ホロライブラバーズ トロフィー『悪意は善意に』獲得ルート (EVOL2019)
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ホロライブラバーズ〜maskd riders mod ver.2021のご紹介〜(1月4日更新)


今回は仮面ライダーMODの設定についてご説明するぞ!

もし、ホロラバで仮面ライダーMODを導入してプレイしたいって方はご参考がてらどうぞ。あ、疑問に思ったことや質問があれば答えますので、どうぞコメントにて質問してください。


ホロライブラバーズに仮面ライダーの変身ベルト、武器、アイテム、スキルなどの仮面ライダー関連のものを導入したり、様々なコンテンツを追加するMOD。種族なども大幅に追加されている。

なお、ライダーmodはノーマル版と違う所があるのでノーマル版をプレイしたことがあるニキ達はライダーmodの変更点についてチェックすることを推奨します。

 

《ゲームの始め方について》

・最初に『種族』『容姿』『名前』を設定。(もちろんランダムで決めることも可。) 

 

・種族については、『人族』『魔族』『獣人』『エルフ』『機人』の中から選ぶことができる。(聖騎士は仮面ライダーMODでは種族ではなく人族の職業として選択可能である)

また、ライダーMODの特徴として、一番適しているのは『人族』である。しかし、変身するライダーによって例外は存在する。(エボルなどの人外系ライダーはそれに該当する)

 

・初期スキルは3つランダムで決まる。

3つの中の一つは必ず仮面ライダーに変身することができるスキルを入手可能。変身できるライダーは現在仮面ライダー一号〜仮面ライダーリバイスに登場する全ライダー。

(ごく稀だが、仮面ライダーのスキルが複数出ることもある)

別のMODを入れることによってスキルは選んで取ることは可能である。

 

・家族構成・ホロメンとの関係性の設定については初回限定製作者様のご好意によって完全ランダムとなっている。

 

《種族について》

種族は、大幅に追加されており、中には『アンデッド』や『オルフェノク』などの仮面ライダーで登場する種族なども存在する。

関連するイベントをクリアすると、仮面ライダーに登場する種族は解放され、次回のプレイから選択可能となる。ただし、解放イベントの難易度は高め。

 

《覚醒スキルについて》

仮面ライダーMODによって追加されたスキル。主人公及びホロライブのメンバーの身体的及び精神的な成長を遂げた際に獲得するスキル。覚醒スキルは全て仮面ライダー関連のことであり、能力も元となったライダーと似た能力となる。中には、仮面ライダーそのものに変身する覚醒スキルも存在し、ホロライブのメンバー達が仮面ライダーに変身することがある。

 

【例】

百鬼あやめ

『百鬼夜行』→『burning My Soul』

 

《ペットについて》

恒常プレイにもあったペット機能に新たな機能を追加。ペットの機能に『親愛度』という機能が追加され、親愛度が上がるたびに様々な恩恵を受けることができる。

例を挙げれば、戦闘時のサポートの性能のアップ。戦闘時のコンボ技の確率アップ。ホロメンとの好感度上昇などのゲームを進める上で有利となる恩恵が得られる。

 

《バトルロワイヤルについて》

ノーマル版とは異なり、バトルロワイヤルは学期ごとに一回となっている。(学期とは4月〜7月を一学期、8月〜12月をニ学期、1月〜3月を3学期とする)年に3回開催されるバトルロワイヤルだが、学期ごとに形式が変わる。

 

1学期は学年ごとに分けられ開催

理由としては、3年と1年の戦闘経験の差が大きいせいで、優勝者はいつも3年となるのを防ぐ+新入生のやる気を削ぐのを避けるため。

 

2学期は学年ごとに分けられトーナメント制となる。そして、それぞれの学年の優勝者が最後に戦い、真の優勝者を決める。

 

3学期は全学年が同じフィールドでバトルロワイヤルを行う。

なお、この一年である程度強くなっておかないと上級生とまともに戦えない。トロフィー獲得の条件が『バトルロワイヤル全優勝』のものだと、ここでつまづく人が多い。




ホロラバの続きは近々出す予定です。
長らくお待たせした読者の皆様方、もう少しだけお待ちくだされ。

あと、もしかしたら、ホロラバではないホロライブの小説を投稿するかもしれません。


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第一章 ホロライブ学園入学
Part.01 申し上げます!キャラクリのお時間です!


マジのマジで初投稿です


さぁ、ホロライブラバーズの実況を始めようか?

 

 はい、どうもぉ。初めての方は初めまして。

 この度ゲーム実況者となりました『EVOL2019』です。自分のことは動画で語る予定はないから、概要欄に載せるよー。見てねー。(なお、概要欄は存在しない)

 

 記念すべき第一回目でプレイしていくのは最近流行りのゲーム『ホロライブラバーズ』だよぉ!!

 ゲーム内容はホロライブのメンバーたちとイチャコラしたり、バトロワで戦ったりしてゲームに用意された無数に存在するトロフィーの一つを達成していく感じの学園物恋愛ゲーム!!

 ハーレムを目指すも良し、推し1人とイチャコラするのも良し、ヒロインを病ませるのも良しの自由度が高くクオリティも神ィ!なゲームとなっています。

 気になる方は是非購入してプレイすることをオススメするぞ!

 ちなみに俺がプレイしようと思ったのは、最近先駆者たちの動画にどハマり+ホロライブ沼に沼りだしたのと、とあるMODを見つけたので今回プレイすることにしたぞ。

 

 で、その面白そうなMODというのは『masked riders mod』です!!つまり、仮面ライダーのMODと言うわけですよ!お兄さんお姉さん方!

 このMODの内容はみなさんのお察しの通り、主人公や、ホロメンに、仮面ライダー特有のスキルが追加されたり、仮面ライダーに変身できたり、武器を使えたりと、仮面ライダー要素てんこ盛りという仮面ライダー大好き人間である俺にとってありがたーいものである。

 この製作者様には敬意を表さなければ。(敬礼)

 さ、ここで時間を使うのはよくないですからね。では、早速!!

 

 

 

 キャラクリへGO!

 

 

 

 ホロライブラバーズの世界観は、エルフや獣人、魔族、その他もろもろの種族が現代社会で生活してる感じのファンタジーな世界観!

 一度なら行ってみたいものです。あ、でも、登場するとしても村人Aらへんがいいですね。痛いのは嫌なので。

 

 では、まず最初に種族を決めましょうか。

 このライダーMODによって種族は大幅に追加されましたからかなり悩みますが、今回は初プレイとのことなので、育成しやすい(と勝手に投稿者が思っている)種族である『人族』にしましょう。

 通常のプレイであれば、『人族』はあまり強くない種族なんですが、この仮面ライダーMODがあれば変身するライダーにもよりますが人族の方が圧倒的にいいんです。 

 人族は他の種族に比べ『何もない』のが特徴的な種族。それはつまり、育て方次第で何にでもなれるということなのです!!(ドヤァ)

 なお、投稿者の勝手な見解です。

 

 お次は名前決めです。

 ランダムで選ぶのもいいんですが、折角ですし俺が他のゲームでよく使う『赤月幽真(あかつき ゆうま)』にしましょうか。

 え?どういう意味かって?特に意味はありません!!強いて言うなら、適当に考えてたらいい感じになったから!!以上!!

 

 ささ、みなさんお待ちかねスキルガチャと行きましょうかね。

 ここで、変身できるライダーが決まりますから、かなり重要ですよ。

 今のうちに神様にお祈りしておかなければ・・・・記念すべき第1回目の実況がハードモードは嫌ですから。

 ちなみに今回のプレイは『オーディション』よりかは優しい『ハードモード』でプレイするぞ。そこはオーディションでやれよって?

 初めて恋愛育成ゲームをやる投稿者があの鬼畜難易度を攻略できるわけないやろがい!!

 え?初見でやってる人もいる?俺には一生できないですね。

 

 おっと、そんなこと言ってたらガチャ画面に移行しましたね。慎重に回さなければ。確か開発者のブログじゃ・・・昭和から令和の全てのライダーからと書かれてますね。

 ・・・・・・あれ?推しライダーが来る確率ほぼ皆無では?

 ま、まぁ、とりあえず回しましょうか。

 

『俊敏』

 

 おぉ、これは殆どの先駆者たちが手に入れているスピードを上げてくれる俊敏くんじゃぁないか!これは当たり枠!!

 残りのスキル構成によっては、攻略が楽になるぞぉ!!

 

『剛腕』

 

 えーっと、これは文字通りパワーをあげるスキルですかね?パワーが上がることはいいことです。

 パワーイズジャスティスとどこかの誰かさんが言っていた気もしますし、ホログラのわためぇも言ってましたからね。

 『この世は弱肉強食食うか食われるかなんだよっ!』っと。

 いや、まぁ、あの後、ミオちゃんとフブキングにガブガブされてましたけど。

 ホログラは意味不明だが面白い。これは不変の真理なのだ。

 

『悪意』

 

 ・・・・・what?

 おっといけないいけない投稿者の中に眠る第二の人格のアメリカ人が出てきました(厨二病)。 

 仕方ないでしょう?最後に出てきたのがこれなんですから、誰だってこうなりますよ。うん、仕方ない仕方ない。

 にしても、あくい?あくいってあの悪意?

 人間の心の中に存在するあれですか?

 上二つが元々あった恒常スキルだとしたら、この悪意というスキルはMODによって追加されたスキル。

 つまり仮面ライダー関連ということになりますが……

 悪意の仮面ライダーっていうと、俺が知っている限りだと・・・・

『アークゼロ』『アークワン』『アークスコーピオン』『エデン』『ゼロワンヘルライジングホッパー』になります。

 どのライダーのことでしょうか?というか、俺の引きえぐない?

 初回からこれ?

 絶対ホロメンとの好感度が上がりにくい奴やん。後で泣きを見る奴やん。

 というか、スキル説明が

 

スキル『悪意』

人間の誰しもが持つ負の感情。悪意は時に動くための動力源となる。負の感情に対して敏感になる

ゼロワンの武器を召喚し扱う。(レベルを上げることで使用できる武器が増える)

 

 意味深すぎて怖いんじゃが!?

 なんだよ!?『悪意は時に動くための動力源となる』って!?絶対主人公のトラウマとかえぐい奴やんけ!!

 スキル『悪意』って絶対主人公が持ってはいけないスキルだよ。これ・・・(困惑)

 あ、でも、ゼロワンの武器が召喚できるのはありがたいですね。

 わざわざ武器調達とかで悩む必要がなさそうです。

 金銭面が少しだけ楽になりますよ。

 武器の代金分何かしらのアイテムを買うことができますね。

 何を買おうかな。先駆者たちみたいに闇市とかでお香とか、お守り買うのもいいですよね。

 武器代のお金の使い道は後で決めましょうかね。

 

 さ、次は幽真くんのホロメンの関係性及び家族構成を作りましょうかね。

 動画取る前にあらかじめ決めておきましたから、サクサクっと終わらせちゃいましょう。まずは家族構成ですが、ホロメンを入れる予定はないのでね。

 普通に両親だけにしま・・・・えぇ、ここで緊急事態発生です。

 なんと、このライダーMOD。

 

『初回は家族構成・ホロメンとの関係はランダム』

 

 と、出てきました。はっはっはっは・・・・・

 ふざけるなぁ!?俺がラバーズを始めたいと欲求を我慢しながら構成を考えていた数時間を返せぇ!!?

 ミオちゃん幼馴染みにできないやんけ!!

 こんなのってあんまりだぁぁぁぁ!!!!(号泣)

 

 ・・・・大泣きして気分を落ち着かせました。

 では、キャラクリは終わったから今宵はここまで。

 お話の続きはまた次回。

 



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Part.02 レッツマッスゥ!!

(早速感想をもらえてさらには応援してくれてて嬉しかったので)初投稿です


 前回は『悪意のライダー』が誰になるのかで騒いで終わりました。

 どうも、EVOL2019です。

 それでは、先駆者たちを見た視聴者もお分かりクソ長OPをBGMに説明します。

 この配信ではまったりとハッピーエンドを迎えるように頑張っていこうと思います。

 まぁ・・・変身できるライダーのせいで難易度がぐっと上がってしまったんですけどね。くそがよぉ!!

 

 あ、OP終わってる。それじゃ、頑張ってハッピーエンドを迎えますか!!できるわかんねぇけど!!

 

>ここは何処だろう。

 

 おっと、最初からヤバげな雰囲気?

 

>辺りは真っ暗で何も見えない。

 

>『どうする?』

 

▶︎辺りを探る

 誰かいないか確認する

 

 まぁ、こんなとこに人がいるとは思えないし、探ってみようかな。

 

>辺りを探ってみたが、虚空を掴むだけだった

 

>『どうする?』

 

▶︎誰かいないか確認する

 

 ありゃ、さっきのハズレ選択肢だったのか?最終的にこっち選ばせるなら選択肢だすなよ!?

 

>『おーい!!誰かいないかぁ!!』

 

>声を張り上げて人がいないか確認した

 

>反応はない。誰もいないようだ。

 

 こっちもハズレ選択肢なんかい!?なんだよ、初っ端から積みか!?

 

>『どうする?』

 

▶︎

 

・・・・?選択肢ないのに矢印が出てる。まぁ、とりあえず押してみるか

 

▶︎ 謔ェ諢

 

 あれぇ・・・?文字化けでてるぞぉ・・・・

 

>突如頭が何者かに殴られたかのように痛くなる

 

>頭を押さえた。だが、痛みは止まらないどころか増していくばかりだ

 

『きゃは』

 

『キャハハハハハハハハハハハ!!!』

 

>甲高く気味の悪い笑い声が無音だったこの空間に響き渡る。それと同時に『悪意』『恐怖』などの負の感情を表す文字たちがこの空間を埋め尽くした。そんな中俺はうっすら、目を開けた

 

>その先には白き亡霊が見えた

 

 はい、確定。アークワンですね。

 白い亡霊なんて表現『悪意系仮面ライダー』の中でたった1人しかいません。

 ちなみに『アークワン』とは簡単に説明しますと、ゼロワン本編で秘書『イズ』を滅に破壊されたことにより悪意に染まってしまった主人公『飛電アルト』が変身した仮面ライダー。

 それが『アークワン』です。

 さらに短く言えば『滅絶対殺すマン』ですね。

 でも、良かったです。

 まだ、『悪意系仮面ライダー』の中じゃ"まだ"マシなライダーですから大変助かりました。

 もし、『ゼロワンヘルライジングホッパー』なんで引いてしまったら最後、このデータは即刻で消します。

 初心者がプレイしていいような難易度じゃないですからね。絶対。

 ・・・・と言うかこれ恋愛ゲームだよね?なんでホラゲーとかしてるんだよ!!?最後に至っては不気味すぎて怖いわ!!

 

>バッ!!

 

>起き上がる。あの夢のせいなのか寝汗でぐっしょりだ。風呂でシャワーを浴びよう。

 

>あれは・・・・間違いなく・・・いや、今は考えない方がよさそうだ。

 

>シャワーを浴びて、さっぱりした。朝食を取ろうか。

 

>テキパキと料理を行い、数分後には机の上には料理が一通りできた。メニューは白ごはんに、カリッと焼いたベーコンと半熟の目玉焼き、そして、日本人の朝食には欠かせない味噌汁。(具はワカメと豆腐)

 

>『いただきます』

 

 幽真くん手際よすぎぃ!!

 これでスキル『料理上手』持ってないとか不思議なくらいですね。

 多分と言うか絶対その内『料理上手』は手に入りますね。

 ありがたい限りです。

 

>今日から学園入学までの一ヶ月間休みとなる。今日は何しよう

 

>『何をする?』

 

▶︎鍛錬を積む

 料理する

 街の探索をする

 休む

 

 まぁ、これはとりあえず鍛錬一択ですね。

 街の探索してホロメンと知り合うのもいいがとりあえずレッツマッスゥ!!

 己を鍛え続ければ未来は明るいとばっちゃんは言ってた気がする!!

 ホロメンと会いにいくのは次回にするよ!

 ホロメンを見たかった視聴者さんすまねぇが今回は幽真くんのトレーニング風景でも見ててくれ!!

 

>学園で行われるバトルロワイヤルのために鍛錬を積むことにした。とりあえず腕立て100回。スクワット100回。腹筋100回。背筋100回を三セットおこなった。その後、反復横跳びを自身の身体測定がてら行った。記録は30秒で90回だった。人族では十分なほどだが、強者揃いのホロライブ学園ではまだまだ足りないだろう。頑張って鍛えなければ。

 

>身体中の筋肉が喜んでる気がした

 

>≪スキル『瞬発』を獲得した≫

 

 幽真くん身体能力えぐない?

 え?30秒で90?それ常人離れしてるよ。

 そして、新しいスキルを獲得しましたね。

 説明を見なくても分かるくらい分かりやすいです。そのまま名前の通り瞬発力を上げるスキルですね。

 俊敏と合わせれば回避率がグッと上がるかと思われます。

 力が強くて素早いとかチートでは? 

 あ、でも、よく見たら剛腕のせいで俊敏の方にマイナスついてる。そこはちゃんと調整されてるのかぁ・・・

 流石にそこまで上手い話はないですよね。知ってました。はい。

 で、しばらくは先駆者様達の動画を見た人なら分かるでしょうけど鍛える→食事→鍛える→睡眠→最初に戻るの同じことの繰り返しなので・・・

 

 キングクリムゾン!!時間を消し飛ばし!結果だけを残す!!

 

 さて、結果を報告すると、スキルを2つほど入手しましたね。

 皆様お馴染みで、こいつがなくてはヒロインは簡単には落とせねぇってくらい結構便利なスキルの『料理上手』くん、防御力をぐんと上げるだけの『頑丈』ですね。

 あとは基礎ステータスが上がりました。うまうまです。ウッマーウッマーウマウマ

 

>今日は雨だ。あまり外に出るのは得策ではなさそうだ。

 

>『どうしようか?』

 

▶︎家の中で筋トレ

 本を読む

 休む

 

 ここは本を読んでみましょうか。

 稀にスキル獲得したりしてくれますからね。

 それに、身体を鍛えてばかりいると常人離れした幽真くんと言えど、身体を壊してしまいます。

 適度に休憩も挟むのもトレーニングです。

 ウ◯娘だって、休憩挟まないとトレーニングで失敗しますからね。

 ちゃんと休ませましょう。

 

>父の書斎に訪れた。壁一面に本が置いてある。魔導書、体術の教本、雑学の本、心理学の本、漫画本など色々な分野の本があって何を読もうか悩みそうだ。

 

>『何を読もうか?』

 

▶︎魔導書

 武術の基礎本

 雑学の本

 心理学の本

 アルバム

 漫画本

 

 およ?このアルバムって選択肢。

 もしかしなくても幽真くんの過去についてしれそうですね。

 序盤のうちに幽真くんの過去が知ることができれば今後の攻略に活かせますからね。読みましょう。

 

>アルバムを開いた。中には自分と両親の写真が飾られて、写真一枚一枚にメッセージと写真の日付、場所などが丁寧に書いてある。

 

 ちょい待ち。

 このアルバムの最初のページの写真についているメッセージがなかなか衝撃的ですね・・・・『幽真を赤月家で養子として引き取ることになった。これ以上不幸にさせないように、私たちが精一杯愛情を込めて育てよう』

 幽真くん、養子なんですね。ふむ、これは闇が深そうです。

 

>このアルバムを見てると2人がいた時を思い出して、涙が流れてきた。近いうちにお墓参りに行こう。2人が好きだった花を持って・・・・

 

 すぅ・・・・これは両親亡くなってますね。

 養子でしかも、育ての親は他界。

 普通の人なら味合わうことがない人生歩んでますね。幽真くん。これだけの過去を持ってるならそれなりにトラウマとかでデバフ貰いそうなんですけどね。

 今のところはないので、様子見です。

 

 幽真くんの家庭事情を見れたところで今宵はここまで。

 また次回にお会いしましょう



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Part.03 狼少女ここにあり

(TENSEI2さんからアドバイスをもらって書いたので)初投稿です


 はい、皆さんどうも〜前回は常人離れした幽真くんを鍛えたあと、幽真くんの父親の書斎でアルバムを読んで家庭事情を知りました。

 養子で親は他界。

 かなり訳ありな過去を持ち合わせた幽真くん。

 これから、どのような道を歩むのか気になって夜しか眠れません!!

 では、続きをご覧ください!

 

>小鳥の囀りで目が覚めた。気持ちのいい朝だ。

 今日は出かけたらいいことがありそうだ。

 

>『何をする?』

 

▶︎出かける

 鍛える

 休む

 

 むむ!!これは、さっきのログの感じ何かしらおきますね!!

 ホロメンとの遭遇率アップだと今回は嬉しいんですがね。

 そう、うまくは行かないのが、ホロライブラバーズ。

 では、そろそろホロメンに会いたいですし、ここでお出かけを選択しましょう!

 

>寝間着から私服に着替える。箪笥の中には似たような色の服しかないが、そろそろ別の色も買った方がいいだろうか?それはまた今度にしよう。俺は鞄を持って外に出かけた。

 

>特に行き場所は決まってないが、どこに行こう?

 

>『何処に行く?』

 

▶︎商店街

 ゲームセンター

 町外れの森

 隣町

 

 えっと、ここで会えるホロメンが決まるんだっけ?

 確か、ラバーズ開発者ブログの通りなら隣町は多分ホロメン全員の中からランダム。

 商店街も多分隣町と同じかな?

 ゲーセンがゲーマーズの中からランダム。

 町外れの森って誰がいるんだよ。

 ホロライブファンタジー系の子たちですかね?ノエルとか、フレア、ぺこらら辺の。

 まぁ、とりあえず、ゲーマーズの元へと行きましょうかね!!

 ミオちゃんが来てくれたら万々歳ですよ!

 

>ゲームセンターについた。ゲームセンターは学校帰りの学生たちで賑わっているようだった

 

>『何のゲームをしようか?』

 

▶︎シューティングゲーム

 レースゲーム

 カードゲーム

 ガンバライジング

 

 ・・・・・・ダディバナザン!!ナゼェこのゲーセンにガンバライジングがおいてあるんディスカ!?

 い、いや、落ち着け、これは仮面ライダーのMODだ。あっても不自然ではない。

 よし・・・ガンバライジングやるか。

 ホロメンに会えるかは知りませんが。

 

>ガンバライジングで遊ぶことにした

 

>何年ぶりにやるのだろうか、俺がやっていた時は『ガンバライド』だったがかなり久しぶりだ。よく遊んでいたあの子が引っ越してから自然と手をつけなくなった。

 

 ん?これは幽真くんの過去に関するフラグかな?

 あの子・・・つまりメインヒロインかな?

 ゲーム関係のメインヒロインですからワンチャンゲーマーズの中から?

 そうなると、ミオちゃんがメインヒロインの確率がぐーんっと上がりますねぇ!!これは嬉しい誤算ですよ!!

 

>100円硬貨を3枚使ってカードを3枚買い、プレイを始めた。やたらキラキラ光っているから、結構レアモノのカードだろうか?

 

 いや、幽真くん引き強スギィ!!

 何で最初からレジェンドレアのアークワン当ててんですかねぇ!?俺も欲しかったよそれ!クソォ!!

 他2枚も何だよ!?電王の期間限定スペシャルカードかよ!?しかもモモタロスとリュウタロス!!俺が全然当たらなかったのによ!!

 

>やはり久し振りにやったためか操作がうろ覚えだった。

 

>何とか敵を撃破し、俺は席を立った。

 

 おっとぉ、もしかしてホロメンの出会い系イベントはないパターンかい?いやまぁ、これは完全に選択ミス。だが、後悔してない。

 それに、ミオちゃんがメインヒロインになる確率が上がったかもしれないと言う情報があっただけでもかなり大収穫ですよ!

 

>ゲームセンターを後にしようとしたがふと目線を感じる。殺意の目線とかではないが、むず痒い。

 

 何かしらのイベント来たぞぉぉぉぉ!!

 これは出会い系ですか!出会い系だよね!出会い系であって!!(懇願)

 

>ゲームセンターの中を見回すと、ふと、奥のカードゲームエリアで黒髪で赤いメッシュの入ったケモ耳の女の子と目が合った。

 

>何故か彼女はこちらを凝視している。俺は彼女に何かしただろうか?・・・・考えた限り俺は彼女には近づいてすらいない。だから、そんな注目されるようなことはないはずだが・・・

 

 勝ち確!これは間違いなくミオちゃんだ!ミオママだ!!うぉぉぉぉぉぉぉ!!

 MODの仕様のせいで家族構成とかランダムになちゃったけどミオママだぁぁぁぁぁ!!やはり天は俺に味方してくれている!!

 

>その少女は急にガタッと立ち上がる。こちらに走ってくる。そして・・・・

 

「はぁ・・・はぁ・・・」

 

>その少女は息を整えると、ガシッと肩を掴んできた

 

「君・・・・名前は!」

 

>『どうする?』

 

▶︎『名前を名乗る時はまず自分からでは?』

 『ゆ、幽真。赤月幽真』

 『それがし、他人に名を教えるほど大層なものは持ち合わせておりませぬ』

 

 2個目以外が論外なのですが?1個目は何様のつもりだよ!3個目に至っては誰だよ!?

 まともな選択肢ないのか!?このゲーム!!

 

>『ゆ、幽真。赤月幽真』

 

「やっぱり、幽真だ・・・ウチのこと覚えてない?」

 

>知り合いにこんな子いただろうか。

 

 

『君仮面ライダーが好きなの?うちにも教えて?』

 

『あっちに見晴らしのいい丘があるんだよ!行こうよ!』

 

『うー・・・ウチだって幽真と遊びたい』

 

 

>頭の中に黒髪ケモ耳少女と過ごした子供時代が思い浮かんだ。あの子は確か小さい頃家の都合で隣町に引っ越して行ったけな。すごく懐かしい。確かあの子の名前は・・・・

 

>『み、ミオ?』

 

「そうだよ!覚えてくれてたんだ!良かったぁ・・・・」

 

>まさかこんなところでミオと会うとは、これは予想外だった。

 

 ラブコメ展開のやつですね、ここからは全力でミオちゃんを落とします。

 覚悟はいいか。俺はできている。

 

>その後ミオと、積もりに積もった話をするため喫茶店に寄った。

 

>『にしても、ミオどうしたんだ?確か小学生の頃隣街に引っ越したんじゃ?』

 

「あー・・・それはね。ウチ、ここに通うんだ」

 

>そう言ってミオはスマホの画面をこちらに見せる。その画面に映っていたのは『ホロライブ学園のホームページ』。俺が今年の春入学予定の高校だった。

 

 やはりミオちゃんもホロライブ学園ですか。

 まぁこれはノーマル版でもそうだから、当たり前ですね。

 逆にホロライブ学園の生徒以外の役割でホロメンは出てくるんでしょうか?

 先駆者さんたちのところも大体ホロメンは生徒でしたし。

 

>『ミオもホロライブ学園に?』

 

「え?も、もしかして、幽真も?」

 

>『ああ。今年から入学。』

 

>そういうと、ミオはパーっと顔を明るくする

 

「よ、良かったぁ・・・顔見知りがいて。幽真がいるならとにかく大丈夫だね・・・」

 

>『そうだな。俺もミオが同級生だと考えたら気が楽になったよ』

「幽真はこの近くに住んでるの?」

 

>『そうだよ。今日は暇だったから久しぶりにゲームセンターによったんだ。そしたら、ミオに声をかけられってわけ」

 

「じゃあ、幽真にここの付近案内お願いしてもいいかな?久しぶりにこっちに来たからさ、結構街並みが変わってて困ってたんだ」

 

>『うん、いいよ。暇だし、それにミオとまだしゃべってたいし』

 

「ありがとう!」

 

>そして、ミオと町内をぶらついた後、駅で別れた

>≪大神ミオと再開した≫

>≪ミオとの仲が深まった気がする≫

 

 メインヒロインと会合をしましたぜい!

 さて、次はミオちゃんとのイベントを回収しながら幽真くんの育成ですね。

 

10日目

>いつも通り体を鍛えることにした。

>≪筋力が上がった≫

 

11日目

>料理を作ることにした。冷蔵庫の中にはちょうどハンバーグの材料があった。

>お手軽ハンバーグができた。おいしかった

>≪スキル『料理上手』のスキルレベルが上がった≫

 

12日目

>いつもと違うメニューで体を鍛えてみた

>新鮮味が出て、何時間も取り組んだ

>≪体力が上がった≫

 

13日目 

>雨が降って、トレーニングをする気が起きなかった

>一日中ゲームして過ごした。体をリフレッシュすることができた。

 

14日目

>街を探索することにした

>誰とも会わず帰宅した

 

15日目 

>特にやることがなかったから公園全力ダッシュをしてみた。

>≪スキル『俊敏』のスキルレベルが上がった≫

 

 んーー・・・5日間やったけど、イベント何にも起きねぇ・・・まぁ、後半分あるし大丈夫か

 

 

 

・ ・ ・

 

 

 

 そう思ってた時期が私にもありました。

 あれからさらに五日間やったけど何のイベントもスキルも発生しねぇ!?

 ステータスが上がるくらいしかないってどういうことですか!?ミオちゃんとのイチャラブはまだなんですか!!

 

21日目

>目が覚めて起き上がった。

 

>スマホにLINEの通知が鳴った

 

 おっと、これは待ち焦がれたイベントじゃまいか!!ミオちゃんからだよね!絶対!!

 

>ミオからのLINEだ

 

>『どうする?』

 

▶︎見る

 見ない

 

 見る一択でしょうがァァァ!!

 

《今日、もし良かったら一緒に学園に必要なもの買わない?》

 

 デート(?)のお誘いきたぁぁぁぁ!!!!

 返事はもちろんYES!幽真くん筋トレ以外やることないからね!

 幽真くんの友達俺が把握している限りだとミオちゃんしかしないし、幽真くんのスマホを確認した時、LINEミオちゃんしか持ってなかったですしね!!

 

>その後LINEで話し合って10時に駅前で、と言うことになった。

 

>ご飯を食べて支度をした。

 

>今日はどれを着るべきだろうか?

 

▶︎タキシード

 袴

 黒のジーパンに白いTシャツのカジュアルスタイル

 ピエロ

 

 まともなの一個しかねぇ!?

 タキシードと袴はデートに着る物ではない!!断じて!!

 てか、ピエロって何だよ!?幽真くんなんでこんな物持ってんですか!?

 

▶︎ピエロ

 説明

 亡き父が誕生会の時いつも着ていたパーティー衣装。少し埃をかぶっていたがまだ着れそうだ

 

 説明が重い!?そりゃ、持ってるわ!仕方ないね!!

 でも、デートの時に着る物ではないんだよ!!

 だから、ここは、カジュアルスタイルでいきましょうかね!普通が一番!!

 

>いつものスタイルで行くことにした。

 

>時刻は9時だ。駅前までは徒歩では少し時間がかかる。もう出るとしよう。

 

 区切りいいし、今宵はここまで。

 次回ミオちゃんとデート!乞うご期待!



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Part.04 デートという名の武器調達

(クリアファイルが手に入って嬉しかったので)初投稿です


 さぁ、やってまいりました。ミオちゃんとのデート回!!

 もうね、動画始める前からウキウキワクワクしてますよ。

 ミオちゃんのあんな顔がこんな顔が見られるとなるといてもたってもいられない!!

 さぁて、今までの分がっつり好感度を上げるぞぉ!!

 

>駅に着いた。周りを見渡して見るとミオはまだ着いていないようだった。

 

>時間は9時40分だ。少し早く着いてしまったようだ。ミオを待つとしよう。

 

>近くのベンチに腰をかけようとすると、駅から出てくるミオの姿が見えた。

 

>ベストタイミングのようだった。ミオは辺りをキョロキョロして俺を探しているようで、こちらを向いた時、駆け寄ってきた。

 

「待ったかな?幽真」

 

>『いや、今来たばかりだよ』

 

「それなら良かった・・・・それで・・・どうかな?おめかししてみたんだけど」

 

>『なんて言おう?』

 

▶︎似合ってるよ。可愛い

 ミオのかわいさを十分に引き出してる。特に・・・以下略

 ぐっ!(無言のナイス)

 

 まともな選択肢だぁ・・・前が酷すぎたんだぁ。

 デートアライブの選択肢レベルで酷かったですからね。

 いや、まぁ、ドン引きレベルのやつはまだ出てきてないですからいいんですけど。

 これは、選ぶなら最初のやつかなぁ。

 こんな時は直球に短い言葉で褒めるに限る!

 

>『似合ってるよ。可愛い』

 

「かわっ・・・・う、うん・・・ありがとう」

 

>感想を聞かれたから言っただけなのにミオは顔を赤くしてしまった。体調でも悪いのだろうか?

 

 分かってたけど君鈍感すぎやしないだろうか。

 スキル『鈍感』でも持ってるんですかねぇ・・・

 というか、顔赤くしたミオちゃん可愛いかよ。

 

>『今から何処行く?文房具店?本屋?それとも武器屋?』

 

「今日はうちの武器を新調したいなって思って。」

 

>『武器か。ミオは何を使うんだ?』

 

「うちは、片手剣かな。幽真は?」

 

>『俺は、基本何でも使うかな。状況において使い分ける感じで』

 

「そうなんだ。じゃあ、得意武器は?全部扱えたとしても得意不得意はあるんじゃない?」

 

>『得意な武器はミオと同じで片手剣かな、不得意はメイスとかパワー型だね。』

 

「ウチと一緒かぁ・・・ちょっと嬉しいな」

 

 ふへぇ、幽真くん。メイスとかのパワー系が苦手なのか。

 これは今後の攻略のヒントになりそうですから、紙にメモしておきましょう。

 幽真くん、遠距離とかも適正はあるんでしょうか?あるなら、結構ありがたいのですが。

 というか全部扱えるようにして最適解を出すとか、AIやん。

 マジでアークやん。ガチのアークの仮面ライダーやん。

 

>その後ミオが調べた近くの武器屋を見て回った

 

>『これは軽くて振りやすいな。リーチも長いし結構使えそうだ』

 

「こっちのはしなりがいいね。攻撃を受け流す時とか反動少なくなりそう」

 

>『こんだけあると、どれがいいか迷うな。ミオはどんなのが良いか決めてはいるのか?』

 

「うちは、スピードに身を任して攻撃するタイプだから軽くて切れ味のいいやつがいいかな」

 

>『そっか・・・・なら、これとかどうだ?結構軽いぞ?』

 

>そう言って俺は持っていた赤い紅葉が模様としてデザインされた黒い片手剣を渡した。

 

「軽さ的には・・・うん。ちょうどいいかな。あとは切れ味だけど」

 

「剣を試したいなら裏口から出たら試し切りする場所があるから使いなさい」

 

>『うおっ!?』

 

>急に声をかけられびっくりして後ろを見ると、この店の店主らしきお婆さんが立っていた。

 

「人を見るなり驚くとは、最近の若者は礼儀がなってないねぇ・・・」

 

>『いや、お婆さんが急に声をかけてきたから』

 

「まぁ、いいさ。ほら、そこのお嬢ちゃん。早く切れ味を試しておいで。」

 

「あ、はい!!」

 

>そう言ってミオは裏口の方へと向かった。

 

「彼女さんかい?」

 

>『いや、幼馴染みですよ。小さい頃引っ越してつい最近再会したんですよ』

 

「そうなのかい?」

 

>『そうなんですよ』

 

「へー・・・・初々しいねぇ」

 

>『?』

 

>その後お婆さんと他愛のない話をした。

 

>何回かミオについて聞かれたが、何故なんだろうか?そして、それを聞いているときのおばあさんの顔も何処か微笑ましそうに笑っていた。

 

>そして、数分もしない内にミオは裏口から満足そうな顔で帰ってきた。どうやら、お気に召す使い心地だったらしい。

 

「これにするよ、物凄く扱いやすかったし」

 

>『なら、次は会計だな』

 

「うん。そうだね・・・幽真は買わなくてもいいの?」

 

>『俺は前から使ってる奴が手に馴染んでるし、手入れとか修理に金かけててなかなか手放せないんだよな』

 

「あー、それめっちゃ分かるよ。うちも今日新しいの買うの結構渋ったから」

 

>『似た物同士だな。』

 

「ふふ、そうだね。幼馴染みだからじゃないかな?」

 

>『そうかもしれないな』

 

「それじゃ、お会計してくるね」

 

>ミオはそう言ってレジへと向かった。

 

>その後は街を食べ歩きして夕方に別れた。

 

>≪ミオとの仲がぐんと良くなった気がする≫

 

ミオちゃんとの好感度が爆上がりだぜぇい!!

キリがいいので!今宵はここまで!!

次回も乞うご期待!!




デート回ってむずいですね。あまり長くかけませんでした。
というか、今更ですけどミオちゃんの喋り方これで合ってますかね?


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Part.05 出会いとは突然

(ホロライブのスタンプを買ったので)初投稿です


 さて、前回はミオちゃんと幽真くんとの初々しい武器屋デート。

 いやぁ、良かったですねぇ。俺もあんな風になりたいものです。

 そんなことは聞きたくないからさっさとゲームに行け?せっかちですねぇ。言われなくてもわかってますって。

 

25日目

 

>目が覚めた。今日は何をしようか。

 

▶︎鍛える

 ぶらつく

 ミオと遊ぶ

 

 おぉ、新しい選択肢が増えてる。

 これでいつでもミオちゃんと幽真くんをいちゃいちゃさせることができると。やったぜ(コロンビア)

 とりあえず、新たなホロメンとも会ってみたいし、ぶらつきましょうかね。誰と会えるかなぁ。

 ミオちゃんときたら、フブキングが来てくれたら嬉しいですねぇ。いや、ここはあえてスバルもいいな・・・いや、お嬢もありか。

 

>ぶらつくことにした。今日は晴れていて絶好の散歩日和だ。

 

 平和だぁ・・・平和ってやっぱりいいねぇ!!(現実から目を逸らし)

 

>さて、ぶらつくのはいいが何処に行こうか

 

▶︎ 森

 海辺

 商店街

 

 何処にしましょうかね。適当に海辺とかにしましょうか。分からんし。

 

>海辺に来た。潮風が吹いたり、波の音が聞こえて心地がいい。

 

>ん?浜辺で誰かが倒れているのを見つけた。

 

>『どうする?』

 

▶︎声をかける

 立ち去る

 

 これは声をかける一択でしょうね。うちの幽真くんは心優しき青年!困っている人は見過ごせないんですよ!!

 

>近づいて、その人物に声をかけた。

 

>近づいて見て分かったことだが、和服を見に纏った少女で頭からツノが生えていた。

 

 あやめちゃんじゃないですか。先駆者たちがホロライブ学園入学時にボス枠だったりするお嬢じゃないですか。

 こんなところでどうしたんだろうか?

 

>とりあえず、声をかける

 

>『大丈夫か?』

 

「う・・・・う・・うん?その声は・・・・人間様か?」

 

>『人間ではあるが・・・大丈夫か?こんなところで何してるんだ?』

 

「出会って、早々申し訳ないが、食料を貰ってもいいだろうか・・・・」

 

>『食料・・・・持ち合わせにこれしかないがいいか?』

 

>そう言って俺は日頃持ち合わせているたい焼きを渡す。

 

 なんで持ってんだ。幽真くん。

 ちょっと、プロフィールを・・・・『好物たい焼きで、いつも鞄の中に入っている。好きすぎて3食たい焼きになることもしばしば。』

 テメェは金色の闇かよ・・・・

>しばらくすると、彼女はたい焼きを食べて元気を取り戻したのか。立ち上がって礼を言ってきた。何かお返しをしようとしてくれたが、俺はそれを断って、ここで倒れていた事情を聞いてみた。

 

>彼女の名前は百鬼あやめ。魔界に住む少女。額から立派な2本のつのが生えているところから見るに、種族は言わずもがな鬼人。

 

>今年の春から、ホロライブ学園入学とのことで周囲の街を探検したところ迷子になって、金の持ち合わせもなく海辺で倒れたらしい。

で、そんなところにたい焼きを持った俺が居合わせたということだ。

 

>『迷子って、余程のことがない限り、この町で迷子になることはないぞ』

 

「トラブルがトラブルを呼んでしまってな。とりあえず助かったぞ!人間様!」

 

>『人間様って呼び方やめにしないか?めちゃくちゃ背中がこそばゆい』

 

「そうか?じゃあ、なんと呼べばよい?」

 

>『幽真で頼む』

 

「じゃあ、幽真だな!」

 

>『それで頼む』

 

 分かるよ。幽真くん。

 女の子に様って呼ばれるとすごい背徳感があるよね。あと、周りの視線が痛くなるし。

 

「そ、そうだ。幽真は今は暇か?」

 

>『あぁ、暇だよ。日中からぶらつくことしかないくらいには』

 

「なら、案内を頼んでも良いか?初めての土地はやっぱり寂しい・・・」

 

>『仕方ないか。困ってる人は放ってはいけないしな。よし、魔界への帰り道を探すついでに街も案内するよ』

 

「ほ、本当か!ありがとう!幽真!」

 

>こうして、あやめに街を案内し、なんとか魔界への帰り道を見つけた。あやめと連絡先を交換し、機会があればまた会おうと言って別れた。

 

>そういえば、俺もホロライブ学園に入学するっていうの忘れてたな。まぁ、いいか。

 

>≪百鬼あやめと知り合った≫

>≪あやめと連絡先を交換した≫

>≪あやめと仲が良くなった気がする≫

 

 まさか二人目のホロメンはお嬢でしたか。可愛いからいいか。

 

>帰宅すると荷物が届いていた中には『ホロライブ学園の制服』が入っていた。来週から新たな生活が幕を開ける。心して望まなければ・・・決意を固めた。

 

 キリがいいから、今宵はここまで!!

 次回入学!!からのバトロワ!!

 戦の幕が上がるゾォ!!




先駆者たちの小説や配信見たりしたけどあやめちゃんの喋り方むずい・・・


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Part.06 学・園・入・学

(バトロワ開始までかけなかったので)初投稿です


 さぁ、入学式は今日!!

 そして、バトルロワイヤルも今日!!つまり!初戦闘がもうすぐじゃぁ!!

 頑張って!優勝まで行くぜぇ!!

 では、どうぞ!

 

>今日から入学式だ。新たな生活に心を躍らせながらホロライブ学園の校門をくぐった。

 

>教室の前には紙が張り出されており、俺の名前は一年B組に書かれていた。席は廊下側の一番前。驚くことに隣はミオだった。

 

 やはり、ミオちゃんメインヒロイン確定では?

 ここまで、来ると確定でしょ。

 え?まだ分からないから決めつけるな?・・・・そうですね。決めつけると後が怖いです。(経験済み)

 

>これは幸先がいいなと、思いながら教室の中に入った。俺が教室に入ると、みんな一斉にこちらをみたがすぐに会話へと戻った。ただ一人を除いては。

 

「なっ!?幽真!!お主もホロライブ学園の生徒なのか!」

 

>そう、あやめだ。あやめも同じクラスだった。

 

 お嬢も同じクラスですか。お嬢がメインヒロインの可能性がありそうですね。

 やはり、初手ランダムの弊害がここにも・・・・。

 おのれ!ディケイドォォォォ!!

 

>『あ、ああ、前言おうとしたけど、忘れててさ』

 

「なんだ、そうだったのか。幽真が入ってきた時余びっくりしたぞ」

 

>『すまんすまん』

 

「そういえば、幽真は知ってるのか?今日バトルロワイヤルがあること? 」

 

>『ああ、知ってるよ。そのために一ヶ月前からしっかり身体鍛えてきたし』

 

「そうか!それなら、幽真と戦うのが楽しみだな!」

 

>『ははは・・・お手柔らかに頼むわ』

 

>俺は分かっている。今目の前にいる少女がとんでもなく強いことを。彼女から発せられる気は、他の人が纏う気とは全く次元が違うものだ。本気でやらなきゃこちらがやられてしまいそうだ。気を引き締めていかないと。

 

「それではな!幽真!今度は戦いの場で会おう!」

 

>『そうだな』

 

>そう言ってあやめは自分の席に座っていった。で、俺は・・・隣で緊張で固まってるミオをどうにかしないとな。

 

 これはお嬢と戦う確率ほぼ100%じゃん。

 前回言っていたように、お嬢はほとんどの先駆者たちが初のバトロワで苦戦するホロメンです。先駆者たちは仲間にしたり、撃破したりしてますが、幽真くんはお嬢と戦うのは避けられないので、撃破ですかねぇ。

 はぁ・・・お嬢と戦うのは辛いなぁ・・・。

 さて、ミオちゃんですが・・・・めちゃくちゃ緊張しとるやんけ。

 まぁ、当たり前ですかね、新しい環境下じゃ誰でもこうなるかぁ

 俺だったら絶対になるどころかそのまま一年中ボッチになる自信があります。ははっ、コミュ障は辛いぜ(泣)

 

(うぅ・・・緊張するなぁ・・・最初の挨拶は肝心だからしっかりしないとぉ・・・)

 

>『・・・これは声かけても反応しないな』

 

>どうしたものかと、ミオを見る。ミオはこの距離でも俺には気付いていない様子だった。どんだけ緊張してるんだ。ふと、ゆらゆら揺れるミオの耳に目が止まる。すると、ある考え(いたずら)が思い浮かぶ。ふむ、これで行くか。

 

(それに、バトルロワイヤルもこの後あるし・・・幽真と戦わないといけないのかぁ・・・)

 

>『よっと』

 

>ミオの耳をムギュッと触る。

 

「みにゃぁぁぁぁぁぁぁ!??」

 

>するとミオはとんでもない声を教室中に響き渡らせる。クラスメイト達が一斉にこちらを見てくるが何事もなかったかのようにバトロワの準備を始める。

 

「だ、誰!?」

 

>『緊張してるな。ミオ』

 

「ゆ、幽真!?やめてよ!?いきなり耳を触るの!?」

 

>『あまりに緊張して固まってるものだから声かけても反応しなさそうだったし、それに前から触ってみたかったから触った』

 

「後者に至っては私欲だよね!?」

 

 おいこら、主人公。

 緊張をほぐすためとはいえ、ミオちゃんの耳を触ったな!いいぞもっとやれ!!(本心)・・・・おっとつい本音が失敬失敬。

 

>『そう怒るなって、現にリラックスしてるだろ?』

 

「うぅー・・・そうだけどぉ・・・」

 

>『後のことは考えるな!今は今のことを考える。それでいいじゃないか』

 

「珍しく幽真がいいこと言ってる」

 

>『珍しくってなんだ!?珍しくって!!』

 

「ははは・・・ありがとう。幽真。気にかけてくれて」

 

>『気にすんなって、幼馴染みだろ?』

 

「そうだね・・・」

 

>そして、バトルロワイヤルが始まるため会場へと向かった。ふと、ある提案が浮かんだため、ミオに声をかける

 

「一緒にチームを?」

 

>『そうそう、どうだ?』

 

「うちはいいけど・・・ルール的には大丈夫なのかな?」

 

>『ルール説明とかないし、大丈夫じゃないか?なんでもやりたい放題やれるみたいな感じだろ』

 

「なら、組みたいかな。一人よりかは安心できるし・・・」

 

>『よし、決まりだな。』

 

>≪大神ミオがパーティーに介入しました≫

>≪大神ミオの専用スキル『狼之牙』が使えるようになりました≫

>≪ミオとの仲が深まった気がする≫

>≪あやめとの仲が深まった気がする≫

 

 とりあえず、ミオちゃんの専用スキルゲット!

 ミオちゃんの専用スキル『狼之牙』は剣を使っている時、切れ味とクリティカル発生率、スピードが上がるかなり良いスキルです。

 キリがいいので、今宵はここまで

 次回はいよいよバトルロワイヤル 開 幕 !!




次回から本当にバトロワに入ります。申し訳ございませぬ。


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Part.07 バトルロワイヤル!いざ出陣!!

(特に何もないけど)初投稿です


 さぁ!さぁ!皆さんお待ちかね!バトロワのお時間!!

 辺りに漂う緊張感が堪りませんねぇ!!今回で幽真くんは初戦闘です!

 初めてだから記憶に残るくらい、いいものにしたい!!なら!幽真くんを優勝させるしかあるまい!!

 いくぜ!いくぜ!!最初から最後までクライマックスだぜぇ!!

 

>教師の持つ魔法の力でフィールドの初期位置に転移される。100人同時転移とかこの学校の先生化け物かよ・・・・

 

>とりあえず、ミオを探して合流することにした。なるべく人と遭遇しないようにしなければ

 

 最初は隠れる一択ですね。

 ここで、無駄にダメージ負いたくないですし、あまり敵に手の内晒すのはしたくない。

 このゲームのすごいところっていうのは、普通にCPUたちが主人公の動きを見て学習するというね。

 これだけで、ゲームの難易度跳ね上がりですよ。 

 このゲームのプログラムどうなってるんだよとつっこみたいくらいです。

 

>やはり隠れても、見つかるようで、少し移動するだけで何人もの生徒が襲いかかってきた。

 

 雑魚戦ですね。軽ーく準備運動がてらひねりましょうかね。

 

>スキル『悪意』を使用して武器を手に取る。

 

 とりあえず!アタッシュカリバーでぶった斬りじゃぁ!!

 どうした!どうした!!この程度かぁ!!この程度で幽真の首を取れると思ったカァ!!

 

>『これで終わりだ』

 

《チャージライズ!》

 

>相手の攻撃をアタッシュケースモードで防ぎ押し返すと、またブレードモードに戻す。

 

《フルチャージ!!》

 

《カバンストラッシュ!!》

 

>足を軸にして全方向に斬撃を放つと生徒たちは吹き飛び、エリア外に出る。すると、彼らは金色の粒子となって消えていった。どうやら、場外又は再起不能と判断された場合、あのように先生たちに回収されるようだ。

 

>辺りから、刀がぶつかり合う音や、銃撃音、爆発音が聞こえてくる。他のところも始まっているみたいだ。この様子だとミオも何処かで戦っているだろう。

 

>『急ごう・・・・・っ!?』

 

>すると、木から小柄な影が降りてくる。この気配は、ついさっきも感じた気配・・・・間違いなく彼女だ。

 

 おっとぉ!?急に誰か来たゾォ!?この感じはもしかしなくても、お嬢じゃな!!

 ミオちゃんと合流してないのにボス戦とかやめてくれぇ!?

 

「騒がしいから来てみれば、やはりお主か!幽真!!」

 

>『あやめか・・・・』

 

>やはり、あやめだった。あやめはすでにこちらとやる気満々だ。

 

「約束通り!余と戦ってくれるな!幽真!」

 

>『・・・・』

 

▶︎戦う

 戦わない

 

 まぁ、これは戦いましょうか・・・ほぼ万全の状態でボス戦だと考えれば大丈夫だな!(諦め)

 

>『分かった。戦おう』

 

「じゃあ・・・・百鬼家長女百鬼あやめ・・・赤月幽真に挑戦を願おう」

 

>『赤月幽真・・・その挑戦受けてたつ』

 

>「『いざ尋常に・・・勝負!!』」

 

 さぁ!始まりました。最初のボス戦!お相手はお嬢!!

 正直勝てるかは分かんないけど、勝ちに行きます。

 それに何処かで戦っているミオちゃんと合流しないとないけませんしね!

 さてその前に、とあるコーナーへ。

 

 

〜教えて!エボルト先生!!〜

 

 よぉ!地球に住むちびっ子諸君!俺はエボルト!見ての通り地球外生命体だぁ!!何?俺たちはちびっ子じゃない?細かいことは気にすんなよ。

 禿げるぞ?それに、俺から見ればお前たちは十分ちびっ子だ。

 おっと、長話は良くねぇな。このコーナーについて説明しないと・・・

 このコーナーはこのエボルトがホロメンについて説明させてもらうぞ。

 なーに、ちゃっちゃっと終わる終わる。俺が月を吸収した時みたいにな。(暗黒微笑)

 

 今回のホロメンはこいつ『百鬼あやめ』だ。

 

 説明としては、百鬼家長女という肩書を持ついわゆるお嬢様ってところだな。そして、強者と戦うことに楽しみを見出す・・・って、お前はグリスかよ。

 使用武器は『大太刀 妖刀刹那羅刹』『太刀 鬼神刀阿修羅』。

 んー、かっちょいいねぇ!俺が考えたブレンドコーヒー『nascitaでなにした』に匹敵するくらいいい名前じゃねぇか!

 新しいブランドにつけてみるのもありだな・・・おっと、失敬失敗。話がずれたな。

 次は専用スキルについてだ。

 

『百鬼夜行』

 自身の持つ武器に火属性を付与する

 

 まぁ、こんなところだな。時間が押してる。それじゃ、ちびっ子諸君Ciao!

 

 

〜fin〜

 

 

 はい、新コーナー担当エボルトくん説明あざます。

 今のは茶番なんだったのかって?いや、ただただ説明するのも地味でしょ?だから、エボルトくんを呼んだわけですよ。

 ホロメン紹介のたびに彼に任せるぞ。

 

 さて、エボルトくんの説明の中で疑問に思ったことがあります。それは、お嬢の『肩書き』についてです。

 確か、お嬢はホロラバでは、『百鬼家次期当主』でしたよね?なのに、今の説明では『百鬼家長女』と言っていました。

 エボルトくんがやらかしたんでしょうか?

 俺は間違ったことはいっていない?まぁ、彼がそういうならそういうことにしましょう。お嬢ストーリーの伏線かもしれませんし。

 

>『重いっ・・・』

 

>彼女の一太刀は先程の生徒たちと違って一撃一撃が重くて速い。まともにやり合ったら劣勢でしか無い。

 

>『なら!!』

 

『アタッシュアロー!』

 

『アローライズ!!』

 

「なっ!?」

 

>咄嗟にアタッシュアローに持ち替え近距離射撃。あやめは驚くもののそれを躱すと距離を離した。

 

「やはり、余の目には狂いはなかった・・・幽真。お主と戦うと心が躍る!!」

 

>『そりゃ・・・どうもっ!!』

 

>何度も矢を放つが、それは大太刀と太刀に矢は切り裂かれ、爆散する。先ほどからあやめに対して攻撃は通らない。

 

 あまり手の内晒したく無いけど、そうは言ってられない状況ですよね。

 スキル『悪意』のおかげで、『殺気』を持った生徒たちの場所とかは分かるんですけど・・・お嬢みたいに戦いを楽しんでるのは探知できないのが辛い。

 出来るだけ、反応が多いところは避けたいですね。お嬢+αとか考えたくありませんもん。

 

>『どうするか・・・・』

 

>先ほどからあやめと何度も打ち合ったせいか腕が悲鳴を上げだしている。受け止めるのは得策ではなかったか・・・だが、避けるとしてもあの身軽さの前では難しい。

 

>『とりあえず、こうやって、時間をおいておいた方が・・・・・?』

 

>スキル『悪意』で、探知していた生徒たちの反応が凄いスピードで消えていく。

 

 ヤバげな雰囲気醸し出してますねぇ・・・・一体どんなホロメンが蹂躙しているんだ。

 これは、お嬢との戦いを休戦して、一度手を組んでそいつを倒した方が良さそうですね。

 

>『いずれここにも来る可能性があるか・・・なら・・・あやめ。ここは一時休戦にしないか?』

 

「どうしたんだ?幽真?いきなり・・・・はっ!もしかして余との打ち合い楽しくなかったのか!?」

 

>『いや、楽しかったけど、』

 

「なら、どうしてなんだ?」

 

>『あやめも気付いているとは思うがさっきから、生徒たちの反応が急速に減ってきてる。多分とんでもないやつがこのフィールド内にいる』

 

「そ、そうだな。それが一体余たちの戦いを止める理由に?」

 

>『手を組まないか?』

 

「それは、つまり、」

 

>『一緒に戦って欲しい。ってことだ。』

 

「だが、それでは余と幽真が戦えないではないか!」

 

>『このままここで戦ってても、いずれあの脅威的な何かが来る。奇襲をかけられたら戦いも元も子もないだろ?』

 

「だがしかし・・・」

 

 かなり渋ってますねぇ・・・幽真くんにはうまく丸め込んで欲しいところですが・・・・

 さて、幽真くんにはお嬢を説得してもらっている間、私はこの急激な脱落者の増加の原因であるホロメンを推測しましょうか。

 まぁ、誰か全く見当つかないんで、お手上げですが・・・

 くそぉ、初回ランダムの弊害がこんなところにまで響くとは・・・・

 同学年のホロメンが何人いて誰なのかわかんねぇ・・・・。

 

>『なら、こうしよう。バトルロワイヤルで最後の二人まで残って、そこで一対一で勝負しよう。そうしたら、邪魔されることなくやれる』

 

>どうだ。これに乗ってくれるか?そろそろ、相手もこちらの存在に気付きそうだから、なるべく早く取り引きを終わらせたいのだが。

 

「それなら・・・・なっ!?」

 

>『っ!気づかれたか!?』

 

 ボス戦途中に他のボス乱入とかどんだけ前世で悪いことしたらこんな不運に見舞われるのでしょうかなぇ・・・って、そんなこと言ってる場合ではないな。

 乱入してきたのは・・・・

 

「犬猫警察だぁ〜!」

 

「逮捕すっぞぉ!」

 

 おかころかい!!それも登場の仕方がホログラァに寄せてあるぅ!!

 これは厄介なボスが来ましたね・・・・

 長くなりそうなので今宵はここまで




アタッシュウェポンシリーズ
・仮面ライダーゼロワンに登場する一部の武器の総称。武器モードとアタッシュモード(鞄型)に変形できる。『アタッシュカリバー』『アタッシュショットガン』『アタッシュアロー』の三種類が存在する。一度アタッシュモードにして武器モードへと戻すと必殺技を放つ。


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Part.08 犬猫警察!出動!

(特に何も思いつかないので)初投稿です


 えぇー、前回はバトロワが始まり、勝つぞと意気込んでいたところ雑魚戦に見舞われ、お嬢と戦うはめに。

 さらには、そこにおかころもとい犬猫警察が乱入してきました。

 ゲームに入る前にあのコーナーに。

 

 

 

〜教えて!エボルト先生!!〜

 

 よぉ!また会ったな!ちびっ子!どんな声真似なんでもござれのエボルト先生だぁ!元気にしてたかぁ?

 俺はもちろん元気だとも。

 今日は散歩がてら土星の輪っかでお昼寝してきたぞ。

 さて、余計なこと言ってると作者に怒られるからな。説明に行くぞ。

 今回紹介するのはホロライブ大好きなちびっ子お待ちかね。

 数あるカップリングの中から安定の人気を誇る『おかころコンビ』だ!どんどんパフパフ!!(セルフ)

 まずは『猫又おかゆ』から行くぞ!

 種族獣人でおにぎり屋のお婆さんの家で暮らしている猫耳女の子だ。温厚な性格だが、煽りスキルはかなり高めとのこと。

 戌神ころねとは幼い頃から仲良しだそうだぞ!攻撃手段はダガーを手に持ち、猫特有の身軽さで相手を翻弄するのが得意なんだそうだ。専用スキルは今感じだ。

 

専用スキル

『被虐体質(自称)』

ダメージを受けるとランダムでステータスが上がる。

 

 自称Mな少女ってだけでこのスキルを獲得するのが少しばかり疑問だが、まぁ、いい。

 次は『戌神ころね』について説明だ。

 種族獣人で都会のパン屋に住み働く犬耳少女。

 発言がなかなかにサイコパスなSキャラワンコってところだな。

 つまり猫又おかゆとは相性バッチリってわけだ。攻撃手段はハンマーによる一撃必殺を得意とするそうだぞ。怖いねぇ、思わずおじさんぶるっちまいそうだよ。さて、そんなワンコの専用スキルはこいつだ。

 

専用スキル

『超耐久』

スピードを犠牲にし、スタミナをぐんと上げ、パワーも上げる。

 

これは、戌神ころねの配信から由来されたみたいだな。じゃ、俺はここまでだ。Ciao〜!

 

〜fin〜

 

 

 

 はい、エボルトくんお疲れ様です。  

 と、こんな感じですね。

 一人一人はめちゃくちゃ苦戦するって言うほどじゃないですけど、これがタッグで来る時の難易度は跳ね上がるんですよ。

 ちなみにエボルトくんは説明しませんでしたが、ころさんのほうには隠れスキルがありまして、猫又おかゆとチームを組んだ時全ステータスパワーアップとかいうチートスキルがあるんですよ。確かスキル名は『おがゆ"!』でしたね。

 とりあえず!ゲームへGO!!

 

>『しかも・・・二人か・・・・』

 

>あやめの方を見ると、彼女も驚いている様子だ。あと、困惑しているように見える。急に現れ、急に逮捕するって言われれば誰だって困惑する。現に俺もよく分かっていない。そんなことを他所に2人は己の武器を構える

 

「さぁいくよぉ!おかゆ〜!」

 

「オッケ〜、ころさん」

 

>ころさんと呼ばれた方は身長と同じくらいのハンマーを、おかゆと呼ばれた方はダガーを装備していた。

こちらも武器を構え直し、相手に向き直る。

 

 さて、この二人をどう攻略するか。

 得策はお嬢と協力だけど、話し合う暇はないと・・・・かと言って一人で行くとなると、『アタッシュカリバー』『アタッシュアロー』『アタッシュショットガン』『ショットライザー』。

 しかも、プログライズキーなしで挑まないといけない。

 いくら何でも、この装備で挑んでいい相手ではないことは確かですね。

 

>二人から目を離さないようにしていたが、急におかゆと呼ばれていた少女が消えた。

 

>『っ!!』

 

>辺りを見渡すとすでに、懐に入られていた。

 

>『速いっ!?』

 

「やぁー!」

 

>アタッシュアローを急いでカバンモードへと戻すと攻撃を防ぐ。

 

 おかゆん早ない?ちょっと、wikiで調べてきます。

 ふむ、俊敏三つ持ちのレアおかゆんが・・・仮面ライダーMODで追加される

 あいぇぇぇぇ!俊敏三つ持ちぃ!?おかしい!?おかしいすぎるぞ!?

 このおかゆん、序盤に出てきていいボスじゃねぇ!?

 

>『なんとか・・・防ぎっ!?』

 

>横からの強い衝撃で、衝撃をくらった逆の方向へと飛ばされる。

 

「ホォ〜ムラァン!」

 

「ころさん、ナイスハンマー!」

 

「「イェーイ!」」

 

>速さで翻弄し、隙ができた瞬間にでかいダメージを喰らわせる連携のようだ。

 

>あやめを見てみれば、あやめも同じ手を食らったのか。ダメージを負っているようだった。

 

「む・・これは少しきついな・・・・よし!幽真!さっきの提案に余は乗るぞ!」

 

>『OK』

 

>≪百鬼あやめがパーティーに加わった≫

>≪百鬼あやめ専用スキル『百鬼夜行』が使えるようになった≫

 

 よしゃ、お嬢が仲間になってくれた。

 ついでにスキルも獲得。

 ここで補足お嬢の専用スキル『百鬼夜行』は武器に火属性の効果を付与できるというものです。  

 やったね。擬似フレイミングタイガーできるよ。

 

>『片方を頼んでもいいか?』

 

「分かった。なら、余は猫耳少女の方をやろう」

 

>『頼んだ』

 

「任された!!」

 

>そう言ってあやめはおかゆと呼ばれた猫耳少女の方へと向かっていった。

 

>『はぁ!!』

 

>ハンマーとアタッシュカリバーがぶつかり合い火花が散る。

 

「その場凌ぎのチームでころねたちは倒せないよ!!」

 

>『確かにそうだな・・・でも各個撃破なら勝算はある!!』

 

>そのまま押し切る。

 

 さぁ仕切り直しの第二ラウンド始まるぞ!!

 一対一とは言え、ころさんの隠しスキルはおかゆが同じフィールド内にいる限り常時発動。

 なかなか骨が折れそうだ・・・・

 

>『おらぁ!!』

 

「ころねには効かないよ!」

 

>『っ』

 

>何度も斬りつけるが、弾き返される。

 

「そらぁよぉ!!」

 

>『くっ・・・』

 

>気を抜けばあのハンマーで打ちのめされそうだ・・・掠っただけで片腕が痙攣して麻痺している。骨にヒビが入ったかもしれない。あまり、攻撃は受けない方が良さそうだ。

 

 ミスって掠っただけでも4分の一消し飛んだぞ!?

 まともに食らったら即アウトじゃねぇか!?しかも、片腕1分間使用不可とか鬼か!?

 これのころさんもあれだろ!?稀に登場するレアスキル編成のころさんってことだろ!?

 俺引き悪すぎだろ!!

 

>ちらりとあやめの方を見る。あやめは、猫耳少女の速さに翻弄されており何度か攻撃を入れているようだが、大きなダメージを与えることができず、焦っているように見えた。

 

「余所見は命取りだぞぉ!」

 

>『っ!』

 

>なんとか飛んで躱す。こちらもあまり長いことは戦ってられなさそうだ・・・・

 

>『隙をついて大きいのを喰らわせるしか・・・・』

 

 うーん、どうしようか・・・ころさんは高火力だけど動きは他のキャラに比べたら遅い方。  

 そして、それをカバーする素早さに極振りされたスキル構成のおかゆん・・・

 これを逆手に取れないだろうか・・・・・・やってみるしかないな。

 

>『すぅ・・・・・』

 

>焦っていては周りが見えなくなる。深呼吸をしてアタッシュカリバーを構え直す。

 

>『はぁぁ!!』

 

「うおっ!さっきより早いけど!!」

 

>犬耳の少女はハンマーを振りかぶった。

 

>『そこだぁ!!』

 

「ちょっ!?」

 

>ハンマーを振りかぶったところをジャンプして思いっきりハンマーを蹴り大きくのけぞらせ、背後に立ちその背中にアタッシュショットガンを突きつけて・・・・

 

《アタッシュショットガン》

 

《ショットガンライズ》

 

《チャージライズ!》

 

>『ぶっ飛べぇ!!』

 

《フルチャージ!》

 

《カバンショット!!》

 

「くぅぅ・・・・・」

 

>『やっと1発入った』

 

 よし!(現場猫)。

 とにかく今ので三分の一は削った。

 後は、アタッシュアローで残り体力を一撃で仕留められるように攻撃しつつアレを狙いましょう。

 

>《アタッシュアロー!》

 

>さっきより遅くなったハンマーの攻撃を交わしながら、アタッシュアローで相手の攻撃が通らない程度に距離を保ちつつ削っていく。

 

>『これで!!終わりだっ!!』

 

「ころさんっ!!」

 

>猫耳少女が矢を弾く

 

 かかった!!これでチェックメイトだ!!

 

>《チャージライズ!!》

 

《フルチャージ!》

 

《カバンシュート!!》

 

「くっ!!!?」

 

>猫耳少女は吹き飛ばされダメージを負う。

 

「おがゆぅーーー!?」

 

>『後は頼むぞ!』

 

「了解した!!」

 

>隙だらけとなった猫耳少女の方へと気が散って隙が出来た。犬耳少女をあやめが二つの太刀で斬った。

 

「負けちゃったね。ころさん。」

 

「あぁーーーんもぉう!負けちゃったぁ!!・・・・そこのお前ぇ!次会った時はギッタンギッタンにしてやっかんなぁ!!」

 

>そう言って2人は光の粒子となって転送されていった。少し面倒な人と出会ってしまったかもしれない。

 

>≪猫又おかゆと戌神ころねと知り合った≫

 

 よっしゃぁぁぁぁ!!勝ったぁぁぁぁぁ!!

 絶望的だったけど勝ちましたぜい!!

 バトロワ続きそうだけど今宵はここまで

 また次回お会いしましょう。




皆さんのアドバイスがあり、幽真くんはおかころに勝利しました!
感想でアドバイスをくださった方々ありがとうございます!!


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Part.09 バトロワ決着!!勝負の行方は如何に!?

(過去編で悩んでいるので)初投稿です


 前回、おかころをあやめとチームを組んで撃破しましたEVOL2019です。

 さて、バトロワは残り数名、終盤戦となってきましたね。

 優勝はもうすぐですから、気を引き締めていきましょうかね!

それでは、レッツゴー!!

 

>『あやめ、とりあえずここを離れよう』

 

「うむ、その意見に賛成するぞ。流石の余でも、今連戦となると辛い」

 

>『じゃあ、移動しよう』

 

 さて、ミオちゃんを探しつつ、撤退しましょう。

 今ホロメンと会おうものなら十中八九やられます。ここまで来たらなんとしてでも勝ちますよ。

 

>『ん?』

 

「どうしたんだ?幽真」

 

>『この先で誰か戦ってる・・・・・数は多いな。多分今残ってるやつら全員が集まってる』

 

「どうするんだ?」

 

>『お互い消耗したところを叩くのが理想的だけど・・・・・ッ!!』

 

「幽真っ!?」

 

 おっとぉ!?幽真くん急に走り出しましたよ!?

