チャラ男が傷心中の女の子にちゅっちゅする話 (松風呂)
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失恋中のアスリート女子を頂く

「おぉ……夏樹ちゃん凄い気持ち良いよ」

「ひぐっ……い、痛い……!」

「ごめんね……、しんどかったら背中ひっかいてもいいからね」

 

 この日、この瞬間、15歳の一人の少女は長年大事に守って来た乙女の証を失い女となった。

 

 ベッドの上で涙を流すのは夏野夏樹、バスケ部に所属している高校一年生の女の子で、明るくて社交的な性格に加え、学年でも指折りの美少女として男子からも女子からも人気は高い。しなやかな体には不釣り合いな豊満なバストも健全な男子学生にとっては目の毒である。普段はポニーテールだが、先ほどシャワーを浴びた為今はおろしている。

 

 そんな彼女はつい先刻、人生初めての失恋を経験した。長年想い続けた幼馴染の達郎と親友の雪子がキスをしているところを目撃してしまったのである。

 

 胸をかき回されるような絶望の中、彼女の心の隙間にするりと入りこむように慰めた後、一人暮らしの自宅に連れ込んだ最低の男がいた。

 

 彼の名は宮園四季。夏樹の同級生かつ校内一のチャラ男であり、なにかと女絡みで黒い噂の絶えない男である。

 

 失恋のショックで半ば捨て鉢になっていた夏樹は、彼に強引に迫られ、「そんなに私の身体が欲しいなら好きにすればいい」などと自暴自棄な発言をして、なし崩し的に処女を失ったのである。

 

 はいおおまかなあらすじ終わり。

 

 

 ぬっちゃぬっちゃと淫らな音が空調の効いた部屋に響く。全裸の夏樹の上に正常位の姿勢で覆いかぶさっている彼がゆっくりと腰を振っているのである。

 

「はぁはぁ……ごめんね夏樹ちゃん、ごめんね……!」

「ぅぁっ……やだっ……痛いっ痛いっ……」

「キスしよ? ……こっち集中して……んっ」

「んんっ……ちゅ……はぁれろ……ん……」

 

 夏樹は複雑な想いで彼とキスをしていた。今日初めてまともに会話したような男の子と、まるで恋人のように口づけをしている。本心ではこんなことは望んでいない筈だ。しかし唇を合わせるたび、舌を絡ませるたび、結合部の痛みが少しだけ和らぐことは確かだった。

 

 彼女としてはこんな形で初めてを失いたくなんてなかった。本来なら、セックスはいずれは好きな人と結婚した後に愛を確かめ合う際にするべき行為だ。

 

 いっそ彼を恨めばいいのだろうが、身体を弄る手つきやらキスやら、やたらと気遣いを感じるのでどうにも憎み切れない。

 

 おまけに膣内に入っている彼の肉棒も、まるで夏樹の身体に馴染ませるようにゆっくりとじっくりと動いている。そういった変な優しさが、彼女が彼を強く拒めない理由の一つだった。

 

 夏樹の知らぬことではあるが、彼の女性経験は三桁を超える。その培った経験を生かし、彼女の膣内が乾かない程度の絶妙なピストン運動をして刺激を送りつつ、キスや胸揉みも丁寧にこなして彼女の痛みを少しでも和らげるように努力はしていた。

 

 仮に並みの高校生だったら、夏樹がもつ極上の身体に我を忘れて、痛みに泣く彼女のことなんて知ったことかと、思うがままに腰とオスの欲望を叩きつけていたであろう。

 

 しばらく優しくしたからか、やがて彼女の身体も少しずつ変化が起きる。

 

「夏樹ちゃん、まだ痛い?」

「う……少しずつ、慣れてきた……まだ痛いけど、最初よりは大丈夫」

「ごめんね……、少しずつ早くするね」

「あっあっあっ……や、やだこれ……膣内で動いてっ……」

 

 彼の努力が実を結んだのか、それとも彼女に黙って飲ませた媚薬入りココアの力か、とりあえずなんとかセックスらしいセックスは出来るようになった模様。ようやくまともに動けると、彼は喜びながら腰を振りだした。

 

「はぁぁ~……夏樹っ夏樹っ……!」

「あっやだっ……! 激しいっ、あっあぁっ……!」

 

 いくら女性経験が多かろうと、彼の本質はセックス中毒者な上に、脳内は猿のような思春期男子特有の性欲に支配されている。彼女への思いやりタイムは終了した。あとは理性を失いながら本能のままに気持ち良くなるだけである。

 

 ぱんっぱんっ! っと腰と腰がぶつかる。彼女の膣内で肉棒の挿送を繰り返すたび、彼は快感を味わっていた。これだからセックスはやめられんのじゃー。

 

「夏樹っ好きだ夏樹ぃっ……!」

「やぁっ……何言って……やめてっやめてよっ……あぁっ♡」

「好きだ好きだっ!」

 

 興奮した彼は彼女の腰を摑みピストンの速度を上げていく。ベッドの反動を利用しながら、彼女の温かい膣内の感触を勃起した陰茎で味わっていた。

 

 下半身同士がぶつかるたび、夏樹の豊かな乳房がぶるんぶるんと前後に激しく揺れる。視覚的にもさらなる興奮を味わった彼は、それを鷲掴みにしながら谷間に顔を挟みこんだ。

 

「あぁ……夏樹の胸、おっきくて柔らかくて最高に気持ち良いよ……すぅ~……はぁ……れろれろえろっ……ちゅばちゅば」

「やっ、いやっ……き、気持ち悪いっあっ、ああぁ……」

「好きだぁ夏樹好きだぁ……!」

 

 今までの紳士的な態度を忘れるくらい、彼は恍惚の表情で夏樹の身体を味わっていた。下品にも柔肌に舌を這わせながら、彼女の女性特有の甘ったるい匂いを嗅ぎつつ、我慢できないとばかりに乳首を甘噛みして音を立てて吸いだした。

 

 ぞわぞわっと生理的嫌悪が夏樹を襲うが、彼からしたらそんな彼女の嫌そうな顔を見るのが目的のようなものだった。わざといやらしい音を鳴らし、笑顔で腰を振り続けた。

 

「も、もうやだっ、もうえっちは終わり! 腰ぱんぱんするの止めてよっ……! あっあっあっ♡ ぅぁっ!?」

 

 夏樹は必死に抗いながら両手を突き出して彼を拒否しようとした。しかし、その手首は思いっきり摑まれた上に、ベッドに押しつけられた。

 

 逃がしはしない。終わらせはしないと、彼は全身にキスの雨を降り注ぐ。

 

「途中で止めるなんてことはしないよ……! 夏樹にはセックスの気持ち良さをたっぷり覚えて帰って貰うからね……、ああ安心して、失恋のショックなんて忘れさせてあげるから!」

「やぁ……、そんなの、ぁぁっ♡ あっ♡ やめっ♡ ふざけないでよぉっ……!」

「こんな最高の身体してるのにセックスしないなんて勿体ないよ。ほら夏樹、もっと気持ち良くしてやるから、どんどん下品に喘げよ」

「あぁっ♡ AVの観過ぎっ……! あっあっ……♡ このへんたいぃ~~っ……♡ クズ野郎っ……」

「あ~……、夏樹のその表情最高っ、もっと色んな顔見せてよ。ほらキス好きでしょ? いっぱいしてあげる、ちゅっちゅっちゅっ」

「んんっ~~!」

 

 彼が腰を振るたび、あんあんと夏樹は喘いだ。彼に求められるたび、女性器から愛液は溢れ出た。そして彼にキスをされるたび、弱った心に温もりが満ちる。

 

 自分でオナニーするのとは全く違う性行為の快楽、それを悦んでしまうのは生物としての本能であり仕方のない事である。抗えぬ、子作りの心地よさ。女としての幸せを与えてくれる優秀なオスの精子を膣内に取り込みたいと、彼女の身体は意思とは無関係に反応していくのだ。

 

「あ゛ぁ……♡ やばぃぃ……♡ これ、気持ち良いっ、セックス嫌っ……あぁっ♡」

 

 彼女は高まっていた。このままへこへこと腰を振り続けられたら盛大にイってしまう。嫌だそんなの嫌だと我慢しながら自らの唇を噛みしめる。

 

「おおぉ……夏樹射精るぅ……」

「うあ……ぁ?」

 

 急に腰のピストン運動を止めて、幸せそうに身体をぶるぶると震わせている彼を見て、夏樹は不思議そうな顔をした。彼女の膣内にある肉棒が、ゴム越しに、びゅるっびゅるっと精の放出を行う。

 

「はぁ……はぁ……最高だったよ夏樹……」

「お……終わったの?」

 

 どうやら彼の射精が完了したようだ。ともあれ性行為が終わるのなら、それは喜ばしい事、このまま続けられては彼女自身、いけない扉を開いてしまいそうな恐怖心があった。彼同様にはぁはぁ息を荒げながらも一安心。処女を失った際の痛みがまだ残っていてある意味助かったのかもしれない……それが無ければ、何回もイかされたあげく、それこそ本当にセックスの快楽にこの身を染められ――。

 

「じゃ、もう一回シよっか!」

「え? ……お゛ぉんっ♡」

 

 どちゅんっ……♡ っと勃起ちんぽを子宮まで一気に突き挿され、夏樹は女の子が出してはいけない声を出した。

 

 最高で6Pまでした経験を持つ彼の耐久力は、そのへんのAV男優も真っ青な程優れている。その不落の要塞はカビ○ンやハピ○スのようだ、いやその例えはどうなんだろう。

 

「あ゛ぁっ……やばっ……イくっ……! あぁぁっ……♡」

 

 不意な一撃を食らい、油断していた夏樹の身体はビクビクと痙攣する。自慰行為とは比較できぬほどの快楽は、彼女の脳内を焼き切る様な絶頂を与えた。

 

「あー良かった、夏樹ちゃんをイかせられた……」

「はぁーっ……はぁーっ……!」

 

 彼女は酸素を求め呼吸を繰り返す。まるで高熱にうなされる重病患者のように、汗を流し顔を紅潮させながら、涙目になって彼を睨みつけた。

 

 敵意の視線を浴びても、彼はどこ吹く風で、無垢な子供のように笑いながら彼女を見降ろしていた。高校に入ってからずっと狙っていた最高級の女の子を自らの手で汚しながらもイかせられたことに達成感を感じているのである。

 

「まぁこっから先は何回もイかせて、引き返せなくしてあげる、んっ……」

「ん……、調子に乗らないで……」

 

 唇が重なったのはスタートの合図、二人は繋がったまま、2回戦が始まる。お互いが慣れてきたのか、最初の頃に比べてピストンのペースが速い。

 

 一度射精をしたことで、さらに持続力を得た彼の凶悪なペニスは、素直に快感のみを味わえるようになった夏樹の膣内を容赦なく蹂躙する。

 

「はぁあ~っ♡ こりぇっ……♡ ヤバっ、またイくっ……! いやなのにっ……♡」

「夏樹、可愛いよ、好きだよ夏樹。夏樹の膣内は最高に気持ち良いよ……」

「ぅぁっ♡ やめてぇっ……あっ、イくイぐイくっ……イく~~っっ♡♡♡」

「夏樹好きだ……世界で一番愛している、俺の女になれよ……」

「いやいやいやいやぁっ~~♡」

 

 単純に性交の快楽だけなら抗えたかもしれない。しかしこの男は、失恋で弱っている夏樹の心を溶かすように、甘い言葉を囁き続けた。

 

 長年想い続けた達郎に振られたことで、夏樹は自身に価値を見いだせないでいた。お前に女として魅力は無いのだと、言外に突きつけられた気がしていた。

 

 実際はそんなことはない。彼女は健全な男子生徒なら誰もが心を奪われる美少女でありながら、同学年の女子では太刀打ちできないほどエロい雰囲気を纏っていた。スレンダーだが柔らかそうな肉付きの良い肢体に加え、付き合いさえすれば従順になりそうな性格、恋愛に関しては疎く、男の言うことは何でも信じて色々仕込めそうである。まさに男の理想を体現したようなメスだ。

 

 だが、自己評価が低い彼女はそんな風に多くの男に下賤な視線を向けられてるとは考えていない。

 

「夏樹……君は本当に魅力的だよ。誰よりも、心も身体も、最高に可愛い」

「あっあぁ~……♡ 適当なことばかりっ……!」

「本当だよ……全部本気だよ、ちゅっちゅ」

「あんぁ~~♡♡♡」

 

 お世辞だろうが嘘だろうが、学校でも人気者の彼に散々褒められるのは悪い気はしない。女としての尊厳の回復に加え、校内の全女子が目を奪われる程の、認めたくはないがイケ面である彼が、切なそうな顔をしながら必死で彼女を求める姿を見るのは、黒い優越感も夏樹に抱かせた。

 

「あぁっ♡ ごめん……、ごめんなさい……、ごめんなさい……♡」

 

