性癖に正直に生きてたらR18を求められたんだが (鷲羽ユスラ)
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10話あたりの最後らへん

求められたから書いた。ワイの文才のなさに絶望しろ。


「あうっ!♡」

 

 バチィン! と妾の頬が(はた)かれた。手のひらにではない、あやつの一物にじゃ……♡

 目の前で屹立してる男の魔羅♡ 妾を汚し、陵辱し、女を教え込んだ雄々しい剛直……♡

 

「ハアッ……♡ ハアッ……♡ ハアッ♡ ハアッ♡」

「何息荒くしてんだ……自分が何されてるのか分かってんのか!? オラ! 言ってみろヴァルガリエ!!!」

「あうっ!♡ あんっ!♡ あうぅっ!♡♡」

 

 バチン!♡ バチン!♡ とあやつは魔羅で妾を叩く♡ なんてやつじゃ……この妾に、斯様な恥辱を与えるなど……♡

 しかし、目が離せぬ♡ 左右に揺れるあやつの魔羅は猛々しく、今にも爆発しそうに煮え滾っておる……♡

 どうにかせねば……どうにかしてやらねば食われてしまう♡ しかし、妾にそのような手段など……

 

「ハアッ♡ ハアッ♡ ハアッ!♡ ハアッ!♡」

 

 ああ、そうじゃ! 口が、口があったのう♡ あやつめに散々いたぶられ、娼婦の技を教え込まれたこの口が♡

 妾はぱっくりと唇を開く。唾液がたっぷりこぼれ落ちるのが分かる♡ 骨の髄まで教え込まれた体が作法を覚えておる♡

 

「……なんでそんな熱っぽく見てる……おい、ちょっと待て、やめ」

「あぁ――――ぱくっっっ♡♡♡」

「う゛あ゛っっっ!!??!?」

 

 妾は舌先を筋に添え、一気に喉奥へと頬張った♡ するとあやつは苦悶に似た声を上げ、奥に突き刺さった剛直が更に硬さを増す♡

 ズリズリ、ゴリゴリ♡ 喉奥のイケないところをあやつの魔羅は容赦なく削る♡ ああ♡ ダメじゃ♡ これ、ダメ♡ 達してしまう♡♡ 絶頂してしまうっ♡♡♡

 

「んん゛っ♡ んう゛うっ♡ ん゛ん~~~~っっ♡♡♡」

「ぐおっ!? 喉奥、締まっ……!?」

 

 イッた♡ イッた♡♡ イッてもうた♡ あやつの魔羅を飲み込んだだけで♡♡ 妾の体、屈してしまった♡♡♡

 プシャアッ♡ と女陰が潮を吹いたのを感じる♡ なんという浅ましさ♡ なんという恥♡ 男の一物を自ら咥えて達するなど、ひどく淫乱な情婦のようではないか♡♡♡

 認められぬ♡ 認められぬ♡ じゃが、もう我慢できぬ♡ 火傷しそうなほど熱いあやつの魔羅を味わうのを止められぬ♡♡♡

 

「じゅるっ♡ じゅるるっ♡♡ ぢゅうううううううぅっ♡♡♡」

「う゛お゛っ、ヴァルガリエ……!? お前、命令してねえのに自分から……!?」

 

 舌で裏筋を扱いてやり、根本を思いっきり吸い上げる♡ あやつが何か叫んでおるが、魔羅に犯された妾の耳にはもう届かぬ♡

 欲しい♡ 欲しい♡♡ 欲しい♡♡♡ はよう、はよう♡ 出せ、出すのじゃ♡ 何度も何度もそうしたように、妾の喉奥へ、お主の子種♡♡♡

 我慢できぬ♡ 出してたもれ♡♡ 妾は懇願するように頭を動かす♡

 

「じゅっぽ♡ じゅっぽ♡ じゅっぽ♡ じゅっぽ♡♡♡」

「やばっ、それやばっ……!? すっげ気持ちい……!! 待て、待てヴァルガリエ……!!!」

「ぢゅうううぅっ♡♡♡ ぢゅううううううううううううっっっ♡♡♡」

「クッソ……!? う゛あ゛、もう駄目だっ、出す、出すぞっっっ!!!」

「んぐうっ!?♡♡♡」

 

