PHANTASY STAR ONLINE 2 NEXTBLAZE New Genesis (SXIYON)
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・人物&ライダー紹介

 

常磐一葉/仮面ライダージオウブレイク イメージCV:中島由貴

 

黒い瞳と金髪で水色とピンクのメッシュをかけている常磐一兎の双子の娘の1人。一兎から剣術などを教わり、その力量は五代雄介のような1000の技相当らしい。いつもはとぼけそうで、元気がいっぱいな明るい女の子。

 

だが、ジオウブレイクに変身するとその性格は激変。中性口調から女性語に変わる……のだが、変身後もとぼけたところは変わらない。ちなみに余談だが、変身前でも変身後、ヤンデレ口調になることも。例えば、調査をする時にヤバいの見たり、真剣になったり。その時は目は紫色になる。Roseliaの今井リサに似ているが?

 

イライラすると口が悪くなる時がある。

 

愛車はダッジ・チャージャー。ドライビングテクニックもお手の物だが、その運転は荒く、エーニャが一緒に乗った際はゲロを吐くほどだったそう。ただ普段の運転は荒くないらしい。

 

仮面ライダージオウブレイク

 

一葉の父:一兎がジオウブレイズをベースに作り上げた仮面ライダー。スペックはブレイズと変わらず、スタンダードな戦い方を得意とする。

 

 

仮面ライダージオウブレイク フリージングアクセル

 

アーマータイム!脳細胞トップギア!氷の神速!フリージングアクセル!

 

仮面ライダードライブ、ファイズアクセル、グリスブリザードの力を掛け合わせた強化フォーム。ファイズアクセルの能力で超スピードで相手を翻弄し、グリスブリザードの氷の力で相手を凍らせたりする。必殺技は円錐状の氷を相手に打ち出し飛び蹴りを放ち、氷がドリルとなり、貫通させて打ち倒すグレイシャルフルスロットルクリムゾン。

 

 

仮面ライダージオウブレイク ライジングウィング

 

アーマータイム!ジャンプ!レディ?ウィングフォーム!ライジングウィング!

 

ゼロワンのライジングホッパー、イクサ、そして電王ウィングフォームを掛け合わせた飛行能力に特化した形態。ウィングフォームのハンドアックスフォームに似た武器、ウィンドスラッシャーを使い、目にも止まらぬ速さで攻撃する。

 

仮面ライダージオウブレイク・エレメント

 

セイバーエレメンタルドラゴンの力をベースに作り上げた形態。様々な属性と季節を合わせることによって相手に幻覚攻撃を見せつける。必殺技はエレメントカタストロフ。

 

ジオウブレイク!エレメント!

 

エレメントアーマータイム!エレメンタルメラメラ!春夏秋冬!火水雷風土!

 

ジオウブレイク!エレメント!

 

フィニッシュタイム!エレメント!エレメントブレイク!タイムブレーク!

 

 

アムスブレイク

 

アムスブレイク!

 

アムドタイム!ウェポン!スピリット!エレメンタル!仮面ライダージオウブレイク!アムスブレイク!

 

一葉が対アムス・クヴァリスのために作った新たな強化フォーム。様々な仮面ライダーの武器を召喚することができ、武器の『ウェポン』奇跡の『ミラクル』装備の『アーム』銃や砲撃の『ブラスト』と、一葉の意思によってそれぞれ切り替えることができる。必殺技も用途に合わせて決まる。

 

 

アムドタイム!アマゾンオメガ!アーム!バイオレンス!ウェポンタイムブレイク!

 

フィニッシュタイム!エレメント!龍騎!ファイナル!エレメントタイムブレイク!

 

フィニッシュタイム!ウェポン!スピリット!エレメンタル!オールブレイク!タイム!アムスブレイク!

 

フィニッシュタイム!ウェポン!ミラクル!スピリット!オールブレイク!

 

 

ジオウカラミティアブレイク

 

ガルザネとの闘いで手に入れた強化形態。シャガルマガラの力を取り込んでおり、見た目も神々しい。天使をイメージした形態でクロスセイバーをベースにとある最終フォーム達をごちゃ混ぜにしたような姿。

 

カラミティア!

 

マキシマムアブソリュート!ムゲンアルティメット!

 

アルティメットエインジェル!仮面ライダージオウ!カラミティアブレイク!

 

必殺技は背中から天使の翼を背負って飛び上がり、敵に向かって高出力のライダーキックを放つカラミティア・タイムフェスティバル

 

ジオウ!フィーバータイム!カラミティア!タイムフェスティバル!

 

 

アブソリュートスラッシャー

 

サングラッシャーやディープスラッシャーのような見た目をしたカラミティアブレイク専用の武器。眼魂が装填できる箇所はライドウォッチに置き換わり、そこに様々なライダーのウォッチを装填すると2つを合わせた必殺技を放てる。

 

ソードモードとブラストモードの2種類がある。

 

 

ダブル!ドライブ!マキシマムスロットルスラッシュ!

 

ファイズ!響鬼!エクシード音撃ストライク!

 

 

常磐冷雨 イメージCV 工藤晴香

 

黒いロングヘアーでマーメイドグリーンの瞳を持つ常磐一兎の双子の娘の1人。一葉のことは姉妹でありながら仲間であり、いつもかけがいのない人物として行動している。主に特殊なテクニックを用いた能力を使い、妖術のような使い方が特徴。三姉妹のなかではツッコミ担当。

 

その長槍と長杖が混じった武器に属性を詰め込んで、一葉をサポートしている。Roseliaの氷川紗夜に似ているが…?

 

愛車はマクラーレン720S

 

 

仮面ライダー黄昏

 

グローリングドラゴン!

 

〜世界を守護する竜騎士であり魔法使い!〜

 

全てを司る魔法の魔剣士!グローリングドラゴン!

 

常磐冷雨が変身する仮面ライダー。セイバーとカリバーを融合した仮面ライダーで、剣と魔法を活かした戦法を得意とする。

 

黄昏一閃!グローリング必殺斬!

 

必殺技は剣にターコイズブルー色のエネルギーを剣に収束させるエンドスラッシュと、右脚にエネルギーを収束してライダーキックを放つキックエンド。

 

仮面ライダー黄昏

 

冷雨がバイスタンプで強化された黄昏ドライバーで変身した姿。見た目はナイトとキバ、そしてライブを合体させたような見た目。

 

ネオバット!Confirmed!!

 

Sword or gan? Sword or gan?Sword or gan?

 

リバースアップ!スラッシュ!ファング!サーベラー!ネオバット!仮面ライダー黄昏!

 

必殺技はドライバーに装填した状態で放つ蝙蝠を模した光を右脚に収束して放つライダーキックとソードモードで光の刃を放つ2パターンがある。

 

 

カゲヒナ/仮面ライダーマッドエビル CV:小澤亜李

 

容姿:BanG Dream!の氷川日菜がカゲロウの服装をした姿。

 

攻撃的かつ横暴な性格なのは変わらないが、宿主である冷雨のことは『姉さん』と呼んでいる。戦うことが大好きな人物でエーニャ曰く「戦闘狂を通り越している。」

 

一葉とエーニャのことも姉として親しく思っている。好きな食べ物は甘ったるいパンケーキ。

 

 

常磐・T・エーニャ イメーシCV相羽あいな

 

白い髪で濃い紫色の瞳をしている常磐一兎の養子で、双子の姉妹である一葉と冷雨の妹にあたる。天真爛漫な性格で、いつも一葉の武器やライドウォッチを制作している。

 

一兎の養子というが、実際はシバとの戦いにリュミアが極秘で調査していた自身の遺伝子に関する施設でリュミアがエーニャを見つける。その後彼女の遺伝子があるという事で、正式に常磐家の娘となる。Roseliaの湊友希那に似ているが?

 

愛車はトヨタスープラ 90

 

 

仮面ライダールウヴァ

 

絶滅・Revolution!

 

エーニャが変身する仮面ライダー。サウザードライバーをベースにした姿で変身する。

 

アメイジングホッパー

 

ブレイクジャンブ!

 

エボリューションライズ!ライジング!アメイジング!アウェイキング!

 

仮面ライダールウヴァ!

 

ライジングホッパーのゼロワンとサウザーを合成させた姿。跳躍によるキック増加と、サウザーの耐久性に優れており、例えどんな強い奴でも打ち勝つ事ができる。必殺技はライダーキックのライジングディストラクション。

 

カラミティウィング!

 

エボリューションライズ!エデン・ザ・スカイ!ルウヴァ・フォールン!

 

仮面ライダー迅、仮面ライダーサーベラを混ぜた堕天使をイメージした形態で空中での戦闘に特化している必殺技は自身に黒い鷲の闇を顕現させ、マグナブレイズのように特攻するフライングディストラクション。

 

 

バレットクローウルフ

 

エボリューションライズ!シューティング!マッドネス!ルウヴァ!バレットクローウルフ!

 

バルカン等の様々な狼ライダーをベースに作り上げた形態。荒々しい闘い方で目の前にいる敵を終わるまで狩り尽くす。一見暴走しているように見えるが、実際は意識があり、味方に関しては臭いで区別している。

 

必殺技は右手で持っているショットライザーから狼の幻影を放ち、それを使って相手を拘束した後に、左手に装備されている大型の爪、バレットクローで切り裂くバレットディストラクション。(上記とは逆でクローで連続で切り裂いたあとにショットライザーで放つタイプもある。)

 

 

仮面ライダールウヴァ:サンダーゲイル

 

 

ライトニングジャンプ!オーソライズ!

 

 

プログライズ!HEY HEY HEY HE~~~Y!!! Risingthunder!

 

aggressivejumping!Kamen Rider Ruva!thunder Gail!

 

 

エーニャがサンダーゲイルとゼロツーを掛け合わせたらどうなるかを研究して作り上げたルウヴァの実質的な最終形態。スペックはゼロツーとサンダーゲイルを掛け合わせているので予測不可能なチート能力を持っている。

 

 

シャルフェーヌ・カスミ/仮面ライダーサーペント

 

イメージCV愛美

 

ネットカフェでサーフィンしていた途中、フライドポテトが揚がったばかりだというアナウンスを聞いた彼女はその場から立ち去ってその場所へ向かったその時に階段でつまづき、そのまま転落して死亡してしまい、スフィア天界にて赤子として産まれ、スフィア天界の特命任務隊員となった。

 

前世の家族が音楽一家で育ったのか、優れた才能を持ちながらも努力を怠らない。 音を使った戦い方をすると『山手響子』と『晴家ウィン』が混ざった性格になる。

 

リテム編以降、一葉達の前に姿を現れていないようだが…

 

 

仮面ライダーサーペント コブラスタイル

カスミがサーペントドライバーで変身した基本フォーム。コブラの力を使ってしなやかな戦い方をする。コブラを模した砂嵐を使ったりして戦う。必殺技はデザート○○。右のレバーを押して発動する3段階の必殺技で1段階はフィニッシュ。2段階はストライク。3段階はバーストである。

 

 

フェヴリウォン・有紗/仮面ライダーヴォルキリー CV伊藤彩沙

 

アークエンジェル級スターデストロイヤー『ヴォルキリー』の艦長。性格は人見知り・面倒くさがり屋な市ヶ谷有咲に似ている人物。

 

面倒くさがりな彼女だが、艦長としての知識は備わっている。しかし引きこもりたい衝動もある彼女だが、副館長のリンにヤンデレハイライトで攻められる時にビクビクしながら指揮をとることもしばしば。

 

一葉とはスフィア天界でスフィアナイト学校時の幼なじみである。極度のゲーム好きでトルーパー達からはサボり魔艦長と言われている。

 

 

仮面ライダーヴォルキリー

 

モササウルス!コントラクト!〜♪

 

アームドアップ!

 

クラッシュ!アメイジンス!アンビシャス!仮面ライダーヴォルキリー!

 

有紗がモササウルスバイスタンプとヴォルキリードライバーを使って変身するライダー。デモンズ、オーバーデモンズ、ベイル、デストリームのデータを解析したエーニャが有紗の戦闘力に合わせて作った。

 

ゲノミクスチェンジも可能で有紗はネオクロコダイル、ネオスコーピオンなどを使う。

 

 

リン・サエズリ イメージCV志崎樺音

アークエンジェル級スターデストロイヤー『ヴァルキリー』の副艦長を務める。容姿性格、声が白金燐子に似ている。

 

大人しく臆病な性格であるが芯はしっかりとしているが、極度の人見知りではないようで、恥ずかしいのが現状。(話せない訳では無い。)

 

サボり魔な有紗にヤンデレハイライトで喝を入れる。副艦長としての責務はそれなりにあり、サボり魔過ぎて艦内の部屋で籠り、ブリッジから戻らない時は彼女が指揮を取っている。

 

 



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・Another・of・Disaster
・十六夜煉の歴史改変:時を刻みし未来人



これは黎牙物語の全国IS祭編で白銀の熾天使を消滅されてしまった十六夜煉のお話です。まぁ、こちらからすれば改変する裏物語とでも言っておきましょう。


 

煉「はぁ……」

 

シア「元気出してよ煉くん。また作ればいいじゃない?」

 

煉「あのな?白銀の熾天使はコアまで消滅されてしまったらもう造れないんだよ……全く俺これからどうしたらいいんだよ……」

 

シア「うーん……あ!刻々帝の力を使ってみたら?あれ確か過去に飛べるはずだよ?」

 

煉「あのなぁ?そう簡単に上手くいくとは思って……あ、いやアリだな?」

 

シア「そうよ!過去のアナタに会ってこの現状を伝えれば『熾天使』は戻って来るはずだよ!」

 

煉「よし……(๑•̀ㅂ•́)وんじゃ始めようか!刻々帝!十二の弾!」

 

十二の弾で過去に戻った俺は辺りを見渡す。そして飛ばされた過去は…

 

煉「ラビリンス……あの白い兎が現れた時間か。よし。」

 

Over The Disaster!

 

俺はデストラクトドライバーを腰に着け、2つのボトルをドライバーに装填したあとにレバーを回した。

 

 

リバース!フォビドゥン!ディストマッチ!Are you ready?

 

煉「変身。」

 

Re-birth with Forbidden of Power」
OverDrive The Disaster!

 

煉「さて……過去の俺に近づくか…」

 

そして…

 

シア「な……何なのあの化物。」

 

煉(過去)「シア!警戒態勢を!」

 

煉「その必要はない。」

 

「「!?」」

 

過去の俺にディザスターオーバードライブの姿で現れた俺は過去の俺をジッーと見つめる。

 

煉(過去)「ディザスターオーバードライブ?お前は何者だ?」

 

煉「未来の俺だ。お前にこれから起きることを教えよう。」

 

俺は未来で起きたことを過去の俺に教えた。すると彼は絶望してしまったが…

 

煉(過去)「刻々帝で過去に飛んだだろ?まぁいい…お前の言う通りに動いてやるよ。」

 

煉「そうして貰えると助かる。んじゃ……俺は行くぜ…」

 

煉(過去)「何しに行くんだ?」

 

煉「ちょっとした暗躍さ……あ、そうだウロボロスを借りてもいいか?」

 

煉(過去)「構わない。」

 

ラビリンスが終わった夜…口笛を吹きながら散歩をしていた嶺賀。しかしそこに予想外もなく俺が襲うことを知らなかった。

 

嶺賀「……隠れてないで出てきなよ?何が目的だが知らねぇーけどさ?」

 

そんなことを言われた俺が放ったウロボロスが嶺賀に斬り掛かるが避けられてしまった。そんな状況で襲った奴の姿を見た彼は黎牙のスタイルの一つ『ブレイヴァー』を纏った。

 

嶺賀「てめぇ……何者だ!」

 

嶺賀の質問に答えるもなく襲いかかるウロボロス。しかしそこに邪魔が入ったのだ。

 

アギト!タイムブレーク!

 

ボルテックフィニッシュ!

 

当のウロボロスが2人のとある仮面ライダーにライダーキックで襲撃されてしまう。その2人は俺にとって顔なじみのある人物だった。

 

一兎「嶺賀、大丈夫か?」

 

嶺賀「一兎さん…あ、はい…」

 

戦兎「あれは無人機だな?」

 

ウロボロスは邪魔をした一兎と戦兎を攻撃しようとするが、それを避けた2人は手持ちの武器で両手両足を切り裂き、最後に嶺賀くんが胴体を突き刺していき、撃破した。

 

一兎「怪我はないか?」

 

嶺賀「はい。でも今のISは十六夜カンパニーの……」

 

一兎「やはり煉が何かを企んでいるのは確かだな……だが明確な事が分からなければどうしようもない…」

 

その裏で改変前の煉は…

 

煉「流石は長年共に戦ってきた甲斐はあるな……さて、後は帝国の連中を片付けるだけだな。」

 

十六夜煉の暗躍はまだまだ始まったばかりであった…

 





十六夜煉の歴史改変:復活の熾天使


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・十六夜煉の歴史改変:復活の熾天使


〜欲求に浸れるものは、そのうち…破壊の化身となる〜


 

煉「おらおら!どけどけどけ!」

 

改変前煉が極秘裏に次々と帝国の兵士達を倒していく。その光景にレディコマンダー達が次々と後退してしまう。

 

煉「逃げるなぁ!俺は機嫌が悪いんだよォおぉぉぉ!」

 

白銀の熾天使を消されて鬱憤が溜まっていた煉は、どうも帝国にも恨みを持っているらしい…てか、たぶん嶺賀にはあまりイライラしてない様子だ。

 

煉「粉砕!玉砕!大喝采!俺にひれ伏せぇーーーー!」

 

Ready Go!ディザスターフィニッシュ!アデュー!

 

煉は黒い龍の翼を展開して飛翔し、勢いを付けたライダーキックを叩き込み、帝国の兵士達が吹き飛んだ先に発生させた虚無の空間に放り込んで圧縮爆発させた。

 

煉「ふぉおおおおおお!元の世界に戻ったら焼肉っしよーーーー!!!」

 

最早、俺『常磐一兎』でさえも止められなかった。え?なんで俺がナレーションしてるって?まぁ、こまけぇこたぁいいんだよ?黙って見てろ。

 

一方の過去の煉は凪子と雷虎と戦っていた嶺賀達を見ていた。そして天野雪兎が使うIS『雪華』のCF(コールド・フレイム)の能力の一つ、【ハザードインパクト】をしたその時だった。

 

煉「そこだっ!」

 

GNバスターソードを雪兎に差し向け、熾天使の物質を崩壊させるのを阻止させた。

 

雪兎「なっ!?アンタは!」

 

煉「悪いが、白銀の熾天使を壊すのはお断りしてもらおうか?」

 

過去の煉は黒式の腰部両側面のコンテナユニットに計10基搭載されている無線式の誘導兵器『GNファング』を分離させ、先端にビームサーベル兼用のビーム砲を備えさせ、多方向からのオールレンジ攻撃を凪子さんに仕向け、撃破。そしてそのまま熾天使を取り返した。

 

雷虎「なるほど……どうやら全部を察しているようですね?」

 

すると彼女の身体は光だし、なんと『白銀の熾天使』と同じISを纏った。

 

煉「バカな!熾天使はこれしかないはず!」

 

雷虎「アブソリューティアンを舐めないで貰いたい。これは私の力で開発した化物とでも言おう。」

 

煉「面白い。ならどっちか化物かここで決めようか?」

 

月夜「煉さん…」

 

煉「お前達は逃げろ。コイツの処理は俺に任せろ!」

 

3人を先に逃げさせて、過去の煉は彼女との一騎打ちを始める。先手は煉だった。GNファングを使って彼女を追い詰めるが、カドゥールに似たファンネルがそれを防いでしまう。

 

煉「どうやら……本気を出さないとダメみたいだな?」

 

本気を出さなきゃダメになった煉は黒式に超高速機動追加武装支援機型パッケージユニット「タービュランス」を追加武装し、初っ端からGNミサイルコンテナとGNブラスターを同時発射した。しかし雷虎はそれさえも避けて、煉に襲いかかってきた。

 

雷虎「アナタには申し訳ないですが……ここで死んで貰いますよ!」

 

煉「申し訳ないが…未来の俺に託されてるんだ。殺されてたまるか。」

 

そう言った煉はGNファングコンテナからファングを展開。彼女の創造した熾天使のパッケージに次々と串刺しにし、雷虎を怯ませていく。

 

雷虎「そ!?そんな!?」

 

煉「地に落ちろ……そして永遠にスフィア天界の牢獄で飢え続けろ…!」

 

煉は最後にビームサーベルで背中を切断。彼女が造った偽物を撃破していったのであった。

 

煉「あとはスフィア天界に任せよう……そして、あとは好きにするがいい。未来の俺よ。」

 

そして煉は…

 

煉「さてと…過去の俺が熾天使を取り返したところで……帰るとする…」

 

と、すぐさまに帰ろうと思ったその時だった。

 

煉「そういえば……レディコマンダー:アマツはどうなったんだ?」

 

そう、あの後消息不明になったレディコマンダー:アマツ。彼女は一葉ちゃんが撃破したはすだが…

 

煉「ふーむ……まだ時間はあるから…ちょっかい出してくるか。」

 




次回

・十六夜煉の歴史改変:不滅のメイド


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・十六夜煉の歴史改変:不滅のメイド


デハドウゾ…


 

アマツ「……」

 

レディコマンダー:アマツはクローン連合軍からの目を退けるため、極秘に逃げようとしていた。しかしそれをアイツは見逃さなかった。

 

煉「まさか……アイツらの監視の隙を狙って逃げようとするなんてな?」

 

アマツ「!?」

 

煉「そのボロボロのアーマーはフェイク……俺が見る限り。レディコマンダー::アマツを装っているにしか見えない……お前は何者だ?」

 

アマツ「ふっ……ふふふ……」

 

煉「何がおかしい?」

 

アマツ「アナタはこれから起きることを……止められることができない。」

 

そう言って彼女は服、顔、全てが予想とは違う容姿へと変えていく。

 

煉「アマツじゃ……ないだと!?」

 

そう煉に言われた彼女は見たこともないドライバーを取り出した。

 

煉「それは……ドライバー!?」

 

???「ふっ…」

 

オブザーバードライバー!

 

そして取り出したのは1枚のカードだった。それをドライバーにある装填口に差し込んだ。

 

ヴァルクヴ!〜♪

 

そのカードを装填したと当時に武装のようなものが彼女の周囲を取り囲む様に出現した。

 

???「変身。」

 

と言い放ってドライバーの右側にあるレバーを引く謎の女。そして現れた武装がアーマーとして結集し出した。

 

ドレスライズ!

 

oh......brutality!blood!shadow!Assassin!

 

Kamen Rider!Ah〜!ヴァルクヴ!

 

その武装を纏って変身した謎の仮面ライダー。『仮面ライダーヴァルクヴ』が姿を現した。そのライダーの出現に煉は困惑するしかなかった。

 

煉「この……調子に乗りやがってぇ!」

 

煉はディザスター・オーバードライブでその仮面ライダーを始末しようとするが、先程地面に突き刺した聖剣で防がれてしまった。そして胴体にその聖剣で切り裂かれ、吹き飛ばされてしまった煉。

 

煉「クソ…さっき暴れたせいで力が……」

 

???「これで終わりにしてやろう。」

 

仮面ライダーヴァルクヴは右にあるホルダーからカードを取り出し、先程の装填口に装填したカードと交換する。

 

刻々帝!

 

そして彼女の後ろから刻々帝に似た時計が現れたと同時にレバーに手を添えて変化する準備をし出す。

 

煉「なんで狂三の力をお前が!?」

 

???「お前だけが時崎狂三……刻々帝の力を持ってると思うな。」 

 

ドレスライズ!

 

シュート・オブ・ナイトメア!ヴァルクヴ!

 

アームド刻々帝!

 

煉「なんて奴だ…」

 

ヴァルクヴソードシューター!ライフルモード!

 

刻々帝の衣装をアーマーにした姿へと変わったヴァルクヴ。彼女はヴァルクヴソードシューターを取り出して煉に攻撃、さらに劣勢を受けてしまった煉は最後の力を振り絞って倒そうとするが…

 

どっくん!

 

煉「あぅ?!がっは!?」

 

十二の弾の時間が切れ始めたのだ。変身を強制解除された煉はその場で倒れてしまい、ヴァルクヴを見つめる。

 

???「元の時間に戻るか……なら、これだけ言っておく。」

 

煉「!?」

 

ラウリス「私はラウリス…仮面ライダーヴァルクヴ……お前とは別の機会で会えるだろうな…」

 

そして煉の視界は暗転した……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一兎「煉。起きろ煉。」

 

煉「あぁ……謎のライダー……ヴァルクヴ……なんなんだアイツ……」

 

一兎「はぁ……起きろ化物破天荒野郎!」

 

俺はいつまでも寝ている煉にアイアンクローをした。

 

煉「いやあああああああああ!?」

 

一兎「たく……」

 

煉「お前……どうしてここに……てかここどこ?」

 

一兎「スフィア天界の病院だ。お前の秘書から十二の弾の時間が終わったあとに意識がないって言われてな?……ま、お前のことだからあのISを取り戻すためにやったんだろうな?」

 

煉「待て、なぜお前が知っている?歴史改変したことはセフィロトの力でやったから知っているのは俺と深く繋がっている精霊と脳量子波を通して知ったシアと一海以外は誰も知らないはずだ。」

 

一兎「俺の神としての名前を忘れたか?」

 

煉「え?神ジオウ……あ!お前!」

 

一兎「察したな。お前が刻々帝を使った瞬間。時間の歪みを感じたんだ。嫌な予感がした俺はセフィロトの力に対抗するために王としての力を解放したのさ。そんで俺もお前が過去を変えたことを知ってるんだよ。」

 

煉「むぅ……って!痛てぇ!?いてててて!?」

 

一兎「刻々帝とセフィロトの使い過ぎだ。暫くは身体を休めておけ。」

 

そう言って俺は煉が入院している部屋を出て行こうとした。

 

煉「お前どこ行くんだよ?それになんだ?その神らしくない服装…」

 

一兎「いい副業を見つけてな?今からそこに仕事に行くのさ。んじゃ、お大事にな?」

 

俺がその場から立ち去ったあとに煉が前を見ようとするとそこには……

 

煉「ちょっ……なにこれ……」

 

全国IS祭で余ったお好み焼き、たこ焼き、たい焼き、今川焼き、ケーキ、デザート、お菓子などなど。出店で余ったもの全てをお土産として煉に差し向けたのだ。

 

煉「こぉ……こんなに食えるかあぁああああああああああああぁぁぁ!?」

 

無事に白銀の熾天使を取り戻した煉ではあったが、最後は出店の食べ物を沢山貰って困ってしまうオチになってしまったのだった。そんな影で俺は…

 

一兎「ふっ……俺が学校の理事長か。」

 



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・一幕 大自然のエアリオ
・星渡り?いいえ、別の世界からの助っ人です。


ではどうぞ。


終の女神、シバとの戦いは神ジオウこと常磐一兎の助力によって終結した。そして一兎はリュウガことリュミアと結婚。2人の間に女の子の双子が生まれた。常磐一葉と常磐アノカ。一兎とリュミアはスフィア天界にある成長カプセルに2人を入れて、PSO2の世界を1000年待った…2人が10歳になった時、一兎は一葉に自身の技、リュミアは妖術をアノカに…教え込んだのであった……そして……

 

一葉「〜♪」

 

2人は何処ぞのアメリカコミックに出てきそうなジェット機に乗り、ある場所へ向かっていた。それは……

 

一葉「惑星ハルファかぁ〜♪楽しみだなぁ〜♪」

 

冷雨「一葉……あんまり調子に乗ってるとお父さんに怒られるよ?」

 

一葉「大丈夫♪大丈夫♪お父さんもこんなテンションだったから♪」

 

そして辿り着いた緑豊かな自然な場所……そこには……

 

一葉「うっはー!素敵〜♪ドクドクしちゃうね!」

 

冷雨「はいはい。ドクドクするのはいいけど早速調査しましょう?」

 

そして私達はとりあえず色々な場所を小手調べで探していく。するとまず目にしたのは……

 

冷雨「これがレスタサインかぁ…モノメイトとかは違うのね…」

 

すると冷雨はあることに気づき出す…

 

冷雨「(そういえば父さんはドールズに気をつけろって言ってたけど…ドールズって…) てか、一葉?」

 

と冷雨が一葉を呼んだその時だった!

 

一葉「いやぁ!?助けてぇ〜!?」

 

冷雨「うっうそっ!?まさか……あれが!?」

 

ドールズの1つであるペダス・ソード三体が一葉を追っていたのだ。咄嗟に冷雨も一緒に逃げたのであった。

 

冷雨「アナタなんてもの連れて来てるのよ!」

 

一葉「だって!美味しそうな木の実を取ろうとしたらあんな化物に見つかってぇ〜!」

 

冷雨「んじゃ最初から離れるなぁー!」

 

そんな2人のツッコミをお構い無しにドールズ達は永遠と追い続けた。そして絶体絶命なその時だった。

 

???「おらっ!喰らいなっ!」

 

大きい剣を持った男性が空からペダス・ソードの1人を真っ二つに斬った。そして……

 

???「ほら!遅いわよ!」

 

ライフルから魔法のような弾丸を打ち出し、残りのペダス・ソードを撃ち抜いたのであった。

 

???「怪我してない?」

 

一葉「ありがとう。」

 

???「大丈夫か?」

 

冷雨「えぇ、ありがとう。」

 

アイナ「おーい!」

 

そこに褐色で青い髪の女の子と、金髪ロングヘアの碧眼の子が現れた。そので……

 

アイナ「その子たちは?」

 

???「ペダス・ソードに追いかけられているところを助けたのよ。、」

 

マノン「へぇ〜……アナタ達名前は?」

 

一葉「私は常磐一葉、んで彼女が…」

 

冷雨「常磐冷雨。よろしくね。」

 

アルフ「俺はアルフ、ヒューマンの男性だ。」

 

シェルフェ「私はシェルフェ、デューマンの女性よ?」

 

アイナ「私はアイナ!よろしくね!」

 

マノン「マノンよ。よろしく。」

 

シェルフェ「ねぇ、アナタ達もアークスなの?」

 

冷雨「え?い、や……えぇと……」

 

一葉「んーっと……」

 

するとマノンが2人にこう質問した。

 

マノン「アナタ達、星渡りじゃないの?」

 

一葉「星渡り?……あぁ〜惑星ハルファに来るアークスのこと?確か記憶無くすんだってね?」

 

アイナ「え?2人はアークスじゃないの?」

 

一葉「あぁ〜…私のお父さん、アークスとは1000年以上仲が良くてね?今の1番お偉いさんとか偉い人は誰だか知らないけど、その人とは上手くいってるみたいだよ?」

 

冷雨「私達は星渡りの人達を助けるためにここに来たの。つまり私達は別の世界から送り込まれた助っ人ってわけ。」

 

「「べ!?別の世界!?」」

 

マノン「アークスと別の世界の協力って……なんか意外と破天荒ね…」

 

冷雨「一応、スフィア天界って場所でお父さんは仕事をしているんだけど、このハルファにいるドールズ等が気になってね……私達もそれについては同じ思いよ。」

 

一葉「だから私達もここに来たのよ。」

 

アルフ「はぇ〜…面白い奴じゃねーか!」

 

マノン「ねぇ、ガロアさん達に言った方がいいかな?」

 

アイナ「うん。お父さんも事情を話せば…」

 

とそんなエアリオタウンに向かうその時だった!先程倒したペダス・ソードが起き始めたのだった。

 

シェルフェ「そんな!さっきあんなに叩き込まれて消えたのに!」

 

アルフ「まさか…新型とかじゃないだろうな?」

 

するとペダス・ソードから謎の怪人が現れた。それに見慣れた一葉とアノカ以外は……

 

アイナ「うわぁ!?何あれ!?」

 

アルフ「ペダス・ソードから化物が現れやがった!?」

 

マノン「どうしよう……このままじゃ…」

 

シェルフェ「って……なんでアナタ達そんなに真剣になってるの!?」

 

冷雨「あぁ、あの怪人は何回も見飽きたからね。でも、あのペダス・ソードって奴から出てきたのを見たのは初めてよ。」

 

一葉「とにかく、みんなは下がってて。あれはアークスでも段違いだから!」

 

ジクウドライバー!ブレイク!

 

一葉はジクウドライバーに似たドライバーを腰に着けた。そして……

 

ジオウブレイク!

 

時計型のデバイスを起動し、それをジクウドライバーの右に差し込み…

 

〜♪

 

アルフ「なんだ?何が始まるんだ?」

 

シェルフェ「あぁダメ……見てられない…」

 

そして……

 

一葉「変身!」

 

ライダータイム!仮面ライダージオウ!ブレイク!

 

一葉は仮面ライダージオウに仮面ライダーセイバーのブレイブドラゴンが混じった姿へと変身した。

 

一葉「仮面ライダージオウブレイク、いざ参る。」

 

一葉はまるで先程の性格とは裏腹な声で目の前の化物を次々と倒していった。

 

一葉「なるほど……ペダス・ソードをパワーアップさせようっていうのね?」

 

そしてそのパワーアップは本当になった。ペダス・ソードはまるでホースオルフェノクのような姿と、キャンサーゾディアーツのような姿へと変貌していった。

 

一葉「ホースとキャンサーって、どんな趣味してるのよっ!」

 

ジクウソード!ケン!

 

一葉はジクウソード剣モードで次々とペダス・キャンサー、ペダス・ホースを追い詰めていく。

 

一葉「さて、これで終わりにしようかしら?」

 

フィニッシュタイム!

 

一葉はライドウォッチを1回押したあとに、ベルトを回転させて必殺技を放つ。

 

タイムブレイク!

 

右脚に肩にある力を収束させてそのままキックの文字が複数現れて2体を拘束し

、ライダーキックでこの2体を撃退した。しかし……

 

一葉「あ!待ちなさい!」

 

ペダス・キャンサーだけは逃がしてしまったのだった。するとみんなが駆け寄ってきて……

 

アイナ「スゴい!凄いよ一葉!なにその姿!めちゃくちゃカッコイイじゃん!」

 

シェルフェ「アナタ……それなに?」

 

アルフ「まさか……あの怪人に対抗するための…」

 

マノン「それにアナタ、性格が…」

 

一葉「勿論、これも私の力ってことよ。」

 

冷雨「それよりもさっきのペダス・ソード……いいえ、ペダス・キャンサーを…」

 

一葉「アナタ大体そんな怪人の名前付けてるわね…まぁ知らないけど。とにかくアナタ達の基地へ連れて行って。」

 

アイナ「わかった!」

 

こうして私達双子の姉妹の物語が始まったのであった。しかし、これは私達2人の物語ではないことを私はまだ知らなかった。

 

 




常磐一葉/仮面ライダージオウブレイク イメージCV中島由貴
黒髪で水色とピンクのメッシュをかけている常磐一兎の双子の娘の1人。一兎から剣術などを教わり、その力量は五代雄介のような1000の技相当らしい。いつもはとぼけそうで、元気がいっぱいな明るい女の子だが、ジオウブレイクに変身するとその性格は激変。中性口調から女性語に変わる……のだが、変身後もとぼけたところは変わらない。ちなみに余談だが、変身前でも変身後、口調になることも。例えば、調査をする時にヤバいの見たり、真剣になったり。その時は目は紫色になる。Roseliaの今井リサに似ているが?

常磐冷雨 イメージCV 工藤晴香
黒いロングヘアーを持つ、常磐一兎の双子の娘の1人。一葉のことは姉妹でありながら仲間であり、いつもかけがいのない人物として行動している。主に特殊なテクニックを用いた能力を使い、妖術のような使い方が特徴。その長槍と長杖が混じった武器に属性を詰め込んで、一葉をサポートしている。Roseliaの氷川紗夜に似ているが…?



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・ペダス・キャンサーの行方

ではどうぞ。ちなみに、ジオウブレイクのフェイスの文字は漢字です。基本フォームの時は時王です。


ガロア「なるほど、君達がクロフォードの言っていた助っ人か。」

 

アイナ「えぇ!?父さん知ってたの!?」

 

ガロア「まぁな。クロフォードはコイツらの親父さんの知り合いらしいからな。」

 

シェルフェ「だんだん分からなくなってきた…」

 

私達はあのペダスが変化した怪人を一体倒したあとにエアリオタウンに招待された。え?さっきのジェット機はどうしたのって?気にしないで笑

 

冷雨「とにかく、今はペダス・キャンサーを探しましょう。まだ遠くには行ってないはずよ。」

 

アルフ「ほんと〜?」

 

シェルフェ「やめなさいアルフ?」

 

ガロア「ならシェルフェとアルフはこれに乗っていけ。もしかしたらコイツらは移動手段を持っているからな。」

 

マノン「私達はエアリオタウンで周辺のドールズを警戒しましょう?」

 

アイナ「私もマノンとそうする。なんか嫌な予感しかしないし…」

 

こうして私はバイクに乗って冷雨はホウキに乗って、アルフとシェルフェはトライクのような乗り物に乗ってペダス・キャンサーを探しに行った。しかし……

 

アルフ「どうだ?空から何か見えるか?」

 

冷雨「えぇ〜♪空からハルファを見てみよう♪」

 

一葉「いや……今はそんなこと言える場合じゃないから…」

 

するとシェルフェが……

 

シェルフェ「ねねねねぇ……あのデカいの……なに?」

 

アルフ「ペダスソードだ……けど様子がおかしい!」

 

一葉「様子がおかしいって……何が?」

 

シェルフェ「ペダスもそうどけど……あんな赤い装甲のドールズは…未発見よ!」

 

アルフ「こちらアルフからセントラルシティへ、以上反応を起こしたナグルスを発見、命令を……って…」

 

ペダスソードがこっちに気がついた。まるで俺達を潰しに来たかのように…と私はあることを思い付く…

 

一葉「ペダスソードが赤い装甲……ドールズ……まさか!」

 

するとペダスソードから何と先程のペダス・キャンサーが現れた。なんと更にペダス・ガンや、フワンと融合してメドドールズ、ペダス・キャンサー・ヴェラへと進化していったのだ。

 

一葉「もぉー!こんな大事になるなら最初から気づけばいいのに!」

 

ジクウドライバーブレイク!

 

すかさず私はジクウドライバーブレイクを腰に着けてライドウォッチを起動する。

 

ジオウブレイク!

 

一葉「変身!」

 

ライダータイム!仮面ライダージオウ!ブレイク!

 

一葉「この前の借りは返させて貰うわよ?」

 

一葉はキャンサーに攻撃を仕掛けるが、その圧倒的なパワーに為す術もない状態だった。

 

アルフ「クソっ!おいなんかアイツに有効な氷属性の奴はないのか?」

 

冷雨「氷属性?」

 

シェルフェ「ペダスソードに限らず、ドールズは氷属性が苦手なの。氷を叩き込めば足を凍結させられるわ!」

 

冷雨「なるほど……んじゃ、一葉!これを使って!」

 

それを聞いた冷雨は水色のライドウォッチを寄越してきた。それは仮面ライダードライブ、タイプスピードをベースにされた変わったウォッチだった。

 

一葉「新戦力ね。ちょうどいいわ。アナタで試してあげる!」

 

フリージングアクセル!

 

私はフリージングアクセルライドウォッチを空いている左の装填口にフリージングアクセルを装填する。そして……

 

一葉「アームアップ。」

 

アーマータイム!脳細胞トップギア!氷の神速!フリージングアクセル!

 

私は仮面ライダードライブタイプスピードをベースに、ファイズアクセル、属性にグリスブリザードが混じった姿へと変化していった。顔の文字は漢字で氷速と書かれていた。

 

冷雨「祝いなさい!1000年の時を超え、異世界と新世界を繋ぎ知ろしめす、異世界の王妃!その名も仮面ライダージオウブレイク、フリージングアクセル!新たな力がここに誕生した瞬間である!」

 

シェルフェ「それ……必要なの?」

 

そして私は新たな力を手にした上でキャンサーの前に立ち…

 

一葉「さぁ、覚悟は出来たかしら?」

 

と言って一瞬のスピードでキャンサーの後ろに着いた。それに気づかなかったキャンサーは怒り状態になって攻撃するが……

 

一葉「甘いわよ?」

 

私が放った凍結効果のある冷気を手から発射して凍らせた。そして……

 

フィニッシュタイム!ドライブ!ファイズ!グリス!

 

グレイシャルフルスロットルクリムゾン!

 

私は円錐状の氷をキャンサーに打ち出し、飛び蹴りを放ち、氷がドリルとなり、キャンサーの体を貫通、そのままがったいしたドールズも倒されて爆発四散していった。

 

一葉「これにて一件コンプリート。」

 

こうしてキャンサーとホースの2体は完全に倒されていったのだった。その後!

 

冷雨「エアリオに?」

 

一葉「えぇ、私達を歓迎するってさ。ドールズから出てきたあの怪物を倒してくれたお礼だってよ。」

 

冷雨「全く……これから大変になっても私知らないからね?」

 

一葉「分かってる分かってるって。」

 

そして私達はこの時、新たな者が現れるのを知らなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

走牙「さぁて……始めますかね?」

 

 

 




・いやエアリオタウンに電車!?

仮面ライダージオウブレイク フリージングアクセル
仮面ライダードライブ、ファイズアクセル、グリスブリザードの力を掛け合わせた強化フォーム。ファイズアクセルの能力で超スピードで相手を翻弄し、グリスブリザードの氷の力で相手を凍らせたりする。必殺技は円錐状の氷を相手に打ち出し飛び蹴りを放ち、氷がドリルとなり、貫通させて打ち倒すグレイシャルフルスロットルクリムゾン。


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・いやエアリオタウンに電車!?

ではどうぞ。


冷雨「あぁーーー!?ない!ない!ない!」

 

シェルフェ「どうしたの冷雨?」

 

アルフ「なんか……いつもより騒がしい…」

 

一葉「昨日誰かにドーナツを食べられたんだってよ。」

 

アイナ「え?一体誰が?」

 

マノン「まさか……泥棒が家に入ってきたってわけじゃないわよね?」

 

するとそこにガロアが現れて……

 

ガロア「お前ら、歓迎会が始まるから来てくれ。」

 

ガロアがエアリオタウンで歓迎会をやるというので外の浜辺近くにやってきた。そしてガロアが私達に自己紹介をしてくれと頼まれたので軽く話すと、皆喜んでいた。そして……

 

一葉「全く……スフィア天界からここまで来て結構疲れたわ。」

 

冷雨「一葉はいつもそんな呑気にしてられるわね?全く……ん?」

 

冷雨が焚き火の前で人が集まってるのを見つけ出した。私も最初は気づかなかったが、今見つけて気づき出した。私達はその焚き火に向かうと、先客でアイナとマノンが来ていた。

 

冷雨「どうしたの?」

 

アイナ「なんか、焚き火の前で踊りが得意な奴がいるって皆は言ってて…」

 

一葉「踊り?」

 

すると焚き火の前に踊っていた人物がいた。まるで応援団みたいな鉄道員の服装を着ている男がぼたんを絞めないままいた。

 

一葉「あ、アナタは誰?」

 

走牙「お?この町のアークスか?」

 

冷雨「いや……アークスじゃ無いけど……」

 

走牙「そうか。俺は時野走牙、よろしくな?」

 

冷雨「(時野……なんかどこかで…)」

 

一葉「私は常磐一葉。彼女は…」

 

冷雨「妹の常磐冷雨よ。」

 

一葉「ねぇ?アナタはなんで惑星ハルファに?」

 

走牙「えぇと……親父を探してるんだ。」

 

冷雨「お父さんを?」

 

走牙「あぁ、2年前に親父が俺の目の前で消息してな……それ以来、色々な世界を探してたんだけど…」

 

一葉「?」

 

走牙「惑星ハルファに親父らしい姿があったんだ。」

 

冷雨「本当に?」

 

走牙「まだ分からないけどな……ん?」

 

走牙が何かを察したのか、海を見つめていく。するとそこに、物凄くデカい巨大な建造物が現れた。

 

走牙「あれは!?」

 

冷雨「ウソっ!ドールズ!」

 

ジクウドライバーブレイク!

 

一葉「アイツら、まだ懲りずに!」

 

ジオウブレイク!

 

一葉「変身!」

 

ライダータイム!仮面ライダージオウ!ブレイク!

 

私は仮面ライダージオウブレイクに変身して、アイナ、マノン、シェルフェ、アルフと戦うが…

 

マノン「数が多すぎる!このままじゃ!」

 

アイナ「どうしよう!」

 

ガロア「諦めるな!必ず倒すぞ!」

 

すると走牙が前に出てきて……

 

走牙「仕方ない……手伝ってやるか。」

 

電王ドライバーゼェッートッ!

 

一葉「うぇーい( 0w0)ノ……って!?ドライバー!?」

 

すると白いパスポートのような物を取り出してそれをドライバーにセットする。

 

ノーマル!〜♪

 

そして右のトリガーに添えながら踊り出す走牙…

 

アイナ「え?こんな状況でダンス?!」

 

マノン「呑気過ぎるにも程があるんじゃないかしら?」

 

そう言ったその時だった。

 

走牙「変身。」

 

ドライバーのトリガーを引っ張った後、ノーマルパスが右のパスパートをスキャンするようなところに移動する。そして……

 

発車!連装!仮面ライダー電王Z!

 

「「!?」」

 

私達の前に現れたのは仮面ライダー電王ソードフォームをベースにした変わった姿をした仮面ライダーだった。

 

走牙「仮面ライダー電王Z、世界の線路は俺が守る!」

 

と言って目の前のドールズ達を次々と倒していく。荒い戦いはモモタロスと似ているが…まぁ、今考えても何も起きないからいいか。

 

フルチャージ!

 

走牙「さぁ、フィニッシュだ!」

 

走牙が持っていた剣で次々とドールズ達を切り裂いていくが、あのデカいドールズがいるせいで全然減らない…

 

走牙「にしても数が多いな……」

 

一葉「元のあれを倒さないと無理みたい!」

 

するとガロアが前に出て…

 

ガロア「お前ら!先に逃げろ!」

 

アイナ「でもっ!」

 

ガロア「問題ない!これぐらいデカいのは倒してきた!」

 

ガロアはドールズ達を指揮していた巨大物体に挑んでいく。その隙に私達はエアリオタウンから逃げていく。

 

マノン「ねぇ、あれ!」

 

マノンが指さした方向を見ると、ガロアがあの巨大ドールズに攻撃していく。すると!

 

アルフ「おい!何か溜めてるぞ!」

 

シェルフェ「こっちに放ってくる!」

 

アイナ「お父さん!?」

 

そしてそのドールズはガロアに向けて発射、そのまま私達にその放射ビームは近づいてくるが……

 

一葉「ちぃ、冷雨!」

 

冷雨「分かった!」

 

私達は力を1つにして結界を生成、しかしさすがに私達では無理があるため…

 

マノン「私も手伝う!」

 

マノンも参加して私達の結界に更にシールドを重ねていくが……

 

アイナ「お父……さん……」

 

アルフ「おい!?アイナ!?」

 

シェルフェ「マズイ!このままじゃ!」

 

走牙「畜生!」

 

プォーン!

 

そして私がそのまま意識を失い…列車の音が聞こえたのであった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マノン「一葉、冷雨?起きて。」

 

一葉「うぅ……うーん……マノン?」

 

マノン「良かった。なかなか目覚めないから心配したのよ?」

 

一葉「あれ?他の3人は?」

 

マノン「先にセントラルシティで治療を受けているわ。かなりの大怪我だけど、すぐに治るらしいわ。」

 

一葉「ガロアさん……あれはかなりショックだったわね。」

 

冷雨「えぇ……生きていればいいけど……」

 

すると車内のドアから走牙が現れた。彼は私達に近づいて……

 

走牙「お前ら、大丈夫か?」

 

一葉「走牙!って…今は争っている暇じゃなさそうね。」

 

冷雨「ありがとう、助かったわ。」

 

走牙「例はいらないさ、俺、お前らの親戚みたいなもんだから。」

 

一葉&マノン「親戚!?」

 

冷雨「やっぱりそうだったのね。」

 

その親戚という言葉に私達は戸惑う。そして冷雨の放った言葉は…

 

冷雨「アナタ……時野シュンガ、仮面ライダー電王ブレイズの息子ね?」

 

走牙「大正解。そしてこれは俺の列車、フェルヴライナーだ。今、旧線になったエアリオの地下の線路を使ってセントラルシティに向かってる。」

 

すると列車のアナウンスが流れ始め……

 

『まもなく〜セントラルシティ〜セントラルシティ〜』

 

走牙「行こう。現状アイツを知っているのはセントラルシティのお偉いさんだけだ。」

 

一葉「うん。」

 

冷雨「えぇ。」

 

 

 




・ダークファルスとは…


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・ダークファルスとは…

ではどうぞ。


私達はダークファルスの襲撃を走牙のおかげで何とか避けられ、フェルヴライナーでセントラルシティにやってきた。すると……

 

ラン「アナタ方がエアリオタウンのアークスですね?」

 

マノン「アナタは?」

 

ラン「オペレーターを担当しています。ランといいます。そこのお2人はクロフォードさんの知り合いの娘さんですね?……んで〜……」

 

冷雨「彼はオマケよ。」

 

走牙「おいおい!?そんな言い方ないだろ?!」

 

一葉「ぶっwアッハッハッハッハッwwwお、オマケってアナタ冷雨に弄られてるわよwwwwww」

 

走牙「一葉っ!!てめぇっ!」

 

マノン「走牙、今は争っている場合じゃないわよ?」

 

冷雨「そうね。とりあえず、アナタのところに向かえばいいの?」

 

ラン「はい。セントラルリーダーのクロフォードがあなた方を待っています。」

 

一葉「んじゃ、答えは満場一致というわけで。」

 

てなわけで私達はセントラルシティにあるセントラルタワーに向かった。そして司令室に入るとそこに以下にも豪華な衣装を着た男がいた。

 

クロフォード「やぁようこそ。僕はクロフォード。このセントラルシティのリーダー務めているよ。」

 

マノン「私は…」

 

クロフォード「マノンくんだね。話は聞いてるよ。アイナとアルフ、シェルフェは今メディカル中だ。そして君達は…」

 

一葉「常磐一葉、父さんからアナタの事は聞いてるわ。」

 

冷雨「常磐冷雨よ。」

 

クロフォード「よろしく。んで君が……」

 

走牙「通りすがりの風来坊、時野走牙だ。」

 

クロフォード「そうか……一兎が言っていた時野シュンガの息子は君か。君達は一応アークスのサポーターってところかな?」

 

一葉「え?クロフォード知ってるの?」

 

クロフォード「あぁ、一応ハルファにいるという噂は聞いたけど、まさか本当に現れるなんてね。」

 

すると先程メディカルチェックを受けていた3人が司令室に入ってきた。

 

マノン「アイナ!体は大丈夫なの?」

 

アイナ「うん、大丈夫!すっかり元気になったからね。」

 

クロフォード「無理はしないように。」

 

アイナ「ありがとう。クロフォード。」

 

冷雨「アルフ、シェルフェ、2人とも無事だったのね。」

 

シェルフェ「アナタ達の結界とマノンのシールドに感謝するわ。」

 

アルフ「あぁ、本当にスッキリしちゃったぜ。」

 

するとアイナが先程のデカい建物のような化け物について話し出した。

 

アイナ「ねぇクロフォード、あのデカいドールズは何なの?」

 

クロフォード「あぁ、あれはダークファルスという存在だ。」

 

一葉&冷雨「え!?」

 

一葉「ちょっちょっと待って!ダークファルスって1000年前に大暴れしてダーカーを使徒していた?」

 

クロフォード「あぁそうか。君達の父親は1000年前のアークスにいた人物だったね。今それに関連するところを調査しているところだよ。あのダークファルスは100年前にハルファ全土に絶大な被害を与えていたんだ。」

 

冷雨「けど関連性が無いとなると、私達で調査する必要があるわね。」

 

一葉「うん。私達の汚いやり方でね?」

 

クロフォード「まず、アイナ、マノン、アルフ、シェルフェの4人はコクーンで戦闘を積んだりして欲しい。ブルーダーというキャストがいるから話しかけてみるといいよ。」

 

一葉「私……少し休みたいわ…」

 

走牙「あぁ、俺も疲れた…」

 

冷雨「(一葉に限らずアナタもヘタレなの…?)」

 

クロフォード「分かった。けど君達はどうやって戦力を?」

 

一葉「父さんのやり方でライドウォッチを作ってるから……まぁね?」

 

クロフォード「本当に君達は……彼みたいで不思議が多すぎるよ。」

 

そして私達はクロフォードが用意してくれた家に向かい、今回はここで過ごすことにした。ちなみに好きに改造してもよいとのこと。そして私は浴室に入りシャワーを浴びていた。

 

一葉「ふぅ〜……」

 

しかしそこにドールズかいると知らずに……

 

一葉「え?」

 

球体状の体に足だけが生えた様なドールズが私を襲ってきた。あまりの怖さに私は悲鳴をあげてしまう。

 

一葉「きゃーーーー〜!?」

 

走牙&冷雨「!?」

 

それに気づいた2人が浴室に入ろうとした…そしてその時にはもうドールズは倒されていたのだった。が……

 

走牙「(/// ^///)」

 

一葉「え?走牙?」

 

走牙「そ、そのぉ……なんていうか…/////」

 

そう、走牙は浴室に私が入浴中だというのに助けに来たのだ。これについてはつい私も……

 

一葉「このぉ……変態覗き見乙杯野郎!」

 

走牙「いやぁーーーーー!?」

 

走牙の顔に思いっきりアッパーカットをかけて天井に突き付けた。その様子を冷雨は……

 

冷雨「ざ、ザマァネェナー……」

 

翌日……

 

カンカンカンカンカンカンカン!

 

冷雨がフライパンで私達を叩き起した。流石の大きさに私達は……

 

一葉「あぁ……眠いぃ…」

 

走牙「あと30.分……」

 

冷雨「アナタ達ね……昨日あんなに剣で決闘ばかりしてたからでしょ?もう…」

 

一葉「だってコイツが私の全裸を!」

 

走牙「それ……寝てる時にも言えることかよ……」

 

冷雨「そうそう。」

 

私は不思議に思ったの下を見るとまさかの全裸丸出しになっていたのだった。

 

走牙「パジャマ着ろよ(自主規制)」

 

一葉「え?……きゃーーーーーー!?」

 

走牙「ぶっふぉー!?」

 

私は走牙に手のひらビンタをして吹っ飛ばしたのであった…

 

冷雨「全く……走牙が男って自覚ないのかしら…」

 

そして私達は中央エアリオにやってきた。やはり私達双子が疑問を持つのはダークファルスの件だった。

 

一葉「やっぱりダークファルスが気になるね?」

 

冷雨「えぇ。私達も独自に調べないと…」

 

すると私達の目の前に連絡がやってきた。ランだ。

 

ラン「皆さん。今からマグナス山に向かってくれませんか?」

 

冷雨「どうして?」

 

ラン「ブルーダーさんがアイナさんを連れてナグルスを倒しに向かっているのですが、そのナグルスに異様な反応が接近しています。」

 

一葉「座標を教えて!今すぐに向かうわ!」

 

そして私達が来た時にはまだ遅くはなかった。

 

冷雨「まだ大丈夫みたいね?」

 

走牙「あぁ、お前ら!大丈夫か?」

 

ブルーダー「君達は異界からの!」

 

アイナ「……」

 

一葉「アイナ?」

 

マノン「2人とも!さっきからナグルスの様子がおかしいのよ!」

 

冷雨「おかしいって何が?」

 

すると……

 

キィーン!

 

ナグルスに急に苦しみ出したのだ。私達は警戒をして戦闘態勢に入る……するとナグルスの外装が剥がれ出てきたのは……

 

「「!?」」

 

走牙「おいあれって…」

 

冷雨「ウソ……」

 

走牙「間違いない……あれは…ティガレックスだ!」

 




・目覚めた轟竜


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・目覚めた轟竜

今回はマグナス山での出来事です。


アイナ「ティガ……レックス?」

 

マノン「何よそれ。」

 

走牙「ナグルスみたいな骨格をしているモンスターだよ!」

 

一葉「うわぁ……嫌な予感しかしない!」

 

冷雨「あんなの今までいなかったわよ!?」

 

走牙「とにかく、アイツを倒すぞ!」

 

一葉「えぇ!」

 

ジオウブレイク!

 

ノーマル!〜♪

 

一葉&走牙「変身!」

 

ライダータイム!仮面ライダージオウ!ブレイク!

 

発車!連装!仮面ライダー電王Z!

 

私達2人は変身をしてナグルスから生まれた謎のティガレックスを攻撃していく。すると冷雨はこのティガレックスをこう名付けた。

 

冷雨「ティガレックス侵食種。」

 

マノン「え?」

 

冷雨「恐らくあのナグルスはティガレックスの細胞に侵食されてあんな風になったのよ。ティガレックスの種類ではあるけれど、もしもの話で何者かによる介入であんな姿になったのかしら?」

 

同時にそこにいたシェルフェ、アルフがその言葉を聞き、シェルフェがそれに答えていく。

 

シェルフェ「何者かって……一体?」

 

冷雨「あぁいうティガレックスやこの前のホースオルフェノク、キャンサーゾディアーツの力が宿ったメダルを不本意で使っているバカがいるってことよ。」

 

しかしティガレックス侵食種は私達を圧倒する力を持って私達を蹴散らした。すると冷雨が……

 

冷雨「一葉!これを使って!」

 

冷雨は私に白いライドウォッチを投げ渡すそれはまるでイクサと電王ウィングフォームを掛け合わせたウォッチだった。

 

一葉「今度は品があるわね。」

 

ライジングウィング!

 

そのウォッチを起動した後にセットして回転させる。

 

アーマータイム!ジャンプ!レディ?ウィングフォーム!ライジングウィング!

 

一葉「降臨、満を持して。」

 

冷雨「いやもうセリフ言っちゃってる!?」

 

私は二刀流の武器ツールを取り出してティガレックス侵食種を攻撃していく。更に追撃を食らわせるためにブーメランのようなもので攻撃して更に怯ませていく。

 

一葉「その命…神に返しなさい!」

 

フィニッシュタイム!イクサ!ウィングフォーム!ライジングホッパー!

 

ロイヤルライジングスマッシュ!

 

私は2つの武器を投擲して攻撃し、ブーメランが当たった後にアックスで叩き込み、そのままアックスを引っこ抜いてティガレックスをダウンさせた。

 

走牙「やるな。俺も負けてられないな?こっちもいくかっ!」

 

鎧武!

 

私を見て威張ったのか、走牙はオレンジ色のパスを取り出してベルトにセットする。そして最初の変身と同様のやり方で…

 

発車!連装!

 

走牙「こい。オラージュ!」

 

オラージュ「おっけ!任せて!」

 

まるで鎧武のオレンジアームズのような武装が現れて、最初の装備が取り外されてそれに装着。顔の左右にノーマルモードの目が移り、真ん中はオレンジアームズのフェイスが付けられた。そして現れたのは…

 

オレンジ抜刀!剣豪最強!

 

まるで電王が鎧武の装甲を纏った姿の電王Zが現れた。持っていた武器も剣モードにして拡張するオレンジの刀パーツを取り付けて……

 

オラージュ「フレッシュに剣豪、鎧武フォーム。いざ、参る。」

 

と言ってティガレックスに次々と冷静沈着かつ流麗な剣術をお見舞いしていく。

 

フルチャージ!

 

オラージュ「電王斬・剣豪一閃!」

 

鎧武スラッシュ!

 

そしてデンゼットガッシャー刀フォームにオレンジの果汁エネルギーを溜めて一刀両断した。ティガレックスは勿論、そのまま真ん中でパックリ割れて倒されたのだった。

 

一葉「へー、やるじゃん。」

 

オラージュ「こんなものまだまだ序の口よ。あ、忘れてた私はオラージュ。走牙のメインパートナーよ。よろしくね?アナタ達のことは把握済みよ。」

 

冷雨「よろしく…」

 

走牙『あ、ちなみに俺はここで話せるから。』

 

一葉「あ、ちゃんといるのね。」

 

俺達が自己紹介が終わった丁度にアイナの件も終わった……と思っていた……

 

ラン「大変です!西エアリオにダークファルスとは別の巨大物体出現!サイズは…巨大!?え!?身長40メートル!?」

 

「「!?」」

 

冷雨「まさかの怪獣レベル!?」

 

走牙『セントラルに戻ろう。』

 

オラージュ「そうした方がいいわね。」

 

そしてこの後、私達は走牙の派手なロボットを見ることになるとは思わなかった。

 

 




仮面ライダージオウブレイク ライジングウィング

アーマータイム!ジャンプ!レディ?ウィングフォーム!ライジングウィング!

ゼロワンのライジングホッパー、イクサ、そして電王ウィングフォームを掛け合わせた飛行能力に特化した形態。ウィングフォームのハンドアックスフォームに似た武器、ウィンドスラッシャーを使い、目にも止まらぬ速さで攻撃する。

次回

・出陣!電王フェルヴオー鎧武!


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・出陣!電王フェルヴオー鎧武!

ではどうぞ

仮面ライダー電王Z 鎧武フォーム
仮面ライダー電王Zが鎧武パスをステーションドライバーに装填して変身した姿。無双セイバーと大橙丸を掛け合わせた刀のモジュールをゼットガッシャーの剣モードに装着して強化し、剣豪の如く、様々な剣技を扱う。容赦は電王にオレンジアームズを装着したようなものでフェイスはオレンジアームズのものとなり、その顔の左右には電仮面が耳側に装備される。そして英神のオラージュが走牙に憑依する。必殺技はオレンジゼットガッシャーから放たれるオレンジの実で敵を拘束し、そのまま頭上から一刀両断する電王斬・剣豪一閃。



一葉「クロフォード!」

 

冷雨「一体何があったの?」

 

クロフォード「大変だ。西エアリオに巨大な物体が現れた。」

 

私達はモニターに映し出された巨大な怪獣を目撃した。その怪獣は西エアリオのドールズを吸収したかに見えた。

 

クロフォード「現在は僕達もこれについては調査中だ…今無闇に…」

 

走牙「今無闇に行ったら倒されるから、だろ?」

 

すると無線から声が聞こえたので辺りを見るとフェルヴライナーが現れた。そして……

 

走牙「オラージュ、見せつけてやろうぜ?あの力。」

 

オラージュ「OK!いくわよ走牙!」

 

走牙&オラージュ「武装装填!」

 

別の場所からオレンジ色の列車が現れて分離して、まるでシンケンオー、シンケンゴーカイオーのような姿の上半身を完成させる。下半身はフェルヴライナーになり、上半身と合体し頭部に鎧武のフェイスが装着される。

 

走牙&オラージュ「完成!電王フェルヴオー鎧武!」

 

まるで仮面ライダー鎧武をスーパー戦隊ロボに見立てた戦闘ロボが現れたのだった。

 

走牙「いくぜオラージュ!」

 

オラージュ「分かったわ。いくわよ!」

 

フェルヴオー鎧武は目の前にいた巨大生物に容赦なく剣技を決めていく。するとその巨大生物は自身の装甲を固くするが……

 

オラージュ「そんなもの、私に切れないわけがない!」

 

オラージュはそれをお構い無しに固く覆われた装甲を剥がしたのであった。

 

一葉「スゴい……あんなに硬かったのに!」

 

冷雨「侮れないわね。」

 

走牙「終わりだっ!」

 

フルチャージ!

 

走牙&オラージュ「オレンジ刀!剣豪大斬!」

 

装備している刀から勢いよく振りかぶりそのまま一気に頭上から切り落としていった。巨大生物はその力に抵抗が出来ずにそのまま爆発四散したのであった。

 

オラージュ「ふん。」

 

走牙「よっし!完了だぜ!」

 

その後巨大生物の破片はクロフォードの助力により回収され、巨大生物がいた西エアリオの周辺をアレフとシェルフェが警戒することになった。そんな時、アイナからとある場所に来てと言われた私達。そして……

 

走牙side

 

一葉「アイナ?」

 

冷雨「どうしたの?こんなところに呼び出して…」

 

アイナ「来てくれてありがとう……私、お父さんの教えがずっと不満だったんだ…」

 

その言葉を聞いたマノンが駆け寄るが、それを俺が止めた。そしてアイナが言葉を続ける。

 

アイナ「お前はまだまだ半人前だから正式にアークスとは認めないって…私、お父さんの娘なんだから誰よりも強いアークスになれるはずなのに…」

 

俺と一葉、冷雨やマノンもその話を真摯に受け止めている。

 

アイナ「それなのになんで一緒に戦わせてくれないのって…さっきの戦いでその理由がやっと分かった。」

 

その後アイナの話す内容を聞き続けるとどうやらブルーダーに戦う理由を聞かれたあとに目を閉じたら、エアリオタウンのみんなの顔が浮かんだらしい。前のアイナはただアークスに憧れるだけで何のために戦う理由を考えてなかったらしい。だが、それを父のガロアは見抜いてたらしい。

 

アイナ「失ってから気づいても遅いのに……それに私が戦いがどんなものかってことを全然分かってなかった……ナグルスがティガレックス浸食種になった時に……足が震えて……動けなくなって……それで……怖くなったの……戦うことに…じゃなくて……このまま……みんなと一緒にいたら迷惑をかけちゃうんじゃないかって……だから……私……」

 

するとマノンがアイナに近づいて……

 

マノン「アイナ、クロフォードの前で約束したのを忘れたの?」

 

アイナ「え?」

 

マノン「協力するって、あれはアナタに言ったつもりよ。」

 

アイナ「……マノン。」

 

マノン「一緒にダークファルスを倒すんでしょう?」

 

アイナ「マノン……ありがとう。アタシ強くなりたい。みんなみたいにドールズと戦えるように……その為に力を貸してほしい……一緒に戦ってほしい。」

 

マノン「だからその……最初からそのつもりよ。」

 

一葉「私もこの力を手にした時も苦しい時はあった。だから悲しまないで。」

 

冷雨「私も同じよ。」

 

走牙「俺もついてるぜ。」

 

アイナ「ありがとう……みんな……ありがとう。」

 

すると……

 

???「はいはい。終わったらジェットに来てくれる?一葉、冷雨。」

 

一葉&冷雨「エーニャ!?」

 

 




次回

・キバッと華麗にキバフォーム!


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・キバッと華麗にキバフォーム!

ではどうぞ。


エーニャ「はいはいはーい!やっと……戻ってきたのね。」

 

私達が会話が終わった後にエーニャが突然私達を呼び出した。何故か走牙もいるが……

 

エーニャ「おぉ!君が時野走牙くんだねー!パパから話は聞いてるよ!」

 

走牙「ぱ、パパ?」

 

冷雨「実はエーニャは養子なのよ。ダンボールに入れられて捨てられた彼女を父さんが拾ってくれたのよ。」

 

走牙「はえ〜……」

 

一葉「んで?何しにここに呼んだのよ。」

 

エーニャ「まぁまぁそう変な目しないでよ♪実はこの前の巨大化したドールズらしき何かを解析してみたんだ。」

 

冷雨「あぁ、この前走牙が巨大ロボで倒したやつ?」

 

オラージュ「電王フェルヴオーね。」

 

エーニャ「そそ、んでその次の発生場所が分かったのよ。」

 

「「え!?」」

 

オラージュ「この前の西エアリオと同じ事が起きるっていうの!?」

 

エーニャ「ご名答、そもそもこれがなんで発生するのか分からないけど……もしかしたら第三者の連中がダークファルスからドールズを奪ってこの前のティガレックスや、キャンサーにしたのかもね?」

 

走牙「それか好機も見て強い力があるメダルや、キー無理やり入れ込んで変身させた……」

 

エーニャ「まぁ……こっちもこっちで調べてみるよ。」

 

するとランから連絡が来たので私はそれに出る。

 

ラン「皆さん!北エアリオに正体不明の建造物が現れました!」

 

走牙「なんだと!?」

 

ラン「急いで下さい!近くに変な反応もありますので!」

 

一葉「急ごう!」

 

オラージュ「えぇ!」

 

私達が北エアリオに向かおうとするが……

 

エーニャ「あ、冷雨だけはちょっと待って。」

 

冷雨「え?」

 

エーニャ「ちょっと話があるのよ。今後のプロジェクトで、アナタにこの力を試すためにね?」

 

冷雨「まさか……あれが完成したの?」

 

エーニャは冷雨に手に持っていた本のような物を取り出したのだった。

 

冷雨「なるほど……カリバーや最光とかの…」

 

エーニャ「えぇ。でも扱うのには気を付けてね?」

 

一方の私達は北エアリオに来ていた。そしてそこには……

 

一葉「うっわデッカイ城!」

 

走牙「(リェー・ギア城?)」

 

するとそこから大量のドールズが現れたのだ。しかも複数体。私達はその場に立ってるのもあれなので……

 

ジオウブレイク!

 

ライジングウィング!

 

鎧武!

 

一葉&走牙「変身!」

 

アーマータイム!ジャンプ!レディ?ウィングフォーム!ライジングウィング!

 

発車!連装!オレンジ抜刀!剣豪最強!

 

オラージュ「フレッシュに剣豪、鎧武フォーム。いざ、参る。」

 

私とオラージュは目の前にいるドールズ達を次々と倒していくが…

 

オラージュ「このドールズ達……まるでマギアやワームとかの戦闘員みたい。」

 

一葉「言われてみれば確かに!これは無理があるわね!」

 

走牙『ゴリ押しで試してみるか?』

 

一葉「いいわね。付き合ってあげる!」

 

走牙は元のフォームに戻り、私と一緒に城に向かって特攻する。そんな後について行くように……

 

冷雨「全く……バカが2人もいて困るわ…」

 

冷雨は腰にカリバーや最光等のバックルをセットしており、いつもより異様な雰囲気を漂う感じがした。

 

裏狼剣・黄昏!

 

冷雨は謎の剣を取り出して私達の前に立ち、ライドブックを取り出して詠唱させる。

 

冷雨「一葉、走牙、待ってて。今行くから!」

 

グローリングドラゴン!

 

〜世界を守護する竜騎士であり魔法使い!〜

 

そしてそれを腰のバックルにセットして…

 

冷雨「変身ッ!」

 

全てを司る魔法の魔剣士!グローリングドラゴン!

 

冷雨は仮面ライダーセイバーと仮面ライダーカリバーを融合したような黒いスーツがベースのライダーへと変身した。ラインは緑、目はターコイズブルーであった。

 

冷雨「物語を守るのは……私だっ!」

 

黄昏一閃!グローリング必殺斬!

 

剣からターコイズブルーの炎を纏わせた後にそのまま目の前にいるドールズ達に攻撃していく。

 

冷雨「よし先に行かなきゃ!」

 

そして私達は城の中に入っていった。かなり綺麗な場所だが…

 

???「あら、かなり早いのね?」

 

走牙「お前、ドールズを召喚させた奴かっ!」

 

???「いいえ、逆に私がアナタ達を襲ったドールズがこの城に閉じ込めたのよ。」

 

冷雨「みんな!あのドールズを倒して分かった事があったのよ!」

 

一葉「冷雨!?何よその姿!?」

 

冷雨「仮面ライダー黄昏、エーニャから授かった剣で変身したのよ?」

 

走牙『アイツ……変身道具も作れるのか。(´・ω・`)』

 

オラージュ「それよりもアナタ何者!私達にそう言って騙しても無駄よ?」

 

???「全く……物事で見てない剣豪はアホ極まりないわね?」

 

オラージュ「なっ!?なんですってー!?」

 

走牙『落ち着けオラージュ!』

 

リューナ「まぁいいわ。私はリューナ。この城の主ってところかしら。けどあの怪物共を仕えている奴が私の城を乗っ取ってこの場所に移動したのよ。迷惑にも程があるわね?」

 

一葉「それで?一緒にアイツを倒せって言うの?」

 

リューナ「えぇ、そうよ?」

 

走牙『ちょっとめんどくさいなぁ……ん?』

 

オラージュ「みんな、何かが近づいてくるわ。」

 

すると私達の辺りは城の中ではなく、廃坑した工場へと変化していった。

 

アナザーキバ「うぅ……」

 

一葉「アナザーキバ……しかも理性がかないわ!」

 

冷雨「けど、今はアイツを倒すしか…」

 

リューナ「ねぇ?私にもアイツ倒すの手伝ってくれないかしら?」

 

「「え?」」

 

リューナ「まぁ見てなさいよ!」

 

するとリューナは走牙の体に乗り移り、オラージュは外に出された。走牙は何故か魔王みたいな感じになり……

 

リューナ「さぁ、始めるわよ?」

 

走牙『あぁ……服装はカッコイイけど姿が恥ずかしい……』

 

オラージュ「いいじゃない。貴方全身脱毛してるんだから。」

 

一葉「いや今それ関係ないでしょ!?」

 

リューナ「とにかく!今は倒すことに専念するわよ!」

 

キバ!

 

リューナは黒と黄、赤のパスを取り出して起動する。そしてそれをステーションドライバーにセットして待機状態にし……

 

リューナ「変身!」

 

発車!連装!ヴァンパイアムーンナイト!キバフォーム!

 

リューナ「仮面ライダー電王Z、キバフォーム。アナタの判決は…地獄よ!」

 

一方……

 

エーニャ「うふふふふ……これで全てが決まるわぁ…」

 

 




常磐・T・エーニャ イメーシCV相羽あいな
常磐一兎の養子で、双子の姉妹である一葉と冷雨の妹にあたる。天真爛漫な性格で、いつも一葉の武器やライドウォッチを制作している。一兎の養子というが、実際はシバとの戦いにリュミアが極秘で調査をしていた自身の遺伝子に関する施設で、リュミアがエーニャを見つける。その後彼女の遺伝子があるという事で、正式に常磐家の娘となる。Roseliaの湊友希那に似ているが?

仮面ライダー黄昏
常磐冷雨が変身する仮面ライダー。セイバーとカリバーを融合した仮面ライダーで、剣と魔法を活かした戦法を得意とする。必殺技は剣にターコイズブルー色のエネルギーを剣に収束させるエンドスラッシュと、右脚にエネルギーを収束してライダーキックを放つキックエンド。

次回

・電王フェルヴオーキバ登場!そして現れるダイダル兄弟!


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・電王フェルヴオーキバ鎧武 登場!そして現れるダイダル兄弟!

ではどうぞ。


リューナ「ふん!はっ!」

 

仮面ライダー電王Z キバフォームに変身したリューナは次々とアナザーキバをその華麗な技で追い込んでいく。

 

リューナ「これこそ、華麗で、繊細で、冷酷な戦い方よ!」

 

フルチャージ!

 

リューナはダークネスムーンブレイクのやり方でライダーキックの準備をし、そのままアナザーキバに放っていった。アナザーキバはその攻撃を突きつけながら、爆発四散していった。床にはキバの紋章が付けられていた…

 

リューナ「これでおしまいね。」

 

すると私達のとある連絡が入った。連絡先はセントラルシティだ。

 

一葉「セントラルに戻って欲しいって!」

 

冷雨「んじゃさっさといきますか……ん?」

 

私達が変な音が聞こえたので城の外に出ると……

 

エーニャ「みんなー!お待たせー!」

 

走牙『おいおいあれ大丈夫か?』

 

一葉「ラーズジェット……まだ飛べるんだね…」

 

そして私達はラーズジェットに乗ってセントラルシティに戻っていった。

 

ラン「アークス各員に通達、レゾルの森、ヴァンフォード研究所にてドールズの反応を確認、支給警戒態勢に移行してください。」

 

アイナ「こちらアイナ。」

 

ラン「アイナさん?どうかしましたか?」

 

アイナ「私達も動けるよ?何をしたらい?」

 

ラン「ではヴァンフォード研究所に向かってください。レゾルの森にはブルーダー隊が向かっていますので。」

 

走牙「俺達もいくぜ。」

 

アイナ「一葉!冷雨!」

 

マノン「走牙…北エアリオの件は終わったの?」

 

走牙「モチのロン、しばらくはあの城は消えそうにないから北エアリオに点在する城ってことになる。そうだな……付けるならアルト・ラニ城とか?」

 

リューナ「何勝手に付けてるのよ!?」

 

一葉「ラン、さっきエーニャが特殊な機器で正体不明の反応を確認したわ。キャストではないんだけど、どうも動きがおかしいのよ。そっちでも調べてくれるかしら?」

 

ラン「分かりました。当該エリアに他のアークスがいるようです。彼らと合流して対応してください。」

 

アルフ「俺達は北エアリオに向かう。嫌な予感がする。」

 

シェルフェ「私も行くよ!」

 

一葉「了解!」

 

そして2人が北エアリオに向かった後…

 

冷雨「さて、私達も行きましょう。」

 

するとエーニャが現れて……

 

エーニャ「私も行く。」

 

一葉「エーニャ?」

 

エーニャ「ちょっと試作品を試したいってのと、その反応を見つけるって事で。」

 

冷雨「なーるほどね〜……んで?」

 

エーニャ「私も〜…い・か・せ・て・♡」

 

冷雨「お前はいちいち発する言葉がエロいんじゃーーーーーー!!!!!」

 

エーニャ「いてええええええええええええええええええ!?あぁーーーー!?」

 

冷雨がエーニャの頭にアイアンクローを噛ました。その様子を見た私は……

 

一葉「(うぅ……冷雨完全に如月さんの真似してるよ…)」

 

そして結局ヴァンフォードに冷雨も向かうことになった。

 

アイナ「ここも……昔は人が住んでたの?」

 

マノン「記録によれば……数十年前まで住民がいたようね。ドールズの大攻勢があって放棄された……と。」

 

一葉「とにかく、行ってみないと分からないわ!」

 

私達はヴァンフォード研究所に入っていくが、早速ドールズ達が現れたので……

 

冷雨「いくわよ?変身ッ!」

 

バーニングイーグル!

 

一葉&走牙「変身!」

 

全てを司る魔法の魔剣士!グローリングドラゴン!

 

発車!連装!ヴァンパイアムーンナイト!キバフォーム!

 

アーマータイム!インフェルノスラッシュ!バーニングイーグル!

 

冷雨「え!?ちょっ何よそのフォーム!」

 

一葉「へへへ♪いいでしょ〜?バーニングファルコンとか、タジャドルとかを意識した翼の力!いっくよー!」

 

私は空を飛んでいる変わったドールズを次々と撃墜、冷雨とリューナも続いて倒していく。アイナとマノンも奮闘して負けじとドールズを倒していく。そしてかなり深いところに来たところ……

 

アイナ「ランが言ってたほかのアークスってどこだろう?」

 

マノン「近くに反応はないわね……それに通信の状態も悪くなってきたわ。」

 

エーニャ「そりゃそうよ……あそこには変なパラポラアンテナがあるし…」

 

リューナ「いいえ……それとは別の理由があるはずよ?……例えば電波ジャック能力を持つドールズとか?」

 

するといきなり通信が入り……

 

ラン「ヴァンフォード研究所後に大型ドールズ接近!」

 

一葉「え?」

 

マノン「!?こちらには何も……?」

 

冷雨「えぇ……何も反応は……」

 

しかしランはこう言った。

 

ラン「これって……皆さんの真上です!」

 

すると目の前に変な隕石が着地する。そして目の前には……

 

「「!?」」

 

一葉「な、な、な、なにこれ!?」

 

ラン「データ照合……ダイダルと特定!ダイダルによるジャミングでモニタリングが不安定です!」

 

アイナ「……大きい……」

 

走牙『デカすぎにも程があるだろ。』

 

しかしそれと同時にダイダルよりもデカい、ダイダルソードが現れた。

 

冷雨「こういうときにあんなのとか、デリカシーがないのかしら?」

 

アイナ「あ!誰か戦ってる!?」

 

マノン「いくしかなさそうね。」

 

走牙『んじゃ俺達はあのデカいのを倒す!』

 

オラージュ「よーし!私のでば……」

 

リューナ「アナタの出番はまた今度よ。悪いけど、私もあのデカいのを倒したいのよ。」

 

オラージュ「はぁ!?アナタ何を言って!」

 

リューナ「まぁ、安心して?アナタも合体に含むから♪」

 

そして走牙達はフェルヴライナー、オレンジライナーを呼び出して準備する。そして……

 

リューナ「来なさい!キバライナー!」

 

するとアルト・ラニ城から一つの列車が現れた。一度、電王フェルヴオー鎧武になり、上半身の体が開き出す、そしてその開いた空間に、キバライナーの分離した奴が入り、鎧武の顔が外されてキバの顔が装着された。そして左腕にフェルヴオー鎧武の刀、右腕にはキバットをモチーフにした腕があった。

 

リューナ&走牙&オラージュ「完成!電王フェルヴオーキバ鎧武!」

 

オラージュ「って!なんで私も言わなきゃならないの!?」

 

リューナ「アナタも合体してるからよ。」

 

オラージュ「あ、そっか。」

 

リューナ「さっさといくわよ!」

 

そんな巨大な ダイダルソードに挑む走牙達、すると通常サイズのダイダルソードがいきなり撃墜された。

 

冷雨「なっなに!?」

 

すると隠れていたエーニャが……

 

エーニャ「人物反応2つ感知!皆の近くよ!」

 

「「え!?」」

 

???「おぉら!喰らえ俺の斧の力っ!」

 

すると巨大な斧を振り回した人物……いや物体が私を襲ってきた。それと同時に剣を持った物体も現れて……

 

マノン「うそっ!?こんなの有り得ないわよ!?」

 

アイナ「小さい……ダイダル?」

 

ソード「ふん。驚くのも無理もない!我はダイダルソード!そして!」

 

アクス「弟のダイダルアクス!」

 

ソード&アクス「我等!ダイダル兄弟!」

 

「「はぁ!?」」

 

冷雨「ダイダル兄弟ですって!?」

 

一葉「クロフォード!」

 

クロフォード『聞こえてるよ。奴等がダイダルソードを倒したおかげでモニタリングは回復した。だが……あんな人と同じサイズのダイダルは初めてだ!』

 

ソード「当たり前だ……我々は元は人間だからな。」

 

アイナ「えぇーーーー!?」

 

マノン「ど、どういうこと?」

 

アクス「我々は元々キャストのアークスだった。だが…ある日2人でヴァンフォードに訪れたら……」

 

ソード「あのダイダルソードに謎の光を浴びせられて、これぐらいのサイズのダイダルになってしまったのさ。」

 

一方……

 

リューナ「あっちもお祭り騒ぎね!私達も決めるわよ!」

 

走牙『あぁ!』

 

「「ムーンナイツブレイク!」」

 

電王フェルヴオーキバ鎧武はキバの紋章を出現させて、巨大化ダイダルソードを拘束、そのまま左腕の剣で切り裂いた後に右腕で殴った。ダイダルソードはそのまま倒された。

 

ソード「ふーむ……なかなかやるではないか……さぁ、我々と戦うのだ!」

 

一葉「え!?要望それだけ?!」

 

アクス「問答無用!」

 

アクスが私を攻撃するが、冷雨が盾を出現させて防ぐ、しかしそこにソードがスキをついていくが、そこにいたマノンとアイナに止められる。

 

アイナ「コイツら……ダイダルよりも…強いっ!」

 

マノン「そ、そうね……隙もないし…兄弟ちゃんと連携が整っている…」

 

アクス「我々も元はアークスだからな……てか、まだアークス登録されているなら別だけど…」

 

ソード「アクス、止めないか。」

 

マノン「ねぇ、アナタ達も星わたりなの?」

 

アクス「いや……我々は……星わたりではない!」

 

ソード「よせアクス!人が聞いているのに!」

 

ソードの忠告も聞かずに、アクスがそんな質問をしたマノンを攻撃するが…

 

エーニャ「ふん!」

 

アクス「なっ?!」

 

一葉&冷雨「エーニャ!?」

 

エーニャ「ダメだな〜…デリカシーがない奴って…ちゃんと人の話は聞くことだよ?斧強脳筋野郎。」

 

アクス「な!?なんだその呼び名は!?」

 

ソード「いや……その女の言う通りだけど……」

 

ゼロサウザードライバー!

 

するとエーニャはゼロワンドライバーとzaiaサウザンドライバーを合体させたドライバーを腰に着けた。

 

エーニャ「見せてあげる……ゼツメライズキーと…」

 

絶滅・Revolution!

 

アウェイキングライノゼツメライズキーを装填、そのまま…

 

エーニャ「プログライズキーを掛け合わせた……サウザーや、ザイアよりも強い……サウザーゼロの力を…」

 

ブレイクジャンブ!

 

エーニャはアメイジングホッパープログライズキーを起動、そして…

 

エーニャ「変身。」

 

エボリューションライズ!ライジング!アメイジング!アウェイキング!

 

仮面ライダールウヴァ!

 

エーニャ「仮面ライダールウヴァ。刮目しなさい。伝説が始まる。」

 

 

 




仮面ライダージオウブレイク:バーニングイーグルアーマー

アーマータイム!インフェルノスラッシュ!バーニングイーグル!

仮面ライダーオーズ:タジャドルコンボ、仮面ライダー迅:バーニングファルコンなどを組み合わせた炎と不死鳥の力を宿す姿。飛行での戦闘を得意とし、その威力はタジャドルの倍。必殺技は全身に不死鳥を模した炎を纏い、マグナブレイズのような技で特攻する『ブレイクブレイズ』

一葉と冷雨の豆知識 実はとある神が……

エーニャが捨てられてた事はとある神も見ていたらしい。

次回

・レゾルの森から聞こえる不穏


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・レゾルの森から聞こえる不穏

ではどうぞ……

仮面ライダールウヴァ
エーニャが変身する仮面ライダー。サウザードライバーをベースにした姿で変身する。

アメイジングホッパー
ライジングホッパーのゼロワンとサウザーを合成させた姿。跳躍によるキック増加と、サウザーの耐久性に優れており、例えどんな強い奴でも打ち勝つ事ができる。必殺技はライダーキックのライジングディストラクション。

エデン・ザ・スカイ・フォールン
仮面ライダー迅、仮面ライダーサーベラを混ぜた堕天使をイメージした形態で空中での戦闘に特化している必殺技は自身に黒い鷲の闇を顕現させ、マグナブレイズのように特攻するフライングディストラクション。







ソード「へぇー……」

 

アクス「面白い奴が現れたじゃねーかっ!」

 

アクスがエーニャが変身した仮面ライダールウヴァに攻撃するが、ルウヴァはその重たいアックスを腕で受け止めた。

 

エーニャ「私は一葉や冷雨と違って……甘くないわよ?」

 

ライジングディストラクション!

 

エーニャはソードよりも重いアクスを軽々と持ち上げて投げて、ヴァンフォードにあったアンテナのようなものに必殺技のライダーキックで吹き飛ばした。そしてそれを見た兄のソードは…

 

ソード「やるじゃないか……だが!私のスピードには勝てまい!」

 

ソードはエーニャの変身する仮面ライダールウヴァの基本フォームを上回るスピードで攻撃した。しかし…

 

エーニャ「なるほどね……けど、スピードがアナタだけ持ってるってわけじゃわないわよ?」

 

今度は黒い鷲の描かれたプログライズキーと、ピンクの蜂のアウェイキングゼツメライズキーを取り出す。

 

絶滅・Revolution!

 

カラミティウィング!

 

エーニャ「ルウヴァアップ。」

 

エボリューションライズ!エデン・ザ・スカイ!ルウヴァ・フォールン!

 

今度はまるで堕天使のような仮面ライダー迅をベースに作った姿に変身した。

(見る限り、電王ウィングフォーム、ライトニングホーネットなどの空をイメージしたフォームを掛け合わせている)

 

エーニャ「さぁ♪私の翼で……お・と・し・て・あ・げ・る♡」

 

冷雨「まぁーたあの子の性癖が現れたよ……後でまたアイアンクローしなきゃ…」

 

冷雨がそんなことを言っている間にエーニャはソードを追い詰めて…

 

エーニャ「これで終わりよ?」

 

フライング!ディストラクション!

 

エーニャは黒い翼を展開して空を飛び、そのままピンク色の翼を撒き散らしながら飛び蹴りをソードに向かって放った。それを受けたソードもヴァンフォードのアンテナにぶつかってしまったのであった…

 

エーニャ「はーい♪すっきり爽快!気分ソーカイ!」

 

エーニャが変身解除後、冷雨が後ろにやってきて…

 

冷雨「何が気分ソーカイじゃごりゃ!」

 

エーニャ「イギャャャャャャャャ!?」

 

アイアンクローかと思いきや、今度はヘッドロックでエーニャに制裁を与えた。

 

リューナ「全くあの兄弟は何なのかしら?」

 

ラン「あ、アッハッハッハッハッ……それよりも皆さんダイダル兄弟を打ち倒すなんて……」

 

アイナ「ちょっと変わった人達だったけどね。」

 

と私達がホッとしていたそのときだった。向こうから無数の鳥の悲鳴声が聞こえ、それと同時に意味不明の風圧までもがかかっていた。

 

マノン「今のは?」

 

ラン「確認中です……これは!?……レゾルの森で哨戒中のブルーダー隊…信号途絶……」

 

アイナ「えっ!?」

 

一葉「コイツらどうしようか。セントラルに連れてキャストにでも改造するかな?」

 

エクス「は!?お前何言って!」

 

エーニャが吹き飛ばした後に私はすかさず2人を縄で締め上げた。アクスが動揺する一方、ソードは…

 

ソード「我々をアークスに迎え入れてくれるのか?」

 

一葉「まぁ、アークスではなくて…依頼屋としてね?」

 

アクス「な、なんだそれ…」

 

冷雨「ちょっと!今はそんな!話!してる!場合じゃないでしょ!」

 

エーニャ「痛い!痛い!痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!」

 

ラン「とりあえず!周辺の状況を確認します!」

 

クロフォード「ラン、アークス全員に非常呼集を。」

 

ラン「了解です!」

 

クロフォード「一葉達も戻ってきてくれ。」

 

一葉「ダイダル兄弟達はどうする?戻ってキャストにでも改造しようか?」

 

クロフォード「その話も諸々するよ。とにかく戻ってきてくれ。」

 

一葉「了解!」

 

そして私達はクロフォードの指示でセントラルに戻り、タワーの司令室にやってきた。話によるとレゾルの森で大型ドールズの反応があった。しかも…

 

クロフォード「これは……過去の記憶からネクス・エアリオが出現したものと考えられる。そう、あのネクス・エアリオだ。」

 

辺り一帯がネクス・エアリオで動揺していた。

 

クロフォード「ネクス・エアリオが最後に出現したのは10年前…エアリオリージョン全体に大きな被害が出た、あの時以来ということになる。」

 

走牙「エアリオリージョンのドールズの中じゃ強いのか?」

 

クロフォード「あぁ、その強さは先程のダイダルよりも強烈だ。」

 

一葉「なるほどね……しかも…」

 

クロフォード「あぁ……先程このレゾルの森に偵察に向かったブルーダー隊との連絡が途絶えた。」

 

その言葉を聞き、アークス全員が動揺していた。

 

クロフォード「さらに悪いことにネクス・エアリオが現れたと同時に、各地でドールズの出現が相次いでいる。これらを討伐するために、戦えるアークスを分散せざるをえない状況だ。今北エアリオに出現したドールズをアルフとシェルフェ、そして他のアークスが戦っている。」

 

走牙「アイツら……カッコつけやがって……」

 

クロフォード「とりわけ、レゾルの森の探索は危険な任務になる。そこでまずは志願者を募りたい。」

 

するとアイナとマノンが手を上げて……

 

アイナ「私達がいくよ。」

 

クロフォード「君達は連戦になるだろう?いいのかい?」

 

アイナ「うん。私達なら……ね?」

 

マノン「そうね。」

 

一葉「えぇ。」

 

冷雨「勿論。」

 

エーニャ「そうそう。」

 

走牙「当たり前だよなぁ?」

 

クロフォード「そうか。ありがとう。ネクス・エアリオは強敵だ。単独での交戦は避けて、ブルーダー隊の捜索を頼むよ。」

 

アイナ「分かった。」

 

クロフォード「他には志願するものは?」

 

するとクロフォードの言葉で次々と手を上がるアークス達……

 

クロフォード「みんな……ありがとう。頼んだよ。」

 

すると……

 

アクス「俺たちもいくぜ。」

 

後ろからなんとダイダル兄弟のソードとアクスが現れた。

 

一葉「メディカル、済んだみたいね?」

 

アクス「あぁ、クロフォードの司令のおかげさ。」

 

ソード「ブルーダーの旦那はまだレゾルの森にいるんだろ?なら、方法は1つ……だろ?」

 

一葉「そうね。ネクス・エアリオのパーツを剥ぎ取って倒す。」

 

クロフォード「頼もしいな一葉達は……」

 

そしてみんながいなくなった後……

 

一葉「クロフォード。ちょっとお願いがあるんだけど。」

 

クロフォード「なんだい?」

 

一葉「過去の物を見て、ネクス・エアリオは翼を落としたりして消え去る事があったのよ。そこで……ブルーダー隊捜索の報酬として、ネクス・エアリオの素材を頂けるかしら?」

 

クロフォード「いいけど、何に使うんだい?」

 

一葉「父さんもビックリなプロジェクトよ。それにもしかすると……」

 

クロフォード「何者かの介入で今度はネクス・エアリオが異常な姿に…」

 

そう……以前のティガレックス侵食種のような存在が現れるかもしれない…そう……もしもの話だが……

 

クロフォード「分かった。その話受け取ったよ。」

 

一葉「ありがとう。クロフォード。」

 

 




次回

・レウス・エアリオ


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・レウス・エアリオ

一葉「デーンデーンデーン デデデデデデ デーンデーンデーン」

 

冷雨「いや、早すぎだから…」

 

エーニャ「はぇ〜……ここがレゾルの森かぁ……」

 

ソード「とにかく…分散はしないでなるべく集まって行動しよう。」

 

アクス「よっしゃ!ブルーダーの旦那を探すぞ!」

 

そして私達は奥へ奥へと進んでいくにつれ、幻想的な場所に到達していた。

 

マノン「だいぶ時間が経ってしまったわね。それにしても……外からじゃ分からなかったけど。こんな風になっていたのね。」

 

すると不穏な空気が流れてきて……

 

アイナ「なんだが…マズイ状況かも……?」

 

走牙&エーニャ「マズイですよっ!?」

 

マノン「私達も…引き際を考えないといけないかもしれないわね。」

 

アイナ「そんなっ!それじゃブルーダーはどうなるの!?」

 

アイナの言葉にマノンが憂鬱になった時だった。

 

クロフォード「マノンの言う通りだ。」

 

マグからクロフォードの声が聞こえ、モニターが現れる。

 

アイナ「クロフォード!?」

 

一葉「と、なると……かなりヤバい状況ってことね?」

 

クロフォード「あぁ、ドールズの出現規模が想定を超えている。このままではいずれ押し切られるだろう。君達も、自分達の身の安全を第一に考えてくれ。ブルーダーはそう簡単にはやられはしない。危なかったら逃げ……」

 

謎のジャミングで通信が切れてしまった。

 

アイナ「クロフォード?クロフォード!」

 

マノン「ジャミングね……しかも恐ろしく強力な…」

 

すると謎の咆哮が周囲に響いた。

 

ソード「なんだ今のは?!」

 

すると空からドラゴン型のドールズが現れた。そして……

 

アイナ「なっ!?」

 

一葉「にっ!?」

 

走牙「ぬっ!?」

 

エーニャ「ねっ!?」

 

アクス「のっ!?」

 

冷雨「アナタ達ねぇ……( - - `)」

 

そしてそのドールズは……

 

マノン「ネクス・エアリオよっ!」

 

その姿はドス古龍の骨格に似ていた。それもそうだ…これ……絶対…ってそんなこと思ってたらネクス・エアリオが火球を放つその時だった。

 

ブルーダー「攻撃が来るぞ!」

 

アイナ「ブルーダーッ!」

 

ブルーダーが火球を放とうとするネクス・エアリオの頭部に攻撃、そして私達も続いてネクス・エアリオに攻撃する。

 

ブルーダー「なぜここにきたっ!」

 

アイナ「なぜって!助けるためだよっ!」

 

ブルーダー「む……うん……逃げろ、と言いたいところだが、分散すると危険か、みんな連携を整えて戦ってくれ!」

 

ネクス・エアリオに私達はありったけの攻撃を叩き込む……しかしそこに黒いフードの男が現れて……

 

???「面白くなってますね……私がもっと面白くしてあげましょう。」

 

一葉「え?」

 

目の前にいたその男はなんとネクス・エアリオに2枚のメダルを投げる。そのメダルは中に入り、ネクス・エアリオはその姿を変え出す。

 

???「後は頼みましたよ。レウス・エアリオ。」

 

私達の前に現れたのはネクス・エアリオが、リオレウスとディノバルドを纏った姿だった。レウス・エアリオ……これが強化した状態か……

 

ブルーダー「強力な攻撃がくるぞっ!」

 

ブルーダーがそう言ったあと、レウス・エアリオはスーパーノヴァのような技で私達を吹き飛ばした……と思ったその時だった!空から地面を裂く光が現れてレウス・エアリオの2つ目の頭に直撃した。それを直撃させた人物は……

 

一兎「怪我してないか?お前達。」

 

私達の父、常磐一兎だった。

 

一葉「あ!」

 

冷雨「ウソ……」

 

エーニャ「はぁ♪」

 

一葉「お父さん!」

 

一兎「まだいけるか?」

 

一葉「もちろん。」

 

一兎「うっし……さっさと倒そうぜ!」

 

 




次回

・親子の力


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・親子の力

ではどうぞ。


レウス・エアリオに苦戦していた私達は突如現れた父さんに助けられて、危機を逃れた。そして父さんと一緒にレウス・エアリオに向かって挑んでいく。

 

一葉「どうしてきたの?天界の仕事が忙しかったんじゃないの?」

 

一兎「ちょうど資料を整理していたところに異変を感じてな。来てみればこのザマだよ。まさか、ネクス・エアリオにリオレウスとディノバルドの性質を投入するなんて…」

 

冷雨「レウス・エアリオって言ってたけど正式名称はネクス・エアリオ侵喰種よ?」

 

一兎「とにかく!今はアイツにありったけを叩き込んで倒すぞ!」

 

父さんが先に先行して怯ませたあと、私はフリージングウォッチを剣にセットしてネクス・エアリオに放つ。

 

フリージング!ギリギリスラッシュ!

 

そして父さんと走牙が前に立ち……

 

一兎「走牙!合わせろ!」

 

走牙「はい!」

 

フルチャージ!

 

サイキョーフィニッシュタイム!キング!ギリギリスラッシュ!

 

父さんがサイキョージカンギレードで長大な光の刃翼を切り落とし、走牙が尻尾と2つの頭を切断。そして…

 

一兎「一葉!冷雨!エーニャ!決めろっ!」

 

一葉「分かった!」

 

ブルーダー「マノン!シフタだ!」

 

マノン「分かった!」

 

アイナ「ついでにこれもくらえっ!」

 

アイナが相手を怯ませる閃光弾を放ち、マノンがシフタで私達3人の能力をアップさせる。そして……

 

フィニッシュタイム!タイムブレイク!

 

黄昏一閃!グローリング必殺撃!

 

ライジングディストラクション!

 

一葉&冷雨&エーニャ「はぁぁぁぁぁぁ!」

 

私達の力が合わさったライダーキックでネクス・エアリオのコアに直撃、そのまま爆発四散するが、最後の生首だけが足掻こうとしたのに気づいたアイナはライフルで撃ち落とした。

 

アイナ「やった……。」

 

マノン「よく頑張ったわねアイナ。」

 

アイナ「みんなありがとう!」

 

ブルーダー「いい動きだった。短い間に成長したな?」

 

アイナ「ブルーダーのアドバイスのおかげだよ。」

 

一兎「お前達もよく頑張ったな。それと久しぶり。」

 

一葉「えぇ、久しぶりね?」

 

冷雨「久しぶり……だけど?」

 

一兎「?」

 

エーニャ「どうしたの?」

 

すると冷雨はエーニャを連れて父さんの前に立ち…

 

冷雨「またエーニャに変な物渡しただろこのバカ父がぁ!」

 

左腕で一兎を、右腕でエーニャをヘッドロックした。

 

一兎「アァァァァァァァ!?」

 

エーニャ「イギャャャャャャ!?」

 

一葉「やっぱり……戦兎さんに似てる…」

 

するとマグからモニターが現れて……

 

ラン「通信回復しました。ネクス・エアリオの反応消滅?これって…」

 

ブルーダー「クロフォード、任務完了だ。客人を招いてこれから帰還する。」

 

クロフォード「ブルーダー!あ……あぁ、そうしてくれ。」

 

ブルーダー「戻るとしよう。」

 

そして私達はシティに帰っていった。

 

クロフォード「よく無事に戻ってきてくれたね。」

 

ブルーダー「みんなのおかげだ。今回は、私も少し危なかった。」

 

クロフォード「それに皆のピンチを君が助けるとは思わなかったよ。神ジオウ。」

 

一兎「一兎でいいって前から言ったろ…」

 

クロフォード「そうだったね。みんな、ありがとう。まさかあのネクス・エアリオを倒してしまうとは…」

 

冷雨「それと、この前のナグルスと同様に侵喰種になったわ。顔は見えなかったけど侵喰させた奴も現れた…けど、黒いフードで隠してて見えなかったわ。」

 

クロフォード「そうか……アークスがドールズの力を宿したり、ドールズが様々な力を入れられて侵食されたり、色々おかしいことになってるな。ネクス・エアリオ、君たちはレウス・エアリオとも呼んでたね。」

 

ブルーダー「クロフォード、そのレウス・エアリオの体躯から、例の部品が得られたぞ。」

 

クロフォード「そうか!早速開発部に連絡を!」

 

するとアイナが……

 

アイナ「部品?」

 

クロフォード「おっと……そうだね。君達にも話しておこう。」

 

クロフォードが端末をいじり、とある兵器のディスプレイを現した。

 

アイナ「これは?」

 

クロフォード「僕らが開発を進めている対ダークファルスの切り札だよ。」

 

どうやらアークスに流れるフォトン。この特殊な力にダークファルスやドールズは弱い。しかしダークファルスはあまりにも大きいため、弱点のコアが分厚い体躯でに守られている。

 

クロフォード「だから実力者であるガロアさんでも、完全には仕留められなかった。個々のアークスの力では限界がある。そこで僕らは他に方法がないかを考えたんだ。」

 

フォトンは大気中にも存在しており、その量は人間、つまりアークスの体内にあるものを遥かに超えていた。

 

クロフォード「大気中のフォトンを集めて何倍にも圧縮し、撃ち出すことが出来れば、ダークファルスの体躯を貫き、コアに直接、圧縮フォトンを集中放射できるというわけだ。それを可能にするのが、超大口径の単装フォトン粒子砲、セントラルキャノンだ。」

 

アイナ「セントラルキャノン……」

 

クロフォード「以前君たちの手を借りたいといっていた理由のひとつが、これなんだ。ダークファルスの再襲来が迫っているなかで、開発ペースをはやめないといけない。しかしそのための資材がまだまだ不足してるんだ。一兎からも、もしもの時にスフィアタンクの調達をお願いしようとしたんだけど…」

 

一兎「実はここ最近スフィア粒子の現象が激しくなってるんだ。もしもの時にスフィア粒子を使えば、先程の闇の力も消去できる。」

 

クロフォード「完成の為に資材を得るには、このエアリオリージョンの力だけでは足りない。他のリージョンにいるアークスたちの協力が不可欠だ。君たちには今後、その橋渡しを手伝って貰いたいと思っている。」

 

アイナ「それってつまり、私達が別のリージョンにお願いに行くってことかな?」

 

クロフォード「君たちだけに無茶はさせない。他のセントラル所属のアークス達も一緒だ。まずは東のリテムリージョンに向かってもらうことになるだろう。詳しいプランは準備が整ってから連絡するよ。それまでは英気を養っておいてほしい。」

 

アイナ「うん。分かった!リテムリージョンか……どんなとこだろう。」

 

一兎「俺はスフィアタンクの調達の為にスフィア天界に戻る。一葉、冷雨、エーニャ、みんなを頼むぞ。」

 

一葉「うん!」

 

冷雨「分かってるわ。」

 

エーニャ「えぇ!」

 

一兎「走牙、早くシュンガと会えるといいな?」

 

走牙「はい。それまでは電王として、一生懸命頑張ります。」

 

こうして、私達はネクス・エアリオの件が終わった。しかしこの後、また北エアリオで起きる出来事に遭遇することは私達はまだ知らない。

 

 

 




次回

・その刀、敵を降す


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・その刀、敵を降す

今回からコラボ回です。


冷雨「お疲れ様、2人ともありがとうね?私達がレゾルの森でネクス・エアリオを止めてくれるために時間を稼いでくれて。」

 

シェルフェ「どういたしまして。まぁ、私達は私達で、ペダスヴェラを止めてたけどね…」

 

一葉「ペダスヴェラ?」

 

アルフ「ペダスタイプのデカイ奴だ。弱点も氷から雷に変わっている。」

 

走牙「ところで、かなり長い時間で北エアリオにいたよな?何しに向かったんだ?」

 

シェルフェ「それが……実はね…ハルファナ湿原で変なのを見たのよ。」

 

一葉「ハルファナ湿原って確か、アルト・ラニ高原の下降にある…」

 

アルフ「正確には下部だな。実はその調査をしている最中に面白いもんを見つけてな?シェルフェが面白半分で撮ったらしいぞ?」

 

シェルフェ「ちょっと!面白がってるのはアナタでしょ!?」

 

シェルフェがそう言って端末を取り出して私達にその映像を見せつける。それは何とも信じらなれない映像だった。

 

一葉「ドールズが…ドールズを倒してる?」

 

アクス「なんだと!?おい!ちょっと見せろっ!」

 

アクスが無理やりその映像を見ようとしていた。その巨体に嫌な感じになった走牙は……

 

走牙「お前その体デカすぎだろぉ……ぶふぉ!?」

 

アクスに吹き飛ばされてしまった。その様子を紅茶を飲みながら見ていたソードは……

 

ソード「やれやれ…私の弟は世話が妬ける…」

 

エーニャ「アナタが言えないでしょうが……んで?今回は誰と誰が行くの?」

 

一葉「私…ヴァンフォードとレゾルの森の連戦で疲れたぁ…」

 

冷雨「私も休みたいわ。」

 

アルフ「俺ももう流石に北エアリオは寒いから…」

 

シェルフェ「私は今回のレポート纏めなきゃならないし…」

 

走牙「俺は列車の整備を…」

 

エーニャ&アクス「おい。」

 

ソード「仕方ない。エーニャ、アクス、我々でいくぞ。」

 

エーニャ「まぁ、北エアリオには興味が大ありだったからね?いいわ。」

 

こうして私は5人の変わりに、ダイダル兄弟と一緒に北エアリオに向かうことになった。

 

エーニャ「うぅわさっむ…北エアリオがこんなに寒いなんて。」

 

アクス「まぁ、あの雪山が近くにあるもんだからな。」

 

エーニャ「あそこも何かのリージョンなの?」

 

ソード「あぁ、だが我々もまだそれに関しては知らなくてな。」

 

エーニャ「そうだよね。てかここ沼地?湿原なのに寒いのはおかしいでしょ?」

 

アクス「いや、そんなことは……あ、おい見ろよ。」

 

すると私達の前に刀を持った謎の機械生命体がいた。その生命体は…

 

ソード「ブジンか?」

 

エーニャ「何それ?」

 

アクス「剣を使った高速近接戦闘を得意とするドールズだ。瞬間移動や残像、時間差範囲攻撃に大技の広範囲連続攻撃を多く持つスピード特化のドールズだ。」

 

ソード「だが、あのように大人しいドールズは…」

 

エーニャ「私、彼と戦ってみる。」

 

ソード「正気か!?アイツは!」

 

ゼロサウザードライバー!

 

エーニャ「大丈夫。手はある。」

 

アクス「兄貴、コイツもう止めてもむりだぞ。」

 

絶滅・Revolution!

 

カラミティウィング!

 

エーニャ「変身。」

 

エボリューションライズ!エデン・ザ・スカイ!ルウヴァ・フォールン!

 

???「ん?」

 

エーニャ「北エアリオに面白い奴がいるって聞いてね?気になってアナタに挑みに来ちゃった。」

 

???「アナタ…私はドールズよ?」

 

アクス「いやお前絶対キャ……」

 

ソード「アクス、黙ってろ。」

 

そして私はこの時知らなかった。あのブジンが背負っていた覚悟を…

 

 




次回

・刀鉄の女が治る方法


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・刀鉄の女が治る方法

お久しぶりのNGSです。落ち着いたら防衛戦の話もしようかなと思います。


エーニャ「ふー…」

 

???「……」

 

私は突如ハルファナ湿原に現れたブジンと戦うことになった。まず先行でブジンが先に迫ってきたが…

 

エーニャ「あまい!」

 

エーニャはスピードを駆使した戦いで、次々とブジンとぶつかりあっていく。

 

???「アナタやるわね!その力、認めた!」

 

エーニャ「アナタもやるじゃない!」

 

次々と剣と剣がぶつかり合った後、私とブジンは後ろに下がった。

 

エーニャ「アナタ…元はキャスト?」

 

???「……」

 

アクス「あ、黙ったやっぱ……」

 

ソード「やめろアクス。」

 

そしてブジンはなんと、顔を剥いだ。するとその顔から人間の顔が現れた。

 

ソード「嘘だろ…」

 

アクス「ありゃ……たまげた…」

 

???「私は元はニューマンよ。」

 

「「!?」」

 

私達はその言葉を聞いて驚いてしまった。見た目ばドールズで頭のヘルメットを外すと人間……しかも、ニューマンだったなんて…そのニューマンが言った後に、私は変身を解除した。

 

ソード「なんだと!?」

 

カチェスタ「カチェスタ、それが私の名前。」

 

エーニャ「へぇ……ねぇ、カチェスタ。」

 

カチェスタ「なに?」

 

エーニャ「どういった経緯でそうなったか教えてくれないかしら?」

 

カチェスタ「それは…」

 

1ヶ月前、彼女はハルファナでブジンの討伐をしていた。ブジンの討伐は無事に終了したが、その後彼女に異変が起きた。ブジンが倒された場所から大きい光が現れ、辺り全体が怪しい光を発していた。そしてその後、ブジンで似ている武装が彼女を襲い、纏ってしまったのだと…

 

エーニャ「そうだったんだ…」

 

カチェスタ「えぇ……だから私は…セントラルに戻れない。」

 

アクス「おいどうするよ兄貴。俺達はもう結構前にヴァンフォードでされたし、直ったけどさぁ…」

 

ソード「あぁ…キャストではこういう風に出来たが、中身がニューマンとなるとな。」

 

エーニャ「大丈夫。」

 

ソード&アクス「え?」

 

エーニャ「カチェスタ、私に任せて。」

 

カチェスタ「え?」

 

エーニャ「セントラル側では無理でも、私達の方では大丈夫だと思うわ。」

 

カチェスタ「い、いいのか?」

 

エーニャ「だって…片手がないカチェスタが…可哀想に見えたから…」

 

カチェスタ「エーニャ…」

 

エーニャ「さ!2人とも戻るよ!」

 

私はカチェスタを背中に背負った後に2人を置いていった。

 

ソード「おいアクス…」

 

アクス「あぁ…アイツ、絶対人間じゃねーよな。」

 

そしてカチェスタを連れてスフィア天界にやってきた私。父に病状を貰うと…

 

一兎「確かに……これぐらい複雑なのが入り交じっているのなら、セントラルの技術では無理だ。俺達の出番だなエーニャ。」

 

エーニャ「うん!」

 

一葉「あー……あのバカ親父が心配になってきたよ…」

 

冷雨「まぁまぁ、エーニャも過去にあぁいう事があったから仕方ないじゃない。」

 

走牙「だな。俺も同じだ。」

 

そして私と父さんは協力してカチェスタの身体を必死に治した。そして…

 

一兎「よし終わった。動かしてみて?」

 

彼女は鏡で自分の身体を見る。

 

カチェスタ「やったぁ……私元に……元に……」

 

エーニャ「おめでとうカチェスタ。父さん、外したブジンの武装どうする?」

 

一兎「そうだな……それだったらこっちで回収して何かを作って君にあげるよ。カチェスタ。」

 

カチェスタ「私にですか?」

 

一兎「あぁ、少し時間はかかるけどな。」

 

カチェスタ「ありがとうございます!」

 

一兎「それと、今からセントラルに戻ろうとしたらスフィアの波に溺れて大変な事になる。それに今日はスフィアの海が荒い、泊まっていきなさい。」

 

一葉「何泊まる気満々にさせてるのよ…」

 

エーニャside終

 

 

 

一葉side

 

カチェスタの手術が終わった後、私達は父さんに呼ばれた。大事な話があるという。

 

一葉「父さん来たよ。」

 

冷雨「どうしたの……って、おばあちゃん…」

 

エーニャ「あ!おばあちゃん!」

 

ロイヤル「あらエーニャ、戻って来てくれたのね?例の話聞いたわよ?」

 

エーニャ「本当に!ありがとう!」

 

一兎「うっ……うーん。話を戻すとして俺は実は最近、スフィアの海がだいぶ荒れている事が多くなってるんだ。」

 

冷雨「スフィアの海…スフィア天界のバランスだけでなく、様々な世界を行き来する為に使う宇宙の海みたいなもの。」

 

一兎「そのスフィアの海が荒れたとなると、不吉な事が起こる。まだ何が起こるかは分からない…だから、三人にスフィアの海の警戒をして欲しい。」

 

一葉「分かったわ。任せてちょうだい。」

 

冷雨「さぁて……なら私の出番かしらね?」

 

エーニャ「よぉーし!みんな気をつけてやるぞぉ!」

 

一兎「(*^^*) (戦兎の世界にスフィア柱が現れたとなると、あれは不吉な予感…福澤が残したこれで……解明してほしいな。)」

 

 

 




次回

・防衛戦ムリですからぁ!


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・二幕 異界から現れる戦士達
・防衛戦ムリですからぁ!


ではどうぞ。


一葉「ヘェックション!」

 

エーニャ「あれあれ〜?風邪でもひいたのかなぁ?一葉姉ちゃん♪」

 

一葉「な、何よ!悪いかしら!」

 

エーニャ「だって、私達三姉妹の中で一番大人しいの一葉じゃん。もっと私みたいにふざけて…」

 

一葉「アナタは自分の恐ろしい実験道具を使って周りに迷惑かけてるだけでしょうがぁぁぁぁぁぁ!」

 

エーニャ「ニャーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?」

 

走牙「あぁ……アイツらまたやってるよ。」

 

冷雨「そうね……何かしら…嫌な予感がするわね。」

 

走牙「確かに言われてみればな。」

 

するとオペレーターのランがこんな話をしてきた。

 

ラン「皆さん、今すぐ採掘リグの防衛に参加してくれませんか?よりによって防衛する人が少なくて。」

 

一葉「分かったわ。任せてちょうだい!」

 

冷雨「あまり頑張り過ぎると身体壊すわよ?この前みたいな戦兎さんのように…」

 

一葉「う、うるさい。」

 

戦兎さんとの変な怪物との戦いから1週間を過ぎているが、冷雨がその話を聞いたのか、私が同じ目に合うかのような事を言った。そして採掘リグがある場所に着くと大量のドールズが現れる。

 

一葉「あらあらあらあら、沢山いるじゃない?」

 

エーニャ「おぉ…テーマパークに来たみたいだわ。」

 

一葉&エーニャ「テンション上がるな〜♪」

 

冷雨「もう突っ込む事すら嫌になってきた…」

 

走牙「あ……アハハハ…( ̄▽ ̄;)」

 

一葉「こんなの早く蹴散らして帰ろ!変身!」

 

アーマータイム!脳細胞トップギア!氷の神速!フリージングアクセル!

 

グローリングドラゴン!

 

〜世界を守護する竜騎士であり魔法使い!〜

 

冷雨「全くアナタは…ま、暇つぶしにはいいかしらね?変身ッ!」

 

全てを司る魔法の魔剣士!グローリングドラゴン!

 

エーニャ「走牙、私達も行こ!」

 

走牙「足引っ張るなよ!」

 

エーニャ「分かってる分かってる!」

 

エーニャ&走牙「変身!」

 

発車!連装!ヴァンパイアムーンナイト!キバフォーム!

 

エボリューションライズ!ライジング!アメイジング!アウェイキング!

 

仮面ライダールウヴァ!

 

一葉「いくよ!」

 

「「おう!」」

 

一方スフィア天界では…

 

一兎「フェクション!あぁ……寒い…」

 

ロイヤル「変ね…最近嫌な寒気が多いわ。」

 

一兎「戦兎が1回封印されて、3ヶ月経って復活した後に急に変になった…あぁ……コタツに出たくない…」

 

ロイヤル「はぁ……寒がりなのは変わらないのだから…」

 

一兎「あぁ……ココアぁ…ココアが飲みたいぃ…」

 

あの地獄の3ヶ月…戦兎がいない分、俺は人一倍に頑張った。煉の助けもあってか、俺はスフィア天界での勤務を優勢に進めていた。おかげで俺はマスタークラスの神となり、神ジオウとしての名を天界全てに轟かせた。戦兎の天界以外にも、様々な天界で俺の名を知らない奴はいなかった。

 

一兎「たく…こんな時にスフィア天界に雪なんて降るわけ…」

 

って思ったその時だった。外は何と雪景色、おかしい…今は秋だろ?何が起きてるん?と俺は1度ドアを閉めた。

 

一兎「温暖化じゃないよな?」

 

ロイヤル「そうね…」

 

一兎「ん?温暖化…」

 

俺はシヨンからある事を聞いたのを思い出した。のなの達のいる寮土ラインズホースでは化学現象や、天気、兵器開発等に優れている寮。そこで最近新たな発見があったという…それは…

 

一兎「季節属性…」

 

ロイヤル「何それ?」

 

一兎「春夏秋冬、それぞれの季節を属性に分類した変わった属性だ。となると…ロア様!」

 

ロア「はい?」

 

天界の一番の長、ロアに俺はある事を言った。それは…

 

一兎「戦兎の天界に警戒態勢を、今回は戦兎だけじゃない。シヨンや翔夜、シュンガ達も巻き込むかもしれません。」

 

ロア「分かりました。言っておきます。」

 

ロイヤル「一兎…もしかして…」

 

一兎「あぁ…俺がシヨン達の世界に行った時にあった巨大なスフィアホール…あれがまた現れたんだ。しかも今回は…4つだ…」

 

一方の私達は中央エアリオ似て採掘リグを防衛していた。

 

黄昏一閃!グローリング必殺斬!

 

冷雨の剣技が、複数のドールズ達に襲いかかり、冷雨はその調子で次々と倒していく。

 

リューナ「久しぶりね!こんなに暴れられるのは!」

 

エーニャ「たく…走牙よりめんどくさいのが現れたよ…」

 

走牙『あぁ!?なんか言ったか!』

 

エーニャ「はいはい、何でもありませーん!」

 

ライジングディストラクション!

 

エーニャはこのフォームでの得意技のライダーキックを冷雨に続いて倒していく。そして私は…

 

バイオレッドドラグーン!

 

「「え?」」

 

一葉「これはとっておきよ!アームアップ!」

 

アーマータイム!ハイー!ウェイクアップレディ!闇黒剣月闇!

 

バイオレッドバハムート!

 

エーニャ「うわぁぁぁ……なんか恐ろしいのがきたぁ……!」

 

私は仮面ライダークローズ、龍玄、カリバーを掛け合わせた姿へと変化する。そしてそのままボスであるデストラグラスに近づいて…

 

バハムートマグナム!

 

という、龍の形をした銃を取り出してデストラグラスの最強形態の脚を打っていく。デストラグラスの4脚ユニットを壊し、そのまま逃げようとするデストラグラスを…

 

一葉「逃がさないわよっ!」

 

バハムートマグナムにライドウォッチを装填し、エネルギーを収束させる。

 

バイオレッドタイムチャージ!ドラゴニックブレイク!

 

バハムートマグナムから龍のような幻影を発射、そして大きな銃弾となってデストラグラスを一撃で四散させた。

 

冷雨「あ、アナタ…その能力どこで習ったのよ?」

 

一葉「戦兎さんのステルスバハムート。」

 

ステルスバハムート!イェーイ!

 

エーニャ「全く……」

 

リン『採掘リグの防衛成功、皆さん戻ってくださ……え!?』

 

クロフォード『どうしたんだい?』

 

リン『エアリオ周辺にて、以上な温暖反応!これは!?』

 

するとさっきまで紅葉だった木々達が、ピンク色に変わり出す。そう、何故か秋から春に変わっていたのだ。

 

走牙「どうなってんだ?今の季節は秋だろ?」

 

冷雨「そうね……でも、この異常事態…」

 

一葉「4人でスフィア天界に行くしかないわね。」

 

エーニャ「うん!」

 

 




仮面ライダージオウブレイク バイオレッドバハムート
クローズ、龍玄、カリバーの力を掛け合わせた遠距離形態。デストラグラスさえも認識不可能な銃弾を放つバハムートマグナムを持ち、それから放たれる一撃一撃が速いのに重たい龍の弾丸で相手を貫く。

次回

・事の発端



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・事の発端

ではどうぞ。


とある世界…

 

ゼルギス「うぅ…」

 

サーナリア「ゼルギス?大丈夫?」

 

ゼルギス「あぁ…ちょっとした頭痛さ。ここ最近、如月戦兎とメールでやり取りしているが、どうやら向こうも大変らしい。」

 

サーナリア「私達も色々苦労しているからね。」

 

ゼルギス「あぁ……ところで…今季節はなんだ?」

 

サーナリア「何を言ってるのゼルギス。秋でしょ?」

 

ゼルギス「そうなんだが…」

 

魔王ゼルギスは窓の外を開ける。すると…

 

ゼルギス「なんだこれは…」

 

サーナリア「は、春と秋が合併している?」

 

ゼルギス「サーナリア、みんなを頼めるか?」

 

サーナリア「まさか、戦兎のところに?」

 

ゼルギス「いや、これに詳しい人物はもしかしたら心当たりがある。」

 

サーナリア「なら、荷物の準備は任せてちょうだい。」

 

ゼルギス「ありがとう。」

 

一方、私達はスフィア天界に向かうと…そこには恐ろしい光景がまたみえていた。

 

戦兎「またお前が関係ある事かぁぁぁぁぁぁ!」

 

一兎「アァァァァァァァァァァァ!?」

 

戦兎さんのアイアンクローで、お父さんは某猫のペンギンの断末魔を叫んでいる。てか、戦兎さんなんでアロハシャツ着てるの?今秋だよね?おかしいよね?てかそもそも…

 

一葉「父さん、なんでスフィア天界がこんなにも寒くなってるの?」

 

一兎「それは季節属性の影響だ…」

 

「「季節属性?」」

 

一兎「例えば、今は夏の季節なのに、温暖化の関係なく冬に変わる事例や、春と秋の木々が並んでしまう事例などなど、シヨン達の世界でよく見かける現象だ…」

 

冷雨「聞いた事があるわ。夏の季節に溶けない雪だるま、春の季節に大量のサツマイモ、更には紫芋が東京に生えてしまう事例もあったわね。けどお父さん、これは滅多に見ない属性なんじゃないかしら?」

 

一兎「あぁ…本来ならそんなに見ない属性だ……けど、今回こんなに公になったのは…これが原因だ。」

 

お父さんが見せたのはなんと通常よりも遥かに大きいスフィアホールだった。

 

戦兎「おいこれって…」

 

一兎「前に話したスフィアホールだ。これが今、4つ同時に共鳴している。」

 

エーニャ「色を表すと、春、夏、秋、冬だね?」

 

走牙「一兎さん。まさかこれって…」

 

一兎「あぁ、異世界干渉によって季節を無理矢理変えてるんだ。しかも長であるロアさんでも見抜けない程のな。」

 

一葉「どちらにしろ異常事態なのは確かだね。」

 

一兎「そこでだ。俺と戦兎、そしてお前達、更には色々なメンバーをセントラルシティに招集して様々な場所をみんなで手分けして消滅させる。」

 

一葉「なるほどぉ…でも、スフィア天界の仕事はどうするの?もしウチに来ても、ルシファーさんとビナーさん、ソロモン姉ちゃんだけじゃ…」

 

リュウガ「その為に私がいるでしょ?」

 

聞き馴染みにある声だと思って向こうを見ると、なんと優しい人が立っていた。

 

一葉&冷雨&エーニャ「ママ!」

 

戦兎「あ、マザコン?」

 

一兎「うるさい。」

 

戦兎さんのツッコミを、大きい注射器で黙らせた父さん。そしてそれを刺された戦兎さんは…

 

戦兎「嫌ァァァァァァァァァァ!?」

 

父さんと同じ断末魔を叫んで悶絶するのであった。そして私達はお構い無しに母さんに抱きついていく。

 

エーニャ「ママァ!今までどこに行ってたのぉ?心配したよぉ!」

 

冷雨「うぅ……お母さんのクッキーィ…」

 

一葉「今からでもお菓子が食いたい!」

 

リュウガ「はいはい。感動の再会で嬉しい気持ちは分かるけど、今はそんな事を言ってる場合じゃないわよ?」

 

一兎「リュウガ。」

 

リュウガ「えぇ、シャオが1000年前と同じスフィアホールだったって言ってたわ。まぁ、シヨンや翔夜達はまだ高校生だけど…」

 

一兎「問題ないさ。会えればいいんだから。」

 

ロイヤル「ところで、メンバーはどうするの?」

 

一兎「一応、俺と戦兎が馴染みある煉と一海を呼ぶつもりだけど、戦兎みたいに色々な知り合いがいるわけでも……」

 

ゼルギス「いるだろう?ここに戦友が。」

 

戦兎「ん?この声…」

 

すると向こうから謎の空間が現れ、そこに1人の男性が現れた。

 

一兎「ゼルギス!?」

 

戦兎「お前どうしてここに!?」

 

ゼルギス「先程の話を聞かせて貰った。その季節属性とやら、俺の世界にも影響が出てる。」

 

戦兎「マジか!?」

 

ゼルギス「紅葉と桜が入り乱れている。てか、戦兎。なぜお前はそんな常夏の衣装を着てるんだ?」

 

一兎「コイツの世界の影響が夏だったらしい。」

 

戦兎「ジュルルルルルルル(グァバジュースを飲む音)」

 

冷雨「行儀悪いですよ戦兎さん。」

 

ゼルギス「君達は噂の一兎の娘達か、名前と話は聞かせて貰っている。一兎、今回の件、どう思う?」

 

一兎「どう見ても異常だ。ガングィネスはもう復活が出来ないし、スフィアホールの共鳴も既に出来ないのにあんな状況が起きてるんだ。」

 

ゼルギス「戦兎、君は?」

 

戦兎「同じだ。この前のマガイリスとの戦いで少し嫌な感じはしたが…まさか…」

 

一兎「急いで煉と一海を招集しよう。お前ら、セントラルに使わない司令室みたいなのはないか?」

 

一葉「待ってて、クロフォードに聞いてみる。」

 

そしてクロフォードに連絡すると、1つかなり高性能な司令室があるという。だがセントラルタワーが出来た後にも全然使われていないので、使う者を欲しかったという。

 

一葉「ありがとうクロフォード。」

 

クロフォード「お安い御用さ。オペレーターは?」

 

一葉「何とかするよ。そっちには4人必要でしょ?」

 

クロフォード「そうだね。この施設は好きに使ってもいい。結構高性能な機械が沢山あるから、スフィアホールに出向くには最適だね。んじゃ、僕は司令室に戻るよ。」

 

そう言って司令室に戻る為に私達の部屋を出たクロフォード。すると…

 

一海「よっと!おぉ、いいところじゃねーか。」

 

煉「うん。悪くないな。てか…」

 

ゼルギス「久しぶりだな。紅一海、十六夜煉。」

 

一海「魔王ゼルギス!?てめぇ!」

 

煉「まぁまぁ一海、戦兎の世界で一緒に戦ったじゃねーか。」

 

一海「ま、まぁそうだけどな…」

 

煉「んで一兎、どうするんだ?色々な世界を止めると言っても、そう簡単には出来ないぜ?」

 

一兎「そりゃ、バラバラになって止めるしかないよな?」

 

すると向こうから……

 

シュンガ「ようみんな。」

 

「「え!?」」

 

走牙「親父!?」

 

シュンガ「よう走牙。」

 

走牙「行方不明じゃなかったのか?」

 

戦兎「おい一兎、探すの大変だったぞ?」

 

一兎「ありがとう戦兎。実は数日前からシュンガのSOSをキャッチしてな。最初は怪しいと思ったけど、どうやら本物らしい…」

 

走牙「今までどこに行ってたんだよ!母さんが心配してたぞ!」

 

シュンガ「わ、わりぃわりぃ…一応連絡は取ってたんだけど…走牙にはまだいい出せなくて…んで一兎、事の発端を教えて貰おうか?」

 

父さんはシュンガさんに今回の件について話した。

 

シュンガ「なるほど……ついに現れたか。」

 

一兎「あぁ……季節属性で何かは起こるとは思ってたけど、まさか本当に起こるなんて思わなかったよ。」

 

一葉「んで?どうするの?」

 

一兎「俺は戦兎、一葉、冷雨でシヨン達の世界へ行く。シュンガとゼルギス、エーニャで、翔夜達の世界へ行ってくれ。そして…」

 

煉「俺達はこの世界だな?」

 

一海「あぁ。」

 

一兎「カチェスタ、君も一緒に行ってやってくれ。」

 

カチェスタ「分かりました。」

 

一兎「気をつけろよ?シヨン達の世界と翔夜達の世界以外はまだ未開拓だ。身長に行けよ?」

 

ゼルギス「おい一兎、もう1つの世界は?もう足りてないぞ?」

 

一兎「それならもう手配してある。」

 

戦兎「そうなのか…」

 

一兎「んじゃ、みんな検討を祈るよ。」

 

こうして以上な季節現象を調査する事になった。

 

 




次回

・カチェスタ、煉、一海の向かった世界は…


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・カチェスタ、煉、一海の向かった世界は…

ではどうぞ。


俺は十六夜煉。一兎達が季節属性を発する4つのスフィアホールを止めるために俺と一海は呼ばれ、俺達はその1つのピンク色のホールへ向かう。そして入って出た先に現れたのは…

 

煉「地球だ。」

 

一海「残りの2つの世界は未開拓って言ってたよな?何が未開拓なんだろうな?」

 

カチェスタ「行ってみなきゃ分からないさ。とにかく、ステルスモードにして向かおう。」

 

そして地球に着陸した俺達は辺りの周辺を見渡す。

 

カチェスタ「どう思う?」

 

煉「普通の街だ。けどこれは…」

 

エスト『煉。』

 

煉「エストか?どうした?」

 

エスト『目の前に何かいる。』

 

急に出てきたエストとレスティアに驚くカチェスタと一海、しかしそんな事を言っている場合ではなかった。目の前に桜を意識した傭兵達が人々を襲いだしたのだ。

 

煉「一海。」

 

スゥクラッシュドライバーァ!