 夏樹は呟き続けた。誰に対しての謝罪か分からない。貞淑だった昨日までの自分へか、それとも好きだった達郎へか、はたまたこれまで大事に育ててくれた父へか。

 

 もう彼女は変わってしまったのだ。浅はかで醜くそして汚れた女だ。しかし、そんな彼女を愛し、求め続ける男が目の前にいたら、逃げてしまう、縋ってしまう。

 

「ほら、膣内が凄い締めつけてるよ……、またイこっか? 素直になれよ夏樹……」

「も、もっと、イっイきたいっ……♡ 嫌な事全部忘れるくらいっ……♡ もっと気持ち良くしてっ……あっあっあっ♡」

「分かった。少しペース上げるねっ……!」

「お゛っお~~っ♡ 奥突かれるの凄っ……♡ 気持ち良いよぉ~~っ♡ ぁぁ~~っ♡」

 

 まるでホストにハマってしまう頭の悪い女の子のように、夏樹は今この瞬間のみは、この快楽から逃げられないような気がした。

 

 こんなのは絶対によくない、それは分かっている。だからこそ、いけない事だからこそ、より強い快楽を得てしまうのだ。

 

 その後、初体験とは思えぬ程に、夏樹は乱れた。散々に彼に絶頂に導かれ、淫語を叫びながら、自ら腰を振っておねだりするようになった。

 

 こんなことするのは最初で最後だと、そう思いながら夏樹は彼の腕の中で嬌声を上げた。

 

 ……

 

 …

 

 コトが済み、体液をシャワーで洗い流し、彼に借りた依服を着た夏樹はただひたすらに後悔していた。

 

「あー……、何でっ……何で私あんなに」

「ほんとすっごい良かったよ夏樹ちゃん! 俺達またこうやってたまに会えないかな? どう?」

 

 そういって、彼は遠慮なく腰から手を回しながら、彼女の胸を、着ているジャージ越しに揉んだ。

 

 むにゅむにゅと、弾力がありながらも心地のいい柔らかさ。ブラをつけてないのでマシュマロのようにふにっと指が沈んでいく。

 

「馬鹿な事言わないで、こんなっ……、こんな最低なの今日だけだからっ!」

 

 怒りをあらわにしながら、夏樹は彼の手をべしっと弾いた後、距離をとった。ようやく理性が戻ったのだ。今日のことは最悪の記憶として彼女に刻まれるだろうが、もう全部忘れたかった。無かったことにしたかった。

 

「えー…残念だなぁ、じゃあせめて連絡先だけでも、ねっ? お願い!」

「……分かったわよ、やり方は最悪だけど、確かに失恋のショックは忘れられたわ。これはそのお礼だから、勘違いはやめて」

「えマジ? やったー!」

 

 彼は本心で喜んだ。しめしめ、これは夏樹ちゃんからそのうち絶対連絡来るだろうなぁ、と腹の中では相も変わらずクズなことを考えていた。

 

「家まで送ろうか?」

「結構です。本日は丁寧に身体を使って慰めてくれてありがとうございました! おかげで失恋より最悪な経験が出来ました!」

「えー、別に好きにすればいいって言ってたのに……」

「確かに私が短慮だった。だからあんたを恨むことはしない。お礼も言った。この件はこれで終わりだから!」

 

 ぶっきらぼうにそう言って、ずかずかと歩きながら夏樹は彼の部屋の玄関のドアを閉めた。ばたんと音が鳴り、後に残されたのは男一人。

 

 イラつきながら、頭を抱えながら、怒りと後悔に苛まれながら夏樹は自宅へと帰っていった。

 

 

◇◇◇

 

 

 それから六日後、二度と来ないと思っていた彼の部屋に、夏樹は居た。ベッドの上で、彼に肩を抱かれながら座っていた。

 

「嬉しいよ夏樹ちゃん、またこうして俺を逃げ道に選んでくれて」

「くっ……」

 

 顔を赤くしながら、彼女は悔しそうにそっぽを向いた。

 

 逃げ道とは正に言い得て妙だった。彼女は先ほど、父親と些細なことで喧嘩をして、家を飛び出してきた。言ってしまえば家出少女状態であり、持ち合わせも少なかった為、苦肉の策とばかりに一人暮らしの彼に連絡したのだ。"今日泊めてくれ"と。

 

 未だ制服姿で恥ずかしがっている夏樹を、彼は辛抱たまらんとばかりにベッドに押し倒した。

 

「まぁ俺の家に泊まるってことはこうなることも何となく分かってたでしょ? またいっぱいシようね」

「……せめて、一回だけにして、あんな最悪なこと、もうたくさんなのよ」

「OK!」

 

 チャラ男、意外と素直。半ば諦めたような彼女の発言に彼は了承し、服の上から彼女の身体をまさぐり始める。

 

「夏樹ちゃんキスしよっ、ちゅ~~」

「んむぅ……、んっ……」

 

 彼はいきなり、ぶっちゅうって感じの濃厚な口づけをかました。あーもう最悪だ、と夏樹は思いながらも、前回同様にお互い口内で舌を絡ませあう。

 

「ちゅっちゅ……」

「んんっ……あぁ~……♡」

 

 れろれろっ、ちゅっちゅ、はぁはぁっ……などと、聴覚を刺激するような淫らな音が聞こえる。音というのは馬鹿にならない。エロ動画を思い浮かべれば分かりやすいが、映像だけの視覚効果だけでなく、えっちな音声ありきの方が人は興奮するものである。

 

 彼からすると挨拶代わりのキスのようなものだったのに、いきなり目を潤ませながら発情している彼女を見て、彼は不安になった。こんなにチョロくて大丈夫かこの子?

 

 一瞬彼女の将来が心配になるが、彼は父親でも何でもないので、気にせず前戯に入ることにした。

 

 彼女の上に覆いかぶさって散々キスを堪能している彼は、スカートの中に手をつっこみ、ショーツの中にまで手を潜り込ませ、指を動かし女性器を弄り始める。

 

「ちゅちゅ……、夏樹ちゃんもう濡れてるよ、やっぱ期待してた?」

「へ……? そ、そんなわけないでしょ! 無駄口叩かないで、もっとキスしなさいよっ……♡」

「欲しがりだなぁ、ちゅっちゅっ……」

「んん~~っ♡ ちゅっちゅ♡」

 

 ディープなキスをしながら、彼はマルチタスクをこなす。片手でブラをズラしたあと、可愛らしいピンクの乳首を中心に彼女の胸を弄る。

 

 既に湿っている女性器の割れ目を指でなぞり。愛液を浸透させる様に表面を触った後は、膣口の中にぬぷっと指を入れる。

 

「あっあっあぁ……♡」

 

 にゅぽっにゅぽっと、まるで疑似男性器のような指の出し入れを何度も行う。乾いた状態で挿入したらお互い痛いし、彼は前戯に関しては丹念にじっくりやるタイプの男だった。若いくせにねちっこいとも言える。

 

「ほら、喘いでばかりいないで、夏樹ちゃんも俺のやつ触って! ちんぽでもおちんちんでもペニスでも何でも良いからそう呼んで!」

「ぁあっ……? ぉお♡ ご、ごめんね……おちんちん……触るね?」

 

 散々拒否の態度をとっていた癖に、コトを始めてしまえば夏樹は従順な女だった。ジーっとズボンのチャックを開けた後、ぼろんと飛び出た彼の立派な逸物をおっかなびっくり手で触る。

 

 しこしこしこっとバナナを触るくらいの力加減で手で擦りながら、相も変わらず夏樹はキスに夢中だった。むっちゅー。

 

 ものの数分で、夏樹の身体はビクビクと軽く跳ねる。指で気持ち良くイったらしい。彼の手に愛液がピュッピュッと飛ぶ。

 

「お゛っ~~♡ これっ……くぅ~~♡」

「……夏樹ちゃんさては自分で弄りまくったでしょ、凄いことになってるよ」

「はぁはぁ……、ほぇ……? 知らない、知らないもん……♡」

 

 図星であった。前回の性交以降、夏樹は日々悶々としつつ、期末前だというのにオナニー三昧の日々を送っていた。何をしてても頭に浮かぶのは煩悩、あの日の最悪な記憶。

 

 童話のお姫様のように丁重に持て成されたと思ったら、男の欲望を全力で叩きつけられた上に散々にイかされまくったのだ。そんな強烈な初体験を味わってしまったら、思春期の女の子としてはそのことで頭がいっぱいになってしまうのも仕方のないことである。

 

 今日だって、親と喧嘩したのだからと自分に言い訳しながら、心の奥底ではこの下種男に思いっきり組み伏せられて乱暴に肉棒を突っ込まれた揚句、めちゃくちゃにイき狂わせて欲しいと望んでいたのかもしれない。

 

「うわ下着ぐっちょぐちょ、脱がすね? 今更だけど制服もしわになっちゃうね。まぁ明日休みだしいっか……」

「あぁんっ、いやいやっ……♡」

「いやいや言っても駄目だよ、いくら恥ずかしくても、脱がさないとセックス出来ないんだから、ほら足曲げないで」

「やー……ちゅーしてぇ……♡」

 

 夏樹は大半の生徒からは姉御肌のママ気質だと思われがちだが、早くから母を亡くしたこともあって、本来の性格は実際の年齢より甘えたがりの女の子だった。

 

 そんな性格だからか、ある程度イかせると、彼女は本性を現し彼に甘え出す。軽く幼児退行しながら、我儘を言いだすのだ。困ったものである。

 

 彼はショーツに手をかけてずりりっと脱がし、足首辺りからすぽっと取る。彼の目の前には、モザイク無しの現役JKの生マン~薄めの陰毛仕立て~があった。では頂きますと、両手を合わせた後、彼は彼女の足を開かせ、その間に身体を差し入れる。

 

「あー……四季君のおちんちん……何度見ても凄いおっきい……お父さんのと全然違う♡」

「でしょうね。ほな、挿入しますんで」

 

 それはいつの話をしてるんだと彼は思ったが、軽く流した。

 

 彼はぬりゅぬりゅっと肉棒の先の部分を女性器に擦り合わせた後、ぬぷぷっと膣口に愚息の亀頭を入れ、そのまま腰を押し進める。

 

「やぁあんっ……♡ 入ってきてるぅ…♡ またセックスしちゃってるぅ……♡」

「おぉ、相変わらず夏樹ちゃんの膣内温かいなぁ……生だから前よりも形をしっかり感じる……」

「……ェ?」

 

 彼の思わぬ発言に、我に返って青ざめた夏樹は結合部を見る。彼の勃起おちんちんは全て埋まってしまった為、見ただけでは分からないが、膣内の感覚で分かる。完全に、ノンスキン状態で挿入されている!?

 

「やぁ!? 何でっ……!? ゴムしてよっ! やだ、こんなのやだっ……あっあっ♡ 動かないでぇっ……馬鹿っ!」

「いや~、やっぱ一回だけって話だし、出来るだけ気持ち良いセックスしたいなと思って、あ~……やっぱ生ハメ最高、極楽~……」

「あっあっ……♡ ふざけっ……馬鹿っ、万が一出来たらどうすんのよっ……! 抜いてっ……抜いてよ……!」

「気持ち良い~……夏樹ぃ~……」

「やぁっ……♡ ぱんぱんするのやめてっ! あっあっ♡ 嘘でしょ……いやぁ、誰か助けて……!」

 

 彼は彼女の腰を摑みながらぱんっぱんっと激しく腰を打ちつける。肉棒を膣内の奥へとこつんと当てて、嫌がる彼女の表情を見て悦に浸る。

 

 クズの名は宮園四季、四季のSはドSのSなのだ。

 

「おっおっ射精そうっ……! ペース上げるねっ……!」

「あ゛ぐぅっ……♡ たしゅけてっ……♡ 誰か助けてっ……♡ 許してっ、中出しはいやいやいやっ……♡」

 

 勿論嫌なのに、妊娠なんてしたくないのに、奥を突かれるたび、夏樹の頭から知性は消えていく。簡単に言えば気持ち良くて馬鹿になっていく。

 

「はぁはぁはぁっ……! 夏樹っ!」

「ぁっ♡ おっおっ♡ 気持ち良いっ……生セックス凄過ぎっ……♡ 抜いてっ……♡ あっあっあっ……♡」

「おっぉ~、射精るっっ!」

「あぁ~~……! 私もイっぐっっ~~……♡♡♡」

 

 射精の瞬間、彼は肉棒をにゅぽっと引き抜き、右手で持つとびゅびゅっと彼女の腹部へと精液をぶっかけた。ぱたたっとゼリー状の白濁液がかかる。

 

 彼とほぼ同時に絶頂した夏樹は、身体を弓のように曲げながら、足のつま先をぴーんと伸ばした。

 

 流石に彼とて高一でパパにはなりたくないし、勿論後で夏樹には避妊薬を飲んで貰うつもりである。

 