 妾が魔羅を味わうのに夢中になっておると、あやつ、妾の角を掴んで思いっきり突っ込んできおった♡♡♡

 この鬼畜♡ 外道♡ 妾の角をなんと心得る♡♡ 口淫専用のお手軽取っ手ではないのだぞ♡♡♡

 しかも、出すじゃと♡ この痴れ者め♡♡ 出すな♡ 出すな♡ 出してはならぬ♡

 じゃが魔羅を突っ込まれた状況では文句も言えぬ♡ 妾はこのまま、受け止めることしかできぬ……♡♡♡

 

「ぐお゛お゛っ!!! 飲め、ヴァルガリエッ!!!」

「んぐうううううううううう~~~~~~~~っっっ♡♡♡♡♡」

 

 どぴゅうっ♡ どくっどくっ♡♡ どぴゅっぴゅぴゅうっ♡♡ どぼおっ♡ どぴゅぴゅっ♡ どくっ♡ どぴゅう~っ……♡♡♡

 

 一際強くあやつが一物をねじ込んだ瞬間、弾けるような衝撃が妾を襲った♡♡♡

 濃い♡ 深い♡ 熱いぃっ♡♡♡ 妾の喉奥で魔羅がビクビクと跳ね上がり、とんでもない量の種を吐精しておる♡♡♡

 無理じゃ♡ こんなの無理じゃぁ♡ 抵抗できぬ♡ イクっ♡ イクぅっっ♡♡♡

 

 プシャッ♡ プシッ、プシャシャッ♡♡ プシャアアアアア~~~~ッ♡♡♡

 

 あやつが射精しておる間、妾は無様に腰をヘコヘコさせてイクしかなかった♡ 

 降参じゃ♡ 堪忍じゃ♡ 妾もうとっくに屈服しておる♡ つま先を立ててメスの負けポーズしとる♡♡♡

 なのにあやつは吐精をやめぬ♡♡ もうとっくに満ちておる喉奥に更に更に種を注ぎ込みおる♡♡♡

 溺れる♡ 溺れるのじゃ♡ あやつの精液で溺れてしまう♡ はよう♡ はよう出し切っておくれ♡ でなくばもう、戻れなくなる……♡♡♡

 

「ぐうっ……ぐおっ……おっ、おお゛~~~~……」

 

 ゴキュゴキュと妾が必死に喉を鳴らしてる間にも、あやつは吐精をやめなかった♡ 妾の角を掴み、決して逃さぬようにして♡ そのくせもう片手で優しく頭を撫でるのじゃ♡

 やめよ♡ やめたもれ♡ ただでさえ吐精されているというのに、頭まで撫でられたら♡ 変な気分になってしまう♡ 幸せ♡ 幸福を感じてしまう♡

 それからたっぷり10分♡ あやつは妾に種を吐き続けたのじゃ♡ まったく、ひどい男じゃのう……♡ 妾でなければ死んでしまうぞ……♡

 

「ぐっ……クソ、出しちまった……おいヴァルガリエ、抜くぞ……何もするなよ……」

 

 頭を撫でながら言う男に妾はこく♡ こく♡ と頷いた♡ その間も飲むのを一切やめぬ♡ やめられぬ♡

 

「ぐおっ、吸い付いて……ヴァルガリエ! 何もするなって、うおおおおお゛お゛お゛お゛!?!!??」

「じゅるぅっ♡♡ ぢゅずううううううううううっっっ♡♡♡」

 

 男が竿を引き抜こうとした瞬間、妾は全力で吸い付いた♡

 ダメ♡ ダメじゃ♡ 行かないでおくれ♡ まだまだ足りぬ♡ 妾を溺れさせておくれ♡

 そう必死に喉と舌で懇願するのに、男は引き抜くのをやめてくれぬ……♡ なれば最後の一滴まで、味合わねば……♡♡♡

 

「うお゛、お゛お゛お゛!? お゛~~~~…………」

「ずぞぞぞぞぞぞぞっ……♡♡ じゅぽんっ♡♡♡」

 

 ああ♡ ついに♡ ついに抜かれてしまったのじゃ♡ ひどい♡ なんてひどいのじゃろう♡

 もう妾にはわずかな精しか残っておらぬ♡ 吸い出し溜めた、舌先の種しか残っておらぬ♡

 