 

一海「分かってるよ!」

 

煉「我が身に存りし魔王の力よ。二振りの剣とそれに宿りし二体の精霊と交わりて、全てを切り裂く剣聖の力をここに示せ!」

 

ロボットゼリー!

 

一海「変身!」

 

ロボットイングリス!ブゥゥゥゥラァァァァァァ!

 

俺達は目の前にいる雑兵士達を相手に戦う。しかしあまりの数の多さで苦戦してしまう。その時…

 

「「タァァァァァァ!」」

 

ドォーン!

 

一海「あぁ!?今度はなんだごらぁ!」

 

煉「落ち着け一海…」

 

と、そんな悠長な事を考えていると目の前に…

 

まなつ「ときめく常夏!キュアサマー!」

 

一海「おぉ。」

 

さんご「きらめく宝石!キュアコーラル!」

 

一海「おぉ……( 'o' )!!!」

 

みのり「ひらめく果実(フルーツ)!キュアパパイア!」

 

あすか「はためく翼!キュアフラミンゴ!」

 

一海「やるやん。」

 

ローラ「ゆらめく大海原(オーシャン)!キュアラメール!」

 

まなつ「5人合わせて!」

 

「「トロピカルージュプリキュア!」」

 

煉「……」

 

一海「うっほほ!めちゃくちゃ常夏やんけ!」

 

煉「一海…落ち着け…」

 

突然のプリキュアの登場に困惑する俺だが、俺はこの世界に心当たりがあった。恐らくトロピカルージュの世界だ。そんな世界を守るプリキュア達と一緒に目の前にいる兵士達を次々と倒していく。すると…

 

一海「見ろ!撤退してくぞ!」

 

カチェスタ「クソ!」

 

煉「よせカチェスタ、無理に追いかけると奴等の思惑通りになる。」

 

こうして俺達は変身を解除した。そして俺は同じく変身を解除したプリキュア達にこんな質問をした。

 

煉「なぁ?ここはなんて街だ?」

 

まなつ「え?ここはあおぞら市っていうんだ!」

 

カチェスタ「なるほど。」

 

あすか「常夏が続くのは普通なんだけど…」

 

辺りを見渡すと、街の木々が桜色に変わっていた。恐らくこれも季節属性の仕業に違いない。

 

さんご「木々だけが桜の花が次々と咲いてるんだ…」

 

みのり「嫌な予感…」

 

ローラ「それで?異界から現れた人間のアナタ達は何者?」

 

煉「それは…」

 

俺達は今までの出来事をそのまま話していく。それに納得した彼女達は…

 

まなつ「分かった!私達の世界も、アナタ達もピンチなら一緒に戦うよ!」

 

一海「交渉成立だな。」

 

カチェスタ「交渉な程公か?」

 

煉「だな…」

 

一方…

 

必殺読破!烈火抜刀!ドラゴン一冊斬り!

 

光刃「火炎十字斬!」

 

ファイアー!

 

光刃「なるほど…この世界…確か、秋の場所に来たよな?うぅーん…秋過ぎるのか?」

 

ユーリ『寧ろ東京なのに京都並に紅葉がスゴくないか?』

 

クロス「言われてみればそうだね。」

 

すると後ろから…

 

光刃「誰だ?」

 

月夜「嫌だなぁ…人を邪険に扱わないでくれないかな?どこの世界のセイバーか知らないけど、そのシス・トルーパーを倒せたのは予想外だ。」

 

都会全体にある木が紅葉になってしまった闇川月夜の世界に、光刃は派遣された。一兎と一葉はこの世界の事は知っていたが、まだ手がつけていなかったらしい……

 

光刃「アンタは?」

 

月夜「闇川月夜、仮面ライダーカリバーだ。」

 

 




次回

・セイバーとカリバー


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・セイバーとカリバー

ではどうぞ。


私達2人と父さんは戦兎さんを連れて父さんの知り合いの場所に向かう事になった。どうやらここにも季節属性の効果がでており、町全体が雪で覆われていた。ニュースでも『正体不明の積雪確認。エルノーヴァ、緊急を要する。』と書いていた。

 

一兎「まさかこんな時にシヨン達の世界に行けるなんてな。」

 

一葉「確か…私達が産まれる以降行ってないのよね?」

 

一兎「あぁ、戦兎は初めてだな?」

 

戦兎「まぁ……そうだな。」

 

冷雨「え?戦兎さんは行ったことないんですか?」

 

戦兎「初めてあった時は向こうがこっちに来たからな。あの時は大変だったな。」

 

一兎「あの後の始末俺がしたからな?バングスの遺産がそりゃ恐ろしいものだったんだよ。」

 

戦兎「恐ろしいもの?」

 

一兎「シヨン達の世界に関するもの全てだった。スフィア粒子の生成の仕方とかな。」

 

すると私は少し悲しい顔をした。

 

一葉「大丈夫かな光刃…月夜と気が合う奴だといいけど。」

 

冷雨「きっと上手くいくわ。」

 

一葉「そ、そうよね。」

 

一方の俺は突如現れた仮面ライダーカリバーに変身する人物に連れてこられてある場所に辿り着いた。

 

光刃「ここは?」

 

月夜「俺達の基地だ。」

 

その基地とやらの扉が開くと、なんということでしょう。辺りにはクローントルーパーが沢山。しかもフェイズIIが多いやん。

 

月夜「俺はこの多数のトルーパーを指揮して、この世界の均衡を守っている。」

 

俺も詳しくはないが、前世の知り合いにこんな事を聞いた事がある。クローントルーパーはクローン戦争時代、帝国に移り変わる前までずっとジェダイに使えてきた共和国の兵士だ。しかしシスの暗躍でクローントルーパーのほとんどがジェダイ達を虐殺。ジェダイの騎士は滅んだという…

 

光刃「なぁ、トルーパーって頭の中にチップが入ってないか?」

 

月夜「ここのトルーパー達には殆どないさ。俺の仲間が摘出している。」

 

光刃「なるほどね…」

 

月夜「来てくれ。これから会議をする。」

 

会議室のような部屋に入ると、男性が1名、女性が3人、他のトルーパーよりも群を抜いて、指揮しそうなトルーパーが2人。銀色の装甲を纏った兵士がいた。

 

月夜「紹介しよう。隣からクルルシファー・エインフォルク、セリスティア・ラルグリス、アソーカ・タノ、カル・ケスティス、バリス・オフィー、フォード、そしてコマンダーレックスだ。」

 

アソーカ「よろしく。」

 

カル「新しい仲間か?」

 

月夜「いや、異界からの来訪者だ。」

 

バリス「異界からですか?となると、今回の事件に…」

 

レックス「あぁ…似てるな。」

 

フォード「だな。」

 

光刃「今回の事件?」

 

ユーリ『月夜、外に出ていいか?』

 

月夜「この前みたいにか?」

 

ユーリ『あぁ、どうやらこの世界でも出来るみたいだ。』

 

クロス『私もお願いします。』

 

そして俺はユーリとクロスを現実に呼び出した。

 

光刃「俺は暗闇光刃、隣はユーリで彼女はクロスだ。」

 

クロス「よろしくお願いします。」

 

ユーリ「よろしく頼む。」

 

光刃「んで?例の事件って?」

 

月夜「あぁ、まずはこれを見てくれ。」

 

月夜が見せた映像には恐ろしい光景が、どこかの山にまるで何かの中心かのように巨大樹が伸びていた。

 

レックス「今の季節は秋なんだが、ここの日本全域の木々が紅葉に染まってるんだ。紅葉しない山の木、都会にある木、更には沖縄にある木々にもだ…」

 

ユーリ「この紅葉に染まっている巨大樹はどこに?」

 

アソーカ「栃木県よ。」

 

ユーリ「うむ……巨大樹が育つにはいい環境だな。」

 

月夜「何かこの現象を知っている奴がいると思って聞いたんだ。それが…」

 

光刃「まさか……お前一葉の知り合いなのか?」

 

月夜「あぁ、お前の事は彼女から聞いた。助っ人になって嬉しいよ。」

 

レックス「問題はこの巨大樹の辺りにマギアがいる事だ。」

 

光刃「マギアって確か…」

 

月夜「仮面ライダーゼロワンの敵が使う雑兵士だ。使えなくなった物をこの巨大樹が命令に従わせて、起動させたんだろう。」

 

バリス「それに木にはファイタードロイドみたいなのもいるわ。ファイターで対抗もしなきゃいけない。」

 

月夜「そこでだ。俺とレックス、アソーカ、セリスは光刃達と、バリスとクルルシファーはミレニアムファルコンを先頭に辺りのファイターを倒す。フォード、君はスレーヴに。ファルコンにはファイブスをつける。」

 

セリス「分かりました。」

 

バリス「助かるわ。」

 

フォード「分かった。」

 

月夜「カルはコーディ達を連れて別の場所で突撃してくれ。」

 

カル「いけるか?コーディ。」

 

コーディ「おまかせを。」

 

月夜「準備が出来次第、出撃する。」

 

光刃「分かった。」

 

一方、エーニャ、ゼルギスと共に翔夜の世界へやってきたシュンガは…

 

エーニャ「うぅ……シュンガさーん…何か嫌な予感するよ私…」

 

シュンガ「同じだよ。しかも暑い。」

 

ゼルギス「どうやら翔夜達の世界は夏になってるらしいな。水色のスフィアホールで大体予測はついたが…」

 

シュンガ「会った事あるのか?」

 

ゼルギス「前に戦兎の世界でな。」

 

シュンガ「なるほどね……気をつけろよ?何が来るか分からない。」

 

すると向こうから3人の人物が現れた。俺達を警戒したかと思ったら…

 

翔夜「シュンガ?それに魔王ゼルギスまで…」

 

ゼルギス「久しぶりだな城凪翔夜。」

 

翔夜「この常夏はお前達に関係が?」

 

シュンガ「俺達だけじゃない。色々な世界で起きている。」

 

翔夜「なるほど…どおりで10月で猛暑な訳だ…ここじゃ話がしずらい。俺のラボで話そう。」

 

 




次回

・常夏・ISブレイヴ


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・常夏・ISブレイヴ

ではどうぞ。


翔夜「スフィアアース各地で謎の気象現象か…」

 

シュンガ「あぁ、お前達の世界だけじゃなく色々な世界が本来の季節と欠け外れている。」

 

輝夜「それって、秋の時期に秋が被ると?」

 

エーニャ「うーん…お父さん曰く、紅葉しない木が紅葉しちゃうとか?」

 

華夜「そんなこと有り得るの?!」

 

ゼルギス「らしいぞ。スゥー(紅茶を飲む音)」

 

輝夜「それで、どうするの?」

 

シュンガ「この世界の常夏現象を発生させてるところを探す。」

 

華夜「それなら怪しい場所があるよ。」

 

その場所はなんと、既に廃棄されていた軍事施設。そこが常夏なパラダイス状態だという。

 

ゼルギス「よし、早速そこに行こう。」

 

するとゼルギスは特殊な能力で空間を発動。俺達5人を巻き込んでその場所に巻き込んだが……

 

輝夜「なんで空から落ちる事になるのよぉぉぉぉぉぉ!」

 

華夜「わ、私は傘があるからなんとか……って、アタシ滑空…」

 

すると向こうから、敵らしい連中が次々と現れる。こんな状況にマズイと思ったのか…

 

翔夜「このままだと倒されるぞ!?」

 

輝夜「どうするのよ!アイツら倒してあそこを突破するしかないじゃないの!?」

 

シュンガ「だな!」

 

エーニャ「ならアイツらを倒せばいいんでしょ!簡単じゃん!」

 

シュンガ「おいエーニャ!そういう問題じゃ…」

 

絶滅・Revolution!

 

カラミティウィング!

 

エーニャ「変身。」

 

エボリューションライズ!エデン・ザ・スカイ!ルウヴァ・フォールン!

 

エーニャ「んじゃ!お先に失礼!」

 

シュンガ「あ!おい!」

 

ゼルギス「シュンガ…あの娘は言っても言うこと聞かないぞ?」

 

シュンガ「だろうなっ!」

 

ゼロワン!

 

シュンガ「変身!」

 

武装連結!ライジングショータイム!ゼロワンウィザード!

 

そしてゼルギスもドライバーにカードをスキャンして…

 

ゼルギス「変身!」

 

粉砕!玉砕!跪け!仮面ライダーマオウ!マオウ!

 

シュンガ「俺達が先に出る!」

 

ゼルギス「続こう!」

 

俺が先に常夏の島を防衛している兵士達を次々と倒していく。それを援護するかのようにゼルギスも後を続く。

 

ゼルギス「せっかくだ。一兎から貰ったこれを使おう。」

 

セイバー!ローディング!

 

ゼルギスは見た事もないカードをドライバーにスキャンさせる。そして…

 

物語の結末は俺が決める!仮面ライダーセイバー!セイバー!

 

ゼルギス「さぁ、この物語の結末、我々で決めよう!」

 

シュンガ「あぁ!」

 

一方、シヨンの世界へ来た俺達は……

 

シヨン「あぁ…寒い…」

 

「「ガクガクブルブル…」」

 

戦兎「結構な寒波だな。」

 

のなの「もう2週間は続いてるわ。こんな大寒波初めてよ…」

 

みんな、鍋やおしるこ、コーンスープ、はたまたシチューなど、暖かい食べ物を囲んで食べていた。

 

一葉「あ、シヨンさん。お久しぶりです。」

 

シヨン「あぁ、一葉ちゃんか。久しぶりだな。それに冷雨ちゃんも。」

 

冷雨「ご無沙汰してます。」

 

一兎「それで、季節属性で何か分かったことあるか?」

 

シヨン「あぁ……分かったけど、俺はそれどころじゃないんだ。」

 

戦兎「おい、カチナはどうした?」

 

とちね「そ、それが…」

 

すると自動ドアが開き、そこから目のハイライトか消えたカチナが現れた。

 

カチナ「フフフフフ、ニガサナイヨ、シヨン?」

 

シヨン「ひぃ!?カチナさん!?ナズェミテルンディス!!」

 

カチナ「それはシヨンを愛してるのは私しかいないからよぉ!」

 

シヨン「イヤァァァァァァァァァ!?」

 

カチナの使用するナックルから爪が現れクローモードになった後、カチナはシヨンを追い始めた。これはヤンデレだと思った俺は…

 

一兎「てんね…今度は何を作ったんだ?」

 

てんね「えぇと……ヤンデレになっちゃう薬…」

 

一兎「はぁ…」

 

てんねの恐ろしい開発にため息しかつかなくなった俺…それを見て困惑した戦兎はアイアンクローを今は止めておこうと伏せたのであった。しかし彼はこの後、この薬が自分の世界に漂流してしまった事を知らない。

 

 




次回

・事態は急を要する。


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・事態は急を要する。

ではどうぞ。


 

のなの「えぇと、今までの話を整理するわね。私達とシュンガくん、そして一兎くんは異常な季節現象を確認した。」

 

一兎「あぁ、そしてそれは戦兎達の世界にまでも影響を及ぼした。」

 

カチナ「ンー!ンー!」

 

一葉「流石冷雨、ヤンデレ化した人にも冷静に対処できるの素晴らしいわね。」

 

戦兎「(いや、さっきまでアイアンクローやタワーブリッジしたり、更にはスクリュードライバーまでやったじゃねーか。)」

 

シヨン「助かったよ冷雨ちゃん。」

 

冷雨「いいえ。」

 

のなの「てんね。二度とこんなのを作らないように。」

 

てんね「はーい……あ、そうそう!季節属性の現象で少しわかった事があるんだ!」

 

ペルーシャ「え!なになに!教えて教えて!」

 

するとてんねさんは恐ろしいサイズの本を取り出す。それはエルノーヴァに保管されていたスフィア天界の書だった。

 

てんね「愛娘さんがありとあらゆるスフィアの歴史がこの本に収まってるって言ってた。その数なんと数億。」

 

一兎&一葉「数億!?」

 

戦兎「オララ…」

 

のなの「そして、その数億あるページの中からこれ!」

 

そこには4人の女性らしき絵が描かれており、その真ん中には彼女達を纏める人物が…

 

戦兎「あぁ……古代の文字でよく読めねぇな。」

 

のなの「この本に書かれているのは『春夏秋冬、汚すなかれ。一つでも崩れし時、世界は季節の厄災降りかからん。』」

 

アルディア「要するに、春夏秋冬のどれかがバラければ、1年の季節がおかしくなるって事。」

 

一兎「つまり、この4人の女性は!?」

 

紫野「えぇ、季節の女神ね。」

 

戦兎「なるほど…待て、となるとその季節の女神はスフィア天界の?」

 

のなの「いいえ、管轄にはならないけどスフィア天界にはいなくてはならない存在よ。恐らく一兎君や、ソロモンちゃん達の目の隙をついて逃げたんだわ。そもそも…」

 

一兎「あぁ……季節の女神なんて、俺達のスフィア天界にはいなかった。」

 

フィエ「つまり……スフィア天界の裏の女神ということでしょうか?」

 

シヨン「可能性はな。恐らく…春の女神<スプリズ>、夏の女神<サマネス>、秋の女神<オタムル>、冬の女神<ウィンタル>。この4人が同じ思いで色々な世界に散らばって、支配してるんだ。」

 

一兎「早く散らばってるみんなに知らせなきゃ。」

 

戦兎「いや……そんな余裕はないみたいだ。」

 

戦兎さんが窓際にいたので俺達もその場所に向かうと……

 

てんね「あぁ……団体様がいっぱいだね。」

 

シヨン「のなの、ヴァストパンツァーのメンテナンスは?」

 

のなの「タイヤをスタッドレスにしてある。ルドレイヴィーもOKよ。」

 

フィエ「ちょっとお待ちになって!?あの数を相手にするんですの!?」

 

とちね「今はこの数でやるしかない!おい、誰かカチナの正気を戻せるか!」

 

冷雨「今私が戻してます!(タワーブリッジ)」

 

カチナ「アァァァァァァァァァァ!?」

 

戦兎「はぁ……まるでアイアンクローを受けている一兎を見てるみたいだ…」

 

一兎「見慣れてるからやめとけ。俺と戦兎でヴァストパンツァーに装備されているルドレイヴィーに乗る!今はこの戦力で戦おう!」

 

一方……

 

あすか「おい見ろ!どんどん春が広がってくぞ!」

 

さんご「あわわわわ!?やばいよまなつ!」

 

みのり「みんな、準備はいい?」

 

ローラ「オーライ!最初からかかってこいよ!」

 

まなつ「私も大丈夫!」

 

一海「俺は最初から出来てるさ。」

 

煉「俺もさ一海。エスト、レスティア、いくぞ!」

 

レスティア「えぇ!」

 

エスト「はい!煉!」

 

季節女神達にダンダン近づいている俺達。しかし季節女神を操っている元凶がいる事を私達はまだ知らなかった。

 

 




次回

・春の決闘、秋の巨大樹。


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・春の決闘、秋の巨大樹。

ではどうぞ。


一海&あすか「どぉぉりゃぁ!」

 

春の季節と化してしまったトロピカルージュプリキュアの世界でまなつ達とスプリズの出した敵達を次々と倒していく煉達。しかし、あまりの多さで彼等はピンチになってしまう。

 

あすか「数が多すぎる。このままじゃやられるよ!」

 

さんご「大丈夫かな?春の奴らだけど、こんなに大勢じゃ…」

 

一海「弱音吐いてる場合じゃねーだろ!今はどうにかするしかねぇ!」

 

みのり「だね。私達が怯んだら大変な事になる!」

 

まなつ「けどどうするの?」

 

ローラ「そうよ。もっといい倒し方ないの?」

 

煉「すまん…ない。」

 

「「えぇ!?」」

 

煉「いや、本当に相手が春とかだから無理なんよ。」

 

そんな煉が弱音を吐いていたその時だった。

 

健介「そんなもんか!煉!」

 

ライオメテオストライク!

 

健介「はぁ!」

 

「「!?」」

 

突如頭上から放たれたライダーキックに困惑する俺達。しかしその男が現れるのも無理もない。なぜなら…

 

煉「健介!」

 

健介「よう。だいぶ久しぶりに会っちまったな。」

 

一海「どうしてここに?」

 

健介「戦兎から連絡を受けたんだ。季節の女神を倒すのを手伝ってくれってな。」

 

煉「もしかしてその季節の女神ってのが今回の黒幕?」

 

健介「正確にはそれを取り巻く奴が黒幕だ。」

 

そしてその季節の女神が健介さんの前に現れる。

 

スプリズ「めんどくさいのが現れたわね。仮面ライダー。」

 

健介「お前が春の女神スプリズか!」

 

スプリズ「その通り!」

 

健介「お前、煉と一海と戦ってる奴の住んでる世界を元に戻しやがれ!」

 

スプリズ「ウッフフフフ!お断りよ!この世界は春に染まる!誰にも他の季節に変えること等できないわ!」

 

健介「ちぃ、言っても説得しようも無理だなこれは…」

 

シャイニングダークネスモードREADY?

 

健介「なら俺がお前を封印してやるよっ!」

 

光と闇!ダークネスシャイニング!!

 

スプリズ「ふふふ!アッハッハッハッハッ!」

 

健介「はぁ……一海、煉、みんな、休んでてくれ。」

 

煉「あぁ。」

 

一海「すまない。」

 

一方、秋の巨大樹に複数のガンシップで出撃した俺と光刃。巨大樹の内部構造は城みたいになってるらしい。するとトークアプリのメッセージが届く。相手は一葉だった。

 

一葉<月夜、光刃とは上手くいってる?>

 

俺<あぁ。んで?どうしてトークしたんだ?>

 

恐ろしい冬の軍隊の写真。

 

俺<あ…(察し)>

 

一葉<ごめん、クローンの手配お願い。>

 

俺<分かった。>

 

レックス「どうした?」

 

月夜「一葉が戦っている場所……恐ろしい事になってるらしい。提督、今から送る座標にクルーザーを送って欲しい。ついでにあの2人を頼む。」

 

提督『任してくれ月夜くん。』

 

光刃「一葉か?」

 

月夜「あぁ……冬のスフィアホールは尋常じゃないらしい。(ロップとエフを派遣しておけば、何とかなるだろ。)」

 

するとガンシップのパイロットが砲撃に気づき、その砲撃をガンシップ、ファイターは避けていく。

 

月夜「パイロット!あの巨大樹からか!」

 

パイロット「はい!恐らくそうかと!」

 

月夜「ハッチを開けろ!飛び降りるぞ!」

 

ガンシップのハッチが開き、俺達は飛び降りる。セリスはリンドヴルムを武装を武装、アソーカは持ち前のフォースで次々とガンシップを渡りながら巨大樹へ向かう。そして俺は…

 

流水!抜刀!タテガミ展開!

 

月夜「変身!」

 

全てを率いし、タテガミ!氷獣戦記! ガオーッ!LONG GET!

 

俺は仮面ライダーブレイズ:タテガミ氷獣戦記に変身し、あることをしだした。

 

大空の氷獣! タテガミ大空撃!

 

月夜「レオ・ブリザード・スカイ!」

 

空中にある酸素を凍らせ、氷の足場を作った俺、そこにレックス達が飛び降りて次々と進む。

 

月夜「レックス、続け!」

 

レックス「イェッサー!いくぞ野郎ども!」

 

しかし問題は…

 

バリス「うぅーー!!」

 

バリスの運転するミレニアムファルコンだった。

 

ファイヴス「おい!大丈夫か!?」

 

バリス「腕がちぎれちゃうぅ!?」

 

クルルシファー「く!バリス!入口を開けてちょうだい!」

 

バリス「え!?アナタ正気!?」

 

クルルシファーの言葉に一つだけ困惑したバリス。しかしクルルシファーの変わりにある人物が入ったのだ。

 

ファイヴス「おいマジか。」

 

ザビーネ「ファイヴス、調子はどうかしら?」

 

そう言ってバリスと運転を交代し、彼女はブラスターの方に着いた。一方の俺はやっと巨大樹の前に着地した。後からクルルシファーとセリス、アソーカとレックスも到着した。すると……

 

クルルシファー「どうやらあそこに大きな空洞があるみたい。」

 

セリス「なら、そこに向かえば…」

 

アソーカ「でも、それも無理そうよ?」

 

俺達の目の前になんとダークライダーがゾクゾク現れたのだ。しかも予想外にも、滅亡迅雷、ファルシオン、バールクス、ブラッドの4体だった。

 

レックス「ライダー相手か。面白い。」

 

セリス「ここは私達に任せてください。」

 

クルルシファー「月夜と光刃は先に行って!」

 

アソーカ「さぁ、いくわよ!」

 

月夜「みんなありがとう。光刃!」

 

光刃「あぁ!」

 

俺と光刃は空洞になっている場所に潜入。大きな場所にいたのは…

 

オタムル「聖剣使いが2人とはな。」

 

月夜「お前誰だ?」

 

オタムル「ふふ、聞いて驚くがいい!私は秋の女神オタムル!スフィア天界に復讐をするために他の季節の女神と一緒に事態を起こしたのは私達だ!」

 

光刃「おい。まさか俺達の世界を夏にしたのは!」

 

オタムル「スフィア天界が崩れれば他の天界も異常事態を察知する。私はこの世界を更に秋色に変えたのさ!」

 

光刃「月夜。」

 

月夜「あぁ。」

 

俺達はドライバーを腰に着けて、ライドブックを取り出す。

 

ジャアクドラゴン!ランプドアランジーナ!

 

ブレイブドラゴン!

 

そしてドライバーに装填し光刃は剣を抜刀、俺は月闇でブックを展開する。

 

闇黒剣月闇!〜♪ジャアクランプドカリバー!

 

烈火抜刀!

 

月夜&光刃「変身!」

 

ブレイブドラゴン!

 

〜烈火一冊!勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!〜

 

光刃「おぉ、なんかスゲェ。」

 

月夜「ジャアクランプドカリバーだ。いくぞっ!」

 

俺が先にオタムルに攻撃するが、彼女が所持する槍で守られてしまう。そしてその隙にセイバーに変身した光刃が攻撃、だがそれもジャンプして避けてしまう。そして俺達に無数の攻撃で俺達を苦しませ…

 

オタムル「これで終わりだ!」

 

槍から強力な攻撃を放ち、爆発四散したかに見えたが…

 

闇黒剣月闇!

 

オタムル「なに!?」

 

〜♪ライオン!アランジーナ!フィーチャリングカリバー!

 

豪華三冊!

 

光刃「!?」

 

光刃は俺が、仮面ライダークロスセイバーフューチャリングセイバーのようなカリバーに変身している事に驚いていた。

 

月夜「仮面ライダーフューチャリングカリバー…この力、刮目せよ!」

 

 

 




次回

・大ピンチな私達


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・大ピンチな私達

ではどうぞ


一葉「もぉー!多すぎるでしょクソ親父!」

 

戦兎「一葉ちゃん!今はそんなことを言ってる場合じゃないよ!」

 

今私達はシヨンさん達の学校を守るために、冬の女神ウィンタルが繰り出した雑兵士達に対抗している。しかし余りの多さに私達は困惑していた。

 

一兎「ウィンタルは数で潰しに来るのか!まるでグリーヴァス将軍だな!」

 

戦兎「それでもここを守らないと大変だぞ!」

 

そう言って私達は次々と冬の戦闘員達を倒していく。まぁ…それはいいんだけど、シヨンさん達の戦い方が色々とおかしいんだよね…のなのさんの性格が変わるし、ペルーシャさんは次々と敵の血を吸うし…

 

ペルーシャ「キャッハハ!血のビュッフェだわ!さいこぉー!」

 

のなの「アッハハハハハハハ!オラオラオラァ!どけどけどけ!」

 

一兎&戦兎「あほくさ…」

 

冷雨「あれがシヨンさん達の戦い方なの?」

 

シヨン「いや…のなのとペルーシャが異常なだけだよ。」

 

しかし数が多かったのか。私と冷雨、シヨンさんは敵に囲まれてしまった。

 

シヨン「く……一葉ちゃん。何か手はない?」

 

一葉「私のやり方だったらあるっちゃあるけど、それだとエルノーヴァを巻き込む事になる…」

 

冷雨「じゃあどうするのよ!」

 

そんな絶体絶命なその時だった。空から無数の飛空挺が現れ、そこから船が次々と降りてきた。

 

てんね「うわぁ!なんかいっぱい降りてきたぁ!」

 

一葉「(全く…援軍を送るのが遅いんだから…)」

 

低空強襲トランスポート、通称ガンシップと呼ばれるその船は、兵員用と貨物用が次々と着地する。そして私の前に現れたガンシップには…

 

ロップ「一葉!冷雨!待たせたね!」

 

エフ「すまん。スフィアホールが結構複雑で入るのに時間がかかった。」

 

一葉「大丈夫よ。ありがとう2人とも。」

 

一兎「す……すげぇ……これ全部一葉が呼んだのか?」

 

戦兎「お前よりも凄いな。んで?お前達は?」

 

ロップ「私はロップ、んで彼女が…」

 

エフ「エフだ。空から見たが、冬の女神はあのタワーにいるみたいだ。」

 

一葉「兵員用のガンシップで運んで頂戴。私と冷雨で行く。」

 

シヨン「俺も着いてく。この世界を冬にした奴を許さない!」

 

一葉「分かりました。トルーパー!あのタワーに運んでちょうだい!」

 

トルーパー「イェッサー!」

 

私と冷雨、シヨンさんを乗せたガンシップはタワーに向かっていく。しかしその行く手には飛行型の敵が待ち構えていた。

 

シヨン「畜生!俺達狙いか!なら!」

 

シヨンさんがガンシップに備わっていた銃座で次々と倒していく。それを見ているだけじゃいられなかった私は…

 

ドラグーンフライ!

 

冷雨「え、あ、ちょっと一葉!?」

 

一葉「ガンシップが持ちそうにないわ!これでいくわよ!」

 

冷雨「ちょっと!ビースト化はまだ試作段階で!」

 

一葉「そんなのお構いなし!」

 

そう言って冷雨が変身する仮面ライダー黄昏の背中にライドウォッチを嵌め込んで彼女をドラゴン化させた。

 

冷雨『うぅ……やっぱり恥ずかしいわよ!(///>_<///)』

 

一葉「さぁ、いっくわよぉー!」

 

ドラゴン化した仮面ライダー黄昏こと〈黄昏ドラグーン〉の背中に乗り、空を飛んで次々と飛行型の敵を倒していく。それに続き、シヨンさんもガンシップで向かっていく。

 

シヨン「踏ん張れよパイロット!」

 

トルーパー「イェッサー!」

 

トルーパーが踏ん張り、ガンシップが先に降りたかと思ったら、黄昏ドラグーンが先に降りていた。そして目の前にいる兵隊達を次々と蹴散らしていった…ドラゴン化して疲れた冷雨は変身を解除してしまった。

 

すると…

 

ウィンタル「まさかここまで来るとは…流石は神ジオウの娘達と言ったとろこか。」

 

冷雨「あれがウィンタル!」

 

シヨン「一葉ちゃん。合わせるよ!」

 

一葉「はいシヨンさん!」

 

一方、オタムスと戦っていた月夜は…

 

月夜「はぁ!」

 

オタムス「くっ!?」

 

光刃「どぉりゃぁ!」

 

月夜が変身したフューチャリングカリバーと、ブレイブドラゴンで立ち向かっていく。

 

オタムス「なせだ……なぜ人間で無能なお前らがぁ!」

 

月夜「俺達は硬い絆で結ばれてる。ただ単に力だけで壊すお前とは違うんだよ!」

 

トリプルリード!ジャアクドラゴン!ジャアクライオン!ジャアクアランジーナ!

 

月闇必殺撃!習得豪華一閃!

 

アランジーナのマントでオタムスを拘束し、ライオン戦記のライオンを召喚した後に噛みつかせ、最後の俺の剣での一撃で切り落とした。

 

オタムス「うわぁぁぁぁ!私はまだ死ぬわけにはいきません!マルドシィーヴァさまぁぁぁぁぁぁ!?」

 

月夜「マルドシィーヴァ!?」

 

しかし俺がその人物の名前を言ったあとに、オタムスはその場で爆発四散してしまった。オタムスから現れたのは秋を彷彿とさせるクリスタルだった。

 

月夜「なぁ光刃、お前は一葉の指揮でここに来たんだよな?」

 

光刃「あぁ……それが?」

 

月夜「この戦い……季節の女神達を倒しても終わらない気がする。フォード、レックス、この戦いが終わったら冬のスフィアホールに向かう準備をしろ。戦力多めで頼む。」

 

一方…

 

シュンガ「おりゃ!」

 

ゼルギス「ふん!」

 

春の女神を倒すために次々と春の傭兵を倒すゼルギスとシュンガ。しかしこの嫌な空気を、ゼルギスとシュンガは感じとっていたのだった…

 

 

 




次回

・サマネス


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・サマネス

今回は短めです。


ゼルギス「あそこに黒幕が?」

 

シュンガ「あぁ…」

 

夏の女神、サマネスを倒すために一兎の娘エーニャ、そして翔夜、輝夜、華夜を連れてやってきたシュンガとゼルギス。そしていたのは…

 

サマネス「ほぉう……面白い奴が現れたわね!」

 

シュンガ「お前何者だ!」

 

サマネス「ふ!良くぞ聞いてくれたわね人間!私は夏の女神サマネス!この世界を一年中常夏にしてあげる!」

 

輝夜「それはお断りよ!私達だってずっと夏にして貰ったら困るもの!」

 

華夜「そうだよ!冬の方がまだ暑苦しくない!」

 

サマネス「ちぃ……せっかく面白い事が起きたのに……つまらないわねっ!」

 

シュンガ「あぶねっ!?」

 

サマネスが俺達に炎のリングを放ってきた。それを避けてた俺達だったが、次々とその炎のリングが俺達を攻撃してきた。

 

シュンガ「ちぃ!これじゃあキリがないぞ!放っておいたらバーベキューにされちまう!」

 

翔夜「それはちょっと勘弁して欲しいな…」

 

ゼルギス「なら俺に任せろ。」

 

リバイス!ローディング!

 

ゼルギスはなんと見たことも無い仮面ライダーのカードを取り出してドライバーにスキャンする。そして…

 

湧いてきたぜ!一気にいくぜ!仮面ライダーリバイス!リバイス!

 

ゼルギス「ふん。」

 

翔夜「お前いつの間にセイバーとリバイスの力手に入れたんだよ…」

 

ゼルギス「聞くな。たぶん耳が苛立つ。」

 

そう言ってゼルギスはリバイスの力を使ってサマネスを次々と追い詰める。

 

サマネス「な!?馬鹿な!」

 

シュンガ「悪い!許してくれ!」

 

フルチャージ!

 

シュンガ「これでしまいだ!」

 

俺はゼルギスと合わせ、切り裂いた後にエーニャが…

 

フライング!ディストラクション!

 

エーニャ「たぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

エーニャのフライングディストラクションでサマネスを押し潰し…

 

サマネス「いや!いやぁぁぁ!死にたくないよっ!マルドシィーヴァさまぁぁぁぁぁぁ!」

 

変な人の名前を聞いてそのまま爆発四散していった…

 

ゼルギス「マルドシィーヴァ?」

 

シュンガ「まさか…アイツを操っていた黒幕じゃ?」

 

ゼルギス「うむ…翔夜、輝夜、華夜、一緒に来てくれるか?」

 

華夜「一緒に行くって……どこに?」

 

シュンガ「お前まさか…」

 

エーニャ「いいやシュンガさん。何となく分かった気がするんだよ。お姉ちゃん達が気づいたことに、私も気づいた。」

 

ゼルギス「恐らくこの戦い……季節の女神を倒した後では終わらないだろうな…」

 

こうして翔夜達を巻き込んで一兎がいるシヨン達の世界に行くことになった…

 

 




次回

・季節の女神を操っていた黒幕は?


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・季節の女神を操っていた黒幕は?

ではどうぞ。


ウィンタル「このたかが人間如きが!冬の女神が負けるとでも思ったか!」

 

一葉「うわぁ、コイツ強すぎ。」

 

冷雨「どうしよ!このままじゃ負ける!」

 

一葉「なら、これを使いましょう!」

 

アマゾンライオン!

 

私はドラゴンとはまた別のライドウォッチを取り出して、それを冷雨の背中に付ける。すると今度はライオンの姿になり、ウィンタルに牙を剥いた。

 

冷雨『いやぁぁぁぁ!?今度はライオンになってるわよぉぉぉ!?』

 

シヨン「あれ…大丈夫なのか?」

 

一葉「冷雨は断末魔あげてるけど、あぁ見えてタフなんです。」

 

アマゾンオメガ!

 

一葉「アーマーアップ。」

 

アーマータイム!EVOLU・E・EVOLUTION!!OMEGA!アマゾンオメガァァァ!

 

シヨン「うわ!なんかやべぇのきた!?」

 

一葉「仮面ライダージオウブレイク、アマゾンオメガアーマー…さぁ、狩りの時間よ?」

 

私は両腕を使ってウィンタルに血が出る程の力でめいっぱい攻撃した。ウィンタルはその攻撃を受けて怯んだ隙に…

 

バイオレント!タイムブレーク!

 

一葉「たぁぁぁぁ!」

 

ウィンタルのコアに前腕部のヒレ状カッター「アームカッター」を大型化させ斬った。そしてウィンタルはまるで血飛沫のように雪を身体から飛ばして…

 

ウィンタル「私はまだ……まだ死ねません!私に最後のチャンスをぉ!マルドシーヴァ様ァ!?」

 

と半分に割れて爆発四散していった…しかし…

 

一葉「マルドシーヴァ?もしかして今回の黒幕?……うぅ……うわぁぁ!1番嫌なところ見逃した!」

 

私は近くにあった傭兵に跨り、アームカッターで次々と斬りつけていく。そんな殺気に溢れた私を見た冷雨とシヨンさんは…

 

冷雨「:(ºωº`;):」

 

シヨン「や、ヤバい…今アイツを怒らせちゃダメだ…」

 

その殺気はお父さんと戦兎さんのところまで届いていた。

 

戦兎「か、一兎?」

 

一兎「あぁ分かってる…スゴイ殺気ダネ…」

 

そしてガンシップに戻った時にはもう私は遅かった。

 

一葉「ウフフフフフフフアノ季節ノ女神ヲ操ッテタ奴……私ガ絶対ニ逃ガサナインダカラ♡」

 

既に私の目からハイライトが消えていたのを見てお父さんと戦兎さんは……

 

戦兎「な、何があったんだ?」

 

冷雨「たぶん……知らない方がいいと思います。」

 

一兎「おい一葉、そんな目で俺を見るな。やめ、やめ…」

 

一葉「オトウサン?準備ハデキテイルカシラ?」

 

一葉は二刀流で一兎に近づき、そして…

 

一兎「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

一葉「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」

 

「「ダメだこりゃ。」」

 

煉「おーい!座標通り来たぞー……って、なんだありゃ。」

 

一海「一兎が…一葉に追いかけ回されている?」

 

健介「あれが一兎の娘の?」

 

戦兎「はい…常磐一葉です……って、健介さん。煉達と会ったんですか?」

 

健介「あぁ、ロアから話を聞いてな。彼女の予期せぬ事態だった季節の女神が反逆を起こした事を俺に伝えてくれた。」

 

冷雨「あれ?ロア様の事を呼び捨てに…」

 

健介「アイツとは長い付き合いなんだよ。」

 

すると今度はゼルギスとシュンガ、そしてエーニャが現れた。そしてそれを迎えに来た走牙も…

 

走牙「まーたなんかやらかしたのか…」

 

冷雨「えぇ……でも、お父さんがやったわけじゃないわ。アマゾンオメガを使った後の副作用よ。」

 

一葉「あ!エーニャ!エーニャ!私の可愛い妹よぉ!」

 

エーニャ「いやぁぁぁぁ!?こっちくるなぁァァァ!?」

 

一兎「エーニャ、今のアイツは尋常じゃない!逃げるぞ!」

 

走牙&冷雨「ダメだこりゃ。」

 

翔夜「久しぶりだな戦兎。」

 

戦兎「あぁ、今日は3人なのか?」

 

翔夜「ウィニシアはいつもの酒癖で2週間も寝込んでる。まぁ、アイツは寝てる間に勉強してるらしいけど…」

 

戦兎「(なんだその仙人みたいな…)」

 

華夜「それにカチナちゃん達の世界に来るなんて。予想もしてなかったね。」

 

輝夜「そうね。みんな元気そうでよかったわ。」

 

そして今度は空からまたデカイクルーザーが現れた。そこからガンシップが現れて私達の前に到着した。

 

冷雨「月夜!」

 

戦兎「光刃くん!君も季節の女神を倒しに?」

 

光刃「えぇ、ですが話してる暇はありません。」

 

「「え?」」

 

月夜「冷雨、お前ウィンタルがマルドシーヴァって奴を叫んだのを覚えてるか?」

 

一葉「あ!それ!」

 

エーニャ「夏の女神、サマネスも言ってたよ!」

 

健介「春の女神スプリズも同じ事を言っていた。」

 

月夜「奇遇だな。オタムスも同じ事を言ってたぜ。」

 

光刃「なぁ一葉、冷雨。」

 

一葉「そうね……私達の推測が正しいなら……お父さん、しばらく私と冷雨、エーニャ、月夜の仲間と光刃で話をさせてくれないかしら?」

 

一兎「あ、あぁ…」

 

こうして私達は一度、会議をする事にしたのだ。今回に関してかなり詳しい私達だけで…

 




次回

・マルドシーヴァとは?


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・マルドシーヴァとは?

ではどうぞ。


 

一葉「マルドシーヴァ……落ち着いてよく考えたら、私達にとって心当たりがある人物だったわ。」

 

冷雨「そうね…確か元はスフィア天界の1人で、ある重要な事を犯して天罰を下されたとか…」

 

ユーリ「天罰?」

 

エーニャ「スフィア天界で重罪を犯した奴は、天罰が下されるの。その時のマルドシーヴァの天罰……それは…」

 

一葉「絶海の孤島での生活…」

 

しかもそこはスフィアの波で大荒れになっていた場所だ。しかし問題はどうやって季節の女神達を解放させたのかどうかだ。

 

月夜「どうだ?思い着きそうか?」

 

一葉「あぁ、ダメ。季節の女神のいる場所はかなり警備が強いから、どんな方法で脱出させたか分からないわ。」

 

光刃「うーむ…地球の本棚を使いたいところだけど、セシリーさんのコストオーバーで使えないんだよなぁ…」

 

エーニャ「うわ。そんなコストあるとか付いてないわね貴方。」

 

光刃「うるさい。」

 

今度は光刃がエーニャにアイアンクローしてしまう。

 

エーニャ「あ!?ちょっと待って!戦兎さんやお姉ちゃん達のより痛いんですけど!?」

 

冷雨「……」

 

一葉「どうしたの?」

 

冷雨「ねぇ……もし、マルドシーヴァにちょっとした能力があるとしたら檻の中から何かの欲望に満ちたパワーを挿入させて狂わせる薬を送ったんじゃないかしら?元々マルドシーヴァはスフィア天界唯一の薬剤師で有名だったわ。」

 

月夜「でも、それをどうやって?」

 

一葉「……」

 

一度私は整理した。今回の季節の女神の事件は色々と派手すぎた。ならこんな派手な事をするなら……あっ!

 

一葉「スフィア天界!」

 

私は急いでスフィア天界にあるスフィア刑務所へ向かうと…

 

一葉「嘘!スフィア刑務所が!」

 

マルドシーヴァが収監されている刑務所…つまり、マルドシーヴァの牢獄だけが、破れていたのだ。

 

一葉「お母さん!」

 

私はお母さんの身を心配して急いで本土に戻る。そこには既に何かが盗まれた形跡があった。

 

リュミア「一葉!」

 

一葉「お母さん!何があったの!」

 

リュミア「アナタ達が行っている間にマルドシーヴァが……ゲボゲボ、脱走したのよ。ここを出ましょう。空気が荒いわ。」

 

そしてスフィア本土から出た私とお母さんの前に姿を現れたのが…

 

マルドシーヴァ「ご機嫌。女神リュウガ。」

 

リュミア「マルドシーヴァ!」

 

そこに冷雨とエーニャ、そして付いてきた月夜と光刃も駆けつける。もちろん嫌な予感がしたのか、父さんと戦兎さんも駆けつける。

 

月夜「レックス!クルーザー数名スフィア天界に向かわせろ!重傷者多数だ!」

 

一兎「久しぶりだな。マルドシーヴァ。」

 

マルドシーヴァ「おやおやおやおや、神ジオウ、そこまで成長したか。3つの娘を持つとは……バカバカしい。」

 

一葉「貴方!スフィア天界をこんなにして楽しいのかしら!」

 

マルドシーヴァ「いいや違う。私は手に入れるのさ。様々な季節が融合した地球を作る為にな!その為に君達の世界、ソードブレイブバースト、ISブレイヴ、そして闇川月夜の世界を糧として使うのさ!では、私はこの辺で…」

 

そう言ってマルドシーヴァはその場から立ち去ってしまった…

 

一葉「くっ……まさか狙われるとは…」

 

困惑した私は一旦戻り、新たなライドウォッチの開発を考える事にした。

 

一葉「アイツの目的は私が……いいえ、私達が潰してあげる!」

 

 




次回

・どうする作戦!


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・どうする作戦!

スマブラの最後のファイターでソラの参戦が決まりましたね。原神のキャラと霊夢、飛鳥、パープルハートとかは次回作とかになりそうですね。


私は今、どんな戦法で戦うか父さん達と考えていた。どうやらマルドシーヴァはそう簡単には倒せないらしい。

 

一兎「あぁダメだ…」

 

戦兎「だな。どんな場所にそもそもアイツがいるのか分からない。」

 

一葉「分からないの!?」

 

冷雨「ちょっと大丈夫なのお父さん?」

 

一兎「ま、まぁな…でもアイツの弱点は大体把握している。特徴的なところがいくつもあるけど、とにかくアイツを捕まえないとスフィア天界が恐ろしい事になる。」

 

すると私は肝心な人物を忘れていた。それは…

 

一葉「あれ?光刃は?」

 

そう、先程まていた暗闇光刃かいないのだ。私達が辺りを見渡すと、向こうから凛々しい女性が現れる。

 

叡華「ここよ?」

 

一葉「え?……ってアナタは?」

 

叡華「暗闇光刃よ?この姿では暗闇叡華。」

 

「「ええぇーーー!?」」

 

戦兎「ど、どうなってるんだよ。」

 

叡華「あら?アナタも以前に女性になってましたよね?皆さんの前で堂々と。」

 

戦兎「うっ……」

 

一兎「光刃くん。それぐらいにしとけ。一葉の機嫌が悪くなってる。」

 

一葉「それで、何か分かったかしら?」

 

一兎「今、この世界で面白い場所を見つけてね。月夜くんの世界で発生した同じ球体のようなものが南極にある。恐らくこれで季節が縛られない世界に星を作るつもりだ。星を作ることは俺達の世界じゃ禁じられているからな…」

 

冷雨「でも、どう止めるの?あれじゃ接近しようにないわよ?」

 

一兎「う、うーん…」

 

月夜「あのぉ〜…提案なんですけどぉ…」

 

一兎「ん?」

 

月夜が前に出てマルドシーヴァの基地を見る。すると…

 

月夜「マルドシーヴァの周囲には何かいましたか?」

 

一兎「なんか…空は飛行機みたいなやつがいたな。球体みたいなのとか、鳥みたいなのとか……それに下では数名の兵士が守っていたな。なんか白い甲冑きてたけど…」

 

月夜「マルドシーヴァは空をドロイドファイター、兵員での防衛をストームトルーパーで固めてるのか。となると…(バリスやボバにはこの学校を守って貰ってるけど、今俺達の世界組でいるのは俺とクルルシファー、セリス、アソーカ、レックス、そしてフォードだけだ。なら!)」

 

月夜は紙とポールペンを取り出し、自身は作戦を思いついたのか、色々と描き始めた。そして……

 

月夜「恐らくアイツらの包囲網は簡単には倒せない。そこで、クルルシファーとセリスが率いるファイター部隊と、アソーカとレックスが率いるファイター部隊でヴァルチャードロイドや、ドロイドトライファイターに対抗していく。その間に俺とフォード、一葉、冷雨、エーニャ、光刃、走牙、そして一兎さん、戦兎さん、煉さん、一海さんでマルドの基地へ制圧しにいく。」

 

セリス「なるほど、我々であの無数のファイターを。」

 

月夜「頼めるか?」

 

クルルシファー「お安い御用よ。」

 

一兎「だが、何でマルドの基地に向かうんだ?」

 

月夜「我々クローン連合軍を舐めては困りますよ。レックス、無数のガンシップ、ドロップシップを用意、準備が出来次第、進めてくれ。」

 

セリス「ミレニアムの準備をしましょう。」

 

クルルシファー「えぇ!」

 

一葉「なんか……色々とスゴすぎ…」

 

月夜「ボバ、もし何かあった時にクルルシファー達を守ってくれないか?」

 

ボバ「任せろ。」

 

こうしてマルドシーヴァの基地突入作戦を結構する為に私達は準備に移るのであった。

 

 




次回

・突入!マルドシーヴァ宮殿!


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・突入!マルドシーヴァ宮殿!

リテムリージョンの作品はこの章の次になります。ですが、ストーリーを把握しておかないといけないので作るのにかなり時間がかかるかと。

それでは、この章もそろそろ大詰めです。


無数のファイターが沢山現れた。クローントルーパー達が使う『攻撃型偵察機170スターファイター』や、『V-19トレント・スターファイター』を『BTL-B Yウイング・スターファイター』に乗ったアソーカとレックスが率いて、ミレニアムファルコンに乗ったクルルシファーとセリスが、Xウィングや、Bウィングに乗った人達を率いた。

 

アソーカ「みんな!準備はいい?」

 

レックス「さぁて、始めますか。」

 

クルルシファー「こっちも準備OKよ!」

 

セリス「さぁ、いきますわよ!」

 

そして俺達が乗ったガンシップを守るように、クルルシファー達がドロイドトライファイターや、ヴァルチャードロイドを相手にする。その隙に私達が乗ったガンシップがマルドシーヴァの基地に次々と潜入していったのだ。

 

月夜「今回の目的はマルドシーヴァの逮捕だ。けど、それだけでは終わらない。偵察隊の情報によれば、あそこには人質が沢山確保されている。フォード。」

 

フォード「了解。という事はキツい戦いになる。ロケット弾は禁止、RPGもNGだ。なるべく人質を助けるように戦え!」

 

月夜「ファイブス、俺についてけ。」

 

ファイブス「了解です。」

 

そしてガンシップは次々と着陸し、目の前にいるトルーパー達と敵対していった。もちろん、お父さんと戦兎さん達も、負けじと次々とトルーパー達を倒していく。

 

冷雨「あぁ…トルーパーが唖然してるわよ。」

 

エーニャ「手加減ないよね…」

 

一葉「さぁ2人とも!ドンドンいくわよ!」

 

烈火抜刀!

 

一葉&月夜「え?」

 

光刃「変身!」

 

バキ・ボキ・ボーン!メラ・メラ・バーン!シェイクハーンズ!

 

エ・レ・メ・ン・タル!ドラゴーン!!

 

エレメントマシマシ!キズナ、カタメ!

 

月夜「最初からそれでいくのか?」

 

光刃「あぁ。悪いか?」

 

一葉「いくらなんでも飛ばしすぎよ…」

 

エレメンタルプリミティブドラゴンで次々とトルーパー達を薙ぎ払っていく光刃。月夜も負けじと、ある姿へと変身する。

 

ジャオウドラゴン!

 

月夜「変身!」

 

ジャオウリード!闇黒剣月闇!

 

You make right a just,no matter dark joke. Fury in the dark.

 

ジャオウドラゴン!誰も逃れられない…

 

ジャオウドラゴンに変身した月夜は私達の事も知らずに次々とトルーパー達を蹴散らしていく。

 

冷雨「ちょっと!?アナタも飛ばし過ぎよ!」

 

月夜「知るかっ!」

 

必殺リード!ジャオウドラゴン!月闇必殺撃!習得一閃!

 

月夜は肩の装甲にある竜の頭から4体の金色の竜を出現させ、トルーパーの大軍に突撃させる。さらに闇黒剣月闇の刀身にまとわせた闇をジャオウドラゴン型のエネルギーとして放ち、計5体の竜でトルーパー達を吹き飛ばした。

 

必殺読破マシマシ!烈火抜刀!エレメンタル合冊斬り!

 

光刃「森羅万象斬!」

 

光刃は逆手に構えた聖剣で七色に輝く炎の斬撃をトルーパー達に叩き込んだ。するとそれが壁にぶつかり、その壁から入口が見えた。

 

一葉「あれは!」

 

一兎「一葉!冷雨!エーニャ!それに月夜くんと光刃くん!ここは俺達に任せてマルドシーヴァを!」

 

冷雨「え!?お父さん達で大丈夫なの!?」

 

戦兎「これぐらいの数、どうって事も無い!」

 

エーニャ「でもっ!」

 

煉「いけ!早く元の秋の季節に帰りたいからな!」

 

一海「頼んだぜ!」

 

光刃「戦兎さん達が頑張ってるんだ。俺達は先に行こう!」

 

一葉「えぇ!」

 

私達はマルドシーヴァがいる場所へ向かうのであった。一方、エルノーヴァでは…

 

ゼルギス「( ˘・з・)……」

 

翔夜「浮かない顔してるな。」

 

ゼルギス「あぁ……どうもマルドシーヴァの方の兵力が多い気がするんだ。」

 

輝夜「と、言うと?」

 

華夜「待って、トルーパー達がいるって事は…」

 

翔夜「アイツら…まさか他のファイター勢力も持ってるのか!」

 

ゼルギス「畜生……このままじゃアイツらがやられる!」

 

すると翔夜さんたちの前に健介さんが現れて…

 

健介「困ってるみたいだな?」

 

ゼルギス「相田健介…」

 

健介「頼んでみるか?一兎の知り合いに兵力があるかどうか。」

 

ゼルギス「おい、聞けるのかそれ。」

 

華夜「でも、今もしもそんな状況なら…」

 

輝夜「そうね。聞かないわけないわよね!」

 

翔夜「急いでシヨン達の方に向かおう!」

 

 




次回

・最終決戦マルドシーヴァ!


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・最終決戦マルドシーヴァ!

ではどうぞ。










ゼルギス「ということなんだ。」

 

シヨン「なぁーるほどぉ〜……けど、俺達もそう安安と行くわけには行かないさ。」

 

輝夜「どういうことよ?」

 

てんね「お姉ちゃんが荒い運転をしてヴァストパンツァーが壊れて、アイツらに対抗できる程の戦力がないんだよぉ…」

 

とちね「我々は魔法使いではあるが、あれ程の戦力は…」

 

カチナ「そうね……ちょっと難しいかも。」

 

愛娘「さぁて、それはどうかしらね?」

 

すると向こうから紫野の姉、黒ヶ種愛娘が現れる。

 

紫野「姉さん?」

 

愛娘「私達も戦力がないってわけじゃないでしょ?」

 

すると愛娘さんの後ろにあったシャッターが開き、そこから現れたのは無数の魔法使い達であった。

 

ペルーシャ「WOW!」

 

ミナミ「す……スゴい…」

 

アルディア「これぐらいの戦力、一体どこから!?」

 

愛娘「今回の件で色々な人達に声をかけて貰ったの。さぁ、アナタ達も準備して!」

 

ボバ「よし、俺も準備するか。」

 

翔夜「おい、どこに行くんだ?」

 

ボバ「なに、先に行ってアイツらを助けに行くんだよ。」

 

一方…

 

狼煙霧虫!インセクトショット!

 

エレメンタルドラゴンからサーベラにチェンジした光刃が次々とトルーパー達を撃墜、私達は光刃と月夜に振り回されっぱなしだった。

 

エーニャ「あぁもう!こうなったら奥の手使うしかないね!」

 

冷雨「あぁ……まさか…」

 

バーニングイーグル!

 

今度は鷲をモチーフにしたライドウォッチを冷雨の背中に嵌めると、今度は鷲の姿に成り代わった。

 

冷雨「もう動物になるのは勘弁してぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

 

ドォーーーーーーン!

 

マルド「!?」

 

黄昏イーグルの特攻でマルドシーヴァのいる司令室まで潜入する事ができた。が…私達は派手な出方で、黄昏イーグルの下敷きになってしまった。流石の光刃も叡華から光刃に戻ってしまった。

 

光刃「な……なんで俺が冷雨の下敷きに…」

 

月夜「本当だよ……なんでこんなザマにならなきゃ…」

 

エーニャ「マルドシーヴァ!」

 

一葉「やっと司令室まで入れたわね!」

 

月夜&光刃「人の話聞けよ!?」

 

ユーリ『2人とも、諦めろ。アイツらマルドシーヴァを完全に倒そうとしているぞ。』

 

マルド「よくきたな。常磐一兎の娘達よ。まぁ、異世界のセイバーとカリバーが来るのは予想外だったがな…」

 

一葉「アナタ…季節をごちゃ混ぜにして何をしようとしているのよっ!」

 

マルド「ふふふふふ……所詮時が過ぎればその季節は終わる。その季節を恋しくなる奴もいる!あの4人の女神のように!だから私は季節が各場所で楽しめる惑星を作るのだ!」

 

一葉「それを作るためにシヨンさん達の世界を犠牲にするのっ!」

 

マルド「あぁそうさ。元々スフィア粒子が多いこの地球を使えば、惑星一つ作れる程の力があるのさ!」

 

月夜「それだけじゃないはずだ。ISの多次元世界を選んだのも、ISの機械で繋げるからだろう!」

 

冷雨「んじゃ、月夜くんが私達に報告したあの合体型ISは彼の序の口!?」

 

月夜「あぁそうさ。」

 

マルド「ふふふふ……私に勝てるかな。神からの使者たちよぉ!」

 

マルドは春の力を使って私達を拘束する。その拘束されたせいで身動きがとれなくなってしまった。

 

月夜「一葉!クソっ!」

 

光刃「冷雨!エーニャ!大丈夫か!?」

 

エーニャ「大丈夫!でもなんか暑い!」

 

マルドは今度は夏の姿になり、私達を今度は暑さで苦しめる。

 

月夜「待てよ……秋ということは……!」

 

今度は落ち葉を模した刃が次々と切りかかろうとしていた。更には天候が冬になり……

 

エーニャ「あぁ……寒い……寒すぎる…」

 

冷雨「どうしよう……早く暖房付けなきゃ……って一葉、なんでアナタはそんなに余裕なのよ?」

 

一葉「そりゃ神ジオウの娘ですもの。アナタ達よりもこれぐらいの寒さは平気だわ。」

 

「「え!?」」

 

一同唖然としていた。全ての季節を操り、月夜達を暑さや寒さで追い詰めたマルドシーヴァの攻撃を私は軽々と耐えていた。しかも…

 

一葉「アナタのお陰でパワーが漲って来ちゃった♪」

 

月夜&エーニャ「チート過ぎにも程があるだろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」

 

冷雨「はぁ…」

 

光刃「これもうわかんねぇな。」

 

一葉「さぁマルドシーヴァ、決着をつけましょう!」

 

ジオウブレイク!エレメント!

 

一葉「属性のバランスはスフィアの掟……スフィアの掟は天秤で均等にしなくてはならない。」

 

月夜「おい。なんか変な詠唱始まったぞ?」

 

光刃「何が始まるんです?」

 

一葉「変身。」

 

エレメントアーマータイム!エレメンタルメラメラ!春夏秋冬!火水雷風土!

 

ジオウブレイク!エレメント!

 

一葉「仮面ライダージオウブレイク。エレメントスタイル。さぁ、踊りましょう!」

 

そう言って両手に炎を纏い出し、それでマルドシーヴァにダメージを与えて苦戦させる私。その力に驚いたマルドシーヴァは…

 

マルド「クソっ!季節の力を持った我に歯向かうか!」

 

一葉「うるさい!とっとと消え失せなさい!」

 

次にジカンギレードを取り出してそれに水を纏い、その剣でさらにマルドシーヴァを追い詰めていく。

 

マルド「バカな…なぜだ……なぜそんな力の余裕があるんだ!」

 

一葉「あれぇ?聞いてなかった?私は皆が色々と準備している間に、春夏秋冬それぞれの女神さんの力を結集させたライドウォッチを作ったのよ。後は、光刃のエレメンタルドラゴンの力を分析して完成よ。」

 

光刃「いや……色々と強すぎるんだよなぁ…」

 

マルド「馬鹿な!完全になるはずであった私が……ここまでにして追い詰められるとは……許さんぞ!常磐一葉ぁ!」

 

マルドが反撃をしようとしたが、私は風の力でそれを避け土の力で地面に潜って掘った後から反撃した。

 

一葉「終わりよっ!」

 

フィニッシュタイム!エレメント!エレメントブレイク!タイムブレーク!

 

私が右脚に七色の光を纏い、そのままアギトのポーズをとってからジャンプし、そこからライダーキックを放った。私のキックで倒されたマルドシーヴァから季節の女神達が次々と出ていった。

 

スプリズ『やっと……呪縛から逃れられるのですね…』

 

サマネス『苦しかったね……色々……』

 

オータム『私達はまた会えるだろうか。』

 

ウィンタル『私達の度が過ぎたやり方で気に入らない奴がいる……せめて、私達は天国でここを見るとしよう……』

 

季節の四女神はその場から粒子となって消えていってしまった。それを見てマルドシーヴァはまるで力が抜けたように…

 

マルド「あぁ……私の儚い夢が消えた…」

 

一葉「マルド…こんなことをしなくても、直接雰囲気だけでも季節の女神にお願いしたら、こんな戦いは起きなかったんじゃないかな?」

 

マルド「あぁ……しかしそれではダメだった…」

 

一葉「なぜ?」

 

マルド「その季節でしか感じたり、味わえない物が全てできるわけではないから……だっ……」

 

マルドシーヴァはそのまま息を引き取って、倒れてしまった…もしかしたらマルドシーヴァを裏で操っていた奴がいたかもしれない。今度はソイツを捕まえる為だなと思ったが、私は今はこの戦いに集中することを決めたのであった。

 




次回

・最後の仕上げ。


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・最後の仕上げ。

今回でコラボはおしまいです。皆様、ありがとうございました。最後にISと神装機竜の聖剣使いでのコラボに関するところが出てきますので最後までご覧下さい。


月夜「ああああああああああ!?」

 

冷雨「はぁ……やってしまったわね一葉。」

 

一葉「何が?」

 

エーニャ「私達の本来の目的はマルドシーヴァの撃墜じゃなくて逮捕だよ!なんで倒しちゃうのさ!ほら!完全に気絶した顔で死んでるよ!?」

 

一葉「いやだってコイツ倒さないとスフィア天界が恐ろしい事になりそうだったし。」

 

光刃「確かにコイツの言う通りだ。また脱走して暴れだしたら恐ろしい事になりそうだからな。」

 

光刃がそのセリフを言ったその時、ある人物が私達の前に現れたのであった。

 

ロア「その通りですよ皆さん。」

 

「「大天神ロア様!?」」

 

私達はロア様に土下座をした。それに困惑したロア様は……

 

ロア「み、皆さん顔をあげて下さい…今回の責任は私の一任でもありますので……それよりもここを脱出しましょう!」

 

「「え!?」」

 

ロア「今外で大量のTIEファイターが出現してアナタ達の軍がピンチなんです!」

 

「「えぇーーーーーーーーーー!?」」

 

一方……

 

クルルシファー「マズイわ!TIEファイターが一気に現れたせいでピンチよ私達!」

 

セリス「どうするのですか!このままではやられてしまいますよ!?」

 

マンドー「く……援軍がくればいいが…」

 

ミレニアムファルコンに乗ったクルルシファーとセリス、皆には乗っているとは伝えなかったマンドー達が大量のTIEファイターに苦戦する。それにはYウィングに乗ったレックスとアソーカもそうだった。

 

レックス「冗談じゃねぇ!TIEファイターがウジャウジャいやがる!」

 

アソーカ「(どうしよう……月夜達は戻って来ないし…このままじゃ私達…)」

 

しかしピンチなのはクルルシファー達だけじゃない。父さんや戦兎さんまでもが余りのトルーパーの多さに苦戦したのだ。これじゃまるでオーダー66…私達が駆け付けようとしたが、その兵力の多さに驚愕、今は壁の後ろに隠れている。

 

光刃「ヤバいぞ。あれは多すぎるんじゃないか?」

 

クロス『どうするんですか?』

 

ロア「あぁ……皆さん空を……」

 

一葉「どうするって…頑張って倒すしかないでしょ。」

 

冷雨「アナタバカでしょ!マルドシーヴァと同じやり方でアイツらを倒せるの?」

 

エーニャ「そうそう。」

 

ロア「み、皆さん私の話を…」

 

月夜「どちらにしろ助けなきゃいけな……ん?」

 

月夜が何かを感じたのか、向こうの空を見る。するとなんということでしょう。頭上から魔法陣が現れてそこから放たれる無数の光球がTIEファイターを倒していくではありませんか。

 

一葉「なに!?援軍!?」

 

ロア「さっき私が空に何かいますよって言ったじゃないですか、それを皆さんは無視をするから…」

 

そして現れたその援軍とは…

 

シヨン「さぁ!真打登場だぜ!」

 

カチナ「みんな!狙いはあのソーラーパネルが付いた球体の戦闘機よ!やっちゃいなさい!」

 

とちね「久しぶりだな!こんな大きな戦いは!」

 

紫野「えぇそうね!」

 

のなの「いやっふぉーーーー!新しい飛行型のメカの力を思いしれぇ!」

 

てんね「お姉ちゃん!また調子に乗ってると壊すよ!?」

 

ペルーシャ「あぁ!気持ち悪くなるわよ!?」

 

ミナミ「うわ……もう既に止められなくなってる…」

 

シヨンさん達が先頭に立ち、そこから魔法の箒のような物に乗った魔法使い達が次々と駆け付け、TIEファイターを次々と倒していく。そんな圧巻な戦いに見とれた私達にも助けがきた。

 

翔夜「おりゃ!」

 

ドォーン!

 

一兎「シュンガ!翔夜!」

 

戦兎「輝夜と華夜まで…エルノーヴァは大丈夫なのか?」

 

輝夜「えぇなんとか。」

 

ガルベロスウルフ!

 

冷雨「やぁぁぁぁ!?だから動物にさせるのやめてぇーー!?」

 

冷雨はまたエーニャの餌食となり、今度は狼にされてしまった。すると…

 

フルチャージ!

 

走牙「おりゃ!」

 

そして走牙もその場に駆け付け、剣を振り回してトルーパーを倒していった。

 

ゼルギス「すまない。エルノーヴァとの交渉に少々時間がかかった。」

 

健介「すまん。俺もだ。」

 

一海「たく……おい煉!減ったか?」

 

煉「ストームトルーパーはこれで全部だ!」

 

走牙「急いで脱出しよう!この基地、デス・スターやスターキラー基地みたいに弱点がある!」

 

「「えぇー!?」」

 

一葉「なら急いでガンシップに乗りましょう!」

 

私達は急いでガンシップに乗り、マルドシーヴァの宮殿を脱出する。そしてそこにスレーヴの乗ったボバがソニックボムを基地に投げつけて…

 

一葉「さぁ!家に帰ろう!」

 

私達は南極を脱出。マルドシーヴァの基地は木っ端微塵に壊れたのであった…

 

ドカァァァーーーーーーーーーン!

 

それから数時間後…私達はこの勝利に喜びを感じた。私達の勝利だってね。

 

光刃「さて、そろそろ帰らないとな。」

 

煉「あぁ、しかし今回は色々と大変だったな。」

 

一海「全くだぜ……やっと元の世界へ帰れるんだ。またな戦兎。」

 

戦兎「あぁ。」

 

煉さんと一海さんが戦兎さんが召喚した扉で元の世界へ帰った。

 

ゼルギス「さて、我々も帰るとするか。」

 

健介「あぁ。」

 

一葉「え?お2人は自力で帰れるんですか?」

 

戦兎「一葉ちゃん。ゼルギスと健介さんは俺より強いからね…」

 

ゼルギス「ふっ……また会おう。如月戦兎、常磐一兎。」

 

健介「んじゃ、達者でな。」

 

ゼルギスさんと健介さんが異次元の空間でその場から去った。

 

戦兎「光刃くん。」

 

光刃「はい…みんな、今回は色々と助けて貰ってありがとう。」

 

月夜「いや…助けてくれたのは光刃の方だよ。一葉がお前を派遣してなかったから俺達はどうなってたか…」

 

一葉「ホント…戦兎さんのススメで光刃を選んでよかったわ…」

 

戦兎「さて、俺は光刃を送ってから帰る。娘達を大事にしろよ?一兎。」

 

戦兎さんと光刃が次元の扉を開いて元の世界へ帰っていった。そして…

 

シュンガ「走牙、ハルファでの戦いは危険かもしれない。もしドールズに苦戦しそうになったら色々と考えてみろ。俺は翔夜達を送って帰るよ。」

 

一兎「悪いな。」

 

輝夜「一兎にも子供ができたなんてね…驚きだわ。」

 

華夜「ほーんと。産まれた時に見せてくれたらよかったのにぃ…」

 

翔夜「そうだな。んじゃ、俺達も戻るよ。」

 

シュンガさんはディフィリントライナーを呼び、それを使って翔夜さん達を送っていったのだった。

 

一兎「さて……最後は月夜くんだが…」

 

月夜「俺達はトルーパー達と協力して被害にあったエルノーヴァの生徒を回復させてから帰ります。今回の件で軍を使ったからシヨンさん達に迷惑をかけてしまったので…」

 

一葉「確かに…」

 

シヨン「あぁ……だりぃ…」

 

カチナ「あぁ……眠い……」

 

眠そうなカチナさんを月夜が介抱し始めた。

 

月夜「大丈夫ですか?」

 

カチナ「眠いわぁ…ベッドまで連れていって…」

 

月夜「化粧水はどうします?」

 

カチナ「うぅ……つける…」

 

一葉「お母さんだ…」

 

冷雨「いや…お父さん…」

 

一兎「母性溢れる…」

 

エーニャ「パパ月や…」

 

そして私達も元の世界に戻る為に異次元の空間を使ってハルファに戻るのであった……

 

てんね「あぁ!?ヤンデレ薬がなくなってるぅ!?まさか…戦兎の世界にぃ!?」

 

この時戦兎さんは自身の世界に戻る時に恐ろしいことになってる事を知らない…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トルーパー「デギオン総督…マルドシーヴァ様が…やられました…」

 

モフ「そうか……戻ってよろしい。」

 

トルーパー「はは…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モフ「マルドシーヴァ……しくじったか……それ程強力な戦力なのか…となると独裁しているこの場所もなくなるのも時間の問題だな。」

 

 




今回コラボしてくださった皆様。

セーラーギャラクシア様

ルオン様

RRver:帝王様

エース(セイバー最終章見逃した敗者)(えーす)様

皆様ありがとうございました。


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・幕間あれこれ
・戦兎の子供


ではどうぞ。


月夜&光刃「えぇ!?美奈子さんが妊娠したぁ!?」

 

一葉「シッー!トルーパー達が見てる!」

 

月夜&光刃「すいません…」

 

一葉「ビックリしたでしょ?」

 

月夜「あぁ、驚きだよ。今にも頭がパンクしそうだ。」

 

光刃「だな。」

 

一葉「うっふふふ♪アッハハハ〜♪もし彼女の成長スピードと、習得スピードが早くなったら……私達と同期になるのかな?楽しみだなぁ〜♪となると…友人…になるのかな?アッハハハ!」

 

月夜&光刃「一葉がまた壊れてる。」

 

一葉「まぁその話は置いといて、今回2人に来て貰ったのは特殊派遣員だからこそのお願いをするために来て貰ったの。」

 

月夜「お願い?」

 

すると一葉はあるホログラムを映し出す。

 

一葉「レインボー結晶の一つ、雷結晶よ。」

 

光刃「レインボー結晶?」

 

月夜「聞いたことがある。元々は古代の結晶で爆発したとか?」

 

レインボー結晶……太古の戦いで分裂をしてしまった古代の結晶。そのうちの暗黒結晶でちょっとした戦いがあったとか…

 

一葉「まぁね。実は戦兎さんが所持しているのは暗黒、炎、アースの三つなの。けど今見つかってないのは水、雷、光、風の4つよ。」

 

月夜「うむ。」

 

一葉「どうしたの?」

 

月夜「あぁ……急にその話をしだしたから何かあったんだなと思ってるんだが…」

 

一葉「実はね……シヨンさんの世界の図書館の古文書に…恐ろしい事が書いてあったのよ。特別に借りて貰ったの。」

 

私はその古文書を見せると2人は驚いていた。

 

光刃「マジの古文書じゃねーか…」

 

月夜「雷を纏いし結晶…地面からはい上がらん…」

 

光刃「何の意味なんだ?」

 

一葉「雷結晶は今どこかは分からないけど、地面に封印されているのよ。」

 

月夜「地面にか!?」

 

光刃「いやーな予感がしそうだな。んでこれを俺達で探せと?」

 

一葉「放っておくと、サードオーダーの残党や、他の勢力が奪って悪用する可能性があるわ。過去にレインボー結晶で悪用した奴は色々いる。父さんと戦兎さんはソイツらと色々戦ったのよ。」

 

月夜「でも、なんで俺達にお願いするんだ?」

 

私は少し躊躇いながらこの言葉を発する。

 

一葉「私がリテムリージョンに行くので忙しいのよ。」

 

光刃「惑星ハルファか。」

 

月夜「色々大変だな。」

 

一葉「ま、雷結晶はアナタ達に任せるわよ。」

 

月夜「見つけて貰うんだからそれなりの報酬をよこせよ?」

 

一葉「はいはい……全く…」

 

そしてセントラルシティに戻った私は、色々と準備をしている。するとクロフォードが駆けつけた。

 

クロフォード「どうだい?そっちの様子は…」

 

一葉「見つけた雷結晶は友人に任せた。おかげで楽にリテムリージョンに行けるわ。」

 

クロフォード「気をつけてね。今リテムは正体不明の存在に怯えているらしい。」

 

一葉「正体不明?新種のドールズかしら?」

 

クロフォード「いや……人型だと言ってた。」

 

一葉「……」

 

クロフォードのその言葉に私は黙ってしまったのであった。

 




次回

・幕間1:一葉、月夜に無茶を言う。


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・幕間1:一葉、月夜に無茶を言う。

ではどうぞ。


私はリテムまで時間があるのである場所へ向かった。アメリカ奪還作戦の時に戦った月夜の世界だ。そしてその世界に来た理由は…

 

 

一葉「〜♪」

 

コーディー「おいレックス。あれって……」

 

レックス「あぁ、アメリカ奪還作戦で一緒に戦った常磐一葉将軍だ。彼女がここに来るのは珍しい。」

 

コーディー「だが何故彼女はここに?」

 

レックス「さぁな?」

 

そして私は俺の研究室へやってきた。

 

一葉「はーい!月夜〜!」

 

月夜「はぁ……なんの用だよ一葉。無茶しない限りのお願いは聞くが?」

 

一葉「ふっふーん……実はね?私、アナタのクローン軍を気に入ってさ?」

 

月夜「俺のか?それはどうも…」

 

一葉「そこで1つ提案なんだけどさぁ?」

 

月夜「なんだ?」

 

一葉「私にクローン軍を分けてくれな〜い?おねがーい♪」

 

月夜「やだ。いいか?クローントルーパーは繊細なんだぞ?それに行動抑制チップが無い分、彼ら1人1人に個性があるんだ!そう安安と渡す訳にはいかないんだよ!」

 

と、デスクから離れようとしなかった月夜。そして……

 

一葉「はぁ……んじゃこれ聞いたら納得してくれる?」

 

月夜「?」

 

一葉「今惑星ハルファにいるアークスではドールズに勝ち目が無いほどの戦力に落ちてるの。レゾルの森での一件以来、辞めてくアークスが大量に増えたわ。それに…リテムは戦闘が激しい激戦区になってるの。」

 

月夜「んじゃ……それをそのままにしといたら…」

 

一葉「えぇ……セントラルやリテムだけじゃなく……このままじゃ全てのアークスが滅亡する。父さんが紡いで来たアークスがもしかしたら壊滅するんじゃないかなって話でさ。そこで発注をお願いしたいわけ。新しい戦艦を造ってくれるのも込みで?」

 

月夜「はぁ!?新しい戦艦!?」

 

一葉「アークエンジェル級スターデストロイヤー。私が設計したアークエンジェルとスターデストロイヤーを合体させた最強の戦艦よ。」

 

月夜「いやだ!無理だよ!クローンを作れるのはともかく!そんなヤバイ戦艦は造れないか……」

 

月夜の抗い方に私は呆れたのか、アイアンクローを彼にする。

 

一葉「あぁーん?あんなに私達に協力して貰った癖にアナタは協力しないわけ?やっぱアナタは光刃と同じようにアイアンクローしないと気が済まないみたいね?」

 

月夜「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!戦兎さん譲りのアイアンクローめっちゃ痛いから!やめて!やめて!作るから!徹夜漬けしても造るから!」

 

数分後…

 

月夜「はぁはぁはぁ……とりあえず……設計図を渡してくれればロアさんと協力して造ってみるよ。」

 

一葉「ありがとう。」

 

月夜「フォード。」

 

フォード「はいコマンダー。」

 

月夜「今日から新たな大隊。セントラル075大隊を誕生させる。お前はその大隊のリーダーをしろ。」

 

フォード「キャプテンか。501に移動してお前の補佐はレックスになったからな?」

 

月夜「アソーカの代わりだけどな。まぁアソーカが来ても俺がリーダーになりそうだけど…」

 

一葉「んじゃ、行こっかフォード。」

 

フォード「はい将軍。」

 

私がフォードを連れて月夜の研究室を出ていった。するとフォードは…

 

フォード「大丈夫なのでしょうか。コマンダーは…」

 

一葉「あれぐらいで死ぬ月夜じゃないわよ。あ、フォード。」

 

フォード「はい?」

 

一葉「アナタは今日から私の仲間よ。通常のトルーパーは敬語で話すけど、私達には気軽に話していいからね?」

 

フォード「あぁ……よろしくな?」

 




次回

・幕間2:親友との再会


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・幕間2:親友との再会

一葉「ふっふふふふ〜♪」

 

冷雨「あ、お帰り一葉……ってあれ?フォード?」

 

フォード「アメリカ奪還作戦以来だな。2人とも。」

 

エーニャ「連れてきたの?」

 

一葉「ちょっとした理由があってね?」

 

冷雨「彼だけ?」

 

フォード「いや、多分もっと来るぞ?クルーザーも込みでな。」

 

エーニャ「あ!もしかして一葉が設計したスターデストロイヤーを月夜に頼めたの!」

 

一葉「えぇ、最初は断ろうとしたけどアイアンクローで釘を刺したら降参して造るって言ったわ。」

 

冷雨「それで?艦長はどうするの?まさかアナタがする気では無いわよね?」

 

一葉「まっさか〜……あぁ……そうよね……フォード、セントラルにニュー級アタック・シャトルを派遣して。行先はスフィア天界よ。」

 

フォード「はい将軍。」

 

そしてフォードにシャトルを派遣させ、スフィア天界へとやってきた。

 

フォード「んで?スフィア天界のどこへ向かうんだ?」

 

一葉「私と冷雨がまたスフィアナイトの研修生だった時にいた学校よ。そこにあの船に相応しい艦長がいるの。」

 

フォード「なに?それは本当か?」

 

一葉「えぇ、勿論よ。」

 

そしてガンシップはその場所へと着陸した。そしてある部屋に向かうと…

 

???「あぁもうダメ!そこにいったら兵隊の数が減るでしょうが!おい!やめろ!そこ打ったらそっちがぁ!」

 

ゲームオーバーァ!

 

一葉「はぁーい!団体様ご案内〜♪」

 

???「いやぁーーーーーー!?」

 

ゲームオーバーした瞬間に私は有紗の頭をアイアンクローした。それをやられた有紗は後ろを見た。

 

有紗「おい!今いいところだったんだぞ!」

 

一葉「また学校の中でニートしてるのぉ?卒業しても外でランニングするぐらいだからね〜?アナタは?」

 

有紗「お菓子食わない位だからな!」

 

フォード「えぇと……彼女は?」

 

一葉「フェヴリウォン・有紗。艦長としての知識、技能、更には技術までもが備わっているの。」

 

有紗「アタシはここの学園トップだったんだよ……けど、誰かさんのせいで2位に落とされたけど……」

 

一葉「彼はキャプテン・フォード。本日付けで私の副官を務める事になったの。」

 

フォード「キャプテン・フォードだ。よろしくなお嬢ちゃん。」

 

有紗「お嬢ちゃんとかまたやめなよ…それで?今日はなんの用?」

 

一葉「ねぇ有紗。艦長をしてみない?」

 

有紗「か!?艦長!?」

 

一葉「そう。艦長。」

 

有紗「バババババババ!馬鹿言え!私に艦長は務まるか!」

 

一葉「はぁーん?フェーイスの戦いで戦闘指揮してたのアナタじゃない?おかげてスフィア天界に貢献したとか?」

 

有紗「あ、あれはたまたまだったから…」

 

一葉「まぁ考えといて、ハルファの戦いは激しさを増そうとしているわ。」

 

有紗「……」

 

有紗は部屋から出る私を見ていた。するとフォードが……

 

フォード「いいのか?放っておいて?」

 

一葉「彼女の考え次第よ。あぁ見えて頭脳明晰なんだから。まぁ…ニートなのは仕方ないけど…」

 

そして有紗は……

 

有紗「はぁ……お父さん……アタシ、艦長になる程の資格はあるのかな?」

 

一葉が置いてった服、アドミラマリーネを見つめる有紗……そして…

 

有紗「!」

 

一方……

 

フォード「何か来るぞ。」

 

一葉「ん?」

 

私がスフィア天界の空を見上げるとヴェネター級スターデストロイヤー並の戦艦が着艦する。

 

月夜「(゜゜)…」

 

フォード「おいおい……」

 

レックス「どうやら月夜はこの戦艦を1日で終わらせたようだ。おかげでこの始末だよ。」

 

一葉「いやぁ〜…ご苦労♪」

 

月夜「ご苦労……じゃ……ねぇ……よ……」

 

レックス「501大隊の洗礼を連れてきた。きっとフォードの役に立つだろう。兄弟達は新しく作ったやつだ。こちらもみんな頼もしい兵士だ。」

 

フォード「ありがとうレックス。おっと……お出ましだぜ?」

 

するとアドミラマリーネを着た有紗かやってくる。そして隣にいたのは…

 

フォード「彼女は?」

 

リン「ふ、副艦長を努めます…リン・サエズリです。」

 

一葉「彼女も優秀な人材よ。これでセントラル075大隊が完成ね。」

 

レックス「俺は月夜を連れてレゾリュートに戻る。元の世界へ戻らねぇーとな。んじゃ幸運を祈るぜ。」

 

レックスは月夜を連れてレゾリュートでスフィア天界を後にした。

 

有紗「それで?そのリテムリージョンに行くの?」

 

一葉「そうね……まだ時間はあるけど…」

 

そしてそんな時だった。スフィア天界のアラートが鳴り響き、辺りが緊迫した状態になった。するとそこに冷雨とエーニャがやってきて…

 

冷雨「一葉!大変よ!って……有紗とリンじゃない。」

 

エーニャ「どうして2人がここに?」

 

有紗「話は後だ。んでどうしたんだよ?」

 

一葉「まさか……リテムリージョン?」

 

冷雨「いいえ……実は戦兎さんの地球からSOSが来てて…」

 

一葉「え!?そんな!そういえば……お父さんはアナキンさんと一緒に任務中だった!あぁもう!どうしたらいいのよぉ!それにリテムリージョンまでの時間が!」

 

ルシファー「気を荒立てるな一葉。」

 

そこに現れたのはスフィア天界の四天女神、ルシファー様だった。

 

一葉「ルシファー様!」

 

ルシファー「今君には頼もしい仲間がいるだろう?それにリテムに関しては時差による感覚で間に合うさ。」

 

一葉「そうか!スフィア天界は時間での調整が出来るから!」

 

ルシファー「あぁ、それに万が一一兎が戻ればどうにかなるさ。ロイヤル様から許可が出た。アークエンジェル級スターデストロイヤー『ヴォルキリー』を如月戦兎の世界へ派遣せよとの事だ。」

 

エーニャ「えぇ!?それってつまり…」

 

冷雨「戦兎さんの世界をクローン軍を連れて助けに行くことになるってわけね?」

 

一葉「なら話は早いわ。」

 

フォード「ジェシー、兵力はどのぐらいある?」

 

ジェシー『ファイターとガンシップ、ATーTEも完備してあります。』

 

フォード「急いで準備を始めろ。」

 

ジェシー『はい。』

 

フォード「艦長。ご命令を…」

 

みんなが私を含め全員が有紗に目線を向ける…

 

有紗「うぅ……ゲームして引きこもりたいと言いたいところだけど……仕方ない。全員スターデストロイヤーに乗員!クローン軍はいつでも出撃出来るように準備!」

 

「「イェッサー!」」

 

有紗「ブリッジに向かうわよ。」

 

一葉「着いてくわ。」

 

そしてヴォルキリーのブリッジにやってきた私達。そして……

 

有紗「艦体の状況は?」

 

オッドボール「異常無し、スフィアドライブはいつでもいけます。」

 

有紗「スフィア天界を離脱後、進路を神エボルトの地球へセット!」

 

オッドボール「了解艦長!」

 

フォード「いっその事惑星エボルトなんて名前はどうだ?」

 

一葉「そんな名前を付けたら戦兎さんに失礼よフォード。」

 

そしてヴォルキリーはスフィア天界を抜けて…

 

有紗「アークエンジェル級スターデストロイヤー……ヴォルキリー発進!」

 

オッドボール「発進!」

 

ヴォルキリーはエンジンを発動し、スフィアドライブに移行。スフィア天界から去っていったのだった。

 

ルシファー「気をつけろよ。嫌な予感がする。」

 

 




次回

・幕間3:スフィアドライブ内での道中

フェヴリウォン・有紗 イメージCV伊藤彩沙
アークエンジェル級スターデストロイヤー『ヴォルキリー』の艦長。性格は人見知り・面倒くさがり屋な市ヶ谷有咲に似ている人物。 面倒くさがりな彼女だが、艦長としての知識は備わっている。しかし引きこもりたい衝動もある彼女だが、副館長のリンにヤンデレハイライトで攻められる時にビクビクしながら指揮をとることもしばしば。一葉とはスフィア天界でスフィアナイト学校時の幼なじみである。極度のゲーム好きでトルーパー達からはサボり魔艦長と言われている。

リン・サエズリ イメージCV志崎樺音
アークエンジェル級スターデストロイヤー『ヴァルキリー』の副艦長を務める。容姿性格、声が白金燐子に似ている。大人しく臆病な性格であるが芯はしっかりとしている。が、極度の人見知りではないようで、恥ずかしいのが現状。(話せない訳では無い。) サボり魔な有紗にヤンデレハイライトで喝を入れる。副艦長としての責務はそれなりにあり、サボり魔過ぎて艦内の部屋で籠り、ブリッジから戻らない時は彼女が指揮を取っている。


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・幕間3:スフィアドライブ内での道中

ではどうぞ。


ヴォルキリー内食堂…

 

ハードケース「おい聞いたか?今度のミッションはアメリカ奪還作戦で一緒に戦った神エボルトって人の世界へ行くんだとな?」

 

ジェシー「あぁそうだな。あそこは長年スフィア天界との交流が多かった世界みたいだ。」

 

キックス「俺達が来たらビックリするだろうな。」

 

フォード「おっと、お前達3人だけでお食事か?」

 

ジェシー「キャプテン、それに将軍まで。」

 

一葉「いいかしら?私も。」

 

ジェシー「あ、はい…いえ…」

 

私達はジェシー達のテーブルに座り、一緒に食事を楽しむ事にした。

 

エーニャ「冷雨またフライドポテト頼んだの?」

 

冷雨「月夜のフライドポテトは揚げてないんですもの。」

 

一葉「そういう問題じゃないのよ…」

 

キックス「そうですよ冷雨将軍。身体に触りますよ?」

 

冷雨「キックス…アナタ確か管理栄養士の資格を取ったのよね?」

 

キックス「えぇ、兄弟達の健康管理とかをしてますね。」

 

ジェシー「コイツは優秀ですよ。俺が誇るメディックです。」

 

フォード「501の優秀な兵士を選抜したさ。月夜とレックスのお墨付きだ。」

 

ジェシー「あぁ……そうだな……そうだよな……」

 

冷雨「?」

 

数分後…

 

冷雨「ジェシー。」

 

ジェシー「冷雨将軍。お話があると聞きましたが……一体?」

 

冷雨「ヴォルキリーに乗ってから凄く不安定だったけど……何かあったの?」

 

ジェシー「あぁ……実は…」

 

ジェシーはマンダロア包囲戦の後の戦いで起きたオーダー66の発令でアソーカとレックスを殺そうとしてしまった事を後悔しているらしい。

 

ジェシー「レックスの言葉を聞きましたが…頭に少し痛みを感じました。抗えずに……ただそのオーダーを実行しようとしました…」

 

冷雨「……ジェシー、悔やむことは無いわ。」

 

ジェシー「え?」

 

冷雨「過去の事を振り返れば振り返るほど自分を見失うわ。私も何故かスフィア粒子の吸いすぎで擬似的なフォースを使えるようになってしまったわ。」

 

ジェシー「ジェダイですか?」

 

冷雨「一応ライトセーバーの型はロイヤル様から教わったわ。」

 

ジェシー「冷雨さんは…姉妹達となぜあんなに仲が良いのですか?」

 

冷雨「それはもう……小さい時から姉妹だからね…アナタ達クローンも…ある意味兄弟じゃない。」

 

ジェシー「そうですね。」

 

冷雨「とりあえず。今は目の前の事に頑張りましょう。」

 

ジェシー「はい将軍……あの…」

 

冷雨「なに?」

 

ジェシー「相談に乗ってくださり、ありがとうございます。ちょっと吹っ切れた気がします。」

 

冷雨「ふふ、助けになれて良かったわ。」

 

ヴォルキリーブリッジ…

 

有紗「あと何分で着く?」

 

オッドボール「あと30分ぐらいかと。」

 

有紗「何が起こるか分からないな。10分後に戦闘体勢!」

 

オッドボール「分かりました。クルーと兵士に告ぐ!あと30分で目的地に到着する!10分後に戦闘態勢に入れ!」

 

そして私達はハンガー・ベイで作戦会議をしていた。

 

一葉「いい?戦兎さんの世界で何が起きてるか分からない。敵も不明だし、数がどれぐらい多いのすらも分からないわ。」

 

冷雨「戦兎さんの仲間で負傷した人を見つけた場合は即座にバクタを注入して、ジェシー、アナタは私とキックスが治療出来るように援護するわよ?」

 

ジェシー「はい将軍。」

 

ハードケース「分かりました。」

 

一葉「私とエーニャとフォードは兵士を連れて雑魚を次々と倒すわよ?」

 

フォード「よし……エーニャ、どっちが多く倒せるか勝負するか?」

 

エーニャ「いいわね。受けて立つわ。」

 

冷雨「アナタ達……これは遊びじゃないわよ?」

 

しかし私達はこの時知らなかった。今度の敵は私や戦兎さんにとって頭の抱える敵だということを…

 




次回

・リテムリージョンへ


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・幕間4:状況は…

今回は戦兎の世界の地球の近く宇宙に到着した時のお話。


惑星エボルト中域…

 

オッドボール「目的地、到着しました!」

 

有紗「まずは医療できるようにスタンバイして!」

 

オッドボール「はい!」

 

ハンガーベイ……

 

フォード「さて……そろそろだな?」

 

冷雨「えぇ……けど大丈夫なの?」

 

エーニャ「そうだよ。クローン達で戦兎さんの今までのような敵を倒せるかどうか…」

 

一葉「何を隠そう。月夜と一緒に対怪人用のブラスターを造ったのよ。Heyジェシー!」

 

ジェシー「Hey〇リーみたいに言わないで下さい…」

 

私が取りだした対怪人用ブラスターを前の的に当てる。威力も普通ではなく。雑魚怪人も倒せる程の威力である。

 

冷雨「エーニャが開発していたら戦兎さんにアイアンクローを食らっていたところね。」

 

エーニャ「ちょっと冷雨酷いわよ!」

 

そんななか……

 

一葉「!」

 

冷雨「何か来る!」

 

一葉「全員ハンガーベイで戦闘体勢!」

 

私達は指示した方向にクローン達を配置し、対怪人用ブラスターを向かせる。

 

一葉「まだ待ってね……味方かもしれないわ。」

 

フォード「はい将軍。」

 

すると一筋の光が勢いよく現れた。その光は徐々に消えていくと…

 

一海「あ……あぁ……おぉふ……」

 

煉「ふぅ……やっと戦兎の世界に……ってあれ?違くね?」

 

一海「おい煉。ロア様から転移移動を教わったのはいいがもっとやり方を考えろよ!あと少しで吐くところだったぞ!」

 

煉「いやまだ1日しか覚えてないから仕方ないだろ…」

 

一葉「煉さん!それに一海さんまで!」

 

私達はこの2人に見覚えがあった。季節現象での事件や、アメリカ奪還作戦などで協力してくれた紅一海さんと十六夜煉さんだ。2人は父さんと戦兎さんの唯一の知り合いで私達とも顔見知りがある。

 

煉「やぁ一葉ちゃん。久しぶりだね。」

 

一葉「はい。ですけど結構立て続けで会ってますね。」

 

一海「俺とは例の春夏秋冬事件以来だな。」

 

冷雨「2人はどうしてここに?」

 

煉「ロア様に呼ばれてきた。お前達は?」

 

エーニャ「スフィア天界で戦兎さんからのSOSを受け取って…それで来ました。」

 

一海「なるほど……ってなんだこの大軍の兵隊達は…」

 

煉「クローントルーパー。確か月夜しか所有出来ないんじゃ?」

 

一葉「私が無理言って大隊と戦艦を頼んだんです。その名もセントラル075大隊。」

 

冷雨「紹介します。私達の副官。キャプテン・フォード。」

 

フォード「フォードです。認識番号はARC-77。コイツはジェシー。隣にいるのはハードケース。その隣はキックスです。」

 

ジェシー「よろしいお願いします。」

 

ハードケース「501から派遣されました。ハードケースです。」

 

キックス「自分も501から派遣されてます。」

 

一葉「501の将軍が月夜になったあとに、私がフォード達を貰ってこの大隊を作りました。今回が初戦になります。」

 

一海「けど……怪人に対抗できるのか?」

 

一葉「それなら…」

 

私達は対怪人用ブラスターを取り出してこれの説明をした。

 

煉「なるほど……並の戦闘員の怪人は倒せる程度か。」

 

一海「でもそれでもすげーことじゃねーか。」

 

冷雨「まだ未完成なところもあるって彼女は言ってますけどね。」

 

するとフォードがコムリンクからの連絡を切った後に私にこう言った。

 

フォード「将軍、至急ブリッジに来るように有紗艦長から連絡が…」

 

一葉「何かあったの?」

 

フォード「SOSの暗号が分かったと。」

 

私達はお互いを見たあとにブリッジに来た。

 

一葉「紹介します。艦長のフェヴリウォン・有紗 、そして副艦長のリン・サエズリです。」

 

有紗「初めまして、艦長の有紗と申しますわ。」

 

冷雨「うげ……」

 

エーニャ「コイツ人前でお嬢様言葉になりだした…」

 

リン「リン・サエズリです。」

 

煉「俺は十六夜煉。こっちは紅一海だ。」

 

一海「よろしくな!んで〜………さっき言った戦兎からのSOSの暗号って?」

 

有紗「実はここのクルーと協力してしたら分かった事があるんだ。オッドボール。」

 

オッドボール「はい艦長。」

 

するとその暗号は変わった文字で記されていた。その文字に気づいた私は急いで解読する。

 

一海「あぁ?なんだこの文字。ふにゃふにゃで見えねーぞ?」

 

冷雨「これは……ウルトラ文字ね?」

 

煉「なぜ戦兎はウルトラマンの言葉で一葉ちゃん達にこの暗号を?」

 

エーニャ「今のところは分からない。けど…一葉が今…」

 

一葉「わかった。」

 

煉「本当か!?」

 

一葉「えぇ……まずこの文字はバーベルトっていうわ。」

 

一海「バーベルト?そいつが今度の敵なのか?」

 

一葉「次に……健介と奏汰の記憶から力を吸収した。」

 

冷雨「えぇ!?」

 

エーニャ「ソイツ!とんだチートじゃないの!」

 

一葉「まだだわ。最後の文には…仮面ライダーの姿などをコピーをした…」

 

煉「マジか……今度の敵は吸収したのをコピーできるってわけか?」

 

有紗「何かイヤーな予感がしてきたわね。」

 

一葉「煉さん。アナタ達以外で来てる人は?」

 

煉「結構いる。だがどうするんだ?」

 

一葉「もしそのバーベルトって奴がクローントルーパーなみの兵力を出すとするなら……考えないといけないわね。」

 

有紗「よし……大気圏に突入!トルーパー達にいつでも出撃できるように準備しろ!」

 

オッドボール「はい!」

 

煉「今回は一筋縄ではいかなさそうだな。」

 

一海「あぁ……俺達も準備するか。」

 

 




はい。ルオン様の一海と、帝王さんの煉が来ました。



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・三幕 砂塵奏でる鎮魂歌
・リテムでの準備


ではどうぞ。


シヨンさん達の世界で帝国主義勢力と戦った私達はハルファに戻っていた。そして…

 

フォード「やっと俺も昇進か…」

 

エーニャ「よかったねフォード?」

 

冷雨「コマンダーに昇進したのよね?」

 

フォード「あぁ、この前の戦いで昇進したさ……だが、お前達もよく出来たな?ヴァンフォードからドールズ達を追い出して基地にするなんて…」

 

一葉「あぁ……」

 

冷雨「どうしたのよ?」

 

一葉「暇だ……」

 

「「暇じゃねーだろ。」」

 

フォード「おっ、どうやら来たみたいだぞ?」

 

フォードが指を指した場所を見ると、ヴェネター級スターデストロイヤーが現れた。そこから現れたのは…

 

一葉「マスターケノービ!」

 

オビワン「やぁ、シヨンの世界での活躍を聞いたよ。」

 

一葉「そうですけど……今日は何のようで?明日リテム・リージョンに向かわなきゃいけないのに…」

 

オビワン「実はリテム・リージョンが激戦区だと聞いてね……一葉達の戦力では心伴いとね……そこでだ。キャプテンに昇進した彼を連れてきた。」

 

そして現れたのは…

 

ファイヴス「久しぶり…そしてコマンダー昇進おめでとうフォード。」

 

フォード「ファイヴス。久しぶりだな?」

 

ファイヴス「お元気そうで何より。」

 

一葉「ヘルメットを変えたのね?まるでレックスみたい。」

 

ファイヴス「彼を意識して造った。キャプテン昇進と共に月夜将軍に頼んだんだ。スーツはそのままだけどな?」

 

オビワン「ところで…状況は?」

 

クロフォード「この前のネクス・エアリオの猛攻で酷くなっている。」

 

オビワン「彼は?」

 

私達の前にクロフォードが現れる。ケノービさんは彼を知らないので私達に質問してきた。すると冷雨がクロフォードについて説明しだした。

 

冷雨「彼はクロフォード。このセントラルシティのリーダーをしています。」

 

クロフォード「はじめまして。アナタの事は一葉から聞いています。隣にいるのはアイナ、そしてマノンです。」

 

アイナ「アイナです!」

 

マノン「マノンといいます。」

 

ケノービ「はじめまして、私はオビワン・ケノービ。かねて隠れながらスフィア・ナイトをしているよ?」

 

一葉「スフィア・ナイト?神様じゃないんですか?」

 

ケノービ「アナキンよりは地位は高い方だ。アナキンが来る前に神ソレスを名乗っている。」

 

冷雨「か、神ソレス…」

 

エーニャ「血糊……ぶら下がり……」

 

一葉「やめなさい……」

 

すると…

 

アークス「おい見ろよ!例の特殊部隊だぞ!?」

 

アークス「恐ろしいわ…セントラル・コマンドー…」

 

セントラルシティの入口から白い服を着たアークスが4人現れた。その服はまるで医者や看護師のような姿であったが、完全に戦闘向きだった。

 

グロセヌス「これはこれはセントラルリーダーのクロフォード殿…ネクス・エアリオの件はご苦労さまでした。」

 

クロフォード「グロセヌス…セントラルシティに何しに来たんだい?」

 

グロセヌス「実は我々もリテムに派遣させる事になりましてね…」

 

レティ「とあるお方からね?」

 

一葉「アナタ達……何者?」

 

グロセヌス「おっと失礼…私はグロセヌス。セントラル・コマンドーの1人です。彼女は私の副官のラフティア。その隣はレティ、そして彼女は…」

 

ノルファヴァ「ノルファヴァよ。よろしくね?」

 

グロセヌス「君達の話は聞いてるよ……只者じゃないとね。これ程の軍を導入するとは……恐ろしい方だ…我々にとって足でまといになる。」

 

フォード「お前!一葉になんて口を聞くんだ!」

 

グロセヌスの悪い言葉に苛立ったフォードはエーニャが開発したエレクトロブレードを起動しようとするが、ラフティアがそれを起動しようとしたフォードに向かって剣を刺し向けた。

 

ラフティア「黙れ……所詮クローンが我々に勝てるとでも思ったか?」

 

しかしそれに対抗するようにファイヴスはDC-17ハンド・ブラスターを二丁取り出してラフティアに向ける。しかしそれを見逃さなかったノルファヴァが、ファイヴスにテクニックを向けようとした。

 

ファイヴス「なぜクローンだと分かった?」

 

両方ラフティアに向けていたハンドブラスターの片方をノルファヴァに向けてその事を問いかけるファイヴス。

 

ノルファヴァ「ラフティアは耳がいいのよ?例えヘルメットを被ったとしても、声の判別ができるわ。」

 

グロセヌス「我々はそれぞれ特殊能力を持っている。寄せ集めのような軍とは違うんですよ…アークスこそがドールズを倒す切り札です。クローンに我々が劣ることなんてありませんよ……では、我々はこれにて…」

 

レティ「じゃあね〜♪」

 

そう言ってセントラル・コマンドーの4人は去っていった…その後、ケノービさんは用事があってスフィア天界に戻った後、私達はヴァンフォードを改良したセントラル075大隊の基地に戻っていた。

 

フォード「クソッ!何なんだアイツらっ!」

 

冷雨「落ち着いてフォード!今は考えても無駄よ!」

 

エーニャ「それにしてもアイツら……まるで私達を知ってるみたいな感じだった。」

 

ファイヴス「そうだな……あぁ、フォード!?」

 

フォード「すまんつい頭に血が登った…甘いのをくれ…」

 

ジェシー「困りましたね…」

 

カタップ「どうするんだキャプテン?」

 

ヘヴィー「そうだぜ?俺達はクローンでも前世とは違って強くなった!」

 

キックス「それに俺達はこの世界でも生きている!性格も持ち合わせ、娯楽までも月夜将軍はくれた!実際ジェシーやコマンダーコーディやコマンダーブライはオーダー66から解放されてるっ!」

 

ファイヴス「一葉…」

 

一葉「まずは様子を見ましょう。リテムリージョンで怪しい動きをすれば…私がクロフォードに伝える。」

 

クロフォード「僕の方でも彼等を警戒してるよ。」

 

一葉「お願い。」

 

ファイヴス「フォード、動けるか?」

 

フォード「すまないファイヴス。俺が落ち着くまでクローン達の指揮をしてくれるか?」

 

ファイヴス「おまかせをコマンダー。」

 

一方、アークエンジェル級スターデストロイヤーでは…

 

オッドボール「艦長!リテムリージョンに正体不明の反応確認!蛇のような存在です!」

 

有紗「拡大できる?」

 

オッドボール「ダメです!ジャミングが強くて!」

 

リン「あの蛇……ドールズですね…」

 

有紗「一葉に伝えるべきか……いや、あと少し様子を見よう。」

 

 




コマンダーフォード
元は月夜の副官であったが、彼が501の将軍になった後にセントラル501大隊に入隊。そのままキャプテンフォードとして活躍するが、シヨン達の世界での戦闘で貢献し、更にコマンダーに昇進。クローンの全体指揮をしている。肉と野菜、そして甘い物が好物。二丁拳銃の名手で何でも百発百中だとか。

キャプテン・ファイヴス
前世でCT-27-5555やARC-5555という識別番号でも知られた共和国グランド・アーミーのクローン・トルーパー。リシやカミーノで活躍した彼は行動抑制バイオチップに関する事件で命を落とすが、アソーカとレックスによって月夜の世界へカプセルで転生。しばらくは様々なところで活躍していたが、朱兎真のところから一葉のセントラル075大隊に移動した。フォードとは同時期に目が覚めており、お互いに任務をこなす事が多かった為、タメ口で話している。一葉達にも向こうから話しづらいという理由でタメ口になっている。しかし忠誠心は固い。フォードの副官。ヘルメットはレックスのようなフェイズIとフェイズIIを合わせ持ったのを着用している。

ジェシー

CT-5597、通称“ジェシー” セントラル075大隊のアドバンスト・レコン・コマンドー。マンダロア包囲戦が終わった後、ジェシーはヴェネター級スター・デストロイヤー<トライビューナル>でオーダー66の指令を受け取り、キャプテンレックスとアソーカ・タノを殺害しようとしている最中に死亡。その後月夜の世界へ転生し、暫くは501のArcsトルーパーであったが、アメリカ奪還作戦終了後に一葉が率いるセントラル075大隊が完成し、そこに派遣される。オーダー66の真実を知れずにアソーカ・タノとキャプテン・レックスを殺そうとしたことに後悔をしている本人だが、その事で冷雨は過去の事を振り返ると今を後悔する事になると言われた。その覚悟の元に彼は共和国の紋章からアークスの紋章のタトゥーに入れ替えた。フォードの補佐を担当している。ヘルメットにはアークスの紋章以外に、セントラル075大隊の紋章も書いてある。

ハードケース
アンバラの戦いで戦死したクローントルーパー。セントラル501に入隊した彼は格闘術を特訓した。彼は通常のブラスター以外に格闘戦にも使えるシールドや、ナックルなどを装備させており、前世よりも強いトルーパーへと進化している。

キックス
オーダー66の真実を知り、それを伝えようとしていた最中に分離主義者に誘拐され冬眠状態にされてしまい、50年眠り続けた後にサイドン・イサノ率いる海賊団によって再発見され、ジェダイや共和国のために自分ができることはもはや何一つ無いと知り、“緋色の海賊”のクルーに加わる。彼は死後に月夜の世界へ転生し、501に復活。その後一葉率いるセントラル075大隊のメディックを担当する事になった。転生後、何故か管理栄養士の資格を取った。

ヘヴィー
リシ基地を自身ごと自爆して戦死した人物。重火器が好みでエーニャが開発したジェットパックを主に使う。

カタップ
捕食動物リシ・イールによって食い殺されてしまったクローントルーパー。視野が広く、クロスヘアのようにスナイパーライフルを傾向している。これが得意になったのは転生してからだという。

オッドボール
通称CC-2237。元は共和国グランド・アーミーのクローン・トルーパー・コマンダー兼パイロットであった彼はコルサントの戦いで死亡。その後彼は月夜の世界へ転生しパイロットとしての成果を上げる。しかし自分にはパイロット以外の仕事があるのではと思った彼はセントラル075大隊の戦艦ヴォルキリーのブリッジで有紗が率いるクルーとして着任する。

次回

ファイヴス達を仲間に加えた常磐三姉妹と走牙、アイナとマノンはついにリテムリージョンへ到着。しかし早速リテムシティへ向かう道中に蛇のような大きいドールズが遠くの地中から現れて消えていく。嫌な予感がした彼女達はシティに向かう。そしてそこで見たものは恐ろしいものだった。

・砂塵奏でる鎮魂歌

ファイヴス「なんなんだよあの蛇!?」

ジェシー「やべぇぞあれ…」


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・砂塵奏でる鎮魂歌

セントラル075大隊のトルーパー達はキャプテンレックスのようなフェイズIとフェイズIIを組み合わせたアーマーになっております。


シヨンさん達の世界で帝国主義勢力と戦った後。惑星ハルファに戻った私達は知らない間にトルーパー達がヴァンフォード研究所を奪還し、ドールズやアルターズを二度と入らないようにしたその場所を改良。075の基地を造った。

 

エーニャ「〜♪」

 

ジェシー「やけにご機嫌だな?」

 

エーニャ「ジェシーちょうどよかった!これ使ってみて!」

 

エーニャが取り出したのはまたもや見た事もないブラスターだった。

 

エーニャ「これは対ドールズ用ブラスター。以前のエルノーヴァでの戦いと私達がドールズと戦った時のデータから生み出されたブラスターよ。」

 

ジェシー「へぇ〜……」

 

するとジェシーは訓練用のターゲットに狙いを定めて狙って撃った。

 

ジェシー「おぉ!?結構反動がある!?」

 

エーニャ「まだ試作段階なのよ。だからもう少し調整が必要なのね…」

 

一葉「全く……それ試作段階なのに沢山造ったでしょ?全く…」

 

すると後ろからパジャマ姿の冷雨が現れた。そしてフォードも一緒だった。

 

ファイヴス「寝坊か?冷雨。」

 

冷雨「えぇ……セントラルコマンドーについてクロフォードから色々な資料とかをもらって見たけど……なーんにも情報なしだったわ。」

 

フォード「俺も調べたが、セントラルコマンドーに関する情報はなかった。」

 

そして後ろからヘヴィーがやってきた。

 

ヘヴィー「将軍。ガンシップの準備ができました。」

 

一葉「了解。セントラルに向かって走牙達を迎えに行きましょう?」

 

そしてセントラルシティ…

 

走牙「新しい場所……リテムシティか……砂漠っていうもんだから熱いんだろうなぁ…」

 

マノン「だからってそんなに大きい水のボトルを背負わなくても…」

 

アイナ「そ、そうだね……ん?」

 

マノン「どうしたの?……ってあれって……」

 

3人の元にガンシップが現れ、その場に着陸した。

 

一葉「ハロー!走牙!」

 

走牙「一葉!お前なんでここに!」

 

一葉「迎えに来たのよ。さぁ、リテムシティ行きガンシップ、お出口は右側です♪」

 

フォード「はぁ……」

 

ファイヴス「ガンシップはバスじゃねーんだから…」

 

マノン「相変わらず派手なのね。」

 

一葉「さぁ、乗ってちょうだい!リテムまで一気にいくわよ!」

 

そしてガンシップ内…

 

アイナ「みんなは一葉のお友達のところから来たんだよね?」

 

ファイヴス「あぁ、俺は元々はArcトルーパーの下だったが、彼女のところに入隊しキャプテンに昇格したんだ。」

 

ジェシー「今回のリテム、激戦になってると聞いた。俺達もドールズに対抗できるブラスターを装備して一緒に戦うさ。」

 

マノン「頼もしいわね。」

 

そして私達は周辺にあるサガーン山道に降り、その場の環境に適したドールズやアルターズの猛威を突破していく。

 

ジェシー「なるほど…これがドールズか…」

 

ファイヴス「ブリキ野郎やストームトルーパーとかよりかなり強いな…」

 

フォード「あぁ……もっと俺達も強い奴があればいいけどな。」

 

エーニャ「ふっふーん♪」

 

冷雨「エーニャ?」

 

エーニャ「ん?なんでもないよ♪」

 

一葉「怪しい……」

 

走牙「だな………お?」

 

すると向こうから1人のキャストが現れる。

 

ハーディ「待て撃つんじゃない。ワシは味方じゃ。」

 

アイナ「……」

 

一葉「アナタは?」

 

ハーディ「ワシはハーディ。リテムシティのアークスだ。」

 

マノン「リテムシティというのはリテムリージョンにある町のことね?」

 

ハーディ「左様……手を貸すべきかと思ったが、なかなか見事な戦いぶりでな。特に兵を連れてる君は的確な指示をしてるようだ。」

 

一葉「お褒めの言葉ありがとう。私達はそのリテムシティに向かっているんだけど、どこかしら?」

 

ハーディ「ここを南に進めばオアシスがある。その先がリテムシティだ。」

 

アイナ「わかりました!ありがとうございます!」

 

ハーディ「案内してやりたいが、偵察任務中でな。いずれまた会うこともあろう。ではな。」

 

そう言ってハーディが去った後、私達はオアシスにやってきた。

 

フォード「少し休憩しようぜ……暑くて死んじまう…」

 

ファイヴス「あぁ……にしても凄いな…」

 

冷雨「えぇ……これじゃ歩きでは無理ね…」

 

一葉「あぁ……アタシもう無理……全裸になってあのオアシスに入っていい?」

 

走牙「あ!おい!男いるんだぞ!やめとけよ!」

 

一葉「えぇ〜?私のサービスシーン見たくないの〜?」

 

全員がワチャワチャしていた時、エーニャだけ何かを感じ取っていた。

 

エーニャ「何か来る!地震よ!」

 

そう言い放った彼女の言う通り、地震がその場で起き始めた。嫌予感がした私達はオアシスを超えてリテムシティへ向かうと…

 

「「!?」」

 

ジェシー「戦闘状態になってやがる…」

 

一葉「キックス、カタップ、いつでも衛生兵を展開できるように準備して!」

 

キックス&カタップ『イェッサー!』

 

冷雨「ねぇ!何か出てくるわ!」

 

するとリテムシティの近くで細長い何かが飛び出してきた。

 

ファイヴス「なんなんだよあれは!?」

 

ジェシー「やべぇぞあれ…」

 

アイナ「あれは……ドールズ?」

 

マノン「あんな遠くからでも大きいなんて…」

 

アイナ「急ごう!」

 

そしてリテムシティに辿り着くと恐ろしいことになっていた。怪我したアークスが沢山ベットに横たわり、怪我を治している人も手薄で届かない状況だった。

 

ファイヴス「これは…」

 

フォード「見た感じあのドールズの仕業だな。」

 

冷雨「そうね……だけど……」

 

マノン「えぇ……これ程の大きい規模だなんて…」

 

アイナ「みんな……辛そう……」

 

走牙「……」

 

すると私達の前に3人のアークスが現れる。

 

???「そこの者達!止まれ!」

 

???「リテムシティの者ではないな?何者だ。」

 

マノン「セントラルシティ所属のアークスです。」

 

???「そうか…クロフォードが言っていたのはお前達か…奥へ、良かったらお前達も来てくれ。」

 

一葉「ジェシー、ヘヴィー、何か会ったらマズイわ。ここをお願い。」

 

そして褐色肌の女性に連れてこられた私達は恐らく本部らしきところに入った。

 

ナーデレフ「私はナーデレフ。リテムシティのリーダーを務めている。」

 

ジャリル「ナーデレフの補佐を務めているジャリルだ。」

 

モフセン「同じくモフセン。」

 

アイナ「私はアイナ。」

 

マノン「マノンです。」

 

ナーデレフ「それで君達は?」

 

一葉「私はクローン連合軍所属セントラル075大隊の将軍、常磐一葉よ。」

 

冷雨「常磐冷雨です。」

 

エーニャ「常磐エーニャ。よろしく。」

 

走牙「俺は時野走牙、コイツらの友人だ。んでそのアーマーを身につけている奴らは…」

 

フォード達はヘルメットを外し、姿を晒した。

 

フォード「一葉の副官。コマンダーフォードです。」

 

ファイヴス「キャプテンファイヴスといいます。さっき様子を伺わせたのはジェシーとヘヴィーです。」

 

するとアイナがあのドールズについて話し出した。

 

アイナ「それでさっき……大きなドールズを見たんだけど……あれは?」

 

ナーデレフ「レヌス・リテムだ。」

 

ジャリル「砂漠を縦横無尽に走り回る上に神出鬼没……とにかく面倒な奴でな。」

 

モフセン「今回は怪我人だけで済んだからまだよかった……わしらは長年、奴に苦しめられている。」

 

ナーデレフ「クロフォードから大体の話は聞いている。我々の手を貸りたいということだが……」

 

一葉「……」

 

ナーデレフ「すまない……力になることはできない。」

 

「「!?」」

 

ナーデレフ「エアリオタウンのことは私達も知っている。確かにダークファルスを放っておくことはできない…」

 

ジャリル「だが……我々も目の前のことで精一杯でな。」

 

マノン「レヌス・リテムね?」

 

ナーデレフ「奴を何とかしない限り……他のリージョンに手を貸すことは難しい…無駄足を踏ませて悪かった…だが、すぐに帰らせるのは申し訳ない。休んでいてくれ。」

 

しかし私は傷ついているアークス達を放っては置けなかった。

 

一葉「待ってちょうだい。」

 

ナーデレフ「?」

 

一葉「今峡谷の前に衛生部隊を待機しているの。もし差し支えなかったら負傷してるアークスを助けてあげられるわ。」

 

ジャリル「だが貴様らは……」

 

ナーデレフ「……」

 

ハーディ「待ってくれ。ナーデレフよ。」

 

すると後ろからさっき出会ったキャスト。ハーディが現れた。

 

ハーディ「レヌス・リテムが出たか。留守にしてすまなかった。」

 

ナーデレフ「それはいい……なぜ止める?」

 

ハーディ「この者らの腕……なかなかのモノだぞ?山道で出会った後、セントラルに確認したのだが……少ない手勢でネクス・エアリオを倒したらしい。それにそこのお嬢さんが率いているセントラル075大隊というのだが、どうやら様々な世界で活躍をしていたみたいだ。これは好機かもしれんぞ?彼女等の助力があれば、レヌス・リテムを倒せるかもしれん。」

 

アイナ「うん。私達力になるよ?」

 

一葉「それに私達はネクス・エアリオを異質な姿にした奴も追っているのよ。」

 

ナーデレフ「しかし…」

 

ジャリル「ネクス・エアリオを倒したと言っても……にわかには信じられん。」

 

モフセン「うむ…」

 

ナーデレフ「とても厳しい戦いになるぞ?それだけの覚悟が……お前達にあるのか?」

 

一葉「もちろんよ。私達の大隊がアナタ達リテムシティのアークスを全面的に支援するわ。」

 

ナーデレフ「わかった……それならば協力を仰ごう。」

 

一葉「契約成立ね。まず負傷したアークスは何人ぐらいいる?ここならばガンシップでも遠くないはず。」

 

ナーデレフ「ざっと100人だ。どうにかできるか?」

 

一葉「任せて……キックス、カタップ、出番よ。」

 

キックス『待ってました!』

 

そして次に…

 

アイナ「じゃあ……次はリテムリージョンの状況を詳しく教えてくれるかな?」

 

ナーデレフ「我々は現状レヌス・リテムにも手を焼いているが、他のドールズの攻撃によって物資が破壊されているのも問題になっている。」

 

ハーディ「リテムリージョンにはワシらが管轄する資源の保管所がある。そこに大量のドールズが発生しているのだ。」

 

ナーデレフ「今私達はリテムシティの防衛に集中している。そのため他所へ戦力を回す余裕がない。」

 

アイナ「わかった。まずはそこのドールズを倒してくるよ。」

 

走牙「俺はここに残ってジェシー達と負傷したアークスを助けてくる。」

 

エーニャ「私もそうする。」

 

ナーデレフ「ネクス・エアリオをも退けたというお前達の力……見せてほしい。」

 

アイナ「みんな!やろう!」

 

そしてそんな保管所を奪還する為に準備をしていた時だった。

 

エーニャ「フォード、ファイヴス、ちょっと来てくれるかしら?」

 

エーニャがいる場所にフォードとファイヴスはやってくる。そしてそこにあったものは…

 

フォード「こ、これは…」

 

ファイヴス「あぁ……新しいアーマーだ。」

 

エーニャ「今までの戦闘データで造った対怪人用のアーマーよ。サイズが合えばいいけど…」

 

そして数分後、フォードとファイヴスは新しいアーマーを身につけた。

 

フォード「悪くないな…一体どんな性能をしているんだ?」

 

DC-15Aブラスター・カービンを持ち出したフォードがエーニャにその事を聞くと…

 

エーニャ「その右腕にある奴はライドウォッチを装着できるわ。しかも…装着すれば、その力のライダーの武器などが使えるわ。」

 

ファイヴス「なるほど……んじゃこれを装着するとどうなるんだ?」

 

ファイズ!

 

ファイズライドウォッチを起動して装着したファイヴスの右脚に、ファイズポインターが装着された。

 

エーニャ「何となくわかったでしょ?」

 

ファイヴス「あぁ、これはなかなか面白いアーマーだな。」

 

フォード「よし。早く一葉達と合流してモラーパ峡谷に行こうぜ。」

 

 




次回

・黒いフードの人物はだーれ?


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・黒いフードの人物はだーれだ?

