竜人君が送る雄英の日常 (幽暗紫闇)
しおりを挟む
竜人君の初めての雄英
「ここが雄英高校か・・・」
一人の少年が大きな校門の前で呟いた。
その少年は他の人とは違い赤い皮膚、龍の頭、立派な角と尻尾、そして高校生とは思えないほどの身長だ。
『
オリ主said
「今日から高校生ライフがこんな立派な学校で始まるのか〜」
僕はとてもキラキラした瞳をしていたと思う。それもそのはず。僕の前にある学校はNo.1ヒーローオールマイトやNo.2ヒーローで事件解決数最多を誇るエンデヴァーを始め、多くのプロヒーローを輩出している名門高校だからだ。だが、僕が目を輝かせているのはヒーロー関連ではない。そもそも僕はヒーローに興味はない。なぜなら危険を犯してまで
「どんな人がいるのかな〜友達できるかな〜先生どんな人なんだろうな〜」
これからの高校生活がどんなものになるのかと楽しみにしていると・・・。
「おーはーよ!!!」
ガツン!!!
と後ろから誰かが思いっきり僕の背中を叩く。だが、勢いが強すぎたせいで近くにあった電柱に頭をぶつけてしまう。。
「何してくれてんの?」
結構低いトーンで言いながら頭を掴んで持ち上げる。
「痛い!痛い!!やめて!!俺のPerfectfaceが潰れてしまうから!!!!!」
「潰れてしまえばいい。そうすれば少しはマシな頭になるんじゃない?」
この馬鹿野郎の名前は『
入試試験の帰りにも今のと同じようなことをしてきてシバいたのがきっかけで仲良くなった・・・・・・と思う。
個性はわかりやすく言えば【狼男】だ。狼の頭を持っていて体も狼の毛並みで覆われていてる。
「そんなに顔がいいわけじゃないから別にいいでしょ。あと発音無駄に良くてなんかムカつく。」
「それひどくない!!?」
「そんなことより早く行くよ。入学早々遅刻とかシャレになんないから。」
「そんなこと!?」
僕は月宮の「ひでーよ龍原!」という言葉を無視し、学校内に入り張り出されていたクラス表を確認する。
「僕は・・・D組か。」
「俺もだ!一年間よろしくな!」
「・・・・・・よろしく。」
「なんだよ今の間は!それと嫌そうな顔するな!」
「いやなんでも。別にめんどくさい一年になるなとは思ってないよ。」
「思ってるじゃん!思いっきり口に出てるじゃん!」
キャンキャンうるさい馬鹿狼「馬鹿狼!?」は放っておいて校舎内に入る。
すると前には見知った人物がいた。
「おーい!踏陰〜!!」
僕は大きな声を出しながら走る
「おぉ竜哉か、おはよう。」
「おはよう!」
こいつは僕の幼稚園から一緒の幼馴染みの『
伸縮自在の影のようなモンスターを宿していて、その攻撃力と防御力はトップレベルだ。
「後ろの奴は誰だ?」
「俺?俺は月宮司狼だ。気軽に司狼って呼んでくれ。よろしくな!」
「こいつとは入学試験の帰りに多分仲良くなったんだ。」
「多分?・・・まあいい、常闇踏陰だ。こちらこそよろしく頼む。そしてこいつは俺の個性の・・・」
「ダークシャドウダ!ヨロシクナ!」
「お~!意思のある個性か〜すげーなお前の個性!よろしくな!ダークシャドウ!」
「オウ!」
(こんなに早く仲良くなるなんて、こいつのコミュ力すごい高いな。)
「踏陰はヒーロー科でしょ?此処からだとヒーロー科の教室結構距離があるからそろそろ行かないとやばいんじゃない?」
「それもそうだな。またな竜哉、司狼。」
「マタナ〜!」
「また放課後にね!踏陰!ダークシャドウ!」
「またな〜!」
「そろそろ僕達も教室に行こっか。」
「だな!」
雄英高校は日本でも屈指の敷地面積を誇る国立高校で、とてつもないくらい広い。だから公式
「次はこっちだね。」
「サンキュな!それにしても広いなー雄英高校は。」
「当たり前でしょ。ヒーロー科が訓練に使う多種多様な演習施設がたくさんあるんだしね。」
「そういえばそうだったな!忘れてたわ!」
「いや忘れるなよここプロヒーローを多く輩出する名門高校だぞ。」
少し雑談しながら教室へ向かう。すると自分たちの教室が見えてきた。
「ほら着いたよ。」
「やっとか〜長かったな〜。道覚えられる気しねーよ。」
「専用の地図アプリをダウンロードすればいいでしょ。」
「いや入れ方わからねぇ。」
「(´Д`)ハァ…後で僕が教えるから。」
「マジで!?あざっす!」
まだ先生が来ていないため、僕達は雑談をしていた。どんな先生か、どんな授業なのかなどこれからの高校生活についてだ。そして少しすると担任の先生らしき人がが教室に入ってきた。
「ほら、先生来たから自分の席に戻って。」
「そうか。また後でな竜哉!」
そう言って少し名残惜しそうに自分の席に戻っていく。
「みんなおはよう!今日からこのクラスの担任になる『
そう自己紹介をし、先生はキランと白い歯を見せて笑った。どうやら少しだけ熱血の入った先生のようだ。
「これから入学式が始まるから廊下に出席番号順になって並んでくれ!」
そう言われたあとにクラスのみんなは指示に従って廊下に出る。
(雄英高校の入学式。どんなのかな〜。楽しみだな〜。)
ここまで読んでいただきましてありがとうございました!
