ショタおね妄想集 (まぼろしミンク)
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単独版権
漆黒姫の贖罪(カミラ)


お姉さん:カミラ(ファイアーエムブレムif)

FEifのカミラさんのショタおねです。
白夜王国ルートベースのifとして書いていますが原作の設定を細かく検証しているわけではないので都合のいい展開としてお読みください。

ショタは戦闘ユニットになれないぐらい非力な村人です。


最後にちょっとだけ孕ませ、妊娠要素あり。


 白夜と暗夜。対立する二つの王国のうち暗夜王国の第一王女にして上位の竜騎士、レヴナントナイトでもあるカミラは嵐の夜に一人、飛竜を巧みに操って追っ手を振り切ろうとしていた。

 

「予想通り……全員が私の方を追ってきたわね。これで……せめて、残りの子たちは無事に帰れるかしら」

 

 カミラ率いるドラゴンナイト部隊は白夜王国領内の砦へ攻撃を仕掛けたが想定以上に厚く敷かれていた敵部隊の前に撤退を強いられた。

 撤退を決断するのが遅れてしまったせいで何人ものドラゴンナイトの少女たちが敵軍の弓に倒れ、無事では済んでいないだろう。

 仲間意識が非常に強く、身内に対して深い愛情を抱くカミラにとって部下の女性たちの死は筆舌に尽くし難い。

 責任を感じて残りの味方たちを確実に撤退させるため第一王女という身分である自身を囮として一人別方向へと向かって飛んでいた。

「ああ、ごめんなさい……! 仇は必ず取ってあげるわ。あいつらはみぃんな殺してあげるんだから……!」

 

 仲間への愛が深いということは敵方に対しては容赦がないということの裏返。

 敵であれば皆殺しにしてもいいとすら考えているカミラは視線を背後に迫る白夜の天馬武者たちへと向けて復讐の算段を立てていた。

 その憎しみが彼女から注意力を奪い、”もしも”の世界へと誘ってしまったのかもしれない。

 

「う゛っ!? あっ、矢……そん、な……」

 

 背後に気を取られていたカミラは眼下の丘陵に潜んでいた弓兵への注意がほんの一瞬遅れてしまい右肩に致命的な一矢を加えられてしまう。

 この高度から落とされてしまえば。

 

(私、死ぬのね……あの子にもう一度、会いたかったわ……)

 

 ほどなくして飛竜から落下したカミラは離れ離れになっている最愛の妹の顔を想いながら、自身が墜落していく先にある激流を見つめて意識を手放した。

 

 

 


 

 

 

 ほとんどが地下街である暗夜王国領地では数少ない地上にある村に少し前から諸事情で一人暮らしをしている少年、ルクス。

 彼は朝早くから水を汲みに11歳の誕生日を迎えたばかりの彼の手には余る大きさの木製の桶を両手に抱えて川へと向かっていた。

 その手はまだまだ子供らしい小さなものだが擦り傷、切り傷を手当てした痕があり、この年齢にしてしっかりと家の仕事をこなしているらしい。

 

「川、やっぱり遠いな。もう慣れてきちゃったけど」

 

 薄暗い中で少年は孤独を抑えるための独り言を呟きながら川辺の小石に足をとられないように気を付けて歩く。

 昨晩は嵐だったから運が良ければ使える資材が川辺に流れ着いているかもしれない。ただ、その場合は桶とは同時に持てなくなるからもう一往復が必要になるな、と少年が思考を巡らせている時だった。

 

「え……? 人……? し、死んでないよね……?」

 

 川辺に流れ着いていたのは人間。頑強そうな黒い鎧を身に着けた人間が、長い紫髪を生やした頭をうつ伏せにして倒れ込んでいた。

 もし死んでいたら怖い。しかし、所以あって傷付いている人を助けたいという気持ちを強く持っていたルクスは桶を投げ捨てて一気に走り出す。

 

「大丈夫ですかー!」

 

 途中、転びそうになりながらも少年が漂流者の元へと素早く駆け寄る。

 重厚そうな見た目に違わず相当な重量のある鎧の下へと両手を差し入れ子供の全力を使って仰向けに起こした。

 

「げふっ! かはっ……! あぁ、うぅ……」

 

「うっ、お、重い……よかった、まだ生きてる! あっ、女の、人……?」

 

 素顔を露にした黒鎧の漂流者は、悩まし気な声を少年の耳へと届けた。

 

 なんて、美しいんだろう。

 

 息を確認したことで生まれた少年の余裕はあっという間に美しき漂流者、暗夜王国の第一王女であるカミラの妖艶な姿によって吹き飛んだ。

 王族の高貴さに加えて全身が”大人の女性の魅力”という言葉で構成されている容姿をしたカミラは、地方の小村という狭い環境で生きているルクスをただ存在しているだけで悩殺する。

 

「このお姉さん、すごい……」

 

 ごくりと唾を呑む。

 

 髪の毛に隠れて右側しか見えない苦しそうに瞑った眼の長い睫毛も。

 何かを呟くように震える柔らかな唇も。

 高貴な気品を髪質からたしかに感じさせる紫の髪も。

 戦闘の後だというのにほとんど荒れていない透き通るような白い肌も。

 なにもかもが美しい。

 

 そのうえ。

 

 触らずとも柔らかな触感を想像させ上半球が晒されている乳房も。

 コルセットのように引き締まっている鎧から分かる細い腰も。

 ほとんど肌着と見た目が変わらないショーツ状の防具に隠された女そのものも。

 なにもかもが性を刺激する。

 

 びくんびくん。

 

 初めての子種を通してからまだ一年も経っていない少年の幼い茎が目の前の無防備な雌の姿に反応して大きく脈打った。

 小さくも雄である少年の本能が子供を作るためこの雌に精子を注ぎ込むべきだと勃起を完全にさせていく。

 女の肉体は子供を産み育てるために仕上がっていて、あとはお前の種を待つだけだぞと性器を通じて本能が訴える。

 

 しかし。ルクスは本能に逆らいスボンの下で固く勃起したペニスを手で押さえて自らを恥じる。

 家庭の事情で医学の一環として性に関する知識を一通り身に付けている少年はこれは生理現象に過ぎないと自身の抱いた劣情を処理した。

 

「こんな固いの初めて……ご、ごめんなさい!」

 

「っ……あぁ……!?」

 

「あっ!」

 

 煩悩に苦しむルクスに平静を取り戻させたのは苦痛に喘ぐ女騎士の声だった。

 

 ぱしゃあ! 

 

 邪な考えに支配されつつある自分を制するために川へと顔を付ける。せっかくこの人が生きていて命を救わなければならないのにいったい自分は何をしているのか! 両親にこんな恥ずかしい姿は見せられない。

 救護の意思を固くし、冷静に状況を考え直す。子供の自分の体躯では鎧を着たまま運ぶことは当然無理だ。この女騎士には悪いが鎧は後で拾い直すしかない。

 

 そこからはさっきまであった邪念が嘘のようにルクスは手早く事を進めた。

 女騎士の鎧を脱がし、もちろん下着に相当する防具は残して、装備は回収できるように投げ捨てた桶とまとめて川辺から少し離れた木々の下に置いておく。

 下着同然の姿になったカミラが妖艶な肉体を少年へと見せ付けても、もう救命作業を妨げることはなかった。

 

「大丈夫ですか? 必ず僕が助けますからね!」

 

「あぁ……うぅ……」

 

 未だに受け答えが出来ない女騎士を背負いルクスは故郷の村へと歩き出す。

 姉と弟どころか母と子にすら見えるぐらい体格差の違う二人。

 装備分の重量がなくとも大人の女性は少年には荷が重く、背中に当たる柔らかで大きな二つの球体も精神的な重しになっているはずだが、少年の”医者のたまご”としての意地が一歩一歩を確実に進ませていった。

 

 背負った美しい女性の命を救うことが出来たら、両親もきっと息子の成長を喜んでくれるはずだ。

 

 

 


 

 

 

 目を覚ましたカミラは自分が王宮の寝室ではない質素な部屋の中で、二つ並んだベッドの片方の上にいること、矢で射貫かれた右肩の痛みが自身を覚醒させたことに気が付いた。

 とはいえ、痛みは刺された瞬間の死を覚悟させたほどの痛みとは程遠くなっており、その代わりに飛竜からの落下によるものだろう痛みと過酷な戦場から逃げ延びた疲労が全身に満遍なく漂っていた。

 鎧は、下着のような装備を除いて、身に着けていなかったが暗夜王族であるカミラがまず着ることはないだろう質素な寝間着を、彼女の胸が大きすぎてボタンが閉まらなかったため、はだけた状態で着せられていた。

 

(悪い状態では……なさそうね)

 

 行き倒れになっていた自分をどこかの誰かがここまで運んできてくれたのだろう。そのうえ右肩には包帯まで巻かれている。

 カミラは決して暗夜王族である自分のことを笠に着てはいないが、王族である自分が無防備な姿で見付かればいくらでも悪用される価値があることを正しく理解していた。

 戦闘中に自分が墜落した川は白夜王国から暗夜王国に向かって流れていたので、ここはおそらく暗夜王国領内だろう。

 地上暮らしは珍しいはずだがなんらかの理由がある場合はその限りではない。

 

(ありがとうって伝えなくちゃいけないわね)

 

 安全が確保されているならばこのまま休息をとっているべきだろうか。いや、その前に自分を救ってくれた相手にあってお礼を言いたい気持ちがある。

 カミラがゆっくりと自分の身体の具合を確かめるように上体を起こす。怪我の影響なのか身を起こすだけでもかなりの苦労を要した。

 そこへ。ドアノブの回る音がして小さな人影が部屋へと入ってくる。

 

「水、持ってきましたよ。あっ!」

 

 独り言のつもりだった少年はベッドの上の女騎士と目が合った。

 美しい、と思った後すぐに恥ずかしくなり桶一杯の水を零しそうになりながらなんとか机へと着地させる。

 あぶないあぶない、という言葉をなんとか呑み込んで。

 

「あら、ずいぶんと可愛いお世話係さんなのね」

 

 その様子をカミラは小さな子供を見守る大人の視線でくすっと笑って見ていた。昨晩は仲間を失い、憎しみに燃えていた彼女も幼く純真な子供を前にしてこの時は穏やかな心を取り戻す。

 ルクスのほうは蕾の状態でもその魅力にやられていたというのに開花状態になった妖艶な花にすっかりと魅せられてしまいがちがちに緊張してしまった。

 

「すいません……あ、あのっ、鎧はごめんなさい! 僕じゃ鎧を着たままのお姉さんは運べなくて川に置いてきちゃいました! でも必ず、これから取りに戻りますから、安心して待っていてください! 水も自由に飲んでくださいね! あと、それと僕はここに住んでいるルクスです! それからえっと、えっと……」

 

 声変わりも迎えていない高く澄んだ声で矢継ぎ早に話し始めた少年の言葉からカミラは重要な部分だけを摘まんで情報を組み立てていく。

 この少年の名前はルクスで、川辺で倒れていた自分を助けてくれたらしい。

 極度の緊張からかいつまでも留まることを知らずに話を続けそうなルクスを、カミラが自身の色気たっぷりの唇に人差し指を当て沈黙を示す動作を取って制する。

 

「ルクス。いい子だから、私の質問に答えてくれる?」

 

「は、はい!」

 

 カミラほどの女性に”いい子だから”と言われてしまってはどんな男性でもひとたまりもない。ルクスは命令待ちの犬の様に縮こまって、カミラの質問を受け付ける。

 

「まず、あなたが私を助けてここまで連れてきたのね。ありがとう。重かったでしょう?」

 

「はい。い、いや、今の”はい”はお姉さんが重いって言う事じゃなくて!」

 

 可愛い。これまで暗夜王国の第一王女の特権で部下には女の子を侍らせてきたカミラも少年という存在はそれはそれでいいものだなと思わずにっこりしてしまった。もちろん最愛の妹のことは別格で絶対的な存在だが。

 

 それとルクスが自分のことを”お姉さん”と呼んだことでカミラは、暗夜王国の国民の多くに顔が知れているので普段は必要としていない、名乗りをまだ行っていないことに気付く。

 

「ふふ、かわいい子。そうね、暗夜王国、第一王女カミラとしてあなたにお礼を言わせて頂戴」

 

「カミラさんですね。え。って、第一王女のカミラ様!?」

 

 この美しい女性が暗夜王国の第一王女、カミラ。名前とウワサは聞いたことがあっても、この村と最寄りの地下街しか人がいるところへと行ったことがない自分に王族の顔なんて分かるはずがない。

 たしかにウワサで聞いたカミラ王女の姿と目の前の女性の容姿の特徴は一致していた。

 二十代前半の女性。ふんわりとした紫色の長髪。髪に覆われた左目。たわわに実った乳房。

 

 それにしても今の、母の寝間着を羽織っただけの下着同然の姿でベットにいるカミラは川辺に傷付いて倒れていた時よりも当然、魅力的で刺激的で。

 

 びく……

 

「す、すいませんカミラ様! 気付かずに失礼なことを言ってしまって……王族の人を見るのは初めてで、僕、田舎者なので……」

 

 愚かにも再び勃ち上がろうとした自分自身を大声を出すことで戒め、抑える。

 川辺で自分が犯してしまった過ちを思い出し、少年は川までの二往復で浮き上がっていた汗とは別質の冷や汗を肌の上と心の中の両方に流していた。

 起こったことを本人に直接言えるはずがないのでこうして別件のついでにでも謝って心の中だけで整理してしまうしかない。

 傷付いた美女に対して性器を勃ててしまっただけでも大問題だが、相手が暗夜王国の王女だったなんて。

 

「そんなにかしこまらなくてもいいわよ。あなたは私の命の恩人なんだから」

 

「い、いえ、僕は小さな村の子供だし、カミラ様に尽くすのはもう当然のことですよ!」

 

「ふふふ、そう、頼もしいのね」

 

 なんとか一方的な謝罪を終えて、王女様だったことは予想外だったもののルクスはこれまでとこれからの人生で出会う全ての女性の中で最も美しいかもしれないカミラの命を救えたことに得意げになっていた。

 王族に対する態度としては不適切だがカミラにとってはこれぐらいの距離感のほうが心地良く感じられるので咎めるようなことはしない。

 

「ねえ、ルクス。あなた以外の村の人とお会いしたいのだけれど? それとお医者様はいらっしゃるかしら?」

 

「それは、ですね……」

 

 ルクスの回答はカミラにとってはどれも意外なものだった。

 

 この村は医者たちの集まりであり珍しい種類の薬草を採取するために地上に集落を構えていること。

 少年の両親を含む村の大人たちは定期的に地下街へ向かって民衆の診察をしていること。

 大人たちは明日には帰ってくる予定であること。

 留守の間は少年が村の家畜や畑の世話をしていること。

 倒れている自分を発見して運んだだけではなく、治療までもこの少年がしていてくれたこと。

 効き目の強い鎮痛薬を服用しているので明日までは身体にほとんど力が入らなくなっていること。

 

「すごいのね。私の妹のエリーゼよりも小さいのに、あなたは立派にお父さん、お母さんの助けになっている。医者のたまごね」

 

 最後の”医者のたまご”という言葉はルクスにとっては相当恥ずかしいものだったらしく何か食べる物を探してくるといって部屋から出ていってしまった。

 大人たちはいないが、あの少年が付いていてくれるなら安心出来そうだ。

 どちらにせよ明後日にならないとまともに動けないらしいので王宮への帰還を焦ることはない。

 

 ただ一つだけ彼女には引っ掛かっていることがあった。

 白夜王国の砦の攻略に旅立つ前、王宮にて暗夜王国領内で起こる様々な、中には目を疑うような、報告を聞いているときにたしか──

 鎮痛剤の影響は思考の方にも若干作用しているのかどうしても思い出せない。

 

 やがて、ルクスが干し肉の入ったシチューを作って持ってきて。

 その日はあとは他愛もない話をしたあとに、疲労感からカミラは眠りについてしまった。

 

 

 


 

 

 

 翌日、カミラが目を覚ますとベッドの傍の机の上には丁寧な字の書き起きと搾り立ての牛乳の入ったコップが置かれていた。

 

(カミラ様の鎧を拾ってくるのでしばらく離れています。僕が戻ってくる前に大人たちが帰ってくるかもしれないので、カミラ様のことを家のドアの前に書いておきました)

 

 本当に丁寧で優しい少年だと思う。

 昨日よりは少しだけ軽くなった身体をベッドから起こしたカミラは物憂げな表情で部屋を出る。

 そんな子に私は暗夜王国の王族の責任として残酷なことを伝えなくてはならないのだ。

 

 軽くなったのは身体だけではなく、頭の回りも取り戻してきた彼女は昨日抱えていたものを解決し、新たなもっと重要な悩みを抱えることになっていた。

 

 少年の両親の寝室の隣の部屋は作業部屋になっていて、自分のために調合してくれたものだろう薬草の匂いが鼻腔をくすぐる。

 出来るだけのことはしてあげたい。王族として民に対して。

 

 だが、やはり。カミラの思うようには事は進まない。

 何もかもが狂いだしていた。

 

 

 


 

 

 

「そんなこと……信じられません! 信じたくない、だってなんでそんな……」

 

 その日の夜になっても村の大人たちが帰ってくることはなかった。

 暗夜王国に属する兵士たちのほとんどははっきり言って悪漢たちだ。カミラのように敵に対してだけ容赦がないという人物がお行儀が良いと言えるぐらい高い攻撃性を持っている。

 利益もなく他者に危害を加えるものたちまでおりカミラはそういった報告を見るたびに頭を悩ませてきたが、父である国王ガロンの方針に逆らうことは誰も出来なかった。

 

「残念だけど、間違いないわ。地上の村なんてそんなにないし、地理も報告の内容も一致しているんだもの……」

 

 ルクスの村の大人たちは地下街へと向かう途中に遭遇した敗残し気が立っていた暗夜王国の雑兵によって皆殺しにされていた。

 しかも、”戦利品”として傷薬、特効薬を持ち帰ってきた彼らには何の罰も与えられることはなかった。

 暗夜軍によるこのような理不尽な行いの報告を聞くのは残念ながら特別珍しくもないが、一人の被害者を前にすると改めて心が沈む。

 しかし、もっと辛いのは両親を、大人たちを永遠に失ってしまったルクスのほうだ。

 

 俯いた顔で棒立ちになっているルクスを、ベッドの上で半身だけを起こしているカミラが慈愛の表情で見つめる。

 彼女は王族として大人として少年の悲しみを正面から抱き締めようとしたが。

 

「どうしてそんなひどいことするの……」

 

「あっ……?」

 

 少年の強い憎しみの籠った声を聞いて、自分が甘えた、理想的な大人を演じようと驕っていたことにカミラは気付かされた。

 自分だって仲間を殺された時に、敵に対して激しい怒りと憎しみを向けてきた。

 今、その憎悪を向けられるのは。当然、目の前の暗夜王族である自分にだ。

 

「父さんたちはみんなは命を救うために頑張ってるのにどうして殺したの? ねえ教えてよ! 王女様なんでしょ、偉いんでしょ!」

 

「ルクス、ごめんなさい……本当にごめんなさい」

 

 泣きだしたら慰めてあげればいい。そんな考えしかなかったから少年の怒声に彼女は返す言葉が何もなかった。

 自分のせいではないということを伝えても火に油を注ぐだけ。そもそも、王族なのに父に逆らえず放置しているのは事実なのだから無責任なんて言い逃れは出来ない。

 こうなればただ謝り続ける以上のことは何も出来ないのだが、彼女の王族としての責任感が余計な言葉を紡いでしまう。

 

「明日、私の身体の具合が戻ったら一緒に王宮に行きましょう。そこであなたの今後を……」

 

「……っ!!」

 

 埋め合わせをしなくてはいけないという思いでカミラが言った言葉は、ルクスの憎悪の段階を上げてしまった。

 

「そんなこといいよ!」

 

「あぅ……!? あ、ああ…… ごめんなさい、私、なんてことを……」

 

 ルクスの片手がカミラを突き飛ばし、まだまだ力の入らぬ身であるカミラは体格差があるにも関わらず簡単にベッドへと押し倒されてしまう。

 医者を目指す彼に患者への暴力まで振るわせてしまった。自分のせいで。

 紫髪の美女の心が吐き出す場所のない苦しみと悲しみに締め付けられていく。

 

 一方、少年は。

 あんなに重量のある鎧を着て戦う女騎士をちっぽけな子供である自分の手で簡単に押し倒すことが出来た。この憎い相手を。

 薬が効いている明日までなら自分はこの女をどうすることでも出来るのだ。

 寝間着の腰ひもも解けて、まるで夫の訪れを待つ妻のような姿で寝そべっている、この雌を。

 

 強い憎悪、復讐心が幼い少年の性欲と互いに共鳴し、強く大きく取り返しがつかないほどに膨れ上がっていった。

 憎悪が性欲を、性欲が憎悪を肯定し、少年に妖艶な花を今ここで手折ることを決断させる。

 

「うっ!? ル、ルクスどうしたの! 何を、ひゃっ!?」

 

「うるさいよ!」

 

 ぢゅるるる。くちくち。ぢゅるぅ……

 

 カミラの胸を覆う下着のような防具を乱暴に剥ぎ取り、仰向けに寝ていても形が崩れない豊かな双乳。

 一つだけで少年の頭よりも大きい豊満がすぎる胸の頂点にある、敏感なピンクの突起の一つを少年は口に含んで力強く吸い立てた。

 この雌を徹底的に蹂躙する。乳輪全体に吸い付き、乳首を舌で転がし、時には歯で軽く噛む。

 口で左胸の乳首を攻め立てながら、もう一つの乳には手を回して本能全開で揉みしだく。

 

「だ、ダメよ、こんなの!? 子供がしていいことじゃ……んんっ……!」

 

 戦場では飛竜を駆り、大斧を振るって戦うカミラも今は11歳の少年にすら抵抗できない力しか発揮できず、少年の全力の憎悪と性欲を無防備なまま浴びせられる。

 強く美しい姫騎士を思うが儘に出来る現状は少年をより興奮させていった。

 上位の竜騎士であるレヴナントナイトの女性が、ただの村人の少年に組み敷かれている。

 今度こそ交配を果たそうと少年の性器がズボンの下で固く勃ち上がっていく。

 

 ぢゅる。ちゅぱ……

 

「あっ❤ えっ?」

 

(何、今の声? 何、この感じは……? そんな、まさか私が、こんな子供を相手に?)

 

 ぢゅぷ。ぢゅぷぅぅ。がりぃ……

 

「ひゃぁぁぁん、ああっ❤」

 

(興奮……しているの? どうしたのカミラ、相手は小さな子供なのよ……!)

 

 ルクスは左乳首から口を離すとすぐに右乳首へと吸い付き、今度は右手を自身の唾液に塗れ妖しく固く勃ちあがってきた左乳首を摘まんで、唾液で磨くように指でシコシコと攻める。

 罪悪感のある相手、しかも子供に胸を愛撫をされているというのにどんどんと昂っていってしまう身体にカミラは自身にこういう趣味が隠されていたことを疑ってしまう。

 実際はカミラが上位の竜騎士としての才を持っているように、ルクスには”性技”に関しては天才的だったという偶然による産物なのだが。

 

(嫌がっているのとは違う声……この人は気持ちよくなっている)

 

 行ける。雄としてこの雌を屈服させることが自分には出来る。

 カミラの悩ましい声にルクスは自信をつけて、両胸への攻めを続けながら左手でズボンを下ろしていく。

 性に関する才能に恵まれている少年が完全に勃起をさせた男性器は、自分では比較したことがないので知らないものの、大人の男のそれと比べても遜色がなかった。

 肌と同じ色をしていて毛も生え揃っていないのに包皮はしっかりと剥きあがっていてえぐいほどのカリ高の性器の姿を見ると、少年が大人しい性格に比べて性欲が強いのも納得できる逸品だ。

 

 ぢゅぱ。ぐっ、ぎゅっ! 

 

「ふぅぅぅぅんっ❤ あ、ひっ……!?」

 

 右乳首へのマーキングも済ませたルクスは歯形の付いた乳輪を口から解放してやり、両手でぎゅっと掴んだ双乳を支点にして自身の腰を前に突き出す。

 優秀な雄の象徴である逞しい男性器が優秀な雌の象徴である豊かな双乳の間へと通され、その長大な切っ先は雌の口元にまで迫っていた。

 

 怖い。

 

 おちんちんなどという可愛らしい言葉では決して表せない。カミラが振るう大斧より遥かに凶暴な武器を11歳の少年は持っている。

 こんな強い雄のモノで自分の奥底を抉られてしまったら一生眠ったままにしておいたほうがいい本性を掘り起こされてしまうかもしれない。

 

「や、やめましょう、ルクス。今ならまだ……」

 

「カミラ様……」

 

 自分を守るためではない。これ以上を許してしまえば、純真無垢だった少年にまで取り返しのつかない過ちをさせてしまう。

 王族という立場以前に、子供を見守る大人として自分が少年の性衝動を制御してあげなくてはならない。暴走を止めなくてはならない。

 

「んっ❤❤ あっ、あっ……❤❤❤」

 

 ルクスがカミラの顔から目を離さないまま右手を背中にやって女の薄い布に覆われている筋目をゆっくりと指でなぞった。

 少年の指に自分の唾液とは別の粘着性のある液体が付着し、姫騎士が自分を押し倒している少年との交配を求めていることを伝える。

 

「欲しいんですね、僕のおちんちんが。子供がこんなことをしてはいけないと言いながら、カミラ様は僕とセックスがしたいんだ!」

 

「ち、違うの! 私はほんとうに本気であなたのことをっ❤ はっ、はぁ、はっ❤」

 

 両方の胸に左右から手を当ててルクスが自分のぺニスをカミラのおっぱいを使って扱かせる。このエロい体が誰のものなのかを示すために。

 柔らかく豊かな乳の間に男性器を通すこれをこのあとにするつもりのセックスの予行練習として少年は更に腰も振って姫騎士の乳を上下左右に揺れ動かして支配をする。

 

「このおっぱいは僕のものだ……おっぱいだけじゃない、カミラ様のすべてが僕に捧げられているんだ。カミラ様は罰を受けるために僕のところに来たんだよ!」

 

「そ、そんな、わけないのぉ❤ あぁぁ、あァァああああッッ❤❤❤」

 

 少年の留まることの知らない性欲はやがて憎悪を支配欲へと変質させ、カミラの存在そのものを自分にとって都合のいいものへと認識させていっていた。

 あれだけ悪いことをしたんだから、この最高級の雌は、僕の物にならなけれないけない。

 口と手を使った愛撫で女の弱いところをほんの少しの時間で知り尽くした少年による左右の乳首への同時の攻めにカミラが絶頂し、快楽に溺れる情けない雌の表情を晒した。

 

(なんてひどい顔……カミラ様も僕の物になりがたっているんだね……!)

 

「はぁ、はぁ! 出るッ、出るッ、うッッ!」

 

 ビュルッ! 

 

 初めてみる女が快楽に染まった瞬間に反応して、少年のカミラの爆乳に挟まれていても顔を見せるほどのペニスが大きく脈動する。

 自慰以外でする初めての射精は勢いよく大量の精子を吐き出してカミラの胸と顔を真っ白に染め上げていく。

 幼い少年の精巣で作られた精子を含んだ精液は極めて濃厚で顔や髪に粘りついて離れず、彼がもう精通済みなことを匂いと質感でカミラに教える。

 

(す、すごい匂い…… こんな濃い、ゼリーみたいな精液……)

 

「んっ……」

 

 柔らかな唇の上に乗っている白い樹液にカミラは自然と舌を伸ばして口に含んでしまう。

 僅かな量なのに口中に広がっていく雄の味。喉を通せば胃を通して身体中に行き渡りそうな雄臭の塊を彼女はトロンとした目をして吞んでしまった。

 彼女が身に着けている最後の一枚になった、淫液塗れでびしょびしょになったショーツ状の防具を少年にずりさげられながら。

 

 

 


 

 

 

「ふぅ、ふぅーっ……ううっ❤」

 

 カミラの少し濃い目の紫色の茂みに隠された亀裂を少年の肉槍が何度か撫でるように突っつき回す。

 何度も絶頂を重ね顔と胸に付着してまだまだ乾きそうにもない精液の匂いに当てられ彼女にはもう物理的な抵抗については何も出来なかった。

 

「ねえ、言ってよカミラ様。僕の物になるって」

 

「ごめん、なさい。それだけは言えないの、おおッ❤」

 

 乳首同様に早くも雌の亀裂の弱点を探り当てていたルクスの亀頭がカミラの陰核を突く。

 もう何時でもペニスを挿入して、膣内で射精して、精子を卵子に受精させ、この雌に罪の償いとして子供を作らせることが出来る。

 だが雄としては。雌のほうから子種をねだらせて仕込んでみたい。

 そう思ってカミラを生殺してにしてしばらく攻めてみたが、さすがに暗夜の王女としての最後のプライドまでは砕くことは出来ないとルクスは悟った。

 

「じゃあ、挿れるよ」

 

「ああっ……アっ、アアっ❤ かはぁ、あぁぁぁぁ❤❤❤」

 

 横たわったカミラの左脚を持ち上げて側位でのセックスだが、体格差があるために彼女の左太ももに抱き着くようにしてルクスは挿入を完成させる。

 22歳の高貴な王女のオマンコを11歳の平民の少年のチンポが貫いた瞬間だった。

 ズンと音が鳴ったような一回目の力強い突き込みでカミラがまた絶頂に導かれる。

 処女膜は何の抵抗もなく貫通され、鮮血が既に大量に分泌されていた愛液によって薄められていく。

 

(す、ご、い……❤ これが、おちんちん……❤ 男の人のチンポ……❤)

 

(なんて、なんて気持ちいいんだ……これが女の人の中、これがセックス……)

 

 事前にパイズリで一度射精していなかったら挿れた瞬間に射精してしまったかもしれない。それぐらい第一王女、カミラの膣内は名器だった。処女だというのに初めて受け入れた巨根をよく呑み込み、潤いのある性器全体で奉仕をしている。

 

 そこからはもう、少年の一方的なセックスだった。

 

 ぱんぱんぱんぱん! 

 

「どう! 僕のチンポいいんでしょ! イイっていいなよ!」

 

「あぁぁ❤ あっ、ああぁッ❤ イ、イイっっ❤」

 

 側位で何度も何度もカミラの奥底にある雌を叩いて呼び起こし。

 

 ぱんぱん! ぱしん! ぱしん! 

 

「どう! これでも気持ちいいんだね! おっきなおっぱい揺らして子供にセックスされて悔しくないの!」

 

「うぅぅ! ん゛っ❤ ち、違うのぉ❤ いやぁ、お尻ぶたないでぇ❤」

 

 壁に手を付かせたカミラを後ろから攻めて、スパンキングも加えながら被虐にも目覚めさせ。

 

 ぱんぱんぱんぱんぱんぱん! ぱんっぱんっ……! 

 

「出すよ! カミラ様の中に! 僕の精子でカミラ様の卵子、受精させるよ!」

 

「いやぁぁ❤ ダメ、それはダメなの、うっぅぅぅぅうぅぅッ❤❤❤」

 

 ビュッ! ビュルル!! ビュルルルルル!! 

 

 屈辱的なまんぐり返しの姿勢で少年の小さな体に押し潰されての膣内射精。

 口では平民の幼い子供の精子を拒んでも女の身体をしている限り中に射精されれば妊娠してしまう。

 

(これが種付け、なんて最高なんだ!)

 

 一度目の膣内射精を終えた後もルクスは何度も何度も、自分の身体が蓄えている全ての精液をカミラの膣内へと注ぎ込んでいった。

 前からも後ろからも。恋人のように正面から抱き合っての中出しもした。

 カミラの王女としての尊厳は少年のこの女に赤ちゃんを産ませたいという雄としての強い意思に屈服していく。

 

「あぁ❤ ルクス、もっと、おちんちん、欲しっ❤ んんっ❤」

 

 途中から明らかに声色が変わったカミラの反応にルクスは白濁した遺伝子を大量に注ぎ込むことで本物の受精よりも先にカミラの心のめしべを受精させたことを確信した。

 

「カミラ様はもう、僕のものだ……僕の子供を、孕めっ!」

 

「うっうううっ❤」

 

 ビュルルルルル!! 

 

 好き放題にセックスをされ子供を作ることを求められている。自分は少年にとってなんなのだろう。

 その答えをカミラは一晩中続いた性交の中に見付けていた。

 

 私は、カミラは。暗夜王国の第一王女などではなく、小さな村の少年の奴隷妻なのだと。

 

 

 


 

 

 

 ぱんぱんぱんぱん! 

 

「あんっ❤ ルクス様❤ 朝からとっても激しくって……❤ ちょ、朝食の準備もまだ、なんですよ❤」

 

「カミラがエッチすぎるのがいけないんだよ♪」

 

 昨晩も疲れ果てて眠るまで愛し合ったというのに、朝勃ちを妻、カミラの中で鎮めたいと夫、ルクスが早朝から交尾を始める。

 

「でも、ミルクだけは先にいただこうかな……」

 

「あぁー❤ もう、ダメですからね! 産まれてくる赤ちゃんの分は取っておいてください❤」

 

 ルクスが妻を屈服させたあの時のように乳輪全体を口に含んで強く吸い込むと、母乳が染み出してきて少年の喉を潤わせる。

 

 カミラはルクスの子供を妊娠していた。

 今度、夫婦で一緒に暗夜王国に一度顔を見せに戻ろうと思っている。

 同伴している小さな子供が夫だとはさすがに明かせないが、お腹の中に彼の赤ちゃんがいる状態でかつての部下たちや義弟に会うのはすごく興奮することに違いない。

 人々からその美貌を羨まれてきた暗夜王国の第一王女が、少年の妻となり子を成していることを他の誰も知らないのだ。

 

「えぇー、やだなー。カミラのおっぱいは僕だけのものにしたいのにぃ」

 

「もう、ワガママなんですから……でも、そこも大好きですから……いっぱい奴隷妻、カミラに子作りミルクを飲ませてくださいね……❤ ああンっ❤」

 

「このっ、調子にのるなよメス騎士カミラ♪ 奴隷王女カミラ♪ 僕の子作りミルクで、赤ちゃんをたくさん産んでもらうからな!」

「はひぃぃぃ❤ カミラ、ルクス様の赤ちゃんいっぱい作りましゅぅぅぅ❤❤❤」

 

 ドピュ❤ ビュルルルルルル❤

 

 

 


 

 

 

 白夜王国と暗夜王国の戦争は終わり、平和条約が締結された。

 事実上、白夜王国の勝利であったが新たな白夜王となったリョウマの計らいで暗夜王国への罰則は与えられず、新しい平和な時代を迎えたのだ。

 暗夜王国は第二王子、レオン以外の王族を喪っていたため彼が即位するはずだったが驚くことに行方不明になっていた第一王女、カミラが帰還。

 しかし、カミラは命を救ってもらった相手の元で暮らしたいと王位継承権を放棄し、いくつかの私物を王宮から回収して歴史から姿を消したのであった。

 その時のカミラは”命の恩人の子供”だという少年を連れており姉弟と母子以上、夫婦にも見えるような仲の良さを周囲に感じさせたという記録が残っている。



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真夏の衝動(松浦果南)

お姉さん:松浦果南(ラブライブ!サンシャイン!!)

今回はご意見募集でいただいたアイデアを参考に「アイドル系の女の子に弟的な男の子がいたらというif物」を書かせていただきました。
果南ちゃんはアニメベースの性格で時空はアプリなどごちゃまぜになっていると思います。
睡姦要素があります。


「おっ、きたきた、きたね! キミが晴海かー。ここまで来るのに疲れたでしょ? よーし、お姉さんとハグしよっか!」

 

「あ、あのっ……よ、よろっ、ふえっ!?」

 

 少年、日向(ひむかい)晴海(はるみ)再従姉(はとこ)の少女、松浦果南と初めて出会ったのは三年前、小学三年生の夏休みだった。

 東京でマリンショップを営んでいる両親の元に生まれ育った晴海だったが顔を水に浸けることすら苦手としていてそのことを学校で笑われたばかりの夏。

 祖父の兄、つまり果南にとっての祖父が暮らす静岡県にある海辺の町まで母に連られて朝早くから電車に乗り、バスに乗り……少年は初めての長旅を経験した。

 正直言って田舎に行くのは億劫で、夏休みの間はずっと家でゲームをしていたい典型的なインドア少年だった晴海はこの夏から見違えることになる。

 

「くんくん、都会の女の子はいい臭いがするね。髪の毛もさらっさらっだ。シャンプーが違うのかな?」

 

「うーっ! ぼぐ、おにょこのこ……!」

 

 中学三年生にしてもう十分に女らしさを感じさせる胸の中で不服そうにもがいている息子の姿に晴海の母が思わず笑ってしまう。

 そう。この今ハグをしている相手が男の子だということにまったく気付いていない桔梗色の髪をした美少女と出会ってから、少年は変わっていった。

 

「む、ムリムリ!! ぼく、泳げないの!! あ、足ついてないよ!? おねえちゃ!?」

 

「大丈夫大丈夫。私が晴海くんを支えてるから何しても溺れたりなんてしないよ。ほら、まず水に顔を浸けてみよっか」

 

 苦手だった海は大好きになり、泳ぐのはクラスで一番上手になった。

 

「もー! なんでお姉ちゃん曜ちゃんのこと止めてくれないの!? いっしょに写真まで撮って、女の子の格好すっごくイヤだったんだからね!」

 

「あはは、ごめんね。曜は下の兄弟姉妹がいないから嬉しかったんだよ、きっと。私にとってのチカと曜みたいな感じなんだろうね。でも、結構似合ってたよ」

 

 すごく恥ずかしいこともあったけど、海辺の町で過ごす夏休みは楽しく、あっという間に過ぎた。

 

「どう? 東京に比べたら何もないかもしれないけど、これで結構いいところだったでしょ? 来年もまた遊びに来たらいいよ。まだまだたくさん楽しいところがあるんだ」

 

「うん……! 楽しかった、すっごく、んっ!? め、目ぇ、目っ、染みっ……!」

 

「あー、ごめんね。シャンプーハットはさすがになかったんだよね。ほら、目を洗ってあげるからこっち向いてくれる?」

 

 それから毎年、夏休みになると少年は松浦家に遊びに行って富士山を見て、内浦の海で泳いで、東京では出来ない経験をいくつも積み重ねて内面的にもどんどん活発な男の子らしくなっていった。

 

 ちなみに、果南と一緒にお風呂に入ったのは四年生まで。

 五年生の時にはもう、少年は心も身体も少し大人になっていたからだ。

 

 


 

 

 松浦果南、高校三年生の夏。

 彼女はスクールアイドルグループAqoursの一員として人生でもっとも忙しく、そして最高に輝いている夏休みを満喫していた。

 

「ただいまー! ごめん、おじいちゃん。予定していたよりだいぶ遅くなっちゃった」

 

「おかえりー、遅かったね。スイカ切ってあるけど食べる?」

 

 松浦家の留守を預かっていたのは果南の祖父ではなかった。聞き覚えのある少年の声が居間のほうから聞こえてくる。

 

「うん、ちょっと話がまとまらなくって……って、ハルか。今日からだっけ小学校の夏休み。おばさんは?」

 

「今年は母さんは来てないよ。スマホ見ながらならここまで来るのなんて簡単簡単」

 

「ふーん、よくおじさんもおばさんも許してくれたもんだね。それ聞いてたら私の方からハルを迎えにいってあげてもよかったんだけど」

 

「また、果南はそうやってすぐ子供扱いすんだから。来年からオレ、中学生なんだぞ」

 

「はいはい。私にとってはいつまでも千歌も曜もハルもかわいい妹分、弟分なの。心配ぐらいさせてくれたっていいでしょ?」

 

 ぷいっと日向晴海ことハルが顔を背けだしたので果南はダイニングテーブルを回り込んで、ハルの背けた顔のほうにある椅子に座って少年と隣り合う。

 

「こらっ、去年からそういうことするの増えてるのわかってるんだからねハル。反抗期にはちょっと早いんじゃないの? おじさんやおばさんの言う事はちゃんと聞いてる?」

 

 正確に言うと去年はもっともじもじとしていて果南と会話をすることそのものを避けるような雰囲気だったのだが、男の子の感情の機微に気付くのは女子高通いの果南にはなかなか難しい。

 果南のことが嫌いなわけでもないし、反抗がしたいわけでもない。むしろ、他の誰の事よりも果南のことが好きだという少年の気持ちは彼女本人にはほとんど通じずにいた。

 少年は、そういった感情とそれをぶちまけてしまおうとする自身の愚かさを抑え込んで『悪い……』と呟いたことで果南からの当面の許しを得る。

 

「ほらほら不機嫌な顔しないの。お姉ちゃんがハグッ、してあげるから」

 

 本人にはその自覚はないが体力オバケとして学校で広く知られている果南の抱擁を力付くで解くのは男女の差、年齢の差を考慮してもハルには難しいのでここはおとなしく受け入れるしかない。

 初めてのハグを食らわされた中学3年生の時よりも果南の身体は女の子らしく柔らかくなり、胸についている女性の象徴は体感でわかるぐらい大きくなった。

 でも、自分だって果南の成長に負けずに背だってだいぶ高くなってきたし、顔はまだ子供っぽいかもしれないけどそういうところに気付いてくれたっていいのに相手だけずるいと。

 出会った時からあまり変わっていない男の子の髪型としては少々長めの髪の毛をくしゃくしゃと撫でられながら少年は思った。

 

 


 

 

「果南ー。風呂沸いたってさ」

 

「ごめん、もうちょっと。先にハルが入っててもいいよ」

 

「……? 勉強してんの? 果南が?」

 

「ちょっと、はぁーる……って、でもこれ勉強じゃないんだよね」

 

 シャツにハーフパンツという装いで畳の上にあぐらをかいて机と向き合っている果南の横から飼い主にちょっかいを出しにきた猫のようにハルが顔を出す。

 果南はノートに表とか文字とかを書いていて『タイムスケジュール』とか千歌や曜の名前からハルには何をしているのかすぐ察することが出来た。

 

「合宿ってやつ?」

 

「そう。学校は休みなんだけど今年は色々と盛りだくさんなんだよね」

 

「スクールアイドル……Aqoursってさ。やっぱり忙しいの?」

 

「2年前に三人でやってた時とは全然違ってね……ふーん、ハルもスクールアイドルに興味がある年頃になったかな?」

 

「なんだよ、悪いのかよ。いいだろ別にそんぐらい聞いたってさ!」

 

 実際、ハルにとって興味があるのはスクールアイドルでもAqoursでもなく内浦に住んでいる6つ年上の再従姉、松浦果南という個人だけだ。

 だが今の果南は世間にとってそんな狭い範囲と関係に収まっているような少女ではなかった。

 

「東京で果南の写真が売っててびっくりした……そんなに凄いんだよなAqours」

 

「うわっ! 身内の男の子にその報告されるとなんだかむずかゆいな!」

 

「オレだってクラスの連中が果南の話してるの聞いたらなんか恥ずかしいんだけど」

 

「お互い様ってことだね。ちなみにどんな話がされてるの?」

 

 正直に話そうとして、回答に詰まった。

『お前Aqoursで一番好きなの誰だよ』という男子同士のきわめて軽い、そのあとのからかいのほうが本番の話題ですらハルにはいきなり心臓にナイフを向けられたのに等しい。

 その場は好きな人の名前の一文字目を出してからすぐに頭に『チ』を付けて言い直して事なきを得たが誰の名前を言おうと自分の気持ちの問題でしかないことに後から気付き、千歌に対して心の中で深く謝った。

 という前例があったので。

 

「あー……女子たちがさ、この中で誰になりたい? みたいなやつ。それで果南が」

 

 今回は手際よく誤魔化すことに成功した。もっともこれもハルの気持ちだけの問題に過ぎない。

 自己満足による護身は上手くいったかに見えたのだが。

 

「小学生が私に? ダイヤや鞠莉ならなんとなくわかるんだけど……すごく意外な感じがするんだよね。ホントなの?」

 

 いつもの調子で茶化してしまえばいいものの、一度好きな人の名前を避けてウソをついたことを後ろめたく思っていたがために。

 

「いや、果南だってすげえ綺麗であこがれられるに決まってんじゃん。なんだかんだ言って結構やさしいし。ダイヤさん、鞠莉さんと並んでてもオレは果南が一番美人だって思っ」

 

「……?」

 

 急に饒舌になった少年にどのような思惑があるのかを顔を見てじっくりと判断しようと果南がジト目を向けている。

 本当に、もう。どうして本当の気持ちをそのまま口に出すとこういう空気になってしまうんだろうと少年は心の中で嘆くしかない。

 これでは彼女とのやり取りをなるべく避けていた去年のほうがまだマシだったというものだ。

 

「何か買ってもらいたいものがあるとか?」

 

「ちがっ……!? 違わなくは、ない、かも。お願いがあるから……」

 

「よしっ、当たった! もー、変なごますりなんていらないんだよ。私とハルの仲なんだから。まあ、無理なものは無理って言うからそれは覚悟しといてね」

 

 自分と果南の仲。それがどういう仲を指しているのか、勿論、わかっている。

 果南にとって6つも年下の自分はかわいい弟でしかないということを、わかっている。

 そうじゃなければ、こちらがその気になれば下着を覗き見ることが出来るぐらいラフな格好に近付くことを許していないだろうから。

 

「わかってるって……あのさ」

 

 ただこうやって話しているだけなのにとにかく自分だけが損をしている気がしてならない。

 これ以上はイヤだ。

 ここは子供の、弟の特権を使わせてもらおう。

 

「ダイビングスポット行きたいんだけど、泊まりで」

 

 


 

 

(バカみてえだなこれ)

 

 雨が降りだしそうな暗い空を見上げて、少年はまるで今の自分の心のようだなとシンパシーを抱きながら海を漂っていた。

 海にいるのはハルだけで、その隣に果南はいない。

 彼女はAqoursの合宿で昨日から東京に行っている。東京のスクールアイドルグループと交流があるということらしい。

 

 ──まったくこんなひどい話があっていいのだろうか……ありとあらゆるものがオレに果南を諦めさせるために存在しているとしか思えない。

 果南に会いたくて東京からここまで来たのに、その果南が入れ違いで東京に行ってしまったなんてこんなのバカそのものだ。

 悪い考えが少年の中でぶくぶくと膨れ上がっていく。

 

(いや、これが正しい形なのかもな……)

 

 歌って、踊って、たくさんの人に愛されている、とんでもなく美少女の松浦果南が東京にいて、自分は地方の海で一人泳いでいる。

 それが、相応しい姿だろう。

 取り柄もないくせにたまたま親戚だったというだけでみんなの果南を独り占めしようと考えているとはなんて贅沢なガキなんだ。

 

(あっ、これやばい)

 

 このまま空を見ていると気が滅入るどころでは済みそうにないことを察して、サーフボードを枕にして仰向けに浮かびながら砂浜のほうを見た。

 昼過ぎにはたくさんいた海水浴客も天候の変化に合わせてまばらになっていき夕方に差し掛かろうとするころには閑散とした砂浜。

 立ち去るタイミングを誤ったのか大学生ぐらいのカップルがまだ残っていて申し訳なさそうにしている彼氏を気の強そうな彼女が怒っていた。

 

「あーあ、カッコわるー……」

 

 少年の言葉は彼氏の青年に向けたものでもあり、自分の今の状況に対して向けたものでもあった。

 もっともカッコ悪さを比べたら一人で海に気の抜けた顔でぷかぷかと浮かんでいるハルが圧倒的な勝利を決めてしまうのだが。

 

 ぽたり。

 

 雨粒が呆けた顔の少年の額へと当たる。

 それを切っ掛けに次々と雨の粒が海に降り注ぎ、雷鳴が鳴り響く。

 浜辺のカップルのためになんとか天候を支えていた神様もさすがにサービスはここまでということだろうか。

 濡れるのを嫌がった男と女が雨を避ける場所を求めて昨シーズンに営業をやめた海の家の廃墟へと駆け込んでいくのが見える。

 全身を海に浸からせているハルはといえば焦ることはなにもなくボードを腹の下にいれてゆっくりと砂浜へと泳ぎ出す。

 家に帰っても果南は十日間は帰ってこないのだから、ゆっくりで、どれだけゆっくりだっていい。

 

「はぁ……モラルなさすぎ」

 

 荒れ始めてきた海から上陸してきた少年は持ち主に捨てられ逃げ遅れたレジャーシートを見てクレームをつける。

 そのうえ、この土砂降りのなかに財布まで忘れていったらしく不用心にもほどがあった。

 親切にしてやる義理は別にないがこれを届けてやればまた彼氏が彼女に文句を言われている光景を見られるかもしれない。

 誰も損することはないし、そうしてやろう。

 ところが、勝手な嫉妬を発端として少年の悪戯な親切はまったく想定外の結果を招くことになってしまった。

 

 


 

 

『んああっ……❤ いいのっ、すごっ、すごぃぃ❤』

 

 暗闇の中、少年が自分の性器を手に持った綿の生地を使って扱く。

 部屋の主は東京にいて不在だがここには彼女を思わせるものがたくさん置いてある。

 彼女を思ってする自慰行為にこれ以上最適な物と場所はない。

 

(オレ……最低最悪……だけど……!)

 

 去年の夏休み前、少年は果南と一緒にお風呂に入っていた時のことを夢に見て、目が覚めるとパンツの中はどろどろになっていた。

 学校で恥ずかしがりながら聞いたやつだとすぐにわかった。

 これが射精。好きな人に赤ちゃんを産ませて、自分のものにしたいという気持ち。果南のこと、そう思っていたんだ。

 

『ふんっ、ふっ! お前、いつもこんぐらい可愛くしてろ、よ……!』

 

 よくない行為だなんてわかっているのに、そのあとも自分の意思で海で遊んでいるときの水着や風呂上がりのタオル一枚の時やお風呂で見た裸の果南を頭の中に浮かべながら少年は何度も精を通した。

 自分のことを弟だと思って親身になってくれてるからこそさらけ出してくれた姿だというのに。少年は裏切り行為を働いたのだ。

 果南で精通射精をして以降、果南のことを考えずに射精したことなんて一度もなかった。

 すべての精子が果南のために作られたものだと少年は思っていたから。

 

『やぁぁ❤ もっと、やさしくっ❤ はげしっ……❤❤』

 

 毎日、毎晩、ハルは妄想の中で自分に向けて微笑んでいる果南に向けて精を吐き出しながらも夏休みが来るのを恐れていた。

 この調子で会ったらいよいよどうなってしまうのだろう……そういった恐れから去年は果南のことを不自然と避けてしまい、彼女からはそれが姉離れをしようとする反抗期の弟に映ったのかもしれない。

 本人を目の前にすると幼い性欲よりも義理の姉のような女性への申し訳なさが上回り、果南とのお風呂は断り、松浦の家にいる間は一度もハルが自慰に励むことはなかった。

 もっと大人になって落ち着いて果南と向き合うことが出来るようになるという希望的な観測を持って、来年を待つ。

 

『こっちのほうが好きなんだろっ! オラッ、ほらっ! これはさっきの分だからな!』

 

 けれど少年に訪れた未来は想像とは違うものになっていった。

 果南は二年前の不完全燃焼に終わったスクールアイドルをやり直すことに成功して、Aqoursの一員として人々から羨望の眼差しを向けられている。

 今や、果南に対して自分と同じような好意を抱き、行為をしている男性など珍しくもなんともないに違いない。

 専門店に行けば誰でも果南の写真を手に入れられるし、スマートフォンを触れば誰でも動いている果南の姿を見ることが出来るのだ。

 スリーサイズなんてものに興味はなかったが、自分が知らなかった果南の情報が平然とネットに流れているのもすごく不愉快だった。

 

 生で会ったことがある? 泳ぎ方を教えてもらったことがある? 一緒にお風呂に入ったことがある? 