「はあっ、はあっ……クソ、搾り取られた……ヴァルガリエ、お前何を考えて……」

「んっ……♡ んっ……♡ んっ……♡ んっ……♡」

「…………」

 

 あやつが何か言っておる♡ けれど聞こえぬ♡ 妾は舌にのった精を転がすばかりじゃ♡

 ああ、くさい♡ くさいのう♡ 濃厚なオスの匂い♡ 頭がクラクラしてしまいそうじゃ♡

 

「んっ……♡ んっ……♡ んくっ……♡♡」

 

 残った精をたっぷりと味わった妾は最後にゆっくり飲み込んだ……♡

 はあ……♡ なんと重く、味わい深いのじゃろう……♡ ねっとりと絡みつき、中々奥へ落ちぬ……♡ こんなの、ハマってしまうではないか……♡

 

「……ん?」

「……………………」

「――ぷはぁっ♡♡♡」

「ッ!?」

 

 妾が余韻に浸っておると、あやつがじっとこちらを見ているのに気づいた♡ そうじゃ、飲ませて頂いたらなにかお礼をせねばならぬ……

 なんじゃろう……なんだったじゃろう……ああ、そうじゃ♡ ごちそうさまの代わりに、一滴も精の残らぬ口腔を見せつければよいのじゃ……♡

 妾がそれを思い出し、男に見せてやると……♡ あやつの魔羅は先程以上にたくましくそそり立ち、一直線に妾へ向いたのじゃ……♡♡♡

 

「っ……今すぐその汚らしいものを下げよ……何を妾に向けておる……」

「…………」

「お主に言ってるのじゃぞ……嫌がる妾に無理矢理舐めさせ、飲ませるのは楽しかったか? ふん、悪逆非道め……もう妾の息から、お主の匂いは取れんじゃろうなぁ……」

「……………………」

「まあ、よい……今ならばまだ許してやろう……ほら、はよう隠さぬか……いつまでも自慢げにさらけ出してるでない……」

「…………――――ったくよぉ……こっちは我慢してるってのに、イライライライラさせやがってよぉ……!!!」

「っ!?♡」

 

 手で口元を隠した妾が、男を見上げ睨めつけておると、男は急にいきり立ち、妾の足を掴んだ♡

 なんという力じゃ♡ たくましい♡ 抗えぬ♡ 強引に股を開かされた妾は、とうに男を迎える準備のできておるメスを見せつけるしかなかったのじゃ……♡

 それを見る、男の目つきのなんと恐ろしいことか……♡ ケダモノ♡ ケダモノじゃ♡ 妾はこれから抵抗むなしく、貪られてしまうのじゃろうなぁ……♡♡♡




飽きた。ここまで。
もういいでしょ? 満足した? ワイを辱めて楽しい???

こんなもんよワイなんて。他で満足して、お願い(R18書くの疲れた……)


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聖王の処女喪失みたいな何か

書き捨て。


 あの人の上に腰を下ろした時、何が起こったか分からなかった。

 ズドンッッッ!!! と下腹部に衝撃が走る。内臓を直接殴られたかのような、けれど熱く甘い容赦ない一撃。 

 視界が明滅する。頭の中でパチパチと火花が飛び散る。なんだこれは? 思考が鈍り、ぼーっとする。

 

「ああ……まさか、本当に捧げてくださるなんて。主よ、感謝いたします。私ごときにこのような機会を与えてくださったことを」

 

 あの人が何か言ってる。でも分からない。理解できない。疑問符ばかりが浮かんできて、訳が分からなくなる。

 ズルリ、と下腹部の焼けるような熱が動いたのは、その時だった。瞬間、胎から頭にかけてほとばしる甘やかな電流。

 思わず、私は声を上げた。高く、はしたない、すがるような、これまで上げたことのない声だった。

 なんだ? 何が起こっている? あの人は何をしている? 私はどうなっている?

