Equipment (白ノ兎)
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エピローグ

終末のワルキューレに感化されて書きなぐった物語


 これはラグナロクを模したとある戦いの記録

 

『…………え?』

 

 その男が目覚めた時とある一室にいた。

 

『えーっと……ここどこ?』

 

 当然の疑問である、いつものように死んで安心院さんに会ってバイバイした後起きたら見知らぬ一室にいたら普通に困惑する。

 

『あれ?僕確か学校にいたよね?なんでこんなところにいるの?拉致?』

 

「それには僕が答えよう」

 

 突然角にあったテレビに見知った顔が映った。

 

『安心院さん……』

 

「おいおい折角君のために登場してやったっていうのに反応薄いな球磨川くん」

 

 〘球磨川禊 めだかボックス〙

 

『いや~嫌な予感しかしなくてねで、なんで僕はここにいるのかな?』

 

 球磨川禊が恐る恐る聞くと画面に映っている人物否人外安心院なじみは待ってましたとばかりに説明を始めた。

 

「球磨川くんラグナロクって知ってるかい?」

 

『えーっと確か神対人類の殺し合いだっけ?タイマンので神が先に7勝したら人類が滅ぼされるっていう理不尽な神の遊び』

 

「まあ、正解と言っておこうかなでね知り合いがラグナロクを題材にした漫画にハマってこんな熱い試合を見てみたいってお願いしてきてね世界いや多数の異世界から選ばれた戦士を拉致してきてラグナロクモドキをしようって提案されたんだ」

 

『つまり僕がここに居るのは……』

 

「そう、君は偽ラグナロクの戦士に選ばれたんだおめでとう」

 

『全く嬉しくないよ!?』

 

「まあ、そういう訳だ腹を括り頑張りたまえ」

 

『ええーやだな~ちなみに負けたらどうなるの?』

 

「それは個人的な意味で?陣営的な意味かい?」

 

『ん~ラグナロクだから多分個人的な意味では死ぬと思うから陣営的な意味で』

 

「陣営は7敗した時点で皆殺しだよ?ああ代表者が居た世界の住人も含めてね?」

 

『……』

 

「もう質問はいいかい?」

 

『……なにか特別ルールみたいなのないの?』

 

「これは大事なルールなんだけど戦士にはパートナーが付くんだ」

 

『パートナー?』

 

「そうパートナーそのパートナー自体は戦いに参戦できないんだけどそのパートナーの能力を引き継ぎ使う事ができるようになるんだ」

 

『例えばめだかちゃんが戦士だとして僕がパートナーだったらめだかちゃんは僕の過負荷を使えるようになるってこと?』

 

「大まかに言ったらそうだねああ、そうそう君の過負荷

 なんだけど未来の君の過負荷をパクって君に付与したから君の今の過負荷は虚無大嘘憑きと却本作りの2つだよ」

 

『未来の僕に何をしているの!?』

 

「まあ、いいじゃないかちなみに効果は大して変わってなくてむしろ使いやすくなったから存分に力を発揮してくれたまえ」

 

『はあ……わかったよで?ラグナロクモドキはいつ始まるの?』

 

「もうすぐだよちなみに戦士を選ぶ役割の人もいてその人の頭脳も戦いの明暗を分けるよ」

 

『了解~じゃあ僕は出番まで待機って訳?』

 

「そうなるねまあ気楽に待とうよ戦いはこのテレビの横にあるテレビから見られるから」

 

『ああ、なんか無駄にテレビがあるなと思ったらそっちは観戦用なんだ』

 

「という訳で読者諸君もしこんなキャラを出して欲しいとかあったら感想欄にでも書いてくれ」

 

『誰に向けて言ってるの?』

 

「誰ってこのラグナロクを見てくれる観客だよ」

 

 安心院さんはそういうとクスリと笑った。

 

役割

 

選ぶ者:戦士とパートナーを選ぶ者

 

戦士:偽ラグナロクで戦う者

 

パートナー:戦士の因子として能力を託す者戦士とは一蓮托生

 




出して欲しいキャラクターが居たら感想に書いてくれたら出てくるかも?(確実では無い)


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各陣選ぶ者の登場

メンバーが~メンバーが足りない~!


 Aの陣営選ぶ者の間

 

「ったく面倒なことに巻き込まれたな」

 

「いい迷惑……」

 

 〘空と白 ノーゲーム・ノーライフ〙

 

 空と白はここに拉致してきた自称人外安心院なじみから聞かされた内容に軽く腹を立てていた。

 

「いきなり拉致されて戦士達とその戦士達の世界の命運は君達が握ってるだ?ふざけるなよ何本人の了承も得ずに勝手にそんな重要な役割に設置してるんだよ」

 

「(こくこく)」

 

 これには白も同感だった。

 

「それに1番腹立たしいのがこの殺し合いをあの女は『ゲーム』と言いやがった」

 

 空と白はゲームでは無敗だそして挑まれたゲームから逃げるということも『』のプライドが許さないそれに……

 

「『君達が僕達を楽しませてくれたならもしかしたら両陣営の戦士の世界を滅ぼすのは辞めるかもしれない』か……本当に性格悪いぜあの人外」

 

「兄……白、怒……」

 

「ああ、俺もだぜ白、もうやらないという選択肢がないんだからな」

 

 空はパネルを操作し両陣営の戦士の情報を見た。

 

「おいおい、どいつもこいつもバケモンばかりかよ」

 

 空は情報を見る度に軽く引いていた。

 

「白、どう思う?」

 

