ダンガンロンパIF´ 混沌の装置と変わり者 (雅やか英雄)
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プロローグ

1-2リロードの頃にプロットを作り発表するのも何かなと思い続け十周年記念でブームが再燃しV3に打ちのめされ、このハーメルンを見て先達に感銘を受け舞園さやかの誕生日である七夕の妖力を借りて勢い投稿しました。まあ何分素人ですがよろしくお願いします。


偽モノクマ劇場

「世界はIFに満ちているのです

イブにイフが起こってアダムと結ばれなければ、この社会自体が生まれていないのです。

皆さんが生きているこの世界も無限のイフの結果の1つに過ぎずこの先もそんな無限のイフによって流動するドロドロの世界なのです。インTHEチャンポンなのです。

この先にあるのは異父がイフに委付する畏怖すべき世界なのです。不確定要素の表と裏が混在するクラインの壺なのです。…あっ割ったら駄目だよ?高すぎて弁償出来ないと思うからね。

でも何処からどう視ても所詮はイフの世界なのです。いくら仮定の話をしようと、ドロドロなのは未来だけで起こってしまった過去はマイナス40度のバナナよりカチコチなのです。起こった結果は変えられない『もしかしたら在ったかもしれない世界』なんて視ても現実を生きる人の救いにはならないのです。イフはイフなんですから。

そんなイフが起こった都合のいいパラレルワールドが在ったとしても、人間そう簡単には世界線を越えることは出来ないのです。イフは何処までいってもダイバージェンスイフなのです。

……それでも視たい?なんて悪趣味な!悲劇を乗り越えて生きる苗木君達に対する侮辱だとは思わないの?!

ボクならそう思った上で陵辱するけどねうぷぷぷ……。」

「じゃあ俺もお前を蹂躙してから本編にいかせてもらおう。」

「えっ……うわぁ」

「どうも鉄パイプのようなものが刺さったモノクマに代わりご挨拶をこの物語の主人公『超高校級の変わり者』です。

まあモノクマの言った通りこの物語はとある筆者が妄想したイフの世界それでもお付き合いいただけるのであれば幸いです。

また作品の都合上ネタバレも含みますのでご勘弁をまあ……2次創作を視に来ているので大丈夫とは思いますが念のため。

それではどうぞこれから始まるはよくある救いの物語。

原作(絶望)異物(ロンパ)が入ることでイフ(希望)に変える物語。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある場所

「とうとう完成しちまったな…。」

頭をガシガシ掻きながらボサボサ髪の男は言う。

周りは実験室の様に白衣を着てうろついていたら似合いそうな内装なのに、彼は半袖Tシャツにダメージジーンズ、腰には袖を結んで固定した半々に柄の違うパーカーにバックパック、そして背負った場違いな山登りに行くと言い出してもおかしくない大荷物に何故かウサギのキャラの時計をしている。

ボサボサ髪の男以外はスーツを着ている男が三人いる。全員アンテナの様な髪をしている。もっともボサボサ髪は三人と違い触角の様な感じであるが…。

「はははまさに希望の「黙れ白ワカメ。」

と食い気味にボサボサ髪が止める。

「こいつは『混沌の装置』だと何度も言ってるだろ。決して『希望の装置』なんぞと言うな。」

とボサボサ髪の男は憤る。

「それに才能も道具も使い手・使い方次第で絶望にも希望にもなるあんたらが1番よく知ってるだろ。」

「ははは…そう言われると耳が痛いね。」

と白ワカメと言われた人物は謝罪する。

「わかっているならいい。ただあの三人や立ち直ったあんたらを信頼してない訳ではないが万が一この装置について知られたら最悪の場合『あれ』が復活しかねない。」

「そうだな。でも起動条件的には大丈夫なんじゃないか?」

と1人Yシャツネクタイ姿の人物が顎に手を当てながら言う。

「念には念をさ。」

「それで結局この装置は…。」

とこの中で1番小柄な人物が語りかける。

「ああ…あの場所くらいにしか跳べん。」

「…そうか、まあ聞いてはいたんだが…。」

とYシャツ姿の人物が少し肩を落とす。

「そんな暗い顔するなよ。跳んだ先によってはどうにかなるかもしれないだろ。そんなもんだろ未来ってのは。」

とボサボサ髪が励ました。

「そうだな。そう信じよう。」

「それじゃあそろそろ『いく』は」

「ああ」「行ってらっしゃい」「うん。頑張ってね。」

三人に見送られながらボサボサ髪は数字を合わせる。

「この起動キーが俺達2人にとっても4人にとっても『意味が無くなる』ことを祈っているよ。行ってくる。」

そしてボサボサ髪の視界はグルグルと歪み始めた。そして、世界は飴細工のように混ざり合う……。グルグルグルグルドロドロドロドロそして暗闇に落ちる……。

 

 

 

 

 

 

?????? ???