 コントロールが効かねぇ!?こんなことってあるんですかぁ!?

 一体幽真くん何を見て焦ってるのでしょうか?

 

>木々をかき分けて、その場所へと向かった。悪意の探知に複数の気配を捉えた。その中の一つは間違いなくミオだ。そして、それを囲むように五つの気配。間違いなく絶体絶命のようだ。助けに行かないと。

視界がクリアになると、そこには、ミオと、海賊帽を被った少女とその仲間と思わしき少女四人がいた。

 

 うーん、今見た光景を見なかったことにしたい・・・・

 なんで、3期生とミオちゃんが戦ってるんですかねぇ!?

 3期生に至ってはパーティーだし!殺す気か!!

 ミオちゃんは結構ダメージ負ってて再起不能寸前ですね。

 だから、幽真くんは飛び出したのか

 強制で3期生パーティーとバトるのか・・・辛ぇ!!

 

>『はぁぁ!!』

 

>ミオに振りかぶられた剣を弾く。

 

「ちょぉ!?」

 

>『間に合った・・・・・』

 

「幽・・・真・・・・?」

 

>『ミオ、待たせたな。だけど、もう大丈夫だ。』

 

 かっこいいこと言ってますけど幽真くんジリ貧ですからね?

 まぁ、かっこいい一枚絵が見れたんで何も突っ込まないでおきましょうかね。

 

>≪スキル『英雄の卵』を獲得しました≫

 

 ここに来て新スキルゲッツ!!しかも、結構良いやつ!!

 説明するとですね。

 スキル『英雄の卵』は守るものがあるときに限り確率で再起不能になっても復活するものですね。守るものが大事なものであればあるほど確率は跳ね上がります。

 そして、今回はみおしゃがその判定に入ります。

 なので、高確率で立ち上がります!!さっきまで絶望的だったけどこれは、いける!!いけるぞ!!

 

>《アタッシュカリバー!》

 

「もしかして、新手ですかぁ!?」

 

「あちゃぁ・・・・だから、早く決めようっていったぺこなのに」

 

「今は言い争ってる場合じゃないのですよ」

 

「数が増えたところで私は構いませんよ!!これまで通り戦うだけです!」

 

「そうだね、ノエル。援護は私に任せて」

 

>ミオは今動けそうにはなさそうだ。それに片腕もまだ使えそうになさそうだ。あやめも到着してないと考えると

 

>『一人でやるしかないな・・・・・』

 

 さぁ始まりますよ!!3期生VS幽真くん!!

 とりあえず、お嬢が来るまで耐久ですかねぇ・・・・倒せたら倒しに行きましょう。

 の前に!エボルトくん5人の説明どうぞ!!

 

 

〜教えて!エボルト先生!!〜

 

 

 よぉ!ちびっ子諸君!今日も元気なエボルトだ。

 3回続けて呼ばれることになるとは、人気者は辛いねぇ。まぁ、悪い気はしないから、別にいいが。

 さ、説明行くぞ!まずはこいつ『宝鐘マリン』からだ!

 種族人間で海賊の船長になることを夢に見る少女だ。

 見た目は同い年なのに何故か昭和の女感を漂わせる言動が多いキャラだ。

 昭和っていうと今から20年近く前になる訳だが、まぁ、昭和の曲とか好きっていうやつは稀にいるし、なんらおかしくないだろう。

 そんなキャラの戦闘スタイル2本の剣と短銃2丁で闘う中距離型キャラ。2本持ちのキャラなんか多くないか?

 

 

専用スキル『宝鐘海賊団』

何処からともなく海賊船が出現し、大砲による一斉放射を行う。

 

 

 このスキルはあらゆる法則を無視しまくってる気がするが、ここはホロライブ学園。

 個性豊かな異種族たちが集まる学校。

 逆にこれが普通なんだ。覚えておけよ?ホロライブ学園じゃ、奇想天外なのが普通ってことによ。

 

 さて次は『兎田ぺこら』についてだ。

 種族獣人で語尾に「ぺこ」とつけるちょっと変わったうさ耳少女。語尾がやばいやつなんかチラホラいるし、むしろ『ぺこ』なんかはいい部類だろうよ。

 もし、俺が語尾に『エボ』なんてつけてみろ?ただの頭おかしいやつだろ?は?お前は元々おかしい?お?喧嘩か?買うぞ?

 おっと失礼。取り乱した。

 さて、そんなうさぎの戦い方はハンマーによる打撃攻撃だが、ワンコ(ころさん)とは違いスピード型。何度も叩き込んでダメージを蓄積させてくるちょいと厄介な相手だ。

 

 

専用スキル『うさぎの大行進』

大量のうさぎが現れ、対象を押しつぶし、スピードを低下させる。

 

 

 このスキルは数こそがものを言うと言わんばかりのスキルだ。いきなり、大量のうさぎが襲ってくるんだ。可愛いうさぎたちに軽く恐怖を覚えちまいそうだ。

 さて次は、エヴァ初号機でお馴染みの『潤羽るしあ』だ。

 種族魔族で、アンデッドやスケルトンを召喚する死霊術を使う少女。こいつはそうだな。キレ芸が売りのキャラだ。

 そんな少女の戦闘スタイルは魔法だ。今まで説明してきたが、魔法を使うキャラは今回初だ。

 

 

専用スキル『骸乃宴』

アンデッドとスケルトンを召喚し、相手を物量で叩き潰す。

  

 

 これも数がものを言うスキル。地面からわんさか骸骨が出てくる。ゾンビとかじゃないだけまだマシだな。

 

 さて、お次は団長こと『白銀ノエル』だ。

 種族聖騎士の少女。そうだな、こいつを一言に例えるなら・・・・万丈だ。おっと失礼この中には万丈って誰や。って思ってる奴がいるだろう?

 万丈って言うのは俺も登場する『仮面ライダービルド』の『第二の主人公兼主人公のヒロイン(男)』の自称プロテインの貴公子。

 まぁ、要するにただの筋肉馬鹿だ。

 そんなこいつの戦闘スタイルはお察しの通り、パワー系武器のメイスだ。

 

 

専用スキル『大胸筋』

常時攻撃力と防御力を上げ、状態異常を無効化させる。

 

 

 ほらな?言ったろ?スキルが完全に物語ってるこいつは馬鹿じゃないかもしれんが万丈と同じ部類だと。

 

 そして、次で最後のキャラだ。白銀ノエルときたら、『不知火フレア』だ。

 種族エルフの少女。やっぱりファンタジーって言ったらエルフだよなってくらいの定評のある種族だ。何気にエルフは初登場だな。戦闘スキルは弓と短剣を使う長距離or中距離型。

 

 

専用スキル『聖獣召喚』

聖獣を呼び出し、援護させる。その援護は回復だったりとかなり便利。フレアが使用すると白黒のパンダを召喚する。

 

 

 今回は5人だったから少し長くなっちまったが大丈夫だろ。じゃ、投稿主続きよろしくぅ!!

 

〜fin〜

 

 

 

 こう見ると全員面倒だなァァ!?

 はい、ということで長引くと面倒くさくなることがわかりました。

 長引けば長引くほど勝算がかなり低くなってしまいますね。

 勝つためには専用スキルで大量召喚してくるぺこらとるしあを沈めましょう。

 

>『速攻で沈める!!』

 

「ぺこぉ!?」

 

「ぺこぉらぁ!?」

 

>『次は君だ!!』

 

「ふぁんでっどさん!お願いなのです!!」

 

>『この程度の骸ぉぉぉぉぉ!!』

 

「むちゃくちゃなのです!?」

 

>骸を全て斬り伏せ、少女を炎の剣で切り裂いた。

 

 速攻で二人を沈めました!!俊敏一個だけでも結構賄えますね!!後は、3人!!

 団長を二つのスキルを重ねて叩く!!

 

>≪合体スキル《炎狼之牙》の使用に成功した≫

 

 なんじゃこれ!?合体スキル!?んなもん、あったか!?

 えーっと、どうやら、この仮面ライダーMODはホロメンの専用技を同時使用すると一定の確率で合体スキルが発生するみたいです。

 なんだそれ・・・カッケェ!(単純)

 

>『はぁぁぁぁぁ!!』

 

「ノエル!!」

 

「団長に任してください!!ふんっ!って、避けられたぁ!?」

 

>『どっせぇい!!』

 

>力を振り絞って鎧の少女を切り上げ、蹴り飛ばす。

 

「きゅぅ・・・・・」

 

「ノエルまでやられたぁ!?」

 

>『あと2人・・・・っ・・・・』

 

 あと少しってところで幽真くん体力ミリ!?やべぇよ、ヤベェ、この体力で2人はきちぃ・・・・

 

>『キツイな・・・・』

 

「動かないで」

 

>後頭部に短剣を突きつけられる。

 

「卑怯って思わないでね・・・あなたにはここで再起不能になってもらうから」

 

>『ならねぇよ・・・俺は勝つつもりだからな』

 

「その傷で一体何を・・・「とぉ!!」・・・・っ!!」

 

>『遅いぞ、あやめ・・・』

 

「む・・・助けたのにその言い方はないんじゃないか?というか、遅くなったのは幽真がいきなり飛び出したからだろう?」

 

>『それに関してはすまん。急がないといけなかったからな』

 

「君は・・・?」

 

「余か?余は百鬼あやめ。今は幽真のパーティーメンバーとして戦ってる。お主は?」

 

「うちは、大神ミオ、一応幽真のパーティーメンバーだよ」

 

「なんと!・・・だから、幽真は急に走り出したのか・・・よし、これからよろしく頼むぞ・・・えーっと、なんて呼んだらいいか?」

 

「学年は一緒だからなんでも良いよ」

 

「それなら、ミオちゃん。よろしく頼むぞ!」

 

「うん、こっちもよろしく。あやめちゃん」

 

>『話は終わったか・・・・さぁ、形勢逆転だ、ここであんたらを倒す』

 

「これって私たちかなりピンチなのでは!?」

 

「でも、やるしかないよ・・・・倒して勝つ」

 

 おそらくこれでラストですよ!!

 え?お嬢戦?・・・おそらくないですね。お嬢のことです。また別の機会で戦うことになりますよ。

 

>『はぁ!!』

 

「せいっ!!」

 

>短剣とアタッシュアローがぶつかり合う。

 

「ちょっ、フレア!?船長に2人も相手させないでくださいよぉ〜!?」

 

「そう言ってちゃんと対処できるじゃん。マリン」

 

「そうですけどぉ!!」

 

>『これでも喰らえ!!』

 

「しまった!?」

 

「まさかの私狙いですかぁ!?」

 

『カバンシュート!!』

 

>海賊の少女に炎の矢を撃ち放つ

 

「ぐぇぇ!!」

 

「よそ見していたらやられるぞ!!」

 

「ウチらがいることを忘れないで!!」

 

>ミオとあやめが一気に懐に入り込み、斬り裂く

 

「っ・・・・きゃぁぁぁぁぁ!?」

 

>『よ・・・・よっしゃぁぁぁぁぁ!!!!』

 

 うばっしゃぁぁぁぁぁぁ!!優勝しましたよ!優勝!!

 酒!飲まずにはいられない!!(コーラがぶ飲み)

 では!今宵はここまで!!

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれが実験体『Ark』。マスターの言う通りすごい素質を持ってるみたい。今度戦うときが楽しみだよ」

優勝して喜ぶ幽真たちを学園の屋上から1人見下ろしていた。次の瞬間その姿は煙の如く消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ん?今の回想何?




慣れてないせいなのか一気にホロメン5人出すのって結構書くのが難しい・・・早く慣れるためにいっぱい書かないといけないなと思う今日この頃です。
次回は幽真くんの過去を投稿するのでお楽しみに。
では、読んでいただいた皆さん。また次回。


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Part.10 過去

(急遽投稿したので)初投稿です


 人間だけが住む村にある男が住んでいた。

 その男は他種族との戦争で最愛の人を他種族の手で、自分の目の前で、原形を止めないくらいに身体を八つ裂きにして殺された。

 

 

 

 

『悪意』

 

 

 

 

 男は愛する人を自分から奪っていった他の種族憎んだ。

 

 

 

 

『憎悪』

 

 

 

 

でも、人間の力はたかが知れている。自分が立ち向かったところで殺されて仇を討てずに終わる。

 

 

 

だから、その男は『兵器』を作った。

 

 

 

 

『闘争』

 

 

 

 

奴隷商から買った人間の雄の子どもを材料に、実験を行った。

 

 

 

最初は腕に『獣人の血』を注入した

 

 

 

だけど適合しなかった。

 

 

 

だから、『腕を切りおとした

 

 

 

ある時は『魔族の魔力』を埋め込んだ

 

 

 

適合しなかったから『身体をえぐった

 

 

 

またある時には『鬼人の妖力』を埋め込んだ

 

 

 

これもまた適合せず

 

 

 

心臓を抉り出した

 

 

 

正規の方法ではない方法で手に入れてきた多種族の部位を何度も組み込まれた。が、どれも相性が悪かった。その度に体を傷つけた。

 

幸いなことに男は回復魔法に優れていた。抉れるたびに回復し、死ぬことはなかった。辛いのに死ねない。死にたいのに死ねない。実験が成功するその時までこの地獄が終わりを告げることはなかった。

 

 

 

何度も切り裂かれ

 

 

 

何度も回復し

 

 

 

何度も抉られ

 

 

 

その度に回復を繰り返し

 

 

 

何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も

 

 

 

『助けて』

 

 

 

何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も

 

 

 

『痛いよ。苦しいよ』

 

 

 

何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も

 

 

 

『なんで、僕が』

 

 

 

何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も

  

 

 

『あぁ、そうか』

 

 

 

何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も

 

 

 

『僕だからか』

 

 

 

何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も

 

 

 

『あぁもう、どうでもいい』

 

 

 

何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も

 

 

 

『来世はいい人生だといいな』

 

 

 

何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も

 

 

 

 

『・・・・・・・』

 

 

 

 

一体何回いや、何百回同じことを行ったのか分からないくらい繰り返した。

 

最初は泣き叫ぶくらい痛かったというのにもう痛みさえ感じなくなっていた。意識も虚ろになり、少年は何もかもどうでもよくなってきた。

少年は自我が崩壊してしまった。

 

 

 

 

『破滅』

 

 

 

 

そして、長い地獄は終わりを迎えた

 

 

 

 

適合した部位がようやく見つかったのだ。

 

 

 

 

 

適合した部位は『機人の頭脳』だった。

 

 

 

 

 

男は、チップの形で脳の中に埋め込み、

 

 

 

異種族の醜い歴史』をラーニングさせ、

 

 

 

身体強化』を繰り返し、

 

 

 

戦争兵器』へと仕立て上げた。

 

 

 

その演算能力を使い、あらゆる手段で多種族を滅ぼすために。

 

 

 

 

 

『絶滅』

 

 

 

 

 

そして『』という意思が生まれた。

 

 

 

 

しかし、ある出会いが俺の価値観を変えてくれた

 

 

その出会いは、俺に戦い方をラーニングをしようとした時に起こったことだった。

 

 

 

2人の男女との出会い。

2人は戦争を起こそうとする男を止めるべくやってきた男の古き友人のようであった。彼らは説得しようとしたが、男は聞く耳を持たず、剣を交えた。

そして、男が敗れた。彼らは男に歩み寄るが、男は自身で首を剣で突き刺し自害した。彼らは男の死を悲しみ埋葬した。

 

 

理解ができない。何故泣く。その男は人間以外を滅ぼそうと計画を立てた極悪人だ。いくら友といえど、悲しむのはおかしい。分からない。理解不能だ。

 

 

2人が行っている行為を見て困惑していた俺を見た2人は俺を保護し、自分たちの子どものように特別に何かをすることもなく普通の子供と同じように育てた。

 

 

「ほら、幽真。ご飯出来たぞ!あ?焦げてる?気にすんな!あたしの愛情という熱が強すぎたんだ」

 

 

焦げていて、所々苦いが胸が暖かくなるそんな味の飯の数々。不味くてもなぜか美味いと感じてしまう。

 

 

 

 

この胸のあたりがポワポワする現象はなんだ

 

 

 

 

理解不能だ。

 

 

 

 

 

「えーっと、これをこうするから、こうして、えっ?分からない?あー、じゃあ、どういったらいいかなぁ・・・ちょっと待ってね参考書見てくる」

 

 

下手だけど、一生懸命教えようとする男の授業。

本来なら非効率な授業で憤慨を覚えるのが普通なのに

 

 

 

 

何故か胸のあたりがふわふわする。

 

 

 

 

理解不能だ。

 

 

 

 

「いいか?幽真。異種族は悪い人ばかりじゃない。いい人だっているんだ。だから、仲良くするんだぞ」

 

女はそう言って俺に異種族の良さを俺に教えた。そして、虐められていた狼少女を守るために、いじめっ子をぶん殴って喧嘩になった時は、怒られたが、それと同時に褒めもしてくれた。そして心配してくれた。怒られたのに何処かで嬉しいという単語が出てくる。分からない。

 

 

 

 

これも理解不能だ。

 

 

 

 

何故、俺に対してこんなことをする。

俺は戦争を起こすために作られた兵器。危険な存在だ。平和な世の中に生まれていい存在ではない。なのに、俺を殺そうとしない。分からない、全然分からない。ラーニングした全てを使っても導き出されない謎の感覚。これは、なんだ、、、分からないなら男たちから聞いてラーニングするしかない。

 

 

「何故。俺を殺さない?」

 

 

するとどうだろうか。2人は泣きながら俺を抱きしめたではないか。

そしてこう言ったのだ。

 

 

「この世界に生まれちゃいけない存在なんかいない」

 

 

君は生きて、生を謳歌していいんだ。君は兵器なんかじゃない。人の痛みを分かることができる『心』を持った人間なんだと。そして、男が愛用していた剣を渡された。よく分からなかったが手に取った瞬間、その剣は光を帯びて『アタッシュカリバー』へと変化した。

 

「これは、君が生を謳歌するにあたって必要なものになる。だから、持っていてくれ」

 

男はそう言った。駄目だ。聞いても分からない。聞いたら余計に理解に苦しむ・・・だが、一つだけ分かったことがある。

 

 

この胸にある謎の感覚・・・

 

 

 

 

 

これが『』。

 

 

 

 

 

 

不思議な感じでもやもやしたりはするが悪くはない。むしろ心地いい

 

その後は何度も疑問に思ったこともあったが、普通の子どものように育てられた。

 

 

 

 

 

2人は俺の存在を認めた。

 

 

 

 

しかし、世界は俺の存在を許しはしなかった。

 

 

 

 

それは何処にである普通の日だった。2人はいつも通り町外れのモンスター退治へと駆り出した。最近増えすぎたゴブリンの討伐だ。

あの強い2人のことだゴブリン如きに負けるはずがないと安心して留守番をしていた。

だけど、いつまでも帰ってこなかった。

 

 

1日経った時は、長引いているのだろうと思った。

 

 

2日経った時は不思議に思ったが、その日は大雨だったから何処かで足止めを食らっているのだろうと思った。

 

 

3日経った時は不安になり街中を歩いたが2人の姿は見えなかった。その日はそれで終わった。

多分この時にはすでに分かっていたのだろう。2人が死んだことを。だけど、信じたくはなかった。

2人を失ったという事実を恐れていたのだ。

 

 

 

 

 

『恐怖』

 

 

 

 

 

4日経った時は、2人が向かった場所へと向かった。

 

 

 

 

そこには、無惨な姿で死んでいた2人の姿があった。

 

 

俺はその時初めて涙を流した。そこには、誰も慰めるものはいなく、あるのは冷酷な現実を突きつけるように冷たい雨だけだった。

 

 

 

『絶望』

 

 

 

 

あぁ・・・・許さない。絶対に許さない。2人を殺した奴を。絶対に見つけ出す。何を使っても見つけ出す。

 

 

 

 

『憤怒』

 

 

 

 

例えこの身体が滅びようとも・・・・・・

 

 

 

 

『滅亡』

 

 

 

 

お前は俺の手で・・・・・・・

 

 

 

 

殺す

 

 

 

 

 

『殺意』

 

 

 

 

 

 

『プログラムを復興します。完了しました。これよりラーニングを開始します』

 

 

 

 

 

 

>トラウマ『作られた命』

自我がある時から、何度も実験を繰り返され、他種族の醜い争いをラーニングさせられた。身体強化も繰り返され、その強さはもはや人族の域を超えている。ラーニングの影響で自分が生まれた理由は異種族を絶滅させることだと思っていたが、2人の愛情でその感情は薄れた。今あるのは彼らを殺した者への復讐心。生みの親が憎悪に呑まれ、そしてその子どもも憎悪に呑まれようとしている。悪意の連鎖は止まることを知らない。

 

>トラウマ『悪意の連鎖』

大切な2人を奪ったものを殺すために生きる。そのためには何だって利用する。もし、彼が『そいつ』を見つけてしまったら誰にも止められないだろう。例えそれが、大切な人たちであっても・・・・

 

>スキル『悪意』のレベルが上がりました。

 索敵範囲が広がりました。

 武器『オーソライズバスター』が召喚可能になりました。

 スキル『恐怖』を獲得しました

 




明日から少し現実が忙しくなるため1週間ほどお休みさせていただきます。
出来ることなら毎日投稿したかったですが、来週は無理そうなので、この小説を楽しみに読んでくれている読者の方々に申し訳ないです。
それでは、1週間後会いましょう。


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Part.11 高性能!?完全無欠のロボ子さん見参!!

(久々?なので)初投稿です


 幽真くんの過去が普段の幽真くんから感じられないほどヤベーイ!ものだった実況がはっじまるよぉー!!

 まさか幽真くん人造人間だったんですね。

 これはやばいし、酷い過去でしたね。

 というか親御さんが凄すぎる。あの状態の幽真くんをここまで更生させたの。では、今後の展開を期待しながらゲームへと行きましょう!

 

>懐かしい夢を見た気がする。

 

>『・・・・2人を殺したものは・・・・どんな種族だろうが必ず殺す』

 

>昔のことを思い出し、より強固に心に誓った

 

 よしゃ、これはいい感じ・・・・ではないですねぇ・・・。

 今の幽真くんは高確率であらゆることに対して成功しますけど、それが復讐の影響によるものは少しまずいです。

 ホロメンの好感度が上がりにくいというか、幽真くんが身体を鍛えること優先にしてイベントが発生しにくくなってしまいます。

 これがトラウマによるデバフ・・・・辛い。

 ちなみに今の幽真くんは身体を鍛えれば補正がもらえたり、スキル獲得したらおまけにその派生スキルが手に入るという状態ですね。

 やったね。これで育てやすくなるよ。(目を逸らし)

 あ、その前に前回の最後で手に入ったスキルについてご説明を。

 

 

スキル『恐怖』

使用時、敵を威圧し、相手に『恐怖心』を覚えさせる。覚えさせられた敵は身体が思うように動けない。恐怖とはどんな者でも心に持つものだ。

 

 

 まぁ、これは言わずもがな、悪意の派生スキルですね。格下and同等の相手と戦闘をした時に初手強制スタンです。

 格上に効かないとしても雑魚処理の時は便利ですね。十分チートです。主人公が持っていいスキルじゃないんじゃぁ!!

 

 さ、気を取り直してゲームに戻りましょうね。

 

>バトロワが終わり、教室に戻ってくると色々な視線がこちらを向く。想像はしていたが、結構むず痒いな。まぁ、そのうち慣れるか。

さて、これから授業が始まるようだ。

 

>ホロライブ学園は授業を自分で選択し受けることができる。どれを学ぼう。

 

>『何を受ける?』

 

▶︎武術

 体術

 魔術

 座学

 

 ふむ、これはどうしましょうか。 

 wikiで授業の効果を見てきます。えーっと、

 

 

『武術』が物理攻撃系のスキルが一定確率で入手と攻撃力が上昇。 

 

『体術』は防御系のスキルを一定確率で入手と防御力が上昇。

 

『魔術』が魔法攻撃系のスキル一定の確率で入手と魔力が上昇。

 

『座学』はその他のスキルが一定の確率で入手して賢さ上昇。

 

 

 幽真くんって魔法使えるんですかね?

 ステータス画面を見てきたところ魔法適正なしっていうか、持病の欄に『魔力枯渇症』と書かれてあるんですが、これは一体。

 えーっと、『魔力回路に流れる魔力が極端に少なくなる病気』。

 命に関わることはないが魔法は使えない。

 異世界にはそんな病気もあるみたいですね。

 となると、幽真くんは魔法は使えないから魔術の授業を受けても意味がないと。

 悩みますねぇ・・・攻撃力を上げるのもいいですけど防御力も上げたい。

 かと言って幽真くんは最終的にアークワンになると考えると座学は捨てがたい。

 うーーーーーーーん。とりま、座学を選択っと。

 アーク系のライダーは賢さを上げればクソ強いはず・・・・根拠はないけど

 

>『座学』を学ぶことにした。

 

>スキル『状況把握』を獲得しました。

>賢さが上がりました。

 

 新スキルゲットだぜぇ!!

 

スキル『状況把握』

戦闘時、相手の戦い方を見て、現在の相手の状況、自分の状況を計算し、最適な攻略法を見出す。

ラーニングに有する時間は1分半(LV.1)

 

 まだ、スキルレベルが低いんでそれなりに時間はかかりますね。スキルレベルを上げればこいつはつよつよスキルへと進化します。やったね。

 しかも、このスキル、ストーリー面でも大活躍するんですよ。

 特に推理パートで。理由を述べますとですね。

 このスキルストーリー内でおかしなところが見つかったら幽真くんが独り言のようにボソッとそれについて述べるんですよ。

 で、それが、推理パートにおいて重要なヒントだったりするんです。推理が苦手な俺にとってかなりありがたい。

 推理が苦手な方がいたらこれを取ってみるのもアリですよ!

 

>教室に戻ると、何故か教室中がざわついていた。何事だろうか?

 

「あ、幽真。」

 

>俺が帰ってきたことに気づいたのかミオがこちらにやってきた。

 

>『何の騒ぎ?』

 

「幽真に会いたいっていう上級生がさっき来てね。で、その会いたいって言っている人が・・・「君が幽真くん?」・・・・」

 

>ミオと話していると、不意に声がかけられる。

 

>そちらを向くと、フレームが黒い眼鏡をかけた少女がいた。そして、その少女は所々が機械のようなパーツが制服から見えていた。機人だろうか?

 

 この説明を見る感じロボ子さんですよね。  

 バトロワの時見かけなかったから先輩でしょうか?急にここにきて、幽真くんに一体何のようでしょうかね。

 

>『えっと、あなたは?』

 

「僕?僕はね。2年のロボ子だよー。よろしくね」

 

>『2年生であるあなたが俺に何のようですか?』

 

「とぼけちゃって・・・君、バトルロワイヤルの優勝者だよね?」

 

>『そうですけど、それが?』

 

「僕は君と勝負したいな。どうかな?」

 

>『何故俺なんですか。優勝ならミオとあやめもいるじゃないですか』

 

「たしかに彼女達も強いよ。でも、なんていうのかな。君とものすごく戦いって心が叫んでるんだ」

 

>『なんですか、それ』

 

「機人の感・・・かな?・・それでどうする?戦う?」

 

>2年のロボ子先輩から戦いを申し込まれた

 

>『どうしようか?』

 

▶︎戦う

 戦わない

 

 どうしましょうか。  

 ロボ子さんって先駆者たちの動画を見ている人はご存知の通り結構強いんですよね。

 腕を武器に変えたりして近距離も長距離も1人でこなしてるんですよ。それに加えて専用スキル『高性能』も厄介。

 分かりやすくいえば物理攻撃と魔法攻撃に耐性があり、さらには自分の火力を上げてくるというチートスキルです。

 ま、まぁ、万が一負けても勝ってもストーリーは進むと思いますし、やってみましょう。え?違ったらどうする?その時はその時です。

 

>『分かりました。戦いましょう』

 

「ふっふーん、君ならそう言ってくれると思ったよ。それじゃ、放課後バトロワの会場で待ってるよ」

 

>そう言って彼女は教室から立ち去った。

 

「幽真、大丈夫なの?」

 

>『まぁ、頑張ってみるよ』

 

「でも・・・・あのロボ子っていう人、学園入学してからバトロワ全優勝の記録を持つ人だよ?」

 

>『・・・・・』

 

>どうやらやばい人に勝負を挑まれたようだ。

 

 すぅ・・・・・さっきの選択肢取り消していいですかね。

 一気に勝てる気がしなくなりました。これ間違いなく負けイベですよ。

 バトロワ辛勝だった幽真くんがバトロワ全優勝のキャラに勝てるわけないやんけ!!!

 

>先生にお願いしてバトロワの会場へと転移してもらった。観客席では噂を耳にしてきたのか沢山の人だかりができていた。

 

「来てくれたね。少し人が多い気がするけど始めようか」

 

>『はい。全力で行きます』

 

>アタッシュカリバーを取り出して構える。

 

>勝たなくてもいい。彼女の動きを見極る。何か成長するためのヒントがあるはずだ。

 

「僕も負けるつもりはないからね」

 

>開幕のゴングかのごとく放課後のチャイムがなった。それと同時に俺と彼女は動き出した。

 

>『はぁ!!』

 

「そぉれぇ!!」

 

>『っ・・・・』

 

「まだまだいっくよー」

 

>『くっ・・・』

 

>攻撃をすれば弾かれ、打撃を入れられる。確かにこれは、手強い。バトロワを勝ち抜いてきた実績というのは本物のようだ。

 

 うーん、やばい。かなり劣勢ですね。

 攻撃したら弾かれてまともにダメージ入りませんし、さらにはカウンターで少しずつ削られてますね。

 『状況把握』もまだ完了してないですし、どうしたら・・・

 

>『っ・・・・』

 

>彼女のカウンターに翻弄されて、体力が無駄に消費されている。決定打も与えられず焦りさえ感じてきている。それに比べ彼女は全然余裕そうだ。なんなら、本気を出しているのかも怪しい。今まで全部カウンターで攻撃してきている。何かの作戦なのか。それともただの余裕か。どちらにせよ。

 

>ここまでしかできない自分が悔しい。

 

「これで終わりにするよ」

 

>そう言って彼女は腕を突き出して構える

 

>武器を構え直そうと動いた瞬間、視界が全て光に呑まれた。そして、すぐに目の前が真っ暗となった。

 

 負けました。はい。完膚なきまでに叩きのめされました。

 これ以上にないほど大敗北です。キリがいいので今宵はここまで。

 次回はどうなることやら




久しぶりの投稿ですよー。いやぁ、用事がちゃちゃっと終わったんで早速書きましたよ。用事の中で暇さえあればずっとストーリー練ってましたね。
では、みなさん。今宵も読んでいただきありがとうございます。
それでは、また次回お会いしましょう。


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Part.12 病床生活

(ロボ子さんの誕生日なので)初投稿です


 前回ロボ子さんに完膚なきまでに叩きのめされましたEVOL2019です。 ロボ子さん強すぎじゃないですかねぇ。先駆者である藤崎の兄貴に強すぎではって言われてた幽真くんが手も足もでませんでした。うーん、これはひどい。

 では、ゲームに行きましょう。

 

>目が覚めると、見たことのない天井だった。

 

>『ここ・・・・は・・・・』

 

「あら、起きたのね。身体は大丈夫?」

 

>『あなた・・・は・・・・?』

 

>声が聞こえた方を向くと、魔族と思わしき白衣を纏った女性がいた。

 

「私は癒月ちょこ。ホロライブ学園の保健室の先生よ」

 

>『保健・・室?』

 

「覚えてないの?あなた。ロボ子様にやられてたのよ?」

 

>『ロボ子・・・・・あ・・・』

 

>光に飲まれた感覚が脳裏をよぎった。

 

「大変だったのよ。」

 

>『そんなに傷が・・・・』

 

「傷は大したことはなかったわ。かすり傷くらいの傷だったから。」

 

>『じゃあ何が・・・』

 

「あなたを心配していろんな子が駆け込んできたのよ。一番大変だったのはあの狼の子かしら」

 

>『ミオ・・・』

 

「あなたここ最近体を酷使しすぎたんじゃない?よくいるのよ。バトロワのために鍛えた結果倒れちゃう子って。しばらくはここでの生活になるでしょうから、ゆっくりしてなさいよ」

 

>『は、はい』

 

>≪癒月チョコと知り合った≫

 

 ちょこ先と出会いましたね。今回ちょこ先は先生枠なんですね。

 先駆者たちの動画じゃ、同じ生徒か保健委員とかだったりしたのに。

 まさか、ちょこ先がメインヒロインの可能性が微レ存?先生攻略するとか何処のラノベですか?

 にしても、愛されてますねぇ・・・幽真くん。羨ましい限りです。

 まぁ、しばらくは休むことしかできなさそうなんですけどね(絶望)

 育成したかったんだけどなぁ・・・え?これが原因だろって?ごめんなさい。

 

>療養生活一日目

 

>本を読んでいると、保健室の扉が開いた。

 

「幽真!目が覚めたの!?」

 

>入ってきたのは廊下を走ってきたのか息を切らしたミオだった。廊下を走ってはいけないと言われなかったんだろうか。

 

 いや、友だちが目を覚ましたって言われてたらそりゃ急いで駆けつけますよ。

 ミオちゃん、様子を見る感じ寝れてないですね。目の下に隈とか出来てますし、髪の毛も所々ボサボサですね。よほど、幽真くんが心配だったんでしょう。

 あと、幽真つっこむところは断じてそこではない。

 

>『えーっと、おはよう・・・・?』

 

>そう返すと急に抱きつかれる。

 

「良かった・・・無事で・・・心配したんだよ!!倒れた後、転移されても目を覚まさないから!」

 

>『ごめん・・・・』

 

>ミオの肩が震えている。泣いているのだろうか。それほどまでに心配をかけさせてしまったのか・・・

ミオが泣き止むまでその背中を撫で続けた。安心して疲れたのかミオは吐息を立てて寝た。

 

>よく見れば目の下に隈ができている。俺のことが気にかかって寝ていなかったのだろうか。本当に申し訳ないことをしてしまった。怪我が治ったらミオには改めてお礼をしとかなければ。その後はずっとミオの背中を撫で続けた。

 

 うーん、青春。甘い甘い。さっきからコーヒーブラック飲んでるのに甘い。お口から砂糖がぁぁぁぁ。

 眠ってるミオちゃんの背中を撫でる一枚絵がなんというか微笑ましい。

 

>ミオが起きたのはその日の夕方だった。ミオは来る時より元気な笑顔で保健室を去っていった。

元気になってよかった。

 

>ミオが帰った後に、あやめとロボ子先輩がお見舞いに来てくれた。ロボ子先輩はめちゃくちゃ謝ってくるから宥めるのに苦労した。正直倒れたのは自分のせいなのでものすごく罪悪感がすごかった。

今後こんなことがないように迷惑かけない程度に頑張ろう。

 

>≪幽真の行動に制限がかかった≫

>≪続けてトレーニングをすることが出来なくなった≫

>≪ミオとの仲が深まった気がする≫

>≪あやめとの仲が深まった気がする≫

>≪ロボ子先輩と仲が深まった気がする≫

 

 これはまずい。幽真くんに行動制限をつけられるのは大いにまずい。

 ただでさえロボ子先輩がクソ強いのに、ラスボスはもっとエグいと考えると、行動制限はかなり痛手です。

 ぐぇぇ・・・しっかり休息取らせればよかった。やっぱり俺育成ゲーム下手では?(今更感)

 

>それからというもののミオは毎日保健室に訪れては・・・・・

 

「はい、あーん」

 

>俺に対して世話を焼いてくる。どうしたものか。

 

>『いい加減自分で食べるから』

 

「だーめ。身体が完治するまで食べさせてあげるから」

 

>そう言ってミオは爪楊枝で刺したリンゴを食べさせてくる。程よい甘さで美味しいがなんだろうか、すごい恥ずかしい。

 

>『・・・・・・・・』

 

>一瞬ミオが世話焼きの母親のように見えた。・・・・ミオママ。何故かしっくりきてしまった。

 

「幽真次何食べる?」

 

>『え、あ、なんでも』

 

「じゃあ、みかんだね。はい。」

 

>この恥ずかしい地獄から脱するためにも早く治そう。そんなことを心に決意してみかんを口に入れた。うん、うまい。

 

>≪傷の回復速度が上がった≫

>≪ミオとの仲が深まった気がする≫

 

 よし、これで3日以内には行動できますね。やったぜ(コロンビア)。

 にしても羨ましなぁ!ミオちゃんのあーんとか羨ましすぎるぞこの野郎!!

 

>傷が完全回復の一歩手前まで癒えて少しは学園内を歩くことを許された。お腹が空いたし、食堂に行こう。

 

>食堂についた。時間帯も時間帯なので人が溢れかえっている。なんとか、席を取って、料理を注文する。

 

>数分後にカレーうどんが届いた。

 

>『うまいな』

 

>少し辛いカレーのルーとコシのあるうどんが絶妙にマッチしている。うどん系ならやはりカレーうどんが一番好きだな。

 

>うどんを堪能していると

 

「相席いいかな?」

 

>不意に声をかけられた。声が聞こえたを見るとそこには、バトロワの時戦った猫耳少女がいた。

 

>『え?あ、いいよ』

 

「ありがとー」

 

>そう言って彼女は俺の目の前の席に座る。

 

「君とはバトロワぶりだね」

 

>『そうだね。えっと・・・・』

 

「猫又おかゆだよ。よろしくね。全然タメ口でも構わないよ。」

 

>『よろしく。えっと俺の名前は』

 

「赤月幽真でしょ?バトロワの優勝者だから君の名前を知らない人はいないよー」

 

>『そうなのか』

 

「そーだよー」

 

 まさかのおかゆんと邂逅しますか・・・マジでメインヒロイン誰だよ。今のところ有力候補はミオちゃんですかね。

 うーん、分からないなら全員好感度上げるまでですね(暴論)

 

>『そういえば、バトロワの時一緒にいた犬耳の子は?」

 

「あ、ころさんのこと?ころさんなら今日はお休みだよ、なんでもパン屋が人手が足りないんだって」

 

>あの犬耳の少女は『戌神ころね』というらしい。結構長い付き合いでよく一緒にいるとのこと。

 

>その後は2人で日常的な会話をして、その後別れた。

 

>≪おかゆと仲が深まった気がする≫

 

>3日後。

 

>傷が完全に癒えた。今日からまたトレーニングを始めよう。無茶しない程度に・・・・

 

 キリがいいので今宵はここまで。

 次回も見てね〜




今日も読んでいただきありがとうございました。
今日はロボ子さんの誕生日!みんなで祝いましょう!
では、また後日お会いしましょう。
Ciao〜!!


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Part.13 レッスンのお時間ですよ

(杖を折って地球外生命体に忠誠を誓ったので)初投稿です


 幽真くんとミオちゃんが新婚かよってレベルで甘々な空間を作られ、口から砂糖を生み出したEVOL2019でーす。

 恋愛はいい文明だけど、甘すぎるのは身体に悪いと思いました!

 では!ゲームへGO!!

 

>ロボ子先輩との戦いで自分がいかに弱いかが理解できた。このままでは復讐も果たせないだろう。強くならなければ。

 

>夏休みが明けたら上級生を交えたバトルロワイヤルが行われる。ロボ子先輩に対等に渡り合えるよう鍛える必要がありそうだ。

 

 目標に向かって頑張っていくことはいいことですよ。

 幽真くんの育成方針は座学多めでいく予定です。

 開発者様のブログを拝見したところアーク系の仮面ライダーはAI特有の演算能力を使って相手の行動を先読みする戦法を得意とするらしいです。

 私が前々回言った通りでしたね。

 ですからひたすら、体術や武術を挟みつつ座学を中心に幽真くんを鍛えましょう。

 

>『今日は何の授業を受けようか?』

 

▶︎武術

 体術

 魔術

 座学

 

>座学を受けることにした。

今日は中国拳法についてだった。身体の柔らかさを使いしなりのある攻撃方法が特徴な戦い方だった。今度授業で習うのもいいかもしれない。

 

>≪賢さが上がった≫

>≪『中国拳法』が授業で受けられるようになった>

 

 おぉ、これはこれは。

 座学をしている時、主人公がとある何かについて興味を示すことがあります。

 この表記が出ると武術か体術、魔術、座学のいずれかの授業で習うことができ、そして習得することができます。

 戦法や戦闘技術などの戦闘面に役立つものや女性の口説き方・異性との価値観の違いなどの恋愛パートに役立つもの、読心術などの推理パートに役立つものまで幅広くあるみたいなので、もしこれからラバーズをプレイする人がいたら、育成で困った時は座学をしてみるのもアリかもしれませんよ。

 では、試しに中国拳法を習ってみましょう。

 

>武術で中国拳法について習った。

 

>身体が硬いせいでなかなか教えられた動きを習得できなかった。

 

 はい、こんな感じですね。

 で、やっぱり主人公と武術には相性が存在します。

 相性が良ければ数回で習得でき、相性が悪ければ悪いほど習得が困難となっています。 

 でも、相性が悪くてもどうしてもこれは身につけておきたいという方にはある裏技があるらしいです。

 今からそれを試してみましょうか。

 その裏技とは・・・・

 

>今日の授業が終わり放課後となった。

 

>『どうしようか?』

 

▶︎帰る

 誰かに会う

 

 ここで誰かに会うを選択しまして・・・・

 

>『誰に会おうか?』

 

▶︎ミオ

 あやめ

 ロボ子先輩

 おかゆ

 癒月先生

 

 ここでは、誰でもいいんですが、好感度を上げておきたいのでお嬢を選択しまして・・・・

 

>あやめに声をかけた。

 

「どうしたんだ?幽真?」

 

>『なんて言おうか?』

 

▶︎帰り何処か寄らないか?

 模擬戦に付き合って欲しい

 

 はい、ここで下を選びます。

 察しの良い方ならもうお分かりでしょう。

 そう、実戦です。戦い方を身につけるなら実際にやるのが一番早いです。百聞は一見にしかず百見は一触にしかずってやつですね。

 そして、実戦で、使用すれば短時間で身につけられます。

 

>『今日習ったことを試したいんだが、付き合ってもらってもいいか?』

 

「模擬戦をやるということでいいのか?」

 

>『ああ。無理ならいいが』

 

「余は全然構わないぞ!むしろ、身体を動かしたかったところだし!」

 

>その後、あやめと学園にある道場で模擬戦を行った。

 

>負けたが、中国拳法を少し理解できた気がする

 後数回こなせば、基礎は使いこなせそうだ。

 

>≪あやめとの仲が少し深まった気がする≫

 

 よし(現場猫)!!はい、これが裏技です。

 え?戦闘シーンはどうした?負けは確定なのでカットさせていただきました。扱い慣れてない戦い方しかできないんやぞ!!

 それでお嬢に勝てるわけないだろぉ!?

 おほん・・・・後これを数日繰り返せば幽真くんは戦いで中国拳法の動きが可能になります。

 なので、中国拳法が習得できるまでの工程をどうぞ。

 

>1日目

 

>座学を受けた。今日は特に面白そうなものはなかった。

 

>≪賢さが上がった≫

 

>2日目

 

>体術の授業を受けた。身のかわし方を教わった

 

>≪スキル『俊敏』のレベルが上がった≫

>≪体力が上がった≫

 

>3日目

 

>座学を受けた。読唇術の仕方を学んだ。

 

>≪スキル『読唇術』を獲得した≫

>≪賢さがぐんと上がった≫

 

>4日目

 

>座学を受けた。読心術を学んだ。

 

>≪スキル『読心術』を獲得した≫

>≪賢さが上がった≫

 

>5日目

 

>武術の授業を受けた。

 

>≪スキル『剛腕』のレベルが上がった≫

>≪スキル『柔軟』を獲得した≫

>≪筋力が上がった≫

 

>その日初めて、あやめとの模擬戦で勝利を収めた。中国拳法の扱い方が体に染み込んだ。

 

>≪『中国拳法』を使えるようになった≫

>≪あやめとの仲が深まった気がする≫

 

 はいこれで身につきましたね。

 ちなみにスキルもいくつか獲得しました。『読唇術』と『読心術』、『柔軟』です。

 まぁ言葉通りで『読唇術』は唇の動きで会話を読み取るスキルで、『読心術』は相手の様子を見て心を読むスキルです。

 レベルを上げれば、精度が増してこれから先かなり使えるスキルになるので、スキルレベルを上げましょう。

 三つ目のスキル『柔軟』は身体の柔らかさを上げるものですね。回避率を上げて、攻撃力を少し上げるものとなります。

 おそらくこのスキルのおかげで中国拳法が早めに獲得できました。

 

 今回は短いですが今宵はここまで。

 また次回お会いしましょう。




今回は幽真くんをただ鍛える回となりました。
たまにはこんな回があってもいいよね!
では、また次回お会いしましょう。Ciao〜


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Part.14 幽真くんの日常

(気分が最高にハイってやつなので)初投稿です


 幽真くんに、中国拳法を身につけさせましたEVOL2019です。

 さてさて、今回はホロメンたちの好感度を上げていきますよ。

 では、ゲームへレッツゴー!

 

>『もう、朝か』

 

>目を覚まし、起き上がって背を伸ばす

 

>『今日はあの夢を見なくて済んだから気は楽だな』

 

>基本俺は寝ているときはあの白い亡霊の夢か見ないかの2択だ。頻度は少ないが、見てもあまり気分がいいものでもない。現に、この夢を見た時は気分は最悪でその日憂鬱だし、見なかった時は気持ちは楽になる。幸せな時間の時くらい復讐のことは考えたくないという心の現れかもしれない。

 

 幽真くん、いつもあの夢でうなされてるんですね。

 寝る時も気が休まらないのはさぞかし辛いでしょう。俺だったら寝れませんね。うん、絶対寝れない。

 

>制服に着替え、荷物を持つと部屋を出る。

 

>キッチンに立ち、朝ごはんの支度を開始する

 

>『今日はパンでいいか』

 

>食パンをトースターに入れ、パッパッと目玉焼きとサラダを作る。出来上がる頃にはパンは焼けていた。サラダと目玉焼きをパンに挟んで齧り付き、牛乳で流し込む。

 

>『あの白い亡霊、ほんとなんなんだろうか。』

 

>あの夢は、俺が生まれた時からずっと見ているが、夢の中に出てくるあの存在については全く持って知らない。あの実験に関することなのははっきりと言えるのだが・・・・・

 

 最初のあの言い方的に理解してると思っていたんですが、アークワンについては実験と繋がる何かとまでしか理解してないみたいです。

 そもそもこのゲームのアークワンってどういう存在なんでしょうね。

 ゼロワン通りなのか、はたまた別の何かなのか。

 うーん・・・・・・考えても分かんねぇ!!(ただのバカ)

 

>考えても分からない。とりあえずこの事は後回しにしておこう。考えても分からないことは考えるだけ無駄なことだしな。

 

ピンポーン!

 

>玄関のチャイムが鳴った。もう、そんな時間か。

 

>『今出ますよっと』

 

>カバンを手に取ると外へと出る。外に出ると、ミオが門前で待っていた。

 

「おはよう。幽真」

 

>『あぁ、おはよう。ミオ』

 

>ミオは最近俺の家の隣のアパートに越してきた。なんでも、通うとなると交通費が・・・ということらしい。高校生で一人暮らしは大丈夫なのかと聞いたが親御さん的にはミオは大丈夫。それに、近くに俺がいるから万が一も大丈夫とのことだ。それからというもの2人で登校するようになった。

 

「はい。幽真。今日のお弁当」

 

>『ありがとう。・・・・別に作ってくれなくてもいいんだが、毎日大変だろ?』

 

「大変じゃないよ。1人分から2人分に増えただけだし。そ・れ・に!幽真放っておくと同じものばかり食べてるでしょ」

 

>『そんな事はないぞ。・・・多分』

 

>筋トレやってると料理するのがめんどくさくて適当に焼いて食ってたけど、そんな事はないはず……きっと、多分、おそらく。

 

「ほらね?駄目だよ。栄養バランスはしっかりしないと、成長できないよ?」

 

>『これ以上成長したら困るんだが・・・・』

 

>現在の身長186cm。最近、あちらこちらで頭ぶつけたりするから痛いのなんの。高いに越したことはないけど、高すぎるのは難点なのだ。よく友だちに背高くていいなと羨ましがられるが正直よく分からない。

 

「そうだとしても!健康に支障をきたすんだからしっかり野菜も取って!」

 

>『分かったよ・・・』

 

>最近ミオが異様に俺のお母さんのようになってきている。何かあるたびに世話を焼かれる。いやまぁ、原因は俺だからなんとも言えないんだが・・・・同級生に世話を焼かれるのは結構まずいのでは?

 

「分かればよろしい。さっ、行こ!幽真」

 

>『あいよ』

 

>こうしていつも通りミオとホロライブ学園へと登校した。

 

>≪ミオとの仲が深まった気がする≫

 

 ミオちゃんがママしとるで。やはりミオママは不変の真理だった。

 にしても、幽真くんほどほどとか言いながら身体鍛えてますやん。

 そのせいで日常生活が疎かになってますし。

 幽真くん『料理上手』持ってんだけどなぁ・・・これじゃ宝の持ち腐れですね。

 

>授業が終わり昼休憩になった。ミオの弁当を食べ、屋上で小説を広げて寝転がる。

 

「幽真おるか?」

 

>『ん?あやめか。どうした?』

 

>屋上にあやめが来ていた。俺に用だろうか?

 

「少し余に付き合って欲しい」

 

>『どうする?』

 

▶︎付き合う

 付き合わない

 

 これは付き合う一択でしょうね。

 いつも放課後お世話になってますし、好感度も上げておきたいですしね。

 そろそろホロメンのストーリー来てくれてもいいんやで?お嬢が次期当主の肩書き持ってないのも気になってますし。

 

>『別に構わない』

 

「いいのか!」

 

>『いつも練習に付き合ってもらってるしな』

 

>そうして訪れたのは、道場だった。

 

「これから幽真には余と打ち合いをして欲しい」

 

>『武器は?』

 

「竹刀のみ。戦い方は自由。一本取った方が勝ちの単純ルール。」

 

>『了解』

 

>こうしてあやめ対俺の打ち合いが始まった。

 

「はぁ!!」

 

>『っ!はっ!!』

 

>道場内に竹刀と竹刀がぶつかる音が響き渡る。正直どれほど打ち合ったのか分からない。チャイムが鳴った気がするが勝負の方に真剣になりすぎでよく分からない。

 

>『はぁ・・・はぁ・・・・』

 

「はぁ・・・・はぁ・・・・」

 

>お互い息が切れて疲れが見えていた。武器を構え直し、向き合う。おそらく次で勝負が決まる。絶対に勝つ。2人の間に緊張が走る。

 

>『ふぅ・・・・・これで終わらせよう』

 

「奇遇だな。余もそう思っていたところ」

 

>竹刀を構え直す。そして、次の瞬間、勝負が決まった。あやめの竹刀が俺の脳天に当たった。俺の敗北。悔しいが刀ではあやめには敵わないようだ。

 

>あやめに声をかけようと後ろを向こうとした瞬間、膝から崩れ落ち、目の前が真っ暗になった。

 

 縛りのある条件下では幽真くんは本領を発揮できないせいなのかあまり強くないですね・・・いろいろな武術を広く浅くやってるせいでしょうか。

 少し育成方法を変えた方がいいかもしれません。

 これから先ロボ子先輩ごえの化け物が出てくるかも知れませんし、縛りの中で戦うハメになるかもしれませんからね。

 

>『ん・・・・ここは・・・・』

 

「目が覚めたか。幽真」

 

>『あの後・・・気失ったのか』

 

「ごめん、最後の一撃、力み過ぎて結構痛いのを幽真に食らわせてしまった」

 

>『ん、あぁ、大丈夫だ。あれは事故みたいなもんだ。・・・・・さて、あやめ』

 

「どうしたんだ?幽真?」

 

>『今、俺どういう体制?』

 

>目を開けたらあやめの顔が見え、頭が何かに寄りかかっている。極め付けには頭の後ろにあるのは柔らかく温かい何か。・・・・もしかしなくても、これは・・・・

 

「余が膝枕してる」

 

>『』ガバッ!!

 

「急に起き上がると危ないぞ!?幽真!」

 

>『なんで、膝枕!?キツくなかったのかよ!?』

 

「余なら正座には慣れている。幽真の頭も大した重さでもないしな」

 

>『え、えぇ・・・・』

 

「ほら、幽真。まだ立っているのもやっとだろうに。しばらくは余が膝枕してあげるから、」

 

>『いや、いいよ!?申し訳ねぇし!!』

 

「余なら大丈夫なんだけどな」

 

>『俺が大丈夫じゃねぇ!?』

 

>で、結局あやめに押し負け、あやめの膝枕でまた眠りについたのだった

 

>その後、午後の授業をサボったことで2人揃ってミオにこっぴどく叱られた。

 

>≪あやめとの仲が深まった気がする≫

 

>≪『剣術』が授業で受けられるようになった≫

 

 んー、朝はミオちゃんと登校。昼はお嬢の膝枕。

 可愛い幼馴染みが毎朝自分を気遣って弁当を作ってくれて、可愛い同級生に膝枕をしてもらえる。

 こんな日常は世の男性諸君が望む日常ですよ。

 え?俺は違うから一緒にするな?

 あ、すんません。

 おや、気がついたら結構時間が経ってますね。ではでは、今宵はここまで。




ホロメンの歌ってみたを聴きながら書くと、何故かモチベーションが上がりますねぇ・・・ちなみに最近おまるんの『ヴァンパイア』をずっと聞いてますね。あー、癒されるんじゃぁ・・・・
では、皆さま今宵も読んでいただきありがとうございました。
また次回お会いしましょう。


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第二章 Burning My Soul
Part.15 突撃!隣の魔界へ!!


(初ホロメンストーリーに入るので)初投稿です


 前回はミオとあやめの好感度を上げましたね。

 辛い思いをした幽真くんにはこれから幸せに生きてほしいです。まぁ、本人復讐に燃えてるんですけどね(遠い目)

 

>今日からホロライブ学園が夏休みに入る。この長期期間で少しは鍛えておこう。

 

>すると、スマホに誰からか通知が届く。

 

>『誰からだ?』

 

 

幽真へ

 

百鬼家主催のパーティーに参加するのだが、一緒に行かないか?数日余の家に泊まることになるけどどうだろうか?

 

あやめより

 

 

 おっと、これはお嬢ルートが始まる予感がしますねぇ。

 先駆者様たちもあまりやっていないお嬢ルートです。

 それに、仮面ライダーmodで変わってると思うので心してかかりましょう。

 

>特に予定はないがどうしようか。

 

>『どうする?』

 

▶︎行く

 行かない

 

 これは行くしかあるまい。ささ、支度をしましょうねぇ。

 

>『特に予定はないから行くっと』

 

>メールを送るとすぐに返ってきた。

 

 

それなら、良かった!明日の朝6時エルフの森で!

 

あやめより

 

 

>『明日の朝か。ずいぶん急だがまぁ、問題ないな。というか、何故エルフの森なんだろうか。』

 

>そう言って支度を始める。・・・・数日か、1週間分の服用意しておけば大丈夫か。あやめの家って魔界だったよな。鬼人だし。魔界に行くのは初めてだな。

 

>明日が楽しみになってきた。その日は早めに寝ようとしたが、目が冴えて眠れなかった。

 

 幽真くんが遠足行く前の子どものそれ。

 行ったことない土地ってわくわくするよね!!分かるよ!俺も寝れないもん!!

↑幽真くんと同類。

 

>それから一日後。エルフの森にて

 

>エルフの森に着くとそこにはあやめとミオの姿と・・・・誰だろうか?見たことない白い獣人の姿がある。

 

 んー?もしやもしかしなくてもこれは?

 

「おーい!幽真!余はここだぞー!」

 

>あやめが自分の場所を知らせるようにぴょんぴょんと飛んでいる。その仕草が少し可愛いと思ってしまった。

 

>『おはよう、あやめ』

 

「おはよう!幽真。今日は来てくれてありがとうな」

 

>『あぁ、こちらこそ誘ってくれてありがとう。ていうか、ミオも誘われてたんだな。えっと、君は?』

 

「うちも昨日ね。あやめからLINEが来て。あ、で、この子は」

 

「初めまして!ミオとあやめの友だちの白上フブキです!よろしくお願いします!」

 

>『よろしく。同じクラスには名前なかったけど白上さんは別のクラス?』

 

「はい。残念ながらミオと離れちゃったんですよね。あ、あと、敬語じゃなくても構いませんよ。・・・・にしても、あなたが噂の幽真くんですか」

 

>『噂?』

 

>バトロワの優勝者っていうことだろうか?いやでもこの感じは別のことのような感じがする。他に何かやらかしたことあったかな?思いつくのが一個もない・・・・

 

「いつもミオがあな「フブキ!!」・・・おっと。今のは聞かなかったことにしてください」

 

>『?』

 

 まさかのフブキング。ここで初登場ですか。

 バトロワの時いましたっけ?見た感じいなかったんですけど。

 おかころ警察に連行されたんですかね?

 まぁ、過ぎたことなので別にいいですが。

 

「幽真、急に誘ったけど大丈夫だったか?迷惑じゃなかったか?」

 

>『別に問題ないよ。予定なかったし、それに基本俺鍛える以外何もしてないから』

 

「そ、そうか?他に何かしとらんのか?」

 

>『特にしてないな。趣味という趣味もないし、言うとしたら読書と料理くらいだろうな』

 

「料理できるのか!?幽真!?』

 

「料理できるの!?幽真!」

 

>『一人暮らしだしな。てか、そんなに驚くことか?』

 

「余の周りの男の知り合いはあまり料理とかしてなくてな」

 

>『そうなのか。じゃあ今度何か作ってこようか?』

 

「いいのか!?」

 

>『人に振舞ったことないから味は保障出来ないけどね。』

 

「なら、お願いしてもいいか?」

 

 うーん、お嬢の一つ一つの仕草で魂があの世に飛ばされそう。

 可愛いは世界を救うってやっぱり本当なんだね。

 

>『了解。じゃあ、何作るか考えとく』

 

「うむ!楽しみに待っておくぞ!」

 

>『あぁ。というか、なんでミオまで驚いた?』

 

「いやだって、幽真のキッチン使われた痕跡があまりなかったから」

 

>『それは、俺がめんどくさくて・・・・』

 

「幽真?」(圧

 

>『・・・・気をつけます』

 

>今一瞬、ミオの後ろに謎のオーラが。え?何あれ?スタンド?ミオは新手のスタンド使い?

 

「幽真くんは罪な男ですなぁ・・・・」

 

>フブキは何故かこの空気の中和んでるし、後罪な男ってなんだよ。

 

>『それじゃ、そろそろ行かないか?』

 

「それなら、そろそろ迎えの者が来るはずだぞ」

 

「もう来ておりますよ、あやめお嬢様」

 

「セバスチャン!もう来てたのか!?」

 

>執事服を纏ったメガネをかけたおじいさんが出てくる。あやめの様子を見ると百鬼家の使用人ってところだろうか?

 

「初めまして、あやめお嬢様のお世話係をしております。セバスチャンとお呼びください」

 

>『こちらこそ初めまして。あやめの友人の赤月幽真です』

 

「同じく、あやめの友だちの大神ミオです」

 

「あやめちゃんの友だちの白上フブキです!!」

 

「赤月様に、大神様、それに白上様ですね。いつもお嬢様がお世話になっております」

 

 幽真くんすげぇ社会人みたいだな。

 めちゃくちゃ礼儀がなってるよ。

 やっぱりこれも親御さんの教育の賜物でしょうか?

 だとしたら、ほんとあの2人には感謝してもしきれねぇ。

 2人のおかげで幽真くんは普通に生活できてますし、今のところホロメンの好感度上げも順調ですからね。

 

>その後セバスチャンが用意した転移魔法で移動した。

 

「あやめちゃんのお家、白上のお屋敷よりデカくないですか!?」

 

「流石・・・鬼人族トップの家系。」

 

>『想像はしてたけど・・・デカイな』

 

>あやめの家の規格外の大きさに俺たちはそれぞれの感想を残す。いやにしてもデカイな。

 

「そうでございましょう。百鬼家は鬼人族の中で5本指の中に入るほどの大きな一家ですからな」

 

>『はぁ・・・・』

 

>あやめが凄いとこの生まれだと言うことが実感できた気がする。

 

「みんな!何してるんだ!早く行くぞー!!」

 

>あやめの後に続いて巨大な屋敷の中に入る。

 

>その後ミオ達とは別の部屋なので別れると、セバスチャンに一つの和室に案内される。

 

>『ここは?』

 

「ここはお客様がお泊まりになる際に使われるお部屋でございます。こちらへ滞在する際はご自由にお使いください。こちらはお部屋の鍵となっております。何かあったらわたくしにお声をかけていただければ。では、失礼します」

 

>そう言ってセバスチャンは部屋から出た。

 

>『客間って・・・豪華すぎんだろ・・・・』

 

 逆に生活しにくそうだなぁ・・・・画面端にある壺とかお高そうですし。掛け軸とかあるし、これじゃおちおちゆっくりできませんね。

 さて、キリがいいので今宵はここまで。

 




ささ、皆さんお待ちかねのホロメンのストーリーがはっじまるよぉ!!
記念すべき1人目はお嬢!!今回お嬢の実家にやってきた幽真くん御一行!
彼らに待ち受けるものは一体なんなのか!!
今宵も読んでいただきありがとうございました!!
それじゃ、Ciao〜


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Part.16 師と弟子

(おばあちゃんが言っていたので)初投稿です


 前回お嬢ルートに突入したEVOL2019でーす。

 規格外の大きさのお嬢の家に驚き、さらには案内された部屋も高価なものばかりでさらに驚く。これには俺もびっくりでした。んじゃゲームへGO!!

 

>荷物を置いて、ベランダに出る。

 

>『ここの景色いいな・・・・さて、何しようかな』

 

>『どうする?』

 

▶︎読書をする

 屋敷内をぶらつく

 休む

 

 鍛えることはやっぱりできませんかぁ、まぁ当たり前か。

 これはお嬢のストーリーですし、何かイベントが起きてもおかしくないように情報を集めておきましょう。

 

>屋敷内をぶらつくことにした。

 

>色々と回っていったが、人族が珍しいのか目線が痛い

 

「何で人族がこの屋敷に」

 

「なんでも、長女様のお客様らしいわよ」

 

「そうなの?百鬼家もこの世の中になってから堕ちたわね」

 

>あまり歓迎されてるような感じではなさそうだ。鬼人族は自分が鬼人であることに誇りを高く持ち、それ故に他の種族を見下すというのを噂で聞いてはいたが、本当のようだ。今では友好的な鬼人族が多くなってきていると聞いてはいる。戦争時代の時はかなり酷かったらしいが、陰口程度で済んでいるからマシになった方なのかもしれない。

 

>・・・・・帰って読書でもしよう。

 

 こ・れ・は・酷・い。

 先駆者たちの動画ではあまり鬼人族のことに触れられてなかったので、少し気になっていたんですが、まさかこんなことがあるとは。

 

>部屋で読書を嗜んでいると、あやめが部屋に入ってきた。

 

「幽真。夕餉を食べた後、余の師匠に会いに行くのだが、一緒についてきてくれんか?」

 

>少し疑問を持ったが、すぐに口を閉じた。

 

>『?・・・・いいよ。』

 

「本当か!?」

 

>『もちろん』

 

「じゃあ、夕餉を食べたら、余が迎えに行くから待っていてくれ!!」

 

>『了解』

 

「うん!それじゃあまた後でな!」

 

>そう言ってあやめは部屋から出ていった。

 

>あやめのあの表情からするに今から会う師匠?と言う人に恐怖しているように見えた。かすかに手が震えていた。

 

>≪あやめとの仲が深まった気がする≫

 

 お嬢の家庭内事情が複雑そうですね。それに、鬼人族とのいざこざも厄介そうです。

 

>夕食を食べ終えると、あやめがやってきた。その後ろにはミオとフブキの姿があった。

 

「幽真、ごめん。付き合わせてしまって」

 

>『全然大丈夫。俺も挨拶はしておきたいし』

 

>あやめにそう返す。そのあとあやめに聞こえない声でミオに声をかける。

 

>『ミオたちも誘われたのか?』

 

「ううん。うちたちが挨拶しに行きたいって言ったんだ。あんなあやめの顔を見たら・・・・」

 

>『ほっとけないか・・・・俺と一緒だな』

 

>あやめがあんな顔をする理由を知っておきたい。その考えは2人も一緒のようだ。

 

>『あやめ、今から会いに行く人って誰だ?』

 

「百鬼家現当主の百鬼レイ。・・・・余の師匠でもある人だ」

 

>あやめがそう言うと、大きな扉の前で止まる

 

>あやめが扉を叩くと中から低い声で「入れ」という声が聞こえてきた。中に入ると、そこには、細身の鬼の角が生えた男の姿があった。

 

「帰っていたのか。あやめ」

 

「はい、つい先程帰ってきました」

 

「お前の学園でのことはセバスチャンから聞いている」

 

「そうですか」

 

>あやめが急に敬語で話し出すため、驚くが、顔に出ないように抑える。なんとなくこれだけで2人の関係性が見えた気がする。

 

 想像以上に関係性が酷くないですか!?いや、まぁ、虐待とかよりかは遥かにマシですけど!!