ではどうぞ。


ナーデレフ達の為に私達はモラーパ峡谷へとやってきた。ここはどうやらドールズの軍勢でここら辺で造っている資源が破壊されている様子…私達はフォード、ファイヴス達クローン達を引き連れてモラーパ峡谷の内を歩いていた…しかし私は1人沈黙を貫いていた。

 

一葉「……」

 

マノン「どうしたの一葉?」

 

一葉「あ、あぁ……実はこの前のレゾルの森での事でさ…」

 

アイナ「ネクス・エアリオのことだよね?急に侵食種になったからビックリしたよね…」

 

フォード「侵食種?なんだそれは…」

 

冷雨「ボスタイプのドールズが第三者の影響で侵食され、異界のモンスターの姿にされているの。それが侵食種と呼称された。これにはアークスも黙っていられなくなって、ネクス・エアリオやナグルスを侵食種にした黒いフードの人物を惑星ハルファ全体で指名手配したわ。」

 

ファイヴス「その……黒いフードの人物は顔を晒してたのか?」

 

マノン「いいえ…フードが大き過ぎて顔が見えなかったわ…」

 

フォード「このことでスフィア天界は?」

 

一葉「……」

 

エーニャ「一葉…」

 

一葉「一応…父さんが報告してくれたけど、スフィア天界でハルファの援助は難しいのよ。」

 

ファイヴス「ダニィ!?」

 

フォード「どうしてだ?」

 

冷雨「帝国主義勢力がいるからよ。」

 

ファイヴス「そうか……確かにスフィア天界にとって帝国は取り押さえなければならない組織だからな…」

 

エーニャ「それに惑星ハルファはスフィア・リム内の惑星でもアークス以外は行けれないのよ。その場所が禁断の領域だからね。」

 

ファイヴス「どちらにしろ……黒フードも帝国も両方警戒できないわけだな…」

 

すると1人のトルーパーが…

 

クローン「ドールズ発見!新種です!」

 

(冷雨とマノンを除く)「「ダニィ!?」」

 

冷雨「はぁ……」

 

マノン「アナタ達ねぇ……まぁいいわ。いくわよっ!」

 

私達は目の前にいるドールズ達を次々と倒していき、突破していった。それにしても橋がある峡谷なんてはじめてみたわね…

 

フォード「OK……これで一段落ついたか。」

 

冷雨「さぁて、それはどうかしらね?」

 

すると向こうからケラトサウルスのような見た目をしたドールズが現れた。

 

アイナ「うわぁぁ!?なにあのドールズ!?」

 

マノン「あれは……確かリゼントス!」

 

アイナ「リゼントス?」

 

マノン「一撃一撃が強力よ!気をつけて!」

 

しかしリゼントスが現れたその時、ファイヴスは何かに気づいた。

 

ファイヴス「……!」

 

フォード「どうしたファイヴ……あ!?」

 

グロセヌス「御機嫌よう…075大隊の諸君。」

 

レティ「うっふふ、案外あっさりと入れたわね?」

 

トルーパー「あっ!?がっ!?あぁ!?」

 

ファイヴス「そんな!見張りが一瞬で!」

 

ノルファヴァ「こんなの朝飯前よ…でもまぁ……ちょっと手間取ったけどね…」

 

レティ「そーれ!」

 

レティがトルーパーを私達の方へ投げていった。グロセヌスの隣にいたラフティアは…

 

ラフティア「あのドールズ。どうしましょうか?」

 

グロセヌス「放っておきなさい。私達はこの者達と戦います。」

 

グロセヌス達は私達に武器を取り出して私達に攻撃してきた。嫌な予感がした私達は……

 

一葉「仕方ない……私達に攻撃するならこっちも容赦ないわよ!」

 

ジオウブレイク!

 

冷雨「えぇ!」

 

グローリングドラゴン!

 

〜世界を守護する竜騎士であり魔法使い!〜

 

一葉&冷雨「変身!」

 

仮面ライダージオウ!ブレイク!

 

全てを司る魔法の魔剣士!グローリングドラゴン!

 

一葉「ちょっと辛いけど、私と冷雨、フォードとファイヴスでアイツらを何とかする!アナタ達はリゼントスを!」

 

アイナ「任せて!」

 

マノン「了解!」

 

アイナとマノンはリゼントス、私達はセントラルコマンドーを相手にするのであったのだが……

 

一葉「くっ!強い!」

 

グロセヌス「そんなものですか……その腕前…私に及びませんね?」

 

レティ「うっふふふふ!それそれそれそれ!」

 

冷雨「コイツ!大剣振り回しやがって!」

 

どうやらセントラルコマンドーはそれなりの実力があった。挟み撃ちにされ、絶体絶命だった。

 

冷雨「何か手はない?」

 

一葉「ないわけじゃないわ!」

 

冷雨「え?」

 

すると私はとあるライドウォッチを取り出し、スイッチを押した。

 

【マッシングゴリラ!】

 

冷雨「あ!それはこの前エーニャが私にしたぁ!?」

 

一葉「セットイン♪」

 

冷雨「ゴリラはいやぁーーーーーーーーーーーー!?」

 

冷雨はマッシングゴリラになり、グロセヌスとレティを圧倒していった。

 

レティ「く……めんどくさいわね!」

 

グロセヌス「これがアナタ達姉妹の力ですか…」

 

一方のフォード達はラフティアとノルファヴァに苦戦を強いられていた。

 

ノルファヴァ「たかがクローンで何が出来ると思っているの!」

 

フォード「悪いな!俺達は他の奴らはとは違う……けどアイツらも俺達と同じ兄弟だ!」

 

ラフティア「愚かですね……アナタ達のその存在が!」

 

そう言うとラフティアは急に自身のスピードでファイヴスを圧倒していった。彼女は今、特殊な姿へと変身していたのだ。

 

フォード「どうする?」

 

ファイヴス「俺達も……奥の手が無いわけじゃないだろ!」

 

ファイズアクセル!

 

フォード「だな!」

 

ナイト!

 

フォードはナイトライドウォッチ、ファイヴスはファイズアクセルのライドウォッチを右腕にあるライドウォッチブレスに装填していった。するとファイヴスはラフティアと同じスピードで戦い、フォードはウイングランサーを取り出して、ノルファヴァと戦った。そしてアイナとマノンは…

 

アイナ「あぁ……一葉!そっちは終わった?」

 

一葉「まだ!」

 

アイナ「こっちももう限界なんだけど!」

 

マノン「そうね……流石にもう…」

 

するとその時、私達の前にあの人物が現れた。

 

???「いやいやいや…これまた楽しそうだね…」

 

冷雨「あ!アナタは!」

 

一葉「この前レゾルの森でネクス・エアリオを侵食した!」

 

冷雨「このぉ!姿を晒しなさいよ!」

 

ラフティア「知り合い?」

 

フォード「彼女達にとってはな…」

 

ファイヴス「俺達は知らねーよ。」

 

するとその黒のフードの人物は私達にその正体を見せた。

 

一葉「だ……だれ?」

 

冷雨「なんでそんなアホ面した言い方なのよ…」

 

ハーネクト「これは失礼……俺はハーネクト。全てのアークスを壊滅させる事を目的としている。」

 

グロセヌス「聞き捨てなりませんね……アナタのそのイレギュラーな対応……排除させて貰いますよ?」

 

ハーネクト「まぁまぁそう焦らないで……リゼントスか、なかなか良い獲物を見つけたよ。」

 

一葉「なんですって?」

 

オーブマグナム!

 

冷雨「それはスフィア天界でまだ少数しか開発されてないオーブマグナム!」

 

一葉「何それ?」

 

冷雨「元はスフィア天界に住んでる一般人向けに開発されたんだけど、危険過ぎて開発が中止されたの。バックルに装着すればオーブドライバー、あの銃みたいなのに取り付ければオーブマグナムになるのよ。」

 

一葉「でもなんでそれを彼が!」

 

冷雨「これからわかるのよ……ネクス・エアリオやナグルスを侵食種にした証拠がね?」

 

するとハーネクトは2つのカードを取り出して、それをオーブマグナムに装填する準備を始めた。

 

ハーネクト「ディノバルド。」

 

ディノバルド亜種!

 

ハーネクト「ブラキディオス。」

 

ブラキディオス!

 

ハーネクト「さぁ、もっと暴れるといい!リゼントス侵食種!」

 

イロード!リゼントス!

 

するとリゼントスの尻尾はディノバルド亜種の物になり、ブラキディオスの両腕が生えてきた。ドールズの怒り状態である赤から緑にすり替えられ、恐ろしいものだった。

 

グロセヌス「くっ!撤退しますよっ!」

 

ラフティア「ここは仕方ない…レティ!ノルファヴァ!」

 

レティ「もぉー!後少しでいい所だったのに!」

 

ノルファヴァ「文句言わないのレティ!」

 

そう言ってその場からセントラルコマンドー達は去っていく。そしてハーネクトも笑みを見せながら無言で去っていった。

 

一葉「あ!待ちなさい!」

 

冷雨「一葉!今はコイツをどうにかするわよ!」

 

とそんな事を言って突撃したその時だった。私達の前にベリーダンスの衣装を着た人物が現れる。ってかあれ戸山香澄だよね?戦兎さんの世界にいる…しかもナーデレフみたいに褐色なのはなんで?おかしいよね?

 

???「あらら……モラーパ峡谷でドンパチ音が聞こえたから何かあったと思って見たら……リゼントスが醜い姿で暴れてたか…」

 

すると彼女は私達はビルドドライバーのレバーが逆に付いており、見たことも無いジョイントが付いたドライバーを取り出し、それを腰に装着した。

 

サーペントドライバー!

 

「「!?」」

 

冷雨「見たこともないベルト!?」

 

一葉「!?」

 

そしてなんと私と同じぐらい豊満な胸からボトルを取り出してそれにキスをした。恐らくビルドと同じボトルをカスタマイズしたものだろう。それをドライバーの真ん中に装填そして左にあるレバーを回した。そして待機音が鳴り出し…

 

???「LETS dancing!」

 

〜♪

 

すると彼女は急にベリーダンスを踊り出したのでビックリしていた。

 

冷雨「踊る必要があるのかしら?」

 

「「さぁ……」」

 

そんなツーカイザーなみの躍りを披露した後に…

 

???「変身!」

 

デザートアップ!ウィップ!ソード!ダンシング!仮面ライダーサーペント!

 

カスミ「私はシャルフェーヌ・カスミ。さぁ、踊りを始めましょう?」

 

 

 




次回

・スフィアの踊り子


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・スフィアの踊り子

ではどうぞ。


デザートアップ!ウィップ!ファング!クロー!ダンシング!

 

仮面ライダーサーペント!

 

一葉「な、なにぃ!?」

 

冷雨「か、仮面ライダー……サーペント。」

 

エーニャ「はぇ〜……スッゴイ大っきい…」

 

仮面ライダーサーペントに変身した褐色肌の戸山香澄…に似ている女の子シャルフェーヌ・カスミがリゼントスの前に立つ。

 

カスミ「来なさい!私が相手してあげる!」

 

リゼントス侵食種はカスミの挑発に乗り、目の前にいる彼女を攻撃してきた。しかしカスミはそれを堂々と避け始めた。

 

冷雨「一瞬で攻撃を!?」

 

エーニャ「ただ強いだけじゃなくて、俊敏差も兼ね備えているのね。 」

 

そしてリゼントスがカスミに追い詰めた彼女はある言葉を言い放って必殺技を発動する。

 

カスミ「これで終わりにしてあげるっ!」

 

コブラ!デザートフィニッシュ!

 

コブラを模した砂を召喚した彼女はそれでリゼントスを拘束、そしてそのまま黄色いエネルギーを纏った右脚でボレーキックを相手に叩き込んだ。リゼントスはそのまま爆発四散していった。一段落したカスミはその場で変身を解除して…

 

カスミ「よぉーし終わった〜♪一件落着!以上!」

 

私達も変身を解除し、彼女の元へ駆け寄る。

 

一葉「あ、アナタは…」

 

カスミ「あぁ、私はシャルフェーヌ・カスミ、スフィア天界で産まれた特命任務隊員よ。」

 

一葉「何それ?」

 

冷雨「スフィア・リムの裏を掻い潜って調査する極秘捜査を任される特別な隊員よ?アナタスフィア天界で何年も育ってるのになんで知らないのよ?」

 

一葉「( ゚д゚)オ…マイガー…」

 

エーニャ「ねぇ?スフィア天界で産まれたってことは……アナタは転生者なの?」

 

カスミ「えぇ…ネットカフェでサーフィンしてて…フライドポテトが揚がったばかりだって聞いて急いで駆け寄ったら階段で躓いて死んだの。」

 

エーニャ「ぷっw」

 

一葉「か、階段w」

 

一葉&エーニャ「wwwwwwwwwwww」

 

カスミ「な!何がおかしいのよっ!」

 

冷雨「全く……」

 

するとフォードーがリゼントスが消えた場所からあるものを見つける。

 

フォードー「一葉、これ見てみろ。」

 

フォードーが手にあるものを私達に見せてきた。それを見た私達は…

 

冷雨「これ…何かのタロットカードかしら?」

 

エーニャ「それにしては良く出来てるよ。」

 

カスミ「まさか……これがあのリゼントスの中に…」

 

一葉「…」

 

ファイヴス「どうする一葉?」

 

嫌な予感がした私はフォードーにある指示をした。

 

一葉「フォードー、リテムシティに戻ったら月夜に連絡して。」

 

フォード「了解。」

 

そして穏便にカスミとの自己紹介が終わった後、リテムの近くに隣接した私達の作戦基地で会議をした。アイナとマノンはリテムにいるアークスの救護をしていた。

 

月夜『急に呼び出してどうしたんだ?こっちも生憎忙しいんだぞ?』

 

一兎『穏便に済ませられるか?』

 

一葉「悪いけどそれは無理そうなの。モラーパ峡谷でナーデレフ達が管轄する資源の保管所を奪還するさいにリゼントスが異質な姿をされて私達を襲ってきたのよ。」

 

冷雨「そしてその異質な姿に変えたやつの名はハーネクトって名乗ってた。」

 

一兎『ハーネクト?』

 

エーニャ「パパ、知ってるの?」

 

一兎『オーブマグナムってアイテムの開発者の1人だった。当初は対怪人用として開発していたが、ハーネクトを含む連中は怪人、モンハンのモンスター、ウルトラ怪獣を使用したカードを使う為に必要なアイテムとして悪質に使おうと目論んでいた。開発責任者である人物がそれを知り、完全に封じ込めようとしたんだ。けど最終的に……』

 

冷雨「それが奪われた……ってわけね。」

 

一兎『そのカードはオーブマグナムに装填し、様々な物にその能力を与える。ドールズは愚か、人間にもその力を与える事ができる。だから封印されてたんた。』

 

一葉「んじゃ……そのオーブマグナムを壊せばいいのね?」

 

一兎『それはいいんだが、オーブマグナムは4つの内の3つ奪われた。』

 

「「ダニィ!?」」

 

冷雨「うそぉ……」

 

一兎『とりあえず、お前達の事は大体わかった。俺もできる限り調べてみる。』

 

月夜『俺も手伝うよ一葉。』

 

一葉「ありがとう月夜。」

 

こうしてホログラムでの会話が終わった私達はしばらく休憩していると…

 

エーニャ「ん?ねぇ、あそこで誰が踊ってるわよ?」

 

一葉「?」

 

リテムシティの広場で人溜まりが出ていたので私達は気になってその場所へ向かうと先程リゼントス侵食種を撃墜した少女が踊っていた。ていうかあの踊り極楽浄土だよね?おかしいよね?

 

カスミ「あら?アナタ達…」

 

冷雨「いつもここで踊ってるの?呑気ね。」

 

カスミ「あら?私はここで踊ってでも呑気ではないわ。ちゃんとスフィア・リムの情勢は知っているもの。」

 

エーニャ「怪しいなぁ…アナタのドライバー…弄りたくなったわよ…」

 

一葉「エーニャ、まだ会ったばかりなのにそれはダメよ?」

 

エーニャ「けど……」

 

カスミ「うふふ……それよりもナーデレフ達がアナタ達を呼んでたわ。もうアイナとマノンが向かってるわよ?」

 

という訳なのでカスミと共にナーデレフのいるリテムシティの彼女の部屋へと向かった。

 

モフセン「あれだけのドールズをこの短時間で…ソナタ達の力を疑ったこと……並びにこれまでの非礼…伏してお詫びする。」

 

ジャリル「モ、モフセン!何を言っている!」

 

モフセン「ジャリルよ…彼らは立派に武勇を示したではないか…」

 

ジャリル「う、うむ……確かに…その力…認めてやらんでもない。」

 

ハーディ「だからワシは最初から言っていただろう…このモノらは強いと…」

 

アイナ「んじゃ私達もレヌス・リテムとの戦いに協力するね!」

 

ジャリル「あぁ、よろしく頼む。」

 

するとマノンがいきなりこんな事を聞き出した。

 

マノン「えぇ……それより、1つ聞きたい事があるのだけれど…」

 

モフセン「なんじゃ?」

 

冷雨「あのスピーカーみたいのねマノン。」

 

マノン「えぇ…リテムリージョンのあちこちにあるスピーカーのようなもの…あれは何なのかしら?」

 

モフセン「あれは歌を響かせる為の装置よ。」

 

「「歌?」」

 

ハーディ「リテムリージョンの長であるナーデレフの家系は代々『歌』という特殊な力を持っておってな。戦場においては戦舞の歌で我々アークスを強化し、ドールズにも引けを取らない力で戦う事ができたのだ。」

 

アイナ「そんな便利なものがあるんだったらなんで使ってないの?」

 

アイナがそんなことを言うとジャリルとモフセンは気まずい感じだった。

 

モフセン「それは……」

 

しかしハーディは違った。

 

ハーディ「ワシらと共に戦う者達であれば知る権利がある。『祭壇』にて話そう。ついてきてくれるか?」

 

みんなが全員一致し、私と冷雨、エーニャ、走牙、アイナ、マノンとフォードで向かう事にした。しかしマノンはちょっと考え事しながら…

 

マノン「歌の……力……。」

 

走牙「(マノン……?)」

 




シャルフェーヌ・カスミ/仮面ライダーサーペント

イメージCV愛美

ネットカフェでサーフィンしていた途中、フライドポテトが揚がったばかりだというアナウンスを聞いた彼女はその場から立ち去ってその場所へ向かったその時に階段でつまづき、そのまま転落して死亡してしまい、スフィア天界にて赤子として産まれ、スフィア天界の特命任務隊員となった。

仮面ライダーサーペント コブラスタイル
カスミがサーペントドライバーで変身した基本フォーム。コブラの力を使ってしなやかな戦い方をする。コブラを模した砂嵐を使ったりして戦う。必殺技はデザート○○。右のレバーを押して発動する3段階の必殺技で1段階はフィニッシュ。2段階はストライク。3段階はバーストである。

ハーディの許可を得てリテムの祭壇、リテム・エルノザにやってきた一葉達はなぜナーデレフが戦闘で歌を使えないことをハーディから聞くことになる。一方一葉達の母親リュミアがリテムシティに到着したのだが…

次回

・ナーデレフの苦悩

リュミア「これは……マズイわね。」


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・ナーデレフの苦悩

ではどうぞ。


共に戦う者として、歌の力について知る必要があるとハーディから聞いた私達は既にドールズの遊び場と化した祭壇と呼ばれるリテム・エルノザに来ていた。あらかた色々なアルターズ、ドールズが沢山いた。特に苦戦していたのが要塞のような姿のフォートスランチャーだった。そして…

 

ハーディ「うむ……あらかた片付いたかの。さて……なぜ歌の力を使わぬのか……だったな。」

 

するとハーディはナーデレフの過去を語り出した。

 

ハーディ「リテムリージョンの長は代々武の力と歌の力によって戦ってきた。だが……。」

 

一葉「?」

 

ハーディ「ナーデレフには歌の力がないのだよ…」

 

「「!?」」

 

冷雨「それってどういうこと?」

 

ハーディ「あの子が我らの長となった日…多くのアークスがここに集まった。彼等の前でナーデレフは戦舞の歌を歌った……だが歌の力は現れなんだ。」

 

アイナ「どうして?」

 

カスミ「わからないわ…集まったみんなは動揺していたけど、最も辛かったのはナーデレフよ…」

 

ハーディ「ナーデレフは長としての使命を全うし続けておる。余人にはなしえぬ鍛錬の果てに得た武……それは歌の力に勝るとも劣らず。その努力と強さを賞賛こそすれ、歌の力が無いことを避難する者はワシらの中には誰一人おらぬ…」

 

一葉「ナーデレフ……」

 

フォード「そんな辛い過去があったんだな…」

 

走牙「……」

 

するとマノンがこんな事を言い出した。

 

マノン「ナーデレフの歌の力について検証したデータなどはあるかしら?例えば……記録映像とか……誰かの研究資料だとか。さしつかえなければ、そういうのを見せて貰いたいのだけれども…」

 

ハーディ「うむ……恐らくリテムシティの端末に残っておると思うが…」

 

マノン「ではシティに戻りましょう。」

 

一方リテムシティでは…

 

ファイヴス「……ん?」

 

ファイヴスが1人の女性に目をつけた。アークスではないと確信した彼であったが、彼女のとある紋章を見る……

 

ファイヴス「あ!(四天女神の紋章…それにあれは炎を意識した…まさか。)」

 

そしてファイヴスは近くに来て声をかけ始める。

 

ファイヴス「リュミア様…」

 

リュミア「あら、その紋章付きのトルーパー…まさかファイヴス?」

 

ファイヴス「お久しぶりです。色々な理由があって一葉の大隊に入ることになりました。」

 

リュミア「クローンも大変よね。でも前世よりもマシになったかしら?」

 

ファイヴス「まぁ、何とか……我々は過ちを犯してしまいました。まぁ、私がもっと早く気づいていれば…」

 

リュミア「もう過去を振り返る必要はないわ。一葉達はどこに?」

 

ファイヴス「ここから南にあるリテム・エルノザという祭壇に来ています。」

 

リュミア「状況はクロフォードから聞いたわ。かなり酷い有様ね…」

 

そしてそんな母さんに絶体絶命のピンチが訪れた!

 

トルーパー「キャプテン!レヌス・リテムです!」

 

ファイヴス「全員リテムシティのアークスを守りきれ!ここを潰されたらお終いだ!」

 

リュミア「私も手伝うわ。」

 

ファイヴス「作戦指示、お願いします。」

 

リュミア「とにかく…アナタが言ったようにリテムのアークスを守るように!」

 

ナーデレフ「私も戦わせてくれませんか?」

 

リュミア「アナタは?」

 

ナーデレフ「ナーデレフといいます。アナタの事をクロフォードから聞きました。一葉の母親だとか…」

 

するとその時だった。レヌス・リテムが地上から現れて、リテムシティを襲撃してきた。しかもそのレヌス・リテムのその色は…

 

ナーデレフ「あ、赤じゃない!?」

 

リュミア「ナーデレフちゃん!下がって!」

 

凜生の波動!

 

母さんは右手から波動を放ち、レヌス・リテムに攻撃、ナーデレフ達を守った。そしてもう一度レヌス・リテムの姿を見ると…

 

リュミア「あれは……間違いないわ…」

 

そしてリュミアがそう言い放った後…レヌス・リテムは周辺を荒らしながらその場から去っていった。

 

ナーデレフ「くっ…」

 

リュミア「衛生兵はどれぐらいいる?」

 

ファイヴス「ざっと1000人です。ですが、レヌス戦に間に合うかどうかは…」

 

リュミア「大丈夫?」

 

ナーデレフ「すいません……いつも私は長なのに不甲斐ないんです。」

 

リュミア「誰だって失敗は有り得るわ。さ、部屋へ行きましょう。」

 

そして数分後、私達は母さんが来ている事を知らずにレヌスに荒らされていたリテムシティに戻っていた。

 

ハーディ「ん?何かあったか?」

 

ファイヴス「一葉!」

 

一葉「ファイヴス!何かあったの?」

 

ファイヴス「レヌス・リテムの襲撃を受けた…しかも…以前と違った姿をしていた。侵食種だ。」

 

一葉「どういうこと?」

 

ファイヴス「こちらへ、ナーデレフ将軍がお待ちだ。」

 

そして入っていくと…

 

一葉「お母さん!」

 

アイナ「あれが?」

 

マノン「一葉達の母親…」

 

ハーディ「ナーデレフ!ジャリル!モフセン!」

 

冷雨「大丈夫!?」

 

モフセン「レヌス・リテムめ…予想より早く戻ってきおった…」

 

ジャリル「しかも姿も変わり、見たことも無いドールズを山ほど従えておる。」

 

ナーデレフ「っ……」

 

一葉&冷雨&エーニャ「ナーデレフ!」

 

アイナ「大丈夫?」

 

ナーデレフ「心配無用…こんなもの、ほんのかすり傷だ。今はレヌス・リテムへの対策を優先せねば…次また襲撃を受ければ…このリテムシティとて…もう保つまい…皆が揃い次第、軍議とする……お前達も手を貸してくれるだろうか?」

 

一葉「さっき言ったでしょ?私達の大隊が全面的に支援するって。」

 

ナーデレフ「ありがとう。」

 

そして数時間後…

 

ナーデレフ「では始めよう。ここがレヌス・リテムの根城…ドーム。」

 

冷雨「そこはセントラルシティではルーフ・マクアドと呼ばれているわね。」

 

ナーデレフ「あぁ…成すべきことはただ一つ……砂漠を抜けて内部へと侵入し、そこで一気に討つ!残された時間も戦力も少ないが…皆の力を貸して欲しい。」

 

ファイヴス「俺達に残された時間も少ないってことだな。」

 

モフセン「こちらから打って出る……やはりそれしかあるまいな。」

 

ジャリル「だが、ドームの防御は固い……ただぶつかればいいというものではないぞ。」

 

ナーデレフ「もちろん単純に突っ込むだけというわけではない。近づいた時点で勢力をいくつかに分散させ……相手の戦力を削ぎつつ、レヌス・リテムの待つ中心部へと私を含めた主力部隊が向かう。」

 

フォード「俺達はどうしたらいい?」

 

ナーデレフ「なるべく数が少ないアークスを援護してくれ。トルーパーの活躍。期待しているぞ。作戦の詳細はハーディ、ジャリル、モフセンと私で決める。皆は作戦開始まで準備を進めてくれ。一旦解散とする。」

 

そして皆が解散していた時だった。

 

マノン「こんな時にごめんなさい…例の資料の件なのだけれども…」

 

マノンが例の歌の力の資料がどこにあるか聞き出した。

 

ハーディ「過去の戦いの記録はここに収められている。」

 

マノン「ありがとう…」

 

ハーディ「戦況を変えるような情報が得られるとは思えんが……」

 

そしてハーディ達が去り、アイナがその場で座っている間に…

 

一葉「フォード、ファイヴス、みんなを集めて頂戴。」

 

フォード「それはいいが……何かあるのか?」

 

リュミア「えぇ…私とファイヴス達が見た…レヌス・リテムの異様な姿……アイツは既に……」

 

そして数分後…隣接された075大隊の仮設基地で会議を始めた。

 

一葉「私は母さんからレヌス・リテムが異様な姿へと変わった事を聞いたわ。その姿は……ダラ・アマデュラ…」

 

「「!?」」

 

エーニャ「ダダダダダ……ダラ・アマデュラって…」

 

冷雨「古龍種の…蛇のようなモンスターね。これもハーネクトの仕業かしら…」

 

リュミア「一兎に連絡した方がいいかしら…」

 

一葉「無理だよ…お父さんもお父さんで、月夜達と一緒にグリフォテイの件で共闘してるんだから…」

 

その後の決戦前……

 

アイナ「ねぇみんな!マノンを知らない?」

 

一葉「え?あそこで資料を見てたんじゃないの?」

 

アイナ「それが……いないの。」

 

「「……」」

 

エーニャ「ここは私と走牙達に任せて一葉と冷雨はアイナと一緒にマノンを。」

 

冷雨「一葉。」

 

一葉「えぇ、行きましょう。」

 

 




次回

・歌の真実


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・歌の真実

月夜達の世界でグリフォテイでの戦いが激化するなか、私達は惑星ハルファのリテムリージョンにてレヌス・リテムに対抗する手段を考えていた。そんななかマノンがリテムシティにある資料を漁っていた。そして……突如…彼女はその場から消えていたのであった。


私はアイナ、冷雨、フォード、ファイヴスと共にマノンがいそうな場所を特定した。リテムリージョンにあるお墓に彼女はいた。

 

アイナ「あっ、いた。」

 

ファイヴス「探したぜお嬢ちゃん。」

 

マノン「黙って席を外してごめんなさい……外の空気を吸いたくて…」

 

フォード「誰だってそうさ…」

 

マノン「ここは……このハルファは…過酷な場所ね…本当に残酷で…無慈悲な場所……」

 

アイナ「マノン?」

 

マノン「ただ……生きるだけでも多くのアークスがドールズと戦って死んでいく…」

 

フォード「……」

 

ファイヴス「フォード…」

 

フォード「あぁ……彼女の気持ち…分かる気がする。」

 

するとマノンは突如歌を歌い出した。心地よい歌声に私達はウットリしてしまう。するとそこにナーデレフがやってきた。

 

ナーデレフ「それは……弔いの歌……知っていたのか?」

 

マノン「ナーデレフ……」

 

ナーデレフ「どうしたのだ?」

 

マノン「戦いの記録を見ていて、気がついたら来ていたの……リテムリージョンは昔から戦いが絶えないのね……多くの人が犠牲になってきた。」

 

ナーデレフ「……。」

 

フォード「(俺達クローン・トルーパーも……ダース・シディアスの駒にされ、殺したくも無いジェダイを抹殺してしまった。シスにとってジェダイは敵……ジェダイを絶滅する為に俺達は生まれた……けど、今は違う…一葉やアイナ達、頼もしいアークスもいる…このハルファで俺達はドールズに挑む…それが今俺達がジェダイに謝罪を見せる行動だな…)」

 

マノン「今度戦いになれば……また犠牲が出る…そう思うと……」

 

ナーデレフがそれを聞いて少し歩み始める。

 

マノン「アナタはどうしてここに?」

 

ナーデレフ「大きな戦いの時には必ず来る…死んだ仲間を思い…弔いの歌を歌うためにな。」

 

マノン「……」

 

ナーデレフ「そして心に誓うのだ……もう犠牲は出さないと…だが……これが現実だ……」

 

一葉「ナーデレフ……」

 

エーニャ&ファイヴス「……(辛い表情)」

 

ナーデレフ「私1人が強くなっても……全員が守ることはできない……私に歌の力があれば……これほど多くの仲間を失わずに済んだはずだ…私が力ないばかりに……」

 

マノン「違う!」

 

するとマノンはナーデレフの言葉を否定してしまう……

 

マノン「悪いのは貴方じゃないわ……悪いのは……本当に悪いのは…」

 

だが……

 

マノン「ごめんなさい……大声出して…さっきのは忘れて……」

 

するとナーデレフは目を閉じて…

 

ナーデレフ「黄昏に沈むよに♪深く深く……響きあう日よ…♪」

 

ナーデレフはその場で弔いの歌を歌い出す。すると……

 

ファイヴス「おいフォード!」

 

フォード「あ!これは!」

 

一葉「ドールズ達が光ってる?」

 

冷雨「嘘……」

 

そしてナーデレフが歌い終わると…

 

マノン「歌の力……」

 

ナーデレフ「これは……」

 

ファイヴス「将軍、ドールズを調べましたが、一時的なバイタルが確認されました。」

 

マノン「そうか……分かった!さっきまで調べてたデータ……過去のリーダー達の……あなたの力はそれとは違う……そう!別の力だったんだ!」

 

ナーデレフ「……?」

 

マノン「アナタの本当の力は……!」

 

そして次の日…

 

「少数のドールズを確認。ドームの方向からそちらへ向かっています。」

 

ナーデレフ「迎撃体勢をとれ!」

 

向こうから大量にはドールズが現れ、まずアイナ達アークスが向かっていく。

 

一葉「フォード!みんな!」

 

フォード「お前ら!アークスに続け!」

 

『うおー!』

 

『ゴーゴーゴー!』

 

『回り込め!』

 

私達のクローン大隊とアークス、双方の力が合わさり、目の前にいるドールズと戦っていく。するとナーデレフが戦っている場所に武器を持たずに歩いていく。

 

ジャリル「ナーデレフ……一体何をしようというのだ?」

 

ハーディ「先日の傷も癒えてないというのに……」

 

一葉「さぁて、それはどうかしら?」

 

「「え?」」

 

みんながナーデレフに困惑してしまう。そして彼女の目の前にドールズが現れて、ハーディ達が助けにいくが…

 

ハーディ「ナーデレフ!武器を取れ!」

 

ドールズがナーデレフに襲いかかったその時だった!

 

ナーデレフ「幾千の命♪抱いて♪」

 

ナーデレフがその場で歌を歌い始め、それを聴いたドールズ達が次々と戦意喪失してしまう。

 

ジャリル「歌だと!?」

 

モフセン「どういうことだ?」

 

アイナ「見て!」

 

ハードケース「すげぇな!これはハードなケースだぜ!」

 

ジャリル「ドールズの動きが鈍っている…?」

 

ハーディ「これはまさか……歌の力か?」

 

マノン「そう……歌に乗せて特殊なフォトンフィールドを作り出す。リテムリーダーだけが持つフォトン性質を利用した能力……簡単に言うと、彼女の歌はアークスの能力を高めるのではなく、ドールズを弱体化させるものだったのよ。最初に歌った歌が仲間に効果がないと知って、以降は戦場で歌うことはなかった。だから自分の持つ歌の力に気が付かなかったの。」

 

ナーデレフの歌で次々とドールズが弱まっていく…これを見て私達は…

 

アイナ「スゴい……ドールズの動きがどんどん鈍くなっていく……これなら一気に倒せそうだね!」

 

すると目の前に見たこともないドールズが現れる。

 

ジェシー「なんだあれは!?」

 

ハーディ「あれはケルクンドだ!バウンサーのジェットブーツみたいな動きに気をつけろ!」

 

フォード「なるほど……足に気をつけるのか……よし!」

 

クウガ!

 

フォードはクウガライドウォッチを取り出してエーニャが開発した腕の機械に装填する。するとフォードのところにドラゴンロッドが現れて、それを手にしたフォードは封印エネルギーを集中させたドラゴンロッドの先端で、ケルクンドに突きを見舞い、エネルギーを送って爆散させた。

 

一葉「やるぅ!」

 

フォード「俺も負けてられないんでね?」

 

そして私達は向かってきたドールズ達を全滅した。

 

ハーディ「この力があればレヌス・リテムを倒せるやもしれぬ…」

 

すると向こうから……

 

ブルーダー「私達も加勢しよう。」

 

後ろを振り向くとそこにはブルーダー隊がいた。新しい援軍にアイナは…

 

アイナ「ブルーダー!」

 

ハーディ「おぉ!」

 

ブルーダー「久しぶりだな。」

 

アイナ「持ち場を離れても大丈夫なの?」

 

ブルーダー「セントラルシティにはクロフォードがいる。少しの時間であれば問題はない。」

 

モフセン「これほどの加勢…心強い限りよ。」

 

ブルーダー「それで……決行は?」

 

ナーデレフ「今すぐだ…戦えるアークスを集めよ!」

 

一葉「フォード、兵を集めて。それとドームの近くにウォーカーを。大型のドールズはそれで倒すわよ。」

 

フォード「了解。」

 

しかしその場にいたエーニャはレヌス・リテムのその後を考えていた……

 

エーニャ「(もしレヌス・リテムの戦いが終わっても月夜達がグリフォテイで苦戦してたら……よし、ヴォルキリーに新しい機構を付けるかしら?) ん…?」

 

エーニャは歌を発生させる装置を見てふと思い出した。

 

エーニャ「(そうか……あの抑制チップで帝国に操られている黒影・トルーパーやストーム・トルーパー…ガーディアン達を劣勢させる方法が分かったわ!)」

 

エーニャはウズウズしながらニコニコと笑っていた。

 

エーニャ「ひっひひひひひ♪やっぱ私の知能は恐ろしいわァ!」

 

冷雨「え、エーニャ?」

 

一葉「なんか……怖い……」

 

 




次回

・レヌスをぶっ潰せ。


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・レヌスをぶっ潰せ。

ではどうぞ。


ドームことルーフ・マクアドでの戦いの為に、ブルーダー隊、リテムリージョンのアークス、そして私達セントラル075大隊が協力することになった。ウォーカーでの砲撃隊は冷雨とエーニャがヘヴィーとジェシー、ハードケースを副官にして援護することになった。私はフォードを副官にし、クローンにファイヴス、カタップ、カスミ、アイナ、マノン、ナーデレフと共にレヌス・リテムを倒す為に内部へ行く。

 

カスミ「さぁて…楽しみで仕方がないわね。」

 

一葉「これは遊びじゃないのよカスミ?」

 

カスミ「分かってる分かってる。」

 

本当に分かっているのであろうか……寧ろ心配で仕方がない。

 

「総員、配置につきました!」

 

「出撃準備完了です!」

 

冷雨「こっちも大丈夫よ!」

 

ナーデレフ「我々は長きに渡りレヌス・リテムに苦しめられてきた。多くの仲間も失った。たが、今日で決着をつけよう。必ず、レヌス・リテムを倒すのだ!」

 

「ドールズの一群を確認!」

 

アークスの隊員が言うと、空から大量のドールズが現れる。

 

ナーデレフ「よし……全軍、突撃!」

 

ブルーダー「我々も続け!」

 

一葉「075大隊!アークスに続け!」

 

フォード「いくぞっ!」

 

「「おぉー!」」

 

「ゴーゴーゴーゴー!」

 

「打ち倒せ!」

 

「アークスを援護しろ!」

 

私達は目の前にいるドールズの一群を相手に突撃していく。

 

一葉「冷雨!エーニャ!出番よ!」

 

エーニャ「待ってました!」

 

冷雨「目標、サンドナグルスの方角、撃てっー!」

 

私達の空からウォーカーの砲弾が落ちていき、目の前にいる巨大ドールズ達を次々と吹き飛ばしていく。

 

カスミ「アナタの軍……やるじゃない……なら!」

 

ウルフ!

 

カスミ「狩りの開始。」

 

デザートアップ!スピード!クロー!ファング!仮面ライダーサーペント!ウルフ!

 

カスミはまるでオオカミのような姿をした仮面ライダーサーペントウルフへと変身した。野性的な戦い方でドールズに挑んでいく。

 

カスミ「これで終わりにしてあげる!」

 

ウルフ!デザートフィニッシュ!

 

彼女は両腕に装備された巨大な爪で目の前にいるドールズを次々と倒していく。だが……

 

ハーディ「キリがないな!」

 

カスミ「そうね…」

 

ハーディ「ナーデレフ!先に行け!」

 

ナーデレフ「よし!ここは任せたぞ!」

 

ハーディのところにはフォード達も駆け付けた。私達はハーディ達に任せ、レヌス・リテムがいる内部へと向かっていく。すると心配していたアイナは…

 

アイナ「ハーディ……大丈夫かな?」

 

一葉「カスミやフォードもいるわ。きっと大丈夫よ!」

 

そして私達はルーフ・マクアドの内部にやってきた……すると!

 

ハーネクト「やぁ……常磐一兎の娘よ。」

 

一葉「ハーネクト!」

 

ハーネクト「君達に見せたい物がある。今ここにいるレヌス・リテムに…このカードを挿入したらどうなるかな?」

 

そしてハーネクトはオーブマグナムにダラ・アマデュラのカードをいれて、私達の周りに彷徨いているレヌス・リテムに打ち込む!するとレヌス・リテムは禍々しいオーラを纏い、ダラ・アマデュラのような姿へと変わっていった。下から襲撃された私達はその場から撤退していく。

 

一葉「レヌス・リテム侵食種…」

 

ナーデレフ「あれが…」

 

リテム・リージョンの最後の戦いが始まろうとしていた…一方セントラルシティでは…

 

戦兎「へぇ〜……結構大きいんだなセントラルシティ…」

 

一兎「目的は一葉達だけじゃない…ちょっと渡すものがあってな。」

 

戦兎「渡すもの?」

 

一兎「日頃頑張ってるご褒美……ってところかな?」

 

彼のポケットには『レヴィシクル・エキスプレス』のチケットが5枚入っていた…

 

 




次回

・これが生のレヌス・リテム


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・これが生のレヌス・リテム

ではどうぞ。


レヌス・リテムとの戦いとの戦闘を続ける私達。ネクス・エアリオよりも巨大なその体格は私達を苦戦に追い詰めていく。

 

マノン「くっ……強い!」

 

ナーデレフ「マノン!」

 

マノン「大丈夫よ!これぐらい!」

 

ナーデレフ「無理をするなよ!」

 

そしてレヌス・リテムは次に私をターゲットにし、攻撃してしまった。私はそれをもろに喰らってしまって、変身を解除されてしまう。

 

一葉「がっは!?」

 

「「一葉!」」

 

ハーネクト「ひゃっははははは!その程度かっ!神ジオウの娘よ!」

 

一葉「くっ……ふざけるなっ!私は……私は父さんの血を受け継いでる……アナタのような犯罪者に負けるわけがない!」

 

そしてその時だった。頭上から炎と氷を合わせた球体が降りてきて、レヌス・リテムを直撃させた。

 

ハーネクト「なに!?」

 

レヌス・リテムを直撃させ、私を助ける為に目の前に現れたのは…

 

リュミア「一葉もまだまだね?それじゃ四天女神にはなれないわよ?」

 

私の母、常磐リュミアだった。

 

一葉「母さん!どうしてここに!?」

 

リュミア「アナタに渡すものがあるの。」

 

母さんが私に渡したのは見たことも無い形状のライドウォッチだった。

 

リュミア「光刃くんの使っていたエレメンタルドラゴンの戦闘を解析して作った物よ。月夜くんと協力して作ったから大変だったのよ?アナタへのお返しだって。」

 

一葉「全く……ツンデレの癖にやる時はやるんだから…」

 

そしてジオウブレイクエレメントを持った私は新たなライドウォッチドラゴニックエレメントを取り出した。

 

ドラゴニックドラゴン!

 

一葉「バランスを保ち…己の力に鎧を纏え…」

 

ジオウブレイクエレメント!GET!〜♪

 

その2つのライドウォッチを合体させてLスロットに装填し、ジクウドライバーを回転させた。

 

一葉「変身!」

 

ドラゴニックエレメントアーマータイム!ナイト!アームズ!エレメント!ウェポン!ジオウブレイク!ドラゴニックエレメント!

 

ハーネクト「な……なに!?」

 

一葉「覚悟しなさい!これがアナタの最後よ!」

 

私は炎と風の力でレヌス・リテムを圧倒した。何も出来なくなったレヌス・リテムの弱点の1つの砲門に目をつけた私はライダーキックを決める。

 

ドラゴニックエレメントブレイク!

 

一葉「はああああああああああああああ!!!!!!」

 

レヌス・リテムはそのまま倒れ落ちる。その隙にマノンがナーデレフにフォードやファイヴスと同じような物を装着させて…

 

アイナ「ナーデレフ!」

 

ナーデレフが私から受けとったバーニングファルコンライドウォッチを装填して一気にレヌス・リテムに詰め寄って飛び上がり、ジェットブーツで蹴りあげた後に飛び……

 

ナーデレフ「はあああああああっっ!」

 

顎の弱点にライダーキックを決め、レヌス・リテムは消滅してしまった。そして…

 

一葉「残るはアナタだけよ!」

 

ハーネクト「ちっ……潮時か…」

 

ハーネクトは霧状の物体を周囲に散布し、晴れた後に姿を消してしまった。

 

ナーデレフ「逃がしたか…」

 

リュミア「(ハーネクトや他のオーブマグナムを盗んだ者達を調べないといけないわね…)」

 

そしてマクアド下層から抜け出した私達を迎えたのはフォード達だった。

 

ハーディ「やったな。」

 

リテムリージョンのアークス達は歓喜極まりない喜びを叫んだ。レヌス・リテムの脅威が消え去った瞬間だった。そして数時間後…リテムシティで宴が始まった。

 

ナーデレフ「この勝利はお前たちのお陰だ。改めて礼を言わせてくれ。」

 

アイナ「ううん。ナーデレフの歌があったからこそ、勝てたんだよ?」

 

ナーデレフ「それとて…マノンの気づきがなければ使うことはできなかった。まだドールズの脅威が完全に去ったわけではないが……これでリテムシティも少しは落ち着くだろう。今度は私達が力を貸す番だ。セントラルとクローン連合軍との協力体制をとらせてくれ。」

 

アイナ「え!?本当に!ありがとう!」

 

ナーデレフ「もうクロフォードとも話は進めている。これからよろしく頼む。」

 

アイナ「こちらこそ!」

 

ナーデレフ「では…宴を楽しんでくれ。」

 

そしてナーデレフは奥の広間の中心に立って弔いの歌を歌った。

 

アイナ「素敵…」

 

そして私達のところへナーデレフは戻った。

 

マノン「いい歌だったわ。」

 

ナーデレフ「よしてくれ……大勢の前で歌うのは苦手なんだ…」

 

アイナ「普段はあんなに堂々としてるのに…あはは…」

 

マノン「ふふっ…」

 

そしてリテムシティ前で…

 

ナーデレフ「また来てくれ。いつでも迎えよう。」

 

ハーディ「世話になったな。」

 

ジャリル「必ずまた会おうぞ!」

 

モフセン「待ってるからな!」

 

アイナ「う、うん……ありがとう!」

 

ナーデレフ「また私の話でも聞きに来てくれ。」

 

アイナ「さぁ、セントラルシティへ帰ろう!」

 

私達はガンシップに乗り込み、リテムシティを後にした。そしてセントラルシティにアイナとマノンを送り届けた私達はヴァンフォード基地へと戻った。しかしその時だった!

 

トルーパー「将軍!月夜最高司令からの救難信号です!」

 

一葉「え?それってどういうこと?」

 

エーニャ「じ……実は……」

 

冷雨「あ?エーニャ、何か隠してるでしょ?」

 

エーニャ「う、うん……まだ、グリフォテイが……落ち着いてないの…」

 

一葉「え?マジ?……という事は……」

 

ドンッ!

 

フォード「はぁ……はぁ……おいエーニャ、これあと何個造ったのをクルーザーに持ってけばいいんだ?」

 

冷雨「それって……リテムシティにあったスピーカー……まさかエーニャが作ったの?」

 

エーニャ「そうそう……2人にお願いしたい事があってさ!」

 

一葉&冷雨「?」

 

エーニャ「一葉にエレキギター、冷雨にベースギターをお願いしたいの!私達で、1度きりのバンドをやろうと思ってさ!」

 

一葉「へぇ〜…」

 

冷雨「バンドねぇ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一葉&冷雨「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 




このバンドの話の続きは「ISと神装機竜と運命の戦士達」で。

次回コラボ回!

・休暇


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・四幕 レヴィシクル・エキスプレス
・休暇


コラボ開始でございます。よろしくお願いします ((○| ̄|_


リテム・リージョンでの戦いが終わり、その後に続いて月夜の世界に行ってグリフォテイを侵略していた帝国を木っ端微塵にぶっ潰した後。私達は父さんのススメで休暇をとる事になった。セントラル075大隊は現在分断している状態で、半分は私が来るまで父さんの指揮下になっている。そして私達は休暇のために父さんからレヴィシクル・エキスプレスのチケットを貰い、現在はそれの発進駅アイオリン・ポートに来ていた。

 

一葉「ここがアイオリン・ポートよ。スフィア天界に積む様々な物がここに輸入されてるの。例えば、仮面ライダーのドライバーとか?そしてあのデカい列車がレヴィシクル・エキスプレスよ。」

 

月夜「コ↑コ↓?」

 

光刃「はぇ〜……すっげ大っきい……」

 

フォード「おぉーい!この荷物どうにかしてくれぇ!」

 

一兎「ははは……ファイヴスがキャプテンで現状の075を指揮する。」

 

一葉「んじゃファイヴスが現状、父さんの副官ってところなのね。」

 

一兎「あぁ。」

 

冷雨「皆を宜しくね。」

 

そして向こうでは…

 

アナキン「501は僕が指揮していた大隊だ。心配するな。」

 

月夜「ありがとうございますマスタースカイウォーカー。」

 

アナキン「惑星ホルフで会おう。酷い合流じゃないといいが…」

 

月夜「えぇ、俺もそう願ってます。」

 

メイス「コマンダーカリバー。」

 

すると向こうからマスターウィンドウが現れた。右手にはアタッシュケースを持っていたが…

 

メイス「君にお礼の品を渡したくてね。セイバーのクリスタルが壊れたと聞いたから新しいのを渡しに来た。」

 

月夜「ありがとうございますマスターウィンドウ。大事に使います。」

 

メイス「長旅になる。気をつけてな。」

 

そして私達は目の前にあるレヴィシクル・エキスプレスに乗車した。そして発進し始めると、クジラのような大きい警笛で発進した。

 

光刃「ああああああああぁぁぁ!警笛デカすぎるだろ!?」

 

月夜「そういえば列車ってサイズじゃないよな?早く走れるのか?」

 

エーニャ「ふっふっふーん♪舐めてもらっては困るわ!このレヴィシクル・エキスプレス、スフィア粒子で動いてる変わった列車なのよ!」

 

光刃「やけに詳しいなお前…」

 

冷雨「エーニャは発明が大好きだからねぇ…こんな大きい列車に興味津々になるのは仕方ないわよ…」

 

一葉「そういえばこの列車、今日で走るのが10回目よね?」

 

月夜「え?10回も走ってたの?」

 

エーニャ「初めて発進したのは私達が産まれる前……お父さんが終の女神を倒した後だったわ。」

 

冷雨「7回目で一旦運行を中止したけど、クローントルーパーがスフィア天界で実装されたことをキッカケにまた運行を再開したのよ。」

 

光刃「はぇ〜……」

 

月夜「ところでフォードは?」

 

一葉「文句言いながら見回りに行ってたわ。」

 

そしてそのフォードは車を駐車を電車に駐車できる駐車車両に来ていた。

 

フォード「たく……なんで俺は見回りなんかしなきゃならないんだよ…お?」

 

彼は車ではない異質な乗り物に目を光らせた。

 

フォード「これって…戦車だよな?おいトルーパー、どうして戦車が駐車されてるんだ?」

 

トルーパー「継続高校という場所の高校生の社会科旅行で戦車で来たみたいです。まぁ、来たのは一部の生徒みたいですけど…」

 

トルーパー「そういえば継続高校といえば戦車道で有名だよな?とある地球で戦車道が流行ってるとか。」

 

トルーパー「あぁ、それにこの継続高校は任務を受けるプロの集団らしい…」

 

そしてフォードが見つめる戦車達にははBTー42と書かれていた。

 

フォード「なーんか嫌な予感がするな……戦車が駐車されてるだけで何か異質な事が起きようとしている気がしてならない…」

 

一方……

 

月夜side

 

一葉達が電車内で買い物をしている時に部屋では俺と光刃は留守番をしていた。その時、俺は新しいライトセーバーを造ろうとしていた。メイス・ウィンドウから貰ったアタッシュケースには紫色のカイバークリスタルが納品されていた。

 

月夜「よし……これで俺が新しく造ったヒルトに…」

 

そう言って俺は座禅をしてライトセーバーを作成し始めた。その新たなライトセーバーを手に持ち、起動した。紫色の刃を見た光刃もその光景に驚いていた。

 

ブゥン!

 

光刃「おっ!?あぶねっ!?」

 

月夜「あぁ、悪い悪い。」

 

光刃「そろそろ飯の時間だ。一葉達が先に行ってると思うぜ。」

 

月夜「あぁ。」

 

そして俺達は一葉達と合流する為に大食堂に向かった。にしてもレヴィシクル・エキスプレスはホントでかいよな…列車じゃねーだろこれ…コンヴェイエクスを5両ぐらい合体させたもんだぞ…

 

一葉「あ!いたいた!」

 

するとそこにセレブの服装を着た一葉達がいた。てか、一葉だけいように胸の谷間が大きく見えるようになってるのおかしいだろ…

 

一葉「今日の夜ご飯はビュッフェらしいわ。」

 

光刃「おぉ!?バイキングか!やったぜぇーーーーー!」

 

冷雨「あ!ちょっと光刃!」

 

ビュッフェという言葉を聞いて大はしゃぎで先に行ってトレーを持って美味しい物を1個ずつ取っていく光刃……そういえばアイツお腹空いてたって言ってたよな?

 

エーニャ「うふふふ♪私の好きな物が沢山あるわ〜♪」

 

一葉「エーニャもエーニャで…色々と取ってるしおかしいわ…」

 

しかしその時、ある人物が俺達の前に通りすがった。

 

キリト「パク(*゚~゚*)モグ モグ」

 

月夜「き、キリト?」

 

キリト「お、よう。」

 

月夜「いや「よう」じゃなくてなんでお前がここにいるんだよ?」

 

そのキリトの異様差に俺は心当たりがあった。グリフォテイで共に戦った桐谷キリトだった。

 

キリト「いや〜♪正体されたんだよこの列車に〜♪」

 

一葉「なに?知り合い?」

 

月夜「一葉達がいなくてこっちの戦力が酷い時に俺が切り札として呼んだ人物の1人だよ。」

 

一葉「へぇ〜……私は常磐一葉、んで隣にいるのは妹の冷雨。そして向こうにいるのは常磐エーニャよ。」

 

冷雨「よろしく。」

 

キリト「よろしくな。」

 

月夜「お前も誰かにチケットを渡されたんだな?」

 

キリト「あぁ、誰だか分からなかったけどな。」

 

するといきなり会場の明かりが急に消えだした。

 

一葉side

 

私達が食事を楽しんでいる時に突如大食堂内の明かりが消えた。私は停電かと思ったが、目の前のステージを見るとそうではなかった。

 

司会「皆さん。今日はレヴィシクル・エキスプレスにご乗車ありがとうございます!今回、限定で皆さんにお披露目したい宝石がございます!それがコチラ!」

 

赤布が脱がされて出てきたアクリルでできた箱にあったのは赤い宝石だった。

 

司会「ご紹介しましょう!これは1000年前に隠されてしまった伝説の宝石!スカーレット・エメラルディアですっ!」

 

その説明に会場の人は拍手が響く。

 

冷雨「あれって…まだ調査している惑星ホルフのメルウク山から出てきた宝石よね?」

 

月夜&キリト「え?マジ?」

 

一葉「マジマジ。発見されたのは3年前、どうにも強いオーラを纏ってるとか。」

 

キリト「はぇ〜…」

 

しかしそんな拍手で賑わうその時だった!ステージから何かが現れて、アクリル箱に突き刺された。その箱は半分ピキって割れてしまい、会場内は…

 

「「きゃーーーーーーーー!?」」

 

パニックになってしまった。私は嫌な予感がすると思ってそのステージへ向かった。

 

月夜「え、あ、(・ω・` )ちょ……」

 

エーニャ&光刃「ああああああああぁぁぁ└( 'Д')┘ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!?」

 

キリト「やべ!こっちくるなっ!…っぐふぉ!?」

 

しかし逃げ惑う人達にエーニャと月夜…そして光刃とキリトは下敷きにされてしまう。そして私がステージに刺さっていたアクリル箱を見ると…

 

一葉「こ、これは…」

 

なんと予告状が刺さっていたのだ。

 

冷雨「一葉!何が起きたの!……ってこの予告状は…」

 

一葉「……」

 

私は無言でその予告状の封筒を開く。書いてあったのは…

 

『予告状、レヴィシクル・エキスプレスのアイオリン・ポートから惑星ホルフまでの間……スカーレット・エメラルディアを頂戴する。怪盗集団ファントムパーティ。』

 

一葉「ファントムパーティ…」

 

下敷きにされて白目を向いてしまっている4人を放ったらかしにしつつ、私はある事を考えていた。

 

冷雨「ファントムパーティって……最近噂の怪盗集団よね…」

 

一葉「えぇ……しかも運が悪いことに…そのファントムパーティ……お客さんとして……この中にいるわ。」

 

冷雨「えぇ!?」

 

一葉「フォード、聞こえる?」

 

フォード『聞こえる。』

 

一葉「列車内に警戒態勢。怪盗集団ファントムパーティを探して。」

 

フォード「イェッサー。」

 

 

 




突如として予告状を仕向けてきたファントムパーティ。怪盗という新たな敵に一葉は困惑してしまう。一方セントラル075の一時的将軍となった一兎は基地に戻ると恐ろしい帝国の新たな兵器の情報を耳にする。それはただの戦艦ではないようだった。

次回

・ファントムパーティと帝国の新たな戦艦


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・ファントムパーティと帝国の新たな戦艦

ではどうぞ。


一葉「ファントムパーティ……まさかその列車に潜んでいるとはね…」

 

月夜「あぁ……なぁ……そのファントムパーティってなんだ?」

 

ファントムパーティを知らない月夜と光刃、そしてキリトは私達3人に質問してきた。それに気づいた冷雨とエーニャと視線があい、私達は頷いた。そして…

 

エーニャ「2年前から活躍している怪盗集団よ…私達にとって、好敵手のような存在よ。」

 

光刃「好敵手だと?」

 

冷雨「ええ……彼女達は盗んだ物を売って、売って貰ったお金を貧しい人達に分けた与えているとか…」

 

一葉「噂じゃその盗んだ品が元々盗まれていた物で、依頼主がファントムパーティに依頼して盗んでくれって噂らしいけど…スフィア警察はどうもファントムパーティが訪れた博物館や場所にいる人達が過去に犯罪経験がある奴ばっかなのよね。」

 

キリト「それりゃまたなんで?」

 

エーニャ「権力で奪おうとしたからよ……全くどいつもこいつも…」

 

するとそこに…

 

大樹「ありゃりゃ……随分と荒れ放題だな…」

 

「「大樹!」」

 

月夜「お前もここに来てたのか?」

 

大輝「あぁ……なんか分からないけどチケットが届いてさ。面白半分で来てみたらここに来たってわけさ。」

 

月夜「へぇ〜……あ、そうだ。キリトは初めてだったか。コイツは柏葉大樹、一度俺達と一緒に帝国と戦ってくれた人物さ。」

 

キリト「桐谷キリトだ。よろしくな。」

 

大樹「よろしく……ところでグリフォテイでの戦いを聞いたよ。」

 

月夜「やっぱり噂はそちらにも包むけだったか…」

 

エルノーヴァでの一件で私達は更なる警戒をする為に、大樹にはスフィア天界へ行けるように手配していた。彼がグリフォテイに参加できなかったのは彼の世界が別の案件で忙しかったからだ。

 

大樹「とりあえず、今はファントムパーティについてだ。分担して怪しい奴がいないか調べてみるか?」

 

一葉「そうね……なら、私と冷雨とエーニャ、月夜と大樹、光刃とキリトで行きましょう。」

 

私達は分断し、ファントムパーティらしき人物がいないか捜査を始めた。そのなかで光刃キリトは二両目の車内を警戒していた。すると…

 

???「あぁん♪」

 

彼らの立っている向こう側から聞いちゃいけない声がしたのだ。

 

キリト「なんかやべー声しなかったか?しかも女性の…」

 

光刃「あ、あぁ……」

 

私達が知らない間に月夜と光刃は嫌な予感を感じ取り、周辺のホテルルームの廊下を警戒する。そして…

 

光刃「ここだな…114号室…」

 

キリト「隣は514号室だったりして(笑)」

 

そんなネタを言いながらドアノブに手をのせる月夜…すると…

 

キリト「ロックされてない…」

 

光刃「…」

 

嫌な予感をした2人は114号室のドアを開き出す。そして室内の光景は文章では語れない恐ろしいものだった。

 

光刃「なんだこの匂い!てか、絶対に言っちゃいけないもんの匂いな気がする!」

 

キリト「あぁ……すごく……果物の芳醇としたような…香りで……うん。甘酒みたいな匂いもする…」

 

光刃「おい見ろ…この男……この部屋で相当やったみたいだぞ?」

 

大体察する方はすると思うがこの男はここで例のあれをしていたらしい…どうとは言わないが、この恐ろしい惨劇に2人は困惑していた。

 

光刃「どうする?」

 

キリト「一葉に報告する。」

 

光刃「その方が懸命だろうな。」

 

そんな2人が会話をしていたその時、妙に聞き覚えのない女性の声が聞こえてきた。

 

ヒロミ「あら?まだ男がいたのね?」

 

キリト&光刃「え?」

 

2人が後ろを振り向くとそこには、髪がボブカットの黒で切れ長の瞳に表情の変化が少ないクールビューティーでモデル並みのプロポーションとはち切れんばかりの巨乳を持った女性がいた。

 

ヒロミ「ごめんなさい、私はこの男じゃ物足りなくて……良かったら……アナタ達の(自主規制)もくれるかしら?」

 

光刃「あぁ!言っちゃったよ!ここで(自主規制)を言ったよ!」

 

キリト「あぁよせ光刃!このままじゃ!」

 

ヒロミ「さぁ始めましょう?」

 

そしてその女が獲物を狙うかのように2人を見つめ…

 

キリト&光刃「イィ……イヤァ”ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!?」

 

ヒロミ「(*´﹃`*)」

 

キリト&光刃「アッーーーーーー!?」

 

「「!?」」

 

大樹「おい今の声って…」

 

月夜「光刃とキリトだ!」

 

一葉「急ぐわよ!」

 

その大声はファントムパーティを警戒していた私達4人にも聞こえ、急いでその場所に向かった。

 

一葉「114号室……ここから聞こえたわ。」

 

月夜「114!514!」

 

エーニャ「夢にかけて!夢に!」

 

冷雨「やめなさいよ…」

 

大樹「^^;」

 

そして嫌な予感がした私達はそっとその部屋へ侵入する。そしてその光景では服を着た状態で気絶した光刃とキリトがいた。

 

一葉「うわぁ…ここ(自主規制)臭いわね。」

 

月夜「あぁダメ!そんなこと言ったら!」

 

冷雨「そうね…(自主規制)臭いわね…」

 

月夜「あぁ冷雨まで!?」

 

エーニャ「月夜…一葉と冷雨に言っても無駄よ…元からデリカシーがないのだから…(大事な日以外は)」

 

すると大樹が近くにあったテーブルに1個だけ置いてあったデバイスに目を光らせる。それを見て何かを察した大樹は…

 

大樹「これはまさか…」

 

すると玄関側から足音が聞こえてきた。私達は嫌な予感をして武器を取り出して警戒をするが、そこに現れたのは女性……しかも堂々と私達の前で全裸てんいたのだ。

 

ヒロミ「ふぅ〜…スッキリした。ここの風呂はなかなか気持ちいいところわね。やった後の風呂は最高ね。」

 

先程言った通り、髪がボブカットの黒で切れ長の瞳に表情の変化が少ないクールビューティーでモデル並みのプロポーションと服を着た時にはち切れそうな巨乳を持った女性が私達の前で堂々と全裸でいたのだ。おかしいよね?なんで全裸でいるのかしら?

 

一葉「はぁ……単刀直入に言うわ。アナタここで光刃とキリトと〇ぅ〇〇をしたわね?」

 

ヒロミ「えぇ、悪かったかしら?」

 

一葉「悪いもどうも!アナタねぇ!私達がファントムパーティで警戒をしていた時にそのグラマラスなボォディーをしてよくも2人を快楽に落とさせたわね!この変態女!」

 

冷雨&エーニャ「いやリテム・リージョンで走牙達にサービスシーンしようとしたアナタが言えることじゃないでしょ。(本編三幕第2話・砂塵奏でる鎮魂歌)」

 

大樹「はぁ……お前、仮面ライダーキャットレディだな?」

 

すると大樹が私達が聞き覚えのないライダーの名前を発言しだした。その発言に耳を疑ったのか、やった光刃とキリトが起き出して…

 

光刃&キリト「なにそのライダー!?」

 

冷雨「起きるのが早いわよアナタ達…」

 

ヒロミ「私の事を知ってるのかしら?」

 

大樹「あぁ、友人から教えてもらった。」

 

ヒロミ「友人ねぇ…」

 

大樹「ま、噂程度だけどな…」

 

すると私の通信端末でフォードから連絡が来た。

 

一葉「フォード?どうしたの?」

 

フォード「一葉、荷物検査をしていたトルーパーから怪しい物を見つけた。それと1隻のガンシップが来るぞ。」

 

私達がフォードのその発言を聞いたあとに無言になった。一方の父さんは…

 

アナキン「レックス、僕と一兎に報告したい事があると?」

 

レックス「はい将軍。月夜が去った後、帝国の情報を探っていたスパイから連絡が来ました。内容によると…」

 

レックスが見せた端末には恐ろしい戦艦の模型が映し出された。

 

アナキン「ウソだろ…」

 

一兎「おいこれって…」

 

アナキン「アソーカ、僕らはまたこれに対面することになるな。」

 

アソーカ「そうねマスター……それに今回は帝国がカスタマイズした奴…嫌な予感がしてきたわ。」

 

俺達3人も驚いたその戦艦…俺も月夜から聞いてその戦艦の話は聞いていた…

 

一兎「マレヴォランス…」

 




突如スパイからの情報で帝国がマレヴォランスを実装した事で連合軍は警戒態勢になってしまう。一方の一葉達のところでは密輸されている物が次々と現れるのであった…

次回

・密輸犯の追跡と以外な人物


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・密輸犯の追跡と以外な人物

ではどうぞ。


マレヴォランス……それはクローン戦争期に製造されたサブジュゲーター級重クルーザーで独立星系連合の将軍、グリーヴァスの旗艦だった。全長はヴェネター級スター・デストロイヤーの4倍を超え、敵艦隊の機能を停止させることができる巨大なイオン・パルス砲を両舷に備え、初戦闘以降一切の目撃者を残さず戦いに勝利したため「謎の兵器」として銀河共和国に恐れられた。最終的には航法コンピューターが付近の月に針路をとり、コースを修正する暇もなく月面に突撃して粉々になってしまった。しかし……

 

オビワン「なぜ帝国はマレヴォランスを起用したんだ…」

 

アナキン「確かに……帝国でもドレッドノートとかには備えられなかったイオン砲が付いてましたし…」

 

一兎「レヴィシクルにいる一葉達が心配になってきたよ……俺は…」

 

アナキン「とにかくマレヴォランスを止めるために全力を出そう。こちらには帝国を辞めたクローン兵もいる!僕達の戦力は人一倍だ!」

 

「「イェッサー!」」

 

オビワン「帝国の進路が惑星ホルフに向かわなきゃいいけどな。」

 

一兎「俺はそう祈りたいですよマスターケノービ。」

 

するとそこに…

 

一海「おぉ!一兎、なんか面白いことになってるな!」

 

一兎「一海!……隣のヤツは?」

 

一海「湊 飛鳥。煉の師匠だ。んで隣にいるのは飛鳥のメイド桐原 姫芽、その隣は執事の神凪 ノエルだ。」

 

飛鳥「湊飛鳥です。お願いします。」

 

姫芽「桐原姫芽です!お願いします!」

 

ノエル「神凪ノエル。飛鳥様の執事です。」

 

一兎「よろしく。んで?煉はどこにいるんだよ?」

 

一海「そ……それがぁ……」

 

すると後ろから…

 

戦兎「お前煉が何してるのか把握しとけよボケナスゥ!」

 

一海「ああああああああぁぁぁ!?」

 

一兎「あぁ、お前達も来てたのか。」

 

戦兎「あぁ、お陰様でこちらは色々と苦労しているがな。」

 

一兎「すまない。」

 

戦兎「いや……帝国が多いのは仕方ない……お前が苦労してるのは分かるさ。ところで今は何をしてるんだ?」

 

一兎「戦艦潰しさ。」

 

真理「戦艦潰し?何の戦艦を潰すのよ?」

 

戦兎「あぁ……その…後ろのやつか?」

 

一兎「あぁ……みんな、覚悟は出来てるな?」

 

一海「ふっ…あぁ、面白くなってきたぜ。」

 

一兎「よし……戦兎、真理、ファイターは動かせるか?」

 

真理「え?」

 

戦兎「ファイターって……お前達の世界の戦闘機のことか?まぁ、ヴァルキリーを動かしてるからそれなりには…… 」

 

真理「まぁ……私もそれなりに…」

 

一兎「よし……んじゃ作戦開始だな……んで…煉はどこにいるんだ?」

 

戦兎「そ……それが…」

 

真理「あ、あはははは……(^_^;)」

 

一方、レヴィシクル・エキスプレスにいた私達は、荷物検査をした時に出てきた怪しいものを見るために荷物保管庫に来ていた。

 

フォード「これだ……アタッシュケースに入っていて、丁度検査していたトルーパーが怪しいと見つけて発見した。」

 

一葉「中には何が入っているの?」

 

フォード「分からない。」

 

一葉「後で調べましょ。」

 

すると向こうからガンシップが着陸した。そのガンシップから降りてきたのはイエローのロングヘアーで内側が緑色に染められ、目がピンク色の女性が降りてきた。

 

一葉「千隼、来てたの?」

 

千隼「えぇ、ファントムパーティの噂を聞いて駆けつけてきたわ。でも、それ以外にも有り得そうね…」

 

不動千隼(容姿が白鷺千聖)スフィアナイト・アカデミーでは私と冷雨と共に卒業。以降はスフィア天界で警察のような組織、スフィア警備505大隊を率いている。

 

千隼「デバイスの輸入はスフィア天界に申告しないと出来ないはずよ……なのになんで見覚えもないアタッシュケースがあるのかしら…」

 

一葉「とにかく、今はこのことについて警戒しつつ…」

 

しかし私がファントムパーティの密輸している犯人両方を警戒するようにと言った途端だった。ウチのバカ彼氏が勝手にそのアタッシュケースを開けたのだ。中身はなんと…

 

ヒロミ「あっ!?なんでプラグがここにあるのよ!?」

 

月夜「君の世界の変身アイテムか?」

 

ヒロミ「えぇ、キマイラ問わずにね。」

 

キリト「キマイラ?」

 

ヒロミ「アナタ達の認識で敵の組織の怪人ってところかしら……一応私もキマイラだったけど。」

 

「「!?」」

 

ヒロミがその発言をしたせいで月夜、光刃、キリトが彼女に武器を向けた。その光景にヒロミも私達も驚いてしまう。

 

月夜「さては貴様……スパイだな?」

 

キリト「さぁ、化けの皮を剥がせやこらぁ……!」

 

光刃「でねぇとてめぇの胸を触って〇×△□#У^:=『#[У『:#@』]』にしてやろうか?」

 

冷雨「あぁもう自主規制の仕方が雑になってきてる!?」

 

一葉&エーニャ「メタイ!?」

 

千隼「ちょっとアナタ達……彼女には敵意はないと私は思うけど?」

 

「「え?」」

 

ヒロミ「アナタ達バカね……私もキマイラだけど、組織を裏切ったのよ。」

 

月夜「あ、あぁ……」

 

ヒロミ「とにかく……このアタッシュケースになんでプラグが入っているのかを調べる必要があるわね。」

 

月夜「だな……それにこのプラグって奴……見た感じボロボロだな……よし。」

 

月夜はアタッシュケースのトビラを閉め、手に持った。

 

月夜「このままじゃ使えそうな状態じゃない。俺はこれをメモリに改良しようと思う。構わないか?」

 

千隼「いいけど……一体何を作るのかしら?」

 

月夜「オマージュ……ってところかな。」

 

月夜はそう言いながら私達よりも先にその場から去っていった。数時間後。私は満足して戻ってきた月夜、光刃、キリトと共に辺りを警戒していた。ちなみに冷雨とエーニャは大樹とヒロミと共に別の場所で警戒をした。ヒロミも密輸犯とファントムパーティの捜索に手伝ってくれるという。まぁ、途中で〇〇〇しなきゃいいけど…

 

光刃「ん?おい、なんか向こうから何か走ってくるぞ?」

 

「「え?」」

 

すると向こうに現れたのはボンキュッボンな女が現れた……てか服装なんか見たことある気がするけど…

 

小刀祢「アハハハハハハハハハハハハ!アッハハハハハハハハハ!」

 

光刃&キリト「うわあああああああああ!?(橘さんの方)」

 

目の前にいた女は光刃を吹っ飛ばし、キリトの胸ぐらを掴んみながら黒い笑顔でキリトを見つめた。

 

小刀祢「やぁやぁキリトくん♪」

 

キリト「小刀祢!?お前!?」

 

光刃「は!?コイツが剣崎小刀祢!?」

 

月夜「あぁ……そうだ…… 光刃達は女姿の小刀祢は初めてだっけ。」

 

光刃「始めても何も、驚きに満ち溢れてるだろ。」

 

キリト「おいまて!この前の事は前に謝っただろ!」

 

小刀祢「それは分身の私に謝ったことでしょ?私に直接謝ったかしら?」

 

キリト「ひっひぃーーー!?」

 

すると向こうから…

 

ロア「小刀祢さん。お止めなさい。」

 

小刀祢「ろ、ロア様!?」

 

一葉「ロア様!どうしてここに!」

 

ロア「うふふ、この列車のチケットをロイヤルから渡されましたの。アナタ達と帝国との戦いのせいで私達を巻き込んでしまった事のお詫びの品として貰ったんです。」

 

月夜「ちょっと待ってください。キリトや小刀祢、大樹やヒロミにもレヴィシクルのチケットがあるのは不自然なんです。」

 

ロア「それはそうでしょうね。私が彼女達に渡しました。前回のグリフォテイは結構酷かったので、そのお礼としてね。まぁ、大樹くんは参加してなかったらあれだけど日頃の疲れを癒す感じで……あ、ちなみにあの性癖女は余ったチケットをクジで決めて渡した感じになりますね。」

 

「「くじ引きで決めたの?!」」

 

ロア「ま、これぐらい普通ね。」

 

月夜「いや普通どころじゃないでしょ……ツッ!」

 

すると月夜は何かを感じたのか、向こうの方の通路を見つめる。そして向こうからロケランの弾丸が向かってきた。

 

キリト「おいこっち向かってくるぞ!」

 

月夜「……」

 

ドォーン!

 

ロケランの弾丸が月夜に当たったが、感触がなかった。なぜなら、彼の右手にはライトセーバー……ではなく、等身が長い武器を持っていた。

 

小刀祢「それはブリューナク!?いつの間に…」

 

ヒロミ「それに……そのスロットは…」

 

月夜「小刀祢が俺と出会った時にヒュージをカルンウェナンK.K. ケーツーVer. プロトタイプを見て思ったんだ。アクセルのメモリを使うならこういうのもアリかなって思ったさ!」

 

ブリューナク:変形機構は直接攻撃モードである「斬撃モード」と射撃攻撃モードである「バスターキャノン」の2種類という典型的な第2世代CHARM。シンプルな変形機構と、対ショック構造で故障率が低く安定した運用ができる。主な使用者は白井夢結。

 

サイクロン!

 

月夜はサイクロンメモリをブリューナクに備わっているスロットに装填し、そのまま目の前にいたアバドン達を次々と薙ぎ払っていく。それに興味を魅かれ

た小刀祢が…

 

アクセル!

 

小刀祢「はぁ!」

 

カルンウェナンK.K. ケーツーVer. プロトタイプを取り出して俺と一緒にアバドンを倒していく。

 

小刀祢「始めてにしてはやるじゃん。」

 

月夜「元々ライトセーバーの型を使えるからな!これぐらいどおってことない!」

 

小刀祢「ふふ、ならこれならいいかしら?」

 

トライアル!

 

小刀祢は多撃必殺的な攻撃を次々としてきた。月夜も合わせるために目の前の敵を倒すが、数が多くて苦戦していた。しかし目の前に異質な空間が現れ、アバドン達を次々と飲み込んでしまった。そして現れたのはなんと古明地さとりだった。そして後ろでは二胡の音が流れていた。

 

煉「お前か……麟。」

 

麟「うん。僕がいない間に随分と発展したみたいね。常磐一兎の中域は…」

 

一葉「冴月麟も呼んだんですか?こんな変態ビッチなむっつりスケベ女を?」

 

月夜「え?なんかあったのか?」

 

さとり「朝っぱらからヒロミって女と一緒に男をナンパして〇ッ〇スしてたよ。」

 

光刃&キリト「あの変態女何してるんだよ!?」

 

一葉「はぁ……んで?彼女達もロアさんが呼んだんですか?」

 

ロア「あ、いや……私が呼んだわけじゃ…」

 

光刃「じゃあ誰が?」

 

翔夜「俺だ。」

 

すると向こうから馴染みのある声が聞こえてきた。その幼くも妙にクールな男の声に私は聞き覚えがあった。

 

一葉「翔夜さん!って……となりの人は?」

 

翔夜「あぁ、紹介する。俺の親友。楠上刃だ。」

 

刃「(●︎´▽︎`●︎)」

 

またこの列車の客で騒がしくなりそうな予感がする…

 

 




次回

・もう色々とめちゃくちゃです。


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・もう色々とめちゃくちゃです。

ではどうぞ。


一葉「えぇと……つまり…翔夜さんがある理由でレヴィシクル・エキスプレスに乗ることになって…輝夜さんも華夜さんも暇がないから刃さんを連れてきたってこと?」

 

翔夜「あぁ……ある奴らを追ってな。信仰結社:グレフトク。」

 

冷雨「待ってください!それってアブソリューティアンの…」

 

キリト「アブソリューティアンって……ウルトラマンの?」

 

エーニャ「アナタ達の認識ではね……スフィア・リムでは惑星ゴルドニアに生息する人間の種族……黄金の力を使い、その戦術や戦い方はスフィア天界では噂になっていたわ。」

 

一葉「けど、マンダロリアンとジェダイとの戦いのように…スフィア天界にいた古代の人々……スフィア・チルドレンとアブソリューティアンは対立……数年の戦争で和解したわ。」

 

翔夜「だが現状惑星ゴルドニアにいる半数のアブソリューティアンはスフィア天界を支持する側だ……君達を襲ったアバドンはグレフトクの信仰者達だ。現状分かっているのはアブソリュート・ハーネクト、アブソリュート・ナティアの2人だけだ。」

 

冷雨「父さんがハーネクトを知っているなら……無理もないわね…」

 

翔夜「そしてそのグレフトクはここを狙っている。密輸されてたろ?何かが。」

 

千隼「えぇ……別世界のライダーの変身アイテムだったわ。月夜が没収してメモリに変えてたわ。」

 

翔夜「危なっかしいことしなきゃいいけど…」

 

刃「あ、あのさぁ……そろそろ俺の話に触れてくれる?」

 

翔夜「あぁごめん……コイツは楠上刃、俺と同じ男性IS操縦者だ。主にオルフェンズの機体をISにした物を使う……が、現状バルバトスルプスレクスしか使えなくなっている。ここの列車のせいだろうな。」

 

一方の月夜は小刀祢の手伝いを借りながらブリューナクの改良に手をつけていた。

 

小刀祢「スフィア天界は凄いわね。私達リリィのチャームまで発注出来ちゃうなんてね。」

 

月夜「元々はスフィアアース全体の状況を把握出来ないようなもんだった。けど俺がクローン達と出会ったお陰でスフィア天界でも連合軍の力は賞賛されたんだ。」

 

小刀祢「それであんなに発注できる品が多いのね……感心するわ。あ、そこの機関、間違えて修理すると変形できなくなるから注意して。」

 

月夜「ありがとう。チャームに色々と詳しいんだな?」

 

小刀祢「ふふ、こちらこそありがとう。」

 

一方の光刃はキリトと共にファントムパーティを探すために周囲を散策してきた。

 

光刃「なぁ……今回のメンバー色々とヤバくないか?」

 

キリト「あぁ、ただでさえ変態なむっつりスケベ女が2人いるんだ。カオスだろ……」

 

すると向こうから胸が大きい女性が近づいてきた。その女性はなんと転んでしまい、光刃が手に胸がぶつかってしまう。

 

???「あぁん♪」

 

光刃「あぁ!?すいません!」

 

???「うふふふ……大丈夫ですよ。」

 

その女性はその場から立ち上がり、そのまま去っていった。

 

キリト「なんだあの女…」

 

光刃「さぁ……ふぅ…どっかで見たような…」

 

そう言って光刃はキリトの部屋を彼と一緒に入った時だった。彼の部屋のベットになんと…

 

ヒロミ「はぁはぁはぁ……」

 

麟「ぅううううん♪」

 

光刃&キリト「……」

 

ヒロミと麟がいたのだ。

 

光刃「キリト……」

 

キリト「あぁ……俺達お役御免だな。」

 

その後2人はヒロミと麟に沢山やられてしまったのだとか…そして翔夜さんと刃さんは…

 

刃「なんかこの列車……迷子になりそうだな…」

 

翔夜「あぁ……それに……感じるか?」

 

刃「あぁ……後ろに何かいる…」

 

すると2人の前にアシッドアナライズのような触手が現れて、彼らを攻撃してきた。翔夜さんは急いで自身のIS装鉄を纏い回避したが、刃さんは少し遅かった。だが……

 

刃「おらっ!」

 

ガンダムバルバトスルプスレクスに似たISを纏ってそのアシッドアナライズの触手を切り裂いて脱出した。するとアシッドアナライズらしい物を操っていたのは怪人だった。

 

刃「おいなんなんだよあの化け物!」

 

翔夜「知るかっ!俺も分からないんだよっ!」

 

ヒロミ「2人とも下がってください!」

 

チーター!

 

翔夜&刃「え?」

 

ビューティバースト!

 

すると2人の後ろからヒロミが飛び出して、ベルトを操作して…

 

ヒロミ「変身!」

 

ビューティービーストチェンジ!仮面ライダーキャット、レディ!チーター!

 

両手のグローブと両足のブーツにアーマーがあり、豹柄のタイトスーツによって体型が分かりやすいのが特徴な女性ライダーが現れた。

 

翔夜「お、お前は…」

 

一葉「翔夜さん!」

 

翔夜「一葉ちゃん!」

 

ヒロミ「全く……アナタの味方は狙われやすいのかしら?」

 

ヒロミは専用の武器、キャットバトンを取り出して目の前の怪人が排出する触手を次々と切り裂いていく。

 

ビューティービーストアーツ!チーター!ストライク!

 

ヒロミはバトンにチーターの爪を模したエネルギーを纏わせ、それを使って触手を切り裂いていく。そして…

 

刃「うぉぉおおおおおおおお!」

 

刃さんがメイスで怪人の胴体貫き、そのままテイルブレードも一緒に突き刺した後に倒した。

 

ヒロミ「なんでキマイラがここに…」

 

翔夜「キマイラ?」

 

一葉「ヒロミが所属していた秘密結社エキドナの怪人です。彼女は事情があって人間の味方をしてるみたい。」

 

刃「んじゃ……そのエキドナもここを狙ってるならマズイんじゃ!」

 

ヒロミ「いいや……」

 

「「え?」」

 

ヒロミ「エキドナの仕向けたキマイラじゃない……」

 

一葉「あ……言われてみれば確かに……それにこれは…」

 

私は赤く点滅しているアイテムを拾った。そのアイテムを潰すと…

 

一葉「しまったわ……これはグレフトクがこの怪人に挿入した発信機よ!」

 

翔夜「おいそれって…」

 

一葉「この場所がバレたってことです。フォード、車内にいる全トルーパーに戦闘態勢、グレフトクがここを襲ってくるわよ。」

 

フォード「了解。」

 

一方の父さんは一海さん、戦兎さん、真理さんと一緒にマレヴォランスを撃沈させる為に、Yウィングで出動していた。。

 

一兎「俺と一海、戦兎と真理が乗ったYウィングでマレヴォランスに向かう。その隙にアナキン、レックス、アソーカは別ルートでマレヴォランスの向かっている場所へ行く。飛鳥、姫芽、ノエルで壊れたマレヴォランスに潜入して親玉を捕まえる。いいな?」

 

戦兎「OK。」

 

真理「了解。」

 

一海「おうよ!」

 

アナキン「任せてくれ。」

 

アソーカ「えぇ。」

 

飛鳥「分かりました。」

 

姫芽「はい!」

 

ノエル「承知しました。」

 

プロ「一兎、私が護衛に入ろう。前のマレヴォランスと同じでな。」

 

一兎「お願いします。アナタがいれば心強いです。スフィアドライブに入る!」

 

そしてマスタープロを含めたマレヴォランス撃墜部隊が、スフィアドライブに向かったのであった…

 




次回

・グレフトクの侵攻を阻止せよ。


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・グレフトクの侵攻を阻止せよ。

ではどうぞ。


一葉「みんないい?敵は何で侵入してくるか分からない。確実にグレフトクを捕まえるのよ?いい?」

 

「「イェッサー!」」

 

グレフトクからレヴィシクルを守るために軍を結局展開してしまった私。ひと時の休息を味わえると思ったらまさかの戦闘だった。

 

一葉「あーあ〜……ワンポンドステーキ食べたいなぁ…」

 

今はガッツリお肉が食べたい気分だ。熱々の鉄板の上にお肉、そして人参とコーン、インゲン、ジャガイモ……思い描いただけでも私のお腹は空腹だった。

 

一葉「ま、休息だしいっか。ここは冷雨達に任せて私はご飯食べに行こ。」

 

私は防衛線を冷雨達に任せ、1人で食堂に向かった。一方のお父さんはというとスフィアドライブの中を走らせていた。

 

戦兎「マレヴォランス……そんなにデカいのか?」

 

一兎「マクロスほどじゃねーが、まぁ、デカイな。」

 

真理「怪しい……」

 

一海「まぁ…実際に見てみればわかるんじゃねぇの?」

 

プロ「スフィアドライブをでるぞ。」

 

マスタープロの呼びかけによってスフィアドライブを出た父さん達…そして見たのは…

 

戦兎「あ……」

 

真理「う、ウソ……」

 

一海「おいマジかよ……」

 

4845.0メートルの巨大な戦艦が父さん達の目の前に現れた。これがグリーヴァスが使っていたとする戦艦。マレヴォランスである。

 

一海「おい!こんなの聞いてないぞ!」

 

戦兎「おい…あれが実物大なのか?」

 

一兎「あれ以外に何が見えるんだよ……まずはあのイオン砲をぶち壊す。無理にブリッジを壊そうとしたらイオン砲の餌食になる!」

 

プロ「その答えが妥当だろう。援護する!」

 

父さん達が必死にマレヴォランスを食い止め、更にはレヴィシクル・エキスプレスに侵攻してくるグレフトクを阻止している冷雨達が頑張ってるのにも関わらず私は…

 

一葉「ŧ‹"((。´ω`。))ŧ‹”」

 

ワンポンドステーキを食べていた。呑気過ぎると思うがタイミングが悪い時にお腹が空いたのだ。許してくれ。まぁそんな冗談はさておき、ステーキを食べ終わった私はグレフトクに苦戦してるであろう冷雨達のところへ戻ろうとするが……

 

一葉「?」

 

そこで私は怪しい人物を見つけたので追いかけることにした…

 

スカーレット・エメラルディア展示場にて…

 

???「全く……こんなところに置いてたら悪用されるでしょうに…」

 

1人の女性(牛込りみに似ている)がスカーレット・エメラルディアが保管されていたロックを解除した。護衛が誰もいないことに満面の笑みをする彼女。

 

???「警備がガバガバで助かったわ…うふふ……さっそくこれを…」

 

しかし、私はそれを見逃さなかった。

 

一葉「なるほどねぇ……グレフトクの侵入を防ぐのに必死になったクローン達の護衛が手薄になったのを見て……その隙にスカーレット・エメラルディアを盗む……ただ単に簡単な物だったけど、私でさえもそれに気づけなかったとはね……まさか驚いたわよ。ミルフェン。」

 

ミルフェン「あら、またアナタに会えて私は嬉しいわよ。スフィア天界の探偵さん。」

 

一葉「グレフトクを知ってることを事前に知ってたのかしら?それともお友達も連れてワイワイみんなでパーティーかしら?」

 

ミルフェン「ふっ……アナタも1人で来て大丈夫なのかしら?」

 

すると左右後ろから2人の女性が現れる。(1人は花園たえ、もう1人は山吹沙綾に似ている。)嫌な予感がした私はドライバーをこっそり出す。

 

一葉「ハーミーとクィーニーもいるなんて聞いてないわよ?」

 

ハーミー「あら?メンバーだと思われてないみたい。」

 

クィーニー「そうかも。」

 

ミルフェン「さぁて一葉……アナタはどうするかしら?」

 

するとミルフェンの後ろからヒロミが現れた。

 

ヒロミ「彼女だけかと思ったかしら?」

 

一葉「ヒロミ…アナタもサボってたの?」

 

ヒロミ「えぇ、ちょっと男をナンパしてまたやってね?」

 

一葉「いい加減にしなさいよやるのも……」

 

ミルフェン「(この匂い……ネコ科の…彼女から漂う猫のような匂い…まさか…)」

 

ヒロミ「そもそもアナタもレストランに何しに行ったのかしら?」

 

一葉「お腹が空いてたのよ?せっかくの休暇なのにこうなっちゃって悔しいのよ。」

 

ヒロミ「はいそうですか……全く…こんなのに私を巻き込まないでよね?」

 

一葉「はぁーん…何回この列車の乗客の男とやったのかしらこのビッチ変態猫女。むっつりスケベな麟と一緒に男をナンパしては、ここにいる男を狩るようにやってるじゃない?少しはここの危機感の自覚はあるのかしら?この、変態マゾむっつりスケベ猫女。」

 

ヒロミ「くっ…」

 

と、その時だった。

 

ミルフェン「隙あり!」

 

ミルフェンは私達の口喧嘩をしている隙に、煙のような物をばらまいた。煙は前が見えなくなるぐらいに広がった。煙は1分後に消えたが、そこにファントムパーティ達の姿はいなかった。

 

一葉「クソッ!どこよ!あの泥棒チョココロネ!うさぎと発酵女も纏めて逮捕してやるわっ!」

 

しかし後ろを振り向くと…

 

ヒロミ「ヒック♪アヘェアヘェ…なぁにこぉれぇ……クヒェニなりひょう…」

 

ヒロミが酔っ払いのように横たわり、アヘ顔ピースで倒れていた。私は嫌な予感がすると思って様子を見ると…

 

一葉「ウソッ!これマタタビ!?」

 

猫が独特の臭気に強く反応し、酒に酔ったようになることで有名であるマタタビ。世界征服を企む秘密結社エキドナによって複数の猫科の動物の遺伝子を組み込まれた彼女にマタタビの臭気に強く反応してしまったのだ。まるで薬を盛られたみたい。ミルフェンがマタタビを使うとは……全く…

 

一葉「ここで待ってなさいよヒロミ。すぐに助けに行くから!」

 

私はその場のホールを後にしてファントムパーティを追うことにした。

 

ヒロミ「ひぃえぁ……いっふぇらっひゃい……」

 

一方…

 

エーニャ「あぁもう!敵が多すぎて手に負えないわよ!」

 

キリト「おいどんぐらいいるんだよグレフトクって奴らは!」

 

小刀祢「とにかく今は引かないと大変なことになるわ!」

 

光刃「あぁ!アイツらの援軍も多くなってきた!」

 

月夜「おい!一葉は何してるんだよ!」

 

冷雨「知らないわよ!ま、きっとどこかでサボってると思ってるけど…」

 

月夜「フォード、ここは撤退して奥の軍事施設で準備するぞ!」

 

フォード「了解!」

 

そして私はファントムパーティを追っていた…

 

ハーミー「あぁアイツ、また懲りずに追ってきたよ!」

 

クィーニー「全く!私達も遊びでやってるんじゃないっての!」

 

ミルフェン「ふふふ……」

 

ハーミー「なにを笑ってるのよ?」

 

ミルフェン「これから面白い事をするから笑ってるのよ?」

 

3人は左に曲がって走り、私から逃げるように去っていく。それを追うように私も左に向かう。そして着いたのは…

 

一葉「一般のシャトルの駐車場……はっ!まさか!」

 

すると扉のエアロックが開き、スフィア粒子の風で外に放されるような状態になってしまう。

 

ミルフェン「うふふ♪アデュー♪」

 

そう言ってファントムパーティの3人はその場から去ってしまった。私はエアロックの風で今にも吹き飛びそうになった。右手が床に掴めず、そのまま放してしまった。しかし、見えないところからワイヤーが放たれ、それが私の命綱となって巻きついてきた。

 

一葉「おぉラッキー。」

 

そのままワイヤーに引っ張られながら私はやっと床に降りられた。それと同時にエアロックも解除されたのであった。そして私の前に現れたのは銀髪金眼で後ろでリボンを結った女性だった。

 

ブリュッヒャー「怪我はない?」

 

一葉「はぁ……はぁ……ありがとう。アナタは?」

 

ブリュッヒャー「シャルロット・フォン・ブリュッヒャー。わけがあってこの列車に来た。インターセプターで。」

 

一葉「ファイターできたの?ここに?」

 

ブリュッヒャー「あぁ、ちょうど私のいる世界の上司に休暇を貰ってね?試しに私1人で来てみたのさ。」

 

一葉「なるほど……常磐一葉、よろしくね。」

 

ブリュッヒャー「よろしく。ところで……」

 

すると私達が愉快な会話をしていると…

 

???「おいおいおい!面白い奴がいるじゃねーか。女が2人、いい強さを感じるぜ。」

 

クレア「や、やめようよクラッシュ…1人警戒心丸見えだから…」

 

一葉「クラッシュ?」

 

ブリュッヒャー「知ってるのか?」

 

一葉「聞いた事があるの。ダークファルス【若人】襲撃事件により大切なものを奪われた憎しみで強靭な肉体を持ったキャストとなったアークスがいるって。あ、ちなみに父さんは面識がなかったみたい。」

 

クラッシュ「やけに詳しいなそこのお嬢さん。てか、お前の父親もアークスなのか?」

 

一葉「当時のアークスの支援者だったのよ。私も現在のアークスとは仲良くさせて貰っててね。アナタ達のような面白い奴はあまりいないのよ。」

 

ブリュッヒャー「隣のヤツは?」

 

一葉「クレアだけって名前しか知らない。」

 

クレア「えぇ!?それだけ!?」

 

一葉「面識ありそうね。」

 

クラッシュ「大ありだ。ひとまずそこは寒そうだから上がって来いよ。それから話してやる。」

 

一葉「ありがとう。」

 

突如現れたクラッシュとクレアという名前のアークス。この出会いが後のハルファで共に暮らすことを私はまだ知らなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミルフェン「案外楽に取れたわね?」

 

クィーニー「そうだね。これからどうする?」

 

ハーミー「このまま脱出しちゃう?」

 

ミルフェン「そうした方が楽だわ。さぁ、さっさと…」

 

しかしミルフェンの手持ちにはもうスカーレット・エメラルディアはなかった…

 

ミルフェン「しまった……取られたわ。」

 

クィーニー「ウソ?!どうするのよっ!」

 

ハーミー「まさか……例のグレフトクに?」

 

ミルフェン「ちぃ……やるわね。アブソリュート・グリモナ。」

 

 




次回

・異世界からのジェダイと愉快なキャスト達


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・異世界からのジェダイと愉快なキャスト達

グレフトクがレヴィシクル・エキスプレスを襲ったせいで私達の休息はめちゃくちゃ。呆れた私は食堂へ行き、ワンポンドステーキを食べて元に戻ろうとしたが、謎の人物がスカーレット・エメラルディアの場所へと向かっていった。怪しいと思ってストーカーしてみたらなんとファントムパーティのミルフェン、ハーミー、クィーニーがスカーレット・エメラルディアを盗んだのだった!ヒロミも駆けつけて一発逆転のチャンスかと思ったらミルフェンがマタタビの煙幕を部屋中に充満してネコ科の生物で改造されたヒロミをノックアウト。ヒロミを置いてファントムパーティの後を追った途端、エアロックの罠にハマって彼女達を逃がしてしまう。しかし私は突如現れた女性「シャルロット・フォン・ブリュッヒャー」に助けられて命拾いした。その後シャルロットが私に何かを話そうとした時、クラッシュとクレアという2人のアークスと遭遇。そしてグレフトクに侵入を許してしまった冷雨達と合流するのであった…



冷雨「このバカ姉!人がせっせとグレフトクの侵入を阻止している時に何してるのよ!」

 

一葉「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!?」

 

月夜&光刃「あ ほ く さ」

 

エーニャ「あぁ……今度は逆のパターンだ…」

 

冷雨は私がグレフトクの侵入を阻止するのをサボり、ステーキを食べたことによって彼女にヘッドロックをされてしまう私。しかし事情もちゃんと話したら冷雨は納得したが、その後にテーブルに向かってパイルドライバーをしたのだ。

 

ブリュッヒャー「アイツ……いつもあんな目に合ってるの?」

 

月夜「アイツはそんなに無いがアイツの親父はある。」

 

ブリュッヒャー「はぇ〜……」

 

クラッシュ「おいおいよせって!」

 

フィリア「そうだよそうだよ!一葉ちゃん死んじゃうって!」

 

冷雨「次なんかサボったら真理さんと一緒にプロレス技するからっ!」

 

一葉「そ……それだけは勘弁…」

 

エーニャ「(;・∀・)」

 

すると私達が集まっていたところに大樹が入ってきた。月夜のところに向かった大樹に彼は…

 

月夜「ヒロミの容態は?」

 

大樹「キマイラの特有なのかすぐに治りそうだ。結構な量を吸い込んだけど、命に別状はないみたいだ。」

 

一葉「良かった……あ、そうだ!ファントムパーティは?」

 

冷雨「現在捜索中よ。レヴィシクル・エキスプレスの1番後ろの車両にあった軍事施設はグレフトクに占領されたし、どこかの誰かさんがステーキ目当てで抜け出したせいでね?」

 

一葉「悪かったわね…」

 

キリト「それで?コイツらは?」

 

小刀祢「何か面白い人達がたくさんいるわね?」

 

そして目の前にいたアークス達は前に出た。

 

エクシア「俺はエクシア。よろしく頼む。」

 

クラッシュ「クラッシュだ。よろしくな!」

 

フィリア「私はフィリア!よろしくね!」

 

クレア「く、クレアといいます……よろしく。」

 

アリス「私はアリス。よろしくね?」

 

一葉「常磐一葉……後ろにいるのは妹の冷雨とエーニャ。んでそこのクソバカ三人衆の中の1人で私の彼氏の開発バカの闇川月夜、んでその隣が聖剣バカの暗闇光刃!その隣は暴走バカの桐谷キリト!んで1番大人しい剣崎小刀祢。その隣は柏葉大樹よ。」

 

月夜&光刃&キリト「俺たちの扱い酷スギィ!?」

 

小刀祢「wwwwww」

 

大樹「┐(´-д-`)┌」

 

一葉「他にもいるけど後回し……んでアナタは?」

 

ブリュッヒャー「シャルロット・フォン・ブリュッヒャー…さっき自己紹介したでしょ?」

 

一葉「あっそ……んでさっき月夜と仲良く話してたけど。」

 

ブリュッヒャー「あぁ、私が彼の地球に漂流してしまった時に助けてくれたんだ。」

 

月夜「それはそうだけど今日はなんでここに?」

 

ブリュッヒャー「嫌な予感がしてインターセプターでやってきたのさ。ま、どーも来てみたら怪盗はいるわ襲撃してきた軍がいるわで…」

 

冷雨「ごめんなさいね……本当は旅客列車なんだけどね…」

 

ブリュッヒャー「変なのに巻き込まれている私の身にもなってくれよ…」

 

するとブリュッヒャーはアリスとフィリアを見つめていた。

 

アリス「ねぇフィリ姉。これって……」

 

フィリア「う、うん……なんか凄い怖い人ね…」

 

すると冷雨は……

 

冷雨「それよりも一葉……ファントムパーティに…」

 

一葉「えぇ……ストーカーしてたのに奴らにスカーレット・エメラルディアを奪われたのよ……全く最悪ね。」

 

エーニャ「ていうか……姉ちゃん…」

 

一葉「ん?何かしら?」

 

エーニャ「ステーキ食べれなかったらどうしてるつもりだったの?」

 

一葉「……」

 

冷雨「……」

 

「「……」」

 

一葉「部屋でゲームするつもりだった☆」

 

冷雨&エーニャ「この引きこもりニートォ!」

 

一葉「いやァァァァァァァァァァァァァァァァ!?」

 

「「あ ほ く さ」」

 

みんなが賑やかに話していた時、月夜だけ考え事をしていた。それに光刃が気づいて…

 

光刃「どうした?」

 

月夜「あぁ……スカーレット・エメラルディアでちょっと気になる事があってな……光刃、ちょっと俺の用事に付き合ってくれるか?」

 

光刃「え?いいけど……」

 

私が冷雨とエーニャのショルダーブローを受けて、色々とプロレス技をしてる間に、月夜と光刃はみんなに内緒でその場から去った…

 

月夜side

 

月夜「ここの部屋だな。」

 

光刃「ここは?」

 

月夜「空き部屋だ。オーナーさんに多額の金を渡して許可を貰ったんだ。」

 

光刃「けど、何をするんだよ?」

 

俺はバックからあるものを取り出した。それはまるで金庫のダイヤルロックのようなものだった。

 

月夜「さてさて…コイツだ…」

 

光刃「なんだそりゃ?」

 

月夜「これは俺が開発したスフィア南京錠。こういう誰もいない客室のドアノブにセットすると…」

 

スフィア南京錠はドアの鍵を弄り回していると…

 

ガチャ!

 

光刃「開いた。」

 

月夜「お帰りなさいませ、ご主人様。」

 

光刃「気持ち悪いよ……」

 

俺が光刃のツッコミを受けた後に扉を開けると…

 

光刃「な!?これは!?」

 

そこには連合軍基地にあった俺の開発室と同じような場所だった。しかし本場の開発室よりもさらにサイズが大きい。

 

光刃「俺がいつも見ているお前の開発室よりもデカくねぇか?」

 

月夜「あぁ、グリフォテイでの戦いで琴里達から開発資源を貰ってね。それ以降、基地にある開発室の拡張が難しいから新しく部屋を作ったわけよ。」

 

光刃「そういえば……お前の使ってた新しい武器…」

 

月夜「あぁブリューナクか。それなら…」

 

俺は近くにあった赤いボタンを押した。部屋一面にある壁がシャッターのように開き、そこにチャームが保管されていた。

 

光刃「おいマジかよ!?」

 

月夜「俺が小刀祢やキリトの使っているチャームが使えたのは神琳と雨嘉が製造書をくれたからだよ。本来はマギを持つリリィしか使えないチャームを、俺が魔力を代わりにして使ったわけ。」

 

すると光刃はとあるチャームに目をつけ、スイッチを押してそのチャームを手に持つ。

 

光刃「俺これ使ってみようかな?」

 

月夜「ティルフィングSP R型か。」

 

光刃「なかなかいい武器じゃん。けど、どうしてチャームなんか?」

 

月夜「あぁ、そのことなんだけどね。」

 

グリフォテイの戦いの時に小刀祢を連れて行く際にヒュージと戦ったのだが、ライトセーバーが全然効かなかったのだ。

 

光刃「だから月夜が使えるフォースとは別の魔力を使ったチャームを作ったってわけか。」

 

月夜「そういうこと。」

 

光刃「それで?これからどうする?」

 

月夜「一葉達次第だな。これからどうするかは…」

 

一方マレヴォランス撃墜作戦をしていた一兎さん達は…

 

一海「おい!あのイオン砲どうにかならないのか!」

 

一兎「安心しろ!アックス、オッドボール、ついてこい!」

 

「「イェッサー!」」

 

一兎さんはクローンたちを率いてイオン砲に向けて魚雷を発射した。今にもイオン砲を俺達に放とうとしたその時。マレヴォランスは爆発し、イオン砲も制御不能になってしまった。

 

戦兎「やった!」

 

真理「これで一安心!」

 

一兎「だといいけど…」

 

すると一海が何かを感知して一兎さんに伝えようとしていた。

 

一海「おい、あの戦艦スフィア・ドライブしようとしてるぞ!」

 

一兎「なんだと!?場所は!」

 

一海「惑星……ホルフだって。」

 

「「!?」」

 

戦兎「おい惑星ホルフって!」

 

一兎「くっ!一葉!」

 

一兎さんは急いでスフィアドライブを起動し、一海さんを巻き込んでマレヴォランスが行った後にYウィングでスフィアドライブに入ってしまった。

 

戦兎「ユラーレン提督!急ぎ俺達を回収して惑星ホルフにスフィアドライブをセットしてくれ!」

 

ユラーレン「わかった。嫌な予感が当たったな。Y部隊の回収急げ!」

 

「「イェッサー!」」

 

戦兎「(一兎、一海……無事でいろよ?)」

 

一方レヴィシクル・エキスプレスのブリッジでは…

 

トルーパー「機体異常なし。」

 

トルーパー「暇だな。運転に集中してても。」

 

トルーパー「それでも俺達は重要な役割を持ってるんだ。暇なわけないさ。」

 

するとそんな会話をしていたトルーパー2人に、グレフトクの魔の手が襲いかかった。運転していた2人のトルーパーはグレフトクのトルーパーに殺されてしまった。

 

「グリモナ様。どういたしましょうか?」

 

グリモナ「暴走させるのはまだ早いですわ。彼等が気づくのを待ちましょう…それか……こちらから仕掛けるか……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

有紗「はぁ……」

 

リン「暇ですね……」

 

有紗「見た感じはな……けど、嫌な予感がするんだよ……リン、ヴォルキリーを発進できるか?」

 

リン「出来ますけど……目的地は?」

 

有紗「惑星ホルフだ……妙に……感じる。」

 

 




遅くなりましたが、鳩日提督さんの作品「共和国の旗の下に」の主人公シャルロット・フォン・ブリュッヒャー、そしてアインストさんの「とあるアークス達の(非)日常」から5人ののキャスト参戦です。

共和国の旗の下に

https://syosetu.org/novel/233561/

とあるアークスの(非)日常

https://syosetu.org/novel/168833/

次回

・雷霆


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・雷霆

ではどうぞ。


月夜と光刃がこっそりどこかに行っちゃった後、私は千隼と共に衝撃の報告を受ける。ちょうど一緒にフォードの副官としてジェシーが来ていた。そんな彼から……

 

一葉「ブリッジが占拠された!?」

 

ジェシー「サブの方ですが、未だに奪還できていません。」

 

千隼「困ったわね…サブブリッジが占拠されては、このレヴィシクルは持たないわ。」

 

フォード「どうする?何か手はあるとは思わないが…」

 

一葉「……」

 

千隼「一葉?」

 

一葉「ねぇ、千隼ここの荷物室に面白い物はあるかしら?」

 

千隼「お、面白いもの?」

 

一葉「まぁ……正確には人ね……面白い人材。」

 

千隼「面白い人材?んなの……グリフォテイには女性クローンを運ぶためにある場所に保管して……え?」

 

一葉「そうそう(*^^*)あの部屋(*^^*)あの部屋(*^^*)」

 

千隼「ちょっとダメよ!月夜に私が何かされたらどうするのよ!?」

 

一葉「まぁまぁそう言わずに♪後でケーキ買ってあげるから♪」

 

千隼「え!?ケーキ!?」

 

ジェシー「コマンダー。一葉将軍はあんな方なのですか?」

 

フォード「ジェシー、一葉は元々あぁさ。」

 

そして私は千隼、フォード、ジェシーと複数のクローントルーパー、そして護衛にフィリアとアリスを合わせた部隊で倉庫に来た。

 

フィリア「何も倉庫で物を探すのに武器は持たない方がいいんじゃ…」

 

ジェシー「レヴィシクル・エキスプレスの倉庫には凶悪なクリーチャーを密輸しようとしている輩もいる。それの駆除に対抗する為にこうしてる事もあるのさ。」

 

私達は辺りを警戒してゆっくりと歩み寄る。すると…

 

ジェシー「コマンダー、これを見てください。クライスが死んでます。」

 

ジェシーが指を指したのはこの倉庫の管理をしていたクローントルーパークライスだった。

 

フォード「どうしてクライスが死んでいるんだ?」

 

ジェシー「分かりません。ただ……これを見てください。保管していた女性クローンが1人抜け出してます……ここは女性クローンを保管している場所じゃ無いんですか?」

 

一葉「そう思いたいけど…」

 

千隼「何かを感じるわ……魔力ね……ただの魔力じゃない。」

 

千隼は左腕のアームで発動するライトセーバーの刃で作られたスフィアロッドを手に持つ。すると向こうからフォースライトニングのような物が私達に向かってきた。それを千隼がスフィアロッドで吸収し、跳ね返していく。私も、変身してその雷の正体を見つけ出す。そして現れたのは……

 

???「くるなこのクソ野郎!次何かして来たらまた攻撃するぞ!」

 

千隼「女性クローンがなんでフォースライトニングを?」

 

一葉「知らないわよそんな奴。」

 

フォード「月夜からこんな話を聞いたことがある。俺達の世界で分離主義者がクローントルーパーを使ったフォース感応者を作り出していたことがあったらしい。」

 

???「……」

 

千隼「そのクローンの名前は?」

 

フォード「ジェック14。」

 

???「!なんでお父さんの名前を知ってるの!」

 

一葉「は!?アナタ今お父さんって!」

 

ヴルファ「私はヴルファ。彼女達と同じ女性クローンで父さんであるジェックにライトセーバーの使い方を習った。」

 

一葉「ライトニングが使えたのは身体の改造のせい?」

 

ヴルファ「えぇ、元々ここの姉妹達は魔力感応者を割り出す為に産まれたもの。」

 

千隼「魔力がなかったらどうするの?」

 

ヴルファ「処分になるか…奴隷になるか……」

 

一葉「月夜が知ってるかどうか聞かなきゃ。」

 

数時間後…

 

月夜「すまん……たぶんない。この女性クローンは恐らく帝国のものだろう。ジェックと話をしたところ、この子達の密輸を止めるためにヴルファを送ったらしい。」

 

フォード「帝国の密輸が後を絶たないな。」

 

一葉「えぇ……でもヴルファがこれを見つけたってことは…」

 

月夜「俺がこの保管庫で彼女達を起動させる。まぁ、中に抑制チップとかが入ってなきゃいいけど…」

 

光刃「最終的にそれも調べるだろ……」

 

一方のキリトと小刀祢は辺りを散歩していた。

 

小刀祢「全く……アイツらは何をしてるのかしら?」

 

キリト「本当にそうだよな…」

 

すると2人はムチのようなもので不意打ちをされてしまった。すかさず体勢を立て直す2人の前には金色と黒のドレス服を纏っていた。

 

グリモナ「なるほど……あなた方が噂の異世界からの客人ですか…」

 

キリト「なんだコイツ!」

 

小刀祢「さっきの鞭のは……アナタ何者なの!」

 

グリモナ「私はアブソリュート・グリモナ!このレヴィシクル・エキスプレスは私が頂きますわ!」

 

キリト「そうはさせるか!」

 

キリトはリリィクロスセイバー、小刀祢はグングニルを取り出してグリモナに攻撃する。しかし彼女の鞭さばきに2人は苦戦されてしまう。

 

グリモナ「異世界と聞いて強いと思いましたが……残念ですわねっ!」

 

キリト「マズイ!」

 

小刀祢「!?」

 

グリモナが2人が劣勢している隙に攻撃したその時だった!

 

一閃必殺!リリィ・ファングフィニッシュ!

 

ティルファングR型を持った光刃が駆けつけ、2人を助けたのだ。

 

小刀祢「あ、ティルファング!なぜアナタが!?」

 

光刃「色々と事情があってな?」

 

グリモナ「ちっ……邪魔者ですわね…」

 

そしてグリモナの後ろでは…

 

フィリア「逃がさないわよ!」

 

アリス「アナタが悪さした人ね!許さないから!」

 

グリモナ「くくく……私が策がないまま降参すると思って?」

 

「「?」」

 

光刃「あ!まさか!」

 

グリモナは先程までに鞭だった武器は槍のようなものに変え、床を切り取って脱出した。そして…

 

グリモナ「やはり…三位と手を組んで良かったかもしれませんね…」

 

すると目の前に…

 

ヴルファ「逃がさないよ…」

 

ヴルファがいたのだ。しかしグリモナは自身が使用する鞭を自在に操り、そのままブリッジがある場所に向かったのであった。

 

ヴルファ「一葉!アイツらそっちのブリッジに向かったわよ!」

 

一葉「そうそう逃がす訳にはいかないわよ!」

 

メインブリッジにいた私達は警戒をしていたその時だった。

 

フォード「大変だ一葉!何かがスフィアドライブを超えてやってくる!」

 

一葉「なんですって!?」

 

そして現れたのは……

 

クレア「う、うわわわわわ!?なにあの戦艦はっ!?」

 

クラッシュ「おいウソだろ!?」

 

同じブリッジにいたクレアとクラッシュも驚いていたのだった。

 

フォード「おいウソだろ……あれは……」

 

別の場所で見ていた光刃達もその戦艦に驚きを隠せなかった…

 

光刃「月夜……ヤバイのが現れたぞ…」

 

月夜「あぁ……見えてるよ…… サブジュゲーター級重クルーザーのめちゃくちゃデカい戦艦……マレヴォランスだ。」

 

 

 




次回

グリモナがメインブリッジにくる道中に現れたマレヴォランス。一葉達は帝国、グレフトク双方の対処に当たることになってしまう……

・三つ巴の戦い


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・三つ巴の戦い

ではどうぞ。


一葉「( ・д・)」

 

エーニャ「あ〜……お姉ちゃん?大丈夫?」

 

月夜「あれ大丈夫なわけないだろ。あんな顔してるんだから。」

 

フォード「マレヴォランスは想定外だ……でもあれは…」

 

月夜「あぁ……恐らく帝国だな。」

 

バーニングイーグル!

 

冷雨「え!ちょっと待っ……」

 

エーニャ「問答無用(*^^*)」

 

今度はバーニングイーグルにさせて冷雨に乗ったエーニャ。先にハンガーベイに向かったのだ。

 

一葉「私達もいきましょ?」

 

月夜「あぁ……」

 

そしてハンガーベイには既にボロボロになっていたYウィングがいたのだ。更には変身解除した冷雨があれ程2回もモンスター化させてしまったことでエーニャをヘッドロッグしていた。

 

冷雨「アナタっ!次やったらだだじゃおかないからね!」

 

エーニャ「いにやぁーー!?痛い!痛い!(>_<)」

 

煉「はぁ……ん?」

 

するとYウィングから2人の人物が現れた。それはなんと父さんと一海さんだった。

 

一兎「ハローデーイ♪」

 

一葉「……」

 

冷雨「……」

 

一兎「あぁ……ごめん……あのデカいの呼んできちゃった。」

 

一葉&冷雨「なにやってんだこのクソ親父ィィィィ!」

 

一兎「いやぁぁぁぁぁぁ!?」

 

私と冷雨が父さんにプロレス技をした後に、煉さんが一海さんに……

 

煉「お前も調子に乗って一緒にいたのか?」

 

一海「(゚ω゚;)。o○」

 

煉「このクソヤロウゥ!」

 

一海「ああああああああぁぁぁ!?」

 

父さんに続いて一海さんまでもが煉さんのプロレス技を食らってしまったのであった。てか……

 

一葉「煉さんプロレス技できるんですか?」

 

煉「まぁ……戦兎のをやらされたからな……」

 

戦兎「そんな悠長に話している場合じゃないぞ!」

 

真理「そうよみんな!」

 

そこに戦兎さんと真理さんが現れた。

 

戦兎「レックスからの情報だ。あそこにポング・クレルがいるらしい。」

 

真理「しかもそれを聞いてアナキンとオビワンが向かったのよ!」

 

戦兎「2人だけじゃない。煉、お前の弟子とそのメイドと執事も行ったぞ。」

 

煉「な!?」

 

一兎「んな無茶だ!アイツはアナキンでもお手上げな奴だぞ!」

 

一海「ところでそっちは大丈夫なのか?」

 

一葉「大丈夫も何も!グレフトクが襲撃してきたのよ!サブブリッジを乗っ取られて大変なことになってるんだから!」

 

戦兎「状況は三つ巴か…」

 

一葉「なら、私達でグレフトクを阻止する。父さん達はマスター・スカイウォーカーとマスター・ケノービを助けに行って。」

 

一兎「ならここに真理を残そう。」

 

戦兎「あぁ、その方が先決だな。」

 

一海「俺もここにいる。」

 

こうして私達新世代戦士(仮)はグレフトク、父さん戦兎さんは帝国のマレヴォランス完全撃滅に対応することになった。一方…

 

グリモナ「契約したにはそれなりの代価がありますわよ三位様。」

 

三位「よいじゃろう。だがくれぐれもあの若造どもにバレルでないぞ?」

 

グリモナ「承知致しましたわ。」

 

一方の私達は侵入してくるグレフトクに対抗しっぱなしの状態になっていたのだ。ファントムパーティはどこにもいないし、全く何してるのかしら私達……

 

キリト「たく!多いんじゃねーか!何人いるんだよこのアバドン!」

 

小刀祢「文句たれ流さないの!一兎さん達がマレヴォランスを止めるまで我慢よっ!」

 

エーニャ「その通り……今は今!」

 

絶滅EVOLUTiON:!

 

一葉「え?エーニャ?」

 

エーニャ「新しいのを作ったの。みせてあげる!」

 

アメイジングバレット!

 

エーニャ「変身。」

 

エボリューションライズ!シューティング!マッドネス!仮面ライダールウヴァ!バレットクローウルフ!

 

エーニャは新たな姿バレットクローウルフに変身して目の前にいるアバドン達を荒い戦い方で次々と倒していく。そして…

 

バレット!ディストラクション!

 

クローで目の前にいるアバドンを一斉に傷つけた後、ショットライザーから放たれた狼の幻影でアバドン達を倒した。

 

小刀祢「これでひと段落?」

 

エーニャ「だといいけど。」

 

そして冷雨は…

 

冷雨「これで…私専用のドライバーができた。後は実戦するのみか…」

 

群青と紫のツーサイドライバーを見て冷雨はニッコリ笑顔なのであった。一方…

 

姫芽「こんなヤバいやつ沢山いるんなんて聞いてませんよご主人様ァ!」

 

飛鳥「耐えろ姫芽!ここが正念場だ!」

 

ノエル「全く……姫芽が困ってしまうとこの白い甲冑の連中を倒せませんよ……」

 

 

 




次回

・レヴィシクルもマレヴォランスも危険がいっぱい。


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・レヴィシクルもマレヴォランスも危険がいっぱい。

◤◢◤◢注意◤◢◤◢注意◤◢◤◢注意◤◢◤◢注意◤◢◤◢注意◤◢◤◢

今回、一葉が暴れます。


マレヴォランスが現れ、惑星ホルフを巡る戦いをしてしまった私達。グレフトクの兵士であるアバドンからレヴィシクルを守るために、トルーパー達を引き連れて戦っていた。そんななかマレヴォランスでは父さんと戦兎さんが侵入した。

 

ストームトルーパー「おい、何か入らなかったか?」

 

ストームトルーパー「確認するぞ。」

 

ストームトルーパーが銃口をドッキングベイに向ける。しかし…

 

ドォン!

 

ストームトルーパー達「ぐふぉー!?」

 

戦兎「なんて無茶苦茶なんだお前は!」

 

一兎「お前もいつも無茶ぶりなこと言ってるだろ。」

 

戦兎「とりあえず……あの2人を助けにいくぞ…」

 

一兎「あぁ!」

 

そして2人が行き着いた先にいたのは……

 

飛鳥「畜生!多すぎるだろ!」

 

ノエル「お待ちください飛鳥様!そのまま行ってしまうと大変な目に!」

 

戦兎「飛鳥!下がってろ!」

 

飛鳥「戦兎さん!?」

 

戦兎さんがドリルスラッシャーを取り出した後に、目の前にいるストームトルーパー達を次々と倒していった。

 

戦兎「大丈夫か?」

 

飛鳥「はい。マレヴォランスでマスター・スカイウォーカーとマスター・ケノービを探していましたが、見当たらなくて……」

 

一兎「分かった。お前達はレヴィシクル・エキスプレスに向かって一葉達の援護に回ってくれ。レックス達も向かっているはずだ。」

 

姫芽「ですけどお2人が!」

 

戦兎「俺達なら問題ない。恐らくガンシップかなんかはあるはずだろ。」

 

ノエル「はぁ……お二人ともお気をつけて。行きましょう飛鳥様。」

 

そう言って父さんが起動したスフィアポータルに入ってレヴィシクルに向かった飛鳥達。無事に3人を送り届けた父さん達はスカイウォーカーさんとケノービさんを救いに行くのであった。一方レヴィシクルではクローントルーパーとアバドントルーパー同士の戦いが繰り広げていた。

 

月夜「ダメだ!数が多すぎる!」

 

一葉「レックス達はまだ来ないの!?」

 

エーニャ「連絡がないから無理みたいだわ!」

 

光刃「んじゃどうするんだよ!」

 

その時だった。後ろから呑気に冷雨が歩いてやってきた。

 

一葉「ちょっと冷雨!何1人だけ呑気にオレンジジュースなんか飲んでるのよ!」

 

冷雨「うるさいわね!こっちは徹夜漬けしてたのよ!」

 

一葉「あっそ!どーせエーニャみたいに下らないもん作ってたんでしょ!」

 

冷雨「何よこの下らないって!」

 

一葉「あ!?ちょっ!?痛い!痛い!」

 

冷雨が私にヘッドロッグを仕掛けてきたことによってみんながまた困惑してしまった。

 

冷雨「まぁいいわ……どーせ、これを試す予定だったもの。」

 

黄昏ドライバー!

 

ツーサイドライバーに似たベルトを冷雨が腰に装着し、あるものを取り出した。それはバイスタンプとフルボトルを合体させたものだった。それを数回振りスイッチを押した。

 

ネオバット!Confirmed!!

 

そしてオーインジェクターにそれを押し込んだ後、アバドン達に向かって複数のコウモリが沢山湧き出す。

 

小刀祢「やだぁ!?コウモリ!コウモリが飛んでるわよ!」

 

キリト「落ち着け小刀祢!」

 

そして押し込んだそのアイテムをボトルスタンプスロットに装填する。そしてそれをそのままベルトから切り離し、剣のような姿へと変形させる。

 

Sword or gan? Sword or gan?Sword or gan?

 

冷雨「変身。」

 

リバースアップ!スラッシュ!ファング!サーベラー!ネオバット!仮面ライダー黄昏!

 

一葉「ワァオ!パワーアップしたのね?」

 

冷雨「えぇ、このままエーニャに動物にされるのも困ったから。背中のスロットを外して、パワーとスピードを上げたのよ。」

 

エーニャ「え!?んじゃもうライドアニマル出来ないの!?」

 

冷雨「えぇ、その代わり……」

 

すると冷雨はエーニャに背中を向かせて、あるプログライズキーをはめこんだ。するとエーニャはデネビックバスターに似た武器に変形した。

 

エーニャ『いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?』

 

冷雨「ふっふーん♪」

 

フォード「おいマジかよ。ブラスターになりやがった。」

 

一葉「へぇ〜……フォード、これあげる!」

 

私はフォードにジカンギレードを渡し、銃になったエーニャを持つ。

 

エーニャ「ちょっと一葉!荒い使い方しないでよ?」

 

一葉「大丈夫♪大丈夫♪これぐらいどおってことないから〜♪」

 

私は銃口をアバドントルーパー達に向けて放ち、次々と防衛線を突破した。アバドントルーパー達は私の活躍に怯えて逃げ出すが、私はそれを逃がさなかった。

 

冷雨「私が開発したアメイジングスコーピオンプログライズキーをエーニャの背中に装填することでルウヴァバスターが完成するわ。」

 

エーニャ『またおかしいもん造るんじゃないわよ!開発は私の方が特権よ!』

 

冷雨「あらぁ?私と一葉も武器とかは作れるけどぉ?」

 

エーニャ『ぐぬぬぬぬ……』

 

一葉「んじゃ、暴れるわよ!」

 

目の前にいるアバドントルーパーを次々と撃滅していく私。しかし私達がサブブリッジに行こうとしたが…

 

グリモナ「ふっ!甘いわね!」

 

一葉「グリモナ!」

 

グリモナ「悪いけど、サブブリッジに行っても電車は止められないわ。」

 

冷雨「止められない?一体どういうこと!」

 

グリモナ「このレヴィシクル・エキスプレスには2つのメインブリッジがある……その1つを潰せば……」

 

月夜「はっ!まさかお前!」

 

グリモナ「えぇ……通常よりも大きい巨大メインブリッジ……ここを乗っ取らせて貰ったわ。そして……ファントムパーティから奪ったこの宝石で…この列車を暴走させ、惑星ホルフの大都市を潰す。」

 

「「!?」」

 

エーニャ『惑星ホルフの大都市って!』

 

月夜「あぁ……フォルスエシェルフだ!この列車があの都市に突っ込んだら被害は大変だぞ!」

 

一葉「このぉ!返しなさい!」

 

冷雨「待って!一葉それは!」

 

グリモナ「ふふ……」

 

私が冷雨の忠告を聞かずにスカーレット・エメラルディアを取ろうとした。しかし取ったのに手元にはなかったのだ。

 

グリモナ「ざーんねーん♪これはホログラムで作られた偽物でした〜♪」

 

一葉「このぉ……鬼畜野郎!」

 

冷雨「マズイ!一葉をこのまま放っておいたらあれを使っちゃうわ!」

 

月夜「あれって?」

 

光刃「なんだよ?あれって…」

 

冷雨「光刃達セイバー組から見たらプリミティブドラゴンみたいなの!」

 

キリト&小刀祢「え!?」

 

エーニャ『マズイ!早く止めないと!』

 

フォード「いや……もう遅せぇみたいだ…」

 

一葉「はぁ……あぁぁぁ!」

 

マッドブレイク!〜♪

 

冷雨side

 

一葉の手元には既にもうマッドブレイクライドウォッチが掴まれていた。そのプリミティブのような大きなウォッチはLスロットに装填されてしまう。

 

一葉「あっははは♪えっへへへへ♪…はぁ……ブゥン!」

 

オーバーグレイトバースト!〜♪♪♪

 

一葉「へぇんしぃいいん……!!」

 

グレイト!ライダータイム!染められブレイング!血祭りバイオレンス!お祭りアメイジング!仮面ライダー!ジオウ!マッドブレイク!

 

パーティは止められない!