 そんなの弟としてだ。自慢にもならない。男として果南に対してリードしていることなんて何にもない。

 だから今年こそ自分の気持ちにも彼女にも真剣に向き合おうと思ってやってきたのに。

 

『もうっ……だめっ!! だめっ❤️ イクッ、いくからッ、ゆ、ゆっぐり、○○っ❤️ あ゛あっ❤️』

 

 そういった少年の青い思いは海の家の廃墟の中で行われていた大学生の男女の濃密な交わりを目撃したことで粉々になった。

 財布を届けて冷やかそうと思って覗き込んだ中でカップルが、いや雄が雌を屈服させるための儀式が執り行われていたのだ。

 

 思わず声をあげそうになった口と、海パンの下に血が集まり勃ち上がってきたペニスを抑えながら少年は生まれて初めて見る男女のセックスを見学した。

 あんなに彼女に対して弱気でやられたい放題だったはずの彼氏が別人のようになって彼女を背中から押さえ付けて犯している。

 別人のようなのは彼女のほうもだ。砂浜でのやり取りはこのときのためのお膳立てだったのかというぐらい男に支配されることを悦んで受け入れている。

 あまりにも衝撃的で、刺激的だった。

 

『まだだっ! まだだろっ! 一緒にイクんだから我慢しろ! ●●!』

 

 果南でオナニーをするとき少年の妄想力では、性交にまでは至っていなかった。

 好きな人の顔と身体と声と匂いを思い浮かべればセックスなんて必要がなかった。これまでは。

 

「はぁ、はっはっ……!」

 

 今は違う。今はもうそんなお行儀のいいオナニーになんて戻れない。戻れるはずがない! 

 セックス。果南とセックスがしたい! 

 獣欲に染まった交尾を見てから少年の価値観は丸っきり変わってしまっていた。

 果南の家の、果南の部屋で、果南の下着を使って、果南とセックスする妄想をしながら、毎日自慰をしている。

 

『や゛っ❤️ やだっ❤️ はっ早くッ、きてっ《ハル》ッ❤️』

 

「っ……!」

 

 他人の性交を自分と果南へとコラージュする。

 

『出すぞっ! 《果南》ッッ! ううッ……!』

 

 妄想の中の《ハル》が《果南》の中に精液をぶちまけるのと同時に現実のハルが果南の飾り気のないショーツに向けて射精を開始する。

 

「果南……!」

 

 誰にも聞かれないように小さくとも確実に果南の名前を叫んでの射精。

 今までのように虚無へと放つわけではなく、果南の子宮に向けて吐精しているような感覚。

 彼女のショーツの秘裂を守っている箇所に亀頭を押し付けて思う存分に精を打ち込んだ。

 

 世界中で何人が松浦果南をオカズにオナニーをしているか知らないが、世界でもっとも最高の自慰行為をしているのは自分だと自負する。

 

「明日だ……明日になったら、果南と……」

 

 しかし、ひとたび火がついたその獣の性欲はどれだけ気持ちがよかろうと擬似的な性交などでは満たされることは決してない。

 むしろ果南と本物の性交をしたいという気持ちが高まるばかりで、少年は彼女が合宿で己を磨いている裏で一つの計画を練っていた。

 

 日向晴海が松浦果南と交配を果たすための、計画を。

 

 


 

 

「へー、想像していたよりも綺麗じゃない。別荘って言っても通用しそうなところだね」

 

 東京で今しか体験できない素敵な時間を過ごしてきた果南は内浦に帰ってきた翌日から疲れた様子もなく少年と出掛けていた。

 海が近いところに建てられている一軒家。ここは日向少年の祖父が過去に過ごしていた家で、今も思い出した時にたまに使われている。

 夏休みに入る前、ダイビングスポットが近い場所にこれがあることを母から聞かされて今年は果南とここに行ってみたいと用意していたのだ。

 現在は別の目的までも追加されてしまっているのだが……

 

「とりあえず荷物置いたらすぐ海に行こーぜ! オレもう待ちくたびれてるんだからさ」

 

「そうだね! ハルの肌が黒くなるぐらいだいぶお待たせしちゃったし。たっぷり楽しんでこよっか」

 

 それから。少年は再従姉と過ごす四年目の夏の海を思う存分に楽しんだ。

 一年目の時と同じか、それ以上に子供らしく果南と、海を遊び尽くしたと思う。

 それは、たとえどういう結果が待っているとしても二人の関係が今夜変わってしまうのは間違いがなく、最後の時間を大切にしたかったからだ。

 

 

「結構よかったよな、ここ」

 

「うんうん。ハルが誘ってくれてよかったよ。今度はもっとたくさんで来てみてもいいかもね」

 

 果南はウェットスーツのジッパーを降ろして中に着ているビキニを覗かせながら岩場に座り、少年と背中を合わせていた。

 

「あのさ、ありがとな。忙しいのに無理言っちゃって」

 

「あまり気にしないでよね。前もってあなたに言ってなかった私が悪いところもあるんだから」

 

 背中を合わせてみると、やっぱり果南のほうが大きい。

 

「オレたちってどう見えてんだろ」

 

 せっかくいい気分で遊び終わったのに。少年のミス。

 

「うん? 仲のいい姉弟じゃない?」

 

 その答えが返ってきてしまうのだから。

 

 


 

 

 波の音が聞こえてくるぐらい静まり返った、暑い夜。

 和室に敷かれた布団から這いずり出した少年が少し間隔を空けて敷かれているもう一つの布団のほうへと忍び寄っていく。

 そして、遠慮も迷いもない動作で少女の抜群のプロポーションを隠している一枚の薄布を剥ぎ取る。

 シャツとハーフパンツだけのいつもの果南の姿が露になったが、今夜はこの格好がとてもいやらしいものにしか見えなかった。

 

「油断したな、果南。男と同じ部屋で眠るなんてさ」

 

 深い眠りに落ちてすやすやと静かな寝息を立てている十七歳の美少女の頬を撫でながら十一歳の少年が勝ち誇ったように囁く。

 寝付きの悪さに悩んでいる果南の祖父が服用している薬をこっそり持ち出して盛ってやった。入眠からしばらくは目を覚ますことはない。

 身長は162cm、スリーサイズは上から83、58、84の美少女の身体は下腹部にある内蔵も含めてすべて、性欲の虜となった少年へと何の障害もなく差し出されていた。

 

「んっ……」

 

 下着以外の服を身に着けることを許されなくなり、少しひんやりとした夜の風が肌に触れたためなのか果南が声を漏らしたが、それは覚醒を予感させるには程遠い。

 いつでも果南の身体を使うことが出来るこの圧倒的に有利な状況は却って少年を冷静にさせ、少しずつ彼女を楽しんでいくことを選択させた。

 

「もっと可愛いの着て来いよ……」

 

 自慰のオカズを選ぶためにタンスを探したときには女の子らしさを感じさせる下着もいくつかあったのに、今は上下ともに小学生の精液塗れにされた物に似たスポーツ用のアンダーウェアだった。

 レジャーが目的で出掛けているのだから妥当なものなのだが、少年は弟と一緒ならこの程度でいいということかと不満げに覆う面積が広いブラジャーの上から、その胸を揉みしだく。

 柔らかい。彼女のクセであるハグで顔を押し当てられた時と己が楽しむために手を使っても揉むのでは全然違う。

 触っているだけで気持ちいい。

 

「すっげ……なんだこれ」

 

 両手を使って夢中になって揉み続ける。精神的な高揚もたしかにあったがそれだけじゃない。

 強く揉むと指が沈み込んで指の腹の横側にまで元の形に戻ろうとする乳房の反発を感じられる。心地がいい。

 男の身体にはついていない、これが。

 

「おっぱい、果南のおっぱい。揉んでるのオレだからな」

 

 今度は手をブラの下に入れて直接、生のおっぱいを触る。

 果南の体温はハルより低いので、手の平全体がひやりとしたと同時により甘美な感触が腕を通して脳にまで伝わってきた。

 もっと、もっともっと揉みたい。

 緩急を付けながら小さな凌辱者が果南の大きさと美しさの両方を備えたバストを征服していく。

 

 ──動画のコメントに出てくる果南のファンだとかいう奴ら、ざまあみろ。動画を見て揺れているのを見るだけじゃオレは満足しないぞ。

 

 指先からの感覚で普通の肌とは違うところも見付けた。果南の乳輪。今はもう記憶の中に薄っすらとだけ残っているあのピンク色をしたいやらしい部位がこの下には眠っているのだ。

 乳輪の中心にあるものは当然、乳頭。

 それを、乳首を少年の両方の親指と人差し指が同時に捕らえ、そうするのが正しいことを本能的に分かっているように扱いた。

 

「ううん、んっ……❤」

 

「うわっ……」

 

 女もまた、本能的な動きをとった。

 寝返りを打ち、その口から聞こえた声はハルのこれまでの果南との思い出の中では出てきたことがない音色だった。

 だが最近、別の口から聞いた音色とそっくりだ。

 あの海の家の跡地で表向きには完全に尻に敷いているはずの彼氏に完全に屈服してあげていた、あの甘えた声に。

 

 いける。

 

 暗闇に目が慣れてきたので、果南の顔を見る。

 安らかな眠りの顔とは違う。しかし、苦しんでいるのとも違う悩まし気な表情。

 口の端からは唾液を零していた。

 

 いける。

 

 果南の顔から目を離さずにショーツのほうへと手をやって、秘裂に沿って何度も何度も指を往復させる。

 そのたびに。果南の口がぱくぱくと動いて男を欲する甘い甘い声を漏らす。

 少年の指先には汗とは違う、ヴァギナから分泌された粘性のある液体が付着していた。

 

 いける。

 

 六つも年下の肉体的にはまだまだ未熟な少年を女の肉体はセックスを、子作りをする相手だと認め始めている。

 少年は果南の心よりも先に肉体のほうへ自分のことを刻み込んでしまうつもりなのだ。

 

「濡らしたな果南。オレが脱がしてやるよ」

 

 女の足を真っ直ぐに伸ばさせてショーツを下ろす。

 

「ううん、あ、あっ……❤」

 

 直に果南のまだ誰の性器の侵入も許したことのないクレバスをなぞってやると、より甘い声を響かせた。

 胸はともかく、ここを他人の手で触られたことはほとんどないだろう。性的な意味合いならばなおのことだ。

 ここも、徹底的にやっておかなくてはならない。

 

「あぁっ、うぅ、あっ……❤」

 

 躊躇うことなく少年が女の股間へとしゃぶりつき、クレバスを舌でゆっくりと味合うように舐めあげた。

 汚いとかそんなことはまったく思わない。果南の全部が欲しいから。

 大陰唇から小陰唇までを満遍なく舐め回す。

 

 このとき、もう既に。

 果南は覚醒し、大きな過ちを犯している少年を制する最後のタイミングを本人には気付けるはずもないまま逃していた。

 

 


 

 

 まず最初に感じたのは瞼に蛍光灯の明かりが当たっていることだった。

 

「んああっ……❤️ あっ、ああっ、あっ……!?」

 

(あれ……私なんで服を脱いで……)

 

 窓を開けておいたから海風が吹き抜ける部屋の中で裸になって眠っていたら体に悪い。

 早く、服を着なくては、と。

 

(んっ……❤️ なにっ、これっ……!?)

 

 身体が自分の思ったように動いてくれない。金縛りにでもあったみたいに。

 全身が麻痺したみたいで、すごく怖い。

 隣で眠っているあの子に助けを求めなければ。

 

「はっ、ルゥ……」

 

「やっと目が覚めてきたか。ずっと待ってたんだぞ」

 

「へっ……ひゃうんっ……!? んっ……なに、してるのぉ❤️」

 

 隣の布団から聞こえてくると思った返事はすぐ近く、右半身を下にして横になっている果南の背中側から帰ってきた。

 ハルは果南の背中にぴったりとくっついて、背後から両手を乳房へと回し乳首を摘まんでいじめながら女の覚醒を待ち構えていた。

 固くなり限界まで勃起している果南の乳頭は彼女の身体が性的興奮の真っ只中にあることのサインになっている。

 

「なにって、わかるだろ。自分が何をされてるのかぐらいさ」

 

「いやぁ……だめっ、なんでこんなことする、の……!? だめっ、だよっ、んんっ……❤️」

 

「ダメだったらなんで男と同じ部屋で寝てるんだよ!」

 

 強い言葉と共に少年が果南の乳首をつねりあげて反抗的な態度を制する。

 運動の天才でスクールアイドル屈指の体力の持ち主である果南といえども、その身体に快楽を染み込まされていては小学生の手で思うようにされてしまう。

 もっと早く起きなかった時点で果南には抵抗する手段はなく、起きることを封じられていたのだから彼女は詰んでいるのだ。

 視線を下に向けると乳首が自分でも見たことがないぐらい固く勃ち上がっていて、心臓の鼓動は激しい運動をしたあとよりずっと高鳴っている。

 明らかに異常。眠っている間にこの子に何をされていたのか。

 

「どう、感覚戻ってきた?」

 

「ハル……ほんとに、ほんとにやめようよ……」

 

 一度、乳首と乳房を解放してぎゅっと抱きついてやる。

 果南の背中にドクンドクンと脈動する子供の、まだ成長しきっていない心臓のリズムが響く。

 そして、胸への強い刺激が抑えられたことでもっと下のほうで別の何かが脈打っていることに果南はようやく気が付いた。

 

「う、ウソ……!?」

 

 恐る恐る、それを確認するためにもっと下のほうを覗きこもうすると、その動きを察してハルは見えやすいように果南の胸を左右に広げてやった。

 

 股の間から、男性のものが伸びている。

 女を悦ばせ、服従させ、雄の遺伝子を雌に打ち込むための機能を完全に備えている凶暴なペニスがそこにはあった。

 二年前にお風呂で見たかわいいこどもおちんちんとは全然違う。

 それは、精通を迎えてから果南とセックスすることだけを考えて磨き抜かれてきた性器。

 

(男の子ってこんなにすごいの……? 背だって私よりまだ低いのに……)

 

 続いて、嗅覚が戻ってくると鼻をつんと刺さってきたのは果南にとって初めての雄の臭い。

 布団の端のあたりに乱雑に丸められて置いてある自分が着ていたはずの下着からその臭いは放たれていた。

 それにたっぷりとこびりつけられた少年の若い精液から。

 

「ひっ……❤️」

 

(これハルが出したの……? ハルってもう……)

 

 ずっと近くにいた男の子が既に女を孕ませる能力を獲得した雄だったことに気付き、過去に遡って思考を巡らせていく。

 いつから。いつ、精通して(雄になって)いたのか。

 昨日、今日の話ではないはずだ。

 去年に一緒にお風呂に入るのを避けられたときにはきっともう。

 それからずっとこの子は自制をしながら自分の傍にいたということ。

 全然、気が付かなかった。姉ではなく女として見ていたなんて気が付いてあげられなかった。

 白濁液に染められた下着は本当に彼がしたいことがなんなのか彼女にはっきりとわからせる。

 

「果南」

 

「な、に……」

 

 本当にしたいことは。

 

「オレとセックスしろ」

 

「だめぇ、お゛お゛ぅお゛お゛っ!? ❤️❤️❤️」

 

 果南の同意など求めていない。

 少年は腰を一度引いて散々舐め回されて唾液と膣分泌液で潤いきった膣口に矛先を定めると情けも容赦もなく貫いた。果南の雌の象徴を。

 処女だったが過剰な量の運動をこなしてきたことで膜はほとんど残っていなく、呆気ないほど簡単に少年主催の除膜式が終わる。

 

(ハルの、奥まで……私の、はじめて……❤️)

 

 熱い。膣内の襞が火傷してしまいそうだ。

 背中に当たれられている少年のまだ未熟でうっすらと浮かび上がっているだけの腹筋、胸筋から伝わる熱量よりも遥かに熱いものが挿し込まれている。

 持ち主はまだ果南よりも六つ下の子供だというのに、立派な大人の形をした男根は突き入れた膣内に我が物顔で居座り果南に降伏を求めた。

 

「はぁァ……❤️ ハルぅ……あっ、んんッッ❤️」

 

「悪い……」

 

 ──果南のオマンコ、気持ちよすぎるから、我慢できない。

 

 募らせてきた思いの全ての雌の最深部へと叩きつける。緩急もやさしさもなにもあったものではない暴力的で野性的な交尾。

 背後から左手で左脚を持ち上げ、右手で乳房を荒々しく揉みしだきながら、雌尻に向けてひたすら腰を打ち込んで屈服を促していく。

 

 ぱんぱんぱん!! ぱんっぱんっ! 

 

「うう゛っ❤ もっど、やさしくっ、ゆっぐり、やさしくしてぇ❤」

 

「するわけないだろ! 今までずっとそうしてきて、こっちを見なかったくせに!」

 

 男として一度も見たことがなかった小学生の少年に身体を固められ、されるがままに交配を受け入れ、あまつさえ制止を求めるのではなく泣き言を言っている。

 果南はもう毎年、夏休みを一緒に過ごしてきた少年の雌と化していた。

 

 こつんこつん! 

 

「これ゛っ❤ へんっ、そこだめッ、ハルっ❤ んんっ、イクっ……❤❤」

 

「このっ……イったな果南! まだオレはイってないのに、お前……!」

 

 何も考えずに抜き挿しを繰り返している少年の剛直が偶然二回連続で性感帯を突いたことで果南は瞳を収縮させて甘イキした。

 果南を完全に掌握したいという欲望を持っている少年にとってはそれは許しがたいことだったので、罰としてより強く交合を完成させるために男根を挿入したまま果南を仰向けにして体位を変える。

 

「やらぁぁ……❤ 乳首、噛まないで、よぉ❤」

 

 両脚を大きく押し広げて間に入り、果南の身体全体を敷き布団のように贅沢に使って圧し掛かり、乳輪全体を口に含む。

 寝ている間に色々と触ってみてわかったが果南はここが弱い。

 ここさえ握っておけばいつでも自分の好きなタイミングで絶頂させることが出来る自信が少年にはあった。

 

 ぱん……! ぱん……ずん……! 

 

「ひぅぅ❤ うぅぅん……❤ あんっ……は、ハル……?」

 

(イキそうなの……? 私の中で……)

 

 膣内からの感触を通して果南は自分に突き立てられている男根が限界を迎えようとしていることを感じ取った。

 このまま、射精されれば小学六年生のわんぱくな精子が高校三年生の子宮のプールの中を泳ぎまわることになる。

 それは、マズイ。

 

 かりっ。ぎゅうぅぅぅ。

 

「あっ」

 

 乳首を甘噛みされ、つねりあげられた。

 ここでイケという雄からの命令。

 それを受けて、だらしなく開いていた両脚を交差させて少年の背中を引き寄せる。

 より深く繋がるために。より卵子に近いところで精子を出してもらうために。

 口に乳房を含んだまま低くうめいて少年が射精を開始する。

 

 びゅるっ!! びゅっ!! びゅっ!! 

 

「んあっ、ああっ……❤️ お゛お゛ぉぉっ……❤️ あお゛っ❤️」

 

 脈打つごとに果南の子宮壁へと新鮮な精子が込められた精液が粘りつき理性の壁をも溶かしていく。

 どこまでもわがままな侵略行為を身体も心も受け入れてしまう。

 

 びゅぅぅぅ……!! 

 

「うぅん……❤️」

 

「はぁ……はぁ、ううっ……!!」

 

 いかに性欲は強くともまだ子供の体力。

 人生初めての種付け射精を終えた少年は、疲れからか果南の双乳の間を枕のようにして休息をとっていた。

 脈動は少しずつ弱くなり、排出される精液が止まってもハルは果南に抱きついたまま動かない。

 しばし、静かな時間が訪れる。

 

 ごぽぽっ……

 

 低く呻きながら少年が上体を起こし、柔らかくなった性器を雌穴から引き抜くと、その間には白濁の橋が繋がっていた。

 果南とセックスをした。果南に種付けをした。それだけでもう十分すぎる。

 いつもと同じ夏休みが二度と訪れなくなったとしても後悔はしないと思う。

 

 果南の顔を、そっと見た。

 

 どくん。

 

 そこには、怒りも悲しみもない。

 

 惚けた雌の本能を露にした、果南の顔。

 

 どくん。

 

 少年の雄が再び、燃え上がる。

 

「ハル……ハグっ、しょっ? もっとハルと子作りハグがしたい……❤️」

 

 両脚と両手を広げる。パートナーである雄を誘うために。

 あんなにたくさん射精したのに若く幼い肉茎はまだまだ出したりないと再び勃起を始めていく。

 

 あの果南が自分のことを雄と認めて屈服した。

 そんなの、何度だって射精したくなるに決まっている! 

 

 果南という海を、何億もの少年の精子が泳ぐ。

 

 


 

 

 ぱちゅんぱちゅん。

 

「今回のライブさ、すげえよかったよ。衣装もオレ好みだし」

 

「はぁん❤ うん、おちんちんの感じですっごくよくわかるよ❤ ハル、こーいうの好きなんだね……❤」

 

 東京でのライブイベントの後、果南は再従弟の少年のところへと向かい、男女の交わりをしていた。

 ステージで着ていた衣装を身に着けて、対面座位でイチャつくように愛し合っている。

 

「ああ、最高♪ この恰好の果南とセックス出来るのはオレだけっていうのがさ!」

 

「んもうぅ。今回はいいけど、結構大変なんだぞ。んんっ❤ ちゅぅぅっ……❤」

 

 あの夏休みから二人の関係は変わった。

 表向きにははとこのまま振る舞うことにしているが、こうやって会うたびに隠れてセックスをしている。

 もう、戻りたいとは思わない。

 

「ぷはっ……よし、横になれよ果南。あの時と同じように犯してやる」

 

「あっ……❤ またあの感じ、もう一生忘れられないかも、んお゛お゛んっ……❤❤❤」

 

 子供のころから知っている小さな男の子に屈し、雌にされる悦びを知ってしまったから。



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艦娘、楽園にて(鹿島、陸奥)

お姉さん:鹿島、陸奥(艦隊これくしょん)

いつもたくさんのネタ提供ありがとうございます。
今回もいただいたものから無人島シチュです。
エッチの尺の配分が偏ってしまいましたが、二人ともしっかり堕ちます。


 風もなく、素肌を晒していても蒸し暑さを感じる夜。

 一組の男女が互いの愛を確かめあう交合を完成させていた。

 

「どうですか? 気持ちいい……でしょうか?」

 

 女は愛する男に跨がり、表情を伺いながらゆっくりと自ら腰を動かす。

 仰向けになって女と性器を交えている男はまだ少年と呼んでいい年齢だった。

 自身より背が低く、体格も劣る少年の上になった女は負担をかけぬように注意を払う。

 

「うん、すごくいいよ。鹿島がお嫁さんになってくれてボク、幸せだなあ……」

 

 お嫁さんと呼ばれた女、鹿島はその言葉に胸いっぱいの幸せを噛み締める。

 

「私も、提督さんの初めての女になれて幸せです……♥️」

 

 これを言えば悦んでくれるという言葉を返すと、膣内の若い肉棒が脈を打って応えてくれた。

 

「んちゅ、ぢゅるるっ、れろぉぉぉ♥️」

 

 鹿島が身体を屈めて顔を少年へと近づけると互いに舌を伸ばし、上と下と両方で結合が行われる。

 愛に年齢差など関係ないと言わんばかりに夫婦の交尾を、つがいのいない惨めな女へと見せ付ける。

 

「お願いだからやめて鹿島……! その子は提督じゃないのよ……!」

 

 手枷と首枷が一体化している拘束具を嵌められて鎖に繋がれている憐れな女が叫ぶ。

 未だに男を知らない未通の秘裂から蜜を垂らして、目の前の情交の中止を訴える様はただ滑稽だった。

 

「陸奥さん、大丈夫ですか……? お顔もお体も真っ赤で、エッチなヨダレをいっぱい溢しています」

 

「これは、薬のせいに決まってるでしょ……!」

 

 繋がれた女、陸奥は耐え難いほどの身体の火照りに襲われていた。

 もう何日も生殺しにされ続けている。

 

「陸奥さん……いいんですよ、もう。提督さんもそろそろ、いい、ですよね?」

 

「そうだね、鹿島がそう言うなら……もう、いい、かな」

 

 向けられた視線にとうとうこの少年が鹿島だけに飽きたらず自分を犯すつもりなのだと陸奥は感じ取った。

 鹿島を守れなかったことは恥ずべきことだがせめてかつての彼女のためにも絶対に負けるわけにはいかない。

 陸奥がそう強く思っているのは、この状況を招いてしまったのが彼女自身のミスから始まっているからだ。

 

 


 

 

 長門型戦艦の二番艦、陸奥が旗艦を担った艦隊は深海棲艦との戦いに敗れ、散り散りになった。

 戦いにおいて彼女には落ち度はなく、あえて言うのであれば運が悪かったのが災いしたのだろう。

 

「鹿島! こっちよ! 上半身を屈めて!」

 

「はいっ、陸奥さん……きゃあ!?」

 

 一人で逃走するのは困難であろう香取型練習巡洋艦二番艦、鹿島の手を引きながら命からがら逃走したものの、作戦海域からは遠く離れてしまい、艤装は残り僅かな距離しか航行出来ない状態になっていた。

 視界に映った陸地までなんとか辿り着いたものの、そこは鎮守府のある大地ではなく未開の孤島。

 見たことのない植物が生え、鎮守府の近くには生息していない鳥が囀ずり、まるで楽園のような様相だった。

 この島を当面の避難場所に決めた二人は手分けして救助を待つまでの場所や物資の確保を行うことにしたのだが。

 

(鹿島……遅いわね)

 

 日が落ちる前には一度、上陸した海岸まで戻ってくるように言って別れた鹿島がまだ戻ってこない。

 もちろん日が暮れるまでまだ時間はあるが、彼女の性格上ぎりぎりになるまで探索を続けるとは考えにくかった。

 探しに行ってもいいのだが、行き違いになるとまた面倒なことになってしまう。

 機能を停止し、ただの重荷となって砂浜に打ち捨てられた二人分の艤装を眺めて陸奥が思案する。

 

「あれは……?」

 

 鹿島が向かった森の方向から狼煙が上がっていた。

 海戦を戦場とする艦娘も無人島の探索などは素人も同然、やむを得ない問題が発生している可能性もあるかもしれない。

 

(待ってて、今行くわ)

 

 戦闘の余波が強く残り、部分的に下着が見えているボロボロの服で陸奥が狼煙の方へと歩みだす。

 傷ついているのは服装だけではなく、身体もそうなのだが陸奥は鹿島の前ではそれを悟られないようにしていた。

 旗艦として、長門型戦艦の誇りとして窮地においても仲間を支え、守ろうとする陸奥の高潔な精神。

 

 この時、彼女は知らなかった。

 無人島だと思っていたこの島に、小さな怪物が巣食っていることを。

 

 


 

 

 最初は野生動物に襲われたものだと思った。

 

「んん──!! んっ、んんーっ!!」

 

 洞窟の中に女のくぐもった声が響く。

 

 島に人間がいた形跡として熱帯樹に付けられた矢印のキズを見付けた鹿島はそれを追うと洞穴を発見した。

 集落があるのならば協力をお願いできるかもしれないと踏み入り、外の光が届かぬ場所へ辿り着いた鹿島の背中に強い衝撃。

 押し倒されると手足を縄で固められ、猿轡を噛まされるまでは一瞬の出来事だった。

 そして。

 

 ズチュッ! ぷちぷちぶち……

 

「んぐっ!? んんぐぅぅぅ──!?」

 

 襲撃者はスカートを履かせたままショーツをずらし、何の愛撫もせずに肉槍で鹿島の純潔を奪う。

 艤装もなく、陸上にいるとはいえ戦いに身を置いている艦娘の処女がほんの数秒で散らされた。

 肉体的な痛み以上に見えざる強姦魔への恐怖心が鹿島を包み込んでいく。

 

「や、やった! これが、女の人のオマンコ……ボクの、ボクのものだ!」

 

(こ、子供の声……!? そんなはずが……!?)

 

 暗闇ではっきりと姿は見えないが、聞こえてきた声は間違いなく声変わり前の少年のものだった。

 自身の尻を食い込むように掴んでいる手の感触も女のものよりも小さく感じられる。

 いくら不意を打たれたとはいえ、それぐらいの歳の子供にこうまで手際よく強姦を受けているというのか。

 

 ぱんぱんぱんっ! 

 

「ぐぅぅ──!? んんっんっ──!! んぶぅ!?」

 

「お姉さん、艦娘でしょ! 高台からずっと見てたんだ、二人がこの島に来たのを……あっ、はぁ、す、すごい……! 一人でするのと全然違う!」

 

 初めて知った女の味は魔薬であり、すぐさま中毒になった少年は鹿島を後ろからがむしゃらに腰を振る。

 疲れ傷ついた身体の艦娘には野生の獣そのものの交尾を止める術はなく肉穴を差し出すことしか出来ない。

 

 ぱちゅん! ぱちゅん! 

 

「ボクもここに流れ着いたんだよ! もう一年ぐらい一人で住んでて、はぁっ、ううっ……!! きもちいい、すっごくきもちいいよぉ!!」

 

「んぅぅ──!?」

 

(こ、この子も漂流者……!? でも、一年ぐらいって、そ、そんなことが……?)

 

 膣内を暴れまわる獣の性器こそ鹿島の奥まで届いてはいるが、少年の体躯は打ち付けられる腰からしてそう大きくはないはずだ。

 そのような少年がこんなところに一人で一年も生き延びているとは到底考えにくいことだった。

 嘘をついているか、もしくはこの少年が異常なほど優秀かのどちらか。

 

「ここっ、なんでもあるけど、女の人がいないから、そこにお姉さんたちが来たから、ボクのね、はぁはぁ、ううっ……!!」

 

 少年がこれまで聞いたことのない深い呻き声をあげて鹿島の背中に抱きついてきた。

 男性経験がつい先程まで皆無だった鹿島にも本能的に何が起こるか理解を始めた瞬間。

 

 びゅっ!! 

 

「んぐっおおぉぉ!?」

 

(えっ……し、射精……!? だ、だめっ!!)

 

 一度目の脈動と共に撃ち出された遺伝子の塊が奥に当たったのを感じ、少しでも子宮口を亀頭から苦そうと鹿島がもがく。

 

「お姉さんッ、ボクの、お嫁さんにするんだ……! 射精()るよ!!」

 

 この小さな手のどこにそんな力が秘められているのか、鹿島の抵抗は子宮口と亀頭の距離を一ミリも動かせなかった。

 

(こ、この子、強い……!? いやあぁ!?)

 

 びゅびっ!! びゅっ!! びゅっ!! 

 

 完全に密着した状態からの膣内射精(なかだし)

 初めて雌の肉の味を堪能した肉棒は新鮮な精液を送り出すように精巣へ働きかける。

 この女を孕ませろと。

 

「お゛ぉぉぉ……!?」

 

(あ、あつい……!? 妊娠させられる……!? いやっ……陸奥さん、助けてください……)

 

 びゅるるるっ!! びゅー!! 

 

 子宮壁へ向けて何発も白濁した砲弾を打ち込んでいき雌を轟沈させんとする少年。

 

「う゛っぅ……」

 

「はぁはァ……初めての種付け、しちゃったぁ……」

 

 レイプされる前から疲弊状態にあった艦娘は精神的にも肉体的にも限界を迎え、少年を前にして意識を手放してしまう。

 少年は鹿島の雌穴から性器を引き抜き、溢れてきた自身が注ぎ込んだ精液に少しの間、思いを馳せ、すぐに次の行動に移る。

 

「ごめんね。でも、二人とも必ずボクのお嫁さんにしてあげるからね」

 

 この島には多くの物があるが待っているだけでは何一つ得ることは出来ない。

 それが自然の掟。

 だから、少年はすべてを自分の手で掴み取って生きてきた。

 

「あの陸奥さんがこの島に来るなんて……絶対にボクのものにしなくちゃ」

 

 腰布を身に付け、気絶した鹿島を背負った少年はもう一人の艦娘を求めて歩き出した。

 

 


 

 

 以前、非常に厳格で息子たちに過酷なまでの英才教育を施していたある軍人の話を提督から聞いたことがある。

 優秀な軍人に育てるためあらゆる知識と技術を叩き込み、心折れた我が子を出来損ないと呼んで何人も勘当してきたそうだ。

 最終的に末っ子だけが残り、その子を未来の国を担う神童と称賛していたが、こちらの鎮守府への移動中に船ごと消息を絶ってしまったらしい。

 子供には何の罪もないが、罰が当たったのかもしれないと提督は言っていた。

 

 

「陸奥さん、体の具合はどう?」

 

「最低だわ。具合も、あなたもね」

 

 暗がりの中で裸に剥かれ、干し草のベッドに転がされている陸奥は全身を日焼けしている幼少年を睨んだ。

 

「ごめんね、陸奥さんは体が大きいから。もっと時間があれば罠を作ったんだけど……」

 

「はあ……どういう教育を受けてきたのよ……」

 

 狼煙を追った陸奥は木に縛り付けられた鹿島を見付け、駆け寄ったところで背後から気配を感じ取り、少年による一撃を避けることには成功した。

 襲撃者の姿の幼さに驚いたものの、鹿島を襲った相手に対して油断することなく腕を掴んで体格差を利用して押さえ込もうとした陸奥。

 しかし、柔術の心得のあった少年に逆に腕を決められてしまい、そのまま絞め技に持ち込まれてまさかの敗北を喫したのだ。

 

「ねえ、さっきも説明したでしょう。私たち艦娘は鎮守府に戻らないといけないの。ここであなたのお嫁さんをしている場合じゃないわ」

 

「ダメだよ。二人はボクが捕まえたんだから、ボクのお嫁さんにするの。それに二人とも簡単に捕まっちゃったのに本当に戦う艦娘なの?」

 

「それは……」

 

 傷付いていたから、という言い訳は余計に惨めになるだけだ。

 どう言い繕っても陸奥は深海棲艦に負けてこの島へと逃げ延び、ここでは少年に負けて住み処に連れ去られたのだから。

 

「言ったよね、軍人になるようにお父さんに鍛えられたって。でも、この楽園で暮らしていたらそんなことどうでもよくなったんだ」

 

 陸奥に付けられている手と首を同時に拘束する器具は難破した少年の船に深海棲艦の拷問用として積まれていたものだった。

 この他にも陸奥に水を飲ませるために使われた器などいくつかの無人島にはありえない物品は座礁した船から降ろした資材らしい。

 

「お嫁さんになってくれるまではそれを付けててもらうよ」

 

「お姉さんを拷問にかける気かしら。火遊びはやめたほうがいいと思うわよ。それより鹿島は無事なんでしょうね……?」

 

「うん。陸奥さんは顔も知ってたけど、あの人は初めて見た艦娘だからあんなお姉さんがいたなんて驚いたなあ」

 

「あの子は私みたいに丈夫じゃないの。丁重な扱いを頼みたいわね」

 

 それを聞いた少年は少し困った顔になって、陸奥になんと返せばいいか悩んでいるようだった。

 

「ちょっと、どうしたの。まさか鹿島に何か……答えなさい!」

 

「実はね。陸奥さんが起きる前に目を覚ましていて。ボクが陸奥さんの服を脱がせていたら、陸奥さんにまでひどいことしないでって」

 

「えっ、私にまでってどういう意味を……」

 

 この時、陸奥はまだ目の前の少年のお嫁さんにするという言葉はただのままごと遊びの話なのだと本気にしていなかった。

 無理もない。

 いかに力は優れていようとも、女に対して劣情を抱いて強姦するような年齢にはとてもではないが見えない相手なのだ。

 行き過ぎた英才教育と一年間に渡る野生での生活が少年を怪物に鍛え上げてしまったことを陸奥が気付けるはずがない。

 

「鹿島、出てきていいよ。見せてあげて」

 

 少年が声をかけると、陸奥の背後のほうで何かが動く音がした。

 

「は、はい……」

 

「鹿島……う、ウソ……あなたまさか、ひどいことって……!?」

 

 少年が楽園に築き上げた自分だけの城は臨時の基地構築技術を用いられた本格的なものでいくつかの区画に分けられている。

 陸奥の前に現れた鹿島は惚けた顔をしてスカートをたくしあげ秘裂の間から白濁液を溢した。

 ぞっとする。

 これまでお姉さんとして少なからず余裕を持って少年に対応してきた陸奥だが、相手が精通済みで女を抱くことを知っているなら話は別だ。

 

「本当にすいません陸奥さん……私が捕まってしまったばかりにこんなことになってしまって」

 

「い、いいのよ。それより、その、それは……?」

 

「陸奥さんが眠っている間、ずっと彼とセックスしていたんです……鹿島がしてくれるなら陸奥さんにはしないって、約束をして」

 

 本来守らなくてはならない鹿島に逆に庇われてしまっていたことに陸奥は言葉もでなかった。

 鹿島がその身を差し出してくれなければ陸奥の初めては気を失ったまま無惨にも喪失させられたのは確実だろう。

 

「だから、陸奥さんにおちんちん挿れるのは我慢するね。もちろん、お嫁さんになりたくなったらいつでも言ってくれていいよ?」

 

「あなた本当に最低よ……! けだものと同じだわ!」

 

 陸奥からの罵倒を尻目に少年は鹿島の傍によって、指で秘裂を弄ぶ。

 

「ふひゅっ❤️」

 

「ちょっと何をして、鹿島……?」

 

「ふふっ、くすぐったかったんだよね、鹿島は。ほら、近くに温泉があるから洗ってあげるよ♪」

 

「は、はい……よろしくお願いします……」

 

 少年は鹿島を連れて、陸奥のいる独房から去っていく。

 去り行く前に鹿島のあげた艶のある声を不審に思いながらも、拘束されている陸奥は二人を見送ることしか出来なかった。

 

 


 

 

 それからは陸奥にとって地獄のような日々だった。

 

 少年が言ったようにたしかにここは楽園で、気候は暖かく、食事も果実や魚、焼いた獣の肉まで満足に与えられている。

 それでも陸奥には決して満たされないものが一つだけあった。

 

 ぢゅぷ、ぢゅぷぷ……❤️

 

「どう、ゆっくりとかき混ぜるのも気持ちいいでしょ?」

 

「んんっ❤️ はい、中が拡げられてるのがすごく……あ、そこっ、そこいいです❤️」

 

 少年と向き合って立った鹿島は身長差を埋めるために足を横に開いて膣内に肉棒を受け入れている。

 独房で毎日行われている陸奥を守るための鹿島と少年のセックス。

 それは日に日に雰囲気を変えていた。

 

「よし、じゃあいっぱい擦ってあげるよ♪」

 

 ぢゅっぽ、ちゅぽ❤️

 

「あっ、あぁ❤️ イイ、ですっ、そこっそこっ❤️」

 

 最初の頃の鹿島は声を抑え、少年の野性的な腰使いに拳を作ってじっと耐えるようにしていた。

 やがて、至極の美少女との実戦で少年が性技を天才的な速度で身に付けていくと鹿島もまた一枚ずつ女を剥かれていく。

 

「鹿島のおっぱい、大きくて柔らかくて、美味しい……♪」

 

 ちゅぱっ♪ ちゅっちゅっ♪ 

 

 必要とされていない、ただ性器を交える以外のこともたくさんした。

 セックスの前には鹿島が口でペニスの包皮を剥くことは慣例化し、セックスの後にはどちらからということもなく自然とキスをする。

 鹿島の大きな胸は少年を悦ばせるためのパイズリにも使われたし、乳首を甘噛みされるたびに快楽が彼女を満たしていた。

 まるで恋人同士のように愛し合う二人。

 

「うぅん❤️ あ、あの、お願いがあるんです……」

 

「なに? もうボクとセックスするの、イヤ? 陸奥さんにおちんちん挿れちゃうよ……」

 

「いえっ、違います。私、お嫁さんになります……❤️ この島を鎮守府にする()()()()のお嫁さんになりたいんです❤️」

 

「鹿島……うん、もちろんだよ。ボクのものになったなら必ず幸せにしてあげるからね……♪」

 

 ただ苦しいだけの性交だったなら鹿島は心を閉ざし、抵抗の意思を持ち続けることで耐えられたかもしれない。

 しかし、少年は鹿島の殻を叩くのではなくやさしく溶かしていくことで彼女を堕とした。

 陸奥は彼女の心を取り戻すため何度も叫んだがすべては無駄に終わり、恋人を越えて夫婦になった二人の交尾を見続ける日々。

 

「どうしてなの……どうしてこんなことに……」

 

 毎日のように男女の性の営みを見せ付けられたことで、陸奥の中の女も昂っているのだがそれを解消する手はない。

 両手は使えず、彼女には鹿島のようにセックスをしてくれる愛する夫もいないのだ。

 当然、二人の交合を見て興奮してきたので自慰をさせて欲しいなど言えるはずもない。

 

(耐えるのよ、私……ここで生きていれば必ず助けが来てくれるはず……!)

 

 鹿島と二人で鎮守府へと帰る。

 今はすっかりと少年に依存してしまっている鹿島だってきっと正気に戻せるはず。

 だが彼女は忘れていた。

 自分を守っていた護衛艦が敵の手に堕ちているのならば、次に狙われるのが誰なのかを。

 

 


 

 

 提示された条件は単純なものだった。

 拘束具と同様に少年の船に積まれていた拷問、尋問用の媚薬を飲まされた状態で何事もなく一日を過ごす。

 鹿島はもう帰るつもりはないようだが、仲間たちを連れてくれば少年も多勢に無勢だろう。

 

「はぁ、くうっ……❤️」

 

 身体はたまらなく熱いが、少年も鹿島もこちらに直接、手を出してくるわけではない。

 いつもと同じように自分の前で濃厚な夫婦の交わりを繰り返しているだけだ。

 この仕打ちもあと一日耐えれば終わり。

 少年が約束を守ってくれるかどうかはともかくこの条件は破格だ。

 

(それにしても、この子……今いくつなのかしら……提督もあれぐらいたくましいの? でも、この子はまだまだ育つのよね……)

 

 鹿島の中に出入りする少年の性器もこれが見納めになると思うと、注意深く観察をしてしまう。

 幼くもしっかりと鍛えられ日に焼けた肉体はまさに野生児で、生やした肉槍も既に大人顔負けであり将来が恐ろしい。

 

 ぱんぱんぱんっ!! 

 

「鹿島っ、鹿島!! もう、出るよっ! 鹿島に赤ちゃんの素、飲ませるからね!」

 

「はいっ! 提督さんの赤ちゃん、作りたいです❤️ 鹿島の赤ちゃんの部屋に提督さんのお精子をください❤️」

 

 びゅぷっ! どくんどくっ、びゅぷるるる!! 

 

 最近はやさしく抱かれることが増えた鹿島だが、今日の提督さんは初めてのときのように激しく攻め立てていた。

 もし先に捕まっていたのが鹿島ではなく自分だったらこんな洗礼を受けさせられたのだろうか……陸奥は鹿島が何度かの性交に堪え忍んでいたことに驚く。

 

「はぁはぁはぁ……」

 

 後背位での膣内射精を終えた少年が、奥深くまで差していた男根を音を立てて引き抜き、息を整えるために地面を背にして横たわる。

 

「提督さんの子種、私のおまんこの中でぐつぐつと煮えているみたいに熱いです❤️ 今度は私が提督さんを気持ちよくしますね❤️」

 

 以前は固く握りしめ凌辱に耐えていた手のひらを想い人と恋人繋ぎにして鹿島が主導の騎乗位が始まる。

 

 

「わ、私には何もしないんじゃなかったの……?」

 

 少年と鹿島の二人から憐れむような視線を向けられて、怯みながらも陸奥が精一杯の強がりを返す。

 二人のセックスを見ているだけで乳首はびんびんに勃ちあがり、息が荒くなるほど媚薬の効果は出てきてる。

 身体はもう完全にすぐそこにいる早すぎる繁殖適齢期を迎えた幼い雄を求めてしまっているのだ。

 

「こんな薬があるなら最初から使えばいいのに、あなたじゃなくて薬に私は負けたのね」

 

 さすがにこの状態から逃げることは難しく、陥落は時間の問題だと悟った陸奥は少しでも少年を不快にさせようと言葉を紡ぐ。

 

「いいえ」

 

 それを、鹿島が遮った。

 

「あの媚薬は、ただの風邪薬なんですよ。ふふっ、陸奥さん、驚きましたか」

 

 ウソだ。

 じゃあどうしてこれほどまでに今日は身体が疼くというのか。

 説明が付かない。

 

「陸奥さんはずっとボクとセックスしたかったんだよ。鹿島がいつか降参して、代わってもらえると思っていたのにしてもらえなかったんだもんねぇ♪」

 

 そんなはずはない、こんな子供とセックスなんて、したくない。

 

「そ、そんな……こんな、ひどいこと……」

 

「うふふっ、ひどいのは陸奥さんの方ですよ。私が庇ってあげたのに提督さんのおちんちんを欲しがっていたなんて。初めてのとき、本当に怖くて痛かったんですよ? 提督さんの最初の女になれたから今はいい思い出ですけど」

 

「ねえ、二度とボクのおちんちんを挿れてもらえなくなるんだよ? ほんとにそれでいいのかなあ?」

 

 たとえ、鎮守府に帰ることが出来たとしてもこの夜のことを、生涯思い出すことになるだろう。

 何故、あの時、あの子に抱いてもらわなかったのかと。

 

「私、私は……」

 

 少年と鹿島の手で拘束を解かれても、陸奥の心はそれよりも強固な鎖に縛られていて起き上がることはない。

 両手で膝裏を掴んで長い足を頭の横まで上げて、いやらしく股間を差し出すような服従のポーズを取る。

 その意図を察した少年は膝を曲げて陸奥の正面に立った。

 

「いいよ……ゆっくりでいいから陸奥さんがして欲しいことら言ってごらん♪」

 

 既に鹿島へ何度も射精をしているというのに、待ちわびていた女を前にして今日最大の固さと大きさを取り戻す少年の性器。

 自分の妻になることを誓うのであれば、必ず満足させてやるという強い意思を宿した勃起。

 その強い雄に、甘え、媚びることを決意した。

 

「あなたの、おちんちんが欲しいの……ううん、あなたのものに、お嫁さんにして欲しい……❤️ 私のおまんこをあなただけのものにしてください❤️」

 

 あの陸奥が小さな少年に屈し、敗北を宣言したことに鹿島が淫靡な笑顔を浮かべた。

 少年の答えは、行動で示された。

 

 ずちゅっ!! 

 

「んあ゛あ゛っ❤️」

 

 長門型戦艦二番艦が処女を捧げる。

 挿入が果たされた瞬間、気が飛びそうな快楽が襲いかかったが雌は己の気持ちを雄へ言葉にして返す。

 

「あ、ありがとうございますっ❤️」

 

 雄を求めて濡れ放題になっていた膣壁は破瓜の痛みを和らげ、快感だけを獲得しようと貪欲に若い男根を締め付ける。

 交尾とは、こんなに気持ちがいいものなのか。

 

「陸奥のおまんこ、すっごくきつきつだね♪ 身体は大きいのに鍛えてるからかな……どう、ボクのおちんちんイイ?」

 

「い、イイの……❤️ これ、これがっ、男のおちんちんっ❤️ 動いて、もっと陸奥のおまんこをずぼずぼしてください、()()❤️」

 

 ぱんぱんっ! ぱんっぱんっ! 

 

「お゛お゛っ❤️ お゛っ❤️」

 

「陸奥さん、とても下品で素敵ですよ……❤️」

 

 ずちゅっ! ずぷっ! ぱんぱんぱんぱん……!! 

 

 練習艦で磨きあげた少年の性技はうぶな戦艦にとって本物の媚毒そのものだった。

 

「う゛お゛お゛ぁ❤️ んっ、んん゛ーっ❤️ イクっ❤️ 陸奥、またイキますっ、提督っ❤️」

 

 夫が絶頂を迎えていないにも関わらず何度も何度も勝手なメスイキをキメる不埒な妻。

 しかし、幼き夫はそんな淫らな妻を許し、ひたすら愛する。

 

 ぱんっぱんっ! 

 

 どれだけ突き込んでいただろうか。

 陸奥は自分で脚を支えられなくなり、もう一人の妻が足首を掴んでまんぐり返しを継続させてくれている。

 同じ雄に愛される雌としての務めであると同時に、陸奥が初めての膣内射精を受ける瞬間の顔を間近で見たいという鹿島の好奇心。

 それは、まもなく訪れようとしていた。

 

「陸奥、ボクっ、もうイキそうっ!! 陸奥の膣内(なか)に射精するからね! 赤ちゃんの部屋、ボクのにするからね! いいよね、陸奥っ!」

 

 既にイキ狂っている陸奥に対して紳士的にも自らはイクことをしっかりと宣言し、小さな体で全力の種付けプレスを繰り出す少年。

 

 ずちゅん! ずちゅん……❤️

 

「はいっ❤️ イってください❤️ お姉さん妻のおまんこに提督の子作りミルク、飲ませてくださいっ❤️ んお゛お゛っ❤️❤️❤️」

 

 びゅっ!! 

 

 一射目で雌の本能を直撃した。

 

「孕めっ、陸奥! 孕めっ……!」

 

 両手を陸奥の太ももの裏に添えて、少年はのけ反り、歯を食いしばって全身全霊の射精を開始する。

 茎の中で菅を昇っていく精液の塊を陸奥は膣襞越しに察して、よりたくさんの子種をいただこうと肉棒に甘える。

 

 びゅるるるるっ!! びゅー! びゅっーびゅっー!! 