 

 

「ううん……。ん?」

ボサボサ髪は一見すると病院のような黒い天井に三台のベッドが置かれた場所で目を覚ます。

「此処は……ああ保健室かな?」

とのそのそと倒れていた床から立ち上がり出口に向かう。

「ああ…中から開けるのは出来るのか…ピッキングしなくて済んで良かった。」

そして廊下に出ると見覚えのあるアンテナとパーカーが体育館へと曲がって行くのが見えた。

「ツイてるな。」

思わず口に出た言葉と共にボサボサ髪は体育館へと足を運ぶ。

 

「オメーも…ここの新入生か…?」

とリーゼントに長ランの明らかに不良な人物が語りかける。

「じゃあ…君たちも…!?」

と今体育館に入ってきた人物が話す。

「うん。今日、希望ヶ峰学園に入学する予定の…新入生だよ。」

と1番小柄な人物が語り

「これで15人ですか…キリがいいし、これで揃いましたかね…。」

と1番横幅の広そうな人物が返す。

「いやもう1人いるんだなこれが。」

突如現れたボサボサ髪に全員の視線が向く、約1名驚愕の表情を浮かべていたがボサボサ髪構うものかと思い放置する。

「えっと、あの…始めまして苗木誠って言います。色々あって、いつの間にか寝ちゃってて…それで遅れちゃって…。」

とボサボサ髪の前に入ってきた人物が戸惑いながらも語る。

「え?オメーもなんか?」

と雲丹かと思うドレッドヘアの人物が驚き、

「となると、ますます妙ですわね…。」

とゴスロリの人物がいぶかしみ、

「異常だ…これは間違いなく異常事態宣言発令ですぞ。」

と先程の横幅のある人物が騒ぎ出した。

「あ、あの…どう言う事?よく状況を把握出来てないんだけど……。」

と苗木誠と名乗る人物が口を開こうとしたところ、

「ちょっとまちたまえ!その前にだ!苗木くんッ!そしてそこの君!遅刻とはけしからんじゃないか!!8時集合としらされてあったはずだろう!入学初日に遅れるなど言語道断!学校側に報告の上、厳正なる処罰を…。」と明らかに固そうな白い軍服のような学ランを着た人物が今の状況に場違いな程の会話で遮った。

「アンタ、何言ってんの…。しょうがないじゃんこんな状況なんだからさ…。」

とギャル風の人物がうんざりしながら反論し、

「それより、改めて自己紹介しない!?遅れてきたクラスメイトくん達の為にもさ!」

とジャージ姿のいかにも体育会系女子が話し出した。

「…自己紹介だぁ?んな事やってる場合じゃねーだろ!!」と先程の不良が不満そうに吐き捨てるが、

「ですが、問題について話し合う前に、お互いの素性はわかっていた方がよろしいでしょう。なんてお呼びしていいのかわからないままでは、話し合いも出来ないじゃありませんか…。」

と先程のゴスロリの女性が提案し、

「それも、そうだよねぇ……。」

と1番小柄な人物がおどおどしながらも肯定的に話し、

「じゃあ、まず最初に自己紹介って事でいいですか?話し合いは、その後という事で…。」

とセーラー服の人物が締めたのだった。

「そうだなもう一人遅れた俺からやろう。色々自己紹介の出来ることがあるが簡潔にするか……。」

と1番最後に入ってきたボサボサ髪が語り出す。「『今』の学園長にとっては『招かれざる客』。希望ヶ峰学園にとっては『望外の幸運』。君たちにとってはまだ『なんだかよくわからないもの』。『超高校級の変わり者』『某狂介(なにがしきょうすけ)』だよろしく頼む。」

 




うぷぷぷぷネタバレヒントモノクマだよ
臨場感足りない場合は劇中の音楽使ってもいいかもね。
とある場所ではBeautifulDAYSのピアノとか体育館のシーンでBeautifulMorningとか…。
それでも足りないなら別ゲーになっちゃうけど保健室のシーンで100人とか1000人とか薙ぎ払っちゃうゲームのヤマタノオロチとか出ちゃうお祭り版2作目の行軍1とか聞いてみるといいかもね。


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偽ようこそコロシアイ入学式

いやはややっちまったてっきりチラシの裏に投稿したと思ったのに……。しかものっけから遅れ気味とは…。
うぷぷぷのっけから絶望的だねまあ新作の双六出るから気合い入れて頑張りなよとイマジナリーモノクマになだめられつつ書きました。


「「「「「「『超高校級の変わり者』?」」」」」」

と何人かが声を揃えて首を傾げる。声や態度にこそ出さないが他のこの場にいるメンバーもそうだろう。

苗木誠と名乗った人物もより疑問符を浮かべた顔色だ。まあ彼の事だから希望ヶ峰学園スレでも見て自分の才能『変わり者』が入ってないし人数的にも合わないから不審にも思ってるのだろう。