 

一葉「あっーははははは♪ここからはぁ!私のステージよぉーーー♪」

 

小刀祢「あれ暴走じゃなくてただ暴れたい気持ちが爆発しただけなんじゃ…」

 

冷雨「それが一葉にはダメなのよ…彼女、一度その気持ちが爆発すると気絶するまで止まらないのよ。」

 

「「えぇーーーーーーーーーーー!?」」

 

月夜「マジ?」

 

エーニャ『うん……パパからも使用禁止されてたのに…』

 

一葉「よこせぇ!♪」

 

すると一葉はルルヴァバスターを取って目の前にいるアバドントルーパーを次々と撃ち殺していく。

 

エーニャ『ああああああああぁぁぁ!?』

 

光刃「ありゃ……エーニャが大変だな。」

 

一葉「あっははは………あっははは♪」

 

グリモナ「ひっひぃ!えぇい!やりなさい!コマンダー!」

 

すると現れたのは悪の魂で作られた仮面ライダーデューク(ドラゴンフルーツエナジー)と仮面ライダーエターナル、仮面ライダーバールクスだった。しかし一葉は…

 

一葉「邪魔だわぁ!どけぇ!偽物どもぉ!」

 

エーニャ『痛い!?痛い!?痛い!?』

 

ルウヴァバスターを鈍器のように敵ライダーに殴る一葉。これには私もどうすることも出来なくなってしまう。そしてもう必要ないのか、ルウヴァバスターをそのまま投げ飛ばしてしまった。投げ飛ばされたルウヴァバスターは元のエーニャに戻った。

 

エーニャ「0(:3 _ )~」

 

月夜&光刃「あ ほ く さ」

 

一葉「これでフィニッシュよ……♪」

 

フィニッシュタイム!

 

ライドウォッチのスイッチを押した後にマッドブレイクライドウォッチのボタンを2回押し、更にその後にジクウドライバーの回転を2回行った。すると…

 

プトティラ!ファングジョーカー!ブレイングフィニッシュ!

 

一葉「フォーーーーーーーーーーー♪♪♪♪♪♪♪」

 

ドリルのような切り揉みキックでダークライダー3人を倒してしまった。残りはグリモナだけだったが……

 

一葉「あっははは……もう……疲れた……」

 

0(:3 _ )~

 

小刀祢「あ〜もうめちゃくちゃだよ〜……」

 

冷雨「だからやめろって言ったのに……」

 

しかしまだアバドントルーパーの数は増え続けるばかりだった。

 

ブリュッヒャー「まずいな……強い戦力を失っては…」

 

月夜「ブリュッヒャー、何か手はないか?」

 

ブリュッヒャー「すまないが私の大隊のクルーザーにはスフィアドライブは搭載されていない。」

 

光刃「んじゃどうするんだよ!」

 

絶体絶命なその時だった。優しいメロディが流れてきた。これには月夜と光刃が聞き覚えがあった。

 

月夜「これはオーブニカの?……光刃。」

 

光刃「いや……俺じゃない。」

 

すると向こうから1人の男が現れた。

 

グリモナ「アナタ……何者ですか!」

 

ヒロミ「ヒロミ・サクラノ…仮面ライダーデモンズさ。」

 

冷雨「え?」

 

月夜「仮面ライダーデモンズ……」

 

光刃「アイツが?」

 

ヒロミ「そこの団体様。ここは強い俺に任せて。メインブリッジに行きな。そこに黒幕が潜んでる。急いで捕まえてこい!」

 

冷雨「でもアナタは!」

 

ヒロミ「安心しろ。これぐらいの敵は造作もないし、元々ロア様に呼ばれて助けに来たからな!」

 

冷雨「……行きましょう。」

 

月夜「冷雨……」

 

冷雨「一葉もこんな状態だわ。彼に後を任せましょう。」

 

私達はヒロミ・サクラノにその場を任せ、黒幕がいるメインブリッジに向かったのであった。

 

デモンズドライバー!

 

グリモナ「ただの素人がここに来るなど……残念ですが、ここはお引き取り願いませんか?」

 

ヒロミ「悪いが俺は時間が惜しい。こっちがお引き取り願いたいね?」

 

スパイダー!

 

『Deal…』

 

ヒロミ「変身!」

 

『Decide up!』

 

『Deep.(深く) 』

 

『Drop.(落ちる) 』

 

『Danger…(危機)』

 

『(仮面) rider Demons!』

 

グリモナ「アナタ……何者ですの!」

 

ヒロミ「俺は地獄からの使者……仮面ライダーデモンズ。」

 

 




次回

・まさかの〇〇登場














「いけませんねぇ……僕が本来の世界での知識以外持ってないと思ってましたか?ねぇ、冠城くん。」

「そうですね。右京さん。」


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・相棒

仮面ライダージオウマッドブレイク

グレイト!ライダータイム!染められブレイング!血祭りバイオレンス!お祭りアメイジング!仮面ライダー!ジオウ!マッドブレイク!

一葉がパーティが大好きという理由で作られた大型のライドウォッチで変身した姿。その大きさはプリミティブドラゴンライドブックなみ。容姿はプトティラコンボとファングジョーカー、シャイニングフォームを組み合わせた姿。必殺技は4段階あり、1回押しはマッドタイムブレイク。(爪で相手を木っ端微塵にする技)2回目以降は押した後にその回数でジクウドライバーを回すという仕組み。

2回押してジクウドライバーを2回回す「プトティラ!ファングジョーカー!ブレイングフィニッシュ」(切り揉みのドリルライダーキック)3回押した後に3回回すのは「プトティラ!ファングジョーカー!シャイニング!バイオレンスフィニッシュ」(相手を血祭りにする連続パンチ) そして4回目は「アメイジングパーティタイムブレイク。」(エネルギーを最大収束して放つライダーキック)

しかしこれに一度変身してしまうと気絶するまで止まらないのと、目が覚めると酔っ払いのように気持ち悪くなるのが難点。専用の酔い止めを事前に飲まない限り目覚めは悪くなる。





冷雨「全く……馬鹿な姉と馬鹿な妹がいて良かったわ!」

 

月夜&光刃「よかったのかよ!」

 

キリト「ところでブリュッヒャーはどこに行ったんだ?フォードもいない。」

 

冷雨「ブリュッヒャーは大樹とヒロミ、煉さんのお弟子さんとそのメイドと執事と……そしてフィリア、アリス、クレアは苦戦しているエクシアとクラッシャーを助けに、フォードは到着したレックスと合流する予定よ!」

 

月夜「翔夜達は煉さんと一海さん、麟とさとりと一緒に合流してる……あ、刃さんも一緒だ…」

 

別の場所…

 

翔夜&刃「うおおおおぉ!」

 

ドォーン!

 

刃「懐かしいな!まるで初めて会った時にアジールと戦った時以来だな!」

 

翔夜「あぁ、あん時はヤバかったけどな!」

 

ロンギヌス!ナイトメア!ディストレーション!

 

翔夜&刃「!?」

 

Are You Ready?

 

煉「和んでいる途中に悪いが、今はそんなことしてる場合じゃないだろ?変身!」

 

ロンギヌス!ロンギヌス!スパイラルロンギヌス!フゥハッハッハッハッハ!

 

上半身がエボルブラックホールフォームでブラッドのマントがついた青と銀、黒色のクローズエボルの姿をした仮面ライダーが現れた。

 

麟「わぁお!やるね煉くん!」

 

煉「どういたしまして!」

 

Ready Go!デストテックフィニッシュ!アデュー!

 

龍の羽が生えて高く飛行しその後右足に二つの龍が巻きつき収束し大きな龍の頭になりライダーキックを放つ煉さん。

 

オーバー・ザ・ハザード!カオス!ゼロ!ディストピレーション!

 

Are You Ready?

 

煉「まだまだぁ!ディザスターアップ!」

 

ラグナロク!ラグナロク!カオス・オブ・ラグナロク、ゼロ!

 

ヴェッハッハッハッハッハ!

 

今度は全体のカラーが黒、金でブラッドのマントがついたエボルブラックホールフォームに姿を変える。その姿で複数いるアバドントルーパーを撃滅する。そして…

 

アン!ドゥ!トロワ!Ready Go!ディザスターストライク!アデュー!

 

煉「闇の中で消えるといい!」

 

煉さんは混沌と闇の力でアバドントルーパーを蝕み、絶対零度の力で凍てつかせ、虚無の力で消し去った。しかしアバドントルーパーは増えるばかりだった。

 

煉「キリがないな!」

 

一海「あぁ!これじゃ何も出来ねぇ!」

 

ペンドラゴン!ドラゴニック!ドラグレーション!Are You Ready?

 

煉「ディザスターアップ!」

 

キング!ドラゴン!エグザ・オブ・オーヴァーロード!

 

ギャオォォォン!(龍の鳴き声)

 

翔夜「お前どんだけフォームあるの…」

 

煉「無限。」

 

翔夜&刃「オール遺影!?」

 

一海「あ ほ く さ」

 

ノーマルサイド!ディアボロスサイド!Ready GO!ドラグテックブレイク!アデュー!

 

煉さんは戦斧「ロンゴミニアド」を巨大な大砲へ変形し右腕に装着し極大の熱線をアバドントルーパー達に放った。さらには……

 

ノーマルサイド!ディアボロスサイド!クロスサイド!Ready GO!ドラグテックフィニッシュ!アデュー!

 

煉さんは鞘に納めた長剣アンブロジウスを投げた。そこに翔夜さんの新ISイリュージョン・グリフォンでその剣の数を増やし、そのまま目の前にいるアバドントルーパー全員に突き刺し、すべての特殊弾を炸裂させ内部から彼らを破壊・消滅させた。

 

一海「俺達も負けてられねぇ!」

 

ウェルカム!一致団結!グリスパーフェクト!Are you Ready?

 

一海「できてるよォ!」

 

ファーマーズフェスティバル!グリスパーフェクト!ガキン!ゴキン!ガコン!ドッキングー!

 

一海「俺の前に……ひれ伏せェェェェェ――――ッ!!」

 

麟「いくわよ!」

 

一海「あぁ!」

 

麟の手から放たれるジラ特有の熱線でアバドントルーパーを焼き付くし、その後に後ろにいるアバドンは…

 

ブルー!イエロー!レッド!ゴールド!パーフェクトキングダムフィニッシュ!

 

一海「おりゃーーー!!!」

 

一海さんがライダーキックで決めていった。そしてさとりは刃さんを援護してブルトンの能力でアバドントルーパーを次元の彼方へ飛ばしていく。そして刃さんはテイルブレードで周りにいるアバドントルーパーを突き刺して焼き鳥にしていった。すると……

 

さとり「刃!」

 

刃「任せろ!」

 

さとりが召喚した異次元空間に刃さんがバルバトスルプスレクスのテイルブレードを入れる。すると別の空間から大きくなったテイルブレードが現れ、アバドントルーパー達を外へ薙ぎ払っていった。

 

刃「案外やるじゃんお前。」

 

さとり「アナタもね?」

 

一方の私は気絶しているのにも関わらず冷雨におんぶされて目が覚めると……

 

一葉「うぅうぇ……」

 

冷雨「貴方ね……言わんこっちゃないのにマッドブレイク使うのどうかしてるわよ?」

 

一葉「だってアイツ偽物のスカーレット・エメラルディアを持ってたのに…」

 

冷雨「はいはい戯言はまた後で聞きますから。」

 

すると歩いた先に真理さんが現れた。どうやら私の様子を見て目をハイライトにしていた。

 

真理「あらあら♪どうしたのかしら?」

 

一葉「あ、いや……これはその……すいません!マッドブレイクをまた!」

 

真理「あ、いや……その存在を知ってたけど私見たことないから……」

 

一葉「え?ドクターマンとの戦いの時に見てなかったんですか?」

 

真理「ごめん……スフィア天界にいた…」

 

一葉「あはは……うぇ……ゲッフォ……」

 

キリト「うわ汚ぇ!?」

 

小刀祢「臭い…」

 

真理「後で応急処置しないと……」

 

月夜「確かにそうだが今はメインブリッジに行かないと!アイツ黒幕にスカーレット・エメラルディアを渡した!それを使ってこれを暴走させる気なんです!」

 

真理「え!?」

 

そして私達は真理さんも連れて第二のメインブリッジに現れた。しかしそこにいたのは…

 

小刀祢「ん?だれ?」

 

キリト「誰かいるぞ?」

 

光刃「なんか……執事っぽいけど?」

 

真理「なになに?」

 

私と冷雨以外、その異様差は感じられなかった。なぜならその人物は自分から現れた出したのだから…

 

福澤「お久しぶりですね。一葉お嬢様。冷雨お嬢様。」

 

一葉「福澤!」

 

冷雨「そんな!アナタはルトピウカと一緒に死んだはず!」

 

それはルトピウカ号で消息不明であった私達姉妹の執事、福澤だった。あの時よりも姿が変わっており、左目には黒い眼帯、髪も黒だったのが白に変わり、駅員の姿をしていたのだった。

 

月夜「知り合いか?」

 

冷雨「えぇ……小さい頃の私達と、朱兎真を育てた執事よ。」

 

一葉「まさか……黒幕はアナタなのかしら?」

 

福澤「そうとも言いきれません……なぜなら……スカーレット・エメラルディアで始動されてしまう暴走はここで止めるようになっています。」

 

一葉「はっ!まさか!……しまったわ。アイツらあっちのメインブリッジで暴走させる気だったのね…」

 

キリト「クソッ!まんまと罠にハマったのか!」

 

福澤「……一葉様、1つ宜しいでしょうか?」

 

一葉「何かしら?」

 

福澤「このレヴィシクル・エキスプレス、実はルトピウカと同じく、悲しい運命になっているんです。」

 

一葉「え?」

 

福澤がその話を持ちかけようとした時、ある人物が現れた。

 

???「その話をする前に……私達を呼んだ理由も教えて欲しいですね。福澤さん。」

 

福澤「来ましたか……」

 

そして現れたのは……

 

「「!?」」

 

一葉「アナタ方は…」

 

月夜「嘘だろ……」

 

福澤「ご紹介しましょう。彼らは私の命の恩人。杉下右京さんと冠城亘くんです。」

 

右京「初めまして。君達の事は彼から聞いてますよ。では私から少し話をさせてください……始まりは…ルトピウカ号が造られた後のお話です。」

 

 




今回は煉パーティ&まさかの相棒登場でした。

次回

・ルトピウカ号とレヴィシクル・エキスプレスの真実


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・ルトピウカ号とレヴィシクル・エキスプレスの真実

ではどうぞ。


福澤「クローン連合軍ができる前までの話です。貴女方が産まれる前のスフィア天界では平和な日々が続きました。当時のスフィア天界の長であった初代ロイヤルは天界にいる皆を癒せる物を作りたいと考えた。そして誕生したのがこのレヴィシクル・エキスプレスです。多くの客がそのレヴィシクル・エキスプレスに乗り、自然豊かな惑星ホルフに向かうはずでした……」

 

亘「ですけど……その列車での平和な旅は長くは続かなかった。」

 

福澤「えぇ……犯罪テロ集団であった『グゥーム』が列車内をハッキングし、惑星ホルフに向かってこの列車を暴走させました。当時のスカーレット・エメラルディアを使ってね……」

 

一葉「福澤、スカーレット・エメラルディアはただの宝石じゃない。鉱石だったのね?」

 

福澤「えぇ……月夜様、アナタなら今まで私が話した言葉でエンパイアオーダーでウィルティという人物達が使ったライトセーバーが何で出来たか……分かりますね?」

 

月夜「はっ……まさか……スカーレット・エメラルディア…」

 

福澤「えぇ……あのライトセーバーはその鉱石で作られました。カリバークリスタルと同じような光を放つ赤い鉱石は彼女達のシスの欲求を刺激しました…」

 

右京「最初に私達にその話をしたのは私がアナタを川で漂流したのを見つけて助け、そして病院に運ばれて1時間経った後でしたね……私も異世界の技術については色々と知らされています……話を戻すとして……なぜスカーレット・エメラルディアは危険な鉱石なのか……それは……使い方を間違えれば物や機械が暴走する……それを恐れたアナタはレヴィシクル・エキスプレスのチケットをある人物に彼女達経由で渡した……」

 

一葉「もしかして……」

 

亘「えぇ……君達のお父さんはその真実を知らされないままチケットを渡した。君達2人と、そこの2人にも。」

 

キリト「俺達にもか?」

 

小刀祢「私にも?」

 

福澤「あのヒロミという女と大樹という男にもです。ブリュッヒャーという方は渡してませんが……自分で来た時にはビックリしました…」

 

右京「理由としては……レヴィシクルで起きたグゥームの惨劇が……また起きようとしているから……ですね?」

 

福澤「えぇ……その通りです。信仰結社グレフトクはどんな手段を選んでも構わない……ある人物にカードとマグナムを渡した代わりにその人物はレヴィシクル・エキスプレスのチケットを渡したそうです……」

 

一葉「その人物は?」

 

福澤「コードネームでエクスルナルと……」

 

冷雨「聞いたことないわ。」

 

福澤「でしょうね。私も詳しくは…」

 

冷雨が打った酔い止めでやっと元の状態に戻れた私……すると福澤は…

 

福澤「一葉様……全ての事は話しました。最後に……お願いしても宜しいでしょうか?」

 

一葉「何かしら?」

 

するとメインブリッジはまるでフェンシングの戦闘会場へと姿を変えた。そして福澤は腰にしまっていた物を取り出した。それは…

 

月夜「まさか……」

 

福澤「最後の決闘です……私とライトセーバーで決着を着けさせてください。」

 

カーブヒルトライトセーバーを取り出し、赤い剣で作られた光剣を召喚した福澤……それに対し私もステージに立って……

 

一葉「ごめんなさい……私ライトセーバーは…」

 

月夜「そう言うと思って……持ってきたんだよ。」

 

月夜がアタッシュケースを取り出し、扉を開いた。現れたのは以下にも私用に造られたライトセーバーだった。

 

一葉「ふぅ……!」

 

ライトセーバーを起動して福澤の前に立った。

 

一葉「覚悟はできてるわね?」

 

福澤「もちろんです。」

 

一方……

 

ミカ「そろそろ動き時ね……」

 

アキ「タイヤに改良された分、頑張りますよ!」

 

ミッコ「さぁ!大暴れしますよ!」

 

ヨウコ「……」

 

ミカ「ふふ……クローン連合軍に、健闘あれ。」

 

どぉーーん!

 

ヒロミ「なに!?」

 

大樹「後ろからだ!」

 

沈黙がしばらく貫く……霧のせいで何も見えなくなってしまう。しかしそこに強化タイヤで改造されたBTー42が走ってきた。

 

大樹「うわぁぁ!?」

 

焦った2人はその場から避けた。そこにブリュッヒャーとフィリア、アリス、クレアが駆けつける。

 

ブリュッヒャー「大丈夫か?」

 

ヒロミ「ね、ねぇ……あれって…」

 

大樹「あ、あぁ……戦車だな……」

 

ヒロミ「どこ行くんだろう……」

 

大樹「さぁ……」

 

一方のエクシアとクラッシャーはアバドントルーパーに大苦戦。しかし…

 

ライジング!インパクト!

 

コブラ!スタンピングスマッシュ!

 

必殺読破!ケルベロス!ヘッジホッグ!アランジーナ!三冊撃!サ・サ・サ・サンダー!

 

飛鳥、姫芽、ノエルの3人が助けに来た。

 

クラッシャー「おう!助かったぜ!」

 

姫芽「援軍は間に合ったみたいですね!」

 

飛鳥「あぁ、怪我はないかお前さん達。」

 

エクシア「あぁ……」

 

ノエル「飛鳥様……どうやら敵はお怒りのようですよ…」

 

飛鳥「だな……一つ暴れるかっ!」

 

 

 




次回

・飛鳥達の前に現れたのは…


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・飛鳥達の前に現れたのは…

ではどうぞ。


一葉達が別の場所に向かっている間、私達は突如助けに来た十六夜煉の弟子とそのメイドと執事に助けられた。すると私達の目の前には仮面ライダー歌舞鬼が現れる。歌舞鬼は私達にいきなり攻撃をしてきたが…

 

ビューティービースト、タイガー!

 

ヒロミ「変身!」

 

ビューティービーストチェンジ!仮面ライダーキャット、レディ!タイガー!

 

タイガーフォームに変身して歌舞鬼のパワーに対抗していく。すると歌舞鬼は今度は仮面ライダーザビーとなって私をクロックアップで攻めていく。

 

ヒロミ「なんて奴なの!」

 

ビューティービーストチェンジ!仮面ライダーキャット、レディ!チーター!

 

私はスピード重視のチーターフォームに変形する……が、ザビーは歌舞鬼、G4、グレイブ、アーク力を組み合わせた複数の姿をしたライダーへと変貌した。

 

大樹「あ、嘘だろ……」

 

ノエル「そんな…」

 

姫芽「あんなのないですよっ!」

 

飛鳥「くっ……バイス!熱いのいくぞっ!」

 

バイス『あいよっ!』

 

ボルケーノ!コンバイン!Burning fire!Come on!ボルケーノ!

 

飛鳥「変身!」

 

バーストアップ! オニアツーイ!バリヤバーイ!ゴンスゴーイ!パネェツヨイ!リバイス!We are!リバイス!

 

バイス「一気に行くぜ!」

 

飛鳥「いや、一緒に行くぜ!」

 

飛鳥とバイスが目の前にいるキマイラ歌舞鬼と戦う。しかし2人でも苦戦していたので私もレオパルドに戻って一緒に戦っていく。

 

キマイラ歌舞鬼『!?』

 

ヒロミ「終わらせるよ!」

 

飛鳥「あぁ!」

 

バイス「あいよっ!」

 

ビューティービーストアーツ!レオパルド!ストライク!

 

ボ・ボ・ボル!ボ・ボル!ボ・ボルケーノ!ボルケーノフェスティバル!

 

飛鳥とバイスは空中を飛び回りながら、炎と氷のダブルライダーキックをヒロミのライダーキックと合わせた。

 

バイス「それでは皆さん参りましょう!3!」

 

(姫芽とノエルの方へ行く)

 

バイス「2!」

 

(ヒロミの方へ行く)

 

バイス「1!」

 

(飛鳥の方へ向かう)

 

バイス「はぁい!いぃよぉーー!」

 

ドカァーーーン!

 

3人のライダーキックを受けたキマイラ歌舞鬼はそのまま爆発四散していった。

 

ヒロミ「これで終わり?」

 

飛鳥「だといいけどな。」

 

ヒロミ「待って……」

 

私が何かを感じて目の前に何か来るのを察知していた。そして現れたのは…

 

エキドナ「ヒロミ…」

 

ヒロミ「エキドナ……いるとは思ってなかった…」

 

エキドナ「ふ……これは貰っていくわね?」

 

エキドナはキマイラ歌舞鬼のプラグを取ってその場から去っていった…

 

飛鳥「アイツは?」

 

ヒロミ「私の敵よ……今のところはね……」

 

一方のエクシア達は別の場所でアバドンに苦戦していた。

 

フィリア「もう!まるで蝗害バッタみたいにウジャウジャいるわね!」

 

アリス「それ、フィリ姉が言える立場じゃないとおもうけど!」

 

クラッシャー「だな。」

 

クレア「うわああああ!助けてぇーーー!」

 

エクシア「クレア!」

 

クレアがどんどん現れるアバドンに追いかけられていく。そこをエクシアとクラッシャーが倒していく。

 

クレア「もう無理!おうち帰りたぁーーい!」

 

エクシア「くっ……限界か?」

 

しかしそんなエクシア達が苦戦していた時だった。彼の身体から沢山のフォトン粒子が流れ出し、彼は異型な形へと変化していく…

 

エクシア「こ……これは……」

 

その姿はまるで仮面ライダーのような姿だったのだ。いつもより力の具合がいいエクシアはそのまま目の前にいるアバドン達に次々と倒していったのだった。

 

エクシア「キャストにベルト……後で一葉に見て貰うか…」

 

仮面ライダーエクシア……とでも言おうか…その姿はそのものだった。

 

クレア「と、とにかく……ここは解決かな?」

 

エクシア「あぁ、別の場所で応援を待ってる奴がいる。行こう。」

 

一方…

 

アナキン「マスター……お友達の気配が全然ありません。」

 

オビワン「罠にかかってるのかもな…それとも…」

 

クレル「さぁ、それはどうだろうか?」

 

2人の前に現れたのはポング・クレルだった。しかしいつもと雰囲気が違う。

 

アナキン「クレル……お前だったか。」

 

クレル「あぁ……だが今回は私だけではない…」

 

すると後ろから黒い衣装を身に纏った1人の男性が現れた。それは…

 

アナキン「お前は…」

 

???「お久しぶりです……マスター。」

 

オビワン「知り合いか?」

 

アナキン「スターキラー……僕が暗黒面の時に秘密裏に鍛えていた弟子で死んだギャレン・マレックのクローンのうち、被験者1138…という識別番号で知られていた1体に与えられたコードネーム……まさか君が帝国にいるとはね。」

 

元暗黒面の戦士とその弟子が今また、渡り会おうとしていた。

 

 

 

 




ギャレン・マレックはスターウォーズの中ではマイナーなキャラクターでスター・ウォーズ フォース・アンリーシュドというゲームの主人公でした。

次回

・ポング・クレルの弟子


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・ポング・クレルの弟子

ではどうぞ。


スターキラー「私を殺して……何年経ちましたか?マスター。」

 

アナキン「君は僕を犠牲にして死んだはず…君はどちらかというとこちら側だろう?」

 

スターキラー「ええ……ですが、アナタよりも凄いマスターと出会ったので…」

 

オビワン「アナキン。クレルは任せろ。」

 

アナキン「はいマスター。コイツは僕が…」

 

アナキンVSスターキラーの戦いが始まった。二刀流のジャーカイを駆使してアナキンを苦戦させていく。いつもよりもライトセーバーの腕前が上がったことによりアナキンは苦戦を強いられてしまう。

 

スターキラー「腕が落ちましたね?」

 

アナキン「そういう君はどうなんだい!」

 

アナキンが彼に青いライトセーバーで斬りかかり追い詰めたが、 スターキラーの強さは以前よりも増したのだった。一方のケノービさんもクレルのライトセーバー捌きに大苦戦していた。

 

オビワン「形勢不利か?」

 

アナキン「アナタがそれを言うのは珍しいですねっ!」

 

そしてクレルは…

 

クレル「終わりだなジェダイ。」

 

オビワン「さて……それはどうかな?」

 

すると向こうから波動弾のようなものが飛んできて、スターキラーを吹き飛ばす。そこにいたのは…

 

アナキン「一兎!それに君は…」

 

戦兎「おっと……ジェダイの方々には俺の有名度は行き渡ってないようだな?」

 

一兎「コイツは如月戦兎……俺の長年の友人だ。」

 

オビワン「親友にしてはラフな格好過ぎないか?」

 

クレル「ふん!止められんよ!このマレヴォランスはこのままホルフへ突撃する!」

 

「「!?」」

 

戦兎「マズイな……」

 

クレル「ごきげんよう!ジェダイとスフィア天界の神共!」

 

しかしその隙にスターキラーとクレルは逃げてしまった。俺と戦兎はアナキンとケノービさんを連れてシャトルに乗った。

 

戦兎「んで?あの鉄くずの戦艦はどうするんだ?」

 

一兎「悪い……どうしたらいいか分からない!」

 

戦兎「使えねぇな!仕方ない!」

 

そう言って戦兎はG9リガー級軽貨物船の貨物ハッチに向かって左手に装着されてる万能デバイス『グレーズ』からドライバーを取り出した。それはインフィニティードライバーだ。それを腰に装着した戦兎はエボルトリガーを取り出しセットをする。

 

オーバー・ザ・エボリューション!

 

戦兎「これを使うのも久しぶりだな。」

 

コブラ!ライダーシステム!レボリューション!Are you ready?

 

戦兎「変身!」

 

『ブラックホール!ブラックホール!ブラックホール!レボリューション!』

 

『フハハハハハハハハ……!』

 

一兎「あぁ……ファイナル・ジ・ハートの逆のパターンか。」

 

戦兎「悪くないだろ!」

 

『LADY!GO!ブラックホールフィニッシュ!』

 

戦兎はマレヴォランスの前に巨大なブラックホールを作り出し、それにこの戦艦を飲み込ませようと考えたのだ。

 

戦兎「さぁ飲み込め!……あっ…」

 

一兎「どうした?」

 

戦兎「大きくて無理だ…(本当はできるけど、やり過ぎてこっちまで巻き込んでしまう。)」

 

オビワン「はぁ……高さ制限があるな。」

 

アナキン「みたいですね?」

 

一兎「なんなら広げればいい!」

 

俺も急いで貨物ハッチに向かってオーマブレイズドライバーを腰に装着した。

 

フォーゼ!

 

一兎「変身!」

 

空想の刻!〜♪ オーマコズミック!

 

バリズンソードを取り出した俺はマレヴォランスの後ろに付いてそのままソードで押し出す。

 

戦兎「お前正気か!?」

 

一兎「みんなの絆で宇宙を掴む!」

 

戦兎「話を聞けぇーーーーーー!?」

 

ワープドライブの力でブラックホールをねじ広げ、そのままマレヴォランスを呑み込ませた。その大技に2人の最強のジェダイは…

 

アナキン&オビワン「( ・Д・)...」

 

戦兎「……今度は事前に言ってくれ……ぶっつけ本番で疲れたわ。」

 

一兎「あぁ……でももうひと仕事だ。一葉達を助けに行こう。」

 

戦兎「よくその口で言えるな!おい!」

 

一方の私は福澤とライトセーバーの対決をしていた。この慣れない武器に私は大苦戦していた。そして私は足を踏み外して福澤に隙を与えてしまう。

 

月夜「一葉!」

 

小刀祢「まずいわ!このままだと一葉が!」

 

冷雨「それはどうかしら?」

 

「「え?」」

 

私は福澤の構えを避け、そのまま彼にライトセーバーを仕向けていく。そして…

 

一葉「私の勝ちね……福澤。」

 

福澤「はぁ……負けました。一葉様。」

 

キリト「よっしゃ!」

 

光刃「はぁ……終わった。」

 

エーニャ「いいえまだよ。スカーレット・エメラルディアを取り返さないと!」

 

小刀祢「でもどうやって?」

 

冷雨「それなら福澤が知ってるんじゃない?」

 

福澤「はい……一条三位を探してください!」

 

一葉「それって……水戸黄門の悪役キャラ?」

 

光刃「それ以上言うな!?」

 

福澤「早く止めなければこのレヴィシクルは!」

 

しかし福澤がその言葉を発した時にはもう遅かった。

 

ドォン!

 

月夜「あ!この音!」

 

福澤「マズイです!スピードが上がる合図です!今は2段階目……次の3段階……4段階……5段階になれば……惑星ホルフは大変なことになります!」

 

冷雨「まさか…」

 

福澤「終着駅のコルトネス・ステーション……大都市コーネスが壊滅的な被害になります!急いでください!」

 

一兎「小刀祢、キリト、光刃!福澤をお願い!」

 

光刃「お前らはどうするんだ!」

 

冷雨「一条三位を止めに行くのよ!」

 

そして…

 

三位「おっほほほほ!これでスフィア・リムは麻呂のものじゃ!もう誰にも止められん!」

 

???「さて、それはどうでしょうね?」

 

三位「!?」

 

???「アナタの悪行……見させて頂きましたよ?一条三位。」

 

三位「お主……何者じゃ!」

 

???「ただの黄昏の人魚姫です。」

 

三位「ふん。人魚が1人迷子になったか……やれぇ!」

 

辺りに複数のアバドントルーパーが現れた。そして…

 

???「仕方ありませんね……宵宮さん!綾華さん!」

 

宵宮「はいなっ!」

 

綾華「任せてください!」

 

今常磐姉妹、クローン連合軍最高指導者、そして神ジオウ、神エボルト……レヴィシクルを巡る事件が終わろうとしていた……

 

 




次回

・暴走するレヴィシクルを止めろ!


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・暴走するレヴィシクルを止めろ!

ではどうぞ。


私達は一条三位がやろうとしているレヴィシクルの暴走を止めるためにお父さんと戦兎さんに繋いだ。

 

一葉「お父さん!戦兎さん!レヴィシクルを襲うグレフトクを仕えた犯人が分かった!一条三位ってやつ!」

 

一兎「あ!?あの水戸黄門の!?」

 

戦兎「だまらっしゃい!!」

 

一葉「いいから話を聞いて!」

 

一兎&戦兎「あ、はい。」

 

一葉「三位はこのままレヴィシクルを暴走させて惑星ホルフの大都市に突っ込ませようとしてるの!父さん達の力でレヴィシクルを止められる?」

 

一兎「何とかしてみるが出来るか分からないぞ?」

 

一葉「いいわ!誰か助っ人を送る?」

 

すると父さんと戦兎さんの前に煉さん一海さん。そして煉さんのお弟子、飛鳥が現れた。

 

飛鳥「バイス!チェンジだ!」

 

バイス「OK!任せろぉ!」

 

飛鳥は黒いナックルを取り出してリバイスドライバーに押印して填めて変身する。

 

Come on!バ・バ・バ・バイス!Rollng!バイ・バイ・バイ・バイス!

 

バイスアップ!

 

飛鳥「変身!」

 

ガッツリ!ノットリ!クロヌリ!仮面ライダーリバイス!バイス!バイス!バイス!

 

そして煉さんは…

 

セフィロト!ライダータイム!

 

煉「変身!」

 

仮面ライダーセフィロト!

 

仮面ライダーセフィロトという別のライダーに変身した。一海さんはというと…

 

ボトルキーン!グリスブリザード!Are you ready? 

 

一海「変身…!」

 

激凍心火!グリスブリザード!ガキガキガキガキガッキーン!

 

一海「心火を燃やして…ブッ潰す……!!」

 

戦兎「いやぶっ潰したらみんな死んじゃうから!?」

 

ゴッド・オン!マーベラス!ワンダフル!イエイ!インフィニティフューチャーグランド!!Are you ready?

 

オーバーロード!

 

神の力をその身に宿せ!インフィニティフューチャーグランド!オーバーロード!

 

イェーイ!ブゥルルルアァ!フッハッハッハッハ!

 

戦兎「さて、決めようぜ?」

 

一兎「やるぞ!」

 

父さんを含めた5人がレヴィシクルの先頭にライダーキックをして止めようとした。

 

フォーゼの刻!フォーゼ必殺撃!

 

インフィニティフューチャーグランドフィニッシュ!

 

フィニッシュタイム!タイムフィナーレ!

 

シングルアイス!グレイシャルアタック!バリーン!

 

ローリングスタンピングフィニッシュ!

 

飛鳥「うわ硬い!?」

 

一兎「ライダーキックに耐えられる素材を使ってるんだろう!このまま押し込むぞ!」

 

しかしレヴィシクルの暴走は止まらなくなり、遂に重力がおかしくなる。

 

エーニャ「うわわわわ!?浮いちゃったよ!?」

 

一葉「きっと暴走の影響で重力システムがダウンしてるんだわ!」

 

しかし私達か浮遊状態で大ピンチな時だった。

 

ブリュッヒャー「よいしょ!」

 

ヒロミ「ふぅ……全く…宇宙旅行は最後にしたいわ。」

 

レックス「怪我してないか?」

 

フォード「みんな無事みたいだな?」

 

月夜「ブリュッヒャー!」

 

一葉「ヒロミ!」

 

冷雨「レックスとフォードまで!」

 

ブリュッヒャー「怪我はしてないか?」

 

ブリュッヒャーが重力装置を元に戻すと、私達は浮遊状態から解放された。

 

月夜「ブリュッヒャー、ヒロミ……はぁはぁ……今回の犯人は一条三位だ。アイツは2つ目のメインブリッジを使ってこの列車を暴走させて惑星ホルフの大都市にぶつける気だ!」

 

ヒロミ「それ本気?」

 

月夜「あのバカ白塗りは本気だ。急いで向かわないと大変な事になる。」

 

ブリュッヒャー「わかった!急ごう!」

 

一方の場所では三位が繰り出したアバドントルーパー相手に3人の女性が戦っていた。

 

三位「ほれ!早くやれぇい!切れェい!」

 

三位が指示を出すも、神里綾華、宵宮の2人は次々と彼等を蹴散らしていく。すると心海が…

 

心海「宵宮さん。綾華さん。もうよいでしょう。」

 

綾華「はい!…静まれぇーい!」

 

宵宮「静まれぇーい!」

 

3人がアバドントルーパーを静かにさせる。そして…

 

宵宮「この紋章が目に入らぬかぁ!」

 

綾華「こちらにおわす御方をどなたと心得る!畏れ多くも先の現人神の巫女!珊瑚宮心海にあらせられるぞ!」

 

宵宮「一同、姫様の御前である…頭が高いっ!控えおろう!!」

 

「「はは〜……!」」

 

月夜&エーニャ「はは〜……!」

 

そこにたまたま到着した私達。月夜とエーニャは気まづい状況だったのか、その場で土下座。アバドントルーパー達も変身を解除して土下座していった。

 

冷雨「ちょっ!なに土下座してるのよアナタ達!」

 

しかし三位だけは何故かひれ伏すことはなかった。

 

三位「だまりゃ!麿は恐れ多くも帝より三位の位を賜わり中納言を務めた身じゃ!すなわち帝の臣であって珊瑚宮の家来ではおじゃらん!ソナタらは遅かった!麻呂の計画も完璧になるであろう!」

 

一葉「それはどうかしら?」

 

しかし私は既にこっそりとスカーレット・エメラルディアを取り返していた。

 

三位「そんな!では装着されているあれは一体!」

 

一葉「あれは元々ファントムパーティの対策の為に作った偽物よ。まさかこんな事で役に立つなんて……呆れるわね?」

 

三位「くくくく!ちくしょーーーーーーー!」

 

心海「関心している場合ではありません。まだ列車の暴走は終わってませんので!」

 

すると通信から…

 

一兎「一葉!なんかスピードが段々速くなって来てるけどなんでだ!?」

 

一葉「え?速くなってるの?」

 

福澤『……まさか!レヴィシクル・エキスプレスのエンジンが!』

 

ドォーン!

 

すると物凄く大きい爆発音が聞こえた。私達はその音で困惑してしまう。

 

三位「おっーほほほ!お前達を罠に填めてよかったでおじゃるな!元々エンジンを爆発させる予定だったのじゃ!誤算だったのう!」

 

エーニャ「貴方ァ!」

 

月夜「ちっ……レックス!」

 

レックス「ソイツを連れて行け!」

 

「「イェッサー!」」

 

福澤『一葉お嬢様、先頭車両にこの列車の全システムを制御できる手動のコックピットがあります!一か八かですがそれを使えば恐らく止められるはずです!』

 

一葉「わかった……私が行ってくる。」

 

「「!?」」

 

冷雨「一葉ダメよ!アナタ月夜のファイターもまともに動かせないじゃない!」

 

エーニャ「そうだよ!ライドウォッチを作れるとしてもパイロットとしての腕は!」

 

一葉「分かってるわよ!」

 

冷雨&エーニャ「!?」

 

一葉「だからこそ私が行くの……そもそもレヴィシクルに月夜や光刃を呼んだのは私の責任……だから最後まで……私が責任を背負うよ…」

 

冷雨「一葉……」

 

エーニャ「うぅ……お姉ちゃん……」

 

冷雨とエーニャは私に近づきハグをした。そして……

 

冷雨「必ず戻って来なさいよバカ姉。」

 

エーニャ「死なないでね?」

 

一葉「分かってる。」

 

そして今度は月夜が近づき…

 

月夜「一葉……」

 

一葉「月夜……」

 

最後かもしれないキスをした。そして終わった私はスフィアゲートでその場所へ向かったのであった…

 

 




次回

・一葉の責任


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・一葉の責任

ではどうぞ。


常磐一葉がレヴィシクル・エキスプレスの暴走を止める一方。俺はグリモナが率いていたアバドントルーパーを相手にしていた。

 

グリモナ「大勢いて勝てるわけないでしょう!」

 

ヒロミ「それはどうかな?そうとも限らないぜ!」

 

俺は空間スパイダーブレードを取り出し、それを使って周囲にいるアバドン・トルーパー達を次々と切り裂いていく。

 

ヒロミ「あとはお前だけだ。」

 

俺は懐からスコーピオンバイスタンプを取り出して起動したあとにデモンズノックを押してオーインジェクターに押印。

 

『Add···!』 「スコーピオン!」

 

『Dominate up!』

 

さらにはバッタバイスタンプを取り出してさらに重ねがけする。

 

『Add···!』 「バッタ!」

 

『Dominate up!』

 

ヒロミ「もっとだ!」

 

『Add···!』

 

ヒロミ「さらに重ねる!」

 

「アノマロカリス!」

 

『Dominate up!』

 

コイツだ!

 

『バッタ!スコーピオン!アノマロカリス!ゲノミクス···!』

 

グリモナ「な!?これは!?」

 

ヒロミ「終わらせてやる。」

 

『charge…』

 

デモンズノックを押した後にスパイダーバイスタンプを押印した後に俺は必殺技を発動。

 

『スパイダー!バッタ!スコーピオン!アノマロカリス!デモンズレクイエム!』

 

バッタの跳躍を利用した攻撃でグリモナに苦戦させ、スコーピオンの尻尾で突き飛ばしたあとにアノマロカリスの腕で殴り潰したあとに背中から赤い蜘蛛の足を生やし、それで放つライダーキックを彼女に放った。

 

グリモナはその攻撃を受け、壁に突撃して倒れてしまった。しかしすぐに体勢を立直したあとに…

 

グリモナ「くっ……潮時ですか……仮面ライダーデモンズ。その名前…覚えておきましょう!では、ごきげんよう!」

 

そう言ってその場から去っていった…

 

ヒロミ「さてと……お仕事おしまい。」

 

アレクシア「片付いた公人?」

 

ヒロミ「あぁ、後片付けは彼女達に任せるとしよう。」

 

そして私は福澤が言っていた先頭車両のコックピットルームに到着していた。そこに座り、シートベルトを着けた私は福澤と通信を開始する。

 

福澤「お嬢様、一か八かの勝負です。これがレヴィシクル・エキスプレス最後の運行になるかもしれません。」

 

一葉「だからこそ。私が止めるでしょ?」

 

フォード「一葉、客は事前にキャビンに乗らせた。」

 

一葉「ありがとうフォード。さぁ……止めるわよ!」

 

そう言って私は緊急ブレーキを思いっきり引っ張りあげた。レヴィシクル・エキスプレスはキィーーン!という音を響かせながら段々と減速していく。

 

バイス「おっ!下がってきたかな?」

 

煉「気を緩めるな!スピードが下がったからと言って終わったわけじゃない!」

 

一方惑星ホルフにはアークエンジェル級スターデストロイヤーが救急隊を配備して待機していた。

 

リン「あ!来ましたよ!」

 

有紗「やっとか……一葉、大丈夫だろうな?」

 

そして私はブレーキをしっかり握って踏ん張っていた。

 

一葉「うおおおおぉぉぉおおおおぉぉおおおおぉぉおおおお!!!!!!」

 

しかしそのブレーキも壊れる寸前だった。しかし、私はもう1つのブレーキに手をおき、それも使って全力で列車を止めようとする。

 

一葉「止まぁれええええええええ!」

 

レヴィシクル・エキスプレスはスフィア粒子を纏い、スピードを落とそうとしていた。

 

一兎「このスフィア粒子……まさか!一葉から!」

 

戦兎「え!?」

 

一海「どういうことだよ?」

 

一兎「一葉は知らないままでこの力を……止めるぞ!」

 

「「あぁ!」」

 

そしてレヴィシクル・エキスプレスは終着駅のコルトネス・ステーションに向かって減速していく。その光景を見た有紗とリンは緊張していた!

 

リン「ウソ!?」

 

有紗「マズイ!あのままだと!」

 

しかし私は諦めなかった…

 

一葉「止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ!」

 

怒涛の止まれラッシュでありったけのパワーをブレーキに注ぎ、レヴィシクル・エキスプレスはコルトネス・ステーションに突っ込んで止まったのだった。

 

飛鳥「はぁはぁ……あぁ……やべ……」

 

煉「あぁ……ギリギリやってよかった。」

 

バイス「煉っち……セーフティをやる時、今度はもうちょっと軽くやって…」

 

煉「あぁ……そうするよ…」

 

一海「終わったのか?」

 

戦兎「みたいだな?」

 

一兎「はぁ……一葉!」

 

そして…

 

福澤「止まりましたね…」

 

小刀祢「冷や汗かいたわ…」

 

キリト「あぁ…」

 

そして緊急用キャビンにいたヒロミとブリュッヒャー達は…

 

ブリュッヒャー「止まった……のか?」

 

ヒロミ「み、みたいね…」

 

麟「あぁ……死ぬとこだった。」

 

さとり「本当だね。」

 

しかし…

 

三位「チックショーーーーーーーーー!!」

 

クラッシャー「うわっ!?うるせぇ!?」

 

クレア「なんか凄い根に持ってるみたい。」

 

エクシア「だな……それにフィリアとアリスは寝ちまったし……これじゃどうしようもないな。」

 

そしてコックピットルームに駆けつけた冷雨とエーニャ。私の疲れた姿を見て唖然する。

 

冷雨「そんな……一葉!」

 

エーニャ「お姉ちゃん!大丈夫!?」

 

2人は私の近くに来て寄り添った。疲れて何も出来ない私は2人に声をかける。

 

一葉「冷雨……エーニャ……止まった……の?」

 

冷雨「うん!止まったわよ。やったのよ?アナタがこの列車を止めたのよ?」

 

一葉「そう……やったのね……」

 

エーニャ「そうだよお姉ちゃん!やったんだよ!」

 

一葉「よかっ……た……」

 

冷雨「一葉?……一葉!返事して!一葉!」

 

エーニャ「お姉ちゃん!お姉ちゃん!」

 

私は視界が真っ暗になり、そのまま寝てしまった。聞こえたのは救急車の音と妹の冷雨とエーニャの声だけだった。

 

 




次回

・目が覚めた一葉と推理する月夜。


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・目が覚めた一葉と推理する月夜。

今回でコラボはおしまい。


私はレヴィシクル・エキスプレスを止めるのに必死だった。一度意識を失ってそれ以降の事は覚えてない。目が覚めたら天井が真っ白の場所に着ていた。よく見ると服装も入院の時の服になっていた。

 

一葉「うっ……ここは?」

 

冷雨「あっ……一葉、目覚めたのね?」

 

一葉「ここは?」

 

エーニャ「惑星ホルフの医療施設よ。姉ちゃんが気絶した後、有紗がここまで運んできてくれたの。」

 

一葉「はぁ……よかったぁ……」

 

冷雨「全く……いつも無茶ばかりするんだから。」

 

一葉「ごめんごめん♪もう大丈夫だから治ったらお姉ちゃんに任せな……あ、痛たた……」

 

エーニャ「ちょっと!まだ安静にしないとダメだよ!」

 

一葉「あちゃ……これは後でお父さんに怒られるわね…あ、そういえば月夜は?」

 

冷雨「今回の事件の後処理をしに行ったわ。グレフトクのみならず、帝国までもが惑星ホルフに侵攻しようとしてきたからね……見過ごせなかったらしいわ。」

 

エーニャ「光刃と大樹、ヒロミが手伝いに向かったわ。」

 

一葉「これから色々大変なことになりそうね…」

 

そんな月夜は惑星ホルフにあるカフェにやってきた。ある目的の為に…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

屋外タイプのカフェでのんびり座っていた1人の女性。その彼女の隣の席に俺は座った。彼女は俺を警戒することはなかった。

 

ミルフェン「あら?取り返しに来たのかしら?スカーレット・エメラルディアを……」

 

月夜「あぁ、後ろにクィーニーとハーミーがいるのは分かってるさ…」

 

ミルフェン「感がいいのね……一葉の彼氏さん?」

 

月夜「ふっ……最初に気になったのは1日目に起きた予告状……あそこで既にお前はあれを取ってたんだよな?」

 

ミルフェン「……」

 

月夜「さらに言えばあそこにいた一部の客はグレフトクの構成員だった。それに勘気づいたお前は2個の偽物のスカーレット・エメラルディアを使ってすり替えて、構成員を困惑させた。」

 

ミルフェン「それで?」

 

月夜「そして一葉が追いかけてた時にアンタが手に持っていたのは2つ目の偽物のそれ……そしてそれを奪ったグリモナはそれを本物だと思い込んだ……グリモナはそれを使ってレヴィシクル・エキスプレスを暴走させようとした……だが彼女は填めた時にそれが偽物だと分かって苛立ち、万が一の時にエンジンに付けていた爆弾を起動するように指示した……そこにミカ達継続学園の戦車が上手くいくようにレヴィシクル・エキスプレスのバランスを保つ翼を破壊……こうして、一葉は上手くあの駅でギリギリ止められた……違うか?」

 

ミルフェン「ふふ……今回は私達の負けだわ…」

 

月夜「( ◜ω◝ )」

 

ミルフェン「確かに今回のレヴィシクル・エキスプレスの運行にグレフトクが来るのは事前に知っていた……でも、帝国が来るのは予想外だったわ。」

 

月夜「ここで捕まってもいいんだぞ?」

 

ミルフェン「遠慮しておくわ。今回は負けよ……」

 

ミルフェンはスカーレット・エメラルディアを置いて店を後にしようとした時だった。

 

ミルフェン「グレフトクには気をつけなさい。彼等は怪人の軍団と分離主義のドロイドを複合した軍団を造ろうとしている。ドロイドはクローン戦争よりも知能が高くなる可能性があるわ。」

 

月夜「では…」

 

ミルフェン「えぇ……これから先……厳しく慎重な戦いが強いられるわ……気をつけてね?」

 

月夜「……なぜ、グレフトクや帝国を知ってる?」

 

ミルフェン「ふふ……風の噂よ?」

 

そう言ってミルフェンは去り、近くにいたクィーニーとハーミーも姿を消した。すると別の席にいたブリュッヒャーが……

 

ブリュッヒャー「もういいのか?」

 

月夜「あぁ、後は一葉達に任せよう。」

 

数日後、ブリュッヒャー以外の異世界の戦士達が去った後スフィア天界ではレヴィシクル・エキスプレスで起きた事件のことをおばあちゃんから迫られていた父さんがいた。

 

ロイヤル「今回の件でスフィア天界は大赤字よ!どうしてくれるの一兎!」

 

一兎「あ、はい…」

 

ロイヤル「全く……レヴィシクル・エキスプレスももう直るまで運行が出来なくなるじゃない…」

 

しかし…

 

ロア「お待ちなさいロイヤル。」

 

ロイヤル「ろ、ロア様!?」

 

ロア「今回は私にも責任はありますので、レヴィシクルの修理代は私が代わりに払いましょう。それにグレフトクがいたのは想定外でしたから…」

 

ロイヤル「休暇をしていたのですか?」

 

ロア「えぇ、カイギスやミナコ達に任せてね?とある方に渡すものがあったので……ま、手伝ってくれた報酬といいましょうか…」

 

一兎「ところで……俺と戦兎がブラックホールに飲み込ませたマレヴォランスはどうなったのでしょうか?」

 

ロア「実は……ブラックホールが消えたあと散り散りになったのか……反応が消えてしまって…」

 

一兎「その調査は月夜に任せるべきですね。」

 

ロア「たぶん動いていると思います…」

 

一兎「健闘を……祈りたいですね。」

 

そしてスフィア天界のポータルでは…

 

ブリュッヒャー「とりあえず…スフィア天界がどういったところで、スフィア・リムがどんな状況かは分かった。すぐにはいけないが、度々会いに行くよ。」

 

月夜「そうして貰えると助かるよ。」

 

一葉「シャルロット、帰ったらどうするの?」

 

ブリュッヒャー「こっちの世界ではクローン戦争がまだ終わってない。オーダー66の件もまだだから慎重にいかないと。」

 

月夜「気をつけてなブリュッヒャー。」

 

ブリュッヒャー「あぁ、君達も身体を大事に。」

 

そう言ってシャルロット・フォン・ブリュッヒャーはジェダイ・スターファイターに乗ってスフィア天界を後にした…

 

 

 




今回でコラボは終幕……皆さん。ありがとうございました。


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・五幕 氷壁を穿つ五つの志
・目覚める厄災



グロセヌス
セントラルコマンドーのリーダー。なぜか一葉達を敵視している。普段は紳士のような接しやすい性格をしているが、頭に血が上りブチギレると、口調が荒くなる。使うクラスはハンター。

ラフティア

常に敬語で話すデューマンの女性。父親が代々武道の家元である。グロセヌスとは違い、イレギュラーは嫌いではあるものの一葉達には好意的。使うクラスは家元が武道なのか、ブレイバーを使用している。

レティ
内気で引っ込み思案がちなニューマンの女性。自分に自信がない少女ではあるが、いざ戦いになると目の色が変わって戦いに積極的になる。使うクラスはバウンサー。(ジェットブーツ)

ノルファヴァ
セントラルコマンドーのお姉さん的存在で、種族、所属していた部隊、本来の使用しているクラスが謎に包まれている女性。謎だけではなく、胸も尻も大きい。(バスト90、ウエスト50、ヒップ85)そのサイズはエーニャも嫉妬してしまう程。現在使用しているクラスは前使っていたクラスを隠すためにフォースを使っている。



 

或兎達の世界でアブソリュート・プレジデントと戦い終わり、父さんがアブソリュート・デビルを倒すために戦兎さんの世界に向かった後の話だった。私達はセントラルシティに用意してあった専用の部屋でゴロゴロしていた。

 

一葉「あぁ……暇すぎ……暇すぎてひつまぶしになりそう…」

 

冷雨「ひつまぶしにはならないでしょう。」

 

エーニャ「私は刺激が欲しい…」

 

冷雨「アナタはいつも異世界でもスフィア・リムでも恐ろしいの作り放題じゃないの。」

 

そんなこんなでゴロゴロしていたら…

 

カスミ「アナタ達大変よ!セントラルの外で……って……」

 

冷雨「あらカスミ、いらっしゃい。」

 

カスミ「なにダラダラしてるのよ……異世界から帰ってきたと聞いてすぐに駆け込んだらこの有様じゃない…」

 

フォード「おいお前ら!急いで……って。」

 

フォードも私達がダラダラしている様子を見て呆れていた。

 

フォード「お前ら……なんでそんなダラっとしてるんだ?」

 

一葉「仕方ないじゃん。暇だし疲れてるし。」

 

冷雨「2人とも戦兎さんの世界で飛ばし過ぎたからね……仕方ないわ。」

 

カスミ「そんなことより!早く外に出てよ!大変な事になってるのよ!」

 

一葉「仕方ないわね…神ジオウの娘が直々に行ってあげるわよ。」

 

カスミの願望をこたえるために外に出ると周りは緊張が走っていた。セントラルタワーも変な形してるし、上空には変な……

 

一葉「って、なにあれ?」

 

カスミ「ダークファルスよ!ダークファルス!惑星ハルファのダークファルスが現れたのよ!」

 

冷雨「あぁ!?あれがダークファルス!?」

 

エーニャ「ええええええええ!?セントラルキャノンもまだ完全に完成してないのにぃ!?」

 

一葉「あの黒い空間はダークファルスが作り出した空間だというの?」

 

にわかにも信じ難い話だが、私達はアブソリュート・プレジデントの戦いの疲れがまだ残っていたのだ。

 

一葉「もぉー!父さんは戦兎さんの世界に行っていないし!私達しか動ける人達がいないじゃない!」

 

するとセントラルタワー本部から連絡が入った。

 

ラン『そうなんです!アルフさんとシェルフェさんが謎の空間に取り込まれて、未だに通信が繋がらないんです!』

 

クロフォード『それにあそこにはセントラルコマンドーの4人もいる。』

 

冷雨「でも行けるのは8人じゃないの?」

 

エーニャ「とにかく!今は私達4人でやるしかないわね!」

 

トリニティロザリティア!

 

冷雨&エーニャ「は?」

 

一葉「変身!」

 

三位一体!一心同体!仮面ライダージオウブレイク!黄昏!ルルヴァ!

 

仮面ライダージオウブレイクトリニティ!ロザリティア!

 

カスミ「おぉ!3人が合体したわね!なら!変身!」

 

デザートアップ!ウィップ!ファング!クロー!ダンシング!

 

仮面ライダーサーペント!

 

フォード「おい?あの結界どうやって抜けるんだよ?」

 

一葉「神の娘に不可能はない!」

 

カスミ「え?あ?ちょっと!私を掴まないで……って飛ぶなっーーー!」

 

私達はカスミを掴んでダークファルスがいる場所へと急行した。するとそこには、今までとは予想がつかない姿に変貌してアルフとシェルフェ、そしてセントラルコマンドーの4人を苦戦に追い込んでいた。

 

アルフ「おい!遅いぞ!何してたんだ!」

 

シェルフェ「それにその姿……また変なところで修行してたの?」

 

一葉「えぇと……これはかくかくしかじかで……って!何よあのゴキブリみたいなドールズは!」

 

エーニャ『伏字が付いてないわよ伏字が!』

 

冷雨『メタイ…』

 

グロセヌス「ちぃ……またイレギュラーのお前たちかぁ!お前達のせいでドールズは変な奴らに謎の力を加えられて、そのせいでアークスが衰退していくんだぞ!どう責任をとるんだ!貴様ら!」

 

一葉「……」

 

グロセヌス「くぅ……何か言えよ!常磐一葉ァ!」

 

一葉「うるさい。」

 

グロセヌス「!?」

 

一葉「誰かのせいとか、誰のせいでどうなったかなんて私は知らない。確かにドールズが侵食種になったのは私達が介入したせいなのかもしれない……でも、その責任は……私達自身が取り返さないと……どうにもならないでしょ?」

 

グロセヌス「なんだと……?」

 

一葉「私だって……アークスと同じ……背負うものができたもの…」

 

ラフティア「……グロセヌス、ここは彼女達に任せて後退しましょう。」

 

レティ「だけどこのままじゃ!」

 

グロセヌス「いや……図々しいが……仕方ない……それに奴の力は到底俺達には及ばない。」

 

グロセヌスがそう言った後に私はダークファルスか作り出した空間に穴を開け、セントラルコマンドー達だけを逃がした。

 

一葉「2人とも、まだいける?」

 

アルフ「あぁ!アイツらより頑張ってるからな!」

 

シェルフェ「負ける訳にはいかないよ!」

 

するとその穴のところからなんと走牙が乱入してきた。どうやら色々と強くなったらしい。

 

走牙「お待たせって……あの時とは段違いだな。」

 

一葉「私達が力を溜める。それまでに時間を稼いでくれる?」

 

アルフ「簡単に言ってくれるな……任せろ!」

 

シェルフェ「私達だって……ライダーに負けないぐらい強いんだから!」

 

アルフとシェルフェはダークファルスの脚を次々と破壊していった。私達お手製の武器の力に圧倒されたコイツは驚きを隠せなかった。

 

走牙「あの2人……強くなったな……なら!」

 

ダブル!

 

走牙「新しい力を見せてやる!」

 

発車!連装!さぁ、お前の罪を数えろ!ダブルフォーム!

 

???「ふぅ……やっと出番が回ったわね?」

 

一葉「な、なにそれ?」

 

走牙『お前達が異世界で色々な場所で活躍している間に俺も色々と強くなったんだよ!ほら、このダブルもそうだぜ?な、ゲイル?』

 

ゲイル「そんな簡単に言わないでちょうだい……結構傷つくのよ?」

 

すると彼女の隙を見てダークファルスが攻撃を仕掛けてきた。しかしゲイルはそれを風の力で跳ね返した。

 

ゲイル「それで全力かしら!」

 

カスミ「隙を見せてるのはアンタの方よゴキブリ!」

 

ゲイルか放った風のせいで隙が出てしまったダークファルスにカスミが強力なパンチをコイツの胴体に殴り込んだ。そして…

 

一葉「溜まった!いくよ!2人とも!」

 

ゲイル「了解!」

 

カスミ「任せて!」

 

フィニッシュタイム!ブレイク!黄昏!ルルヴァ!トリニティロザリティア!タイムブレーク!

 

フルチャージ!

 

コブラ!デザートフィニッシュ!

 

私達はその場所から飛び上がり、同時ライダーキックをダークファルスに叩き込んだ。すると周辺の暗闇は消え、ダークファルスの新たな姿をセントラルタワーは目の当たりにした。私達はダークファルスから離れて、クロフォード達を見守った。そして、コイツの体力が完全に消耗した時、タワーの司令室ではキャノンの発射で緊張が走っていた。

 

ラン「フォトンジェネレータ、1番から6番、出力安定!PCU、チャージ完了!いつでもいけます!」

 

クロフォード「うてぇー!」

 

セントラルキャノンから高出力のフォトン粒子砲がダークファルスに放たれた。

 

アイナ「やったね!」

 

走牙「いや、違う!」

 

カスミ「え?」

 

セントラルキャノンが放たれて、爆風が起きてその衝撃で倒れたかと思った。しかしキャノンが当たった黒い霧から、なんとダークファルスが現れたのだ。

 

冷雨『あんな高出力のレーザーを防いだの?』

 

エーニャ『ヤバイよ。やられちゃうよ!』

 

一葉「いいえ、違うわ。」

 

するとダークファルスは私達を光る目で睨みつけて、その場から撤退していった…

 

クロフォード「ダメか……くっ、次こそは…」

 

ダークファルスに逃げられて、当てられなかった事に後悔したクロフォードは悩みをさらに抱えることになるのであった…そして30分後…

 

マノン「無事だったみたいね?」

 

一葉「えぇ、アナタ達も大丈夫そうでなによりなにより。」

 

アイナ「よかった〜……ダークファルスに取り込まれたときはどうしようって……」

 

マノン「えぇ……本当によかった。」

 

冷雨「まぁ……満更でもないし。これぐらい問題ないわね?」

 

クロフォード「僕も君達が無事でいてくれて嬉しいよ。」

 

アイナとマノンの後ろからクロフォードが現れた。

 

アイナ「クロフォード!?」

 

クロフォード「しかし……ダークファルスは倒しきれなかった……ひとえに僕の準備不足だ。すまない。次の計画を急ぐことにするよ。追って連絡する。それまで英気を養っておいて欲しい。」

 

すると後ろからセントラルコマンドーが声をかけてきた。

 

グロセヌス「常磐一葉。」

 

一葉「……」

 

グロセヌス「ふっ……助けてくれて感謝する。どうやら私と私達の上司は君達を甘く見ていたようだ。」

 

一葉「んで?まだイレギュラーの私達を敵視するの?」

 

グロセヌス「いや、何となく……お前達の思念が分かった気がする……今度はクヴァリスリージョンで会おう。それまでに……失望させないでくれよ?」

 

そう言ってその場から立ち去ったセントラルコマンドー達。その様子を見て走牙は…

 

走牙「アイツら、案外良い奴じゃないのか?」

 

アルフ「まっさか。でもまぁ。悪くはないよな?」

 

シェルフェ「まっ、アルフは何でもかんでも突っ込んじゃうからね?」

 

そしてこの時の私達は、極寒の地『クヴァリスリージョン』に新たな存在と遭遇するのを私達はまだ知らない…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「常磐一葉……ふっふふふ……貴様と会うのを俺様は楽しみにしているぞ!わっーはっはっはっはっはっはっ!」

 




次回

・極寒の地、クヴァリス


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・極寒の地、クヴァリス


ついにクヴァリス編。


 

ダークファルスを撃退して数日経った後、私達はクロフォードに呼ばれてセントラルシティにやってきた。

 

クロフォード「みんな、来てくれてありがとう。一葉達も。」

 

一葉「えぇ。」

 

アイナ「セントラルキャノンはどう?」

 

クロフォード「うん。先の戦いでセントラルキャノンがダークファルスに有効だということが分かった。」

 

だが、あの時の一発で砲身が破損したらしく、修理は進行形ではあるものの並行して改良も考えないといけないらしい。問題はセントラルキャノンの発射機構と砲身…

 

クロフォード「高圧縮したフォトンを一気に射出するにはフォトン加速機の性能と、砲身の強度が圧倒的に足りない。そこで僕の友人でもある研究者に手を貸してもらっていてね?改良の為の有益な情報を得たと連絡が会ったんだけど…」

 

クロフォードは困ったような顔をして私達を見つめながらこう言った。

 

マノン「何か問題が?」

 

クロフォード「実はここ数日、連絡が取れなくてね…」

 

「「!?」」

 

クロフォードの友人でもある研究者から連絡がない?何かあったのかしら…

 

クロフォード「彼の妹に問い合せたところ……どうも行方不明になってるらしい。」

 

アイナ「そんな…」

 

クロフォード「今回は君達にその友人を探して貰いたいんだ。お願いできるかい?」

 

アイナ「わかった。」

 

クロフォード「これが彼の住むクヴァリスリージョンだ。みんなにはここへ向かってほしい。」

 

エーニャ「うわぁ……なんか寒そう。私なんかすぐにアウトしちゃう。」

 

冷雨「それはアナタが引きこもりなのが原因でしょ…」

 

クロフォード「知っている人も多いと思うけど、クヴァリスリージョンは数十年以上前に、放棄されたままの状態だ。ここにはかつて、セントラルシティの前身となる首都があったが……ドールズとの戦いで手放さざるを得なくなったと言われている。」

 

冷雨「それで、その友人の名前は?」

 

クロフォード「イルマだ。彼は若いけど優秀な研究者でね?彼の力がセントラルキャノンの完成には必要なんだ。それに友人として彼の安否がとても心配だ。どうか頼むよ。」

 

そんなこんなでクヴァリスリージョンに向かう準備をする私達。マノンがその場所について話し出した。

 

マノン「クヴァリスリージョンは北にある地域ね。この場所から行けるみたいだわ。まずはここに向かいましょう。」

 

アイナ「じゃあその前に出発の準備をしておかないとね?」

 

マノン「そうね。必要なものを揃えたら集合しましょう?」

 

するとそこに…

 

グロセヌス「おや、クヴァリスに向かうのですか?」

 

一葉「グロセヌス…」

 

グロセヌス「この前は感謝します。おかげで傷も治りましたよ?」

 

冷雨「私達はアナタ達の行いが気に入らないけどね?」

 

一葉「まぁまぁそう言わずに…」

 

ノルファヴァ「そういえばアナタ達。クヴァリスの三拳って知ってる?」

 

エーニャ「なにそれ?」

 

グロセヌス「その名の通り、3人の拳法の使い手がクヴァリスに存在している噂です。紫炎のガーヴ、雷鎖のツァヴラド、黄昏のエンクィーツ……この3人がクヴァリスで己の拳を強くするために日々修行をしているとか……」

 

ラフティア「ただ気をつけて欲しいのが、彼らの性格なんですよ。1人を覗いて…」

 

冷雨「え?性格?」

 

レティ「エンクィーツは物静かで冷静なんだけど……」

 

グロセヌス「ガーヴとツァヴラドは厄介でしてね…エンクィーツとは仲が良くていつも会うのですが……あの2人は…」

 

ノルファヴァ「とにかく気をつけてね?」

 

セントラルコマンドー達はそれを話したあとにその場から去っていった…そして数時間後、私達はガンシップでクヴァリスリージョンに向かった。トルーパー達はみんなクローン・コールド・アサルト・トルーパーという寒冷地での戦いに特化した装備を身に着けている。

 

フォードー「厄介な事にならなきゃいいけどな。以前の蛇みたいに危ない奴に鉢合わせしなきゃいいが…」

 

そして奥へ奥へと進んで様々なドールズを倒したあと、光が差し込む場所へ向かうと…

 

マノン「ここがクヴァリスリージョン…」

 

エーニャ「ワァオ!真っ白な雪景色!」

 

一葉「(凄い…まるでお父さんの前世で住んでいた日本にある秋田みたい。)」

 

すると私達のところに可愛いロボットが現れた。黄色で塗装されていて、マグのような目をしているが…

 

アイナ「なにこれ?」

 

すると後ろから何者かが警戒してきた。

 

???「動かないで!」

 

「「!?」」

 

???「アナタ達何者?ここで何してるの!」

 

後ろを振り返ったアイナはその容姿をクロフォードが提示した写真を見て、イルマだと判断した。

 

アイナ「え?イルマ?」

 

そして近づいたあとにイルマと確信したアイナは…

 

アイナ「見つけた!この顔だったわね!早くも任務完了!?」

 

と、アイナが言ったが、神ジオウの娘である私は違うと判断した。何故ならば容姿が男っぽいからだ。

 

一葉「この子はイルマじゃないわよ?」

 

アイナ「え!?」

 

メリ「私はメリ、イルマの妹よ。アナタ達、イルマを知っているの?」

 

そして、メリは私達にイルマと彼女が兄妹である事を聞かされた。

 

アイナ「そうだったんだ!兄妹ね。通りで似てるわけだ。」

 

マノン「じゃあ、アナタがクロフォードが連絡を取った妹さんなのね?」

 

メリ「うん。イルマに連絡がつかないからアタシに連絡してきたみたいなの。」

 

アイナ「そうだったんだ。」

 

メリ「それでアナタ達は?」

 

アイナ「私達、セントラルシティからイルマを探しに来たんだよ?」

 

メリ「遠くから態々……まぁ、立ち話もなんだし、私達が暮らしているロッジに案内するわ。」

 

そしてロッジ周辺にいるドールズを倒したあとに…

 

メリ「ただいま!」

 

エーニャ「ぬわああああん疲れたもおおおおん!」

 

一葉「スゲーキツかったぞー!」

 

エーニャ「ビールだせ!ビール!」

 

冷雨「アナタ達ねぇ……」

 

???「おかえりメリ……あれ?お客さん?」

 

待っていたのはメリと同じ容姿をした男の子だった。その姿を見てアイナはやっとイルマかと思って…

 

アイナ「あ!今度こそイルマ?」

 

冷雨「いや、この男の子も違うわよ。」

 

アイナ「えぇ!?」

 

メリ「クッカよ。私の兄。」

 

クッカ「はじめまして。」

 

「「!?」」

 

メリ「驚くよね?私達5つ子なの。」

 

アイナ「5つ子!?」

 

一葉&エーニャ「五等分の花嫁。」

 

冷雨「いや花嫁じゃないわよ…」

 

私とエーニャのボケに瞬時に突っ込む冷雨。流石は私の妹……ってあれ?なんか頭に手が乗っかって……

 

冷雨「アナタ達がボケばっかしてるから私はツッコミ疲れしてるのよっ!」

 

一葉&エーニャ「いやああああああああああああ!?」

 

フォードー「(;´・ω・)」

 

冷雨にアイアンクローを喰らわされた私達を見てフォードーはヘルメット越しで苦笑いしていた。

 

一葉&エーニャ「手加減してくださいよ…」

 

冷雨「アナタ達が悪い…それより、5つ子ってことは、あと2人いるのかしら?」

 

メリ「そう、上からタイヴァスにトゥーリ、それからイルマにクッカ、私。」

 

アイナ「そうだったんだ。」

 

5つ子だという事実に驚きを隠せなかったことを聞いた私達。だが、私とエーニャは自力でテーブルに伸し掛るぐらいの体勢が出来なかった。

 

一葉「ぐぬぬぬぬ……色々な世界で連戦続きだから疲れが溜まってるぅ…」

 

エーニャ「だ、ダルい。」

 

冷雨「それはアナタ達が戦い終わったあとにゲームとか開発とかして睡眠を取らないからでしょ……はぁ……」

 

マノン「ここではアナタ達だけで暮らしているの?」

 

クッカ「はい。両親は幼い頃に亡くなって…代わりにおじいちゃんが育ててくれたんですが……」

 

メリ「そのおじいちゃんも……少し前に亡くなったの。」

 

アイナ「そう……なんだ……」

 

アイナはエアリオタウンで、父親であるガロアさんを亡くしたことを思い出した。それに気がついた私は支えてあげたい気持ちでいっぱいだった。

 

一葉「(アイナ……まだ未練が残ってるのかな…)」

 

マノン「イルマから連絡は?手がかりはないかしら?彼が行きそうなところ……とか?」

 

5つ子を放っておけないマノンは2人からイルマの手がかりを聞き出した。すると2人は…

 

メリ「イルマは兄妹の中でも……とくに何を考えているか分からないから…ただ、ここのところロッジにこもって研究ばかりしていたの。たまに調べ物か何かでふらっといなくなって……だから、今回も最初は気にしてなかったんだけど……」

 

アイナ「とにかく、私達も探すのを手伝うよ。」

 

クッカ「よかったね?僕達だけじゃ困っていたところだもの。」

 

しかしメリの反応は予想外のものだった。

 

メリ「気持ちは嬉しいけど……迷惑はかけられないでしょ?」

 

クッカ「え?」

 

メリ「家族の問題は自分達でなんとかしなきゃ…」

 

アイナ「でも……」

 

冷雨「私達も探せば、きっと大丈夫なはずよ?」

 

メリ「タイヴァスとトゥーリが探しに出てるんだし大丈夫、心配はいらないわよ。2人はクヴァリスリージョンのことは隅々まで知り尽くしているから。」

 

エーニャ「メリ…」

 

メリ「それに……どっちにしたって捜索の案内とかいるでしょ?2人とも日が暮れるまでには戻ってくると思う。だから、ここで待ってて!私は食事の準備をするから食べていって。」

 

メリはそう言ってロッジから出ていった……

 

一葉「人見知り……なのかしら?」

 

アイナ「なんか……警戒されちゃってるのかな?」

 

エーニャ「……」

 

クッカ「すいません。僕達、外の人達と会うことがないので…メリは距離感を掴みかねているんだと思います。」

 

アイナ「そうなんだ…」

 

冷雨「大変なのね。5つ子も。」

 

アイナ「ねぇ?どうする?このまま放っておけないよね?」

 

一葉「そうだね。私達で探して見ましょうよ?」

 

アイナ「うんうん。行方不明のアークスがいたら心配で放っておけないよね?」

 

マノン「そうね……私達は私達なりに任務として探索に出ましょう。それで問題ないはず。」

 

冷雨「そうね。」

 

クッカ「気を使わせてしまってすいません……イルマのこと。お願いしますね?」

 

マノン「お兄さんが2人、探索に出ていると言っていたわね?彼らがどこに向かったか分かるかしら?」

 

クッカ「確か……トゥーリは研究施設を見に行くと言っていました。タイヴァスはロストセントラル方面へ向かうって……」

 

マノン「ロストセントラル?」

 

クッカ「あぁ…昔の首都のことです。」

 

マノン「なるほど……一先ず合流してみましょう。」

 

マノン「クッカ!ありがとう!よし、行ってみよう!夕飯までには戻るからってメリに伝えておいて!」

 

こうして私達はメリとクッカに兄であるトゥーリとタイヴァスを探すことになった…

 

 




次回

・紫炎


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・紫炎

 

クヴァリスリージョンにてトゥーリとタイヴァスという、クッカとメリの兄達を探すことになった私達はロッジを出た。相変らすここは寒かった。そんななか私はイルマのことをクッカに聞くことにした。

 

クッカ「イルマについてですか?」

 

一葉「えぇ、彼について教えて欲しいのよ。」

 

クッカ「おじいちゃんも研究者だったんですが、その研究を引き継いでたみたいで……僕にはよく分からないけど、参考になる物があれば見て頂いて構いません。」

 

するとアイナがとある物に目をつけ、近づく。

 

アイナ「あれ?これって…」

 

マノン「メリと一緒にいたロボットね?裏にイルマって名前が書いてあるわ。自立しているようだけど…どうやって動いているのかしら?」

 

エーニャ「(まさか……この移動用のロボット…)」

 

色々とデバイスを弄っているエーニャとマノン…するとこのクヴァリスの事が少しずつ分かってきた。

 

マノン「ドールズに色々とまとめてある……ロストセントラルに関する資料もあるわね。」

 

アイナ「何か分かった?」

 

エーニャ「えぇ、お陰様でね?」

 

マノン「クヴァリスリージョンには遺跡に類ずる建物がいくつかあるみたい。もしかすると、この施設のどこかにイルマがいるのかもしれないわ。」

 

アイナ「了解!」

 

そんななか私はとある墓を見ていた。これをみて誰の墓だと察した私は手を合わせた。

 

合掌〜…って、違うわっ!

 

一葉「……」

 

アイナ「お墓?」

 

マノン「メリ達の家族のものかしら?」

 

アイナ「綺麗な花……きちんと手入れされてるね?」

 

一葉「えぇ……それに墓も毎晩綺麗にしてる。」

 

するとマノンがこの墓を見ると悲しげな表情をしていた。恐らくエアリオタウンのあの悲劇、さらにはリテムシティのアークス達の墓を見たあとの心情だろうか。

 

アイナ「行こうか?」

 

一葉「(悲しい経験があまりないマノンには複雑な心境なのかもね……) 」

 

そんなことを考えながら、ベルガナ遺跡に向かった。しかしその道中で私達は予想外な展開に見舞われてしまう。

 

???「避けろ!」

 

変な声をして頭上を見ると、雪の塊が私達の方に吹っ飛んでいった。しかしその塊をライダーキックで崩した男がいた。その男は私達の前に姿を現し、近づいてきた。

 

冷雨「貴方……何者!」

 

???「よせ、俺様は敵ではない。」

 

一葉「え?」

 

ガーヴ「俺様はガーヴ。クヴァリスの三拳の1人だ。」

 

一葉「あ!」

 

あの時、セントラルコマンドー達が言っていた3人の拳法の使い手がクヴァリスに存在している噂。紫炎のガーヴ、雷鎖のツァヴラド、黄昏のエンクィーツ……そのうちのガーヴと出会ったのだ。

 

ガーヴ「ベルガナ遺跡に向かうのか?」

 

冷雨「えぇ。あそこにメリとクッカの兄がいるってのも聞いて…」

 

ガーヴ「トゥーリのことか……着いて来い。」

 

紫炎のガーヴに案内された私達は周囲に点在するドールズ達を次々と倒していった。すると途中でアークスらしき人物と遭遇する。

 

「おや?お客さんかい?」

 

マノン「えぇと……アナタ達はここの人?」

 

遠征中のブレイバー「いや、俺達はセントラルシティ所属のアークスだよ。資材を取りに来たんだ。」

 

アイナ「このリージョンのアークスを見なかった?この人なんだけど。」

 

アイナがイルマの画像を見せると、ブレイバー使いはこんなことを言い出した。

 

遠征中のバウンサー「あぁ、その人ならさっきすれ違ったわよ?」

 

遠征中のブレイバー「あぁ、カタナを携えていて強そうな奴だったよ。」

 

アイナ「その人はどっちへ?」

 

遠征中のブレイバー「この奥だよ。まだそんなに経っていないから追いつけると思うよ?」

 

ガーヴ「すまんが、ついでにこの男を見なかっただろうか?丸ハゲ坊主なんだが…」

 

遠征中のバウンサー「うーん……その人はここでは見ていないわね?」

 

ガーヴ「そうか……ありがとう。」

 

遠征中だったアークス2人はその場から立ち去っていった。ガーヴは心配な顔をして空を見上げていた。

 

一葉「どうしたの?」

 

ガーヴ「実は…エンクィーツが数日前から行方不明なんだ。」

 

エーニャ「拳法使いの黄昏のエンクィーツが?」

 

ガーヴ「あぁ、どうやらイルマと同時期に行方を晦ましてな…俺様とツァヴラドと共に探しているが…なかなか見つからなくてな?」

 

アイナ「なら!一緒に探すのを手伝うよ!」

 

ガーヴ「おぉ!これはありがたい。とにかく、今はイルマとエンクィーツを探そう。ついでに同じく探している兄弟達もな?」

 

しかしこの時、私達の予想も付かない事態が起きることを知らなかった。

 




次回

・次男のトゥーリ


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・次男のトゥーリ


ガーヴ

クヴァリス三拳の1人。荒々しい性格の持ち主でどんなものにも闇雲に突っ込んでしまうのが癖。しかしその割には感が鋭い。クヴァリスの地帯を全て把握しており、依頼があれば道に迷った者や遭難して膠着している人を探す。


 

アイナ「急ごう!イルマに追いつけるかも!」

 

マノン「トゥーリかタイヴァスの可能性もあるわね。メリ達もソックリだったし…」

 

私達はガーヴと共に未だに行方知らずのイルマを探していた。先に行ってイルマを探しているトゥーリとタイヴァスがいることも視野に入れるのと、三拳の1人。『エンクィーツ』も見つけなければならなくなったのだ。

 

一葉「にしても広すぎでしょ…リテムよりも広くないかしら?」

 

冷雨「まぁ……逆に寒いってのもあるわね。」

 

そんななか私達はクヴァリスある研究施設に入った。するとマノンはそこにあるデバイスに目をつけ、それを弄り出した。

 

マノン「閲覧履歴があるわね?」

 

どうやら先に誰かが見ていたようだ。だが、しばらくの沈黙が続いたその時だった。

 

ガーヴ「下がれ!何か来るぞ!」

 

司令施設のところにブジンやケルクンドなどの人型ドールズ……ではあるものの、その大きさはそれらを超えていた。

 

マノン「こんなところにもドールズがいるなんて…」

 

ガーヴ「マズイな……アムス・クローネだ…気づかずに脱出するぞ?」

 

しかし、アムス・クローネに気づかれないように脱出しようとするが…アムス・クローネが私達に気づいて、赤く発光してしまった。

 

嫌な予感がした私達は急いで研究施設をそのまま脱出。急いでキャンプに戻ろうとするが、別のアムスに道を塞がれてしまう。

 

後ろも先程のアムスに同じように塞がれ、挟み撃ちに合う。しかしその時だった。後ろを塞いだアムス・クローネを一太刀の剣撃で切り裂いた奴がいた。メリ達と顔が似ており、髪が水色に染まっていた。

 

アイナ「あ……アナタは…?」

 

???「くるぞ!」

 

残りのアムス・クローネ2体は私達に容赦なく襲いかかってきた。

 

一葉「変身!」

 

ジオウブレイク!

 

変身した私は一体のアムス・クローネの攻撃を防ぎ、そこから水色髪の人物が頭上に飛んで切り刻んでいく。

 

一葉「これで終わらせてあげる!」

 

ジオウ!ギリギリスラッシュ!

 

ジカンギレードに纏わせた炎でドールズを溶かしながら、撃墜。冷雨達もガーヴの協力もあってか、撃破したのだった。

 

マノン「ありがとう。助かったわ。」

 

アイナ「えぇと……アナタは〜…」

 

トゥーリ「トゥーリだ。」

 

ガーヴ「トゥーリはメリとクッカの兄で次男だ。」

 

トゥーリ「アンタ達のことはクッカから聞いている。イルマを探しているんだろ?」

 

アイナ「うん。何か手がかりは見つかった?」

 

トゥーリ「ドールズの巣に足を踏み入れないように…潰しながら探しているが、それらしき痕跡はなにも…」

 

アイナ「あたし達も手伝うよ!」

 

トゥーリ「いや大丈夫だ…自分で何とかする…」

 

アイナ「え!?あ!ちょっと待って!」

 

トゥーリは素っ気ない態度でその場から立ち去ろうとする。しかしそこにアイナが止めに来るが…

 

トゥーリ「あんた達…腕は悪くない。この先にあるミストラ樹林。そこにタイヴァスがいる。そっちを手伝ってくれ。」

 

冷雨「アナタはどうするの?」

 

トゥーリ「俺は周辺のドールズを片付けたら……戻る。」

 

と言ってその場から立ち去っていった。

 

エーニャ「なーんか素っ気ない態度。」

 

冷雨「一応ブレイバーとしての腕前は上手いわ。認めてあげたいわね?」

 

エーニャ「あんな奴を?」

 

冷雨「当たり前でしょうが…」

 

一葉「…」

 

マノン「どうしたの?」

 

一葉「ごめんなさい。私、クヴァリスキャンプに行ってくる!」

 

エーニャ「あ!ちょっと一葉!なんでそんな急に……って…たく、今度は何を思いついたのやら…」

 

ガーヴ「うむ……よし、俺は南の方に向かってくる。恐らくミストラ樹林にはツァヴラドがいるはずだ。」

 

冷雨「分かったわ。ありがとうガーヴ。」

 

ガーヴは紫色の炎を纏い、そのまま飛び上がって去っていった。

 

冷雨「(紫色の炎を纏うなんて……マガイマガドじゃない。)」

 

アイナ「えっと……ミストラ樹林って言ってたよね?」

 

マノン「えぇ、まずはタイヴァスと合流しましょう。」

 

 




次回

・雷鎖のツァヴラド


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・雷鎖のツァヴラド


ではどうぞ。


 

冷雨side

 

一葉が何かを作りにと言ってクヴァリスリージョンを去ったあと、私はみんなと一緒にミストラ樹林に来ていた。

 

冷雨「全く一葉は今度は何を企んでるのかしら?」

 

エーニャ「まぁ…アイツのことだから、新しい何かを作ってるんじゃないの?」

 

冷雨「まぁ…きっとそうだろうね。」

 

一葉の目的を考えながら、雪と林で覆われたこの土地を走っていく私達。すると目の前にメリ達と同じ容姿の男がドールズと戦っていた。

 

アイナ「あ!もしかしてタイヴァスかな?」

 

マノン「そうだといいわね!急ぐわよ!」

 

私達は妨害しているドールズ達を次々と撃墜したあとに、タイヴァスのところに駆けつけたが、ドールズが囲まれて苦戦を強いられていた。

 

ネオバット!Confirmed!!

 

Sword or gan? Sword or gan?Sword or gan?

 

冷雨「変身。」

 

リバースアップ!スラッシュ!ファング!サーベラー!ネオバット!仮面ライダー黄昏!

 

絶滅EVOLUTiON!

 

アメイジングバレット!

 

エーニャ「変身。」

 

エボリューションライズ!シューティング!マッドネス!仮面ライダールウヴァ!バレットクローウルフ!

 

私たちは変身して苦戦しているタイヴァスを救うために辺りにいるドールズを次々と倒していった。

 

マノン「加勢するわ!」

 

タイヴァス「お!援軍か!助かる!」

 

私達はタイヴァスらしき人物と共に目の前にいるドールズを次々と撃墜。しかしそこに予想外の人物が現れた。

 

グリモナ「あらあら……こんなところで大暴れしてはダメではないですか?」

 

エーニャ「グリモナ!」

 

アイナ「誰?」

 

冷雨「私達が休暇中に乗っていた列車をジャックした女よ。来るとは思わなかったけど…まさかね?」

 

グリモナ「この前の復讐をしに来ましたわ。アナタ達にはこの場で消えてもらいますわ!」

 

グリモナは召喚陣からドールズを召喚。次々と私達に差し向けて攻撃してきた。緑色に発光しているドールズにアイナ達は困惑していたが、それ程大したことがなかった私達は次々と撃破していった。

 

グリモナ「くっ……調子に乗らないでくれまし!」

 

グリモナはバレリーナと魔女を組み合わせたかのような華奢な姿をしている女性型の人型ドールズが現れた。優雅に舞い踊りながらワープホールから鳥型のエネルギー体を召喚し、私達に放ってきた。

 

だが私はブレードモードの黄昏ドライバーで次々と打ち返し、バックルに戻したあとに必殺技を決める。

 

ネオバッド!トワイライトフィニッシュ!

 

冷雨「はああああああああ!チェイサーーーー!」

 

私は黄昏色の蝙蝠を右足に纏って、レリーヌに向かって飛び蹴りを放って、撃破したのだった。その様子を見て悔しがったグリモナは…

 

グリモナ「くっーーーー!覚えてなさい!仮面ライダー!」

 

緑色の光を放ってその場から立ち去っていった。

 

エーニャ「(うーむ…あのレリーヌとかいうドールズ。何か使えそうな気がする。)」

 

タイヴァス「うっかり囲まれてしまってね…助かったよ!」

 

アイナ「こんな奥地……1人で来ない方がいいんじゃない?」

 

タイヴァス「大丈夫さ。兄妹の中では俺が一番。このクヴァリスリージョンを歩き慣れているからね?」

 

マノン「でも…ドールズに囲まれてしまったのよね?」

 

タイヴァス「ははは、冒険には危険が付き物だからな?とはいえ、迷惑をかけたのも事実。以後、気をつける!」

 

マノン「トゥーリにも会ったけど、まだイルマの足取りは掴めてないようだったわ。そちらは?」

 

タイヴァス「俺の方も空振り続きだ。あちこち見回ったんだが、本当にアイツはどこに行ったんだ?」

 

マノン「他に調べてないところは?」

 

タイヴァス「あとはロストセントラルぐらいだな…」

 

マノン「ロストセントラル……その昔、ダークファルスとの戦いで……氷閉ざされた都市ね……。」

 

タイヴァス「だが、あそこに入るのは無理だ。周りにいるドールズがとてつもなく強い。近づくのも難しいんだ。イルマが向かったとは考えにくい。」

 

アイナ「となると…」

 

タイヴァス「うーん……」

 

マノン「ここに長居するのは危険だし、とりあえず一度ロッジに戻りましょうか。」

 

タイヴァス「では、俺は一足先にロッジの中で待っているぞ!用事があるなら済ませてから来るといい。」

 

タイヴァスが先に帰ったあとに私達もロッジに帰ろうとしたその時だった。

 

ツァヴラド「面白い連中がいると思ったら…ガーヴの言っていた噂の人物か。」

 

冷雨「誰?」

 

後ろを振り向くとガーヴと同じく上裸で両腕には鎖のようなものを纏った男が現れた。

 

ツァヴラド「俺は雷纏のツァヴラド。お前達のことはガーヴから聞いた。一緒にイルマとエンクォーツを探してくれているんだろ?」

 

エーニャ「クヴァリス三拳のなかのアナタも探してたのね!ちょうどガーヴからアナタを探し出して欲しいと言われたのよ。」

 

ツァヴラド「そうか。ありがとう。さてと、イルマとエンクォーツが心配だ。俺はガーヴと合流したらロストセントラル周辺を散策してみる。」

 

マノン「待って!あそこはタイヴァスが危険だって!」

 

ツァヴラド「分かってる。でも正直きに言えば俺達はロストセントラルで厳しい修行を積んできたんだ。そこにエンクォーツがいるなら…何か考えがあるはずだ。んじゃまたな!」

 

ツァヴラドは雷を纏ってその場から飛び立ち、私達の前から姿を消した。

 

アイナ「なんか変な人だったね……よし、私達もロッジに戻ろうか!」

 

 




次回

・イルマの行方は…


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・イルマの行方は…

ではどうぞ。


 

長男のタイヴァスを救った冷雨達が帰ってきた。私か急にいなくなったことで嫌な目付きをしていた2人だが、ある事情を説明するためにロッジにいたのだ。その理由とは…

 

冷雨「なーるほど……月夜がそんなこと…」

 

一葉「何が理由なのかは知らないけど…まぁ、余計なことなのは確定ね?」

 

エーニャ「まぁ……アイツ最近不眠症みたいだからね?」

 

一葉「双子の方も着々と強くなってるみたいよ?幼いわりにはなかなかの腕前だってさ。」

 

そしてそこに…

 

アイナ「ただいま〜!」

 

タイヴァス「おぉ、君達も戻ったか!無事で何よりだ!」

 

メリ「タイヴァスとトゥーリから聞いたわ。一緒に戦ってくれたんだね!」

 

アイナ「あ、うん。ちゃんと会えたよ!」

 

メリ「2人を助けてくれてありがとう!」

 

アイナ「ううん!困ったときはお互い様だもん!手伝うよ!」

 

メリ「うん!じゃあお願い!」

 

アイナはメリのいるキッチンを急ぎ、料理を作るのを手伝いに向かった。そして…

 

トゥーリ「思い当たるドールズの巣は全部潰してきた。イルマの痕跡はなしだ。」

 

タイヴァス「そうか……リージョン内を全て探したな……ふーむ。こんなときにイルマがいたら、いいアイデアをしてくれるんだがな。」

 

トゥーリ「そのイルマがいないんだ。」

 

タイヴァス「分かってる。」

 

しばらくの沈黙が続き、私達は困り果てることになってしまった。

 

タイヴァス「よし!もう一度、探したところを片っ端から探すぞ!何か見落としてるかもしれないしな!」

 

トゥーリ「俺は当たってみたいところがある。」

 

タイヴァス「ん?どこだ?」

 

冷雨「ふぅ……ロストセントラルでしょ?」

 

その言葉にタイヴァスとクッカは沈黙し、トゥーリは『しまった』みたいな顔をして残念そうにしていた。

 

タイヴァス「何を言ってるんだ!あそこは無理だ!」

 

クッカ「確かにイルマはロストセントラルに興味を持っていたけど……近づかないと思う…」

 

トゥーリ「だが……残ってるのはあそこだけだ!」

 

タイヴァス「ダメだ!危険だ!」

 

トゥーリは誰の意見も聞かずにロッジに出ようとした。しかしその裏でエーニャはこそこそと何かを探し回っている。

 

タイヴァス「長男としていかせることはできない!だいたいお前はいつも勝手が過ぎる!いいか!こういうときはチームを大切にしなければ!」

 

しかしタイヴァスがトゥーリに喝を入れているその時。テーブルを叩く大きい音がした。

 

ドンッ!

 

一葉「おぅ……寸↑胴↓。」

 

冷雨「はぁ……」

 

メリ「ちょっと落ち着きなさいよ!」

 

その一言で全員がまたもや沈黙を貫いてしまった。そしてメリは…

 

メリ「こんなとき……おじいちゃんがいてくれたら…」

 

兄妹と私達は5つ子と彼らを育てた祖父の写真を見つめる。するとクッカはあることを思い出すように考え出す。

 

クッカ「おじいちゃん?」

 

タイヴァス「クッカ!どこ行くんだ?」

 

そしてクッカが向かったのはエーニャが先程から気になっていた謎の部屋である。

 

クッカ「僕達。おじいちゃんが亡くなってから部屋には近寄らないようにしてたんです。でも、イルマは気にせず入っていたみたいなんです。」

 

タイヴァス「確かに……そういえばそうだな?」

 

クッカが近寄らなかった部屋の扉を開けるとそこには資料のようなものがズラリと並んでいた。

 

一葉「ワァオ…スフィア図書館も度肝を抜かれる位の資料の多さね?」

 

マノン「アナタ達はおじいさんからこの地を引き継いでいるのね?」

 

メリ「うん……今のクヴァリスリージョンは、ほとんど人が残ってないから形だけって感じだけど…」

 

タイヴァス「だが、いつか復興させてみせる!じいちゃんが夢見たようにな!」

 

するとクッカはある端末を目につけた。それを手に取って起動して閲覧履歴を見ると…

 

クッカ「つい最近閲覧されてる!」

 

マノン「ちょっといい?」

 

マノンがそれをクッカから貰って色々と調べると驚愕の事実が明らかになった。

 

マノン「おじいさんはロストセントラルをだいぶ詳しく調べていたようね。内部の情報まである………ということは…あったわ!この地点、ロストセントラルにつながる通用口があるみたい。」

 

アイナ「やっぱりイルマはロストセントラルに向かったのかな?」

 

マノン「おそらく……ね?ここはどこの辺りかしら?」

 

タイヴァス「ミストラ樹林を超えた先だな。だが……あの辺に、そんな抜け道らしきものはないぞ?」

 

マノン「隠れているのか…一目では分からない構造になっているんだと思うわ。」

 

アイナ「それなら、とりあえず行ってみようよ!」

 

トゥーリ「同感だ。」

 

タイヴァス「そこまで言うなら仕方ない。危険かもしれないが……みんなは俺が守る!よし、行こう!」

 

こうして私達は危険とまで言われるロストセントラルに向かうのであった…

 

 




次回

・ロスト・セントラルの悪魔


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・ロスト・セントラルの悪魔


ではどうぞ。


 

ミストラ樹林の奥地を進んだ私達はロストセントラルの入口と思われる場所に来ていた。嫌な予感がプンプンと臭ってくるこの感覚。強力なドールズがいるのは確実だ。

 

アイナ「うーん…入口みたいなものは見当たらないね。」

 

クッカ「こんな画像もありましたが……この壁じゃないでしょうか?」

 

全員がこの壁に集まったあとにクッカかその壁を叩き始めた。音を聴く限り、どうやら空洞になっているみたいだが…

 

クッカ「少し…音が軽いと思いませんか?」

 

マノン「向こう側が空洞になっているようね?」

 

そのあとにアイナが叩くが、ビクともしなかった。

 

トゥーリ「どいてくれ。」

 

今度はその壁を切ろうと近づいてカタナを取り出したトゥーリ。

 

トゥーリ「はっ!」

 

しかしこれでもビクともしなかった。

 

トゥーリ「!?」

 

タイヴァス「かなり頑丈な壁みたいだな?」

 

するとクッカはデバイスにあった壁の真ん中にある丸いあるものを目を向けた。そして分かったのは…

 

クッカ「さっきの写真なんですが……どこか実物と違う気がするんです。」

 

マノン「確かに少し違う…でもどういうことかしら?」

 

そして数分考えたあと……冷雨が壁にある図形を左方向に120度回した。すると先程までバラバラになっていた図形がピッタリと合い、そのおかげで扉が開くようになった。

 

アイナ「やったね!」

 

タイヴァス「クッカもお手柄だぞ!」

 

そして私達はドールズを潰しながら先へと進む…すると機械のような音が向こう側から響いてくる。その場所に向かうと、メリ達と同じ服装をしていた男がいた。服の色は…黄色だった気がする。

 

メリ「イルマ……?」

 

イルマ「あれ……?みんな?」

 

メリ「イルマ!」

 

クッカ「イルマ!」

 

トゥーリ「イルマ!」

 

エーニャ「イル……」

 

冷雨「アナタは初対面でしょうが、行かんでよろしい。」

 

行こうとしたエーニャにアイアンクローを浴びせるエーニャ。私は今度は自分がやられてしまうと思って冷や汗をかいてしまった。

 

タイヴァス「イルマ!」

 

イルマ「みんな!来てくれたんだね!」

 

メリ「こんなところで何してたの?」

 

タイヴァス「心配したんだぞ!」

 

イルマ「ごめん……じいちゃんの研究内容を調べているうちに、ロストセントラルに入るヒントを見つけて……ちょっと様子を見に来るだけのつもりだったんだけど……強そうなドールズに通路を塞がれちゃってさ。連絡が取りたくてもジャミングが酷くて、身動きが取れなかったんだ。助けに来てくれてありがとう。」

 

メリ「はぁ……相変わらずなんだから…」

 

タイヴァス「はぁ……全く研究に我を忘れるのは、お前らしいけどな?」

 

トゥーリ「しょうがないやつだ。」

 

クッカ「心配したんだからね!でも無事で良かった!」

 

アイナ「よかったね?」

 

するとそこに…

 

ガーヴ「おい、俺達は放ったらかしかよ。」

 

一葉「ガーヴ!それにツァヴラドまで!」

 

冷雨「そして…隣にいるのは…」

 

ツァヴラド「あぁ、エンクォーツだ。」

 

エンクォーツ「私を探してくれたことを感謝します。ロストセントラルで修行に励むつもりが、イルマと同じようにドールズに道を塞がれてしまいましてね?」

 

ガーヴ「おかげで俺達も巻き込まれたがな?」

 

冷雨「って……アナタ達も行き着いて迷子になったの…」

 

エンクォーツ「私は無理して来るなと言いましたがね。」

 

一葉「あっ……ははは……」

 

タイヴァス「とにかく、イルマを見つけられたのはキミ達のおかげだ。」

 

メリ「そうね。ありがとう。」

 

アイナ「そんなことないよ!みんなの力だよねっ!」

 

マノン「イルマ、アナタに話があるの。」

 

イルマ「キミ達は?」

 

アイナ「私達、クロフォードに頼まれてセントラルシティから来たんだよ。」

 

イルマ「あぁ……セントラルキャノンの調整に必要なデータだったね?前回の戦闘でセントラルキャノンでダークファルスにダメージを与えられることはわかった。」

 

エーニャみたいに何か変なスイッチが入ったイルマ。その様子を見たエーニャは目をキラキラしながら聴き始めた。

 

イルマ「でも同時に大きな課題が2つあることは君達も把握していると思う。一つは出力!ダークファルスにダメージを与えることはできても、破壊には至っていないからね!これにはフォトンの圧縮率を高めた上で圧縮したフォトンをそのまま打ち出せる加速器が必要だ!もう一つは耐久性!今回セントラルキャノンを一発打っただけで砲身が破損してしまった!」

 

エーニャ「おぉ!」

 

一葉「エーニャが何か変なスイッチ入った…」

 

冷雨「そうね…」

 

イルマ「補強すべきパーツは砲身と加速器!発射機構内部のフレームにはより耐久性の高い材料が必要なんだ!まぁ、これらの問題はクロフォードに伝えた通り、ここの資材と技術を使えば解消できることは試算できた!」

 

エーニャ「それでそれで!」

 

イルマ「うん!ここからが本題!実はここからさらに進んだエリアにかなり有用なデータや機材がありそうなんだよ!」

 

エーニャ「それは私も欲しい!」

 

「「……」」

 

一葉「エーニャ……アナタまさか…」

 

冷雨「クローン連合軍の強化にここの機材使おうとしてる?」

 

エーニャ「あぁ分かっちゃった?」

 

一葉「おぉ分かりよこの天才バカ。」

 

アイナ「えぇと……」

 

メリ「全然、分からないわよ。イルマ。」

 

イルマ「あ、あぁ…つまり、昔、ダークファルスを撃退したロストセントラルの兵器。それに使われた資材と技術データを見つけたんだけど、それ以外にもいいものがありそうなんだ。」

 

マノン「え?」

 

イルマ「奥に行けば分かるよ!みんな、着いてきて!」

 

そして言われた通りに私達は様々な敵を打ち砕きながら先へ進む。そして辿り着いたのは旧セントラルタワーの内部だった。

 

マノン「これは……」

 

イルマ「ロストセントラルの制御中枢……コアユニットだよ!さて、調べさせて貰おっか!まぁ、みんなはちょっと休んでてよ!」

 

イルマがコアユニットをしているときに私はあるものを手に持った。

 

冷雨「一葉、それは?」

 

一葉「あぁ、クヴァリスキャンプに向かったのはこれを作るためでもあったのよ。アムスブレイク、私の新しい力よ。」

 

するとイルマが…

 

イルマ「セントラルの人。ちょっと来てくれる?手を貸して欲しいんだ。僕はこっちを進めるから。」

 

マノン「えぇ、いいわよ。」

 

エーニャ「私も手伝うわ。」

 

エーニャとマノンがコアユニットに向かい、イルマの手伝いをし始めた。

 

マノン「えっと……電源が軒並みダメね。予備電源も空っぽ。」

 

イルマ「まぁ、そりゃそうだよねー…このバッテリー使ってよ。」

 

エーニャ「ちょっと!機材を雑に扱わないでくれる?私は機械にうるさいのよ?」

 

イルマ「あー!ごめんごめん!」

 

マノン「それでも持つかどうか…あ、サブユニットの方は生きているみたい。」

 

イルマ「おぉ!それならそっちを使おう。……よし、コアのシステムもいけそうだ!」

 

エーニャ「サブからの配電をメインへの直列にしちゃってー……念のためにセーフモードにするわよ?」

 

イルマ「そうだね……てか君達やるね?理解が早くて助かるよ!」

 

マノン「それはお互い様。」

 

メリ「凄い……イルマと会話が通じてる。」

 

一葉「まぁ……エーニャに関しては機械ヲタだから…」

 

アイナ「うちのマノンも結構やるでしょ?」

 

するとロストセントラルの電源が入り、明かりが照らされた。

 

アイナ「動いた!」

 

イルマ「そのはずだよ。さて……中身を見せて貰おうかな?」

 

しかしイルマが中身を見ようとしたその時だった。何かが眠りから目覚めたような音がこの部屋一帯に響いた。

 

メリ「ドールズ!?」

 

イルマ「どうやら眠っていた連中も起こしちゃったみたいだね?」

 

そして部屋の外を出るとそこには大量のドールズが…

 

タイヴァス「コイツらは俺達が片付ける!」

 

トゥーリ「イルマの作業を見てるだけじゃ……眠たくなるしな?」

 

あの〜トゥーリさん?若干怖いんですけど気のせい?

 

ジクウドライバー!

 

一葉「冷雨、エーニャ、いくわよ!」

 

冷雨「えぇ!」

 

エーニャ「沸いてきたわよ?」

 

アムスブレイク!

 

ネオバット!Confirmed!Sword or gan? Sword or gan?Sword or gan?

 

絶滅!Evolution!アメイジングバレット!

 

一葉&冷雨&エーニャ「変身!」

 

アムドタイム!ウェポン!スピリット!エレメンタル!仮面ライダージオウブレイク!アムスブレイク!

 

リバースアップ!スラッシュ!ファング!サーベラー!ネオバット!仮面ライダー黄昏!

 

エボリューションライズ!シューティング!マッドネス!仮面ライダールウヴァ!バレットクローウルフ!

 

「「!?」」

 

アイナ「うぉ!?なんか強そう!?」

 

冷雨「これまた派手なものになっちゃって…」

 

一葉「外見だけで判断しては困るなぁ?」

 

アムドタイム!アギト!ウェポン!

 

ディケイドライドウォッチにあるF.F.T.スロットに似た場所にアギトライドウォッチを起動して挿入。するとフレイムセイバーとストームハルバードを手に取り、ファイヤーストームアタックの回転斬りでドールズ達を一網打尽にした。

 

アムドタイム!ウィザード!ミラクル!

 

今度はウィザードのライドウォッチを装填し、ウィザードの魔法で次々とクローネ達を撃墜していった。5つ子のみんなも私達に引けを取らないぐらいの強さでクローネ達を撃墜していく。

 

アイナ「こんなに強かったんだ!」

 

エーニャ「エルフの5つ子……恐るべし…」

 

マノン「いい連携だわ。」

 

しかし私達が関心しているとき、謎のドールズが私達を奇襲してきた。

 

一葉「おっと、ネクス・エアリオとか、レヌス・リテムみたいなのがデェタァ!」

 

アイナ「こっちは私達が!」

 

冷雨「えぇ!」

 

一葉「なら先人は私が貰い!」

 

アムドタイム!クウガ!ウェポン!

 

私はアイナのライフルをペガサスボウガンに変え、ドラゴンロッドを取り出す。

 

一葉「エネルギーをボウガンに集中させて!」

 

アイナ「わかった!…はぁ……!」

 

アイナが封印エネルギーを込めて放つ空気弾を発射して着弾させたあとに、私が封印エネルギーを集中させたドラゴンロッドの先端でアムスの胴体を突き、エネルギーを送って怯ませる。そこに…

 

冷雨&エーニャ&マノン「はああああああ!」

 

冷雨とエーニャが武器で切りつけて攻撃してさらにダメージを負わせた。そして…

 

一葉「あとは私達が!」

 

冷雨「えぇ!」

 

エーニャ「さくっと一気に決めちゃおう!」

 

フィニッシュタイム!ウェポン!ミラクル!スピリット!オールブレイク!

 

ネオバット!トワイライトフィニッシュ!

 

バレット!ディストラクション!

 

私達はアムス・クヴァリスの胴体に向かってライダーキックを放ち、そのまま目の前にある氷の柱にぶつけさせた。そして…

 

エーニャ「それでは参りましょう!3!」

 

5つ子のところに行く。

 

エーニャ「2!」

 

アイナとマノンのところに向かう。

 

エーニャ「1!」

 

私と冷雨のところに向かう。

 

エーニャ「大勝利〜!」

 

アムス・クヴァリスはその場で絶命した。

 

クッカ「やりましたね皆さん!」

 

タイヴァス「素晴らしいチームプレーだ!」

 

イルマ「よし、早いところ情報を入手して戻ろう。」

 

そして私達は先程のセントラルタワーの内部に向かった。

 

イルマ「思った通りだ。ここにはダークファルスに関する情報が保存されてる。」

 

アイナ「え!?」

 

イルマ「これがあれば…ダークファルスを倒せる可能性が拡大に上がるはず!……ん?これは?」

 

イルマが端末の何かのファイルに気づいたのか…その映像…らしきものに手をつける……そして映ったのは…

 

メリ「おじいちゃん……?」

 

メリ達を育てた祖父が動画を遺産として残したようだ。

 

ライナス『このファイルを見つけたのは恐らく……ワシの孫達だろう…お前達に伝えておきたいことがある。ロストセントラルに残されたデータを調査した結果……かつてこの地で暴れたダークファルスは……まだ成長段階だったこがわかった。不安定で真の力を出すことはできなかったようだ。』

 

一葉「(なるほど……通りであの時に戦ったアイツは鈍った攻撃をしたのね?)」

 

ライナス『ワシは遠くない将来、再びダークファルスが現れ、完全体にまで成長するのではないかと見ている。役に立つか定かではないが、ロストセントラルを襲ったダークファルスの戦闘データを残しておいた。これを基にダークファルスを倒すための方法を見つけてほしい。タイヴァス、トゥーリ、イルマ、クッカ、メリ、親代わりとして途中までしか面倒を見る事ができず……すまない、許してくれ。』

 

エーニャ「うぅ…なんて感動な…(´;ω;`)」

 

ライナス『お前達が立派に成長することを望んでいるよ。5人が力を合わせれば、誰にも負けない強いリーダーになれる。いつまでも仲良くな?』

 

タイヴァス「じいちゃん…」

 

イルマ「おじいちゃん……ありがとう…」

 

メリ「おじいちゃん…大丈夫よ。私たち、しっかりやるから。」

 

そしてロストセントラルからロッジに戻ったあと…

 

タイヴァス「君達には世話になったな。」

 

メリ「お弁当作ったの!帰りに食べて!はい!アナタ達も!」

 

アイナ「ありがとう!」

 

するとマグからクロフォードから連絡が来た。

 

クロフォード『データはしっかりと受け取ったよ。これで今回の任務は完了だ。イルマを助けてくれてありがとう。改めて礼を言わせて貰うよ。』

 

イルマ「セントラルキャノンの改良は任せて。クロフォードと協力して進めるから。」

 

クロフォード『ではみんな…戻ったらゆっくり休んでほしい。それじゃ失礼するよ?』

 

マノン「んじゃ行きましょうか?」

 

クッカ「お気をつけて。」

 

トゥーリ「また来てくれ。」

 

メリ「必ずね!」

 

アイナ「うんもちろん!じゃあね!みんな!」

 

一葉「私達は別件があるから、あとでまた。」

 

マノン「分かったわ。アナタ達も気をつけてね?」

 

私達はガンシップに乗ってクルーザーに向かった。するとトルーパー達が凄い荷物を持っていたので何かなと思うと…

 

冷雨「もしかして…ロストセントラルの機材を沢山盗んできたの?」

 

エーニャ「言い方が悪いわよエーニャ。これ使ってヴォルキリーの改良をするのよ!きっと有紗とリンは驚くわよォー!」

 

しかしこの時、私達は月夜が不眠症が原因で眠りに着くとは思わなかった。その眠りが…未知の場所に向かうとは知らずに…

 

 




次回、コラボ編スタート。

・眠れる月夜


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・六幕 スフィア桃夢卿
・眠れる月夜



コラボ開始です。よろしくお願いします。

今回のコラボ相手

エース様 暗闇光刃 (聖剣達と過ごしていくハイスクールDxD)

旭日提督様 シャルロット・フォン・ブリュッヒャー (共和国の旗の下に)

巖の上にも1000年様 伊口才 (人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった。)

セーラーギャラクシア様 如月零児 如月麗華 他 (IS魔法ビルド・ニュージェネレーション)

ルオン様 紅 一騎 紅一海

RRver.帝王様 十六夜煉 天導大牙 枢木零瑠(くるるぎれいる)

小さな魔女様 稗田阿求 姫海棠はたて (稗田阿求は動かない)

ナハト・リコリス様 カズマ/南雲一真 (ダークサイド・ポケモン物語(ストーリー) 闇に堕ちたとある転生者)

アッホマン様 立花タロウ(戦姫絶唱シンフォギアドンブラザーズ)

桐龍戦兎様 桐谷キリト (アサルトリリィ 最強の剣士)

雪春様 剣崎小刀祢 (ヘイセイな元21歳の転生少女とヘイセイと同等くらい濃い世界)

ジューク様 華貫頼斗 (マッドでヤベーイ奴しか変身できないんだが)



 

ソードブレイブバーストの世界。そこでシヨンとカチナ、そしてのなのとてんねは夜中にある犯人を追っていた。

 

のなの「オラオラオラオラオラオラ!逃げんじゃねぇーーよ!」

 

てんね「お姉ちゃん!もうちょっと安全運転でぇーーー!?」

 

カチナ「おろろろろろろろ!?」

 

シヨン「お前ら何でバイクで行かなかったんだよ…(呆れ)」

 

のなの「だってっ!こっちの方がスピードでるもん!」

 

シヨン「図体デカイモンスターカーだからな!?スピードもそれなりにあるし!」

 

カチナ「あ!シヨン!」

 

シヨン「あ!にゃーろ!逃がすか!」

 

シヨンさんは追っている犯人を捕まえようとしたが、 謎の空間に入り逃げられてしまった。

 

シヨン「畜生……やられたか。」

 

不安そうな顔をして雨が降る空を見上げるシヨンさん。

 

シヨン「何か……不吉な事が起きようとしている。」

 

スフィア天界……

 

一葉「あぁ…だりぃ…」

 

エーニャ「今日のスフィア天界暑くない?また春夏秋冬事件?」

 

冷雨「んなことないでしょ。私達がクヴァリス行ったあとのすぐに暑いところに来たから仕方ないわよ。」

 

一葉「よくもまぁ平然といられるわね…」

 

冷雨「アナタがいつもダルそうにしてるからでしょ…(呆れ)」

 

そんなグーダラしている私達のところに母さんが急いで駆け寄ってきた。

 

リュミア「みんな大変!早く集中治療室に来て!」

 

「「え!?」」

 

リュミア「月夜くんが……一昨日から目が覚めないの!」

 

「「え!?」」

 

一葉「月夜が?…くっ!」

 

私達は急いでスフィア天界の集中治療室へ向かった。そしてそこにはベットで深い眠りについた月夜がいた。

 

一葉「月夜!」

 

私は急いで月夜の方へと駆け寄り、彼に寄り添った。

 

一葉「月夜!起きて!月夜!」

 

月夜「……」

 

一葉「そんな……ぐす…月夜がこんなに長く眠ることになるなんて…」

 

冷雨「レックス、アナタが連絡を?」

 

レックス「あぁ…一昨日、疲れてるから寝てくると言って部屋に向かったんだが…3日後になっても戻らないからアソーカと様子を見に行ったら…このザマだよ…」

 

エーニャ「困ったわね…クローン連合軍は月夜が主体となって動いてるのに…その主体がこんなんじゃねぇ…」

 

冷雨「母さん、何が原因か分かる?」

 

リュミア「そ、それが…」

 

ロイヤル「スフィア桃夢卿。」

 

「「え?」」

 

ロイヤル「その昔。スフィア天界では禁じられた場所と称された『眠りについたものが夢として迷い込む場所』私は先代である大天神と共に、その場所を封じたの……けど、たまにそこに迷い込む人がいてね……救うのには1週間はかかるのよ。」

 

一葉「んじゃ!月夜も1週間も待てば!」

 

ロイヤル「無理よ。」

 

一葉「え?」

 

ロイヤル「最近桃夢卿の被害が酷くなっているの。管理している人も対処し切れない状況に陥っている。」

 

一葉「そんな……」

 

ロイヤル「けど、一つだけ……手はあるわ。直接…桃夢卿に行くのよ。」

 

一葉「眠らない状態で!?」

 

ロイヤル「スフィア桃夢卿はクルーザーで出発……ここから5時間かけて向かうわ。けど、ここには何があるか分からないわ。予め人員が必要ね……けど、急には流石に無理があるわね…」

 

そりゃそうよ……スフィア天界にこれるのは大体月夜の知り合い……え?

 

一葉「待って……」

 

冷雨「どうしたのよ?」

 

一葉「月夜が今まであった人物に協力して貰えばいいのよ!おばあちゃんと母さんはロア様に知っていて強そうな人を呼び、私達は私達で月夜の知り合いを呼ぶ。」

 

冷雨「なるほど、悪くないアイデアね?」

 

エーニャ「なら私は光刃を呼ぶ!」

 

冷雨「私は彼と親交の深いシャルロットと交渉してみるわ。アナタは?」

 

一葉「私は別件。戦兎さんに頼んでみる。」

 

そういって私達はスフィア桃夢卿に向かうため、スフィア天界が支給したフル装備に着替えた。そして……

 

戦兎「ん?」

 

私はスフィアゲートを開いて急いで戦兎さんの部屋に入った。

 

戦兎「一葉?」

 

ミナコ「どうしたのかしら?」

 

一葉「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・戦兎さんお願いがあります!月夜を月夜を!!」

 

戦兎「落ち着きなさい。一体何があったのか説明をしてくれないか?」

 

一葉「は、はい。」

 

私は月夜が昏睡状態に入り、そのままスフィア桃夢卿に迷い込んだことを伝えた。

 

戦兎「・・・・・・・・・ミナコ、この現象は一度あったな。」

 

ミナコ「えぇ・・・・・・」

 

一葉「どういうことですか?」

 

戦兎「ある地域で人々が目を覚まさなくなったことがあった。」

 

月夜と同じように昏睡状態になった事件らしい。だけど今回のは別の現象だと推測するとみる戦兎さん。

 

一葉「そ、そんな・・・・・・じゃあ月夜は目を覚まさないのですか?」

 

戦兎「そうじゃない、何らかの原因で彼を昏睡状態にしてしまっている可能性は高い。俺が行きたい・・・・・・ところだが・・・・・・」

 

戦兎さんは気まづそうな顔をして下を向いた。どうやら嫌な予感がする。

 

麗華「どうしたのですか?お父様?」

 

戦兎「実は、もっとやばいことが起こっていてね。雷の結晶が盗まれたらしいんだよ。」

 

「「「え!?」」」

 

戦兎「スフィア天界から雷の結晶を盗んだ奴らがいるんだよ。俺はそっちの任務で行けないんだよ。」

 

一葉「ならどうしたらいいですか?私は・・・・・・私は!!」

 

私は目のハイライトを消した状態で泣き始めようとした……だが戦兎さんはそれを見兼ねて……

 

戦兎「(いやもう重症だな。目が死んでるよ…) ・・・・・・零児、麗華。二人に一葉ちゃんと共に次元を超えスフィア天界の方へと行け。 」

 

麗華「それって私達が?」

 

零児「一葉姉ちゃんと共に月夜さんを助ければいいってこと?」

 

戦兎「そうだ。お前達にとっても別の世界での戦いははじめてだ。お前達は俺の変わりとして、そして神エボルトの子どもとして事件解決するように…」

 

麗華「お父様。」

 

零児「わかったぜ父さん!俺達が一葉姉ちゃんと共に月夜さんを助けるよ!!」

 

2人は初めての異世界での戦いを経験をすることと戦兎さんの子供としての任務を与えられたのか、緊張をしながらも月夜を助けるために力を貸す決意を固めてくれた。

 

戦兎「一葉ちゃん、数は少ないかもしれないが、ほかの戦士達に関しては俺に任せてくれ、必ず君たちの世界へと送ることを約束をしよう。」

 

一葉「ありがとうございます!私達の関係なのに・・・・・・」

 

戦兎「気にするな、この間の異変でもこっちは助けてもらったからね?麗華、零児・・・・・・二人ともしっかりな?」

 

麗華「はい!神エボルトの子どもとして恥ずかしくないよう頑張ります!」

 

零児「あぁ必ず事件を解決をして見せるぜ!!」

 

一葉「ありがとう二人とも!さぁ急ごう!!」

 

そしてスフィア天界……

 

麗華「ここがスフィア天界……」

 

零児「姉ちゃん達の部屋しか見たことないけど……外はまるで光の国みたいだな?」

 

一葉「イメージとは全然違うんだけどね……( ̄▽ ̄;)」

 

麗華「そういえば……冷雨姉さんとエーニャ姉さんは?」

 

一葉「あぁ、あの二人なら……」

 

クローン連合軍:本部

 

ブリュッヒャー「なるほど……未知の不眠症か。」

 

冷雨「頼めるかしら?」

 

ブリュッヒャー「私が断ったことがあるか?それに、スフィア天界には何回か世話になってるしな……アイツとは友人みたいな関係だ。ま、漂流時に助けられた恩があるし、なんかよく分からない場所でよく分からない敵と戦ってるやつが今度はよく分からないところで迷子になってりゃ……助けに向かうさ。少なくとも悪人ではないしな?」

 

冷雨「ありがとう、助かるわ。」

 

ブリュッヒャー「光刃も来るのだろう?他に来るやつはいないのか?」

 

冷雨「戦兎さんが少数人集めてくれるって言ってたけど……そう簡単に集まるかどうか……」

 

ブリュッヒャー「なら、私が何人か呼ぼうか?会った回数は少ないが、心当たりがあるやつがいる。」

 

冷雨「本当に?」

 

ブリュッヒャー「あぁ、任せてくれよ?」

 

そして光刃の世界では……

 

光刃「なに!?昏睡状態になって行方不明!?」

 

エーニャ「正確に言えば夢の世界に閉じ込められたっていうか……なんていうか……迷い込んだ?……いや、違うな……ハシゴしに行った?いや……それじゃあ酔っ払いが居酒屋に行くようなもんか……えぇと……えぇと。」

 

光刃「とにかくピンチなのは分かった。クロス、また俺は行ってくるよ。」

 

クロス「分かりました。けど、今回はクロスセイバーには変身しないでくださいね!この前の祭みたいなことになりたくないですから!」

 

光刃「はいはい……」

 

こうして様々な世界から、異世界の戦士達が集まるのであった。

 




次回

・異世界の戦士達


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・異世界の戦士達


ではどうぞ。


 

私は他の助っ人が来るまで、麗華と零児と共に模擬戦をしていた。

 

一葉「腕は落ちてないわね?戦兎さんがしっかりメンテナンスしてる甲斐が有るわね?」

 

零児「俺も負けてないぜ姉ちゃん。前より強くなったからなっ!」

 

麗華「流石ですね。一葉お姉様。」

 

一葉「私だってまだまだよ。おっと、噂をすれば来たわよ?」

 

エーニャが光刃、そして阿求と少数集めてやってきた。そして別の場所からは…

 

カズマ「久しぶりです。一葉さん。」

 

一葉「カズマくん!戦兎さんから話は聞いたね?」

 

カズマ「はい。それに来てるのは私だけではありません。」

 

一海「よう一葉、彼氏がピンチなんだって?」

 

一葉「はい。スフィア桃夢卿とかいう場所で……ん?」

 

私が嫌なオーラを感じ、エーニャと光刃と一緒に後ろを振り向くと、そこには見覚えのあるメンバーが何人かいた。

 

伊口才の世界。

 

才「さて……今日の売上は……おぉ、味タバコが大売上だな?新しい味をまた試してみるかな?あとは……ん?」

 

伊口才が経営する会社……その社長室にスフィアゲートが開いた。そして現れたのは……

 

ブリュッヒャー「よう。覚えてるか?」

 

才「シャルロット・フォン・ブリュッヒャー。」

 

ブリュッヒャー「メルトロンでの戦い以来だな?あの時の私は戦艦での指示で直接お前に話せなかったこともあるからな?」

 

才「ふぅ……立ち話もなんだから、座って話そうか。」

 

シャルロットにある場所に連れて行った。千歌の旅館だ。

 

ブリュッヒャー「おっほん……何か甘味が欲しいな。」

 

才「そういうと思って餡蜜を用意しておいたよ…」

 

ブリュッヒャー「気が利くな?」

 

そしてシャルロットは事の経緯を才に話した。それに納得した彼は気まづそうな顔をしていた。

 

才「なるほど……そうなると、ウチの経営もかなり難しくなるな?」

 

ブリュッヒャー「となると?」

 

才「あぁ、協力させてくれ。アイツには色々と恩もあるからな?」

 

ブリュッヒャー「助かるよ。それに他の人物も誘っている。戦力としては申し分ないさ。」

 

才「ところでその他の人物とは?」

 

ブリュッヒャー「あぁそれなら……」

 

剣崎小刀祢の世界。

 

光刃「なぁ…本当に誘うのか?この前の手紙が来てからかなり経つけど……まだヒュージがいるんじゃねぇのか?」

 

キリト「行ってみなきゃ分からないだろ?それにアイツもまだ鬱憤が溜まって……」

 

キリトがそのセリフを言い切ろうとしたときだった。後ろから恐ろしいオーラを纏った女性が彼の背後に立ってこう言い出した。

 

小刀祢「えぇそうね……私を吹き飛ばしたアナタに対して鬱憤が溜まってるからかしら?」

 

キリトの後ろには、かつて共に戦った仮面ライダーブレイドに変身する『剣崎小刀祢』がいた。やはり色々な理由で鬱憤が溜まっているみたいだ。

 

キリト「い、いやぁ……あの時は色々と悪かっ……」

 

小刀祢「悪かったで済む問題じゃないわよ!あの時の恨みはまだ残ってるんだからねっ!」

 

気まづそうな雰囲気になると思った光刃は彼女の怒りを静止させた。

 

光刃「まぁまぁ……キリト以外の奴にも溜まってるみたいだから……お前にいい話を持ちかけに来てな?」

 

小刀祢「いい話?……てか、久しぶりね光刃。」

 

光刃「あぁ……そうだな。」

 

小刀祢「それで?いい話って?」

 

キリト「おっ!?ちょっ!?ヘッドロック!?」

 

光刃「あ、あははは……(^_^;)」

 

光刃は、月夜の身に起きたことを順序よく話した。その言葉を聞いたキリトも納得していた。

 

小刀祢「つまり、その桃源郷みたいなところに行って、月夜を助けるってことね?常磐三姉妹もなかなか無茶な交渉をするものね…」

 

キリト「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!?お前ヘッドロック誰から教わった!?」

 

小刀祢「冷雨。」

 

キリト「えええええええええぇぇぇぇぇぇ!?」

 

ギギギギギギギギ……

 

光刃「(相手にしたら余計質悪いんだな…)」

 

小刀祢「それで?愉快な仲間は他に誰がいるのかしら?」

 

光刃「そうだな……そうだね……うん。」

 

スフィア天界…

 

零児「なぁ一葉姉ちゃん……このオーラが強い人達は誰?」

 

一葉「あぁそうか……零児と麗華は才達と会うのは初めてか…彼は伊口才、私はよく知らないけど、月夜に支援物資として『味タバコ』とかを送ってくれている人物よ。」

 

才「味タバコはスフィア・リムでも大人気だ。おかげでこっちの利益も大黒字さ。ありがたい。よろしくな?」

 

一葉「その隣は桐谷キリト、光刃と同じセイバーに変身するわ。」

 

ブリュッヒャー「私としてはどっちがセイバーか見当もつかん。」

 

光刃「悪かったな。」

 

一葉「んで〜……アナタが……」

 

小刀祢「忘れたような顔してるでしょ?ほら、メルトロンには行けないって手紙を送った剣崎小刀祢よ!」

 

一葉「あぁ、あの時の。」

 

ヒュージ殲滅に没頭して、惑星メルトロンでの戦いに参加できなかった小刀祢。今回は都合がいいらしく、私達のスフィア天界に足を運んでくれたそうだ。

 

才「それで……この2人は?」

 

一葉「2人は戦兎さんの子供で、如月零児と如月麗華。」

 

麗華「よろしくお願いします!」

 

零児「よろしく!」

 

才「元気がいいな?……ところで、月夜の容態は?」

 

一葉「変わらないってところかしらね…」

 

小刀祢「スフィア桃夢卿……その夢のような場所に私達が向かうのね?」

 

冷雨「もう夢超えてるんだよなぁ……」

 

ブリュッヒャー「というか……お前達はなぜそんなフル装備なんだ?」

 

エーニャ「その理由ならあそこにあるわよ?」

 

私達と目と鼻の先にある倉庫のシャッターが開くと、そこには飛行機があった。そしてその飛行機の前には…

 

ミーナ「久しぶりね?」

 

一葉「アナタは……ミーナ!」

 

そこには私は参加していなかった『グリフォテイの戦い』で共に月夜と闘った『ストライクウィッチーズ』のリーダー。『ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ』がいた。

 

ミーナ「話は聞かせて貰ったわ。月夜がいる桃夢卿まで、飛行機で送るわ。」

 

キリト「お!これはありがたいな!」

 

するとそこに……

 

煉「やぁ一葉ちゃん。」

 

一葉「煉さん!」

 

煉「久しぶりな面子もいて豪華だな?」

 

ブリュッヒャー「こちらとしてはまだ多い方ですけどね…」

 

煉「まぁそう言うなよシャルロットくん。」

 

光刃「煉さん。その御二方は?」

 

冷雨「1人は見覚えがあるわ……久しぶりね大牙。筋肉が増えたかしら?」

 

大牙「あぁ、着痩せするタイプでね?」

 

煉「月夜の検討は戦兎から聞いた……まさかこうなるとはね?」

 

一葉「ところで……もう1人の人は?」

 

煉「あぁ、彼は…」

 

零瑠「俺は枢木零瑠、よろしく。」

 

煉「俺が知る人物の中で5本指に入るレベルで最強クラスの実力者の1人だ……おっと、自己紹介が忘れたな?いつもニヤニヤあなたの背後に這い寄る災厄、十六夜煉です!」

 

ブリュッヒャー「いや煉さん…」

 

煉「ん?」

 

光刃「たぶん、アナタよりもヤバい奴はいますよ。」

 

一葉「え?誰?」

 

「「ゴクリ……」」

 

ブリュッヒャー「兎の皮を破った災害(ラビット・ディザスター)…」

 

「「いや誰!?」」

 

全国IS祭に助けに行った常磐三姉妹は愚か……才やキリト、小刀祢達はその存在すら知らなかった。嶺賀の世界で自重せず、嶺賀達のチームを自身のISで容赦なく全国IS祭の競技をクリアさせた化物……怪人でさえも倒してしまう程のあのISはその時にいた光刃とブリュッヒャーの頭の記憶に残っていたのだ。

 

光刃「アイツ……また現れるってことないよな?」

 

ブリュッヒャー「ま、まさかなぁ〜……」

 

光刃&ブリュッヒャー「あはははははははは……」

 

エーニャ「なに言ってんのコイツら…」

 

冷雨「さぁ……」

 

そんな兎の話の話題で盛り上がっていた(盛り上がってたのか?)最中、その男は現れた。

 

???「はっーはははは!祭だ!祭だ!祭だ!」

 

「「え?」」

 

私達の前にめちゃくちゃデカいお神輿が現れた。筋肉モリモリマッチョマンの人達に+、ある2人の人物が同じように神輿を担いでいた。

 

頼斗「あぁ、なんで俺が神輿を担がなきゃならないんだよ。」

 

一騎「うぅ…俺まで担がなきゃいけねぇのかよ。」

 

一海「お前なにやってんだよ!?」

 

一騎「こっちか聞きてぇーよ親父!」

 

タロウ「袖振り合うも他生の縁、躓く石も縁の端くれ!共に踊れば繋がる縁!この世は楽園!!悩みなんざ吹っ飛ばせ!!笑え笑え!ハーハッハッハッハ!!」

 

阿求「はぁ……なんて酷いものを見たのかしら…」

 

はたて「まぁ…」

 

華やかな派手さで私達をドン引きさせたドンモモタロウは私達の前に降りて、変身を解除した。てか…阿求とはたては無理やり紙吹雪を散らすのを任されて疲れ果ててるし…

 

タロウ「立花タロウ、ドンモモタロウだ!これでお前達とも縁ができたな!」

 

一葉「何回か会ってる気がするんだよなぁ…」

 

冷雨「というか…一騎も来てたのね?」

 

一騎「おう、また会ったな?」

 

麗華「お久しぶりですね?」

 

零児「だな。」

 

頼斗「華貫頼斗だ。よろしくな!」

 

阿求「あ、稗田阿求。よろしく。」

 

はたて「姫海棠はたてだよ。よろしくね?」

 

一葉「これで大体は揃ったわね。」

 

冷雨「んじゃ、飛行機に乗りましょうか?」

 

エーニャ「ふふ……光刃、キリト?」

 

光刃&キリト「あ?」

 

エーニャ「月夜を助けるために全てを賭ける覚悟はある?」

 

光刃&キリト「え?」

 

飛行機搭乗後…

 

キリト「な、なぁ光刃…俺達…なんでパラシュートのバックパックを背負ってるんだ?」

 

光刃「し…知るかよ…けど…」

 

ブリュッヒャー「ŧ‹"ŧ‹"(o'u'o)ŧ‹"ŧ‹"♡ ŧ‹ŧ‹"(///)'ω'(///)ŧ‹"ŧ‹" ( ˙༥˙ )ムシャムシャ」

 

阿求「アナタ……それまさか。」

 

ブリュッヒャー「スフィア天界特製のスペシャル餡蜜だが?」

 

小刀祢「そんな食べ物買える余裕ないでしょう…」

 

ミーナ『みんな、そろそろスフィア桃夢卿よ?』

 

タロウ「ついにか…だが、どうやって降りるんだ?」

 

一葉「そりゃまぁ……私達のやり方…でね?」

 

キリト「ま、まさか…」

 

すると警報音が鳴り響くと同時に足元が急に開き始めた。そう、この状態のまま降下するのだ。

 

小刀祢「ちょっと!アナタ達本気でそれやるの!?」

 

冷雨「これぐらい、私達は普通だけど?」

 

小刀祢「え?」

 

エーニャ「それに、これぐらいなら麗華と零児も大丈夫よね?」

 

麗華「はい♪大丈夫ですよ♪」

 

零児「え!?姉ちゃん!?マジで言ってるの!?」

 

タロウ「面白い。存分に空の旅を楽しませて貰おう。」

 

ブリュッヒャーはサングラスをかけた後にこう言い放つ。

 

ブリュッヒャー「( -`ω-)bアイルビーバック」

 

光刃「お前はお前で何余裕こいてるんだよ!?空飛ぶんだぞ!空!」

 

煉「流石は神ジオウの娘達だな…」

 

一海「だな。」

 

ミーナ『準備はいい?常磐三姉妹!』

 

一葉&冷雨&エーニャ「はい!」

 

小刀祢&頼斗&一騎「「いや、はいじゃないから!?」」

 

そしてみんなが座ってる席のシートベルトが自動的に外れて…

 

零児&光刃&キリト&小刀祢&頼斗&一騎「「え…?」」

 

みんなが飛行機から次々と降下していった…

 

零児&光刃&キリト「こんなん賭ける余裕なんかねぇーーーーーーーー!?」

 

エーニャ「フォーーーーーー!」

 

ここからスフィア桃夢卿での戦いが始まったのであった。

 

 




次回

・脱走する月夜 災害の兎 再び


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・脱走する月夜 災害の兎 再び


ではどうぞ。


 

月夜「うっ、うーん……」

 

えぇと…ここはどこだ?確か俺は、疲れてて研究室で寝に行って…そのまま…

 

月夜「……」

 

変な世界に来ちまった…たく。待て?なんか身体が軽い感じがする…まるでSAOの世界に入ったような…まさか夢?

