JCの小生意気な妹の友達が恋人になりたいって言うから、ウソかどうか怪しかったけど、どうやらオレも恋人になりたいらしい (π×3パン)
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第1部 リナちゃんはキツイかもしれない
1 妹、親友から送られた動画を見てしまう


 二軒先に住んでいるリナは私の友達だ。いや、友達と言うより親友といった方がいい。

 

 ――まさか、その親友がこんな動画を送ってくるなんて思わなかった。

 

 

 

 リナとは小さい頃から一緒によく遊んでいたし、小学校もほとんどが一緒のクラスだった。うちの家族旅行に一緒に出掛けることもあったし、その逆もあった。

 夏休みや冬休みはお互いの家に行って泊まりがけで遊んだりしていた。

 

 今年の春、中学生になって、リナとはまた同じクラスになっている。

 

 その親友から昨日頼まれたのが、「親とケンカしたので泊まっていることにして欲しい」と言うこと。

 私のうちに泊まっていることにして、リナは彼氏のとこへ行くらしい。

 

 当日は一緒に遊ぶ予定だったから、うちに泊まればいいのにとも思ったけど、いつの間に出来た彼氏のところに泊まるって……。

 

 ずっと一緒だったのに、一気に追い抜かれた感じがした。

 聞けば彼氏は年上。心配だ。

 

 

 

 吹奏楽部で休憩しているときに、トイレに行った後、時間もあるから外に出て木陰でスマホをチェックする。

 木陰にいることもあって、日差しの割りに風があって気持ちがいい。

 見れば、リナから2件メッセージが届いていた。

 

 始めのメッセージが動画になっていたから、何気なく見ると――

 

 見えないように意識しているのかもしれない。でも、見える。

 それ以前に……。

 

「撮れてるかな?」

 

 リナは誰かの太ももの間に入っていた。全裸で。

 

「えへへ、じゃあ始めよっかな」

 

 小さいときからよく繋いでいた手で、何も修正なんてしていない男の人の性器に――怖いぐらい大きくなったそれを握っている。

 

「志穂~。見てる~?」

 

 信じられない。

 

 私もリナも子どもだと思っていた。――でも、子どもは私だけだったと痛感した。

 動画で見たことがあったけど、その時は一瞬で目を逸らして見るのをやめた。

 その男の人の、大きくなった性器を、親友は嬉しそうに両手でゆっくり上下に動かしている。

 亀の頭みたいな先っちょから何か出て来ている、ねばねばしたおしっこみたいなのをペロリと嬉しそうに舐めているところを、親友は私に見せつけてくる。

 

 目の前に見える、男の人の性器より、リナのしていることに動揺している。

 

「志穂のお陰で、昨日の夜、彼氏とい~っぱい、えっちなことしたよ~」

 

 まだまだいっぱいするけどね。と言ってリナは、その口で彼氏の性器にキスをする。

 それだけじゃない。

 リナは亀の頭を口を広げてどんどんその中へ入れていく。

 

「……うそ……リナ……汚いよ……そんな……汚いって」

 

 男の毛をかき分けるように片手を根元に置いて、もう片方は堅そうな性器を握って上下にゆっくり動かしている。

 リナが何をし始めているのかは、私は知っている。知っているつもりだ。

 

「ぶぷっ、ぶぷっぶぷっぶぷっ、ぶぷっ、ぶぷっぶぷっぶぷっぶぷっぶぷっ……ぷはぁっ」

 

 男の人の亀の頭の部分を唇で擦るたびに、密着しているのか変な音が鳴っていた。

 

「ほら、ここ」

 

 リナがちんちんの頭の部分の、段差のところを指差した。

 

「彼氏、ここ擦って上げると、気持ちいいんだって」

 

「な……んで……そんなこと」リナに教えるんだろう。

 

 親友が男の人の性器を口にしているところなんか見たくなかった。

 でも、なぜかその動画を止めることが出来ない。

 

 口と手がリズム良く上下に動いて、リナの彼氏の息遣いが時々聞こえてくる。

 私とおんなじくらいの大きさの胸が、性器の向こうでチラチラと見える。

 

「ちゅぱっ」

 

 唇が離れると、性器と口に粘ついたような糸が引いている。

 

「んふふ~……ちゅっ……れろ……れろれろ」

 

 リナの頭と同じくらいの長さの性器に、小さい舌で、おしっこする穴をくりくりと弄り回して、画面の向こうに視線を送っている。

 

「気持ちいい?」

 

 舌でぺろぺろ先っちょを舐め回し始めたところで動画は止まった。

 

「な……んなの? ……リナ……なんで?」

 

 どう言うつもりで送りつけてきたんだろう。

 

 

 メッセージはもう一つあった。

 そこにまた動画があることを知らせている。

 

 お腹がじんわりと温かい。

 自然と私はもう一つのメッセージに手を触れていた。



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2 三人で遊んでいたのは昨日のこと

 オレには年の離れた妹がいる。

 年が離れているとはいっても、オレは大学生で妹は中学に入ったばかり。

 差は7つだ。

 

 中学生の頃から面倒を見ろと親に言われながら過ごしてきた。

 最近は生意気になってきたものの、いなし方もだいぶ慣れてきたものだ。

 それと、妹の昔っからの友達のいなし方も同様。

 

 妹はよくゲームをしていると「ザコザーコ、ザコアニキ」と煽ってくる。

 よく家に来て遊ぶリナちゃんも妹の影響からかオレを煽ってきていた。

 友達のリナちゃんは昔、よく「志穂のお兄ちゃん」と呼んでくれた。

 小学校5、6年生の頃から、いつの間にか「蒼くん」と呼ぶようになって親しみが出て来ている。

 妹と違ってとても可愛らしいけど、悪のりなのか、妹に影響されてなのか、時々戸惑っているような感じで意地悪を言ってくる。

 

 まあ、よく冗談交じりでからかってくるんだ。

 

 

 その日は親の帰りが遅くなる日だった。

 

「ザコアニキぃ」

「やっぱ蒼くんザコだね~」

「いやー二人とも強いね。ハメ技から何とか抜けようと思ったけど、無理だった」

「ザコだから抜けらんねーよーだ」

「同じ手に引っかかるって、ザコだよ? 蒼くん」

 

 リビングで妹の志穂と友達のリナちゃんの三人で対戦型乱闘ゲームをしていた。

 

 オレも大人になったよな、と思う。

 

 中学生くらいまではゲームをしていても手加減は一切していなかった。

 だから妹とリナちゃんはオレと何のゲームをしても絶対勝てずによく泣いていた。

 

 今は楽しませようと上手い具合に手を抜いて遊んでやっている。

 

 女子二人に花を持たせるのだ。

 

 しかし、中学に入ってから二人の言葉遣いには目に余る物がある。

 

 たまたま妹が対戦で勝って腕を振り上げ、雄叫びを上げた時、オレの頬に――軽くだが――手が当たった。

 

 いつもなら「いてー」って言うだけで怒りもしないが、なぜか今日は腹が立った。

 

 次の対戦からは手を抜かず、二人のザコ煽りに乗らず、淡々とダメージを蓄積させ、余裕の勝利を得る。

 

「ザコなのに! ううううっ! もう一回!」

 

 怒り心頭になると妹は激ヨワになるのは昔から変わらない。余裕で勝てるようになる。

 友達のリナちゃんも怒った妹に焦りつつ、何とか勝とうと攻撃をしてくるが、ガードと回避を巧みに使ってカウンター。そして勝利を得る。

 

 20~30分近く、ザコ呼ばわりしていた相手に一勝もすることが出来なくなった妹はコントローラーを振り上げ――

 

 投げつけてくる物だと思ったけど違った。

 

「別ので遊ぶ!」

「そうしよ、志穂。……蒼くん意外とザコじゃなかったね」

「ザコだよ! ザコ!」

「志穂、別のゲームやるんだったらオレ、部屋戻るぞ?」

「ダーメ! お茶持ってきてよアニキ」

 

 仕方なく冷蔵庫からペットボトルのお茶を持っていくと、リナちゃんがコントローラーを握ってアクションRPGをやり始めていた。

 

「あ、アニキ。最初のあたりでいい武器落ちてなかったっけ?」

「そうだな。主人公は……それだと……森を抜けないと」

「蒼くん、覚えてるんですか? だいぶ前に遊んだって志穂から聞いたけど」

「まあね」

 

 胸を張ることでもないけど、謙遜しながら返事をした。

 

「ああ、アニキ、オタクだからこんなことはよく知ってるんだよ」

「オタクなんですか?」

「まあ、ゲームは好きだし、マンガも好きだよ」

「じゃあ、彼女とかいないんです?」

「何その、じゃあって……。オタクだと彼女いない、みたいな」

 

 質問するリナの言葉は何となく、嫌みったらしく感じる。

 

「いや、彼女はいたけど」

「あっ……っと、ここはどうやっていけば?」

「そこは、どうしても敵を倒していかないと目的地に辿り着けないから、一体一体おびき出して倒すしかないな」

「さすがオタクアニキ。よくそんなことまで覚えてるね」

 

 ホント何この反抗期みたいな妹は。

 昔は「にいちゃんと結婚する~」みたいなこといってたくせに。

 

「でも、結構な数がいますよ」

「そこを何とか」

「あはは。何とか行ってみます。……別れちゃったんですか?」

「まだ彼女の話し続けるの?」

「アニキの女事情聞いたって面白くないからゲームに集中しよ。んで、わたしのキャラと遊べるようになろうよ」

「……だね」

 

 友達のリナちゃんは可愛い子なんだけど、オレにザコザコ言うからなあ。

 丁寧な言葉遣いだけど、時々トゲのあることを言う。

 妹は毎回トゲのあることを言うクソガキだけどな。

 

 しばらく二人のやりとりを見つつ、ゲームのアドバイス係をやってると、リナちゃんが突然コントローラーを妹に渡した。

 

「まずい……時間だ」

「あ、そうだっけ。彼氏のとこにお泊まりだったよね」

「か、彼氏? ……お泊まり?」

 

 中学一年生だぞ?

 一年生で?

 って、彼氏はいてもいいかもしれないけど、お泊まりだと?

 彼女の身体を下からじっと眺めた。

 まだ小学校上がって間もないから、凹凸がほとんどない身体だ。

 でも、妹よりは成長しているように見える。薄着の時期だから、時々胸元からブラが僅かに見える。

 と言うか、ブラをする年頃になったんだなあとしみじみ思う。

 

「へへ。……志穂、悪いけどここの森抜けるまであと7匹くらいいるみたいだから、倒してセーブしておいててくれる?」

「え? え? あたし? こいつ面倒だからキライ」

「だって、リナと一緒遊べるようにするんでしょ?」

 

 リナちゃんはザコザコ呼ばわりする妹にはめっぽう強い。

 妹がリナちゃんを気に入っているかららしい。だから、リナちゃんはそれを利用しているようにも見える。

 意外と抜け目がないのかもな。

 

「そりゃ、まあ……」

「お願いね」

「じゃあ、玄関まで送ってから――」

「ダメー」

 

 妹の鼻先に指をくっつけてから、リナちゃんはバックパックを背負う。

 

「ザコ蒼くんから送ってもらうから、志穂はしっかりわたしと遊べるように成長させておいてね」

 

 オレの腕に捕まってくる。

 リナちゃんの小っちゃなおっぱいの感触が……。

 

「わ、わかった。……ザコアニキ、ちゃんと送ってってよ」

「何で今、ザコって言うんだよ。二人とも」

『ザコだから』

 

 ニッコリ笑って二人は答えた。



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3 【続】妹、親友からの動画の続きを見てしまう

 親友が彼氏の性器を咥えている信じられない動画が本人から送りつけられ動揺を隠せなかった。

 それでも、もう一つ送られてきていた動画ファイルを、私は震える手でタッチする。

 

「気持ち良すぎて、彼氏、間違って止めちゃってたみたい」

 

 大きくなっているちんちんの後ろでリナの顔が隠れる。

 どうやら、下の方から舌でぺろぺろして先の方へ向かっている。

 

 その一方で、亀の頭の形をした性器の先の方を、リナが手で包み込んで「ぬちゅぬちゅ」音を立てて動かしている。

 

「……はあ……はあ……っ」

 

 小さく彼氏の声が入る。

 何かをガマンしているようだ。

 

「ね……そろそろ?」

 

 動画の向こうでこっちの方へ、撮影者へ向けてリナは語りかけてくる。

 

「志穂、あのね? ……リナ……彼氏の飲んで上げるんだ。……彼氏も喜ぶし、リナも……彼氏の飲めて、嬉しいんだ」

 

 の……む?

 

 親友は何を言っているんだろう。

 違う、知っている。知っている。

 でも、リナが……うそ……うそだ……リナが……そんなことするはず……。

 

「ほら、志穂、見て」

 

 うっとりした表情でリナは一度性器の頭の部分を、その小さな口を大きく広げてパックリと咥えると、すぐにその亀の頭を見えるように出した。

 てらてらとぬめっているように黒くイヤらしく光っている。

 

「ほら……」

 

 性器を根元から握った手を上に押し上げると、おしっこをする穴からトロリと何かが出てくる。

 

「気持ちいい、とか、興奮すると、こっから出てくるの」

 

 そう言うと、リナは小さな舌を出して、アイスクリームでもすくうようにおしっこの穴を舐めた。

 

「それと、もうすぐイきそうなんだよね?」

 

 語りかけてくるのは私にじゃない。この撮影者にだ。

 

「ふふ~」

 

 にっこりと笑ってリナは男の性器にキスをする。

 

「いっぱい、リナの口に出していいからね。……志穂も、リナが彼氏のことイかせるところ、ちゃんと見てね」

 

 行く……ってイくってこと……イくって……男の人がイく……。

 

「くぷっ……くぷっ……じゅぷっ」

 

 イくってことは知っている。

 自分がイくってことはもう知っている。最近知った。

 たまたまアニキが大学に行っているとき、部屋に入るとエッチなゲームをしたまんまにしてあった。

 初めて自分で自分を触ったのはアニキの部屋だった。

 

 男の人がイくって……精子……だよね。

 

 リナが堅そうな棒のところを何度も摩るように、握って動かしている。

 男の人の亀の頭の部分が、リナの口から見えたり隠れたりしてイヤらしい音が立っている。

 

「ぶぷっぶぷっぶぷっ、ぶぷっ」

 

 音に混じって「ふう……ふう……」とリナの鼻息が聞こえる。とても切なそうにも聞こえる。

 頭を動かしているせいもあって、まとめた髪がほつれて、親友の頬に落ちる。

 それを手でかき上げる仕草は、同じ中学一年にはとても見えない。

 

「ふぅぶぷっくぷっくぷっくぷくぷ、んふぅくぷっぶぷぶぷっ」

 

 そんなに嬉しいの?

 そんな顔見たことないよ。リナ。

 うっとりして、胸のどきどきが止まらない。

 

 はあはあ、と男の息遣いが大きくなっている。

 

 リナの手が硬そうな棒から離れると、両手は男の腿の上に置かれる。

 

「んふっ♡」

 

 咥えたままリナは見上げる。

 彼氏にだろう。

 

 すると、画面が少しだけど揺れ始めた。と同時に男の腰が上下に動き出す。

 

「んふっんふっんうんうっぐぶっぐぶぐぶんふっぐぶっんっんっぶぷっぶぷっぶぷっんふっ」

 

 リナは男の動きに合わせるように、性器が口から離れないように頭を上下に動かした。

 小刻みに動いたり、親友の口の奥に入ってしまうんじゃ無いかと思うくらい突き上げたり、彼氏はリナの口に自分の性器を何度も入れる。

 

「リナ……なんで……リナ……」

 

 わけが分からなかった。

 リナの裸はお風呂に一緒に入ったことがあるから分かっている。

 でも、こんな動画で、男の性器を咥えているところを見るのはショックが大きい。

 

 唇がめくれたり、ちんちんと一緒に口に入ったりする様は、見ている私の心へ与えた衝撃のせいか動悸が激しい。

 

 次第に男の腰が早く動き始める。小刻みに、そして、それに伴って荒い息遣いも聞こえてくる。

 

 じゅぼじゅぼと音を立てて、リナの口が男のちんぽで(けが)されていく。

 でも、リナは嬉しそうに目尻を下げて、涎が落ちるのも構わず咥え続けていた。

 

「……ぅっ!!」

 

 抑えるような声が聞こえると同時に、ぐぼっとイヤらしい音と共に男の腰が突き上げられ、リナの口にその長さの半分近くが突っ込まれた。

 そして、ちんちんと腰が震えて、リナの唇の周りが白く濁る。

 

 ……精子……だ。

 ごくっとリナの喉の鳴る音がした。

 

「し~ほ、なに見~てるの~?」

「えっ! な、なにも!」

 

 突然後ろから声を掛けられ、スマホをホーム画面にして後ろを振り返ると、同じ部活の道子ちゃんだった。

 

「え? そう? ずっと、ここで何か見てたから、あっちから声かけたんだけど、反応無いから、面白い動画とか見てるのかな~って」

「な、なにも、なにも。ま、前、と、撮った写真とか動画見てたんだ」

 

 首を傾げた道子ちゃんは心配そうにこっちを見ている。

 

「顔赤くなってる~。……ここいるときも、もじもじしてて~、どっか具合悪い~?」

「だ、大丈夫だよ。……あ、そろそろ休憩終わり?」

「うん。あと少しだったから、探しに来たんだ~」

「あ、ごめんね」

 

 立ち上がると、顔が火照っているのが言われてやっと分かった。

 

「じゃ、戻ろっか」

「うん。いこ~」

 

 いこ~と言った道子の言葉に信じられない程ドキッとした。

 もう、親友のしているあんな動画は見ない方がいいのかな。

 

 そうだ。あとで消そう。

 もう一度見たら。

 消して忘れるんだ。

 

 私だって、あんなことをする機会がすぐに来るのかもしれない。

 だから、消してしまって普段通りにリナと接しよう。

 

 スマホをポケットに入れて、リナの動画のことは心の奥に入れて、私は部活に戻ることにした。



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4 リナちゃん、頭を下げるくらいのお願い

「蒼くんゴメンね」

「あ? ああ、別にどうってことないよ」

 

 玄関まで送っていくとリナちゃんは靴を片手に持つとクルリと振り返った。

 

「ね?」

 

 内緒話をするように片手で口を隠してリナちゃんは背伸びする。

 仕方なく腰を曲げて耳を貸した。

 

「蒼くんの部屋、行っていい?」耳元で囁かれるとこそばゆい。

 

「彼氏のところ、行くんじゃないの?」

 

 小声でオレも答える。

 

「ちょっと、ちょっとだけ。……気になることあって」

「なんだそれ?」

「いいからいいから」

 

 仕方なくオレはリナちゃんを前に、そっと廊下を歩いていった。

 

「オレ、もう部屋行くからな」

「はーい。アニキ、ありがとなー」

 

 お礼を言うのは昔から変わりない妹の可愛いところだ。

 

 友達の前では言わないから、ザコ呼ばわりするのも強がりなのかもな。

 アニキを顎で使うような強い妹を演じているのかもしれない。

 

 そんなことを考えていると、リナちゃんは先を歩いてあちこちキョロキョロ見回していた。

 靴を手にして、つま先を立てて、そっと階段を上がる姿は、可愛らしい泥棒だ。

 目の前にあるリナちゃんの背負ったバックパックを掴んでハンドル替わりに、前にいる彼女を誘導してオレの部屋に入れる。

 

 部屋に入るなりリナちゃんは靴を裏返しに置いて、何故か、すぐに土下座をした。

 

「どうしたの、リナちゃん?」

 

 昔っから呼ぶときはリナちゃんだった。中学に入っても、リナちゃんと呼べばニコニコ笑顔を返してくれて可愛らしかった。

 今はザコザコ言うけど。

 

「お願いがあります」

 

 頭を下げたおかげで、夏で胸元の緩んだブラウスの隙間から、彼女の緩やかな谷間が見えた。ブラはたぶん水色だ。

 これから今日は、その下着も、今まさに成長しようとしているその胸も、きっと彼氏に見られていろいろされるのだろうか。

 相手はどんなヤツなんだろう。

 まだ大人にもなっていないような彼女とどんなことをするんだろう。

 小さかった頃から知っているから、オレとしては複雑な気分だ。

 

「お願い?」

「志穂には……志穂には……内緒と言うことで」

 

 ポニーテールの髪をぺたりと絨毯に付けて頭を下げる。

 

「内緒って?」

「じ、実は……」

 

 顔を上げ、膝を付いて手を床に置いたまま前傾姿勢の胸元のなんと眩しい。

 気にした風もなく、その瑞々しい膨らみを見せつける。

 

「親とケンカしてしまって、今日は家に帰らないって出て来てるんです」

「あ、だから彼氏のうちにお泊まりなんだ」

 

 こんな可愛らしい彼女がどこか知らない男によって穢されるのか……。

 どこの誰か知ってるヤツだったら通報でもしてやろうか。

 

「今日は……志穂の家に泊まるって……志穂から親に連絡をしてもらって……」

「ああ、なるほど。オレが彼氏のところ行くって聞いたから、黙ってくれってことか。……ははは、そんなこと誰にも言わないよ」

 

 乾いた笑いしか出来ない。どこか、心も渇いている。

 

「その……実は……彼氏……」

「大丈夫。誰にも言わないから。……安心しな」

「なんて……実は、一度も……彼氏なんて……いたことなんて……なくて」

「そっか、いたことないんだ。……は?」

 

 胸元に釘付けになっていたオレの視線がリナちゃんの表情を捉える。

 気まずそうに斜め向こうを見ていて、「言いにくいことを言わなきゃなあ……」どことなく、そんな風に見える。

 

「……わたし……ちょっと……見栄を……見栄をですね……志穂に彼氏いるって、……見栄を張ってしまい……それが積み重なって……」

「そりゃ、中学生で彼氏は早いよなあ。お泊まりって聞いて、オレ、焦ってたよ」

「……焦って?」

 

 胸元へ向けようとした視線だったが、顔を上げたリナにばれないようにニッコリと笑って見せた。

 

「……い、いや。……り、リナちゃん昔から可愛かったから、彼氏いてもおかしくないかなーって思ってたけど、まさか、中学生になったばかりでお泊まりって聞いて驚いてちゃってさ。でも、安心したよ」

 

 ああ、身体を起こしてしまった。

 

 前傾姿勢でブラも胸元もよく見えていたのに、リナちゃんは頬に手を当てて「か、かわ、あ、安心?」と言って頬を赤くしている。

 

 でも、リナちゃんはまた前傾姿勢となった。――が、真剣な表情でじっと顔を見つめられると視線はそれに応えるしかない。

 

「今日、ここに泊めて下さい」

「はあっ?!」

 

 大声が出てしまってオレは口を押さえる。

 すぐにドアに耳を付け、物音がしないか確かめる。

 

 下のリビングにいる妹にまでは聞こえていないようだ。

 

「あの、今日、蒼くんの部屋に泊めて下さい。明日も親とケンカしていたら、明後日まで、とりあえず明日まででいいですから。……お願いします」

「妹に正直に言ってしまえばいいだろ?」

「そ、それは……ダメ、ダメです。……それだけは、ダメです」

 

 溜息を一つし「あんな妹に、そんなに見栄張りたいの?」と質問する。

 

「志穂だから……志穂だからこそ、なんです。ちょっと、ちょっとだけ、大人ぶってしまってたから……大人なところをですね……です」

「……う~ん。……親と仲直りしたら?」

「親とは……あっちが謝るまで無理です」

 

 まずいよな。

 オレの部屋で? 一緒に夜を過ごすって?

 まあ当然リナちゃんの方がオレをザコ呼ばわりするくらいだから興味は無いかもしれないけど。

 襲おうと思えば、華奢な手足の彼女なんて簡単に押さえ付けられそうだ。

 

 ダメだダメだ。

 何を考えてるんだオレは。

 その気無いとか有るとかってことじゃない。

 

「なんで、オレんところ? 志穂だって話せば分かるんじゃないか?」

 

 下唇を噛んで俯くリナちゃん。

 不満そうにした上唇がちょこっとくちばしみたく見えて可愛い。

 

 と言うか、小さかった頃からリナちゃんがこの体勢になると絶対口を割らないんだ。

 何を聞いても答えてくれないし、動こうとしないし、我が儘モードみたいになる。

 

 仕方ない、か。

 

「ばれないように静かにしていてね。親が遅くに帰ってくるかもしれないから、本当に注意してよ」

「うん……静かにします」

「じゃあ、晩ご飯をどうするかなあ」

「やった」

 

 両手で小さくガッツポーズをして身体を揺らしてリナちゃんは喜んでいる。

 

「志穂にもばれないように晩ご飯はコンビニからおにぎり買ってくるね」

「はい!」

「しーっ! 声大きい」

「……はい」

 

 しゅんとしてまた口をとがらせて俯いてしまった。

 

「妹の分のおにぎりも買ってくるけど、リナちゃんは何がいい?」

 

 ぱっと目を輝かせてリナちゃんは「たらこと明太子っ」と小さく元気よく答えてくれた。

 どっちも同じたらこだろう、という突っ込みは言わなかった。

 

「朝ご飯の分は?」

「しゃけとこんぶっ」

「志穂もしゃけとたらこ好きだからなあ。ちょっと数を注意して買ってくるか」

「念のため、電気消していくから。……ごめん。クローゼットとかに隠れててもらっても平気?」

 

 バックパックからナイロン袋を取りだして靴を入れながらリナちゃんはクローゼットをそっと開けた。

 準備万端だな。

 

「うん、だいじょぶ~」

 

 何に納得したのか、クローゼットを開けて中を確かめてオッケーサインをもらった。

 

「大人しくしてるんだよ」

「は~い」

 

 何が嬉しいのか、未だかつて見たこともないような笑顔でリナちゃんはクローゼットを自ら閉めて入って行った。



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5 ごそごそと何かを探していたと思えば

 失敗した。

 

 そもそも妹とリナちゃんがオレを陥れるために泊めてくれとか言ってる可能性がある。

「いいよ」と返事をすれば、二人からエロアニキだとかロリコンとか言われるのかもしれない。

 下手をすると黙っていてやるから金をよこせなんて言われるかもしれない。

 クローゼット開ければ二人がいて、オレを汚い物でも見てくるような視線を突き付けてくる可能性もある。

 

 飲み物やおにぎりを買ったコンビニのナイロン袋が重く感じられる。

 

 足取り重く、家に帰ると妹がゲームを片付けているところだった。

 

「ほれ、これ」

「ありがと~」

 

 コンビニへ出掛ける前に、志穂に念のため欲しいおにぎりを聞いておいた。

 夜に二個食べて朝は一個でいいらしい。

 明日は午前中から塾で、そこに通う友達と買い食いするからいらないようだ。

 午後には部活だそうだ。

 妹はおにぎりを三つ受け取ると、嬉々として階段を上がって自分の部屋へ行く。

 二階へ行けば、手前に妹の部屋があって、物置をおいて、廊下の奥にあるのがオレの部屋だ。

 

「あ! アニキ」

 

 そこにリナちゃんも一緒にいて、オレを馬鹿にするのか? と身構えた。

 

「パパとママから『今日帰ること出来ないから』、だって」

「え? 遅くなるってだけじゃないんだ」

「うん。なんかトラブルあって明日も怪しいってさ」

「そ、そっか」

 

 どこか、気まずさを感じる。

 

「オレ、今日風呂入らないかもしれないから」

「きったないなあ。……臭くならないようにしてよね」

「いつオレが臭かったことあるんだよ」

 

 ふんっ、と鼻で返事をして志穂はドアを乱暴に閉めて部屋に入っていった。

 

 部屋へ戻ると真っ暗なままだった。

 でも、クローゼットの隙間から明かりが漏れている。

 部屋の明かりを点けずにクローゼットを開けた。

 

「ん? なにやって――」

 

 クローゼットの中は押し入れと違ってそれなりに広い造りになっている。

 リナちゃんなら動くのに十分な広さはある。

 スマホの明かりを頼りに、クローゼットにしまってあった本を物色していた。

 

「はっ!」とビクッとしたあと、「……へ、へへへ」とリナちゃんは舌を出して申し訳なさそうにしていた。

 

 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

 

「そんなに散らかさないで……何か捜し物? マンガだったら、言ってくれれば出して上げるから」

「あ……そのお……」

 

 部屋の明かりを点けると、クローゼット内の惨劇を片付け始めるリナちゃん。

 こんなに散らかして、下にいた妹によくばれなかったものだ。

 やっぱり二人でオレをからかおうとしているのか?

 

「どんな……マンガ……趣味してるのかなあって」

「そこにあるのはもう読まなくなったけど、好きなマンガだよ。もし読みたかったら言って。静かにしてるなら部屋のマンガ好きに見ていいからね」

「は~い」

 

 クローゼットから這って出て来てリナちゃんは手を挙げての返事だ。

 この娘、オレに見せようとしているのか、ってくらいに頻繁に胸元を見せつけてくる。

 

「じゃあ食べようか」

「は~い」

 

 ニコニコするリナちゃんは何でも嬉しそうだ。

 ぺたんと座り、嬉しそうに両手でおにぎりを掴んで、小動物のようにおにぎりを食べる姿がとても可愛いらしい。

 それを見ていると眠くなってくる。

 動物が食べ物を食べている姿を見ていると眠くなるのは妹も同じらしい。

 オレと妹がリナちゃんの食べる姿を見て眠くなるのは珍しく同意見だ。

 

「はい飲み物。……お茶で良かった?」

「うん」

 

 両手で受け取ってボトルキャップを「えいっ」と開け、くぴくぴと飲む姿に癒される。

 

「あの……」

「ん?」

「……置いて……ないんですね」

「何のこと?」

 

 二つ目のおにぎりを頬ばり首を傾げる。

 

「男の人だったら必ず隠してるって……」

「え? エロ本のこと?」

「……はい」

 

 真っ赤になってリナちゃんは小さく何度もこくこくと頷いた。

 

「リナちゃん、ひょっとしてエロ本探してたの?」

 

 返事はなく、リナちゃんは小さく頷く。

 

「リナちゃんがそんなの探すって信じられないなあ」

「だって!」

 

 それを探し出して二人でオレをからかおうってか?

 

「一冊も置いてないよ」

「ええっ!!」

「どこ探したって無いよ」

「……え?」

 

 リナちゃんは口を少し震わせている。

 

「……蒼くん……まさか……まさか……男の……男の人が」

「何でそうなるの」

「だって……男の人って……自分の趣味がエロ本に反映されるって……ないってことは……ええっ!」

「大きな声を出すなって」

 

 頭を抱えてリナちゃんが突っ伏した。

 静かにと指を口にあてる。

 

「仮りにオレが男の人が好きならそういう本はあるって」

「……そんなことを知っている蒼くんは……やっぱり男の人が――」

「オレに彼女がいたって言ったよね?」

 

 絨毯を爪でばりばりしながら、何やら悔しそうにしていたリナちゃんの動きが止まった。

 

「じゃあ、どんな彼女だったか教えて下さい」

 

 がばっと起き上がり、前のめりになったリナちゃんの胸元がまた見えた。

 見せつけてるのか、オレの視線がそっちへ行ってしまうのか。

 溜まっているといえば溜まっている。

 そのせいかもしれない。

 

 リナちゃんはそんな思いなんてつゆ知らず、興味津々の眼差しをオレに向けていた。

 



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6 興味ある年頃なのかもしれない

 ズイッと前のめりに来るリナちゃんの胸元を見ないようにしながらも、その僅かな膨らみが視界に入ってくる。

 

「え? なに? オレのそんなこと知っても面白くないでしょ」

「面白くない。そんなの、そんな、そんな話聞いたって、面白くないに決まってます。でも、……それは……う」

 

 何か酷いこと言われた気がする……。

 

 苦い薬でも飲んだような顔をしてリナちゃんは言葉を続けた。

 

「……でも……興味はあるんです」

 

 胸元で拳を握って、ずいっと寄ってくる。

 

 近い近い。

 真剣な眼差しを向ける美少女から、まともにその視線を受けるのはつらい。

 

「分かった。……分かったから」

「じゃあ、最初の彼女はどんな人でした?」

 

 近付くリナちゃんから、オレの方が身を引いてソファに腰を下ろした。

 二人掛け、頑張れば三人座ることの出来るソファにリナちゃんが隣に腰掛けた。

 

「最初の彼女は中学生の時だったな。卒業の時に別れたから、二年の時から付き合ってたのかな」

「どんな感じの人です?」

「ん~、ショートカットで」

「ショートカット……」

「大人しい感じで、かといって人付き合いが悪いわけじゃなくって」

「ふんふん」

 

 なんなの?

 食いつくように話を聞いてくる。

 

「ああ、生徒会で副会長してたっけ」

「ふんふん……それで、その彼女とはどこまで?」

「えっと、Bかな?」

「Bまでっ!」

「って何言わせるの。あと静かに」

「は~い」

 

 反省している様子もなく「次の彼女さんは?」と尋ねられた。

 身長差のお陰で胸元がよく見える。

 

「次は、……高校で、3人と付き合ったかな」

「どんな人? どんな人? あ、髪型は?」

「髪型ぁ? ショートカット、ベリショ、……あとは~シャギーの入ったショートかなあ」

「……蒼くんは……短い髪の人が好きなんですね」

 

 下ろせば肩甲骨を超えそうなくらいの自分の長いポニーテールの髪を手に取って、苦々しい表情でリナちゃんは見ている。

 

「……体型は? 体型は?」

「体型? 太ってるとか、ガリガリとか?」

「……胸、大っきいかった?」

「小さかった人もいるけど、二人はDかFかな? スタイルはみんなよかったかな。お尻の大きい子もいたよ」

 

 俯いたリナちゃんは口をとがらせている。

 なにやらブツブツ言っているけど、よく聞こえない。

 視線を胸元へ向けると、ちょっと大きめのブラなのか、少しだけ緩い場所から膨らみのその先が見えそうな……。

 

「ダイガクデハナンニントツキアイマシタカ」

 

 何か機械みたいに感情が入らないリナちゃんの声がおかしい。

 

「大学では一年の時から、この前の6月までに一人だよ」

「一人……」

「髪はロングでスタイルは普通」

「普通って?」

「Cって言えばいいの?」

「……C。……その……高校生からの……彼女さんたちとは……どこまで」

 

 お茶をグビッと一飲み。

 

「リナちゃん、妹からオレの趣味とか付き合った人、聞けって言われた?」

 

 横を見て聞くと、絶対違うと言うことを表したいのか、両手の手のひらを見せて、ぶんぶん振って否定している。

 

「あ、あの……や、やっぱり中学生にもなったので、それ系のことが……気になるのです」

 

 耳まで真っ赤にして、リナちゃんはもじもじしている。

 

「それ系?」

「……あの、……その、……やっぱり大人……大人に憧れるのです」

「どうして?」

「……恋人……恋人に……なりたい……付き合いたい……彼女になりたいんです」

「ははあ。好きな人はもう大人なんだ」

「あ、その……」

「そっかあ。……答えてもいいけど、その手の話をしても毛嫌いしないでね」

「う、うん」

 

 リナちゃんの香水なのか、それともシャンプーの匂いなのか、いい香りがするくらい、近付いて聞いてくる。

 見下ろす位置にいる彼女の胸元がよく見えるけど、あんまりジロジロ見れば勘付かれるだろうから、ゴホンと咳払いをして元カノのことを話すことにした。

 

「中学校の頃は、そうだなあ……キスをしたとき、腰を抱いてたからお尻触ってて、イヤじゃなかったって言ってたから、胸とか触らせてもらったことあるけど、受験に差し障りあるからって、二人で話し合って別れたなあ」

「ちゅ、中学校で?」

「そう。……高校の頃は、最初に付き合った子とは、……最後までしちゃったかな」

「髪の短い子です?」

「うん」

 

 自分の髪を弄りながらリナちゃんは何だかガッカリしているようにも見える。

 

「高校の時に付き合った二人目とは、ゲームとか趣味が合わなくてキス止まりで、三人目の子とも最後までして……結構いろいろ興味がお互いあったから……いろいろと……そう、いろいろと……した……か」

「いろいろ? いろいろってどんなこと?」

 

 オレの太腿に手を置いて身を乗り出して聞いてくると、オレも緊張のせいか、胸がドキドキしてくる。

 やっぱり子どもでも女子は女子だからな。

 

「いろいろは……いろいろ。リナちゃんはまだ知らなくていいよ」

「ぶううぅ」

 

 頬を膨らませて怒っている姿も昔っから変わらない。

 

「じゃあ、大学の……この前まで付き合っていた人は?」

「そりゃ、高校も出れば大人だし、お互いきっちり分別を持ってすることはしてたよ」

「ふんべつ?」

「お互いしたくても、避妊とかね」

「へえ」

 

 何か知らないけど、リナちゃんが偉そうにふんぞり返っているようにも見える。

 胸を張っているから、成長しているんだな、と思わせるような膨らみは確認できた。

 僅か、ではあるけど。



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7 久しぶりの一緒の布団

 結局、食後のお菓子を食べながらリナちゃんとこっそりいろいろな話をしていた。

 ビックリするたび、彼女は大きな声を上げるから、妹に聞こえやしないかヒヤヒヤしながら。

 

 実は罠で、志穂に筒抜けじゃ無きゃ良いんだけどなあ。

 

 オレだけお風呂に入るわけにも行かないし、早い時間だったけど、押し入れから布団を出して、ここに寝るようリナちゃんに言った。

 

「え? ソファに……ふとん?」

「え?」

「ソファと小さいテーブルがあったから……てっきり蒼くんって、ソファで寝るんだと思ってました」

「ベッドって狭くなるから好きじゃないんだ。布団は万能だよ」

「でも、布団があって、蒼くんがソファで寝てたら……志穂が部屋に入ってきたら、変に思われないかな?」

「あ……ああ……そうか」

 

 洗面所に歯も磨きに行けないから、リナちゃんには悪いけど歯磨き代わりのガムを渡して食べさせる。

 

「んじゃあ、オレ、押し入れで寝るから」

「志穂が入ってきたら……」

「いや、リナちゃんを押し入れで寝かすわけにいかないから」

「……でも」

「あ、オレがソファで寝て、押し入れの中で布団使って寝てもらう、かな」

「……でも」

「ちょっと狭いけど、ごめんね」

 

 布団を畳もうとしたオレの腕にリナちゃんがぎゅっとしがみついた。

 成長真っ盛りなのかもしれない、その胸の僅かな柔らかさを感じる。

 小さかった頃に何度かしがみつかれてたけど、それとはまったく違っていた。

 

「蒼くん……昔、志穂と三人で昼寝したり、お泊まりの時に一緒に寝てたり、……リナ、一緒寝るのイヤじゃないよ」

「そ、そんなことあったっけ?」

「あったよ。二人でどっちの布団で寝るか蒼くん奪い合って、結局蒼くんが志穂とリナの間で寝るっていうことあったよ。……蒼くん、布団と布団の隙間で寝て、結局布団の上で寝れなかったけど」

 

 うろ覚えだけど、二人からしがみつかれて、寝相で蹴られまくったことは覚えている。

 

「でもさ――」

「だって、リナ、まだ子どもだから、蒼くんだったら何もしないでしょ」

「そ、そうだね」

 

 釘を刺された。

 だったら胸を押し付けないで欲しいものだ。

 

「分かった……」

「やった! 久しぶりに蒼くんと寝れる!」

「だから、しーって」

「は~い」

 

 大きい声で喜んでヒヤヒヤもんだけど、ニコニコしているところが可愛らしいんだよなあ。

 これ、ホント二人から試されてるような気がする。

 

「あの、パジャマに着替えるから……」

「ああ、そうだね」

 

 オレは部屋から出てトイレに行く。

 一回抜いといた方がいいのか?

 なんて思いつつ、用を足して部屋に帰ると、リナちゃんは上下可愛らしい薄い緑色のパジャマに着替えていた。

 さっきまで着ていた服より胸元がやけに広く見えるのは気のせいか。

 いや、気のせいじゃない。

 ブラの色が水色だと確信できるくらいチラチラ見える。

 ボタンで留められるはずなのに。部屋だってそんなに暑くない。

 

 布団へ行ってタオルケットを掛けたのを見て、部屋の明かりを消す。

 リナちゃんと二人っきりの部屋は、グロー球の僅かなオレンジ色に染まった。

 

「明かり……消して欲しいな」

「真っ暗なるよ」

「じゃあ、カーテン開けて下さい」

 

 じゃあ全部消さなくても、と思いつつ「うん」と返事をしてカーテンを開けてから小さな明かりを消した。

 

 今日は満月のようで、外に何があるのか分かるくらい明るい。

 グロー球を付けていた方が暗いんだけどな。

 布団へ向かうと、身体を起き上がらせ、リナちゃんがじっとオレを見ていた。

 月明かりのせいか、どこか大人びて見えるリナちゃんは何か言いたげに見える。

 

「なに?」

「ううん」首を振ってタオルケットを被ってリナちゃんは横になった。

 

「普段だったらまだ起きてるんだけどな」

「リナも起きてるよ」

「いつも何時に寝てるの?」

 

 他愛ない話をしながらリナちゃんの方を見ないように背中を向けた。

 クーラーの効いている部屋は涼しくて気持ちが良い。

 タオルケットで丁度だけど、その背中に熱い感触が。

 リナちゃんの、手、なのかな?

 

「蒼くん」

「うん?」

「蒼くんって、ショートカットの人が好きなの?」

「いや、そうじゃないよ」

「おっぱい大きい人が好きなの?」

「必ずしもそうじゃないけど、大きい方がいいかな」

「同じ年じゃないとダメなの?」

「う~ん、……好きになった人だったら、その人がタイプになるんだろね」

「……あのね」

 

 かすれるような声がして、リナちゃんが起き上がった音がする。

 

「ていっ」

 

 オレの身体をごろりと回転させた。

 意外と力がある。

 

「リナちゃん?」

 

 胸元へ入ってきたリナちゃんをオレは見下ろした。

 見上げているその口にリップでも塗っているのか、その唇は月の明かりに照らされて魅力的な光沢がある。

 シチュエーションがそう見せているのか、リナちゃんの可愛らしいところと、綺麗なところ、二つ合わさっていた。

 

「……に、してください」

「え? なんて――」

 

 ボソボソと言った言葉になのか、信じられない言葉になのか、聞き返す。

 

「恋人にして下さい」

 

 目の前がぐらりと揺れる。魅力的に見えるリナちゃんに、簡単に心が動かされた。

 

「蒼くんに、ウソついてた」

「ウソ? ウソって、な、なに? なんのことかな?」

 

 甘い香りがする。お風呂に入っていないはずのリナちゃんから。

 

「親とケンカは本当。……でも、蒼くんのところに泊まるのは……ずっと、一ヶ月前から決めてた」

「……そういえば、リナちゃんよく遊びに来てたけど、今日はずっと前から約束してるって志穂が言ってたな」

 

 その小さな唇が震えていた。

 

「本当は……蒼くんに……蒼くんに恋人にしてもらうため、です」

 

 喉がからからに渇いてくる。

 

 いや、違う。

 

 これは罠かもしれない。

 

「は、はは。ウソでしょ?」

「恋人に……してほしいです。……大人……みたいにはなれないけど……でも、でも……がんばって大人になるから……恋人に……蒼くんの……恋人にして下さい」

 

 悪い冗談だ。

 

 妹との画策だったら、こんな酷い罠はない。

 

 なら、本当の気持ちなのかどうか試してみるしかない。



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8 知らないことは教えてあげるしかない

「……リナちゃん。……だからだったのか。今までの彼女とどんなことしてきたか聞いてきたの」

「うん。……どんな人が好きなのか……髪の長さとか……その、胸……大っきい人がいいのか、とか……あの、えっと……どんなことしてきたのか……気になったんです」

 

 だからエロ本探してたりしてたのか。

 残念ながらすべてPCに入っているのだよ。

 でも、テレビ台は見られなくて良かった。……奥にエロDVD隠してたし。

 

「オレ、大人だよ? その恋人になるって、それなりのことをするんだよ?」

 

 リナちゃんにかかっていたタオルケットを取り、彼女の背中を抱くように触れた。

 小さく震えた風に見えたけど、しっかりとオレの目を見てきている。

 

「お、大人の? それなりのこと……」

「たとえば……そうだな……オレのちんぽ触れる?」

「……え……え?」

 

 視線を外して、戸惑いの声に無理だな、と思った。

 

 ――が

 

「お、おうっ」

 

 思わず声が出てしまった。

 

「い、痛かったですか?」焦ったリナちゃんの声。

 

 ち、違う。

 

「い、いや。直接触ってくると思わなかったよ」

 

 手がパンツの中に入ってきて驚いた。

 

「でも、触るって……直にって、思っちゃって」

 

 冷たいリナちゃんの手が、オレのちんぽを触ってきていた。

 オレはもう、恋人になりたい、って言われてから勃起している。

 リナちゃんは、そんなガチガチちんぽに直接触れていた。

 

「熱くて……すごく堅い、です」

「大人の男ってこうなるんだよ」

「どうして……もうこんなに大っきくなってるの?」

 

 ぐ……痛いところを突いてくる。

 やっぱ、オレを試そうとしてるんじゃないか?

 

「リナちゃんがオレのことを誘うような言い方したから」

「え? どんなこと言ってました?」

「恋人になりたいって。……それにパジャマの女の子がいたら、興奮しちゃうよ」

「リナみたいな子どもでも?」

「リナちゃん……可愛いから」

「……か、かわ……かわいい?」

 

 唇を震わせて、リナちゃんはオドオドしていた。

 

「うん。ずっと小さい頃から見てて、最近、特に可愛くなったと思うよ」

 

 やば、向き合って寝てる女子の手が、ちんぽ触れてるだけで興奮してくる。

 理性を吹き飛ばして襲いたくなる。

 でも、試されているかもしれないと言うことが頭を()ぎる。

 

「本当に? リナ、可愛いの?」

「ああ。ウソじゃない」

 

 これは本心だ。

 恋人とか彼女とかまでは考えてなくとも、リナちゃんはとても可愛い。

 同級生からモテそうなのに、何でオレなんかって思って、怪しんでしまう。

 

「じゃあ、リナ……蒼くんの恋人になれるの?」

「それは……ただ触ってるだけじゃなくて、恋人だったら、ちゃんとちんぽしごいてくれないと」

「しご、く? ……しごく、の?」

「そう。握って」

 

 オレはズボンを下ろす。

 すると、リナちゃんは横になってオレのちんぽをそっと握っていた。

 また触ってもらえるからとちんぽに言い聞かせ、その手を離してもらう。

 ソファを背中に起き上がり股を広げ、ぎんぎんになったちんぽをリナちゃんに見せる。

 すると、何の躊躇(ためら)いもなく、オレの股間に入ってくると、その冷たい手でオレのものをまた握った。

 

「……恋人に、なるから……蒼くん……こ、こう?」

 

 お風呂に入っていないのに……。小さな両手で優しく握り、ゆっくりとリナちゃんは上下に動かし始めた。

 

「ちんぽだよ? イヤじゃないの?」

「……い、イヤじゃ無いです……恋人になるから」

 

 月明かりで見るパジャマの色は何となく白い色に見える。

 その胸元は暗がりにはなっているけど、陰影がはっきりしているから、その胸の膨らみが僅かだとしてもよく分かる。

 

「おしっこするところだよ。それに、なにしてるか分かってるの?」

「お、おしっこだけじゃないって分かります。……えっと、えっと、これ、フェラチオ?」

 

 あまり性に関する知識は少ないのか、ちんぽの方をなるべく見ないようにしているリナちゃんは答えを間違える。

 

「もう少し、ぎゅって握っても大丈夫だから」

「う、うん」

 

 冷たい手が徐々に温かくなってきている。気持ちが良くてびくっとちんぽが震える。

 

「ひゃっ」

 

 尿道からとろりとカウパーが流れる。

 

「これはフェラじゃないよ」

「ち、違うんだ」

 

 リナちゃんの手が動くたびに、先っちょからガマン汁がぷくりと出てくる。

 

「これ続けてると、射精するって分かる?」

「……うん……なんとなく」

「本当は女の子の性器の中に出すんだけど」

 

 月明かりでも分かるくらい、リナちゃんの頬が赤く染まっていた。

 

「恋人だったら、ちんぽを口の中に入れて、じゅぼじゅぼして彼氏のちんぽを気持ち良くしてくれて、射精したら……精子をごくごく飲むんだよ。それが、フェラチオ」

「……口で……口に入れて……じゅぼじゅぼ……せーし……飲むの……」

 

 ジッとオレを見上げて「……わ、分かりました」と小さく頷く。

 

 繰り返して「口で……じゅぼじゅぼ……飲む」と言うリナちゃんの視線が泳ぐ。

 オレのちんぽを握ったその小さな手は、体温が上がって熱くなってきていた。



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9 熱さと柔らかさ、そして、たどたどしさに包み込まれた

 あの可愛いリナちゃんがちんぽを握って、こんなにも素直すぎるのは疑問だ。

 やっぱり罠なのかもしれない。

 でも、本気で恋人になりたいのだとしたら、最初っから可哀想なことをしているかもしれない。

 

 ずりずりと膝を付いたままリナちゃんがにじり寄り、可愛らしい唇を震わせてオレのちんぽに向かってくる。

 恐る恐る、そんな感じに口が少し開いた。

 

「恋人だったら、まず、その先っちょから出てるの、綺麗に舐め取るんだよ?」

「は、はい……れろ、じゅる」

「うっ」

「え? だ、大丈夫? い、痛かったですか?」

 

 ちんぽを握ったまま、リナちゃんは慌てて見上げた。

 

 違う。

 すっげえ気持ち良かった。

 メチャクチャあっつい舌が、垂れたカウパーを裏スジから舐めたから。

 

「こう言うことするの、初めて?」

「リナがほかの人にこんなことしてるって思いますか?」

「い、いや。想像もつかない」

「れろ……れろ……蒼くんだから、してるんです。……恋人なりたいから」

「ごめんごめん。じゃあ……根元から、ずっと上の方まで、キスしたり舌を使ったりして舐めて」

「……はい。……ちゅ……れろれろ……ちゅ……れろ……ちゅ……ちゅ……れろ」

 

 月の明かりが落とすちんぽの影が、リナちゃんの表情を時々隠す。

 嫌がっているようには見えないけど、戸惑ってはいるようだ。

 時々、ちんぽの向こうで、ちっちゃな顔のリナちゃんの舌がちろちろと肉棒からはみ出て見えるのがイヤらしい。

 

「恋人になるなら、ちんぽ口の中に入れて、ここを唇で擦って欲しいな」

 

 カリの部分を指差すと、小さな口を震えながらいっぱいに広げて、リナちゃんはカプッと亀頭に唇を触れさせた。

 

「うっ」

 

 マジで気持ちいい。

 今までフェラをした女の中で一番体温が高くて唇の柔らかさが半端ない。

 

「んあ……痛かったっですか?」

「違うよ。さっきもそうだったけど、リナちゃんの口、すごく気持ちいい」

「リナの口?」

「そう。……すっごい気持ちいいよ」

「へへっ」

 

 ペロッと舌を出し、リナちゃんはまた亀頭を唇で挟む。

 

「……う。……歯、立てないでそのまま」

「ん……ぅ……んっ……んむ」

 

 小さな舌に沿って、妹の友達の口の中に亀頭が沈んで行く。

 熱くて、柔らかくて、ぬるぬるして気持ちが良い。

 

「ん……んむ……んっ……う?」

 

 カリまで包み込んだ唇の動きが止まる。

 頬を染めたままリナちゃんはオレの方に視線を向けた。

 どうしたらいいのか分からないのかもしれない。

 

「それじゃあ、頭を上下に動かして、唇でそこの出っ張ったところを何回も行き来させて。……あと、手でちんぽを上下に、さっきやったみたいにして」

「んっ……くぷっ……くぷっ……」

「う……あ……上手……すげ……上手だよ」

「んっ」

 

 俯きながらリナちゃんがオレのちんぽを一生懸命唇でしごき始める。

 リナちゃんは不満のあるときに口をとがらせる。愛らしい表情だ。

 でも、今はオレのちんぽに吸い付いて、その可愛らしい唇をとんがらせたり、(すぼ)めさせたりしている。

 

「くぷっくぷっくぷっ」

「やば……リナちゃん……うま……くっ……の、飲めるかなぁ?」

「くぷっんっんっ……くぷくぷくぷっくぷっ……んっ……くぷっくぷっくぷっ」

 

 挑発するように言うと、「飲めますよ」と言わんばかりに、ちらっとこっちを見た。

 恋人になるから、と付け加えて言いそうだ。

 

「う……お……」

 

 自然となのだろう。

 音を立てて唇がカリを擦るたびに、舌が裏スジに当たる上に、唾とかカウパーを飲み込む時に、舌が尿道を微妙に刺激して気持ちが良い。

 

「そろそろ……出そう……」

「んっ」

 

 久しぶりにフェラをしてもらっているような気がする。だからなのか、すげえ興奮してる。

 

 まだまだ未熟で射精させるようなテクニックじゃないけど、……今までずっと妹と一緒に遊んでいた、その友達がオレのものを口に含んでいるってだけで、もうイきそうだ。

 

「手……ここに……」

「ん? くぷくぷくぷくぷっくぷっくぷくぷ」

 

 肉棒をしごいていた手を――リナちゃんの両手をオレの太腿に置かせ、口だけでカリを刺激してもらう。

 まだまだ彼女の口の感触を楽しみたいからだ。

 それでも、抑え込んでいるはずの熱い塊と快感が股間から湧き上がってくる。

 まだ、もう少し、リナちゃんの口の中にいたい。

 腰を振って彼女の口を堪能したい

 太腿に置かれた手にオレの手を重ね、ぎゅっと握った。

 その小さな手を感じて、まだ子どもであるリナちゃんの口にちんぽを突っ込みたくなる欲望を抑えるために。

 

「うっ、くっ」

「くぷくぷくぷっ」

 

 リナちゃんの口から音がするたびに、柔らかい唇がとんがったり窄まったりする。

 その可愛らしい口の奥に突っ込みたくなる衝動を抑えても、身体の奥底から彼女へ注ぎ込みたい欲望がちんぽから昇ってくる。

 

 ダメだっ!

 

「飲んっ! でっ!!」

 

 股間から尿道を伝って、どろりとした快感が一気に彼女の口内目がけて(ほとばし)った。

 

「んぐっ……んおんっおっんぐんぐんぐっ……んむうぅう」

 

 可愛らしい顔の眉に皺が寄り頬を膨らませる。

 その表情にも興奮し、ちんぽを駆け上ってくる快感が止まらない。

 

「うっ……あっ……ちゃんと……出なくなるまで……全部吸って」

「んぐっんぐ……んむぅうう……んぉ……んぐっ……んぐ……んむうう」

「うっ、うおっ、ま、だ……出る……くぅ……はっ……うあ……止まんね……」

 

 頬を凹ませたりしているが、口の中に入っているちんぽにはまだ精液が付いているのかまだねばねばしているような感じだ。

 飲み込むたびに舌が蠢いて、ちんぽの先が溶けてしまいそうなくらい気持ちいい。

 彼女の熱くなった頬の感触が残った精液を搾り出させる。

 

「うっ……くぅっ。……はあはあ……くぅっ……はあはあ……あ……う……くうっ……はあはあ……はあはあ……う……あ……はあはあ……出た、よ」

 

 オレもちんぽに力を入れて残りの精液を出し切る。

 

「んっ……」

 

 リナちゃんは可愛らしい口を大きく開いたまま頬を狭まらせ、吸い出そうとしているように見えた。

 かつて元カノの一人がしていたことをやらせたくなった。

 

「そうだね。まだ、口に残っているね? そう……最後は全部飲み込まないで、口の中を開いてオレに見せて」

「……ん……んぐ」

 

 リナちゃんは頬を膨らませ、目を潤ませながら――泣きそうになってる?――さっきまでオレのものを受け入れてくれていた口内を見せた。

 

「恋人だったら、そうやって口の中に入ってる精子を見せてから、……ごっくんして、飲み込んだよって、また口を開いて見せてくれるよ」

 

 リナちゃんの口内はとても中学生には見えない。

 オレの性欲が彼女の口の中に粘ついてどろどろになっているからだ。

 ピンク色した舌の上で、白い糸を引いて精液がまだ残っている。

 

「舌、動かしてみて」

「あ、あう……ん……あ……」

 

 さっきまでオレのものが入っていたJCの口の中で、白濁になった舌が恐る恐る、ゆっくりと動く。

 月明かりで見えるその口の中で、歯や頬、舌にどろどろの精液が絡み付く(さま)に、また股間に血液が集中していくのを感じた。

 

「じゃあ、飲んでいいよ」

「んっ……ん……」

 

 喉を押さえリナちゃんは目を瞑って喉でゴクリと音を立てた。

 粘ついているのだろう。口の中をモゴモゴさせながら、リナちゃんは何度か喉を鳴らす。

 

「……んっ、んくっ。んっ……んっ……あ、……あ~ん。……蒼くんの……飲んじゃった……よ?」

 

 口の中を見せるリナちゃんは目尻に涙を溜め、首を傾げながらニコリと笑った。

 

 ……本当に……本気でオレの恋人になりたいのか?

 

「そ、そっか。……恋人になるんだったら、それぐらいは毎回しないとね」

「……うん。……そっか……毎回……蒼くんの……口にするんだ」

 

 唇を押さえて、リナちゃんは何か熱っぽい言い方だった。



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10 そこまでして?……オレのため?……マジなのか?

 精飲後、ぼうっとしていたリナちゃんの表情に、その身体が見たくなってきていた。

 

「それと、恋人だったら、この下着どうかな? って、恋人に見せるかな」

 

 一気に現実に引き戻したようだ。

 ぽうっとしていた表情から、おろおろし始めた。

 視線は出しっ放しのちんぽに行ったり、どことなくキョロキョロしている。

 

「……あの、脱ぐ……脱げば……いいんですか?」

「下着見せたり……当然恋人同士だったら、裸だって見るさ」

「じゃ、じゃあ、カーテン、閉めませんか?」

 

 月明かりが煌々と部屋の中を照らし、暗くしている意味はない。

 

「下着見せるんだから……暗くしたらダメでしょ。本当は明かりだって付けて、ファッションショーみたいに見せてくれるんだけどなあ」

 

 それだとストリップショーみたいか。

 

「わ、分かりました」

 

 布団の上ですっと立ち上がったリナちゃんがパジャマのボタンを外し始める。

 ハッとして彼女は背中を向けてた。

 

 少しだけ不満はあったけど、まあ年頃の女の子が下着を見せるのだから仕方ない。

 

「あの……下も……」

「うん」

「……です……よね」

 

 背中を見せたまま上着をするりと下ろすと、月明かりだけではっきりしないけど、たぶん水色のブラが現れる。

 そして、下の方はゆっくりと、しゃがむようにしながらパジャマを下ろしていった。

 

「やっぱり……恥ずかしい」

 

 しゃがんだままリナちゃんは立ち上がって下着を見せてくれない。

 

「そうだよ。恥ずかしいんだよ。……恋人になるってことは」

「なりたいです。蒼くんの恋人になりたいんです」

 

 これで、本当かどうか確かめるか。

 オレは服を全部脱いでスッポンポンになる。

 

「きゃっ」

「しーっ。……志穂に聞こえる」

 

 そして、しゃがんでいたリナちゃんの手首を掴んで布団に押し倒した。

 

「……蒼……くん」

「妹との悪戯だったら、リナちゃんには本当に悪いことをしたと思ってる。でも、本気だったら、これ以上のこと……恋人同士ですること……するんだよ?」

「昼に……リナが……志穂と一緒になって蒼くんのことからかってたから……リナの……志穂とリナの、悪戯だって思われてるんですか?」

 

 頷いて答えた。

 

「志穂は関係ないです。……リナ……蒼くんの恋人になりたい、です。……蒼くんのこと……好きなんです」

 

 真っ赤になりながらもオレをじっと見つめるリナちゃんに、思わず掴んでいた手を離していた。

 するとリナちゃんが抱き付いてくる。

 

「リナね……生理重いんです」

 

 リナちゃんは首元につかまって言う。

 ……生理がきているから、避妊して下さいって意味なのかな。

 

「お医者さん行って、薬もらってるんです」

「そ、そっか」

 

 今日は、やめといた方がいいのかもしれないのかな。

 リナちゃんは風邪でもひいているのかって思うくらい熱い。

 

「だから、一ヶ月前から。……ずっと調整してきたんです」

「え? ……調整? 調整って?」

 

 しがみつくリナちゃんがぎゅっと力を入れた。

 そして、オレの耳元で囁く。

 

「今日、安全日になるようにしたんです。……男の人って……避妊しない……その……コンドームない方がいいんですよね? ……ピルで調整してるから……安心して、その……その……避妊……しなくて……いいんです」

 

 本気で……本気でオレのことを?

 ぎゅっと抱き付いてくるリナちゃんの体温がさらに上がった気がする。

 密着している小さな胸から、下着越しに彼女の鼓動を感じた。

 

「そこまでするか? オレに」

「だって……蒼くんのこと好きなんです。……だから、こんなことしか思い付かなかったんです」

「そんなことまでしなくても……」

「……だって、リナ……大人に、大人に負けたくなかったから。……蒼くんが誰かと付き合ってるの知ってました。……だから……蒼くんが付き合った人達に……負けたくないんです」

 

 リナちゃんの言葉に衝撃を受けた。

 抱き付いている未熟な彼女の身体から身を離す。

 オレは急いで服を着た。でもズボンの中はノーパンだ。

 

「……え? え? なんで?」

 

 目を白黒させるリナちゃんを無視した。

 

 そして、部屋を出て一階へ。

 

 いない。

 

 二階に戻って妹の部屋に行き、扉をおもむろに開けると、顔を真っ赤にしてベッドの壁により掛かっていた。

 

「わあああっっ!! な! 何で勝手に開けんの!」

「なんかしてたか?」

「なにもしてないっ!!」

 

 まあいい。

 

「二人とも帰ってこないんだよな?」

「ふ、二人?」

「おやじとおふくろ」

「そ、そうだよ?」

「じゃあ、二人だけだ」

「な、何考えてんの?」

 

 真っ赤な顔をして、少し頬が緩みながらも妹は挑戦的だ。

 どことなく体を(よじ)って自分の身体を守るような仕草になっている。

 

「せっかくだし、エロDVDとかエロゲー大音量で遊ぶから……な?」

「……は?」

「だから、察しろよ」

「え?」

「あんあん、ひいひい、いだいっ、しぬうっ、イくぅっだとかオレの部屋から聞こえても気にするな。鍵を掛けておくから、お前にはな~んの影響もないからな」

「は?」

 

 怒った顔をしてはいるが、真っ赤になっている妹は言葉の意味を理解したようだ。

 

 ただし、オレがするのはオナニーではない。

 リナちゃんを抱くんだ。

 

「じゃあ、オレは部屋に籠もる」

「じゃあじゃあさ、アニキ、わた――」

 

 妹の言葉を待たずに扉を閉める。

 

「クソアニキ!」

 

 後ろで志穂の声がして続けて罵倒を浴びせられた。

 

「家の中臭くすんなよっっ!!」

「まかせとけ」

 

 何が任せておけなのか分からないが、妹に背中で返事をした。



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11 小っちゃくとも、恋する気持ちは大きい

 部屋に戻るなり、オレは鍵を閉める。

 

「……あ」

 

 タオルケットにくるまって隠れているリナがひょこっと顔を出し、オレが鍵を掛けた意味を察したようだ。

 

 そして、部屋の明かりを点けて、PCに保存してあるエロゲーの閲覧モードや、エロ動画を再生し始め、テレビに繋いであったエロDVDも再生する。

 

 部屋中「あんあん、イくイく、気持ちいい、いひぃ、もっともっと」やら喘ぎ声が響き渡り、リナちゃん、ちょっと引いている。

 

「あ、これ、リナちゃんが声を上げても妹に分からないようにした」

「……そ……そうなんですか……なんか……その……ありがとう」

 

 ちらちらテレビやディスプレイを見ながらリナちゃんは顔が赤くなっていた。

 

「あの……明かり……」

 

 タオルケットに隠れているリナちゃんが見上げた。

 オレは服を脱いで裸を晒した。

 

「きゃっ」

 

 準備万端。

 明かり付けると同時に部屋へ入った段階で、オレはもう勃起している。

 

「恋人同士なんだから」

 

 タオルケットで丸まっていたリナちゃんからそれを難なくむしり取ると、下着はもう着てなかった。

 丸まって身体を――おっぱいとかまんことか隠していた。

 でも、お尻は丸見え。

 

「……すげ……綺麗だな」

 

 思わず口に出てしまっていた。

 月明かりから蛍光灯に変わった明かりは、リナちゃんの白い肌を眩しく照らした。

 お尻も小振りで綺麗に割れている。

 いや、誰でも割れているものだけど、子どもの、純粋なお尻と言えばいいのか。

 

 リナちゃんは顔だけオレに向けるも、ギンギンになっている股間を見ると真っ赤になって視線を逸らす。

 

「リ、リナのこと? きれいって? リナ、綺麗なの?」

 

 目に涙を浮かべながらも、子どもっぽい言い方で聞いてきた。

 視線はちらっちらっと息子へ向けられている。

 小動物のように(うずくま)って身を丸めているリナちゃんの頭を撫でた。

 しゃがんだせいで、股間近くにリナちゃんの顔が来るのは見せつけるためではない。

 

「びっくりした。リナちゃん可愛いだけじゃなくて、肌が綺麗だし、スタイルもいいよ」

 

 尻だけ見てそこまでは言えないけど――。

 リナちゃんは身体を少し起こして、僅かに膨らんだ胸が現れる。

 視線に気が付いたのか、リナちゃんは慌てて腕で隠そうとした。

 

「きゃっ……あの、本当に?」

「うん。……オレ……リナちゃんの身体見たい」

「うううっ」

 

 おっぱいを隠そうとしていた腕は、身体を支えるように敷き布団に置かれた。

 正座して土下座しそうな姿勢ではあるが、明かりのあるお陰で彼女の膨らみの全容を見ることが出来る。

 Bカップになりそうな、いや、まだまだだ。Aカップだろう。

 それくらい緩やかなおっぱい。でも、魅力的な浅い谷間が見える。

 前のめりになった正座で、その股間は見ることは出来ず、大人の証拠を示すものを確認することが出来ない。

 お腹は子どもっぽさが残る、ぽてっとした感じがする。

 彼女の秘めたる場所を隠すのに、その幼いお腹が一役買っているのかもしれない。

 

「あ、あの……リナ、まだ大人じゃないから……その……おっきくないし――」

「大丈夫。大きい小さい関係なくて、リナちゃんだからいいんだよ」

 

 正座したまま、リナちゃんは股間を手で隠すように置いて、そっと身体を起こす。

 胸元へ腕をぎゅっと押し付けているのは、おっぱいを大きく見せようとしてなのか。

 でも、その胸は可愛らしくもあり、重力に負けることのない大きさで、片手に余裕で収まるまではいかない、きっと物足りないくらいのサイズだ。

 乳首と乳輪は、ちょうど五円玉を連想するような大きさだ。薄桃色で、小っちゃくて、可愛らしい。

 

「こ、こんな……リナの……小っちゃくても……蒼くん……好き?」

 

 リナちゃんの肩を掴み、そっと布団へ押し倒す。

 

「……魅力的だよ」

「リナ……恋人になりたい。……でも……リナで……いいんですか?」

 

 なりたいと言っておきながらリナちゃんはどこか不安そうだ。

 それを払拭するべく、ニコリと笑顔で返事をする。

 リナちゃんは目を瞑った。

 

 そっと触れるだけのように唇を重ねる。

 

 こんなに柔らかいのに、オレのちんぽを咥えさせていたのが可哀想に思える。

 まあ、またして欲しいけど。

 

 唇を離すと、熱が上がったようにリナちゃんの瞳は潤んでいた。

 

「蒼くんと……キスしちゃった……」

「リナちゃん……いい?」

「……うん」

 

 にっこり微笑んだ彼女の幼さいっぱいの表情に股間がビキビキと硬くなっていく。



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12 小さな膨らみ、僅かな柔らかさに堅い粒

 落ち着いて、落ち着いて、リナちゃんはまだ小学校卒業して間もないんだから。

 そう言い聞かせ、オレは彼女のおっぱいに近づき、その先端を口にした。

 

「んっ……ん……」

 

 小さな乳輪ごと口に入れ、その乳首を舌先で、小さくとも柔らかな乳房に押し込む。

 そして、くりくり(いじ)る。

 お風呂に入っていないから少しだけしょっぱい感じがするけど、彼女独特の甘い香りに、ちんぽが早くしろと急かすくらい股間に血管が昇ってきている。

 

「んっ……はあ……んっ……んっ……」

「ちゅぱっ……気持ちいい?」

「えへ……ちょっとくすぐったいです」

 

 じゃあとばかり、胸には行かず、再度唇を奪った。

 

「んっ♡」

 

 嬉しそうにキスを受け入れた、リナのぷよぷよした上唇を押し上げ、少しずつ開けていく。

 

「んっ……はぅ……んぁ」

 

 少しだけ開いた口へ舌を侵入させると、歯に当たった。

 でも、リナちゃんはオレを受け入れてくれる。

 

「んう……はう……んう……はう……あう……んむ……はう」

 

 リナちゃんの舌が、侵入したオレの舌に絡みついてくる。

 戸惑うような不慣れな動きで。

 そして、彼女の胸に触れ、膨らみかけのの柔らかさを堪能しつつ、徐々に堅くなってくる乳首を手の腹でゆっくり擦る。

 

 今まで妹の友達としていろいろ見てきたリナちゃんにキスをして、胸を触っていることが信じられない。

 キスの反応を楽しんでいると、足下でシーツが擦れるような音がしていた。

 

「んう……んっ……あっ……はう……んう……はう……んっ……んぁっ」

 

 薄く目を開いて、リナちゃんの手の方を見ると、どこにやったらいいのか分からないのか、胸を弄るたびにぴくっぴくっと手のひらを開いたり、うぶな反応をしている。

 

 可愛らしい。

 

 まだまだ幼い膨らみを揉んでいたのを止め、その先端を摘まむようにすると絡めていた舌の動きが鈍くなってきていた。

 乳首も青く、子どものように小さくとも一人前に堅くなっている。

 

「んっ……はう……んっ♡ んあっ……んっんっ……はう……んうっ」

 

 息も荒くなってきて、苦しそうにしてきていたキスを止め、弄っていない方の胸を乳房ごと口に含む。

 大きく開いた口でおっぱいを唇で揉みつつ、舌では乳首を転がした。

 

「んうっ……ち、ちっさくて……ごめんなさい……おっきくないから、恥ずかしいです……はっ、あぅっ……あっあっあっ」

「ちゅぱっ」

「んっ♡」

 

 吸い付いていた膨らみは先端がつんっと尖り、胸も少しだけ引っ張られたように上向きになっていた。

 

「リナちゃん……大きさ関係ない。すごく綺麗だよ」

 

 そう言って今度は反対側の乳首に吸い付く。

 

「んあっ……はっ……あっ……う、れしっ、んっ」

 

 小っちゃな乳首を舌と指で弄っていくと、たぶん、リナちゃんは、くすぐったくないのかもしれない。

 今まで家に来て、聞いたこともなかった甘い声が漏れ始めているからだ。

 

「んっ……はっ……あっあっあっあっ……あ、つい……熱く……なって……ますっ……あっ」

 

 そろそろかな。

 

 堅くなった小さな乳首を摘まんで、くりくりと動かし、リナちゃんの小さな喘ぎ声を堪能してから手を太腿へ。

 すべすべで、クーラーで少しだけ冷えてしまったのか、少し冷たい。

 目的の場所へ動こうとしたオレの手をリナちゃんが押さえた。

 

「はっ、あっ……あ……の……あんっ……あの……んっ……あそ……こ……触るんですか?」

 

 乳首を唇で転がしていたのを止めてリナちゃんを見る。

 オレの手はしっかりと押さえられてはいるけど、簡単に振り払って押さえ付けることが出来そうなくらいの弱い力だ。

 

「触るよ」

「あそこ、触るの?」

 

 顔を真っ赤にしているのは胸の愛撫でなのか、それとも股間を触られることを考えて恥ずかしいのか。

 

「あそこじゃないよ」

「え?」

 

 上目遣いで見ている可愛らしいリナちゃんの耳元で囁く。

 

「まんこ――女の子だったら、おまんこかな。そう言わないと」

「……うう」

「誰も聞いちゃいないよ。恋人になりたいのならあ、……恋人の前だけで、恥ずかしいこと言っても平気にならないと。……それに、オレ、リナちゃんの言葉で興奮したい」

 

 触れているリナちゃんの太腿が、少しずつ温かくなってきていた。



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13 濡れたワレメに指を伸ばせば

 リナちゃんから押さえられた腕を動かすと、手の力が少しだけ緩んでいる。

 股間に手を近づけようと動かすと、また押さえる手に力が入った。

 

「蒼くん……リナのあそ……おまんこ……触るんですか?」

「よく言えたね」

 

 唇にキスをする。

 恥ずかしそうに見上げたリナちゃんの手からまた力が抜けたので、すっと手を股間へと動かした。

 あと少しで触りたかった場所へ手が届く。

 ――が、また手で押さえられて、ちょっと離れてしまった。

 

「リナちゃんのまんこ触りたいし……オレのちんぽ中に入れたい。……ほら、こんなにガチガチになってる」

 

 押さえていた手を掴んで、オレの勃起した熱い塊を握らせる。

 

「……すご……い。……蒼くんの……こんなに熱くて……すごく……すごく、堅くなってます」

「リナちゃんのまんこ、ちゃんとほぐさないと、ちんぽ入らないから、ね? 触るよ」

「蒼くんは……入れたいんですか? リナの中……に」

「すぐに入れたい。……でも、ちゃんと濡らさないと痛いからね」

「じゃあ……じゃあ……その……あそ……おまんこ……触って……ください……ほ、……ほぐして……ください」

 

 リナちゃんはちんぽを握ったまま、ぴったりくっついてきて囁いた。

 オレは再度、彼女の秘めたる場所へ手を伸ばすも、緊張しているせいか、股をきゅっと閉じたままだった。

 このままだと健康的な太腿に挟まれて手を動かせなくなるかもしれない。

 

「んっ……」

 

 今度はお腹の方から攻めることにする。

 股の隙間――恥丘から彼女の縦スジに手を伸ばしていくと、手には余計な感触がなく、彼女の肌の感触しかない。

 

 パイパンだ。

 

「毛……生えてない」

「も、もぉっ……言わないでください……リナ、気にしてるのに。……それに……まだ……生えてないから……嫌われたりしたら……どうしようって思ってました……蒼くんがイヤがらなきゃって……」

 

 無毛の股に触るのは初めてだ。

 

 でも――

 

「オレ……初めてだけど……すげえ興奮してきた」

「……んっ……よかったぁ……あっ……ふぅっ……ふっ……んっ」

 

 リナちゃんの熱くなっているスリットに指を当てると、緊張しているのか汗をかいていた。

 待望の割れ目に指を食い込ませる。

 ぬるり、と指先にリナちゃんの愛液が絡んだ。

 

「濡れてるよ……リナちゃん」

「え? ……濡れて、る?」

「エッチな気持ちとか、気持ちいいとか、そうなると濡れるんだ。ちんぽ入れやすくするために。……リナちゃんが入れたくなってるってことかな」

「んっ……は……あ……恥ず……かしい……です……はっんっ」

 

 すべすべな幼い丘に新鮮さを感じつつ、とろとろになった谷間に置いた指を少しずつ動かす。

 小さく喘ぎ声を上げたリナちゃんは恥ずかしいのか顔を背けてしまった。

 一方でちんぽをしっかりと握ってくれている。

 

「こっち見て……オレに、気持ちいいって、感じてるところ見せてくれなきゃ」

「う、ううっ……見るんですか?」

「恋人なら……お互い興奮させないといけないからね。リナちゃんが気持ち良さそうにしてる表情、見たい。……オレを興奮させてよ」

「恥ずかしいです、よぉ……んっ……はあ、はあ」

 

 そう言いつつ、不満そうに眉をハの字にしながら可愛いリナちゃんの顔がオレに向けられた。まだまだ子どもだ。

 指を動かすと、困った表情をしながらも、薄く開いた口から甘い声を上げ始めている。

 

 それはそうだ。彼女はオレの愛撫で感じて、性器を撫でられ感じて、割れ目からとろとろの愛液がにじんできているのだから。

 

「はぅ……んっ……あそ、こ――」

「あそこじゃないよね?」

「ううっ……リナの……お、まんこ……おかしぃ……ふぅ♡ ……んっ」

「おかしいじゃないよね? 気持ちいいんだよね?」

「は、んっ! はい……んぁ……うっ、うっ……んっんっ」

「気持ちいいとき、ちゃんと気持ちいいって恋人に教えようね」

「はあ……はあ……んっ……い、言うんですか? んあっ……はあはあ」

 

 指で割れ目に沿って指を動かすと、僅かにくちゅくちゅ音が鳴る。

 割れ目を広げるように横に指を動かせば、にちにちと粘つく音がした。

 

「んあっ……あっあっあっ! き、もち……いいっ……んぅ……ですぅっ」

「そうそう。気持ちいいこと、もっとしてあげるから、ちゃんと教えてね」

「あんっ♡ は、いっ……んあっあっあっ……お、まんこ……き、もちいいっ」

 

 伝わってくるリナちゃんの性器は思ったより小さな感じがした。

 指で一撫(ひとな)でするだけで割れ目全体を制してしまう。今まで付き合ってきた女性とはまったく違う。

 当たり前か。

 こんな幼い、まして中学生の時に同級生の性器に触れたことなど無いんだから。

 

「はうっ……き、持ちいいっんぅですっ……あっあっ、はあはあ」

 

 それでも、生理のきているリナちゃんの性器は徐々に男を受け入れようとしてなのだろう、ぬるぬるになってきて、指の腹が彼女の小さな穴を捕らえるようになってきていた。

 

 たぶん、初めてだろうから、彼女の小さな膣口に指をあて、濡れた指で穴を広げるように動かしたときだった。

 

「やっ、だ、めぇっ! ふっ……んっ、あっ、だめっ、蒼くん、だめっ、指っ、そこ、だめっ!」

「し、しぃーっ!」

 

 意外と大きな声で拒否られ、指の動きが止まった。リナちゃんから手も押さえられてしまっていた。



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14 リナちゃんの思いも寄らない決心

 やっぱり、リナちゃんは本気じゃなかったのかもしれない。

 それとも、いざ性器の中心を触られて怖くなったのかもしれない。

 

「やっぱ、イヤ?」

「違い……ます」

「怖くなった?」

 

 首を振ってリナちゃんはオレを見上げた。

 間違ってしまって申し訳なさそうにする年相応の小学生のような表情だ。

 

「ちが、……その……指は……」

「え……痛かった? 大丈夫?」

 

 指も入れていないから痛くはないと思うけど。

 

「あの……初め……蒼くん、の……が……いいんです」

 

 最後の方はよく聞き取れなかった。

 潤んだ瞳で顔を真っ赤にしてオレを見つめてくる。

 ポニーテールから解けた僅かな髪が、幼い頬に貼り付いて、汗ばむ姿は、どこか心をぎゅっと締め付けてくる。

 

「ごめんね。……もう止めよっか?」

 

 オレの手をそれ以上動かさないように押さえていたリナちゃんの手から力が抜け、抱き付いてきた。

 その小さな胸がオレに触れ、乳首が硬くなっていることを知らせてくれる。

 ちんぽが彼女の汗ばんだ柔らかな肌に押し付けられる。

 それだけでも気持ちが良かった。なんなら、彼女の肌へオレのちんぽを擦りつけるだけでもイケる自信がある。

 

「やめ……ないでください……初めて……入るの……蒼くんの……が、いいんです……指、じゃなくて……身体に入るの……どうしても、初めては……蒼くんの……ん……がいいんです」

「ごめん……なに? どういうこと? はっきり言ってくれるかな?」

 

 聞き取りにくい小さな声だった。

 リナちゃんはオレの耳にキスをして、内緒話のように、分かるように言ってくれた。

 

「リナ……初めて入れるの……指……じゃなくて……蒼くんの……おちんちん……を……身体に入れるの……あそこ……おまんこに入れる……初めては……蒼くんの……おちんちんって決めてきました」

 

 股間が煮えたぎるように熱くなる。

 唾を飲み込むようにちんぽにびくりと力が入る。

 いや、違う。

 ちんぽは飲み込んだのではなく、先っちょから先走り汁がどくっと垂れたのだ。

 

「え? でも……指入れて広げたりしないと、痛くなるよ?」

 

 しがみついたままリナちゃんは首を振った。

 

「初めて……蒼くんの指じゃなくて……おちんちん……入れてください」

「どうして……」

「……だって……初めて身体の中に入れるの……おちんちんが普通じゃないんですか? だから、リナ……蒼くんのおちんちん……入れて欲しい……です。……蒼くんの……おちんちん……リナの……リナの……おまんこ……入れて下さい」

「……そっか」

 

 愛撫とか前戯という物があるんだけど……。

 それに、リナちゃんはフェラをして彼女の身体の中に、既にオレのちんぽが入っている。

 

「じゃあ、分かった。……でも、もう少し濡らさないと、ね?」

「うん……ありがとう」

 

 まだ幼い声で耳元で囁かれるとぞくぞくする。

 昔から面倒を見ていた少女から、ちんちんとか、おまんこに、とか言われて、もう入れてたくて入れたくてしょうがなくなっている。

 

「じゃあ――」

「んっ……はっ……んっ……あっあっあっ……ふっ……はぅ」

 

 ぬるぬるになったリナちゃんの小っちゃなまんこに指が入らないよう注意した。

 その熱い割れ目に指を何度となく往復させ、可愛い声を上げさせ、指がふやけてしまうくらいたっぷり愛撫をしてあげた。



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15 誘う言葉とためらい

「んっはあはあはあ、んあっはあはあはあはあ」

 

 息も荒くなってきている。

 オレのちんぽの息、というか、先っちょからもガマンできないのか竿の根元にまでガマン汁を垂らしていた。

 

「じゃあ、リナちゃん」

「……はい」

 

 足下に行き、彼女の脚を広げる。

 

「ん?」

 

 彼女は両手でさっきまでオレから弄られていた場所を隠していた。

 

「やっぱり止める?」

 

 胸を隠すことより自分の性器を隠すことが先決のようだ。

 両腕で挟まれて胸が寄せられている。それでも谷間は浅く緩やかだ。

 首を横に振ってリナちゃんは違うと言っている。

 

「恥ずかしい?」

 

 こくりと頷いた。

 

「でも――」

 

 彼女の膝を押さえて股を広げた。

 真っ白な股ぐらの下は、濡れた跡をしっかりと残したシーツがある。

 

「オレと……オレの恋人になりたいんだよね?」

「……はい」

 

 頷きながら顔を真っ赤にしているリナちゃんの視線は、オレの股間にあった。

 

「分かった」

 

 さらにリナちゃんの股を広げた。

 自分の性器が濡れているのが触れて分かったのか、何となく隠している手元の動きが落ち着いていないような気がする。

 

「恋人になる決心がついたら……自分で広げて誘ってみよっか」

「え? ひ、広げ……るんですか? じ、自分? ……自分で? 自分で、広げる……ですか?」

「そうだよ。恋人になったら、気持ちいいことをしたいって、自分で自分のまんこ広げて、『入れて』っておねだりするんだよ」

「そ、そんなこと……恋人なった――」

「するよ。……恋人なら、したいこと、して欲しいことを口にしてほしいし、遠慮なんてしてほしくないから。ただ、リナちゃんはまだ恋人じゃないから、まだ慣れていないし、出来なくても仕方ないよ」

 

 焦っていたのか、早口でまくし立てていた。

 べ、別にJCと早くやりたいからってことではない。

 小さい頃から知っているから、今なら後戻りできるって言いたいんだけど、下半身は正直なのかもしれない。

 ばっきばきに勃起してる。

 ガマン汁が出まくっているのを自覚できるくらいちんぽが濡れに濡れている。

 

 ここまで来てオレは混乱しているのかもしれない。

 

 リナちゃんの身体は蛍光灯で照らされ真っ白で、薄いピンク色の乳首が際立っている。

 さっきまで触ってはいたけど、目の当たりにはしていない彼女の隠されたまんこを見てみたい。入れてみたい。

 でも、小さい頃から、妹と一緒に遊んでいた彼女の面倒を見ていたこともあって、どこか理性が働いているのだ。

 

「こ、恋人に……なるもん」

 

 頬を紅に染めながらも膨らませ、両手で隠していた性器が見え始める。

 その仕草はゆっくりで、オレを煽っているのかもしれない。オレの理性に対して。

 それともオレの理性を妹と一緒に試しているのか。

 いや、彼女はオレを好きだって言っていた。

 恋人になりたいって言っていた。

 その言葉を信じるなら、オレは彼女を大切にした方がいいんじゃないか?

 本当にこれでいいのか?

 

「……蒼くん」

 

 リナちゃんの小さな割れ目は、もう両手で隠れていない。

 手と手の隙間から薄いピンク色した生々しいくらいの性器が見えていた。

 オレの体も心も、リナちゃんのすることを止めろとは言っていない。

 

「うん」

 

 リナちゃんの小さな手が、内腿を開くように、ゆっくりとぷに肉を外側へと引っ張った。

 もはや、オレの理性はどこかにいった。とりあえず今は帰ってこなくていい。

 これから小さい頃から面倒を見ていた妹の友達を抱くのだから。

 

 リナちゃんの手の間からピンク色の小さな秘肉が現れる。

 大人のようなびらびらした小陰唇も目立たない。

 ただただ、綺麗な色した割れ目が広がってくる。

 クリトリスはまだ発達していないのか、割れ目の上の方でたぶん隠れている。

 

 その下にある控えめにある小さな穴は尿道だ。濡れているのはおしっこではない。

 オレの前戯によって分泌された愛液だろう。

 

 そして、その下にある、おしっこ穴より大きめの――それでも指一本入るのか怪しい――穴は、膣だ。

 触れていて、ぬめりのなかに指に絡むような肉の感覚は無かった。

 やはり、まだJCで年端も行かないからなのだろうから、眩しいくらいの性器だ。

 それとも、リナちゃんだからそうなのだろうか。今まで付き合った子と比べて、とても綺麗だ。

 

 未熟な性器ではあるが、明らかにそこで感じていた証拠である愛液が溢れて、ぷに肉に絡みついている。

 生理がきているのだ。男の性器を受け入れることは出来るはずだ。

 

「蒼くん……リナの……リナの……おまんこの中に……蒼くんの……おちんちん……入れてください」

 

 色白のリナちゃんが、耳まで紅潮してそっぽを向いて、――震える手でまんこを広げながら言った。

 

「い、いいんだよね?」

 

 そっとこっちを見たリナちゃんが小さく「はい」と答える。

 

「今度は、膝持ってて」

「うん」

 

 手を離すと、彼女の柔らかな秘肉が閉じてしまう。

 そして、膝の裏を手にした彼女は完全にオレを受け入れる体勢になっていた。

 

 もはや後戻りできないくらいに堅くなって涎まで垂らしまくっているちんぽに右手を添える。

 そして、リナちゃんの恥丘に手を伸ばすと、クーラーの効いている部屋なのにじっとりと汗ばんでいた。

 今度はオレが彼女のまんこを人差し指と親指を使って広げる。

 にちっと音を立ててワレメの中が露わになる。とろとろになったままだ。

 

「んっ……」

 

 恥ずかしいのだろう。まだ顔をオレに向けてくれない。

 

 握ったちんぽをリナちゃんのピンク色した性器に当てると、ぬるぬるして、すげえ熱い。

 亀頭の先っちょが火傷しそうなくらい。

 

「……ん……蒼くんの……熱くて……堅いの……当たってる……んっ」

 

 ぬるぬるしている彼女のまんこを擦っていると、先っちょが入りそうになる部分を亀頭が捉える。

 尿道が触れると、その奥が熱いって分かる。

 中学生の子どもまんこながらも、オレのちんぽが触れると、きゅっと締まっていた。

 

「もう少し、濡らすからね」

 

 と言いつつ、もう入れたい。

 

 ちんぽの先がリナちゃんの狭そうな入り口を擦るたびに、彼女も息が少しずつ荒くなっている。

 処女を奪われるとか、痛いとか、そんな風に考えないのかな。

 そっぽを向いていたのが、今度は自分の股間を凝視していた。

 

「……は、い……んっ……は……あ……うんっ……んっ」

「リナちゃん?」

「はあはあ、はい……んっ……うんっ……あっあっ」

 

 オレは彼女のちんぽの入り口へ先っちょを当てて動きを止めた。



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16 リナちゃんの処女喪失とオレの後悔

 確認したかった。

 オレで大丈夫かどうかを。

 ――不安なところはあるんだ。

 

「オレの恋人……なりたいの?」

「うん」

 

 リナちゃん膝の裏を押さえて脚を広げたままの体勢。

 そしてオレは腰をちょっと動かせば彼女の中に入ることが出来るだろう。

 

「本当に? ……でも、なんで?」

「……蒼くんが……好き……蒼くんが好きだから……恋人になりたいんです」

「でもさ、セックスを先にするのって、なんで? いや、そりゃ、オレも悪い気はしないけど……もしかすると、年が下だし、周りの目があるから素っ気なくなるかもしれないよ? やり逃げしたらどうするの? それに、デートだって、年が離れてるし、世間の目が怖いから、みんなみたいには出来ないかもしれないし」

 

 ここまで来て言うことじゃないな。

 それでも、リナちゃんは可愛らしい笑顔をオレに見せた。

 それは、胸に刻み込まれる、心にぐっと刺さる――久しぶりの感覚、一目惚れに近い胸の高鳴り。

 

「蒼くん……ずっと見てたから、それはしないよ。……だってイヤだったら、こんなことまでさせないし……たとえそうでも……好きな人から抱かれたいって思うのが大人なんですよね?」

 

 それは……どうか……。

 

「リナちゃんは、抱かれたいの?」

「ずっと……ずっと……小学生から思ってました」

 

 小学生からって……。

 

「テレビか何かで、好きな男の人から抱かれたい気持ちはあって当然とか、言ってました。……でも、こうやって蒼くんと裸になったら……いろいろしたり、したら、……抱いて欲しい。……蒼くんが身体の中に入って欲しいって……思ってます……今も……蒼くんに……リナの中……入って欲しいんです」

「……いいんだね?」

 

 小さい頃から妹と面倒を見てた、この子の中に……。

 

「うん」

 

 リナちゃんの笑顔をもう一度見て、オレは確信した。

 裸を見たからって理由じゃない。

 彼女がフェラをしてごくっと精液を飲んだからってわけでもない。

 身体を好きに触らせてもらってるからってわけでもない。

 オレの言いなりになっているからって言うわけでもない。

 言い訳がましいかもしれないけど――

 

 この子の期待に応えなきゃ。

 

 こんなにも献身的なリナちゃんをずっと見て、話してきて、そうしなきゃ、ここまでしてくれたリナちゃんが報われない。

 

「いい?」

「うん」

 

 相当な覚悟がいるはずなのに、彼女はオレの心に気持ちの良い高鳴りを与えてくれる。

 

 がちがちになった亀頭を、小さな彼女の穴へ、ぐっと押し込む。

 先っちょが3分の1ちょっと入っただけであっつい。そしてぬるぬるな感触。

 

「い、たくないです。……入ったの?」

「まだだよ。……もう少しで……」

 

 小さかった頃のリナちゃんを思い出してしまう。

 妹と一緒にいた時、彼女は笑顔をオレに向けてくれていた。

 

 外で遊んでいたときも。

 ゲームで遊んでいたときも。

 三人で昼寝をしていたときも。

 プールに行ったときも。

 

 彼女はずっと、オレを見ていてくれた。

 彼女を見ると、ほとんどがオレ正面に見ていたくれたんだ。

 

「するからね」

 

 腰を奥へ入れると、小さな膣口が広がり、ちんぽがカリの部分まで入る。

 先端が何かが侵入させまいと阻む場所を捉えていた。

 

「んぐぅうっ」

 

 リナちゃんのくぐもった声と一緒に、彼女の中に無理矢理入った感じがある。

 亀頭は熱くなった膣肉に押し戻されそうになっていた。

 でも、あっつい彼女の中はとろとろになってオレの亀頭をぎゅっと締め付けている。

 かなりキツイ。

 彼女の割れ目はオレのちんぽを咥え込んで、彼女の真っ白なぷに肉が思いっきり広がった。

 広げて見えていた性器のピンク色が、ちんぽごとまんこへ埋没して消えていく。

 

 自分で脚を広げて膝を持っているリナちゃんの手に力が入っていた。

 

「大丈夫?」

「はあ、はあ、はあ、んぐっ……だいじょ、ぶだよ?」

 

 涙をいっぱい溜めて今にも泣き出してしまいそうだ。

 

「やめようか?」

「うぐぅ……だめぇ……だめぇ……お、くに……入れないと……だめなのぉ……う、うぐぅ……蒼くぅん……お、願いです……ぜん、ぶ……はあはあ……あぅ……うぐぅ……お、おま……んこに……入れて、くださいぃ」

 

 唇を震わせてお願いしては来るけど、かなり痛いんだろう。

 きつく締め付けて、それ以上の侵入を拒もうとしているようだ。

 

「本当にいいんだね?」

「あう……んあっ……うぐぐ……うぐ……う、うん……い、入れて……う……ぐ……ください……あぅ」

 

 痛みに耐えているだろうリナちゃんは、辛そうにしながらもいつもの朗らかな笑顔が戻る。

 オレは少しずつ腰を前に出す。

 

「うぐぅっ」

 

 ぬるりとした受け入れ体勢は出来てはいるが、その肉穴は締め付けながら体外へ出そうとしている。

 しかし、それに逆らうように悶えるリナちゃんの熱い穴へねじ込んでいくと、細やかなヒダが亀頭を強めに愛撫する。

 

 くそっ。もう、ちんぽが射精しそうだって聞かない。

 リナちゃんが苦しそうにしていても、その中は未だかつて無い狭さと熱さ、蕩け方出射精させようとしているようだ。

 

 痛みに耐える表情と、時折オレを安心させようとする笑顔に嗜虐心が煽られるようだ。

 

 でも、小さかった頃からリナちゃんを見てきているオレに痛めつけるとかそんなことはできない。

 

「はあ、はあ、はあ、はあ、も、奥で、すか? はあ、はあ」

「まだ、だから……もう少し、ガマンしてくれる?」

「はあはあ……はい……はあはあ……あぐっ……うぐ……んぐっ」

 

 リナちゃんのまんこへずぶずぶと入って行くに従い、股間からどくどくと脈打つ何かが込み上げてくる。

 

「うっ……うぐっ……あ゛っ……んっ……」

 

 亀頭の先端に、ぬるんっと感じたリナちゃんの膣壁の感触。

 到達したのはちんぽが八割方入った時だった。

 

「あ゛ぐうううぅっ!!」

「ちょっ、まっ、そんなに締めるとっ!」

 

 オレの亀頭が彼女の一番奥を擦ると、ぎゅうっと逃さないとばかりに締め付ける。

 しかも、中の細かなヒダがオレに射精しろと絡んできていた。

 尿道にざらざらとリナちゃんの奥の気持ちよさを感じたこともあるのかもしれない。

 

「うっ! くっ!」

「あ゛う゛っっっ」

 

 なぜか、思わず腰を引いてしまっていた。

 

「あ゛っ!!」

 

 彼女のヒダの動きから逆らうようにちんぽが抜けたと同時に、ぶるんっと勢いよくちんぽが跳ね上がり、同時に快感が放出された。

 

「うっ!!」

 

 糸を引いて抜けたちんぽは、リナちゃんの股から彼女の頬へ精液が一直線に放出した。

 精液によって彼女の股間から頭まで出来た精液の線は、どれだけ気持ち良かったのか、たっぷりの量の上に色も濃い。

 荒ぶるちんぽを押さえ、まだぽてっとした幼い腹の上に残った精液を搾り出す。

 

「はあはあはあはあ……はあはあはあはあ……ううっ、ひっくひっく」

 

 よほど痛かったのか、リナちゃんは涙をポロポロと零し、嗚咽を漏らし始めた。

 

 身体にかかったザーメンを気にせず、まだ手で膝を押さえ、股を広げ続けているリナちゃんをオレは抱きしめていた。

 そしてポニーテールのままにしている頭を優しく撫でる。

 

「痛かったね。……ごめんね」

「う、ううっひっくひっく……うぇえぇ……なんで……なんで」

「うん?」

「リナの中に……ひっく……出してくれなかったんですか? うっうううっ」

 

 そこまで中に出して欲しかったのか。

 

「こ、恋人に……ひっく……なり……ひっく……たいんです……なのに……ひっく、なんで……なんで……出してくれなかったんですか……うぅええぇ……中に出して欲しかったのにぃ……ううっ……うあぁん」

 

 なんで腰を引いてしまったのか分からない。でも、きっと――

 

「リナちゃん」

「……う、ひっくひっく……はい」

「オレ、ずっとリナちゃんは笑顔しか見たことないんだよね」

「うっううう」

「だから……リナちゃんが痛がってるところ見たくなかったんだ。ずっと中に入ったまんまだったら、もっと痛いかもしれない。……リナちゃんが涙流してるところは見たくなかったんだ」

 

 膝の裏を押さえていた手が、オレの背中に回ってきた。

 そして、ぎゅっとしてくれる。

 

 リナちゃんは妹に聞こえないように気を遣ってなのか、オレの胸に口を押し付け、声を押し殺してしばらく泣いていた。



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17 リナちゃん、それは短絡的だと思うんだけど

「服、着なくていいの?」

「はい。……こうやってぎゅっとしていれば、恥ずかしくないし……それに、なんか幸せなんです」

 

 布団の上で二人横になって抱き合っていた。

 未だにPCやらテレビから「あんあん、イくイく、いひぃ」な声がそれなりの音量で流れている。

 

 

 しばらく泣いていたリナちゃんが落ち着いてから、身体に飛び散った精液を拭き取った。

 股の間を拭いたときに、リナちゃんもそのティッシュを見て、うっすらとにじんでいる赤い血の跡に、ぱっと表情を明るくして嬉しそうに眺めていた。

 

「保健体育でならったけど。せーしの匂い……栗の花の匂いって、こんな匂いなんですね」

「オレも栗の花なんて嗅いだことがないから、どっちかっていえば、精子の匂いってイメージしか無いよ。あと、塩素? っぽいかな」

「そうなんですね。……でも、別に……イヤな匂いじゃ……ないです」

「へえ。そうなんだ」

「蒼くんのだから……だと思います」

 

 ぎゅっと抱き付いて言うリナちゃん。メチャクチャ可愛いな。

 小さな柔らかい胸が押し付けられて、ちょっとだけ小っちゃな堅い部分が当たると、びくっとして、オレからちょっとだけ体を離すところがまた可愛い。

 

 と、言うか、小さかった頃から知ってるリナちゃんを抱いたんだ。と感慨深くなってしまう。

 

「あのさ……リナちゃんは、オレのこと昔っから知ってるわけだ」

「はい」

「って言うことは、オレの悪いところも見てきてるってことでしょ?」

「……う、うん」

「結構、悪いところ多いと思うけど、イヤにならなかったの?」

 

 小さかった頃は遠慮なく妹の頭を叩いたこともあったし、リナちゃんのスカートをめくったことだってある。

 布団の上で横になったまま彼女を見下ろすと、綺麗な瞳でオレを見上げていた。

 

「悪いところ……あんまり分かりません。……でも、きっと悪いところ含めて、リナ、蒼くんのこと好きなんだと思います」

 

 まっすぐな瞳で見つめられて悪いけど、オレの視線は緩やかな彼女の膨らみ、そして、その小っちゃな乳首に向けられている。

 

「リナ……志穂と友達で良かったです。……蒼くんみたいなステキな人と出会えることが出来たから……」

 

 今まで大きな胸の女性と付き合うことが多かったから、おっぱいでいろんなことが出来た。

 いろいろなことが出来なくとも、無垢なリナちゃんの小さな胸もオレの股間に血流を巡らせるのには十分だ。

 まだ成長期なんだし、ひょっとすれば向こうのPCでパイズリフェラをしているように、リナちゃんのおっぱいで出来るかもしれない。

 

「……あ……蒼くんの……また」

 

 ずっと勃起はしているけど、将来のエロイことを考えたら、またがっちがちに堅くなってしまった。

 

「……い、入れる?」

 

 くすりと笑ってしまった。

 

「入れるって」

 

 まだ性に関することを知らないのかな。

 でも、潤んだ瞳は期待に満ちあふれているし、オレも入れたいのは山々だ。

 

「まだ痛いだろうから。……ね?」

「で、でも……」

「まんこに入れるのにはおっきかっただろ? まだ早いのかも」

「……」

 

 二人とも沈黙して、部屋の中にエロ動画やエロゲーの鑑賞モードの喘ぎ声だけしか聞こえなくなった。

 

「寝よっか」

「……あ……待ってください」

 

 明かりを消そうとすると、リナちゃんはじっとエロ動画を見ていた。

 

「あ、あの……動画……リモコンは?」

「え? これだけど」

 

 リモコンを持って動画を遡らせたリナちゃんは胸を隠そうとしているけど、小さな胸の片方は隠れていない。

 しゃぶって硬くなっていた乳首は、もう小さくなっている。

 そんな場所を隠さず、リナちゃんは動画の何を見ていたんだろう。

 

「あ……あの……これ……すると……リナのあそ……リナの、おまんこ……蒼くんの、入るように……なるんじゃないかな……」

 

 エロ動画で女優がソファの上で大きく股を開き、その股ぐらにいる男優が性器に指を三本突っ込んで、ぐちゅぐちゅ音を立てて潮吹きさせていた。

 

「え……手マン?」

「てまん……って言うんですか?」

「リナちゃん、こういうこと、あまり知らないの?」

 

 女優が腰を突き上げて、自分の性器を男の指に押し付けて喘いでいる。

 

「保健体育で習ったことしか知りません」

「え? だって、恋人になるんだったら、えっと、オレとセックスするって、何か調べておいたりしなかったの?」

「……それは」

「うん」

「す、少しは知ってるけど……エッチなことは……蒼くんから教えてもらおうって……思っていました」

 

 マジ可愛い。

 オレ前世でどんだけ良いことしてんの。

 

「手マン……していいの?」

「はい……でも、動画みたいなの……痛そうです」

「いやいや、あれは女優さんだから。……リナちゃんには優しくするから」

「うん」

 

 手マンをしたところですぐに膣が拡張されるわけではない。

 まだ子どもで何も知らないから安直な考えなのだろう。

 でも、優しく、色々してあげれば、セックスに対するさっきのような痛みとか苦しみとかを払拭させることが出来るかもしれない。

 

 頬を赤らめたリナちゃんは幼くとも、いつもの朗らかな笑顔をオレに見せてくれた。



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18 小っちゃいのはおっぱいだけじゃなかった

「じゃあ、いろいろ教えていくから……じゃ、ソファ座ろうか」

 

 胸と股間を隠したリナちゃんは脚を閉じてソファに座った。

 オレは座った彼女の前に立って、不安そうなリナちゃんにキスをする。

 

「んっ……キス……すごい好きです……キスってこんなに優しい気持ちになれるんですね……蒼くんからされると、ぽわぽわ~って、胸が温かくなる感じがします」

「オレもリナちゃんとするキス、すごい好きだよ」

 

「嬉しい」頬を赤らめてリナちゃんは俯いた。

 

 リナちゃんの前に座って閉じた足の膝を掴む。

 もはや、キスよりリナちゃんの性器を見てみたい方が強い。

 

「手マンするから、脚広げてもらえる?」

「あ、明かり……」

「リナちゃんの全部……見たい」

「きょ、今日?」

「恋人になるリナちゃんの、全部見たい」

「さっきので……ち、血が出て、汚いかも……」

「血がついてても、リナちゃん好きだから平気だよ」

「……」

「リナちゃん……全部、見たい」

「……き、嫌わないでね?」

「なんで嫌うの」

「だって……ほかの人と……違ってたりしたら」

 

 目を泳がせているリナちゃん。

 

「大丈夫。……リナちゃん自分で広げて見せてくれたときは、とても綺麗だったよ」

 

 思い出したのか耳まで赤くしている。

 

「そ、それは蒼くんが……」

「見ても、いい?」

 

 膝に置いた手に少し力を入れると、脚を動かすことが出来た。

 

「それとも、また自分で広げて見せてくれる?」

 

「……うう」と可愛らしい声で唸ると「見て……ください」と脚から力が抜けたのが分かった。

 

 両膝を広げていくと、躊躇った手がまんこをまだ隠そうとしている。

 

「そうだ」

「はい」

 

 顔を真っ赤にしてオレを見ているリナちゃんは、眉毛をハの字にして、口を震わせて恥ずかしそうにしていた。

 

「両手は……自分の乳首をつまんでて」

「じ、自分で?」

「オナニーってしたことある?」

「聞いたことあるけど、したことないです」

 

 男子なら全員したことあるって聞くけど、女子でオナニーする人としない人で別れるってことは聞いたことがある。

 

「したことないんだ」

「はい」

「じゃあ、最初は乳首から始めようか」

「ど、どうしてですか?」

「オレが触ったら、気持ち良かったでしょ?」

「……うん」

 

 こくりと頷いて答えた。

 

「オレがリナちゃんのまんこを弄ってる間は、自分で乳首を弄ってて」

「……ええっ」

 

 質問の答えになっていないけど、まあいいや。

 

「じゃ、この手を」

 

 自分の性器を隠していたリナちゃんの手に触れたときは、最初力が入っていたけど、簡単に動かすことが出来た。

 そして彼女の胸に置き、オレは両膝を掴んで脚を広げる。

 

「あ……蒼くんに……見ら……れちゃう」

 

 ソファに座った少女の股間は、さっきまでオレが入っていたことを思わせないくらい一筋の線と、可愛らしいお尻の穴が見えた。

 

「蒼くん……蒼くん……あまり……見ないで下さい……恥ずかしい……恥ずかしいです」

「ほらほら、乳首を摘まんで」

「ううっ」

 

 リナちゃんはオレの言ったとおり、自分の乳首を摘まんだ。

 あまり反応がないのはまだ自分で触っても気持ち良くないのかな?

 

 まあいいや。

 

 彼女のまんこをじっくり見る。

 

「綺麗なまんこだよ」

「蒼くん……とても恥ずかしいです……」

「それじゃあ、頂きます」

「え? いただ……?……はうっ……んっ……な、なめっ……はっ……あっあっ」

 

 アナル近くからスジに沿って舌を這わせる。

 女子特有の匂いと味。

 中学1年生でも大人と同じだ。

 

「ちゅっ」

「あんっ」

「れろ」

 

 割れ目に舌を侵入させると、中はまだとろとろに粘つく愛液に浸っている。

 ちんぽが入っていたときのように、舌でも彼女の体温の熱さを感じることが出来た。

 

「蒼くんがっ……んっんっ……リナの……あそこ……おまんこ……舐めてるよぉ……あっあっ……は、ずかしいのにっ……んあっ」

「れろ……れろ……ちゅっ……気持ちいい?」

「はあはあ……気持ち、いいです……でも、手マンって――」

「ちゃんとほぐしてからね」

 

 舌先で割れ目を広げていくと、可愛らしい喘ぎ声で「気持ちいい」と言葉にしてくれる。

 そして、ぷにぷにした彼女の外陰唇は、まだ若いせいなのか、舐めて広げてもすぐに割れ目に戻ろうとする。

 

「んっ……ひっ……き、もち……はぅ……いっ……あぅっ」

 

 ちんぽを入れてきつかったのは、そのせいなのかもしれない。

 掴んでいた彼女の両膝から手を離し、ぷにぷにしたまんこの肉を押さえて彼女の性器を広げることにする。

 

「そ、んなっ……ひ、広げ……られてる……は、ずかしいよぉ……そんな、見たら……はずかしい……です」

「大丈夫だよ。とても綺麗なまんこだよ」

「うう……ひゃんっ!」

 

 クリトリスのある辺りをペロリと舐め上げて、皮から露出させようとした。

 リナちゃんの小さな陰核はまだ顔を出さないので、指で恥丘を引っ張った上で、舌でほじくり出そうとする。

 彼女の方を見れば、火照るような声を上げていた。そして、(わず)かながら指で乳首を自分で弄っているようだ。

 

「んっはっあっあっあっ……そ、こっ……ちょっ……あっあっ」

 

 包皮をめくり上げ、口を(すぼ)めてクリトリスを吸い出す。

 

「ちゅうぅうっ」

「やっあっあっ! な、にっ?! あっあっ! ひんっ! ひぁっ! うあっ! あっあっあっ! あああっ!! うううっ!!」

 

 びくんっ

 

 彼女の無毛の恥丘が持ち上がり、俺の口に押し付けてくる。

 そしてリナちゃんの腹筋が恥丘からヘソに掛けて真っ直ぐに筋肉が収縮している。

 イったのかもしれない。

 余韻を楽しんでもらうために、敏感であろうその堅い部分に何度かキスをした。

 

「ふっ……んっ……あっ……あっは……あんっ……あっ……はっ……んっ」

 

 しばらく腰をせり上げていたリナちゃんは、小っちゃな可愛らしい口を思いっきり開いて、息を詰まらせるように肩を上下させていた。



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19 イくと言うことを覚えよう

 股の間から顔を上げてリナちゃんと向かい合った。

 

「気持ち良かった?」

「は、はい……な、に……ふわって浮かぶって言うか……気持ちいいのが、ぶわって感じして、すごく、分かんないけど……気持ち良かったです」

「それが女の子のイくってことだよ」

「……今のが……イく……」

「イく時は、ちゃんと恋人に『イく』って伝えないとダメだからね? ほら、あのゲームみたいに」

 

 ディスプレイではゲームのおまけ要素を連続で流していた。

 巨乳のJKがバックから突かれ、おっぱいを、ばいんばいん震わせながら「イぐぅ♡ イぐぅ♡」と繰り返し喘いでいるシーンだ。

 

「……あんな風に……リナも言うんですか?」

「い、いや、あれは慣れたら、かな? リナちゃんはオレに、気持ちいいから『イく』って伝えてくれると嬉しいんだよ」

「……でも」

 

 リナちゃんはさっきまで自分の乳首を摘まんでいた手を離し、オレの頭をギュッと顔の脇へと抱いた。

 

「蒼くんから……舐められてたら……すっごく気持ち良くて……言える余裕ないかもしれないです」

 

 可愛すぎる。

 

「嬉しいよ。でも、言ってくれるとオレも喜ぶから、言えるようになるくらい練習しようね」

「……は、はい」

 

 額にキスをして、口、耳、首筋にも。そして、小さな乳首を唇で摘まむようにキス。

 

「ひゃんっ、はっ、あっ……ま、た……舐めるの?」

 

 ヘソにキスをして、恥丘から舌を這わせていた。

 

「手マンの前に、もっと、とろとろにしないとね」

「とろとろ?」

「リナちゃんのまんこ、すっごい濡れてるけど、もっととろとろにしないと、痛くなるかもだから、もっかいぺろぺろしてあげるから。『イく』って言えるように練習しよっか」

 

 頬を染めながら、彼女は握った片手を口にあて頷く。残った片方の手はシーツを握っている。

 オレはまた彼女の恥丘を引っ張って、片手ではクリトリスを隠す皮を引っ張りめくり上げた。

 小さくて可愛らしい、爪楊枝の頭くらいの小さな小さなピンク色の実が現れる。

 そして、閉じようとしていたピンク色した割れ目は薄く広がって閉じる気配はない。

 小さな彼女の膣穴からはたらたらと美味しそうな蜜を溢れさせている。

 たぶん、手マンしても痛くはないと思う。

 でも――

 

「じゃあ、イく時は、『イく』って言ってね?」

「は、い。んうっ! はあっ、ひゃうっ、あんっあんっ」

 

 リナちゃんのイく様をもっと見たい欲に駆られていた。

 

 堅くなったままのリナちゃんのクリトリスを舌で転がしてあげる。

 始めの時と違って、ずいぶんと気持ちよさそうな声を上げ始めていた。

 

「あんっ……んっ……あ♡ ……あ……んあっ……んぅっ」

 

 クリトリスを舐めながら見上げると、自分の声を抑えようとしているのか、口を隠すようにした手が震えている。

 

 舌で翻弄されればされる程、小さな粒は堅くなって舌で転がしやすくなっていた。

 時々、クリトリスを見ると、大きさは爪楊枝の頭くらいのままそう変わりはないけど、皮から顔を出したピンク色の粒は露わになったままになった。

 

「ちゅぱっ」

「あひっ♡」

 

 未熟な粒を狙い撃ちして吸い上げると、びくん、とリナちゃんの腰が跳ねる。

 そして無毛の恥丘が突き出され、ビクビクと震える。

 

「ひんっ……ひっ……んあっ……ひっ……あっあっあっあっ♡ も、もっ、イってますっ! ひあっあっあっひぅっ」

「ちゅぱっ」

「あひっ♡ もっ、もぉっ、んっんっあはっ、イってますっ」

「ちゅぱっちゅぱっちゅぱっ」

「あっあっあっあっ! イっ、イっ、イっくぅうぅっ♡」

 

 また腰が浮き上がり、彼女のお腹の筋肉が痙攣していた。

 真っ白なぽてっとしたお腹が蛍光灯の明かりに眩しく震える。

 

「ひぁ……は……は……あ……は……あ……あ……イ……イきました」

「イく、って言わないと、ずっと続けちゃうかもしれないからね?」

「はぁ……はぁ……はぁ……はい」

「でも、ちんぽ入れてて、オレがイってないと、続けるから……」

 

 さっきはリナちゃんがイく前に俺がイっちゃったけどね。

 

「よく言えたね。リナちゃん」

「はい」

 

 子犬のように嬉しそうに頭を撫でられる彼女の表情は昔から変わりない。

 幼いけど、とても眩しい。

 そんなリナちゃんのイく姿を見せられ、オレの股間も爆発しそうだ。

 でも、彼女の痛がる顔はもう見たくない。

 

 だから――

 

「じゃあ、手マンしよっか」

「……そ、その前に。……蒼くん……キスして下さい」

 

 瞳を閉じて待つリナちゃんの唇に優しく唇を重ねた。

 この口がオレのちんぽ、カリをしごいてくれていた。なんて考えていたら、またちんぽガチガチになってくる。

 

 クンニをしていたこともあって、彼女の座ったソファの辺りは染みになるくらい濡れている。

 股の間に入っていたのをやめて、彼女の隣に座ると、怪訝そうな、不安そうな視線でオレを見上げていた。

 

 リナちゃんの肩を抱いて「オレのも気持ち良くしてくれる?」と彼女の右手でオレのちんぽを握らせる。そして彼女の片足をオレに跨がらせて、大きく股を広げた。

 

「……恥ずかしい」

「指入れるからね」

 

 お腹から恥丘に沿って指を這わせる。

 

「は……あ……」

 

 オレの指先に堅い粒の感触が伝わり、さらにその先の濡れた場所へと向かって行った。



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20 疑似フェラ

「指がどうなっていくか、見てね」

「は、はい」

 

 クリトリスを指で感じて進んだその先は、初めての経験だというのにリナちゃんのまんこからはたっぷりのマン汁が溢れていた。

 ぬるぬるとろとろ、リナちゃんは指がまんこに触れるたびに、ちんぽを握った手が上下に動く。

 

「は……あ……触ってます……リナの……あそ……おまんこ……蒼くんが……触ってます」

「リナちゃんのまんこ……とっても柔らかいし、もう指入るくらい濡れてるよ」

「恥ずかしい……」

 

 顔を背けようとしたリナちゃん。

 

「ちゃんと見ようね」

 

 もう少しよく見せるよう、彼女の身体をすこし曲げる。ぽてっとしたお腹にしわが出来る辺り、まだ子どもっぽさがあるように思った。

 そりゃ、子どもか。数ヶ月前までランドセルを背負っていたんだもんな。

 瑞々しい肌はイヤらしく汗ばんでて、子どもらしいところが少しだけ抜け落ちている。

 

「……リ、リナの……おまんこ……見えます……蒼くんの指も……」

「これから、指入れて、ゆっくり手マンするから」

「はい」

 

 オレも一緒にリナちゃんと、彼女の股間に視線を向ける。

 真っ白な肌を妨げるような物は何も無い。パイパン好きになりそう。

 

「リナちゃん」

 

 とろとろの愛液の絡んだ指を割れ目から離して目の前で見せた。

 

「ほら、こんなに濡れてる」

 

 指と指をくっつけて離すと糸が引いているのが分かる。

 

「……恥ずかしい……です」

「気持ち良かったって言う証拠だから」

 

 指を見てる熱っぽい視線と彼女の小さい唇に少しだけ魔が差した。

 

「……これ、オレのちんぽだと思って」

 

 指を口の前に持っていく。

 

「あーん、して」

「で、も……リナの……あ……お、まんこ触ってた……」

「……」

 

 何も言わずに待っていると、可愛い口が小さく開く。

 

「んっ」

「恋人だと、ちんぽ入れる前に口で綺麗にしたり、口の中でたっぷり唾を付けてもらって、すんなり入るように濡らしたりするんだよ。……ほら、歯、立てないで」

 

 小さな口に指を入れると、柔らかい唇がオレの指を咥え込んだ。

 

「じゃあ、動かすよ」

「うん」

 

 指を出し入れすると、リナちゃんの唇が僅かに引っ張られたり(すぼ)められる。

 

「口の中で、舌を使って舐めて」

「んっ……くぷっ」

「そう。……上手いよ。そうやってちんぽの裏側とか、先っちょを舐めて上げたり、舌を押し付けたり、気持ち良くさせるんだ。……そうそう。上手上手」

 

 小さく薄い舌が指の腹を舐めたり、爪の先をクリクリと(いじ)り回してきた。

 褒めると伸びる子だ。この口の中にちんぽを突っ込みたくなる衝動に駆られる。

 

「オレがこうやってちんぽを速く動かし始めると、イきそうになってきてるってことだからね」

 

 ちゅぽちゅぷちゅぷちゅぽちゅぽちゅぷ

 

 指を咥えているところを見ているのか、それとも自分の股間を見ているのか、リナちゃんのその視線の先が分からない。ぽうっ、としている。

 

「んふぅ」

「ほら、イくぞイくぞお」

 

 指をひとしきり速く動かす。

 

「そら、イくよ」

 

 口の奥にぐっぐっと指を入れ、射精をしたように動かす。

 一応、びくっびくっと震えたり、リアリティを求めるようにしてみた。

 

「んふぅ……んふぅ……ふぅ……ふう、ふう、ふう」

 

 リナちゃんの瞳が潤んでいる。

 

「男の人はイく時、こんな動きするからね。フェラしてて分かってると思うけど。……まんこに入れても同じだから、オレがイきそうなときの動きを覚えようね」

 

 ちゅぱっ

 

 指を抜くとフェラを想像して興奮しているのか、この前まで小学生だったとは思えない程、幼さはやはりあれど、リナちゃんの表情は蕩けていた。



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21 擦ってイイ場所発見

「よし、今度はリナちゃんのまんこに入れるからね。ちんぽだと思ってどんな動きをするか勉強しようか」

「ふぁい……」

 

 しゃぶらせたことでリナちゃんのまんこはさらに蕩けていた。

 疑似フェラを妄想して濡れたのは間違いない。

 

「さあ、入れるよ」

 

 指先に彼女の小っちゃな穴の感触。そしてたっぷりのぬるぬる愛液。

 

「蒼くん……手、マン……して……ください」

 

 熱っぽい瞳で見つめる彼女を見ながら、とろとろまんこに指を少しだけ入れた。

 なにも無い恥丘からオレの中指が視界から消える。

 

「んっ」

「痛くない?」

 

 膣内は熱が籠もっている。指先だけであろうと、きゅうっと締め付けてくる。

 今までの女性とまったく違った火傷してしまいそうな熱さ。

 そして、この締め付け。よく入れることが出来たなと思う。

 

「……あ、の」

 

 はあはあと吐く息が白くなりそうになりながらリナちゃんが恐る恐る見上げてくる。

 

「やめよっか?」

 

 彼女は震えながら小さく首を横に振った。

 

「き……気持ち……いいです」

「そっか……じゃあ、もう少し入れていくからね」

「はい」

 

 抱いた肩をそっと起こし、リナちゃんにもっと指を入れているところが見えるようにする。

 

「力を抜いて……そう、そう。奥に入れていくよ」

「ふぁっ」

 

 腰が浮き上がり、指がリナちゃんの膣内の上部――ざらざらな部分を捕らえる。

 

「はぅっ」

「気持ちいい?」

「は、いっ、はっ……あっあっあっ……こす、ってるぅう」

 

 粘つく彼女の膣内にあった、反応のいい場所に指を押し当て、優しく擦ると、リナちゃんは簡単に絶頂に達した。

 

「ひっひっいっ! イくううううう」

「すげっ、すっごい締め付けだ」

 

 指がぎゅっと締め付けられ、まだ奥まで入れていないのに、ヘソまで腹筋がぎゅっと締まっている。

 

 この中でイけたら気持ちいいんだろうなあ。

 

「んううううっ」

 

 イったことを知らせたことが恥ずかしかったのか、リナちゃんは喘ぎ声を抑えているようだ。

 火照って耳どころか、全身が真っ赤になっている。

 

「どれ」

 

 そんなにここが気持ちいいのかと、締め付けているのに逆らうように同じ場所を指の腹で押すように擦った。

 

「んううっ! イっ! イくのぉっ!」

 

 真っ白な恥丘が跳ねた。にも関わらず、オレの指を締め付けたまま離そうとしない。

 腰が上がって、ぷるぷると痙攣するのが手に伝わる。

 そして、更に指を濡らした。

 

「へえ。ここ気持ちいいんだ」

「まっ、たっ! イくっっ」

 

 何度も同じ場所に指を押し付けて刺激すると、リナちゃんの腰は浮き上がったまま戻らず、ずっと痙攣している。

 目を見開き、信じられないものでも見るように自分の下半身――指の入っている股間へと視線が注がれている。

 喘ぎ声を抑えようとなのか、下唇を噛んで唇を震わせていた。

 

「ふうううぅ、んううっ、イってるんですぅううう♡ んはぁっ」

 

 握ったオレのちんぽを強く握るけど、それがまた気持ちいい。

 

 イったことを教えてくれれば止めるとは言ったけど、リナちゃんのイくところを見たくて、5回連続絶頂するまで続けた。



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22 行き止まりを突き進む

「ひぃ……ひぃひぃ……はあ……ひぃ……ひぃひぃ」

 

 下半身だけ別の生き物になったみたいだった。と、この時のことをリナちゃんはのちのち教えてくれた。

 

「はあはあ……言ったのに……ひぃひぃ……『イく』って……はあはあ……言ったのに……蒼くん、止めてくれない……はあはあ」

 

 ゆっくりと浮き上がった腰がソファに下ろされてくる。

 

「ごめん」

 

 謝ると、首を振ってリナちゃんは「でも……気持ち……良かった……です」と視線を合わせず、胸に倒れ込むようにして許してくれた。

 

 ああ、もう入れてええなああ。

 

 でも、さっきはちんぽの八割しか入らなかったから、もっとほぐしてやらないと。

 どうせならちんぽを全部、リナちゃんの中に沈めたい。

 

「じゃあ、奥に入れていくからね」

「んっ……は、い」

 

 言わずとも、リナちゃんは自分で広げている股に視線を注ぐ。

 自分の身体の中に、何かが入ってくる気持ちってどうなんだろうか。

 

 オレの中指はずっと濡れたままで、そして、ずっと締め付けられたままで、鬱血してやしないかちょっとだけ心配になる。

 

「は……あ……あ……入って……き、てる……」

「リナちゃんのまんこ、よくオレのちんぽ入ったよなあ。……きっつきつ」

 

 息が荒いせいか、可愛らしい口が開きっぱなしだ。

 その幼い唇から涎が垂れそうだけど、リナちゃんのまんこからは、ぎゅっと締め付けているのに、たっぷりの涎が溢れて、オレの手の甲から滴り落ちている。

 

「あ、れ。もう奥に着いちゃった」

「ひうっ♡」

 

 指先が彼女の膣奥の壁を捉えると、気持ちよさそうな声が上がった。

 まだ指は少し残っている。と言うことは、ちんぽはまだまだ入る部分が多くなるってことだ。

 

「もう少し」

 

 指を彼女の一番奥の、更に先へ押し込む。

 

「あはぁっ!!」

 

 大人びた声が上がると同時に、腰が浮き上がって手ごと動かされた。

 そして、びくんっびくんっと下半身が痙攣している。

 薄桃色だった子ども乳首も真っ赤に勃起している。

 よほど気持ち良かったのか、イくって言うことも忘れているな。

 

「ははあ……リナちゃんポルチオがいいんだ」

「あ……あ……はあはあ……んっ……あ……あ……」

 

 股間に視線を向けつつも、その瞳は虚空を見ているようだ。

 なにより、その幼い顔でいながら、半開きの口から涎が垂れていても、そのまま。

 片手ではシーツを握り、片手ではオレのちんぽゆっくりしごいている。

 気持ちいいことで頭がいっぱいになっているのかもしれない。

 

「じゃあ、指でセックスの練習しようね」

「……はあはあ……は、い……ひんっ」

 

 指全体が熱の籠もった秘肉で包み込まれ、無意識なのだろう、細かな彼女の柔いヒダが中に入れようとする動きをしている。

 逆らうように、一番奥まで入っていた中指をゆっくりと抜いていく

 

「はっ、あんっ……ぬ、け……ちゃう……んっ」

「オレがどんな動きをするか、指で感じてね」

 

 ぼうっとした表情で、リナちゃんは嬉しそうに「はい」と返事をした。

 

「ちんぽも、どんな風にしたらリナちゃんが痛くないのか、気持ちいいのか、分かっておきたいし」

「お……ねがい……します」

 

 ぷるぷると震えながら、リナちゃんは自分股間から抜けていく指を、頬を染め、息を荒くして見ていた。



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23 指の方が細いからなのかな

 リナちゃんのか弱そうな肩をしっかり抱きかかえる。

 オレのちんぽはリナちゃんからしっかり握られている。

 

「まず、挿入していくよ」

 

 ちんぽを握ったままのリナちゃんの手はとっくに、オレのガマン汁でベタベタだ。

 これから彼女の小さな膣穴に指を入れるオレの手も、さっきから愛撫し続けたせいでとろとろになっている。

 

「はい……んっ……あっ」

 

 小さな穴は、最初の時より――ちんぽを入れたときよりすんなり入る。

 挿入されて身体をくの字に曲げたリナちゃんは、興奮しているのか息が荒くなり始めている。

 

「オレのちんぽの先っちょ、指と違ってもっと太いからね」

「はあはあ……蒼くんの……大っきいから……はっ……あっ……入って……きて……ます……んっ」

 

 誰と比べて言っているわけでは無いと思う。処女だったんだから。

 それでも、大きいと言われると嬉しいものがある。

 

「ここで上向きに腰を動かせば――」

「んあっ♡ そっ、こっ……んっ……そこっ……イっ! くっ!」

 

 入り口に入ってすぐの腹側――ざらざらした場所を突くようにすると、すぐに可愛らしい喘ぎ声が上がった。

 リナちゃんの小さな肩ががくがく震え、指を咥えたまま離そうとしない下半身がグッとせり上がる。

 

「イっ……あっ……イっちゃ、いました……あ……はあはあ」

 

 実際指三本分に近いオレのちんぽが入るとどうなるんだろう。

 すぐにイってくれると嬉しいけど、また苦しいままだとどうしたものか。

 

「こんなにすぐイけるリナちゃん、エッチなんだね」

「ち、違います」

 

 自分の性器に指を入れられるところを見ていたリナちゃんが、反論しようと顔を上げた。

 

「蒼くん……リナのこと……すっごく気持ち良くするんだもん……だか――んぅ」

 

 キスで言葉を遮った。

 

「あむ……んむぅ……んっ……はぅ……んっ……蒼くん……ずるいです」

「ちんぽ入れてると、キスすることもあるから」

 

 まだまだ入る余地のある指を、リナちゃんの熱くなっているとろとろまんこに侵入させていく。

 

「んっ……入る……入って……き、てます……はっあっあっ」

 

 奥に到達する前に、ピストンするマネをする。

 

「んっんっ……う、ご……いて……あんっ……あっあっ……んっ……き、もちいいの、……お、まんこ……から……きもちいいの……はぅっ……くるのっ」

 

 指を動かすたびに、ひくひくと身体を震わせ、イくことをがマンしているようにも見える。

 それにしても、まんこからはあまりイヤらしい音がしない。

 中はトロトロで濡れに濡れている。

 ただ、指をしっかりと締め付けているせいもあってか、リナちゃんのマン汁が漏れてこない。

 隙間があれば、ぬちゅぬちゅだとかグチュグチュ音が出るんだろうけど。

 強いて擬音で表せば「ぬっぬっぬっ」とでもなるのか。

 

「じゃあ、もっと奥に入れるからね」

「んっ……あっあっあっあっ……」

 

 指でピストンしながら徐々に彼女の一番感じる場所へ。

 ちんぽだと八合目あたりの場所だ。

 

「はっ……あっあっ、あっあっあっ! お、くっ……き、ちゃ、うんっっ!!」

 

 こりこり子宮口を通り過ぎた、リナちゃんのまんこの行き止まりに指が到達。

 膣壁で指先を擦り付けると、指を咥えたままの彼女の下半身がびくっと跳ね上がる。

 

「イっっぅぅうぅっっ!!! うぅうぅうっ!」

 

 オレのちんぽを握ったリナちゃんの手に力がきゅっと入る。

 今回は腰の動きが艶めかしい。

 オレの指はまんこに咥えたまま、イっていることをオレに伝え、恥丘をせり上げること十数回。

 まるで性器が――子宮が何かを飲もうとしているかのように、嚥下しているような動きをしている。

 リナちゃんの膣奥を数回擦っただけなのに。

 

「リナちゃん……まだだよ。オレ、イった動きしていない」

「はあはあはあはあ、はあはあ」

「イく時の動き、再現するからね」

「ひぅっ!」

 

 イったばかりのリナちゃんだったけど、欲が出て来ていた。

 もっと彼女をイかせてみたいという。

 

「いいかい? ほら、こうやってちんぽが出そうなくらい腰動かしたり」

 

 ぬぬぬぬっと指が抜けていくと、リナちゃんは口を大きく開いて「あ、あ、あ」と目も見開いて小刻みに震える。

 そして、ゆっくりと彼女の奥をまた擦るまでに指を到達させる。

 

「イっっっ!!!」

「また、イっちゃったんだ。でも、オレがイかないと続けることになるから」

 

 今度はリナちゃんの膣の手前、中程、奥で指を小刻みに前後させる。

 

「イっ! あっあっ! そっこっ! イっ!!!!」

 

 手前で一回、奥で一回、腰を浮かび上がらせてリナちゃんは絶頂する。

 抱いた小さな肩は汗ばんで滑りそうになる。

 真っ赤になった乳首は、つんと上向きになって立っていた。

 視線は恐らく自分で信じられないくらいにイヤらしく突き出される自分の腰に釘付けになっている。

 

「そろそろイく動きしていくからね」

「あっあっ♡ から、だっ! おか、しぃっですっ! あっあっあっ、はやっ……んっあっ……は、やいっ……ですっ……ひんっ……あっあっ♡」

 

 膣口が広がってきているのか、指とまんこからにちにちと音が鳴るようになる。

 

「イキそうになると速くなるから」

「は、い! んあっあっあっあっ……イっっっ!!! はっああっ……あっあっ、と、ま、んないっ……あんあっあっ♡」

 

 何度も素速く自分の中に指が入る様を見ているリナちゃんは、喘ぐその口からたらりと涎が垂れる。

 まるで、この口にちんぽを入れて下さいとでもいっているようにも感じる。

 

「さあ、イくぞおっ」

「いあっあっあっあっ! は、げしっ……ですっ……イくっっ!! あっあっ、らめっらめっ……ま、だっ……はっあっあっあっ……んひっ」

 

 射精するかのように腰の動きを真似て指を突き入れ、そして――

 

「イくよ」

 

 ずんっ、と奥に指を入れ彼女の膣奥を擦り上げる。

 指の根元がびっしょりと愛液に濡れた。

 

「イイイイうううぅうぅぅううぅ!!!」

 

 リナちゃんは仰け反ってオレを見上げてイキ顔を見せた。

 ハの字の眉に、潤んだ瞳。火照った頬に、食いしばろうとしても緩んだ口元からは涎が垂れる。

 ああ、中学生がマジイきしてる。

 

 指の締め付けはぎゅっとしていても、多少は広がってきているのか、まるで指を咥えたまま息をしているように感じた。

 

 ぎゅっと握ってくれているオレのちんぽは、はち切れんばかりに堅くなり、彼女の手の甲にベットリとガマン汁を垂らしている。

 

「はあはあはあ……はあはあはあ……」

 

 泣きそうになった彼女に軽い口づけを何度もして落ち着かせた。

 

「練習終わり。……オレ……もう、リナちゃんの中に……出したくて出したくて堪らなくなってる」

 

 微笑んでリナちゃんは小さく頷き目を瞑る。

 そこにキスをしたまま、オレはお姫様抱っこをした彼女を布団にそっと下ろした。

 

 中学生だとしても、さっきまでの愛撫で十分に子どもまんこは濡れて男を受け入れる準備は出来たはずだ。

 

 リナちゃんは布団の上で大きく股を広げ、オレを見ると優しく、意を決したように笑ってくれた。

 そして、自ら膝を抱えてとろとろの彼女の性器を丸見えにさせた。

 

「はあ、はあ、はあ、はあ……蒼くん……中で出して……ください」

 

 オレは頷き、リナちゃんの股を掴んで膝ですり寄る。



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24 恋人つなぎで耐えて

 汗ばんだリナちゃんの肌が蛍光灯に照らされて光っている。彼女の股もそうだ。

 粘ついた愛液が、ぷにっとした割れ目の肉にたっぷりと絡みついて白さとピンク色に艶のある光沢が出来ている。

 

「今度は……中で出すからね」

 

 濡れた髪を優しく撫でると、小さくこくりと頷いて「はい」と嬉しそうに微笑んだ。

 

 そんなリナちゃんの、膝を掴んでいる手が少し震えていることに気が付く。

 

「手……震えてるけど、大丈夫?」

 

 恥ずかしそうにリナちゃんは答えた。

 

「……さっき……くたくたになるくらい……イっちゃったから……あまり、力入らないんです」

「ちんぽ入れたら……またいっぱいイっちゃうかもしれないね」

「いいんです……して欲しいです……蒼くんからなら……なんでもして欲しいです……だって……恋人になるんだから……」

 

 だめだ。

 もう入れる。

 このままだとリナちゃんのひたむきさだけでイってしまいそうだ。

 オレはロリコンではなかったが、リナちゃんのつるつるまんこにちんぽを突っ込んで思いっきり中出ししたい。

 リナちゃん一筋になるからロリコンじゃないはずだ。

 

 太腿を押さえ、彼女のピンク色の性器を露わにすると、イった時のようにリナちゃんは腰を突き出すように動かした。

 

「蒼くん……ちんちん……入れて……リナの中でいっぱい……出して下さい」

 

 恥ずかしさより、ずっとそうして欲しかった、中で出して欲しいと思う方が強いのだろう。

 ガマン汁まみれのちんぽを掴み、リナちゃんのぷに肉を広げる。

 

「……あ」

 

 ぽうっとうなされるような表情のリナちゃん。

 

 そんな彼女の、小さいながらも息づくように(うごめい)ている幼いまんこに亀頭をくっつけた。

 

「リナちゃん……さっき、すごく綺麗だったし、可愛かった」

「ふふ……嬉しい」

 

 目を細めて笑った表情に、心臓が高鳴る。

 

「それに、すごくエロくて興奮した。可愛い声だったよ」

「ううっ……恥ずかしい」

 

 視線をそっと逸らし、頬を染めると、リナちゃんは肩で息をし始めていた。

 

「まだ、痛かったら……ごめんね」

「ううん。……慣、れて……蒼くんが……リナを慣れさせて下さい」

「わかった」

 

 熱い彼女の秘所へ腰を少し突き出すと、亀頭はぬぷっとスムーズに入り込む。

 処女喪失させたときより簡単に飲み込んでくれた。

 

「うっぐうぅ」

 

 リナちゃんは何かに耐えるような声を上げる。

 

「まだ痛かった?」

「ううっ……ううっ……い、いいの……慣れ、ますから……あぐっ」

 

 ゆっくり、入れていこう。

 

 亀頭は形がひしゃげてしまうくらい締め付けられている。

 しかし、中身のとろとろ感は段違いだ。

 

「は……はあはあ……ぐっ……はあはあ……はあ……はあ……うぐぅ」

「どんな感じ?」

 

 オレに心配を掛けさせないようになのか、汗を流しながら微笑んだ。

 

「リナの……股が……おっきく……はあはあ……広げられてる……感じです」

「気持ちいい?」

「ちょ、ちょっと……」

「痛い?」

「はあはあ……すこ、しだけ……」

 

 ぎんぎんに勃起していることで、膨張率が高くてリナちゃんにはキツイ太さになっているのかもしれない。

 

「慣れるまで、動かないようにしようか?」

 

 訴えかけるように首を振って「奥に」と頬を赤くして答える。

 

「分かった。……でも、ダメなときは『やめて』ってちゃんと言ってよ」

「うん。……はあはあ……んっ……蒼くん、優しいです」

 

 ふわっとした笑みを浮かべて言うリナちゃんの助けになるかと思って、自分で膝を押さえていた彼女の手を取った。

 

「んぅっ!」

 

 手を離したせいで、足から力が抜けたのかもしれない。股が更に広がってオレに腰を差し出すようになる。

 動きを止めていたちんぽが少し彼女の中に飲み込まれた。

 

「ご、ごめん。……リナちゃん、手を」

「ううっ……はっ、はあはあ……あ……蒼くん……」

 

 リナちゃんと手を繋いだ。

 指を絡めたそれを、彼女の枕元に。

 

「痛いとき、ぎゅっと握って……耐えれる?」

「……うん」

 

 儚げに微笑んだ少女は頬を赤くしている。

 

「恋人……つなぎ、嬉しい」

「リナちゃん……リナちゃんの奥に……奥を感じたい」

「蒼くん……奥に……入って……きて」

 

 手と手を重ねると、リナちゃんの吐息が早くなってきていた。



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25 リナちゃん、願いが叶う

 挿入に耐えようと握った手に力が込められた。

 十二歳の力では痛くも何ともない。

 ただただ、彼女は自分の中に好きな人が入ってくることを望んでいるのだろう。

 

「きつくて……熱くて……気持ちいいよ」

「んっ……ううっ……んぐっ……はっあっ」

 

 枕元に置いた手のせいで、彼女は胸を隠すこともできず、仰け反って、その僅かな膨らみをオレの前に晒している。

 先端はもう、堅くはなっていなそうだ。ピンク色の小さな乳輪を舐めてしまいたくなるが、身長差からそれは難しい。

 

「うっ……んぐぅ……あっあっああっ……蒼く、んっ……はあはあ……リナ、蒼くんっ……入って……来てるの……分かるっ……あぐっ」

 

 彼女のキツマンの肉ヒダはまだ侵入を拒もうと閉じようとしている。

 それでもとろとろになっている膣内をゆっくり、亀頭をねじ込んでいくと、すぐに閉じようとするから、彼女の膣壁がちんぽへぴったりフィットする。

 

「リナちゃんのまんこ……すげえ、気持ちいいよ」

「はあはあ……しゃ、しゃせーして……ね?」

「ああ。中に……いっぱい出してあげるからね」

「あうっ……んうっ……はあはあ……だ……して、くだっさい……うぐっ」

 

 身体を起こしてどこまで入ったか見たい気もするけど、体勢を変えてしまうと、リナちゃんを痛くしてしまいそうだ。

 でも、あとそろそろで、手マンをしていたときに彼女が感じていた、ポルチオに到達するだろう。

 身体がまだ小さいが故に、性器の奥行きがなく、ポルチオに触れることが容易なのかもしれない。

 

 じゃあ、一番感じるところなら……。

 

「リナちゃん……奥……行くよ」

 

 こくりと頷いたのを合図にオレは腰を、グイッとちんぽを根元まで押し込む。

 初めてリナちゃんの最奥を突いたときより、さらに奥へ。

 

「あ゛う゛ううううううっっっ!!」

「くっ!」

 

 絡めた指一本一本に力が込められた。

 そして、まんこがオレのちんぽを根元からしごくように締め付ける。

 リナちゃんは息を何とか吸い込もうと、口を小さくぱくぱくして肩から全身をぷるぷる震わせて痙攣している。

 そして、手マンやクンニで見せていた腰の動き――絶頂に腰を浮かせて侵入したものを奥へ受け入れようとしている。

 

「はあっ……あ゛っあ゛っ……あ……あ……んぐっ……」

「うぉ……すげ、締め付け……そっか、初めての時も……イってたんだ……」

 

 痛くとも、リナちゃんは奥を突かれるとイきやすいのかもしれない。

 びくんびくんと身体を震わせ、射精して欲しいとせがんでくるようなまんこの動きが落ち着くまで、ちんぽを入れたままにした。

 

「あ……はあっ……う……はっはっはあはあはっはっ……」

 

 きつく握った手から力が抜けていく。

 子どもらしさの残った肌は汗で光沢が出ていた。

 そして、その小さなおっぱいは、なにもしていなくても乳首を引っ張ったかのようにつんと上向きだ。

 

「大丈夫?」

「はあはあっ……ま、真っ白に……んっ……頭の中……気持ち良くて……はあはあ……いっぱいに……なってました……」

「そっか、よかった」

 

 痛みに身体が痙攣していたら、とも頭の片隅にあった。

 

「まだ、苦しい?」

「……うん」

「痛い?」

「少しです」

「奥は大丈夫だったんだ」

「はい……でも、身体が……びっくりしてます」

 

 初めてリナちゃんの奥にちんぽを到達したときもそうだったけど、その時のまんこの動きが射精を促してくる。

 オレももう少しでイキそうだ。

 

「オレもそろそろ……リナちゃんの中に出すから……もう少し頑張ってね」

「はい」

 

 ポニーテールにしていた髪はほとんど解けてしまって、身体のあちこちに汗でぴったりと貼り付いている。

 その表情はあどけないながらも、全裸のまま肩で息をしている姿は、そのギャップにオレを興奮させた。

 

 根元まで突っ込んだちんぽを引いていくと、彼女のキツイまんこをカリが抉り出て行き股間から熱いものが徐々に上がってくるのを感じる。

 

「う、ぐぅ……うっ……あぅ……」

 

 膣奥ではない、そこまでの道中がかなり狭いから、濡れていたとしても、きっと苦しくて痛いのかもしれない。

 とは言っても、彼女の中に精液を注ぎ込むには、そのキツキツまんこを往復させる必要がある。

 

 少しだけ、苦しさと痛みに耐えてもらって、最後は気持ち良くなってもらうしかない。

 

「あ゛うっあ゛うっ……うぐっ」

「も、少しだから……もう少し」

「んぐっ……あ゛っ……んっ……は、いっ」

 

 繋いだ手にまた力が入ってくる。

 

 あと少しだ。

 締め付けるが故に、カリや裏スジ、尿道が常にリナちゃんのまんこを感じることが出来る。

 リナちゃんのとろとろになった肉ヒダがオレを刺激してくる。

 ゆっくり動かしても、それは上がってきている。

 

「う……あ……そ、ろそろ……ガマン……して」

「んっ……あ゛ぅっ、あ゛っあ゛っ、あ゛っあ゛っあ゛っあ゛っ」

 

 快感がオレのちんぽを駆け上ると同時に、リナちゃんの、オレも気持ち良くなる場所へ突っ込んだ。

 柔らかい場所を亀頭が捉え、更にその先へ押し込むと亀頭は柔らかいヒダに包み込まれる。

 尿道から熱い精液が放たれる、開放感、達成感、そして快感が爆発した。

 

「うおおおっっっ!! くうっっ!!」

「ああああううううっっっ!!」

 

 仰け反ったリナちゃんは焦点も定まっていないのか、見開いた瞳はどこを見ているのか。

 ただ、悦ぶその表情は、達成感に満ちあふれ、そして、快感に溺れているようにも見えた。

 

「イイイイイイイくうううう!! うううあああっ♡ そ、ぅくんの……あ……っついいぃいいぃのぉおっ! リナの中にいぃいっ!」

 

 搾り取る。

 まさにリナちゃんのロリまんこはその言葉が相応しい。

 根元からちんぽ全体をぎゅうっと締め付け、射精を長引かせる。

 当然、その分快感も長く続く。

 

「リナちゃんへ中出しっ……すっげええ気持ちいいっ……くうっ……まだ出るっ」

「そ、くんのっ♡ せーし……は♡ あ♡ いっぱ、い♡ あっあっ……はあはあはあ……まだ……んっ……びくびく……してる……はんっ♡ んっ……あっ」

 

 このまんこの中にずっと入れ続けたい。そんな思いが出てくるような。ずっと気持ち良くしてくれる性器だ。

 性器に巡っていた血液は締め付けでなかなか抜けないせいか、勃起したままだ。

 

 それでも、リナちゃんに負担にならないよう、名残惜しい気持ちを抑えて、精液を出し切ってから抜いた。

 

「はあ、はあ、はあ……はあ……蒼くん……」

 

 じっとオレを見つめてくるリナちゃんの瞳に涙が零れる。

 

「……叶った。はあ、はあ……蒼くん……はあ……ありがとう」

 

 痛みとか苦しさにじゃないと思う。

 抱き付いてきたリナちゃんはキスをしてきていた。

 そっと触れるようなキスをして、背中に回った手はぎゅーっと愛情が籠もっているように感じた。

 



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第2部 リナちゃん、気が付かない自分の性癖
1 妹、動画にハマってしまった末に


「ごくっ」

 

 ボリュームを大きくすると、リナの喉を鳴らす音が聞こえた。

 男の黒い性器にリナのピンク色した唇。その間に時々浮かび上がる白い膜のようなもの。

「ごくっ」とリナが精液を飲み込むたびに白い膜が消える。

 

 たぶん、リナの唇にうっすらと現れる白いのは精子だ。

 

 部活を早々に切り上げて、家に帰るなり私はリビングでリナから送られてきた動画を何度も見ている。

 消そうと思ったけど、なぜか何度も見て――消せないでいた。

 

 二階にはアニキがいるはずだ。

 昨日の夜から、年頃の妹がいるというのに、オナニーをしまくっているらしい。

 朝だって、声を掛けたら都合悪いような言い方をしてて息も荒かった。

 

 まったく……。

 

 もしアニキが降りてきたら、動画を見るのをすぐに止めよう。

 

 ボリュームを下げ、最初に送られてきた動画を見る。

 

 リナは彼氏の性器を両手で握っている。

 その手の人差し指と親指がくっつかない太さだ。

 

「これ……くらい、あるんだ」

 

 自分の人差し指と親指で輪っかを作る。

 

「……すご。……こんなに太いんだ」

 

 中学生で恥ずかしいかもしれないけど、リナと手を繋ぐこともある。

 手の大きさ、なんてのも二人で比べたりもした。

 リナと私はほとんど同じくらいのサイズだ。

 画像を見る限りで分かるのは、私の方が胸が大きいみたいだってこと。

 でも、二人とも中学生になったばかりなのだ。

 二人とも子ども――のはずだった。

 

 子どもなのは私の方だ。

 

「口で……そこ、もっと太いのに……入れちゃってる」

 

 保健体育でならった亀頭と呼ばれる部分は、リナの握っている棒の部分よりエラが張っていて大きい。

 動画を何度か止めたり、戻したり、リナが口にしているものを観察している。

 

「あったかな」

 

 一時停止して、学校帰りのバッグに手を伸ばしてペンケースを手に取る。

 中を開けて定規を取り出した。

 

「握ってるところ……5㎝くらい……あるんだ……」

 

 自分の指と止めた動画の、リナの握ってエラの出ている場所見て比べると、もっと驚く。

 

「あそこの出っ張りのとこだと……5㎝超える……」

 

 そんな太いものを口にして……。

 それに、リナ……汚いよ。

 

 でも、彼氏がやらせていることだから、リナは悪くない。

 

 指の輪っかに自分の指を束ねて入れてみる。

 二本じゃ足りない。

 三本でも足りない。

 

 自分で口を開いて三本の指を入れてみる。

 

「んっ、んご。……これより太いの入れてるんだ」

 

 気になったのはそれだけじゃない。

 自分で拳を握って定規で長さを計る。動画をみておおよその長さを確認すると――

 

「じゅ、15㎝……」

 

 ペンケースに入れてある定規より大きい。

 

「そんなに大きいの……」

 

 すぐにネットで検索すると、日本人平均より大きい。

 

「その彼氏……大丈夫なの?」

 

 性器は本来口に入れることじゃないってことは分かる。

 もっと、狭い場所に入るんだ。

 ずっと小さい頃から一緒だったリナが、大きな男の人から襲われているようなイメージが頭の中に浮かんで、胸騒ぎのようなものが沸き起こってきていた。

 

 そして、最後の動画をもう一度見る。

 道子から呼ばれて途中で止めたその続きだ。

 

 これを見たら、晩御飯を作ろう。

 

 そう思って動画を続きから見ると――

 

 何度か口を窄めた親友は、本当に嬉しそうに目を細めた。

 

「んむ……ちゅぷっ……んふふ~」

 

 唇から白い糸が引いて、頬を膨らませてカメラに微笑んで見せている。

 

「あ……あ~ん」

「リ……リナ……せ、せーしだよ……それ……だいじょ……」

 

 口を嬉しそうに広げて見せた、その中は綺麗なピンク色だけではなかった。

 歯にも、舌にも、頬の内側にも、精子が粘ついて残っていた。

 

「んふぅ」

 

 私を挑発しているの?