次回の投稿は何時になるか分かりませんがまた読んでいただけると嬉しいです!
目次 感想へのリンク しおりを挟む
しおりを挟む
キャラクター設定
『
身長:196cm
体重:89kg
年齢:15歳(一話開始時点)
誕生日:6月8日
趣味:お菓子作り 作「乙女みt「うるさい!」ドゴォ!
好きな食べ物:肉系の料理・甘い物
嫌いな食べ物:酸っぱい食べ物
好きなヒーロー:ギャングオルカ 理由・かっこいいから
嫌いなヒーロー:金や名声を目的にヒーロー活動している奴。
:諦めの早いヒーロー
好みのタイプ:竜「言うわけ無いでしょ?」
個性【竜人】 複合型
炎・水・氷・風・雷をそれぞれ体の色を変えることで操ることができる。
炎・赤色
水・水色
氷・青色
風・緑色
雷・黄色
体の色が変わると同時に尻尾の先に操るものが付く。(付かないようにも一応できるが威力が半減する。)
司「炎の場合なんかリザー○ンみたいだな!」
竜「リザー○ン言うな」
尻尾の長さも自由自在に調整可能。
少しだが、再生能力も備わっている。
個性の詳細を聞いたクラスメイト
「「「「「「チートか!!!!?」」」」」」
他人からの龍原の評価
司狼「やらかしたりするとシバかれたりするけど良い奴だよな!怒るとマジで怖いけど。あと、めっちゃ頭いい!偶に勉強とか見てもらってる!」
踏陰「普段は常に笑顔を絶やさず誰にでも優しく接しているが、激怒すれば別人のようになる。一度激怒した所を見たときは、二重人格ではないのかと思ったほどだ。だから俺も竜の逆鱗に触れぬよう気を付けている。」
龍原からの他人の評価
「月宮は普段は調子に乗ってる馬鹿だけどやるときはやる奴って感じかな、馬鹿だけど。あと、コミュ力がすごい高い。初対面の人でもすぐ仲良くなれるとこだけは尊敬できるかな。あと何気に頭いいのがムカつく。」
「踏陰はいつもはクールでカッコイイんだけど、好物のりんごを食べているときは幸せそうに食べていて、可愛く見えるときがあるよ。あとダークシャドウは普段は子供みたいで可愛いけど、薄暗いところだと少しかっこよくなるから少しギャップがあって少しドキッとするときがあるよ。」
『
身長:192cm
体重:84kg
年齢:16歳(一話開始時点)
誕生日:4月6日
趣味:ゲーム(育成ゲームやバトルゲーム)
好きな食べ物:ハンバーガーなどのジャンクフード
嫌いな食べ物:苦い食べ物
好きなヒーロー:オールマイト
嫌いなヒーロー:特にいない
好みのタイプ:趣味の合う人
個性【
身体能力や、聴力、嗅覚がとても高く、戦闘だけでなく索敵もある程度できる。
爪を数cmだけだか伸ばすことができる。爪の強度は鉄と同等で、爪を戻し忘れると大惨事になる。
狼形態になることも可能で、移動スピードがアップする。大きさも自由自在に変えられる。ただし、喋ることができなくなるのと、ボールに反応してしまう。
他人からの月宮の評価
踏陰「奴はとても明るくどんな奴とでも仲良くなれるほどのコミュニケーション能力を持っている。初対面での俺でもすぐ仲良くなれた。ダークシャドウも既にあいつに懐いているからな。悪いやつではないだろう。」
『
身長:179cm
体重:72kg
年齢:25歳
誕生日:8月3日
趣味:筋トレ
好きな食べ物:辛い食べ物全般
嫌いな食べ物:甘い食べ物全般
好きなヒーロー:オールマイト
嫌いなヒーロー:特にいない
好みのタイプ:明るい人
少し熱血の入ったオリ主たちの担任。
少ししか登場しないため省略。
半「ひどい!!!(泣)」
前回より短くなりましたがどうでしたか?よろしければ誤字脱字の報告もよろしくお願いいたします!