「はぁーっ……♡ はぁーっ……♡」

「あー気持ち良かった……」

「ぁあ……良かった、良かったぁ……!」

 

 ともかく膣内射精はされずに済んで、夏樹は心底安心した。……安心したせいか、気が緩んでブルっと身体が震える。突然の尿意だ。

 

「やばぁ……気持ち良くて……でちゃいそう……マズぅ……」

「え? マジ? おしっこ? まったく夏樹ちゃんは本当バブちゃんなんだからもーしょうがないっ!」

 

 これがAVなら布団の上でいくら垂れ流そうが全く問題ないが、生憎ここは一人暮らしの彼の部屋なので、彼は夏樹を即座にお姫様だっこした後ダッシュで風呂場へと運ぶ。

 

「あ~~っ、あ~~……恥ずかしいぃ……♡」

「本当にね」

 

 彼に抱えられ、浴室にぺたんと座った夏樹は、チョロチョロと黄金の聖水を垂れ流す。出し終わった後、彼はシャワーで床のタイルを軽く流した。

 

 彼女を持ち上げて「ほら、思いっきり出せよ」みたいなことはしない。彼はドSだが紳士なのだ。

 

 盛大にイけて、お小水も出して、夏樹はだらしない顔をしながら放心していた。「はぁ~……♡」っと温泉に入った年寄りみたいな声を出している。

 

 心ここにあらずの夏樹に対して、「ほらバンザイしてっ……」「あぅ? バンザーイ……」などのやり取りを挟んで、未だ上ははだけた制服状態だった彼女の衣服を全て脱がし、すっぽん(亀)ぽんにする。自身の着ていた服も脱衣所にポイした彼は、風呂場にて、彼女の柔らかい身体に抱きついた。

 

「あっ……♡」

「さっ、夏樹、えっちするよえっち、もう復活したから」

 

 密着した状態で、彼女の桃尻に勃起した肉棒をぐりぐりと当てながら、彼はそんなことを言いだした。ヤりたくてしょうがないらしい。

 

「いやぁ……♡ 一回だけ、今日は一回だけぇ……♡」

「ベッドではね、風呂場はノーカウント」

「なっなにそりぇっ……♡ ず、ズルいっ……んむぅ……♡」

「ちゅっちゅ、夏樹好き好き好き……」

「ぁあ~~……♡ 四季君っ……♡ 四季君四季君っ……♡」

 

 なんかもう色々と残念な感じの二人は猿のように盛り合う。風呂場で散々セックスした後は、結局ベッドでも何回かシだす。期末試験前に何やってるんだこいつら、こりゃもう駄目かも分からんね。

 

「夏樹っ、セフレになろっ……? いいだろっ……? なっ……?」

「やぁぁんっ♡ そんなのよくないっ……♡ セックスは好きな人とだけするのぉっ……♡」

「なんだかんだ俺のこと好きだろっ……? ほらっほらっ……」

「あ゛にゃ~~っ……♡ 嫌い嫌いぃっ……♡」

 

 こうして防音マンションの3LDKの一室には女の子のドスケベボイスが響く。

 

 多分次の日、夏樹は前日の自分の痴態を思い出して羞恥心で死にたくなるだろうが、まぁ色々と辛いことは忘れられたんでいいんではないでしょうかね。

 

 あとなんだかんだで今後も彼の家に来るなこりゃ。

 

 こうして、軽薄クズのチャラ男はセフレ(?)を一人GETしたのであった。やったぜピカチュウ!

 

 ちゃんちゃん。

 

 

◇◇◇

 

 

 おまけ

 

 夏樹がクズにいいようにされだしてから一カ月程経った。

 

 一方その頃、彼女の初恋の相手であった黒野達郎は(俺は、本当は夏樹が好きなんだ……!)などと真実の愛に気付いた。

 

 交際していた雪子と別れた達郎は、夏樹を公園に呼び出して告白した。付き合って欲しいと……!

 

「ごめんね……、達郎、私はもう、汚れた女なの……、達郎には相応しくないの……」

「え!? どういうことだよ夏樹!?」

「さよならっ……!」

「ま、待ってくれ夏樹ぃーっ……!」

 

 夏樹は頬を涙で濡らしながら、彼を拒絶した。その後連絡しても、会いに行っても、達郎は彼女に会うことは出来なかった。

 

 そして、夜の繁華街で達郎は偶然にも、信じられない光景を目にしてしまう……!

 

「夏樹……なんでだよ、嘘だろ……!」

 

 達郎は絶望した。

 

「あの清楚な元気っ子アスリート女子の夏樹が、校内一のチャラ男に腰に手を回されながら、ラブホに入って行くだと……!? しかも嫌々じゃなく、少しの期待と僅かな照れの表情で……、くそっくそっくそっクッソ~~! ホテルに入った後は、男に服を脱がされた夏樹は恥ずかしながらもオスの象徴をそのいやらしい肢体でたっぷりと咥えこんだ後、性の喜びを知るとでも言うのかよ……!」 

 

 夏樹……、どうして、どうして……。

 

 オレは、大事な物をマモレナ……カッタ……。

 

 

 BAD END1 信じていた幼馴染は既に他の男と……。

 

 

 





過去一でしょーもない話な気がしますが、ここまで読んだ変態不審者さんは高評価しろよな、勿論この作品だけじゃあない、作者のほかの作品もだ!
思いのほか好評だったら続きは書くかも。
https://syosetu.org/novel/260437/
ちなみに上の小説の二次創作みたいなもん。


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全然エロい雰囲気にならない子がたまに見せる一瞬の煌き

来栖「お前は何者だ! 一般投稿者か、R18投稿者か!?」
作者「どちらでも無い! 俺はカバネリだー!」

5人くらい高評価頂けたらと思ってたら、想定外に好評でしたので続き。



「あーっ! 雪子お前まさか冷蔵庫のケーキ食った!?」

「中々美味かったぞ」

「アンビリーバボー」

 

 夏樹が家出して四季の家に泊まりに来た日から2週間くらい経った夏休み初日、彼の家には同級生の女子生徒が遊びに来ていた。

 

 彼女の名は涼ヶ丘雪子、黒髪ショートカットで小柄、愛らしく幼い顔つきでおまけに起伏もない身体の為、パッと見は中学生くらいに見える少女である。ちなみに達郎という名の彼氏が居る。

 

 雪子は彼氏持ちの癖に一人暮らしの男の部屋に来て、ソファーで寝転びながら笑顔で漫画を読んでいる。それを見下ろすチャラ男は割と怒っていた。いくら仲が良くても人の家の冷蔵庫を勝手に開けて、悪びれもせずに人のケーキを食うなんて、ハッキリ言って信じられない、常識を疑うクソ女だ。

 

「な、なんだよそんな怒んなよ、ほらパンツ見せてやるから」

 

 少し焦った雪子は寝ながらスカートをたくし上げた。彼の目にピンク色の可愛いショーツが映る。彼は完全に舐められていた、とりま下着見せとけば許されるだろうと軽く見られてるのだ。

 

 彼にとって、女の子は二種類であった。ヤりたいか、そうでないかの境界線は明確に有り、ハッキリ言えばブスは家に来てもらう必要は全くない。

 

 そういう意味で言えば、見た目だけなら学年一可愛い雪子は、いくら性格と身体はしょーもなくとも、彼の第二の脳である下半身レーダーの射程範囲には余裕で入っている。雪子にも穴はあるのである。そんな子が密室でパンツを見せればつまりどういうことになるかというと……。

 

「雪子……!」

「えっ!? な、何すんだよ重ぇーよ!」

「はぁはぁ雪子……、お前が可愛過ぎて我慢できない」

「な、何発情してんだよこの馬鹿っ、いいから離れろ!」

 

 興奮した彼はうつ伏せの雪子の上にのしかかった。もうこれはOKサインだろと決めつけたらしい。童貞さんかな? 

 

「いいだろ雪子、俺実はずっと前から我慢してたんだよ。お前の事が好きで忘れられなかったんだ……」

「えぇ……」

 

 彼は大嘘こいた。リップサービスである。ちなみにこの二人、一年前の中3時代は結構いいとこまでいった関係である。恋のABCにおけるBまではいった。つまりはペッティング、ようは愛撫まではしたので互いに裸も見せあったし、なんなら彼の指と舌で彼女はイきまくった。

 

 だから彼が理性を失うのもいくらか仕方のない部分はある。以前ヤり損ねた女がこんなことしたらそりゃこーなる。

 

「ば、馬鹿言うなよ……、そんな、急に言われても……それに私、彼氏いるし……」

「うぅ……」

 

 彼女も満更でも無さそうなのでいけるとこまでいきたいが、彼氏、彼氏かぁ、と99%欲情していた彼に1%の理性が働く。

 

 彼は誰かの恨みを買うことは極力避けたいので、彼氏持ちとの性行為はNGなのである。

 

 少し悩んだ末、まぁ挿入さえしなければいっか、素股で抜こうと、彼は雪子のお尻を下着越しにもにゅもにゅと揉んだ。クズの倫理観は崩壊していた。

 

「やだっ……、ほんと駄目だってっ……、分かった、口で、口でなら……」

「え?」

「フェラするからっ、それで勘弁してくれ……、なっ……?」

 

 顔を紅潮させながら、雪子はそんなこと言った。彼女の中で、口なら浮気にならないらしい。この女の倫理観も割と崩壊していた。

 

 そして雪子のその言葉を聞いて、彼の愚息は縮みあがる。理性が戻り、欲情%はしゅんしゅんと下降していく。

 

 昨年雪子と最後まで出来なかった理由、それは彼女が口淫中、彼の肉棒を噛んだことが原因で喧嘩別れしたからである。その時の痛みが、彼の脳内にフラッシュバックする。

 

「……? ど、どうした?」

「ごめん、雪子、俺が悪かった。嫌がる女の子に無理矢理こんなこと……、紳士的じゃ無い」

「お、おぉ……?」

 

 謝りながら、彼は彼女から距離をとって、ベットの方へと座った。割と乗り気になってきていた彼女は梯子を外された気持ちになった。

 

「本当ごめん雪子、俺の理性が保ってるうちに早く出て行ってくれ……」

 

 ゾンビ物パニック映画みたいなことを言い出した彼を見て、雪子はソファーのクッションを持つと彼に思いっきり投げた! 

 

「こんな変態の巣、二度と来るか!」

 

 それは彼の顔にぼふんと当たる。急にヘタレたクズに怒りつつ、雪子は捨て台詞を吐いて彼の部屋を後にした。

 

 

 ◇◇◇

 

 

 それから五日後、二度と来ないと思っていた彼の部屋に、雪子はいた。ベッドの上で、彼に肩を抱かれながら座っていた。……あれ? なんかどっかで見たような光景。

 

「なんでだよぉ……、私の何が悪かったってんだよぉ……!」

「あーよしよし、雪子は悪くない、悪くないよー」

 

 実はこの娘、先ほど真実の愛に気付いた彼ピの達郎にこっぴどく振られた。誰でもいいからとにかく慰めて欲しかった彼女はこのクズに連絡したのだ。"今日泊めてくれ"と。……やっぱりどっかで見た事ある展開。

 

 彼としては、取りあえず先日の詫びの意味合いも込めて、雪子の望むような、歯の浮くような慰め台詞をかけ続けた。

 

 雪子は悪くない。一生懸命で頑張り屋さんで努力家。校内で一番可愛い。俺も一番好き。素の状態を俺にだけ見せてくれるのとか信頼されてるみたいで嬉しい。というか素の方も滅茶苦茶可愛いetc……。

 

 などと、まぁ本心なのか微妙なラインの甘い言葉を、べそをかいてる彼女を膝の上に乗せて、後ろから耳元で囁き続けた。

 

「適当な事言いやがって……、どうせそうやってチョロい女を食ってきたんだろ。私が騙されると思うなよ」

「本心なのに……」

 

 彼はあわよくばと思っていたので、中々警戒心が強い彼女の態度を残念がった。でも少し嬉しそうなのが隠しきれてないので、段々彼女の事が可愛く思えてきた。

 

 夜、だいぶ精神力が回復した雪子とゲームをして遊んだ後、やがて二人は就寝する流れとなった。

 

「別に、寝袋なんて用意しなくてもいいよ、お前のベッド広いし、今晩だけは一緒に寝るのを許可してやる」

「はぁ……さいですか」

 

 何で泊まりに来ておいてこの女はこんな偉そうなんだと彼は思ったが、美少女と添い寝出来るチャンスは逃せないので、では失礼して……っと二人は一緒のベッドで眠ることにした。

 

 深夜、暗闇の中、二人は枕の上で顔を合わせた。目と目が合う。心臓の鼓動が聞こえる。言葉は何もなく、二人の顔は少しずつ近寄っていく。

 

「んむっ……」

「んっ……雪子……ちゅっ……」

「んちゅ……、はぁはぁ……四季ぃ……」

 