 分からない。分からない。その間も下腹部の熱は動くのをやめない。

 ズリズリ、ゴリゴリ、ゾワゾワ。ゆっくりと味わうように、けれど止まる様子のないそれは私の中で上下する。

 肌が粟立つのが止まらない。感触が次第にはっきりと輪郭を帯び、下腹部のそれが太く、固く、長いことが伝わってくる。

 ズリズリ、ゾリゾリ。胎の内側を引っかかれた私は、はっきりとあられもない声を上げた。引っかかれた場所がいやに熱い。畳み掛けるように何度も、何度も引っかかれて、熱さがどんどん広がっていく。

 傘? そう、傘だ。私の内側をゆっくりと上下する熱い何かには、傘がついている。ぷっくりと膨れた、けれど雄々しい巌のような、弱い所を削るためだけにあるような部位。

 それが内側を、何度も何度も引っかけてたまらない。やめろ、やめてくれ。さっきから体が熱いんだ。肌を珠のような汗が滑っていくんだ。それは私を、おかしくする。

 

「っ……素晴らしい締め付けです、猊下。何の準備もしませんでしたゆえ、どうなるかと思いましたが……殊の外悦んでいただけてるようで、何よりです」

 

 あの人が呟く。獣のような呼吸を荒く、噛み締めながら。その息の熱さを想像して、あの人の歯を食い縛る顔に見入って、全身がカッと熱を灯し、ゾクゾクと背筋を甘い感覚が駆け抜けていく。

 知らない。知らない。こんなの知らない。こんな感覚、こんな感情、私は今まで抱いたことがない。決して、味わってはいけないと直感する。

 私は腰を上げようとした。何が起こっているのかまだ分からないが、元凶が下腹部にあるのは確かだ。腰を上げれば、抜けていく。だから私はぶるぶると震えながら、じりじりと腰を上げていく。

 胎の内側が焼き切れそうだった。ゆっくりしているのに、慎重にやっているのに、まるでそれが逆効果であるかのように感覚がほとばしる。ズリ……ズリ……と内側を引っかく傘のせいで、内側が引っ張られ、元の位置に戻る衝撃が甘く、切ない。

 頑張れ。頑張るんだ、私。このままでは駄目だ。このままではいけない。訳も分からず流されたら、絶対に後悔する。絶対に……逃げられなくなる……

 まだ、半分も抜けてない。それでもようやく下腹部の一番奥から引き抜くと、まるでそこが空っぽになったかのような寂しさと、物欲しさに襲われた。

 ようやく、半分。心を支配しようとする未知の感情に抗いながら、私はフーフーと唇の隙間から息を吐く。耐えろ、耐えろ。歯を食いしばり、頭に突き刺さる甘い電流の断続的波を必死で耐え抜く。

 やっと、七割。半分以上が抜けきった頃から、いやに胎の一番奥が物足りなさを訴えた。元に戻せと、満たしてくれと、必死に、けたたましく懇願する。

 うるさい。黙れ、黙ってくれ。私は頭を振って声を追い出そうとする。けれど声は大きくなるばかり。早く、早く引き抜かねば、この泥沼は終わらない。

 もう少し。あとちょっと。下腹部の入り口、そう入り口のように感じるところまで引き抜いた。熱く、太く、固く、大きいもの。それがやっと抜ける。やっと、終われる。

 だめだ、だめだ、だめだ。どうして引き抜く必要がある? それはこんなにも心地よいじゃないか。まるで最初からそう設計されているかのように、私の内側にぴったり合うじゃないか。

 なのに抜くなんて、どうしてそんなもったいないことをする? もう一度、入れるんだ。ずっぽりと、しっかりと、奥の奥まで迎え入れてあげるんだ。

 そうすれば、満たされる。この空虚を、一度知ってしまったら二度と忘れられない肉の広がりきった感覚を、はっきりと私の奥底で実感できる。

 そうだろう? もう分かっているはずだ。あの感覚。私の内側で激しく自己主張する、固く、太く、大きい、雄々しいものの正体を。

 受け入れろ。受け入れてしまえ。それは、あの人だ。あの人そのものだ。何も抵抗する必要はない。あの人を信じて、全て委ねるんだ。

 私の中でその声はすさまじい速度で大きくなっていった。支配される。支配される。身も、心も、この声に。パチパチと弾ける訳の分からない感覚が、次第に甘く頭に溶けていく。

 ギリッッッ。奥歯の軋む音を、その時私ははっきりと聞いた。

 そして停止していた腰を、渾身の力で再び動かす。

 聞いてなるものか。従ってなるものか。私には分かる。お前は邪なもの。

 私を陥れようとする、邪悪で許しがたい声。そんな声に身を委ねるなど、この私にありえない!