「まあ………わかってはいたけどね。なんせ『超高校級の幸運』みたいに1目でわかるもんじゃないからね。」と某狂介と名乗った人物は語る。

「それでも幾つかある変わり者エピソードの中でも分かりやすいのは……故あって希望ヶ峰学園に入学したくなくて才能を隠してたんだけど『超高校の幸運』の選抜に通っちゃって、で俺の身辺調査をしたときに『元超高校のスカウトマン』の才能持ってた酒の匂いがするダンディーなオッサンに不信がられて家に乗り込まれてね。それで自分の才能が希望ヶ峰学園側に発覚しちゃったんだよね。」

「ちょっと待て色々ツッコミ所ありすぎだろ!!つーか何で入れば成功待った無しの希望ヶ峰学園に入りたくなかったんだよ。」と赤毛の男子が言う。他のメンバーも似たような感想をもったのか微妙な表情のものが多い。

「自己紹介は簡潔にとそこの真面目に怒られたくないから省かせてもらうけど…後で時間があれば言うよ。ただ言えるのは綺麗な話でも無いってことかな?それと今のでわかったと思うけど少なくとももう一つ才能あるし、隠し事は上手い方だよ。実際、あのダンディーなオッサン…ええっと……酒の似合いそうな名前の……「もしかして黄桜さん?」そう、その人も人を観る才能であるスカウトマンとかマネージャーとかじゃあないとわからなかったねって言ってたし。ありがとう苗木君。だからそんな前代未聞な特殊なケースだからネットのスレに載るわけもないだよね。」と狂介が語るとまだ納得はしていないが皆落ち着いたようだ。

「それで苗木君は毎年抽選で選抜される『超高校級の幸運』なのは聴いたから省かせてもらうけど他の人は?」と狂介が促す。

「うむでは僕から始めよう。」と先程狂介に固いと言われた人物から始めるようだ。

「僕の名前は石丸清多夏だ!」と聞いてはいるし表情にすら出さないが狂介は彼の危うさに始めから気付きつつあった。

『質実剛健ね………固い固すぎる…。コンクリートか石かって位固すぎる。そんなのは鋼や鉄って言われるほど尖っているか、竹やスライム、タコみたいにある程度柔らかさがないと、こんな半端では、ナニかに守られてる中の強さでしかない…『風紀委員』のように…だからこそ『異常』に弱すぎて壊れやすいってのに気付いてないなこいつは…。』と考えていた。

「どうせ…あたしの名前なんて…後で…すぐに忘れるんでしょうけど…腐川…冬子よ。」と次の人物『超高校の文学少女』に差し掛かったとき狂介は反応した。

「ああ『磯の香りの消えぬ間に』の作家さんか…うん。」

「えっ某君読んだことあるの?」と苗木は返すが、

「恋愛小説読んじゃ悪いか?」と若干苛立ち紛れに言われて押し黙る。

「まあ………このガタイじゃあ本読むなんて思わんやつ多くてな…それに腐川さんこんな感じじゃあサイン求めても負の方向に考えられそうでやだからな。」と外見上不良と同じくらい大きい男は見えない気づかいをするものの案の定腐川は「求められてもやらないわよどうせ自慢したいだけでしょ!」と少しヒステリックに突き放すのだった。

「舞園さやかです。これから、よろしくお願いします。」とセーラー服の国民的『アイドル』が折り目正しく挨拶し、苗木に対して何かを言いかけるも、石丸に止められてしまった。

某は苗木にそっと「固いなあの『風紀委員』…。でも大丈夫あっちも苗木君の事覚えてそうだから。」と小声で話した。

苗木は振り向くも次の紹介に狂介は行ってしまっていた。

「うーっす、オレの名前は桑田怜恩だ!ヨロシクな~!!」と派手目な格好をした人物に挨拶されるも、狂介は石丸に対してと同等以上に観察していた。

「夢に向かって突っ走る今のオレってマジでマキシマムにカッケーッス!!」と締めた所で狂介は、

「その『夢』自体は否定せんがもう少し努力か言葉に気を付けるべきだ。」と言って離れてしまった。

「なんなんだあいつ」と桑田は愚痴るも石丸が睨みを効かせていたからかそれとも面倒に思ったからかそれ以上には険悪にならなかった。

「山田一二三…『すべての始まりにして終わりなる者』二つ名の方で呼んで頂いても構いませんぞ。」と横に大柄な『同人作家』に紹介をうけると、狂介は「あまり同人ってのに関わって来んかったし、お前さんのテーマ『性の向こう側』ってのもわからんな。ああっでも元同人の小説は愛読してるよ。」とだけ返して次の紹介に歩いていってしまった。

「こんちわっすー!朝日奈葵っすー!ヨロシクねー!」と『超高校級のスイマー』に体育会系の挨拶をされると狂介は若干うんざりし、「騒がしいのは苦手なんだよ…慣れるまで時間かかるから。」と言いつつも挨拶を返す。