 その精子まみれの口の中で、わざと糸を引かせるように舌をゆっくり動かしている。

 

 ぐちゅっ、ねちゅっ

 

 それがどんなにとろみのあるものなのか、粘つくものなのか知らしめている。

 

「ごくっ」

 

 知らない間に私の喉がなった。

 

「んふふ~ん」

 

 不敵な笑みを浮かべながら口を閉じたリナが、喉に手を置いて「んっ……んぐ」と明らかに精子を飲み込んでいるのを見せつけた。

 

「はい。あ~ん。……ほら、飲ん、じゃっ、たぁ」

 

 カメラではない、その向こうへ見せた口の中はピンク色そのもの。

 あれだけあった白い精液は何も残っていなかった。

 

 アニキ……いるのかな?

 

 私はスカートの中に手を伸ばし、下着に触れていた。

 

「濡れ……てる……」

 

 部活を早めに切り上げてきたんだ。晩御飯を作る時間はまだ先だ。

 動画を止めて、私は息を潜めることにした。



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2 朝のピロートークと思い出し

 目覚めたのは8時近くになってからだった。いつもより遅い目覚めだ。

 いつもと違うのは他にもある。

 

 タオルケットに入って、横になったオレの隣にはリナちゃんがいる。

 そして、見上げている彼女はなぜかオレのちんぽを握って「はわわ」とでも言いたげに慌てていた。

 

「もう起きてたんだ」

「は、はい」

 

 オレが気が付いても、ちんぽから手を離してくれない。

 

「あれだけ遅くまでしてたのに、眠くないの?」

 

 真っ赤になって俯くリナちゃん。

 でも、その視線の先にはオレの勃起したちんぽが待っている。また彼女はオレを見上げた。

 

「1時過ぎてたのに?」

「……はい」

 

 初めて中出しをしたあと、リナちゃんには3回手マンをして何度もイかせて、間に2回フェラで口内射精を挟んだ。

 その後もう一度中出しした。

 リナちゃんはフェラの素質がかなり良い。物覚えがいいことと、初めてであるが故にオレ好みのフェラをしてくれる。――させている。

 

「眠くない?」

「眠いけど……」

 

 二回目の中出しセックスでもやっぱり、リナちゃんは苦しそうで痛そうだった。

 まだ子どもまんこだからなんだろう。

 

「蒼くん……こんなに……苦しそうに、なってます」

 

 両手でオレの朝立ちちんぽをゆっくり摩ってくれていた。

 

「あの、男って朝立ちって言って、毎朝勃起するんだよ」

「え? そうなんですか? てっきり、リナが隣にいるからって……」

「ん?」

「あ、いえ! なんでも、なんでもないです……」

 

 横で寝ているリナちゃんをグイッと抱き寄せる。

 

「どうして、そう思ったの?」

「えっと……朝立ち……だから?」

「誤魔化さないの」

 

 抱き寄せて彼女の胸にちんぽをくっつかせた。

 リナちゃんは胸にくっついたちんぽから手を離さない。

 

「どうして?」

「……あ……の……裸で……リナがいるから……また……入れたい……から……蒼くん……大っきくなってると思いました」

 

 小さく開いたその唇に何度射精したのだろう。

 数えきれるくらいだけど、クセになりそうなくらいリナちゃんのフェラは上手になってきている。

 

「リナちゃん、また入れて欲しい?」

「蒼くんは……入れたい?」

「どこに?」

 

 真っ赤になっても視線は逸らさないでいる。

 

「蒼くん……入れたいところ……どこでも……入れて欲しいです」

 

 握ったリナちゃんの手を広げるように、ちんぽがびくりと膨らんだような気がした。

 

「どこでも……いいの?」

「口と……おまんこ……どっちがいいですか?」

「口とまんこだけじゃないんだよ」

「……え?」

 

 不安そうにしているリナちゃんの頭を撫でた。

 

「リナちゃん……また、まんこに入れてもいい?」

「蒼くん入れたいところなら……どこでもいいよ」

 

 行きたいところ、どこでもいいよ。みたいに軽く言う言葉が、なんと心昂ぶらせてくれることだろう。

 

「リナちゃんは、気持ちいい?」

「……うん」

「どこがいい?」

「ど、どこって……」

 

 腕の中でオロオロしながらも、リナちゃんはオレのちんぽを離さない。ゆっくりとだけど、しごいてくれている。

 

「まんこの、入り口? それとも途中? それとも?」

 

 少しだけ体を離して、彼女の割れ目から指を滑らせていく。

 中指が彼女の秘所に触れると、もうトロトロに濡れていた。

 とりあえず黙っておく。

 

「まだ……わかんない……です」

 

 指は割れ目から柔らかい恥丘を過ぎ、ぽてっとしたお腹、ヘソの辺りへ届く。

 

「ここ、ここでしょ?」

 

 彼女の子宮、もしくはポルチオの辺りに指を滑らせる。

 

「ここで、リナちゃんのまんこの、一番奥で射精したら、リナちゃん、スンゴイ感じてたんじゃない?」

 

 真っ赤にして瞳を潤ませた彼女は唇を少しだけ震わせていた。

 

「ここにちんぽ突っ込まれて、どうだった?」

「痛い」

「え?」

「とか、苦しいとか、全部……消えるくらい」

「うん」

 

 ちんぽに触れていた手の動きが止まる。

 

「頭が……真っ白になりました」

「真っ白って?」

「……イ……きました」

 

 頬を染めるリナちゃんは中出ししてからそっぽを向くことがなくなった気がする。

 

「じゃあ、精子出されたときは?」

「んっ……あっつくて……気持ち良くて……なにも……考えられなくなりました」

 

 お腹に当てていた指を、ゆっくり下に移動させていく。

 

「考えられなくなったんじゃなくて、気持ちいいことしか考えられなくなったとかじゃないの?」

「はあ……はあ……なんで……はあ……分かるんです?」

 

 目を潤ませて泣き出しそうだ。

 気持ち良かったことを知られて恥ずかしいのかもしれない。

 

「だってさ、こんな話してたら思い出したでしょ?」

「……思い出しました……んっ」

 

 指は割れ目に到達し、柔らかな太腿はベタベタになるくらいまで濡れていた。

 

「リナちゃん、昨日のこと思い出して、こんなに濡れてるよ」

 

 手指に絡んだ精液混じりの愛液を目の前に見せた。

 

「もう、入れても大丈夫なくらいなってるね。リナちゃんの身体がオレを受け入れようとしてくれてる」

「……うん」

「大丈夫だよ」

 

 身体を起こし、リナちゃんの身体を仰向けにする。

 純真無垢を表すような白い肌は、窓から入ってくる陽の光で健康そうに見える。

 恥ずかしそうに身をよじるけど、隠そうとはしない。

 まだ大人になれない未熟な身体が目の前にある。

 

「また、入れる?」

「いい?」

 

 股を広げると、昨日身体を重ねた証拠に、所々擦ったような赤い跡がある。

 太腿は愛液に濡れ、その溢れんばかりに湧いてくる彼女の泉は、昨日見たのと変わらない薄い桃色だ。

 違うのは、愛撫しなくとも、もう身体が受け入れる準備になっているところ。

 

「昨日より、楽になってるかも、しれないね」

「……うん。……でも、志穂いない?」

 

 寝るときにエロ関係のDVDやらPCゲームやらのスイッチを切っている。

 静かだから喘ぎ声は全てリナちゃんのものになってしまう。

 

「午前は塾だから、確か8時からだし、もう家を出てるよ」

「……じゃあ……蒼くん」

 

 オレがすり寄っていくと、招くように大きく手を広げて、リナちゃんはその手を脇腹へ寄せてくる。

 その触れ方は、ところ変わればくすぐったくなるかもしれないが、優しくオレの身体を支えてくれるようだ。

 

「じゃあ、また入れるよ」

「……また……リナの……中に、……いっぱい、出してください」

 

 ほんと、リナちゃんはオレを興奮させてくれる。

 

 小さな入り口を指で広げると、未だに小さい穴ではあるが、男を受け入れるためにたっぷりの涎を垂らしていた。

 

「くっ、きつっ」

「あっ……んっ……うっぐっ」

 

 亀頭はすんなり入り口を通過したが、まだリナちゃんは眉をハの字にしている。

 昨日最後にしたときもそうだった。

 

「大丈夫?」

「……はあはあ……きの、ぉ……より……ちょっと……楽です」

 

 いっそ、一気に突っ込んで奥をゴリゴリ擦って上げた方が彼女のためになるんじゃ無いかと思ってしまうけど……。

 ロリまんこにそれをやって平気だろうか。

 

「あ゛っ……入って……く……んっあっ……るっ……うぐっ……」

 

「ねえ? アニキ!」

 

 突然部屋の入り口から妹の声がした。



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3 【続】妹、動画にハマってしまった末に

「あっつ」

 

 着替えしたい。

 

 リビングで声を潜めていたけど、アニキのいる気配がない。

 下着も汚してしまって、二階の自分の部屋で涼もうと階段を上がる。

 

「ん?」

 

 二階に上がってうっすらと何かの香りがする。

 アニキの部屋のドアが少しだけ開いていた。

 

「臭くなるっつ~の」

 

 まったく。

 

 オナってた臭いが二階中に広がるだろうに。

 

 ぱたぱたとスリッパを鳴らしてアニキの部屋に近付く。この匂いの根源を封印するために。

 一歩一歩近付いていくと香りも当然強くなる。

 

 ふと、リナから送られてきた二本目の動画が頭の中を過ぎった。

 リナは口の中で、たぶん、この臭いのするものを口の中で受け止めて、飲み込んだ。

 それだけではなかった。

 口の中で、舌を動かしてそのねばねばしたところを私に見せつけてきていた。

 

 頭を振って動画のことを忘れようする。

 でも、部屋の前に来るとすごい匂いがして、リナの唇に浮かび上がった白い精液に、口内のどろどろした映像が頭の中に思い出す。

 

 カーテンも開けっ放しで部屋の中は丸見え。

 テレビもパソコンも電源が切られ静かなものだ。

 

 アニキはいない。出掛けたのだろう。

 もしかするとスマホに出掛けたことを知らせる連絡が来ているのかもしれない。

 通知を切っているから、後で見ないと。

 

 部屋の中を覗くと、ソファに染みが出来て、布団は敷きっぱなし、タオルケットも絨毯の上に無造作に置いてある。

 下手に片付ければ怒られるのは明白だ。

 

 アニキが高校生の時に部屋に入った時、本を片付けたことがあった。

 確かエロ本だったと思う。

 それをネタにリナとからかったことがあった。

 すごい剣幕で胸ぐらを掴まれて怒られたことを覚えている。

 確か、リナのいないところで。

 

 部屋の中を覗いたり、開けたりすることはほとんど無くなった。

 たとえ部屋の中を見て散らかっていたとしても片付けることは無い。

 

 でも――

 

「こ、れ……って」

 

 所々に落ちているティッシュ。ほとんどが丸められている。

 そして、部屋の入り口に、はみ出さんばかりのティッシュの山がゴミ箱に。

 これが匂いの原因だ。

 

「アニキ……ホント……こんな可愛い妹がいるところで、なにしてんの……それに、いったい何回してんのよ」

 

 気を遣って欲しいものだ。

 

 アニキは彼女を連れてきたこともあった。

 小学校4年生くらいだったか、その頃、部屋に連れ込んで何をしているのか聞き耳を立てると、それはショックを隠せないことがあった。

 

 それからだったと思う。

 アニキに当たり始めたのは。

 大学に入ってからの彼女とは、家に来るたびにセックスをしていた。

 リナにも話をしたら、あれだけ懐いていたのに、私までとまではいえないけど、一緒になってからかったり当たったりしていた。

 

「え? なんで?」

 

 自分でも気が付かないくらい、自然と、ゴミ箱からティッシュの塊をゴッソリ手にして鞄の中にそのまま入れていた。

 

「おい!」

 

 いつの間にか二階に上がってきていたアニキがいた。

 鞄を急いで閉じる。

 目つきが鋭く、相当怒っているようだ。

 

「なにしてんだよ!」

 

 身長もあるからには歩幅もある。

 あっと言う間に私の元へ来て、廊下に壁ドンをされた。

 あまり好ましくない壁ドンだ。

 

「ここ、だって……うっ」

 

 胸ぐらを掴まれて押さえ込まれた。

 

「中見たか?」

「み、見ました……」

「このっ」

 

 体重を乗せられて、胸が潰されそうになる。

 

「に、いちゃん……痛いよ」

「っ!」

 

 咄嗟に昔呼んでた「にいちゃん」が口から出て来た。

 

「くそっ」

 

 胸ぐらから手を離してアニキは部屋の中を見回した。

 その横顔は青い。

 

「にいちゃ……アニキ……どうしたの?」

 

 私を無視していたアニキは机の上にあった何かを見てスマホを取り出した。

 スマホに急いで何かを入力していじっていると、ふっと、怒りに上がっていた肩ががっくりと落ちていった。

 

「志穂……悪い……ごめん」

 

 素直に謝ったアニキがまた壁ドンをする。

 

「な、なに?」

 

 短い私の髪を撫でてアニキはもう一度「ごめん。勘違いしてた」と謝った。

 なぜか、部屋の香りはアニキから出されていたものだと意識してしまい、その手で胸を押さえ付けられていたことにボッと頬から熱が上がった。

 

「い、いいよ。私も、部屋少し開いてたから、閉じようとして……勘違いさせちゃって、ごめん。部屋に入ってないし、なにも触っていないよ」

 

 ウソだ。

 心の奥で自分の声が聞こえた。

 

「本当にゴメンな」

 

 壁ドンが終わってしまった。すっ、と何か心から抜けてしまった感じがする。

 

「着替えてお風呂入ってから、晩御飯作るね」

「ああ。……楽しみにしてる」

 

 その言葉に心が躍って軽口も出ていた。

 

「あんまりオナって、イラついてたんじゃない?」

 

 ウソだ。

 また心の奥で自分の声が聞こえた。

 

 お前もだろ。と。

 

「それはないな」と言ってアニキはオナった臭いが充満する部屋に戻って行った。

 私も部屋に戻る。

 

 そして鞄の中に入れたティッシュの塊を大きいナイロン袋に入れた。

 

「すぅ~」

 

 そのティッシュの匂いを嗅いでから、ナイロン袋の口をキュッと閉じる。

 

「これ……が……せーし……」

 

 どこかで嗅いだことのあるような、でも、初めての香りだった。

 

「あっ……着替えして……お風呂……」

 

 下着がまた濡れているような感じがする。

 早く着替えてお風呂に入ろう。

 

「お風呂……で……」

 

 香りのせいか、頭の中がぼうっとしている気がする。

 お風呂に入ってスッキリしよう。



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4 ドアの向こうとちんぽの向こう

 志穂の声にリナちゃんと顔を見合わせ、咄嗟に彼女の口元を片手で塞いだ。

 リナちゃんは隣に置いてあったタオルケットを引っ張って体を隠す。

 けど、オレが手で口を塞いでいるせいで顔まで隠せなかった

 

 挿入したままオレはドアの方を見る。

 

 鍵は掛けてある。

 カギを持っていない限り、ドアを開けることはないだろう。

 

 半分入ってしまったちんぽを抜けば、恐らくリナちゃんは声を上げてしまうだろう。

 オレは彼女の中に入ったままにした。

 

「なんだよ。……まだ塾に行ってなかったのか」

「ん? 今日は9時半から。でも、友達と待ち合わせだからもう少しで出るよ」

「そうか。んで、なに?」

 

 ドアから目を離せずにいる。

 どんなことが起きるか分からず、どっ、どっ、と鼓動が早くなっている。

 

「あのさ、今日久しぶりに晩御飯……私作るから、一緒食べよ」

「そんなことか」

「そんなこと……って酷くない?」

 

 明らかにイラついた声が上がる。

 

「ごめんごめん。……一緒にか」

 

 妹の作る料理は美味い部類に入る。

 親が共働きだから、オレも志穂も料理が出来た。

 とは言っても、やっぱり作るのは時間を取られるし、面倒だし、コンビニに走ることがほとんどだ。

 

「今日、なんか用事あった?」

「いやあ、用事……は二人ともいないから、オレ、また楽しもうかなって思ってた」

 

 さっきからちんぽが熱いままだ。いや、リナちゃんのまんこの体温が上がってきているのかもしれない。しっかりまんこに咥え込まれている。

 今晩も泊まると言っていたから、また、彼女を抱ける。

 

「え? なに? 親はいなくたって、妹はいるのに、そんなことしてんの?」

「分かった分かった。……う」

 

 じっとしていても、リナちゃんが時々ぎゅっときつく締め付けてくる。

 ドア越しとは言え、入ってこないとは思うけど、明らかにその向こうに妹のいる気配がヒシヒシと伝わってくる。

 

「オナって、何が楽しいの?」

「そりゃ、気持ちいいからな……う……ぉ」

 

 ちんぽを何度も締め付けてくるのはリナちゃんの悪戯なのだろうか。

 気持ちが良いのと妹がいる緊張で何が何だか分からない。

 

「妹のご飯くらい、オナるのやめて食べることできないの?」

「分かった。分かったから。な? 一緒晩御飯食べるから、な? 今いいところなんだから」

 

 晩御飯の時だけリナちゃんに部屋で待っててもらうしかない。

 これ以上、志穂の機嫌を損ねるのはまずい。

 ドアを開けろとまで言われかねない。

 ひょっとすると知らない間に志穂はカギを持っているのかもしれないし。

 

「またシてんの? 夜いっぱいしてたんじゃなかったの? あっきれた。……彼女と別れたと思ったら。まったく……臭い臭い。エロアニキの匂いが漏れてくる」

「悪いな。匂ってたら、ごめん。今日……晩御飯一緒に食べよう。美味いご飯、期待してるよ」

 

 しん、と静まった。志穂は反論もしてこない。

 

「……わかった」

 

 一分くらい経ったろうか。ドアのすぐ向こうで妹の返事。

 

「じゃ、塾行ってくるから。……昼は昨日買ってもらってたおにぎり食べて、友達とお茶して、部活行ってくる」

「う……あ、ああ。何時に帰ってくるか連絡お願いするよ」

「分かった。たぶん、5時過ぎになると思うから」

「5時過ぎ、な」

「行ってきます」

 

 最後の挨拶は、機嫌を損ねないで済んだらしい声色だった。

 

 ドアの外でスリッパの音が始まり、そこから視線を外そうとすると――

 

「んぅっ♡」

 

 身体が動いてしまってリナちゃんが小さく声を上げた。

 

「アニキ」

 

 同時に妹の声も。

 それに反応してか、急にちんぽが締め付けられる。

 

「う? うん? い、いいところなんだ」

 

 ドアの向こうで溜息が漏れた。

 

「あの……そういうの……っていうか、その、年頃の女の子もいるんだし……ね? あと、それ、っていうか、オナるの……っていうか、なんでもしすぎはダメだと思うよ」

「わ、分かった……う……」

 

 また、リナちゃんがぎゅっと締め付ける。

 

「んじゃ、塾、行ってくるね」

「ああ。気を付けてな」

「アニキも、がんばり過ぎないで」

「ああ」

 

 ぱたぱたとスリッパの音が遠ざかる。

 ドアから視線を外せず、耳を澄ませて玄関の開く音、閉める音、鍵を掛けている音を聞いて胸をなで下ろす。

 

「ふぅ……ふぅ……ふぅ」

 

 その時やっと、手のひらに当たる熱い吐息に気が付いた。

 

「リナちゃん!」

 

 見ると、顔を真っ赤にしている。

 

 口元を押さえすぎたのか?

 

「……き」

 

 うなされたようなその虚ろな瞳に荒い息。

 

「き?」

 

 酸欠になっていたのか、それとも――

 

「気持ち……よく……んっ……なってました」

 

 はあはあと吐き出す吐息に熱が籠もり、それは、リナちゃんの瞳にも籠もっていた。



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5 タオルケットに隠れている間、それは徐々に

「リナちゃん? 今、なんて?」

 

 タオルケットで体を隠していたせいか、汗をかいていた。

 

「蒼くん……ちんちん……気持ち、いいです」

 

 暑いだろうとタオルケットを取れば、お風呂に入ったかのように桜色に染まったリナちゃんがいた。

 膨らんだおっぱいの先っちょは、触ったわけでもないのに、見ただけで堅くなっていることが分かるくらいになっている。

 

「痛くない?」

「はあはあ……はあ……はい」

「苦しくも?」

 

 微笑んで「はい」と答えたリナちゃんには艶があった。

 

「じゃ、じゃあ」と腰を先に進めると、昨日とはまったく違った可愛らしい喘ぎ声を上げる。くぐもった、苦しそうな声じゃない。

 まだ握っていたタオルケットをぎゅっと握って身悶えしていた。

 

「んっ……あっ……あっ……はんっ♡」

「ここ、痛くも苦しくもないの?」

「んあっ……あっあっあっ……動くの……き、もち、いっ♡」

 

 奥には入れずに、亀頭を手前まで引いて、ちんぽ半分くらいをリナちゃんの中へ埋没させる。

 歯を食いしばろうとしているけど、それが出来ずに、口元を緩ませて喘いでいた。

 

「いつ、から?」

 

 脇腹を支えていた手でオレの頬を優しく撫で、リナちゃんは見つめながら答えた。

 

「口……塞がれて……ちょっと、したら……どんどん……」

「どんどん?」

 

 ちんぽが勝手にびくりと動く。すると、リナちゃんはぴくっと少しだけ嬉しそうに仰け反る。

 

「んっ……はあはあ……蒼くんの……ちんちんの形……考えてたら……蒼くんの……ちんちんの……大きさ考えてたら」

 

 リナちゃんは思い出しながら、気持ちよさそうに話している。

 

「……ちんちん……リナの中に入ってるって……考えてたら……リナの中で……せーし……びゅーびゅー出されるって考えてたら……それに……それに……それに……んあっ♡」

 

 小さく痙攣してロリまんこが締め付けた。

 

「……志穂から……はあはあ……志穂から……見られたって考えてたら……リナ……隠れてる間に何回も……イっちゃってた……です」

 

 どうしよう、そんな表情で彼女は見つめてきていた。

 志穂と話をしているときにぎゅうぎゅうとちんぽを締め付けてたのは、何度もイっていたからなのか。

 

「じゃあ、もう痛くも苦しくもないんだ?」

「……ごめんなさい……ふっ……んっ♡ ……エッチになってます……気持ちいいんです……蒼くんの、はあはあ……ちんちんが……すごく気持ち良くて……」

 

 なんでそんなに申し訳なさそうにするんだろう。

 頬を撫でてくれていたリナちゃんの手を取って、枕元へ置いた。

 

「大丈夫」

 

 胸元のリナちゃんの頭を、ポニーテールを解いてしまった彼女の髪を梳かすように撫でた。

 汗に濡れてはいるけど、引っかかるところもなく、指は心地よく髪を通っていく。

 

「少し……心配だった。……大人のオレとセックスして」

「はあはあ……んっ、心配……あぅっ……だったの?」

「そりゃ、身体の小さいリナちゃんの身体に大人のオレのちんぽが入るってなったら、傷付かないかって……そりゃ、傷は付くけど、大人みたいに出来るかどうか、不安だったこともある。……でも」

 

 まだ、くびれにならない彼女の腰を掴む。

 ぬるりと汗がしっかりと掴ませないけど、オレとリナちゃんの身体の大きさは大人と子どもの差がある。手で掴むに容易だ。

 

「もう、うちに誰もいないから。オレにリナちゃんが感じてるって声を、いっぱい聞かせて。リナちゃんが大人みたいなセックス出来るか、抱いてみたいんだ」

「蒼くん……はあはあ……んっ……気を遣ってくれてたんだ」

「そりゃ、リナちゃん可愛いから、泣かせたくないし、苦しませたくないし。大人と一緒のセックスは、出来ないと思ってたから」

「……蒼くん……ありがとう……リナ……嬉しい」

「それでも、痛かったし苦しかったでしょ? オレに気を遣って、そうじゃないふりしてたのも分かる。だから、できるだけ、優しくしたかった」

 

 手を挙げて枕をぎゅっと握っているリナちゃんの胸は、腕を上げているせいか、膨らみが少し小さく見えた。

 でも、乳首はちゃんと立っている。

 

「また、痛かったり、苦しくなったりしたら、言ってくれる?」

「……うん。……ありがとう」

 

 きゅっとリナちゃんのまんこが締まった。

 確かに、昨日までとは違う。

 途中まで入っている間、リナちゃんの身体はオレを押し出そうとする動きだった。

 今は熱いトロトロまんこの中で包み込まれている感じがする。

 

「大人のセックス……できるか……するからね」

「蒼くん……」

 

 眉をハの字にしたリナちゃんは、オレより年下なのに、その表情に慈愛が溢れていた。

 

「子どもだったから……ガマンさせてて……ごめんなさい……蒼くん、苦しかったでしょ? ……でも……でも……もう、リナを……大人と同じように……抱いて下さい」

「苦しくなかったよ。オレは大丈夫。……それより、リナちゃんの方が、痛くて、苦しかったろ?」

 

 リナちゃんは大きな目を潤ませて首を小さく横に振った。

 

「ウソつかないの」

 

 リナちゃんの小さな腰をしっかりと握る。

 

「足、広げてくれる?」

 

 ゆっくり、でも確実にリナちゃんは脚を広げ、オレの入れやすいような体勢になった。

 その瞳には不安の欠片も見えなかった。

 オレを信用してくれている。

 それと、これからされることに期待に満ちた視線が注がれていた。



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6 感じるリナちゃんはさらに可愛い

「痛かったり、苦しかったら、素直に言うんだよ」

「はい」

 

 華奢な腰を掴んでみると、筋肉質な大人とは違ってぷにぷにしている。

 リナちゃんの腰を持ち上げて、オレも腰を上げる。

 

「あっんっ」

 

 両手で枕をぎゅっと握った彼女の上体が少しだけ浮き上がる。

 そのお陰でリナちゃんの胸の膨らみがよく分かった。

 そして、その可愛らしくて小っちゃな乳首もつんと立っている。

 

 腰をゆっくり突き出すのと同時に彼女の腰を掴んで寄せてくると、ちんぽの先がリナちゃんの熱さとぬるぬるをかき分けて突き進んでいく。

 

「そぉくん……入って……あんっ♡ ……入ってくる……は……あ……んあっ……はあはあ……そぉ、くんっ♡ はぁ……はぁ……」

 

 彼女の恥丘が縦に膨らんでいっている。

 オレの尿道に、ぬらりぬらりと彼女の秘肉が絡みついて行くにしたがって、その膨らみがリナちゃんのヘソへ伸びていく。

 

「奥に、入るよ」

「うんっ……あっあっ……来るぅ♡ ……そぉくんの……あっあっあっあっ……リナの……奥っ……は……あ……好きぃ」

 

 ガマンできねっ!

 

 ぐいっと腰を突き入れると、先っちょと裏スジに細かな肉ヒダがぬらりと擦れる。

 

「はうっ! イくうううぅうっっ♡」

 

 リナちゃんのお腹がぼこっと膨らんで、お腹がビクビクとちんぽの形に痙攣していた。

 昨日から何度も射精しているから、オレがイくにはまだ時間がかかるだろう。

 

「リナちゃん……イってるところ……可愛いし……すっごいエッチでいいよ」

「はっ……ああっ……はず……かし……んっ……よぉ……あっ……あっ……気持ちいい……の……んっ……見られ……てるっ……はんっ♡」

 

 恥ずかしいというわりに、リナちゃんは枕を掴んだまま、絶頂に震え、仰け反った体を隠しもしない。

 苦しさを見せないお陰で、前とは違ってリナちゃんの膣内を十分愉しめる。

 

「あっ……あっ……お、ちんちん……抜け……て……んうっ♡」

 

 イった後のまんこの中は、ちんぽをしっかり咥えて離そうとしない。

 でも、逆らうように抜いていくと、カリが小さなロリまんこを(えぐ)り、リナちゃんから口惜しい声を上げさせた。

 

「また、入れて上げるからね」

 

 返事を待たず腰を掴んで、突き入れる。

 リナちゃんの熱い膣の奥をちんぽの先が捉えて、さらに奥へ。

 ぼこっとちんぽの先の形にお腹が膨れる。

 

「はうっ! イぅイイぅイイぅうぅっっ♡」

 

 びくびくと腰を上下に浮き上がらせて、リナちゃんはまた身体を震わせた。

 

「オレもっ! うっ!」

 

 突然湧き上がった快感に、根元まで入れたオレのちんぽをぐりぐりと押し付ける。

 快感と共に長い射精が始まった。

 

「くうっ……リナちゃんのまんこ……最高……ううっ」

「はあっ♡ はっ♡ あああっ、あ、あっつい……の……うくうぅうっ……そぉくんの……んあっ……いっぱい……」

 

 腰を掴んで、ちんぽを押し付けている中、リナちゃんは浮き上がった腰を弓なりにして痙攣していた。

 

 どくどくと奥底から彼女の中に注ぎ込んでいる間も、無意識か違うのか、オレのちんぽへ小さなヒダの愛撫が止まらず、締め付けも一層増す。

 

「すげっ……リナちゃんのまんこ……こんな、いきなりイくのも初めてだし。……全然治まんね……も、もっと」

 

 昨晩と違って腰を掴んでのピストンも大丈夫。

 

 じゃあ。と抜かずにリナちゃんの太腿を掴んでまんぐり返しの体勢に。

 

「はうっ♡ あ……ううぅ……この……格好……恥ずかしいです……んっ……見え……入ってるの……見えるのぉ……はう♡」

 

 もじゃもじゃのオレの股間の先に見えるのは、つるつるの子どもまんこに突き刺さっているちんぽ。

 まんぐり返しに、無毛の恥丘があり、その先のぷにぷのお腹にしわが出来ている。

 腕を上げて期待の眼差しを向ける少女は手を挙げて枕を掴んだまま。

 そのせいで、僅かにあった膨らみは小さく見える。

 ただ、そのピンク色の乳首は乳輪ごとつんと上を向いて立っている。

 

「リナちゃん、とても綺麗だよ」

「うぐぅう……入って、きたぁぁ♡ ……リナの中にぃ……あっあっ」

 

 苦悶……ではない。

 悦んでリナちゃんはオレのちんぽの入る様を見ながら喘いでいた。

 

「はあはあ……す……ご……いぃいい……おっ、きいの……に……ああ♡」

 

 気持ち良すぎてすごいのか、自分の身体に入っていくのがすごいのか。

 目尻を下げて嬉しそうなリナちゃんは、半開きの口を震わせる。

 

「お、く……に……はうっ! んひぃっイくぅううぅう」

 

 ぞりっと尿道が膣壁に触れると、力が入ったのか枕を握った手をぷるぷるさせ、目を細めてまんぐり返しされているリナちゃんはさらにくの字になろうとする。

 

 そして、さらに奥に――

 

「んうううぅ♡ イイイイイううぅううぅううぅ」

 

 喘いだリナちゃんは頭だけを仰け反らせ、オレのちんぽをぎゅっと締め付けぞりぞりとカリを刺激してくる。

 

「まだ、オレ、イってないから……リナちゃんのまんこ……どちゅどちゅするよ」

「ひぐっ……いひぃ……んあ、はぅ♡ ……イイイイくぅ……イってますっ……そ、ぉおくんっ、そぉくぅんっ♡ ま、またっ……イっちゃうんっ……んひぃっ♡……ひんっ♡ ああっ! ああっああああああっ」

 

 イキ続けるリナちゃんの小っちゃなまんこの中を、オレのカリがさっき出した精液をかき混ぜるようにピストンを続ける。

 仰け反っては喘ぎ、自分が入れられているところを見てはくの字に身体を震わせ、リナちゃんは今まで接してきたときとは違う声をずっと上げた。

 

 今までの付き合ってきた彼女で、そんなに早くないピストンでは、イケなかった。

 でも、リナちゃんの小っちゃなまんこはゆっくり動かすだけで十分すぎる程の快感を得られる。

 締め付けて、小さなヒダがちんぽを擦り、浅いまんこの奥に裏スジと尿道を擦りつける。

 気持ち良くないわけがない。

 

「オレ……またイキそ」

「ひんっ♡ あっ……あっあっ♡ ……リナ……はあはあ……リナ……リナ……はうううっ! イっくぅっ」

 

 オレのちんぽをリナちゃんのまんこの奥に擦り込むように何度も押し当てる。

 

「イイイイイイイイイイイイイイイッッ」

「くっ! ううっ!」

 

 脚を広げられた――まんぐり返しをしたリナちゃんのまんこに腰を突き刺すようにして、ちんぽを伝ってくる精液を注ぎ込んだ。

 何度も、何度も、絞り出すたびにちんぽを奥の壁に擦り付けて精子を擦り込む。

 

 ダメだ。

 

 リナちゃんのまんこに飽きが来ない。もっと、もっと……下半身が別の生き物のように少女のまんこを求めていた。



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7 感じるリナちゃんはさらにエロい

 射精しながらポルチオに亀頭を押し付ける。

 

「くうっ! ううっ」

「ひぅっ……ひうっ……あうっ♡ イっ、てる……のっ……にぃ……ま、たああ♡ イっくぅううぅ」

 

 裏スジが擦れるたびに、リナちゃんは可愛らしいイキ顔を隠そうと横を向こうとするけど、身体が何度も仰け反ってそれが叶わない。

 恥ずかしさになのか、絶頂する表情と重なってそれがメチャクチャエロい。

 今まで接してきたリナちゃんとのギャップも相まっている。

 

 だから、オレの興奮も収まらないし、ちんぽも興奮が収まらない。

 

「ひあっ……あっ……あ……あっ……そぉくん……好きぃ……そぉくん……そぉくん……あっあっ……あっ……ひんっ♡」

 

 半ば意識でも失いかけてそうなリナちゃんの身体を、挿入したままバックの体勢にする。

 うわごとのようにオレの名前をずっと呼び続けられているのも堪らない。

 

「あうううう……やあ……恥ずかし……かっこぉ……やあ……恥ずかしぃよぉ……やだぁ……やぁ……」

 

 自然と四つん這いにさせられてリナちゃんは意識を取り戻したようだった。

 

「リナちゃん……恋人なら……恥ずかしがらないで」

 

 小振りの小さなお尻に、可愛らしいお尻の穴。

 その下の方では、オレのちんぽを咥え込むぷに肉。

 

「や……は……見ない……ください……お尻……やあ」

 

 四つん這いになって、片手で何とかお尻の穴を隠そうとする力ない手。

 

「可愛いよ」

 

 それを無視してオレはちんぽをゆっくり引き抜いていく。

 

「ああうううう」

 

 綺麗なピンク色の秘肉が引き抜くちんぽに吸い付いてくる。真っ白なぷに肉と対照的だ。

 可愛いお尻が震える。

 お尻の穴を隠そうとリナちゃんが手を伸ばしていたけど、その手はお尻まで届かない。

 その手は気持ちいいのか、腰を動かすたびにぷるぷる震えている。

 

「入れるよ」

 

 今度は押し込む。

 秘肉がぷに肉ごと押し込まれ、リナちゃんはお尻を何度もビクつかせた。

 侵入していくちんぽのせいでなのか、その手はとうとう隠すことを諦めてしまったらしい。

 

「お尻、柔らかいね」

「も、ま、はあはあ……揉ま、ないでぇ……ああっ……ひろげ、ちゃ……やあ……お尻……の穴……見ないでください……あんっ♡ ひ、ろげないでぇ……はんっあああっ♡ 揉まないで……んっんっ……くらはいぃ……」

 

 手で隠さないことをいいことに、リナちゃんの胸では味わえない、お尻の肉を揉む。

 おっぱいに似たその感触に、掴んでは広げてを繰り返すと、可愛らしいお尻の穴がひくひくしていた。

 締め付ける子どもまんこもめちゃくちゃ気持ちいい。

 

 それに堪らず腰を振ると、さっきイったのにも関わらず、また快感がちんぽを包み込んでくれる。

 

「はず、かし……のにぃ……うっ……あっあん♡ ……あっあっ……奥……ふ、かく……んあっ……ふかぁっ! あっやっあっあっ! 入るのぉ♡ 奥っ……奥っ……そぉくん……奥っ♡ ……奥にっ……やっやっ……お尻……見ないでぇ……」

 

 ちんぽが出るたびに、精液とリナちゃんのマン汁が絡んで、ぬらぬらのオレの肉棒が現れる。

 リナちゃんも(こな)れてきているのかもしれない。

 オレも少しだけ腰の動きを速めると、リナちゃんは快感に耐えられないのか、支えていた腕が頭とと共に枕を抱えた。体全体が震えている。

 

「うっ……くあっ……あんっ♡ あんっ♡ ……うくっ」

 

 お尻を突き出され、それをオレが掴み、その間にちんぽを深々と挿入する。

 自分がしていることなのに、あのリナちゃんのまんこにちんぽを出し入れしていることが信じられず、どことなく、ただエロDVDかエロゲーの再生モードでも見ているようだった。

 

 でも、それは違った。

 

 リナちゃんは喘ぎ声に小さく言葉を混じらせていた。

 ちんぽを奥に入れ、ピストンしながら、彼女を抱え込むようにする。

 

 すると――

 

「はぅぅっ♡ 奥っ……しゅき……蒼くん……そぉくん……好き……しゅ、き……そぉくん……しゅきぃ♡ そぉくん、そぉくぅん♡」

 

 いじらしい彼女のひたむきなオレに対する気持ちに、心と体が理性を引き千切っていた。

 

「リナちゃん! リナちゃん!」

 

 家に誰もいないことをいいことに名前を連呼し、華奢なお尻の肉にオレの股間を打ち付け、ちんぽを何度となく、獣のようにまんこに突き入れる。

 リナちゃんも、オレの名前と「好き」と何度となく言って喘いだ。

 すでに寝バックの体勢になって、オレは布団の上にペッタリと付き、脚を広げたリナちゃんのまんこに容赦なくちんぽを押し込んだ。

 オレを求める声と、喘ぎ声、「好き」と言ってくれているリナちゃんに、愛情が腰からわき上がる。

 

「リナちゃん! リナちゃん!!!!」

「そぉ! くぅんっ!! ひぐううぅうううぅ♡」

 

 ちんぽの先から快感が堰を切ったように溢れる。勢いよく。

 それを止めようとするかの如く、リナちゃんの熱いまんこの膣壁に、射精している最中の亀頭を押し付ける。

 止まらない。脈打つのが止まらないのだ。

 

 その日一番の射精だった。

 彼女のまんこも大人のようにオレの精液を飲み込むような絡みつき方だ。

 二人同時にイって、お互いの感情を確かめ合うようだった。

 

 汗だくのリナちゃんの背中に、オレの汗が滴り落ちる。

 お互い激しい息遣いと、部屋の中に二人の匂いが立ちこめていることに、オレはとても満足していた。



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8 たっぷり中出ししたから綺麗にしよう

 射精してしばらくオレはリナちゃんの中にいた。

 いや、抜かずの5発で相当彼女の中にいたことになるか。

 

 小さなまんこにちんぽを埋めてオレはリナちゃんを横に抱え込んで身体が落ち着くのを待っていた。

 ちんぽに伝わるまんこの痙攣が、彼女の絶頂がまだ落ち着いていないことを知らせていた。

 

「リナちゃん」

 

 抱きかかえた手に、リナちゃんの手が重なる。

 

「蒼くん……」

 

 背中を向けているから表情は分からない。

 でも、ずっとオレの手を撫でてくれて、十分に気持ちが伝わる。

 

「恥ずかしかったです……」

「どうして?」

「だって……」

 

 撫でていた手をリナちゃんはつねった。

 

「いたっ」

 

 大して痛くもない。

 

「……だって……お尻……見たから」

 

 ぎゅっと背中を抱く。

 

「んっ……」

 

 柔らかくなってきているオレのちんぽが少し入った。

 

「リナちゃんの全部見たいから」

「汚い、ですよ……お尻……」

「全部……全部……見るから」

「じゃあ、リナも……蒼くんの……全部見ますよ?」

「いいよ。……だから、全部見る。……リナちゃんの全部」

「……うん」

 

 また抱きたくなってしまう。このままだと。

 時間は10時を回っていた。2時間くらい抱き続けていたことになる。

 

 ――ぬぱっ

 

「んっ♡」

 

 ようやくオレはちんぽをリナちゃんから抜いた。

 

「蒼くん……いなくなっちゃった」

 

 寂しそうに手に手を重ねられた。

 

「お風呂入らないとね」

「はい」

 

 その前に少し拭いてあげないと。

 ティッシュ箱に手を伸ばして彼女の身体を仰向けにした。

 

「や……やっ……やぁっ! はっ、恥ずかしいです!」

「拭かないと」

 

 体を隠そうとしていたリナちゃんの股を大きく開くと、ずっとオレのものを咥え込んでいたはずのリナちゃんの性器はもう閉じてしまっていた。

 リナちゃんは慌てて今まで広げていた股を手で隠そうとする。

 

「じ、自分で拭きます」

 

 どうしたらいいのか迷っているようにしている彼女の手を掴んだ。

 

「ダメ……中出しいっぱいしたんだから、ちゃんとオレも拭いてあげないと」

「……あ」

 

 身体を起こして自分の股を広げられた彼女は、されるがままになった。

 リナちゃんは視線を外すように横を向く。

 割れ目を片手で広げると、ピンク色の秘肉に白い精液が固まりになっていた。

 

「お腹に力入れて」

「……え?」

「お腹、へこましてみて」

「う、うん」

 

 すると彼女の小さな膣口から、ぷくりと固まった精液が溢れてくる。

 自分の中から出てくるものにリナちゃんの視線は釘付けになっていた。

 

「あ……あ……こ、これ……恥ずかしっ……恥ずかしいですっ」

「でも、綺麗にしないとね」

「あ……んっ……拭いてくれてる……んっ……はずかしっ……んっ……恥ずかしいよお」

 

 ティッシュが彼女に貼り付かないよう、丁寧に彼女の小さな割れ目を拭いていく。

 

「そ、ぉくん……また、大っきくなってきてるよ」

 

 身体は正直だ。

 リナちゃんのまんこから溢れてくる、オレの出した精液を拭いているだけで興奮して勃起していた。

 じっとリナちゃんはオレのちんぽをみている。

 

「苦しくないの?」

「ん?」

「その……おちんちん……血管浮いてるくらい……また」

「痛いくらいまた堅くなっちゃったけど、ちょっと休むよ」

「いいんですか?」

 

 拭かれたまま、リナちゃんはオレを見上げて心配そうだ。

 

「せっかく拭いたのに、またリナちゃんに中出ししたらさ」

「ううん。……リナ……ふぇらちお、するよ? ふぇらちおだったら、……いっぱいリナの……リナの口に出しても大丈夫ですよ?」

 

 上目遣いにオレをのぞき込むリナちゃんの頭を撫でる。

 たっぷり拭き取ったティッシュをゴミ箱に放り投げる。ゴミ箱はあっと言う間にいっぱいになる。

 投げていることもあって、あっちこっちにティッシュが転がっていた。

 

「一緒お風呂入ろうか」

「い、一緒に?」

「いや?」

 

 首を振って嬉しそうに微笑んだ。

 

「一緒に入ります。……何年ぶりだろう? 蒼くんと一緒にお風呂入るの」

 

 確かにそうだ。オレが中学生だったとき以来かもしれない。

 昔はよく妹と三人で一緒に入っていたけど、男女の身体の違いを意識し始めてから、オレの方が恥ずかしくなったんだ。

 

 リナちゃんはパンツに何かをしてから服を着始める。

 

「え? 裸で行かない?」

「……さすがに恥ずかしいです。……それに」

「それに?」

 

 昨日は下着姿をあまり目にしていなかった。

 そんなリナちゃんの姿が眩しい。

 そして、まだ中学生なんだなって……未熟な身体を見て思う。

 

「蒼くんの……まだ……出てくるから」

「オレの?」

 

 お腹を押さえてリナちゃんは頬を赤らめる。

 

「裸で家の中歩いたら……蒼くんの、せーし、零しちゃうから」

 

 またちんぽが痛いくらいに勃起した。

 

 でも、ガマンだ。

 

「じゃあ、下着姿あまりみてないから、パジャマ着ないで行こうか」

 

 新しい下着を取って、パジャマを取ろうとしていたリナちゃんをお姫様抱っこをする。

 華奢なのは分かる。でも、こんなに軽いとは。

 

「あは。……嬉しい」

 

 首に手を回してリナちゃんはキスをしてくれた。

 

「お姫様抱っこ。……とても嬉しい」

 

 ぎゅっとしがみついた下着姿のリナちゃんの体温はとても暖かかった。

 柔らかい暖かさ、優しい暖かさ。そんな言葉の似合う暖かさだった。



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9 耳が弱かったリナちゃんはガマンできない

「んっんっんっ♡ まっ、たっ……イ……くぅううぅ」

 

 お互いの身体を洗いっこした後、リナちゃんの股間からはたっぷり出し過ぎた精液が溢れてきていた。

 だから、イスに座ったオレの左腿の上に座ってもらって、抱え込むように後ろから手マンをしていた。

 風呂場だからオレの腿の上に精液が垂れてきても、何ら問題はない。

 

 それに、ちょうど目の前にシャワーもあって鏡もある。

 背中を向けていても、リナちゃんの気持ちよさそうな表情も、指の入っている彼女の性器も丸見えだ。

 

「はあはあ……そぉっ……くん……リナ……ま、たイっちゃった」

「リナちゃん……エッチだね」

「うぅ……んあっ……そ、ぉくんが……いっぱい……あっあっあっ……指で……かき回っ……はぅっ……もんっ……あんっあんっあんっ」

 

 リナちゃんの中に入っている右手の中指は、まだ湯船にも浸かっていないのにふやけてしまっている。

 一方左手は彼女の腰に手を回して身体を支えている。

 おっぱいを触ろうとしたけど、成長期なのか、揉まれると痛いとリナちゃんは「ごめんなさい」と言って告白してくれた。

 セックスをしていたときは、初めてと言うこともあって夢中であまり気が付かなかったらしい。

 慣れ? と言うと違うかもしれないけど、改めてオレに胸を触られてやっと気が付いたという。

 乳首を舐めたり摘まんだりするのは大丈夫と恥ずかしそうに言っていた。

 

「イっちゃう、イっちゃうのっ…あんっっ♡」

 

 鏡の向こうでリナちゃんの股間にある、白い谷間に入っている指が根元まで入っている。

 その腰はびくっびくっと指をさらに奥に入れようとしてなのか、鏡に向かって震えながら差し出されていた。

 リナちゃんは腰に回した手をぎゅっと握って喘ぎ声を上げている。

 指を抜けば、その指には精液が絡みつき、いや、リナちゃんの本気汁なのかもしれない。

 それは真っ赤になった彼女の小さな穴から溢れてくる。

 

 しかし、まだ中学生で華奢であり、未成熟の性器を隠すようにあっと言う間に閉じてしまった。

 

「かき回してるからエッチなっちゃうの?」

「はあはあはあ……そぉくん……いっぱい……リナの奥、擦って、かき回すから…………いっぱするから……エッチなっちゃう……」

「じゃあ、こうしよう」

 

 腰に回していた手を彼女の恥丘へ回し、リナちゃんの軟らかい肉に指を当てる。

 

「……え」

「リナちゃんのまんこ……こうなってるよ……」

「リナの……あ……あ……すご……い……」

 

 白い肉を両手で広げると、にちっと音がした。

 今まで付き合ってきた女と違って、しわの少ない赤い色の秘肉が広がる。

 昨日見たときはピンク色だったリナちゃんの性器は、ちんぽを入れたせいなのか、それとも、手マンで何度もイかせているせいなのか充血しているように見える。

 

「いっぱい濡れて……とてもエッチだよ」

「はあ……はあ……」

 

 鏡に映ったリナちゃんの視線は、自分の股間に向けられているようだ。

 

「ここにクリトリスあるんだよ」

「あ……あ……んうぅっ……あっあっあっ……そ、こっ……あっあっ」

 

 割れ目の上の、ちょうど皮で隠れた部分に指を当てると、指の腹に小さな堅い粒があたる。

 

「こりこり、こりこりしてるの分かる?」

「そ、れっ……ひゃんっ、ひんっ! あああっ……ああっ♡」

 

 膝の上に座ったまま、リナちゃん腰だけを浮き上げさせた。

 広げたまんこの小さな穴から、つーっととろとろのマン汁が流れてくるのが鏡で見て取れた。

 

「リナちゃん、クリトリス触られて、イキそうなってる」

「そ、こっ……はぅっ♡ そこっ……あっあっあっ♡ そこっ、そこっ……んっ、ひゃんっ……んっ……そこぉ」

 

 可愛らしい彼女の耳を甘噛みして、恥丘の皮を引っ張って、剥き出しになった小っちゃなクリトリスを下から上に持ち上げるように弄り回した。

 

「ひあっ♡ やんっ♡  そ、こっ、気持ちっ……いっ♡」

 

 はむはむと耳を口で挟んで「大丈夫?」と聞いた。

 

「らめっ♡ ひんっ♡ ひっ♡ ひんっひんっ♡ ち、から、入ららいぃ♡ らめっらめっらめっらめっ! やあっ!」

 

 確かにオレの腕を掴んでいたリナちゃんの手にはまったく力が入っていない。

 一方で、クリトリスを触って欲しいと要求しているのか、くいくいと遠慮がちに腰を前に出してくる。

 耳を口ではむはむしながら、リナちゃんの敏感な部分を弄り続けた。

 

「やあっやあっ、やらあっ! らめええらめええっ」

 

 リナちゃんがびくっと腰を突き出して痙攣し始めると、オレの指に生暖かなものがかかった。

 指には僅かだけど、オレの太腿に勢いよく生暖かいものが当たる。

 

「ひんっひぃ、ひんっ♡ 止まってええ! やらああああ! やあああ♡」

 

 小さく震えながら、リナちゃんのまんこから勢いよくおしっこが飛んだ。

 否定的な言葉に甘さが混じっている。

 

「ご、ごめんらはいいぃい……やっやっやああ……ひんっ♡」

 

 クリトリスを弄る指とリナちゃんの耳を甘噛みをするのは止めていない。

 ずっと震えながら、彼女のお腹がびくびくと痙攣している。

 そして、大きく股を広げた少女は、ずっとおしっこを出している。

 

「イきながらおしっこしてる」

「やらああっ! 止めてくらはいぃ! イくの止まらないんれすぅ! お、おしこもぉっ! ひんっひぃっひんっ♡」

 

 しばらく続けていくと、リナちゃんの息も激しくなってきていく。

 

「やっ、はっはっははあっ♡ ひんっひんっ♡ はううううううう♡ はあっはあっ」

 

 最後に耳を噛みながら、小さなクリトリスを指で摘まむようにした。

 

「ん゛う゛う゛っ♡」

 

 鏡の向こうでリナちゃんは大きく股を開いて腰を浮き上がらせ、身体を大きくビクッと跳ねてオレの胸に倒れ込む。

 おしっこはもう出尽くしてしまったのか、代わりに小さな穴から糸を引かせるようなとろとろの蜜を溢れさせていた。

 

「大丈夫?」

 

 おしっこに(まみ)れ、愛液に塗れたのも気にせず、リナちゃんの痙攣している体をギュッと抱いた。

 まだ12歳と幼いにも関わらず、連続イきしたリナちゃんの小さな身体は風邪をひいたかのように熱い。

 震えも小さくなっていき、やっと快楽から戻ってきたかのような表情だ。

 震えるリナちゃんの息が整うのを待った。

 

「ごめん……リナちゃん可愛くて続けちゃった……」

「ご、めんなさい……おしっこ……」

 

 首を横に振る。

 

「お風呂だから大丈夫だよ」

 

 がちがちになったちんぽにガマンしてもらい、リナちゃんの身体をもう一度洗った。

 股の間から糸を引いて流れていく蜜には、たっぷり出したはずの精液はもう混じっていない。

 

 手で丁寧にその割れ目に指を這わせ、ぬめりが取れるまで暫く洗った。

 

 耳を噛んでクリトリスをいじるのはお風呂だけにしようと心に誓ったのだ。



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10 一緒のご飯とリナちゃんからのお願い

 風呂場ではあれ以上リナちゃんを抱かなかった。

 せっかく綺麗にしたと言うこともあるし、リナちゃんも連続でイったこともあって疲れてしまっているだろうと思っからだ。

 

 着替えを持ってきていたリナちゃんは、ショートパンツとTシャツに替え、その姿は元気いっぱいの小学生にしか見えない。

 

「ごめんね。遅めの朝ご飯なっちゃって」

「蒼くん、朝ご飯じゃなくてブランチって言うんですよ」

 

 意外とおしゃれな言葉を知っている。

 

「へえ、聞いたことはあったけど、自分で使ったことはないや」

「むふふ~」

 

 胸を反らしてリナちゃんはご満悦みたいだ。

 ただ、膨らみは僅かで、薄いピンク色したTシャツに小さなぽっちが出来ている。

 ノーブラだからだ。

 

「こんぶ美味しい」

 

 小動物みたいに食べるリナちゃんは、見ていると本当に眠くなる。

 

 他愛ない話をしているこの感じ。小さかった頃に妹がいないときに二人でおやつを食べていたときに似ている。

 

「ふふ~」

 

 シャケのおにぎりを食べ始めると、不意にリナちゃんは嬉しそうに笑った。

 

「どうしたの?」

「だって~だって~」

 

 起き上がりこぼしのようにゆらゆら体を揺らしながら、おにぎりを頬ばってニコニコしている。

 

「なんか、同棲中の恋人と一緒に迎える朝みたいで」

 

 もぐもぐしながら「うれしいです」とうつむき加減に小さい声で言った。

 可愛らしい口が尖っているのが見える。

 

 そっか。

 リナちゃんは恋人になりたいって言ってたもんな。

 オレはまだ小さかった頃の思い出の方が先に来るんだ。

 

「蒼くんは?」

「同棲したこととかないけど、こんな感じなんだろうね」

 

 恋人、と言う感じじゃないんだよな。まだ。

 

「むぐぅっ!」

 

 胸の真ん中をトントンしてリナちゃんが慌てる。

 

「はい、これ」

 

 お茶を渡して事なきを得た。

 

「慌てて食べなくてもいいよ」

「ありがとう」

 

 お茶を両手に持って、目を細め、嬉しそうにお礼を言うリナちゃんのその表情に、胸がドキッとした。

 

「……どうしたんですか?」

「あ、ああ。……あっと……えっと……」

「リナの可愛いところ、知りましたね?」

 

 なんて鋭いんだろう。

 

「な~んて、まだ子どもだって自覚はしてますから……これから蒼くんからいい女って言われるように努力します」

 

 胸を反らし、リナちゃんのその微笑みにまた心が奪われそうになる。

 歳とか、関係ないんだな。

 

「オレ、心配事って言うか、リナちゃんが心配なんだ」

「ん?」

 

 首を傾げたリナちゃんの無垢な疑問の表情も可愛らしい。

 

「リナちゃんとオレは年が離れているよね」

「うんうん」

「オレがリナちゃんと外でデートした場合、オレが警察から連行される可能性もある」

「恋人同士って言えば……」

「たぶん、それはそれで、別件でオレが捕まってしまう」

 

 少女を連れ回した挙げ句、恋人同士なんて警察に説明したら。

 両手に手錠を掛けられた自分の姿が思い浮かぶ。

 

「年が離れていれば、同級生と違って、恋人同士のデートらしいデートってできないかもしれないから」

「しれないから?」

「リナちゃんと出掛けられなくて、愛想尽かされるんじゃないかな~とか」

 

 もぐもぐと最後のシャケおにぎりを頬ばったリナちゃん。

 また胸をトントンし始めて、慌ててお茶を飲み込んだ。

 

「んむぐ……んぐ……大丈夫です」

「外でデートできないよ?」

「大丈夫です。デート出来ますよ」

 

 いや、一緒に出て行くことは出来るけど。職質とかされまくるんじゃないかな。

 生理はきてるようだけど、リナちゃん成長遅い感じするし、見た目が幼い。

 

「警察に呼び止められちゃうこと多いかもしれないよ?」

「それでも、志穂が一緒にいれば大丈夫です」

「……は? ……し・ほ?」

 

 妹と一緒にってことか!

 

「でも、二人きりじゃないよ?」

「リナ、蒼くんも志穂も好きだから大丈夫です」

「でも、二人きり――」

「おうちに来れば、二人きりに……なれますよ」

 

 顔を真っ赤にしてリナちゃんは唇を尖らせて俯いた。

 両手を合わせてもじもじしている。

 

「それは、確かにそうだけど……。外でデートってなれば、志穂と一緒だよ?」

「イヤなんですか?」

 

 そりゃ、せっかくのデートに妹がいればイヤに決まっている。

 

「蒼くん」

「うん?」

 

 立ち上がってリナちゃんは、座った俺のおでこにキスをしてくれた。

 

「リナ、蒼くんのこと大好き。もちろん、親友の志穂も。だから、蒼くんも、妹の志穂のこと好きなってくれれば、きっと、一緒にどこに行くのも楽しいよ!」

 

 ま、まあ。それはそうだけど……。

 

「志穂と蒼くん、仲良くして欲しいな」

 

 背中に回って抱き付き、リナちゃんは耳元で呟くように言った。

 兄妹で仲が良ければそれに越したことはない。

 言ってることはもっともだ。

 

「時間かかるかもしれないけど、わかった」

「デートするときまで、仲良しになってね」

「わかった」

 

 すると今度は今度は甘い声で囁かれた。

 

「蒼くん……お願いがあるの」

「うん?」

 

 ぎゅっとしがみついて甘えてくるリナちゃんは小動物みたいで可愛い。

 

「リナ……仲良くしてって言ったけど……」

「志穂とだよね?」

「うん」

 

 何をお願いするんだろう。

 

「志穂……リナのこと子ども扱いするから……」

「あいつだって子どもだろ」

「でも、処女じゃないって。……だから、大人だって言うの」

「はあ? 志穂が?」

 

 部活と塾以外家にいるようなあいつが?

 

「リナ……ちょっと負けてられないって思って……」

「ん? まさか、それでオレとセックスしようって……」

 

 それだけで抱かされたってなれば、ちょっとショックかも。

 

「違う! 違います! 蒼くんは……蒼くんとは……恋人になりたいって思ってたし……それに……その……リナの……全部……蒼くんに……あげたかったから……だから、蒼くんとエッチなこと出来て……本当に嬉しいの……」

「ごめんごめん……でも、昨日から彼氏のとこに泊まってるって言っちゃってれば、負けたことにはならないんじゃない?」

 

 志穂もきっと大人ぶりたかったのかもしれない。

 あいつも負けず嫌いだし、人より先になりたいって思うヤツだからな。

 

「でも……志穂は証拠がないの。だから、リナが……証拠を作るの」

「証拠?」

「処女じゃないって、志穂が言っても証拠がないし、リナだって……彼氏の家に行くって言っても、証拠がないから」

「そこまできっちり証拠を示さなくたっていいんじゃない?」

 

 口をとがらせて、リナちゃんは横で俯いてしまった。

 

「わかったわかったよ。証拠ってどうすればいい?」

 

 リナちゃんの扱い方も慣れてきたな。

 しがみつきながら、誰にも聞かれないのに耳元で小さな声でお願いを言った。

 

「リナ……ふぇらちお……してるところ……動画にしておくってあげるの」



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11 今度はオレからのお願いきいてくれる?

 顔も映るし、裸にもなって大丈夫? って聞いてもリナちゃんは頑なに動画を撮影をするときかなかった。

 自分のスマホを使って撮影して欲しいって言うお願いをきいてあげた。

 

 リナちゃんのフェラは短期間で上達していたので、撮影中に思わず「気持ちいい」と声を出してしまったがために一度カットをされてしまった。

 フェラチオもお預けとなって、ギンギンに勃起したまま動画編集をすると言うハプニングも。

 

 そして撮影再開をしてフィニッシュまで一通り撮影を終える。

 

「リナちゃん、本当にフェラ上手くなったね。一晩でこんなに上達するのはすごいよ」

 

 喉の奥にちんぽを突っ込みたいのをガマンしつつ、腰を小刻みに動かすのにもリナちゃんは舌の動きや唇の動きを合わせてきていた。

 

「そ、そうかなぁ?」

 

 たっぷり口に注いだ精液をわざわざ見せて、しかも、舌でそれをねぶり、飲み干す姿は、教えたとは言えどもめちゃくちゃエロかった。

 

 萎えていくちんぽにまた血液が昇っていくぐらいだ。

 

「エッチなフェラ……とっても気持ち良かったよ」

「えへ」

 

 恥ずかしそうに笑ってリナちゃんはオレの胸に飛び込んでくる。

 オレの部屋とばれないように、彼女の背後にはグリーンバックを掛けてあった。

 その緑色にリナちゃんの白い肌が映える。

 

「蒼くん……」

 

 見上げたリナちゃんは子どもっぽさは残っていても、恋人と言うだけあって、裸同士で抱き合っているせいか艶っぽさを秘めていた。

 

「……また……大っきくなってます」

 

 柔らかいお腹でオレのちんぽをギュッと押し付けてくる。

 

「……先っちょ……濡れてます」

 

 リナちゃんの柔らかいお腹で、ちんぽ全体をしごいてきていた。

 

「リナちゃん? したいの?」

「んっ」

 

 感じたのか返事なのか。

 ぴくっとしてリナちゃんはちんこを挟んで抱き付く。

 

「エッチなっちゃったね。リナちゃん」

「……ううう。……だって……蒼くん……優しいもん。エッチの時、蒼くんとっても優しいから……だから……蒼くんがリナのことエッチにしたんです……」

 

 お尻の方へ手を回して、その割れ目に沿って指を這わせていく。

 

「……恥ずかしい」

 

 触ってもいないのに、リナちゃんの柔らかなぷに肉の間がとろとろになっていた。

 

「もう濡れてる……」

「……んっ♡」

 

 リナちゃんの一番熱い場所へ中指が到達する。

 

「はあ、はあ、はあ」

 

 つぷっと指が入り込む。

 

「んぅっ」

 

 しがみついた手に力が入った。

 

「ちんぽ入れて欲しいの?」

「んっ……うん……んっんっ」

 

 見上げた表情がどんどん桜色に染まってくる。

 小さく開いた口から控えめの喘ぎ声が漏れ始めた。

 

「セックスするところ……動画撮ってみる?」

「はっ、あっ……」

 

 真ん中まで入った中指がきつく締め付けられる。

 

「そうだ」

「あっあっ……奥に……んっ」

 

 すっかり柔らかくなったリナちゃんの肉壺に指をゆっくり侵入させた。

 

「さっきのフェラ動画、オレにも送ってよ」

「はぅぅ……奥に……そぉくんの……指……奥に……行っちゃう……うぅ……」

 

 ぴったりくっついているリナちゃんの僅かな胸の先が堅くなっている。

 

「あと、セックス動画撮ったらオレに送ってね」

「お、くぅ、はうっ♡ イくっ♡」

 

 リナちゃんの熱い膣道を通って、子宮口を過ぎた奥の壁を指でひと撫ですると、あっと言う間にオレの腹の上で絶頂に達した。

 

「はあっはあっはあっはあっはあっ……そぉくんに……はあっはあっ……動画、送るの?」

「フェラと、これから撮るセックス動画をね」

「ど、どして、ですか?」

 

 まんこの中はトロトロ。指はキュウキュウに締め付けられている。

 

「リナちゃんの動画見て、オナニーするから」

「え……え? ええ?」

 

 戸惑いつつ、リナちゃんはこくりと頷いた。

 

「リナの……リナのふぇらちお動画と……セックス動画で……蒼くん……オナニーしてくれるの?」

「うん」

 

 大きな瞳がとろんとした。

 

「嬉しい、です」

 

 指を抜いて、リナちゃんを仰向けにする。

 お腹にぴったりくっついていたちんぽとの間に糸が引かれた。

 そして彼女のスマホを借りて動画撮影モードにする。

 

「片手しか使えないからさ。リナちゃん、股広げて……まんこ広げて入れやすいようにしてくれる?」

「は……い……」

 

 夢見心地みたいな表情なりなちゃんは、股を大きくM字に広げ、自らの割れ目のぷに肉に指を置いた。

 

「じゃあ、撮影するよ」

 

 オレは声を押し殺す。

 でも、これからは、はあはあと興奮するリナちゃんの息遣いと、ちんぽに喘ぐ声がスマホに録画されていくのだ。



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12 気が付けば掃除フェラをしてもらっていた

 ちんぽを入れただけでイってしまったリナちゃんの表情は、中学生のそれとは違って、いや、中学生の子どもっぽさはある。

 でも、イくに至るまでのその移り変わりに、撮影していることが煩わしくなった。

 

 沸き上がる性欲に途中何度か撮影を止め、その小さなまんこの中を――犯したと言っていいくらい、ちんぽを突きまくって中出しした。

 リナちゃんはイヤがるどころか、オレの情欲を受け止め、そして喘いだ。

 

 こんな小さな身体で――貧相な胸に子ども乳首、そしてちんぽをいっぱいいっぱいに咥え込んだ性器で――大人顔負けの感じ方をしていた。

 

 正常位で、まんぐり返しをし、バックから寝バックへ、そして最後はお互い抱き合ってフィニッシュ。

 フィニッシュとは言っても、何度もリナちゃんには中出しをしている。

 せっかくお風呂に入ってリナちゃんの中を綺麗にしたのに、またたっぷりと精液を流し込んでしまった。

 

「……あ……あ……あ……あっ……」

 

 喘ぎすぎたリナちゃんは、潤んだ瞳から涙が溢れ、鼻水も涎も流していた。

 放心状態だ。

 

 無言のままの身体を抱くと、本当に少女を犯してしまったような感じになってしまう。

 リナちゃんの喘ぎ方も、「やめて」「イってます」とか興奮してくれと言っているようなものだった。

 

 未だにオレのものをギュッと咥え込んで離さないリナちゃんの子どもまんこは、ずっと締め付けたまま萎えさせないようにしているようだ。

 

 スマホを繋がったままの股間へ向ける。

 

 オレの陰毛には子どもまんこから溢れてきた精子と、リナちゃんの愛液がたっぷりと粘ついた様を見せつけてくれていた。

 股間と股間を離していくと、どろりと粘ついた白い糸が引かれる。

 

「あっ……あっ……」と名残惜しい声が、ちんぽが抜けると共に、その可愛らしい口から漏れてくる。

 

 ピンクから赤くなったマン肉も同様、白い割れ目からちんぽが出て行くと、名残惜しそうにオレのちんぽに吸い付き、リナちゃんの性器の色を鮮やかに見せてくれた。

 

 締め付けたままのせいか、オレのちんぽはリナちゃんのまんこにザーメンを吸い取られ、竿は綺麗なまま現れてくる。

 

 そしてオレのちんぽが抜けると共に、ぽっこりした少女のお腹に出来た、ちんぽ型の膨らみがへこんでいく。

 

「……あっ……はぅっ」

 

 何度射精したのか分からないはずだが、オレのちんぽは抜けると同時に亀頭に精液と愛液の糸を引いて、ぶるんっ、と勢いよく現れた。

 スマホにその汁が飛びそうになるくらい、ちんぽが跳ねる。

 

 まだリナちゃんの中に精液を出し足りないのか、ぎんぎんに勃起したまま。

 亀頭にはだらりと精液とリナちゃんの蜜がベットリとくっついていた。

 

 激しくし過ぎたのか、今回は白いマン肉は閉じずにいる。

 珍しく、まだぽっかりと開いているまんこは、注ぎ込んだ、白濁したザーメンがどろどろとその股を伝って垂れてきていた。

 

 未熟な子どもの身体でいながら、その股間のギャップにちんぽが萎えそうにない。

 

 カメラでリナちゃんの身体を撮りつつ、ちんぽを片手に顔の近くに座る。

 気怠そうにオレのちんぽを見ると、ゆっくりと身体を起こした。

 息も整わず、肩を上下させながらカメラに顔を向けた。

 

「えへへ……いっぱいイっちゃった」

 

 どろどろのちんぽを握って、リナちゃんは疲れている表情の中に嬉しそうな笑みを浮かべた。

 

「リナ……気持ち良くって……おかしくなっちゃった……ちゅ」

 

 亀頭に精液が付いているのにも構わず、リナちゃんはキスをしてペロリと舐め始めた。

 カメラに向けられた視線はとても嬉しそうだ。

 

「んちゅ……れろれろ……リナ、これから……お掃除ふぇらするんだよ。ちゅ……くぽっくぷっ……ちゅぷっ……また……今日も……れろれろ……志穂のうちに泊まるって……ちゅぷっ……こと……お願いね……」

 

 リナちゃんは口にちんぽを咥えながら、竿から手を離し、ねばねばにさせた手のひらをカメラに向けて振った。

 

 ここでスマホの撮影終了。

 ちんぽを舐めて綺麗にしてくれているリナちゃんの頭を撫でた。

 

「いい子だね」

「んむぅ……」

 

 子ども扱いされて怒ったのか、それとも嬉しくてなのか、リナちゃんは俯く。

 

「オレにも、動画あとで送ってね」

「ぶぷぶぷっぐぷぐぷっぐぷっ」

「くっ……またイっちゃうよ」

「ぐぷっぶぷっぶぷぶぷっぶぷっぐぼぐぼぐぼぐぼぐぼっ」

 

 カリを中心に攻めてくるリナちゃんの股に指を滑り込ませる。

 そして、粘ついている小っちゃなまんこに指をゆっくり沈めていく。

 

「んっ♡ んうううっぶぷぶぷっぐぽぐぽっぐぷぐぼぐぼぐぼっ」

「また、まんこ綺麗にしないとね……くっ……やばっ……オレ、先に……」

 

 奥まで咥えることは出来なくても、リナちゃんは昨日と今日で男の気持ちいいところを覚えてしまった。

 そして、その狭い口の中で縦横無尽に舌を動かして、裏スジと先っちょを愛撫してくる。

 リナちゃんの口の感触を楽しむために、オレはまんこの中に入っている指の動きを止めた。

 何度もイってリナちゃんのまんこに注ぎ込んでいるはずなのに、気持ち良くさせようとする彼女の気持ちが口から伝わってくる。

 

「うあっ……リナちゃん……も、もう……出すよ」

「んむぅ……ぐぶぐぶぐぶぐぼぐぼぐぼぐぼっぐぼぐぼっぐぼっ」

 

 その可愛い口から、中学生が出しちゃいけないような音を立ててちんぽをしごく。

 沸き上がってくる快感に身を委ね、そしてリナちゃんの口の動きにも身を委ねる。

 腰を動かさなくとも、それは一気にちんぽを伝って込み上がってきた。

 

「うっううっ! うあっあっはあっあっあっ」

 

 フェラチオをしているリナちゃんの姿を見ながら、恥ずかしげもなく声を上げて、カリを何度も往復する可愛い口の中に射精をした。

 ぞくぞくと背筋から股間を伝わってくる快楽と、満足げにちんぽを咥えるリナちゃんの表情に充足感が広がる。

 それは脈打つ快感となって彼女の口へ、どくどくと脈打ちながら注ぎ込まれていく。

 

「リ、ナちゃん……リナ……ちゃ……ん」

「じゅるるるっ……じゅるっじゅるるっ……じゅるるっ」

「くっ……うっ……」

 

 垂れないようになのか、ちんぽを震わせるようにリナちゃんは精液を飲んでいく。

 

「くぅ……」

 

 すべて飲み終えても、小さな手で根元から残った精液を絞り出し、音を立てて舐め取る。

 そして、セックスをしたときに付いた精液と愛液をまだ12歳の小さな舌で舐めて綺麗にしてくれた。

 

「ありがとう……リナちゃん」

 

 今度はオレが綺麗にしてあげる番だ。



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13 夢見ているリナちゃんに手マン

「きゃっ」

 

 押し倒して、彼女の股を大きく開く。

 片手で真っ白なぷに肉を広げると、リナちゃんのピンク色の割れ目が晒された。

 割れ目の周りや太腿には、オレがたっぷり注ぎ込んだ精液が溢れて出て来たものが固まり始めている。

 

「またいっぱい出しちゃったから、掻き出すね……」

「そ、蒼くん……」

「ん?」

「ごめんなさい」

「どうして? ごめん?」

 

 握った拳を口にあて、真っ赤になって申し訳なさそうだ。

 

「せっかく出してくれたのに……お腹に入ったままじゃないから……」

 

 この子は……。

 

「大丈夫。そんなことで謝らなくても。いっぱい出しちゃったから、リナちゃんのまんこじゃ入りきらないし。……それに、精液ってお腹に(とど)まることはないけど」

「ないけど?」

 

 精子でぬるぬるになったままのリナちゃんの小さな穴に指を入れた。

 未だに精液が残った膣内は熱く、どろどろになっている。

 

「んっ♡」

「ここから」とリナちゃんの小さな膣道の途中にある、こりこりした場所を弄った。

 

「あっあっあっ……そ、こ……な……に? はんっ♡」

「ここから、子宮口から、リナちゃんの子宮に入っていってるのもあるから」

「はんっ……んっ……し、きゅう? あんっ♡」

 

 指を抜くと、とろとろと中に溜まっている精液がちっちゃな膣口から溢れてくる。

 

「赤ちゃん出来る部屋のことだよ」

「はあ……はあ……蒼くんのせーし……子宮……入ってるかな?」

「いっぱい出したから……リナちゃんの子宮にいっぱい入って行って、溜まってると思うよ」

「……なんか……うれしいです。……蒼くんから……子宮にせーし入れられて……赤ちゃん作ってるみたいで」

 

 口に手を当て真っ赤になってオレを見つめる。

 微笑み返して「子作りセックスか」と言って指を入れていくと、リナちゃんは簡単にイってしまった。

 

「はあっ♡ イくっっ」

「今は安全日にしてあるんだよね?」

「はあっ……はあっ……はあっ……はいっ……んあっ♡ 指……かき回し……はうっ♡ そぉ、くんの……んあっ……指ぃ」

「いつか……子ども作るときは……お腹ぱんぱんになるまで、いっぱい、いっぱいリナちゃんの子宮に出してあげるからね。……その時になったら、リナちゃんもまんこに精液入れられたら、いっぱいイってね」

 

 子どもを作ると言った言葉に、リナちゃんは表情を、ぱあっ、と輝かせる。

 すぐに目尻が下がり、仰け反った。

 

「あんっ♡ う、れしいっ♡ んうっうっうっ♡ ま、た……イくっ♡」

 

 オレがまた手マンをし始めたからだ。

 

 嬉しそうに何度も仰け反ったリナちゃんは、いつかするかもしれない子作りセックスを夢見ているのか、オレの指をきつく締め付け何度となく絶頂を迎えていた。



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14 嫌われていると思っていたんだが

 布団の上に溜まった、リナちゃんのまんこから出て来たたっぷりの精子は、ティッシュで拭き取ってゴミ箱へ直行。

 こんなに出したのかと呆れるくらいの量だった。

 

 それから、白いシーツでは分かりにくいってことで、布団の上での手マンを止め、リナちゃんをソファに座らせた。

 

 別に彼女のまんこを観察したいわけではない。

 

 まだ精液が出てくるかもってことで確認のために、ソファの肘掛けに足を置いて大きく股を開いてもらい、自分でその足を掴んでもらった。

 

 開けっぴろげになったリナちゃんの小っちゃなまんこに手マンをすると、布団の上でしたときより簡単にイった。

 

 彼女の膣内をお腹側に向けて指で押すと、どこにオレの指があるのが分かる。

 だから、リナちゃんのイきやすい場所を把握することも簡単になったのだ。

 溢れてくる愛液に精液が混じらなくなってやっと手マンを終えることが出来た。

 

 やっぱり、そんなあられもないリナちゃんの姿を見て興奮しないわけがない。

 バッキバキに勃起したちんぽを見た彼女は、オレの興奮を落ち着かせようと、またフェラをしてくれた。

 

 こうして昼くらいまでオレ達は本番無しでお互いの身体を求め合った。

 

 

 たっぷり汗もかいて運動もして腹も減ったことだし、お菓子でお腹を膨らませてから、二人でマンガを読んでいた。

 

「このマンガ……面白いです」

「でしょ。今度原画展あるみたいだから行ってみる?」

 

 読んでいた単行本から顔を上げて太陽のような笑顔を見せた。

 

「行きたい!」

「じゃあ、電車で一時間くらいかかるけど、今度行こうね」

「はい! ……やった……やった」

 

 弾んだ声にオレも頬が緩む。

 

 それにしても、連れて行くってなると、志穂も一緒なんだよなあ。

 

「あの、電子書籍ってあるんですか?」

「ああ。……ちょっと待ってね」

 

 そういえば、エロ本は全部電子書籍にあるってリナちゃんに言ってたな……。

 やばいぞ。

 チェックするのかもしれない。

 

 しかし、リナちゃんはエロ本は避けるようにして、普通のマンガを読み始める。

 

 彼女はオナニーをしたことが無いって言ってた。

 性の知識も聞けば、それほど無い。むしろ無垢に近いかもしれない。

 中学校になって初めての夏休みだ。この前まで小学生なんだから、女子がエロいことなんてそんなに興味は無いんだろう。

 

 だからなのかもしれない。

 

 リナちゃんは気持ちいいと感じる場所を知れば、すぐにイってしまう。

 ポルチオなんて、指で擦っただけで簡単にイってしまう。

 子どもの身体なのだ。快楽に触れることなんて無かったんだ。

 それが突然オレに弄られて、快感に耐性の無いリナちゃんはそれを耐えることも出来ずに、それを受け入れてしまうしかなかったのかも。

 

 それはそれですごい興奮するけど、子どものうちからセックスの味を知ってしまうのも心配だ。

 でも、リナちゃんの身体を知ってしまって、オレも虜になってしまいそうだ。

 

「蒼くん? どうしました?」

「あ、ああ。……原画展に行くなら、志穂も一緒なんだなあって」

 

 よこしまな考えを誤魔化した。

 

「志穂が一緒だとイヤなんですか?」

「いや、オレって志穂に嫌われてるから、どうしたもんかと思ってさ」

「嫌われてる?」

 

 リナちゃんは首を傾げた。

 去年、それか一昨年あたりからだったか、それより前だったかもしれない。

 オレにあからさまに当たり始めたのが。

 

「ザコ呼ばわりしたり、痛いようには叩いてこないけど、ぶってきたりしたよな」

「志穂、蒼くんのことキライじゃないですよ」

「ウソだろ。……オレにやたらと攻撃的なこと言ってくるだろ?」

「でも、リナも蒼くんのこと、ザコって言ってたよ?」

 

 まあ、確かにそうかもしれない。

 でも、リナちゃんと妹はまた別だ。一緒には出来ない。

 

「そりゃ、ザコって言ってたかもしれないけどさ――」

「志穂は怒ってたんですよ」

「怒ってた?」

 

 怒らせるようなことしたっけ。

 

「オレなんかしたっけ?」

「だから、蒼くんにあたったりしてたんです」

「え? 原因、オレなの?」

「リナも、志穂と同じように怒って、それからザコって言ってたんです」

「ええっ」

 

 なんだっけかな……。

 

「志穂と仲良くか~」

 

 妹の感情って言うのは計り知ることが出来ないな。

 それに、処女じゃないって、本当か? 彼氏でもいるのか?

 いやいや、ないな。

 

「リナは蒼くんと志穂と三人で過ごしてきた時間がすごく好きです。一緒に花火したり、散歩したり、コンビニに買い物行くだけで楽しかったです。それに、家族旅行に混ぜてもらったり、一緒にお風呂入ったり。ぅぅ……ぐ……むぅ」

 

 さっきお風呂であったことを思い出してか、言葉を止めてリナちゃんは真っ赤になる。

 

「志穂付き、かあ」

「親友として志穂は好き。蒼くんのことは男の人としてとても好きです。そ、それに……それに、蒼くんと恋人になっちゃったんだもん。……だから、三人仲良くして遊びたい、です」

 

 恋人と言ってから両手を頬に当て、リナちゃんは真っ赤になった。

 

「まあ、何とか仲良くなるようにはするけど、そんなにすぐには出来ないかもしれないからね。……志穂が怒っていたって言っても、志穂の態度でオレも怒っているから、時間はかかるかもしれない」

「はい。……でも……原画展までには」

「あはははっ。原画展か。確かにそうだ。期限がないとダメだね。あははっ。……分かった。リナちゃん。……がんばってみるよ」

 

 イスに座ったリナちゃんのおでこにキスをする。

 

「蒼くん……」

 

 見上げたリナちゃんは目を瞑った。

 口をちょっととがらせて、キスを求めてくるのはまだ子どもっぽい。

 

 それに応えてあげようと唇を重ねようとしたとき、オレのスマホがなった。

 

「ん?」

「……むぅ」

 

 頬を膨らませたリナちゃんの向こうにあるスマホを取る。

 

 呼び出し音に不安を覚えた。

 まさに、的中。

 

「リナちゃん、ちょっと出てくるから。……待っててくれる?」

「行ってきますの、ちゅう、してくれたら待ちます」

 

 ぷくっと膨らませたおでこにキスをして「行ってきます」と耳元で囁く。

 

「むうっ! もぉ、そこじゃなくて!」

 

 両手を小さく振って、まるでプンスカと擬音が付くように怒っていた。

 

「早めに戻るからね」

 

 振っている腕ごと抱きしめて、柔らかくて可愛い唇にキスをした。

 

「も……もぉ……」

 

 髪を整えてもじもじしているところが可愛い。

 

「気を付けて行ってらっしゃい」

 

 オレの手を引っ張って屈ませると、リナちゃんは頬にキスのお返しをする。

 

「行ってきます」

 

 リナちゃんの頭をクシャクシャと撫でて部屋を出た。

 

 

 幸せそうな夫婦のようでいて、不安だった。

 

 スマホに入ったのは元カノから「話がある」っていうメッセージが届いていたからだ。



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15 元カノと久しぶりの再会

「久しぶり」

 

 大学近くにある喫茶店に行くと、6月まで――2ヶ月くらい前まで付き合っていた紗都子が先に席について待っていた。

 

「おう、久しぶり」

 

 当時、待ち合わせに使っていた喫茶店だ。

 いつも座っていた席に腰を掛けた。

 

「コーヒー」

 

 店員も慣れたもので、オレの姿を見てすぐに注文することを知っている。

 

「ごめんね~呼び出しちゃって~」

「いや、話があるって、なんだっけ?」

 

 すっぱり別れたはずだ。

 後腐れなく。それに、別れてからも友達としての関係に戻って良好なはず。

 

「いや~あのさ~」

 

 短い髪を掻いて何やら言いにくそうな紗都子。

 

「なになに?」

「出来ちゃった」

「……は?」

「だから、出来ちゃったの」

「……え? え? な、何が? 苦手だった逆上がりか?」

 

 ちょっと待て。

 このシチュエーションだと、アレしか考えられないぞ。

 ……ずっと避妊とかしてたし、安全日もピルで管理してくれてたはず。

 は? え? で、でも……。

 もし、ミスってたら。

 時期的におかしいぞ。

 

「ねえ? 蒼治郎……パパになってくれる?」

 

 ウソだろ……。

 リナちゃんになんて説明したら……。

 朗らかな笑顔のリナちゃんが頭の中に浮かぶ。

 

「あははっ、顔青くしてる。……ウソ。……ウソだよ」

 

 血の気が引いていた。頭の中が真っ白になっていた。

 力も抜けていた。

 

「なに? なんか蒼治郎、誰かのこと考えちゃってた?」

「え? いや、考えてない。……考えてなかったよ」

 

 鋭いな。

 

「ふぅん。……まあいいや」

「まあ、いいや、って。……焦らせないでくれよ」

「……ちょっとイジワルしたくなったの」

 

 ナマでしたことはあったけど、そんな回数もないし、別れる一ヶ月間なんてそもそもセックスをあまりしていない。

 

「ところでなんの用で呼ばれたんだ、オレ?」

「ああ、そうそう」

 

 バッグから紗都子はゲームソフトを二本取りだした。

 

「これこれ。クリアしたから返す」

「どこ行ったか忘れてた」

「あ~じゃあ、手切れ金替わりにもらっておけば良かった」

 

 ニヤニヤと笑って紗都子はテーブルの上のソフトをオレの前に置いた。

 

「……別に良かったけどな。……それにしても、よくクリアしたな」

「苦労したよ」

 

 アイスコーヒーに口を付けて溜息交じりだ。

 

 貸していたゲームは二本とも、いわゆる死にゲー。その上やり込み要素も高い。

 クリアにも時間がかかる上に、やり込みとなれば何百時間もかかる。

 

「クリアに時間かかったけど、いい武器が出るまでずっとやってた」

「分かる分かる。いい武器が出たら、また周回してクリア時間縮めたくなるんだよな」

「そうなの。……でも、やっぱり蒼治郎の3時間は切ること出来なかった」

「オレも運が良かったから――」

 

 紗都子との話は、付き合ってからも今でもとても合った。

 別れたとしても何時間でも話していることが出来るくらい。

 付き合っててゲームの話もマンガの話も、彼女の趣味の小説の話も面白かった。

 身体の相性や、セックスの興味もお互い合っていた。

 それがなぜか別れることになった。

 

 何が原因だったっけ?



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16 元カノからのお願い

「蒼治郎?」

「ん?」

 

 話し込んで、飲んだコーヒーが半分になっていた。

 

「もう彼女、出来た?」

「ん? ……ん~」

「ははあ。いるんだね?」

「そういう紗都子はどうなんだよ」

「ん……まあ、ね」

「そっか」

 

 お互いコーヒーを一口飲んだ。

 

『おめでとう』

 

 お互いに祝いの言葉が口をつく。

 それにはお互い視線があって笑った。

 

「あのさ、蒼治郎がアパートとか、他に住んでたら、別れてなかったかも」

「え? それ、そんなことが原因なのか?」

 

 紗都子は首を大きく縦に振る。

 

「だってさ~。日に日に家に行くこと少なくなってったでしょ?」

「確かにそうだった」

「アパート一緒に借りようとか催促してたのに、全然その気無かったんだもん」

 

 確かに、付き合い始めはよく家に来ていた。

 それが、いつの間にか来なくなっていた。

 どちらかといえば、紗都子のアパートに行くか、ラブホに行っていた。

 

「あれさ~、蒼治郎の妹と、その友達ね」

 

 ん? 妹と――リナちゃんかな?

 

「スンゴイ目で、見てくるんだよ? 敵対心剥き出し」

「そんなことあったのか? 気が付かなかったぞ?」

 

 首を傾げて天井を見て思い出そうとする。

 

「……う~ん? そうだったのか?」

「すごいな~。妹ちゃんとその友達。……じゃあ、わたしにだけ分かる敵意だったんだね」

「そんなに?」

「そう、そんなに。……だから蒼治郎んちに行くの億劫でさ。うちとラブホでしかできなかったこともあるし、こう、いろいろと積み重なってね」

「え? いつから?」

 

 分かってないな、と言いたげな溜息をついて紗都子が教えてくれた。

 

「蒼治郎の家に行って、セックスしてすぐだよ」

「……ああ。……だいたい……時期的に、……オレも分かる」

「妹と、その友達から、すっごい好かれてんだなって、蒼治郎」

 

 確かにリナちゃんがザコって言い始めたの去年くらいだな。

 

「妹はもっと前から嫌ってたかもしれない。その友達は……その辺りから嫌われ始めたかもな」

「嫌われてないよ」

「そうか? 妹はオレが汚い、みたいな感じで、やたらとキッツくあたられてたぞ」

 

 こいつは、と一言漏らして紗都子が口を開く。

 

「聞かれてたんだね、きっと。わたしたちのしてたこと」

「じゃあ、オレが家を出てれば付き合い続けてたってことか」

「そうなるかな」

「たったそれだけの理由か」

 

 頬を膨らませた紗都子はどことなくリナちゃんの怒り方に似ている。

 

「それだけって……だって、気兼ねなく、二人で一緒にいたかったもん」

「そっか。悪かったな。妹と、その友達に気が回らなかった」

「リビングで蒼治郎とゲームしてるときなんて、振り向くと二人からの視線がすごくて怖かったよ。……あはは、怖くないか。ヤキモチ焼かれて嬉しかったのかも」

 

 もし、オレが家を出ていたら、二人で一緒に住んでたりしていたのだろうか。

 リナちゃんの想いは、きっと届かなかったかもしれない。

 

「蒼治郎?」

「ん?」

「これから、家を出て一人暮らしするんだったら……わたし。……わたし、今の彼……と別れて……一緒に暮らしてもいいよ。……二人で暮らしてもいいよ」

 

 意外な程オレはすぐに答えを出した。

 

「悪いな」

「……あはは。そういうと思ってた。ウソだよ、ウ・ソ」

 

 紗都子はウソはつかないけど、(たち)の悪い冗談は言う。

 

「でもさ、妹ちゃんと、その友達には気を付けなよ」

「え? なんで?」

「だって、今付き合ってる人がいるんだったら、その人に、またすっごいヤキモチ焼いてると思うよ。家には呼ばない方がいいと思う」

「大丈夫だよ」

「……そう?」

 

 じいっと見つめる紗都子の視線から目を逸らした。

 

「蒼治郎……まさか……」

「ん?」

 

 いろいろ見透かすところが、紗都子の苦手なところだった。

 隠れてオナニーしてたら怒られて、しばらく後にフェラチオフィニッシュしてから、くすぐったくともずっと亀頭フェラを続けられたことがあった。

 それで4回連続で抜かれたんだよな……。情けない声上げながら。

 

 その後「私もオナニーするけどわからないでしょ? だから私に気が付かれないようにしろ」って怒られた。

 でも、勘が鋭いから気が付かれないのは難しかった。それを言ったら、彼女は抜きたいときにフェラをしてくれた。

 

「妹ちゃん……」

「なわけない」

「の友達?」

「あるかよ」

「だよね」

 

 本当に勘が鋭いな。

 

「まだ子どもだから手なんか出さないよね」

「当たり前だろ」

 

 言った途端キッと紗都子が睨む。

 当たり前と言ってオレ自身、違うだろと突っ込んだのに気が付かれたか。

 

「あのね」

 

 くいくいと指で招いたのでテーブル越しに頭を近付ける。

 

「もう一つ、言いたいことあったんだ」

「んおっ」

 

 首根っこを掴まれて耳元に紗都子の唇が近付く。

 

「マイノリティだったよ。蒼治郎があたり前って言うけど、あんたのあたり前が当たり前じゃ無いこともあったよ」

「な、なにが?」

「蒼治郎……あんた……特殊じゃないの」

「は? 何のこと言ってるんだ?」

「……あ……その……お……お尻」

 

 高校の時、なんにでも興味を示してた時期にその時の彼女とアナルセックスをした。

 それを紗都子にもした。何度も。馴染むまで。アナルだけでイけるぐらい。

 

「そ、そうなのかな?」

「そうだよ。……だって。あ……んっ、ごほん。……な、何でもない。気を付けなよ。……今の彼女、したがらないかもしれないから、本当に気を付けて」

「わ、分かった」

 

 小さな溜息をして紗都子はオレの額にキスをした。

 

「わたし、蒼治郎のことキライで別れたんじゃないからね。彼氏も好きだけど、まだ蒼治郎のことも好きよ」

 

 シャツを掴んだ手に力が入っていた。

 

「また……お尻でしたくなったら、よろしくね。彼女さんにバレないようにね」

 

 やっと解放されてまともにイスに座れた。

 

「お前だって、キライじゃなかったんじゃん」

「うるさい」

 

 笑いながらべーっと舌を出す紗都子とまだ付き合ってるみたいだ。

 

「ここの支払いはわたしがしとくから」

「いや、オレ払うよ」

 

 立ち上がった紗都子がオレの肩に手を置いて、立つのを阻んだ。

 小さく首を横に振った。

 

「ここ来たら、必ず二杯飲むでしょ。コーヒー」

「だな」

「それに、わたし、ずっとおごられてばっかりだったから、今日はおごるよ」

 

 そっか。そうだった。

 

 ちょっとでもいい男に見られようと思って、おごってばっかりだった。

 

「じゃ、お言葉に甘えて。もう少しゆっくりしてから帰るよ」

「うん。ああ、……そうだ。これも置いていくから。……それじゃ、うん。……また、今度ね」

 

 紗都子は嬉しそうにレジで支払いをしていた。

 

 去り際に小さくお互い手を振った。

 気の合う紗都子がいなくなった喫茶店が、何となく寂しい気もする。

 

「コーヒーもう一杯いい?」

 

 店員に声を掛けると軽い会釈をして注文をマスターにしていた。

 

「いい女だよな」

 

 お互い分かり合えてたと思ってたんだけど、知らないこともあったんだな。

 それが妹とリナちゃんだったとは。

 

「どうぞ」とコーヒーが静かにテーブルに置かれた。

 

 あれ?

 

 紗都子はよくウソとか冗談を言っていた。

 必ず最後はウソウソ、冗談冗談、って言ってたけど。

 ウソや冗談はすぐばれるというか、自分ですぐにばらす人だった。

 

 ――いやいや、まさかな。

 

 オレは小さく首を振ってコーヒーにちびりと口を付けて、「リナちゃん待ってるだろうなあ」と物思いにふけていた。



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17 怒りに記憶が切れ切れだった

 まだ時間があると思っていた。5時過ぎに帰ると言っていたし、まだ4時過ぎたばかりだ。

 

 家に帰ると妹の靴が玄関に置いてあった。急いでリビングに行っても誰もいない。

 階段を駆け上がっていくと志穂が部屋のドアを開けていた。

 

 それから頭に血が上ってほとんど記憶が無い。

 

 長い時間怒っていたのか短い時間怒っていたのか分からない。

 気が付けば妹が「にいちゃん」と昔からの呼び方で呼ばれてハッと気が付いた。

 

 部屋に入るとリナちゃんの気配がない。クローゼットに入っているのかもしれない。

 でも、ここで開けたら妹にばれる。

 

 見回すとPCのテーブルに小さなメモがあった。

 

『志穂と仲直りしてって言ったので、リナも親と仲直りします。あとでここに連絡して下さい』

 

 リナちゃんのIDをすぐに登録。急いでスマホでメッセージを送る。

 

 待っていたのか、すぐ既読となって返信が秒で返ってきた。

 

『親と仲直りしました。また志穂のうちに泊まるって言ってます。見つからないようにしますので、あとで勝手口の鍵を開けて下さい』

 

 胸をなで下ろす。リナちゃんが見つかったのかと思った。

 

 気が付いたとき、志穂の胸ぐらをきつく締め付けていたのを思い出した。

 

「志穂……悪い……ごめん」

 

 廊下で立ったままの妹に謝った。本当に悪いことをした。

 あんなにリナちゃんに仲良くしろって言われていたのに、逆のことをしてしまった。

 

「な、なに?」

 

 まだオレを「にいちゃん」って呼ぶんだな。思い返したら志穂の頭を撫でていた。

 

「ごめん。勘違いしてた」

 

 素直に謝ったことに照れくさいのか、妹は真っ赤になってぷいっとそっぽを向いてしまった。

 

「い、いいよ。私も、部屋少し開いてたから、閉じようとして……勘違いさせちゃって、ごめん。部屋に入ってないし、なにも触っていないよ」

「……本当にゴメンな」

 

 申し訳なかった。

 

 リナちゃんの言っていたこと。

 紗都子の言っていたこと。

 

 志穂はオレのことを嫌いじゃなくて、ヤキモチを焼いていたからだと気が付いたこともある。

 たった一人の妹を構ってあげられなかったことに、気が付いてあげられなかったことが申し訳なかった。

 

「着替えてお風呂入ってから、晩御飯作るね」

 

 振り向きもせずに妹はそそくさと自分の部屋へ戻っていこうとした。

 その背中に「ああ。……楽しみにしてる」と素直に志穂の料理を心待ちにしていることを伝えた。

 

 伝わるかは分からない。

 

「あんまりオナって、イラついてたんじゃない?」

 

 伝わってないようだな。

 

 それでもいい。

 

 リナちゃんは望んでいるんだ。三人仲良くなることを。

 オレと妹が仲良くなることを。



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18 妹、兄の妙な鋭さにたじろぐ

 アニキに……胸を触られた。

 

 それだけで心臓が破裂するようだった。

 お風呂に入ってもなお、その余韻に浸っていた。

 晩御飯を早く作らないといけない。そう思いつつも暫くお風呂から上がることが出来なかった。

 

 手早く出来る料理は慣れている。

 パパとママの仕事が忙しいから、料理は私もアニキもお手の物。

 だけど、やっぱり作るのが面倒くさい。

 だから、コンビニで済ませたり、スーパーの惣菜を買ってきてご飯とインスタントの味噌汁やスープで済ませることがほとんどだ。

 

 でも、昨日からアニキの様子が変だから、ちょっとご飯で元気にと言うか、普通になってもらおうと思って作った。

 

 オナニーばっかりしてたらバカになる。

 

 アニキがバカになるのはイヤだ。

 

 ちょっとは栄養になるものってことで、晩御飯は豚のバター焼きとシジミの味噌汁を作った。

 

 豚肉をバターで焼いてから、肉を取り出してそのバターに万能つゆとシソを刻んだものを入れてソースを作る。

 野菜も取って欲しいからキャベツを刻んだものをたっぷり添えた。

 

 味噌汁は砂抜きをしたシジミが安かったので、たっぷり入れてある。

 とってもいいダシが取れて、味見したけどすごく美味しく出来た。

 

「アニキ! 出来たよ!」

 

 二階に向かって声を掛けると「はいよー」と怒っていたときと違って、いつものアニキの返事が聞けた。

 

 そういえば、またリナがうちに泊まったことにしてってメッセージが来たことを思い出した。

 

 

 

「やっぱ美味ぇな。志穂の料理」

 

 たっぷりタレを吸ったキャベツを頬ばって、ご飯をかき込むアニキが嬉しいことを言う。

 

「アニキの好きな味は分かってるしね。当然だよ」

「うんうん。むぐもぐ……美味い……むぐむぐ……ふぉれにひても」

「ちゃんと口の中のもの飲み込んでから言って」

「ん。……むぐ……んむ……それにしても」

 

 箸で私を指差すな。

 

「お前、風呂長かったな」

「ん……うん」

「今日は暑かったもんな。汗臭くなったろ」

「失礼な……。アニキみたいに臭くなってない」

「ははあん。……さてはお前」

 

 だから箸で指差して、それを振るな。

 汁がテーブルに飛ぶ。

 

「風呂でオナニーしてたろ?」

「しないよ! アニキじゃないもん!」

「へいへい。……むぐ……うまっ」

 

 このアニキ……。変なときに鋭い冗談を言う。

 

「むぐ……そういや、リナちゃんから動画届かなかったか?」

 

 味噌汁を(すす)ろうとした手が止まった。

 

「……え?」

 

 なんで……知ってるの?

 ちょっと待って。なんでアニキにその動画が送られていくの?

 なんでリナがアニキのID知ってるの?

 裸なのに、アニキに送って恥ずかしくないの?

 

「可愛いよなあ」

 

 アニキは天井を仰いでボソリと言った。

 

「え? ま? は? あ、アニキってリナのIDなんで知ってるの?」

 

 あんな動画をアニキに送ったの?!

 で、でも、まずは無難なところを。

 

「ん? あ、ああ。ああ、ああ……そりゃ、お前らスマホ買ったときに教えてもらってたんだよ」

「そ、そうなんだ」

 

 いつの間に……。

 

 それより、リナの裸……確かに胸は可愛いサイズだけど。

 それに、フェラチオ動画見て可愛いって……。

 

「アニキ……動画って?」

「あれ? お前に届いてないの?」

「え? えっと……知らないような? 知っているような?」

「なんだよそれ」

 

 アニキは「はあ」なんて深い溜息をついている。

 

「オレもしたいなあ……」

 

 顔が真っ赤になってくる。

 

「なななななななに? 何を?!」

「オレもしたいってこと」

 

 リナにちんちん咥えさせるってこと?!

 ちょっ、相手は中学生だよ!

 アニキってショートカット巨乳好きじゃなかった?

 リナ、貧乳ロングだよ?!

 いつからロリコンになったの?!

 

「オレ、アレルギーあるからダメだからなあ」

「……そ、そそそそれってアレルギーあるんだ」

「あれ? お前知らなかったっけ?」

 

 知らない知らない!

 女の子の口ってアレルギーになるの?!

 

「し、知らないよ!」

「ん? そうだっけ? オレ、猫アレルギーだろ?」

「はへ?」

 

 え? ……ね……こ。

 

「これだよこれ」

 

 スマホで見せてくれたのは、リナの家にいる猫が子ネコを産んで抱っこして可愛がっている動画だった。

 

「子ネコ産まれたのって、2ヶ月前くらいだよな? 今オレに送ってきたから、なんで今送ってくるんだろうなあって。……でも、アレルギー無かったら、こんな風に抱っこしたり撫でたりしてあげられるんだけどなあ。……でも、なんでこの動画……」

 

 子ネコの動画は私にも送られてきた。だいぶ前に。

 今日アニキに送ったって、確かに意味が分からない。

 

「は、はは。なんだ、子ネコの動画だったんだ……」

「ん? ほかに何か送られてきてるのか?」

「送られてきてません! 送られてきてません!」

「なんだ~。……怪しい動画でも送られてきてるのか~?」

 

 マジでこのイヤな勘の鋭さは、今日は止めて欲しかった。

 

「リナがそんなことするわけ無いでしょ」

「確かにそうだな。……でも、彼氏の家に泊まるって言ってなかったっけ?」

「……そうだね」

 

 その動画が私に送られてきたんだろう。

 裸になって男の人の性器を――フェラチオをして、口の中にせーしを出されて……。

 きっと、そのあとはリナも……。

 

「今時の中学生は早いんだな」

「泊まって何してるんだか……」

「エロいことしてるんじゃないか?」

「……リ……リナ……そんなこと……するわけないでしょ」

 

 なんだろ。このやりとり。

 焦ってるのは自分だけって言う。

 

「よし。洗い物はオレがやっておくから、シンクに置いたままにしておけよ。ご飯、とても美味しかったよ」

 

 茶碗を片付けたアニキは私の短い髪をクシャクシャと撫でた。

 

「もおっ! せっかくお風呂入ったのにっ!」

 

 でも、頬が緩んでいるのが分かる。

 褒められたことがとても嬉しかった。

 アニキはまたイスに座って、テレビを見始めた。

 

「アニキもちゃんとお風呂入ってよ!」

 

 でも、なぜか素直になれない自分が、少しキライだった。

 すぐに言葉が悪くなったりする自分をどうしたらいいのか分からなかった。



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19 リナちゃん、黒い影となり忍び寄る

 食器を洗って棚へ片付け終わって、キッチンでリナちゃんにメッセージを送る。

 

『この動画じゃなくて……』

 

 リナちゃんのIDを登録してすぐに送られてきた動画は、妹が風呂に入っているときに見た。

 けど、フェラチオ動画ともセックス動画とも違った。

 

『おうち、行っても大丈夫ですか?』

 

 答えになっていないメッセージが送られてきたものの、リナちゃんがうちに来ることが嬉しかった。

 

 オヤジもおふくろも今日は帰らない。たぶんリナちゃんの家も共働きで昼にいなかったり夜にいなかったり、帰りが遅かったりする。

 リナちゃんの両親もうちの両親も、お互いの家に泊まりに行くことを許している。

 妹と同じ年って言うこともあるだろう。

 最近はオレも大学に行って成人として、保護者として認められて、うちに来ることが多い。

 だから、リナちゃんの外泊のウソ――さらにウソを重ねたことになるが――は簡単には見破られない。

 

 志穂は部屋に引っ込んでしまっている。

 

『勝手口開けとくから、気を付けておいで』

 

 隣の隣の家だし、気を付けることもあまりないような気もするけど、オレは勝手口を開けてリナちゃんの家の方を見ていた。

 外から、むわっとする夏の蒸し暑さが入り込んでくる。

 

 正面玄関から入れば、隣の家の人にばれる。

 でも、裏口の通路は明かりもなく、なかなかばれにくい。

 その暗くて細い路地を、黒い影が物陰と物陰の間をひゅっと通っている。

 

「忍者……みたいだな」

 

 黒い服に身を包んだリナちゃんが、用心しながら隠れてうちに向かって来ている。

 

 妹が来ていないか、勝手口からキッチンを覗く。

 志穂はいない。降りてくるような気配もない。

 

「蒼くんっ」

 

 路地に視線を戻すと、リナちゃんがいつの間に目の前に来て、オレに抱き付いてきた。

 

「忍者みたいだね」と頭を撫でた。

「えへへ」

 

 真っ黒なワンピースに、夏なのに黒いストッキング。

 両手には日焼け止めのために身に着ける、腕にストッキングみたいなのをしていた。

 全身黒くなって本当に忍者みたいだ。

 

「志穂……いますか?」

「ああ。……二階に上がったまま」

「降りてくるかもしれないし……気を付けないといけないですね」

 

 ステルスゲームのようにリナちゃんは勝手口の入り口から視線だけで様子を見る。

 

「そうだね。気を付けて入って」

 

 キョロキョロしたまま靴を両手に持ったリナちゃんは、忍者から泥棒に変わったみたいで、つま先を立て、そろりそろりと足を忍ばせた。

 

 キッチンの明かりを消して、廊下と階段の明かりは点けず、オレも足音を忍ばせる。

 

 階段を上っていくと、妹の部屋からは、廊下にまで大きな音が漏れてくる音量でオーケストラが聞こえてくる。

 こうなると吹奏楽部の練習なのか、しばらく引き籠もったままになる。

 毎回鍵も掛けてあった。

 

 これはチャンスだ。

 8時という時間から、いつもなら12時くらいまで曲が聞こえてくる。

 昨日のオレと同じように、こっちの声や音も聞こえない可能性がある。

 

「急ごう」

 

 リナちゃんの背中を押してオレは早々に部屋に入っていった。



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20 リナちゃんの見てほしくない下着

 クーラーの前に行ったリナちゃんは涼しい風に当たりに行く。

 ふう、と一息ついて汗で濡れた髪をエアコンにそよがせていた。

 

「こんなに暑くなるって思わなかったです」

「すごい汗だよ」

 

 明かりに照らされてストッキングはかなり薄めのとはわかったけど、腕につけいるのは通気性がいいのかどうかわからない。

 

「す、みません!」

 

 よほど暑かったんだろう。

 謝ると、後ろを向いてリナちゃんはストッキングを脱ぎ始め、背負ってきた小さいリュックへ腕につけていたのと一緒に中に入れた。

 

 何となく汗にまみれたそれに触れてみたいように思った。――ガマンしたけど。

 

「オレもまだ風呂に入ってないし、一緒入ろう」

 

 ワンピースが汗に濡れて身体にぴったりくっついたりしている。

 それをぱたぱた風を入れるようにしているリナちゃんにさっぱりして欲しかった。

 

「……ばれないですか?」

「大丈夫大丈夫。ここまで音楽聞こえてくるだろ? たぶん、ご飯食べてから考えると、11時過ぎないと出てこないよ」

「志穂、何してるんですか?」

 

 大音量の音楽が聞こえると、妹の部屋からコツコツ音がするときもある。

 部活で鉄琴を担当している妹は、家にマレット(叩く棒)を持ってきて、鉄琴がなくとも机を叩いて練習していたりする。

 

「部活の練習してるんじゃないかな?」

「じゃ、じゃあ……大丈夫だったら……一緒に……あっ!」

 

 赤くなったリナちゃんは自分を抱えるようにして身をよじった。

 何かを思い出したみたいだ。

 

「あ、の……一人で……こっそり……入るのは……」

 

 おずおずと彼女はどこか不安そうにも見えた。

 

「え? 一緒イヤなの?」

 

 耳まで赤くしてぷいと振り返ってしまった。

 

「だって……また……蒼くんから……おしっこさせられちゃう……」

「しないしない」

 

 よほど気にしていたようだ。オレは逆に興奮するんだけどな。

 

「そ、それに……」

 

 他にも理由があるのか?

 

「……下着……ちょっと……急いでて」

 

 風を服の中へ入れつつ、胸元からリナちゃんはその中を覗いて言った。

 

 下着?