 

 いつになったら萎えるのか、長い長い射精だった。

 

「う゛っ、おほっ❤️ あ゛あっ……❤️」

 

 暖かい感触が子宮を埋め尽くすように広がっていく。

 外気よりも熱い灼熱の白濁汁が陸奥の理性を焼いて、だらしなく舌を伸ばした見事なトロ顔を晒させる。

 

「すごくいやらしい顔……❤️ 提督さんも種付け射精お疲れさまです❤️」

 

 鹿島は夫婦それぞれの絶頂顔を最高の観覧席で堪能し、これからの事に思いを馳せる。

 まだまだ雄として成長の余地を残した小さな怪物に支配され、彼のために尽くすことが出来る幸せを陸奥と一緒に過ごすことが出来るのだ。

 

「ふぅー……」

 

 少年の雄が、陸奥の膣内で再び勃ち上がる。

 楽園の夜はまだ明けない。



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イヌとご主人様(犬山あおい)

お姉さん:犬山あおい(ゆるキャン△)

純愛でショタおねを書くならこんな感じというサンプル的な投稿です。
恋人関係でやってますが内容はひたすらショタ攻めです。
SなショタとMなイヌ子。おっぱい多め。


()()()()()()()とも形容されたことがある野外活動サークル略して野クルの長く狭い部室にて。

 

 わしゃわしゃわしゃ。

 

「いやー、いつまでも触っていたくなる触り心地だよなあ、こいつは」

 

 さわさわさわさわ。

 

「うんうん、金色のおひつじさんみたいだね」

 

 ただでさえ狭い部室を圧迫している用具入れに横に並んで腰掛けている二人の女子高生、各務原なでしこと大垣千明は間に挟んだ金のもこもこを弄っていた。

 

「ねえねえ、まだ来ないの? あと、大垣はもっとやさしく、痛っ、ほら毛を挟んだでしょ!」

 

 金のもこもこ……くせ毛の金髪の持ち主である青い目をした少年が自らの扱いに対して不満を示してみせる。

 制服を着ていないし、明らかに高校生という年齢ではない少年だがそんなことよりもこの場において浮いている点があった。

 

「金髪外国人なんてこんな地方じゃめちゃくちゃ貴重なんだぞ。だいたい無くなるもんでもないからいいだろ?」

 

「あのさー、何回も言ってるけどボクは日本男児なんだからね?」

 

 金髪、青目、白い肌をしていて顔立ちもこの国においては非常に目立つ。

 つまるところ千明が言うように金髪外国人の容姿なのだが、家庭の事情が複雑で国籍は日本だけだし日本語しか喋れない少年は当然外国人呼びされることを嫌っていた。

 

「あきー、頼まれてた本、借りてきたでー」

 

「あっ、あおいちゃーん。リオくん来てるよ……って早い!?」

 

 部室のスライドドアを開けて野クル最後のメンバーである犬山あおいが入ってくると金髪の少年、リオはなでしこと千明を振り払って入り口へと駆け出す。

 女子高生には歩くのにも苦労する狭い部室も小学生にはすいすいで正面からあおいの腰にしがみつくと、するりと背中へと回って盾のようにする。

 なでしこ、千明と違って高校生離れしたスタイルの持ち主であるあおいは安定感があり飛び付いたリオの衝撃にもふらつくことはない。

 

「あお姉ちゃん! また大垣が外国人って言って差別してくる!」

 

「お前もあたしだけ苗字で呼んで差別してるだろ!」

 

 リオは犬山家の近くに住んでいる。

 容姿と中身が乖離していることから都会では馴染めず、両親の計らいで遠い親戚にあたる老夫婦の家に預けられているのだ。

 老夫婦とあおいの祖母とは旧知の仲であり、比較的歳の近いあおいや妹のあかりと家族ぐるみの付き合いをしている。

 

「まあまあ、あきを特別扱いしてるってことなんやからいいんやないの」

 

「ちえっ。イヌ子はすぐ金髪羊野郎の肩を持つんだよなあ」

 

 千明の発言にむーっと頬を膨らませたリオの頭をよしよしとあおいが撫で、なでしこがその懐かれ具合を羨ましそうに見つめる。

 最近のリオはこうしてあおいに会おうと放課後の部室にやってくるぐらいなのだ。

 もっとも、過剰なほどに目立ってしまうがために部室に辿り着く前に排除されることのほうが多い。

 

「そういえば、あおいちゃん。ソロキャンプの準備はもう大丈夫? わたしが何でも教えてあげるよ!」

 

「なんだあ、ちょっと行ってきただけで急に先輩風を吹かしてきたなこいつは」

 

「あっ。なでしこちゃん、今はその話はちょっと……」

 

 あおいだけがなでしこの言葉にびくっとして太い眉毛の下にある目を動かし自身の腰のあたりをゆっくりと確認する。

 すると、所謂ジト目をしてこちらを見ているリオと視線があった。 

 

「あお姉ちゃん。ソロキャンプって?」

 

「ソロキャンプゆうんはなー、一人だけでやるキャンプのことや、ひゆっ❤️」

 

「は? 急にどうしたイヌ子?」

 

 ウィキペディアの一行目のような返答をしていたあおいが突然変な声をあげたためになでしこも千明も訝しむ。

 

「り、リオ、今はさすがにあかんよ……」

 

 冷や汗をかきながらリオにだけ聞こえる小声で話すあおい。

 

「じゃあソロキャンプってなんなの?」

 

 少女たちと同じかそれよりも高い声を可能な限り低音にしてなでしこ、千明にも聞こえるように話すリオ。

 

「あおいちゃん今度一人でキャンプに行くんだって」

 

「えー、なにそれボクも行きたい! あお姉ちゃんと行きたい行きたい!」

 

「あのなぁ、リオ坊がいたらソロって言わねえだろ」

 

「せやなー。それやったらふたりキャンプになってしまうわ」

 

 和気藹々とした雰囲気の中で笑ったり、怒ったり、楽しい時間を過ごす三人の女の子と一人の男の子。

 だが、一組の男女だけは特殊な緊張感のようなものを周囲には悟られないようにしながら保っていた。

 

 


 

 

「あお姉ちゃん♪」

 

「なんや~」

 

 本日の分の野クルの活動、という名の雑談会、が終わり解散となり狭い部室に残っていたのはあおいとリオの二人だけ。

 リオは部室の扉を背にしてとおせんぼをするようにあおいの前に立ち、見上げるようにしながら話す。

 ここまでは二人ともみんなの前と同じように。

 

「目、合わせて」

 

「ち、違うんよリオ。それにさっきのあきやなでしこちゃんの前ではやめよって」

 

「合わせて」

 

「う……ん」

 

 二人だけの時間を迎え、雰囲気が変わった。

 あおいはしゃがみこんでリオと視線の高さを同じにする。

 それぐらい背丈に差があり、先の時間にも飛び付かれても動じないほど体格差があるというのにあおいはこうなるとリオにはもう逆らえない。

 

 ぎゅっ、ぎゅむっ。

 

「ひっ、ひぅん……❤️」

 

 ちょうどいい位置へと降りてきたあおいの制服の上からでもわかるほどの巨乳をリオの小さな手のひらが力強く掴み、揉みしだく。

 所詮は子供の手の力であり、大した強さではないのだがあおいは抵抗することなく息を乱しながら少年による愛撫を受け入れていた。

 

「なんでソロキャンプなんて行こうとしてたの?」

 

「そ、それなんやけどな。ソロキャンプっていうんはあきとなでしこちゃんへの方便なんよ。んんっ❤️」

 

「ほんとにー? あお姉ちゃんはウソをつくのが得意だからなー?」

 

「んっ、んんっ❤️ ほ、ほんとにほんとやよ? ウチがウソをつくときの顔しとらんし」

 

 差し出すようにしゃがみこんだ年上の女の胸を思う存分に揉み込みながら少年は尋問を続けていく。

 片手はスクールカーディガンとその下のセーラー服の中へと入れられて、ブラジャーに包まれた豊満な女子高生の胸を細く小さな小学生男子の指が這い回っている。

 同学年の男子たちはもちろん、バイト先のスーパーに来る男性たちの多くが触ってみたい揉みくちゃにしたいと邪な思いを抱いてしまうあおいのやわらかな巨乳。

 それをリオは自分専用にしていた。

 

「じゃあどういう理由なのかボクに説明してみなよ。もっとつよーく揉んじゃうよ……?」

 

「おっ、ふぅっ❤️ リオちょっ強っ❤️ それはやな、ソロキャンプいうて出掛けてリオと一緒にキャンプするつもりだったんや……ほら、ウチら一応秘密の関係やから」

 

 事情の説明をされたことでリオは胸をいじめている手を一旦止めた。

 それほど長い時間を揉まれていたわけではないのにあおいの顔は紅潮し、ショーツには密かにシミを作ってしまっている。

 それは、高校生の女の子が小学生の男の子に弱点の全てを知り尽くされていることを意味していた。

 

「いくら小学生いうても二人だけでキャンプ行って温泉行っては不自然になるやんか。だからソロキャンプってことで計画しとこうと思うて……」

 

「うん、わかったよ。ごめんね、あおい。疑ったりして」

 

「ええんよ。ウチもギリギリまで内緒にしといたんは悪かったわ」

 

 秘密の関係。それはあおいとリオが高校生と小学生だというのに恋人同士であるということ。

 現在の二人のこの関係性からは想像しにくいがきっかけはあおいのほうだった。

 

 ある日、雨に濡れながら犬山家に駆け込んだ二人はあおいの提案でいっしょにシャワーを浴びることになり、風呂場に裸で二人きりになった。

 あおいの同年代の女子を遥かに上回る肉感的な身体は小学生男子には刺激が強く、リオの性器は正直な反応をその場で示す。

 リオもリオで血筋によるものかクラスの男子たちよりも立派なモノをしていたが故にあおいの興味を大きく引くことになってしまい……

 

『あお姉ちゃん! へんっ、変なの来る!? おちんちんに何か来ちゃう!!』

 

『イってええよ~お姉ちゃんに男の子の精子が出ること見して~』

 

 あおいの膝の上に寝かされ、オナニーすら知らない若い茎を女性の興味本意の手コキで扱かれて涙を流しながら精通を迎えたリオ。

 しかし、これは藪をつついて蛇を出したようなもので性を覚えたリオはあおいの想像を上回るスピードで男、雄として成長。

 今では天使のような外見はそのままにかなりSの入った雄となり、あおいは潜在的Mをすっかりと掘り起こされてしまったのだ。

 なでしこと千明の前で変な声を出したときも密かにリオに尻たぶをつねられていたからなのだが、そんな行為に感じてしまうほどあおいの開発は進んでいる。

 

「それじゃあキャンプデートを準備してくれた恋人のためにボクからご褒美をあげないとだね。あお姉ちゃん、舌出して」

 

「やさしく頼むわ……」

 

 あおいが目を閉じてそーっと舌を出す。

 すると、少年はあおいの頬に手を当てて顔を寄せ、自らの舌とあおいの舌を絡ませる。

 

「くちゅ、ちゅっ……❤️ んはっ❤️ ちゅっちゅ、ちゅっ、れろっ、ちゅっ……❤️」

 

 野クルのみんなと過ごしている部室でする年下彼氏とのベロチューはあおいの興奮をすこぶる高めていく。

 舌を動かすのは主にリオのほうであおいはサディスティックな舌捌きにされるがまま。

 可愛らしい太眉を思いっきり困り眉にしたトロ顔を少年に晒しながらご褒美となる舌奉仕を受け取っていた。

 

「んおっ❤️ ちゅぱ、ちゅぅ……❤️ ちゅぷぅ❤️」

 

 少し斜めに角度をつけた少年の顔にある小さな口があおいのやわらかくぷっくりした唇にむしゃぶりつき、口内へと小さな舌を伸ばす。

 密着したことで少年の金色のクセ毛とあおいの前髪が何本も絡み合った。

 左手をあおいの後頭部に添えながら、右手はスカートの中へと忍び込ませて既に濡れ濡れになっていたショーツの上から恋人のスジを指でなぞる。

 爪を立てて布越しに淫核をかくようにしてやるとあおいが悦ぶことも少年はよく知っていた。

 

「んにゃ❤️ んんーっ……!! ❤️❤️」

 

 天使のディープキスと秘裂への愛撫がもたらす快感に耐えきれず、少年に口を塞がれたままあおいはアクメを迎えた。

 少し前までは自分の思うように出来て無理矢理精通をさせた少年に対して今のあおいはこの様なのだ。

 名残惜しそうにしながらキスを解くと恋人の口の間には半透明の橋が渡っていた。

 

「ぷはっ……♪ あお姉ちゃんのお口はやっぱり美味しいね」

 

「ほんまにもう……するたびにどんどん上手くなってるんやから困るわ……」

 

「でもそれが嬉しいんでしょ。そうだ、もうパンツも濡れちゃって気持ち悪いよね♪」

 

「えっ? いやー、そういうんはちょっと~…… あ、あれ、もしかして本気なん?」

 

 その後、着衣の乱れは整えたもののすっかり濡れてしまった水色のショーツはリオに預けられてしまい、あおいはノーパンのまま帰路につく。

 信号待ちの時など、スカートの中にイタズラ好きな小さな手を忍び込まされ。

 

「ひゃい……❤️」

 

 時折、甘いイキ声を漏らしながら。

 

 


 

 

 肝心のキャンプはあおいが拍子抜けするほど平和に進んでいった。

 生まれてはじめてのキャンプの魅力にリオが取り付かれてしまい、ああだこうだ教えながらの時間はあっという間に過ぎていく。

 思い描いていたデートというよりもキャンプ教室のお姉さんと子供といった有り様は周囲のキャンパーからは微笑ましく見られていた。

 

「キャンプ場って思っていたより人がいるんだね」

 

「場所と日によるんやけど、今回は結構おる日やな~」

 

 夜。

 キャンプサイトはなかなかの賑わいをみせておりテントを設営していた場所からもいくつかの明かりが灯っているのが見える。

 リオは被っているフードからはみ出てきた金髪を指で押し戻しながらマグカップに入った暖かいお茶を口にする。

 

「明日は早く起きて温泉かぁ~。ねえねえ、いっしょに入れる?」

 

「混浴やないし、もうリオも女湯に入るんはきびしいんやないか? あそこ、大きくしたら終わりやで」

 

「あー……うん。あお姉ちゃんの裸見たらガマン出来ない、ムリムリ」

 

「せやろせやろ。そういうことは考えんとゆっくり楽しまんと」

 

 子供にはもう遅い時間で眠くなってきたのか肩を寄せてきたリオをあおいはそっと抱き寄せる。

 身長差があるので自然とあおいのコートの上からでも主張が強い胸部を枕のようにして少年はまどろんだ。

 シルエットはあおいのほうが大きくて、表向きには仲のよい姉弟のようだが今は互いにこの関係が心地よかった。

 

「あおぃ~……好きぃ……」

 

「ウチもやよ、小さな彼氏さん」

 

 


 

 

 キャンパーたちが寝静まると虫もいないこの季節のキャンプサイトは沈黙に支配される。

 夜はまだまだ深く、夜明けには遠い時間。

 テントの中の小さい寝袋から抜け出した少年は隣の大きな寝袋で眠る最愛の女性へと不意打ちを敢行する。

 

 じーっ……ずるずる……

 

「んっ……んんぅ……んっ? ひぃぅん……?」

 

 ぴちゃっ、ぺろぺろ……

 

「んんっ……!? な、に……?」

 

 身体を這うくすぐったい感触にあおいがゆっくりと意識を覚醒させていく。

 まず、最初に通った神経はひんやりとした空気を感じ取った。

 しっかりと着込んで寝袋に入ったはずだが、どうやらファスナーは降ろされて上に掛けている部分は無くなっているらしい。

 

(あ……ウチ、下になにも……やられてもうたわ)

 

 いつの間にか下半身はパンツまで脱がされていてあおいの眉毛の濃さとは逆に天然でつるつるのスジが冷たい空気に晒されていた。

 そのうえ、金色のもじゃもじゃがあおいの股に顔を埋めて小さな舌で敏感な半剥けクリトリスを攻めていたのだ。

 

「はうっ……❤️ んっ❤️ リオっ❤️ あかんって……❤️」

 

 ぴちゃぴちゃ、くちゅくちゅ! くちゅくちゅ! 

 

「おっ❤️ おおっ❤️ んっ、んうううっ……❤️❤️」

 

(こ、声……!? 抑えなっ❤️)

 

 尖らせた舌先でエッチな豆から包皮を剥がすように連続で擦られてあおいは絶頂し、慌てて手で口を塞ぐが喘ぎ声は小さくとも漏れでてしまう。

 恋人にいくつも押さえている弱点の一つを攻め立てられ覚醒から間もなくキャンプ場での初イキを経験させられてしまった。

 

「はぁー、はぁー……❤️」

 

「やっと起きた?」

 

「リオ。周りに人もおるし夜は大きい音を立てられへんよ……! 無理やって」

 

「ボクは静かに出来るよ。あお姉ちゃんがガマンすればいいだけだよね?」

 

「んっ……❤️ もう、イジワルな彼氏さんやなあ……」

 

 リオは膝立ちになってあおいの股の間に入ると彼女のシャツのボタンを一つ一つ外して、隠された果実に触れるために衣服を開く。

 肩と胸の間の紐が浮くほどに大きなあおいの豊乳を包み込む薄い水色のブラが露にされると、それを遠慮なく少年はめくりあげた。

 固定するものを失ったボリュームたっぷりの双乳が弾ける。

 

 ぷるんっ。

 

「なんかまた大きくなった?」

 

「誰かさんが揉みまくるせいやろ……そろそろサイズの合うもんなくなってまうわ」

 

「へー♪ それはいいことを聞いた。もっと大きくしちゃうもんね」

 

「んっ❤️ んんっ、んっ……❤️」

 

 部室で行われたときとは違う本格的な胸への愛撫が始まった。

 女より体温の高い短く細い少年の指が餅をこね回すようにじっくりゆっくりとデカパイを揉み込んでいく。

 サドっ気たっぷりのリオであるが、プレイの際には彼女を気持ちよくさせることを最優先にしている。

 それはあおいにとって嬉しいことに違いがないものの元々発育良好な身体はホルモンを活発化されてしまい、ますます雌らしくいやらしく開発されてしまったのだった。

 

「おっぱい、おっぱい……♪ あおいのおっぱい……♪」

 

「あふぅ……❤️ ふう、ふぅー……❤️」

 

 女子高生として規格外なサイズを持ちつつも、若さによる張りをみせる極上のおっぱいを好き放題にするリオ。

 あおいの胸に気がある男性諸君たちもそれが小学生の男の子の物にされてると知れば号泣ものだろう。

 下の方から強く掴み、上の方へ持ち上げるようにするとその重量感を味わうことが出来る。

 

「はぁー、はわぁー❤️ あ、あのっ、リオ?」

 

「わかってるよ。乳首、ね……はむっ……♪」

 

「おぉっお❤️ せ、せやっ❤️ ウチら以心伝心やわっ、ふッ❤️ ふっ❤️」

 

 ぢゅるりぃ、ぢゅっ、ぢゅっ。

 

 あおいの乳頭は立派な大きさをしている。こちらも開発の成果が出ているということだ。

 それを口に含んでベロでくすぐるように擦りながら思いっきり吸ってやると……あおいは恐らく声を押さえられないのでとりあえず控えめに少年は攻めた。

 なるべく均等になるように交互に授乳をして、乳首の勃ち具合を揃えるのをゲームのようにして楽しむのが最近のリオの趣味である。

 

「ふぉふ❤️ ん゛っ❤️ はぁはぁ、た、たまらんわ……❤️」

 

 あおいはすっかりだらしない顔になり半開きの口からヨダレを垂らして最高の愛撫に身を任せるままになっていた。

 もちろん、それでは面白くないのは彼氏のほうだ。

 

「あおい……ボクもしたいんだけど」

 

「おお゛っ❤️ へっ? えーっと……挿れるんは無し! ウチ、絶対に声押さえられへんもん……」

 

「じゃあ、挟んで欲しい……このままじゃ、寝られないから……」

 

 少年がベルトを外し、ズボンといっしょにパンツを降ろすとカチカチに勃ち上がった大きなズル剥けの小学生おちんちんをあおいの顔に突き付ける。

 つんとした雄の臭いがあおいという雌の脳を焼いた。

 

「うっ……❤️ ウチの胸もやけどリオのこれもまだまだ育ちそうやな……❤️」

 

「このまま乗っかってしていい?」

 

「あっ、いや……ちょっと待ってな? 明日の温泉のときに液まみれなんはマズイわ」

 

 あおいは快楽が染み込んだ身体をなんとか起こすと、鞄の中を漁って目的の道具を取り出す。

 0.01mmの避妊具を一枚。

 

「ふーん、ゴムまで持ってきてるってことはあお姉ちゃんもする気だったんじゃん」

 

「ウチがしたくなくても無理矢理されるんやからな。ほら、リオの好きな付け方したるよ……」

 

 袋から取り出したゴムの膨らんでいる部分を口に咥えたあおいはそのまま彼氏の亀頭にキスをする。

 そして、唇を器用に使ってゴムを広げていき、まずはカリ首までにコンドームを纏わせた。

 

「うっ……あおい、やっぱりこれ好き♪」

 

「ちゅぅ…… けっほう、たいへんなんよほれ」

 

 カリ首を越えたあとはフェラチオをする要領で舌を竿の根本へと転がしていって伸ばせるところまでゴムを伸ばす。

 あおいの胸に負けないほど年齢の割に発育している肉棒は喉奥にまで達してしまうが、愛する相手の物であれば苦ではない。

 

「んはぁ……❤️ はい、かっこいいゴムおちんちんの出来上がりや❤️」

 

 口内から性器を解放し、袖でヨダレを拭き取るあおい。

 男子小学生の性器に避妊具。それが必要ということは、彼はその気になればいつでも目の前の雌を孕ませることが出来る雄であることを意味している。

 子供の身体に大人の機能を有した幼き雄は煮えたぎる性欲が込められた棒をよく熟した双乳の間へと挿し込み、腰を打ち付ける。

 

 ぱちゅんぱちゅん! 

 

「はぁ、ああっ♪ あおいのおっぱい、いい……♪」

 

「ええよ、たくさん気持ちよくしてくれた分、ウチのおっぱいたっぷり犯して❤️」

 

 高校生のデカチチを小学生のデカチンが使う最高にいやらしいパイズリ。

 乳内への挿入を果たしたことでゴキゲンになったリオは勢いよくピストンを開始する。

 あおいを膝立ちにさせて巨乳と巨根でもなければ成立しない乳への水平に近い角度での挿入はまるで本物のセックスのように刺激的だ。

 

 ぱちゅっ、ぱちゅ、ぱちゅんっ!! 

 

 自分のペースと強さで肉棒に乳圧をかけるために横乳に手を添えて様々な角度からゴムペニスへと乳肉を挟み込ませる。

 普段は攻められっぱなしイキっぱなしのあおいだがパイズリのときは彼氏が気持ちよく自分のおっぱいを使っていることが悦びだ。

 胸が大きいというのは羨まれること以上にデメリットを伴っているものの、恋人のお気に入りならばそれだけで帳消しに出来た。

 

「あおいっ、そろそろ射精()そう! このまま乳の中に射精()すからっ!」

 

「うんうん、ええんよ。リオの大好きなウチのおっぱいの中に思いっきり射精()したって❤️」

 

 もちろん、ゴムを装着している以上は精液が胸の中にぶちまけられる心配はない。あくまでも気分を高めるための意図である。

 

 ぴゅっ! びゅぴゅっ! 

 

「うっ……! うぅ、あー……!」

 

 いけない気持ちすら沸き起こりそうな小学生の呻き声と共にリオが精液を吐き出す。

 つま先立ちになってあおいに体重を預けるようにしながら、残り汁を排出するためにおっぱいで亀頭の先を扱いていく。

 あおいはゴム越しに少年からの愛情の塊の熱さを感じ取って、雌の顔をうっすらと浮かべてしまう。

 

「めっちゃ跳ねとる……❤️ おちんちん元気一杯やわぁ……❤️」

 

「もうちょぃ……」

 

 ぴゅっ! 

 

 射精が終わると同時に踵も降ろされた。

 乳内から引き抜かれたゴムペニスの先には精液が貯まった大きく膨らんだコブがぶら下がっていて少年の射精の壮絶さを物語っていた。

 しかも、これほど射精したばかりだというのにまだ十分な角度を保って勃起しているのだから恐ろしい精力である。

 

「あお姉ちゃんのおっぱいにハメるの気持ちよすぎ……♪ これボクしかやってないんだよね?」

 

「こんなんリオ以外にしとうないわ。じゃあ綺麗にしたら、そろそろ寝るで」

 

 あおいはペニスのゴムをするりと外すと根本側で縛り、エッチな水風船を作る。

 風船の中で恋人のたまごを探して泳いでいる精子たちを少しの間、見つめていた。

 

「ごめん、やっぱりシないのムリ……あと一回出したらやめるから、しよっ?」

 

 少年は自身の白濁で汚れた亀頭の先を彼女へと向けて新たなる欲望の解消を要求する。

 

「いやぁ、だからあかんって。さっきまでのでもギリギリなんやからな~?」

 

「やーだ、キャンプ場でセックスしたい。したいしたいしたい」

 

「えぇ~、いくらいうてもあかんもんはあかんて」

 

「うーん……」

 

 冗談とは違う本気の拒絶。

 ワガママを言っていては彼女からの合意を得られないことを悟り、彼氏はもっと彼女にとって有効なアプローチを試す。

 

「あおい。ここでやらせろ」

 

「うっ……い、いややって……」

 

「お尻向けて。いつでも口押さえられるようにしてなよ」

 

「は、はいぃ……」

 

(あかん。ウチどうしようもないM女や……❤️)

 

 お願いではなく命令されるとどうしても抵抗できなくなってしまう。こればかりは自分の性癖を認めるしかない。

 小さなご主人様に背を向けて四つん這いになってから尻を高くあげ、顎を下げていつでも自分の口を塞げるように両手を顔の横に待機させる。

 リオに話したことはないがこのわんわんエッチがあおいは一番好きな体位だ。話さなくても彼氏にはバレバレであるが。

 

「ゴム着けたほうがいい?」

 

「んっ……今日はそのままでええよ」

 

 出来るのであれば生えっちのほうが気持ちがいい。

 それは知っているものの学生同士で片割れは小学生という立場の認識についてはしっかりとしてる二人。

 思いやりのあるセックス。

 

「じゃあ、わんちゃんに大好きなボクのおちんちん挿れてあげるからね~」

 

「お゛っおおっ、ふうっ❤️ き、キタわぁ❤️ リオのおっきいおちんちん❤️ ウチだけのおちんちん❤️」

 

「あおいほんと弱すぎ……」

 

 ゆっくりと膣内を拡げながら入ってきた愛しい彼の巨根に太眉を震わせながら歓喜の声をあげる。

 直接的な愛撫はクリトリスの付近を舐めて磨かれたぐらいだが入念なおっぱいへの攻めとパイズリでの精神的な興奮で膣内は愛液に満ちていた。

 一度、乳内で射精をしているので若干余裕のあるリオはいきなり最奥を突き込まずに入り口のあたりをカリ首でひっかく動きをする。

 

「お゛ぐっ❤️ そ、そこっ、そんなとこしらん❤️ なんで、なんでぇ❤️」

 

「こんなにエッチな身体してるんだもん。いつも新しい弱いところ見付けられちゃうよ……♪」

 

 ぐちゅぐちゅぐちゅ……

 

「ん、んんっ❤️ おっ❤️ ふっ❤️ ふーぅ……❤️ んおっ❤️」

 

「ねえ、やさしくしてるうちにイキそうなんだけど、大丈夫?」

 

 腰を円を書くようにして肉棒であおいの膣内を満遍なく楽しむ。

 クラマラスなボディをした高校生の雌が華奢な身体の小学生の雄に対して自ら尻とおまんこを差し出して、服従している。高校生が小学生に。

 このキャンプサイトにあるどのテントの中よりも淫靡な空間を二人は形成していた。

 

 ずんっ! 

 

「お゛っ❤️ ぐひゅっ❤️ お゛お゛んっ❤️」

 

「あおい、声っ、声っ……!」

 

「はっ……! き、急に突くんやもん、ひどいわぁ……」

 

 そろそろいいだろうと不意に膣奥にあるあおいのスイッチを正確に一突きしてやると想像以上に深く入ったようで環境のことも忘れて声を出した。

 連続で突くのは不味そうなので下の口同士をキスさせたまましばし沈黙を守る。

 

「今なんか声聞こえへんかった?」

 

「トイレじゃないかな……たぶん……」

 

「すまんなぁ……これ長引かせるほうがあぶなそうや……」

 

「わかったよ。それじゃ一気にイクからちゃんと口押さえててね」

 

 こくりと頷いてあおいは両手で口を塞ぎ、少年からの攻めを耐えるための万全の姿勢をとる。

 腰を小さな両手でがっちりと掴まれ、これから巻き起こる快楽の渦に飛び込んでいく覚悟を決めた。

 

「いくぞ……! あおいっ!」

 

 ぱちゅんぱんっ! ぱんっぱちゅん!! 

 

 小声を合図に始まった激しい恋人のピストン運動。

 愛する雄の肉槍が膣内全体を動き回るという耐え難いほどの悦びにあおいの雌の本能がスパークする。

 

「ん゛っんんんぅ❤️ んんぅんっ❤️」

 

「あおいっ、好きっ、好きだっ……!」

 

(ウチも❤️ ウチもリオんこと大好きや❤️ 小さいのにこんなにたくましくて❤️ イジワルなとこも好きぃ❤️)

 

 口を塞いでいるため甘い言葉は一方通行になっているが、あおいは少年への愛の言葉を頭の中でいくつもいくつも紡いでいく。

 快楽が好意を、好意が快楽を高めていく永遠に続けていたいような甘すぎるセックス。

 

 ぱんぱんっ! ぱちんっ! ぱんっ! 

 

「いいだろ! ボクのおちんちんっ! あおいにだけっ、あおいにだけだっ……!」

 

「んんっん❤️ んんっ❤️」

 

(ウチのっ❤️ ウチのおまんこもリオにだけ❤️ ウチのぜんぶぜんぶあげるっ……❤️)

 

 じゅぷっ、ぱんぱんっ! 

 

 一突き一突きに愛を込めてただひたすら突き込む。

 太眉美少女の肉襞は歓喜の涙でびちゃびちゃだが、恋人の肉棒にべったりと甘えるためにその締め付けは非常に強くなっていた。

 雌穴からの過剰なまでのご奉仕に、少年の性器がお礼を返す時間を迎える。

 

「射精するよ……! あおいの大好きな、膣内射精(なかだし)、するよっ……!」

 

「んっ❤️ ん゛んんーっ❤️」

 

(きて❤️ ウチに小学生の濃いぃミルク飲ましてぇ❤️)

 

 ずちゅん!! 

 

 どくんっどくんっ。

 

 少年がのけ反り、テントの低い天井を見上げる。

 他のすべての時間が止まって、膣内で脈動する幼くも立派に育ったこどもペニスの脈動だけが行われているように錯覚した。

 

 どっくん、どっくん。

 

 昇ってくる。熱い、欲望の白いマグマ。

 

 びゅるるっ!! ぴゅっ、びゅびゅっびゅるっ!! 

 

(こ、これやわ……❤️ 彼氏のミルク……❤️)

 

「はっ、うっ……!」

 

 歯を強く食い縛り一回の射精で心残りがないようにありったけの量の精液を子宮へと注ぎ込ませる。

 この身体のどこにそんな量を貯蔵しているのか不思議だが、あおいの十分育った子宮をたっぷりと満たしていく。

 中で縦横無尽に泳ぎ回る小学生の精子たち。

 

 びゅー……! びゅっ……! 

 

 身体全体の成長に対して性器だけ飛び抜けて大人になっているリオの射精は体力の消耗も激しい。

 射精がまだ続くなか、あおいの背中に寄りかかって息を整えようとする。

 

 ぴゅっ……! 

 

「はぁー……はぁー……射精()したぞ、あおい……!」

 

「う、んっ❤️ 種付け射精、お疲れさまや……❤️」

 

 あおいは快楽に身を任せながらも背中に恋人の小さなハートの鼓動を感じていた。

 本人が好きでやっていることとは言え無理をしながらもこちらのことを気持ちよくさせようと必死でしてくれている。とても嬉しいことだ。

 

「はぁ、はぁ……!」

 

 まだ息が荒いままの少年が性器を引き抜いて、あおいの隣に横になるように倒れ、二人の目と目が合った。

 互いに大量の汗を顔に浮かべていて、若い二人のセックスがどれだけ激しかったのかを物語っている。

 

「だい、じょぶ?」

 

 小さな彼氏を労う言葉は頷く動作で流された。そして。

 

「あおい、舌、出して」

 

 イヌ子は小さなご主人様からの命令に、慎ましく応えた。



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軍師は母へと堕ちる(シュラ)

お姉さん:シュラ(グランブルーファンタジー)

シュラを見てみたいというご要望があり、数名の方のご意見を参考にして内容を整えました。
あまり二次創作では見ないキャラですが見た目も声も気に入っているキャラなので案をいただけて嬉しかったです。

特記要素は催眠、ママ堕ち、母乳、妊娠です。


空に島々が浮かぶ世界。

イストラ島は三つの国によって分割統治されていた。

 

先日、三国を構成するうちの小国エルデニと大国ユラントスクの間で争いが勃発。

当初は国力、軍事力に勝り個人で大軍に匹敵する将を構えたユラントスクがエルデニの軍勢を圧倒。

エルデニは最大の流通拠点であるザハ市を制圧されてしまい敗戦は決定的になったと思われた。

 

しかし、島外より現国王レオニスと縁のある『銀の軍師』、さらに彼の所属する騎空団の招致に成功したエルデニは窮地からの反撃を決行。

有能な二人の将を失いながらも各地で勝利を重ね、ユラントスク国内では内乱も発生したため戦争は一時停戦という形で終結した。

 

国を守ることは出来たものの奪還したザハ市をはじめとしてエルデニ国内の戦争の傷跡は深く、軍主導の復興作業が進められている。

 

 


 

 

「今日もこれだけですか……これでは難民たちの食料すらままなりませんね」

 

白と青緑を基調とした民族衣装にも見える戦装束を着たヒューマンの女性が運搬されている資材の箱を数えながら呟く。

170cmに近いヒューマンの女としては恵まれた体躯は引き締まっており、衣装に覆われていない右半身の腿と尻、そして背中の筋肉は彼女が戦いに身を置いていることを教えている。

その一方で深刻な問題を前にしている表情からは高い知性が感じられ、彼女がただの武官には収まらぬ存在でもあるのが伺えた。

 

「国が一丸となって復興に向かわなければならない時に……これでは、まるで国賊と同じです」

 

女。エルデニ王国の軍師、シュラは部下からの報告に呆れ顔になり、ザハ市の復興作業が一筋縄には行かないことを痛感する。

 

「私腹を肥やそうとするだけのただの無能な貴族であればよかったのですが……」

 

たとえば復興資材の横領をするような目先の利益に目が眩んだものであればシュラは軍を動かして即座に取り押さえることが出来る。

だが、既得権益による資材の独占については伝統的な身分差社会が根強く蔓延るこの島では咎めるのは困難だ。

戦争によってザハ市が機能を停止したことによる特需に目を付けた問題の貴族は元より争いも軍も嫌っており交渉も難航していた。

 

「仕方がありません。件の御子息のところへ私が赴きましょう。本人が軍との交渉に応じないのであればそこから糸口を掴みます」

 

調査によれば例の貴族には一人息子がおり、屋敷を一つ貸し与えて文字通りの箱入り息子として溺愛しているらしい。

父親と比較すればまだまだ年も幼く、身分差の意識や軍への偏見も少ないと思われ説得の余地は十分にあるように思えた。

 

「虎児を得てから虎穴を得る、それが求められる時もあるでしょう。直ちにここを発ちます。私が戻るまでの指揮は任せましたよ」

 

当日、シュラは数名の部下を率いてザハ市を出発した。

向かう先に待っているのが虎児ではなく虎穴そのものであることを知らないまま。

 

 


 

 

「お会いできて光栄です、ククト様」

 

案内された部屋でシュラは大きな椅子にこじんまりと座った少年へと深々と頭を下げ、尻まである二本の三つ編みを揺らす。

屋敷は外観も内装もイストラ島では珍しい建築で、他国の王宮にやってきたかのように錯覚してしまうほど豪華なものだった。

その屋敷で数人の使用人と衛兵に囲われて暮らしているのが資材を独占している貴族の息子、ククトである。

 

「そんなにかしこまらなくて構いませんよ軍師シュラさま。僕には何の力もなく、ここにいるだけなんですから」

 

男児としては少し長めの薄紫色の髪と赤い瞳が印象的な幼子。

大方の予想通りまだ貴族としての意識や傲慢さを抱くには若く、世間を知らないからか年齢以上に幼さを感じさせている。

しかし、屋敷と同じく煌びやかな異国情緒のある装束に身を包んでいることで彼がどのような身分であるかを表していた。

 

「いえ、本来ならば衛兵たちは部外者を一切通さないようククト様の父君から言い付けられている旨を聞きました。それにも関わらず私だけでもこうして通していただけたことに感謝致します」

 

「父上は過保護ですから。ここにいるととても退屈なので……軍の方とお話ししてみたかったんです。それに、シュラ様は強く美しい方とお聞きしましたから」

 

ククトは品定めをするようにシュラのことを見つめている。

その仕草は身分の低い生まれであるシュラにとってはよくあったものであり今さら気にするようなものではない。

 

「私など……先の戦いでも共に戦う友人を二人も失くしてしまいました。私よりも勇猛だったというのに……」

 

「いえいえ。シュラさまはすごい方ですよ。()()()()()()()()()()()()()()なんて強くてかっこいいと思います」

 

「えっ? あ、ありがとう、ございます……」

 

自身の身体の思わぬところを意外な言葉で褒められたことにシュラが元来の険しげな表情を崩して困惑しながら礼の言葉を述べる。

少年の発言にどのような意図が込められていたのかは幼さによって偽装されてしまいシュラには想像することが出来なかった。

 

「ところで……シュラさまが用があるのは僕の父上のほうですよね? 僕なんて父上の息子であることしか価値がないですからね」

 

「そのようなことはおっしゃらないでください。しかし、正直に述べますとククト様の父君についてお力添えをしていただきたいと考えています。エルデニにとって死活問題でもあります」

 

ククトは残念そうにしながら椅子を立ち、シュラの前まで歩みを進めて彼女の顔と身体を隅々まで観察する。

長身の異性の隣に立つと細く小さなその姿はなおのこと男性として未熟な存在であることを思わせたが、その目は成熟した女を狙っていた。

背が高く、胸も尻も大きく、戦場で戦うための筋肉のついた美しい女を。

 

「では僕もはっきりと言います。シュラさまの願いを叶えるのはとてもとてもむずかしいことです」

 

「わかっております。ですので、いくつかお話を聞かせていただければと思いまして……」

 

その答えにシュラは落胆はしなかった。もとより糸口の一つとして考えていただけであり、これで事がすぐに解決することまでは期待していなかったからだ。

だが、その予想は裏切られることになる。

 

「ですけど……シュラさまが僕のおねがいを聞いていただけるなら、父上にわがままを一つぐらいなら通せると思います」

 

「ククト様……本当ですか……!」

 

「はい。僕、シュラ様のことがとても気に入りましたから。噂で聞いていた以上に美しく、素敵な方です」

 

年若い少年の嬉しそうな顔と嘘偽りを感じさせない言葉に対してシュラは少し気を緩めていた。

異国の内装をさらに異様に感じさせるこの国では珍しい()()()()()も彼女を普段の緊張状態から解しているのかもしれない。

 

「それでは、ククトさまのお願いごととはなんでしょうか? 私に出来ることであれば何なりとお申し付けください」

 

希求の軍師シュラは既に幼き猛虎の虎穴へと嵌められ、策中にあった。

 

 


 

 

「わあ、とても美味しそうな料理♪ 僕、()()()()()が作るご飯が大好きです♪」

 

「ありがとうござ……あ、ありがとう、ククト」

 

(ま、まさかこのような要求をされるとは……子どもらしいといえばそうなのですが……)

 

ククトがシュラにしたお願い。それは『シュラに母親としてしばらく一緒に暮らして欲しい』という彼女にとって想像を超えたものだった。

そもそも、この少年が父親と離れて暮らしているのは父を狙った暗殺者に同居していた母を殺害された事件があったからだそうだ。

その事件はククトが物心つく前の事であったため、少年は母親という存在を強く求めているのだとシュラは理解をしたのだが。

 

「ママ♪ あれ、おねがい♪」

 

「は、はい。ただいま……」

 

「もー、そうじゃないですよシュラママ」

 

「も、もう。甘えん坊さんですねククトは……はい、あーん」

 

ククトの要求する母親ごっこは彼の年齢を考慮してもあまりにも幼稚な要求ばかりでまるで赤子の世話をさせられるようなものだった。

こうして食事を匙に掬って食べさせることや、服を脱がせたり着せたりすることまでおねだりをしてくる始末。

 

「んー♪ 美味しい美味しい♪ ママ、お口拭いて?」

 

「え、ええ……ククト、じっとしていてくださいね?」

 

幼くして両親を亡くし、料理を始め家事全般が得意になったシュラではあったがその経歴がこのような時に生かされるなど思いもしなかっただろう。

ここ数日間、こうして少年の身の回りの世話を育児中の母親のように接しながら行わされている。

時折、貴族と客人に戻った振る舞いを見せてしまった時はククトに訂正されて再度母親ごっこを演じさせられているのだ。

 

(これだけでもそれなりの負荷を感じますが……)

 

原則的に何もかもをシュラママとして行動するようにされているが、唯一少年がママにそぐわぬことをシュラにさせている点がある。

 

(このような衣装も……放浪の身の昔ならばともかく、今になって袖を通すとは思いませんでしたよ)

 

それは彼女の服装。シュラは軍師としての戦装束ではなく異国でメイド服と呼ばれる洋服を身に着けていた。

ただし、使用人の女性が身に着けているものとは違いスカートの丈は短く、背中と脇はエルーン族のように丸見えになっていて、胸も上半球が大きく露出してしまうかなり破廉恥な衣装。

シュラが一般的なヒューマンの女性よりも大柄なこともあって往来を歩けないほど性的な印象を与える恰好になってしまっている。

 

(母親がこのような衣装を纏う国がどこかにあるのでしょうか……これではまるで娼婦のようです)

 

この衣服についてシュラは最初はいくら幼い子どもの前とはいえど激しい羞恥心と抵抗感があり、初日に関してははっきりと拒否をした。

しかし、日を追うごとにこのメイド服に対しても抵抗感が薄れていき、一種の慣れのようなものを感じている。

それはこの()()()()()全体にも言えることであり、シュラの中から恥という感覚がゆっくりとだが確実に消えていく。

彼女自身は気付いていないが、ククトの部屋全体に漂っているお香の匂いとはもちろん無関係ではない。

 

「ねえ、シュラママ」

 

「どうしましたククト? 早く食べないと冷めてしまいますよ?」

 

そのシュラの変化をもっとも近くで注意深く観察していた少年は決断をする。そろそろ頃合いであると。

 

「ママにキス、して欲しいです♪」

 

「き……キスですか……それは……」

 

その要求はシュラにとって母親ごっことしての敷居を越えていた。かつてであれば、即刻、断ったはずだ。

 

(そんなことまで……いえ、国のため、エルデニのためなのですから……子供の頬への口付けであれば自然でしょう……)

 

「仕方が、ありませんね。はい、ママのキスですよ……」

 

シュラは腰を屈めて少年の頬にやさしく口付けをしようとする。

その寄せられた唇を少年は首を曲げて自分の唇に捕らえた。

母と子の、唇と唇を交わらせるキス。

それは一瞬のことだったが、シュラに我が子への愛しさの種を植え付けるには十分な時間だった。

 

「あっ……!? はっ……い、今のは……」

 

(ククト様に唇を……ですが、どうして、イヤではなかった……? むしろ、この気持ちはいったい……?)

 

「シュラママのお口、すっごくやわらかい♪ また、キスしてくれますか?」

 

「それは……もちろんですよ。私はククトの、母なのですから……あっ……❤️」

 

(今……ククト様の母だと自分で言ったとき、なんだか不思議な気分でした……)

 

「あのね? 今日から僕、ママと一緒に寝てみたいです……この部屋のベッドは広くて、とっても寂しくて……」

 

ククトの子どもらしさ全開の甘え方は完全にわざとらしいものだった。

もし、シュラに本当の子供がいたとしても、我が子がこのような態度を取ってきたら彼女は正しき親として息子に躾をするだろう。

しかし、少年にとって都合のいい母性を植え付けられたシュラママはそうはしない。

 

「ほ、本当ですか……? 私も……シュラママもククトに、我が息子に添い寝をしてあげたかったのです……❤️」

 

「やったあ♪ じゃあ今晩から一緒に寝ましょうね、僕の大好きなシュラママ♪」

 

ついに客室で寝泊まりをしていたシュラを寝室へと引き込むことにすら成功した少年の笑顔はどこまでも明るいものだった。

これからは、もっと自分にとって理想のママへと堕ちてもらうことにしよう。

 

 


 

 

添い寝を始めるようになってから数日後。

 

くちゅくちゅくちゅ……❤️

 

「あっ……♪ ママっ♪ ママっ♪ ママの指がっ♪」

 

「く、ククト……❤️ 痛くはありませんか?」

 

ベッドの上に座ったシュラの鍛え上げられた太股の上で全裸になり幼い肢体を母へと晒しながら仰向けに寝ているククト。

シュラの左手は少年の後頭部に添えられ、右手は少年の分厚い皮に包まれたまま勃起したこどもペニスをやさしく扱いていた。

根本の毛も生え揃っていない年相応の未熟な男性器の先は皮の間から少しだけ桃色の頭を見せていて、透明な露を分泌している。

 

「いいですっ♪ ママっ♪ もっと皮を摘まんでシコシコしてください♪」

 

「は、はいっ。ママがククトのお、おちんちんをシコシコしてあげますからね❤️」

 

(私は、こんなことをどうして……? それにこれが母の務めなのでしょうか……? けど、どうしてかククト様のことが愛おしい……❤️)

 

ベッドの四隅にはお香が焚かれており、シュラの精神をいつも以上に昂らせている。

おもらし射精をしないように寝る前にママに手淫をして欲しいという我が子からのお願いを叶えてしまうほどに。

 

しこしこしこ……❤️

 

「ああっ♪ ママのおてて気持ちいいぃ❤️ シュラママっ、僕、ママのおっぱいを吸いながら射精したい❤️」

 

「えっ、あっ……そ、そのようなことは……」

 

「僕、シュラママの赤ちゃんになりたい! ねえ、いいでしょ……?」

 

「ううっ、あっ……❤️ そ、そうですよ……❤️ はい、ママのおっぱいを、はうっ❤️」

 

(ククト様の願いを、国のため民のために叶えなくては……❤️)

 

シュラがセクシーなメイド服の胸布をずらして乳首を露出させるとククトは餌を待っていた雛のように素早くそこへと吸い付き、吸い立てた。

豊かな乳房に少年は鼻をめり込ませ、口からは卑猥な音が聞こえてくる。

 

ぢゅうぅ、ぢゅっちゅう、ちゅぱぁ❤️

 

「う、おっ❤️ く、ククトっ❤️ そろそろお射精しそうですか?」

 

(これは、胸を吸われていると……❤️ こ、これが母性というものなのでしょうか……❤️)

 

くちゅ、しゅっ、しゅっしゅっ……!

 

ぢゅぷっ、ぢゅうぅぅ❤️

 

人差し指と親指で輪を作り、少年の子どもペニスを短く素早くシコシコして射精へと導いていくシュラ。

 

「ママっ♪ 僕、イキそう……ママのおっぱいちゅっちゅっしながら白いオシッコ出るよお!」

 

「い、いいんでちゅよ❤️ ククトはママのおっぱい大好きなんでちゅね~❤️ 赤ちゃんミルク、ママのおててでたくさん射精してくだちゃい❤️」

 

(ああ……❤️ 私は、なんて卑猥な言葉を……❤️)

 

ククトの母であろうとする心と性的な興奮が複雑に絡み合った結果、シュラの口から出てきたのは赤子を甘やかすための言葉だった。

 

「ママっ! シュラママっ! 射精るっ……!! ああっ!!」

 

びゅるるっ!! びゅっ!!

 

シュラから捻り出されたその言葉は少年の性欲を最高潮に盛り上げ、天井に届かんばかりの勢いでわんぱくな射精が始まった。

 

しゅっしゅっ!!

 

びゅっ!!びゅっ!!びゅーっ!!

 

少年が性器を脈打たせて射精を続ける間にもシュラママは手を止めることなく我が子の生殖器を扱きあげる。

その瞳は幼い性器から迸る白い子種汁に釘付けになっていた。

 

(これが、ククト様の精液……❤️ 幼くても精子は大人の男と変わらぬ臭い、火照ってしまいます……❤️)

 

「ああ……❤️ ククトがこんなに立派な射精を……❤️ まだ小さいのにもう伴侶を探さなくてはいけませんね……❤️ お、おふぅ❤️」

 

射精が終わっても乳首から口を離さず、乳頭を前歯でコリコリと噛んでくる我が子の頭を撫であげるシュラ。

この日から母としての日課に就寝前の手コキ抜きが加えられ、射精後もずっと胸に吸い付いてくるククトによりシュラは寝不足気味となる。

そうして疲れた女の身体にも、香の臭いはよく染み込んだ。

 

 


 

 

屋敷の使用人たちが一度に入浴を済ませるために設置されている大浴場に母子が二人、肩を寄せ合って浸かっている。

母、シュラは尻まである二本の三つ編みを解いて、艶のある黒髪をタオルで頭に纏めていた。

その風貌と雰囲気は子供のいる人妻としての風格を備えており、隣に寄り添う薄紫色の髪をした少年の母としての存在感を確かに感じさせる。

 

ただし、つい先程まで二人は母子関係には似つかわしくないような卑猥な洗いっこをしていた。

広い洗い場に柔らかなマットを敷いて島外から仕入れたぬるぬるのはちみつローションを使ってのソーププレイ。

全身をぬるぬるてかてかにした母の自身の腰よりも太いフトモモの間にこどもペニスを挟まれてシコシコされたククトは最高の絶頂を迎えていたのだ。

初めて見たときから気に入っていたたくましい両腿に扱かれながらの射精は格別だった。

 

「シュラママ。ママのお願いだったパパへのワガママだけど……ちゃんとやってもらいましたよ」

 

「……そうですか。親孝行な息子ですね」

 

息子、ククトを湯船の中で抱き寄せて頭をやさしく撫でる。

ククトの言っていることは、本当だった。

正確にいえば最初から父親は溺愛するククトの言いなりであり、ザハ市の復興を阻害するような行いもククトから頼まれてやっていたのだ。

そうすれば、あの希求の軍師、シュラと会う機会が生まれるかもしれないと思って。それは、果たされた。

 

「そんなことよりも、母の言うことを聞いてくれた良い息子には褒美を与えなくてはなりません。ククト、何がいいですか?」

 

既にシュラの中では当初の目的すら()()()()()になっており、目的が果たされたにも関わらずククトの元で母親ごっこを続けている。

いや……もうククトの母親ごっこという段階はとっくのとうに終わっているのだ。

 

「ママ……♪ それじゃあ、僕のお願いはもう決まっています♪」

 

ちゅっ、ちゅぱっ、ちゅぅう❤️

 

「んっ……❤️ 何ですか? ククトの頼みであればママはあなたのお嫁さんだって連れてきてあげますよ……❤️」

 

抱き寄せているククトに屋敷にやってきたときよりも随分と肥大化した乳首を吸い上げられて喘ぎ声を漏らしながらシュラが少年に問いかける。

少年は、現在の母との関係を終わらせるための最大の要求をシュラへと投げ付けた。

 

「シュラママに……僕の赤ちゃんを産んで欲しいんです……♪」

 

それは少年がシュラに対して最初からずっと果たしたいと思っているもっとも原始的で野蛮な欲望だった。

最前線を戦い抜く肉体美、知略を巡らせる頭脳、家庭を支える技能、すべてを高水準に備えた25歳の美女を11歳の自分がモノにする。

 

「それは……それは、母には出来ないことです……」

 

その欲望を向けられたシュラはククトの母としての責務から拒絶をした。

 

「どうして……? ママは僕のこと、嫌いになったのですか……赤ちゃんは作ってくれないんですか……?」

 

「気を落とさないでください……あなたの気持ちは、女としては嬉しいのですよ? ですが、エルデニの貴族の息子としてあなたには世継ぎを愛する妻との間に残さなくてはならないのです」

 

毎晩のように授乳手コキをし、母乳も出ないというのに乳を吸われながら眠り、風呂場では太股コキや素股といった性行為をこなしながらもシュラは一度たりとも息子と性器を交えることはしなかった。

他の行為は息子を甘やかすためのものであるが子を作るためのセックスは夫婦がすることであり母子の行いではないと線引きがされているからだ。

 

「そう……ですか。わかりました。ママをあまり困らせてはいけないですよね」

 

「物分かりのいい子ですねククトは。あなたのような男を夫に持つ女性が今から羨ましくなります……❤️」

 

ククトの剥き出しにされた欲望をシュラは受け流すことが出来たのだろうか。いや、この反応すらも少年にとっては折り込み済みだ。

むしろ、今のやり取りを引き出すことこそがこの虎穴に潜んで牙を研いてきた幼き虎の狙いだった。

研ぎ澄まされた牙が、シュラの首元へ、深く深く、差し込まれる。

 

「では……ママが僕のお嫁さんになってください♪」

 

「えっ……?」

 

「シュラママは……僕のママ妻になるんです♪ そうすればママとして僕を甘やかし、妻として僕の赤ちゃんを作れますよね?」

 

「そ、それは……それであれば、出来ます❤️ あなたの母であり妻にもなれば、ククトの赤ちゃんを作ることが……❤️」

 

(ククトと……息子と子作りが出来る……なんて、甘美なことでございましょうか……❤️)

 

母子相姦を禁忌とするシュラの倫理観を崩すには、夫婦になってしまえばいい。

母も妻も同時に手に入れようとする強欲なククトの提案が今のシュラには最愛の息子と結婚まで出来るというあまりにも魅力的なものに映った。

それ故に、母としてもう一度確認を試みる。

 

「しかし、ククトはよろしいのですか? 私は、あなたの倍以上は生きている女です……もっと若い女性とお付き合いしたほうが幸せではあり……んっ❤️」

 

ちゅっ……❤️

 

自身の抱えている不安を拭い去るためでもあり彼の幸せを真に願っているものでもあるシュラの言葉を少年は口付けをして中断させた。

 

「ママじゃなきゃダメです♪ もう一度言いますね……シュラママに……僕の赤ちゃんを産んで欲しいんです……♪」

 

べろぉ、ちゅっ……ちゅぱぁ……❤️

 

息子からのプロポーズに対するシュラの返答は、情熱的な口付けによって行われた。

 

 


 

 

寝台の上に脚を広げてシュラが仰向けに横たわる。

解かれていた長い黒髪が純白のシーツへと広がり、シュラは母としての優しい瞳を向けながら、幼き夫を誘った。

香の臭いは立ち込めていない。

少年の思い描いた通りに完成された母子愛の前には小細工はもう必要なかった。

 

「さあ、来てください❤️ その小さくも母を女にしようと男らしく勃起させた息子のおちんちんで……母のオマンコをお嫁さんオマンコに変えるのですよ……❤️」

 

(ふふっ……♪ シュラさまも堕ちましたね……♪ 今から僕の精子でほんとうのママにしてあげますよ……♪)

 

本当にぞくぞくとしてしまう。

一ヶ月ほど前までは聡明でありエルデニ国のために尽くしていたあの軍師が今や自分のことを息子として愛し、遂には妻にまでなるのだという。

初めは以前の女のように遊び終わったら催眠香の罠から解放するつもりだったがシュラは少年にとって別格すぎたのが災いした。

少年が幼茎の先でわずかに顔を出している亀頭を成熟した膣口へ近付けようとすると、女は自らの両手で女性器を広げて導く。

 

「ママ……♪ 挿れますね……僕、ママの中に帰ります……!」

 

「はいっ……❤️ 母は逃げませんよ、ゆっくりとお挿れになさい、あっ❤️ はぁっ❤️」

 

ぬちゅっ……みちみちっ……❤️

 

ゆっくりと挿入は成され、二人は十歳以上の年月の差がある性器を交わらせる。

シュラとククトの母子の寝室だった場所に、夫婦の寝室としての役割が追加された瞬間だった。

幼さを感じさせる夫の男性器ではあるが子供を作るために一生懸命に勃起をして、妻の粘膜を精一杯に押し広げている。

 

「おお゛っ❤️ おっ❤️ お゛っ❤️ これが、ククトのっ❤️ 息子の❤️ 夫の❤️ おちんちんっ❤️」

 

経歴上、シュラには幾人かの男性との性交経験がありククトの子どもおちんちんは彼女が受け入れてきた成人男性の大きさには及んでいない。

しかし、じっくりと丹念に熟成された母性は母子相姦という禁忌のスパイスを彼女の脳に練り込ませ異常な快楽をもたらしていた。

生真面目なシュラには息子を夫にして交わる危険すぎる行いが破壊的な性感に直結するのだ。

 

「ママのおまんこ、すごく気持ちいいです……♪ シュラママ、僕のお嫁さんっ♪ 僕がママの旦那さまですよ♪」

 

「あ、ああっ❤️ はい……あなた❤️ ママのお嫁さんオマンコはこれからあなただけのものですっ❤️」

 

ククトからママやお嫁さんと呼ばれるだけでシュラの身体に快楽の電流が甘く走り、ククト専用となったオマンコを締め付け夫への奉仕をする。

 

「シュラママ……僕、ママのおっぱいを吸いながらしたいです♪ いいですよね?」

 

「あなたの好きなようにしてくださいククト❤️ ママはもうククトの妻なのですから……あなたの好きなときに好きなようにセックスしてください❤️ お゛っ❤️ おお゛お゛っっっ……! んあ゛っ❤️❤️」

 

ぢゅぱっ、ちゅぅぅ❤️

 

ぱんっぱんぱんぱんぱん!!