 年頃の男女が同衾したら、何も起きないはずは無く……。二人は興奮しながら、ただひたすらにキスをした。舌を絡ませ、一年ぶりにお互いを求めあう。

 

 彼の手が彼女の胸へと伸びる。貸したジャージの上からふにふにと彼女の慎ましい胸の揉み心地を楽しんでいる。もう完全にお互い、そういうことをする気である。

 

「はぁはぁ……好きだよ雪子、ちゅっちゅ……れろっ……」

「あぁっ……れろっ、はぁはぁ……ヤバいぃ……凄いムラムラするぅ……」

「俺も、凄い興奮する。雪子が可愛くてしょうがない……」

 

 二人は互いに、着ている服をいそいそと脱ぎだした。お互い大事な所のみ隠すよう下着は履いているが、羞恥心より興奮が勝る。

 

「なぁ、一宿一飯の礼だ。お前のそれ、舐めてやるよ……」

「えぇ……いや雪子さん無理はしない方が」

「あれからスゲー練習したんだ。ハッキリ言って私のテク凄いから、一瞬でイかせてやる」

 

 雪子は、下着の上から分かるくらいギンギンになっている彼の愚息を指さしてそう言った。どうやら一年前の事は彼女のプライドに障っているらしい。彼としては恐怖心はあるが、彼女が右手の親指と人差し指で輪っかを作りながら、シコシコと上下に擦るジャスチャーをして、舌を出してレロレロと挑発的に見てきたので、不覚にもエロスを感じ、任せてみることにした。トラウマ脱却である。

 

 ベッドの上で大の字で仰向けになる彼の上に雪子が乗る。彼の目の前には女性器を守る最後の砦、白い太腿の間にあるレース付黒パンツ様があり、彼女の目の前にはこんもりとテントを張った粗雑な下着があった。

 

 俗に言うシックスナインの態勢で、二人はお互いを慰め合うことにしたらしい。

 

「ゆ……雪子ぉっ! んむぅ……すぅー……はぁー……、むっふぅ……ちゅばっちゅば……!」

「うわっ……♡ いきなり股間に顔押し付けんなよ! この変態、って……うお……でっか……」

 

 彼は興奮したまま、彼女のパンツ越しに女性器を舐めはじめる。柔らかい尻と太腿の感触、そして女の子特有の匂いと下着の布触り、全てが彼の興奮を高め、まるで犬のように一心不乱に舌を動かしはぁはぁと荒く呼吸をした。

 

 対する雪子は下着をずらした瞬間ぼるんっと飛び出た彼の凶悪な肉棒を見て驚いていた。一年ぶりの再会だが、まさにギンギンのそれは以前より凶悪になっている気がする。

 

「雪子ぉ……はぁはぁ……雪子ぉ……!」

「あっ♡ ……れ、れろぉ~……、んっ、れろ、れろっ♡」

 

 互いが互いの性器を舐める。浅ましくも下品に、ちゅぷちゅぷと水音を鳴らしながら、唾液を塗り込み、自分も相手も興奮させていくのだ。

 

 やがて彼は黒パンツをずり下げ、直接彼女のおまんこへと舌を這わせる。高一なのに未だに毛も生えていないぴっちり閉じた肉の穴、その割れ目をくぱぁと指で開いたのち、べろべろと舌を膣口へ挿れて、たまにクリトリスの方も弄りまわす。

 

 舌が動くたび、「うぅっ♡」っと雪子は艶めかしい声を上げて、お尻を浮かせた。快感から逃げようと反射で少しビクっとするのが可愛らしい。

 

「やぁっ……♡ そこ駄目っ……♡ き、気持ち良過ぎっ……♡」

「……クンニほんと弱いな、ほら、口の方も休まず頼むわ、ちんちん気持ち良いから」

「ちょぉっ……♡ 急に冷静になるな馬鹿ぁっ……♡ あ、ヤバ、ヤバヤバヤバっ……、もう来るっ♡」

 

 ぐちゅぐちゅと指と舌で散々刺激を送り続けたからか、早くも彼女に限界が訪れたらしい、それを感じた彼は、弄っていた動きを止める。一時停止! 

 

「なっ!? なんでやめんだよ……!? もっ、もう少しで……」

「いや、やっぱ折角だし雪子と一緒にイきたいと思って、続けてくださいな」

「うぅ……、れろれろ……、じゅるっじゅるっ……!」

 

 負けた気になったような気もするが、兎も角彼女は彼のモノをイかせようと必死に舐めしゃぶった。歯を立てず口の中に入れ、シコシコと手で擦る。簡単だ。あんなに練習したもん、姉ちゃんの部屋のAVで一杯研究したし、エロ本も一杯見たもん。っと今までの努力を思い出し、少し悲しくなってきた。

 

 彼としては、まぁ初めてにしては良いんじゃないっすか? 程度の刺激であり、元々の期待値が低かったので結構気持ち良く感じてはいるが、どうにもイケるかというと微妙なラインであった。

 

 しかし、まぁ雪子も努力してきたんだろうし、恥をかかせるのも忍びないと思い、彼は射精を決意した。何様だこいつは。

 

「んっんっ……♡ くっぽくっぽっ……♡」

「いいぞ、雪子、あーそろそろイキそう」

「ぎゅぽっぎゅぽっ♡ くぽくぽくぽっ……れろれろれろっ、早く射精しろっ……♡」

 

 肉棒を口に含んだ彼女は頑張って顔を上下に動かし、ぎゅっぽぎゅっぽと刺激を送る。

 

 彼は目を瞑り、再度雪子の秘部へと顔面を押しつけ、がむしゃらに舐めまわす。腰を自分から軽く突き出し、彼女の口を性器と思いながら、興奮を高めていく。

 

「あぁっ~~っ♡ あっ、んぐぅっ……!」

「はぁはぁはぁ……射精る……くぅっ……!」

 

 これは夏樹ちゃんのおまんこ、今俺は夏樹ちゃんとセックスしている。今目の前にあるのは夏樹ちゃんのおっぱい。それを揉んでいる! 

 

 自己暗示をかけ、妄想の中で彼は夏樹とセックスしていた。雪子の尻を揉みながら、彼女の口に性器を入れて腰を振る。イく為の努力だが割と最低だった。

 

「雪子ぉっ……射精るぅっ!」

「んごっっ♡ ぶぼっ……♡ うぶぅうう~~っ♡♡♡」

 

 びゅるるっどぷどぷっ……! っと彼女の口内に白濁液がたっぷりと吐きだされる。ほぼ同時に絶頂した彼の顔の前にも愛液がピュッピュッと飛び散る。

 

 雪子は身体をビクビクと震わせながら、射精中の彼の肉棒をしっかりと口に咥えたままで離さなかった。涙目になりつつも奉仕の心を忘れないところはとても健気だ。

 

「ん~……、んん~~っ♡♡♡」

「あ~気持ち良いぃ……あ、ほいティッシュ」

 

 恍惚の表情な彼とは違い、イけたのに苦しそうな雪子を見て、彼は何枚かそれを差しだした。受け取った彼女は口に溜まった精液をそこへどろぉっと吐きだした。

 

「ん……うべぇ……ぺっぺっ……、はぁはぁはぁ……♡ 精子出し過ぎ……いくら私が上手かったからって……」

「本当最高だったよ雪子、もっと好きになった……」

「うっ……、別に、クズに好かれたって嬉しくねーし……、てかお前やっぱ前戯上手いな」

「本番も試してみる? というか、収まりつかないわもう、あー……雪子好き好きっ……!」

「え、ちょまっ……あぁっ♡」

 

 微妙にお互いの体液で湿っているベッドの上で、雪子は押し倒されながら、吸血鬼のようになった彼に首筋を甘噛みされた。

 

「はむっ……ちゅっちゅ、雪子……いいだろ……?」

「う、う~~っ、……絶対痛くすんなよ……?」

「え? まさか達郎君とセックスしてないの?」

「……キスしかしてないし、初めてなんだよ」

 

 マジかと彼は思った。ただでさえ彼女は小柄なのにまだ処女かよ、絶対痛がるじゃん、と少し気持ちが落ちるが、興奮は衰えない。取りあえずお互いの性器が乾かないうちにヤった方が良いので、さっきから彼女の股にずりずりと擦りつけていた肉棒のポジションを整える。

 

 体勢を整え、下にいる雪子の太腿を持って、未だぐっしょりと濡れているロリまんに、不釣り合いな大きめの肉棒をあてがう。

 

「ぜ、絶対挿れんの無理だろこんなのっ!? サイズが全然……、え? てかゴムは?」

「雪子今日危ない日?」

「いや大丈夫な日だけど……、……? いや冗談だろ?」

「一説には生の方が痛く無いらしい。俺はその説を支持する!」

「は……? え? は?」

 

 混乱中の雪子に彼は腰を押しこんだ。ずにゅにゅにゅっと、生ちんぽは少しずつ膣口から呑みこまれていく。

 

「あぐっ……、股が、痛いって……ヘタクソ……!」

「おぉっ、穴は小さいけど思ったより膣内は広めだ。これなら全部入りそう……」

「やっ、ぐっ、くぅぅっ……!」

 

 本来学生の身で生挿入は禁忌である。彼もその辺は頭ではきちんと理解しているが、どうも今までブチ当てたことは無い為、危機感は欠如していた。

 

 思わぬ膣内射精をしてしまい、滅茶苦茶焦った中学時代の記憶もあるが、結局その後も痛い目に会わなかった為、彼はこう結論付けた。"安全日にピル飲んで貰えばまず妊娠はしない"と。

 

 そんな訳で久々の生ハメセックスは開始される。

 

「うぁ、雪子凄っめっちゃ気持ち良い……!」

「わ、私は痛ーよ……というか生で挿れんなっ……んむぅ♡」

「ちゅっちゅ、雪子好きだよ……ちゅー……」

「んんっ♡ ……ちゅっちゅ♡ そっ、そんなんで誤魔化されな……ちゅむぅ……♡ あぁ……♡」

 

 どうやら彼の心配は杞憂だったらしい、処女貫通をマジで痛がる子とそうでない子はぶっちゃけ運次第だが、雪子は体格の割にそうでもなさそう。もっとめちゃくちゃ泣き叫ぶかと思ってたのに、なんだじゃあ最初からガンガン突きまくったらぁっ! っと彼はキスで興奮しながら腰を振りまくる。

 

「ちゅっちゅっちゅ! 雪子ぉっ……! 雪子ぉっ……!」

「うみゅ~~っ♡ むちゅっ……♡ い、痛いって……♡ 駄目だってぇ……♡」

「好き好き好き、あー雪子可愛い、気持ち良いよ雪子、最高ーあ~……」

「あっあっあっ♡ 凄っ……♡ これ凄っ……♡ ああんっ……♡」

 

 ぱこぱこぱこっと彼は幸せそうな顔で腰をぶつけ続ける。なんか雪子に文句言われそうな時はひたすらベロチューして物理的に黙らせた。

 

 高校に入って、秋葉や夏樹と最高のセックスばかりしてきた彼も唸らせる程、雪子の穴は非常に具合が良かった。こんな気持ち良いならもっと早くヤっとけば良かったとも思うが、まだ一年の夏、まだまだ先は長いと、彼は既に彼女をセフレにする気で皮算用気味に喜んだ。

 

「ヤバっ……♡ クズちんぽっ……、めっちゃ私の膣内に馴染んできてるぅっ……♡ かっ……拡張されてるぅ……♡」

 

 彼女の言う通り、熱を帯びたどろどろのロリまんに馴染ませるよう、彼はストロークを抑え目に、ゆっくりとしたねっとりセックスを激しめにするという矛盾を上手くこなしていた。ずっちゅんずっちゅんっ♡ と根元まで肉棒を打ち付ける時もあれば、ぐりぐりと優しめに膣内拡張につとめる時もある。まぁようは本能のまま動きつつも雪子に合わせて気持ち良くしたわけである。

 

「ヤバっヤバヤバヤバぁ~~♡ あ~~っイぐイぐイぐっ~~♡」

「雪子好きだっ、ほらイけっ、ほらっほらっ!」

「気持ち良い~っ……♡ セックス凄いぃっ~~♡ イぐイぐあ゛っ~~~っ♡♡♡」

 

 びくびくびくっと雪子の身体が、電気ショックを受けたように跳ねる。汗を飛び散らせ、口から涎を垂らし、大声で嬌声を上げた。

 

「あへっ……♡ はぁーはぁーっ……♡ やばぁ初めてなのにぃ……あっあっ♡ 呼吸がきついぃ……♡ うあっ♡」

「少し休ませてあげるけどすぐ再開するよ、俺まだイけてないし」

「はぁはぁ……ま、まだ続くの? これ、無理だってぇ……」

 