ただ名前を覚えるのが苦手という共通点があり更に気を落としたようだ。

「どうも、はじめまして…不二咲千尋ですぅ…」とこの中で1番小柄な人物にして、『超高校級のプログラマー』に挨拶されると狂介は、「よろしく」と違和感なく握手を求めた。初対面にびくびくしながらであったが握手を済ませると、他のメンバーよりも和やかに挨拶を終えたものの、視界の端の『豚』に辟易したがら次の紹介に移るが…。

「名前は…霧切響子…。」と幾らかの無言の後素っ気ない塩挨拶を大変クールな印象をもつ女子から受けたが、狂介は握手のみして別の事を考えていた。握手に応じてくれたことに意外だと思いながら。

「どーも、江ノ島盾子でーす。よろしくねー。」といかにも『ギャル』な女子の紹介に、

「オレは大和田紋土だ…ヨロシクな…。」といかにも『不良』な人物に紹介を受けた。その挨拶の間、狂介は他の人物よりは比較的恙無く自己紹介をしていたようだ。

そして1番にと言っても良い変化があったのは「大神さくらだ…。」とこの中で1番体躯・気迫共に別格の『超高校級の格闘家』と自己紹介をした時だ。

苗木に対しては「訓練相手は務まらぬ…」と返したのだか、「が…某と言ったか、お主何処でそこまで鍛え上げた?」と返されたのだった。

「お褒め頂き恐悦至極…って言っても良いんだが俺のは『鍛え上げた』んではなく、『そうせざる』を得なかったものだ。分類的には貴女のような『武』ではなく大和田のような『暴力』に近い。まあ………明日でよければ訓練相手になるよ。」と狂介は返したので周囲は少しざわついたのだった。『霊長類ヒト科最強』に認められただけでなく、訓練相手を進んでやろうとしているのだから。大神も「そうか…。」と端的に返してはいたが何処か期待しているような雰囲気だ。

「十神白夜だ…。」と霧切以上にやる気の無いというか馴れ合うつもりもないと言った『超高校級の御曹司』の挨拶を受け、狂介は少し複雑な感情を顔に滲ましていた。

「俺は葉隠康比呂ってんだ。まぁほどほどに頼むべ。」と三回も留年した『超高校級の占い師』に軽めの挨拶を狂介は「おうよろしく。」とこれ又軽めに返した。

「お初にお目にかかりますわね。セレスティアルーデンベルクです。」と確固たる意思をゴスロリ衣装と恐い笑顔で『超高校級のギャンブラー』は挨拶する。狂介は十神の時以上に複雑な感情を滲ましつつも「まあ………よろしく。」となんとか返し、自己紹介を終わらせたのだった。

そして十神が「それより本題に入るぞ。なんでこんなことになっている。誰かの仕業だとしたらそれは誰だ。」と始め、腐川が「こんなの監禁じゃない。」と騒ぎ、江ノ島の発言で全員通信機器を取り上げられたことに気付いたのだった。狂介は「持ってはいるけど壊れてるのか電源入んないんだよね。電池切れだとしても充電器ないし。」と取り出しては使い込まれたテープ等で補強すらされているガラケーを取りだしてはカチカチ押している。

「おいおいなんで充電器とか持ってないんだよ。」

「持ち歩いてると壊れるようなあり得ない生活してたからさ。」と大和田の問いにさらっとしかし言葉は重く返事をした。

能天気な葉隠は「学園の催し物だべ。俺の占いがそう言ってる。」と自分の3割当たる占いを理由に言い、腐川と桑田は当たるのか?と訝しげにしていた。

と突然スピーカーから爆音のハウリングと共に、

「あーマイクテストマイクテスト。大丈夫?聞こえてるよね?えー新入生の皆さんこれから入学式を執り行いたいと思います。」と聞こえてきた。

葉隠は「ほれ。やっぱり学園の催し物だべ。」と言っているが、霧切はただ静かに「いえ。そうじゃない。」と呟いた。聞こえたのは狂介と苗木だけだったようだが。そして教壇から白黒の熊のぬいぐるみのようなものが飛び出した。

そこにいた全員の「ぬいぐるみ?」と呟いたのが聞こえたのか、「ぬいぐるみじゃないよ。モノク「こんにちはモノクマ。」とモノクマと名乗るぬいぐるみの言葉を遮り狂介は教壇へ歩いてく。

「あれあれ?どちら様?」とぬいぐるみらしく可愛げに小首を傾げるモノクマ。

「ああ知らないのはしょうがないか。俺が一方的に知ってるだけだから。とりあえずええっと……黄桜さんともう一人のスーツの男性に呼ばれて此処に来たんだが……。まあ見当たらないし、今「この学園の学園長なのだ。」とかお前言いそうになってたし、それなら一応学園側の人間ってことになるから、この入学書類渡しとくわ。」と教壇に茶封筒を渡したのだった。「え?「ああそうそう生徒手帳ならもうもらってるから。それに希望ヶ峰学園の『理念的』には俺を入学させないのはちとおかしいから。」と又もモノクマの言葉を遮り、先程のガラケーとは別の端末を操作しながら苗木たちの列に戻って行った。その画面にはしっかりと『某狂介』と表示されていた。