 

月夜「てか…なんで宙吊りになってるんだ?」

 

そして檻のような場所に週刊されて、今俺は犯罪者と……勝手に犯罪者にすな!しかし不思議なものだな?なーんで寝ただけで夢のなかで犯罪者にならんのか?しかも檻の柵の先に立っていたのは…

 

月夜「デモンズトルーパー…」

 

本来のデモンズトルーパーは作業服然とした無地のアンダースーツの上にデモンズやオーバーデモンズから最低限の装甲を残してオミットした様なプロテクターを纏うが、コイツらは違かった。

 

そのアンダースーツがバトルレイダーを改造したようなもので、その上に上記のプロテクターを纏っていた。

 

月夜「(帝国はIS祭の際に壊滅したはず……なら有り得るのなら『グレフトク』……しかいないのか?)」

 

そんなことを考えていたその時だった。

 

ジャックライズ!ジャッキング!ブレイク!

 

俺が脱走しないように見張っていたデモンズトルーパー達が謎の攻撃を受けてしまった。炎の刃を放たれて、その場に倒れたトルーパー達。そして俺を助けようとしたのは…

 

プレジデント「久しぶりだな。闇川月夜。」

 

月夜「プレジデント。」

 

表側では或兎達の世界を侵略し、兵器工場を作ろうとしたが、その裏では怨念獣ガルドバニアを使ってスフィア・リム全体を壊そうと計画していた敵だ。そんな奴がなぜ俺を…

 

プレジデント「脱出するぞ闇川月夜。ここはお前のいる場所じゃない。」

 

そう言ってプレジデントは檻の柵を壊し、吊るされた糸を壊して手錠を外した。そして…

 

プレジデント「急な話ですまないな……着替えだ。」

 

月夜「なぜ助けた?」

 

プレジデント「怨念獣に操られた私を助けた御礼さ。」

 

月夜「なに?」

 

プレジデント「私は元はスフィア天界に勤務していた人物だ…だが、ある境にゴルドニアで住むことになり、そこからアブソリューティアンになった…戦争で負けたあと、私はスフィア天界の禁じられた場所の一つである怪人墓場にやってきた…しかしそこで…ガルドバニアの怨念に纏われてしまい…理性を失った…」

 

月夜「ガルドバニアにそんな性質があったなんて…」

 

俺は着替えながら、ガルドバニアの真実を聞いて驚きを隠せないでいたのだった。

 

プレジデント「スフィア天界では語られていない真実だ。仕方あるまい…これを使え。役に立つ。」

 

俺はプレジデントからアタッシュケースを取り出した。そして中にあったのは、リバイスドライバーのような形をしていたが、リバイスのオーインジェクターではなく、デモンズを彷彿とさせるオーインジェクターがあった。

 

色はジードライザーと同じ配色だった。

 

月夜「これは…」

 

プレジデント「キメラドライバーをベースに造られた新たなドライバーだ。貴様がここに迷い込んだのをマルヴァド様から聞いてな……罪滅ぼしの代わりに…私を雇いたいと言ってな…最初は悩んだが……全てはガルドバニアのせいだ。私自身がやってないとしても、ガルドバニアに触れた私の責任でもある。」

 

月夜「分かった…有難く受け取るよ。」

 

俺はドライバーを腰に装着した。

 

ジードドライバーツヴァイ!

 

プレジデント「急ぐぞ。アイツらが匂いを嗅ぎつけて来ている!」

 

そう言われた俺達2人はその場から脱出する。そして出た先にあったのは…

 

トウコ「おうおう!久しぶりじゃねーか!仮面ライダージードよ!」

 

メイ「ダメだよ!檻の中で大人しくしてないと!」

 

月夜「トウコにメイ……復活したのか?」

 

プレジデント「くっ…遅かったか。アイツらの一時的な幹部だ。」

 

月夜「アイツら?」

 

2人は改造されたデモンズトルーパーとギフジュニアを連れて俺達の前に立ち塞がった。

 

月夜「ふぅ……仕方ない…檻のなかで閉じ込められた分…暴れさせて貰いますかね?」

 

ジードキメラライドスタンプを取り出した俺はそれを起動したあとにオーインジェクターにスキャンさせ、ライドスタンプゴースロットに装填させる。

 

トリニティジード!Confirmed!

 

come on!Go!スピノ!キング!ダイル!

 

come on!Go!スピノ!キング!ダイル!

 

月夜「変身。」

 

トライミクス!スピノサウルス!キングクラブ!クロコダイル!仮面ライダー!オーバージード!

 

仮面ライダーキマイラをベースに、アマゾンオメガを組み合わせ、さらにはスピノサウルスをイメージしたアーマーが纏われた。全身の色はジードプリミティブのようだった。

 

月夜「ウオオオオオオオオオオ!」

 

アマゾンズのようなオーラを解放してギフジュニアを吹き飛ばして、仮面ライダーオーバージードに変身した。

 

月夜「昂るぜっ……野生ッ!」

 

一方……

 

嶺賀「なぁ天野…」

 

雪兎「なんだ?」

 

嶺賀「なんで俺がお前の実験に付き合わなきゃならないんだよ!」

 

兎の皮を破った災害(ラビットディザスター)はスフィアライドブックから嶺賀を連れ出し、彼に自分の実験を手伝わせていた。

 

雪兎「いやぁー……スフィアライドブックがあまりにも便利過ぎてな?通信機器にはなるわ、様々な世界に行く機能はあるわ……その世界から手を突っ込んだらその人を出せるとか?」

 

嶺賀「(そりゃお前のブックが優秀だからだよ。俺が支給されたのは通信機器だけある奴だぞ?)あのなぁ……使い方絶対間違えてると思うぞ?」

 

雪兎「そのために…今これを実験してるんだろ?」

 

嶺賀「そういう問題じゃ……っておい!打つな!打つな!」

 

雪兎「発射。」

 

嶺賀「やめろおおおおおおおおおおお!?」

 

雪兎が開発した新型のキャノン砲の餌食となった嶺賀は、その場で気絶してしまった。

 

嶺賀「あぁ……威力が強くないか?」

 

雪兎「いや……もうちょっと調整した方が……ん?」

 

雪兎の持っているスフィアライドブックにいきなり着信音が流れた。

 

嶺賀「どうした?」

 

雪兎「電話だ……ちょっとかけてくる……もしもし?はい…はい…分かりました。」

 

雪兎は険しい顔をしながら嶺賀を見つめ、こう言い放った。

 

雪兎「なぁ嶺賀。」

 

嶺賀「あ?」

 

雪兎「とりま、スフィア天界に行かないか?」

 

嶺賀「なんで?」

 

その時、天野雪兎がスフィア桃夢卿に向かうことを、常磐三姉妹と異世界の戦士達は誰も知らなかった。

 

 

 




次回

・兎、再臨


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・兎、再臨


ではどうぞ。


 

光刃&キリト「いぃやああああああああああああああああ!?」

 

零児「死ぬ!?死んじゃうぅ!?」

 

頼斗「飛んでる!?じゃなくて落ちてるぅ!?」

 

スフィア桃夢卿に向かうため、私達は飛行機から飛び降りて空からの降下作戦を開始した。私たち常磐三姉妹と、シャルロット、小刀祢、才、麗華、大牙、煉さん、タロウ、そして零瑠が大丈夫だった。だが、肝心なのは大丈夫じゃないのが4名。零児と光刃、そしてキリトと頼斗だった。

 

頼斗「仕方ねぇ……こうなったらこれを使ってやる!」

 

Standing By!

 

頼斗「変身!」

 

Awakening!

 

頼斗はなんと仮面ライダーファイズ、ファイズブラスターに変身し、私達に追いついてきた。

 

光刃「あ!お前ズルいぞ!」

 

頼斗「逃げるんだよォ!」

 

零児&キリト「わあ~~ッ!! なんだこの男ーッ!?」

 

冷雨「そういえば……阿求とはたてはどうやって降下してるの?」

 

一葉「あぁ……あの2人なら……」

 

私が指を指した方向をみんなが見ると、そこにはベンチの形をしたものに、ジェットコースターの席があった。そこには阿求とはたてが安全バーを付けて搭乗しており、阿求は泣きそうな目で、はたてはゴミ袋を持って座っていた。

 

そしてそのまま、フリーフォール系のように下まで下がっていく光景に私達は苦笑いをするしかなかった。

 

阿求「なんでこんな状態で降りなきゃならないのよぉーーーーー!?」

 

はたて「うぇ……気持ち悪…」

 

戦えない人用にエーニャが作ったみたいだけど……あれ程の物を作る時間なんてあったのかしら?

 

ブリュッヒャー「なんかツッコミどころが満載なんだが……って、あの降下の仕方もありなのか…」

 

才「てかあれもどうかと思うぞ?」

 

そう、エーニャはもっと恐ろしいものを作っていたのだ。

 

タロウ「ワッーハッハッハッハッ!落ちれ落ちれ!スカイダイビング祭りだっー!」

 

筋肉モリモリマッチョマンが持つ代わりに、神輿を持つ場所に6つのジェットエンジンを装着し、神輿とは思えない程の速度でドンドンと落ちていく。タロウは怖がりもせずに大笑いをしながら、神輿で下を見下ろしていた。しかもエーニャも乗って紙吹雪をバズーカ砲で吹き飛ばし、空一面を華やかにしていった。

 

エーニャ「笑え!笑え!エーニャ様のお通りだっー!」

 

タロウ「ワッーハッハッハッハッ!」

 

「「あ ほ く さ」」

 

才「よそ見していると奴らが仕掛けてくるぞ!シャルロット!」

 

ブリュッヒャー「言われなくても分かっている!」

 

ブリュッヒャーがライトセーバー、才がガシャコンキースラッシャーを手に持ち、謎の敵が撃ってくるキャノン砲を次々と撃ち落としていった。

 

才「お前、いつからその武装を手に入れた?」

 

ブリュッヒャー「とあるお祭りに誘われて、その競技を使うために私用に作って貰ったんだ!ライダーに変身できない分、上手く使わせて貰っているよ。」

 

一葉「どんな祭りをしていたのやら…」

 

頼斗「おい!コイツら吹き飛ばしてもいいか?」

 

冷雨「いいけど!みんなを巻き込まないでね?」

 

Faiz Blaster Take Off!

 

頼斗「なら、思いっきり暴れさせて貰うぜ!吹き飛べっ!」

 

EXCEED CHARGE!

 

頼斗はファイズブラスターから強力な光弾。『フォトンバスター』を目の前にあるキャノン砲を次々と壊していった。

 

アブゾーブクイーン!

 

小刀祢「いくわよ!」

 

フュージョンジャック!

 

小刀祢「異世界での準備運動よ。有難く受け取りなさい!」

 

スラッシュ!サンダー!ライトニングスラッシュ!

 

今度はブレイド ジャックフォームに変身した小刀祢が続けざまにキャノン砲をライトニングスラッシュで破壊、その場で着陸した先にあったのは大量の改造されたデモンズトルーパーだった。

 

冷雨「デモンズトルーパー!?しかも、改造されている。」

 

一葉「見た感じ、アンダースーツがバトルレイダーを改造したようなものね……プロテクターがちゃんと付いてる。」

 

才「面倒なことになったな。どうする?」

 

麗華「この時、お父様達は無理して戦おうとしていますが……」

 

一葉「ま、雑魚っぽいし、さっさと倒しちゃいましょ?」

 

冷雨「考えがポジティブ過ぎるわよ。」

 

と、私達が攻撃を開始しようとしたその時だった。

 

キングクラブ サクリファイス!

 

突然、デモンズトルーパー達の後ろから蟹の鋏を模したエフェクトが現れ、それを纏った謎の仮面ライダーがそれと共に、トルーパー達に向けてパンチを放った。

 

月夜「うおおおおぉ!」

 

クロコダイル ストライク!

 

今度はワニのエフェクトを纏った一回転回し蹴りをデモンズトルーパーに蹴り放って撃破。そして…

 

スピノザウルスフィニッシュ!

 

頭上に飛び上がったあとに、そのままライダーキックを放ち、残りのデモンズトルーパー達を撃墜していった。そしてそのライダーの戦い方を見て、私は心当たりがあった。

 

一葉「月夜!?」

 

月夜「一葉!?」

 

私は驚きも兼ねて、変身を解除して月夜が立っているところに向かい、彼がまだライダーに変身している状態なのに抱き着いてしまう…

 

ブリュッヒャー「全く……相変わらず人騒がせが多いな貴様は…」

 

月夜「悪いブリュッヒャー。」

 

一葉「もう!心配したじゃない!何やってるのよ!」

 

月夜「悪い悪い…寝落ちして目が覚めたら…アイツらに拘束されてな?そしたら…コイツに助けられてよ。」

 

私達が視線を向けた先にいたのは見覚えのある人物だった。

 

プレジデント「久しぶりだな。常磐三姉妹。それに伊口才も。」

 

才「プレジデント!てめぇ生きてたのかっ!」

 

プレジデント「今は言葉で争い合う時じゃない。あれを見ろ。」

 

プレジデントが指を指した方向には改造したデモンズトルーパーとギフジュニア、さらには、私達が倒したはずのメイとトウコがいたのだ。

 

しかし驚くべきなのは真ん中にいたアイツだった。

 

麗華「あれは…父様が戦ったネプシュタン。」

 

ネプシュタン「如月戦兎を期待していたのだけど……まさか、神ジオウの娘たちとはね?」

 

プレジデント「ネプシュタン……貴様。」

 

ネプシュタン「久しぶりねプレジデント?もう少し怨念に縛られてくれると私は嬉しかったけど?」

 

プレジデント「黙れ!元々は貴様のせいだろう!」

 

ネプシュタン「ふっ…まぁいいわ。ガルザネの命令よ。常磐三姉妹諸共消えてしまいなさい!」

 

デモンズトルーパーが私達にライフルを向け、トウコとメイがエネルギーを纏ってエネルギーボールを放とうとしたその時だった。

 

嶺賀「撃ち堕とせ!カドゥール!」

 

雪兎「ここでも言うが、釣りはいらん!全弾持っていけ!」

 

光と闇を混ぜた剣から放つビームと、ミサイルがネプシュタン達の後ろにいるトルーパーとギフジュニアを次々と葬っていく。その光景に私達は唖然するしかなかった。

 

ブリュッヒャー「おい月夜…今のビームと弾丸の量は…」

 

月夜「あぁ……ここでもチート出してきたよ…零光の断罪者(ゼロライト ジャッジメント)兎の皮を破った災害(ラビット ディザスター)…(;´・ω・)」

 

ISを纏った2人の人物は私達の前に立ち、白銀と冷色の青を纏った男と、全身が黒と赤に染められたISが前に立っていた。

 

雪兎「お前いつもこんな奴らと戦ってるのか?」

 

嶺賀「お前が少ししか経験してないからだろ…」

 

ネプシュタン「何よ……アナタ、私達の兵士になんてことするのよ!」

 

雪兎「え?弾幕の雨を降らせただけですが?何か?」

 

嶺賀「やっぱり自重してないよコイツ。」

 

月夜&ブリュッヒャー「いやお前も言えないだろ。」

 

ネプシュタン「くっ、退くわよ。」

 

ネプシュタンの軍団は私達の前から姿を消していった。そして2人のIS装者は纏っていた武装を解除し、私服に戻った。

 

一葉「楽しいショーを見させて貰ったわ。助けてくれてありがとう。」

 

月夜&ブリュッヒャー「あれがショー扱いなの!?」

 

冷雨「2人とも……一葉とエーニャは頭おかしいから。」

 

雪兎「天野雪兎だ。月夜と嶺賀から何回か話は聞いた。一応…はじめまして…だったか?」

 

一葉「まぁね。アナタが嶺賀の世界で月夜と共に祭りを楽しんだって話は月夜から聞いたわ。」

 

雪兎「月夜の事情を天界のお得意様から聞いた。祭を楽しませて貰ったお礼として力になりたい。」

 

一葉「ありがとう。よろしくね雪兎。」

 

嶺賀「おい、俺にはないのかよ?」

 

冷雨「アナタは前に一緒に戦ったでしょうが…」

 

月夜「なぁ、取り込み中悪いんだけどさぁ?」

 

一葉「ん?」

 

月夜「アイツらどうしたの?」

 

月夜が親指を突き刺した場所を見ると、そこには地面に頭を突っ込んで気絶している光刃とキリト。そして先程のフリーフォールマシンに乗った状態で気絶した阿求とはたて、さらには零児が大きい穴にキラキラを吐いており、私達が知らないところで、カオス状態になってたのだ。

 

一葉「とりあえず……ヴォルキリー呼ぼうか…」

 

冷雨「そうね。」

 

タロウ「ワッーーーーハッハッハッハッハッ!愉快!愉快!いいぞ異界の仲間達!」

 





スフィア桃夢卿にやっていた私達。ネプシュタンをと共同している謎の敵、『ガルザネ』の目的とは?そして私達の前にさらに死んだはずのダークエグレイズまでもが現れて大ピンチ。そこに予想外の人物が私達の前に現れる!

次回

・季節の女神!

???「さぁ、始めましょうか?」


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・季節の女神!


ではどうぞ。


 

キリト「うぇっ……」

 

小刀祢「ちょっとキリト?大丈夫?」

 

キリト「ダメ……水ちょうだい…」

 

光刃「今度はもっとマシな降り方にしてくれ…」

 

零児「姉さん……俺…天国で待ってるから…」

 

麗華「まだ死んでないでしょ?ちゃんとしなさい。」

 

もうどうしたらいいか分からない状態で、看護師さんに囲まれる光刃と零児とキリト。それを羨ましいそうに見ていた頼斗は近くにあった今川焼きを食べていた。

 

雪兎「月夜、身体の具合は?」

 

月夜「一応……SAOにダイブしたような感覚だよ。ゴーグル付けてリンクスタートする奴。」

 

ブリュッヒャー「月夜、お前大丈夫なんだろうな?」

 

月夜「まぁな……だけど、スフィア桃夢卿って言ったけ?プレジデントは俺たちに倒されたあとに呪縛から解放されてスフィア天界に引き取られて…」

 

プレジデント「あぁ、だが問題があった。マルヴァド様からこの桃夢卿におかしいエネルギーがたくさん溢れ出ているという話をな……任務を頼まれた私は、色々と調べた。ここは死んだ悪人を目覚めさせてはならない場所みたいだ。」

 

才「それを今回、誰かが目覚めさせたってことか?」

 

冷雨「阿求達の世界ではそういうのは沢山あるのよね?幻想郷では物珍しくないでしょ?」

 

阿求「そうね。私は奇妙な怪異や事件に遭遇することが多いけど、悪霊を解放するとか、禁じられた場所……とかはまぁ、ありありのパターンね?」

 

嶺賀「とにかく、闇川の魂を現実世界に戻さないと、大変なことになるぞ。」

 

一葉「そうね……まずは休憩しましょう。お腹もみんな空いただろうし。父さんがこうなると思ってヴォルキリーにビュッフェが出来るほどの料理を用意してくれたのよ?」

 

光刃&キリト「バイキング!」

 

零児「飯の!?」

 

小刀祢「アナタ達ご飯のことになると復活するのね?」

 

麗華「ダメだこりゃ。」

 

そしてみんながビュッフェを楽しんでいる間…

 

ブリュッヒャー「来たぞ、エーニャ。」

 

エーニャ「来たわね?シャルロット。」

 

ブリュッヒャー「それで?話というのは?」

 

エーニャ「うん…実はアナタのISに今回の戦いのために色々と改造しておいたのよ。」

 

ブリュッヒャー「改造?また変なのではないだろうな?」

 

エーニャ「まぁ…現状、シャルロットが怪人共と戦う力が他のみんなと格段に違うからね…まぁ、ライトセーバーだけで戦うのはありだけど……闇雲に突っ込めば、負ける確率は100%有り得るわよ。」

 

ブリュッヒャー「どうすればいい?」

 

エーニャ「ISでの2つのモードに切り替える。1つはキャノン砲を使ったパワー特化型、もう1つは翼に変形して高速での戦闘に特化したもの…

 

ブリュッヒャー「どちらも桁違いの性能だな…」

 

エーニャ「馴れる必要があるから月夜と光刃にそこら辺のことを教えて貰うといいよ。ライダーに変身しなくても、ライダーの戦い方を覚えれば、何かと役に立つかもしれないわよ?私も全面的にバックアップするわ。」

 

ブリュッヒャー「ありがとう。」

 

一方…

 

有紗「はぁ…」

 

ヴォルキリーの館長であるフェヴリウォン・有紗が1人で思い悩んでいた。彼女の視線の先には規制テープで張り巡らされたアタッシュケースが置かれていた。

 

有紗「これ…もう何年も放置してんだよなぁ…」

 

有紗はため息を吐きながらそのケースを持たずに部屋を出ていった。そして嶺賀と雪兎は何をしているのかというと…

 

嶺賀「そういえばお前。初期パックはどうしたんだよ?」

 

雪兎「あぁ、冬休みに初期パック全てを改修しちまってな?改修モデルにするから使用出来ないんだ。だが、使えるのはトライアルリメイク、ガンナーリロード、そしてアドヴァンスドだけだ。」

 

嶺賀「なら、俺のスタイルのパッケージ使ってみるか?」

 

雪兎「お前の?」

 

嶺賀「あぁ、スタイル換装のシステムを予備で作っておいたんだよ。使うか?」

 

雪兎「んじゃ、有難く受け取っておくよ。」

 

そんななか、私は有紗が自身の部屋から出ていくことを見かけた。気になった私はその部屋に入ろうとしたが…

 

月夜「おい一葉。ここ有紗の部屋だろ?」

 

一葉「月夜。それに光刃とシャルロットも…」

 

ブリュッヒャー「お前、有紗の部屋に入ろうとしたのか?」

 

一葉「ま、まぁ…」

 

光刃「そういえば…幼馴染だったんだよな?」

 

一葉「……今、有紗が困った顔をして部屋から出て行ったの。気になったから部屋に入ろうと思ってね…」

 

月夜「おいやめとけよ…」

 

私は月夜の言葉に耳を貸さずに問答無用で有紗の部屋に入った。しかしかなり広いわね。流石はヴォルキリーの船長。これほど大きな部屋を選ぶのも納得ね…

 

ブリュッヒャー「うむ……色々なフィギュアが多いが…なにか意味があるのか?」

 

一葉「有紗の趣味が変わってるのよ。ライダー好きだし。」

 

月夜「すげぇな。ライトノベルが沢山あるし。アニメや艦これ、アズールレーンのフィギュア、ガンダムのプラモデルもある。」

 

光刃「仮面ライダーのドライバーも集めてる…セイバーの聖剣も沢山集めたんだな。」

 

そんななか光刃がテーブルに置いてある規制テープで巻き付けられたアタッシュケースを見つけた。気になった彼は規制テープを外してケースを開けようとした。

 

月夜「おいお前も勝手に開けたら…」

 

光刃「大丈夫!大丈夫!これぐらいで怒ることねぇだろ?」

 

そして光刃が開けたアタッシュケースに驚く程な品が入っていた。

 

光刃「おいこれって…」

 

光刃が有紗で内緒に開けたのはベイルドライバーだった。生死反応で見た感じ、悪魔らしきものは入っていないようね…けど、なんで有紗はこれをアタッシュケースに入れてわざわざ規制テープまで貼っているのかしら?

 

ブリュッヒャー「なぁ一葉。有紗はスフィアナイトの卒業生なんだろう?なぜ、君達みたいに戦おうとしないで、艦隊主体になったんだ?」

 

一葉「理由がブリュッヒャーと似ているかもしれないわ。彼女の剣術は相当の腕前だったわ。私も戦ってみて…その重さを感じたわ。」

 

すると…

 

有紗「み、見たの…?見たのか……?」

 

「「あ。」」

 

一葉「あ、有紗…ごめん。光刃がつい気になって…」

 

有紗「はぁ……持ち歩けばよかった。」

 

そう言って私達を押し退けてアタッシュケースを閉めて持ち、部屋から出て行った。私達はただ眺めることしか出来なくなり、心配になってしまった。

 

ブリュッヒャー「どうする?幼馴染だろ?近くにいてやったらどうだ?」

 

一葉「シャルロット。」

 

そんなことを言われた私は有紗の後を追うことにした。

 

有紗side

 

いつからこんなに嫌な気持ちになってしまったんだろ。クヴァリスでの戦いが終わったあとに、私は現場で戦っている一葉達が羨ましかった。しかし毎回毎回、大ピンチになってる時もあったのに、私は手も足も出なかった。

 

あのドライバーは親父から渡されたドライバー…『覚悟を決めた時に使え。』とは言われたけど、未だに勇気を出せずにいた。

 

このドライバーには不備なところがある。トリガーダークみたいに半ば暴走気味になる。私は一葉達を助けたい……けど…

 

冷雨「何を躊躇ってるのよ?」

 

有紗「冷雨。」

 

冷雨「ごめんなさい。自分の部屋に戻ろうとしている途中で、血迷ってるアナタを見つけて。」

 

有紗「……」

 

冷雨「それ…アナタのドライバー?」

 

有紗「あ、あぁ……けど、親父が変身したけど…暴走して敵味方関係なしに襲いかかってきて…」

 

冷雨「そうなのね…」

 

すると私が冷雨と話している隙にアイツが私のアタッシュケースを横取りした。

 

エーニャ「貸して!」

 

有紗「あ!ちょっ!おい!」

 

そうエーニャだった。アイツは無断でケースを開けて中身のドライバーを取った。たく…余計なことしやがって…

 

エーニャ「大丈夫。もう何も溜め込まなくていいんだよ有紗。私が不備になってるところを直して、アップデートしてあげる。」

 

有紗「エーニャ…」

 

エーニャ「その分。みっちり特訓しないとね?腕がまた落ちたら…こっちも困るんだから。」

 

有紗「……」

 

一葉「有紗!」

 

向こうから一葉の声が聞こえたので振り返ると、アイツが自身に満ち溢れて私にこう言い放ちやがった。

 

一葉「久しぶりに…一緒に特訓しようよ!スフィアナイト学校の時みたいにさ!」

 

有紗「一葉……!」

 

有紗side end

 

一方、煉と一海はまだ未開であるスフィア桃夢卿をパトロールしていた。すると煉が脳粒子で何かを感じた。嫌な予感がして上を見ると…

 

???「はああぁ!」

 

ドォーーン!

 

黒い鎧を纏った何かが2人を頭上から襲ってきた。

 

ロボット!イン!グリス!ブゥーラー!

 

ロンギヌス!ロンギヌス!スパイラルロンギヌス!フゥハッハッハッハッハ!

 

一海「おいゴラァ!せっかくヴォルキリーに戻ろうとしたあとに攻撃した奴は誰だ!」

 

煉「落ち着け煉。嫌な予感がしてきた…」

 

そして煙が晴れた場所に現れたのは…

 

エグレイズ「ふっふふふ……久しぶりだな?十六夜煉。紅一海。」

 

一海「お前は!?」

 

煉「ダーク・エグレイズ…」

 

最初に青空奏汰の世界に現れて以降、幾度なく一兎、レグリア、煉、一海と戦ってきた闇の戦士。様々な世界に侵略し、次々と惑星を我が物と化し、全宇宙を支配しようと目論んでいたが、最終的に暗黒結晶をばらまいてその場で散った。

 

しかし、他の敵に復活させられて蘇りは倒されたのを何回かを繰り返していた。

 

エグレイズ「今度こそ……私が全宇宙の王となる!貴様達はその最初の犠牲者になって貰う!」

 

リバース!フォビドゥン!ディストマッチ!Are you ready?

 

煉「悪いが、俺も神になったもんでね?そう簡単にやられるわけにはいかない!」

 

Re-birth with Forbidden of Power!OverDrive The Disaster!

 

煉はディザスター オーバードライブとなってダーク・エグレイズに攻撃を仕掛けるが、以前よりも力を増したことに気づき、大苦戦を強いられてしまう。

 

煉「前より強くなったか。(クソ、一兎と戦兎さえいれば楽勝なんだけどな。こんな状況じゃ勝てっこないぞ?)」

 

しかしその時だった。ダーク・エグレイズと戦っているこのフィールドに突如、桜吹雪が舞い散る。風の勢いが強くなって竜巻となり、エグレイズがその竜巻の餌食になってしまう。

 

エグレイズ「ぐっは……何者だ!」

 

???「バーニング・サンシャイン!」

 

今度は太陽を模した火球が彼の頭上に現れ、それがぶつかってさらに大苦戦を強いられてしまった。そして煉と一海の後ろに現れたのは…

 

???「立ち去りなさい。ダーク・エグレイズ。アナタはここにいてはなりません!」

 

エグレイズ「黙れ!ガルザネに蘇らせて貰ったのだ。ここは退かせてもらう!」

 

なんかめちゃくちゃ強そうな女神様に劣勢を強いられたエグレイズは黒い霧を充満させてその場から立ち去っていった。

 

???「お怪我はありませんか?神ディザスター。神グリス。」

 

一海「え?なんで俺達の名前知ってるんだ?」

 

???「いやですわ♪一度戦い会った仲じゃありませんこと?」

 

煉「え?」

 

???「では言いましょう。私は春の女神スプリズでもあり、時には夏の女神サマネス、はたまた秋の女神オタムル、そして冬の女神ウィンタルでもある季節の女神。」

 

一海「季節の女神って……!?」

 

煉「……」

 

フレーヴァー「それでは改めてまして…季節の女神。フレーヴァーと申しますわ♪以後、お見知り置きを♪」

 





ブリュッヒャーのISを対怪人用にしたり、有紗のドライバーを直してアップデートしたり…エーニャが今回、色々と仕事してる…

次回

・スフィア桃夢卿の謎


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・スフィア桃夢卿の謎


ではどうぞ。


 

フレーヴァー「(紅茶を飲む音)」

 

煉&一海「……」

 

光刃「なぁ?あれ本当に季節の女神なのか?俺達が戦った奴らとは大違いじゃねーか?」

 

月夜「だな…」

 

煉「教えて貰おうかフレーヴァー。なぜ今になって俺達を助けにきた?」

 

フレーヴァー「私もマルヴァド様の使い手ですもの。助けに来るに決まってるではありませんか♪」

 

一海「いや話になってない…」

 

フレーヴァー「マルドシーヴァに操られた私の分身であるスプリズ、サマネス、オタムル、ウィンタルが消滅したあと、その力は眠っていた私に宿りました。そして私は現代に蘇り…」

 

煉「女神として復職したわけか。」

 

フレーヴァー「まぁ…階級は一葉さんと同じですけどね……神ジオウ様と神エボルト様は大先輩ですから。」

 

小刀祢「え?そうなの?」

 

フレーヴァー「はい。気軽にフレーヴァーとお呼びくださいな♪」

 

冷雨「私達まだ女神じゃないから言いづらいんだよなぁ…」

 

月夜「そういえば……ブリュッヒャー達は?」

 

冷雨「あぁそれなら…」

 

ヴォルキリー内にある特訓所でカズマがスピルバンに変身し、シャルロットがエーニャによって改良を加えられたアルファ級ISアーマーの相手をしていた。

 

このアーマー、形態移行や自己進化能力はないが、エーニャの改良により、アーマー(ガンダムでいうフルアーマーユニコーンや、ミーティア) を装備して、パワーとスピードに特化させることが可能になった。色も変わってないし、形態変化というのは無さそうだが……

 

エーニャ「月夜から貰った武装データだけど、ハンド・ブラスターとか(対怪人用に作り直しておいたわ。」

 

ブリュッヒャー「そうした方が助かる。いくぞ!」

 

シャルロットはまず、ジェットパックを翼に変形させて、通常の倍よりも速いスピードで攻めてきた。その強さにロアの副官であるカズマは…

 

カズマ「やりすぎですよシャルロットさん!手加減してくださいよ!」

 

ブリュッヒャー「すまん。私は軍人だ。手加減という言葉は通用しない。」

 

カズマ「そんなっー!?」

 

今度は先程の翼からキャノン砲のようなものに切り替え、そこから高出力のエネルギー砲をカズマに狙おうとする。そして…

 

ブリュッヒャー「fire。」

 

カズマ「ギャーーーー!?」

 

赤い色のゲロビがカズマに直撃し、彼は壁にぶつけられてしまう。

 

ブリュッヒャー「威力が強すぎじゃないか?」

 

エーニャ「おっかしいな〜……調整はだいぶちゃんとしたんだけど…」

 

ブリュッヒャー「まさか。」

 

頼斗「おーい!カズマー?大丈夫かーー?」

 

一騎「つ、強すぎ…」

 

雪兎「〜♪」

 

エーニャ「あら?機嫌がいいじゃないの兎くん。」

 

雪兎「あぁ、色々な機械を弄らせて貰ってるからな?本格的に異世界の技術を見させて貰ったけど、いい趣味してるなここの連中は…」

 

嶺賀「待て、お前まさかシャルロットのISを…」

 

雪兎「改良したよ。怪人が1発で殺せるように。」

 

「「自重してねぇーコイツ!」」

 

一方に私は有紗の相手をしていた。彼女は持ち前の剣術で私と戦っていく。どうやら腕は落ちてないみたいね?

 

エーニャ「スフィアナイト時代より劣るかと思ったら……まさかそれ以上に上手くなってるとは…」

 

有紗「日々鍛錬が大事だ。それぐらいお前らにも出来るだろ?特にエーニャは…」

 

エーニャ「ご最もです…」

 

するとヴォルキリー内に警報が鳴り出した。嫌な予感がした私達はブリッジに向かおうとしたが…そこに現れたのは…

 

一葉「デモンズトルーパー!?」

 

エーニャ「しかも今度は軽装型…刀を装備してるわよ!?」

 

恐らくガルザネというネプシュタンとダーク・エグレイズを蘇らせた奴がこのデモンズトルーパーを差し向けたのだろう。私達は彼らの相手をするために戦っていく。有紗はまだ変身が不可能。

 

さらには父さんと戦兎さんもいないときた。これ今まで一番大ピンチなんじゃ?と思ったその時、デモンズトルーパーの一体か胴体を槍で突き刺され絶命してしまった。その後ろにいた人物は…

 

雪兎「大丈夫か一葉!」

 

一葉「雪兎!」

 

ISを両腕だけ装備した雪兎が私達を助けてに来てくれた。槍が突き刺さった状態のデモンズトルーパーから槍を抜き取った彼は辺りにいたデモンズトルーパーを次々と薙ぎ払っていった。だが…

 

一葉「数が多い!」

 

カズマ「マズイですね。このままだと…」

 

と、私達が大ピンチだったその時、赤色の光刃が次々とデモンズトルーパーを斬り裂いていった。それをやった人物は……

 

???「久しぶり。一葉。」

 

一葉「え?……フェーネス?」

 

私の幼馴染、フェーネスだった。一方…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バクテス「ん…うむ……お?」

 

スフィア桃夢卿の片隅でバクテスが凄い清々しい感じで目を覚ました。バクテス。仮面ライダーフィスの世界で、マーベル博士が作ったロボットだ。ガーデム軍団を率いり…幾度なく敗れながら、またもや蘇り敗れる。

 

バクテス「ここで何かの戦いが起きる気がしてならない…」

 

如月戦兎と相田健介に何回も倒され、恨みを持っていた人物だが…

 

バクテス「うむ…私も動いた方がよいだろうな。自分の罪を……償うために。」

 




次回

・死闘!バクテスVSエグレイズ!


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・死闘!バクテスVSエグレイズ!

ではどうぞ。


 

月夜side

 

フェーネス「……」

 

一葉「えぇと……その……」

 

フェーネス「……」

 

一葉「久しぶり……だね?」

 

突如現れた謎の女性。フェーネス。どうやら一葉の知り合いらしいが、一体何者なのか……俺は隣にいた冷雨に聞いてみることにした。

 

月夜「なぁ……アイツは誰なんだ?」

 

冷雨「私や一葉……有紗が通っていたスフィアナイト・スクールの生徒で……私達の幼なじみ…卒業したあとに行方を晦ましたんだけど……まさか、桃夢卿にいるとはね。」

 

カズマ「でも……なぜ行方を晦ました彼女は俺達の前に?」

 

大牙「それ相応の理由があるのだろう。アイツらが言っていたガルザネとかとやら……アイツの正体が分かれば話は違う。」

 

そこに俺達にとって顔馴染みのある人物が現れた。

 

ギンガ「冷雨、エーニャ。」

 

冷雨「ギンガさん。それにユウカさんまで。どうしてここに?」

 

ユウカ「零児と麗華から事情を聞いてな?」

 

ギンガ「戦兎さんがいないっていうから駆けつけたのよ。」

 

ユウカ「ところでギンガビクトリーよ。」

 

ギンガ「ギンガナカジマです!ビクトリーじゃないですから!」

 

相変わらずの呼び間違いにギンガさんはツッコミを入れた。ギンガさん。何回もやらされて疲れてるなぁ……

 

一葉「どうしてアナタが桃夢卿に?ていうか……3年も行方を晦まして何をしてたの?」

 

フェーネス「……実は密命でスフィア桃夢卿の騎士として派遣されることになったんだけど……一緒に派遣されたガルザネが桃夢卿の触れてはいけないものに触れちゃったの。」

 

有紗「なんだ?そのいけないものって……」

 

フェーネス「アナタ達が戦った今までの敵……ガルザネは『パルドゥラ』と呼ばれる禁書を使って……スフィア天界の図書館にあった怪人ファイルから…」

 

一葉「アイツらを起用して復活させたわけね……でも桃夢卿にそんなテクノロジーはあるの?」

 

フェーネス「夢方の泉……あそこは本来、様々な人の夢を見れる場所なんだけど……ガルザネはあれに禁書を投げ入れて……スフィア桃夢卿を汚染させたのよ。」

 

有紗「月夜が夢に入ってあんな状態になったのもガルザネの仕業か。」

 

零児「一葉姉ちゃん。これからどうする?」

 

一葉「どうするって……」

 

フェーネス「お願い!ガルザネを助けて!あのままだと彼はスフィア桃夢卿を闇に染めてしまう!」

 

一葉「まずはガルザネがどういった人物なのかを知る必要があるわね。ギンガさん。」

 

ギンガ「えぇ、スフィア天界に戻って確かめてくるわ。」

 

一葉「お願いします。」

 

ユウカ「私は残るとしよう。心配なことが沢山あるからな。」

 

そんななか、光刃はキリトと一緒にスフィア桃夢卿を歩いていた。異様な光景に目を光らせていた2人はある仮定を思いつく…

 

光刃「まさかこのまま桃夢卿が壊れるとかないよな?」

 

キリト「まさかそんなこと……」

 

と、そう話していたその時、彼らとは別の方向から光弾が放たれる。2人はそれをすぐに気づいて避けていく。そして放たれた場所を見つめると……

 

セレナ「久しぶりね〜……セイバー?」

 

光刃「セレナとミヅキ…」

 

キリト「知り合いか?」

 

光刃「プレジデントが敵だったときに俺達と戦ったキメラみたいな奴だよ。」

 

ミヅキ「キメラとか……そんなぶっそうなものと一緒にしないでください。」

 

光刃「どの道同じようなものだろ。」

 

ジャオウドラゴン!

 

キリト「仕方ない。戦うか!」

 

ドラゴニックナイト!

 

2人はそれぞれの使う聖剣を手に持った後にブックを装填し、聖剣で本を開ける。

 

闇黒剣月闇!

 

烈火!抜刀!

 

光刃&キリト「変身!」

 

Jump out the book!Open it and burst.!The fear of the darkness.

 

You make right a just,no matter dark joke!Fury in the dark!

 

ジャオウドラゴン! 誰も逃れられない…

 

 

Don`t miss it!(The knight appears.When you side,)

 

ドメタリックアーマー!(you have no grief and the flame is bright.)

 

ドハデニックブースター!(Ride on the dragon, fight.)

 

ドハクリョックライダー!(Dragonic knight.)

 

ドラゴニックナイト! すなわち、ド強い!

 

光刃「気をつけろ。俺達が戦った時よりも強くなってる。」

 

キリト「わかった!」

 

2人はセレナとミヅキに攻撃を仕掛けるが、以前よりも強さが増した彼女達に大苦戦してしまう。

 

光刃「くっ!なんでやつだ!」

 

セレナ「どう?私達の新しい…ち・か・ら♪」

 

キリト「めちゃくちゃなやつだな!こうなったらリリィクロスセイバーで……ってうわぁ!?」

 

今度は別の場所から黒い光弾が現れ、キリトを吹き飛ばした。それを行った人物は…

 

エグレイズ「ふん。」

 

光刃「ダーク・エグレイズ!」

 

エグレイズ「今私はとても機嫌が悪い。お前達を倒させて貰おうか?」

 

セレナ「ちょっと!私達の獲物を勝手に横取りしないでよ!」

 

ミヅキ「同じものだと言えど、割り込みはよくないですよ?」

 

エグレイズ「黙れ!機嫌が悪いと言っただろう!」

 

エグレイズは愚痴を零した彼女達に先程の黒い光弾を放つが、セレナに防がれてしまう。苛立ちを覚えた彼女は仕掛けようとするが、ミヅキに止められる。

 

セレナ「離しなさいよミヅキ!アイツは!」

 

ミヅキ「気持ちは分かりますよ!でも今は撤退しましょう!」

 

セレナとミヅキはご乱心のエグレイズを置き去りにし、その場から立ち去っていった。

 

エグレイズ「後でガルザネに叱られても知らないぞ……さて、邪魔者はいなくなった。ここで終わりにしようか?暗闇光刃!」

 

エグレイズが光刃とキリトに手を出そうとしたその時だった。別の方角か光の円刃が彼に放たれて、邪魔されてしまった。

 

エグレイズ「今度は誰だ!私の邪魔をした奴はぁっ!」

 

彼ら3人が刃が放たれた方角を見ると、そこに現れたのは予想外の人物だった。

 

バクテス「久しぶりだな。エグレイズ。相変わらず、闇に染まっているみたいだが……」

 

まるで聖騎士のような姿をしたキャストのような人物。その人物に光刃はエグレイズ達と同じように心当たりのある人物だった。

 

光刃「バクテス……?」

 

バクテス「話はあとにしよう光刃くん。まずは……エグレイズを倒させてくれ。」

 

エグレイズ「貴様……その姿は!」

 

バクテス「仮面ライダーバクテス。さぁ、罪を償いたまえ。」

 

光刃「(お前が言うのか。)」

 

バクテスは右腕に装備したGNソードのような武器でエグレイズを切り裂くが、彼の力によって防がれてしまう。しかしそれでも怯まずに次々と攻撃を仕掛けていくバクテス。

 

バクテス「暗闇光刃!どんなに強かろうと、痛みを感じれば恐怖を覚え、隙を生む!だが、エグレイズは油断ならない男だ!奴が怯むまで攻撃を続けろ!」

 

光刃「なんか偉そうな気がするけど分かった!」

 

キリト「(敵だったのか?)」

 

リリィクロス星烈斬!

 

キリトはリリィクロスセイバーでリリィ達が使う19本のCHARMMを召喚して、エグレイズにぶつけた。しかし彼は黒いシールドを防いだが……

 

必殺リード!ジャオウドラゴン!月闇必殺撃!習得一閃!

 

光刃「おらっ!」

 

光刃が4体の金色の竜を出現させ、さらには月闇の刀身にまとわせた闇をドラゴン型のエネルギーとして放ったあと、金色のドラゴンを鎖にして拘束。右足に暗黒のエネルギーを纏わせたライダーキックでエグレイズを葬ろうとしたが…

 

エグレイズ「くぅ……これで勝った思うなよ!」

 

まだ怯んではいなかったのだ。しかしバクテスがトドメと言わんばかりに、剣に光のエネルギーを纏わせて、切りかかろうとしたが……

 

光刃「!?」

 

キリト「消えた…」

 

バクテス「……」

 

変身を解除した彼らはその場から留まり……

 

光刃「バクテス、お前に色々と話したいことがある。」

 

バクテス「私もだ。如月戦兎と会わせてくれないか?」

 

光刃「戦兎さんに?……えぇと……いや……それは〜……」

 

バクテス「なんだ?気まづいことでもあるのか?」

 

戦兎が今、雷結晶の件でいないことを話したい光刃。彼の顔で何となくの事情を知ったバクテスは……

 

バクテス「まぁいい……お前達が今ここで拠点としている場所に連れてってくれないか?」

 

光刃「い、いいけど……煉さんと一海さんが…」

 

バクテス「構わない。ゼルギスとはまた違うからな。」

 




次回

・バクテスが正義に目覚めた意味。


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・バクテスが正義に目覚めた意味。


仮面ライダーギーツ、情報解禁されましたね。ギーツ、タイクーン、ナーゴ、バッファ、どれも魅力的な仮面ライダーでした。ところで、仮面ライダーナーゴ、鞍馬祢音の役をやっている星乃夢奈女氏はYouTuberをしているそうですよ。(登録者数めちゃくちゃ多かった。)


 

一海「……」

 

煉「バクテス…」

 

バクテス「久しぶりだな。紅 一海に、十六夜 煉。」

 

一海「てめぇ!のうのうと蘇って光刃達を助けやがって!正義のヒーローになったつもりかっ!」

 

突如、味方となったバクテスに苛立ちを覚えた一海さんは彼の胸ぐらを掴み、怒声を彼に浴びせた。しかしバクテスは表情を一切変えずに一海さんを見ていた。

 

煉「一海、やめとけ。」

 

一海「だけど!」

 

ブリュッヒャー「十六夜煉の言う通りだ。今は怒っている場合じゃない。」

 

一海「ちっ……言ってろ!」

 

一海さんは舌打ちをしたあとに会議室から出ていった。私は恐る恐る彼に何があったかを聞くことにした。

 

一葉「ねぇバクテス。アナタの身に何があったの?」

 

バクテス「ふむ……もう復讐で戦うのが懲り懲りだからさ。」

 

冷雨「復讐で?」

 

バクテス「相田 健介や青空 奏汰、如月 戦兎との戦いで……私にはないはずの心に何かが芽生えようとしていた…」

 

煉「バクテス…」

 

バクテス「様々な連中に何度も甦させられて、利用され……最終的には倒される……それを繰り返している内に分かったのさ……如月 戦兎達には勝てないと…」

 

煉「そんでもってそのルーブジャイロみたいなのを手に入れたのか。」

 

バクテス「正確に言えば目を覚ましたそばに落ちていた。自分がした罪を償うのも・・・・・・な。」

 

一葉「とにかく……バクテスが味方になるのが気に入らない奴もいるけど、ガルザネのことを調べましょう。」

 

一方、スフィア天界の図書館では……

 

ギンガ「あった!スフィア桃夢卿に関する資料!」

 

ギンガさんはガルザネに関する資料を調べるために色々と物色していく。その様子を見たミトラは…

 

ミトラ「あんまり散らかすなよぉ〜?」

 

と警告しただけだった。そして目を光らせて1時間後…

 

ギンガ「そんな…」

 

ガルザネの正体が恐ろしい人物である事が分かったのであった。一方…

 

バクテス「ふむ……」

 

頼斗「おい、落ち着かないか?」

 

バクテス「ん?貴様は……」

 

頼斗「あ、華貫頼斗だ。よろしくな?……なんか気まづい雰囲気になっちまったな?」

 

バクテス「・・・・・・元々、悪事を働いていたものだからな。グリス・・・・・・いや、紅 一海の言う通り、悪事を働いていた俺が正義に目覚めるのも・・・・・・戦ってきたあいつらならそういう雰囲気になってもおかしくはない。」

 

頼斗「そうなのか……」

 

するといきなり警報音がなり始めた嫌な予感がした頼斗はバクテスと共に現場に急行する。そして着いた場所には逃げ遅れた人達が何かに怯えながら逃げていく。

 

頼斗「なーんか嫌な予感がするな。」

 

そして壊れかけている町に現れたのは…

 

バクテス「あれは!?」

 

マーベル「久しぶりだなぁ……バクテス?」

 

バクテス「マーベル博士…!」

 

マーベル「正義の味方に寝返ったか!バクテス!」

 

頼斗「知り合いか?」

 

バクテス「私を作った博士だ。だが、既に相田健介に殺されたはず。」

 

頼斗「ガルザネが関わっている可能性が大だな?」

 

バクテス「何を企んでいる?マーベル博士。」

 

マーベル「スフィア粒子を使わない最強のライダーシステムを作ることを任されたのだ……」

 

バクテス「なんだと!?」

 

マーベル「さぁ……私の傑作をお前に見せようぞ。」

 

すると俺達の前に赤いロングヘアーの女性が現れた。腰には予想外のドライバーを装着していた。

 

頼斗「キメラドライバー!?」

 

仮面ライダーキマイラや、仮面ライダーダイモンが使うキメラドライバーが彼女の腰に付いていたのだ。

 

???「あら?私を満たしてくれる人かしら?」

 

バクテス「誰だ?」

 

マーベル「彼女はフェニアル。君の数倍も違うスペックを持つ……私が作った愛しの娘だよ。」

 

フェニアル「パパ?あれは倒しちゃってもいいのかしら?」

 

マーベル「あぁ良いとも。思いっきり遊んで来なさい。」

 

フェニアル「では……お言葉に甘えて……」

 

フェニアルはツインキメラやトライキメラと形状が似たバイスタンプを取り出して、そのスイッチを押す。

 

ウィングキメラ!

 

フェニアル「ふふふ……」

 

そしてそれをドライバーにあるスロットルコマンダーに装填し……

 

ペガサス!フェニックス!Come on!キメラ!キメラ!キメラ!

 

ペガサス!フェニックス!Come on!キメラ!キメラ!キメラ!

 

フェニアル「変身。」

 

スクランブル!

 

フェニックス!ペガサス!仮面ライダーフェネクス!フェネクス!

 

「「!?」」

 

フェニアル「仮面ライダー……フェネクス。」

 

まるでバーニングファルコンやタジャドルを彷彿とさせる仮面ライダーが頼斗達の前に現れた。嫌な予感がした頼斗は腰にリバイスドライバーを装着する。

 

頼斗「ここは任せろ。お前は逃げ遅れた人達を!」

 

バクテス「・・・・・・分かった。ここは任せるぞ!」

 

頼斗はリバイスドライバーに押印し、バイスタンプゴースロットに装填する。

 

ギファードレックス!

 

ビッグバン!Come on!ギファードレックス!ビッグバン!Come on!ギファードレックス!

 

頼斗「変身!」

 

アルティメットアップ!あふれ出す熱き情熱!Overflowing Hot passion!

 

一体全体!表裏一体!宇宙の力は無限大!仮面ライダー!リバイ!バイス!

 

Let's go! Come on!ギファー!ギファー!ギファードレックス!

 

バイス「はいはい皆さんこんにちはー!異世界でも元気なバイスです!」

 

頼斗「今はそんなことを言ってる場合じゃない!いくぞバイス!」

 

2人は仮面ライダーフェニアに攻撃を仕向けるが、圧倒的な力の前に大苦戦してしまう。その力はダイモンやキマイラよりも遥かに超えていた。

 

バイス「何あのナイスバディのお姉ちゃん!めちゃくちゃ強いんですけどぉ!?」

 

頼斗「ヤバいな……どちらにしても大苦戦するだけで…」

 

するとそこに、私と冷雨が変身して駆けつけて変身する。

 

アムスブレイク!

 

ネオバット!Confirmed!Sword or gan? Sword or gan?Sword or gan?

 

一葉&冷雨「変身!」

 

アムドタイム!ウェポン!スピリット!エレメンタル!仮面ライダージオウブレイク!アムスブレイク!

 

リバースアップ!スラッシュ!ファング!サーベラー!ネオバット!仮面ライダー黄昏!

 

一葉「何このライダー!見たことないんだけど!」

 

冷雨「それにその腰に着いてるのはキメラドライバー……スフィア天界では使用禁止なはず!」

 

バイス「え!?そうなの?!」

 

頼斗「んじゃアイツらはどこからキメラドライバーを…」

 

フェニアル「あら?知りたいかしら?マーベル博士が自分で作ったのよ。桃夢卿にある『図書館』にね?」

 

冷雨「まさか……!?」

 

スフィア図書館では…

 

ミトラ「そんな……ロイヤル様!」

 

ロイヤル「どうしたのミトラ!……っ!?ウソ!?」

 

ミトラ「キメラドライバーの設計図が奪われました……まさか。」

 

ロイヤル「桃夢卿で……何か嫌な予感が起きようとしているわね。」

 

そんななか、私達は禁止製造されたキメラドライバーに変身した仮面ライダーフェネクスと戦うが、その圧倒的な強さに大苦戦してしまう。

 

ペガサスエッジ!

 

フェニアル「そーれ!」

 

バイス「うわぁ!?おぉ!?」

 

右足に馬のエネルギーを纏った彼女は襲いかかってきたバイスに回し蹴りを放って、吹き飛ばしていく。さらに…

 

フェニックスエッジ!

 

今度は背中に不死鳥の翼を纏って飛び上がり、そのまま私達にライダーキックを放った。変身解除までには追い込まれなかったが、その強さは尋常じゃなかった。

 

冷雨「あんな奴……どうやって倒すの?」

 

一葉「気合いと根性……なーんて言ってる場合じゃないわね!」

 

すると、靴の音が後ろから聞こえてきた。何が来るかと思った私達は後ろを見渡すと……

 

有紗「待たせたな。一葉。」

 

一葉「有紗…」

 

有紗「もう逃げたりしない……あの時みたいに…」

 

ヴォルキリードライバー!

 

ベイルドライバーにデストリームユニットのような武装を着けたドライバーを腰に装着した有紗。そして冷雨と同じバイスタンプを取り出して…

 

モササウルス!コントラクト!〜♪

 

有紗「変身!」

 

アームドアップ!クラッシュ!アメイジンス!アンビシャス!仮面ライダーヴォルキリー!

 

「「!?」」

 

有紗「仮面ライダーヴォルキリー……出航…!」

 




次回

・有紗 変身


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・有紗 変身

あいや、しばらく!


だいぶ、治ってきたので投稿します。


 

一葉「有紗が……」

 

冷雨「変身した…?」

 

そう、まだ完成していないはずのドライバーとスタンプで有紗が仮面ライダーヴォルキリーに変身したのだ。

 

一葉「エーニャ!?完成してないんじゃないの!?」

 

エーニャ『分からない!〇ル〇スが飲みたくなって自販機に向かって研究室を留守にしてたら、いつの間にか消えてて…』

 

冷雨「でも……こんな短時間で誰が?」

 

一方ヴォルキリー内では…

 

嶺賀「おい、勝手に作って良かったのかよ?」

 

雪兎「結構深刻そうだったからな……見逃してはおけないよ。」

 

そう、またあの兎が周りの目を誤魔化している内にヴォルキリードライバーをこの短時間で作りあげたのだ。

 

雪兎「そもそもあのドライバーはユニットに問題があった。それを直しちゃえば…簡単な話さ。」

 

嶺賀「そう簡単にいくもんじゃねぇと思うけどねぇ…」

 

10分前…

 

有紗「はァ!はァ!はぁ!」

 

雪兎「どこ行くんだよ艦長さん。」

 

有紗「あ!?お前は!」

 

雪兎「話は聞かせて貰ったよ。ほら。」

 

雪兎が有紗に向かってヴォルキリードライバーを投げ渡す。彼女はそれを受け取り、既に完成したヴォルキリードライバーを見て驚愕する。

 

有紗「お前!こんな短時間でどうやって!」

 

雪兎「兎の皮を破った災害(ラビットディザスター)に不可能はない。ってね?」

 

有紗「…」

 

雪兎「いけよ。アイツらが心配なんだろ?」

 

有紗「……あとで後悔しても知らねぇからな?」

 

そしてヴォルキリーに変身した有紗は目の前にいるフェネクスに攻撃を仕掛けた。

 

フェニアル「いいわ!いいわ!なかなか骨のあるやつに出会ったわよぉ!」

 

有紗「調子に乗るのもいい加減にしろよ。」

 

そして有紗は私達が見たこともないバイスタンプを取り出した。それは紫色に配色されたクロコダイルバイスタンプだった。

 

ネオクロコダイル!プロジェクション!

 

有紗「まずは前菜から楽しませてやるよ。」

 

ネオクロコダイル!アームド!

 

すると彼女の右腕にデモンディグゾンやクロコウィザーローリングに酷似した『ネオ・クロコダイルクラックローリング』を装備し、それの鋭い刃でフェニアルを捕まえ、高速回転で粉砕する。

 

フェニアル「くっ!痛いわね!何するのよ!」

 

有紗「痛みは一瞬なはずだが?」

 

冷雨「あれで痛みが一瞬なわけないでしょ…」

 

一葉「流石スフィアナイトで唯一優秀だった優等生…」

 

そして今度はクロコダイルとは別の紫色のバイスタンプ(クロコダイルより濃いめ)を取り出した。

 

ネオスコーピオン!プロジェクション!

 

有紗「次はスープだ。」

 

ネオスコーピオン!アームド!

 

彼女は仮面ライダー滅の左腕の蠍の毒針を思わせる伸縮刺突ユニット「アシッドアナライズ」を改造した尻尾を右脚に取り付け、それでフェニアルに飛び蹴りを叩き込んだ。

 

フェニアル「ぐっ……体が言うことを聞かない?」

 

有紗「コイツは内部から破壊する事が可能なのさ。さぁ、メインディッシュといこうか。」

 

charge!

 

有紗はそう言い放ったあとにモササウルスバイスタンプを取り出し、それをオーインジェクターに押印し、最後にヴォルキリーノックを両手で押した。

 

ヴォルキリーフィニッシュ!

 

右脚にエネルギーを纏わせた、その状態のままゆっくりフェネクスに近づいた。まだ戦えると自信に満ち溢れていたフェニアルは…

 

フェニアル「うぅ……ふざけるなっーーーーー!!!」

 

フェニックスエッジ!

 

右腕に不死鳥の炎を纏わせてライダーパンチでトドメをさそうとしたが、有紗はそれを瞬時に見破り、カウンターを織り交ぜた回し蹴りで吹き飛ばし、彼女を撃破していった。

 

フェニアル「ぎゃああああああ!?」

 

マーベル「フェニアル!?」

 

一瞬の出来事に目を疑ってしまったマーベル博士はフェニアルのところに駆けつける…

 

バクテス「マーベル博士……もうやめにしよう!」

 

一葉「バクテス…」

 

マーベル「やめにするだと!?ふざけるなっ!何年も怪人墓場に幽閉されたと思っている!私は……天界の連中に復讐するためにガルザネに蘇らせて貰ったのだよ!」

 

そう言ってフェニアルの腰に着いているキメラドライバーを取り外すマーベル博士。

 

マーベル「ふん……まだ調整が足りなかったか……まぁいいだろう!次にあった時は貴様達を殲滅させて貰おう!」

 

そう言ってマーベル博士はその場から立ち去っていった。彼が立ち去ったことによって少し悲しげな表情をしていた。

 

有紗「お前……大丈夫か?」

 

バクテス「あぁ……少し取り乱してしまっているがな…」

 

すると私達にヴォルキリーから連絡がきた。

 

一葉「どうしたのリン?」

 

リン「大変です!あの人が!あの人がヴォルキリーに来ましたぁ!?」

 

有紗「あの人って…一体誰なんだよ!」

 

リン「うぅ……バクテスさんの…ライバル……健介さんです。」

 

「「えぇ!?」」

 

バクテス「相田健介……嗅ぎつけてきたか…」

 

冷雨「まさか一海さんが…」

 

一葉「いや……バカなあの人が呼ぶはずないわ。呼ぶとしたら…煉さんだと思うよ。」

 

有紗「とりあえず、ヴォルキリーに戻ろう。」

 

 




次回

・健介とバクテス


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・健介とバクテス


ではどうぞ。


 

ネプシュタン「ん?……博士がきたわよガルザネ。」

 

ガルザネ「やっとか…」

 

マーベル「すまない……厄介なライダーが現れてフェニアルがやられてしまった…彼女が完治するのには2日かかる。」

 

ガルザネ「構わん。こちらも最後の仕上げがあるからな。」

 

ミヅキ「それはいいとして……僕達を外に出してくれるのですよね?」

 

セレナ「そうよそうよ!アイツらにギャフンと言わせてぶち倒してやりたいのよこっちは!」

 

エグレイズ「ふん……素人の小娘共め…お前達がアイツらを倒せるとでも思ったのか?」

 

トウコ「てめぇ……調子に乗ってるのか?」

 

メイ「悪いことしてると罰があたるよ!」

 

エグレイズ「お前達が無能だと言ってるのだ!あの連中を生半可な気持ちで挑んだらやられるぞ!」

 

トウコ「んだとぉ!」

 

すると2人の間を挟むかのように大きな大剣が突き刺さっていく。

 

「「!?」」

 

???「ギャーギャーギャーギャーうるせぇーなぁ?ここは動物園じゃないんだぜ?」

 

そこにはバンダナを頭に付けた男が、喧嘩しているエグレイズ達を鋭い目付きで睨んでいた。

 

セレナ「貴方……何者なのよ!」

 

マーベル「よせミウロス…お前がしゃしゃり出てどうする。」

 

ミウロス「ふん……随分とボロボロになってるな?フェニアルの奴……今度は俺が試しに行ってやるよ。」

 

ネプシュタン「1人で行く気?戦えるのかしら?」

 

ミウロス「ふん……戦いを知らない奴が……俺を倒せるとでも?」

 

そう言って片手にキメラドライバー…そしてもう片方には大剣を持ち、ガルザネの基地から出ていった。一方…

 

バクテス「……」

 

健介「バクテス…」

 

バクテス「久しぶりだな。相田健介。」

 

一海「なぁ煉。やっぱり俺納得いかねぇ。バクテスが味方なんて…」

 

煉「一海、気持ちは分かるが…魔王ゼルギスの時を考えてみろよ。」

 

一海「そうだけど…」

 

空気が一変したその時……

 

健介「俺は父さんの仇がとれてるから別にいいが……お前にも…お前の事情があるんだな?」

 

一海「健介…お前。」

 

健介「事情はロア様から聞いた。月夜くんを夢から覚めるために手伝おう。」

 

一葉「ありがとうございます。健介さん。」

 

冷雨「そういえば…タロウがいないわね?キリトと小刀祢もいないし…」

 

エーニャ「あぁ、アイツらなら……」

 

実は小刀祢が桃夢卿で気になるところがあると言って勝手に出たのを気に、心配して向かったキリトはタロウも巻き込み、ヴォルキリー外から出てったという…

 

キリトside

 

小刀祢「へぇ〜……桃夢卿は普通に人がいるんだね〜?商店街が賑やかで楽しそう。」

 

キリト「よくもまぁ平気でソフトクリーム食べられるなぁお前…」

 

小刀祢「悪かったかしら?」

 

タロウ「……」

 

小刀祢「タロウ?どうしたのよ?」

 

タロウ「何かくるぞ。」

 

すると賑わっていた商店街にいた人達が次々と逃げていく。嫌な予感がした俺達は前を見ると…

 

ミウロス「お前達か?俺を楽しませてくれる仮面ライダーとかいう奴らは…」

 

タロウ「1人ライダーではないがな?貴様、何者だ?」

 

ミウロス「俺はミウロス。マーベル博士が作った遺伝子人間…そして、お前達を倒すものさ。」

 

そう言って腰にフェニアルと同じキメラドライバーを腰に装備したミウロス。そして見たこともないバイスタンプを懐から取り出し、大剣を地面に突き刺した。

 

ハンマーキメラ!

 

ミウロス「さぁ、始めようぜ?」

 

そう言ってスロットルコマンダーにハンマーキメラバイスタンプを装填する。

 

バフ!タト!ラキ!come on!キメラ!キメラ!キメラ!

 

バフ!タト!ラキ!come on!キメラ!キメラ!キメラ!

 

ミウロス「変身。」

 

スクランブル!バッファロー!タートル!ブラキオサウルス!

 

仮面ライダーミノタウロス!ミノタウロス!ミノタウロス!

 

「「!?」」

 

ミウロス「仮面ライダーミノタウロス…これが俺のライダーだ。」

 

キリト「小刀祢。」

 

聖剣!ソードライバー!

 

小刀祢「えぇ、これじゃあソフトクリームなんか食べれる気がしないわ。」

 

戦極ドライバー!

 

そういって小刀祢は戦極ドライバー、俺は聖剣ソードライバーを腰に装着し、オレンジロックシードとブレイブドラゴンを取り出す。

 

ブレイブドラゴン!

 

オレンジ!

 

タロウ「面白い、相手になってやろう。」

 

ドンブラスター!

 

タロウはドンブラスターを取り出したあとにギアテーブルにドンモモタロウのアバターギアを装填し、その状態でスクラッチギアを回転させる。

 

よぉっ〜!ドン!ドン!ドン!ドンブラコォー!

 

アバタロウ~!

 

ドンブラコ!ドンブラコ!ドンブラコ!ドンブラコ!

 

タロウ「アバターチェンジ。」

 

ドン!モモタロウ~!よっ、日本一!

 

小刀祢&キリト「変身!」

 

セイヤッ!オレンジアームズ!花道!ONステージ!

 

ブレイブドラゴーン!

 

タロウ「さぁ楽しもうぜ!勝負勝負!」

 

俺達が3人かかって仮面ライダーミノタウロスに勝負を挑んだ。ミウロスは地面に突き刺してた大剣を持ち上げ、それを使った攻撃で3人を追い詰めていった…しかしそこに…

 

???「やっほ〜ミウロス。迎えにきたよ〜…」

 

ミニスカにサメが描かれたTシャツを着てその上から青いパーカーを羽織った女性が腰にキメラドライバーを装備した状態で現れた。

 

ミウロス「何をしにきた…ゲルブ…」

 

ゲルブ「何って……君を迎えに来たのと……面白い奴と…戦いに来たんだよ。」

 

ファングキメラ!

 

キリト「キメラのライダーがまだいたのか!?」

 

ウル!サベ!メガ!come on!キメラ!キメラ!キメラ!

 

ウル!サベ!メガ!come on!キメラ!キメラ!キメラ!

 

ゲルブ「変身。」

 

スクランブル!ウルフ!サーベルタイガー!メガロドン!仮面ライダー!

 

ガ・ル・ベ・ロ・ス!ガルベロス!

 

小刀祢「まだいたの!?」

 

ゲルブ「どんな力か今にも思い知るだろうね?」

 

そう言うとゲルブと名乗る人物はなんと地面に潜水、下から卑怯な攻撃で俺達を追い詰めていく。

 

タロウ「何か手はないのか?」

 

小刀祢「んなこと言われても…」

 

絶対絶命のその時、俺達は予期せぬ攻撃に助けられてしまう。それは…

 

ダブル!デスシューティング!

 

風の嵐がミノタウロス、ガルベロスの2人を巻き添いにして壁に激突させ、大ダメージを負わせた。それが放たれた場所を見つめるとそこには…

 

タロウ「貴様……誰だ?」

 

ゼルギス「魔王……ゼルギス。」

 

キリト「魔王ゼルギスって…」

 

小刀祢「煉さん達の会話にあった……異世界で魔王してるって…」

 

ミウロス「なんだありゃ……わけ分からねぇ…」

 

ゲルブ「ミウロス、ここは退くよ。」

 

そういって2人の仮面ライダーはそう言って立ち去っていった。ゼルギスは変身解除した後、俺達に近づいてこう言った。

 

ゼルギス「相田健介から話を聞いて駆けつけた。皆、心配していたぞ。」

 

小刀祢「それはそうだけど……なぜアナタがここに?」

 

ゼルギス「神エボルトが別の地球にいて不在だと聞いてな…今の戦力で勝てる確率が低いと聞いて駆けつけたのだ。」

 

キリト「そうか…宜しくなゼルギス。」

 

一方…

 

マーベル「なにぃ!?魔王ゼルギスだとぉ!?」

 

ゲルブ「うん。心当たりがある?」

 

マーベル「噂には聞いていたが……またもや厄介なのが現れたな…」

 

ガルザネ「ふん……いいさ、これからプロジェクトアルテムに以降する。」

 

ジュウガドライバー!

 

マーベル「おぉ…まさか!?」

 

ガルザネ「ふん。」

 

ジュウガ!

 

ガルザネがバイスタンプを起動すると組み込まれた10種のバイスタンプの動物のカラフルなエネルギー体が出現。

 

そのあとにスタンプをドライバーに装填し……

 

レックス!メガロドン!イーグル!マンモス!プテラ!

 

ライオン!ジャッカル!コング!カマキリ!ブラキオ!

 

腕を交差して「十」の形を作った後、仮面ライダークウガのポーズをとってドライバーを操作した…

 

ガルザネ「変身。」

 

スクランブル!

 

十種の遺伝子、強き志!爆ぜろ、吠えろ、超越せよ!

 

仮面ライダージュウガ!Go Over…!

 

全体的に機械的な外見で右側は獣の爪若しくは牙の、左側には羽を模したシンボル… 金と銀のラインが走った黒いボディが特徴でメカメカしくなった仮面ライダークウガ・アルティメットフォームとン・ダグバ・ゼバを掛け合わせた仮面ライダーが今ここに現れた。

 

ガルザネ「仮面ライダージュウガ……これがスフィア粒子の新たな可能性を秘めた力だ。」

 





次回

・突撃!十牙の城!


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・突撃!十牙の城!


ではどうぞ。


 

おばあちゃんがヴォルキリー内にやってきて、私達を招集した。

 

ロイヤル「みんな集まってくれてありがとう。知ってる人も多いけど、今回の敵、ガルザネは禁書『パルドゥラ』を使ってネプシュタンやダーク・エグレイズ、さらにはプレジデントの下僕までもを復活させたわ。さらに言えばスフィア天界で製造禁止だったキメラドライバーの戦士が3人…」

 

一騎「状況は酷い一方だな…」

 

一海「あぁ…」

 

零瑠「でも…そのパルドゥラをどうにかしないとヤバいんじゃないのか?」

 

ロイヤル「えぇそうね……そこで、私は調査隊を派遣したの……そしたら…」

 

私達の前のモニターに映ったのはお城だった。しかしただのお城じゃない。

 

ロイヤル「十牙の城……かつて桃夢卿に実在した謎の城ね。大昔に桃夢卿を管理している人が何かを理由に作ったとか言ってたけど…」

 

フェーネス「……」

 

一葉「フェーネス?」

 

フェーネス「あそこにガルザネがいる。」

 

「「!?」」

 

ブリュッヒャー「となるとラスボスはあそこか…」

 

光刃「あぁ、けどどうやっていく?」

 

月夜「俺達、いつもどうしてる?」

 

エーニャ「ふふ、そうね。ぶっつけ本番で突っ込む!」

 

冷雨「いやそうなるでしょうね。」

 

ロイヤル「とにかく、明日十牙の城に攻め込むわ。今日はゆっくり休んでちょうだい。」

 

そんななか……

 

一葉「ん?リンあの人誰?」

 

リン「あぁ…あの人は喜多川透子さん……最近ヴォルキリーに入ってきたAJTの技術部所属の科学者の女性です。」

 

冷雨「そういえば、スフィア天界には怪人や怪獣に対する同盟が存在するわね。」

 

一葉「へぇ〜……そんなのがいるのね。」

 

有紗「お前がそれに気づいて無いだけだろ。」

 

冷雨「全く…」

 

そして次の日…

 

一葉「あれが十牙の城…」

 

エーニャ「うわぁデカすぎ。」

 

すると噂をすれば私達の前に大量のギフジュニアが現れた。すると前に出たのは…

 

煉「ここは俺達に任せて先に向かえ。」

 

一葉「煉さん!」

 

煉「これぐらいの数、どおってことないさ。」

 

一海「なら俺も残る。」

 

零瑠「俺もだ。」

 

大牙「なら俺様も残ろう!」

 

エーニャ「アナタ達…」

 

零瑠「これぐらい、朝飯前だよな?」

 

大牙「その通りだ!」

 

小刀祢「ホント……めんどくさい奴が多いわね…」

 

光刃「ここは煉さん達に任せて先に行こう!」

 

私達は城を守っているギフジュニアを煉さん達に任せて先にむかうことにした…そして…

 

1階層…

 

セレナ「ここは通さないよ?」

 

トウコ「よう、元気してるか?」

 

エーニャ「トウコとセレナ。」

 

タロウ「なるほど、コイツは俺が引き受ける。先に向かえ!」

 

頼斗「おっと……1人にさせちゃ困るぜ…俺も残る。」

 

一葉「頼斗…」

 

頼斗「変な奴の相手なんて俺には慣れっこさ。さっさと行って月夜を取り戻してこい!」

 

月夜「俺ここにいるんだけどなぁ…」

 

セレナとトウコの相手を頼斗とタロウに任せた私達はガルザネのいる頂上へと向かうのであった。

 

2階層…

 

メイ「あらあらあら?もうここまで来ちゃったの?」

 

ミヅキ「悪いですけど……ここは通させませんよ?」

 

才「メイとミヅキ!」

 

カズマ「一葉さん。皆さん。ここは俺に任せてください。」

 

一葉「カズマくん…」

 

カズマくんがスピルバンに変身して私達の前に立った。さらにハイパームテキに変身した才がカズマの隣にやってきて…

 

才「俺も手伝おう。コイツ等にはお灸を据えないと済まないみたいだからな?」

 

一葉「ありがとう。先に行きましょう!」

 

この場所は才とカズマくんに任せた私達はさらに上へ上がるのであった。さらに…3階層では…

 

ミウロス「おうおうおう!これは面白い奴がいるもんだなぁ!」

 

バフ!タト!ラキ!come on!キメラ!キメラ!キメラ!

 

バフ!タト!ラキ!come on!キメラ!キメラ!キメラ!

 

ミウロス「変身。」

 

スクランブル!バッファロー!タートル!ブラキオサウルス!

 

仮面ライダーミノタウロス!ミノタウロス!ミノタウロス!

 

小刀祢「あの牛野郎……この前のケリ…つけてやるわよ!」

 

レボリューションキング!

 

キリト「いくぞ小刀祢。」

 

聖刃!抜刀!クロスセイバー!

 

小刀祢「えぇ…先に行ってちょうだい。あとは任せたわよ?」

 

一葉「ごめんなさい!ありがとう!」

 

冷雨「ドンドン行きましょう!」

 

4階層…

 

ゲルブ「先には行かせないよ?」

 

ファングキメラ!

 

冷雨「ゲルブ…」

 

ウル!サベ!メガ!come on!キメラ!キメラ!キメラ!

 

ウル!サベ!メガ!come on!キメラ!キメラ!キメラ!

 

ゲルブ「変身。」

 

スクランブル!ウルフ!サーベルタイガー!メガロドン!仮面ライダー!

 

ガ・ル・ベ・ロ・ス!ガルベロス!

 

零児「姉ちゃん。」

 

麗華「えぇ、あの相手は私達が引き受けます。」

 

エレメンタル!

 

バーニングライトニング!

 

AREYOUREADY?

 

零児&麗華「変身!」

 

属性の力を解放せよ!エレメンタルビルド!ヤベーイ!モノスゲーイ!

 

仮面ライダージオウレイズ!アーマータイム!バーニングライトニング!

 

冷雨「2人とも、無理だけはしないでね?」

 

零児「あぁ、頼むぜ姉ちゃん達!」

 

そして私達は更に奥へと進むと…

 

5階層…

 

フェニアル「あぁ…ああああああ!私は飢えてる…寄越しなさい…もっと力をおおおお!」

 

ウィングキメラ!

 

イグ!ペガ!フェニ!Come on!キメラ!キメラ!キメラ!

 

イグ!ペガ!フェニ!Come on!キメラ!キメラ!キメラ!

 

フェニアル「変身。」

 

スクランブル!

 

イーグル!フェニックス!ペガサス!仮面ライダーフェネクス!フェネクス!

 

光刃「以前より強くなってきたのか…」

 

嶺賀「ふっ面白い…雪兎!」

 

雪兎「あぁ、コイツは俺達が引き受ける。お前達は先に行け!」

 

エーニャ「これまた感謝しなくちゃねぇ…」

 

6階層…

 

一葉「さてさて…今度は誰が来るのやら…」

 

そんなことを考えていたら予想外の人物が私達の前に現れた。

 

マルドジーヴァ「いやいや久しぶりだねぇ……常磐三姉妹。」

 

エーニャ「マルドジーヴァ!」

 

光刃「まさか……パルドゥラで蘇ったのか?」

 

マルドジーヴァ「ガルザネには感謝していますよぉ…本当に…」

 

フレーヴァー「ならアナタの相手は私が引き受けましょう。」

 

そうして天井に魔法陣を召喚し、ワープして現れたのはフレーヴァーだった。

 

冷雨「フレーヴァー!」

 

フレーヴァー「元はと言えば私がケリを着ける相手であります。正々堂々…アナタに挑みますよ?」

 

マルドジーヴァ「良いだろう!季節の女神など…この私が打ち砕いてやろうぞ!」

 

一葉「フレーヴァー…本当に大丈夫なの?」

 

フレーヴァー「ご安心を♪これぐらい私の相手ではありませんので♪」

 

ゼルギス「なら我も残ろう。1人では苦戦するのは間違いないだろうな。」

 

そう言われた私達はマルドジーヴァの相手をフレーヴァーと魔王ゼルギスに任せた。そして…

 

7階層…

 

ネプシュタン「あっははは……常磐三姉妹が直々に私に会いに来てくれるなんてねぇ?」

 

冷雨「ネプシュタン…アイツッ!」

 

と私達が手を出そうとしたその時だった。私達とは別の場所に黒い戦士が現れる。

 

???「行きなよ。ここは私が引き受ける。」

 

一葉「え?」

 

???「アナタ達がしっかりやってくれないと……こっちもこっちで困っちゃうだよね?」

 

ブリュッヒャー「なんだか怪しいやつだな…」

 

???「ふっ……言ってなよ。」

 

一葉「何だか知らないけど……ありがとう!」

 

謎の黒い戦士にその場を任せた私達はさらに上へ目指すのであった。

 

???「さぁ……ヴォルキリーのメンテナンスの時間を省いたんだ。存分に楽しませて貰うよ?」

 

8階層……

 

エグレイズ「分かる……分かるぞ…常磐一葉…貴様がこの上へ行きたいことをぉ!」

 

冷雨「ダークエグレイズ!」

 

月夜「ふっ……光刃、ブリュッヒャー。」

 

光刃「あぁ、分かったぜ。」

 

ブリュッヒャー「はぁ……どうせお前達が言うんだったら…付き合うしかないか。」

 

一葉「月夜…」

 

月夜「必ず倒したら……ケーキバイキングに行かせてやるから。」

 

一葉「///」

 

エーニャ「あらぁ?また照れちゃってるぅ?」

 

一葉「う、うるさい!とっとと先にいくわよ!」

 

エーニャ「え!?あ!?ちょっヘッドロックだけは!」

 

月夜「健介さん。一葉をお願いします。」

 

健介「あぁ、任せてくれ。」

 

9階層……

 

健吾『うわああああああああ!?紅イクトおおおおおおおお!』

 

エーニャ「うわ!葵健吾!てか、仮面ライダーベリアルに変身してるし!」

 

健介「いや…あれは見た限り、彼をスフィア粒子を使って模して造らされたクローンのような存在だ。」

 

冷雨「なるほどね…エーニャ、有紗。」

 

有紗「あぁ。」

 

エーニャ「OK!」

 

一葉「アナタ達…」

 

冷雨「健介さん。バカ姉をお願いします。」

 

健介「おっ、おう…」

 

一葉「冷雨…エーニャ…有紗まで…」

 

冷雨「必ず生きて帰りなさいよ!」

 

一葉「ふっ……分かった!」

 

そんなわけでスフィア粒子で作られた偽葵健吾の相手を冷雨達が相手をするのであった。私は健介さん。そしてバクテスと共に最上階に向かうのであった。

 

 




次回

・セブンス


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・セブンス

帝王さん祭、開始。


 

激凍心火!グリスブリザード!

 

ガキガキガキガキガッキーン!

 

一海「おらおらぁ!祭りだぁーーー!」

 

一海はグリスブリザードに変身して目の前にいるギフジュニアやギフテリアン達をボコボコにしていく。そして…

 

Rady?Go!グレイシャルアタック!

 

一海は巨大化した左腕のアームでギフテリアンを捕縛し、近くにあった壁に叩きつけて握り潰した。さらに…

 

ボトルキーン!グレイシャルナックル!カチカチカチカチカチーン!

 

一海「おらおら!まだいくぜぇっ!」

 

次にグリスブリザードナックルに冷気を纏わせ、次々とギフジュニアをタコ殴りにしていく一海。そして気が済んだ後に…

 

welcome!一致団結!グリスパーフェクト!Are you Ready?

 

一海「出来てるよ……!」

 

ファーマーズフェスティバル!グリスパーフェクト!

 

ガキン!ゴキン!ガコン!ドッキングー!

 

一海「俺の前に……ひれ伏せェェェェェ――――ッ!!」

 

イエロー!ブルー!レッド!ゴールド!

 

パーフェクトキングダムフィニッシュ!

 

赤・青・黄の3色のオーラを纏ってドリル回転よろしくキックをギフジュニア達に次々と叩き込んだ。

 

大牙「やるじゃないか。零瑠!」

 

零瑠「あぁ!」

 

気合い抜群の一海を見て刺激を感じたのか、2人は自身の武器を合わせ始めた…

 

二人「集え双星(ふたぼし)!総てを……」

 

大牙「消し去り!」

 


零瑠「呑み込む!」


 

大牙&零瑠「混沌と化せ!これが俺たちの……!」

 

ゾディアックブレイドと歩兵銃を構えた2人はそれをギフジュニアに向けた。

 

零瑠「全身!」


 

大牙「全霊!」


 

大牙&零瑠「インフィニット・ブレイカー!」

 

大牙た零瑠は極限にまで威力を引き上げたシャイニング・ブレイカーとダークネス・ブレイカーを同時に放ち、二つの極大魔力砲が融合し一つになった超究極大魔力砲が周囲一帯を巻き添えにギフジュニア達を灰塵残さず滅ぼした。

 

一海「あ!おい!あぶねぇじゃねーか!」

 

煉「言っても無駄だよ。あれは俺達じゃ手が追えないからな。」

 

すると煉の目の色が急に紫色に変化し始めた。

 

???『おい、変われよ煉。オレにもさせろよ、破壊と殺戮をよぉ!!』

 

煉「あ!おい壊!?勝手に出てくるなって!」

 

壊『いいだろ別に……お前が被害に合わなきゃいいんだからよっ!』

 

煉が紫色のオーラを纏い始めた。そして3人の視線にいたのは目の色が紫になって555の北崎(ドラゴンオルフェノク)の服を着て長袖の黒い上着を肩掛けした煉が現れたのだ。

 

零瑠「出てきたのか壊。」

 

壊「あぁ、悪いか?」

 

大牙「出てきたのはいいがあまり酷くならないようにな?」

 

壊「ふっ……だってよ煉。」

 

セブンキメラ!

 

壊「さあ、始めようぜぇ!とんでもねぇ戦争ってやつをよぉ!」

 

グリ!ドラ!タイ!フェニ!グモ!ケル!サソリ!セヴンズ!ヘヴン!

 

壊「変身。」

 

スクランブル!

グリフォン!ドラゴン!タイパン!フェニックス!ドクシボグモ!ケルベロス!オブトサソリ!仮面ライダーセヴンズ!

 

全体のベースがキマイラ、ダイモンを彷彿させており、ドラゴンの頭を模した頭部、ケルベロスの3つ頭がついた胴体(背中にはフェニックスの炎を纏ったグリフォンの翼がついておりホーリー、エビリティライブのように非使用時は小型化され炎は消える)

 

両腕には爪が伸びており、さらに左腕には仮面ライダー滅のアシッドアナライズを生物っぽくした武装がついて右腕には蛇が絡みついていた。両足はキマイラやダイモンと同じで全体的なカラーリングが赤紫と黒で統一されていた。

 

壊「仮面ライダーァ……セブンス。ふん!」

 

壊はグリフォンの翼で空を飛んだあとに、ドラゴン特有の頑丈な装甲で次々とギフテリアンをタコ殴りにしていった。さらには蛇、蜘蛛、蠍の毒でギフジュニアを麻痺させ、壊滅状態へと追い込んだ。

 

すると苛立ちを覚えた敵がデモンズトルーパーが現れ、軽装兵士が刀で切りつけるが…

 

壊「どうした?そんなもんか?」

 

フェニックスの再生能力で自身の傷を元に戻した。そして今度はそのフェニックスの炎でデモンズトルーパー達を焼き払っていった。

 

壊「さぁいくぜぇ!」

 

グリフォンエッジ!

 

壊は背中のグリフォンの翼で暴風を起こしてギフジュニア達を吹き飛ばし、飛翔してライダーキックを放った。そして…

 

ドラゴンエッジ!

 

壊「逝っちまいなァ!」

 

赤黒い魔法陣を出してドラゴンの頭部を召喚、召喚されたドラゴンの頭部が赤黒い炎のブレスをデモンズトルーパー達に向けて放ち、文字通り焼け野原にしていった。

 

タイパンエッジ!

 

壊「まとめてお陀仏!」

 

ヘビのオーラがドライバーから現れ、それがギフテリアンを飲み込んで能力を複製した。そして複製されたのはなんと、エグレイズとネプシュタンの力だった。

 

大牙「このギフテリアン達はエグレイズとネプシュタンが召喚したというのか?」

 

壊「いや?ギフテリアンを通して俺があの二人の能力を見て作っただけだぞ?」

 

零瑠「相変わらずぶっ飛んでるなぁ…」

 

エグレイズとネプシュタンの武器でギフジュニア、ギフテリアン、デモンズトルーパーを次々となぎ払い、太刀打ちが出来ない状態になった。そこにダークライダーであるアークワン、ザイア、ファルシオン、ストリウス、風魔、G4、エターナルが現れた。

 

壊「あぁ?まだ物足りねぇてのかよ?いいぜ、どんどん相手してやるよぉ!」

 

フェニックスエッジ!

 

まずはアークワンに向けて紫の炎を放つ。本来これは回復技だが敵に使うと…

 

ごぉーーーーー!

 

壊「フォーーーー!焼肉でも楽しもうぜぇーーーー!」

 

文字通り、丸焦げにさせる。

 

それを塔から見ていた全員は心の中で……

 

「「うわぁ……」」

 

と思うのであった。そしてアークワンはそのまま絶命して爆発。そのあとにザイアが攻撃を仕掛けるが…

 

ドクシボグモエッジ!

 

壊「ちょいさぁ!」

 

背中から蜘蛛の足を生やしてザイアに突き刺した。そしてザイアの必殺技であるC.E.O.ディストラクションでファルシオンとストリウスを吹き飛ばした。そして2人のダークライダーが怯んだ隙に…

 

ケルベロスエッジ!

 

3人に分身して連続攻撃をファルシオンとストリウスに行い、最後にトリプルライダーキックを放ち、撃破した。

 

壊「ぎゃーははははははははははっ、楽しいよなァ、煉!――レェェェェンッ!!」

 

煉『おい!あんまり調子に乗ると俺がロア様に怒られるって!』

 

オブトサソリエッジ!

 

煉『話を聞けぇーーーーーーーーー!?』

 

風魔の周囲に紫の波動を放ち、彼を操ってG4に攻撃の指示を出した。そして…

 

壊「お前はこれがお似合いだ。」

 

セブンキメラエッジ!

 

7人に分身してエターナルに対して連続攻撃を行って戦ってる2人のダークライダーに吹き飛ばした壊。そして元に戻ったあとに…

 

壊「纏めてこれで吹き飛ばしてやらぁ!」

 

マッドリミックス!必殺!カオス!セブンキメラチャージ!

 

壊はグリフォン、ドラゴン、インランドタイパン、フェニックス、フォニュートリア・ドクシボグモ、ケルベロス、オブトサソリのエフェクトを召喚し、最後にそれを一斉に向けたあと、ライダーキックで残りのダークライダー達を纏めて撃破していった。

 

壊「やっぱ戦いはこうでなくっちゃなーーーー!」

 

煉『いい加減に元に戻れっ!』

 

痺れを切らした煉が強制的に変身解除させ、元の姿に戻った。

 

大牙「てか…キメラドライバー作っちゃダメなんじゃ?」

 

煉「俺はライセンスを取得したから作れるんだよ…そもそもキメラドライバーが作れるのはそういったライセンスを持ってないと作れないの……なのにガルザネって奴はマーベル博士と共同して作るとか……頭イカれてるよな。」

 

彼らの周囲が焼け野原になった。しかしそのうちこの戦闘がスフィア天界の新聞に報道されることをここにいる4人はまだ知らなかった。

 




次回

・ロボタロウとプトティラコンボ


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・ロボタロウとプトティラ


ではどうぞ。


 

なんかさっきヤバい仮面ライダーいたんだが見なかったことにしよう……さて…俺、華貫頼斗は今、ガルとか言う奴の幹部。トウコとセレナを立花タロウと共に戦っていた。

 

タロウ「さぁさぁ!勝負勝負!」

 

タロウの奴スゲーハイテンションだけどこの調子で倒せるのかな?と思いながら俺も極アームズで彼女達を追い詰めていく。

 

セレナ「ちっ……私達にふざけた真似しちゃってくれて…」

 

トウコ「調子に乗るのもいい加減にしろよっ!」

 

するとセレナとトウコの2人は全身の色を黒く塗りつぶし、目と髪の色を紫に変色していった。いやもう既に悪魔だな。

 

トウコ「どうよっ!これが私達の新しい力さ!コイツでお前達をぶち倒して、常磐三姉妹を絶望に染めてやる!」

 

頼斗「その前に俺達が絶望を与えてやるよ。」

 

タロウ「あぁ、これで片をつける。」

 

いよぉ~っ!

 

ドン!ドン!ドン!ドンブラコ!ロボタロウ~!

 

タロウはドンブラスターにドンロボタロウのアバターギアをセットして回して待機状態にする。そして…

 

ドン!ブラボ~!ドン!ブラボ~!

 

タロウ「アバターチェンジ!ロボタロウ!」

 

ドン!ロボタロウ~!よっ!世界一!!

 

タロウはドンロボタロウになってザングラソードでセレナを切りつけた。そして俺も…

 

プテラ!トリケラ!ティラノ!

 

頼斗「コイツは1番痛いぞ!」

 

プ・ト・ティラーノ!ザウルース!

 

仮面ライダーオーズ:プトティラコンボに変身し、メダガブリューを地面から取り出してトウコに殴りかかった。

 

トウコ「痛てぇ!何すんだ!」

 

頼斗「今まで悪さしてたお前らが悪いんだろうがっ!」

 

と俺がそう言い放ってさらにメダガブリューで彼女を追い詰め、タロウがザングラソードで、調教したセレナと同時に2人を壁に吹き飛ばしていった。

 

頼斗「これで終わらせる!」

 

プ・ト・ティラーノ!ヒッサーツ!

 

タロウ「心桃滅却……」

 

秘技!

 

タロウ「アバター光刃……!」

 

気合!異才!居合斬!

 

タロウが7色の光を纏ったザングラソードの素早い居合斬りでトウコとセレナを一刀両断したあとに、頼斗がストレインドゥームをぶち込んだ。それをもろに喰らった2人は身体中から火花を散らして…

 

セレナ「うぅ……そんな…また負けちゃうの?こんな奴らに?」

 

トウコ「そんな…私はまだ…私はあああああああああ!?」

 

2人が爆発したあとに、紫色の液体を同時に部屋全体に拡げさせ、そのまま絶命していった。

 

タロウ「汚い花火だったな。」

 

頼斗「あぁ。」

 

そして最上階では…

 

一葉「ガルザネ…」

 

フェーネス「もう止めて!桃夢卿はアナタの物じゃないの!」

 

ガルザネ「黙れ!こんな素晴らしい場所……俺にとって他にない!」

 

フェーネス「まだスフィア天界を憎んでるの?」

 

ガルザネ「前にも言ったはずだフェーネス。スフィア天界は人類の発展に注視し過ぎたとな?死んだものが様々な世界に転生し、奮闘する。そんな世界はもう見飽きた!戦力に注視しないのならば、この俺が…作ってやると言うのさ。」

 

一葉「そんなもので……スフィア天界を汚したりしないで!」

 

ガルザネ「黙れ!俺が直々に世界を変えてやろうというのだ!反逆するのならば…ここで消えて貰おう!」

 

ジュウガ!

 

健介「ジュウガドライバー!?それにそのバイスタンプは!」

 

ガルザネ「スフィア・リムの未来のために……武力を持って今のスフィア天界を潰す……!」

 

レックス! メガロドン! イーグル! マンモス! プテラ! ライオン!

 

ジャッカル! コング! カマキリ! ブラキオ!

 

ガルザネ「変身。」

 

スクランブル!十種の遺伝子、強き志!爆ぜろ、吠えろ、超越せよ!

 

仮面ライダージュウガ!Go Over…!

 

一葉「くっ……なら!」

 

アムスブレイク!

 

一葉「変身!」

 

アムドタイム!ウェポン!スピリット!エレメンタル!仮面ライダージオウブレイク!アムスブレイク!

 

私はアムスブレイクに変身し、フェーネスの前に立った。すると健介さんとバクテスの前に立ち塞がったのは…

 

マーベル「ははははは!この力!凄いぞ!」

 

マーベル博士が黒いアーマーに身を包み、ライトセーバーのような武器を手に取って健介さん達の前に現れた。

 

バクテス「なんだその力は…」

 

健介「バクテス、マーベル博士は俺達で食い止めるぞ!」

 

バクテス「あぁ!」

 

さらには別のとこで王蛇とダークキバが現れ、フェーネスに手を出そうとしていた。しかし…

 

プレジデント「悪いが、彼女はやらせはしない!」

 

ガルザネ「プレジデント……せっかく貴様の部下を蘇らせたと思ったのに!」

 

プレジデント「俺を悪人だと思うなよ!」

 

こうして私達はガルザネと最後の決着を挑むのであった…

 




次回

・2階層と3階層


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・2階層と3階層

 

2階層…俺とカズマはプレジデントが以前に配下にしていたメイとミヅキの相手をしていた。

 

メイ「ほらほらほら!どうしたのよ!その程度かしら!仮面ライダー!」

 

才「くっ!何なんだコイツ!気が狂ってるぞ!」

 

ミヅキ「スピルバン…噂には聞いていましたが、まさかそれぐらいの力しか出ないとは。」

 

俺達を追い詰めた2人はその場で立ち尽くし、見たこともない姿へと変貌していく。黒い肌に紫色の目と髪……その異質差の影響はガルザネだと思った俺達はさらに警戒を強めていく。

 

カズマ「なら……これでお前を倒す。」

 

彼がエクシードブレスレットというブレスレットに触れると、魔法陣から竜のような物が現れ、カズマが合体コードらしきものを発言すると、竜が彼を纏ってまるで竜騎士のようなスピルバンが現れる。

 

カズマ「スピルバン・ドラゴデウス。これでお前達を倒す!」

 

カズマはそう言ってウルティメイトソードに似た武器を普通持ちで持ったあとに、それでメイを切りつけた。俺もガシャコンキースラッシャーでミヅキを追い詰め、彼女達2人を壁に追い詰めた。

 

才「これで終わりだ。」

 

キメワザ!ハイパークリティカルスパーキング!

 

カズマ「メタルライナーブレイク!」

 

幻影のメタルヒーロー全員が近接格闘武器でセレナとミヅキを突撃しながら攻撃し、最後にカズマが変身するスピルバン・ドラゴデウスが2人を前後でX字に切り裂いた後、俺がクリティカルスパーキングのライダーキックで2人を壁にぶつけた。

 

メイ「そんな……こんな奴に……負ける……なんて……」

 

ミヅキ「流石……我々が憎むべき仮面ライダー……」

 

『『うわああああああああ!?』』

 

2人は俺達の攻撃を食らって爆発四散。紫色の気持ち悪い液体を分泌しながらその場で消えていった。そして…

 

キリトside

 

小刀祢「はああああああ!」

 

キングラウザーを手に持った小刀祢が仮面ライダーミノタウロスに変身したミウロスに攻撃を仕掛ける。しかし圧倒的な防御力を持つ化け物ライダーに手が出なかったが…

 

グングニル!ブリューナク!ジョワユーズ!

 

キリト「おら!これでも喰らえ!」

 

俺が隙を見てリリィクロスセイバーの1番下にある場所にエンブレムを移動させ、グングニル、ブリューナク、ジョワユーズを召喚して攻撃した。

 

ミウロス「うぅおおおお!そんなんじゃ勝てないぞぉ!」

 

キリト「まだだ!」

 

グングニルsp.二水!ティルフィング!ニョルニール!

 

グングニルの二水が使っているものを小刀祢に渡してミウロスにぶつけさせ、俺はティルファングとニョルニールでさらに追い詰めていく。

 

アステリオン!マソレリック!タンキエム!

 

最後にアステリオンとマソレリック、そしてタンキエムをミウロスにぶち込んでいく。ミウロスはcharmの一斉攻撃オンパレードで疲れ果てているが、まだ俺達に足掻こうとした。

 

ミウロス「まだだ……まだ終わらないぞぉ!」

 

キリト「もう足掻くのはやめとけ。」

 

小刀祢「せめて私達の力で楽にさせてあげる!」

 

刃王!必殺リード!既読!一柳隊!

 

キリト「これで終いだ!」

 

刃王!リリィクロス星烈斬!

 

3つのレギオンのCHARM19本全てが召喚され、それを仮面ライダーミノタウロスに突き向けて飛ばす。そしてそのあとに……

 

スペード10、J(ジャック)!Q(クイーン)!K(キング)!A(エース)!

 

ロイヤルストレートフラッシュ!

 

10からエースまでのカードの絵柄をした光のフィールド5枚が出現させ、そこに突進してフィールドを通り抜けミノルスを切り裂いた。そして最後にキリトが…

 

刃王必殺読破!刃王一冊撃!セイバー!

 

キリト「はああああああああ!!!!」

 

俺がライダーキックでミウロスに最後のトドメをさした。彼は強制的に変身解除され、そのまま……

 

ミウロス「うぅ……マーベル博士に栄光あれええええええええ!?」

 

と叫んでそのまま倒れて爆発したのであった……そんななかで俺は外の光景を見てみると…

 

壊「はははははは!愉快愉快!もっと来いよ!ギフジュニアァ!」

 

小刀祢「うわぁ……」

 

キリト「あんな煉さんいるのか……絡みたくないな…」

 

変な性格に切り替わった煉さんに苦笑いしながら見た後に、一葉達の後を追うようにした……てか、一葉って……なんか聞いたことあるような…

 

 




次回

・4階層と5階層 兎、異世界でまたやらかす。


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・4階層と5階層 兎、異世界でまたやらかす。

まーた兎がやらかします。


 

4階層では如月戦兎こと神エボルトの子供。如月零児と如月麗華が仮面ライダーガルベロスに変身したゲルブと戦っていた。

 

だが、ガルベロスが持っている地面への潜水と、それを利用した奇襲戦法に苦戦していた。

 

零児「くっ!これもう詰んだんじゃねぇの?」

 

麗華「まだ諦めるのには早いわよ零児!」

 

レジェンドフルボトル!Are you ready?

 

麗華「ビルドアップ!」

 

様々な戦士たちの力を使う者!レジェンドビルドブレイズ!

 

ヤベーイ!モノスゲーイ!

 

麗華「一葉姉様達か必死に頑張ってるのよ。私達が答えないと意味がないわよ!」

 

零児「くっ……そうだったな…」

 

ジオウレイズ!レジェンドヒーロー!

 

零児「姉ちゃん達に早く追いつかないと意味ないよな!」

 

ライダータイム!カメンライダージオウレイズ!レジェンドターイム!ライダー!戦隊!ウルトラ!メタルヒーロー!大・集・結!カメンライダー!レジェンドジオーウ!レイズ!

 

麗華「零児、周囲を水浸しにするわよ!」

 

零児「あぁ、そういうことか!」

 

麗華はウルトラマンのモードに切り替え、手のひらから水流を放つ。

 

零児「アクアジェットブラスト!」

 

部屋一帯が水浸しになり、それを好機と見た麗華はとある武器を取り出す。それフォーゼ、エレキステイツのビリーザロッドだ。彼女はそれにエレキスイッチを装填し…

 

リミットブレイク!

 

麗華「ライダー100億ボルトバースト!」

 

地面にロッドを刺し、電撃を周囲に飛ばした麗華、するとその雷撃の影響で…

 

ゲルブ「ぎゃああああああああ!?」

 

零児「なるほど……地面に潜水できても…水浸しの床や壁に電気を張ってしまえば、痺れて動けなくなるか。流石俺の姉だな?」

 

麗華「ドンドンいくわよ?」

 

READYGO!レジェンドフィニッシュ!

 

零児「あぁ!」

 

フィニッシュタイム!レジェンドヒーロー!レジェンドタイムブレーク!

 

零児「おりゃあああああああ!」

 

麗華「はああああああああああああ!!!」

 

麗華はライダー、ウルトラマン、戦隊などのマークが右足に集結し、零児も同じマークを右足に宿したあとに麗華と共に飛び上がり、ゲルブにライダーキックを放った。

 

ゲルブ「そんな……私が……私が負けるなんてぇーーーーーー!?」

 

ゲルブは2人のライダーキックに耐えられず、そのまま爆発四散してしまった。

 

零児「やったな姉ちゃん。」

 

麗華「えぇ。」

 

しかしそんな2人がゲルブを倒した後、天井から物凄い音が聞こえたのだった。

 

ドォーーーーーン!

 

「「え?」」

 

零児「姉ちゃん……今の音…」

 

麗華「上の階から……だよね?」

 

零児「も、もしかして……」

 

麗華「……」

 

嶺賀side

 

5階層で俺と雪兎は仮面ライダーフェネクスことフェニアルを相手にしていた。

 

嶺賀「はああああああああああ!」

 

フェニアル「あっはははは!面白いわね!そんな機械地味だものに私が負けるとでも思ったかしら!」

 

雪兎「お前から見たらそうかもしれないが……俺のISは他の奴らのよりもオーバースペックだ。怪人とか仮面ライダー相手に負ける事はないさ。」

 

嶺賀「また自信満々なセリフ言い放ってるよコイツ…」

 

ルシフェリオンを使ってフェニアルに挑んでいく雪兎ではあったが、彼女のスピードに耐えられず、大苦戦してしまう。

 

雪兎「なるほど…面白くなってきたじゃないか?」

 

すると雪兎は紫色の雷を全身に纏い、さらにはエンジン音を鳴り響かせた。嫌な予感がした俺は1歩後ろに下がった。そして雪兎が纏ったのは黎牙のブレイヴァーを彷彿とさせる……いや待て。

 

嶺賀「おいお前そのISまさか…」

 

雪兎「あぁその通り…ブレイヴァーをベースに…ウェアウルフのスピードとアクセラーの機動性を組み合わせたパッケージ。その名も…RF(ラヴァーズファントム)。」

 

嶺賀「俺ので恐ろしいの作りやがって…」

 

雪兎「悪くないだろ?さぁ、振り切ろうか?」

 

雪兎は城の事など見向きをせずに、自身の作り出した新たなパッケージの力をフェニアルに牙を向けた。その圧倒的に強いISに彼女は…

 

フェニアル「な…何なのよコイツゥ!」

 

ウィングキメラエッジ!

 

全身に不死鳥を模した炎を纏った彼女は飛び上がり、プロミネンスドロップのようなキックを雪兎に向けるが…

 

雪兎「それで全力か?」

 

フェニアル「!?」

 

すると雪兎はパッケージに装備している翼を大剣のように変形させ、それにウェアウルフと同じ紫色の雷を纏わせる。そして…

 

雪兎「これでお前は終いだ!」

 

フェニアル「いやだ!?死にたくないわ!たすけてぇーーーー!」

 

雪兎「成敗!」

 

ドォーーーン!

 

その大剣から放たれる一閃は彼女のアーマーから火花を散らし、ドライバーを破損。そのまま変身解除に追い込ませたのであった。

 

雪兎「ふっー!すっきりしたぁ〜♪」

 

嶺賀「お前な!毎回毎回自重しないでヤバイもんぶちかまして来やがって!何してんだよ!」

 

雪兎「え?お遊びですけど?」

 

嶺賀「いやこれもう遊び通りこしてて!」

 

ビキビキビキ!

 

雪兎「あ…」

 

嶺賀「え?」

 

地面に沢山の細かい割れ目ができ始めた。嫌な予感がした俺は冷や汗を書くが雪兎は…

 

ドォーーーン!

 

嶺賀「あ!ちょっ!お前なに逃げてんだよ!」

 

雪兎「悪いな☆俺自重しない奴なんだ☆」

 

嶺賀「自分で言ってどうするぅーーーーー!?」

 

そして……

 

ズブォーーーン!

 

嶺賀「いえぇぇえあああああああ!?」

 

麗華「えええぇ!?」

 

零児「嶺賀さぁーーん!?」

 

ISを纏ったまま零児を下敷きにして乗ってしまった俺。そして続け様に4階層の地面も割ってしまい…

 

小刀祢「ちょっと!なにやってるのよアナタ達!」

 

キリト「ううおおおおお!?来るなっーーーー!?」

 

今度はキリトを巻き込んで3階層の地面を貫通、さらに……

 

才「あ?なんか上が騒がしいけど……え?」

 

零児「才危なあああああああい!」

 

キリト&嶺賀「いやあああああああああ!?」

 

才「(;´ФДФ`)」

 

そして2階層にいる才とカズマを巻き込んで1階層に落ち、全員目がグルングルンの状態で山積みになってしまった。

 

キリト「だ……誰だよ…地面をここまで陥没させた奴……」

 

小刀祢「あちゃー……これは後で処理しないとヤバイわね…」

 

麗華「零児!みなさーん!大丈夫?」

 

零児「大丈夫じゃ……ない。」

 

嶺賀「あ……あぁ…」

 

カズマ「(T‎ࡇT)オエエエエエ」

 

才「だが誰がこんな恐ろしいことをしたんだ……?」

 

と才が言ったその時だった。

 

雪兎「ごめん俺だわ☆」

 

とみんなが上を見上げるとそこには雪兎がいた。

 

「「お前かあああああああああああああああああ!?」」

 

嶺賀「戻ってたんか我ぇーーーーーー!?」

 

小刀祢「てか……上の階はなんで壊れてないの?」

 

麗華「奇跡ですよね…」

 

後に雪兎が使ったISが、元いた世界で凄い活躍をすることは誰も知らなかった。

 




十牙の城は5階層から2階層まで陥没しても『上の階は壊れない』仕様になってます。ミストラルさん……なんかすいません。ちなみに、陥没時のBGMは両津さんよろしくです。

次回

・6階層と7階層 みよ!女神フレーヴァーの力!


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・6階層と7階層 みよ!女神フレーヴァーの力!


ではどうぞ。


 

マルドシーヴァ「フレーヴァーアアアアア!貴様をまた分離させて俺の下僕にしてやるぅ!」

 

フレーヴァー「そんな物させるものですか!」

 

時の列車!デンライナー!行先は過去か未来か!仮面ライダー電王!電王!

 

ゼルギス「クライマックスでいかせて貰おう!」

 

ファイナルカード!電王!

 

ゼルギス「私の必殺を喰らうがいい!」

 

電王!デススラッシュ!

 

マオウブレードから赤いエネルギーを纏わせ、エクストリームスラッシュのような刃先を飛ばして攻撃するバージョンでマルドシーヴァを吹き飛ばす。

 

マルドシーヴァ「そんな……貴様らのような存在に私が負けるだと!?」

 

ゼルギス「マルドシーヴァ、貴様にいい事を教えてやろう。」

 

マルドシーヴァ「なに!?」

 

ゼルギス「俺は貴様の軍と一度戦ったことがある。この女の夏の女神とやらにな?」

 

フレーヴァー「その節は……どうも…(///∇///)ゞ」

 

ゼルギス「貴様のような季節を狂わせる奴など……二度と蘇ってはいかん!」

 

マルドシーヴァ「くぅ……貴様ァァァアアアアアアアアアアア!」

 

ゼルギス「決めるぞ。」

 

フレーヴァー「はい!」

 

ファイナルカード!マオウ!

 

ゼルギス「永遠に怪人墓場て彷徨うがいい!」

 

マオウ!デススプラッシュ!

 

フレーヴァー「私も全力でいかせてもらいます!」

 

ゼルギスはドライバーにカードをスキャンして右脚にエネルギーを纏い、フレーヴァーは春、夏、秋、冬のエネルギーを自身に溜め込む。そして2人は同時に飛び上がり、マルドシーヴァに強烈なライダーキックを放った。

 

マルドシーヴァ「そんな……貴様に負けるなどぉぉぉおおおおおお!?」

 

マルドシーヴァは身体中から火花を散らし、そのまま倒れて爆発四散していった…

 

ゼルギス「うむ…これで終わったな。」

 

すると……

 

ズドォーーーーーーーン!

 

フレーヴァー「おや?今の音は……」

 

恐らく、雪兎が大暴れして5階層から2階層までの人達を巻き込んで大変な目に合わせた事故の音であろう。しかしゼルギスはこの事について…

 

ゼルギス「触れないようにしよう。とりあえず、今は上へ向かうぞ。」

 

フレーヴァー「ですね♪」

 

そして7階層では…

 

透子「よいしょ!ほらほらほら!」

 

ネプシュタン「くっ!調子に乗っちゃって!」

 

透子がネプシュタンと戦い、彼女を追い詰めようとしたその時だった。

 

ラ・イ・ジ・ン・グ!

 

一騎「はっ!」

 

別の方向から遠距離の攻撃がネプシュタンに放たれる。その場所を見るとライジングイクサに変身した紅一海の息子、紅一騎がいた。

 

透子「アナタは…」

 

一騎「お前さん。さっき副艦長が言ってた技術者だろ?」

 

透子「お?感がいいね?私の調子が戻ってきたよ!」

 

一騎「そうかい。喜んでくれて何よりだよ。」

 

透子「それよりも……コイツをどうにかしないとね?」

 

一騎「あぁ……その命……神に返せ!」

 

と2人がネプシュタンに突撃しようとしたその時だった。

 

盾轟!ヴェネストブレード!

 

透子「うお危なっ!?」

 

謎の剣を持った女性に襲われてしまった私だったが、すぐ様避けていった。それに気づいた一騎も警戒して背中合わせをしてしまう。

 

ラウリス「くっ……流石はスフィア天界唯一の技術者、伊達ではないな?」

 

一騎「なんだアイツ?知ってるか?」

 

透子「いいえ知らないわ…見たこともないし…」

 

ヴァルクヴ!〜♪

 

ラウリス「変身。」

 

ドレスライズ…

 

oh......brutality!blood!shadow!Assassin!

 

Kamen Rider!Ah〜!ヴァルクヴ!

 

闇鬼!闇討!

 

透子「なるほど……貴方も仮面ライダー。」

 

ラウリス「あぁそうさ。悪いがそのネプシュタンに用があるんだ。邪魔はさせないでくれ。」

 

ラウリスが問答無用で透子を押し通し、ヴェネストブレードでネプシュタンに斬りかかった。

 

ネプシュタン「何よアナタ!私に対して何の恨みがあるのよ!」

 

ラウリス「恨みなどは一切ない。だが、お嬢様のために…君の中にあるギアクリスタルを返して貰おうか?」

 

バルディッシュ!

 

新たなギアクリスタルを取り出したラウリスはドライバーに装填されているクリスタルと交換したあとにスロットを横に倒し、ドライバーからフェイトの服装を模した武装を顕現させる。

 

ドレスライズ…

 

ライオット!アンミリテッド!アサルト!ヴァルクヴ!アームドバルディッシュ!

 

ネプシュタン「!?」

 

一騎「アイツ……フェイト・テスタロッサの力が使えるのか?」

 

そして彼女は知らないふりをしながらバルディッシュを召喚し、剣の形態へ切り替えたあとにネプシュタンに電気を纏った攻撃を次々と繰り出した。

 

ラウリス「これで終わりにしよう。」

 

雷神!ザンバーフィニッシュ!

 

バルディッシュに強力な電気を纏わせた彼女は上に振りかぶった後、ネプシュタンを一刀両断する。

 

ネプシュタン「そんなっーーー!?こんな奴に私がああああああ!?」

 

ネプシュタンは半分に斬られたあと、そのまま爆発四散していった。その影響で辺り一体が砂埃状態になってしまう。そしてそれが晴れると…

 

「「!?」」

 

一騎「あのライダー……どこに行きやがった!」

 

透子「色々と調べる必要があるわね……神グリスの息子さん。」

 

一騎「あ?」

 

透子「ここの後始末は任せたよ。」

 

透子はそう言い放ってその場から立ち去っていった。

 

一騎「なんだよ……俺に任せるなっつーの。」

 

 




次回

・8階層と9階層 俺達、私達の絆は破れない。


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・8階層と9階層 俺達、私達の絆は破れない。


ではどうぞ。


 

月夜side

 

8階層では俺と光刃、そしてブリュッヒャーはダーク・エグレイズと戦っていた。彼は戦兎さんと戦えない事に不満を覚えたのか、そのイライラをぶつけていく。

 

エグレイズ「なぜ貴様らが相手なのだ!ふざけるな!私が戦いたいのは如月戦兎だけだ!」

 

ブリュッヒャー「なら貴様が如月さんに会えないようにしてやろう!」

 

ブリュッヒャーは近距離モードの翼でエグレイズを追いつめ、俺のところに吹き飛ばしたあとに光刃のところに投げ、彼が聖剣で持っていたエグレイズの剣を切り裂いた。

 

エグレイズ「ぐっ!?剣が!」

 

光刃「これで俺たちを止めることはできねぇな!」

 

プリミティブドラゴン!

 

〜古の大いなる竜が、本の力を掴み取る!〜

 

ブリュッヒャー「……」

 

月夜「ブリュッヒャー?」

 

エレメンタルドラゴン!

 

〜そして太古の竜と手を結び、全てを救う神獣となる!〜

 

ブリュッヒャー「長いんだよ詠唱が。」

 

月夜「いやツッコむんかい。」

 

ゲット!

 

光刃「はっ!」

 

烈火!抜刀!バキ・ボキ・ボーン!メラ・メラ・バーン!シェイクハーンズ!

 

エ・レ・メ・ン・タル!ドラゴーン!!

 

エレメントマシマシ! キズナ、カタメ!

 

光刃「もう二度と怪人墓場から蘇らせないようにしてやる!」

 

ブリュッヒャー「とか言ってまた蘇ったりして……」

 

ブリュッヒャーがメタ発言をしたあとに光刃は烈火で次々と炎を纏った斬撃でエグレイズを追いつめ、俺がその後に追撃して彼を壁にぶつけていった。連続した攻撃にイラついたエグレイズはしびれを切らし、両手から紫色の光球を出す。

 

エグレイズ「えぇい!纏めて倒してやる!」

 

ブリュッヒャー「させるかっ!」

 

エグレイズの攻撃を見極めたブリュッヒャーはZ-6ロータリー・ブラスター・キャノンを取り出し、それをエグレイズに向けて弾丸の雨を次々と撃ち込んだ。

 

光刃「そのガトリング強化されてねぇか?」

 

ブリュッヒャー「気のせいだ!それよりもアイツを早く倒してしまえ!」

 

ado…

 

月夜「有紗、お前のスタンプ、借りるぞ!」

 

ゲノミクスアップ!ネオイーグル!

 

月夜「もっとだ!」

 

ゲノミクスアップ!ネオスコーピオン!

 

ネオイーグルとネオスコーピオンの力を纏わせた俺はスロットを4回操作して必殺技を発動する。

 

月夜「これで終わりだっ!!!」

 

ネオスコーピオン!ネオイーグル!

 

レッキングフィニッシュ!

 

そして光刃も烈火をドライバーに装填したあとに必殺技を発動する。

 

必殺読破マシマシ!

 

光刃「五大元素蹴撃破(エレメントしゅうげきは)!」

 

エレメンタル合冊撃!

 

俺と光刃は同時に飛び上がり、ダーク・エグレイズに向かってライダーキックを放った。それを食らったエグレイズは…

 

エグレイズ「そんな……こんなもの達に私がやられるとはあああああ!!!」

 

と叫んでその場で爆発四散していった。

 

ブリュッヒャー「終わったな。」

 

光刃「早く一葉達に追いつこう。」

 

月夜「あぁ。」

 

9階層…

 

冷雨side

 

私達は偽者の葵健吾とこの階層と遭遇し、一葉達を最上階に向かわせて偽者が変身した仮面ライダーベリアルと戦っていた。

 

冷雨「はああああ!」

 

私がドライバーのソードモードでベリアルを切り裂き、そこにエーニャと有紗が追撃を行うが、逆に吹き飛ばされてしまった。

 

有紗「コイツ!偽者の癖にめちゃくちゃだな!」

 

冷雨「なんか切り札があればいいけど…」

 

エーニャ「なら、私の新しい力を見せてあげる!」

 

そう言い出したエーニャが取り出したのは私でさえも見たことがないプログライズキーだった。彼女は元のドライバーを外したあとに、ゼロワンドライバーに似たドライバーを腰に付け、そこに雷をイメージしたユニットを装備した。そして…

 

冷雨「そのプログライズキーとドライバー!?」

 

ライトニングジャンプ!オーソライズ!

 

エーニャ「ビリビリいくわよ!」

 

プログライズ!HEY HEY HEY HE~~~Y!!! Risingthunder!

 

aggressivejumping!Kamen Rider Ruva!thunder Gail!

 

エーニャ「仮面ライダールウヴァ、サンダーゲイル。」

 

冷雨「アナタ……いつの間にそんなのを…」

 

有紗「流石は一兎さんの娘で……スフィア天界の最強科学者。」

 

エーニャ「さぁ、いくわよっ!」

 

ルウヴァ:サンダーゲイルに変身したエーニャは目の前にいるベリアルをさらに追い詰め、大苦戦させた。痺れを切らしたアイツは両腕に爪を生やして攻撃してくるが…

 

ネオクロコダイル!プロジェクション!