 ・・・・確かにこれは1人で行きたくないですね。なんなら、顔を合わせるのも辛いはずです。

 

>『初めまして、百鬼さん。俺はあやめの友達の赤月幽真です』

 

「あやめの友だちの大神ミオです」

 

「同じく、あやめちゃんの友だちの白上フブキです」

 

「霊狐の一族に、人狼族の末裔、・・・・そしてお前がそうか。よくここへ来たな」

 

>『あやめに誘われましたから』

 

「そうか・・・・もういい話は終わりだ。」

 

「っ!あなた!あやめのお師匠様じゃないの!?なんで、弟子にそんなことが言えるの!!」

 

「ミオ・・・・」

 

「ミオちゃん。いい。余なら大丈夫」

 

「でも!」

 

「大丈夫だから」

 

「分かったよ・・・・」

 

「次から気をつけろ。初めてだから多少の無礼は許すが次はない。そう友だちに言っておけ」

 

「っ・・・分かりました。それでは失礼します」

 

>『・・・・・・』

 

>仮にも弟子のはずなのにこの態度。一度も目を合わせようとしていない。あやめに対する態度に怒りを覚えるが今ここで感情に身を任せても意味がない。堪えよう。ただ少し気になるところがある。あやめと喋る時の声色が悲しそうに聞こえた。

 

 流石幽真くん。感情に身を任せずに堪えました。

 俺だったらミオちゃんと同じように怒ってますね。えぇ、間違いなく。

 さて、幽真くんの最後の言葉。これはスキル『状況把握』とスキル『悪意』による効果ですね。

 幽真くんは負の感情に対してかなり敏感になります。これが今後の重大なヒントになりそうですね。

 

「あやめになんであんなことが言えるかなぁ・・・」

 

>『いつもあんな感じなのか?』

 

>ご立腹のミオを見ながら、あやめに声をかける

 

「うん・・・レイさんは余が小さい頃からあんな感じなんだ。余はあの人に認められるように頑張ってきたのだが、今もこの調子だ」

 

>『親御さんはどうしたんだ?』

 

「余の両親は、幼い頃に戦争で亡くなってしまってな。引き取り手がいなかった余を引き取ってくれたんだ」

 

>『・・・・すまん。軽率なことを聞いたな』

 

「気にしなくていい。幽真は余を心配してくれてることは十分分かっている。それじゃ、余はこっちだから・・・・明日はみんなで出かけないか?少しみんなと遊びに出かけたい」

 

「白上は大丈夫ですよ」

 

「うちも問題ないよ」

 

>『俺も構わない』

 

「ありがとう。それじゃ、余達はこっちだから、幽真。また明日」

 

>『あぁ、おやすみ』

 

>あやめと分かれた。あやめのあんな顔初めて見た。・・・・・何故だ。何故あの悲しそうに笑うあやめの顔が頭から離れない。どうして何だ。何故俺はあやめを気にかける。俺はあやめのなんなのだ。

 

>分からない。

 

>≪あやめとの仲が深まった気がする≫

>≪迷い『あやめとの関係とは?』が生じた≫

 

 幽真くんに迷いが生じてしまいましたね。

 これは一種のデバフです。これが作られると、幽真くんがあまり行動しなくなってしまいます。

 早めにこれは解消しておきたい。

 では、時間も時間なので今宵はここまで




今宵も読んでいただきありがとうございます。
感想でホロメンの家族を悪役として出すのはいけないんじゃないのか?と言うご指摘があったので急遽書き換えました。以後このようなことがないようにしますので何卒よろしくお願いします。他にもいけないところがあればご指摘お願いします。
また次回お会いしましょう。
Ciao〜


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Part.17 蠢めく影

(不思議なことが起こったので)初投稿です


 幽真達が百鬼家へとやってきたその日の夜中、屋敷の庭である2人の者が話していた。

 ちょうど物陰でその姿ははっきりとは分からない。ただその声は2人とも男のものだった。

 

「計画は順調か?」

 

「あぁ、問題ない。ただ一つ問題を挙げればあの客人だ。」

 

「霊狐と人狼の娘か。何問題ない。あの2人は捕らえて、交渉材料にする。ならなければ、奴隷商にでも売ればいい。」

 

「なら、あの人族はどうする?」

 

「殺せばいい。調べたところ大した利用価値もなさそうだ。女なら奴隷商でいい値で売れるだろうが、男なら大した値段にはならん。」

 

「了解した」

 

 そう言って片方の男は姿を消した。

 

「パーティー会場の大勢の前で百鬼家当主を殺し、俺が当主になる。そしてまたあの時代を再来させる!!ふふふふはーっはっはっは!!!!!!」

 

 男の笑い声が静寂の中響き渡った。

 

 不穏な空気を漂わせるホロライブラバーズはここですかって?もちろんここだとも。

 はい、EVOL2019です。最初からヤバげな雰囲気ですね。おそらく今回戦闘がありますよ。では、ゲームへGO

 

>先程の出来事とこの胸のもやもやが気になって、あまり寝付けない。

 

>『どうしたらいいんだろうか・・・・・?なんだ、この気配?』

 

>スキル『悪意』がいくつかの反応を確保した。数は10。ちょうどこの部屋を囲むようにいる。それも殺気だって。

 

>こちらに来て何もしていないはずだが、仕方ない。誘い出す。

 

>ベランダの窓を開ける。そして、部屋の隅へと行くと、ベランダへと向けて走り・・・・飛び出す。

 

>『3階だから結構な高さだが!!』

 

《チャージライズ!》

 

《フルチャージ!》

 

《カバンストラッシュ!!》

 

>『っ』

 

>落下の勢いを斬撃で殺し、身を躱す。そして、塀を越え、森へと向かう。人目につかない場所がやりやすい。

 

>スキル『悪意』で奴らを見ると、作戦通り付いてきた。この速さは木を避けながら空を飛んでいる。

 

>空を飛べる種族は天使と龍人と魔族。一応機人や妖精も空を飛ぶスキルを入手できるが、この身のこなしは生まれながらのものだと推測できる。

 

>天使は魔界には滅多に来ない。だから、除外。龍人は全てにおいて規格外、教科書で見たことあるのは大きな翼を持った者ばかりとなると、残るのは羽根が小さく小回りが効き、この場にいてもおかしくない種族は・・・・・

 

>魔族だけだ。

 

>『ここなら、いいな・・・・出てこいよ。あんたらがいることは分かってんだ』

 

「ほう・・・ただのガキかと思っていたが、流石は百鬼あやめの友人。そこそこはやれるようだな」

 

>『御託はいい。あんたら、旧魔王派の奴らだろ?俺に何の用だ?』

 

>魔族には、種類の派閥が存在する。旧魔王派と新魔王派。新魔王派は他の種族にも温厚でいい印象がある魔族で、旧魔王派は他の種族の元に潜み、暗躍すると聞いたことがある。

目的は分からないがよく言われるのは、封印された魔王の復活。

 

>正直俺を狙う理由は分からない。さて、どう対処するか。

 

「貴様は我々の邪魔となる。ここで死んでもらおう。何、一瞬で殺してやる」

 

>『やってみろよ。返り討ちにしてやる』

 

>そう言って俺はアタッシュカリバーとアタッシュアローを取り出す。

 

 さぁ、始まりましたよ。久々のバトル。

 魔族10人との勝負ですね。ちゃっちゃっと倒して、お嬢ルートのラスボスが誰かを吐かせちゃいましょう。

 というか、幽真くん頭の回転早すぎませんかねぇ・・・・流石というべきか。賢さ上げまくった甲斐がありますね。

 さて、まずは初手安定の・・・・

 

>スキル『恐怖』を使用した。

 

「っ、なんだこれは!?」

 

「体がうごかねぇ!?」

 

「体が震えてる?なんだよ、あの餓鬼に俺は怯えてるのかよ!?」

 

 よし、半分が格下ですね。スタンしているうちに5人を気絶させます。

 

>5人を縄で縛り上げてそこら辺に投げる。あと5人。他5人は動揺しているのが窺えた。大口叩いていたくせにあまり強くはなさそうだ。

 

「っ、どうした!何を怯んでいる!相手は餓鬼1人だぞ!!」

 

>魔族たちは空へと飛び上がりそれぞれの魔法を放つ。

 

>『っ』

 

>後ろには飛んで躱す。空に飛ばれると少々厄介だ。・・・・あれを使ってみるか。

 

《オーソライズバスター!!》

 

《ガンライズ!》

 

 さて、結構前に獲得したけどあまり出番のなかったオーソライズバスターくんお出番ですよー。

 とりあえず!!落ちろぉ!!

 

>攻撃を木々の中を闇雲に走ることで躱す。

 

「どうした、躱すだけでは何もできぬぞ!小僧!」

 

>『そうだな。なら、落ちろ』

 

「何!?」

 

>木を勢いよく走って登り、そこから飛ぶことで魔族達よりも上に行き、奴らの羽をオーソライズバスターで撃ち抜く。

 

「ぐわぁぁぁ!?」

 

「羽がぁぁぁ!?」

 

>奴らは落ちて、当たりどころが悪かったのか気絶する。・・・・あまり強くはなかったな。あやめ達の方が断然に強い。恐らく。俺が寝ているところを殺すつもりだったからあまり強い奴は連れてきてなかったんだろう。

 

>『さて、こいつら、どうするか。』

 

「何もさせませんよ」

 

>『っ!誰だ!!』

 

>後ろを向くと、そこには巨大な翼を六つ持つ魔族の姿があった。巨大な翼を複数持ち、こいつは・・・・

 

>『幹部クラス・・・・!?』

 

 なんかラスボスクラスがポンっと出て来たんじゃがァァァ!?

 なんだよ、このレベル!?レベル90とかふざけとんのか!?われぇ!!

 やべぇ、やべぇよ、こいつを今相手にしたらほぼ100%で詰みなんじゃが!?鬼か!?鬼なのか!?

 お嬢のストーリーだから難易度鬼ってか!?ははははは・・・笑えねぇよ!?

 

「お察しの通り、私は旧魔王派の者です。ああ、そんなに身構えないでくださらなくても大丈夫ですよ。私は部下たちを回収しに来ただけです。それに、ここであなたを殺すのは勿体ない。えぇ、えぇ、実に勿体ない。あなたには強くなってもらわなければ困ります。」

 

>『どういうことだ!!』

 

「おっとつい。お喋りが過ぎました。また何処かでお会いしましょう」

 

>『待て!!』

 

>そう言って奴は姿を消した。縄で縛っていた奴の部下も連れて・・・・・辺りには傷ついた木々と抉れた地面だけが残った。

 

>『・・・・帰ろう』

 

>その場から離れて部屋に戻ることにした。

 

 今回は帰ってくれましたが、この先あいつを倒さないといけない時がくるんですかね。

 これはもっと幽真くん鍛えないと必ず何処かで詰みますね。

 では、キリがいいので今宵はここまで。

 

その頃、首謀者は結果を聞き怒り狂っていた。

 

「何!?失敗しただと!?どういうことだ!!」

 

「そのままの意味ですよ。あなたが赤月幽真の力を下に見過ぎた結果です。しばらくはうちの部下は使えませんし、あなたに協力していた彼も動けませんよ?」

 

「っ、いい。あの人間の小僧は俺がパーティー会場で殺せばいい」

 

「そうですか」

 

そう言って男は部屋へと戻った。

 

「やれやれ、彼にはここで死なれると困るんですけどね。まぁ、彼ならこの程度乗り越えるでしょう。じゃないと困ります。ふふふ、彼は我々旧魔王派の鍵となる存在。どんどん強くなってもらわないとですねぇ」

 

 




ストーリー構成を練り直したりするため、投稿頻度を毎日から3日くらいペースを落とします。読んでくれている皆さん申し訳ございません。もし、早く済んだら投稿ペースを徐々に上げます。
では、今宵も読んでいただきありがとうございました
それでは、Ciao〜


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Part.18 魔界は不思議だらけで奇想天外!?

(三日投稿にして初めての投稿なので)初投稿です


 前回化け物と遭遇してこの先が不安なEVOL2019さんだよぉ〜。

 あの化け物これから先戦うことになるとか、やはりアーク系のライダーのトロフィーは一筋縄でいきませんね。

 初めての恋愛ゲームがこんなことになるとは・・・

 さ、気を取り直して。本編へレッツゴー!!

 

>あの後部屋に帰ってきた。風呂に入ろうかと考えたが、体力的にも精神的にも疲れてしまったので、布団の上に寝転がるとすぐに寝てしまった。

 

>数時間後

 

>窓から差し込む光で目が覚めた。あのまま寝てしまったから身体がベトベトする。それに少し汗臭い。ちゃっちゃっと汗を流してこよう。

 

>部屋にあったシャワールームで汗を流す。

 

>あやめ達が来るまでには、早すぎる時間に起きてしまった。あやめ達が来るまで何をしてようか。

 

>『何をする?』

 

▶︎読書

 寝る

 

 これは正直どっちでもいいですね。

 読書はごく稀(fgoで星5当てるレベルで)獲得するだけで、寝るは特に何もないです。

 まぁ、何もしないよりかはマシですね。本を読みましょう。

 

>本を読むことにした。手持ちにあった『暗殺術について』の本を読んだ。

 

>≪スキル『状況把握』のレベルが上がった≫

>≪スキル『隠密』を獲得した≫

 

 なんつーもん読んでんだ!?幽真くん!?

 というか、なんで持ってんだよ!?FGOで星5が当たるレベルなのに、さらっとスキル手に入れてるし、なんなら、スキルレベルも上がったしよぉ!

 

 ちなみに、スキル『隠密』は気配を消すことができます。

 直感系のスキル持ちのキャラには通用しませんけど・・・そうそう、そんなキャラは出てきませんし、これから十分活躍してくれるスキルでしょうね。(フラグ)

 

>朝食を食べ終えた頃にあやめが迎えにきた。

 

「幽真。昨日は寝れたか?」

 

>あやめにそう聞かれたがなんて言おうか。昨日のことを言うべきか言うまいか。

 

>『どうする?』

 

▶︎言う

 言わない

 

 これはぁ・・・・どうしましょうかねぇ。言うのがいいんでしょうけど、昨日のことを考えるとお嬢に言わない方がいいでしょうね。

 自分が誘ったパーティーで友だちが暗殺されかけた何てなったらお嬢が自分を責めたりしますし・・・・・よし、言いません。やめておきます。

 

>『俺、枕が変わるとあまり寝付き良くないからあまり寝れてないかな。今ちょっとだけ眠い』

 

「そうなのか?」

 

>『そうそう。まぁ、少しは寝れてるし、全然大丈夫』

 

「それならいいんだが・・・・」

 

>初めてあやめに嘘をついてしまった。あやめのためとはいえ罪悪感がすごい。

 

「おーい!2人ともー!ここですよー!!」

 

>屋敷から出るとフブキが道路を挟んだ先におり、その隣にミオの姿が見えた。

 

 あー。日常じゃー、前回がアレだったから癒されるわぁ。

 暗いストーリーばっかりだと、俺のメンタルが「クリティカルブレイク!」しちゃうんで、マジで助かる。

 

>その後、魔界を歩いて回った。

 

>『香水に、ポーション。杖に、特殊加工の道具って、色々売ってあるな・・・・』

 

>戦闘とかに使えそうなのが何個かあるし、買っていこうかな。

 

>陳列しているものを見ているとふと、あるものに目がいく。ピンク色のボトルに入った液体。ラベルには『鈍感な意中の相手に使おう!これを使えば意中の相手もイチコロ!byサキュバス』・・・・・・今やばいもの見えた気がするけど、まぁ気のせいだな。うん、そうだ。惚れ薬が堂々と陳列してるわけがない。うん。

 

「こんなのもありましたよ!ガオー!!」

 

>そう言ってフブキが持ってきたのはホワイトタイガーのマスクだった。

 

>『猫?』

 

「狐じゃい!!」

 

>『いや、猫にしか見えないんだが・・・』

 

「白上は正真正銘の狐ですよ!?」

 

>『・・・・・』(疑いの目)

 

「なんですか!その疑いの目は!?」

 

>『・・・・フブキがそこまで言うなら狐ということにしとくわ。』

 

「だから、白上は狐ですってぇぇぇ!!」

 

>魔道具店ではそんなコントが広げられたり

 

「幽真、本当にそれ食べるの?」

 

>『ミオ。男にはやらなきゃいけないことがあるんだ』

 

「えぇ・・・・」(困惑)

 

>そう言って、俺は『七色に光るたい焼き』にかぶりついた。

 

「どう?」

 

>『うん、うまい・・・・』

 

「おいしいの!?」

 

>『いろんな味が混ざり合ってるけどそれぞれの素材を活かしあってる。辛かったり甘かったり苦かったり、しょっぱかったり・・・・ん?よく考えたら、まず・・・・・』

 

>バタリ

 

「幽真ぁぁぁ!?」

 

>俺が興味本位で買った魔界の食材で作られたたい焼きを食べてぶっ倒れたり

 

>『デカ・・・・』

 

「魔界に住む巨大ガニ。海で暴れていたところを楽器を持った鬼たちが鎮めたって書いてあるぞ」

 

>『楽器を持った鬼って、どういう集団なんだ・・・・』

 

「なんでも、清めの音?を使うらしい」

 

>『一度会ってみたいなその集団・・・』

 

>そんな話をしていると、館内放送が流れる。

 

「本日ご来場の皆様にお知らせです。Bエリアで飼育されていた化けダコが脱走して館内で暴れております。速やかに館内から避難してください」

 

>『脱走ってしっかり管理しろよ』

 

「魔界の生き物は知性がずば抜けてるからすぐ脱走するんだぞ。そのせいでここ何回も改修されておるし」

 

>『えぇ・・・・・そういえば、ミオ達は?』

 

「確かBエリアに行くって言って先向かって言ったよう・・・・な・・・・あ・・・・」

 

>『急に不安になってきたな。よし、行こう』

 

>Bエリアへと向かうと案の定・・・

 

「幽真ー!助けて〜!!」

 

「めっちゃぬるぬるして身動きが取れません!!」

 

>巨大な化けだこに捕まっていた。

 

>『やっぱりかぁ・・・・』

 

「どうするんだ!?幽真!」

 

>『一応、水族館の生き物だから傷つけちゃいけないよな・・・・どうするか』

 

「早く助けてー!!!」

 

「このタコかなりテクニシャン!?尻尾は駄目ですってばぁぁぁ!?」

 

>そんなハプニングもあったが、今日一日を満喫することはできた。一部帰る頃には全身ぬるぬるになってたが・・・・

 

>≪フブキとの仲が深まった気がする≫

>≪ミオとの仲が深まった気がする≫

>≪あやめとの仲が深まった気がする≫

 

 んー、魔界、奇想天外過ぎません?でも正直行ってみたい。

 幽真くんまずいって言って気絶してましたけど七色に光るたい焼きとかめっちゃ気になりますし、巨大な海の生物とか見てみたいです。

 ささ、今宵もここまで。

 また次回お会いしましょう。




今日も読んでいただきありがとうございました。
作者のモチベーションの都合上こういう日常回が多めでなかなかストーリーが進まないということがこれから先あると思うのでその時はご了承ください。
では今宵も読んでいただきありがとうございます。
それではまた次回お会いしましょう


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Part.19 友とはなんなのか?

(天の道をゆき、総てを司りたいので)初投稿です


 どーもー!!EVOL2019でぇぇす!!

 今日も今日とてホロライブラバーズの実況はっじまるよぉ!!!!よぉぉるは焼肉っしょぉぉぉぉ⤴︎!!

 え?今日テンション高すぎじゃないかって?

 はっはっはっ!俺だってテンション高めに行きたいお年頃なんですよぉ!!

 今日はこのハイテンションのまま、ゲームへlet's go!!

 

>魔界散策の帰って、ミオとフブキがシャワーを浴びて着替え終わった後、フブキの提案で夜景スポットへと行くことになったのだが・・・・

 

>『完全に・・・・逸れたな。これ』

 

「そう・・・だね・・・・・」

 

>現在進行形でミオと共に迷子になっていた。あやめの案内で夜景スポットを見て回っていたが、あまりの人の多さに離れ離れになってしまったのだ。

 

>『ミオはスマホ持ってきてるか?』

 

「持ってるけど・・・さっき電池なくなっちゃった」

 

>『俺部屋に置いてきたな・・・』

 

>必要ないかと思って部屋に置いてきたら、まさか必要になるとは・・・・やっぱり、常に持っているようにしないと駄目だな。

 

>『どうするかなぁ・・・』

 

「歩き回って2人を探す?」

 

>『そうしたいけど・・・あの人だかりじゃ手が折れるぞ・・・・それにここら辺のこと俺知らないし。闇雲に歩き回っても余計に迷うからやめた方がいいしな』

 

「そうとなると・・・・・うーーーん・・・・どうしようか・・・」

 

>『とりあえず、何処かで休憩しながら考えよう。朝から歩いてるせいで足が限界だ』

 

>そう言って俺たちは大通りから外れ人気のない公園へと移動した。あたりはすっかり暗くなっていて、人気のない公園は不気味さを漂わせていた。電灯に照らされているベンチに腰をかける。

 

>『ふぅ・・・結構疲れたな・・・』

 

「そうだねぇ・・・ウチは水族館のハプニングで、全身ぬるぬるのびしょびしょになったから余計に疲れたよ・・・」

 

>『それはまぁ、どんまいとしか言いようがない』

 

「しばらくは水族館には、行きたくないかな・・・」苦笑い

 

>ミオと他愛のない会話をした。ふと、頭に昨日のことがよぎる。まただ。またあやめのあの悲しげな笑顔が脳裏に映る。なんなんだ。これは。

 

>『・・・・』

 

「幽真?」

 

>『ん?どうした?ミオ』

 

「幽真、何か悩んでるの?」

 

>『・・・・』

 

「図星だね。幽真って昔から分かりやすいから。」

 

>『俺ってそんなに分かりやすいか?』

 

「うん、分かりやすい。図星言われた時とかすぐ黙っちゃうところとか」

 

>『そうだったのか・・・・』

 

>俺そんなに分かりやすい反応していたのか。気づかなかった。人には心配させまいと結構隠す努力はしてるつもりだったんだが。ミオには見破られるのか。

 

>『ミオの言う通りだ。今俺は悩んでる・・・・』

 

「やっぱり、あやめのこと?」

 

>『ああ・・・・・分からないんだ。あやめの家庭事情は俺にとって関係のないことなのに・・・頭から離れないんだよ・・・・』

 

>あやめの家庭事情は俺には関係ない。これからの人生で微塵も関係のないことだ。だが、何故だ。何故俺はこんなに気にかける。何故悲しげに笑うあやめの顔が頭をよぎるんだ。

 

「やっぱり幽真は優しいね。」

 

>『・・・・優しい?俺がか?』

 

「幽真は覚えてる?あの時のこと?」

 

>『ミオがいじめられてた時のやつか・・・・』

 

>ミオは小さい時種族による差別で人族からいじめを受けていた経験がある。ミオを助けるためにいじめっ子をぶん殴っては怒られたことが何度もあったから良く覚えている。

 

「幽真あの時、一目散に飛んできていじめっ子達を追い払ってくれたよね。ウチは嬉しかった。バトロワの時も急いで駆けつけてくれた時はほんと嬉しかったし、幽真かっこよかった」

 

>『それは・・・・・ミオが友だちだから・・・・』

 

「それと一緒だよ。あやめのことを友だちだって思ってるから、あやめを助けたい。あやめに笑顔でいてほしいって思うんだよ」

 

>『友だちだから助けたい・・・か・・・』

 

>あぁ・・・そうか。これがそうなのか。あやめを無意識に友だちだって思ってたから俺は助けたいって思ってたのか。それが分からなかったからモヤモヤしてた。

 

>そう考えた途端、頭の中で悩んでいたことがすとんと落ちた気がした。

 

「どう?スッキリした?」

 

>『・・・・ありがとう。あぁ、スッキリした。俺が何をしたいのか分かったよ。』

 

「どういたしまして。また、何か悩んでることがあったら、頼ってね。いつでも力になるから」

 

>『そうする。・・・ミオが友だちで良かったよ。』

 

「ウチも幽真が友だちで幼馴染みで良かったと思ってる。」

 

「あー!!あやめちゃん!ミオと幽真君いましたよーー!」

 

「本当か!!」

 

>その後あやめ達と合流し、あやめ宅に戻った。

 

>≪ミオとの仲がぐんと深まった気がする≫

>≪迷いが晴れた≫

 

>俺のやりたいことが見えた気がする。なら、今日あの人と話をしよう。

 

 いい話だなぁぁぁぁ(大泣き)。

 もうこれ、ミオちゃんヒロインだろ!ヒロインじゃなかったらおかしいやろ!!

 おほん、では、今宵はここまで。また次回〜!お会いしましょう!!

 




今宵も読んでいただきありがとうございます。
Ciao〜


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Part.20 不器用な師

(神山飛羽真が世界を創造したので)初投稿です。


 前回ミオちゃんと幽真がいい雰囲気で終わったホロライブラバーズ実況はっじまるよぉ!!

 今後の展開に目が離せませんねー。

 では、ゲームへGO

 

>あやめ宅に帰ってくると、ミオ達と別れた。部屋に戻った。今日の晩、レイさんに話をしに行こう。  

 

>数時間が経ち、辺りが寝静まった頃

 

>『話をしにいきますか?』

 

▶︎行く

 行かない

 

 行くに決まってんだろぉ!!!

 お嬢に対するあの態度の理由は知りたいですし。

 それに以前会った時に幽真君に対する反応が少し違いましたからね。

 きっと、何かしら幽真君の情報持ってますよ。

 

>あやめの父さんと話をしに行こう。

 そう思い、以前の部屋へと向かった

 

「何故ですか!レイさん!!何故認めてくれないんです!!このままでは百鬼家は堕ちていく一方なんですよ!!」

 

>中から、怒号が聞こえる。あやめの父さんと誰かが揉めているようだ。

 

「お前こそ分かっていない。時代は変わったんだ。俺たち鬼人が威張れる時代は終わった。俺たちも変わらないといけない」

 

「ッ・・・・もういいです!!これ以上話しても埒があきません!!あの人族と会ってからあなたはほんと変わってしまった。もうあなたは俺の師匠じゃない」

 

「お前はずっと変わらんな」

 

「ッ・・・・!!」

 

>話を聞いているとこちら側に歩いてくる足音が聞こえてくる。急いで隠れよう。

 

>近くの倉庫に入り身を潜め、スキル『隠密』をしようした。少しドアを開けて外の様子を伺う。

 

>部屋から出てきた鬼人族の大男が突如現れた魔族の男と何か話しているようだ。

 

>スキル『読唇術』を使いますか?

 

▶︎はい 

 いいえ

 

 ここはね。使いますよ。

 相手側の計画が聞けるチャンスですからね。

 いやまぁ、幽真君が襲われた時俺は知ってしまいましたけど幽真君は知りませんしね。

 

《どうだ?当主の意向は変わりそうか?》

 

《見て分からないですか?駄目だったに決まってるでしょう》

 

《なら、もうあの作戦を決行するしかないな。準備はできている。》

 

《そうですね・・・・・百鬼レイを殺して俺が百鬼家の当主になる》

 

>そう言って男たちはその場から立ち去った。

 

 なんか話がやばい方進んでない?大丈夫?これ恋愛ゲームだよ?

 どろどろしたおうち事情が主の話じゃないですよ?え?アークワンの時点で諦めろ?はい、諦めます。

 

>倉庫から出て、部屋に入ろうか悩んでいると

 

「そこにいるんだろ?入ってこい」

 

>どうやらバレていたようだ。

 

>『失礼します』

 

>部屋に入ると、レイさんは畳の上で正座していた。字を書いていたのか筆を硯の上に置く。

 

「客人に見苦しいところを見せてしまったな」

 

>『いや、大丈夫です』

 

「そこに立ってないで、こっちに来て話をしないか?少し話し相手が欲しい。それとタメ口で構わん。話しづらい」

 

>『分かった』

 

>レイさんの向かい側に座る。

 

「あやめは学園の生活はどんな様子だ?」

 

>『あやめは元気にやってる。いつも助けてもらってるよ』

 

「そうか。それならよかった」

 

>『・・・・やっぱり、あんた。あやめのこと好きなんだな』

 

「気付いていたのか」

 

>『あんたの様子を見てたら分かった。わざとあやめに対して冷たくしてるだろ?』

 

「何故そう思う」

 

>『あやめがあんたに敬語で挨拶にしてた時、明らかにあんたの声色は悲しそうだった。』

 

「大した観察眼だな」

 

>『それに、嫌いならあやめのことなどどうでもいいって思うはずだ。あんたはあやめの学園生活のことを知っていた。何故だ?何故、あやめに対してそんなことをする?あやめはあんたに認めてもらいたくて頑張っているというのに』

 

>ここまではこれまでの感じで推理はできていただけど、理由がどうしても分からない。

 

「だからだ」

 

>『?』

 

「今から話すことは長くなるがいいか?」

 

>そういうと、彼は語り始めた。

 

「知っている通り、鬼人族は和平協定が結ばれるまでは全ての種族の中で最強と言わしめるほどの実力を持っていた。だが、結ばれた後、鬼人族は力を示すことができずに、どんどん衰えていった。今ではみんな大人しくしているが昔は酷かったんだ。やれ、戦わせろ、やれ、戦争起こせとな」

 

>『・・・・』

 

「俺も最初はそっち側だったのだがな。ある2人の人族に喝を入れられてた」

 

>『2人の人族?』

 

「君がよく知る人物だよ。赤月ソウゴと赤月奏。君の両親だ」

 

>『あの2人が・・・・』

 

「あの2人は強かった。人族でありながら鬼人である俺とその取り巻きを倒した。で、説教されて、俺は改心した。平和な世の中で生きていこうと。だが、それを快く思わない奴がいた」

 

>『さっきの人か』

 

「そうだ。あいつはあの手この手で世の中を戦乱へと戻そうとしている。旧魔王派の魔族と繋がっているようだしな」

 

>『だから、あやめを遠ざけたのか。・・・・・いや待て、その言い方じゃあんた』

 

「あぁ、俺は明日暗殺されるだろうな。パーティー会場で。」

 

>『知っていたのか!?知っているのに何故!?』

 

「下手に隠れようものなら、あやめが人質に取られる可能性がある。本来ならあやめをパーティーに呼ぶ予定はなかったが、多分あいつが招待状を送ったんだろうな。万が一に備えて、いつでもあやめを人質に取れるように」

 

>『下衆だな。あんたの弟子』

 

「そう言ってやるな。あいつもあいつで鬼人族の未来を考えた結果なんだ」

 

>『・・・・』

 

「さて・・・・・これでいいか?」

 

>『最後に聞かせてくれ・・・・あんたは本当にそれでいいのか?あやめと和解せずに人生を終えるのは・・・』

 

「良くねぇに決まってるだろ?本当ならあやめにはもっと色々してやりたかったよ。だけど、それじゃダメだ。あいつを守るためにはこうするしかない」

 

>『・・・・・決めた』

 

「あ?」

 

>『あんた達を救う。明日のパーティー会場であんたの弟子を倒す』

 

「ほぉ・・・・できるのか?あいつはうちの弟子の中でトップを争うレベルの実力者だ。お前に勝てるのか?」

 

>『勝つ。絶対に・・・・そしたら、あやめとちゃんと話をしてやってくれ・・・・』

 

>そう言って俺は部屋を出た。

明日パーティーが始まる。あやめを助けるためにはあの大男を倒さないといけない。準備をしておこう。

 

・・・・・不器用な師匠と弟子。

 周りの環境が2人の関係をあんな風に歪ませたんですね。

 というか幽真くん探偵かな?

 推理パートなはずなのに幽真くん勝手に話してましたよ。いや、失敗しないからいいんですけどね?

 ま、まぁ、キリがいいので今宵はここまで。

 




ストーリーを練ってたら、主人公が仮面ライダー最光のストーリーが出来てしまった・・・・2作目に関しては完全に書く気なかったんですがね・・・・
このアークワンの話もまだ全体の1割くらいしか書けてないので、書くか悩んでます。まぁ、書いてという声が多かったら書くかもしれません。
では、今宵はここまで。また次回。お会いしましょう


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Part.21 波乱のパーティーの幕開け

(最近うまく書けないので)初投稿です


 いよいよ、お嬢のストーリーが終盤に入ってきて気を引き締めたEVOL2019ですよぉー!

 前回はお嬢と義理の父に当たる師匠の話が聞けました。そして、幽真くんはそれを聞いて救うことを選びましたねぇ・・・幽真くんちゃんと主人公してて泣きそうです・・・

 

>レイさんと話をした次の日、目が覚めた。今日パーティーが始まる。いつ仕掛けてくるか分からない・・・・常に用心しなければいけないな。

 

>そろそろパーティーが始まる時間だ。

 

 さて、どんな感じで戦闘に入るのか。気になりますね。

 暗殺っていうくらいでしょうから、毒殺、射殺、闇討ちとかでしょうか?毒殺だったら防ぎようないんですが・・・・そもそも鬼人族って毒効くの?

 wikiで調べたら基本毒は効かないそうです。

 流石全種族トップクラスの種族鬼人さんたちですね。

 となると、射殺か闇討ちでしょうか?作者暗殺方法の種類とか全然知らないので分かりません。

 

>セバスチャンさんから指示された場所へと行くと、そこは大広間があった。中にはすでに大勢の鬼人族が集まっており、談笑しているようだ。

 

>『正装してきた方が良かっただろうか・・・・』

 

>周りの人はほとんど和服やタキシードにドレスと正装だった。その中1人だけ私服というのはかなり場違い感がある。

 

>そう思っていると・・・・

 

「おーい、幽真!!」

 

>人混みの中からミオがこちらへとやってくる。

その服装は黒い巫女服?(通常衣装)だった。

 

「ん?どうしたの?」

 

>『ミオ、正装着てきたのか?』

 

「お母さんがパーティーに参加するならしていきなさいって。どう?変じゃないかな?」

 

>『あ、あぁ、似合ってる』

 

「ほんと?良かったぁ・・・これ着るの久しぶりだから似合ってなかったらどうしようと思ってた」

 

>『似合ってるから大丈夫だ・・・・にしてもミオ、正装してきたのかぁ・・持ってくれば良かったな・・・・』

 

「あ、それなら、ウチが貸したげるよ?」

 

>『・・・・?』

 

「お母さんが『幽真くん、多分持っていかないだろうからこれ持っていきなさい』って幽真用の服貰ってきたんだよ」

 

>『え、えぇ・・・・お母さん何やってんだよ・・・というか何故分かった』

 

「女の勘って言ってたよ。来て。部屋で着替え直そ」

 

>ミオに連れられ、服を渡されると、部屋で着替えた。

 

>『・・・・・何でぴったりなんだよこの服』

 

>ミオの母さん何者なんだ・・・小学生以来会ったことないのにぴったりな服持ってくるって・・・・それにこれ・・・ミオの服と所々似てるし・・・・

 

 お揃いの服をサイズぴったりで用意するミオちゃんのお母さん、恐ろしいな

 あ、ちなみにどんな服かはご想像にお任せします。服に詳しくない作者が書けるわけないでしょう!!

 強いて言えば、男性化したミオちゃんの服ですかね。

 え?そんなの想像できるかって?できるかできないかじゃないんだよ。するんだよ。(謎の圧)

 

>『着替え終わったが・・・これ変じゃないか?』

 

「お、おぉ、似合ってるよ!幽真」

 

>『なら、いいんだが・・・・』

 

>着替え終わってパーティー会場に戻ってくる。

 

「ミオー!幽真くん〜!!ここですよぉ〜!!」

 

>フブキがこちらに手を振ってきている。あやめの姿は見えないが、何処だろうか?

周りを見ると、あやめはこのパーティーに出席した人たちに挨拶してるようだった。その隣にセバスチャンさんの姿も見える。

 

「ほほぉ・・パーティーでおそろっちの服を着せるとはミオもなかなかやりますなぁ〜」

 

「違っ・・!これはお母さんが用意したものであってうちが着せたわけじゃ・・・・」

 

「でも、内心嬉しいんじゃないですか?」

 

「ま、まぁ・・・・うん・・・・」

 

「これはこれはみぉーんの将来は安泰ですなぁ」

 

「もう!フブキっ!!」

 

>『?』

 

>2人は一体何の話をしているんだ?お揃いってよく友だちがやるものではないのか?まぁ、いいか。俺には関係ないだろう。

 

>≪ミオとの仲が深まった気がする≫

>≪フブキとの仲が深まった気がする≫

 

 関係大ありだよ。この鈍感主人公くんよぉ!!

 前から思ってたけど、幽真くん他の走者のところみたいにスキル『鈍感』持ってたりします?

 ステータスを確認っと・・・・・持ってない・・・え?じゃあ、これが幽真くんの素?え?マジ?

 

>『・・・・・』

 

>レイさんの姿が見える。その反対側には暗殺を目論んでいる男の姿が見えた。スキル『悪意』を使用してみれば殺気がダダ漏れである。一応、射撃による暗殺の可能性も視野に入れてはいたが、半径10キロ圏内に殺意は感じられない。

 

>『いつ仕掛けてくるか・・・・』

 

「どうしたんだ?幽真?」

 

>『ん?いや、何にも・・・・って、あやめもう挨拶はいいのか?』

 

>声をかけられた方を見るとあやめの姿があった。挨拶はもう済んだのだろうか?

 

「一通り終わったから、大丈夫。」

 

>『それでどうした?俺に声かけてきて?ミオ達ならあっちにいるぞ?』

 

「いや、幽真が一人で怖い顔してるから、気になったんだけど・・・・」

 

>『怖い顔?してたか?』

 

「気づいていなかったのか!?」

 

>『あ、ああ』

 

「もうな、鬼人の余ですら幽真が鬼のように見えたぞ」

 

>『そんなにか!?』

 

「う、うん。そのせいで幽真の周り人がおらんし」

 

>『え?・・・・・マジか』

 

>あやめの言う通り俺を避けるように人の姿があった。緊張しすぎて強ばりすぎたか・・・・

 

>『すまん。こう言うのはあまり慣れてなくてな。結構緊張してんだわ』

 

「そうだったのか。なら、仕方ない・・のか?」

 

>『俺の悪い癖だから仕方ないことだ。まぁ、次からは気をつける』

 

「そ、そうか」

 

>その後、あやめを会話をしていると、レイさんがステージの上に立つ。

 

「此度は百鬼家主催のパーティーに来てくれて感謝する。ささやかなお礼だが、百鬼家自慢の料理人達が腕によりをかけて作った品達を心ゆくまで楽しんでくれ」

 

>彼がそう言った瞬間、急に会場内の明かりが落ちた。突然のことで会場内がざわつきだす。

 

>『っ!』

 

>暗闇の中でかすかに見えたレイさんの背後に立つあの男の姿。

 

>『闇討ちが狙いかっ!!』

 

「幽真!?」

 

>急いで彼の元へと向かう。手にはアタッシュカリバーを握る。

 

「邪魔はさせないぞ。人間」

 

>『っ!?』

 

>何者かに攻撃を喰らう。

 

>その数分後、明かりが予備電源に切り替わったのか会場内が明るくなる。そこには、そこには太刀によって背中を斬られたレイさんの姿があった。

 

なんか助けに行こうとしたら邪魔が入ったァァァァ!?

 はっ!?まさか仲間の魔族か!?なんでや!幽真くん前日蹴散らしたやんけ!!あぁぁぁぁぁ!!

 叫んでも仕方ないからまた次回お会いしましょう!!

 




ココ会長が、卒業と聞いて驚きを隠せなかったEVOL2019です・・・・
私は悲しい・・・・(ポロロン


では、今宵はここまで
また次回お会いしましょう


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Part.22 異形

(久々の戦闘なので)初投稿だぞ


 久々の戦闘が始まるホロライブラバーズ実況はっじまるよぉ!!

 さて前回、パーティーが始まり幽真くんが助けに行こうとしたら妨害が入って助けれませんでした。

 やべぇよ、やべぇよ。一体レイさんはどうなるのか・・・・

 さて、今からゲームに戻れば戦闘が始まるわけですが、その前に現在の状況を説明しましょう。

 今回のお相手は鬼人族トップの実力を持つレイさんが強いと評価した弟子の1人。名前は調べたところ『東 リキ』(あずま りき)だそうです。

 

 体格差から見て、力に関してはあちらに部があります。

 単純に力だけなら・・まぁ、問題ないんですが、問題は相手のスキル構成と幽真くんとのレベル差なんですよねぇ・・・情報一切ありませんし、おそらくレベルに関してはあちらが上でしょうね。

 幽真くんあまりレベル上げしてませんから。

 そうなると、コンテニューして何度も戦うのを視野に入れておかなければいけないですね。

 そうなった場合負けた分は全部カットですけど。え?wikiに攻略法あるだろって?ははっ、あったらよかったですね・・・・あったら・・・・(遠い目)

 

 レベル上げしとけば良かったかなぁ・・・でもなぁ、スキル手に入れないと後々辛いですし・・・育成ゲームってなんでこんな難しいんでしょうね・・・・・・

 うだうだ言って視聴者諸君を待たせるのは投稿者の恥ですからゲームへと行きましょう。

 

>会場内に悲鳴が響き渡る。

 

>『っ』

 

>体勢を立て直して、レイさんの元へと向かおうとするが、何人もの魔族が会場に現れる。

 

「言ったでしょう邪魔はさせないと」

 

>『そこをどきやがれぇ!!』

 

《アタッシュアロー!》

 

>魔族の羽を貫き地面へと落とす。

 

>『あやめ!レイさんの方に!!ミオとフブキは会場内の避難を!!』

 

「分かりました!!」

 

「う、うん」

 

「避難誘導が終わったらうちたちも加勢するから!」

 

>『頼む!』

 

>その間も魔族への攻撃を行う。前回の襲撃と同じくらいの強さの連中だったからすぐに終わらせることができた。

 

>あやめの元へと駆けつけるとあやめと奴が戦っており、レイさんは血を流して倒れていた。

 

>『今止血する!』

 

>用意してくれたミオの母さんには悪いが、服を破いて傷口を抑えて、布を結び止血し、会場の端に寝かせる。

 

>あやめの方に行き、アタッシュアローで援護射撃を行う。

 

 まずは相手のスキル構成や魔法の属性を知りたいですからね。頼むからパワー系であって。

 ちなみにレベルはこちらが27に対してあちらは35です ね。お嬢がいるにしても、レベル差8は辛いなぁ・・・・

 

>アタッシュアローで遠くから狙い撃ち、距離を保ち攻撃する。あやめは相手の攻撃を防いでは攻撃を入れているようだが、どれも大したダメージは入ってるようには見えない。

 

「あやめお嬢。こうやって剣を交えるのはいつぶりでしょうかねぇ・・・お元気にされてましたかっ!!」

 

「っ!何故だ!何故レイさんを斬った!!」

 

「そんなの決まってるでしょう?あなたの義理の父、そして我々の師である百鬼レイは私の理想の前には最大の壁だったのです。あなたもこちら側に来ませんか?あなたもあの男には苦労させられたはず・・・今攻撃を止めればあなたの地位は上のものにしましょう」

 

「断るっ!!」

 

>相手は太刀を振り回すだけで魔法らしき攻撃はしてこないが、使えないのだろうか?それとも、俺相手には使う気はないのだろうか?後者だとすれば人族を舐めすぎではないか?いや、昔の価値観にこだわっているので有ればあり得るだろう。

 

「先程からちょこまかと、人族相手に使いたくはないですが、仕方ありません。」

 

>そう言って奴は地面に手を当てて詠唱を唱えると、奴から一直線に俺に向かって地面から岩が生えて来た。

 

>『っ!土魔法か!!』

 

>剣を盾にするが、天井に打ち上げられる。天井に叩きつけられる背中に強い衝撃が伝わる

 

>『くっ・・・・』

 

>顔を上げれば奴がこちらへと攻撃しようと、地面から飛んだ。避けないと確実に致命傷を喰らう!!

 

>『はぁ!!』

 

>天井を思いっきり蹴って、躱す。奴はそのまま天井へと突っ込んでいく。その時少しだが、天井から飛んできた瓦礫が足と腕を掠る。

 

「全く避けないでくださいよ。一瞬で殺せないじゃないですか」

 

>『そう易々と殺されてたまるかよ・・・・』

 

>地面に着地するが膝をつく。結構というかかなりやばい・・・・なんとかして、フブキとミオが来るまで耐えたい。

 

「大丈夫か!幽真!」

 

>『大丈夫だ。あやめは俺に気にせず攻撃してくれ』

 

「だが・・・・」

 

>『頼む。あいつだけは許せねぇんだ』

 

「・・・・分かった」

 

>『ふぅ・・・・よし』

 

>一呼吸おいて、立ち上がる。身体のあちこちが痛むが、耐える。ここで負けてしまえば、みんな殺される。そう思うと自然と力が入ってくる。

 

「狐火!!」

 

「やぁぁ!!」

 

>避難誘導が終わったのかミオとフブキが戻ってきた。

 

「大丈夫!?二人とも!!」

 

>『あぁ、なんとか』

 

 どうしよ・・・・相手の魔法属性は分かりましたからいい方なんですけど、幽真くんが結構ギリギリ。

 お嬢の体力は6割、相手の体力は8割近く。

 ん?スキル『状況把握』完了しとるやんけ!!

 そうだった。こいつの存在すっかり忘れてました!!

 ふふふ・・・アークの力の片鱗とくとお見せしましょう。

 

>スキル『状況把握』を使用しました。

 

>『あやめ!右によけろ!!』

 

「うむ!!」

 

>その言葉と同時にあやめは右に避けて相手の攻撃をかわした。相手の行動の対処の仕方が瞬時に頭に映し出される。

 

>『みんな、俺の指示で動いてくれ』

 

「「「了解!!」」」

 

>『それじゃ、行くぞ!反撃の時間だ!!』

 

>『あやめは、そのまま攻撃!ミオは相手を翻弄!フブキは援護!』

 

>アタッシュカリバーを手に取って、前線に出る。相手の太刀をかわして、腕を斬りつける。

 

「調子に乗るなよ!!餓鬼ども!!」

 

>そう言って奴は魔法陣を発現させる。だが、その結論は・・・・

 

>『予測済みだ!!』

 

>《チャージライズ!》

 

《フルチャージ!》

 

《カバンストラッシュ!》

 

「なんだと!?」

 

>隙だらけの奴に、最大の攻撃を叩き込む。特に身構えてなかったのか、その巨体は風船の如く会場の壁の方へとぶっ飛んで、瓦礫の中に埋まる。

 

>『はぁ・・・・はぁ・・・・』

 

「これで・・・終わり?」

 

>『いや、分からない。油断はしない方がいい・・・』

 

>身構えていると、案の定奴は瓦礫の中から起き上がる。奴の体はあっちこっちがボロボロだ。立てるのもやっとのように見える。

 

「・・・・・許さない。当主の座なんざどうでもいい。ここで貴様らは徹底的に潰してやる。」

 

>そう言って奴は、緑色の液体の入った注射器を取り出した。

 

>『っ!何か嫌な予感がする!!』

 

>あの注射器を止めるべく走る。

 

「もう遅い!!お前たちは俺を怒らせたっ!!鬼人族のプライドなんざ捨ててやる!!」

 

>その首に注射器を刺して液体を身体の中に打ち込んだ。その瞬間・・・・奴を中心に衝撃波が発生した。

 

>『っ!?』

 

「くっ!?」

 

「っ!」

 

「にゃぁ!?」

 

>全員が壁に打ち付けられる。辺りに土埃が舞う。

 

>『何が起きた・・・・』

 

>アタッシュカリバーを杖代わりに起き上がる。辺りを見渡すが土埃のせいでよく見えない。

 

>『大丈夫か!3人とも!』

 

「うちは大丈夫」

 

「余もなんとか」

 

「いたた・・・・いきなり何が起きたんですか」

 

>『分からない。ただやばいってことだけは分かる』

 

「これがこの薬品の力。素晴らしいぃ!!これなら鬼人族いや全種族のトップにだって立てる!!」

 

>何処からか奴の声が聞こえる。

 

>土埃が落ち着き視界がクリアになった瞬間俺たちは言葉を失った。

 

>そこにいたのは異質な形をした奴の姿だった。

 

 ぎゃぁぁぁぁぁぁーーーー!?!?!?よりによって敵側の覚醒とかマジですか!?マジなんですか!?やめてぇ!?幽真くんたちはもう瀕死よ!!ウソダドンドコドーン!!

 

《投稿者が壊れたため、今宵はここまで》

 




やはり、戦闘シーンは難しい。書いたら同じ描写が何個も出来てしまう。これでは、アークの多彩な攻撃が再現できない・・・・
どいつも頭を悩ませるEVOL2019なのであった。
では、また3日後の夜お会いしましょう


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Part.23 ゲームオーバー?

(眠いので)初投稿です


>『かはっ!?』

 

>奴にぶん殴られる。その攻撃を耐えることすら出来ず、風に吹かれた風船の如く吹き飛び壁に打ち付けられる。今までとは打って変わりかなりのダメージが背中を中心に全身へと行き渡る。そのまま重力には逆らうことはできず、地面へと落ちる。

 

「フフハハハハハ!!いい!いい!実にいい!!この感じ圧倒的なまでの力!これをくれたあの魔族には感謝しないといけませんねぇ!!」

 

>『あっ・・・・がっ!?』

 

>地面に這いつくばっていたところに奴に髪を掴まれ、俺の体をいとも容易く振り回し何度も地面に叩きつけられる。

 

「ほらほら、どうしたんですかぁ??さっきまでの威勢は何処に行ったんですかねぇ!!」

 

>『ぐわぁぁぁぁぁっっ!?』

 

>肋骨からなってはいけないような音がなる。やばい。どうにかして体勢を立て直さないと・・・

 

 主人公が絶賛大ピンチなホロラバ実況始まるよぉ・・・・・

 どうしたらいいんだこれぇ!?目離した瞬間ミオちゃんとフブキングリタイアなってるしよぉ!!

 お嬢はなんとか動けてるけどすでに限界を超えてるよぉ!?こういう時どうしたらいいんですか!?先駆者さん達!!

 このままじゃ、ゲームオーバーまっしぐらなんじゃが!!え?諦めろ?うっせやろ!?

 

>『うぐっ・・・・・』

 

>立とうとするが全身に激痛が走り、立てなかった。そろそろ身体にガタがきているようだ。武器は・・・・さっきの猛攻を耐えるのに使ってしまいボロボロになってしまった。唯一使えるのはアタッシュカリバーだけ・・・この状況を打破出来そうなスキルもない・・・・・誰からどう見ても詰みだ。

 

「もう終わりですかぁ?所詮人族その程度なんですよ!!」

 

「幽真っ!!・・・・かはっ!!?」

 

>『あやめ・・・・・っ!!』

 

>俺を助けようと此方に来たあやめをあいつは殴り飛ばし、壁へと叩きつけた。あやめは気絶してしまったのか壁にめり込んだまま動かない。

 

「そうですね。散々私を苔にしてくれましたからもっと絶望の淵に落としあげましょう」

 

>『何する気だっ!!』

 

「あなたの目の前で友人方を殺して差し上げましょう」

 

>『っ!やめろ!!やめてくれ!!』

 

>やめろ、それだけはやめてくれ。

 

「願ったところでもう遅いんですヨォ!!」 

 

>その太刀があやめを殺さんと振るわれる

 

>『やめろぉぉぉぉぉ!!!!』

 

>動こうとするが体が言うことを聞かず、その場で這いつくばっていることしかできない。

 

 お嬢がピンチぃ!?ストーリールートだから見守るしかできねぇよぉ!?あぁぁぁぁ!!!?誰かお嬢助けてぇぇぇ!!

 

>だが、その剣はあやめに当たることはなかった

 

「レイ・・・・さん?」

 

「こふっ・・・・」

 

>百鬼レイがその身体を盾にして防いだのだった。

 

「っ!!はぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

>百鬼レイは力を振り絞るように拳を繰り出して奴を殴り飛ばした。

 

「!?」

 

「ぐふっ・・・・」

 

>レイはその場に仰向けになって倒れ、目を覚ましたあやめがそこに駆けつけた。

 

「なんで余を・・・」

 

「・・・・今まですまなかった・・・・・お前を守るためとはいえ、冷たく当たってしまって・・・」

 

「そんなこと言わないでよ・・・そんなの言ったらまるで死ぬみたいじゃん!!」

 

「・・・・・あやめ・・・・強く生きろ・・・・」

 

「嫌だよ!死なないで!謝るくらいなら生きてよ!!」

 

「・・・・・」

 

「ったく、いきなり現れて殴るとは酷いことしてくれますねぇ。そんなに死にたいならあやめお嬢もろとも殺して差し上げましょう」

 

>奴は殴られたというのに、傷を負っている様子はなく逆にピンピンしているようだった。

 

>動け・・・・・・・・動けよ・・・・俺の体・・・・

 

>『動きやがれって言ってんだよぉぉぉぉ!』

 

>その声と同時に足に力が入り、立ち上がることができた。だが、立つだけで全身に激痛が走る。

 

>『あやめ・・・・レイさんとミオ達を連れて避難してくれ』

 

「でも!!」

 

>『いいから行け!!お前らが避難したら俺も隙を見て逃げるから・・・・』

 

「っ・・・・・分かった・・・・」

 

>あやめは納得がいかないような顔をしていたが、状況が状況なので渋々了承してくれた。すまねぇ。あやめ・・・・

 

「あやめお嬢を逃しましたか。馬鹿なことを・・・・私に対して一人で挑もうというのですか?立つのもやっとなくらいボロボロだというのにですか?」

 

>『うるせぇ・・・・さっさと構えやがれ』

 

「ほう・・・・・よほど殺されたいようですね」

 

>アタッシュカリバーを手に取る。そして、痛む足に堪えながら一歩一歩地面を踏み抜き奴の元へと駆ける。

 

「死ねぇぇぇぇぇ!!」

 

>俺に向けて振り落とされる太刀・・・・それを・・・・

 

>受け止めた

 

「何っ!?」

 

>『っ』

 

>腕にかなりの負荷がかかる。今ので腕の骨が完全にイカれてしまった。痛い。ものすごく痛い。耐えるのだけでやっと、だが・・・・

 

>『この程度ォォォォ!!あの二人の苦しみに比べたらぁぁぁぁぁぁ!!』

 

「ありえない!?なぜその体で受け止められる!!」

 

>『うおりゃァァァァァァ!!!!!』

 

>その時、まるで俺の叫びに呼応するかのごとくアタッシュカリバーが一瞬だけ光を帯びたように見えた。そして、その太刀を切り裂き、奴を斬り飛ばし外へと追いやった。

 

>『はぁ・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・』

 

>やっと一撃を入れれた・・・・・っ・・・やばい・・・意識が・・・だんだん遠のいていく・・・・駄目・・だ・・・・今ここで・・・倒れたら・・・・・・・

 

 

ばたり

 

 

>幽真はその場に倒れ、それから動くことはなかった。

 

・・・・・えぇ・・・っと、これはゲームオーバーです?

 え?違う?画面見ろ?まだゲームオーバー画面じゃないだろって?いや、そうですけど・・・・こんな絶望的な感じなのに、まだ続くんですか?マジ?

 というか、幽真くん途中覚醒の予兆みたいなこと起こってませんでした?え?え?え?

 

《今回も投稿者の頭がイカれたので今宵はここまで》

 

 

 




ただただ主人公がボコボコにされる描写が今回多すぎてモチベがなかなか上がらないEVOL2019です。これからのことを考えると必要なことだけどそれでも辛い・・・・・
では、今宵もありがとうございました。
またお会いしましょう


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Part.24 百鬼あやめという少女

(いつもより少しだけ長くなったので)初投稿です


>薄暗い部屋の中、コツコツと足音が聞こえる。

 

>その音は段々と近づく。

 

>窓から漏れた月の光がその音の主を照らす。

 

>そこにいたのは、真夏だというのに黒いロングコートを身に纏っている者だった。

 

>その人物の顔を見ようとするが、そいつは黒いハットを深く被り、月の光によってちょうど顔部分にだけ影ができ認識することはできない。

 

「何、怯えることはないさ。私はしがない旅人。君には危害を加えるつもりはないさ」

 

>その者の声は非常に落ち着いており、自然と安心できるようだった。あちらの言う通りこちらに危害を加える気はないようだ。胸をそっと撫で下ろす。

 

「とある物語を聞かせてあげようと思ってね。ここに来たわけだ」

 

>そういうと、段々と述べ出す。

 

 

ーこれからお話しするのはとある鬼の少女の物語

 

 

この世界ではかつて、戦争が行われていた。戦争の発端は不明。というか、誰も理解していない。

当事者が語るには、「やらなきゃやられる。」とのことだ。自分たちが生き残るためには他種族を殺さないといけないという使命感に駆られ、戦った。まぁ、その使命感だけでなくただ戦いたい。殺したい、なんて考えを持つ馬鹿もいたけどね。

そんな中の話は今回は関係ないね。さ、時代背景は語った。本題の少女について語ろうか。

 

その少女はそんな戦争時代の最中に生まれたんだ。最初は両親たちと幸せに暮らしていたとも、まぁ、戦争のせいで移住場所を転々と移動したり食べる物に困ったりはしたが、幸せだったとも。

 

そんなある日父親が戦争に駆り出されることになったんだ。もちろん生きるためには断るわけにもいかず、父親は戦争に参加した。残された少女と母親はみんなの大好物であった木苺のタルトを用意して待つことにしたんだ。父親は絶対に帰ってきてくれると信じてね。

 

でも、父親はいつまで経っても帰ってくることはなかったよ。それでも、母親と少女は諦めず待った。必ず帰ってきてくれると、また3人で幸せに暮らせると信じ、待ち続けた。

 

そして、戦争は終わった。そう、和平協定が結ばれたんだ。お互いに武力は行使せず、問題があれば話し合いで解決し、困ったことがあれば助け合うそんな平和協定がね。世界は平和になった。もう、争いが起こることはない。二人は喜んだ。戦争は終わったんだ。父親が帰ってくるとね。

 

しかし、現実はあまりにも残酷だったんだよ。家にやってきた者たちによって、父親の死が知らされた。戦いの最中、仲間を守るために、この世を絶ったとのこと。母親は嘆き悲しんだ。その少女は死因は聞かなかった。ただ、『父親が死んだ』という結果だけが少女の心に突き刺さった。

 

その後さらに、少女には悲劇が起こった。母親が不治の病に侵されたんだ。日々に弱っていく母親を見て、少女は何かしてあげることはないかと考えた。ふと、思い出したのは木苺のタルトのレシピ。少女は木苺のタルトを作ることにしたんだ。山から木苺を摘んできて、農家から材料を少し分けて貰ってね。これを食べれば母親は元気になってくれると信じて。

 

だが・・・・・・、少女が帰ってきた時にはすでにこの世にはいなかった。症状が急変したことによる急死。母親は、父親の後を追うように亡くなっていった。少女はただひたすらに泣いた。

 

何日も何日も泣き続けた。

 

「え?なんで、そんなことを知っているか?そんなことは今どうだっていいだろう?今はこっちが優先なんだ。あまり話を折らないで欲しいな。私は自分が話している時割り込まれるのはあまり好きじゃないんだ。以後気を付けてくれないかな?」

 

>黙って頷く。次からは気をつけよう

 

「話がわかる良い子で助かるよ。では、話を戻そうか。」

 

そんな少女の前にとある男が現れた。そいつは、なんでも、戦争の時、父親と仲良くしていた友人とのこと。そして、父親に助けられた仲間の一人だったのだ。彼の名前は『百鬼レイ』。そう、後に鬼人族トップとなり、少女『あやめ』の義理の父親となる男だ。

 

あやめはレイの元にやってきた。最初はレイに怯えてはいたが、次第に心を開いていった。

 

そして、同時にある誓いを立てた。それは、母親のように優しく、父親のように強き鬼人となるという誓いだった。

 

となると、強くなる必要があった。

しかし、あやめは戦いの『た』の字もないようなド素人。当然独学では強くなれなかったよ。だから、あやめはレイに弟子入りさせてくれと頼んだ。幸いにもレイは何人か弟子を取り、どの弟子も鬼人族の大会で優勝できるほどの実力を身に付けさせることができるほどの実力者だ。最初は渋ったもののレイはあやめの覚悟を受け取り、修行を受けさせた。

その修行は厳しく、一筋縄にはいかなかった。それでも、あやめは諦めることはなかった。

 

あやめはいつも通り、修行を受けるためにレイの元に来たが、「修行はやめだ」と言われ、弟子を辞めさせられた。

 

君たちなら既に分かっているだろうが、彼はこれ以上あやめを自分の元に置くとあやめに危険が迫ると考えた結果、そうした。いや、そうせざるを得なかった。

 

あやめは、理解が出来なかった。当たり前だ。自分は何もレイに迷惑はかけたことがないからだ。言われたことはちゃんとこなしてきた。自分でも分かるくらい日に日に強くなってきている。だからこそ、理解が出来ない。何故突進破門を言い渡されたのかが。

 

それから、あやめは学校に通うことにした。きっ頭が悪いから破門にされたのだろうと考えたからである。あやめは必死になって勉強しまくった。

他の生徒よりスタートが遅かったせいもあり苦労はしたが、着実に成績は伸びていった。中学では、先生からの推薦で生徒会長にも上り詰めた。

だが、学業にばかり時間を費やしたせいで、友だちは少なかったというか、いなかった。

 

そこまでしても、彼からは認められなかった。だから、今度はあらゆる種族の強い子どもたちが集う『ホロライブ学園』に通うことにした。そこで力をつけて認めてもらうために・・・・

 

「これが『百鬼 あやめ』の歴史。どうだい?この物語を聞いて君はどう思ったかな?おっと・・・そろそろ、メインの物語で動きがあるようだ。それじゃ、私はここで失礼させてもらうよ。また会う時はそうだね・・・次の物語を語る時かな?」

 

 

 

「はぁ・・・はぁ・・・・はぁ・・・・」

 

今にも天井が崩れてきそうな薄暗い廊下を3人を抱えて走る。

 

「早くしないと、幽真が・・・・」

 

頭の中に、とある男の子の姿が思い浮かぶ。一人ぼっちだった自分の前に現れた男の子。お互いがピンチの時に助け合い、楽しい時には笑い合った初めてできた『友だち』と呼べる存在。

その子が今、自分たちを逃すために命をかけて戦っている。

 

「失いたくない・・・・だから・・・・」

 

自然と足に力が宿る。歩む足が段々と早くなっていく。気がつくと、建物の外に出ていた。外には救急車や、消防車が来ていた。すると、セバスチャンがこちらに気づいたのか。やってくる

 

「あやめお嬢様っ!!大丈夫ですか!?」

 

「余はなんとか、大丈夫。3人の手当手をお願いしてもよいか?」

 

「レイ様!?それに、大神様や白上様まで!?了解しました!すぐに手当手を行います!!」

 

3人をセバスチャンと使用人に預ける。

 

「あやめお嬢様も、こちらに!手当てをしなければ」

 

「いや、余はいい。戻らないといけないから」

 

「戻る!?お屋敷にですか!?いけません!!今お屋敷は倒壊寸前、戻って行かれては下敷きになってしまわれます!!」

 

「幽真が余たちのために戦ってるんだ・・・余たちより重症なのに。だから、助けにいかないと・・・」

 

「しかし!!」

 

「今!!幽真を助けにいかないと、余はこれから先きっと後悔する!!だから、行かせてくれ」

 

「あやめお嬢様・・・・・」

 

セバスチャンによって足止めを食らっていると。

 

「当主様!?いけません!傷口がひろがってしまいます!?」

 

先ほどまで倒れていたレイさんが立ち上がってくる。

 

「セバスチャン、行かせてやれ。」

 

「レイ様まで、何を言って!?」

 

「あのあやめが行きたいって言ってんだ。行かせてやれ」

 

「レイさん・・・・ありがとう」

 

屋敷の中へと戻ろうとすると、

 

「あやめっ!!」

 

レイさんに呼び止められる。

 

「死ぬんじゃねぇぞ」

 

「っ・・・・・うん!!」

 

泣きそうになった。だけど、堪えて、向きを堪える。泣くのは今じゃない。幽真を助けてからだ。

そう言い聞かせながら、屋敷の中へと入っていく

 

 

 

 

「強くなったな・・・・あやめ・・・」

 

「レイ様・・・・・」

 

レイは屋敷の中へと言ったあやめの背中を見て、そっと呟いたのだった。

 

 

「幽真っ!!」

 

パーティー会場に戻ってくると、辺りが炎に包まれており、その中心部には幽真が倒れていた。急いで駆けつけようとしてる時、異形化したリキが壁にあいた穴から出てきた。

 

「くそっ・・・まぁ、いい。奴は意識を失った。ここで首を絶ってやろう」

 

その太刀が幽真へと振われる。

 

ガキンッ!!

 

「なっ!?」

 

「余の友人は殺させないぞ!!東リキ!!」

 

リキの太刀を弾き飛ばし、幽真の元に行く。幽真を炎が当たらないところに、幽真を移動させて寝かせる。

 

「余はいつも、助けられてばかりだな。海岸で倒れていた時も、バトロワの時も・・・・そしてさっきも・・・・余は嬉しかった。初めて友だちができた気がして。・・・幽真、ありがとう・・・・。今度は余が助ける番だ・・・・」

 

「やってくれましたねぇ。あやめお嬢。ったく、先から邪魔ばかりほんとイライラします。」

 

「リキ・・・・余は怒っている」

 

「は?」

 

「レイさんいや『お父さん』を傷つけたこと」

 

拳に力が漲る

 

「ミオちゃんとフブキちゃんを傷つけたこと」

 

怒りで魂が燃える

 

「そして、幽真を傷つけたことに」

 

まるであやめの怒りに反応するかの如く周りの炎が吹き荒れる。

 

余の焔が燃え盛るッ!!

 

 

 

 

 

 

 

≪専用スキル『百鬼夜行』が変化≫

 

≪覚醒スキル『Burning My Soul』を獲得>

 




今回はお嬢覚醒回!!え?幽真くんが覚醒じゃないのかって?
ふふふ、主人公の覚醒は物語の最後ですよ。
では、次回は皆さんお待ちかね。ボスフルボッコのお時間ですよぉ!!
それでは、また次回お会いしましょう!!


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Part.25 Burning My Soul

(3日投稿を守れなかったので)初投稿です。


「なんなのですか、あなたのその力はっ!?」

 

「余にも分からない。ただこれだけは言える。今の余は誰にも負ける気がしないっ!!」

 

 ホロメンが覚醒して主人公を救う実況はっじまるよぉ!!

 前回まさかのお嬢が覚醒スキルというものを覚得して覚醒しましね。

 さて、ここで視聴者さんたちは疑問に思っていることでしょう。

 『覚醒スキル』とはなんなのか?と。

 それは今から説明させていただきます。

 『覚醒スキル』というのは、仮面ライダーMODによって追加された新しいスキルでして、一定の条件下で獲得できるものとなります。

 その一定の条件かというのが、『主人公及びホロライブメンバーが身体的又は心身的に成長を果たした時』なんです。

 覚醒スキルがどんなのになるかは、キャラの性格や、トラウマによって決まるようですが、大体は専用スキルの上位互換になるとのことです。

 

 では、お次にお嬢の覚醒スキルをお見せしましょう。

 お嬢の専用スキルは武器に炎属性を付与する『百鬼夜行』。

 これがどのように進化するのか。

 

百鬼あやめ 覚醒スキル『Burning My Soul』

自身に15秒ごとに炎上状態(レベル1)を付与。炎上状態の数だけ攻撃力を増加させる。攻撃時爆破(レベル1)を発動させる。怒りの炎は心を燃やし、力を与える。

 

 はい、説明を見た通り、チートです。

 誰がどう見てもどこから見てもチートなスキルです。

 いや、ちゃんとデメリットもありますよ?

 火傷状態みたいなのが用意されてるせいで短期決戦型のスキルになってますけど。

 それだけでは割りに合わないくらいメリットが強いスキルなんですよ!これ!!

 そこはさすが覚醒スキルとでも言っておきましょうか。

 

 で、ここから、なんですが、バトルパートに入ります。

 そして、なんと!!ここから、この俺が!!お嬢を操作することになるみたいです。

 今まで色々な武器を使って戦ってきた幽真くんとは違ってお嬢は二刀流のみ。多分操作に慣れないと思うんですよね。

 まぁ、やるしかないのでやりますけど。

 では、ゲームへGO!!

 

「はぁっ!!」

 

ガキンっ!!

 

「攻撃が重いっ!?」

 

リキと鍔迫り合いになる。前までなら、押し負けていただろうが、今は違う。一歩一歩とどんどんリキの方へと進み、最後にはリキが持っていた太刀を弾き飛ばす。太刀は宙を舞い、地面に突き刺さる。

 

「何が起きている。お前の身に何がっ!!」

 

「だから、知らないと言っているだろう!!」

 

ガラ空きとなったその胴体に、何度も何度も斬撃を叩き込み、リキの顎を蹴り上げる。そして、追撃と言わんばかりにリキの体から爆発が起こり煙が舞う。

 

>≪15秒が経過≫

>≪炎上状態(レベル1)を付与≫

>≪攻撃力が上がった≫

 

 よし!今のでかなり相手の体力を削り切りましたよ!!

 相手の動きも鈍くなっているように見えますし、明らかに反応速度も低下してきています。

 極め付けには、突如起こったお嬢の覚醒でかなり混乱に陥っている様子!肉体は限界ギリギリ、思考は混乱!つまり、落とすなら今がチャンス!!

 

「おかしい・・・おかしすぎる。たかが、感情の昂りだけで、この強さ・・・」

 

轟々と、自身の体から炎が発生する。微かに熱く感じる程度だが、この状態を長引かせれば、自身の体にダメージがいく。幽真を避難させてないから今倒れるのは非常に不味い。倒れようものなら2人揃って屋敷の下敷きとなってしまうだろう。それだけは避けなければ・・・。だが、余の武器はすでに限界を超えてしまっている。次振るえば折れてしまう。だから・・・

 

「幽真、武器借りるぞ」

 

幽真を壁の端へと連れて行った時、借りてきた『アタッシュカリバー』を取り出す。

 

《ブレードライズ!》

 

「次で終わらせる」

 

「終わらせる?誰を?」

 

「お前に決まっている」

 

「笑わせるのも大概にしてくださいよっ!!あやめお嬢!!修行の時一度も私に勝つことがなかったあなたが私を倒せるとでも!?」

 

「昔の余とは違う。お前を倒し、幽真を助ける!!」

 

余は武器を構え直し、リキを見やる。連戦続きのせいか相手はかなり体力を消耗している。さらには、さっき余がつけた傷がかなり響いているように見えた。次で決める!

 

戦場を駆け、何度もぶつかり合う。ぶつかり合う度に炎が舞い上がる。前までの自分ならすでに根を上げていただろう。だけど、今なら限界をも越えられる!!

 

「もっと!!・・・もっと!!・・もっとぉぉぉ!!」

 

>≪15秒が経過≫

>≪炎上状態(レベル1)を付与≫

>≪攻撃力が上がった≫

 

その時、アタッシュカリバーの刀身が激情する炎の如く赤く・・・赫く光り輝き、炎が吹き荒れる。

 

「これで終わりだァァァァァ!!」

 

ボルケニック!!フィニッシュゥ!!

 

アチャァァァァァァァ!!