 ピストン運動を止めた彼は、繋がったまま雪子の小さめの胸にぶっちゅうと吸いついた。セックス中もあまり揺れて無かったので寂しいし侘しいが、おっぱいはおっぱいである。夏樹と比べると貧相だが、一応ふるふると震えてはいた。彼にはそれがプリンに見えた。

 

「やぁっ……♡ 変態おとこっ……♡ どこ吸って……」

「ちゅちゅう……、んん~……ちゅー……」

「おっおぉっ♡ おぉ……♡」

 

 赤ん坊なんて可愛らしいのではない、強いて言うなら巨大な蚊のように、美味しそうに乳首に吸いついてくる彼に、雪子はキショさを感じたが、与えられる刺激が中々気持ち良いので、されるがままにした。

 

「もうそろそろセックス再開していい?」

「はぁはぁ……♡ い、いーけど、生はマズいだろマジで……」

「大丈夫、避妊薬飲めばまず当たらないから」

「ほんと……?」

「本当だって」

「ほんとにほんと?」

「本当に本当」

「ほんとにほんとにほん……あぁあんっ♡」

 

 あまりにしつこいので痺れを切らした彼は再度一番奥まで肉棒をがっつり突いた。

 

 そんな訳でぱんっぱんっと引き続き正常位の生ハメセックスは開始される。雪子も大概頭が悪い為、万が一な妊娠の危険より今の目の前の快楽に流されてしまうのだった。

 

「はぁはぁっ……雪子っ好きだよっ……雪子はどうっ?」

「あっあぁん♡ 知らないっお前みたいな変態っ……♡」

「ほら、言ってよ、好きでしょ俺のこと、好きって言えよ!」

 

 ぱんぱんぱんっと雪子の腰を掴んだ彼のピストンの速度が上がる。どうやら彼女の方からも愛の言葉を聞きたい模様。

 

「いやぁっ♡ 激しいっこんなのまたすぐイくっ……あっあっあっ♡」

「ほら早く言えよ! 本当は好きなんだろ俺のこと……おらっ」

「お゛っほっ……♡ あっ♡ 分かったぁ……いう、言うっ♡ 言うからっ……♡」

「雪子ぉ……ちゅっちゅ……」

「ちゅっちゅ♡ 好きっ……♡ お前が好きっ……♡ 愛してるぅ……♡ お゛っおぉっ……♡」

 

 うっとりとしたようなトロ顔で、彼女は愛の言葉を紡いだ。未だ自分の上で腰を振る彼と恋人繋ぎでキスをしながら、すぐに来る絶頂の波を迎えようと、されるがまま、腰を打ちつけられるがまま、身体をビクビクと軽く痙攣させる。彼女に出来るのは喘ぐだけ、もしくはキスをするだけである。

 

 このままイケれば甘甘とろとろセックス一丁上がりだが、彼は性行為中はSスイッチが入っているので、しっかり言葉責めを欠かさない。

 

「達郎君とどっちが好き? さっき別れたばっかの彼氏と比べてどう?」

「なぁっ!? や、やめろぉ……♡ あいつの名前出すなぁっ……♡」

「おぉ、膣内締まった。めっちゃ気持ち良いぃ~、やっぱ雪まんめっちゃ名器だわ、あー癖になっちゃいそ……あ~~……」

「イぐっ……♡ まらイぐっ、あっ♡ 来た来た来たっ……あっあっ♡ ちんぽも膨らんできた……これ来るっ♡ 射精も来るっ♡」

「どっちが好きなんだよ雪子! ちゃんと言えよ、言わなきゃここで終わりにするぞ……!」

「あ゛ぁっ♡ 四季ぃ……四季が好きぃ……♡ 達郎なんてもうどうでもいいっ……♡ このちんぽが好ぎぃ♡ あっあっあ゛~~♡♡♡」

「うぅっ……!」

 

 びゅるっびゅるびゅるっっ!! 雪子の膣内に入っていた肉棒から溜まりに溜めた精液は溢れ出る。ドクッドクッと彼女の中で脈動しながら、彼は天にも昇れそうな心地よさを味わっていた。

 

「あ゛ぁあ~……イッってうぅ……♡ めちゃくちゃイッてるぅ……♡ 身体おかしくなってる、熱いのも私の膣内に出てるぅ……♡」

「はぁはぁ、雪子……めっちゃ気持ち良かったよ。ふー……達郎君も勿体ない事してんなぁ、こんな具合良いのにヤらずに別れるとか」

「はへっ……♡ はへっはへっ……♡」

「無視すんなよー」

 

 兎にも角にも性行為が終わる。お互いに気持ち良くなって、愛の言葉も聞けた。互いに満足し、失恋の痛みも塗りつぶす程の快楽を得ることが出来た。

 

「さ、お風呂場行くよ、お互い汚れちゃったからね。洗わないと……」

「……はへぇ?」

「大丈夫、しっかり身体の隅々まで洗うからね……」

「あ……♡ あぁ……♡」

 

 笑顔でそう言う彼に、雪子はなんとなくこの後もめちゃくちゃにされる事を察して、逃げ出したくなるくらい怖くなった。しかし、そんな彼女の想いとは裏腹に下腹部の方はきゅんきゅんと疼き、間違いなく期待していた。

 

 彼は全裸の雪子の軽い身体を持ちあげ、お姫様抱っこで風呂場へと運ぶ。……やっぱりどっかで見た光景だ。となるとお次は……。

 

 ぱんぱんぱんっと案の定風呂場でもセックスは始まる。まさに彼は獣だった。

 

「雪子気持ち良いっ? バックで突かれるの気持ち良いか聞いてんだよ、ほら答えろよ!」

「お゛んっ♡ お゛ぉっ♡ 気持ち良いでしゅっ……♡ 好きっ好きでしゅっ……♡」

 

 風呂場にて、彼は雪子を立ちバックで犯しまくっていた。彼女の柔らかい尻肉にぱんぱんと腰をぶち当て、膣内の一番奥まで肉棒を突き挿れるのは、征服感が凄くて最高に気持ちが良かった。普段生意気なメスの雪子を好きなように犯せるのは至高の快楽である。

 

「また射精るっ、あ~~っ……」

「おっ……おぉおおっ♡♡♡」

 

 全身を密着させ、彼女の胸を後ろから鷲掴みながら、彼は気持ち良くびゅるると膣内射精をした。ずっぷりと入っている彼の肉棒から、膣内に染み入るように白濁液は溢れ出る。それらが膣内に残った状態で彼は腰を振り続けるので、結合部で泡立った精液がぶぴゅぶぴゅと下品な音を奏でた。

 

 その後も、雪子の身体を気にいった彼は何度も犯しまくった。出来れば今後も関係は続けたいので、ついつい苛めちゃった後もちゃんと優しくした。

 

「雪子、色々ごめんな。好きだよ……、ちゅっちゅ」

「ちゅ♡ 好きぃ……♡ 私も、今日だけは、恋人ぉ……♡」

「えー、今日だけじゃなくてさ、また俺の家に遊びに来いよ。そん時もこういうことしようぜ、ちゅ」

「んちゅ……、そ……そんなのセフレじゃっ……んっっ~~♡」

「ちゅっちゅ、いいだろ、なっ?」

 

 ベッドの中で、彼女を逃がさないとでも言うようにギュッと抱きしめる彼の温もりに、失恋後の弱い心は流されてしまう。いやそれすら言い訳で、単純にこの最低男にもう心を奪われてしまったのかもしれない。

 

 茹だった頭で、雪子はこくんと頷いた。

 

 

 次の日、裸の二人はほぼ同時に目を覚ました。昨晩はなんかとんでもないことになった気がするが、起きて冷静になるとお互い少し気恥ずかしい。

 

「まだ、達郎君のこと忘れられない?」

「……当たり前だろ、別れたの昨日の今日だぞ」

「そっか、じゃ朝勃ち凄いし、もっかいヤりまくろーっと!」

「えぇ!? 馬鹿っ……あ゛にゃぁ~~♡♡♡」

 

 こうして彼はまた、一人の女の子を悲しみから救い出した。

 

 新たな仲間(セフレ)を得て、彼の長い旅はこれからも続いていく──! 

 

 ちゃんちゃん。

 

 

 ◇◇◇

 

 

 おまけ

 

 3LDKの四季の家、今日も彼のキレ気味の声が響く。

 

「あーっ! 雪子お前まさか冷凍庫のアイス食った!?」

「中々美味かったぞ」

「ふざけんな!」

 

 つい先日に濃厚なえっちをしたばかりというのに、どうも二人の関係はあまり変わらなかったらしい。相も変わらず雪子は無礼千万の態度な上、我が物顔で部屋に居座っている。

 

 激おこぷんぷんな彼の様子を見て、彼女は立ちあがると同時にスカートをたくし上げる。

 

「そんな怒るなよ……、ほら、またヤらせてやるから……♡」

 

 ススッと上に捲ったスカートの下にあるのはパンツでは無かった。そこにあったのは相変わらず毛の生えていない綺麗なロリまん。既に蜜を垂らしながら、オスの欲望を叩きつけられるのを今か今かと待ち望んでいる。

 

 そんないやらしい雪子の姿を見て、彼は理性を失い、そして二人はベッドで今日も盛り合うのである。

 

 元彼である達郎が見たこともない様な、いやらしくも恍惚の表情で、彼女は嬌声を響かせるのだ。

 

 

 

 BAD END2 別れた元彼女は、俺の知らぬ間にクズのセフレへと堕ちていく……。

 

 





こんなに高評価もお気に入りも来るとはマジで思わなかった。
これも監督の演技指導のおかげだね。
というわけで続きが見たいと思ったやつは以下略☆


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優しい王様になるのだ

作者「バオウ・ツヅキダーッ!!」

なんか日間一位とかにもなってて凄いと思いました(他人事)
今話は長いし埋もれさせようと思ったけどせっかくなので。


 宮園四季は爛れまくった夏休みをエンジョイしていた。セフレとの日常生活が楽しくてしょうがなかった。

 

 彼の一番のお気に入りは勿論夏樹であり、その理由は身体だけでなく性格も含まれる。人並みに貞操観念のある夏樹は未だに口では嫌がりながらも、連絡が来れば必ず彼の家へと足を運んでいた。勿論彼もストレートに誘う訳では無く、「宿題手伝って」とか「映画一緒に観よう」とか言って、取りあえず部屋に来て貰えば、後は襲いかかれば簡単に身体を許してくれるのに、彼女本人はセフレなどという認識ではないとこが非常に興奮するし可愛いと彼は思っていた。

 

 雪子は真逆で、「今日ヤろう」とか「えっちしよ」とか、醤油取ってくらいの気安さで声をかけると、彼女はやれやれしょうがない……みたいな態度を取りつつも性行為に至れるようになった。俗に言うさせ子状態なので、セフレとしては理想形である。

 

 他にも何人か手を出している子がいるのだから、本当にこの男は最低だった。クズ極まっていた。達郎の爪の垢を煎じて飲むべきである。

 

 誰もが羨む幸せな毎日だが、彼の欲望は留まることを知らない。そろそろ次のステップに進みたいなぁと、まーたロクでもない事を考えるのである。

 

 そんな感じで日常回が始まります。どんっ。

 

 

◇◇◇

 

 

 夏樹と雪子は女子バスケ部の合宿に参加していた。5泊6日間、避暑地で散々バスケ三昧である。 

 

 一日中運動して疲れた後も、同じ釜の飯を食った仲間達と布団の上で語る時間はある。深夜、5人部屋の一年の女子部員達は猥談をしていた。

 

 ずばり議題は処女か否か、品の無い会話である。素直な夏樹と見栄っ張りな雪子は正直に答えた。自分はもう経験済みだと。他の3人は驚いた。

 

 夏樹は思った。(雪子もうシちゃったんだ、多分相手は達郎なんだろうな)などと、好きだった幼馴染と親友の性事情を考えてしまい、少し複雑。

 

 雪子は思った。(夏樹、もしかして達郎ともうセックスしてんのか、うわ考えたくねー)などと、別れた元彼と親友の(以下略)。

 

 だが、二人は親友である。男の取り合いで敗れたからといって、お互いを恨むことはしないので、喧嘩なんてことにもならないのだ。

 

 実際は彼女達の想像は少し間違っているのだが、それを知ることになるのは少し後の話である。

 

 しかし、合宿中に猥談というのはよくないなと雪子は思った。なんせ禁欲生活中だ。部員の目もあるので自慰行為なんて出来やしない。下手にムラムラしてしまうと発散出来ないのだ。

 

 夏休み中は散々クズと爛れた日常を送っていた彼女は決心していた。この合宿終わったらあいつの家行こうと。

 

 

 やがて地獄のデスマーチが終わり、雪子は一度荷物を置きに家に帰って着替えた後、しょっちゅう入り浸っている彼の家へと向かい、インターホンも鳴らさずに部屋に入るとそこには信じられない光景が広がっていた……。

 