 

「あ゛あ゛っ❤️ あっ、あぁ❤️ 息子のおちんちんっ❤️ 子どもチンポが、母のオマンコをっ❤️ んおっ❤️ もっと、もっと母の乳を吸って❤️❤️」

 

正常位で繋がりながらの授乳母子相姦。

血の繋がりはなくとも二人は真に母親と息子であり、新たな命を宿そうとする妻と夫でもあった。

 

「ちゅうっ♪ ママっ、ママっ♪ ママ、僕のおちんちんいい? 息子で夫の子どもおちんちんいいっ? 僕と赤ちゃん作るよね?」

 

「くぅ❤️ はぁ❤️ ええ、よいっ、です❤️ ククトのおちんちんが❤️ 息子で、夫のおちんちんがいいのです❤️ 母はっ❤️ 妻としてあなたの赤ちゃんを作ってあげたい❤️ ああぁ❤️」

 

ぢゅぱっぢゅぱっぢゅぱっ!

ぱんぱんぱんぱんぱん!

 

ククトは吸い付く乳首を左右で変えながら、力強く腰をシュラに叩き付ける。

小さな身体で167cmもあるシュラのすべてを食らい付くそうとする捕食者の如き交尾。

今はこうして吸い付くだけだが必ずこの雌を自分の遺伝子の種で妊娠させて、母乳を啜りながら犯してやろう。その時が楽しみだ。

 

「ママのおまんこすごい!! 僕、もう来ちゃう!! ママの中に赤ちゃんの素を射精()しちゃう!!」

 

正常位を解き、より奥深いところで射精するためにククトはシュラの左腿に抱き付きピストンの勢いを強める。

雌の子宮は受け入れ中の幼い雄の子作りを支援するために子宮口を降ろし、ぱくぱくと口を広げて愛のヨダレを垂らしていた。

 

「んおお゛お゛ぉ❤️ おほっ❤️ ククトっ、ぱこぱこがお上手ですぅ❤️ そのまま、ママのおまんこでイって❤️ ママに息子の赤ちゃん仕込んでぇ❤️」

 

しがみついている自分の脚よりも細い腰をした少年の必死のピストンにシュラの顔は信じられないほど乱れていた。

希求の軍師のものではない、母子相姦と夫婦の子作りに溺れた惚け顔。

その母の顔をもっともっとひどいものにしてやろうと息子が最後の一突きを放った。

 

ぱちゅんっ!!

 

「ぐおっほぉっ❤️」

 

シュラは目を見開き、舌を突きだす。最高のアヘ顔を形作った。

 

びくんっびくっ……!!

 

ククトがぶるぶると震えて天井を見上げる。歯を食い縛りながらも、最高の笑顔で。

 

射精()……るっ!! ママ、妊娠してっ! 孕めっ、シュラぁ! ううっ!」

 

びゅるっ!! びゅっ!!

 

全力全開の種付け射精。少年の欲望と遺伝子がたっぷりと詰められた白い濁流がシュラの子宮へと流れ込んでいく。

 

「んっ❤️ んああっ❤️ ククトの子種、中で跳ねて❤️ ほお゛お゛っ……❤️❤️❤️」

 

竿も睾丸もまだまだ子供のそれだというのに貴族として跡継ぎを作る能力を優先して育んでいたというのか。

優れた才を持つ雌に自分の子を産ませるために量も、子宮にへばりつくための粘性もククトの精液は申し分がなかった。

見た目は幼くてもこうして狙った女を堕とし、孕ませる能力は島内随一なのかもしれない。

 

(これは、確実にククトの子を孕むでしょうね……❤️ 不思議な気分ですが、悪いものではありません……❤️)

 

「ママぁ……♪ 僕、種付けうまく出来ましたか?」

 

「はい❤️ ご立派でしたよ、旦那様……❤️」

 

ぬるりと少年が性器を抜き取り、ママ妻に顔を近付けて横たわる。

薄紫色の髪を黒髪と絡ませるほどに接近して母の耳元で囁く。

 

「赤ちゃんが出来たら……ママの母乳を飲ませてくださいね、シュラ……♪」

 

「ええ、もちろんですよ❤️ ママの、妻のすべてはあなたのものでございますから❤️」

 

むくむく……♪

 

浴場で数回、ここで一回の射精をしたにも関わらずククトの性器はまだまだ勃ち上がった。

さて、次はどうやって抜いてやろうか。

 

 


 

 

くちゅくちゅじゅぷぷ……!

 

「お腹、ちょっとずつ出てきたねシュラママ♪」

 

「私とククトの子ですから……❤️ 健やかに育っていますよ❤️」

 

初夜を終えた後も何度も何度も続けた膣内射精でククトはシュラを妊娠させた。

対面座位で繋がり、腹と腹を触れ合わせることではっきりとシュラの中で自身の精子が膨らみ上がっていることが分かる。

雄としてなんとも満足な時間だ。

 

「吸うねママ……♪」

 

「ああっ❤ 甘えん坊さん……❤️ いいんですよ、母にミルクを注いで妊娠させたんですもの❤️ あなたのための乳です❤️」

 

ちゅぱぁ、ちゅう、ちゅぅ……♪

 

満足気な顔でククトは乳首を口に含み、乳腺から母乳を吸い上げる。

大人たちが好んで飲む酒がどれほど美味いものかは知らないが、少なくともシュラの母乳の味には劣るだろうとククトは思った。

 

「大好きです♪ 僕の、僕だけのシュラママ♪」



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☆収集された聖女(ペトラ)

お姉さん:ペトラ・ヨハンナ・ラーゲルクヴィスト(アルカナハート)

活動報告にてヒロインを募集しておりましたプロレス風シチュでアルカナハートのペトラが敗北します。
ちょっとシチュは使いこなしきれなかったのですがこの形式で書いてみて色々と勉強になりました。
一応、犠牲者として募集の際にいただいた他作品のヒロインが出てきますがカメオ出演のため単独作品のほうに入れさせていただきます。

属性タグは異世界召喚、プロレス、羞恥、ブロンズ像化(状態変化の直接的な描写はありません)


「へー、へー♪ こんなお姉さんもいるんだぁ♪」

 

 風呂上がりなのか濡れた長い青髪を乾かさないまま少年は部屋の中で床に無造作に撒き散らした写真の数々を眺めていた。

 写真に映っているのはどれも少年よりは年上の女性たちだが、私生活を盗撮されたようなものばかりであり、裸体がはっきりと撮影されているものすらある。

 何処からどうやって入手したのか、それはさっぱりわからない。

 ただ、写真の中の女たちの運命はどうやらこの幼い少年の手に握られてしまっているらしい。

 

 部屋には少年と写真以外にも特筆すべきところがあり、女性の姿をしたブロンズ像がいくつも並べられていた。

 それらは様々な卑猥なポーズを取らされている裸婦たちの像であり、人種や年齢もまちまちではあったが総じて美少女と美女ばかり。

 まるで女性たちが生きたままブロンズ像にされたかのような芸術品のため。このような年若い少年が収集しているのは異様に思えるものだった。

 たとえば、『エウロペ』という名札がかけられた短髪の美少女の像はI字開脚で性交をするようなポーズで立っている。

 

「今週末には次の試合をやるからね。じゃか、今回の相手はっと……この名前の長いお姉ちゃんにしよっか♪ フフフッ、本番ではよろしくねえ♪」

 

 美しい女たちの像に囲まれながら少年は拾い上げた一枚の写真にそっとキスをして、ガラスのテーブルの上に乗せた後、裏面に日付を記入していく。

 この日付を迎えたとき、この写真に映っている女は己の意思に関係なく直ちに召喚されることとなる。

 写真の女は少年よりは明らかに年上だがまだ少女と呼ばれる年齢であり、高貴さを感じさせる白いチューブトップドレスに身を包み、長いツインテールを大きな縦ロールにしてぶら下げている。

 少女。法を掲げし至高の聖女、ペトラ・ヨハンナ・ラーゲルクヴィストが少年の邪悪な招待を受ける三日前の出来事だった。

 

 


 

 

 ペトラは目の前の景色が突然切り替わったことに目眩を感じ、右の手で頭を抑える。

 つい先程まで従者たちと今日の予定を確認していたはずなのに、周囲には誰の気配も感じられず、辺りは薄暗くなっていた。

 

「っ!? なんですの、これは……私としたことが、疲労困憊による幻覚でも見ているのかしら……」

 

 名門ラーゲルクヴィスト家でも歴代最高の聖女と目されるペトラは最年少で西欧聖霊庁に抜擢され、今では日本支部の支部長すら務めている。

 役職を持ちながらも最強格の聖女の一人として聖霊関係の事件に自ら赴いており、14歳の少女とは思えぬほど多忙な日々を送っているのがペトラだった。

 だが、もちろんこの現象は疲れによる夢幻ではなく現実である。

 

「うっ!?」

 

 突然、強いフラッシュライトが炊かれペトラは目を細めた。

 野球場のナイター照明のようなものがペトラから見て四隅に立っていて、それが彼女を照らしている。

 正確に言えば、彼女が立っている場所全体をライトアップしているのだ。

 

「なっ……!? こ、これはなんですの。興行をするリングにも見えるようですが……?」

 

 ペトラが目を擦りながら周囲を見渡すとそこは格闘技の試合を行うリングのようだった。

 角に立っているポールからはロープが張られていて内外が区分けされている。

 直にそういった催しを見たことがないペトラでもそれらが何を示しているのかは知識として知っていた。

 

「せぇーかぁーい♪ ここがボクたちの運命を決めるリングになりまーす♪」

 

「……!?」

 

 突如として背後から聞こえてきた声に反応したペトラは反射的に得物である2丁拳銃を構えて振り向いた。

 声は子供のもののようだったが、薄暗いとはいえど人の気配などはどこにも感じられなかったはずだ。

 

「うわぁ、いきなりそんなもの向けないでよぉ。ここはね、プロレスをするリングなんだから。それともペトラお姉ちゃんってヒールなのかな?」

 

「やっぱり、子供……何者か名乗りなさい。あなたと話をするのはそれからですわ」

 

 銃口の先にはペトラよりも背が小さく、彼女が知っている小学生の聖女たちと同じぐらいの歳だと思われる男の子が立っていた。

 2丁拳銃を突きつけられていても表情には焦りのようなものはなく余裕が感じられるが、彼からは聖霊の気配はまったく感じられない。

 脅威の基準を聖霊か聖女に関連付けるペトラにとってははっきりいって現段階では普通の幼少年(ショタ)としか思えなかった。

 

「ボク? ボクはねぇー、ヴィーゼー……お姉ちゃんにはヴィーって呼んで欲しいなぁ」

 

 びっちりとした黒いパンツに長い青髪を三つ編みにした拳法家という風貌をしたヴィーと名乗る少年。

 しかし、その印象は服装と髪型によるものだけで露出している上半身、腕、脚には鍛練の様子は見当たらず、こども相撲の参加者といったほうが正しい姿だろう。

 

「ずいぶんと馴れ馴れしい態度ですわね。あなたとは初対面のはずですが……私はどうしてここにいるのか、ここはどこなのか、あなたについてもっと詳しく、教えてもらいましょうか」

 

「あー、長い話はボク、嫌いなの。ペトラお姉ちゃんみたいなタイプは早くその気にさせたほうがいいかな? はい、そんなのもう仕舞おっか?」

 

 相変わらず銃を向けたまま説明を求めようと話を仕掛けてきたペトラにヴィーはわからせることにした。

 この場では自分のほうが上位であることを。

 

「うっ……!? くぅ……!? また、です、の……」

 

 再びリングに呼び寄せられたときと同じような頭痛を感じ、ヴィーから視線を逸らして俯き、頭を抑えるペトラ。

 体全体がシェイクされたような感覚があり、ふらついてしまったようだ。

 

「はははっ♪ お着替え完了~♪ 似合ってるよ~、ペトラお姉ちゃん♪ ほら、見てみて?」

 

「ぐっ……今度は何が……えっ……?」

 

 こうべを上げてヴィーのほうを見るとペトラの姿が映っていた。

 こんな大きな姿見をいったいどこから取り出したというのか。

 だが、そんなことよりもおかしいのはペトラが身に付けている衣装だった。

 

「なっ……!? うっ、これは、このような装いを纏っているなんてどうなっていますの!?」

 

 ペトラが着ていた白いドレスと構えていた拳銃はどこかへと消え、彼女は純白のレオタードのようなリングコスチュームに着替えさせられていた。

 いくつかフリルが付いているが装飾はシンプルで、身体にぴっちりとくっついてるため彼女のボディラインを大きく強調している。

 胸はドレスの時よりも露出こそ減っているが伸縮する素材で球体の形状を丸分かりになるように包んでいて、乳揺れを阻害するものがなにもない。

 股間はもっとひどくて鋭いハイレグカットになっているため、股布が少しずらされるだけで大陰唇が見えてしまうだろう。

 肌への締め付けも強く、ペトラの乳首や女性器のスジの位置までぴっちりレオタードの上から分かるようになってしまった。

 ロンググローブ、ニーハイソックス、ブーツがあり全体的には覆われている部分のほうが多くなっていても、これではペトラも羞恥を感じてしまう。

 

「な、なんですのこれは! あなた……ヴィーと言いましたわね。私がここに来たのも、この妙な格好もすべてあなたの仕業ということなので……」

 

「そうそう、似合っているよなにもかもね……ペトラお姉ちゃんにはその格好でボクとゲームをしてもらいま~す♪ ボクに勝ったら服も戻すし、すぐ帰ってもいいよ」

 

 慣れないリングコスチュームを恥ずかしがるペトラをにやにやと眺めていたヴィーは主催者としてペースを握ったことで楽しそうに語りだす。

 彼のテリトリーに呼び出され、この衣装に着替えたのならペトラはもう少年の手中にあるのだ。

 

「私とあなたの格好でする遊戯……まさかここでレスリングでもするつもりではないでしょうね。申し訳ありませんが、そのような戯れ事に付き合っていられるほど、私は暇な人間ではありません」

 

「そうは言っても帰れないのは本当だよ? ルールはすごく簡単、先に裸にされたほうが負け。ペトラお姉ちゃんには有利でしょ」

 

 たしかに少年の言う通りだった。

 ペトラはこの姿に着替えさせられても腕にはグローブ、脚にはブーツとニーハイソックスがあり、胴体のレオタードも脱がすのは容易いことではない。

 それに対してヴィーはシューズもグローブもなく、着ているのはプールで泳ぐようなパンツが一枚だけ。

 武器こそ奪われているが、ガンカタを戦闘スタイルとするペトラにはもちろん素手でもこの男児を制圧する自信があった。

 

「そうですか。交渉の余地がないのであれば、私としては残念ですがゲームに参加させていただきましょう。ただし、無礼を働いた相手は児童であっても容赦はいたしませんので」

 

「あはははっ、いいよ、そういうのボク大好きなんだよねぇ♪ 最初から今までずっと録画もしてるから、後で楽しもうかなぁ♪」

 

「では、いきますわよ!」

 

 リングを蹴り、勢いよくヴィーへと向かっていくペトラ。

 飛び込んでいく先が淫獄であることを、この時の彼女はまだ知らない。

 

 


 

 

 ゲームという体裁の試合が始まって三分ほどでペトラには分かったことがいくつかあった。

 最初に分かったのはどうやらこのリングには聖霊の力が届かず、ペトラ自身の力だけで闘わなければならないこと。

 次に思い知らされたのはヴィーという少年が想像以上に運動能力が高いことだ。

 ペトラの猛攻をまるで遊ぶように避け続け、彼女は有効打を一発も加えられないままでいる。

 最後に判明したのはペトラが着ているぴっちりスーツに隠されていた秘密だった。

 

「遅い、遅~い♪ さぁて、次はここを責めるね? はい、こしょこしょこしょ~♪」

 

「くっ、またですの!? んぐくっ❤️ おっ❤️ あっ❤️ ああっ❤️ やめっ❤️ んはっ❤️ くっ❤️ このぉ……! ❤️」

 

 ヴィーはペトラの繰り出した回し蹴りをひょいと交わすと、逆にその脚を掴んでブーツを剥ぎ取り、剥き出しになった足の裏をくすぐる。

 試合中、ヴィーはペトラに対して打撃技は一切使わずにこうしてカウンターで組み技に持ち込んでくすぐったり、舐めたりなど恥辱攻撃を加えていた。

 脇の下や横腹、うなじなどを狙ったそれらの攻撃は不可解なことだが性的な快楽としてペトラに深く突き刺さり、身体の痺れに翻弄されてしまうのだ。

 

「ひぃん❤️ おっ、おっ、あっ❤️ ああーっ❤️❤️」

 

 ぷしゅ!! 

 

「あははははは! ペトラお姉ちゃんまたイっちゃったねー♪ そろそろ、スーツも薄くなってきたし……本気出しちゃおっかなー♪」

 

「はぁ、はぁ……❤️」

 

 足の裏から伝わってくる快楽の電流に耐えきれずペトラは潮を吹いた。

 ヴィーに片足を持ち上げられていなければそのままマットに倒れ込んでしまうところだった。

 股布は淫水に浸されて女性器の詳細な形状までわかるほど透けているが透明度が上がってるのは陰部だけではない。

 

「このブーツやグローブはハンデなんだよ? ペトラお姉ちゃんが抵抗している間はこれは脱がされないからね……」

 

「きゃっ!? ま、また、私の服が薄く……❤️ これでは本当に一糸も纏わぬ姿にされ……!?」

 

 掴まれていた脚を解放されたことでバランスを崩したペトラは尻餅をつき、自身の服装の変化に深刻さを感じ取った。

 このリングコスチュームは丈夫で伸縮性のある素材が使われているようだが、ペトラが快楽を感じるたびに薄く、透明になっていくのだ。

 通常、レオタード状のコスチュームを脱がせるためには破ったり、切り取る以外では押さえつけなければ脱衣は困難である。

 しかし、少年はそういった手段ではなくコスチュームの特性を使ってペトラをリングの上で絶頂させることで徐々に脱衣を強いているのだ。

 既にペトラのレオタードは臍や桃色の乳輪が透けて見えるほど薄くなっていて、アダルトビデオの撮影用衣装のようだった。

 

「さあさあ、ここからがペトラお姉ちゃんには本番だよ?」

 

「うっ、くうっ……離しなさい! このような色情に狂ったことをする歳でもないでしょうに!」

 

 座り込んだままのペトラの背後に回ったヴィーは両足の膝の裏で太股をロックし、脇の下から手を回して胴体をがっしりと掴む。

 両手はまだフリーだが先に与えられた快楽の余波でペトラはまだ抵抗することが出来なかった、そして。

 

「ペトラお姉ちゃんさぁ……ずっと勘違いしてるよね? 相手が子供ならエッチなことはされないとか思ってたでしょ?」

 

「は……?」

 

 それは本当のことだった。

 たしかにエロコスチュームを強制され、性感を伴う攻撃を受けてはいるが女性として性暴力を振るわれている実感はペトラにはない。

 むしろヴィーぐらい幼い男の子を見て、自分のことを性的に狙ってくる男性と認識するほうがよっぽど異常者だ。

 実際に彼がやってきた攻撃はすべて胸や陰部といった性的な箇所を直接狙ってはきておらず、子供の悪戯の延長だった。

 もちろん、それは偶然ではなく意図的にヴィーが外して触っている。

 初めからそこを狙ってしまってはあまりにも簡単に勝負がついてしまうことを少年は経験則で知っているからだ。

 

「ボクはね、お姉さんたちのおっぱいもおまんこも、大好きなんだ♪ 聖女ってみんな処女なんだよね? あとでおまんこの初めてもボクが貰ってあげるね♪」

 

「おま……!? あなた、何を言って……」

 

 幼子の口から出るには卑猥すぎる発言にペトラが戸惑っている隙にヴィーは両手を14歳にしてはよく育っていてる胸にかざした。

 肌と密着し、透明度も上がってきているスーツはダイレクトに少年の手の感触と体温をペトラへと伝えてくる。

 

「うっ、んはっ❤️ こ、このっ、その手をお離しなさい!」

 

「は~い、それじゃあまずはペトラお姉ちゃんのおっぱい、揉み揉みしよっか? ……狂わないでね?」

 

 ぎゅむっ! ぎゅっ、ぎゅぎゅっ! 

 

「お゛あ゛っ❤️」

 

 天にも昇るような快楽がペトラの脳を瞬く間に支配した。

 少年はペトラの胸を思うがままに揉みしだき、親指と人差し指の間に作った輪で乳輪を押し出し、爪で乳首を弾き、あらゆる愛撫を練り込んでいく。

 性感帯以外のところを触られただけでも絶頂させられていたのだから、それが胸に集中したのであれば快感は想像を絶する。

 

「ぐお゛っ❤️ おほォ❤️ おっ❤️ おおっ❤️ お゛っ❤️ やめ゛っ❤️ やめ゛でっ❤️ んっ❤️ ほォォォ❤️❤️❤️」

 

 ドリルツインテールを振り乱し、愛撫から逃れようと身体を捩るペトラだがヴィーの両足によるロックは強固で立ち上がることを許さない。

 そもそも、まともな抵抗が出来たのも最初だけで途中からは仰け反り絶頂を繰り返して胸を揉まれるがままになっていた。

 

「えへへ~♪ すごいでしょ、ボクはテクニシャンだかれね~♪ ペトラお姉ちゃんのエッチになった乳首はシコシコしてあげまちゅね~♪」

 

 シュッシュッ! シコシコシコシコ! 

 

「ん゛ん゛ん゛っ❤️ おっ❤️ お゛お゛おおおおおおおぉぉぉぉ❤️❤️❤️」

 

 スーツを貫通するのではないかというぐらい尖りきった乳首をヴィーの指に挟まれ自慰行為のように扱かれてペトラは性感の限界を迎えた。

 発狂した牝獣の声を響かせながらブリッジをするように大きく仰け反ったあと、力無く少年の胸へと背中を預ける。

 

「あっ……❤️ あひっ……❤️」

 

「ふふっ♪ 処女のお姉ちゃんにはちょっと刺激が強すぎたかな? スーツももうコンドームみたいにペラペラだねぇ♪」

 

 意識を失うギリギリまで快楽責めを受けたペトラのレオタードはもう服としての機能を維持しておらず限りなく裸に近かった。

 白かったスーツはほぼ透明に、乳輪も乳首もくっきりと浮かび上がり、クリトリスすらスーツを突き破らんと勃起している。

 

「ほら。床におねんねしようね♪」

 

 ヴィーはペトラを仰向けにしてマットに寝かせると、彼女にまだ残っているロンググローブやハイニーソックスを剥いていく。

 全裸同然のペトラが大の字で快楽に惚けた顔をして寝ている姿は最高に屈辱的だった。

 

「ペトラお姉ちゃんはよく頑張ったけど、そろそろフォールの時間だよ。ボクのオチンポで処女を奪われてゲ~ムオ~バ~♪ あはははっ♪」

 

 勝ち誇り両手を腰に当てて大笑いするヴィー。

 その瞬間を、法と規律を守る、聖のアルカナの行使者たる聖女は見逃していなかった。

 

「うわっ!?」

 

「ふぅー、ふぅー……! つ、捕まえましたわよ……!」

 

 これが最期の力とばかりに床から勢いよく起き上がったペトラは小さな少年の身体を片手で抱え込み、そのパンツに親指をかけた。

 試合には完敗したといえるが、これを下にずらして脱がせさえすれば勝負に勝つことは出来る。

 

「へぇー……見直したよ、ペトラお姉ちゃん。乳首シコシコ刑をされて発狂したと思ってたのに」

 

「お黙りなさい……! はぁ、はぁ……あなたにも辱しめを与えてさしあげますわ! さあ、粗末なおちんちんをお晒しになりなさい!」

 

 年下の少年に性的に痛め付けられたことで今までとは違う怒りの感情が芽生えていたペトラは思わずおちんちんという普段なら絶対に口にしない言葉を使う。

 実際に彼女が下げている水泳用のようにぴったりとしたパンツには何の突起もなく、抵抗がないまま股のあたりまでずり下げられた。

 先まで分厚い皮に覆われ、根本には毛の一本も生えていない、年相応の可愛らしいヴィーのこどもチンポがペトラの視線に飛び込む。

 

「う~わ、いやらしい剥き方するなぁ……」

 

「あなたどの口で言いますの……! ふんっ、やっぱりふにゃふにゃの情けない子どもおちんちんではありませんの! こんな貧弱なもので私の処女をどうこうなど……んっ?」

 

 ここまで辱しめられたことへの仕返しとばかりに少年の幼い性器へと精一杯の罵倒を吐き出すペトラ。

 だが、その言葉に反応するかのようにヴィーのこどもチンポはびくんびくんと脈打ち出した。

 少年の力が、ペニスへと集中していき、ありえないほどの大きさへと育っていく。

 幼獣ペニスから猛獣ペニスへの成長は、本当に少しの間のことだった。

 

「へぇー……ペトラお姉ちゃんにはこれが粗末なんだねえ? オマンコの具合が今から楽しみだよ♪」

 

「あっ……うあっ……うっ、ウソっ、ですわよね……?」

 

 ペトラは知らなかった。

 知識としてはもちろん男性器の形は知っているが、これほどまでに凶暴なものが自分の女性器と交わるための器官などとは信じたくなかった。

 あんなに可愛い象さんだった性器はズル剥けになり、おぞましいほどにカリは高く、本体は太く、長大な大人以上のペニス。

 

「い、嫌、ですわ……こ、こんなの、おかしい、ありえ、ない……」

 

「ほんとにそう? じゃあなんでペトラお姉ちゃんは、ボクから逃げないのかなあ?」

 

 くるりと身体を回転させてヴィーはペトラと密着したまま対面する。

 成人男性の平均を遥かに上回る巨根でペトラの臍をつつきながら少年は言葉を紡ぎ続けた。

 

「子どもの粗末なおちんちんだと思ってたのに、大人ペニスを見せられて怖くなかったから? ちがうよねぇ? 欲しいんだよね、ボクの大きなオチンポがさあ!」

 

「ひぃぃぃ……!? いやっ、誰か、たすけっ……!? あっ……!?」

 

 ヴィーは正面からペトラのヒップを指が食い込むほど強く掴み、ペニスの槍先をレオタード越しに膣口へと当てる。

 コンドームのようにぺら薄になったスーツは何の防壁にもならず、少年の、生殖器として完成されたペニスが聖女の膣内へと押し進んだ。

 

 ずちゅん!! ぷちんっ!! みちっ、みちっ、みちぃ!! 

 

「ぐお゛お゛お゛お゛ん゛ん゛っ❤️ お゛お゛っ❤️ お゛っ❤️  お゛っあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ❤️」

 

 大量の愛液によって薄められたペトラの純潔の証が太腿の内側を伝わって流れ落ちていく。

 聖女にとって処女喪失とは資格と力を失うことと等しく、引退して愛する相手と結ばれる時でなければ決して望まれた行為ではない。

 だが、今のペトラには最早そんなことはどうでもよかった。

 より正確にいえばそのような些細なことなど気にしている余裕などまったくなかった。

 胸への愛撫ですら気絶寸前まで追い込まれたというのに絶え間ない愛撫の果てに行われた挿入にどうやって耐えろというのか。

 彼女を包んでいたラップのように薄くなったレオタードが完全にこの世界から消失していく。

 

「あっはぁ……♪ いいよ、いいよぉ♪ ペトラお姉ちゃんのオマンコ……お姉ちゃんたちのオマンコはねえ、立ち向かってくる意思が強い女の人ほど美味しいんだよねぇ♪ そらっ! どうだ、ボクのチンポは!!」

 

 どちゅどちゅどちゅ! 

 

「お゛お゛お゛っ❤️ お゛お゛っ❤️ お゛んっ❤️ おっ❤️ チンポっ❤️ オチンポがあっ❤️ こわれっ❤️ わたひっ❤️」

 

「壊れちゃえ壊れちゃえ~♪ 何が聖女さ、淫乱なだけじゃん! この前に連れてきた聖女だってお姉さんもそうだったよ!」

 

 自分の身体を支えることができないペトラは対面駅弁の体位で小さな少年に持ち上げられながら剛直を突き込まれている。

 幼少年(ショタ)にこのような姿勢でレイプされるとはなんとも屈辱的であるが、聖女としてのペトラにはなかった魅力を放っていた。

 玩具にされる美少女とはまさしく芸術品であり、知らぬ間に姿を表していた小さな観客たちもペトラの無様さを称賛していた。

 

「ははっ、今回も面白かったねー♪」

 

「ああ! オレも興奮しちゃったよ!」

 

 リングで行われている興業を観客席から見ているのはいずれもヴィーと歳が近い幼少年(ショタ)たちだ。

 年上の女性たちがヴィーによってリングの上で公開凌辱される様を楽しんでいるのだから、彼らもヴィーに負けず劣らず幼年ながらにして醜悪なガキたちである。

 彼らのいる観客席にもいたるところに美女と美少女のブロンズ像が配置されている。

 そこにはヴィーが先ほど口に出した異界の聖女で『マルタ』と呼ばれていた女がまんぐり返しで固められている像もあった。

 他にも知っているものが見ればはっきりとそれが誰か分かるブロンズ像がいくつも並べられている。

 そう。これらはすべて、ヴィーの戦利品。

 強く美しい女たちが小さな小さな少年に敗北した証にして、彼女たちそのものなのだ。

 

 ずちゅちゅ! ずっちゅ!! 

 

「んおっ❤️ もうっ❤️ わたくひっ❤️ おかしっ❤️ チンポ❤️ オチンポ、らめっ❤️ お゛っ❤️」

 

「そろそろ、トドメの時間だね。ボクはキメ技にはこだわりがあるからね……ペトラお姉ちゃんにもこれを喰らってもらうよ!」

 

 駅弁体位からマットにペトラを叩きつけ、ヴィーは種付けプレスの姿勢で巨根を最奥まで押し込んだ。

 打ち付けられた衝撃でツインテールのドリルが左右に大きく広がった。

 子宮口を突き破りそうな勢いで鈴口を密着させ、竿全体がどくんどくんと大きく脈打つと少年の射精が始まろうとする。

 

「いくぞっ! ボクの種で孕むんだ、ペトラ! ペトラァ! 妊娠しろっ!!」

 

「いやっ❤️ おっほぉおおおおおおおぉぉぉ❤️❤️❤️」

 

 びゅびゅ!! びゅるるるるるるっ!! 

 

 新しい生命を作り出す強い意思が込められた射精によって大量の精液がペトラの子宮へ一方的な子作りを要求していく。

 少年の精子は強靭で、膣内で射精されれば妊娠することは避けられない。

 観客席を飾るブロンズ像になった彼女たちも全員、その冷たい体の中に少年によって植え付けられた生命を宿していた。

 そこまで含めて、ヴィーにとってのトロフィーなのだ。

 

 びゅーびゅー!! 

 

 長い、とにかく長い射精が終わる前にペトラの意識は閉じられた。

 

「あっはっはっはっ♪ ウィナー、ヴィー! 決まり手は種付けプレスからの強制子作り射精でしたー♪」

 

 最期にかすかに聞こえたのは、どこまでも下品な少年の勝ち誇った声だった。

 

 


 

 

 ヴィーの禁断の陳列室へと新しく加えられたブロンズ像、『ペトラ』。

 彼女は処女を失った瞬間の対面駅弁の体位で、舌を突き出したアへ顔をさせられて展示されていた。

 周囲には彼女と同じ世界から連れてこられた複数の聖女が並べられ『アルカナハート・コレクション』としてまとめられている。

 当然、ヴィーの収集癖はこの程度で満たされるはずはない。

 あのリングに女が招待されるとき、それは、新たな美術品がここへ増えることを意味している。



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アイドルマスターシリーズ
淫魔への誘い(新田美波)


お姉さん:新田美波(アイドルマスターシンデレラガールズ)

アイドルの新田美波さんがショタ淫魔に堕とされます。
ファンタジー寄りです。


「またこの衣装で撮影をするんですか? そんなに人気があったんですね……こういうのはよく分からなくていっぱいいっぱいだったんですけど」

 

 大手芸能プロダクションに所属する大学生アイドル、新田美波は机の上に広げられた以前の仕事で撮影したグラビア写真を見つめながら恥ずかしそうに担当プロデューサーの説明を受けていた。

 写真の中でも外でも色めいたタレ目が特徴的な美少女である美波だったがグラビアの中では加えて小悪魔あるいはサキュバス風の衣装を身に着け彼女なりに演じてみせた誘惑の表情も相まってファンからの人気が高いのも頷ける魅力が溢れ出ている。

 この時の撮影も相当に恥ずかしかったもののプロデューサーから新しい美波の魅力をファンのみんなに伝えられるという説得を受けて等身大の自分自身を見せようと撮影に臨み、結果的に彼女がこれまで出した写真集の中で最も高い売り上げを出していた。

 その反響に応えつつも前回とまったく同じでは美波にもファンにとっても退屈なものになるだろうというプロデューサーの考えによって今度の小悪魔、新田美波の写真集には短い映像を特典で付ける形で企画が進められている。

 

「普段の私から小悪魔へと変身するところを映像で撮るんですね。この前と違って瞬間の一枚じゃないから演じるのが大変そうですけどうまく出来るでしょうか?」

 

 プロデューサーはいかに彼女のこの姿をファンが求めているかや個人的にも美波にはまたあのセクシーな衣装を着てもらいたい旨を厚めのオブラートに包んで伝え前回同様にプロデューサーさんがそこまでして取ってきてくれた仕事ならと美波の説得に成功した。

 

「プロデューサーさんが頑張ってくれている気持ちはしっかりと伝わってきました。美波、頑張りますね♪」

 

 


 

 

 撮影日。プロデューサーは別の仕事が入っていてスタジオに来られなくなってしまったが撮影内容が内容なだけにプロデューサーに見られていないほうが今回は力を抜いて撮影に専念出来るかもしれないと思いながら美波は控室で一人出番を待っていた。

 冒頭のショートビデオの台本は確認作業に手間取っていたようで当日になってから彼女の元へと手渡されることになり、演技プランについては他のアイドルに相談はしてみたものの具体的な物はまだ掴めていない。

 

(悪魔、夢魔になる私……蘭子ちゃんにも聞いてみましたけどちょっと私には難しくってあまり参考にはならなかったな……)

 

 同僚の中二病系アイドル、神崎蘭子からあれこれと悪魔に関する蘊蓄を講義してもらったものの趣味がラクロスと資格取得の女子大生という美波には、蘭子が独自の言語の使い手という問題のほうが大きいが、あまり理解が出来るものではなかった。

 

 撮影開始まで熱心に資料を読み込もうとする美波の耳にトントントンと控室のドアを弱めの力と低めの位置でノックする音が聞こえてくる。

 

「はい、どうぞー」

 

 予定時間の変更やスタッフからの挨拶だろうと思って美波が返事をするとガチャりとドアノブが回ってゆっくりと扉が開けられ膝立ちになった彼女よりも小さな男の子が控室へと入ってくる。

 背が低いのでドアをきちんと閉めるために一度後ろを向いて両手でドアノブを回しながら部屋の方へとドアを引き込む動作を行ってから男の子は美波のほうを向いてぺこりとお辞儀をした。

 

「美波さん、今日はよろしくお願いします。この前はどうもありがとうございました」

 

「あら、ゆうま君。もしかして台本に出てくる小悪魔の男の子ってゆうま君がやるの?」

 

 控室へと入ってきたのは三間佑真という子役の男の子で主にテレビCMを中心に仕事をしており美波とも以前に一度、自動車会社のCMで姉と弟役で共演した経験がある。

 その時には実際に家族に弟がいる自分はともかく一人っ子で同じ事務所のアイドルでいえば龍崎薫らと同じか一つ上ぐらいの歳だというのに完璧なまでに視聴者たちが求めている理想的な弟を演じていた佑真に感服したことを覚えていた。

 

「はい。本当は違う子だったみたいですけど具合が悪いってボクが代わりに」

 

「そうなの? でも、ゆうま君が一緒にやってくれるなら私も安心かな♪」

 

 佑真の受け答えは小学生という年齢を感じさせないほど丁寧でこの歳にして言葉を選んで喋るという作法まで身に付けているのだが、それでもやっぱり子供ではありアイドルのお姉さんからの褒め言葉を素直に受け取って喜んでいた。

 

「ありがとうございます! ボクもあれから色々やってますけど、また美波さんと仕事がしたいって思ってました」

 

「ゆうま君、忙しそうだもんね……」

 

 容姿端麗で性格も大人の言う事をよく聞いてくれる佑真が子役として引っ張りだこにされていることは業界の内外からも美波には感じられる。

 前回も佑真の両親は撮影現場にはおらず思うところのあった美波は撮影時間外も佑真の姉のように接し、佑真もテレビの中で演じている理想像とは違った自然な弟らしい姿を見せていた。

 その仕事以来、美波が佑真と直接会ったことはなかったがこうして久しぶりにあってもその時の姉弟のような距離感のまま話せていることに嬉しさを感じてしまう。

 

 天才子役でも自分には素直な感情を見せてくれる、そういった優越感から挨拶だけではなくもうちょっとだけお話がしたいと思い、佑真に靴を脱いで隣に座る様に美波は促したのだった。

 佑真は美波の隣にぴったりとくっついて正座で座り、お姉さんに勉強を教えてもらうような様子で二人は会話を始めていく。

 

 

「夢魔っていうのは人に夢を見せてその中に入ってくるんです。女の夢魔だったらサキュバスで、男だったらインキュバスっていいますね」

 

「へー、そうなんだ。女の人と男の人で名前まで違うんだね」

 

「だから今回はボクがインキュバスで美波さんは人間なんだけど夢の中に入ってきたボクにサキュバスに変えられちゃうって内容です」

 

「ええっ、夢魔って人間を仲間に変えちゃうの? それって吸血鬼とかゾンビとかみたい……」

 

「うーん、今回はそういう種類だからってことで……でもいないわけではないと思います。だって悪魔だしなんでもありかも」

 

 両親や学校のことなど姉弟らしい話題を話し終えた後、美波と佑真の会話は今回のショートビデオの内容についてのものになっていった。

 これに関しては意外なことに佑真は興味があったようで”美波さんが知らないならボクが教えてあげます”と彼の方が主体となって話を進めている。

 子役として忙しそうな佑真がゲームやマンガに出てくるような存在に興味があることは却って安心感があるものの、小学生にしてはなかなかにディープな内容で蘭子と会話した時ほどではないものの美波は若干気圧されていた。

 

「それでですね、夢魔は夢を見る人の理想の姿になるんですよ。たとえば、女性の夢に入ってくるインキュバスは理想の男の人になるということで……」

 

「なるほど、それでみんな夢魔の事を好きになっちゃうのね。それって……」

 

 まるでテレビに映っている時、みんなが求めている完璧な男の子を演じている時の佑真みたいだ。

 美波はそう思ったが口にするのは憚られ、止めた。少し後ろめたい気がしてしまう。

 

「もしボクの夢の中にサキュバスが入ってきたらそれはきっと美波さんの姿だと思います。ボクが一緒に仕事したなかで一番好きな女の人は美波さんですから!」

 

「もう、ゆうま君ったら。なんだかお姉さん、照れ臭くなっちゃうなあ……」

 

 佑真の屈託のない笑顔と純粋な好意を目の当たりにすると、申し訳ないとは思うもののそんな薄暗い気持ちはすぐに吹き飛んでしまう。天才子役は役を演じていない時でも人を笑顔にする天才なのかもしれない。

 

 


 

 

 大学生アイドル、新田美波の撮影用の私服として用意された衣装へと更衣室に駆け込んだ美波が急いで着替えていく。

 彼女の趣味であるラクロスのウェアに近いが撮影用なのでシャツにはリボン、スカートにはフリルがあしらわれており変身後の姿とのギャップを出すために白を主体とした清廉なイメージのある衣装だった。

 

「すいません! ちょっと、うとうとしてしまったみたいで!」

 

 更衣室には自分の他には誰もいなかったが、ズボンのベルトを外しながら美波は誰にかけるわけでもない謝罪の言葉を口にする。

 真面目で普段から時間はしっかりと守っている美波なのだが今日は佑真が控室から出て行ったあとにまだ時間があると思ったのか油断をして眠ってしまったらしい。

 目覚めてすぐに撮影時間が過ぎていることに気付いた美波は、誰も自分を呼びに来てくれなかったことに僅かな疑問を感じつつも更衣室へと直行したのだ。

 主役がいなければ撮影は開始出来ないので焦って着替える必要はないものの美波は周囲への申し訳なさから素早く着替えを終えて更衣室を出る。

 

「遅れてすいません! 新田美波です、今日はよろしくお願いします!」

 

 彼女らしくないせわしなさで撮影スタジオへと飛び込んだ美波。しかし、そこには──

 

「あれ……?」

 

 女子大生の私室をイメージして作られた撮影用セットとそれを囲うように配置されたカメラや照明。芸能人になってから見慣れた光景が広がってはいたものの撮影監督はおろかスタッフの姿が一人も見当たらなかった。

 アイドルとしてそれなりに活動を続けてきた美波もこんなに閑散としたスタジオに入ったのはこれが初めてだ。

 慌てていたし、もしかしたら撮影スタジオを間違えてしまったのかもしれない。

 そう思ったもののセットで組まれている部屋は美波の自室にそっくりで企画の説明にある等身大の女子大生、新田美波が夢魔へと変身する内容には一致している。

 そっくりというよりも自室をそのままスタジオに持ち込んだのではないかというぐらいの出来映えであり本棚やベッドに至るまで美波の記憶している自分の部屋に酷似していた。

 

(プロデューサーさんが資料として渡したんでしょうか……でも部屋の写真なんて撮ってないですよね。それにスタッフのみんなはどこに行ったのかしら)

 

「待っていましたよ、美波さん」

 

「ゆうま君? 良かった~。私、スタジオを間違えちゃったのかと思ってたの」

 

 背中から掛けられた大人たちの心をいつも穏やかにさせてくれる透き通ったボーイ・ソプラノの声に笑顔で振り返った美波。

 

「あっ……」

 

 夢魔だ。

 空想の世界に生きている存在を振り向いた先にいた少年が完璧なまでに表現してみせていた。

 特殊メイクとは思えないような精巧な角と尻尾。ペイントであることを思わせない紋様の入った暗褐色の肌色は元が美波にも負けないほど白い肌の持ち主だというのによく似合っている。

 普通の日本人の男の子がこんな格好をしても学芸会のようになってしまうが佑真はハーフでもないというのに見事に西洋の夢魔を美波の前に具現化させていた。

 

 その姿に美波は魅せられてしまい。ゴクリと大粒の唾を呑む。

 

「どうかしたの美波さん? この格好が気になるんですか?」

 

「ううん。あっ、うん。凄く似合ってて本物の悪魔の子供がスタジオに入ってきたのかなって……」

 

 赤いスカーフと水着のようなパンツだけを身に着けた男子小学生に大学生の自分が思わず見惚れてしまっただなんて恥ずかしい。

 しかし、率直な感想としてこの少年は今、悪魔的な魅力を備えた美少年として美波の目には映っていたのだ。

 

「もー、悪魔じゃなくて夢魔ですよ、美波さん。ボクは今、インキュバスなんです」

 

「あはは、そうだったね。ねえ、スタッフのみんなはどうしてるかゆうま君は知ってる?」

 

「みなさんは美波さんが来たら少し遅れますと伝えてねとボクに言ってどこかに行きました。子供に言っても複雑だからって理由はわからなかったです」

 

「そうなんだ。でも、みんないなくなるなら理由ぐらい……ゆうま君は大人みたいにしっかりしてる子だから説明してあげればいいのにね」

 

「あぁ……ありがとうございます。みんなに子供だと思われても美波さんがそう言ってくれるとボク、本当に嬉しいです」

 

 あこがれのアイドル、新田美波に大人扱いしてもらえることは佑真にとって純粋に嬉しいことだった。

 以前の仕事で弟のように扱われたことについては悪い気分はまったくなかったが、美波と自分の間に大人と子供の間にある見えない壁があることを感じていたのだ。

 いつか別の仕事で美波に会ったら今度はもっと成長した姿を見せて彼女ともっと近い立場で親しくなってみたい。

 初恋にも近いそんな純真な想いを”かつての佑真”は抱いていた。

 

 


 

 

 スタッフが戻ってくるまでの間、せっかく時間があるならという佑真の提案で二人だけのリハーサルをすることになった美波はセットの中へと入ってカーペットの上で膝立ちになり正面の足を伸ばして立っている少年へほぼ水平に視線を合わせる。

 

(ゆうま君の目が、すごい……今にも私の身体が呑み込まれてしまいそう……)

 

 映像全体のうち美波を小悪魔へと変えてしまう子供のインキュバスが出てくるシーンは僅かなものであるが、それはテレビCMでも同じことで佑真の放つ役者としてのオーラは凄まじいものだった。

 その黒い瞳はカラーコンタクトを入れているわけでもないのに鈍く金色に輝いているようでアイドル新田美波は本物のインキュバスに魅了されてしまったような胸のときめきを抑えられずにいる。

 ちょっと前までは可愛い弟のように安心感を与えていてくれたのに今や対面しているだけでこんなに小さな男の子から女としての貞操の危機感すら美波は感じてしまう。

 

「あのっ、坊やは誰なの……?」

 

 対する美波も人気アイドルとして迫真の演技で応えた。ひょっとしたらそれは演技ではなく美波の本心からの言葉だったのかもしれないが。

 

「綺麗なお姉さん、こんばんは。テレビで見た時からずっとキミ、新田美波に会ってみたかったんだ♪ ねえねえ、ボクの眷属になってよ?」

 

「けん、ぞくぅ? ぁっ……!」

 

 蘭子が口癖のように使っている眷属という言葉の意味を思い出す前に左手を夢魔の姿をした少年に取られると、小さな手の平全体からゾクゾクとするような熱が美波へと伝わってきた。

 

(熱い……! ゆうま君に握られた手から何かが私の身体の芯まで登ってくるみたい……!)

 

「ふふっ♪ お姉さんの手、すっごくキレイだ……それじゃあボクと契約をしようか」

 

「あぅ……な、私に何をするの、坊や……?」

 

 佑真の誘いに乗ってリハーサルをしておいてよかった。こんな刺激的な行為をいきなり本番でやられてしまったら……どうなるかわからなかったと思う。美波は安堵していた。

 あとは佑真が美波の左手の薬指へと夢魔との契約の証である指輪を嵌めてしまえば冒頭のカットと少年の出番は終わりになる。

 天才子役って本当に恐ろしい──

 

「まずはキスからしようね♪」

 

「え? ゆうま君、台本とちがっ」

 

 誤りを訂正しようとした大学生の大人としての形成が終わっている唇を小学生の子供の成長途中の唇が塞いだ。しかし、交わされるのは母親が息子にするような優しく撫でるようなキスではない。

 少年は手慣れた舌使いで美波の唇の隙間に舌を差し込んでいき、上下の歯茎を舐め回すように上下左右に舌を回すように運動させていく。美波の口の中は全て自分のものだと言わんばかりに。

 

「ンッンンッ……! れろぉ……ンッンングッ……! ンンッ!?」

 

 口内に侵入してきた佑真の舌を追い返そうと美波も舌を使って押し出すような動きを取ったのだが、それを待っていたとばかりに魔少年の舌が美少女の舌を絡めとって一方的に嬲り始める。

 美波の口内を舞台にした大人と子供の戦いは、赤子の手をひねるように子供が大人を圧倒していた。

 

「んおっ……れろっ、ちゅぱ、ちゅっ、ちゅっ……ンンッンッ……んぐぅ❤」

 

 やがて二人の唇の隙間から漏れ出す美波の声からは苦しみや抵抗の意思を示す色が消えていき、薄桃色へと染まり始める。

 

(だ……め……! すぐに離れなくちゃ、なのに、どうして……?)