 

リキの体に炎を纏った一太刀を叩き込んだ。その時剣先から放たれた炎はさながら、相手を喰らおうとする一匹の炎龍のように見えた。

 

「ありえないありえないありえない!!私が負ける!?プライドを捨ててまで戦ったこの私が!?そんなこと信じられるかぁぁぁぁぁ!!!!」

 

そう言ってリキを中心に爆発が起こる。勝ったのだ。あのリキに。ただでさえ強かったのに謎の薬を使ってより強化されたあのリキに。余は勝利を収めた。

 

 勝った!!第3部完!!(なお、終わらない)。

 あの絶望的な状況から勝つことができましたよ!!

 ほんと、あの時はゲームオーバーまっしぐらかと思いましたね!最初のホロメンストーリーでこれとか、先が思いやられますね・・・

 レベル上げは少なくともやった方がいいと今回学びました。

 ストーリーボスとのレベル差は最高で5くらいを目安にした方が良さげですかね。

 

「っ!」

 

屋敷の揺れが激しくなってくる。早くしないと潰されてしまう。すぐに幽真の元に駆けつけ、背中に背負うと、屋敷の外へと向かった。

 

 キリがいいので今宵はここまで。

 また次回お会いしましょう。




最近バイト続きでまともに描く暇がなかった・・・・。
期日を守ろうとしたが、ギリギリアウト。さらには、短い・・・
私は悲しいぃ・・・




だがしかし!グラちゃんの誕生日はめでたいので祝うぞ!!

happy birthday!!(鴻上会長の如く高らかに)


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Part.26 憤怒

(お嬢のストーリが終わりかけなので)初投稿です。


 ホロライブラバーズ実況始まるよぉ〜!!

 前回お嬢が覚醒からの薬によって強化されたレイさんの弟子を倒しました。

 いやぁ、かっこよかったですねぇ。

 仲間のために感情が昂り、覚醒する。うーん、すっばらしいぃ!!(鴻上会長の真似)。

 ささ、今回はその後のお話ですよー。幽真くんがどうなったのか気になりますねぇ。

 

>学校から帰ってきて、荷物を置く。

 

「幽真、友だちは出来たか?」

 

>キッチンからエプロンで手を拭きながら赤い髪の女性がやってきて、俺に問いかける。彼女の名前は『赤月 奏』。俺の育て親に当たる人だ。

 

 ・・・・ん?急に何事?もしかして、幽真くんの過去ですか?

 そんな急にぃ!?というか、前から思ってたんですが、この『赤月 奏』って女性。  

 何処となくシンフォギアに出てくる『天羽奏』に似てません?気のせいですかね?

 

>『俺に必要ない』

 

>彼女の質問にそう答える。

 

「えー、なんだよ、それ。絶対友だちは作ったほうがいいって、あたしは思うぞ?」

 

>『断る』

 

「ったく、どうしたらいいかねぇ」

 

>『何故、そこまで俺に友達を作らせようとする?理解ができない』

 

>いつも、そうだ。何かしらの手を使って友だちを作らせようとする。

 

「そりゃ、友だちと一緒の方が楽しいに決まってるからだろ。幽真みたいな子は特にな。」

 

>『・・・・』

 

「仕方ねぇ。じゃあ、とある話を聞かせてやるよ」

 

>『興味がない』

 

「これはな、とある女の子の話なんだが・・」

 

>『話を聞け』

 

>そう言って、俺の有無も聞かず語りだす。物語を話している彼女は楽しそうに話すが何処か悲しげだった。

 

 

 

 

>『生き・・・・て・・る・のか?』

 

>謎の息苦しさを感じ、目が覚める。最初は視界がぼやけていたが次第に視界がクリアになり、白く汚れのない天井が目に入った。知らない天井だ。・・・・似たようなことが前にあったがまぁ、気のせいだろう。そして、自身の口と鼻には酸素マスクが付けてあり、ベッドの横には心電図が[ピッ・・・・ピッ・・・・』と規則正しく機械音がなっていた。

 

>どうやら、あの後生き残って病院に搬送されたようだ。

 

>『今・・のは昔の記憶・・・か』

 

>俺が引き取られて間もない頃だ。大分あの2人に心を開き、小学校に転校したばかりの頃の記憶だ。あの頃は2人には心を開いていたが、周りには一切関わろうとしなかった。そのせいで学校では孤立。友だちも出来ず、一人ぼっちだった時代だ。幼馴染みのミオがよく話しかけにきたが、適当に相手をしていた。今覚えば完全に黒歴史だ。

で、それを心配した『奏』は俺にこの話を聞かせた。

 

>それは2人の少女が歌手へと至るまでの話だ。1人は複雑な家庭事情により『剣』であることを強いられた少女。もう1人は特異災害?というものによって家族を失った少女。この話は後者の少女が戦いの中で命を燃やし、散らした。それで終わる。彼女はまるで自分が『間近で見たのか』、『自分のこと』かのように話す。前者の少女は部屋が片付けられないとか、可愛いところがあるとか・・・・なんか、惚気を聞かせられてる気分でもあった。

 

 完全に『戦姫絶唱シンフォギア 』の『天羽 奏』さんでじゃないですかぁ!?

 えぇ!?幽真くんの義理の母は『天羽 奏』さんだったの!?

 シンフォギアMODなんて俺入れてないよ!?

 そういえば、ホロラバって、他作品のネタが入ることありましたね。

 でも、キャラが入ることなんてあるぅ!?

 ま、まぁ、奏さんは推しでもあるので嬉しいですが、にしても、奏さんかぁ。 

 この感じだと普通にシンフォギア時空の人ですよねぇ。

 まさか奏さん転生したの?この世界に?それも、前世の記憶持ちで?

 となると、義理の父の方も気になりますね。『赤月 ソウゴ』ですからね。わんちゃん『常盤ソウゴ』だったりします?

 そこら辺は後々出てきますかね。

 

>『っ・・・』

 

>身体を起こそうとするが腹部に激痛が走る。ベッドに備え付けてあった手すりを掴んでやっとのことで座ることができた。

 

>『この感じだと骨は何本かやられてるか・・・・』

 

>覚醒した鬼人族の攻撃を何度も受けて、骨が数本折れた程度ってのは、今までのトレーニングでの成果だろう・・・。

 

>『そういえば、ミオ達は無事だろうか・・・』

 

>ふと心配になるが、あやめに任せたんだ。大丈夫だろう。あやめと言えば・・・・最後に見えたあの光景・・・・

 

>頭の中に思い浮かぶのは、気を失う直前に見たあやめの姿。炎を纏っていて、太刀を振るう様は一匹の龍のようだった。

 

>あやめには、感謝しないとな。みんなを避難させてくれたこと、東リキを倒してくれたこと。そう考えてくると何故か怒りが出てくる。それと共に悔しいという言葉が頭に出てくる。

 

>『クソッ・・・なんでだよ。何故俺は苛立ってるんだ。何をそんなに悔しがってるんだ』

 

>涙を堪えるが、頬をつたり握りしめていた拳にぽたりぽたりと落ちる。

 

>分かっている。この気持ちは『弱い自分に対する怒り』と『東リキに負けた悔しさ』だ。弱すぎる。まだ、弱すぎるんだ。バトロワで勝ったところで世界に通用するわけがない。もっとだ。もっと強くならないと。

 

>『何も守れないし、復讐も果たせないっ・・!』

 

>≪幽真の行動制限がなくなった

>≪続けてトレーニングが行えるようになった≫

>≪トレーニングをすると補正がかかるようになった≫

>≪スキル『憤怒』を獲得した≫

>≪スキル『悪意』のスキルレベルが上がった≫

 

 トレーニング制限を解除され、トレーニングにおいて補正がつくようになりました。

 非常にいい感じです。それに新スキルも解放。

 流れ的にスキル『悪意』の派生スキルですね。能力はこちら。

 

 

スキル『憤怒』

攻撃が当たり敵に1割以上のダメージが入るたびに自身の攻撃力が攻撃力全体の1割分アップする。怒りとは心を燃やし、力を与える。

 

 

 個人の見解ですが、お嬢の覚醒スキルのちょい劣化版だと思われます。ボス戦じゃ、1割削るのは相当辛いですからね。

 15秒ごとに確定で攻撃力が上がって『爆破』も与えるお嬢のスキルよりは劣ってますかね。

 キリがいいためここで終わらせます。

では、また次回お会いしましょう。




えぇ、来週から作者が試験週間へと突入するため、数週間は投稿できなくなります。辛い・・・一日中机に張り付くのは精神が・・・・
ちなみに、最光のストーリーは書くことになりました。お嬢ストーリーが終わったら1話を投稿します。その後はアークワン編で行き詰まったら最光を書くという感じで投稿します。
では、今宵はここまで。
また次回お会いしましょう


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Part.27 病床生活Part 2

(同期ができて嬉しいので)初投稿です


 みんな動画を再生する準備はいいか?俺は出来ている。

 さぁ!今宵も今宵でホロラバ実況はっじまるよぉ!!

 さて、前回は幽真くんが目覚め、新たな決意を抱きました。

 それと同時にトレーニングの縛りが消えてくれました。いい流れに乗ってきてますねぇ〜。

 よしゃ、それじゃ行きましょう。

 

>あれから、一週間が経った。あの事件はニュースで報じられており、かなりネットをざわつかせたみたいだ。東リキと協力していた魔族たちは逮捕され、事件は一件落着なのだが・・・・

 

>襲撃の際に現れた幹部クラスの魔族。奴は俺のことを知った口で話してきた。・・・俺と旧魔王派の繋がりは何一つない。あるとすれば・・・・それは。

 

>『アーク関連か・・・・』

 

>前から疑問には思っていた。俺を生み出した男は大切な人を殺される前はどこにでもいるただの一般人だったのだ。そんな男が誰の協力もなしに俺と言う規格外の存在を生み出すには、資金も知識などが、あまりにも足りなさすぎる。だが、ここで旧魔王派が絡んでいると考えると合点がいくのだが・・・・ここで新たな疑問が出来上がる。

 

『何故、男の復讐に旧魔王派が協力したのか?そして、男も何故旧魔王派と手を組んだのか?』

 

>思考を巡らせるが、脳内にあるメモリーからは、それらしい答えは見つからない。そもそも、実験の中で奴らの姿を見たことがない・・・・資金援助だけして、研究自体は男に任せっきりだったのだろうか・・・・・

 

>『駄目だ・・・全然分からん。』

 

 なるほど、幽真くんの誕生に、アークワンルートでのストーリー全体の敵組織と思われる『旧魔王派』と言う組織が資金援助とかで関わっているんですか。

 となると、やっぱり、あの幹部クラスの魔族とは何処かで戦って倒さなきゃいけないですね・・。

 

>『今はそんなこと考えずに回復に専念しよう・・・』

 

>完全に意識が覚醒し、身体を起こす。少し腹部などに痛みを感じるが、起きた頃に比べれば、身体はだいぶ動くようになってきている。主治医も回復力が常人離れしていると言っていた。これもアークとしての権能だろうか?

 

トントン

 

「赤月さん、お友達がいらっしゃいましたよ」

 

>病室の扉をノックされる。扉の先では看護師の声が聞こえる。その他にも何人かの声が聞こえる。友達って言うと、ミオ達だろうか?

 

>俺より傷は浅いと聞いていたが、もう歩き回れるようになったのだろうか?

 

>『大丈夫です』

 

>そう言うと、扉が開かれる。その先にいたのは、フブキとあやめ。そして、最後に入ってきた人物を見て驚く。何故なら・・・・

 

>『先輩?なんで、魔界の病院に先輩が?』

 

>ロボ子先輩の姿がそこにあったのだ。

 

「あれ?幽真、知らなかった?今回の事件結構ニュースで取り上げられてるんだよ?」

 

>『いや、知ってますけど。知っていたとしても俺が関係してることなんて報道されないじゃないですか』

 

「幽真達が魔界に行くことは知ってたからね。もしかしたらで、調べたら、ビンゴだったんだよ」

 

>『はぁ・・・?』

 

>もしかしたらで行動できるこの人凄いな・・・

 

>『フブキ達は怪我治ったのか?』

 

「白上達なら、幽真くんのおかげで、軽い怪我ですみました・・・幽真くんには感謝の気持ちしかありません。本当にあの時はありがとうございました」

 

>『いや、あの時はああするしかなかっただけだから気にしなくてもいい』

 

「それでも、幽真くんは白上たちを守ってくれました。だから、ありがとうございます」

 

>『・・・・』

 

「幽真、感謝は素直に受け入れるものだぞ。何がどうあれ、幽真はフブキちゃんやミオちゃん、余を助けてくれたんだから。自分がやったことを少し自信を持ったらどうだ?」

 

>『・・・・分かった。』

 

>『どういたしまして・・・・でいいのか?これ?』

 

「いいんじゃないか?フブキちゃんもそれでいい?」

 

「はい!」

 

>その後、フブキたちと他愛のないおもしろ話をして時間を潰した。退院したらみんなで海に行こうと約束した。

 

>そして、気がつけば、日が落ちてきて夕方となっていた。

 

「それじゃ、白上たちは帰りますね。遅くなっちゃうとお母さんに怒られちゃうので」

 

>『ありがとうな。見舞いに来てくれて』

 

「いえいえ、このくらい安いものですよ。」

 

>『そっか・・・・』

 

>最近から思うようになったが、友だちとはいいものだな。一緒にいると心がポカポカする。

 

「そういえば、幽真。ミオちゃんはお見舞いにきたのか?」

 

>『ミオ?ミオならあの事件以来見てないが・・・』

 

「そうなのか・・・」

 

>『ミオがどうしたんだ?』

 

「ミオちゃん、最近元気がなくてな。何処か思い詰めているような気がして」

 

>『ミオが・・・。分かった。今度話しかけてみるよ。』

 

「ありがとう。幽真」

 

>そう言って彼女たちは病室から出ていき、自宅へと帰っていった。

 

>ミオが思い詰めてるか・・・一体何をそんなに思い詰めているんだろうか・・・。

 

>やる事もなくなったので、晩飯まで一眠りした。

 

>≪あやめとの仲が深まった気がする≫

>≪フブキとの仲が深まった気がする≫

>≪ロボ子先輩との仲が深まった気がする≫

>≪傷の治りが早くなった気がする≫

 

 ミオちゃんが思い詰めるって一体何が起きたんでしょうか。前回は一目散に幽真くんのところに駆けつけてきたはずなんですが・・・・

 ミオちゃんがおかしな運命に惑わされないことを祈るばかりです。

では、今宵はここまで。また次回お会いしましょうね〜。

 

 

病院の近くで、幽真がいる病室を見る。

 

「ごめんね。幽真、今、君には会えないよ」

 

彼に直接会って感謝の言葉を述べたい。だが、今、彼に会ってしまっては、自分は彼に甘えてしまうだろう。それだけは駄目だ。彼に甘えてしまっては何も変わらない。

 

今の私はあまりに弱すぎる。このままじゃ、幽真が誰かを守るために動いて今回みたいに傷つく一方だ。そんなの嫌だ。彼が傷つくのはもう見たくない。彼が無理して笑う姿は見たくないのだ。

 

そのためには、彼を守れるくらい強くならないといけない。

 

だから、実家に帰ることを決めた。実家で父か母に鍛えてもらうことにしたのだ。そして、しばらくは彼とは会わないつもりでいる。

 

「学校しばらく休まないとなぁ・・・」

 

そんなことを言いながらウチは、自宅へと足を運んだのだった。

 




久しぶりの投稿だぜぇい!!いやっほぉぉぉ!!
帰ってきたら、同期のカウンさんから感想来てるし、お気に入りは100人は超えてる。さらには、ラバーズ走者がめちゃくちゃ増えているわの驚き三連続で転げ落ちましたよ。
これは、俺も負けてられないので、頑張って投稿して完走目指しまっせ!!


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Part.28 強化素材、もずく風呂って、マ?

(いろんなホロメンの配信を見てたら夜になっていたので)初投稿です


 今日も今日とてホロラバ実況だよ〜。前回はお嬢たちが幽真くんのお見舞いに来てくれましたね。

 ミオちゃんの姿が見えなかったのが少し疑問なのですが・・・・・。彼女なら大丈夫だと信じたい

 では、lets!GO!!

 

>『出ないな・・・・』

 

>さっきから、ミオに何度も電話をかけているのだが、出る気配が全くない。スマホのバッテリーが切れているのだろうか?でも、1時間おきくらいに電話しているが、かれこれ5時間近く立っている。そんなに長く充電しないものだろうか?

 

>『これ以上かけても、駄目そうだな・・・。また明日かけ直すか』

 

>スマホを机の上において、ベッドに横になる。だいぶ、体は治りきっていて、明日には退院できるそうだ。特に後遺症もなく完治とのことなのでかなりありがたい。

 

>『やることないのって暇だな。』

 

「そうだろうな。」

 

>『そうなんだよ・・・・・って、ん?』

 

>今俺じゃない声が聞こえたような・・・・

 

>違和感を感じ、声がしたであろう向きに首を向けると、そこには、椅子に座って林檎を丸齧りするレイさんの姿があった。

 

>『いつの間に!?』

 

「ついさっきだ。お前さんの様子を見ておこうと思ってな」

 

>『あんたこそ大丈夫なのかよ!?』

 

「鬼人舐めるなよ?あの程度2日で治る」

 

>『いや、怖ぇよ!?』

 

「鬼人ってのはそういうもんなんだよ。ちょっとした切り傷なら力入れるだけで塞がっちまうもんだ」

 

 流石全種族トップと言われても過言ではない鬼人族です。

 大剣でぶっ刺されたのにわずか2日で完治とは。

 確かにキャラクリの種族で鬼人が選べないのにも納得できますね。

 超回復に高火力なんて、オーディションのトロフィーまでとは行きませんがハードモードとか、難易度一段階くらい下がっちゃうんじゃないですかね?

 さて、レイさんは幽真くんには何の御用でしょうか?

 

>『それで・・・何の用なんだ?ただお見舞いに来たって訳じゃないよな?』

 

「・・・・まぁ、そうだ。あの事件の詳細についてお前に話した方がいいって思ってな」

 

>『・・・・』

 

「リキとその仲間について何だが、殺された」

 

>『は?殺されたってどういうことだよ。テレビじゃ捕まったって報道されてただろ?』

 

「牢の中で殺されたんだよ。何かしらの魔法でもかけられていたんだろう。もがき苦しみながらこの世を去ったそうだ」

 

>『なんだよ。それ・・・。』

 

「口封じのつもりなんだろう。かと言って情報がなくなったという訳じゃない。あいつの部屋を捜索したところ、薬品とこんなのが見つかった」

 

>そう言って彼が取り出したのは、戦闘の際に東リキが自身の体に撃ち込んだ物と同じ物かと思われる緑色の液体が入った試験管と・・・

 

>『なんだこれ?』

 

>黄色いレバーのようなものが付いたデバイスとボタンのついたカードのような赤いデバイスだった。黄色いデバイスは手のひらより大きいのに比べて赤いデバイスは手のひらサイズだ。

 

はっはっはっ・・・・・

 

なんで、フォースライザー出てきたんじゃァァァァ!?

 

 失礼。取り乱しました。

 予想外の物が取り出されたので大変取り乱してしまいました。いやだって、出ると思わないじゃん?

 なんで、フォースライザーを東リキが持ってるんだ。

 それに、もう一つの赤いデバイスの方は『フレイミングタイガー』のプログライズキーですね。  

 補足を入れますと、この2つのアイテムはゼロワンに登場する変身アイテムです。

 フォースライザーは滅亡迅雷netという敵組織が使ってる変身ベルトです。

 何故、そんなものが。

 

>『』

 

>黄色いデバイスを手に取って、背面を見たりレバーを引いたり押したりして触ってみるがよく分からない。

 

「そちらに関しては、さっぱりだが、薬品に関しては分かったことがある。この薬品に使われたのは『シュルトケスナー藻』っていう薬草を品種改良させて生み出された物だった」

 

>『それなら、本で読んだことがある。闘争本能を活性化させるっていう効能がある薬草だよな?』

 

「あぁ、それだ。」

 

>『だが、おかしくないか?それは滅んだって本に書いてあったが・・・』

 

「それについては、捜索中だ。」

 

>『そうか・・・・・』

 

意外!!それは!シュルトケスナー藻!!

 

 いやぁ、今回は驚きの連続です。フォースライザーが出てくるだけでかなり驚きでひっくり返ったのに、ここに来てシュルトケスナー藻ですよ。

 

 え?なんだそれ?って?あー、じゃあ、最近出番のないあの方に説明をお願いしましょう。最近出てなくて彼拗ねてますから。では、現場のエボルト先生〜。よろしく〜。

 

 

〜教えて!エボルト先生!〜

 

 

べ、別に出番がなかったからって、拗ねてる訳じゃないんだからね!!(ツンデレボイス) 

 

 

 よ!久しぶりだな!視聴者諸君、声に関しては右に出る者がいないエボルトさんだ!どうだ?なかなかうまかっただろ?小説だからわかんねぇ?メタいこと言うなよ・・・・。

 さ、そんなことなんざどうでもいい。仕事しねぇとな。

 じゃ、説明行くぞぉ。『シュルトケスナー藻』ってのは平成5作品目の仮面ライダー『仮面ライダー剣』で出てくる通称『もずく風呂』でお馴染みの薬草だ。

 効果はさっき主人公が言った通りで、闘争本能を活性化させるだけのものとなっている。

 一応言っておくが本来はあの鬼人みたいに化け物のようになるものではないぞ。あれは、品種改良による効果だ。そこんところ、勘違いするなよ?それじゃ、俺はここで失礼するぞ〜

Ciao〜。

 

〜fin〜

 

 

 

 はい、エボルト先生説明あざます。

 説明通りとなっております。

 ブレイドでどのように出てきたのかは敢えて控えておきます。ネタバレはあまりしたくないですからね。

 

「さて、あまり病人無理させちゃいけないからな?俺はここで失礼する」

 

>『病人って、もう完治しかけなんだが?』

 

「病気は治りかけが一番危険なんだからな?ゆっくり寝て身体を休めやがれ」

 

>『は、はぁ・・・』

 

「それと、ありがとうな。あの後、あやめと話をしたが、コッテリ絞られちまったよ。」

 

>『仲直りできたのか?』

 

「ああ、出来たよ。・・・・ったく、子どもっつうのは何であんなに成長が早いもんなのかねぇ。あやめの姿を見て一皮剥けて立派になってる気がしたよ」

 

「お前には感謝しても仕切れない。本当にありがとうな」

 

>『それなら、良かった』

 

「そのデバイスはお前さんにくれてやる。お前が持っていた方が役に立ちそうな気がするしな」

 

>『いいのかよ。こんなのもらって。事件の重要なもんじゃねぇのか?』

 

「粗方調べたがてんでダメだったからよ。こっちが持ってても意味がねぇってことで、お前にやる」

 

>『・・・・それ、俺に押し付けてないか?』

 

「ま、そうとも、取れるな。・・・おっと、こいつも忘れてた。」

 

>そういうと、彼はポケットから何かを取り出すと、こちらに投げ渡す。それは、先程の赤いデバイスと同じ造形の黄色いバッタが描かれたものだった。

 

>『これは・・・』

 

「お前の父親から預かってたもんだ。お前が来たら渡してくれってよ」

 

>『あの人が?』

 

「よく分からんだろ?俺もよく分かってねぇんだ。急にやってきて渡して帰ってたからよ。『幽真ならあやめちゃんを救える。そんな気がする』なんて言ってよ。」

 

>『・・・・』

 

「じゃ、そういうことだ。ゆっくり休めよ」

 

>彼は病室から出ていき、部屋は静まり返った

 

>『・・・・』

 

>赤月ソウゴという人物は何者なのだろうか。さっきの言い方だと、まるで『未来予知』ではないか。単なる偶然なのか、それとも、本当に未来を読んだのか。謎だ・・・。

 

>『それに、このデバイスも・・』

 

>あの人はこのデバイスを作った人物を知っているのだろうか?俺を作った男の研究所にはこんなものはなかったが、アークと関係するものなのだろうか?

 

>『分からん・・・・。』

 

>デバイスたちを棚の中にしまい、布団をかぶる。そして、次第にうとうととしだし、意識を手放した。

 

 今回は驚きの連続でしたね。『フォースライザー』に『シュルトケスナー藻』、幽真君の父親が『赤月ソウゴ』もとい『常盤ソウゴ』。

 驚きばかりです。

 それにしても、お嬢とレイさんが仲直りしてくれたのは本当に良かったです。幽真くんが命を張った甲斐があるというものですからね。

では、今宵はここまで。また次回お会いしましょう。




今宵も読んでいただきありがとうございます。
あやめ編は次回にてラストとなりまする。戦闘後をダラダラとし過ぎてしまいました・・・。
次のホロメンズストーリーの前に閑話休題。皆さんお待ちかね。水着回とか、いろいろです。みおしゃはどうするのかって?・・・・・すまぬ。みおしゃはしばらく出て来れないのじゃ。アークストーリー後半で大活躍予定ですから待っててくれ。では、Ciao〜


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Part.29 動き出す歯車

(お嬢編が終わるので)初投稿です


 仮面ライダーの初変身がもうすぐかもしれないホロラバ実況はっじまるよぉぉぉ!!

 前回はレイさんから『フォースライザー』『フレイミングタイガープログライズー』そして、名前は出ませんでしたが、亡き父の形見『ライジングホッパープログライズキー』を受け取りました。

 いやぁ、これは間違いなくあのライダーに変身しろと言わんばかりのセットですね。

 この動画でもう30話近く、なのに、肝心のライダーが出てきませんでしたからね。待ち遠しいですよ。

 では、ゲームへゴォォォ!!

 

>『ん〜っ・・ふぅ・・・久しぶりの外だな。』

 

>入院生活では、ずっと寝たきりだったため、ガチガチに固まってしまった筋肉をほぐすように、思いっきり背を伸ばす。そして、それと同時に外の空気を思いっきり吸って、吐く。

 

>『完全に体なまってるよなぁ・・・明日からリハビリを兼ねて軽く運動しないと』

 

>体を右左と捻ったり、手首や足首を回したりして、全身をほぐしていく。ある程度すると、体が軽く感じ始めてくる。

 

>『よし、これでOKっと・・・さて、今からどうするかね。』

 

>今から家に帰るのもいいが、ミオが気になる。入院中一日一回は電話を掛けるようにしたが、どれも留守電だった。フブキたちが言うには怪我は完治したらしいのだが、音信不通なのは少し気になる。ミオに会いに行くために、ミオの家によるのもありだろう。

 

>『どうする?』

 

▶︎自宅に帰宅する

 ミオの家に向かう

 

 そりゃ、もちろん。ミオちゃんの家に向かうに決まってるでしょう。

 何度電話かけても出ないのは不安ですからね。

 それに、このまま帰ったら幽真くんに悩みが出来てしまったりしそうなので、気になることは早めに解決しときましょう。

 

>ミオの家に向かうことにした。

 

 

>ミオが住むアパートにつき、ミオが借りている部屋の前に着く。チャイムを鳴らすが、何も物音は聞こえない。

 

>今出掛けて、部屋にいないのだろうか?

 

>『どうするか。探そうにも探す当てがないしな』

 

「あら?幽真くんじゃない?」

 

>『あ、大家さん。おはようございます』

 

「おはようさん。もしかして、ミオちゃんに用かい?」

 

>『はい。電話かけても出ないので少し心配になって』

 

「それなら、ミオちゃん。ご実家に帰るって言ってたわよ?」

 

>『そうですか・・・。ありがとうございます』

 

>実家か。それなら、電話に出てもおかしくないと思うのだが・・・。

 

「喧嘩でもしたのかい?」

 

>『そう言うわけじゃないんですが・・・。』

 

「そう?それなら、いいんだけどね。」

 

>『それじゃ、失礼します』

 

>アパートを後にして、自宅に帰った。郵便ポストの中には何日分の新聞が入っていて、溢れ出しかけていた。新聞を取り出そうとするが引っかかっているのかなかなかうまく取り出せない。

 

>やっとのことで取り出すと、新聞紙はもうクシャクシャとなって所々破れてしまっていた。

 

>『しばらく出かける時は新聞止めるようにしないとな・・・・ん?』

 

>新聞を手に取り、開こうとすると、新聞の間に挟まっていたのか封がされた手紙がヒラヒラと地面に落ちる。

 

>『手紙?誰からだ?ってミオ!?』

 

>手紙の裏を見ると大神ミオと書かれていた。

 

>『なんで、手紙を・・・とりあえず、家の中で読もう』

 

>家に入って手紙を読むことにした。

 

 何故に、手紙?ミオちゃん、幽真くんの電話番号は知っているはずですが・・・・電話番号知っていて、さらには、家も近いというのに、手紙を送ってくるとは、ミオちゃん、一体どうしたんでしょうか?

 

>『・・・・・』

 

>手紙に書かれていたのは、お見舞いに行けなかったことにする謝罪と、実家にしばらく帰るから心配しないでとのことだった。

 

>『なんで、急に実家に・・・。』

 

>なんで、お見舞いに来れなかったのかと言う疑問などのせいで、少し腑に落ちないが、ミオが元気にしてることが分かっただけでも安心できた。

 

>『久しぶりになんか作るか』

 

>最近はミオに頼りっぱなしだったため、台所に立つことさえなかったが、今はものすごく味の濃いものが食べたい気分のため、作ることにした。それに、あやめに手料理を食べさせるって約束をしたからには、ある程度感覚を取り戻さないといけない。約束しておいて、不味いなんてのは嫌だしな。

 

>その後、炒飯と麻婆豆腐、卵スープが出来上がった。食べてみたが、対して不味くはなかった。むしろ、久しぶりにやったにしてはいい出来だった。

 

>≪スキル『料理上手』のスキルレベルが上がった≫

 

 よしゃぁ!幽真くん!やっとまともな自炊をしましたよぉ!!

 スキルレベルが上がったしよぉ〜!非常にうま味じゃぁ!

 ふふふ。これでまたホロメン攻略が楽になりますねぇ。

 

>飯が食べ終わり、その日の晩

 

>『げっ・・・今日も来てるし』

 

>寝るまえに時間を確認しようとスマホを開くと、レイさんからの一枚な画像と共にLINEメッセージが来ていた。

 

>LINEを開くと、あやめとのツーショット写真とその写真に関する感想がずらっと10行ほど書かれてあった。

 

>『・・・・・』

 

>数日前から送られてきたレイさんの娘自慢のメッセージ。

 

>『・・・・・親バカにもほどがあるだろ・・・』

 

>ため息をつきながらも、2人が幸せそうに笑う写真を見てクスリと笑ってしまう。この笑顔を守れたなら、命を張った甲斐があるなとそう感じさせるほどだった。

 

 うーん、普通にいい話。泣けるで!!涙はこれで拭いとけ!!(ティッシュ放り投げ)では、今宵はここまで。また次回お会いしましょう!!

 

 

 ここはとある建物の一室。そこには、7人の男女が中央に水晶を囲むようにして、座っていた。そして、その水晶には東リキと戦う幽真の姿が映し出されていた。

 彼らの見た目は、普通のようで何処かおかしかった。右から順に、

 

「あれがアークの力を持つ少年ですか。いいですねぇ。いい闇をお持ちですねぇ。実にいい」

 

 水晶に映し出された映像を見て、不敵に笑う白衣を纏い眼鏡をかけた男

 

「あら、やだ。あそこの男。不気味に笑っているわ。どうしましょう」

 

「本当ね。気味が悪くて怖気が走るわ!」

 

 次に、そのメガネの男を見て、気持ち悪がりうねうねと体をうねらせるバレリーナの格好をした巨漢2人。

 

「黙れよ。オカマ共が。うるせぇ」

 

 その次には、その巨漢2人にキレていて、その場にいる全員よりも体が一回り大きくガタイのいい白髪の男。

 

「きひひひ。でも、興奮するのは分かりますわ。なんてたってあのお方がもう目の前にいらっしゃってるですから。えぇ、えぇ、滾りますわ!昂りますわ!!」

 

 映像を見て、変わった笑い声を上げる青と黒のゴスロリ衣装を見に纏うブロンドヘアーの少女。

 

「確かに・・・彼ともうすぐ会えることはいいことだ。彼と会えるのが待ち遠しすぎて米が喉が通らない」バクバクバク

 

 そんな言葉とは裏腹に、大量の白米を口に放り込み、もぐもぐと食べる獣人の少女。

 

「ふふふ、ケモミミ。黒と白のケモミミ。すっばらしい!!今や数少ない人狼と霊狐のケモミミ。これは、アークと共に手に入れなければ!!」

 

 1人だけ明らかにテンションがおかしいし、話題も全く違うことを言ってるオカッパ頭の男。

 

 そんな彼らの元に1人の男がやってくる。その男の背には大きな翼を六つ持っていた。

 

 そう、幽真の元に現れた旧魔王派幹部の男だった。

 

「みんな、揃ったかな?」

 

「あら、あなたという方が珍しいですわね。遅刻なんて」

 

「おせぇぞ。どんだけ待たせやがんだ」

 

「すまないね。少しばかり私の方で立て込んでしまった。さて、第1回旧魔王派幹部会議を始めようか。」

 

 幸せな日常の裏側で強大な闇が今動き出そうとしていた。




これでお嬢編は終了です!!次回からは次のホロメンストーリーまでの準備と日常回を書く予定だぞ!絶対見にきてくれよな!!


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第三章 ホロライブ学園 夏休み
Part.30 犬猫揃えば大戦争?


(2作目投稿記念なので)初投稿です


 一つ目のホロメンのストーリーを終えて、一安心なEVOL2019でぇぇぇす!!

 いやぁ、初のホロメンストーリーで、色々パニくりましたけど、なんとかクリアすることができました。

 幽真くんも今回を通して強くなりましたし、この調子で頑張っていきましょう!!

 

>『ふぁぁ・・・・眠いな・・・』

 

>読んでいる本から目を離し、身体を伸ばす。外を見れば、すでに朝日が上り始めている。『シュルトケスナー藻』について、調べることに熱中しすぎたせいで、朝になってしまったようだ。

 

>『軽く何か食べよう・・・』

 

>一袋六枚入りの食パンを二枚取り、トースターの中に入れる。冷蔵庫から、卵を2個取り、ボウルの中で殻を割る。そこに、砂糖を大さじ2杯、塩少々、マヨネーズをひと回しほどかけ、かき混ぜ、スクランブルエッグを作る。

 

>温めておいたフライパンに流し込み、ぐちゃぐちゃにかき混ぜる。完全に火が通る前に火を止め、あらかじめ千切っていたレタスを皿の上に盛り付け、その上にスクランブルエッグを盛り付ける。

 

>『コーヒー飲むか』

 

>ポットに水を入れてお湯を沸かす。マグカップにインスタントコーヒーを入れる。

 

>数分もすれば、朝食が出来上がった。パンにバターを塗って、スクランブルエッグを乗せて食べる。うん、うまい。

 

 流石、スキルレベルが上がった『料理上手』くんを持っている幽真くんやで。ものの数分で簡単な朝食ができてしまいました。

 くっ、美味しそうな朝食をほうばる幽真くんの一枚絵が出てきたせいでお腹が空いてきてしまった・・・・・。菓子パンとってきまーす。

 

 戻ってきました。いやぁ、やっぱり菓子パンと言ったらコッペパンですね。ちなみに俺はいちごジャムとマーガリンのやつが好きです。

 え?お前の好みはいいから、戻れ?

 急かさなくても戻りますよ。

 

>朝食を食べ終わると、食べ終わった皿を洗って棚になおす。

 

>『さて、何するか・・・・』

 

>このまま、『シュルトケスナー藻』について調べるのもいいが、どうせなら、別のことをしておきたい。身体を鍛えたいし、せっかくの夏休みだ。誰かと遊ぶのもいいだろう。

 

>『何をしようか?』

 

▶︎鍛える

 読書をする

 出掛ける

 誰かに電話する

 

 ホロメンと遊ぶのは当たり前だよなぁ?お嬢のストーリーが終わったばかりなので気分転換も兼ねて好感度上げにいきます。

 ちゃんと、次のホロメンストーリー攻略のためにレベル上げもしますよ?でも、少しくらい遊んだっていいじゃない!

 幽真くんは華の高校生やぞ!!復讐に燃えてるけど!!燃えてるけど!!(大事なことなので2回言いました)

 なのでぇー、ホロメンに電話しまーす!!

 

>『誰に電話しようか?』

 

▶︎あやめ 

 ロボ子先輩

 おかゆ

 フブキ

 

 ミオちゃんの選択肢が消えてるぅ!!

 仕方ないですね。電話しても繋がりませんし・・・・ミオちゃんとのイチャコラ見たかったなぁ。

 気を取り直して、誰にしましょうか。

 お嬢はストーリークリアしてますし、フブキングはお嬢のストーリーの方で好感度は上がっています。

 ロボ子先輩もまぁ、ある程度上がってますから、

 おかゆんに行きましょう。

 彼女あまり幽真くんとは絡んでませんしね。

 

>おかゆに電話をかけた。

 

《もしもーし、僕だよ〜。どうしたの?》

 

>『何を言おうか?』

 

▶︎今日遊ばないか?

 課題について教えてほしんだが。

 

 まぁ、これはどっちでもいいですね。

 上が好感度がぐんと上がって、下がスキルと好感度が少し上がるので。

 

>『今日遊ばないか?』

 

《いいよー、あ、なら、僕の家に来る?》

 

>『分かった。住所教えてもらってもいいか?』

 

《それなら、駅前に来て。迎え行くから》

 

>『ん、分かった』

 

>おかゆとの電話が切れる。さて、準備をして家を出よう。おかゆの家か・・・何か買っていった方がいいだろうか?近くのコンビニで何かしら買っていこう。

 

>家を出て、近くのコンビニによった後に駅前に向かった。

 

 

>駅に着くとおかゆの姿は見えない。まだ来てないのだろうか?

 

「おーい。ここだよー」

 

>辺りを見渡すが彼女の姿は見えない。・・・・この歳で幻聴だろうか。病院予約しておいた方がいいかもしれない。

 

「上。上」

 

>『上?』

 

>上を見上げると、建物の窓から顔を覗かせるおかゆの姿があった。その建物には看板があり、そこには『猫又おにぎり店』と書かれていた。

 

「あ、お店の中に入ってきていいよ」

 

>『あ、うん』

 

>ここら辺では珍しい和風の引き戸を開けてお店の中に入る。お店の中は外観と同じ和風の作りで、ほのかに木の温かみを感じる。

 

>辺りを見渡すと棚にはいくつかのおにぎりが陳列してある。鮭や梅干しの定番の具が入っているらしくどれも美味しそうだ。

 

「いらっしゃい。今日はどんなご用で?」

 

>『え、ああ、友だちが入ってきてと言ってきたので』

 

>レジの方に、お婆さんがいた。見たところ人族のようだが、おかゆの知り合いとかだろうか?

 

「おかゆちゃんの友だちかい?それなら、そこから2階に上がってお行き。」

 

>「あ、ありがとうございます」

 

>お婆さんが指差したところを見るとそこには2階へと上がる階段があった。お婆さんに挨拶をして2階へと上がる。

 

>2階には扉がいくつもある。・・・・おかゆは一体どこなんだろうか。

 

「幽真〜。こっちだよ」

 

>困っていると、奥の扉からおかゆが顔を覗かせ、手招きしている。その部屋に入ると・・・

 

「幽真!こぉねとゲームで勝負しろぉ!!」

 

>ゲームのコントローラーを持ち、仁王立ちする犬耳少女『戌神ころね』の姿がそこにあった。

 

>『・・・・・え?』

 

「はいはい。選手はこちらに」

 

>『え?え?』

 

>おかゆに誘導され、ゲームコントローラーを持たされ、テレビの前に座らせられる。

 

>テレビには『浦島電鉄』という文字が映されており、中央には亀に乗った駅長の帽子かぶっているキャラが敬礼?している絵が・・・・テレビのCMで取り上げられてたのを何回か見たことがある気がする。確か日本各地を巡って資産を集めるゲームだった・・・・ゲーム、ガンバライジングくらいしかやったことないんだけどな。それも数年前にやり込んでつい最近一回やった程度。

 

 急に始まりましたね。ゲーム対決。果たして勝つのはどちらか。

 そしてこの勝負を持ち込んできたころねの思惑とはなんなのか。さ、ゲームに戻って行方を見守りましょう。

 

>唐突に始まった謎のゲーム勝負。

 

「100年は流石に幽真が耐えられないと思うし時間も足りないから今回は三年決戦でやろっか」

 

>こうして、ゲームの戦いが幕を開けた。

 

>最初はおかゆが目的地に到着し、貧乏神が一番遠くにいた俺についた。貧乏神の姿はポップで可愛いのだろうが、やってくることが地味にうざい。早めに、どうかした方がよさそうだ。

 

「ちょっとぉ!!ころねになすりつけないでよぉ!?」

 

>ちょうど近くにいた戌神さんになすりつけて新幹線カードで遠くへと逃げた。

 

>次に目的地についたのは、俺で、貧乏神がついたのはおかゆだ。その時、運悪くレジェンドボンビーになって、物件を売られてていった。

 

「ギャァァーーーー」

 

>『借金5000万なんて現実で抱えたら地獄だな・・・』

 

>それから数時間が経ち、勝ったのは

 

「イェーイ!こぉねの勝ちぃ!!」

 

「ころさん強いねぇ」

 

>『・・・・最下位か・・・・・』

 

>順位は一位が戌神さん。二位がおかゆ、三位がNPC。4位が俺だった。立て続けに不幸が俺を襲い、最終的にはおかゆが背負っていた借金の倍を背負ってしまい、敗北。

 

>ふと、あることを思い出す。

 

>『そういえば、なんで戌神さんはいきなりゲーム勝負を仕掛けてきたんだ?』

 

「え?あ、それはぁ・・・」

 

「ころさんも幽真と仲良くなりたいって言ってたよ〜」

 

「ちょっ、おがゆぅ!?」

 

>『仲良く?』

 

「でも、ころさん。初対面の人との接し方が分からないから、僕の提案で幽真にゲーム勝負を申し込んだって訳だよ」

 

「もぅ!おかゆ!全部言わなくてもいいじゃん!」

 

「こういうのははっきり言った方が楽なんだよ。ころさん」

 

>『戌神さん?』

 

「えーっと・・・・幽真?こぉねと友達になってください」

 

>『俺で良ければ・・・・』

 

「ほんと?やったぁ!やったよ!おかゆ!!」

 

「ほら、ころさん。言ったでしょ?」

 

>こうして、俺は戌神さんもといころねと友だちになったのだった。その後は、また浦島電鉄をやって、見事優勝を果たした。ちなみに今度はおかゆに不運が降り注いでいた。

 

>日が落ちてきて、おかゆたちに帰ることを伝えて、店を出た。

 

>≪おかゆとの仲が深まった気がする≫

>≪ころねとの仲が深まった気がする≫

 

 うーん、友情ものはいいねぇ・・・こんな青春送りたかった。

 今回はここまでだが、次回からもホロメン好感度上げとトレーニングを行うぞ!!

 では、今宵はここまで、また次回。




ころさんの喋り方が難しいと思う今日この頃。というか、性格合ってる?これ?違ったら申し訳ねぇ。
それじゃ、Ciao〜。


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Part.31 準備ってのは大事だ。準備しねぇと(以下略

(ガチャで微妙な結果だったので)初投稿です


 ころさんと友達になったホロライブラバーズ実況はっじまるよぉ!!

 前回は尊いシーンがあったせいで何人もの兄貴姉貴たちがお亡くなりになったことでしょう。

 え?俺?俺は現在天国から配信中ですよ?あんなん見せられて、死なない方がおかしいでしょう!!

 では、ゲームへゴォォォ!!

 

>『今日は雨か・・・・』

 

>外を見ると、黒い雲が空を覆い、そこから大きめの雨粒が降っている。かなりの土砂降りだ。

トレーニングする予定だったが、この雨ではできそうになさそうだ。

 

>『どうする?』

 

▶︎出掛ける

 休む

 本を読む

 電話する

 

 これは、ちょうど良かったです。

 近いうちに武器を買いに行こうと思ってたんですよ。スキル『悪意』のおかげで、アタッシュウェポンシリーズは使えるのですが、スキルレベルが低いせいで一回の戦闘で同じ武器は一回しか取り出せないようなんですよ。

 そのせいで前回のホロメンストーリーでは武器がアタッシュカリバーのみとかいう最悪な事態が起きてしまいましたからね。

 今回ある程度買っておこうと思った次第です。

 なので、武器屋に行きましょう。  

 他にも、闇市で色々買ったりしていきますよ。

 

>『何処に行こうか?』

 

▶︎商店街

 ゲームセンター

 町外れの森

 隣町

 

 武器屋は隣町ですので、隣町に行きましょうか。

 新たなホロメンと会えたらラッキーなのですが、ま、そんな美味しい話あるわけないですよね〜。

 

>隣町についた。大雨だと言うのにかなりの人が傘をさして歩き回っている。流石、商業に関して時代の最先端に言っている街だな。人の賑わいがすごい。さて、何処に行くか。

 

▶︎武器屋

 闇市

 ショッピングモール

 アイテムショップ

 

 まずは、武器屋ですねぇ。その後、闇市に行きましょう。

 最近のアプデで追加されたレベルを上げるために必要なアイテムを買っておきたいので

 

>武器屋についた。片手剣などの近距離武器からアサルトライフルなどの遠距離武器、手榴弾なんかもおいてある。

 

>『金には余裕があるし、使えそうな物を全部買っていこう』

 

>片手剣・槍・戦斧・短剣・薙刀・刀・大剣をそれぞれ三つずつ買い、手榴弾やトラップ系を一式買い込んだ。それら全てを買うと、スキル『悪意』の中に仕舞い込む。

 

 おっと、そういえば、説明し忘れてました。かなり前になるんですが、スキル『憤怒』を獲得した時、さらっと、スキル『悪意』がレベルが上がっていたんですよ。

 それにより、スキル『悪意』の効果に新しくアイテムボックスが追加されました。

 やったね!これでたくさんのアイテムを一変に持ち運びできるよ!!

 

>武器屋を出た後、路地裏に入っていき、人の波を外れた場所にある闇市に来た。地面に布を引き、そこにアイテムを陳列させている男たちがたくさんいた。初めて来たが、想像していたより雰囲気はかなり暗い。

 

 闇市では、レベル上げが楽になるスキルを手に入れることが出来るアイテムを買います。

 夏休み中には、もう一つのホロメンストーリーのクリアしたいと考えているのでね。

 それに当たってレベル上げに時間を掛けてられないのですよ。

 

「お!そこのお兄さん。どうだい?何か買っていくかい?」

 

>『渇望のお香はあるか?』

 

「それなら・・・あったあった。お兄さん運がいいねぇ。ラスト一個だ。」

 

>『いくらだ?』

 

「金なら、初回サービスの100円で売ってやるよ。」

 

>『いいのか?』

 

「おうよ!」

 

>『・・・・そうか』

 

>渇望のお香を手に入れた。

 

 よし!渇望のお香をゲットしました!!

 あとは持ち帰って寝るときに焚けば『勝利への渇望』というスキルがゲット出来ます!

 内容的には、スキルレベル1の時点で経験値が2倍で獲得できるという良スキルです!スキルマは5倍という破格のスキル!!

 これは、手に入れなければ損ですよ!

 

>路地裏を出た。あの商人はいい人だったな。また、あの人のところで何か買おう。

 

「誰か!そこの窃盗犯捕まえて!!」

 

>『?』

 

>声が聞こえた方を向くと、黒いジャージのいかにもって感じの男が鞄を抱えて、こちらに向かって走ってきており、その後ろからは金髪のエルフらしき少女が男を追っていた。確かあの子は、バトロワの時いたような・・・・。

 

「そこをどけぇ!!」

 

>男はナイフを懐から取り出して、俺にナイフを振るう。

 

>『』

 

>横に身をずらすことでナイフを躱し、片足を足を前に出すと、男の脚を引っ掛ける。男は盛大に転け、手からバックが落ちる。俺はそれを拾い、泥を払う。

 

「ありがとうございます!!って、君は!?」

 

>『バトロワぶりだな。えっと・・・・名前は・・・聞いてなかったな』

 

「不知火フレアだよ。君は幽真・・・だったよね?」

 

>『知ってるんだな』

 

「バトロワ最後に戦った相手だから。多少はね」

 

 まさかのフレアとここで出会うとは。ホロメンとは、出会わないだろうと思ってましたが、これは運がいいですね。

 

「この糞餓鬼が・・・」

 

>倒れていた男は立ち上がり、またナイフを構える。男は雨のせいで全身泥んこになっているため、酷いことになっている。

 

>『その泥んこの状態でやるのか?』

 

「なめやがってぇ!!」

 

>『心配しただけなんだが・・・』

 

>男はナイフを振り回し、攻撃を仕掛けてくる。まだ、周りには人がいるから、アタッシュウェポンたちは使えば危害が及んでしまう。そうなると、男からナイフを奪い、無力化した方が良さそうだ。

 

>『・・・』

 

>男がナイフを俺に突き刺そうとしたところを、そのままナイフの刃の部分を掴んだ

 

「幽真っ!?」

 

「馬鹿め!!このままナイフを引いてお前の指を斬り落としてやるぜ!!」

 

>『やってみろ。お前がナイフを引くと同時に、俺の脚がお前の股間を潰す』

 

>そして、男がナイフを引こうと力を入れた瞬間、それより早く奴の股間を蹴り上げ、男は宙を舞い地面に落ちた。

 

「ごはっ!?」

 

>『言っただろう。股間を潰すと』

 

>男は気を失ったのかそれっきり、動くことはなかった。そして、男は現行犯で逮捕され連行されていった。

 

>『あの男が抱えていた鞄だ』

 

「あ、ありがとう。ってそうじゃなくて、手大丈夫!?思いっきりナイフの刃掴んでたよね!?」

 

>手を見れば、そこまで深くはないが血が流れていた。

 

>『大丈夫だ。これくらいどうってことない』

 

「よくないって、ほら、手当てしてあげるから」

 

>『だから、いいと・・・・はぁ・・・』

 

>そのまま、彼女に手を引かれ、近くの公園にある屋根付きの休憩所に座らせられる。

 

「動かないでね」

 

>彼女は俺の腕を抑えると、傷口に消毒液をかける。

 

>『っ・・・』

 

「我慢して。・・・・はい、これでOKっと」

 

>手を見ると、綺麗に絆創膏が貼られており、手を開いたり閉じたりするが、剥がれることはなさそうだ。

 

>『すまない。』

 

「こういう時は謝るんじゃなくて素直に感謝するんだよ?」

 

>『なら、ありがとうか』

 

「あ、そうだ。この後、空いてる?」

 

>『まぁ・・・』

 

「じゃあ、お礼させてよ」

 

>その後フレアと喫茶店に行き、夕方頃まで話をした。

>≪フレアとの仲が深まった気がする≫

 

 うーん、なんというか、うちのルートのフレアは、頼りになるお姉ちゃん感が凄い。

 その内、フレアのストーリーも来るんですかねぇ・・・。

 確か、フレアのストーリーは、いろんな方々の配信見ると、エルフの森で、魔族の幹部とバトっていたような・・・・おっとぉ、これは早急にレベル上げしないといけないパターンです?

 じゃあ、次回はダンジョンに潜ってレベル上げと行きましょう!!

 では!今宵はここまで。また次回お会いしましょう!!




自分の小説がちゃんと物語になっているのか不安になったいる今日この頃。自分の作品って何度も読み返しても評価しづらいですね。
そんな不安を抱えながら、これからも投稿するのでよろしくお願いします!!


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Part.32 謝罪と強さとダンジョン

(投稿ペースをあげようか悩んでいるので)初投稿です。


 えー、ゲームに入る前に皆さんに謝罪しないといけません。

 

 本当に申し訳ございませんでしたぁ!

 

 動画の冒頭に何事かと頭に「?」が出来上がっている兄貴姉貴に説明しますと、此度のアークワンルートがですね。

 前回までクリア条件をよく調べずに走ってました。他の投稿者達の投稿を見ていて、ふと気になって調べてみたんですよ。

 そしたら、そのクリア条件の一つにですね。

 ホロメンのストーリー8個クリアという「鬼かよ!?」って言いたいくらいの長編になるみたいでして、なんで、先に謝っておきます。

 今回の実況はかなり長編になることを覚悟してみてください!(今更感)

 ま、まぁ、ライダールートはランダムで決まってしまうから仕方ないですけどね!!(最大限の言い訳)

 一応、トロフィーの条件をみんな大好きあの先生に説明してもらいたいと思います!

 

それでは、皆さんで呼びましょう!!せーのっ!!

 

エボルトォォォォォォォ!!!!(迫真)

 

〜教えて!!エボルト先生!!〜

 

 呼ばれて飛び出てジャジャジャーン!!駄目駄目投稿者に頭を抱えるエボルト先生のご登場だぁ。

 ったく、あの投稿者も馬鹿だねぇ。ホロラバ実況者の大前提である動画で走るルートの説明をしないとは、ホロラバ実況者の風上にもおけねぇ。

 さて、投稿者の尻拭いはしてやんねぇとなぁ?

 今回のルートもとい『仮面ライダーアークワン』のトロフィー『悪意は善意に』の獲得方法はこの三つとなっている。

 

 

1 スキル『悪意』のレベルをMAXにする

 

 

2 ホロライブメンバーのストーリーを8つ以上クリアしてホロライブ学園を卒業する

 

 

3 悪意を乗り越える

 

 

 ってな、感じだ。一つ目のは、簡単だな。スキルレベルってのは使えば使うほど上がって行く。

 だから、戦闘の際に、スキル『悪意』を使いまくればいいだけだ。感知能力やアイテムボックスなどの複合スキルみたいなもんだから使う頻度も多い。 

 だから、一つ目はそこまで難しくない。

 

 

 二つ目のは、ホロライブメンバーの好感度を一定を超えたら発生するストーリーをクリアすればいいだけだからまだ簡単だな。

 それに、好感度も今回の難易度はオーディションではなくハードモードだから幾分楽になっている。

 

 

 三つ目に関しては俺もよく分かってはいないんだよな・・・・悪意を乗り越えるって具体的に何をすればいいんだか・・・・・

 私、地球外生命体だから地球のことはよく分かんない♡(ぶりっ子風の声)

 ま、そこは、投稿者がなんとかするだろ。俺たちはそれを見守るだけだ。

 

 

 それじゃ、俺はここまでだ。視聴しているちびっ子諸君。また、次の『教えて!エボルト先生!』で会おう!

 

 

 

〜fin〜

 

 

 

 はい、エボルト先生あざます。さて、これからはこのようなことがないように投稿するためよろしくお願いしますっ!!

 では、謝罪はここまでしておきまして、ゲームへGO!!

 

>『ここは・・・・』

 

>目を開くと、そこは見知らぬ場所だった。黒い空間の中にほんの数メートル先も見えないくらいの霧が湧いている。霧を晴らそうと手を振るが、手を振った後にすぐ、霧が湧いて出てくる。

 

>俺は自室で寝ていたはずなのだが・・・・

 

「人の気配を感じてみれば、子どもか」

 

>すると、霧の中から若い男の声が聞こえる。声の主を探そうと見渡すが、やはり霧が邪魔で声の主を捉えることはできない。

 

>『お前は誰だ・・・』

 

「俺のことはどうでもいい。それより、小僧。お前は真の強者が何か分かるか?」

 

>『真の・・・強者?』

 

「この世は弱肉強食。強き者が弱き者を喰らう。そんな世の中でお前は何を強さに見出す?」

 

>『・・・・分からない。でも・・・・』

 

「でも?」

 

>『例え、相手がどれだけ強かろうが俺は正面からそれを乗り越える』

 

「そうか・・・・。なら、闘って強くなれ。何度も闘ってその度に勝利を望め。そうすれば、自然とお前の強さとは何かが分かる」

 

>男はそう言うと、気配を消した。最後の一瞬だけだが、赤と銀の洋風の甲冑のようなものが見えたが・・・・あれが、声の主なのだろうか?

 

>スキル『勝利への渇望』を獲得しました。

 

 そういえば、お香買ってましたね。フレアとのイベントの方に気が向いていてすっかり忘れてしまってました。

 無事に『勝利への渇望』が獲得できたので、問題ないです。

 

>次第に意識が眠りから覚めていき、目が覚める。外を見れば、もう日は登っている。少し眠りすぎたようだ。

 

>『今の夢はお香の効果か・・・・』

 

>意識を完全に覚ますために、ベッドから離れ、洗面所で顔を洗った。

 

>今日は、鍛えること以外、特にやることは決まっていないがなにをしようか?

 

>『どうする?』

 

▶︎鍛える

 読書をする

 街を散策する

 誰かに電話をかける

 

 では、前回の宣言通りダンジョンに潜りに行きましょう。

 確かダンジョンに行くには、街中にいるお爺さんからダンジョン解放クエスト受けて、クリアすれば後は自由に行けるようになったはずです。

 なので、街中走り回ってお爺さんに話しかけましょう!!

 

>街の中を散策することにした。

 

「そこのお前さん。わしの頼みを聞いてくれんか?この老いぼれを助けると思って」

 

>街中を歩いていると、白髪の老人に話しかけられる。薄汚れたローブに長く生やした白い髭が印象的だ。

 

 そうこう言ってるうちに、お爺さんキタァァァ!!

 これは、さくさく進めますよぉ!  

 焼き上がりのクッキーみたいにさくさくとねぇ!!え?訳分からん?すまんな!(謝る気なし)

 

>『頼みって、何を・・・』

 

「街を出て、北の方に古びれたダンジョンがある。そこには、怨念によって朽ちた龍がおる。それを討伐してほしいのだ。報酬ははずむぞ?」

 

>≪クエスト『怨念に染まった龍』が発生した≫

 

>『クエストを受けますか?』

 

▶︎はい

 いいえ

 

 これは、もちろん受けますとも。

 ダンジョンは早いうちに解放して、レベル上げに利用したいのでね。

 ちなみに何故こんなにダンジョンにこだわるのかと言いますと、ダンジョンはモンスターの沸き効率がいいのです。

 さらには、高い確率で発生するボーナス経験値もあるので、レベル上げをするなら、ダンジョンに潜った方が効率的なんですよ〜。

 なので、ちゃっちゃっと準備を終えて、攻略しに行きましょう!!

 

>『そのクエスト、受けます』

 

「そうか。なら、頼むぞ。おっと、そうだ。言い忘れておった。龍の影響でダンジョン内のモンスターも活性化し量も質も上がっておる。1人では困難になるじゃろ」

 

>『分かった』

 

 なるほど、つまりホロメンを何人か連れて行けと申すのか。

 これは、ありがたいですね。

 ダンジョン攻略と共にホロメンの好感度も上げに行けます。

 となると、誰にお願いしましょうか・・パーティーは最大主人公含め4人ですけど、おかころを誘いましょう。

 ロボ子先輩やお嬢誘えば簡単に攻略できるんでしょうが、簡単に攻略できてしまうのは、幽真くんの成長に繋がりませんからね。

 おかころで行きましょう!!

 と、行きたかったですが、今宵ははここまで

 ダンジョン攻略は次回と行きましょう!では、Ciao〜




(特に報告することがないので)失踪します


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Part33 結成!犬猫探検隊with幽真

(ライダーMODの走者が増えて嬉しかったので)初投稿です


 初ダンジョン攻略が始まるホロラバ実況がはっじまるよぉ!!はい、視聴者諸君おはよう!こんにちは!そしてこんばんは!初ダンジョンで心がウキウキワクワクしてるEVOL2019さんだよ!

 いやぁ、やっぱりダンジョンはね。もうね。少年心をくすぐります。

 立ち塞がるモンスター達に、殺意マシマシのトラップたちを乗り越え、深まる仲間達の絆。

 そして、最後に待つのはお宝ときたら、もう、心が躍りますよ!では、ゲームへGO!!

 

>クエストを受けた俺は、一度家に帰って、おかゆ達をダンジョン攻略に誘うためにおかゆに電話をかけて、誘ってみると、

 

「クエスト?いいよー。面白そうだし。ころさんもいいよね?」

 

「こぉねもダンジョン攻略に行くぅ!!」

 

>とのことで、結構乗り気だった。その後、電話で数分間話し合った結果、流石に今からダンジョン攻略の準備をして出発してしまうと、その出発が夜になるとのことで、明日の朝、猫又おにぎり店で集合し、ダンジョン攻略へと向かうことになった。

 

>次の日

 

>『よし、準備OKだな・・・そうだ、一応、天気の確認でもしておこう。ダンジョン攻略の帰りに降られるのは嫌だし・・・』

 

>机の上に置いてあったリモコンを取ると、TVをつける。

 

【輝け!デーモンk・・・ピッ・・・続いて、今日の天気です】

 

>ちょうどよく、天気についてのニュースだった。・・・ふむ、どうやら、今日は降らないみたいだ。なんなら、雲一つない快晴とのこと。

なら、傘はいらないな。

 

【続いてのニュースです。あの歴史的作家『バシル・エナン』の代表作『僕と小さな龍』が実写化映画されることになりました。】

 

>『この小説実写化されるのか・・・』

 

>『僕と小さな龍』は先程、ニュースキャスターが説明した通り今は亡き作家『バシル・エナン』が書いた小説で、内容としては、戦争の中、親を失った少年『エドワード』がひょんなことから『龍の卵』を拾い、そして、それを羽化させ育てるという物語だ。フィクションにしては、表現などの描写が妙にリアリティで話題となっている作品だ。

 

>『今度誰か誘って観にいくのもいいかもしれないな。・・・・って、そろそろ時間じゃないか。急がないと』

 

>テレビを消すと、リモコンを机に置き、机に置いていた鞄を手に取って玄関へと向かう。玄関で靴を履き、家を出ると、時間内に間に合うよう早歩きで猫又おにぎり店へと向かう。

 

 

>『おはよう。2人とも』

 

>猫又おにぎり店が見えてくると、すでにお店の前には2人の姿があった。2人はこっちに気づくと手を振り、俺も2人に向けて手を振りながら、走って近づく。

 

「おあよ。幽真〜」

 

「おはよ〜。幽真」

 

>『急に予定入れたが2人は大丈夫だったか?』

 

「大丈夫だよ。今日は特に予定なかったし」

 

>『それなら、よかった』

 

>迷惑になっていないのであれば、よかった。急に予定を入れたから不安だったが、2人は大丈夫なようだった。

 

「それでそれで、ダンジョンって何処のダンジョン攻略するの?」

 

>『なんでも、あまり人に知られないダンジョンらしい』

 

「知られてないダンジョン?そんなのって存在するの?」

 

「んー、探せばあるにはあるんじゃないのかな?」

 

>確かにころねの言う通りだ。ダンジョンってのは、過去の人物が作った場所がほとんどだ。稀に魔力がかなり濃い場所に自然発生することがあるが、それは今まで見つけられたダンジョンの中の一握りくらいしか見つかってないレベルで希少性が高い。人工的なダンジョンには、歴史的な書物や物が埋もれているため、歴史の宝物庫なんて言われている。だから、トレジャーハンターなどが、ダンジョンを見つけては攻略して回っているため、知られていないダンジョンなんてのはあまり存在しない。

 

>『まぁ、今回はダンジョン攻略っていうかダンジョンの中にいるボスの討伐だから、気にしなくていいんじゃないか?』

 

「夢がないねー。幽真は」

 

>『?』

 

>夢?ダンジョンに夢なんてあっただろうか?いや、まぁ、考古学者とかにとっては、ダンジョンは夢が詰まっているような物だからそうなのだが、俺考古学者ではないし・・・それに、歴史的な書物とか欲しいかと言われればいらないから、俺にとっては夢なんてないが・・・・

 

「誰も踏み入れていないダンジョンってのは、ワクワクドキドキして、普通のダンジョン攻略より楽しめるんだよ?ねぇ、ころさん?」

 

「うんうん」

 

>『そういうものなのか?』

 

「そういうものなの〜」

 

>よく分からないが、まぁ、そういうことにしておこう。

 

>『じゃあ、そろそろ出発しよう。出発が遅れると何時に帰れるか分からなくなるし』

 

「そうだね」

 

「それじゃ、犬猫探検隊with幽真。出発ーー!!」

 

「おおー!」

 

>『with幽真って、いるか?』

 

「それなかったら、幽真要素ないじゃん!」

 

>『は、はぁ・・・?』(困惑)

 

>ころねの掛け声と共に、俺たちはダンジョンのある北の森へと向かった。

 

 さて、ダンジョンは、街の北側から出てしばらく歩いた先にある森の中らしいので、ちゃっちゃっと移動しましょうかね。

 こんな時、車が有れば、すぐに着くんですが、まだ幽真くんは免許証を持っていません。

 んー、何処かのタイミングで取りに行った方がいいでしょうか・・。 

 あ、一応言っておきますが、ホロライブ学園は基本学校側に申請出せば、免許取得出来るようなので、問題ないですよ。

 

>『森についたはいいが・・・草木生い茂ってるな』

 

>ダンジョンのある森についたはいいのだが、草木が生い茂り太陽の光が遮られてるせいで、日中なのに森の中は暗く、ひんやりとした風が吹き、不気味さを醸し出していた。

 

「長年誰も入ってないみたいな感じだね」

 

「こぉねのハンマーで、分けて進む?」

 

>『そうした方がいいかもしれないな・・・』

 

>ころねを先頭にし、森の中を進んでいく。しかし、どれだけ草木を分けて進んでも木や草ばかりで、ダンジョンの入り口と思われるものは見つからない。

 

>『なかなか見つからないな』

 

「こうなってくると、誰にも知られていないダンジョンってのも信憑性が高くなってくるね〜」

 

「じゃあ、こぉねたちが、一番にクリアしよー!!」

 

>『うおっ・・・・』

 

>泥で足が滑り、体勢が不安定になり、こけそうになる。連日の雨による影響かここら一帯の地面は地面がゆるんでいるようだ。

 

「大丈夫?幽真」

 

>『ああ、足元に気をつけて進んだ方がいいかもしれない』

 

「OK」

 

>それからまた数十分が経ち

 

「全然見つからないじゃん!!」

 

「粗方歩き回ったけど、それらしい建物なかったね」

 

>『そうだな・・・・・』

 

「木とか叩いたら、スイッチ的なの発動したりするかな」トントン

 

>『森の木叩くのはやめた方がいいと思うが・・・』

 

「え?」

 

>その瞬間、木の葉っぱや枝についていたであろう芋虫や蜘蛛が木の下にいたころねに向かって雨のように降り注いでくる。

 

>『あ・・・・』

 

「にゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

>ころねは突然のことにパニックになったのか、手に持っていたハンマーで虫達を振り落とそうとするが、落ちず、さらには、そのハンマーが他の木に当たり、余計に虫が木から落下してころねに降り注ぐ。

 

「虫、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?」

 

>『ちょっ、ころね、落ち着・・・・あ・・・・』

 

「ころさん、落ち着いて・・って落ちるぅ!?」

 

>混乱してハンマーを振り回すころねを止めようとすると、俺が足を滑らせ、3人揃って森の急斜面を転げ落ちていった。

 

『「「うわぁぁぁぁぁぁ!?」」』

 

 そういえば、ころさんって虫大の苦手でしたね・・・。

 落ちていった3人の行方が気になりますが、お時間となりましたので今宵はここまで。また次回お会いしましょう!Ciao〜。




(おかころの喋り方に頭を抱えているので)失踪します


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Part.34 dungeonを攻略せよ

(初変身がいつ頃になるか分からないので)初投稿です


 主人公達が落下していったホロラバ実況はここですかって?ええ、ここですとも。

 はい!皆さん!おはこんばんにちは!幽真くん達が無事なのか不安なEVOL2019さんだよ!

 前回は、ダンジョンを探しに出発した幽真くん達でしたが、ダンジョンどころかその入り口さえも見つからず、途方に暮れていたところ、ころさんが(虫によって)暴走し、3人もろとも坂から転げ落ちてしまいました。

 視聴者の諸君も気になっているでしょうから、ゲームへゴォォォ!!