 

「……あまり……可愛く……ない……です」

 

 そんなリナちゃんを後ろから抱きしめた。

 

「ダメっ……汗臭くなりますっ」

「大丈夫」

「でっでもっ……」

 

 覆い被さってしまえるような小さな体だ。

 少し汗ばんで湿っている。

 リナちゃんはダメと言いながらオレの抱擁を受け入れていた。

 

「下着は気になるけど、どんなの着ていてもリナちゃんはリナちゃんだから」

「で、でも……」

 

 黒のワンピースの胸元に手を掛ける。

 

「蒼くん……」

 

 何をされるのか分かったのだろう。リナちゃんはオレの手を押さえた。

 その手になんの力も入っていない。

 

「いい?」

「……」

 

 否定の返事がないのはいいってことと同じ。

 ワンピースの胸元のボタンを一つ外す。

 

「脱がすからね」

 

 押さえた手はもう添えるだけだ。

 ゆっくりボタンを外していくと、リナちゃんの息遣いが深くなっていくのを手に感じる。

 後ろからのぞき込んで見えた。

 黒のワンピースの隙間から見えてきたのは白い下着だった。

 白い下着だったら、なにも恥ずかしいこともないと思うけどな。

 

「やっぱり……」

「ん?」

 

 最後のボタンを外し終え、パンツが見えそうになってリナちゃんの手がオレの手に重なった。

 

「可愛くない……下着……見られたくないです」

「リナちゃん」

 

 リナちゃんの禁足地である耳を噛む。

 

「んっ♡」

 

 ぴくっと小さく仰け反って、手から力が抜ける。

 

「このまま噛んじゃってもいい?」

「ら……らめえ……」

「じゃあ、脱がすよ」

「はううぅ」

 

 ワンピースを胸元から広げていくと、昨日みたいな大人と同じようなブラとは違った。

 昨日は隙間からその可愛らしい乳首が見えていたが、今日はしっかり隠されている。

 

「キッズ、ブラって言うのかな?」

「……可愛くないんです」

 

 現れたのは子どもが付けるような白いブラとパンツだった。

 胸元とか隠すところはちゃんと隠すけど、どこかゆったりした下着だった。

 

「……これは」

「やっぱり可愛くないですよね?」

 

 振り返って、ズイッとリナちゃんが詰め寄る。

 

 可愛いとか可愛くないとかという問題ではなかった。

 この下着を見た途端、手を出しちゃダメでしょと心の中で警告が鳴っているような気がする。

 

「リナちゃん」

 

 近付いていたリナちゃんをギュッと抱きしめた。

 

「昨日みたいに一緒にお風呂入ろう」

「ううっ……昨日みたいに……耳はダメですからね?」

「どうかな?」

 

 はむっ、と耳を口で挟む。

 

「やぁ……ここじゃ、らめぇ」

 

 何とか誤魔化せた。

 

「ここじゃあって、お風呂ならいいの?」

「お風呂でもダメです」

 

 背中に回っていたリナちゃんの手が、オレの背中をポカポカ叩いた。

 

「志穂もいるし、さっと入るから、しないよ」

 

 頭を撫でて、そのままお姫様抱っこをする。

 

「……えへ……えへへ」

 

 嬉しそうに笑ったリナちゃんは頬にキスをしてくれた。

 

「じゃあ、こっそり行くよ」

「はい」

 

 軽いリナちゃんを抱えて、オレはスニーキングをしながら浴室へ向かった。

 

 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

 

 リナちゃんは体を洗うときに後ろを向いて洗っていた。

 いや、下半身を洗うときだけだ。恥ずかしいのかもしれない。

 

 お風呂で何かをしたわけでもなく、二人とも汗ばんだ体をさっさと洗って上がる。

 

 リナちゃんが着替えを持ってこなかったから、バスタオルに包んで、またお姫様抱っこをして部屋に戻った。

 

「まだ、聞いてるんだ」

 

 妹の部屋を通り過ぎるときにも妹の部屋からは大音量で音楽が流れている。

 リナちゃんが言うとおり、志穂はまだまだ部活の練習をしているのだろう。

 

 無事に辿り着いて、念のため昨日と同じようにAVをつけた。

 PCの一台はエロゲーを二つ起動してイベントシーンをエンドレスで流す。

 

「そ……蒼くん……」

 

 振り返るとバスタオルで体を隠したままのリナちゃんが遠い目をしていた。

 

「画面は消しても……」

「ああ、そうだね。音だけでいいからね」

 

 リナちゃんがディスプレイとテレビの電源を躊躇いなくバチバチ消す。

 

「……胸……大っきい……の……ばっかりだもん」

 

 ぷくっと頬を膨らませてヤキモチを焼いてるところは子どもらしくて可愛い。

 

「……ふう」

 

 一仕事を終えた感を出して、リナちゃんは振り向いてバスタオルをキュッと締める。

 

「あの、着替えるので……」

 

 もじもじしてクローゼットを開けて、恥ずかしそうに何度もオレに視線を送ってきていた。

 

 ああ、そっか。

 

 座って後ろを向き、着替えを見ないようにした。

 

 ごそごそと何かを漁って、衣擦れの音がしたかと思うと、すぐに背中へリナちゃんが飛び込んでくる。

 

「着替えました」

 

 背中に当たる感触は、たぶんブラを付けていない。

 振り返ると、オレのTシャツを着たリナちゃんが嬉しそうに抱き付いていた。



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21 がんばって恋人を誘惑します

 クローゼットにいつもリナちゃんは自分の荷物を入れている。

 だから、持ってきた服に着替えていると思っていた。

 

 まさかオレの服を着ているとは……。

 身長差もあるから、オレのシャツを着ればダボダボになる。

 半袖でも袖は肘に付くくらいで、その丈は真っ白な太腿を半分隠すくらいだ。

 

 ただ、Tシャツのチョイスが悪かった。

 

 白地に黒で『年がら年中ごろごろしたい』の文字が胸元に浮かぶ。

 リナちゃんは面白Tシャツを着ていた。

 乳首のあたりに字が重なっているようで、その可愛い膨らみにできた、ぽっちの判別できない。

 

「そのシャツ……」

「恋人の服を着るのが夢だったんです」

 

 とっても嬉しそうにしているリナちゃんに再度着替えを要求したい気もする。

 もっといいデザインの物もあったろうに……。

 衣装ケースの一番近くにあったシャツを手に取ったのかもしれない。

 

「そ、そっか。……でも、リナちゃん、Tシャツに書いてある文字読んでみようか?」

「はい? えっと……ろごろご……違う……ええと……ねんがらねんじゅう……ごろごろ……したい」

 

 悲しそうな、泣きそうな顔をしてリナちゃんが口を開く。

 

「……そ、蒼くん。……もう一回……着替えしてもいいですか? やり直しを要求します……」

「うんうん。後ろ向いてるから、慌てなくていいからね」

 

 真っ赤になってリナちゃんは「はい」と返事をしてオレの衣装ケースを開けていた。

 

 がさごそといくつかの服を取り出し「これがいいかな?」「それとも……」と厳選している声が背後から聞こえる。

 

「蒼くん。どうですか?」

 

 振り向くと、黒地に北斎の波の絵が映えるプリントTシャツを着ていた。

 体のラインや凹凸、とくに凸の部分を隠す、何とも罪深い服だ。

 

「なんか、下着着てるか着てないかわからなくて、エッチに見える」

「ふふふ~。着てるかな~? 着てないかな~? えへへ」

 

 ちらちらと太腿を見せようとするあたり、まだ幼い感じがして、それがまた良さげに感じるようになった。

 ロリコンへの道を突き進んでいるような気がする。

 頬を赤くしてるリナちゃんに、ハッと気が付いた。

 

「忘れてた。……お風呂入った後のアイス買ってあったんだ」

「やった! アイス! 食べます!」

「しーっ」

「は~い」

 

 口をとがらせて、しゅんとしてしまったリナちゃん。ホント可愛いな。

 

 志穂の部屋からは、この部屋の中に溢れる喘ぎ声を超えて、まだ音楽が聞こえてくる。

 リナちゃんが大きい声を出してもまだ大丈夫だろうけど。

 

 部屋の冷蔵庫からアイスを取りだすと、リナちゃんは正座をして両手を差し出してちょうだいをしてきていた。

 尻尾があれば、きっと千切れんばかりに振っているような姿だ。

 

「さ、食べよう」

「うん」

 

 リナちゃんは隣にぴったりとくっついてアイスを食べ始める。

 アイスを食べたことで、クーラーの効く部屋が寒くなったのか、オレから離れなくなった。

 

 それからリナちゃんは昼に読んでいたマンガの続きが気になっていたのか、マンガを読み始めた。

 

「そういえば、昨日ログインしてなかった」

 

 オレは忘れていたログインボーナスを得るために、スマホでゲームを始める。

 

 ふと、動画送ってもらうことを言いそびれていたことを思い出したけど、またあとでいいかと、ゲームを遊び始めた。

 シャツ一枚の薄さはリナちゃんの体温を感じさせるには十分だった。

 子どもの体温と言うべきか。ちょっと熱があるような感じだ。

 

 リナちゃんの暖かさを感じながらゲームをしていると23時になるところだった。

 妹の部屋からはまだ音楽が流れ続けている。まだ1時間くらいは吹奏楽の練習をしていることだろう。

 

 スマホをいじってSNSを見ようとしていると、リナちゃんが本棚から取りだしたマンガをしまおうとしているところだった。

 

「蒼くん、オススメのマンガはありますか?」

 

 スマホから目を離さず、オススメを教える。

 

「え? どこですか?」

「本棚の下の方の右だったかな?」

「う~ん。……どこだろう?」

「ない?」

 

 そんな目立たないところに置いたかな?

 

「蒼くん……教えて下さい」

 

 スマホから視線をあげると、Tシャツから覗いたリナちゃんの真っ白なお尻と、割れ目が目に飛び込んできた。

 

「おっ、と」

 

 突然のことに思わず目を逸らした。

 

「蒼くん? ひょっとして……見ました?」

 

 リナちゃんは見せたかったのか。

 

「見てないよ?」

「ウソです」

「はい。ウソです」

「それで、どこにあるんですか?」

 

 オレは冷静に本棚へ視線を向け「下から二段目の左だよ」とリナちゃんの股間を見ないように答える。

 

「あれ?」

「ん? あれ? ってリナちゃんどうかした? 本なかった?」

 

 器用にTシャツでお尻の穴を見せずに、ぷっくりした割れ目だけを見せているリナちゃんに疑問の声があがる。

 

 

「恥ずかしいのガマンしたのに……」

 

 ってまだ見せてるよ? 恥ずかしいんだよね?

 

「志穂が……あそ、こ……おまんこ……男の人に見せたら……必ず襲ってくるって言ってたのに……」

 

 志穂の入れ知恵か。

 あいつ、本当に非処女なのか? それに、誰から……処女を奪われたんだ?

 

「リナちゃん、あのさ」

「はい」

 

 まだお尻を向けて、小さくフリフリしてオレにアピールをしている。

 アピールなのか、襲って欲しいのか。からかっているような仕草なんだよな……。

 

「恋人同士だったらさ、一緒にお風呂入ったり、着替えしたり、一緒寝たりするわけだよね?」

「うん」

 

 リナちゃんの可愛いまんこから返事が聞こえたような気がした。

 

「恋人の裸とか、あそことか頻繁に見る機会があるでしょ?」

「うん」

 

 くるりと振り返って目の前で正座したリナちゃん。

 

「見るたびに、襲ってたら、キリが無いでしょ?」

「う、うん……」

「お風呂一緒に入るたびに、着替えするたびに、リナちゃんを襲ってたら生活できなくなるから。それにオレも一応理性はあるからね」

 

 勃起しているのを隠すようにニッコリ笑顔を返した。

 

「は……はぁい……」

 

 俯いたリナちゃんの口が尖っているのが見えた。

 

「リナちゃん」

「はぁい……」

 

 下を向いたまま不満そうな返事。

 

「襲って欲しかったの?」

「……」

 

 手をもじもじと動かして耳を真っ赤にしている。長い髪の間から見える首筋もお風呂から上がってきたばかりからか、火照っているように見える。

 

「リナちゃんを襲うようなことはしないよ」

 

 ボリュームを落としていないスピーカーからはゲームやAVの喘ぎ声が聞こえる。

 タイミングの悪いことに、「助けてえっ!」とかゲームの回想レイプシーンが流れていた。

 

「……リナ……そんなに魅力無いですか?」

「そんなことないよ」

「だって……エッチな動画とか、ゲームとか……みんなおっぱい大きいし」

 

 頭をクシャクシャ撫でた。

 

「子ども扱いするから……やっぱり、リナ……大人と違うから……」

「違うよ」

 

 ひょいと小さな身体を持ち上げ、座った膝の上に抱っこした。

 

「襲うんじゃなくて……抱くって言うんだよ」

「抱く……」

 

 ぽうっと夢見心地にでもなっているのか、頬を染めてオレをじっと見つめた。

 

「そう。抱く、だよ。……じゃあ、リナちゃん、抱いて欲しいときなんて言えばいいかわかる?」

「わかりません……」

「素直に自分がして欲しいことを言えばいいだけ」

「……言う……の?」

「リナちゃん……オレからどうして欲しいの? 素直に言ってごらん」

 

 抱っこしたリナちゃんは手を伸ばす。

 

「……あの」

 

 首に手を回して、小さな口を震わせていた。

 

「リナ……リナのこと……だ……抱いて……ください」

 

 潤んだ瞳に顔を近付けると、唇を尖らせ差し出し、目を閉じる。

 その唇はとても柔らかい。よく知っているのはオレのちんぽのカリの部分。

 あまりキスをしてあげていなかったことを少し反省した。

 ちんぽにだけ幼い柔らかさ教えてしまっている。

 

 唇を離してリナちゃんの第一声が「蒼くん」と何かを欲しているような甘い声。

 

「リナちゃん、どうしたの?」

「あの……リナを……抱いて下さい」

 

 もう一度触れるような軽いキスをする。

 

「じゃあ」

 

 少しだけ、オレも意地悪になってきているのかもしれない。

 小さな子に自分の欲情を満たすために、満足感を得るために、その口から恥ずかしい言葉を言わせたくなってきている。

 

「気持ちいいこと、したいんだ?」

 

 その言葉にリナちゃんは少し困った表情になったけど、涙目になって視線を重ねると、こくりと頷いた。

 

「どうして欲しい?」

 

 耳に触れるくらいのところで囁くと、リナちゃんはぷるぷるっと小さく震える。

 小さな声で何かを素直に言おうとするリナちゃんに、背筋がぞくぞくとして、痛いくらいに勃起していた。



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22 恥ずかしいけど、おねだりしちゃうリナちゃん

 リナちゃんは抱き付いてきて、耳元で内緒話するようにお願いをしてきた。

 

「……お風呂……入って……綺麗にしたから」

「お風呂?」

 

 何をお願いするんだろう?

 

「……あの。……な……な……」

 

 言い難そうに「な」を連呼しているリナちゃんへ、逆にオレは耳元で尋ねた。

 

「恥ずかしがらなくてもいいんだよ。どうして欲しいのか、言ってごらん」

 

 リナちゃんはギュッとしがみつく。

 

「……綺麗にしたから……蒼くんに。……舐めて欲しい」

「どこを?」

 

 抱き付いたリナちゃんの体が熱くなっていってるのを感じる。

 

「あ、の……あ……あ……そ」

 

 ぐっと唾を飲み込む喉の音が聞こえた。

 

「……おまんこ、です」

 

 お返しとばかり、耳に口を当てて聞いた。

 

「おまんこ、舐められると気持ちいい?」

「……」

 

 返事はせずに、耳に付いた口が離れないようになのか、小さく頷いた。

 

「リナちゃん、舐められるの好き?」

 

 息遣いが深くなって頷く少女にオレも興奮してくる。

 

 ふと、リナちゃんが隠れるように自分で股間を洗っていたのを思い出す。

 きっと綺麗にして舐めてもらおうとか考えていたのだろう。

 考えすぎかな?

 

「イくの、好き?」

「そぉくん……」

 

 12歳の少女がガマンしきれないのか、一度覚えてしまった快感をまた味わいたいのだろう。

 おねだりしてくる、甘ったるい声の期待に応えよう。

 

「そぉくんから……イかされるの……好き……優しいし……気持ち良くって……イくの……好きです」

 

 抱きかかえて布団にリナちゃんの華奢な体を押し倒す。

 

 オレだけ起き上がると、Tシャツ姿のリナちゃんは仰向けで手を頭の上に放り出している。健康的な太腿が目に眩しい。

 大きいシャツのせいでリナちゃんが舐めて欲しい場所は隠れていた。

 

「恋人に、お願いしよっか」

「お願い……しないと……ダメですか?」

「そうだね。どこをどうして欲しいって、口で言って、見せてくれないと」

 

 リナちゃんの両手がTシャツの裾へと伸びて、端っこを引っ張るようにギュッと握ったせいで、胸の僅かな膨らみと、その頂点にある小さな粒がはっきりした。

 

 興奮しているのか胸もお腹も大きく上下してる。

 リナちゃんが大きく息を吸い込むと、ゆっくりとTシャツがめくれ上がっていく。

 

「リナの……お……おまんこ……舐めて……ください」

 

 スローモーションのようにめくられたTシャツは彼女の股を露わにした。シャツはヘソを見せるところまであげられた。

 正面から見れば小さなスジだけど、脚の間から見えるそれは、お尻に近い位置まであることを知っている。

 リナちゃんは後付きなのかもしれない。

 確かにバックでしていた時は入れやすかった上に、ピストンしやすかった。

 

「足も、広げてみようか」

「……うん」

 

 焦らしプレイなら成功を収めるかもしれない。

 けど、今のリナちゃんはオレの言いなりだ。

 とっととオレの性欲を小さな割れ目に突っ込んで吐き出したい気持ちもある。

 

 だが、今はそれ以上にリナちゃんを言いなりにさせてみたい欲求が強い。

 

 足が広がっていく。徐々に徐々に。

 膝を曲げてM字にしていくのは、舐めやすくしてくれるのを自然とわかっているからなのかもしれない。

 

 オレは彼女の股の間に行き、腰を持ち上げるようにした。

 自分で何をされるのか見て欲しいというのもある。

 クンニするのが楽ってこともある。

 

「こうした方が舐めやすいからね」

「……はい。……で、でも……恥ずかしい……です」

 

 膝の裏を掴んでまんぐり返しをさらに深くして、リナちゃんに彼女自身のまんこを見せつけた。

 

「は……あ……あ……まる見え……」

「まだオレに見せてないよ」

「……え?」

 

 Tシャツがめくれ上がって、胸元まで見えるけど、発展途上の貧乳だから、下乳まで判別できない。

 そんな胸元にリナちゃんの手があった。

 

「ほら、自分で広げて、オレに舐めて欲しい場所、見せないと」

「……あ……あ……あ」

 

 どうしたらいいのか戸惑っているようだ。

 

「自分の恥ずかしい場所は、恋人にしか見せないんだから。……リナちゃん、オレには見せてくれるよね?」

 

 はあはあと息遣いが荒くなってきているリナちゃんの手が、ゆっくりと大きく広げた股の間に伸びてくる。

 

「はあはあ……リナ……そぉくんに……はあはあ……そぉうんにだけ……見せるの……はあはあ」

 

 アナル近くまで真っ直ぐに伸びた白い割れ目の、ぷにっとした柔肉に小さな手が置かれた。

 

「どこ、舐めたらいいか、見せて」

「……はい。はあはあ……そぉくん……見てください」

 

 リナちゃんは小さな口を半開きにして自分の股間を見ている。

 その手がゆっくりと割れ目を広げていくと、にちっと音がした。

 

「あ」と恥ずかしそうな声を上げてもなお、リナちゃんは広げるのを止めなかった。

 既にうっすらと濡れているピンク色の綺麗なまんこが、蛍光灯に照らされぬらりと現れる。

 

「そぉくぅん……はあ……はあ……リナ……」

 

 甘えた声を上げて「リナの……おまんこ……舐めてください」とおねだり。

 

 薄いピンク色した彼女の秘肉の間に、小さくとも何度もオレのちんぽを受け入れた穴があって、僅かではあるが濡れていた。

 そして、おしっこ穴の上にはまだ隠れたリナちゃんの敏感な部分がある。

 

 ここまでしてくれたリナちゃんの期待に応えなくては。

 

 妹の部屋から聞こえてくる音楽に、AVやエロゲーの喘ぎ声。

 これにリナちゃんの声を混ぜてしまいたい。



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23 小っちゃくても恋人を大っきくします

「リナちゃん、広げたままにして舐めやすいようにしててね」

「はぁ、いっ」

 

 はあはあと息遣いが聞こえてくるリナちゃんは、手の位置を変えて、舐めやすそうにしてくれた。

 

 口を近付けていくと、子どもまんこから熱気が伝わってくる。ほかほかしているように思えた。

 

「ちゅっ」

「んっ」

 

 軽いキスをすると、子どもまんこでいながら、ちんぽを入れて欲しいのか小さな穴がヒクヒクしていた。

 

 舐めて欲しいと言っていたリナちゃんの要望通り、幼い性器の穴周りに舌を這いずり回す。

 

「はっ♡ んっあっあっあっ♡」

 

 可愛らしい喘ぎ声に合わせて小さな穴を、舌で広げるようにすると、少しずつ粘り気のある蜜が絡みついてきていた。

 舌とまんこからぬちゅぬちゅと音が鳴る。

 子どもが自分の性器を広げ、そして舐められて喘いで濡れていく様は、背徳感に反比例してちんぽを堅くしていった。

 

「舌入れると、気持ちいい?」

 

 ちっちゃな膣に舌を入れると、きゅっと縮み、舌が丸められるようだ。

 

「んうぅっ♡ し、たぁ……は、いってるぅ」

 

 リナちゃんからも見えているのだろう。

 視線はオレの舌と自分の性器にいっている。

 

 せっかく入れた舌を勢いをつけて舐め上げ、まんこから出した。

 唾と愛液が舌に絡んでリナちゃんの飛沫がお腹に飛ぶ。

 

「はうううううぅっっ♡」

 

 リナちゃん自身でまんこを広げている手に力が入って、股の柔肌に食い込んだ。

 そして、まんぐり返しをした腰をさらに持ち上げるように、彼女自身がビクビク震えている。

 

「イった?」

「はあはあ……イ、きました……はあはあ」

「じゃあ、あと9回」

「……え? え?」

「あと9回イかせる」

「な、んで……んぅっ♡」

 

 ただただリナちゃんをたっぷりイかせたいだけだ。

 その可愛い姿を見て興奮したい。

 

 広げてくれるのはありがたいけど、ちょっとだけ舐めにくい。

 

「ちゅっ」

「はうっ」

「リナちゃん……今度はオレがリナちゃんのまんこ広げるから、リナちゃんは、おっぱいオレに見せて」

 

 膝を押さえなくても、リナちゃんの足はそのまま広げてくれるから必要ない。

 お腹まで見えてはいるものの、オレの着ているシャツだから、ちょっとだけ抵抗があった。

 

「蒼くん……リナの……お、っぱい見たいの?」

「リナちゃんのおっぱい見たい」

 

 自分で広げていたまんこから手を離すと、ぷにっとした柔肉が舐めていた秘裂を閉じて隠してしまう。

 それでも、うっすらとピンク色したスジが濡れているとわかった。

 

「で、も……蒼くん……おっぱい大きいくないとダメじゃ――」

「そんなことないよ。リナちゃんのおっぱい見ると、すごい興奮するよ」

「本当に?」

 

 確かに巨乳はふわふわして見るのも触るのも舐めるのも好きだ。

 でも、リナちゃんを抱いてから、痛いらしいからあまり触れていないけど、その僅かな膨らみに小さな五円玉くらいの小さな乳輪、そしてその穴を通ってしまうような小さな乳首に、めちゃくちゃ興奮するようになった。

 ロリコンまっしぐらなのか。

 

「つまんない、大きさだよ?」

 

 リナちゃんはヘソで止まってしまっていたシャツの裾をギュッと掴む。

 

「オレ、すっごい期待してるから、ほら」

 

 まんぐり返しをしているリナちゃんの背中、背骨をズボン越しにちんぽでごりごり擦った。

 

「すごく……堅くなってる」

 

 そっ、とシャツを握った手が動く。

 

「じゃあ、蒼くん……リナの……リナのおっぱい見て……ください」

 

 恥ずかしいんだろう。

 頬を真っ赤にして、リナちゃんは横を向いてシャツがたくし上げられた。

 白い肌だから余計にその僅かな胸が膨らんでいるのかどうかわかりづらい。

 それでも、その先にある乳輪と乳頭は小さいけれど、ちゃんと女の子だとオレに教えてくれる。

 服で擦れたのか、ピンッと乳首が立っていた。

 

 興奮したオレはリナちゃんの柔らかい大陰唇の上の方を広げた。

 ちんぽからたっぷりガマン汁が出ているのがわかる。

 

「リナの……おまんこ……舐めて……おっぱい見て……興奮、するの?」

 

 小さな皮に包まれている場所を、舌でほじくり返す。

 

「んうっ、あっあっあっ……そ、こぉっ」

「ちゅっ、ちゅぱっ……リナちゃんのまんこも、おっぱいもよく見えて……オレ、マジこんな風になってるよ」

 

 ズボンとパンツを脱ぎ、背中にナマのちんぽを当てると、ぬるぬるになった尿道がすべすべの肌に当たって気持ちいい。

 

「も、そぉくんの……おちんちん……もお……したいんですか?」

「入れて欲しいの?」

「はあはあ……蒼くん……入れたい?」

 

 質問を返され、オレはリナちゃんのスジと恥丘の境を舐め回して、包皮から彼女のクリトリスを掘り起こした。

 

「ひんっ♡ あっあっあっ、うくぅっ、そ、ぉくん♡ 入れる? リナのあそこ、はあはあはあはあ……に入れるの?」

 

 仰け反ったリナちゃんのおっぱいの小っちゃな膨らみにつんっと尖っている乳首が可愛らしい。

 

「まだだよ」

「はあはあはあ……いいんですか? ……おまんこ……入れない?」

「あと9回イかせてから」

「きゅ……きゅ、9回も……」

 

 9回()って嬉しそうにリナちゃんは言っているけど、感じやすい彼女であればそんなに時間はかからないはずだ。

 それだけイったあとなら、とろとろまんこが完成してリナちゃんも痛くないはずだし、オレも気持ち良くなるはずだ。

 

 貧乳おっぱいを見せているリナちゃんの手がシャツの裾をぎゅっと握った。

 そして、腕を内側にして、僅かな胸を寄せて谷間を作ろうとしているが、それは叶わないことだった。

 

 でも、その膨らみの先っちょは、期待にとんがっている。

 痛みさえなければ摘まんでこりこりしたいところだ。

 

 その代わり、オレはリナちゃんの股間にある、小さな突起をこりこりする。

 

「はんっあっああっあっあっ♡ そこぉっ♡」

 

 リナちゃんのクリトリスは未熟なのか小さい。

 これから大きくなるかわからないけど、それこそつかみ所が無く、捉えることができずに舌に翻弄され、ころころと舐め回すことになる。

 

「イっ、きますっ! ……あうっ♡」

 

 顔を上げてまんこを広げてイっている様子を見ると、小さな膣口が息をするかのように蠢き、とろりとした涎を垂らした。

 クリトリスは小さいながらも、ちょっとピクッとしていた。

 

「み、ないでぇ……あっ……あっ……んっ♡」

 

 余韻に浸るリナちゃんを見ていると、暴走してちんぽを突っ込みたくなってしまう。

 

 ガマンだ。

 

 とろとろまんこに突っ込むためにガマンだ。

 

 いや、もうとろまんだろ。

 

 いやいや待て待て。

 

 葛藤しながらも、リナちゃんのまんこを舐め続ける。

 望んで、して欲しいって言ったことを叶えてあげないと。

 

 クリトリスを中心に、ときどき指を入れてあげたり、膣に舌を入れたり指を入れたり。

 リナちゃんはお腹の筋肉が縦に引き締まりそうなくらい、イくたびに膣の形にびくびく腹筋を震わせた。

 きっと精子を子宮に入れようとする動きなのだろう。

 そんなリナちゃんのまんこへ早く中出しをしたい。

 子宮にたっぷり精液を注ぎ込みたい。

 

 リナちゃんの悦ぶ顔を見たい。

 快楽に震えるリナちゃんの身体を味わいたい。

 

 自ら股間を(たぎ)らせながら、リナちゃんにクンニをし、宣言通り10回絶頂を与えた。たった30分弱でだ。

 ひょっとすると10回を少しだけオーバーしているかもしれない。

 

 イきっぱなしの時もあった。

 暇無く絶頂を味わっていたリナちゃんは足をM字に広げたまま、はあはあと息遣いを荒くしている。

 長い髪は汗に濡れ、頬にペッタリとくっついて、どこか大人びて見えるが、その奥にある可愛い表情はまだ12歳のリナちゃんだ。

 イきまくって恥ずかしいのか、横を向いてしまっているのが、オレを興奮させる。

 

 鎖骨までたくし上げられたシャツは汗でぴったりと肌にくっついている。

 そして、小さな膨らみの先端にある乳首は触ってもいないのに、つんと尖っていた。

 僅かな胸の脇に見える肋骨もどこか、情欲をかき立てる。

 

 オレはシャツを脱いで裸になる。

 そして、割れ目に沿ってちんぽを擦った。

 

「そぉくん……はあはあ……する?」

 

 力が抜けているのか、ゆっくりリナちゃんは中途半端なシャツを脱ぎ始める。

 

「リナちゃん抱きたい」

 

 片手にシャツを残したまま、リナちゃんは背中に手を回した。

 背中に付いた彼女の手のひらはとても熱い。

 

「蒼くん……リナを、抱いて下さい」

 

 髪を汗で濡らしながらも、頬を染めてにっこりと笑ったその笑顔に心臓が跳ねた。

 

 優しく彼女の唇に触れるようなキスを重ね、小さな割れ目に肉棒を押し当てる。

 ぬるぬるになったリナちゃんのまんこに入れることに、ちんぽの先端が先走り汁にたっぷり濡れて堅くなっていた。



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24 耐えるリナちゃんに滾ってしまう

「そぉくん……」

 

 その片手には脱ぎ切れていないTシャツが絡んだまま。

 細い脚を広げリナちゃんは枕を掴んだ。

 たっぷり濡れた彼女の性器は、ちんぽを押し当てたせいで綺麗なピンク色を覗かせている。

 

「リナちゃんの子宮に、たっぷり出したい」

「……うん。リナも……蒼くんのせーし……いっぱい……いっぱい出して欲しい」

 

 頬を染めながらも、オレの目を見てイヤらしいことを言うリナちゃんに股間が早く入れろと急かしてくる。

 

 くいっと腰を上げてくれたのは、何回か身体を重ねてリナちゃんも入れられる耐性というものを覚えたのだろう。

 

 目の前に差し出されたピンクの割れ目を、片手で広げると、ぬるぬるしていながらも、簡単に彼女の綺麗な穴が見えた。

 ねばっと糸を引いているピンク色の小さな秘穴に、片手を添えてちんぽの先を当てる。

 

 ぐっと腰を前に出すと、抵抗感のあと、熱くとろとろした秘肉に亀頭が包まれた。

 押し潰してきているんじゃ無いかと思うくらい、締め付けてくる。

 

「う……くぅ……」

 

 先っちょが入っただけで苦しそうな声でリナちゃんが喘ぐ。

 一日二日では、中学一年生のまんこは広がらないのかもしれない。

 生理がきて妊娠は出来るのかもしれないけど、リナちゃんの身体は小学生と言っても分からないくらい小さいのだから。

 

「大丈夫?」

「はあはあ……少しずつ……ぅ……いい、ですか?」

 

 眉をハの字にしているリナちゃんだが、心配を掛けさせないようにだろう。汗ばんでいながらも微笑んでいる。

 

「やめよう」

「ダメぇ」

 

 リナちゃんの腰が前に動く。ちんぽが熱い場所へさらに沈む。

 

「うぅ……はあはあ……すぅるぅのぉ……んうっ!」

 

 眉をハの字にしながら足をオレの腰に絡めて腰を浮かし、オレのちんぽが少しずつまんこへと挿入されていく。

 

「リナちゃん……」

「そぉくん……まだ……苦しいけ……あうっ……ど……いっぱい……して、そぉくんのおちんちんに……慣れるっのぉっ」

 

 ぐいっとリナちゃんの腰が持ち上がり、肉棒が熱さに包み込まれる。

 

「わかった。……リナちゃん、ゆっくり、入れていくから、ね?」

「ふぅ……ふぅ……ふぅ……うんっ……蒼くん、優しい」

 

 目に涙を浮かべながら、たぶん無理をしていたリナちゃんは腰をゆっくりと下ろしていく。

 痛みのせいか、あんなに勃起して堅くしていた乳首は目立たなくなっていた。

 

 辛いところを見ているとちんぽも萎えてくる。

 と思いきや、なぜかがちがちに(たぎ)っていた。

 

 オレ、リナちゃんに変な性癖こじ開けられていそうだな。

 

 痛がるリナちゃんを苦しませたくないと思っていても、狭いまんこを広げるように興奮したオレのちんぽが太くなっているような気がする。

 

「リナちゃん、ゆっくり、入れるからね」

「そぉ……くん……優しいの……好きぃっ♡ ……んぐぅ……くぅ」

 

 とろとろですぐに奥に入れることは出来るのかもしれない。

 でも、リナちゃんの苦しそうな表情を見ると、ミリ単位で入れないと、と思う。

 

「あ……うぅ……はあはあ……んうっ……」

 

 両極端だと思う。

 ずんっと入れてポルチオを擦って上げれば別だけど、それはちょっと可哀想に感じる。

 でも、最初っから気持ちいいときがあるのはどういうことだ?

 

 時間を掛けて、リナちゃんのポルチオを亀頭で付いて上げると、びくびくとお腹を痙攣させてイったみたいだった。

 でも、動かせばまた痛いかもしれない。

 

「大丈夫?」

「はあはあ……うん」

 

 脂汗なのかな……それとも……。

 リナちゃんの額には汗が浮かび、にこっと笑ってはくれた。

 

「リナちゃん、別にオレをイかせるだけだったら、フェラでもいいんだよ?」

 

 眉をしかめるようにしてリナちゃんは首を横に振った。

 

「そ、ぉくんの……せーし、はあはあ……子宮に入れて上げないと」

「リナちゃん……」

 

 辛そうにしているリナちゃんの、汗ばんだ髪を撫でる。

 痛みに耐えるためだろう。枕をギュッと握った小さな手が見えた。

 頬から伝っている汗を拭って上げる。

 

「あっ!!」

 

 思わず声を上げていた。

 

「ど、したの?」

 

 枕を握っていた、まだシャツの絡まった手を心配そうに胸に当ててくれた。

 

「蒼くん? 大丈夫?」

 

 大丈夫かどうかはリナちゃんだろう。

 

 でも、これなら、リナちゃんも気持ち良くなるはずだ。

 いや、確証はないけど、たぶん大丈夫、だと思う。

 

「ちょっと苦しいかもしれないけど、いい?」

「ふぅ……ふぅ……な、に? うぐぅっ!!」

 

 リナちゃんを抱き寄せ、座位の体勢にする。

 ずんっとリナちゃんの奥に入り、オレの肉棒をしっかりと咥え込んだ。

 

「う……うぅ……あ……はっはっ……あっ……うう」

 

 奥に入って厳しいのかもしれない。

 胸に寄り添ったリナちゃんは上を向いて、大きく口をを開いて、小さく耐えるような声を上げていた。

 大きく開いた脚の間では、オレのちんぽが子どもまんこを貫いている。

 ちょっとやそっとで抜けることはないだろう。

 枕を握っていた手は、突然のことになのか、力なくだらりとしている。

 

 志穂が部活の練習を止めて音楽が止まるかもしれないくらい時間が経っていた。

 だからこそ、これはやる価値がある。

 今後のオレとリナちゃんのセックスライフに試さないわけにはいかない。

 

「リナちゃん……ごめん」

 

 シャツが絡んでいる手を取って、もう片方の手をリナちゃんの背中へ回した。

 

「そぉくんっ……はあはあ……なんで……手、縛るの?」

 

 座位のまま後ろ手に縛ってオレはリナちゃんをぎゅっと抱きしめた。

 そんなにきつく縛っていないから、解こうと思えば簡単に解けるはずだ。

 

「リナちゃんさ、今もう12時過ぎそうなんだ」

「え? それが……なに?」

 

 ピストンしなくともリナちゃんのまんこはオレをぎゅうぎゅう締め付け(うごめ)いている。

 たぶんしばらくこのままにしていても射精することも可能かもしれない。

 ぎゅっとお尻を抱き寄せる。

 リナちゃんのポルチオをごりっと亀頭が擦った感覚。

 

「んぐぅっ」

 

 まだ苦しいのかもしれない。

 でも、リナちゃんはきっと――

 

「オレ、リナちゃんのこと10回イかせたよね」

「はあはあ……うん……イ、イきました」

 

 胸の中で上を向いて、頬を染めながら首を傾げた。

 

「初めてかもしれないけど、リナちゃんが上になってオレのこと10回イかせることできるか試してみようよ」

「り、リナが?」

 

 目をキョロキョロさせて、どうしようという感じだ。

 

「リナちゃんが動いてくれて、気持ち良くして欲しいんだ」

 

 振り返って縛られた手を見て、リナちゃんは頷く。

 

「……やって……みます。……でも、気持ち良くなかったら」

 

 心配そうにしているその口に優しくキスをした。

 

「大丈夫」

「んっ……わかりました。でも、なんで手を……蒼くん、こういうのがいいの?」

 

 ま、まあ、縛って面白気持ちいいことはあったけど……。

 リナちゃんを縛っても、不安がらせるだけだ。オレもちょっと不安。

 嫌われなければいいな……。

 

「ちょっと……してみたかったんだ」

 

 にこっと笑ってリナちゃんはあっけらかんとして言った。

 

「蒼くんしたいこと……リナ……なんでも……するから……いいよ……蒼くんのしたいこと、リナ……いっぱい、いっぱい……してあげるから、ね?」

 

 この子は……。

 オレのちんぽがまた元気になったせいで、リナちゃんがちょっと苦しそうな表情を浮かべた。

 

 さあ、本題はこれからだ。

 

 リナちゃんにキスをして、その小さな口に舌を入れると、確かめるように彼女の舌もオレの舌に絡んでくる。

 

「んあ……はう……んう……んふぅ……大人のキス……好き」

 

 ぽうっとした表情のリナちゃんの頬にキスをする。

 そしてオレは布団に倒れ込んで、リナちゃんを上にした。

 

「うぐぅっ……」

 

 倒れ込むときに、オレのちんぽがリナちゃんのまんこを抉ってしまったのだろう。

 亀頭にごりっと気持ちいい感触のあとに、後ろ手のリナちゃんが声を上げた。

 

「はあはあ……そぉくん……動く……よ?」

 

 股を閉じてリナちゃんは腰を上げ始める。

 眉にシワを寄せて、痛そうだ。

 

「上手……だよ」

「うんっ……んあっ……はあはあ」

 

 ただただリナちゃんのまんこが締め付けてくる。

 

「そうだ」

「はあはあ……んっ……なあにぃ」

「もうそろそろ、志穂の練習終わると思うんだ。時間も時間だし」

「はあ……はあ……はあ……うん」

「部屋、鍵掛けてないかもしれない」

「……え。……え……ええ?」



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25 バレちゃうよぉ

 突然のことにリナちゃんは慌てる。

 どうしようかとキョロキョロしているけど、手は後ろで縛られたまま。

 

「リナちゃん、短い時間でがんばってオレを10回イかせて」

 

 絶対無理だ。

 それを知って言っている。

 

「が、がんばります……んあっ……うぐっ」

「部屋に入ってこられたら、リナちゃんとオレの関係ばれちゃうね」

「ううっ……はあはあ……バレても……そぉくんは……いいの? んぐぅっ」

「オレはいいけど、リナちゃん裸見られるね」

 

 きゅっとまんこがちんぽを締め付けた。

 

「はあはあ……そぉくんだって……」

「兄と妹だよ。それは別にいいんだ。ほら、もっと動かないとイけないよ」

「は、いっ……うぐっ……はあはあ……あっあっ……」

 

 リナちゃんの中に入っているオレのちんぽに、リナちゃんの鼓動が伝わってくる。

 

「ほら、こうやって」

 

 閉じて動かしていた股を開いた。

 

「はあはあ……志穂……あんっ……入ってきたら……はあはあ……こんな……こんなところ……」

「ああ、リナちゃんとオレが繋がってるのよく見える。すげえ興奮してくるよ」

 

 大きく広げた太腿の間にオレのちんぽが突き刺さっている。

 膝を曲げて見られないようにしようとしているのが手に伝わってきていた。でも、手で出来ないように押さえた。

 

 リナちゃんが腰を浮かせると、オレのちんぽがぬらぬらと濡れて現れる。リナちゃんのピンク色した秘肉が吸い付いて。

 

「まんこからオレのちんぽ出たり入ったり、クリトリスも時々見えるね」

「や……はあ……志穂に……こんな……あんっはうっ……がに股……見られ……あんあっあんっ……見られるの……やぁっ♡」

 

 やっぱり止めようと立ち上がろうとしてなのか、結構腰を上げたリナちゃん。

 

「やあっ、いひぃっっ♡」

 

 力が抜けたのか、リナちゃんの腰が勢いよくちんぽを飲み込む。

 その拍子にお腹がちんぽの形にぼこっとする。

 そして、仰け反って痙攣。

 縛られたまま、リナちゃんはびくん、びくんとその小さな身体を震わせる。

 

「リナちゃん、イったね」

「ご、ごめんらはい……そ、ぉくん……イかせるろぉ……ふぐぅ♡ ……んっ……」

 

 リナちゃんのまんこは既にとろとろになっていた。

 

「志穂にイくとこも見られたいのかな? 早くしないと、リナちゃんががに股になってオレのちんぽ入ってるところ見られるよ」

「はあはあはあはあはあ……やらぁっ……やらのぉ……そぉくんっ……んうっ……あんあんあんっあんっ♡ ……イかせるのぉ……見られるの……やあっ♡」

 

 縛られたままのリナちゃんはがに股でオレのちんぽをしごく。時々仰け反って、その小さな胸を強調した。

 乳首をいじっていなくとも、小さな粒をぴんぴんに立たせている。

 

「ほら、早くしないと」

「うぐぅっはあはあ……き、もち……んあっんっ……いい……のっ……らめっ……そぉくん……イかせ……んあっあんっ♡ ……らめぇっ♡ イくうぅぅっ♡」

「すげっ、めちゃくちゃまんこ締まるっ! くぅ……リナちゃん志穂に裸だけじゃなくて、動画みたいに、いっぱいイくとこ見せたいらしいね」

 

 両手でしっかり男の身体に手を置いて動けば別だ。がに股では上に乗っていてもそんなに気持ち良くはならない。

 リナちゃんは知識が無いから、上で身体を動かしても下手なんだ。

 まあ、知識があってもそれを出来ないように後ろ手に縛っているんだけど、

 

 けど、リナちゃんにはさっきまで苦しそうな表情は消えていた。

 それを示すように、子どもまんこに包み込まれたちんぽは、良い締め付けと程よいとろみ具合が絶妙でかなり気持ちがいい。

 

「らめえ♡ 見ちゃらめえ♡」

 

 そんな言葉とは裏腹に、リナちゃんの脚を広げていた手を離しても、オレにとろとろの結合部を見せてくれる。

 

「ほら、ほら、音楽止んだら、ゲームとかDVDの声に混じって、リナちゃんの喘ぎ声なんて聞こえたりしたら、志穂が部屋を開けてくるかもしれないぞ」

「やらあっ♡ やらあっ……はんっはんっあっあっ……見ないれぇっ……あっあっあっ、ら、らめっ……ま、たっ……イくっ♡ うううっううっうっっ♡ やらぁ♡ そぉくんっ……そぉくんっ……あひっ♡ ……イかせうろぉっ」

 

 火傷しそうなくらいリナちゃんのまんこは熱くなっている。

 ちんぽに吸い付くまんこから感じていることを教えてくれる、たっぷりの蜜が溢れていた。

 

「そぉ、くんっをっ……あんっあんっ……イかせ……はっはっはっ……あんっ……イかせらいとっ……んっ……らめらのぉっ♡」

 

 身体を何度も上下に動かしてもリナちゃんの胸は揺れない。

 でも、小さな乳首は嬉しそうにとんがっていた。

 

 オレもリナちゃんのお手伝い。

 腰を掴む。

 

 ほそっ!

 

 改めて子どもなのだと知った。

 ぎゅっと締めればちんぽも締め付けられるんじゃ無いのかなとか思う。

 

「オレも手伝って上げる」

「はひっはひっ……んあああっ♡」

 

 股を広げたリナちゃんの身体を上下に動かした。

 細い腰を掴んで動かしてもあまり重さを感じられない。

 そして、早々にリナちゃんはお腹をビクビクさせてイっている。その感触が掴んだ手に伝わった。

 

「ひんっはっはっ♡ イっ……かせるのぉっ♡……んうっうっはんっ」

 

 一生懸命に動いているリナちゃんを尻目に、妹の部屋で鳴っていた大音量の音楽が突然(・・)消える。

 

 

 可愛らしい目を大きく見開き、リナちゃんが歯を食いしばった。

 声を押し殺した喘ぎ声が上がる。

 

「み゛っられぢゃうっ♡」

「くぅっ!!」

 

 トロトロまんこは締め付けると同時にカリをぞりぞりとしごき、オレを一気に射精をさせた。

 

「らっめっっ♡」

 

 声を押し殺してリナちゃんは顎しか見えないくらいに仰け反って、倒れないように腰と背中に手を当てた。

 

「う゛ぅっうっ♡」

 

 仰け反ったリナちゃんの腹がオレのちんぽの形に膨らむ。

 ずっとちんぽを締め続けるリナちゃんの中にどくどく射精を続けた。

 長い射精だ。その分、ずっと腰が震えて快感が続いた。

 

「あっ♡ んんううぅううっ♡ ん゛んんうっううぅう♡」

 

 ゆっくりリナちゃんがオレの胸に倒れ込んでくる。

 

「はひぃはひぃはひぃ……あ、と……9回れす」

 

 後ろ手に縛られて、リナちゃんはベッタリとオレの胸板に顔を付けていた。

 

「気持ち良かったよ」

「はひぃ、はひぃ……よ……かった……はひぃ……そぉ……くん」

「なんだい?」

 

 焦点が定まっていないような瞳でオレを見上げている。

 

「お願いれす……はひぃはひぃ……何かれ……身体……隠して……」

「妹に見られたくないの?」

「んっ♡ うううっ……は、はひっ」

 

 きゅっとちんぽが締め付けられた。荒い息でリナちゃんは何度も頷く。

 

「あ……あと……口……はあ、はあ、はあ、はあ……塞いで……ください……」

「タオルケットに隠れて、口まで塞いだら、熱いかもしれないよ」

「み、つからないように……お願いします」

 

 オレはリナちゃんの身体をタオルケットで隠した。

 

「はひぃ……はあはあ……」

「これじゃあ、動けないね」

「はあはあ……あと9回……イかせます……んっ」

 

 手を縛られたままでリナちゃんは身体を擦りつけるように身体を動かし始める。

 小っちゃな乳首が硬くなっている感触がした。

 

「これじゃあ、動かすの難しいね」

「はあはあ……あっ!! んうぅ♡」

 

 リナちゃんの小振りのお尻を掴んでオレはちんぽを突き上げた。

 

「らっ……らめぇっ……声……リナ……イかせ……んあっ♡ んっ♡ 声……でちゃうろっ♡ く、口ぃ♡ んむぅ♡」

 

 片手で尻を掴んで突き上げ、片手でリナちゃんの顎をあげてキスをする。

 舌を入れてあげると、嬉しそうに舌が絡みついてきた。

 時々ぎゅっとお尻を掴んでちんぽを突っ込むと舌の動きが止まる。

 

「はあはあ……イ……あう……んむぅんっんっ♡」

 

 舌を絡めたキスをして、尻を掴んでオナホのように扱ってちんぽを突き上げる。

 痛そうにもせず、リナちゃんは貪るようにオレの口と舌を吸い、舐め、自らオレのちんぽを求めるように、腰を僅かに動かしていた。

 その動きを無視してちんぽを無理矢理動かすと、リナちゃんは小さな身体を震えて何度もイった。

 

 声を出さないようにと、キスで口を塞いだり、手で軽く塞ぎ、リナちゃんに射精をした。

 それでも、10回もオレをイかせることなんてできないのは明白だった。

 

 でも、リナちゃんが上になって、オレがイった回数は3回。

 片やリナちゃんはと言うと、数え切れないくらいイっていた。

 

 3回目の射精の時、リナちゃんの子宮や膣が蓄えきれなかったのだろう。繋がったままでもたっぷりの精液が漏れていた。

 そして、その時にリナちゃんは意識を失った。

 大きな痙攣は身体だけではなく、まんこでもあった。搾り尽くそうとするくらい、リナちゃんのまんこが締め付けたのだ。

 

 オレの腹の上で、リナちゃんはびくんびくんと暫く身体を跳ねさせていた。

 縛ってしまい、少し可哀想なことをしたと自分で反省し、束縛から手を解放して少しすると、意識を失っていたのか、リナちゃんは「10回……イきました?」と息を切らしながらオレに尋ねてきていた。

 たまらず華奢な彼女の身体をギュッと抱きしめた。

 

「イったよ。……すごく気持ち良かった」

「えへへ~……リナも大人と……おんなじですね」

 

 頭を撫で、抱きしめてリナちゃんに「手、縛ってゴメン」と謝った。



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26 リナちゃんの気持ちとオレの気持ち

「ウソだったんですか……ちゅぱっちゅぱっ」

「ゴメン」

 

 部屋に鍵を掛けたままであることを告げると、リナちゃんは怒らずに胸をなで下ろしていた。

 

 掃除フェラをしているリナちゃんの精子まみれの股を拭きながら説明をした。

 

「リナちゃん、今まで痛かったとき……苦しかったときと、気持ち良かったときの違いってわかってる?」

「う~ん」

 

 ちんぽを握り、亀頭を咥えながら唸ると、意外と鼻と口の振動がちんぽに伝わって気持ちが良い。

 

「口……塞がれる? ってことですか?」

「それもあるかもしれない」

「じゃあじゃあ……ちゅぷちゅぷっちゅぱっ……タオルケット被ること……とかですか?」

「それもあるかもしれない」

 

 確かに志穂が扉の前に来たときにしたことだ。

 そうしたら、リナちゃんのまんこが蕩けていた。それにリナちゃんも気持ちがいいって言っていた。

 

「ちゅぷぶぷっぶぷっ……う~ん……あとなんだろう?」

「リナちゃん、イかせなくていいからね。綺麗にするだけでいいんだから」

「ぶぷっぶぷっくぷくぷくぷっ……えへへ」

 

 また、がっちがちにさせられたよ……。

 

「くぷくぷっちゅぱっ……リナ……どうしたら気持ち良くなるんだろう?」

「たぶん……たぶんだけど……」

「うんうん……ぐぷっぐぷっぶぷっぶぷっぶぷっ」

「こらこら、フェラ真剣に始めない」

「ちゅぱっ……だって……リナ……10回イかせてなかったから……」

 

 そのこともリナちゃんに教えるとショックを受けていた。

 10回も男はなかなかイケないってことを教えて何とか納得してもらった。

 ちょっとそれを気にしているところはある。

 

「でも、リナちゃんそれ聞いてもショック受けないでね?」

 

 舌で肉棒を舐めながら根元に達してリナちゃんが頷く。

 

「らんれ……なんで……ショック受けるんですか?」

「う~ん」

「ちゅぷっ……あむ……くぷっくぷっ」

 

 亀頭を口にするのが好きなのか、オレが気持ちいいところを知ってやってくれているのか、亀頭を頬ばってカリを擦ってくれている。

 

「なんていうか……ちょっと特殊かも?」

「じゅぷっ……とくしゅ?」

「あまり、その、感じる時……の状況?」

「……ちゅぱっ……状況……ですか?」

 

 身体を起こして、ちんぽから口を離したリナちゃんは教えたことを続ける。

 手コキをしてくれているのだ。

 ちっちゃくて熱い手のひらが亀頭を包み込んでカリまでぬちゅぬちゅと音を立てて愛撫してくれている。

 

「リナちゃんは……もしかすると」

「もしかすると?」

 

 手の動きが止まってリナちゃんの手の熱さだけがちんぽに伝わった。

 

「見られると気持ち良くなるのかもしれない」

「……え? 見られると?」

「ちょっと違うかな。見られてないけど、見られそうとか、見せたいとか思っていると感じやすくなっているかも」

 

 さっきまでちんぽをしゃぶっていた唇がが少し震えていた。

 

「そんな……そんな変態さんなの? リナ……変態なの?」

「大丈夫だよ。見せたいってわけじゃないでしょ?」

「リナ……蒼くんの恋人のままでも大丈夫?」

 

 長い髪を梳くように撫でた。

 

「慣れるまで……そうだな、動画撮影すると、痛いのがなくなるんじゃないかな」

「蒼くん……外で見られてもいいような……エッチしないよね?」

「しないしない」

 

 どこでそんな変なことを教えられたんだ。

 

「痛いときに、撮影するといいかもね」

「こんなリナ……でもいいの?」

「そうだな……」

 

 オレが考え込むと青ざめてリナちゃんは口をあんぐりと開いた。

 

「オレに動画送ってくれたら、いいかな」

「え……それは……」

 

 妹に動画送ってオレにはなんで送らなかったんだろう。

 

「どうしてイヤなの? 恥ずかしい?」

「だって……」

 

 真っ赤になってリナちゃんは俯いた。自分の股間を隠すように両手を置いてボソボソと言った。

 

「蒼くん……お、お、オナニー……するくらいなら……リナ……エッチしてあげるもん」

「オナニーしないで、ってこと?」

 

 顔を上げず、コクコクと小さくリナちゃんは頷いた。

 紗都子にも同じようなことを言われて、オナニーするなら抜いてやるって、よくフェラをしてくれてたなあ。

 

「動画見たらオナニーするから、リナちゃんが代わりにするってこと?」

「リナのこと、だ、抱いてもいいし……口でも……します」

「毎日でも?」

 

 ぐっと唾を飲み込んでリナちゃんは顔を上げた。

 

「あの……リナ……リナの生理……」

「うん」

「生理重いから……月の半分は……無理だと思います……」

 

 悲しそうな表情でオレをじっと見つめた。

 

「だから、ふぇら……ふぇらちおも……具合悪いから……できま……せん」

 

 生理は一週間と聞くけど、確か付き合った女子でそれほど重い人はいなかった。

 酷い人だと2週間続くと聞いたことはあったけど、それがリナちゃんだったとは。

 

「二週間くらい……ガマンは……ダメ?」

 

 そう言われても毎日射精したいオレの身としては無理だろう。

 それに、オナニーしたいからフェラしに来いなんてリナちゃんに言えるはずがない。

 まあ、紗都子はどこでもしたい時に隠れてフェラしてくれてはいたけど。

 動画は諦めて、ガマンも出来ないから、ここは当たり障りないように手を打つか。

 

「リナちゃん、動画はいいよ」

「リナ……生理なんとか治したい……そうしたら、蒼くん……一週間のガマンで良くなるし……そうしたら、オナニーしないかもだし」

「リナちゃん」

 

 身体を抱き寄せる。

 小さな身体で、そんなに知識は無くとも、自分につなぎ止めたいって考えているリナちゃんが愛おしくなっていた。

 

「体、まず大事にしようよ。ね? ……小さいリナちゃん抱いちゃったオレが言うのもなんだけどさ。男のオナニーは女子で言う生理みたいなものだから、だからリナちゃんが付き合うことはないし、それでリナちゃんを嫌いになることはないから大丈夫だよ」

「オナニー……するの?」

 

 まだ気にしてるんだ。

 

「リナちゃん、身体の結びつきだけじゃないんだよ。ね? 大丈夫だよ」

「……うん。……ぐすっ……身体だけじゃない、って聞いたら……とても嬉しくって」

 

 見上げているリナちゃんの瞳から涙が零れた。

 

「リナちゃんに無理させちゃったね」

「ううん」

 

 首を振ったリナちゃんは涙を(ぬぐ)う。

 

「リナが、蒼くんから抱いて欲しかったから。それに、蒼くん、いっぱい優しくしてくれたから……嬉しい」

「オレもリナちゃんが魅力的すぎて、いっぱいエッチなことしたり、してもらったけど、それだけじゃないからね。……今度遊びに行こうね」

「うん」

 

 ぎゅっと抱き付いてきたリナちゃんは耳元で囁いた。

 

「蒼くん……今日は……抱く……日でいいですか?」

「志穂、まだ起きてるかもしれないよ」

「うん……志穂が寝るまで、こうやって抱いてて下さい。……寝たら……今度は……ちゃんと抱いて下さい」

 

 リナちゃんはオレの口を塞いだ。

 そして、自ら小さな舌を伸ばしてオレの口の中に舌を侵入させてきていた。

 

 

 

 その日は志穂が寝付くまで裸で抱き合った。

 遅くまで二人でいろいろな話をしてから、リナちゃんを抱いた。

 痛がりも苦しくもなく、リナちゃんは小さな声で喘ぎ、たっぷり精子を小さな子宮に受け止めてくれた。

 それは、リナちゃんの口にも注ぎ込まれ、夜明けまでリナちゃんは可愛らしい声を上げて悦んでいた。

 

 リナちゃんの素直な気持ちというか、純粋な気持ちが今まで付き合った女の子と違って、ぐいぐい心惹かれていく。

 小さい頃から見ていたリナちゃんだからこそ、身体だけではない、ひたむきな想いに応えていきたい。

 そう思うようになっていた。



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第3部 お泊まりとリナちゃんの身体のこと
1 妹、オカズは親友の痴情


「また……」

 

 部屋に帰ってスマホを見ると、リナからのメールだった。

 

 また動画付きだ。

 

「なんで……だろう。私に……対抗意識?」

 

 リナには処女じゃないこととか、男はどう扱えばいいとか、上から目線で話したことがある。

 何度か。

 

 ネットで調べたことをさも知ったかのように言っていたことが悪かったのか。

 だから、リナは大人の男の人と……。

 あんなことを。

 あれだけじゃない。

 動画ではニコニコしているけど、もっと酷いことをあれからされているかもしれない。

 だとしたら、リナに無理をさせてしまったのかもしれないって胸がギュッと締め付けられてしまう。

 最近始まった生理が辛いから、水泳部を辞めたくらいなのに。

 そんな身体で、リナは無理して彼氏を作ったのではないかと思ってしまう。

 悪いことをしたという思いはあるけど、動画が気になっていた。

 

「これ……加工してあるのかな」

 

 ただ録画しただけじゃない動画になってた。

 

「モザイクとかぼかし入れたんだったりして」

 

 独り言で軽口を叩いて後悔した。

 

 ってことはそれなりのことをされてるのかもしれない。

 

「こ……れ……」

 

 新しい動画に、いつの間にかタッチして早々目に飛び込んできた姿に驚いた。

 

 そこには真っ白な股が映し出されている。

 M字開脚されて、小さな手がその間にある性器を開いていた。

 

 顔は映っていない。でもこれはリナのあの動画の続きなんだとわかる。

 

 自分で自分のも広げてみたことがある。

 リナのは私のよりピンク色していて、とても綺麗に見えた。

 小さなおしっこの穴も見えるし、当然、これから男の人のモノを入れられるであろう、リナの穴も丸見えにされていた。

 小っちゃな穴はぬるぬるに光っている。

 

「はあ……はあ……はあ……」

 

 何かを待つような吐息。

 

「入れ……て……ください」

 

 聞いたことも無いような親友の声にドキッとした。

 

 動画の下側に突然、男の性器が現れる。

 怖いような太さと長さを握って、男は自分で広げているリナの綺麗な性器に、それを当てた。

 

「そんな……おっきいの……リナに入らないよ……あんな小っちゃいのに」

 

 そんなの入れて欲しいの?

 無理だよ……。そんなの無理だよ……。

 止めてあげて……。

 

「あ……あ……」

 

 ちんちんがリナの小っちゃな穴に半分埋まる。

 

「は……いる……のぉ♡」

 

 先っちょ全部が一気に入ると、リナのお腹がビクビク震えていた。

 

「イくうぅううぅ♡」

 

 聞いたことも無い甘いリナの声が……。

 イくって言ってる……。

 

「あんな大っきいの入って……イく……の?」

 

 画像はリナの顔を映し出した。

 

「はあはあ」

 

 いつものリナちゃんの表情じゃない。とても可愛くなってるし、大人びている。

 それに……なんか……エッチだ。

 

「あうっ♡」

 

 仰け反ったリナが悦んだ声を上げて揺れ始めた。

 ゆさゆさと身体を下から押されるように。

 

 ネットにあるエッチな動画と同じようにイヤらしい声を上げている。

 

「見えちゃう♡ あんあっあっあっ……志穂に……入ってるとこ……見えちゃうのぉ♡」

 

 すごい体勢だった。

 

 大っきいちんちんが入っているところが丸見えで、それに感じているリナの表情も見える。

 汗ばんだ身体かもしれないけど、リナと男が繋がっている場所からは、ぬちゃぬちゃと音が立っている。

 

「く、るしく……ないの?」

 

 リナは押し潰されそうな体勢でいるのに、大っきくて長いちんちんを根元に入れられると、顎をあげてびくびくしている。

 リナのお腹が、たぶんちんちんの形に縦に膨らんだりへこんだりしている。

 

 リナの胸も見えた。

 私の方が大きいかもしれないけど、小っちゃい乳首がつんっと上を向いている。

 まだ成長期で痛いって言ってたのに……触られて気持ちいいのかな……。

 

 男がリナのおまんこを壊してしまいそうなくらい、激しくちんちんを出し入れすると、突然根元まで入れて震え始めた。

 リナのお腹も痙攣を起こしている。

 まるでちんちんの形をなぞるように。

 

「イイイっううぅうぅ♡」

 

 リナが顔を真っ赤にして、歯を食いしばって震えていた。

 イったんだ……。

 

 リナのおまんこがどうなっているのか、突っ込みすぎてわからない。

 でも、これは……。

 

「ちつない……しゃせー」

 

 心臓がばくばくする。

 そして、お腹がきゅんきゅんする。……あそこも、おかしくなってくる。

 

 また場面が切り替わった。

 

 リナのお尻だった。お尻の穴も見える。

 その下のリナのおまんこに、何度も棒が――ちんちんが白いねばねばを付けて出入りしている。

 いっぱいいっぱいになっているリナの割れ目に、男は容赦なく何度も突っ込んでいる。

 そのたびに、リナの真っ赤になった背中が震えたり、お尻の穴が広がったり縮んだりしている。

 

「ちょ、ちょっと……」

 

 動画を止めた。

 部活で使う課題曲を大音量で流す。

 取り置いてあるバスタオルを畳んでベッドに敷いた。

 

「こ……んなの……見たら」

 

 部屋に鍵を掛ける。

 服を全部脱ぎ捨て、ベッドに敷いたバスタオルの上に座って壁を背にする。

 

 スマホを片手に動画の続きから見ることにした。

 

 リナの声が小さいけど聞こえる。

 スマホにイヤホンを付けて音を大きくする。

 

「らめっらめっ……イきっぱれすぅっ……き、もちよすぎぃっ♡ ……おちんっちん……好きぃ♡ おちんちん……奥にぃっ……あっあっあっ♡ イきっぱれすっイきっぱれすっ……らめっらめっらめぇええっ……気持ち良すぎひぃっ」

 

 どちゅっどちゅっと音も聞こえる。当然男が腰を振るたびに。

 

「気持ち……いい……んだ……んっ……リナ」

 

 羨ましい。こんなことされてるリナが羨ましい。

 

 また男が腰を早く振り始めたと思うと、また根元までちんちんを入れて震える。

 

「うううぅう♡ ううっっ♡ ううっ♡ ううっ♡」

 

 リナが言葉にならない声で震えている。

 

 そして、リナと男の結合部から、ぶふっとおならと違った音が立って、白いねばねばが溢れてきている。

 

「……痛そう……でも……気持ちよさそう……んっ……あっあっ」

 

 また画面が切り替わると、リナは枕をギュッと握って顔を横に向けていた。

 目から涙が溢れている。

 

「大丈夫? 大丈夫? リナ? リナ? 痛くない? んっんっ」

 

 それは勘違いだった。

 横顔をアップにしていた。嬉しそうに涎を垂らして喘ぎ声を上げていた。

 

「やめてっ……やめてっ……き、もち良くて……んひぃっ♡ イくっ♡ あっあっ頭っ、へ、んに……なりゅのっ……イくっ♡ やめてっ♡ やめてっ♡」

 

 男は足を揃えたリナのお尻の間にちんちんを出し入れしてる。

 

「ま、さか……お尻に? じゃないよね」

 

 射精シーンを撮りたいのか、男は股激しく腰を振ってから一気にリナのお尻に向けて腰を打ち込んだ。

 

「あひっ……イくうぅぅうぅ」

 

「り……リナ……いいな……んあっ……はあはあ……いいな……んっ」

 

 そしてまた場面が切り替わったかと思うと、真っ暗だった。

 でも、リナの喘ぎ声と男の息遣いだけが聞こえてくる。

 

 今までの動画では男は一度も声を上げていない。

 ひょっとすると、リナはセックス動画をあげるようなプロに引っかかってしまったのではないかと心配してしまう。

 

 それはちょっと違うかもしれない。

 

 私も……そんな男に引っかかっても……。

 少し羨ましかった。

 

 また場面が切り替わると、リナの股間とちんちんがまだ繋がったままだった。

 

 腰をゆっくり引いていくと、リナが「あっ……あっ……」と声を上げていき、ピンク色したおまんこの肉がちんちんに吸い付くようになって伸びていた。

 抜けていくにしたがってお腹もへこんでいく。

 

「そ、そんな風に……なるんだ」

「……あっ……はぅっ」

 

 ぬぽっとイヤらしい音が立つと、ちんちんが勢いよく現れて何かが飛び散るように画面に飛んでくる。

 もじゃもじゃの男の股間に生えた毛には白いものがいっぱいねばねば絡んでいる。

 そして、ちんちんとリナのおまんこの間を、粘ついた白い糸が引いていた。



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2 【続】妹、オカズは親友の痴情

「リナの……あそこ……あんなに……んっんっ……はあはあ……いいなあ」

 

 画面に襲い掛かってきそうな怖いくらいのちんちんとは正反対に、リナの股間はだらしなく広げられてて――その上――おまんこが広げられたまんまで、せーしがどろどろ溢れてお尻の方まで垂れている。

 

 そのまま上に画面が動くと、さっきまで、ぼこっ、ぼこっ、と膨らんでいたお腹はもうへこんでいる。

 胸の方へ行くと、大きく上下しているその小さい膨らみの上に乳首がぴんぴんに立っている。

 

 男は激しい運動したのか、カメラに荒い息を吐いている。

 

 そして、画面が引くとリナの顔が映っていた。

 

 顔全体が運動した時みたいに真っ赤になっている。

 見たこともないリナの呆け顔だ。

 

 横になってたから、涙のあとが横に伝ってある。

 そして、ずっと口を開いて喘いでいた跡――涎の跡も頬に付いている。

 ぼうっとしていながらも、どこかリナは満足している。

 幼馴染みであって親友でもある私にはやり遂げたような親友の表情がわかる。

 

 そんなリナの可愛い顔の前に、先っちょがせーしまみれのちんちんを男が差し出した。

 

「えへへ……いっぱいイっちゃった」

 

 嬉しそうに笑ってリナは、どろどろのちんちんを掴んだ。

 

「リナ……気持ち良くって……おかしくなっちゃった……ちゅ」

 

「そ……なに……はあはあ……せーし……ちんちん……が……んっあっ……いいんだ……はあはあ、はあはあ」

 

 兄ちゃんの部屋から匂ってくるあのせーし臭――男のちんちんについてるせーしを、リナはキスをして、すごく嬉しそう。

 

「んちゅ……れろれろ……リナ、これから……お掃除ふぇらするんだよ。ちゅ……くぽっくぷっ」

 

 涎いっぱいで舐めているせいで、血管の浮き上がったちんちんの根元まで、せーしが垂れている。

 

 汚い。

 

 そうは思わなくなってきてる。……私。

 

 羨ましいんだ。

 

「……また……今日も……れろれろ……志穂のうちに泊まるって……ちゅぷっ……こと……お願いね……」

 

 口にちんちんを咥えたままリナが手を振った。

 せーしなのか涎なのかわからないくらいねばねばになった手で。

 

 動画はここで終わっていた。

 

「ふぅふぅ……ふぅふぅ……も……なんなの……」

 

 スマホを立てて動画をリピート再生させた。片手が空くように。

 そして、にいちゃんが処分したせーしまみれのティッシュを袋から出す。

 

「すぅっ~……はあはあ……せーし……くっさ……せーし……嗅ぎたい……んあっ、はあはあ……すぅ~っ……舐めたい……ど、したら……んあっはあはあ……せーし欲しいよぉ……はあはあ」

 

 もう頭の中はティッシュの香りで……せーしの香りでいっぱいだ。

 指に力がこもる。

 

「せーし……せーし……はううぅっ♡」

 

 リナがイってる姿を思い出す。

 その股の間をちんちんで貫かれて、せーしを身体の中に出してもらって。

 

 足をピンと伸ばすとすぐに目の前が真っ白になる。

 余韻に浸りながら、匂いの元凶を思い出していた。

 

 ああ! もうっ!

 

 にいちゃんのせーしの匂いでイってしまった。

 不本意だ。

 

 私はにいちゃんの突然の気配にびくっとした。

 

 この前タオルケットを掛けてたからいいものの、危うくにいちゃんに見られるところだった。

 あの時は鍵も掛けずに音楽も掛けていなかった。

 今日は……大丈夫だ。

 

 ティッシュの塊を見て、ふと思った。

 

 もし……もし……にいちゃんが……見せて……出して……くれたら……。

 

 私……お願いしたら……聞いて……くれる……かな……。

 

 バカ……なに考えてるんだろう。

 

 兄妹でそんなことが出来るはずもない。

 でも……私……にいちゃんのせーしの匂いで……イってる。

 

 ダメ……なのに……。

 

 右手が勝手に動き始める。

 

「んっ……くぅっ……はっ……」

 

 足を伸ばすと簡単にイってしまう。

 にいちゃんのせーしなんかで。

 

 ダメだ。

 

 今日は指が勝手に動いてしまう。

 何回もイきたくなってる。

 部活の練習も勉強も出来ない。集中できない。

 にいちゃんが悪い。あんな臭いのを放って置いたままにしているから。

 

 俯せ気味になって、両手で自分をいじる。

 枕の横にはたっぷりのティッシュを置いて顔を埋める。

 

「せーし……くさっ……んあっあっ……あうううう♡ ……はっはっ……んっ……と、止まっんないよぉっ……はっあっ……イっても……はうううぅっ♡ あんっ……はあはあ……指……止まんないよぉっ……せーしせーしぃ……舐めたい……飲みたいのぉ……はあはあ……んぐぅっ♡」

 

 あろうことか、日付が変わるまで、私はずっとオナニーしっぱなしだった。

 匂いがあるだけで、すぐにイけるとは思わなかった。

 時々、にいちゃんの顔が頭の中に浮かぶのを振り払いながら何度もイった。

 

「はあはあ……にいちゃんのも……はあはあ……あんな……大きいのかな」

 

 何回イったのかわからない。

 気が付けば、バスタオル二枚を洗濯するはめになるくらい濡れてしまっていた。



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3 親から思いがけないプレゼント

 リナちゃんを抱いてから二日間は会うことがなかった。

 当たり前と言えば当たり前のことか。

 夏休みでも終盤に近いから、ひょっとすると長い夏休みに出される大量の課題が終わっていないのかもしれない。

 それでも、メッセージのやりとりをすると、ほとんど秒に近い返信が来る。

 勉強の邪魔にならないように頻繁にはしていなかった。

 

 オナニーをしないで欲しい話もあったけど、有耶無耶に終わったので、まあ毎日している。本当はリナちゃんの持っている動画が欲しいところだ。

 

 今日は珍しく夕飯にオヤジもおふくろもいる。

 オレの通っている大学に勤めている。何をやっているのかまでは知らない。

 帰ってこない日もあるから、お陰でオレと妹の生活スキルは高くなった。

 

「いたっ……志穂、蹴るなよ」

「ごめんごめん。足、長いから」

 

 家に帰ることが少ないからテーブルは大きくしなかった、とおふくろが言っていた。

 足を少し上げれば志穂の膝に当たる。

 

「お前、足長いって、身長の低いお前がオレより足が長いわけないだろ」

 

 と言って足を上げると、生暖かくて柔らかい場所に足が入った感触。

 どうやら股の間に入ってしまった。

 オレの足が真剣白刃取りのように捕まってしまう。

 妹は真っ赤になって茶碗と箸の動きが止まった。

 

 やばっ。

 

「あ、あのさ。アニキ……」

 

 あれ……怒って……こない?

 

「あ、わりぃ……」

 

 なんだ? 拍子抜けする。

 妹から怒られれば気分はいいものじゃない。それにしても呆気ないな。

 とりあえず本題を切り出すか。

 脚はまだ志穂の股の間でがっしり押さえられている。

 

「志穂、お前確か〝ブローセルセイム〟ってマンガ面白いって言ってたよな?」

「アニキから借りたマンガ?」

「そうそう」

「あのマンガ、絵も話も大好き」

 

 いい食いつきだ。仲良くなるためと、デートのためだ。

 

徒成師(となりし)駅の近くでその原画展やってるんだけど、一緒行くか?」

「えっ! アニキと! い――」

 

 妹の股の間で掴まっていた足が解放され、志穂は立ち上がりかけたけど座り直している。

 

「あ、アニキと……一緒か……う~ん」

 

 オヤジとおふくろが徒成師(となりし)の話題で盛り上がり始めていた。

 

「オレとじゃイヤか~」

「アニキとか~」

「でも、行きたいんだろう?」

「うう~ん。でもな~……。アニキとか~」

「今週末行こうかと思ってるけど」

「アニキと二人か~」

「そんなにイヤか……」

「まあそうだけど……じゃあ――」

「仕方ない、リナちゃんと三人ならどうか聞いてみるか」

「……え」

 

 スマホを取りだしメッセージを送信すると、ものの3秒で返信が届く。

 

「いいってさ」

「……リナ……いい、って?」

「ほら」

 

 妹と三人で出掛けないかというメッセージの返信を見せる。

 

『喜んで♡』

 

「そ、そうだね。リナと……うん……三人なら……いいよ」

 

 茶碗と箸を持ったままテーブルに置いた妹の表情が少しだけ暗い。

 小さな溜息もしている。

 

「お前ら、徒成師(となりし)に土曜日行くのか?」

「リナちゃんと三人で行ってくるよ」

「母さん」

「はいはい」

 

 返事をしたおふくろが立ち上がってリビングへ行くと、何かを持ってオレにそれを渡した。

 

「ナニこれ」

徒成師(となりし)まで1時間半くらいかかるだろ。遠いよな?」

「ああ、確かに遠いよなあ」

「もらったチケットだけどな。母さんと一緒行ってこようと思ってたけど、期限も今月いっぱいで土日限定なんだよ、それ」

 

 手に持たされたのは温泉宿泊券だった。

 

「父さんも母さんも仕事で行けないから、お前らで行ってこい。ちょうど夏休みだからいいだろ。往復にかかる時間もったいないし、泊まってこい」

「オヤジ、これ家族限定って書いてあるぞ」

「リナちゃんだったら家族みたいなもんだから、家族ってことにしとけ。あっちの親御さんには母さんから連絡してもらうから。なあ?」

「はいはい。リナちゃんも連れて行きなさい。ほら、去年はどっちの家族旅行にも行ってないし。蒼治郎、ちゃんと面倒見てあげるのよ」

 

 なんてラッキーなんだ。

 

「わかった。でも、志穂だってリナちゃんだって中学生だし、そんな面倒見ることないよなあ?」

「う……うん」

 

 浮かない顔をしてる志穂は、がっがっと突然ご飯を頬ばって味噌汁も一気のみの如く食べ終えた。

 

「大丈夫か? 何か用事あるのか?」

「あ……うん……大丈夫。……行けるように、宿題、急いでやってくる」

「そっか。志穂から詳しいこと連絡しておいてもらえるか?」

「勉強のあとでね」

「頼むな」

「……うん」

 

 がっくり、肩を落として志穂は二階へ向かって行った。

 

「あらあら」

「志穂のヤツ、どうしたんだ?」

 

 おふくろが口に手を当てながら面白そうに言った。

 

「あの子、蒼治郎と二人で行きたかったんじゃないの?」

「そうかなあ。あいつ、一緒に行くこと嫌がってたよ?」

「あの年頃は素直になれないのよ」

「へえ」

 

 オレは残っているオカズに手を伸ばす。

 

「にいちゃん、にいちゃんって言ってたあの頃が一番可愛かったのにねえ」

「オレもそう思う」

 

 おふくろの意見にオレは諸手を挙げて賛成だ。

 

「素直にならないと損をするって、まだわからないのよ」

「お前に似たんだろ」

「それを言うならあなたじゃないの」

 

 オヤジとおふくろの馴れ合いが始まったので、志穂と同じように残った晩御飯をガツガツ食べて部屋に戻る。

 

 泊まりで一緒にデートが出来ることに心を膨らませて。



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4 リナちゃんの助け船と追求

 オレは二人の間に挟まれて歩くことになった。

 

「リナ、蒼くんと手繋ぐっ」

 

 待ち合わせ早々にリナちゃんが手を繋ぐどころか腕を組んでいる。

 

「そ、そう」

 

 妹は恥ずかしそうに、そっと手を繋ぐだけだ。

 

 この状況、二人と同じ中学の生徒が見たら羨望の眼差しを受けるに違いない。

 仲良くだいたいいつも二人でいるから美少女姉妹と呼ばれているのだ。

 オレの耳にも届いている。

 兄のオレが言うのもなんだが、妹の外見はかなり可愛い部類に入る。

 アイドルでもいそうだから。

 リナちゃんも同じだ。アイドルグループにいれば妹的存在の立場になるだろう。

 

 この状態で近場を歩けば、そんな二人から手を取られているのは一体何者だと追求の眼差しを送られるのは確実だ。

 

 いち早く駅を目指そうとするけど、二人から両腕を掴まれているせいで、何とも歩きづらい。

 

 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

 

 なんで?

 リナって彼氏いるんだよね?

 アニキと腕なんか組んで、胸が当たっちゃうよ?

 こんなスケベアニキに。

 

「ね? ね? リナ」

「どうしたの?」

 

 アニキの身体越しにひょいと身体を出すリナの仕草は、男子なら誰でも好きになりそう。

 

「リナって……彼氏いたよね?」

「うん。いるよ~」

 

 本当に嬉しそうに腕を組んでいるリナにちょっと羨ましい気持ちが出たような気がした。

 首を振ってその考えを否定。

 

「どしたの? 志穂」

「あ~、うん……」

「うん?」

 

 リナは本当に可愛いと思う。周りからの評価も高いから、私も光栄だ。

 子犬が首を傾げる姿に似ているリナの仕草が羨ましい。

 私は、どちらかといえばアニキがいるから男勝りと言われることはある。

 でも、小学校からつい最近まで、告白はよくされる。

 みんな断ってるけど。

 

「あのさ」

「うん?」

「彼氏から、アニキと腕組んでるところ見られたら、ヤバくない?」

「へへ~」

 

 アニキへさらに胸を押し付けるようにリナがしがみついた。

 

「内緒だも~ん」

「いやいや、内緒とか出なくて、見られたらってことだよ? それに、アニキだって彼女いるって言ってたじゃん。妹の私ならまだしも、リナと腕組んでるところ見られたら、別れちゃうかもしれないよ?」

「あ~……うん……そうだな~……」

 

 なんてやる気のない返事だろう。

 別れてもいいの? 彼女と。せっかくできた彼女なんだから。

 

「……まあ、内緒ってことで」

「ね~?」

 

 内緒って……。

 リナも同意を求めるようにアニキの顔をのぞき込んでる。

 

「あれ? そういえば……アニキ……今回、彼女連れ込んでないよね?」

「ん? あ、ああ」

 

 高校時代からだったと思う。

 アニキは家に彼女を呼んではセックスをしたり、なんかイヤらしいことをいっぱいしていた。

 声が聞こえないわけじゃないのに、妹の私がいるって時も、リナが遊びに来ているときも、彼女とイヤらしいをしていたのは間違いない。

 

「ほら、オレも……あれだ、うん、アレ」

「なに、その言い方」

 

 グイッと腕を引っ張ってアニキに詰め寄る。

 胸にアニキの腕が当たった。

 

「志穂、今日一緒に三人で泊まるんだから、仲良くしようよ」

 

 ちょっと怒っているような声だ。

 親友らしい、間違えたことをしていると私を怒ってくれる。

 そんな幼馴染みのリナが大好きだ。

 もちろんアニキもそう。

 

 だから、リナの言うとおり、今日はあまりアニキを怒らないで、リナにもヤキモチを焼かないようにしよう。

 

 昔みたいに三人で仲良くお出かけだ。

 

 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

 

 電車に乗って1時間半掛けて着いた徒成師(となりし)駅に行くと、〝ブローセルセイム〟の原画展ののぼり旗が立っていた。

 美術館はここからまだ歩いて15分以上かかるみたいだ。

 

「どうする? どっかでお茶していくか? オレ、美味いパンケーキの店知ってるから食べてから見に行かないか?」

「え? パンケーキ! アニキ偉い! そこ行こう!」

 

 パンケーキはほとんど手作りしか食べたことのない志穂が食いついた。

 リナちゃんは首を傾げて何やら考えてる。

 

「蒼くん一人でパンケーキの店って入らないですよね?」

「そりゃ、男一人で入るような店じゃないよ」

「ふぅん」

 

 駅から下りてからはバラバラに歩いてたのに、リナちゃんはオレの腕にしっかりと胸を当てに腕を絡めてきた。

「あ」と言って志穂も反対側の腕にしがみつく。腕に当たる感触からするとボリュームは志穂の方に軍配が上がる。

 

「いつの彼女と来たの?」

「え?」

「蒼くん、前の彼女と来たことあるんでしょ? そこのパンケーキ屋さん」

「アニキが男友達とパンケーキ食べてるのって想像つかないよね。もし、男だけで来たのだとしたら、むさ苦しそう……」

 

 むさ苦しいって……。

 

「ねえ? 蒼くん……いつの彼女なのですか?」

 

 のぞき込んでいるリナちゃんは口で笑っているけど、目は全然笑っていない。

 志穂に助けを求めようと視線を向けても、人を軽蔑するじっとりした眼差しだ。

 

「あ、いや……いつだったかな~」

 

 リナちゃん、過去は過去のことだよ。今はリナちゃんときてるだろ。そう言いたいが志穂がいる手前、痴話喧嘩にも捉えられかねない。

 

「リナ、アニキの女なんかどうでもいいでしょ? 今度リナが彼氏と一緒に来たらいいんじゃない?」

「そ、だね」

 

 妹の助け船がありがたい。

 

「ほ、ほら、あそこだあそこだ」

 

 目の前に見えたパンケーキ屋の看板「ふわふわとろ~り」がとても心強く見えた。



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5 妹、いつの間にか大人舌になった親友に驚く

 あれ? 普通兄妹が隣同士に座って、お客さんが向かい側に座るんじゃなかった?

 私の向かいにリナが座って、その隣にアニキが座ってる……。

 いつもアニキの隣に座っていたんだけど、違ったっけ?

 

「コーヒー美味しい♡」

 

 今まで苦いのが苦手だったリナがコーヒーを美味しそうに飲んでいる。

 アニキも同じコーヒーだ。

 私はフルーツパンケーキに合うと思って生オレンジジュースだ。

 

「シェアしようよ」そう言って、返事も待たずにリナがアニキの抹茶パンケーキにフォークを伸ばす。

 

「う~ん♡」

 

 頬に手を当ててフォークを咥えたまま、リナが嬉しそうな声を上げた。

 そのフォークは私のパンケーキにも伸びて、同じように一切れを口に入れる。

 

「ほわあ♡」

 

 リナの食べる姿を見てると、美味しそうで、見ているだけで嬉しくなって、眠くもなってくる。

 

「どれどれ」

 

 アニキはリナのベリーパンケーキに手を伸ばして食べ始めた。

 

「お、これも美味しいね」

「ですよね? ですよね?」

 

 フォークを振りながらリナが喜んでいる。

 

「私も」とアニキの抹茶パンケーキに手を伸ばして一切れ頂いた。

 

 ああ、この甘い苦み美味しい。

 

 思わずフォークを口に入れたまま目を瞑って味を堪能。

 

「えへへ~。志穂、嬉しそうだね」

 

 ん? 美味しそうじゃないのかな? 首を傾げてしまった。

 

「嬉しそう?」

「うん。……なんか、三人でこうやって食べて歩くのって、スッゴイ久しぶりでしょ? お祭り……ぶりなのかな?」

「そういえば、そうかも。アニキ、彼女出来てから、あんまり相手してくれなくなったもんな~」

「確かにそうだったもんね」

 

 リナがアニキの膝の上かももの上に手を置いて、睨むとは違った感じで、じっと見上げている。

 そんなにくっついて、何かリナ、彼氏が出来てから男の人との話し方が変わったような気がする。

 アニキも新しい彼女が出来てから、少しだけ雰囲気が変わって、私にも優しくなったような……。

 

 ……でも、また三人でこうやって遊びに行くことができるのって、本当に嬉しいな。

 アニキとも、昔みたいに話が出来るし、腕にくっつくことも出来るし、リナに感謝しなくちゃ。

 そんなリナのパンケーキに手を伸ばして一番大きく切ったクリームが一番乗ったケーキを頬ばった。

 

「あああっ! 志穂、なんてことを……」

「もぐもぐ、むぐっむぐむぐ……リナのも美味しいね」

「大事に取っておいたのに……」

「まあまあ、リナちゃん、ほら、抹茶クリーム一番乗ってるのあげるから」

「ううっ……ううっ……頂きます」

 

 昔からこんなやりとりをしていたから、すっごく楽しい。

 

「ところでリナ」

「うん?」

 

 アニキからもらった抹茶たっぷりのパンケーキを頬ばったリナに聞きたかった。

 

「前、苦いコーヒーとか、抹茶クリームだって、苦いものが入ってるのって食べようとしなかったよね?」

「そだっけ?」

 

 口にフォークを噛みながらもぐもぐしているのを見たら、女子の私だって可愛くてリナの頭を撫でたくなってくる。

 

「コーヒー牛乳だって、苦いって言ってたよ」

「そうだったっけ?」

「この前まで私と同じでジュース飲んでたじゃん」

 

 首を傾げて人差し指を唇に当てて目を瞑って、リナは何かを考えていた。

 

「えっと……」

 

 リナが耳を貸してっていう合図をしたから机に身を乗り出すと「彼氏と付き合ってから」って答えが。

 

 聞かれたくないんだろう。

 

 アニキの方を見ながらリナがもう一言。

 

「せーし……」

 

 小さい声で短い単語が耳元で聞こえた。

 

「ん? 志穂、大丈夫か?」

「え? え?」

 

 上擦った声が出ていた。

 

「顔赤いけど熱あるのか?」

「いいいやいやいやいやいや、ないないないないからないから」

 

 どう言う意味で突然こんなところで言ったんだろう?

 

 リナを見ればニコニコしてまたパンケーキを頬ばってニコニコしている。

 

「リナちゃん、妹に何言ったの?」

「えへへ~むぐむぐ」

「何言ったのか教えてよ」

「どうしよっかな~?」

 

 こんなにアニキと仲良かったっけ?

 やっぱり彼氏と夜を共にすると、こんな風に男の扱いが上手くなるのかな?

 ――って、リナ。

 机でよく見えないけど、リナの手……アニキの、どこに置いてる?

 ちょっと、そこって……微妙な位置だよ?

 アニキもアニキで、なんで普通にしてられるの?

 そこ、ちんちんのところに、リナの手、置いてない?

 

「蒼くんには教えてあげる」

 

 な! リナ! そんなこと言ったらダメだよ!

 

「彼氏が出来たからなんだ~」

「ぶふっ」

 

 コーヒーを飲んでいたアニキが少しだけ吹いた。

 ああ。と言いながらリナは零れたコーヒーをティッシュで拭いている。

 

「……か、彼氏ね……ああ、彼氏できたからね」

 

 アニキはその一言だけで察したみたい。

 せーしって聞かなくてもわかるってことは、意味がわかるんだろう。

 苦いものとせーしって結びつかない。

 まさか、せーしって苦いのかな?

 

 オレンジジュースの少しだけ苦さとせーしの苦さは違うのか、あとでリナに聞いてみようと思う。

 悶々としながら私はパンケーキやさんをあとにした。

 

 

 原画展は思った以上に面白かった。

 ストーリーという意味ではなく、マンガの書き方っていうのを初めて見た気がする。

 思った以上にホワイトとか使っているし、青い色の鉛筆を使って、それがそのまま残っていたりするから驚いた。

 

 そして、温泉に着いてからもまた驚いた。

 和風な名前だから旅館だろうなって思っていた。でも、思った以上の立派な旅館だった。

 食堂とかあって、そこで他に泊まる人達と一緒になって食べるかと思ったら、リビングより広い泊まる部屋での食事。

 お膳があって、何回かに分けて料理が届く。

 一つ一つの料理は小さくて、美味しいからもっと食べたいと思っても、また次の美味しい料理が出てくる。

 ほっぺたが何回も落ちそうになりながら晩御飯を食べて、広い温泉にもリナと一緒に入って、とても楽しかった。

 

 

 ――楽しかったけど、これは複雑だ。

 

「ね、ねえ? アニキが真ん中なの?」

「え? ダメだった?」

 

 こういう時は、私が真ん中で、友達をアニキから遠ざけるものじゃないのかな?

 

「昔はこうやって蒼くん取り合って寝てたよ?」

 

 リナは変わった。彼氏が出来てから変わってしまった。

 

「う、うん。……昔はそうだったけど、私達も子どもじゃないし……」

「え~」

「まあまあ……二人とも」

 

 アニキは三つ並んだ布団の真ん中にもう陣取っている。

 可愛いリナと隣に寝られてアニキは嬉しいかもしれないけど。

 

「えへへ。蒼くん、蒼くん」

 

 さっとリナがアニキの隣のに行って、布団をぽんぽんして誘っている。

 

「仕方ないなあ」折れることにした。

 

 アニキをリナと挟むように反対側の布団に入る。

 何となく恥ずかしい感じがして、背中を向けてしまった。

 

 今日一日リナの大人びた感じに驚いて、自分がまだまだ何も知らない子どもだっていうことを痛感した。

 でも、久しぶりに三人で、――アニキと出かけたのも久しぶりで、面白くって疲れてしまっている。

 パンケーキ食べて、原画展にも行って、お風呂にも入って、美味しいご飯も食べて、部活とは違った疲れが、気持ちのいい疲れが目を閉じさせた。

 

 何かコソコソ話しているのが耳に入ったので、体をひっくり返すとアニキがリナの方を向いていた。

 

「ダメだよ」

 

 自分自身何を言ってるのか分からないままアニキの頭をグルリとこっちに向けた。

 首を押さえてやったアニキのやれやれって表情を見た途端、安心してしまって、私はすうっと意識が深い暗闇へと落ちていく。



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6 貸切風呂とお披露目リナちゃん、成長した口技

 温泉旅館のカウンターは深夜という時間帯とあってか、そこ以外真っ暗だった。

 

 宿泊券には貸し切り風呂がただと言うこともあって、その鍵をもらいに行ったのだ。

 カウンターにいるオールバックの受付にお願いをしに行く。

 白髪交じりの緩い感じの人だった。

 

「あれ? ご家族の方と一緒にですか?」

「いや、一人ですよ」

 

 リナちゃんには廊下の途中で待ってもらっている。

 水分補給のために、お風呂に入るまで渡したペットボトルのスポーツドリンクを全部飲むよう言っていた。

 

「どうぞ、2時間ですから……そうですね、3時半までゆっくりしてください」

「2時間も?」

「ええ。深夜ですし、利用者もあまりいないので、この時間帯の貸し切りは長いんですよ。それに、ほら、ご家族でいらっしゃる方はあまり関係ありませんけど、恋人同士とか、ご夫婦だけだと……ねえ?」

 

 にやにやしているその視線に何か見透かされているような気がした。

 

「まあ、ゆっくり入ってきて、妹たちも入りたいか起こして聞いてみます」

「はいはい。……まあ、ごゆっくり温泉を堪能して下さい」

 

 鍵をもらってカウンターをあとにすると「あ、そうそう」と声が掛けられる。

 

「はい?」

 

 首を傾げ、老齢の受付の爺さんが声を掛けてきていた。

 

「まあ、お兄さんには関係ないことでしょうけど、お湯は綺麗に使って下さいね」

「は……はい」

 

 警告されているのか?

 

 爺さんの言葉にドキドキしながら、廊下の片隅でびくびくして待っていたリナちゃんを連れて貸し切り風呂に行った。

 

 

 

 浴衣はとても脱ぎやすい。

 でも、リナちゃんはもじもじしながら帯を取るか取らないかの段階だった。

 

「あ……の……」

 

 既に裸になったオレの股間にちらりと視線を向けてリナちゃんはグーにした手で口元を隠している。

 

「志穂……一人で、置いてきて、大丈夫かな」

「オレが一緒だと志穂は一緒に入らないよ」

「そう、だけど……」

「あいつ、あれだけはしゃぐと、だいたい朝まで起きないくらいぐっすりだよ」

「……うん」

 

 リナちゃんを抱きしめた。

 背中に手が自然と回ってきて、キュッと抱き付いてくる。

 

「一週間だけど、すごく長い間、蒼くんと会っていないみたいでした」

「オレも」

「手を繋いだり、一緒に笑って歩いて、もちろん志穂も一緒で、とっても楽しかったです」

 

 オレも三人で遊んでいたときのことを思い出して楽しかった。

 妹とは言っても女子だ。

 一緒にいて楽しいに決まっている。

 こういうのもいいもんだな。

 

「蒼くんと外でデートするの……本当に嬉しかったです」

 

 見上げているリナちゃんが潤んだ瞳を閉じて唇を差し出した。

 

「リナちゃん」

「んっ……んっ……んむぅ……はむ……うむぅ……んむっ」

 

 浴衣姿のリナちゃんの小さな唇を奪う。

 舌を入れて少し激し目に絡めると、リナちゃんの手がオレの浴衣をギュッと掴んだ。

 絡めた舌はお互いの口の中を彷徨い、涎が溢れてくる。

 そんなのも構わず、オレもリナちゃんを抱きしめて口を横に、縦に、舌を入れ、受け入れ絡めた。

 

 オレは丸出しのちんぽを、自然とリナちゃんの腹に押し付けると、リナちゃんも身体に密着してギュッと抱きしめてくる。

 

「んむぅ……んはあぁ……蒼くん……」

「リナちゃん」

 

 もう一度、確かめるように深い口づけを堪能した。

 

「温泉……入らないとね」

「……うん」

 

 はあはあ言いながら、力なく身を寄せてきているリナちゃんの帯を、背後に回した手で解く。

 

「……あ」

 

 はらりと帯が落ちる。

 

「蒼くん……待って下さい」

 

 そう言ってリナちゃんが体を離す。

 ガッチガチのちんぽから出た先走り汁が、浴衣について粘ってしまっていた。

 

「蒼くんに……見て欲しかったんだ」

 

 そう言ってリナちゃんの手が浴衣の襟を掴んで、ゆっくりと開いていく。

 きっちりと揃えられた足の白さが目立つ。その華奢な胸元も真っ白だ。

 浴衣はゆっくりと焦らすように広げられていくと、黒い布地に白と黄色の縦のラインが現れる。

 それはリナちゃんの子ども体型にぴったりと吸い付くようになっている。

 

「これ、水泳部に入って、一回も着ることなかったんです。……生理が重くなったのって、これが届く前だったんです」

 

 その黒い水着はほっそりした肩を目立たせている。

 泳ぐには抵抗が少なくていい胸の膨らみをわかりやすくしてくれる水着だ。

 そして、意外と競泳用としての宿命なのか、ハイレグだ。

 

「な、んで見せよって?」

 

 俯いたリナちゃんの口が少し尖る。

 

「リナの……レアな……姿だから……」

 

 やべえ。

 

 がっちがちのちんぽ、水着リナちゃんのまんこに入れてえ……。

 

「あの……似合い、ますか?」

「うん……その……似合うって言うか」

「……ダメ?」

「ダメじゃないダメじゃないダメじゃない。……いや、その興奮して」

「……あ」

 

 上げていたリナちゃんの視線が股間に向けられる。

 オレも見ると、糸を引いて涎を床に垂らしていた。

 

「あのっ」

「な、なに?」

「ふぇらちお……ここでしますよ」

「あ、え? え?」

「会って……会ってなかったから……ですか? 蒼くん、おちんちんがとても苦しそうで……」

 

 ご飯前に大浴場で体は洗っている。

 でも、中学生が競泳用水着でフェラをするって考えたら、またガチガチになって涎が垂れていってしまった。

 どんどんロリコンまっしぐらだ。

 

 目の前に来てリナちゃんが立ち膝になってオレのねばねばちんぽを握った。

 

「蒼くん……苦しいの……出していいよ?」

「い、いいの?」

「だって……恋人がリナを見て、こんなに……こんなに……大っきくして、とろとろになって、苦しそうにしてたら……楽にしてあげたいです」

 

 本当にこの子は……。

 

「いい?」

 

 見上げてニッコリ笑顔を向けたその表情に、鼓動が大きくなる。

 そして、ちんぽもごくりとガマン汁を流す。

 

 見下ろすリナちゃんの胸元は、僅かに膨らんでいることをその水着が教えてくれる。

 そして、その可愛らしい唇が「あ~ん」と言わんばかりに開いた。

 

「あむ……ちゅぷ」

 

 亀頭を全部包み込まないでリナちゃんは半分を唇で挟んだ。

 その口の中で舌が動き回って先走り汁を舐め取っていく。

 

「久しぶりのリナちゃんのフェラ……くぅ」

 

 それにリナちゃんは小さく頷いてくれた。

 

「ちゅぱっ」

 

 もっとその暖かい中にいたかったのを余所に、口から亀頭が抜けると、リナちゃんは肉棒に付いたガマン汁を舌で舐めていった。

 先走り汁は尿道に沿って垂れていったようで、舌がそれを追いかけて綺麗にして下へ進んでいく。

 ゆっくり丁寧に、大切なものをじっくりと味わうように。

 

「リナちゃん……上手なったね」

「んむ……ちゅっ……えへへ」

「何かで試してる?」

 

 顔を真っ赤にして、リナちゃんは前髪で表情が見えないようにした。

 

「……アイスで……ちゅぷ……蒼くんのって……でも、アイス小さいから」

 

 マジか。

 今度家に来たときに見せてもらおう。

 

「嬉しいよ」

 

 頭を撫でると、リナちゃんは玉袋に達して、皮をなめられているのが、こそばゆさと気持ちよさが合わさって、興奮してきている。

 あらかた舐め終えると、新たに垂れてきたガマン汁を追いかけるようにちんぽの先へ向けて舐め上げてくる。

 ゆっくり、ゆっくり、肉棒を綺麗にしながら。

 

 水着姿のリナちゃんの可愛らしい姿とは違った、イヤらしい行為とのギャップにかなり興奮してきている。

 舌が亀頭に届く頃には、また新たな汁が溢れる。

 

 それを抑え込むように、リナちゃんはちんぽを自分の方へ向けて「あ~ん」と言いながら口に含んだ。

 

「さっきより、くっ……リナちゃんの口の中、あっついよ」

 

 ふうふう言いながらリナちゃんは唇で亀頭を丸々包み込む。

 

「んふぅ……んむ……くぷっくぷっ」

 

 意を決したように水着少女がオレのカリを唇で何度も往復し始めた。

 両手でオレの肉棒を握って、唇と同じように前後に動かし始めている。

 

 前屈みになってリナちゃんの肩を掴んだ。

 頭を掴んで、その小っちゃい口の中へ突っ込みたい気持ちを抑えるためだ。

 

 それでも、腰は小刻みに動いている。ガマンできないんだ。勝手に動く。

 

「じゅぶっぶぷっぶぷぶぷっぶぷっ」

 

 中学生の唇からイヤらしいフェラの音が脱衣所に響き渡る。

 しかも水着美少女だ。

 どんどん込み上げてくる射精感に、腰が動くとリナちゃんもそれに合わせて上手に唇でカリをしごいてくる。

 

「はあはあはあはあ……リナちゃん……リナちゃん……う……あ……」

 

 リナちゃんの前では情けない声を上げてしまう。

 これじゃあどっちが年上かわからない。

 それだけリナちゃんのフェラチオは短期間で上達して、オレ専用と言っていいくらい気持ちいいところを熟知したのだ。

 

 唇のカリ責めだけだったらいい。

 小っちゃな口の中なのに、その可愛い舌がオレの亀頭を舐め回す。

 それに加え、動いている中、舌がオレの尿道をピンポイントでくりくりとほじるように愛撫してくるのだ。

 

 リナちゃんを見下ろせば、オレを上目遣いに見てくれていた。

 小さな唇はちんぽが出入りするたびに、めくれたり、すぼんだりする。

 頬をへこますような大人のフェラではない。

 これはオレ好みのフェラだ。

 

「あっ……はあはあ……リナちゃん……あっ……はあはあ……もっ、もう」

 

 腰を振らずとも、リナちゃんの唇の動きが速まる。

 短期間で何度もオレの弱いところと射精のタイミングを知ったのだ。

 片手ではちんぽの根元を押さえ、片手では口の動きをサポートするように肉棒を押さえている。

 そして、「ぶぷっぶぷっぶぷっぶぷっぶぷっ」とフェラのテンポを上げて、舌が裏スジから尿道に掛けてぬらぬらと前後に動く。

 

「はあはあはあはあはあ、ああっうっ!! リナっちゃんっっ!!」

 

 腰を突き出すと、リナちゃんはそれを受け入れた。

 

 大量だ。

 昨日もオナニーしたはずなのに、尿道から込み上げる快感の量はオナニーの比じゃない。

 根元から突き抜けていく精液の量が凄まじい。

 リナちゃんは眉を八の字にしながらも、まるで喉から胃まで精液が直行しているかのようにザーメンを飲み干していく。

 瞳に涙を浮かべながらも大きく見開き、喉が動くたびに舌も動いて裏スジが舐め付けられる。

 

「うあっ……はっはあはあ……くぅ……気持ちいいっ……リナちゃんの口……すげっ……くぅ……気持ちいい……うっあっ……くぅ」

 

 長い射精だった。

 よく見れば、リナちゃんの顎の下に両手が添えられていた。そこに、口から溢れていた精子を受け止めていたんだ。

 

 まだちんぽは口から解放してくれない。

 賢者タイムになりそうだけど、リナちゃんがカリより先を咥え始める。

 小さくなってきたからなのかもしれないけど、すごい吸ってくれていた。

 

「うっあっ……もっ……出た……よ」

 

 賢者タイムになって小さくなったとは言えども、リナちゃんは涙を少しにじませながらちんぽを根元まで咥え込む。

 

「うっ……おっ……んむ……んおっ……んっ……んっ……んっ、ちゅぱ」

 

 ようやくちんぽがリナちゃんの口から離れると、なにも精子は付いていない。

 綺麗に吸い取ってくれたんだ。

 

「じゅる……ちゅ……じゅる……」

 

 今度は自分の手のひらに堪っていた、零れた精子を舐め啜っていた。

 

「リ、リナちゃん……」

 

 綺麗に手のひらの精液がなくなると、手を広げて口を開いた。

 

「あ~ん。……全部……綺麗にしたよ」

 

 綺麗にしないとって教えた。

 ここまで素直になっているリナちゃんに少しだけ申し訳なさを感じていた。

 

 と同時に、その純粋さに、大人しくなりそうだったちんぽがむくむくと反り返り始めていた。



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7 リナちゃんクセになってるかも?

 リナちゃんは水着姿のまま貸し切り風呂へ。

 

「うわ~すごい」

 

 山の風景を見るよう辺りを見回して、山であったらその場に相応しくない水着少女がはしゃぎ始める。

 そんなにぴっちりしてはいないけど、食い込んだ水着をリナちゃんは直した。

 

「リナちゃん、水着のまま?」

「もうお風呂入ってるので、その……蒼くんに見て欲しいから……です」

「確かにオレも風呂入ってるから身体洗う必要はないか」

「えへへ」

 

 貸し切り風呂、とは言っても温泉だから露天になっている。

 まるで岩をくりぬいたような湯船だ。

 空にはちょうど満月が浮かんでいて、湯船に映り込んでいる。

 

 星空を見つつ、二人一緒に足湯みたいにして腰掛けた。

 

「本当に、夢みたいです。蒼くんと一緒に温泉入るなんて」

「そうだね」

 

 隣のリナちゃんの腰を抱いて、お互い月を見上げた。

 雲一つない夜空は、それほど明るくない露天風呂からよく星が見えた。

 妹が来ているとは言え、まさか二人きりになれるとは思っていなかったから驚いている。

 

「リナ、実は、身体が悪くなってて良かったのか悪かったのか、よくわからなくなっているんです」

「どうして?」

 

 横からリナちゃんはオレの身体に抱き付いて、胸に(ひたい)を預けた。

 

「本当は中学校に入ったら、水泳部に入ってがんばろうと思っていたんです」

「やっぱり……生理がきついと、つらいのかな……」

「はい。……6月なんて、半月も学校行けなかったんです」

「そんなに」酷いんだ……。

 

 水着の独特の感触がぎゅっとしがみつく。

 

「それだと、さすがに練習にも参加できないし……誰にも迷惑かけない図書部に入りました」

「そっか……」

 

 リナちゃんの頭を撫でた。後ろで束ねた髪がオレの汗で濡れ始めている。

 

「……でも、こうやって蒼くんと、いることができるから」

「体が辛いとき、オレに言うんだよ」

「うん」

 

 にこりと笑うリナちゃんにどくっと胸が弾んだ。

 ばれやしないかと思うくらいの胸の高鳴りだ。

 

 瞳を閉じて口をとがらせて口づけを要求するリナちゃんは、まだ子どものキスのおねだりだ。

 でも、オレはそれに応える。

 

「んっ……」

 

 唇を離すと、オレを見つめているリナちゃんの頬が赤らんでいた。

 

「あ……」

 

 堪らずオレはリナちゃんを抱きしめた。

 水着の感触が煩わしい。

 

「蒼くん……あのね……今日は……」と何か言いにくそうだ。

 

「ん?」

「今日は……避妊しないと、ダメなんです」

 

 確かにリナちゃんとナマでたっぷりしてから一週間程度経っている。

 前は処女を捧げるために、オレから抱かれるために薬で調整したと言っていた。

 薬でずっと妊娠しないようにするのは本来の使い方ではない。

 リナちゃんの生理を楽にするためだ。

 

「大丈夫だよ」とは言ってもコンドームを露天風呂まで持ってきているわけではない。

 部屋に行けばある。戻ってまで、とも考えていない。

 

「リナちゃん」

「はい」

 

 潤んだ瞳は少しだけ不安そうに見える。

 オレがこのままナマでしようとか言うと思っているのかな?

 

「リナちゃんのこと、気持ち良くしてあげるから」

「で、でも……」

「あっち行こう」

 

 手を繋いでリナちゃんを洗い場まで連れて行った。

 どことなく、気後れしている感じがする。

 

「あの……」

 

 オレは座って水着少女を目の前に立たせる。

 

「リナちゃんのレアな水着姿見せてもらうね」

「は、はい!」

 

 何だか嬉しそうにして、リナちゃんは後ろで手を組んで身体を揺らして見せてくれた。

 

 黒い水着に白と黄色の縦ラインが体の脇にあって、その身体の線を表してくれている。つまり、凹凸がほとんどないことがわかるのだ。

 胸元をよく見ると、ちょっと粒のようなものがある。二つ。

 

「うん?」

 

 両方の粒に両方の人差し指で触れてみる。

 

「んっ」

 

 かりかり指先で擦るとちょっと堅くなった。

 

「乳首見つけた」

「蒼くんの、エッチ」

 

 リナちゃんは差し出すように胸を前にする。

 

「痛くない?」

「うん。……乳首なら、大丈夫です」

「触るよ?」

 

 潤んだ瞳で水着少女は「うん」と頷いて応えた。

 

 乳首の周りに触れるように擦る。

 小さく声を上げているリナちゃんは、ちょっと横を向いて目を閉じてしまった。

 

「乳首気持ち良くなってきてる?」

「……んっ……うん……おっぱいは、まだちょっとだけ痛いです」

「わかった」

 

 僅かな膨らみに触れないように、覚えているリナちゃんのその乳輪に沿って指を這わせる。

 リナちゃんの小さな乳首が水着の上からも目立ってきている。

 

「んっ♡ ……はあはあ……」

 

 五円玉の穴くらいの乳首を指先でかりかりすると、明らかに堅くなって先っちょを動かすことが出来るくらいになっていた。

 

「水着からわかるくらい乳首立ってきてるよ」

「ち、ちが……」

「ほら、こんなにこりこりしてきてる」

「はっ、あんっ♡ はあはあ……はあ……んっ」

 

 水着の上から、右に左に、上に下に、乳首がオレの思いのままに動く。

 動かすたび、ぴく、ぴくとリナちゃんが小さく震える。

 リナちゃんも頬を染めながら、いじられる自分の胸に視線が留まっていた。

 

「見てもいい?」

「はあ……はあ……うん……じゃあ、脱ぎますね」

「オレ、脱がしていい?」

「……うん」

 

 正面に立ったリナちゃんの肩に手を掛け、水着が伸びないようにゆっくり下ろしていく。

 思ったより伸縮性があって、生地が伸びそうな感じではない。

 前の方を少し引っ張って下ろすと、可愛らしい、リナちゃんのいつもの小さなおっぱいが現れた。

 肘の手前まで下ろしてガマンできなくなった。

 

「ちゅぱっ」

「んっ♡」

 

 抱き付き、堅くなってつんと上向きになった乳首が現れ、口に含んで吸う。

 乳輪と乳頭が小さいからそんなに大きく口の中に入るわけではない。

 

「ちゅぱっちゅっ」

「んっ……あっ……はあはあ……そぉくん」

 

 ちろちろ舌で堅くなった先っちょを舐める。

 噛んでみたいけど、小さくて願いは叶わず、歯の間から乳首が逃げた。

 

「うんっ♡ はあはあ……んっ……」

 

 気が済むまで右と左の乳首を交互交互に舐めてから、視線を落としていく。

 

 運動しているような筋肉質のような腰つきではないけど、リナちゃんがイくたびに、その腹筋は子宮を、膣を動かすように引き締まることをオレは知っている。

 イヤらしいことをして、リナちゃんの腰つきは大人びるんだ。

 

 そして、ハイレグの鼠径部に行くと――

 

「割れ目……透けてる」

「あ……あの……時間なくて、アンダーウェア……着てないんです」

 

 見上げれば、リナちゃんが恥ずかしそうに口をとがらせてそっぽを見ていた。

 

「オレに……見せたいってことか……」

「ち、ちが……んっ……」

 

「食い込むと痛いからね」と股間に当たる部分を広げる。

 

「……むぅ」

 

 不機嫌な声に、見れば今度は頬を膨らませていた。

 

「どうしたの?」

「蒼くん……誰かの食い込ませたことある言い方です」

「あ、いや……まあ……」

「ちょっと、悔しい……」

「水着は、ないから。ね? 水着食い込ませたことないから」

「むぅ」

 

 機嫌を直してもらおうと、水着で覆われた股間に手をやると、リナちゃんはそっと脚を広げてくれる。

 きっと触られるのを期待してるんだ。

 

「リナちゃんのまんこ……透けそう」

 

 水着をぴったりくっつけた割れ目を広げると、素肌のように性器の形がわかるようになっていた。

 

「んっ……」

「シミ……濡れてきてるね……リナちゃんのまんこの形、わかる」

「だ、だって……蒼くん……気持ち良くするから……」

 

 小さな割れ目に沿って水着が濡れてきている。

 水着の上から幼いまんこに触れると、明らかに粘ついた音が立った。

 

「はあはあ……んっ……脱がして……ください」

 

 途中まで下ろしていた水着に手を掛け、少しずつ下ろしていく。

 三日間抱いたリナちゃんの身体は変わらず可愛らしい幼い子どものものだ。

 くびれと呼ぶにはまだ早い腰を過ぎ、まだ大人の証拠が一本もない恥丘を過ぎる。

 

 眩しいくらいの少女の性器が露わになると、黒い水着とそこにねばっと蜜が糸を引く。

 ゆっくり下ろしていくと、リナちゃんは足を上げて脱がしやすくしてくれた。

 

「じゃあ、ここ座って」

「……あの……ちょっと」

 

 リナちゃんが股を隠すように内股になってもじもじした。

 

「ん?」

「ちょっと……その……」

 

 有無を言わさずリナちゃんを一緒にお風呂に入ったときと同じように膝の上に座らせた。

 膝の上にリナちゃんの濡れた股間の感触が伝わる。

 

「トイレ……行っていいですか?」

「ダメ」

「え……ええ……」

「だって、この座り方って……」

 

 逃がさないように、オレはリナちゃんの腰に片手を回した。もう片方は無毛のまんこへ。

 

「もう一回見てみたいな」

「は♡……うぅ」

 

 耳元へ囁きかける。

 

「はあはあ……だって……だって……おしっこ出ちゃうよぉ」

「おしっこ出すの恥ずかしかった?」

「ひゃうぅ……はあはあ」

 

 小さくリナちゃんが頷いた。

 

「気持ち良くはなかったの?」

 

 耳を軽く噛むとぴくっと反応するリナちゃん。小動物みたいですごく可愛い。

 

「んっ……はあはあ……お……しっこ……気持ち良かった……です」

「そっかそっか」

 

 股の間に入れた指を小さなスジに沿って手前に動かすと、さらりとした蜜が指に絡む。

 

「でも……んっ……そ、こぉ♡……はあはあ……おしっこ……蒼くんに……掛けちゃうから……はあはあ……今、されちゃうと……いっぱ……い……んっ♡ 出ちゃうから……トイレに……」

 

 お風呂入る前に、たっぷり水分補給のために飲んだスポーツドリンクの効果が現れているようだ。

 確かに、リナちゃんの言うとおり、前一緒にお風呂に入ってクリトリスと耳を愛撫したら、オレの膝におしっこがかかってた。

 

「オレにおしっこかけたくないから、イヤなんだね?」

「は、いっ……はあはあ……あんっ♡ そ、こっ……」

「じゃあ、こうしようか」

「きゃうっ」

 

 リナちゃんのお尻から背中に、勃起したちんぽがぴったりくっついている。

 オレの両方の腿を跨ぐように、大きく股を開いてもらった。

 洗い場の大きな鏡に、オレの太腿に乗ったリナちゃんの開脚が映り込む。

 

 広げられた股に両手を伸ばし、小さなリナちゃんの白いミゾを広げた。

 にちっと湿った音。鏡に映って見えてきたのは綺麗なピンク色。

 ヒダの少ない性器が、くぱぁっと現れる。

 オレの指の大きさと、広げられた綺麗な秘所の大きさを比べると、それは明らかに大人と子どもぐらい違う。

 

「や……そぉくん……広げないで……はあはあ……ください」

 

 どこにやったらいいのか迷っていそうなリナちゃんの手が、オレの手を掴んで広げているのを阻止しようとした。

 

「見せて」

 

 耳元で囁くと、身体をピクリとさせて、手から力が抜けていた。

 

「は、ずかしぃ……はあはあ……おまんこ……そぉくんに……まる見え……恥ずかしいとこ……はあはあはあ、はあ……見られちゃってるよぉ……」

「リナちゃんのまんこ、すごい綺麗だよ。……それに、濡れてて、すごくエロくて、どうやっていじってやろうか、興奮してきた」

 

 耳元で語りかけていくたび、リナちゃんの身体から力が抜けてオレのちんぽを背中とお尻で押し付けてくる。

 

「はあはあ……はあ、はあ……でも、ダメぇ……おしっこ……出るとこ……はあはあ……全部……全部……見えちゃうよぉ」

「見せて」

「やっ……はあはあ……んっ……」

 

 両手の人差し指以外で幼いまんこを広げて、リナちゃんの小っちゃなクリトリスを隠している皮を弄りながら、両方の人差し指で挟む。

 

「はあはあはあはあはあはあはあ、だ、ダメぇっ……いじっちゃ……はあはあはあはあ……らめぇっ……」

 

 耳をはむはむと口で挟む。軟骨の感触が唇に伝わった。

 

「ち、から……抜け……はううっ……んっんっ……らめぇ……そこっ……耳と……はううう……一緒らと……はあはあらめっ! らめっらめっ!」

 

 人差し指に小さな堅い粒の感触。

 鏡を見れば、リナちゃんは仰け反って大きく息を吸い込むように胸を上下させていた。乳首ももうぴんぴんに立っている。

 はあはあと息遣いも荒い。大きく開いた口からは涎が垂れて、子どもがしていい表情じゃない。

 

 びっくりしたことに、リナちゃんの小っちゃな穴が広がっていた。

 そして、とろとろの愛液も、涎のように垂らしてる。

 

「見せて」

 

 そう囁くとピクピクとリナちゃんが震える。

 オレの手を押さえていると言うより、オレの手を使っているように見える。

 小さな粒をこりこりこりこり。

 

「ふぐぅ……ふぅ……ふぅ……あっあっらめぇっ!」

 

 小さなクリトリスだ。指で捉えるのは難しい。

 だから、両方の人差し指の中をリナちゃんの小っちゃい実があちこち転がっている。

 そして耳を唇で噛んでいると、腰だけが浮き上がってきていた。

 

「やらあっ……お、しっこ……みら、見られ……ちゃうっ……やらっやらっ……んううぅっ……ふぅふぅ……んふぅ……」

「イってるとこ見せて」

「ううっ……ううっうっふうっ……ふぅふぅ……んふぅ」

 

 鏡では歯を食いしばってイくのをガマン――おしっこかもしれない――しているリナちゃんの耳を唇で愛撫すると、口元が緩くなって涎が垂れていく。

 力が抜けて食いしばれないんだ。

 

「イ……イく……や……やぁ……やらぁ……イくのやらぁ」

「どうして?」

「はんっ♡ お、しっこ……はあはあ……ううっ……れ、れちゃうっ」

 

 広げられてピンク色したマン肉に、その上の方を人差し指でくりくりされてるリナちゃんの小さなまんこからはおしっこが漏れているのか、それとも愛液が溢れているのか、涎を垂らしまくっている。

 人差し指の先は、ちょっとだけ膨らんだクリトリスがこりこり当たって、弄り甲斐が出て来ていた。

 

「ほら……リナちゃん、ガマンしなくていいよ」

「れもっ……れもぉっ……おしっこぉ……あっあっあっ♡」

「恋人にだけ……恋人だけに見せて……イクところと……おしっこするところ」

「はあはあ……ううっ……はあはあ……んぐぅ……こい、びとにぃ……み、見せてもっ……イっ……うっ……イっ……ううううっ」

 

 両方の人差し指でリナちゃんの堅くなって、ちょっと大きくなったクリトリスを強めに挟んでしごくように動かした。

 

「ひんっひぃっ♡ らっめっ……それ……ひんっ♡ ひっひんっ♡ れっ……れちゃうっ♡」

「さ、リナちゃん、イこ」

 

 耳を口に含んで舌で舐め回す。

 

「ひんっひんっひっ、ひぃ……んんっっ!!」

「ほら、イクところ、恋人に見せて」

 

 びくんっとリナちゃんが小さく仰け反った。

 

「イイイイイイイイイイイイイっっひぃっ♡」

 

 堅い粒をしごいている指の間から、勢いよくリナちゃんのおしっこが噴き出した。

 

「やああああっっひんっひんっ……ゆ、指、と、止めっ……ひああっ……イ、くのっ……イってる……イってるろぉおおっ……」

 

 イってるのは知っている。それでもオレはクリトリスへの愛撫を止めなかった。

 

「おしっ……こ……と、まらにゃいぃいいっっ♡ んううううっ」

 

 ただただ、リナちゃんが恥ずかしそうにイっているところを見たいがために、クリトリスを弄り続けた。

 

「やっやっやああっっ! と、めてっくらはいっ! 止めてくらはいぃ♡ イ、イくのっ! イってりゅっ♡ おしっ! こっ! うぐうぅっ、止まりゃらいよぉっ!」

 

 たっぷり飲んだスポーツ飲料のせいと言うべきか、お陰と言うべきか。

 腰を前に差し出した、広げられた割れ目からおしっこする様がよく見ることが出来る。

 

「ひんっひんっひぃ♡ んぐぅ♡ あっああああっああっあっあっ♡」

 

 1分以上イき続け、おしっこを出し続けたリナちゃんは最後の方は、気持ち良かったのか、可愛らしい声を上げていった。

 

 流れていったおしっことは対照的に、滴り落ちる彼女のお尻から、別の汁が――とろとろの愛液が溢れている。

 

 満足そうな表情でぐったりオレにも垂れかかり、背中とお尻でちんぽを押してくるリナちゃんにオレはガマンが出来なくなっていた。

 今まで女の子と付き合ってきて、絶対にしなかったこと。

 あまりにもの可愛らしさに、ひたむきな従順さに、そしてリナちゃんの歳不相応なエロさに、オレは、してしまったのだ。



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8 オレもリナちゃんも、なにも考えられなくなった

 胸の上で息を荒げ、大きく股を広げ、閉じづらくなっているリナちゃんの割れ目にオレは指を侵入させた。

 

「はうっ♡」

 

 感じやすくなってる。

 そして、男を――ちんぽを受け入れる身体になっている。

 

 指を強めに締め付けていながらも、とろとろになったリナちゃんの膣内は指を出し入れするには容易(たやす)くなっていた。

 がっちがちになって先走り汁が亀頭に垂れまくっているちんぽを、柔らかくてすべすべの背中に何度も擦りつける。

 

「はあはあ……あっあっあっああっ」

 

 長くイきすぎて疲れてしまっているのかもしれない熱くなっているその肢体が、また指の侵入によって小さく震え始める。

 

「リナちゃん……可愛いよ」

 

 耳元で囁くと、鏡の向こうのリナちゃんはピクっと上を向いて、可愛らしい声を上げた。

 

「はうぅ♡」

 

 さっきと同じように唇で耳を挟むようにする。

 

「ひぁああっひあっひんっあうっ♡」

 

 締め付けるようにではない。

 指が動きやすいように中のヒダが絡みついて、奥へと入れやすくなっていた。

 そして手前にあるGスポットを擦ると、甘い声が上がる。腰の動きも艶めかしい。

 

「はんっ♡ き、もち、いっ♡ んっ、あっ」

 

 そして耳を愛撫しながらさらに奥へ指を入れていく。

 むしろ、誘い込むようにリナちゃんの膣内が蠢いていた。

 

「んううぅうっっ♡」

 

 甘イキでもしたのか、軽く身体が震える。

 ぬっぷ、ぬっぷと小気味いい音と共に、リナちゃんの声もそれに合わせていく。

 やたらとぬめる膣内に一度指を出す。

 

「んぅっ……はあはあ」

 

 心なしか、抜いてしまったことに不満があるように聞こえた。

 それもそうだろう。

 中出ししたわけでもないのに、指にはとろっと白い愛液が付いていた。

 

「リナちゃん……ほら」

 

 リナちゃんの顔の近くで精液みたいな愛液を見せる。

 

「はあはあ……し……ろい」

「女の子が気持ち良くなると、濡れてるのがこんな色になるんだよ。本気汁って言うんだ」

「せーし……みたい……はあはあ」

 

 鏡に映っているリナちゃんへよく見えるように、また指を中に入れて、ぬっぷぬっぷと音を立てて出し入れする。

 

「あんっ♡ んあっあっあっあっはあはあはあ、あっあっあっ」

 

 何回か身体を震わせて指をきつく締め付けてくる。仰け反りながら。

 そして、小さなまんこの中を掻き出すように指を動かして、割れ目を広げてみせる。

 まるで、中出ししたように、綺麗なピンク色した、幼く小さな穴からとろりと本気汁が垂れていた。

 

「リナちゃん、すごい出てる」

「だ、だって……はあはあ……き……きもち……よかったもん……だから……だと思います」

 

 口に両手をあて、恥ずかしそうにリナちゃんは俯いた。

 

 ダメだ。

 

 オレはリナちゃんの中を指でこねくり回したい意志を撥ね除けるに至った。

 もたれ掛かってきているリナちゃんの小脇を抱えて持ち上げる。

 

「はあはあ……そぉ……くん?」

 

 鏡に、力なく股を広げたままのリナちゃんの股間の、その向こうにギンギンになったちんぽが見えた。

 リナちゃんの下半身の向きを変えながら、オレの胸にぴったりくっつけて下ろしていく。

 おしっこととろとろの愛液がオレの上についていた。

 

「はあはあはあ、はあ、はあ、あ……の……そぉくん」

 

 下りてきたリナちゃんの股間にちんぽの先が当たる。

 

「ガマンできないよ」

「ダメだよぉ……そぉくん」

 

 尿道にとろとろになった熱いものが触れた。

 リナちゃんを下ろすと、ちんぽが押されて曲がる感触がする。

 

「オレとリナちゃん……相性いいんだ。……ほら、こんな簡単に」

 

 手で誘導しなくとも、亀頭が軽い抵抗のあと、火傷しそうな熱さにぬぷっと包み込まれた。

 鏡の向こうでは、オレのちんぽがリナちゃんのまんこに埋まっている。

 

「はううぅ♡ ダメぇ……ダメぇ……ダメだよぉ」

「すげっ……熱くって……ちんぽ溶けそうだ」

「は……あ……あ……そぉくん……あっあっ……入れちゃ……あんっ♡」

 

 ゆっくりリナちゃんを下ろしていくと、柔らかいヒダをかき分け、肉棒も締め付けられている。

 それは八割まで届かないあたりで、亀頭がリナちゃんの奥を捉え、ぞりぞりとその中の肉ヒダを擦った。

 

「んうぅうっ♡」

 

 映し出されたリナちゃんのお腹が、明らかにオレのちんぽの形に膨らんで、びくっびくっと震えている。

 行き止まりになっていても、リナちゃんの中はオレの形になるんだ。

 

「イクうっっ」

 

 ポルチオを押されてリナちゃんのまんこがちんぽを奥へ行かせようとする。

 絶頂まんこに構わず、ぞりぞり尿道を擦られながら、ちんぽがさらに奥へ進んでいくと、締め付けられながら根元まで入る。

 

「まんこ……すげ……リナちゃんのまんこ……くぅ、気持ちいい」

「うううっ♡ うっ♡」

 

 小さく震えるリナちゃんの耳を噛んでいくと、まんこの中がさらにとろみが増したようだった。

 きっと小っちゃな膣内にたっぷりに本気汁が溢れているのだろう。

 

「らめぇっ! らめらのっ……はあはあ……らめぇっ♡ んあああっ」

「もっと、動かしたい……リナちゃんの中……気持ちいいよ……もっともっとリナちゃんの中、ちんぽで擦ってあげたい」

 

 お風呂のイスに座って腰を突き上げようとしても中々上手くいかない。

 リナちゃんの身体を持ち上げるにも負担が大きい。

 ガチガチのちんぽはリナちゃんのトロトロまんこに入れたまま、腰を支えて立ち上がる。

 

「はあううっ♡ ひぃいぃっ♡ き、もちっ、いっ」

 

 喘ぐリナちゃんを鏡の前に手を支えさせ、立ちバックの体勢にさせた。

 小学生と大人のような身長差だ。ちんぽでリナちゃんの子どもまんこを突けば、脚が浮き上がりそうなくらいになっている。

 覆い被さるようにしてリナちゃんの耳を求め、甘噛みした。

 

「らめぇっ、らめらのにぃいぃ♡」

 

 リナちゃんの甘い声に興奮して、小さな入り口に何度もちんぽを出入りさせ、たっぷりその喘ぎを堪能した。

 家出していたときは、まるで押し出されるような締め付けだったけど、今は違う。

 オレのちんぽを受け入れようとする、射精を促そうとするような気持ちのいいヒダの絡み具合と、程よい締め付け。

 鏡を見るとリナちゃんは中学生のあどけなさはまったくなかった。

 

「リナちゃん」

 

 耳元で囁くとビクビクと震えてちんぽをぬるぬるの膣が握ってくれる。

 

「はひぃはひぃ……らめぇ」

「鏡見てごらん」

「あ……あ……あ……はあはあ……リナ……リナ……はあはあ……嬉しそう……」

「ちんぽ入れられて、気持ちいい顔してる。……すげえオレ興奮させるよ」

「はあはあ、待って……はひっ♡ うんっ♡ はっあっあっ♡」

「なに待てばいいの?」

 

 耳を甘噛みして、リナちゃんの腰を浮かせるくらいピストンした。

 

「らめええっはひはひっひんっイくっイくっイくっ♡ イくぅっうぅっ」

「すっげっ」

 

 粘ついたちんぽの先がリナちゃんのまんこに吸い付かれる。

 

「はひっはひっはひっ……らめぇ……らめらのにぃ」

「どうしたの?」

「うぅうぅ♡ はあはあ……はあぁ~♡」

 

 リナちゃんが何を言いたいのか気になってゆっくり出し入れする。

 すると、ちんぽを抜こうとすると、リナちゃんは逃がさないと言わんばかりにまんこにちんぽを入れようと腰を動かしてくる。

 

「らめらのにぃ……きょ、今日は……そぉくんの……そぉくんの……おちんちんを、はあはあ……んっ……入れて欲しくて……せーし……お腹に……あの……おまんこに……出して欲しいって……うくぅっ」

 

 めちゃくちゃそそる言葉に根元までオレはちんぽを入れてぐりぐりと押し付ける。

 先っちょがぞりぞりした膣壁に当たって気持ちがいい。

 

「らめなのぉ……らめなのにぃっ♡ リナ……そぉくんの……おまんこ……はあはあはあはあ……いっぱいいっぱい、どちゅどちゅしてほしい……らめらのにぃ……あっあっあっ……イくっ」

 

 奥をぐりぐりしてるだけでリナちゃんは簡単にイった。

 息を切らしながら、リナちゃんは甘えるように喘ぎ続ける。

 

「そぉくんの……せーし……せーし……今日は……いっぱい……びゅーびゅー中に出して欲しいって……んぅ……思ってます……れもっれもっ(でもっでもっ)あっあっ♡ らめぇっ! あんあんっ♡ そ、んなっあっあっ! いっぱ、あんっ」

 

 堪らず腰を動かしていた。

 なんなんだ。こんな可愛くて、オレに一途で、エロいこの子は!

 ダメって言われてガマンできるはずがない。

 

 仰け反ってイヤらしい顔を鏡に映り込ませてきておいて、こんなに小っちゃなまんこのくせにオレのちんぽをイヤらしく咥え込んでおいて、ガマンできるわけがない。

 身体を反らしているせいで、リナちゃんの乳の無さがよくわかる。

 でも、その僅かばかりの胸の上に出来た小さな乳輪と乳首は、感じているのを知らせているのか、乳輪ごとつんと立っていた。

 

 支えるために、リナちゃんのお腹に手をやると、オレのちんぽが出し入れされている感触が。

 

「ほら、リナちゃん、こんなにちんぽでどちゅどちゅされてるよ」

「らめぇっあっあっひぐっひぐっイくっ♡」

「して欲しかったんだよね」

「イっ……イっ……てましゅ……ひんっあっあっ♡ らめっらめっらめっ! らめらのにぃっ♡ イ、イっちゃうろぉっ♡」

 

 鏡越しのエロい表情がさらに腰を動かさせた。

 リナちゃんのお腹越しに、オレのちんぽが激しく出し入れされているのがわかる。

 

「そ、そおくんっそぉくんっ♡ あっあっらめっらめっ♡」

 

 びくっとリナちゃんは仰け反って震えている。

 

「な、んかっ! くっくるっ! あ゛うっ! あっあっあっっひうっひんっひんっひんっ♡ きっ気持ちいっ気持ちいっ気持ちいっあっあっ♡ そぉくんっそぉくんっもっもっもぉっ」

 

 オレのちんぽも限界を迎えていた。

 股間から沸き上がる精液が登りつめてくるときだった。

 

「あ゛ひぃっ♡」

 

 リナちゃんの腰が前に出て、ずるりとオレのちんぽのカリが、狭くなった膣内をヒダに絡まれて現れる。

 抜けた瞬間に、オレも射精した。

 リナちゃんは脚に力が入らなくなってなのか腰を落としていく。

 背中に沿ってびゅっびゅっと脈打たせ精子が勢いよく飛び散っていった。

 すかさず、崩れ落ちていくリナちゃんを抱え込む。

 その背中にちんぽが擦れ、一瞬で感じた気持ちよさに思わず背中に押し付けて射精が終わるまで支えた。

 

「リナちゃん? リナちゃん?」

 

 背中をギュッと抱きかかえる。

 抱えている間、リナちゃんは「あっ♡ あっ♡」と絶頂が続いているような状態だった。

 

 やり過ぎたのかもしれない。

 こんな小さな身体に大人のピストンをして快感に溺れさせてしまったのかもしれない。

 膝の上にリナちゃんの身体を置いて、落ち着くのを待った。

 びくびくとイって震えているのか、その表情は嬉しそうに涎も垂らして、大人顔負けのエロさを醸し出している。

 

「大丈夫? リナちゃん、リナちゃん」

 

 息が整わないまま、リナちゃんが震える手でオレの頬に手を当てる。

 

「はあはあはあはあ」

 

 頬は真っ赤に染まって持久走をしたあとみたいだ。

 

「そぉくん」

 

 甘えてるような声。

 

「大丈夫?」

 

 じっとその瞳を見る。

 まだあどけない少女だ。

 まだ子どもなのだ。

 

「あのね?」

 

 少しずつ、少しずつ、激しく上下していた胸も落ち着き始めている。

 

「気持ち……良すぎて……はあはあ……それしか考えられなくなって」

「うん。……ごめんね」

 

 小さくリナちゃんは首を横に振った。

 

「いつの間にか……気持ちいいって、意識失っちゃった」

「大丈夫?」

「えへ、えへへ。だいじょーぶ。……蒼くん……ちゃんとしゃせーした?」

 

 まったくこの子は本当に。

 

「したよ。……リナちゃん、すごく気持ち良くって、いっぱい出したから」

 

 自分のことじゃなくて、オレのそんなことを気にするなんて。

 

「はあ、はあ……良かった。リナだけ気持ち良かったら、どうしようって思っちゃった」

「ホント、ごめん」

「ううん。……あ、でも……避妊……してなかったけど、大丈夫かな」

「大丈夫。……大丈夫だよ。子ども出来たら、オレ、ちゃんと責任取る」

「今度は、気を付けて下さいね」

「うん。ごめんね」

 

 ちゃんと責任取る。オレの若さで出来るかわからない。

 でも、リナちゃんが妊娠したら、オレは本当にこの子のために何とかしよと思う。

 絶対この子を守るんだ。

 

「えへへ。……蒼くん、大好き」

 

 抱き付いてきたリナちゃんをギュッと抱きしめた。

 小さな身体でオレを受け止めてくれたリナちゃんが愛おしい。

 身体だけじゃない。

 オレに寄り添ってくれるリナちゃんを大切にしたい。

 それに応えたいと思い始めていた。



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9 妹、知った香りでアニキに動揺

 起きるとアニキもリナもいなくなっていた。

 二人でどこに? って思ったけど、それはすぐに解消された。

 アニキの布団が膨らんでいる。

 

 リナに何かしていたら承知しない! と、がばっと布団をめくり上げる!