 自らにそう言い聞かせ、ガチガチと歯を震わせながら、私はやっとの思いで引き抜く寸前まで来た。あとは、ほんの少し腰を上げるだけ。私は最後の力を振り絞り、それを引き抜こうとして。

 

「いけませんよ、猊下。貴方様から捧げてくださったのですから、最後までやって頂かなくては」

 

 あの人の笑いを噛みしめるような声が、はっきり聞こえて。大きく、熱く、たくましい両手で腰を掴まれた私は、強引に、一気に、腰を落とされた。

 

 ごっっっ――――ちゅんっっっ!!!

 

 あの人の太ももに尻肉がぶつかる。私の、大きくはないけれど、ちょっとだけ気にしているお尻の肉が、あの人の筋骨隆々な体に押されて形を変える。

 そんなの関係なかった。そんなの分からなかった。私に満ち満ちていたのは、再び私の内側の、奥底の、一番大切なところを貫いた、甘く、甘く、力強い衝撃だけ。

 

 かっっっ……はっっっ――――!!??!?

 

 取り込んでいた空気が、全て口から溢れ出た。びくんと顎が上がる。ガクガクと全身が痙攣する。あの人の腹筋に押し当てていた手が、きゅうっとすがりつくように爪を立てる。

 明滅。発光。雷撃。余韻。パチパチと視界が弾け、目もくらむ光に覆われた私は、気がつけば絶叫していた。

 長い絶叫だった。甘やかで、あられもない、女であることを証明する声の響き。それは私の体が痙攣している間ずっと続き、やがてそれが治まった頃、吐息のような、甘い感覚の尾を引く断続的な声に変わる。

 ドクドクと脈打っている。心臓が早鐘のよう。【煌天女帝】の一撃を食らい、傷ついた時よりも熱くなる私の体は、今まで感じたことのない熱の中にあって、下腹部を至福で満たす剛直の熱さを際立たせる。

 剛直。そう、剛直だ。そうとしか呼べない。太く、力強く、決して曲がらない、あの人の雄。ここに来て私はやっと、何が起こっているのかを理解した。

 

 ああ――私は、まぐわっているのだ。他ならぬあの人と、神聖なる、聖王と謳われし私の執務室で。

 そう認識した瞬間、きゅううううううんっっっ、と、下腹部が……私の雌が、あの人の雄を咥えこんだのを感じた。

 

「っっ……締め付け過ぎですよ、猊下……そんなに気持ちよかったのですか……? どうやら絶頂なされたようですし……もしや、私の物を気に入って頂けましたかな……?」

 

 あの人が苦しそうに、けれど気持ちよさそうに声を発する。知らない。知らない。嘘だ。こんなの嘘だ。

 けれど。私の雌は、もうどうしようもなく目覚めていて。

 この夜が――――私があの人の雌になる瞬間が、まだ始まったばかりだと知るのは、もう少し後のことだった。




これで分かったやろ? 私に文才はないんだ。
期待しても無駄無駄無駄。さっさと全年齢に帰れ。


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娘ちゃんと配信♡(本編終了後)

とんでもない誤爆をやらかしやがりましたので投稿します(恥辱)


『やあ、みんな。ボクだよ』

 

『そろそろ皆ボクの声を聞きたいんじゃないかと思ってね。今日はちょっとした雑談をするつもりだよ』

 

『ん? 誰に座ってるの、だって? クックッ、ここにいるのはボク一人に決まってるじゃないか。何か見えるとしたら気のせいだよ』

 

『さて、それじゃあまずは近況でも話そうかな』

 

『近頃は気苦労が多くて困っているよ。なにせ、あのヴァルガリエやエウラリアと一緒に暮らしているんだからさ』

 

『信じられるかい? あの二人は日常のほんの些細なことにも突っかかってくるんだよ』

 

『マナーだとか教養だとか、馬鹿の一つ覚えみたいにさ。そんなのボクがルールでいいじゃないか。君たちもそう思うだろう?』

 