 

>『っ・・・・』

 

>目が覚める。身体を起きあがらせようとするが、頭に鋭い痛みが走る。どうやら、落ちた時頭を何処かで打ってしまったようだ。頭を手で触ってみるが、血は流れてない。

 

>『あの後落ちて・・・・そうだ。おかゆ達は!』

 

>辺りを見ると、おかゆ達の姿も見てとれた。見た感じ外傷はないようだ。今はまだ気絶しているように見える。

 

>『それにしても、ここは一体・・・・』

 

>辺りを見渡すと、さっきまでいた場所と打って変わり、植物はほとんどなく岩などが剥き出しになっている場所。かなり薄暗く、自分がいる場所がどんなところなのか目を凝らしてやっと見えるくらいだ。

 

>『とりあえず、灯りだな』

 

>持ってきておいた懐中電灯を取り出して、つける。薄暗かったその場所は明るくなり、その全貌が明らかとなった。

 

>『これは、壁画みたいなものか?』

 

>壁には、絵らしき物が描かれている。

 

>『龍の絵に、人間の絵?』

 

>一つの絵を見てみると、一匹の龍が大勢の人間と戦っている絵だ。

 

>『この絵・・・何か違和感が・・・・』

 

>その絵に何か違和感を覚え、その違和感が何なのかを知るために、近くで絵を見ようと近づいた時、左側の方から獣のうめき声のようなものが聞こえ、さらには、肌寒い風が吹いた。

 

>『・・・・もしかして、ここが爺さんの言っていたダンジョンか?』

 

>意味ありげな壁画に、奥の方で聞こえた獣のうめき声。ここが爺さんの言っていたダンジョンの可能性が高いだろう・・・。そうとなれば、おかゆ達を起こした方が良さそうだ。

 

 ころさんの暴走で、坂から転げ落ちたらその先が探し求めていたダンジョン。これぞ、怪我の功名という奴ですね。流石ころさん。

 まさか、それを想定して暴走した?

 な訳ないですよね。流石にそれだったらころさん、かなり幸運値高すぎですよねー。

 偶然だとしても幸運値高い気がしますが、まぁ、そこは、おいておきましょうか。

 

「2人とも・・・ごめんなさい」

 

>ころねとおかゆを起こしたのはいいが、ころねは自分のせいで落ちたことに負い目を感じているのか、さっきからあんな感じでへこんでいる。垂れていた耳もいつもよりぺたーんとなっており、尻尾も元気がないように見えた。

 

「大丈夫だよ。ころさん。虫は誰だって苦手だし、それにあんなに降ってきたら僕や幽真だってころさんみたいになってたから・・ね?そうでしょ?幽真?」

 

>『あ、ああ。そうだな』 

 

>なんだ、今の・・・・。言い方はいつも通り、のほほんとした感じなのに、圧が物凄かった・・・。

 

「2人とも許してくれるの?」

 

「勿論だよ。」

 

>『最初から怒ってはないんだが・・・勿論許すよ』

 

「ありがとう。2人とも」

 

>さっきまで涙目だったのに、急に笑顔になる。くっ・・・その笑顔はずるいぞ。ころね。

 

「どお?うちのころさん?可愛いでしょ?」

 

>小声で、おかゆが話しかけてくる。

 

>『あ、あぁ』

 

>うちのころさんって、お前らは恋人かなんかか?・・・何故だろうか、この先を踏み込んだら物凄く怒られそうなのでこれ以上は追求しないでおこう。

 

「それで、ここが、例のダンジョンなんだっけ?」

 

>『おそらく・・・』

 

「なら、進む?進んじゃう?勿論進むよね!答えは聞かないよ!」

 

>『なら、行こう』

 

「じゃあ、灯りを持ってる幽真を先頭にして行こうか」

 

>その後、俺を先頭にして、ダンジョンの中へと足を踏み入れた。

 

 

>『はぁ!!』

 

「グギャァ!?」

 

「いっくよー!!」

 

「ギャァ!?」

 

「僕についてこれるかな?」

 

「「「「グギャァァァ!?」」」」

 

>『よし、粗方片付いたな』

 

>周りを見ると、先ほどまで戦っていたゴブリン数十匹が絶命している。

 

「2人とも、お疲れ〜」

 

「おかゆ!こぉね沢山倒したよ!!」

 

「やっぱり、ころさんは凄いよ〜」

 

>『また、やってる・・・・・ん?』

 

>2人のイチャイチャを遠目に見ていると、2人の奥の方の壁に何かキラリと輝いてみえた。2人の邪魔をしないようにその壁の方に歩み寄ると、鉱石らしきものが壁に埋まっていた。

それも一個だけではなく、バラバラに配置されているがいくつもの同じ鉱石が壁に埋まっている。

 

「どうしたの?」

 

>2人の世界は終わったのか。おかゆ達が俺を挟むようにして両サイドにやってくる。

 

>『いや、この鉱石がちょっと気になってな。壁のあちこちに埋まってるが少し不自然だなって・・・』

 

「それなら、こぉね。本で見たことあるよ」

 

>『そうなのか?』

 

「うん。確か名前は・・・《魔導石》だった気がする」

 

「その石なら僕も知ってるよ。その石に魔力を流せば周りにある物質の形を変えるんだったよね」

 

>『そんなものが、あるのか・・魔法とか無縁だったから知らなかった・・・・』

 

「そこまで希少価値はないんだけど、本来ならこんな浅い場所じゃなくて深いところで発掘される物だから、ちょっとこれは異常だよね」

 

>『ダンジョンを作った人が埋め込んだみたいな感じか』

 

「多分そうだね。」

 

>となると、このダンジョンは自然発生ものではなく人工的に作られたダンジョン。そこに龍が住み着いたってことになるのか。・・・・周辺の物質の形を変える石・・・何故こんなものがこのダンジョンに・・・それもこんな大量に埋め込まれている。これを埋め込むことで何かいいことでもあるのだろうか・・・・

 

>『駄目だな。考えても分からん・・・』

 

「ダンジョンの構造を変えるためだったりして」

 

「それだと、作った人も迷っちゃうんじゃない?」

 

「あ、それもそっか」

 

>構造を変えるため・・・ね。一応、この石のことは気に留めておこう。

 

 ここで、新アイテム『魔導石』くんですか。

 魔力を流し込むだけで周辺の物質の形を変えることができるのは便利ですね。これをいくつも持っていて魔力を持っていればいつでも武器を生成できますよ。

 くっ・・・こんなとき、幽真くんに魔力があれば・・・・。

 にしても、謎ですね。そんな『魔導石』を何故ダンジョンの壁に埋め込んだんでしょうか?

 ころさんが言っていた通り、ダンジョンの構造を変えるためなんでしょうかね?

 んー、わかんねぇ!!(投稿者は馬鹿である)

 

>その後、ダンジョンの中を複雑な構造に迷いながらも、ゴブリンやスケルトンなどのモンスターを討伐していった。

 

>『ここは・・・・』

 

「おかゆー!幽真ー!この部屋、広いよー!!」

 

「やっと、迷路地獄から抜け出せた感じかな」

 

>気がつくと、通路からは抜け出しており、大広間らしきところに出た。

 

>『ここが、このダンジョンの最奥なら、討伐対象の龍がいるはず・・・・』

 

>右を見ても、左を見ても、龍の姿は見受けられない。まだ、この部屋以外に別の部屋があるのだろうか。

 

>『ここは何もなさそうだし、戻ろう』

 

「そうだね。ころさーん!戻るよー!!」

 

「はーい!」

 

>『』ゾクッ

 

>『っ』

 

>なんだ。今の感じ・・・。どろりとした何かが背面を伝ったような・・・まるで、獲物を狩るライオンに睨まれたそんな感じだ。・・・物凄く嫌な予感がする。

 

>恐る恐る上を見上げると、"奴"がいた。紫色の目をギラギラと光らせている。そして、奴の視線の先はおかゆの姿がある。

 

>『っ!やばい!!』

 

>こちらに歩んでくるおかゆの方へと走って向かう。それと同時に奴は天井から急降下し、おかゆへと一直線に飛んでくる。

 

「おかゆ!!上!!」

 

「え?」

 

>『間に合えぇぇぇぇぇ!!』

 

>そして、ドゴォォォォォンと轟く音と共に、赤い鮮血が宙を舞った。

 

「お"がゆ"ぅぅぅぅ!!」

 

 え?え?え?やばい。俺の理解力が追いついてないんだが!?部屋に入ったかと思えば、龍が襲いかかってきてるし!?

 おかゆ!!?大丈夫!?大丈夫だよね!?死んでないよね!?原作キャラ死ぬのは嫌だよ!?

 最後の描写が曖昧になってるから、どうなってるのかわかんねぇぇぇ!!どうなったんだぁぁぁぁぁ!?

 

《久々に投稿者がイカれたので今宵はここまで》




相変わらず、ころさんの喋り方に苦悩するEVOL2019です。
なまった喋り方を小説で再現するのって難しいですね・・・。何かいい案があれば教えてください。
ちなみに、ダンジョン攻略後、水着回を数話やって、次のホロメンストーリーに入る予定ですね。ご了承ください。
なお、あのライダーへと変身はホロメンストーリーで行います。


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Part.35 ドラゴンはかっこよくて強いって相場が決まってるんだ!!

(ゲームのイベントが忙しいので)初投稿です。


 おかゆんが絶体絶命のホロラバ実況はっじまるよーー!!前回は、ころさんの幸運?によってダンジョンに辿り着いた犬猫探検隊with幽真御一行。

 順調に、攻略していた3人ですが、最後に辿り着いた大広間にいたのは、討伐対象であるドラゴンが待ち構えており、おかゆんに襲いかかってきました!!どうなる、猫又おかゆ!!幽真くんは果たして間に合ったのか!!

 投稿者も気が気でしれないので、ゲームスタァァァァトォォォォ!!

 

>『大丈夫か?おかゆ?』

 

「う、うん・・・・」///

 

>龍がおかゆに襲いかかった時、ギリギリのところでおかゆを救出(お姫様抱っこ)することができた。その際、奴の爪が、腕にかすり、血が出ているが、そこまで、深い傷ではなかった。

 

>危なかった・・・。後数秒遅れていたら、おかゆが奴に食われていたところだった。

 

 前回の最後の描写は、幽真くんのかすり傷から出た血でしたか。紛らわしいんだよぉ!!

 だけど、幽真くんよくやってくれました!!流石我らがアークワンルートの主人公くんですよ!!

 後、主人公がヒロイン救出の際のヒロインの抱え方、お姫様抱っこの確率高くありません?気のせいでしょうか?

 

>『立てるか?』

 

「う、うん。・・ありがとう」

 

>『どういたしまして』

 

「おがゆ!大丈夫!?」

 

「え・・あ・・・うん。大丈夫だよ。ころさん」

 

>『?』

 

>少しおかゆの挙動がおかしい気がするのだが。まぁ、それも仕方のないことなのだろう。さっきまで下手したら死ぬかもしれなかった場面なのだ。気が動転しているのかもしれない。

 

「grrrrrraaaaaaaァァァァァァーーーー!!」

 

>『っ!』

 

>龍は体制を立て直し、こちらを向いて咆哮を上げる。咆哮の影響でダンジョン内が大きく揺れ、天井からパラパラと瓦礫が落ちてくる。

 

 何処かで見たことがあるような龍ですね・・・。あ、思い出したモンハンのゴアマガラだ。

 この龍ゴアマガラに似てますよ。翼が無かったりと所々違う部分ありますけど、ゴアマガラにそっくりですよ。

 

 にしても、デカイですね・・・。

 お嬢編で出てきた化け物化したボスの2回り以上のデカさがありますよ。それに、なんか暗い紫色のオーラが出てきていて、物凄く不気味です・・・。

 さて、ここでモンスターの紹介といきましょう。

 では、エボルトくんよろしく〜!!

 

 

 

〜教えて!エボルト先生!!〜

 

 

 よぉ!読者諸君!みんな大好きエボルト先生の授業のお時間だぁ!今回はクエスト『怨念に染まった龍』のボス『カースドラゴン』について解説するぞ!

 カースドラゴンは、見た目はモンハンに登場するゴアマガラによく似た姿をしているが、ゴアマガラの能力は持ってないぞ。

 

 まず、カースドラゴンっていうのは、龍がネクロマンサーなどの悪霊使いや悪霊によって身体を奪わられたことによって生まれる。

 そのせいか、身体スペックは元の龍のスペックに悪霊たちのスペックが上乗せされるから、普通の龍よりかはかなり厄介だぞ。

 

 カースドラゴンの主な属性としては、元の龍が持っていた属性に、死属性が追加される仕様となっている。

 今回のは元になった龍が火龍だったんだろう。こいつは、火属性と死属性だ。

 

 戦闘スタイルとしては、巨体を生かした物量攻撃に、魔法による攻撃だ。中には、それとは別に能力持ちが存在するが、攻略サイトにはそれは記載されてない。

 今回のはどうやら、何かしらもっていそうな感じだな。

 こいつをどう攻略するかは、投稿者の腕にかかっているってわけだ。

 スマブラクソザコの投稿者なんだが、まぁ、ゲームシステムとか違うし大丈夫だろ。

 

 おっと、長く喋ってしまったな。では、俺はここで帰るぞ。Ciao〜

 

 

〜fin〜

 

 

 エボルト先生最後のは余計なんじゃ。

 それにしても、あの巨体でどうやってこのダンジョン潜ったんやでしょうかね・・・・まさか、まだ未登場のココ会長みたいに人に姿を変えれるパターン?

 だとしたら、2回戦目とかありそうですね・・・。これは体力を温存して突破しないと後半が辛いことになりそうです・・・。

 

「grraaaaa!!」

 

>『っ!』

 

>口を開いたかと思うと、そこから火球が生成され、俺たちを焼き尽くさんと数弾放たれる。

 

>おかゆところねは横に飛ぶことで火球を躱し、俺はバックステップで火球を躱す。火球は地面へとぶつかると、その場で爆ぜ、地面に小さなクレーターを作った。

 

>『一つ当たっただけでも、やばそうだな・・・』

 

>スキル『悪意』を使い、ショットライザーとアタッシュカリバーを取り出す。

 

>『ころね達はいつもの連携で行ってくれ!俺はそれに合わせる!』

 

「OK。それじゃ、ころさん!行くよ!」

 

「うん!!」

 

>二人はそれぞれの武器を構えると、攻撃を開始する。おかゆが龍からの攻撃を躱しては、少しずつ攻撃して翻弄し、そしてころねが高火力の攻撃を叩き込む。やはり、あの二人のコンビネーションは凄まじい。あの巨体を相手にしても、渡り合えている。

 

>『はっ!!』

 

>龍の攻撃を受け止めず、アタッシュカリバーで攻撃を受け流し、鱗のない腹や顔に向けてショットライザーを撃ち、アタッシュカリバーで斬る

 

>『?』

 

>なんだ?今の感覚。

 

「grraaaaa!!」

 

>『っ!?』

 

「ちょっ!」

 

「うわぁ!?」

 

>龍を斬った時の謎の感覚に首を傾げていると、龍は俺たちを振り払おうと尻尾を振るう。俺たちはなんとか躱すものの尻尾を振る際に起きた暴風によって吹き飛ばされる。

空中で体勢を立て直し、地面に着地する。

 

>『なんだったんだ。今の・・・』

 

>斬った感じがまるでなかった。空気を斬ったかのようなそんな感覚だ。

 

>龍を見てみると、さっき斬った場所はおろか、おかゆ達が攻撃したら箇所にあるはずの切り傷や打撲の傷があるようには見えなかった。

 

>『攻撃が効いてないのか?』

 

「僕の方も斬った感じはしなかったよ」

 

「こぉねの攻撃はなんか弾力のあるものでぽよよーんって押し返された!」

 

>『龍の持つスキルの効果なのか?とりあえず、攻撃をしてみて様子を見るか・・・」

 

《アタッシュアロー!》

 

>矢の形をするエネルギー弾を放つが、龍の体に当たる前にエネルギーは散っていき、消えていく。その際に、奴の纏うオーラが輝いて見えた。

 

>『この感じ・・・あのオーラが攻撃を分散させているのか?』

 

「こぉねのハンマーで力が分散できないほど叩いてみる?」

 

>『いや、それはやめておいた方がいい』

 

「どうしてぇ?」

 

>『あの巨体であのオーラを纏っているんだ。分散力はかなり大きいはずだ。仮に、それを超えて攻撃が入ったとしても、あの龍の鱗にダメージを与えられるほど力が残るとは思えない』

 

「それじゃぁ、太刀打ちできないじゃん!」

 

>『何かないのか・・・・』

 

「ころさん。僕たちで時間を稼ごう!幽真!僕たちが時間を稼ぐうちに何か攻略方法を!」

 

>『っ!分かった!』

 

>奴のオーラを消す方法が何かあるはず・・。この世に完璧なんてものは存在しないのだ。だから、何処かにその防御を崩せる何かがあるはずなんだ。

 

>おかゆたちと攻防を繰り返す龍を見る。

 

>『?』

 

>その先に、部屋らしきものが見える。龍がおかゆに突撃した時に空いた穴のようだが、その先に部屋があった。

 

>そして、何故だろうか。その部屋に向かえと言われているような気がする。あそこに龍攻略の鍵があるとでもいうのだろうか?

 

>部屋へと向かうと、そこには、古びた木の机に椅子、古い本棚には埃を被った古い本。そして、部屋の片隅には山積みにされた魔導石があった。

 

>『ここは一体・・・』

 

 最後に見つけた部屋何かしら攻略のヒントがあるといいんですが・・・。

 では、時間なので今宵はここまで。また次回お会いしましょう




(ゲームのイベントを消化するので)失踪します


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Part.36 少年のM/ダンジョンの秘密を暴け

(筋肉痛なので)初投稿です


 スマホの前のみんな!!探検隊vs.カースドラゴンの戦いが繰り広げられているホロラバ実況はっじまるよー!!

 前回は、おかゆ副隊長の危機を我らが主人公幽真くんが救うことでおかゆ副隊長を救うことが出来ました。

 しかぁしぃ!!安心したのは束の間、そのままカースドラゴン戦に入った探検隊!!

 何度も攻撃したのに、カースドラゴンに傷一つついておらず、ピンチに追いやられる!

 そこで、幽真隊員が自分たちの攻撃がカースドラゴンの纏うオーラによって分散されていることに気づいたのだった!!

 さぁ、どうなる!!第36話!!

 では!ゲームへlet's go!!

 

>『これは、日記か?』

 

>机に広げられたノートのような物を手に取る。見てみると、日付けのような物に、簡易的な絵に文が綴られていた。どうやら、絵日記のようだ。

 

>『19〇△年×月◇日。って、これ、900年前の日記なのか・・・。』

 

>このダンジョン出来て900年近く経つのか?そんな前からあるというのに何故見つからなかったんだろうか?たしかに分かりにくいところに入り口はあったが、それだけじゃ、見つかるのも時間の問題のはずだ・・・。

 

>『そんなこと考えてる暇はないな。今はあの龍の攻略のヒントだ。』

 

>このダンジョンのできた経緯を知ることができれば、何かしらのヒントは得られるはずだ。

 

>そう思い、日記を最初から読み始める。

 

 

◯月⭐︎日

お母さんが僕の誕生日に日記帳贈ってくれたから日記を書くことにしたよ。僕のために頑張ってお仕事をしているお母さんをいろいろなところに連れて行って楽しませてあげたいな。そしたら、この日記帳にいっぱいお母さんとの思い出を書くんだ。

 

 

>この日記帳を書いたのは男の子のようだ。

 

 

◯月◇日

お母さんが亡くなった。お医者さん曰く白血病って病気だったらしい。お父さんはお母さんと既に離婚しており、身寄りのない僕は親戚のおじさんの家に預けられることになった。

 

 

>・・・・日記を書き始め、母親を喜ばせようとしたその矢先、母親は病気による急死か・・・。

 

 この日記の持ち主の子は相当辛かったでしょうね・・・。

 大好きだったお母さんが病気で亡くなって・・・読んでるだけでもこっちも辛くなってきました。

 

>次のページを開くと、前のページの日付と3ヶ月ほど時間が空いていた。

 

 

◇月×日

天国のお母さんのために僕は叔父さんのところで小説家を目指すことにした。僕が書いた作品が天国のお母さんに知られるくらい有名な小説家になろうと思ったんだ。僕が幸せに生きているってことを母さんに知ってもらうために。

 

◇月◯日

小説のネタを探すために散歩に出かけた。今日はいい天気で、新しい出会いがあったらいいなと思って家を出たんだ。そしたらね。僕は卵を拾ったんだ。僕の半身くらいある大きな卵。色は白色で緑色のまだら模様が特徴的だったよ。家に持ち帰って叔父さんに聞いたら、龍の卵だって言っていたんだ。僕は龍種が好きだったからものすごく喜んだんだけど、龍は危険だから元あった場所に返せと怒られた。

 

◯月△日

昨日卵を元あった場所に戻したけど、やっぱり気になって今日卵の場所に訪れたんだ。そしたらね。龍の卵はまだそこにあったんだ。どうやら、母龍はこの卵を捨てたみたい。

僕は放っておけなくて、卵を一回家に持ち帰ったんだ。最初は家で隠れて育てようと思ったんだけど、龍種は成長すると個体によって大きさは変わるけどそれでも、家より大きくなることは変わりない。だから、僕は町外れの森にあった洞穴で育てることにしたんだ。

 

 

>それからは卵の様子について書かれてあった。中で龍の赤ん坊が動いてるだとか、そんな成長の記録が記されている。

 

>数ページめぐると、龍が生まれたと書かれたページが書かれてあった。

 

 

△月◯日

今日、洞窟を訪れてみると、卵の殻が少しヒビが入っていたんだ!生まれるのはすぐだと思った僕はずっと見守ることにしたんだ。数時間見守っていると卵がピキピキと音がなって、中から小さな龍が生まれたんだよ!龍って言ってもまだ赤ん坊で龍っていうよりどちらかと言うと鱗ではなく赤い毛が生えているのでフェレットのように見える。『キュぅ・・・』って泣いて雄だったから僕はこの子をキュウ太って名付けたよ!!

 

△月×日

今日はキュウ太が何を食べるのかを知るために、パンや肉、魚、色々なものを持っていってあげてみたんだ。キュウ太は魚を好んで食べてたよ。僕の好きな音楽を聞かせると目を細めて心地良さそうに聞いていた。

それと、キュウ太の種類を調べるとスカーレッドドラゴンって言う龍種で、凶暴なドラゴンらしいんだけど、ちっとも凶暴な素振りを見せないからきっと違うのかな?

 

 

>スカーレッドドラゴンか・・・・

 

>『スカーレッドドラゴン!?』

 

>確か龍種の中に存在する希少種だったはず。全く姿を見せないせいで一部では絶滅説が上がっているが、真相は誰も知らないことで有名な種だ。

 

>その後も、ペラペラと読むがしばらくは龍の成長の記録のことで埋め尽くされていたが、どれも龍の好物などについてで、手掛かりになりそうなものはない。

 

 

◇月×日

キュウ太とともに過ごし始めて5年が経った。僕は中学生になった。その頃には、キュウ太は僕より一回り大きくなっていて、赤い毛も抜け、スカーレッドドラゴンの名に相応しい緋色の鱗を持つようになっている。だけど、大きくなってもキュウ太はキュウ太で、いつも通り僕に甘えてきた。

最近はキュウ太の背に乗って森の中を散歩することが日課となっている。身体が大きくなった影響でキュウ太は窮屈そうなのだけど、近場にこれより大きな洞窟は見つからない。なんとかしないと・・・。

 

◇月◯日

叔父さんの元に届いた荷物の中に沢山の魔導石が入っていた。叔父さんは自分は必要ないからと言って魔導石を僕にくれた。もしかしたら、これで解決するかもしれない。

 

◇月♧日

魔導石を洞窟内に埋め込み、魔力を流し込んで空間を広げることに成功した。これで、キュウ太が窮屈にならずに済む。ついでに、魔導石を使って簡単な部屋を作り、寝泊まりできるようにした。

 

 

>これがダンジョンができた経緯なのか?いや、だが、これには空間を広げただけと書いてある。

 

>『・・・・・カースドラゴンの放つ魔力によって、魔導石に魔力が行き渡った結果、空間が形を変えて、ダンジョンに変わった・・・のか?』

 

 謎だったダンジョンができた経緯というのが、はっきりしましたね。

 まあ、幽真くんの推測なんですけどね。

 さて、おそらくこれを読み続けたらカースドラゴンの攻略方法が見えてくると思うので、読み続けたいのですが、そろそろお時間が。

 では、今宵はここまで。またお会いしましょう




(早く水着回に行きたいので)失踪します


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Part.37 少年のM/悲しき別れ

(同じ展開ばっかで悩むので)初投稿です


 人の日記を許可なく勝手に読むホロラバ実況はっじまるよぉ!!はい、皆さん、おはこんばんにちは!EVOL2019さんだよ!!

 前回は謎の部屋に置かれていた日記を読んでダンジョンの誕生経緯を知れましたね。

 まさか、ダンジョンができてしまったのはスカーレッドドラゴンがカースドラゴンになる際に起こった魔力の暴走による物だとは・・・。

 さて、今回はドラゴンの秘密に迫っていくかもしれないので!

 ゲームにlet's go!!

 

 

⭐︎月◯日

僕の家に、徴兵の手紙が届いた。これから、他種族との戦争が激化するとのことで、満15歳以上の男子は戦争に参加させられるようだ。

この戦争で僕は命を落とすかもしれない。そう考えると、キュウ太との別れはすぐそこなのかもしれない。

 

◇月×日

今日は、戦争へと向かう日の前夜。僕は洞窟へと訪れた。キュウ太はいつもの僕と違うことに気づいたのか少し不安そうな顔を僕に向ける。

目から涙が溢れそうなのを我慢して、僕はキュウ太に別れを告げた。

キュウ太の声に後ろ髪を引かれながらも僕は洞窟を去った。

 

 

>別れか・・・。カースドラゴンについては書かれてはなかったが、ダンジョンの誕生経緯について知ることができた。

 

 戦争による別れですか・・・。

 小さい時に親を亡くし、友だちができたと思ったら、唐突な別れを突きつけられる少年。

 お嬢の時もそうでしたが、やっぱり戦争は碌なことがないですね。はぁ・・辛いなぁ・・・・。

 

>最後のページを捲ると、何やら紋章らしき物が描かれてあった。

 

>『これは、一体・・・っ!?』

 

>突然の光に反応できず、目を瞑る。

 

 

>目を開けると、白い空間の中に立っていた。

 

>『ここは・・・』

 

「ここは、いわゆる精神空間的なところじゃよ」

 

>『あんたは、依頼人のじいさん。なんで、こんなところに・・・』

 

「それはじゃな・・・」

 

>そういうと、じいさんはローブを脱ぎ捨てた。そこにいたのは、先ほどの声とは似ても似つかない若い男性の姿があった。そして、その顔は何処かで見覚えのある顔だ。

 

「僕はバシル・エナン。聞いたことあるかな?」

 

>『『僕と小さな龍』の作者・・・あ・・・いや、待て。それはおかしい。バシル・エナンが生きていた時代は1000年前だ。人族であるあんたが生きているのはおかしい』

 

「うん、そうだよ。僕は死んでる身だ。でも、未練があってあの世に行けてないんだ」

 

 あいえぇぇぇぇぇ!?幽霊!幽霊じゃったの!?

 というか、作者がご登場!?一体何故ここで出てきたんでしょうか(すっとぼけ)

 

>『未練?』

 

「キュウ太のことだよ」

 

>『あの日記・・・あんたのなのか?』

 

「ああ、そうだよ。そして、『僕と小さな龍』はフィクションじゃなくて実話を元にして書いたんだ」

 

>『そうなのか・・・』

 

「あれ?驚かないの?」

 

>『所々話の展開が似てたしな』

 

「あれま・・・・」

 

>『それで、何のようなんだ。』

 

「カースドラゴンの誕生経緯を君に話そうと思ってね。それと、攻略方法」

 

>『なんだと!?』

 

「そうだね。あれは、徴兵された10年後だったかな。僕が病に侵され、戦場離脱を余儀なくされた時、僕は、おじさんの家に帰ったんだ。その後、僕は無理を承知でキュウ太に会いにいったよ。だけど、病に侵された体は洞窟まで辿り着くことが出来ず、僕は諦めた。それに、キュウ太が10年も洞窟にいるという確証もなかったからね。

だから、せめて、キュウ太との思い出を後世に残したいと考えた僕は『僕と小さな龍』を書いたんだ。まぁ、発行当初は全然売れなかったけどね。

そして、僕は病に負け、ぽっくり逝ってしまった。」

 

>『・・・』

 

「だけど、最後にキュウ太に会いたいと願ったら、幽霊の形で僕はこの世に残った。そして、あの洞窟に行ったんだ。そしたらね。そこにキュウ太がいたんだ・・・・。」

 

>『待ち続けたのか・・・10年も』

 

「そう。キュウ太はここにいれば僕が帰ってくると思ったんだろうね・・・・」

 

>『でも、あんたは死んでしまった』

 

「その時後悔したよ。あの時、僕が諦めずに会いに行けばキュウ太と再会できたんだ・・・。思い出せば出すほどあの時の自分が憎いよ」

 

>『・・・・』

 

「そんな矢先、キュウ太の前にネクロマンサーが現れた。そして、キュウ太の体を乗っ取り、カースドラゴンへと姿を変えた・・・」

 

>『それが、誕生の経緯・・・。?。ネクロマンサーが乗っ取ったなら、何故この洞窟に残ってるんだ?』

 

「キュウ太の意地だったんだろうね・・・・赤月幽真、君に頼みがある。キュウ太を救ってほしい。最初は討伐をお願いしたのに今度は救って欲しいだなんて無茶苦茶なことを言っているのは分かっている。それでも、僕はキュウ太が苦しむ様は見たくないんだ!」

 

>『・・・・・・』

 

>これは、報酬も何も発生しないクエストだ。救ったところで俺に利益なんて生まれることなんてない。ただ、それでも、

 

>『受けるよ。そのクエスト。あんたの友だち俺に救わせてくれ』

 

>知った。知ってしまった。

 

>そして、助けたいと、思ってしまった。

 

>なら、受けない道理はない。

 

>≪クエスト『怨念に染まった龍』が『緋色の龍を救え』に変化した≫

 

>≪受託しました≫

 

「ありがとう。・・・もしかしたら、これが使えるかもしれない」

 

>『これは?』

 

「僕とキュウ太の思い出の品だ。魔除けの効果が付与されている」

 

>そう言って渡されたのは、普通のハーモニカとは異なる形をしたハーモニカだった。

 

>『ハーモニカ・・・引いたことがないんだが・・・』

 

「このハーモニカは息を吹きかけるだけで音色を奏でる。ただ、それは優しき心の持ち主でしか無理みたいなんだ。この点は問題ないよ。」

 

>『俺が心優しいって言いたいのか?』

 

「うん。だって、こんなお願い心優しい人しか受けないよ・・・・時間だ。それじゃ、キュウ太をお願い」

 

>『・・・・任せてくれ』

 

>すると、白い空間からさっきの部屋に変わる。

 

>『さぁ、行こう』

 

>ハーモニカを握りしめて、戦場へと向かった。

 

 うちの子がちゃんと主人公しとるで(お母さん目線)。うーん、カッケェ!

 やっぱり主人公はこうでなくちゃぁね!!にしても、最後に出てきたハーモニカ・・・完全にオーブニカそっくりなんですが?

 え?あの曲が聞けるんです?これは次回が楽しみになってきましたぁ!!

 では、そろそろ終了のお時間となりましたので今宵はここまで。Ciao〜




(お嬢ストーリーと展開が似てる気がして頭を抱えるので)失踪します


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Part.38 俺と小さな龍

(1週間ぶりの投稿なので)初投稿です


 龍と少年を救うホロラバ実況はっじまるよぉ!!

 前回はスカーレッドドラゴンもといキュウ太がカースドラゴンへと姿を変えた経緯とその時代背景について触れることができましたね。

 今回は、我らが主人公!赤月幽真くんが、キュウ太くんを救う!では、ゲームへlet's go!!

 

「はぁ・・・・はぁ・・・大丈夫?ころさん」

 

乱れた息を整えながら、ころさんへと声をかける。さっきから、僕たちは何度も攻撃を仕掛けてはいるが、どれも、攻撃は通らず、ただただ体力を消耗している。

 

「ちょっと、キツイ・・・」

 

ころさんもかなりの体力を消耗しているのか肩を上げ下げしている。ころさんの攻撃は最初に比べ、威力もスピードも落ちてきている。そろそろ耐えるのも限界かもしれない。

 

「幽真なら、きっと攻略法を見つけてくれるはずだから、頑張ろ。ころさん」

 

「うん!まだまだこぉねたちは倒れないかんなぁ!」

 

「grraaaaa・・・・?」

 

「これは・・・ハーモニカ?」

 

音の聞こえた方を向くと、そこには、ハーモニカを吹く幽真の姿があった。

 

>『待たせたな』

 

 いや、幽真くん、何処ぞの風来坊やんけ。

 オーブニカに似たハーモニカを吹きながら歩いてくるのはマジでクレナイ・ガイなんよ。

 まぁ、かっこいいのでよしとしましょうか。

 

>『ころね。おかゆ。理由は今説明できないが、あのドラゴンを救いたいんだ。力を貸してくれないか?』

 

「幽真なら救えるの?」

 

>『一か八かの賭けだが』

 

「それなら、こぉねたちがドラゴンの気を引くよ」

 

>『ありがとう・・・それじゃあ、始めよう。』

 

 さぁ、幽真くんとおかころの協力プレイのお時間ですよぉ!ノーコンテニューでクリアしてやるぜ!!

 

 って・・・・は?

 

 急に音ゲーが始まったんじゃガァ!?リズム感皆無の俺ができるとでも!?できねぇよ!

 でも、やらなきゃ進まないしやるしかねぇ!!

 うぉぉぉ!!さっきのは前言撤回!コンテニューしてでもクリアするぅ!!

 

曲 クレナイ・ガイの故郷の曲

 

>曲を奏でると、カースドラゴンは悶えだし、もがき苦しむ様に、尻尾を壁に打ちつけたりと暴れ出す。その衝撃のせいか古くなっていた天井が次々と落ちてきて、天井から光が差し込む。

 

>(思い出せ。君の友との思い出を。記憶を。そして、意識を取り戻せ。)

 

>キュウ太を救いたいという彼の気持ちを思いながら、ハーモニカを吹き曲を奏でる。

 

「grraaaaaァァァ!!」

 

「やぁぁぁ!!」

 

>カースドラゴンは曲をやめさせようと俺に対して火球を数発放つ。それをころねたちが弾いたり切ったりして防いでくれる。

 

「grra!?grraaaaa!?」

 

>カースドラゴンが纏っていたオーラが次第に剥がれていくのが見える。前足の鱗がそれと同時に黒色が剥がれていき緋色の鱗が露わになっていく。

 

>(あと少しか)

 

>より一層曲を聞かせるためにカースドラゴンの方へと歩み寄る。カースドラゴンは攻撃を仕掛けてくるがどれも的外れなところに当たり爆ぜ、こちらに当たることはなくなった。

すると、カースドラゴンが纏っていたオーラは形を為して、人型の姿になり、弾き飛ばされる。

 

「何故だぁ!?何故身体から分離する!?」

 

>キュウ太から分離したやつの姿は、全身が骨にできていており、魔法使いのローブのような物を纏っていた。

 

>『お前がキュウ太に取り憑いたネクロマンサーか・・・・』

 

「ッ!ここは逃げるしか!!」

 

>『逃すかっ!!』

 

「ころさんっ!」

 

「とぉりゃぁぁぁぁ!!」

 

「ごはぁぁぁぁ!?」

 

>ころねが、奴の逃げた先に回り込み、そのハンマーで奴の体を思いっきり殴り飛ばすと、断末魔を上げ、ネクロマンサーと思われるモンスターは爆発四散する。ドラゴンに乗り移っていた割には弱かったな。

 

>『・・・・・』

 

>カースドラゴンがいたところを見ると、そこにはさっきとは色合いの違う龍・・・スカーレッドドラゴンもといキュウ太の姿があり、立つ力もないのか倒れている。

 

「キュゥ・・・・」

 

>自我を取り戻したのかキュウ太はこちらに顔を向ける。俺はキュウ太の顔に手をそっと添えて、優しく撫でる。

 

>『キュウ太、君はもうここで待たなくていいんだ・・・・』

 

>キュウ太はじっとこっちを見る。俺はそれを目を逸らすことなくじっと見つめ返す。

すると、キュウ太は言葉の意味を察したのか。キュウ太は起こしていた首をゆっくりと降ろす。

 

「・・・・」ドサッ

 

>そして、ゆっくりと目を閉じた。

 

>『・・・・安らかに眠ってくれ。君たちがあの世で幸せに暮らせることを俺は祈ってる』

 

「幽真、今何したの?」

 

>『カースドラゴンの媒体となってしまったドラゴンからネクロマンサーを祓ったんだ。』

 

「そっか、じゃあ、この子は助かったんだね」

 

>『そうだと、いいんだけどな・・・・』

 

「こぉねは、そうだと思うよ。だって・・・こんなに幸せそうな顔してるんだもん」

 

>洞窟の天井から漏れた光がキュウ太を照らしており、その顔は幸せそうで安らかに眠っていた。すると、キュウ太の体から次第に煙が発生していく。煙が晴れると、キュウ太の体はそこにはなく、その代わりに、そこには、自分の膝の高さくらいの大きさの卵が残っていた。

 

「卵?」

 

>『何故、卵が・・・』

 

ピキッ・・・・ピキッピキッ・・・・

 

「ヒビが入ったよ!?」

 

>卵に、ドンドンとヒビが入っていく。すると、中から出てきたのは、茶色の毛をした小動物だった。あの日記の通りなら、この子はスカーレットドラゴンの幼体ということになるのだろうか?

 

「キュゥ・・・?」

 

「「わぁぁぁ!可愛い!!」」

 

>『うぉっ・・・・』

 

>そういえば、女の子ってこう言う小さい動物が好きって奏は言ってたっけ?さっきの二人の疲れは何処へやら、今はドラゴンの子どもに釘付けである。

 

「クゥ?」

 

>二人に抱えられたドラゴンの子供はその瞳をこちらに向ける。何故、こっちを見る・・・。

 

「幽真に触って欲しいんじゃないのぉ?」

 

「ほらほら、触ってあげなよ」

 

>二人に催促され、俺はころねが抱えるドラゴンの子どもに歩み寄る。そして、恐る恐る手を持っていくと、スカーレットドラゴンの子どもは親に甘えるかのようにその手に頬擦りをし、小さな尻尾を器用に手首に巻きつけてくる。

 

「幽真、気に入られてるね」

 

>『そうなのか?』

 

「そうだって。ほら、抱っこしてあげないと」

 

>『仕方が分からないんだが・・・』

 

「優しく抱っこしてあげるだけだよ。ほら、こうやって腕組んで」

 

>『お、おう』

 

>おかゆと同じように腕を組むと、ころねがそこにドラゴンの子どもを乗せた。

 

「そしたら、そっと撫でてあげるんだよ。そっとだからね」

 

>『』

 

>ころねに言われるがまま、片手でドラゴンの子どもを抱えるとそっと撫でる。すると、気持ち良さように目を細める。しばらく撫でていると安心したのか小さく寝息を立てて眠った。

なんというか・・・こういうのも悪くはないな・・・

 

「あ、幽真、笑ってるー。やっぱり、幽真も好きなんじゃん」

 

>『な訳・・・』

 

「そんなこと言ってぇ〜思いっきりにやけてたよ?」

 

>『・・・・』

 

>顔を見られるのが嫌で、二人から顔を逸らす。多分、その時、顔が真っ赤だったと思う。

 

「あ、照れてる〜」

 

「幽真もかわいいねー」

 

>『可愛い言うなっ!!』

 

 わぁ、幽真くん、ドラゴンの子どもとの接し方が分からなくてたじたじだぁ。

 それにしても、小さな命を愛でて無意識のうちに幸せそうな顔を浮かべる幽真くんにそれをからかうおかころ。

 ふっ・・・尊いな。

 

>『で、この子どうしたらいいんだろうか・・・』

 

「それなら、もう決まったもんでしょ。ねぇ、ころさん?」

 

「そうだよね。おかゆ」

 

>『どういうことだ?』

 

「そんなに幽真に懐いてるんだし、幽真が育てたら?」

 

>『はぁ!?』

 

「「しーー」」

 

>『・・・・俺、ペットとか飼ったことないんだが・・・』

 

「誰だってそうだよ」

 

「うんうん」

 

>『ちゃんと、育てられるか不安なんだが・・・』

 

「大丈夫。僕たちだって手伝うよ」

 

>『・・・・・』

 

「で、どうするの?」

 

>『・・・・』

 

『どうする?』

▶︎育てる

 育てない

 

 これはもう、育てる一択でしょう。

 ペットを飼って悪いことはおそらくないでしょうからね。

 ペットとの散歩でホロメンと出会った先駆者も俺の記憶が正しければいたはずですし。悪いことはないはず!!

 

>『じゃあ、育てるよ』

 

「幽真ならそう言うと思ったよ。それで、どうする?名前は?」

 

>『名前か・・・・』

 

>あの二人の幸せを願って幸せという単語を使いたいのと、キュウ太の名前に近い名前にしたいってのを考えると・・・

 

>『コウタ・・・かな』

 

「コウタ・・・いい名前だね。・・・それじゃ、そろそろ帰ろっか。時間も時間だしね」

 

「今日は何処かに食べに行こうよ!ダンジョン攻略記念も兼ねてさ!」

 

「お、いいねー。幽真にもさっきのドラゴンについても聞きたいし、ちょうどいいんじゃないかな?どう?幽真?」

 

>『ああ、別に構わない』

 

「やったぁ!それじゃ、一回帰って身支度したらおかゆの家に集合ね!!」

 

>そんな話をしながら、俺たちはダンジョンを去った。その際に何処からか『ありがとう』と声が聞こえた気がした。どうやら、二人は出会えたようだった。

 

>こうして、赤月家に新しい家族が出来たのだった。

 

>≪おかゆとの仲がぐんと深まった気がする≫

>≪ころねとの仲がぐんと深まった気がする≫

 

 いやぁ、ダンジョン解放イベントかと思いきや、まさかのペットができるイベントでもあったとは、これは予想外。

 まぁ、尊いイラストも見れたので非常にうま味なイベントでした。

 さぁ、次回からは好感度及びレベル上げの時間じゃぁ!!スキルも大量に確保して、次のホロメンストーリーに備えなければ!!

 では、今宵はここまで、Ciao〜




好きなラノベを読み返していたら、1週間ほど経ってしまいました・・・。
誠に申し訳ません。
これからは、作者が半年ほど忙しくなるので完全に不定期投稿となります。


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Part.39 レベル上げ〜ドラゴンと鬼人を添えて〜

(昨日がミオちゃんの誕生日だったので)初投稿です。


 ペットを飼い始めたホロラバ実況始まるよー!!

 前回はダンジョン解放+新しい家族が増えるという非常にうま味な展開でしたね。

 さて、今回からはダンジョンでのレベル上げと参りましょうか! 

 

>腹部の方にいつもは感じない重みによって、目が覚める。体を少し起こして腹部の方に目を向けると、コウタが丸まって眠っていた。

 

>『?昨日、そこのクッションで寝かせたような・・・・』

 

>ベッドの隣にあるコウタ用の寝床クッションを見ると、もぬけの殻だった。どうやら、俺が寝ている間にこちらに移動してきたらしい。

 

>『しばらくは、一緒に寝た方がいいのかもしれないな・・・』

 

>コウタを起こさないように、自分の上から降ろして、ベッドに寝かせる。寝室から出ると、朝飯を作るために台所に向かう。

 

>『俺のはいつも通りでいいんだが・・・・ドラゴンって何食べるんだろうか・・・・』

 

>ドラゴンは基本雑食と本で書いてあった記憶はあるが、あの日記では、魚とかを好んで食べていたと書いてあった。あれは個体によって異なるのだろうか?それとも、種族が好んで食べているものなのだろうか?

 

>『何かコウタが食べれそうなもの・・・あ、そういえば、昨日刺身買ってたな。』

 

>これをコウタにあげてみよう。もし食べれないようであれば、肉とか野菜をあげてみるか。

寝室のドアの方でカリカリとドアを引っ掻くような音が聞こえた。

 

>『コウタが起きたのか?』

 

>寝室のドアの方へと向かうと、小さく鳴くコウタの鳴き声が聞こえた。おそらく、朝起きたら俺がいなくて心細くなっているのだろうか?

ドアを開けると、腹部の方に衝撃が加わり、身体の重心がずれて、後ろに倒れる。

 

>『イタタタ・・・・。コウタ、寂しかったのは分かるが、突進はやめてくれ・・・・』

 

>そんな俺をお構いなしにコウタは、俺の顔をぺろぺろと舐めてくる。ドラゴンっていうよりか子犬に近いな・・・・。

 

 飼い始めて、1日目でコウタにそこまでされるとはかなり懐かれてますね。幽真くん。

 いいゾォ!コウタ!そのまま幽真から復讐心を消し去ってしまえぇ!!

 

 まぁ、絶対消えることなさそうなんですけどね・・・・・。

 最近は幽真くん楽しそうに生活を謳歌しているというのに、途中からそんな生活できなくなるんやろうなぁ。

 だがしかし!俺は諦めないぞ!絶対に幽真くんをハッピーエンドまで持っていってやりますよ!!

 あと、そろそろ、ホロメンとのイチャイチャが見たい(本音)

 

>『食えるか?』

 

「キュゥ?」

 

>刺身を手に乗せてコウタの口元へと持っていくと、コウタは不思議そうに刺身を見る。そして、ぺろっと、刺身を舐める。

 

>『どうだ?食えそうか?』

 

「キュッ!!」

 

>コウタは目をカッと見開くと、お気に召したのかマグロの刺身をガツガツと食べ始める。

 

「キュッ!キュッ!」

 

>『まだ、あるから落ち着いて食べろよな』

 

>刺身を手に乗せて持っていくと、今度は刺身を器用に前足で持つとムシャムシャと食べていく。

その様子はドラゴンというよりかは

 

>『コツメカワウソだな』

 

「キュ?」

 

>『いや、なんでもない』

 

>コウタが美味しそうに刺身をむしゃむしゃと食べるのを横目に、俺は朝食を食べていく。

 

 

>食べ終えると、皿を洗って戸棚に直していく。その間コウタは食事に満足したらしくリビングの日の当たるところでゴロゴロしている。

 

>食器を片付け終えた。今日は特に予定はないが何をしようか?

 

>『何をする?』

 

▶︎鍛錬を積む

 街の探索をする 

 誰かに電話する

 コウタの散歩をする

 ダンジョンへと向かう

 

 冒頭で宣言通り今回はダンジョンに向かいますよ!

 レベル上げandスキルゲットを狙っていきます!

 前回のような失敗はしません!しっかりレベルを上げてボス戦に挑みまっせ!!

 

>服に着替え、家から出ようとしたが、コウタがついてきたさそうに後ろをついてきてまわる。

 

>『コウタがついていきたさそうだ。どうする?』

 

▶︎連れて行く

 置いていく

 

 連れて行ってもいい気がしますが、ダンジョンに連れて行って戦えるのでしょうか?

 あ、どうやら、戦えるみたいですね。

 なんなら、この子自体にもスキルとかありますよ。えっと、『俊敏』に『火炎耐性』『爆破』が今の所この子が所持してるスキルです。

 炎のドラゴンらしいスキル構成のようです。戦えるのであれば連れていきましょうか。

 この子のレベル上げもその内大事になったりするかもですし。

 

>コウタを肩にのせて街の中を歩いていると、急に目の前が真っ暗になる。

 

「だ〜れだ」

 

>『誰って、あやめだろ?』

 

>すると、視界が元に戻る。後ろを向けば、膨れっ面のあやめがいた。

 

「む、そこは分かっていても分からない素振りをするのが大事なんだぞ」

 

>『えぇ』(困惑)

 

「それにしても、久しぶりだな。幽真。あれから元気にしておったか?」

 

>『あぁ、元気にしてるよ。最近は新しい家族も増えたしな』

 

「新しい家族って、肩の上に乗ってるカワウソか?」

 

>『やっぱり、カワウソに見えるよな・・・。でも、この子はドラゴンなんだ』

 

「え?・・・またまた、幽真。余に久しぶりに会ったからと言って嘘はよくないぞ。嘘は泥棒の始まりだぞ」

 

>『いや、ドラゴンなんだ』

 

「・・・ほんとに?」

 

>『ほんとほんと』

 

>あやめは疑いの目をこちらに向けてくる。疑われても真実なんだからどうしようもないな。

 

「お主、ドラゴンなのか?」

 

「キュぅ?」

 

「まぁ、幽真がそんなに言うんだから、そうなんだろうな。で、今からどこかに行くのか?」

 

>『ダンジョンで鍛えに行こうかなって』

 

「そうなのか!なら、余もついていきたい!!」

 

>『どうする?』

 

▶︎いいよ

 一人で鍛えにいきたいからまた今度にしないか?

 

 これは逆に下選ぶ人おるぅ?お嬢との好感度が上がるし、もしかしたらお嬢のかわ余なところ見れるなら連れていかないとですねぇ。

 なので、上を選んじゃいましょう。

 

>『いいよ』

 

「良かった。断られたらどうしようかと思った」

 

>『断ったら俺何されてたんだ・・・』

 

>こうして、俺はコウタとあやめを連れて、ダンジョンへと向かい、ひたすらモンスターたち狩っていった。

 

>『ふぅ・・・・とりあえず、ここらは狩り終えたかな』

 

「幽真、お疲れ様だぞ。にしても、凄いな。また剣の腕上がってるんじゃないのか?」

 

>『そうか?』

 

「そうだぞ。明らかに剣を振る構えも洗練されてきておるし、動きにもキレが増しておる。さっきの回転切りなんか特に良かったぞ!余も負けてならないぞ。」

 

>『それを言うなら、あやめも強くなってるんじゃないのか?あれから、レイさんに稽古つけてもらえてるんだろ?』

 

「何で知ってるんだ!?まさか、お父さんから聞いたのか!!」

 

>『え、あ、うん。というか、毎日あやめと何したかメールが届く。』

 

「なっ!?毎日!?じゃ、じゃあ、余が何してるのか幽真はいつも知ってるのか?」

 

>『あー・・・まぁ、そうなるな。』

 

「っ!!忘れろ!幽真!今まで見てきたメール全部忘れてくれ!!お願いだから!!」

 

>顔を真っ赤にしたあやめは、ポカポカと俺の胸部を殴る。忘れろったって、どう忘れろってんだ・・・。というか、忘れたところでレイさんから新しくメールが届いてまた記憶することになるんだが・・・・。

 

>『忘れろと言われても見たものはそう簡単には忘れられないし・・・てか、地味に痛い』

 

「忘れろ!忘れろ!忘れろ!忘れろ!忘れてくれぇ!!」

 

(余が何してるかが幽真に筒抜けだったとは、恥ずかしくて死にそう・・・・・。帰ったら絶対お父さん問い詰めないと・・・)

 

>それから、しばらくあやめにポカポカと殴られた俺だった。

 

>『落ち着いたか?』

 

「うーー・・・・死にたい・・・・」

 

>『なんというか、ごめん。』

 

「ううん。幽真は悪くないんだ・・・悪いのは全部お父さんだから。・・・・」

 

>『俺も止めなかったし、俺にも非がある。ごめん』

 

「そ、そうか・・・・なら、幽真は許す・・・・でも、お父さんは許さない」

 

>ご臨終です。レイさん。強く生きてくれ。さて、これからどうするか・・・・あやめは何故か顔をうつ伏せたまま、服を掴んでる体勢で離れないし・・・そういえば、コウタどこ行った?

 

「キュゥゥゥゥゥゥゥ!!」

 

「っ!?」

 

>コウタを見つけたと思えば、小型モンスターに攻撃を仕掛けて火炎弾放って焼いていた。いや、凄いなコウタ。あ、小型モンスター咥えて持ってきた。

 

「どうしたんだ?幽真?」

 

>『いや、コウタが獲物持ってきた』

 

「キュッ!」

 

>コウタは獲物を置くと後ろ足で器用に立つと、誇らしげに鳴いた。まるで、「どうだ。僕はちゃんと獲物を狩れるんだぞ」と主張しているようだ。

 

『「ぷっ!あっははははははは!!」』

 

>その様子が面白くて二人で大笑いしてしまう。

 

「キュ?キュ?」

 

>コウタは何故笑われてるのかが分からなくて首を傾げている。

 

>『誇らしげにするのはいいが、泥んこじゃないか。こりゃ、帰ったら風呂直行だな』

 

「コウタは強いんだな。余は気に入ったぞ」

 

>あやめはコウタを気に入ったのか微笑みながらコウタの頭を撫でる。コウタもコウタでその撫でが気持ちいいのか目を細めて幸せそうに撫でられている。微笑ましいな。

 

>『そうだ。そろそろ昼だし飯を食わないか?』

 

「余、持ってきてないんだが・・・・」

 

>『それなら、俺のを分けるよ。今日は多めに作ってきてるし』

 

「本当か!いやぁ、幽真が作るご飯。前から食べてみたかったんだ余」

 

>『前、約束してたけどなかなか機会がなかったからな。なら、存分に味わってくれ』

 

「そうさせてもらうぞ」

 

>スキル『悪意』の中から弁当とコウタ用の餌入れを取り出す。やはり、このスキル便利だ。入れた時のまま保存されるからまだ弁当が温かい。

 

>『それじゃ、いただきます』

 

「いただきます」

 

「キュッ!!」

 

「幽真、美味しいぞ!卵焼きふわふわだし、炊き込みご飯もちょうどいい味付けだ」

 

>『お気に召したなら何より』

 

>俺も卵焼きを箸で掴んで口に運ぶ。うん、上手い。甘すぎず、しっかりカツオダシの風味がある。焦げてもいないし、食べやすい。今日も成功してるみたいだ。チラリとあやめを見ると、美味しそうに食べてくれている。良かった。

 

「キュッキュ!」ガツガツ

 

>チラリとコウタの方も見たが、アジ(内臓を取り除いた)を頭から食らい付いているせいで絵面がなかなかグロいことになっている。切り身にした方が良かっただろうか・・・・。

 

「ご馳走様。美味しかったぞ!幽真!」

 

>『それは良かった。作った甲斐があるってもんだな』

 

「キュっ!」

 

>コウタも満足しているようだ。ほんと、ドラゴンっていうよりコツメカワウソって言われた方が信じるほど似ている。でも、卵から生まれたし、本当にドラゴンなんだろう。

 

>その後、モンスターを狩り続け、気がつけば夕方となり、俺たちは帰路に着いた。

 

「そういえば、幽真に聞こうと思ったんだが」

 

>『どうした?』

 

「来週、海にみんなと行くんだが、幽真も行かないか?」

 

>『海か・・・しばらく行った記憶ないし、うん、いいぞ。俺も久しぶりに泳ぎたい』

 

「それなら、良かったぞ。詳細は追って知らせる。で、お願いなんだが・・・」

 

>『お願い?』

 

「余の水着、一緒に買いに行ってくれないか?」

 

>『水着?』

 

「余も実はあんまり、友だちと海に行ったことがなくてな・・水着がないんだ。だから、頼む!」

 

>『全然問題ない。いつ買いに行くんだ?』

 

「明日にでもと思ったんだが」

 

>『了解。明日ね』

 

「そんなにすぐ決めて大丈夫なのか?用事とかないのか?」

 

>『基本休みは鍛えるか読書くらいしかやってないからな。全然問題ない』

 

「そ、そうなのか」

 

>『あ、じゃあ、俺はこっちだから、また明日な』

 

「あぁ、明日駅前に10時で頼むぞ。」

 

>『おう』

 

>こうして俺たちは別れた。

 

(どうしよう・・・・いきおいで誘ったのはいいんだが・・・これ完全にデート・・・幽真はそんなに気にしていないように見えたけど・・・・明日何着ていこう・・・・)

 

>≪あやめとの仲がぐんと深まった気がする≫

>≪スキル『剣舞』を獲得した≫

>≪スキル『状況把握』のスキルレベルが上がった≫

>≪ペット『コウタ』がスキル『炎舞』を覚えた≫

 

 新スキルゲットぉ!!

 そして、スキルレベルも上がりましたよ!!

 コウタも成長してくれましたし、お嬢の可愛いところも見れましたし今回のイベントは当たり枠!

 スキルの説明は次回にしますので今宵はここまで。では、Ciao〜。




ミオちゃんハッピーバースデイ!!
昨日だったけど、とりあえず祝わねばなるまい!!
祝え!!(迫真)


いやぁ、誕生日記念ライブとオリジナル曲良かったですねぇ。
Howlingめっちゃかっこよかった・・・・(感動)
わんわんわおーん/さしみおも良かったよ。ツッコミそうだったけど、とにかく可愛かったとだけここに記そう。
では、Ciao〜


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Part.40 お嬢とデート!?なんだって、それは本当かい!?by作者

(沸いてきたので)初投稿です


 画面の前のみんなぁ!!ホロライブラバーズがはっじまるよぉ!!

 前回はお嬢とコウタを連れてダンジョンでレベルを上げ、新スキルを幽真くんに一つ、コウタくんに一つずつ獲得しました。

 さて、前回の最後で宣言した通り、ゲームに入る前にスキルのご説明をしましょう。

 

 まず幽真くんが手に入れた『剣舞』。 

 このスキルは『短剣』『片手剣』『両手剣』『大剣』のカテゴリーを持つ武器を使用時に使えるものとなっております。

 効果は、その武器による攻撃を繰り出した際に、攻撃力and素早さが上がっていくものとなってますね。

 さらに、連続攻撃を繰り出した場合、クリティカル率上昇という剣関連のスキルの中では人権スキルと言っても過言ではないくらいに強いスキルとなっています。

 うーん、ありがてぇ!!

 ちなみにこのスキルに似たスキルは武器のカテゴリーの数だけ存在しますが、まぁ、これは獲得した時にでも説明しましょう。

 

 お次は、コウタくんが手に入れた『炎舞』。

 このスキルは、自身が攻撃を繰り出した際に火属性を追加するものとなってます。

 え?それじゃ、お嬢の『百鬼夜行』と変わらないじゃないかって?大丈夫ですよ。

 このスキルが活躍するのは、幽真くんの持つ『剣舞』と同じように連続攻撃を行った時なんです。

 連続攻撃を繰り出すたびに火属性の効果が上昇していきます。

 なんで、幽真くんとコウタくんがこの二つのスキルを使って連携を行うことができれば、一気に大ダメージが稼げるようになっちゃいます。

 やったね!兄さん姉さん方、幽真くんたちがますます強くなるよ。

 まぁ、そのためには幽真くんとコウタくんの親愛度とやらをあげないと行けないんですけどね。あ、ペットについては概要欄に説明貼っておくぞ!

 では、ゲームへレッツゴー!

 

>朝起きると、コウタが俺の顔の上で大の字になって寝ていた。

 

>『何故?』

 

>顔からコウタを下ろし、抱きかかえると、ベッドから起き上がる。

 

>昨日は俺の腹部ら辺で丸まって寝ていたはず・・・なのに、何故、顔の前に移動してるんだ。

 

「キュゥ・・・」

 

>『もしかしてだが、コウタ。お前、寝相悪いのか?』

 

「キュ?」

 

>コウタは俺の顔を見て首を傾げている。無意識なのか、それとも何か意図があって乗ってきているのか。前者だとすれば別にいいが、後者だとその意図を汲み取らなきゃいけない・・・・。

 

>『動物と意思疎通ができればいいんだが。』

 

>生憎、俺は動物との会話ができるスキルを持ってはいない。そもそも、『人族』で持っている者はなかなかいない。別に動物と会話しなくていいとかそういう理由ではなく入手が難しいのだ。人によれば、入手するに1、2年をその修行に費やして手に入れたっていう例もある。

それに、無理に入手しなくても、『獣人』や『エルフ』に頼めば、彼らを通して会話は出来るっていうのも理由の一つだ。現に、それを職業として働く『エルフ』や『獣人』も少なくはない。

 

>『スキル入手しておいた方がいいかもしれないな。これからコウタと一緒に戦う場面も多くなりそうだし。』

 

「キュッ!」

 

>『今のは俺の意見に肯定したような感じがするな。やっぱり、お前もそう思うか。・・・って、早くしないと、あやめとの約束の時間に遅れる』

 

>その後朝飯を食べて、寝間着から服に着替えると家を出た。

 

 

>『あやめは・・・まだ来てないのか』

 

「余なら、後ろだぞ」

 

>『うおっ!?』

 

>後ろから声をかけ、振り返れば背後には普段の着物とは違うあやめの姿があった。

 

「こんなきりー。余ーだよ」

 

>『後ろにいたのか・・・。今のなんだ?挨拶か?』

 

「そうだぞ。『こんなきり』って言って余の挨拶なんだぞ。」

 

>『なるほど。ん?でも、前使ってなかったような・・・』

 

「最近みんなと作ったからな。ほら、ホロライブ学園って個性的な人ばかりがいるよね?だから、余達も負けないようにって考えたんだぞ」

 

>『なるほどな。確かにあそこは個性的な人が多いって聞くな・・・』

 

>あの学園、いろんな種族が集まってるせいなのか個性的な人が多い。噂に聞けば、まだ会ったことはないが全校生徒と友達になろうとしている先輩とか、バナナを被る騎士とか、言っていたらキリがないほど、個性的な生徒がいる。

全校生徒友達はまだ分かるとして、バナナ頭からかぶるってなんだよって最初思った。

 

>『となると、俺も何かしら持ってた方がいいのか?』

 

「幽真なら大丈夫じゃないのか?幽真、あの学園内で結構目立っておるぞ?」

 

>『目立つようなことしてないんだが・・・』

 

「珍しい武器を持ち、バトロワでは優勝。挙句には学園内最強と言われてるロボ子先輩に目をつけられている。これだけでも、結構目立っておるぞ」

 

>『そうだったのか。知らなかった・・・・』

 

>普通通りしてたはずなんだが、そんなに目立ってたのか。確かにアタッシュウェポンの武器は持ってるのは俺だけだし、目立つって言われても不思議ではないのか?

 

「それで、どうかな?」

 

>『え、あ、ああ。そうだな』

 

>改めて、あやめの姿を見る。普段の彼女であれば、和のテイストのイメージが強いが、今彼女が身に纏っているのは西洋のお嬢様感が強い服だった。

 

 あらやだ。お嬢かわ余。

 まさかのガーリー系の衣装の方でご登場ですよ。

 いやぁ、この衣装いいですよね。お嬢様感が一気に溢れ出て、ものすごくかわ余です。かわ余みです。

 さて、普段和服なお嬢がさぁ、幽真くんの感想は如何に!!

 

>『なんて言おうか?』

 

▶︎普段の装いとは、違ってびっくりしてるけど、似合ってるよ

 あやめの可愛さを十分に活かしてると思うよ。頭の(以下略

 ぐっ!(無言のナイス)

 

 んー、前のミオちゃんと大体同じ選択肢ですね。

 まぁ、変な選択肢よりかはマシです。

 さて、今回はどの選択肢でいきましょうか。前回は短く褒めましたからね。今回はベタ褒めでいきましょう。

 なので、2番目を選択していきましょう。

 

>『あやめの可愛さを充分に活かしてると思うよ。頭の(以下略』

 

◇数分後

 

>『それに「もういいから!」・・・え?あ、すまん。』

 

「褒めてくれるのは嬉しいが褒めすぎだ!・・・・」

 

>『すまん・・・』

 

>どこかの雑誌で女性に服装について聞かれた時は徹底的に褒めろと書いてあったんだが、どうやらやりすぎると良くないようだ。次から気をつけよう。

 

「ふふっ・・・それじゃ、行くぞ。幽真。今日は余楽しみにしておったんだからな。少しだけでも立ち止まるのも惜しい。エスコートは頼んでもいいか?」

 

>『エスコートって言っても、水着買いに行くだけなんだけどな。』

 

「余が水着を買うだけで終わるとでも?」

 

>『そうだな。じゃあ、あやめお嬢がお気に召すまま。この赤月幽真がお供しましょう』

 

「もしかして、執事の真似事か?」

 

>『似てないし、作法もなってないけどな』

 

「確かに、セバスチャンに比べたらそうかもしれん。まぁ、でも、余はいいと思うぞ。それじゃ、今日は幽真は1日余の執事だな」

 

>『了解しました』

 

>その後あやめとショッピングモール内を歩いて回った。慣れない口調のせいか途中訳の分からないことを発したりしたが、楽しい1日となった。

ちなみに、水着選びでは、売り場の女性店員たちが暴走したことで、あやめ単独ファッションショーなんてものが始まってしまった。

 

>≪あやめとの仲がぐんと深まった気がする≫

 

 照れてるお嬢もかわ余ですなぁ。

 やっぱりデートイベントってのは、こういうホロメンの一面を見れたりするからいいんですよ。

 アークワンルートはシリアスシーンが多くなるでしょうから、こういうイベントは過酷な環境である砂漠の中のオアシス!渇き切った心を潤す水!まさしく心の潤いッ!!

 おっと、失礼。最近ジョジョを見てたせいでテンションがいささかおかしなものになってました。

 さて、今宵はここまでとしておきましょ・・・ん?なんか、画面が動いてる。

 

>『すっかり遅くなったな。今から晩飯作ろうにも遅くなるし、おかゆの店でおにぎり買って帰ろう。』

 

>駅前であやめと別れた俺は、すっかり遅くなってしまったため、猫又おにぎり店で晩飯を買うことにした。

 

>『こんばん・・・・ッ!?』

 

>店の中に入ってきてまず目に飛び込んできたのは、店主のおばちゃんを守るように立っていたおかゆを囲む黒服の男達で、屈強な男がおかゆを裏拳で弾き飛ばしたシーンだった。

 

「おかゆちゃん!?」

 

>『おかゆっ!!』

 

「幽・・・真・・・・」

 

「チッ・・・・この時間帯に客が来るとは。お前ら帰るぞ」

 

>おばあさんは、おかゆの名前を呼んでおかゆの方へと向かっていく。そう言って、黒服の男達はドアの前で立ち尽くす俺を素通りしようとする。

 

>『待てよ。人の友だち殴っておいて、何立ち去ろうとしてんだよ』

 

「知ったことか。お前みたいなガキの戯言に付き合っている暇なんぞない」

 

>落ち着け。・・・ここは、店内だ。それに奴らの数は数人だ。下手をすれば店内をめちゃくちゃにするし、2人に危害が及ぶ。それだけは避けなければいけない。

 

>心を落ち着かせる。男達は俺を一瞥すると、店の外へと出ていった・・・・。

 

>『大丈夫か!』

 

「僕は大丈夫だよ・・・。ごめんね。変なところ見せちゃって」

 

>そう言って、おかゆは笑ってみせた。だが、その笑いは簡単に壊れそうなほどに弱々しい笑いだった。一体、何が・・・・

 

よぉし!読者の前のみんなぁ!!武器は持ったかぁ!!黒ずくめの男たちをぶちのめす!!ホロメン泣かすやつは誰であろうとぶっ倒す!(なお、感動的な涙や嬉し涙は例外)

 失礼。取り乱しました。さて、この感じですと、始まりましたね。第二のホロメンストーリーが。

 今の感じですと、おかゆんのストーリーですね。

 では、次回からホロメンストーリーは突入しますので、今宵はここまで。また次回お会いしましょう。

 




えー、大変申し訳ございません。近日出すと言っておきながら10日ほど時間が経ってしまいました。
これも何もかもディケイドってやつが・・・人のせいにしてはいけませんね。反省反省。
では、次回から第二のホロメンストーリーが始まります。お楽しみに。
え?水着回は?って、急遽ホロメンストーリーの後にやることにしました。
お楽しみは最後に取っておきましょう!!
では、Ciao〜


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第四章 疾走する本能
Part.41 開幕のベルが鳴る


(新章開幕のため)初投稿です


「はぁ・・・はぁ・・・・」

 

 町外れの深い森で、暗い闇夜の中、月の光によって黄色く光る瞳が高速で動く。

 瞳が動いていくたびに、何度も何かを切り裂くような音が聞こえてくる。

 しばらくすると、高速移動する瞳は止まり、月の明かりが木々をかき分け、瞳の主を照らす。

 腰まで届く長い黒髪に前髪に入った赤いメッシュ。黄色の髪飾りをつけ、黒い巫女服を見に纏った獣人の少女。

 彼女の名前は『大神ミオ』

 赤月幽真の幼き頃からの幼馴染みであり、共に戦う仲間である。

 何故、そんな彼女が町外れの山奥で短剣を振っているのか。

 

「まだ、まだ、足りない・・・・こんなんじゃ、また、幽真が・・・・」

 

 脳裏によぎるのは、幽真が自分を庇い命を散らす想像。

 最近、これと似たような夢を何度も見る。

 戦いに勝利しても、後遺症で病院生活を余儀なくされる幽真の姿や、戦いの中に迷い込んだ子どもを庇って胸を撃ち抜かれるなどの夢ばかりだ。

 いつ、この夢がどのようにして正夢になってしまうのかその考えが彼女を焦らせる。

 

「はぁ!!」

 

 今日もまた、彼女はその剣を奮う。

 最悪な未来を避けるために。その未来に立ち向かうために。

 彼女は孤独の中、闇夜に剣の軌跡を描く。

 

 さぁ!さぁ!やってまいりました!!ホロライブラバーズ第二のホロメンストーリーの開幕ッ!!