目次 感想へのリンク しおりを挟む
しおりを挟む
竜人君の入学式
列に並んで入学式場に行くとすでに何クラスかがすでに並んでいた。
「まだ揃ってないのにすごい人数だな〜。」
月宮は生徒の人数の多さに驚愕する。それもそのはず、雄英高校のクラスはとても多く、ヒーロー科のA組、B組、普通科のC組、僕らの所属するD組、E組、サポート科のF組、G組、H組、そして経営科のI組、J組、K組の計11クラスもあるからだ。
「11クラスもあるんだからこんなにいて当然でしょ。」
「そうだけどさ〜流石雄英高校!って感じがしてすげーじゃん!?」
「まぁすごいと思うのは僕も同じだけどね。」
[これより雄英高校入学式を始めます。]
雑談をしていると入学式開始の声がが聞こえてきた。
何処から聞こえるのだろうと辺りを見回してみると、周りが少し騒がしくなった。
「あれミッドナイトじゃね?」
「え!?あの18禁ヒーローの?」
「それに見ろよ。あっちにはボイスヒーロープレゼントマイクいるぜ!」
「向こうにはスペースヒーロー13号がいるわ!」
「ハウンドドックもいるよ!」
「本当にプロヒーローが教師をしてる。流石雄英だな。」
「すげーな!プロヒーローめっちゃいる!」
「まぁ雄英高校だしね。いるでしょそりゃあ。」
月宮はプロヒーローの多さに興奮していた。
「そういやA組は?まだ来てないけど?」
「本当だ。もう始まってるのに。」
入学式はすでに始まっているのにA組はまだ来る様子はない
すると外から・・・。
{死ねぇ!!!!!!!}BOOM!!!
「(・・・・・・死ね?)」
とても物騒な叫び声と爆発音が聞こえてきた。
「な、なんだ?!」
「外から聞こえてきたわよ?!」
いきなりの爆発音で生徒たちはとてもパニックになっていた。
「なんだよ今の爆発音と物騒な叫び声は?!」
月宮も少なからずパニックになってた。
[生徒の皆さん落ち着いてください!!]
するとミッドナイトがマイクを持って全校生徒を落ち着かせようとした。だがパニックが収まることはなかった。
「どうする?このままじゃ入学式どころじゃねぇよ。」
少し落ち着いた月宮が言う。
「僕に任せて。いい考えがあるんだ。」
そう告げると僕は椅子から立ち上がる。すぅ~と息を吸うと・・・・・・・・・。
「落ち着け!!!!!!!」
と、大声で叫ぶ。するといきなりの大声で驚いたのか一斉にこちらの方を向く。
「パニックになってもしょうがないのかもしれないけど落ち着いて!!今先生方が音の原因を調べている!原因がわかるまで落ち着いて待っていたほうがいい!!」
僕の言葉に納得がいったのか少しづつだが静かになっていった。
[原因がわかりました。1年A組による個性把握テストでの生徒の個性使用の際に出る音だったようです。]
よそれを聞いて他の生徒たちは安心したようだ。
「緊急事態とかじゃなくて良かったな。だけどなんでA組は個性把握テストをしてたんだろうな。」
月宮は非常事態でなくて安心したが、何故A組だけ個性把握テストだったのかが疑問のようだ。
「わからないよ。でも緊急事態とかじゃなくてよかった。」
こんな騒動が起きたものの、無事入学式は終わった。
雄英高校の入学式はとても普通で、他のところと違うとすれば、校長がネズミなのか熊なのか犬なのかわからない人物だったということと、話がとんでもないくらい長かったというくらいだ。
ここまで読んでいただきましてありがとうございました!