「お゛ぉんっ……♡ 四季君っ……♡ 好きっ好きなのぉ……♡」

「はっはっ、……おお雪子来たのか」

「……え? なっ……何で雪子がぁ!? 嘘っいやぁ! 見ないでぇっ……! あっあっ♡」

 

「な、な……?」

 

 今までクズと愛を確かめ合った、ある種神聖ともいえるベッドの上にいたのは親友の夏樹だった。

 

 一糸纏わぬ姿の彼女は四つん這いの姿勢で、バックから男の肉棒を女性器で咥えこみながら、今まで見たことのないようなだらしない顔で喘いでいた――

 

 

◇◇◇

 

 

 遡ること約30分前、夏樹は合宿終了後に直接彼の家に行った。いつものように連絡が入ったのだ。"宿題が終わらないから助けて欲しい"と。

 

「夏樹ちゃん一週間ぶりくらい? かなり久々だね。合宿でお疲れのとこ本当ごめんね、疲れてない? ま、入ってよ」

「……初めに念を押しとくけど、変な事しないでよね。あんたがどうしてもって言うから、嫌々、しょーがなく来てるんだからね」

「しないよ変な事なんて」

「……どーだが」

 

 憮然顔の夏樹は疑わしそうな目で彼を見た後、部屋に足を踏み入れた。

 

 そして夏樹が彼の部屋に入った時、背後にいた彼は彼女を優しめに後ろから抱きしめた。一瞬ギョっとした夏樹だが、数秒前の発言をもう忘れたのかと流石にこれにはモノ申しそうになった。

 

「たった数日会えなかっただけで、本当に寂しかった。夏樹ちゃんが嫌がることは絶対しないし、変な事もしないから、少しの間、こうして抱きしめさせて……」

「……うっ」

 

 たかが合宿の数日間会えなかっただけで、まるで年に一度しか恋人に会えない彦星のように、恋い焦がれて切なさそうに力を込める彼の様子に、どうもお人よしの彼女は絆されてしまい、されるがままになってしまう。彼女はこれは演技だとかの可能性は考えないのだ。

 

 というか夏樹の認識として、この男は自分にべた惚れだと考えていた。いつも性行為中は好き好き言ってくるし、やたらとキスばっかしてくるし、たまにこうして不意打ちハグしてくる。ここまでされたら、いくら鈍感な私だって気付く。こいつは私にべた惚れ。などと考えていた。

 

「夏樹ちゃん……、好きだ……、大好きなんだ……」

「……うぅっ」

 

 耳元でぼそぼそと、堪え切れないとばかりに愛の言葉が飛び出す。彼の好意が体温から伝わって来る。段々と部屋に甘ったるい空気が漂い始めている。

 

 やがて彼は「夏樹ぃ……!」っと彼女と一緒にベッドへと倒れ込む。「いやっ」と短い悲鳴が上がり、彼は仰向けの彼女の上には覆いかぶさった。

 

「駄目っ、駄目よ……四季君、約束したでしょ……、変な事しないって……」

「ごめん。夏樹ちゃんが大好き過ぎて、やっぱり我慢できない。ここから先のことは、俺を恨んでいい、嫌いになってもいい。それでも俺は君の事が好きなんだ!」

 

 まるでドラマのワンシーンのように、迫真の真剣な顔を作った彼は世界の中心で愛を叫んだ。彼は悪ノリしやすい男なので、少し場の空気に酔いつつ、夏樹の口目掛けて顔を近づける。

 

「そ、そんなのズルい、そんな風に言われたら、あ、駄目っ……んむぅ♡」

「んっ……んちゅ……」

 

 渾身の右ストレートのように、脳内を揺さぶるような濃厚なキスが決まる。彼の十八番でもある愛と情欲が混じり合ったそのキスは、夏樹はどうも弱かった。これをされるともう流されてもよくなってしまう。何せ悪いのは抑えの効かない彼なのだから、この後に無理矢理されても彼女自身にはどうしようもないのだ。だからこれは仕方のないことだと、免罪符のようなキスを受け入れる。

 

 たっぷり数十秒、あむあむと、顔の位置をズラシながらも貪る様に唇は合わさる。

 

 そこから先は、前戯タイム突入である。最初は夏樹の服の上から撫でるように胸を触っていた彼の手は、やがて服の下からするりと入って、片手でブラのホックをぷちっと外した後、彼女の豊かな乳房を直接触り始める。空いている方の手も彼女の股ぐらの方に伸びて、色々弄っている。

 

 もみもみ、ぐちゅぐちゅと、まさにオスの欲望ダダ漏れで、彼は彼女の肢体を好き勝手に蹂躙していく。

 

「駄目ぇ……駄目ぇ……♡」

「夏樹好きだ……、愛しているんだ……」

「嫌ぁ……嫌ぁ……♡」

「可愛いよ夏樹、好きだ好きだ好きだっ……!」

 

 夏樹の言うことは半ば無視しつつ、一枚一枚丁寧に、前戯を挟みながら少しずつ少しずつ彼女の服は脱がされていく。やがてお互いが全裸監督になる頃には、彼女の受け入れ準備もばっちり整っていた。ゴムを装着した彼は彼女に密着し、愛液垂れ流し状態の膣口へぐりぐりと肉棒を擦りつけていた。

 

「え、えっちは駄目ぇ……♡ 四季君……しゅ、宿題……しなきゃ……♡」

「はぁはぁ、夏樹のあそこ、凄い濡れてる……、我慢出来ない!」

「あぁ……! そんな、おちんちんガチガチになってる……♡ また無理矢理されちゃう……レイプされちゃう……♡」

 

 前提として夏樹が嫌がっているのはほとんどポーズなので、第三者の目線から見たら茶番臭いやりとりであるが、セックス前はお互い雰囲気作りというものが大事なのだ。何せここは二人だけの世界なので、いくら恥ずかしいやりとりをしても問題無いのである。

 

 この部屋に来たら結局ヤることになるのは分かってる筈だし、一週間近い禁欲生活で溜まってるであろう彼女の方もヤりたい筈なのに、決して自分からセックスしたいとは言わないのは彼女らしいし、乙女っぽい。

 

 兎も角二人の愛の営みは始まる。彼女の股ぐらにある女性器、その穴に愚息の亀頭をあてがった彼はウキウキ気分で腰を突きだした。やはり最初は正常位である。

 

「夏樹ぃっ……!」

「お゛ぉっ♡ き、きたぁっ……!」

「うぉ、いつもよりあっつい……やべめっちゃ気持ちよっ」

 

 彼のはちきれんばかりに膨張した肉棒は膣内のいきなり奥までずっぷりと挿入される。およそ一週間ぶりの二人のセックス。お互いその気持ち良さに体を震わせて悦んだ。想定以上だった膣内の快感に彼も一瞬素に戻ってしまう。彼女の方も嫌々言ってた割に嬉しそうな顔をして挿入の快感に喜んでいた。

 

「あぁっ♡ こ、これっ……♡ 久し振りのおちんちんっ……♡ 膣内で熱くてっ、固くてっ……♡」

「き、気持ち良いよ夏樹、動かすからなっ!」

「あっ♡ 駄目なのにぃっ……! あっあっ♡ また、腰ぶつけられてっぱんぱんって必死にっ……♡」

「はぁはぁ……やっぱ夏樹の身体最高だよ……、あー腰止まんね、あ~……」

「お゛っほっ……♡ そ、そこ駄目っ……! そこ弱いっあっあっ♡ あ゛~っ……!」

 

 彼が腰を動かすたび、ぎしっぎしっとベッドが軋む。やはり久々にするセックスはいつも以上に快感を得られるようで、夏樹も彼も余裕を失くしながら性の喜びを知りまくる。まだ始まったばかりなのにお互いラストスパートのようにぱんぱんぱんと激しく腰をぶつけながら叫んだ。

 

「夏樹っ、キスハメしよっ、ほらちゅっちゅっ」

「ちゅむぅ♡ んっんん~~っ♡ んん~っ……♡」

 

 正常位スタイルだった彼が、夏樹を組み伏せるように繋がったまま体を密着させる。彼女の柔らかい肢体、特におっぱいの感触を胸板で感じつつ、彼女とキスしながらずちゅんずちゅんっと腰を叩きつける。細かいテクニックを完全に捨てた、まさに性の暴力とも言えるような全力の種付けピストン、口を塞がれた夏樹は上からも下からも襲いかかる快楽の渦に完全に溺れていた。

 

「ちゅぅっ……♡ お゛っ……! しゅきっ♡ あっあっ♡ 四季君しゅきぃっ……♡ しゅきなのぉっ……♡」

「あー膣内熱々のぐちょぐちょでほんと気持ち良いっ、もう射精るっ……!」

「い、イくのっ? 射精するのっ? わ、私ももう来るっ……! 一緒にっ、一緒にぃっ……♡」

「あぁ一緒にイこう夏樹っ、うぁっ……!」

「好き好き好きっ♡ あーイく、もうイくっ♡ あ~イく、イくイくイッくぅ~~♡♡♡」

 

 膣内に埋まった彼の肉棒が、びゅるびゅると熱い精液をゴム越しに出すのとほぼ同時に、夏樹は身体をビクビクと震えさせながら彼にしがみついた。セックスが開始されてまださほど時間も経過していないのに、お互い気持ち良く絶頂出来たらしい。

 

 どくっどくっ、びくっびくっ、と身体が言うことを聞かない。それすらも気持ち良い。ごたごた言ってもこの快感を知ってしまったらもう今までの生活には戻れない。

 

 彼はにゅぽっと肉棒を女性器から引き抜き、ゴムを外して確認するとかなり濃いのが大量に出ていた。いやー出した出したと一息つきながら、それをティッシュで包んで脇に置いた。

 

「……夏樹、気持ち良かったよ」

「うぁっ♡ はぁはぁ……、四季君……私も、私も凄い良かった、好き、好きなの……ちゅっちゅ♡」

「んちゅ……、今日もいっぱいイチャイチャしような……」

「うん……するぅ……♡ いっぱいキスして、抱きしめてもらって、撫でてもらって、いっぱい愛してもらうのぉ……♡」

「可愛いなぁ夏樹ちゃんは、よしよし」

 

 はぁはぁと、二人は呼吸を整える。余韻が結構激しく、彼にしては珍しくすぐに二回戦に移れない。「夏樹ちゃんまた胸おっきくなった?」「四季君がいっぱい揉むから♡」などと、昨今エロ漫画でも中々お目にかかれない会話を挟み、二人は発言通りイチャつきながら裸で抱きしめ合っていた。

 

 豊満な胸を揉みながら、彼女の体温を感じていると、やがて彼の愚息がむくむくと起き上がる。

 

「あ、また大きく……」

「うん、もっかいシていい?」

「いいよ、私の身体全部……胸もあそこも、四季君のしたいようにして、好きなだけおちんちんスッキリさせていいよ♡」

「な、夏樹ちゃん……」

 

 なんて健気なんだ。こんな子の身体を好き勝手するなんて本当に俺はどうしようもない奴だと、彼は一瞬だけ改心しそうになるが、あくまで一瞬だけである。

 

「じゃあ、四つん這いになってお尻を俺の方に突き出して、後ろから犯したいから」

「うん。分かった」

 

 素直で従順になった夏樹と共に二回戦が始まる。四つん這いの夏樹に後ろから挿入する、立ち膝姿勢でのバックハメである。ぎしっぎしっあんっあんっ! っと、そんな感じでセックスを開始してすぐに、彼の部屋には来客が来る。雪子である。

 

 さてさて。そして時系列は元に戻る。

 

 雪子は目の前の信じられない光景に言葉を失っていた。親友の夏樹は全裸で? 何故かクズとセックス? 達郎は? どういうことだってばよ……?