 今回のストーリーのキーパーソンはみんな大好きいたずら猫『猫又おかゆ』!

 この日のために準備はしておきましたので、黒服のお兄さん方、幽真くんの剣で断罪しちゃうぞ!

 

>『とりあえず、こんなもので大丈夫か』

 

>おかゆの腕の擦り傷をアルコールで消毒して、ガーゼで覆い、テープで止める。

 

「ありがとう。幽真。なんで、ガーゼ?」

 

>『手持ちがこれしかなかった』

 

「ガーゼ持ってて絆創膏は持ってないんだ。普通逆じゃない?」

 

>『ガーゼの方が使い勝手いいからな。絆創膏じゃ俺の傷が塞がらん』

 

>そういうと、おかゆは「なんで?」といいたそうな困惑の表情を浮かべていた。前、そんな話をミオやあやめにしたら、おかゆと同じ顔をしていたのを思い出す。仕方ないだろ。俺がいつもする怪我絆創膏じゃどうにもならねぇんだから。

 

>確かに、結構な頻度でガーゼ買いに行くから薬局の定員に顔を覚えられたし、「この人ガーゼこんなに買いにきて何してるんだろう」という顔をされる。なんなら、「何に使われたんですか?」と直接聞かれた。正直に答えたら、頭に?を浮かべていた。あれ以来、あの薬局に行きづらくなったのは、いうまでもなかった。

 

>『それで、何だったんだ?』

 

「えーっとね・・・・」

 

「大丈夫よ。おかゆちゃん。私から話すわ」

 

>おかゆが言い淀んでいると、おばあさんが口を開いた。この話を聞くのは少し不味かったのだろうか?この空気的に、まずかったらしい。

 

「おばあちゃん・・・・」

 

「ここら周辺の土地はね。とある会社が買い占めしようとしてるのよ。だから、ここにあるお店や家の住民たちに立ち退きをお願いしてるのよ」

 

>『なるほど、そういう関連の話か。さっきのは、その会社の人間だったのか?』

 

「いいえ、あの人たちは金で雇われたみたいよ。立ち退きをいつまでも了承しないから実力行使に出たのよ。きっと」

 

>『タチの悪い会社だな。訴えてもいいんじゃないか?』

 

>そこまでくれば、普通に営業妨害などで訴えることもできるはずだが・・・・。

そういうと、彼女たちは顔を下に向ける。どうやら、訴えたようだが、その結果はよくなかったようだ。

 

「警察に駆け込んでも碌に相手してくれなかったさ。取り合ってくれても、調査結果は何もなかったの一点張り。だから、私たちは自分たちの力で立ち向かうようにしたのよ」

 

>『その会社の名前は?』

 

「黒薔薇って、会社よ」

 

>『聞いたことない会社名だな。・・・どういう系統の会社なんだ?』

 

「確か建設関係って言ってたわ。ここにマンションを建てたいんですって。」

 

>確かにここは駅近だ。ここにマンションが建てば便利だろう。だが、やり方が汚い。何より、勘に触るやり方だ。そして、まともに取り合わない警察側は何かしら仕込まれてるだろうな。となると、相手会社はそういうことに関して手慣れている悪徳会社か。黒薔薇って名前もなんか胡散臭いし。

 

>『他の土地の人間はどうしてるんだ?』

 

「今のところ実害はないそうよ。多分、私たちを見せしめにして、一気に取っ払ってもらおうって寸法だと、思うわ」

 

>そう話すおばあさんの顔は暗く、そして、話を聞いていたおかゆも顔を暗くした。暗い雰囲気がこの部屋を覆い重たい空気へと変貌した。

 

「おばあちゃん、やっぱりもう一回警察に行ったほうがいいと思うよ。僕やお客さんがいる時はいいけど、もしおばあちゃんが1人だった時に、アイツらが押しかけてきたら・・・」

 

「そうね・・・・何か対策しないといけないわね」

 

>『だったら、頼れるところがあるかも知れない』

 

>脳内に浮かび上がるのは、娘を溺愛するあまり、娘を怒らせた親バカの男。あの男であれば、何かしら手配してくれるかもしれない。最近、LINEであの時のお礼がしたいと言っていたし、快く受けてくれるはずだ。そうと決まれば、電話をしに行こう。こういうのは手早くやったほうがいい。

 

「幽真、それほんと?」

 

>『あぁ。俺の知り合いにそういうことに詳しそうなのが1人いるからな。ちょっと、話を通してくるよ』

 

>その言葉を聞いた2人は少し顔を明るくした。その様子を見て、俺は部屋から立ち去り、おにぎり店の外に出る。

 

>『あー、もしもし?今時間空いてるか?』

 

《どうした。幽真?お前が電話で連絡してくるとは珍しいな。なんだ、あやめの写真で送って欲しいか?》

 

>電話に出たのは、つい最近、鬼人族を纏める族長になり、あやめの本当の意味での父親になることができた『百鬼レイ』だ。

 

>『いらない。そんなことしてるとまた、あやめに叱られるぞ。後、娘と同年代の男に写真送ってくるとかどういう神経してるんだよ』

 

>本当、出会った頃とは大違いだ。あの時は、あやめを頑固として認めない男だったというのに、今ではデレデレである。もし、あやめがお嫁とかに出たら頑固として拒否しそうなイメージがある。将来、あやめの旦那になる男は大変だろうに・・・。その時は少しくらいあやめの手助けはした方がいいかもしれない。

 

《お前に送っても問題ないと判断したからな。別に変なことに使おうとしてないだろ?》

 

>『しねぇよ。』

 

《なら、大丈夫だ。で、話ってなんだ?わざわざ電話で連絡してきたんだ、何か厄介ごとに巻き込まれたか?》

 

>『よく分かったな。まさにその通りだ』

 

《お前さんは、トラブルに突っ込んでいきそうな性格してるからな。なんとなく分かる》

 

>『それじゃ、その上でお願いがあるんだが』

 

《おう。なんでも任せろ。》

 

>『黒薔薇っていう会社について調べて欲しい』

 

《黒薔薇ぁ?その会社ならよく知ってるよ。そこの会社の社長とは仲良くしてるしな》

 

>『本当か!?』

 

>これは驚いた。まさか、百鬼家当主と繋がりがある会社だとは。これなら、何かいい情報が手に入るかもしれない。

 

《おうとも。その会社がどうしたってんだ?》

 

>『その会社の社員と名乗る人間が、友だちの店を無理やり立ち退かせようとしてるんだ。』

 

>そういうと、彼は『はぁ!?』と、大声を上げて驚いており、明らかに動揺しているようだった。

 

《どういうことだよ!?》

 

>『そのままの意味だ。』

 

《ちょ、ちょっと待ってくれ。あの会社が強制立ち退きを促してくるだって?ありえない。あの会社の社長はそんな手段は取らないし、人様に迷惑をかけることを嫌う男だ。そんな男の会社がそんなことをするとは・・・・。よし、幽真。この話は電話じゃ話がまとまらねぇ。直接会って話せるか?》

 

>『明日なら空いている』

 

《よし、なら。明日お前の家に赴く》

 

>『分かった。後、その友だちの家に護衛を置いてほしい。女性の2人暮らしで片方はご老人で、もう片方は女子高生。もし、押しかけられでもしたら、いけない。相手が何をしてくるか分からないからな』

 

《・・・分かった。女性のSPを客に変装させて護衛させておこう。》

 

>『それじゃ、明日。』

 

>そう言って電話を閉じた。とりあえず、2人の安全は確保できる。にしても、そんなことを絶対にしない社長か・・・・レイの前で猫をかぶっていたのか、それとも、黒薔薇の社員と名乗った男はその会社所属ではないのか・・・・。はたまた・・・駄目だ。どれもありそうで検討がつかない。とにかく、今は情報を集める方が良さそうだ。

 

>その後、俺は2人にそのことを伝えてた。2人はその情報に少し安堵しているようで、重かった空気が少しだけ軽くなった気がした。

一応、警察には届けようということになり、明日、おかゆと警察署に向かう約束をし、おにぎり店を後にした。

 

>≪おかゆとの仲が深まった気がする≫

 

 今回は、そういう感じのイベントですか。

 なんか、ゼロワンのお仕事5番勝負を思い出させるイベントですね。正直、俺自身あの章はあまり好きじゃありませんでした。

 となりますと、胸糞展開がこれから先展開される?え、嫌なんじゃが?

 とりあえず、今宵はここまで。

 また次回お会いしましょう。




はい、新章おかゆ編『疾走する本能』が始まりました!!
感の言い方ならお分かりでしょうが、おかゆんが手に入れるのは、あのライダーのスキル!!そして、幽真くんの新たな力!
これからの展開に乞うご期待!


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Part.42 集うCollaborators

(ひと段落ついたので)初投稿です


 ライダーファンandホロライブ好きのみんな〜!!ホロライブラバーズの時間がはっじまるよぉ〜!!

 前回はおかゆんのイベントの流れ的なものが分かりましたね。今回の敵は黒薔薇と呼ばれる建築会社(多分)!前回は1人だけでしたが今回は組織っぽいので骨が折れそうです。

 正直頭を使う作業は幽真くんに丸投げします。俺はド低脳だからね。仕方ないね。

 では、ゲームの方へGO!!

 

>『これは期待できそうにないな』

 

>次の日になり、俺はおかゆと警察署に訪れ、被害届を出したがあまり良い結果は望めそうになさそうだ。対応した男の対応がそれを物語っていた。対応する際に鼻ほじるとかどんだけ馬鹿にしてるんだよ。少しカチンときたぞ。見た感じじゃ、上からの指示で、相手にしなくていいだとか吹き込まれているんだろう。

 

「やっぱり自分たちでどうにかするしかないよね・・・」

 

>『そうらしい。』

 

>残念な結果に俺たちは肩を落とすが、ここでくよくよしても仕方ないと、切り替え、警察署を出ようと出口の方へと歩いて行こうとする。その際、通りすがりの黒いスーツ姿の男が「ん?」と言ってこちらを振り向いた。

 

「見たことある顔だと思ったら、おかゆじゃねぇか」

 

「あれ?不破さんじゃん。どうしたの?」

 

「どうしたって、俺ここに勤めてるんだよ」

 

>おかゆと親しげに話してるところを見るに、どうやら、おかゆの知り合いのようだ。ここに勤めていると言っていると言うことは警察官だろうか?

 

 不破さん!?その活躍ぶりから主人公より主人公していると言わしめたあの不破さん!?

 確かに何処か面影ありますね。

 果たして、この人は仮面ライダーバルカンの不破さんなのか。それとも、同姓同名+他人の空似なのか。

 いや、そうだったら、すげぇな。

 

>『知り合い?』

 

「よく、おにぎり店でよくおにぎり買っていってくれる常連さん。名前は」

 

「不破康介だ。ここで、一応警官をやっている。そういうお前は、おかゆの恋人かなんかか?」

 

「不破さん!?」

 

>『いや、おかゆとは、最近できた友だちだ。で、名前は赤月幽真・・・っ!?』

 

>そう答えた瞬間、右足の方に強い衝撃が伝わり、痛みが全身を駆け巡る。足元を見ると、おかゆの足が俺の足を思いっきり踏んでいた。おかゆの顔を見ると、どこか不機嫌そうだ。

 

「あー、なるほどな。」

 

>その様子を見た不破さんは、何か察した様子だった。この人、おかゆが不機嫌になった理由分かるのか?乙女心は理解ができないものだ。

 

「で、2人はなんで警察署に来てるんだ?落とし物でも探してるのか?」

 

>『おかゆ、この人なら力になってくれるんじゃないか?』

 

「そうだね。不破さん、あのね・・・」

 

>おかゆが不破さんに事情を伝えると、彼は「なるほど、そういうことか」と言って頷いていた。

 

「よし、俺も手を貸そう。あそこのおにぎり店に潰れられたら美味しいおにぎりにありつけなくなる」

 

「ありがとう!不破さん!」

 

>『助かります』

 

>2人で頭を下げて、彼に礼をする。

 

「顔を上げてくれ。礼を言われるのは事件を解決した後だ。それとこれ、俺の電話番号だ。おかゆは知ってるだろうが、何かあったら連絡してくれ」

 

>そう言って彼は俺に電話番号を記載したメモ用紙を手渡した。彼は捜査のための準備をしてくると言ってその場を後にした。思わぬところで強力な助っ人と出会ってしまった。警察の彼なら、俺たち高校生が入ることができないところまで捜査ができる。これはかなり有難い誤算だ。

 

>『そろそろ時間か。』

 

「知り合いの人だったよね?」

 

>『ああ、学園で待ち合わせになってる。』

 

「それ、僕もついていっていいかな?これからお世話になるかもしれない人だし、会っておきたいな」

 

>『別に構わない。』

 

「ありがと。幽真。僕は君に頼りっぱなしだね・・・」

 

>『友達ってのは頼り頼られるものだろ?困った時はお互い様。遠慮はいらない。それに、不破さんと一緒で、俺もあのおにぎり店のおにぎりが好きだから無くられたら困る』

 

「ふふっ、気に入ってくれて何よりだよ。この事件が解決したら、うんと、おにぎりをご馳走してあげる」

 

>『それは楽しみだ』

 

>暗くなっていたおかゆの顔は笑顔を取り戻し、こちらにニコッと笑い、俺はその笑みに笑顔で返す。

 

>俺はこの笑顔を守りたい。大切な人たちが誰かが傷つくというのなら、俺は戦う。

 

>例え何かを犠牲にしようとも

 

 不破諌ではなかったか。

 でも、協力者ができたのはデカいですね!

 こういう時の協力者は情報提供とかで大活躍してくれますから。

 ありがたいです。にしても、幽真くん大丈夫?最近少し自分のことに関して疎かになってない?

 お兄さん不安なんですけど。

 

 

「なるほどな。話は読めた・・・・だが、あの社長がそんな方法を取るのか信じられないな」

 

>レイと合流し、時間も時間だったので、近くのファミレスで食事を取ることにした。

 

>『だが、事実だ』

 

「分かった。こちらの方で調べよう。幽真が言うように、そのお店に護衛を何人かつけておく。」

 

>『助かる』

 

「ありがとうございます」

 

「ご注文の程は決まりましたでしょうか?」

 

>話は決まったところで、タイミングよく店員が注文を取りにこの席にやってきた。そういえば、昼食取りに来たんだったな。話の方に集中しすぎて忘れていた。

 

>『ナポリタンで』

 

「じゃあ、僕も幽真と同じので」

 

「そうだな。俺は、これだ。」

 

>そう言って、レイが指さしたのは、フルーツもりもりの猫の形をしたパンケーキだった。

 

>『ぶっ!?』

 

「なんだ?俺みたいなおっさんがパンケーキを注文するのがおかしいってか?」

 

>『いや、そうじゃないが、ちょっと意外だった。』

 

「案外パンケーキ美味いもんだぞ。最近ハマってるんだ」

 

>『美味いのは分かるが・・・』

 

>ゴツい体な上に厳格な顔をしているというのに、平然とパンケーキを頼もうとするレイの姿はあまりにもシュールすぎるんだが。

 

>その後、机に頼んだ料理が並べられたが、パンケーキをナイフとフォークで綺麗に食べるレイの姿は何処か笑えた。

 

 

>おかゆを家へと届けた後のこと。

 

「なぁ、幽真」

 

>『どうしたんだ?』

 

「俺が後はやると言ったらお前は引き下がるか?」

 

>『下がらない。友だちが辛い思いにあわされたんだ。下がるわけがない』

 

「やっぱりか・・・・。なら、これだけは守ってくれ。戦うのはいい。だが、無理はするな。お前が傷付けばお前が思っている以上に周りは悲しむ。友を守りたいと言うなら自分のことも気にしておけ。友を守ってお前も生き残る。それで本当に助けたっていうんだ」

 

>『・・・・』

 

>そう語るレイの姿は何処か悲しそうで、その言葉の奥にはただならぬ覚悟がヒシヒシと肌に伝わってきた。この男は、過去にどんな体験をしたのだろうか・・・・。

 

「言いたいことはそれだけだ。それじゃ、気をつけて帰れよ」

 

>そう言って彼は車に乗り込み、この場を去った。

 

 

一体、レイさんの身に何が起きたんや・・・・。レイさん確か戦争を生き抜いた人だからそういうことに関しては、結構体験してるんでしょうかね・・・・。戦争。ダメ。絶対。

 

 

>夕飯を食べ終えた後、俺は自室にある机の引き出しを開いた。そこには、レイから受け取った黄色いレバーのついたデバイスとバッタが描かれた長方形型の黄色のデバイス、それと同じ造形の虎が描かれた赤いデバイスがあった。俺はレバーのついたデバイスと長方形の黄色のデバイスを手に取る。

 

>『俺に扱えるのか・・・?』

 

>脳裏に浮かぶのはつい先日、このデバイスたちを試してみようとしたときのことだった。レバーのついたデバイスの方を腰に当てた瞬間、このデバイスから強力な電流が走り、吹き飛ばされたのだ。あれ以来、これらは机の中に収めていたのだが、今の俺には力が必要だ。これを使わないといけない日がくるのかもしれない。

 

>『はぁ・・・・寝るか』

 

>デバイスを引き出しの中に収め、ベッドへと潜り込んだ。その数分後には意識を手放したのだった。

 

>≪おかゆとの仲が深まった気がする≫

 

キリがいいので、今宵はここまでと行きましょう。では、また次回会いましょう!!




(とりあえず、疲れたので)失踪します


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Part.43 開店!猫又おにぎり店!!

(アークナイツがとても楽しいので)初投稿です


 祝え!!ホロライブ六期生の誕生を!!

 

 はい、冒頭そうそう声高らかに祝わせてもらいました。

 EVOL2019です。皆さん見ました?

 6期生の初配信。なかなか濃いメンバーで開始そうそう笑わせていただきましたよ〜。

 いやぁ、これからが楽しみですね〜。

 そして、楽しみといえば、やっぱりホロラバの方の次のアプデですよ。おそらく、攻略メンバーの中に六期生が追加されるでしょうね。

 俺は楽しみで、夜しか寝れませんよ。

 六期生が追加されてもノーコンテニューでクリアしてやるぜ!!

 では、本編へレディゴー!!

 

>『おかゆ、ここで大丈夫か?』

 

「うん、そこに並べてくれたらいいよ」

 

>俺は早朝から、猫又店で開店準備を手伝っていた。レイにはボディーガードをお願いしてはいるが、自分にも何か出来ることはないかと思い、事件解決の間だけ泊まり込みで店を手伝うことにしたのだ。お婆さんも快くOKしてくれたので、手伝うことになった。

 

「おかゆん、持ってきたぞ〜」

 

「あやめちゃん、ありがと」

 

>あやめが奥の部屋からおにぎりが並べられたトレーを持ってきておかゆに渡す。

何故、あやめがここにいるのかというと、レイに頼んだボディガードがあやめに抜擢されたそうだ。その事を知った際は凄く驚いたが、その後、レイからメールで「あやめを頼んだぞ」とお願いされた。

 

>ボディーガードのボディガードをお願いされるのは少し違うような気がするのだが気の所為だろうか?まぁ、レイに言われる間も無く守るのだが、あやめはより強くなっているらしいし、どっちかっていうと、俺の方が守られそうな気がするが・・・・。いや、そうならないように俺も気をつけよう。

 

「おかゆー。次のできたよぉ!」

 

「ありがとうね。ころさん」

 

「こぉねにかかればちょちょいのちょいだよ!」

 

>ころねは、朝来た時にはすでにいた。なんでも、この件のことについてかぎつけてきたらしく、物凄くキレていた。完全に人を殺す目をしてたから、かなりビビった・・・・。正直、あの現場にころねがいようものなら、お店の中が鮮血で彩りそうなので、あの場にいなくて良かったなと思った。

 

>『そろそろ開店時間か』

 

>時計を見ると開店時間の6時になろうとしていた。

 

「3人とも少しこちらに来てもらってもいいかい?」

 

「おばあちゃんどうしたの?」

 

「いいから、こっちにおいでなさいな」

 

「何するのー?」

 

「じゃあ、幽真ちょっと行ってくるぞ」

 

>『ああ』

 

>おかゆのお婆さんがおかゆたちを手招きし、奥の部屋へと連れて行った。開店前だというのにどうしたのだろうか?

 

「婆さん、いつもの頼むって、幽真じゃねぇか」

 

>すると、店につい昨日会ったばかりの不破康介が入ってきた。どうやら、常連というのは本当らしい。

 

>『昨日ぶりですね。不破さん』

 

「ああ・・・って、なんでお前がここにいるんだ?」

 

>『ボディーガード兼お店の手伝いですよ』

 

「なるほどな。あ、そうだ。今のところの調査結果だが、駄目だな。尻尾すら掴めない」

 

>『そうですか・・・・』

 

「安心しろ、そいつらは必ず俺が捕まえる。」

 

>『頼りにしてます。それで、ここに来たってことはおにぎり買いに来たんですよね』

 

「おっと、そうだったな。じゃあ、明太子と鮭2個ずつ頼む。後、緑茶もつけてくれ」

 

>『明太子と鮭が2個ずつ、緑茶一本ですね。500円になります』

 

「ほら、ちょうどだ」

 

>『ありがとうございます』

 

「・・・・なぁ、」

 

>『?』

 

「その敬語やめてくれねぇか?さっきから背中がムズムズするんだよ。お前と俺の歳ってそこまで離れてないだろ?」

 

>『じゃあ、タメ口で話すか』

 

「そうしてくれ、そっちの方が気が楽だ。じゃ、何か分かったら連絡する」

 

>『分かった。引き続き頼む』

 

>不破は店を後にして行った。店を出た際に、ガラス越しでおにぎりを美味しそうに頬張る彼の姿が見えた。

 

>その後、何人ものお客さんがこの店に訪れては、おにぎりを買い、店の外に出てはそのおにぎりを美味しそうに食べていた。

 

>『愛されてるんだな。このお店・・・・』

 

「そうだよ。このお店はみんなに愛されてるんだ。だから、潰すわけにはいかないんだよ」

 

>『そうなのか・・・・って、うおっ!?おかゆのお婆さん!?戻ってきたのか!?』

 

「準備が出来たからね」

 

>『準備?』

 

「ほら、3人とも出ておいで」

 

>お婆さんがそう言うと、奥の部屋の扉が勢いよく開く。何事かと思い、そちらを見てみれば、それぞれのイメージカラーに合わせた着物を纏った3人の姿があった。

 

 正月衣装キタァァァァァァ!!

 いやぁ、まさかこんなところで正月衣装を見ることが出来るとは思っても見なかったですね。

 ストーリーの始まり方は少しと言うかかなり文句を言いたかったですけど、おかゆイベントは神イベだった?

 

「幽真、こぉね似合ってる?」

 

>『似合ってるよ』

 

「えへへへ〜。」///

 

「良かったね〜。ころさん」

 

>『そう言う、おかゆも似合ってるぞ』

 

「え・・あ、うん・・・ありがと・・・」///

 

「余は?どうなんだ?幽真」

 

>『勿論、似合ってる』

 

「そうか、似合ってるか・・・・良かった」(ボソッ

 

>『なんか言ったか?』

 

「いいや、なんでもないぞ。ほら、お客さんが来たぞ」

 

>『ん、あ、そうだな。』

 

『「「「いらっしゃいませ〜」」」』

 

>こうして、猫又おにぎり店が開店し出した。

 

 照れるホロメンが可愛いんじゃぁ。

 そして、幽真くん、お主天然の女たらしじゃな?ハーレム系の作品の男主人公が持つことが多いこの称号。

 まさか、幽真くんも持っているとは・・・。

 幽真くんのキャラがだんだん濃くなってきている気がしますねぇ。

 

 

>『疲れたな・・・』

 

>最後のお客さんを見届けた後、お店前に備え付けられたベンチに座る。

 

>あの後、お昼頃には大勢のお客さんがおにぎり店にやってきた。お婆さん曰く開店当時並みの大盛況だったらしく、用意してあったおにぎりが完売していた。ただ謎なのが、二つあるレジで俺が担当していた方には女性が、あやめやおかゆ、ころねが担当していた方には男性がと、綺麗に分かれており終始ずっとその感じだったので謎だった。後、たまに握手なんて求められることもあった。はて?俺そんな有名人だったかな?

 

 俺もホロメンからおにぎりを受け取りたい(願望)。

 後幽真くんは少しは自分がある程度は顔立ちがいいことに気付こうね?

 

「お疲れ。幽真。はい、これ、お茶」

 

>『ん、ああ。ありがとうな』

 

>おかゆがペットボトルのお茶を持ってきて俺に渡してくれる。

 

「隣座るね」

 

>そう言っておかゆは俺の隣に腰をかける。おかゆから貰ったお茶を飲む。朝からほとんど動きっぱなしだったので、身体が水分を求めており、冷たいお茶が全身に染み渡っていくのを感じた。

 

「今日どうだった?働いてみて」

 

>『そうだな・・・楽しかったな。おにぎりを食べる人がみんな笑顔になって、見てるこっちも嬉しくなった』

 

「僕も一緒。だから、僕は守りたいんだ・・・みんなに愛されてるこのお店を。お爺ちゃんが残してくれたこのお店を。」

 

>そう語るおかゆの目からは『絶対に守り抜く』という強い意志を感じた。

 

>『なら、俺も頑張るよ。』

 

「え?」

 

>『俺もこの店が好きだ。より好きになった。だから、無くさせる訳にはいかない。』

 

「ありがと、幽真。さ、お店の中に戻ろ?おばあちゃんがみんな分のおにぎり握ってくれるみたいだからね」

 

>『おう』

 

>おかゆに手を引かれたまま、お店の中に戻っていった。このまま、何事もなく事件が解決すればいいのにとその時心の中で考えた。

 

>≪おかゆとの仲が深まった気がする≫

>≪ころねとの仲が深まった気がする≫

>≪あやめとの仲が深まった気がする≫

 

>だが・・・現実はあまりにも非情だった。

 

>『なんだよ・・・・これ・・・・・』

 

>開店準備に入ろうと、外に出てシャッターを開けようとした時のことだった。シャッターに、カラースプレーでありもしないような罵倒が書かれており、辺りにはゴミが散乱していた。

 

 うっわぁ、マジかぁ。あいつらやりやがりました。

 退去させるために、かなり酷い嫌がらせをやってきましたね。これ、大丈夫かな?コメ欄みんな暴走したりしない?

 まぁ、しますでしょうねぇ。絶対。

 投稿主もイライラしてますから。

 あいつらは完全に俺の心を完全にたぎらせた。

 では、今宵はここまで。

 次回からは本格的にストーリーが進んでいきますので、皆様方武器の程を用意お願いします。

 全員で黒服潰すぞぉぉぉぉぉぉ!!

 




(ガチャで爆死したので)失踪します


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Part.44 俺はお前たちをゆ"る"ざん"ッ!!

(朝からライフを1削られたので)初投稿です


 やぁ、6期生の中じゃ、沙花又推しなEVOL2019さんだよ。

 いやぁ、うん。ここでは深くは語るまい。とりあえず、可愛いよねッ!!

 それじゃ、いつものを。画面の前のみんな〜!!黒服フルボッコリアルタイムアタックが始まるホロラバ実況はっじまるよぉ!!

 

 はい。前回は物語が本格的に動き出したところで終わりましたね。

 全く、平和というものは何故こんなにもあっけなく終わってしまうのか。永遠に続けばいいというのに・・・。

 まぁ、仕方ないですね。自我がある生き物がいる限り何処かで必ず衝突するものです。では、ゲームヘゴぉぉ!!

 

「誰がこんなことを・・・・」

 

「十中八九あの男達だろうな・・・・。」

 

「こぉね。ちょっと、警察行ってくる!!」

 

>『・・・・やめた方がいい。警察に行ったところで時間の無駄だ』

 

>警察へと向かおうとするころねを引き止める。行っても適当に促されて、無かったことにされるだけだ。

 

「でも!!これじゃ、おかゆのお店が・・・」

 

「大丈夫だよ、ころさん。落書きされたのはシャッターだけだから、上げれば営業はなんとかなるよ」

 

「おかゆ・・・・」

 

>『だが、流石にこれをこのままって訳にはいかない。営業開始までなんとかなるようにやってみよう』

 

 

>『・・・・』

 

>泡を含ませたスポンジでシャッターにされた落書きの跡をゴシゴシと擦るが、なかなか落ちない。

 

>誰がこんなことを・・・・。ここは、あの2人の大事な場所だ。なのに、その場所を踏み躙るような真似を・・・・・

 

>『』ガリッ

 

「幽真?」

 

>『え?あぁ、ごめんごめん、力を入れすぎたみたいだ』

 

「でも、指から血が出ておるぞ!?」

 

>あやめの言う通り、指と爪の間から血が出ていた。俺はそれを腕を背中に回すことで咄嗟に隠す

 

>『大丈夫だ、あやめ。大丈夫だから』

 

>あやめは心配そうにこちらを見ていたが、俺は大丈夫だと言い張り、作業を続ける。少し泡が滲み指先に痛みが走るが、このくらいの程度なら十分耐えられる。

 

「そ、そうか?それなら、いいんだが・・・。何かあったら余を頼ってくれても良いのだぞ?」

 

>『その時は頼るよ。心配してくれてありがとう』

 

>あやめの言葉に笑顔で返す。だが、その心の内では俺が気づかないうちに、『小さく黒い何か』が蠢いていた。

 

 着々と幽真くんに異変が出始めてますね・・・。

 痛みをあまり気にしなくなるのは非常に不味い。かなり不味い。

 何が不味いってもしこれがより進行してしまったら『感覚麻痺』のスキルを獲得してしまうところですよ。

 このスキルは主人公の育成によっては良スキルとして有名ですが、生憎幽真くんはそのスキルに対応した育成をしていません。なので、かなり不味いです。

 

 詳しく説明しますと、スキル『感覚麻痺』はその名の通り痛みに関して鈍くなってしまいます。  

 痛みに対して鈍くなってしまうと、幽真くんが状態異常や身体の異変に気づくことがなくなり、またそれに関するログも出てきません。なので、気がつけるのは最悪な状態つまり、死亡や骨折、半身不随になったときのみです。

 いや、一応病院に行けば幽真くんの身体状況について知ることはできますが、病院の診断はお金がかかるのであまり利用したくないんです。

 以上のことから、『感覚麻痺』を取るのは非常に不味いです。

 

 

>あの後、4人で落書きを消すことに努め、なんとか開店前には元の姿に戻すことが出来た。

お店はいつも通り賑わっており、繁盛していて、大忙しだった。

 

>『鮭おにぎり四つ、400円になります。ありがとうございました』

 

>お昼頃には、お客の数はピークを達し、11時頃からあった人の姿は2時間経った今ようやくなくなろうとしていた。

 

「お疲れさん。ありがとうね」

 

>『これくらい大丈夫ですよ』

 

>お店はひと段落付き、昼休憩に入ろうとしていた。俺とお婆さん以外は帰宅ラッシュに備えるために買い物へと出向いているため、今お店にはお婆さんと俺しかいない。

 

「本当に君はよく働いてくれるよ。君みたいな子がうちに婿入りしてくれたら、この店はお店は安泰だよ。なんなら、幽真くん、おかゆちゃんを貰ってくれないかい?」

 

>『ぶっ!?急に何言い出すんですか!?』

 

「嫌かい?おかゆちゃんはいいお嫁さんになると思うよ?」

 

>『それはそうかもしれないが、彼女の意思もある。・・・それに、俺は・・・・・』

 

>俺はこの先、どのくらい生きることが分からない身だ。復讐を果たしてそのまま死んでしまうかもしれないし、復讐を果たせず殺されてしまうかもしれない。そんな俺が未来を約束する相手を作る訳にはいかないのだ。

 

「幽真くんも色々と抱えてるものがあるんだね。」

 

>『そう・・・ですね・・・』

 

>そんなことを話していると・・・・

 

「ここが猫又おにぎり店ですか。外装と一緒で中も随分とまぁボロボロですね」

 

>店内に黒服を纏い黒縁メガネをつけた細身の男が入店してきた。後ろには、以前おかゆを殴り飛ばした男の姿もあった。

 

>『っ・・・入ってきて早々、店の悪口。お前客としてきた訳じゃなさそうだな。お前何者だ』

 

>殴りかかりたいところだが、生憎ここは店内だし後ろにはおばさんがいる。俺は殴りたい衝動を抑え、相手に対して問いかけた。

 

「君には用はない。私はそこにいる店主に用があるんだ」

 

「私に何のようだい」

 

「私『黒薔薇』に勤める『榎田清也』というものです。つい先日部下にあなた方に個々の土地から立ち退くようにお願いしたのですが、お気持ちは決まりましたでしょうか?」

 

「はい。私たちはここを立ち退きません。ここは、主人が残してくれた大事な場所です。」

 

「そうですか。それは残念です。お答えが聞けたので私はこれで」

 

>メガネをクイッとさせてそう言うと、男は部下を引き連れておにぎり店を去った。

 

>今の男、どうにも胡散臭い。何故最初みたいに部下を寄越さずわざわざ自分が足を運んできた?偵察か?何のために?

 

「こらこら、幽真くん。怖い顔してるよ」

 

>『え、あ、すみません。』

 

「さ、そろそろ。おかゆちゃん達が買い物を終えてくる頃ね。こちらも準備しておきましょうか」

 

>『了解です』

 

>その後、買い物から帰ってきたおかゆ達を交えて、夕方のラッシュに備え準備を行った。

 

 

>翌朝・・・・、奴らはとんでもないことをし出した。

 

「どういうことぉ!?なんで、こんな張り紙があっちこっちに貼っての!?」

 

>ころねが机を強く叩き声を荒げる。だが、その姿を全員が咎めることはない。何故なら全員が同じ気持ちだからだ。

 

「手段は選ばないみたいだな。お相手さんは・・・」

 

>『そうらしい・・・。じゃなきゃ、こんなことはしない』

 

>机の中心にあるのは、ありもしないデタラメが書かれている紙。おかゆがどうたらこうたらとか、店主が何してただみたいな店の評判を落とすような内容が書き込んである。

 

「店主いるか!!これどういうことだ!?」

 

>そんな話をしていると、店に不破さんが勢いよく入り込んでくる。その手には大量の誹謗中傷の紙を握りしめていた。どうやら、この紙は至る所に貼り付けてあるらしい。

 

>息をきらしている不破さんを落ち着かせ、事情を説明する

 

「」ドンっ!

 

>そのことを聞いた不破さんは壁を殴る。壁を殴っていない手の方は力強く握りしめられており、震えている。

 

>『不破さん、これどこに貼ってあったんだ?』

 

「警察署からここまで走ってきたが、町中の至る所に貼ってある。」

 

>『なら、回収しに行こう。幸いまだ明朝だ。人目につく前に回収すればなんとかなる』

 

「幽真・・・・」

 

>『ここは、おかゆとおばさんの大事な場所だ。相手がどんな手を使ってこようが、俺は抗い続けてやる』

 

「余も行くぞ」

 

「こぉねも!!」

 

「勿論、俺も手伝おう」

 

「みんな・・・・そうだね。負けるわけには行かないよね」

 

>『人手は多い方はいいが、店をおばさんだけにするわけには行かない。チームに分けよう』

 

>話し合った結果、回収班は俺ところね。店番はあやめとおかゆがすることにした。理由としては、あのメンバーの中ではあやめが1番強いため、もし店側で何かあっても対処できる。おかゆは今から開店準備があるために残ることになった。後は、消去法で俺ところねが回収班となった。

 

>『本当に至る所に貼ってあるな・・・・』

 

>電柱や掲示板、塀など、見渡す限り町中の至る所に貼ってある。中には店の写真や、おかゆやおばさんの写真を載せているものもある。

 

「ほんと、デタラメばっかりじゃん!おかゆはそんなことしない!」

 

>『おかゆを知ってる俺らはそうだが、知らない奴からすれば十分と言っていいほどの印象付けにはなるな・・・・。立ち退かないなら立ち退く状況にするか・・・・。姑息な真似を』

 

>貼り紙を勢いよく剥がす。手にはすでに100枚近くの紙が溜まっている。

 

>その後2時間近く町内を歩き回り、数百枚もの貼り紙を剥がした。剥がした貼り紙は店の裏にある釜戸で焼却処分したのだった。

 

>≪あやめとの仲が良くなった気がする≫

>≪ころねとの仲が良くなった気がする≫

>≪おかゆとの仲が良くなった気がする≫

 

 いやー、黒服の男達のボスみたいなの出てきましたねぇ・・・・。

 一体彼らはどこまで俺たちをイライラさせれば気が済むのでしょうか?

 1発あいつらの顔面ぶん殴り・・・いや、顔の原型がなくなるまで殴り続けたいです!!

 では、今宵はここまで!!また次回!!




(お出かけという名の旅に出るので)失踪します


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Part.45 襲撃って、そうポンポンされたら幽真くんの気が……

(クリスマスに投稿できなかったので)初投稿です


「はぁッ!!」

 

「どうした!ミオ!お前の力はそんなものか!!」

 

「ッ!!」

 

 竹林の中、ミオは父であるヨウに稽古を付けられていた。

 短剣を構え、何度もヨウに斬りかかるが全て刀によって受け流される。

 前傾姿勢を取ることで己のスピードを活かし、竹などを足場としあらゆる角度から攻撃をしてもなお、ヨウの体には傷一つつくことはない。

 

「今日はこれで終いにしよう」

 

「え?」

 

「お前は少し張り詰めすぎている。何がそんなにお前を焦らせる?」

 

「それは・・・・」

 

「ミオ、焦って強くなろうとしたら強くはなれないぞ。だから、今日はここまでだ。そろそろ、母さんの晩飯の支度が終わるころだろうしな」

 

「うん・・・。お父さん先に行ってて。ウチ、片付けしてから行くから」

 

「分かった」

 

 ヨウは、地面に落ちていた鞘を拾い、刀を納刀そして、腰に差す。

 そして、そのまま屋敷がある方向へと歩いていった。

 

「焦る理由か・・・・」

 

 目を閉じると脳裏に映るのは、至る所から血が流れている幽真の姿。

 今にも死にそうで、とても弱々しい。

 だが、彼はそんな状況ですら笑っている。

 

「ウチは怖いよ・・・・幽真がウチの前からいなくなっちゃうのは・・・・」

 

「おやおや、ここに迷える狼少女発見〜!」

 

「誰っ!?」

 

 突如後ろから声が聞こえ、後ろを振り向くとそこには、白衣を見に纏い、黒縁の眼鏡をかけた白髪のいかにも科学者っぽい男がそこに立っていた。

 

「ここは、大神家の領地だよ。何故部外者のあなたがここにいるの」

 

「そんなこといいじゃありませんか〜。僕はただ困っている人を見つけただけですよぉ」

 

「ウチは困ってなんか・・・」

 

「現に困っているでしょ?大切な少年が無茶ばかりをする。それを助けたいけど自分には力がないと」

 

「なんでそれをッ!?」

 

「どうです?僕の元へ来ませんか?僕にかかればあなたを強くさせることが出来る」

 

「誰があなたなんかに!!」

 

「返事はまた今度聞きますよ。良い返事を期待しています」

 

 そういうと、男の周りに霧がかかり、霧が晴れた頃には男の姿はなかった。

 

 やぁ、みんな、夜は焼肉っしょぉぉぉぉ!!なEVOL2019さんだ!!

 もうそろそろで今年も終わり、新たな年が始まる。

 街の人々が年越しの準備をしてる仲、この俺はいつも通りこたつでぬくぬくゲーム実況。

 さて、そんなクッソどうでもいい近況報告は置いておいて・・・・画面の前のみんなぁ!!ホロライブラバーズがはっじまるよぉ!!

 前回のホロラバでは、ボスらしき男の登場+嫌がらせのダブルコンボ!

 続きが気になるホロラバをどうぞ!!

 

>貼り紙を全部回収した後、通常営業を行ったところ、早期発見そして迅速な対処が功をそうしたのか客足はおとろえることはなく、昨日と同じくらい大繁盛だった。

 

>『お疲れ様です』

 

「お疲れ、幽真くん。今日は自宅に帰るんだっけ?」

 

>『はい、お隣さんにペットを預かってもらってますから。それに、その子はまだ生まれて間もないのであまり長いこと顔を見せないのはいけないので』

 

「じゃあ、これ持って帰りなさい。」

 

>そう言っておばさんから渡されたのは、おにぎりが複数個入ったレジ袋だった。

 

>『いいんですか?』

 

「勿論だよ。幽真くんには何から何までお世話になってるからね」

 

>『それじゃ、ありがたくいただきます』

 

>おにぎりを受け取ると、俺は店の正面玄関から店を出た。

 

 

>『・・・・』

 

>自分とは別の気配を感じる。スキル『悪意』を使ってみると、自分から十数メートル離れた地点に僅かな殺意を感じ取れた。

 

>こちらから声をかけるべきか、はたまた知らないふりをして相手の出方を伺うべきか。

 

>『どうする?』

 

▶︎声をかける

 相手の出方を伺う

 

 ムムッ!これはどうしましょうか・・・声をかけてこの場で戦いを行うかそれとも、相手が仕掛けた時に反撃を行うか。

 よし、声をかけましょう!!このまま相手の出方を伺っても埒があきません!!なら、この場で仕留めるのみよぉ!!

 

>『そこにいるんだろ、出てこいよ。』

 

>そういうと、建物の影から生き物とはかけ離れた機械生命体のような物が出てくる。

 

 て、テメェは!!一度見たらその姿は忘れることはねぇ!!バトルレイダーッ!!

 おほん、取り乱しました。急にゼロワン要素をぶちこまれたのでびっくりして椅子から転げ落ちてしまってんですよ。

 だって、バトルレイダーですよ?ゼロワン後半で雑魚敵として登場してたバトルレイダーくんがいきなり目の前に現れたらびっくりしますよ。

 えー、バトルレイダーが分からないという方にこの方を呼んでいますので、皆さんで大きな声で呼びましょう!!せーのっ!! 

 

エボルトォォォォォォォォ!!!(迫真)

 

〜教えて!エボルト先生!!〜

 

 はいはい。そこの読者諸君。座れー。授業を始めるぞ〜!よぉ!久しぶりだな。読者諸君!『教えて!エボルト先生!!』のお時間だぁ。

 耳くそかっぽじって聞けよ?

 

 今回の対象はこいつ『インベイディングホースシュークラブレイダー』通称『バトルレイダー』だな。

 ゼロワン本編後半から出てきた雑魚兵の中の一体、『インベイディングホースシュークラブプログライズキー』とかの有名な1,000%社長が経営していたZAIAが開発した『レイドライザー』を"人間"が使うことで『実装』することができる。

 ホースシュークラブまぁカブトガニをモチーフとしただけであって、かなりの防御力を秘めている怪人だ。大口径の短機関銃を武器として戦うので攻撃力も申し分ない。

 

 スペックは使用者によって変わるっていっても、生身での戦闘はちと骨が折れるかもなぁ。

 じゃ、解説はここまでだー。次回の『教えて!エボルト先生!!』のコーナーで会おう!!

 

〜fin〜

 

 エボルト先生、解説あざます。

 はい、彼の言う通り今回の戦いは少しばかり骨が折れそうですね。今回は一体のみですが、複数体となればかなりの脅威です。

 とりあえず、今の幽真くんが何処まで対抗できるのかは分かりません。ですが、やるしかありません。

 

「・・・」ガチャ

 

ズバババババババババッ!!!

 

>『ッ!!』

 

>奴はこちらの呼びかけに答えることはなく大口径の短機関銃を構え放ってくる。

 

>『聞く耳なしか・・・』

 

《アタッシュアロー!》

 

《アローライズ!!》

 

>『はぁ!!』

 

>アタッシュアローでエネルギー矢を発射するが、奴は少し後退りするのみで大したダメージは入ってないようだ。

 

 なるほど、アタッシュアローで1割削れるくらいですか。

 バトルレイダーは硬いっていってもそこまでって感じですかね?これなら、東リキの方がまだ硬いです。

 いや、まぁ、雑魚兵にしては強い方ですが、一体程度じゃ、余裕ですね。

 複数来られると手こずりそうですが、期待値が大きかっただけですね。

 

>『はぁぁ!!』

 

>相手の攻撃をスキル『状況把握』を使用し、相手の弾丸が当たる位置相手の動きを把握することで物陰に隠れながら動き回り、相手の攻撃を躱す。そして、徐々に近づくことで奴を斬る。

 

>≪攻撃力が増加した≫

 

 おっと、スキル『憤怒』の効果が出てきましたね。

 これで火力が上がって、より余裕になりましたよ!

 そして、レベルが上がってるスキル『状況把握』が有能!!

 攻撃が当たる位置が赤いマーカーみたいなので現れるようになったので、躱して叩き込むだけです!!

 

>『これで終わりだ』

 

《チャージライズ!》

 

《フルチャージ!》

 

>相手の機関銃の銃口をアタッシュアローでずらすことで攻撃を防ぎ、相手の腹部にアタッシュアローの刃を押しつけ、トリガーを引いた。

 

《カバンスラッシュ!》

 

「ぐっ・・・・」

 

>相手は膝をつく

 

>『あんた、何者だ。黒薔薇の社員か?それとも、雇われたか?』

 

「言えない・・・」

 

>『言え』

 

「言えない・・・言えば殺される」

 

>『そういう口か・・・・』

 

>口止めのために殺すと脅されているのか。聞き出したくても聞き出せそうにないな。

どうするかと、考えている時だった。

 

「ッ!待っ、待ってくれ!俺は何も言ってはいない!!は、話が違うぞ!!」

 

>『誰も殺すなんて・・・っ!?」

 

>急に騒ぎ出し、腰に巻かれているベルトを外そうと慌てている。そのベルトは赤く点滅している。

 

>まさかっ!?

 

「い、嫌だ!し、死にたくない!!家にはお腹を空かせた子どもが待って・・・ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!?!??」

 

>その瞬間、男を中心に大爆発が起きた。

 

>『ぐっ!?』

 

>その爆風に耐えることができず、吹き飛ばされる。そして、壁に叩きつけられ、衝撃によって体の中に居場所を無くした空気が口から吐き出される。

 

>口止めのためにあのデバイスには爆弾が仕込まれていたようだ。どうやら、この男をけしかけてきた連中は随分と用心深く手段は選ばないようだ。

 

>その時、背中にぞくりと悪寒が走り、顔に汗がつたる。気配を感じた方を見ると、屋根の上に何かがいた。

 

>青と黒のゴスロリのドレス、背中に生えた黒い六つの翼が生えた少女。月をバックに立っていることで光によって顔の大部分が影になって見えない。

 

>『誰だッ!!』

 

>屋根の上の少女に訴えかけるが、こちらを一瞥した後、彼女は姿を消した。

 

>あの黒い六つの翼・・・今のは間違いなく旧魔王派の幹部だ。まさか、この事件には旧魔王派が関わっているとでも言うのだろうか・・・・。

 

 なんで、旧魔王派が今回のイベント絡んでるんだよ!?なんで!?ねぇ、なんで!?

 前回は運良くバトルにはならなかったけど、幹部ってことはレベル90はあるんでしょ!どうせ!!

 バトルことになったら詰みなんですが!?うちの幽真くんまだその三分の一も満たないくらいのレベルなんですけどぉ!?

 とりあえず、今回はここまで!!また次回お会いしましょう!!あー!!どうしよう!!

 

◇とある廃墟

 

>「あの方に声をかけていただきましたわ。あぁ!あぁ!昂りますわ!昂りますわ!!」

 

>少女は興奮で震える肩を両肩で抑え悶える。

 

>「えぇ、えぇ。いいですわ!いいですわ!やっぱり、彼は手に入れませんとねぇ。我々旧魔王軍のためにも、わたくしのためにも」

 

>「キヒヒヒヒヒヒヒヒヒッ!!」

 

>少女の奇怪な笑い声が暗い廃墟の中を響き渡る。

 

>「あらあら、どうやら、迷える子羊が来たみたいですわね」

 

>彼女の周りを囲むように盗賊が現れる。

 

「おい、そこの嬢ちゃん。悪いことは言わねぇ。金品置いて出ていきな。ここは俺らの縄張りだ」

 

>「それは、悪いことをしてしまいましたわ。あぁ、でも、わたくしの至福の時間を邪魔した。あなた方も大罪ですわ」

 

「何言って・・・・」

 

>彼女の服から出てきたのは大量のピンが抜けた手榴弾。

 

>数秒後辺り一体を消し飛ばす大爆発が起きた。

 

>「キヒヒヒッ。償いはその命をもってして貰いませんとね」

 

>その少女は愛を求める。

 

>愛を求め、暴虐のかぎりを尽くす。

 

>彼女の名前は『アスモデウス』

 

>旧魔王派幹部の一角

 

>又の名を『ボマークイーン』

 




クリスマスに投稿するはずができなかった・・・・。おそらく今年最後の投稿です。来年もよろしくお願いします!!


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Part.46 壊れゆく友情

(新年初投稿なので)初投稿です


 ついにやってきたァァァァ!!

 ホロライブラバーズmaskd riders modに大型アップデート!!

 その名もmaskd riders mod ver.2021!!え?もう2022だろうって?んなこと俺が知るか!!

 

 そんな細かいことより、此度のバージョンには!

 ノーマルの方では既に追加されている6期生がmaskd riders modに登場!! 

 さらには、仮面ライダーリバイス!エビル!ライブ!デモンズ!ジャンヌ!映画で登場したセンチュリーが実装!!

 いやぁ、この日をどれだけ待ち望んだことでしょうか。今のルートでは少し難しいかもしれませんが6期生をヒロインとして攻略できる!

 では、holoX攻略を夢見て、「ホロライブラバーズ トロフィー『悪意は善意に』獲得ルート」はっじまるよぉ!!

 

>あの戦いの後、あらゆる疑問を抱えながら俺は帰路に着いた。

 

>『家に入る前に、お隣さんからコウタ預らないと・・・』

 

「キュッ!」

 

>『いい子にしてたか?』

 

「コウタくんなら元気にしてたよ。ねー?」

 

「キュぅー!」

 

>『それなら、よかった。今度お礼持ってきますね』

 

「幽真くんとの仲だから全然気にしなくていいのに」

 

>『お世話になりましたから、それじゃあ、また今度』

 

「じゃあね〜」

 

>そう言って俺はコウタを抱えて家の中に戻った。

 

「キュッ!」

 

>家の中に入った後、コウタはこれでもかというくらい俺の周りをうろちょろ歩き回っていた。

椅子に座れば、即座に膝の上へとジャンプして乗ってくる。料理してる際も洗面台の縁に座り俺の作業をじっと見ている。

 

>なんというか、あれだ。コウタとしばらく会わなかった分、コウタの甘えが爆発してる。

 

>≪コウタとの仲が深まった気がする≫

>≪コウタがスキル『コンビネーションアタック』を獲得した≫

 

 お!コウタくんの親愛度が上がったことで、スキル『コンビネーションアタック』を獲得しましたね。

 いいぞぉ、そのまま親愛度を上げまくって最強タッグとなってしまえぇ!

 あ、スキルの説明については名前の通りですので説明は省きます。

 

>コウタのブラッシングをしようとソファーに腰をかけようとした時だった。スマホから電話の着信音がなった。

 

>『おかゆ?』

 

>電話をかけてきた相手はおかゆのようだ。一体この時間帯にどうしたのだろうか?

 

>その電話を受けた瞬間、俺は戦慄し、ドアに掛けていたコートを取って家を飛び出した。

 

>その電話の内容は『不破さんが、何者かによって襲撃され入院した』というものだった。

 

 

>『はぁ・・・はぁ・・・・おかゆッ!!』

 

「幽真ッ!」

 

>急いで病院へと駆けつけてくると、そこにはおかゆとお婆さん、あやめ、ころねの姿があった。

 

>『不破さんは!』

 

「今、ベッドで眠ってる・・・・。通報が早かったから命に別状はないって・・・」

 

>『そうか・・・・。それで、何があったんだ』

 

>上がった息を落ち着かせ、あやめ達に問う。

 

「電話の通り、不破さんが襲撃にあった。多分だが、黒薔薇の連中だろうな。」

 

>そう言ったのはあやめだった。

 

>『分かるのか?』

 

「余たちに襲い掛かってきた連中と同じ気配を不破さんがいた現場から感じた」

 

>『襲われたって!?そっちは大丈夫なのか!?』

 

「見ての通り、余たちは五体満足だし、店も無事だ。」

 

>『そ、そうなのか』

 

>あやめの言葉に胸を撫で下ろす。そして、それを何事もなかったかのように言うあたりあやめは頼もしいと感じた。確かに、これ以上のボディーガードはあまりお目にかかれないかもしれない。

 

>『とりあえず、話を整理しよう・・・・』

 

>看護師さんに頼み、落ち着いて話せる場所を設けてもらい、そこへ移動した。

 

>話を聞くと、あやめ達は俺が店を出た7時ごろ、ちょうど俺が襲撃にあった時間帯に、店を訪れた男が謎のアーマーを纏い、襲い掛かってきたらしい。それをあやめところね、おかゆが迎撃。無事倒すことが出来たのだが、煙幕をはり逃げられたようだった。

 

>その後、近所で大きな音が聞こえたため、そこへ向かうと不破さんが頭から血を流した状態で倒れていたようだった。

 

>『全員、同じタイミングで襲撃にあったのか・・・』

 

「・・・最後の忠告のつもりかもしれないな。逆らった場合はこうなると」

 

「ねぇ!なんで、2人はそんなに冷静になれるの!?不破さんが怪我したんだよ!?」

 

>そう言ったのは、ころねだった。

 

「こぉねは、怖いよ。次はこの中の誰かが傷つくんじゃないかって・・・」

 

>ころねの肩は震えていて、それを抑えようと両手でころねは抑えている。あの貼り紙に続き、この襲撃でころねの精神はとっくのとうに限界を迎えていたのかもしれない。

 

「ころさん・・・・」

 

「ごめん、ころね。」

 

>『・・・・・』

 

>空気がズーンと静まり返る。

 

「・・・・おかゆちゃん。」

 

「おばあちゃん?」

 

「もう、諦めましょう」

 

「・・・・え?何言ってるの?諦めるって何を?もしかして、店をあの人たちに渡すって言うの?嫌だよ!!お爺ちゃんと約束したじゃん!!」

 

「おかゆちゃん!!・・・私はね。もう十分だって思ってるの。あのお店は多くの人を笑顔にした。もう十分約束は果たしてるのよ。これ以上、幽真くん達に迷惑はかけられないわ」

 

「嫌だよ・・・・・。そんなの絶対に嫌だッ!!」

 

>おかゆは病室から飛び出していった。

 

>『おかゆッ!!』

 

>俺はおかゆの後を追い、外へと向かった。

 

 

「もうこれ以上、誰も傷ついてほしくないの。あの人はお客さんの笑顔と同時に、そこで働く人たちの笑顔も大事なんだって言ってたの・・・・。このままじゃ、どちらにせよ。あの人との約束は守れないのよ・・・・」

 

「おかゆんのおばあちゃん・・・・」

 

その表情はとても悲しげで、余がどうこうできるような状態ではなかった。余は震えるころねの背中を撫でることしかできなかった・・・・。

 

 

>『おかゆッ!!』

 

>病院の外に出たおかゆの手を掴む。

 

「離してよ・・・・」

 

>『1人じゃ危険だ。中に戻ろう?おかゆの気持ちは分かるが・・・』

 

「幽真に何が分かるのさ・・・。」

 

>『え?』

 

「夢を持たない幽真に、僕の気持ちがどう分かるっていうのさ!!!」

 

>『ッ・・・』

 

「あ・・・・・・・」

 

>俺は掴んでいた手を離し、その場に立ち尽くす。おかゆは何処か申し訳なさそうな顔を浮かべた後に、走って何処かへといった。

 

>夢?夢って、なんなんだよ。夢ってのは未来に希望を与えてくれるものじゃなかったのかよ。これじゃ、まるで呪いじゃないか。夢という呪いが俺たちの友情を引き裂く。夢ってなんなんだ・・・・。分からない。誰か、教えてくれ。

夢ってなんだ?

 

>病院前で立ち尽くす俺に冷たい雨が降り注ぐ。

 

>≪迷い『夢とは?』が発生した≫

>おかゆとの仲が悪くなった気がする。

 

 

「あーあ、言っちゃった・・・・。僕は酷い奴だ。気が動転して幽真に酷いこと言っちゃった・・・・・もう、僕が僕で嫌になる」

 

頬をつたるのは、降り注ぐ雨か、それとも目からボロボロとこぼれ落ちている涙かすら、今の僕には分からない。

 

・・・・・えっと、あの・・・。これって、恋愛ゲーム・・・の実況でしたよね?

 なんで、こんなに話の展開が重いのでしょうか?大丈夫?これ?俺の心途中でポッキリ折れたりしない?

 かなり関係がギクシャクしてきた気がするのですけど・・・・。

 と、とりあえず、今宵はここまで。また次回。・・・大丈夫かな、俺精神持つかな?




(新年1発目に話が重いので)失踪します


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Part.47 憎悪

(高校生活が終わったので)初投稿です


 ・・・・え、あ、マイク入ってた。えー、よし、ここまで来たらやるしかねぇな。

 はぁい!画面の前のみんなぁ!!ホロライブラバーズがはっじまるよぉ!!前回!黒薔薇の連中が不破さんやおかゆん達に襲い掛かったことを知った幽真くん。

 彼らの容赦のない攻撃に精神がすり減り関係がギクシャクしてきました。

 おかゆんとの仲も悪くなるし、迷いは生まれるしの不幸続き、これからどうなるのか先が見えないホロラバ。では、どうぞ!!

 

「幽真・・・おかゆは・・・」

 

>『・・・・』

 

>病院内に戻ってきた俺は、ゆっくりと歩み、椅子に座る。雰囲気の暗かった部屋がより一層と雰囲気が重くなる。誰一人として言葉を発することはなかった。

 

>その空気を破るかのように、部屋の扉が開かれる。

 

>入ってきたのは看護師で、不破さんが起きたという知らせを伝えてきた。ころねはまだ精神が不安定であやめはころねの背中を優しく撫でている。

 

>『俺、不破さんのところに行ってくる』

 

「余はころねの側にいるよ」

 

>『頼んだ』

 

>待合室を出て、不破さんがいる病室へと向かった。病室に入ると、彼はベッドに座っており窓の外を見ていた。入ってきた俺に気づいたのかこちらに顔を向ける。

 

「幽真か・・・」

 

>『あぁ、他のみんなは・・・』

 

「さっき、窓から見えた。状況は悪い方に進んでいるみたいだな」

 

>『・・・・』

 

>つい先ほどのことが脳によぎり、言葉が出てこない。

 

>『なぁ、不破さん。夢ってなんなんだ・・・』

 

「夢か・・・・そうだな。俺は知らん。というか分からん」

 

>予想だにしていなかった返事が返ってきて俯いていた顔を上げた。

 

「なんだ?意外か?言っとくが、他の人に聞いてもそう返ってくると思うぞ。夢ってのはそういうもんなんだよ。」

 

>『じゃあ、なんであんなにおかゆは必死になるんだ・・・』

 

「それはおかゆに聞いてみろ。俺はおかゆじゃないからな。そうだな。お前より少し年上の俺からのアドバイスだ。」

 

「『夢を叶えようとしてる奴を邪魔する権利は誰にもない』。邪魔する奴がいたらぶっ飛ばしてやれ」

 

>『不破さん・・・・』

 

「俺から言えるのはこれくらいだ」

 

>『ありがとう。今やるべきことが何か分かった気がする』

 

「そうか、それなら、行ってこい。やるべきことをやってこい」

 

>俺は席から立つと病室から出ていった。

分からないことをいつまで考えたって分からない。なら、今できることを、やらなければいけないことをやるだけだ

 

 ヨシッ!(現場猫)よし幽真くんの精神状態がさっきより良くなりましたねぇ!これはこれは非常にいい傾向ですよ!

 悩みを抱えたらまともに行動できなくなりますからね、早急に解決してもらいましょう!!

 

「柄にもないこと言ったな・・・・」

 

 病院の表玄関から飛び出して行った幽真を窓から見る。ふと、視界の端に映った写真たてに目が入る。

 その写真たてには、俺と頭からツノが生え、竜の尻尾が生えた青い髪の女が喧嘩している写真が入っていた。

 

「あいつら、俺が寝てる時に来てたのか」

 

 彼女は来ることはないだろうと思っていたのだが、どうやら彼女も柄にはないことをしていたようだ。

 まぁ、おそらく、もう1人の仲間に無理やり連れてこられたのだろう。

 

 ここに来るまでの彼女たちの会話を想像するだけでふっ・・と笑いが漏れる。

 

「頑張れよ、幽真」

 

 やべ、この世界の不破さんもめちゃくちゃいい人やん。頼れる兄感が強いんじゃぁ!!

 不破さんの今後の活躍に期待が高まりますねぇ!!

 是非とも、これから幽真くんと長い付き合いになってほしいものです!

 

「」

 

土砂降りの雨が降る中、行くあてのない僕は重い足取りで公園へと入っていった。

 

頭に浮かぶのはついさっきの出来事。今の今まで僕たちを助けてくれた恩人である幽真に酷いことを言い放ってしまった。僕から手を離した時の幽真の顔が酷く心に響いた。

 

「はぁ・・・はぁ・・・・」

 

数時間前の戦闘の疲れだろうか、頭がぼーっとしてきて、少し息も荒くなっている。それに、寒気も感じる。足元がおぼつかなくなり、意識も遠のきかけ倒れ伏しそうになった時、何者かが駆け寄って抱えられたような気がした。

その人物のぬくもりが冷えきった身体を温めてくれるようで、何処か嗅いだことのある安心できる匂いに支えられた僕はそのまま意識を手放した。

 

 おかゆぅ!?そして、おそらく助けに来たのは我らがヒーロー赤月幽真!!というか、幽真くんであって!!

 

>『おかゆ・・・・』

 

>おかゆの額に濡れて冷えたタオルを置く。あの後、おかゆを探した俺は公園に入っていくおかゆを見つけ、倒れかけたところをなんとか助けることができた。そして、おかゆを背負い、近かった自宅へと連れてきた。

 

>戦闘に続いて問題が押し寄せ、さらには雨風にもさらされた。風邪を引いてもおかしくはない。

現に今、おかゆはうなされている・・・・。

 

>少し部屋から席を外し、キッチンへと向かう。

夕方から何も口にしていないせいか異様に喉が渇く。

 

>冷蔵庫からお茶の入ったピッチャーを取り出してグラスに注ぐ

 

>『・・・・・』

 

>何故、おかゆが苦しまなきゃいけない。

 

>彼女は駅前でおにぎり店を営んでいただけだ。

 

>なのに、何故、彼女はこんな目に合わなきゃいけない。

 

>連中のせいだ。

 

>連中の私利私欲のせいでおかゆが苦しむ。

 

>『俺は・・・・奴らが『憎い』ッ』

 

>そう言葉にした瞬間、手に持っていたグラスが砕け散った。

 

>『なっ・・・・!?』

 

>自身が持っていたグラスが砕け散ったことにたじろぐ。自分の手を見ると、水で濡れている。

 

>『あ・・・がっ!?』

 

>急に頭が痛みだし、立つことすらままにならずその場に座り込み手で頭を抱える。その瞬間自身の脳内に見覚えのない記憶がフラッシュバックする。

 

>血濡れた赤い手のひら、その先には誰かが倒れていた。

 

>『はぁ・・・はぁ・・・・今・・のは・・・・』

 

>頭の痛みが次第に消え、思考する余力が出来たが、身に覚えのない記憶に困惑した。

 

>≪スキル『悪意』のレベルが上がりました≫

>≪ボックスの収納量が増えました≫

>≪スキル『憎悪』を獲得しました≫

 

 ヤッター\(^o^)/新スキル確保だぁ!と思ったらシリアス全開じゃないですか、ヤダー!!(ノД`)

 

 さて、ここで新スキル『憎悪』について説明を。

 もう、画面の前のみんなは分かっているかな?そう、この配信お馴染みのあの人!

 それでは、皆さん呼びましょう。せーのっ!!

 

 エボルトぉぉぉぉぉぉ!!!!(迫真)

 

〜教えて!エボルト先生!!〜

 

 よぉ、視聴者諸君。シリアス全開の本編を見ながらコーヒーを嗜むエボルト先生だぁ。

 いやぁ、人間ってのがいかに愚かで愛おしい存在か。よーく分かるなぁ。

 さて、新スキルの説明といこうか。

 

 スキル名は『憎悪』。スキル『悪意』の派生スキルだな。

 その内容は『自身に憎悪属性特攻を付与し、そして相対する敵に憎悪属性を強制付与する』と言った感じだな。

 倍率はレベル1で1.2倍という微々たるものだが、スキルMAXになるとあら不思議、3倍になる。

 

 どういうこと?となっている視聴者がいると思うだろうから、分かりやすくいうぞ?

 例えば、俺が火属性を持っているとする。相手は水属性で俺が苦手な属性だ。

 そこにここで、このスキルを使う。すると、どうだ相手に俺が得意な属性木属性が付与される。と言った感じだ。

 苦手属性の相手には火力を補え、元から得意属性な相手にはより火力を伸ばせる強スキルだ。

 

 じゃ、そういうことで説明はおしまいだ。俺は戻るぞ〜

 

〜fin〜

 

 

 はい、例があって大変分かりやすい説明でしたね。数年前地球を滅ぼそうとしたラスボスとは思えないくらいでしたよ。

 それでは、時間もいい感じになってきたので今宵はここまで。また次回お会いしましょう。

 




えーっとですね。とりあえず、皆様には大変お待たせしましたぁッ!!
いや、言い訳を言わせてもらいますと、受験のせいでお金を稼ぐことが出来ず、そこに続いたCSMの発売で財布の中がボドボドになりまして・・・
毎日バイト続きで書けなかったんです・・・。
本当に申し訳ございません!!


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Part.48 仲直り

(新生活が始まるので)初投稿です


 シリアス方面へと全力全開!!に進んでいるのに投稿が遅い投稿主いるぅ?いねぇよなぁ!!

 

 はい、ここにいます。いやぁ、やりたいことが多くなってしまうとつい(別のことを)やっちゃうんだ!!仕方ないよね?え?仕方なくない?

 投稿者ならちゃんと投稿しろ?はい、あなた方の仰る通りです。

 次回からはなるべく早くなるよう心がけるようにします。

 

 そして、前回は少しだけ問題解決の兆しが見えたかと思ったら幽真くんのシリアスな過去ですよ・・・。

 上げて落とすの好きだね、このシナリオ。俺と視聴者弄んで楽しいかぁ!?

 では、次行くゾォ!!

 

「ここは・・・・・」

 

目が覚めると知らない部屋だった。身体を起こすとはらりと額から湿っていたタオルが落ちた。

 

「そっか、僕はあの時・・・・」

 

身体の調子が悪くなって気を失ったことを思い出す。最後に感じたあの温かさは誰かが倒れそうになった僕を支えてくれたのだろう。

 

>『目が覚めたか?』

 

部屋の扉が開くとそこには、お皿の乗ったおぼんを持つ幽真の姿があった。

 

「幽真・・・・」

 

数時間前のことを思い出し、口を閉じて目線を落とした。

 

>『さっきのことか?・・・はぁ・・・とりあえず、食べてくれ』

 

そう言って幽真は僕の近くに来ておぼんをベット側のテーブルに乗せた。

 

「いらない・・・」

 

>『晩飯食ってないんだし、お腹空いてるだろ?』

 

「空いてないよ・・・・」

 

>『本当か?』

 

「空いてな・・・」

 

そう答えようとした瞬間僕のお腹から『くぅ〜』っと小さな音がなった。

 

>『強がらずに食えよ。話はその後だ』

 

「」こくり

 

僕は顔が熱くなるのを感じて、幽真から目を離し、視線を下に向けた。恥ずかしくて幽真の顔が見れない。

 

 良かったぁ。特に何もなくおかゆん目が覚めてくれましたね……。

 これで、しばらく目が覚めなかったらいろいろとやばかったですからね。主に視聴者の皆さんと私が……。

 にしても、空気が悪すぎて雰囲気が重いです。

 毎回言ってる気がしますけど、恋愛シュミレーションゲームですよね?ホロラバって。こんなシリアス全開ってあります?