 

 いかに口内を蹂躙されようともこの熱い接吻を仕掛けてきている少年は膝立ち状態の自分より低いぐらいの背丈しかないのだから両手で突き飛ばしてしまえばそれで済む話である。

 先程からずっとそうしようと思っても出来ていないのは華奢な佑真の身を案じているわけではなくどうやっても腕が動いてくれないのだ。腕だけではなく立ち上がろうとしても脚までぴくりとも動いてくれない。

 四肢を失った感覚のまま美波は少年の手でやさしく頬を支えられながら、激しい舌による口内愛撫をただ受け入れる以外の術を持っていないということだ。

 

「れろっ、んちゅ❤ ぷはっ……! はぁ……はぁ……❤ ゆ、うま、君……急に何を……?」

 

「台本なんてもう必要ありません。美波さんは夢の中でボクにこれから襲われちゃうんです♪ 逃げ場なんてありませんよ」

 

「どう……したの? ゆうま君、なんだか怖いよ……みんなはどこなの……?」

 

「夢の中にいるのはボクと美波さんだけです。ボク、実は本物のインキュバスだったんですよ。最初にこの姿になった時はびっくりして怖かったけど……力の使い方が分かってからはずっとこの日を待ってたんです。美波さんにボクがオトナだって認めてもらうために……」

 

 夢。たしかに目が覚めてから今に至るまでの異常事態の数々はすべてが幻だったというならば説明が出来るかもしれない。

 けれど、そう片付けてしまうにはあまりにも。

 この快楽は、現実的すぎる。

 

「んンっ❤️」

 

「ふふっ、気持ちよかったでしょ? ボクとのオトナのキス。ボクもドキドキしてたけど美波さんはもっとドキドキしてるよね」

 

 情熱的なディープキスから解放されたものの今まで感じたことのない身体の火照りが冷めることはなく美波の中で性的な快楽が燻り続けている。

 

「まだまだ始まったばかりだよ、美波さん。これからボクが美波さんを夢魔の、ううん、淫魔って呼ぶほうがボクは好き♪ 淫魔の力でゆっくりと堕としてあげるからね……」

 

「あっ……ううっ……ゆうま君、やめっ……」

 

 どうやっても動かなかった美波の身体は勝手に動きだし膝立ちから四つん這いへと姿勢を変えて目線は佑真のパンツへと向けられた。

 それを確認してから佑真は自分のパンツをするするとカーペットへと落として最愛の女性へ向けて肌と同じ全体が暗褐色をした性器をさらけ出す。

 

「ほら、これがボクのおちんちんですよ美波さん♪ 好きなだけじっくりと見てくださいね」

 

「み……見たくなんて別に……」

 

(か……可愛い……これが、ゆうま君の、淫魔のおちんちん……❤️)

 

 昔にお風呂で見た弟のモノよりは大きいものの、佑真のおちんちんは分厚い皮で亀頭の先まで覆われた可愛らしい子供ペニスで発毛の兆しもなかった。

 まだまだ生殖器としては使われる予定のなさそうなつるつるの褐色淫魔のおちんちん。

 それに対して美波は、欲情していた。

 

(可愛い❤️ 可愛いゆうま君のおちんちん❤️ さわりたい、さわりたい、さわりたい……!)

 

「はっ、はっはぁぁァ……❤️ んっ、ゴクっ……❤️」

 

「あれれー? 美波さん、どうかしたのかな? ボクのおちんちんを見ているだけなのにすっごく苦しそうですね♪ そんなに気に入っちゃったのかなボクのお、ち、ん、ち、ん♪」

 

「そっ、そんなこと……なっ、い、の……❤️」

 

 すーぅ……すすーぅ……

 

 視覚だけでは満足できず美波は少年の幼茎の情報を少しでも手に入れようと嗅覚までフル稼働させる。

 端から見れば小学生のおちんちんに興奮する女子大生という犯罪的な光景だが、主導権は完全に小学生が握っていた。

 

「美波さん、とっても苦しそう……じゃあボクが助けてあげますね♪」

 

「んっ……❤️ こ、れ……?」

 

「ボクのおちんちん……美波さんの好きにしていいですよ……」

 

 佑真はペニスを美波の唇にそっと押し当てて、今にも襲いかかりたくなるような可愛い弟のような美少年を演じてみせる。

 少年からどうぞいただいてくださいと差し出されたこどもおちんちんをお姉さんは抗うことなく口へと含み、至福の時間を迎える。

 

「んちゅ❤️ ちゅぱぁ、ちゅちゅぅ、ちゅぷぅぅ❤️ じゅっぷじゅっぷ……❤️❤️❤️」

 

(美味しい……! 小学生のおちんちん❤️ ゆうま君のおちんちん❤️ 美味しくて止まらない……❤️❤️)

 

「あぁ♪ いいよ、美波さんのお口の中、すっごく気持ちいい♪ 先のところ、もっと舐めてください」

 

「れろっ、ちゅっ❤️ ン、れろん、んンっ❤️ じゅぷ、ちゅぅ……❤️」

 

(口のなかで大きくなってく……❤️ ゆうま君でも、勃起しちゃうんだ……❤️)

 

 フェラチオの経験など皆無のためただ夢中になって少年のおちんちんを舌で転がすだけの美波の愛撫。

 それでも佑真はあの新田美波に自分のおちんちんをしゃぶらせている優越感にひたりながら射精へ向けて性器を熱く固くしていく。

 人気アイドルである美波のファンはたくさんいるが誰にもこんなことは出来ない。美波さんに口でおちんちんを奉仕させることが出来るのはこのボクだけだ。

 

「出すよ! ボクのせーし、美波さんの口のなかに出すよ! びゅるびゅる出るっ!!」

 

 少年の肉の付いていない細く華奢なお尻にきゅっと力が入り、爪先立ちになって両手で掴んだ美波の頭を支えにする。

 そして餌を欲する雌に御褒美を与えるため少年は自身の雄を解放して美波の口の中へと射精を開始した。

 

 びゅる! びゅるっ! 

 

「んぐっ! んんぅ❤️」

 

(あつぅぅぃぃ❤️ 口の中、やけどしちゃいそう❤️)

 

 幼少年の男性自身から吐き出された粘性のある白い子種汁が美波の舌へと掛かり喉奥へとぶちまけられ美少女の口内を満たしていく。

 

 びゅっ! びゅびゅぅぅぅ……

 

 子供の身体で生成されたものなのに雄臭の塊である精子の匂いと味で美波の思考回路はますます汚染されていき、恍惚の表情を浮かべてる。

 既に口内にはたくさんの雄汁を蓄えているというのに精液にまみれた舌先で少年の尿道口をほじくって残り汁まで卑しく啜ろうとする美波。

 

「んぢゅ、ぢゅっ、じゅぷっ……❤️」

 

(もっと……ゆうま君の精子、お口の中に欲しいの……❤️)

 

「あうっ♪ もー、まるで美波さんのほうが子供みたい。ボクのおちんちんから出るミルクが大好きなんだね♪」

 

 惚けた顔で男性器にしゃぶりついている美波の頭をよしよしと佑真が撫でる。

 別れを惜しむように伸ばされてきた舌を振り切り少年はぬるぬるになって滑りのいい美波の唇を通っておちんちんを引き抜く。

 

「ぬぱっ……んあっ、んんっ……はぁ、はぁ……❤️」

 

「美波さん、口の中のボクのせーし見せてみて?」

 

 アイドルのヨダレと自身の精液のミックスジュースに濡れた熱い茎全体が空気に晒されひんやりとする。

 対して美波の口内は未だに熱い雄臭を放つ精液で満たされたままであり彼女の心を現在進行形でドロドロに溶かす。

 

「ンっ……んはぁっ……❤️」

 

 佑真に促され美波が口をゆっくりと開くと上唇と下唇の間には半透明の白い粘液の橋が幾重にも掛かり、その合間から舌の上に乗った少年の欲望の塊が見えた。

 

「うわぁ、とってもいやらしいなぁ……♪ こんな姿をファンのみんなが見たらどう思うだろうね? 美波さんが小学生のせーしを口に溜めて幸せそうにしているところを……じゃあ、呑んでもらおうか♪」

 

 もちろんこんな姿なんてファンに、いや誰にも見せるわけにはいかない。プロデューサーには絶対に、絶対に見られたくない。

 

「ふ、ふぁい……❤」

 

 ごくん。ごきゅ。ごきゅ。ごっくん。

 

 しかし、そういった感情は美波の中では偽物のものになりつつあった。それは偶像、アイドルであろうとする自分の気持ちであって現在の本心などでは決してない。

 10歳近く年下の少年の男根にしゃぶりつき、口内に射精されて精液に惚けている女。それが、新田美波の真の姿だった。

 

(これじゃあ私、変態だ……エッチなことが大好きな、淫魔だ……❤)

 

 

 四つん這いから両腕と右頬をカーペットに付けて尻だけを浮かせた姿勢になった美波は生まれたままの姿になりこれから始める交尾への期待から呼吸と共に全身を震わせる。

 股間からは愛液が絶え間なく太腿を伝わって流れ落ち、淫らなシミをカーペットにいくつも作っていた。

 公称B82だが間違いなく逆にサバを読んでいる形のいい美乳に広がるピンクのサークルの中心にある蕾はビンビンに勃ちあがり、これまでの愛撫の結果を目に見える形で示す。

 

 背後に立つ少年は自分を見つめている横顔、床に押し付けられ脇の下からはみ出て見える乳房、アイドルとして磨き上げられた腰のくびれ、そして差し出された尻をやさしく撫でながらゆっくりと美波の背中に身体を預けていく。

 年上の女の背中にぴったりと身体をくっつけて両腕を回し片手で下腹部を撫で、もう片手で乳房を揉みしだく。

 口内奉仕を受ける前とは違いセックスが出来る大きさになったペニスは竿の上側で美波の割れ目をなぞるように上下させ、愛液を馴染ませる。

 暗褐色の背中が白い背中を上から覆っているが佑真が小柄なために背中越しにでも美波の汗に塗れた背中が広い面積で視認出来た。

 

「美波さん……♪ 美波さんのおっぱいも、オマンコも、赤ちゃんを作る部屋もぜんぶ、ぜんぶボクのものですからね♪ ボク以外の誰にも使わせちゃダメだよ……」

 

「あァ……う、うん……❤ そう、私の、アイドル、新田みなみのぜんぶがぁ、ゆうま君のものです……❤ ぜん、ぶ、捧げましゅからぁ……❤ セックス、してくだしゃい……❤❤」

 

 背中に乗られてもほとんど重さを感じないほど華奢で体格差のある少年に対して女は完全な服従を表明する。

 佑真は今すぐにでも割れ目をなぞっている肉棒をぶち込みたくなる衝動を抑えながら、念のため、自分がより欲望を充足させるためにもう1つだけ確認をした。

 

「いいの……ボク、まだ子供なのに美波さんとセックスをして……?」

 

「うん、いいよ……ゆうま君と、オトナのセックスがしたいの、オ゛オ゛ッ……❤❤❤」

 

 美波さんがボクをオトナと認めてくれた。ミナミさんとセックス出来る。オトナのセックスが。

 憧れの女性を堕とすというインキュバスとして自身に課していたノルマを達成した佑真は己の欲望のすべてを果たさんと美波の肉壺をがむしゃらに突き回す。

 キスやフェラチオの時のように余裕たっぷりに美波を快楽に染め上げることも出来るが、あえてそれはしない。

 今はただこの自分のものになることを宣言した雌を無茶苦茶に犯してやりたい気分だった。

 

 ぱんぱんぱんぱん!! ぱんぱんぱんぱん!! 

 

「美波さん……ミナミ! ボクのチンポいいでしょ……ミナミの大好きなチンポだぞ!」

 

「はひぃぃぃ❤ ゆうまくんの、おちんぽ、ちんぽだいすきですぅぅぅ❤」

 

「ミナミはボクのものだからね! ボクがちゃんとオチンポで面倒みてあげるよ!」

 

「ひんっ、ひぃぃん❤ ありっ、がと、ごじゃいましゅぅ、ンオ゛オ゛っ❤❤❤」

 

 床に横向きに突っ伏した顔からだらしなく舌を伸ばして美波がイク。

 尻を浮かせることすらもう困難なのか少年の激しいピストンを受けてずるずると腰の位置は下がっていき、わんわんスタイルの交尾は寝バックの体位へと移行していく。

 女の意思によるものではないものの遠ざかろうとするオマンコを決して逃がしはしないと少年は脚を大きく開いて上から下へ叩きつけるように一発一発を重くした動きへと切り替える。

 

 ずん! ずん! 

 

「おい、オマンコ逃げるなよ!」

 

「オ゛オ゛っ❤ しゅ、すみませ、ンっ、グオ゛ッ❤ オッ、オ゛オ゛っ❤❤❤」

 

 どうやら美波はこういう尊厳をめちゃくちゃにされるような犯され方のほうが興奮するらしく、人気アイドルの美少女から発せられているとは思えない獣のような声で喘ぎだす。

 少年は美波の主として素早くそれを察知し、より強い快感を打ち込んでやろうと美波の長い茶髪を引っ張りながら身体全体の体重をかけた一突きを加える。

 

 ずん! 

 

 獣の声。

 一度ドロドロに溶けた美波の心を自分にとって都合のいい形へ捏ね上げるために佑真はラストスパートに入る。

 子宮口はすっかりと堕ちてきていて膣内を暴れ回る人外のペニスと何度も何度もキスを交わし、早く上の口と同じ寵愛を受けたいとぱくぱくと揺れていた。

 

 ずん! ぱん! ずん! ぱん! 

 

 ずちゅ! ずちゅ! 

 

 抜いて挿す。抜いて挿す。何度も何度でもこのアイドルとならオトナのセックスが出来る。

 だから、今はここまで。

 

「ミナミっ! 中か、外かっ、選べっ!」

 

「なかっ❤ 中じゃないとダメですっ❤ 美波のぉ、オ゛オ゛ンンンッ❤ 赤ちゃんの部屋まで、ゆうまくんのものにしてっ……❤」

 

「このっ……♪」

 

 ずん……! 

 

 最高に重たい一撃が美波へと突き刺さり。魔少年と美少女の尿道口と子宮口が熱烈な口付けをした瞬間。

 

 ビュッ! 

 

「オ゛ッ❤」

 

 アイドルを淫魔へと堕とす。

 

 ビュブ! ビュルルルッッッ!! 

 

「ゆーまくんのぉぉ、せーしきたぁ❤ せーし、せーし……❤❤❤」

 

 射精が始まった。

 

 


 

 

「ふぅ……さいっこーに気持ちいい種付けだったぁ……♪ さすが美波さん、アイドルはオマンコも名器なんだね♪ まだ赤ちゃんを作れないのが残念だけど……」

 

 少年の長い長い射精が終わる前に脳のキャパシティを超えた快楽で美波は気を失ってしまいファンやプロデューサーにも見せたことのない最高のアヘ顔のまま膣内に収まりきらなかった白いおしっこをたぷたぷとおもらししている。

 大学生の美波が小学生の佑真に組み伏せられ、男根で膣内を縦横無尽に蹂躙され、最奥で種付け射精をされた。

 これが、現実。

 

「そろそろ時間だね。じゃあ、あとで迎えにいきますからね。美波さん♪」

 

 気付けば撮影セットの外は真っ暗闇だった。

 美波の自室も、淫魔も、アイドルも暗闇へと消えていく──

 

 


 

 

 撮影開始時刻を過ぎても美波がスタジオに現れなかったためスタッフが控室まで迎えに行ったところ、彼女は部屋の中で倒れていたらしい。

 

「すいません、ご心配をお掛けしたみたいで……」

 

 当然、その日の撮影は中止。美波は病院へと運ばれたが検査の結果は”おそらく疲れすぎ”とのことで慌てて病院まで駆けつけてきたプロデューサーはスケジュール管理を怠っていたことをひたすら謝っていた。

 しかし、美波は直前まで見ていた卑猥な夢のことしか考えられずに上の空だったため、調子が戻ったら改めてとプロデューサーは退室してしまう。

 

 病室に美波が一人。

 

 がちゃりとドアが空いた。

 

 ああ、やっぱり来てくれた──

 

「迎えに来たよ、美波さん♪」

 

「うん。行きましょう、ゆうま君❤️」

 

 病室に淫魔が二人。



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堕落列車、途中下車あり。(桑山千雪)

お姉さん:桑山千雪(アイドルマスターシャイニーカラーズ)

痴漢ネタのお題からシャニマスから千雪さんです。
短く痴漢シーンだけでまとめたかったんですが結局、本番まで書き切ってしまっていつも通りな感じになりました。
竿役は千雪さん相手ならこれにしたいなと思いまして。

属性タグは痴漢、複数ショタ×お姉さん、(竿役が)男の娘。


『千雪さん聞いてよ~。ツイスタで見たんだけど千雪さんがよく乗ってる電車に痴漢が出るんだって。それにその痴漢なんだけど……』

 

『あう~、なーちゃん、その話、すっごく嫌な感じ……千雪さんは、とっても綺麗だから……あの、気を付けて、ね……?』

 

(ごめんなさい……甘奈ちゃん、甜花ちゃん……)

 

 283プロのアイドルユニット、アルストロメリアでセンターを飾る桑山千雪は今朝、メンバーである大崎姉妹と交わした会話を思い出して心の中で謝罪をした。

 

「あのっ……お願い、しますっ……❤️」

 

 そんな思いを抱きながらも彼女の、アイドルの美しい声から発されたのは懇願の言葉。

 そして、その相手は大崎甘奈、大崎甜花とは別の双子に向けられてのものだった。

 

 


 

 

 夏の日のレッスンは甜花が調子を崩したためプロデューサーが大崎姉妹を車で家まで送る形で早めのお開きとなった。

 いつもの電車へいつもと少しだけ違う時間に乗り込んだ千雪は未知なる世界へと連れ込まれることとなる。

 

(なんだか、すごく込み合っているような……そんな時間でもないはずなのに……)

 

 察する通りに千雪の乗り込んだ車両は不自然なまでに混雑してきていた。

 更に妙なのは既にこれだけの客が乗っているというのに男性客ばかりがわざわざこの車両へと集まっているようなだった。

 前後の車両に乗り込めばもっと空いているはずなので女性客が乗って来る気配はまったくない。

 降車駅まではまだまだ遠く、出来れば他の車両へと移動をしたいのだが千雪は乗車時に気を利かせて奥まで詰めてしまっていた。

 

(い、移動したいんだけれど……これだけ中の方へ押されちゃったらもう……)

 

 周囲の乗客のほとんどが千雪よりも体格のいい男性たちで占められていることもあって車両の移動は困難。

 熱気溢れるこの環境にストレスを感じるものの降車するまでは我慢する他なかった。

 こうなってしまっては千雪は男たちに邪魔をされているのではなく逆に浮いている側になっているのだ。

 

「ももちゃーん、どこー?」

 

(子どもの声……?)

 

 しかし、そんな満員電車の中で彼女よりもこの場に似つかわしくない声が聞こえてきた。

 車内は混雑していて雑音まみれだが子供の高い声は特徴的なのでよく響いてくる。

 小さな身体で大人たちの合間を縫うように移動しているらしく、声の発生源がだんだんと近づいてくるのは千雪にもわかった。

 

「はぁはぁ……あうっ……」

 

「あら……大丈夫?」

 

 人の壁を掻き分けてふらふらしながら千雪の前に現れたのは白いワンピースを着た小学生ぐらいの女の子だった。

 背はちょうど頭が千雪の胸のあたりにくるぐらいで鼻先が電車の振動に合わせて時折、服に接触するほどに密着している。

 肩まである髪の毛は汗で肌に貼り付いており表情に疲労と焦りの色があることに気付いた千雪は少女に声をかけた。

 第一印象としては弱々しい感じをしていて甜花を幼くしたような雰囲気の女の子だった。

 

「す、すいません。あの……ボク、妹を探していて……妹っていっても双子なんですけど」

 

「ボク……? えーっと、お姉さんはあなたに似ている子は見ていないわね」

 

 ボクという少女の一人称には少し気を取られたが、千雪とは別の事務所にはこういう言葉遣いをするアイドルもいるためそこまで大きな疑問にはならない。

 むしろ双子の少女であることが千雪には親近感を与えていた。

 

「あ、あれ……?」

 

 アイドルの豊かな上半球の合間から覗く顔を少女がまじまじと見つめる。

 アルストロメリアのセンターとしての知名度も向上してきているため人の多い場所では今のように眼鏡を付けるようにしている千雪。

 それでも、彼女をよく知っているものであれば眼鏡のフレームとレンズなどにその美しさが遮られることなどまったくなかった。

 

「あの……桑山千雪さん、ですよね? アルストロメリアの、ツバサプロダクションの」

 

「あ……はい。よく分かったわね……お姉さん、ちょっと嬉しいです」

 

 正体を当てられたが焦ることも否定することもせず千雪は頷いた。

 自分で言うようにアルストロメリアを認識してくれているのが嬉しいし、少女がわざわざ小声で喋ってきてくれたのもありがたかった。

 目の前の女性がアイドルであることを知ると少女の眼は輝きだす。しかし、小声で喋ることは忘れていない。

 

「やっぱり……♪ あのっ、ボク、実はアイドルマニアで……そのっ……」

 

「うふふ。へー、そうなんだ? んっ……!?」

 

 お尻を触られた。それも偶然に手が接触してしまったような触られ方ではない。

 少女と話している桑山千雪の胸以上に彼女のセックスアピールとなっている大きな尻を何者かが性的な意図をもって揉んでいる。

 明らかに、痴漢だった。

 

「あっ、ボクも名前を言わないと失礼ですよね……♪ ボク、つくもって言います。妹はももでボクはももちゃんって呼んでて……」

 

「う、うんっ。つくもちゃん、ね……は、はうっ……!?」

 

「千雪さん……? どうかしましたか?」

 

 千雪はこれまで痴漢に襲われたことは奇跡的になかったが、もし被害にあったとしても泣き寝入りするような女性ではない。

 むしろ、その場ですぐに声をあげて助けを求めることが出来る人格をしているほうだ。

 だが、目の前には憧れのアイドルに瞳を輝かせている少女が立っている。

 せっかく出会ったのに痴漢被害を訴えている桑山千雪だけがこの子の思い出になってしまうのは可哀想だと千雪は思った。

 故に、彼女は尻に痴漢魔の指を食い込まされていてもその存在を無視することを決めた。

 これぐらいファンの女の子の思い出を守れると思えば大したことではない。

 

 勿論、この選択は誤りだらけ。

 この瞬間、桑山千雪は堕落の道を歩み始めることとなる。

 

「つくもちゃんと、かっ……ももちゃん、ということは……あっ……漢字だと……」

 

「はい♪ ボクが九十九でももちゃんは百になります。ボクのほうがお姉さんですので」

 

「う、うん……いい名前ね、えっ……!?」

 

 尻の大きさと柔らかさを確かめるように撫で回していた手が千雪のロングスカートを捲りあげ、晒された太股に指を這わせ始めた。

 指先は膝裏の辺りからゆっくりと登っていき尻たぶに到達したところで爪先でくすぐるような動きをして肌から離す。

 この一連の動作は何度か繰り返され、そして、繰り返されるたびに洗練されていき千雪を攻め立てていく。

 最初はくすぐったいだけだったはずなのに膝裏から尻たぶまでの指先の移動ルートすべてが知らなかった快感を与えてくるのだ。

 

「くおっ……❤️ おっ……❤️」

 

 ここにきて初めて千雪は快楽の声を漏らした。不快なはずの行為に快感を覚えてしまった。

 23歳という年齢は大崎姉妹よりはお姉さんであるが性感についてはまだまだ原石であり、痴漢魔は千雪を性の宝石にしようと磨いていく。

 彼女が抵抗してこないことを把握してどんどん行為はエスカレートしていった。

 

「ひっ❤️ おおっ……❤️ んっ……❤️」

 

 千雪の純白のパンツ越しに何かが押し当てられ、それがあるものを探るように上下左右したあと細やかな振動を始めた。

 痴漢魔の持ったピンクローターは千雪の包皮に厚く覆われている淫核の僅かに顔を出している部分を的確に捉えて生まれて初めての玩具遊びを教えていく。

 それと同時に今度は男たちの格好のズリネタである千雪の安産型のヒップが今度は力強く揉み込まれた。

 

 ブブブブブ……❤️ ぐにっ、ぐにっ❤️

 

「うぶっ❤️」

 

 快感から逃れようと千雪は腰を前に逃がすが満員電車の中に逃げ場などない。

 痴漢の魔手は届いたままファンの少女、九十九に身体を密着させ顔に胸をめり込ませてしまう結果となった。

 

「あうっ……千雪さん……? 具合、悪いんですか?」

 

「う、ううんっ……❤️ ご、ごめんね。ちょっと、暑いから……❤️ あっ、ひぃぃ……❤️」

 

 体重をかけられながらも自分の体調を気遣ってくれる九十九に対して申し訳なさがいっぱいになる。

 しかも、九十九の顔で胸が擦れる感触すら今の千雪には甘い感覚になっているのが更に気を重くした。

 何も知らない女の子を使って気持ちよくなってしまうなんて。

 だが、痴漢魔はそんな千雪の心の内などどうでもいいとばかりに攻勢を強めていく。

 

「いっ……❤️」

 

 千雪の尻を性感帯へと開発していた左手が股の間に通されて素早くパンツの前の方からずり下げた。

 狙いはローターに弄ばれ充血してきた千雪の淫核だろう。

 反射的に脚を閉じようとした千雪だが痴漢のほうが遥かに上手である。既にドラムバッグが脚の間に差し込まれていた。

 痴漢魔の左手がいやらしく勃起しているクリトリスの包皮を一気に剥きあげる。

 ピンクローターが千雪の雌へと直当てされ、襲いかかってきた強烈な快楽に彼女は目を見開いた。

 頬は紅潮し、口からはヨダレをこぼれさせ、とてもアイドルとは呼べないような容貌をしてしまう。

 

「きゃっ……!? おっふううっ……❤️ ふぐっ❤️」

 

(ダメ……ごめんなさい、つくもちゃん……私、も、もうこれ以上はダメ……!)

 

 喘ぎ声をもう抑えていることは難しい。なにより表情も優しいお姉さんのそれをトロトロに溶かされて娼婦のようになってしまった。

 このまま耐えていても憧れの存在でいることは出来ない。というよりも耐えることがもう出来そうもない。

 千雪は痴漢者を告発するために九十九から顔を背けて後方に視線を向けた。

 

(えっ……?)

 

 しかし、そこにあったのもまた九十九の顔だった。

 髪型は違うが髪色、瞳の色、その他の顔の特徴はまったく一致している。

 甜花と甘奈の双子姉妹もよく似ているがそれ以上に瓜二つに思えた。

 それでも九十九とは別人だと分かるのは服装が違うからだ。

 九十九の顔をした痴漢魔は、男の子の格好をしていた。

 

(ふ、双子……?)

 

 千雪と目が合った子供はニヤリと笑って自分の腰を千雪の尻へと擦り付けた。

 大きく勃起させた男性器の存在を千雪に意識させるために。

 子作り完了状態の少年のペニスが自身の生殖器の間近にあることを認識した千雪の本能はヴァギナに蜜を溢させた。

 頭の中は快感と困惑でぐちゃぐちゃになった。

 

「これっ……あぐぅ❤️」

 

 少年の手が背後から回されて千雪の口を塞ぐ。

 説明を求めるように九十九へと視線を戻す千雪。

 そこには、背後に立つ少年と同じか、それ以上に邪悪な笑顔が待ち受けていた。

 

「そういうことですよ……♪ あっ、それといいお知らせです……ももちゃんだけじゃなくてボクもですからね……❤️」

 

 千雪の太股に尻に押し付けられているのと同じ感触が当てられた。

 固く勃ち上がり、射精待機状態にある男の性器がもう一本追加され雌の秘裂からますます愛のヨダレが溢れ落ちた。

 九十九と百は、男の子の双子で、コンビの痴漢魔なのだ。

 

「兄さん、こいつのブラ外すから。前、やっちゃって」

 

「うんうん♪ 次の駅で降ろすために一気にやろうね♪」

 

「むぐっ❤️ んんーっ……❤️」

 

 わけがわからなかった。女の子の格好をしているのに男の子で。後ろでずっと痴漢をしていたのはその子の双子の弟で。

 双子の子供の痴漢だなんて千雪にとって想像の範囲外であり、よりパニックを誘発していく。

 今度は事故ではなく自主的に顔を胸へとめり込ませてきた九十九の舌に乳首をつつかれる。

 百にブラジャーを奪われてもカットソーが防壁になっているが十分に慣らされた千雪の身体にとっては十分な防御とはいえなかった。

 弟には劣るものの兄の九十九も痴漢の腕前は高い。

 未熟な千雪など、兄弟で挟んでしまえば赤子のようなものだ。

 

「うぅぅん、むぅぅぅ……❤️」

 

 混乱して周囲に助けを求めようと視線をあちこちに向けてみた千雪はようやくこの満員電車の異常に気がつく。

 電車の中の男たちは双子の少年の魔手に弄ばれている千雪のことを楽しむように見ていたのだ。

 彼女を助けようとするどころかスマホで撮影しているものたちまでいた。

 

『その痴漢っていうのがなんと双子の子供なの。しかも、周りの男たちったらその子たちの近くにいればいいものが見られるって……最低なんだよ!』

 

『ひぃん……ゆ、友情コンボ、だね……』

 

 快楽と狂乱の波でまともな思考が出来なくなっている今の千雪には今朝に大崎姉妹とした会話を思い出す余裕などない。

 この電車は最初から双子の少年の狩り場であり、彼らの妙技のおこぼれに預かろうとしている男たちによって満員電車になっていることも当然、想像出来なかった。

 とにかく、胸と尻を揉みくちゃにされクリにローターをキメられる快楽に千雪は狂っていた。

 

「むごぉぉぉ❤️ おっ、おぉぉぉぉぉ……❤️」

 

 九十九の手に押さえられていても矯声はいくらでも漏れてくる。その度に躾るように百は千雪の尻をつねりあげた。

 ロングスカートの正面には内側から飛び散った淫液でシミがいくつも出来上がっている。

 もう満員電車の人の壁に支えられてでもなければ千雪は倒れ込んでしまいそうなぐらいふらふらになっていた。

 

「ももちゃん、上下交代しよ? 思いっきりイカせてぇ、後はごゆっくりぃ……♪」

 

「わかったよ、兄さん。もうそろそろ次の駅に着くしね」

 

 九十九は周囲の男たちに媚びた視線をいくらか向けたあとに、千雪のスカートの前方を捲りあげた。

 ぽたぽたと脱ぎかけのパンツに向けて雫を落としているアイドルの淫裂が暴かれると周囲の男たちは息を呑む。

 百の方はカットソーの中へと後ろから両手を入れて左手で左胸を揉みしだき、右手はシコり立った右乳首にローターを当てる。

 

「おぉぉぉ❤️ んむぅ❤️ おっ❤️ ほおぁ❤️」

 

(や、だ……❤️ わ、たし、みんなに見られてる……❤️)

 

 ただの快楽だけではなく露出癖まで植え付けられてしまう双子少年による官能的な調教に堕ちていくアイドル、桑山千雪。

 はしたなく勃ち上がっている千雪のクリトリスを今度は兄のほうが摘まむと、包皮をずり下げると充血しきった雌を攻め始めた。

 女装少年は人差し指と親指で包皮を擦ってリズムよくシコシコと淫核を弄りつつ、残りの指は淫裂をくちゅくちゅとくすぐる。

 その指先には、装いと性格は女の子でも成人男性を大きく上回る凶器的なペニスから分泌された先走り汁を馴染ませてあった。

 男と女、違う生き物の生殖液が千雪の女性器で混ざりあっていく。

 

「んぉぉぉぉ……あおっ、ぉぉぉぉぉぉ……❤️ おごっ❤️ んおっ❤️ おっ❤️」

 

(知らない……❤️ こんなの、ぜんぶ、ぜんぶぜんぶ❤️ 知らないのに❤️ きもち、いい……❤️❤️)

 

 千雪は、もう終わっていた。

 瞳は虚ろで、与えられる快楽をそのまま口から喘ぎ声にして出力するだけの雌だった。

 雄として強く、たくましい幼少年(ショタ)に挟み込まれた幸福な愛奴隷(アイドル)

 

「兄さん、時間。根本でキメて」

 

「はいはーい♪ 兄想いな弟で嬉しいなあ♪」

 

 弟からの合図を受けて九十九は千雪のクリ皮を限界までずり下げてそのまま根本だけを激しく擦った。

 百はそれに合わせて千雪の両乳首を思いっきりつね上げる。

 

「んんっ❤️❤️❤️」

 

 双子だからこそ出来る抜群のコンビネーションが生み出した爆発的な快楽に千雪の意識は屈した。

 

 


 

 

 そこからは鮮やかな手口だった。

 今回もまた刺激的な痴漢ショーを成功させた魔少年たちは獲物を抱えてそそくさと降車口へと去っていく。

 阻むものは誰もいなかった。むしろ、大人の男たちは双子と彼らの雌のために道を空けるようにしていた。

 彼らさえいれば自分達は犯罪のリスクを犯すことなく、次のショーを見ることが出来るのだから。

 

 九十九と百によって千雪が連れ込まれたのは駅構内にある多目的トイレだった。

 ここは設置している場所が悪いため利用客は一ヶ月で一人もいないことすらある。

 電車の中で堕とした雌の肉をここでじっくりと味わうのがこの兄弟の嗜みだ。

 兄弟の聖域に捕らわれた千雪は既に剥ぎ取られていた下着以外のすべての衣服を脱がされてから、簡易な寝台になるシートの上に寝かされた。

 

「ほら、そろそろ起きなよ。兄さんが待ってるんだぞ」

 

「あ……❤️ うっ、うーん……❤️ あっ❤️」

 

 百に頬をつねられて千雪の意識が覚醒する。

 ぼんやりとした視界に映ったのは同じ顔をした二人の少年の裸体。

 百はともかく女装趣味の九十九ですら裸になれば骨格はちゃんと男の子のものであることがよく分かった。

 そして、何よりも目を引かれたのは幼い顔に装着されているのが狂っているよう思えるほどの太く長大で凶暴な二本の雄の生殖器。

 男の子のおちんちん。雄のペニス。雌の穴に挿し込んで気持ちよくしてくれるもの。

 勃起しているということは雌に子種を仕込みたがっているということだ。

 それは、いったい、誰に? 

 

「あっ……❤️ ああっ……❤️」

 

 上の口からも下の口からも唾液が、淫液が止まらない。

 目覚めたばかりの千雪の心には普段の清楚な感情は微塵もなく、誰にも見せられないほど淫靡なものに染まりきっていた。

 そして、こんな自分を受け入れてくれるのがこの二人の少年なのだ。

 

「あのっ……お願い、します……❤️」

 

 大崎姉妹からの警告をようやく思い出したがもうそんなことはどうでもよかった。

 一刻も早く幼少年(ショタ)のチンポを咥え込んでもっともっと乱れたい。エッチになりたい。とにかくチンポが欲しい……! 

 

「千雪の……❤️ アイドルおまんこを、いじめてください……❤️」

 

 車内では色々と設定を作ってウソをつきながら千雪を罠に嵌めていた九十九だが女装とアイドルマニアの趣味は本物だった。

 痴漢で堕とした女たちがおまんこを自分の指で広げてチンポを乞うのはいつものことだが、今はあの桑山千雪が淫らになっている。

 格別だった。

 

「ねえ、ももちゃん……おまんこ、いい?」

 

「もちろんいいよ。オレ、兄さんみたいにアイドルとか興味ないから」

 

「あはは♪ ありがとぉ♪ それじゃあ……」

 

 千雪と九十九の目が合った。

 彼女からの視線はファンの女の子に向けられたお姉さんのものではなく、小さな男の子にチンポをねだる淫乱女へと堕ちていて。

 それはたまらなく少年を興奮させるのだった。

 

「千雪さんのおまんこ、いただきます♪」

 

 ぬちゅん!! みちっ、みちぃ……❤️ ぷっちゅん❤️

 

「お゛お゛お゛ぉぉぉ❤️ んほっ、ほぉぉぉ❤️」

 

 少年の肉槍が千雪の粘膜を限界まで押し広げながらゆっくりと奥へと突き進んでいく。

 九十九は最初の一突きを強烈に浴びせるほうが好みなのだが愛するアイドルの淫肉をしゃぶる感触を今は楽しんでいた。

 それに、ゆっくり挿入したことで膣控の僅かながら抵抗にも気付くことが出来た。

 桑山千雪が処女だったことは意外だったが、彼女の初めての雄になれたのだから僥倖というほかない。

 

「あっ、あ゛あ゛あ゛……❤️」

 

「はぁ……♪ これ、千雪さんのおまんこ、いい……おまんこ、ボクのおちんちんで気持ちよくなってね……♪」

 

 ずちゅちゅちゅ……❤️ つつん❤️

 

 電車の中で熟成されていた膣内は愛液のプールになっており初めて受け入れた巨大な男性器にも柔軟に拡がって包み込んだ。

 奥までしっかりと届いた幼くも優秀な生殖器にご褒美を与えようと肉襞を蠢かせている。

 何人もの女を性処理に費やしてきた九十九だからこそ分かることだが千雪のアイドルおまんこは未開発でありながら名器だった。

 ここで教え込んで、自分たち専用にしたくなるほどに。

 

「千雪さん♪ おちんちん、奥まで入りましたよ♪ どうですか? 気持ちいいですよね……♪ でも、もっと良くなりますよ♪」

 

「はぁー、はぁー❤️ は、はいっ❤️ 九十九ちゃん、くんの❤️ おちんちん、すごい❤️ すっごいぃぃ❤️」

 

 これがおちんちん。これがセックス。こんなに気持ちがいいものだなんて千雪は知らなかった。もっと、早く知りたかった。

 

「ももちゃん、咥えさせてあげて。アレにも漬け込んであげようよ♪」

 

「オレはいいけど……兄さん、こいつと話したいんじゃないの?」

 

「へっ、ええっ❤️ な、なにぃ❤️ 何かくれるのぉ❤️」

 

 膣内から伝わってくる快感に目をぱちくりさせながらも兄弟の会話を聞いていた千雪。

 もうなんでもいいからもらえる快楽はすべてもらおうという卑しい女と化している。

 その反応にニヤニヤと笑った兄は弟に改めて行為を促す。

 

「ほら、こっち向けよ」

 

「ほひっ……? んっ、お゛お゛お゛っ❤️」

 

 千雪が寝ているシートは160cm程度ある彼女の全身を乗せられるほどの長さはない。

 そのため九十九は彼女の身体をおまんこに挿したチンポを押し込む形で前へと移動させ、頭をシートからはみ出させた。

 その頭を百が掴むと、後頭部がシートの角に当たるぐらいまで曲げて、開きっぱなしの口に男性器を突き刺した。

 

「んんっ❤️ んっ❤️ んんんんんんっ❤️❤️❤️」

 

(臭い……!? でも、すごくいい臭い……❤️ 雄の臭い、好きっ❤️ 好きぃ❤️❤️)

 

 九十九と百は双子のためペニスの大きさはほとんど同じ。

 ただし性格は全然似ていない二人は自分の性器への扱いも異なり、九十九は皮を完全に剥きあげて清潔にしている。

 それに対して百のほうはぶっきらぼうなところがあり勃起しても手で剥かなければ包皮は残ったまま。

 皮の内側にはびっちりと、雄の臭いがたっぷりと込められたチンカスが蓄えられているのだ。

 

「ぢゅぢゅ❤️ ぢゅぅ、ぢゅっ❤️ ぢゅるるるるっ……❤️」

 

(臭っ❤️ 臭い❤️ 美味しい❤️ 臭いの、美味しい❤️ おいしい❤️)

 

「うおっ……こいつ、すげえスケベだな。オレのチンポのチンカス、夢中でしゃぶってやがるぜ。アイドルがこんなんでいいのかよ」

 

「淫乱お姉さんはみんな百ちゃんのカスカスに夢中になってるでしょ。まあ、千雪さんはかなりキマっちゃってるのはそうだけど……そこが素敵だよね♪」

 

 上の口には弟のチンポ。下の口には兄のチンポ。

 アルストロメリアのセンター、桑山千雪はセックスの時すら双子に挟まれたことになる。

 ショタおねショタサンドがもたらす快楽は、ステージで大崎姉妹の間で歌い、踊っているときの幸福感を忘れるほど最高だった。

 

 ぱんぱんぱんぱんぱんっ!! 

 

 乾いた音が多目的トイレの中に響く。

 九十九の千雪に快楽を送り込むための優しくも激しいピストン。

 

 ずちゅ! ぐちゅ! ずぽっ! 

 

 湿った音が淫靡な空間に響き渡る。

 百の自分が気持ちよくなれればそれでいい荒々しく雄らしいピストン。

 

「ん゛お゛お゛ーっ❤️ お゛ん゛っ❤️ お゛お゛お゛んっ❤️ おっおおおっ──❤️❤️」

 

 千雪の脳が幼い少年の熱い肉棒で焼かれていく。

 快楽で焼損した脳の部位が戻ることはない。千雪はこれからも快楽を貪り続けるしかなく、この双子が相手でなくてはその欲求は満たされないだろう。

 

「はぁ~♪ 千雪さんのおまんこ、すんごい~♪ ももちゃん、おうちに持って帰っちゃダメかな~?」

 

 H93の巨尻に見合った太さのある太股にしがみつきながらすべてのピストンを奥深くまで突き込んでいる九十九。

 弟に確認を取っているということはもちろん以前にも同じことをしたことがあるわけである。

 

「兄さん、今日は無理。下着取って、いつも通りにしないと。気に入ってるのはわかるけど、兄さんが大事」

 

 千雪の頬を掴んで好き放題にイラマチオをさせている百は兄の性的な欲求を理解しつつも理性的にそれを制した。

 九十九は女装趣味があり所謂男の娘であるが性欲は非常に強く、それは年上の女性たちへと向けられている。

 女を犯すことは百も好んでいるが、敬愛する兄に美味しい獲物を安全に提供することは自身の欲求よりも優先されることだ。

 

 ぱんぱんっ! ぱんぱんぱんっ……! 

 

「ふえ~♪ うん、わかったよ。これだけやったらまた来るだろうし……♪」

 

 ずちゅぅ! ぬちゅっ! 

 

「そうそう。出すのも今日は一回にしてね。オレたちの味をまたしゃぶりにくるように」

 

「お゛ごっ❤️ んおっおっ❤️ んおっおっ❤️」

 

(欲しい……❤️ もっと、おちんちんっ、おまんこに❤️ おちんちん、お口に……❤️)

 

 幼い淫魔に蹴落とされツバサプロの雛は羽ばたき方を忘れて快楽の穴へと堕ちていく。

 底があるのかも分からない、抜け出すことも出来ない。

 しかし、どれだけ卑しくても快楽を求めて落下していくことこそが千雪の新しい幸福論。

 

「千雪さんっ♪ ボク、射精しますよっ♪ しゃ、せ、い♪ わかりますよね? 赤ちゃんが出来ちゃうかもしれない、精子……千雪さんのおまんこに植え付けます♪」

 

「オレのも飲めよ。兄さんとオレのザーメンで腹一杯にしてやるぜ、ドスケベ女!」

 

 ラストスパートに入った兄弟は腰の動きを小刻みなものに変えた。

 百は喉奥だけを擦るようにし、九十九は堕ちた女神の女体に自分の遺伝子情報を注ぎ込もうとする。

 

「千雪さんっ……!」

 

 千雪へと抱き付いて胸に顔を埋めた九十九。

 膣内では巨大な幼茎がどくんどくんと脈打って赤ちゃんの素になる精液が管を昇ってきていた。

 みんなのアイドルである千雪には絶対に刻まれてはいけないはずの幼少年の遺伝子。

 千雪はそれを拒否するどころか、両手と両足で九十九を抱き締めることで交合をさらに深く完成させた。

 

 びゅっ!! びゅるるるっ!! 

 

 びゅびゅー!! びゅっびゅびゅっ!! 

 

「んっほっおぉぉぉぉぉ❤️❤️❤️」

 

(あちゅい❤️ せーし❤️ おとこのこのせーし❤️)

 

 九十九は最奥で、百は入り口で射精を開始した。

 上と下の口から同時に幼い双子の新鮮で濃厚な白濁液が千雪へと注ぎ込まれていく。

 膣内でも口内でも初めて味わう子種汁。

 快楽の穴に堕ちていく途中の千雪の心は白い濁流に飲み込まれてさらに底へと誘われていった。

 

 びゅるっ!! ごきゅ、ごきゅ、ごくんっ❤️

 

「すげえな……何も言ってないのに全部飲んでくぞ。ケツとおっぱいがデカイだけじゃなくて全身ドスケベかよ」

 

 びゅるるるるっ!! ずっちゅずっちゅ❤️

 

「あぁ千雪さん、千雪さん♪ ボクの精子でお腹一杯になってくださいっ♪」

 

 長い。本当に長い射精を千雪は受け止め続けた。

 特に九十九の射精量は異常なほどで、好きなアイドルの子宮にたっぷりと愛を注入して妊娠初期のように千雪のお腹は膨れ上がっていた。

 

 ぬちゃぁ……❤️

 

「おっ❤️ ごぷっ❤️」

 

 アイドルの口マンコからペニスが引き抜かれると千雪の喉から下品なゲップの音を溢れた。

 千雪の口内にはまだまだ粘着力の高い精液がまんべんなくへばりついているが、その多くを彼女は飲み干していた。

 そのまましばらく無意識に舌を回して口の中に残ったザーメンを啜ったあと千雪の意識は再び白い闇の中へと消えていく。

 

「あっ❤️ ふぁあああ……❤️❤️❤️」

 

 両方の口から幼少年の精液(ショタザーメン)という甘美な麻薬を漬け込まれてしまった千雪。

 次に目を覚ましたとき、彼女の前に双子はいなくなっていたが、もう彼女の心は染まり切っていた。

 

 


 

 

 別の日、別の時間。

 某駅の多目的トイレの中で双子の幼少年(ショタ)に膣腔と尻穴を同時に穿られた幸福な愛奴隷(アイドル)は歓喜の声をあげていた。



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クイーンズブレイド
美闘士牧場:前編(リスティ、メルファ、メナス)


お姉さん:荒野の義賊 リスティ、帝都の聖女 メルファ、古代の王女 メナス(クイーンズブレイド)

ご要望を受けてのクイーンズブレイドから3名+α(カトレア、アイリ)です。
構想がまとまらず1万字前後では入りきらないなと思ったので分割することにしました。
前編はリスティをメインでメナスが少し。
後編はメルファをメインにする予定になっています。

内容は孕ませ(やや特殊)、ボテ腹、搾乳、アナル。
ショタが性格、能力ともにだいぶ鬼畜。


「おーい、そこのガキ! おもしれぇもんがあるぜ、ちょっと来いよ!」

 

 広場に集う民衆の中から禿げ頭の荒くれ者が通りを歩く茶髪の少年に声をかける。

 少年の歳は十二、十三くらいだろうか。

 服装こそ貧相であったが顔立ちは荒くれ者と正反対に可愛らしい顔をした美少年だった。

 

「はあ……? 今日はまだ仕事が……」

 

 少年の実家は牧場だ。

 たくさんいる兄弟たちと同じく幼くして働き手として駆り出されている。

 

「いいから来いよ! お前みたいなガキもいたほうがこのオバサンにも効くからよ!」

 

 断り続けても逆に絡まれると思った少年は人の壁を避けながら広場の中心を目指す。

 

「オラッ! もっと乳出せ、乳! お前の母乳を飲みたがってる男はまだまだいるんだぜ!」

 

「ああっ……! こんなことが……あなた、ラナごめんなさい……!」

 

 そこでは多数の男たちに囲まれた女が四つん這いになり搾乳を受けていた。

 先日、この街で行われたクイーンズブレイドの敗者である武器屋カトレアへのペナルティ。

 それは公然の場で乳を搾られて男たちに母乳を飲まれるというものだった。

 

「へえ……」

 

 少女にも近い容姿に反して男としての強い性欲と嗜虐心を持っている少年には興味深い光景。

 クイーンズブレイドに参加するような美闘士をただの牧場の息子がこの様な目に合わせることは一生かけても不可能だといえる。

 

「この人……僕も搾って飲んでもいいかな?」

 

「ゲハハハ!! どうだカトレア、おめえの乳をこんなガキまで飲みたいってよ! 息子にあげる分は無くなりそうだな!」

 

「ひどい……こんな子供にまで、辱しめられてしまうのね……」

 

 乳搾りなら実家の仕事で自信がある。

 それにこのカトレアという美闘士はたいぶ薹が立っているが雌牛同然の体型をしているので搾り甲斐もありそうだ。

 

「よしよーし♪ まずは先を舐めて……」

 

 ペロリ……

 

 武器屋カトレアの乳先に残っていた母乳を口に含んだとき、少年の中に感じたことのない熱さが込み上げてきた。

 

(えっ……!? なにっ、これっ!? 体が燃えちゃいそうなぐらい熱い……!?)