 

「悪いな雪子、親友の夏樹ちゃんはこの通り、俺の女になったのさ」

「ち、違うっ……! これは違うのぉっ! あっあっ♡」

「ほら雪子も突っ立ってないでこっち来いよ。いつもみたいにキスしようぜ」

「なっ……うそっ!? お゛っ……♡ まさか、雪子もレイプしたのっ……? 最低っ……! あんたみたいな変態の悪魔、絶対許さにゃあ゛っ~~っ♡♡♡」 

 

 なんか寝取り男みたいな台詞を吐きながらも夏樹の尻にぱんぱんと腰をぶつけているクズを見て、雪子はなんとなく状況を理解しつつあった。

 

 夏樹とクズは気付かぬうちに肉体関係があり、今も冷静なこの男は3Pをしたいが為、この状況を作りだしたのだ。

 

 なんという最低の男か、こんな下種野郎は一発殴ってやる。と、未だ痴態を見せつけられている雪子は拳を握りしめた。怒りを、憎しみを、女を舐めてるこのクズにぶつけなければおかしい状況だ。しかし。

 

「あ゛~~っイくっ♡ おちんちん深いとこ突かれてっ……! 気持ち良過ぎあっ~~♡」

 

 ごくりっ……、と雪子は唾を飲んだ。彼女の中に渦巻く感情は怒りでも憎しみでもない。それは嫉妬であった。あの夏樹が見たことないだらしない顔して、クズちんぽあんな深くまで咥えこんでいるなんて、とメスの顔をしている親友が羨ましいと思ってしまっていた。いつから二人に肉体関係があったか知らないが、夏樹も自分同様の禁欲生活を強いられていた。そんな状態でクズとセックスしたら、一体どんなに気持ちが良いのだろうかと、雪子ははぁはぁと目の前の非日常的な情事に興奮していた。

 

 自分も愛して欲しい。いつも以上に激しく、滅茶苦茶に、などとリビドーが溜まっている脳内がピンクに染まっていく。

 

「早く服脱いでこっちこいよ、口元が寂しいんだよ」

「やぁっ! 駄目ぇっ……! 雪子ぉっ、今のうちに逃げてっ……! あっあっ♡ 私がこいつを抑えてるうちにぃっ!」

 

 まさに悪魔と天使の声。だが、発情し始めた雪子の耳にはもう、悪魔の命令の声しか聞こえない。経験上、彼の言うことを聞けば、自分はイき狂わされることを彼女は理解しているのだ。

 

 ぱさっ……、っと雪子は服を脱ぎ始める。クズを興奮させようと思ってわざわざ着てきた、胸元の開いた白のワンピースを脱いで、少しジャンプしただけで下着が見えそうなミニスカを外し、ほとんど紐のようなスケベ下着も脱ぎ捨てて生まれたままの姿になると、彼女は夢遊病患者のようにふらりふらりと彼の元へと歩みを進める。 

 

「な、夏樹ちゃんを離してっ……、わ、私が代わりになるから……んむぅっ♡」

「ちゅっちゅ、あー雪子可愛いなぁ……ちゅっ~」

「むちゅ♡ ちゅぷっ……はぁ♡ これぇ久々っ……、やっぱこれ好きちゅっちゅ♡」

「そ、そんなぁっ……! どうして雪子、どうしてっ……あぁんっ♡ あ、そこそこそこぉ♡ くぅ~~っ♡」 

 

 こうして濃厚な3Pが始まりを告げる。彼は夏樹の腰を片手で摑みバックで突きながら、雪子の女性器を空いた方の手で弄り始めた。縦一本筋の割れ目は指を入れただけでくちゅりっ♡ と水音が鳴る。おまけに雪子にベロチューをしながらなので、マルチタスクを同時にこなす彼は普通に凄かった。けん玉しながらキーボード打って舌でサクランボの茎を結ぶようなものである。

 

「あぁ……♡ 四季の手熱いぃっ……ぐちゅぐちゅって、指が私の膣内にぃっ……♡」

「どろどろだな雪子、ほらキスしながら手マンでイかせてやるよ、ちゅっちゅ~……」

「むっちゅ♡ ちゅっちゅ♡ れろぉ……、あぁっ♡ そこ摘んじゃ駄目だっ! クリちゃん駄目ぇっ……♡」

「やぁあっ♡ おちんちん膣内でどんどんおっきくなってるぅっ! 四季君興奮してるぅっ……! や、やめてぇっ! 私以外の女の子に興奮するのやめてぇっ! お゛っおっ♡ 私だけ愛してよぉっ……!」

 

 大変だとか面倒だとかそんな気持ちは一切ない。これは彼が望んだ理想の状況。最悪二人からキレられるというリスクもあるにもかかわらず見事その手で勝ち取った栄誉ある3Pなのだ。リスクは百も承知、これは制約と誓約、リスクはバネ、より強い快感を得る為ならこのくらいの賭け、通して見せる!

 

 雪子とちゅっちゅするたび、未だ夏樹の膣内を突いている肉棒がさらに膨張していく。最上級美少女二人との淫靡な宴は彼の興奮をどんどん高めていく。セックスの人数は足し算では無く掛け算式で、多ければ多い程興奮するのだ。

 

「ちゅ~……ちゅぽっ、あーっ気持ち良い~っ、そろそろまたイきそうっ、夏樹っペース上げるぞ!」

「あっあっあっ♡ は、激しっ♡ 膣内でおちんちんおっきくなってっ♡ もうイぐっほんとにイぐっ♡ お゛っおぉんっ♡ イっぐ~~っっ♡♡♡」

「ヤバっ手マン気持ち良ぃ~……あ~っもうイくっ、私もイくっ……! あ~っ……♡ あ~~っ♡♡♡」

「うっ射精るっ……!」

「「あ゛あ゛ぁ゛~~っ♡ イっぐぅぅ……♡♡♡」」

 

 三者三様だが本質は変わらず、全員が理性をかなぐり捨てて目の前の快楽に没頭し、浅ましい獣たちは叫び声を上げながら全員が達した。

 

 びゅるっびゅるっと吐精を行いながら、彼はむちゅ~っとうっとり顔で、ビクビク痙攣している雪子のちっぱいを口に含んだ。バックハメをしながらおっぱいを吸うなんて贅沢は女の子が一人では決して出来ない、二人だからこそ可能なのだ。これぞチームプレイであり、3Pならではだ。いやー極楽である。

 

「はぁはぁーっ♡ あぅっ♡ やぁっ、おっぱいぃっ……吸わないでっ♡」

「ちゅぷっ、はぷぅちゅっちゅ~……ふむ?」

 

 どうも夏樹の前だからか、先ほどから雪子の態度がいつもと違う。悪友させ子状態では無く、お淑やかな気弱ムーブをしている。彼は3Pによる予期せぬ副次効果に驚いた。普段の生意気な態度も好きだが、これはこれで新鮮で良い。一粒で二度美味しいとはまさにこのことである。と思いきや。

 

「なぁ……もう我慢出来ねえよぉ……、何でもいいから早く私ともセックスしろよ四季ぃ……♡」 

 

 ぼそっと耳元で、本気で切なそうに言う彼女を見て、射精を終えたばかりの愚息が再度勃起する。彼の目の前には何度かイってぐったりと息も絶え絶えの夏樹がいる。「はぁはぁ雪子の前でこんな……酷い……♡」などと言っており、後ろ姿な上に顔は枕にほとんど埋まってしまったのできちんと見えないが、しばらく休憩させる必要があるだろう。本来ならセックスはおあずけで彼も残念がるところである。

 

 しかし、しつこい様だが今回は3Pなので、わーいまたすぐにセックスできるぞーっと、彼は喜びながら夏樹の膣内に収まっている肉棒をぬぽっと引き抜いた。ビクッビクッと夏樹が少し痙攣するが、既に次のことを見据えている彼にとってそれは些細なことである。

 

「ほら雪子、挿れるから自分で股開いておねだりしろよ……」

「そ、そんなの恥ずかしくて言えないよぉ……、ほら四季のガチガチになったちんぽを準備万端のロリおまんこにいっぱい挿入して気持ち良くなって♡」

「あぁ……そんな、あの清楚な雪子が……」

 

 ガワだけは繕った雪子は夏樹の横にごろんと寝転がりながら開脚した後、自らの穴を彼に向けてくぱぁ……っと開いて差し出した。ぬめぬめといやらしい蜜で溢れており、完全にセックスを期待しているドスケベおまんこだ。隣で見ていた夏樹は少しショックを受ける。きっとこの男に無理矢理えっちを迫られて、写真とか撮られて脅されて、ずっと調教されたのだろうと、ありがちなエロ漫画の様なバックボーンを想像した。勿論彼はそんなことはしていないので夏樹の的外れな妄想である。

 

「くくく、雪子は彼氏に振られて泣いているとこを少し慰めてやったら従順になったぜ。こんな風にな、おらっ」

「あぁっ♡ き、来たぁっ……♡ これ、これこれぇ……♡ このクズちんぽぉっ待ってたのぉ……♡ ぁヤバっイぐっっ~~っ♡」

「なっ、なんて奴なのっ……!」

 

 ずぷぷっと雪子の小さい穴から最奥まで、巨大ちんぽは正常位でブチ込まれる。死ぬほど発情しっぱなしだったのに散々おあずけされてた彼女は挿入の快感でガクガクと喜びながら早くもイった。そんな無様な親友の姿を、夏樹は怒りながら見ていた。

 

「あがが……♡ イっちゃったぁ……親友の前でぇ……♡ 生ハメ交尾でイっちゃったぁ……♡」

「ほら雪子、俺が精子出すまで頑張って、ほらっ、ちゅっちゅ!」

「んむぅ……♡ ちゅぅ~っ♡ はぁはぁ♡ 四季ぃ……♡ 好きぃ……♡」

「あー、やっぱ久々の雪まん最高だわ、マジで名器だこれ、あ~っ……雪子雪子雪子ぉ!」

 

 ずこずこずこっと、本日既に2回も射精しているとは全く感じさせない激しい腰振り。雪子の膣内は彼の女性経験の中でも一番の気持ち良さだった。まさに男を狂わす魔性の肉穴で、割と彼は本気で夢中になりながら、ぱんっぱんっと猿のように腰を振り続ける。

 

 興奮が高まって来た彼は理性を失っていった。まるで本日初回の夏樹とのセックスのように、キスをしながら雪子の小さい身体にのしかかるように抑え込み、全力の種付けピストンを行い始めた。

 

「んん~~っ♡ んむっ……ん、んん~~っっ♡」

「ちゅっちゅ、ちゅっちゅ、ちゅっちゅ!」

「んむううぅ~~っっ♡♡♡」

 

 どちゅんどちゅんと勃起ちんぽを種付けプレスで叩きつけられて、トロ顔になった雪子はイきまくっていた。全身を痙攣させ、目はハートマーク、目の前のクズの事が好きで好きでたまらなくなってしまい、細かいことはどうでもよくなってしまう。あー好き好き好き、クズ好き、いっぱい犯して♡ もっといっぱい気持ち良くしてぇ♡ っと思ってもキスされて口を塞がれているので言葉には出来ない。

 

 想像より甘々な目の前の交尾に、心にぽっかり穴が開くくらいのショックを受けてたのは夏樹だった。

 

 そんな、どうして四季君、私にあんなに好きって言ったのに、愛しているって言ったのに、何で雪子とそんなラブラブ交尾しているの? 雪子も雪子よ、私から達郎を奪っておいて、今度は私から彼を奪うの? などと、ドロドロとした嫉妬という黒い感情が湧いてきていた。

 

 夏樹は涙目になりつつも睨みながら、未だ雪子の上で腰を振りまくっている彼にぴとっと摺り寄って来た。

 

「ぷはっ……ん? 夏樹ちゃん淋しくなっちゃった? ごめんごめん、大丈夫、夏樹ちゃんを一番愛しているよ」

「別に、そんな言葉が聞きたいわけじゃ……あっ」

「……んちゅ、ちゅっちゅ、れろぉ……ちゅ」

「ん……♡ ちゅっ♡ ちゅっちゅ♡」

 

 彼はぐいっと夏樹の腰を持って引きよせて、唇を合わせる。夏樹の方も、少し怒りが鎮火する。しかし、こんどは逆に雪子が嫉妬をする番だった。

 

「あっあっ♡ ごっ……、ごめんねぇ……♡ 夏樹ちゃんっ! お゛っお゛っ♡ か、彼、私のおまんこに夢中だから、キスで我慢してねっ……あぁっ♡」

「むっ」

 

 折角クズとキスハメを楽しんでいたのに横ヤリをさされた雪子はついつい、そんな煽るような言葉が出てしまう。実際彼は雪まんの気持ち良さに夢中だった。傍目から見てもその快感の虜になっていた。これを受けた夏樹は。

 

「四季君、私のおっきいおっぱい好きよね? いつもみたいにいっぱい揉んで良いよ……♡」

「うん、好き。わーい! ちゅばちゅば」

「ちょぉ……♡ そんなに乳首吸っても何も出ないわよぉ……♡」

「むむ」

 

 雪子とセックスしながら、童心に帰った彼は夏樹の巨乳に顔だけダイブした。ふにゅんふにょんと谷間の間に顔を挟み、生乳の柔らかさを堪能しつつ、ピンと勃っている乳首を舐めて吸いまくった。雪子のちっぱいとは訳が違う、瑞々しさも艶も申し分ない最高級の乳房、全身肉付きの良い身体をしている夏樹最強の兵器である。

 

 うむ、これも3Pの醍醐味だ。お互い未熟な部分をカバーするように長所だけをいいとこどりである。などと彼は内心喜んでいた。本当にどうしようもないクズっぷりである。

 

「あぁっ♡ 激しいぃっ……♡ 四季イくのっ……!? ちんぽぐりぐり奥当たってぇ……♡ こ、これ射精カウントダウンんっ……♡」

「ちゅぱちゅぱ……あー射精そう、あー……」

「四季君私のおっぱいが気持ち良いからだよねっ? 私が好きだからイくんだよね!?」

「ち、違うよな……? お゛っお゛っ♡ 私の、おまんこ気持ち良くてイくんだよな!?」

「あ~……気持ち良い~……、あ~射精るぅ……」

 