 

 

 

 

 




うぷぷ臨場感足りないならアニメ版のオープニング曲NeversayNeverとかエンディング曲の絶望性ヒーロー治療薬とか小説読む前と後に聴いたりしてもいいんじゃないかな?赤い再生ボタンみたいなサイトにあったからさ。作者も作業前後にモチベーション上げるのに使ってるみたいだよ。

集合場所が体育館なのと次の話で不二咲千尋が調理場を散策しているのはアニメ版も混ぜているからです、ifらしく。
また1-2公式資料は元より、エンターブレインのファミ通版コミックや公式アンソロジーのネタも混ぜてみようとしているのでお楽しみに。


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偽探索1日目 前

大遅刻すいません。
皆様体調には注意しましょう。コロナとかの疫病だけでなく、夏バテ脱水等の普通の体調管理もね。


狂介の周囲は様々な視線が入り雑じっていた。それはそうだろう。訳のわからない状況、学園長を名乗る不審なぬいぐるみ、それに平然と『名乗る前に』ぬいぐるみの名前を当て前から知ってるかのように振る舞い『入学書類』を渡した不気味な男。当の狂介は端末をズボンにしまい平然とモノクマに「あれ?入学式続けないの?」と言っている。

「………まあいっか『友達』が増えるのは面白いから。ではでは、入学式を続けます。」

とモノクマは仕切り直した。

「それでは起立礼オマエラおはようございます。」

「おはようございます!」と石丸だけが返し隣にいた腐川が驚く。

「えーオマエラのような才能溢れる高校生は世界の希望に他なりません。そんな素晴らしい才能を『保護』する為オマエラにはこの学園内だけで共同生活をしてもらいます。」

「はあ?!」

「待ってよ「どうゆうことよ」

「えーその共同生活の期限についてなんですが……期限はありません。オマエラは一生此処で暮らすのです。まあ心配しなくても予算は豊富だからオマエラに不自由にはさせないし。」

期限無しの共同監禁生活を突き付けられた辺りから騒ぎ始め苗木は鉄板の補強は僕たちを閉じ込めるためにと推測を披露している中狂介は冷ややかに見ている。「皆素直すぎ」と。

「だからいくら叫んでも助けなんて来ないんだよ。」

「その話が本当なら困りますわね。学校でずっと暮らすなんて無理ですもの。」

「おっほん。そこで学園から出たいと言う人のためにあるルールを設けました。」

「ルールだと。」

「殺し方は問いません。誰かを殺した生徒だけが此処から出られる。それだけの簡単なルールなのです。殴殺刺殺撲殺斬殺焼殺圧殺絞殺惨殺呪殺…。うぷぷぷぷこんな脳汁迸るドキドキ感は鮭や人間を襲う程度では味わえませんな。」と教壇からアクロバットに前回転しながら飛び降りたと思いきやどこからか取り出した活き鮭を抱えながら話すモノクマ。

「希望同士が殺しあう絶望的なシチュエーションなんてドキドキするハアハアハア。」

「マジかよ「どうして私たちが殺しあわなければいけないんですか。「そうだ、そうだ!ふざけた事ばっかり言うな!さっさと家に帰せー!!」

「…ばっかり?ばっかりってなんだよばっかりって…ばっかりなんて言い草ばっかりするなっての!ホントものわかりの悪い連中だよ。いいかい?これからは、この学園が、オマエラの家であり世界なんだよ?殺りたい放題、殺らせて殺るから殺って殺って殺りまくっちゃえっつーの。」「殺しあいをしろだあ?てめぇの悪ふざけは度が過ぎんぞ。」

「悪ふざけ?それって君の髪型のこと?」

モノクマの挑発に雄叫びと共に掴みかかる大和田

「捕まえたぞ。コラァ!!ラジコンだかぬいぐるみだか知らねぇが…バッキバキに捻り潰してやんよっ!!」

「キャー!学園長への暴力は校則違反だよ~ッ!?」

と言ったとたんに動かなくなり嫌な音をたて始めたモノクマ。

「おい今更シカトかぁ…!?」

「危ない、投げて…ッ!」

「あ…?」

「いいから早「いいやその位置が良い。」

言うが早いか急に躍り出た狂介は大和田の持ち上げているモノクマを蹴りこんだ。衝撃により大和田はモノクマを手放し、モノクマは壁の鉄板に飛んで行く。

途端に爆発が起こり鉄板に黒ずみができる。

「爆弾くれるっぽかったから破壊を試みたけど……やっぱり無理か。」

「しゃ、洒落にならねーぞ…。ば、爆発…しやがった…」

「でも、爆発したって事は…あのぬいぐるみも…壊れ「んな事はないんだろとっとと出てこいよモノクマ。」

「やれやれもう少し狂介君はサプライズについて学んでよ。」

「うおっ!別のが出てきやがった…」

「生憎ユーモアについては期待すんな」

「テ、テメェ…!さっきの…マジに俺を殺そうとしやがったな…。」

「当たり前じゃん。マジに殺そうとしたんだもん。校則違反するのがイケナイんでしょ?今のは特別に警告だけで許すけど、今後は気を付けてよね。校則違反をするような悪い子は今みたいなグレートな体罰を発動しちゃうからね。次からは外さないからね。」