『特にボクがパパ♡ と一緒に楽しく食事をしてる時でも、くだらない嫉妬ばかりして……ホント、みっともないよね。ボクよりずっと年上のくせにさ』

 

『だから――んっ♡

 

『ん? どうしたんだい? 今なにか聞こえたかな?』

 

『ちょっとセンシティブだった? それは君の幻聴に違いないね』

 

『ボクは広く君たちに声を届けるよう健全安心な配信を心がけているからね。だから間違ってもそういう事は――んう……♡

 

パ、パパ♡ ダメだよ、まだ早いって……♡ 配信終わるまで我慢するって、約束したじゃないか……♡

 

……うわ……もうこんなにパンパン……♡ でも、ダメだよ?♡ 我慢してね♡

 

『ん、んん! すまない、ちょっとトカゲおばさん、じゃなかった、ヴァルガリエが呼んでてね。まったく、いつも急なんだよ。こっちの事情も考えてほしいよね』

 

『さて、何の話をしていたかな。……ああ、センシティブについてだったかな?』

 

『そうだ、センシティブといえば久しくASMRをやっていなかったね』

 

『せっかくだから、たまにはご褒美でもあげよう。今見に来ている君たちだけの特権だ。感謝したまえよ?』

 

『それじゃあ、マイクを用意して、と……フフッ、このマイクを使うとここに君たちが、いや君がいるみたいだね』

 

『ゆっくり、じっくり、囁いてあげようじゃないか……』

 

『まずは日々の苦労をねぎらってあげよう。お仕事お疲れ様♡ ちゃんとボクの配信を見に来てえらいえらい♡』

 

『いつもボクのために頑張ってるね♡ そんな君をボクは毎日応援しているよ♡ だから今日は、少しだけサービス……♡』

 

『ちゅっ……♡ クックッ、耳にちゅうをされるのは初めてかな?』

 

『あんまり溺れないでくれたまえよ? 君の忠実さには期待しているんだ。明日も頑張れるよう、ほんの少しのおまじない――ひゃうっ!?♡

 

や、パパ♡ そんな、いきなり……んうっ!♡

 

ダメ、だってぇ……♡ パパ♡ の大きくて、熱いの、一気に……♡ これじゃあボク、動けないよ……♡♡♡

 

え……まって、パパ♡ に動いてほしいってわけじゃ、あうぅっ♡♡♡

 

ダメ♡ ダメぇ♡ 止まって♡ 止まってよぉ♡ パパぁ♡♡♡

 

あ……お、落ち着いた?♡ もう、ダメだよ♡ 今度やったら許さないからね♡ だからほら、もう……

 

……え? い、いれたまま……?♡ そ、そんなの、ボクの方が……♡

 

わ、分かったよぅ♡ パパ♡ の言うとおりに、するからぁ……♡

 

『あ……ん、んん! ごめんごめん、今度は勘違い女、じゃなくてエウラリアが来てさ。同じことをいつもクドクド、しつこんだよね。参っちゃうよ』

 

『ええと、それで……そうそう、ASMRだったね』

 

『次は何を囁かれたいかな? それとも……耳を舐られたいかい?』

 

『……フフッ! 本当に素直だね、君たちは! いいよ、ボクは寛大だから、やっちゃおうかな……?』

 

『ん……んちゅ……れろ……』

 

『フフフ……耳たぶが弱いんだ……? ボクみたいな子供にこんなことされて、恥ずかしくないのかな?』

 

『ざこ♡ ざぁこ♡ 倫理観すかすか♡ 子供に耳なめられて興奮しちゃうダメな大人♡』

 

『でも、安心してね? ボクはそんな君でも見捨てたりしないよ。だって君は、ボクの大事な――あぅんっ♡♡♡

 

『や、パパ♡ そんな、急にっ♡♡♡』

 

『やっ、やぁ♡ 激しっ♡♡♡ 今、配信ちゅう、だからぁっ♡♡♡』

 

『あっ……ダ、ダメ♡ ちゅう、だめ♡ 皆、見て……んんぅっ♡♡♡』

 

『ん、んちゅっ、ん、んぅ~~~♡』

 

『…………ぷはぁっ♡♡♡』

 

『パ、パパぁ♡ ……ボク、もう我慢できないよ……♡♡♡』

 