 女の子の争いが空中で起きている様な気もするが、とにかく桃源郷にいるような幸福感に酔っぱらっている彼はどこ吹く風で、雪子の膣内に思いっきり気持ち良く射精してやろうと彼女の膣奥を夢中で突きまくった。

 

「お゛っほぉっ♡ これこれっ……♡ デカイのくるっ♡ ごつんごつん奥突かれてっ♡ あっあっあっ好きっ好きっ♡ 四季ぃっイくっ……♡」

「いやぁっ! 四季君いやぁ……! 雪子に射精しないでっ! ほら、おっぱいだよ! 好きにしていいから! むにゅむにゅってしていいから!」

「イぐイぐっ……♡ あ~もう駄目、このちんぽ卑怯っ……あ゛っ~~♡♡♡」

「ご、極楽ぅ~、うっ……」

 

 びゅるるっびゅるびゅるっと、顔に夏ぱいを押しつけられて幸せそうに、彼はぶるぶると震えながら雪子の膣内で肉棒を爆発させた。大量の精子がどくどくと浸透するように大量に出る。

 

「あっ♡ 熱いのいっぱい……♡ 叩きつけられてっ、おっおっ……♡ 中出し気持ち良いよぉ……♡」

「な、なんで……酷い、酷いよ……」

「ご、ごめんね夏樹ちゃん……♡ このクズ……じゃなかった、彼は私のこと大好きだから……♡ お゛ぉ……!?」

 

 精子と愛液塗れの肉棒を雪子の膣内からずぽっと引き抜くと、彼女の呻きと共に膣口からどろぉっ……と白濁の液がでる。それは彼が雪子に生で膣内射精をしたという証である。布団の染みになるのが少し嫌なので彼はティッシュで雪子の股ぐらをふきふきと拭く。

 

 夏樹の心に暗雲が立ち込める。負の感情。裏切られた、騙された。また雪子に、奪われたっ――。

 

 しかし、そんな修羅場ちっくなシリアスモードなど、彼にとってはどうでもいい。だがまぁ夏樹が悲しい顔をしているのは見過ごせないので、彼女が逃げられないように抱き締めつつ、ベッドに倒れ込んだ。

 

 肩が触れ合うような近い距離に夏樹と雪子は仰向けに倒れていた。その間に挟まる様に彼は見下ろしていた。目の前には美少女二人、絶景だ。

 

「ほら、仲良くベロチューしよ、三人で」

 

 アホみたいなことを言うこの男の発言に、どういう訳か逆らえない少女二人は、彼の出した舌に吸い寄せられるようにおずおずと舌を出し、三人仲良くれろれろちゅっちゅである。仲直りの握手ならぬ仲直りのベロチューである。

 

「はぁはぁっ……四季君……れろれおっ~……♡」

「四季ぃ、れろれろっ……ちゅっちゅ♡」

「ちゅっ~っ、やっぱ三人仲良くえっちして気持ち良くならないとね、喧嘩は良くないから」

 

 元凶のクズが何か言っている。彼は二人の頭をよしよしと撫でつつ、髪の毛を梳かすように触りながら、さて次はどうやって犯そうかなとか考えていた。少女二人の方は、なんかもう気持ち良ければなんでもいいやと思考を放棄しながら彼にされるがままである。

 

 その後も、早送り気味で3Pは続いていく。

 

 基本を押さえている彼は、まず二人を四つん這いにして、お尻を自分に向けさせた。視界良好。染み一つない綺麗なおしりがぷるりんと目の前にある。とても美味しそうなので、勿論順番に両方頂く。待っている方は手マンで弄り倒した。

 

「あっあっ♡ イくイくっ……♡ いいよぉ……♡ 今日だけは雪子みたくっ生ハメで膣内射精していいからっ……♡ もっと、もっと突いてぇ……♡」

「お゛ぉ……おまっ手マン上手過ぎぃ……♡ あ、駄目っ指三本は駄目ぇ……♡ お゛ぉおぉ……イぐぅ~~っ♡」

 

 ぱんぱんぱんっ、あんっあんっ♡ びゅるるっどぷっどぷっ……♡ 

 

 濃厚な中出しを二人に決めた後は、続いて寝っころがった二人の後ろから寝バック挿入である。休みなんてまともにないブラックなセックス環境だ。

 

「やだぁっ……♡ 交互におちんちん挿れてるぅ……♡ あっあっ♡ 挿れ比べされるぅ……♡」

「す、凄いぃっ……♡ やっぱこの、クズちんぽ凄いっ……♡ こんなの逆らえないっ♡ 絶対逆らえないっ♡ お゛っお゛っ♡」

 

 ぎしっぎしっぎしっ……好きだ好きだ好きだっ、ほら中に出すからなっ……! びゅるびゅるっビクビクビクッ♡ あがっイぐイぐイぐぅ~~っ♡

 

 相も変わらず二人は蹂躙される。イき狂わされ、思考もまともに出来ず、目も虚ろになっていく。

 

 そんな状態でも、彼の欲望は留まることを知らず、ズイッと二人の顔の前にそそり立つ彼の剛直が差し出される。舐めろと、無言の圧力を感じる。

 

「あ……♡ ちゅれろ~っ♡ ぴちゃぴちゃ……♡ おちんちん♡ おちんちん♡ おちんちんっ……♡」

「んっぐぽぐぽ、れろれろ~~っ……♡ クズちんぽ♡ クズちんぽ♡ クズちんぽっ……♡」

 

 正に王様にしか許されないダブルフェラ。二人の少女はひたすら奉仕する。ザーメンと涎と愛液で濡れて汚れている目の前の肉棒を舌で綺麗にしようと、何度も舐めしゃぶる。

 

 その後も、何度も二人はセックスを強要され、いやらしいことをたくさん命令されたが逆らうことなど出来はしない。

 

 数時間も経つと少女達は酷い有様になっていた。体液で全身カピカピ、髪の毛は汗で顔に張り付いて、涎は垂れ流し、喘ぐことすらまともに出来ず、体力はほぼゼロである。雪子にいたっては気絶してしまった。

 

「あーあ、雪子、幸せそうに気絶しちゃったよ、夏樹ちゃんはまだ大丈夫だよね?」

「はへぇ……♡ む、無理ぃ……♡ も、もう休ませてぇ……♡」

「分かった、じゃお風呂場行こうか夏樹ちゃん、ほら体液で汚れまくってるし、じゃ、運んであげるね」

「あ……♡ お風呂場って……、いや、いやぁ……♡」

「大丈夫大丈夫、洗うだけ洗うだけ」

 

 何回ヤッたのかも分からない。何十回イかされたのかも分からない。それなのにこの男は笑顔でそんなことを言う。絶対に洗うだけじゃ済まない。助けて、雪子助けて、と思っても隣にいる親友は完全に落ちている。

 

 そして風呂場に運ばれた夏樹は案の定というか、洗うだけで済むはずが無いので、いつものように裸で彼に抱きしめられる。

 

「はぁはぁ……夏樹、ようやく二人っきりだね、ほら夏樹が魅力的過ぎて、こんなになってるよほらほら」

「いやぁ……♡ おちんちんぐりぐり押しつけないでぇ……もうセックスしないでぇ……♡」

「駄目、今日こそは堕として俺のセフレにしてやるっ……お前に拒否権ねえかんな!」

 

 ぱんぱんぱんっ♡ たしゅけてっ♡ 中出し嫌ぁっ♡ ぬろろ~っぐちゅんっ♡ ぬろろ~っぐちゅんっ♡ あっあっ堕ちちゃうっ♡ またおちんちん膨らんでっ♡ いやぁぁ♡ びゅるるるるっどぷどぷどぷっ♡ ビクビクビクっ♡

 

 そんな感じで、初めての3Pは終了していく。彼としては、折角だしダブルおっぱいで挟まれたりとか、おまんこサンドイッチとかしたかったが、まぁ二人とも気絶しちゃったし、初回だからこんな感じでいいかなと、相も変わらず偉そうなことを思いつつ、色々な体液で汚いベッドの上で、気絶している美少女二人の間でぐっすり寝ることにした。時間は夜の八時、たしか昼の二時くらいに夏樹が来たので、約六時間程のセックスである。中々の疲労感、二時間くらい寝たら晩飯食べよう……Zzz。

 

 

 彼は早朝に目が覚めた。どうやらぐっすり寝てしまったらしい、あれ? っと身体の異変に気付く。あれあれ? 何か腕が縛られている様な……?

 

「お目覚めみたいね?」

「昨日は私と夏樹ちゃんによくもあんな酷い事を……」

 

 目の前には全裸の美少女二人、照れつつも怒り気味。な、何が始まるんです?

 

 二人は、ベッドで仰向けに寝ている彼の足を片方ずつ持った。開く脚、ででーんと存在を主張する朝勃ちの剛直。それを彼女達はそれぞれの足で踏んだ!

 

「あっちょっ……!」

 

 これは、あれだ、足コキ? いや違うこれは。

 

「「これは私達の復讐だ」」

 

 よく分からないノリで美少女二人は貧乏ゆすりの如く、ちんぽを踏んでいる素足を振動させた。これはあれである。電気アンマだ。

 

「あ、痛っ、これ思ったより痛いっ……、あでもちょっと気持ち良いっ、あが、あががっ……止めて止めてっイっちゃうイっちゃう! らめぇぇぇ!!!」

 

 びゅるるるっと、朝一番の濃厚な精子は彼女らの素足の裏に飛ぶのであった。

 

 そんな感じで、二人の少女は誤解(達郎関連)も解けて、クズとの関係もお互い知ることになった。その後残りの夏休みもおそらく、彼女達からしたら不本意ではあるが何度か3Pすることになるであろう。ええっ?(驚愕)

 

 ちゃんちゃん。

 

 

◇◇◇

 

 

 おまけ

 

 夏休みもそろそろ終わる頃、達郎は先日繁華街で見たチャラ男と夏樹のことに頭を悩ませながら、自室の掃除をしていた。やがて、彼女との思い出の品である紙粘土付き糸電話を発見した彼は、窓からそれを投げて、真向かいにある夏樹の部屋の窓へと当てた。もう一度だけ、夏樹と話を……!

 

「た……達郎? どうしたの……? きゅっ……急にぃ……♡」

 

 顔をひょっこりはんっと出した夏樹の顔は赤く、どこか舌っ足らずである。体調でも悪いのかと彼は心配になる。

 

「い、今友達がキてるっ♡ キてるぅ……♡ からっ……、話はまた今度ぉっ……♡」

「友達って、もしかして宮本か!?」

 

 達郎は焦った。もう晩御飯を食べていてもおかしくない時間に男と二人っきりなんて、そんなの駄目だと彼は思うが、幸いその心配は杞憂だとすぐに分かる。

 

「わ、私なのぉ……♡ 夏樹ちゃんの友達って私ぃ……お゛ぉ……♡ こ、これいつもより凄っ……♡」

 

 窓の隙間から、雪子が顔だけひょっこりはんっ。達郎としては、チャラ男じゃなくてホッとするが、現れたのは先日別れた元彼女なので、少し気まずい。

 

「駄目ぇ……♡ 女の子同士で二人で遊んでるからっ……♡ あっあっ♡ だから達郎とは話せないっ……♡ ごめんね達郎ごめんねっ……♡」

「い、今からイくっ♡ 二人で買い物イくっ……♡ そ、その後お風呂入って……♡ お゛っほぉっ♡ 極太アイスをいっぱいぺろぺろしてぇ……♡ お泊りっ……♡ 朝までずっとお泊り会っ……♡」

 

「そうか、女の子だけでお泊り会しているのにこっちこそごめんな。じゃ、また今度」

 

 達郎は窓を閉めた。何も不安に思うことなど無い筈だ。しかし、何か、決定的な見落としをしているような気がしていた。

 

 いや、何も可笑しなことは無い筈である。と彼は自分を納得させる。二人は親友同士、たまにはそういう日もある筈だ。何も変なことは……。

 

 しかし、どうにもさっきの二人は刺激的な表情をしていた。顔を紅潮させて、まるで何かを媚びるような締まりのない表情。それを思い出し、ふと彼は自分の股間部が膨らんでいることに気付き、エロ動画を探しにネットの海へと潜った。

 

 ――もし気付けていたら、きっと何かは変わったであろう。悪魔に魅入られた少女達を救うことも出来たかもしれない。しかし現実として、二人を絶望から救う為にある彼の手は今、自らの愚息を握りしめていた。

 

 

 BAD END3 違和感を 感じていても 気付けない 淫靡な宴は 隣の家で。 

 

 




3Pはよくない(戒め)
皆様のおかげで全くそんな気なかった本作も早3話目。アリガト! 
続きが以下略。
やっぱR18ムズイよ、よくわからない…。


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