 すると、アニキがリナの方を向いて寝ていて、その腕枕に親友は丸くなって幸せそうに寝ていた。

 

「えっと」

 

 どう言う状況? 胸がぎゅうって締め付けられた感じ。

 そっと布団を戻せばいいのか、それとも起こせばいいのか。

 いやいや、アニキを起こせばいいだけだ。

 

「アニキ、起きて」耳にそっと言って、頬を軽くつねる。

 

「ん……」

 

 何気に見た寝起きのアニキの表情にドキッとした。

 なにこのイケメン……じゃない。

 惑わされてはダメだ。寝起きって言うのは確か補正があるって聞いたことがある。

 

「やば」と言ってアニキはリナを起こさないように、枕になっている腕を抜いた。

 

「ふぁあああぁ」

 

 大きく伸びたアニキの――乱れた浴衣で露わになった胸に指を突き付けた。

 

「リナになにもしてないでしょうね!」

「してないしてない。ふわああっ」

 

 ん? あれ?

 

「はふぅ……あ、志穂……おはよ」

 

 すんすん。

 

「志穂、なに真っ赤になってるんだ?」

「あ、いや、何でも無い」

 

 この匂いって……あれ?

 

「アニキ、お風呂入ってきたら? 朝風呂あるっていってたし」

 

 頭の中に染み込んだ匂いに近い。

 もしかして……。

 

「うん。そうだな~」

 

 冷蔵庫から買ってきてあったお茶を飲み干して、アニキはまた伸びをした。

 その股間に視線が自然と行く。

 

 ひゃああああっっ!!

 

 朝立ち? 朝立ち? それしてる!

 浴衣からはみ出してきそう。

 

「んじゃ、行ってくるな」

 

 バスタオルとタオルを持ってアニキは部屋を出て行った。

 飲み物を飲んでるときから部屋を去るまでリナも一緒に見ていた。

 やっぱり彼氏の家に泊まるくらいだから――セックスもしているくらいだから、アニキの朝立ちにも動じないのかもしれない。

 手を振って見送る親友が大人びて見える。

 

「リナ」

「うん?」

 

 首を傾げてるリナの髪がちょと絡まってるようなところがあった。

 

「アニキになにかされてない?」

「うん?」

 

 首を傾げてリナが真っ赤になった。

 

「されたの? 大丈夫? 触られた? 変なことされなかった?」

 

 アニキめええっ!

 純真な親友に何をしてるんだ!

 

「えへへ……寝れないって言ったら、腕枕してくれた」

「は?」

「あったかい腕で、ゆっくり寝れたよ」

「それだけ?」

 

 真っ赤になってリナが頷いた。

 でも、この匂いって……。

 やっぱり、アニキ……オナニーなのかそれとも、むせーしたのかもしれない。

 お風呂行けって言って正解だった。

 

「えへへ。志穂、ごめんね。蒼くん取っちゃって。……志穂も、腕枕して欲しかったよね」

「な、何言ってるの? アニキだよ? ザコアニキだよ?」

「志穂、あまりそういうこと言うの止めようよ」

「え? リナだって言ってたよ?」

「うん。……でも、三人でいるとき……前みたいで楽しいから……やっぱり止めようよ。……蒼くんだって、楽しそうにしてるんだし、いなくても……言うの止めようよ」

 

 さすが親友だ。

 私の気持ちを良く理解している。

 でも、私もなんでこうなったのかわからないくらい、アニキの悪口を言ってしまう。

 

「ごめん。……素直になれないんだ」

「ううん。昔みたいに三人で仲良くしようよ」

「そうだね」

 

 ぎゅっと優しくリナが抱き付いてきた。

 優しい親友に優しいアニキ。

 自分の気持ちに素直になっていいものなのか。

 リナはよく素直になればいいのにって言ってくれる。

 それが兄妹の関係であろうとなかろうと、リナは応援してくれるって言ってくれる。

 兄と妹という関係を壊したくない。

 でも、それが私を苦しめて悪口を言わせてるって言うのも理解している。

 

「大丈夫」

 

 優しく頭を撫でてくれるリナに、本当に親友で良かったと思った。

 でも、アニキがいなくなったのに、どこからか香る――私を狂わせてしまう匂いがどこからかともなくする。

 アニキのことを考えすぎたからかもしれない。

 

「リナ、ありがとう」

 

 リナは私が落ち着くまで頭を撫でてくれていた。



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10 妹、オカズが増えてオナニーも増えていく

「今度は……なに? また……送られてきてる……」

 

 久しぶりの動画送信だった。

 

 学校でリナと会っても普段通りのリナで、私の方が恥ずかしくなってしまっている。

 

 それはそうだ。

 

 リナの裸を知っているからだ。それも、普通にしている状態の裸じゃない。

 乳首がつんっと立っていたり、あそこ……割れ目……性器を広げた姿を見ている。

 その上、リナの可愛らしい唇が、男の性器を咥えたり、舌がその厳ついちんちんを舐め回しているのを見ている。

 さらに、リナのセックスをしている姿も見ている。

 

 幼馴染みであり、親友のリナがそんなことをしていることを動画で見てしまえば、なかなか目も合わせることが出来ないに決まっている。

 

 結局既に送られてきていた動画はスマホから消したものの、自分の家で使うモバイルPCに保存してしまった。

 

 きっと動画をもらってすぐに消していれば、恥ずかしくなかったのかもしれない。

 でも……。

 ……見たいし、興味があるから仕方ない。

 

 それに……世の男達が言うオカズに――私にとってのオカズになっていた。

 

 

 あと、前に増してアニキが優しくなってきた。

 

 中学校に入る前……もっと前か。

 四年生か五年生くらいに一緒にリナと遊んでいた時みたいに優しくしてくれる。

 

 最近――リナが動画を送ってくれてから――アニキが出掛けているときに部屋に忍び込んで……ティッシュをもらっている。

 アニキは「志穂、お前――」と言ってから「ああ、何でもない」って言うだけだ。

 前、部屋に入ってエロ本を見つけてからかった時、アニキから怒られた時とはまったく違っている。

 それをいいことに、何度も部屋に忍び込んではティッシュをもらって……オカズにしている。

 

 

 リナからの動画が送られてきてから、そして、アニキが優しくなってから、私のオナニー頻度が高くなっていた。

 

 

 私の成績も下がり始めていた。

 学年上位に入れなくなってきている。ライバルでもあったリナに抜かれてしまった。

 

 

 だから、オナニーをすると自己嫌悪がひどい。

 

 でも止められない。

 

 せーしを嗅ぎたい。せーしを舐めたい。誰かに……身体を触って欲しい。

 セックス……気持ちよさそう。

 せーし……あそこに……出して欲しい。

 

 そんな思いばかりで、アニキにあまり言わなくなった悪口をたまに言うと自分に跳ね返ってくる。

 

 どうしたらいいんだろう。

 悩みに悩んでいた。

 

 そもそも動画を送信したリナに相談したら、とんでもないことを言っていた。

 

「蒼くんに、解消してもらえばいいんじゃない?」

「兄妹だよっ!」

「じゃあ、ほかの人に解消してもらえば?」

「む、無理。……無理だよ、ほかの人なんか」

 

 リナは「ふ~ん」と言っただけで、その話は終わってしまった。

 

 親友であるリナは知っている。

 だから、そんなことを言ったんだと思う。

 どうしたらいいんだろう。悩めば悩むほど、私の成績も下がって、オナニーの方は回数が増えていった。



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11 リナちゃんの体調不良

 一緒に温泉に行ってから三ヶ月してから、リナちゃんの具合が悪いと聞いていてもたってもいられず家まで押しかけていた。

 

 その間、具合のいいときはリナちゃんが家まで来て、当然抱いたし、一緒にゲームもしたし、いろいろな話もした。

 避妊しなければならない時はコンドームを付けるようにした。ゴムを付けると痛がったので、紗都子から返された物――ローションを使った。

 あの時に返してもらったのは、紗都子のアパートに置き去りにされたローションの(たぐい)だったのだ。

 

 それにしても、最近元気がなかったから不安になっていた。

 オレのことがイヤになったのか、それとも温泉に行ったときにナマでしてしまったからイヤになったのか、はたまた妊娠してしまってそれどころではないのか。

 妊娠していたら、覚悟はしている。

 ただ、リナちゃんの身体の負担にならなければいい。それだけ心配だ。

 

「ごめんください」

 

 親同士で知り合いだし、リナちゃんが小さいときから面倒を見ていたから、呼び鈴を鳴らす前に玄関を開けて声を掛けた。

 

「はーい、――あらあら蒼治郎くん久しぶりじゃない」

「お? 蒼治郎くんか?」

 

 リナちゃんのお母さんに続いてリビングからお父さんが顔を出した。

 

「志穂から、リナちゃんの具合が悪いって聞いたので」

「ん? 志穂ちゃんから聞いたのか?」

「え、ええ」

 

 生理がキツイとかオレが知っているのもうまくないだろうから知らないふりだ。

 

「わざわざ来てくれてありがとう。ちょっとリナに聞いてくるわね」

「別にいつものことだよ」

 

 おじさんはオレが見舞いに来ることに首を傾げていそうだ。

 

「十日も学校に行ってないって聞いて、どうしたのかって」

「そうか。……済まないね。昔からリナが世話になっているね~」

「なので、心配になったんです」

「蒼治郎く~ん、リナの部屋に上がってちょうだ~い」

「うんうん。蒼治郎くん、リナに会ってやってくれ」

 

 緊張しながらオレは階段を上がってリナちゃんの部屋へ向かった。

 

 

 

「蒼くん」

 

 ベッドで寝たリナちゃんが布団で自分の体を隠すようにしていた。

 驚いたような嬉しそうな表情だ。

 久しぶりに入ったリナちゃんの部屋は、まだまだ女の子女の子している部屋だ。

 そりゃ、中学生なったばかりなんだし、大人みたいな部屋なわけがない。

 ぬいぐるみもあれば、キャラクターグッズもまだある。

 小さな鏡と、置いてある少しの化粧品は、オレに会うときにでも使っているのだろうか。

 気が付かない程度の化粧をしているのかもしれない。

 

「ほらほら、リ~ナ」

「おばさん、具合悪いんですからそのままで構わないです」

 

 起こそうとしたおばさんを制した。

 

「ありがとうね。蒼治郎くん。……はあ、蒼治郎くんみたいな人のお嫁さんにしてあげたいわね」

「お母さん!」

「あら、少しは元気なったみたいね。……飲み物持ってくるから、ごゆっくり」

 

 パタンと扉を閉めておばさんが階段を下りていった。

 

「リナちゃん……大丈夫?」

「大丈夫です。いつものことですから」

 

 無垢な笑顔は少しだけ青白い。

 生理が原因で貧血なのかも。

 

「いつもの?」

「はい。……生理がキツくて。……もしかして、蒼くん妊娠してないか、心配して駆け付けました?」

「正直言えばそれはあったけど、そうならオレは責任取る覚悟はしてるから。それより、リナちゃんの体の具合が心配だった」

「えへへ……蒼くんって、本当に嬉しいこと言ってくれますね。だから、いろいろな女の子とつきあえたのかもしれないです」

 

 過去のことをたまにチクリとしてくるけど、リナちゃんのヤキモチなのだろう。

 嬉しいこととして捉えてる。

 

「でも、リナちゃん。学校行けないと勉強大変じゃない?」

「はい。休んでいいように、がんばって先のこと勉強しています」

「先のこと?」

 

 ベッドに横になって自慢気にリナちゃんが答えた。

 

「はい。もう中一の教科書は全部勉強しました」

「すごいね」

「えへへ~」

 

 頭を撫でると子犬のように目を瞑って撫でられている。

 少しだけ顔色が良くなった気がした。

 

「でも、自分で勉強するだけだから、どうしてもわからないこととか苦労してるんです」

「そっか~」

 

 休みがちでも妹の志穂より成績が良くなってきていることに驚いていた。

 吹奏楽の練習が多いせいか、志穂は最近大音量の音楽を流して部屋に閉じこもることが多くなった。

 それでも成績上位をキープしているのは驚きだけど、伸び悩んでいることも確かだ。

 

「はいはい。飲み物ですよ~」

 

 お盆に載せておばさんがほうじ茶を持ってきてくれた。

 

「おばさん」

 

 前々から考えていたことがあった。おばさんにお願いしてみよう。

 

「な~に?」

「リナちゃん、学校行けない時、オレが勉強見ます」

「え? ええっ?!」

「あ、もちろん、オレの都合が付いたらって話で、毎日ってことじゃないですけど」

「え? ええ? ちょっと待ってね。パパと相談してくるわね」

 

 階段をぱたぱたと下りていくおばさんを見送って振り返ると、リナちゃんが驚いた表情で見ていた。

 

「ダメだった?」

「う、ううん。蒼くん、大学もあるし、バイトもあるのに……いいんですか?」

 

 聞いてくる割りにはリナちゃんはニコニコして嬉しそうだ。

 

「オレの時間ある時になるけど、リナちゃんの勉強の手助けになれば、ね」

 

 リナちゃんが手だけ残して布団の中に潜ってしまった。

 

 顔を隠してしまっていたリナちゃんの部屋に入るなり「蒼治郎くん、本当にいいのかい?」とおじさんとおばさんが揃って来た。

 

「幼馴染みが困ってるんです。オレで協力できることがあったらって」

「……わかった。蒼治郎くんのお父さんとお母さんには私からお願いとお礼を言っておくからね。……本当にありがとう」

「オレ、まだ親にこのこと言ってないので、説明してくれたら助かります」

「蒼治郎くん、リナも喜ぶわ。ほら、リナ」

 

 リナちゃんは布団に潜ったまま「ありがとう」ってくぐもった声が聞こえてくる。

 

「ふふふ。じゃあ、ゆっくりしていってちょうだい」

 

 リナちゃんの両親は二人階段を下りていった。

 もう、おじさんがオレのオヤジに電話を掛けている声が聞こえる。

 

「勝手に先走って決めちゃったけど、よかった?」

「うん」

「リナちゃん、顔見せてよ」

「ん……」

 

 頭の先まで出て来た。

 

「どうしたの? イヤだった?」

「イヤなわけないです」

 

 おでこまで見えた

 

「リナちゃん」

 

 ベッドに行って手を置くと、ギシッとベッドが軋む。

 ゆっくり顔を出したリナちゃんの顔色が良くなっていた。

 

「うぅっ……そぉくん」

 

 でも、涙をいっぱい流してた。

 安心させるように触れるような軽いキスをする。

 

「どうしたの?」

「ぐすっ……だって、だって、学校行けなくて悩んでたときに……蒼くんが、蒼くんが……助けてくれるんだもん」

 

 ぶわっという表現が正しいくらい、リナちゃんの大きな瞳から涙が零れた。

 

「大丈夫だよ。ね? 勉強悩んでたんなら、教えるから。……まあ、わかりやすく教えられるかどうか……だけどね」

「そぉくんっ!!」

 

 ベッドから起き上がってリナちゃんが抱き付いた。

 

「ありがとう……ぐすっ、ありがとう」

 

 リナちゃんが泣き止むまでリナちゃんの頭を撫でていた。

 

 

 

 こうして、さっそく次の日から、都合のいい時間にリナちゃんの家に行って勉強を教えることになった。

 志穂とリナちゃんは成績上位争いをするくらい頭がいい。だから、教え慣れないオレの説明でも、教えたことをどんどん吸収して自分のものにしていった。

 他の生徒より先を進むことで、理解度が高くなったのか、一ヶ月程度で成績は1位を取るまでになっていた。



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12 リナちゃん、むくれる

「ごめんね~蒼治郎くん」

 

 リナちゃんのお母さんとお父さんが頭を下げた。

 一ヶ月間、家庭教師をしてのことではない。

 近くのバス停でリナちゃんの両親を見送るところだ。当然娘のリナちゃんもいる。

 ワンピースがよく似合う。

 秋用なのかもしれないけど、ちょっと厚手の生地で、腰を紐でキュッと縛っている。

 

明明後日(しあさって)までリナの面倒を頼むよ」

 

 おばさんは出張が新婚旅行みたいだってご機嫌だけど、おじさんはちょっとムッとしている感じだ。

 

「蒼治郎くん」

「はい?」

「彼女はいるのかい?」

 

 おじさん、突然なんの質問だろう。

 

「い、いえ」

「もしいるのなら、別れてうちの子をもらってくれたらいいなあ」

「あなた! 何言ってるの!」

「い、いや、だってな。二人だけだぞ。ちゃんと責任取ってもらわないと」

 

 おじさんとおばさん二人とも同じ仕事をしているから、今回は二人とも出張になる。

 それでオレがリナちゃんの家に泊まることになった。

 妹は吹奏楽部の大会があって家にいない。うちの両親も仕事で帰ってこない。

 おじさんとおばさんがうちの親にお願いして、オレがリナちゃんの面倒を見ることになった。

 うちではなく、リナちゃんの家でだ。

 

「パパ!」

 

 リナちゃんは結婚を匂わすようなことを言う父親の背中を殴りまくっている。

 そんな彼女は先週うちに泊まったばかりだ。

 

「蒼治郎くん、いい人だから、引く手数多じゃないのかしら?」

「ならなおさら蒼治郎くんに責任取ってもらわないとダメだろう」

「あ~な~たっ! 蒼治郎くんだって、選ぶ権利はあるんだから(・・・・・・・・・・・)、そんなことは言わないの」

 

 おばさんの微妙な言い方に違和感を覚えた。

 おじさんをきつく叱っているようだ。

 

「あ……ああ、そうだな」

 

 おじさんも何か引っかかる言い方で、リナちゃんも叩くのを止めてオレの隣で手を繋いだ。

 

「蒼くん、行こ」

 

 見送ることもしないでリナちゃんは家に戻ろうとしている。

 

「リナちゃん、ちょっと見送らないと」

 

「いいのいいの」とおばさんは手を振る。

 

 リナちゃんの足取りがとぼとぼ、そんな感じで一人家に戻って行ってしまった。

 

「ああ。リナの機嫌を損ねちゃったからな」

 

 おじさんが頭を掻いて、しまったなあって苦虫を噛み潰したようだ。

 

「機嫌?」

「まあまあ。……蒼治郎くん。家の食材は念のためにいっぱ買って置いたから好きに使っていいわよ。足りないときは二人で買い物しに行ってちょうだい」

「わかりました。お二人とも気を付けていって下さい」

 

 到着したバスにスーツケースをゴロゴロして二人は乗り込もうとしてお母さんが振り向いた。

 

「蒼治郎くん。……リナね」

 

 何かを言いかけて首を横に振る。

 

「……ううん、いない間、面倒見てあげてね」

「はい。美味い料理食べさせますよ」

「今度私達にもご馳走してね」

 

 そう言って二人は三日間の出張に出掛けた。

 妹も、うちの両親も三日間いない。

 リナちゃんと二人きりで過ごすことになる。

 

 

 

「どうしたの?」

 

 リナちゃんの家に戻ると、家中カーテンが引かれて真っ暗に近かった。

 来たときはこんな暗さじゃなかったから、リナちゃんが全部カーテンを引いたのだろう。

 暗いリビングのソファに座って、口をとがらせて俯くリナちゃんに声を掛けた。

 

「だって……」

「だって?」

「……」

 

 膝を抱えて顔を隠してしまった。

 

「お母さんの、選ぶ権利ってことがイヤだったのかな」

 

 リナちゃんに動く気配はない。

 確かに好きな人の前でそんなことを言われたら怒るか。

 

「昼ご飯これから作るから、冷蔵庫とか見せてもらうよ。お腹空かせて待ってて」

 

 こういう時はそっとしておくのが一番かもしれない。

 冷蔵庫の中を物色して食材を取り出す。

 

 都合のいいことに、料理をしながらリナちゃんの様子が見ることが出来る。

 うちに来たとき、妹とケンカしてむくれた時があって、リナちゃんの機嫌を直したのが炒飯だった。

 炒飯の素を使わない炒飯だ。

 

 おばさんは察していたのかナルトやキャベツ、炒飯の食材は十分に足りた。

 手際よく食材を切り刻んでコンロに火を点ける。

 志穂と一緒にリナちゃんの家に泊まりに来てオレが料理したこともあった。

 その時もおじさんおばさんが出張でいないとき。

 

 ご飯を炒めていい音が立ち始める。

 だいぶ香りも強くなってきていた。

 

 ふと、顔を上げるとリナちゃんが頭を上げて様子を見ていた。

 

「食べようか」

「うん!」

 

 とととっと駆けてきたリナちゃんの頭を思わず撫でてしまった。

 

「えへへ~」

 

 よし。いつものリナちゃんに戻った。

 とりあえず、おじさんおばさんのことには触れずに、今日何したいのか、勉強でわからないところはないか、ゲームは何で遊ぶかを話して、笑顔の絶えない食卓だった。

 

「洗い物はリナがしますから」

 

 オレの食器も片付けてリナちゃんがシンクまで小走りに運んでいく。

 何となく可愛らしくてその様子をイスに座って見ていた。

 妹と一緒にいた幼馴染みが、こうやって食器を洗うまで成長したのを見ると、妹と同じか、っていうとそんな感じじゃない。

 ロリコンと言われるかもしれないけど、その言い方も、仕草も、そして、抱いたときもオレのことを思ってくれているのが、すごく嬉しいんだ。

 

 オレが他の女の人と付き合ってるときはどんな思いだったんだろう。

 オレが自分の部屋に彼女を連れ込んで、声や音が漏れていたかもしれない。それを聞いていたときどんな思いだったんだろう。

 

 そう考えると胸がギュッと締まってしまう。

 ずっとオレを好きでいてくれたのに、それに気が付かないで、自分のしたいことをしていたことが申し訳なく思う。

 

 洗う物はそんなにない。

 さっと洗い物を終えたリナちゃんは、溜息を一つ付くと小走りに思いに(ふけ)るオレの元へ。

 

「はあぁ」

 

 イスに座ったオレの膝の上に跨がって抱き付いてきた。

 

「久しぶりの蒼くんだ」

「一週間だよ」

 

 胸に(ひたい)を当てて「ん~」と嬉しそうな声を上げている。

 先週うちに来ているというのに。

 

「えへへ。……なんか新婚生活みたい」

 

 うちにいるときと違って妹から隠れることもしないで三日三晩リナちゃんの家にずっといて、一緒に買い物に行ったりしたら、言うとおり新婚生活そのものだろう。

 妹の友達という立場から、恋人という立場になって、ただ留守番に幼馴染みのリナちゃんを預かる、と言うことにはならない。

 

「そうだね」

「……うん」

 

 瞳を瞑ってリナちゃんのキスの催促は、子どもみたいにちょっと口が尖っている。

 

「んっ……蒼くん……違います」

 

 意地悪をして額にキスをした。

 

「……ちゃんと……キスして欲しい、です」

 

 もう一度目を閉じて待つ唇は、小さく開いて真っ白な歯が少しだけ見えている。

 

「ん……あむ……んっ……はむ……うん……はぅ」

 

 口紅をしなくとも、ピンクに近いリナちゃんの唇は柔らかい。

 希望通り口にキスをして、少し開いていたその間に舌を滑り込ませると、リナちゃんはの舌もオレの舌先とキスをした。

 お互い唇を開いて舌を絡める。小さくて薄い舌がオレの舌の裏に入り込み、それに割り込むようにオレもリナちゃんの舌の裏へ。

 涎が溢れてきても、お互いにそれを飲み、唇から零れようとお構いなしだ。

 

「はむ……あう……あむ……ぷはぁ」

 

 唇を離し、口元から垂れた涎を拭いてあげると、リナちゃんもオレのを拭いてくれた。瞳が潤んだリナちゃんはオレをじっと見つめている。

 

「ずっと一緒いたいです」

「オレも……」

 

 背中に回してギュッと身体を密着させてきた。

 

「蒼くん……大っきくなってる」

「そりゃ、リナちゃんがあんなに興奮させるキスをしたらこうなるよ」

 

 跨がっているリナちゃんがオレのちんぽに自分の股間を押し付けてくる。

 日に日に積極的になってきていた。

 

「あの……蒼くん……オナニー……しましたか?」

 

 最近リナちゃんを抱く前に必ず聞かれる質問。

 どうやらオナニーするときにオカズとしておっぱいが大きい人を使われるのを嫌がっているみたいだ。

 でも、男の人はオナニーしなきゃダメな生き物だってことと、いろいろなオカズを使わないとイケないと言うことも教えた。

 不承不承納得してもらった。

 

 リナちゃんの家に泊まることは先週より少し前から決まっていたことなので、リナちゃんを抱いたときからだから、今日までオレはオナニーしてなかった。

 オナ禁である。ガマンしたのである。

 

「リナちゃんこの前抱いてから一回もしてないよ」

「ふぁあ♡」

 

 耳元で囁くと可愛らしい声が上がる。

 

「だ、めです……こんなとこで耳をはむはむしたら……」

「おしっこ出ちゃう?」

「もぉ……ここじゃダメです」

 

 両手で胸をぽかぽか叩いてくる。

 

「ここでダメだったら……お風呂だったらいいってこと?」

「むぅ……」

 

 叩いていた手を止めて、耳まで真っ赤に染めてリナちゃんは頬を膨らませた。

 リナちゃんは、顔を横にしてオレの胸に飛び込んで、ぎゅっとしがみつく。

 気が付かれてないと思っているのか、股をオレの股間に押し付けていた。

 そして「いいですよ」と小さな声。

 

「蒼くん……本当にオナニーしてないの?」

「リナちゃんのとこに泊まるから……ガマンした。……リナちゃんはオナニーしないの?」

「しないです」と即答。

 

「女の子ってオナニーしないの?」

「する人もいるし、志穂はしてるみたい……って言っちゃった」

 

 がばっと起き上がって、しまったと言わんばかりに舌を出した。

 

「えへへ……志穂には内緒にしてください」

「あ、ああ、言わないよ」

 

 何となくわかっていたような気はする。

 

「リナちゃんはしないんだ」

「しません」

「どうして? 仕方わからないとか?」

「蒼くんはして欲しいんですか?」

「いや、そういうことじゃないけど、興味本位かな」

 

 直接聞くのもどうかと思うけど、純粋にリナちゃんはどうなのか気になった。

 確かに、今まで付き合った女性でオナニーってするのって聞いたのが半分で、そのうちで、しているって答えたのが半分いなかった。

 

「気持ちいいことは……全部蒼くんにしてもらうから……自分でしないもん」

「オレから?」

「あっ……あの……その……」

 

 言ってしまってから恥ずかしかったのかまた赤くなって、リナちゃんはオレの胸に額を当てて顔を上げなくなった。

 

「可愛いヤツめ」

 

 ぎゅうっと抱きしめてあげた。

 

「……好き」

 

 背中に回したリナちゃんの手にも力がこもった。

 たぶん、意識していないのかもしれない。リナちゃんはワンピースの下で、オレのちんぽに股を押し付けてくる。

 それはジーンズ越しに、リナちゃんのパンツの下がどんな状態になっているのか分かってしまうくらい、とても熱くなっていた。

 



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13 よく見えるようにしたんだ

「蒼くん……いつもの……いつもの……してあげます」

 

 リナちゃんを抱くとき、必ず最初にリナちゃんはオレのちんぽをしゃぶる。

 そしてその小さな口の中に一番濃いザーメンを注ぐ。

 濃さを確かめるためなのか、それとも他の誰かに出していないのを確かめるためなのか、その理由は聞いたことは無い。

 

「いつもお風呂入ってないときにしてもらってアレだけど、臭く、ない?」

「……蒼くんの匂いって……あの……その……ドキドキして……くるんです」

 

 マジか。

 そんな答え聞くとますます興奮する。

 恥ずかしさを隠すように抱き付いて言うのがさらに可愛い。

 

「それにリナちゃん、精子……美味しいの?」

 

 初めてリナちゃんに聞く。

 

「……苦い、です」

「ああ……だから、コーヒー飲めるようなったんだっけ」

「えへ。あれ? ……蒼くん? ああって、味、知ってるんですか?」

「いや、まあ、ほら、本で見るから」

 

 そうじゃない。

 元カノの紗都子は溜まるたびにフェラをしてくれると言った。

 その日、試供品だと言うことでバイト先からもらった精力剤を飲んだせいでムラムラが止まらずに、一時間おきにフェラさせたことがあった。

 いい加減にしろと、口内射精をしてそのままキスをされてことがあって味を覚えている。

 

「苦いときもあるし、ちょっとしょっぱいときもあるし……でも、蒼くんが、気持ち良かったって出してくれるものだから……ガマン汁? も……平気です」

 

 感触なのか味なのか、それとも匂いなのか、思い出しているようにリナちゃんは唇に指を触れさせ、ぽうっとしてた。

 なんていい子なんだ。

 

「実は……ちょっと美味しいって……その……濃いとき……すごく……香りが強いし……その……味も……好きで……喉……からまるけど……あの……へ、変ですか?」

「すごく……オレ、嬉しいよ」

 

 ちんぽの上に乗ったリナちゃんが股を押し付ける。

 

「蒼くん、おちんちん……すごく熱くなってます」

 

 恥ずかしいとは違う、火照った感じのリナちゃんが下りると、股を押し付けられていたオレのちんぽが、ホカホカして湯気が立ってそうな感じだ。

 今のリナちゃんのパンツがどうなっているかも見てみたい気もするけど、さっそくオレのジッパーを下ろし始めていた。

 

「ちょっと待って立つよ」

 

 イスを引いてジーンズのボタンを外して、ジッパーを下ろすのを再開し始めてハッと思い出した。

 

「ちょーっとストップ」

「な、なんですか?」

 

 この一週間でリナちゃんに内緒でしていたことがあった。

 

「驚かないで、見て欲しいんだけど。……驚かずに、ど、どうぞ」とジッパー下ろしの再開を手で促した。

 

「う、うん」

 

 戸惑いながらジッパーを全部下ろして、ジーンズを広げて下ろしやすくすると、パンツから亀頭だけリナちゃんに「こんにちは」をしている。

 

「パンツ、下ろしますよ?」

「驚かないでね」

 

 首を傾げたリナちゃんは、すぐに「あ」と声を上げた。

 ゆっくり確認するようにパンツを下ろしていくと、真っ赤になって「なく……なってる」と視線をちんぽから背けた。

 

「ど、どうしたんですか? ……毛」

「リナちゃんとおそろいにしたくて」

「……え? 本当なのかウソなのかよくわからないです」

 

 ウソです……。

 オレは脱毛してきたのだ。

 

「おそろいって言うか……よく、見たくて」

 

 リナちゃんが立ち膝をして咥えやすくするために脚を広げた。

 いつも通り、リナちゃんが見上げた位置から根元を舐め始める。

 

「毛で、隠れちゃってたから……」

「れろれろ……ちゅぷっ……見たかったんですか? ……その、ちゅぷ」

 

 根元の皮の隅々まで舐めてリナちゃんは顔を真っ赤にしていた。

 

「見たかったんだ、フェラしてるところとか……」

「れろれろ、はむ……ちゅぷ……口で、蒼くんのちんちん……舐めてるところ?」

「それに、毛が口に入って大変そうだったし」

「はむ、んっれろれろ……あ、それは、……うん。助かるかもしれないです」

 

 ふふってリナちゃんが微笑んだ。

 フェラの時、何故か陰毛はどこからともなく抜けやすい。歳を取っていないのに。

 丁寧なフェラチオのお陰というか、そのせいか、いつもリナちゃんの口の中に陰毛が入って、毎回毎回それを口から取っているのが可哀想だった。

 

「それに――」

「それに?」

 

 ちんぽの横から首を傾げて見上げたリナちゃん。すごく可愛いくてエロい。

 

「リナちゃんの中に入ってるときとか、奥に入れてるときとか、リナちゃんのまんこがどうなってるかよく見えるようになるから……」

 

 ちんぽとそれを抑える手に隠れて、リナちゃんからの視線が届かなくなった。

 

「ちゅぷっれろっれろっちゅぱちゅぷっ」

「リナちゃんと繋がってるところ、いっぱい見たいから」

 

 真っ赤になってリナちゃんは顔を見せないようにオレの亀頭を咥える位置まで膝で立ち上がる。

 

「あの……リナの……あそ……おまんこ……入ってるところ、見たいんですか?」

「うん」

「あ、あの。……リナも……見たいです……くぷくぷっじゅぶじゅぷぶぷっぶぷっぶぷっ」

「くぅ」

 

 人から言わせれば、ドンだけパイパンにはまってんだよと言われるかもしれない。

 ああ、マジではまってるんだよ。リナちゃんにはまりまくって、ハメ倒してあげたいんだよ。

 パイパン最高!

 オレの本音だ。

 

 凹凸のほとんどない中一のリナちゃんが、こうやってフェラを丁寧にしてくれる。

 ちんぽが臭いのドキドキするって言ってくれる。

 オレの精液を美味しいって言ってくれる。

 繋がってるところ見たいって言ってくれる。

 はまらないわけがないだろう。

 

「ぶぷっぶぷっちゅぽっ、れろ……はむ……れろれろ、くぷっ」

 

 カリを集中的に柔らかい唇が往復する。その時に時々舌がチロチロと裏スジとその横を舐めた。

 涎が零れると、口を離して、キスをするように肉棒を舐めてくれる。

 教えたとおりのことをしてくれていた。

 たまに、アレンジをしてくれて、手でしごいてくれる動きも加わる。

 

「リナちゃん、こっち向いて」

 

 おずおずとオレのちんぽを横に倒して、その柔らかい唇がカリを音を立てて前後した。

 そして物欲しそうな上目遣い。

 まだ子どもなのに、ちんぽを咥えさせて、さらに何かを求めているような眼差しを向けてくる。

 ぞくぞくとした背徳感がちんぽの感度を増してくれているようだ。

 ガチガチになったカリが高くなって、まるでリナちゃんの柔らかい唇を堪能している感覚。

 

「くっ……リナちゃん……あ、はっああ」

 

 肉棒をしごいてくれていたリナちゃんの手がオレの腰を掴んだ。

 その手にオレは自分の手を重ねた。

 

 唇は涎を垂らさないようにじゅるじゅると愛撫のイヤらしい音を立てる。

 股間から込み上げてくる快感はもう少しで爆発しそうだ。

 前後に動くリナちゃんは、オレの表情を確かめるようにしつつ、ちんぽをまんこに入れて欲しそうな表情だ。

 まるで、口を自分のまんこに見立て、こんな感じで入れて欲しいって要求しているようだ。

 

 沸き上がってくる抗えない快感が股間を伝ってきた。

 リナちゃんに重ねた手を握る。

 

「うあっはっ……あっあああっ……リ、ナちゃんっっ!!」

 

 カリを咥えた唇を撥ね除けるようにちんぽが太くなった感じに、尿道を伝って柔らかい舌へ快感を吐き出した。

 

「んっ……じゅるるるっんぐう……んぐんぐっ……んううぅ」

 

 リナちゃんは眉をハの字にしてオレの精液を受け止めてくれる。

 そして手のひらを顎の下に皿のように差し出す。

 

「んぶっんぐんぐっ」

 

 今日は一週間分の精液で、たっぷり溢れてくるそれは彼女の小さな口で受け止めるのは難しい。

 顎を伝っていくどろりとしたオレのザーメンは、リナちゃんの手のひらにぼたりぼたりと重さを伴って落ちていく。

 長い射精に、口の中に入ったままのちんぽを、リナちゃんの薄い舌が亀頭を中心に舐め回してくれていた。舌はカリに付いた精液も舐め取り、尿道に残った精液を吸い出し、熱い小さな舌がすくっていく。

 萎えて縮んでいくちんぽを口の中に入れていって、根元まで入れ舌は唾も精液も綺麗に舐め取る。リナちゃんの可愛い口から出てくる頃には、ちんぽは綺麗にされているのだ。

 

「はあはあはあ……」

「ちゅぷっちゅぷっ」

 

 手のひらに零れたザーメンを綺麗に舐め、最後は口をあーんと広げて、全部飲んだことをオレに教えてくれる。

 

「気持ち良かった」

「んふっ……えへへ……オナニーしないと……こんなに濃いんですね。けぷっ、ものすっごい……濃かったです」

 

 可愛らしいげっぷをしてリナちゃんは立ち上がって抱き付く。

 

「ご飯食べてるときに、いろいろ遊ぼうとか話してたけど、リナちゃん、今日はどうしたい?」

 

 ゲームとか勉強とか、何をしようと話をしていたのに初っぱなからリナちゃんに口内射精してしまった。

 

「あの」耳まで真っ赤にしてリナちゃんが小さい声で言った。「一緒にお風呂入ろう」と。



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14 豹変したリナちゃん

 バスタブに座ったリナちゃんには脚を広げてもらってオレはその間にいる。

 

「蒼くん、ダメぇ……まだ、洗って……んっあっあっ……」

 

 真っ白なまだ少女の鼠径部にぷに肉が大きくない割れ目が下側に付いている。

 脚を閉じればその秘裂は見えず、可愛らしい恥丘だけになるだろう。

 

「ほら、ちゃんといっぱい脚を広げて」

「は、恥ずかしい……」

 

 そう言ってもリナちゃんは、素直に広げられるだけ脚を開いた。

 バスタブに座っているリナちゃんはまさしく少女。

 水泳部を辞めたお陰というか、リナちゃんの肌は病的に近い感じに白い。

 未熟な胸はほとんど平らに近いけど、仰け反ったときにわかる膨らみはオレだけが知っている。

 その上、リナちゃんを子どもらしく見せるのが乳首だ。

 大人のように色が定着していない、薄い桃色の乳輪に、五円玉の穴サイズの小さな乳頭だ。

 成長期と言うことだからあまり触ってはいない。痛いと言われたことがあるからだ。

 でも、初めて抱いたときに摘まむくらいの、申し訳程度にあるのは、確かに彼女が女の子だと教えてくれていた。

 

「見せてね」

「うん……」

 

 腰を突き出してくれるリナちゃんの真っ白な割れ目を、優しく両手で広げる。

 

「んっ」

 

 乳首よりピンク色した谷間が現れる。もう、そこは既に湿り気を帯びていた。

 

「さあ、リナちゃん好きなとこも剥いちゃうよ」

「あ……あ……んっ……は……蒼くんに……リナの……見られちゃってる」

 

 谷間に隠れた、リナちゃんの小さな小さな実を探すべく、ピンク色の皮を剥くと、ぴょこりとそれは現れた。

 

「あれ? ……リナちゃんのクリトリス……もう気持ちいいって堅くなってる」

「し、知らないですっ!」

 

 バスタブに手を置いたリナちゃんはぷいっとそっぽを向いた。

 

「じゃあ、リナちゃんの好きなことする前に触って確かめるね」

「なに、確かめ――んあっ」

 

 リナちゃんの感じる場所をまた隠そうとする包皮が元に戻らないように指で押さえる。

 もう片方の手は、ちょっとだけ涎を滲ませた幼いまんこに指を滑らせる。

 ちゅくちゅくと音を立てると、指先はあっと言う間に濡れた。

 その濡れた指をつんっと可愛らしく、堅くなったリナちゃんの赤い実に触れる。

 

「ああっ……あっあっ……そ、こ」

 

 気持ちよさそうにオレの指の動きを見ているリナちゃんの表情は、女の子じゃなくて、感じる女になっていた。

 剥き出しになっている赤くなったクリトリスを、指で回してあげるとこりこりしたままくるくる回る。

 

「はあっあっ♡ あっ、いっ、いいですっ」

「いいですって? やんない方がいいってこと?」

「ち、ちが……」

 

 指を止めて「なにがいいの?」と見上げると、小さくした唇を噛んだリナちゃんが「い、いじわる……です」と上気してた。

 

「ちがくて……そ、こ……」

「そこ? クリトリス?」

「も、もぉ……いじわる」

 

 身体を倒してきたリナちゃんがオレの頭を両手で包み込んで真っ赤になって言った。

 

「リナ……リナ、クリトリス……触られると……気持ちいい……いいです」

 

 くっそ。

 このまんま蕩けてなくても、無理矢理ちんぽ入れたくなる感じ。

 リナちゃんのひたむきな言葉がめちゃくちゃオレの性欲に深く突き刺さってくる。

 しかし、先週はナマでしていることもあるし、コンドームを風呂にまで持ってきていないし、今は危険日の可能性がある。

 前回の温泉の時のように大人のオレが理性を保たなければリナちゃんに大変な思いをさせることになる。

 

「じゃあ、いつものしてあげるよ。……おいで」

 

 お風呂のイスに座ると、リナちゃんがオレの前に来て、ちんぽをそのお尻と背中で押し付けるようにしてきた。

 脚を広げたオレの腿を跨ぐように大きく股を広げる。

 

「いつもの好き?」

 

 お風呂に入るとだいたいリナちゃんお気に入りのプレイだ。

 口で嫌がらないし、おねだりもしない。

 でも「おいでと」とイスに座ると必ず求めてくるのだ。

 

「……好き……です」

 

 鏡の向こうのリナちゃんが恥ずかしそうにそっぽを向いて耳まで真っ赤にしている。

 その耳をぱくっと囓る。

 

「はうぅう」

「リナちゃん……おしっこするとこ、見せるの好きになったの?」

 

 耳を噛んでいると、自然になのかリナちゃんの腰が物欲しそうに、動いた。

 

「ち、違います……蒼くんも……リナの……はあはあ、んっ……おしっこするとこ、見たいの?」

 

 確かに言われてみれば、今までの彼女に潮吹きさせて興奮したことはあったけど、おしっこさせたことなんてなかった。

 

「リナちゃん」

「はうぅ♡ み、耳ぃ」

「オレ、リナちゃんのおしっこするところ、見たいな」

「はあはあ……見たいの?」

 

 少女の背中にちんぽを押し付けて、クリトリスを触って、イかせて、おしっこさせる。

 リナちゃんから要求してくるけど、実のところその姿があまりにも可愛い。それに加えてエロい。バッキバキに勃起する。

 

「背中、どうなってるかわかるでしょ」

 

 リナちゃんの背中にもうぬるぬるになったちんぽを押し付けた。

 

「そぉくん、おっき、大っきくなってます。……やっ、ひんっひんっはうぅっ♡」

 

 こりこりになったクリトリスを指でいじりながら耳を噛む。

 

「ひあっ、ひあっああっあっ♡ うっううう」

 

 ガマン比べかな? 下唇を噛んだリナちゃんがイくのを耐えているように見えた。

 

「うっうっうっひんっひんっひぃっ」

「ガマンしてる?」

「はあっはあっはあっ……らって、らって……」

「だって?」

 

 耳の中にキスをするように囁く。

 

「はうぅっ♡」唇を震わせて小さく仰け反ったリナちゃんは、敏感な部分をいじるオレの手を押さえた。

 

「だ、だって……そぉくん気持ち良くするの……ずっと……ずっと……」

 

 リナちゃんは頭をオレの胸に寄せて、俯いて恥ずかしそうに言った。

 

「感じてたいもん……」

 

 ゴムでもあれば温泉の時みたいに突っ込みたい。

 でも、今は危ない日かもしれないからダメだ。

 

「イっちゃうと感じなくなっちゃうの?」

 

 首を横に振って「イくと……蒼くんのこと忘れて……気持ちいいことしか、考えられなくなっちゃうんです」口をとがらせて下を向いたリナちゃんは胸の中で体温が上がっている。

 

「いいんだよ。リナちゃんが気持ちいいことしか考えられない、ってなってほしいからしてるんだからね」

「で、でも、ひんっ♡ らめぇっ♡ らめっらめっ♡」

 

 そんな可愛いことを言っても、小さなリナちゃんが感じまくって行きまくってる姿が見たいんだ。

 俯いていたリナちゃんの耳を舐め、吸い、甘噛みして、小っちゃく勃起したクリトリスを右に左に、上下にコリコリいじる。

 

「やあっ! らめっ♡ らめっ♡ ひんひんっひんっ♡ そ、れっ! らめえっ!」

 

 片手でクリトリスを翻弄し、片手は涎を垂らしまくっているリナちゃんの子どもまんこの入り口を指でくちゅくちゅ。入り口を丹念に広げるように指でマッサージ。

 

「すっごい濡れてる」

「やあっ♡ そぉくんの指っ♡ おしっこかかるのぉっ! やっやっあっあっあっ♡ も、もっもぉっ!」

 

 耳、クリトリス、膣口の三段責めに、幼い身体をオレに預けるように仰け反る。

 

「いひぃいいぃ♡ イくぅううぅ♡」

 

 弓なりになった身体がオレの指に勢いよくおしっこを飛ばした。

 そして子どもまんこがおしっこまみれになってヒクヒクと蠢く。

 

「らめぇえぇ……ひんっひんっ♡ はぅっ、止ま、止まってぇ……あうぅ♡ はうぅ♡ イくのイくのっ♡ 止まらないいぃ♡」

 

 絶頂に達してなお、耳とクリトリスを責め続けているとリナちゃんのおしっこは止まらないことを知った。当然イき続ける。

 快感にまだ不慣れな幼い身体が翻弄され続けるのを見ると、オレはめちゃくちゃ興奮した。

 リナちゃんに新たな扉を開かされたと言ってもいい。

 

「ひんっひんっ♡ ひんっひんっ♡ ひんっ♡」

 

 びくびく震えて、おしっこもチョロッチョロッとしか出なくなると完全にイってしまい、体から力が抜ける。

 恥ずかしそうな、不安そうな表情でオレを見上げている彼女にいつも心を射貫かれるような感情が芽生える。

 そして、欲情が沸き上がり、リナちゃんのそのぐったりした身体を抱いたこともあった。

 ただ、今日は避妊が必要だ。

 オレが落ち着いて、見上げているリナちゃんにキスをして、手の届く位置にあったシャワーで彼女の身体を流してあげる。

 

「蒼くん……」

「うん?」

「おしっこ見て、興奮しましたか?」

「ちょっと違うかな。リナちゃんがイきまくって、おしっこまでするところを見たら、がっちがちに堅くなったよ」

 

 オレの広げた脚の間にお尻をはめるように横になったリナちゃんが、ちんぽを見る。

 

「すごく堅い……」

 

 ちんぽを握ってリナちゃんは肉棒をゆっくり(さす)った。

 リナちゃんからオレに対する気持ちを聞いてから三ヶ月を超えている。

 先走り汁まみれの亀頭をぬるぬるの手で包み込んで、カリを中心のオレ好みの愛撫をするようになった。

 

「リナちゃん、あのさ……ここじゃゴムもないし」

「蒼くん……いいよ」

 

 リナちゃんの手がぐちゅぐちゅとイヤらしい音を立てるたびに、オレの欲情も鎌首をもたげてくる。

 

「はあ、はあ、今日はリナちゃんダメでしょ」

「いいんだよ……蒼くん。今日は大丈夫だよ?」

 

 見上げるリナちゃんの瞳が物欲しそうに潤んでいる。

 カリをねちねち責めて、理性を引っぺがそうとしているように感じた。

 

「ダメだって……どうしたの? はあ、はあ、リナちゃん、いつもなら、ダメだって言うでしょ。くっ、ほら、この前いっぱい出したばっかりだから、安全じゃないはずだよ」

「ううん……薬で……ずらしてるから……いいよ」

「でも……はあはあ……くっ……そんなに動かしたら……」

「蒼くん……いっぱいいっぱい……リナの中に出して欲しいです……パパとママもいなくて、初めておうちでお泊まりなんだもん」

 

 亀頭からカウパーがだらだら垂れて愛撫されて、リナちゃんが入れて欲しいって、中出しして欲しいって誘ってるんだから、入れてやれよ。

 悪魔の声がする。

 

「リナの……」頬を染めてリナちゃんはじっと見つめてさらにオレを興奮させた。

 

「あの……リナの……リナ……おまんこに……せーし、出して。……子宮にいっぱい……せーし、出して」

 

 嬉しい。こんなこと言われて黙ってるのは男じゃない。

 でも、なにか引っかかる。

 

「リナちゃん……」

「あんっ」

 

 リナちゃんの股間に手を伸ばし、綺麗に洗ったばかりのぷに肉の間に指を滑り込ませた。

 もう、とろとろに濡れている。

 

「じゃあ、オレもリナちゃんのまんこ、入れやすくなるように指入れるよ」

「やっ、あっ……あっ……も、もぉ、入れても……んあっ……いいですっ」

 

 つぷっ

 難なく指が第一関節まで入る。

 狭いけど中はとろとろで、指を受け入れる――男性器を受け入れる準備はもう整っている。

 これは……。

 

「んっ! そぉ……くんっ……は、あ……ゆ、び、じゃなくて……んぅ」

 

 手前に指を曲げて恥骨に当たる部分を指で押し込んでヒダを擦った。

 

「や、あっ、もっ、もっ♡ おちんちん……くだっ、あっあっ、イくぅっ♡」

 

 クリトリスであれだけイってもなお、リナちゃんの幼い身体はまだまだ快感に不慣れなのか簡単に絶頂してしまう。

 Gスポットなんて擦られればわけも分からずイっている、そんな感じだ。

 

「はあはあはあ、こ、れ♡ 入れて……イくぅっ♡ ……くらはいっあっあっ」

 

 イきながらリナちゃんの柔らかい手のひらが、亀頭を包み込んでカリを含めて音を立たせながらしごいている。

 

「ちょ、リナちゃんっ、そんなにしたら、くぅっ」

 

 指をリナちゃんの奥へさらに沈めていく。

 

 ん?

 

 オレの指をちんぽと勘違いしてか、締め付けながら未熟なヒダが奥へと導く艶めかしい動きをしていた。

 

「あっあっらめっらめっらめっ」

 

 簡単に指はリナちゃんの最奥に到達し、とろとろの壁を指で押し込む。

 

「イくっ♡」

 

 一瞬ちんぽをしごく手が止まったが、震えながら思い出したかのようにまた動き始める。それも、さっきより激しく。

 

「リッ、ナちゃん! くぅっ!」

 

 物覚えがいい子だ。だから、オレを悦ばせることも、イかせることもすぐに覚えて実践してくれた。

 イってもなお、オレのちんぽを見ながらリナちゃんが手コキを続ける

 容赦なく尿道を手のひらで舐めるように愛撫して、指がカリを擦った。

 手のひらの柔らかさに快感があっと言う間に込み上げてる。

 

「出るっ!!」

「はあはあはあ、ああっあああっ手に……んあっ、手に……」

 

 手の動きが気持ち良くって、イく前からオレはリナちゃんの熱い膣内で指の動きは止まっていた。

 だから、どくどくとリナちゃんの手に精液を放出しても、リナちゃんは手コキを止めない。

 

「くぅっ……止、めて」

「蒼くん、中で出して欲しいのに……もっと、もっと、しよう……蒼くん、ね、リナの中で、せーし出してください……だから、もっと……ね? しよ」

 

 リナちゃんの様子がちょっとおかしい。

 ちんぽを弄られるのもくすぐったくなり始めたから、リナちゃんの手コキする手を思わず握って止めてしまった。

 リナちゃんの手が熱いのか、それとも出した精液が熱いのか、どろどろになった彼女の手を握ると、とても熱を帯びていた。



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15 告白

「蒼くん……なんで? 手で……せーし出したら、ダメです。……リナの……リナのおまんこに……せーし出して下さい」

 

 ちんぽを握る手を押さえると、リナちゃんはオレを見上げて懇願してきている。

 

「今日、安全日じゃないでしょ」

「……」

 

 俯いて口をとがらせてしまった。

 それでも、リナちゃんの手が微妙に動いている。激しく動かしているわけではないから、後戯として気持ちはいい。

 

「どうして、そう思うんです? 薬……飲んで調整――」

「だって、リナちゃん、妊娠しようとする身体になってるよ?」

「……わ……わかるわけ――」

 

 リナちゃんの小っちゃな性器の中は、指で愛撫していると、いつもより手前にこりっとした部分を感じることが出来た。

 

「わかるよ。リナちゃん、子宮口下りてきて妊娠したいってわかったよ」

「そ、それは――」

「それに、温泉の時みたいに、すごい濡れて、とろとろになってオレのちんぽを受け入れやすくなってたから」

「えへ……えへへ……それは、今までの彼女さんから、わかってたのですね」

 

 すん、と小さく鼻をすすった音が聞こえた。

 

「えへへ……えへへ……えへ……ばれちゃった」

「バレた?」

「排卵期、わかってて……避妊しないで……してもらおうとしてました」

 

 なんで? 今まで自分から避妊しないとダメって言っていたのに。

 突然どうしたんだ?

 

「どうしたの? リナちゃん?」

「リナ……妊娠するのわかってて……セックスしようとした、悪い女なんです」

「本当にそうなの?」

「えへへ……えへ……えへへ、早く、蒼くんがパパになって、リナがママになりたたくて、赤ちゃん作ろうとしてた、悪い女です」

 

 俯いてリナちゃんは口をとがらせたまま。

 

「えへへ……こんな悪い女なんです。リナ」

「違うよね? リナちゃん」

「違わないです。……リナ、排卵期ですから、危険日に避妊しないで欲しかったんです」

「どうしてそんなことを?」

「ママに……なりたくて……」

 

 言葉を詰まらせたリナちゃんの様子がおかしい。

 

「リナ……悪い女だから、恋人じゃなくてもいいです」

 

 顔を上げることなく、口をとがらせたまま、リナちゃんは呟いた。

 あんなに笑顔だったリナちゃんが顔を上げてくれない。

 

「ごめんなさい。……だましてごめんなさい」

「違うよ。リナちゃん」

「違わないです」

「リナちゃんが俯いたまんまで口尖らせてる時って何か気に入らないことがあるときなんだよ」

 

 びくっとしてリナちゃんの唇が尖らなくなった。

 歯を食いしばったようにも見える。

 

「リナ……ダメな女です。だから、いいんです」

「気に入らないことがなんなのかわかるよ」

「え?」

「自分で言ってることが気に入らないんだろ?」

「……」

「自分の――たぶん、たぶんだけど……身体のことが気に入らないんだろ?」

「……な……なんで……なんで」

 

 顔を上げたリナちゃんの頬をポロポロと涙が零れていた。

 

「なんで、わかるの?」

「幼馴染みだし、リナちゃんの恋人だからだよ」

「そぉくん……」

「何があったのか話して」

「蒼くんっ!!」

 

 抱き付いてきてリナちゃんは大声で泣いた。

 理由は聞かずに、リナちゃんの気の済むまで胸を貸した。

 

 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

 

 泣きじゃくったリナちゃんが自分から体を離して「落ち着きました」と言ってシャワーを自分とオレにも掛けてくれた。

 少しだけぬるい感じだったけど、リナちゃんの火照った身体が抱き付いてきてちょうど良くなる。

 ちょうど風呂のイスに座ってお姫様抱っこをしているような感じだ。

 

「この前……病院行ったら……リナ……これ以上……成長しないって」

「体が?」

「うん」

 

 生理だけじゃなくて、体にも影響が出ていたんだ。

 

「だったら大丈夫でしょ」

「それだけじゃないんです」

「うん?」

 

 成長しないことと生理以外にもあるのか?

 

「生理が重い理由って……成長しないってこともあるけど……」

「うん」

「排卵期が来ても……排卵しないんです」

「え?」

「薬使わないと排卵できない体なんです」

「薬使って大丈夫なら」

「違うんです。薬を使っても……赤ちゃんの出来る確率が低いって」

「うん」

「蒼くんから……赤ちゃん出来ないから、お嫁さんにしてもらえないって……」

 

 ああ。そうか。そういうことか。

 

「それで、おばさんが言ってた、選ぶって言葉に怒ったのか」

「一緒に三日も……一緒にいられるのに、ママがあんなこと言うから……ご飯食べてるときも、ずっと、ずっと、お風呂入ってからも……蒼くんから、将来、捨てられるんじゃないかって……うぅ……うっ、うぇえ……うええんっ」

 

 そっか。

 

 おじさんはリナちゃんをくれるようなことを言っていたけど、おばさんはリナちゃんの体のことを知った上で、彼女を嫁にするか選べって言ってたのかもしれない。

 ということは、意外とリナちゃんの両親に好かれてるってことなのか。

 

「だって、ひっく……ひっく……一緒に、一緒に三日も一緒にいれるのに、なんで、なんで、あんなことっ! ううぅう、ううっ」

「だからって、オレから嫌われるような言い方しなくてもよかったんじゃない?」

「ごめんなさいっごべんなさいっ、ううっううっ」

 

 涙に鼻水、くしゃくしゃになってリナちゃんがオレを見上げた謝った。

 

「嫌われたくないですっ……うぅっ、か、体のことで嫌われたくないですっ」

「リナちゃん、オレが旦那さんになって、パパになって欲しかったんだ」

「うぐぅっひっくひっくっ……はいっ、だって……好きなんですっ……ううっ」

 

 ずっと、言い続けてるリナちゃんの長い髪を撫でた。

 

「それは……ダメだよ……」

 

 おっきな瞳で笑うと可愛いリナちゃんの目が、ショックで大きく見開かれた。



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16 言葉足らずだったんだ……

「ううっ、ごめんなさいっごめんなさいっごめんなさいっ!」

 

 頭を胸に擦りつけてくるリナちゃんの頭をそっと支え、泣きじゃくっているその口にキスをした。

 

「違うよ」

「ううっうううっ」

 

 への字になっている唇にもう一度キス。

 

「あむ……ううぅ……んむぅ……あ……んむ……はぁ……」

「勘違いさせたかもしれないね。ゴメン」

「キスで……誤魔化さないで下さい……」

 

 じっとオレの言葉を待っているリナちゃんは真剣な眼差しでオレを見つめる

 

「旦那さんになるには結婚でしょ?」

「はい」

「パパになるには妊娠がいるでしょ?」

「はい」

 

 もう一度おでこにキスをした。

 

「それは、まだ早いよ」の一言に、またリナちゃんは眉を八の字にする。

 

「……恋人同士で、ずっとまだこうやってリナちゃんといたいんだけど、それはダメなのかな?」

 

 首を振ってリナちゃんの瞳は明るくなってきていた。

 

「恋人でいて、タイミングは……もっと大人になってから、結婚するんでしょ。そのあと……あととも限らないけど、赤ちゃんが出来て、パパママになる」

「い、いいんですか?」

「え? だって恋人同士でしょ? リナちゃん、そうなりたいんでしょ?」

 

 今までの中で一番嬉しそうな笑顔だった。

 髪は濡れて頬にかかっていたけど、それがどうして、中一のリナちゃんを大人びて見せている。

 今度は違う涙だ。

 リナちゃんは幸せそうに笑って、泣いて首に抱き付く。

 

「蒼くん……」

「リナちゃん」

「初めて……リナ、初めて蒼くんから、恋人って言われた」

 

 え? 言ってなかったっけ?

 

「そうだった?」

「そうです!」

 

 ちょっと怒っているようにも聞こえた。

 ぎゅっと抱き付いてきているリナちゃんの身体は、本当に小さい。

 幼いからなのか、とても暖かい。

 

「ずっと……リナだけ、一人で恋人恋人って言ってるだけで……蒼くんから、好かれてないと思ってました」

「もしそうだったら、どんな酷い男だよ」

「もしかすると……身体だけの関係……なのかもっても、思ってました。でも、それだけでも満足でした……」

「オレも言葉が足りなかった。ゴメン」

「ううん。今まで言われませんでしたから……とても、とても……本当に、本当に、嬉しいです」

 

 言葉にしなかったことで、ずっとリナちゃんに不安を与えていたのか。

 言っても、たぶん、「恋人だったら」って言ってただけかもしれない。

 こんなに小さい身体で、それに、まだ人生経験もないのに、こんなことで悩ませてしまっていたとは。

 ぎゅっと抱きしめると、リナちゃんも可愛らしくキュッと抱き付いた。

 

「リナちゃん、好きだよ」

「蒼くん……リナも好きです」

 

 お互い見合わせて、軽くキスを交わした。

 

「お風呂からあがったら何しますか?」

 

 潤んだ瞳に吸い込まれそうになるのをガマンして「ゲームしよっか」と言うと、幼いリナちゃんの年相応の笑顔で、元気よく「うん!」の返事。

 勉強を教えるのは、ゲームのあとにしよう。

 

 手コキで射精してもらったお陰で理性が働いていた。

 もし、イってなかったら、風呂からあがってから、いやもしかするとここでリナちゃんをすぐ抱いていたかもしれない。

 でも、今日から何となく、リナちゃんとの関係が深まるんだろうなあ。そんな気がした。



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17 もう一つの告白

 お風呂上がりは対戦ゲームを一時間ばかりやって、志穂に勝つにはどうしたらいいかリナちゃんにレクチャーした。

 そのあとは勉強。まだ冬休み前だけど、中一の勉強をすべて終え、それを何度も復習して間違いを徹底的に排除した。

 

 勉強したあとは、リナちゃんが晩御飯を作ってくれた。

 二人きりだし、裸エプロンでもしてくれるかなって期待したけど、唐揚げを作るらしく、その期待は露と消えた。

 跳ねた油で火傷したら、珠のような肌に傷が付いてしまう。それでもリナちゃんは薄着。

 家の中はどこもかしこも暖かいからだ。全館暖房と言うらしい。

 キャミソールの下に何も着ていないのかな、と思ったけどブラは付けているのが見えた。

 下はゆるめのショートパンツ。体育座りをすると、パンツの柄が余裕で見えるくらいゆるゆるだ。

 

 ご飯も食べてゆっくりしてテレビを見て笑い合って、何となく家族みたいな雰囲気になっている。

 そして、9時を回ると、お互いそわそわしていた。

 排卵期だからリナちゃんも発情しているのかもしれない。

 

 だからなのかもしれない。

 リナちゃんの家には和室がある。そこに布団を用意してくれていたけど、リナちゃんがそこに用意された枕を持ってきて、一緒に部屋で寝ようと真っ赤になって誘ってくれた。

 もちろん、オレも布団一式持ってリナちゃんの部屋へ。

 始めから一緒に寝る予定だったのは言うまでもない。

 

 ベッドの脇に布団を敷いて、そこに座って何気ない話をしているとリナちゃんがそっと抱き付いてくる。

 密着してくるリナちゃんの幼い身体はとても熱い。

 

「あの……」

 

 したくなったのかな?

 オレもお風呂で出来なかったから、非常にリナちゃんを抱きたくなっている。

 背中に手を回し、片手はお尻の柔らかさを堪能していた。

 

「蒼くん……脱毛……したのって……つるつるの、リナの……おまんこにおちんちん入ってるの見るため?」

「どうしたの? 確かに、フェラとか入ってるところ見たいから、だけど?」

「リナ……実は……成長止まるけど……その……」

 

 体を少しだけ離して、俯いてリナちゃんは耳まで真っ赤になってしまった。

 キャミソールに隙間が出来たことで、リナちゃんの可愛い下着が見える。

 水色のブラはリナちゃんに膨らみが少ないせいで、その間から小さな胸と、可愛らしい乳首をのぞき見ることが出来た。

 

「リナちゃんの身体、ほかになんか悪いところあるの?」

「ううん」

「どうしたの? 遠慮なく言って」

「……う、うん」

 

 立ち上がってリナちゃんは鏡台から何かを持ってくる。

 

「あっ、あのっ! こ、これで……蒼くんの好きに……リナの身体、蒼くんの好きに、(この)みにしてくださいっ」

「うん?」

 

 手渡されたのは毛抜きだった。

 

「リナ……毛は……生えるんだそうです……でも」

 

 二次成長は止まらない? でも、胸はもう大きくならないし、排卵されない。

 それなのに毛は生えるのか……。

 

「一度抜いたら、もう、生えないかもしれないって、成長がないから、抜いたらもうそこからは毛が生えないかもしれないから注意してって、先生が言ってました。だから、蒼くんが……つるつるが好きなら……抜いて、ください」

「オレが……決めるの? 決めていいの?」

「……うん。……大人みたいに、毛が生えたのが好きなら……でも、なにもない方がいいなら……抜いて、下さい」

 

 ごくりと唾を飲み込んだ。

 オレの意志でリナちゃんの今後の身体のことが決まるんだ。

 渡された毛抜きを見つめる。

 

 オレが抜いてしまえば二度と陰毛が生えないことだ。

 それは彼女が大人になったときに何か影響が無ければ良いけれど。

 でも、大人になってもリナちゃんはこのままなのだろう。

 元カノは濃い薄いの違いはあっても、全員毛が生えていた。

 あればあったで魅力はあった。

 

 でも、リナちゃんの身体を知ってしまってからは――

 

 ベッドに座ったリナちゃんは身を抱えて、オレの答えを待つようにじっと見つめている。

 手元の毛抜きをもう一度見た。

 

 決めた。

 

 ギシッと音を立てて、ベッドに座るリナちゃんにキスをした。

 リナちゃんをそのまま押し倒すと、少しだけ開いた唇がイヤに艶っぽく見える。

 

「どう、しますか?」

 

 無言でオレはリナちゃんの両手を掴んで上げた。

 脇に毛は生えていない。目をこらしてみても産毛すら見つけることが出来ない。

 ここはもう自分で処理してしまっているのかもしれない。いや、そもそも体毛の薄いリナちゃんにはまだ生えていないのかもしれないし、ここは生えないのかもしれない。

 

「ここ、見るからね」

 

 キャミソールをたくし上げる。

 水色のブラが現れた。可愛いフリルが付いているけど、中身はまだまだその大きさに達していない。

 きっと、このサイズに、カップいっぱいになることはないのだろう。

 

「蒼くん? なんで、胸?」

「ここにも、生えるからね」

「そうなんですか?」

「だから……」

 

「うん」と頷いてリナちゃんは自らキャミソールを首まで上げ、ブラを上にずらしてくれた。

 小っちゃな胸が少しだけ上にあがると、未熟な乳首が現れる。

 

「やっぱり……は、恥ずかしぃ……」

「オレ好みにするから、ガマンして。……じゃあ、見てあげるよ」

「は、はい」

 

 緩やかなカーブを描いた膨らみはこれ以上大きくはならないらしい。

 でも、揉んだら? 妊娠したら? 膨らむのだろうか。

 リナちゃんは女の子だから、きっと大きくなりたいだろう。

 もし、その気があるなら、希望があるなら、揉んで大きく出来るなら、たっぷりと揉んであげたい。

 

 その小さな胸に触れると、柔らかい場所は僅かしかない。膨らみを掴もうとすると、二本か三本の指で、摘まむと言うくらいしかない。

 前は痛いと言われていたけど、もう今は胸を触れても揉んでも痛くないらしい。

 そして、その薄いピンク色した先端――乳輪を見る。

 

「可愛い乳首だよ」

「ちっちゃくて……ごめんね」

「リナちゃんの胸、好きだからそんなこと言わないの」

「うん」

 

 ブラをたくし上げながら、リナちゃんは嬉しそうだ。

 さて、と乳輪をよく見ても細かい産毛しかない。太い毛になりそうなのもない。よくよく目をこらしてみれば、産毛でも、ちょっとだけ長めの毛があるくらいだ。

 

「これ、抜いた方がいいかな……」

「蒼くん……蒼くんの、好みにしてください」

 

 抜く必要はないんだと思う。

 でも――

 

「ちょっと痛いかもしれないよ」

「……うん」

 

 1ミリ程度の短い産毛がほとんど。

 乳頭からちょっと1センチも離れていない場所にある、ピンク色と肌色の(きわ)の場所に生えているのが、右と左に2、3本。

 その内の一本を毛抜きで摘まむ。

 

「抜くよ……」

 

 軽い抵抗感のあと、ぷつっと産毛が抜けた。

 

「……んっ!」

「ごめん、痛かった?」

 

 頬を染めながらリナちゃんは首を横に振る。

 

「もう少しあるから、抜いてくね」

「うん」

 

 毛を抜くたび、リナちゃんは可愛らしい声を上げた。

 そして、産毛を引っ張るたびに、リナちゃんの子ども乳首が際立ち、立っていく。

 抜くたびに乳頭が硬くなっていった。本当は片方ずつ2、3本抜くつもりだったけど、リナちゃんの可愛らしい反応に抜く量を増やしていた。

 左右両方の産毛を抜く頃には真っ赤に頬を染めたリナちゃん。

 乳首は弄ってもいないのに、毛を抜いただけで、つんっと堅くなっている。乳輪も僅かながらだけど、引っ張られるように立っていた。

 

「ごめんね。痛かったでしょ」

 

 おでこにキスをすると「大丈夫です」と可愛らしい返事。

 

「あの……下、も?」

 

 リナちゃんは上目遣いに火照った瞳を向けた。

 そして、ブラを元に戻そうとした手をオレは押さえた。

 

「このまま……下も」

「……はい」

 

 熱が籠もった返事にオレの股間もかなり熱くなっている。

 パンツが先走り汁で濡れているのも感じる。

 

 横たわったリナちゃんのショートパンツにオレは手を掛けた。

 すると、リナちゃんはオレがショートパンツを下ろしやすくするように腰を浮き上がらせた。

 

「じゃあ、下の見て……抜くからね」

「リナを……蒼くんの、好みにして、いいから。……好きにしてください」

 

 ゆっくりとショートパンツを下ろしていくと可愛らしいヘソが見え、徐々に彼女のぷっくりした恥丘が現れる。彼女の性器は後付きで割れ目が見えるには、まだ下ろす必要がある。

 でも、オレは見える前にショートパンツを下ろす手を止めた。

 

「いい、の?」

「うん。まずこのままで」

 

 オレの返事にリナちゃんは腰を下ろす。

 ベッドに横たわったリナちゃんは、小さな胸元から彼女の恥丘まで真っ白な肌を晒した。

 ショートパンツは彼女の肝心な部分を隠してはいるが、あと僅かで見えてしまうくらいまで下ろされている。

 

「な、なんか全部脱ぐより……恥ずかしいです」

「リナちゃんすごくエロく見える。ちんぽがっちがちになってるよ」

「うっうう」

 

 恥ずかしくて堪らなくなったのか、リナちゃんは片手で青いブラを下ろそうとした。

 それを阻止したけど、片方の胸は見えたままだ。

 

「ううっ……恥ずかしいですぅ」

「リナちゃん、オレを興奮させてもらわないと」

「う、うん。……わかりました」

 

 リナちゃんは両手でブラをたくし上げ、未だに立っている乳首を見せてくれた。

 

 あと少しで割れ目が見えそうな恥丘にショートパンツが少しだけ食い込んでいる。

 オレはそこをじっくりと舐め回すように観察した。

 リナちゃんが言っていたように、確かにそこには陰毛の赤ちゃんとも言うべき産毛があった。

 お風呂で言われていれば気が付いたかもしれない。その程度の目立たない毛だ。

 ヘソから真っ直ぐ下へ、ショートパンツに挟まれそうな場所。恥丘の真ん中、割れ目の直上にあった。

 その産毛は、うっすらと少しだけ色が付いているかもしれない。目を凝らさなければわからない。

 

「リナちゃん、何本かあるから、抜くからね」

「……はい」

 

 リナちゃんは真っ赤になってそっぽを向いてしまった。どことなくお医者さんごっこでもしているようにも思える。

 ぷにっと柔らかいリナちゃんの恥丘にそっと手を当てると、ぴくっと幼い身体が震えた。

 恥丘を摘まむとぷにぷに感がすごいわかる。上に引っ張れば割れ目が見えてくるかもしれない。出も、今はガマンだ。

 生まれたての陰毛のような産毛を毛抜きで掴む。そのまま引っ張るとぷにぷにの恥丘も少し浮き上がる。

 

「んっ」

「リナちゃん、抜くよ」

「んっ!」

 

 ぴっと引っ張り抜くと、恥丘がビクッと震えた。

 

「痛い?」

「大丈夫、です。……蒼くん好みに、してください」

 

 抜き続けていくと、リナちゃんの息が少しだけ深くなっているような気がする。

 すべてを抜き終え、摘まんだ恥丘をそっと戻して目立った毛が無くなっていることを確認した。

 

「お、わった?」

「まだ」

「ほかに、どこを……」

 

 耳まで真っ赤にしてリナちゃんは身体を起こす。

 ブラが元に戻って胸が隠れてしまった。

 

「四つん這いなって」

「え……え……」

「もっと生えてないか見るから」

「わかり、ました」

 

 脱がせかけのショートパンツのままリナちゃんは言いなりになってオレに小振りなお尻を見せた。

 脚を閉じたままだからお尻の穴まで見えないけど、それはピンク色だと言うことをオレは知っている。

 そして、ショートパンツに隠された彼女の性器に陰毛があるかどうか確認するべく、オレはリナちゃんの青いパンツごと下ろしていく。

 

「はあはあ……そぉくん……恥ずかしい……恥ずかしいです。とっても、恥ずかしいです」

 

 お尻の割れ目と、性器の割れ目が現れる。

 

「ちょっと脚広げるよ」

「あ……」

 

 ショートパンツがあまり伸びないように脚を広げさせた。

 すると、お尻も性器も丸見えになる。

 リナちゃんの身体で一番ふっくらしている部分、お尻の肉を鷲掴みにした。

 

「んっ」

 

 ぴくりと震えたその軟らかな尻肉を広げていく。

 

「や、あ……あ……お尻……お尻の……見られちゃうよぉ」

「リナちゃんの体、どこも綺麗だよ」

「う、うう」

 

 可愛らしいお尻の穴――ピンク色のアナルの周りを確認した。

 身体を捻ってリナちゃんはオレのしていることを見て呻いた。

 

「ううっ……お尻……も、あるんですか?」

「うん」

「え、ええっ」

「じゃあ、抜くよ」

「は、い」

 

 向こうを向いてしまったリナちゃんは耳まで真っ赤にしている。

 そこまで恥ずかしがらせてしまったか。

 本当は産毛しかない。

 でも、抜いてみよう。

 

「んっ! ……はあはあ……んっ! ……いっ! ……はあはあ」

 

 乳首とは違って、抜くたびにリナちゃんのお尻の穴がヒクヒクしていた。掴んだ柔らかいお尻の肉も、びくっと震える。

 そしてぷに肉の大陰唇を観察。

 割れ目はオレのちんぽが入ればいっぱいいっぱいに広がるけど、今は真っ直ぐなスリットがあるだけ。柔らかいこのぷに肉――大陰唇は挿入すると、まるで大きく口いっぱいに広げたかのようにちんぽを咥えるようになる。

 そんな真っ白で柔らかい大陰唇に触れる。

 

「あんっ……はあはあ……」

 

 指で脚に沿ってぷに肉をさすった。

 

「はあ……はあ……んっ……はあはあ……はあ」

 

 毛の感覚は指に感じられない。ただただ柔らかい。むしゃぶりつきたいのをガマンしながら観察する。

 それでもよく見れば、細いけど、うっすら色の付いている産毛が何本かあった。

 意外と際どい位置にも生えている。

 

「これからずっと、生えなくなるまで見ることになるんだね。リナちゃんの体の隅々」

「うん。……蒼くんから見てもらう。ずっと見てもらいます」

「そうだね。ずっと見てあげるからね。……じゃあ、抜くよ」

 

 際どい位置にある産毛を毛抜きで挟む。

 ゆっくりと引っ張ると、割れ目からピンク色の秘肉が見えてくる。

 

「ん……あ……はあ、はあ……んっ!」

 

 抜けた毛はやはり陰毛と言うにはまだ早いくらい細い。

 産毛を引っ張ってのぞくことができたピンク色の秘部は、割れ目から溢れるくらいではないにしろ、リナちゃんは興奮してなのか、それとも気持ちがいいのかうっすら濡れている。

 

「まだ、あるからね」

「はあ、はあ、はあ、はい。……お願いしま、んっ!」

 

 お風呂で気が付かなかった程度の産毛だ。縮れるような毛になることはないのかもしれない。

 それでも、オレは綺麗にしてあげようと、ゆっくりと抜いていく。

 

「んっ! はあ……はあ……んっ! あ、はあはあ……あ……はあはあ」

 

 左手でぷに肉を少しだけ横に引っ張る。

 にちっと音と共にピンク色の綺麗な秘肉がオレの目の前に晒される。大人のようなヒダ――小陰唇は目立たないくらい小さい。これが子どもまんこというものなのだろう。とても綺麗だ。

 濡れた秘部は触れればきっと、いつもと同じ、さらりとした愛液に違いない。

 改めてオレはごくりと唾を飲み込み、リナちゃんの割れ目周りに生えた、未熟な陰毛を抜いていく。

 よく割れ目を見れば、彼女の小さな膣口は、抜く瞬間にキュッと締まるような動きをしていた。そして、感じていることを隠すように息を整えると、それとは裏腹に愛液が小さな穴から少しずつ漏れてくる。

 見られると感じてしまう、リナちゃんらしい快感なのかもしれない。

 

「はあはあ……あっ! ……はあ、はあ、んっ! はあはあ……はあはあ」

 

 声に熱が籠もってきている。

 排卵期って言うことも影響しているんだろう。

 毛抜きをしていることによって、オレから恥ずかしい姿を見られることによって、リナちゃんは性欲を溢れさせ、興奮してきているのかもしれない。



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18 発情期のリナちゃんは可愛い

「終わったよ。綺麗に抜いておいたから」

 

 四つん這いになっていたリナちゃんの恥部を隠すようにショートパンツを元に戻す。

 

「……え」

 

 ころんと転がってリナちゃんはオレの方を見た。

 胸はブラが下りてきて隠れ、ショートパンツも元に戻って、健康そうなお腹が見えるだけになる。

 そして、リナちゃんは陰毛の処理をされていたときの余韻を残すように頬を染めていた。

 

「蒼くん……」

 

 転がって横になっているリナちゃんの隣に向かい合って寝た。

 

「恥ずかしがらせちゃったね」

「うん」

 

 髪を撫でると、体温が上がっているのがわかった。頭にじんわり汗をかいている。

 

「あ……あの……」

「うん」

 

 蕩けた瞳で見つめられると、そのままキスをしたくなってしまう。

 横になったままリナちゃんはオレを見上げた。

 

「しないんですか?」

「うん?」

 

 意地悪したくなった。

 濡れていたのだから、リナちゃんはしたいのかもしれない。

 オレもしたいけど、ガマンだ。

 

「リナちゃんしたいの?」

 

 指摘されたリナちゃんは真っ赤になって、横になっているオレの胸元に隠れるように入ってくる。

 おでこをオレの胸にくっつけて顔を見えないようにしているようだ。

 

「せ、せっかく……恋人……恋人って言ってくれたから……あ、愛し……合うんだろうなあって……思って……」

「愛し合ってる、よね」

「うん」

 

 (ひたい)だけではなく、リナちゃんはオレの胸元に両方の手のひらを触れていた。

 

「そ、そうじゃなく……て」

「そうじゃなくて?」

 

 見えていた彼女の片手が胸元から消えると、オレのちんぽに触れていた。

 

「く、苦しくないですか? ここ」

「リナちゃん、したい?」

「だって……だって……」

 

 胸元に蹲るようにしている彼女の様子を見ていたオレを、リナちゃんは見上げた。

 切なそうな、苦しそうな、何よりオレに何かを求めているような表情。

 

「蒼くん……好き。愛してます。……そう思う気持ちが、リナをドキドキさせて、お腹が……あそこがきゅうって、蒼くんのこと求めてるのがわかるんです」

「あそこ?」

「あ。……お、まんこ」

 

 小さな唇が勇気を振り絞って言わせているようだ。

 

「蒼くん、リナのこと……」

 

 確かめたいのかもしれない。

 自分が幼いから、オレが付き合ってきた女性とは違うから、オレが言葉足らずだったから、オレの口から聞きたいのかもしれない。

 

「リナちゃん」

「はい」

 

 リナちゃんの片方の手が胸元でキュッと握られていた。

 期待に満ちた瞳でオレを見つめる。

 大人びた言葉で、リナちゃんに対して似合わないかもしれないけど。

 

「愛してるよ」

「はいっ。……リナも愛してます」

 

 全てを晒してオレを頼るリナちゃんを安心させたい思いが言葉に表れる。

 

「嬉しい。ふふっうふっ」

 

 胸に頭をすりつけて何度も同じことを言っている。

 

「もう一回……言ってください」

「何回も言うもんじゃないよ」

 

 額を胸に当てながらのお願いだったけど、照れくさいんだ。

 

「えぇ……」リナちゃんはギュッとしがみついた。

 

 今まで元カノには好きだって言ったことはあるけど、愛してるってなかなか言いにくかった。

 

「ごめんごめん。何回言ってもいい言葉、だよね」

 

 見上げて、ぱっと表情を輝かせたリナちゃんの唇が少しだけ開く。

 

「愛してるよ」

「んっ……あむ……んっ」

 

 思わず舌を絡めてキスをした。

 お互いが舌を舐め合うように、それは時々空振りになるけれど、お互いを求めたキスだ。絡み合う舌は涎なんか気にしていない。

 

「ぷはぁ。ふふ……すごいキス。……リナも、愛してます」

「うん」

「あ、あの……」

 

 ずりずりリナちゃんがオレと視線の合う位置にずれてくる。

 身体をぴったりくっつけて、自分の股の辺りにオレのちんぽを当てていた。

 

「蒼くんが、リナのこと好きだって、愛してるってわかったから。……蒼くん」

「うん?」

 

 真っ赤になってリナちゃんの視線が泳ぐ。

 

「蒼くん……リナに、したいこと……いっぱいしていいよ」

 

 今までもしたいことばっかりだったけど、それ以上って……無理だよなあ。

 でも、ちょっとした意地悪はしたい。

 

「じゃあ、そうだなあ」

「蒼くんしたいこと、リナに、いっぱいしていいよ」

「じゃあ、今日はいろいろリナちゃんのこと知ったし、いろいろしてもらってもいたから……」

「はい」

 

 密着したリナちゃんの心臓の鼓動が伝わってくる。

 小っちゃな胸が故に、その速さを感じることが出来てるんだ。

 

「今日は寝よっか?」

「……え」

「で、でも」

「どうしたの?」

「その……だって……蒼くんの」

 

 温もりがなくなったと思うと、リナちゃんは身体を離して、服の上から両手でオレのちんぽをさすっている。

 

「こんなに……大っきくなってるのに?」

「うん」とは言いつつ、オレも抱きたいのをガマンしている。

 

「こんなに……こんなに、堅くなってるのに?」

「うん」

 

 しびれを切らしたのか、リナちゃんはズボンの、パンツの中にまで片手を滑り込ませて、ちんぽの先を指先でぴとぴと弄っている。

 

「こんなに……がまんじる、出てるよ?」

「うん」

「リナのこと……好きにしていいんですよ?」

 

 恥ずかしさをガマンして言っているだろうリナちゃんを見つめて、思わずにやりとしてしまった。

 

「リナちゃん」

「はい」

「したいことをしていいって言ってたけど、リナちゃんの方が、したいことしてほしいんじゃないの?」

 

 俯かず、口を少しとがらせ彼女はオレを見つめる。

 眉を八の字にして、どこか悲しそうだ。「意地悪」とでも言い足そうだ。

 

「リナ……リナ……」

「エッチなことして欲しいの?」

 

 ミントの吐息がリナちゃんの口から漏れる。はあ、はあと切なそうだ。

 

「蒼くんから、エッチなことして欲しいです」

「どうして欲しい?」

 

 熱にうなされているようにリナちゃんは素直な言葉を続けた。

 

「蒼くんから……気持ちいいことして欲しい、です」

「おっぱいは?」

 

 リナちゃんの背中に手を回し、キャミソールに手を突っ込んでブラのホックに手が到達する。

 

「小っちゃいけど、蒼くんから、蒼くんから揉んで欲しいです」

「揉むだけ?」

 

 ブラをキュッと押さえるようにして、ホックを外した。

 

「あっ。……あの、乳首も、吸ったり、触ったり、いっぱい弄って欲しいです」

「それと?」

「それと……」

 

 リナちゃんは横になったままオレのズボンを脱がし始める。パンツごと。

 

「リナのあそこ……」

「ん?」

「リナの、リナの……おまんこに」

「うん」

 

 顔がゆっくり近付いて、オレの唇にキスをした。

 そして中途半端に脱がされたパンツに構わず、リナちゃんは両手でちんぽを握ってゆっくりと上下させ始める。

 片手は肉棒を、片手ではカリを擦り始めた。

 

「おちんちん……入れてください」

「弄ったり、舐めたりしなくてもいいの?」

「ううぅ」

 

 とうとうリナちゃんは熱いおでこをオレの首元へくっつけてしまう。

 

「蒼くん、も、もう……意地悪しないでください」

 

 首筋にキスをしたリナちゃんの唇がとても熱い。

 

「リナはもう、今日、なんか、もう、身体がおかしくて、変なんです。……蒼くんが中に入ってきて欲しいんです」

「リナちゃん、そんなにしたくなってたの?」

「早く……蒼くん、中に入ってきて欲しい、です。リナの中で、いっぱい、いっぱい動いて欲しいです。気持ち良くしてください」

「そんなに、したくなってたんだ」

「リナの中に……いっぱい……いっぱい……はあ、はあ、せーし……せーしいっぱい、出して欲しい、です。……リナ、いっぱい気持ち良くして欲しいです」

 

 排卵されなくとも、排卵期で欲情しているのかもしれない。

 

「おっぱいも触って欲しいって言ってたけど」

「はい」

「今日はリナちゃんのまんこ、いっぱいちんぽで擦ってあげたい」

「リナも、はあ、はあ、蒼くんから、いっぱい擦って欲しいです」

「じゃあ、子作りセックスの練習しよう」

「はあ、はあ。……子作りセックス、したいです」

 

 軽くリナちゃんの唇にキスをしてからオレは上着を脱いだ。

 リナちゃんを座らせると「ひゃんっ」と何かにピクッと身体を跳ねさせていた。

 脱がされ掛けたパンツも脱ぐと、糸を引くぐらいガマン汁が出ている。

 

「したかったんですよね?」

 

 オレのちんぽをじっと見ながらリナちゃんは尋ねた。

 

「そりゃ、したかったよ」

 

 手を挙げてもらってキャミソールを脱がせると、ホックを外したブラが上にずれて可愛らしい胸と乳首が露わとなる。

 

「はうっ」

 

 思わず二の腕を下げてブラを元に戻そうとしたリナちゃん。

 キャミソールは既に脱がしていたので、リナちゃんの身体を抱き寄せ、そのままブラをするっとはぎ取る。

 

「蒼くん……ブラ、片手で外してました……」

 

 胸を隠して、じとっと睨むような視線だけど、顔が真っ赤だ。

 

「こっちも脱ごうね~」誤魔化すようにショートパンツに手を掛ける。

 

「ま、待ってくださいっ! こっちは自分で脱ぎますっ!」

「ダメ。ほら、手を離して」

「や、やあぁ~」

 

 抵抗されながらもパンツごと下ろしていくと、自分で脱ごうとしていた意味と、座ったときに変な声を上げた意味がわかった。

 

「こ、こんなに……」

「やあ……」

 

 両手で顔を隠したリナちゃん。真っ赤になった耳を捉えられないくらいブンブン首を横に振っている。

 

「こんなに濡らして。……触ってなかったよね?」

「だって! だってっ!」

 

 リナちゃんの青いパンツの真ん中から前もうしろも色が変わるくらい濡れていた。

 びしょびしょになっている。

 これだと座っている布団も濡れているかもしれない。

 確か、リナちゃんの部屋にバスタオルがあったはずだ。

 

「リナちゃん、バスタオルあるよね?」

 

 あとでタンスにしまおうとしていたのか、ちょうど積まれていた洗濯物の中にバスタオルを何枚かみつけた。

 

「は、はい」

「じゃあここに座って」

 

 バスタオルを3枚重ねて広げ、その上にリナちゃんを座らせる。

 もう二人とも裸だ。リナちゃんの肌の暖かさ――今は熱さを確かめるように背中に手を回して抱いた。

 

「蒼くん……」

「いっぱい濡れてたね」

「だ、だって……」

「毛を抜いてたときから、濡れてたよ」

「うううっ」

 

 リナちゃんはぎゅっと抱き付いてきて顔を見られないようにしているみたいだ。

 風邪でもひいているんじゃないかってくらい身体に熱が籠もっている。

 

「リナちゃんしたいこと、エッチなこと言ってて濡れちゃった?」

 

 こくこくとリナちゃんは胸の中で頷く。

 

「エッチになったね」

「ううっ。……だって、だって、蒼くんがエッチなこといっぱい教えてくれたから」

「確かにいっぱい教えたよね。……エッチなこととか、気持ちいいの好き?」

 

 こくこくと頷いて答えた。

 

「キスも好き?」

 

 こくり。

 

「胸触られるのは?」

「……好き」

「胸、舐められるのも?」

「好き」

「これからオレからされるのも、好き?」

「好き」

 

 オレも意地悪になったと思う。

 

「何されると思う?」

「はあはあ……はあ、はあ、リナの……リナのおまんこに……おちんちん、入れるの」

「それと?」

「おちんちん、おまんこの中、はあ、はあ、いっぱい、いっぱい、出たり、入ったり、するの。……はあはあ、奥の方も、リナの……おまんこの奥の方も……どちゅどちゅしてくるの」

「そうすると?」

「蒼くん、はあはあ、おまんこの中で……はあはあ、奥で……しゃせーして……はあはあ、子宮いっぱいにせーし出してくれるの」

 

 肩を掴んでリナちゃんの表情を窺うと、目を潤ませて口を戦慄かせていた。

 頬を染めた彼女は幼さの中に妖艶さを秘めている。

 中一でいながらセックスの味を知ってしまったがために。

 

「じゃあ、子作りセックス、しよっか」

「はい」

 

 唇だけ触れる軽いキスをしようとしていた。

 でも、リナちゃんは貪るようにオレにキスをしてきた。

 激しく舌を絡ませ、それは、こんな風にメチャクチャにして欲しいと言いたげなキスだった。



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19 イキまくりリナちゃん、満足する

 キスをしながら背後から手を回し、お尻を伝ってリナちゃんの秘所へ手を伸ばす。

 とろり、ではない。ビショビショに濡れていた。まるでおしっこでも漏らしたかのように。

 お尻を触り始めたら、ようやく唇を解放してもらったので聞いてみた。

 

「もう入れてもいい?」

「うん……リナ、もう……入れて欲しい」

 

 リナちゃんの子どもまんこは今までにないくらいたっぷりと濡れているのだ。前戯の必要なんてない。

 

「蒼くん……」

「リナちゃん、さっきの格好してくれる?」

「さっき……蒼くんが、抜いてくれた時の格好?」

「そう、後ろ向きで」

「う、うしろですか? ……恥ずかしいです」

 

 真っ赤になって恥ずかしいことを訴えるリナちゃんに股間が(たぎ)ってくる。

 先走り汁は、まるで飢えた獣の涎のようだ。

 

「したいように、していいんでしょ?」

 

 耳元にキスをするとリナちゃんは「んっ♡」と可愛らしい声を上げて身体を震わせた。

 

「うん。……でも、すごい……その」

「すごい、なに?」

「……濡れちゃって、いっぱい濡れちゃって、恥ずかしいんです」

 

 ぎゅっとしがみついてきた少女の身体はとても熱い。

 

「恥ずかしくないよ。リナちゃん、オレとしたいから、そんなに濡れてくれてるんでしょ? オレのちんぽ、入れて欲しいんでしょ?」

「……うん。蒼くんの、蒼くんのおちんちん入れて欲しくて、そのこと考えたら、こんなに……」

 

 お尻に伸ばしていた手をリナちゃんのうしろの方から指を這わせる。

 

「……んあっ、そこ……お尻」

 

 小さな穴――アナルの形を指に感じ、その先へ指を滑らせる。

 リナちゃんの小さな割れ目は指で弄らなくとも既に物欲しそうに涎を垂らして口開いている。通り過ぎたアナルもぬるぬるになるくらいだった。

 

「あっ……そぉくぅん……おちんちん……く、ださい」

「じゃあ、四つん這いなって」

「恥ずかしいよぉ。あっあっ、ゆっ、指、指じゃなくて……んぅっ」

 

 リナちゃんのとろとろまんこの入り口を指で撫で回すと、くちゅくちゅとイヤらしい音が立つ。

 物欲しそうに見つめ、頬を染めながら喘ぐ少女の姿はなんて刺激の強いことか。

 

「恋人のリナちゃんがどれだけ、オレのちんぽ欲しがってるか見てあげるよ。恥ずかしいことじゃないよ。オレのことを欲しがってる証拠、見せてよ」

 

 しがみついて熱い吐息を胸に当てるリナちゃんは、泣きそうなくらいに目を潤ませている。

 

「リナが……蒼くんの、欲しいって思ってる証拠?」

「どれだけオレのこと心待ちにしてるか、見たいんだ」

「蒼くん、濡れてたら嬉しいの?」

「入れて欲しいってリナちゃんが濡らしてたら、嬉しいな」

 

 少しだけ口をとがらせて俯いて、リナちゃんは目尻を下げて言った。

 

「リナのあそこ、触って、んっ……わかるのにぃ……恥ずかしいよぉ、はっあぅっ♡」

 

 そう言いつつも、リナちゃんは布団に敷いたバスタオルを跨ぐように脚を広げてオレにお尻を向ける。

 目の前の光景に「おおっ」思わず声が漏れた。

 小っちゃいけど、リナちゃんの中で一番柔らかいお尻は、愛液に濡れてお尻の割れ目全体がぬらぬらと輝いている。

 そして、ぷにっとした大陰唇はもうちんぽを受け入れたいのか、ピンク色の口を広げてたっぷりと濡れていた。

 

「は、やく……入れて……そぉくんの……おちんちん……」

 

 リナちゃんのベッドから枕を手に取り、オレの枕も一緒にして、四つん這いになったリナちゃんの頭の方へ置く。

 

「手で支えるの辛くなったら、そこに頭を伏せると楽だよ」

「そぉくん……そぉくん……」

「おねだりしてみよっか?」

「もぅ……もぅ、リナに……ください」

 

 こんなにエッチになってるリナちゃんを見たことがなかった。とことんエッチにしてあげたくなる。

 お尻の穴もヒクヒクしているし、お尻を向けた割れ目からは、とうとう愛液が零れてしまい、健康的な太腿を伝っていた。

 

「ほら、枕に頭を置いて、自分で広げておねだりして」

「はあ、はあ……そぉくん……ここ……ここに……入れてください」

 

 枕に突っ伏しながら、こっちを見ようとしているリナちゃんは自分のお尻の肉を掴んで、顔を真っ赤にしながら幼い性器を自ら広げて見せた。

 小っちゃな穴が少しだけ広がって、中の秘肉もピンク色とわかる。その小さなまんこはとろとろに粘ついているのが見えた。

 鮮やかで幼い秘肉はヒダも小さい。何よりその小さく広がった割れ目は、オレのちんぽでいっぱいいっぱいになるようなミニサイズだ。

 

「何が欲しいの?」

 

 息をするようにひくつく幼いまんこに、ちんぽの先をくっつけた。

 オレもガマン汁でたっぷり先を濡らしているけど、肉棒を握ってちっちゃな膣口を鈴口で擦ると愛液が粘って絡みつく。

 

「い、じわる、です……んっんっ……擦ってる、そぉくんが、リナのおまんこ擦ってる、擦ってるの……入れてください。あっああ」

「ちゃんと何が欲しいか言わないと、ここで出しちゃうよ」

「だ、め……ダメ……リナの、んうっんっ……おまんこで、出して、せーし、中にください」

「リナちゃん、言って」

 

 こっちを向いて体勢がきつそうなリナちゃんだけど、目を潤ませて興奮しているみたいに見えた。

 

「……はあはあ、そぉくんの、おちんちん。お願いです……リナのおまんこに、入れてください」

 

 腰を少し前に出すと、亀頭がきゅっと狭い場所に圧迫される。

 

「き、たぁ♡」

 

 その抵抗に逆らい、もう少しだけ奥にちんぽを突き出すと、リナちゃんのピンク色した膣口に、亀頭がカリまでぬぽっと入り込む。とても熱い。

 

「イっっ!!」

 

 ただでさえ締め付けるリナちゃんの膣口がさらに(すぼ)まって、入り込んだ亀頭を中のヒダが愛液たっぷり舐め回すように蠢いた。

 

「くっ!」

 

 フェラと手コキで射精していなかったら、この締め付けで、入れてすぐにたっぷり出していただろう。

 入れただけでイってるまんこは、精液を搾り取ろうとする肉ヒダのうねりがちんぽをしごく。

 

「あっ♡ あっ♡ ……イっ、あっあっ、はあはあ、はあ、はあ」

「入れて欲しかったんだ。リナちゃん、先っちょ入れただけでイっちゃったね」

「はあはあ……あっあっ、だ、って……そぉくんの……おちんちん、入れて欲しかったんです」

 

 また意地悪をしたくなった。

 握った肉棒を上に動かすと、リナちゃんのお尻がびくりと跳ねる。

 上側のカリがリナちゃんのピンクの秘肉から現れる。吸い付こうとしてなのか、お尻をそう動かしてなのか、カリがリナちゃんの膣にぬぷっと飲み込まれた。

 ちょっとちんぽを押し込むと、またお尻が震えアナルがひくつく。

 そしてまたちんぽを上に動かして上側のカリが膣口から現れる。

 

「や、やあ……そぉくん……どぉして……はあはあ……はあ、はあ」

「リナちゃんのまんこの入り口でも、すっごい気持ちいいよ」

「ダメェ……そぉくん、中に、あっあっあっ……入れるの……おちんちん、入れて……入れてください。中に、もっと、はあはあ、入れて、入れてください」

 

 中一でこの性欲はすごいなと思った。でも、きっとオレがリナちゃんをこんな風にしてしまったんだろう。

 リナちゃんはオレ好みになってる。

 積み重ねたセックスでリナちゃんの悦ぶ場所は全てわかっている。一方で、リナちゃんもオレの気持ちいいところを知っている。

 だからこそ、焦らしたいのだ。

 ちんぽを奥に入れず、ピンク色の膣口に亀頭を入れたり出したり、それを繰り返しているとリナちゃんは何度かイきながらも、ずっと懇願していた。

 

「おちんちん、入れてください。おまんこに入れてください」と、その可愛い声でずっとおねだりをしていた。

 

「リナちゃん、奥まで入れなくても気持ちいいよね? 何回かイってるよ」

「ううっ、ううっ……おちんちん……おまんこに入れてください。あっあっ」

「だって、オレの亀頭、リナちゃんの本気汁いっぱい付いてるよ」

 

 何度もリナちゃんの入り口を行ったり来たりしているだけで、カリには糸を引く白い愛液がねっとりと絡んでいる。

 

「はあはあはあはあ。……そぉくん……そぉくん……そぉくん好き。好きなのっ、だから、そぉくんのおちんちん、あんっあっ……おまんこ……おまんこの奥にください……はひっ、イくぅっ!」

「すげっ、ちんぽの先っ、吸い付いてくるっ」

「あぅっううっ、はあはあ、そぉくん……あっ、はあはあ……あぅ」

 

 何度かイって力が抜けてしまったのか、糸を引きながらちんぽがぬぽっと音を立てて抜けてしまった。

 その拍子でなのか、リナちゃんはびくびくと体を小さく跳ねさせている。

 俯せになったリナちゃんは、枕を抱え、力なく脚を広げた姿になった。

 小さな性器はさっきまでオレのちんぽが入っていた名残で、ピンク色のイヤらしい穴を見せつけていた。

 それはとろとろの白い愛液を中で絡ませ、まるでオレを誘っているようなエロさだ。

 

「そぉくん……そぉくん……」

 

 息を上げながらオレを呼ぶ声に、俯せになっているリナちゃんを跨ぐ。

 そして、僅かに広げたその股にちんぽをあてがった。

 小っちゃなリナちゃんのまんこは、入り口をほぐしたお陰で入りやすくなっている。

 

「リナちゃん。ごめんね」

「そぉくぅん……はぅっ♡」

 

 寝たままのリナちゃんの上に覆い被さり、その子どもまんこにちんぽをずぶずぶと入れていく。

 ようやく入れられて嬉しいのか、入りやすいと思っていたその中はきつく、誘うようにちんぽをヒダで愛撫してくる。

 リナちゃんの膣内を裏スジに感じながら、オレはその膣奥にちんぽの先を到達させ、ごりっと擦り上げた。

 

「イくううぅううぅっ!」

 

 俯せになって顔を隠すように枕を抱え込み、小さな肩を震わせる。リナちゃんはくぐもった声で悦びに叫んだ。

 絶頂にビクビクと震える身体は自然と腰が浮き上がっている。俯せに寝ていても、ちんぽを求めるように。

 リナちゃんはまんこの奥にちんぽを到達されて、小さな身体全身を使って悦んでいるように見える。

 

「お待たせ」

 

 枕に顔を埋めて絶頂の余韻に浸っているリナちゃんの頭に声を掛けた。

 

「そぉくん……のおちんちん……気持ちいっあっああっ」

 

 でも、オレは中一の、少女とも言うべきリナちゃんがもっとイヤらしくなるところを見たい。そんな欲に駆られていた。

 

「ああっあっ」名残惜しそうに喘いだリナちゃん。

 

 ちんぽをまた引き抜いていったからだ。

 可愛らしい声にガチガチになったちんぽが、膣内のぬるぬるのヒダをカリでかき分けて出てくる。

 カリが現れるか現れないかのところで、焦らすように入り口を行ったり来たりさせた。

 

「あっ……あっ……ど、して……奥に……」

「リナちゃん、ちゃんと奥に入るように、お尻をギュッと広げてお肉を寄せようね。そうすると、ちんぽももっと奥に入って、もっと気持ち良くなるかもしれないよ」

 

 枕とクッションをリナちゃんの頭のあたりにいっぱい置いて上げる。

 ふぅふぅと熱の籠もったと息の中に「意地悪ぅ」とリナちゃんが小さな声で不満を漏らした。

 でも、クッションに顔を隠すように埋めて、ゆっくりとリナちゃんの手が後ろに回ってくる。

 小さなリナちゃんの膣口にはまだオレの亀頭が入っていた。動かすと、ピンク色した入り口はカリに引っかかるように伸びたりしている。

 ぷにぷにの大陰唇は、ちんぽに思いっきり口を広げられていっぱいいっぱいだ。

 

「……こ、こう、ですか?」

 

 リナちゃんの体の中で一番ふっくらしているお尻を、自ら広げて見せた。

 耳まで真っ赤にしている。

 いっぱいイったせいで、汗ばんだその背中には、いつもサラサラの髪は濡れ、肩胛骨のあたりまで乱れてくっついていた。

 寝バックに近い体勢で初めてわかった。お尻のあたりは肉付きがいい幼児体型だけど、脇腹には肋骨が浮き出ている。

 

「もう少し、広げて」

「は、はい。……こう?」

 

 はあはあと興奮している息遣いが聞こえてくるリナちゃんは、小っちゃな手をお尻の肉に埋め、オレと繋がっているのを丸見えにしていた。

 そして、微妙に腰を動かせば、時折ひくついたアナルが、その先の赤い腸内を見せるくらいまでお尻を広げている。

 オレは柔らかなリナちゃんの腰を掴むと、びくりと彼女は震え、お尻を自ら掴んだ手が緩んでしまった。

 

「そぉくん……お願い……奥……入れて下さい。リナの、リナの、お、おまんこ……奥に入れてください」

「ちゃんと広げて奥に入れられるようにしてね。子作りの練習だし、リナちゃんのまんこの奥にいっぱい射精して子ども出来やすくしないといけないから」

「子作りセックス……するのぉ」

 

 リナちゃんの手がお尻を掴むと、尻肉に食い込んで思いっきりお尻が広がり、挿入している大陰唇も広がりそうになる。

 期待に応えるべく、オレはゆっくりとちんぽを入れていった。

 

「あうぅう♡ そぉくん、入って、はぅうぅっ、きたぁ♡」

 

 悦びにリナちゃんは震えて仰け反る。イっているのかもしれない。侵入していくのを阻止するくらい、ぎゅうぎゅうちんぽを締め付けているからだ。

 

「あっ♡ うぐぅああっあっ、うぐぅ♡」

 

 初めて抱いた夜とは違って苦しそうではない。

 そんな悦んで喘いでいるリナちゃんの中――キツキツまんこの奥に行くにしたがって狭くなっていく。仰け反っているからかもしれない。

 

「はひぃいぃっ♡」

 

 いつもより深く咥え込んだリナちゃんは自分でお尻の肉を掴み、頭を上げてビクビク震えている。八割を超えて入ったちんぽがその最奥を捉えた。

 細い腰を掴みつつ、さらに腰をゆっくり押し込んでいく。

 

「あ゛っ♡ あ゛っあ゛っあ゛っ! あ゛っあ゛っあ゛っ♡」

 

 行き止まりを押すようにちんぽを沈めていく。ポルチオを押していることになるかもしれない。ちんぽがとろとろのまんこで包み込まれていく。

 リナちゃんはずっとイきっぱなしだ。仰け反ったまま震えて、ぎゅぎゅうとオレを締め付けたままなのだ。

 奥に入れられて力が抜けると思いきや、リナちゃんの手は痛々しいくらいに掴んだお尻に食い込んで、恥ずかしげもなくアナルをオレに見せつけてくる。

 肛門だけじゃない。丸見えにしているリナちゃんのまんこは、ぷに肉が思いっきり広がって、オレのちんぽを飲み込んでいるのを晒している。

 

 そしてオレの下腹部は、お尻を広げて見せているリナちゃんの手にくっついた。

 とうとうちんぽが根元まで入ったのだ。

 仰け反っていたリナちゃんはクッションの上に力なく倒れ、汗で濡れた髪が頬につき、顔は幼くとも欲情させるくらいの色気を放っている。

 

「あ゛っ♡ ……あ゛っ♡ ……」と気持ちよさそうな声を上げ、完全に快感の虜となっているような表情だ。

 

 涎が溢れていても関係なく口を大きく開き、熱い吐息に混じった可愛らしい声と、快楽に魅了された子どもの声が漏れている。

 

「リナちゃん……」

 

 オレのちんぽでこんな小さな子が気持ち良くって何度もイっている。恋人のリナちゃんが快感に悦んで喘いでいるのだ。

 小さくたって大人と変わらないじゃないか。

 

「子作りセックス……止めた」

「はひぃ、はひぃはひぃ……」

「交尾する」

 

 尻を掴んでいるリナちゃんの手を、二の腕を両手で掴んだ。

 

「はひっ♡」

 

 倒れ込んでいたリナちゃんの頭が上がる。震えながら仰け反っていた。

 

「い……ぃ……イ、ってうろ(るの)ぉ……あ゛っ♡」

「種付けする交尾するから」

 

 腰を引いていくと、子どもまんこのリナちゃんの中で肉ヒダがめくれるのがわかった。そして、再度突き入れる。

 

「んひぃっ♡」

 

 ちんぽ全体が締め付けられ、亀頭の先、鈴口から裏スジにかけてリナちゃんのとろとろまんこの中を擦る。

 震えるリナちゃんはどんな表情なのか見たい気もした。今度バックでするときは鏡があった方が、オレもリナちゃんもより興奮するかもしれない。

 ゆっくり抜いていくと、リナちゃんは小さく震えて声を上げる。

 

「んひっ……そ、ぉくぅん♡ ……あぅ……あっあっ」

 

 手を掴んでいるだけでは物足りない。リナちゃんの手を掴んでるだけじゃ物足りないんだ。

 手を引き、背中に密着するようにして彼女の身体を抱いた。片手を腰に回して片手は小さな胸を包み込んだ。

 

「す……きぃ……あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡」

 

 回した腕に彼女の膨らんだお腹の感触が。

 腰を突き入れれば、彼女の身体の中に入ったオレのちんぽがどこにあるのかわかる。

 

「お、オレのだ……オレのちんぽが、ここにある」

 

 汗ばんだ少女のお腹が膨らんだりへこんだりしている。腰を引けば膨らみがなくなり、突き入れれば膨らむ。

 

「リナちゃん、ここ、触ってて」

「はひぃはひぃ、はひぃ」

 

 リナちゃんの手を自分のお腹に招いて、ちんぽの形をわからせた。

 

「そぅくんのだぁ♡」

「今から、ここにたっぷり射精して上げるから、リナちゃんの中でどんな風にちんぽが入れられてるか、感じてて。……交尾続けるよ」

「は、はひぃっ♡ んひっ! そぉくんのあっあっ、おちんちんっ♡ リ、リナのお腹っ、お腹に入ってる♡ あんあっ! あっあっ、おまんこっ♡ 押してるぅっ♡ ひあっ!! イぐぅぅっ♡」

 

 痙攣するたびに精液を求めてくるリナちゃんのまんこに、オレもそろそろ限界だ。股間から熱い思いが込み上げ、イキそうになってきてる。

 リナちゃんの可愛いところとエロいところの引き出しをいっぱい開いたせいか、満足してイけそうだ。

 ゆっくり突き入れている動きを少しずつ早めていく。

 腰を掴んでいなくともリナちゃん自身の腰がオレを求めて、ピストンに動きを合わせてくれていた。

 だから、解禁されたおっぱいを楽しみながら腰を動かす。

 

「んひっ……あうっ……リナ、リナのおっぱい……あっあっああっ……乳首っ、乳首っ、乳首ぃっ、んくぅっ♡ 摘まんでる♡」

 

 そんなに膨らんでいないおっぱいの先っちょをくりくりしながらピストンをすると、リナちゃんは仰け反りながらも、弄られている自分の乳首を見ているみたいだ。

 小っちゃな子ども乳首が硬くなって指で転がすには丁度いい。

 それに、弄れば弄るほど、ちんぽが締め付けられる。動かないようにぎゅっと握りしめてくる子どもまんこに逆らい、腰を引いては突き入れる。

 

「はっあっあっ! そっ、そぉくんっ! はんっ♡ しゅ、しゅごいのっ♡ い、今、今まれっ、あう♡ あうっ♡ と、違うろっ♡」

 

 ピストンに合わせてリナちゃんも腰を突き出して、リズムに合わせて動いてくれた。

 打ち付けるたびにリナちゃんはお腹をさすっているのが、ちんぽの先でわかる。

 

「もうっ、くっ! あっ! リナちゃん! リナちゃんっ!」

 

 イキそうになり、リナちゃんの乳首を転がしながら引っ張る。

 

「ひっひっひっ! しゅごい()っ! しゅごい()っ♡ きっ、気持ちっ♡ しゅごい()くる()おぉ♡」

 

 仰け反って見えるリナちゃんから涎と鼻水が溢れていた。そして、中一でしてはいけない快感に溺れた表情。視点も合っていない。

 溜まらず、ちんぽでリナちゃんのまんこを仰け反りながら突き上げた。

 

「イっっくぅぅっっ♡」

「出るっ!」

 

 小っちゃな勃起乳首を引っ張りながら、リナちゃんの子どもまんこへオレの想いを――精液を注ぎ込む。

 出るたびに肉棒が膨らんで股間から快感が(ほとばし)った。ぎゅっと締め付けるまんこを広げるようにちんぽが何度も膨らむ。

 

「イっ……イっイっ、イっ♡」

 

 排卵期の子宮がオレの精子を飲もうとしているのか、奥へ奥へ導こうとする動きでちんぽをしごいてくる。

 カリ首はヒダに絡まれ、肉棒はぎゅうぎゅう締め付けられ、萎えるどころかさらに勃起しそうな動きだ。

 

「リナちゃんの中、くぅっ、離してくれないっ」

「いひぃ……いっ、イっ」

 

 リナちゃんの乳首を引っ張ったまま、止まってくれない射精と、子どもまんこの脈動にオレは腰を動かし続けた。

 少女のまんこを何度も何度も突き上げ精液を注ぎ込む。

 

「そ、ぉくん……好……きぃ♡」

 

 やっと射精が治まった頃にはリナちゃんの乳首も解放して、びくびく震えたままのリナちゃんの身体をゆっくりと布団へ誘った。

 



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20 お詫びの舐め

「痛くなかった?」

 

 リナちゃんの乳首を舐めながら聞いた。

 

「ふっ、あ、んっ……だい、じょぶ、です」

 

 射精するときに思わず小っちゃな乳首を摘まんだまま思いっきり引っ張ったせいで、男の乳首サイズだったリナちゃんの乳首がちょっと腫れてしまっていた。

 ピンク色だった乳輪も真っ赤になってしまっている。

 

「本当に? こうやって舐めてたら痛くない?」

「んっ……あっあっ……大丈夫です」

 

 射精が終わってリナちゃんとキスをしようと仰向けにしたら、白い肌に赤い乳首が見えて心が痛んでしまった。

 興奮していたとは言え、悪いことをしたと反省している。

 

「ごめんね。射精するとき興奮して思わず引っ張って……」

「ううん」

 

 謝罪も兼ねて乳首を舐めているオレをぎゅっと抱きしめてくれた。

 

「大丈夫です。……リナ、イく時、真っ白なって……気持ち良くて、ちょっと痛い感じしたけど、その……」

「けど?」

 

 乳首を舐めているオレの頭にキスをしてリナちゃんは頭を撫でてくれる。

 

「……おまんこ、気持ち良くて……痛いのわかんなくなりました」

「本当に?」

「はい。……んっあっあっ」

「ちゅっ」

「んっ♡」

 

 ちょっと腫れた乳首を吸ったり舐めたり、舌で転がしても痛くないようだ。

 

「これは?」

「はんっ♡」

 

 乳首をちょっと噛んでみた。腫れたお陰で噛みやすくなっている。

 

「それは……」

「痛い?」

 

 乳首を舐めてる頭を抱きしめられているせいでリナちゃんの表情はわからない。

 でも、抱え込むようにして頭をくっつけられてて、首を横に振って答えを知ることができた。

 

「気持ちいいんだ」

「……そんなに、されちゃうと」

 

 頭にかかる彼女の吐息が何となく熱くなっているような気がする。

 乳首を囓りつつ、噛んだその先っちょを舌で舐め舐め。

 

「んっ……それ……はっあっ」

 

 頭に直接リナちゃんの可愛らしい喘ぎ声が響いていた。彼女の足下では、腿を擦り合わせる、肌が擦れるような音がする。

 

「そんなにされちゃうと、なに?」

「はあ、はあ……また……」

「また、なに?」

 

 交互に乳首を弄りつつ、手を彼女のお尻へ回すと、驚いたのか、びくっと身体が跳ねた。

 

「んっ♡」

 

 汗ばんだお尻の割れ目から股の間に向かって指を辿っていく。

 アナルのあたりは、中出ししたどろどろの精液まみれになっていた。

 さらにその先へ指を伸ばしていくと、ザーメンを押し流すようにリナちゃんの愛液が流れている触感。

 

「そんなにされると、なんだっけ?」

 

 愛液の出所を辿ると、小さなリナちゃんのまんこが熱くなっている。

 指は簡単につぷっと侵入できた。

 

「あっあんっ♡」

 

 ぎゅっと締め付けられる指が第一関節まで入る。

 

「はあはあはあ……そぉくん……好きぃ」

「オレも好きだよ」

「……あのね……あのね」

「うん」

 

 身体を離してリナちゃんを見ると、目に涙をいっぱい浮かべていた。

 

「リナ……また、蒼くんに……んっんっ……」

 

 指を出し入れすると、ちゅくちゅく音が立ち始める。

 

「おちんちん……入れて欲しい」

 

 長い髪が頬に付き、真っ赤になって訴えてくるリナちゃんは幼さに加えてエロさが出始めていた。

 

「入れて欲しいの?」

「あっあっあっ……指、じゃ、なくて……んぅっ……おちんちん……蒼くんの、おちんちん……ああっはあはあ……入れてください」

「オレも、また入れたくなってる」

「こ、交尾……してください」

 

 キスをしてせがまれたからには、しないわけにはいかない。

 

 その日、リナちゃんをたっぷり抱いた。

 敷いたバスタオルが精液まみれになって、リナちゃんの身体にも、オレの身体にも付くぐらい。

 布団で交尾を終わってから、お風呂に入ってを一緒にバスタオルを洗ってから、そのままバックでまた中出し。

 

 

 次の日にリナちゃんは図書部の仕事があるのをすっかり忘れてしまっていた。

 寝たのは結局日付を越えてからで、また悪いことをしたなと反省。

 

 リナちゃんより早起きをして朝ご飯を作ってやろう。

 そう決心し、腕枕をされて胸元でスヤスヤ眠るリナちゃんに幸せを感じ、ゆっくりと目を閉じた。



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第4部 夢を追い求めて
1 妹、喘ぐ


 どちゅっ。と身体の中でイヤらしい音がした。

 

「あ゛っあ゛あ゛あ゛っ♡」

 

 目の前で火花が散ったようになって、痺れるような気持ちよさが体全体に広がっていく。

 震える唇は閉じようともしないで、涎を垂れ流しになっているのがわかる。

 びくびくとお腹が痙攣して、身体が自然と腰が浮き上がらせようとしている。でも、それは無理だった。

 動画でしか見たことのない体勢で身体を押さえ込まれて、自分のあそこに大人のちんちんが入っているから下半身が動かすことができない。

 

「あ゛っう゛う゛っ! イ゛イ゛っ!」

 

 長くて太いちんちんが、まだ中学生の私のおまんこに深々と根元まで入っているのを見せつけさせられている。

 

「はうっ……あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ」

 

 ちんちんがゆっくり引き抜かれていくと、また別の快感が背筋から頭まで突き抜けて、すぐに私をイかせた。

 自分のあそこの肉が真っ赤になってちんちんに吸い付いていく。まるで、まだ出て行って欲しくないみたいに。

 

「んう゛う゛う゛っ」

 

 先っちょの亀頭が見え始めると、また私の中にずぶずぶ入って来る。

 ちんちんを受け入れようと精一杯広がった私の性器からは、欲しがっている気持ちが愛液という涎になってじわりじわりと溢れて、それが垂れてお腹を濡らしている。

 そのお腹も、またちんちんの形に膨らんでいって、その様子を見てなのか、それともあそこに入れられてなのか、私は簡単にイってしまった。

 

「イきまくってるな」

「は……あ……う゛う゛っ……はぐぅうぅ♡」

 

 私の一番奥をごりっと硬いちんちんが擦る。

 頭の中が、ちんちんが入ってきていることと、気持ちいいことしか考えられなくなって、また全身が震える。

 

 それは何度も繰り返されて――ちんちんが私のおまんこを何度も何度も往復しているから、休む間もなくイかされた。

 

 ちんちん気持ちいい。

 気持ち良すぎ。

 きゅんきゅんするっていうレベルじゃない。

 快感がぎゅんぎゅんおまんこと体中を駆け巡って何度もイっている。

 

 身体がおかしくなってきていた。頭もおかしくなってきている。

 息も荒くなって、ずっとイきまくって全身が震えたままだ。

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛っあ゛う゛っ」

 

 今度はあの長くて太いちんちんが奥に入ったまま、私のお腹を膨らませてごりごり。あのごついちんちんの先がおまんこの奥を擦っているのがわかる。

 おまんこも、口からも涎が垂れてる。

 オナニーしてる時みたいな可愛い声じゃなくて、私ははしたない喘ぎ声が上がっている。

 

 イヤらしいことしか考えられない。ずっとずっとこんなことしてたい。

 こんなことをされて、変なこととか、イヤなこととか、しがらみとか何も考えることが出来ない。

 ただただ、大人ちんちんのこと、気持ちいいこと、にいちゃんのことしか考えられない。

 

「イ゛イ゛イ゛っ♡ きもぢイ゛ィっ♡」



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2 一人はイヤ

 リナちゃんが上になって、ちんぽの先をちゅぷちゅぷおまんこに出し入れしていた。

 とてもイヤらしい顔をして、はあはあ言いながら。

 亀頭がゆっくり入ったり出たり、カリ首が小刻みにリナちゃんのまんこの入り口を出入りしたり。

 

 昨日あんなにリナちゃんの小っちゃなまんこにたっぷり出したというのに、次の日の朝になれば復活しているのか、もう射精したくなっている。

 

「も、もうっ、うっくっ!」

 

 身を屈めるようにして、ちんぽの先から快感が溢れ出たところで目を醒ました。

 外がやっと明るくなった時間。気持ち良く起きたら6時になっていた。

 

「んぅっんぐっ……んぐぅ、ごくっごくっごくっんぐっ……ちゅぷっごくっじゅるるっ」

「くぅっ、リ、リナちゃん?」

 

 リナちゃんは騎乗位していたわけではなく、口を窄めてフェラをしていた。

 

「くぅっ……な、なんでっ……うぁっ……くっ、あっ」

「じゅるるる……ちゅぱっちゅっ」

 

 出し切るまでリナちゃんのフェラは止まらない。

 

「じゅるっちゅ……れろれろ……蒼くん、んっ、おはようございます」

「おはよう。って、早いね、ってなんでフェラしてるの?」

 

 起きたてのフェラは男の憧れだけどね。

 

「朝になってちょっとだけ目を醒ましたら……その、リナの脚に、その、堅くなったのが当たって。……蒼くんのおちんちん、すっごい苦しそうだったから。それに、おちんちん、してほしそうだったから」

「ああ、それね」

「うん」

 

 返事をしたリナちゃんは、綺麗にしてくれたちんぽをちゃんとパンツに入れて、撫で撫でしてくれた。

 

「朝立ちって言う、男の生理現象だから。毎朝だよ?」

「じゃ、じゃあ……毎朝しないと、ですね」

「いや、そうじゃ、あ、えっと……いいの?」

 

 一緒に寝るときに毎朝リナちゃんのフェラで起こされるのはめちゃくちゃ嬉しいことかもしれない。

 

「はい。……蒼くんのおちんちん、えへへ。毎朝……するんだ」

 

 口に手を触れてリナちゃんは夢を見るような表情で頬を赤くしている。

 

「結婚したら……毎朝……えへへ」

 

 両手で顔を隠してくねくねして喜んでいた。

 

「あ、こんな時間か」

「そうです。蒼くん、なかなかしゃせーしなかったからこんな時間に」

「ごめんごめん」

 

 とは言っても寝ていたからどれだけ時間がかかったかなんてわかんないんだけどな。

 

「着替えたらオレ飯作るから、学校の支度して」

「朝ご飯作ってもらえるんですか?」

「チーズトーストやるから、そんなに時間かからないよ」

 

 顔を隠してた両手はそのままバンザイの格好に。

 

「やった! やった! 蒼くんのチーズトースト好き!」

 

 うちに泊まりに来たときにリナちゃんと志穂によく作っていたメニューだ。

 チーズトースト作るって言うと、必ず二人とも手を叩き合って喜んでくれた、作って嬉しい料理だ。

 

「30分くらいで出来るから、準備したらおいで」

「はーい!」

 

 リナちゃんの子どもらしい手を挙げた元気な返事に、昨日の夜のあんなにエロかったリナちゃんとのギャップにますます好きになってしまう。

 そんなことを考えすぎるとまた勃起しそうになるので、階下に行って朝ご飯の用意をする。

 

 リナちゃんのお母さんも聞いていたのだろう、厚切りのパンを用意してくれていた。

 

 パンの間に切れ込みを入れ、熱したスプーンでバターを軽く塗ってハムとチーズを入れる。そのあとフライパンで軽く片面を焼く。

 焦げ目が付いたら、焼いていない方の面にチーズを置いて、パンの耳に沿ってマヨネーズを塗る。その真ん中に塩胡椒で味を調えたツナを。その上に追加で軽くマヨネーズ。

 さらに蓋をするようにスライスチーズを置いて黒胡椒を振りかけオーブンへ。

 あとはチーズに焦げ目が付いたら完成だ。

 相当カロリーは高いけど、昨日の夜のあの運動量を補うには丁度いい料理かもしれない。

 

 出来上がりの「チン」の音と共にリナちゃんがキッチンに顔をひょこっと出すと「出来てる!」と目を輝かせながら席についた。

 

 出来立て熱々のトーストにナイフとフォークを添えてリナちゃんの目の前に置く。

 

「ゴールデンウィークの時に食べて以来だぁ」

「そうだっけ?」

「うん! あの時も久しぶりだったから、すっごい嬉しかったです」

 

 ナイフとフォークを持って、座りながら踊り始めている。チーズトースト前にしてテンションが高い。そんな姿を見れば、作ったオレもとても嬉しくなってくる。

 

「冷めないうちに食べてよ」

「はい!」

 

 リナちゃんの隣で食べるところを見ていたかった。

 じっと見つめられてるのが恥ずかしいのかチラチラオレの様子を窺っていたけど

 リナちゃんはおずおずとパンに向かい合う。

 フォークで押さえたパンをナイフで切ると、上に乗ったチーズが伸びてナイフにくっついた。パンの中に入れたチーズがとろりと溢れてくる。

 

「ほわあああ」

 

 涎が垂れてきそうなリナちゃんはパンを一口サイズにして口に放り込む。

 

「むふぅ」

 

 もぐもぐよく味わっているみたいだ。鼻息が荒い。

 

「リナちゃん、美味しい?」

「むぐう! むう! んぐっ!」

 

 答える時間が惜しいようで、次のパンをもう口の中に入れて身振り手振りで、きっと「美味しい」と答えてくれているようだ。

 

「じゃあ、オレ、出掛ける準備してから食べるね」

 

 リナちゃんの頭を撫でてからキッチンから出ようとすると「むぐう!!」とリナちゃんが呼び止めた。

 

「うん? どうしたの?」

 

 ごくんっと飲み込んでリナちゃんはナイフとフォークを持ったまま、上目遣いでじっと見つめてくる。フォークを持った手でオレの服をそっと掴んだ。

 

「一緒、食べるの……ダメですか?」

 

 じっと見つめて、口をちょっと尖らせている。

 

 ああ、そっか。

 

 うちは妹の志穂がいるから、親が留守にしていても一人で食べることってあまりない。でも、リナちゃんには兄弟がいない。両親がいないときはずっと一人で食べていたんだろう。

 出掛ける準備に止めた足をリナちゃんの元へ戻した。

 ぱっと瞳を輝かせたその頭を撫でる。

 

「よし、一緒食べよっか」

「うん!」

 

 向かい合わずにオレは隣で食べることにした。

 時々キスをしながら、朝の一時を小さな恋人とゆっくり過ごした。



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3 リナちゃん、ご褒美を所望

 リナちゃんが学校へ行くのを見送ってからオレは家に寄って、んで大学に行って、買い物をしつつ時間を潰した。

 11時にスーパーの中で待ち合わせだ。

 

 ほとんどの食材はリナちゃんのお母さんが用意してくれていたから買う物はほとんどない。おやつかジュースを買うくらいだ。

 

 入り口近くで珍しい果物でも置いていないか買い物カゴ片手に見ていると、遠くから元気よく手を振る女子中学生がいた。

 相変わらず可愛いオレの恋人。手を振り返すと、リナちゃん以外に3人いた。

 制服姿が眩しい。膝下まであるスカートの長さは野暮ったいけど、どこか安心感を覚える。

 あとは寒いと言うこともあって真っ黒なタイツを履いていた。

 もう冬も近いし無理をしてなければいいけど、コートも着ていない4人はぷるぷる震えているようにも見える。

 

「おかえり。そちらは?」

 

 制服を着ていれば中学生だとわかるけど、友達3人に混ざるとリナちゃんの幼さが目立つ。

 一人は少しだけ髪を染めていて、もう一人は胸が大きい。残った一人はオレと同じくらいの身長があった。リナちゃんは3人の中で一番小っちゃくて可愛い。

 紺を基調としたブレザーの下はブラウスにリボン。夏はセーラー服になる。

 スカートはタックが多く、紺地に赤と青のチェック柄だ。

 

「誰? 誰? 誰? リナの彼氏?」

「かっこぃぃ……」

「え~、リナも隅に置けないな~」

 

 友達同士で仲がいいのかリナちゃんは3人からツンツン突っつかれていた。

 まんざらでもないのか、友達に囲まれてにへにへと恋人はにやついている。

 

「どうも初めまして、幼馴染みの蒼治郎です」

 

 きゃあ、と黄色い声を上げている3人にリナちゃんは苦笑した。

 

「友達が、蒼くん見たいって……それで、連れてきちゃった」

「オレを?」

「うん。……あの、朝ご飯作ってもらった、って言ったら……」

 

 よかった。てっきり恋人って言ってしまったのかと思った。もし、そうなっていたら通報されかねない。

 

「リナちゃんにとっては、近所のお兄さんって立ち位置かなあ」

 

 にこって笑うとリナちゃんが真っ赤になってもじもじしている。

 友達3人はまた、きゃあっ、と声を上げた。

 

「いいなあリナ。近所にこんなカッコイイ幼馴染みがいて」

「うちなんて、だ~れもいないんだよ」

「安心したし、それじゃあ、また来週学校でね~」

 

 3人はオレを見て満足げな表情をして、あっと言う間に立ち去っていった。

 

「なんだったんだ……」

「本の整理してるとき、みんなと話ししてて、昨日から親いないって言ったら、みんな『危ないよ』とか『泊まりに行くよ』とか言われて……」

 

 二人の時間が終わってしまうところだったのか。

 

「だから、近所の幼馴染みのお兄ちゃんが来て助けてくれるって言ったら『ちゃんとした人か見ないとダメだ! 変な人だったら私達が泊まりに行く』ってきかなくって」

「変な人に思われなくて良かった……」

 

 中学生基準で普通の人、変な人の区別はわからないけど、ともかく3人から認められて良かった。

 

「でもさ、志穂の兄だって言えば、こんなことにならなかったんじゃないかな?」

「……あ」

 

 手をポンと叩いてリナちゃんがこくこく頷いた。真剣な表情で見上げるその姿が少し滑稽だけど、幼さの残る仕草がとても可愛い。

 

「ま、まあまあ。じゃあ、買い物してから帰ろうか」

「うん! 今日のお昼はリナがカレーを作るねっ」

「やった! 冷蔵庫に食材はあったから、カレーに何か乗せて食べるものを買っていこう」

 

 二人でチキンカツを一つ買って分けることにして菓子類とジュースを買って帰宅。

 

 

 

 昼に近かったこともあってリナちゃんは制服のままエプロンをしてカレーを作り始めた。その姿は、やっぱりどこか制服のある小学校の生徒が調理実習をしているようにも見える。

 可愛らしい格好で料理する姿に癒されていると、いい香りが漂い始める。

 煮込んでいる間に友達の話を聞いてると、カレーが出来上がった。

 

「ご飯食べてゆっくりしたら、勉強しよっか」

「はーい」

「家から中二の教科書持ってきたから、少しずつ勉強しよう」

 

 チキンカツカレーを食べて、そのあとは甘いプリンをデザートにして、そのあとはリナちゃんの部屋で勉強することにした。

 

 

 

 学校を休みがちでもリナちゃんはきっちり勉強もして遅れることがない。それどころか、先を進んで中一の勉強は終えている。

 勉強以外もしっかりしているし、友達同士の良好な人間関係も築いている。

 自分がリナちゃんと同じ歳で病気に悩んでいたら、きっとこんなに前向きに生きていられないかもしれない。たぶん、ゲームだけに没頭しているだろう。

 

 中二で習うところを教えて、問題を解かせているリナちゃんを見ていると無意識に頭を撫でている。

 

「な、なんですか? この問題、これで合ってるってことです?」

 

 シャーペンを口に当てて悩んでいた数学の問題は、自分で納得して解いたのだろう。

 確かに正解だ。

 

「じゃ、こっちのもやってみよっか」

「はい。……えっと」

 

 学校から帰ってきて早々ご飯を作って、テレビを少し見てから二階に上がって今に至る。だから、制服のまま机に向かっている姿は、きっと学校でもこうなんだろうなって、授業風景が何となく目に浮かぶ。

 じっと問題を見つめ、その横にメモなのか小さく数字を書いてから解答欄に計算をしていく。

 

「合ってますか?」

 

 机の横に準備してもらっていたカウンタチェアに座ったオレを見上げて尋ねる。

 不安そうにしながらも、どこか自信のある表情だ。

 それはそうだろう。問題に書いてある計算も解答もよく書けている。

 

「合ってる。理解したってことでいいかな?」

「たぶん大丈夫です」

「すごいね、リナちゃん。冬休み前に中二の数学解け始めるって」

「えへへ。蒼くんの教え方が上手いからです」

 

 いや、教科書だけで勉強していたリナちゃんは理解力が高いんだ。

 あとは休みがちだから、追い抜かされないようにしようとする努力が実を結んでいるに違いない。

 ニコニコしてのぞき込んでくるリナちゃんは口をとがらせる。

 

「ご褒美、ください」

「ははは。いいよ。ご褒美」

 

 にぱっと子どもらしい笑顔をして目を瞑ったリナちゃんは、まだまだ幼いキスのねだり方だ。口をちょっととがらせている。

 意地悪しておでこにキス。

 

 顔を離した途端、立ち上がったリナちゃんのムッとした顔が近付き、オレの頭を掴むと唇と唇が重なった。

 リナちゃんの小さな口がオレの唇を押し開き、積極的に舌を入れてくる

 

「はむ……んむぅ……んっ」

 

 掴んでいた手はオレの背中に周り、オレも彼女の背中に手を回した。

 唇と唇が離れても、舌が最後まで絡みついて、離れるときには糸が引いていた。

 

「蒼くん、やっぱりリナ、排卵期とかですごくエッチなってるのかな?」

 

 瞳に熱が籠もって、もう潤んでいる。

 制服が冬服なのが何となく勿体ない気がした。

 

「リナちゃん……あのさ」

「はい」

「制服で、したいな」

「……でも」

 

 躊躇いがちな声に、汚れるかもしれないからかな、とか思ったけど。

 

「制服で……したら、着てるとき、学校にいるときとか、エッチしたこと思い出しちゃうかもしれないし……」

 

 目を逸らしてリナちゃんは真っ赤になって呟いた。

 

「くそっ、可愛いな」

 

 口元を押さえて恥ずかしそうにしてもじもじいるリナちゃんを抱きしめる。

 

「……でも、蒼くんがしたいなら、いいですよ」

「ホントに?」

「ちょっと……ちょっとだけ、準備してもいいですか?」

「あ、え、うん。いいよ」

 

 なんの準備だろう。

 オレのちんぽはぎんぎんになってて、もう準備万端なんだけど。

 リナちゃんから部屋の外に出るよう言われて待ってたけど、1分ちょっとくらいかな?