「む、無茶苦茶…だよ…。」

「じゃあ…最後に、狂介君以外に入学祝としてオマエラに電子生徒手帳を渡しておきましょう。狂介君みたいにちゃんと起動時に本名が表示されるかちゃんと確認しておいてね。単なる手帳以外の使い道もあるから。校則もちゃんと確認してねルールは人を縛りもするし守ることもあるんだ。社会でも、法律がないと平和は成立しないでしょ?それと一緒!だから、違反者は厳しく罰します。ではでは豊かで陰惨な学園生活をどうぞ楽しんでください。」

そしてモノクマは教壇に引っ込んだ。

「この中のだれかを殺せば此処から出られるのですね。」

「そんな馬鹿げた話。」

「ねえ…嘘だよね。」

「ふん。嘘か本当かが問題なのではない。今の話を本気にするヤツがいるかどうかだ…」

十神の言葉に困惑と敵意と疑心暗鬼に静寂する事数十秒。

突如狂介は体育館に響き渡る柏手を打った。

「ハイハイ。互いが信用出来るかどうかはさておき此処でナンもしないという選択肢を死ぬまでやるつもりがないなら動こうぜ。」

「……そうね。」と霧切が賛同する。

「確かにそうだ。怖かろうと不安だろうと、歩を進めねばならね時がある。そんな簡単な事を忘れるなんて…僕は自分が情けない…許せない…。誰か殴ってくれないか!」

「騒いでるヒマがあんなら…「歯食い縛れ。」

大和田が突っ込みを入れるより速く狂介は石丸の頬を張り手していた。

「何やってんのよ…。」「殴れって言ってたから殺傷力低い気合い入れしただけだ。あっ御返しは要らんぞ。俺はマゾじゃないからな。」「ああありがとう某君。」

「とりあえず校則確認してみるかまた爆発に巻き込まれんのは勘弁だしな。」と狂介が電子生徒手帳を見るのにつられ全員が確認する。

「あの…この6番目の項目なんですけど…これって、どういう意味だと思います?」

「モノクマのことだから誰にも知られない完全犯罪的な殺し方しろってことだろ。」

「性格悪!」

「とりあえず衣食住と出口探しかな。」

「その意見に賛成だ!!僕らにはしらなければならないことが山積みだ!」

「うぉっしゃあ!さっそく、みんな一緒に探索すんぞー!」

「…俺は1人でいくぞ。」

「はぁ!?どうしてよ!流れ的におかしくない?」

「すでに他人を殺そうと目論んでいるヤツが、この中にいるかもしれない…」

「そんなこと」「ないとはいいきれん」

「待てコラ…んな勝手は許さねぇぞ…」

「…どけよ、プランクトン」

「ああッ!?転がされてぇみてえだな。」

「ちょ、ちょっと待ってよ!ケンカはマズイって!!」

「あぁ?今キレイ事言ったな?説教かぁ?俺に教えを説くっつーのか!?」

「いやそんなつもりは「るせぇっ!!」

苗木が大和田に吹き飛ばされ、その隙に十神はいなくなり、少しは悪いとは思ったのか悪態をつきながら大和田も探索に行く。

腐川とセレス以外の女性陣は苗木を心配しかけよって行く。いち早く飛ばされた先にいた狂介はライトを苗木の目に当てていた。

「気絶してるだけっぽいな。たく苗木も良い馬鹿だが、大和田も大和田だ。こんな治療も満足に出来るかどうかはわかんない状況なのに当たり所悪かったらどうするつもりだったのか。」

「おーそうか。しかしこいつも空気読めねーなァ。こういうときはほっとくのが吉ってモンでしょ。」

「でも苗木くんがとめてなければ大事になっていたかも…。」

「とりあえず放っておくわけにもいくまい。我が運ぼう。」

「ええっ!サクラちゃんが運ぶなんておかしいよっやっぱここは男子に…。」そう言われて遠巻きに眺めていた山田と葉隠が首を橫に振る。

「そうか?こやつ軽いぞ。」「そういう問題じゃなーい!」

「俺が運ぶよ。舞園ちゃんと一緒に!」

えっとしつつも舞園は苗木を運ぶ桑田についていく。

三人が体育館を出た後狂介はモノクマの捨てた鮭を拾い思い出したかのような「あっ」と言う言葉と共に三人を追いかけた。

 