 

有紗「させない!」

 

ネオクロコダイル!アームド!

 

ネオ・クロコダイルクラックローリングを装備し、鋭い刃でベリアルの爪を高速回転で粉砕、そしてそれを見た冷雨が腰にドライバーを纏い、必殺技の準備をする。

 

冷雨「決めるわよ!」

 

有紗「あぁ!」

 

エーニャ「了解!」

 

ネオバット!トワイライトフィニッシュ!

 

サンダーゲイル!インパクト!

 

charge…ヴォルキリーフィニッシュ!

 

私たち3人は同時に飛び上がり、仮面ライダーベリアルに向かってライダーキックを放った。彼は立ち上がったあとに身体中から火花を次々と散らしていき…

 

エーニャ「それでは参りましょう!3!2!1!はい!」

 

偽健吾『グオオオオオオオオオオ!』

 

エーニャ「ご馳走様でした♪」

 

どどぉぉぉおおん!

 

有紗「最後の必要だったか?」

 

冷雨「知らね……とにかく、今は…」

 

月夜「最上階に急ぐんだろ?」

 

後ろを振り向くと、そこには月夜と光刃、そしてシャルがいた。

 

ブリュッヒャー「お前達もここで邪魔者を?」

 

エーニャ「えぇ……葵健吾の偽者をね?」

 

光刃「ガルザネはそんなモノも造ってたのか。」

 

冷雨「そういえば……嶺賀たちは?」

 

月夜「あぁ……アイツらなら…」

 

人差し指で下を指した場所を見つめるとそこには……

 

「「チ───( º( ºω( ºωº ( ºωº ) ºωº )ωº )º )───ン」」

 

雪兎、才、女子組以外の男子が気絶して倒れ込んでいた。どうやらまた兎の皮を破った災害(ラビット・ディザスター)がやらかしたらしい。

 

冷雨「あはははは……」

 

有紗「一葉と煉さん達が心配だ。奴らのお守りは才達に任せて、私達は先に最上階へ行こう!」

 




次回

・私のとっておきの力


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・私のとっておきの力


今回と次回でコラボは終了……次回は皆さん毎度お馴染みの……


 

ガルザネが変身した仮面ライダージュウガに挑んだ私。だが予測の付かない攻撃に私は大苦戦を強いられてしまう。

 

一葉「(アムスブレイクのスペックを超えてる……流石はジョージ狩崎が作った悪魔を使わないで人体への負荷を抑えた、純粋なる人類の人類による人類のためのライダーシステムね…)」

 

フェーネス「ガルザネ……もう……こんなことおしまいにしようよ……なんで……なんでよ!昔のアナタはそんな男じゃなかったでしょ!いい加減にしてよ!」

 

ガルザネ「えぇい……黙れ黙れ黙れ!」

 

クラッシュゲノムエッジ!

 

バイスタンプを2回操作したガルザネは緑の竜巻をフェーネスに向けて完全に殺そうとしていた。しかしその向かってくる竜巻にフェーネスは一度も怯むことはしなかった。

 

フェーネス「アナタを……元に戻すんだから!」

 

そう言ってフェーネスの身体から一筋の光が出現し、それが私の手元に届いた。そしてその光が抜けたあとに出てきたのは…

 

一葉「お!新しい力……ってええええええええぇぇぇーーーー!?」

 

私の手元に現れたのは明らかにグランドジオウライドウォッチのサイズを超えているライドウォッチだった。

 

一葉「ちょっと!?これどうやってジクウドライバーに差し込むのよ!」

 

健介「あちゃー……あれはでかすぎるだろ……ん?デカい?」

 

バクテス「どうした健介?」

 

健介「いや……デカいで少し思い出した……(あれほどデカいコレクションアイテムはあれしかない…) 一葉ちゃん!それをRスロットに差し込んでみてくれ!」

 

一葉「え!?Lじゃないんですか!?」

 

健介「いいから早く!」

 

ガルザネ「させるかっ!」

 

プレジデント「マズイ!」

 

プレジデントは王蛇とダークキバを振り払い、持っていたサウザンドジャッカーをガルザネにぶつけて怯ませた。

 

プレジデント「今だ!」

 

一葉「いいファインプレーだったわよプレジデント!サンキュー!」

 

カラミティア!

 

一葉「いくわよ?」

 

アドバンスタイム!

 

マキシマムアブソリュート!ムゲンアルティメット!

 

アルティメットエインジェル!仮面ライダージオウ!カラミティアブレイク!

 

私はグランドジオウのようなゴツイ姿とは違う、妖艶で綺麗な姿へと姿を変えた。なんか凄いごちゃ混ぜになってる気がするけど気のせい?

 

てか…なんかこの感触……触ったことがあるような……まさか!

 

一葉「まさかシャガルマガラの力が入ってるの!?」

 

ガルザネ「そんな馬鹿な?」

 

そこに下の階層を終えたみんなが最上階にやっと辿り着き、新たな私の姿を見て驚愕し始めた。

 

月夜「あれは……」

 

ブリュッヒャー「なんと神々しい……」

 

光刃「なんか色々とごちゃ混ぜになってない?」

 

光刃の言う通り、もう色々な最終フォームの仮面ライダーがごちゃ混ぜになってるのよ…… クロスセイバーのボディみたいな夜空をイメージした青紫とは逆に黄色と紫色で配色されている。

 

ガルザネ「くぅ……調子にのりやがってぇーー!」

 

冷雨「一葉。」

 

一葉「ふふ……さぁ、アナタの時間を、ジャッジしてあげる!」

 

ジカンギレード!

 

ジカンギレードを取り出した私はガルザネに向けて切りつけるが、彼の防御力にジカンギレードが歯が立たなかった。

 

ガルザネ「姿が変わったとて……俺を超えることは出来ない!」

 

一葉「くっ……ジカンギレードだと火力不足かしら?……おっ!?」

 

すると私の身体から剣のような武器が出てきた。それはまるでザングラスラッシャーやディープスラッシャーに似た武器が現れた。眼魂を入れる場所が改造され、そこにはライドウォッチが装填出来るようになっていた。

 

アブソリュートスラッシャー!

 

一葉「ふふ、それはどうかしらねっ!」

 

ダブル!

 

ドライブ!

 

私はドライブとダブルのライドウォッチを取り出し、それをアブソリュートスラッシャーに装填し、持ち手のトリガーを押す。

 

ダブル!ドライブ!マキシマムスロットルスラッシュ!

 

スピードを上げた私は風と切り札の力が纏われたアブソリュートスラッシャーでガルザネを追い詰めた。

 

ブラスト!

 

そしてソードモードからブラストモードに切り替えた私は次にファイズライドウォッチと響鬼ライドウォッチを取り出した。

 

マーベル「えぇい!させるかっ!」

 

ファイズ!響鬼!エクシード音撃ストライク!

 

フォトンブラッドの赤い弾丸に浄めの力を纏わせ、それをマーベル博士に撃ち込んだあとに、後ろから襲ってきた王蛇とダークキバを撃墜、その恐ろしい力にみんなは驚き過ぎで目を見開いていた。

 

雪兎「なーんだ……アイツやるじゃん?」

 

嶺賀「いや、アイツの力はあんなもんじゃないぜ?」

 

ガルザネ「貴様ァ……よくもぉーーーー!」

 

一葉「アナタはもう生き返れない。その力を使ってスフィア・リムを支配して……自分の物にしようとするアナタはクズ同一よ!」

 

ガルザネ「黙れ!スフィア・リムにいる連中は!」

 

一葉「武力を使って世界を支配する……そんなスフィア・リム、私は認めないんだから!」

 

ジオウ!フィーバータイム!カラミティア!タイムフェスティバル!

 

一葉「はあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ…………!!!!」

 

エーニャ「あ、ヤバあれ激おこプンプン丸モードの一葉じゃん。」

 

月夜&光刃「え?マジで?」

 

ガルザネ「うぅ……クソやろぉおぉおおおおお!!!!」

 

アメイジングフィニッシュ!

 

バイスタンプを4回操作したガルザネは右足に黄金のエネルギーと凄まじい雷を纏って天高く跳躍し、飛び蹴りを私に放とうとした。そして私も跳躍して飛び上がってライダーキックを放とうとした。

 

ガルザネ「うっ……俺は……俺はあああああ!?ああああああああぁぁぁ!」

 

私のキックがジュウガのキックを上回り、そのまま壁に追突。ガルザネはジュウガに変身するドライバーを壊されて変身解除されてしまった…

 

ガルザネ「俺は……俺は……」

 

フェーネス「ガルザネ。」

 

ガルザネ「あぁ……フェー……ネス…」

 

フェーネス「もういいでしょう?十分戦ったわよ。アナタは…」

 

ガルザネ「そ……そうだな……俺は……もう戦っ……た……」

 

ガルザネは紫色の粒子となって、私達の前から消えていったのであった。そして……

 

マーベル「くっ……ふぅ……うぅ……」

 

バクテス「マーベル博士。アナタはスフィア天界に連行される。今回の一連の事件の犯人は彼だ。審判はお前達に任せる。」

 

一葉「えぇ、そうさせて貰うわね。」

 

冷雨「ここが崩れる前に早く出ましょう。」

 

そうして私達は十牙の城を脱出し、ヴォルキリーに向かった。そういえば……

 

一葉「月夜がいないけど?」

 

冷雨「あれ?さっきまでいたのに……」

 

すると誰かのデバイスの着信音がなった。この音は……才だ。そう言って彼はデバイスを取り出して応対していくが……

 

才「もしもし?」

 

月夜『もしもしじゃないわボケェ!元の世界に戻ったらなんか辺りに沢山食べ物置かれとるじゃねーか!お前だろ送ったのぉぉおおお!』

 

才「あぁバレたか?」

 

一葉「月夜……よかった。戻ったんだ。」

 

月夜『俺を早くスフィア天界に行かせろぉぉぉぉぉお!!!!!』

 

アソーカ『ちょっと月夜!まだ安静にしてなきゃダメだってば!』

 

レックス『おい落ち着け月夜!』

 

月夜『わおおおおおおーーーん!』

 

 

 





次回

・スフィア天界祭と温泉




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・スフィア天界祭と温泉


『入浴シーン』のアンケートで『入れない』を選んだ奴。





























今からお前ん家行くから…?



 

スフィア桃夢卿にある夢方の泉から禁書: 『パルドゥラ』を引き上げた私達…エーニャが釣りを使ってそれを引き上げた。え?焦げないのかって?それはエーニャが特殊な加工を施したから大丈夫なのよ。

 

全くどこからそんな才能があるのやら…そして釣り上げたパルドゥラの姿は…

 

「「うわぁ……」」

 

ブリュッヒャー「禍々しいな…しかもボロボロになってる…」

 

光刃「どーすんだよこれ。管理するの大変になるぞ?」

 

冷雨「そうね……おばあちゃんに伝えたらどうにかしてくれるかもね?」

 

特殊なBOXにパルドゥラを入れて封じ込めBOXの周りにWORKINGと書かれた黄色いテープを巻き付けて、ハザードマークを付けた。

 

エーニャ「よし……これで一通り対処は出来るわね。」

 

才「夢方の泉はどうするんだ?」

 

フェーネス「それなら問題ないわ。ここの主が元に戻ってきたの。事情を言ったら治すって言ってたわ。」

 

一葉「有難いわね。」

 

そう言って私達はフェーネスを連れてスフィア天界に戻った。早速天界では宴が始まった。そりゃそうだ。異世界の人達が来たなら、天界の人達は奮ってご馳走を作るからなぁ……あれ?なんかあそこで何かやってる。

 

ブリュッヒャー「ŧ‹"((。´ω`。))ŧ‹”:,('ω' ))ムシャムシャ=͟͟͞͞ '-' )=͟͟͞͞ '-' )=͟͟͞͞ ‘ч’ )ŧ‹”ŧ‹”」

 

一葉「しゃ…シャルロット?」

 

冷雨「アナタなにしてるのよ?」

 

ブリュッヒャー「なに、大食い対決があると聞いて参加したんだ。ちょうど戦いたい奴がいたからな?」

 

そう言って彼女が向いた方角を見るとそこには…

 

才「ガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツ!!!!」

 

頼斗「ガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツ!!」

 

一葉「え……えぇ…(^ω^;)」

 

冷雨「アナタ達なにしれっと参加してるのよ。」

 

才「シャルロットが大食い対決に参加するって聞いていても立ってもいられなくてな!俺も参加して優勝商品の『スフィアチケット50万枚分』を手に入れるためだ!」

 

ブリュッヒャー「すまないな才、それは私が頂こう!」

 

頼斗「いいや俺だ!新しい変身アイテム欲しいから勝たせて貰うぜ!」

 

スフィアチケット、スフィア天界にある様々な商品を通常のスフィアコインとは違う形で変えるお得なアイテム。本来はスフィアクレジットカードで買って貯まるポイントで買えるのだが、今回の大会でスフィアチケットが50万枚が貰えるという大会なのだ。てか…

 

一葉「アナタ達スフィアクレジットカード持ってるの?」

 

ブリュッヒャー&才&頼斗「持ってる!」

 

一葉&冷雨&エーニャ&フェーネス「えぇーーーーーーーーーーーー!?」

 

冷雨「アナタ達いつから手に入れたのよ!?」

 

ブリュッヒャー「スフィア天界に関わり出してからだ。」

 

エーニャ「あ ほ く さ…」

 

そんななかで兎の皮を破った災害(ラビット・ディザスター)がアロハシャツを着てサングラスをかけてサンラウンジャーに寝転がり、フルーツが乗っかったドリンクを飲みながら身体を休めていた。

 

コイツ十牙の城で派手なことしたのに平気な顔してるわねこの兎…

 

一葉「全く……月夜から話を聞いたと思ったら…あの城の下層を全部崩しちゃうなんて…」

 

雪兎「あ?あぁ……あの城か。」

 

冷雨「ガンシップに乗ってスフィア天界に戻ろうとした矢先、空から崩れる十牙の城の倒れ方がおかしかったわよ。」

 

エーニャ「解体する時の陥没だったわ……普通あんなコメディな壊れ方しないわよ!感動的な崩れ方するでしょ普通…」

 

一葉&冷雨「エーニャが珍しくツッコミしてる。」

 

そして祭が終わった後…私達はスフィア天界の高級温泉に浸かることになった。

 

小刀祢「はぁ……癒されるわぁ……てか今まで入った温泉の中でも1番じゃない?」

 

阿求「そうね。まぁ……スフィア粒子の泉から源泉かけ流しした高級風呂らしいわね?」

 

はたて「え!?そうなの!?」

 

エーニャ「えぇそうよ?特にここの宿屋の温泉は…」

 

とエーニャがここの宿の話をしようとした時だった。脱衣所から大声を出したながら歩いてきた奴がいた。それは…

 

ブリュッヒャー「にゃはははは♪シャルちゃんダーーイブ!」

 

バチャーーーン!?

 

冷雨「ちょっとシャルロット!なに湯船に飛び込んでるのよ!?」

 

冷雨がシャルに近づこうとすると、彼女の手に何かが握られているのを確認する。それは…

 

冷雨「え?これブランデー!?アナタまさか割らずにこれを飲んだの!?」

 

一葉「ましてやストレートじゃなくて瓶丸ごと!?」

 

ブリュッヒャー「(/◎\)ゴクゴクッ…(*>∀<*)プハー」

 

冷雨「プハーじゃないわよ!普通は人肌で温まるようにブランデーグラスに入れて飲むのが一般的でしょ!?瓶丸ごと飲むバカがどこにいるのよ!?」

 

一方男子風呂では……

 

才「お、おい月夜…シャルロットの奴……ブランデーの瓶を丸ごと持って風呂入ったぞ?しかも丸々それを飲んで…」

 

月夜「スフィア・リムに行き過ぎた影響でスフィア粒子が彼女の身体に入り込んで、それでアルコールの耐性が強くなったと思うぞ?まぁ実際ライトセーバーとかで怪人ボコボコにしてたし……アイツ 二日酔いのまま元の世界に帰って戦争できるのかよ…」

 

光刃「俺達じゃなくて今度はあっちが壁を壊すんじゃ?」

 

月夜「はは……まさかな…」

 

しかし彼らとは真逆な出来事が起き始めたのだ。それは…

 

頼斗「おおおおおお!」

 

キリト「おりゃああああああ!」

 

男子の脱衣所から全裸で火炎剣烈火を持ったキリトとメダガブリューを手にした頼斗が温泉で乱闘を始めたのだ。

 

キリト「さっきの射的ゲーム!俺が買ったはずだろ!」

 

頼斗「いいや!俺が勝ったね!俺があの景品を貰う!」

 

月夜「おいお前ら、風呂場で乱闘するなよ。また女チームにボコボコにされるぞ?」

 

光刃「もう懲り懲りだから勘弁してくれ。」

 

頼斗「んなこと知るか!俺が欲しかったスフィア天界限定のビル子ちゃんが欲しかったのにコイツが横取りしたんだよ!あぁん!?」

 

キリト「俺はもう既にセイバー姫を手に入れたんだよ!お前はエグゼイガールでも手に入れておけ!」

 

才「アイツら何で喧嘩してんだよ。」

 

光刃「スフィア天界で今話題のガールプラモデル……ライダー美少女の取り合いだよ。」

 

才「え?何それ?」

 

月夜「歴代のライダーを美少女にした奴のプラモデル。」

 

才「そんなのがスフィア天界で売られてるの!?えぇ!?俺の商売に使いたい…」

 

するとそこに……

 

ヒューン……キーーン!?

 

「「!?」」

 

頼斗「えぇ!?」

 

キリト「おおお……!?」

 

才「あれって……一葉のジカンギレードだよな?」

 

光刃「マズイ、怒らせた。」

 

女子風呂…

 

エーニャ「あ、ああああ……」

 

小刀祢「ウソでしょ……( ´・ω・`)」

 

はたて「工エエェェΣ(⌾⃝◁ ⌾⃝ 川)ェェ」

 

阿求「あぁ……キリトと頼斗、後でお仕置されるわね。」

 

ブリュッヒャー「(*´﹃`*) (¦3[_____]Zzz……」

 

エーニャ「ちょっとシャルロット!そんなところに寝てたら風邪引くって!これからアナタはまだ戦いがあるでしょうが……」

 

一葉「ふふ……ふふふふふふ……」

 

冷雨「一葉?」

 

一葉「温泉では静かにしようね(*^^*)」

 

と言って私は浴室を後にしたのであった。その後キリトと頼斗が説教されるのはまた別のお話。

 





コラボありがとうございました。


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・七章 スティアリージョンの怪物
・次に向かう場所は…



ではどうぞ。


 

久しぶりねみんな?常磐一葉よ?さて、色々と放置されていたのは置いておいて…私達は今、セントラルシティのカフェで寛いでいたところだったの。そんななかで…

 

リューリン「セントラルシティにて待機中のアークスに通達。クロフォードからの緊急招集…速やかに集合のこと……以上。」

 

一葉「お呼びだってさ。」

 

冷雨「えぇ、行きましょう。」

 

今スフィア・リム内では大変な事が起きているらしい…が、今はそれを気にしている場合ではなくなった。

 

とりあえず私達はセントラルシティの司令室に向かった…のだったが、どうやら沢山のアークス達が司令室内でザワついており…

 

一葉「どうしたの?」

 

アイナ「あぁ、一葉…それにみんな。」

 

冷雨「この騒ぎはなに?」

 

マノン「うん……実は…」

 

と言って目の前を見てみるとそこには見覚えのあ……

 

一葉「え?」

 

月夜「お、やっと来たか一葉。」

 

冷雨&エーニャ「月夜!?」

 

一葉「アナタなんでここにいるのよ!?」

 

月夜「訳ありで今日は来ているんだ。よろしくな?」

 

クロフォード「よし、集まったか。みんな、ダークファルスがいる場所についてある程度の目星がついてきた。」

 

ついにダークファルスとのご対面……楽しみだな?

 

クロフォード「場所はスティアリージョン最深部、皆の協力もあってセントラルキャノンも完成した。いつでも発射可能だ。」

 

冷雨「それで…作戦は?」

 

クロフォード「ダークファルスを外へと誘導し、射程に入った瞬間にセントラルキャノンを発射!この長い戦いに終止符を討つ。」

 

クロフォードの発言にセントラルシティのアークスはみんな喜んでいた。しかし…

 

クロフォード「とは言ったものの……話はそう簡単にはいかなくてね?スティアリージョンは……このハルファでもっとも危険な地域なんだ。」

 

月夜「もっとも危険…ハルファには初めて来たが、まさかそんなところがあるなんてな?」

 

クロフォード「理由は2つ、ひとつはスティアリージョン全域が大量のマグマで覆われていること……次に出現するドールズが他とは比べ物にならないほど強く、多いこと。」

 

一葉「今までで最強のリージョンってことね。」

 

クロフォード「やるべきことはシンプルだけど……これまでのどの任務よりも危険で過酷なものになる。そのことを覚悟した上で必ずや成功させてほしい。」

 

アイナ「うん、了解!…と言いたいところだけど、一つ質問があって…スティアリージョンにはナーデレフやイルマのようなアークスはいないのかな?」

 

フォード「そういえばそうだな…」

 

アイナ「今までもそのリージョンにいるアークスと協力してドールズを倒してきたから、連携が出来れば心強いなって…」

 

クロフォード「そうだね…スティアリージョンには先遣隊が展開していてね。何とか連絡が取れればいいんだが…」

 

するとオペレーターの1人、オランジュがそれを聞いてあることを話し始めた。

 

オランジュ「先遣隊のみんなが拠点にしているスティアキャンプとなら連絡取れますよ?早速繋いでみますね~♪」

 

クロフォード「ーーーあ!ちょっと!」

 

一葉「ん?(クロフォードの様子がおかしい…)」

 

オランジュがスティアキャンプのオペレーターに連絡を取ると犬のような見た目をした女性がモニターに映った。

 

ノロシ「やっほー!こちらオペレーターのノロシでーす!」

 

クロフォード「(´・ω・`)」

 

冷雨「く、クロフォード?」

 

エーニャ「大丈夫?」

 

レックス「うむ…なんか深刻そうだな?」

 

月夜「あぁ…(昔スティアで何かあったんだろうな?)」

 

そしてなんやかんやでオランジュがノロシというスティアキャンプのオペレーターに事情を説明。クロフォードは未だにも困った表情をしていた。

 

オランジュ「というわけで…ダークファルスを倒すための作戦を相談したいんだけど…」

 

ノロシ「うんうん!了解、ですって隊長、どうします?」

 

グレン「クロフォードか……」

 

クロフォード「あー……久しぶりだね、グレン。」

 

グレン「要件はノロシから聞いた。こちらに異存はない。」

 

クロフォード「ありがとう。」

 

グレン「カヌイ……今回の対応はお前に一任する。」

 

カヌイ「……了解しました。」

 

グレンというデューマンが話しかけてきたカヌイというキャスト…なかなかいい実力を持ってそうだな?

 

カヌイ「副官のカヌイと申します。クロフォード君。ロッサ、オランジュ、久しぶりだね?泊まる場所を用意して到着をお待ちしております。それではお気をつけて。」

 

スティアキャンプとの連絡が終わるとクロフォードは黙り込んでしまった。それを見たブルーダーはため息を吐きながらこう言った。

 

ブルーダー「はぁ……お前たちは、まだ……」

 

クロフォード「……いや、前ほどじゃないよ。今度は成功させる。同じ失敗はしないよ。」

 

一葉「(クロフォード…)」

 

クロフォード「では、万全の準備を整えてスティアリージョンへ向かってほしい。健闘を祈る。」

 

そしてセントラルシティを出た後に私達はクロフォードについて考えていた。

 

一葉「クロフォード、あのグレンって奴を見た瞬間に悩んだ顔をしてたね?」

 

レックス「過去に余程辛いことが起きたんだろうな?だが、あの様子だと…」

 

月夜「とりあえず、俺達は今やるべき事をやろう。」

 

そう言って私達はスティアリージョンに向かうため、ガンシップに乗るのであった。しかしガンシップが飛び立つ様をセントラルタワーから身を潜めて見ていた存在を私達はこの時、気づかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「ふふふ……見間違いじゃなかったら大間違い…常磐三姉妹、そして闇川月夜。これから起きる出来事はスフィア天界やハルファには留まらない。じっくり観察するといいわ。さぁ、エンジェル・パラダイス前の下準備をしなくちゃ。」

 




次回

・常磐三姉妹と月夜とスティア先遣隊


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・常磐三姉妹と月夜とスティア先遣隊


では、どうぞ。


 

スフィアリージョンにいる先遣隊との協力を得られたことによって私達は月夜達を連れてスティアリージョンの外縁部にやってきた。スティアキャンプを目指して進むが、やはり道中にはスティア種のドールズが行く手を阻んでいた。

 

流石は他とは比べ物にはならない程の強さを持つドールズ…環境の影響か以前よりも強くなっている…トルーパー達が味方に着いてはいるものの…これ程の強さは…

 

しかしそんなドールズをばっさばさと斬っていく奴がいた。

 

月夜「うっし、ドールズを三枚おろしにしてやったぜ。」

 

一葉「アナタ…ベルトはどうしたのよ?」

 

月夜「この前の戦いで修理を出すことになっちまってな…だから今はこれを使うのが精一杯!」

 

ブゥン!

 

月夜は後ろから襲いかかってきたドールズを一刀両断。その光景を見たアイナとマノンは初めて見るライトセーバーにドン引きしていた。

 

アイナ「な、なにあの武器…」

 

マノン「フォトンで出来てるようには見えないわ…まるで…ビーム弾を形成したような…」

 

そんなこんなでさらに奥へと進んでいく。そして目的地であるスティアキャンプが見えてきた。

 

アイナ「あそこにアークスがいるのかな?行ってみよう。」

 

アイナがそう言ったあとに私達はスティアキャンプに向かうが、ここで何かの乱れを感じ出す。

 

マノン「気をつけて…」

 

月夜「何かがいるみたいだな?」

 

一葉&エーニャ「へ?」

 

冷雨「ちょっと…気づいてないの?」

 

と思ったその時、私達の周囲を恐らくスティアリージョンにいるであろうアークスが囲んでしまった。

 

一葉「そう簡単に歓迎されてないみたいね?」

 

スティアリージョンの先遣隊が次々と私達に襲いかかるが、それを私達は次々と軽々と避けていく。そして…

 

月夜「レックス!」

 

月夜のレックスを名を呼ぶと今度はトルーパー達が先遣隊を囲み出した。いやいつから待機させてたのよ…

 

月夜「殺すなよ?先遣隊の戦力を減らすことになる。」

 

レックス「分かった。」

 

すると…

 

グレン「下がれ。」

 

スティアのアークス達が身構えようとするのを止めた1人の男がいた。褐色でおでこに角が生えたアークス…男性のデューマンが私達の前に現れた。

 

月夜「レックス、みんな。下ろせ。」

 

月夜もレックス達に銃を向けるのを止めさせ、待機させた。アイナも状況を見て察したのか、銃をしまった。

 

グレン「カヌイ、後は任せた。」

 

グレンがキャンプに戻ったと同時にカヌイと呼ばれる女性のキャストが私たちの前に現れた。

 

カヌイ「先程のご無礼をお許しください。あなた方の実力を測らせて頂きました。」

 

一葉「いやいや大丈夫大丈夫♪何となく分かってたから。」

 

冷雨「気づかないフリした貴方がよく言えるわね?」

 

カヌイ「改めまして、副官のカヌイです。よろしくお願い致します。」

 

アイナ「私はアイナ。んでこっちは…」

 

マノン「マノンよ。」

 

一葉「常磐一葉よ?よろしくね?」

 

冷雨「常磐冷雨、一葉の妹よ。」

 

エーニャ「2人のカワイイ妹、常磐エーニャよ?よろしく。」

 

一葉&冷雨「可愛いを自称するのか貴様…」

 

月夜「闇川月夜だ。んでコイツは俺の副官の…」

 

レックス「レックスだ。」

 

ファイヴス「レックスの副官、ファイヴスです。」

 

カヌイ「会議室にご案内します。こちらへ。」

 

私達はカヌイの案内でスティアキャンプにある会議室に入った…

 

カヌイ「なるほど…隊長、セントラルシティの作戦は最終目標の違いがあるものの…我々の企図する作戦とも共通項が多いように思われます。」

 

グレン「ふっ……カヌイ、こちらの作戦の説明を。」

 

カヌイ「分かりました。」

 

カヌイが言うに現在、彼女達はスティアリージョンに存在するドールズの3つの拠点に対して大規模な制圧作戦を計画しているらしい。そしてその計画は…

 

カヌイ「作戦概要は以上です。」

 

マノン「ドールズのプラントと南北に存在する拠点の制圧…」

 

レックス「なるほど…一見簡単そうに見えて、一筋縄ではいかないような任務だな?」

 

マノン「まずはこのプラントの攻略からね?」

 

カヌイ「はい…強力なドールズが守りを固めていて、私達でも完全な制圧には未だ至っていません。」

 

グレン「今までは相手の数に圧倒され、制圧は叶わなかった…だが今回はお前達がいる…この機会を最大限に活かしたい。」

 

カヌイ「作戦内容は…私たち先遣隊側で編成した部隊で施設内の敵を陽動…その間にグレン隊長を含む主力部隊で制圧。敵基地の中核へと侵攻し、無力化します。」

 

グレン「お前達には主力部隊に加わってもらい、確実にドールズを仕留めて貰いたい。失敗は許されない。何としてでも成功させるぞ……。」

 

なんだろう……さっきからスフィア粒子の乱れが酷くなってる気がする…一体誰がこんなことを?

 

グレン「出撃する。」

 

一葉「…」

 

冷雨「一葉?」

 

一葉「ん?あぁ、大丈夫大丈夫。」

 

エーニャ「なんか今日の一葉、変だよ?」

 

月夜「いや……変じゃないのかもしれない。」

 

冷雨&エーニャ「え?」

 

月夜「アイツが思っていること……何となく理解してる…嫌な予感が起きる気がする。」

 




次回

・スフィア粒子の乱れ


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・スフィア粒子の乱れ


ではどうそ。


 

仮面ライダーイクスの世界…仮面ライダーイクスに変身する火電或兎は突如として現れたジャマト達の相手をしていた。

 

或兎「くっ!コイツら、なんで現れたんだ!?」

 

突如として現れたジャマトに困惑する或兎であったが、彼は次々とジャマト、そしてジャマトライダーを倒していく。するとそこにレオ・ゾディアーツが現れる。

 

或兎「レオ・ゾディアーツ!?どうしてここに!」

 

レオ・ゾディアーツ「……」

 

或兎「(生気を感じない。何かのエネルギーで作り出した怪人…と言ったところか?)」

 

レオ・ゾディアーツに対抗するために或兎は新たなライダーメダルを取り出し、それをイクスライザーに装填する。

 

ビースト!ブレイズ!キューン!

 

或兎「叫ぶぜ、本能!はっー……はっ!」

 

仮面ライダーイクス!シグマトライファング!

 

或兎「さぁ、狩りの時間だ。」

 

仮面ライダービーストや仮面ライダーブレイズなどのライオン系の仮面ライダーにキューンの力が組み合わさった形態へ変身した或兎。彼はイクスライザーを手に持ってレオ・ゾディアーツに挑んでいく。

 

するとレオ・ゾディアーツは不利と見たのか、自分の身体を透かしていく。

 

或兎「消えた!?……いや、近くに居るはずだ。」

 

そう言った彼は耳を澄ましてどこにレオ・ゾディアーツがどこから攻撃してくるのかを見る。

 

或兎「そこだな!」

 

ライズチャージ!

 

或兎「トライアングルストライク。」

 

イクスライザーに黄金のエネルギーを纏わせたあとにそれを後ろに振り返りながら上の方向に動かしながらレオ・ゾディアーツをアッパーで倒した。

 

辺りに怪人達がいなくなったことを確認した或兎は変身を解除しながらこう呟いた…

 

或兎「スフィア粒子の乱れを感じる…何か…大きいことが起きそうな気がする。」

 

一方惑星ハルファ

 

一葉side…

 

なんか凄い久しぶりな気がするわね?……あのクソ親父は何をしているのかしら?南北のプラント…まずは南にある場所へと向かった私たち…

 

カヌイ「ここがプラントです。」

 

一葉「色々とあるわね。これは…ドールズが生成されるカプセルかしら?」

 

カヌイ「ここは比較的小型のドールズを生み出している様子…大型のドールズがどこから来るのかは未だに不明です。」

 

アイナ「なんでこんな場所がハルファにあるの!?」

 

マノン「……」

 

カヌイ「私達もそこまでは分かっていません。しかし、少なくともここを叩けばドールズの発生を抑制できます。」

 

アイナ「ここを越えないと……先へ進めないもんね!」

 

カヌイ「そういうことです。」

 

アイナ「まずは制圧しないとだよね?行こう!」

 

と言って私達は立ち塞がるドールズ達を倒しながら前身していく。するとグレンが突然として手をあげて進行を止めた。すると私達の前に大量のドールズが現れた。

 

月夜「待ち伏せか。」

 

スティア先遣隊のアークス達はドールズに果敢に立ち向かっていく。もちろん私達も見てるだけではいられなかった。

 

一葉「いくよっ!」

 

冷雨「えぇ!」

 

エーニャ「変身!」

 

アムスブレイク!

 

ネオバット!Confirmed!!

 

絶滅・Revolution!

 

「「変身!」」

 

アムドタイム!ウェポン!スピリット!エレメンタル!仮面ライダージオウブレイク!アムスブレイク!

 

リバースアップ!スラッシュ!ファング!サーベラー!ネオバット!仮面ライダー黄昏!

 

エボリューションライズ!シューティング!マッドネス!ルウヴァ!バレットクローウルフ!

 

私達も変身して目の前にいるドールズたちに攻撃を仕掛けるが、あまりの多さに大苦戦してしまう。クローン達も先遣隊のアークスを守りながら戦ってくれてはいるが…

 

月夜「流石に多いか?」

 

レックス「だな……ん?」

 

フォードー「どうしたレックス?」

 

レックス「なーんかいやーな予感がしてきた。」

 

そう言って私達は月夜達が向いている方角を見るとそこにはアークスがいた。しかも手にはドライバーらしき物を持っていた。

 

グレン「援軍か?」

 

カヌイ「よかった…今こちらがピンチで…」

 

アークス(?)「大量のドールズとアークス、そしてクローン・トルーパーとその指揮官を確認。」

 

カヌイ「え?」

 

月夜「まさか……カヌイ!ソイツから離れろ!」

 

カヌイ「どういうことで……キャッ!?」

 

カヌイがよそ見をしているのを確認した謎のアークスは彼女の顔面を殴って吹き飛ばした。

 

グレン「カヌイ、大丈夫か?」

 

カヌイ「は、はい…」

 

アイナ「アイツ、何なの!?」

 

そして謎のアークス達が取り出したのはなんとデザイアドライバーだった。彼らはそれを腰に装着。それを見て目開いた私達は前に出る。

 

冷雨「なんで彼らがデザイアドライバーを?」

 

エーニャ「分からない…けど、壊した破片を回収する余地はありそうね?」

 

謎のアークス達「変身。」

 

DOLLS!

 

謎のアークス達はなんと仮面ライダーに変身した。しかも上のアーマーがドールズを彷彿とさせる物だった。

 

一葉「ジャマトライダーの改造…ってところかしら?」

 

エーニャ「えぇ、いくわよ!」

 

私とエーニャが前に出てドールズライダーと戦うが、あまりの強さにこちらが大苦戦。しかし私はその時、1人一緒にいない奴がいると感じた。そうそれは…

 

冷雨「う、うぅ…」

 

そう、私の妹、冷雨だったのだ。

 

一葉「冷雨!?大丈夫!」

 

私とエーニャはドールズライダーを一度放っておいて彼女に寄り添った。その代わりに月夜とレックス達がドールズライダーに対抗。月夜は新しく改造したのか…ライトセーバーの刀身をムチのように変えだした。

 

レックス「お前……いつの間に改造したんだ?」

 

月夜「試しで作ってたんだよ。悪いか?」

 

一方の私達…冷雨は何故か変身が解除されていた。ドライバーに装填されていたネオバットバイスタンプも本来とは違う形のコウモリのバイスタンプに変わっていた。

 

???「あ、あぁ……うっぜ、下がってなよ。冷雨の姉と妹さん。」

 

エーニャ「はぁ?何コイツ、ついに頭が狂ってネジの1本が外れてボケ担当になったの?」

 

一葉「いや違う……まさかアナタ、冷雨の悪魔?」

 

「「えぇ!?」」

 

カゲヒナ「大正解、まぁ安心しな?ちゃんと彼女は殺さないでおくから。」

 

エーニャ「悪魔は信用できるかクソ野郎。」

 

カゲヒナ「なんとでも言いなさい…さぁ、最高に楽しい戦いの始まりだよ。」

 

リバーサイドドライバー!

 

そう言った彼女は色が変わった黄昏ドライバー、リバーサイドドライバーからバイスタンプを取り出した。そして…

 

カラミティバット!

 

カゲヒナ「変身。」

 

Sword or gan? Sword or gan?Sword or gan?

 

そしてリバーネスドライバーにカラミティバットバイスタンプを装填。黒と赤の面を表にして武器ユニット『エビルガン』に切り替え、そのままドライバーから外してトリガーを押した。

 

バーサスアップ!

 

狂気の翼、絶望の音速!闇の弾丸!ブラッディバット!

 

仮面ライダー!マッドエビル!ヒャッーハッハッハッハッハッ!

 

「「!?」」

 

カゲヒナ「仮面ライダーマッドエビル、冷雨?ちょっと身体、借りるわよ?」

 




次回

・冷雨の悪魔


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・冷雨の悪魔


冷雨の身体を乗っ取って突如として現れた彼女の悪魔カゲヒナ…

そん冷雨の悪魔の目的とは…

最初に次の章のコラボ回で出演が決まっている参加投稿者のキャラが…で、出ますよ?


 

スフィア天界。そこにある人物の戦友が来訪しに来ていた。

 

ブリュッヒャー「ここに来るのも久しぶりか。」

 

シャルロット・フォン・ブリュッヒャー…闇川月夜や常磐姉妹と共にスフィア・リムの様々な戦いに参加した軍人…そんな彼女がここに来た理由とは…

 

ブリュッヒャー「暇とはいえ…こんなところで屯ってる場合じゃないな。」

 

彼女はフォースの乱れと似たような重たい空気を感じてここにやってきたらしいが、どうやらそれどころではないようだった。

 

ブリュッヒャー「人集りが出来てて騒がしいな?何があったんだ?」

 

シャルロットは人集りが出来ている場所に向かって遠くから様子見していると…

 

ロイヤル「分かりました!分かりましたから落ち着いてください!」

 

「早くしてくれよ!そうしないと天界で店開けねぇじゃねーかよ!」

 

「そうよ!そうよ!物流がストップされたら困るのよ!」

 

「服だってまともに売れないのよ!どうにかしてちょうだい!」

 

ブリュッヒャー「(いやスフィア天界でも普通にお店開いてるんだな?もう天界の域を超えてる気がするけど…)」

 

それから数分して人集りは消え、スフィア天界の長ロイヤルだけとなった。体育座りをして落ち込んでいる彼女にシャルロットは寄り添おうとした。

 

ブリュッヒャー「ロイヤル様?大丈夫ですか?」

 

ロイヤル「シャルロットちゃん…どうしてスフィア天界に?」

 

ブリュッヒャー「異界からフォースの乱れのような、重たい空気を感じたんです。流石に軍全体で行くのは無理があるでしょうから、休暇を貰ってやってきたんです。」

 

ロイヤル「あぁ…そうだったのね。」

 

ブリュッヒャー「月夜はいますか?」

 

ロイヤル「あぁ、彼なら今一葉と一緒に惑星ハルファにいるわ。」

 

ブリュッヒャー「一葉の惑星に?……ちっ、リア充め。」

 

ロイヤル「ちょうど良かった。実は一葉たちと月夜くんが戻って来たらシャルロットちゃんに手伝って欲しいことがあって…」

 

ブリュッヒャー「はい?」

 

そう言ってブリーフィングルームへ連れてこられたシャルロット。彼女の席には紅茶とケーキか置いてあった。

 

ロイヤル「ごめんなさい。好きな甘味じゃなくて。」

 

ブリュッヒャー「いえいえ…ところで手伝って欲しいことって?」

 

ロイヤル「実は最近、スフィア・リム中に強大なマイナスエネルギーが感知されているの。理由は不明だけどね。」

 

ブリュッヒャー「もしかして私が感じたフォースの乱れみたいな物は…」

 

ロイヤル「恐らく…スフィア粒子を使った特殊な闇エネルギーね?」

 

ブリュッヒャー「通りで少し引っかかってたんだ…フォースにしてはちょっと特殊な方面だったので。」

 

ロイヤル「でしょうね…シャルロットちゃん、ちょっと着いてきてくれるかしら?」

 

ブリュッヒャー「え?…えぇ…」

 

そう言われたロイヤルがシャルロットを連れてやってきたのはとある宝石が保管されている場所だった。

 

ブリュッヒャー「この宝石は?」

 

ロイヤル「五つある歌姫の結晶の一つ、金剛よ。」

 

ブリュッヒャー「歌姫の結晶?」

 

ロイヤル「歌の力が込められて結晶になった宝石なの。だけど先週、ある世界で五つあるウチの1つである霊結晶と混ざった月華が盗まれてしまったのよ。」

 

ブリュッヒャー「盗んだ犯人の名前は?」

 

ロイヤル「バーニア、と名乗ってたわ。この金剛はスフィア粒子が混ざった結晶…他に結晶は電子の力が混ざった雷鳴、正義と悪の力と混ざった混沌、実力の力が纏った頂…」

 

ブリュッヒャー「この五つが集まると何が起きるんですか?」

 

ロイヤル「集めるだけじゃないの。集めたあとにある場所に持って祭壇に入れるの。入れると… 10年に一度しか見られない神秘の歌の力が解放されるの。」

 

ブリュッヒャー「10年に一度しか見れない神秘の歌の力?」

 

ロイヤル「そしてそれを悪用しようと企む人達がそれをエンジェルパラダイスに持って行こうとしてるのよ…」

 

ブリュッヒャー「エンジェルパラダイス?なんですかそこ?」

 

シャルロットの質問を聞いたロイヤルはどこぞの天の道を行き総てを司る男みたいなポーズをしてこう言い放った。

 

ロイヤル「スフィア天界の空域よりもはるか上空にある都市で出来た天界…そのせいで古くから伝説やお伽話の中で語り継がれてきた幻の都市なの。」

 

ブリュッヒャー「スフィア天界よりもはるか上空…」

 

ロイヤル「調査が進まないで長らく実在するかさえ定かではなかったのよ。けど月夜くんがスフィア天界に貢献したお陰で…」

 

ブリュッヒャー「スターデストロイヤーで行けるようになったと…」

 

ロイヤル「そこまでは大丈夫なんだけど…」

 

と思ったのその時だった。上空から水色の雷が沢山と現れた。嫌な予感がしたシャルロットは急いでライトセーバーを取り出す。そして2人の前に現れたのは…

 

???「見つけたわよ。歌姫の結晶の一つ…金剛!」

 

ブリュッヒャー「お前…何者だ!」

 

クロウ「私の名前はクロウ。早速だけど、目的のためにその結晶を頂くわよ?」

 

ブリュッヒャー「そう簡単に取らせるか!」

 

そう言ったシャルロットは全国IS祭で使ったISユニットを装備してクロウに挑むが…

 

ブリュッヒャー「速い!?」

 

クロウ「そんなもの?アナタのライトセーバーの実力は…」

 

ブリュッヒャー「くっ!」

 

そう言ったクロウはロイヤルの背後に近づき、波動の力で吹き飛ばした。

 

ロイヤル「キャッ!?」

 

ブリュッヒャー「ロイヤル様!」

 

ロイヤルが落ちそうになったことを見たブリュッヒャーは彼女を見事救出。そしてクロウの元へと向かう。そしてもう既に金剛は彼女の手の中にあった。

 

クロウ「これは貰ったわよ?」

 

ブリュッヒャー「クソッ!取られたか!」

 

シャルロットはロイヤルを下ろし、もう一度クロウに挑む。無駄足だと思っても最後まで諦めずに取り返そうとするシャルロット。しかしクロウの段違いの強さに困惑してしまう。

 

ブリュッヒャー「桃なんちゃら城の城主よりも強くないか?」

 

クロウ「終わりよ…軍人のお嬢さん。」

 

そう言ったクロウは水色のエネルギーで生成した弓矢をブリュッヒャーに放った。しかしそれを1発で粉砕した奴が現れた。ソイツは下から宙に浮きながらクロウを見つめた。

 

ロイヤル「あの子は!?」

 

クロウ「なんですって…」

 

雷電「腕が落ちたか?シャルロット・フォン・ブリュッヒャー。」

 

ブリュッヒャー「お前は…藤原雷電!?」

 

ロイヤル「雷電くん!?どうしてここに?」

 

雷電「嫌な素質を感じてここに来たんです。でもまさか、お前がこんな奴に手を妬いていたとはな…」

 

クロウ「アナタ…何者!」

 

雷電「俺の名前を聞くか…俺は藤原雷電…またの名を…」

 

そう言った雷電はライトセーバーを起動、クロウに上から目線でこう言い放った。

 

雷電「ライ=スパークだ!この名前、覚えておけ!」

 

一方、惑星ハルファのスティアリージョンは突如として現れたドールズライダーを対抗するために戦う最中、冷雨の悪魔カゲヒナが現れたのだ。

 

そして仮面ライダーマッドエビルに変身。目の前にいるドールズライダーを銃を駆使して戦っていく。カゲロウと違うのか私達に協力的だったので、私は彼女に援護されながら、ドールズライダーに対抗していく。

 

月夜side

 

一葉「アナタ、冷雨の悪魔の癖にやるわね!」

 

冷雨『ねぇ?それ私に対しての皮肉?』

 

どうやら乗っ取られてもドライバーを通して話はできるようだ。

 

カゲヒナ「いくよ冷雨…ここにいるドールズライダーって奴ら全部片付けてやる。」

 

カラミティバット!ダークネスブレイク!

 

まずカゲヒナがエビルガンから青緑の弾丸を放って一体を倒す。そのあとに…

 

カゲヒナ「まだまだっーーー!」

 

カラミティバット!ダークネスブレイク!

 

今度は青緑の稲妻で模した蝙蝠を右足に纏って飛び蹴りを放ち、残りの一体を倒していった…

 

カゲヒナ「ふぅー!お疲れちゃん!」

 

幸い、怪我人は出たものの負傷者はいなかった。ここが原作とは違った方なのか…するとアイナがいきなりこう言い放った。

 

アイナ「冷雨の悪魔も凄かったけど…グレンって、なんて言うか……ちょっと次元が違う強さだよね?」

 

カヌイ「本気になった隊長と渡り合えるのはセントラルリーダーのクロフォードくんぐらいでしょうね。」

 

アイナ「く、クロフォード!?え、あの人そんなに強いの?」

 

カヌイ「えぇ…ただ、彼が戦っているところはもう長い間見ていませんが…」

 

アイナ「あ、そうだ……ちょっと気になってたことがあるんだけど…なんか、セントラルタワーでクロフォードとグレンが顔合わせたとき…変だったよね?あの2人…何かあるのかなって?」

 

レックス「そうだな…カヌイの嬢さん。何か知ってるか?」

 

カヌイ「あぁ…それが…」

 

とカヌイがクロフォードとグレンの関係を話そうとしたその時だった。

 

グレン「カヌイ。」

 

カヌイ「はっ!」

 

グレン「来るぞ。」

 

そう言って現れたのはドールズだった。なんだよ!もうちょっとでカヌイの口からクロフォードとグレンの関係を聞けたのに!恐竜みたいなドールズ…なんなんだよアイツ…

 

10分後、スティア産のドールズを倒しきった俺たちはまだこのプラントにいた。するとエーニャが先程倒したドールズライダーの残骸を集めていた。そしていつの間にかカゲヒナは冷雨の中に戻ってたのだった。

 

一葉「ドールズがアークスに憑依して仮面ライダーになるなんて…何を企んでるのかしら?」

 

エーニャ「……」

 

冷雨「エーニャ?」

 

エーニャ「……もしかしたら亡骸のアークスがドールズの力で作られたドールズライダーに変身したのは…ドールズの連中のせいじゃないかもしれない。」

 

「「えぇ!?」」

 

レックス「どういうことなんだ?」

 

エーニャ「詳しくは分からない。ただ証拠としてあのドールズライダーは正常時の青でも怒り時の赤でもない黄緑色だった。」

 

月夜「そういえばそうだな。となると…」

 

一葉「何者かが私達に刺客として放ってきたってことなの?」

 

カゲヒナ『チェッ……胡散臭いわね?』

 

エーニャ「とりあえず、私はスティアの侵攻を手伝いながらこの正体を探ってみるよ。」

 

一葉「とりあえず…父さんには連絡しておこう。」

 

冷雨「そうね…ハルファに第三者がいたとしたら…大事になるわよ?」

 

月夜「大事…か。」

 

ドールズライダーの正体を少しだけ暴いた俺たちはプラントを後にして北の拠点に向かうことにした。

 




次回

・ドールズライダーの正体


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・ドールズライダーの正体


カゲヒナ/仮面ライダーマッドエビル CV:小澤亜李

容姿:BanG Dream!の氷川日菜がカゲロウの服装をした姿。

攻撃的かつ横暴な性格なのは変わらないが、宿主である冷雨のことは『姉さん』と呼んでいる。戦うことが大好きな人物でエーニャ曰く「戦闘狂を通り越している。」

一葉とエーニャのことも姉として親しく思っている。好きな食べ物は甘ったるいパンケーキ。



 

カヌイ「ここが北の拠点です。私達の調査ではこの奥に制御室が確認されていて、中にある端末を操作することで、最深部に進む道が開けると考えます。」

 

北の拠点にやってきた私達はカヌイから最深部に進む道が開く制御室の話を聞く。

 

カヌイ「ドールズに加え、砦のような形状強固な守りからプラント以上に困難な状況が予想されるため、より入念な準備が必要となります。観測班による情報収集と解析を元に作戦を進めましょう。……観測班!」

 

と、カヌイが観測を担当するアークスを呼び出す…しかし…

 

カヌイ「そうか。さっきの戦いで……他に解析を行える者はいないか?」

 

すると2人のアークスが前に出る。

 

「私達は解析任務を中心に行っているセントラルシティ所属のアークスです。」

 

「こちらで十分な働きが出来るか、あまり自信はありませんが…」

 

「セントラルシティの司令室と連携しつつ、情報の収集と解析を行います。」

 

カヌイ「ありがとう…では頼みます。異変があればすぐに報告を…情報の収集、解析が終わるまで各自補給を…解析が終わり次第、作戦を再開する。」

 

するとカヌイが私達を見つめてこう言い出した。

 

カヌイ「あなた方も補給を行ってください。準備でき次第、私達に報告を。」

 

それから次の戦いで補給をしていた時、エーニャが私達を呼び出した。

 

エーニャ「これを見て。さっき現れたドールズを解析してみたら驚くべきことが分かったの。どうやら何者かが死亡したアークスにデザイアドライバーを腰に装着させて、何か変なバックルを付けたらしいの。」

 

冷雨「それってつまり…このハルファに第三戦力がいるってこと?」

 

エーニャ「いいや…ハルファでは無いとは思うけど……でもこれはさしづめ…ドールズライダーってことかしらね…」

 

一葉「でも…一体誰がこんなことを?」

 

月夜「……」

 

一葉「月夜?」

 

すると月夜がいきなり黙り始めた。どうやら何か考え事があるようだが…

 

月夜「レックス、一葉達を頼む。」

 

冷雨「え?どこ行くの?」

 

月夜「ちょっと気がかりなことがあってな…スフィア天界に行ってくる。」

 

と言って月夜はスフィアホールを使ってスフィア天界へと向かってしまった。

 

一葉「(珍しく月夜が考え事してる…何かあったのかしら?)」

 

そして私達は北の拠点へと向かうが、そこに待ち受けていたのはスティア特有のドールズ、『ダークマギルス』だった。

 

炎と闇の属性を使い分け、私達に歯を向けるダークマギルスだったが…

 

グレン「ん?」

 

アイナ「ねぇ?あのドールズ……苦しんでない?」

 

マノン「ドールズの内部の体温が上昇している……まさかっ!?」

 

レックス「みんな!離れろ!」

 

とレックスが言い放ったあとだった。ダークマギルスはエネルギーを解放し、関節部分であるところが青から赤……ではなく緑色に発光。その状況に私達は愚か、一緒にいたスティア先遣隊も驚愕していた。

 

冷雨「一体何が起きてるの!?」

 

エーニャ「この反応…ドールズライダーと同じ!」

 

一葉「グレン、カヌイ!先遣隊を下がらせて!」

 

グレン「だが!」

 

一葉「このまま人員を減らすわけにはいかないわ!フォードーとレックス達クローンはアークスを防衛!ここは私が食い止める!」

 

冷雨「だけど!……がっ!?おう!?」

 

すると冷雨がまたカゲヒナに乗っ取られてしまった。エーニャは『またかよ。』みたいな顔をして苦笑いをしていたが…

 

リバーサイドドライバー!

 

カゲヒナ「仕方ないわね…私が手伝ってあげる。」

 

カラミティバット!

 

一葉「ふっ、アナタも以外と面白いわね?」

 

カラミティア!

 

そう言った私はカラミティアブレイクライドウォッチを取り出して起動。ドライバーのRスロットに装填する。そして…

 

アドバンスタイム!

 

一葉&カゲヒナ「変身!」

 

マキシマムアブソリュート!ムゲンアルティメット!

 

アルティメットエインジェル!仮面ライダージオウ!カラミティアブレイク!

 

バーサスアップ!

 

狂気の翼、絶望の音速!闇の弾丸!ブラッディバット!

 

仮面ライダー!マッドエビル!ヒャッーハッハッハッハッハッ!

 

カゲヒナ「さぁ、狂気の宴を楽しみましょう?お姉様?」

 

一葉「しゃしゃり出てあのマギルスにやられないでよ?」

 

と言って私とカゲヒナは連携してダークマギルスと戦う。ダークマギルスは炎と闇の力を駆使して私達を追い詰めるが、それをカゲヒナが得意の銃で対抗。マギルスの翼をその弾丸で破壊した。

 

一葉「決めるわよ!」

 

ジオウ!フィーバータイム!カラミティア!タイムフェスティバル!

 

必殺承認!カラミティバット!ダークネスブレイク!

 

むき出しになったマギルスのコアに私達はダブルライダーキックでトドメを刺した。そしてマギルスが倒されたあとにグレンはじっくり辺りにいるアークス、そしてそれを助けるトルーパー達を見つめていた。

 

その後、制御室にやってきた私達…セントラル所属のアークスが端末を操作していた。しかし…

 

カヌイ「どうですか?何か進展はありましたか?」

 

「無料……とは言えませんが、複雑な暗号でプロテクトされています。最深部へ進むためのロックを解除するには時間がかかりそうです。」

 

アイナ「マノンなら……分かったりしないかな?」

 

マノン「……見てみるわ。」

 

そしてマノンが制御室のロックを解除する作業をしている間…私はまた考え事をしていた。

 

一葉「……」

 

冷雨「一葉……なんとなくだけと、アナタが考えてたことが分かった気がする。」

 

エーニャ「私も同じ。」

 

一葉「アナタ達も勘づいていたのね。」

 

冷雨「えぇ…スフィア粒子が乱れてる。そうでしょ?」

 

エーニャ「月夜がスフィア天界に行ったのも納得よ。ま、私には何も起きて欲しくないけど。」

 

スフィア粒子の乱れに関する会話をしていると、マノンが作業の手を止めた。ロック解除の作業が終わったのだ。

 

マノン「ロックは解除できたわ。でも……あなた達が最初に考えていたとおり……南の拠点の制御室にある端末も操作しないと最深部へ進むためのロックは完全に解除されなさそうね。」

 

カヌイ「やはり……そうでしたか。では……予定通り南の拠点の攻略作戦に移る。準備が出来次第集合せよ。」

 

一方スフィア天界にある図書館ではハルファから戻った月夜がある書物を読んでいた。

 

月夜「歌姫の結晶……それが既に2つ取られた…嫌な予感がする。」

 

するとそこに…

 

ブリュッヒャー「またそんなところでお勉強か?」

 

月夜「ブリュッヒャー。」

 

ブリュッヒャー「久しぶりだな?」

 

月夜「話は聞いた。雷電と守ろうとしていたんだな?金剛を。」

 

ブリュッヒャー「あぁ……だが結局は盗まれてしまった。そっちは何か進展は?」

 

月夜「さっき一葉から1つだけ…ドールズの関節部分が緑色に発光して特殊な個体になったそうだ。」

 

ブリュッヒャー「ふぅ……なぁ、どう思う?エンジェル・パラダイスの件。」

 

月夜「シャンティエンみたいなスフィア天界の空域よりも上に存在する天界だろ?そこで一年に聞ける歌……胡散臭い話だよ。」

 

ブリュッヒャー「だな……んで?どーするんだ?」

 

月夜「もちろん、スフィア天界でそこに行ける準備はするさ。」

 

ブリュッヒャー「だけどどうする?スフィア天界よりも上の空域なんだぞ?スターデストロイヤーで大勢のクローンを導入して突入しても…エンジェル・パラダイスの人達が驚くんじゃないか?」

 

月夜「そのために…俺達であるもんを作るんだよ。」

 

ブリュッヒャー「はいぃ?」

 

月夜「飛行艇作るの……手伝ってくれないか?ブリュッヒャー。」

 

to be continued……

 




次回

・ニルス・スティア


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・ニルス・スティア


転キャロとこな作品でコラボがもっと楽しくなる感じに…

ちなみに機械天使さんの作品で現在ウチの転キャロと宇宙海賊のコラボがありますが、時系列的には…

チーム対抗戦

転キャロ×宇宙海賊

エンジェル・パラダイス編

となります。それとコラボの関係でエイジス戦はカットします。

それではどうぞ。



 

スティアリージョンで一葉達が任務を行っている間……ある場所では2人の人物が歌姫の結晶の1つを探しにある惑星に来ていた。

 

折紙「はぁぁぁぁぁああ!」

 

シャキーン!

 

「「ぎゃああああああ!?」」

 

まず1人はデート・ア・ライブの人物、鳶一折紙。その正体は転生者で精霊の力とCRユニットを組み合わせ、日々デアラの世界を過ごしている。ある事件が理由で現在、歌姫の結晶の1つ、混沌を手に入れる任務を行っていた。

 

そしてもう1人は…

 

英澄「さぁ、ハイライトだ!」

 

浮代英澄、ハイスクールDxDの世界に仮面ライダーギーツの力を持って転生した人物。オリテンの世界に現れて歌姫の結晶の1つ月華を守ろうとしたが、バーニアと名乗る人物に取られてしまった。

 

2人は煉の指示で急ぎ歌姫の結晶の1つ『混沌』を手にするために悪魔惑星『カルマティ』にやっていた。サキュバスに近い女性達が怪人に襲われたのを見てられなかった2人は怪人たちを次々と倒していく。

 

折紙「あぁーもうやだっ!こんな低気圧マシマシの惑星で任務だなんて最低!」

 

英澄「落ち着け折紙!月華だけじゃなくて金剛も盗まれたから、急ピッチになってるだけだから!」

 

折紙「うるさい!一気に終わらせて!」

 

と折紙が目の前にいる怪人たちを倒そうとしたその時だった。空から低空強襲トランスポート……リパブリック・アタック・ガンシップが飛ぶ音が聞こえた。

 

英澄「どうやらスフィア天界から援軍が来たようだな?」

 

折紙「あれがスフィア天界の兵力?どこからどう見てもスターウォーズでしょ。」

 

英澄「スフィア天界も色々と凄いんだよ……けど、あんな青いラインがあるガンシップなんてあったか?」

 

そのガンシップは着陸、扉が開くと銀と青で塗られたクローントルーパーが現れた。様々なトルーパーが走りながら怪人をライフルで打っていくなか、長い二丁拳銃を持ちながらリーダー格と思われる人物が歩きながら怪人に迫っていく。

 

ショウ「ふん!」

 

バァン!

 

テクノアームズPTY MAG-7を打ちながら怪人たちを倒していく他のトルーパー達とは断然と違うトルーパー…ファーストオーダーストームトルーパーのアーマーと合体したヘルメットが特徴的なトルーパーは次になんとG3-Xが使うケルベロスを使って目の前にいる怪人たちを蜂の巣にしていった…

 

そしてカターン級コマンドーアーマーを纏ったトルーパーがやってきた。色合いが違うところからリーダー格と思われるが…

 

ガハリア「ショウ将軍、住民は大丈夫です。」

 

ショウ「ありがとうガハリア。」

 

そう言った人物はヘルメットを外して英澄と折紙を見つめた。

 

ショウ「久しぶりだな、英澄。」

 

英澄「その声は…ショウか?」

 

ショウ「スフィア天界で歌姫の結晶の話を聞いてな?急いで駆けつけて来たんだ。でもまぁ…先客がいるなんてな?」

 

英澄「混沌の場所は分かるんだろうな?」

 

ショウ「まぁな?」

 

折紙「……」

 

英澄「折紙?」

 

ショウ「お前…チェイスグランプリでこっそり暗躍してただろ?」

 

英澄「えぇ?」

 

折紙「ちょっと手を貸しただけだよ。でも本当にあの場所に混沌があるの?」

 

ショウ「依頼されて入手するように頼まれたんだ。お前さんはバーニアと邂逅したんだよな?英澄と一緒に…」

 

すると…

 

ガハリア「将軍!頭上に何者かが迫ってきます!」

 

上空から降ってくる一筋の彗星…それが俺達に向かって落ちてきた。クローンの大半が劣勢になってる中、俺たちの前に姿を現したのは…

 

???「やっぱりスフィア天界からの戦士が現れた!クロウが苦労するわけだね。」

 

折紙「アナタもしかして…バーニアの仲間?」

 

マッドネス「だーいせいかーい!私はマッドネス、悪いけど、歌姫の結晶の一つ、混沌は私が頂いたよ♪」

 

ショウ「そう簡単に取らせる訳にはいかない!」

 

英澄「だな。」

 

そう言った俺は新しいレイズバックルを取り出した。そしてそれをデザイアドライバーにセットすると…

 

SET!

 

英澄「折紙、変身を解除した後のことを頼む。」

 

折紙「え?それってどういう…」

 

英澄「いくぞ。」

 

BOOST MARK Ⅱ!

 

折紙side

 

英澄くんが変身したのは真っ赤なキツネの姿をしたギーツだった。その姿に私は困惑するしかなかったが…

 

英澄「仮面ライダーギーツ。その言葉を、お前は信じるか?」

 

READY…FIGHT!

 

英澄「ふん!」

 

ショウ「速い!?」

 

5つ分のブーストの力を最大限に引き出してマッドネスから混沌を取り返そうとするが、彼女のしぶとさに大苦戦していた。すると…

 

英澄「うっ……流石に限界か。(レーザーレイズライザーもセットしとけばよかった。)」

 

と言って急にスピードが遅くなった英澄くん。そしてそのまま変身解除に陥り、そのまま寝込んでしまった。私は嫌な予感がすると思って急いで英澄くんを回収。そのあとにショウくんがマッドネスに接近して接戦する。

 

ショウ「そうか…ブーストフォームマークIIには最大出力時の肉体への負荷が高い上に、強化されたブーストタイム発動時の超加速によってプレイヤーと現実の間に時間的差異が発生する現象が引き起こされる…」

 

折紙「もしかしてそれで睡眠状態に!?」

 

ショウ「畜生…混沌を盗まれるわけには!」

 

とショウが劣勢に追い込まれていたその時だった。

 

『アストラルゲノムエッジ!』

 

上空から無数の弾丸が降り注ぎ、それがマッドネスに直撃。彼女は手に持っていた混沌を手放してしまった。そしてそれを手に入れた人物は…

 

ヒロミ「コイツは俺達のだ。返して貰おうか?」

 

折紙「ヒロミくん!?」

 

ショウ「お前…どうしてここに?」

 

ヒロミ「頼まれたんだよ。歌姫の結晶を集めてろくな事ないこと企んでる奴らがいるって聞いてな?1つぐらいでもいいから横取りして奪え返そうかなと思ってな?」

 

マッドネス「ちっ…潮時かな?ーボーマンダ!」

 

マッドネスが取り出したのはなんとポケモン、ボーマンダだった。彼女はそれに乗ったあとに私達を高みの見物のように見下ろしながらこう言い放った。

 

マッドネス「まだこれは序章に過ぎないわ。アナタ達はこれから恐ろしいことを目撃するんだから!」

 

彼女はスフィアホールを出現させ、そこにボーマンダと一緒に入って去っていった…

 

ヒロミ「今度の敵はポケモン使いもいるのか…参ったな。」

 

折紙「うぅ…重たい…┗(;´Д`)┛」

 

ブーストフォームマークIIの影響で昏睡状態になってしまった英澄くんをおんぶする私…その光景を見てヒロミは…

 

ヒロミ「スフィア天界に戻ろう。歌姫の結晶の1つがこっちにある方がまだいい方だ。」

 

私達はヒロミくんの言ったことに頷き、そのままスフィア天界へと戻るのであった。

 

一葉side

 

ドールズライダーと同じように、ダークマギルスの関節が赤ではなく緑に発光した謎の現象…私達はその謎も考えつつ、南の拠点へ向かうためのルートへ辿り着いた。

 

カヌイ「このルートが南の拠点へ向かうための最短距離になる。一気に突破し、南の拠点を攻略する。……何か質問は?」

 

するとマノンが辛そうな顔をしてこう言い出した

 

マノン「みんなの疲労も限界に来つつあるわ。……このまま進んで大丈夫なのかしら。」

 

しかしそんなマノンの言葉にグレンは…

 

グレン「ここで退いたところで、次があるとは限らない。」

 

カヌイ「えぇ…実際スティアキャンプのほぼ全戦力を投入してしまっているので……寧ろ、あなた方の協力を得られている今がベストな状況である……と考えます。」

 

マノン「そんな……」

 

一葉「(マノン…)」

 

アイナ「私達なら大丈夫だよマノン。」

 

グレン「いくぞ。」

 

私達は前進しながら、目の前にいるドールズたちを次々と薙ぎ払っていく。しかしあまりにも強い個体が多かったのか、私を含め全員が大苦戦していた。そしてドールズの大群を押し切ってやっと南の拠点に辿り着くと思っていたその時だった。

 

キリンと首長竜を足したような姿をした巨大なドールズが現れた。そのドールズを見て何故かグレンが疼きだした。

 

カヌイ「ドールズ!?……こ、このタイプはまさか!?」

 

グレン「ここにいたか……ニルス・スティアッ!俺が仕掛ける!総員続け!」

 

激昂するグレン…このドールズ、『ニルス・スティア』とグレンの関係とは一体なんなのだろうか…

 

 




次回

・グレンの過去


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・グレンの過去


ではどうぞ。


 

突如として現れたニルス・スティアを見た瞬間、彼の目は復讐に燃えるような目をしていたグレン。ニルス・スティアの頭部をダガーで突き刺してトドメを刺そうとしたが、振り下ろされてしまう。

 

グレン「ちっ!」

 

ニルス・スティアはそのあとに全方位にレーザーを放つ。そのせいで近くにいたスティア先遣隊の1人がやられてしまった。それを見たグレンは我を忘れてまたニルス・スティアに攻めようとした。

 

グレン「うおおおお!」

 

カヌイ「足を止めれば命はないと思え!常に相手の攻撃に備えろ!」

 

冷雨「ちょっと!みんな無理し過ぎよ!」

 

一葉「くっ……冷雨、エーニャ!怪我人をお願い!」

 

そう言った私はニルス・スティアに特攻しソイツの頭に大打撃を与える。だがニルス・スティアは後ろに下がり、他のドールズを召喚してその場から立ち去っていった…

 

グレン「うおおおおおおおおおおおおお!」

 

一葉「グレン…」

 

それから数分後…

 

アイナ「はぁ……はぁ……物凄い……数だったね。」

 

辺りが静まり返る…何か嫌な予感がすると思って私たちは辺りを見渡す。そこにはスティア先遣隊の多くが亡き者となって倒れてしまっていた。

 

マノン「すぐに負傷者の手当をしないと…」

 

カヌイ「救護班はいるか!?」

 

と救護班に声をかけるカヌイであったが、救護班は全滅。グレンは首を振って悔しそうに地面を見てしまった。

 

カヌイ「……。動ける者は負傷者の手当を!観測班、状況を。」

 

するとそこにセントラルシティの観測班がやってきた。

 

「見つけました!制御室らしき一角が、奥にあります!」

 

カヌイ「分かりました。彼らの護衛を頼む!負傷者の方は私達の方で対応します。……制御端末をお願いできますか?」

 

マノン「分かったわ。」

 

それから数時間後…

 

カヌイ「マノンですが、ここに来てからずっと……。障壁解除の作業を進めてくれています。そういえば隊長は…」

 

そう言ってグレンを探す私達。するとそこに壁を打ち付けて悔しがるグレンがいた。どうやらそっとしておいた方がよさそうだ。

 

アイナ「はいこれ!あったかい食事と飲み物!あたしが作ったんだー!みんなこれ食べて少し休んで。」

 

アイナはスティア先遣隊やセントラルシティの観測班達に自分が作った料理を振舞った。

 

アイナ「みんな北の拠点からここまで携行食ばっかりだったでしょう?たまにはちゃんとした食事しないと気分が滅入っちゃうと思ってさ。」

 

カヌイ「本来、私が気を配らなければいけないところを…本当に感謝します。」

 

そして私達の様子を見てグレンは1人になりたいのか、別の場所へ向かった。

 

グレン「このまま進めば……犠牲は避けられない……。だとしても俺は……」

 

それからまた数分後…

 

アイナ「グレンはあれからどう?あの大型ドールズを見た時なんだか様子が違ったから……」

 

エーニャ「そうそう、私もそれ思ったのよねぇ…」

 

カヌイ「ニルス・スティア……ですね。あれは、隊長にとって因縁の相手なんです。かつてクロフォード君と隊長は共にドールズと戦っていました。他にヒバナというアークスがいて、3人は腕を磨きあっていました。」

 

何やらグレンにとって重たい話が見えて来そうな気がしてきた。そんな事を思いながらカヌイの話を続けて聞くことにした。

 

カヌイ「しかし10年程前にあのニルス・スティアがセントラルを襲撃してきたんです。3人の活躍により、撃退はできたものの、ヒバナは命を落としてしまいました。」

 

冷雨「それであんなに血の気がたってたのね…」

 

一葉「んじゃつまり…」

 

カヌイ「えぇ……それをキッカケにクロフォード君と隊長はそれぞれの道を進むことになったんです。クロフォード君は戦いで倒れる仲間を増やさないよう、守りを固めると同時に……強力な兵器を開発することで、人命を危険に晒さず、この戦いに決着をつける方法を選んだ…」

 

ブルーダーがクロフォードのことを強いと言っていた理由はこれだったのね…通りで実力が凄いわけだ…

 

カヌイ「一方で隊長は、ニルス・スティアが撤退していった場所、このスティア・リージョンにこそ全ての元凶があると考え、私を含めた志願者をアークスから選抜し、敵の拠点を発見し、直接叩くという道を選びました。」

 

一葉「グレン…」

 

カヌイ「ニルス・スティアのようなドールズを完全にハルファから根絶するために…」

 

アイナ「そう……だったんだ。」

 

するとそこにグレンが現れる。過去のことを言ってしまったカヌイは気まづい表情を見せてしまう。

 

カヌイ「た、隊長!」

 

グレン「クロフォードに伝えておけ。『この戦いを選んだのは俺自身だ。お前はお前の戦いを続けるがいい…』と。」

 

カヌイ「隊長……」

 

するとそこにマノンがやってきた。どうやらロック解除の作業が終わったようだ。

 

マノン「南北の拠点の端末を経由してスティア中枢部のシステムに入ったわ。間もなく障壁は解除されるはずよ。」

 

グレン「総員突入準備、編成はお前に任せる。」

 

カヌイ「了解しました。」

 

一方、カロス地方では…

 

ジュンサー「そこの黒いマントを被った人!止まりなさい!大人しくメガストーンを寄越しなさい!」

 

レンカ「畜生!これでもう9件目だぞ!?一体何が起こっているんだ!?」

 

ヌーン「落ち着きなさいよレンカ、なぜアイツがメガストーンを盗んでいるのか、これから調べるんでしょ?」

 

メア「俺そろそろ帰りたいんだけど…」

 

レンカ&ヌーン「お前は少し働けよ!あくのはどう!」

 

メア「あぁ!もううるせぇなっ!」

 

メアがあくのはどうを謎の黒いフードの人物に放つが、それをなんとスピアが防いでしまった。

 

メア「おいおい嘘だろ!俺が苦手な虫タイプじゃねぇか!?」

 

ヌーン「うわ最悪……私もダメなんだわ。」

 

すると謎のフードの人物は色違いのゲンガーに乗り移ってあるものを発動した。それはなんとウルトラホールだった。

 

ヌーン「ウルトラホール!?」

 

メア「なんでアイツ、何も無かったかのようにウルトラホールを出せたんだ?ここはアローラじゃないぞ!?」

 

レンカ「ちっ……ラティアス!」

 

そう言った俺はラティアスをボールから出し、ヌーンとメアと一緒に乗り込む。その様子を見てジュンサーさんは…

 

ラティアス『マスター、あのウルトラホールですね?』

 

レンカ「あぁ、頼むラティアス。」

 

ジュンサー「レンカくん!」

 

レンカ「メガストーンは任せてください!メグミ達をお願いします!」

 

と言って謎の黒いフードを被った人物が入ったウルトラホールへ入っていった…

 

ヌーン「私達……兵器でウルトラホール耐えてるけど大丈夫なのかな?」

 

メア「ま、異世界旅行してる気分だからいいんじゃねぇか?」

 

レンカ「だな……お、そろそろ出るみたいだぞ?」

 

ウルトラホールが出ると辺りが空の上だった。しかもめちゃくちゃ高い。

 

ヌーン「何ここ……凄い高い場所だけど…」

 

メア「……おいおいおい:(;゙゚ω゚):あれ見ろよ!?」

 

ヌーン「え?」

 

ラティアス『あ、あれって…』

 

レンカ「あ?……え……」

 

一同「「えぇーーーーーーーーーーーー!?」」

 

俺達の目の前に見えたのは空を飛ぶ都市…俺達の世界じゃ実現しそうにない場所を目の当たりにしてしまったのだった。

 

 




次回

・ニルス・スティアと嵐の予感


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・ニルス・スティアと嵐の予感


ではどうぞ。


 

ノイゼンプラントに侵入し、様々なドールズを打ち倒して奥地へとやってきた私達。そこで目にしたのは2度に渡って私達と戦ったダークファルスが眠っていた。

 

それを見たアイナは恐怖を感じる……のではなく、逆に怒りを感じていた。

 

一葉「アイナ…」

 

そんななかでカヌイはグレンにあることを尋ねた。

 

カヌイ「動く気配は……ありませんね?今攻撃すれば、一気に倒してしまえるのでは?」

 

巨大なバクタタンクみたいなのに入ってお昼寝中のダークファルスをまじまじと見ていた私達。だがそんな隙を突いて地面から現れたのがいた。

 

そう、ニルス・スティアだ。それと同時にスティア産のドールズ達が次々と出現した。

 

冷雨「ニルス・スティア!?」

 

一葉「門番のお出ましね?」

 

カヌイ「まずはニルス・スティアを叩く!今度こそ……仕留めるぞ!」

 

そしてその戦いを高みの見物のように微笑みながら眺めていた人物がいた。彼女は黒いフードを被ってアークスとドールズの戦いを嬉しそうに見ながらこう言い放った。

 

???「バーニアは月華…スパークは頂…ストームは戦力となるポケモン達に必要なメガストーンを強奪…マッドネスは混沌を……奪い損ねたのね。まぁ、いいわ。あとはニルス・スティアに何者かが埋め込んだ雷鳴を……手に入れるだけ…」

 

ドールズとの猛攻が多くなるなか、私達は辺りにいるドールズ達を次々と薙ぎ払うが…

 

エーニャ「流石に数が多すぎなんじゃない!?」

 

一葉「確かにそうね…この基地ごとダークファルスとニルス・スティアを倒せば終わるんじゃないかしら?」

 

するとニルス・スティアがレーザーを放つためにエネルギーを収束。それをペダスと戦っているマノンに向けて放つが、それをスティア先遣隊の隊員が身を庇って助けたのだ。

 

しかもその隊員はダークマギルスの攻撃からマノンを助けたアークスだった。

 

マノン「えっ!?」

 

それを見たマノンは驚きの顔をした。辺りにいるペダスを倒したマノンはすぐさま庇ったアークスのところへと向かう。

 

「ぶ…無事ですか……良かった…」

 

マノンを庇ったアークスは彼女に介抱されながら、そのまま息を絶えた。

 

マノン「良かったって……どうして!?どうしてこんな!私なんかを庇って!」

 

一葉「マノン…」

 

彼女の悲しい顔を見て居られずにいた私はカラミティアライドウォッチを取り出す。それと同時にアイナがマノンのところに駆けつけ、私にあることを言い放つ。

 

アイナ「マノンは私が!一葉はグレンを助けて!」

 

一葉「分かったわ。」

 

カラミティア!

 

一葉「ライダータイム。」

 

マキシマムアブソリュート!ムゲンアルティメット!

 

アルティメットエインジェル!仮面ライダージオウ!カラミティアブレイク!

 

カラミティアブレイクに変身した私はアブソリュートスラッシャーを取り出し、そこにセイバーのライドウォッチとウィザードのライドウォッチを装填する。

 

セイバー!ウィザード!火炎マキシマムスラッシュ!

 

炎を纏ったアブソリュートスラッシャーでニルス・スティアを纏っていた炎の鎧に耐えられない程の地獄の業火で暴発させて怯ませた。

 

アイナ「マノン!マノン!しっかりして!!」

 

だが、ニルス・スティアは意外とタフネス。絶望するマノン。状況は悪化するのみだった。

 

???「ふぅ……戦いが進まないわ。こうなったら、ニルス・スティア本体をジャックしてあげるわ。」

 

パチン!

 

一葉「!?(今の指パッチンは…)」

 

と私がそんなことを考えるとニルス・スティアの様子が変化した。赤色に発光していた関節部分が緑色に変化。あの時のダークマギルスと同じ状況がまた起き始めたのだ。

 

グレン「あれは…ダークマギルスの時の!」

 

一葉「嫌な予感がしてきた…」

 

アイナもライフルを持って対抗しようとしたが、怒りを覚えたマノンが立ち上がり、ロッドを取り出す。

 

マノン「……」

 

そして氷系のテクニックを使って一度ニルス・スティアを凍結させ、拘束状態にした。

 

一葉「今よ!」

 

私とグレン、カヌイで一斉にニルス・スティアに畳み掛ける。だが、マノンが放ったテクニックの効果がすぐ切れてしまう。ニルスは私達3人に火炎攻撃を放とうとしたが、それをある人物が止めたのだった。

 

グレン「クロフォード…」

 

クロフォード「前を向けグレン!まだ終わってないぞ!」

 

???「セントラルタワーの司令官!?ちっ…なんて予想外な事が起きたのかしら…」

 

スティア先遣隊のアークス達…そして私達が率いるクローン達はニルス・スティアに集中攻撃した。

 

レックス「法撃隊!前身!」

 

レックスがエーニャの開発したテクニックライフルを持ったトルーパー達を前に出し、氷系テクニックを凝縮した弾丸を打ち込ませた。しかしそれを打たれてもニルス・スティアは怯まなかった。

 

すると…

 

カゲヒナ「さぁ暴れるわよ!冷雨!」

 

冷雨『バカ!私の身体を勝手に使うなっ!?』

 

カゲヒナとカヌイが前身してニルスの前足を攻撃。足を付いてダウンした隙にクロフォードがロッドで頭部を攻撃。その後グレンとクロフォードがニルスに向かって走り出し、私達も驚くほどの腕前でニルス・スティアを追い詰めていく。

 

クロフォードがロッドを地面に突き刺し、指パッチンでニルスを凍結させる。その隙に私とカゲヒナ、カヌイで攻撃して宙に飛ばす。

 

カラミティバット!ダークネスブレイク!

 

カゲヒナ「ひゃーーー!これで終わりよっ!」

 

そのあとにカゲヒナが高速移動しながらの銃撃や格闘で攻撃をニルスに叩き込み、そのあとにグレンがニルスの胴体にダガーを突き刺して落とす。

 

ジオウ!フィーバータイム!カラミティア!タイムフェスティバル!

 

一葉「決める…!」

 

背中から虹色で染められた天使の翼を背負って飛び上がった私はそのままライダーキックをニルス・スティアに放った。

 

それを食らったニルスはそのまま消滅したのだった。そして…

 

コトン…

 

エーニャ「あ?何これ…」

 

ニルス・スティアが何かを落としていった。惚けた顔をしながらそれを拾ったエーニャはこっそりバックにしまうのであった。

 

数分後…

 

クロフォード「……直接話すのは何年ぶりかな?」

 

グレン「ふん……。どうして今更セントラルから出てきた。」

 

クロフォード「その時が来たからさ。セントラルキャノンの最終調整は完了した。そしてダークファルスは必ずキミたちが見つけてくれると信じていた。」

 

一葉「ふーん…てことは?」

 

クロフォード「その通り…最後ぐらいは親友に手を貸してあげようかと思ってね?」

 

グレン「全て終われば…ようやくアイツのことをきちんと弔える。」

 

クロフォード「うん。」

 

そして私の後ろエーニャ、アイナとマノン。そしてフォードーが合流する。

 

アイナ「クロフォード……。本当に強かったんだね。」

 

フォードー「正にプロ顔負けだな?」

 

クロフォード「……ははは。」

 

カヌイ「だけど…セントラルの方は?リーダーの君がいなくては……」

 

クロフォード「たまには運動したいと言ったら、ブルーダーが快く留守を引き受けてくれたよ。」

 

本当にセントラルの方をブルーダーに任せて大丈夫なんすかねぇ。なんか心配になってきたわ。……そういえば、冷雨は何をしてるのかしら?

 

冷雨「うぇ〜…うぅ…」

 

レックス「おい冷雨!しっかりしろ!」

 

冷雨「気持ち悪い……あの悪魔…今度会ったらぶっ潰してやる…」

 

エーニャ「あぁ……カゲヒナが長期でマッドエビルを使ったから冷雨に物凄い反動が一気に押し寄せてきたんだ。」

 

クロフォード「あとでシティのメディカルセンターで治療して貰うしかないね?」

 

一葉「いや…たぶんそっちよりスフィア天界の方がいいかも…効き目がないと思う。」

 

クロフォード「それより…マノンくんは大丈夫かい?」

 

マノン「平気よ。」

 

そして…私達が呑気に色々と話していたら突如地震が起き始める。そう、ダークファルスが目覚めてしまったのだ。

 

カヌイ「動き出した!?隊長!攻撃命令を!」

 

カヌイがグレンに指示を貰おうとするが、それを彼は手で止める。クロフォードはグレンと見つめ合った後に周りの状況を考えてこう言い放った。

 

クロフォード「ここは負傷者を連れて撤退だ!」

 

全員がダークファルスが目覚めた場所から撤退しようとしている中、マノンはその場で止まって振り返ってしまう。そう、先程彼女を庇って戦死したスティア先遣隊のアークスを見ていたのだ。

 

悲しい顔をして彼を見て落ち込むマノン。彼は覚悟を決めた顔をしたあとに私達と一緒にノイゼンプラントを脱するのだった。

 

???「ちっ……ゼフェット。こんなタイミングでエイジスを起動させるなんて、うっかり雷鳴を取り逃がすところだったじゃない。まぁ、いいわ。まだ雷鳴を奪うチャンスは……あるわ。」

 

そして崩れていくノイゼンプラントから急いで脱出を図る私達。

 

アイナ「クロフォード!どうするつもり!?撤退するって言っても…もう!」

 

クロフォード「よし、もういいだろう。」

 

いやよくないんですよクロフォードさん。撤退してもダークファルス逃げちゃいますよ?

 

クロフォード「上手くおびきだせた。今だ!ブルーダー!……撃てっ!」

 

するとセントラルキャノンから高出力のフォトン粒子砲が発射される。だが、ダークファルスはそれを特殊なシールドで防いだあとに、位相空間へ逃げてしまった。

 

それから数時間後…セントラルタワー内部にて…

 

アイナ「クロフォード、あれってどういうこと?ダークファルスにはまた逃げられちゃったの?」

 

クロフォード「大丈夫だ。安心してくれ。順を追って話そう。まず、現在のダークファルスだが、以前のように位相空間に逃げ込んだと思われる。だが、今の奴は手負いだ。」

 

一葉「なるほど…そういうことね?」

 

クロフォード「察したようだね一葉?そう…ある程度の自己回復能力がダークファルスにはあるようだが、完全な修復はスティア中枢のあのドッグでしか出来ない。」

 

一葉「だからいずれ、こっちに現れる。」

 

クロフォード「その通り。」

 

マノン「どうしてそんなことが?」

 

クロフォード「ライサスの記録だ。それと…イルマと僕が集めたデータも少し…ライサスは100年前にクヴァリスで起きたかつてのダークファルスとの戦いを克明に記録していた。とても鮮明な描写でね?当時その場にいたかのような、臨場感のある内容だった。」

 

一葉「そこに……ダークファルスの行動パターン、活動周期とかも書かれてたのね?」

 

クロフォード「察しが早いね一葉。当時のクヴァリスのアークスは前ダークファルスを相手に、かなり善戦していたらしい。集中砲火で致命的なダメージを与えた時は、どこかに逃げ込んでしばらく現れなかったと記されていた。」

 

一葉「そして損傷した箇所を修復して再び現れたと…」

 

どうもきな臭い気がするんだよなぁ…このダークファルス。

 

クロフォード「そのどこかというのが、スティアのあの場所だったわけさ。」

 

マノン「ライサスの記録に……そこまでのことが…」

 

クロフォード「うん。スティアの中枢部を実際に見るまでは…僕も確信は持てずにいたけどね?……それにしても、僕達は長らくダークファルスやドールズは外から来るものと思っていたが……。このハルファにあれだけ大規模な拠点があるということ…いつ、誰が、あんなものを作ったのか…と、考えずにはいられないね?」

 

一葉「……(さっきの奥で…上の方に人のような感覚があった。ニルスの関節部分の色を緑へ変化させ、遠隔操作して強化した奴がいるとしたら。)」

 

クロフォード「…いや、今はその事については置いておこう。僕らが取るべき次の行動はシンプルだ。位相空間から現れたダークファルスを完成したセントラルキャノンで迎撃する。奴のスペクトルは解析できている。出現予兆は見逃さない。もしもまた逃げられたとしても…最終的な行先は分かってる。」

 

一葉「(あ、そういえば。)」

 

なんか最近、セントラルコマンドーの奴らが動いてない気がするんだよなぁ…何やってんだアイツら。

 

クロフォード「攻撃を繰り返し、例えわずかでも奴にダメージを与え続ける。どれだけ時間がかかったとしても、最後に勝てればそれでいい。……ただ、一つ問題があってね?データを集めた前ダークファルスと今のダークファルスの同一性は担保されていない。」

 

一葉「ワァオ。」

 

クロフォード「もしかしたら全く別の存在で、データにないことが起きるかもしれない。というよりも、そうなる可能性が高い。なにせ、あのダークファルスだからね?バックアッププランはいくつか用意しているけど、それもどこまで通用するか……そこで。」

 

色々ときな臭い空気がプンプンするし嵐の予感もする。何?この気味の悪い空気…全身の鳥肌が立つような…気持ちが悪くて…何か…

 

クロフォード「最後に頼りになるのはアークスひとりひとりの力だ。ヤツが再出現した時には、一葉たちには以前のように最前線での迎撃をお願いしたい。」

 

一葉「分かったわ。」

 

アイナ「あたしたちは?」

 

クロフォード「君たちにもやって貰いたいことがある。追って連絡するので待っていてくれ。」

 

アイナ「うん。分かった。」

 

クロフォード「もう少し苦労をかけるが、よろしく頼む。」

 

アイナ「大丈夫。きっと何とかしてみせる。これまでも…ずっとそうやってきたんだから。ね?」

 

一葉「えぇ、勿論。」

 

クロフォード「ところで…冷雨くんの容態は?」

 

一葉「レックスの話によれば回復はしてるらしいわ。けど、エーニャがなんか変なのを拾ったらしい…って連絡が来てて…」

 

すると…

 

ブルーダー「クロフォード!大変だ!黒いフードを被った謎の人物がエーニャを襲っている!」

 

「「えぇ!?」」

 

一葉「なんかさっきからきな臭い空気がしたと思ったら…やっぱり!」

 

アイナ「あ!ちょっと一葉!」

 

嫌な予感が的中した私はセントラルシティにあるステージへと向かった。するとそこには…

 

エーニャ「クソ!コイツ!私がせっかく拾った研究材料を横取りしやがって!」

 

ルウヴァに変身しているエーニャ。それに対抗する謎の人物。すると彼女はエーニャのドライバーを持っていた剣で破壊したあとに奥の方へと足で突き飛ばしてしまう。

 

一葉「エーニャ!」

 

エーニャ「くっ……うぅ……」

 

一葉「エーニャ!大丈夫?」

 

エーニャ「アイツ…私がノイゼンプラントで拾った研究材料を奪おうとしてる。」

 

一葉「研究材料って…あの黄色い雷を発してる球体のこと?」

 

え?待って…球体…雷。研究材料。

 

一葉「アナタ!あれは研究材料じゃないわ!歌姫の結晶よ!」

 

エーニャ「えぇ!?それってパパが盗まれるのを警戒してた!?」

 

一葉「えぇ……あれはそのうちの一つ『雷鳴』そしてアナタは…私たちがスティア・リージョンで任務をしていた時からずっとストーカーをしていた。」

 

アイナ「え!?」

 

マノン「どういうことなの?」

 

一葉「そうよね?指パッチンが聞こえたあとに突如ニルス・スティアの色が緑色に変貌。あの時のダークマギルスだってそうだった。素顔を見せなさいよ?雷鳴を拾った……泥棒さん?」

 

そう言って姿を現したのは水色の髪をした女性だった。瞳は赤色で背中には黒く染められた翼を背負っていた。私は図書館でその姿を見たことがあった。

 

闇雲…マクロスΔに出てくるキャラクター。美雲=ギンヌメール…彼女の正体は量子AIシステム「セイレーンデルタシステム」によって産み出されたヴァーチャロイド。

 

絶対LIVEの中盤、ディープラーニングによりワルキューレの歌を学んだ闇雲は闇カナメ、闇マキナ、闇レイナ、闇フレイアを誕生させてYami_Q_rayとしてユニットで降臨する。

 

だけど…何か様子がおかしい…まさか。

 

一葉「アナタ、平行世界の美雲=ギンヌメールね?」

 

???「あら?よく気づいたわね?」

 

一葉「本来のYami_Q_rayはAIシステム…話す時に特徴的なノイズが入るはず…だけど、アナタからはそれが聞こえない!」

 

???「……」

 

一葉「それに…本来ならその衣装全体には丸いパーツが装備されている。けど、それが無いのも違和感ありありなのよ?」

 

???「ふふふ。」

 

一葉「そろそろ白状したらどうかしら?アナタは…いや、アナタ達は何者なの!」

 

すると彼女は中指と薬指を曲げてYのハンドサインをする。

 

クロウ「私はクロウ。歌は狂気、歌は闇、歌は歓喜、歌は欲望、歌は絶望。堕天を纏う私達はアナタ達が思っているヤミキューレとは違う。アナタ達を逝かせてあげる。堕天使の歌でね?」

 

エーニャ「いやユニット名は変わんないんかい。」

 

一葉「ごめん。正直ダサいわ。」

 

クロウ「な!ダサい言うな!……とにかく…この歌姫の結晶、雷鳴は頂いていくわ。取り返して欲しかったら…エンジェルパラダイスに来なさい!」

 

と言ったクロウはワームホールを召喚。そこに入り込んで姿を消したのだった。

 

一葉「平行世界のワルキューレ。それで誕生したヤミキューレ…」

 

アイナ「今度の異世界の敵。また面倒なことになりそうだね?」

 

クロフォード「一葉、ダークファルスの位相空間周辺に特殊な力が検出されている。恐らく彼女達はダークファルスを目覚めさせないために何かしらの鎖で拘束しているんだろう。」

 

一葉「でも、それは何が理由で?」

 

クロフォード「分からない…とにかく、ここは僕達に任せて、君達3人はスフィア天界に向かった方がいい。」

 

一葉「言われなくてもそうする予定。フォードー!冷雨は?」

 

と言って冷雨を背負ったフォードー見ると…

 

フォードー「お……重てぇ…」

 

冷雨「(‐д`‐ll)キモチワル~」

 

一葉「あははは……レックス、月夜は恐らく、スフィア天界にいるのよね?」

 

レックス「たぶんな…よし!501大隊は全員出撃!」

 

一葉「私達は半分の部隊で…残りはセントラルシティの警護を!…エーニャ!お家に帰るわよ!……ってエーニャ?」

 

エーニャ「私の…」

 

一葉「?」

 

エーニャ「私の…私のルウヴァドライバー…」

 

一葉「エーニャ?」

 

エーニャ「私のルルヴァドライバーッーーーーーー!?ファアアアアアアアアアアアアアア!?」

 

エーニャの断末魔がセントラルシティ中に広がる。私達はこれからエンジェル・パラダイスで起きる騒動を知らずにスフィア天界へ向かうのであった。

 




エーニャ「待たせたな!次回はコラボだ!コラボだ!」

一葉「2023年03月17日で金曜日の07:50に募集したコラボ回からざっと1ヶ月経ってるけど作者はコラボ相手の方を覚えてるのかしら?」

冷雨「ちょっとアナタ達…ドンブラとメタ発言してる場合じゃないわよ?歌姫の結晶4つも盗まれてるのよ?」

一葉「そんなの知ってるわよ!ここはドンブラ風のあらすじとビルド風のあらすじを混ぜた次回予告を……」

冷雨「そんなギャグテイストな物を合わせたら余計なこと起きるだけよ!止めなさいよ!」

エーニャ「やあやあやあ!祭りだ祭りだ〜!袖振り合うも他生の縁、躓く石も縁の端くれ!」

冷雨「アナタは少しドンブラ中毒から離れなさいよ!?」

エーニャ「共に踊れば繋がる縁!この世は楽園!悩みなんざ吹っ飛ばせ!笑え笑え!ハーハッハッハッハ!!」

冷雨「聞いてねぇコイツ…」

一葉「恐怖しろ! そして慄け! 一切の情け容赦無く! 一木一草尽く!貴様を討ち滅ぼす者の名は、一葉! “スフィア天界の王”となる女!」

冷雨「お前もお前で何やってんだゴラァ!?」

一葉「ヌァーハッハッハッハッハッ!」

エーニャ「ハッーハッハッハッハッ!」

冷雨「もうツッコミたくねぇ…」

コラボをしてくれる方々。

機械天使様

RRver.帝王様

ルオン様

小さな魔女様

雪春様

旭日提督様

コレクトマン様

アインスト様

巌の上にも1000年様

マイスィートザナディウム様

うp主7戦士様

エース(ドンブラ最終回も見逃した敗者)様



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・八章 歌姫の結晶と天使の楽園と狂気の歌姫達
・歌姫の結晶とエンジェル・パラダイス



一葉「スティアリージョンでの任務を終えた私達はセントラルに戻った。だけどそこでうっかりスティアで何故かドールズの機構だと思って歌姫の結晶を手に入れたエーニャ。しかしそれを平行世界のワルキューレでありながら、平行世界のヤミキューレのメンバー。クロウに奪われてしまう。ダークファルスが拘束状態になっていることも考えてとんでもないことが起きそうと思った私…少しばかり不調な冷雨とエーニャを連れて、私はスフィア天界へと戻るのであった。」



 

ヤミキューレのクロウに雷の結晶を取られた私達はハルファを後にしてスフィア天界へ帰った。

 

異世界対応局へガンシップに向かっている傍ら、私は歌姫の結晶について色々と考えていた。とあるデアラ世界に存在した月華、スフィア天界で保管された金剛、悪魔惑星『カルマティ』にある混沌…父さんが理事長として勤務している学校に保管されていた頂。そして…

 

ハルファにあった雷鳴。

 

混沌以外は全てヤミキューレ達に奪われてしまったが…未だにエンジェル・パラダイスに行く方法が思い付かない。

 

冷雨「_| ̄|○、;'.・ オェェェェェェェェェェェェェ」

 

エーニャ「あぁ…私の…私のルルヴァドライバー…」

 

一葉「あ、あははは……」

 

いつもツッコミを入れる冷雨は気持ち悪くなり、エーニャはルルヴァドライバーをクロウに壊されて落ち込む…もうボケが渋滞しててツッコミが出来ない…

 

そもそも私は冷雨ほどツッコミは上手くないんだよなぁ…これじゃあもうドンブラ中毒。

 

わけわかんねぇ…

 

フォードー「なぁ?エンジェル・パラダイスって何なんだ?それと歌姫の結晶との関わりは?」

 

一葉「あぁ…もう気づいているとは思うけど、歌姫の結晶は新しく発見された結晶の一つ…暗黒結晶等とは完全に別物の結晶でその物体は使い方次第では良いようにもなるし、悪いようにもなるのよ。」

 

フォードー「というと?」

 

冷雨「う、歌姫の結晶は…おおぉ…人の願いを叶えてくれる…っていう…ゲボォ…力が……はぁ、はぁ、あるのよ…オェェェェェ;'.・ .○| ̄|_」

 

ガンシップの空いている扉から汚物を吐く冷雨。その光景に苦笑いをするしか無かった私…

 

エーニャ「歌姫の結晶は5つ集まるとね?……良いことがあることも噂されてるんだ……私のドライバーを直す願いは叶えられそうに無いけどね…アハハハ、アハハハ…」

 

一葉「もうめちゃくちゃだな…(^ω^;)」

 

パイロット「まもなく異世界対応局に着きます。」

 

ガンシップは異世界対応局のブリッジに着陸。冷雨はゲボ袋、エーニャは目のハイライトを消して歩いていった。私達を待っていたのは祖母のロイヤルだった。

 

ロイヤル「お帰り一葉。スティアリージョンの任務お疲れ様。色々と大変なことがあったけど。まずは会議室に来てくれる?……って、冷雨とエーニャはどうしたの?冷雨は顔が悪いし、エーニャは何か落ち込んでいるみたいだけど…」

 

一葉「それはあとで会議室で話すよ…( ̄▽ ̄;)」

 

そんでもって会議室にやってきた私達。そこで待っていたのは…

 

ブリュッヒャー「来たか。一葉。」

 

一葉「シャルロット!?どうしてアナタがスフィア天界に?それにアナタは…」

 

雷電「藤原雷電だ。久しぶりだな?常磐一葉。」

 

一葉「惑星メルトロンで戦った以来ね?あれから元気にしてたかしら?」

 

雷電「今はそう言ってる場合じゃないだろう?」

 

一葉「そ、そうだね…あれ?月夜は?」

 

ブリュッヒャー「アイツなら今整備室にいる。ある物を作ってるみたいだがな?」

 

一葉「ある物?」

 

ロイヤル「それは見てからのお楽しみ。さてちゃんと真面目な話をしましょう?」

 

冷雨&エーニャ「……」

 

ブリュッヒャー「あの二人、どうしたんだ?」

 

一葉「ちょっと…色々とね?」

 

雷電「1人は気持ち悪くてもう1人は落ち込んでないか?」

 

冷雨「うぅ…気持ち悪い…吐く…汚物が出ちゃう…∧(_ _)∧ 」

 

ブリュッヒャー「ここで吐くなよアホ…」

 

一葉「あははは……それよりもおばあちゃん。歌姫の結晶…そろそろ公になってきたんだね?」

 

ロイヤル「えぇ…金剛はシャルロットちゃんと雷電くんが守ってくれたんだけど…」

 

雷電「すまない常磐。クロウに奪われてしまった。」

 

一葉「ソイツ…雷鳴に限らずスフィア天界に保管されていた金剛も盗んだの!?」

 

ロイヤル「2つだけじゃないわ。月華も遠からず盗まれて、頂もとある学校で理事長の勤務をしていた一兎も警戒してたんだけど…」

 

一葉「お父さんでさえも手をつけられなかったなんて…今度の敵は一筋縄ではいかないってこと?」

 

ロイヤル「えぇ…緊急事態が起きたから、戦兎くんにお願いして麗華と零児に助けて貰うことにしたのよ。」

 

一葉「そういえば混沌は?」

 

ロイヤル「あぁそれなら…」

 

ギュルルルルル…

 

冷雨「あ…」

 

エーニャ「お腹空いた。」

 

雷電「おい。まだ会議の途中だぞ?何お腹の音を鳴らしているんだ?お前達いつからご飯を食べていない?」

 

冷雨「ハルファを出てからずっと吐いてたから…」

 

エーニャ「ごめん…ドライバー壊されてショック状態だったんだ。」

 

ブリュッヒャー「そんなことで落ち込んでたのかよ…冷雨に関しては酔いかよ。」

 

一葉「アイツ…最近悪魔が住み着き始めたんだけど…」

 

ブリュッヒャー「あぁ…大体の予想が当たったよ。身体を自由に使われて気持ち悪くなったのか。」

 

冷雨「その通り…そのせいで空腹だし…上手くツッコミもできない。」

 

雷電「無理にツッコミを入れなくてもいいんじゃないか?」

 

一葉「3人もボケだったら渋滞するわよ流石に…」

 

ロイヤル「とりあえず食堂に行きましょう。みんなに見覚えのある人もいるし、見覚えがない子が待ってるから。」

 

一葉「見覚えの…」

 

ブリュッヒャー「ある子?」

 

雷電「なんだ?スフィア天界に潜む賞金稼ぎか?」

 

ロイヤル「そんな治安の悪い人達じゃないわよ。そうね…1人に関しては一葉は一度会ったことがあるんじゃないかしら?」

 

一葉「え?」

 

そういって私達は会議室から異世界対応局の食堂に向かった。そこで待っていたのは…

 

英澄「うぉ!美味ぇ!?なにこの天丼!美味しい!美味し過ぎる!」

 

折紙「このオムライス…卵が尋常じゃないほどフワフワしてる♪うーん♪デリシャスマイル~♪」

 

ヒロミ「お前らな…今スゴい緊迫してる状況なんだぞ?呑気に飯なんか食ってる場合じゃ…」

 

なんかドンブラ脳が2人ぐらいいる気がするんだけど…

 

ブリュッヒャー「なぁ雷電。」

 

雷電「貴様もか?俺も同じことを思った。頭がイカれている奴がざっと2名いる。んでツッコミが1名。」

 

そしてどこぞの実力者が纏う衣の色を純白の色に染めた服を纏う男性…コイツは直接会ったことはないが、名前は聞いていた。

 

一葉「まさかアナタがスフィア天界にいるとはね?化け狐のスター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズの浮代英澄くん?」

 

ブリュッヒャー「いや誰?」

 

雷電「スターズとオブが長くないか?」

 

ブリュッヒャー「一葉、知り合いなのか?」

 

一葉「色々と訳ありでね?んで、その隣にいる男は…ヒロミ・サクラノね?噂は聞いているわ。」

 

ヒロミ「よろしく。」

 

一葉「んで…そこにいる子は…」

 

折紙「ŧ‹”ŧ‹”( ‘ч’ )ŧ‹”ŧ‹”」

 

一葉「えぇと…新入りさん?」

 

ロイヤル「彼女は鳶一折紙さん。見た目はデート・ア・ライブに出てくる鳶一折紙だけど、中身は転生者。こう見えてやり手のサラリーウーマンだったのよ?」

 

折紙「やめてくださいよロイヤルさん…嫌なことばかり思い出すんで…」

 

一葉「あぁ思い出した!アナタ確か、煉さんが出張先でデアラの世界でカフェやるって言って…」

 

煉「その通りだ。」

 

そう言って現れたのは皆さんご存知、十六夜煉さん。チートの権化パート1である。

 

煉「折紙とは色々と理由があってね?今回の件は俺が今いる世界とも関わっているんだよ。」

 

一葉「折紙と煉さんの世界に?」

 

ブリュッヒャー「お前折紙とは初対面なのに呼び捨てなのかよ。」

 

折紙「いや呼び捨てで全然構わないんだけど…」

 

そうして私達は煉さんと折紙から事情を聞くことになった。どうやら歌姫の結晶の一つである月華は彼女達がいる世界にいる誘宵美九の所有物だったそうだ。

 

折紙「それをヤミキューレのメンバーであるバーニアに取られたのよ。」

 

英澄「それでことが重大と思った俺達はスフィア天界にやって来たんだが…」

 

一葉「色々と分け合って、混沌の回収任務に向かった…ってわけね?」

 

雷電「その最中に金剛、頂、雷鳴の3つが次々と盗まれていった。」

 

一葉「でも混沌だけは盗まれなかった。」

 

折紙「ヒロミくんのお陰でね?」

 

英澄「俺としてはもうちょっと早く来てくれると思ってたんだけどな?」

 

ヒロミ「悪かったな。」

 

ブリュッヒャー&雷電「……」

 

一葉「ん?2人ともどうしたの?」

 

ブリュッヒャー「いや、その…」

 

雷電「なんというか…話についていけないんだ。」

 

ブリュッヒャー「ヤミキューレがそもそも何者なのかは分からないし、歌姫の結晶のこともエンジェル・パラダイスのことも知らないんだよ。」

 

あぁそうだ…雷電はスターウォーズの世界からありふれた世界のところに…ブリュッヒャーはそもそもマクロスを知ってるかどうか…

 

一葉「分かったわ。なら教えてあげてもなくってよ?」

 

冷雨「急にお嬢様言葉になるんじゃないのバカ。」

 

一葉「あら?復活早いのね?異世界対応局名物山盛りマウンテンオムライス食べたお陰かしら?エーニャに関しては同じ名物の山盛り餡蜜ケーキマウンテンパフェを食べたから……元気になった?」

 

英澄&ヒロミ「(山盛り!?)」

 

ブリュッヒャー&雷電「(マウンテン!?)」

 

折紙「(オムライス!?)」

 

ブリュッヒャー「(それに餡蜜ケーキマウンテンパフェだと!?)」

 

冷雨「えぇ…お陰様で1分で食べ終わったわ。」

 

英澄&ヒロミ「1分!?」

 

折紙「大食いファイターも度肝を抜く記録じゃん…」

 

エーニャ「えへへ…ご馳走様…」

 

雷電「こっちもこっちで完食してる…」

 

一葉「ふふふ……んで?いつまでそこで聞いてるつもり?さっさと出てきたらどうなの?小刀祢。」

 

小刀祢「いつから分かった?」

 

そう言って私達の後ろに現れたのは剣崎小刀祢だった。相変わらず変わったヤツだと思いながら彼女を見つめる。

 

一葉「ガンシップから降りたあとからよ。全く…ストーカー罪でそのうち捕まるわよ?」

 

小刀祢「そうか…それで?今度は何の事件だ?」

 

一葉「歌姫の結晶よ?混沌以外、スフィア天界で監視をしていたんだけど…うち4つが奪われたのよ。こっち側にあるのは混沌だけ。」

 

ブリュッヒャー「それで?歌姫の結晶を盗んだ連中の正体は?」

 

一葉「シャルロットはマクロスは分かるかしら?」

 

ブリュッヒャー「知識としては知っている。ロボットアニメだろう?」

 

一葉「そう。そのうちの作品のデルタに出てくる歌は兵器として扱われているの。」

 

ブリュッヒャー「なんだと!?娯楽の1つの歌が、兵器だと!?」

 

一葉「まぁ、軍人をしているシャルロットが驚くのも無理もないわ。オリジナルのヤミキューレは非合法のシャロン・アップル型量子AIシステムに、バイオニューロチップとして星の歌い手の細胞を組み込んだ存在。音響兵器として必要な部分だけ再生しているから肉体が無いのよ。」

 

エーニャ「俗に言うアイドルをコピーしてバーチャルYouTuberとして突然現れて『はーい、これからオリジナルのアイドルと戦いまーす!』って現れる感じ。」

 

折紙「でも…私達が戦ったあのマッドレスとかいうヤミキューレのメンバー…身体を触ったけど、映像らしきものじゃなかったよ?」

 

一葉「そりゃそうさ…彼女達は…平行世界のワルキューレなんだから。」

 

「「!?」」

 

雷電「信じられない…嘘ではないだろうな?その話。」

 

一葉「今絶賛、異世界対応局が調べているところよ。一体どんなことしたら可愛かったワルキューレが汚いヤミキューレに変化したのかしら。」

 

冷雨「汚いとか言うなよ。」

 

小刀祢「そんな連中はなぜ歌姫の結晶を?」

 

ロイヤル「それを語る前に…今回の事件を受けて、私は異世界の戦士を招集しました。」

 

一葉「流石おばあちゃん。手際が早い。」

 

数分後……

 

奏汰「久しぶりだね?一葉ちゃん。」

 

一葉「奏汰さん!」

 

奏汰「戦兎さんの代わりにきた。よろしくね?」

 

冷雨「零児と麗華も久しぶりね?」

 

麗華「はい。また一葉姉さん達と一緒に行動できるのが嬉しいです。」

 

零児「この前は飛行機から空に落ちたけど……今回は空に上がるのか。」

 

如月姉妹とまた会えたことに心から喜んだ私達。しかしそれを一瞬で邪魔しようとした人物が現れ出した。

 

???「覚悟しろ!ジオウ!」

 

一葉「うわ!?なにコイツ!ゲイツ!?」

 

いきなり仮面ライダーゲイツが私を襲ってきた。周りを見ずにジカンアックスを振り回して私に襲いかかる謎のゲイツ。そこに…

 

???「よしなよゲイツ。この世界のジオウは君の知っているジオウじゃない。」

 

ゲイツ「何?」

 

大樹「うちの取り巻きがごめんね…僕は雪音大樹だ。よろしく。」

 

ゲイツ「藤尭ゲイツだ。よろしく。」

 

???「あら、こんなところに集まってたのね?」

 

冷雨「アナタは?」

 

レジーナ「私はレジーナ、よろしくね?まぁ…私とは別世界のマナがいるみたいなんだけど…」

 

マナ「レジーナ!」

 

そう言って後ろに抱き着いてきたのは相田マナだった。別世界でもどうやら仲良しみたいだ。するとそこに…

 

一兎「待たせたな?一葉。」

 

一葉「お父さん!それに……誰?」

 

一兎「あぁ…俺が連れてきた先鋭だ。途中で才と刃にあってな?」

 

刃「久しぶりだな?」

 

才「あぁ…でもまさかまたシャルロットに会えるなんてな?」

 

ブリュッヒャー「あぁ…お前いたのか。」

 

才「いたよ。いなきゃ悪いか。」

 

するとお父さんの隣にいた女性が私に近づいて手を差し伸べる。

 

キャロル「水無瀬キャロルだ。よろしく。」

 

一葉「噂は聞いているわ。輪音学園の優秀な生徒なんですって?」

 

キャロル「そういうお前はスフィア天界では有名らしいな?」

 

めぐみ「え?そうなの?」

 

キャロル「聞いてなかったのか?コイツは一兎さんの娘さんだぞ?」

 

マナ&めぐみ「えぇーーーー!?」

 

ローラ「ふっ……まぁいいわ。人魚である私が手伝ってあげるんだから感謝しなさい。」

 

雨祢「よ、よろしく頼む…」

 

折紙「……」

 

英澄「折紙?」

 

折紙「ネチャン……」

 

エーニャ「どうしたのよ?」

 

雨祢「雨祢……ヂャン…」

 

「「え?」」

 

いきなり折紙が涙を流し始めた。何か感動的なことが起きそうだなと思ったら彼女が雨祢のところに走って抱き着いてきた。

 

折紙「雨祢ヂャン!天渡ヂャーーン!」

 

雨祢「あ!おい!興奮のあまり抱きつくのはいいがちょっと苦しいぞ!」

 

折紙「だって!だって!死んだかと思ったんだもん!」

 

雨祢「あぁ…ある方のお陰でこっちの世界で生き延びることが出来たんだ。心配をかけて済まなかったな?」

 

大牙「(ふっ…俺に感謝しろよ煉。)」

 

煉「(全く…余計なことしやがって…)」

 

一海「なんか…凄い嬉しそうだな?」

 

しかし、感動の再会もつかの間…その光景を一撃で壊す人物が現れた。

 

縁来「やぁ!やぁ!やぁ!祭りだ!祭りだ!」

 

「「誰?」」

 

キャロル「え、縁来。お前…」

 

縁来「袖振り合うも多生の縁、躓く石も縁の端くれ!この世は楽園!悩みなんざ吹っ飛ばせ!笑え!笑え!ハッーハッハッハッハッ!」

 

ブリュッヒャー&雷電「うるせぇ!?」

 

縁来「うるさくて悪いかっー!」

 

「「えぇ…」」

 

赤い着物を着た女性が神輿に乗って現れた。桃代縁来…ドンモモタロウに変身する人物でキャロルの次に戦闘力が高いとされる生徒だ。神輿を担いでいたのは筋肉マッチョな男性…そしてその後ろにいた3人の女性…

 

一葉「アナタは?」

 

タツムキ「タツマキよ?よろしくね。」

 

イレイナ「イレイナと申します。よろしくお願いしますね?」

 

ミリム「ミリムだ!よろしく頼むぞ!」

 

ロイヤル「さてと…みんな揃ったところだから今回の目的について話すわね?みんな、着いてきてちょうだい。」

 

そう言われた私達が辿り着いた場所は異世界対応局内にある会議用の大ホールだった。そこに座った私達はおばあちゃんから今回の目的について聞かれた。

 

ロイヤル「歌姫の結晶のうちの4つが一葉の言うヤミキューレに取られた件についてだけど、歌姫の結晶の反応を追ってたら…やはりある場所に向かっていたわ。」

 

冷雨「その場所って…」

 

ロイヤル「そう…エンジェル・パラダイスよ?」

 

一葉「エンジェル・パラダイス…」

 

ブリュッヒャー「ロイヤルさん。その歌姫の結晶をエンジェル・パラダイスに持っていくと……何が起きるんですか?」

 

ロイヤル「ふぅ……言い伝えによれば、エンジェル・パラダイスのとある祭壇にこの歌姫の結晶を持っていけば…願いが叶うと言われているの。」

 

一葉「願いが……叶う。」

 

ロイヤル「一応……エンジェル・パラダイスの長にこちらが向かうことを話したわ。住民の保護のため、警戒もしてくれるそうよ。」

 

冷雨「でも、何で向かうの?スフィア天界の空域よりもはるか上空を浮遊しているんでしょ?」

 

ロイヤル「えぇ。そのために……月夜くんにあれを作って貰ってるのよ?」

 

一葉「あれ?」

 

ロイヤル「ふふ、着いてきて。整備室に案内するから。あ、準備が必要な子は別室で準備してていいわよ?」

 

ブリュッヒャー「んじゃ、私は同行しよう。」

 

雷電「俺もだ。」

 

キャロル「俺も行く。どんなので行くのかが気になるからな?」

 

折紙「なら私も一緒に。」

 

英澄「面白そうだから化けて向かうぜ?」

 

こうして私達はエンジェル・パラダイスに向かうために、整備室へと向かうのであった。

 





次回

・ナースデッセイ号


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・ナースデッセイ号


仕事だったり、D4DJで影の実力者コラボがあったりと色々と忙しくてなかなか先へ進めないコラボ…今回はナースデッセイ号に乗ってパラダイスシティへ向かう話です。


 

私は冷雨とエーニャ。そしてシャルロット、雷電、キャロル、折紙、英澄と共に整備室に来ていた。そこで待ち構えていたのは…

 

月夜「遅いぞ。何をしていた?」

 

一葉「歌姫の結晶とエンジェルパラダイスの関係性の話とヤミキューレの話よ?遅くて悪かったわね?」

 

ブリュッヒャー&雷電「(コイツら本当に付き合ってるのか?)」

 

シャルロットと雷電は心のなかで私と月夜の掛け合いに対してツッコミを入れるが、私達はそれを既に詠んでいた。

 

一葉&月夜「聞こえてるぞ。」

 

ブリュッヒャー&雷電「人の心読んでやがる!?」

 

一葉「私を誰だと思ってたわけ?神ジオウの娘よ?」

 

ブリュッヒャー&雷電「お、恐れ入りましたぁ…」

 

英澄「あれがナースデッセイ号か。」

 

月夜「あぁ…最終調整は済んだ… コイツをヴォルキリーに積んでエンジェル・パラダイスにあるエンジェピアシティに向かう。シティに到着したあとは補給をする。そのあとにエンジェルパラダイスへ向かう。」

 

折紙「エンジェピアシティ?」

 

冷雨「聞いたことがあるわ。エンジェルパラダイスにある都市よね?そこまではクルーザーは行けるんだけど…」

 

エーニャ「えぇ…そこの途中のところまでは…まぁ…」

 

キャロル「だがどうする?シティまでの道のりにアイツらが襲ってきたら?」

 

月夜「その時はその時だ。」

 

ロイヤル「船を出すわよ!みんな乗って!」

 

数時間後、私達を乗せたヴォルキリーはエンジェル・パラダイス内に存在する都市、エンジェピアシティへ向かうのだった。

 

数分後…

 

雨祢「こうして話すのも…何時ぶりだろうな。」

 

折紙「本当にそうだね……てか、転生して生きてたなら連絡ぐらい寄越してくれれば良かったのに。」

 

雨祢「すまん…学校の用事が多くてな……連絡する機会も無かった。それに、ダークプリキュア達が悪さをする事が多いからそれの対応にも追われてたな……そっちは何か変わったことは?」

 

折紙「実は……大牙くんの様子がおかしくて。」

 

雨祢「天導の奴が?一体なぜ?」

 

折紙「分からない…零瑠くんとも話してみたけど…何も分からずに終わったの。」

 

雨祢「羽目を外すことがなきゃ良いんだがな…」

 

折紙「でも、きっと大丈夫だよ!大牙くんも大牙くんなりに頑張ってるんだから……でもASTとDEMに恨みを持ってた……とか言ってたかな…」

 

月夜『折紙、雨祢、ちょっと来てくれるか?』

 

雨祢「呼び出しみたいだ。」

 

折紙「そうだね!行こう!」

 

そう言ってヴォルキリー内部にあるブリーフィングルームに集まった私達は今回の作戦を聞くことにした。

 

ロイヤル「まず1つ、混沌以外の歌姫の結晶はエンジェル・パラダイス内部に存在しているわ。だけど4つは別々の部屋に保管されているのよ。」

 

一兎「そのうち、金剛と雷鳴は右側のエリア、月華と頂が左側のエリアの各部屋に保管されているんだ。」

 

煉「となると…」

 

一兎「あぁ……4つのチームに分かれて取り返すことになるな?」

 

月夜「てなわけだ…だが問題は他にもある。」

 

雷電「外の連中か…」

 

一兎「あぁ…エンジェル・パラダイスとはいえ、一つの天界の都市だ。辺りには住民外もある。」

 

一葉「そうね…そこで起きることも考えておかないと…」

 

このあとの行動予定が纏まったところで各自元の部屋に戻ろうとしたその時だった。

 

ドォーーーーン!

 

縁来「うわ!?なになに!?」

 

折紙「凄い爆発音がしたけど……」

 

冷雨「発する場所は訓練用のアリーナだったわね?」

 

エーニャ「言ってみよう!」

 

私達はそう言って鍛錬のためにヴォルキリー内に作った訓練用アリーナへと入る。そこで予想外の連中がそのアリーナでバトルをしていたのだった。

 

刃「おぉ!強い!強い!」

 

タツマキ「流石は全知全能の魔法使い…異名の名は伊達じゃないわね?」

 

ミリム「な、なんて強さだ…」

 

才「はぁ……はぁ……やるじゃねぇか大牙。」

 

大牙「お前もムテキでそれはチート過ぎじゃないか?ま、俺には及ばないがな?」

 

煉「おいお前らなぁ…」

 

イレイナ「ちょっとタツマキさん!ミリムさん!何を調子に乗って戦ってるんですか!」

 

タツマキ「大牙に誘われてね?どれだけ強いか見たいから4対1でかかって来いって。」

 

流石は全知全能の魔法使いで天の愛し子、人の形をした人類史上最大最悪のバグでありながら、破壊神の転生体。

 

大牙「おし、まだまだ俺はいけるぞ?煉も来るか?」

 

煉「俺は遠慮しとく…(・ᴗ・`; )」

 

珍しく煉さんが下がった。どうやら大牙さんには頭が上がらないらしい…

 

ロイヤル『みんな、まもなくエンジェル・パラダイスに着くわよ?準備が終わったらゲートに集合ね?』

 

一方、エンジェルパラダイスでは…

 

バーニア「アイツら、来たんだ。」

 

クロウ「みたいね…ストーム、例のシステムは?」

 

ストーム「メガシンカヴァイザーは完了だぜ?これで持ってるポケモンも複数メガシンカできる。」

 

スパーク「そろそろ始まるのね…私達の願いがついに…」

 

マッドネス「うんうん!楽しみ!楽しみ!」

 

クロウ「さぁ、神ジオウの娘……そして異界の戦士達。私達の目的を阻止できるかしら?」

 




次回

・エンジェピアでの準備


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・エンジェピアでの準備


偶然パラダイスシティを調べたら韓国のリゾート施設の名前が出てきたので、エンジェピアに改名します。


 

エンジェピア:ポートステーション

 

一葉「ここがエンジェピア…」

 

冷雨「スフィア天界とあまり変わらない気がしない?」

 

エーニャ「言われてみればそうね…」

 

ヴォルキリーから降り立つナースデッセイ。そして私達を待ち構えていたのは…

 

???「ロイヤル様!遠路はるばるご苦労様です。ようこそ、エンジェピアへ。」

 

ロイヤル「久しぶりね空苑。皆、紹介するわ。彼女は空苑。エンジェルパラダイスを管理している人物よ。」

 

空苑「皆様、はじめまして。空苑です。いや、まさか常磐家が一斉にこちらへ来るとは思ってはいませんでした…」

 

一兎「それよりも空苑さん。ヤミキューレは?」

 

空苑「今全兵力を使って捜索していますが…それらしき人物は…ですが、うっうん、一度神様だけでお話をさせて頂けないでしょうか?それ以外の人達にこの話はロイヤル様から。」

 

ロイヤル「分かったわ。なら一兎と煉くん。一応、大牙くんも一緒に。」

 

大牙「分かりました。」

 

ロイヤル「みんなはエンジェルパラダイスに向かう準備をして頂戴。」

 

一葉「分かった。」

 

こうして私たちはエンジェピアで補給準備を行うことにした。冷雨は調子が戻ったのはいいがこの中で未だに落ち込んでいる奴がいた。そう、エーニャだ。

 

エーニャ「あぁ……私のドライバー…」

 

冷雨「そう落ち込まないで。あの時はたまたまドライバーに当たっただけで…」

 

エーニャ「あれは意図的なんだよ!どこからどう見たって!」

 

月夜「何があったんだ?」

 

一葉「敵にドライバーを破壊されて自暴自棄になってるのよ。」

 

月夜「なんだよ。そのことか…」

 

エーニャ「あぁ……これじゃあ何の準備も出来ないなぁ…ん?」

 

するとエーニャのスマホからメール着信の音が聞こえた。それを聞いた彼女はすかさずスマホを取り出して確認すると…

 

エーニャ「なになに?『誕生日おめでとうエーニャ。今日はアナタの誕生日だったわね?ドライバーを壊されたことをセントラルの人から聞いたから、アナタにいいプレゼントをあげるわ。上手く使ってね?』って……何のドライバーだろう…」

 

メールを読み上げるとエーニャの前に黄色いミッションボックスが現れる。彼女はそのボックスの蓋を開けて中身を確認すると…

 

エーニャ「これって…デザイアドライバー!?」

 

中に入っていたのはIDコアとデザイアドライバー、そしてパワードビルダーバックルに似たオレンジ色のレイズバックルだった。

 

エーニャ「え?何このレイズバックル…」

 

冷雨「そういえば…父さんが理事長を担当している学園の校内で問題行動を起こしていた奴がいたって言ってたわね…ソイツはなんかパワードビルダーバックルを使っていたみたいだけど…」

 

一葉「んじゃ、これはソイツから奪ったレイズバックルってこと?」

 

冷雨「かもしれないわね。」

 

エーニャ「へぇ〜…よし!早速使ってみるかしら?」

 

一方、キャロルは街の片隅でスマホを取り出して誰かに電話をかけようとしていた。その人物は…

 

???『私だ。』

 

キャロル「俺だ。…例の物を頼めるか?」

 

???『ラピス・フィロソフィカスを使って何をするつもりだ?』

 

キャロル「アルケミードライバーは壊れてないとはいえ、アークルライザー自体がメンテナンスに入ってしまってはな?あるとしたらファウストローブしかない。」

 

???『まぁ…旧型のダウルダブラを使うよりはマシだな…だが、何か変なことに使おうとするんじゃないだろうな?』

 

キャロル「安心しろ…データ取りも兼ねて使うだけさ。」

 

一方、シャルロットと雷電は…

 

ガチャ!

 

雷電「おいシャルロット。貴様、武器なんか買って何をするんだ?」

 

ブリュッヒャー「相手はシスじゃないし、寧ろクローン・トルーパーでもない。怪人だ。それを倒すにはそれ相応の武器が必要だろう?ライトセーバーだけでは無理がある。これを買おう。」

 

雷電「そのミニガン、何に使うんだ?」

 

ブリュッヒャー「エーニャに頼まれてな?何やら面白いことを考えてそうだが…」

 

ガチャ!