 

 自身の中に滾ってくる未知なるエネルギー。

 

 こうして、少年は偶然から自らに秘められていた真の力に覚醒したのだった。

 

 


 

 

 円形闘技場では長時間に渡るクイーンズブレイドを時間切れの引き分けになるまで戦った二人の美闘士が向き合っていた。

 敗者の生まれなかった戦いの幕切れに不満を持った観客たち(当然ほとんどが男である)も退場し美闘士は互いを讃え合う。

 

「はあはあ……お前、そんなヘンテコなポーズをするわりになかなかやるじゃねえか。あたしとこんだけ打ち合えるとはな」

 

 一人は荒野の義賊リスティ。

 筋肉質な褐色の肌に赤毛という男勝りな性格にぴったりな容貌をしていて、恵まれた体躯から繰り出されるバトルメイスが強力な武器だ。

 

「ふぅ、はぁ……いえ、私こそ山賊の頭だと聞いていたのでどのような悪漢が来るかと身構えていましたが……気持ちのいい戦いでした」

 

 もう一人は帝都の聖女メルファ。

 上級司祭らしく穏やかで控えめな性格をしているが、肢体は大変に肉感的であり戦士と渡り合うために行う卑猥な聖なるポーズでそれはより強調される。

 

「なあメルファ。これからひとっ風呂、付き合わねえか?」

 

「そうですね。私もリスティさんも汗だらけですし……」

 

「おいおい、あたしたちは闘った仲だろ? リスティでいいって」

 

 バストサイズは二人合わせて186の巨乳美闘士はそれぞれ笑い声をあげ、闘技場備え付けの浴場へ向かおうとする。

 

 転機はその時だった。

 

「うあっ!?」

 

「きゃっ!?」

 

 突然の出来事にリスティの呻き声とメルファの悲鳴が静かな闘技場に響く。

 誰もいなくなったと思っていた観客席から二本の投げ縄が投げ込まれ二人の首を捉えたのだ。

 

「よし! 荒野の義賊リスティ、帝都の聖女メルファ。二人とも捕まえてやったぞ! ボクもなかなかやるもんだね♪」

 

 観客席にて投げ縄を握っているのは茶髪の可愛らしい少年だった。

 その声も大人の男性のものではなくリスティより高音をしている。

 

「このクソガキ! ふざけたマネをしてくれんじゃねえか!」

 

 リスティが怒りを露にして首から少年の手へと繋がる縄を掴み、逆に手繰り寄せようとする。

 しかし。

 

「リスティ、何か変です……ち、力が入りません……」

 

 メルファが膝を付き、リスティも縄を掴む手に力を込めることが出来ず異変を感じ取る。

 

「くっ!? そこのお前! あたしたちに何をしやがったってんだ!」

 

 立つ脚にも力が入らなくなり闘技場の砂地に倒れ込んでリスティは少年を睨む。

 179cmもある大柄で有望な雌牛候補を見て少年は口許を緩ませた。

 

「これから何かをするんだよ。ほらほら、変わってきたでしょ?」

 

「ああっ!? く、首が熱いっ!?」

 

「メルファ!? うっ!? あ、あたしにもか……!?」

 

 メルファとリスティ、二人の美闘士の首に巻き付いている縄の輪が光輝き、金属の首輪へと変化していく。

 

「やっぱりクイーンズブレイドの後なら二人とも抵抗する力は残っていなかったね。たくさん吸って力を蓄えてきたのもあるけど……」

 

「なっ、なんだよこれ……!?」

 

 縄から変化した無骨な首輪にはメルファとリスティそれぞれの名前が刻まれたプレートがぶら下がっていた。

 まるで奴隷市場で売られている雌畜のように。

 

「だ、ダメです……全身から気力を抜かれてしまっています……」

 

「ふーん、まだそれぐらいは動けるんだね。二人同時は疲れている時じゃないと無理か……アイリ、もういいよ。戦う必要はなかったね♪」

 

 少年が名前を呼ぶとその背後にメイド服の従者が姿を現す。

 

「はい……御主人様❤️」

 

 頭から紅いツインテールを垂らした従者は少年を抱えると観客席から闘技場へと舞い降りた。

 メルファは動かぬ身体に苦渋の表情を浮かべながら新たに出現した敵の名前を呼ぶ。

 

「冥土へ誘うものアイリ……!? 貴女がいるということは沼地の魔女が……」

 

「それは違います、メルファさん。今の私は御主人様に仕えるメイド。あなたたちが御主人様の支配の首輪に屈しなかった時に備えて待機していました」

 

 よく見ればアイリにもリスティ、メルファに装着されたものと同じ首輪が嵌められ、やはり名前を刻まれたプレートが付けられている。

 違うのは砂地に転がる二人が戦う力を奪われているのに対してアイリは万全の状態であること。

 この少年が相手ならともかく同じ美闘士に対しての勝算など万に一つもなかった。

 

「くっ……万事休すかよ……! こんなところで終わっちまうなんて……!」

 

「終わる……? 違うよ、二人には新しいことを始めてもらわなくっちゃ♪ アイリ、そろそろ帰ろうか……あっちの様子も気になるしね」

 

「かしこまりました御主人様。それではアイリのミルク、お飲みになってください❤️」

 

 主からの命令を受けたアイリはメイド服の胸元をずらし、自らの手で乳首を露出させると少年がそこへ吸い付いた。

 

 じゅぷ、ぢゅぱ❤️ ごきゅ、ごくん……❤️

 

「な、なんて破廉恥なことを……!?」

 

「こいつら狂ってんのか!?」

 

 目の前で急に始められた授乳行為に敗れた二人の美闘士は困惑を隠せない。

 その二人をいないもの同然にしてアイリによる少年への授乳は続けられていく。

 

「んんっ❤️ ごしゅ、じん、さまぁ❤️ アイリのおっぱい、美味しいですかあ❤️」

 

「うん……♪ アイリのはさらさらしていて飲みやすくて、少し酸っぱいところも好き……♪」

 

 ちゅうちゅうとアイリの小粒で可愛らしい乳首へと吸い付いて、ごくごくと喉の音を鳴らして母乳を飲む。

 

 ちゅぽん❤️

 

「はっ、あぁんっ❤️」

 

「ご馳走さま♪ うん、力がみなぎってくるよ……じゃあ行こうか?」

 

 アイリの乳首を解放した少年は口元を手で拭いながらひれ伏す二人に確認を促す。

 

「行くとは……?」

 

「どこに誰がだよ!」

 

 狂気の沙汰を見せられても気圧されずメルファとリスティは少年へと逆に問いただす。

 それに対する答えを聞いた瞬間、視界は光に包まれた。

 

「メルファとリスティがボクの牧場にだよ」

 

 そのあとの言葉は二人には聞こえなかったが、少年はこう言っていた。

 

「ミルクを搾られる雌牛になるためのね♪」

 

 


 

 

 厩舎の一角にその美闘士は繋がれていた。

 露出度こそ高いが華美な貴金属があしらわれた装束を身に付けた古代の王女、メナス。

 唯一、以前と違う点は胸当てと一体化している首飾りが少年の使う支配の首輪へと変化しているところだ。

 

「んぐっ……!? お゛ぉ゛……!! ぃぐ……❤️」

 

(このわたくしが何故このような目にぃ~……!! あの男児、必ず下僕にして永遠に奴隷にしてあげますよぉ~!!)

 

 沼地の魔女の配下として黄泉の世界から復活させられたあと奔放な生活を送っていたメナス。

 そんな彼女を連れ戻すためにアイリが遣わされたのだが、この二人はまとめて少年に敗れてしまった。

 

「うう゛っ❤️ ぐっ!? くふぅ……!!」

 

(少しずつですが支配の力が弱まっているのを感じますぅ~……わたくしはアイリと違って男児には絶対に屈しませんのでぇ~!)

 

 闘技場での二人とは違い真っ向勝負で少年に重たい一撃を見舞われて倒れたメナスはその場でレイプされた。

 膣と尻の両方に精液を注ぎ込まれると母乳が噴き出すようになり初乳を少年に啜られるという更なる屈辱。

 だが、もっと驚かされたのはそのあとだった。

 少年がメナスの母乳から得た力だといって奴隷の首輪を作り出し、強制的に装着させられると一切の抵抗が出来なくなったのだ。

 理屈は不明だがどうやらあの少年は美闘士の母乳を飲むことで特殊な能力の行使が可能らしい。

 

(あの力はわたくしの高貴なる母乳が源のようですねぇ~……腹立たしいですが、乳の出も悪くなってきてますのでぇ、隙を付くチャンスはあるはずですよぉ!)

 

 両穴に魔力で振動する張り型を差し込まれ、口に猿轡を噛まされて天井から吊るされているメナス。

 その胸には搾乳器まで取り付けられているがタンクへの乳の貯まり方は今一つだった。

 王女として屈辱的な仕打ちを受けながらも、その瞳には少年への復讐を果たさんとする強い意思が宿っていた。

 少年からはアイリと自分を打ち倒したときのような純粋な力はもう感じられない。

 おそらくメナスとアイリ以外の誰かの母乳から得た力を行使していて、そちらはもう尽きているのだろう。

 

「んごっ❤️ お゛ごぉ……!!」

 

 数千年前から甦ったアマラ王国の王女は屈辱に耐えながら反撃の契機を待つ。

 反抗は叶わず、完全に堕とされてしまう運命はまだ知らずに。

 

 


 

 

「うっ……!? なん……だよ、ここは……? 藁が敷いてあって、豚小屋かあ……? お、おいっ、メルファ、あれは!?」

 

「こんな高度な転移の魔法、どうやって……あっ、あれは……あの人は、古代の王女メナス……!? ううっ、ひどすぎます……!」

 

 アイリの母乳から得られる転移の力を用いて、少年は三人の美闘士を連れてアジトにしている廃牧場の厩舎へと帰還した。

 メルファとリスティは横に並んで四つん這いを少年の支配の力によって強いられ、向かいの区画に吊られているメナスの惨状に驚愕し、恐怖する。

 

「やはり乳の出がよくありませんね……もっと雌牛らしく出せないのですかメナス様?」

 

「仕方がないよ。でもメナスの支配の力はボクの目的には必要だし……なんとかしなくちゃね」

 

「ぐぶっ……がふっ……❤️」

 

(あ、新しい美闘士を二人もぉ……これでこの男児に妙な力を付けられるとマズイことになりますねぇ……! しかし三人を同時に支配するのは消耗も激しいはずですぅ~!)

 

 推測はその通りであり、絶え間なく責め具に晒されているメナスはともかく新たに捕まった二人、特に体力の高いリスティは時間が経てば抵抗が出来た。

 だからこそ、少年は素早く攻め立てるべき相手としてリスティを選ぶ。

 四つん這いになった彼女の後ろに立ち、玩具を弄ぶように張りのある尻を揉み始める。

 

「おい! 勝手に女の尻を触ってんじゃねえぞクソガキが!」

 

「ほんと大きなお尻だね♪ 腕も脚もこれまでいっぱいいっぱい鍛えてきてバキバキ……でも今日からはボクの雌牛になってね、リスティ♪」

 

「なっ!? あっ、があ゛あ゛っ!?」

 

 少年はリスティの黒いビキニパンツをずらすと、ズボンを脱いで密かに勃起させていたペニスで彼女の後ろの穴、アナルを一気に貫いた。

 

「お゛っ……!? い、いだっ!? あ゛っ!?」

 

「リスティ!」

 

 前の処女を破られるよりも先に尻の穴を男性器によって穿たれた苦痛にリスティは四つん這いで歯を食い縛り、目を見開く。

 同じく前後共に未通であるメルファにもリスティがどれだけの痛みに耐えているのかは想像が出来た。

 

「お、お前……! マジで許さねえ! ガキだからってここまでされたらあたしは容赦しねえぞ……!」

 

「そっかー。でもさ、リスティ。リスティはお尻で感じる才能、絶対にあるよ? ボク、おちんちんの感触でわかるんだよねー♪」

 

「はあ!? お前ほんとぶっ殺し、んっ……?」

 

 少年の性器はそこまで大きいわけではないが初めてで前戯もなく尻の穴に挿れられるのはもちろんキツい。

 だが、痛みであれば体力と力が自慢の美闘士であるリスティも耐え続けることが出来るはずだった。

 

「な、なんだ!? ガキっ、お前あたしになんかしやがったな!? ひっ❤️」

 

「どうやら効いてきたようですね、私を虜にした御主人様のおちんぽが」

 

「リ、リスティ!? どうしたのですか?」

 

「くっ、うっ……こ、このっ❤️ 何止まってやがる! 早くあたしの尻からその汚いものを抜きやがれぇえええっ……❤️ おっ、おおっ、はぁっ❤️」

 

「はいはーい♪ じゃあお望み通り、抜いて……また差して抜いてあげるからね!」

 

 ずちゅ、ぱちゅんっ、ぱちゅんっ! 

 

 リスティの制止を効く理由などまったくない。

 少年は思う存分に野性味のあるタトゥーが彫られた褐色肌の尻を掴んで後ろからリスティのアナルを蹂躙する。

 何の潤滑油も使われていない初めての尻穴性交。

 鉄の棒でも肉棒でも等しく激痛を伴うはずだが美闘士は今、生まれて初めての感覚に戸惑っていた。

 

「や、やめろぉ❤️ 抜けぇ❤️ 抜いてくれぇ❤️ おっ❤️ おっほおおお❤️」

 

 ぷしゃあ!! 

 

 褐色の女義賊がアナルを穿たれながら潮を噴いた。

 人生初めての性行為がアナルセックスだったにも関わらずリスティは絶頂したのだ。

 

 ぱんぱんぱんっ! 

 

 ピストンに伴う振動で褐色の乳がぶるんぶるんと上下左右に揺れる。

 

「どうどう? ケツマンコいいでしょ? リスティはこっちのオマンコのほうが好きかもね♪」

 

「うっ❤️ うあああっ❤️ や、やだっ❤️ また、ケツマンコで変になるぅ❤️」

 

 少年の言葉に釣られて自らの尻穴をケツマンコと呼んだリスティ。

 カトレアの母乳を飲む前から少年が元々備えていた能力である肉棒による性感開発。

 初挿入からそれほど時間が経っていないのにリスティの直腸は膣腔と比較しても遜色ない仕上がりになっていた。

 

「お楽しみのところ悪いけど今回はボク急いでるんだよね。それじゃ、そろそろ射精するから立派な雌牛になるんだよリスティ♪」

 

「あっ❤️ しゃせ、やだあ❤️ やめろおぉぉ、おっほっ、ああああ!! ❤️」

 

「リスティ! リスティ! しっかりしてください……!」

 

「はーい、雌牛化のはじまりはじまり~♪」

 

 ビュッ!! ビュルルルルルッ!! 

 

 気を確かに持たせようとするメルファの声も空しく、リスティは少年による残酷な射精をアナルで受けさせられた。

 直腸の曲がり角に勢いよく精液がぶちまけれ、S字結腸にまで白濁汁が流れ込んでいく。

 逆流を想定していない内蔵に子種を注がれたことでリスティの腹筋に包まれたお腹が精液によって膨らみ始める。

 

「ぐおっほおおおおおっ❤️❤️ お゛お゛っ!? ❤️」

 

 ぷしゅ! 

 

「おっ♪ アイリ、リスティのが出たみたい。ボクはもうちょっとこのまま射精したいからお願いね♪」

 

「はい、御主人様❤️ ふふっ、リスティ様。おっぱいの精通、おめでとうございます」

 

「なんでぇ❤️ あたしまだ、妊娠もっ、してないのっ、おおんっ❤️ おごぉ……❤️」

 

 びゅっー!! びゅっー!! 

 

 リスティの背中に乗っかるような姿勢で射精を続ける少年。

 腸に流し込まれた精液で押し出されたかのようにリスティの初めての射乳が始まっていた。

 自身の精液を体内に取り込ませることで妊娠していなくても母乳を出させることが出来る。

 美闘士の母乳による強化、肉棒による性感開発と合わせて少年は三つの能力を生まれたときから持っていた。

 

「あ゛あ゛ー❤️ 出すなぁ❤️ 吸うなあ❤️ おっ❤️ お゛っ❤️」

 

 アイリは傍らに用意してあったメナスに付けられているものと同じ搾乳器をリスティの上着をずらして乳首へと取り付ける。

 メナスといい現在のリスティといい着衣のまま攻められているのは単純に少年の趣味だからだ。

 搾乳管の先にある半透明のタンクへと荒野の義賊の初乳が貯められていった。

 

「いい乳の出ですよリスティ様。死者の肉体であるメナス様には御主人様の能力全般の効果が薄いという予想は本当かもしれませんね」

 

「よーし、じゃあ早速飲んでみよっか♪ はい、これで溢さないようにしててね」

 

「おほぉ❤️ んおっ!?」

 

 リスティの尻穴からペニスを抜き取った少年は代わりにメナスにも挿した張り型をぽっかり空いたアナルへとぶちこみ栓にする。

 

「リスティ……! あ、あなたたち……あなたたちには必ず神罰がくだります!」

 

「うるさいなあ。次はメルファなんだからちゃんとオマンコ濡らしておいたほうがいいよ? アイリ、おねがーい」

 

「失礼します御主人様。んっ……❤️」

 

 ボトルに貯まったリスティの搾りたてミルクをアイリが口に含み、屈みこんで少年と頭の高さを合わせてディープキスをする。

 カトレアの母乳による戦闘力向上の恩恵を受けていた少年にメナスと同時に倒されてレイプされたアイリ。

 本能的に絶対的に強い主を求めていたアイリは少年に心の底から屈服し、こうして彼の忠実な従者と化しているのだ。

 すべての美闘士は女王になるためではなく支配者である少年に屈するために存在しているとまで思っていた。

 

 くちゅくちゅくちゅ……❤️ ごきゅ、ごくん……❤️

 

「うっ、ぐっ……❤️ チクショウっ、あたしのミルクまで弄びやがってぇ……❤️」

 

 尻穴に挿し込まれた張り型の振動による快楽に苛まれながらリスティは深く口付けをする二人に毒づいた。

 もちろん能力を獲得するために口移しの必要などない。

 少年の行動原理は常にそのほうが楽しいからで満たされているのだ。

 

「んはぁ……❤️ 御主人様のお口、とても美味しかったです❤️ どうですか、リスティの母乳は?」

 

「うん……メナスやアイリと違ってとってもコクがあるね……♪ ねばつく感じもなかなかいいかも♪ メナスと交互に飲んでみたいや」

 

 従者からの接吻と同時に味わった母乳をレビューする少年。

 個性的な美闘士たちは母乳の味、質もまた個性に富んでいるらしい。

 もっともこの世界で複数人の美闘士の母乳を品評出来るのは少年だけだろう。

 

「能力の方は……ふーん、生命の力って言えばいいのかなあ? これはこれでいいんだけど、リスティのミルクなら強くなれるかと思ったのに」

 

「生命……? 具体的にはどのようなお力なのでしょうか、御主人様?」

 

 美闘士の母乳を飲むことで獲得した能力については大雑把ではあるが少年は把握することが出来る。

 これは母乳から新しい力を得るというよりも少年に秘められている能力が解除されているからなのだと推測された。

 必ずしも美闘士の能力をそのまま手に入れられるわけではないのもそのせいなのだろう。

 

「たとえば精力を増強したり体力を回復させてみたり……ただ強くなれるわけじゃないから美闘士狩りには使えなさそう」

 

「なるほど、生命には生殖も含む……それならば御主人様の肉体全体に効果があるかも……」

 

 少年が獲得した能力の利用方法の考案はほぼアイリが行っていた。

 牧場育ちの若い少年を補佐する参謀役として彼女は欠かせない存在なのだ。

 

「御主人様、増強するのは自分の体液……たとえば精液にも適用できますか?」

 

「うん。精液を栄養満点に強化して、チンポミルクだけでこの二人を飼ったりは出来ると思う。それは面白そうかも♪」

 

「それも素晴らしい使い方だとは思うのですが……御主人様、耳をお貸しください」

 

 このアイデアは周りの三人には聞かせずに試してみたい。

 主であればそう考えるだろうと思ったアイリは小さな御主人様へと耳打ちをする。

 少年の顔は邪悪なニヤニヤ笑いへと変わっていった。

 

「どう……でしょうか?」

 

「アイリ……それってすっごくいいね、最高だと思うよ♪ ほんとアイリが最初にボクの傍に来てくれて助かるなあ……♪」

 

「そんな……私は御主人様に喜んでいただけるだけで幸せですよ❤️ それでは、メルファ様の母乳を搾るより先にリスティ様の仕上げから参りましょうか」

 

「んぐっ、んごっ!? んっ❤️ んっぶぅぅぅ!?」

 

(この雰囲気ぃ! マズい、とてつもなく不味い予感がしますわぁ……!)

 

 吊るされたままのメナスが身震いをする。

 せっかく支配の力が弱まりつつあるというのに、リスティそしてメルファの力を得られては脱出の機会がなくなってしまうかもしれない。

 

「メナスもメルファもよく見ているといいよ♪ これからリスティにすることはみんなにもしてあげることだからさ♪」

 

「えっ……? お、お前、まだあたしに何かする気なのか……? やめてくれよ、あたしはもうこんな……」

 

 不正を働く貴族を相手に戦う勇猛な義賊たるリスティも先の仕打ちに加えて、連続で玩具にされることに怯えた目を少年に向ける。

 180cm近いたくましい肉体を持っているリスティが140cmもない自分に対して歯が立たず恐怖していることを少年は愉快に思った。

 

「ちょっと順番が変わるだけだよ。それにケツマンコだけじゃ不満じゃない? 赤ちゃんを作るオマンコのほうもボクのおちんちん挿れてみようよ♪」

 

「や、やだ……お願いだ、頼む……! それだけはやめてくれ……!」

 

「ああ、リスティ……! わ、私が代わりになります! だからリスティを休ませてあげてください……! お願いします!」

 

 ぽろぽろと涙を流して懇願するリスティに聖女として心を痛めたメルファは献身的な行為を申し出る。

 

「だ~め♪ 欲しいのはリスティの母乳だからね♪ それじゃリスティ、準備はいいかな?」

 

「ひっ……!? な、何のだよぉ……」

 

 アナルをほじくった時と同じように背後に立った少年を恐る恐る振り向いてリスティは様子を伺った。

 心底楽しそうな笑顔が彼女にとっては恐怖の象徴でしかない。

 

「ボクとの子作りだよ♪」

 

 ずちゅっ!! ぷちん、みちみち……! 

 

「うあっ、あああああっ!? あ゛あ゛っ❤️ あたしのっ、はじめてっ……!? う゛っ、おあああっ❤️」

 

 色白の肉槍が一瞬で褐色の鍛えられた肉体の中に秘められていた乙女の膜を散らした。

 やはり痛みはほんの数秒しか続かず、すかさず快楽が女体へと染み込んでくる。

 

 ぱんっ! ぱんっ! ぱんっ! 

 

「うああっ❤️ ああっ❤️ やだぁ❤️ なんで、ぎもちいいんだよおお❤️ うぐぉ、ああっ❤️」

 

「ははっ♪ ケツマンコの張り型がオマンコのおちんちんと擦れあってすごいでしょ? あー、リスティの雌ゴリラオマンコもいいよぉ♪」

 

 じゅっぷっ、じゅぷっ! 

 

 少年はリスティの膣内をペニスで押し広げながら、片手でアナルに挿した張り型を動かして二つの穴を同時に攻める。

 膣内から腸内を、膣内から腸内を圧迫する動きは美闘士の快楽を新たな次元へと突入させていった。

 性感が高まるにつれて射乳も再開され、微々たる量だがタンクにも母乳が貯められていく。

 

「くそぉ❤️ ちぐしょう❤️ にゃぁっ❤️ オマンコからっ、ケツマンコめぐられるぅ……❤️」

 

「よーし、よし……うまくいってくれよ……悪いけどリスティの生命の力、試させてもらうからね」

 

 先ほど飲んだ母乳により供給された力を自分の精巣へと集中させる。

 赤毛の美闘士の膣内へと打ち込む特別な精子を造り出すために。

 平行してリスティの卵巣がある位置の肌に指を食い込ませて生命の力を送り込む。

 

「おなか、あ、あぢゅい❤️ な、なんかしただろぉ❤️❤️」

 

「あっ、排卵させられたのもわかるんだね♪ 今からこの卵子(たまご)、受精させるから」

 

「んあっ?」

 

 ぱんぱんぱん! ずんっ! 

 

「リスティ孕め! ボクの精子で孕め!」

 

 びゅびゅっ!! びゅるるるっ!! 

 

 二穴を同時にほじられる快楽により幼い性器を直接咥え込みたい欲望に負けて降りてきていた雌闘士の子宮口。

 そこへ少年の尿道口がしめしめと食らい付くと、リスティにとって初めてとなる子作り射精が始められた。

 

「うあああっ!! ❤️ あつっ、あ゛あ゛っ❤️ だすなっ❤️ にんしんっ❤️ にんしんっ、しちまうっ❤️ おっごお゛お゛ぉ❤️」

 

「だから孕めって言ってるだろ……! いいぞ、わかる……リスティの卵子(たまご)の場所が……! 行けっ! 孕ませろ!」

 

 少年は世迷い事を言っているわけではない。

 無数の精子たちの中の一つに母乳から得た生命の力を詰め込んであり、それは少年の意思によってコントロールすら可能だった。

 交配中の二人には見えてはいないが通常の精子よりも一回り大きく、トゲトゲしい外見をしていて運動量も高い異常な精子。

 強化された能力で受精卵になるためのレースを容易く勝利した異常精子は容赦なくリスティの遺伝情報を護る最後の薄膜への侵入を果たした。

 

 つぷんっ❤️

 

「やったっ!」

 

「お゛あ゛っ? ❤️❤️❤️」

 

 当事者であるリスティだけではなくその場にいる美闘士たち全員が新しい生命が形作られた瞬間を雌の本能により感じ取る。

 美闘士たちは自分の身に起こったことではないにも関わらず精神を高揚させ、小さな支配者に背後から抱かれる雌牛の行く末を見守っていた。

 

 びゅるるるるる……!! 

 

「あっ、ああっ……そんな、なんてことでしょう……神よ……!」

 

「リスティ様が御主人様の御寵愛を……うらやましい……❤️」

 

 少年が膣内へと残りの子種汁を排泄する中、リスティの子宮と腹部は大きく変化していった。

 前回の腸内射精のような精液による圧迫ではない、()()()()()()()()()()()にて発生する。

 

「あ゛がっ❤ あひっ❤」

 

 みるみるうちに膨れ上がっていくリスティの胎。受精と着床はもちろんその後の成長までも生命の力によってあまりにも早く行われていく。

 だが、そんな異常の中でもリスティを包み込んでいたのは快感と幸福感だった。

 抗うことには何の得もなく、こうして全ての快楽と生殖を受け入れるほうが幸せであることを本能に刻み込まれたのでは仕方がないことだろう。

 

 ぷしゃぁぁ……! 

 

 妊娠に伴って褐色の双乳はより大きくなっていき、一度は止まっていた母乳が勢いよく噴き出し始めた。

 四つん這いになっているリスティの身体から大きな二つの乳と臨月の段階まで膨らんだボテ腹が垂れ下げている。

 筋肉質なリスティだが乳とボテ腹だけは雌としての姿を丸裸にされているようだった。

 

「あははっ♪ 上手く出来たね……とっても雌牛らしくって素敵な姿になったよ、リスティ♪」

 

「は、はひぃぃ❤️」

 

 少年はリスティの背中に抱き着いたまま両手をお腹のほうへと回してボテ腹を側面から撫でて、自分の精子がその中で大きく膨らんでいることを実感する。

 成長を操れるということはこの状態のまま留めておくことも出来る。

 事実、先ほどまでの成長速度であれば既に破水に至っているはずだがそれは起きずリスティは臨月の妊婦のままだった。

 母乳を搾るならこの方が都合がいいし、全ての美闘士をボテ腹にして並べるのは最高に面白いに違いない。産ませるのはその後でもいい。

 

 ぢゅぽ……❤

 

 時間としてはそれほど長いわけではなかったが、随分と長く少年とリスティは繋がっていた気がする。

 あれほど力強かった美闘士の惨状に未だに心を折られていない二人の美闘士は戦慄した。

 次に少年の凶悪な性器に狙われるのはメナスとメルファ、どちらになるのだから。



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美闘士牧場:後編(リスティ、メルファ、メナス)

お姉さん:荒野の義賊 リスティ、帝都の聖女 メルファ、古代の王女 メナス(クイーンズブレイド)

少し間を置きましたが後編です。
なるべく下品な感じに務めてみましたが要望に対して至らぬところは多い気がします。

内容は前編と同じく孕ませ(やや特殊)、ボテ腹、搾乳、アナル。
追加で竿役分身による一人輪姦。


 見た目の印象通りの乱暴者ではありながらも悪徳な貴族や商人たちを打ち倒し弱者を救うためにクイーンズブレイドに参加していた荒野の義賊リスティ。

 その手に握ったモーニングスターでこの世の不正と戦ってきた山賊団の女頭目は体格も筋力も遥かに劣る年下の幼少年に妊娠させられ、屈服した。

 

(なんて……なんて素晴らしいんでしょうか❤️)

 

 二人の美闘士が青ざめながら眺めていた一部始終をメイド服の少女、冥土へ誘うものアイリは両手を頬に当てて感激していた。

 リスティの弱者を救おうと鍛えてきた肉体はこれから幼い御主人様を悦ばせるためだけに使われる。いや、彼女もまたそのために生まれてきたのに違いない。

 ありとあらゆる美闘士たちは、貴族の娘であっても、異国の武者巫女であっても、トリックスターを気取るシェイプシフターであっても、御主人様に跪くべき存在にすぎない。

 泣き叫びながらも最後は大人しく屈服したリスティの姿を見てアイリは自分がレイプされた時のことを思い出し、やはりこの少年こそが絶対的な主であると更に心酔していった。

 

「アイリ? アイリ聞いてる?」

 

「はっ、はい……! 申し訳ございません、御主人様がリスティ様を躾ける姿に感動してしまいまして……」

 

「えっ? まあいいや。まだまだ射精しないといけないからリスティの母乳、全部コップに注いでおいて」

 

 一人は堕としきったもののまだ少年は二人の美闘士を自分に仕える気にさせるまで犯さなくてはならない。

 口移しではなくコップで飲むのを選んだのは、なるべく母乳の力を充填してメナスとメルファの両名を確実に妊娠させ、その心を挫くためだった。

 

「ぐっ……うっ、ううっ……!」

 

(つ、次はぁ……わ、わたくしを……こんな非道な男児の子など、孕みたくありませんわぁ……!)

 

 宙吊り状態で二穴を振動する張り型で責められ続けている古代の王女メナスだが直面している問題のほうに意識を集中せざるを得なかった。

 自分とメルファ。どちらの母乳のほうが先に搾る価値があるかといえば支配の能力が確定している自分のほうだからである。

 メルファが先に犯されるのであれば支配の力が弱まる時間稼ぎにはなってくれるはずであり、リスティの力を身に付けてますます脅威的な存在となった少年から逃れるにはそれに賭けるしかない状態なのだ。

 

「はぁ~♪ 美味しいなあリスティのおっぱいも♪ いつか美闘士みんなのミルクを並べて順番に飲んでみたいや♪」

 

「御主人様。次に雌牛化を行なう美闘士ですが、やはりメナスに致しますか? 最低限、彼女の力を搾ってしまえばあとはいくらでもお時間はありますので……」

 

「うぎっ、ぶぶっ……!」

 

 アイリの口から自分の名前が出てきた瞬間、かつての同僚をメナスは今出せる精一杯の力で睨んだ。

 子供ゆえの選択の甘さをこの従者が補ってくる。はっきり言って最悪な組み合わせだった。

 しかし、この場において少年と従者に対して反抗しようとする心を宿しているのはメナス一人ではない。

 

「くっ、聖なるポーズ……!」

 

 メナスのほうに気を配らせることで息を潜めながら反撃の一手を仕込んでいた帝都の聖女メルファが動いた。

 原理主義教派に所属する上級司祭である彼女は一般的には卑猥極まりないポーズを取ることでディヴァインパワーを発揮して様々な奇跡を起こすことが出来る。

 メナス由来の支配の力によって卑猥さのある四つん這いにされていたのは好条件であり、拘束の緩みを感じたメルファは勝負に出たのだ。

 この状態から美闘士を叩くことは出来なくとも、少年を倒すことさえ出来れば活路はあると信じての攻勢だった。

 

「はっ、きゃあ!?」

 

「このっ……! 御主人様を狙いましたね、メルファ様! あなた様の主にもなるお方になんということを!」

 

 奇跡を起きる寸前にアイリは膝でメルファのコルセットに巻かれた背中へと体重を掛け聖なるポーズの体勢を崩させる。

 本来であれば死霊であるアイリに対して聖職者であるメルファは有利なのだが、支配の力が及んでいてはここからの逆転は至難の業だった。

 上級司祭の上に跨ったアイリは主に再度、自身の考えを進言する。

 

「不届き者のメルファ様は私が押さえつけておきます。御主人様は今のうちにメナス様の陥落を」

 

「ううん。それは後回しにしようよ」

 

「それは、メナス様より先にメルファ様を? しかし、メルファ様の力は不確定ですが……」

 

「ボクもそっちのほうがいいと思うけどさあ。メルファを先のほうが面白そうでしょ? 今こうやってボクに対して歯向かってきたし、そういう美闘士の人が負けるのを見たいなあって♪」

 

 その言葉に死霊の従者は歓喜し、死者の王女と光輝の聖女は戦慄した。

 面白い、楽しいといった小さな男の子の遊びの感覚で美闘士たちが蹂躙されていることに。

 その果てには緩みきったアへ顔で腹に仔を抱えて快楽に屈服した赤毛の美闘士と同じ末路が待っていることに。

 

「んあぁ❤️ ごしゅじん様ぁ❤️ 早く、あたしにもまたごしゅじん様のショタチンポをオマンコにもケツマンコにもぶちこんでくれよお❤️」

 

「ほら、リスティもこう言ってるし。じゃあ、メルファ。立て」

 

「うっ……か、身体が……!?」

 

「アイリはメナスだけを見張ってて。メルファが堕ちるところを特等席で見られるようにしてあげてね♪」

 

 支配の力を集中されたメルファは厩舎の壁に手を付いて両足を肩幅まで広げて立つことを強制される。

 顔以外に一切の露出がないメルファであっても無防備な背中を凶悪な力の持ち主に晒すことには不安しか感じられない。

 

「よいしょ。これでちょうどよくなったねメルファ♪」

 

「ううっ……! は、離してください!」

 

 筋骨粒々としたリスティには及ばないもののこの場では166cmと二番目に背の高いメルファは脚を広げて立ってなお少年よりも大きい。

 そこで少年は背の低いものが大型動物を世話するときに使っていた台をメルファのブーツの後ろに置き、高さを合わせると背後から胸をまさぐった。

 

「これがメルファのおっぱいかあ♪ うんうん、タイツ越しなのにやわらかくていいおっぱいだねえ♪ リスティとメナスよりも大きくて雌牛にして早く搾りたいよ♪」

 

「やめっ、やめなさい! それに美闘士は、私たちはあなたの雌牛などではないのですよ! それに、リスティには子供まで作らせて……神はあなたをお許しにはならな……ぐうっ……!?」

 

 自分の愛撫を無視して説教を続けるメルファを黙らせるために少年は薄い白タイツの生地の上から乳首をつねりあげた。

 人差し指と親指に捉えられた乳首はタイツの上からでもはっきりと分かるぐらいに固く勃起している。

 

「へー。聖女様ってこんなに乳首をカチカチにしながら子供に教えを説くんだね。ほんとはセックス大好きな性女様なんでしょ? ベラベラ喋ってるけどショタチンポを咥えたいだけだよね?」

 

「いっ、痛っ……! こ、これは、そのような気持ちなど私にはかけらも……」

 

「そうでしょうか? メナス様もさっきの御主人様とリスティ様の濃厚なご交尾を見て滴り落ちる愛液が増していらっしゃいましたよ? メルファ様も思うところがたくさんあったかと思いますが……」

 

 アイリはメナスの顎を掴んでメルファのほうを見るようにさせながら、もう片方の手で張り型による調教で勃ちっぱなしになっている乳首を意地悪そうに指で弾いている。

 しかし、メルファのほうはまだ直接的には少年に触れられていなかったというのに乳頭はいやらしく仕上がってしまっているのだ。

 

「じゃあ、そんなエッチで悪い乳首の顔をまずボクたちに見せてもらうよ」

 

「あっ、ああっ……このような屈辱は生まれて初めてです……!」

 

 少年が爪を立ててメルファの胸部のタイツに穴を開け、指を入れて穴を広げていって乳首の周辺だけを露出させていく。

 リスティよりも乳輪は広く、乳頭も少年の親指ほどあり、胸が大きくとも存在感のある乳首が牧場に新鮮な空気の元に晒されてしまった。

 

「んんんぅ……!?」

 

「うっわー♪ 太くて長くて立派な乳首だねー♪ ピンクのところも広いしこれは雌牛になったときの母乳の量も期待できるや。味も力も後でたっぷりと味わってあげるからねえ♪」

 

 背中に回ったまま確認するために少年はメルファの乳首を掴んだまま左右へと思いっきり引っ張った。

 柔軟性のある豊かな双乳は横に大きく広がって背中越しに少年にピンクの切っ先を見せることすら出来るのだ。

 その状態のまま何度か乳首を抓り、メルファの反応を楽しんだ末に少年は両胸を解放して股布を撫でた。

 

「ダメです……! そこは神聖な場所、暴力で奪うことなど許されてはいけません!」

 

「そうかなー? メルファのここもうビショビショだよ? 聖女様の下のお口は今すぐにでもボクのショタチンポ、欲しくてたまらないって、さ!」

 

「い、いやあっー!?」

 

 少年はメルファの白タイツに覆われた股間へ指を思いっきり挿し込んで貫通させる。

 その勢いはメルファの秘裂にまで到達し、聖女の未通のヴァギナの入り口には三本の指先が食い込んでいた。

 小さく細い少年の指を入り口までとはいえ異物を挿入された不快感がメルファを苛む。

 

「やめっ、抜いて、お抜きなさい!」

 

「安心していいよ。指でヴァージンは貰わない。ずっと欲しがってるこっちでじゅぽじゅぽしてあげるからね……♪ ここも破いちゃおうか♪」

 

 三本の指を円を書くように這わせて聖女のタイツにはチンポを通すための穴が開けられていく。

 白いタイツに覆われた尻のキャンバスへと包茎ショタチンポの筆先にリスティの愛液も混ざった生殖液を塗りつけられた。

 先端で着けた精子の絵の具を竿の側面を使って尻全体へと延ばされると、これから挿入されるペニスの存在をメルファに嫌でも感じさせる。

 

「おぉ~❤️ メルファぁ、いいなあショタチンポ挿れてもらえんのかあ❤️ ショタチンポはいいぜぇ❤️ あたしたち美闘士みんなで御主人様の赤ちゃん、作ろうな❤️」

 

「いけません……このような邪悪な心の持ち主の子など決して宿しては……! ああ、神よ……! 私をお救いください……!」

 

「雌牛を助けてくれる神さまなんていないんだよ? それじゃあメルファのおまんこもいただきまぁ~す♪ それっ!」

 

 神へと祈る聖職者の膣口を幼少年の性器の切っ先が背後から捉え、挿入は果たされる。

 必死で脚を閉じようとしたり、腰を逃がそうとしても身体は言うことを聞いてはくれない。

 若く元気な肉棒が生まれてからずっと閉じられていた聖女の膣肉を初めて押し広げながら奥へ奥へと一方的な侵略をしていった。

 

 ずちゅん!! ぷちんっ……みちっ、みちぃ……! 

 

「あっがあぁぁぁぁぁ!? はっ、はぁぐうっ!? うっ、ううっ……い、痛い!!」

 

「あはぁ、どう? ボクのおちんちんは悪くないでしょお? そして、これが聖女様のおまんこ♪ メルファのおまんこはあたたかくてやさしく包んでくれる感じなんだね……♪」

 

 リスティの筋肉質な肉体は膣内の締め付けも強かったが、メルファの膣肉は侵入者の幼茎を育むように包んでくる感触だ。

 野蛮な交尾を目撃したことでほどよく湿っていた膣内はまさしく聖女の慈愛に満ちており膣襞全体が快楽を少年へと授けてくれている。

 短期間で4人もの美闘士の膣内を味わった幼い雄は母乳と同じくどの膣腔にも違った楽しみ方があることに感動していた。

 

「う゛っ、ううぅ……か、神よ……邪悪な者に純潔を奪われてしまった私をお許しを、お゛お゛お゛お゛お゛お゛っ!?」

 

 ばちゅんばちゅんぱちゅんぱちゅん! 

 

「何が神だよ! こんなエッチな身体をしておいてボクに向かって説教までしたな! チンポ欲しがりの雌牛のくせに!」

 

「うごっ!? んお゛お゛お゛お゛お゛!? やめっ……!?」

 

 どうせ助けてなんてくれない神に縋り続けている哀れな聖女に自分が雌牛であることを理解させようと少年が暴力的なピストンを始める。

 メルファの背中に抱き着いて剝き出しになった両乳首を指で攻め立てながら、処女を奪ったばかりの雌肉を突き刺していく。

 たまらずメルファはつま先を立てて少しでも肉棒が突き刺さる位置を低くしようと努めるのだが少年が元来持っている力がその意思を奪い去ろうとしていた。

 

「あ゛あ゛あ゛っ!? いだいっ……やめっ……あっ? んっ、んっ❤ あっ……いやっ、いやぁ❤」

 

 破瓜の痛みは緩やかに消えていきもたらされるのは苦痛よりも屈辱的な強姦による快楽。

 幼い肉槍に膣肉を貫かれほぐされるたびに雄を知らなかったメルファは雌の快楽を覚えさせられていってしまうのだ。

 

「ちっ、がうっ❤️ こんなの痛くて、嫌なっ、あっ、あああっ、あああああああっ❤️」

 

 ぱんぱんぱんぱんぱんっ!! 

 

 大きく柔らかな尻肉は少年の細い腰をぶつけられその形を何度も何度でも歪ませる。

 一度叩きつけられるだけでも全身が気持ちよくなってしまうのに連打までされるのだから頭がどうにかなりそうだった。

 レイプで感じてしまい屈服するなど聖職者として許されることではないという義務感を糧に女は雌に堕ちまいと抵抗をする。

 

「どんなに嫌がってもボクのミルクを飲めばメルファも雌牛なんだよ! いくぞ、チンポミルクで雌牛になれ!」

 

 両腕を交差させて強く抱きついた少年がメルファの尻に腰を密着させた。

 

 びゅるるるっ!! 

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁ❤️ あつい❤️ あついぃぃぃ❤️」

 

 今日、三度目にしてまったく勢いが衰えることのない射精が始まった。

 むしろリスティの母乳の効果で精液の量も濃さも向上し続けているらしくメルファの膣内にはより良質な種付けチンポミルクが放たれていく。

 異常精子は仕込まれていないがそれでもメルファはこのままでは確実に妊娠させられてしまう脅威を子宮を通して感じ取っていた。

 

 ぴゅっー!! 

 

 金髪の雌牛候補生の豊満な胸にあるピンクの突起から初乳が噴き出す。

 少年が持っている力のうち肉棒による性感開発は美闘士ごとに抵抗力が違っているが母乳体質に改造する力は絶対のものだった。

 メルファは一度の交合では堕ちなかったものの胎内に赤子を抱える前に少年に力を捧げることとなる。

 

「あははっ♪ でたでたでた♪」

 

 ぬぷんっ❤️ びゅー、びゅびゅー!! 

 

 迸る新たな母乳に早く飛び付こうと射精の途中で引き抜かれた包茎ペニスが精液をメルファの背中へと撒き散らす。

 

「メルファのおっぱいミルク、吸っちゃうぞ~♪」

 

 ぢゅぱぁ、ずちゅ! ちゅばっ! ちゅぅぅ、ちゅ~❤️

 

「ああっ❤️ んあああっ❤️」

 

 台の位置を前に変え、少年は貪るようにメルファの乳首へと食らいついた。

 もっと射乳するように胸を揉んで催促をしながらごくんごくんと喉を鳴らして聖なる美闘士のミルクを独占する。

 

「んひぎぃぃぃぃい❤️」

 

 メルファは授乳の快楽と屈辱に涙を流し歯を食い縛る。

 いつか愛する人との子供を授かったときに我が子に飲ませるはずの母乳を略奪される悔しさは相当なものだった。

 

「ちゅぅぅ♪ すごい、すごいっ! メルファのおっぱいこんなに濃いんだ! ボク、これ好きっ、すっごく好き! それに、これは……!」

 

 それぞれの母乳に違った良さがあるが少年にとってメルファの母乳の味わいは格別だった。

 どろりと濃厚で赤ちゃんを育てるための栄養がたっぷりと含まれていそうであり、なにより気に入ったのは、この力。

 少年はニヤリと笑った。

 

「お射精、お疲れさまです、御主人様。御主人様……?」

 

「アイリ。メナスの張り型を前も後ろも抜いてあげて。可哀想だから少し休ませてあげようよ。それと、口のも外してあげようか」

 

「ええっ? それは構いませんが……変な気は起こさないでくださいましてよ、メナス様」

 

 両手を縄で縛られて天井から吊るされているメナス。

 アイリは彼女の両穴を穿っていた魔法の張り型を引き抜き、猿ぐつわを外してやった。

 

「はぁはぁ……❤️ 苦しかったですわぁ……お礼をいたしましてよぉ!」

 

「ぐっ……!? このっ……!」

 

(チャンスですのぉ……!)

 

 メルファをレイプしている間も弱まり続けていた自分由来の支配の力の揺らぎを感じていたメナスは反撃の契機と見て自慢の蹴りをアイリの腹へと繰り出す。

 うずくまったアイリを尻目にメナスはすべての力を両手に込めて拘束を払おうとする。

 

「貴方たちはアマラ王国の終身奴隷にしてあげましょう……!」

 

「ざんね~ん♪ メナスは永遠に」

 

「ここで雌牛奴隷で~す♪」

 

「え……?」

 

 その声はメナスの前後の極めて近い場所から同時に聞こえてきた。だがそれはおかしい。

 彼女の視線の先ではまだその声の持ち主であるはずの少年がメルファの乳へとしゃぶりついているはずなのに。

 そして、張り型が抜けて収縮を始めていたはずの膣腔と直腸に再び異物感があった。

 

「「どう? 両方の穴にボクのショタチンポを挿れられた気分は?」」

 

「はひゅん❤️ えっ、あっ……? そ、そんな……どうなっていますのぉ、お゛お゛お゛あ゛あ゛ぁぁ❤️」

 

 ぱんぱん! ずちゅっ!! ずちゅっ!! ぱんぱんぱんっ!! ずちゅっ! 

 

 突如として現れた二人の少年に前後からサンドイッチにされた王女は張り型とは桁違いの同時ピストンに意味のある言葉を発する機能を失った。

 死者の肉体を持つことで性感開発に耐性があったメナスも二倍の肉棒を挿し込まれては耐性の閾値を越えてしまっている。

 十分に解れていた膣内を若く元気な性器が好き放題に突きまくる。

 リスティ以上にメナスは乱れていた。

 

「ぐおおおおっ❤️ おっ、おっほおおおおおお❤️❤️❤️」

 

「「あはははっ♪ どうしたのメナス? あんなに殺気立ってたのにださいよね!」」

 

「けほっ……! ご、御主人様が増えた……!? これって、メルファ様の母乳からの……?」

 

 自分の分身にサンドにされて喘ぎ狂うメナスを本体である少年はメルファの乳首を舌で舐め、尻穴付近のタイツを破きながら余裕の表情で見ていた。

 

「すごいよね……♪ さすが聖女様の奇跡の母乳ってところかな? 味わいが最高なだけじゃなくてこんなことまで出来るなんて」

 

「ああっ❤️ メナスぅ、ずっりいなあ……❤️ ごしゅじんまのおちんぽを二本も咥えやがってよお❤️」

 

「うっ、ウソです……こ、こんなことになるなんてそんな、私はなんということを……あぐっ!? ひいぃ……❤️」

 

 奇跡の力を目の当たりにしてリスティは主から二倍愛されることに羨望を感じ、メルファは自身の力が引き起こした惨状に目が眩んだ。

 そして、少年はやはり正面にいるというのに背中に新しい重さをメルファは感じた。尻穴に肉槍が迫っていることも。

 

 ぐちゅちゅちゅ……! 

 

「「はーい、聖女様のお尻の穴もボクのおちんちんで貫通~♪ 今度は本気で堕とすから、排卵もしちゃおっか?」」

 

「おしりっ!? おひりっ❤️ はっ、だめっ、ですっ❤️ い、いやっ❤️ さっきより、これっ❤️ これぇ❤️ や、やぁぁ❤️」

 

 後ろに現れた分身の少年はメルファの背中にしがみつくようにしながら情けも容赦もないピストンで不浄の穴を悪戯に弄ぶ。

 前に立った本体の少年はメルファの子宮のあたり手を当てて暖かな光を放って排卵を促し、もう一度膣内へと生殖器を挿し戻す。

 同じ頃、メナスの尻穴を貫いている分身も背後から卵巣のあたりを指で押して死者の肉体にすら新鮮な卵子を生成させている。

 少年が同時に出せる分身は四体。最後の一体は四つん這いになったリスティの真下に寝転がりながら生命の力を吸い取っていた。

 

 ずちゅん!! ぱんっぱんっ!! じゅぶっ、じゅぷぷ っ!! 

 

「はひぃ、ああっー❤️ あうっ、んっんっ❤️ ち、ちんぽぉぉ❤️ ちんぽぉ❤️ もっと、もっと❤️ ついてぇ❤️」

 

 ぱんぱんっ! ばちゅん! ずちゅ! ずちゅちゅ! ぱんぱんぱんっ! 

 

「うおっ❤️ やめてっ❤️ チンポ❤️ やめてくだしゃい❤️ あっ、あ゛あ゛あ゛っ❤️❤️❤️」

 

 少年たちによる美闘士を楽器にした演奏会。四つの熟れた穴を淫楽器にして四つの幼き棒が淫靡なメロディーを奏でていく。

 二人の美闘士が屈服し、残る二人の美闘士は美少年サンドの刑に処されて心身をみるみるうちに溶かされている。

 少年の性技を拒む術はもう美闘士たちには残されていないのだ。

 

「「ほらほら! アマラ王国なんてもうどうでもいいんだろ! ボクのおちんちん突っ込まれて赤ちゃん作って母乳だしてたいんだろ!」」

 

「おごっ、うごぉぉぉ❤️ はひぃぃぃ❤️ わたくし、あなたさまのちんぽ❤️ ショタチンポに負けまひたぁぁぁ❤️ オマンコもっ、ケツマンコもぉ、もっと突いてくださいまひぃ❤️」

 

 メナスは張り型で長い時間じっくりと仕込まれていたこともあり反逆の意思を宿していた瞳にはもう快楽しか灯っていない。

 アマラ王家の血筋を繋ぐはずの赤ちゃんの部屋はどこの馬の骨とも分からない少年へと無償で提供されていた。

 そして、怒濤の快楽を叩きつけられているもう一人。

 

 ぬちゅぬちゅぬちゅ……! 

 

「あ゛っあ゛あ゛ぁぁ……❤️ いじわるっ❤️ いじわるしないでくださ゛いぃぃ……❤️」

 

「どうしたの? オマンコにもケツマンコにもショタチンポ突っ込まれてるでしょ?」

 

「それともぉ♪ メルファはがんがんに突かれて欲しいのぉ? 聖女様もセックス大好きなんだぁ?」

 

「そ、それはぁ……❤️」

 

 メルファを挟み込んでいる本体と分身の少年は小刻みに腰を動かす焦らしで攻めていた。

 同一人物ゆえに息ぴったりな動きでメルファを深く快楽には浸らせず絶頂への入り口を擦り続ける残酷な腰使いで精神的な屈服を迫る。

 

「「思いっきり突いてあげてもいいよ? メルファがしたいって言えばいいこといっぱいしてあげるよ……幸せな雌牛になれるんだよ?」」

 

「ほぐぉ……❤️ おひっ❤️ おちんちんがっ❤️ ショタチンポが……❤️」

 

(ああ、神よ……申し訳ございません……私は、もう……ご主人様のものです……❤️ ショタチンポの奴隷の雌牛なのです❤️)

 

 聖女は信仰を捨てた。いや、変貌させた。

 ありとあらゆるものに慈愛を振り撒く神から、美闘士を雌牛にして性愛を注ぎ込んでくれる幼き主へと。

 雌牛神官メルファになることを自ら選んだ。

 

「突いてくださいぃ……❤️ ご主人様のチンポで……ショタチンポとチンポミルクでメルファを雌牛にしてください……❤️ ほっぎょおおおおお❤️❤️❤️」

 

 ずちゅちゅ! ぱんぱんぱんぱんぱんっ!! 

 

(私の神は……この小さな少年です……❤️)

 

 少年から猛ピストンという形で返事を貰いメルファは至福のトロ顔になった。

 眼鏡のレンズ越しの瞳は快楽の炎でドロドロになりかつての慈愛の聖女としての姿を思い出させるものはなにもない。

 

 荒野の義賊はもっと母乳をよこせと乳首を噛まれて悦んでいる。

 古代の王女と帝都の聖女はどちらも少年の子を孕むことを宣言した。

 冥土へ誘うものはやがて訪れるだろう牧場の未来図を想像しただけで絶頂に至った。

 

 びゅるっ!! びゅーびゅー!! びゅぶぶぶぶっ!!!! 

 

 四本の欲棒が同時に爆ぜて女体を焦がしつけていく。

 

「んお゛お゛お゛お゛ぉぉぉ❤️❤️ ミルクっ❤️ ミルクきますわぁ❤️❤️❤️」

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛──❤️❤️ ごしゅじんさまのっ❤️ 赤ちゃんんんっ❤️❤️❤️」

 

 前を攻めていた少年二人は今度は生命の力を込めた精子を放っていた。

 それは、代々繋がれてきたアマラ王族、原理主義司祭の卵子を汚し雌牛の家系へと引き摺り下ろすものだが今の二人には悦びでしかない。

 

 つぷんっ❤️ つぷぷっ❤️

 

 受精は果たされた。

 王女と聖女の腹が少年の欲棒を映し出したようにぶくぶくと膨れ上がっていく。

 新しい生命の誕生に母親は祝福をするように母乳を勢いよく噴き出させた。

 

 


 

 

 三人の美闘士、今では元美闘士の雌牛たちは厩舎の中で横一列に並び藁が敷かれた床の上でうつ伏せになり尻を高く上げている。

 

 ぱんっぱんぱんぱんっ……! 