購買部近くで追い付いたのか舞園の声が聞こえる。

「桑田クンは『超高校級の野球選手』だからちょっとくらい平気かな?」

「あーそれ正解だけどハズレ!俺ミュージシャンになっから!」「えっ。」「ミュージシャンのほうが華やかじゃん?てかさ!おもったんだけどアイドルとミュージシャンって話が合うと思わねぇ?良かったら今度お「お茶する前にお前はもう少し練習と世間をみた方がいいな。」と狂介が割り込む。

「んだよ?舞園ちゃんを「話が合いそうにないからとめただけだ。お前練習しないで甲子園行った天才だからわからんのかもしれんが、世の中才能を磨き続けないと光れない秀才もいんだよ。舞園さやかは秀才のほうだ。話合わせたかったら少なくともそれでスカウト来るレベルで才能持ってること示すか。楽器を弾いてまめ作る迄頑張ってるか。発声練習して常に良い声響かせるか。他の文系の才能に認められる作詞の才能示してから言わねえと只の薄っぺらにしか見えんぞ。火種にしかならんから止めとけ。」と言ってしゃべりながら通過していった。

「苗木も心配だが、火種を潰しきれなかったかな?でも今ついて行けそうにないし二人に任すか。」と内心自分が火種をつけてないか苗木は大丈夫か等様々考えながら桑田に巻き込まれないように通り過ぎた。

 

それでも心配になり三人を尾行し苗木の個室に三人が入ったのを見届け、とある音がした方向に行き作業していたモノクマと話した後に狂介は…食堂の前にいた。

「さてと………まずは飯か皆その辺考えずに探索してんだろうし。」そして狂介は食堂へ行った。

食材の所狭しとならんだ食堂のキッチンでは不二咲がいた。

「ようええっと……あっそう不二咲」「あっ某君」「食糧は豊富だな。賞味期限とかは大丈夫かな?」

「だいじょーぶです。オマエラが一生此処で暮らしても食いっぱぐれの無いように随時補給します。ではではそういうことで。」と突然現れたモノクマに補足され微妙な空気となるなか、「そんじゃ遠慮なく」と狂介は包丁やらまな板やらを準備し始めた。

「えっ某君何してるの?」「どーせみんな出口しか探してないんだろ持久戦になるかもなんて考えずに。だから今日だけは全員分飯作っとこうとな。」

「ええっと……大丈夫かな?この食材」

「大丈夫だろ不安なら自分達で用意させるだけだし。ついでにアイツは『保護』って言ってただろ?自分から直接俺らに何かするのは『まだ』だろうさ。」

と言って先程モノクマが体育館に置いていった鮭を洗い始めてしまった。




モノクマ「うぷぷぷ。狂介君のリュックは何処かの青ダヌキのポケットみたいに何でも出るのかな?でも入学資料によると一般的な物しか持ち込んでないみたいだけどね。しかしナニが目的で入ってきたのやら。」


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偽探索1日目 後

いやー気づいけば書き出したのが一年前なのに全然書けんかった…。毎日投稿されてる方々を素直に尊敬する。体壊したりしてないけど皆さんも体調等壊されるたりしないようご自愛ください。


そして作業する事暫く…。

「す、すごい量だね狂介くん…。」

不二咲が軽く引く大食い大会レベルのおにぎりとサンドイッチとホットドッグが置かれていた。飲み物も水とコーラがペットボトルのままお盆に逆さに置かれたコップと共に置かれている。

「体育会系の連中がどれだけ食うか、好みもわからん状況だからな。とりあえず食わなかったら明日にでも自分で処理出来るレベルには押さえといたから。」

「この量食べられるんだ……。でも何でモノクマの置いていった鮭を調理したの?ナニか入ってるかも知れないなのに?」

「命を粗末に扱うってのは時と場合による。食い物や命にはそれだけ価値があるのにそれをわかってない奴らが多すぎる。それにさっきも言ったが『まだ』大丈夫だと言っただろ?まっ信じられない奴らが多いと思ったからこの鮭は俺だけで食うから心配すんな。」

と言って鮭のおにぎりを食べ始めた。

そう言われては黙る他無く不二咲も小動物のようにサンドイッチを食べ始めた。

暫くすると苗木と舞園がやって来た。

「えっ……とこれは?」

「多いですね。以前ゲスト観戦に呼ばれた大食い大会みたいです。」

「おう。俺が作っといたどうせ皆飯の心配してたヤツなんてそんなにいないだろ?余ったら明日にでも俺が食うから」

「えっ……狂介君そんなに食べれるの?!」

「これでもフードファイトに何回か優勝してるしな。逆に数日水だけ断食も出来る。」

「スッすごいね……。」

納得したのか二人も座り食べ始めた。

しばらくすると少しずつ皆か集まり出した。皆一様に大量の軽食に多かれ少なかれ驚いてはいたようだが。

「うめぇなこのおにぎり。」

「こっちのサンドイッチも絶品だ。」

「狂介が作ったって聞いたが…。」

「ああ。俺が作っといた。数年前満足に食えない状態から急に何でも食えるようになったから食道楽にはまってな。『超高校級の料理人』の店とか色んなところ行って食い歩いて自分でも真似してみたもんさ。あっだからって料理番なんざやらんぞ。気が向かなきゃ包丁握って飯作るってのは性にあわないからな。」