 部屋に戻るよう手招きに誘われて中へ入っていく。



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4 リナちゃん、着衣プレイだけど、ほぼ裸

「お、おお」

 

 冬のタイツが脱ぎ捨てられ、真っ白なリナちゃんの脚が見える。上着も脱いで長袖のブラウスにリボンが可愛らしく結ばれていた。

 そして、背伸びしたいのか、スカートの腰の辺りを何回か折って短くしている。真っ白な膝に健康的な太腿が見えていた。今のオレにとっては、それが艶めかしく見えてしまう。

 

「えへへ。どうですか?」

 

 部屋の入り口で喜びに佇んでしまっていますよ。

 

「いい……」

「えへへ」

 

 後ろ手にくねくねしてリナちゃんはにへにへと嬉しそうに笑っていた。

 

「あ、あのさ」

「なんですか?」

「ス、スカート」

「短いの好きですか?」

「好きだけど、他の男には見せたくないな。オレだけがいい」

「もう、蒼くんったら」

 

 ニコニコ嬉しそうにスカートをひらひらさせて可愛らしい姿を見せてくれる。

 

「だ、だからさ」

「はい?」

 

 沸き上がるリビドーに思わず口に出してしまった。

 

「オレだけに……少しずつ、スカートめくってもらえる? 少しずつでいいから、ダメかな?」

「え?」

「あ、あ、あの、ちょっと、自分でめくってもらえると、すごく興奮するから。って、あの、なんだろう。もう、オレ、すごい興奮してるんだ。リナちゃん、ちょっとずつスカートめくっていくところ、見たい」

 

 戸惑ってる。

 中一女子に自らスカートめくって見せろって言う自分に。

 こんなオレにリナちゃんも、スカートの裾を押さえるようにしながら、あたふたしている。

 

「あの……こ、こうなると思わなかった……です」

「いや、オレも戸惑ってる。こんなに欲望に忠実に言葉にしてしまった自分に戸惑ってるから、ごめん」

「ううん。いいの。大丈夫、です。蒼くんが……見たいなら」

 

 リナちゃんの手がプリーツスカートの裾をつまんだ。

 家の中全体があったかいんだけど、スカートから露わになった太腿が何となく汗ばんでいるように見える。

 

「で、でも、こうなるって思ってなかったから……驚かないでください」

 

 オレが昨日むだ毛処理をしたのを初めて見せたときと同じようなことを言っている。

 

「うん。どうしたの?」

「……あ、あの。み、見て、ください」

 

 焦らしのテクニックどこで覚えたの? 

 と思うくらいリナちゃんはじっくりゆっくりスカートを上げいく。

 昨日イくたびに、びくん、びくんと震えていた太腿が徐々に見え始める。スカートが上がるにつれ、少しずつ太くはなるけれど、あくまで健康的に。細い部類だ。

 もう少しでリナちゃんのパンツが見えようとしたとき、手が止まった。

 

「こんなことに、こんなことに、ううっ、なるとは思ってなかったんです」

「う、うん。どうしたの?」

「だから、リナ……エッチな子って……思わないでください。ううっ」

 

 エッチな……子? まさか、濡れて? 

 

 股間に期待を持たせ、プリーツスカートを持った手はゆっくりとは(・・・・・・)動かなかった。

 一気にめくり上げられたのだ。

 

「えっ」

 

 ゆっくり上がっていくスカートにちんぽの昂ぶりも増していくと思っていた。

 それが一気にめくられたことに対しての「えっ」ではない。

 めくり上げられたスカートはリナちゃんの胸の前まで上げられていて、それを摘まんでいるリナちゃんの手が震えていた。

 

「リナちゃん……」

 

 恥ずかしいのだろう、中腰気味にしたリナちゃんの真っ白なお腹が見える。ブラウスの裾も見えて、その間から可愛らしいヘソも見えた。

 何より驚いたのが鼠径部にぷっくり真っ白な股間。ノーパンだった。

 

「だ、だって」

 

 少しだけ見えないようにしてなのか、腰を引っ込めているリナちゃんは、少年マンガのような股──後付(うしろつ)きのせいで縦スジが見えない、綺麗なつるつるの股間になっている。

 

「だって?」

 

 プリーツスカートをめくって見せているリナちゃんの前にしゃがむ。

 

「ひゃんっ」

「ダメ」

 

 思わずスカートを下ろしそうになった手を掴んだ。

 

「上げたままがいいな」

「は、ずかしい」

「オレ、リナちゃんがエッチな子でも、全然いいよ」

「ちが……あっ、やっ」

 

 ぱいぱんの股間に顔を埋める。ちょっと汗ばんできているのがわかった。

 そして、すぅっと息を吸い込む。

 

「やっ、やあっ」

 

 少しだけおしっこの香り。

 でも、子ども特有の日向の香りに一緒にお風呂に入った時に嗅いだボディソープの匂いが鼻をくすぐる。

 オレは手を掴んだままリナちゃんの後ろにあったベッドに押し倒した。

 ベッドの反動を押さえるようにオレは股間に顔を埋める。

 

「リナちゃん、オレにまんこ見せたかったんだ」

「ひゃんっ! あそこに、口付けたまま話すと……」

「感じちゃう?」

「ひあっ! ……んっ、は、い。……あの、違うんです。タイツだけ脱ごうって思ったけど……一緒に脱げちゃったから……どうせ、その」

 

 唇にリナちゃんの無毛の、熱くなった割れ目を感じる。昨日脱毛したからつるつるだ。もっとも、陰毛らしい陰毛というものがなかったからそのまんまだけど。

 息を吸い込むたび、近くの恥丘からはいい香りがする。

 

「どうせ、セックスするから脱いでいてもいいかって?」

「あんっ! ……うん」

 

 ベッドに押し倒されて、オレはリナちゃんのまんこに口を付けているからその表情を見ることは出来ない。でも、きっと顔を逸らして恥ずかしそうにしているに違いない。

 

「リナちゃんのまんこ柔らかいね」

「んあっ! あっ」

 

 ぷにぷにの大陰唇の左側を唇で挟む。お尻も柔らかいけど、耳たぶより柔らかいリナちゃんのぷに肉を舌で広げるように寄せた。

 

「はあっあっあっ」

 

 オレの体勢がきついので、いつものまんぐり返し。

 リナちゃんの制服姿を拝みながらクンニが出来そうだ。高校の時に彼女と制服セックスをした時とは違って、未だに少女姿のリナちゃんを犯しているようでちんぽがガチガチになってきている。

 

「スカート脱がないと汚れちゃうから、脱がすよ」

 

 脱がすのに後ろ髪を引かれるけど、一端脚を揃えてもらって、くるくる巻かれていたスカートを戻し、ホック、チャックを外して脱がした。

 リナちゃんを見ると、またほっぺをぷくっと膨らまして怒った風だ。

 

「また蒼くんの経験ですか。脱がすのとても上手いし、……誰かの、汚したことあるんですね」

 

 頬を膨らませ口をとがらせてリナちゃんはちょっと怒っている。

 

「ヤキモチ?」

「ううっ、だって、蒼くんの初めてじゃないから……」

「大丈夫だよ。……今までこんなにドキドキしたこと、オレ、なかったから」

 

 こんな小さな体の子を抱くからなのか、それとも背徳感からなのか、確かにオレの心臓は初めて経験をする時のように高鳴る。

 オレの答えに嬉しそうな笑顔を浮かべる、まだ幼い恋人を見るとギュッと胸が締め付けられるんだ。

 再度リナちゃんの股を広げると、自ら進んでなのだろう思いっきり脚を広げることが出来た。

 

「本当、ですか?」

「ちゅぱっ」

「あう♡」

 

 片方しかピンク色が見えないリナちゃんの秘所に舌をねじ込む。とろりとした粘りが舌先に感じた。

 そして手で押さえなくともまんぐり返しの状態が維持できるので、ブラウスのボタンを外していく。

 

「はあはあ、舌、そぉくんの舌ぁ、入ってきてるのぉ♡ あっあっ」

 

 小っちゃなまんこの入り口付近で、舌をグルグル回して広げようとすると、恥ずかしいのか、リナちゃんは握った手を口にあてながら喘ぎ、視線を逸らしていた。

 一方でブラウスのボタンを外すと、リボンだけが残って、真っ白なお腹が現れる。

 エロビデオで見るような体勢だ。

 

「リナちゃん……キャミソールも、ブラもしてなかったんだ」

「はあっはあっ、はあっ、はい」

「どんどんエッチになってくリナちゃん、好きだよ」

 

 割れ目に隠れている小っちゃなクリトリスに、吸い付くようなキスをする。

 

「ちゅっ」

「んうっ! はあはあ、エッチにしたの……蒼くんです」

「そうかな? リナちゃんは素質あったんだと思うよ。だから、ほら、こんなにいっぱい濡れてる」

「あんっ♡」

 

 まんこのスジに沿って、親指の腹で撫でると、たっぷりの愛液が付いた。それを指でにちにち音をさせて糸を引く様を見せつける。

 

「……蒼くんは、エッチなリナ、キライですか?」

 

 答えは簡単だ。

 

「好きに決まってるよ」

 

 ガマンできなかった。

 まんぐり返しをしてリナちゃんに見せつけるようにしていた性器に、仰け反ろうとしているちんぽを手で抑えあてがった。

 

「こんなにガチガチになって、リナちゃんのまんこに、その一番奥をごりごり擦りつけたくなってるんだ」

「リナのこと、好き?」

 

 中途半端にブラウスがはだけ、その可愛らしいおっぱいは隠れている。

 でも、それ以上に不安そうにオレを見て、それでいながらオレのちんぽを待つその表情に腰を落とした。

 

「入ったぁぁあ♡」

 

 エロマンガだったら瞳にハートマークが映ったに違いない。リナちゃんは自分のまんこにちんぽが入って行くのを見て悦んだ。

 

「好きに決まってるよ」

「んふぅうう♡ う、れしいっ♡」

 

 中はキツキツでいながらトロトロで肉棒を包み込んでくれる。

 熱い体温を感じながら根元までねじ込むと、リナちゃんが仰け反った。

 パイパンまんこにパイパンちんぽの組み合わせは最高だ。今までオレの毛で邪魔でよく見えなかったけど、リナちゃんのまんこにちんぽが出入りするのをじっくりと観察できる。

 

「んはぁっ!」

 

 初めての時と違って痛いんじゃない。幼い声で嬉しそうに嬌声を上げた。

 ちんぽの先がリナちゃんの行き止まりを擦り上げる。

 間髪入れずにゆっくり引き抜いていくと、カリにまんこの肉ヒダが絡みついて締め付けてくる。割れ目はいっぱいに広がって、小っちゃなクリトリスが勃起しているのが見えた。ピンクのまん肉もちんぽに吸い付いてきている。

 

「リナちゃんのまんこ、すげえ気持ちいいよ。くぅっ」

「そ、ぉくん、あうぅう♡ そぉくんの、おちんちぃんっ、あっああっ♡ おっきくって、リナのこと、んうっ♡ 気持ち良くしてくれるのぉ♡」

 

 頭の上のシーツを握って、震えながら気持ちいいことを知らせてくれた。

 

「昨日はバックからしかしなかったけど、ほら、今日はオレの毛が無いから、根元まで入っているところよく見えるでしょ?」

 

 少女に見えるリナちゃんの瞳が大きく見開き、唇を震わせる。

 

「は、入ってくるぅ、そぉくんのおちんちん、あひぃっ♡ どん、どんっ、あっあああっ、奥、んあっ♡ はひっ、くぅっ」

 

 ちょうどまんこの奥の壁に到達すると、シーツを握ってリナちゃんはちんぽをギュッと痙攣しながら締め付けてくれた。

 リナちゃんのぷにまんがちんぽで押し付けられてぷにゅって潰れてる。

 

「ほら、リナちゃんイって、お腹がちんぽ締め付けてるのわかる?」

「イっ♡ イってりゅぅ♡」

 

 ちんぽの形に沿って腹筋がびくんびくん震える。肉棒もその分、ぎゅうぎゅうに締め付けられた。

 

「さ、根元まで入れるの見ててね」

「ひぐっイくイくっイくぅ!!」

 

 ちんぽがリナちゃんのお腹をぼこっと膨らませる。

 まんこに包み込まれたちんぽがぎゅっぎゅっと強めに締め付けてくる。

 

「くっ、締めすぎっ! きっつ!」

「うくぅ♡ しゅごいぃっ♡ そぉくんっ好きぃいっ!」

「リナちゃん、おっぱい見せて」

「は、い♡ んあぁっ」

 

 ギュッと握っていたシーツを、ブラウスに替え広げてその可愛らしいちっぱいを見せてくれた。片方の襟にリボンが引っかかっている。

 きつきつまんこにちんぽを突き入れるたびに、リボンが乳首を隠すように動いていた。そして、そのおっぱいの先っちょは触ってなくとも、つんっと立っている。

 

 太腿を押さえ付け、種付けプレスのように、腰を深く沈める。

 

「はっあぁっっ♡ イくうぅ♡」

 

 ブラウスをギュッと握って顎をあげてびくびく震える。

 柔らかなヒダに絡まれながらもちんぽを逃がさないようにしてなのかぎゅっと締め付ける。それに逆らって引き抜いていく。

 

「イ、イてりゅのぉっ、あっあっ抜けっ♡」

「抜かないよ、ほらっ」

 

 カリまで抜けたところで、子どもまんこの中に再度深々とちんぽを突き入れる。

 ちんぽの先っちょがリナちゃんの膣奥を擦って、お腹をぼこっと膨らませる。

 

「ま、たっ♡」

 

 蕩けた表情になってリナちゃんはイった。

 いつもリナちゃんは何度もイく。体質でイきやすいのか分からないけど、よく体力が持つな、といつも感心してしまう。

 まあそれでも、オレもリナちゃんとセックスして、賢者タイムがほとんどないのが自分でも驚く。続けざまに抜かずにすることも出来ることにもだ。

 

「くっ」

「そぉくんっ、そぉくぅんっ♡ な、かに、あうっ♡ んあっあっあっ、出し、出してぇっ、リナ、中に出してくらはいぃっ♡」

 

 リナちゃんのまんこがきつくてとろとろ、ってのもあるんだろう。何度も中に出しても続けられる。でも、この柔らかくもあり、きつくもある膣内を長く味わっていたいという思いで、我慢してしまいたくなる。

 

「そぉくぅんっそぉくぅんっ♡」

 

 オレがイくのをねだって、中出しをねだってる可愛らしい恋人を前に我慢しようがない。潤んだ瞳に涎を垂らした少女を前に俺の欲情が昂ぶる。

 健康的な太腿を両手で押さえ込み、前のめりになって腰を振り、子どもまんこの中で何度もちんぽをしごいていく。

 

「んぐうっ、ひっあっあっリナ、リナっ! イくっイくっ♡」

「オレも、も、少しでっ、リナちゃんリナちゃん、まんこ気持ちいいっ」

「おち、んちん、きも、ち、い、イく、イくイってりゅっイってりゅっ♡ イってましゅぅ♡ はん、あっあああううぅ♡」

 

 涎も鼻水もなりふり構わず、少女はおれのちんぽに喘ぐ。オレを見つめているようにも見えるけど、視線はあっていない。突き入れるたびにブラウスをギュッと握って震えている。可愛らしい口も気持ちいいのかわなわなと震えていた。

 もうダメだ。我慢も限界だ。込み上げてくる射精感に腰が勝手に動く。

 びくんびくん何度も震えながらイってるって主張しているリナちゃんを余所に、オレの腰は止まらない。

 

「くうっ!!」

 

 ぞくっと快感が塊になって股間から込み上げてくる。たっぷり出るってわかった。

 

「出るっ!!!」

 

 ずんっと精液と共にちんぽを幼いまんこに突き入れ、愛液なのか先走り汁なのかが飛び散るくらい腰を押し付け、ちんぽの先が膣奥のヒダを擦り上げる。

 塊が出たかと思った。

 射精した快感がでかい塊として狭いまんこのなかを広げた。

 

「うおっ……おおっ、おおっ」

「奥にっ♡ せーしぃぃっっ♡」

 

 まんこが精液を飲む。そう表現した方がいい。オレのちんぽを未成熟な膣が精子を搾っていた。

 

「リナちゃんのまんこっ、くぅっ、精子飲んでくれてるっ」

「うくぅっ! せーしせっしっ♡ あっついぃ♡ あっついですぅ♡」

 

 ヒダの一つ一つが絡みついてくるかのような動きが射精を止めさせない。まんこの中が精液でどろどろになって、膣内が動いているから腰を動かさなくとも快感がずっと続いたままだ。

 

「うあっ……はあ、はあ、はあはあ、はあ」

 

 オレの腰を押し付けられたまん肉がちんぽを咥えたままむにゅっとなって、たっぷり出した精液が漏れ出てきていた。

 ゆっくりと抜いていくと、広がったまんこから見えていたピンクの幼いクリトリスは、溢れ出てきたザーメンに白く覆われていく。

 

「ぬ、けちゃいますうぅ」

 

 悲しげな眉になってリナちゃんは自分から抜けていくちんぽを、はあはあ息も荒く真っ赤になりながら凝視していた。

 亀頭のカリが現れると、リナちゃんはピクッと少し仰け反る。先っちょがまんこの上側を擦って、ぶるんっと勢いよく現れた。連戦できるくらいまだ勃起している。

 

「んうっ♡」

 

 ぼたぼた精液が零れるリナちゃんのまんこをティッシュで隠すように拭くと、愛液と精子に(まみ)れたオレのちんぽが握られた。

 

「はあ、はあ、綺麗にしますね」

 

 リナちゃんの横に行くと、白濁したちんぽをリナちゃんの小さな舌が根元から這っていく。

 

「ちゅっ、れろれろ、ちゅぷっれろ、んっ」

 

 そんな姿を見て、勃起が収まりそうにないなあと思いながらリナちゃんの股間を拭くけど、こちらもなかなか注いだ精子が止まらない。

 どんだけ出したんだ……オレ。

 

 こうしてオレはリナちゃんの股を拭いてあげつつ、リナちゃんの掃除フェラから本番フェラへ移行して、口の中へもう一回ザーメンを注ぎ込んだ。

 可愛い恋人はずっと飲み続けて味に慣れたのか、ごくごくと喉を鳴らして精液を飲み込み、嬉しそうにずっと亀頭をしゃぶっていた。



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5 リナちゃん、クセになっちゃった

 制服でのエッチをひとまず区切りをつけ、精液の香りで充満しているリナちゃんの部屋の窓を開けて換気した。

 冬も近いこともあって、その間一階に戻って、水分補給をする。

 

「嬉しいなあ。蒼くんとまだ一緒にいられるなんて」

 

 にこにこしつつ、コップを両手で持つリナちゃんがジッとオレを見つめる。

 ごくごくと何度も喉を鳴らしながら、四回もお茶をおかわりするリナちゃんは頬を染めているのが気に掛かった。その瞳はなんだか熱が籠もっているようにも見える。

 部屋へ戻ると匂いはたぶん消えていた。その代わり寒い。

 

「蒼くん、今日はお風呂先に入ってから、ご飯作ろうよ」

「晩御飯は何にか食べたいのある?」

「う~ん、カレーもちょっと余ってるから、どうしよう」

 

 冷蔵庫の中にうどんがあったのを思い出す。

 

「じゃあ、簡単に手早くできるカレーうどんはどう?」

「カレーうどん! 食べたい!」

 

 小学生みたいに手を挙げて元気な答え。

 姿はこんなに幼いのに、オレのちんぽを美味しそうに食べていた。

 ちんぽにカレー掛けても美味しそうに食べてくれそうなんて思ったけど、オレのちんぽがたいへんなことになりそうだ。

 

「よし、時間も掛からないから下準備もそんなにいらないし、このままお風呂へ入ろっか?」

「うん!」

 

 元気よく返事をすると、リナちゃんはたたたっと冷蔵庫まで小走りに、お茶を取りだしてごくごく飲んでいた。

 

 

 

 お風呂へ入ってからリナちゃんの身体を洗って、オレも全身を洗ってもらった。

 二人ともお尻を洗うときは、性器を洗われるときよりもどことなく恥ずかしいって笑い合った。

 

 一緒にお風呂へ入るときは、だいたいシャワー終わるけど、今日はお湯を張って二人一緒に浸かった。オレの股の間にリナちゃんを座らせて。

 

「んっ。……蒼くん」

「なに?」

「リナの、触ってもそんなに楽しく無いと思いますよ? んっあっ」

 

 腰までお湯に浸かってリナちゃんのおっぱいを触っていた。

 

「そう思う?」

「はい。……だって、小さいから」

 

 堅くなったちんぽをリナちゃんの背中に押し当てた。

 

「リナちゃんのおっぱい触ってこうなってるんだよ」

 

 お湯から出そうなくらいに勃起したちんぽが小さな背中を擦る。

 もうカウパーが出て来て、ぬるりとした感触が裏スジに当たった。

 

「もう、すっごく堅くなってます」

「でしょ?」

「嬉しい……んっ♡」

 

 ちっぱいでもリナちゃんのおっぱいは僅かながらに膨らみはある。指でしか揉めないけど、ちゃんと揉めるし、その先っちょは感じてるってオレに教えてくれる。

 両手の人差し指の先で乳首を擦ると可愛い声を上げてくれた。

 

「そ、んっ、あっ、そんなにしたら……はあ、はあ」

「したくなっちゃう?」

 

 控えめにリナちゃんが背中を横にくねくね動かすと、ちんぽの裏スジにちょうど背骨がこりこり当たってくる。

 

「したいの?」

「……はい」

「本当に?」

 

 片手を胸から股間へと伸ばす。何の障害もなく、恥丘の膨らみを越えて割れた彼女の性器へと到達した。

 

「んあっ、はあ、はあ、はあ」

 

 そこはお湯に浸かりながらも、ボディソープの流し漏れでもなく、ぬるりとしている。もう少し指を伸ばすと、数十分前までちんぽが入っていた小さな穴が控えめに開いていた。ぬるぬるはそこから溢れ出てきている。

 

「したい?」

 

 耳元で聞く。

 

「んあっ、はあはあ、耳、お風呂の中だと、あっあっ、らめぇ♡」

 

 おっと、やばかった。

 このまま耳とまんこを愛撫し続ければ、お風呂の中をおしっこで汚してしまうかもしれない。

 

「お風呂から上がって、する?」

「はあ、はあ、はあ、上がってって?」

「部屋でするってこと」

 

 リナちゃんは股間に伸ばした手をぎゅっと抱きしめるように腕を絡めた。

 

「部屋の前に……」

「ここでしたいの?」

「……うん」

「お風呂でしたいんだ?」

 

 腕を抱かれてしまっているから、オレはリナちゃんに覆い被さっているような感じになっている。それでも、胸とまんこへの愛撫は忘れていない。

 

「どうして?」

「ここで……リナ……」

 

 はっと思い出した。

 

「リナちゃん、まさか?」

 

 ピクッとリナちゃんが反応した。そして、僅かに唇を震わせてオレを見上げる。

 

「お湯に……入ってじゃなくて……」

「そっか、リナちゃんお気に入りなっちゃったんだ」

「あ、の……リナ、おかしく……エッチになっちゃった? それとも……へんたいさんになっちゃったのかな?」

 

 オレが察したのに恥ずかしくなったのか、真っ赤になっているけど、オレをしっかり見てきている。きっと、して欲しいんだろう。

 

「あんなにがぶがぶ水分とってたのって」

 

 耳をかぷっと噛む。

 

「ひあっ♡ ここ、らと、はあはあ、らめえ」

 

 そしてクリトリスを弄り回すと股をギュッと閉じて、指が動かないようにされてしまった。

 

「耳を弄って、クリトリス弄って、おしっこしたいんだ」

「あ、あのね、リナ、リナ……」

「いいよ」

「……恥ずかしい。リナ……おしっこしなが、気持ちいいの」

「でも、今日はちんぽ入れながら、してみよう」

 

 リナちゃんは頬を染めて(うつむ)く。

 そして、ゆっくり小さく頷いた。



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6 くねくねお尻

 浴槽から上がって、リナちゃんを鏡の前に立たせて壁に手を付かせた。

 

「こ、ここで?」

「うん。ここで」

 

 鏡の中にいるオレを見てリナちゃんは真っ赤になっている。

 股を少しだけ開かせて、ちんぽはリナちゃんのお尻の上をいったりきたりさせている。このままアナル開発をしようかな、なんて思ったりしたけど、お尻のサイズとちんぽのサイズのを見れば無理だと言うことがわかった。

 まんこには入るんだからアナルにも入る……とも思うけど、リナちゃんの体の未熟さからすると、取り返しがつかないことになるような気がする。指、程度だろうな。入れたとしても

 

 よくよく考えてみれば、オレのちんぽのサイズはリナちゃんの身長の十分の一を超える。性器に入ること自体すごいことなのに、アナルに入ったら……リナちゃんのちっちゃな体を壊してしまうだろう。

 

「蒼くん……おちんちん……お尻擦ってる」

「じゃあ、自分で入れてみよっか」

「じ、自分で?」

 

 お尻の上にあったちんぽをリナちゃんの股ぐらを通す。ちんぽの上側にリナちゃんの熱い性器の温度が当たる。

 

「あ。……股の間から、おちんちん出て来ました」

「リナちゃんのちんぽだ」

「あはは。……でも、ずっと、リナの中に入ってたんですよね」

 

 鏡の前で手を付き、じっと股間のちんぽを凝視しながらも、リナちゃんの腰が遠慮がちに前後に動き始めた。

 

「ずっと、ずっと、リナちゃんの中に入ってた。これからも、ずっと入れてあげるから、今回は自分で入れてみて」

 

 頬を赤らめて「はい」と返事をすると、腰をオレの方へ突き出し、ちんぽの上側をぬるぬるさせて自分で入れようとし始めた。

 

「んっ……あれ? こ、う?」

 

 オレのちんぽがリナちゃんのまんこに挟まれて、お尻を突き出して腰をくねくね前後している姿にガチガチになってくる。

 身体の小さい少女姿のリナちゃんが、髪を背中に貼り付かせ、お尻の穴まで丸見えの状態で動いていることに興奮してくる。

 

「あ、れ? 入らない、です……あれ?」

「入れたい?」

「……はい」

 

 後付きのリナちゃんの性器は、ちんぽ欲しさにお尻を突き出せば突き出すほど入れにくいのだ。肉棒に愛液が塗られていくだけしかない。

 

「入れて欲しいの?」

「……はい」

 

 覆い被さって耳元で囁いた。

 

「おねだり」

 

 鏡の向こうのリナちゃんはオレの視線に気が付き目を逸らした。

 

「自分の顔見ながら、オレにおねだりしてみよっか」

「み、見るの?」

 

 耳を少し噛む。

 

「ひゃぅっ」

「そう……自分でどんな顔してオレのちんぽ欲しがってるか、見ながらおねだりしてみよっか」

「はあ、はあ……はあ、おねだり?」

「どこに、なにを、どうしてほしいって」

 

 リナちゃんはじっと鏡を見つめた。

 

「リ、リナの……」

 

 ちんぽをリナちゃんの股間がすりすり擦ってくる。

 

「リナの……おまんこに、はあ、はあ、はあ」

「うん」

 

 肉棒にトロトロの愛液が塗られて、ぬちぬちと音が立ち始めている。

 

「蒼くんの、はあはあ、おちんちん」

「うん」

「入れてください。……おねだりしました」

 

 真っ赤な顔のままオレを見上げるリナちゃん。

 

「どんな顔してた? リナちゃん?」

「ど、どんな顔って……」

 

 耳に息を吹きかけて「どんな?」ともう一度聞いた。

 

「はあ、はあ、はあ、おねだり、したのにぃ」

「入れてあげるから、リナちゃんの顔、どんな感じだった?」

 

 小っちゃなお尻をオレに押し付けてリナちゃんは俯く。オレのちんぽを見ているのかもしれない。柔らかい太腿でオレのちんぽをキュッと挟んだ。

 

「いじ、わる……です」

 

 柔肉に挟んだ肉棒を、ゆっくりと焦らすようにオレは腰を動かす。

 

「……リナ、リナの顔……エッチになってました。はあはあ、そぉくぅん♡」

「欲しい?」

「はあはあ、ほしぃ」

「入れるだけでいい?」

 

 リナちゃんは何度も横に首を振って「動かして欲しい」と呟いた。

 耳を舐めながらもう一度聞いた。

 

「どう動かして欲しいの?」

 

 鏡の向こうのリナちゃんがオレを見ている。瞳に涙を浮かべて、震える唇を開く。

 

「リナの、おまんこの中、いっぱい、いっぱい擦ってください。はあはあ、奥も、どちゅどちゅして欲しい。はあ、はあ……蒼くんから、いっぱいいっぱい、おまんこいじめて、中でいっぱいいっぱい、せーしどくどく出して欲しいです」

 

 挟んでいたちんぽを解放すると、小っちゃなお尻をくいっとあげて、振り返ってリナちゃんは懇願した。

 

「だから……エッチなリナのおまんこに……蒼くんのおちんちん、入れてください」

 

 堪らない。

 こんな健気に、エロくおねだりするリナちゃんのお尻の肉を掴んでぎゅっと広げる。

 控えめながらも割れ目が開かれ、そこにはねっとりと愛液が絡んで、オレのちんぽを今か今かと待ち望んだ少女の小さな性器がそこにあった。



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7 出し合い

 ちんぽの先を十分熱された割れ目にあてがうと、リナちゃんが後ろを振り向いて「はあはあ」と息を荒げて嬉しそうにしている。

 熱くなった亀頭をぐっと押し込むと、ひしゃげそうになりながらぬるっと先端が飲み込まれた。振り向いていたリナちゃんは、仰け反って鏡の方を向く。

 

「ひああっ♡」

「きっつ」

 

 ぎゅっと握られたような亀頭の感覚。

 

「リナちゃん、鏡見て」

「あ、うう、は、ああ、ああっ」

 

 鏡の向こうに、唇を震わせて、目尻も下げて悦んでいるリナちゃんがいた。

 

「気持ちいいって顔、オレ、好きだから」

「は、ああ♡ 入ってくるぅ♡」

 

 ちんぽが狭いリナちゃんの中を、ギュッと締め付けるとろとろの膣内をかき分けて奥へと入っていく。

 

「リ、リナ、エ、エッチな顔ぉ、してるのぉあはあっ♡」

 

 リナちゃんの乳首ももうぴんぴんに立って、僅かな乳房で上向きだ。

 我慢できずに奥へ入れると、全部入りきる前にまんこの最奥へと到達して、鈴口にヒダの感触が割って入る。

 

「うくぅっ」

 

 びくびくと痙攣するようにちんぽを締め付け、リナちゃんは涎を垂らして震えている。小さな肩もびくっびくっと跳ねていた。

 

「イったの?」

「うっくぅ♡ はあはあ」

 

 頷いて答えたリナちゃんは夢見心地の表情だ。

 ――でも。

 

「ちゃんとイったって言わないとダメだよ」

 

 残ったちんぽを奥まで押し込む。

 

「いひぃ♡」

 

 鏡の中でリナちゃんのお腹がぼこっと膨らんで、そのままちんぽの形を象るようにお腹が痙攣していた。

 

「イってばっかりだね。オレまだイってないのに」

「ご、め、ごめんなさい。そぉくんの、はあはあ、おちんちん、気持ちいいから……ごめ、なさい」

「そっか、じゃあこれはどうかな?」

 

 壁に両手を付いているリナちゃんに覆い被さるようになって、顔を横に向かせる。そして、耳を軽く噛んだ。

 

「ひゃんっ、ら、らめぇっ」

 

 どうしても試したいことがあった。

 

「どうして?」

「ひんっ……お、おしっこ、出ちゃうかも……」

「クリトリス触ってないから大丈夫だよ」

「れ、れもっ、ひんっひゃっ♡ れもぉっ」

 

 耳を噛みながら吐息をかけ、はむはむしたり舌を這わせる。

 すると、小っちゃなまんこがオレのちんぽをきゅうきゅう締め付けてきた。

 鏡に映るリナちゃんは下唇を噛んだりして何かに耐えているように見える。

 でも、構わずオレはリナちゃんの中を堪能しながら耳を愛撫した。

 

「ひんっひゃうっ、うっくぅっ♡ あっ、あっあっ」

 

 どうやら挿入したまま耳を弄ったとしてもおしっこは出ないようだ。

 普通にセックスするより、ただでさえ締め付けがいいリナちゃんのまんこがさらにきつくなっている気がする。

 出し入れするたびに膨らむリナちゃんのお腹を押さえるように手を触れると、ちんぽの動きがよくわかった。

 

「リナちゃんの中にオレのちんぽ入ってるってわかるね」

「う、うくぅっあっあっあっあっ! イくっ、イくっイくイくイくぅっ♡」

 

 腹筋がギュッと締まる感触と共にちんぽがギュッとまんこに握られる。膣口から子宮までの痙攣が、まるで精子を出せと言わんばかりだ。

 

「また、イっちゃったか」

「はひっはひっはひぃっ、そぉくんも、そぉくんもぉ、だっ、出してくらはぃっ」

 

 今日はいろいろリナちゃんの身体を知っておきたい。

 

「うん。出すけど、もっとリナちゃんのこと知ってから」

 

 唇で耳たぶを挟み、囁くと、イったばかりのまんこがキュッと締め付けてくる。

 

「ひゃんっ♡ なにぃ、なに、知るんれすかぁ」

「こういうこと」

「ひあっひあああっっ♡」

 

 耳の中に舌を這わせつつ、お腹に置いていた手をリナちゃんの股間へ。そしてぎちぎちに入っているちんぽの上。――こりこりになったクリトリスへ。

 

「らめぇっらめえっ! お、しっこ出ちゃうかららめえっ」

 

 壁に付いた片手を離し、股間に伸びたオレの手をリナちゃんは押さえた。

 

「どうして?」

「ら、らってぇ……おしっこが、おしっこが、蒼くん入ったままだから、いっぱい掛かっちゃうもん。やっ、やっやっ、そ、そこ、触っちゃらめぇっ」

 

 押さえられていても、指は動かせる。耳を舐めつつ小っちゃなリナちゃんのクリトリスに触れると堅くなっていた。

 

「やっやあっ!」

 

 指先にちょろっと生暖かい液体がかかる。

 鏡を見れば、リナちゃんは下唇を噛んでいて、おしっこを耐えているようだ。

 

「そ、それ以上したら……はあはあ、そぉくんっ……」

「大丈夫だよ」

 

 口を耳に触れながら囁く。

 

「おしっこかかっても大丈夫だから」

「れも、れもぉ……汚いよぉ……」

「汚くなっても、ここ、お風呂だから洗えるよ?」

「お、風呂……」

 

 押さえた手から少し力が抜けた。こりこりのクリトリスを持ち上げるように動かす。

 

「らめええっらめっらめぇっ」

 

 クリトリスを弄る指に愛液ではない体液がピュッとかかった。

 

「オレ、リナちゃんおしっこしてイクところ見ると、すっごい興奮するから、ね? 見せて。イってるの見て、オレもリナちゃんの中にいっぱい出すから」

「そ、そぉくん……み、見たいの?」

 

 リナちゃんの押さえた手から完全に力が抜けた。

 

「ここお風呂なんだし、汚いって思えばすぐ洗えるよ。それ以前に、リナちゃんからおしっこかけられても、全然汚いって思わなかったからね」

「ほ、本当に?」

「本当だよ。……それに、リナちゃんおしっこで気持ち良くなりたくて、一杯水分取ったんだよね? いっぱい出して気持ち良くなってよ」

 

 壁に両手を付いて、リナちゃんは耳を弄られやすいように顔をこっちへ向ける。

 

「蒼くん……お願いします。リナの、はあ、はあ、リナの……耳と、く、クリトリス、いっぱい触ってください。ひゃんっ♡」

 

 さっそく耳にむしゃぶりついて、股間に伸ばした手で、勃起した幼いクリトリスを指で手前に持ち上げるように弄り始める。

 

「ひんっひっひんっ♡ ひゃっんひぃっ♡ で、ちゃうのぉっ♡」

 

 ぎゅっと締め付けてきたリナちゃんの中をちんぽを何度も往復させる。

 

「あひっひあっ♡ イくぅっ!!」

 

 指に勢いよく生暖かいおしっこが飛び散り、玉袋からぽたぽたとそれはこぼれ落ち、太腿を伝って流れていく。

 絶頂にまんこの締め付けがきつくなっても、愛液とおしっこが潤滑液となってスムーズにリナちゃんの中を堪能できる。ぐちゅっぐちゅっと今までにないくらいいやらしい音が立っていた。

 

「と、止まららいよぉ♡ おしっこ、止まんらいよぉ、あひっひぃっやああっ♡ イ、イくのもっ、止まんらいよぉっ♡」

 

 リナちゃんの止まらないおしっこに構わず、込み上げてくる射精にぬるぬるのまんこに何度も腰を振る。肉棒も、亀頭もきっとおしっこまみれかもしれないけど、めちゃくちゃ締め付けもよくなって気持ちがいい。

 耳を舐めて、クリトリスを弄れば弄るほど締め付けも、おしっこの勢いも増してくる。

 

「うっ、くぅっ。オレもっ、そろそろっ」

「リナっ、イってうのっイってうから♡ そぉくんもっ! イって、イってくらはいっ♡」

 

 鏡の中のリナちゃんのお腹がぼこっぼこっと、ちんぽの形に何度も膨らむ。指はめちゃくちゃにクリトリスを弄っていた。耳もちょっとだけ強めに噛んでしまっている。

 

「でっ! 出るよっ!!」

「ひああああっあああっあっあっあああっ♡」

 

 どちゅっという音ともに亀頭の形にリナちゃんのお腹が膨らむ。ちんぽの先もずるっといった膣の最奥の感触に快感が塊のように溢れた。リナちゃんもおしっこがいっぱい出ている。

 クリトリスを指で押し付ける。リナちゃんはおしっこが出ているせいなのか、イっているせいなのか、ぷるぷると震えていた。仰け反って悦んだ表情で涎と鼻水が垂れている。

 ぶぷっという音が何度もすると、玉袋を伝ってオレとリナちゃんの体液がぽたぽたと浴室へ垂れていく。

 

「ひあっ……ああっ、ああっ、あ……ああっ……」

 

 いつの間にかリナちゃんの足は爪先立ちになって、崩れ落ちる身体をちんぽが支えているようになっていた。

 小さなリナちゃんの身体を壁から離し、オレの手とちんぽで支えると、射精中のちんぽがさらにリナちゃんの奥に入る。

 

「イくぅっ♡」

「くっ」

 

 イってる最中のちんぽは締め付けられて、精液がさらに搾り取られた。

 

 鏡に映ったリナちゃんはぐったりしながらも、ちんぽと手によって支えられて、足が地に着いていない。そして、涎と鼻水にまみれながらも、嬉しそうにしていた。

 ぼたぼたと、オレの足とリナちゃんの足を伝って、混じり合った体液が流れている。

 

「し、幸せれす」

 

 びくっと身体を震わせたリナちゃんは、にへへっと笑っていた。



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8 落ち込んでもホッとする場所

 お風呂はリナちゃんのおしっこを流して、さらにリナちゃんの中に出した精子を指で掻き出して綺麗にした。

 

 その時はお姫様抱っこしてあげて、耳を唇で愛撫し、手マンをしつつクリトリスを弄って、結局リナちゃんのおしっこが出なくなるまで続けてあげた。

 それを見て興奮してしまったオレのちんぽはフェラでまた口内射精させてもらって、それからお風呂掃除。

 

 お風呂から上がってからオレ達は少しだけ落ち込むことになる。

 

 妹が明日の夕方5時過ぎに帰ってくると連絡があったのだ。

 どうやら遠征した吹奏楽の大会で、決勝で3位以内にも入れないのだという。だから、5時には家に戻って、そのまま着替えをもってリナちゃんの家に泊まりに来る。

 つまり、二人きりの時間が一日、いや半日減ってしまったということだ。

 

「志穂、落ち込んでますよね」

「だろうなあ。個人競技でもないしね」

 

 志穂は鉄琴――グロッケン奏者だ。それもかなりの実力があるらしい。プロってのがあるかわからないけど、プロになるとも言っていた。鉄琴を打つための楽器――マレットを家に持ってきて奏でるテンポは聞いててとても心地良い。グロッケンを叩けばもっといい曲を聴けるかもしれない。

 

「二人で慰めるために、なにか料理作ってあげませんか?」

「優しいなあ。リナちゃんは」

 

 並んで晩御飯のカレーうどんを食べながら話をしていた。妹を気遣ってくれるリナちゃんの頭を思わず撫でる。

 

「にへへ」

 

 今晩と、明日の夕方までかあ……一緒にいられるのは。

 

「蒼くん、今何考えてるのかわかりますよ」

「え?」

「志穂帰ってくるから、一緒にいられる時間が少なくなったなあ、とかですよね?」

「当たり」

 

 リナちゃんを抱きしめた。彼女も背中に手を回してくる。

 

「明日、どうしようか?」

「料理は家にあるので何とかしましょう」

「そうだね。……どっかにデートでもしに行く?」

 

 リナちゃんはオレの胸の中に顔を埋める。

 

「ううん」

 

 額を擦りつけるように首を横に振った。

 

「どこにもいかないの? ……あ、そっか。二人だと怪しまれるし、オレも通報されるかもしれないか」

「……違います」

 

 くっついていた頭を離し、リナちゃんはオレの瞳を見つめた。

 

「二人きりが、いいです。……二人で、その」

 

 耳まで真っ赤になってリナちゃんはオレにキスをして抱き付く。

 

「あ、愛し、合いたい、です」

「それは……」

「こんな機会、ないし……志穂が来るまで……ずっと、抱いて、ください」

 

 ごくりと唾を飲み込む。

 

「しっかり勉強も、しないと、ね?」

「いや」

 

 ぎゅうっとしがみついたリナちゃんは耳元で嫌がった。

 

「今晩から……ずっと、ずっと、リナを……抱いてください」

「どうしたの? リナちゃん?」

「だって……だって……」

 

 頬にリナちゃんの唇が当たる。

 

「蒼くんがリナをエッチにしたんですよぉ」

「え?」

「リナ、リナ……エッチしたいです……蒼くんと、エッチしたい」

「そんなにしたいの?」

「蒼くんは……リナとエッチしたくないですか?」

「したい」

 

 即答してしまった。

 

「じゃ、じゃあ」

 

 頬を染めた少女が嬉しそうに見つめる。

 

「ちゃんとご飯も食べて、あと明日遅くまでエッチしてると、志穂が帰ってきた時にばれるから、わかったね?」

「うん!」

 

 今日の昼、大学の薬学部でこっそり売られている精力剤と増精剤を買っておいたのが役立った。薬学部での黒い噂を聞いたことはあるけど、こんな便利なモノを買えるのなら耳を塞ぐ。

 

 

 

 こうしてオレはこの日、ご飯を食べてからリナちゃんを抱きまくった。

 薬のお陰でオレのちんぽは萎えることもなく、ザーメンの量が少なくなることもなく、むしろ、たっぷり出てしまったから飲むのを抑えた。

 

 たっぷり出し過ぎたので、夜には再度一緒にお風呂に入って、放尿プレイをして長風呂になった。

 寝たのは3時過ぎ。リナちゃんの中に入ったままだった。

 

 翌日起きてからリナちゃんのまんこが緩くならないかと心配にはなったけど、そんなことはなかった。二人とも全裸で過ごし、朝ご飯を食べてからすぐにまたキッチンでリナちゃんを抱いても、締まりは変わらず抜群だ。

 

 裸のままリビングに向かったリナちゃんが「蒼くんっ! ティッシュ持ってきて」と悲鳴に近い声が上がって何事かと駆け付けると、リナちゃんは横に座っていた。

 精子が溢れてきて廊下に垂れるところだったから、ティッシュを持ってきてと呼んだらしい。

 でも、横に座ったリナちゃんの太腿の間から見える割れ目から、とろっと溢れてくる精子に欲情して廊下で思わず挿入。

 玄関も近いので声を上げさせないように、口を塞いでバックから犯した。リナちゃんはめちゃくちゃ興奮して、塞いだ手から涎を溢れさせ、気を失いかけてガクガクしていた。

 結局廊下には精子と涎を垂らしまくって二人で掃除をすることになる。

 

 昼ご飯を食べてからは、もう志穂も帰ってくると言うこともあって、長風呂をして身体に付きまくったエロい匂いを証拠隠滅。もちろん、リナちゃんはお風呂前にたっぷり水分を取ってから放尿プレイ。

 お風呂の掃除も兼ねて、徐々に汚すところを少なくしていって、お風呂から上がったのは15時過ぎだった。

 積極的に抱いてくれとせがんでくるリナちゃんをずっと抱いても飽きることがなかった。

 小さな恋人の身体に夢中になった一日が過ぎていく。

 

 

 

 呼び鈴の音ともに、オレとリナちゃんは志穂を出迎えた。

 

「お疲れさん」

「志穂、がんばったね」

 

 何となく、志穂の視線がキツイ気がする。

 

「なんか、リナとアニキ、仲良くなってない?」

「前から仲いいだろ?」

「志穂も蒼くんも、三人で仲いいじゃん」

「う、うん」

 

 でも、生意気な妹はいつもと違って反論もしないし肩も落ちている。やはり、大会で良い成績が残せなかったことで元気がないのかもしれない。

 お泊まりセットのバッグのほかに学校へ行くための物も持ってきているから、明日の朝はリナちゃんの家から学校に直接行くんだろう。きっと、リナちゃんとメッセージのやりとりをしたんだと思う。

 

「お腹減ってないか? リナちゃんと一緒にご飯作ったから、食べようよ」

「え? 一緒に作ってくれたの?」

「志穂が好きなビーフシチュー作ったから、ほらほら」

「ホントに! 嬉しい!」

 

 リナちゃんが志穂を招き入れ、オレはお泊まりセットと学校へ行く物を纏めて持って和室へ置いておく。

 本来オレが寝る場所だったこともあって、リナちゃんの部屋に置いてあった布団を元へ戻して、志穂の分の布団もここへ用意。一緒に寝るのを嫌がるかもしれない。

 というか、きっとオレ一人ここで寝て、志穂がリナちゃんと一緒に寝るのかも。

 

「蒼くん、ご飯の準備しますよ~」

「はいよ~」

 

 聞こえてくる恋人の声に応えキッチンへ向かうと、妹は席に座っていた。じっとリナちゃんを見ている。

 

「リナ……アニキと同じ匂いするんだけど……」

 

 心臓の鼓動が早くなる。そんな細かいことに気が付くのか、と。

 

「当たり前でしょ。お風呂で同じボディソープとシャンプー使うんだから」

 

 そりゃそうか。

 

「え……一緒に入ったの?」

「ふふ~ん。そうだよ」

「ええええっ!!」

「ええええっ!!」

 

 思わずオレも声を上げてしまった。

 

「蒼くんまで……。冗談だよ。志穂驚きすぎ」

 

 何を突然付き合っていることを告白したのかと思った。

 

 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

 

 落ち込んでリナの家に上がり込むと、アニキとリナが二人笑顔で出迎えてくれた。

 失敗しても、少なくとも励ましてくれる人が二人いるって、とても幸せなことだと思う。親友の笑顔は当然なんだけど、悔しいんだけど、イヤなんだけど、認めたくはないんだけど、アニキの笑顔にも癒されてしまった。

 

 でも、二人から同じ匂いがすることが気になった。

 ボディーソープなのか、シャンプーなのか。アニキのいつものせーし臭い匂いがしない。まあ、それはそうか。リナの家にいるんだからオナニーだってしないのだろう。

 

 それにしても、二人同じ匂いって、なんか変な感じだ。リナが家に遊びに来たときの香りがアニキからもするんだから。

 

 ご飯の準備しているとき、思わず聞いてしまった。

 

「リナ……アニキと同じ匂いするんだけど……」

「当たり前でしょ。お風呂で同じボディソープとシャンプー使うんだから」

 

 同じのを、使ったって言ってもまさかね。

 

「一緒に入ったの?」

 

 ちょっとだけ意地悪。

 

「ふふ~ん。そうだよ」

 

 自慢気に親友が胸を反らした。

 

「ええええっ!!」

「ええええっ!!」

 

 アニキと一緒に驚く。

 ってことは……。

 

「蒼くんまで……。冗談だよ。志穂驚きすぎ」

 

 だよね……。

 

 びっくりした。

 

 うらやましいって思った。

 

 って違う。なんてことをしたんだと驚いたんだ。

 

 ……なぜ汗を拭うのだ、アニキよ。

 

「蒼くん、食器とか用意してもらっていいですか?」

「オッケー」

 

 なんだろう。二人のやりとり。

 息が合っているというのだろうか。……違う。

 そうだ。まるで、パパとママのやりとりに似てるんだ。

 うらやましいな。

 でも、なんだかこっちも嬉しくなる。私も仲間に入りたい。そう思った。

 

 

 

 晩御飯を食べ終わってからは三人でゲームをして遊んだ。

 課題は残念なことに大会が終わってからやる時間が十分にあった。リナもアニキに教えてもらって(教えてもらうことなんてないと思うのに)既に済ませてあったから、たっぷり遊ぶことが出来た。

 

 そのあとは、リナと一緒にお風呂に入ったら胸をたっぷり揉まれてしまった。

 自己嫌悪するぐらいオナニーしてから胸の成長が激しくてブラが追い付かないから、それがうらやましいと、リナがイヤらしい手つきで揉んできたんだ。

 危うく声を上げそうになったから、リナはテクニシャンなのかもしれない。

 男の人になのだろうけど……。

 

 リナとアニキと三人で昔話をしていて楽しい時間を過ごしていたんだけど、明日は学校。早く寝なきゃと思い、和室に向かう。

 そこに引かれた二つの布団に、何だか赤面してしまってリナの部屋へ布団へ持っていった。

 

「一緒寝るの? 蒼くんと寝なくていいの?」

 

 人の気持ちを知ってて言ってるリナはちょっと意地悪だ。

 

「ん。……リナと寝て、いい?」

 

 とは言ったけど、なんだろう。この香り。

 

 頭の中に染みついてくる、この匂い。

 

 お腹の辺りが……。

 

 きゅんきゅんしてくる、この香り。これは、手が勝手に動くかもしれない。

 でも、なんでリナの部屋で……。

 

「あ、あのさ」

「どうしたの?」

 

 リナが首を傾げて聞いてくる。

 この可愛らしい仕草が男子に人気だ。私も見習わなければ。

 

「や、やっぱ。……アニキと、リナと、三人で寝ない?」

「はは~ん、志穂、蒼くんと最初っから寝たかったんでしょ?」

「ち、違うよ」

 

 リナがギュッと抱き付いてきた。

 

「ウソつかないの。……志穂も、蒼くん好きなんでしょ?」

「リナは……彼氏、いるんでしょ? アニキは好きじゃなくなったの?」

「彼氏はいるけど、蒼くん好きなのはずっと一緒だよ。それに、今度別れるよ」

「そ、そうなの?」

「うん」

 

 アニキが好きなのに、ほかの人とどうしてセックスなんてしてたんだろう。でも、アニキにも彼女がいる。

 

「アニキだって彼女いるみたいだし。一緒に寝るの、イヤじゃないのかな?」

「それでいいの?」

 

 耳元でリナが囁いてくる。

 そして、私の肩を掴んで真剣な眼差しを向けてきた。

 

「好きな気持ちって、大切にしないの?」

「だって……兄妹だよ……」

「でも、好きなんでしょ?」

 

 目を見て話せないけど、自然とこくりと頷いた。

 

「二人で蒼くんのお嫁さんになろうって言ったの覚えてる?」

「忘れるわけないよ。小学校の頃二人で約束したんだもん。……でも、妹がアニキと結婚できないってわかって、諦めちゃった」

「志穂……」

 

 数ヶ月前まで同じくらいの身長だったリナの方がどことなく大きく感じた。

 私の方が身長高くなったのに。

 

「じゃあ、リナが蒼くんと結婚して、志穂もずっと一緒にいようよ」

「で、でも……」

「大丈夫。大丈夫だよ」

 

 やっとリナの顔を見ることが出来た。

 胸なんかほとんどないのに、身長だって低いのに、子どもみたいな顔なのに、お尻だって小っちゃいのに、私より自信に溢れている。

 リナはまたギュッと抱きしめてくれた。

 

「リナ……」

「一緒に、ずっと、ずっと一緒に、三人ずっと一緒になろうよ」

 

 一緒に、三人一緒だったら、リナがアニキの彼女だったら、アニキがリナの彼氏だったら、私、一緒にいてもいいのかな?



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9 妹、何か変な音に気が付く

 温泉に行って以来だ。アニキとリナと一緒に寝るのが。

 相変わらず布団が二枚しかないけど、その間にアニキが寝ることになる。

 私とリナに挟まれながら。

 

 でも、リナの言ったとおりにそんなにうまく行くことができるんだろうか。リナがアニキと結婚して、私が二人と一緒に住むと言うことが。

 そもそもアニキには彼女がいるし、リナにも彼氏がいる。

 リナにあんなことをしていたり、されたりしている彼氏なのだ。別れを認めないんじゃないかと思う。ロリコンならきっと別れないだろう。

 

 それでも、将来的にリナがアニキのお嫁さんになるのだとしたら、私はそれを祝福するし、とても嬉しいことだ。それに私が加わっていいのなら……。

 そんな夢のようなことを考えていると、あっと言う間に夢の中へと沈んでいった。

 

 zzzzzz

 

 あの時、リナの部屋で嗅いだ香りのせいかもしれない。

 いつもならどこで寝ようと、寝たら朝! ってなるくらい熟睡するはずが、今日はまだ夜中なのに目が覚めてしまった。

 

 隣を見ればアニキが背中を向けて寝ている。

 深い息で寝ている。

 でも、何か変な音が聞こえる。小さい音だ。粘っこい音が小さく聞こえる。リナの家でまさか……。まさかオナニーなんてしてないよね? 

 

「ちゅぷっ」

 

 目だけを兄貴の下半身へ動かすと、ゆっくり、手でちんちんを動かしてる? 背中を向けているからはっきりわからないけど、もしそうだったら、起こして怒らないと! 

 でも、あの音……どこかで。

 どうしたら、って思っていた時だった。

 

 アニキが大きく息を吸ったから、私は起き上がろうとしていたことを止めた。

 

「くぷっ」

「っ!」

 

 変な音のあと、アニキが息を止めて、小さく、小さく、本当に小さくだったけど、くぐもった声が聞こえた。

 それと、アニキがビクッとしていた。一度だけじゃなくて、腰も少しだけ動いている。

 リナの動画で見た男の動きだ。男が射精した、イった時の動きだ。

 まさか、ここでオナニーしてイったの? 起きて怒るなんて、とても出来ない。

 

 気が付かれないように、ゆっくり首をあげると、布団を被ったアニキの下半身までは見ることは出来なかった。

 

 でも――

 

「!」

 

 え? 

 ウソでしょ? 

 アニキの向こうにリナの姿が見えない。

 

 そして、小さいんだけど、何かをゴクッと飲み込むような音が何度か聞こえる。

 そして、そして、そして……。

 

 本当に本当に、本当に小さい、リナのする「くすっ」という笑い声。

 

 彼氏彼女いる二人が浮気している? 

 ううん。彼氏彼女いると浮気オーケーなの? 

 え? 二人とも付き合ってるの? 

 それとも、聞いたことがあるセックスフレンド? 

 なに? なんなの? 

 恋人いる同志ってエッチなことしていいの? 

 

 シーツの擦れる音がしたあと、リナの寝息が聞こえてきている。

 アニキがもしオナニーしていたのだとしたら、あの匂いがするはずだ。

 でも、しない。

 リナ? もしかして、口で? 

 

 まさか、まさか、まさか、まさか、まさか、まさか、まさか、まさか、まさか、まさか。

 

 ありとあらゆることが頭の中でぐるぐる駆け巡り、気が付くと朝だった。

 いつの間にかアニキは隣からいなくなって、リナがスヤスヤとこっちを向いて寝ている。どことなく、リナの口臭が……アニキの……匂いがするような気がした。

 

「おい、朝ご飯出来たぞ。そろそろ起きないと」

「エロアニキ! 勝手に開けるな!」

 

 アニキはとっとと姿を消して、たぶんキッチンの方へ行ったんだと思う。

 追い返してから気が付いた。

 ごめん。……朝ご飯作ってくれてたんだ……。

 

 リナの家にいるからって、いい格好を見せようとアニキが朝ご飯を作っているわけじゃない。

 うちはパパもママも朝にいないことが多い。朝だけじゃない。夜だってそうだ。

 いろいろな物を買ってもらったり、やらせてもらったりするのは、パパとママが一生懸命仕事をしているお陰だけど、ご飯を作る暇がないときがある。

 私もさすがに作るけど、アニキが、……にいちゃんがよく作ってくれる。

 大学やバイトで忙しいはずだけど、私のためによく作ってくれる。

 

 それなのに。

 

 私はにいちゃんに対して口が悪い。リナがうらやましい。

 

 昨日の夜のにいちゃんのことは……きっと夢を見ていたに違いない。

 

 リナの部屋であんな匂いがしたから……。私の勘違いなのかもしれない。うん。きっとそうだ。きっと、リナの彼氏が置いていったティッシュの匂いが残っていたんだ。

 

「リナ、起きよう。……アニキがご飯作ってくれたみたいだから」

「う、う~ん」

 

 にいちゃんの寝ていた場所に膝を付いても、ちっとも温もりを感じやしない。きっと、それだけ早く起きてご飯を作ってくれている。

 

 素直になろう。

 

 もっと素直に、そして、にいちゃんに好きになってもらおう。

 リナも一緒に好きになってもらって、結婚してもらうんだ。

 そこに私も一緒に加わって、3人で仲良く暮らすんだ。

 

 リナに相談しよう。

 ずっと私の気持ちを聞いてくれていたリナに相談しよう。

 そして助言をしてもらおう。

 もちろん、にいちゃんにはリナを好きになってもらわないといけない。

 でも、彼女いるからなあ。

 どうしたらいいのかなあ。

 

「志穂? どうしたの?」

「ん。何でもない。それよりご飯食べて学校行こ。アニキ、ご飯作ってくれたみたい」

「やった! 今日は何かな!」

 

 二人でキッチンへドタバタしていくと、アニキの作る料理で一番大好きなチーズトーストだった! 

 リナは今回の休みでにいちゃんと一回食べてるらしいけど「すっごい! また食べられる!」って大喜び。

 

 そのお陰で、大会で敗れたことなんか忘れて、機嫌良く学校へ向かうことが出来たんだ。



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10 妹、とうとう

 12月に入ってからリナちゃんと会うことはなかなか出来なかったけど、SNSや電話でのやりとりだけで寂しいときが続いた。もちろん息子が一番寂しがっている。連絡のあるときに、オナニー報告をしてくるからなのか、なかなか言い出しにくいから、オナニーも出来ずに溜まる日が多かった。

 それと、リナちゃんから言われたことが気に掛かっていた。

 

「志穂に優しくしてやって欲しい」

 

 大会に敗れたこと、にではなく、三人仲良くなっていたいから。

 確かに小学生のあたりは、まだ幼稚園に行っていた二人を面倒見ていることが可愛くて嬉しくて楽しかった。

 性に目覚めたとき、リナちゃんと志穂に対する思いが「あれ? オレ、ロリコン?」なんて思ったこともあったけど、全然違った。付き合った女性は巨乳が多かったような気もするが、貧乳ももちろん好きだった。

 

 リナちゃんもペットみたいで可愛くて可愛くて堪らなかった。でも、今はペットなんて、ペットなんて……思うときはあるけれど、健気に思ってくれていた彼女を愛しいと思っている。

 

 志穂は妹として可愛いし、ほかの変な男に取られたくない思いはある。いい男に出会って欲しいと、少しは思う。最近、おふくろとの会話が聞こえてきて「Dはキツイ」とか中一の分際で成長著しい。身長もリナちゃんと比べものにならないくらい伸びている。

 ショートカットでいるのには少し心躍るところはある。でも、リナちゃんのあの長い髪も堪らない。特に、バックでしているときに、髪が背中に貼り付いたり、リナちゃんを上にしているときに、髪の間から見え隠れする乳首も堪らない。

 

 ともかく、妹に優しくすると、なぜか嬉しそうに近寄ってくる。今まではウザイとか言われていたのに……。

 どことなく、小さかった時に三人仲良かった頃に戻ったようでオレも嬉しい。

 ただ、すり寄って胸を押し付けられると、さすがに妹でもオレは困ってしまう。

 たとえ血が繋がっているとしても、オンナを感じ取ってしまうんだ。

 本来、血縁の近い人間には欲情しないように出来ているらしい。でも、オレはエロゲーでも何でも、ちんぽに関わることには萎えることがない。

 だから困ってしまうんだ。

 

 そんなことで悩んでいる時、事件が起こった。

 

 事件とは違うか。いやいや、事件だ。

 

 小生意気だった妹が、変なお願いをしてきたからだ。

 

 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

 

「アニキ……一生のお願い」

 

 アニキが「は?」と言うと、うんざりした表情になる。

 それでも目を離さずお願いした。

 

「何回目の一生のお願いだろうな」

「そ、そんなに言ったことないよ!」

 

 パパもママも今日は帰りが遅い。

 晩御飯を私が作って、アニキも私も食べ終わって、食器をアニキが片付けていたタイミングでお願いした。

 

「何回も言ってるよ。切羽詰まると、一生のお願いって、聞き飽きた」

「そ、そんなには――言ってないと思う、けど……」

「前は可愛げもあったから聞いてあげてたけどな? ああ、でも、最近、志穂も大人しくなって昔みたいに可愛くなってきてるけど……今までオレにしてきた数々の悪行、罵詈雑言を考えてみろ?」

「う……」

 

 言ってることは正しいけど、私がお願いって言えば、アニキだって調子に乗る。お願いをきいてもらうから調子に乗ってもらっても構わない。

 

「中学に入ってから、誰にどんな影響を受けたか知らないけどな? 春から調子に乗りすぎてるところはあったから、正直お前のお願いは聞きたくないな」

「……そんな……誰にでも聞けることじゃないから……アニキに」

「あと、お願いするときの呼び方な。アニキ、なんてお願いするときに言う呼び方か? 違うと思うけどな」

 

 こっちだって、勇気を振り絞って、ほかの人になんか、絶対、絶対、ぜ~ったい頼むことが出来ないことなのに……。

 

「……わかった。……にいちゃん。……私のお願い……聞いて下さい」

 

 テーブルに頭をつけて深々とお願いをした。

 

「あのな? 今までクソだとかザコとか言ってきて、逆の立場だったら――お願い聞けると思うか?」

 

 だって……だって……。

 

「他の……友達にもお願いできないし……彼氏だっていないし……お……にいちゃんにしか頼めないんだもん……絶対……ほかの人になんか頼めないもん」

 

 テーブルの冷たさを頭に感じてると、深い溜息をアニキは漏らす。

 

「突然、お願いって言うけどさ、そんなに切羽詰まってることか?」

「……切羽……は詰まってないけど……でも、切羽詰まってる」

「リナちゃんとか、ほかの親しい友達とかに頼めないの?」

 

 出来るわけがない。

 

「……無理無理無理……絶対無理」

「なんでオレなの」

「……だって……にいちゃん……ならって」

「オレじゃないとダメなの?」

 

 ほかに……頼むことなんて……考えつかないし。

 

「急ぐことじゃないんだったら、話を聞いてから。あと、オレにだけって言うんだったら、人の前だろうと、そうじゃなくても、いい気になってバカにしないこと。クソだとかザコだとか言わない。今までの態度を改めること。……オレも、やっぱたった一人の妹からそんなこと言われれば傷付くし、ムカつくし。……そんな風に思うより優しくしたいからな」

「い、言わないよ。もう言わない! 態度をアラタメるから……で、でも」

 

 頭をゆっくり上げるとアニキは腕組みをして見下ろしながら私の隣で立っていた。

 高い身長だから威圧感がすごい。

 

「でも?」

「い、今がいいんだけど」

「ダメだ。すぐに出来ることと出来ないこともあるから」

「すぐ出来るよ!」

「ダメだ」

 

 うう。そんな。

 

 ずっと、ずっとリナから送られてきた動画を見たときから、興味が、抑えられないくらいの好奇心が……私を寝かせようとしない。

 勉強も集中できないから成績も下がってきている。

 

 それに、リナからの……背中の一押しもあったから……。

 見上げると、厳しい眼差しで私を見ているアニキ。

 

「今日は……ダメ?」

「お前のお願いを聞けるかどうか、オレも考えてから。すぐ聞けないかもしれないだろ?」

「だから、すぐ出来るってば」

 

 顔がどんどん熱くなる。

 言ったら、きっとお願い……叶わないかもしれない。

 言わなくても、当然叶わない。

 

 もう、アニキは話しかけてくれないかもしれない。

 私のことを避けるかもしれない。

 

「平行線だな。洗い物、やっとくから」

 

 背中を向けてシンクに行こうとしたアニキに、思わず飛びついた。

 

「ご、ごめん。言う。言うから。……ただ、聞いても……あの」

「聞いても、なに?」

「……私、嫌わないで。今まで同じでいて」

「嫌わないでって……。お前の方がオレを嫌ってるだろ?」

 

 顔がどんどん熱くなっていく。

 それとは逆に身体から血がサーッと足へ流れていく。

 アニキ、そんな風に思ってたんだ……。私から嫌われてるって。

 ……それは、そっか。酷い言い方だったもん……。

 でも――

 

「嫌ったことないよ。……にいちゃんのこと。嫌ったことなんて一度もないよ」

「まあいいや。……じゃあ、なに? お願いって言うのは」

 

 体がおかしくなりそうだ。

 頭に血が上ってのぼせそうだし、血の気が引いて目眩(めまい)しそうだし、心臓がばくばくなっててアニキに伝わってそうだし。

 

「嫌わない? ぜ~ったいに! 嫌わない?」

「嫌わないって、そのお願いって、なに?」

 

 喉の奥に詰まっていたものがようやく出たようだった。

 

「アニキの……にいちゃん、あの……にいちゃんの……ちんちん……見せて」

 

 

 

 

 

 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

 

 

 

 

 

 私のお願いはしばらくお預け。それが叶うかどうかはわからない。

 

 そしてアニキに避けられているような気がする。

 いやいや、違う違う。

 私が避けているんだ。

 めちゃくちゃ恥ずかしいお願いなんだから。

 

 彼女がいるのに性器を見せて下さいなんて言った自分が恥ずかしい。

 いやいや、それ以前の問題だ。

 性器を見せてくれなんて、変態のすることじゃなかろうか。しかも妹だよ? 

 

 いや、そもそも私は変態なのかもしれない。

 

 アニキにオナってるだとか臭いとか言う自分だって……アニキの部屋の使用済みティッシュをこっそり盗んで、自分の妄想のために使っている。

 

 隠れて自分の身体をいじってはイっている。

 精子の香りを嗅ぎながら、日に何度もオナニーして、私はアニキのことを強く言えることなんてできないはずだ。

 

 そうやって悩み続けて、パパとママがいない日に、私はアニキの部屋に呼び出された。身の危険を感じる。親がいないときに、ってなると。

 

 違う。そんなんじゃない。危険なんて感じていない。

 

 なぜか胸が高鳴っているんだ。

 

 

 

 いつもティッシュを漁りに行く部屋は、今日はなにも匂いがしない。

 

「お邪魔……します」

 

 ソファにはアニキが座っている。

 布団が最初から引かれているのを見ると、何か目的があってのことかと思ってしまう。アニキがおかずとして使っているはずの、テレビもPCも今日は電源が入っていない。

 

 何も言わずに座っている前を指差してたので、そこにペタリと座った。

 

「あのな、オレもさ、彼女いるからな?」

「あ……そうだったんだ」

 

 アニキから彼女のことを聞くたびに、彼女がいるって知るたびに、胸の中がへこむようなこの感覚はなんだろう。

 

「ちんぽ見たいって、どう言う理由でなんだよ」

「……ん。……あの……なんて言うか」

 

 どうでもよくなった気がするな。

 誰のでもよかったつもり。

 でも、頼めるのがアニキだけだったから。

 

 本当にそれだけ? 

 それだけなの? 

 

「私も……大人だし……その……性器見たこと……なかったから」

「それだけのことか……」

「だって……」

 

 アニキの……がよかったの。

 きっと、そうなんだ。

 

「にいちゃん……もう、いいよ。……彼女から怒られるだろうから」

「見るだけな」

 

 なんて? 

 

「……え?」

「彼女には絶対言うな」

 

 本当に? 

 

「言うなって……彼女のこと知らないし、知ってたってこんなこと、言わないよ」

 

 いい……の? 

 

「これからのことは他言無用。オヤジもおふくろにも、だからな。知ったら卒倒されるし、オレが怒られて『家から出て行け』なんて言われかねないし」

 

 そんなの困る! 

 

「言わない! 言うわけないよ! にいちゃん、絶対言わない! 約束する! 絶対に言わない!」

 

 にいちゃんが……家からいなくなるなんて考えたら……。

 

「志穂……なにニヤついてるんだ? そんなにちんぽ見たかったのか」

「う、うそ!」

 

 ニヤついてるつもりなんてなかった。

 

「まあいいや。見たかったんだろ」

 

 アニキが自分でショートパンツに手を掛けた。

 そしてついに、下ろしたパンツが思いっきり放り投げられた。



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11 【続】妹、とうとう

 オレは前々から気に掛かっていたことだった。

 時々、部屋からオナニーした後のティッシュが無くなっていたことがあった。

 臭い臭いって言う妹を怪しんだ。

 匂いの元を絶つために、毎日こっそり捨ててくれていたんだと思っていた。

 

 その予想は外れだ。

 前々から性に興味があったんだ。その結果がこれだ。

 

 妹から性器を見せてくれ、なんてお願い事をされるなんて。

 

 お願いされてすぐには返事をしなかった。

 当然、リナちゃんに報告した。

 

 妹の親友でもあるリナちゃんに。それに、妹のことで何か気に掛かることがあるから、どんなことでも連絡してくれって言われていたのも理由にある。

 

 リナちゃんは意外にもケロッとしていて、意外な答えが返ってきた。

 

「リナ……三人でずっと仲良くしたいから……別に……イヤじゃないよ。昔みたいに仲良し三人でいたい。……だから、お願いを聞いてあげて」

 

 妹ってことと、ヤキモチ焼かないのか聞いてみた。

 いや、オレの方がヤキモチを焼いて欲しいって思ってるのかもしれない。

 

「血を分けた妹だから、お願いしてるんじゃないかな? リナ、志穂にはヤキモチ焼かないし、それに、蒼くんは志穂と仲良くして欲しいから」

 

 何とも複雑な気持ちだ。

 

「リナ……蒼くんが……志穂と……その、しても……ヤキモチ? よくわからないけど、親友だからなのかな? 蒼くんなら……その……いいって思ってるんです」

「兄妹だよ? ……まあ、何かあったらあったで話すけどさ」

「はい。……蒼くん、志穂のお願い……聞いてあげてください」

 

 親友と呼べる友達のいないオレにはわからない。

 とりあえず、今日あったことは、リナちゃんにはちゃんと報告しないとな。

 

 

 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

 

 

 ソファに座ったアニキは、下半身が丸出しだった。

 見やすいようにしてくれて、股の間にはだらんと性器が垂れ下がっている。

 おしっこするところより、玉々の入ってるところの方がだらりと長い。

 リナの動画と同じように日に焼けてることとは違ってなんだか黒い感じがする。

 男の人の性器って、私達女の子のと違ってみんなこうなるのかな……。

 と言うか、なんで毛、剃ってるの? にいちゃん……。

 すごく見やすいからいいけど。

 

 ぐっと唾を飲み込む。

 もっと……もっと……見たい。

 

「……に、にいちゃ」

 

 恥ずかしさと、自分のプライドみたいなのが少しだけ、抜け落ちたような気がする。

 

「なんだ?」

 

 感情の入っていないようなアニキの返事がありがたい。

 

「近く……行って、見ていいの?」

 

 すっ、と言葉が出て来たことに驚いた。

 

「勝手にしろ」

「ん」

 

 口が――身体が――どんどん何かを失って言っているような気がする。

 それとも、心の中にある、何かわからない感情かな。

 

「棒のとこ……あ……え……袋……のとこの方が長いんだ」

 

 改めて見ると、玉だってわかる。それが二つぶら下がっている。

 目の前に、昔一緒にお風呂に入ったときとはまったく違う、にいちゃんの大人の男性器があった。

 

「すんすん……あ……おしっこ……みたいな匂い……くさい……のかな? すんすん、は……あ……にお、う……は……くさ……すご」

 

 ティッシュが乾いたときにこんな匂いがしたような気がする。

 でも、頭の中に深く染み込んでくる感じ。痺れるような、何か湧き上がってくる香りだ。

 

「お、おい」

 

 信じられないくらい、にいちゃんの股間に近付いている。

 普段だったら、きっと「汚い!」「キモイ!」とか言ってしまうだろうけど。

 口からそんなことは出てこない。むしろ――

 

「あの……にいちゃん」

 

 また、信じられないことが頭の中に浮かんで、言葉にしようとしている。

 オナニーしてるときに嗅いでいる匂いが目の前からしてくるから、何か感覚が変になっているのかもしれない。

 

「なんだ」

 

 気持ち悪いものを見るようなにいちゃんの目が、私をぞくぞくさせてくる。

 

「ちんちん……その……」

「また、お願いか?」

 

 じっと目を離さない。

 

「にいちゃん……お願い……」

 

 喉の奥から声が漏れてくるようだ。

 

 心の中では「言っていいの?」「兄妹だよ?」と何かが私の言葉を抑え込もうとしている。

 顔が風邪をひいた時みたいに火照っていた。それとは別に喉に何か引っかかっている感じがする。

 言ってしまっていいのか。迷っているからなのか。いや、恥ずかしいからなのか。

 

「……ちんちん……して」

 

 声が出ない。

 喉がからからになってるからなのかもしれない。

 

「お願い……見たいの……」

 

 うまく声に出てない? かすれてる?

 

「な、なにを?」

「だから……ちんちん……」

「ちんぽ見てるだろ」

 

 ゴクリと唾を飲み込み、にいちゃんだけにしかできないお願いを声に出した。

 

「……おっきくなったとこ。……ぼ、勃起? その勃起してるとこ、見たい」

 

 言ってすぐに後悔した。

 きっと、嫌われる。にいちゃんから嫌われる。

 もう口も聞いてもらえないかもしれない。

 目も合わせてくれないかもしれない。

 

「お、おま……勃起って?」

 

 どうせ嫌われるなら……。

 

「ふ、つうな? 妹……じゃ、勃起しないからな?」

 

 じゃあ、じゃあ……。

 

「こ、これじゃ……ダメ?」

 

 自分で触りすぎてるせいか、最近おっぱいが異常に大きくなってきている。にいちゃんが今まで付き合ってきた彼女たちに大きさが近付きつつあると思う。きっと、にいちゃん好みの大きさになってるんじゃないかな? って思う。

 これなら……にいちゃんのも……大っきくなるかもしれない。

 私はグレー色したパーカーのチャックを下ろした。

 

「ちょ、ちょっと待てって」

 

 ……リナの動画を見てしまって……リアルも見たい。……男の人が勃起しているところを。……にいちゃんのを。

 その欲求がどんどん大きくなっていく。

 

「それに……射精……してるのも……見たい」

「おいおいおいおいおいいい」

 

 にいちゃんの視線が胸元に来ているのがわかる。

 これで大きくなったら……リナがしていた――フェラと同じくらいのことが知ることができるかもしれない。

 にいちゃんのを……。

 

「それ、どういうことなのか、わかって言ってるのか?」

 

 わかってるに決まっている。リナから彼氏との動画が送られてくるのだから。

 

「大っきくなれば……射精……できるように、なる……でしょ?」

「妹の前で……オナニーって……オナニー目の前でできないだろ」

 

 妹じゃ、オナニーできないってこと?

 

 じゃあ……じゃあ……。

 

 私が……私が……手伝えば……

 

 にいちゃんの……おかず……オナニーのおかずになれば……。

 

 視線がちらちらと私のおっぱいの辺りに来ているのを私は勘付いていた。

 パーカーの裾を引っ張ると、ぴったりと肌に布の生地がくっつく。

 やけに乳首が擦れる感じがして、一瞬、声を上げそうになっていた。



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12 妹、初めてのお手伝い

 思いっ切りしないと踏ん切りがつかない。

 

「にいちゃん……これで……オナニー……できない?」

 

 がばっとパーカーを広げた。自分の胸が、ゆさっと揺れたのがわかる。最近、重くて仕方ない。

 にいちゃんがパンツを放り投げたように、私もパーカーを脱ぎ捨てた。

 

「お、まえ……なん……で」

 

 恥ずかしいのをガマンして、手を後ろにしておっぱいを主張した。

 にいちゃんでさえ、性器を見せてくれているのだから。

 

 それにしてもジロジロ見てくる。

 こういうところはバカアニキと言いたくなる。

 でも、オカズになるんだから。見られないと意味がない。

 

 たぶん、おっぱいを見られたのは小学校の4年生くらいの時以来。

 最近になって大っきくなってEじゃ入らないくらいになったし、先っちょが擦れていたくなるくらいにもなった。

 

 ここまでしたんだから――

 

「ね? にいちゃん……オナニーして……射精するところ……見たい」

「ちょ、妹で……オナニーできねえよ」

 

 にいちゃんのちんちんは、リナが口に咥えていたり、セックスをしているような大きさじゃないのかもしれない。

 人それぞれだから、どんな大きさなのかわからない。

 

 見れば、まだ大きくなってない。

 

 じゃあ……じゃあ……

 

「……えっと」

 

 にいちゃんの前に座って、勇気を振り絞って手を伸ばす。

 

「……手伝う」

 

 手が届く前に、にいちゃんが手首を掴んだ。

 

「お、お前……本当に何言ってるのかわかってるのか?」

 

 ちょっと焦ってるにいちゃん……かわいいかも。

 

「わかってるよ」

「射精させるって、お前が何をしなきゃいけないかわかってるのか?」

 

 リナが彼氏にしてることでしょ? 何度も何度も見て知ってる。でも、同じことが出来るかどうかはわからない。

 リナより舌を上手に動かせるのかわからないし、気持ち良くさせられるのかもわからない。

 

「知ってるよ。……手で、ちんちんを握ってこう、こんな感じで動かしたり、口で……舌で……ちんちんを気持ち良くさせるんでしょ?」

「志穂、ちょっと落ち着こうな」

 

 落ち着いてないのはにいちゃんの方だ。

 ちんちんの方を見ると、少しだけ、こっちを向いてるような気がする。

 

「落ち着いてるよ。……にいちゃん……大っきくならないなら、私のおっぱい触ってもいいから、見せてよ」

 

 にいちゃんの手を振り解こうとしたけど力が強い。

 そんなに私から……私からされるの……イヤなの?

 やっぱり血の繋がった妹だから?

 

「なんで、そんなに見たいんだよ。高校生になったり、大学行ったり、社会人になったりしたら、ちゃんと恋愛して見ること出来るだろ?」

 

 そういうことじゃない。もう、見たくて触りたくて……。どうしようもない。

 

「……にいちゃん……私……私じゃ、大っきくならないの?」

 

 もし、そうだったら……。

 

「そ、それはわからん」

 

 少しだけホッとした。

 

「彼女に……内緒に、するから……」

「当たり前だ」

「見たいの……にいちゃん……おっきくなるのも……射精するのも」

「そこまでしてなんで?」

 

 だって……だって……にいちゃんが……悪いんだからね。

 

「私……私……オナニーして……」

 

 私は何を言ってるんだ! 口が言うことを聞いてくれない!

 

「あ? あ、ああ? ……ああ。……ああ、そっか。お、オナニーな。そりゃ、オレだってするよ。オナニーは悪くないよ。うん。悪くない。体に、心にもいいはずだと思うぞ。オレは大好きだ」

 

 なんてことを、なんてことをにいちゃんに言ってしまったんだろう。

 にいちゃんもキョドってる。

 

「男の人の……見たくて……見たくて……」

 

 息苦しい。これじゃあ私、変態かイヤらしい人だ。

 

「動画だって見ることでき――」

「にいちゃんの! にいちゃんの見たい!」

 

 言ってしまった……なんてことを……言ってしまったんだ。

 

「ちょっと……ちょっと待てよ。なんでオレの」

 

 唇を震わせて志穂は、ぐっと唾を飲み込んで口を開いた。

 

「にいちゃんの……せーしの……におい、で……オナニーばっかりしてる……にいちゃんの……せーしの匂いで……オナニー止まらない。私のオナニー止まらない」

「お、オレの?」

「にいちゃんのせいだから。にいちゃんオナニーいっぱいしてるから、……にいちゃんのせいだから、オナニー止まらなくて、ずっとにいちゃんのせーしの匂いのせいで……だから、直接嗅いだりしたら、治まるのかも、って。……にいちゃん……責任とってよ……」

 

 言ってることがめちゃくちゃだ。

 頭が混乱してる。でも事実。

 言いたくなかったのに。もう、なんで言ってしまったのか。

 オナニー止まらないなんて……なんてことを……。

 

「じゃあ、それで、気が済むんだな? 射精するところ、だな」

 

 ……え?

 

「……いいの?」

 

 ……ウソ。

 

「変態な妹になったな」

 

 その一言に、背筋にぞくぞくと何かが走った。

 握られた手首が解放される。

 

「ほら、やってみろよ」

 

 見上げると、にいちゃんはそっぽを向いた。

 私のおっぱい見ないんだ……。

 

 視線を戻すと、ちんちんは私の方を向いていた。

 

 止められていた手をにいちゃんの性器へ伸ばす。

 

 そして触れた。

 

「あったかい……ぐにゅって……してる」

 

 中にちょっとだけ硬めの何かがある。

 アルデンテみたいだ。

 

 顔を近付けて先っちょと向かい合う。

 

「きとーってやっぱり亀頭なんだ……」

「ははっ……意味わかんないことを……」

 

 にいちゃんは笑ったけど、私は真剣だ。

 リナがしていたように、棒のところをぎゅっと握る。

 

「痛くない?」

「それくらいで丁度いい」

「そうなんだ」

 

 動画ではガッチガチに見えたそれは大きなアルデンテパスタみたいにまだ柔らかい。

 皮の中に何かがある感じ。

 ゆっくり、恐る恐るちんちんの中の硬いそれを(こす)るように動かすと、にいちゃんは「う……」と、くぐもった声を上げた。

 

 それは、ゆっくりと芯が硬くなって、みるみる上を向いていった。

 硬いところが大きくなって、手で(こす)る幅が大きくなっていく。

 目の前で擦っていた亀頭は見る見るうちに視線の上側に行った。

 棒の部分が短かったのに、今は玉々が入っていた袋の方が短くなってしまっている。棒が大きくなったから袋の方が引っ張られたんだ。

 それに棒のところがすっごく硬くなった。

 

 擦っているその根元からは、目の前が揺らいでしまうような、頭の中に直接染み込んでくる匂いがする。まるでオナニーしてる時みたいだ。

 

 すご……。

 

 血管が浮き出て、たぶん一番大きくなって硬くなった状態のにいちゃんのちんちんは、リナの動画で映っていたのより大きいのかもしれない。それに、動画とは違って毛がない分よく見える。

 

「……お……っき……い……」

 

 大きくなれば、先っちょから透明な精子じゃないナニかが出て来たはず。

 上を向いているちんちんを手でゆっくり上下していっても、その先っちょからはなにも出て来ていない。

 

「あ……れ?」

「ん?」

 

 しこしこ動かしてあげても、こっちを向いたちんちんのおしっこするところからはなにも出ていない。

 

「……ここから……せーし……出る?」

「そうだよ」

 

 両手で握ってしごいてみた。

 

「……ここから、何か、出ないっけ?」

「ん? ああ、ああ、先走り汁のことか? カウパーっても言う汁だな。それのこと言ってるのか?」

 

 そんなものが出るんだ。

 

「た、ぶん」

「まあ、普通なら出てる、……彼女からされてたら、出てるかもしれないな」

「何ででないの?」

 

 にいちゃんは首を捻って考えて一言。

 

「興奮、してないのかな?」

 

 ガーン、という擬音が目に見えれば、まさしく私の頭の上に出ていたかもしれない。

 

「お、おっぱい……出してても……」

 

 ちんちんの向こうでにいちゃんが頷いた。

 頭の中を回転させた。

 リナみたいに口でしたらいいのか、それとも興奮させた方がいいのか……。

 

「に、いちゃ……」

 

 こ、れ……なら。

 

「ん?」

 

 勇気を振り絞る。

 

「わ、私の……おっぱい……触って……いいよ」

「あはは、無理だろ」

 

 なんで笑うの!

 

「おっぱい触ったら……興奮しないの?」

「この体勢でか? お前によく見えるように座ってるんだけどな」

 

 ソファに座ったにいちゃんにとって、屈んで私の胸を触るのはちょっと苦しいのかな。

 

「じゃ、じゃあ、ぱいずり、ぱいずりする? ぱいずりぱいずり」

「そんな挟むくらいはないだろ」

「う、ううう~。やってみないとわからないよぉ。ううううっ~」

「犬みたいに唸るなよ」

 

 どうしたら……。

 

「わかった。……揉んでいいなら、そこに仰向けになれ」

「え?」

 

 握って動かしていたわたしの手が止まった。

 

 にいちゃんは、引いてあった布団を指差した。

 

 も、揉むだけで……なんで布団に……。

 まさか……私、おにいちゃんに……。

 

 不安になりつつも心臓がばくばくしていた。

 何かわからない感情なのか感覚なのかがお腹からじわりじわりと上がってくる。

 オナニーする前に近い感じ。

 

 息が上がってきていた。

 

 私はにいちゃんの言うことを聞いて、布団の上に仰向けになる。

 触られてもいないのに、パンツが何となく濡れているような気がしていた。



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13 妹、露わになった性癖

 妹はオレの言いなりに布団の上に仰向けになっていた。

 

 隠すようにしている手の沈み具合から、かなり胸が膨らんでいるようだ。

 たぶん、ソファに座っているときに見えてた大きさだと、隠している手を離せば、少しは重力に従って外側に垂れる程度はあるだろう。

 

「な、なにするの?」

 

 妹の表情は不安……じゃあない。

 小さい頃から見ているからわかる。

 妹は、裏で何かを期待している。そんな表情だ。

 

 とんだ変態なのかもしれない。

 

 オレは志穂の頭の上、口の辺りに亀頭が来るように膝を付く。

 きっと妹からはオレのちんぽが頭の辺りで逆さまにそそり立っているように見えているのだろう。

 

「え? え? ……え?」

 

 戸惑う妹の手を取って、隠していたおっぱいをオレの前に晒す。綺麗な胸の形だ。張りがあっても外側に垂れるのは大きくなっているからなのか。

 そして、志穂の手にオレのちんぽを握らせた。

 

「あ……やっ……ぱり……大っ……きぃ」

「ほら、しごいて」

 

「……え? ……うん」と返事をしてから、少しだけ震えている手でオレのものをゆっくりと動かし始めた。

 

「おっぱい触っていいんだったな?」

「え? え? う……うん……いい、よ」

 

 いつもなら反抗する妹がイヤに素直だ。

 妹に触れる前に思い出す。

 

「志穂、おっぱい触っても痛くないか? 成長期だろ?」

 

 オナニーしてるなら胸もいじっているのかもしれない。

 それでも、リナちゃんと同じで成長期で、触って痛いのであれば乳首でもいじるしかない。

 

「だい、じょうぶ……」

「揉んでも痛くないか?」

「……う、ん。……うん。揉んでも、いいよ」

 

 成長期も人それぞれなのか。

 志穂の胸は大きく、隠していた手を寄せると身体の外側へ向け重力に従う程度あった。オレの予想していたより大きいかもしれない。乳首も……リナちゃんと違って、大人並みだな……志穂。

 

「触るぞ」

「にいちゃん……いい……お」

 

 甘えるような声に戸惑う。

 

 そして、揉む。

 膨らんでいても、意外にも付き合ってきた女子のような柔らかさはない。

 未熟な果実なのだろう。

 それでもリナちゃんとはまったく違う。久々に揉むってことが出来るくらい大きい。

 

「いっ」

「あ、痛かったか? ごめんごめん」

「はーっ……はーっ……はーっ」

「ん?」

 

 志穂は腿を擦るようにもぞもぞしていた。

 それに、亀頭にかかってくる吐息も熱い。

 

「大丈夫か? そんなに痛かったか?」

 

 小さかった時に、これくらいは痛くないだろうと頭を叩いた時、当たり所が悪かったのか、ぎゃん泣きされて親に怒られたことを思い出した。

 泣き出されたら萎えてしまう。

 

「ち……違う……」

「ん?」

「す、すご……気持ち……」

 

 ちんぽの先に、ぬるりと熱い感触。

 

「気持ち……いい……れす」

「痛くないのか?」

 

 志穂にはちんぽの裏側が見えている。そして反対側で舌を出していれば、オレの裏スジから鈴口まで舐めることになる。

 ちんぽを見れば、先っちょに当たってくる感触の通り、志穂の舌がオレのちんぽの裏を舐め回していた。

 

「おいおい……何して――」

「い、痛いの……気持ち、いいの……私」

「は?」

 

 妹が舐め回しているちんぽの先っちょが気持ちいい。

 

「オナニー……おっぱい……はーっ、はーっ……ぎゅって握ったり……はーっはーっ……乳首つねったり……して……るの……痛いの……好き」

 

 マジか。

 妹がそんな性癖を持ち合わせているのか。

 まさか……マゾっ気があるのか?

 

「じゃあ揉むとまだ痛いのか? おぅっ」

 

 頷いて志穂がオレの玉袋に頭を当てた。

 

「しょっぱ……にいちゃんの……ちんちん……しょっぱい。……裏側……すごい匂いで……はーっはーっ。ちんちん、すご、すごい……匂い、これ、はーっはーっ。すごい、すごいよぉ、れろ、くさぁ……匂い、しゅご」

「舐めていいって言ってなかったけどな」

「はーっ……はーっ……揉ませる……んだから……舐めてもいいでしょ」

「ん……まあ……」

 

 気持ちいいからいいけど……。

 って、妹だぞ。

 

「にいちゃん……おっぱい……揉んで……はーっはーっはーっ……痛くしても……ぜんぜん……平気だから……いいお……私で、興奮して……しゃせーして……はーっ、はーっ、はーっ、おっぱい、いいお、れろれろ、おっぱいいじめてへーき」

「平気って……お前、気持ちいいんだろ?」

「はーっはーはーっ、にいちゃ……興奮しない? 私のおっぱいで……はーっはーっ、興奮しないの?」

 

 これは……。

 

「志穂……お前……とんだ変態だな」

 

 亀頭の先と裏スジを舐め回していた舌の動きがまた止まった。

 

「へ、変態の……妹で……ごめんなひゃい……れろ……にいちゃんの……ちんちん見たいような……変態で……ごめんなひゃい……れろれろ……へんらい……れ……れろれろ……ごめんなひゃい……にいひゃんろ……ちんちん……舐める変態妹れ……ごめんらはい。しゃせーしてくらはい、はーっはーっ」

 

 ぞくぞくした。

 これから志穂に言ったりしたりすることは、リナちゃんにはきっと出来ない。

 血が繋がっているからこそ、妹には出来るのかもしれない。



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14 妹、興奮させるのに体を使われ、射精させるのに口を使われ

「ああ。変態な妹だな。だいたい、痛いのが気持ちいいって――」

 

 乳首を思いっきりつねる。

 

「はあ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡」

 

 妹のヘソから向こう、股へ向かった腹筋がびくびくと震えていた。

 腰もせり上がって、腿を擦り合わせ、足先がピンと伸びている。

 リナちゃんの小さな舌と違って、志穂の幅広の舌が伸びて、オレの亀頭の先端を包み込むようになっていた。その舌も震えている。

 え? これってまさか……。

 

「志穂……マジか……お前……イったのか?」

「はーっはーはーっはー……イっらの……はーっはーっんっあっはーっ、乳首いじめられて、イっらの……ちんちん……しょっぱいよぉ……いじめへくらはい……」

 

 これ……ちょっと……オレも……なんか新たな性癖が芽生えそうだな。

 

「変態め。……オレがイく前に、お前がイってどうすんだよ」

「ひっ、にぃちゃん……ごめんらはいい……ごめんらはい……にいひゃん……しゃせーしてくらはい……れろれろ……ひぃひゃんろ、ちんちん……ちゅぱっ……ちんちん気持ちよくしまふから、れろれろ」

「変態にはお仕置きだな。……いいか? 噛むなよ~」

「ひゃ、ひゃめへっ……ひゃめへっ……」

 

「止めて」と言うわりに、全然イヤそうに聞こえない。

 従順になっている妹は舌でオレのちんぽの先を舐めている。

 

 そんな志穂の胸を鷲掴みして――まだ決して柔らかくはないおっぱいを、ぎゅっと握った。

 

「あ゛ひぃっ♡ ん゛ん゛ひぃっ♡」

 

 変態妹の腰が浮き上がり、ピンと足がまた伸びる。

 手のひらの中のおっぱいに、硬い感触が出来ていた。

 乳首が硬くなって立っている。

 

「ほら、まず、先走り汁出るくらい、オレを興奮させろよ」

「あ゛っ……あ゛っ……」

 

 妹の舌は火傷するくらい熱くなっている。

 そして、胸を揉むたびに、乳首をつねるたびにイき、舌先が痙攣したように動く。

 

 この嗜虐心は妹だから湧き上がるのかもしれない。

 

 何度もイっている志穂の舌先を見れば、亀頭と舌の間でたっぷりと先走り汁が糸を引くだけ漏れていた。

 

「自分ばっかりイく変態妹は、オレのイクところを見たかったんじゃなかったっけ?」

「ごめんらはい……ごめんらはい……私、れろれろ……イっふぇばっかり……ごめんらはい……にいひゃん……イってくらはい……らめるひゃら(なめるから)……イってくらはい……れろれろ……らめるひゃら(なめるから)……ちゅぱっ。ちんちん、きもひよくするろぉ」

 

 ちんぽをしごく手に力は入っていない。

 妹の乳首をつまんで引っ張ると、また腰を浮き上がらせて足をピンとしている。

 張りのある大きな妹の胸は、オレからいじめられてピンク色になって、乳首はつねりすぎてしまったか真っ赤になっている。大きめの乳輪も同じだ。

 

「ん?」

 

 よく見れば、ショートパンツなのかスパッツなのか、股の辺りにじんわりと染みが出来ている。

 

「おま……濡れて……」

 

 それはそうか。

 

「イきまくってるからか」

 

 だから、濡れて当たり前だ。

 

「ごめんなひゃい……ごめんなひゃい……イ()まくるいもうひょ()でごめんなひゃい」

「イきたいの見たいって言うわりに、ホントお前自分だけ楽しんでるよな。何回イってるんだよ。この変態妹め」

 

 オレが立ち上がると、口から離れたオレのちんぽを、志穂の口が追う。

 

「あ……」と名残惜しそうな声。

 

 見下ろせば、妹は怯えた風に見える。

 これだとイきにくいから体勢変えるか。

 それに、変態妹がどんだけ濡れてるのか見てみよう。

 

「志穂……パンツも脱げ……」

「ご……ごめんなさい……やめて……犯さないで……」

 

 どうして嬉しそうに言うんだ?

 口角が上がって、まるで犯して欲しいように見える。

 

「犯さねえって……」

「酷いこと……しないで……」

 

 イヤならパンツを脱がなきゃいいのに、志穂は寝ながらいそいそとスパッツを脱ぎ始める。

 

「……にいちゃん……これで……いいですか?」

 

 リナちゃんほどではないが、真っ白な肌が眩しい。

 

「なっ」

 

「お前……」もか、と付け足すところだった。

 

 大の字になった妹の股間にはまったく大人を示すようなものはなかった。

 胸はこんなにも成長しているというのに、オナニーもしまくってるっていうのに。

 変態妹は、リナちゃんと同じパイパンだったのだ。

 

 そういえば昔おふくろと一緒にお風呂に入っていたとき、毛が生えてなかったような気がする。血筋なのだろうか。

 志穂の隣に行き、クッションと枕を使って頭の高さを上げた。

 すっぽんぽんの妹を横にする。

 

「……生理……来てないからって……犯さないで……」

「だから犯さねえって」

 

 リナちゃんより発育がいいくせに生理きてないのか。まるっきり二人は真逆だ。

 って、犯さないでって何度もお願いしてくるけど、オレは妹からどんな風に見られてるんだ。

 

 妹に手を出すとでも思われてるのか。

 いや、出していると言えば、出しているのか……今。

 

「口開けろ」

 

 目尻を下げて嬉しそうだな。

 まるでこれを望んでいたように見える。

 

「お前は口を窄めるとかしなくていいから、歯が当たらないように大きく口を開いて舌をべろべろ動かしてろ。絶対噛むな。わかったな? 変態妹」

「は……い……むぐぅ」

 

 志穂の口はリナちゃんとはやっぱり違う。

 リナちゃんみたいに唇でカリを刺激したり器用な真似まではまだ出来ないだろう。

 横から妹の口に入れたちんぽは、頬の片方をちんぽの先の形に膨らませた。

 

「あと、股開け」

 

 志穂は顔を真っ赤にして、視線をこっちに向けたまま、股をだらしなく広げた。

 どこで覚えたのか、口の中へ突っ込んでる亀頭は舌で舐め回されている。

 時々ごくっと嚥下する音がしているところを見ると、零れそうになる涎や先走り汁を飲み込んでいるのかもしれない。その時の舌の動きもまた気持ちがいい。

 

「ん? は?」

「んむぅ……」

 

 相当恥ずかしいんだろう。股間を見ていると志穂の視線は定まらず、あちこちを見ている。

 昔から妹が恥ずかしさのあまりする行動だ。

 

「おまえ……もしかして……クリトリスとか、乳首とか……自分でいじって……こんなに大きくなったのか?」

 

 興奮してなのか、いつもこうなのか。

 広げたられた妹の股間に割れ目が見えたが、その頂点に初めて見る大きさの突起が真っ赤になってぴょこっと飛び出ていた。

 

 ちんぽを咥えている志穂を見れば、視線が泳いでいる。

 

「自分で、いじったり、摘まんだりして、乳首とクリトリスをここまでデカくしたのかって聞いてるんだけど」

「んうぅ」

 

 そうですと言いたげに唇がカリの上で動いた。小さくも頷いていた。

 

「志穂、変態なお前に付き合ってやるよ。その代わり、お前、これからオレをザコ扱いとかナメたりするなよ。オレの言うことも聞け」

 

 耳を真っ赤にした志穂は、何か勘違いしている可能性がある。

 たぶん、変態妹はオレから犯されるとか思ってるんじゃないだろうな。

 なんかMっ気が酷い妹だな。それもそのはず、オレからいじめられているのに妹はうっとりした表情を見せているのだ。

 こんな表情、彼氏以外に見せちゃダメだろ。

 

「手はここ」

 

 妹の手を引いてちんぽを握らせる。ちょっとしごきにくいかもしれない。

 

 どれ。

 

 手を伸ばした先に妹の股間がある。そして摘まみやすそうなクリトリスが。

 シャーペンに付いている消しゴムカバーくらい、まあ、シャーペンの種類によって様々かもしれないが、それくらい大きい。

 小さくて摘まむのが難しいリナちゃんのクリトリスとはまったく違う。

 

「んううううううううっっ♡」

 

 溢れている愛液が、クリトリスを掴ませまいとする。ぬるりとしたそれは、掴もうとする指から逃げるように翻弄される。こりこりのクリトリスがあっちこっちに行く。

 

「うううっ♡ うううっ♡」

 

 今まで付き合った女でこんなに大きいクリトリスはなかった。

 触れば触るほど、妹の口の中に入った亀頭は、痙攣している志穂の舌が自然と愛撫してくれている。

 

「マジでイきっぱなしだな」

「ふーっふーっふーっ ううっううっうううっ♡」

 

 まだ中学生の妹の身体は大きくはない。ただ、リナちゃんの身長を追い越して、女らしさという部分は成長してきている。

 それでも、ちんぽを咥えさせつつ乳首とクリトリス、両方を責めることは可能だ。

 体勢はきつくなるから射精はしにくいかもしれない。

 

「志穂、精子見たいんだろ? 手はいいから、お前の口を使わせてもらうからな。布団でも掴んどけ。オレも早くイきたいからな。あと、絶対噛むなよ」

「ううっ♡ ううっ♡ んうううう」

 

 オレを見る妹は、まるで「してください」とでも言いたげに、うっとりして頬を真っ赤にしている。片方の頬をちんぽの形に膨らませて。

 

「変態妹め……アニキのちんぽでお前の口犯してやるよ」

 

 志穂の熱い吐息を股間に感じながらオレは腰を動かし始める。

 

「ぉおっ……うぶっ……おう♡ ……うぶっ……」

 

 リナちゃんの口では頬にちんぽの先を当てることはなかった。

 志穂の口の脇からちんぽを入れ、頬の裏に亀頭を擦りつける。

 腰を動かしてやれば、ちょうどカリが唇のあたりを行き来して、さらには裏スジを舌が舐め回す。

 妹、というよりMっ気の強い変態を責めているようで、熱い物が込み上げてくる。

 

「嬉しそうだな。……変態妹」

「おぶっうぶっぶぷぶぷぶぷっ、うぉ、おぅ……ぶぷっ」

 

 片方の口からは涎が垂れまくっている。

 舌が時々唇から見えて、めちゃくちゃエロい。

 

 お返しにこりこりクリトリスを親指と人差し指でくりくり摘まみつつ、こねくり回す。

 足をピンと伸ばした妹の口が止まった。

 代わりにオレの手を押し上げるように腰が浮き上がってびくびく震えている。

 

 正直、妹にこんなに興奮するとは思わなかった。

 してはならないという背徳感がそうしているのか、オレは志穂を道具のように扱ってしまいそうだ。

 

 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

 

「ぉおっ……うぶっ……おう♡ ……うぶっ……」

 

 私の口の中――頬の中に、ちんちんがごりごり当てられる。

 口の中はちんちんの先っちょから出てくるぬるぬると、私の涎でかき混ぜられてすごいことになっている。ぬめぬめして泡立っていた。

 

 唇にもちんちんの出っ張りがいっぱい当たっている。

 時々ビクッと口の中で跳ねるような動きをするたびに、ぬるぬるしたものが出て来るから、口から溢れないように舌で舐め取って、ごくんと飲み込む。

 

 すごく硬い。

 すごく熱い。

 すごく大きい。

 すごくエッチだ。

 すごく……すごく……興奮する。

 

 夢にまで見ていたちんちんの味だ。

 ずっと妄想を膨らませていたちんちんを頬ばっている。

 ちんちんが口の中で暴れている。

 

 そして、私の意識は何度も飛んだ。

 

 だって、乳首を摘ままれるたびに、自分でしていた時には考えられない気持ちよさが体を突き抜けて、なにも考えられなくなるから。

 

 なにより私が一番気持ちいいと思っていたクリトリスを乱暴につねられることもあって、もう気持ちいいことで頭がいっぱいになっている。

 

 自分じゃない人が、乳首やクリトリスを弄り回してくれることがこんなにも気持ちいいものなんて思わなかった。

 

 何度も何度も身体を跳ねさせて気持ちいいってところを見せてしまって、私の姿は、変態にしか見えないのかもしれない。

 ちんちんをもっと握っていたかったけど、シーツを握るように言われたら、またちんちんが激しく動く。

 でも、それが気持ちいい。シーツを握って気持ちいいことに集中できるからだ。

 

「おぶっうぶっぶぷぶぷぶぷっ、うぉ、おぅ……ぶぷっ」

 

 私のことをバカにして、イヤらしいとか変態って言ってくる言葉が気持ちいい。

 口の中を好きなように使われている自分のことを考えると、もっとしてほしい。もっと(けな)して欲しい、って思う。

 

 もっと、もっともっと、もっともっともっと。

 

 すると目の前がちかちか光るくらい、身体が痙攣する。

 気持ちいいことしか考えられない。クリトリスをつねられていることに意識が持っていかれるけど、にいちゃんからの命令だから、ちんちんを舐め回すのは絶対だ。

 

 そうしないと、せーしの味を知ることができないんだ。きっと。

 

 私を貶すほど、私の身体を弄るほど、ちんちんが硬くなって、びくびくって震える。

 自分だけ気持ちいいってばかりじゃダメだ。

 しゃせーして欲しい。

 ティッシュだけの香りだけじゃわからない。

 ティッシュを舐めただけじゃわからない。

 

 しゃせー一回のために、どれだけ舐め回さなければいけないのだろう。

 その間、私は何回イかなければならないのだろう。

 

 早く、早く、せーしちょうだい。

 せーしの香りも、味も早く知りたい。

 

 しゃせーして欲しいって、いくら舐めていても、にいちゃんが弄るのが、貶すのが上手で、私の方が先に何回もイってしまっている。

 

 おまんこが、濡れている。

 オナニーしてたときなんかと比べものにならないくらい濡れているのがわかる。

 

 こんなにも自分が変態だったとは思わなかった。

 

 早く、早く、せーしちょうだい。

 匂いを嗅ぎたい。

 飲んでみたい。

 

 イきたいけど、早くしゃせーして欲しい。

 

 あっあっ。

 

 ちんちんの動きが容赦なくなってきてる。

 手を動かさなくても、ちんちんがいっぱい動いてくれる。

 

 もしかして出すの?

 

 せーし出すの?

 

 ください。

 

 せーしください。

 

 私の口に、いっぱいください。

 

 満足しますから。

 

 あっあっあっあっあああああ!

 

「うぶっ! お゛ぶっ! んぐんぐっおっうぶっうぶぅお゛っ! んぐんぐ」

 

 リナが彼氏に腰で何度も突かれている動きと同じになって、頬が思いっきり膨らませられた。

 そして一番感じる部分をぎゅっと摘ままれると、私は目の前に火花が散るようにイった。それと頬に熱く粘ついたものがびゅーっと勢いよくぶつかってくるのが同時だった。

 

 待ちに待ったものが口の中に出された。

 飲み込もうとしても、イっているせいでなかなかままならない。

 

「んぶう……ぉう……お゛お゛っ……ごくっ……んぐっ」

 

 口から溢れてくるのはゼリーなんて生やさしいものじゃない。塊に近い感じだ。そして、粘ついて生臭い。でも、頭の奥をびりびりさせる匂いだ。ずっとティッシュ越しに嗅いでた、あのせーしの香りだ。

 

 私は身体も、口も、舌も、鼻も、すべて満足して幸福感に包まれていた。



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15 電話

 亀頭を突っ込んで頬が膨らんだ妹は、どこを見ているのか視点も定まらず、布団を握ったまま痙攣していた。

 同時にイったこともあってか、精液を上手く飲み込めずに口の端からだらだら溢れさせている。

 

「志穂、ちゃんと飲め」

「ちゅぱっふぁっ、はふっ」

 

 妹の口からちんぽを抜き出し、体を跨ぐようにして口の中に再度突っ込む。涎と精子まみれのちんぽを志穂は頬を窄めて吸うように、舌を絡めて味わうようにしていた。

 

「じゅぷっんぐっごくっんっ」

「どうだ? 美味いか?」

 

 零れて頬に付いた精液を指ですくって志穂は手に取って指に絡める。それを鼻に近付けて、匂いを嗅ぎながらちんぽを咥えていた。

 

「聞いてるか? 美味かったか?」

「んふぅ……ふぅ」

 

 小さく首を振って妹は答える。

 

「ちゅぽっ、あっ」

 

 何もしなければ、ずっとしゃぶっていそうなので、ちんぽを抜くと名残惜しそうな声を上げた。根元を持って、搾るようにすると、先から残りのザーメンが出て来たので、志穂の頬へ塗ってやる。

 

「美味かったか? え? 変態妹」

「んっ、あの、美味しくはないよ。……でも、美味しくなりたい」

「美味しくなりたいって、おいおい……また飲みたいとか、そんな風に思っているのか?」

 

 オレはティッシュを出して自分のちんぽを拭いたけど、たいして汚れてはいなかった。どことなく亀頭はふやけているように思える。

 さっさとズボンを履いてイスに座って志穂に背中を向けた。

 

「にいちゃん……」

 

 背後から妹の声とティッシュの取る音がする。

 

「もう、いいの?」

「それはオレのセリフだよ。精液の匂いも味も十分味わったろ? もう、いいんだろ? 満足したろ?」

「……う……うん」

 

 体を拭く音のあと、志穂は服を着ているようだ。「冷たい」なんて言っている。

 

「濡れたパンツで冷たいのか?」

「う、うん。……パンツ履いたままこんなに……こんなに濡れたの……初めて」

「そ、そっか。……風邪引くなよ」

「ありがとう。にいちゃん」

 

 やけに素直な返事に胸がドキッとした。

 

「明日も学校なんだから、早く寝ろ」

「うん。……でも、お風呂入ってから、寝るよ」

「ああ。風呂入って風邪引かないように寝ろ」

 

 ガチャリと扉の開く音が聞こえたけど、出て行く様子がない。

 

「にいちゃん?」

「うん?」

「せーし……ありがとう」

「な、なんだよ、そのお礼は」

「う、うん。……あの」

「うん?」

 

 何かを躊躇ってる?

 

「あの……」

 

 振り向くと志穂はまだパーカーの前を広げ、胸の谷間が見える状態だった。

 グレー色のスパッツの股間は思ったより愛液が染みていたようで、色が変わっている範囲がとても広い。

 お腹の前で指と指を重ねて弄って、くねくねしている。

 またお願いのようなことを言いたいらしい。

 

「なに?」

「その……一緒、お風呂……入る?」

「入らないって!」

「そっか……」

 

 ドアの閉まる音にホッと胸をなで下ろす。

 振り向いて志穂がいないことを確認した。

 

「あいつ……」

 

 オレのちんぽは未だに勃起している。がっちがちだ。

 まだ足りないのかもしれない。だけど、それ以上はダメだ。そう自分に言い聞かせた。

 

 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

 

 冷静になろうと、スマホを取りだし、リナちゃんへ報告した。

 

「具合はいい?」

『はい。薬で抑えてだいぶ楽になっています』

 

 可愛い声が耳に心地良い。

 

「志穂、フェラねだってきたから……させてあげたよ」

『そっか~。志穂、せーしがすっごい気になって相談してきてたんです』

 

 いや、それをオレにどうかさせるのはどうかと思うけど。……気持ち良かったからよしとするが。

 

「いや、親友の頼みでも、リナちゃんはイヤな気にならない?」

『蒼くんは、イヤな気にならなかったですか? 志穂にされて』

「……最初は妹だから、って思ったよ」

『でも、気持ち良かった?』

「あ、ああ」

『リナは蒼くんと結婚したいんです』

 

 唐突な言葉に首を傾げる。

 でも、オレも許すのであれば将来的にリナちゃんと結婚したいなとは思う。セックスの相性だけではなくって、愛されている感が強いし、かといって束縛されてるようなこともない。だから、オレも彼女のことを何とかしてあげたいとか守ってあげたいと考えている。

 でも、志穂とのことに何が関係あるんだろう。

 

『この前、志穂と話をしたんです』

「この前?」

『蒼くんがおうちに来て泊まったときです。いっぱい、いっぱい愛し合ったときですよ。その時に蒼くんの話をして、それから何度も志穂と話をしたんです』

「何を話したの?」

『志穂とリナの、今後どうしていくかです』

「どう? って? リナちゃんと志穂の?」

『志穂は、蒼くんに彼女が出来るのなら、リナ以外考えられないそうです。リナだったら、認められるからって……』

 

 何のことを言っているんだろう?

 

『だから、リナも志穂だったら認められるんです。ずっと、ずっと、三人一緒だったから、前と同じだから大丈夫なんです』

「ええっと、三人一緒にいるなら、身体の関係は大丈夫ってこと?」

『身体だけじゃなくて……二人とも蒼くんから好きになって欲しいんです』

「リナちゃんだけじゃなくて、妹……志穂も?」

『でっす』

 

 言い方、軽いな~。

 

『リナと、志穂のお願い、叶えて下さい』

 

 正直、志穂のあの真性ドMっぷりに驚いた。昔の可愛い妹に戻っているって言えばいいのか。いや、小さかった頃はMではなかったはずだ。

 でも、……確かに可愛かったし、かなり興奮した。

 好きになるって、兄としてどうだろう。できるのか? オレに。

 

「リナちゃん、だけじゃダメなんだ」

『志穂は、ダメなんですか?』

「う~ん……」

 

 リナちゃん頭いいから、時々質問に質問で返してくるんだよな~。でも、そんな頑固な一面があるからこそ、オレの心を鷲掴みしたんだ。

 

「わかった。……ただ、もしそうなったら、オレも兄として志穂とどう接したらいいかわからなくなるかもしれないし、オレとリナちゃんに恋人がいるって、志穂は思い込んでいるだろうから、それをどうするかってのもあるし……」

『恋人がいるってことはリナに任せて下さい! 考えがあります!』

「そ、そっか」

 

 妹との接し方だよなあ。

 

「あいつ、すっごいMだったんだ。ドMって言うか、痛いのが好き、みたいだった」

 

 リナちゃんには今回のことを包み隠さず話した。

 

『それなら、蒼くんの思うままに抱いてあげたらいいんじゃないですか?』

「思いのままって。……リナちゃんは不快にならない?」

 

 あんな真性ドMの妹を抱くとしたら、何と言うか……オナホ扱いとか、痛いことをして悦ばすとか、そんなイヤらしいことしか考えられないよなあ。

 

『志穂が喜ぶんであれば、いいんじゃないですか? リナは志穂が喜ぶことを蒼くんがするのは別に不快にならないです。……えっと、嫌ったり、無視したり、志穂が悲しむようなことをしたら、不快になるかもですけど……』

 

 何だろう。この複雑な感情は。

 え? ちょっと待って。

 

 オレ、妹を抱くのか?

 

 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

 

「あれ? なかなか繋がらなかったけど、彼氏と電話だった?」

『うん』

 

 お風呂から上がってからリナに報告した。

 アニキにお願いしたことが叶ったこととか、どんな感じにしてもらったとか。

 

『あのね? リナね、彼氏と別れて蒼くん一筋になるつもり』

 

 しまった。

 リナもにいちゃんのことが好きだったのに、喜んで話してしまった。

 

「ご、ごめん。リナを差し置いて……」

『大丈夫だよ。さっきの電話、彼氏とバイバイの電話だったから』

「そ、そっか。……でも、彼氏嫌がらなかった?」

『ううん。すぐに別れることが出来たよ』

 

 あっけらかんとリナが答えた。

 彼氏――今は元カレのこと好きじゃなかったのかなあ?

 

「リナ、アドバイスありがとう。私もリナを応援するからね!」

『うん。……でも、志穂はリナが蒼くんと、その……エッチなことをしたら、イヤにならないのかな?』

 

 そっか、結婚をしたらお互いエッチなことをするからヤキモチ焼くかってことかあ。

 

「リナに……そんなイヤな気持ちって、湧くかなあ?」

『ホントに?!』

「お互いにいちゃんのこと好きなんだし、リナが嬉しいことされてるなら、私は応援するけどなあ。二人で一緒に好かれるなら……一緒のことされてるなら……全然イヤな気持ちにならないと思う」

『私も同じ!』

 

 ずっと親友をやってきてるからなのかな。にいちゃんを中心としてお互いの信用があるのかもしれない。

 

「彼女いたよね」

『蒼くんに?』

「そうそう。前は大学生でよく家に来てた人だけど、今の彼女は見たことはないんだよね」

『確かにいるって言ってた』

「きっといろんなエッチなことしてると思うから」

『うん』

「二人で寝取っちゃおうよ」

『志穂がそんなこと言うなんて』

 

 嬉しそうにリナが言った。

 

「私、彼女と別れさせて、リナとにいちゃんがくっつくようにする」

『リナも蒼くんと付き合うようにがんばる。エッチなことでもなんだってする』

「お互い、にいちゃんを誘惑しないとね」

『うん!』

「それじゃあ、明日学校でね」

『まったね~』

 

 リナから送られてきた動画を見ると、とても慣れた感じで、男の人のちんちんを口で気持ち良くしてあげてたし、セックスもすごい気持ちよさそうにしてたから、リナだったらきっとにいちゃんを取り込むことが出来るかもしれない。

 私は……にいちゃんが付き合ってきた元カノに近い体型になってきてると思うから、きっと誘惑していけるに違いない。

 

 気持ちいいこと……にいちゃんから……。

 

 ダメだ。

 

 さっき、にいちゃんにしたこととかされたことを思い出すと、指が勝手にあそこに伸びていってしまう。

 

「んっ」

 

 これじゃあ、逆効果だよ。

 今日も私は指をにいちゃんに見立てて、身体を弄り回す。



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16 妹、喉を使われ

「にいちゃん……あの……」

 

 猫なで声の志穂が、ドアを開けて立っていた。

 

「どうした?」

 

 振り返ると志穂がパーカーのポケットの場所をぐいっと下に引っ張っていた。

 たぶん、アレはノーブラだ。パーカーの胸元に小さな膨らみがある。昨日見た、志穂の乳首の位置に間違いない。

 前はおっぱいとクリトリスに目がいって気が付かなかったけど、長いパーカーの裾からのぞく妹の太腿は健康的に見える。すごい綺麗な足になった。

 

 それにしても、どっかに行ってたと思っていたパーカーを志穂が持っていたとは。長い間着たままで、臭いから洗濯しろっておふくろに言われてた、部屋着のパーカーだったような……。

 

「明日、土曜日だし……パパママ今日も帰ってこないから……」

「ちょっと待てよ。この前のことだろ? 我慢できないのか?」

 

 先週のことだぞ。精液飲みたいって言ってたの。

 匂いがどうこうって言ってオレのせいにされてたから、オレはオナニーしないように我慢してきてるし、志穂には優しくしてきてるし、性癖に合った興奮させるようなことをしていないのに。

 

 ポケットをぐっと引っ張った志穂の胸が、服の圧力に歪んだ。パーカーは引っ張っているポケットのあたりだけ伸びてしまいそうだ。

 

「あ……あのね……」

 

 一歩前に出て、妹が部屋に入ってくる。

 

「あ、ああ。な、なんの用なんだ?」

 

 パーカーに隠れたノーブラおっぱいに目がいっていたけど、よく見れば志穂は耳まで真っ赤になっていた。

 やたらと胸が際立ってるのは、腕で胸をむぎゅっと寄せているせいだ。

 

「にいちゃん、彼女いるんでしょ?」

「まあ、いるよ」

 

 リナちゃんは付き合ってることを隠しておけって言ってたし、いつどんなタイミングでばらすんだろう。それともばらさないでいくのか?

 

「彼女って、エッチなこといっぱいしてくれるの?」

「う、う~ん」

 

 また一歩、志穂が近付いた。

 

「会えば、する機会があれば、そりゃあ、するよ」

 

 熱の籠もった視線が向けられている。小さく開いた口から出る吐息も、なんだか「はあ、はあ」聞こえる。

 こいつ……発情してるのか?

 生理がまだだから発情ってのはないのか。

 

「じゃあさ、じゃあさ、にいちゃん……それ以外の日はどうしてるの?」

「それ以外の日って?」

「男の人って溜まるんでしょ? せーし溜まるから……だからオナニーするんだよね? 我慢できなくなってオナニーするんだよね?」

 

 また一歩。

 荒い息遣いに、パーカーの胸元が上下してる。

 

「そ、りゃあ……するよ」

「にいちゃん、毎日オナニーしてたよね? そうだよね? 毎日オナニーしたあとのティッシュあったから、そうなんだよね? 最近、してないよね? なんでしてないの?」

「……志穂」

 

 オレ、妹に喰われちゃいそう。

 

「お前、やっぱりティッシュ――」

「だったら、私がにいちゃんのオナニー手伝ってあげるよ。えっと、オナホ? オナホなってあげるよ。ね? リナのところに勉強教えに行くとき、溜まってたりしたらリナ襲われちゃうかもしれないから、私を使ってせーし出してよ、ねえ? いいでしょ? にいちゃん? いいでしょ?」

 

 まずい、オレめちゃくちゃ勃起してる。

 そんなところに、イスに座ったオレに志穂が抱き付いてきた。

 

「にいちゃん、私がオナニー手伝って――あ、おっきくなってる」

「どこに手をやってるんだよ、変態妹め」

「んっ……もっと言っても、全然構わないよ」

「一つ聞いてもいいか?」

「うん」

 

 Eカップらしき胸をオレに押し付ける。妹ってことはなしにしても、男だった勃起するに決まってる。

 

「お前……精液の匂い嗅いだり味わったりするとか、気持ちいいことして欲しいってことで、こんなことしてるのか? それとも――」

「それもあるよ。……でも、でも」

「オレと結婚とか出来ないし、認められないんだぞ。それでも――」

「うん。にいちゃんとなら、ううん。にいちゃんだけだよ。それしか考えられないもん」

 

 こんなになったのは、きっとリナちゃんの背中の一押しなのかもしれない。二人で何かを話し合って、妹はこんなにも積極的になったんだ。

 

「志穂」

「なに? にいちゃんん」

「小さかった頃から可愛かったよ。お前は。でも、最近になってオレのことを嫌ってると思ってたんだよ。実際、ザコとかクソとか言われると、オレも傷付いてたんだ」

「ご、ごめんなさい」

「でもさ、今、お前の気持ち聞いてわかったような気がする。……ずっと、ヤキモチ焼いてたんだろ? 今もオレの彼女にヤキモチ焼いてるんだろ?」

「……にいちゃんとしてでなくて……男の人として……好き」

 

 抱き付いてきた志穂の頭を撫でてやった。

 

 彼女を連れ込んで、妹やリナちゃんがいるのに部屋でやりまくってた。

 小さかった頃からオレのことを好きでいてくれたリナちゃんと妹はヤキモチを焼いて一緒になって悪口や意地悪をしていたんだろう。

 

「可愛い妹だからな。お前ががんばってオレのこと思ってくれてたのに、オレはダメな兄貴だったな」

「そんなことないよ。……にいちゃん、この前、私の我が儘聞いてくれた」

「まあ、やっぱ欲情するからな」

「だから、にいちゃん、今日は私が……オナニー手伝う……ううん。ぬ、抜いてあげるから」

「から?」

「私のことも……」

 

 胸が潰れてしまうじゃないかってくらいに志穂からぎゅっと抱きしめられた。

 

「私のことも、いじめて? 変態妹の私を、いじめて下さい」

「イジメって、言葉で責めても?」

「うん」

「乳首とかクリトリスとか、痛いことしても?」

「はあ、はあ、うん」

「お前がいいって言うし、オレ、容赦しなくてもいいのか?」

「……うん……だって」

 

 体を離した志穂は、胸元のチャックを下ろしていく。

 現れた先週見たばかりの妹の胸の谷間は、今日見てもやはり大きい。もう少し育てばちんぽを埋められてパイズリできそうだ。

 前屈みになってチャックを下ろしていくと、パーカーを押し退けておっぱいが弾けて出て来そうになっている。

 

「にいちゃん……」

 

 下ろしたチャックが開かれると、そこに真っ白な鼠径部が現れた。脚を開き気味にしたその太腿からは汗が流れ落ちている。

 

「もう、こんなに濡れてるんだ。……せーし飲みたいの。飲みたくて飲みたくて、それから、にいちゃんにいじめられたくって、濡れちゃってるの」

 

 汗じゃなかった。確かに場所的に滴っているのは内腿からだ。リナちゃんと違った前つきまんこの割れ目は今にもクリトリスが見えてしまいそうなくらい開き始めている。ピンクの小さなヒダが見えていた。

 

「お、お前……本当に変態だな」

「……うん。にいちゃんのせいだよ?」

「人のせいにして……そうだ、志穂」

 

 パーカーが志穂の背後にゆっくり下ろされ、大きなおっぱいを晒した。イスに座っていたオレの前にしゃがむと、オレの太腿に手を置いて、股を開こうとする。

 

「なにぃ?」

 

 頬が真っ赤になって、まるで高熱にうなされているようにも見えた。

 

「お前変態だし、これから、ちんぽのことをペニス、精液のことザーメンって言うようにしろよ。そうしたら、飲ませてやるよ」

 

 パッと目が輝いたように見えた。

 

「ペニス……ザーメン……言うだけで?」

 

 失敗したか……。

 恥ずかしがるかと思ったけど、逆効果だったか?

 

「にいちゃん……ペニスから……ザーメン出して、飲ませて下さい」

 

 はあはあと息を荒くした志穂はズボンに手をかけた。

 

「ねえ? にいちゃん? 腰あげて?」

 

 開いた足を一度閉じ、腰を上げると志穂が介護でもしているかのように、オレのズボンをパンツごと脱がせた。

 

「はあ、はあ、にいちゃん? 妹に興奮したの? 前と違って、もう勃起しておっきくなってるよ?」

「し、志穂……」

 

 熱の籠もった温かい両手が優しく肉棒を包み込んだ。

 そしてゆっくり(ひと)しごき。

 

「くっ」

「あはぁ♡ ガマン汁出て来てる。にいちゃんは妹で興奮する、私と同じ、変態さんだ」

「お前ほどじゃない」

 

 湿り気を帯びさせようとしているのか、志穂は自分の唇をやたらと舐めている。

 

「にいちゃんは今日は動かなくてもいいからね? フェラチオしてあげるから。にいちゃんのザーメン抜いてあげる」

「お前、フェラチオできるのかよ」

 

 カウパーを一舐めして志穂がちんぽにキスをした。

 

「フェラチオ勉強したもん」

「どうやって」

「リナ……んっ……リナから教えてもらった動画とか、自分で調べたもん」

 

 リナちゃんが送りつけたフェラ動画か。

 

「見てて」

 

 大きく開いた妹の口に亀頭が沈む。とても熱い。リナちゃんの時もそうだったけど、中学生の体温は子どもに近いせいもあってか、亀頭が口内に入っただけで火傷しそうに熱い。

 

 イスに座っているオレのちんぽを、妹はかがみ込んで口の中に入れていく。志穂の身体の方が大きいのに、どことなく、リナちゃんより中が狭いような気もする。手はオレの太腿に置かれていた。

 志穂の柔らかいおっぱいがオレの足にぴったりくっつく。先っちょの乳首はもう硬くなっていた

 

「んぐっんおっおぅおっ」

「は?」

 

 元カノの紗都子しか出来なかったことだ。今、それを志穂がやろうとしている。

 亀頭はもちろん、肉棒まで飲み込まれていく。そしてカリが何かを通り過ぎた感覚のあと、根元までずっぽりとオレのちんぽを飲み込んだ。温かい志穂の鼻息が腹に当たる。

 イラマチオだと……。

 

「くっ」

 

 ゆっくりちんぽが妹の口から出されていく。

 唇と喉をきゅっと締めているのか、出ていく感触が気持ちいい。

 

「んぷはあっ……はあはあ……にいちゃん……いらまちおって言うんだよね?」

「あ、ああ」

「気持ちいい?」

「めちゃくちゃ気持ち良かった。……志穂、練習したのか?」

 

 根元を両手で押さえた志穂は、びくびくしている亀頭の先から流れてくるガマン汁を舐めながら、どこか満足げで、その上恍惚とした表情を浮かべている。

 

「夏休みのあと、アイス買ってきて、いっぱい練習したよ」

 

 裏スジに沿って鈴口まで舌をぎゅっと押し当ててガマン汁を搾って、それを味わうようにチロチロと少しずつ舐めていた。

 

「うっ、確かに、あの時いっぱいアイス食ってたな」

「ちゅぷっこくっこくっ……ガマン汁ちょっとしょっぱいよ、にいちゃん」

 

 そう言うと志穂はまた口の中に、いや、喉の奥までちんぽを入れていく。何度か繰り返していくうちに、嗚咽とは違った、鼻から甘い声が聞こえてくるようになっている。

 

「んぉ、んふぅ♡ んっおっ♡ ふぅふぅんふぅ♡」

 

 喉で感じているのか?