 

 乾いた音が早朝の澄んだ空気の牧場に響き渡る。

 同じ顔、同じ体格の三人の茶髪の美少年が三匹のボテ腹雌牛の世話をするためにアナルセックスをしていた。

 

「んはぁぁぁ❤️ もぉーっ❤️ もおっー❤️❤️❤️」

 

 ボテ腹乳牛義賊が全身の筋肉を震わせて牛の鳴き声を発しながら絶頂する。

 

「んぉぉぉぉんっ❤️ ついてぇ❤️ もっと、もっとぉ❤️」

 

 ボテ腹乳牛王女は次代のアマラの王にはならない仔を抱えた腹を揺らす。

 

「ああぁぁぁ❤️ ごしゃじんしゃまっ❤️ ご主人様のぉ❤️ ショタチンポぉぉぉ❤️」

 

 ボテ腹乳牛聖女は信仰を捧げた幼い肉棒を舌を出した下品な顔をしながら堪能する。

 

「「「いいよいいよぉ♪ みんなの母乳はボクが美味しく有効活用してあげるからね……その分だけはこうやって世話をしてあげるよ!」」」

 

 孕み牛になってますます母乳を出せるようになった三匹は日夜を問わずずっと搾乳器にかけられ続けている。

 美闘士時代の体力と気力が主である少年の役に立っていることを全員が心底喜んでいるようだった。

 自分達が力を捧げることでより多くの美闘士たちが牧場に繋がれるのだから搾られ甲斐があるというものだ。

 

「リスティ! ケツマンコの筋肉締めろ! ボクのチンポミルクも搾ってみろよ!」

 

「王女なんかより雌牛奴隷の方がずっと幸せでしょお♪ アマラ産牛乳として王国の名前は残してあげるからね♪」

 

「はぁはぁ……♪ そろそろ、みんなもイキそうだよ……今日もお尻で受け止めてね、牧場の性女メルファ♪」

 

 アイリには今は流浪の戦士レイナ、武者巫女トモエを追跡させている。

 いずれ敗者になったカトレアも買い付けたいし、青髪の天使や現女王だってここに繋いでやろう。

 

 まだまだ空きのある厩舎に想像の中で美闘士たちを並べながら少年たちは雌牛の栄養を補充するための精液を放った。



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デッドオアアライブ
野外交配実験(女天狗)


お姉さん:女天狗(デッドオアアライブ)

ショタはDOAに登場する生体兵器の少年版をイメージしています。
純粋な力でショタが上回る話なのでご注意ください。

孕ませ要素もあります。


 人間による自然の開発が進んだ現代においてもなお人類未踏の地である山奥にある天狗の世。

 そこに住まう人外の美、女天狗は背中の黒い翼をはためかせ艶のある長い黒髪を風に泳がせながら美しい身体を宙に舞わせ探し物をしていた。

 

「匂う、匂うのう……人の子に似ておるが、何かが違う」

 

 女天狗が物見遊山で人間の世に出掛けることはよくあるが、逆に天狗の世に人間が訪ねてくることは極めて珍しい。

 そのほとんどが運悪く深山に足を踏み入れてしまった被害者たちなのだが、今回はそうではないと女天狗は感じていた。

 ただの人間とはどこか違う不快な感触。

 この深山へと悪しき目的を持った存在が侵入してきたのかもしれない。

 

 力で対象を排除することもあるだろうと考え、女天狗は以前に人間の世で手に入れた特注のバニースーツ風の戦闘装束(バトルコスチューム)を身に着けていた。

 上半身だけ見れば普段の和服から肩を出しているため露出は大きく変わらないが、衣装が身体に密着しているため巨乳と細腰の美貌がより強調され、さらに股間部はタイツ部の上からとはいえハイレグになっており人里で着るには少々刺激的な衣装である。

 これを身に纏った妖艶な姿は女天狗というよりもサキュバスのようであったが、人間の世の”てくのろじぃ”に興味津々なおてんば天狗姫でもある彼女のお気に入りの装束の一つだった。

 

「ふむ、あれか……」

 

 広大な山中にて一際異質な気を放っている存在をついに見付けた女天狗は黒翼を大きく羽ばたかせて空中からの急降下を敢行する。

 着地による衝撃はほとんどなくふわりと舞い降りるように、ヒップは88、バストは93とたわわに実った肢体を少しばかり揺らして、170cmを超える長身の美女が侵入者の前へと現れた。

 

 そして、背中を逸らし見得を切るような所作で左手に持った天狗のうちわを侵入者へと突き付けて深山の主としての警告を始めようとしたが──

 

「待てい! 人の子よ! むっ、なんと……?」

 

「うわああぁぁ……! 空から降りてくるなんて、すごぉい!」

 

 侵入者は女天狗より遥かに背丈が低く120から130cmほどしかないだろう小柄な短い金髪の男、いや男児であった。

 女天狗が下駄を履いていることもあり横に並んで立てば腰ほどまでの高さしかなく、立ったまま彼女の豊かな胸を頭の上に乗せることが出来るほどの体格差があった。

 空から降りてきた女天狗へと純真なきらきらとした眼差しを向けている美少年。

 だが、この場にそぐわぬその姿へと女天狗のほうは疑いの目を向けていた。

 

「無礼者の正体がこんな幼子とはのぅ。そなた、歳はいくつじゃ?」

 

「うーんっとね……ボク、それはよくわからないかも。それよりお姉ちゃんは女天狗でしょ、ほんとうにいたんだ~!」

 

 問いははぐらかされたか、あるいは真に自分の年齢も知らないのかは分からないがどちらであっても女天狗にとっては同じことであった。

 道らしい道すらないこの未開の山奥を目立った傷もなく歩いてきたこの少年は明らかに異常であり、目の前の存在が”人間でいえば”何歳であるかなどまったく重要ではないのだ。

 

「そなた、嫌な匂いがするな。それもとびきりにひどい匂いじゃ。姿は人間の童をしていても、わらわの目までは誤魔化せぬぞ」

 

 彼女が指摘する嫌な匂いとは気配によるものだけではなく実際に匂いが違っていた。

 クローン人間、人体実験により強化された兵士など現代の人の世には歪んだ悪しきテクノロジーによって生み出された生体兵器たちが存在している。

 女天狗もかつて人の世に降り立ったときにそのいくつかを見知っておりそれらと同じ物、おそらくは研究所の独特の匂いなのだろうか、そういったものをこの男児から感じていたのだ。

 外見と雰囲気こそふわふわとした雰囲気の異国の金髪美少年であるが、一般的な成人男性であれば容易く殺めることが出来る程度の力は持っているのかもしれない。

 

「えー、ボク、この前シャワーを浴びせてもらったばっかりだし臭くなんてないもん……」

 

 とはいえ、それは相手が普通の人間であればの話に過ぎず、格闘戦において強者である深山の女天狗に対しては子供の外見を利用して油断を誘わねば生体兵器としての役割を果たすことは不可能だろう。

 そして、その頼みの綱のはずの擬態戦法(カモフラージュ)も女天狗の前にはいとも容易く破られてしまった。

 

 成熟した女体を持ち、さらに扇情的な衣装まで纏っている黒髪の東洋美人が未熟な肉体に、あどけない顔をした金髪碧眼の少年を見下すように睨んでいる。

 捕食する側がどちらなのか。相対する二人の関係は傍からみても明白。

 

 しかし──

 

「臭いのは……女天狗のお姉さんのほうだよ。さっきからずっとメスの匂いをぷんぷんさせちゃってさ♪」

 

 ──少年はその関係を肯定しなかった。

 

「なんじゃと……?」

 

「そんなエッチな恰好しちゃってさぁ。ボクみたいな子どもまで誘ってるんでしょ? いいよ、おっぱいもお尻もおっきくってとっても美味しそうだし、ボクがお姉さんのこと気持ちよ~くしてあげる♪」

 

「ほぅ……擬態が通用しなくなったからといって見苦しいのぅ。化け物の本性は醜い、その顔に似合わぬ口の汚さじゃな」

 

「女天狗のお姉ちゃんだってマジメな顔をしながらほんとはボクにメスにされたいっておっぱいを見せ付けてるくせにぃ。素直になってもいいんだよ♪」

 

 不快感。女天狗は少年に対して少しだけ身体を横に向け、身体を見られている面積を減らそうと本能的な防護行動をとった。

 せいぜい九歳程度の容姿の相手に視姦をされ卑猥な言葉までかけられたことが彼女におぞましさを感じさせたからだ。

 

 このような下衆なものが相手なのであればこの装束を着てこなければよかった。

 後悔をしながら女天狗が邪悪な本性を露にしつつある少年へと宣告をする。

 

「そなたはこの世の理に反するもの。生まれてきたこと自体は可哀想じゃが……その下劣で残酷な精神、生かしてはおけぬ。せめて、わらわの手の中で逝くがよい」

 

 目の前にある小さくとも歪んだ科学の結晶をこの手で排除せんと長身の妖女が構えを取る。

 しなやかな女体が引き締まりハイレグレオタードが股間と尻に食い込む様子を少年は女天狗が目の前に現れてからずっとそのままの、どこまでも純真な瞳で見つめていた。

 

 いかなる生体兵器といえども深山に住まいし女天狗の前には外見通りのただの幼子に過ぎない──

 

「イク……?」

 

「イクのはボクじゃなくって……」

 

「女天狗のお姉ちゃんのほうだよ?」

 

 ──はずだった。

 

 

 


 

 

 

「あぐぁ!?」

 

 重い一撃を加えられた身体が宙へと浮かび上がる。

 苦悶の表情で空を見上げながら無防備を晒している対戦相手へトドメを差すため自らも跳び立ち、向かい合って両肩を力強く掴んで抱き寄せる。

 空中で互いの身体が密着したことで女天狗の豊かでやわらかい乳房が少年の顔へとボディスーツ越しに押し当てられた。

 

 信楽落とし。

 女天狗が得意とする空中へと舞い上げた相手へと飛翔して下から掴みかかり、上昇するとともに回転をして位置を入れ替え相手を下にして強く地面へと叩きつける、俗な言い方をすれば空中投げといわれる大技。

 この戦いの決定打となる一撃が弱者へと叩きつけられようとしていた。

 

「まさか……こ、これもわらわの……!」

 

 女天狗は今、少年と抱き合うような姿勢で驚愕の表情を浮かべながら地面を背にしている側だった。

 

「はい、どーん! きゃはははは♪」

 

 少年の無邪気な笑い声が響く中、重い音が鳴り、少年が女天狗へと掛けた信楽落としが完璧に決まっていた。

 元の使い手のように空を舞う翼を持たぬというのに技の掛かりは鮮やかで既に体力を消耗していた黒いめんどりを離陸不能に追い込むのに十分すぎる威力が込められた決まり手となる。

 

「あううっ!?」

 

 いつものような対戦相手をからかって遊ぶようなやられ声ではなく、本気の苦痛を訴える声を女天狗が吐き出す。

 背中と後頭部を強く打ち付けられぼやけた彼女の視界には勝ち誇った少年の屈託のない笑顔があった。

 女天狗の両肩をその身からは考えられないほどの強い力で地面へと押し付けながら少年が勝利の宣言をする。

 

「はい、ボクの勝ち~♪ でも、女天狗のお姉ちゃんもすっごく強かったよ。この前に捕まえたハッキョクケン? っていうのを使ったお姉ちゃんよりず~っと強いもん」

 

「うっ……はぁ、ぐっ……」

 

(こやつ、なんという力じゃ。あまつさえ、わらわの技までこの戦いで受けてみただけで使いこなせるようになるとは……)

 

 繰り出した技の数も当てた打撃と投げの数も女天狗のほうが圧倒的に多い闘いだったが、様子見に徹しながらその全てを受け続けてもなお少年が倒れることはなかった。

 異常なほどの耐久力に焦り、より破壊力のある技へと切り替えていった女天狗だが、それすらも受けて学習をすることが少年の最大の目的であり、最期はラーニングを完了した少年によって自身の大技を逆に連続で浴びせられ戦闘不能に至ってしまったのだった。

 

「まさか、このわらわが敗れ……」

 

「それじゃあいただきまぁす♪ べろぉ……」

 

「ん゛っ!? ん゛っー、んー……!?」

 

 技の終わりの抱き着いたような体勢から尻を腰のあたりに跨るように移動させて馬乗りになった少年の顔が女天狗の顔を覆って唇を奪った。

 男女の接吻。両手を女天狗の頬に添えると子どものものとは思えぬ剛力で引き寄せて少年は女天狗にディープキスを強制する。

 

「おっ、んぐっ……おごぉ、オ゛お゛ォ゛ー!?」

 

(舌が、この童の舌がわらわの奥まで入ってきておる……!? の、喉まで……)

 

 少年の普通の人間それとは違う異様に長い舌が女天狗の口内を蹂躙していく。歯の表裏に舌はもちろん、人間同士のキスではまず触れ合うことのない喉のほうにまで少年の舌が伸びて思うがままにする。

 口内には少年の熱い唾液が溢れかえり、それらは女天狗の唾液と混じり合いながらくちゅくちゅと喉を通されていった。

 呼吸を封じられてはたまらないと頭を振って逃げようとするも、先ほどまでの戦闘のダメージに加えて万力のように頭を少年に固められていては逃れる術はない。

 しかし。命の危機すら迫りつつある女天狗の中で新たな感覚が目覚めようとしていた。

 

「んちゅ。れろぉ……♪ どう、お姉ちゃん? 良くなってきてるよね……」

 

「ぷはっ!? はぁー、はぁー……! そなた、許さん、ぞ……? はひィ……❤ な、なっ!?」

 

(熱い、熱い、熱い!? なんじゃ、この身体の内側から溶け出しそうなほどの熱さは!?)

 

 長い舌を口内から引き抜かれ、顔を左右から掴んでいた手を外された女天狗は大きく息を吸い込むとともに、背中を逸らして少年の座っている腰を少し地面から浮かせた。軽くイってしまったのだ。

 

「ボクのヨダレには女の人を気持ちよくする成分ってのがたっぷり入ってるんだって。悪いおじさんたちが言ってたよ♪ さっきのキスで女天狗のお姉ちゃんにたっぷり飲ませてあげたから、もう力も全然入らないでしょ?」

 

「うっ❤ 毒まで食らわされるとは、なんという失態じゃ…… はひゅぅぅん❤❤」

 

 顔を抑える必要もなくなり自由になった少年の両手が、ボーンが入っていて乳房が零れない形で固定されているボディスーツの胸部を剥ぎ取るようにへし曲げた。

 身体は火照っていて全身の肌が薄っすらと赤みがかっていたが、それでも他の表皮とは違う女天狗の柔らかだが張りのある乳房の頂点にある綺麗な桜色をした乳輪までも露にされると、その中心部にある乳首を少年の指が捉える。

 

「はーい、じゃあここから先はもうずっとボクがお姉ちゃんをオモチャにするターン♪ ボクが乳首を操作してあげるから女天狗のお姉ちゃんはおとなしくイキまくるんだよ?」

 

「こっ、のっ❤ 無礼者、めっ❤ あひぃぃぃ❤ はんっ、あっ、あぁぁぁぁぁ❤❤❤」

 

 催淫効果のある唾液を飲まされた時からボディスーツの下で密かに固くなり始めていた女天狗の乳首は最大まで勃起した状態になり、少年の小さな親指、人差し指、中指で容赦のカケラもなくシコられ、彼女の脳へと暴力的ともいえる快楽を送り込んでいく。

 連続で達したことで股間のハイレグ部分のタイツは女天狗が零した淫液で濡れ色が変わっていた。

 

「きゃはははは♪ 面白い面白い♪ おもらしまでしちゃってやっぱりメス臭いのはお姉ちゃんのほうだったね。ねぇねぇ、ボクに謝って謝って? メス天狗さん♪」

 

「お、おの、にょれぇぇ❤」

 

(駄目じゃ、身体がわらわの言う事をきかぬ……しかし、わらわの心までは折らせはせぬぞ!)

 

 己を蹂躙する童を押し退けることもせず、だらりと地面に寝て快楽に反応して痙攣するだけになっていた女天狗の腕が彼女の意地によって動き出し、自身よりも細い腰を目掛けて精一杯の力を込めて押し出した。

 予想外の反撃を受けてオモチャを弄るのに夢中になっていた少年は防ぐことが出来ず付近にある木へと飛ばされて背中をぶつける。

 

「いだっ!? う、ウソでしょ……」

 

「はぁ、はぁ……❤ わらわへこれほどの狼藉を働いたのは、そなたが初めてじゃ……!」

 

「す、すごいよ、女天狗のお姉ちゃん。あんなにボクのオクスリを飲まされたのにまだこんなことが出来るなんて」

 

 ここまで追い込まれしまっては出来ることは極めて少ない。いや、ほとんどないのは分かっている。それでもまだ出来ることがあるとするならば自分にはあって少年にはないもの、翼を使ってこの場を離脱するしかない。

 僅かな時間でこれまで生きてきた千と十八年では決して感じることのなかった快楽を注ぎ込まれた身体ではまともな飛翔が出来るかどうかもわからないが、やれるだけやってみるしかない。

 幸い少年は先の完全な不意打ちを受けて心身ともに戸惑っているようだ。やるならばもう今しかないのだ。

 

 だが、そういった決意を固めたのは彼女の側だけではなく、これほどまでの美貌を持ち、強く抗い続ける黒髪の妖女にすっかりと惚れこんでしまった少年は自身に与えられた命令を破ることを決意していた。

 こんなに強くていい女を。後は持ち帰って終わりだなんて。絶対にイヤだ。そんなのはっきり言ってオスとして間違っている。

 

 決意のタイミングが同じであれば、どちらかが先に動けるかはもちろん決まっている。

 

「くぅぅぅ!? 離せ! 離すのじゃ! あっ、いやじゃあ!?」

 

 仰向けの姿勢から起き上がるために身をよじらせた女天狗の右足首を素早く接近してきた少年の左手が掴んで再び女天狗の背中を地面へと縫い付ける。続けざまに股間へと両手が伸ばされてボディスーツを乱暴に引き裂き、女天狗の秘所が澄んだ山奥の空気の元に晒された。

 乳房に対してであれば子供特有の母性を求めた行為としてまだ割り切ることが出来る。しかし、女性器を狙ってきたのであれば、事態はまったく別になってしまう。

 

「これ、使うなって言われてるんだけど。ボク、もうガマンなんて無理だよぉ……」

 

 性的な暴力を振るっている側だと思えないかよわい声を漏らしながら少年はズボンをパンツごと下ろし、命令によって使用を禁じられていた性器を解放した。

 毛も生えていない、分厚い皮に覆われた可愛らしい男の子のおちんちんがみるみるうちにバキバキに勃起してズル剥けになり、女に自身の遺伝子を植え付け子供を産ませる、交配のためのペニスへと姿を変える。

 どういう仕組みなのか陰嚢も勃起に伴ってドクンドクンと音を立てて膨張していき、その内部では少年の歪んだ遺伝子が詰め込まれた精子が次々と生産されていく。

 

「ねえ、お姉ちゃん。ボク、ほんとは最初からずっとこうしたくてたまらなかったんだよ? 外でこれを使うのは初めてなんだけど、いいよね?」

 

「な、なんじゃそれは、いったいどうなって…… そなた、冗談であろう?」

 

 あまりの事態に理解が追い付かない。こんな小さな少年からグロテスクで巨大な男性器が生えているのはまさしく悪夢のような光景だった。ましてや、女天狗はそれを前にして女性器を丸出しにしているのだ。

 両足首を掴んでM字開脚を強いりながら、少年は真正面に入り”巨大なショタチンポ”を女天狗の顔へと誇示するように突き付ける。目の前の女に対して持たされている機能を果たそうと少年のペニスは既に異常なほどの先走り液を出していて、零れ落ちた淫液が女天狗の胸元へと滴り落ちる。

 雄大で強烈なオスの匂いに女天狗は女の本能をほじくり返されて、その男性の象徴へと視線を釘付けにされてしまう。

 この男性自身が目指しているものは、つまり。

 

「女天狗のお姉ちゃんにはボクの赤ちゃんを作ってもらうよ……お姉ちゃんが悪いんだよ? こんなにエッチにボクのことを誘い続けて、いけないんだぁ……」

 

「い、イヤじゃ……そなたのような子供の仔など……むっ、ううっ❤」

 

 孕みたくない。動揺する女天狗の口へ再度、少年の舌が伸ばされて今度は少年自身の欲望を果たすための淫液を送り込み喉を通させる。

 

(熱い……! わらわの胎が溶けてしまいそうじゃ……!)

 

 飲まされている女天狗は知る由もないが、これには既に飲まされたただの催淫効果とは違う対象の生殖機能を変質させ強化する魔薬と呼ぶのに値するのもので、少年が交配実験の際に用いるものだった。

 この魔薬を飲まされた女の生殖機能は正常さを失い、卵巣は多数の卵子の排卵を促され、受精卵の胎内での移動能力も強化され着床までも通常では考えられない速度で確実に遂行されるようになる。

 以前に研究室の中で行われた交配実験では、少年は被検体の女性にその場で2つの受精卵を着床させたこともあった。その時は与えられた餌を嫌々ながら食らっただけだが、今、少年は自らの力で狩り取った極上の獲物を。

 

 こぽん。こぽっ。こぷぷっ。

 

 目で見ることも出来なければ、音も聞こえるはずがない排卵の瞬間を異常な熱気に包まれているこの場では女天狗も少年も本能で感じ取っていた。

 早くも排卵が始まった女天狗の3つの卵子を誰に渡すこともなく己の精子で喰らわんと、少年は具現化した暴力と性欲の塊を切っ先を卵子の泳ぐプールへの最初の入り口へと押し当てる。

 こんな最高のメスを前にして交配をしないなんてオスとして失格だ。このメスに確実に自分の遺伝子を刻み込んでやる。

 

「ふーっ❤ ふーぅ❤」

 

 舌は既に抜かれ手足も自由になっていたが女天狗は何の抵抗をしなかった。視線はもうずっと強いオスの象徴から離せなくなっていて、メスとしての屈服を一刻も早く受け入れたいという本能に抗うほどの理性は残っていない。

 少年の手によって両足を持ち上げられ、所謂まんぐり返しの姿勢にされても女天狗は身をよじらせることすら出来ない。

 自分の胸元までもない幼い少年に組み伏せられて交配をされる。あまりにも屈辱的なはずの仕打ちが今の女天狗の精神には快楽へと変換されてしまっていたのだ。

 

「挿れるね、お姉ちゃん♪」

 

「んほぉ❤ んはぁァァァァ❤❤❤」

 

 少年の太く長大な巨根が、女天狗のヴァギナを力強く突き進んで一気に子宮口に届くところまで貫いた。

 度重なる媚毒の投与と胸への愛撫によって受け入れ態勢の整っていた女天狗の膣内だったが本来受け入れることを想定していないようなサイズの侵入者に大きな負担を強いられる。

 それでも。女天狗が感じるのは苦痛ではなく、それよりももっとひどい天上の快楽だった。

 

「ああァ❤ あっ、あっ❤ くひゅぅぅぅ❤❤❤」

 

「メス天狗おまんこすっごく気持ちいい……♪ ボクのおちんちんが大好きなんだね♪」

 

 少年のペニスが女天狗を串刺しにした瞬間の状態で二人は少しの間、互いの性器がもたらす快楽にうっとりとしてまどろんでいた。

 ただ男性器が微動だにもせず傲慢にそこに居座っているだけなのに対して、女性器のほうは招かれざる客を奉仕しようと愛液を全力で分泌させ肉襞はきゅうきゅうちゅうちゅうと蠢き吸い付いている。

 雄と雌。絶対に覆されることのない関係がそこにはあった。

 永遠にも思えたその一瞬が過ぎ去り、オスのメスへの屈服を迫るピストン運動が開始される。

 

 ぱんぱんぱんぱんぱん! 

 

「あふ……❤ あひっ……❤ ほおぉぉ……❤」

 

 ぱんぱん! ぱんぱんぱんぱん! 

 

「こわれっ❤ わら、わがっ、こわされるぅ❤❤❤」

 

 ぱん……! ぱん……! 

 

「ふぐぅ❤ ひゅーっ……はひゅぅぅうっっ……❤」

 

 緩急もつけながら少年は高速で女天狗を自分にとって都合のいいメスへと開発していく。

 

「いいよ……どんどんイって、可愛い顔をボクにたくさん見せて!」

 

「よ、よさぬか、これ以上はも、ぉぉぉオオオんん❤❤❤」

 

「もう何? 女天狗のお姉ちゃんはボクのメスなの! ほらメス天狗! ボクの赤ちゃんが欲しいんだろ! 欲しいって言ってよ!」

 まだ未練を残していた女天狗へ不可逆の変化を与えようと、一突き一突きが必殺の威力を秘めた少年のピストンが更に迫力を増して行われる。

 尻へと打ち付けられる腰、子宮口へと叩きつけられる槍先、どちらの衝撃も急速に僅かに残っていた女天狗の理性をメスへと変容させていく。

 

「メ、メス❤ メスじゃ❤ わりゃわ、はぁぁぁ❤」

 

「よーし! ようやくわかってくれたね♪ きゃはははは♪ それじゃあ、一回おちんちん止めるから、ゆっくりと自分の言葉でどーぞ!」

 

 最初の挿入の時とは違い、今度は長大なペニスを膣口からぎりぎりまで引き抜いた状態で止める。

 最期の宣誓は言わせるのではなく、自分から述べさせることこそ屈服の証明になる。

 

「わ……わらわは、深山の女天狗は……幼子に戦いを挑み、まったく歯が立たず打ち負かされたばかりか、侮っていた相手に組み伏せられ乳房への愛撫だけでイカされ……」

 

「い、今はこうして童のマラに貫かれ、強姦されているというのに、たまらなく気持ちがいいのじゃ❤ わらわは、こんな小さな童に屈することに快楽を憶える変態メス天狗なのじゃ……❤」

 

 戦いが始まる前の女天狗に聞かせたらどんな顔をするんだろう? 少年は女天狗の宣誓を聞きながらにやにやとした笑みを浮かべていた。

 

「だ、だから、頼む…… わらわにそなたの仔を孕ませてくれぬか……❤❤❤」

 

 ぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱん! 

 

「おほぉぉぉぉぉ❤ しゅっごいぃィ❤ おかひぃ、もっどっ、もっどおぉぉぉぉぉぉお❤❤❤」

 

「メス天狗! ボク、もうガマンしない! ガマンしないよ! メス天狗を妊娠させるからね!」

 

 全力全開の射精に向かうためのピストン運動。今日、相容れないものとして出会った女と少年は、いまや互いの遺伝子を受け継いだ子孫を残すことに合意していた。

 

「んっ❤ ふぎゅぅぅぅぅ❤ そ、あ、主どのぉ❤❤❤」

 

「っ!?」

 

 主殿。蹂躙される女天狗が無意識に呟いた、自身を屈服させた男への敬称に少年は言葉の意味は深くは理解していないがたまらなく征服欲を刺激された。

 それが契機となり、少年のペニスがビクンビクンと脈動を始める。締りのいい膣壁は膣内でペニスの中の管を脈動しながら登ってくる暖かい精液の存在を女天狗に感じさせる。

 

「妊娠しろ! ボクの赤ちゃんを作れ、メス天狗!」

 

 ビュッ!! ビュルルルッ!! 

 

「お゛お゛お゛お゛ぉぉォ❤ ほおぉぉぉぉおお❤ あるじどの、あじゅぃぃいい❤❤❤」

 

「メス天狗の卵子、全部食べてあげるからね! うっ!」

 

 子宮口に入らんとばかりに押し付けられた少年のペニスから勢い良く白い濁流が溢れ出す。

 白い蹂躙者の先鋒が一瞬で子宮へと辿り着いたが、受精を後押しするためペニスはペースを崩すことなく脈動を続けて大量の精液を女天狗のメスの中心へと送り込んでいく。

 子宮を精液タンクにされていく。雌穴はその喜びに震えて、ペニスからより効率的に精液を搾り出そうと絶頂に伴って締め付けを強くしていた。

 

 ビュルルルルルルル……

 

 長い射精を終えて少年はペニスを引き抜いた。開かれたままの膣口からはどろりと膣内に収まらなかった濃厚な白濁ゼリーがゆっくりと顔を出してくる。

 幸せなアクメ顔をキメたまま気絶している女天狗の耳元で、お姉ちゃん子作りお疲れ様、と少年が囁く。

 

 女天狗を捕獲して回収するという命令を遂行するため、その身体を所謂お姫様抱っこの体勢で抱き上げた少年は長身の妖女の子宮のあたりに右耳を当てて聞こえぬはずの音を聞こうとする。

 

 つぷん。つぷっ。つぷぷ……

 

 知覚など出来るはずもない。それでも少年は自分の精子が女天狗の3つの卵子を刺し貫いたイメージを頭の中に確固たる現実として思い浮かべていた。

 こんなに綺麗で、強くて、素敵なお姉さんが自分の子供を産んでくれる。オスにとってこんなに嬉しいことはない。

 

 メスにとっても。たとえ相手が子供であったとしても、強く優秀なオスに屈服して子孫を残すことは至上の喜びだ。

 

 小さな少年の腕の中で眠っている女天狗のアヘ顔は、彼女の千年を超える時の中で最高の悦びを浮かべていた。

 

 

 


 

 

 

 ■研究対象 No.03 登録名:女天狗

 

 生体兵器「χ」に戦闘技術の習得と捕獲のみを命令し、己の性欲によって命令を無視して生殖行為を始めることが出来るかどうかの野外交配実験に使用。

 実験結果は大成功、以前は子供特有の気紛れさや、衆人環視で性器を晒すことに抵抗があり生殖行為へ積極的に取り組まなかった「χ」も対象との交尾を経験して性へのリミッターが外れたようで、以前の戦闘実験で自らが捕獲した「研究対象 No.02 登録名:こころ」との交配実験を持ち掛けると参加の意思を示し「こころ」も多胎妊娠させている。

 対象は現在、捕獲時の交尾で着床した「χ」の3つ子を妊娠し、研究室に囚われている環境に戸惑いつつも母になることを受けれいている。

 「χ」のことは伴侶として認識しており、妊娠中も研究室の中で仲睦まじく胎児への影響がないように交尾を行っている。

 来週にも出産予定であるが、今後も順調に対象が女天狗という種の研究用サンプルを出産することが期待される。



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浴室の女神と幼獣(さゆり)

お姉さん:さゆり(デッド オア アライブ エクストリーム ヴィーナス バケーション)

DOAXVVよりさゆりお姉ちゃんです。
欲情したショタオーナーにレイプされます。
パイズリ重点、わりとスタンダードな内容だと思います。


 少年は強かった。少なくとも、生まれてからつい最近までは自他ともにそう認めていたはずだった。

 生まれは貧しく、道場に通ったり、指導者に師事したことはなかったがストリートファイトでは同年代の相手は当然、大人たちにだってその力を見せ付けてきた。

 自惚れではなく、十代前半にしてこの強さに至った者など自分以外にはそういないだろうという確信を実績からも少年は得てきたのだ。

 

「え? スパーリングですか? 別にいいですけど……僕、あまり手加減とかはしたことがないので……はい? 気にしなくていいから本気で来て、って……」

 

 その少年の強さへの自信は、常夏の島にて屈辱的な敗北の数々をいずれも美しき女性たちに喫したことで、完全に失われてしまっていた。

 

 


 

 

「フン、もう終わりかい。言わなくても分かってると思うけど、あたしがその気だったらボーヤは十回は殺されていたと思うんだね」

 

 このヴィーナス諸島でリゾートのオーナーを務めている少年、ヒュウの最新の敗北は美しき暗殺者、クリスティによって刻み込まれた。

 彼女の蛇拳を捌くことに手一杯で反撃などまるで許されない完膚なきまでの敗北を、しかし、ヒュウは仕方のないことだと受け入れていた。

 銀髪美女のクリスティの身体は日焼けをしていて肌を包む白い水着の露出度も非常に高く、胸などはほとんど丸出し状態で目にする男性へのセックスアピールは激しい。

 しかし、そういった女の色香に惑わされる余裕がないほど、この時の少年は肉体的にも精神的にも疲弊してしまっていた。

 クリスティと近い色をしている銀髪は乱れ、生まれついての褐色の肌には擦り傷がいくつもあり、子供用の紳士服は砂まみれになっている。

 

「はぁはぁ……! す、すいません……弱すぎて、面白くない相手で……」

 

 リゾートになどまったく興味はなかったが、多額の報酬が貰えると聞き、故郷よりも格闘技に集中が出来ると思って受けたオーナー代理の仕事。

 だが、ヴィーナス諸島を訪れる表社会、裏社会で活躍する麗しき美少女、美女の格闘家たちと拳を交えたことでヒュウの考えは変わっていった。

 彼女たちは自分より年上ではあるが、たとえ年齢を詰めたところで勝てる気がまったくしない次元の違う強さを有していたのだ。

 この子になら勝てるかもしれないと挑んだ金髪の華奢な美少女マリー・ローズにすら、軽々と関節を決められてしまいヒュウは愕然とした。

 

「なんだい、随分といじけてるじゃないか。この島に来た女たちにボコボコにされて自信喪失って感じだねぇ、ボーヤ」

 

「は、はい……誰にも勝てなくって……」

 

「まあ、アンタはまだまだガキだし相手があたしやアイツらなら当然なんだよ。それより、ボーヤに足りないものを教えてやろうか?」

 

「へ……?」

 

 敗者であるヒュウ少年をクリスティは手合わせの感触と幼いながらも鍛えられた褐色の肉体を見抜いて、弱者としては扱わなかった。

 むしろ、歳だけを無駄に重ねたくだらない相手より、未知の可能性を秘めたヒュウとの闘いが彼女にとって面白いものだったのだ。

 だからこそ、銀髪の暗殺者は高みに立つ強者の先人として麓で燻っている純粋な少年に対して悪魔的なアドバイスを与える。

 

「ボーヤはもっと獣になりな。アンタ、女に対して本気を出せてないね? 目の前に水着の女がいたら……メチャクチャにしてやるつもりで襲うんだよ!」

 

「えっ、えっ……!?」

 

「あははははは!! ボーヤにはちょっと刺激が強すぎたかぁ……まあ、お利口さんにしかなれないならオーナーにでも専念したほうがいいよ!」

 

 楽しそうに笑いながら立ち去っていくクリスティの背中をヒュウはぼんやりしていく意識のなかで眺めていた。

 彼女が最後に吐き出した強い言葉の数々を、もっと獣になりな、という言葉の意味を考えながら少年の瞼は閉じられた。

 

 


 

 

「う、ううっ……ケモノ、なる……」

 

 ゆっくりと意識を覚醒させたヒュウの後頭部に柔らかな、最近はよく慣れ親しんでいる感触が伝わってくる。

 

「ヒュウちゃん、ダメですよー。ヒュウちゃんはここのオーナーなんですから無理はやめてくださいね?」

 

「さ、ゆり……さん?」

 

 気絶していたヒュウを膝枕してやさしく頭を撫でていたのはヴィーナス諸島に滞在している女神の一人、さゆりだ。

 元々は看護師の仕事を探して島へとやってきたが、その美貌からヴィーナスフェスへの参加を薦められたという経歴を持つ女性。

 今日、ビーチで着ていたピンク色が眩しいビキニをホテルの自室に入っても着替えずに着用したままにしている。

 そんな彼女の長い黒髪はヒュウの褐色の身体に垂らされ、B98の豊満が過ぎる双乳はヒュウの青い瞳に映り、お姉ちゃんの柔らかな視線はヒュウの傷跡へと向けられていた。

 クリスティとは同じ24歳であるが、違う方向で大人の色香を放ちまくっており、それらが誘惑ではなく献身であるのが困りものである。

 

「さゆりさんじゃなくて、さゆりお姉ちゃんですよ。ヒュウちゃん、ビーチバレー場で倒れていたからびっくりしちゃいました。また格闘技の練習ですか?」

 

「う、うん。ちょっと、夢中になっちゃって……」

 

 さすがに女神として滞在しているクリスティとスパーリングをしてボコボコにされましたとは言い出せなかった。

 それを言うのは情けなさすぎるし、ヒュウをお姉ちゃんとして心配しているさゆりに言ってしまえば格闘技なんてたちまち禁止にされるだろう。

 

「もぉー、本当に本当にめっですからねー♡」

 

「ごめんなさいです……ここって、さゆりさ……お姉ちゃんの部屋ですよね? 僕、あとは自分の部屋で休みますから……」

 

 オーナールームといえど女神たちの客室とは大差がない。どちらかといえば、主賓である彼女たちの部屋の方が豪華ではある。

 それよりも部屋に漂っている女性の香りから、部屋全体を見渡さなくてもヒュウにはここがさゆりの部屋だと分かった。

 スパーリングからどれぐらい時間が経ったかは知らないが、もう夜にはなっているだろうし女神の部屋にいては邪魔だろう。

 

「いいえ、今日はこのままヒュウちゃんには私の部屋にいてもらいます。ケガの具合も心配ですし、お姉ちゃんが傍にいてあげますね」

 

 ヒュウは察してしまった。

 さゆりの中のお姉ちゃんスイッチが完全に入ってしまっていると。

 

「さゆりお姉ちゃんっ! いいですっ! ほんとにいいですから!」

 

 なんとか止めようと四肢をじたばたさせて訴えるが、お姉ちゃんオーラを全開にしているさゆりには無駄だった。

 

「オーナーとして明日から仕事に戻れないと大変ですよ? 格闘家はたくさんいてもオーナーちゃんはヒュウちゃんだけですからねー。すぐ、お夕飯の準備にしますね♡」

 

「ううっ……はぁ、わかりま……」

 

 二つ並んだ泣きほくろのある瞳を細めてお姉ちゃんスマイルで微笑みかけてくるさゆりには、もう少年は逆らえそうにない。

 

 いや、本当に、そうだろうか? 

 

 DOAに参加するような猛者の女性たちならばともかく。

 一般人のさゆりなど、ヒュウの前では。

 

『ボーヤはもっと獣になりな』

 

「う、うん……?」

 

 何時もは無意識に見ないようにしている、さゆりのぷるんぷるんと揺れる双乳を、今日のヒュウは目を逸らすことなく見詰め続けていた。

 ストイックに強さだけを追い求め、純朴な精神を磨き続けてきた少年は、直近の敗北によって心を大きく揺さぶられている。

 しかしながら、それは一時の迷いに過ぎず、あのままビーチバレー場で一人で目を覚ましていれば何処かへと忘れ去られるはずだった。

 女として、雌としてあまりにも魅力的すぎるさゆりが無防備にも熟れた女体をさらけ出し、幼獣の性欲を煽らなければ今夜も静かな夜になったことだろう。

 

『お利口さんにしかなれなかったらオーナーにでも専念したほうがいいよ』

 

 それは、イヤだ。

 もっともっと、強い男へ、雄になりたい。

 

「さゆり、お姉ちゃん……夕飯はまだいいよ、お腹が空いていないから」

 

 少年が申し出を断ったのは、これを言えばさゆりは必ずもう一つの選択肢を出してくることを知っているからだった。

 これが獣欲を滾らせた少年による誘導であることに気付かず、さゆり(大人の雌肉)はにこやかにヒュウへと返事をする。

 

「それじゃあ……先にお風呂にしますか?」

 

 


 

 

 女性専用部屋に備え付けられているバスルームは広く、大きなビニールのマットが敷かれていて、複数人が同時に入浴できる浴槽も設置されている。

 とはいえ異性同士で利用することは勿論想定はされておらず、シャンプーなどの備品は女性向けのものばかりだ。

 マットの上に座ったさゆりは風呂桶にお湯を貯めながら、ヒュウの身体を洗う準備をしつつ、先程の彼の様子について考えていた。

 

(ヒュウちゃん、やっぱりまだ具合が悪いところでもあるんでしょうか? いつもは恥ずかしがって逃げてしまうのに……嬉しいですけどお姉ちゃんとしては心配になりますね……)

 

 身長162cm、バスト98、ウエスト59、ヒップ92。

 前に勤めていた病院から暇を出された理由が、その官能的な肉体と献身的な態度のせいで入院患者の退院が遅くなってしまうからというさゆり。

 彼女がヒュウを入浴に誘ったのは今回が初めてというわけではないが、毎回丁重にお断りされるので、実際に入るのは初めてだった。

 もちろんピンクのビキニは着てはいるが、24歳のさゆりにとって10歳を越えて数年ほどの男の子は若いというよりは幼いと感じる対象である。

 それに、一人では満足に入浴が出来ない患者の介助入浴も看護師(求職中)の彼女にとっては特別なことというわけではない。

 そういうこともあって、ヒュウから『さゆりお姉ちゃんに一緒にお風呂に入って欲しい』と言われればさゆりには断る理由などないのだ。

 

「さゆりお姉ちゃん、入りますね」

 

 湯気で曇った磨りガラスのスライドドアの向こう側から少年のまだ声変わりを迎えていない高い声がさゆりへと聞こえてくる。

 

「はい、いつでも入れますよー。床が滑るから、気を付けてくださいね」

 

 ドアが開く音が聞こえ、少年が浴場へと足を踏み入れた。

 備品の確認に一人で入ることはあっても、女性がいる時に入るのは初めてで、ヒュウは鼻からバスルームの空気を吸い込む。

 とても、いい臭いだった。

 

「ヒュウちゃん、あっ……」

 

 マットの上にお姉さん座りで待っていたさゆりはサーフパンツ一枚のヒュウの体を見て驚いた。

 児童患者の汗を拭き取る時など、彼と同年代の日本の子供たちの体はよく見てきたが、ヒュウの褐色の肉体は毛色が違う。

 腕や脚には筋張ったところがあり、うっすらとではあるが腹筋が浮かび、肌には昨日今日で付いたものではない古傷があちらこちらに残っている。

 

(いつもはスーツを着ていますけど、思ったよりずっとしっかりとした体をしてたんですね)

 

 栄養状態のよくない国で育ち、身長は年齢と比較すると低く、顔立ちも幼げでいつもは服に着られているような可愛さのあるヒュウ。

 そんな彼に秘められていた意外な男らしさを目撃してさゆりは心の中で感嘆した。

 ただ、それはあくまでも子供にしては鍛えているほうだという評価基準であり、ヒュウのことを一人の男として評価するまでは至っていない。

 

「まずは、背中から流しましょうか? 身体が痛むようだったらマットの上にうつ伏せに寝て、さゆりお姉ちゃんがマッサージもしてあげますよ?」

 

「本当ですか? それじゃあ……僕ね、さゆりお姉ちゃんにして欲しいマッサージがあるんです。ほぐしてもらいたいところがあって……」

 

 さゆりの年齢にもなれば愛する異性の選択とは結婚をして、子供を作り、子育てまでを視野に入れたパートナーを選ぶことに等しい。

 好き嫌いの話ではない。十代前半のヒュウ少年のことは弟のように可愛がるものであって、そういった対象に見る軸には存在していないのだ。

 

「いいですよー。さゆりお姉ちゃんにどんどん甘えてくださいね。ここにいる私はヒュウちゃんのお姉ちゃんなんですから♡」

 

「ありがとうございます、さゆりお姉ちゃん。遠慮なく、させてもらいますね」

 

 即ち、さゆりがヒュウをパートナーに迎え、男根を奥深くにまで受け入れて交配をすることなどありえない。

 さゆりは大人の女だ。セックスの相手には、少年は幼い子供すぎる。

 

 違う。そんなはずがあるわけない。

 

 セックスをして、遺伝子を刻み込むのかどうかを決める権利があるのは、さゆり(大人の雌肉)ではなくヒュウ(幼き肉食獣)のほうだ。

 コドモより弱いオトナには、何の決定権もない。

 

 褐色のケモノが鈍重な色白の雌肉には捉えられぬ速さで動いた。

 

 


 

 

「うっ、あっ……!? ひっ、あううっ……!?」

 

 女は恐怖していた。

 最初は自分より20cm近く小さな男の子にあっという間にビニールマットの上に組み伏せられてしまったことに。

 そして今は、力強い、雄という存在そのものに。

 

「目を逸らさないで!」

 

 仰向けに押し倒したさゆりに馬乗りになったヒュウは、細く美しい曲線を描いている女の顎を指の間に挟み、視線の向きを強制させた。

 大きく、長く勃ち上がり女に本能的な恐怖を与えている褐色のぺニスの槍先へと。

 それは、ピンクのビキニの紐によって形作られているさゆりの胸の谷間を貫いて、半開きのままの口の直前まで突きつけられているのだ。

 

「さゆりお姉ちゃんの大きなおっぱいで僕のチンポをほぐしてもらいます」

 

「そんなっ……ダメっ……ですよ。ヒュウちゃん、おちんちん、仕舞って……ひやあぁぁ!?」

 

 ぎゅむ!! 

 

 どちらのほうが強いのか、雌雄は決してしまっているというのに口答えをしたさゆりの乳肉を少年の小さな両手がビキニの上から揉み込んだ。

 ハプニングによるものではない、自分の欲望のままに触った女の胸はたまらなく気持ちがよかった。

 両手で片乳を掴んでもこぼれ落ちてしまうほど大きく、硬い男性器をやわらかく包み込んで擬似的な性交を可能としてくれる美巨乳。

 特に乳肉を自身の肉棒に向けて押し付けると征服感も相まって身体の芯にまで快楽が伝わってくるようで、ヒュウは思うがままにさゆりの胸を揉みしだく。

 

 ぎゅっ、ぎゅっ! ぬちゅ……ぬちゅ……! 

 

「ひぃぃん!? はっ、あううっ……!?」

 

 さゆりは弟のように可愛らしく、男の性欲を持たない無害な子供だと思い込んでいた少年にレイプされていることに激しく動揺していた。

 だが、その一方で彼女は魅了もされていた。

 長さも大きさもこれまでさゆりを抱いてきた男たちよりも遥かに優れていて、そしてなによりも若々しく艶のある少年の性器。

 巨乳の谷に竿全体を埋め込んでもカリ高の亀頭が出てくる大きなチンポに、さゆりは危機感とは違う、期待のようなものを同時に、恐怖以上に感じた。

 今まで咥え込んできたチンポは自分の身体に見合うものではなかったのかもしれない。

 だが、この幼少年(ショタ)の逞しさの塊のような生殖器なら、あるいは。

 

「ひぃん!」

 

 淫らな思考へと囚われつつあったさゆりを正気に戻したのは胸へとトロリと垂らされた冷たい液体だった。

 ヒュウが用意されていたプッシュボトルのボディソープの蓋を開けて、泡立たせずに液体のままバスト98の谷間へと流し込んできたのだ。

 すっきりとしたハーブの香りが淫靡なオーラの漂う浴場に広まろうとするが、少年が馬乗りのまま腰を前後させ始めると瞬く間に性欲が支配した。

 

 ずっちゅ、ずっちゅ!! 

 

「いい……いいよ、さゆりお姉ちゃんのおっぱい……! すごい、すごいっ! チンポに吸い付いてくるっ……!」

 

「はうっ……!? やめっ、ヒュウちゃ……おちんちん暴れさせないでぇ……❤️」

 

 ボディソープを潤滑油代わりにヒュウはさゆりがこれまでの人生で見たことがないほどの巨根をマシュマロのように柔らかい胸の中で滑らせていく。

 そして、乳辱をしながらさゆりの変化も敏感に感じ取っていた。

 先ほどあげた悲鳴の中に僅かではあるが歓喜の色が隠されていたこと。そして、ビキニの下でさゆりの性欲のシンボルが膨らみつつあることも。

 

「おちんちんじゃない! そんな可愛い名前で呼ぶな! これはさゆりお姉ちゃんを躾るためのチンポなんだ! ほらっ、チンポって言ってみてよ!」

 

 乳マンコの奥深くまでチンポを突き入れて、インタビューをするマイクのようにさゆりの口先へと向けたところで止めるヒュウ。

 彼女の口から自身の性器をチンポと呼ばせる。征服欲を満たしたいだけの要求。

 

「だ、ダメぇ……❤️ ダメですよぉ……さゆりお姉ちゃんの言うこと、聞いてくださいヒュウちゃん……」

 

「へぇ……こんな風にされて、まだそんなこと言えるんですね。やさしいなあ、さゆりお姉ちゃんは」

 

 言うことを聞かない雌に容赦をする必要はない。

 ヒュウはさゆりのピンクのビキニの上から重ねていた手をビキニの下に通して、球体の先にある質感の違う場所、乳首をしっかりと捉えた。

 性的な興奮により硬く存在感を増していた乳頭を掌で押し込みながら少年は本格的な乳辱セックスを開始する。

 

 ずぢゅぢゅゅ!! ずっちゅ、ずっちゅ!! 

 

「んはぁぁぁ❤️ ひぃ、あっ、あぁぁぁぁ!? ❤️」

 

「さゆりお姉ちゃんのおっぱい! 僕のだ! これからずっと僕のチンポだけしごくんだ! お姉ちゃんのおっぱいとセックスしていいのは僕だけだ!」

 

「やあぁぁぁぁ❤️ チンポ、チンポやめてぇぇ❤️ おっぱい、チンポで、いじめないでぇ❤️」

 

 ヒュウはやわらかおっぱいの所有権を主張しながら乳をこねくりまわし、幼い剛槍で谷間の内側からも乳マンコを突き刺し続ける。

 本物のセックスは当然、ぺニスを使って女をわからせることなど初めてだが格闘技と同じく、あるいはそれ以上の才覚を発揮していくヒュウ。

 ボディソープのローションにさゆりが胸の間でかきた汗と生殖欲求によって分泌された先走り汁も混ざり、雌の双珠の狭間は膣内に近似していた。

 褐色陰茎に浮き出ている太い血管すら感じ取れるほど強くおっぱいを押し付けられているさゆりは、その菅の根本から昇ってくる熱の存在を察する。

 

(熱い……❤️ ヒュウちゃんの、チンポ……燃えてるみたいに熱くなって……こ、これっ!? もしかして、き、来てる……!?)

 

「ヒュウちゃん!? いやっ、ダメですっ、それっ❤️ チンポの中身、だめっ❤️」

 

 さゆりの制止をヒュウは既に聞いていなかった。

 支配する快感と柔らかな胸の心地よさに身を任せて、背中を仰け反らせ浴場の天井を見ながら歯を食い縛り、渾身の射精を雌へと叩きつけるために。

 両手の親指と人差し指で二つの乳首をつねりあげながら、乳肉にはぺニスへの奉仕を強制させ、亀頭を谷間の奥へと突っ込ませ少年は爆ぜさせた。

 白濁した欲望の幼少年の精液(ショタザーメン)を。

 

 どくんっ、どくんっ❤️

 

 輸精菅から昇ってきた精子たちが、尿道を押し広げながら吐き出される。

 

 びゅるるるるるっ!! びゅ、びゅっー、びゅびっ!! 