 ブラックコーヒーでも緩和できないような甘々の恋愛パートを早くぅ!俺たちにくれよぉ!!(バンバン)

 

>この部屋の空気は悪くなってしまった。おかゆは静かに俺が作った卵の入ったお粥を食べている。食欲の方は十分にありそうで少しホッとした。

 

「ご馳走様………」

 

>『お粗末さま』

 

>おかゆからおぼんを受け取って机に戻す。そのまま沈黙し、部屋の中は静寂に包まれる。

 

「幽真って、料理出来たんだね……」

 

>『暇な時にやってみたりはしたからな』

 

「そっか……」

 

>会話が続かない……。いきなり本題を切り出すべきなのか。いやだが、ついさっきあんなことが起こってしまったのだ。ここは、黙っているのが得策なのか……分からない………。

 

>この状況に頭を悩ませていると……

 

「………」

 

>『!?大丈夫か!?おかゆ!?痛いところでもあるのか!?』

 

>こちらをみていたおかゆの目から涙がつーっと頬を伝っていた。急なことに驚いている

 

「え……あ、ううん、大丈夫。ちょっと自分が本当に馬鹿なんだなって、改めて分っちゃって……」

 

>おかゆも言われて気づいたのか。咄嗟に袖で涙を拭った。

 

>『?』

 

「僕が一方的に悪いのに、幽真は僕のことを気にかけてくれてる………ねぇ、なんで幽真はそんなに優しいの……?僕には分からないよ………」

 

>『…………』

 

>そんなことを考えてたんだな。おかゆ

 

>『俺は…優しくなんかない……。怖いだけだ……。また、大切な人たちが消えていくのが………』

 

「………」

 

>『俺には俺を救ってくれた恩人たちがいた。その人たちは俺を我が子のように育ててくれた。今の俺がいるのはあの2人のおかげなんだ……でも、その2人は……殺されてしまった。名前も顔も知らない何者かに………。それ以来、俺はそいつを探して復讐すると心に決めたんだ……」

 

>おかゆは俺の話を静かに聞いている。下手に肯定されるよりかは断然心地よかった。

 

>『だから、怖いんだ。また失うのが………おかゆやころね、あやめに……そして、ミオ。学園で出会って友になってくれた………それを失いたくない。笑っていてほしい。だから、危険だと分かっていても首を突っ込むんだよ』

 

「そうだったんだ……」

 

>『ま、今は力が無さすぎて守るどころか守られたりしてるんだけどな』

 

「強いね。幽真。僕よりかはずっと強いよ」

 

>『それは違うな。おかゆは全然強い』

 

「え……?」

 

>『あんな嫌がらせを耐え続けてでも、夢を叶えようと足掻こうとしてる。だから、俺やあやめ、ころねは一緒に戦ってるんだ。だから、自分を卑下するな。よし、まだ意識を取り戻したばっかだ。もう少し寝てろ。次起きた時には状況を一転させとくからよ」

 

>俺はそういうと、おぼんを持って部屋を後にしようとする。

 

「ありがとう。幽真」

 

>『気にするな。俺たちは友達だろ?』

 

「うん」

 

>『じゃ、後でな』

 

>おかゆがベッドに入ったのを確認し、俺はそのまま部屋をでた。最後おかゆの顔が赤くなっていたが大丈夫だっただろうか………。

 

>一階におりキッチンに行くと、おぼんの上に乗っていたお皿たちをシンクの中にある水を貯めていた容器につけた。自室へと入ると、ポケットからスマホを取り出し、とある人物に電話をかけた。

 

>『もしもし……レイ。俺だ。頼みたいことがある……』

 

>あの笑顔を絶対に守る。もう涙なんて流させない。

 

>机の引き出しからバッタが描かれた分厚いカード型のデバイスを取り出して、握りしめたのだった……。

 

>≪おかゆとの仲がぐんと深まった気がする≫

 

 うぉぉぉおおおぉぉぉぉんんんん!感動じだぁぁぁぁぁ!!!(チケゾー風)

 こんなの涙線崩壊もんだろうがよぉ……。

 ちょっと失礼………(鼻をかむ音)。ズビッ、

 これで幽真くんの方も気合いバッチリ、そしてここから反撃の時間だぁ!!待っとれぃ!今ムッコロしてやるからな!黒薔薇ぁ!!

 

「胸が……ドキドキする……」

 

幽真がこっちを見て微笑んだ時、一瞬頭が真っ白になりかけた。顔を触ってみれば、さっきより熱を帯びていることが分かる。

今鏡を見ればきっと自分は顔が真っ赤になってるだろうと予測できてしまうほどに………

 

「もしかして……僕………幽真が好きになっちゃったかな…………」

 

それを言葉に出した瞬間、より一層顔が熱くなった。今周りに誰もいないが、何故かとんでもなく恥ずかしくなって、布団を頭まで被ったのだった………

 

 そして、やったぜ(コロンビア)。今までなかった恋愛要素ぉ!!

 照れるおかゆんがかわいいんじゃぁ!!シリアス全開の中の恋愛要素。乾き切ってしまった体が潤いそうだぁ!!

 では、今宵はここまで。では、また次回お会いしましょう!Ciao〜!!




(バイトが忙しいので)失踪します


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Part.49 証拠を掴め!!

(ストーリーがやっといい方向に転がるので)初投稿です


 恋愛パートをやっとのことで見ることができたホロラバはっじまるよぉー!

 前回は幽真くんとおかゆんが仲直りしましたね。おかゆんがお粥を食べてるシーンはなんと言いますか、頭の中で『はぁい!アルトじゃないとぉぉ!!』が再生されてました。

 分かってるんです。笑ってはいけない場面なのは分かってるんです!!でも、一度思い浮かべたらなかなか切り離せなかったんです!!

 そんな作者の裏事情はおいておいて、では、反撃開始のホロラバをどうぞ!

 

>『………』

 

>俺は、近所のファミレスの席でレイを待っていた。お互いの情報交換、そしてこれからの動きについて話し合うためだ。

 

「そっちは大分一悶着あったみたいだな」

 

>レイはそう言って席についた。注文を取りにきた店員にコーヒーを頼むとこちらに向き直る。

 

>『頼んだものは……』

 

「ちゃんと持ってきたぞ。襲撃場所近くにあった監視カメラの映像。ただ、お前のところは監視カメラは壊されていた。」

 

>『そうか……』

 

>十中八九あの旧魔王派の幹部の仕業だろう。自身がいた痕跡は残したくないらしい……俺を見逃したのは不可解であるが、運良く見逃されたのだろうか………

 

「不破さんとおかゆ達の方が見れれば十分だ……」

 

>レイが開いたパソコンのモニターを見る。

 

>『あやめ達の方は特に何もなさそうだな……。敵の姿も俺と全く一緒だ……』

 

>となると、あれは量産兵器か。腰につけていたデバイスを使って武装するのだろう。百鬼家のいざこざにも旧魔王派が絡み、似たようなデバイスが発見された。そこから導き出されるのは提供元の正体は旧魔王派の連中。それは間違いないだろう。

 

>『今回の件、旧魔王派がほぼ確定で絡んでる』

 

「本当か!?確かにそれならいろいろと合点がいくが……確証がなくないか?」

 

>レイに俺が襲撃された際に旧魔王派の幹部が姿を現したことを告げた。

 

「お前、よく無事だったな……。」

 

>『色々と不可解なことはあるが、まぁ、今は目の前の問題が先だ』

 

「そうだな。旧魔王派の方は俺が部下に頼んで調べさせておこう。下手したら全種族に危険が迫るだろうからな」

 

>『頼む』

 

>そして、次に不破さんの方の監視カメラを見た。

 

>『俺やあやめ達とは別の装備………』

 

>俺やあやめ達を襲ったグレーの装備ではなく青を基調とし、まるで鯨を連想させるようなデザインをした装備だった。

 

 君はスプラッシングホエールレイダーくんじゃまいか!なんだ?今回のイベントはレイダー祭りかなんかですか?

 ゼロワン要素がわんさかあってライダーオタクの俺は大歓喜!

 ライダーMODなのにライダー要素が武器しかなかったのは悲しかったですからねー。

 

>『不破さんだけ何故………』

 

「1番厄介なやつを戦線離脱させたかったんだろうな。警察ってのは捜査状があればある程度は取り調べは可能だ。調べられたら不味かったんだろうな」

 

>映像を見続けていると、不意打ちをもらい倒れたはずの不破さんが相手の鳩尾に赤い鞘に納刀された剣で攻撃を入れていた。油断していた相手は軽く吹き飛んでいった。そして、最後の力を振り絞ったのか不破さんはその場に倒れた。

 

>相手は立ち上がって、倒れた不破さんを見ると、目的を達成して満足したのかメガネを直す動作のようなことをしてその場を去っていった。

 

>『ちょっと巻き戻してくれ……』

 

「どの辺だ?」

 

>≪どこまで巻き戻す?≫

 

▶︎ 『最初の方』

 『不破さんが立ち上がったところ』

 『相手が去るところ』

 

 ここにきて、選択肢かよ!?ど、どこまで巻き直せばいいんや。

 ここからの推理はいつも通り幽真くんが自動的にしてくれると思っててそんなじっくり見てないんですけど!?

 このルート結構意地悪だな!!

 うぇー、何処まで巻き戻してもらいましょうか……。

 見た感じ最初の方は特に何もなさげだったんですけど。

 となると、二つ目か三つ目になるんですけど……。

 

 むむむむ……『赤い鞘に納刀された剣』っていう表現も気になりますが、幽真くんがわざわざ言った『メガネを直すかのような動作』も引っ掛かりますね。

 

 って、嘘だろ!?これ時間制限あんのか!?後5秒しかねぇ!?どっちだ、どっちなんだ!?

 

>レイに巻き戻してもらうよう指示を出そうとした時だった。

 

「はろーぼー。幽真、久しぶりだね〜」

 

>『ロボ子先輩?ここで食事ですか?』

 

「違うよ、夜の散歩してたら幽真が見えたから何してるんだろうって入ってきたんだ。何してたの?」

 

>『ちょっと、色々あって』

 

「もしかして、今日の爆破事件のことかな?」

 

>『ロボ子先輩、情報が早い……まだ一夜も明けてないんだが……』

 

「僕は結構顔が広いから、この程度の情報はすぐ入ってくるんだよ。幽真って問題ごとにはすぐ首突っ込むってのは前回ので分かったことだし、もしかしたらねっと思ったらビンゴだったんだよ」ドヤッ

 

>なるほど、この先輩は状況判断能力、情報収集能力、そしてそれらを踏まえて予測を立てている。彼女はかなり高性能なようだ。

 

 あ、これ、選択しないのが正解?そして、誰だこれ!?俺の知ってるロボ子先輩じゃねぇ!!

 頭の回転クッソ早いぞ!この先輩!?

 俺たちの知ってるポンコツ要素はどこに行ったというんだ!!

 

「なるほどねー、また幽真首突っ込んでるわけだ」

 

>『それは……はい。でも、見逃せなかったんだ』

 

「そっか……。よし、なら、僕も手伝っちゃおうかな。困ってる後輩を助けないわけにはいかないからね。」

 

>『いや、でも……』

 

「先輩に任せたまえー。それに、人手が多い方がいいでしょ?」

 

「いいんじゃないか?幽真。あやめから聞いているが彼女は相当な手練れだろ?」

 

>『……分かった。ロボ子先輩、この借りは必ず返します』

 

「借りなんて別に良いのに……」

 

>『それじゃ、悪いので』

 

「幽真は律儀だね。じゃあ、借りということで、よろしく」

 

>『よろしく、先輩』

 

>≪ロボ子が仲間に加わりました≫

 

 幽真くん相手に圧倒的な力を見せたロボ子先輩がいれば百人力!!反撃の時も近い!!

 

>『ここで相手が行った仕草……何処かで見た記憶が……』

 

「これって眼鏡かけてる人の癖だよね。この仕草。僕もついついやっちゃう時あるんだよ」

 

>『眼鏡………』

 

>思考を巡らせる。自分の友人にはメガネをかけている人物はいない……。じゃあ、何処で……

 

>『そうか!あいつだ!!』

 

「分かったのか!?」

 

>『俺が知ってる黒薔薇の連中の1人にメガネをかけてその仕草をしていた男がいた!多分そいつだ!!……だが、決定的な証拠がない………』

 

「犯人が分かっても、証拠がなきゃ、訴えたところで負ける……」

 

「証拠なら、ここの男の人の攻撃が証拠になるんじゃないかな?」

 

>『不破さんの最後の攻撃が……?』

 

「相手は完全に油断していて、そこに力一杯の攻撃。このぶっ飛びからするに後遺症が残らないわけないよね?僕から見るに歩くのもやっとなレベルだと思うよ」

 

「鳩尾なら相当なことがない限り、ダメージを負うことはない。確かにこいつは証拠になるぞ」

 

>『痛がる素振りを見せれば、それが証拠になる……』

 

「後は、相手が自白するように仕向けるだけ……僕に考えがあるんだけどさ」

 

>そう言ってロボ子先輩は俺とレイに耳打ちをした。その作戦内容に納得した俺たちは行動に移ったのだった。

 

>≪ロボ子先輩との仲が深まった気がする≫

 

 もう別人だろ。この先輩……。頭のキレとかが常人を超えてやがる……。

 

「猫又店主、これは一体なんでしょう?私は土地を譲ってくれるという連絡があってきたのですが?」

 

「土地は渡しません。そのかわり、あなた方には話があります」

 

>奴は清々しい顔をしてその場に立つ。おかゆやお婆さんを苦しめ、不破さんに怪我を負わせたことをその化けの皮を剥がして後悔させてやるよ。

 

 反撃の時間じゃぁ!!このシリアス前回のイベントに終止符を打ってやんよぉ!!

 画面の前のみんな!各々の武器は持ったか!!行くぞぉ!!『プリミティブドラゴン!』

 

 はい、では、ここまで!次回反撃の時です!!




(書く意欲が湧いてきたので)失踪します


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Part.50 疾走する本能

(記念すべき50話なので)初投稿です。


 祝え!!ホロライブラバーズ トロフィー『悪意は善意に』獲得ルート第50話記念!!

 いやぁ、気がつけばもう動画の本数50個ですって視聴者さん。でも、知ってます?

 このルートまだ2割しか進んでいないそうよ。これが何を意味するか分かります?えぇ、絶対に200越えますわ。

 ゲーム実況で1ルート動画200本使うなんて前代未聞ですわ。

 え?何でお嬢様口調なのかって?たまにはいいじゃない。こういうことがあっても。

 では、ゲーム開始と行きますわ!!

 

「土地は渡しません。そのかわり、あなた方に話があります」

 

「何かと思えば、ただのおしゃべりですか。いい加減にしてください。我々は忙しいのです」

 

>『それは、悪事のお仕事か?』

 

「……それはどういう意味でしょう?」

 

>『いや何、ふと気になってな。お前たち黒薔薇、それもお前が担当した区域の店や住宅の関係者に話を伺ったら、何者かに嫌がらせをされたっていう話があがったんだよ』

 

>そう言って俺は不破さんが集めた写真を奴に見せる。奴はほぉ…っと頷くとその写真を見て鼻で笑った。

 

「確かにその住宅、店舗は私が担当した区域のものです。ですが、その嫌がらせを私たちがしたとは限りませんよね?私たちのイメージダウンのための別会社からの嫌がらせかもしれませんよ?」

 

>『にしては、おかしくないか?イメージダウンしたところで結局あんたらは望みの物を手に入れて利益を得ている。別会社は逆にあんたらの手助けしてるだけだ。それは、何故?』

 

「知りませんよ。私は相手会社のことなんて」

 

>知らない……か。やはり、この証拠を突きつけたところでこの男は動揺一つ伺えない。

 

「……余この男嫌いだ……」

 

>『……あやめ、感情を抑えててくれ。』

 

「分かってる……今余があの男を殴ったところで何も解決しない……」

 

>『助かる。・・・・じゃあ、話を変えよう。つい昨日この付近で襲撃事件が起きた。この店の店主の娘おかゆ、そして協力していた警察官不破さんだ。いずれも、この店を守ろうとして動いてる者たちだ。それについては何かご存知で?』

 

「襲撃事件?知りませんね。今初めて聞きましたよ」

 

>『なるほど……まぁ、その事件についてなんですが、不破さんの現場にあなたの名刺が落ちていたんですよ。ほら、これ』

 

>俺が取り出したのは男の名刺だった。

 

「ふふっ、はっはっは!いいシナリオだ。生憎だが、襲撃事件なんてこれっぽちも知らない。君たちが襲われた事件なんて興味ないね。私は忙しいんだ。ここで失礼しますよ」

 

>『そうですか……。にしても、何も知らないと言っておきながら、"君たちが襲われた事件"と言いましたね』

 

「それは君が言って………はっ!?」

 

>『そう、俺は店主の娘おかゆ、そして協力者の不破さんが被害にあったとしか言ってないぞ。誰一人として俺が襲われたなんか言ってない。』

 

「そ、それは、……そ、そうだ。襲撃した犯人の考えを読んだだけだよ。店主の娘、警察官、そして君も厄介だろうってね」

 

>男は明らかに動揺している。そして、その動揺のせいか気付かぬうちに自身の腹に手を当てていた。これでチェックメイトだ。

 

>『あんたさっきから、自分の腹部を庇ってるようだが、どうした?怪我でも追ったか?少し体勢も前屈みになってるぞ?あぁ…そういえば、腹部で思い出した。襲撃事件の時の近くの監視カメラが撮っていた映像の中に、不破さんが襲撃犯に腹部に一撃を貰っていたんだよ。かなり痛いのをな……』

 

「ち、違う。この傷は階段から転けた時に!」

 

>『階段から転けた?おかしいな、階段を転けたとしても腹部を打ったとしても、相当ひどく転げないかぎりは後遺症を及ぶような怪我にはならないはずだ。そして、ひどく転げたのなら腹部以外も何かしら傷があるはずだぞ?……』

 

>相手のさっきの余裕は何処へやら、さっきの姿とは打って変わり服装は乱れ、額からは冷や汗を流している。さらには、動揺のあまり声を出すことさえできていなかった。

 

>『観念しろ!榎田清也!あんたが部下に命じ、おかゆ達に非人道的なやり方で立ち退かせようとしたことを!!そして、詫びろ!お前の私利私欲のために涙を流した者たちに!!』

 

「わ、私はやっていない。決して!」

 

>『まだ認めないのか!!』

 

>男の胸ぐらを掴む

 

「幽真、抑えろ」

 

>『レイ……』

 

>店の中から出てきたレイが俺を止めた。

 

「榎田清也。お前に会いたい人がいるそうだ。何、知らない奴じゃないさ」

 

「まさか、君がこんな手口を使っていたとはね。」

 

>そこにいたのは、赤いワイシャツ、白いスーツに胸ポケットから赤いハンカチが入っている小太りの男だった。

 

「しゃ、社長!?」

 

>『……誰だ?』

 

「私こういう者です。座右の銘は『世界中にI LOVE YOU』」

 

>男はキザのような立ち振る舞いでその場にいる全員に赤い薔薇と一緒に名刺を渡している。名刺に『天ヶ崎恋』と書かれている。

 

 へぁっ!?ラブリカじゃないか!!クロノスの能力披露のために犠牲になったラブリカじゃないですか!!

 ほへー、この世界でも社長やってんのかー。バグスターじゃ……ないよね?わんちゃんあるの? 

 となると、エグゼイド系のライダーもこの世界にいるのか……。はっ!!まさか、平成の置き土産である奴もいるというのか!!

 これはこの後の展開が楽しみになってきましたぁ!!

 

>『なんなんだ…この男……』

 

>渡された名刺も普通の白とは異なり真っピンクで少し気味が悪い……

 

「恋はこういう男なんだ。あまり気にするな」

 

「さて、本題に入りましょう。榎田くん。私は悲しい。私は君に期待していたのだがね、こんなやり方で人様に迷惑をかけるとは非常に嘆かわしい!!」(どこからともなく流れるフラメンコギターの音)

 

「ち、違うんです。社長。会社のために……」

 

「いや、君がやってることは会社のためではない。会社のためにと思い込み、自身の行いに目を瞑り暴走をした。それによって、会社に迷惑をかけているのだ」

 

「私が、迷惑……」

 

>その言葉が、余程心に来たのか、榎田は力無く地面にへたり込む。

 

>『これで……一件落着か。おかゆ、片付いたぞ』

 

>まだ風邪が治りかけでこの場にいあわせていないおかゆにも、早くこの事を伝えようと思った。

 

「あいつが……あの子どもがいなければ………私はァァァァ!!」

 

『ウェーブ!』

 

『レイドライズ!』

 

「死ねぇぇぇぇぇぇ!!」

 

>『なっ!?』

 

「幽真ッ!!」

 

「危ないッ!」

 

>防御体勢に入ろうとしたが、すでに斬撃は目の前に迫っていた。あやめやころねがこちらに駆けているのが見えたが、俺はもう間に合わないと、瞳を閉じた。

 

 あの野郎、最後の最後で悪あがきを!?

 幽真くん!大丈夫!?というか、大丈夫であってくれ!!嫌じゃぁ!ここまで来てゲームオーバーは嫌なんじゃァァァ!!

 

>『あれ……?』

 

>だが、いつまで待っても斬撃による攻撃が当たらず、違和感を覚える。ゆっくりと目を開けるとそこには…….

 

「大丈夫?幽真」

 

>家にいるはずのおかゆの姿があった。

 

「榎田さん…だっけ。僕の友だちに指一本触れさせない。いつもゆるい僕だけどさ……今だけは……"本気《マジ》"だよ」

 

>その瞳は紅く光っていた。

 

 覚醒おかゆんキタァ!!わぁ、すげっ。かっこよすぎて語彙力喪失しちゃってますわ。とにかくかっこいいの一言です!!

 次回はおかゆんが覚醒までの経緯が来るはずです。では、また次回お会いしましょう!

 Ciao〜。




どうも、作者のEVOL2019です。
皆さん今回のお話はどうでしたか?個人的には結構いい回だと思ってます。
そして、記念すべき50話です!!いやぁ、こんなに続いてるのは読んでくださる読者の皆さんのおかげです!
では、Ciao!!


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Part.51 猫又おかゆという少女

(CSMディケイドライバーがようやく届いたので)初投稿です。


>薄暗い部屋の中、前あった黒いロングコートの男が自身と相対して椅子に腰をかけている。

 

「やぁ、久しぶりだね。そういえば、まだ名前は言ってなかったね。本名を明かすわけには行かないし、ここは、ウォズとでも名乗っておこうかな?偽ウォズでも、謎のお兄さんでも、好きな呼び方で呼んでくれ。ただし、おじさんはいけないよ?」

 

>最後のは妙に声に力が入っている。相当歳だと思われるのが嫌なのが、雰囲気からして、感じ取れる。

 

「前に一回おじさんと呼ばれたんだ、1週間は凹んだね……小さな男の子から言われたんだ……もう辛かったよ…………」

 

>それは普通に1番傷つく奴だと思ったが、男の様子からかける言葉も見つからない。

 

>ふと、前から気になっていたことを問う。あなたは何者なのかと。

 

「ん?私かい?さっきも言っただろう?名前はまだ明かせないと。つまり、素性も明かすわけにはいかないんだ。でも、まぁ、来るべき時には君に話そう」

 

>男に対して疑いの目を向ける。男はふっと笑うとにこにこ笑っている。(^U^)的な顔で見てくるためにイライラする。

 

「いい目だ。赤の他人をすぐに信じる者よりかはよっぽど好感が持てるよ。じゃ、私がここにいると言うことは君も分かっているね?そう、それでは、今宵もお話するとしよう……」

 

 

ーこれから、お話しするのはとある猫の獣人の物語

 

 

とある街のはずれの小さな病院でその少女はこの世に誕生した。彼女は両親の元ですくすくと育っていった。学校でもよく学びよく遊ぶ子だった。ただ、そんな彼女にはちょっとした悩みがあったんだ。

 

それは、将来の夢がないこと。周りのクラスメイトたちはケーキ屋さんや、サッカー選手、野球選手などの夢を語っていたのだが、彼女はどれもいまいちピンときていなかった。

 

だから、将来の夢についての作文を夏休みに書くことになった時彼女は頭を抱えた。そんな夏休みのある日、おにぎり店を営む祖父と祖母の家に行くことになった。

 

そう、今彼女が住んでいるあのおにぎり店だね。まぁ、今に比べたら、そこまで高いビルもなかったし、周りも木造の家が多かった。けど、猫又おにぎり店の外装は昔も今も大差はないよ。彼女や彼女のおばあちゃんが守ってきたおかげだね。

 

おにぎり店を訪れた彼女は棚に陳列するさまざまなおにぎりの姿に胸を躍らせた。見た目は全く一緒なのに、いざ食べてみれば、鮭や梅、おかかにツナマヨ、いろいろな具が中から現れる。そして、その具に合うような塩加減で柔らかく握られたお米。パリパリと咀嚼するたびに音が鳴る海苔とくれば、おにぎりが好きな少女からすればそのおにぎりの虜になるのは必然だった。

 

だが、彼女は分からなかった。確かに具材も米も海苔も美味しいが、素材だけでこんなにも美味しいおにぎりができるのかと……。

 

だから、それを握っている祖父に興味を示した。少女は、祖父の仕事場を毎日のように通うようになったのだ。

 

祖父は普段は頑固者であまり人に好かれるような人ではなかったのだが、そんな人があんなにも美味しいおにぎりを握るのだから、少女はますます祖父に興味を示した。

 

少女の祖父は最初、少女を仕事場に入れる事を拒んでいたが、熱心に窓からこちらを見るものだから彼は少女をそこから一歩も動かない事を条件に仕事場の椅子に座らせた。

 

少女は、毎日通っていると、ふと気づいたことがあった。あの厳格で笑顔を見せない祖父が、おにぎりを買って食べて笑顔になったお客さんを見て微笑んでいることに。

 

好奇心旺盛な彼女は、祖父に何故微笑んでいるのかと問うた。それを指摘された彼は自分でも気づいていなかったのか、顔を赤くして、顔を逸らした。

 

そして、こう言ったのだ。

 

『柄じゃねぇのは分かってる。でも、好きなんだよ。俺のおにぎりを食べるお客さんの笑顔。それに、俺の夢は街一番のおにぎり店を営むことだ。言っとくが、ばあさんとかには内緒だぞ』

 

その答えを聞いて、祖父は頑固だけど誰よりもお客さんのためを思っておにぎりを握っている。だから、あのおにぎりはこんなにもおいしいのだな

と。彼女は気付けば祖父のことが大好きになっていた。

 

だが、そんなある日のことだった。

仕事を始めようとした祖父が倒れ、救急車に運ばれた。そして、医師から告げられたのは末期の癌。

 

祖父はそれを聞いて驚くどころかあっさりと受け入れた。聞くところによると、祖父は薄々分かっていて仕事を続けていたのだ。

その事を聞いた少女の父は祖父と喧嘩をしてしまった。何故言わなかったのか、教えてくれればこんなことにならなかったと。祖父はあの店を空けるわけにはいかなかったと一点張りで、二人は喧嘩をしてしまったのだ。

 

これからどうするべきかと、親族が話し合う中、少女は祖父の元に残っていた。

 

『おじいちゃん、しんじゃうの?』

 

『あぁ、そうみたいだな……』

 

『いやだよ!おじいちゃんしんじゃいやだ!!』

 

『我が儘言うんじゃねぇ、これは仕方ない事だ……』

 

『だってぇ……ぐすん……』

 

『おかゆ、最後に爺ちゃんの頼みを聞いてくれるか?』

 

『たの……み?』

 

『あの店を、俺の夢を………頼んだ…………ぞ』

 

そう言って彼はゆっくりとおかゆの頬を流れる涙を拭い、そして、瞳を閉じた。

医師たちが駆けつけた時にはすでに遅く、彼は亡き人となった。

それを見届けた少女は泣きじゃくりながらも、心の中で固い決心をしたのだ。

 

『何があってもあの店は僕が守る』

 

とね。ふぅ……いかがだったかな?少女『猫又おかゆ』の物語は。これが彼女が意地でもあの店を守ろうとした理由だ。

おっと、どうやら、眠っていた少女が目を覚ます時間だ。では、また物語を語る時に………

 

 

「懐かしいな………」

 

この夢を見るのは随分と久しぶりな気がする。僕の大好きなお爺ちゃんとの思い出。頑固者だったけど、彼の握るおにぎりは優しい味がした。

 

「幽真は……」

 

部屋を出て1階に降りると、幽真の姿はいなかった。

 

「キュ!」

 

リビングのソファーでくつろいでいたコウタが、僕に気づいたのか走り寄ってくる。僕はそのまま走り寄ってコウタを抱きかかえる。

 

「君のご主人はいっちゃったんだね。僕も行かないと……」

 

幽真のことだ、きっとこの事件を終わらせようとしているはず……。病み上がりとはいえ、僕を置いていくとはいい度胸をしているものだ。後で、とっちめてやろう。

 

「これは……」

 

ふと、キッチンを見るとそこには、幽真が握ったであろう2個のおにぎりがお皿においてあった。お皿には紙が添えてあり、『目が覚めたら食べてくれ』と書かれてあった。

 

「……優しい味がする」

 

あまりにぎり慣れてないのだろうかと思うくらい形は歪で、中から具が見えているのだが、その味はかつて食べたお爺ちゃんがにぎるおにぎりと同じ優しい味がした。

 

懐かしい味に自然と涙が溢れるが、残ったおにぎりを食べて涙を拭った。

 

「行こう、幽真たちの元に」

 

そして、守るんだ。あのお店を。お爺ちゃんの夢を。僕の夢を!

 

 

 

 

≪専用スキル『被虐体質(自称)』が変化≫

 

≪覚醒スキル『疾走する本能』を獲得≫

 




覚醒シーン描くとものすごく筆が乗りますねぇ……。
いやぁ、すらすらかけましたよ。
では、次回お会いしましょう〜


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Part.52 変身

(ガチャ爆死続きなので)初投稿です


 おかゆん覚醒!ホロライブラバーズはっじまるよぉ!!

 いやぁ、前回は幽真くんが畳み掛けて榎田清也を追い詰めました!

 だがしかし、榎田は自分の犯罪を認めないどころか最後の悪あがきと言わんばかりに幽真くんに対し攻撃を仕掛け、幽真くんがピンチに!?

 そんなピンチに現れたのは、我らがヒーロー仮面ライ…ではなく覚醒したおかゆん!!

 では、そんなおかゆんの覚醒スキルの説明をみんな大好きなあの人に!!せーのっ!

 

 

エボルトォォォォォォォォ!!(迫真)

 

 

〜教えて!エボルト先生!!〜

 

 よぉ、視聴者諸君。最近出番が多くてようやく投稿者も俺の存在がいかにこの動画を支えているか分かったみたいだなぁ。

 それじゃ、説明行くぞー。

 

猫又おかゆ 覚醒スキル『疾走する本能』

『疾走』×3持ちのレアおかゆんが獲得することのできる覚醒スキルの中の一つ。

 

 そういえば、言い忘れてたが、覚醒スキルってのはホロメン1人に一個じゃなくていくつも用意されてる。

 一つ一つにストーリーが練り込まれてるから仮面ライダーMOD入れるだけで結構遊び方が広がるぞ。で、スキルの能力だが、

 

 攻撃速度・移動速度・スキルの再使用などのスピードに関することが10秒間だけ上限値まで上昇。

『クリムゾンスマッシュ(アクセル)』『スパークルカット(アクセル)』のスキルが使用可能。

また、10秒間が過ぎた後は『クリムゾンスマッシュ』『スパークルカット』『グランインパクト』のスキルが使用可能。

 

 流石ファイズの覚醒スキルだ。

 ファイズのスキルがこれでもかと盛り込まれてやがる。

 ファイズ系のスキルは相手にスタンを入れられるから、かなり強いぞ。ホロラバ原点の『TENSEI2』ニキやここの投稿主の同期『カウン』ニキも『クリムゾンスマッシュ』や『ルシファーズハンマー』を取得してるぞ。

 

 さて、俺の存在が必要とされてるわかった今、俺がやることは一つ……宇宙旅行行ってくる(ニコォ)じゃあ、後は任せたぞ!投稿者〜(笑)

 

〜fin〜

 

待てやごらぁぁぁぁぁ!?

 

 必要とされてるって分かっててあいつ仕事バックれる気だ!!(解説から)逃げるなァァァァ!働けぇ!!

 

 まぁ、いいでしょう……(マスターロゴス風に)エボルトについては後で何とかすると言うことで、実況に戻りましょう。

 あんな奴いなかったところでなんとかなるだろ(震え声)

 

 にしても、スキル強いですねぇ。流石覚醒スキルといったところでしょうか。スピードに関することは上限値まで上がってさらには、相手にスタン+高火力攻撃という強スキルをぶち込めるわけです。

 強くない?え、強くない?(大事なことなので復唱)

 

 それでは、スキルについて解説も終わりましたし、前回の続きからどうぞ!

 

>『おかゆ……なのか?』

 

「もちろん、僕だよ。にしても、酷いなぁ。幽真。僕を置いておくなんて」

 

>『それは、おかゆが病み上がりだから……って、身体大丈夫かよ!?』

 

「大丈夫。ほらこんなに元気だよ」

 

>そう言って身体を軽く動かすおかゆ。確かに彼女の言うとおり問題はなさそうだ。

 

>『とにかく、助かった。ありがとう』

 

「どういたしまして。僕もお礼を言いたいところだけど……」

 

>『まずは、あいつからだ』

 

>俺はおかゆの横に並び立つ、俺たちが見据えるのはキレて周りが見えなくなっている榎田。

 

>ポケットからカード型のデバイスと黄色のデバイスを取り出す。

 

「それは……」

 

>『おかゆ、俺昨日言ったよな。みんなに笑顔でいてほしいって』

 

「うん…」

 

《フォースライザー!》

 

>黄色のデバイスを腰に当てると、デバイスからベルト帯が出てきて腹部に巻きつく。その際に身体中に電流が走るがそれを俺は堪える。おかゆが心配そうな顔を浮かべているが俺はそれに大丈夫だと答える。

 

《ジャンプ!》

 

>カード型のデバイスをフォースライザーに装填すると、フォースライザーから警告音が鳴り響く。

 

>『ッ……誰一人として涙を流してほしくない。だから、見ててくれ!俺の!!』

 

>フォースライザーのレバーを引いた

 

>『変身!!

 

《フォースライズ!》

 

>巨大で黒い飛蝗が現れ、それは大量の黒い飛蝗へと形を変えると俺の身体に纏わりつく。

 

《ライジングホッパー!!》

 

>空中を旋回していたライトイエローのアーマーがその飛蝗たちをバンドで抑え込み、戦闘スーツへと変化させる。

 

《A jump to the sky turns to a rider kick》

 

《break ……down……》

 

>『ッ………』

 

>初めて纏ったせいか、倦怠感が俺の体を襲う。そして脳内にある言葉が浮かび上がった。

 

>『かめん……らいだぁ?………この装備の名前か………』

 

「なんなんだ、お前は!」

 

>目の前の光景に驚いているのか全員が唖然としてる中、榎田は俺に問いかける。

 

>『001……仮面ライダー001。それが俺の名だ!!

 

BGM ゼロワン、それが俺の名だ!

 

あ"あ"あ"あ"ァァァァァァァァ!!(限界突破)

 

 画面の前の皆さん見てます?

 ついにこのホロラバにマジモンの仮面ライダーが降り立ちましたよ!!

 このルートが始まって早Part52……長かった。非常に長かった。

 動画タイトルに『仮面ライダー』って書いてあるのに全然出てこないから視聴者様から何度も『仮面ライダーまだぁ?』と言うコメントが来た俺の気持ちが分かるかぁ!?

 そのたびに、『それは俺も知りたい』と1人ごとを言っていた日々………。

 

 そんな日々にようやく終止符が打たれたましたぁ!!これでもう、『仮面ライダールート走ってるのに仮面ライダー出てこないタイトル詐欺走者』的な事を言われなくて済む。

 地味にこっちも辛かったんだからなぁ!!

 

 ごほん、私情はここまでにしておきまして……

 このシーン、ちゃんと、1枚絵があるのが非常に凝ってますね。それに、BGMもしっかり着いてらっしゃる!

 流石仮面ライダー全ルートを開発してくださった開発者様ですよ、お客様ニーズにしっかり応えてくださってます!

 

>『おかゆ、行くぞ』

 

>おかゆは笑みを浮かべると、榎田の方へと向き直る。

 

「付き合ってあげるよ。10秒間だけ」

 

>二手に別れ、一気に榎田の懐へと潜り込む。

 

 

10……

 

 

「なにっ!?」

 

>『はぁ!!』

 

「ふっ!!」

 

>榎田の腹部に蹴りを入れることで、横に吹き飛ばすと、既にそこにいたおかゆが蹴り上げた。

 

 

9……8……

 

 

《オーソライズバスター!》

 

>オーソライズバスターガンモードを構え、榎田を狙い打つ。

 

「ごはっ!?」

 

 

7……6……5……

 

 

「幽真!」

 

>『これで、決める』

 

>榎田は連続攻撃により怯み、重力に逆らうことなく落ちていく。俺はそれを見据え、フォースライザーのレバーを押してまた引いた。

 

《ライジング!ディストピア!》

 

クリムゾンスマッシュ!

 

 

4……3……

 

 

>腰を落とし、足に力を入れると、全身にエネルギーが行き渡る。それを感じると2人揃って飛び上がる。右足を突き伸ばし、左足を曲げることで蹴りの体勢に入る。

 

 

2……

 

 

『「はあぁぁぁぁぁぁ!!」』

 

>その蹴りは榎田を捉えた。

 

 

1………

 

 

「こんな……はずでは………ぐわぁぁぁぁぁ!?」

 

 

Time out

 

 

>地面に着地する。榎田はアーマーが爆発し、ボロボロの状態となってその場に倒れ伏した。

 

>俺とおかゆは言葉を発することなく拳と拳を合わせて笑みを浮かべた。

 

>おかゆとの仲が深まった気がする

>≪スキル『変身:仮面ライダー001』を獲得した≫

>≪スキル『悪意』のスキルレベルが上がった≫

>≪スキル『恐怖』のスキルレベルが上がった≫

>≪スキル『憤怒』のスキルレベルが上がった≫

>≪スキル『状況把握』のスキルレベルが上がった≫

 

 うおっ!?一気にスキルレベル上がるじゃん!?

 これで、幽真くんがまた一段階強くなりましたねぇ。幽真くんのステータス公開もそろそろしていった方がいいかもですねぇ、スキルも増えて来ましたし、次回くらいに開示しましょうか。

 

 では、今宵はここまで。また次回お会いしましょう!Ciao〜!




(やること多すぎて目が回るので)失踪します


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Part.53 取り戻した日常

(モルガンを引けなかったので)初投稿です


 仮面ライダーが活躍するホロラバ実況はっじまるよぉ!!前回!榎田を倒すことが出来ました!

 おかゆんの覚醒に続いて幽真くんの変身。

 お兄さん心が踊ってます!こっから、ライダーの活躍が大幅に増えるんやろうなぁ……次のバトロワが楽しみです!!

 ライダーの力があるんだ、サクサクっとクリア……できるはず………。

 まぁ、とにかく続きをどうぞ!

 

>あの後、榎田と今回の騒動に関与した社員は解雇という処分を下され、鬼人族によって処罰を受けた。黒薔薇の社長『天崎蓮』は今まで多大な迷惑をおかけしたことで、いろいろな人に謝罪とお詫びをして回ったそうだ。そして、今後支援のほどもしていくといっている。

 

>もちろん、猫又おにぎり店にも謝罪に来たのだが、今こうやって営業出来てるだけで十分だとお詫びを受け取ることはしなかった。

 

>客足は事件前とはさほど変わらず、お昼頃には朝の仕込みで用意した100を超えるおにぎりの姿がしょショーケースから姿を消していた。事件が起きていた間もあまり客足は衰えていなかったことを見るに、おかゆとお婆さん、そして先代であるお爺さんが紡いできたお客さんの信頼の賜物だろう。

 

>おかゆやお婆さんが笑顔なのを見るとこちらも頑張った甲斐があるというものだ。

 

「幽真ー!こっち手伝ってー」

 

>『了解っと』

 

>おにぎりを陳列する作業をそそくさと終えると、おかゆの方に手伝いに行く。

 

 あんな悲惨な事件が解決し、取り戻した日常。余計に平和の良さというのが胸に沁みます……。

 やっぱり、平和が1番なんやなって……。

 そういえば、幽真くんまだ働いているんですね?てっきり、この事件の合間だけかと思ってたんですが……?

 

>『やっぱり、こうやって働くのもいいもんだな』

 

「ふふっ、そうだね。そういえば、幽真大丈夫なの?」

 

>『ん?何が?』

 

「いやだって、もう事件解決したんだし……べ、別に幽真にいなくなってほしいってわけじゃないけどさ」

 

>『あー、それのことか。それなんだけどさ。俺ここで働くことになったんだよ』

 

「…………え?……えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」

 

 ヘアぁっ!!幽真くん、おにぎり店でバイトすんの!?嘘ぉ!?

 なんでぇ?今まで復讐に燃えてたじゃん!

 バイトしてる暇あるなら鍛錬って感じの子じゃったじゃん!

 いや、俺的には嬉しいですよ?そのまま復讐心が削がれていってくれるのはありがたい限りです。

 トロフィー取るのもいいけど、幽真くんには幸せになってほしいですからね!

 

>『あんなことがあった手前こんなこと言うのはアレなんだが………楽しかった。ここで働いていて楽しかったんだ。だから、働きたいって思った。』

 

>頭の中に思い浮かぶのはさっきまでいたお客さんたちの笑顔。みんなこの店のおにぎりを食べて笑ってる。自分のお店じゃないけど、無性に嬉しくなった。

 

>『それをお婆さんに話したら幽真くんが良ければ大歓迎だよって言われたから、働くことにした。てことで、よろしくな。おかゆ先輩』

 

「そっか……僕は厳しいよー?それでも、着いてこれるかな?」

 

>『頑張ります!』

 

「じゃあ、まず最初に先輩からのお願い。今日夏祭りに行こうよ?」

 

>『夏……祭り………?』

 

「今日あるんだよ。桜神社に。今回のお礼もしたいからさ。一緒に行こ?」

 

>『別に大丈夫だが……』

 

「じゃあ、決まりだねー。それじゃ、お店終わり次第let's go!」

 

 やった!おかゆんと夏祭りデートだ!

 ホロメンのイベント終わった後のご褒美イベント!

 いやー、楽しみだなぁ〜。綺麗な花火とか上がるんやろうなぁ……。

 

>バイトが終わり、おかゆと桜神社へと向かおうとしたが、先に行ってほしいと言われた。何か支度があるのだろう。

 

>『えっと、桜神社はこの階段登ったさきか……』

 

>流石桜神社というだけはある。階段横に咲いてあるのはどれも桜の木だ。今は花は咲いてないが緑で生い茂っている。

 

>『なのに、階段には葉が一枚も落ちてない。綺麗に手入れされてるんだな』

 

「そりゃ、みこがやってるんだから当たり前だにぇ」

 

>『うぇ?』

 

>ふと、声をかけられ、上を見るとそこには、桜模様の入った巫女服?に身を包んだ少女がいた。ここの巫女さんだというのは、服装とさっきの言い分からして分かるが……。

 

 やった!みこちだ!桜神社に行けば半分の確率で知り合えるみこちだ!

 特にほしいお守りとかなかったんで、完全スルーしていた桜神社にまさかこんな形で来るとは……。

 近いうちにお守り一個だけでも買いに行きましょうかね。

 とりあえず、今はいろんなホロメンとエンカウントして好感度上げないと、残り6個のホロメンイベントがいつまで経っても始まりません。

 なので、これは非常に良い傾向ですわ!!

 

>『…………どちら様で?』

 

「みこはみこだにぇ!」

 

>名前を聞いたのにドヤ顔で巫女であることを言い放たれた。おかしいな。俺は名前を聞いたんだが……

 

>『………服装から見て分かります。俺は名前を聞いたんですけど……』

 

「だから、みこはみこだにぇッ!!」

 

>『……………?』

 

>巫女は巫女?何当たり前のことを言っているのだろうか?そりゃ、巫女さんなんだから巫女でしょ。頭がこんがらがってきそうだ。

 

>「みこちは、さくらみこって言うんだよ。ごめんねー、紛らわしくて」

 

>頭にはてなが浮かんでいると、巫女さんの後ろから水色の髪をした少女も現れた。

 

「すいちゃん!」

 

>どうやら、巫女さんのお友達らしい。

 

>「私、星街すいせい。みこちと一緒のホロライブ学園2年生で君の先輩。好きなように呼んでいいよ。赤月幽真くん?」

 

 わーい!(⌒▽⌒)すいちゃんもいるぅ!!みこちと合わせてmiCometの登場だぁ!2人揃ってのご登場とはホロラバ、お主も粋な計らいをしてくれますねぇ……。

 おかゆんのストーリーがシリアスだった分そのお詫びと言わんばかりのご褒美……非常に良き!!

 

>『何故俺の名前を………バトロワ優勝とロボ子先輩の件で知ってるって感じですか』

 

>「うん。校内じゃ有名だからね。今日はお祭りに来たの?」

 

>『友人に誘われて……』

 

>「そっか、じゃあ、私達はお邪魔みたいだし、行くよー、みこちー」

 

「あ!ちょっ、待つにぇ!まだみこの自己紹介がぁーーー!」

 

>「はいはい、また今度ね。それにみこちはさっきしたでしょ?」

 

>ずるずると巫女さんは星街先輩にひこずられて何処かに行ってしまった。階段でずるずるひこずられてるけどあの巫女さん大丈夫だろうか?

にしても、お邪魔ってなんのことだ?

 

「だーれだ?」

 

>すると、急に視界が真っ暗になる。それと同時に聞き覚えのあるゆるい声が聞こえた。これつい最近あやめにもやられたな……。俺の背中って結構無防備だったりするんだろうか?

 

>『おかゆしかいないだろ…….』

 

「正解〜」

 

>視界が戻り、後ろを向くと悪戯が成功した子どものように笑うおかゆの姿があった。だが、その姿はいつもとは違い、浴衣姿だった。

 

>『支度って浴衣のことだったんだな』

 

「夏祭りだからねー、どう?雰囲気出るでしょ?」

 

>『そうだな。それと、いつものおかゆとは違うから少し新鮮な感じだ。似合ってるぞ』

 

「え、……あ………うん………」///

 

>『?』

 

>おかゆは急に顔を逸らす。少し顔が赤かったのは気のせいだったろうか?

 

「ほ、ほら、行こ?幽真。花火が上がる前に屋台見て回らないと」

 

>『ちょっ、おかゆ待てよ!?』

 

>そそくさと歩くおかゆの後を追った。

 

>≪さくらみこと知り合った≫

>≪星街すいせいと知り合った≫

>≪おかゆとの仲が深まった気がする≫

 

 みおしゃやお嬢に続いておかゆんとは幽真くん天然女たらしがすぎるぞ!!(建前)もっと、ホロメンとイチャコラしてしまえぇ!(本音)

 おっと、いい時間帯ですね。では、今宵もここまでまた次回お会いしましょう!




(生配信が見れてないので)失踪します


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第五章 ホロライブ学園 夏休み Part.2
Part.54 花火が照らす君の横顔


(創作意欲が湧いてきたので)初投稿です


 さぁ!画面の前のみんな!ホロメンとのイチャコラが見れるホロライブラバーズ実況はっじまるよぉ!!

 前回はみこちとすいちゃんの『miComet』に出会い、おかゆんと夏祭りデートすることとなりましたぁ!こっから、どんなイチャコラが見れるのか楽しみで仕方ありませんね!

 では、どうぞ!

 

「とりあえず、どれから行ってみる?」

 

>『ここの夏祭りって何があるんだ?』

 

「えーっとね、大体の屋台はあるね。あ、型抜きあるよ?」

 

>『難関の型抜きをクリアしたら豪華賞品?気になるな、行ってみるか』

 

「じゃあ、こっちだね」

 

>おかゆの案内で行くと、型抜き屋があったのだが………

 

「…………えっと、これは………」

 

>『どうなってんだ……』

 

>型抜き屋の周りには白く燃え尽きたかのような男たちがおり、その男たちを慰めるかのように女性がいる。何があったと言うのだろう。

 

「ふっ、こいつらは彼女にいいところを見せようとしてあと少しのところで割ってしまった男達よ」

 

『「……だれ?」』

 

「この道10年、人生の全てを型抜きに費やしてきた男。片 貫蔵とは俺のことよ」

 

>マジで誰なんだ………。

 

「どうだい?お前さんもそこの子にいいところ見せてみるかい?」

 

>『やってはみるが、一回いくらだ?』

 

「千円だ。」

 

「おじさん、高くない?」

 

「ははっ、お嬢ちゃん。成功すれば豪華景品なんだ。このくらいやらなきゃお店が潰れるんでね」

 

>『とりあえず、これでいいか?』

 

「やるの!?幽真?」

 

>『どんだけ難しいのか気になるし』

 

「チャレンジャーだねぇ。じゃあ、自信満々なお兄さんにこれやってもらおうか。最難関中の最難関。おじさんもこれを作るのには苦労したよ………はい、弁財天白龍王大権現」

 

「弁財天白龍王大権現!?こんなのできるわけ……幽真?」

 

>『ん?』クルクル、ビシッ、パキッ

 

>『あ、できた』

 

「「できたぁ!?」」

 

「あ…ありのまま今起こったことを話すぜ。今ここにいた男は持っていた爪楊枝を、型抜きに押し当てただけだというのに気がつけば、綺麗に切り抜かれていた。何を言ってるか分からないと思うが、俺も何をしたのか分からなかった………」

 

「……幽真只者じゃないよ……」

 

>『溝に沿って力が均等に行き渡るようにしただけだが……』

 

「ははっ………お前さんには完敗だ。好きな景品を持ってけ」

 

>『と言っても………おかゆ、どれがいい?』

 

「え?僕が決めていいの?」

 

>『型抜きやってみたかっただけだし、景品は連れてきてくれたおかゆにあげるよ』

 

>見た感じ最新のゲーム機とか、ゲームカセット、家電、ブランド物など確かに豪華賞品なのだが、ゲームについてはあんまりしないし、家電は家に揃っている。ブランド物については興味が湧かない。

 

 幽真くん、あんた器用ってレベルじゃないんよ……。

 いろんな武器を扱える時点で相当器用なんだろうかとは思ってたけども……初めて見たぜ、一突きで型抜き成功させる奴……。

 それも、弁財天白龍王大権現とかいう銀魂時空にしか存在しなさそうな難易度鬼の型抜きをクリアとか…。

 さては、幽真くん、ギャグ時空の生まれかい?

 

>『それでよかったのか?』

 

「うん」

 

>おかゆが選んだのはなんの変哲もない小さな紫色の猫のキーホルダー。にっこり笑顔で愛らしいのが特徴だ。

 

「こっちの方が思い出に残るでしょ?」

 

>おかゆはご機嫌なのか、鼻歌を歌いながらそのキーホルダーをスマホにつけていた。

 

>『それもそうだな』

 

「よしっ、じゃあ次は……」

 

>その後はおかゆが先導していろいろな屋台を見て回った。

 

>『うおっと……破けちまったか』

 

「僕の勝ちだねー、あ、僕も破けた」

 

>金魚掬いではどちらが多く掬えるか勝負したり

 

>『こんなもんか』

 

「おお……でも、取りすぎじゃない?」

 

「あの男の人すげぇ、1発で景品落としてる」

 

「もう勘弁してくれ……」

 

>『おっと、やりすぎた』

 

>少し射的屋ではしゃぎすぎたり

 

 ギロットミロー

 

             バッチリミナー                  

 

                       バッチリミロー

 

       ガッチリミナー

 

                コッチニキナー

 

                          バッチリミヤー

 

      バッチリミロー……ミロー……ミロー

 

 

             《カイガン!!》

 

 

『「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!?」』

 

>夏祭りイベントのお化け屋敷ではパーカーを羽織った幽霊に追っかけられ2人で全力疾走したりと夏祭りを満喫した。

 

>『はい』

 

「あ、ありがとう。幽真」

 

>『いやー、満喫したなぁ・・・って、硬いなこれ……うおっ!?』

 

>花火がよく見えるとおかゆに連れてこられた場所に来た俺は買っていたラムネをおかゆに渡した。芝生に座り、ラムネを開けようとするがなかなか開かず少し力を入れると中から炭酸が溢れ出した。

 

「気をつけないと自分にかか……僕もだぁ……」

 

>どうやら、おかゆもそうだったらしく、手がベトベトになっていた。手についたラムネをティッシュで拭くと、ラムネを口に含んだ。

 

>『夏祭りのラムネってなんでこうも美味く感じるんだろうな』

 

「こっちにきてから何も飲んでないもんねー」

 

>働いた後に散々歩き回り、叫んだり走ったりしたせいか、蒸し暑い夜にキンキンに冷えたラムネは体に染み渡る。

 

「幽真……」

 

>『ん?』

 

「あの時言えなかったけど……ありがとう。僕とお婆ちゃん、おにぎり店を一緒に守ってくれて」

 

>『どういたしまして。俺もあの店を守れてよかったよ。これからよろしくな。おかゆ』 

 

「こっちこそ、よろしく」

 

>『あ、そういえば、たこ焼きあるけど食べるか?』

 

「食べるー」

 

>『ほら、熱いから気をつけろよ。………って熱っ!?』

 

「気をつけなきゃいけないのは幽真の方じゃんかー、ほら、ソースもついてる」

 

>『マジか、ティッシュティッシュ……』

 

「僕が取ってあげるよ」

 

>『あ、すま……ん"ん"!?』

 

>おかゆがティッシュで口についたソースを拭いてくれたまではいい、まではいいんだ。

 

 

>何故、頬にキスをされたんだ…………

 

 

「僕からのちょっとした感謝の気持ちだよ」///

 

>急なことに唖然としているとおかゆは顔を赤くしながらそう述べた。せめて何か言おうと口を開いたが、うまく声が出ない。しばらくの沈黙がこの空間を制していた。

 

>そんな時だった。静寂に包まれたこの空間に大きな音が鳴った。

 

「あ!幽真花火上がったよ!!」

 

>そう言われて空を見ると、大輪の花々が夜空を彩っている。その花火を見るおかゆの顔は笑顔で、そして、綺麗だと思った。

 

>今日は色々な意味で忘れることはできないような1日となったのだった。

 

>≪おかゆとの仲がぐんと深まった気がする≫

 

 

 

え……(゚ロ゚*)やば…………(゚ロ:;.:… …………(゚:;….::;.:. :::;..。

 

              \ゲームオーバー/

 

              \テッテレテッテッテー/

 

ぽぅ!!

 

               \シュタッ/

 

 あ、危ねぇ…。ライフが99なかったらこの世からさよならバイバイしてた……。

 あんなん反則やろ!反則やろ!!(大切なことなので2回言った)ちょっと、これ以上操作してたら死にそうなのでここまでにしときます……。

 

 では、また次回お楽しみに!

 あ、思い出しただけでライフ持ってかれそう……




(眠いので)失踪します


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Part.55 ごはんと間違われて始まる関係もある

(最近ホロラバ走者たちがたくさん投稿し出していて嬉しいので)初投稿です


 さぁて!画面の前のみんなァァ!おかゆんに不意打ち頬キスをされた男子高校生が主人公のホロラバ実況ははっじまるよぉ!!

 前回!おかゆんと夏祭りデートに行った幽真くん!ホロメンとお祭りデートだけでも羨ましいと言うのに、さらには、頬キスとか幽真くんうらやま……けしからん。

 では、そんなイチャイチャホロラバをどうぞ!

 

>『………』

 

「」ガツガツ

 

「キュ?」

 

>『え?あ、あぁ。食べる食べる。だから、そんな心配そうな顔を浮かべないでくれ』

 

>あの夏祭りから数日、俺はぼーっとする時間ができるようになった。未だに忘れられないあの感触は、なんというか不思議な感じだ。

 

 ゆ、幽真くんが引きずってる……だとぉ!?

 あの鍛錬と友人以外には疎い幽真くんがぁ?うーん、この展開は美味しくないんですけど、美味しいという微妙な感じですね……。

 こういうのって大体『悩み:恋とは』が手に入ってしまうんですよね……。

 鍛錬をしてもあまり良い成果が出なくなってしまいます。

 ただ、この悩みは普通に恋愛パート面ではいい悩みなのでなんとも言えないですよね………。

 

>『気を引き締めよう……このことについて考えるのは復讐を終えた後だ。俺の目的を忘れるな………今は鍛錬だ』

 

>自分の頬を叩き、昼の鍛錬のために栄養を蓄えるべく朝飯を食べることにした。コウタも叩いた音に驚きはすれどしっかり食べてることを分かったのか自身の朝飯を食べ始めた。

 

>それに、おかゆも感謝の気持ちだと言っていた。深く考える必要はないだろう

 

 いい意味で幽真くんらしいというか、なんと言いますか……。

 とりあえず、次のバトロワのために鍛錬を積みましょう。

 

>夏休みも折り返し地点、課題もやりつつ鍛錬を行おう。

 

 ここからはひたすら鍛錬していくだけですので1週間ほど、ダイジェストでお送りしまーす!

 

1日目

>街中のバッティングセンターに頼み、動体視力を鍛える訓練を行った

>≪スキル『状況把握』のスキルレベルが上がった≫

 

2日目

>アタッシュカリバーで素振りを行った

>≪スキル『剣術』を獲得した≫

>≪スキル『剣術』のスキルレベルが上がった≫

 

3日目

>猫又おにぎり店で働いた。おかゆもいつも通りで安心した

>≪おかゆとの仲が深まった気がする≫

 

4日目

>あやめに頼み、剣の打ち合いを行った。

>負けたが、良い経験になった

>≪スキル『剣術』のスキルレベルが上がった≫

>≪攻撃力が上がった≫

>≪あやめとの仲が深まった気がする≫

 

5日目

>少しやりすぎたのか身体が重い。リフレッシュで街に出かけた。

>フブキに会い、少し話した。あちらも何かあったようで以前より強くなっているのを感じた

>≪フブキとの仲が深まった気がする≫

 

6日目

>コウタと散歩をした。不意に殺意を向けられたがその殺意はすぐに消えた。

>何者かが俺に用があるようだ。迎撃できる準備はしておいた方がよさそうだ

>≪スキル『状況把握』のスキルレベルが上がった≫

 

7日目

>あやめから連絡があった。以前話していた海水浴に行くことになった。

>明後日らしいので準備をしておこう。

>≪あやめとの仲が深まった気がする≫

 

 よし!実にいい1週間でしたね!

 そして、やはりこのルート日常だろうが関係なく伏線を置いてきやがる。フブキングにも何かあるみたいですし、6日目の誰かさんとも一悶着ありそうですねぇ。

 幽真くんが対してビビってないところから見るに魔王軍幹部ではなさそうです。

 だとしたら……ホロメン?幽真くん、一体誰に因縁付けられたんだ………。

 

 考えても仕方ないことは隅っこに追いやって、いやぁ、楽しみですねー。

 とうとうこのルートにやってきた海水浴回。

 お嬢にフブキングとの海水浴、おかゆんがあそこまでしてきたんだ。白上はなかったとしてもホロメンイベントもクリアしたお嬢は何かしらあるはず、またライフを削るハメになりそうです。

 

>明日はあやめ達と海水浴だ、しっかり準備をしないといけない。

 

>『そういえば……俺水着あったか?』

 

>準備をしているとふと思い出す。そういえば、俺は海で遊んだことがない……。一応タンスを確認したが、水着はなかった。

 

>『買いに行くか』

 

「キュッ!」

 

>俺が立ち上がったことに気づいたコウタは俺も連れて行けと言わんばかりにこちらを見てくる。

 

>『コウタもついてくるか?』

 

「キュぅ!」

 

>足から駆け上がり、俺の肩へと登る。相変わらずそこが定位置なのかと思いながら、必要なものをショルダーバッグに入れる。

 

>『じゃあ、行くか』

 

>今日も相変わらず日に照らされて暑いが、雲一つなく青空が何処までも広がる快晴だ。何かいいことがありそうだ。

 

 この表記は安定のホロメンとな遭遇率UPくんじゃあーりませんか。

 みこちとすいちゃんに続いて誰でしょうかねー、今のところ0期生と1期生、2期生、ゲーマーズ、3期生のホロメンが出てきてますから、4期生、5期生、望みは薄いかもしれない6期生と出会えたらいいんですけどねー。

 俺的には沙花叉と会えたら万々歳です。

 

>『とりあえず、明日必要なものは買ったな。ってあれ?コウタ?』

 

>袋の中を見て満足していると、肩にコウタが乗っていないことに気づく。

 

>『何処行ったんだ?』

 

>首を傾げていると

 

「わためぇを食べないでぇ!」

 

>悲鳴が聞こえ、そして、何故か物凄く嫌な予感がする。消えたコウタ、そして現在お昼過ぎ、コウタのお昼ご飯を少しすぎたあたりだ………。

 

>『まさか・・・!?』

 

>悲鳴があった方へと猛ダッシュで向かった。

 

 この悲鳴、ま、まさか!?あの子か!あの子なのか!?

 

>悲鳴が聞こえた場所に行くと、そこには、コウタの姿があった。ただし、羊の獣人と思われる少女の頭にかぶりついた姿でだ・・・・。

 

 やった!わためぇだ!4期生の角巻わためだ!フブキング、フレア、わためぇ!バカタレ共が揃った!

 あ、でも、このままじゃ、バカタレ共のトロフィー『愛し愛せよバカタレ共』を獲得してしまいますね。

 これはまずい。なんとかして回避せねば・・・。

 

 えーっと、調べてきました。トロフィー『愛し愛せよバカタレ共』の獲得条件。何気に結構一筋縄じゃいかない条件で笑ってしまいました。

 このまま進んでも獲得することはないみたいなので、

 とりあえず、一安心。

 一応説明入れておきますね。

 

 え?エボルト呼ばないのかって?あいつ本当に宇宙旅行に行きやがったんですよ。お土産に隕石持ってくるから楽しみにしてろよーなんて言いやがって・・・それはNASAにでも持って行けよ。

 ・・・・この家に落としてこねぇよな?

 

 と、とりあえず、説明しましょう(震え)。

 まず一つ目に『白上フブキ、不知火フレア、角巻わための好感度を上げ恋仲となる』、『この3人と入学前に出会い、このメンバーで最初のバトロワに挑む』、『卒業までにバトロワを優勝する』だそうです。

 

 ホロラバで入学式までに狙った3人と知り合うとか完全に運ゲーですね。1人はまだ家族とか幼馴染として設定できたとしても、残り2人と知り合わなければいけないのはキツイです。

 

 恋愛パート面では、出会った上で全員と恋仲になって、ハーレムエンドにならないといけないから一つ一つの選択肢がトロフィー獲得できるかできないかを左右するのでここでもキツいです。

 

 戦闘パート面でもこの3人と共に戦ったとしても、フブキングは近距離又は中距離、フレアは短刀も使いますが弓なので遠距離、わためぇはガチガチの近距離型。

 この3人だけならバランスはそれなりに取れてますけど、そこに主人公くん入れたら……ねぇ?回復枠かよくて遠距離枠。え?簡単じゃないかって?ふふっ、なら教えてしんぜよう。

 

 

 ワターシ遠距離キャラツカエナーイ

 

 

 はい、この俺EVOL2019は何を隠そうAPEXやFortniteは大の苦手なのである!え?アタッシュショットガン使ってただろって?ははっ、お戯れはよしてくださいませ、お客さま。

 

 過去の動画見直してみ?俺この距離ならバリアは張れないな!しかやってないから。エイム力ガバガバだから。

 少し離れたキャラにすらアサルトライフ当たらないくらいガバガバだから。常日頃から遠距離武器は近距離武器って言ってるくらいだもん。

 そう考えるとウィングマン?という銃でオーディション走ってる同期のカウンニキは尊敬しますねぇ。今度教えを乞おうかな・・・

 

 以上の理由により、トロフィー『愛し愛せよバカタレ共』は俺にとって入手難易度は高い!!

 後方支援が得意だと言う方は是非取ってみることをおすすめするぜ!

 

 さて、気がつけば良い時間。わためぇとの出会いイベントは次回見ていきましょう!

 今宵はここまで。また次回お会いしましょう〜!

 Ciao〜!




(アークナイツに課金をするので)失踪します


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Part.56 会合!旅する羊!

(ロスモンティスをお迎えできなかったので)初投稿です


 みんなー!集まってー!ドラゴンに頭を齧られるわためぇを見られるホロラバ実況始めるよー。

 前回は、幽真くんを1週間鍛えた後、待望の水着回を迎えることになりました。

 水着を買いに行った幽真くんが目にしたものは!コウタくんに食べ物だと間違われているわためぇだった!!

 では、そんなホロラバをどうぞー!

 

>『本当に申し訳ない!!』

 

>コウタを抱え、コウタが襲っていた(?)羊の少女に頭を下げた。

 

「大丈夫。よくあることだから・・・」

 

>目が……死んでる・・・。どうやら、羊の少女にとって噛みつかれるのは日常茶飯事のようだ。

 

>『だとしても、こっちの不手際なんだ。謝罪の意を表じて何かできることはないか?』

 

「じゃ、じゃあ、何か食べ物を・・・・」

 

>その瞬間お腹の音が小さく鳴っていた。

 

 なるほど、わためぇにとってこれは日常茶飯事と……_φ(・_・)メモメモ。

 流石、ホロライブの非常食枠の1人。

 ホワイトライオンことししろんに狙われてるだけありますね。

 

「ご馳走様でした。ありがとうございます。えっと、名前も知らないお兄さん!」

 

>『こっちが迷惑をかけたから、お礼はいいよ』

 

「でも、人に親切にしてもらったら感謝の意を示せと村長が言ってましたので!」

 

>『そういうもんなのか…』

 

「はい!」

 

>元気だなぁ、この子。

 

「そういえば、お兄さん名前はなんていうんですか?」

 

>『俺は赤月幽真。友人達からは下の名前で呼ばれてるから、好きに呼んでもらってもいいよ、えっと・・・』

 

「角巻わためです!よろしく。幽真くん」

 

>『あ、あぁ。よろしく』

 

>まさかのくん付けか。ちょっと新鮮だな。

 

>『角巻さんは「わためで大丈夫です!」…わためはここら辺に住んでる人?』

 

「違います。わためは旅する羊なので家はありません!ちなみに今日泊まる宿も見つかってません!」ドヤっ!

 

>『……それは一大事では?』

 

「うっ……これから、探せば……」

 

>『確か今夏休みだから旅行客でホテルは大体空いてない気がしたが』

 

「そんなぁ!?だから、大体の宿入れなかったのかぁ・・・」

 

>これからどうしようかとおろおろしている彼女を見るととある案が思い浮かぶ。

 

>『もし、良かったらだが、うちに泊まるか?空き部屋が結構あるんだ』

 

「いいの?」

 

>『ああ、全然構わない』

 

「じゃあ、よろしくお願いします!」

 

 初対面なのに、家に上げるって、幽真くんコミュ力おばけじゃないですか。

 異性であるホロメンに普通に声をかけてるから、今に始まったことじゃないかぁ……料理上手で器用、コミュ力おばけ、優しく運動能力も高いと来た。

 なんだこの高スペック主人公!?アニメでもなかなかお目にかかれないぞ!?

 

>『この部屋を使ってくれ』

 

「うわー、大きいこの部屋。わためが使っていいの?」

 

そう言って幽真くんがドアを開ける。部屋にはベッドやタンス、エアコンなど生活必需品が置いてある。客間にしては少し豪華なようにも感じた

 

>『ああ、ただの空き部屋だから好きに使ってもらってもいい。トイレと風呂は一階にある。何かあったらこの奥に俺の部屋があるからそこに来てくれ』

 

幽真くんは部屋を出ていった。部屋の机に持っていたリュックサックを下ろすと、ふと、机にある写真たてに目がいく。

 

幽真くんの子ども時代と思わしき少年と赤い髪の女性に黒髪の男性が写っている写真が入っている。女性と男性は笑っているのに対し少年は笑っていない。それどころかこの瞳から憎悪や憤怒などの負の感情を感じられた。

 

出会ってまだ1日も経っていないが、さっき話していた青年と写真たての少年が同じ人物だとは思えなかった。

 

「人のお家事情を聞くのは失礼だよね…」

 

今感じたことを忘れるべく荷物を広げ、中身を確認することにしたのだった。

 

 だからなんでだよぉ、このルートは不穏な空気にしねぇと死ぬ病気でもかかってんのかよ!?