 すげえ興奮する。

 

「んふぅおっおっ♡ じゅるっじゅぽっ♡ んふぅんぉぉ、おっ♡」

 

 しかし、フェラチオというかイラマチオとしてはまだまだ射精させるようなテクニックは持ち合わせていないようだ。

 

「志穂」

「んふぅふぅ♡ ちゅぷっ、ふぅ、じゅるるっんぉおっ♡ ちゅぷ♡」

「志穂」

 

 自分に酔っているのか、ちんぽに酔っているのか、イラマチオを続け、カウパーをぺろぺろして真っ赤になって、妹の目がトロンとしている。

 

「おい、変態妹」

「んふぅ♡ んおぉ?」

 

 ちんぽを根元まで飲み込んだ志穂がオレを見上げる。

 

「お前、自分でイラマして感じて、オレをイかせようとしていないな?」

 

 首を小さく振りながら「じゅるるるっ」と音を立てながらちんぽを口から出した。

 

「そ、そんなこと、ないお……にいちゃんに、イってせーし……ザーメン出してもらうの。……にいちゃん、気持ち良くないの?」

 

 相変わらず、ガマン汁を根元から搾ってぺろぺろしながら志穂は訴えた。

 

「まあ、その、まだ上手じゃないからな」

「え、え? ちゅっぺろ♡ ど、どうしたらいいの?」

 

 紗都子にたまにしていたことを志穂にもしてもらおう。

 イラマチオの出来具合からして大丈夫だ。それに、喉まで突っ込んでも気持ちよさそうだし。

 

「きゃっ」

 

 戸惑う志穂の脇を抱え、壁際に座らせる。

 手に触れた柔らかな胸の感触に、久しぶりの大きな胸を揉みまくりたい衝動を抑えた。

 ちんぽ片手に妹の口にガマン汁まみれの亀頭を押し付ける。

 

「志穂、厳しいときは言うんだぞ」

「い、言えないんじゃ――むぐぅ!」

 

 志穂の手首を両方抑えて壁に磔のようにする。

 そして妹の口の中にどんどん沈めていった。

 

「ふぅふぅ♡ んぉおぉ♡ んぉっんぉっふぅ♡ ふぅ♡」

「痛いか?」

 

 壁に押し付けた志穂の口まんこへちんぽを根元まで埋める。

 上目遣いの志穂の瞳は潤んでいるが、小さく首を横に振った。

 そして腰をゆっくりと引いていく。

 

「んぉ♡ んぶぅふぅふぅ♡んぅ♡ んっんっんぅっ」

 

 再度妹の口の、喉の奥へちんぽを沈める。

 

「んおぉ♡ んっおっおっ♡ んぉおおぉ♡ ふーっ♡ おうぅ♡」

 

 足をピンと伸ばした志穂の股の間を見れば、オレの布団が愛液にビショビショに濡れていた、

 

「もしかしてイってるのか?」

「ふーっ♡ ふーっ♡」

「気持ちいいんだ?」

 

 小さく頷いた志穂の目がイっている。

 

「お前、マジ変態な」

「んぶぅ♡ んおうぅ♡」

 

 歯を当てずによくもイラマをしている。相当アイスで練習したのだろう。

 磔のようにしていた手を解放して片手で頭を掴み、片手では頭を撫でてやることにした。こんなにもオレのちんぽを待っていたのだから、可愛いじゃないか。

 

「んぉっおっ♡ ふぅ♡ じゅるる♡ んうぅ♡」

「お前の喉まんこ、気持ちいいぞ」

「ふぅうっ♡」

 

 涙を流すくらいに嬉しかったらしい。オレは待っていた期待に応えるべく、射精するように妹の喉をちんぽのカリで抉った。

 イくまでそれほど時間は掛からなさそうだ。妹というシチュエーションになのか、それとも嗜虐心になのか、片手で掴んだ頭に腰を打ち付ける。

 

「喉に出せばいいか?」

「んおっ♡ おおっ♡」

「口の中がいいか?」

「んふぅ♡♡ んふぅ♡♡」

 

 口の中に決定だ。

 根元までぐっぐっとちんぽを何度も口の中に入れ、込み上げてくる射精感に思わず暴発した。それでも、何とか引き抜くことに成功。

 直接喉に少し出してしまったが、溜まりに溜まった精液を志穂の口の中へ。

 

「うああっ!!」

「んぶぅ♡ んおっはぶっあうっあっんぶぅ♡ じゅるるるっんあっおぅ♡ んぐっはぶぅっ♡ じゅるるっ」

 

 口から溢れそうになったザーメンはイヤらしい音を立てながら志穂は飲み込んでいく。中にまだ亀頭を残したままにしていると、裏スジに舌を当てて吸い始めた。

 

「んじゅるるっ♡ ふーふーっ♡」

「志穂、口開けてみ」

「じゅるっちゅぱっ、はーっはーっ♡ あ、あ~ん♡」

 

 生意気な口をきいて、成長はしていてもまだまだ子どもなんだな。

 小っちゃな口内にはどろっどろの精液が固まりになってまだまだ残っていた。

 はあはあ息をするたびに、栗の花の匂いがする。

 

「美味しかったか?」

「はひ」

 

 まだ口を閉じろって言ってないから、する返事も何か呆けているように聞こえる。

 

「まだ口の中に残ってるから、口の中、精子グジュグジュして、飲まないで口の中もう一回見せてみろよ」

「ふーふーふーっ、あむ、ぐじゅ、んふぅ♡ ぐじゅぐじゅ、ふぅっふぅっ♡ んふぅ♡ ぐじゅぐじゅ、んふぅ♡ はあ、あ~ん」

 

 唾と精液が絡み、白濁して泡立ったものが口の中いっぱいに糸を引いている。

 女子中学生とは思えない体つきの妹は、自分のした行為に興奮したのか、肌が桜色になっていた。

 

「どうだ?」

「はあはあ、ざーめんろ、かおり、しゅごいれふ」

「飲みたい?」

 

 こくこくと志穂は何度も頷く。

 

「じゃあ、飲んでよし」

「んふぅ♡ んぐっんぐっごくっ♡ んぐっ♡」

 

 ぺたんと座った布団はぐしょぐしょに濡れていた。

 

「にいちゃん……美味しかった……口の中、ぐじゅぐじゅしたら、すっごいザーメンの匂いが鼻からいっぱいして、頭おかしくなると思った」

 

 二回目でもう美味しいとか……。どんだけ変態なんだ。

 

「今度は、志穂を気持ち良くしてやらないとな」

「はあ♡ はあ♡ いいの? にいちゃん」

 

 イラマでもう何回かイってるんだから十分だとは思うけど――

 

「いいぞ。ほら、こっち来い」

「ここ、座るの?」

 

 今度はオレが壁を背に座って、間に志穂を抱いた。

 背後から妹を抱っこするってのはいつぶりだろう?

 

 その時は、妹がこんなに成長するなんて思っていなかったんだろうな。



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17 妹、兄の激怒に喜ぶ

「にいちゃんのここに座るの久しぶり」

 

 オレも思っていたことだ。

 

「ちんちん……っと、ペニス小っちゃくなっちゃった」

 

 志穂の背中に当ててるちんぽは、溜まっていたわりにイラマチオ一回でとりあえず満足したようだ。

 

「それにしても、成長したな」

「んっ! あっ!」

 

 いつからだ? こんなに胸が大っきくなって、身長も高くなり始めたのは。

 

「に、いちゃ……おっぱい……優しくさわ、ってる。あんっ」

 

 ぽよぽよふにふにする張りのあるおっぱいだ。まだ中学生ってこともあってか、今まで抱いた女の子の中では一番硬いような気がする。

 力強く揉んでも、痛いどころか気持ちいいって言うんだけど、この前はノリで強くした。この体勢だと、なかなか強く揉んでやるって感じにはなれない。

 

 まあ、でも――。

 

「んう! あっ! あっ! イ、イくっ!」

 

 包み込むように乳房を揉みながら、その硬くなった両方の先端を摘まむように引っ張って軽く押し潰すようにぎゅっとした。

 

「んあっ、あっ……あっ、あっ……あっ」

 

 リナちゃんもそうだけど、志穂もイきやすい。身体が出来ていないから敏感なのか、それとも、二人とも似たような感じなのだろうか。

 もう一度両方の乳首をこりこりして、ぎゅっと力を入れて摘まむ。

 

「ひっ! イイイイイっ♡」

 

 志穂はまたイった。足をピンと伸ばして。

 

「志穂、お前、オナニーしてるときに、簡単にイけるからって足をピンとのばしてるだろ?」

「はーっはーっはーっ……なんで、にいちゃん、知ってるの?」

「覗いてたからな」

「う、うそっ!」

 

 2連続で絶頂に達して気怠そうにしていたのに、ぐるりと振り向き、妹はその大きな瞳を見開いて、その頬をさらに真っ赤にさせている。

 

「うそだと思うか?」

「うそうそうそうそうそうそうそうそ!」

 

 まあ、覗いていたことにでもしよう。

 

「男だろうと女だろうと、足ピンオナの癖は付けない方がいいからなあ」

「うそ……うそだ……にいちゃんに……ずっと、見られてた……」

「ほら、膝曲げて足開け」

「うっ、ううう」

 

 座ったまま抱きかかえた志穂の膝を曲げさせ、M字開脚させた。

 すこしだけ子ども感が拭えないのがお腹のぽっこり。まだまだ子どもらしさを残している。もちろん、背後からのぞき見える恥丘もつるつるまんこだ。それでも、このおっぱいの大きさは中学生にしてはあり得ない。

 

「志穂、こっちの方も触ってるんだ……」

 

 乳首を摘まんでいた右手をまだ子どもっぽいお腹へ。そのまま指はヘソを捉え緩やかな丘である恥丘を越え、割れ目の入り口に。

 

「んっ……はーっ、はーっ」

「触っても足は伸ばすなよ。腰で気持ちイイの感じるのがいいかもな」

「はーっ、はーっ、腰で?」

 

 指を伸ばすとこりっとした硬いモノが指に当たる。

 

「はうっ!」

「もうクリトリス勃起してるぞ」

「だ、だって……でも、にいちゃんだって」

 

 後ろに回してきた志穂の左手がちんぽを器用に握ってきた。

 

「にいちゃんの……ペ、ペニス……こんなにまた」

「あとで、また頼むな」

「……はーっ、はーっ」

 

 突起になってはっきりとクリトリスとわかる。下の方から持ち上げるようにくりくりしてやる。

 

「んふぅっ♡」

 

 腰がぴくんっと持ち上がった。

 

「どうだ? わかるか? 腰で気持ちイイの感じるって」

「はーっ、はーっ、で、でも」

「でも?」

「腰、動かしちゃうと、気持ちいいところから外れちゃう」

「ああ、ごめんごめん。志穂がどれだけ腰動かすのか分かんなかったから。今度はしっかり摘まんでやるよ」

 

 中指で持ち上げていたクリトリスを親指できゅっと摘まむ。

 

「んぐぅひぃい♡」

 

 腰が浮き上がっても掴んだクリトリスは離さない。

 しっかりと摘まめる大きさの陰核をくりくり擦る。

 

「んひっ! んひっ! イぐぅうぅ♡」

 

 絶頂に浮き上げられた腰のせいで、摘まんだクリトリスが引っ張られた。

 

「ひぎいぃ♡」

 

 ちんぽをぎゅっと心地よく握って志穂は仰け反る。腰もびくびく震えさせて、ぷにっとしたお腹がおそらく膣に沿ってだろう、縦に痙攣していた。

 そのままクリトリスを指から解放してとろとろの割れ目に指を這わせていく。

 びくびく震えて余韻に浸っているだろう妹はまた歓喜の声を上げた。

 

「そ、こぉ……そこぉ♡」

「そこじゃないの。まんこって言わないと触ってやらないぞ?」

「お、おまんこ、にいちゃんが触ってるぅ♡」

 

 びしょびしょだ。いや、リナちゃんみたいにサラサラの愛液じゃない。とろっとろで粘着性が強い。

 割れ目は既にくぱっと開き気味。背中越しから覗いてもわかる肉厚の大陰唇に、クリトリスを隠すことが出来ないくらいのヒダ。決して大きいわけではない。

 指を伸ばしていくと、すぐに妹の穴の位置を知ることができた。

 まだ使っていないのだろう、指が一本入るかどうかの場所から愛液が溢れ出てきている。

 

「はーっはーっはーっ、にいちゃ、にいちゃっん……触るの? 入れるの?」

「ここも弄ってたのか」

「うん……にいちゃん……にいちゃん」

 

 物欲しそうにしている志穂の入り口に、処女膜を傷付けないように、少しだけ中指の先を入れる。

 しかし――

 

「に゛い゛ぢゃんっ♡♡」

 

 驚くぐらいの絶頂だ。

 足ピンしていたのがうそだったんじゃないかってくらい、志穂は腰を浮き上がらせてイった。それも、指を求めるようにぐっと腰をせり上げたのだ。

 

「またっ入っだああ♡♡」

 

 狭いながらも指が根元近くまでまんこに飲み込まれて、ぎゅうぎゅうに締め付けてきたのだ。

 

「イぐううううううぅっっ♡♡♡」

 

 びくんっびくんっと腰を持ち上げ、志穂はオレの指を飲み込んだ。

 え? 待て?

 突き上げた腰が落ち着くまで待って中指を抜く。いや、ぎちぎちに締め付けられて抜けなかったと言った方が正解か。

 

 へたっと腰を下ろしたところで、やっと抜くことが出来た中指を観察。

 とろとろの愛液が粘り、指と指の間に糸を引く。どこを見ても血の跡がない。

 

「おい、志穂」

 

 思わず志穂の口の中に、さっきまでまんこに突っ込んでいた指を入れていた。

 

「ふぁ、ふぁい、な、なに?」

「お前、誰から処女奪われた? 誰とした? あ? オレの知ってるやつか?」

 

 指を入れられたまま、志穂はオレから顔を逸らす。

 

「おい、志穂。こんな可愛い妹の処女奪ったやつは誰だ? あ? それともそいつがお前をこんなに淫乱に、変態にしたのか? おい、誰だ? 言えよ」

 

 処女じゃなかったことに頭がカッとなっている。

 知らなかった。いや、信じられないと思って気にしていなかったんだ。

 妹が処女じゃないってリナちゃんから教えられたのは、志穂のうそか、志穂が大人ぶって言っていることだと思っていた。

 

「おい、志穂! 誰だって! 可愛い妹を傷付けやがって!」

()ひがうの(ちがうの)……」

「誰だって聞いてるんだよ!」

「ゆ、ゆひ()……」

 

 言いにくかったのは指のせいだけじゃないだろう。

 

「あ……の……」

 

 顔は逸らしたまま小さい声で何かを妹は言った。

 

「聞こえない。誰だ?」

 

 もう一度小さく。

 

「志穂、誰だ?」

「に……」

「に? ん?」

 

 決心したのか、触っていた胸に大きく息を吸い込むのを感じる。

 

「にいちゃん……だよ」

「お、オレ?!」

 

 この前まで妹に手を出したことなんてなかったはずだ。最近まで嫌われていると思って触れてさえいなかった。いや、オレが知らないうちに妹の行動に頭にきて犯したのか? どういうことだ?

 

「にいちゃん……から、されて」

「オレから?」

 

 バクバク心臓が早く鳴る。

 いったい、いつ?

 したこともない記憶に混乱する。まさか、知らない間に、溜まってるからって犯したのか?

 

「されてるって……思いながら……気が付いたら……自分で」

「は?」

「私ね? にいちゃんから抱いてもらってるって思いながら……オナニーして……その時に……処女膜を……」

「自分で?」

 

 オレを思って? オレだと思って? 自分で処女を?

 

「そしたら……痛いの気持ちいいって……わかって……」

「そ、その……オレからって、志穂が自分でってことだよな?」

「うん。自分で。その時、痛くて……気持ち良くて……にいちゃんからって思ったら……そしたら……」

 

 安心したというか、オレも妹のことを思ってこんなに怒るとは思わなかった。

 

「そんなにオレのことを思ってたんだ……」

「だって……妹だから……ぜったい……絶対無理って知ってたから。諦めてたから自分で……」

 

「ごめん」とオレは志穂を背中からギュッと抱きしめた。

 

「ううん……今は、すっごい幸せで……その……気持ちいいから」

「にいちゃん」

「ん?」

「なんで小っちゃくなったの?」

 

 気が付くと勃起してたちんぽが半勃起以下になっている。

 そりゃそうだ。妹のことが心配だったからだ。ヤキモチとは違う複雑な感情がわき上がったんだ。

 

「お前を穢したヤツがいたのかって思ったら、ちょっと怒っちゃったからかな」

「ごめん……にいちゃん」

「いや、大丈夫だ」

「にいちゃん」

「ん?」

「続き……して、ほしい」

 

 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

 

 にいちゃんが私が処女じゃないってことであんなに怒るとは思わなかった。

 最初は処女を奪われたってことで、私が怒られてると思った。

 でも、にいちゃんは私の処女を奪ったヤツのことで怒ってた。そんな人、いないのに。

 

 処女、本当はにいちゃんにあげたかったなあ。

 でも、兄妹で結婚が無理だってわかってから、処女はどうでもよくなった。だから、にいちゃんのことを思ってオナニーで自分で処女を失わせた。

 

 それにしても兄ちゃんが怒ったら、ち……ペニスがどんどん小さくなっていったのには驚く。そんなに私のことを思って……本気で怒ってたからペニスが小さくなったんだ。本当に嬉しかった。

 私を穢した人を怒って……。

 

 でも、にいちゃんから私が淫乱とか、変態って言葉が出たときはお腹がきゅんってなったんだ。いいんだ。それで。

 にいちゃんから変態って思われてるのが気持ちいいんだ。

 

 そんな変態な私を、にいちゃんは続きをしてくれた。

 おまんこに指をじゅぼじゅぼ入れてくれて、一緒にクリトリスも弄ってくれて、今までにないくらいおまんこがグショグショになった。

 何回イったかわからないくらい、にいちゃんからイかされた。

 オナニーなんかと違ってすっごい気持ち良かった。

 

 そのあと、私がまたにいちゃんにふぇらちおをしてあげた。

 今度はいらまちおじゃなくて、にいちゃん好みのふぇらちおだ。

 出っ張りの部分を唇でいっぱい擦ってあげて、口の中に入ってる先っちょの方を舌でいっぱい舐めて上げるの。

 リナから送られてきた動画みたいになるんだなあって思う。

 男の人って、だいたい気持ちいいところが似てくるのかな。

 

 本当は……本当は……私の、おまんこの中に出して欲しいのに。

 

 生理がきていない、今がチャンスなのに。

 にいちゃん、チャンスなんだよ?

 にいちゃん、男の人ってナマでしたいんだよね?

 にいちゃん、生理きてない私のおまんこに、いっぱいしゃせーしていいんだよ?

 にいちゃん、いっぱい私を好きに使っていいんだよ?

 にいちゃん、にいちゃんで私の中いっぱいにしてよ……。

 

 

 

 今晩のこともリナに報告しておいた。

 先を越して申し訳ない気持ちでいっぱいだったけど、リナも聞きたいって言うから一々報告するようにしてる。

 相変わらず誰と電話してるか分かんないけど、話し中のあとに繋がるんだよね。

 もしかして元カレなのかな? しつこく復縁でも迫られてるのかな?

 でも、リナにはにいちゃんの彼女になってもらわないと。

 三人でずっと仲良く暮らせるように。



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18 二人きりの外食

 久しぶりにリナちゃんの家で二人きりになった。

 

 妹は部活。リナちゃんの両親は仕事。双方とも帰ってくるのは夜遅く。

 生理明けと言うこともあって、リナちゃんも本調子じゃないかもしれないから(いたわ)らねばとは思う。

 それに、リナちゃんの生理の日は勉強を教えに行くことにしている。と、言うことは、生理明けのリナちゃんちの訪問は、志穂から精液を吸われると言うことだ。ずっと妹から飲まれ続けられて、すっからかんとは言わないけど、もしも、の時のために増精剤を飲んできていた。

 空っぽに近い玉袋に補充されることだろう。

 

「今日はどっか出掛ける?」

「う~ん」

 

 首を傾げながら腕を組んで考える姿はなんと可愛いことか。片側の髪がパサリと垂れた。

 今日の髪はポニーテールじゃなくてハーフツインテールだ。おそらく頭の上の方で髪を結べば更に幼さが出てくるとは思うけど、リナちゃんは真ん中から辺で髪を結んでいた。それでも、いつものポニーテールよりハーフツインテールにしたことで幼さ感が増したような気がする。

 厚手の暖色系のロングスカートにタートルネックのセーターにロングカーディガンを着て、少しでも大人に見せたい子ども感がある。

 

「外で、ご飯食べたい」

「じゃあ、今日はファミレスでもいいかな?」

「あ! リナも久しぶりだからファミレス行きたいです!」

 

 リビングでピョンピョン跳んで全身を使って喜びを表現するあたり、小動物感があって抱きしめたくなる。

 いや、いいのか。

 

「な、なんです? 蒼くん」

「抱きしめたくなった」

「……うん」

 

 小さくて華奢な身体の恋人は、背中に手を回してギュッと抱きしめてくれた。

 

「もう、蒼くん? どうしたの?」

「うん。久しぶりだしね」

「おうち来て勉強教えてたよ?」

 

 ベッドに座っての勉強だったから、キスは出来てもこんな抱擁をすることが出来なかった。女々しいなんて思われるかもしれないけれど、温もりを感じたかった。

 生理中、時々、病気を患っている人の香りがしていたけど、今日は日向の香りのするリナちゃんの頭の香りを堪能した。

 

「そ、蒼くん……」

「リナちゃん、ごめんな。志穂から聞いてるだろ?」

「うん。謝らなくてもいいんだからね?」

「でも、リナちゃんが恋人なのに、志穂、毎日のようにねだってくるから」

 

 妹とはまだ本番まではいっていない。

 志穂の熱の籠もった瞳を見ると、きっとセックスをしたいのかもしれない。でも、オレはまだ踏ん切りが付かない。

 

「ヤキモチ焼いて欲しかった?」

「それは、ある」

「蒼くん」

 

 見上げてリナちゃんが唇を少し尖らせて目を瞑った。

 

「んっ♡」

 

 短く唇を重ねる。

 

「リナ、志穂と一緒に蒼くんのお嫁さんになるって小さいときから思っているから、ヤキモチって感情はないです。けど――」

「けど?」

 

 視線を逸らしてリナちゃんがボソッと言った。

 

「志穂……うらやましいなって」

 

 頬まで真っ赤にして、少しだけ口をとがらせている。

 本当に可愛いなあ。

 

「リナちゃん。ファミレス行った後どうする?」

「買い物したいです。でも、さっさと買い物済ませます」

「あとは用事ある?」

「ないから、……おうち早く帰りたい……です」

「よし、混まないうちにファミレス行って、買い物済ませようか?」

 

 パッと瞳を輝かせた恋人はぎゅっと力強くオレを抱きしめてくれた。

 すると「ぐぅうぅ」とお腹を鳴らしてはにかんで見上げるリナちゃん。

 

「お腹減っちゃった」

「じゃ、行こう!」

「うんっ!」

 

 

 

 生理明けのリナちゃんと会うのは今回が初めてだ。生理明け、と言ってもどのタイミングで生理が明けるのかわからない。けど、具合悪そうにしていないし、顔色もいい。そんなリナちゃんを見られることは、オレにとっても嬉しいし、楽しい。

 そして、美味しそうに食べる姿を見るのも幸せだ。

 

 パスタ二皿、グラタン一皿、ピザ一枚、豆腐サラダ一皿にスープバーは4杯。ドリンクバーも炭酸飲料メインに飲んでいる。それがどこに入るのか分からないくらい、よく食べてよく飲んでいる。

 

 デザートのフルーツパフェの向こうにリナちゃんが長いスプーンを使って、美味しそうにクリームを頬ばっていた。

 

「美味しかった?」

「うん!」

 

 くるくるスプーンを回してから、アイスと生クリームを一掬(ひとすく)い。

 

「蒼くん、あ~ん」

 

 誰かに見られると恥ずかしいとは違って、まずいんじゃないかと思い、左右見てからパクリと食べた。

 

「ありがとう。美味しいね」

「えへへ……蒼くんっ」

 

 リナちゃんは一瞬下を向いてから、頬真っ赤にして口を大きく開いて、そのあと、にっと白い歯を見せて、いつもするキスの口をしてから、またにっと白い歯を見せた。

 

「ん?」

 

 コーヒーを一口飲んで何だろうと首を傾げる。

 何か言ったのかとテーブルに身を乗り出した。そんなオレにリナちゃんが内緒話をするように手を添えて小声で言った。

 

「だーい好き。……えへへ」

 

 見た目小学生でも、リナちゃんのする仕草に少し大人びたところはあると思っていた。でも、オレはリナちゃんのする可愛らしい姿も好きなんだ。

 

「……あ」

 

 突然はにかんでいたリナちゃんが表情を凍らせ真っ青になる。

 

「リナちゃん?」

 

 くるくる回していた長いスプーンの動きも止まっていた。

 青ざめたその視線の先はオレの後ろにあった。

 

 恐る恐る、振り返ると――



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19 そこに現れたのは

 手を挙げた紗都子がいた。

 拳はそのままオレの頭に振り下ろされ、ゴッと頭の中に鈍い音が響いた。

 

「なっ」

 

 大声も上げることも出来ずに頭を抑えていると、元カノの紗都子はオレの隣にどかっと腰を下ろす。

 

「蒼治郎、あんた、ホンッッッッット、にぶちんなんだね」

「は? 何のことだよ」

 

 直情的で、怒れば店内に響き渡るくらい大きな声を出していた紗都子だ。それが今はぐりぐりオレの頭を押さえ込むように掴んで小声になっている。

 

「女の子が声出さずに言ってるコト、なんで分かんないの?」

 

 リナちゃんがオレに「大好き」って言ってたことか?

 

「いや、だって……」

「女の子がああやって口パクしてるときって想像に難くないでしょ? それに、あんた……この子、リナちゃんって言ったっけ?」

 

 紗都子がリナちゃんを見る。

 怒ったら怖そうだと思ったんだろう。リナちゃんはこくこく頷いてツインテールを揺らした。

 リナちゃんの無言の返事を聞いて紗都子はさらに小声で、オレ達にしか聞こえないボリュームで言った。

 

「リナちゃんと……してるでしょ?」

 

 血がさっと引いていく感覚。視線をリナちゃんに向けるとさらに青ざめていた。紗都子もじっと青ざめているオレの恋人を見ている。

 

「なんのことだ?」

 

 オレの(もも)をを紗都子がつねる。

 

「っ!!」

 

 大きな声も出せずにオレはびくっと背中を伸ばすしか出来なかった。

 

「とぼけないで」

「くっ」

 

 思いっきりつねってから、さっと席を移って紗都子はリナちゃんの隣へ。

 

「いい?」

 

 紗都子はリナちゃんをかばうように彼女の腰を抱いた。

 

「好き同士だったなら、自然とそうなるのは私は仕方ないと思う」

 

 小声なのはオレ達の関係に気を遣ってなのか?

 

「でも、蒼治郎……こんなに小さい身体の子なんだよ?」

 

 腰を抱いたまま、空いた片手でリナちゃんの頭を撫でた。

 

「あんた大人なんだから、あんたがしっかりしなきゃダメでしょ?」

「あ、の……元カノさん」

「ん? あ、私、紗都子。遊びに行ってたときに教えてなかったっけ」

「はい。紗都子さん」

 

 守るようにしていた紗都子を、ぐいっとリナちゃんは押してそれを拒否する。

 

「蒼くんは、とても優しいです」

「それは私も知ってる」

「それに、リナ、生理が重いから、よく学校2週間休むって蒼くんが知ってから、いろいろ勉強教えてくれます」

「へ、へえ」

「体が小さくても、リナは蒼くんを受け入れることが出来ます。無理なんかしていません。紗都子さんが好きだった頃より、リナの方がずっと蒼くんを好きなんだから……だから、蒼くんは大人だとしても、リナにすること我慢しなくていいんです」

「リナちゃん……」紗都子――大人相手にすごい。

「あなたがいいからってことじゃ――」

 

 紗都子の手をギュッと握ってリナちゃんはその顔をじっと見つめた。

 

「無理なんかしていません。でも、ダメなコトって知ってます。でも……でも……誰にも言わないで下さい。お願いします。リナから蒼くんを奪わないで下さい」

「あのね? 蒼治郎は私がフったから奪うとかしないから」

「そうじゃありません。……リナと、蒼くんを離ればなれにするようなことはしないで下さい」

 

 リナちゃんの手が震えている。

 

「リナと、蒼くんを見守って下さい。お願いします」

 

 握った紗都子の手に、リナちゃんは頭を下げた。

 天を仰ぎ、紗都子は少しだけ目を瞑る。

 

「あんた達ね……」

 

 沈黙のあと「紗都子」と声を掛けずにはいられなかった。

 

「オレは、本気だよ」

「はあ……」

 

 リナちゃんは何度も頷いて同意しているようだ。

 

「リナちゃん」

「は、はい」

 

 リナちゃんの方を振り向き、彼女の小さな頭を紗都子はその豊満な胸の中へと沈めた。

 

「いい? 無理だって思ったら無理って断っていいんだからね」

「え?」

「もう、こんなにひたむきで、こんなに可愛い子だったんだ。……蒼治郎の家に遊びにいったときのあの時の視線、私怖かったんだから」

 

 ふわふわのあの胸に包まれたのは何ヶ月前だったか……。

 

「リナちゃん、スマホ出して」

「は、い」

 

 抱擁から解放してもらって、バッグから慌ててスマホを取り出したリナちゃんに、紗都子が無理矢理連絡先を押し付けているようだった。

 

「いい? リナちゃん」

「は、はい」

 

 お互い膝の上にスマホを置いて連絡先が登録されたのを確認していた。

 

「蒼治郎で困ったこととか、お願いしたいこととかあったら、あ、あと、体調のことで不安なことがあったら、私に相談しなさい」

「え? え?」

 

 突然の申し出にリナちゃんは首を傾げていた。

 

「臨床心理士になるつもりだから、それなりの勉強もしてるし、何かあったら私に相談して。いろいろ力になれるから。それに、こいつが無理なことお願いしたときとか相談してよ」

「む、無理なこと……って」

「んっと……」

 

 オレに聞かれないように紗都子はリナちゃんに耳打ちをする。

 それを聞いたリナちゃんは顔を真っ赤にして紗都子をジッと見た。驚いているようにも見える。

 紗都子も言ってから耳まで真っ赤になっていた。

 オレ、紗都子になんか無理なことお願いしたっけ……?

 

「いい? リナちゃん」

「あ、の、えっと……んっと、はい」

 

 リナちゃんは熱が上がったような頭を冷やしたいのか、残ったパフェをぱくぱく食べ始めた。

 

「私も一緒食べていいかな?」

「紗都子さん、一緒でもいいんですか?」

「どうして?」

「ヤキモチ……とか」

 

 スプーンを咥えたまま、隣の紗都子を見上げたリナちゃん。

 

「ん? もう焼かないよ」

「そうなんだ……」

「ヤキモチ焼いて欲しいの?」

「ううん! とんでもない!」

 

 にへへっと嬉しそうにリナちゃんが笑った。

 そんな可愛らしい笑顔を確認してから紗都子は自分の座っていた席からバッグを持ってリナちゃんの隣に座る。

 

「あのね? 二人でいるのはまだ早いと思う」

「どういうことだ? 紗都子」

「二人で行動していると、下手をすると蒼治郎が捕まるってこと。それに、リナちゃん、さっきみたいに人のいるところで『大好き』なんて口パクでも言わない方がいいよ~。どこで誰が見ているか分からないんだから」

 

 紗都子に見られていたことを知ってかリナちゃんは耳まで真っ赤になっていた。

 

「はい……今度から注意します。でも、二人で好き合っていれば捕まることなんて……大丈夫じゃないんですか?」

「それこそ子どもの浅知恵ね」

「むぅ」

 

 頬を膨らませ口をとがらせたリナちゃんはちょっとだけ怒っていた。

 

「未成年者への淫行は、たとえ同意があったとしても児童福祉法、青少年育成条例だったかに引っかかってくるかもしれないし、もし記念撮影とか動画なんて撮ってたとしたら児童ポルノ法ってのにも引っかかって、蒼治郎は刑務所行き」

「そ、そうなんですか……」

「蒼治郎も知ってると思ったけど?」

「ご、ごめんなさい。それ以上の誘惑があったんだ」

「ゆ、誘惑?」

 

 意外、と言いたげな紗都子。

 

「そうは言っても、私も人のことは言えなかったからな~」

「ああ、そうだったな」付き合っていたとき、聞いたことがあった。

「紗都子さん、教えて下さい」

 

 リナちゃんに至っては胸に手を組んで目をキラキラさせて話をしてくれとせがんでいる。

 

「ちょっと、待ってね。コーヒーとパフェ頼むから」

 

 紗都子を抱いたとき、やはり初めてじゃなかった。お互いの初めての相手を話したときがあったんだ。

 

 その時、紗都子は中学校の1年生の時に家庭教師の大学生を好きになったらしい。小さい頃から発育がよかったようで、大学生が堪らず手を出したとか。

 子どもの紗都子はよくわからずに抱かれていたけれど、次第に気持ちいいことを知って、紗都子の心も大学生に惹かれていった。

 

 紗都子の一人語りは他人には聞こえないように、テーブルに頭を揃えて小さい声で過去話が進んだ。ほかから見れば、何をしてるんだと思われそうだ。

 

「リナちゃん。人から付き合ってるってバレないようにする必要があるから、外にあまり出られないし、デートだってそう。なかなか楽しい思い出を作ることなんてできないから、私としては、あまりオススメしないんだ」

「紗都子さんはその時、二人で出掛けたりしなかったんですか? バレないようにどこか遠くにとか」

 

 リナちゃんがツインテールの髪をテーブルに付けて、のぞき込んで聞く。それに紗都子はゆっくり横に首を振った。

 

「だから、その時、二人でどこかで一緒に暮らしたいなって思ったんだ。リナちゃんもそうじゃない?」

「……はい」

「そうだったんだ」

 

 この前、紗都子が一緒に暮らしたいって言ってたのは、その時からの憧れっていうのもあったのかな。

 

 紗都子が一緒に食事をしてくれたことで、リナちゃんと一緒に食事をしていることは不審に思われずに済んだのかもしれない。きっと、これは妹の志穂がいても同じこと。中学校時代の紗都子も誰か協力できる人がいれば、ちょっと違ったのかもしれない。

 

「あ、そうだ」

 

 頬杖をついて見つめてきた紗都子が、にひぃっとイヤらしい笑みを浮かべた。

 

「いろいろ協力して上げるからさ、リナちゃん」

「ありがとうございます。本当に助かります」

 

 隣の紗都子にリナちゃんが頭を下げた。

 

「一回だけ」

「一回だけ?」リナちゃんが小首を傾げる。

 

 オレはイヤな予感がした。

 

「一回だけ蒼治郎貸してよ」



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20 リナちゃんからのお願い

 ファミレスで紗都子と別れてから近くの文房具屋で買い物をして、リナちゃんと一緒に家路につく。

 

「やっぱり、リナ、あの人、キライです」

「でも、リナちゃんよく許したね」

 

 ベッドの上であぐらをかいて、口をとがらせて腕を組んだリナちゃんが唸った。

 

「だって……」

 

 ベッドに顔を埋めて呻く。

 

「紗都子さん! いい人だったもおおおおんんっっ!」

 

 いい人ってだけで、彼氏を差し出すのはどうかと思うけどなあ。

 ああ、でも、中学校時代に同じ経験をしているいい先輩だから、アドバイスをしてもらえるって安心感はあるのかもしれない。

 

「ううっ、キライだけど、いい人なんです……うぅ」

 

 リナちゃんの隣に座って頭を撫でた。

 

「リナちゃん大人だね」

「そ、そうですか? えへへ」

 

 子ども子どもしているツインテールじゃないけど、今日のリナちゃんの髪型はいつもより幼さが増している。ポニーテールもいいけど、このハーフツインテールもまた……。

 

「紗都子さん、きっと蒼くんと、一緒に住みたかったんだろうなって思いました」

 

 相変わらず鋭い。

 

「それがなんで別れたんだろう? って思ったんですけど、何が原因だったんですか?」

「別れない方がよかった?」

 

 意地悪してみた。

 

「違います! 別れてくれたから……蒼くんと恋人同士になれたんだもん。でも、紗都子さん、蒼くんのことまだ好きなんじゃ……」

 

 リナちゃんと妹が原因って言ってたのは、ある意味違うのかもしれない。オレが紗都子と一緒に住んで上げなかったことが一番の原因なのかもしれない。

 

「一緒に住んであげられなかったからじゃないかな?」

「なんで一緒に住んであげなかったんですか?」

 

 なんでだろうなあ。一緒に住んだらオナニーできないからかなあ。

 フェラもセックスもいいけど、オナニーも捨てがたい。それはリナちゃんと一緒になれば同じこと。

 でも、リナちゃんも、妹もなんだけど、オナニーより気持ちいいことをしてくれるからなあ。リナちゃんと暮らしたら毎日射精してもらうだろうな。

 

「たぶん。……たぶんだけど、オレは一緒に暮らしてもお互い求める物が別にあったのかもなあ」

「う~ん、……難しいや」

 

 リナちゃんは腕を組んで身体を傾かせる。

 

「ところで、紗都子に何言われたの?」

「えっと、えっと」

「オレが無理なこと頼むとかって」

「あ……あれ、あれは……」

 

 顔を真っ赤にしてリナちゃんは首を振って「知りません知りません知りません」と何度も連呼して教えてくれなかった。

 まあどうせ紗都子としていたことなんて、オレの部屋の前で二人で盗み聞きしていたろうから、たいしたことでもないだろう。

 

「さて、どうする? リナちゃん」

 

 寄り掛かってくるようにリナちゃんがキスをねだる。口をちょっととがらせて。

 

「リナちゃん」

 

 軽くキスをすると、リナちゃんがオレの上唇を押し開く。顔を斜めにしてリナちゃんの中へ舌を入れた。

 

「んふぅ……んっ」

 

 入れた舌を前後に動かし、リナちゃんがするフェラチオのように動かす。

 

「んぅ、んっ、んっ」

 

 リナちゃんがいつもしてくれる舌の動きだろうか。下の方から舌を押し当ててくれる。時々、舌の先っちょ同士舐め合いになる。きっと鈴口を舐める時のリナちゃんのテクニックだろう。細かく舌の先を動かしている。

 ちんぽを舐めて欲しくなる。

 

「んふぅ……蒼くんとキスするの、好きぃ」

「ここでする?」

「今日、お願いあります」

「ん? なに?」

 

 隣に座っているリナちゃんがオレの股間に手を触れる。

 ズボン越しでもガッチガチのちんぽがわかるだろう。

 

「志穂から……聞いて」

「妹から?」

「はい。……あの蒼くんの匂い」

「匂い?」

 

 オレ、臭いのかな?

 

「蒼くんの……せーしの匂い、すごい興奮するって、志穂が」

「あいつ……」

 

 志穂は自分のオナニーネタに、使用済みティッシュを持っていってた変態だ。精子の香りに興奮するのは妹だけだと思うけど。

 

「だから、蒼くんの……せーしの香り、しゃせーしたせーしの香り、いっぱい嗅ぎたい、です」

「そ、それは……いつも飲んでもらってるけど、リナちゃんに精子を掛けるってこと?」

「うん……ダメ、ですか?」

 

 上目遣いのリナちゃんの申し出と、ぎゅっとしがみついてきた可愛さにお姫様抱っこ。お風呂へ直行。

 確かにリナちゃんには、口にもまんこにも中出しだった。

 妊娠しないからって、遠慮無しの中出しだ。無理しないでって何回もリナちゃんに言ってたけど、飲みたい、美味しいって言うから、フェラをすれば毎回口内射精。それはそれで世の男子からしたら羨ましい限りかもしれないけれど、精液まみれにしたいって欲も少しはあった。

 

 今回はリナちゃんからのお願いなんだ。ちょっとリナちゃんを穢してみたい。

 冬ってこともあって、オレもリナちゃんも厚着だ。脱衣所に行くと、オレはとっとと勃起したちんぽを見せつけることになるけど、リナちゃんはゆっくり服を脱いでいく。

 

「ちょっと待って下さいね」

 

 焦らしているのかって思う。興奮させたいのかって思う。

 リナちゃんはオレの欲情を昂ぶらせるのを熟知してるんじゃないかって思う。

 お風呂から上がったら着替えはしない。同じ下着、服を着る。一緒に入ったことを家族に知られないようにするためだ。

 

「んっしょ」

 

 タートルネックのセーターに苦労して脱ぐと、真っ白なキャミソールが現れる。腕を上げたときに見えた胸元のぽっち。ノーブラだ。

 キャミソールはそのままに、スカートに手を掛けると、クルリと回してホックを外して、その下に何を履いているのかわからないような真っ黒なタイツ。

 

「ぬ、がしていい?」

 

 何もされてなくても、オレのちんぽからはガマン汁が垂れている。

 

「はい」

 

 リナちゃんは洗面台を背後に手を掛ける。ということはタイツを先に脱がして欲しいってことなのか。

 しゃがんで見上げると、リナちゃんは潤んだ眼差しを向けてきた。

 さっそくタイツをずり下ろしに掛かる。

 

「脱がされるの……好き」

「リナちゃん、どんどんエッチになっていくね」

 

 腰を差し出してリナちゃんはタイツを下ろしやすくしてくれた。

 

「蒼くんが、そうしたんです」

「そうかな?」

 

 真っ黒なタイツから真っ白なお腹が現れる。いっぱい食べたからか、いつもよりちょっとだけぽっこりしてるような気がする。

 

「そうです。蒼くんのせいです」

 

 見上げれば下ろされるのを嬉しそうに見つめる瞳があった。

 

「そうかなあ」

 

 パンツのところに差し掛かり、タイツだけを下ろしていく。

 

「う~ん……そうかなあ」

「ごめんなさい……リナも……」

 

 きゅっと閉じられていた太腿が開く。

 目の前に真っ白なパンツが洗われた。少しだけ開いた足に沿ってタイツを下ろしていくと、右足があげられた。タイツを右から脱がし、左足があげられた。

 

 パンツとキャミソールになったリナちゃんの股間に顔を埋めた。

 

「リ、リナも……はあ、はあ、蒼くんからこういうことされるの、好き」

 

 下着越しの鼻に湿った感触。

 

「リナ……エッチ……です」

「そんなリナちゃんが好きだよ」

「しゃべんないでぇ……あそこに当たってますから」

「あそこって?」

「意地悪です……リナの……おまんこに鼻、当たって」

「もう、濡れてるよ」

「う、うそっ」

 

 うそかどうか教えて上げるために、パンツをゆっくり下ろしていく。

 洗面台に手を突いて腰を前に突き出したリナちゃんの息が荒くなってきている。

 

「う、そだよぉ」

 

 真っ白な恥丘が見え、まるでアニメのような股間が過ぎて、やっとリナちゃんの秘裂がオレの目の前に現れる。

 パンツにはクロッチから糸が引いている。

 のぞき込むようにリナちゃんが腰を屈めると「ああっ」と声を漏らした。

 それからパンツは一気にするりと脱がした。

 

「ほら、ここ」

 

 パンツを広げてその真ん中――クロッチに出来た濡れた染みを見せると、前より腰を突き出しているような気がする。

 

「リナ……リナ……蒼くんから……せーし掛けられるって思ってたら。……それに、ゆっくり脱がされてたら。……蒼くんから抱かれるって思ったら」

 

 濡れた小っちゃなまんこは後回しに、今度はキャミソールだ。

 パンツを脱がされて恥ずかしかったのか、洗面台に置いてあった手はキャミソールの前をギュッと引っ張って隠そうとしていた。

 それは逆に、幼い身体のはずのリナちゃんの胸を際立たせる。柔らかな膨らみが白いキャミソールに現れ、その上にほんの僅かで小さなポッチが二つ。

 

「いっぱい掛けてあげるから」

「はあ、はあ……お願い……します」

 

 キャミソールの裾を掴んでいたリナちゃんの手が離れる。

 オレはそのキャミソールを脇から上げた。白いお腹に可愛いヘソ。思わず胸の小さな膨らみに触れてしまっていた。

 

「んっ」

 

 そこだけはゆっくり、ゆっくり、緩やかな丘の柔らかさを堪能し、硬くなった先端にキャミソールを擦りながらバンザイをさせる。

 

「あん♡」

 

 リナちゃんは可愛い声を上げるようになった。

 最初は苦しそうな声を上げることが多くて、痛みが少ないようにしたかった。おっぱいも小さいながら成長過程なのか、揉まれると痛がった。

 今リナちゃんは、頬を染め、触れると悦びの声を上げてしまう場所を隠している。

 

「なんで隠してるの?」

「な、なんとなく、です」

 

 ハーフツインテールのせいか、幼子を裸にしたようで、背徳感マシマシだ。

 

「じゃあ、お風呂でいっぱい掛けてあげるね」

「うんっ!」

 

 志穂から搾り取られたちんぽは増精剤のせいか、もう出したい出したいと意気込んでいる。先っちょからはとろとろのガマン汁が溢れている。

 

「あ……垂れていっちゃう」

 

 まだお風呂に行っていないのに、リナちゃんがオレの目の前で座り、ちんぽの根元からカウパー舐め取った。そして鈴口を唇で挟んで、ちゅうっとガマン汁を吸い取る。

 

「も、もう行こう」

 

 やばい。掛ける前に口内射精しそうだ。

 そうならないように、紗都子が何を言っていたのか考えながら浴室のドアを開けた。



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21 ぶっかけられリナちゃん、きゅんきゅん

 湯船には入ることはないから、シャワーを熱めに出して床に流して風呂場の温度を上げた。冬なんだし、お互い風邪をひかないように。

 

 その間リナちゃんはまだ射精しないと思ってなのか、ゆっくりオレのちんぽをしごいたり、ガマン汁を舐め取って飲んでくれていた。

 スローフェラもしてくれている。志穂とは違って喉の奥に入れることはない。でも、カリをちょっと超えたあたりまで口の中に入れてくれる。そして、ゆっくりとカリ首を唇が締め付ける。そのあたりから舌が鈴口をちろちろと、これまたゆっくりと尿道を弄ってくれた。

 

「ちょ、ちょっと。リナちゃん、ストップ! ストップ!」

「んっ?」

 

 どうしたの? って表情をしたリナちゃんがちんぽを咥えながら見上げてくる。

 う……この上目遣いも……くっ

 

「ちょ、ちょっと口離して」

「ちゅぱっ」

「うあっ……くっ、くうっ」

「ダイジョブ……あ、あ、ちゅぷっ」

「ちょ、リナちゃん……口……はなし、て……くっ、待って待って」

「ん? あ、あ、そっか」

 

 イキそうになってリナちゃんが口を離したとき、カリに柔らかい唇が音を立てながら当たった。我慢しきれなかったちんぽが精液をとろりと漏らし、リナちゃんはクセになっているのか、それを掃除しようとした。それでまたイキそうになって、ぐっと堪えている。

 

「飲んじゃ、ダメだよ。……はあはあ、掛けるんだから」

「そうでした。ごめんなさい。……蒼くんから出てくるせーし……身体の中に入れたくて」

 

 これまた興奮させることを言ってくれる。それに、いつもと違った髪型のせいで、いつもより幼いリナちゃんに背徳感が昂ぶらせているのかもしれない。

 今日は増精剤を飲んだこともあってか、たっぷり出そうな予感がする。

 

「リナちゃん。久しぶりにリナちゃんの裸見て、すっごい興奮してるみたいで、すぐ出そうだから」

「どうしますか?」

「そうだな」

 

 立ったオレの前に膝立ちの全裸の少女がオレの腰に手を当てて射精させようと準備万端だ。もう乳首も立っているし、さっき見て濡れているのも知っている。

 

「リナちゃん、カリのところいっぱいフェラして、出そうになったら頭を掴んで、そのまま掛けるけど、いい?」

 

 見上げるリナちゃんの幼い表情に、艶っぽさが見え隠れしていた。浴室を暖めたせいなのか、それともこれから精液を掛けられることに興奮しているのか、上気した頬を染めている。

 

「うん。……蒼くんのおちんちん、リナがふぇらちおしてしゃせーさせてあげるね」

「いっぱい掛けてあげるよ」

「うん……くぷっ」

 

 リナちゃんが亀頭を口に含むと、吸うようにして尿道にまだ残っていた精液を吸い出してくれた。

 

「は……う……リナちゃん、気持ちいいよ」

 

 口の中で、舌先が鈴口を舐め回してくれる。吸い取り終えると、リナちゃんの柔らかい唇がオレのカリ首を往復し始める。

 射精しそうなときに口を離せるようにリナちゃんの頭に手を添えた。

 

「くぷっくぷくぷくぷくぷくぷっ」

 

 相変わらずオレの気持ちいいところを責めてくれる。

 亀頭を中心に口の中に入れてカリが出入りしつつ、裏スジに舌が押し付けられ、もうイキそうになっていた。口の動きが止まって、舌を細めて尿道に入りそうになる。

 

「うっくっ」

「ぷあっ、あう」

 

 リナちゃんの頭掴んでちんぽを引き抜いた。握っていた小さな手にオレも重ねてリナちゃんの頬にくっつける。柔らかいリナちゃんのほっぺに快感が(ほとばし)った。

 

「うぐっ!」

「はっ、あっ、あっ、あああっ」

 

 塊のようなザーメンがリナちゃんの頬にぶつかって飛び散ってほっぺと鼻の横にどろりと掛かる。それだけで射精が終わるわけじゃない。ちんぽに重ねた手をリナちゃんの身体に向ける。

 音が出てしまうんじゃないかってくらいの快楽が尿道を伝って昇ってきた。

 

「うっ、おっおおっ」

「すごいっ、はっはあはあ、あっああっ、あったかいっあっあああっ」

 

 リナちゃんのほっそりした首にまず精液が飛び散る。そのままリナちゃんの身体にちんぽを向けると、びゅうっ、びゅうっ、とドロリとした粘った体液が掛けられていく。粘度が高いせいか、幼い身体に精液がかかるたびに、ぱたぱたと音がする。

 増精剤のせいか、なかなか止まらない射精は彼女の身体を、白濁した精液――少し黄ばんだ――がどんどん穢していった

 

「はあ、はあ、はあ、すっごい、いっぱい、はあはあはあ」

 

 嗅ぎ慣れた栗の花の香り。精子の匂いが浴室に充満している。リナちゃんに至っては、自分の身体からその香りが昇ってきてるんだろう。志穂もそうだったけど、精液の香りに欲情させる効果でもあるのだろうか。リナちゃんは肩で息をしているようにも見える。

 

 それにしてもリナちゃんの真っ白な肌が精液まみれになっているのは、どことなく後ろめたさがある。

 今日のハーフツインテールが彼女の幼さを増しているって言うのもあった。

 そして、リナちゃんの僅かな膨らみが精液によってどろどろになっている。その先端にあるピンクの乳輪が所々精子によって隠されていた。ゆっくり流れ落ちていくザーメンはヘソのあたりにどんどん堪っていく。

 

「はあはあ、いっぱい出てる、はあ、はあ……すごい蒼くんの香り……」

 

 ちんぽを一緒に握っている精液まみれの手をリナちゃんに差し出すと、指を一本一本舐め取って綺麗にしてくれた。

 オレはリナちゃんに腰を向けると、まだぎんぎんに勃起しているちんぽを握ったまま、手ごと舐め始める。

 

「ど、どう? リナちゃん」

 

 リナちゃんは可愛らしい舌を出しながら、ちんぽと自分の指についた精液を掃除していた。どこか切なそうな表情で。

 

「この、香り……ちゅぷっ……れろれろ、興奮するというか……はあ、はあ」

 

 肉棒を握っていた手を自分の胸に飛び散っている精液を塗りつけるようにしてお腹まで這わせていく。

 

「こ、ここ……」

 

 ちんぽを下から舐めながら、ヘソの辺りに持っていった精子まみれの両手をキュッと握りしめた。

 

「せつないの……ここ、切ないんです。お腹に……蒼くんの……おちんちんいないの、切ないんです。蒼くんが入っていなくて……切ないんです」

「したくなってるくらい興奮してるの?」

「興奮、じゃないです」

 

 お腹に精液を塗るようにリナちゃんはねちねちと音を立てる。そうしてお腹をさすってリナちゃんは頬を染めて訴えた。

 

「蒼くんのおちんちん、リナのおまんこに入れて、お腹に入ってて欲しいんです」

 

 ぞくぞくしてくる。

 ハーフツインテのせいか幼さの増したリナちゃんのお願いに意地悪をしたくなっていた。

 

「リナちゃん、もう一回掛けたい」

「入れるの……ダメ?」

 

 上目遣いに訴えてくるその姿に無情に答える。

 

「お風呂から上がったら、ね」

「うう、うぅ」

「だから」

 

 さっきからガマン汁がトロトロに溢れるガチガチちんぽをリナちゃんの目の前に差し出した。

 

「もう一回、ふぇらちおしたら、せーし掛けてくれたら、おちんちん入れてくれるんですか?」

「お風呂から出たら、リナちゃんのまんこに入れて上げるよ」

「おまんこ、入れるだけ?」

 

 首を傾げて裏スジを舐めながら、リナちゃんは亀頭を口に含む。

 

「リナちゃんの中に、この匂い染みつくぐらい精子出して上げるよ」

「ちゅぱっ……はあ、はあ、じゃあ、しゃせー早くさせる。……はあ、はあ、リナね、蒼くんのおちんちんから早くせーしだすね?」

 

 とろんとした瞳がオレを見上げ、リナちゃんの可愛らしい口がオレのちんぽを飲み込んでいく。

 

「じゅぼじゅぼじゅるるじゅぼじゅぼっじゅぼじゅぼっ」

「うっ、おっ」

 

 リナちゃんの本気なのかもしれない。イって間もないというのに、小さな唇がイヤらしい音を立ててカリを何度も往復する。

 口内に溜まった涎なのか、吸い出されて溜まったカウパーなのか、唇から垂れていくのも構わず、眉をハの字にしてリナちゃんがオレを見上げてくる。

 まるで、なんですぐにちんぽを入れてくれないのって言わんばかりに。

 

「じゅっぼじゅぼじゅぼっじゅっぼじゅぼじゅぼっじゅぼっじゅぼじゅぼ」

 

 このまま口の中に出したい気持ちを抑え、リナちゃんの頭を掴んで唇からちんぽを引き抜く。

 

「あはぁっ」

 

 残念そうな声を上げたリナちゃんの唇へ、込み上げてくる快感の塊を(ほとばし)らせた。

 

「はぶっはあっあっあああっあっおっおふぅ」

 

 大きく口を開き、小っちゃな舌を出したその上へ、勢いよくザーメンが飛び散っていく。今度は飲み込むことはない。出された舌から白濁した体液が、添えられた両手のひらにだらだらと零れていく。

 興奮に止まらない精子の放出はリナちゃんの身体へ。

 火照った身体に固まりだした精液に、あったかい出したての精液が、またとろみを帯びさせて幼い身体からこぼれ落ちていく。

 

「すぅ~……そぉくぅん、すぅ~っ、も、もぉ、いいれふか(ですか)?」

 

 口を閉じずに、むせかえる精子の匂いを嗅ぎながらリナちゃんがねだってきた。

 

「もぉ、おひんひん……入れてくれまふか?」

 

 収まらない。勃起が収まる気配がない。

 エロくなった少女のおねだりが、精液まみれになったリナちゃんのおねだりが、無性に股間を昂ぶらせる。

 もっと、焦らしたい。もっと焦らしたらどうなるんだろう。もしかしたらもっとエロくなるんじゃないのか? だったらリナちゃんをエロくしたい。 中一のまだ子どもみたいなリナちゃんをもっとエロくしてみたい。

 沸き上がる射精欲を抑え、ずっと「入れて下さい」とねだってくるリナちゃんの身体から、固まりつつある精液を洗い流す。

 

「リナちゃん……部屋に行こうか」

 

 潤んだ瞳でリナちゃんはうなされたように言う。

 

「蒼くん……入れて……入れて下さい」

 

 もっと焦らそう。

 入れたい衝動に駆られながらも、リナちゃんの体を綺麗にして、服を持ってお風呂をあとにした。



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22 リナちゃんはイくのが止まりません

 裸のままお姫様抱っこをしてリナちゃんの部屋へ向かう。

 その時に気が付いた。腕に当たったリナちゃんの太腿――股の間はもうぬるぬるになっている。精液まみれにしたからなのか。

 

「そぉくん……部屋に戻ったら、してくれるの? 入れてくれるの?」

 

 表情は幼いのに言うことはエロい。

 抱っこしたリナちゃんはオレの頬を撫でて、何度もキスをしながら「入れて、入れて」とせがんでくる。

 

 リナちゃんの部屋に入って、彼女をベッドの上に乗せる。

 

「リナちゃん、おねだりいっぱいしてくれるね」

「はあ、はあ、だって……蒼くんのおちんちん欲しいです……はあ、はあ、おまんこに入れて欲しいんです」

 

 首に手を回してしがみつくリナちゃんの幼い声は甘く、はあはあ言って熱が籠もっていた。足の方からは自分で腿を擦り合わせているような音が聞こえる。

 

「精子の匂い嗅いじゃってエロくなったのかな?」

「はあ、はあ、はあ、なんで、なんで、身体の中に入ってこないんだろうって、そう思ってたら、蒼くんのおちんちん、はあ、はあ、欲しくなっちゃいました」

「エロっ」

「はあはあ、エロいリナ、キライですか?」

 

 しがみついてくるリナちゃんを抱きしめて「好きだよ」と頬にキスをする。

 

「蒼くん……入れて?」

「まだ」

 

 物欲しそうな声を上げた彼女の背後に回って抱きしめた。

 

「うしろ向いて」

 

「はい」と言う返事で見上げながら首を回したリナちゃんの唇を奪う。

 

「んむぅ……はあはあ……そぉくぅん……おちんちん欲しいよぉ、んむぅ、んっはむっんむぅ」

 

 キスをしながら僅かな膨らみを両手で――三本の指で優しく擦るように揉んでいった。キスに甘い呻き声が重なり、視線を下半身に向ければ、真っ白で健康的な太腿がおずおずとゆっくりと広げられていく。

 

「はむっ……はあはあ。おちんちん……くらは、んむぅはむ、んう」

 

 欲しい欲しいとおねだりしようとする口に舌を入れると、リナちゃんはそれに応え舌を絡めてきていた。

 五円玉サイズの乳輪と、その穴サイズの乳首を両方キュッと摘まむとリナちゃんの舌の動きが止まる。と同時にリナちゃんの両手は自分で内腿へと向かって行った。

 

 自分でクリトリスでも弄り始めるのかな? とも思ったけど、内腿をその手で開いてオレを受け入れたいのかM字開脚、より大きく手で股を広げている。

 

「はむっぷあっ、入れて……んあっ♡ 入れて……蒼くんのおちんちん、あむっはうぅ……リナの……おま、んむぅっ、おまんこ、入れてくらはい」

 

 コリコリになった乳首は乳輪ごと勃起しているようだった。硬くなったそれは上向きにつんと尖っている。

 

 上目遣いに振り向いて涎を垂らしているリナちゃんは本当に生理がきている中学生なのだろうか。幼いその表情はまだ小学生のようでいながら、その口からは欲情を昂ぶらせる声を漏らしてくる。

 

「どれ」と唇から離れると、リナちゃんは「はあ♡」と嬉しそうな声を上げた。

 

 真っ白な少女の、発展途上の裸体の――下半身へと向かう。ずっと自らの手で広げていた股は、小さな割れ目からそそられるようなピンク色が見えた。

 何も触れなくとも、受け入れられるようにもう小さく、くぱあっと広がっている。

 初めての時はあんなに痛がった彼女の割れ目はもう女の物として機能している。男を受け入れるに十分な、そして、リナちゃんが自ら快感を求める場所として。

 

 いつも思うけど、パイルドライバーとまんぐり返しって姿勢が似ている。ただ違うのは、されている側が喜ぶと言うことだ。

 そんな体勢でリナちゃんは今か今かと自分の太腿を掴んで、オレに性器を広げて見せつけてくるけど、どこか少女の片鱗が見え隠れして不慣れだ。濡れた太腿に、ぬるぬるの手で広げようとしているからだ。

 

「シーツ掴んでて」

「うん」

 

 視線を逸らしながらも期待に満ちた瞳に、リナちゃんはシーツを手にたぐり寄せて握る。ベッドの向こうを見ると、姿見にリナちゃんの姿が見える。ハーフツインのせいでどこからか連れてきた少女がいるようだ。

 

「そぅく、ん……え?」

 

 のしかかられることを期待していたのかもしれない。オレも早く入れたい。リナちゃんの期待に応えたいけど、精液の香りにどれだけ興奮しているのか見てみたかった。

 リナちゃんのまんこの中を。

 

「は……あ、ああ、ああ……み、見ないでぇ」

 

 彼女のちんぽが欲しいって言う悲痛な声に股間が爆発しそうだ。そりゃ、入れて喘ぎ声を上げさせて息子も、とろっとろでキツイまんこに入りたがってる。でも、香りに興奮したリナちゃんなんて見たことないから、どれだけ濡れているか見てみたかったんだ。

 

 今までになかったくらいにリナちゃんの太腿はぬるぬるに濡れてイヤらしい輝きを放っている。ただ、手でリナちゃんの隠れた場所を広げるにはぬめりすぎだ。

 

「ちゅばっ」

「あんっ♡」

 

 可愛らしい声を上げたのは、オレが太腿に垂れているおつゆを舐め始めたからだ。

 

「やああっ」

 

 何に対してイヤだと言っているか分からない。でも、ぬめりを取るために仕方ないんだ。太腿とぷにっとした大陰唇が滑らないようにしないと。

 舌が這いずり回るたびに、リナちゃんはシーツをギュッと握って、お腹をびくびくさせている。イってるのか? ちっちゃな穴からつーっと愛液が股からアナルへ伝い、背中に流れていく。

 舐め終わると、可愛い乳首がピンッと立ったまま「はーっはーっ」と息を深くなっているリナちゃんは下唇を噛んでいた。まんぐり返しをされたまま。

 

「どうなってるのかなっと」

「み、ないで……」

 

 リナちゃんのぷに肉を広げると、にちっと粘ついた音が立つ。これもいつも思うんだけど、何度もこの小さい穴に突っ込んでいるけど、ちんぽの大きさにまで広がってよく飲み込むなと思う。緩くもならず、ほら、こんなに小っちゃいのに。

 ピンク色の穴を広げると、小さいながらもひくひくと物欲しそうに蠢いている。そして、鮮やかな桃色の膣内はねばねばの愛液にたっぷり糸を引いていた。

 

「すっごいねばねばして、リナちゃんいっぱい濡れてる」

「いやぁ、やあ、恥ずかしいよぉ……見ないで、見ないで下さい……」

 

 シーツを握ったまま、広げられた性器を隠そうともせずにリナちゃんは乳首を立てたまま、そっぽを向いている。

 

「そぉくん……も、もぉ……」

「オレも、リナちゃんの中、入りたい」

「もぉ、入れて、ください」

 

 目を瞑って顔を背け、首元まで真っ赤になっていた。

 

「リナちゃん、こっち見て。入るところ一緒に見よう」

「はーっ、はーっ、み、見るぅ」

 

 腕を上げてシーツを握ったリナちゃんは、苦しい体勢になりながら自分のつるつるのまんこに視線を向ける。その位置からだと、後付きの性器は入るところは見えないかもしれない。

 でも――

 

「ほら、これから入れるよ」

「うん」

 

 下唇を噛んで潤んだ瞳は股間に釘付けだ。

 ちんぽの先がリナちゃんのピンク色の割れ目に触れる。

 

「んっ」

 

 ぴくっと顎が上がった。それでも、入るところを見たいのか、シーツを掴んだ両手が頭を持ち上げようとしている。

 そして、押し返されるような感覚と共に亀頭が半分埋まる。

 

「はっ♡ あああっ♡ き、来てるぅ」

 

 ぬぷっ、と亀頭がキツイ入り口を超えると、火傷しそうなくらい熱くてぬめっていた。

 

「うくううぅ♡」

 

 仰け反りたいのを我慢してなのか、下唇をギュッと噛んで、リナちゃんは息も荒くなってきている。

 

「じゃあ、奥まで入れるからね」

「は、はひっ」

 

 脚を押さえていた手を彼女のシーツを握る手の辺りに置いた。この体勢になると、少女を無理矢理犯しているみたいな感じになる。

 声を上げるのを我慢してなのか、それとも海老反りになるのを我慢してなのか、ゆっくり肉棒が入って行くにしたがって、甘い呻き声があがる。

 

 リナちゃんのお腹を見れば、どこまで入っているのか一目瞭然だ。ちんぽの形にそのナス腹が膨らんでいるから。

 ヘソ辺りにいくと鈴口にあっつあつのリナちゃんの肉ヒダを捉える。でも、まだオレのちんぽは全部入りきっていない。

 それを無理矢理奥へねじ込むと、可愛いお腹へ異様な膨らみが出来る。それと同時に、ヘソから股に掛けて真っ直ぐ、お腹が痙攣した。

 

「うぐううぅうぅ♡♡♡」

 

 ちんぽはその震えのリズムに締め付けられる。リナちゃんのポルチオを押し込んだのだ。だから、リナちゃんは小さく噛んだ唇に力が入らないのか、右の口の端から涎がつっと垂れていった。小っちゃな胸が大きく上下に弾んでいる。

 

「イった?」

「はあはあはあ、はひっ」

 

 意外と何度もイける女の子なんだなと思いつつ、オレは腰を引く。

 

「ら、めぇっ」

「んっ? んんっ?」

 

 まんぐり返しにしていた足が、急にオレの腰を掴むように挟み込んだ。

 引いていた腰がまた再度リナちゃんの奥をごりっと擦る。

 

「ひぐぅうぅうぅぅうう♡」

 

 またイった。

 肉棒がぎゅうぎゅうに締め付けられる。風呂場でたっぷりリナちゃんに掛けたせいもあってか、オレはまだ射精まで遠い。

 

「どうして離してくれないの?」

「はーっはーっはーっ、らって、はあはあ、だって、そぉくん、抜けて行っちゃうの、イヤなんです」

「射精できないよ?」

「うっううっ、はあはあ、そ、そうですよね……ごめんなさい」

「どうしても、入ったままして欲しいってなると、こうかな」

 

 リナちゃんの最奥に触れていたちんぽの先を、さらに腰を押し付けてポルチオを擦ってあげた。

 ちんぽを抜かず、何度も何度もポルチオに亀頭を押し付ける。シーツにシワがたっぷり付くぐらいハーフツインのリナちゃんは震えながら力一杯握っていた。

 そして、くの字になっている身体で仰け反ることが難しいのに、リナちゃんは顎を上げて悲鳴に似た喘ぎ声が上がって痙攣している。

 

「こっ! れっ! ら! らめっ! らめっ! らめっ! らめえっ! ひっ! らめらろおぉっ! らめえっ! ごめんらはいいっ! ごめんらはいっ! こっ! れっ! らめえええっ!」

「抜けていくのイヤなんでしょ?」

「ご、ごめんらはいっ! ごめんらはいっ! イっ! イっ! イくんれすっ♡ ごめんらはいっ! イくのっ♡ 止まんらいれすっ! らめっ! らめっ! はひっはひっ! いひぃっ♡ ごめんらはいいいぃっ♡ イくろっ♡ 止まんらいいっ♡ これっ! らめえっ♡ イくんれすイくんれすイくんれすうっ♡♡」

 

 ポルチオに押し付けるのを止めると、仰け反ったままリナちゃんは肩で息をして汗だくになっていた。ちんぽを握ってくれるリナちゃんの子どもまんこは暫く痙攣が止まらない。

 やり過ぎちゃったかな?

 

「はひぃ、はひぃ、はひぃ」

 

 上がった顎が元に戻ってくると、上気したその頬は真っ赤に染まり、瞳からは涙が零れていた。涎も垂れている。

 

「ご、めんらはいぃ……そぉくん、イかないとなのに、ごめんなさいぃ」

「大丈夫だよ」

 

 イきまくったリナちゃんの頭を撫でると「うん」と可愛らしい返事。

 オレもリナちゃんの中でまだイかずに喘ぎ声を上げさせたい。

 

「今日はキスしながらイきたいんだ」

「で、でも」

 

 正常位ではなかなか出来なかった。身長差があるせいで、キスをするとちんぽが抜けてしまうし、身体を曲げると腰を振るのに集中できない。

 

「一回抜くからね」

「う、うん。……はぅっ」

 

 ちんぽを抜くと、粘ついた体液が線を引くようにリナちゃんの顔に飛び散った。

 

「はあ、はあ、はあ」

 

 そして、収縮していく膣口から堰を切ったように愛液がとろとろと溢れ出ていく。

 アナルから零れていく様に、入れたことのない穴へ指を挿入したくなったけど、何とか我慢をした。

 

「そぉ、くん?」

 

 膝立ちにして、手を壁に付けさせる。そして、閉じたリナちゃんの股の間にちんぽを挟むと、一番熱い部分に亀頭をくっつけた。

 

「うしろから、入れる?」

 

 振り向き、上を向くリナちゃんにキスをする。

 

「んむぅ……んううう♡」

 

 リナちゃんのお尻に腰を押し付けると、亀頭がリナちゃんのあっついまんこの中にぬぽっと入り込んだ。

 オレもそろそろリナちゃんの中にたっぷり出したい。舌を絡めるキスをしながら腰を徐々に早く動かしていく。

 

「んむぅっんむっんむっんむっ♡」

 

 キスをしたままセックスするのは、身長差からなかなか出来なかった。

 膝を付いてリナちゃんの身体を抱き起こし、バックから突く。足を閉じているせいか、狭いまんこが更に狭く感じた。

 背後から右手は小っちゃなおっぱいの乳首を摘まんで、左手はリナちゃんのお腹に手を当てる。オレのちんぽがリナちゃんのお腹をぼこぼこと突いているのがわかった。

 リナちゃんはキスをしてなのか、後ろから責められてなのだろうか、壁に置いた手が力なくベッタリとくっついている。

 舌を絡めてキスをしているから、時折苦しそうにしているような気もする。

 

「ぷあっ、リナちゃん、苦しい?」

「はーっはーっはーっはーっ、ちが、いま……」

 

 少し体を離しただけで、リナちゃんはベッドに上体を倒し、お尻だけ突き出している格好になった。もちろん、オレのちんぽをちっちゃなまんこに咥えたまま。

 

「イ、イきすぎて、はーっはーっ、身体に力……入りません、はあ、はあ」

 

 オレのちんぽが少しだけ抜けて、リナちゃんの膣のピンク色した肉が吸い付いたままになっていた。そして、お尻には愛液が飛び散って、アナルが物欲しそうにしているようにも見える。

 

「じゃあ、うしろからして、リナちゃんの中にたっぷり出すけど、いい?」

「はあ、はあ、リナの……おまんこに、そぉくんのせーし、はあはあ、いっぱいちょうだい、いっぱい、いっぱい、はあはあ、欲しいんです」

 

 小振りの小さなお尻を鷲掴みにした。

 リナちゃんの身体の中で一番揉みごたえのある場所だ。

 アナル近くに親指を置いて尻肉をぎゅっと広げる。

 

「いやぁっ、んあっ、見えちゃ、見えちゃいます。ひ、広げないでぇ」

 

 実は違うんじゃないか?

 見て欲しいんじゃないか?

 

「見えるよ。リナちゃんの恥ずかしい場所、いっぱい見えてる」

 

 小さなピンク色した小さなアナルが愛液に絡みながら広がっている。

 どれだけ広げても、リナちゃんの割れ目に入ったオレのちんぽから、ピンク色した秘肉はほんの僅かにしか覗かれない。

 ぎちぎちに入っているのだ。

 それに、奥もぎちぎちなのだ。

 ただし――

 

「ひんっ♡ ひんっ♡ お、奥ぅっ♡ イきます♡ イく♡ イくぅうっ♡」

 

 それはリナちゃんにとって気持ちがイイ場所だ。

 ポルチオをゴリゴリ擦って上げると、ぎゅうぎゅう締め付けて、疲れ知らずのように何度もイってくれる。

 小っちゃなまんこからリナちゃんの秘肉がちょっとだけ出たり入ったりする様はとても興奮するし、今回はアナルに少しだけ触れているのに、気が付いていないと言うことにもちんぽがガチガチになっている。

 

 そんな広げた尻肉に、リナちゃんの幼まんこにちんぽを何度となく打ち付ける。

 それに反して上半身はぐったりしてちんぽを突っ込まれるがままだが、イけば少し仰け反り、シーツをぎゅっと握る。

 背中は汗ばんで、さらさらの髪は肩甲骨辺りで二つに分かれて貼り付いていた。

 

「ああ、リナちゃんっ!」

 

 ぼちゅっぼちゅっと音が出るくらいリナちゃんに腰を突き付ける。

 イヤらしい音が立っていても、それに負けないくらいの甘い声がオレの欲情を昂ぶらせ、腰を振り続けさせる。

 飽きない。

 ずっとなんども抱いているリナちゃんの身体は、処女を奪ったときと同じようにきつく締め付けてくる。

 ただ、変わったことはある。

 リナちゃんは小学高学年くらいの見目姿なのに、初めの頃と比べてとてもイヤらしく成長した。ちんぽを突っ込まれて「イくイく」連呼するし、気持ちのいいところも教えてくれる。

 

「はあはあ、リナちゃん」

「そぉくぅんっ♡」

 

 ピストンしながら覆い被さって、ぐったりしている上半身を起き上がらせた。

 たられば(・・・・)にリナちゃんは弱いことも知っている。

 片手で口を塞ぎ、ピストンするたびに膨れるお腹の肉を上に引っ張った。後付きのリナちゃんでも、オレからピストンされている様が姿見から丸見え。

 鏡の向こうのリナちゃんの視線が自分股間に向けられているのがわかる。

 

「妹、リナちゃんの家に帰ってきたらどうしよう」

「むぐぅっふーっふーっ♡ ふーっ♡」

「ドア開けてきたら、まんこにずぼずぼされてる姿、丸見えになっちゃうね」

 

 リナちゃんの家でお泊まりしたときだ。玄関近くの廊下でバックから犯すように抱いたときリナちゃんの口を押さえていた。その時はガクガクに震えて失神しそうなくらい感じていた。

 リナちゃんは誰か来たら、誰かに見られたら、そんなシチュにめちゃくちゃ弱い。

 

「ふーっふーっ♡ んぐぅ♡ らめっ♡ ふーっふーっ♡」

「乳首、ぴんぴんに立ってるところ、志穂に見せようよ。それに、つるつるまんこにうしろからずぼずぼされるところもね」

「んむぅっ! んむぅっ♡ ふーっふーっ♡ ふーっ♡」

「妹に一緒にイクところ見られちゃうよ。リナちゃん、イっちゃう? イっちゃって見せつけよっか」

 

 子どもまんこが痙攣して締め付けたままになった。

 鏡の向こうのリナちゃんの乳首は言ったとおりぴんぴん。

 どちゅどちゅされているリナちゃんの股間からは愛液が滴り落ちて、太腿からたらたらと流れている。

 目尻が下がってぷるぷる震えているハーフツインテールのリナちゃんの姿が鏡に映り、ぞくりと股間から快感がせり上がる。

 

「だ、出すぞっ!」

「ふーっ♡ ふーっ♡ ふーっ♡ んぐうううううううううっ♡」

 

 ふっとリナちゃんの目が上を向き、身体から力が抜ける。

 失神したのかもしれない。

 でも、オレの射精は止まらない。

 倒れないように抱きしめたリナちゃんの身体はビクンッビクンッと痙攣してなお、オレのちんぽを締め付ける。脈打つたびにリナちゃんのお腹に亀頭の形が浮かび上がり、彼女の身体はされるがままだ。

 

「き、もちいいっ」

「ひっあっ♡ あ♡ あっ♡」

 

 意識を失いながらだろうか。ちんぽから出される精液にリナちゃんが喘ぐ。

 小さな身体だ。当然子宮も膣内も狭い。薬を飲んだオレの出すザーメン量は小っちゃなリナちゃんのまんこでは収まりきらないのだろう。オレの太腿にも、リナちゃんの太腿にも白い粘ついた雫がどろどろと流れていく。

 

「リナちゃん」

「……あ♡ ……あ♡ ……あっ♡」

 

 涎を垂らしたまま喘いだままのリナちゃんの上半身をベッドに下ろしていく。

 ぷりんっとお尻を向けたままのリナちゃんのまんこからは、ちんぽが入っているのにもかかわらず、精液が垂れた跡が残っている。

 そんなお尻を突き出したリナちゃんの姿に全然収まる気配がない。

 

「このまま……続けるから、ね」

「はひっ……はひっ……」

 

 まるで続けてくださいと言わんばかりにお尻を突き出したままのリナちゃんのどろどろまんこに、オレはちんぽをまた突っ込み始める。



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23 お互い綺麗にしましょう

「うわあ……いっぱい出てくる」

 

 本日二度目に聞いたリナちゃんの言葉。

 一回目はベッドの上でつるつるの割れ目を綺麗にティッシュで拭いているとき。

 二回目はお風呂でリナちゃんが立ったままシャワーを浴びているときだ。

 

「蒼くんからいっぱいせーしもらっちゃった」

 

 シャワーで身体を流しているリナちゃんはにこにこしてオレを見ながら微笑んだ。

 

「途中、気を失ってたけど大丈夫?」

 

 ぐったりしたリナちゃんを抱いてしまったことに罪悪感が沸き上がったけど、しっかり感じて何度もイくってことを知らせてくれていた。

 

「すっごかったんだ! 蒼くんとキスしてからおちんちんから気持ちいいビームがお腹にいっぱい出されてる感じで!」

 

 恥ずかしそうにシャワーノズルを手に、オレの身体にもシャワーを掛けてくれる。

 

「そっか。よかった」

「……でも、出てくるの止まんない」

 

 お湯がかかっていないと、「んっ」と言う声と同時にどろりとザーメンがリナちゃんの太腿を伝っていた。それが恥ずかしいのか、真っ赤になって横を向く。

 

「んじゃあ」

 

 俺は背後に回って抱きしめる。何度も出しているのにもかかわらず勃起しているちんぽをすべすべの背中に押し付けた。

 

「んっ……蒼くん、大っきくなってる」

「ここ、押すから、ちょっとお腹に力入れてくれる?」

「え?」

 

 背後からリナちゃんのヘソの辺りに手を回す。

 

「ほら、ここら辺に力入れて」

「んっ」

 

 ぽたっと零れる音。シャワーの水ではない。リナちゃんの割れ目から零れた俺の精液だ。

 

「あ、出て来た」

 

 リナちゃんも驚いている。

 

「じゃ、もうちょっとやってみよっか」

「はい……んっ……あっ」

 

 ポタリと落ちるたびにリナちゃんは可愛らしく「あっ」と声を上げる。それがまた股間に響くのだ。

 また入れたくなるのをどうにかして抑えるように、オレは空いた片手で乳首を摘まんだ。

 

「やんっ♡ そ、そんなことしたら……」

「濡れた方が出やすいんじゃないかな?」

「で、でも」

 

 もじっとしてリナちゃんは振り向いて目を潤ませている。

 

「蒼くん、また……したくならないんですか?」

「したくなるけど、もうお風呂から上がったら普段通りにしないとね。帰る時間も近づいてきてるし」

「うん……」

 

 乳輪ごと指で摘まんでくりくりしていると、小っちゃな乳首がどんどん硬くなっていった。

 

「んっ……あっ、はぅ……んっ♡ はっ、あっ」

 

 ぽたぽたと流れ落ちていく音は精液なのか、それともリナちゃんのおつゆなのか。

 

「そぉ、くん……乳首、伸びちゃうよぉ」

「じゃ、反対側」

「そ、じゃ、なくて、んっ♡」

「リナちゃん、乳首すぐに反応するようになったね」

 

 ちんぽに当たったリナちゃんの背中が温かくなってきている。

 しばらく乳首を摘まんで弄りながら、お腹に当てた手を優しく下腹部へ撫でてやっていると、零れてくるのが白い物ではなくなってきていた。

 

「だいぶ出て来たから、どれどれ」

 

 体を離してリナちゃんの背後から指を股間へと回した。

 

「はうっ♡ ちょ、まっ――」

 

 つぷっと指が入っただけでリナちゃんは身体をぷるぷる震わせて、もたれ掛かるように膝を落としてしまう。

 ぱくぱく何かを言いたげに震えたリナちゃんがオレのガチガチのちんぽのところで「イっちゃいました」と言いたげな表情だ。

 

「はーっ、はーっ、そぉくん、大っきくなって、はあはあ、苦しそう」

 

 ハーフツインのせいで見た目が幼くなったリナちゃんが、ガマン汁に濡れたちんぽに頬ずりする姿は背徳感にさらにちんぽが硬くなってくる。

 

「くぷっ」

 

 何も言わなくてもリナちゃんがオレの亀頭を頬ばった。

 いつも通りあっつい口内はちんぽを溶かしてしまいそうなくらいだ。唇をキュッと閉じて漉すようにガマン汁を舐め取ると、根元から舌でカウパーを舐めて飲んでいく。

 

「今度は……蒼くんの、ちゅぷっれろ、飲むからね? いっぱいリナのお口の中に出していいからね? くぷっ」

「精子の匂いで変わった?」

「うん。ちゅぷっ……あのね? すっごい興奮したんです。頭の中真っ白なるくらい、すごかったんです」

「そっか」

「でも――」

「でも?」

 

 ちんぽの影から顔を覗かせ、オレを見上げてニコッと笑った。

 

「掛けられるより……蒼くんの、飲みたい……です」

「飲みたい?」

 

 ごくりと唾を飲み込むようにちんぽが動くとガマン汁が垂れていく。

 すかさずリナちゃんが亀頭を咥えて綺麗にしてくれた。

 

「ちゅぱっ、あの、蒼くんから出されたせーしは……リナの、リナの……身体の中に入って行ってほしいなって思って……だから、ちゅぷっくぷくぷっ……リナのお口に、せーし、いっぱいちょうだい」

 

 小首を傾げて頬を染めたリナちゃんの笑顔に胸が高鳴った。それは、どんな愛撫よりも一番心地良い快感だった。

 

「くぷっくぷくぷっんふぅ♡ んっじゅぷじゅぷじゅるるっ」

 

 言って恥ずかしかったのか、オレへの視線を落とし、さっそくちんぽを咥えてフェラをし始める。

 頭を撫でると嬉しそうにしゃぶってくれた。

 

「じゅぶじゅぶじゅぼっんふぅ♡ じゅぼっじゅるるるっじゅぼっじゅぼっ」

「どんどん上手になって、オレ好みのフェラになってきてるよ」

「んふっ♡」

 

 リナちゃんの小さな口はちんぽを奥までは入れられないけれど、亀頭を少し過ぎた辺りまでは咥え込むことが出来る。

 頬を窄めなくとも、その唇がカリを刺激して、舌先が裏スジや鈴口を口内で舐め回してくれていた。

 

「じゅぶじゅぶじゅぶじゅぶっ、ぷはぁ……蒼くん、リナのお口にいつでもイって大丈夫ですから。ちゅぱっれろ、えへへ、すっごく硬くなって、いっぱいおちんちんからとろとろなのが出て来てて、気持ちいいですか?」

「すっごい気持ちいい。あと少しで出そう」

「えへ、じゃあ、リナ、がんばる」

 

 またリナちゃんの可愛い唇が開き、オレのちんぽがその口内へと消えていく。

 

「うっ」

 

 口の中に入ったまま舌をその外へ出して、裏スジを前後に舐めてきた。

 唇をカリの前後で動かしつつ、唾やガマン汁を飲むように吸われる。

 

「じゅるるるっじゅぶじゅぶじゅぶじゅるるるっ」

 

 吸い込まれるときの振動がカリを刺激してきていた。

 

「そろそろイきそうだから、はあはあリナちゃん、こっち向いて」

「んむう?!」

 

 目を白黒させてリナちゃんがちんぽを咥えたまま見上げてくる。

 

「くぷっ……んっ、じゅぷっ、くぷっ」

 

 見上げてくる顔を真っ赤にさせて、視線を泳がせているリナちゃん。

 

「こっち見てフェラして」

「んむぅ、じゅぷっじゅぷっくぷくぷっじゅるる」

「すごい、いいよ。リナちゃんの顔が見れて、すごい興奮してくる。視線外さないでこっち見て」

 

 JCでも幼いけど、それを上回るような童顔のリナちゃんの唇が、カリを前後するたびにめくれたり口の中に入ったりする。

 時々ちんぽの影から可愛らしい舌が涎を絡ませて見え隠れするのもいい。

 何より、目尻を下げて、恥ずかしさになのか、興奮してなのか、それとも自分のしていることがどんなことか自覚してなのか、その瞳を潤ませていた。

 リナちゃんのフェラはフリーハンドが多い。口のみでフェラをしてくれる。

 

「うっ、あっ……はあはあ、も、イく」

「んむぅ♡ じゅぶじゅぶじゅるるるっじゅぼっじゅぼじゅぼじゅぼじゅぼっじゅぼじゅぼっ」

 

 溢れてくる快感がオレの腰を徐々に動かす。

 

「んふっんっんっじゅぶじゅぶじゅるんっんっんぅっじゅぶじゅるるっ」

 

 リナちゃんも慣れたもので、腰の動きに合わせて頭だけを動かしてくれた。

 いつもは腰に回してくれる手が、今日はだらんと下げて、まるでリナちゃんの口だけを犯しているようにも見える。

 オレとリナちゃんを繋いでいるのはちんぽと口だけだ。

 

「うっ!!!」

「んむううっんぐううんぐううぅっんぐっんぐうっんむうぅう」

 

 込み上げた快感が腰を突き出させ、リナちゃんの口へと(ほとばし)らせる。

 手を下げたまま、リナちゃんは口だけでオレの射精を受け入れてくれている。

 カリへの愛撫を忘れずに、ザーメンを飲み込みながら頭を前後させ、ごくっごくっと飲み込むたびに舌が裏スジに当たってきていた。

 

「んぐうっんむっんむぅ♡ んむぅ♡」

 

 やっと出終わりそうになって手でオレのちんぽを根元から握ってくれる。

 口を少しだけ(すぼ)め吸い取るようにすると、握った手で肉棒を尿道を押して、残った精液を押し出していた。

 丁寧な射精の後始末に頭を撫でずにはいられなかった。

 

「あ~ん」

 

 いつもどおり、リナちゃんは口の中に入っている精子を見せてくる。

 

「気持ち良かったよ」

「んむっ♡ んごくっ……あ~ん」

 

 そして飲み込んだという証拠――口の中を見せた。名残惜しいのか、もう一度亀頭の半分を咥える。

 

「美味しかった?」

「ちゅぱっ、はあ、はあ♡ 蒼くんのせーし、美味しかったです。……何回も出したのに、今日はすっごく飲みにくい、濃~いの出て来てました。にひひ」

 

 悪戯っ子のような笑顔を浮かべてリナちゃんは精飲の報告をしてくれる。

 

「じゃ、時間もなくなってくるし、上がって何かおやつ食べてから勉強かゲームしよっか」

「は~い!」

 

 元気よく手を挙げて返事をするリナちゃん。

 お風呂掃除も部屋の掃除もきっちりして、志穂がリナちゃんの家に予定より早く来る可能性も考えて、寒いけど窓を開けてしっかりと換気した。

 

 そんな想定したことも起こることなく、リナちゃんとはクリスマスイヴの予定を話していた。

 うちの親もリナちゃんの家の親も仕事らしい。

 三人でクリスマスパーティをして過ごそうと妹へメッセージにも入れておく。

 

「どっちのうちでパーティしますか?」

「うちがいいかな~。とくに飾り付けとかしないで、ご飯とか食べて遊ぶってことでいいんだよね?」

「蒼くんと志穂と一緒なら、どちらでも!」

 

 そうやってクリスマスを心待ちにしていたものの、予定が狂ってしまい、結局オレと志穂が家で二人きりになることになったのだ。



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24 二人きりのイブ

 料理やプレゼントを用意していなかったクリスマスパーティの中止は、むなしさを覚えていいのかどうかわからない微妙な感じになる。

 お互い見知った三人なのだ。プレゼント交換とか料理やケーキの準備なんかより、三人で遊んだ方が面白いのだ。

 最近は妹が変な絡みかたをしてこないから特にそう思う。

 

 リナちゃんは両親が久しぶりにクリスマスに休みを取ったのだそうだ。

 家族水入らず、外食に行って、買ってきているケーキを食べるんだとか。

 申し訳なさそうにしていたけど、リナちゃんも久しぶりの家族との外食なんだ。オレや志穂より家族を優先して欲しい。

 

「さてと、志穂、お前晩飯作ってくれたから、片付けはオレがやるよ。だから先に風呂入ってこいよ」

「うん。いいの? にいちゃん先でもいいよ」

「いいって。せっかくのクリスマスの予定が無くなっちゃったしさ、お前も友達と予定作れなかっただろうから。片付けくらいはオレがやっておくよ」

「ありがとう、おにいちゃん」

 

 そうそう。

 こんなやりとりがいいんだよ。

 素直に妹から「ありがとう」の一言があるだけで、兄はがんばれるんだよ。

 

「予定も無くなったし、志穂とゲームでもして過ごすかな~」

 

 クリスマスは三人で一緒に過ごして、妹が寝た後はリナちゃんと夜を過ごそうと溜めてきたのだ。妹のシモの誘いを断って、オナニーですら我慢してきたのだ。

 一昨日にリナちゃんから連絡があって、かなりガッカリしたが、両親の忙しさに寂しがっている彼女にとって親に甘える良い機会だ。

 予定は変わったけど、最近可愛い妹と一緒だ。それも悪くない。

 

「ゲームでも取ってくるか」

 

 洗い物に意外と時間がかかっていた。からあげを作ってくれたから洗い物は面倒だ。でも、美味しい料理を作ってくれた妹を労うためにもオレがやらなくちゃ。

 泡だらけの手を洗い流して二階の部屋へ向かって行く。

 

 そういえばしばらく狩りゲーやってなかったな。

 オレのゲーム機は大学行くときにたまに持って遊んでたから、どこへ置いてたっけ。まさか大学に置きっぱなのか?

 

 コンコン、とドアを叩く音がする。

 

「おう、いいぞ」

 

 最近は妹の不意打ちフェラもあった。親がいなければ朝イチのフェラもしてくる。

 時間があるときは自分も気持ち良くしてくれとねだってくることもあった。

 オレの玉々もスッカラカンにさせられることを恐れて必ずノックするよう言ってあった。

 

「おにいちゃんっ♡」

 

 妹が扉からひょこっと顔を出す。

 小学校低学年の辺りの時にしていた呼ばれ方をされて、どこかムズムズした。

 

「なんだ?」

 

 あ、これはフェラしてくれるのかもしれない。それに親は今日明日帰ってこないから、「自分も」って言ってくるに違いない。

 

「ふっふ~」

 

 志穂は後ろ手に黒い炭酸ジュースとコップを二つ持ってきてくれた。

 

「飲もっ」

 

 まるでお酒を持ってきたかのようだ。

 

「そうだな。クリスマスだし飲むか」

 

 ゲーム機をやっと取り出して、PCデスクの前に置いてどかっとテーブルの前に座った。何かいい番組でもあればとテレビを付けてみる。

 

「テレビ、いい番組やってないな~」

「おにいちゃん、飲み物入ったよ」

 

 テレビも点けないでオレと志穂は、昔あった他愛ないことで盛り上がった。

 一時、生意気になっていた妹は素直になった。奇しくもフェラをさせてからっていうのは、喜ばしいことなのか、それともそうじゃないのか……。

 

「……」

 

 テレビも付けていなければ二人だけで話をしていれば自然と沈黙と静かな時間が訪れるものだ。

 もし、彼女の家で二人きりだとしたら、自然とお互いの身を寄せ、キスをして身体を求め合うところだろう。

 今目の前にいるのは素直になった妹。それも成長著しい。

 Fカップのブラもきついとおふくろに言っている。わざとなのかオレに聞こえるように。

 

「おにいちゃん」

「うん?」

 

 キスは今まで一度も迫られることはなかったけど、妹は隣にすり寄ってきた。

 志穂を見れば、見下ろす角度が減ってきている。成長して身長も高くなってきていることだ。

 

「ロリコン?」

 

 突然の質問にリナちゃんのことが頭に浮かぶ。

 

「と、とととと突然! な、なななに言ってるんだ!」

 

 オレとリナちゃんの関係がばれたのか?

 

「今の彼女って胸大っきいの?」

 

 違うな。なんだ?

 

「いや、彼女とは別れたよ」

 

 最近リナちゃんから、そんな質問をされたら、そう答えるよう言われていた。

 そうしたら、妹の何という笑顔だろうか。本当にオレのことが好きなんだなって思う。

 志穂の表情が、ぱあっと輝いたんだ。

 

「な、なんだよ。そんなに嬉しいのかよ」

 

 仮にリナちゃんと別れたとしたら複雑な気持ちだ。ほかのヤツには渡したくない。

 うそでもあんまり言いたくない。

 

「そんな落ち込まないでよ。……おにいちゃん」

 

 オレ、そんなに落ち込んだように見えたか?

 風呂上がりでパジャマ姿の志穂がオレの頭を胸に抱いた。やはり大人の女子と違ってふわふわ感はない。それでも、おっぱいは偉大だ。妹だろうと癒やしの効果はある。

 

「あ、あのさ」

「なんだ?」

 

 オレの頭を撫でつつ妹は尋ねる。

 

「おにいちゃんって、おっぱい大きくて、髪短い女の人好きだよね?」

「いやあ、それは好きになった人がたまたまそうだったからだな~」

「おっぱい大っきくなくても、小さくても大丈夫? たとえば、身長低くて、おっぱい小さかったりしても」

「好きになれば、大きかろうが小さかろうが関係ないし、髪型だって関係ないよ。オレのことを好きでいてくれるなら」

「ふ~ん。……そっか」

「どうかしたのか?」

「にいちゃん、今恋人いないんでしょ?」

「あ、ああ。うん」

「私、紹介してあげようか?」

 

 オレの頭を撫でる手が少しだけ震えてるような気がする。

 おっぱい気持ちいいな。

 

「まだいいよ」

「そ、そう? 誰かほかに好きな人が出来て、彼女と別れたんじゃないの?」

「ほかに好きな人が出来たわけじゃないけど、別れたなあ」

「別れると寂しい?」

 

 今さらだけど、リナちゃんと別れたとしたら、暫く立ち直れないかもしれない。

 

「そりゃ、彼女と別れたら寂しいさ」

「クリスマスイブ一緒出来ないからね」

 

 ああ、そっか。

 別れてはいないけど、リナちゃんと初めてのクリスマスイブは一緒出来ていないんだなあ。

 

「彼女と一緒にクリスマスイブっていったら、おにいちゃんくらいだとどんなことするの?」

「そりゃ、どっかに遊びに行ったり、ご飯食べたり、だよ」

「そんなことするんだ~。楽しそう。……それ以外は?」

「ん? それ以外?」

 

 パジャマから伝わる感触から、こいつ、ノーブラだってわかった。

 おっぱいの感触に後ろ髪を引かれながらも、妹から離れた。

 

「恋人同士って、イブの夜何するの?」

「そうだな……カラオケ、行ったこともあったな」

「カ、カラオケ……ほかには?」

 

 志穂の求めてる答えが違うってのはわかった。

 

「そりゃ、恋人同士だからな。お互いの体を求め合うんだろうな」

「今年は残念なイブだね」

「まあ、お前と二人だけってのも久しぶりだよな」

「そうだよ。おにいちゃん、毎年毎年、彼女と一緒だったもん」

「ああ、ごめんごめん。オレ、お前達のこと考えてなかったもんな」

「え?」

 

 紗都子から言われてわかった。

 妹とリナちゃんは二人ともオレに好意を寄せていた。昔っからなのだろう。

 オレはそれを裏切っていたんだ。

 

「おにいちゃん、私の気持ち知ってたの?」

「お前が言ったろ」

「あ、そっか」

 

 にこっと笑った志穂は抱き付いてくる。その大きな胸をオレの股間の上に置いて。

 

「おにいちゃん、今日は……今日の夜は……私がおにいちゃんの恋人になってあげる。あとでおにいちゃんにいいヒト紹介してあげるから、それまで」

「何言ってるんだよ」

「いいじゃん。おにいちゃん」

 

 パジャマのボタンを上からぷちぷち二つ取った。

 

「私、おにいちゃん好きなんだから、……ザーメン、抜いてあげるよ?」

「あのな、そんなことばっかりしてると、将来後悔するぞ」

「おにいちゃん……おにいちゃんだったら、絶対後悔しないよ? 私、絶対後悔しないから、変態妹のこと、好きにしていいんだよ?」

「お前、処女だし好きに出来ないよ」

「……処女じゃないじゃん」

 

 膜的にはそうかもしれない。男を知らないって意味なんだけどな。

 

「おにいちゃん」

 

 ズボンに手を掛ける志穂。

 

「ちょっと待てって」

「今日クリスマスだし、私の最初の人に……なってください」

「あのさ、風呂入ってないし、臭いから」

「おにいちゃんの匂い……臭いの好き」

 

 ぐっとズボンが引っ張られた。

 

「ま、待てって。そ、それに、オレ、かなり溜まってるから、大変だぞ」

「そんなに?」

「あ、いや、そうでもないかもしれない」

 

 志穂は嬉しそうにちんぽが見えそうなくらいまでズボンを下げる。

 溜まってるって言葉は、妹へ逆効果になってしまう。

 

「おにいちゃん……まだ、生理きてないから……恋人に出来なかったこと、私には出来るんだよ?」

 

 リナちゃんにはしてました!

 

「妹なのに、もうこんなに硬くしてくれてるじゃん」

「お、まえ……」

 

 勃起したちんぽがズボンからこんにちはをしている。

 裏スジに志穂はキスをした。

 見れば、もうガマン汁が漏れている。

 

「ちゅっ、ここ、苦しそうだから……変態妹に、いっぱい出していいんだよ? おにいちゃんも気持ちいいし、私も嬉しいから……ダメ? くぷっ……あっつくなってるよ? ペニス。ちゅぷっくぷっくぷっ」

「ダメって、お前、もうフェラ始めてるだろ」

 

 オレも知らずに腰を上げてズボンを下ろさせていた。

 志穂はパジャマのボタンを全て外し終えている。

 

「志穂……知らないぞ」

「じゅぷっじゅぷっ……んっ♡ くぽっ、いいよ。……私、知らないから……教えてよ。おにいちゃん」

 

 パジャマを脱いだ志穂は、やはりブラをしていなかった。重力に負ける大きな乳房がオレの腿にあたってくる。

 そして、喉の奥までオレのちんぽを飲み込むと、器用にパンツまで脱いでしまっていた。

 

「ぷあぁっ、大っきい♡ おにいちゃんも、脱がせるね」

 

 妹からシャツを脱がされる時、目の前に大きなおっぱいが現れる。

 

 やべえっ……これ、完全に欲情してるぞ、オレ。



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25 妹、兄の臭いのが好き

 ソファに座るとさっそく志穂はちん嗅ぎを始めた。

 

「は……ああ……すぅ、はあ……おにいちゃんの匂いだ♡」

 

 玉と根元の間に鼻を突っ込んで匂いを嗅ぎつつ、玉袋を口に含んでころころ愛撫をし始める。

 志穂は鼻をくっつけたまま、竿を舐めながら徐々に上に向かってくる。

 

「おにいちゃんのお風呂入ってないくっさいペニスの香り。すぅ、はぁ、すぅ、はあ……すご、ちゅっ、ぺろ……味も、おいし」

「変態妹街道まっしぐらだな」

「先っちょの匂いも好きぃ……ザーメン出るここ、好きぃ、ちゅっ♡ 今日もいっぱい出してね。すぅ……はぁ、れろれろ」

 

 鈴口にキスをすると、志穂は根元から舌を出してぺろぺろ亀頭に向かって丁寧に舐め進んだ。亀頭に達すると、カリの匂いを嬉しそうに嗅ぎつつ、舌でちろちろ細かく舐めていく。

 

「おにいひゃん、ひんはふってひゃいほ?」

「喋るならちんぽから口離せよ。何言ってるかわからない」

「ちゅぱっ。あのね? にいちゃんって、ちんかすってないの?」

「チンカス?」

 

 口は離しても手を動かし続ける辺り、変態妹はフェラになれてきている。

 

「そう、ちんかす」

 

 目を輝かせて見つめられても。

 

「なんで?」

「だって、エッチなマンガだと、ちん、っと、ペニスのカリのところにいっぱいあるじゃん! それ嗅いだり舌で取ってあげたりしたい!」

「あのな……」

「うん!」

 

 アイスでも食べてテレビ番組を待つように、変態妹はちんぽを舐めてオレの答えを待っている。

 

「包茎でもないし、何日も風呂入らないような不潔でもないし、チンカスなんて見たこともないよ」

「え~」

「なんでそんなに残念そうなんだよ」

 

 眉にシワを寄せて、久しぶりに見る妹のイヤな顔だった。

 

「だって~、ちんかす臭いって言うし~、おにいちゃんのならぁ? いっぱい私が匂い嗅いで、いっぱい綺麗にしてあげたのにな~って」

「一日やちょっとで溜まるものじゃないからな」

「そっか~、残念」

「オレは清潔なのが好きな~の」

「うん。くぷっ」

 

 志穂はじゅぷじゅぷと涎とガマン汁に塗れた音を上げてオレのカリを中心にしゃぶり始める。

 今のところ、このフェラがいい。イラマチオは徐々に慣らしていくことにした。

 

「ちゅぱっ……すぅ……はぁ……んふ♡」

 

 一度口から出したちんぽを今度は根元まで咥える。

 

「んぐ、んぉ……じゅるるる……ぷはぁ……はぁ♡」

 

 ちんぽが何も濡れないくらい変態妹は唾とカウパーを唇だけで漉し取った。

 そして、根元に鼻を付け、舌を出し、ぺろぺろ舐めながら亀頭へゆっくり昇ってくる。

 

「すぅ、はぁ……すご、ペニスと、れろ、れろ、私の唾の匂い……はぁ、すご、いい香り……すぅ、はぁ、ちゅ、れろれろ、はぁ、匂い混ざって、すぅ、はぁ、おにいちゃんの匂い……すぅ、はぁ、濡れてきちゃう……」

「お前から言われると、オレのちんぽすっげえ臭そうに聞こえるな」

「ち、ちがうよ。すっごいいい匂いだよ」

「そうなのか?」

「うん……ペニス、すごい好きだよ」

 

 ちんぽにキスをしたあと、すべすべの頬にくっつけた。

 愛おしそうにちんぽに頬ずりしている。

 

「おにいちゃん……私の……私の……口……口まんこに……いっぱい出して」

 

 くっそ。

 どこでそんな言葉を覚えたんだよ。

 

「かなり濃いぞ」

 

 その言葉にうっとりした志穂はオレを見ながら、しゃぶるところを見せるようにちんぽを咥える。

 

「ちゅぷっ、んふふぅ♡ じゅぼじゅぼじゅぼじゅぷじゅぷっ」

 

 唇をカリに密着させて、裏スジから鈴口まで舌を押し付けて舐め回す、をオレ好みのフェラを始めた。

 さすがにリナちゃんの方がかなり上手だ。それでも、オレを気持ち良くさせようとする妹の努力がわかるフェラだ。

 妹の愛を感じる。

 が、妹の変態さも見え隠れする。

 

「んふぅ♡ んふぅ♡ じゅぷっじゅぷっじゅぷっじゅぷっ」

 

 早く出してと言わんばかりの視線。ハートマークが瞳に出てそうだ。

 カリへの刺激の速さも増してくる。

 べろべろと舌がちんぽの先っちょに押し当てられる。

 

 やべえ、溜めた分、すぐにでも出そうだ。

 

 志穂に任せようと思っていたけど、志穂の頭を掴んでしまった。

 わかっているのか、志穂は目を瞑る。

 好きにしていいと言わんばかりだ。

 

「志穂……濃いの出すからな」

「んふ♡」

「出したら、次はお前の番だ」

「ふぅ♡ ふぅ♡」

 

 ソファから立ち上がって、掴んだ変態妹の頭とオレの腰を動かす。

 

「んおぅ♡ じゅぼじゅぼっんぐっんおんおぅ」

 

 喉のヒダにカリを引っかけ、口内まで亀頭を引き抜く。痙攣したような舌の動きが裏スジを刺激してくれた。

 また喉の奥へと突っ込む。

 志穂は恨めしそうに見上げ、オレに為されるがまま。

 

「喉の奥じゃなくて、口の中がいいんだよな?」

「んう♡」

「よおしっ、うっ、くっ、出すぞおおっ!!」

 

 目尻が下がって本当に嬉しそうだ。志穂がちんぽから出る精液を待ち侘びるように、舌がちろちろと鈴口を舐めた。

 

「くっ!!」

 

 舌の感触を押し退けて精液が勢いよく放たれた。

 

「むぐうっ! んぐうんむんっんふぅ♡」

 

 妹の唇が精液を零さないようになのか、カリをしっかりと咥える。

 射精に合わせて手でしごき、精液の通り道を作るように亀頭を舌に乗せた。

 

「うまく、なったな……くうっ、止まんねっ」

「んぐっんぶっうぶっむぐぅ?!」

 

 本当にたっぷり出る。志穂も目を白黒させて、唇から音を立てて精液を零す。

 リナちゃんの口内より小さい感じのする妹は飲みきれなくなってきたようだ。

 

「んぶっんぶっ」

「お、おい。大丈夫か?」

「んふぅ♡ んっ、んぐっんぶっんぐっんぐぅ」

 

 口の中で賄いきれない精液が志穂の鼻から出て来ている。

 痛いだろうに。だけど、幸せいっぱいの表情でザーメンを飲み続けていた。

 オレは何枚かティッシュを取り、まだ咥えたままの妹の鼻を拭く。

 

「んぐぅ、んぐっんぐっじゅるるじゅるっんぐっちゅぷちゅぱっ」

 

 やっと口を離した志穂にまたティッシュを渡した。

 

「ほら、ちーんしろ」

「あいがと」

 

 ぶふーっと鼻に残った精液を出した志穂は天井仰ぎ見る。

 

「すごっ、濃くって……いっぱいだった」

「鼻、大丈夫か?」

「あんなに出るとは思ってなかった。舐めてた……」

 

 そうは言っても、口調はどこか満足そうだ。

 

「でも……」

 

 オレに視線を戻して、小さく肩を竦めて嬉しそうに「すっごい、美味しかった」と頬を染めてうっとりしている。

 精液を美味しいって……ホント変態なったな~。

 

 よし。

 

「志穂」

「はい」

 

 期待に満ちた眼差しを向けている志穂を抱きしめた。

 

「ソファに座れ」

 

 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

 

 え? え? ソファに、座る?

 

 まさか、初めてってソファに座ってするのかな?

 

「こ、こう?」

 

 普通に座ったけど、おにいちゃんは私の脚を広げた。

 

「あ……」

 

 裸のままソファに座って、足を広げるとなるととても恥ずかしい。

 

「えっ? そ、そんなに?」

 

 広げるだけならまだしも、肘掛けのところまで大きく広げられている。

 M字開脚よりもっと丸見えになるよ……これ。

 思わず手でおまんこを隠してしまう。手には、ぬるっと濡れている感触。

 

「じっとしてろよ」

「なに、するの?」

 

 おにいちゃんが私の足首に何かを巻いている。

 

「お前、イく時、まだ足ピンする癖あるよな」

「え? そう、かな?」

「手マンしててもクンニしても、イラマしてるときだって、お前、足ピンしてイってるだろ」

「ちょ、ちょっとおにいちゃん、これ恥ずかしいって、いくらなんでも」

「足ピンしないようにな」

 

 足首を動かそうとしたら、ちょっとしか動かせなくなっていた。

 

 もしかして、このまま、おにいちゃんにされちゃうのかな?

 心臓がバクバクいってる。おにいちゃんに聞かれるんじゃないかってくらい。

 

「どれ、志穂、自分の手で広げておねだりしてみろ」

「え? え? お、おねだり?」

「なんだ、オレとしたいんじゃないっけ?」

 

 そ、それはしたいけど、この状態で?

 

 でも、おまんこを隠していた自分の手が勝手に動き始めている。

 

「はーっ、はーっ、はーっ」

 

 指がねばねばしてる自分のお股の肉をぎゅっと広げていた。

 

「お、おにいちゃん」

「ん?」

 

 見下ろしているおにいちゃんのペニスががっちがちになっている。

 

「おにいちゃぁん」

「どうした?」

 

 怖いのかもしれない。それで言葉が続かない。だから、おにいちゃんから抱いて欲しいって思いがある。

 

「おにいちゃん……」

 

 お願い。私のおまんこにペニス、入れて。って言葉が出てこない。

 でも、おにいちゃんと結ばれたい。

 

 おっぱいも乳首が立ってしまってる。触ってぎゅってしてほしい。

 見れば、クリトリスだって大っきくなってる。

 あの、おにいちゃんの大っきい大人のちんちん……入れて欲しいのに。

 

「こ、ここ……」

「どこ?」

「私の……私の……おまんこに」

 

 おにいちゃんがすごく意地悪だ。

 ぞくぞくして気持ちがいい。

 

「おまんこになんだ?」

「おまんこに……おにいちゃんのちんちん……」

「ちんちん?」

「ち、ちがう!」

「で?」

「おまんこに……おにいちゃんの、大っきくて長いペニス……入れてください」

 

 おにいちゃんがソファに縛られた私の顔に近付いた。

 

「それは、まだだよ」

 

 いじわる! !いじわる! いじわる! いじわる! いじわる!

 気持ちいい。おにいちゃんの意地悪気持ちいい!!

 

「足ピン直すから、志穂、イキまくらせてやるぞ」

 

 目の前がちかちかした。

 お腹もきゅんきゅん――違う。びくびくした。

 おにいちゃんの意地悪なことで私は軽くイってしまっていた。



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26 妹、泣く

 自分でまんこを広げて妹はおねだりした。いや、させたと言った方がいいか。

 でも、妹から入れて欲しいてお願いされたのを断って、オレはイかせまくるって耳元で言ったら――

 

「ふぐぅっ♡ ううっ♡ うぐぅっ♡」

 

 志穂の足首とソファの足を縛ったシーツが、ビンッと張った。

 足ピンしようとしてなのだろう。でも、志穂はイってるみたいだ。

 

 まんこを広げさせているせいで、胸が強調されてその巨乳っぷりを拝むことが出来る。乳首までぴんぴんに立っていた。

 そして足を大きく開いた、妹の股間は大陰唇を広げて、綺麗なピンク色のまんこをオレに見せてくれている。手マンをしてその穴を何度も擦ってイかせたその場所は、何もしていなくとも白い本気汁を溢れさせている。

 言葉責めに感じてイってしまう本当の変態妹だ。

 大きめのクリトリスも弄って欲しいのか、ぴんぴんに立ってオレの出方を待っているようだ。

 

「足ピン、禁止な」

「いじわるぅ」

「意地悪結構だよ。セックスしててイく時に足ピンして見ろ。なんかかっこわるいし、変だからオレ笑っちゃうかもしれないだろ?」

 

 二人目の彼女まではセックスでイかせることが出来た。

 3人目の時だった。話をして彼女はオナニーをしている風だった。

 前戯しているときからイく時、足ピンしてるなって思ったら、セックスではまったくイケないか、足ピンしてイこうとしていた。

 その癖を直したら3人目の彼女はセックスでもイくことができたんだ。

 今回のような縛って直すような荒治療はしなかったけど。

 

「だから、さ。足ピンしなくなるまでイかせまくるから、覚悟しろよ」

 

 3人目の彼女の時は両方の膝を手で押さえてクンニで1時間たっぷりイかせた。

 志穂は、まあ喜ぶだろうし、親も帰らないし、時間もあるし、飽きるまでやってやろうと思う。

 

「は、はひっ。ふ、うぐぅっ♡」

 

 足に結んだシーツがピンッと張った。

 

「また足動かした」

「ご、ごめんなはい……」

 

 何となく目がハートになっているような気もする。

 大きな乳房が息を荒くして上下に動いていた。その上で豆より大きな乳首を指で掴んで妹の足を見る。

 

「いいか? 動かすなよ?」

「は、はひっ、ち、ちくび、いじるの?」

「ぎゅっとしてやる」

「はっ♡ あっ♡ いひぃっ♡ ちくびっちくびっ、いじ、いじめられりゅのっ♡ はううっ♡」

 

 何もしていないのに、仰け反った志穂の足がまた動く。

 

「おいおい。お前……言ってるる側から」

「ご、ごめんらひゃいっ! ごめんらひゃいっ!」

「ここまでMっ気酷いとはな……」

「足、足ピンしないからっ! 足ピンしません! だから、おにいちゃんのペニス入れてくらはい」

「ダメ。もうイかせまくりだ」

「んぅう♡」

 

 唇をきゅっと一文字に結んで、志穂は何とか足を動かさなかった。

 

「ふーっ、ふーっ、ふーっ」

 

 耐えている志穂の硬くなっている乳首をぎゅっと摘まむ。

 

「んひぃっ♡ うぐうっ♡ っくうう♡」

 

 仰け反って腰が浮き上がった志穂はまたも足ピンを耐えた。

 

「続けたらどうなるかな?」

「うぐぅ♡ ち、くびぃっ♡ 乳首っ乳首っ、イぐのぉっ♡」

 

 足を伸ばして腰を浮き上がらせようとしたのか、またシーツがピンッと張る。

 

「こっちも同時だな」

 

 乳首を引っ張りこりこり、ぎゅっとしながら、妹の股間へ。

 自分で広げている妹のまんこは、敷いたバスタオルをぐっしょり湿らせるくらい愛液が溢れている。

 そして、そのまんこの頂点にある、志穂の敏感な粒を口に含む。

 

「イぐううううっっ!!」

 

 腰をオレの口に押し当てるようにお腹を痙攣させて志穂は足ピンに耐えた。

 オレの顎にはたっぷりの愛液が付く。

 

「ちゅぱっちゅぱっ」

「イ、イってりゅっ♡ イって、イってりゅのっ♡ と、めてっくらはいっ♡ ら、らめっ、お、おがしぐなゆっ! ま、まだっ♡ うぐぅっ♡」

 

 クリトリスを伸ばすように唇で吸い出す。皮から露出した陰核はこりこりに硬くなっている。

 試しに歯でそっと噛んでみた。

 

「んぐうううっっ♡♡ イ、イぐの♡ も、イぐのっ♡ またっイぐのっ♡ あ、頭、おがしぐなゆっ♡ と、めっ♡ はぐううっ!!」

 

 びくんびくんと何度も身体を跳ねさせる中で、足ピンは何回か起こる。

 それが完全になくなるまでオレは志穂のクリトリスと乳首を何度となく弄った。

 何度も志穂は仰け反り、足ピンを押さえようとしている。

 それでも長年の癖なのか、なかなかその癖が抜けなかった。

 だから、とにかく何回もイかせているうちに、オレの股間もだらだらと先走り汁を溢れさせていた。

 そして、1時間経過して――

 

「はひぃはひぃはひぃ」

 

 10回に1回程度まで足ピンが治まった。

 これくらいまでなれば大丈夫だろう。

 志穂があっと言う間にイく方法は知ることができた。

 クリトリスを歯で挟んで、なおかつ歯の間から出て来たところを舌でちろちろしてやると、30秒で簡単にイく。連続してやればずっとイきっぱなしも可能だ。

 

 そんな弱点を発見された妹は、虚ろな瞳になってはいるが、恍惚の表情を浮かべていた。涎は垂れ流され、涙も鼻水も拭かれずにそのまま。

 乳首は真っ赤になって勃起したまま。クリトリスも何度も吸われて少し延びた感じがする。けど、すごく硬くなった。

 

「ほら、解放してやるけど、見ろ」

「はひぃ、はひぃ、はひぃ」

 

 オレは志穂の腹にちんぽをくっつけて見せた。

 

「ここまでちんぽ入るんだ。覚悟は大丈夫だな?」

 

 まだぷにっとしたお腹だ。そのヘソの向こうに亀頭の先端がある。

 

「はひぃ……はひぃ……まれっとより……なが、い……」

「ん?」

「はっ!」

 

 余韻から一気に冷めたように志穂が股間を広げてベタベタの両手で自分の口を押さえた。

 

「マレットって……」

 

 口を塞いだままの志穂は「知らない」と言いたげに首を横に振る。

 

「お前……」

 

 縛った志穂をそのままに、オレは部屋を出る。

 

「お、おにいちゃん! ダメっ! い、いかないで!」

 

 志穂の部屋に入ると目に留まるものがあった。いくつもある中から気にかかる物を手に部屋に戻った。

 

「あ……ああ……」

 

 眉をハの字にして、顔を真っ赤にしている志穂が唇を震わせていた。

 

「まさかとは思ったけど」

 

 妹は吹奏楽部で鉄琴――グロッケンを演奏する。

 その腕前は、中学1年でいながらプロ並みと言われていた。

 

「や……あ、の……おにいちゃん……ち、違うの……」

 

 そのグロッケンを叩くバチを――マレットと言う。

 志穂が持っているモノはだいたい先の方が毛糸みたいなもので巻かれている。

 今手にしているのは、その先端が木製。部屋にあった木製のものは一本だけ。だいたい二本セットだと思った。

 

「あ、これ……」

「み、見ないで……」

 

 棒の部分が先の方から途中まで色が変わっている。

 その発見にオレは興奮してさらにちんぽが硬くなっていくのを感じた。

 

「志穂、お前これでオナニーしてたのか」

「いやあっ」

 

 両手で顔を隠した志穂は隠れていない耳まで真っ赤になっている。首を横に振って、汗まみれの髪が揺れた。

 

「ほら、ここまでしかない」

 

 顔を隠していた志穂が、覆っている手をゆっくり下ろし、オレのちんぽに視線を落とした。

 

「や……やぁ……」

 

 ちんぽの根元にマレットをくっつけると、色の変わった部分がカリまでまだ届かないことを示した。

 マレットの色の変わっている部分まで、志穂はオナニーとして使っていたわけだ。

 太さは亀頭に全然及ばないし、長さもオレのちんぽには到底届かない。

 

「どれ、これでイかせてやるよ」

「おにいちゃんっ、お願いっ、そ、それはっ! ひあっ!」

 

 濡れた志穂の膣は簡単に小さなマレットの頭を飲み込んだ。とりあえずGスポットを目指して侵入する。

 

「やっやっやああっ! ひっひっ! うぐううっ」

 

 膣内の上部をマレットの頭を押し付けるように擦る。前の志穂なら、指で押し付ければ足ピンをしてイこうとしていた。

 今は足も動かさず、腰も微動だにしない。

 

「お、お願いっ! おにいちゃんっ! ひああっ!」

 

 ぬぷぬぷとマレットを奥に入れていく。

 それは志穂の膣の中を知っているかのように、易々ととろとろの中を突き進む。

 

「やっ! ああっ!」

 

 こつん、とマレットの動きが止まった。

 持ち手を見れば、色の変わっている場所で止まった。ここが志穂の奥なのだろう。

 

「いつもここまで入れてオナニーしてたんだな」

「ううっああっ、あっ、や、やめっ、んあっあんっあんっ♡」

 

 今回はなかなかしぶとい。イクのを我慢しているのか?

 マレットをGスポットに擦りながら激しく出し入れする。

 腰を突き出してイこうとする気配がない。むしろ腰を引き気味だ。

 

「うぐぅっ、こ、れ! ダメぇっ!! やあっ、やらああっ!」

「イくの我慢してるのか? それとも足ピンか?」

「おにいちゃんっ! おにいちゃんっ! おにいちゃんっ!」

 

 オレを呼ぶくらい気持ち良くなってきたのか?