 

雷電「エンジェピアが銃弾の嵐になる気がする…はぁ、恐ろしくなってきた。」

 

実弾式のAGM モスバーグM500のリロードを引くシャルロット。その光景に雷電は上記のセリフを言ったあとに呆れた顔をして手を当てるのだった。一方の一兎は煉、大牙、ロイヤルと共にエンジェルパラダイスを管理している空苑からヤミキューレについて聞き出した。

 

空苑「ヤミキューレの情報は出ていませんが…実はここ最近、黒いフードを被った人物が夜に現れる事があるんです。これは昨日の映像です。」

 

モニターに映っていたのは黒いフードの人物がエンジェピアの兵士たちを緑色の雷撃で一掃するなかなかエグい映像が流れていたのだ。

 

ロイヤル「これは…」

 

一兎「煉、大牙、お前達はどう思う?」

 

煉「緑色の雷撃であれ程の出力はおかしい。」

 

大牙「見たところ…実験でやってるような気もする。」

 

空苑「それに…ここ最近…変な空気を感じるんです。身体の全身が痺れるような…麻婆豆腐を食べて口が赤く腫れて…水が沢山飲みたくなるような…」

 

大牙「変な空気…」

 

煉「身体の全身が…」

 

一兎「痺れるよう…はっ!まさか!」

 

ドォーーーーーーン!

 

「「!?」」

 

煉「なんだ!?」

 

大牙「爆発!?」

 

一兎「まさか…エンジェピアにアイツらが!」

 

そして街中で常磐姉妹が邂逅したのは…

 

一葉「なっ!アイツは!?」

 

マッドネス「あっはははははは!やっぱり現れた!神ジオウの娘!」

 

エーニャ「ヤミキューレの1人、マッドネス!」

 

冷雨「混沌を奪おうとしていた奴ね!」

 

一葉「冷雨、エーニャ!いくわよ!」

 

冷雨&エーニャ「おう!」

 

ジオウブレイク!

 

ネオバット!Confirmed!!

 

SET!Revolution!〜♪

 

「「変身!」」

 

仮面ライダー!ジオウ!ブレイク!

 

リバースアップ!スラッシュ!ファング!サーベラー!ネオバット!仮面ライダー黄昏!

 

DEPLOYED POWERED CUSTOM SELECTION SYSTEM!

 

GIGANT ARROW!

 

READY FIGHT!

 

マッドネス「へぇ〜……ライダーで来るんだ?」

 

一葉「それが何?正々堂々、降りて戦いなさいよ!」

 

マッドネス「ふふ…だってよ!ストーム!」

 

と言ってマッドネスがストームのことを呼び出そうとしたその時だった。

 

ストーム「バンギラス!ストーンエッジだ!」

 

と言うと、岩で出来た柱が地面からニョキっと出てきた。いきなり出てきたストーンエッジに困惑して避け切る私達。だが…

 

ストーム「怯むなっ!ヘルガー!火炎放射!」

 

今度はヘルガーが私達の前に現れて火炎放射を放ってきた。だが…

 

GIGANT SHIELD!

 

エーニャ「ぬぬぬぬ!熱い!熱い!」

 

一葉「エーニャ!」

 

冷雨「まさかポケモンを使ってくるなんて…なんて奴らなの!?」

 

一葉「卑怯よアナタ達!ポケモンを繰り出してくるなんて!私達が剣でやったら生物虐待法で捕まるわよ!なんてことしてくれるのよっ!」

 

ストーム「うるせぇー!お前らのことなんて知ったことじゃねーよバァーカ!」

 

カゲヒナ『ちょっと冷雨、代わりなさい!ちょっとアイツらに腹が立ってきたわ!』

 

と私達が大苦戦をしていたその時だった。

 

アームドアップ!クラッシュ!アメイジンス!アンビシャス!仮面ライダーヴォルキリー!

 

有紗「おりゃああああああ!」

 

ネオクロコダイル!プロジェクション!ネオクロコダイル!アームド!

 

突如、有紗がヴォルキリーに変身してヘルガーが放つ炎を右腕に装備されているネオ・クロコダイルクラックローリングを高速回転させてかき消した。

 

有紗「大丈夫か?」

 

冷雨「有紗!アナタどうして?」

 

有紗「心配で見に来たんだ。まさかと思ったが、コイツらが…」

 

エーニャ「うぅ…左腕痛い…」

 

マッドネスとストームが繰り出すバンギラスとヘルガーが迫る。ポケモンは傷つけられない。だが、彼女達のポケモンがいつ攻撃するか分からない。絶対絶命のその時だった。

 

レンカ「ヌーン!サイコキネシス!メアは悪の波動!」

 

バンギラスとヘルガーがなんとマッドネスとストームの上まで宙に浮いてしまった。そして別の方角から放たれた悪の波動が放たれてバンギラスとヘルガーはマッドネスとストームを挟んで倒れてしまった。

 

マッドネス「な、何よこれ!動けない!」

 

ストーム「おいバンギラス!お前重いぞ!降りろよっ!」

 

悪の波動が放たれた上空を見上げると、そこには赤と白のポケモンに乗った男性がいた。そしてその男を乗せたポケモンはなんとラティアスだった。

 

一葉「あ、アナタは!?」

 

レンカ「話はあとだ!今はコイツらから逃げるぞ!」

 

ヌーン「あのね?さっきまで寛いでた癖にこんな状況で逃げるなんて酷くないかしら?」

 

メア「おいヌーン、そんなこと言ったら奴さん起き上がるぞ?」

 

一葉&エーニャ「エーフィとブラッキーが人語を話してる!?」

 

ラティアス『あ、あの…私はまだ困惑しているんですが…』

 

冷雨「こっちはテレパシーね…」

 

レンカ「ちっ…仕方ない。時間稼ぎだ。ラティアス、竜の波動!メア、ナイトバーストだ!」

 

一葉&エーニャ「えぇ!?」

 

冷雨「それってゾロアークしか覚えないんじゃ!?」

 

私達の話を無視したラティアスは竜の波動、ブラッキーはナイトバーストを発動。目の前にいるマッドネスとストーム、そしてバンギラスとヘルガーを空へ吹き飛ばしていった。

 

マッドネス&ストーム「やな感じぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」

 

レンカ「ふぅ…」

 

一葉「つ、強い…」

 

冷雨「助かったわ。もうちょっとでポケモンを傷つけるところだったわ。」

 

レンカ「こっちも間に合って良かった。武器を使うのに躊躇ってたお前たちを見かけてな?ポケモンにはポケモンをぶつけた方がいいんじゃないかなと思ってな?」

 

ラティアス『全然理由になってませんよマスター。』

 

エーニャ「ていうか…アナタたち喋るのね?」

 

ヌーン「当たり前よ?伊達に人の言葉を勉強してないと思ったの?」

 

メア「おい、ここにいたらマズイんじゃないのか?」

 

レンカ「だな…お前達のベースキャンプに案内してくれるか?俺達の事情とお前達の事情。もしかしたら目的は同じかもしれないから。」

 

一葉「分かったわ。えぇと…」

 

レンカ「レンカだ。んでコイツはヌーンとメア、ラティアスだ。」

 

ヌーン「夜露死苦。」

 

メア「押忍。」

 

ラティアス『よろしくお願いしますね?』

 

ポケモントレーナーというめちゃくちゃ強い助っ人を仲間にした私達は一度父さん達がいるベースキャンプに戻るのであった…

 




次回

・出発前の決闘!?ヒロミ対シャルロット!


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・出発前の決闘!?ヒロミ対シャルロット!


Twitterの名前…Sxiyon:feat RRver.帝王にしてみようかな…σ(-ω-*)

(爆弾発言)


 

一兎「娘達を助けてくれてありがとう。」

 

レンカ「いえこちらこそ。俺はレンカ。この子は俺のポケモンで…」

 

ヌーン「ヌーンよ。よろしく。」

 

メア「メアだ。」

 

一兎「それで……君達は何故この世界に?」

 

レンカ「黒いフードを被ったアイツらを追って来たんです。」

 

一葉「マッドネスとストームを?」

 

レンカ「正確にはストームを追って……だな。」

 

冷雨「アイツはアナタの世界で何をしたの?」

 

レンカ「実は……ミアレシティにあるメガストーンショップから……大量のメガストーンを盗んでいったんだよ。」

 

「「えぇ!?」」

 

ヌーン「メガストーンショップは最近新しく出来たお店でね?私たちは偶然そこに用があって来たんだけど…」

 

メア「あの女が黒いフード被って大量のメガストーンを奪って逃げたんだよ。本当にいい迷惑だな?」

 

エーニャ「でもソイツら……何が理由でメガストーンを?」

 

冷雨「過去にポケモンのタイプと技を使った改造人間と戦ったことがあるけど……今度は本当にポケモンと戦うなんて…」

 

ヌーン&メア「何そのミュウツーよりも酷い状況…」

 

レンカ「俺も協力させてください。こちらにもこちらの事情があるので。」

 

一兎「アイツらが使役してるポケモンはどうする?」

 

レンカ「終わったあとはこちらで保護。カロスにある国立公園で大切に。」

 

一兎「分かった。こちらも出来る限りのことはしよう。」

 

レンカ「ありがとうございます。」

 

一方、訓練施設でドライバーの調整をしていたヒロミは特製のダークセーバーの調整を行っていた。

 

ヒロミ「(裁希の奴……あれだけ影実の世界で暴れておいて…余ってたから俺にダークセーバーのクリスタルを渡すなんて…全くどんな神経してるんだよアイツ…)」

 

神導裁希から渡されたダークセーバークリスタルを使って月夜から教わった技法でダークセーバーを作るヒロミ。そこに1人の人物が立ち寄る。

 

ブリュッヒャー「小鳥遊ヒロミ。」

 

ヒロミ「シャルロット・フォン・ブリュッヒャーか。」

 

暇を持て余していたシャルロットが訓練施設に入ってきた。彼女はヒロミの作業を見るために近づく。

 

ブリュッヒャー「こんなところで呑気にしてたら戦いに訛りが出るんじゃないか?」

 

ヒロミ「ふふ……俺に呑気になる時間はないよ。」

 

ブリュッヒャー「お前……あの十六夜煉に少し似てるらしいな?」

 

ヒロミ「似てるんじゃない。スフィア・リムの十六夜煉…って呼ばれているだけだ。」

 

ブリュッヒャー「どっちも同じような者だろう……全く、天導大牙といい、十六夜煉といい…どいつもコイツも私の予想を超える品物をよく作り出すな…」

 

ヒロミ「それで?何しに来たんだ?」

 

ブリュッヒャー「何…お前の力を試してみたくてな?」

 

ヒロミ「戦ったことなかったけか?」

 

ブリュッヒャー「それどころか……会うことも稀だっただろう?」

 

ヒロミ「あっそ……んじゃせっかく一葉から訓練施設借りたから決闘といくか…」

 

と言ってヒロミはヴォルキリー内の訓練施設を決闘アリーナモードに切り替える。そして真ん中にフェンシングのステージの線がステージに書かれる。

 

ヒロミ「ルールはライトセーバー・デュエリング。今空中に現れて俺達に張り付いたセンサーにライトセーバーが近づいたら点が取れる仕組みだ。頭は5、脇や肩は3、足は1だ。」

 

ブリュッヒャー「ライトセーバーはポリカーボネート製の刃にLEDを搭載した玩具じゃないんだぞ?」

 

ヒロミ「それぐらい分かってる。悪いが……手加減はしないぞ。」

 

ピューン!

 

ブリュッヒャー「ダークセーバーか。」

 

ヒロミ「悪くないだろう?」

 

ブリュッヒャー「面白い。ならこちらも…」

 

シャルロットはジェダイ・テンプル・ガードが使う金色のライトセーバー・パイクを取り出した。そして…

 

ブリュッヒャー「はああああああ!」

 

先にシャルロットがヒロミに向けて走り出し、彼に刃を向けるが…

 

ヒロミ「ふん!」

 

ピィーン!

 

ブリュッヒャー「なるほど…流石は正義の実力者、その実力、名前だけではないようだな?」

 

ヒロミ「ふっ…なんとでも言え!」

 

ヒロミがライトセーバーでシャルロットを斬ろうとしたが、彼はそれを体術で回避した。するとアリーナと隔離している観戦ルームにキャロル、折紙、雷電の3人が入ってきた。

 

雷電「なんかライトセーバーの音がすると思ったら…シャルロットとヒロミが決闘していたとはな…」

 

折紙「でも…ヒロミくんはいつからライトセーバーを?」

 

キャロル「アイツのことだろう…まぁ、シャルロットも俺から見たら戦闘狂な気がするけどな…」

 

一方、ヴォルキリー内にある自分の個室にあるベットで横たわる一葉は1人、何かを思っていた。

 

一葉「ふぅ……最近、スフィア粒子が溜まり過ぎて疲れが出てる…なんか嫌な予感がする。」

 

そんなことを思っていたその時だった。

 

バーニア「その予感…私が的中してあげようか?」

 

一葉「っつ!?アナタはっ!」

 

バーニア「うっふふふ♪アナタと会うのは初めてよね?常磐一葉。」

 

ヤミキューレの1人、バーニアが何故か一葉の部屋に突然と現れたのだ。彼女は人差し指を使って一葉の胸に指を指す。

 

バーニア「ふふふ……やっぱりいる♪で〜も♪まだまだ成長が足りないみたい♪」

 

一葉「触らないで!」

 

彼女に指された指を手で払う一葉。だがバーニアは怪しげな笑みを絶えさせなかった。

 

一葉「アナタ…私に何をするつもりなの!」

 

バーニア「そのうち分かるよ♪アナタ達が歌姫の結晶を取りに来るまでは…ね?」

 

そう言ったバーニアは影の力を使って一葉の部屋から出ようとする。

 

一葉「待ちなさいバーニア!」

 

バーニア「ふふふ♪精々楽しんでね?一葉ちゃん♪」

 

一葉がバーニアを捕まえようとしたが、彼女は完全に部屋から姿を消した。胸の中を抉り出された一葉は苦しみながらその場でこう言い放った。

 

一葉「何…このザワつき。何かが私の身体から……出ようとしてるの?」

 




裁希はいつ出るって?まぁ待たれよ。

次回

・一葉の中に潜む闇


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・一葉の中に潜む闇


ではどうぞ。


 

一葉がバーニアと接触している間…シャルロットとヒロミが戦っていたアリーナで、ヒロミが今度は雷電とライトセーバー・デュエリングをしていた。

 

雷電「やるな…流石は十六夜煉に似ていると言われる由縁があるな!」

 

ヒロミ「そういうお前も…シャルロットが聞いた通りだ。その実力、データとして取らせて貰うよ!」

 

折紙「シャルロットちゃんもライトセーバーの腕が凄かったけど…雷電くんも凄いね?」

 

ブリュッヒャー「当たり前だ。アイツの実力は上位クラスの怪人ですら勝てない。」

 

キャロル「ほぉーう…」

 

折紙「キャロルちゃん。それは?」

 

キャロル「今回の戦いで使う奴だ。まだ教えられない。」

 

と言いながらキャロルはスペルキャスターに似た機械的に作られたアイテムを弄り回していた。

 

ブリュッヒャー「折紙、キャロルは忙しいだろう。食堂に言って甘味でも食べよう。あの2人の戦いも長引きそうだしな?」

 

折紙「そうだね?」

 

キャロル「オレは戦艦内のメカニックルームに向かう。しばらく1人にさせてくれ。」

 

そして折紙とシャルロットはヴォルキリー内の戦艦に向かった。するとそこに…

 

月夜「ブリュッヒャー、折紙、ちょっといいか?」

 

折紙「月夜くん。冷雨ちゃん。どうしたの?」

 

冷雨「いや…2人が今どこに向かうだろうかなって思って…」

 

ブリュッヒャー「食堂で甘味を食べるところだが?」

 

月夜「そうか…ちょうどいい。そこで少し相談を聞いてくれないか?」

 

折紙「相談?」

 

そう言って折紙は山盛りモンブラン、ブリュッヒャーはエーニャがこの前頼んだ山盛り餡蜜ケーキマウンテンパフェを頼んだ。そして月夜の相談内容が…

 

折紙「一葉ちゃんの様子がおかしい?」

 

月夜「あぁ…数日前からアイツの様子が変なんだよ。」

 

冷雨「私が一葉の様子がおかしいと思って月夜に言ってみたの。」

 

月夜「実際に見てみたら、何かに怯えていた。」

 

ブリュッヒャー「怯えるだと?何に怯えてるんだ?」

 

冷雨「それが分からないのよ。目のハイライトは消えてるし…最初は月夜が浮気して怒ってるのかなと思ったけど…」

 

月夜「人聞きが悪いことを言うなよ冷雨…」

 

ブリュッヒャー「エーニャはどう見てるんだ?」

 

冷雨「今お得意の機械で調べてくれてるわ。いい結果がくればいいけど…」

 

そんな話をしていたら突然、警報音が鳴り響く。

 

有紗『おい大変だ!エンジェル・シティで大量のジャマトとギフジュニアだ!しかも…一葉達がスティアで遭遇したドールズライダーもいる!』

 

月夜「ドールズライダー!?なんだよそれ!」

 

冷雨「死んだアークスの器にドールズの破片が入り込んで出来た存在よ?デザイアドライバーとドールズバックルを使ってたから初めて見た時はビックリしたわ!」

 

ブリュッヒャー「……おい。」

 

月夜達が話をしている間に何か覚悟を持ったような顔をした一葉がいた。

 

冷雨「一葉、大丈夫?」

 

一葉「え、あ、うん……まぁ何とかね?」

 

月夜「あまり無理するなよ?」

 

そう言って俺達はエンジェル・シティへ向かう。シティの住民たちを襲うジャマト達に真っ向して戦っていたのはヒロミと雷電、そしてタツマキとイレイナ、そしてミリムが戦っていた。

 

ミリム「そらそら!なっははははは!この雑魚ども!相手にならんわ!」

 

イレイナ「前に出すぎですよねミリムさん!?もうちょっと下がってくださいよっ!」

 

雷電「全く……お前の世界のヒーローという者たちは全員こんなもんなのか?」

 

タツマキ「そんなことないわよ?今のところはね?」

 

俺達もジャマトとギブジュニアに攻撃を仕掛ける。ヤミキューレが放ってきた戦闘員の中にはドールズライダーもいた。

 

ミリム「コイツ!硬いぞ!」

 

冷雨「気をつけて!それはジャマトライダーの亜種よ?慎重に戦わないと怪我するわ!」

 

と、そんなことを思っていたその時だった。空から雷が冷雨に降り掛かってくる。アイツはすぐに気づいたため、回避することが出来た。俺達は雷が落ちた場所を見つめると…

 

スパーク「あら残念。常磐家の1人を潰せると思ったのに。」

 

冷雨「スパーク!」

 

月夜「やっぱ誰かしら来るとは思ってた!」

 

と、そんなことを思っていたその時だった。空から今度は黒い羽が落ちてきた。その羽の主は…

 

クロウ「やっぱり……誘われてきたみたいね?常磐一葉。」

 

ブリュッヒャー「アイツらは…」

 

折紙「クロウとバーニア!」

 

雷電「貴様ら…この怪物どもを街に放つとは……何が目的だ!」

 

クロウ「アナタには用はないわよ?用があるのは…そこのお嬢さんだけ!」

 

クロウがその台詞を言い放ったあとに、バイクが向かってくる音が聞こえた。後ろを振り向くとそこにはバイクに乗ったエーニャが駆けつけたのだ。その場で止まってヘルメットを取ったバーニアは俺達に警告を促し始めた。

 

エーニャ「冷雨!月夜!一葉からバーニアを離して!」

 

月夜「え?」

 

冷雨「それって…」

 

バーニア「ふふ、もう遅い!」

 

バーニアはそう言い放ったあとに死喰い人よろしく、黒い霧状になって俺達を素通りしていく。そして彼女の目的を一番に早く気づいたのは…雷電だった。

 

雷電「常磐!後ろだ!」

 

一葉「え?」

 

バーニア「ふっふふ……お目覚めの時間だよ?」

 

油断をした一葉の後ろに迫るバーニアは私の身体に紫色の球体を入れ込んだ。それを組み込まれたアイツは四つん這いになって倒れてしまう。

 

一葉「ガッハ!?ぐぅ!?」

 

雷電「くっ!離れろ!有象無象が!」

 

バーニア「おっとっと!危ない危ない!」

 

雷電のライトセイバーでの攻撃を避け、クロウのところへ戻るバーニア。そして…

 

バーニア「さぁ!誕生するわよ!常磐一葉の中に潜む闇が!」

 

ブリュッヒャー「一葉の中の闇だと?」

 

冷雨「何を言ってるの?」

 

すると一葉は苦しみ悶えながら立ち上がったあとに大の字になって断末魔を叫び始める。

 

一葉「うわおぁああああああああああ!?」

 

冷雨&エーニャ&月夜「一葉!?」

 

ブリュッヒャー「なんだ?あの禍々しい黒い物体は!?(ダークサイドではない…それとは別の禍々しさだ!このざわつき…一葉の様子がおかしいのってまさか…!)」

 

雷電「くっ…貴様!常磐に何を仕掛けた!」

 

クロウ「ふふっ…これから分かるわよ?」

 

一葉の中から人が出てきた。その人物はプロセカの日野森志穂に酷似していた。俺達は急いで倒れた一葉の元へ駆けつけて介抱する。

 

俺達の前にはブリュッヒャーと雷電が前に出て守りを固め、バーニア達にライトセーバーを突き指しながら睨んでいた。

 

月夜「大丈夫か一葉?」

 

一葉「だ、大丈夫……でも、アイツは何なの?私の身体から出てきて。」

 

冷雨「アナタ…一体何者なのよ!」

 

???「俺?俺は……お前だよ。一葉。」

 

一葉「え?」

 

闇華「俺は闇華…お前のなかで生まれたお前の闇…」

 

一葉「つまり…」

 

冷雨「鏡像の城戸真司みたいなの?」

 

エーニャ「いや違う。バーニアは多分、最初からこれが目的だったんだよ。一葉の体内にあるスフィア粒子が放出して…一葉の中にあるストレスや闇が集まって…」

 

一葉「成長して出てきた…?」

 

バーニア「あっはははは!待ってたよ!アナタがここに来るのを!」

 

クロウ「作戦は成功ね?」

 

カゲヒナ『まるでカゲロウね?』

 

闇華「さぁ、一葉…このまま死んで貰うぜ!」

 

闇華が手から悪の炎を出して俺たちに放とうとしたその時だった。

 

キャロル「燃え尽きろ。フラメス!」

 

突如、空からシンフォギアの炎タイプの錬金術の魔法陣が現れる。そこから高熱の炎が闇華に放たれてるが、彼女はそれを避けながらバーニア達のところへ来た。

 

バーニア「なにこの炎!?」

 

スパーク「有り得ない…私でもこの量の炎は…」

 

クロウ「……」

 

ブリュッヒャー「おい!空を見ろ!」

 

ブリュッヒャーがそう言ったあとに空を見上げると、そこにはキャロルが宙に浮いて立っていた。その状態で俺たちの前に降りてきたキャロルはバーニアたちを睨みつける。

 

雷電「おいディーンハイム!少しやり過ぎじゃないか!」

 

キャロル「これぐらいしないとアイツらは怯まないだろ?それに、このままじゃオレ達はピンチどころか…エンジェル・パラダイスに行けないからな?」

 

キャロルはそう言いながらパーカーのファスナーを開け、首にかけていたクソデカネックレスを見せつける。それらはサンジェルマン達が使うスペルキャスターが付いていて、何やら機械的な見た目をしていた。

 

折紙「キャロルちゃん。そのネックレスは?」

 

キャロル「スペルキャスターの力とアルケミーキーの力を引き寄せると発動する鎧を纏えるアイテムだ。この場所での切り札とでも言っておくかな?」

 

月夜「スペルキャスター……はっ!?ーー…まさか!」

 

そう言ったキャロルは手の懐からアルケミーキーを取り出して起動する。

 

Faustrobe!type Lapis Philosophicus!

 

キャロル「聖鎧武装(せいがいぶそう)。」

 

ELEMENT!〜♪

 

キャロルが首にかけたペンダントにアルケミーキーを装填すると辺りから様々な属性のエレメントが放出され、そのままキャロルちゃんを纏い始める。そして彼女が変身した姿は…

 

four major elements!Lapis Philosophicus!

 

スパーク「くっ!その姿は!」

 

バーニア「仮面ライダーじゃない!?」

 

クロウ「まさか… ラピス・フィロソフィカス!」

 

キャロル「と、ファウストローブとライダーの戦闘データを組み合わせたもんだ。」

 

オリジナルキャロルの頃である闇の象徴と思える紫基調から純白ともいえる輝かしくも荘厳な姿に一新。キャロルは右手から剣を取り出し、クロウたちヤミキューレに突きつける。

 

キャロル「さぁ、奇跡を掴み、奇跡を創りあげようか。」

 





変身したあとに五線譜のサンクチュアリが流れ、今回の台詞を放ったあとに黒バックのエンドクレジットになる…

最高でしょ?

ちなみに、XDキャロルがラピス・フィロソフィカスを使う場合は四大元素による遠距離主体の戦法ですが、転キャロのキャロルはそれに加えて剣による近距離攻撃も扱ってます。


闇華 CV:中島由貴

容姿:髪色が黒に、瞳の色が赤になった日野森志穂(プロセカ)

一葉の中にあるスフィア粒子と月夜に対する愛と嫉妬が混ざり合って誕生したバーニアが作り出した人工生命体。一葉の身体の中で成長している間は一葉の強さと優しさに嫉妬しながら、その力を超えるために辺りにあるスフィア粒子を吸収しながら成長していた。

やや鋭い目付きが印象的で、攻撃的かつ横暴な性格でドS。一葉を上回るためにヤミキューレ側に着く。

ちなみに一葉は闇華のせいでスフィア粒子を多重摂取したせいで体調不良に陥ることになる。歯に衣着せぬ言い方や他人を遠ざけようとする言動から冷たく無感情な人物。


次回

・世界を創成するための歌


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・世界を創成するための歌


ではどうぞ。


 

キャロルが私達を助けた後にラピス・フィロソフィカスを纏い出した。新たな姿に衝撃を受けた私たちだったが、キャロルは以前とクロウ達を睨みつける。

 

キャロル「さぁ始めようか?お前達の歪んた心が生み出した化け物を退治する時間をな?」

 

そう言ったキャロルは手に持っていた剣で辺りにいたジャマト達を粉砕。そしてギフジュニアも4属性のエレメントで次々と灰にしていった。

 

闇華「へぇー……結構やるね?だけど俺に勝てるかな?」

 

キャロル「そんなの…やって見なきゃ分からないだろ!」

 

闇華は片手剣を取り出したあとにキャロルを攻撃するが、彼は土の錬金術で防ぎながら、闇華を攻めていく。

 

闇華「調子に乗るなよ!」

 

キャロル「ちっ……分が悪いか?」

 

キャロルが優勢な方が見えていたが、既に私の体内にあったスフィア粒子と悪の塊を完全に抜き取った闇華に彼の攻撃は通用しなかったり、したりしていた。どんな状況?

 

ミリム「マズイぞ!あのままだとキャロルが負けるぞ!」

 

タツマキ「何か手はないんですか?」

 

一葉「私に聞かないでよ!」

 

イレイナ「ヤミキューレもいますし…絶体絶命ですね?」

 

ジャマト、ギフジュニアに囲まれて絶体絶命なその時だった。

 

タクティカルサンダー!

 

空から無数の落雷がジャマトやギフジュニア達に落ちてきた。ヤミキューレを含めその光景を見た私達は驚きを隠せずにいたが…

 

カスミ「全く…相変わらずおバカ全開ね?一葉。」

 

聞き覚えのある声が聞こえたと思った私達は驚きながら辺りを見渡すと…

 

一葉「カスミ!?」

 

月夜「知り合いか?」

 

一葉「え?あ、まぁ…」

 

リテムリージョンで共に戦ったスフィア天界の特命任務隊員シャルフェーヌ・カスミがいたのだ。

 

一葉「てかアナタ、サーペントドライバーはどうしたのよ?」

 

カスミ「修理が出来ないぐらいに壊れたのよ?ある任務でオーバーヒートしちゃってさ?」

 

冷雨「それでデザイアドライバーを?」

 

カスミ「一応予備としてね?とにかく、ここは退くわよ?錬金術師!手を貸しなさい!」

 

キャロル「人使い荒いなお前…」

 

ロックファイア!

 

カスミ「ビートをかき鳴らしてやる!」

 

TACTICAL FIRE!

 

カスミがビートアックスにあるドラム型調律装置「エレメンタドラム」を1回押し、メタルファイアーを発動。それと同時にキャロルも手から炎を放射し、ヤミキューレ達と闇華を撹乱させた。

 

そして…

 

クロウ「消えた!?」

 

闇華「まんまと逃げられたか…ふっ、帰るぞ。」

 

クロウ「ちょっと?アナタが指示しないでくれる?」

 

闇華「お前達が兵力として使おうとしているのは分かってる。それに量産で使おうとしているのは警備隊ライダーだってな?」

 

クロウ「ちっ…誰かリークしたのね?」

 

闇華「いや…お前の心を詠んだのさ?改造したのも知ってるぜ?」

 

バーニア「もぉー!ダメだよ闇華くん!まだアイツらにはシークレットなんだから!」

 

闇華「分かってるよ。今のところ少なくともアイツらの耳には入ってないだろうからな?」

 

一方の私は先程の件で体調が優れなくなり、そのままナースデッセイ号の入院室で寝込むことになった。

 

一葉「チェッ…久しぶりにカスミと話したかったのに…(・ε・` )」

 

一方、会議室では…

 

ゲイツ「つまり…ある惑星の地域で戦ってたエネミーがヤミキューレのせいで変異して…」

 

大樹「闘ってる最中に取り込まれた……か。」

 

エーニャ「そうそう。ダークマギルスの関節が緑色に変わった時、一葉がトドメをさしたあと、アイツに過剰のスフィア粒子を入れられたのよ。ドライバーを通してね?」

 

冷雨「んじゃ…ニルス・スティアの時も…」

 

エーニャ「大正解。よく分かったわね?冷雨。」

 

冷雨「分かるに決まってるでしょ?何年も一葉の妹やってると思ってるの?」

 

カスミ「それで?アイツらとはどう戦うのよ?」

 

月夜「その前に、エンジェルパラダイスに向かう時の作戦準備をする。」

 

レジーナ「ついに来たわね…んで?どうやってあの場所へ向かうの?アイツらが襲ってくることもあるじゃない?」

 

小刀祢「レジーナの言う通りだ。艦隊を出してもおかしくないぞ?」

 

月夜「あぁ、だからこそナースデッセイ号の武装と護衛の戦闘機で向かう。だが、タツマキ、ミリム、イレイナ、お前たちは今日は休め。」

 

ミリム「えっーー!?何故だ!」

 

タツマキ「私やイレイナはともかく…アナタがいつも通り怪人を血祭りにしたせいで、シティの住民たちが怯え出したのよ?」

 

イレイナ「そうです!このまま放ってはおけません!」

 

月夜「それに機械も壊されるとこっちが不利になるからな?タツマキとイレイナには止めるために休ませて貰ってるんだ。」

 

ミリム「そんなっー!?是非もないぞ!」

 

月夜「んじゃ、作戦に入るぞ。ロイヤル様。」

 

ロイヤル「えぇ。エンジェルパラダイスに向かうため、ナースデッセイ号の下面中央部に多目的無人可変ドローダー「GUTSファルコン」をドッキングさせているの。」

 

月夜「遠隔操縦も出来るが、万が一妨害されるのもあって、今回はコクピットスペースを使った操縦になる…ブリュッヒャー、乗るか?」

 

ブリュッヒャー「断る。機械弄りは得意である程度のファイターは動かせるが…異界のコックピットで異界の機械を乗りこなすのには無理がある。」

 

冷雨「んじゃ月夜が乗る?」

 

月夜「断る。そもそも俺もバイク以外に乗るのは好きじゃない。」

 

冷雨「んじゃ零児、アナタが乗りなさい。」

 

零児「えぇー!?俺にファイター選ぶ権利は!?」

 

冷雨「ない(^^)」

 

零児「ウッソだー!?」

 

冷雨「んで?GUTSファルコンだけじゃ、彼女達の妨害は倒せないでしょ?他にあるのかしら?」

 

月夜「まぁまぁ……エンジェルパラダイスの空域はたぶん戦艦もあるだろうから…何台かはスターデストロイヤーに任せたい。そこで雷電の能力だ。」

 

雷電「なるほど…お前の方の戦艦は天界からシティまでの補給が難しいから俺の能力を使ってファイターを出すのか。」

 

月夜「無詠唱ならファイターは出せるだろう?」

 

雷電「あぁ…だが、スター・シップ級の場合は詠唱しないと無理だぞ?」

 

月夜「そのためにお前を活躍させるんだよ。ブリュッヒャー、お前も手伝え。」

 

ブリュッヒャー「だから私は異界のファイターには乗れな…」

 

月夜「んじゃ逆に乗れたらどうする?」

 

ブリュッヒャー「どういうことだ?」

 

月夜「ふっ……今頃、一葉が回復してると思うな?」

 

俺達は一葉が休んでいる部屋へと向かった。

 

月夜「一葉、迎えに来た……ぞ…え?」

 

一葉「ŧ‹”ŧ‹”( 'ч' )ŧ‹”ŧ‹” パク(*゚~゚*)モグ モグ :,('ω' ))ムシャムシャ」

 

一葉が座っているベッドの周りには山盛りのチャーハンに、サムギョプサルにスンドゥブチゲ、麻婆豆腐に餃子に鶏肉のカシューナッツ炒め、仕舞いにはトッポギとマンゴープリンが乗せられた皿がベッドの前にあるテーブルに出されていた。

 

それを無心に食べる一葉。その光景に英澄と折紙、そしてキャロル、縁来は…

 

英澄「お前…そんなに食べて腹を壊さないのか?」

 

折紙「いくらバーニアに弱いところ付けられて闇華を生まれさせたからって食い過ぎじゃ…」

 

キャロル「ヤケ食いし過ぎだな。」

 

縁来「おっほー!いい食いっぷりだね!」

 

ブリュッヒャー「おい、どーすんだよこれ。デストロイヤー内が中華臭くなるぞ?」

 

月夜「全く……お前って奴は…」

 

一葉「ゴックン……ヤケ食いじゃあああああああ!もっと飯をよこせっー〜!」

 

冷雨&キャロル「お前の腹はブラックホールかよ!?いい加減にしろ!?」

 

オーバー・ザ・エボリューション!(幻聴)

 

月夜「こっからの戦い…酷くなりそうだな。」

 




次回

・突破しろ!ヤミキューレ艦隊!


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・突破しろ!ヤミキューレ艦隊!

チャオ!ワイスピ中毒者です!今回は……カーチェイスと艦隊戦をお楽しみくださぁい。

一葉「エンジェルパラダイスへ向かう準備をしていく私たち。バーニアに弱いところを突きつけられ、闇華を誕生させてしまった私。ベッドで休んでいる間に月夜たちが作戦を進めていた。そして私達はついにエンジェル・パラダイスに向かうことになるのだった。」


 

麗華「ふぅ……悩みどころね?」

 

零児「姉ちゃん。使う機体は決まった?」

 

麗華「えぇ、ウルトラホーク1号にするわ。」

 

零児「おいおいそんなので行くのか?墜落するぞ?」

 

麗華「大丈夫、大丈夫……んで?アナタは何に乗るの?」

 

零児「聞いてなかったのか?冷雨姉さんにガッツファルコンに乗れって言われたんだよ…まして操縦が難しいのに…」

 

麗華「なら一葉姉さんに車乗せて貰ったらどう?」

 

零児「やだよっ!冷雨姉さんはともかく、一葉姉さんのドライビングテクニックは酷いんだからっ!」

 

麗華「ふっふふふ……ところで零児。」

 

零児「あぁ……まさか一葉姉さんに悪魔みたいな奴がいるなんてな?」

 

麗華「何か心配なことがある?」

 

零児「……姉さん。俺にもあるのかな?そういう…恨みとか…ストレスとか…悪意とか…そういうのが固まってできた一葉姉さんのフォトナーが闇華…」

 

麗華「大丈夫よ!零児は私が誇る立派な弟だし!きっと私を超えるわよ?」

 

零児「そうだよな…そうするように頑張るよ!」

 

そう2人が話していたその時だった。

 

ブルン!ブルン!

 

車のエンジン音と共に現れたのは黒い車だった。そしてその後ろからシルバーとオレンジの車…その光景を見た父さん、月夜、麗華、零児は苦笑いをし、準備中だったクローン・トルーパーと、シャルロット、雷電等の異世界の戦士達は私が車に乗っているのに驚きを隠せなかった。

 

一葉「どう?ビックリした?私、車を運転できるのよ?」

 

ブリュッヒャー「おい月夜。なぜコイツらは車に乗ってるんだ?」

 

レジーナ「うわぁ!カッコイイ!見せて!見せて!」

 

イレイナ「ダメですよレジーナさん。車は危ないですから!」

 

才「コイツらが車なんて珍しいな?何があった?」

 

小刀祢「ダッジ・チャージャーか。お前にしては珍しい車種だな?」

 

一葉「悪いけどこの子は愛車なの。歴戦を潜り抜けてきたね?」

 

冷雨「それ、ぶつけて廃車状態を繰り返してるからそう言えるんでしょ?」

 

大樹「どういうことだい?」

 

エーニャ「コイツ…交通ルールや一般道路などの普通のドライブは守るけど…いざ任務で車を使うとなると大変なことになるのよね…何回、私が修理したことかっ!」

 

一葉「えっへへへへ♪」

 

エーニャ「ちっ……( ¬_¬ )」

 

ゲイツ「冷雨の車もいいな?」

 

冷雨「マクラーレン720Sね?ワイスピ:スーパーコンボでデッカードが使っていた奴よ。」

 

エーニャ「お前だけ意気なもん乗りやがって。こっちはトヨタスープラ 90だっつーの!」

 

雷電「だが…車なんかに乗って何をするんだ?」

 

一葉「ふっ…それはね?」

 

数分後…

 

雷電「秘密の高速道路か…」

 

一葉「というのも…今回の件で空苑さんが高速道路を封鎖して、私達の第2の通路として空けてくれたらしいのよ。私と冷雨、エーニャ、そして才と光刃と小刀祢、煉さん大牙さん、父さんと戦兎さんで行く。」

 

冷雨「またハメを外しすぎないようにしないでよ?」

 

一葉「大丈夫!大丈夫!さっきのご飯で元気になったから!あんな私から産まれた悪いヤツなんか。私の力で捩じ伏せてやるんだから!」

 

そう言った私は指パッチンをしたあとにクルーザー内の倉庫を機械式駐車場みたいにファイターが入っているハンガー・ベイから様々な車があるハンガー・ベイへと切り替えた。

 

ブリュッヒャー「見ないうちにヴォルキリーを改造したか?」

 

一葉「元々レゾリュートより大きな戦艦だからね…有り余っていたところを改造したのよ。」

 

月夜「元々は俺のだってことを忘れるなよ?」

 

一葉「はいはい。」

 

そんななかでお父さんは奏汰さんとある車を見ていた。それを気に入った父さんは運転席に勝手に乗り出した。

 

奏汰「一兎さん……これに乗るんですか?」

 

一兎「あぁ、お前が助手席でな?」

 

奏汰「えぇ…」

 

ダッジ・ラムという車の第4世代に可動式ブレードを装着し、キャタピラーを履かせて雪上仕様に改造したものが現れる。

 

奏汰「一兎さん…これ大丈夫なんですよね?」

 

一兎「安心しろ。大牙はバイクで行くし…俺達はこっちの方がいい。」

 

奏汰「というか…高速道路ですよね?わざわざキャタピラを付けて雪上仕様にする意味がどこにあるんですか?」

 

一葉「奏汰さんは知らないと思いますが…エンジェルパラダイス行きの高速道路は悪路なんですよ。南極みたいに氷の地面で出来てるし…」

 

奏汰「えぇ…」

 

そして煉さんが乗る車は…

 

ブルン!ブルン!

 

冷雨「ねえ…あれってモンスタートラックよね?」

 

エーニャ「しかも運転席にいるのは煉さん…助手席には一海さん?」

 

一海「プルプル:( ˙꒳˙ ):」

 

煉「後ろに大量の火力を詰め込んできた。脱出用で俺のヴォーティガーンも詰んでる。」

 

一海「おい!脱出って!」

 

煉「安心しろ。大牙のバイクみたいに馬力や速度が好きなように調整可能なトンチキバイクじゃねぇよ。」

 

「「何そのバイク怖い。」」

 

才「はぁ……んで?俺は何に乗るんだ?」

 

一葉「あぁ…才はあれよ?」

 

私は才に黒い布て覆われた何かを見せるためにその布を脱がした。それを見た彼は苦笑いをしながら青ざめだす。

 

一葉「ハウ&ハウテクノロジーズ リップソー、最高時速153km/h…「世界最速の戦車」の異名を持つ戦車よ?」

 

才「どこからどうみてもこれ軍用車両じゃないか?」

 

一葉「民間用モデルも限定販売してるの。1台2400万円から…スーパーカー1台と思えば安いという意見もあるのよ?」

 

冷雨「光刃と小刀祢はラリーファイターに乗ってちょうだい。」

 

小刀祢「メンテナンスは完璧なんだろうな?」

 

一葉「こんなこともあろうかと徹夜して修理したりしてたのよ?」

 

冷雨「私とエーニャもね…お陰で隈が出来たわ。」

 

エーニャ「疲れたぁ…」

 

一葉「ちょっとアナタ達、これからが本番でしょ?ほら、さっさと行くわよ!」

 

エーニャ「はぁーい…」

 

冷雨「ほんとっコイツは…」

 

そして皆が準備を進めている間に私は1人、エンジェルパラダイスを見つめていた…

 

一葉「あそこに…闇華が…」

 

月夜「何をエンジェルパラダイスを見つめてんだよ。」

 

一葉「ひゃっあ!?……ちょっと月夜!」

 

月夜「悪い悪い…お前、本当に大丈夫なんだろうな?」

 

一葉「まぁね…ナースデッセイはアナタと有紗、カスミに任せれば安心だけどね…」

 

月夜「それでも俺はお前がアイツに何されるか心配なんだよ。」

 

一葉「大丈夫よ。アイツとの決着は私が着ける。」

 

月夜「……帰って来いよ。ちゃんと。」

 

一葉「アナタも…結晶の奪還。気をつけてね?」

 

私と月夜はお互いに近づいて行ってらっしゃいのキスをしようとした。だが、それを水を差すように邪魔をした奴がいたのだ。

 

ブリュッヒャー「うっうん!お取り込み中かな?」

 

月夜「ブリュッヒャー…」

 

一葉「ちょっと!今いいところだったのに!」

 

ブリュッヒャー「なーにがいいところだっただ。お前たちがイチャイチャしてる間にみんな準備が終わってるぞ?」

 

月夜「そうか……なら、始めようか!」

 

数分後…ナースデッセイ号はエンジェルパラダイスに向かって発進した。前から見える巨大な浮遊施設…あれがエンジェルパラダイスだ。

 

「「……」」

 

ミリム「お、おい。本当に艦隊が邪魔してくるんだろうな?」

 

イレイナ「敵が邪魔してくるのは当たり前じゃないですかミリムさん。」

 

ミリム「そうだが!このまま突っ込んでバッーと突破してやれば!」

 

タツマキ「そう簡単に行かないでしょうがバカ…」

 

大樹「彼女は脳筋なのかい?」

 

ゲイツ「知るか。」

 

そしてそれを予測するかのようにエンジェルパラダイスの前から大量の戦艦が現れ始めた。

 

リン「エンジェルパラダイス前方に多数の戦艦!ジストン級のスターデストロイヤーです!」

 

雷電「くっ……さっそくお出ましか!なら、コール・リバブリックヴェネタ― !」

 

そう言った雷電はナースデッセイの前にヴェネター級スターデストロイヤーを召喚。そこら辺にいる艦隊の相手をさせたのだ。だが、相手の戦艦から大量のTIEファイターやTIEインターセプターなどが大量に現れた。

 

月夜「零児!麗華!」

 

零児『分かってます!相手の飛行機を落とせばいいんでしょ!』

 

麗華『楽勝ですよ!任せてください!』

 

そう言って麗華が乗ったウルトラホーク。零児が乗ったGUTSファルコンが相手のファイターの相手をしていた。そしてそこからブリュッヒャーと雷電がジェダイインターセプターを使って辺りにいるファイターを撃沈させる。

 

ブリュッヒャー「全く……なんで私がこんなこと…」

 

月夜「寝言は帰ってからにしろよ。……刃!出番だぞ!」

 

刃「任せておけ!」

 

するとGUTSファルコンが普段ドッキングされているナースデッセイ号の船体下部から一体のISが現れる。そう、刃が纏ったガンダム・端白星がそこから出撃したのだ。しかも、長距離輸送ブースター クタン参型を分離したあとに召喚され、それを刃がバックパックに装着。

 

テレビ本編どころか、様々な媒体には存在しない新たな端白星が誕生したのだ。

 

刃「まさか端白星を使う機会が来るなんてな…ISだが、ここは突破させて貰うぜ!」

 

刃はクタン参型のブースターを纏った端白星でジストン級のスターデストロイヤーを次々とぶち壊していく。味方の状況も見ずに…

 

雷電「おい貴様!戦い方が荒すぎだ!俺達がいることを忘れるなよっ!」

 

刃「オルフェンズの機体に荒くない戦い方なんてありませんけど?」

 

ブリュッヒャー「ちっ…コイツ…」

 

その光景を見て苦笑いしている俺、そしてインターセプターに乗って操縦しながら手を添えて呆れるブリュッヒャー。すると大樹は辺りを見渡してあることに気づき始めた。

 

大樹「てか、折紙くんと英澄くん、キャロルくんと縁来くんはどうしたんだい?」

 

タツマキ「本当だ!それに縁来もいない!」

 

ゲイツ「レジーナとハート、ラブリー、フィナーレとローラもいないぞ?」

 

タツマキ「アナタプリキュア呼びにするのね?……そういえばあの4人とプリキュアたち…車に乗ることを言わなかったわ。それどころか艦隊戦にも…」

 

月夜「アイツらは別の道に行かせて貰ってるよ。そっちの方が効率がいい。」

 

ゲイツ「お前……何か作戦があるんだろうな?」

 

月夜「俺の作戦じゃねーよ。一葉の作戦さ。」

 

「「え?」」

 

月夜「ふっ……ま、どんな風になるか楽しみにしとけ。(闇華に負けるんじゃねーぞ。一葉。)」

 

一方の私達は車で高速道路を走ってエンジェルパラダイスを目指していた。地面が氷などの特殊な物で出来ている為、『スタッドレスタイヤ』や『キャタピラ』付きの車で行くのが決まりだった。

 

才「なぁ!この戦車のコックピット狭くないかっ!」

 

小刀祢「お前の身体がデカいだけなんじゃないか?」

 

才「なっ!お前なっ!」

 

大牙「戯言を言ってる暇があるなら運転に集中しろ!事故るぞ!」

 

煉「そういうお前は大丈夫なんだろうな?そんなトンチキバイクでこの宝石みたいな滑る道路、走れるんだろうな?」

 

一兎「おい、それどういうことだよ?」

 

煉「大牙が乗るバイク、ヴァナルカンドは魔法と科学が超融合した無限稼働永久機関を持つ超トンデモエンジン「インフィニティ」が搭載されてる。」

 

冷雨「それってどんな機能があるんですか?」

 

大牙「馬力や速度が好きなように調整可能だ。」

 

「「は?」」

 

一葉「それってまさか…」

 

大牙「そっ、あまりのスピードだから俺以外には使いない。煉でさえもな?」

 

煉「お前の作った車には二度と乗らねぇよ!こっちは酷い目に合ったんだから!」

 

エーニャ「んー……なんか説明されてもイマイチ分からないなぁ…」

 

大牙「あぁそうだな…86にフェラーリのエンジンを搭載してる奴とか…ランボルギーニのエンジンを積んだBRZとか思い浮かべて貰った方がいいんじゃないか?」

 

「「えぇ……」」

 

小刀祢「それもう車どころかモンスターカー超えてると思うぞ…(てか、天野雪兎や嶺賀よりヤバイんじゃ…)」

 

すると後ろから無数の黒いトラックが現れた。中には固定されている機関銃も付いており、以下にも私たちを攻撃しようと企んでいたのだ。すると…

 

光刃「おい小刀祢!アイツRPG撃ってくるぞ!」

 

小刀祢「安心しろ。一葉が作った車の装甲はどんな物も弾く性質がある。」

 

才「はぁ?」

 

小刀祢「見てろ!私のドライビングテクニックを見せてやる。」

 

そう言った小刀祢は車体を横にしてなんと走ったのだ。その光景に才は口を開いて驚いていた。

 

才「なんだありゃ…」

 

一葉「私達がアナタ達に提供した車は全部改造車なの!どう?気に入った?」

 

そう行った後に敵がRPGを放った。

 

ドォーーーーン!

 

それは小刀祢と光刃が乗った車に着弾したが、傷1つ付かなかったのだ。しかし…

 

光刃「うぇ……」

 

game over…

 

小刀祢「おい光刃!ちっ…コイツは!」

 

そうやって敵が放ったバズーカ弾に着弾した衝撃だけで倒れてしまった光刃に小刀祢が文句を言ったあとのその時だった。

 

テッテレテッテッテー♪

 

光刃「フハハハハハハハ!」

 

紫色の土管が車の上部に現れ、そこから『デンジャラスゾンビ』を思い浮かばせる紫色の禍々しいオーラと共にゾンビのような動きの立ち上がり方をして光刃が復活した。

 

それを見て小刀祢は頭に手を添えて呆れた顔をしていた。

 

小刀祢「コイツもバカだったか。」

 

「「(^_^;)」」

 

冷雨「……一葉!」

 

冷雨が私を呼び出したあとに彼女の後ろを見つめると、そこには黒い車に乗った闇華がいたのだ。私を見つけたあとに彼女は笑って睨んであとにこう言い放った。

 

闇華「勝負だ一葉。アタシ…いや、俺に勝ってみせろよ!」

 

一葉「望むところよパチモン野郎!」

 

今、私と闇華の戦いが始まるのであった…

 





スフィアチャージャー・2018

モデル:チャージャー SRTジェイルブレイク

一葉がスフィア天界でお店を構える輸入車店で買ったあとにスフィアエンジンを搭載して作り上げたカスタム車。一葉のドライビングテクニックに合わせるように調整されており、ボタン1つでスフィア粒子を使ったスフィアエンジンでスピードを上げることができる。


マクラーレン720S:スフィアカスタム

冷雨が高級輸入車店で買ったあとにスフィアエンジンを搭載して改造した愛車。スフィア粒子を使った小回りが効くタイプで逃げるのに打って付けの車である。


トヨタスープラ90:スフィアカスタム

エーニャがスフィア天界に普通の買取店で買った車にスフィアエンジンを搭載した車。スピードは一葉や冷雨のには劣るものの、スフィアエンジンを使った馬力は相当な物。普通の一般雑魚車程度なら蹴り飛ばせる。


ヴァナルガンド


見た目:狼の模様が入った青色のバイク(見た目はヤマハのFJR1300AS/A)

大牙の愛車の一つ。


正式名称は「ヴァナルガンド・ザ・シューティング・スター」で大牙は「ヴァン」の愛称で呼んでいる。


大牙による魔法と科学を融合したトンチキ魔改造が施されており、大牙が呼べばどこであろうとも駆けつける。


また、大牙が開発した超高性能AIが搭載されており、電子音声とフロントガラスに文字を投影することで会話も可能で、です・ます口調で話し、大牙のことは「マスター」と呼んでいる。


イメージはトミカヒーローレスキューファイアーのエクスドラゴンやコアストライカーをバイクにした感じ。


そして魔法と科学が超融合した無限稼働永久機関を持つ超トンデモエンジン「インフィニティ」が搭載されており、馬力や速度が好きなように調整可能で馬力や最高時速が実質無限の大牙以外には絶対に扱えない、文字通りのトンチキモンスターマシン。


車で例えるとフェラーリのエンジン搭載した86やランボルギーニのエンジン搭載したBRZみたいなものである。


次回

・エンジェルパラダイスへの裏道を通ってるのは?



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・エンジェルパラダイスへの裏道を通ってるのは?


ブーストマークIIは出ません。異論は認めん。


 

一葉たち常磐姉妹と才や小刀祢、光刃達が高速道路…月夜とシャルロット、雷電、刃、如月姉妹たちは艦隊突破でエンジェルパラダイスに向かう中、この2つとは別の道でエンジェルパラダイスに向かっていた者たちがいた。

 

折紙「はぁ、はぁ、はぁ、もう3時間ぐらい走ってる気がするんですけど!?ちゃんと着くの?英澄くん!」

 

英澄「安心しろ折紙。一葉が教えてくれたルートなんだ。信用しても大丈夫だ。」

 

キャロル「その信用が正しければいいんだがな?」

 

マナ「にしても…縦で出来てる通路なのにエレベーターじゃないだなんて…」

 

めぐみ「まるで魔法みたいだよ!」

 

ローラ「確か…重力装置でできた通路だったかしら?この場所はかなり発展が進んでいるのね?」

 

雨祢「全く……これ程の技術がエンジェルパラダイスに隠されてたとはな…だが、よくも他の奴らにバレないで通れたな?」

 

英澄「そりゃそうだ…一葉に極秘に頼まれたからな?」

 

数時間前…

 

英澄「秘密の通路?」

 

一葉「エンジェルパラダイスの下部にはゲートのようなものがあるの。そこまでにシティを繋ぐ大きな秘密の通路が存在する。表向きでは何も見えないけど、実は存在するのよ。そこに繋ぐ通路がね?」

 

冷雨「アナタは折紙やキャロルたちと共にその場所へ向かって先に歌姫の結晶を奪ってきてほしいってわけ。」

 

英澄「先に敵陣に突っ込んで奪い返せってわけか。」

 

冷雨「そういうことよ……それに、戦力もいるでしょ?これはそのためのプレゼントよ?」

 

冷雨から渡されたのは銃型の変身ツール『レーザーレイズライザー』と「ブーストマークIIレイズバックル」の2つだった。

 

英澄「ふっ、粋なプレゼントだな?」

 

一葉「悪くない話でしょ?」

 

英澄「あぁ…乗ってやるよ。その作戦。」

 

一葉と冷雨は高速道路で向かっても闇華の邪魔が入って先に進めない可能性があるし、月夜やシャルロット達が辺りの戦艦を倒してエンジェルパラダイスに着くのも時間の問題。そこで常磐姉妹はもう1つのルートで行く方法の先導に俺採用したのだ。

 

エンジェルパラダイスに向かう通路を走る俺たち……そこに厄介な邪魔が入った。

 

マナ「ねぇ!何かいるよ!」

 

めぐみ「うわぁ!怪人がいっぱいいる!」

 

折紙「しかもあれって…」

 

ヒロミ「あぁ、アイツら……ドールズライダーを完備してたみたいだな?」

 

英澄「何があってもここを突破するだけだ!」

 

SET!

 

ヒロミ「だな……さぁ、始めようか!」

 

ライガ!

 

英澄&ヒロミ「変身!」

 

MAGNUM!

 

スクランブル!

 

ELEVEN THE GENE!OVER OF SPIRIT!

 

仮面ライダー!ライガ!

 

READY FIGHT!

 

英澄「さぁ、ここからがハイライトだ!」

 

ヒロミ「殲滅スタート。」

 

俺はマグナムフォーム、ヒロミはライガに変身して目の前にいるジャマトやドールズライダー。さらにはバトルマギアに向かって折紙たちと走るが…

 

\ドン!モモタロウ!/

 

縁来「さぁ!楽しもうぜ!勝負!勝負!」

 

キャロル「あ!おい縁来!」

 

縁来「なに?せっかくの異世界だから大暴れしなきゃ勿体ないでしょ!」

 

キャロル&折紙「そういう問題じゃねーよ!(ないよ!)」

 

ヒロミ「たくアイツ…まるで裁希みたいだな?」

 

そう呟いたヒロミは通路から見えるエンジェルパラダイスを見つめながらこう思った。

 

ヒロミ「(まさか裁希があそこにいるわけがないよな?)」

 

しかしそんななかで…

 

縁来「はっーはっはっはっはっ!雑魚どもがっ!私の敵にもならん!」

 

英澄「へぇ〜……やるじゃん。」

 

SET!

 

俺はブーストマークIIレイズバックルをデザイアドライバーの左側に装填。そのあとに右手にレーザーレイズライザーを取り出し、そのあとに右側に装填した。

 

SET UP!

 

英寿「スフィア天界からの粋なプレゼント。使わせて貰うぜ?」

 

そう言った俺はブーストマークIIレイズバックルのグリップを捻り、レーザーレイズライザーのインプットリガーを操作した。

 

DUAL ON!HYPER LINK!

 

LASER BOOST!

 

READY…FIGHT!

 

俺はブーストフォームマークⅡの外見に白と青の装甲が追加された新たな姿へと変身。レーザーブーストフォーム。俺がスフィア天界から補給されたレーザーレイズライザーとブーストマークIIレイズバックルを使って変身した新たな姿だ。

 

ブーストマークII?あれは時差ボケするから使いたくない。

 

そんなこともお構い無しに俺は目の前にいる怪人たちを次々と撃墜していく。

 

マナ「プリキュア!ハートシュート!」

 

めぐみ「ラブリービーム!」

 

マナとめぐみが放ったピンク色の2つの光線が敵を消滅させたあとに、ローラと雨祢が倒した敵が爆発した黒い霧のなかにゾロゾロと出てきた怪人たちを相手にするのだった。

 

レジーナ「2人とも離れて!」

 

ローラ「えぇ!?」

 

雨祢「なに?」

 

レジーナ「いいから早く!」

 

そう言ったレジーナはジョーカーコミューンブレスのディスクを回し、あるプリキュア絵が写し出される。

 

レジーナ「運命のレールから外れた可哀想な怪人…このキュアジョーカーが、正しい運命に導いてあげるわ!」

 

キュアスカーレットの力を!

 

レジーナ「フェニックスブレイズ!」

 

スカーレットバイオリンを取り出したレジーナはそれを奏でて巨大な火の鳥を召喚。それを怪人達に向かって突撃させて攻撃した。それを喰らった怪人たちは炎に包まれた後、レジーナの頭上で打ち上げ花火のように弾け飛んだ。

 

マナ「凄い!凄い!凄いよレジーナ!」

 

レジーナ「別世界の私にこんな感じになったわって伝えておいてくれる?」

 

マナ「もちろん!」

 

俺達に追い込まれた怪人たちは怯みながらも挑もうとするが…

 

英澄「一気に決めるぞ。」

 

縁来「……」

 

英澄「どうした?」

 

ドンモモタロウに変身をしていた縁来は敵を他所に俺を見た後に衝撃的な発言をしたのだ。それは…

 

縁来「キツネのお供はいらん!」

 

一同「「はぁ?」」

 

と、爆弾発言をしたのだ。それを聞いた俺は彼に向けてある発言をした。

 

英澄「ふっ……ーー最後に勝つのは俺だ。」

 

一同「「えぇ……」」

 

折紙「計算された狂気…」

 

雨祢「絶望的に話が噛み合ってないぞ?」

 

マナ&めぐみ「何あれ…」

 

レジーナ&ローラ「さぁ…」

 

キャロル&ヒロミ「おいおい…」

 

みんなが困惑している間に縁来はザングラソードのダイヤルギアを逆に回したあとに周囲が暗転しだす。そのあと、俺がレイズライザーのインプットトリガーを引く。

 

FINISH MODE!

 

英澄「盛大に打ち上げだ!」

 

ドン!ドン!ドン!ドンブラコ!

 

縁来「桃代無敵…」

 

モーモタロ斬♪モモタロ斬♪モーモタロ斬♪モモタロ斬♪

 

縁来「アバター乱舞!」

 

必殺奥義!

 

LASER BOOST VICTORY!

 

俺は縁来が桃代無敵アバター乱舞と同時に4人の分身と共に連続で飛び蹴りを放った。

 

モモ・タロ・斬!!

 

俺と縁来の同時必殺技を喰らった怪人たちはその場で爆発四散したのだった。

 

レジーナ「やった!」

 

英澄「先に急ごう。歌姫の結晶を取り返すぞ。」

 

そしてその様子を監視カメラで見ていたヤミキューレたちは…

 

マッドネス「ねぇ!ねぇ!アイツら裏の通路のこと知ってるよ!なんでなの!?」

 

ストーム「おいクロウ!お前まさかバーニアと同じで裏切ったりしてねぇーだろうなっ!」

 

クロウ「まさか……まぁ、月華を持って逃げているバーニアは別として…誰がこの道をリークしたのかしら?」

 

と、彼女達がそんな言葉を呟いていたその時だった。どこからかパルスレーザーが発射されたのを確認したクロウがそれを地面に叩いた。発射された方角を見るとそこには銀と赤の仮面を被り、黒いフードを纏った謎の人物が現れた。

 

彼の手には或兎が使うイクスライザーに酷似していた変身アイテムがあった。先程のパルスレーザーもそこから放たれたものだろう。

 

クロウ「貴方…何者なの?」

 

???「ただの通りすがりだよ。」

 

と言った彼は被っていた仮面を外した。その正体は…

 

裁希「ごきげんよう。ヤミキューレ諸君。」

 

クロウ「アナタは……神導裁希。」

 

スパーク「神導カンパニー…最近様々なスフィア・リムで事業を展開してる会社よね?なんでアナタがここに?」

 

裁希「オタクらの行動を監視してるのさ?……何を企んでる?」

 

マッドネス「教えるバカがいるの?」

 

ストーム「下がってろ!クソ!」

 

裁希「悲しいなぁ…せっかくフレイヤちゃんを解放してあげたのによ?」

 

クロウ「まさか…アナタが歌姫の結晶の1つを?」

 

裁希「さぁね?でも、もう少し付き合わせて貰うよ?俺のお遊びにね?」

 

ストーム「ふざけるなっ!」

 

そう言ってストームは裁希の顔面を殴ろうと襲いかかるが、それをある人物が防ぐ。その人物はストームの首を絞めながら頭を壁にめり込ませ苦しみを味合わせた。

 

ストーム「く、くる…苦しい…」

 

???「お兄ちゃん。コイツやっちゃってもいいの?」

 

裁希「よせ彼方。生かせておけよ。」

 

彼方「けどコイツ…お兄ちゃんのこと殴ってきたんだよ!」

 

裁希「いいから放せ。」

 

彼方「ちぇっ…つまんねぇーの。」

 

裁希「戻ろうぜ。コイツらといてもつまらないだけだ。」

 

そう言った裁希はヤミキューレ達がいるこの場所をあとにして去っていった…一方、高速道路で敵とカーチェイスをしていた一葉。彼女は自分の中にいたもう1つの人格。闇華と戦っていた。

 

その様子を見ながら大牙は何かを感じとった。煉や超天神でも感知できない物事をあっさりと感知し、その感知した情報を元に今後起こる事象を高速で演算できる。

 

だが…

 

大牙「(なんだこの感覚は?まるでもう1人俺がいるみたいだ…まさか月菜か?いや……それとは違う。寧ろ別の化け物っていうべきなのか?それに事象も起きない…エンジェルパラダイスに誰がいるんだ?)」

 

神導裁希と天導大牙がはち合わせする日はまだ遠いようだ。

 




次回

・一葉vs闇華 そして雨祢、覚醒


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・一葉vs闇華 そして雨祢、覚醒


大牙小ネタ

重度のケチャラーであり、常にケチャップを容器ごとを大量に持ち歩いては暇さえあればチューチューと吸っている。

お前はどこのピカ○ュウだ?



 

闇華「来いよ一葉!ぶっ倒してやる!」

 

一葉「私の偽者が出しゃばるんじゃないわよ!」

 

私はエンジェルパラダイスに繋ぐ高速道路で闇華と遭遇。彼女が乗る車とカーチェイスを繰り広げ始める。

 

エーニャ「一葉!」

 

冷雨「ダメよエーニャ!あれは一葉の闘いなのよ!」

 

エーニャ「だけどあまりにも!」

 

冷雨「大丈夫…闇華を退けてエンジェルパラダイスに先へ向かうのは確かだから…」

 

そんな冷雨たちの後ろからゾロゾロと追いかけてくる黒い車…固定式の機関銃を備えている物からミサイルが積まれているものまで色々と厄介な代物が走っていたのだ。

 

その光景を見て痺れを切らした才はタッチパネルの操作をしながらこう言い放った。

 

才「くっ!邪魔だ!退いてろ!」

 

そう言った才は闇華が連れた他の車に向けてリップソーに付いている固定式の機関銃で一掃する。

 

才「ふぉっ!気持ちいい!」

 

小刀祢「おい!壊した車の処理も考えて打ってるんだろうな!」

 

才「後片付けはスフィア天界に任せればいいだろ。」

 

冷雨「後始末の代金は高いわよ才?」

 

才「ちぇっ…めんどくさ。」

 

そんな会話をしていたら今度はミサイルが積んだ車が冷雨たちの乗っている車に照準をしてきた。それを見た父さんは…

 

一兎「奏汰!かなり揺れるから掴まってろよ!」

 

奏汰「何する気なんですか一兎さん!敵はランチャー打ってくるんですよ!?」

 

奏汰の言葉に耳を貸さずに父さんはダッジ・ラムの前方に付いている可動式のブレードを後ろに移動する。そして敵が打ってきたバズーカをそのブレードで防いでしまった。

 

奏汰「車のケツに火がついたじゃないですかぁあああああ!?」

 

一兎「面白くなってきやがった。」

 

奏汰「あまりにも変じゃありませんかっーーーーー!?」

 

一海「おい煉…俺達もあんなのあるとかないよな?」

 

そんなことを言っていたら煉さんと一海さんの乗っている車に2台の車が挟むように両側から近づいてきた。

 

煉「一海、掴まってろ。」

 

一海「はい?」

 

そう言った煉はハンドルのクラクションの周りに付いている複数のボタンのなかにある1番のボタンを押した。すると後輪のタイヤの中心から槍のようなものが突き出る。

 

それをタイヤに刺してパンクさせ、クラッシュ。追い込まれた2人が乗る車は無傷で突破したのだった。

 

冷雨「ねぇ…あの車開発したのって…」

 

エーニャ「私だよ?例のカーアクション映画を真似て作ったんだよ!」

 

冷雨「また変な作品の影響を受けてるわね…」

 

エーニャ「ちなみに一葉とアナタと私のにも付いてるよ?戦闘特化にした奴。」

 

その様子を見てニヤついていた大牙は…

 

大牙「みんな面白い物を沢山と作ってるなぁ?」

 

ヴァルカナント『マスター、我々も彼らに対抗するために…あれ、やってみますか?』

 

大牙「だな…いきなり究極形態といこう!」

 

そう言った大牙さんはバイクのステップに両足を乗せた状態で立ち、 魔法陣からゾディアックブレイドを取り出した。そしてヴァナルガンドのスロットにそれを刺し込みだした。

 

DOCKING SEQUENCE START UP!

 

ヴァルカナントからその音声が鳴り、機体の一部変形した後に空中へ大ジャンプ。空中で大牙さんは下半身を変形したあとにヴァナルガンドとドッキング。

 

まるでケンタウロスのような姿になり、左手でゾディアックブレイドをスロットから引き抜いて決めポーズと共に合体を完了させた。

 

ドヤ顔をしながら…

 

才&光刃&エーニャ「「なんじゃありゃああああああああああああ!?」」

 

一兎&煉&一海「えぇ…」

 

奏汰&小刀祢「うわぁ…」

 

大牙「さぁひれ伏せ!俺が通るぞ!」

 

一方、エンジェルパラダイスに繋がる秘密の通路を走っていた英澄たちは…

 

英澄side

 

英澄「ここはどこだ?」

 

折紙「なんか広いんだけど……もしかしてエネミーとか出たりしないよね?」

 

そう言って俺達は辺りを見渡した。あまりにも静か過ぎるから警戒していたが…

 

ヒロミ「エネミーの反応はない。どうやらここはちょっとした休憩室だ……っておぉぉぉい!?」

 

ヒロミがその場でビックリするような声をしたことで驚いた俺と折紙は後ろを振り向くと、そこには何かをその場で食べていた縁来とめぐみ、そしてローラがいた。

 

雨祢「おいローラ!お前なにしてるんだっ!?」

 

ローラ「え?あそこの冷凍ケースにアイスがあったから取って食べただけよ?」

 

マナ「どこからどう見ても泥棒だよ!?」

 

縁来&レジーナ「美味ひぃ〜♪」

 

雨祢「コイツら…もう手に負えないぞ?」

 

キャロル「……」

 

折紙「キャロルくん?」

 

めぐみ「え?女なのになんで君呼び?」

 

キャロル「ふむ…」

 

折紙が無言になったキャロルに問いかけた。だが彼は彼女の話を一切聞かずに無言でその冷蔵ケースを見つめる。そのあとに上にある天井を見つめたり、しゃがんで床を触ったりしていた。

 

そしてキャロルはこんなことを言い出した。

 

キャロル「なるほど……そういうことか。」

 

英澄「何か分かったのか?」

 

キャロル「あぁ……この場所…エンジェルパラダイスはもしかしたら…1つの都市だったかもしれない。」

 

「「!?」」

 

ローラ「街ってこと!?」

 

キャロル「あぁ…それもかなり昔だ。前にスフィア大図書館に行った時に面白い本を見つけてな?古代のスフィア文化という本があったんだ。その本の内容の一部にエンジェルパラダイスの内容が書いてあった。」

 

そう言って魔法陣からその本を取り出し、近くにあったテーブルに置き、しおりが挟んであるページを捲った。そしてその内容は…

 

ヒロミ「えぇとなになに?『古代スフィア文化にはスフィア天界の空域よりもはるか上空に浮いている都市…エンジェルパラダイス…ここには昔、人々が平和に暮らしていた。』」

 

ローラ「続きが書いてあるわ。」

 

本の続きには『しかしある年の日のこと、エンジェルパラダイスに悲劇が訪れる。都市で大規模な戦争が勃発…活気に溢れていた街は荒れ果て、人々は下界に逃げることになった。エンジェルパラダイスは荒れ果てたとはいえ、外観は残したままその場で浮き続けるのであった。』

 

雨祢「エンジェルパラダイスは…スフィア天界の上空にあった都市ということになるのか?」

 

ヒロミ「この本はどこにあった?」

 

キャロル「スフィア大図書館……最下層の場所だ。俺はそこに行ける許可証を持ってるから行く前に調べていたんだよ。」

 

英澄「そういうことだな…」

 

キャロル「待てよ…」

 

と、突然キャロルは顎に手を当て考える仕草を見せる。そして中央に歩いていったあとにいきなりこう言い放った。

 

キャロル「そうか。そういうことか。」

 

めぐみ「キャロルちゃん。何か分かったの?」

 

キャロル「あぁ…このエンジェルパラダイスの真実。そして今回の事件の発端もな?」

 

英澄「というと?」

 

キャロル「今回の事件の黒幕が分かったってことさ。」

 

一同「「!?」」

 

ローラ「黒幕ってどういうこと!?」

 

雨祢「エンジェルパラダイスで悪事をしている黒幕はヤミキューレじゃないのか!?」

 

マナ「何か事情があるの!?」

 

キャロル「事情って……そんな大袈裟なことじゃないよ。ただ、言えることだけは一つだけある。」

 

ヒロミ「なんだ?」

 

キャロル「ふぅ……もしかしたら、ヤミキューレたちは良いように利用されているかもしれない。」

 

一同「「えぇ!?」」

 

折紙「良いように利用されているって……どういうこと!?」

 

キャロル「あの姿にさせた張本人がいるってことさ。そしてその人物こそ、歌姫の結晶で良からぬことを考えている黒幕……ってことさ。」

 

英澄「……」

 

ヒロミ「英澄。」

 

英澄「あぁ…お前らも気づいてるだろ?」

 

キャロル「あぁ…」

 

英澄「出てこいよ。敵意を向けたりしねぇからよ。」

 

そう言った英澄の後ろから現れたのはバーニア…というよりフレイアだった。

 

フレイア「はぁ……はぁ……よくわかったね?気づかないと思ってた。」

 

ヒロミ「それで?さっきキャロルが話したことは本当なのか?」

 

フレイア「うん……大体は正解だよ。」

 

マナ「合ってた…」

 

雨祢「待て?なんか変じゃないか?」

 

ローラ「どうしたのよその姿。」

 

フレイア「事情があってね?元の姿に戻ったの。」

 

彼女は月華を抱え、ボロボロになりながら歩いて向かっていた。しかも、闇フレイアから元のフレイアの姿に戻っていたのだ。

 

ウィンダミア人は特徴である頭に触角状の「ルン」と呼ばれる器官を持っていた。彼女のそれはハートの髪飾りを思わせる形をしていた。だが今のフレイアにはその形が消えていたのだ。

 

フレイア「ウィンダミアのままで……人間になるなんて思いもしなかったけど…力がなくなったんだ。」

 

キャロル「んじゃ…その黒幕がお前たちをヤミキューレに?」

 

フレイア「うん……あとこれ。」

 

フレイアはキャロルに歌姫の結晶の1つである月華を渡したのだ。それを見た折紙はあることに気づく。

 

折紙「ねぇ……もしかしてアナタが伝えたいことって…」

 

フレイア「そう…美雲さん達を助けて欲しいの!みんなあの黒と紫のフードの男に騙されて、良いように利用されているの!」

 

キャロル「つまり……黒幕を倒せと?」

 

フレイア「そう……そういうこと…」

 

ヒロミ「……英澄。」

 

英澄「あぁ、みんなで助けよう。他の皆には後で伝えよう。いや、もしかしたら何か起きる可能性はある。」

 

俺がその言葉を発言したその時だった。向こうから大量の警備隊ライダーが走ってきたのだ。しかもその警備隊ライダー…アーマーがバトルレイダーやバトルマギアを彷彿とさせるアーマーを装着していた。

 

フレイア「アイツら!まだ追ってきたの!?」

 

ヒロミ「もしかして……お前が持っていた月華を奪い返すために?」

 

フレイア「うん…」

 

英澄「ヒロミ!」

 

ヒロミ「あぁ!」

 

縁来「私も行く!」

 

英澄&ヒロミ「変身!」

 

縁来「アバターチェンジ!」

 

レーザーブースト!

 

仮面ライダーライガ!

 

ドン!モモタロウ!

 

俺達は仮面ライダーに変身。雨祢たちは既にプリキュアに変身した状態で警備隊ライダーをフレイアを守りながら対峙していく。だがあまりの数に俺達は苦戦を強いられてしまう。

 

マナ「数が多いよ!どうしよう!」

 

めぐみ「このままじゃフレイアちゃんの友達を助けれないよっ!」

 

ローラ「どうするのヒロミ!コイツらに手こずったらエンジェルパラダイスどころかスフィア天界やスフィア・リムが大変なことになるかもしれないわよ!」

 

英澄「まだ緊迫した状況じゃないのによくそんなこと言えるな?」

 

縁来「答えはひとつだ!戦って縁を結ぶだけ!」

 

キャロル「お前は一度縁から外れろ!?」

 

雨祢「何か突破できれ方法があればいいんだが…」

 

折紙「突破できる方法………あっ、ヒロミくん!英澄くん!みんな、ちょっと雨祢ちゃんと話してかるから時間を稼いでくれる?」

 

英澄「話すって……何するつもりだ!」

 

折紙「ちょっと雨祢ちゃんを強くするだけだよ。」

 

そう言った折紙は雨祢の手を繋いだあとに見つからない場所に連れて行った。

 

雨祢「おい!話ってなんの事だ!」

 

折紙「私ね…雨祢ちゃんかいなくなってから少しだけ自暴自棄になってた時があるの。」

 

雨祢「お前が?」

 

折紙「私がもっと強ければ……雨祢ちゃんを助けられたのかなって。」

 

雨祢「折紙。」

 

折紙「だから私が新しい力を手に入れられたのは雨祢ちゃんのおかげなの!だから今度は私が雨祢ちゃんに借りを返す番だよ。」

 

そう言って折紙が雨祢に渡したのは雨祢が使っていたスピリットオーブとスピリットギアをベルト化してアップグレードしたスピリットドライバーだった。

 

雨祢「これは…」

 

折紙「煉さん…雨祢ちゃんの霊結晶を取り返した後、今後の時のために気になるところを改良して完全に完成させたらしいの。そのあとに私と協力して新しいスピリットシリーズに対応出来るようにしたんだ。」

 

雨祢「そうか…十六夜煉は、私に期待をしていたのだな。」

 

ーーーー

 

数時間前…

 

煉「折紙、ちょっといいか?」

 

折紙「煉さん?」

 

煉「一葉から通路の話を聞いた。ヒロミや英澄たちとそこへ向かうみたいだな?」

 

折紙「はい…だけどどうしてその話を?」

 

煉「雨祢も入るって話も聞いたからさ…そこでだ。これを彼女に渡してくれないか?」

 

折紙「これは…」

 

煉はスピリットギアのアップグレード版、スピリットドライバーと雨祢が使っていたスピリットオーブを渡した。

 

煉「もし何かあった時のためにスピリットドライバーとスピリットオーブを雨祢に渡して欲しい。せめてもの償いだ。使ってももう消滅はしない。アップデートしたスピリットドライバーもあるから時差ボケは無いはずだ。」

 

スピリットオーブは当時使っていた時よりも濃い金色になっていた。

 

ーーーー

 

雨祢「ふぅ……折紙、また一緒に戦ってくれるか?」

 

折紙「もちろんだよ。」

 

雨祢「よし……いこうか!」

 

そう言った雨祢は警備隊ライダーたちの前に立ち、スピリットドライバーを腰に装着する。

 

スピリットドライバー!

 

雨祢「お前達…刮目されることを喜ぶのだな?この私に斬られる覚悟、その場で思い知れ!」

 

そう言って彼女はスピリットドライバーの中心ににロイヤルスピリットオーブをそこに装填する。

 

ゴールデンロイヤル!〜♪

 

雨祢「権限武装!」

 

と言い放ったあとに右側にある日本刀のような意匠の小太刀「バッケントリガー」を鞘から抜刀した。

 

ロイヤル・オブ・レガシー!

 

ガーディアン・フィナーレ!

 

ドライバーを抜刀した雨祢は白い服を着用。そのあとに黄金の鎧を纏い、濃い金髪のフィナーレの髪型に変化。

 

背中には黄金のマント。頭には黄金のティアラが装着され、鞘に納刀されていたシンプルな形状の刀が金木犀の風で形成されたあとに現れ、雨祢がそれを左手で手に取った。

 

マナ「うわぁ…綺麗。」

 

めぐみ「まるでお姫様みたい…」

 

ローラ「ねぇ……あれは姫じゃなくて、王様じゃないかしら?」

 

キャロル「どっちもじゃねーか?」

 

ヒロミ「もうどうでもいいだろ。」

 

雨祢「始めよう。私達の戦争(デート)を!」

 

そう言った雨祢は鞘から刀を抜刀したあと、その刀で警備隊ライダー達を追い詰めた。あれほどの改造強化されていた彼らを刀で圧倒する力…その有様は武人のようにも見えた。

 

そんなこともありながら雨祢は警備隊ライダーを追い詰めたあとにバッケントリガーを1回引いた。

 

ガーディアンフィナーレ・ストライク!

 

雨祢「はぁぁぁぁ……!」

 

円月殺法と黄金の月をバックに警備隊ライダー達に斬撃を繰り出して撃墜。真っ向から相殺し、彼らに大ダメージを与えた。

 

雨祢「すごい……これ程の力があるなんて。」

 

さらに警備隊ライダーが銃を雨祢に打ってくるが、彼女は持っていた刀で次々とその弾丸を地面に落としていく。

 

雨祢「これで終わらせる!」

 

そう言った雨祢はバッケントリガーを2回引いた。

 

ガーディアンフィナーレ・ビクトリー!

 

雨祢は残った警備隊ライダーに金木犀を思わせる黄金色の幾千もの花びらのエフェクトから回転斬撃を放ち、撃破したのだった。

 

雨祢「先へ急ごう!急いでフレイア達の仲間を助けるぞ!」

 

折紙「雨祢ちゃん。」

 

雨祢「ありがとう折紙。お前のおかげで…私はもう一度、前へ進める。」

 

折紙「うん!」

 

ヒロミ「急ごう。残りの歌姫の結晶を取り返すぞ!」

 





雨祢の強化形態『ガーディアンフィナーレ』ですが、当初はIF(インテグラルファクター)の限定衣装である竜人姿のアリスの服装にしようかなと思いましたが、精霊の力を取り戻したということなので、 アリスの青いドレスが白に変わり、そこに黄金の鎧を着用しています。

髪型はフィナーレで髪色は濃い金髪。紫色のティアラの代わりに黄金の王冠が装備され、後ろには黄金のマントが装備されています。


一葉、冷雨、エーニャ、煉と一海が乗っている車のギミックの元ネタはハリウッド映画のスピード・レーサー(マッハGOGOのハリウッド実写版)に出てくる車のギミックを参考にしています。

タイヤが緩んで外れた後に復帰させる機能やタイヤの中心から武器…車の下回りにジャンプ機能を付けるなどなど…当時スピード・レーサーのDVDを何回も見て面白いなと感じました。

そしてヴァルカナントの合体形態…帝王さん曰く元ネタは第1、第2形態がDies iraeのシュライバーの創造、最終形態が遊戯王5D'sのプラシド究極体だそうです。

それではヴァルカナントの設定をどうぞ。

ヴァナルガンド


見た目:狼の模様が入った青色のバイク(見た目はヤマハのFJR1300AS/A)

大牙の愛車の一つ。


正式名称は「ヴァナルガンド・ザ・シューティング・スター」で大牙は「ヴァン」の愛称で呼んでいる。


大牙による魔法と科学を融合したトンチキ魔改造が施されており、大牙が呼べばどこであろうとも駆けつける。


また、大牙が開発した超高性能AIが搭載されており、電子音声とフロントガラスに文字を投影することで会話も可能で、です・ます口調で話し、大牙のことは「マスター」と呼んでいる。


イメージはトミカヒーローレスキューファイアーのエクスドラゴンやコアストライカーをバイクにした感じ。

そして魔法と科学が超融合した無限稼働永久機関を持つ超トンデモエンジン「インフィニティ」が搭載されており、馬力や速度が好きなように調整可能で馬力や最高時速が実質無限の大牙以外には絶対に扱えない、文字通りのトンチキモンスターマシン。

車で例えるとフェラーリのエンジン搭載した86やランボルギーニのエンジン搭載したBRZみたいなものである。

ヴァナルガンド合体形態

大牙の愛車であるヴァナルガンドと大牙が合体した形態で3つの形態が存在する。



【融合騎乗形態(フュージョン・ライド・フォーム)】

ヴァナルガンドのエンジン、ハンドルが大牙に絡みついて融合する速度に特化した第一形態。



能力は「慣性の法則、物理常識を無視する走行」。
神速で突進した状態から一切の減速をせずに真後ろへ飛び退くなど、一瞬でベクトルを切り替えることができる。


空中でのアクセルターンや廊下を螺旋状に回転しながら疾走するなど三次元的な走行が可能。そして地雷に掛かってなお躱すという大牙の悪夢のような操車技術はすでに怪物の業。
速度域は音速の百倍を超え、怪物の速度領域に達したことで身に纏う爆風と衝撃波だけで相手の身体を切り刻む。 
流星と化すバイクの突進は隕石の直撃を受けたのと変わらない威力。

攻撃方法はシンプルで相手に突撃しての轢殺。

元ネタはDies iraeのシュライバーの創造「死世界・凶獣変生(通常)」。



【完全融合形態(パーフェクト・フュージョン・フォーム)】

ヴァナルガンドと完全に融合する戦闘特化の第二形態。



この形態ではヴァナルガンドは大牙の体内に融合し、時空・次元走行、あらゆる攻撃を防ぐ特殊バリア、無限稼働永久機関「インフィニティ」を始めとしたヴァナルガンドの能力全てを武装として得る上に第1形態の能力もそのまま使用可能。

主な攻撃方法は徒手空拳であり、総てが全力を込めた突撃で、殴る蹴る引き裂く噛み砕くというもの。そして空間を爆砕する衝撃波を纏って最速の連撃を相手に叩き込む。
爆発する大気の衝撃を足場にして、空間を荒唐無稽という言葉を遥か後ろに置き去りにした運動能力と敏捷性によって縦横無尽に跳ね回る。

元ネタはDies iraeのシュライバーの創造「死世界・凶獣変生(真創造)」。



【最終究極形態(ファイナル・アルティメット・フォーム)】

そして何をトチ狂ったのか下半身とヴァナルガンドが合体したケンタウロスのバイクverの姿となるヴァナルガンドの最終にして究極形態。

大牙曰く「これがバイクの最終にして究極進化系だ!」。



主な攻撃方法は剣での攻撃や無数の魔法陣を展開しての一斉砲撃、第1形態と同様に轢殺など。



究極形態の合体方法。


①ステップに両足を乗せた状態で立つ(所謂立ち乗り)。


②魔法陣からゾディアックブレイドを取り出し、ヴァナルガンドのスロットに刺す。
この時、ヴァナルガンドから『DOCKING SEQUENCE START UP』の音声が鳴る。


③音声が鳴り、ヴァナルガンドが一部変形した後、空中へ大ジャンプ。


④空中で下半身を変☆形。


⑤ヴァナルガンドとドッキング。まるでケンタウロスのような姿になり、左手でゾディアックブレイドをスロットから引き抜いて決めポーズと共に完了。


元ネタは遊戯王5D'sのプラシド究極体。

次回

・闇華との決着、そして黒幕の顕現。


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・闇華との決着、そして黒幕の顕現。


悲しき裏切りが始まり、真の黒幕が姿を現す。


 

スフィア天界にある大図書館…ここに1人の人物が様々な資料を読み起こしていた…

 

ザーナ「エンジェルパラダイスはもう何年も封じられた場所だ。なぜ彼女達は復讐のためにこれを?」

 

そう言った彼女はその資料を棚に戻し、図書館をあとにするのだっただが…

 

ドォーーーン!

 

ザーナ「ん?」

 

外で爆発の音を聞いた彼女は大急ぎでその場所へ向かう。そこには辺りの建物を壊し、スフィア天界を恐怖に陥れる連中かいた。いたのはドールズライダーにバトルレイダー…仕舞いにはアバドンがいる始末…しかも黒い。

 

までもが出現していた。

 

ザーナ「全く…今日は仕事が山積みだなっ!」

 

そう言ったザーナは右手に付けていた黒い手袋を外したあとに建物を壊した連中にこう言い放った。

 

ザーナ「スフィア天界の街の建物を壊した…器物損壊罪。見過ごす訳にはいかないな?」

 

デストロイライザー!

 

ザーナ「覚悟はできているな?私はスフィア天界の裁判所の最高裁判長だ。厳しい処分を貴様達に言い渡してやろう。」

 

ザーナ!Access Granted.

 

デストロイライザーを取り出し、アクセスカードを装填したザーナはオーガ、サガ、クロノスのライドメダルを装填する。

 

オーガ!サガ!クロノス!

 

ザーナ「変身。」

 

デストロイライザーのトリガーを押すと大きな蛇が出現。その蛇はザーナの周囲を囲んだあとに鎧として彼女に纏っていく…

 

そして…

 

仮面ライダージャッジメント!ジャッジ・コブラ・キング!

 

ザーナ「貴様らに判決を言い渡そう…死罪だ。」

 

そう言ったザーナはスフィア天界を襲撃してきたドールズライダー達を破壊していった。そんな彼女の不意をついてバトルレイダー達が銃撃をしようとしたが…

 

ザーナ「私がこの武器だけ使っていると思っているとでも?」

 

裁希が開発した新たな武器。『レーザーブラスターソード』で2体のバトルレイダーにレーザーを放ち、彼らの頭部を貫通させた。

 

ザーナ「やはりコイツはポテンシャルがある!」

 

slash mode!

 

スラッシュモードに切り替えて黒いアバドンたちを切り裂く。後から襲ってきたドールズライダー達も容赦なく斬りかかり、圧倒していくザーナ。

 

彼女は冷静な判断をしながらベルトの左側にあるラウズライドカードを取り出し、レーザーブラスターソードにある装填スロットに差し込む。

 

Lady…?〜♪

 

ザーナ「さて…埃を掃除しようか。」

 

slash Break!

 

そう言ったあとにトリガーを押したザーナはレーザーブラスターソードの刀身に赤いエネルギーを纏わせ、そこから赤色の刃を彼らに放ち、撃墜していったのだった。

 

周囲を見渡した彼女はちょっと気まづい顔をしながらこう言い放った。

 

ザーナ「うむ…これでは私が器物損壊罪の罪で捕まってなってしまうな?」

 

と言いながら変身を解除したあとに既に虫の息と化した敵たちに近づき、レーザーブラスターソードを向ける。

 

ザーナ「誰の指示でやった?ヤミキューレか?」

 

『違う…我々は…エンジェルパラダイスの住人…』

 

ザーナ「なに?」

 

『クラファト様はエンジェルパラダイスの救世主!我々の住処がやっと出来上がるのだ!』

 

ザーナ「戯言を…エンジェルパラダイスは既に住めるような場所ではない!」

 

『どうかな?…クラファト様は成し遂げる…我々の…世界を…作り…あげる……の……だ……おぉ……』

 

黒いアバドンは意識が朦朧としたあとに、そのまま塵となって消えていった…

 

ザーナ「エンジェルパラダイスをまた都市として復活させる謎の人物、クラファトか…ヤミキューレ達が放ったわけではないと考えれば…彼の目的はただ1つだ。」

 

そう言ったザーナはレーザーブラスターソードを懐に仕舞い、外していた黒い手袋をつけ直しスフィアフォンを取り出した。

 

ザーナ「仕方ない…あのIS使いに手を貸してやれと言うか…ん?」

 

とザーナがとある人物に連絡を取ろうとしたその時、彼女のスフィアフォンの通知音が流れる。それに気づいたザーナはその通知を確認すると…

 

ザーナ「こ、これは……!?」

 

その通知を見たザーナは先程までの顔色を変え、黄色い声を上げながらこう言い放った。

 

ザーナ「ああああ!?見ちゃったっー!?可愛いお人形さんが新しく出ちゃう!予約しなきゃあああああ!!!」

 

謎の人物に電話をする前に人形の予約を優先してしまうザーナだった。

 

一方!

 

闇華「そりゃ!」

 

一葉「くっ!アナタ、いい加減にしなさいよっ!」

 

ドォン!

 

闇華「このクソ野郎!」

 

一葉と闇華…2人によるカーチェイスが始まっていた。お互いの車が傷だらけになりながらも、エンジェルパラダイスにまるで競走してるみたいに戦っていたのだった。

 

そして一葉は…

 

一葉「これで終わりよ!このクズ野郎!」

 

と言って闇華の車をパンクさせてクラッシュ状態にした。だがそれは一葉の乗った車を巻き込み、そのままエンジェルパラダイスのエントランス口に激突してしまった。

 

そしてお互いに車から降りたあとに闇華が私に近づいて胸ぐらを掴み、ストレートパンチで顔面を殴った。

 

闇華「お前のせいで……私は身動きが出来なかったんだよっ!ハルファでずっと…暴れたかったのに、お前はそれに気づかずになっ!」

 

一葉「まさか…私が時々暴れ足りないと思ってたのって…」

 

闇華「その通りだよ…俺が暴れたいから外側であるお前に影響させたんだよ…」

 

一葉「……」

 

闇華「どうだ?参ったか!これでヤミキューレとも戦えないだろっ!」

 

一葉「ザケルナ……」

 

闇華「あぁん?」

 

一葉「巫山戯るなっ!」

 

そう言った私は闇華との距離を詰め、彼女の腹を殴った。それを食らった闇華は怯んでしまう。そのタイミングで冷雨とエーニャが到着。車から降り、私達2人が丸腰で戦っている様子を心配した顔をしながら見ていた。

 

冷雨&エーニャ「一葉!」

 

一葉「来るなっ!これは私の闘いよ!」

 

闇華「く、クソ野郎…こんな馬鹿なこと有り得るかっ!」

 

一葉「自分の私利私欲のために私の心を好きなように使いやがって……この!」

 

ドォン!

 

闇華「ち、畜生…ふざけるなっ!」

 

ドォーン!

 

お互いをお互いで殴り合う私と闇華。そして私と闇華の拳がお互いの顔に当たったあと、その場で倒れてしまった…

 

闇華「や、やるじゃねぇか…負けたよ。」

 

一葉「アナタも…偽物の癖にやるじゃない…」

 

闇華「ま、まぁな…」

 

冷雨とエーニャは私達2人の喧嘩という名の戦いが終わったのを確認して近づこうとした。だが、次の瞬間!

 

私達の周りに大量の雷撃が頭上から降り注いでしまった。その感にエーニャが持っていた歌姫の結晶の1つである混沌が誰かに取られてしまった。

 

エーニャ「あぁ!?混沌が取られた!?」

 

闇華「なんだ?歌姫の結晶を持ってきてたのか?」

 

一葉「あ、まぁ…色々と理由があって…」

 

冷雨「一葉!前よ!」

 

私達は冷雨が指を指した方角を見ると、そこには混沌を手に持ったマッドネスと奪って満足そうにした顔をしたクロウ、スパーク、ストームがいた。

 

マッドネス「みてみて!やっと混沌が私の手に入ったよ!」

 

クロウ「あとはバーニアが盗み出した頂だけね?」

 

スパーク「これで……私達の悲願が成されるわ!」

 

闇華「アイツら!なんで!」

 

クロウ「全ては歌姫の結晶を手に入れるため…アナタ達にはここで死んでもらうわっ!」

 

と、彼女達が私達を追い詰めようとしたその時だった。

 

フレイア「ダメェーーー!!!」

 

「「!?」」

 

ストーム「フレイア。」

 

マッドネス「裏切り者のアナタが何の用よ!」

 

フレイア「みんな騙されてるのよ!アイツに!」

 

スパーク「そんなことはないわよ?彼は私達にまた歌をくれるって…」

 

するとその後ろにヒロミ達がやってきた。先頭にいたヒロミがフレイアの近くに来た後、私達にあることを言い放つ。

 

ヒロミ「一葉!あの子達と混沌を守れ!」

 

「「え!?」」

 

ヒロミ「取り返しのつかないことになるぞ!」

 

ヒロミにそう言われた私達が彼女たちのところに向かおうとしたその時だった。黒い霧と共に黒いフードを被った人物が私達の行動を阻止。クロウ、スパーク、マッドネス、ストームを囲んである姿へと変えてしまった。

 

それは……

 

美雲「こ、これは!?」

 

レイナ「私達の姿が……元に!?」

 

マキナ「そんな……声も…性格も……戻ってる…」

 

???「よくやったヤミキューレ……いや、ワルキューレの諸君。そして異世界の戦士たちも彼女たちとの戦いに手伝ってくれて感謝するよ。とくに常磐一葉、そして闇華にはね?」

 

カナメ「アナタ……裏切ったのね!」

 

レイナ「私達をまた歌えるようにしてくれるって……また前みたいに楽しく過ごせてやるって約束したんじゃなかったの!」

 

闇の力を奪われたせいか、元の口調と性格に戻ったワルキューレ達…それを見て狂いながら笑い話し出す。

 

???「元からお前達を裏切るのは予定に入ってたんだよ。私が理想とするエンジェルパラダイスを完成させるためになっ!」

 

そう言った謎の人物は黒いフードを投げ、私達にその正体を晒し出した。

 

「「!?」」

 

英澄「嘘だろ…」

 

折紙「アイツって…」

 

キャロル「あぁ…」

 

一葉「どうして……どうしてアナタが歌姫の結晶を持っているんですかっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空苑さんっ!」

 





次回

・艦隊突破と空苑の目的


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・艦隊突破と空苑の目的


なぜ空苑が一葉たちの前に現れたのか…クラファトとは一体…


 

空苑がワルキューレ、そして一葉達から歌姫の結晶を盗んだとは知らない艦隊組は空中に浮いている敵の戦艦を撃沈しなが、エンジェルパラダイスを目指していた。

 

だがあまりの多さに突破が不可能と見た月夜は一度、シャルロットたちをナースデッセイに撤収させたのだった。

 

ブリュッヒャー「おい月夜!撤収させたからにはそれなりの理由があるんだろうなっ!」

 

タツマキ「大丈夫なんでしょうね?この状況で後ろにあるエンジェルパラダイスに向かうことが出来なかったら大問題よっ!」

 

レンカ「それどころか…アイツらが心配になってきた…」

 

月夜「安心しろ。俺もこのためにナースデッセイを作ったんだ。いくぞ!」

 

そう言った月夜はデスクにあった赤いスイッチを押し、そのデスクを操縦席に変化させる。そして…

 

月夜「ナースデッセイ号、バトルモード!」

 

月夜はナースデッセイ号をバトルモードに変形。そのままエンジェルパラダイスを守る戦艦に突っ込んでいく。

 

月夜「一斉放射!」

 

ナースデッセイ号からレーザーレインを一斉放射し、辺りにいる戦艦を一網打尽にする。その火力をブリュッヒャーと雷電は呆れた顔をしてその有様を見ていた。

 

ブリュッヒャー「これを急いで作ったのか?」

 

月夜「あぁ、悪くないだろ?」

 

ブリュッヒャー「だが、まだデカいのが残ってるぞ!」

 

月夜「問題ないさ……このまま押し切る!マキシマムナースキャノン!スタンバイ!」

 

月夜はナースデッセイキーを司令室の専用コックピットトリガーに装填する。

 

Boot Up!Nursedessei!

 

月夜「マキシマムナースキャノン……ファイアーーー!」

 

バトルモード時の頭部の主砲から最大出力のナースキャノンを放った。その赤色の光線は目の前にいたエグゼクター級スター・ドレッドノートを粉砕したのだった…

 

ミリム「おぉ!あの大きい船が一気に壊れたぞ!」

 

月夜「このままエンジェルパラダイスに特攻する!一葉たちと合流するぞ!」

 

ブリュッヒャー「おい特攻って…」

 

雷電「お前まさか…」

 

月夜「ふふふ……突っ込めえぇーーーーー!!!!」

 

ブリュッヒャー「コイツやっぱり脳筋だあああああああああ!?」

 

雷電「(´・ω・`;)」

 

一方、月夜たちがエンジェルパラダイスにナースデッセイ号で特攻してやってくることを知らない私たちは真の黒幕の姿を見てしまったのだ。

 

一葉「空苑さん……どうしてアナタ程のがこんなことを!」

 

空苑「全ては……エンジェルパラダイスにまた人を住めるようにする為だ!」

 

ローラ「人を住めるように!?」

 

雨祢「そのために……様々な世界を強襲し、歌姫の結晶を盗んだのかっ!」

 

マナ「それに……この子達の夢を踏み躙ってまで!」

 

めぐみ「アナタ……許さないわ!」

 

空苑「黙れぇ!もう1000年も待ったのだ…エンジェルパラダイスを……ずっと待ち続けた!」

 

一葉「空苑さん…」

 

空苑「私はエンジェルパラダイスにいた時…クラファトという名前を持っていたのだ。エンジェルパラダイスはスフィア天界の空域よりもはるか上空に浮いている都市…元い、人々が平和に暮らしていた場所だった。私達パラダリアンはこの平和が永遠に続くと思っていた。」

 

ヒロミ「それが……アナタが求めていた夢なのか。」

 

空苑「だがエンジェルパラダイスに不満を抱いていた旧スフィア天界の軍が我々の国を襲い、エンジェルパラダイスを廃墟にしたのだ。」

 

折紙「それじゃあ……例の本に書いてた戦争って!」

 

キャロル「あぁ……昔のスフィア天界は相当な程に腐ってたみたいだな?」

 

空苑「ただそれだけのこと……私はエンジェルパラダイスの前哨である町、エンジェピアに避難し、そこで何年も待ったのだ。兵力を用意してね!」

 

縁来「んじゃ…あの時に私たちと接触したのは!」

 

空苑「その通り!私がヤミキューレと接触したのは……君たちの戦闘力を確かめるためだ。」

 

ヒロミ「クソ……全部アイツの思惑通りだったかっ!」

 

緊迫した状況の中でエーニャだけ1人、鼻で臭いを嗅ぎながら険しい顔をした。

 

エーニャ「ねぇ?何か焦げ臭くない?」

 

冷雨「ちょっと、今こんな状況でそんな話?」

 

一葉「いやエーニャの言う通りかも…」

 

闇華「お前もかよ…でも…」

 

冷雨「言われてみれば確かに…」

 

と、思ったその時だった。

 

才「……!?ーーおい!あれ見ろ!」

 

才が指を指した方角になんと黒い煙を焚きあげながら落下していくナースデッセイ号。ハンガーモードのまま私達のところに向かってきたのだ。

 

ローラ「ねぇ?あれもしかして落下してきてないかしら?」

 

小刀祢「みんな逃げろ!落下するぞぉぉーー!」

 

小刀祢の言葉で私達は落下したナースデッセイ号から距離をおいた。そして晴れたとこには墜落したナースデッセイ号。そこから出てきたのは月夜たちだった。

 

イレイナ「き、気持ち悪い…」

 

タツマキ「助けて…」

 

ミリム「はっーはっはっはっ!これはこれで面白いのだ!」

 

刃&零児&麗華「0(:3 _ )~」

 

カスミ&有紗「「なんでこうなるんだよ…」」

 

月夜「ふぉっー!やっぱり派手に着陸するのは最高だぜ!」

 

ブリュッヒャー「おい月夜!二度とこんなことするなよっ!今度したら承知しないからなっ!?」

 

雷電「うぅ……誰か水をくれぇ…」

 

ヌーン「あぁ…メア、大丈夫?」

 

メア「あぁ俺はなんとかな?……レンカは?」

 

レンカ「大丈夫……俺は大丈夫…」

 

一葉「ちょっと月夜!アナタ自分が作った物を壊して何のつもりよ!」

 

月夜「いやぁ…弾薬がちょっと切れたし…マキシマムナースキャノンでバッテリーも…」

 

ブリュッヒャー「いや今度からちゃんと下準備してから持っていけよ…」

 

空苑「ほぉーう…ナースデッセイ号だけでよくあの艦隊を倒したな?」

 

雷電「この龍に変化できる戦艦だけじゃない。俺が召喚した戦艦も手伝ってくれたさ。」

 

空苑「なるほど……それにポケモントレーナーか。丁度いい…特別にいいものを貴様らに見せてやる。」

 

闇華「なに?」

 

そう言いながらナースデッセイ号から出ていく月夜たち。しかし空苑のセリフで余計に顔を顰めていく。

 

空苑「ドクター。出番だぞ。」

 

そう言って私達の前に現れたのは特徴的なメガネをかけ、右手にはメガシンカのマークが付いた杖を持っていた。

 

???「いやはや驚きましたよ…まさかポケモントレーナーまで現れるなんてね?」

 

レンカ「お前は!?」

 

ヌーン「ジャービス!?」

 

メア「まさか…脱走した目的はそういうことだったのか!」

 

一葉「どういうこと?」

 

レンカ「メガストーンが盗まれる1週間前……アイツが収監されていた刑務所で爆破事件が起きた…大勢の悪人が脱走し、その内の1人にアイツがいた。まさか、このためにメガストーンを盗んだんだな?」

 

ジャービス「はっはははは!察しが良いですねレンカくん!私はこの力で世界を支配する!」

 

そう言ったジャービスは美雲、カナメ、レイナ、マキナが持っていたモンスターボールを盗み出した。

 

レイナ「私たちのポケモン達が!」

 

美雲「何をする気なの!」

 

ジャービス「このポケモン達は元々我々のものなのですよ。今日はこの辺にして起きましょう。我々が放つJZ計画を進めなければ…」

 

空苑「ふっ……では異世界の戦士諸君!エンジェルパラダイスの最高層で待っているぞ。」

 

と言った空苑は霧を発生させてその場から消え去った。彼らがいなくなったあと、ワルキューレたちは辛い顔をしていた。メンバーの中には泣いていた者もいたのだった。

 

闇華「ワルキューレ…」

 

一葉「闇華?」

 

ワルキューレと呟いた闇華は1人でどこかへと向かってしまったのだった。

 




次回

・キャロルとフレイア、互いの気持ち


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・キャロルとフレイア、互いの気持ち


ではどうぞ。


 

スフィア天界…ここにある人物が訪れていた。それは…

 

ザーナ「来たか。封城嶺賀。」

 

封城嶺賀。インフィニット・ストラトスの世界に女神に会わない状態で転生した人物。そのISだけで仮面ライダーや怪人と対等に戦える能力を秘めており、スフィア天界も認める実力者だ。

 

ザーナとは全国IS祭後の親友らしく、スフィア天界の情報と嶺賀の世界の情報を共有しているらしい。

 

嶺賀「どうしたんだ?こんな時に呼び出して…」

 

ザーナ「ちょっと困ったことがあってな?」

 

嶺賀「困りごと?」

 

ザーナはエンジェルパラダイスで起きた出来事をこと細かく話した。そしてその真相自体も…

 

嶺賀「そうか…そんなことが…」

 

ザーナ「お前の方で何か助っ人はとれないか?」

 

嶺賀「無理だな。雪兎の奴はなんか別世界に行ってる感じがするし…杏たちを連れて行くわけにもいかない。」

 

ザーナ「そうか……なら、罪人を味方にするというのはどうだ?」

 

嶺賀「なに?」

 

ザーナ「最も…力を失ったソイツをな?」

 

嶺賀「罪人を味方にするって……お前、正気か?」

 

ザーナ「あぁ正気だ。それにお前が大好きなお友達だぞ?」

 

嶺賀「は?どういうことだよ…」

 

そう考えながらザーナのあとを着いて行く嶺賀。そしてその肝心の味方がいる牢屋へと向かうと…

 

???「嬉しいね…まさか君が私に挨拶に来るなんてな?」

 

嶺賀「ブレイン…」

 

アブソリュート・ブレイン。全国IS祭で物凄い事件を引き起こしたアブソリューティアンの1人で現在はこの牢獄に閉じ込め、スフィア粒子の技術でアブソリューティアンの力を抽出。ただの人間と化したのだった。

 

しかも、ヘブンバーンズレッドの和泉ユキのような容姿に成り代わり、髪は黒、目は金色に変わっていた。

 

ブレイン「久しぶりだな?封城嶺賀。」

 

嶺賀「無様だな?お前がこんなところで幽閉されてるなんてな?」

 

ブレイン「ふっ……お陰で退屈だよ。何か面白いことが起きればいいけど。」

 

嶺賀「口調も変わったな?なんてヤツだ。」

 

ザーナ「どうだ?いい切り札とは思わないか?」

 

嶺賀「まぁ…悪くは無いが、どうして彼女を?」

 

ザーナ「アブソリューティアンの力を抜いてスフィア粒子の適正に合うかの実験をさせたのだが、彼女にはその適正が出来ていてね?」

 

嶺賀「なるほど…だが、コイツがもし裏切って何か仕出かしたら大変なことにならないのか?」

 

ブレイン「安心しろ。もうアブソリューティアン達に捨てられた以上、裏切る気はないさ。」

 

嶺賀「その裏切りが本当じゃなかったらまたお前を牢獄送りにしてやるからな?」

 

ブレイン「ふっ…それで?私は何をしたらいい?」

 

ザーナ「エンジェルパラダイスに向かって欲しい。」

 

ブレイン「ほぉーう……スフィア天界の空域よりもはるか上空に存在する場所だな?」

 

嶺賀「その空域に俺のISが耐えられればいいがな?」

 

ザーナ「安心しろ。エンジェルパラダイスまでは送ってやる。専用の船でな?」

 

嶺賀「なら話は簡単だな?」

 

そう言った嶺賀は懐からビームサーベルを取り出し、牢獄の扉を切って壊した。そしてブレインに付けられた手錠をその武器で切り落としたのだった。

 

ブレイン「危ないな?もっとマシな解除の仕方があっただろう?」

 

嶺賀「これしか方法はないんだよ。そもそもコイツが鍵を忘れたからな?」

 

ザーナ「ふっ……1時間後に出発する。その間に準備しておけ。」

 

一方のエンジェルパラダイスに到着した一葉たちは月夜のせいで破損したナースデッセイ内で会議をしていたのだった。そしてその間にキャロルはある人物を探していた。

 

フレイア「……」

 

キャロル「(いた…こんなところに…)」

 

フレイアを探してやっと見つけたキャロルは彼女に近づいてこう言った。

 

キャロル「ちょっといいか?」

 

フレイア「あ、う、うん…」

 

キャロルは彼女の隣に座り、一緒に夜空を見上げた。そして彼女のことを察しながらあることを言い放った。

 

キャロル「お互い。苦労したもんだな。」

 

フレイア「え?」

 

キャロル「取調室であの4人から事情を聞いたよ。お前たちの世界の連中は相当酷い奴らだったんだな。」

 

フレイア「キャロル…」

 

キャロル「無理もないさ。俺も君たちみたいな…いや、ちょっと似てはいるが、そんな思いを背負ってるのさ。」

 

フレイア「え?」

 

キャロルside

 

俺はフレイアにオリジナルキャロルが錬金術で彼女そっくりな身体に俺の魂が入り込んで転生したことを話した。

 

フレイア「そうか…そんなことがあったんだ。」

 

キャロル「辛い気持ちはお互い同じだ。だが、空苑に落ち込んだところを付け狙われたとはいえ、復讐していい人生なんてとれないさ。人を不幸にさせるだけじゃ、幸せは手に入らない。コツコツと頑張って努力すれば、何れは自分の世界を変えられる。自分がまた歌える世界を願うと信じろ。」

 

フレイア「うっ…うん!」

 

一方の一葉たちは…

 

一葉side

 

一葉「エンジェルパラダイスの最上エリアに空苑がいる。だけど、そこへ進むには様々な障害があるみたい。みんなで手分けしてここら辺の連中を倒してエンジェルパラダイスを安全な場所にしないと。」

 

月夜「安全な場所って……お前まさかっ!」

 

一葉「うん。エンジェルパラダイスをアイツから解放して……みんなが住める場所にする。」

 

ブリュッヒャー「だがそれをするとなれば…またあの書物で語られた時みたいに…」

 

闇華「一葉はそれを分かってて行動しようとしてるんだよ。」

 

冷雨「闇華?」

 

闇華「エンジェルパラダイスはいいところだったんだよ。でも古臭いやり方が好きな連中のせいで壊された。なら今の技術や法律でこの場所を新たな土地に出来るのは可能なんじゃないか?例えば、スフィア天界の新たな基地とか施設とかにな?」

 

エーニャ「まぁ…理論上、叶わないってわけじゃないわね?でも、よく思いつくわね?」

 

一葉「エンジェルパラダイスで暮らしていた人を悲しませるわけにはいかない。だから、空苑から取り戻すよ。この楽園を。」

 

一方のヒロミはナースデッセイ号の外である人物と話していた。

 

アレクシア『本当なの?裁希がアナタが今いる可能性があるってこと。』

 

ヒロミ「あぁ……しかも、妹の彼方ちゃんのオマケ付きだ。俺はみんなよりも先にエンジェルパラダイスの最上エリアに行く。」

 

アレクシア『でも…その空苑って奴のところには行かないんでしょ?』

 

ヒロミ「あぁ…裏口が存在してるんだが、そこに何故か秘密の空間が存在してる。そこが何の場所なのか調べる。」

 

アレクシア『気をつけてね?裁希は何をしてくるか分からない。』

 

ヒロミ「ふっ…知ってるさ。アイツのことだからな。」

 




次回

・エンジェルパラダイス最上エリアへ!そして、ヒロミvs裁希!最強と最凶の決闘!


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・エンジェルパラダイス最上エリアへ!そして、ヒロミvs裁希!最強と最凶の決闘!


ゼインとガッチャードの影響でカードライダーを作りました。ゼインがプログライズキーとライダーカードならこっちは…


 

次の日、私達はエンジェルパラダイスの最上エリアへとやってきた。空苑がいる場所へ最上エリアを進む私たち。しかしある間に入ったところで思いもしなかったことが起きた。

 

ドォーーーン!

 

一葉&エーニャ「ダニィ!?」

 

冷雨「な、何!何が起きたの!」

 

煙が晴れたところに現れたのは胴や両腕は黒色、それ以外は白色を基調としており、内部フレームは小豆色だった。

 

刃「げっ!?あれってガンダム・シュバルゼッテ!?」

 

才「マジか…モビルスーツを人間サイズに合わせて戦わせるとは。一葉!先に行け!ここは俺達が片付ける!」

 

一葉「ありがとう!」

 

シュバルゼッテの相手を刃と才に任せ、先に向かうのだった。それから数分後、さらに先へ向かうと更なる強敵が立ちはだかった。

 

イザンギ「下等生物が神聖なる場所に来るとは…愚かな人達だ。」

 

バリデロ「ふん!お前たちを粉々に砕いてくれる!」

 

冷雨「イザンギとバリデロ!」

 

エーニャ「あれって確か…」

 

英澄「あぁ…俺のオリジナルがリバイスと一緒に倒した仮面ライダー、シーカーが連勝していたデザイアロワイヤルのゲームマスター、コラスと結託していたヤツだ。」

 

折紙「まさかソイツらもここの技術を使って…」

 

キャロル「あぁ…余計なことしやがって…」

 

タツマキ「ふっ……面白いわね。なら私たちが相手をしてあげる!」

 

冷雨「アナタたち…」

 

イレイナ「先に行ってください!この人たちの相手は私たちがします!」

 

ミリム「アイツらは私たちで片付けてやるのだ!」

 

タツマキ「早く終わらせて、この世界を平和にしないとね?」

 

ゲイツ「ふっ……大樹、俺達も行くぞ。」

 

大樹「あぁ、そうするしか方法はないみたいだね。」

 

そう言って私達はバリデロとイザンギの相手を5人に任せ、先に向かう。すると…

 

タツマキ「一葉!」

 

一葉「!?」

 

タツマキ「死ぬんじゃないわよ?」

 

一葉「ふっ…分かったわ。タツマキ。」

 

一方、別の場所からエンジェルパラダイスの制御を止める装置があることを一葉に知らされた英澄はキャロル、折紙。そしてプリキュアたちを連れて何かと怪しい黒い間へと辿り着いた。

 

レジーナ「怖いね…」

 

マナ「うん。なんか禍々しい場所…」

 

めぐみ「う、うん…」

 

英澄「……」

 

折紙「どうしたの英澄くん?」

 

英澄「嫌な空気を感じる。もしかしたら…」

 

そう言って現れたのはメラの衣装を黒と紺色、そして水色に染めたのを着こなした英澄が現れたのだ。

 

メザ「あぁあ…まさかこんな奴らが現れるなんてな?」

 

マナ「えええええ!?英澄くんが2人!?」

 

めぐみ「どういうこと?」

 

英澄「お前は……もう1人の俺か?」

 

メザ「あぁ、俺はメザ。空苑様に使える従者さ。」

 

折紙「従者ってつまり!」

 

メザ「あぁ、お前たちがエンジェルパラダイスの防衛システムを止めるぐらい分かってたさ。」

 

回想…

 

英澄「防衛システム?」

 

一葉「お父さんが言うには、あのエンジェルパラダイス全体には空から侵入して来ようとする物を銃火器で排除するシステムがあるらしいの。英澄は折紙とキャロル、そして縁来とプリキュアたちを連れてそこの制御ルームに向かって止めて欲しいの。」

 

英澄「ふっ、要は敵の要を止めることだろ?簡単な話だな?」

 

一葉「頼んだわよ?スター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズ。」

 

回想:終

 

メザ「お前たちの話を聞いてたわけじゃねぇ…ただ、元々ここの防衛システムを守るのは俺の仕事だからなぁ?」

 

XGEATS!

 

折紙「そのレイズバックルは!?」

 

メザはクロスギーツレイズバックルを取り出し、分離させ、腰に装着したデザイアドライバーに装着した。

 

BLACK OUT!

 

パチン!

 

メザ「変身!」

 

両手でフィンガースナップをした後、ギーツIXと同じ手順でベルトを操作し、メザは仮面ライダークロスギーツに変身した。

 

REVOLVE ON!

 

DARKNESS BOOST!XGEATS!

 

READY FIGHT!

 

マナ&めぐみ「黒いギーツ!?」

 

レジーナ「黒い英澄なの?」

 

折紙「クロスギーツ!?」

 

キャロル「畜生…なんて奴を作ったんだアイツら!」

 

英澄「クロスギーツ…」

 

折紙「(でも…出るのちょっと早くない?)」

 

キャロル「(メタ発言やめろ折紙。)」

 

縁来「えぇそうね。そう難しい敵ではないわ。」

 

雨祢「どういうことだ?」

 

キャロル「簡単に言えば、神の力がない皮だけの雑魚ってことだよ。」

 

レジーナ「ふっ、なら倒すのは簡単ね!」

 

メザ「ふっ、なんで俺が弱いって分かった?」

 

英澄「お前には力、知恵、運がないからだ。それに創世の力も感じない。」

 

メザ「あっそ……まぁいいや。スフィア粒子の力で強化されたこの力でお前たちを倒してやるよっ!」

 

一方のヒロミはカジノのような場所へとやってきた。そして目の前に現れたのは女に囲まれた裁希がいた。

 

裁希「よっ、ヒロミ。」

 

ヒロミ「裁希…お前、空苑に手を貸してるのか?」

 

裁希「いや?アイツの行動なんて興味ないね。俺が興味あるのは戦うことだけさ。特に、お前とな?」

 

ヒロミ「ふっ…やっぱり戦うのが目的じゃねぇか。俺はなるべく戦いたくないだけどな?」

 

裁希「そうか?俺には善戦してた時があったじゃねぇか?」

 

ヒロミ「それは俺が手加減してなかったからだろ?お前、ブジン祭の時はよくもやってくれたな?」

 

裁希「おいおい!おかげでシャドウのやろうとしてることを阻止したじゃないか!ありがたいと思えよ?」

 

ヒロミ「そのおかげでアイリスは戦意喪失したけどな。」

 

裁希「悪かったよ。それ、新しいベルトか?」

 

そう言われたヒロミの腰にはキメラドライバーの左側にディケイドライバーに酷似したユニットが装着されていた。

 

ヒロミ「あぁ、この性能を欲してる連中がいてな?製作に協力しているんだよ。」

 

裁希「へぇ〜…交渉がお嫌いなお前がそんなことを引き受けるなんて…珍しいな?」

 

ヒロミ「今回の依頼主は友人でね?お前もよく知ってるヤツだよ。」

 

そう言ったヒロミは裁希さえも見たこともないバイスタンプを取り出したヒロミはそれを起動する。

 

ディアイズ!

 

デイアイズバイスタンプを起動したヒロミはそれを右側のスロットに装填。そしてロール操作を一回した。

 

〜♪

 

ヒロミ「変身。」

 

ミクスアップ!

 

Justice, Destruction and Wisdom influential person!

 

仮面ライダーディアイズ!

 

READY? ……FIGHT!

 

俺の新たな姿を見た裁希はデストロイライザーを取り出してアクセスカードを左手に持つ。

 

sindou!Access!Granted!

 

裁希「へぇ……ヒロミ、やっぱりお前は面白い奴だな?」

 

シーカー!グリス!ウォズ!フューチャリングキカイ!

 

ヒロミ「悪いが、容赦しないぞ?」

 

裁希「お前は教育してやらないと気が済まないみたいだな?変身。」

 

リベレーション!

 

仮面ライダーディスヴィア!ファクトリア・ビルダーズ!

 

裁希はグリスに酷似したアンダースーツをベースに、シーカー、グリス、ウォズ・フィーチャーリングキカイを組み合わせた形態へと変化した。

 

ヒロミ「また凄いもん作ったな?」

 

裁希「仮面ライダーディスヴィア・ファクトリア・ビルダーズ。重機の武器による攻撃特化の形態さ。さぁ始めようぜヒロミ。俺の最凶とお前の最強。どっちが強いかここで決めようぜ!」

 




バイスタンプとライドカードだぁ!

メザ/仮面ライダークロスギーツ CV 簡秀吉

容姿:漆黒に染まったメラのスーツと黒いシルクハットに身を包んだ浮世英寿

空苑の従者。エンジェルパラダイスの防衛システムを守るために英澄たちの前に立ちはだかる人物。狂気的な笑みを浮かべ、エンジェルパラダイスに何か細工しようとしているが…?

次回

・レンカのポケモン強し!強制メガシンカしたポケモンたちを救え!

レンカ「ライコウを連れてきて正解だったな。」

ライコウ『ボックスに入れたらおしまいだったな?』


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・レンカのポケモン強し!強制メガシンカしたポケモンたちを救え!


ではどうぞ。


 

様々な仲間たちに空苑が差し向けた敵の相手を任せていた私達はさらに奥へと進んでいく。すると上空から無数のレーザーが私達の前に塞がった。

 

そしてそこにいたのは…

 

ブリュッヒャー「おいおいおいおい!なんなんだよ!あれ!」

 

目の前にいたのはクローンの兵器も目をガンギマリにして驚く程の物だった。貨物用のクローンガンシップのAT‐TEを運搬する部分にガトリング砲を設置、完全に戦闘に特化したガンシップが私達の前に現れたのだ。

 

ブリュッヒャー「一葉、月夜、ここは私達に任せろ!」

 

雷電「面倒な機械が相手か…困った連中だな!」

 

月夜、シャルロット、雷電の3人に改造ガンシップの相手を任せ、私達は空苑たちのところへ向かった。しかしさらにめんどくさいことがその場で起き始めた。

 

ルシファー『貴様らを地獄に叩き出してやる。』

 

タッセルダーク『ボンヌ・レクチュール。』

 

ダイモン『game ON!』

 

シーカー『願いを叶えるのは俺だ。』

 

大牙「まためんどくさい事になってきたな?」

 

煉「だな…」

 

一兎「うっし!一葉!お前ら!ここは俺達が食い止める!先へ行け!」

 

一葉「大丈夫そうなの?」

 

一兎「まぁ、無理しない程度にはやるさ。それに1人だけ余裕そうな顔をしてる奴がいるからな?」

 

大牙「悪かったな。」

 

そう言って私達はダークライダーの相手を父さんたちに任せた。そして煉さんと一海さんがドライバーを腰に付けて変身する準備するのだった…

 

一兎side

 

Over The Disaster!

 

リバース!フォビドゥン!ディストマッチ!

 

ウェルカム!一致団結!グリスパーフェクト!

 

Are you ready?

 

煉&一海「変身!」

 

Re-birth with Forbidden of Power!

 

OverDrive The Disaster!

 

 

ファーマーズフェスティバル!グリスパーフェクト!

 

ガキン!

 

ゴキン!

 

ガコン!

 

ドッキングゥゥゥゥゥ!!

 

大牙「おっ?その姿のディザスターは久しぶりだな?」

 

煉「あぁ、てか、お前は変身しないのか?」

 

大牙「ふふ……そうだなぁ…」

 

と、大牙が取り出したのはゼットライザーの青の部分をクリアレッドにして、赤い部分を緑色に、黒の部分を金色にしたものを取り出した。

 

煉「おいお前まさか…」

 

煉の話を聞きもしない大牙はアクセスカードを取り出してアストラルライザーに装填する。

 

タイガ!アクセスグランテッド!

 

「我が征くは、総てを統べる黄金の覇道!」



 

オーマジオウ!

 



ジュウガ!

 

ゲイザー!

 

一兎&煉&一海「はぁ〜?」

 

大牙「変身。」

 

アストラルライズ!天を導く覇王の威光!仮面ライダーゼニス!

 

一海「まぁーた変なもんに変身したよコイツ…」

 

煉「ま、相変わらずのトンチキ具合だけどな?」

 

一兎「(マジでコイツはどこまで行くんだ。)」

 

思い詰めた俺はジュウガドライバーのようなものを取り出し、それを腰に装着した。

 

ユニバースドライバー!

 

煉&大牙&一海「え?」

 

それを見た3人は不思議そうな顔で見ていたが…

 

一兎「これが……今までで俺が最強で最高…最頂点に達する力だ!」

 

ユニバースジオウ!

 

ユニバースジオウライドスタンプというアイテムを取り出した俺はそれを起動。その音声を聞いた煉たちは…

 

煉「お、おい。聞いたか?」

 

大牙「あ、あぁ…」

 

一海「〇村〇かりと〇川〇ょうと〇森〇吾……〇田〇次郎に〇山〇也の声が出てきたぞ。」

 

大牙「あとセルも出てなかったけ?」

 

煉「あ、あぁ……谷山紀章もだ。」

 

そしてそのバイスタンプを腰に装着する。すると王を彷彿とした待機音がそこら中に響き渡る。そして…

 

一兎「変身。」

 

ユニバースタァイム!

 

You are the Road KING!We are the!We are the!

 

オールライダー!オールユニバース!オールスターズ!オールファンタジー!

 

仮面ライダー!アブソリュートユニバースジオウ!

 

Lady!FIGHT!

 

ブウウウウウウウラァァァアァァァ!

 

オール!エンゲージ!

 

来る!高貴!王の!凱旋!

 

煉&大牙&一海「えぇええええええええええーーーーーーーーーーー!?」

 

一海「お、おい…仮面ライダー混ざり過ぎだろ!?それに戦隊とかプリキュアもチラッと出てた…ウルトラマン…」

 

大牙「リリカルなのは、まどかマギカ、 デート・ア・ライブの精霊たちとか、シンフォギアにインフィニット・ストラトスも混じってるな?」

 

一兎「いや、全部だ。」

 

煉「色々と混ざり過ぎだろ!お前もついにトンチキ野郎になったか!」

 

一兎「これには平成と令和のライダー。スーパー戦隊とウルトラマン、そして俺の推しのプリキュアやラノベ系アクションアニメのキャラ達の力が合わさった究極の力だ。」

 

煉「なんて奴だ…コイツもコイツで手が負えない気がする。」

 

一兎「ま、もしかしたら軽く戦兎を超えてるかもな?」

 

そう言った俺はある2人の戦士のライドウォッチを取り出し、ベルトの左側にあるユニバースユニットにあるリーダーに認証させる。

 

ブレーザー!

 

御坂美琴!

 

ユニバースオーダー!