 日常回くらい安心して見させてくれよ!癒しはないんか!癒しは!

 

>『晩ご飯何するか……』

 

>折角の客人だ。この際何か豪華なものでも作ろう。

 

>『何を作る?』

 

▶︎ローストビーフ

 豚の生姜焼き

 鳥の唐揚げ

 ジンギスカン

 

 アークワンルートってだけに悪意のある選択肢持ってきやがった!?ジンギスカンなんて出したら最後、絶対好感度下がる……。

 流石に好感度下げたくはないので別の料理にしましょう。

 かと言ってあまり手の込んでるものだとアレなのでみんな大好きな唐揚げにしましょうか。

 

>『唐揚げにするか。鶏肉は確か冷凍庫に…「キュ!」……分かった分かった。コウタの分も作る』

 

>唐揚げだと聞きつけて駆けつけてきたコウタを肩から下ろし、鶏肉を冷凍庫から取り出す。肩から下ろされたコウタは下で俺の足元をくるくる回っている。

 

>『そんなに好きなのか……』

 

>唐揚げを前作った時コウタは興味を示したので試しにあげてみると、大層気に入ったのか唐揚げと聞くと駆けつけてくるようになった。

 

>『さて、作りますか』

 

>十数分後には3人前分の唐揚げ上がった。

>≪スキル『料理上手』のスキルレベルが上がった≫

 

 よしよし、スキルレベルもちゃんと上がってくれてますねぇ。

 レベルが上がれば上がるほど料理イベントでの好感度が上がりますからこの調子であげていってもらいましょうかねー。

 

「いやぁ、お昼に限らず幽真くんには本当お世話になりっぱなしだね」

 

>空になった皿を重ねて、シンクに貯めていた水に浸ける。

 

>『困ってる人を放っておくことはできないからな』

 

「幽真くんは優しいねぇ。そうだ!お礼に一曲歌わせてよ!」

 

>そう言ってわためが取り出したのはハープだった。

 

>『ハープ弾けるのか?』

 

「違うよ。わためが歌い出したら自動的に弾いてくれるんだよー」

 

>魔法の類だろうか?それともアーティファクト?と頭を働かしていると綺麗な歌声とそれに合わせてハープの音色が奏でられ始めた。

 

>何故だろうか、この歌声を聞くと何処か懐かしく感じてしまう。何処かで聞いたことがあるような心の底から安らぐような優しい歌声・・・

 

 

『♪〜♬〜・・・こうやって、ただ誰かのために唄う歌ってのも随分久しぶりだ。幽真、あたしの歌声を独り占めできるのは世界中探してもお前だけだぞ?なぁ、ソウゴ・・・ってあんたも寝るのかよ』

 

 

>あぁ、そうだ。思い出した。この感じ奏がなかなか寝ようとしなかった俺を寝かしつけようとした時に聞かせてくれた子守唄と似ている。本当に彼女達には世話になった……だというのに、俺は感謝の一つも言えなかった・・・叶うことはないだろうが、もし・・・もし、彼らと会えたら、精一杯の謝罪と感謝の気持ちを・・・言いた・・・い・・・・

 

 

「ご視聴ありがと……寝ちゃってる」

 

>わためが歌を歌い終え、幽真の方を見るとドラゴンを撫でる手を止めて寝息を立てていた。その閉じた瞼から一筋の涙を流して・・・

 

「幽真くん・・・よしっ!わため決めた!」

 

「・・・キュ?」

 

>勢いよく立ち上がったわためは心の中で何かを決心した。コウタは急に立ち上がったわために驚くがまた身体を丸め、大好きなご主人の膝元で眠りにつくのだった。

 

 

>『ん・・・あれ・・?寝てたのか』

 

>鼻腔を擽る香ばしい匂いに目が覚めると、いつの間にかかけてあった布団が地面に落ちる。

 

「幽真くん。起きた?」

 

>『わため?』

 

>キッチンの方を向くと、持ってきたと思われるエプロンをつけたわためが立っており、何か作業をしていた。

 

「幽真くんここに座って。あ、ごめんね。冷蔵庫の中使っちゃって」

 

>『別にいいんだが・・・』

 

>わために催促され、椅子に座る。机には目玉焼きとベーコンとサラダが乗ったお皿と、白ごはんに味噌汁が置いてあった。

 

「食べていいよ」

 

>『え、あ、うん・・・・』

 

>俺が座る席の反対側の席でニコニコとわためはこちらを見ている。物凄く食べ辛いが、味噌汁の入ったお椀を手に取り、味噌汁を飲んだ。

 

>『・・・あったかい』

 

>思い出せばこうやって、誰かが作った朝ごはんを食べることは随分と久しぶりだな・・・。

 

「幽真くん、大事な話があるんだけど。」

 

>『大事な話?』

 

「わため、ここに居候してもいいかな?」

 

>『・・・・・へ?』

 

「あ、駄目ならいいんだけど」

 

>『俺は別に構わないが・・・えっと、昨日知り合ったばっかの男の家だぞ?それに旅はどうするんだ?』

 

「この街にとどまらなきゃいけない用事ができちゃって、旅は一時中断しようかなーって。それに、幽真くんはいい人だってことは昨日ではっきりわためは分かったから」

 

>彼女はそうは言っているが、本当にいいのだろうか?

 

>『どうする?』

 

▶︎了承する

 断る

 

 これ、下選ぶ奴おるぅ?いねぇよなぁ!!もちろん、YESだ!

 ホロメンとの同居イベントなんて好感度上げる上では、これ以上にないほど効率がいいイベント!なので、YES!

 

>『じゃあ、よろしく。わため』

 

「よろしくね、幽真くん!」

 

>こうしてわためがうちに居候することになったのだった。

 

>『って、今日約束の日!?』

 

>そして、無事あやめ達との約束に遅れたとさ。

 

>≪角巻わためと知り合った≫

>≪わためとの仲が深まった気がする≫

>≪わためが居候することになった≫

 

 幽真くんさぁ・・・・ちょっと羨ましい展開多くないっすか?ホロメンが幼馴染で、複数のホロメンに好意を抱かれ、挙句の果てには同じ屋根の下で生活・・・・実に羨ましいぞ!こんちくしょー!!

 

 独り身のかわいそうな投稿者は置いておいて、次回は皆さんお待ちかね!水着回!!

 お嬢とフブキングの水着が見られるよ!やったね!では、今宵はここまでまた次回お会いしましょう。




(働くので)失踪します


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Part.57 夏だ!海だ!水着回だ!!

(ゴールデンウィークをひとしきり楽しんだので)初投稿です


 わためと一緒に生活することになった主人公がいるホロラバ始まるよー!!

 前回!わためと出会った幽真くん!会話をして食事をして、曲を聴かせてもらっただけなのに、次の日には一緒に住むことになるという展開に!

 ・・・・割と仲良くなってんな。この2人。

 だとしても!これは実に羨ましい展開ですね!

 

 そして、今回幽真くんはお嬢とフブキングと海水浴へ!夏祭り、お泊まりと続いて海水浴!夏休みを満喫してますねぇ!普通の学生っぽくて俺は嬉しいよ・・・・。

 では、皆さんお待ちかね!水着回をどうぞ!

 

>『暑いな・・・』

 

>ジリジリと夏の日差しが肌に降り注ぐ。いくら、水着とはいえこの日差しは少しばかり汗ばんでしまう。まぁ、あやめの攻撃をくらったことある身としては大したことはないのだが・・・・

 

>『にしても、海ってこんなに広いんだな』

 

>目の前に広がる青い海に青い空、どこまでも果てしなく広がる光景に少し自分がこの世界の中じゃちっぽけな存在なんだと思い知らされているように錯覚してしまう。

 

「キュぅー!」

 

>俺と同じく初めての海へと訪れたコウタも目をキラキラと輝かせている。

 

「幽真くーん!!」

 

「幽真ー!」

 

>『ん?』

 

>名前を呼ばれ、後ろを向くと水着姿となったあやめとフブキが手を振っている。

 

>『じゃ、行きますか』

 

「キュッ!」

 

>あやめとフブキの元へと走って向かっていく。

 

 ぐっ(無言のサムズアップ)。

 水着衣装のお嬢とフブキングが手を振っている一枚絵なんて素晴らしい以外の言葉が見つかりませんね。

 でも、ミオしゃがいないのが残念です。この2人が揃ったならみおしゃもいて欲しかった。

 あれから音沙汰もありませんが、彼女は何処へ行ったですかね。何もなかったらいいんですが・・・・

 

>『えっと・・・2人とも大丈夫か?』

 

>水着について何か言った方がいいのかと、2人を褒めたのだが、ものの数分で2人は茹蛸のように顔を真っ赤にしてしまった。

 

「幽真は、褒めすぎなんだ余!」

 

「これが、噂に聞いていた幽真くんの能力・・・・素でここまでとは・・・・白上もまだまだですね」

 

>普通に褒めただけなんだけどなぁ・・・・後、能力ってなんだよ。俺は人を褒めたら茹蛸のように顔を真っ赤にさせる能力なんて持ち合わせていないが?

 

「キュゥ?」

 

>とりあえず、2人の熱が冷めるまで待つことにしたのだった。

 

「よし、もう大丈夫だぞ」

 

「白上も大丈夫です!」

 

>『なら、行くか』

 

「最初何します?出店でも見ますか?」

 

「一通り見て回るのもありだぞ?」

 

>何をするか3人で話し合っていたところ

 

「あれ?フブちゃんじゃん」

 

「あー!フレアだ!」

 

>フブキが見た方向を見ると、そこには、フレアとバトロワの時にいた団長と名乗っていた少女の姿があった。

 

「それに幽真もいるじゃん。えっと、そこの鬼人の子は確かバトロワの時幽真と一緒にいた百鬼あやめちゃんだよね?」

 

「そうだ余!余も覚えてるぞ。ハーフエルフのフレアちゃんだったよな?」

 

>『フレアはフブキと知り合いだったのか?』

 

「そうなんですよ!クラス一緒で話してたら意気投合しちゃって、学校じゃよく話してるんですよ!」

 

>『なるほど』

 

「あ、ちょっとちょっと!団長抜きで話を進めないでください!」

 

「あ、ごめん。ノエちゃん」

 

>1人取り残されていた少女が待ったをかける。

 

>『えっと君はバトロワの時に戦った子だったよね・・・?』

 

「はい!私は白銀ノエルって言います!あの時は気迫に押されて負けちゃいましたけど、次は負けませんよ!次のバトロワ覚悟していてください!幽真くん!」

 

>『なるほど、その時は俺も全力で行くよ。ノエルさん』

 

「あ、タメ口と呼び捨てでも大丈夫ですよ」

 

>なんか最近、敬語で話しかけたらタメ口で大丈夫だと言われる・・・。最初からタメ口でもいいのだろうか?いや、良くないな。ちゃんと相手には敬意を払わないと。

 

「ノエちゃん久しぶりだ余!」

 

「あやめちゃんお久しぶりです!前の会合の時以来ですね!」

 

>『ん?2人も知り合い?』

 

「そうだぞ?ノエちゃんが率いる白銀聖騎士団は百鬼家とは友好関係結んでる。余も最近百鬼家次期当主になったから、結構お話しすることが多いんだ余。」

 

>『へー、そうなのか。案外世界って狭いんだな。2人も今日海水浴なのか?』

 

「うん、そうだよ」

 

「フレアに近づく輩を退治すべく団長はついてきました!」

 

「そう言って1番楽しみだったのノエちゃんじゃん」

 

「ナ、ナンノコトカナー」(汗)

 

「ノエちゃん棒読みになってるから」

 

「あ、そうだ!2人も一緒に遊びましょうよ!ここであったのも何かの縁だし!幽真くんもあやめちゃんもいいよね?」

 

>『俺は構わないぞ』

 

「勿論だ余!」

 

「ノエちゃんどうする?私は大丈夫だけど」

 

「団長も大丈夫です!」

 

>こうして、フレアとノエルを交えた5人で回ることになった。

 

 両手に花どころじゃなくなったぞ!?ちょっとーこんなの羨ましいどころじゃすまんのんだが!?

 そこ変われ!幽真くんそこ変わってくれ!

 

「いやー、幽真くん凄いですねー。あやめちゃんにフレア、ノエル団長、美少女たちばかりに囲まれてハーレムですよ。世の男性たちが見たらどれだけ羨むことか・・・」うんうん

 

>『フブキも美少女の枠だと思うが?』

 

「へ?」

 

>『だから、フブキも可愛いって』

 

「え、えっと、幽真くん?」

 

>『だから、十分フブキも可愛いだろ。そんな自分を謙遜するなって』

 

「いや、あの幽真くん」

 

>『もっと自分に自信持てって。フブキは可愛いんだから』

 

「もう勘弁してください・・・」ぷしゅー

 

>『あれ?』

 

「何やってんの?あれ」

 

「気にしたら負けだ余。幽真はああやって人を褒め殺してくるから、気をつけた方がいい。あれで素だから、余計にタチが・・・」

 

「あー、なるほど」

 

「・・・・・団長もあーやってフレアを褒めればフレアの可愛いところが見れるのでは?

 

「ノエちゃん、目が怖いよ・・・」

 

 幽真くんはスキル『褒め殺し』を獲得しました!

 素でこれって、幽真くんお前羞恥心とかねーの?そんなに異性に可愛い可愛いって言ってたらいつか後ろからドスッと刺されるぞ・・・

 これで、まだ病んでる人がいないってのが凄いっすよねー。誰か病んでもおかしくねーのに。

 

「水鉄砲持ってきたので、みんなで水鉄砲で遊びません?」

 

>そう言って来たのはフブキで、鞄からいくつもの水鉄砲が入っていた。大きいものに小型のもの、ロケットランチャーのようなものまで様々な形が取り揃えてあった。

 

>『これ、どうやって使うんだ?』

 

「それはですね。こうやって水の入った水風船を詰めて・・・・発射!」

 

>発射口から勢いよく飛び出して地面に落ちると水風船が割れる。なるほど、水風船を飛ばす系の水鉄砲なのか。

 

>『一撃は大きいけど、装填時間とか考慮すると結構使い勝手難しそうだ』

 

「でも、ロマンありませんか?一撃必殺的な感じで!」

 

>『サブウェポンとして使うなら面白そうだな』

 

「フブキちゃん、これどうやるの?」

 

「それはですね・・・・」

 

>しばらくの間フブキの水鉄砲解説が始まった。解説している間フブキは楽しそうに解説していたのだった。

 

>『よし、俺はこいつとこいつで行くか』

 

>俺が選んだのはハンドガン型の水鉄砲と水風船を飛ばすランチャー型を選んだ。各々気に入った水鉄砲を2個持つ。

 

「ゲームはチーム形式で行きましょう!頭に乗ったポイが全部割れたらそこで退場!チームはそうですね。くじ引きで3チームに!」

 

>『それじゃ、1人だけのチームがいるんじゃないのか?』

 

「その人にはちゃんとハンデを設けるので大丈夫です!それでは、くじ引きを引いてください!」

 

「フブちゃん、めちゃくちゃ用意いいじゃん・・・」

 

「友だちと海だから思いっきり楽しみたかったんじゃい!」

 

>『じゃあ、せーので引くが』

 

『「「「「せーの!!」」」」』

 

>くじ引きの結果は・・・

 

「よろしくね、フブちゃん」

 

「勝利をもぎ取りますよ!フレア!」

 

「こうやって一緒に戦うのは初めてだったよね?ノエルちゃん」

 

「頑張って勝ちますよ!」

 

>『・・・・コウタ、俺どうやって勝てばいいと思う?』

 

>神の悪戯か、よりにもよって俺が1人である。

 

「幽真くんは1人なので、ハンデとしてポイを2個と敵の水鉄砲を使うことをOKにします!」

 

>『頑張るかぁ・・・』

 

「それじゃ、始めますよ!game!startぉ!!」

 

>こうして戦いの幕が上がったのだった

 

>≪あやめとの仲が深まった気がする≫

>≪フブキとの仲が深まった気がする≫

>≪フレアとの仲が深まった気がする≫

>≪白銀ノエルと知り合った≫

>≪ノエルとの仲が深まった気がする≫

 

 んー、はて?俺は前々回遠距離キャラは使えないと言ったはずなのに、遠距離武器である水鉄砲を使ったミニゲーム始まったんだが?

 それも2VS 2VS1とかふさげてんの?ホロラバってこうも人の心ないの?

 負けても大したことはないんでしょうけど、やるんなら勝ちたいですね。頑張りますかぁ・・・




(ゴールデンウィーク課題に追われてるので)失踪します。

後、一応ここで補足しておきますけど、団長のお嬢に対する呼び方は2人は同級生という設定なので呼び方はそれに見合った呼び方に変更しております。
そこのところご了承ください。


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Part.58 水も滴る美少女たち

(気がつけば1周年だったので)初投稿です


 遠距離縛りミニゲームが開催されるホロラバ始まるよー!

 

 前回!海水浴に着た幽真くん、お嬢、フブキングは、偶然会ったノエフレコンビと一緒に楽しむことに!そして、その第一のミニゲームが、まさかの水鉄砲で相手のポイを狙うサバイバルミニゲーム!

 遠距離弱々投稿主がゲームマスターフブキング、身体能力がエグい団長とお嬢、遠距離攻撃キャラのフレアに挑みます!

 

>『はぁ!』

 

「危なっ!?幽真くんまさかの白上狙いとは、返り討ちにしてあげますよっ!!」

 

>『チッ』

 

>フブキから放たれた水の弾丸をバックステップで躱す。先手必勝とばかりに白上のポイを狙い撃ったのだが、放たれた水の弾丸は何処かへと飛んでいく。

 

>アタッシュショットガンやオーソライズバスターより水鉄砲がはるかに軽すぎて照準が合わせづらい。

 

「フブちゃんだけじゃないからね!」

 

>『しまった!?』

 

>すかさず、フレアからの攻撃でポイが一つ破れる。フレアの持つ武器は弓型の水鉄砲。あれ?水鉄砲か?普通にプラスチック製の矢に水風船括り付けてるだけだろ?

 

「水風船がついてるのでOKです!」

 

>『そうかよっ!!』

 

「やはり、避けるか。幽真!」

 

「これでも、くらってください!」

 

>『なんで揃いも揃って俺を狙うのかね!?』

 

「「「「そりゃ、1人だから」」」」

 

>『俺だって好きで1人でやってるんじゃないんだよ!!』

 

 うーん、このみんなの連携力よ。

 そりゃ、幽真くん1人だけども、もう少し手心とかは……あ、ない。そうですか………。

 まぁ、幽真くんって1人でもなんとかしそうっていうイメージついてそうですよね。実際今まで一人で立ち向かったりすることとか多かったですし。

 とりあえず、この状況をどう打破するか考えないと勝ち目がないですね!!

 

>4人からの水鉄砲の攻撃も止むこともなく、ただひたすらに避ける。攻めに入ろうと思えば着実に頭に乗った最後のポイが撃ち抜かれることは容易に想像ができる。

 

>『だったら!』

 

>サブウェポンとして、ランチャー型の水鉄砲から水風船を放つ。

 

「フレア、危ない!」

 

「苦し紛れに水風船を!?でも、残念だったね!」

 

>『持ってけ!Wだ!!』

 

>一発だけだと油断していたフレアに 2発目の水風船を放つ。

 

「もう一発!?・・・フブちゃんごめん、破けちゃった」

 

 ヨシっ!(現場猫]

 とりあえずフレアを落とせました!次はお嬢か団長を落として全員対等の状態にしちゃいましょう!!

 そしたら、少しは勝気が上がるはずです!

 

「そんなフレアが!?」

 

「フブキちゃん、スキあり!」

 

「くっ、フレアの仇は取りますからね!」

 

>『とりあえず、1人』

 

>次弾を装填して、次へと備える。次の標的はあやめかノエルのどっちかだ。だが、今の手は2人には効かないだろうから、何か別の手を考えないと。

 

「あらよっと!!」

 

>『それ水鉄砲じゃねぇだろ!?』

 

>突如ノエルによって投げられた巨大な水風船が地面に着弾する。なんとか、躱すが、いちめん水浸しだ。

 

「水を使ってるので水鉄砲です!」

 

>『とんでも理論言いやがったぞ!?この聖騎士!?』

 

>すかさず、メインウェポンのショットガン型で攻撃を仕掛けられる。腕を盾にしてなんとかポイを守る。

 

>ちらりとフブキたちの方を見ると、あちらも激戦のようでこちらに構っていられる暇はなさそうだ。なら、こちらも集中して・・・

 

>『何個あるんだ!?それ!?』

 

「団長が持てる分だけあります!」

 

>『の割には、手に持って・・・収納系のスキル持ちかよ!?』

 

>ノエルの手に先ほどと同じ水風船がどこからともなく現れる。

 

「白銀聖騎士団所属の人は全員持ってますよっと!」

 

>『サブウェポンが全然サブじゃないんだが!?』

 

 何やってんだよ!団長!!サブウェポンはあくまでサブなだけであってそうポンポン使われたら全然サブウェポンじゃないのよぉ!!

 メインちゃんと使ってる?その腰につけている水鉄砲は飾りか!!

 

>ノンストップで投げられるバスケットボールサイズの水風船を横に飛んだり上にかわしたりとするが、中々に攻撃のチャンスが回ってこない。

 

>このままじゃ埒があかない。なら・・・

 

>『自分で切り開く!!』

 

「なっ!?水風船を空中で!?前が見えないっ!」

 

>水風船を空中で射抜き目眩しをさせると、即座に背後に回り込む

 

「はっ!?幽真くんは何処に!?」

 

>『これでチェックメイトだ』

 

「そんな!?」

 

>ノエルの頭のポイを狙い撃ち、破る。これで全チーム残り1人・・・だと思ったが、

 

「フブキちゃん強すぎ・・・」

 

「そういうあやめちゃんもどういう反射神経してるんですか・・・あの近距離でかわされるとは思いませんでしたよ」

 

>どうやら、あちらも決着がついたのかあやめのポイは破かれていた。

 

「残りは幽真くんあなただけですよ!」ビシッ!

 

>『すぐに終わらせてやる』

 

>水鉄砲の空になったタンクを外し、新しいタンクを装填する。フブキ相手に耐久勝負は明らかに不利。

 

>『はぁ!』

 

「甘いッ!」

 

>ランチャー型で先制攻撃を行うがフブキはそれを少し身をずらすことで躱し、反撃を入れてくる。

 

>『なんでこうも強いんだよ・・・いつも使ってる武器とは違うだろ』

 

「「戦場において、武器がどうとか言ってられないんですよ(だよ)!!」」

 

>『っ!?』

 

>なんとか身をかわして砂浜に降り立つ。

 

>なんだ、今の違和感。今フブキの声が二つに聞こえた。そして、一瞬だが黒い幻影が見えた・・・なんだ。今の・・・

 

「って、黒ちゃん何出てきてるんですか!」

 

「面白そうだから私にもやらせろよ」

 

「駄目だよ!幽真くんに黒ちゃんの正体バレたらバトロワの時対策されちゃうじゃないですか」

 

「対策がなんだ。そんなもの私が上からねじ伏せる」

 

>何やらぶつくさ言っているが、誰と話しているのだろうか?

 

「次のバトロワまで我慢してください」

 

「ったく、仕方ねぇな」

 

「それじゃ、幽真くん行きますよ!」

 

>『話は終わったのか?』

 

「な、なんのことですかねー?」

 

>『いやだって今誰かと「話してません!!」……え、あ、はい』

 

>強引に押し切られたが、今はそのことを気にかけてる暇はなさそうだ。

 

 おっとぉ?これもしかしなくてもさぁ・・・黒様やん。間違いなく黒様じゃん!!

 

 黒様が分からない方に説明を入れておきましょう。黒様というのは『黒上フブキ』の呼称で、白上フブキと同棲しているキャラクターです。

 

 ホロラバ界隈でかなり有名で、白上のルートを辿れば半分の確率でこの子が絡んできます。

 様々な登場方法、神出鬼没さに頭を抱える走者も跡を立たないくらいです。

 

 え?それだけじゃ、対したキャラクターじゃないだろって?はい、その通りです。黒様が厄介なのはその神出鬼没性だけではありません。

 

 黒様が数多くの走者を苦しめたのは、普通に強いホロメンたちより上を行く戦闘能力に圧倒的なまでの戦闘センス、スキルなしでも普通に中ボスをコテンパンにできるほどの実力を持ち合わせているからです。

 ここに白上より強い魔法とか使ってくるんだから頭イカれてると思うんだ。

 

 まさかこのルートで彼女をお目にかかれるとは思いませんでした・・・。

 幽真くんが前フブキングが以前より強くなっている気がすると言っていたのは黒様のことだったんですね。

 あの感じですと、黒様はフブキングの別人格としての登場ですかね?それなら、まだマシなんかなぁ・・・。

 フブキングと黒様が別だったら、このコンビはホロラバ最強コンビの一組なので戦うのは避けたいところです。

 

 まぁ、これを相手する前に同じく最強コンビのmiCometと遭遇しちゃってる時点で結構やばいんですけどねー。なんでこうも、つよつよコンビと当たるのだ・・・。

 

 次のバトロワ、001の力あるから楽勝って言っていた昔の自分を殴りたい。何が楽勝だよ、miComet、黒様&白上、ロボ子さん、覚醒したお嬢におかゆんがいるわけだから、マジで難易度かなり鬼ですね

 

 時間もいいですし、今日はここまでにしておきましょう。では、次回もお楽しみに〜。Ciao〜。




いやぁ、皆さんのおかげでこの度ホロライブラバーズ『悪意は善意に』獲得ルート1周年(1週間前ほどに通り過ぎたけど)ですよ!!
飽き性の自分としてはよく続いたなと思ってます。これからも何卒応援のほどをよろしくお願いします!
では最後に・・・・

我が魂はぁぁぁぁ!!ホロライブと仮面ライダーと共にありぃぃぃぃぃぃ!!


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Part.59 フブキとの決着!→そらちゃんと遭遇!?

(沙花叉の誕生日配信を見れたので)初投稿です!!


 

 黒様が出てくることが確定してちょっと涙目な投稿主が送るホロライブラバーズはっじまるよぉ!

 前回!突如始まった水鉄砲にやるチーム対抗戦のミニゲーム!幽真くんの悪運のせいで、1人で4人に挑むことになったのだが!そこは我らが主人公幽真くん、4人の猛攻撃を掻い潜り、フレアと団長のポイを撃ち抜くことに成功しました!

 そして、最後にフブキングと戦う羽目になったのですが、まさかの黒様がフブキングの別人格として登場という展開に。

 どうなる!第59話!!

 

>『はぁ!』

 

「とぉ!!」

 

>撃てば撃ち返され、なんとか避けるが今度は追撃が飛んでくる。追い詰められる一方で、絶望的なまでの戦局だ。

 

「ほらほら!幽真くん!避けてばっかじゃ勝てませんよ!」

 

>『分かってるよ!!』

 

>ランチャー型から水風船を放つが、呆気なく撃ち落とされ、そのまま突っ込んでくる

 

>『っ!?』

 

「もらったぁ!って、にゃぁぁぁーーー!?」

 

>『あっ・・・・』

 

>突っ込んできたので反射的に腕を掴んでぶん投げてしまった。フブキは綺麗に弧を描きながら海へと落ちていった。1、2メートルくらいの水の柱が一本立ったのだった・・・・。

 

 こ・れ・は・ひ・ど・い。

 この場合って判定どうなるんですかね?

 フブキングのポイは破けたんでしょうけど、水鉄砲では破いてないんで、反則負けになってしまうのでしょうか?

 

「大丈夫か?フブキちゃん?」

 

「大丈夫ですよ、あやめちゃん。投げられてびっくりしただけですし」

 

>『すまん、フブキ。咄嗟の判断で投げちまった』

 

「白上はこの通り大丈夫ですよ!でも!幽真くんは反則負けですからね!」

 

>『ああ、それで構わない』

 

>こうして、この戦いは俺の反則負けとなり、フブキフレアコンビが勝利を収めたのだった。

 

>≪フブキとの仲が深まった気がする≫

>≪あやめとの仲が深まった気がする≫

>≪フレアとの仲が深まった気がする≫

>≪ノエルとの仲が深まった気がする≫

>≪スキル『状況判断』のスキルレベルが上がった≫

 

 初めてのミニゲームが反則負けとは、まぁ、勝っても負けても報酬は変わらないんで、よしとします!

 さて、次はどんなイベントが待っているのかワクワクですねー。

 

>あのゲームの後、それぞれ出店で買い物することになったのだが、買い物の最中意外な人物と出会った。

 

>『先輩?』

 

「あ、幽真だー!はろーぼー!」

 

>『先輩も海水浴に来てたんですね』

 

「そーだよ。近隣の海水浴場って言ったらここの海だからね」

 

>『誰かと来てるんですか?』

 

「うん、友達と2人でね。ときのそらちゃんって知ってる?学園の生徒会長やってる子なんだけど」

 

>『会ったことはないけど、名前くらいなら学園のパンフレットで』

 

>ときのそら。ロボ子先輩と同学年にしてホロライブ学園の生徒会長。魔法を歌に載せて後方支援するサポート型の戦法を取りながら、日本刀で近距離戦も得意とする万能型。

 

>以前ロボ子先輩に負けた時、学園のことを知ろうと調査すると、以上のことを聞くことができた。他にもいろいろあったが、バトロワでの情報が欲しかったため、ほとんど聞き逃した。

 

「ロボ子さん、お待たせー」

 

>噂をすればなんとやら、水着を着たご本人の登場である。

 

 歌を歌いながら刀を振るう?何処の防人ですか?え?風鳴家は関係ない?あ、そうですか。

 

 にしても、そらちゃん来たァァァァ!!なんなんですか!なんでこんなにもサービスしてくれるんですか!!  

 ロボ子さんの水着だけでもいいのに、そらちゃんまで出してくれるとかどんだけサービス精神いいんだよ!

 

・・・・・・・この後のホロメンストーリーが重いから先に報酬渡しとこうという魂胆じゃない・・よな?

 それとも、バトロワのメンツかなりやばいパターンです?

 

 そ、そうだ。今そらちゃんが出てくるということはバトロワで出てくるパターンの可能性が高い!  

 ま、待てよ。この感じだとそらちゃん、ロボ子さんとタッグ?え?死ぬが?

 1人で幽真くんを完膚なきまでに叩きのめしたロボ子さんにそらちゃんという後方支援付けてみろ。鬼に金棒を通り過ぎて、2人の鬼が襲いかかってきてるようなもんやぞ。

 

 い、嫌だぁ!死にたくなーい!

 俺はただホロラバをライダーMOD入れて楽しみたいだけなのにぃ!

 なんで、そらろぼ、miComet、白上&黒上、覚醒お嬢、覚醒おかゆんとバトるしなきゃいけないんですかぁ!!

 というか、さっき興奮して忘れてましたけど、ノエフレもいたぁ!?

 

 あ、あかん。八方塞がりすぎる。

 個人戦に行けば覚醒お嬢と覚醒おかゆん、タッグ戦に行けばつよつよタッグの皆さん。 

 幽真くーん!これ、遊んでる場合ちゃうで、次のバトロワ対策しないとボロ負けするぞ!!

 バトロワは経験値とスキル獲得が非常に美味しいイベントだから、負けたくねぇよぉ!!

 

>『えっと、初めまして……?』

 

「君が幽真くんだよね?初めまして!ときのそらです!可愛い後輩ができたって君のことはロボ子さん聞いてるよ」

 

>『先輩?』

 

「すぅぅ・・・・いやぁ…ね?ボク的には幽真のことをいろんな人に知ってほしいなぁって。ダメだった?」

 

>『別にいいですよ……。もう慣れたので』

 

「「いいんだ・・・」」

 

>俺のことが周りに初対面の人に知られてるのはもうバトロワの時で慣れてしまった。

 

>前あやめが言っていた俺が有名人となってしまった原因ってバトロワ優勝以外じゃ全部ロボ子先輩のせいなのでは?

 

「幽真くんは今日誰か来てるの?」

 

>『はい。友人たちと来てます。今は別行動中ですけど』

 

「そうなんだー。あ、そうだ!これも何かの縁だし、わたしたちも混ぜてもらおうよ!わたし幽真くんのこともっと知りたい!」

 

「そうだね。ボクも幽真のことはよく知らないといけないしねー」

 

>『俺は大丈夫ですよ。みんなも大歓迎だと思いますし』

 

>で、みんなと合流したのだが、合流するとみんなが驚いていた。ホロライブ学園においてそら先輩は超が付くほどの有名人。普段はみんなに囲まれてなかなか近づけなく、パンフレットや噂などでしか関わったことがないためだそうだ。

 

>そら先輩を見た生徒たちはみんなして背中に天使の羽が生えていた、挨拶をした時微笑んで手を振ってくれてまるで女神のようだった、怪我をした時大丈夫?と声をかけられてその優しさが聖母のようだったと噂が立っているんだそう。

 

>と、俺が白上から聞き取れた情報と言ったらこのくらいだろう。後は、早口すぎて何言ってるのか分からなかった。

 

>その後、先輩方を交えて出店を回ったり、海で泳ぎの勝負をしたりして思いっきり遊びまくった。

 

>≪あやめとの仲が深まった気がする≫

>≪フブキとの仲が深まった気がする≫

>≪フレアとの仲が深まった気がする≫

>≪ノエルとの仲が深まった気がする≫

>≪ロボ子先輩との仲が深まった気がする≫

>≪ときのそらと知り合った≫

>≪そら先輩との仲が深まった気がする≫

 

 人数が多い分、好感度が非常に美味しい!!これじゃ、次のホロメンストーリーに突入するのも時間の問題。

 前回はストーリーが重かった分、戦闘面はそこまで苦ではなかったですけど、次回はどうなのか・・・ライダーMODホロメンストーリーが無数に用意されてるせいで全くもって想像ができません。

 

 次回で水着回は終わりですかね。いやぁ、いい非常にいいイベントでしたねぇ。

 ホロメンとのいちゃいちゃは見れませんでしたけど、学友たちと遊ぶというのは青春を感じますよ。

 

 今回はここまで。次回は水着回ラスト!

 それでは、Ciao〜。




祝え!沙花叉クロヱの生誕祭を!!

いやぁ、かわいかったよね。ロングver沙花叉。語彙力消滅して、「えっ、好き」ってしか言葉にできませんでした。

では、また次回お会いしましょう〜


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Part.60 夏休み終わり→重大報告

(超久しぶりなので)初投稿です


 そこの視聴者諸君!このPartを見たな!これでお前たちとも縁ができた!!

 

 前ッ!回ッ!のあらすじッ!

 

 前回はフブキングとの戦いに惜しくも敗北。

 その後に別行動をしたら、なんと!!このルートでは生徒会長を務める学園のアイドルこと『ときのそら』ちゃんがロボ子さんと共に現れました。

 

 いやぁ、0期生が続々とこのルートで集い出してきますね。後はAZKiちゃんのみ!

 

 まぁ、0期生全員来たとしても0期生のトロフィー確保しちゃいそうなんで、あまり好感度は上げに行きづらいんですけどね。

 今のところ好感度上げるのはそれなりに上がってるロボ子さんくらいです。

 ロボ子さんの好感度はこのまま継続で上げていって、すいちゃん、みこち、そらちゃん(もし来たら)AZKiちゃんは様子見です。

 

 さ、投稿者事情はここまでにして、それではどうぞ!!

 

>『ふぅ・・・・』

 

「キュゥ・・・・」

 

>着替えが終わった俺は休憩のために岩場に腰を下ろす。

 

>『俺の真似か?』

 

「キュッ!!」

 

>俺の問いにコウタは元気よく返事を返す。その愛らしいさにふっ・・っと笑いが漏れる。

 

>あれから、先輩たちを交えて海水浴場を思いっきり楽しんだ。

>やっぱり、友だちと遊ぶのは楽しいもので時間の流れはあっという間だった。

 

>『このままみんなとただ青春を謳歌するってのも一つの道なんだろうな・・・・』

 

>買っていたお茶を一口飲む。夏の日差しに当てられてからからになっていた喉が潤い、全身に染み渡っているような感覚があった。

 

「辛気臭い顔してどうしたんだ?幽真」

 

>『ん?あぁ、あやめか・・・・ただ、ちょっとな』

 

>声のした方を向くと、水着から私服に着替えたあやめがいた。

 

「隣座るぞ」

 

>あやめが隣に座り、目の前の景色を見る。俺もそれにつられて目の前に広がる景色に目を向けた。

 

>何処までも広がる青い海に、同じく果てしなく広がるオレンジ色に染まった空。その景色は幻想的で、とても綺麗だった。

 

「・・・幽真は何のために戦ってるんだ?」

 

>『何のために?随分と唐突だな……』

 

「うん。聞いたことがなかったからな。勿論、聞くからには余も応えるぞ」

 

>『俺は・・・』

 

▶︎『復讐のためだ。俺の家族を殺した奴のために戦う』

 『友達のためだ。大事な人を守りたいからな』

 『言えない』

 

 ここは正直に言いましょうかお嬢の好感度はそれなりに高いはずですからね。

 ちょっとやそっとじゃ嫌われることはないはずです。

 嫌われたら?その時はその時ですよ。

 

>『復讐のためだ。俺の家族を殺した奴を殺すために戦う。』

 

「そうか・・・・余はな、百鬼家次期当主として百鬼家を守るために戦ってる」

 

>『流石あやめだな……』

 

「と言っても、まだまだ余は未熟だ。みんなに迷惑をかけてばっかりだ」

 

>『そうか……』

 

>しばらく2人の間に沈黙が生まれる。

 

>『………何も言わないのか?』

 

「特に何もないぞ?………言ったところで幽真は止まらないのだろう?」

 

>『それはそうだが・・・・』

 

「ただ、これだけは言っておく!幽真、お主は余の恩人で大切な友人だ!だから、もし幽真が人の道を外れようとすれば余はそれを止める。それだけは覚えててくれ」

 

>『そうか、肝に銘じておくよ』

 

「余からはそれだけだ」

 

>『あやめには助けてもらいっぱなしだな。あの時も、おかゆの時も。』

 

「余は気にしとらん余!余だって幽真に助けてもらっているからな。それに、幽真は余の大事な友だちだから………ま、まぁ、余的にはそれ以上の関係がいいというかなんというか

 

>『なんか言ったか?』

 

「い、いや、な、なんでもない!余の独り言だから気にするな!」

 

>『?』

 

>その後、フブキたちと合流し、各々の帰路に着いた。おかゆのところでおにぎりを複数買って家に帰ったのだった。

 

>≪あやめとの仲が深まった気がする≫

 

 照れてるお嬢が可愛いんじゃぁ・・・。

 いやぁ、いい関係がお嬢と気付けてますねぇ。

 助け助けられの関係。

 お嬢は純粋に幽真くんに恋してるみたいですし、病みルートの方は問題なさそうです。

 

 え?病みルートが見たい?

 それは、他の走者たちを見てもらって……

 ただでさえ、重いのに病みルート突入したら俺死ぬ。

 

 さて、ここからは次のバトロワに向けて鍛えに鍛えていきましょう!

 それでは、ダイジェストでどうぞ!

 

1日目

>走り込みを行った。途中、フレアと出会い世間話をした。

>≪体力が上がった≫

>≪フレアとの仲が深まった気がする≫

 

2日目

>あやめ、ノエルと模擬試合を行った。

>あやめの剣裁きはより磨きが掛かっており反応速度が上がっているように見えた。

>ノエルはより強固にそして、より力強いメイスによる打撃で苦戦を強いられてしまった。

>バトロワで彼女たちと当たる時はかなり厄介になりそうだ。

>≪あやめとの仲が深まった気がする≫

>≪ノエルとの仲が深まった気がする≫

>≪スキル『剣術』のスキルレベルが上がった≫

 

3日目

>おかゆところねと一緒にテレビゲームをした。

>なかなかに操作が難しかったが、操作に慣れてくると次第に勝利を収めることができた。

>≪おかゆとの仲が深まった気がする≫

>≪ころねとの仲が深まった気がする≫

 

4日目

>アタッシュアローを使って射撃訓練を行った。>100メートルから撃って10発中5発が真ん中を射抜いた。

>200、300と距離に比例して命中率は3発、2発と下がっていった。

>遠距離系の武器に関しては少し練習がいりそうだ。

>最後の的を射抜こうとした瞬間、何処からか飛んできた実弾が的を破壊した。辺りを見渡したが、周りには誰もいなかった。

>一体誰がやったのだろうか?

 

5日目

>わための提案でコウタを連れてピクニックに行くことになった。

>そよ風が草原を駆け抜ける中で、聞くわための歌はとても心地が良かった。

 

6日目

>いよいよ、明日が始業式。その次にはバトロワが待ち構えている。

>今度のバトロワは学年別に戦い、上位の人間が全学年を交えたトーナメント戦への挑戦権を得られる。

>気を引き締めて行こう。

>≪全ステータスが上がった≫

 

 これで夏休みは終わりです。

 いやぁ、最後の最後までホロメンとのイベントたっぷりでしたねぇ。

 まるでチョコたっぷりのトッポのよう。

ちなみに私はポッキー派です(どうでもいい)

 

 最近ホロメンとの遭遇率の高さにびっくりしますけど、幽真くんどんどん交友関係が出来てきますからね、いい兆候だと思います。

 

 今のところ登場したホロメンはみおしゃ、お嬢、フブキング、おかゆん、ころさん、ロボ子さん、フレア、団長、そらちゃん、すいちゃん、みこち、わため、船長、ぺこら、るしあ、ちょこ先生ですね。

 

 

 多くね?

 

 

 え?いや、多くね?

 この時点で10人超えてますよ?

 そういえば、長期休みとか入る前にいつもホロメン遭遇率アップ入ってましたね………。

 恐るべしホロメン遭遇率アップ。

 前のダイジェストで現れた幽真くんに殺意を向ける誰かといい、今回の的を射抜いた相手といい、この様子じゃホロメンはどんどん増えていきますねぇ・・・・。

 『悪意は善意に』のトロフィー獲得へと近づいていきますけど、その分他のトロフィー確保の確率が高くなってる。

 一体どうしたらいいと言うんだ………。

 

 さて、今日はここまでにしておきましょうかね。

 おっと、そういえば、ライダーMOD製作者さんがTw◯tterで何かつぶやいたのがさっき通知されてきました。

 内容を見てから終わりにしましょう。

 えっとなになに…………

 

 

 

 

 

 

大型改修アプデェェェェェェェェ!?!!?

 

 

 

 

 

 

 

 失礼、取り乱しました。

 お、落ち着いて内容を読んでいきましょう(震え)

 

『maskd riders modを導入して遊んでくださっているプレイヤーの皆さま、このmodを遊んでいただきありがとうございます』

 

 あ、いえいえ、こんな素晴らしいMODを作ってくださってこちらこそなんと言ったらいいか……

 

『この度、我々製作者一同は遊んでくださる皆様により良いプレイを楽しんでいただくために、大型改修アップデートを行うこととなりました。改修内容に付きましては以下のようになりますetc.etc.』

 

 お、おぉ、めちゃくちゃある。

 こりゃ、一個一個説明してたら時間かかりそうですね。

 なので、大型改修アップデート後になるであろう次回に説明を持ち越しましょう。

 尺の都合というやつですね。

 では、Ciao!!




大変遅くなりました(土下座)
理由としましては、『蜘蛛ですが何か?』の原作や小説を読み漁り、アニメをずっと見てました。そして、気がつけば2ヶ月………。
本当に申し訳ございませんでした。
次からはなるべく早く投稿するようにします。
では、Ciao!


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第六章 二学期バトルロワイヤル
Part.61 新生riders modを見よ!!


(夏休み突入なので)初投稿です


〜アップデート中〜

 

 アップデートの合間からこんにちは。

 EVOL2019さんです。

 前回で夏休みが終わりましたね。

 いやー、長かった。

 おかころとの冒険、おかゆんの覚醒イベント、水着イベント、そして、その途中に挟まれたホロメン遭遇イベント。

 これ以上にないほど、充実してますね!!(白目)

 

 では、本編に入る前に、今回の大型改修アップデートの詳細について説明しましょう。

 

 まず、ステータス表記が変わりました。

 物理攻撃の強さを示す『平均攻撃能力』

 物理攻撃の防御力を示す『平均防御能力』

 魔法攻撃の強さを示す『平均魔法能力』

 魔法に対する防御力を示す『平均抵抗能力』

 足の速さを指す『平均速度能力』

 頭の良さを示す『平均学習能力』

 

 ステータスに関する表記がこのようになり、スタミナについても表記されるようになりました。

 

 以前は、スタミナが表示されておらず、主人公のセリフなどで憶測しないといけなかったのですが、今回の改修で2つのスタミナが表記されました。

 

 一つは、ジャンプやダッシュなどの瞬間的に消費するスタミナ要するに瞬発力ですね。

 これがなくなると、息切れしてしまいます。

 これは黄色いバーで表示されるみたいですね。

 瞬発的なスタミナなので、すぐに回復できるのですが、問題はもう一個です。

 

 そのもう一個は赤いバーの方の総体力です。

 これがなくなると行動そのものが出来なくなります。

 つまり、戦闘中になくなってしまえば、それは死を意味をします。

 まぁ、これがなくなるのは相当なことがない限りはあり得ません。

 ちゃんとご飯食べて、寝ていればほぼMAXを維持できますから。

 

 で、次はスキル表記と一部スキルの名称変更、新スキルの追加ですね。

 スキルの横にスキルレベルが表示されるようになりました。

 やったね!たえちゃん!これで毎回毎回メモし なくて済むよ!

 新スキルは、各種ステータスに補正をかけてくれるスキルたちです。

 一つ一つ紹介して言っては、かなり尺を取られるので説明するのはそのスキルを取った時にします。

 お、アプデが終わりましたね。

 では、新生ライダーMODを楽しんでいきましょう!!

 

>目が覚める。

 

>鏡の前に立つと、寝癖ではね放題の白い髪の毛、寝ぼけて活力のない目、その奥では赤い瞳が覗いていた。

 

>コウタはまだ寝ている。支度をするとしよう。

 

 さて、まずは、改修のあったステータスを確認しましょう。

 百聞は一見にしかずです。

 

『赤月幽真 LV36』

ステータス

HP: 296/296

MP: 0/0

SP: 250/250(黄)

250/250(赤)

平均攻撃能力:110

平均防御能力:110

平均魔法能力:0

平均抵抗能力:50

平均速度能力:150

平均学習能力:200

スキル

『悪意LV4』『恐怖LV2』『憤怒LV2』『憎悪LV1』『絶望LV1』『読唇術LV1』

『読心術LV1』『予見LV4』『英雄の卵LV1』『柔軟LV1』『俊敏LV3』『剛腕LV2』『瞬発LV1』『隠密LV1』『料理上手LV4』『狼之牙』『百鬼夜行』『被虐体質(自称)』『高耐久』『勝利への渇望LV1』『剣舞LV1』『剣術LV3』

 

 うおー!この圧倒的見やすさ!!

 この改修はありがてぇ!!

 

 名前の変わっているスキルは……あー、状況把握が予見ってスキルに変わってますね。

 スキル内容は特に変わっていないように見えるのでスキル説明は省きましょうか。

 さて、家を出て学園へと向かいましょう!

 

「聖ホロライブ学園の生徒の皆さん、夏休みは楽しく過ごせましたでしょうか?遊ぶことも大切ですが、課題の方も無事終わることが出来ましたか?……etc etc」

 

>(長い・・・・)

 

>かれこれ十数分は1人で喋っている校長先生。内容もいまいち頭に入ってこないせいで余計に長く感じてしまう……。

 

「はい、校長先生ありがとうございました。これで始業式を終わります」

 

 ホロライブ学園の校長先生も話が長いようで、そこは現実世界と大差なくて安心しました。

 いやぁ、凄いっすよね。

 校長先生ってのは、なんであんなにペラペラ長い文章を喋れるんでしょうね?

 校長先生になるにあたって、ああいうの練習したりするんでしょうか?

 て、そんなことより先に決めなければならないことがあるんですよ!

 

 バトロワをどっちのトーナメントで挑むかです。

 シングルかタッグかどちらを出るべきなのか・・・・。

 シングルに出れば、1対1でホロメンを相手にしなければなりません。

 タッグにいけば、つよつよコンビと当たるわけです。 

 つまりどちらも苦戦を強いられる。

 

 

 

・・・・・

 

 

 

 よし、タッグにします。

 そして、同学年かつかなり仲が深まっているお嬢に声をかけましょう。

 そう、逆転の発想にすればいいのです。

 強い敵を味方にすればいい。

 そうすれば少しは楽になると思います………なったら、いいなぁ(遠い目)

 

>教室に戻ると、担任の教師からバトルロワイヤルについての説明がされる。1学期のバトルロワイヤルとは随分と勝手が違うようだ。

 

>ふと、ミオの席を見る。その席には誰も座っておらず、荷物もなかった。あの手紙以来一切連絡がついていない。一体彼女の身に何が起きたのだろうか。

 

 一体みおしゃは何処へ行ったのでしょうか……。

 みおしゃはメインヒロインの可能性が高いので、好感度を上げたいのですが、連絡がつかないばかりはどうしようもないですね……。

 心配事が多いですが、今はバトロワに集中しましょう。

 

>そろそろバトロワ申請が始まる。シングルかタッグ。どちらに出ようか?

 

▶︎シングルマッチ

 タッグマッチ

 

 ここはさっき言った通りタッグに行きましょう。そして、お嬢とおかゆんに声をかけるのです。覚醒した2人なら、かなりの戦力になるはずです。

 

>タッグマッチに出ることにした。タッグマッチに出るには申請書にペアの名前を記入しなければならない。ペアは同学年であれば誰でもいいらしいのだが、どうしようか?

 

▶︎あやめ

 おかゆ

 ころね

 フブキ

 フレア

 ノエル

 

 よく考えてみれば、この選択肢。お嬢選ぶ他なくない?おかころと、フブキングは幽真くんと戦う気満々、ノエフレはタッグ確定、お嬢以外タッグ組ます気ないやん!!

 でもまぁ、良かったです。

 お嬢とタッグ組めるなら当初の目的通りなので。

 

>あやめに声をかけた。

 

>『あやめ、バトロワどれ出るんだ?』

 

「余か?余はまだ決まっていないんだ。幽真は?」

 

>『タッグに出ようと思って、ペアを探してるんだ。まだどっちか決まってないなら俺とペアを組んでくれないか?』

 

「余でいいのか?」

 

>『ああ、あやめがいい』

 

「そ、そうか。なら、仕方ないな。友人である幽真の頼みとあれば余は人肌脱がないとな」

 

>『ありがとう。それじゃ、よろしくな』

 

「こちらこそだぞ。勿論目指すのは……」

 

>『あぁ、勿論優勝だ』

 

>あやめと固い握手を交わした。

 

>≪百鬼あやめがパーティーに加わった≫

 

 ヨシっ!これで目的は達成しました!

 ここからは、戦術を練っておきましょう。

 お嬢はバリバリの近距離型に対し、幽真くんは状況に応じて遠距離、近距離共にこなす万能型とは言い難い性能で、遠距離も出来るけど近距離を得意としています。

 つまり何が言いたいかと言うと、遠距離攻撃組と当たると苦戦は強いられてしまうパーティーですね。

 なるべく、遠距離キャラには当たりたくないものです。

 

【まもなく、バトルロワイヤル一年の部タッグマッチを開始します。対象生徒は廊下へと出てください】

 

>ぞろぞろと外へと出て行く生徒たち。俺とあやめも他の生徒に続いて廊下へと出ていった。

 

>廊下に魔法陣が現れ、発光し出す。

 

>発光は次第に強くなり、瞼を閉じた。

 

>目を開けると、森の中で、隣にはあやめが立っていた。

 

>『相変わらず、先生たちの魔法は凄いな……』

 

「余もこればかりには慣れないな……」

 

>辺りを見渡してみるが、周りに人らしい影はなく、木々だけが生い茂っていた。

 

「周りに敵の気配はないな。これから、どうする?」

 

>『見通しのところに行こう。この草木の量だといつ他の生徒からの奇襲があるか分からない』

 

「それだと、見つかりやすくなるんじゃないのか?」

 

>『確かにそうだが、俺たちは前回のバトロワ優勝者のタッグだ。この肩書きだけで他の生徒は見逃すことはしないはず』

 

「隠れようが、見えていようが、関係ないと言うことか」

 

>『あぁ、だから、少しでもこちらが優位に立てる場所に行く』

 

「分かった」

 

>森を抜けるべく、駆け出した。

 

 さて、バトロワが始まりましたね。

 だが、尺の都合で今宵はここまで。

 バトロワ優勝目指して頑張ります!

 では、Ciao!




(暑いので)失踪します


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Part.62 周りはライバル!始まるサバイバル!

(レディ・アヴァロンが引けたので)初投稿です


お嬢と行くホロライブラバーズはっじまるよー!

 さぁ、今回から始まるは!ホロライブラバーズの醍醐味の一つであるバトルロワイヤル!!

 長期休みの間、おかゆんのイベントをクリアした幽真くんの成長が楽しみです。

 001もちゃんと変身させる予定ですので、乞うご期待!!

 暴れるぜぇ〜!止めてみなぁッ!!

 

>『はぁ!!』

 

「ぐはぁ!?」

 

>目の前にいた男子生徒をアタッシュカリバーで斬り捨てる。

 

「流石は優勝者……その太刀筋あっぱれ………」

 

>そう言って、男子生徒は光の粒子となって消えていった。

 

「はぁ!せいっ!やぁッ!!」

 

>あやめの無事を確認するべく、あやめの方を見てみれば、あやめの周りには7人もの生徒が横たわっていた。

 

>そして、光の粒子となって消えていった。

 

 お嬢……強っ……。

 覚醒したホロメン、アホみたいに強ぇよ。

 力の強い鬼人が覚醒スキル『burning my soul』の恩恵でより平均攻撃能力が底上げされるからえげつねぇ火力が出ていらっしゃる。

 もうこれお嬢だけでいいんじゃないかな?

 

>『大丈夫か…って聞く必要もないか』

 

「幽真が余を頼ってくれたのだ。その期待にはしっかり答えさせてもらう余!」

 

>えっへんと胸を張るあやめ。

 

>『頼もしいな。なら、俺もそれ相応にやらせてもらうよッ!!』

 

《アローライズ!!》

 

「何故ばれ……た………」

 

>あやめの後ろの茂みに隠れていた生徒をアタッシュアローで打ち抜く。

 

「流石、幽真……だが、背中がお留守なのはいけないぞ!」

 

>あやめは俺の背後にいた生徒を二つの刀で切り裂いた。

 

>『背中はあやめに任せたつもりだからな!』

 

「言ってくれるな!」

 

《チャージライズ!》

 

《フルチャージ!》

 

《カバンシュート!!》

 

「業火炎斬ッ!!」

 

>次から次へと現れる生徒を、撃っては斬りすてる。

 

 いいですねぇ!こういうの!

 お互いを信頼して背中を預けあっている関係、歴戦の戦友みたいですっごく胸が熱くなりますよ!

 お嬢とタッグ組んで正解でしたね。

 この2人かなり相性がいいですよ!!

 

>『20人はやったか』

 

「ひ、ふ、み………そのくらいだな」

 

>『手強い奴がそろそろ出てきてもいい頃合いか』

 

「とぉ!!」

 

ドゴォォォォンッッ!!!!

 

>爆音と共に地面が揺れ、土埃が舞う。

 

>視界が晴れるとそこには、馴染み深い鎧を見に纏う騎士の姿がそこにあった。

 

>「『っ!?』」

 

「あやめちゃんと、幽真くん。見つけたよ!」

 

「ノエちゃん、突っ走りすぎだってば……」

 

「いやぁ、強い気配を感じると居ても立っても居られなくて……ごめんね。フレア」

 

>ノエルに、フレアか……。硬い防御力に高い攻撃力のノエル。遠距離攻撃と支援魔法を使いこなし、短剣での近距離も使えるフレア。

 

>2人がタッグとして出ることは予想はしていた。俺が調べた中ではかなり厄介な部類に入るタッグだ。

 

 最初のホロメンタッグは、ノエフレですか……。

 前戦ったのは3期生5人とも相手した時です。

 あの時は、みおしゃとお嬢の専用スキルの合体技『炎狼之牙』で即効、団長を倒して、不意打ちでフレアを倒したのでまともに戦ったとは言えないんですよね。

 夏休み期間、団長とは戦ったのですが、なかなかに手強い相手でした。

 お嬢と連携してこのタッグを切り崩して行くのかが勝つための鍵となりそうです。

 

>『かなり手強い相手だ。あやめ、行けるか?』

 

「聞くまでもないだろう?幽真」

 

>『ああ、そうだな』

 

>あやめは『大太刀 妖刀羅刹』『太刀鬼神刀阿修羅』を構え、俺はアタッシュアローを手に持ち戦闘態勢に入る。

 

「ノエル、来るよ」

 

「団長に任せてくださいッ!」

 

ブンッ!

 

>『っ!?』

 

>ノエルは突如自分の武器であるメイスを投げた。

 

 急に何やってんだよ!?団長!!

 とりあえず、弾いて攻撃をかわさないと!!

 

>『はぁ!』

 

>アタッシュアローでメイスを弾き、軌道を逸らした。その一瞬、ノエルから目を逸らしてしまった。

 

「とぉっ!!」

 

>『なっ!?』

 

>ただその一瞬で、ノエルはすでに俺の懐に潜り込み、握られたその拳を放った。

 

>『かはっ!?』

 

>体勢を崩された状態での腹部へと強い一撃は、俺をいとも容易く吹き飛ばした。

 

「幽真!!っ!?」

 

「そっちには行かせない!」

 

シュバッ!

 

「くっ」

 

 お嬢と離された!?これはまずい!

 なんとかして、お嬢の元に戻らないと、他のホロメンコンビと合流したら簡単に潰されてしまいます。

 それに、団長を1人で捌くのはかなりキツいんじゃぁ!

 

>『俺とあやめを引き離したか……』

 

「あやめちゃんと幽真くんのコンビは一緒にいさせては不利ですからね!」

 

ダッ!

 

>『っ、動きが早い』

 

>ノエルから繰り出される拳による打撃の数々。次から次へと放たれるせいで反撃の一手が繰り出せない。

 

「幽真くんに、考える隙は与えません!」

 

>『オーソライズバスター!』

 

《オーソライ「させないッ!!」

 

>『武器が!?ぐっ!』

 

 次から次へと攻撃の手が潰される!?

 団長、幽真くん対策バッチリしてきてますねぇ!?

 

 肉弾戦となれば、圧倒的に団長が有利。

 かと言って、距離を取ろうにもすぐに詰められて逆に攻撃を貰ってしまう……。

 うわぁ……何度か戦ったホロメンをバトロワで相手するとこちらの対策取られることは分かっていましたけど、ここまで面倒臭いとは………。

 

 おそらく団長は、平均速度能力に補正が入るスキルを所持してますね……だって、前回こんなに早く動いてなかったもん!!

 くっ、こうなったら……

 

>ノエルの前で武器を使うことは武器を取り出す際に隙を与えてしまう。

 

>『なら、あえて』

 

>拳を構え、ファイティングポーズを取る。

 

>相手の得意分野で挑む!

 

「団長に拳で来るということが何を意味するか教えてあげますよ!幽真くん!」

 

>ノエルの拳を体を横にひねらしかわす。そのまま、腹部に拳を放った。

 

「なるほど、カウンターですか……」

 

>『力じゃ、勝てないからな。そっちが力ならこっちは技で対抗するだけだッ!』

 

 ここからは大変ですよ……。

 ひたすら攻撃をかわして、団長に攻撃を入れていかないといけません。

 要するにカウンターしまくって、団長を倒す。

 それも、一撃一撃が大ダメージに繋がり高確率でスタンが入り、スタンが入ってしまえば連続攻撃を食らってしまうという一回も食らってはいけない避けゲーと化しているわけですねぇ!!

 なんつぅ、鬼難易度だよぉ!!?

 

 さらには、他のホロメンの乱入もあるわけですからね。

 周囲の状況確認を怠ることなく、団長の攻撃に気を張らないといけないという鬼畜仕様。

 難易度ハードはオーディションに比べれば楽ですけど、ハードはハード。

 それなりに鬼畜難易度です……

 

 では、攻略と行きたいところですが、いい感じの時間となりましたので、今宵はここまで。

 また次回お会いしましょう!

 Ciao〜。




今回から第二回バトルロワイヤル始動!!
今回のバトルロワイヤルではいろんなホロメンのタッグが出てくるので乞うご期待!!


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Part.63 白銀の騎士vs.仮面の騎士

|ू•ω•` ) EVOL2019 は 様子を見ている

(*ノ・ω・)ノ⌒。最新話 を 投稿した

レ(・ω´・lll)ヘ三 逃走した


 団長とタイマンするホロラバ実況始まるよー!

 いやー、前回はこのゲームの高性能なところを体感させられましたね。

 ネームドとはいえNPCが主人公対策するとは、そりゃぁ、何度も回る羽目になったニキやネキ達がいるわけですよ。

 では、本編をどうぞ!

 

>『っ』

 

ガァン!

 

>カウンターを決めるが、ノエルの硬さはそう簡単には破れない。カウンターで攻めなければならない分余計に、攻撃が通りづらく感じる。

 

>それにカウンターばかりに意識を取られると、鋭い一撃がこちらに飛んでくる。

 

>今まで肉弾戦に持ち込んだことがないせいで、あまりうまく立ち回ることができない。

 

「まだまだ、行きますよ!」

 

>『うぐっ!?』

 

>ノエルのボディブローが決まり、体の中にあった空気が口から強制的に吐き出される。

 

>『はぁ……はぁ………』

 

「はぁ!」

 

>『っ!』

 

>ノエルの攻撃は止むどころか、攻撃が繰り出すたびに速さと力強さが増している。

 

 あー、これは団長。スキル『連撃』を持ってますね…。打撃系武器(拳を含む)を使用し技を連続で繰り出した際に、自身の平均攻撃能力にバフがかかって攻撃速度の方にもバフがかかるスキルです。

 以前紹介したスキル『剣舞』の打撃系武器バージョンといえば分かりやすいと思います。

 

>慣れない戦法に体が疲弊しているのが分かる。このままでは、ジリ貧だ。何か、この場を逆転出来る手立てはないのか。

 

 むむむ、このままじゃ、なすべくなく負けてしまいます。何かしらの動きをしないとやばい。

 幽真くんのHPを見るに、大技を一回はなんとか耐えそうですけど…。

 よし、こうなったら大技を食らっちゃいましょうか。今の状態じゃかわすのもほぼ不可能なので、あえて攻撃を食らい大技後の隙を狙って変身しましょう。

 そうと決まれば団長ー!決めにかかってこーい!!

 

「フレアの方に加勢しに行かないといけないのでこれで終わりッ!!」

 

>そう言ってノエルは持っていたメイスを高く投げ上げ、そしてノエルも高く飛んだ。

 

>『ぐっ……』

 

>早くこの場から離れないといけないというのに、うまく脚に力が入らず崩れ落ちる。

 

>空中で投げたメイスを掴んだノエルはそのままこちらに向かって急降下し、メイスを振り下ろした

 

「はぁぁぁぁ!!!」

 

>『ぐわぁぁぁぁぁぁぁっ!?』

 

「ダイナミック…‥チョップッ」

 

 後で言うんだ………。

 団長まさかのキンタロスと同じことをやるって言うね。その内、張り手とかやってきたりしないよね?

 とりあえず、これで大技の反動で団長に隙が出来たので、変身して一気に畳みかけちゃいましょう!

 反撃の狼煙があがるぞー!!やったれ!幽真くん!!

 

ノエル視点

 

幽真くんが吹き飛んでいった方向を見据えるが、土埃が立っていてこちらからは今彼がどうなっているのか認識はできない。

 

けど、さっきの感触は確かに決まった感触だった。リタイアじゃなくとも相当なダメージを彼は受けているはず……

 

そう、片付けた時だった

 

≪Jump!!≫

 

警告音がフィールド内に響き渡る

 

「この音は……何……?」

 

≪フォースライズ!≫

 

≪ライジングホッパー!!≫

 

《A jump to the sky turns to a rider kick》

 

『まだ……負けてない。負けるわけには行かないんだよ』

 

《break ……down……》

 

土埃の中から出てきたのは瀕死の幽真くんではなく、赤い複眼が特徴的な仮面の戦士だった。

 

 ヨシッ!(現場ネコ)ピンチをチャンスにとは、まさにこのこと!

 団長が自分の目で確かめるまで死亡した判定を認めないようなキャラだったら、この隙は生まれませんでしたが、そんなキャラ恋愛(?)ゲームのホロライブラバーズにいるわけありませんし、一安心。

 と言っても、ここからが本番。火力の高い団長相手にひたすら一撃も貰うことなく倒さないといけません。

 いくら仮面ライダーの装甲といえど、元の変身者のHPがほとんどないので、当たれば即敗北です。

 どうせなら、トーナメント戦まで登りたいところです。

 

>『っ……』

 

>あまり悠長に戦ってはいられなさそうだ。

 

>『速攻で終わらせるッ!!』

 

>フォースライザーの右手側にあるレバー『フォースエグゼキュター』を引いては押し込む。

 

《ライジング!ディストピア!!》

 

>プログライズキーから流れたエネルギーが電流となって両足へと伝わっていく。

 

>エネルギーが流れてきたのを感じると、ノエルに向かって一気に駆け出す。

 

「速いっ!?」

 

ガァン!

 

>最初の一撃はメイスによって防がれるが、すぐさま蹴りを入れる。

 

「ッ!」

 

>『はぁ!!』

 

「団長だって負ける訳にはいかない!」

 

>ノエルが横に振るったメイスを当たる寸前に上に跳躍することで躱す

 

「かわされた!?」

 

《オーソライズバスター!》

 

《アックスライズ!》

 

>プログライズキーをフォースライザーから抜き取り、オーソライズバスターにスキャンする。

 

《バスターオーソライズ!》

 

>『はぁぁぁぁ!!』

 

《プログライズボンバー!》

 

>そのまま重力に逆らうことなく急降下してオーソライズバスターをメイスでガードするノエルへと叩きつける。

 

「メイスがっ!?」

 

>メイスは折れて、ノエルが十数メートル後ろに引き下がる。

 

>『ようやくまともな一撃が入ったみたいだな……』

 

「今ので団長の体力ごっそり持っていかれちゃったよ。幽真くん」

 

>『の割には、随分と余裕そうだな』

 

>やはり、メイスを折ったくらいではこの不利対面は覆そうにはなさそうだ。

 

「さぁ、もっと行きますよ!」

 

>『まだまだ行くぞ!!』

 

>駆け出そうとした瞬間、フィールド全体にピーッと試合終了の合図が鳴り響いた。

 

>『「え?」』

 

【フィールド内にいる生徒の数が一定数を切った為、試合を終了とします。生存した生徒は、明日のトーナメント戦への参加権を得られました】

 

>『どうやら、この戦いはトーナメント戦でお預けみたいだな。ノエル』

 

「次は団長が勝ちますよ!」

 

>こうして、俺たちは予選を突破したのだった。

 

 あ、危なかったぁ……。団長との戦いが長引いたおかげで他の生徒がたくさんリタイアしてくれてトーナメント戦に行くことができました。

 だが、本当の地獄が始まるのは、ここから…。トーナメント戦にいるのはつよつよスキルを携えたネームドキャラもといホロメン達。

 今のところいるのが判明しているのは、ノエフレコンビ。おそらく、いるであろうロボ子さんとそらちゃんコンビ。みこめっとにパートナー不明のふぶちゃん、そして覚醒スキルを持つおかころ。

 強豪たちがずらりと並んでますね……。予選でかなりジリ貧だった戦いでしたからもう少し余裕を持った戦いをしたいところです。

 とりあえず、予選は突破ということで今宵はここまで。また次回お会いしましょう!

 




(アークナイツ、NIKKE、ポケモンsvの沼が深いので)失踪します


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