 

 よし。

 

 一番気持ち良く志穂がイくクリトリスを噛みつつ舌で弄る。

 なおかつマレットで届く場所の一番奥をとんとんしてやった。

 

「やっやめてっ! らめっ!やらっ! やらっ! これ、んぐぅっ、これでっ、イきたくらいっ! らめっ! らめえっ! これらめえっ! これやらあっ! これでイきたくらいろっ!」

 

 マレットを使っただけでこんなに乱れて、イけばどんな風になるんだ。

 ちんぽがガチガチになってくる。

 クリトリスもさらに硬くなっている気がする。が、30秒を過ぎてもイかない。

 

「やらあっ! やらあっ! やらああっ!」

 

 クリトリスとマレットに夢中になって、イクのを判断するために志穂のお腹を見ていた。

 

「やらのっ! やめっ! やめへっ! やらあああっっ!! いやあっ!」

 

 あまりにもの訴えにオレは視線をあげる。

 

「やらっらめっらめっらめっらめっらめっらめえええっ!」

 

 涙をぼろぼろ流した志穂が叫んでいた。

 脳裏にリナちゃんが言っていた「志穂の嫌がることはしないでね」思い出す。

 

「んっ」

 

 思わず、クリトリスを少し強く噛んでしまった。

 

「やらあああああああああああっっっ!!!!!」

 

 眉をハの字にして大きく叫ぶと志穂は歯を食いしばってイった。でも、志穂はそれを抑え込もうとしている。

 イってしまった身体の痙攣は止まらずに、志穂の身体に快感を与えているようだった。

 

 オレはクリトリスを口から解放すると、ぽとっとマレットが志穂の身体から抜け落ちていく。

 激しく肩を揺らして志穂が泣き出した。

 

「ううっうああんっ……ごめんらはいっごめんらはいっ! も、もう、マレットでオナニーしてませんっ! もうっ、うううあああっっうっうっうっ」

「お、おい」

「もおっ、おにいちゃん以外っ、オナニーしてませんっ! ごめんらはいっ! ごめんらはいっ! おにいちゃん以外はやらのおおっ! うわあああん!」

 

 その大きな張りのある胸を隠しもせず、濡れまくり、小さな膣をヒクヒクさせた股を閉じようともせず、両腕で顔を覆うようにして志穂は泣いた。

 今まで自分がしてきたことを吐露しながら。

 

「も、もぉ……おにいちゃん以外で……イくの、ヤダから……だから、だから、マレットでイきたくなかったの、ううっううっ」

 

 落ち着いてきて妹は涙に頬を濡らしている。

 オレは縛っていたシーツから足を解放してあげた。

 

「ごめんなさい。ごめんなさい……ひっく、ひっく、うああん。もう、マレット使わないから……うああああっ……おにいちゃん、おにいちゃんのっ、おにいちゃんのっ、指とか、口とか……じゃなきゃ、イきたくないのっ! うあああんっ!」

 

 志穂はイヤなことをされて悲しくなったとき、いつも自分の顔を腕で覆って、泣くところを見られないようにしていた。

 確かに、自分のオナニー道具なんて見られて、それでイかされたらイヤだと思う。

 オレだって、オナホを使われてイかされたら……それはそれでありかも……。

 女の子、それもまだ中学生だったら恥ずかしさに耐えられないのだろう。

 

「志穂……ごめんな」

「ごめんなさいっごめんなさいっ! も、もう、マレット使わないから、おにいちゃんも、マレット使わないで下さいっ! ううっうっうっ」

「わかった。わかったから。本当にごめんな」

 

 頭を撫でてオレは志穂を落ち着かせた。あられもない姿でソファに座った志穂を抱きかかえるように。

 顔を覆っていた腕がオレの背中に回ってくるまで、可愛い妹の頭をずっと撫でていた。



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27 妹、抱かれ――紹介する

「志穂、ごめんな」

 

 背中に手を回した志穂は小さく首を横に振った。

 

「おにいちゃん……いいの。私、大丈夫」

「せっかくのクリスマスに泣かせちゃったな」

「大丈夫。……でも、おにいちゃんのち……ペニス……大っきくなってるの?」

「ああ……ペニスとか、ザーメンとか言わなくていいから、もう」

「ちょっと気に入ってたのにな。……ね? なんで大っきいの?」

 

 そんなに気にしていなかったけど、志穂が泣いていたとき、なぜかちんぽががちがちに硬くなっていた。

 

「志穂の……泣くところ……謝ってるところ、か? そんな姿見てたら、オレも知らないうちにこうなってた」

「おにいちゃん、ドSだ」

「うるさい。お前はドMだろ」

「で、でも……これからこのちんちん、入れられちゃうんだ」

 

 汗ばんだ短い髪が頬に貼り付いて、頬も真っ赤にした妹からはリナちゃんとは違った(メス)の香りがする。

 その視線はちんぽに釘付けになっている。

 染まった頬から涙の跡が見える。それにオレのちんぽが息を飲むと先走り汁がとろりと流れていった。

 

「ふとん、行こうか」

「おにいちゃん」

 

 体を離すと志穂が上目遣いになっている。

 

「わたし、その……イき過ぎちゃって、足、固まっちゃってる」

 

 大きな胸を腕で隠しながらも、志穂はソファの肘掛けに足を乗せたまま、股を広げて挿入体勢になっていた。

 

「イきっぱだったもんな」

「うん。……どうしよう」

 

 志穂の腰をソファぎりぎりのところまで下ろす。

 

「おに、いちゃん?」

 

 ショートカットの髪でいたのは俺の好みでいたかったんだろう。

 健気な妹にますます股間がビクつく。

 

「ほら、ここまで来るんだぞ」

 

 真っ白な志穂の腹の上にちんぽを押し付け、ぬるぬるになった亀頭をヘソの上の辺りに塗りつけた。

 

「は、入るのかな?」

「入るよ」

「い、痛いかな?」

「痛かったら……気持ちいいだろ? そしたら」

「ちょ、ちょっと怖くなってきたかも」

「じゃあ、待ってやるよ。入れて欲しかったら、いつでも入れてやる」

 

 割れ目に沿って、下の方からちんぽの先を擦りつけていく。

 既にとろとろになった膣口を通り過ぎ、クリトリスに尿道を擦りつけた。

 その様を志穂はじっと見つめている。

 

「んあっ♡ ふーっ、ふーっ、んうっ! ふーっ」

 

 怖いのだろうか。妹の息が荒い。

 先走り汁をクリトリスから腹に向けて塗っていった。カタツムリが這ったような跡がヘソに向かって一直線に塗られていく。

 

「ここまでかな? マレットが入っていったの」

 

 ヘソの手前で亀頭を止める。

 

「そ、そこだと思う。お腹、ぽこっといってたから」

「そっか。……ちんぽは、ここまでだからな」

 

 ヘソを通り越し、ぬるりと亀頭を腹の上に押し付けた。

 

「ふー、ふー、ふー……おにいちゃん」

 

 大きなおっぱいを強調するように志穂が腕を自らの股間へ伸ばした。

 そして、内腿に手を置き、まんこを広げてピンク色の肉を見せつける。

 

「私の……初めての人になってください」

「いいんだな?」

「おまんこの……私のおまんこの奥……おにいちゃんのちんちん入れて、好きに……私のおまんこ……好きに使って下さい」

 

 腹にちんぽを擦りつけながらクリトリスを通り過ぎ、志穂のとろとろで一番熱い場所へあてがった。

 

「志穂、入れるからな」

「うん。……おにいちゃん」

「ん?」

「好き。……あう゛っ♡」

 

 亀頭は易々と妹のまんこの中に入ることができた。

 中学生と言うこともあって、やはり子どもの体温だ。とても熱い。

 そして、リナちゃんと違ってキツキツ感はない。けど、程よい締め付けにヒダの数なのだろうか、ちんぽ全体に絡みついてくる。

 

 志穂の告白にはちんぽで答えることにする。

 徐々に徐々に、熱々の妹まんこに侵入。

 

「うあ゛っ、イ、イぐっ♡」

「もうイくのか」

 

 ぎゅうっと先が締め付けられ、細かいヒダがカリをぞぞぞぞっと撫でてくる。

 

「くっ、お前のまんこ、いい具合だ」

「ふーっ、ふーっ、う、うれしっ、お、にいちゃんの、ちんちん」

 

 イってるまんこのさらに先へ。

 

「イ゛っ♡」

「お前、イきやすいな」

 

 リナちゃんもそうなんだけど、未熟が故なのかな。一度痛みが無くなっちゃえば、きっと快感しか得るものがないのかもしれない。

 

「おに、ちゃ……ちんちん……すごっ、すごい、気持ちいっのぉ」

 

 ゆっくり入れていくと、ちんぽの先が、とんっと行き止まりに当たった。

 

「ふぐうぅっ♡」

「ここまでだったんだな。マレットが入っていたのは」

「う、んっ♡」

「志穂、手ぇ邪魔。根元まで入れてやるから、手、ここ」

 

 まんこを広げていた妹の手をオレの首に回させる。

 強調されていた巨乳がゆさっと揺れた。

 

「もっと、ふーっ、ふーっ、入れちゃうの?」

「ああ。……お前の奥に入れてやる」

「ふーっ♡ ふーっ♡ふーっ♡ ふーっ♡」

 

 志穂の腰に手を回し、一気にちんぽを突き入れる。

 

「あ゛う゛っっ♡♡」

 

 ぬ゛る゛んっと亀頭が妹のさらに奥へと入った。

 途端に絶頂の痙攣がちんぽを締め付ける。志穂のヘソの辺りがオレのちんぽの形に膨らんで、びくびくいっている。

 

「しっかり捕まってろよ」

「ひぐっ♡ うぐぅっ♡」

 

 腰に回した手に力を込めて、根元までしっかりと押し込んだ。

 

「あ゛ひっ♡」

 

 抱きかかえて持ち上げると、胸を押し付けられてきて、妹の乳首が硬くなっているのがわかる。

 広げた脚が、落ちないようにオレに絡みついてきていた。自分で足を回してきてるくせに、またイって、ちんぽに肉ヒダが絡みつきぎゅうぎゅう締め付けてくる。

 

「よいせっと」

「イぐうぅうぅうっ♡♡」

 

 ふとんに押し倒した拍子に志穂はまたイった。

 ちんぽがとろとろに溶けてしまいそうなくらい、志穂の中は熱く、ぬめっている。

 息も荒く、その大きな乳房が上下して、掴んでくれと言っていた。

 

「自分で足掴んでろ」

「は……あ……ああ……」

 

 もう瞳がハートマークにでもなっているような呆けようだ。

 言われるがまま、志穂は自分の内腿を掴む。

 オレは、その大きなおっぱいを鷲掴みした。

 

「いいいっっ!」

 

 柔らかさは足りない。でも、この大きさは手のひらに馴染む。

 ぎゅっと力を入れると指が乳房に沈み、手のひらには勃起乳首の硬い感覚。

 めちゃくちゃに揉んだ。

 そして、差し出されているまんこに腰を深々と何度も突き立てる。

 初体験のはずのJC妹は、おっぱいを掴むたびに、腰を前後に動かすたびに喘ぎ声を上げる。可愛らしい声ではない。

 女が、いや、(メス)があげるような本気の喘ぎ声。

 そんな声に、妹という些細な関係を忘れて、まだ中学生のまんこに大人であるオレのちんぽをずぼずぼ突き入れる。

 血なんてものは付いてこない。ちんぽに付いてくるのは、白い愛液だ。

 オレのちんぽに本気汁を妹は付けてくる。

 

 勃起して硬くなった乳首を摘まんで力を入れる。ぎゅうっときつく締め付ける。志穂は乳首でもまたイった。

 差し出したまんこからちんぽを引き抜き、これまた勃起した、ぬるぬるになったクリトリスを摘まむ。

 粘って指の間から逃がすたび、志穂はまた腹を痙攣させる。なかなか摘まめない志穂の豆粒を指で押し潰すようにすると、涎を垂らして悦んで声を上げた。

 

「やべえ……志穂……お前イやらしすぎ」

「ひぃひぃひぃひぃ♡」

「お前、まだ生理きてないんだったな?」

「お、にいちゃ……いいお……おまんこ……中出し……いっぱい、くらはい♡」

「お前にもよ~く見えるようにしてやるよ」

 

 ちんぽを入れたまま、まんぐり返しの体勢にすると、ちんぽが志穂の中でポルチオを抉ったのか、仰け反って痙攣している。

 

「お前の中にたっぷり出すところ、見てろよ」

「は、はひっ♡」

 

 志穂の中にちんぽを思いっきり突き立てる。妹の一番奥を亀頭が抉るような感触。

 そして、腹の辺りにこりっとした感触はきっとクリトリスに当たったのだろう。

 

「あ゛っあ゛あ゛あ゛っ♡」

 

 大きく口を開いて歓喜の声が上がった。感じまくったせいか、妹はどうも視線があっていないように見える。

 わなわなと唇を震わせて涎を垂らしたままだ。

 痙攣して動こうとする志穂の下半身を押さえ付け、ゆっくりとちんぽを引き抜いていって、一気にポルチオを貫く。

 

「あ゛っう゛う゛っ! イ゛イ゛っ!」

 

 それを何度もしているうちにちんぽも昂ぶってくる。

 

「はうっ……あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ」

 

 やはり中学生だ。まんこは狭い。膣を押し広げているせいで、ちんぽをゆっくり引き抜いていくと、志穂のまんこが伸びるように吸い付いてくる。

 それを戻してやるように、ずんっと深々と突き刺す。

 

「んう゛う゛う゛っ」

 

 引き抜いていくと、カリが掻き出してくる。妹のまんこからは愛液が――白い本気汁がとろとろ溢れてくる。それは志穂の腹へと垂れていくくらい。

 

「イきまくってるな」

「は……あ……う゛う゛っ……はぐぅうぅ♡」

 

 汗だくになってイきまくっている妹はシーツを握って何かに耐えているように見える。イって辛いのだろうか。

 ――いや、違うな。

 震えていても、その唇は悦んでいる。

 リナちゃんとは違うエロさにオレは妹のまんこを何度も突いた。

 一回志穂の口の中に濃いのをたっぷり出したせいか、中学生エロまんこを何度ピストンしてもなかなかイけない。

 まあ、そのお陰で志穂は何度もイって悦んでいる。

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛っあ゛う゛っ」

 

 オレもそろそろイきたい。

 リナちゃんによくしている、ちんぽをポルチオへ擦りつけた。

 

「イ゛イ゛イ゛っ♡ きもぢイ゛ィっ♡」

「そろそろ、お前の奥、たっぷり出すぞ」

 

 亀頭の先を志穂のヒダで擦り、ちんぽを引き抜いてカリでその狭いまんこの中を抉ってくる。そしてまた鈴口が細かいヒダを分け入る。

 激しいピストンじゃなくとも、射精できそうだ。

 ゆっくりなストロークで出し入れしつつ、愛液を掻き出し、またちんぽを奥深くへ。

 

「くっ、くうっ! い、くぞっ!!」

「くらはいっ♡」

 

 股間から込み上げる快感と一緒に妹の一番奥へちんぽを突き入れる。

 

「お゛っぎぐな゛っだあ゛っ♡♡」

「くうっ!!」

「ひぎゅっっ♡♡♡」

 

 シーツを握った手を離し、仰け反ると思っていた志穂は逆にオレの首に捕まってきた。

 イっているところを見られたくないのか、志穂は自分の乳房を見るように俯く。

 痙攣しながら、その手は肩、背中、脇腹、腰へと回っていった。

 

 脈打ちながら射精するちんぽの先をポルチオへ擦りつける。妹もちんぽの形に膨らんだ腹を痙攣させていた。

 すると、離さないようにしているのか、腰に回った志穂の手はぎゅっと中に入ったままにしようとしている。

 オレもそれに応えて、まんぐり返しをした股間へちんぽをぐっと押し込んだままにした。

 

「お、にい、ちゃん♡ ……す、ごい……お、にいちゃん……すごい♡ お、まんこ、すご、いっぱ♡ いっぱい出てる♡ あ、はあ♡」

「やべえ、やべえ、やべえ」

 

 このまんこ、気持ちいいぞ。

 リナちゃんとはまた違った、萎えにくいまんこだ。

 

「志穂」

「うんっ♡ あ……はあ♡ はあ♡ んはぁっ♡ はあ、はあ、出て行っちゃった」

 

 ちんぽを抜いてもちんぽは硬いままだ。

 妹の本気汁なのか、オレの精液なのか。ちんぽが白く粘っている。

 

「ほら、掃除だろ」

「うん♡」

 

 口の中には入れず、根元を唇に押し付けた。

 

「すぅ……はぁ……すご、私のと、すぅ……はぁ……おにいちゃんの匂い♡ ふーっふーっふーっ♡ ちゅぱっれろ」

 

 香りを堪能しながらちんぽを舐め始めた志穂。

 

「あとは、いいかな?」

「ちゅぷっちゅぱっ、掃除したら……終わり?」

「そうだ」

 

 がっちがちに勃起させといてオレの言う言葉じゃないな。

 

「せっかくのイブだから……おにいちゃん……と……もっと……もっと……したいよぉ♡」

「仕方ないなあ」

 

 仕方ないなってことはない。

 ふとんに寝たまま掃除フェラをしていた志穂の口の中に、ちんぽを無理矢理押し込み、ピストンを始める。

 

「んむぉっ♡ んおっ、んおおっ♡」

「すぐにはイかないから口を使わせろよ。どんな風にしてやるか考えるからな」

 

 舌が裏スジを舐め、志穂の瞳がとろんと嬉しそうになっていた。

 

 

 

 その晩、オレは妹を一晩中抱いた。気が付いたら朝だった。

 シーツを精液と愛液に濡らし、久しぶりに二人で寒い寒いといって抱き合った。

 親が帰ってくる前にと、志穂は風呂にいくついでにシーツを洗いに行こうと部屋を出る。

 大きな胸を揺らし、精液に湿ったパンツを履いて出て行く志穂が振り返り、オレにこう言った。

 

「ねえ、おにいちゃん。友達が……リナ、おにいちゃんのことずっと好きだったみたい。……恋人になって欲しいって言ってるよ」と。

 

 

 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

 

 

 年が明けてからじゃないとリナに報告できなかった。

 おにいちゃんと結ばれたことを。

 

 リナもおにいちゃんのことが好きなのに、血の繋がった私の方が先に抱かれた。

 

 心苦しかった。

 申し訳なかった。

 

 それに、生理がきてないからって、おにいちゃんを誘惑して何度も抱いてもらったし、親のいない朝は私から上に乗りに行った。

 冬休みだからいっぱい時間があったから。

 このことをリナに言ってしまうと、私がおにいちゃんにも、そしてリナからも捨てられるんじゃないかって、そう思っていた。

 

 でも、年が明けてリナと二人で初詣に行ったとき、思い切ってあったこと、年が明けるまでしたことを話した。

 

 リナは「抱いてもらって良かったね」って笑顔で喜んでくれた。

 親友だからわかるんだ。本当に喜んでくれてるって。

 

 ホッとしたけれど、もし、次の言葉をリナへ言ってしまえば……今度はおにいちゃんから捨てられるかもしれない。

 そんな不安が心の中で何度も何度も思い浮かぶ。

 でも、リナには幸せになって欲しいんだ。

 

 神社の賽銭箱の近くで思い切って切り出した。

 

「あ、あのさ」

「うん?」

「リナが恋人なりたがってるって、おにいちゃんに言ったらさ」

「え? 言ってくれたの?」

「うん。クリスマスの夜、に」

「志穂……よりによって、そんな日に言っちゃうんだ……」

「だって、リナに悪いって思ったんだもん」

 

 参拝する人の邪魔になるから、脇に避けて二人でお賽銭を用意する。

 

「それで、蒼くんはなんって言ってた?」

「それが、昨日の夜まで返事がなくて」

「え~」

 

 リナが滅多に見せないしかめた顔を見せた。

 

 黙っておくけど、その間、私は何度もおにいちゃんに抱かれたし、私も自分から抱いちゃってるから、話しづらいってのもある。

 

「昨日ね、リナだったら恋人にしたいけど、年が離れてるし、無理だろうなって言ってた」

「ホントに!」

「うん。別に歳なんて関係ないんだから、付き合っちゃえばいいのに」

「リナ、今度、告白する!」

 

 取られちゃう、とか、そんな感じじゃなくて、おにいちゃんは私をどうするんだろうって、不安なのか、心に少しだけ影が落ちた感じになった。

 

「私、応援するから……いつ告白する?」

「う~ん……う~ん」

 

 振り袖で腕を組んで、頭を横に揺らしながら考える姿は、やっぱり女子から見ても可愛い。

 男子に人気があるし、おにいちゃんもきっと、そんな可愛いところが好きになるところなんだろうな。

 

「バレンタインとか、どうかな?」

「それだ!」

 

 リナがピョンピョン跳ねて喜んだ。

 私は不安が押し寄せてきている。

 

「じゃ、さっそくお願いしよ!」

「うん」

 

 手を引いたリナが、小さい頃から見せる、安心させてくれる笑顔で言った。

 

「二人で蒼くんのお嫁さんなれますようにって」

 

 一瞬泣きそうになった。

 二人だけになって、私は捨てられるんじゃないかって思ってたから。

 

 きっとリナが何とかしてくれるんだ。

 私も一緒にいていいようにしてくれるんだ。

 

「うん!」

 

 二人並んで神様に手を合わせた。

 

 二人でおにいちゃんのお嫁さんになれますようにって。



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第5部 感じる場所――そして
1 妹、告白即ハメを目撃


 どうしよう。

 

 二人の祝福のために

 

「お付き合い! おめでとう!」

 

 とか

 

「恋人同士なったことに乾杯!」

 

 って言って、ここから出て行こうとしてたんだけど……困った。

 クローゼットに入って、その隙間から動向を窺っていたんだ……。

 

 二人は告白を済ませると、パパとママがいればチャンネルを変えてしまうような、外国風のキスを始めてしまった。

 私はおにいちゃんと一度も口のキスをしていないのに。

 初めてのキスは……おにいちゃんのちんちんだった。リナが羨ましい。

 でも、ちんちんにするキスは好き。

 

 キスだけで済めば良かったものの、おにいちゃんが「オレのこと好きだったのに、ほかの男に抱かれてたの?」って言ってリナに謝らせたんだ。

 確かにそうかもしれないけど、リナはほかの人と付き合っている間も「蒼くん、蒼くん」っていつもお兄ちゃんの話をしていたから……。

 そこら辺、私も複雑な思いはあるけど……おにいちゃんはリナを責めて「オレのこと好きなら、何して欲しいかわかってる?」って。

 頷いたと同時に服を脱がせ始めたんだ。リナがおにいちゃんの。

 この段階でもうクローゼットから出られなくなった。

 

 というか、大人が恋人関係なると、こうもすんなり裸になれちゃうの? させちゃうの?

 リナも大人の人と付き合ってたからこうなの?

 それとも、そんな風に調教されちゃったの?

 

 ズボンを脱がすとおにいちゃんは、パンツからさきっちょがはみ出すくらい大っきくなってた。

 リナはそのままフェラチオを始めちゃうし……。

 

 クローゼットから見える範囲は狭いけど、ちょうどリナが横向きでおにいちゃんのちんちんを咥えてる。

 やっぱり私と同じでちんちんのでっぱりのとこ、カリってところを唇でいっぱい擦ってた。

 手はおにいちゃんの腰の横。口だけでおにいちゃんのを気持ち良くしている。

 おにいちゃんは私にするのとは違って、リナのされるがまま。決して喉に突っ込むようなことはしていない。

 それはそっか。リナ、小さいから、そんなことしたら死んじゃうもん。

 

「もう……」とおにいちゃんが言うと、腰に置いてあるリナの手に自分の手を重ねてた。それをぎゅうっと握ってる。イきそうなんだ。

 

 おにいちゃん……可愛い。

 

「そろそろ……くっ、出るよ」

「くぷっ……蒼くん……リナのお口に、いっぱい出してもいいよ。くぷっ」

「飲める? 濃いよ?」

「んふぅ♡ んむっ、じゅぶじゅぽっじゅぽっじゅぽっ」

 

 リナが唇でカリをしごくスピードが上がってきている。

 ほっそりしたリナのあごからは、ぽたっ、ぽたっ、て涎がいっぱい垂れてて、すごくエッチだ。

 

「くうっ」

 

 イく時のおにいちゃん……リナからされてるからなのかなあ? すっごい可愛い。

 

「んむう♡」

 

 横から見て初めてわかった。っていうか、おにいちゃんのをフェラしてて何となくわかってたんだけど、せーし出す時って、ちんちんが太くなってる。

 ちんちんの下の方が、むくっ、むくっ、って膨れているときにせーし出してるんだ、きっと。リナも、ゴクッ、ゴクッ、て喉を鳴らしてるし。

 

 その膨らみが止まっても、リナはおにいちゃんのちんちんから口を離さず、じっと咥えたまんま。

 

「リナちゃん……」

「んっ……じゅる、じゅるるる、ぷはぁっ……えへへ。大っきいまんま」

 

 そっか。

 しゃせーしたあと、ずっと口の中に入れておけば大っきいまんまでいられるんだ。

 リナ、すっごいエッチなこと知ってる……。

 

 おにいちゃんは今度リナの服を脱がし始めた。

 横向きのまんまだから、リナのおっぱいが小さいってわかる。

 でも、おにいちゃんはその小さい乳首に吸い付くと、リナの乳首が先っちょからぷくっと膨らんでイヤらしい感じに。

 

 下も脱がしていって、リナの股間に顔を埋めて匂いを嗅いでいる。まるで私がおにいちゃんにしているみたいだ。

 そのあと、おにいちゃんがリナにしたことに驚いた。

 

 自分のことを好きなのに、ほかの人とエッチしてたんだってリナを責め続けて、私の隠れているクローゼットの前にリナを立たせたんだ。手を付かせて。

 そしたら、リナのあそこを何も触ったり舐めたりしないで、立たせたままちんちんを入れちゃった。

 リナも痛がる素振りもなくて、気持ちよさそうにクローゼットから顔を背けながら、声を上げてるんだ。喘ぐ声が「あ」「う」しか言えないまんま、おしっこする時みたいにぷるぷる震えてる。……何回もイってるのかもしれない。

 

 それだけイったら、私だって力が抜けて立ってられなくなる。

 クローゼットの前で床に突っ伏したんだけど、そんなリナに構うことなく、おにいちゃんは「イヤらしいエッチな子だ。悪い子だ」って動くのを止めなかった。

 突き上げてたリナのお尻をぎゅって握って、おにいちゃんがパンパン音を立ててちんちんを何度も何度も入れてた。

 

 しばらくリナは床に顔を向けて気持ちよさそうに声を上げてた。すると、おにいちゃんもさすがにイったんだ。ぶるぶる震えてる。――リナに何も聞かずに中出しだった。

 

 これで終わるんだろうなって思って安心していたんだけど、ちんちんを入れたままおにいちゃんはリナの身体を床の上でひっくり返したの。

 そうしたら、まんぐり返しって体位にして、またリナのちっちゃなおまんこに、おにいちゃんの大人ちんちんをズボズボ。

 動画で見ていたリナの小さいおまんこに、おにいちゃんの大っきなちんちんが入っているのを見て、大丈夫かと心配になった。

 でも、顔がやっと見えたリナは涎も垂らして、唇も震わせて気持ちよさそう。

 

 小さいリナのおまんこからは、中出しされた精液が零れて、リナのおつゆもいっぱい掻き出されて……うらやましい。

 自分で脚を広げて、リナはおにいちゃんを受け入れているし、おにいちゃんは小っちゃなおっぱいを指で引っ張っている。

 お互い気持ちよさそうに声を掛けて、喘ぎ声を上げて……。

 

 おにいちゃんが激しくリナの中にちんちんを出し入れすると、二人とも名前を呼び合って同時に大きく身体を跳ねさせたの。

 

 同時にイったんだ。

 

 イってるのに、おにいちゃん、リナのおまんこに何度もちんちんを深く入れようとしてる……。

 リナも、イってるのに、おにいちゃんに腰を押し付けてる……。

 私もあんな風になってるのかな……。ドキドキする。

 これで、二人ともお風呂かトイレに行けば、やっと私はここから解放される。

 ホッとしてクローゼットの隙間から視線を離して、身を抱えるように座って初めて知った。

 ジーンズがすっごい濡れてる。

 手で股間に触れるとジーンズなのにすごいことになっていた。床まで濡れている。

 

 着替えなきゃ、って思った時、クローゼットに明かりが……。

 

 ぎいっという音ともに

 

「はあ♡ 蒼くん、ここにも悪い子、いたよ♡」

 

 焦っていた私の耳に、リナの嬉しそうな声が届いた。



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2 リナちゃん、キャミソールの隙間から誘惑

 年が明けるまでリナちゃんとはご無沙汰の反面、妹の方はというと、親の目を盗んでは精液の香りと味を求め、親のいないときはセックスを求めてきた。

 オレも欲求の高い方だから、リナちゃんへの性欲を妹へ代わりにぶつけた。

 それに、リナちゃんの時には出来ない――なんと言えばいいのか、いじめて悦ぶ妹に興奮していたんだ。

 それでも念には念を入れ、年が明けてから、妹に自重を指示した。もちろん、自戒も込めてだ。

 兄妹なのだから、親にばれたらオレはどっか遠いところに引っ越しさせられるに違いない。妹と会えないように。

 リナちゃんと離れるのがとてもイヤだし、妹との関係も、彼女から公認されているのだから、それがなくなるのも心苦しい。

 いやいや、そんな肉体関係のことだけではないけれど、リナちゃんのことは伏せて、妹には理解してもらった。みんなとは離れたくない意志を説明して。

 

 

 

 冬休みもあって、リナちゃんの家に遊びに行くことになった。いや、勉強を教えに行くことになったんだ。

 志穂も一緒に勉強を教えて欲しいと言いたげだったけど、その日は部活の練習があるせいで勉強会に参加できず、恨みの言葉を残して学校へ行った。

 

「えへへ。……おかえり」

「ただいま」

 

 玄関に行くと、後ろ手に恥ずかしそうにもじもじしながら出迎えてくれるリナちゃん。

 どこか新婚風だ。

 長い髪は後ろで束ねられていて、キャミソールにミニスカ……って寒くは……。

 

「なんか、リナちゃんの家、暑いね」

「うん。はい、コート」

 

 手を差し出してきたリナちゃんへコートを渡す。

 

「パパが昨日、家の温度設定上げたんだけど、今日こんなに晴れるとは思ってなかったから、家の中が真夏みたいになったんです」

「ああ、そっか。前日に設定するんだっけ?」

 

 リナちゃんの家の暖房は寒くなる前に、前日から温度を上げないと翌日の家の温度に反映されない。

 昨日の天気予報の大外れ――温度が急激に下がるはずが、ぽかぽか陽気になったりすることには対応できないみたいだ。

 

「そうなんです。だから、薄着でいないと汗かいちゃって」

 

 階段を上がりながら見えるの健康的なリナちゃんの白い足。短いスカートのせいで、その下着の模様が水色の地に白の水玉だと知ることができた。

 

「オレもシャツだけになろうっと」

「それがいいです。汗かいちゃってから外に出たら風邪をひきます」

 

 近所で隣の隣の家とはいえ、1月なのだ。セーターとコート無しでは短い距離でも、たとえ天気が良くても外だと寒くて凍えてしまう。

 

「コートとセーターここに掛けておきますね」

 

 ちゃんとハンガーに袖を通して掛けてくれる気遣いが嬉しい。

 

「あ、そうだ。冷たい飲み物がいいですか?」

「んっと、まだ体暖まってないし、温かいのがいいかも」

「はーい」

 

 具合の悪いときは違うけれど、元気なときは飲み物やお茶菓子を用意してくれるのもリナちゃんのいいところ。

 オレの嫁になるまでが待ち遠しい。

 ただ、時々不安になることだってある。

 リナちゃんはまだ中学1年生なんだ。成長していくにしたがっていろいろな人と交流していく。その中で、年の近い人の方がいい。そう思われるときが来るんじゃないかと、ふと心配になるときがある。

 その時は……その方がリナちゃんのためになるんだろうな、って諦めるしかないんじゃないだろうか。

 果たしてオレは諦めきれるんだろうか。

 

「お待たせしました~」

 

 そんな恐れを余所にリナちゃんはポットを片手に、カップやらいろいろなものをトレーに乗せて部屋に戻ってきた。

 そんな彼女は幼い笑顔で首を傾げる。

 

「蒼くん? 寂しかったりしました?」

「え?」

「なんか、元気ないように見えます」

「あ、そうだった?」

 

 ポットとトレーを置いたリナちゃんが隣に座って、「よしよし」と頭を撫でてくれる。

 

「蒼くん、ごめんね。寂しかったですか?」

「はは、違うよ」

「じゃあ、どうしたんですか?」

「なんでもない」

「そうですか」

 

 隣にいるリナちゃんに胸へギュッと抱き付いた。

 

 女の子って、小さい頃から男子より大人って聞く。小学生の頃から大人びる。そうなんだろうなあ、やっぱり。

 見た目が幼くとも、包容力があるなあ。

 

「甘えんぼさんの蒼くんも……好きです」

「ちょっと甘えさせて」

「はい。こんな小っちゃい胸でよろしければ、胸を貸したげますから」

「ははは。リナちゃん……ずっと好きだよ」

「はい。リナも、ずっと、ずっと、ずぅ~っと、好きです」

 

 リナちゃんを改めて抱きしめて、小さな胸元へ顔を埋めた。

 埋まるような大きさはない。

 でも、彼女の包容力には脱帽する。

 付き合ってきた女子にはない、一番大人な――オレより大人なような気がする。

 オレのことを、長く好きでいてくれたからなのだろうか。

 頭を撫でてくれるその手はやっぱり小さいけれど、オレの心に安心感を与えてくれるような、一番大きくて優しい手に感じた。

 

 しばらくリナちゃんの抱擁でネガティブから心を癒されてから、さっそく勉強を教え始めた。

 勉強はほぼ中学二年生の覚えるところは教えた。あとは考え方と覚え方。

 

「蒼くん、ここはどう覚えればいいですか?」

「オレの時は――」

 

 家庭教師をするとき、学習机の隣にイスを用意してくれている。それに座ったり、隣に立ったりして教えているわけだが――

 

「リナちゃん」

「はい」

 

 視線が教科書や参考書に向けられない。

 

「上着、着ること出来る?」

「にへへ」

「なんでにやついてるの?」

 

 オレを見上げてリナちゃんは可愛らしくニヤニヤしていた。

 

「蒼くん……おっぱい見てます?」

 

 そりゃ、見えるものは見える。

 リナちゃんが手を前に出せば白い脇の隙間から見えるし、オレの方を向けば、がばがばのキャミソールの胸元からもその膨らみがよく見える。

 

「志穂の大っきいのとは違いますよ?」

「なんで妹の名前が出るの」

「だって~」

 

 俯いて見えるリナちゃん口が尖って、どこか不満そうだ。

 

「リナに無いの、志穂は持ってるから……」

「ヤキモチ焼かないっていってたのに」

「ヤキモチじゃないんです!」

 

 両方の拳を握って見上げるリナちゃん。

 

「女らしいところ無くって……蒼くんに飽きられたイヤだなあ……って」

「飽きないって」

 

 リナちゃんもオレと同じ気持ちなのかも。

 お互い嫌われたり、ほかの人にいってしまうんじゃないかって思っているんだ。

 

「本当かなあ」

「本当だよ。さっき、リナちゃん寂しそうだって言ってたでしょ?」

「うん」

「そん時、リナちゃんが成長していったら、いろいろな人と出会って、その中で好きな人が出来たら、オレ、諦めるしかないかなあって思ってて――」

「そう、だったんだ……」

「そんなことは、考えたくなかったなって」

 

 リナちゃんが手を握ってくれる。

 

「リナも……蒼くんはおっぱい大きい人とずっと付き合ってたから、そもそも付き合ってもらえるか不安でした。それに、付き合ってからも……志穂に取られちゃったり、紗都子さんとよりを戻したり、ほかの胸の大っきい人に……蒼くん、取られちゃうじゃないかって思ったり……蒼くんも、同じだったんですね」

「そんな不安考えなくなる、結婚、リナちゃんと早くしたいなあ」

「結婚……」

 

 ぽっ、と頬を赤らめてリナちゃんは見つめた。

 

「リナも、蒼くんと結婚したいです」

 

 潤んだ幼い瞳に吸い込まれるように唇を重ねた。

 

「オレ」

「ん?」

「リナちゃんのおっぱい好きだよ」

「えへへ」

 

 視線をキャミソールの胸元へ。

 成長しないと言っていたけど、膨らみは成長しているのかもしれない。初めて見たときより、気持ち、少しだけ膨らんでいる気がする。乳首は小っちゃいままで、まだ小学生と変わらない。オレより小っちゃい。

 

「今日、エッチなことダメですけど」

「そうだったね」

 

 親が帰ってくるのが早いと、セックスして中出ししたのを綺麗にしたり、リナちゃんの下着が汚れたら洗濯する時間が無い。

 だから、我慢するしかない。

 

「……おっぱい、触っても。……おっぱいならいいですよ」

 

 それはそれで蛇の生殺しだ。

 でも、成長度合いを確認するためにも触っちゃおう。

 ってフェラはダメなのかな?

 

「志穂と、比べてみてください」

「比べないよ」

 

 背後に回ってキャミソールの脇から手を入れて両方の胸に触れた。

 

「どう、でした? 志穂と、して、みて」

「そういえば、聞いてこなかったね」

「う、うん……あっ、んっ」

 

 小さな乳首を僅かな乳肉と共に持ち上げる。

 うん。少しだけ膨らんでいるのかも。

 

「志穂から連絡なかったの?」

「あっ、んっ♡ ありました……。すっごい、いっぱいおっぱい掴まれたって」

「それでリナちゃん気にしてるんだ」

「は、い……んあっ」

「大丈夫だよ。リナちゃんのおっぱい、オレすごい好きだから」

「ホント?」

「本当だよ」

「んあっ♡ つまんじゃダメェ」

「オレ……やばいな」

「はーっ、はーっ、どうし、たんですか?」

 

 片手をリナちゃんのおっぱいから手を離し、彼女の手を取ってオレの股間を触らせた。

 

「興奮、してるんですか?」

「当たり前だよ。リナちゃんのおっぱい触ってるんだから」

「じゃ、じゃあ」

 

 リナちゃんがイスから降りようとしたのでキャミソールに入れていた手を出す。

 すると、しゃがんでオレのジーンズを脱がし始めた。ただ、全部じゃなかった。膝を過ぎた辺りまで。

 

 これは、フェラしてくれるのか?

 

 リナちゃんはキャミソールの肩紐を下ろして自分の胸を露わにした。

 先っちょをいっぱい弄ったから、乳首が勃起して上を向いている。

 その乳房の膨らみも乳首に引っ張られているように見えた。

 

 ん? でも、今日はエッチ無しじゃ……。

 

 リナちゃんは上目遣いになって、その手がオレのちんぽを握る。



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3 初避妊はヤキモチ

「蒼くん、リナのおっぱい好きになってくれて、すごく嬉しいんです」

「うん。リナちゃんのおっぱい好きだよ」

「……だから、こうしてみて、んっ、気持ちいいかなって」

 

 リナちゃんはオレにくっついてきて、胸の――おっぱいの真ん中にちんぽをぴったりと当てた。

 

「これって」

「ぱいずり……は無理みたい……」

 

 胸を一生懸命真ん中に寄せようとしているけど、挟めるものが何も無い。

 でも、体は上下に動かして、裏スジにリナちゃんの柔肌と肋骨の硬さが当たって、ガマン汁が出てごりごり擦れて意外と気持ちがいい。

 

「じゃ、じゃあ、これは」

「お、おっ、これは……」

 

 リナちゃんは片手でカリの辺りを持ってゆっくりしごきつつ、片手では自分の僅かな膨らみをつまむように持った。

 そして、亀頭の先っちょに硬くなった小さな乳首をこりこりと当ててくる。

 

「んっ♡ そぉくんのっ、おちんちんに、乳首入って行っちゃう」

「くっ、お、おお、気持ちいいよ」

「本当に? んっ」

「う、んっ……これ、いいね」

「蒼くん……いっぱい濡れて、はーっはーっ、入っていちゃう」

 

 なんかいつもと立場が逆転しているような気がするが、先っちょがとっても気持ちがいい。

 ガマン汁がたっぷり出ている鈴口を、リナちゃんの子ども乳首がくにくにと動き回り、ときどき尿道につぷっと入り込む。

 

「んっ……リナちゃんの乳首、入ったり出たりしても気持ちいいな」

「んっあっ♡ 蒼くんの中、ぬるぬるして……あっつくて、気持ちいい」

「ははっ、リナちゃん、オレがリナちゃんの中に入りたい気持ちわかるかな?」

「はーっはーっ、んっ♡ 蒼くんの中に、乳首入ると、気持ちいいです」

 

 でも、これだけだとイくこともできないし、なんだか悶々としてしまうなあ。

 

「蒼くん……い、入れたいですか?」

「ん? リナちゃんの乳首?」

「ううん」

 

 リナちゃんは反対側の乳首をつぷつぷ入れ始める。

 

「リナの……リナの、おまんこ……入れたいですか」

「そりゃ、入れたいよ。……リナちゃんも?」

 

 乳首がオレの鈴口をいじめてくれる。すっごい気持ちがいい。

 きっと大人の乳首では出来ない、ちんぽへの極上の愛撫なのかもしれない。

 

「入れた、いです。はーっ、はーっ」

「でもなあ」

「あの、こ、こんどーむって……持ってるんですよね」

「あ、ああ、持ってるよ」

「リナにも、志穂にもいらないのに、なんで持ってるんですか?」

 

 乳首つぷつぷ入れられてガチガチなったちんぽがひゅって縮む思いだ。

 でも、これはどんな男でも持っていなければならない嗜みなのだ。

 

「む、昔からの癖? なんていうんだろう。男だったら持っていないといけないって言うルールみたいなのがあって。それにコンドーム財布に入れてると、お金が貯まるって何かで言ってたし」

「それ、持ってるなら……使って、しませんか?」

 

 そっぽを向いたリナちゃんは耳まで真っ赤になっている。

 

「リナちゃん、したくなったの?」

「ん」

 

 小さく頷きながら、未だにオレのちんぽの先を乳首でいじめてくれている。

 

「いいの?」

「蒼くんの、気持ち、ちょっと……ちょ~っぴり、ですけど、その、おちんちんに、乳首入れたりしてたら……わかった気がします。ちょっとだけ……」

「あはは。リナちゃん……したくなったんだ」

「うん」

 

 しゃがむとリナちゃんがオレのちんぽから手を離した。ジーンズは膝の辺りまで下ろされていたから脱ごうとすると――。

 

「蒼くん……全部脱いじゃうと……パパとかママ帰ってきたら、すぐ着ることができないから……」

「じゃあ、リナちゃんはパンツだけ、いい?」

「ん」

 

 恥ずかしいのか、リナちゃんは「うん」って言わないで、短い「ん」で返事をするようになってる気がする。視線を外しながら。

 近くにある荷物からコンドームを出すと、物珍しそうにリナちゃんがのぞき込んでくる。

 

「こんな小っちゃいの、蒼くんのおちんちんに付けるの?」

「そうだよっと」

「きゃうっ」

 

 リナちゃんを床に転がして、股を開かせた。

 ミニスカから水色の水玉パンツが露わになる。

 股間の真ん中がもう透けていた。クロッチの部分がぴったりくっついて、リナちゃんのスジがパンツに食い込んでいる。

 お腹まで上がっているスカートを余所にパンツに手を掛ける。リナちゃんは下げられていたお腹まで下がっていたキャミソールを上げようとしている。

 

「リナちゃん、そのままがいいな、オレ」

「おっぱい、見たいの?」

「うん。すぐに上げること出来るから、ダメかな?」

「嬉しい」

 

 パンツをゆっくり下ろしていくと、クロッチが割れ目に挟まれていた。ちょっとした抵抗感の後に糸を引きながらパンツが下りてくる。

 

「すごい濡れてる」

「だって、はーっ、はーっ、大好きな蒼くんと、こんなことしてるんだもん」

「そうだよね。オレも大好きなリナちゃんとこんなことしてるから」

「蒼くん、いっぱい濡れてるね」

「リナちゃんもね」

 

 脱がしやすくするためにリナちゃんは足を動かしてくれるけど、その仕草は、自分の性器を隠そうとするような動きだから、ものすごく興奮してくる。さらに、その姿が幼いものだから、背徳感による昂ぶりが股間が熱くする。

 

「大丈夫かな……」

 

 リナちゃんのスジは濡れて、ピンク色のした生々しい秘肉が見えているから、準備が出来ていそうだ。

 指をその割れ目に沿って這わせると、くちゅっと音が立って、指が熱くてトロトロの場所を捉えた。そして、いつも入れている場所に指先を。

 

「んっ♡ はーっはーっ、も、もう、欲しいです」

「じゃあ、おねだりして待っててね」

「ん……」

 

 自分の内腿に手を置き、きゅっと力を入れると、簡単にリナちゃんのまんこが広げられた。

 はやる気持ちを抑えながら、コンドームを開けてちんぽの先に当てる。

 

「はーっ、はーっ、そうやって、付けるんですね」

「彼女が付けてくれたりするよ」

「むうっ!」

 

 頬を膨らませてリナちゃんはそっぽを向く。

 

「そうやって……また前の彼女のこと……言うんだもん」

「ごめんごめん」

 

 可愛らしいヤキモチをしていても、自分の性器を広げたままでオレのちんぽを待ってくれている。

 くるくるコンドームを下げ始めると、ヤキモチよりも興味が先になったのか、リナちゃんの視線がちんぽに向けられる。

 

「蒼くんのおちんちん、なんか、こんどーむで苦しそう」

「平気だよ。……それじゃあ、準備も出来たし」

「ん」

 

 腰を軽く上げたリナちゃんの手に力が入り、にちっと音がして、広げられたピンク色の肉に小さな穴が見える。

 とろとろに濡れたまんこは今か今かと涎を流していた。

 

「ちょっと上げるね」

「あ、はい」

 

 ミニスカを恥丘の上あたりまで引っ張って、キャミソールをヘソの下へ。

 

「お父さんとお母さん帰ってもすぐ着れるね」

「はい。……蒼くん」

 

 リナちゃんの手にまた力が入り、幼く小さな割れ目が、くぱあっと開く。

 

「リナの、おまんこに、おちんちんください」

「ああ。……今入れてあげるからね」

「ん」

 

 ちんぽの先を熱くなった割れ目にくっつけた。

 ゴムの先が先にくっつくから、いつもより気持ちいい感じはしないけど、新鮮ではある。

 

「はーっはーっはーっ」

 

 リナちゃんも同じなのか、体を曲げて入るところを見ようとしているようだ。

 

「入れるよ」

「はーっはーっ、はうっ!!」

 

 いつもと違った、どことなく物足りなさを感じながら、狭いリナちゃんの中へ亀頭がぬぷっと入る。少しだけ入りにくい気がした。

 リナちゃんも少し眉をしかめている。

 

「うっくぅっはーっはーっはーっ」

「大丈夫? 痛い?」

 

 自分で股を広げていた手がオレの首に絡んできた。広げていた脚もオレを離さないようにしている。

 

「いつもと、ちょっと違って、はーはー、キツイって言うか、痛い感じがします」

「あ、じゃあ、止め――」

「だめっ! ぅくぅっ」

 

 奥に入れようとしてか、リナちゃんは絡んだ足でオレの腰を押した。

 

「大丈夫?」

「うっあっ♡ はーっはーっ、うん♡」

 

 眉をハの字にしながらも、頬を染めて、何だか嬉しそうに見える。

 

「コンドーム付けてるからいつもより滑りが悪いのかな?」

「ちょ、ちょっと痛いですけど……あの時の、感じがして」

「あの時の?」

 

 胸の下にいるリナちゃんがオレを見上げた。

 

「蒼くんが、はーっはーっ、初めて、抱いてくれた時」

「痛いから?」

「うん」

「でも、あの時、辛そうだったよ?」

「今は、辛くないけど、ちょっと痛いって言うか、キツイ感じです」

「本当に大丈夫?」

「うん。……蒼くん、手、繋いでもらってもいいですか?」

「もちろん」

 

 首から手を離したリナちゃんの両手を、オレは指を絡めて繋いだ。

 

「あの時痛かったけど、蒼くん、とっても、優しかった。だから、あの時の蒼くんの優しさを思い出して、すごい胸とお腹がぽかぽかしてるんです」

「そっか」

 

 そっと腰を押し付けていくと、狭いリナちゃんの中がきゅっと締まっていく。

 

「ひぅっ♡ んっんっ、あっああっ♡」

「大丈夫かな」

「はーっはーっ、うん。大丈夫です。蒼くん……あの時のリナと、今のリナ、変わりましたか?」

 

 リナちゃんの中はゆっくり締まっていく。手もきゅっと握り返してきていた。

 

「可愛くなったよ」

 

 美少女の微笑みが浮かんだと同時にリナちゃんの奥に到達する。

 

「えへへ、ひんっ♡」

「それに、かなりエッチになったよね」

「そぉ、くんが、した、あっ♡ で、す、イっ」

 

 膣奥をゴム越しに擦っていたら、びくびくしながらリナちゃんは言葉が切れ切れになっていた。

 ゆっくり引き抜いていくと、コンドームをしていてもリナちゃんのまんこがギュッと締まってカリを擦っていく。

 

「は……ああっ、あっ、ああっ、あんっ♡」

 

 カリがリナちゃんの入り口で引っかかった。

 

「きょ、今日のそぉくん、優しっ、あっあっ♡ また、入ってくるぅ♡」

 

 オレが入れやすいように、リナちゃんは腰を浮き上げてくれている。いや、気持ちのいいところに当たるように自分で調整しているのかもしれない。

 ゆっくりのピストンでも、甘イきしてるから。

 ヘソの下にミニスカとキャミソールが引き寄せられた着衣セックスでも、お腹が小さく痙攣しているから、イっているんだろうなあ。

 

「リナちゃん、おっぱい触ってもいい?」

「んっ、いいですよ」

 

 指を絡めていた手を離し、リナちゃんは近くにあった大きなクッションを頭の近くにおいてギュッと握る。

 エロくなったリナちゃんに夢中で気が及ばなかったけど、床の上でしていたんだ。

 

「リナちゃん、クッションこうして」

「はい。は……あ……これ……ちょ、っと、奥に♡」

 

 握っていたクッションを背中に置くと、少しだけリナちゃんが仰け反る。背中が床に擦れて痛めることはないだろう。

 でも、ちょうど子宮のあたりなんじゃないだろうか。仰け反った頂点が。

 入れている奥がギュッと締まっている。

 それに弓なりになったお陰でリナちゃんのおっぱいの形がよくわかった。

 緩やかな膨らみは、やっぱり最初に抱いたときより少しだけ膨らんでいる。

 

「気持ち良くなったでしょ?」

「はぅうぅ♡ は、ああ♡」

 

 こくこくと仰け反ったままリナちゃんが頷く。

 

「オレ、イきたい」

「は♡ あ……ああ♡ い、いいです、お♡ そぉくん、いっぱい、リナのおまんこ、はうぅ♡ は♡ あ、ああっ、どちゅどちゅ、んっ、あんっ♡ しても、だいじょ、ぶ、で、すぅ♡」

「リナちゃん……」

「大好き……蒼くん、大好きなんです。……だから、イってください」

 

 僅かなおっぱいを包み込むようにして、小さな柔らかさを味わうと、クッションで仰け反っているリナちゃんは声を上げて嬉しがった。

 その先っちょの小っちゃな乳首はオレの手のひらの中で擦られて、あっと言う間に硬くなって、少しだけくすぐったくなる。

 

「んっんっあっ♡ や、優しく、じゃなくてもっ、んうっ、はううぅ♡ だいじょ、ぶっですからっ♡ あぅっあっあっあっ」

「初めての時とは違うもんね、エッチなったもんね」

「はんっ♡ うんっ♡ リナ、エッチにぃっあっあっあっ、されちゃったもん♡」

 

 脇を抱えるようにして、乳首を親指で転がした。

 

「ち、くびっ♡ きもちっいっのっ」

「乳首だけ?」

 

 掴んだ脇が動かないようにして、腰をズンッと突き入れる。

 

「おぐっっ♡」

 

 浮かんだ腰をさらに浮かせてリナちゃんのお腹がびくんびくんと震えていた。

 

「オレ、イかせてもらうよ」

 

 絶頂のままのリナちゃんはクッションを握って、かすれる声で「はい」って返事。

 脇を掴んでいた手を、まだまだ子どものような腰へ。

 そして、服がずれないようにして――

 

「ひぐっ♡ ひんっひんっひんっひあああっ♡」

 

 腰を子どもまんこの奥へ押し付ける。何度も何度も。

 いつもと違う、粘りの少ない愛液の音がリナちゃんの部屋に響き渡る。

 リナちゃんは痛いのか気持ちいいのかわからない声を上げていた。

 でも、びくんびくんっといつも通りにイっているのが止まらない状態だ。

 クッションのせいなのか、ポルチオに入るときの引っかかりがカリを何度も刺激してくる。それが気持ち良くてオレは何度となくそこにカリを引っかけた。

 

「き、気持ちいっ♡ 気持ちいっのっ♡ そ、ぉくんっしゅきっ! しゅきっ! イっ、イくのっ♡ 止まんにゃいのっ♡ ひんっひんっしゅき! しゅきでしゅっ♡ そおくっんっ! しゅきぃっ♡」

「リナっ! リナっっ!」

 

 込み上げてくる快感をちんぽの先を押し付け解放すると、いつもと違って亀頭が生暖かいものに包み込まれる。

 リナちゃんはシーツを握って頭を床に付けて仰け反って震えている。

 いつもと違う絶頂に物足りなさを感じながら、射精が治まるまでオレはリナちゃんの中を何度も突いた。

 

「くっ……うっ……」

「は……あ……あ……ぁ……」

 

 掴んでいた腰をゆっくり下ろし、ちんぽを抜いていく。

 クッションに背中を預けたリナちゃんの股間から、だらりとした肉棒が抜けてきていた。

 

「はーっ、はーっ、はー、はー」

 

 乱れたキャミソールの肩紐の片方をリナちゃんが手にする。

 

「んっ」

 

 ちんぽが抜けると、コンドームが置いてけぼりになっていた。

 

「ティッシュティッシュ」

 

 部屋にあったティッシュを取って自分の息子を拭きつつ、リナちゃんのまんこの中に取り残されたコンドームをゆっくり引き抜く。

 

「あ……あ……あんっ♡ こ、こんな風になってるんだ」

「リナちゃんのまんこが小さくて、きつきつだからコンドームが中に残ったまんまなってたんだね」

「そっかぁ……そっか、こうやってせーし出ないようにしてるんだ」

 

 コンドームの精子溜まりを指でツンツンしてリナちゃんは珍しそうに見ていた。

 

「これ、オレが捨てておくね」

「あ……ああっ! すごい慣れてる手つき!」

 

 キャミソールのストラップを肩に掛け、リナちゃんはちょっと怒った風な口調になっている。

 

「え?」

「蒼くん、そのこんどーむ、片付けるの、手際がいいですね!」

 

 リナちゃんのゴミ箱に入れるのもアレだから、コンドームをキュッと縛ってティッシュで包んでいた。

 

「リナ、蒼くんのその……ほかのオンナでしてきてた、慣れたのっていうか、慣れた動きにすごいヤキモチ焼いちゃうんですぅ!」

 

 舌を「べーっ」と出して怒りそうな雰囲気だ。

 

「あ、ああ」

「もぉ……」

 

 パンツを履きながらリナちゃんは口をとがらせている。

 

「そんなに怒らないでよ。過去のことなんだし」

「むぅっ」

 

 確かにリナちゃんは、過去の女性との付き合いでオレが慣れてると、自分が最初じゃないからって、よくヤキモチ焼いて怒っている。

 

「じゃあ、今度からコンドーム止めようか。そうしたらリナちゃんヤキモチ焼くことないでしょ」

「……うん」

「ん?」

 

 何となくばつの悪いような返事だ。

 

「で、でも……リナが、妊娠できるようになったら……して、ください」

「わかったわかった」

 

 口をとがらせてそっぽを向いたリナちゃんをぎゅっと抱きしめた。

 

「でも、でも、こんどーむ……初めての時みたいに、ちょっとキツイけど……蒼くんが優しくしてくれて……好き、かもしれないです。初めての時思い出して、とても……その、気持ち良かったでした」

「うんうん」

 

 手を回してきたリナちゃんの頭を撫でた。

 

「でも、でも……なんか、物足りなかったです」

「リナちゃんはエッチになったね」

「うん。好きな人からエッチにされたからいいんです」

「そっか。で、何が物足りなかった?」

 

 ぎゅうっとしがみついてリナちゃんは耳元で囁いた。

 

「お腹……子宮に、せーし入ってこない感じで……ちょっと。その……中で、出して欲しかったです」

 

 むくむくとオレの股間がまた膨らんだ。

 物足りなかったのはオレもだ。リナちゃんの中にたっぷり出したかった。

 

「今度ね。時間あるときに、いっぱい、いっぱい、たっぷり中に精液出してあげるからね。リナちゃんの中、いっぱいにしてあげるよ」

 

 リナちゃんはまた力を入れて抱き付く。

 

「そんなこと……そんなこと、今言わないでください」

「あ、ごめんね」

「……今、欲しくなっちゃうじゃないですか……もうっ……」

 

 リナちゃんはそれを我慢するかのようにオレの耳にキスを何度もした。

 オレも我慢するためにリナちゃんの頭に何度もキスをした。

 

 

 その日の夜は久しぶりにリナちゃんで2回もオナニーをしてしまった。



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4 本当のヤキモチは怖かった

 成人の日が過ぎて、リナちゃんが生理で辛い時季が過ぎるのを待っている間、オレは紗都子にレンタルされた。

 

 リナちゃんに何度も何度も「本当にいいのか」って聞いたけど、生理中に紗都子に連れられて大学に行って何かあったようで、「仕方ないです」って辛そうな返答だった。

 

 そうしてオレは紗都子に身体を売ったのだ。

 紗都子はこの日のために彼氏と別れたそうだ。そんなにしてまでしたことは――。

 

 あの柔らかな巨乳にオレの息子は幸せそうに挟まれ、昂ぶりと同時に大きな口が開かれ、その喉の奥へ精液を放出。

 

 飲まされた大学製の精力剤と増精剤で治まるのはきっと一日いっぱいかかる。

 そのはずだった。

 でも、それ以上に紗都子がオレの身体を求めたせいで、半日で薬の効果が切れた。それくらい紗都子はオレから精を奪った。

 オレと紗都子の身体の相性は、本当にいいのかもしれない。

 

 それと、紗都子はピルを飲んで中出しOKの状態だった。

 そんなに中出しさせてくれなかったのに、どんな風の吹き回しだろうと思ったけど、遠慮なく中出しをさせてもらった。

 

 驚いたことに、紗都子はパイパンにしていた。

 オレがリナちゃんを抱いていることに対抗してなのか聞いたら、パイパンじゃないと立たなくなってたらどうしようと思って、この日のためにVIOラインを綺麗に脱毛してきたんだそうな。お金を払って、恥ずかしい思いをしてまで。

 

 オレも紗都子のパイパンは初めて見たから興奮していた。

 何度となく紗都子を抱いたが、無毛の元カノの姿は新鮮だった。紗都子のまんこの色をよく観察して、ますます昂ぶったオレのちんぽを遠慮無しに突き入れた。

 

 口とまんこに5回射精してから紗都子は本当のお願いをしてきたんだ。

 

 この日のために三日間飲み物だけで過ごし、自ら洗浄して綺麗にしていた。

 オレ以降付き合った彼氏には持ち合わせていなかった性癖。

 アナルセックスを求めてきた。

 

 別れてからオレだってしていなかった。

 一度だけで終わるのは勿体なかったから、69でアナルを指で柔らかくして紗都子の反応を楽しみつつ、フェラで口内射精。その間、紗都子もアナル弄りに何度もイっていた。

 そして久しぶりのアナルの締め付けと喘ぎ声。

 まんことアナルで紗都子の喘ぎ声が変わる。それに興奮しながら、抜かず3発して、やっと二人とも気が済んだ。

 服を着ている最中に一緒に住まないかって復縁を迫られたけど、それは断った。

 でも――

 

「一回だけじゃ、ないかもね」

 

 どうやらリナちゃんの弱みを握ったのか、去り際に紗都子のセリフと、してしまったことに自己嫌悪が押し寄せてきていた。

 

 

 

 朝に紗都子のアパートに行って、家に帰ったのは15時過ぎだった。

 志穂は吹奏楽部の練習で帰りが遅い。おやじもおふくろも相変わらず泊まり込みの仕事で帰ってこない。

 一人で疲れ切った身体を癒そうと思っていたら、玄関に入るなり、合い鍵を使って待ち構えていたリナちゃんが抱き付いてきた。

 

「蒼くんっ!!」

「リナちゃん」

 

 頭を胸に擦りつけてくる。

 

「どうしたの?」

「紗都子さんに酷いことされなかった? 大丈夫?」

「酷いことって……そんなことで呼び出したりしないよ。あいつは」

 

 ぴたりとリナちゃんの動きが止まって、オレを見上げた。

 ぷくっと頬を膨らませて。

 

「な、なんか変なこと言った? オレ」

「むぅ……元カノのこと、よく知ってらっしゃいますねっ!」

 

 あ、これヤキモチだ。

 

「さっき、紗都子さんから連絡あって……こんなことさせていただきましたって。そ、そそそそれ以外に、なんか、痛いこととかされてないか、心配したんですっ」

 

 あいつ……どんなことしたかも連絡したのか。

 リナちゃんを怒らせようとでもしているのか? マジで復縁のために、とか。

 

「痛いこととか、ないから」

「良かった……」

 

 ホッとした表情も束の間、リナちゃんはまた抱き付いてきた。

 

「……き、気持ち……良かったんですか?」

 

 ああ、あいつ、セックスしたこと言ってるな~。

 

「ぱいずり……とか……いらまちお、とか……お、お、おしり、とか」

 

 全部バラしてるよ。

 

「リナちゃん。もうオレを貸すってこと止めようよ」

「止めたい。……止めたいけど」

「けど?」

「紗都子さん。私の生理をちゃんと検査して楽にさせたりしようとしてるんです。それで、この前検査して……薬を試しながら、病気を治していこうって」

「紗都子がリナちゃんのために?」

「……でも、蒼くんと、また付き合うため……かも」

「大丈夫だよ。そんなことはないから。今さらまた付き合うとか考えられないし、あいつだって一緒にご飯食べてたときに言っていたろ?」

 

 とは言っても、服着てるときに復縁を迫られたな。

 

「なら……いいけど……」

「気持ちいいだけだったよ」

 

 ダメだっ! オレの口っ! そんなこと言っちゃっ! 

 

 再度見上げたリナちゃん、頬を膨らませたほかに口をとがらせちゃってる。

 真っ赤になってぷるぷるしてる。

 

「蒼くん! こっち!」

 

 ぐいっと手を引っ張られてリナちゃんに連れられていく。

 

「蒼くん! 脱いで! 一緒に入りますよ!」

「り、リナちゃん?」

 

 服を引っぺがされ、リナちゃんも全裸になってお風呂へ。

 

「ど、どうしたの?」

 

 何度も泊まりに来てるから、家の中のことはなんでも知っているリナちゃんだ。シャワーのお湯を確かめてからボディーソープを取って手でしゃかしゃかしている。

 

「ここに座って下さい!」

「あ、ああ」

 

 ぐいっと股を広げられてリナちゃんはその間に入る。

 

「綺麗にしますねっ!」

 

 泡だらけの手がオレのちんぽを洗い始める。

 

「う、あ……」

 

 普通に手コキみたいにちんぽをしごき始めた。

 

「ちょ、ちょっとリナちゃん。突然どうしたの」

「だって……だって……」

 

 片手では玉袋のシワを一つ一つ綺麗に洗うかのような丁寧さだ。もう片方では肉棒をしごきつつ、カリの当たりを丹念にしごいて洗ってくれる。

 

「くっ、リナちゃん……」

「お、お尻に入っていたんだから……綺麗にしないと」

「そんな、してると」

 

 念入りにちんぽを洗われれば、そりゃ、気持ち良くなってくる。

 イきそうになっているのを察してか、リナちゃんは両手で肉棒を責め始めた。

 片手では竿をしごいて、片手ではカリから亀頭までを包むように愛撫してくる。

 

「リナちゃん、で、出ちゃうよ」

「出して下さい……ちんちんの中もせーし出しちゃって綺麗にしましょう」

「はあはあはあはあ、出るっ!」

 

 ちょうどリナちゃんが手のひらでオレの鈴口を包むように愛撫したときだった。

 あったかい手のひらに向かって、出し尽くしたと思っていた精液をたっぷり迸らせる。

 

「く、くうっ!」

「まだ……こんなに出ます……」

 

 手のひらに付いた精液を見ながら、リナちゃんはオレの肉棒をしごき続けていた。

 

「で、出たよ」

「まだです。……まだ綺麗になってないかもしれないです」

「うあっ、あっあっあっ、それ以上、やめっ」

 

 敏感になった亀頭には触れず、またボディーソープを取ると、精液まみれのちんぽをしごき始める。

 

「リ、リナちゃんっ、アナル、アナルセックスはっ、紗都子、気を遣ってるから、大丈夫なんだよっ」

「ふぅんっ。そうなんですか」

 

 リナちゃんは俺の表情を見ながらしごき始める。まだ敏感な亀頭がまた手のひらに包み込まれた。

 

「うあっ、はあはあ、ううっくっ」

「すごい紗都子さんのこと、知ってますね。まだ好きなんじゃないんですか?」

「ないっ! くぅっあっ! ないよっ!」

「別れてから暫く経ってるのに、なんでそんなにわかるんですか?」

「長い付き合いだったからだよっ! くっ! リナちゃんとも、長く付き合えば。リナちゃんのこと、今まで以上にわかるようになるんだっ」

 

 ピタリと手が止まる。

 

「リナとも、そうなるんですか?」

「そ、そうだよ。実際は紗都子より、リナちゃんと一緒にいる時間の方が長かったから、リナちゃんのことの方を知ってるよ」

「そ、そうなんですか?」

「そうだよ」

「じゃあ、リナが今どう思ってるかわかりますか?」

 

 リナちゃんの手がまたゆっくりと動き始める。

 敏感なときは終わったから、気持ち良くなってきていた。でも、痛いくらいに硬くなっている。

 

「リナちゃんはヤキモチを焼いている」

「です」

「んで、パイズリとか、イラマチオとか、アナルセックスとか。自分には出来ないことをする紗都子にも、ヤキモチを焼いているんだ」

「だって……リナ、おっぱいもないし、おちんちんを喉までなんて……でも、お尻なら! お尻なら蒼くん入れること――」

「無理だよ」

 

 即否定した。

 泣きそうな顔をしてリナちゃんは手の動きを止める。

 

「リナちゃんは身長が低いから体も小っちゃい。だから、肛門も当然小さいわけだ。きっと裂けて大変なことになるよ」

「で、でも! おまんこになら入ったもん! お尻だって! 蒼くんの大っきいおちんちん入るよ!」

「リナちゃんはリナちゃんだから、紗都子のマネなんかしなくてもいいんだ」

「むぅっ」

「アナルセックスなんてする人はごく僅かだよ。普通の人はしない。オレはリナちゃんと普通にしていたいんだけど、ダメかな?」

 

 ようやくわかってくれたのか、こくりと頷いた。

 

「でも……」

 

 で、でも? 

 

「大っきくしちゃったから、蒼くん……イってください」

「わ、わかったよ」

 

 その日の最後の射精はリナちゃんの手コキだった。手のひらの上に、またたっぷり射精した。

 リナちゃんはその香りを嗅いで、どこか切なそうな表情。

 

 今までリナちゃんは自分の体の中に精液を入れたい。口の中でもまんこの中でも。ずっとそう言ってきた。けど、その日は決して身体の中には入れなかった。

 相当ヤキモチを焼いているのだろう。

 こんなこと二度とないようにしたい。そうは思っていたけれど、オレは人生の中で、このあと三度、リナちゃんの手コキで情けない声を上げるたのだった。



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5 リナちゃん、秘めたる思い

 その後、紗都子に怒りの連絡を入れると――

 

「本人がどんなことをするのか知りたいって言うんだから、下手なことを言って疑われるよりはいいでしょ」と悪びれる様子もなく返事が来た。

 

 確かにそうだけど……。

 

「あと、無理させちゃダメだからね」ともあった。

 

 その意味を知ったのは、先の手コキ責めのあった一週間後のことだった。

 

 1月も過ぎて寒い日が続いていた。

 志穂は部活で夕方遅くに帰ってくる。親はいつも通り帰ってこない。

 午前中からリナちゃんが家に来る。

 

 昼は済ませてくるって言っていたリナちゃんだったけど、昼ご飯食べるには早い時間の訪問だ。

 

 リナちゃんは紗都子の紹介で、大学の曰く付きの学部――薬学部の山口()教授に見てもらったようだった。

 薬学部ではかつて、バイトに来ていた学生が幼い子に手を出し、その親たちに公園で殺されかけたらしい。そんな事件もあれば、その山口元教授の研究所では小さな子ども達が薬の研究を勤しんでいるとか。

 オカルトじみた、噂の絶えない学部だった。

 

 それでも、精力剤だとか増精剤だとか、性に関する研究のお陰でオレも大助かりになっていたりもするが。

 いずれにしろ、その山口元教授の性の研究のお陰でリナちゃんの治療方法もわかってくるらしい。

 

「お邪魔しま~す」

 

 ヤキモチの気持ちの治まったリナちゃんはいつも通りにこにこしていた。

 

「ご飯は本当にいいの?」

「うん! 大丈夫!」

「んじゃあ、ゲームでもして遊ぶ? それとも勉強でわからないところでもやっておく? 中二の勉強もしてるんだよね?」

「じゃ、じゃあ勉強……」

「よし、じゃあここで待っててね」

 

 リビングに座ってもらおうと思ったけど、リナちゃんは廊下に立ったまま。

 

「うん? どうしたの?」

「蒼くんのお部屋で勉強するの」

「そ、そっか」

 

 リナちゃんの家だと、生理中だから彼女の部屋で。ベッドで寝たまま。うちに来たらリビングで勉強を教えていた。

 なのに、オレの部屋って……。

 小さいテーブルもあるし、まあ勉強するスペースはある。

 それで狭ければ、オレが参考書とか手に持っておけばいいことだ。

 

 折りたたみのテーブルを出そうとすると、リナちゃんは背中にしがみついてきた。

 

「どうしたの? リナちゃん、今日なんかおかしいぞ」

「あのね……教えて欲しい勉強ってね」

「ん?」

「お尻でエッチする方法。……紗都子さんに、いつもどうやってるか聞いてみたんだ。そうしたら、三日間ご飯食べないで浣腸もしてるって」

「リナちゃん……お昼ご飯食べてないのか?」

 

 振り返ってリナちゃんの肩を掴む。

 その小さな頭を縦に振った。

 

「紗都子め……余計なことを……」

「違うの! リナが……ただ参考に紗都子さんがどんな風にしてるのか、本当に興味本位で聞いたの。そうしたら、教えてくれて。……決して紗都子さんが……お尻のやり方をリナに教えたってことじゃないんです」

「どうしてそんなにまでして……」

 

 小さなリナちゃんがさらに小さくなってしまいそうだった。

 しょぼんと項垂れている。

 

「だって……リナ……体小さいし、おっぱいだって大きくないし、大人の女の人に比べたら、できないこと多いから」

 

 そんなことを考えていたのか。

 大丈夫だよって言ってオレは頭を撫でる。

 

「もし、お尻で出来たら、蒼くん、リナを飽きないんじゃないかって」

「そんなことしなくたって飽きないよ。体だけの話じゃないんだよ? 飽きるとか飽きないって。恋人同士って、体同士の繋がりは確かにあるけど、心とか気持ちの繋がりも大事だからね」

「でも……試して、みてもらえませんか?」

「試すって……」

「か、浣腸……なかったから……下剤と……ウォッシュレットで広げて……だから! 汚くないはずです! お願いです。 出来るかどうか……蒼くんに見て欲しいんです」

 

 そんなにまでして……。

 確かにバックからしているとき、リナちゃんのお尻を見て指を突っ込んで、あわよくばアナルセックスしたいとは思っていた。

 でも、一目見てわかるんだ。リナちゃんの肛門にちんぽを入れれば、きっと切れて取り返しのつかないことになるって。

 リナちゃんの小さい体で、オレのちんぽを受け入れることが出来るのは、性器と口だけなんだ。

 

「納得、させないとダメなんだね?」

「……はい。ちゃんと、できるかどうか蒼くんに判断、して欲しいです」

「わかった。じゃあ、脱ごう」

 

 言ってもわからないのなら、自分の体では無理だと言うことを知ってもらおう。

 

「あ、あの……蒼くん」

 

 恥ずかしそうに脱いでいくリナちゃんが小さな胸を隠している。隙間から簡単に見えるんだけどね。

 

「その……お尻……試してるとき、で、出ちゃったら……本当にごめんなさい」

「リナちゃん。アナルセックスって、それが絶対ないとも限らないから、恥ずかしがっていちゃ、出来ないから」

「は、はい……」

 

 パンツを脱いだリナちゃんは、無いが故に隠しきれない胸と、つるつるの股間に手を置いて立っていた。

 

「準備……出来ました」

 

 いじらしいというか、一筋というか。

 リナちゃんにとって、いいところでもあり、悪いところでもあるけど。

 

「蒼くん、それ、なんですか?」

 

 クローゼットの隅に隠すように置いていたローションを取り出したのをリナちゃんが見て質問した。

 

「これ、ローションだよ。お尻に入りやすいようにするヤツ」

 

 横になってそれを二本置く。

 オレも裸になって、リナちゃんには上に跨いでもらった。

 

「こ、こうですか?」

「うん」

 

 目の前にはリナちゃんのスジまんが晒されている。そして、可愛らしい肛門も。

 ちんぽはもうフェラしてもらえるくらい勃起をしている。

 今回は69をするわけじゃない。

 

 青いキャップしたローションを手に取って、指に(ひと)垂らし。ローションの雫は長い糸を引く。

 黄色いキャップはその隣に置いておく。

 

「じゃあ、触り始めるからね」

「は、い」

 

 大きく股を広げているから尻肉を掴んでアナルが見えるようにする必要はない。

 小さなお尻の穴に色が沈着しているような感じがしない。本当に無垢のまま、子どものような肛門だ。――いや、子どもなんだけどさ。

 

 不安を抱えたままオレはリナちゃんのアナルを弄ることを決心した。



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6 初めての穴への快感

 指とローションボトルの糸が引いたまま、お尻の穴に触れた。

 

「ひゃうっ!」

「痛い?」

「ぜ、全然痛くないです。ちょっと冷たくてビックリしたんです」

「そっかそっか。じゃあ、慣らしていくよ」

「は、い……んっ……」

 

 肛門にローションを塗っていくと、にちにちと粘つく音が立ち始める。

 

「んっ……はあはあ……んっ……」

「どんな感じ?」

「よ、よく、わかりません」

 

 もう一度ローションを指先に出して、お尻の穴の回りに擦り込み、少しずつ指先を可愛らしい穴に入れていく。

 

「んっ! はっ……ん……んん……」

 

 やっぱり力が入っているから、紗都子とは違ってすんなり入らない。

 リナちゃんは69になれば必ずしゃぶるちんぽを今日は何もしてくれていないのは、やはり初めてのことだから緊張しているのだろう。

 

「リナちゃん、力抜かないと入っていかないから、何も出来ないよ」

「はっ、はいっ」

 

 力入れてなくても、可愛らしいアナルのせいなのかなあ。

 中指の第一関節すら入らない。にちにち音がするだけで、まるで処女膜がオレの指を拒んでいるようだ。

 

「リナちゃん、フェラ、いい?」

「はあ、はあ、そ、でした……はむ」

「お尻弄ってるから、食いしばったらダメだからね。あと、余計な力が入らないように、四つん這いじゃなくて、オレのお腹に体くっつけて」

「はあはあ、わかり、ました。絶対、噛みません」

 

 口を開けるだけで力が抜けていくはず。それに、手足の力を抜けばきっと。

 もう一度ローションを指に垂らして小っちゃなリナちゃんのアナルへ指をくるくると回して弄り始めた。

 

「は……あむ……あ……ああ……ああ……あっ……あふ……んあ」

 

 口に入らず、リナちゃんの暖かいと息が亀頭にかかりつつ、小さい唇に飲み込まれていく感触。

 力を抜こうとしてなのか、口を大きく開こうとしてなのだろう。唇が時々離れていく。

 

「あ、ああ……あ……あおっ……おあっ……あ……んあ」

 

 小っちゃなアナルには指がつぷりとようやく入った。

 リナちゃんの上げる声が少し変わる。

 

「はむ……んあ……あおっおっ……あ、あう」

 

 指を手前に動かせば、お尻の肉がぴったりと指に吸い付いてくる。まだ力を抜くことが出来ないのだろう。

 このままむやみに動かせば、脱腸になったり痔になったりするかもしれない。

 ゆっくり、ゆっくり、丁寧に指でアナルを広げつつ中へ入れていく。

 

「あっ……あむ……くぷっ……あおっ! おっ! はあはあ……くぷくぷっ」

 

 ようやく中指が根元まで入った。

 

「リナちゃん、奥まで入ったけど、大丈夫?」

「はあ、はあ、痛くは、ないです。で、も……変な、感じがします」

「わかってると思うけど、入れただけで終わらないからね」

「はい」

「動かすけど、フェラはしたままで、噛まないでね」

「はい。はむ……くぷっ、くぷっ」

「力抜いて、ね」

 

 指をゆっくり引き抜いていく。

 ぴったり付いた肛門が伸びてきていた。

 

「あ~んって口開けて、力抜いて」

「は、あぁぁん、あっあっあっ、あぉっ」

 

 アナルがめくれることなく、ゆっくり指が露わになってくる。

 

「あ、あ……あぁ、ぉ、あ……ぅ」

「リナちゃん、これだとオレのが入らないってわかるよね」

「は、ぁ、……は、い」

「じゃあ、もう少し指で弄っていくからね」

「あぉっ! ぉ……ぁ……あっ……あぉっ……くぷっ」

 

 何度となく指を出し入れしてもリナちゃんは気持ちのいい声を上げると言うより、異質な感覚に、どちらかといえば排泄の感覚に違和感の声を上げているように思える。

 相変わらず口がお留守になっているのは仕方のないことだと思う。

 

「リナちゃん、どんな感じかな? 気持ちいい?」

「で、出て行くとき、あぅっ……なんか、気持ち、あぉっ……いい、のかな?」

「そっか……」

「はぁ……はぁ……ご、ごめんなさい」

「いやいや、初めてはこんなものだから」

「そ、そうなんですか? はあ、はあ……あぅっ」

「そうだよ。じゃあ、次の段階だね」

「んぉっ……つ、次?」

 

 ちんぽから口を離したリナちゃんはオレの方を振り返る。

 指を抜いて、オレは用意していたもう一本の、黄色のキャップしたローションを手に取った。

 

「リナちゃん、お尻上に挙げる感じにして」

「はあ、はあ、はい」

 

 ぷりん、とオレの目の前にスジまんが突き出される。

 アナルを弄られても、そこまで気持ち良くなっていないのだろう。開きそうにもないし、割れ目が濡れているようにも見えない。

 このままリナちゃんちゃんの子どもまんこにちんぽをずぼずぼ入れたいけど我慢だ。

 お尻の肉を掴んで広げると、アナルがひくひく蠢いて閉じようとしている。

 

「リナちゃん、さっきみたいにお尻の穴広げられている見たいに、力抜いて」

「は、はい」

 

 僅かながらも肛門を広げることは出来るようになったみたいだ。

 そこに黄色のキャップしたローションをつーっと入れる。

 

「ひゃうっ!」

 

 閉じてローションが出てこないように指を入れる。

 

「あおっ! な、何を入れたんですか?」

「ローションだよ」

「でも、さっきのと、違うのですよね?」

「よくわかったね。これ、大学で売ってる気持ち良くなるヤツ」

 

 リナちゃんの焦った声。

 

「あ、あの……麻薬、とか……じゃ、ないですよね? ずっと使わないと生きていけない、とかじゃないですよ、ね?」

「違う違う。大学の薬学部でいろんなの作ってるみたいで、媚薬入りって言うのも売ってるんだよ。リナちゃんに危ない薬なんか使わないし、どうやって手に入るかもわからないよ」

 

 影でこんな薬作ってる。

 とは言わないでおこう。

 

「そ、そうなんですね」

「ちょっと、じっとしててね」

 

 紗都子も大学のこのローションのお陰でアナルが気持ち良くなるようになった。

 

「じゃ、じゃあ……蒼くんのおちんちん、舐めてます」

「うん」

「ちゅぷっ、ちゅぱっ、くぷっくぷっくぷっちゅぷっ」

 

 指を入れて3分くらいリナちゃんはフェラを続けている。

 でも、少しずつフェラのスピードが落ちていた。それと、ぴったり体をくっつけているリナちゃんの乳首が硬くなっている。

 

「ふーっ、ちゅぷっ、ふーっふーっ、くぷ、ふーっふーっふーっ、ちゅぱっ、はあ、はあ、蒼くん……あ、の」

「どうしたの?」

「はあ、はあ、お尻に入れた指……動かさないんですか?」

「気持ち良くなってきたの?」

「ん……どうだろう……あの……お、おまんこと、お腹がきゅうって、蒼くんのおちんちん、欲しい、欲しいって」

 

 確かにリナちゃんの割れ目に沿ってしっとりと濡れてきている跡がある。

「じゃあ」と第一関節まで入れてローションの栓をしていた指を慎重に奥まで入れた。

 

「あ、あああっ、あうっ!」

「……痛かった?」

 

 体の上に置いたリナちゃんの身体はじっとり汗ばんで熱くなってきている。

 

「う、ううん。痛く……ない、です」

「よし。体勢変えるからね」

「は、はい。きゃっ! うぐっ、あぉっ♡」

 

 中指をアナルに入れたまま、リナちゃんの身体を仰向けにして、オレはその横に寝た。そして、リナちゃんの片足をオレの体の上にあげる。

 腕枕をしてあげたいけど、身体を起こしてリナちゃんのこれから変わっていくだろう表情を見守ることにしよう。

 

「はーっ、はーっ、はーっ。お尻に入ったままだぁ」

 

 どことなく甘ったるい声のリナちゃんは、これからされることに何か期待をしているような感じだ。

 オレの身体に片足を上げて、片方の足も力なく、投げ出すように大きく開いてもらっている。

 んで、リナちゃんのお尻の中に中指が根元まで入っているわけだ。

 

「今度は気持ち良くなるだろうから、動かしていくからね」

「うん。蒼くん……好き」

 

 慣れない快感になのか、それとも得体の知れない感覚になのか、汗ばんだリナちゃんが微笑む。

 その額にキスをして、馴染んできたアナルを弄り始めた。

 

 ぬぷっぬぷっとローションの絡んだ音がリナちゃんのパイパン恥丘の向こうから聞こえてくる。

 慣れてきたもので、指をギュッと締め付けることもなくなってきていた。

 力の抜き方がうまくなってきているのだろう。気持ちよさのために。

 

「はっんっ、んぉっ、あっああっ、あぉっ」

 

 アナルを弄って好きなところは、いつもと違う喘ぎ声を聞くことが出来ることだ。

 本当はちんぽを入れれば、もっと違った表情を見ることが出来るのかもしれないけれど、リナちゃんのアナルは無理だ。

 

「あっあっあっあっ♡ あぉっあぉっぉっ」

「気持ち良くなってきた?」

「は、はぉっ♡ 変れすっ、あっあっあっ、お、お尻も、あ、あそこもぉっおっ」

 

 こうやって可愛らしいリナちゃんの喘ぐ姿を――アナルを弄って悶える姿を見るのもいいかもしれない。セックスする前にやればオレも興奮してくるし。

 

 指を出し入れするたびに、リナちゃんの腰が微妙に上下に動き始めていた。

 

「そ、ぉくん、お、尻で、気持ち、あぅっあっあっ♡ よく、なっちゃう♡」

「いいんだよ。気持ち良くなってるところ、オレに見せて」

「んぉっ♡ は、したない、声、は……あ……あぉっ♡ で、ちゃうの、あぉっ♡」

 

 勝手に出てくるおほ声を我慢しているのか、リナちゃんは眉をハの字にしている。

 視線を逸らしているところも可愛い。

 

「お、尻、気持ち、いっのっ♡ ぉっ、あぉっ、んっんっんぉっ」

「いいよ。どんどん気持ち良くなろうね」

 

 指はスムースに動かせるようになっている。

 その手のひらには、リナちゃんのまんこから溢れてくる愛液が流れてきて指を伝い、さらにアナルの動きを滑らかにしている。

 

「ね、ねえ? そぉくん、そぉくん? あぉっ♡ も、もお、やめ、やめよ? んあっあっあぉっ♡」

「どうしたの? 気持ち良くないの?」

「こ、れいじょう、し、あっあぅっあぉぉっ♡ たらっ、リ、リナっ、お、ぉっおっ、お尻で、はっあぉっ♡ イっちゃいそっ♡ ひあっ」

 

 締め付けも緩くなって、もう一本指が入るか試したけど、やっぱり無理そうだ。

 

「いいよ。お尻でイクところ、見せて」

 

 唇を震わせたリナちゃんは切なそうにしながら涎を垂らしている。

 

「で、でもっ」

「リナちゃん、お尻でイこう」

「へ、変じゃない?」

「大丈夫。リナちゃんの気持ちいいところ見つけてあげたいんだ。ちゃんとイけるか見ていてあげる」

「あぉあっ♡ はっはっはっはっ、い、いいの? あっあっ、あぉっ♡ お、お尻で、リナ、あぉっぉっぉっ♡ イっちゃ、うよぉ♡」

 

 指をアナル手前まで動かしてまた奥へ。腸壁の上から膣に向けてるように擦っていく。

 

「そぉくんっ、あっあっあっ♡ そぉくんっ、リナ、リナっあぉっ♡ お、し、りでっ♡ おし、りでっ♡ おっおっおっ♡ イっちゃうのぉぉおぉ♡」

 

 リナちゃんの腰が、ぐいっと上がって足で踏ん張っていた。

 泣きそうな顔で声を抑え、下唇を噛みながら震えている。

 

「ふぐぅっ、うっ♡ うっうっうっ♡ うぐぅ♡」

 

 びくっ、びくっ、とアナルに入れたままの指を引き連れてリナちゃんは腰を何度も浮き上がらせた。

 

「んひっ♡ ぉっ♡ んあっ♡ あっ♡ んぉ♡」

 

 イってる最中、指をアナルの一番奥に突っ込む。

 

「うぐううううううぅっ♡♡」

 

 一際大きく腰を突き上げて、何度も震えてると、ぱたりと腰が落ちてきた。

 指を抜くと「あおおおうっ♡」と聞いたこともない声を上げて、リナちゃんは腰を下ろしても、お腹の真ん中を――膣に沿って痙攣させている。

 

 指をティッシュで拭く。

 何も汚くは無い。

 リナちゃんはオレのためにお腹の中を綺麗にしてくれていたんだ。

 

 広げた脚を閉じて、リナちゃんが横になったオレにしがみついてきている。

 

「気持ち良かった?」

「はーっはーっはーっはーっ」

 

 息を切らして胸に頭をコツッと何回も当てて「んっ」と言いながら返事をしてくれた。

 

「こ、んど、蒼くんが、はーっはーっ、気持ち良くなる番です」

「お尻ではしないからね」

「ん」

 

 リナちゃんは期待の眼差しでオレを見上げていた。



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7 リナちゃん、みだりに乱れる

 アナルでイって、ぐったりしているリナちゃんに軽いキスをした。

 汗ばんだ額にしたキスに「ん」と見上げて嬉しそうに答えてくれる。

 

「蒼くん……」

 

 この表情を蕩けさせてしまいたい。

 しかし、今アナルとまんこはどうなっているのかも見てみたい。

 

「うしろからしたい」

「うん。……いいよ」

 

 初めてのアナルでイったせいか、それとも何か変な感じでもするのだろうか。体を起こす仕草がいつもと違う。

 ゆっくり気怠そうにリナちゃんが四つん這いになった。

 

「リナちゃん、いっぱい濡れてる」

「だ、だって……」

「お尻でいっぱい気持ち良くなったんだよね?」

「……は、はい」

 

 付き出されたお尻は、未だに気持ちよさを求めているのか、アナルはまだ指を入れてもいいように開いている。

 そして、リナちゃんのまんこは今までにないくらい指一本では隠せないくらい広がって、ぷに肉同士が糸を引き合っていた。

 ピンク色の幼いまん肉が蕩けて、小さな膣口がひくひくと物欲しそうにしている。

 

「蒼くん……がいいなら……お尻、使っていいんですよ?」

 

 ごくりと唾を飲み込んだ。

 確かにリナちゃんのアナルはキツキツで気持ちがいいかもしれないけれど、絶対切れてしまう。

 

 なら――

 

「リナちゃん、ローション掛けるからね」

「は、はい」

 

 もう力の抜き方を覚えたのか、遠慮気味ではあるがアナルが開く。

 そこに黄色のキャップのローションを垂らした。

 オレも緊張してなのかローションの入ったボトルを強めに握ってしまって、ぶぴゅっと多めに垂れて、入りきらない粘ついた液体がアナルから零れていく。

 

「きゃうっ」

「おっと」

「んっ」

 

 お尻の割れ目に沿って流れていくローションを、今か今かと待ち望んでいる膣口にちんぽをあてがってそこで堰き止めた。

 これはまずい。オレはアナルを慣れさせるときしかこの黄色のキャップのローションを使ったことがない。直接自分の亀頭に付けて、これをまんこに入れたことはなかった。

 

 一度拭くか……。それとも……。

 

 亀頭に上に粘ついたローションがちょうど良く零れずに残っている。

 この黄色いキャップのローションは、セックスするときに痛みが強い女性に使うためだと聞いている。もちろん、アナルでも同様に仕える。

 痛みを快感に変えるものも大学で売っているが、これは純粋に気持ちいい方を強めるためのものだ。

 

 リナちゃんはもう痛みを訴えることはない。

 だからこのローションを使う必要なんてない。でも、これを使えば今まで以上に気持ち良くなるのだろう。

 リナちゃんがいつもよりさらに気持ち良くなったらどうなってしまうんだろうか。

 

 そんなことを考えてしまったせいか――

 

 ぬぷっ、とローションの付いた亀頭をリナちゃんの膣口の中へ入れていた。

 

「うくぅ♡」

 

 確か、男の方にも影響が出るはずだった。

 血流が良くなって、硬さと太さが増すとか。そういえば紗都子とアナルセックスをし始めたときは興奮してガチガチになって肛門を押し広げていた気がする。

 

 ローションに濡れたリナちゃんの肛門に親指を入れて尻肉を掴んだ。

 

「あぉおおっ♡」

 

 リナちゃんが震える。びくんびくんと。

 親指を微妙に入れたり出したりして、ちんぽはリナちゃんの子どもまんこの奥まで入れる。ちんぽはローションの効き目が出るまでちょっと動かさないでそのままに。

 

「はうぅうぅ♡ りょ、りょぉほぉおっ♡」

 

 リナちゃんのアナルは柔らかくなったけど、親指で精一杯だ。

 ちんぽの出し入れはしないで、親指で穴をほぐすように動かす。残った片手はお尻の肉を掴んでよく見えるように広げた。

 

「リナちゃん、気持ちいい?」

「あ、たま、お、かしく、うぅ♡ なり、そです」

「お尻とまんこ、両方入れられて気持ちいいんだ?」

「は、はひっ♡」

 

 腕に力が入らないのか、それとも力を入れないようになのか、リナちゃんの上半身は枕に顔を埋め、手は枕の端っこを握っている。

 子どもだからなのか、その小さな体は柔らかい。

 べったりとふとんに胸を付けた状態で、汗で髪を貼り付かせて仰け反った背中が妙にイヤらしい。

 何より、お尻だけを差し出し、アナルに親指を入れた状態にされ、ちんぽをまんこの奥まで突っ込まれたリナちゃんがとてもエロい。

 

「う、ごかないんですか?」

「動いて欲しいの?」

「はーっ、はーっ、蒼くんが、動くの……待ちます」

「うん。もうちょっと待ってね」

 

 動かしたい思いが募っていくと、今までにないくらいちんぽが硬くなっていく。

 やはりローションのせいか、リナちゃんも早く動かして欲しいのだろう。僅かにだけど、腰を前後に動かし始めていた。

 

「そぉくん……リ、リナねぇ、やっぱり、う、動いて……欲しい、です」

「どうしたの? 気持ちいいことして欲しい?」

「はーっ、はーっ、お……おまんこと、お腹が……お尻も……」

「お尻も?」

「き、気持ちいいこと、して欲しいって……なってます」

 

 緩やかに動かすリナちゃんの腰のストロークが大きくなり始めている。

 自分では気が付いていないのかもしれない。

 リナちゃんのまんこはアナルに力を入れていないせいなのか、いつものきつさはない。かといって気持ち良くない、そんなことではなく。程よい締め付けと、膣ヒダが一つ一つ気持ち良く絡んでくるようだ。

 

「動くよ。エッチなリナちゃんのために」

「は、はひっ♡ ひぐぅっ♡ りょおほぉっ、おぉっ♡ おちんっちんっっ! 指ぃっ♡ 気持ち、イっ、気持ちイっのっ♡」

 

 ずるずるとちんぽを抜くと、カリに受ける気持ちよさが断然違った。

 締め付けるのと、包み込む感触が絶妙に絡み合って、リナちゃんのまんこが幼さから一皮剥けた。そんな感じになっている。

 

「オレも、くっ、リナちゃんの中、すごく気持ちいいよっ」

「そぉくんっ♡ かた、いのぉっ! ふ、と、いいっ♡」

 

 未だかつてない膨張を感じるオレのちんぽを、とろけ子どもまんこから引き出すと、リナちゃんのまんこが裏返るようにぴったり吸い付いてくる。

 

「あっあっ、おっき、あぁっ♡ おっきぃのっ♡ 引っ張ってくのっ♡ でっぱりっ、おちんちんのでっぱりっ♡ しゅごいいぃっっ♡」

 

 確かにカリがリナちゃんのまんこの中を引き摺ってくるのがわかった。ちんぽがカリまで出たところでまた押し込んでいく。

 アナルに入れた親指が、肉棒の硬さと膣内に入っていく感触を伝えてきていた。

 親指もちんぽに押し付けるように擦る。

 

「はぉっ♡ うぐううぐっ! おちんちん♡ お尻でわかっちゃうっわかっちゃう♡ はっはっあぉっ♡ はーっはーっはーっ、お、おかしっ♡ 身体おかしぃのっ♡ は、あっあっ! あっあぉっ! イぐうぅう♡」

 

 親指がギュッと締め付けられて、オレのちんぽを咥え込んだ小さなぷに肉がぎゅうっと離さないように肉棒を締め付けてくる。

 

「リナっ、リナのっ、おまんっこっ、あんっ♡ おち、んちんでっ、ひろ、ひろがっちゃうっ♡ お、尻もっ! 広がっちゃううぅっ♡」

「リナちゃん、力抜いて、力抜かないとっ」

 

 アナルに入れた親指が千切れそうなくらい締め付けられていた。

 このままだとリナちゃんのお尻に傷が付いてしまうかもしれない。

 

「はーっはーっはーっはーっ、こ、こぉ?」

「そうそう。力抜いてね」

 

 なんとか親指が動かせるまでなった。

 力を抜いてくれたお陰かまんこはぎっちぎちではないけど、ちんぽを出し入れするたびに、めちゃくちゃ蕩けたヒダが絡みついてきて、オレももうイきそうになってきている。

 ローションのせいで太くなっているちんぽに吸い付いていたリナちゃんの綺麗なまん肉も嬉しそうに音を立てていた。

 

「あああああ~~~♡ ああああああ♡ ち、力っぬいたらっあっあっあっ♡ しゅ、しゅごいの来そうれす♡ はあああ♡ そぉくううっっ♡ イ、イ、イく、イく、イくろっ」

「久しぶりの中出しだから、気持ちいいぞお」

「は、はひっはひっ、くらはいっ、おっきいおちんちん♡ せーしっせーしっ、リナの、ぉほっ、あぉっ♡ 子宮にっ、いっぱいくらはい♡」

 

 アナルに突っ込んだ親指にちんぽを激しく出し入れする感触が伝わってくる。反対側の手で尻の肉を掴んでいると、肛門が少しだけ広がって中が粘ついているように見えた。

 その直下では、肉棒がリナちゃんの本気汁を絡めてぼちゅっぼちゅっとイヤらしい音がする。

 

「イくよっ!」

「お、おっき、おっきくなたぁあ♡」

 

 ぶぷっと音がするくらい、リナちゃんの膣奥へ快感を注ぎ込む。

 同時にアナルもまんこもぎゅうっと締め付けた。

 

「くあっ! そ、んなっ! 締め付けたらっ!」

「イぐうううぅうううぅうぅうぅう♡♡♡」

 

 びくびくと仰け反ったリナちゃんは精液を注がせないようになのか、膣口が射精を阻害している。

 だから、精液を出し切れないオレはイきっぱなしのように快感がずっと残ったままだ。

 

「出させてっ! くぅっ! リナちゃん! 締め付けすぎっ!」

「あ゛ひっ♡ あ゛ひっ♡ うぐぅっ♡」

 

 オレの声が届いていないのかもしれない。

 大きく痙攣しているリナちゃんの膣はびくびくするどころか締め付け続けている。

 

 引いてダメならっ。

 

 勃起の収まらない、射精がずっと続いているような感覚のちんぽを、リナちゃんのポルチオに擦りつける。

 鈴口に快感を到達させたい思いで、膣壁を擦るとリナちゃんは掴んでいたお尻をビクッと震えさせた。

 

「い゛ひぃいぃいっ♡♡♡」

 

 聞いたこともない嬌声を上げ、精液を受け入れ始める。

 

「くぅっ」

「あ゛っ……あ゛っ♡ あ゛っ♡ ……あ゛っ♡」

 

 注ぎ惜しみをするかのように、射精が途絶え途絶えにさせられた。それがまた気持ちがいいんだ。

 いつもと違った喘ぎ声は、あげるたびに射精を許してくれる。だから、声に合わせてリナちゃんの奥へ入れるように腰を突き入れ、射精した。

 

「くぅっ、くっ、ううっ」

「い゛ひっ♡ あ゛ひっ」

 

 どくっと精液が出るたびに、情けない声が上がる。こんなに気持ちいい射精初めてだから仕方がない。

 体感時間はどれだけなのかわからない。オレは5分以上射精をしていたような気がする。それだけ長く続いたことがなかったからめちゃくちゃ満足した射精だった。

 

「はあ、はあ、はあ……リナちゃん……」

 

 お尻を掴んで、アナルもまんこも広がるようにしながら、ちんぽをゆっくり抜いていく。締まりすぎて裏返ってしまいそうだから。

 未だに脈動するヒダをかき分けるようにカリが出てくる。

 

「ひあっ♡ あ゛っあ゛あ゛っ♡」

 

 突き出されたお尻だけがびくびくと震えているリナちゃんは、まだイっているかのようだ。

 カリが出口で引っかかる。

 めくれないよう、細心の注意を払って亀頭を出そうとすると、カリがたっぷりの精液を掻き出してきていた。

 

 ぬぱっ

 

 亀頭が勢い余って上に跳ねると、精液がリナちゃんの頭まで糸を引いて飛ぶ。

 そして、思った以上にリナちゃんの小っちゃな穴から、どぽどぽとザーメンが流れ出てきていた。

 ちんぽを抜くと、突き上げていたお尻がぱたりと倒れる。

 股の間からは、こぽっこぽっと真っ白な精液が臀部を伝って流れていた。

 小さな身体が大きく上下して息をしている様は、よほど体力を使ったとしか見えない。

 それでも、リナちゃんはオレのちんぽに向かってきていた。

 

「そ、ぉじ、しま、す」

 

 惚けた表情だ。よほど気持ち良かったんだろう。涎の跡がまだ渇いていない。

 

「リナちゃん、いいよ。すごいイき疲れたでしょ」

「う、ううん」

 

 しゃがんで抱き起こそうとすると、リナちゃんはオレの股間に顔を埋めて、ぺちょぺちょとちんぽを舐める音が聞こえ始めた。

 

「リナちゃん……」

 

 未だに勃起しているちんぽの先から口をつけて、本気汁なのか精液かわからない白濁したものを舐め取っている。

 

「ちゅぷっ……そぉくん、興奮、した?」

「今もしてるよ」

「にへへ……よかったぁ」

 

 リナちゃんはオレの胸に手を置くと、優しく押してくる。座れってことだ。

 脚を広げて掃除フェラの妨げにならないようにする。

 

「ちゅぱっ、れろ」

 

 上から順に舐めてちんぽがどんどん綺麗になっていった。玉袋の回りも脱毛しているお陰で綺麗にしてくれる。

 これじゃあ、またしたくなるじゃないか。

 

「あは、蒼くんまた元気になった」

「そんなに元気にしたら……リナちゃん疲れちゃうよ」

「でも……もう、出来なくなるかもしれないよ?」

「え? なんで?」

 

 座ったオレを跨ぐようにリナちゃんは立って見下ろしていた。

 

「リナ、生理が重いのも、排卵されないのも……治るかもって」

「本当に?!」

 

 起き上がれずに学校に行けなかったのが無くなるのか!

 

「いつ?」

「いつか、わからないけど……その薬が出来るのがどれくらいかかるかわからないって」

「良かったぁ~」

 

 リナちゃんが腰を下ろしてきていた。オレのちんぽの上に向かって。

 

「蒼くん、いいの? リナの中に直接出せなくなるんだよ?」

 

 ちんぽの先にぽたりと、まんこから溢れてくる精液が落ちた。

 

「何言ってるんだよ。リナちゃんの身体が治るなら! 代えられないよ!」

「にへへ。やっぱり……蒼くん、好きになって良かった。んっ」

 

 はにかんだ笑顔をすると、小っちゃなまんこがオレのちんぽを飲み込んでくる。

 気持ちよさそうな表情でリナちゃんがオレを見つめた。

 

「だからね? 今のうちに、蒼くんの……リナの中に、んあっ♡」

 

 可愛らしい口を開いて、感じていることを知らせる吐息が漏らしている。

 

「成長は? 成長は止まったままなの?」

「あ……あ……奥に♡ んっ、成長は……無理、だって」

 

 女の子なら、胸が大きくなって成長していく。それは服だっていろいろ選べるだろうし、ファッションのことだって楽しみになるんだろう。

 

「リナ……このまんまだよ? こんなリナで……いいの?」

 

 大きく股を開いて、半分ぐらいまでちんぽを自分で入れたリナちゃんの腰を掴む。

 

「リナちゃんがいいんだよ」

「ひぐっ♡」

 

 掴んでいた腰を自分に引き寄せ、一気に根元まで入れた。

 そのままオレはリナちゃんの背中を抱きしめる。

 

「ナマで出来るからリナちゃんがいいわけじゃないんだよ。小さい身体だからリナちゃんがいいわけじゃないんだよ。リナちゃんがいいんだよ」

「ふ、ふぇえんっ」

 

 胸の中に顔を埋め泣き出した。

 

「小さい頃からオレを見てくれていたリナちゃんがいいんだよ。オレを思ってくれて、俺の好きなことや料理とか、お菓子だって作ってくれたり、そんなリナちゃんが好きなんだよ。オレも、その期待に応えたいし、ずっと側にいて守ってあげたい。身体の関係だけ、そんなこと考えてなんかいない」

「ひっく、ううっうああぁん」

 

 ちんぽを入れたまま、リナちゃんが泣き止むのを待った。

 

「ひっく、ううっ……蒼くん……好き」

「オレも好きだよ」

「ん」

 

 リナちゃんも背中に手を回してギュッと抱きしめてくれた。

 

「蒼くん」

「なに?」

「泣いてる間、蒼くんのおちんちん、どんどん硬くなってきてたよ」

「なんでそんなこと気にしてたのかな~」

「にへへ。……身体は正直なんです。泣いてるのと、……おまんこはまた……別なんです」

「泣いてるリナちゃん見て、興奮してたのかもね」

「ドSですね。蒼くんは」

 

 どこかで言われたような気がする。

 

「そんなドSを好きになったのは誰ですか~?」

「ひぐぅっ! い、きなり、強くしないでください」

「こんなドSのオレでも、リナちゃんは好きでいてくれますか?」

 

 リナちゃんは腰を前後に動かした。

 

「んっ♡ 蒼くん、好き。どんな蒼くんでも好き。お尻弄ってくれる蒼くん好き。おまんこ舐めてくれる蒼くん好き。あんっ♡ おちんちん、ずぼずぼしてくれる蒼くんが好き♡ はんっ♡ リナ、……リナをいっぱい思って大事にしてくれる蒼くんが、だ~い好きっ♡ んっうんっ♡」

 

 ぐちゅぐちゅと音を立てながら自分の腰を動かしてオレを気持ち良くさせようとしてくれるリナちゃんだけど、上になった経験が少ないから、それほどではない。

 でも、リナちゃんの思いはよく感じられる。

 

「リナちゃん、愛してるよ」

「蒼くん、リナも愛してます」

 

 抱きしめたリナちゃんがずっと動いてオレを気持ち良くさせようとしてくれている。オレはそれに応えるように動きを合わせた。

 

 さっきしたセックスも気持ち良かった。

 それ以上に、リナちゃんが上になってくれたセックスは心が繋がったようなぽかぽかした快感がオレを満足させてくれた。



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8 告白用チョコ

 今日はリナと二人でおにいちゃんにあげるチョコレート作りだ。

 もらう当の本人はバイトでいない。よく大学でバイトに行くけど、製薬会社に勤めるために顔を覚えてもらうためらしい。

 バイト代もいいからって言うのも理由の一つらしい。

 おにいちゃん、製薬会社にでも勤めるのかな? 

 

「志穂、甘くする? ビターにする?」

「私は、そうだな~。……おにいちゃん甘いのあんまり好まないし、ビターにしようかな~」

「だよね。じゃあ、リナもビターにしようかな」

「じゃあ、一緒ので作って、形だけは違う型を使おっか?」

 

 キッチンの下の引き出しにあったお菓子用の型を取りだした。

 全部一口サイズのものしかない。ハートはもちろん、星形、まん丸、月、いろいろあった。

 

「大っきいのないね……」

「そうだった。クッキー作る用のしか無かった」

「リナと志穂で作ったチョコってことでもいいんじゃないのかな?」

「ええっ! だって告白用だよ? 私が作ったことが入ったら、なんかおかしい気がしない?」

「おかしくなんかないよ」

 

 小首を傾げたリナが私を見て微笑んだ。

 

「どっちも将来のお嫁さんだもん。おかしくなんかないよ」

 

 リナは、ずっと私のこともおにいちゃんと一緒になる人だって思ってくれている。

 

「は、はは。そうだね。……そうだったよね」

 

 その気持ちは本当に嬉しい。でも、おにいちゃん次第なんだよね……。

 

「志穂? なんか不安なの?」

「う……うん」

「どうして?」

 

 だって……だって……。

 

「リナが……おにいちゃんと恋人同士なったら、私、捨てられちゃうか不安、……きっと血が繋がっていないリナがいいっていうと思うし、それに……エッチなこともリナに遠慮して、してくれなくなるんじゃないかなって」

 

 リナが突然抱き付いてきた。

 

「大丈夫。大丈夫だよ」

「でも……普通おにいちゃんとこんな関係になんてならないよ。だから、普通の兄と妹になるんだよ」

「志穂はそうなりたいの?」

「なりたくないよ!」

「じゃあ、リナ、付き合わないようにする?」

「リナだって、ずっとおにいちゃんのこと好きだったのに……ダメだよ」

 

 リナが胸に顔を埋めた。

 

「二人で、蒼くんのお嫁さんになるって、約束したんだから。志穂が私を応援してくれるように、リナも志穂を応援する。それに、蒼くんは志穂のこと、絶対捨てないと思う」

「どうして、そんなことが言えるの?」

 

 兄と妹なんだから、結婚は無理なんだ。あくまでおにいちゃんの意志で私を捨てるか、ずっと一緒にいていいのか決まるんだ。

 

「だって、蒼くん、優しいよ? リナも一緒になって蒼くんのこと、貶したり、悪口言ったりしたけど、今、志穂に優しくなったでしょ?」

「そ、そうだけど……」

「リナだって、いっぱい悪口言ったりした。でも、今は昔の蒼くんと同じくらい普通に接してるんだよ? 志穂だって、体を重ねてから、そうなってない?」

「うん。……前より、優しい」

 

 でも……。

 

「蒼くんは、体だけ目的じゃ無いと思う。だって、エッチなことする前、きっと後悔しないか聞いてきたんだと思うけど、どうだった?」

「ど、どうしてわかるの?」

 

 ぎゅっと胸の間に顔を沈めてきた。

 

「わかるよ。昔から蒼くん優しいもん。……リナと付き合ったとしても、志穂と仲良くしたままでいいよって、エッチなことしていいって言うから。もちろん……リナもエッチなこと、いっぱいしてもらうけど、きっとリナと志穂、お嫁さんにしてくれるよ」

「ははは」

「どうしたの?」

「普通じゃ無いよ」

 

 彼女と妹をお嫁さんって、聞いたこともない。

 

「大丈夫。大っきいおっぱいが欲しいときは志穂に、小っちゃいおっぱいが欲しいときはリナが。蒼くんのこと抱いてあげられるんだから。二人揃えば浮気されないし最強だよ」

「ははっ……あはっ、あはははははっ」

 

 おっぱいの大きさで浮気しないとか、どんな理由なんだろう。

 リナの理論におかしくて大声で笑った。

 

「笑わないの。本気だよ?」

「わかったよ。リナ」

 

 そっか。私に足りないのって――

 

「信じる。リナを信じる」

「うん。信じて。恋人になれたら、だけどね」

「それは、リナにがんばってもらわないとね。……それと、おにいちゃんが側にいていいって言ってくれること、信じてる」



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9 バレンタインデーキス

 リナちゃんから告白するから家に来るって連絡があった。

 告白するって、最初に言ったらダメなヤツじゃないか?

 それに何を告白するんだろう?

 

 子どもが出来る体になりました。さっそく出来ていました。なんて?

 まさかね。

 紗都子に聞いたし、オレも常識として、新しい薬が出来るのが数ヶ月単位で開発されることはないことを知っている。

 じゃあ、あれか。

 リナちゃんも彼氏と別れたってことになってたし、オレも彼女と別れたってことになってたし、リナちゃんから好きですって言われるのか。

 

 あれこれ考えてバイトを終えて帰宅すると、リナちゃんがちょうどうちに到着したところだった。

 玄関に入るところでリナちゃんに呼び止められた。

 

「蒼くん」

「うん?」

「お部屋でお話しするから、ね?」

「ああ、告白のこと?」

「うん。でね?」

 

 背伸びしてリナちゃんはオレに耳打ちした。

 

「……え?」

「そういうことにしないと、ね?」

「ああ、そっか~。でも、いいの?」

 

 リナちゃんは頬を染めて何か言いたげだったけど、こくりと頷いただけ。

 

「うん。……お願いします」

「わかった」

 

 リナちゃんには先に部屋に上がっていってもらって、オレはバイト先からもらった試供品をキッチンで飲むことにした。

 

 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

 

「志穂、どこかに行ったのかな?」可愛い恋人が首を傾げる。

「どうだろう? リナちゃん、どうしたの? 今日は話があるって」

 

 鞄に手を突っ込んでガサガサすると、リナちゃんはハートの模様で可愛く包装されたものをくれた。

 

「こ、これ……あ、あははは、なんか今さらって感じだけど、照れちゃうな」

「バレンタインの?」

「はい。……あの蒼くん」

「うん?」

 

「ありがとう」とお礼を言ってチョコレートを受け取る。

 

「あの、ね? リナ……小さいときから蒼くんと、志穂もだけど、一緒に遊んでもらってたよね?」

「うんうん」

 

 上目遣いに視線を外さず、顔を真っ赤にしたリナちゃんは今さらだけど、まだ中学生なんだなって思うくらい幼い。いや、小学生くらいにしか見えない。

 

「リナ……こんな人と、結婚できたらなって話を志穂とよくしてたんです」

「オレ?」

「はい。……それと、最近になってから、具合が悪くて学校休んでいるときに、勉強見てもらったり、一緒に留守番してくれたり、その思いが強くなりました」

「結婚ってこと?」

「はい!」

 

 自信に満ちあふれたリナちゃんは、オレの言葉にそのポニーテールを揺らしながら答えた。

 

「結婚はまだ早いから、友達ってのも無理があるよね。ずっと友達だったから」

「……友達じゃ、イヤです」

 

 大きくて、くりっとした瞳が潤んでいる。リナちゃんはオレに一歩近付いた。

 

「友達じゃなくて……恋人がいいです」

「オレ、大人だよ?」

「大人の人、大丈夫だもん。リナ、蒼くんがいいの」

「ゲーム好きだし、エッチなことだって好きだし、リナちゃんの知らないオレの面もあると思うけど、それでも?」

「どんな蒼くんでも……好きです。ずっと……ずっと……見てきました。ずっと、蒼くんが好きなんです」

「オレもリナちゃんをずっと見てきたけど、妹の友達って感じだった。……リナちゃんを、気になっていたことは気になっていたよ。でも、歳が離れてるし……それに……」

「好きです。好きに歳は関係ないです。蒼くんが……好き」

「オレでよかったら……恋人になってもいいのかな?」

 

 そっとつま先立ちになって、瞳を閉じて唇を差し出した。

 子どものキスのおねだりじゃなくなっている。

 

 華奢な腰を抱いてオレはリナちゃんと唇を重ねた。ほんの僅かな時間。

 唇を離して見つめ合って、もう一度口づけ。

 小さく開いた唇に舌を入れると、それに応えたリナちゃんは直ぐに舌を絡ませてきていた。

 

「はむ……んむ……んふぅ……あ、む……はぅ……あむ」

 

 何をして欲しいかオレは舌で伝える。

 その口の中に入れて、しごいて欲しい。ちんぽのようにリナちゃんの舌の上で自分の舌を出し入れした。

 熱いキスを交わしてリナちゃんから言われた通り「リナちゃん。オレ好きだったんだよね」と聞く。

 

「リナ……蒼くんのこと、ずっと好きでした」

「オレのこと好きだったのに、ほかの男のところいって抱かれてたの?」

「で、でも……蒼くんだって……」

「オレは大人だし、リナちゃんみたいに中学生の時に、ヤらしいことしたことないよ。……ねえ、リナちゃん。大人の人と付き合ってたら、オレが何して欲しいかわかるよね?」

 

 ぐっと抱き寄せて股間を押し付ける。もうガッチガチだ。

 

「リナ、わかるよ」

 

 背中に手を回したリナちゃんは一度ギュッと力を入れて抱きしめてくれた。

 体から離れると、オレの服を脱がせ始める。まずは上から。目を逸らさず頬を赤く染めて。

 ズボンに入ると、パンツを残して脱がしてくれた。パンツからオレの亀頭が「こんにちは」している。

 

「蒼くんの……ちゅっ」

 

 リナちゃんは先端にキスをして、裏スジを舐めながらパンツを下ろしていった。

 

「リナのお口で、蒼くん……気持ち良くするもん。かぷっ」

 

 上を向いたちんぽを自分の方へ向け、ぱくりと口にすると、唇がカリを行き来し始め、「くぷくぷ」と音を立てながらフェラを始める。

 上目遣いでオレを見ながら、どこか嬉しそうだ。

 

 口の動きに合わせた舌が、裏スジから鈴口まで前後に動く。リナちゃんの手はオレの腰に当てて、ノーハンドフェラをしていた。

 いつも通りのことなんだけど、告白というシチュのせいか、どこか初々しさがあって気持ちいいし、やけに興奮している。

 

 それに――

 

「リナちゃん……上手だね。オレじゃない人のちんぽで勉強したんだね」

「んむぅ……」

 

 ごめんなさい。そう言いたげな表情でちんぽを咥えるリナちゃん。

 責めるのにも興奮してくるし、リナちゃんも昂ぶっているのか、フェラの舌使いが激しい。

 唇から何度となくはみ出して見える小さな舌がそれを物語っている。

 

「はあ……はあ……も、もう……」

 

 カリを中心にしたフェラは、かなりクる。

 腰に手を当てているリナちゃんの手を握った。

 

「くっ、そろそろ……。うっ、はあ、はあ、くぅっ、出るよ」

 

 リナちゃんはフェラを止めて、口から糸を引きながらちんぽを出す。

 

「くぷっ……蒼くん、リナのお口に、いっぱい出しても、いいよ」

 

 そそり立ったちんぽを、上からリナちゃんは咥え、再度フェラを再開した。

 その唇はイかせようとして激しい動きになり始めている。

 

「うあっ……はあはあ……飲める? 濃いよ?」

「んふぅ♡ んむっ、じゅぶじゅぽっじゅぽっじゅぽっ」

 

 涎なのかガマン汁なのか、リナちゃんの唇からたっぷり溢れ出ている。オレの足下に垂れてくるくらい。

 激しいカリの責めにもう我慢できそうにない。

 込み上げてくる快感に従って、リナちゃんの手を握ると同時に、その口の中に勢いよく精液を迸らせた。

 

「くうっ!」

「んむう♡」

 

 唇を窄めて精液を堰き止めているような感じに、どくっ、どくっ、射精がゆっくり、長く続く。

 

「うあっ、あっ……はあはあ……くっ……」

 

 リナちゃんが美味しそうに喉を鳴らすたびに、裏スジと鈴口に舌が当たって後戯のように気持ちがいい。

 ようやく出し切ったと思っても、リナちゃんはちんぽに吸い付いたままだった。

 先端を丸々頬ばって、なにも動かずとも熱い口の中に治まるものも治まらない。

 

「リナちゃん……」

「んっ……じゅる、じゅるるる、ぷはぁっ……えへへ。大っきいまんま」

 

 うっとりしながらちんぽを咥えたリナちゃんに呼び掛けると、唾なのかカウパーなのか、音を立てて肉棒を口から出した。

 一回の射精で萎えるどころか、またガッチガチに勃起させられている。

 

「イヤらしいフェラを教えられたんだね」

「……はい」

 

 その視線はまるで「あなたが教えたんです」と言いたげだけど、「今度は私の番です」と物語っているようだった。

 頬を赤く染め、期待の眼差し。

 

 おでこにキスをしてからリナちゃんの服を脱がし始めた。

 恥ずかしそうに身をよじる姿に欲情しながら、薄いピンク色した下着姿にする。

 その小さな膨らみを隠すには少し大きいのか、上から見たリナちゃんのブラの隙間からは、下着の色と同じ小さな、未熟そのものと言っていい乳首が見えた。

 ピンク色したパンツは、これからされることへの期待になんだろう。股間の部分、クロッチの布地の色が濡れて濃くなっていた。

 リナちゃんはもう準備万端なんだ。きっと。

 

「見せて、ね」

「うん」

 

 抱き寄せるようにしてブラのホックを外すと、目の前に小さなおっぱいが現れる。

 垂れる要素が何も無いその胸には、五円玉の穴程度の小っちゃな乳首。その硬貨と同じくらいの乳輪。うっすらとピンク色に染まっているだけで、成長途中だと窺える。

 

「ちゅぴっ」

「んっ♡」

 

 口を開いて小さな乳房に吸い付くと、簡単にその柔肉が全部口の中に入る。

 唇でおっぱいを揉みつつ、舌先は乳首をくりくりと舐め回した。

 

「んっ……ふっ……あっ……はぅっ」

 

 舌で捉えた突起はいとも簡単にぴんぴんに硬くなった。

 舌先で翻弄されると、リナちゃんはオレの頭を抱きかかえる。

 

「そ、ぉくんっ……好、きぃ」

 

 おっぱいを吸って舐めているオレの頭を抱いて、片手では頭を撫でてくれる。

 お礼に反対側の胸も同じように吸い付く。

 

「ふぁっ♡ んあっ♡」

 

 ちらりと吸い付いていた反対側のおっぱいを見れば、乳首を吸われたせいで、おっぱいが乳首を中心としてぷっくり膨らんでいる。

 その硬くなった先っちょを指先でクリクリと弄ぶ。

 

「そぉくぅんっ♡ そぉくんっ♡ はあ、はあ、はあ♡ 好、きぃっ♡」

 

 しゃがんだまま乳首を愛撫しているから、リナちゃんの足がもじもじしているのがわかった。リナちゃんの太腿同士が擦れる音がしているからだ。

 

「ちゅぱっ」

「んっ♡」

 

 口から解放した小さな乳首二つが上向きに硬くなっているのを満足しながら両手でくりくりしてから、そのまま脇腹を通ってパンツを両手で掴む。

 目の前にリナちゃんのヘソがあった。そのお腹は、オレからちんぽを入れられるたびに、その形に膨らむのを知っている。

 ただし、それはオレではない誰かが知っていることになっている。

 

「オレのこと好きだったはずなのに、ここはもうほかの人に知られてるのは残念だな……」

「ご、ごめんなさい」

 

 ヘソにキスをする。

 

「ひゃんっ」

 

 唇を押し付けるだけで、ぷにっと柔らかさが伝わった。

 リナちゃんはイくたびに、ここは痙攣して硬くなる。ちんぽを離さないように、きつく締め付けるからだ。

 ゆっくりピンクのパンツを下ろしていく。

 幼さを見せつけるかの如く、真っ白な恥丘は無毛地帯だ。

 少しだけ膨らんだその丘の先には小さくとも深いオレ専用の穴があることを知っている。

 しかし、後ろ付きのまんこを持つリナちゃんは、パンツを下ろしただけでは、その初々しい割れ目すら見ることが出来ない。

 

「こんなに濡れて……リナちゃん、イヤらしい子にされちゃったんだ」

 

 リナちゃんの愛液は股のクロッチだけに留まらず、下着の後ろまで染みを作っていた。それは太腿の中程までパンツを下げても糸を引くぐらい。

 

「そぉくんの、ためです」

「オレのため?」

 

 脱がしやすくするために片足ずつ上げてくれるリナちゃんの肌は、触れると風邪をひいたかのように熱い。

 

「オレのために、ほかの人から抱かれたんだ」

「ぅ……ごめん、なさい……」

「どれ、見せてごらん」

「は……あぁ……」

 

 脚を広げさせると、肉付きのよい、幼さの残った鼠径部の間、奥の方にぬらりと濡れた割れ目が見えた。

 

「綺麗なまんこだね」

「あ、りが、とぉ……」

「ここに何回入れられたの? オレ以外のちんぽ」

「わ、かりま、せん。……あんっ」

 

 ぷにっとした股間の肉に触れ、横に広げると大陰唇から糸を引いて愛液がポタリと床へ落ちていく。

 

「どれ」

「ひゃんっ!」

 

 柔らかい股間に顔を埋める。

 恥丘が鼻に付き、香りを嗅ぐと石鹸のいい香りがした。来る前にお風呂に入ってきたのかもしれない。

 舌を伸ばす先にリナちゃんの秘所の感触。ぬるぬるになっているのを感じた。

 

「いい香りだよ」

「か、嗅がないで……ください……」

「処女かどうか嗅いで確かめたんだよ。……リナちゃんのまんこはイヤらしい女の匂いがするから、処女じゃないんだね、やっぱり」

「ごめんなさい……あっあっ……そ、こ」

 

 伸ばした舌が割れ目の先を捉え、クリトリスに届きそうなところを舐め回す。

 

「もうこんなに濡れて……ほかの男に何回抱かれたかわからないくらいなら、もう入れても大丈夫だよね」

「そぉくん……」

 

 言いなりのリナちゃんも興奮しているのを窺い知れる。おねだりしている時のように瞳が潤んでいるからわかった。

 

「ほら、そこに手をついて、お尻こっちに向けて」

 

 立ったままクローゼットに手をつくよう命令した。

 端から見れば、中学生――には見えない全裸の子どもがお尻を向けてこっちを見ている。物欲しそうに。

 幼い子にこれからする背徳感に、ちんぽは痛くなるくらい硬くなって、早く入れろと先走り汁を出して主張する。

 

「い、入れるの?」

「どうしようかなあ?」

 

 入れたいに決まっている。ただ焦らしたい。リナちゃんもオレも。

 

「処女じゃないんだよね」

「ご、めんなさい……」

「ほかの男に何度もこうやってお尻向けておねだりしたのかな?」

「……は……い」

 

 確かにリナちゃんには何度もおねだりさせた。オレが。

 

「オレのこと好きだったのに?」

「ごめんなさい……」

 

 ぽたり、床にリナちゃんの愛液が垂れた音がした。

 見ればリナちゃんの股間から愛液が糸を引いていた。

 

「こんなに濡れて……こんなエロい子のまんこは塞いであげないとね」

「ごめんなさい……リナ、エロくなってごめんなさい」

 

 反り返ったちんぽをリナちゃんの股の間に入れて、亀頭をスジに沿わせて前の方へ向かわせた。

 

「あ……あ……」

 

 早く入れて欲しいのか、リナちゃんは腰を微妙に動かしてちんぽを自分のまんこへ導こうとしているようだ。

 でも――オレはリナちゃんの尻の肉を掴んで動かないようにする。

 

「そ、おくん……」

「自分で入れようとするなんて」

「ご、ごめんなさい。蒼くんの、欲しくて……」

「いけない子だね……」

「ごめんなさい……」

 

 腰を引いていくと、ちんぽの先端がとろとろになった小さな凹みを見つけた。

 

「お仕置きしないと」

 

 その穴に向けて亀頭を一気に押し込んだ。

 狭いけれど、一直線にオレが入って行くための道が出来上がっている。

 ぎゅうっと程よい締め付けに、堪らずリナちゃんの一番奥をちんぽが抉った。

 

「い゛っ、きなりっ♡」

 

 握っている小さなお尻が、びくっびくっと跳ね、クローゼットにリナちゃんが寄り掛かった。

 小気味よいリズムでちんぽを握りしめてくる膣内に、早くこの中に一度出してしまいたい衝動に駆られる。

 ぐりぐり亀頭を膣壁に押し付け、リナちゃんに一言。

 

「お仕置きの時間だよ」

 

 仰け反った背中をびくりとさせたリナちゃんはゆっくりと振り向く。

 小さな唇を震わせてはいるけど、頬を赤らめ、それはとてもとても嬉しそうな笑顔だった。



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10 素直に育ったね。リナちゃん

 リナちゃんの行き止まりに何度も腰を打ち付ける。

 

「あああうっ♡ あうっ♡ ああああっ♡」

「イヤらしいエッチな子になって! 悪い子になって!」

 

 貶すたびに背徳感に襲われた。しかし、オレのちんぽは逆にリナちゃんの狭い中をカリで引っかき回すのに悦び、浅いポルチオを突き上げることに興奮している。

 1分と経たないうちにリナちゃんは「イく」とも言えずに身体をぷるぷる小さく震わせていた。

 次第にリナちゃんはクローゼットに体を支えられなくなって上半身が床に向かって行く。足もガクガクで、ちんぽが彼女の身体をピストンしながら支えているようだ。

 

「あううっあうっあうっあうっ」

 

 ピストンのたびに上げる、リナちゃんのいつもと違った喘ぎ声に興奮していると、ついにはお尻を突き出して突っ伏してしまっていた。

 クローゼットの前で、腕を枕に呻いている。

 

「リナちゃん、まんこだけ残して、そんなにちんぽ入れて欲しいんだ」

「はぁーっ、はぁーっ♡ はぁーっ♡」

 

 挑発するように、リナちゃんは少しだけ腰を前後に動かした。

 

「……へぇ。エロいリナちゃん、すっげえ好きだよ」

 

 突き出された尻肉を掴む。アナルがヒクヒクして物欲しそうにしていた。

 尻に指を突っ込んだ時みたいに、リナちゃんのまんこから力が抜けているのがわかる。

 きっと指を入れればすんなり入るだろう。でも――

 

「ああうう♡」

 

 広げられたお尻から、リナちゃんの割れ目――もうオレのちんぽでいっぱいいっぱいになった――に出し入れされる肉棒の様を見るのに夢中になっている。

 

 ちんぽがぷにっとした大陰唇に沈んでいくと、先っちょが熱い壁に突き当たる。

 さらに押し込むと、ごりゅんっとリナちゃんのポルチオに到達。

 中へ導くような痙攣と、ぎゅうっと締め付けてくるまんこに、ちんぽが悦んでびくびくしてくる。

 

 そして、そんな絶頂の膣内を引き上げていくと、ぬるぬるの膣壁をカリが抉っていく。これがかなり気持ちいい。

 ぷに肉からはリナちゃんの小さな小陰唇と膣口が肉棒に吸い付いてくる。

 鮮やかなピンク色のそれは、ぬるぬるになったちんぽを放すものかとでも言いたげに裏返りそうなくらい伸びてくる。

 

「はあうっ♡ ああっあんっ♡ あっあっああっああっ♡」

 

 リナちゃんの小っちゃな出入り口にカリが見え、幼いまんこが一気に広がった。

 

「ああああぁあっっ♡ ううっ♡ うっ♡ ううっ♡」

「何回もイって、悪い子だな。オレなんてまだ一回しかイってないぞ」

 

 ゆっくり出し入れしていたけど、突っ伏して喘いでいたリナちゃんが横を向く。

 焦点の合わないような目をして、オレのちんぽが入るたび、出るたびに開いた唇から悦んだ声が上がった。

 そんな姿に我慢できなくなった。

 

「おらっ!!」

「あ゛う゛゛っ♡」

 

 リナちゃんのお腹でちんぽがポルチオに向かって、ごりゅんっ! と入り込む。

 

「くぅっ」

 

 体の小さなリナちゃんの身体だからわかる。お腹がボコって膨らむ位置にちんぽが入り込んだのが。

 ちんぽ全体が締め付けられて、奥に入った亀頭がざらざらの膣肉に擦られまくる。

 ここに向かって何度も腰を打ち付けた。

 

「ああううっ♡」

 

 小さく幼いリナちゃんのまんこは浅い。その奥に入れるのだ。伸びて狭くなった膣はちんぽを締め付ける。

 そんなきつきつのまんこにちんぽを出入りさせる行為が気持ち良くないわけがない。

 

「くっ、おおおっ!!」

「あ゛っ♡ う゛っ♡ う゛う゛っ♡ あ゛う゛っ♡」

 

 最初こそ痛がったリナちゃんの中一まんこ(とは言っても実質小四くらいか)は、半年以上かけてオレのちんぽの形になったと言っていいかもしれない。

 この小さく、幼いまんこは、大人のオレのちんぽを十分受け入れることが出来るようになった。

 そして、激しくちんぽを出し入れしても――

 

「あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡ あ゛っ♡」

 

 悦びに喘ぐのだ。

 証拠に、愛液が狭い膣内に収まりきれずに肉棒が出るたびに、ピッ、ピッ、と吹き出てくる。

 オレだけの、オレの恋人。小さくて幼いリナちゃんの狭い中をちんぽが悦んで膣壁をかき分けていく。そして、未熟な膣内のヒダをカリが抉って出てくる。

 

 オレの指が軟らかい尻肉に食い込む。

 腰が勝手に激しく前後に動く。尻と腰がぶつかる音が何度となく立つ。

 喘ぐリナちゃんも察したのだろう。

 込み上げてくる射精感にちんぽが入りやすいように自然と尻が突き上がってきていた。

 

「リナちゃんっ!!」

 

 込み上がってくるどろりとした快感が一気に肉棒を駆け抜ける。

 腰がリナちゃんの奥を求めてポルチオを抉った。

 

「うおおおっっ」

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あっっ♡」

 

 尿道がリナちゃんの膣壁の熱さと射精の熱さに震える。

 

「おおおおおううっ!!」

 

 締め付けるりなちゃんのまんこにオレは吠えるような声が上がった。

 びくっびくっと射精するたびに突き上げられた尻をさらに突き上げるようにちんぽをねじ込んだ。

 突っ伏したリナちゃんの拳がギュッと握られ、射精に合わせてからだが震えている。

 

「はあ、はあ、はあ、はあ」

 

 まだ足りない。

 どこかで妹が見ていると知っているからなのか。

 それとも告白されてリナちゃんを責めるというシチュエーションのせいなのか。

 まったく性欲が治まる気配がない。

 

「はうっ」

 

 ちんぽを入れたままオレはリナちゃんの身体をひっくり返した。

 そしてリナちゃんの膝の裏を掴んでまんぐり返しに。

 改めてちんぽをリナちゃんの奥へ入れていくと、可愛らしい子どもみたいなお腹が肉棒の形に膨らんでヘソの上で止まった。

 

「うぐぅっ」

 

 眉をしかめながらも、リナちゃんは快感に耐えているのか、ぐっと噛みしめたその唇から涎が少し漏れている。

 そんな表情をされると……焦らしたくなるだろう。

 ゆっくり、ゆっくりちんぽを引き抜いていく。

 

「あっ……あっ……あっ……あっ……あっ……」

 

 抜かれるのが惜しいように声を上げて、リナちゃんは自分から抜けていくちんぽから目を離せないでいた。

 

「あうううっ♡」

 

 カリまで出てくると、引っかかった精液と愛液がいっぱいいっぱいに広がった膣口から溢れ出てくる。

 腰を少し引くと、ぶるんっと勢い付いて亀頭が現れた。

 二人の絡まった体液がリナちゃんの顔に飛び散っていく。

 自分のヘソに付くくらい反り返ったちんぽはドロドロになってて、リナちゃんの股間にぽたっぽたっと精液が零れていった。

 

「そぉくぅん」

 

 甘えた声を出したリナちゃんの両手が伸びてくる。

 

「うん?」

 

 体温が高くなっている手がオレのちんぽをそっと握った。

 

「こ、これ……」

「これじゃないでしょ」

「お……おちんちん」

「よく言えました」

 

 (たぎ)りに滾って上向いたちんぽを自分の方へ向け始める。

 そして――

 

「こ、ここに……」

 

 前のめりにはなっているけど、腰はリナちゃんから離れている。

 導くように握ったちんぽを、自らのまんこに向けてリナちゃんは懇願した。

 

「こ、ここ……」

「うん?」

 

 亀頭がリナちゃんのまんこにピタリとくっついた。

 物欲しそうに、切なそうにしたリナちゃんの表情に血液が肉棒に充満していく感覚がする。息を飲むようにカウパーが零れた。

 

「そぉくぅん……ここ……ここに……」

「ここって?」

 

 腰を少しだけ引くと、リナちゃんの手がぬるぬるのちんぽを自分の膣口に近付けようとする。しごくような動きの手が、カリを刺激する。

 

「こ、ここ、ここに……そぉくん……ここ、ここに……」

 

 ちんぽをリナちゃんの割れ目に近付けた。

 

「こ、ここ……」

「ここって何?」

 

 小っちゃなおっぱいの乳首を尖らせながら、なんとかちんぽを入れようとしているリナちゃん。

 自分の腰も浮き上がらせようとしているけど、オレが膝を押さえているせいで、それ以上リナちゃんの思い通りにはならないみたいだ。

 

「はあ、はあ、リナのここ……ここ……」

 

 ちんぽを開き気味のまんこから遠ざけると、なんとか入れようとリナちゃんの手がちんぽを自分の性器に近付けようとする。

 精液まみれのネバネバした手で自分に入れようとがんばっている姿がオレを興奮させる。

 

「こ、ここに入れて……ください」

「どこに何を入れればいいのか、ちゃんと言ってみよっか」

「はあ、はあ、はあ……」

 

 腰を引くとちんぽをギュッと握った。まんこに入れないよう注意しながら腰を前後に動かすと、リナちゃんのちっちゃな手がちょうど肉棒をしごくように動く。

 これはこれで気持ちがいい。

 

「リナの……リナのね?」

「うん」

「こ、ここに……」

「どこ」

 

 にちゅにちゅと精液まみれのちんぽをしごく音。

 それと、恥ずかしさを抑えて懇願してくる、リナちゃんの震える声。

 

「リナの……おまんこ」

「どうしたらいいの?」

「そ、蒼くんの……おちんちん」

 

 精液の零れてくる幼い割れ目を露わに、腰を微かに持ち上げてくる。

 ちょっとだけ広がった性器はザーメンに覆われてはいるものの、そこが綺麗なピンク色だと精液の隙間から垣間見える。

 

「おちんちん……リナの、おまんこ……入れてください」

 

 そんな可愛らしい子どもまんこに、入るように思えないオレの亀頭をピタリとくっつけた。

 

「はあはあ、おちんちん、入れて……ここ、リナのおまんこに……おちんちん入れてください……はあはあ」

「どうして?」

「ど、どうしてって……す、好きだから。好きだから……蒼くんのこと好きだから、蒼くんから……おまんこ、じゅぼじゅぼしてほしいです」

 

 押さえ付けていても腰を浮き上がらせ、握ったちんぽをまんこに導き、精液まみれの割れ目に亀頭が半分ほど埋まる。

 いっぱいっぱいに広がった膣口に、ちんぽの先はうねる膣内の感触に奥に入りたがっていた。

 

「も、もぉ……入れてぇ……」

 

 眉をハの字にして切なそうにおねだりするリナちゃん。

 もう広がらないと思えるような小さなまんこをさらに広げ、亀頭を飲み込ませる。

 

「はっ♡ ああっ♡」

 

 愛液なのか、オレの出した精液なのか、リナちゃんの中はどろどろで、めちゃくちゃ熱くなっていた。

 カリでリナちゃんの入り口を出たり入ったりすると、キツイ締め付けにちんぽが悦んでいる。

 

「ああっ、うっうううっ、はぅっ♡」

「ほら、入ってるところ、オレに見せて」

「ああうっあうっ♡ こ、こお?」

 

 ちんぽを握っていた手が離れて、まんぐり返しになって露わになっている結合部分をさらによく見えるようにしてくれた。

 リナちゃんの小っちゃな膣口を大人ちんぽのカリが出入りするたびに、カリに引っかかったまんこが伸びて、また戻る。

 たっぷり出した白濁した精液も、リナちゃんの愛液も掻き出されてくる。

 入り口だけでも気持ちがいい。

 

「そ、そぉくんっ、あっあっあっ……も、もっと……」

 

 一生懸命自分で性器を広げても、いっぱいいっぱいにちんぽを咥えたまんこはそれ以上広がらない。

 

「もっと、なに?」

 

 カリだけが入り口を行き来すると、にぷっ、にぷっ、と粘った音が立つ。

 

「リナの……リナの、おく、あっあっ♡ 奥、入れてください」

「オレのちんぽ欲しい?」

「はっ♡ あっああっ♡ ほっ、欲しいです……」

 

 一回だけちんぽを半分まで入れて、入り口まで戻すと――

 

「はああああっっ♡」

 

 腰が浮き上がってリナちゃんはイってしまった。

 ちんぽを追い求めるように腰が痙攣と一緒に、びくっ、びくっと震えている。

 亀頭まで入ったちんぽが、奥へ導くような膣内の顫動運動に思いっきり入れたくなるのを抑えた。

 

「はあ、はあ、はあ……も、もっと、奥に……」

「リナちゃん」

「はい」

「オレ、リナちゃんと恋人なれて嬉しいよ」

「リナも、です」

 

 リナちゃんの手は、その内股に食い込むくらい力を入れていて、性器を広げてもっと奥に入れたそうにしているみたいだ。

 

「こんな時くらい、恋人同士なんだから、恥ずかしい言葉でオレを誘ってよ。奥に入れて欲しいって」

「リナ、エッチになれば……いいんですか?」

「今でも十分エッチだけど、もっと。リナちゃんのエッチなところ見たい」

 

 ほわっとした微笑みを浮かべたリナちゃんの瞳はハートマークになっていそうだ。

 

「リナ……蒼くんのおちんぽ、おまんこの中でずぼずぼしてくれるの、好きぃ……はあ、はあ。……そぉくぅん、それでね? それで、さっきみたいに、リナの子宮に、いっぱい、いっぱい……せーしをびゅうびゅう、入れて下さい」

「そうしたら?」

「リナ……そうしたら」

 

 そのことを思ってなのか、興奮してなのか、リナちゃんの腰がくいっとあがってカリをぬぷっと飲み込んだ。

 

「んぅっ♡ はあ、はあ、リナ、せーし中に出されたら、気持ち良くなって、おっきいのきそうなの……」

「おっきいの?」

「気持ちいい、おっきいのが……はあはあ……おまんこから、頭の中まで、蒼くんでいっぱいなるの……」

「わかった。……リナちゃん、最後にもう一回。おねだりして」

 

 リナちゃんの口からちんぽと言う言葉を聞きたい。

 

「蒼くんの、大人のおちんぽ……リナのおまんこ、じゅぼじゅぼして、中でせーし――ひぐぅっ♡♡♡」

 

 言い終わる前にちんぽを突っ込んだ。あまりにエロ過ぎて入れてしまった。

 

「くぅっ、リナちゃんのまんこ、きっつ」

「ああっ♡ あ゛っ」

「じゃあ、この手、自分で足広げて。一番奥に入れてあげるから」

「ひゃ、ひゃい♡」

 

 小さな口が震えて返事をする。

 結合部を見せてくれていた手が、自分の膝の裏を抑えてもっと奥へ入れようとまた浮き上がった。

 

「はあはあ、はあはあ、そぉくん、そぉくん。はあはあ、リ、リナね、そぉくんの奥、……奥に、おちんぽ欲しいです」

「こう?」

 

 3分の2入ったちんぽを、キツイ締め付けの中、愛液と精液をかき分けてさらに奥へ。

 

「あ゛ううううっ♡」

 

 ちんぽの先がぬるりとした壁に突き当たる。

 リナちゃんは自分にオレのものが入っているところを、まるで見逃さないようにしているのか、視線は股間に釘付けだ。

 肩で息をしている。そして、乳首はぴんぴんに立っていた。

 小さな膨らみに手を伸ばすと「あっ」と嬉しそうな声が上がる。

 

「もっと、奥、行くよ」

「はうううぅっ♡」

 

 唇を震わせて涙を流してリナちゃんは小っちゃなまんこで、ちんぽをぎゅううっと締め付けてきた。

 

「すっごいイってるね」

 

 一緒にイきたいはずなのに、リナちゃんだけイきまくっている。

 これはこれでかなり興奮するし、気持ちがいい。

 僅かな膨らみを両手で、親指と人差し指で揉んであげる。やはり女の子だ。小っちゃくともとても柔らかい。

 その先っちょも可愛らしい子ども乳首で、指でこりこりすると、硬くなっていた先がさらに硬くなって、乳輪ごと僅かにぷっくりしてきた。

 中一乳首と言うよりは小学生乳首だ。

 

「はーっはーっ♡ せ、せーし、うぐぅっ♡ はーっはーっはーっ、くらはいっ♡」

 

 カリがどろどろのまんこの中を抉ってくるたびに、射精したい思いが募ってくる。

 亀頭がざらざらしたきついまんこの中を突き抜けていくたびに、この奥へ、膣壁にザーメンをぶっ掛けてやりたい気持ちが増してくる。

 

「お望み通り、リナちゃんの奥でたっぷり出してあげるよ」

「ひゃい♡」

 

 リナちゃんはよっぽど射精してほしいのか、股を広げていた両手をオレの腰を掴んで自ら押しつけるようにした。

 それに応えるべく、リナちゃんにポルチオの奥をちんぽの先っちょで小刻みに擦りつける。鈴口がリナちゃんの膣壁のぬるぬるを捉えた。

 

「蒼くんっ! 蒼くんっ♡ 蒼くんっ♡」

「リナちゃんっ! リナちゃんっ! リナちゃんっっ!!」

 

 乳首をつまむ力を強めると、リナちゃんのまんこも締まる。そして、肉棒をまんこの奥に押しつけるたびに、お腹がちんぽの形に膨らんだ。オレの肉棒も我慢しきれずむくりと膨らむ。

 

「リナちゃんっ!!!」

「あ゛うぅっ♡」

 

 きつく締め付けてくる膣内にちんぽを押しつけ、快感を(ほとばし)らせた。

 リナちゃんも体をびくんとさせて腰をオレに密着させる。

 

「ううっ♡ はううううっ♡」

 

 乳首をつままれたまま、じっとオレを見つめて喘ぐリナちゃんは、中一とは思えないくらいの妖艶な表情を見せていた。

 震えながら幸せそうにオレの射精を受け入れてくれている。

 ちんぽをいっぱいに咥えたまん肉からは脈打つたびに、もう入りきらない精液が音を出しながら溢れてきていた。

 

「うっ、くっ、止まんねっ」

「そ、ぉくん……いっぱい……はーっはーっ、出てりゅっ♡」

 

 リナちゃんもオレも、繋がったまましばらくイった余韻に浸る。

 試供品の精力剤と増精剤のおかげか、勃起したままな上に、射精量が全然変わらない。オナ禁して一ヶ月溜め込んだ精子が出ているようだ。

 

「はーっはーっはーっ、あっ、あっ、ああっ……あっ」

 

 摘まんでいた小っちゃな乳首から手を離し、未だに震えている太ももを押さえた。

 まだまんこの中がけいれんしている中、ちんぽを引き抜いていくと、たっぷり出した精液がカリに絡んでいるのがよくわかる。

 ぬぽっと音を出して現れた肉棒は勢いよく反り返って現れ、ザーメンがリナちゃんのちっちゃなおっぱいに飛び散った。遠くに飛ばないような重いどろどろの精液だ。

 

「リナちゃん……」

「はーっはーっはーっ」

 

 ちんぽの抜けたまんこは閉じようとしていたけど、荒い息のせいか、息を吐くたびに、こぽっと精子が溢れてくる。

 まんぐり返しをしていたリナちゃんの腰を床へゆっくり下ろしていった。

 

「んっ、はーっ、はーっ、はーっ、あっ……はーっ、はーっ」

 

 股を広げているのが恥ずかしくなったのか、リナちゃんは股を閉じ横になってしまった。

 彼女のまんこは閉じられはしたものの、精液にまみれた割れ目からは未だに精液がこぼれ落ちる。

 そして大きく上下する胸はあばらが浮き出て見えて、お腹周りはまだ子どものようだ。

 ナス腹とは言わないが、それに近いものはあって、さっきまでこんな幼い体のリナちゃんを抱いていたと考えると、ますます勃起が収まらない。

 

 オレは座って股を広げているが、精液と愛液にまみれたちんぽは腹に付いたまま。

 横になったままの幼いオレの恋人の姿に、また挿入したくなった。

 それを察してか、リナちゃんは身体を起こし、よろよろと背を向けて立ち上がった。

 

 後ろからして、ってことかな?