 

一通り食事が終わり、石丸が『第一回希望ヶ峰学園定例報告会』なるものの開催を宣言した。相変わらず霧切響子は単独行動中のようだが。

要約すると、体育会系の朝比奈、大神、大和田の三人は扉や窓の破壊、上階へのシャッターの調査、桑田、葉隠、江ノ島の三人は教室の窓の鉄板外しを試み、十神は黒幕の正体の手がかり探し、石丸は寄宿棟の見廻り、セレスは玄関ホールに顔を出した散歩程度の散策、山田自室のベットで跳ねて引きこもって、腐川に至ってはボッチに体育館でヒステリーを起こしていたようだ。

舞園の喧嘩するほど仲がいいんですか?なんて天然発言や不二咲のモノクマの神出鬼没のヌイグルミ兵器発言からの山田の暴走等で騒いでいると霧切が戻り、見取り図と構造から希望ヶ峰学園に閉じ込められていることがわかった。

 

そして葉隠の未だにドッキリと思っての発言の後、腐川の調査したにも関わらず逃げ道も犯人も不明な状態にヒステリーを起こしたのを見てセレスは淡々とこういった。

「あら、調査_おかげで判明したじゃないですか。「「逃げ場のない密室に閉じ込められたというのが紛れもない事実だという事が…。」」何故かかぶせてきた狂介を睨みつつセレスは言葉を切る、そして皆認めたくない事実に押し黙る。

そして十神の出たいなら殺せば良い発言に少し場が荒れた後、環境に適応することの大事さを説いた後セレスはこう提案した。

「閉じ込められている以上、わたくし達は、この場所で夜を過ごさなければならない訳ですが…みなさん、夜時間に関するルールを覚えていらっしゃいますでしょう?この夜時間に関してなのですが…もう1つルールを追加した方がよろしくありません?」

「ルールの追加って…?」

「夜時間の出歩きは禁止…以上です。校則では、夜時間の出歩きは禁止しておりませんが、そこに制限を設けるのです。」

「ダウト~。のっけからブラフかまして行動制限とはやるなギャンブラー」

空気を読まずに狂介は突っかかる。

「なんでしょう某君至極妥当な提案だと思いますが。」

「確かに提案自体は妥当なラインだが、言い出しっぺのお前さんが破る気満々なのは頂けないな。言い出しっぺすら守らん口約束等どんな意味がある…。この際だから言っておくか…。」と某は少し発言を切りこう告げた。

「俺自身はここで生活し続ける事も覚悟している。外に出なくても衣食住には黒幕のおかげで困らんからな。ただ逆に言うと黒幕の胸先3寸で俺らの生き死にも決まるかもしれないというのはわかってる。だからこそ、積極的とは言わないが外に出る活動はする、でも皆も覚悟は決めておけ。それと俺は3つのことしか今は考えなくても良いと考える。直近の生活、黒幕の動向、ここで生活し続けるかもしれない覚悟の3つだ。さっきも言ったようにセレスの提案自体は妥当だが全員守らなければ意味などない。ルールを作るということはそれで動きが取れなくなる可能性もあるということは覚えておかんと碌なことにならん。黒幕の正体を突き止める事も大事だが、俺が過去に参加させられた胸糞悪い『黒の挑戦』みたいに実行犯と計画をたてた奴らが違う事も考えて動かないと結構俺らみたいな犠牲者が増えることになりかねないぞ。ぼちぼち夜時間だから最後に、さっきのセレスの提案自体は妥当だと思うので俺は非常時以外守るつもりであることは言っておく。決めるのはそれぞれ自身だから信じても信じなくても構わん。セレスや俺を駆け信じないと言うなら止めんし。」

と狂介は言ったが結構夜時間出歩き禁止となったのであった。

しかし、1人だけ狂介の発言に大いに揺さぶられ、しかし何故か分からず頭に手を当てている人物がいた事を2人しか気づいていなかった。

 

その後の狂介の部屋

「やっぱりあのクマロボットスゲーな…。焼却炉の前に新しく部屋作るとは思わなかった…。」

そう狂介は工事中のモノクマに食堂に入る前に会っていたのだ。モノクマの話では石丸と山田にはもう話してここに狂介が入る事を教えてある。夜時間前には電子生徒手帳に反映させておくとの事で実際地図に追加されていた。

「さて…ここからが勝負だな…果たしてアイツ(・・・)の理論が勝つか俺の理想が勝つか。」そう言ってベットには入るのだった。

 



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