 

そう言った俺は二重螺旋の槍を取り出したあとに、それに雷の力を纏わせた。

 

一兎「レールガンスパイラルバレード!ルロロロロロロロロロロィ!!」

 

俺が投擲したスパイラルバレードはタッセルダークに直撃。タッセルは腹部に突き刺されてその場で爆発四散するのだった。

 

煉&大牙&一海「えぇ…」

 

煉「ていうか、ラノベキャラのライドウォッチはステンドグラスみたいになってるんだな?」

 

一兎「まぁ、ちょっとキレイにしたいってのもあるからな?ちなみにプリキュアもステンドグラスだぞ?」

 

大牙「おい話してる場合じゃないみたいだぞ?どうやらダークライダーはコイツらだけじゃないみたいだ。」

 

そう言って現れたのはアギトからリバイスまでのダークライダー…この状況に大牙は相変わらず余裕の顔をしていた。

 

一兎「うっし!いっちょ暴れてやりますか!」

 

一同「「おう!」」

 

一葉side

 

ダークライダーの相手を父さん達に任せた私達はさらに奥へと進む。しかしその道中で邪魔が入った。そう、ポケモンによる邪魔だ。

 

ヌーン「あれはボーマンダ!」

 

一葉「くっ……やられちゃマズイわ!急ぐわよ!」

 

私達は急いでこのエリアの屋上へと向かう。そしてそこにいたのは……

 

ジャービス「ようこそ皆さん。私の実験場へ。」

 

メア「誰が実験場だバカ!お前のせいで俺達の世界は大変なことになってるんだぞ!」

 

ヌーン「いや大変っていうよりかはただの強盗事件で巻き込まれただけなんですけど…」

 

ジャービス「ふっ、まぁいいでしょう。メガウェーブの本当の力を思い知らせてやりましょう!」

 

そう言ってジャービスは杖を突き出したあとに謎の粒子波を発動。仕えていたポケモンたちを強制的にメガシンカさせたのだ。それをナースデッセイの中で見ていたフレイアたちは…

 

フレイア「目が赤い…」

 

レイナ「まさか……私達が使おうとしていたのがこんなのだったなんて…」

 

美雲「どうするのフレイア?」

 

フレイア「……キャロル!」

 

フレイアはその様子を見ながら何故かキャロルのところへ向かうためにナースデッセイを出る。

 

カナメ「ちょっと!フレイア!」

 

マキナ「もぉー!いつも危ないんだから!」

 

そんななかで強制的にメガシンカしたポケモン達を目の当たりにした一葉たちは…

 

レンカ「やっぱり強制メガシンカだったか!」

 

ジャービス「ただの強制メガシンカではありません。メガストーンも使ったことでより強力なメガシンカになったのですよ!空苑さんには感謝しなくてはなりませんねぇ。このままこの道具たちを使ってカロスを思いのままにしてやるのだ!」

 

メア「アイツ!性根が腐ってるぞ!」

 

レンカ「一葉!先に行け!ここは俺たちが食い止める!」

 

一葉「だけど!」

 

レンカ「安心しろ。これぐらいの数、俺達ならどおってことない。それに無理にライダーとかで挑んだらポケモンたちに傷が付く!」

 

一葉「分かった!でも無理だけしないでね!」

 

そう言った私達はジャービスの相手を任せるのだった。そのあとにレンカは何故かハイパーボールを取り出した。

 

メア「あ、おいそれって…」

 

レンカ「役に立つと思って持ってきたんだ。戦力になってくれよ!ライコウ!」

 

そう言ってハイパーボールを投げて出したのはジョウト地方の伝説のポケモン。ライコウだった。

 

ライコウ『ん……んーん……お、主殿!お呼びであるか!』

 

レンカ「あぁ、目の前を見ると分かるように、ポケモンたちがメガシンカしてる。」

 

ライコウ『あの様子だと……強制的にされているようだな?』

 

レンカ「あぁ、アイツが持ってる杖が原因だ。何とかしてあれを壊さないと大変なことになる。」

 

ライコウ『だが、主殿。あの機械に触れるには相当骨が折れるぞ?』

 

ヌーン「そのためにレンカがアナタを連れてきたんでしょ?ほら、伝説のポケモン様の強さを見せてちょうだい。」

 

ライコウ『仕方あるまい!』

 

ライコウはジャービスに向かって走っていくが、そこにバンギラスが邪魔をしてきた。だがその様子を見たレンカはすかさずモンスターボールを取り出し、あるポケモンを繰り出す。

 

レンカ「炬火!バンギラスを退けてライコウを援護してくれ!」

 

そう言ってボールから出てきたキュウコンの炬火は『かえんほうしゃ』でライコウを援護。岩タイプを持ってるバンギラスにその技は効果抜群。その場で膝を着いて仰け反ってしまう。

 

しかし炬火はモンスターボールから出てえんほうしゃを打ったすぐにレンカをジッーと見つめ出す。

 

メア「あ、ヤバい。」

 

ヌーン「(;´・`)>」

 

炬火「ダァーリィーーーン♪」

 

レンカ「ぬうぉーーー!?アッツ!?熱い!?熱い!?おい炬火!」

 

炬火「やーーん♪ダーリン私を出してくれたのぉ〜?」

 

ヌーン&メア&ライコウ『おいおい。(^_^;)』

 

レンカ「ぁ!?苦し!……うぅ、夢喰裸!出てくれ!」

 

俺はムウマージの夢喰裸をボールから炬火のストッパーとして出していく。

 

夢喰裸「ちょっと炬火!今はそんなことをしてる暇はないわよ?」

 

炬火「えぇー!?今いいところだったのに!」

 

夢喰裸「レンカが熱中症で死んじゃうわよ?周りの状況を見てみ?」

 

そう言われた炬火はメガシンカ状態のポケモンを見て苦笑いしていた。

 

ライコウ『主殿にベタベタと抱きついてないで、早く俺を手伝え!』

 

炬火「はいはい……いくわよ!だいもんじ!」

 

夢喰裸「ほら!シャドーボールでも食らってなさい!」

 

そう言って炬火はだいもんじでバンギラス、オニゴーリ、スピアーを追い詰める。それに続いて夢喰裸がシャドーボールでジュペッタとゲンガーを追い詰める。

 

そしてそのあとに…

 

レンカ「ラティアス!ヘルガーにりゅうのはどう!ヌーンはボーマンダにサイコキネシス!メアはフーディンにあくのはどう!」

 

みんなが一斉に技を発動し、ヘルガー、ボーマンダ、フーディンを退ける。そしてライコウが尖った岩に立ち、かみなりを発動。ラグラージや他のもの達が次々とその雷鳴の餌食となる。

 

勿論、ジャービスの持っていた杖もだった。バコーンとバキーンが同時に響き渡って杖は壊れ、ポケモン達の強制メガシンカが解除された。メガウェーブの苦しみから解き放たれたポケモン達は逃げようとしたジャービスを包囲した。

 

ジャービス「そ、そんなっーーー!?」

 

レンカ「脱走も含めて…重罪になることを覚悟しておけよ?」

 

ヌーン「よっしゃ!これでまた貢献金が貰えるわよ!」

 

メア「帰ったら早速メシにしようぜ!」

 

夢喰裸「私は悪いヤツの夢を食えればそれでいいわ。」

 

炬火「私はダーリンに触られて欲しいわ。」

 

ライコウ『お主ら…強欲が強いぞ。』

 

レンカ「( ̄▽ ̄;)……にしても、こんな大きな場所……本当に都市なのか?」

 

ヌーン「何よ今更、キャロルが持ってきた本にはそう書かれたんじゃないの?」

 

ジャービス「ふっふふふふ……」

 

夢喰裸「アナタ、なに笑ってるのよ?」

 

ジャービス「お前たちは知らない…この都市が、世界を破滅させるために動いていることを…」

 

レンカ「どういうことだ?」

 

ジャービス「今頃空苑はメザに騙されているだろうなぁ…この城が浮くことをな?」

 

レンカ「何!?」

 

メア「おいレンカ!これ見てみろ!」

 

メアが指を指した方角を見つめるとそこには大量の歯車が敷き詰められていた。それを見たレンカは…

 

レンカ「まさか……このエンジェルパラダイスはっ!?」

 

ジャービス「はっーはははははは!もう気づいても遅い!このエンジェルパラダイスは完全に要塞となるのだぁああああ!はっーはははははは!」

 

レンカ「ちっ……ライコウ!背中貸せ!」

 

ライコウ『承知した!』

 

俺はライコウの背中に、ヌーンとメアは炬火の背に乗り、夢喰裸も連れて急いで英澄が向かった場所へと向かうのだった。

 

夢喰裸「ねぇ?要塞ってどういうことなの?」

 

レンカ「この都市には防衛システムがあると仮定したら?」

 

ライコウ『なるほど、つまりこの都市は動くというわけか!』

 

炬火「それじゃあまるで動く要塞じゃない!都市の意味が全然ないわ!」

 

レンカ「空苑はそれを知らない……そしてソイツと結託していたメザってヤツは元はジャービスとグルになって、空苑を騙しながらこの都市を完全なる兵器にしようとしていたんだよ。」

 

メア「んじゃ、急がねぇとマズイってことだな?」

 

ヌーン「ほんっと、困った連中ね。」

 

レンカ「英澄たちが戦ってる場所はそう遠くないはずだ!急いで向かうぞ!」

 




次回

・才と刃!シュバルゼッテを倒せ!そしてヒロミvs裁希!


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・才と刃!シュバルゼッテを倒せ!そしてヒロミvs裁希!


ではどうぞ。


 

一葉たちが空苑がいるエンジェルパラダイスの上層階に向かっている最中、刃と才は彼らの前に立ち塞がったガンダム・シュバルゼッテと戦っていた。しかしシュバルゼッテのGUNDビットに大苦戦しており、ハイパームテキに変身していた才でさえも苦難の策に強いられていた。

 

刃「あぁ!めちゃくちゃだなコイツ!」

 

才「落ち着け刃!何か弱点があるはずだ!」

 

硬い壁の後ろに隠れ、シュバルゼッテの気を逸らしている2人。刃は半分、冷や汗をかきながら緊張をしていた。

 

刃「畜生!中身はどーせAIなんだろ!さっさと中身をぶち壊して!」

 

才「(AI…?)」

 

刃の一言で何かを考える才。その様子を刃は不思議に見つめているが…

 

才「そうか、そういうことか!」

 

刃「あぁ?何か分かったのか?」

 

才「あのシュバルゼッテ、俺たちの攻撃を見切っている割には動きにムラがある。」

 

刃「つまりどういうことだ?」

 

才「空苑がモビルスーツを小さくして兵器として運用してるとは信じ難いって言いたいんだよ。普通にAIとかなら敵の動きをいち早く察知できるはずだ。」

 

刃「んじゃあれは…」

 

才「あぁ、AIにしては動きにムラがあるなら…中身は人間か、それとも別の何か……刃、テイルブレードを展開して俺を乗せてくれ!」

 

刃「はぁ!?お前、何するつもりなんだよ!」

 

そう言った刃は才に言われた通りにルプスレクスのテイルブレードを展開。そのまま才はそれに乗って必殺技を発動する。

 

キメワザ!

 

そのあとにガシャコンキースラッシャーを取り出し、全身に黄金の粒子を纏う。そして…

 

ハイパークリティカールスパーキーング!!

 

才「振り回せ!」

 

刃「任せろっ!」

 

刃がテイルブレードを大きく動かし、それと同時に才もテイルブレードに掴まりながらガシャコンキースラッシャーで連続でシュバルゼッテを斬りつけた。

 

そしてテイルブレードをジャンプ台にして持っていたキースラッシャーを投げ捨て、そのままライダーキックを放った。

 

究極の一発!完全勝利!

 

刃「よっしゃーー!」

 

才「ふぅ……さてと。」

 

シュバルゼッテを倒した才は彼に近づき、壊れかけた仮面を掴んで外した。そしてその中身は…

 

才「おいウソだろ…」

 

刃「ワァオ…」

 

シュバルゼッテの鎧を纏っていたのは女性だった。正体を露にした彼女の心臓に才は手を当てた。

 

刃「うわぁ〜変態だぁ〜…」

 

才「馬鹿野郎。息をしているかどうかを確認するだけだ……ふっ、コイツはまだ生きてる。このままホッとしておいてやろう。」

 

刃「あぁそうだな……ん?」

 

才「どうした刃?」

 

刃「あぁいや…あそこを見ろよ。なんか扉っぽくないか?」

 

刃が指を指した方角は見るからに怪しい罠がありそうな壁だった。それに手を触れた刃に才は…

 

才「気をつけろよ?何をしでかすか分からない。」

 

刃「大丈夫♪大丈夫♪こんぐらいの展開なんて俺じゃ何とも…」

 

と、刃が油断をしていたその時だった。いきなり壁が扉のように開き始めたのだ。その光景に才は手を頭に添えて呆れ、刃はマズイ顔をしながら苦笑いするのであった。

 

刃「やべえ……何か出るのか?」

 

と、先程のシュバルゼッテよりも大きいボスが出ると思っていた2人であった。が…

 

刃「あれ?何もはいってなくない?」

 

才「妙だな……刃、入るぞ。」

 

刃「あ、ちょっ、おい才!待てよ!」

 

警戒しながら扉の開いた部屋へ入る才とちょっと警戒し過ぎてビビり散らかす刃。そして才がこの部屋の近くにあったスイッチを押すとその部屋に明かりが付く。

 

そして刃の後ろには…

 

刃「いやあぁ!?なんじゃこりゃー!?」

 

実験カプセルのようなものに女性が入っていた。全裸で…そして刃が辺りを見渡すとそこら中に全裸の女性たちが入った実験カプセルが多数あったのだ。

 

刃「なんか…この子たちの胸を揉みたいかも…」

 

才「やめとけ刃。何が起こるか分からない。」

 

刃「えぇーそんなぁー……てか、これ全員違う女だよなぁ?よくもまぁ、こんなに子宝に恵まれた場所なんだな?エンジェルパラダイスって…」

 

才「いや子宝にめぐまれてるんじゃはい。これは全てクローンだ。女性のな?」

 

刃「はぁ!?髪型とかも違うのにか!?」

 

才「特殊な遺伝子操作がされているんだろうな。それにしてもどういうことだ?エンジェルパラダイスは昔のスフィア天界の人達が住んでいた場所じゃねぇのか?」

 

???「昔はそうですが、今は違います。」

 

謎の声が聞こえて後ろを振り向くとそこには先程のシュバルゼッテを装備していた女の子がいた。

 

刃「あっ、アイツ!」

 

才「よせ刃、アイツはもう敵じゃない。お前、名前は?」

 

シュヴァナ「シュヴァナといいます。先程までにメザに洗脳されていました。」

 

才「洗脳?メザって誰だ?」

 

シュヴァナ「そんなことよりも早く!メザを止めてください!そうしないとここにいる女性たち全員が死んでしまいます!」

 

刃「どういうことだ?」

 

シュヴァナ「空苑はメザという男に洗脳されているんです!早く止めないと大変なことになるんです!」

 

才&刃「!?」

 

才「……メザは今どこに?」

 

シュヴァナ「エンジェルパラダイスの中間コントロールルームです。」

 

刃「おいそこって!」

 

才「英澄たちがいるところだ!いくぞ刃!」

 

シュヴァナ「私もお供します!」

 

刃「あ、おい!待てよ!おぉーーい!」

 

一方、空苑と協力しているかに思われる裁希を止めるために戦っているヒロミは…

 

ライダー!オーダー!

 

ヒロミ「いくぞ。」

 

ウィザード!

 

ウィザーソードガンを2つ取り出して、ソードモードとガンモードにして裁希を攻めるヒロミ。それをギガントハンマーで防いだり、右腕に装備したメカニカルアームで防ぐ裁希。

 

裁希「少し腕が落ちたんじゃないかヒロミ!その程度じゃ俺には勝てない!」

 

ヒロミ「それはどうかな?まだ終わってないぞ!」

 

ヒロミはカブトのライダーカードを取り出し、ディアイズユニットに認証させる。

 

ライダー!オーダー!

 

カブト!

 

ヒロミ「クロックアップ!」

 

CLOCKUP!

 

クロックアップで裁希をさらに追い詰め、壁へ突き飛ばそうとしたその時だった。クロックアップと同等のスピードでヒロミを追い詰め、彼の腹にパンチを喰らわせて吹き飛ばした人物がいた。

 

彼方「お兄ちゃん!大丈夫?」

 

裁希「はぁ…悪いな彼方。だが、この形態では分が悪いな?」

 

そう言って大牙はギガントハンマーをポイ捨てしたあとに見たこともないメダルを3つ取り出し、デストロイライザーに装填する。

 

デルタ!

 

ディエンド!

 

ジーン!

 

裁希「さぁ、お前の生き様と死に様を見せてみろ。」

 

リベレーション!仮面ライダーディスヴィア!

 

レーザー・ディメンション・デルタ!

 

裁希「さぁ、俺に感動を見せてくれよ!ヒロミ!」

 

と言ってレーザーレイズライザーを取り出して俺に銃口を向けて弾丸を発射する。そしてクロスオルタネーターを1度入力し、フィニッシュモードに移行する裁希。

 

FINISH MODE!

 

裁希「さぁ、お前の最後を見せてくれ。」

 

LASER VICTORY!

 

彼方「燃え尽きて消えちゃいなさい!」

 

彼方はそう言いながら人差し指から炎を出し、裁希のレーザーレイズライザーのレーザービクトリーと同時に放った。

 

しかし…

 

(不死鳥の声)

 

彼方「鳥の声だ。」

 

裁希「まさか…」

 

バーネス!〜♪ドレスライズ!

 

???「変身。」

 

黄泉返る極蝶!焔の夢見鳥!仮面ライダーバーネス!

 

ヒロミ「!?」

 

ヒロミと裁希、彼方の前に現れたのは深紅の仮面ライダーだった。そしてその声の主は…

 

フレイ「怪我はしてないかしら?ヒロミ。」

 

ヒロミ「その声、フレイか。」

 

裁希「おぉおぉ、フレイか。久しぶりだな?」

 

フレイ「また随分と派手にやらかしてるみたいね裁希?」

 

ヒロミ「なぜ助けた?」

 

フレイ「エンジェルパラダイスには私も用があってね?そのついでよ。」

 

彼方「ふん……お兄ちゃん、こんなヤツら早く倒しちゃおう!」

 

デストロイライザー!

 

彼方「さぁ、血祭りパーティの始まりだよ。」

 

アマゾンオメガ!ダークキバ!ロポ!

 

彼方「変身。」

 

仮面ライダーブラッティ!ムーンダークオメガ!

 

彼方「ふふ…」

 

裁希「流石は俺の妹だ。」

 

ヒロミ「ふっ……なぁ裁希、俺が本気を出して戦ったこと……見たことあったか?」

 

裁希「いいや、ないけど?」

 

ヒロミ「なら見せてやるよ。俺の本気を出した力をな!」

 

そう言ってディアイズユニットを取り外してからキメラドライバーを腰から取り外す。そして…

 

ヒロミ「はぁぁぁぁ……!」

 

ヒロミが力を溜めると辺りに紫色の雷が発生。そして彼は裁希すらも驚く姿へと変化する。その姿はまるでアムス・クヴァリスと公子の第3形態を合体させたような姿だった。

 

裁希「おいおい!そんな姿を持ってたなら包み隠さず出しゃよかったじゃないのか!」

 

ヒロミ「俺が本気を出さないと無理なのさ。それに俺は今、ブチギレしてるのさ。」

 

と言ってヒロミは一気に裁希に近づいてぶん殴った。

 

彼方「お兄ちゃん!」

 

フレイ「よそ見をしている場合があるの!」

 

と言って裁希を助ける彼方をフレイか止め、剣を突きつける。

 

フレイ「アナタの相手は私よ?」

 

彼方「この……クソ野郎がぁああああ!」

 

そしてヒロミにぶん殴られた裁希、ヒロミは雷で作り出した剣を取り出して臨戦態勢に入る。

 

裁希「ふっ……や、やるじゃねぇか。」

 

ヒロミ「本気を出せよ裁希。」

 

裁希「言われなくてもやるさ!」

 

仮面ライダーディスヴィア!エターダモギャラクシー!

 

裁希「おらぁあああ!」

 

ヒロミ「ふぅん!」

 

ドォーーーン!

 

ヒロミと裁希が本気でぶつかり合い、その際の衝撃が走った。その光景を見たフレイと彼方は…

 

彼方「これ…私たちが戦ったら大変なことになるんじゃ?」

 

フレイ「そうね…ちょっと休みましょうか。ラウリスお願い。」

 

ラウリス「分かりました。」

 

ラウリスが持ってきたアフタヌーンティーが乗ってあるテーブルが置かれ、フレイと彼方は椅子に座ってその戦いを鑑賞するのであった。

 

彼方「あ、これ美味しい。」

 

フレイ「商会専属のパティシエが作ったのよ?喜びなさい、今回は無償であげる。」

 

彼方「ありがとう!」

 

一方の一葉たちはヒロミと裁希の戦いの振動に巻き込まれながらも空苑の待つ上層階へと向かい、大広間へとやってきた。

 

一葉「なんかエンジェルパラダイスで変な戦い引き起こしてる気がするんだけど……一つの反応は、ヒロミなの?」

 

冷雨「もう一つの反応……なんか大牙さんみたいな感じなんだけど、大丈夫なの?」

 

小刀祢「また余計な奴が現れなきゃいいけどな。」

 

すると黒い戦闘服らしきものにいつの間にか着替え、背中に刀を背負っていた月夜が辺りの壁や床を触り出す。

 

月夜「ここはどうやら、空苑のいる部屋と繋がっているエントランスみたいなところのようだ。それに…」

 

そう言って後ろをゆっくり振り向きながら刀を抜き、月夜だけが感じていた気配を見るために一気に後ろに振り向くが、そこには誰もいなかった。だが…

 

???「少し腕が鈍りましたか?お兄様。」

 

そう言って現れたのは月夜よりも身長が長い女性だった。しかも胸がめちゃくちゃデカいし、ニケのヘルムに似てる。私を超えてるし…

 

冷雨「一葉、貴方も十分と大きいでしょ。」

 

エーニャ「私は大きくない。」

 

冷雨「お前は貧乳を引きづるなよ。」

 

一葉「月夜、彼女は?」

 

月夜「ふぅ…闇川ヘルカ。俺の妹だ。」

 

一葉「妹?来世にアナタの妹っていたかしら?」

 

月夜「コイツは前世の時の妹なんだよ。」

 

エーニャ「えぇーー!?んじゃ、アンタも1回死んでるの!?」

 

ヘルカ「あ、まぁ……そうなんですけど。」

 

ニ髪色が黒、目が紫色になったニケのヘルムみたいな妹。本当に胸がデカくてムカつくわねこのシスター。

 

ヘルカ「お兄様。私の部隊でエンジェルパラダイスを偵察しましたが、少しお話したいことが…」

 

月夜「話したいこと?」

 

と、ヘルムがエンジェルパラダイスの秘密を話そうとしたその時だった。

 

小刀祢「月夜、どうやらお客さんだ。」

 

向こうからエンジェルパラダイスの兵士たちが次々と現れた。月夜、ヘルカ、光刃、小刀祢が前に出た。

 

月夜「一葉、ここは俺たちに任せて先に行け。」

 

一葉「月夜!」

 

月夜「安心しろ。生身でも俺は強い。」

 

そう言って刀を抜いて臨戦態勢になる月夜。そしてその隣にヘルカが並ぶ。

 

ヘルカ「私も戦います。」

 

月夜「助かるよヘルカ。」

 

一葉「ふぅ……死ぬんじゃないわよ?月夜。」

 

月夜「ふっ、お互い様だろ。」

 

私たちはエンジェルパラダイスの兵士たちの相手を月夜たちに任せて先に向かうのであった。

 

光刃「小刀祢!いくぞ!」

 

小刀祢「分かってる!指示するな!」

 

プリミティブドラゴン!

 

エレメンタルドラゴン!

 

フルーツバスケット!

 

光刃「オオオオッ…!!変身ッ!ハッ!」

 

小刀祢「変身。」

 

バキッ!ボキッ!ボーン!メラ!メラ!バーン!シェイクハンズ!

 

エレメンタル!ドラゴォーーーン!

 

エレメントマシマシ!キズナカタメ!

 

ロックオープン!極アームズ!大!大!大!大!大将軍!

 

月夜「油断するなよ。相手は何をしてくるか分からない!」

 

ヘルカ「はい!お兄様!」

 

光刃「任せろ!」

 

小刀祢「いくぞ!」

 




次回

・ゲイツと大樹×タツマキ達vsイザンギとバリデロ!そしてキャロル覚醒!


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・ゲイツと大樹×タツマキ達vsイザンギとバリデロ!そしてキャロル覚醒!


そろそろ今回の大詰めです。コラボの最後の話には活動報告で出てた例の作品に関連するシーンがありますのでお楽しみに…


あ、今日でコラボが終わるわけじゃないからね?……ね?


 

タツマキ「動くな!この怪物!」

 

バリデロ「遅い!遅すぎるぞ!」

 

ミリム「コイツ!なんでこんなに強いのだ!」

 

バリデロは炎を纏った棍棒と左腕から放つ火炎弾を駆使しながらタツマキとミリムの2人を圧倒。そしてイレイナは…

 

イレイナ「こ、これは!?」

 

イザンギ「さて、これで動けませんね?貴方も。」

 

イレイナはイザンギの触手で拘束され、身動きができない状態になっていた。しかしそんなピンチな彼女にある人物か助けた。

 

アタックライド!ブラスト!

 

イザンギの触手に連射が浴びせられ、切断されてしまう。突然の出来事に困惑するイザンギが後ろを振り向くとそこにいたのはディエンドに変身していた大樹だった。

 

大樹「僕達もいることを忘れないでくれるかな?」

 

イザンギ「なっ!?」

 

イレイナ「エクスペリアームス!」

 

イレイナが自分の杖でエクスペリアームズを発動し、イザンギを壁際に吹き飛ばしてしまう。そんな彼を見て大樹は…

 

大樹「所詮は機械だ。鉄ぐすだと思えばどうとでもないさ。ゲイツくん!これを使いたまえ!」

 

そう言って大樹は大量のカードをゲイツに投げ渡す。するとそのカード達は一斉に集結し、一つのウォッチとして完成させる。

 

ゲイツ「これは…」

 

大樹「こういう時のために使う最終手段だよ。」

 

ゲイツ「ふっ、そういうことか。」

 

ゲイツマジェスティ!

 

そう言ったゲイツはゲイツマジェスティライドウォッチのスイッチを押して左側のスロットに装填、そのままジクウドライバーを回転させ、そのウォッチを使った携帯へと変化する。

 

マジェスティタイム!

 

G3!ナイト!カイザ!ギャレン!威吹鬼!ガタック!

 

ゼロノス!イクサ!ディエンド!アクセル!

 

バース!メテオ!ビースト!バロン!マッハ!スペクター!ブレイブ!

 

クローズ! 仮面ライダー!アアアアォァァア!

 

ゲイツ!マジェスティ!

 

ミリム「おぉ!ゲイツがなんか金ピカな姿になったぞ!」

 

タツマキ「あれは?」

 

イレイナ「ゲイツマジェスティだった気がします。なぜ彼にそれを?」

 

大樹「言っただろ?彼らを倒す最終手段だって。んでもって、僕はこれにするよ。」

 

そう言って取り出したのは黒と青のケータッチだった。彼は「G4」「リュウガ」「オーガ」「グレイブ」「歌舞鬼」「コーカサス」「アーク」、「スカル」「エターナル」のライダーズクレスト順タッチする。

 

G4 RYUGA ORGA GRAVE KABUKI

 

CAUCASUS ARC SKULL ETERNAL

 

全てのライダーをタッチしたケータッチをディエンドベルトにつけ、大樹はディエンド:コンプリートフォームへと変身した。

 

FINAL KAMENRIDE DIEND!

 

イレイナ「あのぉ…なんか一つ多くないですか?」

 

大樹「うん。エーニャくんにエターナルを追加して貰ったんだよ。お生憎、僕は頼んではいないけど、気になって勝手に弄ったみたいだ。」

 

アタックライド!ゲキジョウバン!

 

大樹「いくよ!ゲイツくん!」

 

ゲイツ「分かっている!指示するな!」

 

フィニッシュタイム!

 

マジェスティ!エル・サルバトーレタイムバースト!

 

ゲイツはイザンギにオール2号ライダーキック。大樹はバリデロに向かって強化ディメンションシュートを放った。イザンギにはG4がギガント、オーガがオーガストラッシュ、グレイブがグラビティスラッシュ、歌舞鬼が音撃打 業火絢爛。

 

バリデロはリュウガのドラゴンライダーキック、コーカサスのハイパーライダーキック、アークのライダーキック、スカルのライダーキック、エターナルの必殺キックを放たれる。

 

そのあとにゲイツも2号ライダー集結キックを放つ。

 

イザンギ「くっ!?そんな!バカなぁあああああ!?」

 

バリデロ「ふふふ……はっははははは!よき闘争だったぞ!仮面ライダーァ!」

 

2人はその言葉を発しながらその場で爆発四散していったのだった。

 

ミリム「やったぞ!」

 

タツマキ「はぁ…結構辛かったわね。」

 

イレイナ「先へ進みましょう!一葉さん達が心配です!」

 

ゲイツ「あぁ、一気に攻め込むぞ!」

 

そして一葉達はというと…

 

一葉「うわ!まためんどくさい奴らがきた!」

 

彼女たちを阻むように現れたのはリガドオメガだった。しかし一葉たちは彼の生気を感じてはいなかった。恐らくは空苑が作ったであろう兵士に違いない。

 

すると零児と麗華、奏汰が前に出た。

 

奏汰「一葉ちゃん。ここは俺達に任せて先に行って!」

 

冷雨「奏汰さん、零児と麗華もいつも悪いわね。」

 

零児「お互い様だよ。冷雨姉さん。」

 

エーニャ「行きましょう!ヤツが待ってる!」

 

闇華「あぁ!」

 

一方、メザが変身したクロスギーツと戦っていた英澄たちはと言うと…

 

メザ「遅い!遅い!遅すぎるんだよぉ!」

 

マナ「速い!なんて強さなの!?」

 

めぐみ「ハート離れて!ラブリービーム!」

 

足の速い攻撃でマナ(キュアハート)を追い詰めるメザが変身したクロスギーツにラブリービームを放っためぐみ。だが彼はそれすらも避けきってしまう。

 

メザ「所詮はプリキュアだ!スフィア粒子を大量に取り込んだ俺の敵じゃない!」

 

マナ「アタシを誰だと思っているわけ!?私は輪音学園1年、生徒会長、相田マナよ!」

 

めぐみ「自分でそれ自信満々に言っちゃうんだ…」

 

ローラ「あまね!いくわよ!」

 

雨祢「任せろ!」

 

ローラ&雨祢「はぁあああああああ!」

 

マナとめぐみを飛び越えてメザに攻撃するローラと雨祢。だが彼は黒いレイジングソードと黒いギーツバスターQB9の二刀流で防ぎ、吹き飛ばしてしまう。

 

【キュアビートの力を!】

 

レジーナ「ハートフルビートロック!」

 

レジーナが隙を見せたメザにハートフルビートロックを放って追い討ちをかけるが、メザは余裕な顔で剣でうち流してしまった。

 

レジーナ「なっ!?」

 

英澄「折紙!」

 

折紙「えぇ!」

 

英澄が変身したレーザーブースト、そして折紙がメザに仕掛け、それに続いてキャロルも向かおうとしたが…

 

キャロル「ん?」

 

キャロルの懐から光が現れ始めたのだ。それを手に取った彼が光っていたアイテムを見ると…

 

キャロル「これは…」

 

彼が取り出したのはダウルダブラを彷彿とさせるアルケミーキーだった。それと同時に何故かアルケミードライバーまでもが転送されていたのだ。

 

すると突然、着信音が鳴り出す。キャロルはその着信音に応答するためにデバイスを操作する。

 

スティンガー『キャロル、聞こえるか?』

 

キャロル「スティンガーさん!?」

 

スティンガー『勝手な行動で申し訳ないが、こっそりお前のドライバーを修理しておいた。』

 

キャロル『本当ですか!てか、このキーは?』

 

スティンガー『一兎から貰った戦闘データで作り上げたものだ。それで思いっきり戦え!』

 

キャロル「ふぅ……はい!」

 

Kamen Rider!Dauldabra!

 

キャロルは腰に装着したアルケミードライバーに起動したダウルダブラキーとヘブンズアルケミーキーを装填する。

 

Boot up!Sforzando!

 

HEAVENS!

 

キャロル「変身ッ!」

 

GENESIS!EVOLUTION!The Power of the Seven Symphogears!

 

「「!?」」

 

マナ「な、何あれ!?」

 

めぐみ「キャロルちゃんの新しい姿!?」

 

メザ「お前…なんなんだ!」

 

キャロル「分からない……だが、一つだけ言えることがある。俺は仮面ライダークウガブレイズ、ダウルダブラエデンヘブンフォーム!悪しき絶望を壊し、真の奇跡を生み出す者だ!」

 




次回

・悪しき絶望を壊す奇跡の戦士


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・悪しき絶望を壊す奇跡の戦士!そして最終兵器起動!


キャロルが新たな姿に覚醒!

あ、そういえば次の仮面ライダーは錬金術だそうですね?

キャロルはシンフォギア世界の錬金術で作り上げたアルケミーキー…宝太郎は101のケミーたちが封印されたライドケミーカードを使うのですね。

これはなんかありそうでなさそうな…

一葉「そんなことよりも、なんでこんなに投稿が遅くなったのかしら?」

えぇと原神をまた途中から再開してやってたら楽しくなっちゃって…

一葉「エスカトン・ジャッジメント!」

ウソだっあああああああ!?

game over…

一葉「というわけで続きを見てちょうだい。」



 

メザ「くっ……調子に乗りやがって…ふざけるなよっ!」

 

キャロル「ふぅ…さぁ、いこうか!」

 

HEAVENS BLADE!

 

EDENS SHIELD!

 

そう言ったキャロルはヘブンズブレイドとエデンズシールドを手に持ち、メザに近づく。メザは両手に持っている2つの剣でキャロルを攻撃するが、彼はそれを軽々とエデンズシールドで防いでしまう。

 

そしてさらにダウルダブラの弦の糸を展開し、メザの右足しくっ付けて天井へと引っ張りあげてぶつけた。その後…

 

キャロル「マナ、めぐみ、ローラ、雨祢!お前たちの力を借りるぞ!」

 

キャロルはアルケミーキーのホルダーからブランクのアルケミーキーを取り出して宙に浮かせて、あるものを生成する。

 

マナ「あ!私のアルケミーキーだ!」

 

めぐみ「私とローラと雨祢のもある!」

 

キャロル「万物はこれらで1つの物の改造として生まれゆく…それが錬金術ってものさ。」

 

そう言ってヘブンズブレイドをエデンズシールドに納刀したキャロルはハート、ラブリー、ラメール、フィナーレのアルケミーキーを装填し、エデンズシールドに納刀したヘブンズブレイドにエデンズアルケミーキーを装填する。

 

SET OVER BOOST!

 

SET OVER BOOST!

 



SET OVER BOOST!

 

SET OVER BOOST!

 

SET OVER BOOST!

 

HEART!LOVELY!LAMER!FINALE!

 

FUSION BURST!

 

ピンクと水色と金色が混ざった7色の破壊光線をメザに放つ。それを喰らった彼は壁際にぶつかってその場で倒れる。だがそれでも立ち上がる彼にキャロルは最後に別の技を使う。

 

SET OVER BOOST!

 

SET OVER BOOST!

 



SET OVER BOOST!

 

SET OVER BOOST!

 

SET OVER BOOST!

 

キャロル「これで終いだ!」

 

GEATS!METATRON!LAIGA!DISVIA!

 

ELEMENT FUSION BREAK!

 

キャロルがギーツ、絶滅天使(メタトロン)ライガ、ディスヴィアのアルケミーキーを装填する。(そもそもライガとディスヴィアのアルケミーキーをどこで手に入れたのか…)

 

絶滅天使の光剣(カドゥール)をヘブンズブレイドで操作してメザに放ち、そこから複数のマグナムシューター:ライフルモードを召喚してそこから銃弾を放つ。

 

それらを避け切るメザだが、ライガとディスヴィアの力を纏ったヘブンズブレイドで切り裂いた。内側から炎が放出し、メザはその場で爆発四散していった。キャロルの隣に集まった英澄たちはメザを見つめる。

 

キャロル「さぁ、スフィア天界にご同行を願おうか?」

 

メザ「ふふ……それはまた今度にしておくよ。」

 

と話していたその時、才と刃が現れる。そして…

 

才「キャロル!ソイツを逃がすな!」

 

キャロル「才?」

 

すると…

 

メザ「もう遅いよっ!」

 

と言ってメザは黒い霧と共に姿を消した。すると2人に着いてきていたシュヴァナが衝撃的な発言をし出す。

 

シュヴァナ「マズイ…メザはコントロールルームに向かいました!」

 

刃「ちっ!まさか一葉たちが!」

 

才「畜生!俺達も急いでコントロールに向かうぞ!」

 

そう言われたキャロルたちは才と刃と合流してエンジェルパラダイスのコントロールルームに向かうのであった。そしてコントロールルームでは…

 

空苑「メザ様!もう既に何人かの異境人がエンジェルパラダイスに!」

 

メザ「黙れ!もうお前は必要ない!」

 

と言ったメザは空苑の首にかけてあった性能装置を外し、彼女の腹を蹴って気絶させた。そしてコントロール装置のところに座り込んだメザはタッチパネルを操作してあることを始め出す。

 

メザ「ふふ……浮遊機能以外の全ての機能を一時停止…あとは、これをスフィア・リム内のひとつの地球に落とすだけだ!」

 

と言ったメザはエンジェルパラダイス内にある内部の全防衛システムを停止した。そして一兎たちが戦っているエリアでダークライダー達は…

 

煉「な、なんだ?」

 

一海「ダークライダー達が消えていく?」

 

大牙「何が起き始めてるんだ?」

 

そして戦闘に特化されたクローンガンシップと戦っていたブリュッヒャー達もそのガンシップが急に故障し始めたのを不審に思い始めた。するとガンシップは戦っていた場所に突撃、そのまま爆発してしまった。

 

ブリュッヒャー「自爆した?」

 

雷電「何が起きているんだ?」

 

ブリュッヒャー「……あ、まさか!意図的に壊れるようにプログラムされたのか!?」

 

雷電「おい、それってつまり!」

 

ブリュッヒャー「一葉たちが危ない!」

 

そしてリガドオメガと戦っていた奏汰たちも突然、灰となって消えた彼に困惑し始める。

 

麗華「消えた!?」

 

零児「奏汰さん。これって…」

 

奏汰「まさか…麗華ちゃん!零児くん!急いで俺たちもコントロールルームに向かうぞ!」

 

麗華&零児「はい!」

 

そして月夜たちは…

 

ヘルカ「お兄様!兵士たちが次々と逃げていきます!」

 

小刀祢「変だな。こんなにもひよっていることなんてないはずだが…」

 

光刃「一葉たちが心配だな?」

 

月夜「あぁ!行こう!」

 

そしてエンジェルパラダイスの最上階にあるコントロールルームにやってきた一葉たちはある人物がその場に倒れているのを見て絶句してしまう。

 

一葉「空苑!?……さん?」

 

冷雨「なんで倒れてるの?」

 

その場で(メザの裏切りによって)倒れてしまった空苑に近づく一葉たち。嫌な予感がした彼女は空苑に声をかける。

 

一葉「空苑さん!空苑さん!」

 

空苑「う、うぅ……あ、アナタは一葉ちゃん!?」

 

一葉「どうして倒れてたんですか?」

 

闇華「おいてめぇ、エンジェルパラダイスで世界を壊すとか言ってて、どーしてこんな倒れ方してんだよ!」

 

冷雨「待って闇華!この人の首に何か赤い跡があるわ!」

 

エーニャ「本当だ!まるで首を絞められたような…」

 

空苑「……実は私は長年、エンジェルパラダイスの秘密の入口を見つけてね?そこに出入りしながら色々と極秘で調査をしていたのよ。だけど…」

 

一葉「何かあったんですか?」

 

空苑「えぇ……首に機械で作られた輪を付けられて洗脳されたのよ。」

 

一葉「んじゃ、私たちがあの時あった空苑さんは…」

 

空苑「えぇ…洗脳状態だったわ。ごめんなさい…アナタ達にこんな仕打ちをしてしまうなんて。」

 

冷雨「だけど空苑さんを操った黒幕って?」

 

闇華「ふっ、それならあそこにいるみたいだぜ?」

 

闇華にそう言われて上を見あげるとそこには操作パネルが沢山あるコックピットのようなものに座っていた黒いタキシードと帽子を着こなした男性が現れた。

 

しかも彼は英澄に似ていた。

 

一葉「アナタ…何者なの!」

 

メザ「俺はメザ、スフィア・リムの神となるものさ。」

 

冷雨「スフィア・リムの神ですって!」

 

メザ「長年に渡り、スフィア天界はエンジェルパラダイスのある機能を封印し続けた。そのせいでスフィア・リムの戦力は段々と減ってきた!」

 

エーニャ「何が言いたいっていうのよ!」

 

メザ「十六夜煉や天導大牙、枢木零瑠などの強大過ぎる力を持つ彼ら異端人や、異界の人々の手によって様々な世界は助けられた!だが、スフィア天界がエンジェルパラダイスを放置し過ぎたせいで戦力はだだ下がりになってしまった!

 

闇華「それはスフィア天界が無駄な闘いを避けるためだろ!」

 

メザ「まだ分からないか。ならエンジェルパラダイスが誇る真の力をお前たちに見せてやろう。」

 

そう言って操作パネルを操作し始めるメザ。すると振動がいきなり起き始める。

 

エーニャ「うわあああ!?何!?何が起きてるの!」

 

空苑「まさか!……止めさない!この兵器を使えばスフィア・リム内にある一つの地球を壊しかねないのよ!」

 

メザ「そんなもの知るか!スフィア・リムは…俺が手にする!」

 

そう言ってメザは赤いボタンを押し始めた。そして壁や天井、床が透明になり始め、頭上からなんとスフィアゲートが現れ始めたのだ。

 

エーニャ「(゚ロ゚;)エェッ!?!?ナンデ!?スフィアゲートナンデェ!?」

 

ウィーン!ウィーン!ウィーン!ウィーン!

 

空苑「みんな掴まって!エンジェルパラダイスのスフィアゲートはクルーザーのよりも振動が強いわよ!」

 

そしてコントロールルームに向かっている一兎たちも…

 

煉「あぁ!?おい!何が起きてるんだよ!」

 

大牙「なんか揺れが酷くないか!?」

 

一海「ヤバイ…煉、吐きそう。( ×m×)オエェ...ハキソウ…」

 

煉「おい!吐くんじゃね!?いやぁああああ!?」

 

大牙「おい一兎、これってまさか…」

 

一兎「あぁ、スフィア粒子が濃くなってる……スフィアゲートだ!」

 

大牙「だろうな!」

 

一兎「『みんな!聞こえるか!誰だか知らないがエンジェルパラダイスをスフィアゲートを起動している!』」

 

ブリュッヒャー『一兎さん!それってどういうことですか!』

 

英澄『黒幕が空苑じゃないってことさ。』

 

一兎「『やっぱり勘づいていたか。』」

 

英澄『あぁ、俺はスターだからな?』

 

そしてエンジェルパラダイスがスフィアゲートでワープした場所は…

 

一葉「こ、ここって…」

 

メザ「ふっはははは!常磐一葉、お前の仲間の1人の地球を壊してやろう!ウォーリアーども!あの地球に進軍しろ!仮面ライダーイクスの世界にな!」

 

「「!?」」

 

冷雨「まさか!」

 

エーニャ「或兎の世界!?」

 

メザ「はっはははは!仲間が死に絶えるのをそこで見ているといい!常磐姉妹どもぉーー!」

 

そして自分たちの世界にエンジェルパラダイスが突然現れたことに驚く或兎たち。

 

或兎「なんじゃありゃあああああああああ!?!?」

 

咲姫「あの〇ュ〇タみたいな要塞からISが出てくるよ!?」

 

或兎「あれはどう見ても一葉絡みだな。仕方ねぇ…響子、咲姫!俺たちで食い止めるぞ!」

 

咲姫「うん!」

 




次回

・ピンチ!或兎たちの世界に武力兵器と化したエンジェルパラダイス!


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・ピンチ!或兎たちの世界に武力兵器と化したエンジェルパラダイス!


楽園は戦闘兵器と化す。


 

一葉「う、ウソでしょ?」

 

メザ「はっははははは!醜い人間どもは俺が粛清してやるぅ!」

 

一葉「そんなこと!させるわけないでしょ!」

 

一葉、冷雨、エーニャは変身音無しで直接変身。闇の力で生成した刀を持った闇華と共にメザに目を向ける。そんな彼女たちを見たメザはコックピットを自動操縦に切り替える。

 

メザ「ふっ、馬鹿だな?もう俺の力は誰にも止められないのさ!」

 

そう言ってメザが取り出したのは赤色に染まったデザイアドライバーだった。ベルトの左側にはグレアやゲイザー、リガドなどが使うグレートアセンブルが付いていた。

 

デザイアドライバー!ツヴァイ!

 

それを腰に装着したメザを見て困惑する一葉たち。

 

冷雨「赤いデザイアドライバー!?」

 

メザ「まだ終わらないさ。」

 

ブジンソードのようなレイズバックルを取り出し、それをドライバーに装填する。

 

SET!master!Judgement!

 

メザ「変身!」

 

REVOLVE ON!

 

一葉「まさか!」

 

メザ「ふっ…!」

 

ENFORCEMENT OF CREATION BOOST!Ⅹ REGAD!

 

READY FIGHT!

 

メザが変身したのはリガドとクロスギーツを混ぜ合わせたような姿をした黒と金色の仮面ライダーだった。その光景を見た一葉たちは困惑気味であった。

 

メザ「さぁ、どこからでもかかってこい!たたき落としてやる!」

 

エーニャ「コイツ!生意気なのもいい加減にしなさいよ!」

 

冷雨「あ!ちょっとエーニャ!」

 

メザ「ふっ!ザコめ!」

 

メザはニンジャレイズバックルを取り出し、グレートアセンブルに装填して操作する。

 

READY…!

 

エーニャ「なっ!?」

 

NINJA!INFINITY!

 

すると彼のドライバーからニンジャデュアラーが現れ、それでエーニャの攻撃を防いでしまった。

 

冷雨「エーニャ!」

 

エーニャを助けるために冷雨が前身、隙を見せたメザに攻撃を仕掛けるが、ニンジャデュアラーをツインブレードにし、それで2人を一葉の方へと吹き飛ばす。

 

一葉「冷雨!エーニャ!」

 

闇華「くっ!コイツ!」

 

今度は一葉とエーニャがメザに向かって攻撃を仕掛けるが、それを見越したメザはゾンビレイズバックルを装填。

 

READY…!

 

ZOMBIE !INFINITY!

 

操作して出現させたのはメザは右手にゾンビブレイカーを持ち、左腕にポイズンチェンバーアームが装備される。彼はそこから更に延びている巨大なバーサークローのエフェクトで闇華を掴み、壁際に吹き飛ばした。

 

さらに…

 

POISON CHARGE!

 

メザ「お前もここで終わりだ!常磐一葉ァ!」

 

TACTICAL BREAK!

 

メザはゾンビブレイカーのタクティカルブレイクで一葉に傷を浸け、冷雨、エーニャのところへ吹き飛ばした。

 

冷雨「その力…一体どこから!」

 

メザ「スフィア粒子を極限にまで吸収した俺に…お前たちが勝てると思うかっ!」

 

shutdown!

 

メザはグレートアセンブルのスイッチを押し出し何かを始めた。すると私たちは強制的に変身が解除されてしまう。操作して必死に戻そうとするが…

 

エーニャ「ウソッ!?変身ができないじゃない!」

 

冷雨「アナタ……何したのよ!」

 

メザ「お前たちに変身させないために強制的にロックしたのさ。」

 

一葉「シャットダウンって…そういうことなのね!」

 

メザ「さぁ、この世界を消えるザマをその場で観覧しているといい!」

 

と、思っていたその時だった。

 

月夜「させるかっ!」

 

ブリュッヒャー&雷電「はぁあああああ!」

 

月夜とシャルロット、雷電が苦戦していた一葉たちの前に現れ、メザと交戦する。

 

メザ「くっ!ジェダイか!めんどくさい奴だ!」

 

ブリュッヒャー「私は軍人だ!この作戦を早く終えて元の世界へ帰る!」

 

雷電「貴様のような破壊衝動を持つ連中を俺たちの世界に入らせてたまるか!」

 

月夜「一葉を傷つけるなら、俺が許さない!」

 

月夜&ブリュッヒャー&雷電「おりゃあああああ!」

 

3人はライトセーバーを使ったコンビネーションでメザを追い詰める。(その時にグレートアセンブルがちょっと傷が付いたのは気のせいだが…)

 

だが既に武力兵器として起動してしまったエンジェルパラダイスを止めることは不可能だった。

 

メザ「面白い奴らだ!だがな!」

 

そう言うとメザはリモコンらしきものを取り出し、赤いスイッチを押す。するといきなり揺れたかと思いきや下につまづく状態になってしまったのだ。

 

ブリュッヒャー「な、何が起きてるんだ!?」

 

雷電「まるで…重力に押しつぶされているような!」

 

冷雨「アナタ…何したのよ!」

 

メザ「エンジェルパラダイスには10のジェットエンジンが隠されている。それを下に向かって噴出したら……どうなる?」

 

エーニャ「まさか…このエンジェルパラダイスを或兎たちの世界に衝突させて壊滅させる気!?」

 

一葉「こんなデカいのが或兎たちの世界にぶつかったら…くぅ!メザ…アナタだけはぁ!」

 

ブリュッヒャー「一葉!怒りで我を忘れるな!」

 

と、一葉が怒り狂っていたその時だった。

 

マナ『ちょっと!キャロルちゃん!何をしてるのっ!?』

 

一葉「え?」

 

キャロル『エンジェルパラダイスを押し上げる!』

 

嫌な予感がした一葉たちは窓側へと向かう。するとそこにはエンジェルパラダイスを必死に押し上げるキャロルがいたのだった…

 

一方…

 

裁希「あぁーあぁ……始まっちゃったみたいだねぇ?」

 

ヒロミ「始まった?なんのことだ?」

 

裁希「メザはエンジェルパラダイスをスフィア・リムを支配する武力兵器としか見てない。ということは?」

 

ヒロミ「エンジェルパラダイスは軍事施設とでも言いたいのか!」

 

裁希「あぁ…デス・スターの巨大なレーザー砲がない分。IS兵器による侵略で世界を支配するのさ。だが、その代わりに様々な方向に向けられるジェットエンジンが備え付けられている。アイツは逆噴射してこのエンジェルパラダイスをあの世界にぶつける気だろうな?ま、俺は作るのに協力しただけだけど。」

 

ヒロミ「ふざけるな!お前はスフィア・リムが滅んでも問題ないって言うのか!」

 

裁希「いいやぁ?逆に邪魔な奴だなって思うから、コイツの処理はお前に任せるって言いたいのさ。」

 

フレイ「相変わらず人任せなのね?やっぱりアナタは危険分子ね。」

 

裁希「好き勝手に言えばいいさ。俺はもう帰るよ。彼方、帰る途中でドーナツ買おうか。」

 

彼方「本当に!ありがとうお兄ちゃん!」

 

そう言った裁希は彼方と共にエンジェルパラダイスを去っていった…そして…

 

キャロル「くっ!くうううう!」

 

めぐみ「無茶だよキャロルちゃん!こんなデカいのを押し上げるだなんて!」

 

キャロル「ふざけるな! たかが石ころ1つ、俺の力で押し出してやる!」

 

エンジェルパラダイスの下にいるキャロルは己の力を振り絞って押し上げる。スフィアゲートが未だに展開しているなか、キャロルは限界を迎えるまでエンジェルパラダイスをゲートへ向けて押し上げる。

 

キャロル「くっ!身体が!」

 

と、そう思っていたその時だった。

 

フレイア「ぬっ!ぬうううう!」

 

キャロル「フレイア!お前!」

 

フレイア「キャロル達は私を……いや、私たちを助けてくれた!」

 

キャロル「フレイア…」

 

フレイア「この前、私に言ってくれたね?辛い気持ちはお互い同じだって!」

 

美雲「私たちも同じよ!」

 

そう言って後ろを振り向くとそこには美雲、カナメ、レイナ、マキナの4人が俺とフレイアの後ろに現れた。そして俺たちと一緒にエンジェルパラダイスを押し上げていく。

 

キャロル「お前ら…どうして?」

 

美雲「アナタ達に感化されたからよ!」

 

カナメ「歌う力はもうないけど…アナタ達を支えることぐらいはできる!」

 

レイナ「だから…せめて君たちを助けるためには!」

 

マキナ「私たちがやってしまった過ちを許してもらうために!」

 

フレイア「だから!」

 

ワルキューレ達「ここで諦める訳にはいかない!」

 

そうすると5人は光り出すと彼女たちから5つの光球が現れ、キャロルのアルケミーキーホルダーに集まり出す。そして…

 

キャロル「これは……よしっ!」

 

Valkyrie!OVER DRIVE!

 

5人の思いで出来上がった新たなアルケミーキー、ワルキューレキーが現れる。それを起動してヘブンズブレイドに装填する。

 

SET OVER BOOST!

 

キャロル「これで止まれぇーー!」

 

Valkyrie!HEAVENS BURST!

 

ワルキューレ5人のイメージカラーを模した刃でエンジェルパラダイスを押し出すキャロル。それに加勢するために折紙、英澄、ヒロミ、めぐみ、マナ、ローラ、雨祢が現れる。

 

LASER BOOST VICTORY!

 

シャイニングフィニッシュ!

 

折紙「くっ!くううう!」

 

めぐみ「止まれ止まれ!私のラブリーパンチで止まれぇーー!」

 

マナ「はぁあああああ!」

 

ローラ「くっ!ぐぬぬぬ!」

 

雨祢「みんな踏ん張れぇ!」

 

ヒロミ「狼狽えるなよ!ここでこの隕石を止めないとこの世界は終わりだ!」

 

英澄「あぁ、スフィア・リムのみんなが幸せになれるように!」

 

と、みんなが必死に頑張ってエンジェルパラダイスの衝突を阻止しようとしたその時だった。

 

???「そんな石っころ、ジェットエンジンを壊すだけでいいんじゃねぇか?」

 

「「はい?」」

 

というと、空から追尾ミサイルのようなものが飛んでいきエンジェルパラダイスを或兎の世界に衝突させるために起動されているジェットエンジンに衝突した。

 

その光景を見て押し上げる行動を止めたキャロルたちはジェットエンジンが壊れたエンジェルパラダイスを見て…

 

「「( ゚д゚)」」

 

めぐみ「な、何あれぇ…」

 

雨祢「ミサイルが一瞬で…」

 

ローラ「え、えぇ…」

 

マナ「もぉーーーー!せっかくみんなで押し上げて止めようとしたのに!全部無駄になったじゃーーーん!」

 

折紙「でも、こんなバカでかいジェットエンジン…めちゃくちゃかたかったよね?」

 

ヒロミ「あぁ…武器でも全然、壊せなかった。」

 

???「そりゃそうだ。俺だからな?」

 

折紙「ん?……えっ!?」

 

折紙が後ろを振り向くと見覚えのある人物がいた。

 

嶺賀「よっ、折紙。」

 

折紙「嶺賀くん!?なんでここにいるの!?」

 

英澄「知り合いか?」

 

折紙「知り合いも何も…彼は…」

 

ヒロミ「はぁ……封城嶺賀、この世界とは別のISの世界の出身。仮面ライダーやウルトラマンなどに変身せず、ISの力だけで様々な怪人を倒している人物だ。」

 

雨祢「なるほど…」

 

ヒロミ「しかも作るISも従来のものとも異なる。専用機も超えてるし、その強さは尋常じゃない。」

 

嶺賀「よく知ってるな?」

 

ヒロミ「俺の知識は全てスフィア天界にある図書館で保管されている本の記録が入っているからな?知らないまでもない。」

 

そしてそんな様子を見た一兎たちは…

 

大牙「まさかアイツが来たとはな?」

 

煉&一海「「アイツまたおかしいIS造ってるよ。」」

 

ブレイン「言われているぞ嶺賀。」

 

嶺賀「あぁ知ってるよ。これが俺だからなっ!」

 

そう言って嶺賀は新作のIS『スペリオルホース』で次々とエンジェルパラダイスにとって害となるものだけを次々と壊していく。

 

ヒロミ「あれは……そうか、ザーナがここに嶺賀を送ったのはこの為だったのか!」

 

折紙「ヒロミくん、何か知ってるの?」

 

ヒロミ「エンジェルパラダイスは武力兵器と化してしまった。ザーナはそうなることを事前に知っていたんだ。メザはスフィア天界でも有名な指名手配犯だ。」

 

めぐみ「え?そうなの?」

 

ヒロミ「あぁ…それに…(裁希のこともあるだろうから、見ないふりは出来なかったんだろう。)」

 

害の原因を次々と潰していく嶺賀。その光景をコントロールルームにいる一葉たちも…

 

「「うわぁ…」」

 

ブリュッヒャー「また風邪をひいた時に見た夢が具現化した奴が現れた。嶺賀の奴、こんなところにまでいるのか。まぁ兎の皮を被った災害(ラビット・ディザスター)が一緒にいることがないからまだマシか。」

 

雷電「(何者なんだそのラビット・ディザスターって。)」

 

そしてその光景を一緒に見ていた。

 

メザ「ぎゃあああああああ!?俺のスフィア・リムの征服がぁああああああ!?」

 

一葉「ふふ…」

 

メザ「おい!何がおかしいんだ!」

 

一葉「えぇおかしいわよ。アナタの計画が潰れて…やっと変身できるんだから!」

 

冷雨「待って!私たちの変身アイテムはアイツのシャットダウンで閉じられて変身出来なくなってる状態なのよ?」

 

一葉「ふっ、そうね。だけど冷雨、エーニャ。月夜たちの攻撃は見た?」

 

エーニャ「え?……あぁ!?」

 

メザ「まっ!?まさかっ!?」

 

そう、先程の3人のライトセーバーのコンビネーションはメザのドライバーに付いてるグレートアセンブルに直撃したのだ。メザは必死にアセンブルのスイッチを何回か押すが時すでに遅し。

 

既に機構自体が壊れて使い物にならなくなったのだ。

 

メザ「クソォ!?許さんぞ!異端の者どもぉーーー!」

 

一葉「バカね。エンジェルパラダイスを使ったアナタの計画は私たちが来た時点でもうオワコンなのよ!」

 

エーニャ「オワコンって言葉は使うもんじゃないと思うけど。」

 

そう言っていると一葉が何かを取り出した。彼女の右手にはデザイアドライバーとジクウドライバーを合体させたドライバーだった。

 

一葉「スフィア・リムを乱さんとする悪漢は……私がこの手で握りつぶす!」

 

ブレイクジクウドライバー!

 

ブレイクジクウドライバーを腰に装着した一葉はブジンソードぐらいのレイズバックルを取り出す。まるで時計のような形をしたものを分裂させた一葉。

 

一葉「さぁ、見せてあげる。スフィアキングバックルウォッチの力をね?」

 

冷雨&エーニャ「スフィアキングバックルウォッチ!?」

 

月夜&ブリュッヒャー「はぁああああああああ!?」

 

雷電「やれやれ…」

 

SET!OVER!Sphere KING!〜♪

 

一葉「豪華絢爛、一斉武装!」

 

スフィア!キングタイム!全ての次元を守護する戦士!

 

Wake up!Awakening!power beyond dimensions!

 

OVER!NEXT!Style!

 

「「!?」」

 

メザ「な、なんだ!?その姿は!?」

 

一葉が変身したのは仮面ライダー……ではなく、シンフォギアやプリキュアみたいな変身ヒロイン系の姿だった。

 

冷雨「か、仮面ライダーじゃない?」

 

エーニャ「なら…プリキュア?」

 

月夜「おい、プリキュアにしては衣装がおかしいだろ?」

 

ブリュッヒャー「じゃあなんだって言うんだ?」

 

一葉「ふふ、私はライダーの力をパージした。さぁ、覚醒した私の力を見せてあげる!」

 





まだ正式には言えませんが、形態の名前は『常磐一葉(覚醒態)』です。

帝王さんで言うところの覇王みたいな仮面ライダーとは別の力です。ただ、流石にその状態のトンチキ大牙くんには到底追いつけないですが、一兎、戦兎(紅イクト)を超越するであろう力ではあります。

次回

・一葉、覚醒した力を見せつける。


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・一葉、覚醒した力を見せつける。


それではどうぞ。


 

メザ「ふっ所詮は見掛け倒しだ!そんな力で俺の力に勝てると思うなよ!」

 

エンジェルパラダイスを或兎の世界に衝突させて破壊することを妨害され、さらには強制的に変身解除をさせるグレートアセンブルを破壊されたメザは怒り狂い、新たな姿へと変身した私に攻撃を仕掛けてきた。

 

一葉「遅いわ!そんな攻撃で私が倒せるとでも思っているの!」

 

メザ「ちくしょーーー!コイツゥー!」

 

私に攻撃が当たらないことに苛立ちを覚えたメザは黒と赤で染められたレイジングソードとギーツバスターQB9を取り出し、追い詰めようとした。だがそれでも私の相手ではなかったのだ。

 

メザ「くぅ!クソォーー!」

 

一葉「私のこの力で…アナタの野望を止める!」

 

と言った私はドライバーに装填されたバックルを1回押して待機状態にする。

 

フィニッシュ!タイム!フィーバー!〜♪

 

そしてそのあとにドライバーのロックを解除し、ジクウドライバーのように360度回した。

 

スフィアキング!オーバータイムブレイク!

 

オレンジ色で染められたスフィア粒子が放出されたあとに宙に浮いた私はそのままメザに向けてライダーキックを放った。

 

メザ「ぐっ!ぐうううう!」

 

一葉「はぁああああああ!」

 

メザ「くっ!ぬおおおおお!?」

 

一葉「おりゃあああああああ!」

 

メザは私の攻撃を耐えられずに防いでいた手を下ろしてしまう。そして…

 

一葉「はぁあああああ!」

 

メザ「ばぁ……馬鹿なァァァああああああああぁぁぁ!?」

 

メザはクロスリガドの機能を壊されてそのまま爆発四散してしまったのだった。 メザはその場で消滅。どこかへと消えていったのだった。その後、おばあちゃんがトルーパーを連れて現場に到着。コントロールルームの修復を行った。

 

空苑「ロイヤル様、私は何の罪を…」

 

ロイヤル「メザに操れれて行動してしまったことは仕方ないわ。アナタには引き続きエンジェルパラダイスの管理を任せます。」

 

エーニャ「でも或兎たちの世界に来ちゃったエンジェルパラダイスはどうするの?見たところまだ武力兵器は解除されてないけど…」

 

冷雨「例のISね?」

 

一兎「あぁ…それならあれを見ろよ。」

 

そう言われて下を見るとそこにいたのはエンジェルパラダイスから放たれたISを纏った兵士たちが次々と地面に倒れていた光景だった。そこには或兎、響子、咲姫などのみんなが手を振っていた。

 

一葉「或兎たち、止めてくれたんだ。」

 

冷雨「そうね……ん?」

 

エーニャ「どうしたの冷雨?」

 

冷雨「あれ見て!闇華の様子がおかしい!」

 

一葉「闇華!」

 

私たちが目を配ると闇華が地面に倒れていたのだ。急いで私たちは闇華のところに走っていく。そのあとに父さんも歩いてついて行くが…

 

闇華「はぁ……はぁ……はぁ……」

 

一葉「闇華、アナタ!」

 

闇華「もう限界かも……な?」

 

一葉「限界って……どういうことよ!」

 

闇華「そもそも俺はお前の影だ。ずっと長くいられるなんて無理だ。」

 

一葉「だけど!アナタはそれでも私のことを!」

 

闇華「もういいんだよ…エンジェルパラダイスの事件は終わった。俺はお前に貢献できた。嬉しいと思うよ。」

 

すると彼女の身体が紫色のスフィア粒子と共に消滅しだす…その光景を見て一葉は…

 

一葉「やだ!闇華!」

 

闇華「じゃあな一葉…いや、姉ちゃん。」

 

そう言った闇華はその場で消滅。一葉はその場で涙を流して崩れかけるのだった。彼女の消えた粒子を掴みながら…その光景を見た一兎は…

 

一兎「こ、これは…」

 

そう言った一兎はちょっとホッコリしたような笑みを見せたのだった。すると空苑が…

 

空苑「皆さん!エンジェルパラダイスをスフィア天界の頭上に戻します!しっかり掴まってください!」

 

そう言った空苑はエンジェルパラダイスのスフィアゲートを展開。この施設をスフィア天界のさらに上の空へと戻したのだった…

 

一兎「ふっ……一葉、冷雨、エーニャ。」

 

一葉「どうしたの?お父さん。」

 

一兎「実はスティア・リージョンの時からずっと隠していたんだが……お前たちに妹ができるんだ。」

 

冷雨&エーニャ「えぇ!?」

 

一葉「まさか…闇華って。」

 

一兎「まだリュミアのお腹の中にいる子供の成長した容姿を模したのだろう。それが一葉の闇として投影されたんだよ。」

 

冷雨「なんか不思議な話ね?」

 

エーニャ「えぇ……でも、どうしてそんなことが?」

 

一兎「分からない。それにアイツが開発したあの闇の何かは……俺も想像が着かない。いや寧ろ、あれはアイツが開発したんじゃない。」

 

ロイヤル「恐らく、誰かがメザに渡した得体の知れない何か……とだけね。」

 

そんななかで…

 

???「実験は成功したか。だがまだ改良は必要だな?」

 

裁希「待ちな?」

 

???「ん?」

 

裁希「お前さん。天導大牙……だが、俺の知ってる天導大牙じゃないな?」

 

大牙「よく分かったな?んで、俺になんの用だ?」

 

裁希「ダークネスシンジゲート、お前はそれに所属している平行世界の天導大牙…全ての元凶はお前たちにあるのさ。」

 

大牙「ふっ…いつから気づいた?」

 

裁希「あの周りに付いていたジェットエンジンの機構だ。あれはどれもスフィア天界の規則を超えてる。それにこんなことをできるのはダークネスシンジゲートだけだ。」

 

大牙「大正解……だが、殆どの機械やISは俺たちが提供したわけじゃない。」

 

裁希「どういうことだ?」

 

大牙「ふっ、なに…後に兵力で使っていたISたちを見れば分かるさ。」

 

そう言った大牙は裁希の銃を向けて発砲。だが彼はそれを手で召喚した魔法陣で防いだ。

 

裁希「ちっ……逃がしたか。(にしてもアイツが言っていた「兵力に使っていたISたち」ってどういうことなんだ?)」

 

様々な謎を抱えた裁希はその場を後にするのであった。

 




次回

・戦いが終わったあとに残った謎


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・戦いが終わったあとに残った謎


ではどうぞ。


 

一葉「ふぅ〜…」

 

エンジェルパラダイス事件から3日が経った。元の空域に戻ったその場所はメザが爪痕を残した戦力兵器を押収しながら元の場所へと戻っているという…

 

するとそこに…

 

ブリュッヒャー「よう、調子はどうだ?」

 

一葉「シャルロット。」

 

ブリュッヒャー「相変わらず仕事が山積みだな?何か困っていることがあるのか?」

 

一葉「特にないわ。」

 

シャルロットはあの一件以来、1週間に1回、スフィア天界に来ては後片付けを手伝ってくれている。何にせ今回の戦いは異端人を連れて戦う戦闘の中で1番に長かったことから、資料の整理や報告などがいつもよりも多かったのだ。

 

ブリュッヒャー「ワルキューレ達はあの後どうなった?」

 

一葉「一応、スフィア天界御用達のマンションで住まさせることになったわ。今回の件でおばあちゃんはスフィア・リム内にある登録されていない地球も目を通すことになったわ。天界に通らないであんな風になるのはもうごめんだからね。」

 

ブリュッヒャー「そうか……ところでここは?」

 

一葉「私の仕事部屋よ。この前の事件の一件でお父さんがくれたのよ。ここでは様々な資料の整理をしているのよ?」

 

ブリュッヒャー「なるほどな……ん?」

 

私とブリュッヒャーが話をしていると部屋の扉を開く。そこには大量の紙の資料を持っていたエーニャがいた。

 

エーニャ「お待たせぇ〜……これがエンジェルパラダイスの最後の資料だよぉ〜…」

 

一葉「お疲れ様エーニャ。これ終わったら少し休憩しましょう。」

 

ブリュッヒャー「私も手伝おう。」

 

エーニャ「ありがとうシャルロット。」

 

するとアンティークな電話機の音が鳴り響く。私は急いでその電話に出る。

 

一葉「はいこちら異世界対応局スフィア先鋭課。」

 

或兎『一葉か?ちょうど良かった。』

 

一葉「或兎じゃない!どうしたのよアナタ。」

 

或兎『実は困ったことがあってな?冷雨とエーニャを連れて俺たちの世界に来てくれないか?』

 

一葉「えぇと…エーニャは着いて来れるんだけど、冷雨はぁ…」

 

或兎『なんだ?なにかあったのか?』

 

常磐邸…

 

冷雨「フェッークション!あぁ……なんで風なんて引いちゃったんだろ。しかも筋肉痛だし。痛風も酷い…」

 

 

一葉「痛風と筋肉痛と風が同時に来ちゃって大変なことになって、家で休ませてるのよ。」

 

ブリュッヒャー「なんだその風邪引いた時に見る夢みたいな状況は…」

 

或兎『あっははは……ふっ、とにかく!見てほしいもんがあるんだ!場合によってはヤバいことなんだ!頼む!』

 

エーニャ「どーする?」

 

ブリュッヒャー「なら冷雨の代わりに私が行こう。嫌な予感がする。」

 

そんなわけで私とエーニャ、そしてシャルロットは或兎の世界へ向かい、彼らが待っている場所へとやってきた。そしてその場で見た光景は摩訶不思議だったのだ。

 

一葉「こ、これは…」

 

ブリュッヒャー「どういうことなんだ?」

 

或兎「見ての通り……セシリアだ。コイツらの仮面を剥いだら……何故かセシリアだったんだ。」

 

エーニャ「しかもこんなに沢山……もしかしてクローン?って、それにコイツらってまさか…」

 

或兎「あぁ、ここら一帯の奴らはセシリアさ。」

 

響子「セシリアだけじゃないよ。鈴音やシャルロット、ラウラと同じような顔のヤツらも大勢いた。」

 

一葉「それはそれで大変ね?……ん?ちょっと待って。」

 

咲姫「どうしたの?」

 

私は一度、1人で考えることにした。嫌な予感も考慮しつつ似たような事例を頭の中から見つけるために洗いざらい考える。そして……

 

一葉「そういえば聞いたことがあるわ。嶺賀の世界にコイツらのクローンが暗躍してるって話を本人から…」

 

ブリュッヒャー「おい、それってまさか…」

 

一葉「エンジェルパラダイスで私たちが戦っていたのを見計らって…何か別の計画の準備を進めていた奴がいた……って事になるわね。」

 

エーニャ「ねぇ、それってもしかして…」

 

一葉「えぇそうね…嶺賀が変なことに巻き込まれなきゃいいけど…」

 

一方、その嶺賀がいる世界に一葉に倒されたはずのメザがその世界で彷徨っていた。

 

メザ「うぅ……今度こそエンジェルパラダイスを俺の手にぃ!」

 

???「失敗したみたいね?メザ。」

 

メザ「れ、レビヌガ!?」

 

レビヌガ「失敗したらどうなるか分かってるって言ったわね?」

 

メザ「よせ!よしてくれ!俺はまだ死にたくない!」

 

と言ったその時だった。彼の体に一本の鋭い刃が貫通。そして…

 

メザ「がっ!?ぐはっ!?」

 

???「悪ぃな?レビヌガはお前さんが目障りなんだよ。」

 

胴体を剣で突き抜かれたメザはその場で倒れ、シルクハットを残して消滅したのだった。エンジェルパラダイスて失敗した彼を見たルネーツという人物はメザのシルクハットを取ってこう言った。

 

ルネーツ「どーするよレビヌガ。このままじゃヤバイぞ?」

 

レビヌガ「安心しなさい。そのうち、向こうから私たちの方に来てくれるわ。」

 

ルネーツ「ほぉーう…スフィア天界のヤツらか?」

 

レビヌガ「いいえ…私たちと同じISを持つヤツよ。」

 

ルネーツ「は?どういうことだよ?」

 

レビヌガ「ふっ、時期に分かるわ。」

 

この後、エンジェルパラダイスでの事件が嶺賀の世界で起きるある事件の原因であることを嶺賀は疎か、一葉たちスフィア天界の人間ですら彼女たちの暗躍に気づかないのであった…

 




この話はIS:黎牙物語に続きます。

IS:黎牙物語

https://syosetu.org/novel/287773/


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・幕間あれこれ2
・MERRY Xmas MERRY Ave_Mujica



スフィア天界のクリスマス、何かが起きてる…?


 

ラズベリア事件後のスフィア天界…一葉とエーニャは天界で執り行っているクリスマスマーケットを楽しんでいた。

 

一葉「クーリスマスが今年もやっーてくるー♪」

 

エーニャ「だいじなときはいーつも♪ふーふふふふ♪ふーふふ♪」

 

冷雨「アナタたちクリスマスでも平常運転ね?ホント最悪。」

 

病み上がりな冷雨を放ってクリスマスマーケットを楽しむ一葉とエーニャ。そんななかで…

 

???「クリスマスベアのぬいぐるみ、いかがですか〜?」

 

一葉「あ!見て見て冷雨!これ凄く可愛いよ!」

 

冷雨「クリスマスベアなんて珍しいわね?なんでこんなのが?」

 

???「私のお店の名物なのですよ!1つ700円ですわ。」

 

一葉「このサイズで700円!?」

 

エーニャ「安い…」

 

???「1個買っていきますか?」

 

一葉「んじゃ、1個くださーい!」

 

冷雨「ちょっと奮発し過ぎなんじゃないの?」

 

一葉「いいじゃん♪事件が終わってせっかくのクリスマスマーケットなんだもの、楽しまなきゃ損よ!」

 

エーニャ「そうそう、人生は楽しんでいかなくちゃ!あ、お姉さんありがとうね〜?」

 

???「毎度、ありがとうございましたわ。……常磐一葉。」

 

それから一葉たちは色々な屋台を見て周り、家へ帰ろうとしたその時だった。

 

「きゃー!ドロボーー!」

 

「あの野郎!チキンを奪ってサーモン置いて行きやがった!」

 

突然屋台から飛び出した男がサンタが持ちそうな白い袋を持って逃げていく。しかもサンタのコスプレをして…

 

一葉「うわ最悪!」

 

冷雨「一葉、エーニャ、ここは私に任せて奪われたチキンを!」

 

エーニャ「おっしゃー!せっかくのクリスマスイブを台無しにする悪いやつはとっとと逮捕だぁああああ!」

 

私とエーニャはチキンを盗んだ犯人を追いかける。

 

一葉side

 

突然として大量のチキンを奪って逃走したチキン泥棒を捕まえるため、彼を追う私とエーニャ。全く!クリスマスイブになんてことしてるのよあの男!

 

一葉「エーニャ!バイクで追うわよ!」

 

エーニャ「ちょっと!そんなことしたら周りのクリスマスマーケットが大変なことになるじゃない!」

 

一葉「んじゃ何で追えって言うのよ!アイツ、パルクールなみに足が早いわよ!?」

 

エーニャ「なら、ローラースケートでも履いてろ!」

 

そう言ったエーニャは履いていた靴をローラースケートに変形させ、私よりも先に犯人を追いかける。

 

一葉「何なのよそれ!あぁムカつく!私もバイクを使って安全なルートで追うんだから!」

 

そう言った私は近くにあったバイク自販機にコインを入れて乗る。

 

『お買い上げ、ありがとうございました。』

 

一葉「ボロになったら修理すればいいだけ!こんなの、すぐに直せる!」

 

と言って無茶を承知で犯人を追う私。その光景を見かけたエーニャは…

 

エーニャ「アイツ結局バイクに乗ったの?しかも自販機で売ってる中古みたいなヤツ!」

 

私の乗ったバイクにケチをつけたエーニャは犯人が持っている白い袋を取った。奪われた犯人はそのままズッコケで私のバイクにぶつかって吹き飛んでしまった。

 

一葉「ヘーイ♪人身事故〜♪」

 

エーニャ「フォーーーーー!!」

 

私はバイク、エーニャは元の靴に戻し、クリスマスチキンを奪った犯人を見つめる。

 

エーニャ「てやんでい!よくもみんなが大好きなチキンを奪ったな!大人しくお縄につけぇーい!」

 

???「いったたた……てめぇら…許さないぞぉ!」

 

そう言った男は光だし、ある怪人に姿を変えた。その姿はまるで鮭のようだった。

 

一葉「あらぁ、よく見たらサモーン・シャケキスタンチンじゃないの〜♪」

 

サーモン「お前ら!こんなところでチキンばかり売りやがって!クリスマスはシャケだろうがあああぁぁ!」

 

エーニャ「お前…クリスマスマーケットよく見てないの?」

 

サーモン「あぁ?」

 

エーニャ「時代はチキンだけじゃなくてサーモンも食ってるヤツが居るんだよ。手巻き寿司とかにサーモンあるでしょうが。」

 

一葉「サーモンマリネとかも売ってるじゃない。それなのにまだチキンに恨み持ってるわけ?」

 

サーモン「うぅ…うるせぇ!チキンじゃなくてサーモンがいいんだ!別にいいだろぉぉぉ!」

 

エーニャ「ちっ、相変わらずサーモン推しねアイツ。」

 

一葉「人のクリスマスを勝手に荒らすなこのサーモン信者がぁ!」

 

SET!OVER!Sphere KING!〜♪

 

一葉「豪華絢爛、一斉武装!」

 

スフィア!キングタイム!全ての次元を守護する戦士!

 

Wake up!Awakening!power beyond dimensions!

 

OVER!NEXT!Style!

 

エーニャ「私も行く!」

 

SET OVER!Sphere Boost!〜♪

 

エーニャ「掴め!その速さで!」

 

スフィア!ノンストップタイム!

 

アクセルスピード!目に見えない速さ!時止まる力!

 

ルルヴァ クロックブースト!

 

サーモン「え、えぇ!?な、何が起きてるぅ!?」

 

一葉「私たちを怒らせたのよ?それなりの覚悟は出来てるのかしらね?」

 

サーモン「えぇい…こうなったら!」

 

サーモンは目の前に大量のバトルマギアを召喚、逃げるための足止めとして私たちの前に立ち塞がる。それを倒すために私たちは前に出ようとしたが…

 

別の場所…

 

???「なるほど、あれが覚醒した常磐一葉の姿か…常磐エーニャが覚醒してるのは意外でしたが、私にとっては結構な見ものですわね?」

 

仮面を被った謎の女性はそう言ったあとに黒い銃のデバイスを取り出す。そして…

 

バルカン!

 

???「ちょっとだけ手を貸してさしあげますわ。」

 

デルタ!

 

仮面ライダーバルカンと仮面ライダーデルタのカードを取り出したあとに黒い銃に装填、一葉たちに襲いかかるバトルマギアに照準を合わせて撃つ。

 

???「バーン♪」

 

バルカン!スナイプ!

 

オブリス シュートブレイク…!

 

敵に着弾すると杭に変化する青いオオカミ型のエネルギー弾がその銃から発射され、バトルマギアたちを拘束、そのままルシファーズハンマーなみの弾丸が放たれたあとに彼らは赤い炎を出して消え去った…

 

オブリビオニス「これはわたくしからのクリスマスプレゼントですわよ常磐一葉。ま、クリスマスベアを買ってくれたお礼でもありますけどね?」

 

そう言ったオブリビオニスはその場から何事も無かったかのように去っていった…

 

一葉side

 

一葉「なんか…一瞬で消えちゃった…」

 

エーニャ「ねぇこれって、色々とチャンスじゃない?」

 

一葉「そうだね!よっし、さっさとあんな奴倒してチキンとサーモン食べますか!」

 

サーモン「え?」

 

フィニッシュ!タイム!フィーバー!〜♪

 

一葉「いくよエーニャ!」

 

エーニャ「はいな!」

 

スフィアキング!オーバータイムブレイク!

 

ルルヴァ!ブーストオーバーストライク!

 

私とエーニャは同時に飛び上がったあとにサーモンに向かってライダーキックを放った。それを喰らったサーモンは壁に激突。そして…

 

サーモン「クソォ!やられちゃった!けど、サーモンも食べてくれるなら…オォーケェーでーーーす!」

 

というセリフを言いながら爆発していったのであった…

 

それから数時間後、騒ぎを知ったザーナに事情を説明した。

 

一葉「ということがあってさ?」

 

ザーナ「なるほど…通りでクリスマスマーケットが騒がしかったのか。」

 

一葉「とりあえず、バイクはマーケットから遠くなったところで乗ったし…これで一件落着?」

 

ザーナ「だな…だが、なぜあのサーモンの怪人が現れたんだ?」

 

エーニャ「言われてみれば確かにそうね?」

 

冷雨「きっとクリスマスに嫉妬して復活して出てきたんじゃないかしら?」

 

一葉「まっさか、怪人墓場から?」

 

ザーナ「だとしたら緊急事態だな…だが、私は別件で忙しいから無理だ。お前たちで調査してくれ。」

 

一葉「別件って、アナタどうしたのよ?」

 

ザーナ「あぁ…ドール事件を追ってるのさ。」

 

冷雨「それって10年前に起きたスフィア天界にあるとある工場が爆破したって…」

 

ザーナ「あぁ…私はそれを調査するために今動いている。もし手を貸すことがあればこちらから声をかけよう。んじゃ、素敵なクリスマスを。」

 

そう言ったザーナはその場から立ち去っていった。無数のクリスマスグッズとグルメを買い占めた袋を掴んで…

 

エーニャ「ザーナも…楽しんでるんだね?」

 

一葉「その分仕事は頑張ってるのよ…さぁて!早くお家に帰ってクリスマスパーティよ!」

 

エーニャ「うっし!そうでなくっちゃ!」

 

そう言った私とエーニャは冷雨の腕を掴んでスキップする。

 

一葉&エーニャ「ジングルベル♪ジングルベル♪鈴がなるぅ〜♪」

 

冷雨「あ、ちょっと!私はまだ病み上がりなんだから暴れさせないで!ちょっ、やめてぇーーー!」

 

そしてその日の夜、一葉たち三姉妹は聖夜の夜で眠りについていた。そこに…

 

オブリビオニス「ブラックサンタの登場ですわ♪」

 

と言って先程のサーモン戦の時にこっそり助けたオブリビオリスが現れた。彼女は一葉が買ったクリスマスベアの後ろに何かを置いた。そしてそのまま静かにドアを閉めて急いで去るオブリビオニス。

 

オブリビオニス「ふぅ〜…今宵のスフィア天界の雪は綺麗ですわね。」

 

???「メリークリスマスオブリビオニス、常磐家にお邪魔してたの?」

 

オブリビオニス「ドロリス、メリークリスマス♪ 来ていましたの?」

 

ドロリス「当たり前だよ?なんたって仲間じゃないか僕たち♪」

 

オブリビオニス「そうですわね♪アビサルの本体は天導大牙に取られてしまいましたけど、設計図はコピーしたヤツを手に入れましたわ。」

 

ドロリス「そうだね。それで?何で使うの?そのISの設計図。」

 

オブリビオニス「面白いことですわよ?ワタクシたちのこれからの活躍を大幅にアップさせるためのね?」

 

ドロリス「へぇ〜…それは期待していいの?」

 

オブリビオニス「勿論ですわ♪」

 

ドロリス「なんか楽しそうだね!」

 

オブリビオニス「さぁ始めますわよ?ワタクシたち『Ave_Mujica』のマスカレイドが…」

 

スフィア天界の異世界対応局を眺めながらにこやかに笑うオブリビオニス。彼女たちが何者なのか、目的は何なのかは、まだ先の話…

 



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・来年も…


今年も終わり…新年が明け、新たな物語が始まる…

今年、最後の投稿です。


 

クリスマスを終えてから6日後、今年最後の日になった私たちは一体何をしているのかというと…

 

一葉「おおおおお!私が1位じゃあああああ!」

 

エーニャ「いや私だぁあああああああああ!」

 

冷雨「アイツらまたバカやってるの?」

 

一兎「みたいだな?」

 

リュミア「全く…」

 

スフィア天界では毎年最後の日には様々な素材で作った乗り物でレースをするという活気的なお祭り行事が行われていた。これをスフィア・年末祭という。そしてこの祭りには…

 

葉月「母さん右だって!エーニ姐さんが追い越しそうだよ!」

 

そう、私と月夜の娘がいたのだ。宇田川巴に似ているが、差程は大差ないだろう。そんなスフィア・年末祭のレースに出場しているのは私とエーニャ、そして…

 

月夜「いけ!もっと動けっ!」

 

私の夫である月夜。さらに…

 

煉「ほらぁ!俺のデスカートが動くぜぇーーー!」

 

態々と折紙の世界から参加しに来た煉さんも現れた。月夜は分かるけどなんで煉さんもいるの?

 

煉「もっと!もっと!俺の喫茶店に人が来ますようにぃ!」

 

一葉「その願いごとするために態々参加したんですか煉さん!?」

 

しかし、それ以上にヤバイカートに乗って参加してた奴がいた。それを見た一同は青ざめた顔をして…

 

「「え?(絶句)」」

 

大牙「はっーはっはっはっはっ!祭りだ!祭りだぁ!」

 

一葉「た、大牙さん!?何それ!?」

 

なんと大牙さんまでこのレースに参加していたのだ。しかも造ったカートが辰年ということもあってなのかめちゃくちゃ長い龍のカートを作成していたのだ。しかもめちゃくちゃ強そう…

 

一兎「アイツ参加してたのかよ。」

 

零瑠「あぁ…影を向かわせて参加させてるみたいだぞ?」

 

リュミア「流石は覇王…伊達じゃ無いわね……はぁ、一兎私ちょっと休んでくるから娘たちお願いね?」

 

一兎「あぁ、気をつけろよ?」

 

リュミア「うん。」

 

冷雨「(母さん、どうしたんだろう?体調でも悪いのかな?)」

 

そんななかでコースをそのド派手なカートで激走する私たち。それとは別に大牙さんは衣装もツッコミどころ満載だった。

 

大牙「見ろ!これが俺がこの祭りのために作った特製のコースターだっー!はっーはっはっはっはっはっ!」

 

エーニャ「なんでサンタコスしてるの!?」

 

一葉「クリスマス終わってますよ大牙さん!?」

 

大牙「本当のクリスマスは知ってるか?クリスマスはなぁ!年末までがクリスマスなんだよぉ!」

 

煉「ちっ!折紙の世界と嶺賀の世界で暴れたのにまだ暴れ足りないか!いい加減に懲りろよ!」

 

大牙「うるせぇー!俺に優勝商品のすき焼きセットをとらせろぉー!(ま、負けても質のいいスーパーで質のいい牛肉を買うんですけどね?)」

 

一葉「ふふふ…」

 

エーニャ「か、一葉?何笑ってるの?」

 

一葉「甘い!甘すぎるわ!そんなのでスフィア年末祭のカートレースに出るなんて100年早いわ!」

 

「「え?」」

 

一葉「ポチッとな♪」

 

私が自分のカートにある赤いボタンを押すとカートは変形。真ん中に龍の形をした大砲が前に飛び出した。

 

大牙「え!?」

 

煉「何だあれ!?」

 

月夜「あれ木でできてないだろ!?」

 

エーニャ「ウソォーーン!?」

 

大牙「てか!?この大会大砲アリなの!?」

 

一葉「ありよ!」

 

冷雨「アイツいつの間にあんなの作りやがった!?」

 

零瑠「なんか大牙に近いことしてるアイツ…」

 

そして一葉は他のカートたちに標準を合わせ、ロックオンする。そして…

 

一葉「ファイアァァァァァ!」

 

一同「ぎゃああああああああ!?」

 

一葉以外のカートは木っ端微塵。大牙が造った影は消え、煉と月夜、エーニャは気絶するのであった。

 

一葉「おっしゃーー!すき焼きセットゲットォォォォ!」

 

冷雨「あれ反則じゃないの?」

 

零瑠「あぁ…たぶん反則だろうな?」

 

『『今年の優勝は常磐一葉さんです!』』

 

冷雨&零瑠「反則じゃねーのかよあれ!?」

 

それから数時間後の常磐家…

 

エーニャ「う、うぇ……」

 

一兎「大丈夫かエーニャ?」

 

葉月「もう母さん…やり過ぎないようにって私さっき言ったろ…」

 

一葉「ごめんごめん。やっぱり1年経つとどうも派手にしたいなって思ってさ!」

 

冷雨「全く……年末になってクライマックスまでバカしてるのね?たく。」

 

リュミア「お帰りなさい。一葉の大好きなもの、沢山用意してるわよ?」

 

一葉「ホントッ!最高!ただいまー!」

 

リュミア「あっ、手をちゃんと洗ってね!」

 

と母さんの言うことを聞かずにリビングに向かった私だが…

 

一葉「あれ…アナタ…」

 

透子「お、お帰り。結構長かったね?」

 

一葉「アンタ!桃夢卿にいた!」

 

透子「その話する前に!手を洗ってきなよ!美味しい料理が台無しになるよ!」

 

一葉「あ、え、えぇ…」

 

そう言った私は手を洗ってリビングに戻った。そして…

 

一葉「母さん…これってどういう?」

 

母さん「あぁ…透子はアナタ達の姉なのよ。」

 

一葉&エーニャ「ブフゥウーーー!?」

 

冷雨「汚ぇ…」

 

一葉「え?私たちのお姉ちゃん!?アナタが!?」

 

一兎「えぇと…コイツは…」

 

リュミア「私と一兎の隠し子なの。ほら、桃夢卿の事件があったでしょ?あの時に手伝った黒いライダーが透子なの。」

 

一葉「な、なるほどね…」

 

透子「ごめんね〜?本当ならあの戦いが終わったあとにすぐ話さなきゃならなかったけど、母さんからの頼み事が多くてね…」

 

冷雨「それで会えなかったのね…でも、どうして私たちと一緒に?」

 

一兎「当時の状況が厳しかったから会えなかったんだ。だから一緒に住めなかった。」

 

透子「でもこれからはみんなと一緒に暮らすことになったからよろしくね!」

 

リュミア「それともう1つ…」

 

一葉「ん?まだあるの?」

 

リュミア「じ、実はお母さんね……に、妊娠したの。」

 

「「え!?」」

 

そう言った途端に服を少しあげ、膨らんだ腹を私たちに見せつけた。そして…

 

エーニャ「ゲッフォ!?グッフォ!?」

 

透子「ちょっとエーニャ大丈夫!?」

 

見て驚いたエーニャが口に含んでいた寿司を噎せてしまったのだ。

 

リュミア「ごめん…驚かしちゃったわね?」

 

一葉「い、いつから妊娠したの?」

 

一兎「エンジェルパラダイスの事件が終わった後だ。色々と大変だったぞ?」

 

一葉「そ、そうなんだ……あれ、どうしたの葉月?」

 

葉月「ご、ごめん…状況が追いついていけなくて…おばあちゃんの新しい子供は……アタシにとって、どんな人になるんだ?」

 

一兎「うーん歳の近い親戚、または義母って事になるのかな?」

 

葉月「そ、そうなんだ。色々と曖昧になるなこの家族関係。」

 

透子「というわけで、新しい子共々よろしくね!みんな!」

 

リュミア「さ、話すことも終えたし皆で食べましょう!」

 

こうして私たちは新たな家族と共にスフィア天界で過ごすのであった。新たな脅威が冷雨に迫っていることを知らずに…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「さぁ、私の実験を始めようか?」

 






速報、次章からコラボ回を始めます。詳細や募集は続報をお待ち頂ければかと思います。

次回

・謹賀新年ッ!あけましておめでとう!


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・謹賀新年ッ!あけましておめでとう!でも父さんの様子が…


正月回、何かが起こる?


 

一葉「あけましておめでとうぉぉー!」

 

エーニャ「フォーーー!」

 

一葉「おらぁ!新年早々バズーカ砲じゃ!おりゃ!おりゃ!」

 

冷雨&立希「新年早々と騒がしいんだよ!黙ってらんねーのかよこのドアホ共!」

 

ドォーーーン!

 

一葉&エーニャ「ぎゃああああああ!?」

 

燈「朝から……凄い元気だね。」

 

アノン「まぁそれが一葉たちだから仕方ないと思うよ?」

 

そよ「うん。うん。元気で何より。」

 

ラアナ「モグモグ」(抹茶パフェを夢中になって食べる)

 

新年が明けた最初の1日、私たちは王牙さん…つまり、神導家にお邪魔させて貰っていた。ラズベリア学園での出来事でお互いにいい関係を保てた私たちだが…

 

冷雨「父さんはまだ寝てるのね…」

 

王牙「ラズベリアには大牙が関わっているからな…疲れたのは無理もないさ。」

 

そよ「ねぇ!みんなでボードゲームしない?この間、新作を買ったんだ!」

 

一葉「おぉ!いいね!やりましょうよ!」

 

冷雨「新しいのになるとすぐ首を突っ込むわねこのバカ姉…」

 

一方、一兎はというと…

 

一兎「んん……うーん……」

 

???「んーーん……なんかダルいわぁ…」

 

一兎「んー……あ?」

 

???「え?」

 

「「……」」

 

一兎「……」

 

???「え、え?えぇ!?」

 

一兎「いやぁあぁあああああああああああああああぁぁぁ!?」

 

そしてその声はボードゲームをしていた一葉たちのところにも響き渡る。

 

そよ「ね、ねぇ今の声って…」

 

一葉「父さんの声だ!」

 

冷雨「急ぎましょう!嫌な予感がする!」

 

私たちは大急ぎで父さんが寝ている部屋へと向かった。そして向こう側には母さんと王牙さんの奥さん、ベレスさんがいた。

 

ベレス「アナタ!今、一兎くんの声が!」

 

王牙「あぁ、凄い悲鳴だった。」

 

すると…

 

???「アナタねぇ!なんだか知らないけど兄さんの前で全裸にならないで貰える?」

 

???「うるさい。アナタだって…一兎に余計なちょっかい出し過ぎなのよ。」

 

リュミア「お、お兄さん……か、一兎……うっ、うぅ……」

 

一葉「か、母さん?」

 

エーニャ「ヤバい…母さんが珍しく怒ってる!?」

 

冷雨「まさか父さん、こっそり浮気してたりして…」

 

立希「一兎さんの叫び声でツッコミの冷雨までボケになりやがった!?やっぱツッコミは私しかいねぇーー!?」

 

王牙「落ち着け立希!まずは中を確認するぞ!一兎、開けるぞ!」

 

と、王牙さんは右足1つで扉を蹴り飛ばす。その光景を見たベレスは…

 

ベレス「後で扉は直して貰いますからね!」

 

王牙「お金なしで治せるから仕方ないだろ。それに……は?」

 

「「え?」」

 

父さんが寝ている部屋を見るとそこには寝巻き姿のお父さん。そしてその右隣には真っ赤な長髪に真っ青な眼で赤と黒のワンピースにニーハイブーツを合わせた胸のデカい女性。

 

そしてその右隣にいるのは細い手足と陽の光を知らぬ白い肌、憂いがちな趣きの、美しい人形のような少女だ。私はベッドということで何かを察し、顔に手を添えた。

 

それを見た母さんは…

 

リュミア「アナタもついにアメーバになったの!?」

 

一兎「うるせぇ!戦兎と一緒にするなっ!」

 

女一兎「そうよ!一緒にしないでちょうだい!」

 

王牙「別にアメーバでいいんじゃねーか?大差は変わらねーんだし。」

 

一兎&女一兎「絶対に嫌だ!」

 

それから数分後…事情を聞いたおばあちゃんは煉さんを呼び、父さんの身体を調べさせることにした。そして…

 

一葉「煉さん!父さんの身体に何が起きたんですか?」

 

煉「スフィア粒子を溜め込み過ぎなのと消費し過ぎだな。摂取する魔力とスフィア粒子を急激に溜め込んだり、消費したりするのが激しいせいで何かがリミックスされてそこの2人が産まれたってわけさ。」

 

蒼子「私は一応、常磐蒼子。色々と理由が会って母さんの娘になりました☆」

 

久遠「常磐久遠。久遠寺有珠の有珠だと変だから…」

 

一兎「戦兎の野郎……ビックリするだろうな…」

 

蒼子「ねぇ兄さん、これから暇?」

 

一兎「あ?何でだよ。」

 

蒼子「良かったら一緒に戦ってよ。どっちが強いか勝負ね?」

 

一兎「いいだろう。伊達にスフィア天界を長く生きているんだ。負けるわけにはいかねーよ。」

 

そして……

 

ドォーーーン!

 

ドォーーーン!

 

ドォーーーン!

 

冷雨「うわ!やっぱり分裂してもトンチキしてる!?大牙さんほどじゃないけど!?」

 

久遠「うるさいわよ…もうちょっと静かに闘えないの…」

 

一葉「えぇと……蒼子さんが放った魔弾を父さんがライトセーバーで切り裂いて……」

 

エーニャ「そして蒼子さんもライトセーバーを取り出して父さんと対抗したぁああああ!」

 

冷雨「何ガチになって実況してんのよ!こんな状況は戦兎さんのところでは起きたけど私たちのところでは全然と起きてなかったからね!」

 

一葉「おばあちゃん。蒼子さんは父さんのことを兄さんって言ってたけど……なんで?」

 

ロイヤル「あぁ…もしかすると、一兎が転生したと同時に蒼子が産まれたんだけど…蒼子が何故か一兎と同化して…」

 

一兎「通りで最近、身体に違和感があるわけだ!ほんとっ最悪だ!」

 

蒼子「あら、妹が出来たのが嬉しいんじゃないかしら?」

 

一兎「うるせぇ!黙ってろ!」

 

するとその戦いに予想外の人物が現れた。

 

月菜「おぉ、やってるねー…」

 

一葉「月菜!?」

 

月菜「よっ、にしてもまさか一兎まであぁなるなんてな?だけど、アメーバじゃないんだろ?」

 

冷雨「そのアメーバって言い方やめなさいよ!父さんに失礼よ!」

 

月菜「別に変わりないだろ。プチ子だのギャル子だの知らねーけど、いいんじゃねーか?」

 

一葉「まぁどちらにしろ…父さんに妹ができたってことぐらいね。」

 

父さんのアメーバ現象もこれにて解決。正月早々、色々と騒がしかったのであった…ここで一句。

 

父さんが、分裂仕立ての、妹できた。

 

常磐一葉、心の俳句…

 





常磐蒼子 CV:戸松遥

容姿:蒼崎蒼子(魔法使いの夜)

一兎の急激な魔力とスフィア粒子の貯蔵と消費を繰り返したせいで誕生した一兎の妹。ロイヤルの血も引き継ぎつつも、その戦闘力は煉、戦兎、一兎を圧倒している。

根は優しくまともなのだが、その本質は非常にちゃらんぽらん。その剛腕ぶりと我が道を行く気質を持ち合わせている。

サンプルセリフ


「そんなところにいると蹴り飛ばすわよ?兄さん。」

「私は私の力で兄さんを超える。だからって出し惜しみしたりとかもしないわよ?」


常磐久遠 CV:花澤香菜

容姿:久遠寺有珠(魔法使いの夜)

蒼子同様、一兎の急激な魔力とスフィア粒子の貯蔵と消費を繰り返したせいで誕生した一兎の妹。戦闘力は無いが、一度は怒らすと止められなくなる。基本的に地球の人間が嫌い。だがとある人物とはお互いの立場上は仕方なく関わりを持ったに過ぎないが、現在はいつの間にか唯一の友人になっている。

細い手足と陽の光を知らぬ白い肌、憂いがちな趣きの、美しい人形のような少女。オリジナルの有珠のように魔術師としての生き方を絶対としている。普段は一兎たちの家にある改造した時計台に住んでおり、そこで蒼子と同居している。

能力

魔法を使った人形を操る人形師。直接戦闘のスキルは無いが、遠距離での攻撃と防御が凄く強い。その実力はあの大牙さえも認めるほど。

サンプルセリフ

「さあ――ごっこ遊びをしましょう。」


次回

・大変!冷雨がいない!


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・冷雨と平和な世界
・大変!冷雨がいない!



コラボ…開始。


 

嶺賀の世界の鹿児島にあるISを使う生徒たちの育成校、ラズベリア学園での事件が終わった私はスフィア天界に戻った。

 

今回の件でダークネスシンジゲートの詳細がより分かった私たちであった。ちなみにシャルロットは残っているスフィア・リムの事務作業を自分の世界ですとると言って一旦、元の世界へ帰った。

 

そして私たちはというと…

 

一葉「ゆらり♪ゆらり♪ゆれるの〜は♪桃色のpeach♪」

 

冷雨「朝っぱらからなに歌ってるのよバカ。」

 

エーニャ「かなり♪かなり♪ヤバいのは♪ぜっ……」

 

ジャキーン!

 

冷雨は剣を一刀取り出し、それをエーニャの頭に突き刺す。見事に刺さられたエーニャはそのまま血を流してしまう。

 

エーニャ「ぎゃああああ!?」

 

冷雨「アンタもアンタで乗っかって歌い続けようとすんじゃないの!」

 

エーニャ「いっ…痛ぇ…」

 

するとそこに…

 

リュミア「冷雨、買い物を頼んでもいいかしら?」

 

冷雨「買い物?」

 

リュミア「実は卵を切らしちゃってね?いつものお店で買いに行ってほしいの。」

 

冷雨「分かった。このバカ2人にやらせたら絶対に割っちゃうのは確定ね?」

 

一葉「ちょっと!余計なお世話よ!」

 

冷雨「はいはい。んじゃ行ってくるよ。」

 

リュミア「気をつけるのよ?」

 

冷雨「はーい。」

 

冷雨side

 

冷雨「全く…毎回毎回、一葉とエーニャはバカばっかりしてる…最悪よ。」

 

母さんの卵のお遣いを頼まれた私はそのたまごを買って家に帰る途中だった。

 

冷雨「にしても…」

 

私はさっきから背後に着いてくる謎の黒フードの集団に付け狙われていることに気づく。

 

冷雨「私をストーカーするなんていい度胸じゃない?」

 

そう言った私に黒フードの集団がナイフを持って襲いかかってきた。

 

冷雨「アナタたちは何者!私は今凄く忙しいの!」

 

冷雨がは黒フードの連中に声をかけるが、彼らは聞く耳を持たずに彼女を追い詰める。卵の容器が割れないように設計されているため、私はそれを手放して彼らに応戦する。

 

だがソイツらの攻撃は意外にも強かった。黒いフードの連中は私を囲んだあと、リーダーらしき人物が何かを取り出す。それは…

 

冷雨「スフィアゲートブック!?どうしてそれを!」

 

虚しく届かなかったその質問を無視した彼らはスフィアゲートブックを開き、ゲートを召喚。黒いスフィアゲートを展開する。

 

冷雨「ウソ!?吸い込まれて……きゃああああああああぁぁぁ!?」

 

冷雨は断末魔と共に謎の黒いスフィアゲートに吸い込まれたのだった…一方!

 

月夜「……」

 

レックス「元気ないな?何かあったか?」

 

月夜「レックス……あぁ、ちょっと心の中で胸騒ぎを感じてな?嫌な予感が起きなきゃいいけど……」

 

と、そんなことを思っていたその時だった。突如と爆発音が聞こえた。嫌な予感が当たった俺はレックスと共に爆破現場へと向かった。そこには見慣れない装甲を纏った兵士たちが現れた。

 

見たところストームトルーパーをベースに造られているが…

 

レックス「なんだありゃ…」

 

月夜「やっぱり…嫌な予感は起きたか。」

 

そう言った俺はライトセーバーを取り出して戦おうとしたが…

 

有翔「おっと、コイツらと戦う前に俺と戦って貰おうか?」

 

月夜「!?」

 

そう言った瞬間に現れたのは1人の男性。彼は俺に日本刀型の武器で襲いかかってきた。それを瞬時に避けきるが、彼はしつこく俺に刀を振りかぶる。そして剣同士がぶつかると同時に俺はあることを聞き出す。

 

月夜「お前か!アイツらを使役しているのは!」

 

有翔「なんの話だ?俺は何も知らないぞ?」

 

月夜「なんだと!?」

 

レックス「月夜!上だ!」

 

月夜「なに?」

 

そう言った途端、上空から2つのブーメランが降りかかる。それを投げたのは…

 

雷電「月夜、腕が落ちたんじゃないか?」

 

月夜「雷電!」

 

過去に数回、俺と世界の脅威と戦ってきた藤原雷電。本名はライ=スパークでジェダイナイトの1人だった。現在は異世界トータスで戦っているそうだが…

 

月夜「どうしてここに?」

 

雷電「妙なフォースを感じてな?嫌な予感がしてお前の世界に来たんだが、予想通りに当たったな?」

 

月夜「気をつけろ。アイツ、後ろにいる白いトルーパーたちを使役してないって言うんだ。」

 

雷電「となると第3勢力か何かか?」

 

月夜「そう見るべきだな?」

 

有翔「はっ、俺はただ単に闘いたいだけなんだよ。ソイツらと一緒にしちゃ困るんだけどな?」

 

月夜「言ってろ。ここで潰す!」

 

すると今度は敵のストームトルーパーたちが俺たちと戦った男に襲いかかる。どうやら別々の連中なのは確かみたいだ。

 

有翔「ちっ!邪魔くせぇ!」

 

その男は辺りにいるトルーパーたちを撃墜していった。すると今度はバトルマギアが現れて俺たちに襲いかかろうとするが…

 

ジューーー!

 

バトルマギアの一体の腹部が何者かに貫通された。そしてそのマギアの後ろにいたのは…

 

ブリュッヒャー「全く…元の世界へ戻ったと思ったら後戻りだ。嫌なフォースを感じたらこうだとはな?」

 

月夜「ブリュッヒャー!」

 

ブリュッヒャー「まずはコイツらを片すぞ!」

 

有翔「いや、その必要はないみたいだ。」

 

謎の男がそう言った途端、バトルマギアたちは次々と撤退していった。

 

雷電「追わないのか?」

 

月夜「敵の正体が分からないんだ。無理に追ったら大変なことになる。」

 

ブリュッヒャー「だな……んで?貴様は何者だ?」

 

有翔「えぇと…俺の名前は…」

 

とその男が自分の名前を公表しようとした途端、俺のスマホから着信音が流れ出す。その相手はなんと一葉だった。また何かに嫉妬しているだろうと思って出ると…

 

一葉『大変!大変!月夜!大変よぉーーーーーー!』

 

ブリュッヒャー&雷電「うるせぇ!」

 

月夜「デカい声出してどうした?」

 

一葉『月夜、大変なの!冷雨が……冷雨が!』

 

月夜「ん?」

 

一葉『冷雨が……いなくなっちゃったのーーーーーーーー!!!』

 





天導有翔(てんどうゆうと)
 CV:三木眞一郎

年齢:17歳


性別:男


身長:185cm


好きなもの:強いもの、鍛錬


嫌いなもの:弱いもの、自らの才能を活かさない者


一人称:俺


二人称:お前/貴様/呼び捨て/父さん(大牙)



大牙の息子。
基本的に憮然とした表情や冷徹な言動で、非常にプライドの高い性格の持ち主。
また、時折見せる言動などからも、戦士として高い闘争心を垣間見せており、愛莉と並んでバトルジャンキーな人物。


戦闘能力

『天ノ羽々斬』と呼ばれる日本刀型の神器を武器に大牙同様、魔法と剣術を組み合わせた近接戦闘を得意とし、魔法を体にエンチャントさせた格闘術も得意とする。



『天ノ羽々斬(あめのはばきり)』



天導有翔の持つ日本刀型の神器。
使い手の身体能力を強化させる能力を持つ、シンプルだが、使い手次第では強力な力になる。

次回

・行方知らずの乙女たち



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・行方知らずの乙女たち


ではどぅうぞぉ♪


 

冷雨「うっ……うーん…」

 

スフィア天界で謎の連中と戦った後、私は彼らにスフィアゲートに吸い込まされた。そして意識が朦朧としたあとに目を覚ますと私は見ず知らずの場所へとやってきた。

 

冷雨「ここは……どこなの?」

 

全く知らないところに来て困惑している私は立ち上がったあとに辺りを見渡す。まるで街の路地裏らしきところに来ているようだった。

 

冷雨「整理しよう…」

 

あの黒いフードの連中は意図があって私を襲ったに違いない。だけど…その目的は何なのかは未だに分からない。

 

冷雨「とりあえず…辺りを散策しないと。」

 

私はそう言って懐に手を添えるが……

 

冷雨「あ!しまった…買い物だったから変身アイテムをスフィア天界に…」

 

と、そんなことをほざいていたその時だった。

 

???「あれ?紗夜さんじゃないですか!」

 

冷雨「え?えぇと……誰ですか?」

 

あこ「ん?えぇ?紗夜さん忘れたんですか?私ですよ!あこですよ!」

 

冷雨「えぇと……人違いでしょうか?」

 

???「どうしたのあこ。そんなに慌てて。」

 

見知らぬ女子中学生に無理やり知り合いだと言われて困っている私。しかしそこにさらなる刺客が…

 

リサ「あれ〜?紗夜、アンタ髪を黒色に染めたの?」

 

冷雨「えぇと……」

 

また知らない奴が現れた。ワケが分からない…

 

友希那「リサ、どうしたの?」

 

冷雨「あぁ友希那……あれ?紗夜?」

 

紗夜「リサさん。どうしたんですか?……って、え?」

 

突然、私とそっくりの女性が私の前に現れる。髪がエメラルドグリーン、そして目が黄緑に染まっていた。

 

友希那「紗夜。アナタとそっくりよ?」

 

紗夜「えぇそうね…ソックリさんにしてはちょっと変だけど。」

 

燐子「まるで双子みたいですね?」

 

冷雨「えぇと…私は…」

 

と、そんなことを言っていたその時だった。周囲に複数の武装した構成員らしきヤツらが現れる。

 

リサ「うわ!?何コイツら!?」

 

紗夜「何なんですかアナタたち!」

 

冷雨「コイツら…まさか。」

 

そして彼らは黒いマスクを装着して変貌を遂げる。

 

冷雨「ブラックサタンの戦闘員!?どうしてこの世界に!」

 

友希那「(この世界に?)」

 

そう言ったその時だった。

 

絵空「ラブリー!」

 

由香「パワッー!」

 

ドーン!ズッツーン!

 

突然と私の前に金髪の女性と緑色のツインテールの女性が現れる。

 

冷雨「由香!絵空!」

 

由香「冷雨、大丈夫?…ってなんかソックリさんいない?」

 

冷雨「そうなの!私もワケが分からなくて!」

 

絵空「私たちの事情も話したいけど今はアイツらを倒してからにしないと!」

 

由香と絵空は私たちをブラックサタン戦闘員から守るために倒していく。しかし2人だけでは流石に限界があるのを私は察していた。

 

冷雨「くっ…どうしたら!」

 

と、そんなことを考えていたその時、足に何かが当たった。その場所を見ると足元にアタッシュケースが置いてあった。

 

???『戦え……常磐冷雨。』

 

変な声が聞こえたと思った私はそれが発せられた方向を向く。そこには黒フードを被り、仮面を付けて正体を隠した人がいた。

 

???「戦え常磐冷雨。お前が戦わなければ……コイツらは巻き込まれてしまう。」

 

謎の仮面の人物は声を電子的に加工していて正体が分からない。そんな彼がアタッシュケースを投げ渡して私に戦えと言ったのは何かしらの理由があるはず。

 

そんな私は疑心暗鬼になりながらそのケースを開ける。中に入っていたのはフォースライザーとドラゴンの絵が書かれたプログライズキーだった。

 

冷雨「フォースライザー…」

 

私はアタッシュケースからその2つに手を出し、フォースライザーを腰に装着する。

 

フォースライザー!

 

冷雨「ぐっ!?あぁ!?」

 

由香「冷雨!」

 

絵空「あれ、ヤバいんじゃないの!?」

 

冷雨「まだ……まだよっ!」

 

Violence!

 

冷雨「変身!」

 

フォースライズ!

 

アサシンドラゴン!

 

Break down…!

 

私はファングジョーカーのファングの部分とアギレラダークと001が合体したような姿へと変わった。

 

仮面ライダー黄昏 アサシンドラゴンの誕生である。

 




次回

・集まる人たち


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・集まる人たち


ではどうぞ。


 

スフィア・リムのとある場所でコツコツと靴の音を鳴らしてある会議室へと向かう男がいた。そんな彼の後ろにはある城の衛兵たちが次々と倒れていた。

 

???「さぁて…次は誰がギャンブルの相手をしてくれるのかい?」

 

一方、エルドラドの王室では…

 

大牙「ふーむ…今日も平和だね〜?」

 

蒼也「大牙様。スフィア天界から一報が…」

 

大牙「なんだ?」

 

蒼也「冷雨様が行方不明になったと。」

 

大牙「となると…アイツらが動きだしたか。」

 

すると…

 

ドォーーーン!

 

大牙の王室の大きな扉から椿が勢いよく吹き飛ばされてしまう。それを見た2人は驚いた顔をしていた。

 

椿「ぐっ…ぬぅ…」

 

蒼也「椿様!傷が!」

 

椿「大牙…気をつけ…て…何かが来る。」

 

大牙「なに?」

 

そしてその扉からセツナと夜架の首を掴んで歩み寄った男が現れた。

 

セツナ「くっ…ぐぅ!?ぬぅ!?」

 

夜架「がっ……離して…てぇ…」

 

蒼也「セツナ!夜架!」

 

大牙「ほーう…」

 

蒼也「貴様何者だ!」

 

そう言った途端に彼は2人を離して動かない状態にした後、蒼也をメダルの檻で閉じ込めた。

 

蒼也「あっ!?なんだこれは!?」

 

???「やぁ天導大牙。会いたかったよ?」

 

大牙「貴様…何者だ?」

 

アベンチュリン「僕はアベンチュリン。ジュエリーガーデン戦略投資部の高級幹部だ。いごよろしくね?」

 

大牙「何をしに来た?」

 

アベンチュリン「挨拶代わりの取引をしに来たのさ。」

 

大牙「取引だと?貴様のような見知らぬ奴と取引なんかするか。」

 

アベンチュリン「残念だなぁ〜…せっかく、今の状況を教えてあげようと思ったのになぁ。」

 

そう言って彼が取り出したのは1つの鍵だった。

 

大牙「それは?」

 

アベンチュリン「今回の黒幕の情報さ。噂によれば今回は様々な惑星に活動拠点を置いているんだとか。」

 

大牙「何を渡せばいい?」

 

アベンチュリン「君のアストラルライザーに入っている様々なライダーの戦闘データがほしい。」

 

大牙「それだけでいいのか?」

 

アベンチュリン「あぁ、それだけで構わないよ。」

 

そう言われた大牙はレプリカ状態のアストラルライザーに今まで収集した仮面ライダーの戦闘データを入れて渡す。

 

大牙「これでいいか?」

 

アベンチュリン「あぁありがとう。んじゃ僕はこれで失礼するよ?」

 

そう言ったアベンチュリンはその場から立ち去っていった。それを確認した大牙は彼から貰った情報を見ると…

 

大牙「これは……蒼也。」

 

蒼也「はっ。」

 

大牙「今回の敵……一筋縄ではいかないみたいだぞ?」

 

そう言った大牙は疲れたような顔をしてこう言った。

 

大牙「ブラックサタン…はぁ、何も起こらなきゃいいけど。」

 

一方、折紙の世界では…

 

折紙「んじゃあとはお願いね?」

 

八舞「えぇ、任せてちょうだい。」

 

折紙と天渡は沖縄に行く八舞を送っていた。そして彼女を見送った2人は喫茶店に帰ろうとしたが…

 

???「動くなっ!」

 

赤い服を着た人達が沢山と現れ、銃を使って客とスタッフを脅す。彼らは顔を動物のお面で隠していた。

 

獣「我々は獣!今からこの空港は我々が占拠した!」

 

獣たちが沢山の人達を人質に取って占拠しようとするが…

 

天渡「おい。」

 

獣「あ?」

 

ブン!

 

獣「ぐふぉ!?」

 

獣「てめぇ!誰だ!?」

 

天渡「それはこっちのセリフだ!俺の日本の玄関口で何やってんだ!」

 

折紙「えぇと…ここは天渡くんの空港じゃないんだけど…( ̄▽ ̄;)」

 

獣「くっ!ナメるな!」

 

今度は女の声がした兎の獣と榴火の獣が折紙に攻撃してきた。しかしそれを華麗に交わすが…

 

獣「ちっ……流石に一筋縄ではいかないか。」

 

そう言った彼らはなんとアバドライザーを取り出した。

 

折紙「ぜんぜん干支と関係ない奴に変身するの!?」

 

天渡「おぉふ…」

 

ヒット!オーソライズ!

 

一同「変身!」

 

シンクネットライズ! クラウディングホッパー!

 

"An attack method using various group tactics."

 

獣たちは仮面ライダーアバドンに変身して襲いかかってくるが…そこに心強い助っ人が現れた。

 

英澄「空港で暴れるなんて…お前たち、マナーがなってないみたいだな?」

 

なんと浮世英澄がデザイアドライバーを腰に携えてその場に現れた。

 

折紙「英澄くん!?」

 

英澄「待たせたな?あとは任せろ。」

 

MARK Ⅸ!

 

SET IGNITION!

 

英澄「変身!!」

 

REVOLVE ON!

 

(ブースト音)

 

DYNAMITE BOOST!

 

(狐の鳴き声)

 

GEATS Ⅸ!

 

READY――FIGHT!!!!!

 

折紙「あぁ…ありがたやーありがたやー( *ノ_ _)ノノ╮*_ _)╮アリガタヤー」

 

天渡「なに拝んでるんだよ。俺たちもやるぞ。」

 

折紙「う、うん!」

 

『セット(デュオ)!』



 

折紙「変身!」

 



『デュオアップ!』



 

『クロッシング!デュアル!ゴッド!』



 

『仮面ライダーエクリプス・アルテミス!』


 

折紙は仮面ライダーエクリプス・アルテミスに変身し、目の前にいるアバドンたちと戦っていく。そして…

 

折紙「これで終わり!」

 

英澄「さぁ、打ち上げだ。」

 

『エクリプス・クロスフィニッシュ!』

 

BOOST Ⅸ STRIKE!

 

残りのアバドンたちを折紙と英澄がダブルライダーキックで倒したのだった。

 

折紙「何なのコイツら…」

 

天渡「英澄、お前どうしてこの世界に?」

 

英澄「ちょっとな?」

 

すると…

 

スタッフ「大変だぁ!」

 

CA「どうしたの?」

 

スタッフ「さっき行った飛行機のお客さんのほとんどが何故か分からないけど、滑走路に置き去りされてて!」

 

「「え!?」」

 

CA「飛行機はどうしたの?」

 

スタッフ「客1人だけを乗せて行方不明になった。」

 

折紙&天渡「え!?」

 

天渡「1人だけって…まさか!?」

 

折紙「八舞ちゃんだけが……飛行機のまま?」

 

英澄「遅かったか。2人ともスフィア天界に行くぞ。」

 

折紙「え?どうして?」

 

英澄「連れ去られたのは彼女だけじゃない。」

 

天渡「どういうことだ?」

 

英澄「ネオンもアイツらに連れ去られた。嫌な予感がする…」

 

一方…

 

クロエ「……」

 

式「……」

 

イリヤ「え、えぇと…なんで私たち呼ばれたんでしたっけ?」

 

式「行方不明の事件を捜査するのを手伝うためだろ?」

 

リンゴ「その通り。まぁ…スカウトを最初に受けたのは私だけどね?」

 

フィグ「私はただ単に興味があるから着いてきただけです。」

 

イリヤ「あ、私はイリヤスフィール・フォン・アインツベルンなの。よろしくなの。」

 

クロエ「クロエ・フォン・アインツベルンよ?よろしくね?」

 

式「五十嵐式だ。コイツは俺の妻の…」

 

リンゴ「リンゴよ?」

 

フィグ「フィグです。」

 

クロエ「アナタたち一夫多妻だったの!?」

 

イリヤ「普通に友達かと思ってた。」

 

するとそこに…

 

一葉「うわあああああああん!冷雨ゥ!どこに行ったのよォ!」

 

月夜「おい一葉!落ち着けって!絶対に見つかるから!」

 

一葉「変なヤツらにスフィアホールに吸い込まれちゃったのよ!どーしてくれるのよぉーーー!」

 

響「え、えぇと…」

 

未来「これ…結構重症?」

 

エーニャ「そ、ツッコミがいないと常磐姉妹は機能しないのよ。」

 

大樹「代わりのヤツはいないのか?」

 

エーニャ「私がボケるときに一葉がたまーに突っ込むことがあるんだけど…まぁ、そんなのは稀だからあまり…」

 

一兎「みんな。集まってくれてありがとう。」

 

一葉「お父さん。冷雨の場所が分かったの?」

 

一兎「あぁ…冷雨があの黒いスフィアホールに吸い込まれて連れてこられた世界は……バンドリの世界だ。」

 

一葉&エーニャ「え!?」

 

一葉「ま、待って!待って!戦兎さんたちの世界のバンドリキャラなら知ってるけど、ましてやバンドリの世界!?オリジナルの!?」

 

ブリュッヒャー「おい一葉、しれっとメタ発言してるぞ。」

 

「「おいおい( ̄▽ ̄;)」」

 

一兎「ただ、それがオリジナルのバンドリの世界なのか…全く別の世界の物なのかは不明だ。だが、その惑星の周辺に……様々な星が存在している。サイズは地球の物と変わらない。どんな理由で維持していて、どんな世界なのかは検討もつかない。今、出発の準備をしている。みんなはすぐに乗れるように荷物の準備しておいてくれ。」

 

一葉「いこう。そこに冷雨がいるなら一か八かだよ!」

 

エーニャ「そうね。助けに行きましょう!」

 

一方、ジュエリーガーデンの会議室では…

 

トパーズ「ダラしないわよタルタリヤ。机の上に足を置いちゃダメだってママに言われなかった?」

 

公子「悪いけど、それは彼にも言えることなんじゃないかな?そうだよね?ギャンブラーくん。」

 

アベンチュリン「おっと…日頃から戦いに飢えている君には言われたくないね?」

 

トパーズ「それで?ナヴィアはどうしたの?」

 

召使「彼女なら、棘薔薇の会の業務で忙しいはずでは?」

 

と、そんなことを思っていたその時だった。

 

ナヴィア「いやぁーおまたせおまたせ♪」

 

召使「随分と遅かったな?何かあったのか?」

 

ナヴィア「まぁね……今回だけど二手に分かれましょう。」

 

召使「となると…厄介なことになっているんだな?」

 

ナヴィア「えぇ…トパーズとアベンチュリンは常磐冷雨が攫われたと思われる宙域に…私と召使は嶺賀の世界へ行くわよ?」

 

召使「ラズベリア学園で起きた事件が発生した場所だな?だが何故そこに行くんだ?」

 

ナヴィア「ハンドレッドが動くって噂を友人から聞いてね?支援しに行くのよ。」

 

召使「なるほど…なら家の子供たちはヌヴィレット殿に任せるとしよう。」

 

ナヴィア「セバスチャンたちにも頼んであるわ。まぁ、リネとかが凡その面倒は見てくれるのでしょ?」

 

召使「まぁな…」

 

ナヴィア「んじゃ、動きましょう。全てはジュエリーガーデンのために。」

 





アベンチュリン/仮面ライダーアベンチュリン CV:河西健吾

容姿 アベンチュリン(崩壊スターレイル)

ジュエリーガーデン「戦略投資部」の高級幹部。「十の石心」の一人で、「博戯の砂金石」という基石を所持している。

常に笑顔を浮かべているが、その本心を人に見せることはない。

運命の賭けによって今の地位を勝ち取った彼は、いつもどこか余裕があり、人生をハイリスク・ハイリターンな投資と見なしている。

その実力は予測不能で大牙以外の覇王軍の幹部や大牙の子供たち全員を凌駕する。(流石に大牙を超えることは不可能。)

スフィア天界でさえも彼の詳細な情報を掴めておらず実力ともに謎の人物である。


サンプルセリフ

「僕のことは好きなように利用してもいいし、裏切ったって構わない。利用と裏切りは価値交換の手段だからね。でも、僕は損する取引はしない主義だから…君も、僕をガッカリさせないように…」

「君は選択を選ばなくてはならない。勿論、その選択は逃げることはできない。」


仮面ライダーアベンチュリン

変身音

オール・オア・ナッシング・トリリオン!

アベンチュリン!

容姿:アベンチュリンが使用する博戯の砂金石にライダーの要素を足した姿。

アベンチュリンが『アベンチュリンキーキューブ』とダイスライズドライバーを使って変身する。ライダーの中でも変わった戦法を持っており、チップを使った遠距離攻撃、さらにはスロットやチップが沢山降りかかるような攻撃もでき、まるで相手とギャンブルをしているかのように戦う。

必殺技

ダイス・チャージ!

アベンチュリン!トリリオンブレイク!

スロットレバーを1回倒して発動する技。相手に強力なライダーキックを放つ。攻撃されてやられた相手は爆発した途端にメダルになって消える。


ダイス・チャージ!セカンドペット!

ジャックポットブレイク!

スロットレバーを2回倒して発動する技。敵の頭上に大量のメダルを降り注がせる。

ダイスライズドライバー

ナヴィアが開発したドライバー。キーキューブを中央のスロットに装填し、右側にある各操作レバーを使用して各ライダーに変身する。

アベンチュリンはスロットのような物。ナヴィアはレーザーレイズライザーがデザイアドライバーに装填したときのトリガー、トパーズはブーストレイズバックルのグリップが装填したものになる。

次回

・紅の丸山彩


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