 

 と思ったが違うようだった。クローゼットを開けようとしている。

 

 横になったままのリナちゃんに入れたかったんだけどな。

 ふと、過去の出来事を思い出していた。



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11 二つの原点

 小さかった頃は巨乳が好きだった。

 性に関して、欲情して巨乳が好きだったということではない。

 

 母親の胸が大きかったから、興味があった。

 男とはまったく身体の作りが違って、息子のオレは包み込まれる感じが好きで、母親に安心感を求めるように抱きつくのが好きだった。

 

 それが、小学低学年までで、4年生だったか5年生で恥ずかしさが生まれてしまった授業。

 その保健体育の授業のせいで抱きつくことはなくなって、母親以外の胸の大きい女性に興味が湧いていく。

 

 だからと言うか、小学校までは妹とリナちゃんと一緒にお風呂に入っても、真っ平らなおっぱいは男と同じに思っていた。

 

 オレが中学校に入ってすぐ、悪友がオレにエロ本やAV、マンガを見せてから考えが変わってしまったんだ。

 巨乳のほかに、ロリ物もあったのだ。

 

 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+

 

「蒼治郎、二人お風呂入れちゃって」

「え? オレが? なんで?」

「これから仕事だから、お願い」

 

 オレが中学一年の春。ゴールデンウィーク前だったと思う。

 

 いつもは両親のどちらかが妹の志穂をお風呂に入れていた。その日はリナちゃんも家に遊びに来ていた。

 オレが小学生の時は必ずおやじかおふくろがお風呂に入れてくれていたけど、中学生になった途端、オレに預けるようになったんだ。

 

 しぶしぶだった。

 

 性に関して小学校高学年にはそれなりに何となく知識はあった。が、当時は悪友のせいで生々しい知識も得ることが出来ている。

 

「仕方ないなあ」

 

 妹だけならまだしも、リナちゃんも一緒に入れるのは気が引けたけど。

 

「やったー!! おにいちゃんと入れる!」」

「蒼くんと入れる! 入れる!」

 

 二人手を叩き合ってぐるぐる回って嬉しそうにしている姿を見ると「まあいっか」となっていく。

 その日の晩はオレがご飯を作った。志穂はお手伝いするといって聞かなかったので、手伝いをさせてみると、小一で意外と包丁を使うことが出来ることに驚いた。

 頭を撫でて褒めるとめちゃくちゃ嬉しそうに笑う。

 一方でリナちゃんは手伝いをさせてくれなかったことに頬を膨らませている。

 そんな対照的な二人とともにカレーをたっぷり食べた。

 

 夜は両親がいないからと言って遅くまでは起きていられない。

 朝には志穂は音楽スクールに行く予定も入っていたし、リナちゃんは10時くらいに両親が迎えに来る予定だった。

 

「さ、お風呂だぞ~」

『は~い』

 

 二人揃っての返事に、3ヶ月ぶりに三人でお風呂に入ることを思い出した。

 何の気なしに妹もリナちゃんも服をぽんぽん投げ散らかしていく。

 

「自分の服は洗濯機に入れろよな」

 

 二人の服や、プリントパンツを洗濯機に入れてしゃがむと、目の前にリナちゃんが素っ裸で立っていた。

 

「ごめんなさい。リナもやるです」

「あ、ああ。お願い」

 

 眩しかった。初めて意識して見る、性知識を、イヤらしいことを知って見る女の子の股。

 マンガでは、つんつるてんの股間は実際見るのとは違った。

 確かに何の毛もないつるつるの股間は、ちょっと奥まった場所に割れ目が見える。

 

「あ」

「どうしたの?」

 

 これだと立てない。勃っているから立てないのだ。

 

「蒼くん?」

「あ、大丈夫だから。服とかたたんでから入るし、洗濯機も回していくから、先に入ってて」

「うん!」

 

 やばかった。

 悪友のエロマンガで毛がもじゃもじゃ描かれていたのを思い出した。あの割れ目が思いっきり広げられてちんちんがずぼずぼ入っていた。

 リナちゃんの股間にオレの、入るかな。なんて考えたら勃ってしまった。

 心を落ち着かせて浴室に行くと、二人並んで髪を洗っている。

 先に頭を洗ってから体を洗うのが小さかった頃からの癖だ。

 聞けば体を先に洗う人もいれば、頭から、右手から、左足から。洗わずに最初にお湯に浸かる。様々だった。

 

 うちはシャンプーハットはしない派で、妹はだいたい目をつぶっている。

 このとき志穂は髪が長かった。リナちゃんと同じくらい長くて肩を通り過ぎるくらい。

 二人ともあろう事か、性を意識し始めたオレの目の前で大きく股を広げてしゃがんで、真っ平らの胸を見せつけるようだった。

 このときはまだおっぱい大きい派だ。平らな胸には興味はそそられなかったけど、二人の性器にしか目がいかなかった。そんな年頃なのである。

 

「体、洗ってやろっか」

 

 なんてことを言ったのか。若気の至りだったのかもしれなかった。

 

「やった!」

「やったやった!」

 

 二人とも大はしゃぎである。

 中一坊主のよこしまな思いなんて気にしないのだろう。

 

「全部いっぺんに流すから、二人とも目を閉じたまま洗うからね」

『はーい』

 

 ちんちんが痛いくらいに硬くなっていた。

 

 二人の上半身を丁寧に洗って、脇を洗う時に暴れられたりしながら。

 肝心の股間は足元からゆっくりあらいつつ股の間を観察。

 じっくり見たことがなかった女の子の股は濡れていて、何かを見せないようにしているのかその割れ目は閉じている。

 思い切って石けんまみれになったスポンジを股に当てるふりをして、直に触るとめちゃくちゃ柔らかかった。

 足の付け根から離れて割れ目になった途端。ふにっとした。

 いよいよちんちんがカチカチになる。

 

「蒼くんっ! くすぐったいよ!」

「ご、ごめん」

「おにいちゃぁん、私まだぁ?」

「リナちゃん、洗ったら、すぐだからな。もうちょっとね」

 

 スポンジで綺麗に洗ってあげるなか、この割れ目の間も洗った方がいいのか迷ったけど、スポンジでとりあえず洗うだけにした。

 妹のも同じように直に触れると柔らかくて、くすぐったいと笑われた。

 

 シャワーで二人の身体を洗い流してから、頭のシャンプーを流す。時間を掛けたお陰でちんちんは何とか収まりが付いた。

 

「そういえば、どっちが長くお風呂に入っていられるかって、前やってたよな」

「あ、そうだった! リナ、やろやろ」

「え、うん」

 

 二人から身体を洗われることを阻止。

 リナちゃんは優しいからお返しに洗ってあげるとか言いそうだったから妹を焚き付けて勝負させた。

 オレの股間を二人から洗われでもしたら、硬くなったことに気が付かれるし、親に言われたらとても恥ずかしくなる。

 

 無事に身体を流し終えると二人ともまだお風呂に入ったまま。

 放って先に出てお茶をのでキッチンで待っていても二人はしばらく上がってこなかった。

 心配になって浴室に行くと、湯船から出てはいたけど二人ともぐったりしている。

 慌てて二人を脱衣所まで運んでいった。

 

 バスタオルを広げて二人とも横にさせる。

 濡れた身体を拭いてあげようとした時、向かい合って横になった二人の股間が丸見えになっていた。

 綺麗な一スジ。勃起したちんちんはお腹にぴったり反るくらい硬くなっている。

 これならばれないだろうと身体を拭いていく。

 頭にはタオルを巻いて水気を取り、身体を拭いていく。

 おっぱいは女の子なのか男の子なのか判別出来やしない。

 どことなく、何処を触っても柔らかい。

 オレは後ろというか、足側から下半身の水気を拭いていく。

 

「んっ」

 

 意識はあるけど、二人とも真っ赤になっている。

 そんな割れ目も真っ赤だ。

 広げたらどうなるんだろう。

 ちょっとだけ手を触れると、「にちっ」と水気のある音。

 しばらく耳について離れなかった。

 

 なんとか身体を拭いて、キッチンから冷たいお茶を持ってきて二人を介抱していたけど、どうしても目がいくのは彼女たちの股間だった。

 正面では、横になっている妹の割れ目はよく見えるのに、リナちゃんの割れ目はよく見えない。

 後ろから見るとその逆だ。

 のちのち意味を知ることになるのだが。

 

 結局この日あったことを妹が親に告げ口をして「なんできちんと最後まで一緒にお風呂に入ってやらなかったんだ」とたっぷりと怒られたのは次の日の夕方のことだった。

 

 そして、オレは初めてナマでワレメを見た夜。初めてオナニーをした。

 悪友が貸してくれたエロマンガを見つつ、実際目の当たりにした女性器を頭に思い浮かべながら。

 

 

 そうだった。

 リナちゃんのまんこを意識して見たのは中一だったのかもしれない。

 そんな初々しいまんこは何度もオレに貫かれ、そして今、オレからたっぷり精液を注ぎ込まれ、横になってもそれが溢れ出してきている。

 

 あれから6年くらい。少ししかリナちゃんは成長していない。乳首と乳輪の大きさなんて当時のままだ。

 

 ああ、やばい。

 収まんねえや。

 

 もう一回だ。

 

 ふらふらになりながらリナちゃんは立ち上がってクローゼットを開けようとしていた。股間からぽたぽたと精液を零しながら。

 オレもがっちがちのちんぽから精液やら愛液を滴らせながら、立ち上がったリナちゃんに向かっていく。

 

 あの時できなかった、いや、あの時は知らなかった。

 リナちゃんのまんこがこんなに気持ちいい物なんて。

 もっと、もっとしたい。

 

「はあ♡ 蒼くん、ここにも悪い子、いたよ♡」



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12 親友に見られる二人

 逆光になったリナが私を見つけて嬉しそうに言った。

 リナの股からは、おにいちゃんから出してもらった精子が、糸を引くように粘ついてぽたっと零れている。

 

「え? そ、蒼くん?」

 

 見下ろしていたリナが後ろを振り向いた。

 私もその視線の先を追うと、おにいちゃんがリナの腰を掴んでいる。

 

「ちょ、ちょ、はううう♡」

 

 クローゼットの棚に手をついたリナ。私はしゃがんだままそれを見上げる。

 ぱんっぱんっと音を立てて激しくおにいちゃんがリナに出し入れしているのを見て、声を上げたくても上げられなかった。

 

「悪い子は、ここにもいるからね」

「あうっ♡ は、げしっはげしっ♡ あぐっ♡」

 

 リナが前後に揺れて、涎が垂れてきそうなくらい口はだらしなく広げられていた。

 下半身の方にはおにいちゃんの足下が見える。腰が動くたび、リナの足先が浮かび上がりそうになっていた。

 

「し、ほぉ♡ 見、ないでぇ♡ ひぐっはひはひっ! イっイぐっ♡」

 

 びくんっ、びくんっ、て震えて涎も垂れてきているリナはとても嬉しそうにイっている。でも、おにいちゃんはそんなリナのお腹に構わずちんちんを入れていた。

 んで、広げたリナの股に、おにいちゃんの玉々が当たって、愛液がぽたぽた零れている。

 リナのお腹もちんちんが動くたびに、何処までおにいちゃんが入っているのかお腹の膨らみですぐわかっちゃう。

 

「みっ、見、られっ♡ ひぐっ♡ イくのっ♡ 見らっ♡ れっ♡ はぐっ! イぐぅう、イぐのぉっ♡」

「志穂に見られたら、いっぱいイっちゃうようになったね」

「は、はひっ♡ イっ、イっちゃ、イっちゃいましゅっ♡」

 

 見上げると、リナの眉はハの字になって目をつぶって、私から顔をそらそうとしている。その口からはぽたぽた涎が垂れてきているし、おにいちゃんが動くたびに、玉々を伝ってリナの愛液もさっきよりいっぱい垂れてきていた。

 

「み、見ないれぇ♡ しほぉ、見ないれぇ♡ はっ、恥じゅかしっよぉ♡」

「見られてイきまくって、ヤラシイねっリナちゃんっ」

「ひぐっ♡ ひぐっ♡ り、リナっ♡ ヤラシイ子れすっ♡」

「こんな小さい身体してるのに」

 

 容赦の無いおにいちゃんのピストンに、リナが壊れちゃうんじゃないかと思ったけど、そんなことはなさそう。

 

「ひあっ♡ あ、足、付からいれすっ!」

 

 おにいちゃんはいつの間にかリナの腰を掴んで、リナのおまんこにちんちんをずぼずぼ入れていた。リナの足が、おにいちゃんが動くたびにゆらゆら揺れている。

 

「ほら、リナちゃん、足、ピンってしてみなよ」

 

 私の時は足ピンするなって言うのに、なんで……。

 

「こ、こう? あひっあひっあひっひいぃっ♡」

 

 足がピンッと伸びると同時にクローゼットの中に、リナの身体がおっぱいの辺りまで入り込んだ。

 すると、激しく喘ぐリナが足を伸ばしたまま震える。

 

「これらめっこれらめっこれらめっ! イぐのっイぐっイぐっイぐうぅ♡ イぐっイぐの止まららいっ♡ イぐっイぐのっじゅっとイぐのおおおおぉ♡」

 

 足伸ばしてちんちん入れられたら……こんなにイっちゃうんだ……。

 浮き上がっているリナの足の指がぎゅっと握ったまま震えているし、愛液が垂れてくる量がすごい。

 

「すっげ、リナちゃんのまんこ、めちゃくちゃ気持ちよくなってきてるよ。そろそろ、出そうっ」

「らめっらめえっ♡ い、今、そぉくん出しちゃったらっ♡ イぐぅうっイぐっ♡ お、おまんこ♡溶けちゃっ♡溶けるろぉおっ♡」

 

 激しいピストンで私の顔にも服にも愛液が跳ねてきていた。

 

「くううっ! リナちゃんっ! ううっ! 出るっ!」

 

 ぱちゅんっ! おにいちゃんがリナのおまんこに思いっきりちんちんを突っ込むと、ぷしっ、ぷしって感じで私の顔に勢いよく何回か飛び散ってくる。

 

「あ゛っあ゛っ♡ あ゛っ、あ゛う゛っ♡」

「締まるっすっげえ締まるっ、くっ、くぅっ」

 

 おにいちゃんは腰を、ずんっ! てリナに何回も押しつけていた。

 

 いいな……。中出しされてる……。いっぱい出してもらってる。

 私も……いっぱい出されたい……。

 

「はっあ゛っあ゛っ♡ ううっ……ひあっ♡」

 

 ぬぱっと言う音ともに、おにいちゃんのちんちんが出てきた。ぜんぜん柔らかくなるような気配が見えない。すっごい、どろっどろになってる。せーしも、リナのお汁もいっぱい絡みながら。

 

「はひっはひっはひっはひっ」

 

 息苦しそうにしているリナの身体を、おにいちゃんは後ろから優しく抱きかかえて床に寝かせると、白い肌だった身体はピンク色になっていた。

 股の……おまんこは真っ白な体液でいっぱいになってる。

 

「ふぅっ」

 

 おにいちゃんは一息ついたようにソファに座った。

 いつも私がおねだりできるようにソファには、私が(・・)いつもバスタオルを引いてあげてある。そのバスタオルはきっとすっごい匂いがするんだと思う。

 

「志穂……」

 

 手招きをしてから、おにいちゃんが指さしたのはちんちんだ。

 

「え……」

 

 ど、どういうこと? ま、まさか? 

 

「志穂」

 

 リナの方を見ると、未だに肩で息をして横になったまま。焦点の合っていない瞳だけど、すっごい幸せそう。股の間からは、たっぷり出されたせーしがまだ出続けている。

 そんな私の身体は、横たわった親友の様子を見ながら、ソファへと自然と近付いて行っている。

 すごい匂いがしていて、その匂いの元へと近付いている。

 身体がすごく熱い。

 親友が目の前にいるのに。

 

「ほら……」

 

 ソファに座って大きく股を広げたおにいちゃんの太ももに、両手をついていた。

 リナの方は向いていない。

 おにいちゃんの、そびえ立った、逞しいちんちんしか見えていない。

 

 リナが、おにいちゃんに告白したばかりだというのに、私は……。

 

「おにいちゃん……足、広げて」

 

 いつも私とした後はちんちんが小さくなってからまた大きくなるけど、今日はリナとしているからなのかな? ずっと大っきくて、いつもより血管が浮き出ていて怖いくらいだ。

 

「すご……におい……」

 

 股を広げてもらって、その間に入って顔をおにいちゃんに近づけると、せーしのほかにリナのなのか、いつもと違った匂いがする。

 どろどろになってるおにいちゃんの玉々に口を近づけると、セックスをした匂いが強烈にして、股の間から背筋を何かが駆け抜けたようだった。

 

 すっごいぞくぞくする。

 何もしなくても、パンツもジーンズも濡れていくのがわかった。

 

 おにいちゃんの太ももに手を置いて、おにいちゃんの玉から零れる汁を舌ですくう。

 

「れろ……ちゅぱ……こぷっ」

 

 口に含んだ片方の玉はいつもより大っきくて重く感じた。掃除している時以外はあまり口にしないけど、私とした時と違ってちょっとしょっぱい。

 ころころ口の中で玉を転がしてせーしを舐め取ってから、もう片方も同じように綺麗にする。

 大っきくなって皮が引っ張られてなのか、玉の袋がいつもより小さい感じがした。

 

「おいしい……」

 

 今度は舌から硬い棒の部分をぺろぺろ舐めながら綺麗にしていく。

 こんなに太くて大っきい性器が、リナのあんな小さい身体に入っていたことが信じられなかった。

 せーしを舐め取っていって、その先にある段差の、カリに引っかかってたまっているところを丹念に、舌と唇を使って掃除。

 棒のところで太いのに、カリでさらに太くなるのがリナの中に入って、いっぱいおまんこを抉っていたんだと考えると、お腹がきゅんきゅんしてくる。

 

「ちゅぱっくぷっ」

 

 今度は先っちょの亀頭を口の中へ、舌を道筋にして奥へ入れて吸うようにして綺麗にしていく。

 口の中に入れながら舌で先っちょをほじってやったり、裏側を舐めるとおにいちゃんは悦んでくれた。

 でも、今日はおにいちゃんが私の頭を掴んで、口の奥に突っ込みたいみたい。

 

「うぐぅ、うごっおっおおっ」

 

 おにいちゃんが「喉まんこ気持ちいいぞ」って言ってくれるから、奥に入ってくれば来るほど、私もおまんこに入れられているみたいで気持ちよくなってくる。

 

「おうっおおっ……ぐぷっぐぽっおおっおっ」

 

 ソファに手をついて、私はおにいちゃんのちんちんを口、喉を使ってしごいていく。

 リナの前でフェラして恥ずかしいけど、ちんちんおいしいよお。

 おまんこに欲しいよお……。おまんこ切ないよお……。

 

「リナちゃん、志穂の服、脱がしてやって」

「むぐおっ! ぐぶっおおっおっおっ」

 

 ちんちんに夢中になってて気が付かなかった。

 いつの間にかリナが、じっと私のフェラを見ている。

 

「はーい」

「んぼっんおっおっぐぽっぐぷっおっおっ」

 

 頭を掴んだおにいちゃんは容赦なく私の喉奥にちんちんを突っ込んできていた。

 今、告白して恋人同士になったばかりのリナを前にして。

 

「志穂、すっごい……そんなに奥におちんちん入れること出来るんだ」

「んぶうっぐぼっぐぶっぐぼっっおっおおう」

 

 言い訳をすることも出来ない。ちんちんが喉を抉っていく。

 リナに見られて、頭の中もぼうっとしてきていた。

 

「あっ、志穂、ブラしてない」

「こういうの期待してたのか? 悪い妹だな」

 

 違う。……違わない。どうなんだろう? 

 期待してたの? 

 

「蒼くん、志穂の口? 喉? 気持ちいい?」

「気持ちいい」

「そっかあ。じゃあ、リナもフェラ上手にならないとね」

「リナちゃんは志穂と違った上手さがあるよ」

 

 大人のセックスしてると、二人ともそうなっちゃうの? 

 彼氏が妹からフェラされてるんだよ? 

 

「ぐぼっぐぶぐぼぐぼっおぅっぐぶっ」

 

 おにいちゃんから喉を使われている間、私の上半身は裸にされて、頭を動かされるたびに胸が揺れている。

 乳首はたぶん、もう立っている。時々ソファにこすれてわかるんだ。

 リナはジーンズを下ろし始めた。

 

「ジーンズ、もうびしょびしょだよ。志穂♡」

「んぐっぐぶぐぼっぐぼっぐぼっ」

 

 だって、おにいちゃんとリナがしているところ見ていたら、したくてしたくてしょうがなかったんだもん。

 もうリナのされるがまま。私は脱がしやすいように足を上げて、パンツも脱がしてもらった。

 

「ほら、パンツすごいことになってる」

 

 横目に見ると私のパンツは、真ん中の部分を広げられていて、おにいちゃんに見せられていた。

 公開処刑みたいな気がする。

 

「志穂、オレとリナちゃんのしてるところ見て、セックスしたくなったか?」

 

 おにいちゃんを見上げて目で訴えた。

 

 うん。――と。

 

「そっかそっか。リナちゃん、志穂としても気にならない? 大丈夫?」

 

 リナが背中に抱きついてくるのがわかった。とっても火照っているみたいだ。

 

「うん! だって、リナも、志穂も……蒼くんのお嫁さんなるって決めてたんだもん!」

 

 背中にいるリナにおにいちゃんは手を伸ばして頭を撫でているみたい。

 片手では私の後頭部に手を当てて、フェラを続けさせている。

 

「志穂、リナちゃんとしてても、お前は気にならないか?」

 

 おにいちゃんの逞しいちんちんがびくびくしている。そろそろイきそうなんだ。

 喉の奥にちんちんを入れられたままだけど、私は小さく頷く。

 

「んむぅっ」

 

 後頭部に当てられていた手が頭を優しく撫でてくれた。

 

「三人で一緒に、過ごそうな。ずっと、ずっとな」

「うん!」

 

 リナの返事と共におにいちゃんはソファからソファから立ち上がる。喉にちんちんを突っ込んだまま。

 

「うぐっんおっ」

「そろそろ、イくぞっ」

「志穂のふぇら見せてね」

 

 おにいちゃんがいつもみたいに頭を掴んで、腰を激しく動かして私の口に、喉にちんちんのカリを擦りつけてくる。

 なんどもそれは膨らんで、脈を打っているみたいだ。

 

「すごいよ。志穂、おちんちん、喉まで入って……。蒼くんもおちんちん、喉の方に曲がってる」

 

 横に回ったリナがじっと見ている。

 恥ずかしい。とても恥ずかしい。

 でも、こうしてるんだよって見て欲しい気もする。

 

「うっ、おっおっ」

「蒼くん、イくとこだ」

 

 さっきから喉にぬるぬるしたのが絡みついてきていた。

 でっぱりがいっそう太くなって喉が広げられると――

 

「イくぞっ!!」

「むぐぅ! ……ふぅぅっ♡ ふぅうぅ♡ ふうぅ♡」

 

 喉の奥に、おにいちゃんの熱いせーしが出されているのを感じた。

 しかも、詰まっちゃうくらいちんちんが太くなって、いっぱい、いっぱい出てる。

 直接お腹の中に入ってくるドロドロした感覚。

 まるで自分の子宮に入ってくるような気持ちになる。

 

「志穂、幸せそう」

「うっおっ、おっ、おっ」

 

 ぎゅうって私の顔がおにいちゃんのお腹にくっつくのが好き。

 おにいちゃんの匂いもするし、こんな場所にくっつくことも出来るから。

 それに、おにいちゃんが一番気持ちいいってのも感じることが出来るから。

 

「はあ、はあ、はあ、うっ、くっ」

 

 おにいちゃんが出て行ってしまう。

 

 喉を(えぐ)って出て行ってしまう。

 出て行かないように口を(すぼ)めて、長く入ってて欲しいと、舌でおにいちゃんが気持いいっていうカリとかおしっこの穴をいっぱい舐めてあげる。

 太くて硬いままのちんちんが出て行く。やだ、もっと口の中にいて。

 

「ちゅぽっ……あっ……はーっ、はーっ、はーっ」

 

 吸ってあげてたけど、おにいちゃんのちんちんは出て行ってしまった。

 力が抜けてしまってぺたんと座る。すると、おまんこからぬちゅっと音がした。

 

「リナちゃんとのセックス見たんだ。志穂、今度は見せてやる方だからな」

 

 見上げると、ちんちんの血管が浮き出てて、ビキビキって硬くなっている。

 初めてかもしれない。こんなに逞しく、怖いくらいに大きくなっているのは。

 

「志穂の、見せてね」

 

 リナが私を布団へ横にしてくれた。

 これからおにいちゃんからされること、リナから見られてしまうことに、心臓が壊れてしまうくらいドキドキして、おまんこから背筋に掛けて、ゾクゾクしてきていた。



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13 聞こえてくるイヤらしい音

 リナちゃんによって志穂は素直に寝かされた。その頭は大きなクッションの上に置かれる。

 つまり、これから入れられる様が見やすいのだ。

 

「リナちゃん、ここに頭を」

「え?」

「お、おにいちゃん?」

 

 オレが指差したのは妹の腹の上。

 それも恥丘に近い場所。

 

「な、なにするの? おにいちゃん?」

 

 志穂は前付きのまんこだ。

 リナちゃんの頭が腹の上に乗れば、大きいクリトリスが丸見えだ。

 

「は、恥ずかしいよ……リナに見られて、恥ずかしいよ」

 

 妹の主張は無視をして反り上がっている肉棒を――裏スジをまんこにぴったりくっつける。

 

「は♡ あっ……」

「志穂のクリトリス、蒼くんのおちんちんに押されちゃってるね」

「リナちゃん、口、あ~んってして」

「え? え? あ、あ~ん」

 

 志穂の腹の上で真横を向いたリナちゃんの口を、もう少し恥丘にくっつくくらいに下げてもらって――

 

「あ、あむ……んむぅ♡」

「あ……あ……い、入れないんだ……」

 

 リナちゃんのあっつい口内の感触。

 横向きであまり入れたことがないから、どこか新鮮だ。

 くぐもったリナちゃんの喜んだ声とは違い、志穂の声はどことなく寂しそうにしている。

 

「志穂、おねだりしてみよっか」

「んっ、あっ。……え。……リナの前……で?」

「んっ、くぷっ、んう♡ くぷっ」

 

 志穂のクリトリスを擦るようにしながら、リナちゃんの口にちんぽを出し入れした。

 

「はぁ、はぁ……な、んっ♡ で……」

「リナちゃんとのセックスのぞき見してたろ?」

「……だ、だって、んっ♡ 告白だけって、はあ、はあ……思ってたから」

 

 裏スジに当たる志穂のクリトリスが硬くなってきている。

 リナちゃんはリナちゃんで、口の中でオレのちんぽをなめ回していた。柔らかい唇を堪能するためにカリを出し入れしている。

 ゆっくり目で浅いピストンだから、時々リナちゃんの小さな舌先が、オレの鈴口をほじるようにしてくるのが特に気持ちいい。

 

「おねだりしないと、リナちゃんフェラすげえ上手いから、口の中でイっちゃうかもしれないぞ」

「あっ♡ んっ♡ ……ダメぇ」

 

 腰を動かしているのに、自分の中に入ってきていないことに、きっと志穂は欲求不満になっていることだろう。

 

「お、おにいちゃん……」

「ん? どうした?」

「ふぅ、んふぅ♡ くぷっくぷっ、くぷっ、んふぅ♡ ふぅ♡ んっくぷっ」

 

 リナちゃんもちんぽを口にして興奮しているのか鼻息が荒い。

 

 オレがそうしろと言ったものの、妹とその親友が素っ裸で、その妹の腹の上では親友が小さな口を開いてフェラをしている。

 信じられない光景だ。

 

「おにいちゃぁん……志穂の……に、入れて」

「ん? また口に入れて欲しいのか?」

「ち、ちがうぅ」

「くぷっ、んふぅ♡ くぷっ♡ くぷっ♡ じゅるる」

 

 志穂のクリトリスは硬くなりすぎて、ちんぽを動かすたびに翻弄されて右に動いたり左に動いたりしている感覚が肉棒に伝わってきている。

 

「おね、お願いします。……志穂の、お……こ……に……入れて、ください」

「ん? どこだって?」

「リ、リナに……聞かれるの……恥ずかしいよぉ」

 

 ゆっくり腰を動かしていても、思った以上にリナちゃんの舌技が上手になっていて、ちんぽはびくびくしてきていた。

 

「ほら、早く言わないと、オレ、イきそうなってきてる」

「じゅるるるっじゅるるるっ♡ んふぅ♡ ふぅ♡ ふぅ♡ じゅるるる♡」

「ダ、ダメっダメっ、おにいちゃん、私の……私のおまんこ、ちんちん入れてぇ」

「はあはあ、やべえ、もう少しでイきそう。志穂、どうして欲しいんだ」

 

 徐々に射精間が上り詰めてきている。

 

「私の、おまんこの中、メチャクチャにして、中でどくどくいっぱいせーし出してください」

 

 もう少しでイきそうなところだ。

 

「よし、リナちゃん、ごめんな」

「ちゅぱっ、あんっ♡」

 

 糸を引きながらリナちゃんの口からオレはちんぽを抜き出し、どろどろになっている妹のまんこにちんぽを当てる。

 

「はあはあ、入れてくらはい!」

「おらっ!」

 

 リナちゃんよりはきつくはないが、さすが中一だ。とろけて締め付ける肉圧の中、躊躇いなく一気に貫いた。

 

「うっ、おっ!!」

 

 待っていたのがわかるくらい熱いまんこは、うねうねと絡みつき、先端が奥を擦ると一気にザーメンが上り詰める。

 

「はううううう♡」

 

 待ち焦がれていたオレのちんぽと精液に悦んだ志穂は身体を震わせ、ちんぽをぎゅっと握るように受け入れた。

 

「すごっ、お腹の中で蒼くんせーし出てる音するよ! 志穂のお腹も、すっごい硬くなってびくびく動いてる!」

「やめっ♡ いひぃっ♡ いっぱい出てるうぅ♡」

「くぅっ」

 

 志穂の腹の中の音を聞こうとして、リナちゃんは妹の腹に耳をぎゅっと押しつける。

 それがまんこの中を狭くして、いつもよりヒダがカリに絡みついてきていた。

 そのせいか、薬のお陰もあって、あれだけ出したのにまだ収まりが付かない。

 愛液と精液の混じり合った妹まんこの中を、ちんぽで抉り始めた。

 

「すごいよ、膣内(なか)でぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ、エッチな音するっ!」

「き、かないでっ、あんっあっあっあっ♡ お、にいちゃぁんっ♡ き、かれるよっ、リナに聞かれっ、ちゃうっよぉっ♡ ひぁっ♡ はーっはーっ♡ んあっ♡」

「あ、志穂のここ、大っきい……触っていい?」

 

 リナちゃんの耳の感触を志穂の腹越しに感じていると、彼女は手を伸ばし、ちんぽの入った妹の股間に指を伸ばす。

 志穂は志穂で、恥ずかしそうにしているようには思えない興奮した表情で、食い入るようにリナちゃんのすることを見ていた。

 

「り、リナ……」

「さわっちゃおっ」

「あ゛うぅっっ♡ お、にいちゃっと♡ リナがっ♡」

 

 ずぼずぼ志穂のまんこにピストンしているのに、リナちゃんはむき出しになって勃起した妹のクリトリスを指先で転がし始める。

 

「くっ、締まってくる」

 

 妹は胸をゆらしながら痙攣している。

「あ゛っ♡」とか「い゛っ♡」とか呻き、ぎゅうぎゅう締め付けてきていた。

 

「蒼くんもすごい……何回もできるって……志穂のお腹でちんちんすごい暴れてるよ?」

「リナちゃんの中でだって、いっぱい暴れてたよ。もっと暴れて欲しい?」

 

 ピストンする腹に、時々リナちゃんの指が当たる。志穂のクリトリスを弄っているその指の動きが止まった。

 リナちゃんは志穂の腹の上に頭を置きながらオレを見上げてきている。

 そして、小さくこくりと頷いた。

 

「イ゛っ、イ゛ぐのっ♡ 止まらにゃいっ♡」

 

 一方で志穂はオレのピストンに何度もイっている。

 ぐちゃぐちゃになった妹まんこからは精液なのか愛液なのか本気汁なのか、泡だってあふれ出てきていた。

 それをリナちゃんは志穂のクリトリスに塗りたくって弄っている。そのせいで、志穂もかつて無いくらいイきまくっているのだ。

 

「リナちゃんにクリトリス弄ってもらって、良かったな」

「ひぎっ♡ イっ、イっぎまぐっでるろおおっっ♡」

「志穂、リナちゃんも同じようにしてあげような」

「えっ?」

「う゛ん゛っ♡」

 

 ぼちゅっぼちゅっと泡立つまんこにオレもまたイきそうになってきている。

 

「リナちゃんも、これだけぐちゅぐちゅどろどろにして、まんこ突きまくってあげるからね。だから、志穂のクリトリス、もっとぐりぐりしてあげて」

 

 自分がされる姿を想像したのだろうか。リナちゃんはとろんとした表情で志穂の硬くなった部分を指で摘まんだ。

 

「り、リナぁっ♡ や゛め゛っ!!」

「お、締まるっ! リナちゃんもっと」

「はぁい」

「や゛あ゛っ!! イ゛ぐうぅうっ!!!」

 

 どれだけ強く摘まんだのか。

 リナちゃんの頭が乗っているのにもかかわらず、志穂の下半身がせり上がる。

 抑え込むようにちんぽを奥へ擦りつけると、我慢できなくなってオレも快感が迸り、脈打つように志穂のポルチオへ何度も突き入れた。

 

「うっ、おっおっ」

 

 増精剤と精力剤のお陰で賢者タイムがない。

 発育がいいのにもかかわらず、未だに生理の来ない妹子宮にどくどく精液を流し込んでも萎える気配がない。射精時間も長くて気持ちがいい。

 

「……あの……蒼くん」

 

 志穂の腹の上に頭をのせていたリナちゃんが四つん這いになってお尻をこっちに向けていた。

 その向こうには姿見があって、リナちゃんの僅かに膨らんでいる胸が見える。

 小っちゃな乳首がつんっと尖っていた。

 

「どうした?」

 

 どうしたもこうしたもない。

 ふらふらとちんぽホイホイに引っかかるかのようにリナちゃんに近付く。

 

「はーっ、はーっ♡ 志穂と、してるみたいに、リナにも……んっ♡」

 

 四つん這いになったリナちゃんのお尻の肉を掴んで上にあげた。

 お尻の穴がいやらしくひくついている。

 さっきまでオレから広げられていた性器は閉じられてはいる。

 しかし、そのワレメはスジに沿ってじっとりと濡れているのがオレのちんぽを硬くしていく。

 

「リナちゃん」

「そぉくぅん……」

 

 切なそうにオレを呼び声に尻の肉をぎゅっとあげると、お尻の穴は丸見え。

 欲しがる穴の辺りの綺麗なワレメからちょっとだけ見えた。

 

「じゃあ、どこに入れたらいいかおねだりと、ちゃんと広げて見せて」

「はーっ♡ はーっ♡ ……こ、こう?」

 

 素直にリナちゃんは片手でお尻の肉を引っ張ってオレに晒してくれる。

 ちんぽを入れて欲しい小っちゃな穴を。

 

「こっち?」

「ひゃんっ。ち、ちが……くて、でも……したいなら、綺麗にしてきたから、いいですよ」

 

 肌と同じ色をしたアナルの周りを撫でると、欲情を誘うことを言ってくる。

 入れたいのは山々だけど、リナちゃんが壊れてしまう。

 

「入れて欲しいところ、もっと教えてよ」

 

 幼いワレメを小っちゃな片手で必死に広げようとしているリナちゃん。

 オレも手伝って反対側を広げてあげた。

 

「もう入れてもいいくらいぬるぬるだね」

「こ、ここ……ここ……入れて? そぉくん、ここ、ここに」

 

 ピンク色した幼い性器が晒されている。

 割れ目に沿った皮を引っ張ってクリトリスを露わにした。

 小さくとも勃起したクリトリスは包皮を押しのけ、露出したままだ。

 リナちゃんとオレの手で広げているせいか、いつもは目立たない尿道がはっきりと確認できる。

 そして、今まで何度もオレのちんぽを入れられているにも関わらず、ずっと狭いままの膣口は広げられているせいでヒクヒク物欲しそうに蠢いていた。

 

「入れて欲しい?」

「欲しい、です……そぉくぅん」

 

 幼い身体に小ぶりのお尻。そこに見えるのは広げられた小っちゃなパイパンまんこ。

 その小さい穴にはさっき何回も中出ししたせいで精液の残りがいくつもこびり付いている。

 しかし、ひくつく穴からはザーメンを流し出すように愛液がとろりと零れていく。

 ピンク色した艶めかしさが、幼い身体を払拭しているようだ。

 

「志穂にしたみたいに、リナにも……リナも……お腹の中……おまんこの中。……ぐちゃぐちゃにしてください」

「いいよ。それじゃあ……」

「や、やったぁ♡ あんっ♡ ち、ちがっ! ひゃうっんうっ!」

 

 小っちゃなリナちゃんのまんこに中指を入れる。

 きつめながらちんぽは入るのに、指が二本入りづらいのは何故だろうといつも思う。ちんぽの方を入れて欲しいからなのかな? 

 

 指をリナちゃんの小っちゃな膣内に入れてぐちゅぐちゅかき回す。

 入れて欲しいのと違うとは言っても「ち、ちが♡ うのぉ♡」と気持ちよさそうに何度も声を上げてくれた。

 

「じゃあ、おねだりは?」

「ゆ、指ぃ、と、止めっ ひゃうっううっ♡」

「欲しい?」

 

 リナちゃんのお願いは意地悪したくなったので聞き届けない。

 

「く、くらはいっ、ひあっ♡ んっんっんっ、うんっ♡」

「じゃ、広げておねだりしようね」

「あっあんっあっあっあっ、あひっ」

 

 キツキツながらも、熱くとろとろになったまんこに指を出し入れ、かき混ぜるのは止めない。

 小さなワレメの膣周りが広がり始め、ピンク色の秘肉の辺りが泡立ってきていた。

 

「こ、ここっ」

「ここじゃ、わからないよ」

 

 リナちゃんの片手がお尻に伸び、小さな尻肉を大きく掴んだ。

 その掴んだ指は徐々に股間に近付くと、ワレメを広げるように肉を引っ張る。

 

「リナの……はぅっ♡ リナの、おまんこ……おまんこ……いれっ♡」

 

 四つん這いでいたのが片手で上半身を支えきれなくなったのか、自分の腕に頭を乗せてお尻をぷりんっと突き出している姿勢。

 片手では性器の秘肉を引っ張り、ピンク色の膣に指を入れられている様を晒してくれている。

 中学生――見た目は小学校高学年の幼くもあり、艶めかしい鮮やかなピンク色した、小さな女の穴に指が入っている様は股間に血液を送るには十分すぎた。

 

「リナのおまんこ、おちんちん、いっぱいにしてぐちゃぐちゃにしてくらはい♡」

 

 滾りに滾ったちんぽが入れろとオレに命令してきている。

 従うに決まっているじゃないか。

 狭い膣から指を抜くと、ぬるりと糸が引いた。

 そして、入れてくれとせがんで、まんこを広げていたリナちゃんの手を寄せる。

 

「はぁ♡」

 

 嬉しそうな声が聞こえた。

 その期待に応えるべく、リナちゃんの尻を掴んでちんぽをあてがった。

 濡れた、柔らかくて熱くなった小さな膣口が鈴口に当たる。

 

「は、あ♡ あ♡」

 

 腰を少し押し出すと亀頭がギュッと締め付けられた熱のこもった中へ入った。

 

「はうっ♡」

 

 ぬるぬるの未熟まんこのさらに奥を目指してちんぽを侵入させる。

 

「もっ、もぉっ、イくぅっ♡」

 

 半ば辺りでギュッギュッと痙攣して締め付ける中を無視してさらに奥へ。

 あと少しで全部入るところになると、リナちゃんの最奥部のぬるぬるポルチオに到達する。

 そうしたら――一気に奥へ。

 ごりゅっと抉る感触と快感に亀頭が膨らむ。

 

「まっ、たっ♡ イくっ♡」

 

 リナちゃんも志穂も何度もイきやすくて羨ましい。

 とりあえず、今度はリナちゃんのイくところを志穂に見せないとな。

 

「ひっあっ♡ な、にぃっ」

 

 四つん這いになったリナちゃん抱きかかえてオレはクッションを後ろに倒れた。

 背面騎乗位になっても、リナちゃんのまんこは後ろ付きだから中々抜けにくい。

 

「今度はリナちゃんの番だよ」

 

 膝を曲げたオレの足にリナちゃんをまたがせて、大きく股を広げさせた。

 斜め気味になっているから、汗だくのリナちゃんは滑って深く入れられているような状態になっている。

 

「こ、んな格好……」

 

 たっぷり注ぎ込んだ精液が太ももから伝って落ちてきている志穂が、リナちゃんの股間から顔を覗かせた。

 

「し、ほ……み、見ちゃだめぇ」

「今度は、私がリナを気持ちよくして上げるね」

 

 とても嬉しそうにしている妹は舌舐めずりをしていた。



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14 分かち合う幸せ

 おにいちゃんのちんちんがまだ中に入っている感じがする。

 でも、もう入っていないとわかるのは、あそこから溢れてくるせーしのせい。

 もっと、もっと、おにいちゃんのちんちんを入れて欲しいし、中にどくどくって子宮の奥で感じるくらいせーし出して欲しい。

 

 でも、今度はリナの番だ。

 

 拭いても拭いても溢れてくるせーしに苦戦していると、リナが恥ずかしいことを言わされてた。

 もし、自分も同じことを言わされて、リナに聞かれたら私も恥ずかしいと思って、せめて視線を外していたんだけど、ちらっと見たら――

 

 リナはおにいちゃんの上に仰向けに乗っかって大きく股を開いていた。

 

 それだけじゃない。ちんちんが入っている。

 きっと私と違って性器の付いている場所が違うんだろうと思う。

 私があの格好をしたらちんちんは抜けちゃう。

 でも、リナの身体は小っちゃいせいもあってか、おにいちゃんの身体の上でちんちんに乗っかるように――

 

 ううん。違う。

 まるで串刺しにされてるみたい。

 リナはおにいちゃんからちんちんを刺されて悦んでいる。

 

 私もリナにはいっぱい弄られてイかされたから、今度は私が攻める番。

 四つん這いになって、夢中になっているリナに近付くとおにいちゃんと目が合った。

 胸がどきっと跳ねた瞬間、私のあそこから精液がつーっと流れていく。生暖《なまあった》かい。

 おにいちゃんは私がしようとしていることを察したのか、こくりと頷いた。

 

 私はそっとおにいちゃんとリナが繋がっている辺りから顔を出す。

 ちっちゃなおまんこにおにいちゃんのちんちんがずぼずぼして、出てくるたびに、白い物がとろりと溢れて……気持ちよさそう。

 じっと見ていたせいか、のけぞり気味のリナに気が付かれた。

 

「し、ほ……み、見ちゃだめぇ」

 

 その選択肢はないなあ。

 

「今度は、私がリナを気持ちよくして上げるね」

 

 汗ばんでぷっくりした、ひょっとするとちんちんが入ってぷっくりしているリナの股間は汗ばんでて艶々(つやつや)して、ぱくっとしたくなっちゃう。

 でも、リナのあそこがどうなっているのかじっくり見たかった。

 

「すご……リナのおまんこ……」

「やぁっ、あっあっあっ、イっ! くぅっ!!」

 

 イくのを見られるのが恥ずかしかったのかな?

 足を閉じようとしたのを両手で阻止。

 おにいちゃんにずぼずぼされてイっているリナのあそこを観察。

 

「ひっ、ろ、げっ……あっ、あっ♡ ないでえっ」

 

 リナの小っちゃいおまんこは、おにいちゃんの大人ちんちんが無理矢理入っているみたいに見えた。

 ちんちんが出るときに、いっぱいに広げられた場所からピンク色したリナのおまんこがちらりと見える。

 ちんちんが入ると、周りのプニッとした肌も入っていく。

 わたしも同じなのかなあ。

 イってるのに、いっぱいに広げられてちんちんをずぼずぼ入れられて、リナが震えているのに合わせて、まわりのぷにぷにしたお肉がひくひくしている。

 

「リナ……イってて気持ちよさそう」

「あうっ♡ み、ないでぇっ」

「すげえ、リナちゃん。……さらに締まる」

「ひぐっ♡」

 

 股の間から見ていると、リナのお腹がおにいちゃんのちんちんの形に膨らんでる。

 それに、小学校の時とは違って、ちょっとだけ胸が膨らんでる。

 気持ち、ちょっとだけ。

 でも、乳首は小学校のままだ。

 私みたいに大人のおっぱいになっていない。

 その小っちゃい乳首が仰け反ってるせいで、ぴんぴんに勃ってるのがわかった。

 

「さっき、聞かれたから、私もリナのお腹の音聞こうっと」

「やあっやあっやだああっ」

 

 汗ばんだお腹に耳を当てる。

 ぼこっぼこって、音のほかに、ぐちゃぐちゃした音が混じって……とてもエッチだ。

 

「すごっ、おにいちゃんがリナのおまんこの中で暴れてる」

「ひあっ! イくっ♡」

「すげえ。リナちゃん見られたりすると、めちゃくちゃ締まる」

「イくっイくっイくのっ♡」

 

 リナの足を押さえてお腹に頭を置いた私の頭をリナが撫でてくれている。

 

「おにいちゃん、気持ちいいの?」

「ああ。めちゃくちゃ」

「そっか。……もっと手伝って上げる」

 

 おにいちゃんも気持ちよくなるなら、リナの中に出してもらうようにいっぱい手伝ってみよっと。

 私も、見ていてとても興奮するし。

 

「や、めっ、そ、こっ! な、めっ、ひあっイくっ♡」

 

 おにいちゃんがリナの中に入っているのを邪魔しないように、リナの股を舐めた。

 足を押さえつつ、いっぱいにワレメが広がったクリトリスの辺りを。

 

「はうっやっ、そっ、そこっ♡」

 

 私と違ってリナはクリトリスもまだ子どもみたい。

 小っちゃいせいでまだ顔を出していない。

 でも、目一杯開かれているお陰で皮をちょっと上げるだけで真っ赤になったクリトリスが現れた。

 

「リナのクリトリス可愛い」

「はっ! やっやっやっやっやっやああっ」

「またすげえ締まる」

 

 私の頭に置かれたリナの手は、イヤだと言っているのに全然寄せようともしない。

 遠慮なく、爪楊枝の頭程度の大きさのクリトリスを舌で舐めた。

 

「ひっ! イくうううぅうっ♡」

 

 クリトリスを舌に押しつけて舐めてたら、微妙にぴくぴくしているのを感じる。

 私もそうだけど、イくとぴくぴくするよね。

 

「志穂、オレもイきそうだから、それ続けて」

「やっやあっやあっ♡ そ、蒼くん、そぉくんっ♡」

 

 リナが私の頭を自分の股間に押しつけた。

 顎のところでは、おにいちゃんがずぼずぼちんちんを入れてる。おにいちゃんの玉々が顎に何度も当たってて、少しずつ上に来ているような気がした。

 それもそのはず。動きが速くなって、ぴくぴくしているからイくところだ。

 

「リナちゃん! リナちゃん! 出すよ!」

 

 舌に感じるリナのクリトリスはずっとぴくぴくしてるから、ずっとイったままなんだと思う。小っちゃな乳首がぴんぴんに勃ってる。

 おにいちゃんはそんなのも構わず、ずぼずぼちんちんを入れてるから、リナ、すっごい気持ちいいんだろうなあ。

 私も負けじとリナのクリトリスを舌に押しつけて舐めたり吸ったり。

 

「うっ! おっ!」

 

 舌の先っちょに当たっていたおにいちゃんの裏スジが、むくっと膨らんだ。

 何度も何度も膨らむ。

 リナは仰け反って顎しか見えない。

 僅かなおっぱいの膨らみに乳首がぷっくり膨れて、お腹がびくびくしてる。

 たぶん、射精するたびにお腹が動くから、いっぱい出してもらっているんだろう。

 

「くうっ」

 

 おにいちゃんの射精はまだ止まっていない。

 いっぱい、いっぱい、せーしをリナの中に出しているから、舌の先にどろりととろみのあるものが漏れ出している。

 

「リナのおまんこからせーし溢れてきてる。じゅるっちゅぱっ」

「あ゛っ!! またイくっ!」

 

 舌に触れているリナのちっちゃいおまんこがまたびくびく震えていた。

 おにいちゃんの射精は落ち着いてきているのかもしれないけど、二人が繋がったところを舐め取っていると、中に入りきらないせーしが溢れてきている。

 

「はあ、はあ、すっげえ気持ちよかった」

 

 おにいちゃんがリナの脇を抱えて、ちんちんを抜くと、ぶるんって飛び出してくる。

 抜けたらリナは体がびくんと跳ねていた。

 

「あ、すっごい」

 

 ちっちゃなリナの穴がひくひくして広がったままになっていて、そこからこぽこぽせーしが出てきている。

 自分でも驚いたけど、私は溢れてくるせーしにリナの柔らかいおまんこに口を付けてじゅるじゅる吸って飲んでいた。

 

「やっあっああああっっ」

 

 おにいちゃんは気を利かせたのか、リナの身体をベッドに下ろして私がリナのおまんこからせーしを吸いやすいようにしてくれた。

 リナの太ももを広げて押さえて、いっぱい出してもらってるおまんこにむしゃぶりついちゃっていた。

 

「じゅるるるっじゅるうっちゅぱっじゅるる」

 

 おにいちゃんとリナの……せーしとリナのお汁。混じっててとても美味しい♡

 

「しほぉっしほぉっ、らめっらよぉっらめっらめえっ」

 

 私もこんな風に出されていたのかと考えると、胸がドキドキしている。

 

「ちゅぱっ、はうっ!」

 

 リナのおまんこのせーしに夢中になっていると、いきなりおにいちゃんから後ろからちんちんを突っ込まれた。

 

「志穂、リナちゃんの綺麗にしてくれているお礼だよ。……ほら、リナちゃんのまんこからまだ出てくるだろ。綺麗にして上げて」

 

 頭の中までちんちんが入れられてるような感じだった。

 夢中になってリナのおまんこを吸って舐めて綺麗にして、おにいちゃんのちんちんが私の中に入ってくるのに頭が変になりそうだった。

 

「ほら、志穂、オレに綺麗にしてるところ見せろよ」

「じゅるるっ♡ んふぅっ! じゅるっじゅるっ♡」

「イくのっイくのっ♡」

 

 おにいちゃんが覆い被さってきて、片方のおっぱいをメチャクチャに揉んで乳首もぎゅうってつねられて、頭の中がおにいちゃんと、ちんちん、リナのことでいっぱいになって、もう、エッチなことしか考えられなくなっていた。

 

 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

 

 告白したその日のうちにセックスするってことは……まあ、あったかもしれない。

 今回は普通じゃない。夜中の3時だ。

 ぶっ通しで何時間もしたことなんてなかった。

 ただただ、リナちゃんと妹の志穂の身体を貪った。

 飽きることなくたっぷり抱いた。

 それでも、精力剤と増精剤のお陰で、ぶっ通しでセックスをしてなお、まだ勃起して収まる気配が見えない。

 

 二人は亀頭を奪い合うことなく、仲良く分け合ってしゃぶっていた。

 リナちゃんの小さな口が亀頭の半分をしゃぶってカリを弄っていると、志穂は舌を伸ばして裏スジを丁寧に舐める。

 志穂が亀頭を頬張れば、リナちゃんは玉袋から付け根にキスをしていた。

 ちんぽに群がってきている。

 

「気持ちいいよ」

 

 二人の頭を撫でると亀頭を分け合って舐め始めた。

 仲良くお互いが鈴口を交互に含んでいく。

 

「ちゅぱっ」

「ちゅぱっ」

 

 リナちゃんも志穂も、オレの足に跨がってフェラをしていた。オレの足には二人の股間から溢れてくる、生暖かい精液が零れている。

 何度もイっていればイくまでの時間が長くなるものだけど、したらしただけ二人のテクニックが上がってきている。

 お互いに協力しているのかもしれない。

 

「くっ。そろそろ出るよ」

「蒼くん、いっぱい出して」

「おにいちゃん、いつでもいいよ」

 

 ゆっくり交互交互にしゃぶられ、射精間もゆっくりこみ上げてきていた。

 

「うっ、くうっ!!」

 

 ちょうどリナちゃんが頬張っていたときに、小さなその口に注ぎ込まれる。

 

「んふぅ、ちゅぱっ」

 

 射精している最中、オレのちんぽが志穂に交替。

 リナちゃんの口が離れたとき、二人の頬にザーメンが勢いよく飛んだ。

 

「あっ! あむっじゅるるる」

 

 もったいなさそうに志穂が亀頭にむしゃぶりつく。

 頬に飛び散った精液をリナちゃんが舐めていた。

 

「やばいな……」

「どうしたんですか?」

 

 小さな膨らみを脇腹に押しつけてリナちゃんが見上げて聞いてくる。

 志穂も射精最中のちんぽを頬張りながら見上げていた。

 

「ぜんぜん、勃起が収まらなくて」

 

 くすっと笑ってリナちゃんが身を乗り出してオレの頬にキスをした。

 

「記念日だから、いいですよ、ね?」

「記念日?」

「ぷはあっ、確かにリナの言うとおりだね」

 

 未だギンギンになっているちんぽから口を離した志穂がオレの左腕に絡みつく。

 リナちゃんは右側に。

 

「二人のお嫁さんが出来た記念日ですよ?」

 

 ぎゅっとオレの腕を抱きしめたリナちゃん。

 志穂は股間にオレの手を招き入れて抱きしめる。

 

「確かにそうだ」

 

 薬のせいか眠くもならない。

 今日は体力の続く限り二人を抱こう。

 

「一回お風呂で身体綺麗にしないか?」

『うんっ!』

 

 しっかり者のリナちゃんは精液愛液まみれのシーツやタオルを持ち、志穂もそれを見て手伝っている。

 

「オレ……こんなに幸せでいいのかな」

「違いますよ、蒼くん」

 

 リナちゃんは全裸のままだけど、洗濯物を抱いているから可愛らしい胸が見えなくなっていた。

 志穂は洗濯物はあっても横チチが見える。

 

「蒼くんだけじゃなくて、リナも、志穂も、幸せだよ?」

「そうだよ、おにいちゃん。一人だけじゃないんだからね」

「それに……」

 

 リナちゃんが悪戯っ子のような表情をした。

 

「幸せに、してもらわないと、イヤだからねっ」

「そうだよ。おにいちゃん、幸せにしてねっ」

 

 洗濯物を抱えた二人がオレに抱きついてくる。ぬちょっとして生暖かいシーツが身体に当たった。

 そんな二人を抱きしめる。

 

「二人とも幸せにするし、オレも幸せにしてくれよ」

『うんっ!』

 

 シーツの洗濯、乾燥に2時間ばかり掛かる。

 その間、風呂で身体を綺麗にしているのか汚しているのかわからないくらい二人を抱いた。

 結局、風呂から上がっても朝10時まで、ずっと三人で絡み合っていた。

 

 オレは二人の嫁さんをずっと大切にしていくと心に誓う。



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15 エピローグ1

「さあ、マレットの魔術師に盛大な拍手を~!!」

「素晴らしい演奏でした。あの若さでクラシカルなものからロックまで幅広く、グロッケンを感情豊かに演奏できるのは素晴らしいですね」

「私も感動しました! あの揺れは、見ていて素晴らしいものでした!」

「揺れ?」

 

「お、花束を贈呈に可愛らしいお子さんが出て来ました。おおっと、嬉しさのあまり抱きしめております。羨ましい!」

「佐久間さん?」

「おっと、ばたばたと藻掻いております。あれほど豊かな膨らみに包まれれば相当苦しいでしょう。おおっと、やっとあの豊満な場所から解放されたようです! ははははっ! よほど苦しかったのでしょう。胸をぺしっと叩いております。ああ、羨ましい!」

「ふふっ、ホール内に『あいたー!』と響き渡りましたね。ふふっ、お客様もみんな笑ってらっしゃいますね」

 

「今度は長身の男性が花束を贈呈です! 男性の方も抱擁されました! 羨ましい! 羨ましい! 何と羨ましい! 私もあの胸に抱擁されたい!」

「佐久間さん? セクハラですよ?」

「おっと、先ほど花束を渡した少女がその間に挟まれていたようです! また苦しいのでしょう! さっそく豊満な胸をぺしっと叩いております」

「ふふふっ、また『あいたー!』って言ってますね。会場が大盛り上がりです」

 

「あれは旦那さんですかね? それと、お子さんですか?」

「あの方はお兄様で、可愛らしい方がその奥様らしいですよ」

「身内にあれだけスタイルの良い方がいれば、奥様のような可愛らしい方を選ぶんですかね~?」

「佐久間さん? 先ほどからセクハラが過ぎますよ?」

「そういえば、インタビューしたときに仰っていましたが、彼氏は募集していないし、結婚は考えていないとか」

「あんな素敵なお兄様がいたら、近寄る男性は比べられてしまうでしょうからね。それに、お兄様ご夫妻と一緒に住まれているようですから、すぐに比較されてしまいそうですよね」

「でも、子どもは欲しいとも」

「両立が難しいですね~ふふっ」

「あの豊満な胸を誰にも渡さないのはもったいないですね~」

「だから佐久間さん? その言動はダメですからね?」

「おっ。お兄様とその奥様が退場していきます! ありがとうございました! コントのような花束贈呈、本当にありがとうございました!」

「楽しませて頂きましたね。あのご夫婦には」

「それでは皆様! グロッケン奏者、マレットの魔術師ことSHIHO様に盛大な拍手を!」

「拍手を!」

「……すご、歩くたびに揺れ……すっご」

「佐久間さん!」

 

 

 

「あ~、疲れた」

 

 ソファに倒れ込むように腰掛けた妹の胸が大きく揺れた。

 

「腹もいっぱいだな」

「蒼くん、いいお店だったね」

 

 リナちゃんは隣に座ってぴったりくっついてきている。

 

「それにしても、志穂がマレットの魔術師って」

 

 鉄琴で使うマレットの捌き方が誰よりも上手く、真似できない。独特の打鍵は感情溢れる演奏をすることが出来るらしい。

 大学に在学中からプロのグロッケン奏者となった志穂は、卒業後もコンサートを開いたり講演会と大忙しだ。

 

「おにいちゃんっ!」

 

 何を言わんとしているか志穂はわかっているらしい。

 そんな志穂は前より出るところは出て、スタイル抜群になった。

 リナちゃんは初めて抱いたときから姿が全く変わっていない。

 子どものように首を傾げて妹とのやりとりを聞いていた。

 

「何のこと?」

 

 志穂がマレットを使ってオナニーをしていたのを、志穂に追求したときのあのことを思い出していた。

 それは誰にも、当然リナちゃんにも言っていない。

 

「昔の、鉄琴を叩き慣れていなかったことを思い出してただけだよ」

「本当にそうなの?」

 

 リナちゃんは志穂に尋ねた。

 

「そうなの。すっごい馬鹿にされてた」

 

 妹ながらすごい切り返しのうまさだ。

 

「そうだ。今日はリナ、脚本の修正あって混ざること出来ないから、志穂、たっぷり蒼くんに可愛がってもらったら?」

 

 リナちゃんは大学卒業と同時にテレビ局へ脚本の持ち込みをして、一発で採用されて、今やドラマの脚本家になっている。

 月9のドラマにも採用されたこともあった。

 

「志穂、疲れてないのか?」

「疲れてる。……あんまりご飯も食べてないし、コンサートでも疲れたし」

 

 構って欲しいような言い方をする志穂。

 

「ご飯食べてなかったのって……」

 

 深く座ってそっぽを向いてる志穂に向かって、リナちゃんがじっとりした目つきで歩み寄る。

 耳元にリナちゃんは囁いていた。

 

「今日のため? って危険日なのかなあ?」

 

 言われたことに、耳まで真っ赤になった妹は口を尖らせて「うん」と小さく答えた。

 

「リナ、今日は独占しちゃっていいの?」

「ううん。実はね……ごめん。昨日いないときに昼にいっぱいしてもらったから大丈夫だよ」

「ありがと」

 

 志穂はリナちゃんを胸に抱く。

 コンサート会場の時のように、リナちゃんはまた息苦しくなったのか、志穂の大きな胸をペチペチと叩いて頬を膨らませていた。



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16 エピローグ2 妹、ご褒美エッチを頂く

 風呂上がり、ベッドで待ってて欲しいという妹のお願いで横になっていた。

 少しだけ眠くなってきている。

 

 ふと、リナちゃんとの付き合いが始まってから志穂と男と女の関係になったことを思い出していた。

 中学生の時には親にばれないように身体を重ねて、リナちゃんとも同じように何度となく抱いてきている。

 

 高校生になって志穂の成長は収まったかに見えた。

 でも、まるでリナちゃんの代わりに成長するように、さらに身長も、胸も大きくなった。

 

 部活は継続して、グロッケン奏者のプロになっている。

 リナちゃんと志穂で話し合いをして、演奏会の後にご褒美として抱いて貰えるという権利を勝ち取って、今に至るのだ。

 だから、コンサートの終わりに生理だとメチャクチャ悔しがった。

 

 今日は危険日らしい。

 だから久しぶりのコンドーム有りのセックスになるのだろう。

 その分、ナマで出来る喉奥フェラやパイズリを楽しみにしよう。

 

「お待たせ」

 

 バスタオルで身体を隠し、志穂は頬を染めて部屋に入ってくる。

 真っ赤になっているのは、お風呂に入ったばかりだけが理由ではなさそうだ。

 

 昨日からコンサートの準備でうちにいなかった志穂だ。

 今日のことを期待しているに違いない。

 危険日と言うことで気落ちしているだろう。

 たっぷり可愛がってやるとするか。

 

 ベッドに預けていた身体が、志穂がのしかかりさらにベッドが沈む。

 

「もう、硬くなってるよ。……おにいちゃん」

 

 パジャマ越しに、ナマの志穂のまんこの感触が股間に伝わった。

 バスタオルは今にも裸体を晒しそうになっている。

 それもそのはずだ。

 パイズリには十分な胸に育ったのだ。

 

「お前だって、オレのパジャマ濡らしてるだろ」

「ち、違うよ。……よ、よく拭いてなかっただけ」

「ちゃんと拭けよ」

 

 真っ赤になりながら志穂はオレのパジャマを脱がしていく。

 ボタンを外し、現れたオレの胸板にキスをしてきた。

 脱がしやすいようにオレも身体を起こして、バスタオルに手を掛ける。

 

「まだダメ……」

「いいんだよ」

 

 バスタオルを掴んだ手に柔らかい感触。

 ガマンできるわけがない。

 巻いたバスタオルは簡単に取れた。

 ぽいっと床に放り投げると、胸を強調したいのか、腕を後ろに視線を外した志穂がそこにいた。

 

「エッチ……」

「そういうことをしてるんだから」

「ん……そだね」

 

 股間からにちっと音をさせ、胸をゆさっと揺らし、志穂は股間の上から身体を足下へ行く。

 すると、パジャマのちんぽのところがぐっしょりに濡れていた。

 

「そんなにしたかった? パジャマぐしょぐしょにするくらい」

「うん。……したかった」

「確か危険日なんだよな? 今日はゴム使うからな」

「……」

 

 志穂は無言でオレのパジャマをパンツごと引きずり下ろす。

 反り返って腹にくっついているちんぽの上に、大きな胸を置いた。

 

「おにぃちゃん♡」

「志穂……どうしたい?」

「あ、あのね? おにいちゃんしたいこと……なんでもしていいよ」

 

 胸の谷間からこんにちはしてるちんぽの先からは、乳圧にとろっとカウパーが腹に垂れてきている。

 期待の眼差しに妹の頭を撫でた。

 

「今日はコンサートがんばったから、お前の好きなことしてやるから、どんなことして欲しい?」

「おにいちゃんの……好きなこと……いいよ……きゃっ」

 

 怪しげな光を放つ唇に、志穂を抱き寄せキスをする。自然と口が開き、舌を滑り込ませるとすぐさま舌が絡みついてくる。

 

「んむぅ、ふぅ、んむぅはう♡ んっ……おにいちゃん、キスしたかったの?」

「して欲しかったんじゃないのか?」

「よくわかったね。さすがおにいちゃん」

 

 ちょんと触れるようなキスをすると、志穂は胸を押しつけながら脇に回り込み、硬くなったオレの肉棒を優しく手でしごき始めた。

 

「おにぃちゃん♡ どうして欲しいの?」

「だから、お前がしたいことしてやるって」

「ん……こんなに大っきく、硬くして、どうしたいの? どこでしたい?」

 

 挑発的な妹の股間に手を伸ばす。

 パイパンのワレメはもうとろとろになっていた。

 

「んっ、おにぃちゃん♡」

 

 耳元に熱い吐息がかかる。

 しとどに濡れた妹のまんこは、指一本がぬるりと簡単に入れることが出来るくらい濡れていた。

 

「んぁっ……ほ、ほんとはね? ほんとはね? んっあっあっ」

 

 熱く蕩けている膣内は何度となくセックスしていても、指をしっかりと締め付けてくれる。

 

「本当は?」

「ほ、ほんとは……久しぶりだから、おまんこに、おにいちゃんのちんちん入れて、どちゅどちゅしてもらって、いっぱい……いっぱい……せーしびゅーっびゅーってして欲しい」

 

 指がギュッと締め付けられる。

 リナちゃんと志穂は、高校生になる辺りで三人とも愛の形はセックスだけではないと悟った。

 だから、会うたびに身体を重ねるようなこともなくなっていく。

 でも、間隔を置くことによって燃えるようなセックスをするようになっていた。

 

「今日は危ない日だからな? ゴムつけてしようか?」

「ううん……おにいちゃんのせーし、びゅーって出るの、身体で感じたい」

「あ、ああっ。……リナちゃん言ってたことって、それか」

 

 ぬるぬるになった指を抜いて、その先にある別の穴に愛液を塗る。

 

「んっあっ……あ……うん」

 

 リナちゃんはいまだに無理だけど、志穂は中学校二年になってからアナルセックスをしたいと言ってきた。

 紗都子と何をしていたのか知っていたこともある。

 それに、妹は成長期で身体も大きくなった。

 意外にも志穂はすんなりとオレのちんぽを受け入れることができた。

 

「ゴムありのセックスじゃダメなのか?」

「んっ、ぉっ♡ ……ダメぇ……中に……んっんっ、出してもらうのぉ♡」

 

 溢れてきている愛液を中指に絡めて、アナルに押しつける。

 

「んぉぉお♡」

 

 慣れたもので、指は根元まで受け入れられた。

 

「ロ、ローション、用意、おっおっ、してるの」

 

 指でアナルをほぐしながら、志穂の視線の先を見れば、いつの間にかベッドのヘッドボードに置かれてあった。

 

「いつの間に置いてたんだよ」

「んふっ♡ おっおっおっ♡ おほぉっ♡」

「じゃあ、おねだりして」

「んあああっ」

 

 横になって指を入れやすいように、腰を突き出した志穂から指を抜いた。

 指は綺麗なものだ。

 妹がアナルセックスをしたいときは、飯をしばらく抜いた上に、きっちり自分で腸内洗浄をしてくる。

 

「おにぃちゃん♡」

 

 仰向けになった志穂が甘えた声で、太ももを自ら抱え、腰を突き出して大きく股を開いた。

 蕩けたまんこはワレメが開き、いまだに綺麗なピンク色をしたヒダの小さな穴からとろとろと美味しそうな愛液を垂らしている。

 

「ここに入れて欲しいんだろう?」

「ひゃうっ♡ ち、ちがっ」

 

 まんこに指を入れると物欲しそうに締め付けてくる。

 奥へ奥へ入れて欲しい、そんな艶めかしい動きが指に伝わってきた。

 

「ほら、子宮口だって下りてきて」

「あっ、あっ♡ コリコリしちゃダメえっ」

「ゴム有りでやってやろうか?」

 

 股を広げたままの志穂の膣からはたっぷりの愛液が零れ、ローションがいらないくらいアナルを濡らしている。

 

「ここはダメ。……中で出してほしいから……おしりで……して欲しいよぉ」

「そっかそっか。……中出しだったら、口でもいいんだな」

「ち、違うよぉ。お尻……お尻に出して欲しいの」

 

 太ももを押さえていた手を志穂は尻の肉を掴んで広げた。

 アナルは受け入れやすいように生々しいピンク色の穴が晒されている。

 

「お尻、じゃないだろ?」

 

 アナルにちんぽを押しつける。まだ入れない。

 柔らかい肛門を愛撫するように擦りつけた。

 早く入れて欲しいのか、アナルはひくひく蠢いて、ちんぽを咥えてしまいそうだ。

 

「んぅっ♡ はあはあ、お願い……入れて……アナルに入れてぇ」

「違うよな?」

 

 唇を尖らせて目を潤ませた志穂が唇を震わせた。

 

「恥ずかしいよ……」

「そうか?」

「だって……言い方……」

 

 入れて欲しいと請う手に力が入ったのか、アナルがさらに広がってひくひくして、オレのちんぽを飲み込んでしまいそうだ。

 

「じゃあ、ゴム付けて普通にやるか?」

「ううぅ……はあはあ」

 

 志穂の口角が上がる。

 

「おにぃちゃん♡ あのね? はあはあ」

 

 上下に弾む乳房の先端――乳首が硬くなっているのだろう上向きになっていた。

 

「私のケツまんこに……おにいちゃんのちんちん、ズボズボして欲しいの♡ でね? いっぱい、いっぱい、びゅーっ、びゅーっ、ってせーし、ケツまんこにいーっぱい、出してください♡」

「そんなに入れて欲しいのか?」

「ケツまんこに……ちんちんちょうだい♡」

 

 うちの製薬会社謹製の媚薬入りローションを亀頭に垂らす。

 亀頭を押しつけると、ぬぷっと簡単にアナルに飲み込まれた。

 愛液がまんこから垂れて、ローションがなくてもいいくらいだ。

 そのまま根元までねじ込む。

 

「うぐああああっっ♡」

 

 びくんびくん腰がイヤらしく跳ね、恥ずかしげもなく晒されたまんこからから中出しされたが如く、真っ白な愛液がどろっどろっと溢れ出てきていた。

 

「なんだ、ケツに入れただけでイったのか」

「あがっ♡ あ゛っ♡ あ゛はっ♡ あ゛う゛っ♡」

 

 指を一本まんこに突っ込む。

 ちんぽを動かすと指にそれが伝わってきた。

 

「りょ、ほっ♡ だ、めえっ♡」

 

 口ではダメと言っておきながら、ちんぽも指も動かしやすいように腰をせり上げてくる。

 指を動かしつつ、クリトリスを包んだ皮をむく。

 ピンク色で大きな志穂の粒を摘まんだ。

 

「はあおおおっ♡」

 

 ぎゅうぎゅうにアナルがちんぽの付け根を締め付ける。

 

「締め付け過ぎだぞ」

「ら、らってぇ、はあ……ああ、ああおおっ、おおおっ」

「ちんぽ千切られる」

 

 志穂はアナルを覚えてから「おほ声」が板についていた。

 力を入れると気持ちのいいまんこと、力を抜いた方がいいアナル。

 それで声の質が変わる。

 

「おっおっおおっ♡」

 

 ずるずるちんぽを引き抜けば、力を抜いても肛門は肉棒に吸い付いてくる。

 零れるマン汁がローション代わりとなって、たっぷり竿に掛けられてきていた。

 それを一気に突っ込んでケツまんこの奥へと塗り込む。

 

「おほぉっ♡」

 

 胸を揺らして志穂が悦んだ。その柔らかい胸を掴んで、亀頭を奥へ擦りつける。

 

「あううっ♡ いぐううううっっ♡」

 

 腕を上げた志穂はシーツを掴んで、イっている余韻に浸り、まんこからさらに大量の愛液が脈打ちながら溢れてきていた。

 そして、ちんぽにその震えが伝わって締め付けられる。

 

「ああおおおっ♡ おっおおおっ♡ ら、らめっ♡」

 

 オレはまだイっていない。

 痙攣するアナルを無視して、そのままピストンを続けた。

 奥へ入れるたびに、ぐりぐりちんぽを押しつける。

 

「イっでるのぉおほぉおっ♡ イっでるぅうおおお♡」

 

 涎を垂らした志穂の揺れるおっぱいを押さえつけて、何度もぬるぬるアナルにちんぽを突っ込んだ。

 指が包まれるように沈む志穂の胸の柔らかさを握りしめる。硬い乳首の感触を確かめるように揉みしだいた。

 アナルの痙攣が続き、登り詰めてくる射精感が腰の動きを速くさせる。

 

「お゛っ♡ お゛っ、お゛っ♡ お゛ほオ゛オ゛オ゛っ♡」

 

 志穂の柔らかくなったアナルが、ちんぽの出し入れで伸びたり押し込まれたりする。

 そして、ぱっくり開いたピンクのまんこからは、とろとろと白濁した愛液を垂らしまくっていた。

 

「お゛ぐううぅうぅ♡」

 

 一番奥へ突っ込み、ぐりぐりと妹のアナルへ押し付ける。

 

「くっ! おっ!」

 

 昇ってくる快感と精液が、締め付ける肛門に止められる。

 。

「緩めろっ」

「ひぐううぅおおおぉ♡」

 

 緩められたアナルを押し開くように、一気に射精感が迸った。

 

「くううっっ!!」

「おほぉおおぉお♡ お゛ほっ 出てりゅろぉほぉ♡」

 

 志穂のアナルがオレの精液で満たされていく。

 時々ふいに締め付けて射精が止まるのが、なかなか気持ちがいい。

 止められた後の射精の感覚がいいのだ。

 

「うっおっ、おっおおっ」

「お、にいちゃあんっっ♡」

 

 奥へ、奥へちんぽを突っ込みたくなって、太ももを掴んでプレスする。

 

「おおおぉほぉおぉ♡」

 

 びくっびくっと震えながら、妹がオレの背中に手を回した。

 

「しゅ、しゅ()きぃ♡」

 

 これだけでは終わらない。

 今日は志穂がコンサートをがんばった日だからだ。

 イくのイヤって言っても止めない。

 朝まで志穂のアナルも胸も、口も精液でいっぱいにしないとな。

 

「お、おにぃひゃあん♡」

 

 うっとりした瞳は熱が籠もっている。

 

「もっと、だろ?」

 

 志穂はこくりと頷くと、腰の後ろに回した手で、さらに奥を求めるように抱きしめてきていた。

 濡れた髪を撫でる。

 

「寝かせないからな」

 

 グッと腰を押し付けると妹は歓喜の声を上げた。

 そんな志穂の声に興奮して、妹へのご褒美なのか、自分へのご褒美なのかわからないままたっぷりと抱いたのだった。



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17 エピローグ3 妊活休暇が始まる

 結婚してからいろいろあった。

 

 子どもの幸せのためにと一生懸命に働いていたうちの親もリナちゃんの親も、子ども全員が大学に入ってから早逝した。

 オレとリナちゃんは、彼女が大学にいる間に籍を入れ、妹と三人で暮らすようになった。

 

 妹はプロのグロッケン奏者としてコンサートや講演会で忙しくして、リナちゃんは人気脚本家になる。

 順風満帆で三人の愛は溢れてしまうほどになっていた。

 

 だから、その溢れてしまう愛を別の形にするべく、三人で話し合って――子どもを授かることを決めた。

 

 妹の志穂は血縁があるということもあって、子どもを作るとなれば血が濃すぎる問題もあって薬で何とかすることになっている。

 

 リナちゃんは相変わらずの子ども体型と言うこともあって妊娠が難しかったけれど、オレが勤めている製薬会社の山口会長に検査と治療を依頼して、妊娠できる可能性が出てきていた。

 

「今日の検査、なんで午前中じゃないんだろう?」

「なんでかな?」

 

 何かを知っている風にリナちゃんはオレの疑問に笑顔で首を傾げて答える。

 肩まで届かないくらいまで短くしたリナちゃんの髪が風にそよいだ。

 子作りを決めたときに邪魔になるだろうと切ったのだ。

 

 今までの検査は朝イチ。今回に限って午後2時と指定されていた。

 いろいろな検査をするようで、胃カメラもするみたいだ。

 だから、デートと言ってもランチも出来ない。

 リナちゃんは三日前から検査用の食事をしているし、朝ご飯も食べていないから大変だろう。

 

「でも、検査まで時間があるからデートできるし、リナは嬉しいです」

 

 ぎゅっと腕を抱いてくれる。

 

「それにしても、リナちゃんが山口会長と知り合いだとは思わなかったよ」

「小学校1年だったかな? それくらいに病院で担当の先生だったから」

 

 生理に悩まされていたときとは違って、今ではすっかり元気になっているリナちゃんだ。

 

「何かの縁だったんだね」

「紗都子が取り持ってくれたのかあ」

「蒼くんと付き合った頃から、縁があったんだろうね」

 

 今日の検査は妊活のためだ。

 妊娠できるとはいっても検査、治療と投薬あってのこと。

 会長からの命令で今日から一月間妊活休暇を与えられた。

 リナちゃんも今日から脚本家として休む。

 妹は気を利かせてか、一ヶ月間全国ツアーと学校への講演会。

 

「今日は奥さんとして最後のデートかもしれないから……楽しもっ♡」

「だな」

 

 奥さんじゃなく、母親になるのかもしれない。

 

「えへへ」

 

 はにかんだ笑顔は幼かった頃と何も変わりない。

 純粋な笑顔のリナちゃんにオレは惹かれたんだな。

 眩しいばかりの微笑みに、リナちゃんの頭を撫でる。

 ぷくりと膨らんだ頬は、子ども扱いしないでって言っているみたいだった。

 

 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

 

 リナちゃんを迎えに行くと山口会長も待っていた。

 

「あれ? どうしたんです、会長」

「なに、久しぶりに蒼治郎くんの顔を見たくなってね」

 

 会長は研究で忙しいようで、仕事の報告に行っても本人に会うこともなく、報告書を置いていくだけだ。確かに会うのは久しぶりだ。一ヶ月ぶりくらいか。

 

「妊活休暇だ。会うのは一ヶ月後になるからな」

「あ、そうですね。今回は忙しいのに休みをもらって申し訳ありません」

「気にするな。あたしが休めと言ったんだ。有給扱いの特別な休暇だ。たっぷりリナくんへ子種を注ぎなさい」

 

 うちは製薬会社と言っても、妊娠、避妊、ローションなど、その手の薬を主に取り扱う会社だ。

 人類が存続する限り引く手数多な会社だろう。

 だから、何気なく言った会長の言葉にリナちゃんは顔を真っ赤にしていた。

 

「それと、これとこれ。こっちはリナくん用。こっちは蒼治郎くん用の薬だから、しっかり用法を見て使いなさい。あたしのメモも入っているから、特に蒼治郎くんはよく読んでから使いなさい」

「なんですか?」

 

 渡された薬袋を開けようとすると「ここでは開けないように」と釘を刺される。

 

「それじゃあリナくん。妊娠できるように祈っているよ」

「はい!」

 

 耳まで朱くなったリナちゃんは恥ずかしそうに、でも嬉しそうな返事だった。

 

 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

 

 家に帰って薬袋を開けると、いつももらっていた精力剤と増精剤。それと軟膏薬のようなチューブに入った塗り薬。

 

「今日はどんな検査してきたの?」

「血液検査と、胃カメラと~、……超音波とか」

 

 何故か恥ずかしそうに言うリナちゃん。

 そりゃそうか。

 婦人科系の超音波って言ったら、膣に入れたりするからなあ。

 

「あと、消毒とか……」

「消毒?」

 

 中に入っていた山口会長からのメモを取り出す。

 ざっと眺めて驚いた。

 

「ちょ、その消毒って……」

「……うん」

 

 ソファに座っているオレのズボンを下ろし始めたリナちゃん。

 

「最後の初めて……蒼くんにあげるの」

 

 シャツのボタンを外してくれた彼女はオレの頬にキスをした。

 もう一度メモをよく読んだ。

 

『肛門から15センチ以上先にまでこの薬を塗り込むこと。男性器に何の影響も与えないので、物を使って塗り込むような無粋なことは考えないように。筋弛緩効果もあるから大丈夫だし、超音波検査で何度も彼女の肛門は受け入れられるようになっている。彼女の口から肛門まで、綺麗なものだから、何も心配しなくても大丈夫。初めて彼女を抱いたときのように優しくしてあげなさい。』

 

 メモから視線を外してリナちゃんへ移すと、既に全裸になっていた。

 以前、変わらぬ幼い体型をしたリナちゃんは、オレのシャツを脱がし始める。

 

「蒼くん……超音波の検査……お尻でもしてたから……大丈夫だよ?」

「な……んで、お尻に超音波……」

 

 パンツごとズボンを脱がされたオレの息子は今までになかったくらい、がっちがちに勃起している。

 まだ薬も飲んでいないのに。

 

「すっごい……もう、いっぱい出てる……」

 

 ちんぽの先は脱がされたパンツまで糸が引くように、カウパーが漏れている。

 

「先生に、ちょっとだけ話したことがあって……お尻のこと」

「……大丈夫なの?」

「うん! ……蒼くん」

 

 まだお風呂に入っていないちんぽの根元にリナちゃんはキスをした。

 

「リナの……お尻入れたかったんですか? こんなにいっぱい、おちんちん濡れてますよ?」

「身体小さいし、無理かなって思ってた」

 

 ちんぽから流れてるカウパーを根元から丁寧に舐めてくるリナちゃんの頭を撫でる。

 

「……優しく、してね」

 

 小っちゃな唇から糸を引きながら微笑んだ姿にちんぽが息をのんだようだ。

 零れてくる先走り汁をリナちゃんが慌ててパクリと口に含む。

 

「それじゃあ、始めようか」

「うん!」

 

 山口会長からもらった塗り薬を手に取った。

 結構な重さがあって、蓋を開けて指に取ってみれば、粘つきの強いローションのようだった。




次回はまたアナル回ですが、その次は孕まセックス回になります。


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18 エピローグ4 お薬塗りましょうね~

「リナちゃん、お尻向けて」

 

 小さなお尻がこっちに向けられる。

 

「もう、濡れてる」

「だって……」

 

 真っ白な腿の間にピンクの穴と濡れた縦スジが現れた。

 今日から一ヶ月間、20歳を過ぎた物とは思えない幼いワレメを広げる。

 相変わらず綺麗だ。

 リナちゃんが中一の時から何度も入れているこの小さな性器はもはやオレ専用。

 そして、今まで無理だと思っていたアナルに手を伸ばす。

 何の色も沈着していない綺麗な肛門だ。

 お尻の肉を掴んで広げると、ぴくっと小さなお尻が跳ねた。

 壊れないだろうかと心配になる。しかし、子どもを作るためだ。

 それにはまず、肛門からその奥まで薬を塗らなければならない。

 奥とは肛門から15センチ以上……。

 超音波検査で膣内を調べたときにでも、オレのがどこまで届いているのか知っているのかもしれない。

 

「お尻に入れられたかったの?」

 

 四つん這いになってアナルを見せつけているリナちゃんは、耳まで赤くなって枕に顔を埋めて何を言っているのかわからない返事が返ってきた。

 短くした髪のせいで、幼いリナちゃんのうなじが妙に色っぽく見える。

 塗り薬を手に取ると、粘りけが強く、瓶から長い糸を引いた。

 

「塗るよ」

「んむぅ」

 

 中指に付けた薬をアナルに付けると、リナちゃんはお尻をびくつかせた。

 とても柔らかい。こんなに柔らかかったっけ? 

 ひょっとすると、検査の時にもう何かを塗られているのかもしれない。

 

「はあ……はあ……はあ」

 

 枕から顔を上げているリナちゃんの息が聞こえる。

 ナニかに耐えようとしているのだろうか。枕はぎゅっと力強く抱きしめられていた。

 

「気持ちいい?」

「はあ……あ、ああっ♡ んっ♡ き、もち、いいですっ♡」

 

 検査の時に濡れてなきゃいいけどな。

 と、思いつつ柔らかい肛門に薬を染みこませるように塗り、アナルを広げるように中指を少しずつ入れ始める。

 

「んっ、あっ♡ んあっ♡」

 

 彼女のアナルを弄ったことは何年前のことだろう。

 前は力を入れて、指がギュッと締め付けられていたのがウソのようだ。

 意外と楽に入れることが出来る。

 超音波検査のお陰なのか、それともこの薬のお陰か。

 ほどよく吸い付くアナルが指を根元まで咥え込んだ。

 

「あおっ♡」

「気持ちいいんだ」

「は、はひっ♡ お、お尻……き、もち、いっ♡」

 

 息が荒くなってきているのがその証拠なのだろう。

 薬を塗り込むために、てかてかになった肛門からその奥へ薬を塗り込んだ。

 

「んおっ♡ あっあっあっああっっ♡ あおっ♡」

 

 指に絡みつく薬が粘つき、ぬちっぬちっと音が立つ。

 もしやと思って指をもう一本――薬指入れると、キツイ感じはしても受け入れてくれた。

 

「に、ほんっ……入ったぁ♡」

「わかった?」

「わ、かりましたぁ♡ んあっ、あおっあおっ♡」

 

 念入りに、ちんぽを痛くならないように丹念に薬を塗り込みつつ、中指と薬指でゆっくりアナルを拡張していく。

 気持ちがいいのだろう。小さなワレメはぱっくりと開き、いまだにピンク色の秘肉を晒し、小さな穴からは涎が垂れてシーツを濡らしていた。

 丁寧に、優しく、そして指で届く一番奥まで、その奥に薬を塗って広げていく。

 

「イっ♡ くっ♡」

 

 二本の指がギュッと締め付けられた。

 久しぶりに弄ってあげたアナルで、いや、アナルだけでリナちゃんはお尻を振るわせてイっている。

 

「うぐううっ♡ ううっ♡ うっううっううううううっ♡」

 

 枕で口を隠して可愛らしいイキ声が聞こえてきていた。

 しばらくすると、締め付けられている指が解放されリナちゃんは、はあはあと息を荒げている。

 

「だいぶほぐれてきたね」

 

 左右の人差し指でアナルを広げてみた。

 

「ひ、広げないでぇ」

 

 そうは言っても手で隠すようなことはしてこない。

 枕をギュッと抱きしめているだけ。

 肛門は力が抜けて、粘ついて、糸を引いた生々しいピンク色が広がっていた。

 四つん這いになっているリナちゃんに覆い被さって、ガッチガチのちんぽをその股の間に擦りつける。

 

「そ、蒼くんのおちんちん……とても熱くなってます」

「もう、リナちゃんに入れたい」

 

 枕を顔に埋め、リナちゃんはくぐもった声で言った。

 

「蒼くん、リナのお尻……初めて、もらってください」

「痛かったら、ちゃんと言うんだよ」

「……うん」

 

 ちんぽにはリナちゃんの愛液がたっぷりとついていた。

 ローション代わりにちょうどいいだろう。

 お尻を掴んで広げると、アナルは準備万端で、ぽっかりと、ぬるぬるになった入り口を広げてくれている。

 ちんぽをアナルにぴったりくっつけた。

 ゆっくり腰を前に出す。

 

「あおおおおっ♡」

 

 アナルセックスをしたのは今まで二人。

 三人目のリナちゃんのアナルは誰よりも簡単に入れることが出来た。

 亀頭は心地良い締め付けに爆発しそうになっている。

 塗り薬のせいなのか、さらに硬くなっているような気がした。

 

「そ、ぉくぅっんっっ♡」

「痛くない?」

「き、もちっいいのぉっ♡」

「くっ、リナちゃんのアナル、めっちゃ気持ちいいっ」

 

 アナルの中をじっくり味わうように奥へと進んでいく。

 薬がどろどろになっているのか、それともナニかが分泌しているのか、粘ついたローションがちんぽを包み込み、さらに直腸の熱が加わってきていた。

 

「ダメだっ、オレ、もうっ!」

「く、すりっ、塗ってくらはひっ♡」

「うおっ!!」

 

 尻肉を掴んで、半分残っていた肉棒を一番奥へ突き入れた。

 

「あおおおおおおおおおっ♡」

「くぅっ!!」

 

 締め付けてくるアナルを広げるように、尿道を駆け上って精液が腸内に飛び散っていく。

 

「あつうううううううっ♡ あっつうううううのおおおお♡」

「くっ、止まんねええっ」

 

 腰を突き出し、リナちゃんのアナルの奥へ精液を流し込む。

 快感がどくどく脈打った。

 

「そ、ぉおくぅんっ♡」

 

 びくびく震えたリナちゃんはオレの射精が終わるまで、ずっとオレの名前を呼び続けてくれた。

 掴んでいたお尻から手を離し、リナちゃんの背中に倒れ込んだ。

 

「はあ、はあ、はあ、リナちゃん」

「そぉくん♡ お尻に出しちゃったら……子作りできないよ?」

「メチャクチャ気持ちいい。今も気持ちいい」

「ま、たっ、動かしてるっ♡ ダメだよぉ♡ おまんこに、あおっおっあおっ♡ 出さないと、ダメだよぉっ♡ あおっあっあっあっあっ♡」

 

 腰が自然と動いていた。

 まるで、幼い子どものアナルを犯すかのようなシチュエーションに興奮している。

 

「ちゃんとまんこにたっぷり出して上げるから」

「ダメぇっ……あおおおおっ、あっあっ、そんなっ♡ はげしっ」

「もうちょっと、お尻に出させて」

「そぉくんのっ♡エッチぃっ♡」

 

 覆い被さってリナちゃんの肩を押さえる。

 すると、喘ぎ声が激しくなった。

 

「らめっらめっ、あおおおっあおっあおっ♡ イぐっ♡」

「リナちゃんもしたかったんだろ? もっとさせてよ」

 

 薬を塗り込むことも忘れ、オレは何度もリナちゃんのアナルを犯すように抱いた。

 痛がるどころか、薬で拡張されているせいなのか、ずっと悶え、アナルに射精されることに悦んでいた。

 

 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

 

 4、5回はアナルへ中出ししただろうか。

 本来の目的をやっと思い出し、ちんぽに直接薬を塗って、もう一度リナちゃんのアナルを犯してしまった。

 

「も、もぉ……お風呂入りませんか」

 

 今までリナちゃんへのアナル欲が一気に爆発していたものの、本来やらなければいけないことを思い出す。

 

「ご、ごめん。リナちゃんのお尻に夢中になっちゃってて」

「ううん。大丈夫です。……こんなことなら」

 

 もっと早くしておけばよかった。と、リナちゃんは枕に顔を埋めながら小さく言った。

 

「じゃあ、もう少しリナちゃんの中に」

「あうっ♡」

 

 アナルに入れたままリナちゃんを抱きかかえ立ち上がる。

 まるで子どもにおしっこをさせるような格好だ。

 

「ふ、かぃいいぃ♡」

 

 祈るように胸の前で手を組んで、リナちゃんはビクビクと仰け反って悦んでいる。

 

「は、ず、かしいぃっ♡」

 

 姿見の前でリナちゃんと繋がっている様を見せてあげた。

 小さなワレメからはしとどに愛液が溢れ、ぽたぽたと流れ落ちている。

 それに、ピンク色の小さな穴も物欲しそうに口を広げていた。

 

「お風呂行こうね」

「この、ままぁ♡」

 

 鏡の前で恥部を隠そうともせず、リナちゃんはオレから抱き上げられたままお風呂まで連れて行かれる。

 ぽたぽた愛液を零しながら。

 

 

 

 お風呂ではお尻に出したザーメンを流すように、指を入れて掻き出した。

 時々出てきてしまう仕方のない音にリナちゃんは「聞かないでえ」と訴えていたけど、フェラをさせて黙らせた。

 アナルへ注いだたっぷりの精液が出なくなるまで。

 

「そ……そぉくぅん♡」

 

 体を洗っている間、リナちゃんは甘えた声でおねだりしてきていた。

 

「も、もぉ……リナ……入れてほしいです」

 

 注ぎ込んだ精液を全部出して薬が流れていないか不安だったけど、十分薬の効果は現れているようだ。

 というか、これ、妊娠促進以外にも媚薬が結構入っているんじゃないか? 

 

「ね、ねぇ……そぉくん……ここで……ここで……お願いします」

 

 リナちゃんは泡だらけの体を密着させて、まるでソープ嬢のようにオレの体を洗ってくれた。

 小っちゃなおっぱいにある突起が、体にコリコリ当たって気持ちいい。

 股で太ももを洗ってくれるときは、ボディソープ以外のぬめりが足に伝わってきていた。

 リナちゃんの頭を洗っている間は、オレの方を向いてちんぽをしごいて「入れて入れて」と懇願して、まるで発情期になったようになっている。

 お風呂から上がって、お姫様だっこをしてベッドに連れて行く間もキス魔になって、ずっとおねだりしていた。

 

「リナちゃん、ちゃんとしてあげるから」

「も、もぉ、い、今、今入れてください」

 

 今まででは考えられないくらい積極的になっている。

 ベッドに付くなりオレは押し倒された。

 

「蒼くん……」

 

 頬を染めたリナちゃんは両手でオレの頬に優しく触れる。

 

「どうしたの? リナちゃん」

 

 体を起こすと、リナちゃんはオレを胸元に抱き寄せる。

 小さな膨らみが顔を包み込んだ。

 真横に見える乳首は何もしなくとも、すでに立っている。

 

「ずっと、ずっと好きです。蒼くんを好きになって……良かったです」

 

 オレもリナちゃんを抱きしめた。

 

「オレもリナちゃんを好きになって良かった。……これからも、ずっと好きだよ」

「リナも……ずっと好きでいます」

 

 リナちゃんの体温がかなり高くなっている。

 立っているリナちゃんの股間からは、ガマンできないのか愛液がちんぽに垂れてきていた。

 

「リナちゃん」

「蒼くん」

 

 体を離したリナちゃんがオレを見下ろす。

 あの時と同じように、初めてキスしたときのような恥じらいが見え隠れしていた。

 自然と唇が引き寄せられ口付けを交わす。

 舌を絡め、お互いにどれだけ求めているのかを再認識した。

 

「さあ、リナちゃん……子作りセックス、しよっか」

 

 幼い微笑みに、ちょっぴり妖艶さをにじませてリナちゃんは答えてくれた。

 

「はい。……蒼くんと、子ども作りたい、です」と。



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19 エピローグ5 子作り開始

 グーにした両手を胸元に当てたリナちゃんを片手で抱き寄せる。

 

「そ、れじゃあ」

 

 リナちゃんが自分で入れたいと言い始めたのだ。

 座ったオレのもう片方の手は背中に回っていて、ちんぽを握ってリナちゃんの望みの場所に誘導する。

 

「腰下ろしていって」

「は、い」

 

 徐々にリナちゃんはオレの胸元から降りていく。大きく股を開いてゆっくりと。

 ちんぽの先が硬い場所に当たる。

 

「んっ、ちが……もう少し、後ろ、です」

 

 腰が上がって、またゆっくり、確かめるようにリナちゃんは腰が下ろしていった。はーはーと息を上げながら、確かめるようにゆっくりと。

 鈴口がぬるりと柔らかい場所に触れる。

 

「んっ……蒼くん……そこ、ちが」

「またしたくなった?」

 

 リナちゃんは恥ずかしそうに腰を少しだけクネクネ動かして、ちん先を弄ってくれていた。

 

「そこ……また、入れて欲しいけど……今は」

 

 見上げたリナちゃんは頬を真っ赤にして意外なセリフを口にする。

 

「……孕ませて、欲しい、です……んぅっ♡」

 

 そそる言葉に、肛門に当たっていたちんぽを動かし、目的の場所に亀頭を当てた。

 

「ここ?」

 

 ちん先に熱くて柔らかい秘肉の感触。

 そこはどんどんオレの亀頭を濡らしていく。

 

「そ、こぉ♡ ……あっ♡ ああっあっあっ♡」

 

 リナちゃんはオレの胸に身体をくっつけ、徐々に腰が降りていく。

 ちんぽは熱の籠もった柔らかく、きつく締め付ける場所に埋もれていった。

 

「はーっ♡ はーっ♡」

 

 オレを見上げたままのリナちゃんは、その距離が離れて行くにつれ、幼さから妖艶さに変わっていく。

 オレの胸に当たっているリナちゃんの握った拳は、その手に徐々に力が入って行っているように感じた。

 まだ小学生のような顔をしながら、ちんぽが入っていく感触に、悦びの笑みを浮かべていくのはちんぽを滾らせる。

 亀頭はリナちゃんのキツキツまんこにすっぽり入り、肉棒は半分まで埋まった。

 ちんぽから手を放してももう大丈夫だ。

 

「リナちゃん……愛してる」

 

 リナちゃんを両手でしっかり抱きしめる。

 

「イっぐっっ♡」

 

 半分まで埋まったちんぽがぎゅうぎゅうに締め付けられた。

 リナちゃんへ素直に気持ちを伝えるだけでイっている。

 ぷるぷる震える小さな身体は仰け反ろうとしていた。

 それを抑えて抱きしめた。

 

「うっぐぅぅうう♡ うっうううっ♡ 気持ちぃぃぃいっ♡」

 

 オレから精液を搾り取ろうと、ぎゅっ、ぎゅっ、ぎゅっ、と何度も小さなまんこがちんぽを締め付ける。

 でも、まだオレはイきそうにない。

 

「もっと、根元まで入れて」

「はっ……い……いぃ♡ いひぃ♡ 奥ぅ♡」

 

 握っていたリナちゃんの手がオレの背中に回った。

 密着して、小っちゃな乳首が硬くなっているのがわかる。

 ちんぽは徐々に根元近くまで埋まっていった。

 

「はーっ♡ はーっ♡ はーっ♡」

「限界?」

 

 あと少しのところでリナちゃんの腰が止まる。

 

「げ、んかいっ、ひぅっ♡」

「ウソだ」

 

 真っ赤になって見上げていたリナちゃんはオレの胸で顔を隠した。

 額がメチャクチャ熱い。

 

「限界です、んぅっ、んあ♡」

「違うよ」

 

 リナちゃんの細い腰を掴む。

 

「んっ♡」

 

 小さいときのようなナス腹ではなくなって、普通にくびれが出来て綺麗な腰つきになっている。

 

「リナちゃん……奥、ごちゅってして欲しいんだよね?」

 

 返事はなかったけど、ちんぽがぎゅうっと締め付けられた。

 

「奥をどちゅどちゅ突かれたいんだよね?」

「……だ、って」

「自分で出来ない?」

 

 リナちゃんの髪が胸に付く。小さく頷いたのだ。

 

「せっかく上なんだから、この機会に自分でしてみたらどう?」

 

 首を小さく振ってリナちゃんは返事をしない。

 きっとオレから見えない口はとがっているのかもしれない。

 

「オレからどちゅっとされたい?」

 

 よほどしてほしいのだろう。溢れてくる愛液が玉袋を濡らし、シーツも濡らして冷たく感じる。

 リナちゃんが飲んだり、オレが塗ってあげた薬は発情期になるのだろう。

 今の状況は、オレが焦らしているのか、リナちゃんが焦らしているのかわからなくなってきている。

 

「そぉくん……そぉくん……そぉくんから、おまんこの奥、どちゅどちゅして欲しいです」

 

 隠した顔を向け、リナちゃんがオレに懇願してきた。

 どう見ても小学生にしか見えないリナちゃんは蕩けた表情で見上げている。

 

「こ、こういうの……はぁはぁ、孕まセックスって言うんですよね? そぉくん、ね? はぁ、はぁ♡ おまんこの奥、どちゅどちゅして、リナのこと、孕ませてください」

「リナちゃん……」

 

 幼い中に妖艶な笑みを浮かべてリナちゃんが続けて言った。

 

「リナのちっちゃなおまんこに、そぉくんのおっきくて太いおちんちんで、い~っぱいどちゅどちゅして、い~っぱい、い~っぱい、せーしどくどく出してください♡ そぉくんのおちんちんで、リナのこと、い~っぱい、イかせてください」

「エロくなったね」

「はあ♡ はあ♡ そぉくっんっ♡♡」

 

 座った状態で、掴んだ腰を思いっきり引き寄せて、腰を突き上げる。

 

「あ゛っっ♡♡♡」

「小生意気に挑発したリナちゃんを、たっぷり虐めてあげるよ」

 

 リナちゃんのつぶらな瞳が大きく見開かれ、小さな口が思いっきり開いた。

 ちんぽの根元がぎゅうっと締め付けられる。

 びくっびくっと大きく痙攣して上を向いたリナちゃんの口から涎が垂れていた。

 リナちゃんの要望通り、射精しなければならない。

 きつく締め上げる膣内に逆らって腰を掴んで持ち上げる。

 

「あ゛ひっ♡」

 

 喘ぐリナちゃんに何度か腰を打ち付けていて、少しだけ物足りなさを感じた。

 身体を預けているリナちゃんはイきすぎてだろう、息が上がって火照って熱い。

 背中に回した手もだらりと下がっている。

 

「リナちゃん、上になって入れたいって言ってたのに、全然動けてないよ」

「はーっ、はーっ、ご、めん、なひゃい♡」

「ほら、ちゃんと」

 

 仰向けになってリナちゃんを上に騎乗位にした。

 

「リナちゃんに入ってるところ、見ながらしたいな」

「んっ、あっ……はあ、はあ、()()もぉ」

 

 オレは膝を曲げて、リナちゃんにそこに手を置くように言うと、上に乗ったリナちゃんは少しだけ反ったようになる。

 

「ほら、見せて」

「は、ずかしぃよぉ♡」

 

 内股になったリナちゃんの膝を掴む。それは何の抵抗もなく、大きく広げられた。

 結合部が丸見えになるM字開脚だ。

 その真っ白な股の間は明かりに照らされて、ぬらぬらとイヤらしいてかりを見せていた。

 そして、リナちゃんのぷに肉はピンク色に染まって、オレの肉棒を咥え込んでいる。

 ワレメはクリトリスが剥き出しになるくらいいっぱいに広げられていた。

 

「リナちゃんのまんこ、オレのちんぽ美味しそうに食べてる」

「はあ♡ はあ♡ そぉくんの♡ おちんちん、美味しいよぉ♡ うぅっ♡ リナのおまんこ、美味しい美味しいって言ってます♡」

「手伝ってあげるから、動こうか」

「は、はひっ♡ うくぅっ♡ うぐっ♡ うぐっううっ♡」

 

 歯を食いしばろうとしているリナちゃんだけど、力が入らないのか、たらたらと涎が垂れて行く。

 仰け反るに近い状態で膝に手を置いて身体を持ち上げ、上下に腰を動かそうとしても、なかなか上手く腰を上げることが出来ないリナちゃん。

 手伝いに腰を掴んで持ち上げると、ワレメからピンク色の綺麗なまんこがちんぽに吸い付いてくる。

 

「うまく、うぐぅっ♡ 動けません♡」

「嬉しそうに言うね」

「ふぐぅっ♡」

 

 確かに動くのがゆっくりで、深く入れにくいと言えば入れにくい。

 アングル的には、仰け反ったリナちゃんのお腹がオレのちんぽの形に膨らんだり、出たり入ったりするのが丸見えで、メチャクチャ興奮する。

 中学校の時より僅かに膨らんだおっぱいと、変わらぬ小さな乳首が上向きに勃起しているのも、またちんぽを硬くする。

 

「じゃあ」

 

 起き上がってリナちゃんを抱きかかえながら押し倒す。

 

「んうぅっ♡」

 

 背中に回っていた小さな腕に力が入って爪を立てられた。

 何度となく立てられた爪の痛さは、今となって、リナちゃんが気持ちいいからしていることであって、むしろ嬉しい痛さだ。

 

「じゃ、足、自分で広げて」

「はひっ♡」

 

 短くなった髪はリナちゃんの幼さを際立たせたが、汗ばんで頬に張り付いたその表情はかなりエロい。

 膝の裏を手で押さえ、自ら広げた股には既にオレのちんぽが入ったままだ。

 最初は痛々しいとさえ思っていた挿入は、もはやそんな感情も芽生えなくなった。

 

「そぉくんっ♡」

 

 リナちゃんが気持ち良く鳴いてくれるのだから、痛いどころか、お互いに快感を分け与えているんだ。

 

「おっぱい、赤ちゃん飲みやすくなるように乳首摘まむからね」

「ひぐうぅっ♡」

 

 僅かな膨らみにある、子ども乳首を両手で摘まむ。

 指の間からはみ出ることのない小さな乳輪ごと、きゅっと強めに指で挟む。

 

「はひっ♡」

 

 口角を上げて悦んだリナちゃんのまんこが、ぎゅうっと締め付けてきた。

 足の先をピンと伸ばしたかと思うと、腰がせり上がってちんぽの形にお腹がビクビク痙攣する。

 

「イくのぉ♡」

「もっとイって」

 

 硬くなった乳首を引っ張りながら強めに摘まんだ。

 

「ひぐぅっ♡ ちっ、乳首ぃ♡ ひっ♡ ひぐぅぅ♡ イぐぅっ♡」

 

 ぎゅうぎゅうに締め付けるのに逆らうように腰を動かす。

 ぬるぬるになったまんこの中は小さなヒダと愛液が絡み合い、もろにその快感がカリに引っかかってくる。

 気持ちいいまんこの状態のままもう少しちんぽを動かしたい。

 

「リナちゃん、オレ、もう少しでイきそう」

「は、はひっ♡」

 

 赤くなった乳首から手を放しリナちゃんの細い腰を掴むと、自分の膝の裏を抑えていたリナちゃんの手が離れ、オレの動きやすいように腰を浮かせた。

 空いたリナちゃんの手は枕を握っている。

 両手を挙げているせいで、ちっぱいだということを知らしめる。

 乳首は真っ赤になって乳輪ごと上向きに、つんと立っていた。

 

「あんっ♡ ひぅ♡ あっああっ♡ あっあっあっ♡」

 

 ゆっくり腰を動かしていく。

 前後させれば、小さなまんこの入り口が、まるで手で輪っかを作ってちんぽをしごいているようなきつさだ。

 何より、腰を引いても押しても中の締め付けが、亀頭に圧倒的な快感を与えてくれる。

 カリがとろとろのヒダをかき分け出て、ちんぽの先はまるでざらざらな舌に舐められながら入っていくようだ。

 

「イっくぅ♡」

 

 持ち上げた腰がビクビク跳ねるのを抑えながら、腰をギュッと掴む。

 細い腰だ。手で腰を締めれば、ちんぽも圧迫される。

 さらにきつくなって、密着したリナちゃんの中をぐちゃぐちゃにかき回した。

 

「くっ、うっうっ」

 

 ちんぽが溶けてしまいそうな中、もうすぐそこまでザーメンが昇っている。

 ポルチオに擦りつけるように、小刻みに腰を突いた。

 

「好き♡ 好き♡ 好きいいぃいいぃ♡」

 

 枕をギュッと握ったリナちゃんが想いを叫んだ。

 

「オ、レもっ!!」

 

 リナちゃんの一番奥。快感を一番奥に注ぎ込む。

 

「うっ!!」

 

 塊のような精液が快感と共に脈打ち、それに合わせて腰を奥へ突き入れる。

 

「出てりゅうぅ♡」

 

 奥を擦ってあげるたびに、リナちゃんのまんこは搾り取るようにざらざらのヒダが蠢いてちんぽを絞った。

 子宮に精液を届け、受精しようとリナちゃんの身体が震えている。

 何度となく繰り返ししてきたことだけど、これからは違う。

 リナちゃんを母親にさせるための行為だ。

 子種を受け入れる腰が艶めかしく跳ねているせいで興奮が収まらない。



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20 エピローグ6 ずっと、ずっと

 ――ぬぱっ!

 

「んあっ♡」

 

 ちんぽを抜いてもなお、未だに硬く、ちんぽはヘソまで反り上がっていた。

 いつものように、リナちゃんを跨いで顔の近くに肉棒を寄せる。

 

「はーっ♡ はーっ♡ 蒼くんの……まだ、おっき♡」

 

 興奮していれば違うけれど、一回射精すると半勃起になることが多くなった。二十代前半の時は抜かず5発くらいまではイけたのに。

 今日は薬のせいなのか、リナちゃんのエロさのせいか、ギンギンになったままで、もっともっと射精したいとちんぽが疼いている。

 

「くぷっ、ちゅぱっちゅぷっちゅぷっれろっちゅぷっ」

 

 仰向けになったまま、丹念に根元にまで垂れた精液と愛液の残り汁を舌で舐め取り、唇で肉棒を挟んで綺麗にしてくれた。

 

「リナちゃん……一回、口で」

 

 オレの太ももに手を回して、小さな口を思いっきり開く。

 舌を少し出してオレのものを受け入れようとしていた。

 

ひぃへふお(いいですよ)。……おふひひ(おくちに)らひへ(だして)

 

 頬を染めたリナちゃんが、舌をちろちろと舐めるような仕草を。

 

「ちゃんとまんこに出してあげるから、今は口に出させて」

「はひ」

 

 開いた口にちんぽを差し出すと、まず先に舌がお出迎え。

 裏スジに熱い感触。

 

「入れてくよ」

「あ♡ あっあっ♡ あむっ♡」

 

 リナちゃんの頭に跨がってちんぽを口の中に挿入した。

 フェラも根元までは咥えられなくとも、中程まで入れることが出来るようになっている。

 それで十分だ。

 鈴口から裏スジまで舌がねぶってくれる。

 小さな口はカリを擦るにちょうどいい。

 でも、前と違うのは――

 

「リナちゃん……」

「んむぅ♡」

 

 小さな頭を両手で掴む。

 

「リナちゃんの口……犯しちゃうからね」

「ふぅ♡ ふぅ♡ ふぅ♡」

 

 襲われている。そんなシチュにリナちゃんははまるようになったのだ。

 愛されるだけでなく、オレに犯されたい思いもあるようだ。

 

「はぁ……リナちゃんの口まんこ、やっぱ気持ちいいな」

「んふぅ♡ ふぅ♡」

 

 口の中も熱いけど、掴んだリナちゃんの頭も熱があるように熱い。

 志穂のように奥に突っ込むことはない。

 頭を掴んで口にちんぽを半分まで入れたり、カリを柔らかい唇に引っかけたり。

 上気した頬に、潤んだ瞳。

 リナちゃんも嬉しそうに口の中で舌が動き回る。

 

「じゅぷぶぷっぶぷっじゅぽっじゅぽじゅぼじゅぼっじゅぼじゅるる」

「上手だよ」

「んふ♡ じゅぶじゅぷっぶぷっぶぷっぶぷっぶぷっじゅぽっ」

 

 やっぱりカリ首が唇で擦られるのが一番だ。

 何より亀頭だけが口の中だから、リナちゃんの小さな舌が裏スジと鈴口を舐め回してくれる。

 尿道に舌先を入れようとしているときも気持ちがいい。

 まんこに入れているとは違う、気持ちいい部分を意識的に愛撫してくれる。

 オレの弱い、好き場所を知っているリナちゃんのフェラは、彼女の意思次第でイかせるのも思うがままになっていた。

 

「もう、そろそろ、出すよ」

「んふぅ♡」

 

 頭を掴んでいた手を放し、腰に回していたリナちゃんの手を取って指を絡め、ベッドに抑え込む。

 熱にうなされたようなリナちゃんからは期待の眼差しが向けられているように見えた。

 小さな唇がオレのちんぽのカリが何度も出入りする。

 そのカリ首の周りにはかき回して白くなった唾がたっぷり絡んでいた。

 

「くっ! うっ!」

 

 唇の感触をたっぷり楽しむために、腰の動きを小さく、速くする。

 

「じゅぼじゅぼじゅぼじゅぼっじゅぼじゅぼっじゅぼっ」

「うおっ!!」

 

 ずっぽり亀頭を入れたところでリナちゃんの口に精液を注ぎ込んだ。

 舌が精子の受け皿のように裏スジを抑える。

 

「うっ、ううっ」

 

 射精中、時々尿道を塞ぐように小さな舌が弄っきていた。

 舌を寄せれば止められたザーメンが堰を切ったように快感と共に溢れる。

 

「くっ、おっ」

 

 喉を鳴らしながら精液を飲み込んでも、増精剤で増えた精液がリナちゃんの唇から涎と共に溢れていった。

 どれだけ増えるのか、黄ばんだ精液が唇から糸を引いて零れる。

 

「ぷはぁ……はあ♡ はあ♡ はあ♡ はあ♡」

 

 口から解放されたちんぽはまだ出し足りないようだ。

 粘ついた透明な液がリナちゃんの口と亀頭に糸が引かれている。

 そして、そんな幼い身体と表情のリナちゃんの姿――精液を口から零している姿にちんぽが収まらず、さらなる興奮が湧き上がる。

 口元をティッシュで拭いてあげると、仰向けになっていたリナちゃんが座っていたオレに抱きついてきた。

 

「そぉくん♡ リナ……おかしくなってる」

「どうしたの?」

 

 身体を密着させ、硬くなった乳首がオレの胸元に当たる。

 リナちゃんは身体を――胸元をゆっくり上下させ、まるで自分で乳首を弄って上下させているようにも感じる。

 確かにおかしい。乳首でオナニーしているみたいだ。

 オナニーは自らしないリナちゃんが、だ。

 して見せて、と言ってやっとしてくれるくらいだった。

 

「リナの……お……おまんこ……が……蒼くんの……欲しいって」

「どれ」

 

 太ももから股間に指を這わせると、熱い愛液が太ももを伝って垂れている。

 フェラをさせていたときに仰向けになっていた場所を見れば、股のあった場所のシーツは大きく濡れてシミがついていた。

 

「こっ、ここっ……ここにっ……そぉくん♡ そぉくぅんっ♡」

 

 リナちゃんは右手を自らの股間に運ぶと、くちゅくちゅ音を立て始める。

 

「自分で弄っちゃってるよ」

「だって……だって……蒼くん、入れてくれないから♡ んっ、ふぅ♡」

「オナニーしてるんだ」

「だって♡ はあ♡ はあ♡」

 

 身体を擦りつけるようにチクニーを始めた上に、クリトリスを弄っているのだろう、くちゅくちゅ音をさせているリナちゃんに欲情しないわけがない。

 オナニーしているリナちゃんを抱きかかえたまま、片手で枕を一所(ひとところ)にまとめた。

 

「リナちゃん」

「はい♡ んっあっ♡」

「交尾したい」

「こう、び……エッチ、はぁ♡ はぁ♡ んっ♡ してますよ?」

 

 乳首をオレの体で擦ったままリナちゃんが見上げてくる。

 

「違う。……交尾」

「ど……するの?」

「獣みたいにリナちゃんに種付けしたい」

 

 リナちゃんは艶やかに相好を崩した。

 

「どちゅどちゅするの?」

「どちゅどちゅする」

「せーし……いっぱい……おまんこに出す?」

 

 オレの頬をリナちゃんが両手で挟んだ。

 片方の手は、オナニーしていたせいで頬を濡らす。

 

「たっ…………ぷり、出してあげるよ」

「リナ……蒼くんに種付けされる?」

「種付けセックスで犯して欲しい?」

 

 ガマンできないのかリナちゃんがオレの唇を奪って、珍しく自分で舌をねじ込んできた。

 

「んふぅ、んむぅんっ……は、あ……蒼くんから……種付けセックス……リナのこと、いっぱい犯して欲しいよぉ♡」

 

 熱い吐息のリナちゃんを枕の上に俯せに寝かせる。

 大きめの枕だ。四つん這いまでとは行かないけど、リナちゃんは枕の塊の上に乗った。

 そして、僅かにお尻を上げる。物欲しそうだ。

 

「はぁ……はぁ……はぁ……そぉくん♡」

「リナちゃん、おねだりは?」

「はぁい」

 

 枕を掴んでいた手が自分のお尻を掴んでいた。

 そして尻肉を引っ張るように股間を広げる。

 

「はぁ♡ はぁ♡ そぉくん♡」

 

 小さな手がお尻の肉を引っ張りながら、その指が徐々に、徐々に股に近付き、ついにはピンク色したまん肉に辿り着いた。

 子どものような未熟な割れ目が広げられ、綺麗な色した桃色の秘肉が現れる。

 幼い子どものような膣穴からは、狭いながらも広げられたせいで、注ぎ込んだザーメンが溢れ出してきていた。

 

「リナの……ちっちゃいおまんこに♡ おちんちんずぼずぼ♡ ずぼずぼしてください♡ 子作り交尾、しよ♡」

 

 ベッドの近くには鏡がある。

 そこに映ったリナちゃんの表情は蕩け顔だ。

 期待に満ちた口は半開きになって、涎が漏れている。

 寒ければ息が白くなりそうな熱い吐息が耳に届いていた。

 

「もっと」

 

 ちんぽをリナちゃんの入り口にぴたりとくっつける。

 カウパーでぬるぬるということもあるが、リナちゃんの熱いマン汁がちん先に絡んできた。

 

「そぉくん♡ はぁ♡ はぁ♡ おまんこにちょーだい♡ おちんちんを、リナのおまんこに入れて、いっぱいせーし出して、赤ちゃん作ろ♡」

 

 亀頭を半分入れる。

 数え切れないくらい何度もまんこに入れても、狭い入り口は入った亀頭を押し潰してしまいそうなくらいきつい。

 

「も……もっと……そぉくぅんっ♡ 入れてください♡」

「おっと」

 

 リナちゃんは待ちきれないのか、少しずつ腰を動かして亀頭を飲み込もうとしている。

 

「い、じわるしない……で……も、リナ……もぉ♡ おちんちん……ほしい♡」

「じゃあ、遠慮なく……犯す」

 

 ちん先が入った状態で、もう手を放しても動くことはない。

 リナちゃんが自分で尻肉を掴んだ手に重なるように、そのまま尻肉を掴む。

 そして、大人になってもなお、挿入しても押し返そうとするまんこの奥に、一気にちんぽをねじ込んだ。

 

「ひっ♡ うぐうううぅうぅうぅうぅぅっ♡」

 

 尻を差し出したままリナちゃんは海老反りになる。

 重ねた手に力が入っているのがわかった。自分で広げている尻肉を、さらに広げようと力が入っている。

 鏡を見れば、仰け反ったリナちゃんから舌が少し出て、幸せそうに震えていた。

 視線はどこを見ているのか、快感に定まっていないようにも見える。

 

「入れただけでイっちゃった?」

「はっ♡ はひっ♡」

 

 震えて反っていた上半身がパタリと枕に落ちる。

 顔は鏡に向けられ、感じているところが丸見えだ。

 尻を押さえたままのリナちゃんの手ごと尻を掴んで、入れやすくなるようにリナちゃんの腰の位置を上げる。

 股が閉じられ、尻を突きだした姿になった。

 そのお陰で膣内とちんぽの密着度がさらに高まる。

 

「ふんっ」

「ひぐっ♡」

 

 滾りに滾ったガチガチのちんぽを突き入れると「ぱちゅんっ!」と音が立ち、膣内のコリコリするような場所に亀頭が擦られる。

 腰をせり上げさせているせいで、ちんぽはリナちゃんの身体に沿って、下向きに入っていくが、上を向こうとする肉棒が膣内をゴリゴリ擦り上げる。

 リナちゃんはビクビクして何度もその絶頂をちんぽに伝えてきていた。

 イくとも言えずに、ただただちんぽの出し入れに喜びの声を上げ、締め付け、精子を子宮へ導こうとしている。

 しかし、何度もピストンし、たっぷりの愛液が溢れるせいで、それはなかなか叶わないようだ。

 腰と腰がぶつかる破裂音。 お互いの体液が絡む音が響き渡っていた。

 震えて悦ぶリナちゃんの身体に応えるために、とろとろキツまんこにちんぽを何度となく突き入れる。

 体は腰を速く動かせとせかしつけてくる。

 そして、股間から湧き上がってくる熱い快感に、リナちゃんの密壺をかき回し――

 

「うおおおっ!!」

「イぐううぅぅううぅ♡」

 

 溢れてくる快楽を注ぎ込む。

 脈打つ射精に合わせるかのように、リナちゃんも震えた。

 蠢く膣内が精液をその子宮へと導いていく。

 達成感に溢れ小さな背中に倒れ込んだ。

 

「はうっ♡ ううっ♡ あうっ♡ はっ♡ あっあっ♡ あっ♡ ……あっ♡ ……ああっ♡ ……うくぅっ♡」

 

 長い射精だ。

 精液を注ぐたびに、リナちゃんは歓喜の声を上げて震える。

 

「まだ……収まらない」

 

 覆い被さって感じたリナちゃんの背中はとても熱かった。

 いつになれば収まるのだろう。

 覆い被さったまま、オレはザーメンでどろどろになったリナちゃんの中を、またかき回す。

 カリに精液が絡むのがわかった。

 腰を動かせば、その固まりかけたザーメンのほかに、ぬるぬるした愛液がまた溢れていくのをちんぽに感じる。

 枕を下にしたリナちゃんを獣のように犯した。

 子どものような声のリナちゃんの嬌声(きょうせい)は、うれしさに、やはりこれも獣のように犯される悦びに満ちている。

 小さな性器から漏れ出た精液と愛液が絡み、ぐちゃぐちゃと音が響き、腰を打ち付ける音も部屋に響いていた。

 そのままの格好で何度となく射精し、リナちゃんは数え切れないだけ子宮を震わせた。

 

「はあ♡ はあ♡ はあ♡ はあ♡」

 

 身体を起こし、リナちゃんから抜けると、収まりきらない精液が堰を切ったように溢れてくる。

 

「ごぽごぽ出てきてる」

「こ、これで……赤ちゃんできるかな?」

「どうだろう? でも、この調子で一ヶ月したら、絶対出来るよ」

 

 でも、とリナちゃんは枕に顔を埋めた。

 

「確実に出来るように……お薬……塗らないと」

 

 そう言うと、枕をギュッと掴んでお尻を上げる。

 

「そう……だね」

 

 精液も拭かずに冷たくなったちんぽがまた熱くなった。

 リナちゃんの背後に回ったオレは山口会長からもらった薬をまたちんぽに塗る。

 

「さ、リナちゃん。……また、薬塗るからね」

「うん♡ いっぱい、しよ♡」

 

 

 

 

 

 

『JCの小生意気な妹の友達が恋人になりたいって言うから、ウソかどうか怪しかったけど、どうやらオレも恋人になりたいらしい』

 

おわり




こうしてオレとリナちゃんは一ヶ月の間、飽きることなく身体を重ね、その一ヶ月後、ついに妊娠できたことがわかった。

そしてその一ヶ月後には志穂の妊娠も判明したのだ。

二人とも帝王切開をして出産。

リナちゃんも志穂も、自分で出来ないことをお互いに補い合って楽しく子育てをした。
もちろん、オレも子育てに奮闘しながら、料理も洗濯もした。
ちなみに、うちの製薬会社は、売る物のこともあって、社員が育児休暇を取ることが出来るし、子どもと妻が何かあれば介護の休暇も取ることが出来る。


オレとリナちゃんの間に出来た子は、リナちゃんに似て可愛らしい女の子だった。
やはりというか、血筋なのか、子どもも小学校の辺りから成長が止まった。
リナちゃんと違うのは生理もなかなか来ないのが悩みだ。

志穂との間に出来た子は、体の大きい丈夫な子だった。
同居していることもあって、その頑丈な体は母親のみならず、リナちゃんと娘を守ってくれる立派な息子だ。
父親は死んでしまったと話してある。


お互い惹かれ合っている子ども二人には、本当のことをいつ話せばいいのか、それとも墓場まで持って行けばいいのか、それが最近の悩みの種である。










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あとがき

1年半以上続けた「いも友オレ恋」完結しました!

 

 

 

今まで一文字でも見てくれたり、ずっと読んでくれた読者の皆様、ありがとうございました。

 

 

 

思えば、ブラックな会社に転職してなかなか更新できなかったり、入院して更新できないこともありました。

 

 

 

体調も思わしくないことも続いたり、大変な時期でした……(遠い目)

 

 

 

それでも、気に入ってずっと読み続けて頂きありがとうございます。

 

 

 

やっと完結させることが出来ました、

 

 

 

 

 

ラストにありましたが、娘と息子も、蒼治郎と志穂の関係になりそうになりつつあります。

 

 

 

異母姉弟になるので、惹かれ合う可能性は十分にありますからね。

 

 

 

どんなことになるのか、皆様のご想像にお任せします。

 

 

 

 

 

次回作の構想は練っていますが、長編と言っても、「いも友オレ恋」までは長くはならないと思います。

 

 

 

魔法少女と近所の巨乳お姉さんの物語です。

 

 

 

実際投稿するのは、仕事との兼ね合いもあるので相当後になると思いますが、もし、見かけたらまた読んで頂けると幸いです。

 

 

 

その間に短編の投稿もあるかも?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは、またの機会にヾ(*´∀`*)ノ

 

 

 

 

 

π×3パン


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