投稿は不定期になりますがまた読んでくれると嬉しいです!
あと、活動報告にも書いたように、オリ主の龍原と、月宮の挿絵を募集してます!
目次 感想へのリンク しおりを挟む
しおりを挟む
竜人君番外編[前編]
時間軸的には寮になって少し立ったあとぐらいです!
いきなり思いついたのでぐだぐだになると思いますが、
よろしくお願いします!
龍哉said
「次は古典か。」
「古典か〜苦手なんだよなー。」
「そんなこと言ってないで早く準備するぞ。」
「わかってるって〜。」
そんな会話をしながら次の授業の準備をする。
「なぁ、飲み物買いに行かね?」
「はあ?買いに行ったら授業に間に合わないぞ。」
「ダッシュで行けば間に合うって。」
「いやダッシュはだめだろ。」
「バレなきゃ問題ないって。行こうぜ。」
「おい!腕引っ張るんじゃない!」
そう言って僕の腕を引っ張りながら自販機に向かう。
こいつはこのように少し強引なところがあるからそこは直してほしい。
「こんな速さで走ったら誰かにぶつかるぞ!」
「大丈夫だっtうわっ!?」
「ほら言わんこっちゃない。」
「痛たた・・・すまねえ大丈夫か?」
「あっはい。大丈夫です。」
「なら良かった。」
僕達は二人でぶつかってしまった人の腕を引っ張って起こす。
「あっ!!」
するとぶつかってしまった人がいきなり大声を上げた。
「すいません!僕の個性が二人に対して発動してしまいました!」
自分たちに対して発動したと言われてどんな個性を発動したのかと気になっていると・・・。
「(あれ?なんで僕こっち側にいるんだ?)」
さっきまで窓側にいたはずが何故か教室側にいる。移動した覚えはないはずなのに。それになんか体に違和感を覚える。
「(二人に対して発動?そしてこの違和感。ということは・・・」
僕は嫌な予感がして隣を見ると・・・・・・自分がいた。
「(やっぱりかーーー!!!)」
頭の中で叫んでいると、月宮も気付いたようで、
「なんで俺がいるの!?!?!?」
「すいません!!!僕の【入れ替え】の個性でお二人の中身が入れ替わってしまいました!」
「やっぱりか〜。」
僕は予想通りすぎて頭を抱えてため息をつく。
「どうすんだよ!このままじゃヤベェだろ!」
「落ち着いて月宮。君、個性の持続時間はどれくらい?」
「約24時間です。」
「はあ!?!?24時間もこのままなのかよ!?!?」
「だから落ち着いて。あと、僕の身体で騒がないで。」
「お前は落ち着きすぎなんだよ!どうすんだよ!明日までこの状態なんだぞ!」
「騒いだってどうしょうもないでしょ。とりあえず先生に報告しよう。」
そう言ってぶつかった人と一緒に自分たちの教室に向かう。
「というわけで入れ替わりました。」
「というわけでじゃないだろ!!どうするんだ今日!」
「とりあえずこのまま過ごすしかないですね。」
「(´Д`)ハァ…まぁそれしかないか・・・。」
「あの時は焦ってたけど今になると少し面白いよな。」
「何が?」
「入れ替わりだよ!もしかしたらお互いの個性使えるんじゃね?」
「確かに。じゃあ試しになんか使ってみてよ。」
「おう!!」
「イメージすれば大体いけると思うから。」
「わかった!」
月宮は目を瞑る。そして3秒位すると掌に火が灯った。
「ウォすげぇ!!!できたできた!!」
「はしゃがないでよ。僕がはしゃいでいるみたいでなんか恥ずかしい。」
「あ、悪ぃ悪ぃ!でも他人の個性使えるってめったにないことなんだぜ!?」
「めったにどころか普通はないよ。コピーとか模倣とかの個性を持つ人とかだったらできるかもしれないけどさ。」
「確かにそうかもな。」
いかがでしたでしょうか これからもよろしくお願いします。
目次 感想へのリンク しおりを挟む