『も、配信やめるから……いっぱいシよ? ボクのこと、激しく……♡』

 

『……え? 配信は続けろ、って……?』

 

『無理!♡ 無理だよぉ!♡ そんなの、恥ずかしいに決まってるじゃないか!♡』

 

『あっ、やっ……頭なでちゃ……あっ、ちゅう……んっ、んっ、んぅ~~~♡♡♡』

 

『……わ、わかったよぅ……♡ パパ♡ の言うこと、聞くからぁ……♡』

 

『…………み、皆ぁ、ご、ごめんねぇ? きゅ、急に、パパ♡ がさ……ボ、ボクに、会いに来てくれたんだぁ♡』

 

『だから、ちょっと、見せちゃだめなの、映ったかも知れないけどぉ……♡ 許してね?♡ だって配信中は、皆のボク♡ なんだからね♡』

 

『そ、それじゃ、もっともっと囁くから……それが終わったら、今日は配信終わりに――やあっ!?♡♡♡

 

『ダメ♡ パパぁ♡ ダメぇ♡♡♡』

 

『あっ♡ やっ♡ んっ♡ あっ♡ ああっ!♡♡♡』

 

『パパぁ♡ パパ♡ パパ♡ パパぁ♡』

 

『好き♡ 大好き♡ 愛してる♡♡♡ もっと♡ もっとぉ♡』

 

『え、配信……? あっ!?♡ も、もう切るね♡ 今はパパ♡ だけのボクだもんね♡♡♡』

 

『そ、その前に謝罪……?♡ 皆にパパ♡ のものになっちゃったって、ごめんなさいするの……?♡』

 

『や、やだよぅ♡ そんなの、ボクのプライドが許さな……ああっ!? ダメ、やめちゃダメぇ!』

 

『わ、分かったよ……分かったから……♡♡♡』

 

『み、皆ぁ?♡ 見てるぅ……?♡』

 

『ボクね……♡ 皆のボク、だったけどぉ……♡ 無理やり、襲われて……♡ パパ♡ のものに、なっちゃったぁ……♡♡♡』

 

『ごめんね♡ 皆ごめんね♡ 辛いよね♡ 苦しいよね♡ だってボクが、君たち以外に♡ こんなことされてるんだもんね♡♡♡』

 

『でも、許してね?♡ だってボク……幸せだから♡♡♡』

 

『パパ♡ の娘で、幸せだからぁ♡ だから皆も♡ 祝福してねぇ♡♡♡』

 

『い、言ったよ♡ パパ♡ だから、ご褒美……ああんっ♡♡♡

 

『ち、力強いよぉ!♡ すごいよぉ!♡ パパ♡ の、おっきくて♡ 熱くて♡ ガチガチで♡ ボク、負けちゃうよぉ!♡♡♡』

 

『ああんっ♡ あっ、あっ、ああっ♡ あんっ♡ ああっ、あぅんっ♡♡♡』

 

『パ、パパ♡ 抱きしめて♡ ぎゅ~ってして♡ ボク、もう……!♡♡♡』

 

『~~~~~~~~っっっ♡♡♡♡♡』

 

『はあっ……はあっ……はあっ……はあっ……♡♡♡』

 

『パパ♡ ……すごかったぁ……♡ ボク、今までで一番どきどきしてるかも……♡♡♡』

 

『クス♡ パパ♡ の、全然治まってないね♡ いいよ♡ ボクが全部、受け止めてあげるから……♡♡♡』

 

『……あ、そうだ! その前に配信切るね! じゃあね、皆! バイバイ! 次の配信も絶対見に来て――きゃうんっ!♡♡♡

 

『あっ♡ やあっ♡ パパ♡ ダメだってぇ♡ まだ配信、終わってな……!♡♡♡』

 

『あっ♡ あんっ♡ あっ♡ ああっ♡ ああ~~~~っ♡♡♡♡♡』

 

――十二時間後に配信は途切れている――




疲れてなくたってASMR聞いてもいいだろ! ○○○!!!(ASMR厄介おじさん(先制先回り語録発動))

というわけでね。三人分書いたしR18はこれにて完結ということでね。

反論は受け付けない。俺は逃げる(爆走)


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