 

 少年にも、さゆりにとっても初めての乳内射精。

 ヒュウの褐色の巨根がびくんびくんと脈打って暴れるのをさゆりの巨乳が谷間で挟み込んで制する二人の共同作業により白濁の水溜まりが作り出されていく。

 鈴口から迸る精液は一回の脈動で大量に噴出しており、少年が幼いながらも最高級の繁殖能力を持つ雄であることをさゆりに知らしめていた。

 

「はぁぁぁぁ❤️ あっ、あああぁぁぁ❤️」

 

「うあっ! 射精()るっ!! まだまだ、もっとザーメン射精()してやるっ……!!」

 

 圧倒的なのはその量だけではない。

 胸の間に溜め込まれた精液はドロドロとお腹のほうへと垂れていくのだが、白いスライムの怪物のようにその進行はゆっくりかつ厚みがある。

 極めて濃厚で新鮮な精液の塊。

 吐き出された場所が膣内ではなかったから母体が無事で済んでいるだけであり、もし、これほどまでの濃さと若さの精子たちが子宮へと侵入していたとしたら。

 

「こ、これが……こんなものがヒュウちゃんのチンポの中から……す、すごい、すごいの……❤️ こんな精液、わたし、知らないっ❤️」

 

 大量の幼少年の精液(ショタザーメン)から漂う雄の匂いはたちまちバスルーム中に広がっていく。

 亀頭を押し付けられて直接、雄臭の根源をぶっかけられたさゆりは脳の中にある雌の本能を急激に汚染されていった。

 弟のように思っていた彼は、ヒュウは、雌である自分を屈服させるのに相応しい力を持ち合わせた雄。

 今まで無防備な姿を晒し続けても、レイプされ、仔を仕込まれなかったのはヒュウがそうしようと考えていなかっただけ。

 出会った瞬間から今日、バスルームで一緒になるまで、いつでもさゆりは少年によって雌を暴かれて、種付けされていてもおかしくなかったのだ。

 ヒュウの雄としての強さに魅せられ、さゆりは自分の雌をより深く知ることとなった。

 

「さゆりお姉ちゃん……壁に手を付いて立って背中を向けてください。脚は開いてくださいね、僕のチンポをぶちこめるぐらいまで」

 

 雄からの新たな要求。

 幼い少年の言っていることが何を意味しているのかを十分に理解しながら、さゆりは頷いてしまった。

 年長者として、社会を構築する看護師の経験として、性欲のままに暴走するヒュウを止めなければならないはずなのにどうしてもそうすることが出来ない。

 さゆりもまた、雄の力に当てられて、掘り起こされた自身の性欲に呑み込まれつつあったのだ。

 

「わかり、ましたぁ❤️」

 

 


 

 

 胸にこびりついた雄の欲望はそのまま、そこから沸く精液の匂いを嗅ぎつつ、荒い息を吐いて女はじっと待っていた。

 浴室の白いタイル状の壁に手を付いて、ヨダレをこぼしている女性器のある尻を突きだし、ヒュウが望む交尾の姿勢をとっているさゆり。

 ヒュウはそんなさゆりを焦らすように何度も肉槍の柄で割れ目をなぞり、たまに槍先を挿れると見せ掛けてまた焦らす。

 褐色の手で白い背中や尻や胸を揉み込み、これから自分の物にする雌の形を確かめるようにしていた。

 特に腹は、いずれ自分の仔を仕込んで大きく膨らませる予定なのだから今の形を覚えておこうと入念に触っている。

 

「はぁ、あっ❤️ ひ、ヒュウちゃん❤️ さゆりお姉ちゃん、もう、そろそろっ……❤️」

 

「すっかり欲しがりになってきたんだね。まあ、今のさゆりお姉ちゃんのほうが好きだけど……そんなに僕のチンポが欲しいのかな?」

 

「うんっ、うんっ❤️ お姉ちゃん、ヒュウちゃんのこと今まで子供だと思ってたの❤️ おちんちんも可愛いんだろうなって……❤️ でも、ひゃうんっ❤️」

 

 ヒュウは竿を尻の間に挟んで上下させさゆりの言葉に対する嬉しさを伝えた。

 こんなに悦んでくれるのならもっと早くレイプしてあげればよかったとまで感じてしまう。

 これまでヒュウの中にあった女性への遠慮や苦手意識はさゆりを襲ったことで消えていき、彼に新たな強さが生まれていく。

 

「僕の方こそごめんね。さゆりお姉ちゃんが背の低い男の子のチンポを欲しいなんて思わなくてさ……じゃあ、さゆりお姉ちゃんのオマンコ、いじめるよ?」

 

 さゆりはこくんと頷き、腰の位置をより低くした。大人の女性は既に子供の少年に屈服しているようだが、完全に堕ちるのはこれからだ。

 秘裂から分泌される愛液をたっぷりとまぶした亀頭の先が、ついに膣口を確実に捉え、突き入れられた。

 

 入り口はゆっくりと、初めての膣内を確かめるように。

 

 ぬちっ! ぬちゅちゅ……! 

 

「んあっ❤️ はーっ、はーっ……❤️ ヒュウちゃんの、オチンポ様❤️ チンポ❤️ チンポがっ❤️ くるっ❤️ お姉ちゃんの中に……❤️」

 

 どちゅん!! みちっ、みちぃ……❤️

 

「んおおおっ❤️ お゛お゛っ❤️ おおおおお゛お゛ぉぉぉぉ❤️」

 

 そこから一気に黒々とした槍が膣腔を突き進んで最奥まで串刺しにされたさゆりは信じられないほどの雌の快楽を子宮口に叩きつけられた。

 背中を向いているためヒュウには見られていないが、そこにはやさしい看護師のお姉ちゃんの顔はなかった。

 年少者のチンポに喘がされ、舌を出しただらしない顔で絶頂している卑しいチンポ奴隷と化したさゆりの顔。

 

「いくぞっ! 僕のチンポの形をオマンコに教え込んでやるからな! ちゃんと立ってろよ!」

 

 ぱんぱんぱんぱんぱんっ!! ぱんっ!! ぱんっ!! 

 

 必殺の一突きが何度も何度も繰り返される。

 クリスティは何回でもヒュウを殺せたというが、今のヒュウはさゆりを何回でも絶頂させることが出来るのだろう。

 猛獣ピストンに襲われるさゆりもまた性獣へと堕ちていく。美味しい肉を備えた、貪られるためだけの獣へと。

 

「んおおおっ❤️ お゛お゛おっ❤️ おまんこっ❤️ チンポ❤️ こどもチンポがおまんこにぃ❤️ お姉ちゃんのおまんこぉぉぉ❤️」

 

「そうだ! 子供のチンポでイケっ! さゆりっ! さゆりのおまんこはもう僕専用だぞ!!」

 

 ぱちゅん! ぱちゅん! ぱんぱんぱんっ! 

 

 腰を掴んで、全力のピストンを行い腰をさゆりの尻へと連続で叩き付ける。

 堕とす。絶対に堕としてやる。

 今度からさゆりお姉ちゃんにご飯かお風呂か聞かれたら、その場で押し倒してセックスしてやる。

 自分が永遠の所有者であることを雌にわからせてやる。

 

 ずちゅ、ぱぁぁぁぁんっ!! 

 

「ん゛お゛ぉ゛ぉ゛っ❤️」

 

 一段と強く子宮口を貫いた瞬間、少年は雄叫びをあげた。

 さゆりは胸で感じた脈動と同じものを膣内から感じとり、膣襞を収縮させて、昇ってくるものを待ち構える。

 自分のご主人様となってくれる、熱く、強く、濃厚で、大量の子種の奔流を。

 

 びゅるるるっ!! びゅびゅーっ!! 

 

 胸への射精は本気ではなかった。

 膣内射精の勢いはあれよりもずっと力強く、想定を越えた勢いにさゆりは意識を飛ばしていった。

 

 


 

 

 ぱんぱんっ! ずちゅちゅ……! 

 

「おっ❤️ あへっ❤️ おほっ❤️」

 

 気絶したままのさゆりをマットの上に寝かせて、少年は片足を上げさせて後側位でチンポをハメ込んで性処理をしていた。

 さゆりはもうチンポに合わせて反射を返すだけで、これではセックスというよりも生のオナホールを使ったオナニーである。

 

「ほら、そろそろまた射精するからね? 早く起きてかきださないと、今日で妊娠しちゃうかも」

 

 まだまだ射精を、セックスをするつもりだったヒュウはさゆりオナホに話しかけ、胸を揉みつつピストンをしていた。

 さゆりは完全に堕ちたが彼女一人だけでは自分の性欲には付いていけそうにない。

 もっと強くなりたければ、他の女たちも雌として侍らせていく必要があるだろう。

 まずは他のサポーターをしている女神から、そしていずれは自分を軽く倒した彼女たちも、その中に加えてみせる。

 とはいえ、さゆりは最初の女で特別だ。

 彼女は他の雌たちよりも一足先に、子を育ませてもいいだろう。

 

「よしっ、射精()すよ! さゆりお姉ちゃん、さゆりっ! 孕めっ!」

 

 びゅるるるるっ!! びゅびゃ!! 

 

「あぁぁぁ❤️ んっ、ああぁぁぁぁ❤️」



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複数版権
子供部屋(サムス・アラン、リーシャ・マオ、婁震華、東雲リョウコ)


お姉さん一覧:
●サムス・アラン(メトロイドシリーズ)
リーシャ・マオ(軌跡シリーズ)
婁震華(ケイオスドラゴン 赤竜戦役)
東雲リョウコ(スクールガールストライカーズ)

メインはサムスですが全員に挿入を含んだエロシーンがあります。
今回もご意見募集でいただいたアイデアとキャラクターを元に書きましたが、複数人のヒロインを出そうという構想は以前からあったので乗っからせていただきました。
ショタの雰囲気は女天狗に近いですが、あれよりも無茶苦茶になってます。

こういうのを書くのは初めてなのでうまく書けていればいいのですが……

要素としては拘束、孕ませ、搾乳、孕ませ、(ちょっとだけ)アナルです。


 無限にも等しい広大な銀河をスペースシップが駆けていく。

 

 シャー……

 

 艦内のシャワールームでは鍛え上げられた、しかしながらしなやかさと女性としての美しさを損なっていない肉体が汗を流し落としていた。

 この金髪碧眼の美女の正体が伝説のバウンティ・ハンター、サムス・アランであるということは宇宙でもあまり知られてはいない。

 彼女がミッションの際に装着する冷たいパワードスーツの上からでは顔はメットに覆われ、巨乳を越えて爆乳の域にある双乳も厚いブレストアーマーで隠されてしまうからだ。

 

 サムスが壁のパネルを操作するとシャワーは止まり、乾燥用の温風が彼女の全身をくすぐるように吹き付けられる。

 

「受信した救難信号の発信元はわかったのか?」

 

『はい。資源採掘コロニーX-3Oから。発信者はコロニー運営会社の御子息で間違いないようです。特に不審な点もないと思われます』

 

「孝行息子というわけだな。宇宙海賊残党の方はどうだ? 軌道上にバトルシップは見当たらないのか」

 

 下着を身に付けていきながらサムスはスペースシップのAIと次のミッションの内容について慎重に確認していく。

 宇宙最強の戦士と謳われるサムスであるが、それだけに宇宙最難関のミッションが回ってくる運命にあり、何度も命の危機に瀕している。

 

『受け取ったデータによればシップはコロニー内の設備で修復中です。表向きには通常運営を継続させ、密かに要塞化を進めているのでしょう』

 

「今回は銀河連邦からの依頼ではない。冷たい言い方にはなるが緊急性もなく受ける義理も無い相手だ。連邦に任せてしまう手もあるが……」

 

 壁に映し出された宇宙海賊の巨大戦艦と救難信号を送ってきた黒髪の幼い少年の画像を見ながら、サムスは考えていた。

 宿敵、リドリーの率いる宇宙海賊の襲撃で幼少期に暮らしていた資源採掘コロニーを全滅させられた経歴を持つサムスにとってこれは他人事ではない。

 かつて鳥人族が幼い自分を救助してくれたが、今度は自分が幼子の救援に回る出番がやってきたということなのだろう。

 

「航路をX-30に取ってくれ。レーダーに捕捉されないところへ到達したらポッドで降下する。迎えは臨機応変に頼む」

 

『わかりました。ポッド投下後は銀河連邦への定時連絡を取りつつ待機致します』

 

 そう、この状況であれば過去の出来事からしてサムス・アランは必ず救出にやってくる。

 既に掌の上に乗せられていることを知らないままサムスは集中に入り、鳥人族のパワードスーツと一体化して次のミッションへ備えるのだった。

 

 


 

 

 真新しいタブレット端末が置かれた学習机。木製のポールハンガーには野球帽やランドセルが掛けられている。

 備え付けられている家具や調度品にも高級そうなものは寝台を除いては無い。

 その寝台を設置するために十分なスペースが確保されていて手狭どころか子供の部屋としては広すぎるぐらいだ。

 

 ここはある男児のために用意された子供部屋。

 

 窓がないために月明かりは差し込まないが、間接照明が灯されていて室内は薄暗い。

 つまり、部屋の主である男の子は既に夢の世界へと旅立っているのだ。

 子供部屋にあるには異質がすぎる寝台、天蓋付きの大型円形ベッドの中心で。

 幼い黒髪の美少年と二人の女が一糸纏わぬ姿になって川の字で寝ていた。

 

 川の字の左の女はリーシャ・マオ。

 クロスベル市の劇団アルカンシェルの才能に溢れた新人アーティストであるが、その正体は卓越した暗器と符術の使い手である一子相伝の暗殺者、(イン)

 身の丈ほどもある大剣を軽々と振り回し暗殺対象を容易く屠っていく凶手には今は暗器や呪符の一つも握られておらず、それらを隠すための衣服の一切れすら身に着けていない。

 その手は背を向けて眠っている少年の頭を撫でるようにそっと添えられていた。

 

 川の字の右の女は婁震華(ロー・チェンファ)

 とある大国の宗教組織、八爪会に所属する武装僧侶であり、その実態はあらゆる裏仕事をも遂行する工作員にして闇の世界でその名を知らぬ者はいない暗殺者。

 意思を持った魔剣、七殺天凌(チーシャーティェンリー)に魅了され『殿下』と呼んで崇拝し、己の全てを魔剣へと捧げてきた破滅的で狂気的ながらも恋する乙女であった彼女。

 その一途な想いは向かい合って眠っている少年をやさしく包み込んでいた。

 

 二人の美しき暗殺者に挟まれた少年の容貌は整っているが非常に幼いもので川の字の中にいれば当然、親に寝かしつけられている子にしか見えない。

 では、リーシャと震華が()()()()()()()にあって幼子の両親を務めているのかといえばそれは断じて違う。

 

 女暗殺者という点を除けば生まれた時間、次元、世界の(ことわり)から異なる二人であるが、現在はそんなことより大切な事実を共有している。

 リーシャ・マオと婁震華は間で眠っている少年を標的とした暗殺依頼を受け、その幼き生命が育っていく前に刈り取る手筈だった。

 しかし、二人は違う世界でそれぞれ対象の暗殺に失敗、即ち敗北を喫し、同じ代償を少年へと支払わされる結果に終わったのだ。

 

「うっ……ふぅ、んっ……❤️」

 

 その代償とは、この自身の胸までもない背丈の少年のためにその身と心の全てを費やして奉仕を行うこと。

 求められれば己の美貌と類い稀なる暗殺者の才が刻まれた卵子を少年の精子へと差し出し、母体から新たな生命を削り出さなくてはならない。

 遥か彼方へと過去を捨て去り、信念を抱いて生きた現在は奪われ、未知なる可能性が待っていた未来すら強制されてしまうという致命的で屈辱的な敗北の代価。

 

 幼少年の奴隷妻となる烙印。

 それを二人は、悦んで受け入れていた。

 

 びゅるるるるる……びゅっ、ぴゅるっ……! 

 

「んんぅ……はぁ、ふっ……あぁぁ……❤️ 私の中でイっているのですね小さな殿下……❤️」

 

 少年と向き合って抱き合うように寝ていた奴隷妻、婁震華は実際に眠ったままの少年に抱かれて(中出しされて)いた。

 もう一人の奴隷妻、リーシャ・マオと共に添い寝することを求められ、震華は膣内に愛する夫の性器を挿入したまま寝ていたのだ。

 少年の夢精を受け止めるオムツとしての役割を任されて。

 

 びゅーっ、ぴゅぴゅっ、びゅぅ──……

 

 無意識下での射精は勢いこそ大人しいものだが長い時間をかけて行われ、ゆっくりと確実に銀髪の暗殺者の子宮を精液で満たしていく。

 白いオシッコのおねしょが終わっても少年のペニスは疲れを知らず元気いっぱいな様子で震華の膣内を押し広げたまま留まっていた。

 

 リーシャも射精の脈動を少年の背中に押し当てているたわわに実った巨乳から感じ取って目を覚まし、同じ雄を愛する雌として案ずる声をかける。

 

「震華さん、お疲れさまです。旦那様のほうは?」

 

「んっ……❤️ ええ、私たちの夫は可愛らしいお顔のままぐっすりと眠っておられます」

 

 凶気の暗殺者は下まぶたに紅の塗られた目を細め、かつてでは考えられないような穏やかな顔で自分よりもずっと小さい夫の頬を撫でる。

 旅の仲間として居合わせた年下の少年を弄ぶような態度をとったこともある震華だが、その時とは違い幼夫に完全に心酔している。

 

 震華の腹は注ぎ込まれた精液で軽く膨らむほどになっているが精液を吐き出した張本人は何事もなかったかのように熟睡していた。

 

「昨日は採集と編集で夜遅くまで起きていたようです。朝まで起きることはないでしょう。リーシャさん、張り形を……んんっ、んはぁ❤️」

 

 少年に刺激を与えないように震華が身体全体を頭の方へと動かして挿入されていた夫の幼さを感じさせない大きな男根を引き抜く。

 長時間の挿入で膣口はぽっかりと開いたままになったが少年の異常な精力がそうさせるのか固形に近い精液はそう簡単には流れ出てこない。

 

「はい、ここに。力を抜いてください、挿れますよ……」

 

「んっ、ふうんっ❤️ これで、翌朝にはご満足いただけるでしょう」

 

 十人以上は同時に寝られるだろう大きな円形ベッドの上で少年から少し距離を取り股を開いて仰向けになって股を開いた震華の膣内へリーシャが張り形を挿入する。

 これは蓋。寝ている間に妻の膣内へ本当に射精したのかどうかを朝起きた時に確認したいという少年のワガママを叶えるための道具。

 

 挿入を終えるとリーシャはマエバリのようにお札を秘裂に張り付けて蓋が外れないように処置をする。

 秘裂の上に生えている銀色の毛はハート形に整えられており、秘所を隠す機能は一切なく主を喜ばせるためだけに存在している陰毛。

 リーシャも同じように敬愛する夫からの要望で紫の草原を可愛らしいハートの形にガーデニングしていた。

 

「では、後は私がお役目を、きゃっ……だ、旦那様っ❤️ そんな急にっ、はうっ❤️」

 

「おやまぁ……今夜の殿下はいっそうお盛んですわね。リーシャさんに妬いてしまいます」

 

 肉布団として付き添いながら予備の夢精用オムツとしても待機していたリーシャ。

 穏やかな寝顔に反して狂暴に勃ち上がっている性器を膣口へ導こうとしたところ少年は寝返りを打って彼女を押し倒した。

 寝返りの勢いのままに挿入は果たされ、少年は仰向けになったリーシャの上にうつ伏せになって正常位のような体勢になっていた。

 

 劇団でデビューしてすぐに公演で主役の一人を務め人々から喝采を浴びた美少女を大胆にも敷き布団のようにしつつオムツとして使う。

 それは、彼こそがこの子供部屋であり夫婦の寝室でもある場所の絶対の主であることを示すのに相応しい姿だった。

 

「旦那様……❤ いつでも私の中にぴゅっぴゅっしても構いませんからね❤」

 

 身長の割に豊満であるリーシャの胸の下乳を頭にのせながら、男根を奥深くまで突き立ててまさに夢見心地な少年。

 

 リーシャは幼き伴侶の黒髪を、震華は精液で膨らんだ腹をやさしく撫でながら奴隷妻たちは再び眠りについた。

 

 


 

 

(これは、いったいどうなっている……ここがコロニーの内部だというのか?)

 

 資源採掘コロニーX-O3へと潜入したサムス・アランは困惑していた。

 宇宙海賊の抵抗が激しかったからではない、その程度のことであれば歴戦の戦士たるサムスにとっては想定の範囲内だからだ。

 順調に採掘エリアの探索を続けていき、管制エリアへと侵入したその時、異常な光景をサムスは目の当たりにしたのだ。

 

(これは、まるで古い地球の……なにっ!?)

 

 資源採掘コロニーの管制エリアといえばどこも大きく構造が変わるものではない。無機質で事務的な設備が置かれているのがほとんどだ。

 だが、サムスが今いる場所は記録写真でしか見たことがない20世紀から21世紀頃の地球の家屋のようだった。

 そのうえ、いつの間にかパワードスーツは解除され、全身にフィットしたシアン色のインナースーツだけの姿にまでなっている。

 以前にインナースーツでの戦いを強いられた時と違い精神的な負荷があるわけではないにも関わらず、再度集中を試みてもパワードスーツを呼び出すことは叶わなかった。

 

「……!」

 

 思わず喉を手で抑える。呼吸に支障はないようだ。

 侵入してきたハッチを確認しようと振り向くと、いつの間にかただの木製のドアになっていて、そのうえ開閉することがなぜか出来ない。

 破壊して後退することも検討したが、ハンドガンの一つも無い丸腰状態では迂闊な行動は危険が伴うだろう。

 

(幻覚攻撃か? 宇宙海賊の残党がそのようなテクノロジーを保有しているとは考えにくいが可能性はあり得る……)

 

 伝説の傭兵はこの異様な状況に対して冷静な判断を下し、侵入した部屋の周囲を見渡す。

 人の気配は感じられず、窓は一つもなくサムスが入ってきたハッチだったと思われる物以外の扉も見当たらない行き止まりの部屋だ。

 

(寝室……か? それにしては妙なところが多いな)

 

 まず目についたのは巨大な天蓋付きの寝台。

 それのインパクトが大きすぎて次に目に入ってくるものはまばらになってしまうが、どれもサムスの生きる宇宙航行時代には超が付くほど骨董品ばかり。

 家具には需要が存在するとしても、机の上にスタンドに立て掛けられて置かれている旧世紀のタブレット端末などこの時代に残っていること自体が奇跡に近い代物だ。

 

「っ……気付かれたか!?」

 

 タブレット端末へと気配を向けたことが察知されたのか、それとも偶然か、暗くなっていた端末の画面に光が灯った。

 時代が違ってもGUIの基本型はそう変化するものではなく、動画ファイルらしきアイコンが画面に一つ浮かびあがっていることが判別できた。

 

「これは、いったい……」

 

 他に目立った手掛かりもないためパワードスーツがなくとも170cmを越える長身のサムスが使うには小さすぎる机の前まで移動して端末の操作をしようとする。

 アイコンは13インチほどの画面の面積に対して比較的大きいものだったため、サムネイルとして表示されている女性の様子を観察することは容易だった。

 

 二十代半ばであるサムスよりも若い、二十歳にもなっていないだろう推定ハイティーン、肩まであるふわりとした茶髪にルックス、スタイルともに欠いたところのない美少女。

 ファイル名の”リョウコ・シノノメ”というのが女性の名前だろうか。

 おそらく地球人であり、全裸にされ分娩台のような椅子に拘束されているようだ。

 

 宇宙海賊の尋問の様子でも映っているだろうか、再生すべきなのかサムスが操作をするより前に画面が勝手に切り替わった。

 

『サムスお姉ちゃん! 助けに来てくれたんだね! 早く来ないかなって待ちくたびれちゃったよ』

 

「お前は救難信号の……! くっ、そういうことか。たしか名前は……」

 

 アイコンを端のほうへと押し退けて、黒髪の少年、サムス・アランへと救難信号を送ってきた子供が端末の画面に顔を表した。

 

『さすが伝説的なバウンティ・ハンターのお姉ちゃんは察しがいいんだね。あっ、僕の名前なんてどうでもいいよ。あそこでしか使っていない名前だから』

 

 まだ何も語ってはいないがその態度と雰囲気から自分をこの空間へと誘い込んだ者の正体が画面に映っている少年であるとサムスの明晰な頭脳が判断する。

 プリティーンの男の子にしか見えないが、このような仕掛けを施せる相手だとすれば用心したほうがいい。

 外見通りの年齢ではない可能性もあるし、もし外見通りなのだとすればなおのこと危険な相手だ。

 サムスがそっと端末から距離を取る。

 

『無駄だよ、もうここは僕の世界だからね。それより僕ががんばって作った動画、サムスお姉ちゃんにも見て欲しいなあ♪ いいねって褒めてくれてもいいよ♪』

 

「何を言って……うっ……!?」

 

 頭に何かが入り込んでくるような感触がサムスを襲った。痛い……! 

 

『じゃあ一緒に見てみようか♪ サムスお姉ちゃんにとっては予習にもなるからちゃんと見ておいてよね』

 

 頭を押さえて苦しむサムスを見ながら少年がニヤニヤと笑ってつぶやく。

 

『サムスお姉ちゃんが僕の奴隷妻になるまでの予習をね♪』

 

 


 

 

 見えざる魔物、妖魔(オブリ)から世界を守る五稜館学園の少女たち、《フィフス・フォース》の第02チーム、ココナッツ・ベガ。

 構成メンバー(ストライカー)は高等部三年生の少女のみで現在フィフス・フォース最古参、突如として現れる強力な急襲妖魔(レイドオブリ)の制圧を専門としている。

 そのココナッツ・ベガのストライカーの一人でサブマシンガンによる射撃を担当する東雲リョウコは急襲妖魔との戦いの後に現れた謎の少年から逃げていた。

 

「はぁはぁ……もうやだよ……!」

 

 チーム共通の変身衣装は特殊部隊風の迷彩ペイントを脚に施し、ビキニの上からベルト等のミリタリーの小物をいくつか身に付けたものだが今はビキニだけになっていた。

 リョウコが走るのに合わせて青いビキニに包まれた普通の女子を自称する彼女の普通を上回る両胸がぷるんぷるんと揺れる。

 

 急襲妖魔との戦いはいつも通り済んだ、問題はその後。

 制圧が終わり急襲妖魔の現れたチャンネルから仲間たちが帰還していくなかでなぜかリョウコだけ帰還することが出来なくなったのだ。

 そして、代わりにチャンネルに現れたのが黒髪の幼くも美しい少年だった。

 

「つーかまーえた♪」

 

「あうっ!? ひっ、きゃあぁぁぁ!?」

 

 目の前に前触れもなく出現した少年にぶつかりリョウコは後方に弾き飛ばされて尻餅をつく。

 男女の差があるといえども小学生男子にしても小さめな少年より成人女性の平均身長はあるリョウコの方が体格は上回っているはずなのだが簡単に倒されてしまう。

 最初からずっとそうなのだ。

 ただの高校生の女の子ではなく戦う能力を有しているリョウコだが得物としているサブマシンガンは一発もこの少年には有効打を与えられなかった。

 

『無駄だよ。そんなことよりもゲームでもしよっか♪ おいかけっこ。もちろん僕がオニで逃げるのはリョウコお姉ちゃん♪』

 

 攻撃が通用しないのなら東雲リョウコは無力な普通の女の子と変わらない。

 それにこのおいかけっこはただの子供の遊びではなくリョウコは必死に逃げ、もう何度も少年に捕まっていた。

 

「ふふーんっ♪ もう残り二枚だねぇ♪ 最後はリョウコお姉ちゃんに選ばせてあげるよ」

 

「い、いやっ……!! どっちも脱げるわけ、ないよ……」

 

 尻餅をついたリョウコをまたも軽々と地面に押し倒すと、少年はベンチに腰かけるように臍のあたりに小さな尻を載せる。

 

『僕がリョウコお姉ちゃんを捕まえるたびに着ているものを一枚脱がしまーす♪ お姉ちゃんはその変態さんみたいな格好だと不利だろうから細かく剥いてってあげるね』

 

 リョウコがいくら逃げたところで終わりなんてない、覚めない悪夢のようなおいかけっこ。

 捕まるたびに身に付けているものを一つ奪われて、解放されてまた捕まえられる。

 そんなことを繰り返し、一回前の捕縛時にドッグタグを奪われたリョウコは上下のビキニを着ているだけにされてしまったのだ

 

「えぇー、つまんないなあ自分で選んでみなよ。僕におっぱいとおまんこのどっちを見せてくれるのかってさあ♪ ねえねえどっち? おっぱい? おまんこ?」

 

「き、君は何なの……? 私に何を、あっ、いやぁぁぁぁ!?」

 

「はい、時間切れー♪ 答えられなかったのでリョウコお姉ちゃんのおっぱいもおまんこも見せてもらうね。うわぁ、美味しそうだなぁ♪」

 

 少年の指になぞられただけでリョウコの身を守る最後の二枚が消滅していく。

 外見こそ水着そのものだがれっきとした戦闘用の変身衣装であり、こうも簡単に消されてしまっては恐怖を感じるしかない。

 

「おいかけっこはもうおしまい。次はおいしゃさんごっこをして遊ぼうね♪ 僕がお医者さんでリョウコお姉ちゃんには患者さんになってもらうよ」

 

 ビキニの消滅で支えを失いぷるんと弾んだ双乳と年頃の女の子としてしっかりと手入れがなされている秘所を咄嗟に手で覆うとするがそれも許されなかった。

 リョウコの背中側から台のようなものがせり出してきて、首、腰、肘、手首、脚の付け根、膝、足首をベルトでがっちりと固められてしまう。

 少年の黒髪と同じ漆黒の台座は産婦人科にある分娩椅子のようにリョウコを拘束し、彼女のすべての自由のを奪い去っていた。

 

「今度は、何がっ……? あっ、う、痛ッ……!? へ、変なの挿れちゃやだぁ!?」

 

「変なのじゃないですよ~、クスコを挿れて悪いところがないか見てあげますからね。はい、おまんこ開いていきましょうね~。ふふっ、くすくす♪」

 

 お医者さんというていなのだがまるでバカにするように態度をみせながら、少年はどこからか取り出したクスコ式膣鏡をリョウコの膣腔内へ挿入。

 どのような素材が使われているのか、極めて透明度の高いクスコはリョウコの膣腔を開大し、外だけではなく中まで丸裸にする。

 赤ちゃんの通る大切な道が外気に当てられ、心と身体の両方に悪寒がはしる。

 

「あっ! リョウコお姉ちゃんの処女膜は綺麗に残ってるんだね。僕のために十七年間も守ってくれたんだ……嬉しいなぁ♪」

 

「あ、あなたのためなんかじゃないのに……ひどいよ! こんなこと、子供の遊びで許されることなんかじゃない!」

 

 悪童の過ぎた行いに対して警察官の父から受け継いだリョウコの正義感が息を吹き返し少年を強く批難する。

 解くことの出来ない拘束を受け、膣内まで丸裸にされていても相手が大きく年下であることだけが僅かにリョウコに勇気を与えていた。

 だが、批難を受けた少年は、これまでで一番邪悪な笑みを浮かべる。

 

「それそれ。そういうのが欲しかったんだよねぇ。いいよ、お姉ちゃん。そういうのすごく映えるんだ。あとで見返すときにさ」

 

 

 少年の仮性包茎ペニスが女のやわらかな腹の上に添えられる。

 皮を被っているというのに、その大きさは子供のものではなかった。

 リョウコの知っているものでも、思い描いてきた初体験の想像の中に出てくる相手が生やしているものよりも圧倒的に太く、逞しく。

 雌を支配するための、雄のもの。

 

「あっ、いやっ……いや、そ、そんなの……」

 

 少し前まで残されていたリョウコの勇気と希望は萎びてしまい、これからレイプされることを待つだけのか弱い女の子に戻ってしまった。

 

「じゃあお注射の時間だよ、リョウコお姉ちゃん♪ ちょっと痛いし、中でじゅぽじゅぽするけどオクスリが出るまで我慢しないとダメだよ?」

 

「お、お願いします……許して、ください……! 好きなところ、触ってもいいから、はじめて、処女だけは……」

 

 涙を浮かべながらの哀願。

 普通であることにコンプレックスがあるリョウコも、普通の恋愛には憧れがあり、普通でないセックスでの処女喪失は何としても避けたかった。

 

 その願いを、少年には叶えてやる理由は一つもない。

 

「はーい、リョウコお姉ちゃん。膜とばいばいしよっか?」

 

 ズンッ! 

 

「いっ、あっ、あぁぁぁぁ……!?」

 

 ミチッミチ、ブチィ……! 

 

 少年の巨大な陰茎がリョウコの十七年間、男を受け入れたことのなかった聖域を侵犯し、征服していく。

 はじめてを奪われた苦痛が膣を通して全神経を襲い、圧倒的な強者たる雄の男根に脳細胞はあっという間に白旗をあげることとなる。

 

 という、一部始終。

 

 


 

 

 金色のポニーテールを振り乱して、サムス・アランが自分の身体と意識を取り戻す。

 

「はぁ、はっ!? あれは、仮想体験映像か……!」

 

 サムスは東雲リョウコという名の少女があの黒髪の幼少年に処女喪失レイプされるまでを強制的に体験させられていた。

 リョウコが感じた痛みはもちろんのこと精神的な苦痛、恐怖ですらもそのまま注ぎ込まれたサムスの顔には滝のように汗が流れている。

 

「なかなか面白かったでしょ? あのあとももっと楽しかったんだけど……この先はサムスお姉ちゃんの本物の身体で体験してみよっか♪」

 

「貴様っ……! くっ、あの拘束具と同じものか!?」

 

 意識を取り戻した場所はまた例の子供部屋のようだったが、円形の寝台はどこかへと消えてサムスは部屋の真ん中で床に四つん這いにされていた。

 リョウコを拘束していた分娩台と同じ物質と思われる漆黒のベルトが床から沸き出て手足へと巻き付くようにして姿勢を強制している。

 

「ふーん。おっぱいもおまんこもイジっていないのにもうカチカチになってるんだね。こしょこしょ」

 

「ふぐっ!?」

 

 少年は爆乳を無防備にぶら下げているサムスの横にしゃがみこみインナースーツ越しに主張を始めている勃起乳首を指で摘まんだ。

 ボディラインが丸分かりになるぴっちりスーツではあるが肌にある突起が透けて見えるような素材ではない。

 リョウコの変身衣装と同じく少年によって介入が行われているのは明らかだった。

 

「うわぁ……こうなるとまるで牛さんみたいだね。こんな牛おっぱい僕の手だけじゃ搾りきれないや。こんなおっぱいぶら下げてよく伝説の傭兵なんてやってるね」

 

「今言った言葉すべて覚えておくぞ……あっ、す、スーツが消えっ……!?」

 

 勃起乳首の周辺を少年の指がなぞっていくと、それに沿ってスーツが消えていきサムスの爆乳に見合ったサイズの乳輪が露になる。

 続けて下半身のほうへと回ると今度は股間のあたりをなぞり、スーツが溶けるように消滅して陰部までも丸裸にされてしまった。

 剥かれたのはそこだけでリョウコの時のように衣服のすべてが剥ぎ取られたわけでないが、拘束状態ではもはや全裸も同然。

 むしろ大切な部分だけを露出されているのだから不格好ですらある。

 

「準備完了~。サムスお姉ちゃんのおっぱいのエッチなところおっきいね。僕の両手で作った輪っかに入らないなんてエッチだなあ♪」

 

「……っ!!」

 

 サムスには男性との恋愛経験がない。

 女性であるということを隠しているわけではないのだが、銀河を駆ける英雄にロマンスは足枷になりがちだ。

 それ故に秘所を暴かれて思うままに弄り回されるのはたとえ相手が幼い子供であったとしても羞恥心を堪えることが出来ない。

 

「下の毛もぼーぼーだ♪ さっきの動画でたくさん汗をかいてたからすっごくキツい雌の臭いがしてるよ♪ でも、大丈夫。これからは僕がちゃんとお世話するからね」

 

「ひゅぐっ❤️ んなっ、なにをっ!?」

 

 秘裂を軽くなぞられただけで甘い刺激が脳を突き抜け、サムスは歯を食いしばるも耐えられず嬌声を漏らしてしまう。

 

「声を抑えても無駄だよ。だいたいこんなエッチな身体をしてるサムスお姉ちゃんが悪いんだよ? 僕の奴隷妻にするのなんて当然だよね……」

 

「ふぅー、ふひゅーっ……! 奴隷、妻、だと……あの子もそうしたというのか……?」

 

「もちろん。リョウコお姉ちゃんも僕の大切な奴隷妻の一人になったよ♪ あっ、自分だけが妻になるわけじゃないってがっかりしちゃった? 僕、大好きな人がいっぱいいるから……ごめんね」

 

「そんなことは言ってな、んお゛お゛っ❤ はひぃんっ❤️」

 

「安心していいよ♪ 僕はみんな平等に愛してあげてるんだ。サムスお姉ちゃんにも今から素敵な初夜をプレゼントしてあげるからね……」

 

 サムスの返事を待つ前に少年は膣口へと人差し指と中指の2本の指を突っ込み、素早く出し入れして金髪爆乳美女の性感開発を始めた。

 さながらゲームのコントーラーを握って英雄、サムス・アランを自在に操るかの如く、2本の指だけでサムスに好きな色の声を出させていく。

 

「お゛っ!? んぐお゛お゛っ❤ お゛お゛んっ❤」

 

 強く、誰が主人かを示すように抜き差しをしたり。

 

「はぐっ……! ふぅぅん、くっ、きさ、まっ……❤」

 

 歯を食いしばれば我慢できるぐらいの弱さに変えてみたり。

 

「ああっ❤ い、イイっ……❤ そ、そこはだめだぁ❤」

 

 弱点だけを狙って甘くつんつんとつついてみたり。

 

 何もかもが少年の思うが儘だった。

 

「動画を見ている時も思ったけど、サムスお姉ちゃんはイジメられるのが好きみたい。ほんとうはやられるのが大好きなマゾマンコなんだねぇ♪」

 

「ふざけるな……! これはすべて貴様がやったことだ……!」

 

 インナースーツの裂け目である乳首と秘所の先から大粒の汗を流しているサムスだがその目にはまだ戦士としての闘志が灯っていた。

 この少年を倒すことは出来ないかもしれないが、精神的な敗北を、奴隷妻にされるのなんてごめんだ。

 

「あははは、怖いなぁ。じゃあそんなサムスお姉ちゃんに未来の旦那様からプレゼントをあげる。きっと気に入ってもらえると思うよ……」

 

 少年が手を上へとかざすと、天井からするすると二本の半透明の管が降りてきた。

 管の先には半透明の吸盤のようになっていて、少年がそれをキャッチするとサムスのますます勃起が激しくなった乳首を中心にして、インナースーツごと吸盤を貼り付ける。

 

「奴隷妻用搾乳機……サムスお姉ちゃんは牛さんかもしれないけど人間でも牛でも問題なく使えると思うよ」

 

「どこまで人をコケにすれば済む……!」

 

 いくらサムスの胸が牛と形容されるほど大きくても妊娠してもいないのに乳を搾れるはずがない。

 しかし、そんな常識が通用するような段階では最早ない。

 

「コケになんてしてないよ。はい、乳搾りを始めまーす♪」

 

「んんンッ!? む、胸が! 熱い! ダメだ! と、止めっ❤ 止めてくれぇぇ❤」

 

 搾乳の号令を受けた瞬間、サムスは胸の中に内側から溶けてしまいそうなほどの熱量を感じ取り悲鳴をあげた。

 少年によって通常のそれとは違う母乳を生成するための器官が乳内に作り出されているのだ。

 

 ぷしゅっ、ぷしゅ! 

 

 サムスの胸に張り付けられた吸盤にわずかに白みがかった液体が吹き付けられた。

 乳首から吹き出しているその液体はだんだんと色が白く、濃くなっているようだった。

 

「そっ、そんな!? 私はまだ……」

 

「妊娠もしていないのに? ううん、これだけ大きいんだからおっぱいミルクを出す才能があるんだよ♪ ほーら、どんどん搾ってあげるからね♪」

 

 ゴウンゴウン! 

 

「お゛あ゛あ゛あ゛っっ❤ ひっ、んッ、ンあ゛あ゛あ゛ひぃぃぃ❤ やめ、おかひ、おかしくなるぅぅぅ❤」

 

 母乳の質と量が安定してきたのをみて搾乳機が本格的に稼働を始め、半透明の管の中を英雄の母乳が昇っていく。

 ミルキングによる新しい快楽が加わって、いよいよサムスも歯を食いしばるという動作があったこと自体を忘れ始めていた。

 

「やっぱりサムスお姉ちゃんは雌牛さんだったね。喜んでくれてるみたいで僕も嬉しいよ♪ ああっ、すごい、すごいよ……すごく映えてる……僕、そろそろ限界みたい」

 

「お゛お゛お゛ぉぉぉぅっ❤❤❤」

 

 宇宙最強のバウンティ・ハンターが家畜の様に無様に叫んでいるという最高の姿に少年はもう興奮を抑えることが出来ない。

 戦士の痴態に、少年の性器がコントロールを手放していきりたっていく。

 亀頭の先は見えているものの皮を被っていて、淫水焼けはせず肌色と同じ色白をしているが大きさは凶悪で、表面には太い血管が走っているリョウコの処女宮を貫いた時と同じ姿。

 

「見て見てサムスお姉ちゃん。これがお姉ちゃんを一生可愛がってくれるおちんちんだよ。おちんぽ様って呼んでもいいからね♪」

 

「お゛お゛ぅ❤ お゛っ!? ひ、ひぃっ!? ❤」

 

 搾乳快楽に夢中になって叫んでいるサムスの鼻先に狂気的な肉槍が突き立てられると雄の自己主張に雌が注意を引かれた。

 包皮の隙間から漂う雄の臭いがサムスの中にあった雌の心臓を鷲掴みにする。

 

「ふふっ、怖がらないで。これでサムスお姉ちゃんがミルクを出すのを手伝ってあげるよ」

 

「んおお゛っ❤ なにっ、お゛お゛ぉぉっ!? ❤❤❤」

 

 何をするつもりだ、と言いたかったが搾乳の快楽は言語中枢にすら深く突き刺さっていてまともな言葉を発することが出来ない。

 パワードスーツの機能は奪われているのだが、これではたとえ機能があっても装着するための集中など到底無理な状態だ。

 その間に少年は後方へと回って、シアン色の滑り心地のいい材質をしたインナースーツの尻にペニスを擦り付けてカウパー液を塗りつける。

 

「サムスお姉ちゃんはセックスするのは初めてだよね。僕が教えてあげるから安心して。すっごく気持ちいいんだよ? 僕もお姉ちゃんもね……」

 

「やめっ、お゛ひっ❤ 貴様の、性器など、ごめんだあああ゛あ゛❤」

 

「きっと忘れられない初体験になるよ。僕の妻になることを自分から決める瞬間があるから、ねっ!」

 

 ぷちぷち、ミチミチィ……ズンッ!! 

 

 四つん這いのサムスの粘膜のバリアを後方からの一撃で貫いて、少年の肉槍が雌の最奥を力強く突き上げた。

 

「うぐぅぅ!? ❤❤ お゛っ、お゛あ゛っ❤ あ゛、あ゛あ゛っ、あ゛お゛お゛お゛っ❤❤❤」

 

 びゅぴゅっ、ぴゅっぴゅっ! ぷしゅ、ぷしゃぁぁ……! 

 

 挿入に合わせて押し出されるようにサムスの母乳と潮が勢いよく噴出した。

 

「あー、これがたった一人で宇宙海賊と戦う英雄、サムス・アランの膣内かあ……♪ ここが僕だけのものになるなんて、最っ高だなぁ♪」

 

 はじめて受け入れたものが規格外だったサムスが顎が外れそうになるほど口を開けて獣の雄叫びをあげているのと相対的に少年は目と口を閉じてじっとしている。

 強く、美しく、そして自分のことを子供だと思って油断していた女に男根を奥深くまで挿し入れ雌だと理解させる瞬間は少年にとって至福の時だ。

 

「ごめんね、もうちょっとだけこのまま……すぐ動くからさ……」

 

 170cmを越える背丈のサムスの鍛え上げられた背筋に120cmほどしか無い少年が全体重を預けて覆い被さる。

 スーツの触り心地もとてもいい。今度他のお姉ちゃんたちに着せてみるのも面白そうだと少年は思った。

 

 ぢゅぽ❤ ずずんっ!! 

 

「お゛ほお゛お゛お゛お゛お゛っ❤❤❤」

 

「うわぁ、下品な声♪ どう、僕のおちんちんいいでしょ。僕のお嫁さんだけがこれを挿れてもらえるんだよ、そらっ!」

 

 ずんっ! こつっこつんっ! 

 

「ひっぎぃぃ❤ お、おちんち、すごぉぉ❤」

 

 二突き目、三突き目と素早いピストンはせずにサムスの様子をじっくりと確かめながら少年が突いていく。

 無論、既に勝負は決まっているのだがいかに楽しく、気持ちよくなれるかが奴隷妻とのセックスにおいて重要なのだ。

 

「おちんぽいいよね、気持ちいいよね♪ いいんだよ恥ずかしがらなくっても、お姉ちゃんたちはみんな僕のショタちんぽのことが大好きなんだから。言ってみてよ、ねえ……」

 

「ううぅ❤ うう゛う゛う゛う゛ぅぅぅぅ❤」

 

 金のポニーテールを上下左右に振り回してサムスが拒絶の意思を示す。

 言葉では断れない。本心ではないから。

 

 その本心を引きずり出すために、少年が一突き目以上の勢いでサムスの底を突く。

 

 ズズンッ! 

 

 文字では表せないような、雌の叫びが響いた。

 

「サムス・アランは依頼主の少年のショタおちんぽに負けました。今日から彼の奴隷妻になって幸せなセックスだけをして暮らします、ってね。そうしたら、こんなゆっくりとしたお遊びセックスじゃなくて本気でおちんちんぱんぱんしてあげるよ」

 

 もう、ダメだ。

 

「さ、サムス・アランはっ❤ 依頼主の少年の、お、幼すぎるほどの、お゛っ❤ 相手のショタおちんぽに負けました……」

 

 これまでのことなんて、どうでもいい。

 

「今日から彼の奴隷妻になります❤ 彼のおちんぽ様と幸せなセックスだけを考えてイキます❤ ほお゛お゛っ、んお゛お゛お゛お゛お゛っ❤❤❤」

 

 待ちに待ったサムスの奴隷妻宣言に、少年は夫として最高のご褒美を与えることで応えた。

 

 ぱちゅん! ぱちゅん! ぱちゅん! ぱちゅん! 

 

 大きな尻に足をかけて、ポニーテールを掴んでバランスを取るという小さな少年ならではの後背位でサムスに高速のピストンをプレゼントする。

 夫からの激しい愛情に妻は母乳をまき散らし、目を見開いた。

 男根の先端はすべての突きでサムスの弱いところに確実に当てられ、快楽の感電は止まることなく続いていく。

 

「お゛お゛っすごいっっ、すごひですっ❤ ショタおちんぽさま、しゅっごいぃぃ、んお゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁ❤❤❤」

 

「サムスもっ、すごいよっ! おまんこっ、僕とセックスするために生まれてきたおまんこ気持ちいいよぉ♪」

 

 情熱的な夫婦の交尾。

 ベッドは片付けられているがここは子供部屋であり、夫婦の寝室でもある。

 成熟した妻は何度も何度も幼い夫に絶頂を迎えさせられた。

 そして。

 

「そろそろ出すからねっ。サムスお姉ちゃん、ちゃんと僕の精子で妊娠するんだよ? それが奴隷妻の仕事なんだから」

 

「はいっ❤ サムスの膣内でごしゅじんさまのショタザーメンだしてっ❤ サムスを妊娠させてくらさいっ❤ ほおおっ❤」

 

「あー、それっ! それ最高にイイよっ! うっ……ショタザーメン出すぞ! 僕のっ、子作り射精で妊娠しろっ、サムス・アランッ! ふうッ!」

 

 スーツに爪を立ててしがみつき、子宮の口が変形するほどにまで亀頭を押し付けた状態で少年が、雄の遺伝子を放出した。

 

 びゅるっ! びゅびゅ! びゅるるっ! 

 

 太く長い性器が大きく脈動して幼い夫が愛する妻を孕ませるためにがんばって製造した特濃ショタザーメンが子宮へと送り込まれていく。

 サムスの粘膜はきゅうきゅうと収縮して、よりたくさん射精してもらえるように挿し込まれた男根へのご奉仕を絶やさない。

 

 ぷしゅー❤

 

 雄の勢いに呼応したのか、サムスの乳首もまるで射精のように、それもヨーグルトのような濃さのミルクを噴出して搾乳機に搾り取られていく。

 

「まだ、出ちゃうっ♪ 雌牛おまんこすごいよぉ……♪」

 

 サムスの尻にしがみついて、最後の一滴まで零すことなく注ぎ込む。

 逃げる場所がないためにスーツの上からでも分かるぐらいに、サムスの腹が膨れ上がっていく。

 すべての奴隷妻をすぐに妊娠させているわけではないが、サムスはこの場で確実に孕ませたいと少年は思っていた。

 

「うっ、お゛お゛ぉぉ……」

 

「あー、激しすぎちゃったかな? お姉ちゃんごとに加減が難しいんだよねえ」

 

 延々と続く快楽電流にとうとうサムスの思考回路はショートしてしまい、白目を剥いて気絶してしまっていた。

 彼女はむしろよく耐えたほうだといえる。

 挿入の瞬間に気を失ってしまう女もいたのだから。

 

「うーん、まだまだやりたりないんだけど……他のお姉ちゃんとする気にはならないし、悪いけどこのまま使わせてもらうね」

 

 ぱんぱんぱんぱん! 

 

「お゛っ、お゛お゛ぉ……」

 

 気絶した状態のサムスをシアン色に金のワンポイントがついたオナホールにして、少年は残りの精を放っていく。

 これは当然のことだ。

 宇宙の英雄、サムス・アランはもう少年の奴隷妻で、彼女の卵子は全て幼少年の精子を受精させられるためだけに排卵されるのだから。

 

 


 

 

 ぱんぱんぱん! 

 

「ひぃぃん❤ お゛お゛ぉぉっ❤❤❤ お尻、おしり、しゅごぃぃぃ❤ ショタおちんぽさまがサムスのお尻の中ごりごりしてるぅぅ❤❤❤」

 

 円形ベッドの上で尻を突きだす姿勢になった奴隷妻、サムス・アランが後ろから幼夫の寵愛を受けている。

 インナースーツはあの時と同じく乳首と秘裂部分が切り取られていた。

 違う箇所は、手入れされていなかった秘所の毛は金色のハートに形作られ、腹部が大きく膨らんでいることだった。

 腹の膨らみは精液によるものではない。

 サムスの卵子は少年の精子を受精して、二人の遺伝子を受け継ぐ新たな生命を宿していた。

 

「サムスさん、アナルセックスをしてもらってとっても気持ちよさそう❤ 次は私もして欲しいなあ❤」

 

 傍らではサムスのインナースーツと同じものを着せられた奴隷妻、東雲リョウコが、やはり同じく少年の赤ちゃんを孕んだ妊婦姿で二人の尻穴性交を羨ましそうに見ていた。

 今晩の奴隷妻として選ばれた二人は、このあとボテ腹布団で夫を挟んで就寝する予定だ。

 

「当然、リョウコお姉ちゃんのお尻の穴もオモチャにしてあげるよ♪ ほらっ、サムスお姉ちゃんお尻緩くなってるよ! ちゃんと僕のおちんちん気持ちよくして!」

 

「しゅいませんっ❤ お゛っ❤ お゛あ゛あ゛あ゛❤❤❤」

 

 ごうんごうん……

 

 妊娠したことでより濃さを増したサムスの母乳を搾乳機が音を立てて搾り上げていく。

 搾った母乳は何に使われているのだろうか。いや、そんなことはどうでもいい。

 

 ここで彼の奴隷妻となって奉仕とセックスをし、子を孕まされる。

 宇宙のどこを探しても見付けられなかった最高の幸せを、サムスは異界の子供部屋の中で享受していた。



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