「ファンタジー……」

 

「まあ、俺達が飛ばされた所もファンタジーだったが……おいおいこのラインハルトってやつやべえな正直能力的に1番の関門だな」

 

「兄……」

 

「ん?どうした白?」

 

「多分これならいける……」

 

 白はとあるサポートの情報を表示した。

 

「どれどれ?なるほどな……まるで主人公殺しだな確かにこれなら相性がいいな問題は誰をぶつけるかだが……まあそこはおいおい考えるか」

 

「ん……」

 

「悪いなBの陣営このゲーム勝たせて貰うぜ何せ」

 

「「ゲームで『』に敗北はない」」

 

 Bの陣営選ぶ者の間

 

「ふむ、擬似ラグナロクですか……どう思いますか月くん」

 

「どうもこうもないさL、死んだと思ったら気がつけばこんなところにいていきなり君達には戦士を選んでもらうって言われて軽く混乱している」

 

 〘夜神月とL デスノート〙

 

「ええ、私もですしかし私達は生きているそしてこの場にいるそれは事実です」

 

「ああ確かになだからってこんなことに付き合う理由にはならないが……」

 

「『もし君達が僕達を楽しませてくれたなら君達を月君はL君の名前、L君はキラの正体の記憶を消した状態で生き返らせてあげよう』ですか……にわかに信じられませんがあの女性が嘘を言っているようには見えませんでした」

 

 Lが少し考えながらそう言った。

 

「ああ、確かにねもし本当ならこのラグナロク選ぶ者として参加する価値はある僕はまだやるべき事があるからね」

 

「正直な話私はキラが死んで終わりという結末に納得がいっていません、君には刑務所で罪を償ってもらう義務があります」

 

「そう言って僕に負けたことが悔しいだけなんじゃないのか?」

 

「……ええ、その気持ちは否定しませんよ」

 

「で?どうするこの擬似ラグナロク」

 

「参加しますよ私情抜きにしても放り出すのはBの戦士達に申し訳ありませんしね」

 

「なら決まりだなじゃあ早速両陣営の戦士と自陣営のサポートを確認するか」

 

 月がパネルを操作し戦士とサポートの情報を見る。

 

「凄いな……まるでアニメに出てきそうな人達だ……いや、人じゃないのも混ざってるが」

 

「ところで月くん擬似ラグナロクのルールは覚えていますか?……いや愚問でしたね」

 

「当たり前だろ僕を誰だと思っているんだ」

 

「連続殺人鬼」

 

「違う、夜神月新世界の神になる男だ」

 

「で、どう思いましたか?」

 

「この擬似ラグナロク確かに戦士同士の相性も大事だが僕はサポートが命運を握ると考える」

 

「確かにサポートによっては相手の利点を消したり逆に戦士の弱点を隠すことが出来る大事な役割です月くんの考えはあってるでしょう」

 

「特にうちの陣営は中々癖が強いメンバーが集まっているサポート選びに失敗したら個性を潰す結果になるかもしれない」

 

「確かにあちら側はバランスがよくこちら側は個性に特化している感じはありますね、では聞きますが月くんの予想でこのメンバーでの勝率は見積もって何%ありますか?」

 

「……向こうのサポートを抜きとするなら75%もう組み合わせは考えた」

 

「大した自信ですね」

 

「ちなみにLあんたの考えでは何%だ?」

 

「80%と言っておきましょう」

 

「人のこと言えないな」

 

「ただ相手のサポート次第では考える限り60%まで落ちるかも知れません」

 

「それでも50%切らないあたり大したものだよ」

 

「さて、では最初のペアを決めましょう」

 

「おい、もうペアは決めたぞ」

 

「月くん君と僕とでは考えが違いますお互いに意見をいい慎重に考えるべきです」

 

「……わかったさ」

 

「悪いですねAの陣営の皆さんこの勝負勝たせてもらいますよ」

 

 この時同じ時間両陣営の選ぶ者の意思が激突した。

 

 

 

 

 

 




A陣営の選ぶ者は空と白B陣営は夜神月とLになりました!さて第1回戦の組み合わせどうしよう…


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過負荷と道化と爆裂と

今回は2人の新しい人物が登場します!


「先攻後攻があり先行から戦士を選出し後攻がその戦士に対抗する戦士を選出する、その試合が終わったら次は後攻が選出し先攻が対抗する戦士を選出するその繰り返しだ。次に戦士にはサポートを必ずつけなければならない、サポートはいつでも解除ができるがしないで戦士が死ぬとサポートの人物も死ぬつまり一蓮托生である先に7勝した陣営が勝ちになり負けた陣営の戦士は皆殺しになりその戦士の出身の世界も滅びる、以上が擬似ラグナロクのルールさ、わかってくれたかな?」

 

「ああ説明ありがとう♣︎」

 

「ふむ、君は他の大多数のメンバーと違って落ち着いているね」

 

「そんなことは無いよ、今も動揺中さ♦」

 

「そうは見えないけどねヒソカくん?」

 

「さあどうだろうね?」

 

 〘ヒソカ=モロウ HUNTER × HUNTER〙

 

「例え君が勝ってもほかのメンバーが負けたら問答無用で殺されるんだよ?もう少し抗議の声とか聞きたかったなさっき話した剣士くんみたいに」

 

「どうせ抗議したところで聞き入れてくれないんだろう?ならそんな意味の無いことはしないさ♠」

 

「君みたいに状況を冷静に理解出来る人がこういう戦いで生き残るんだろうね」

 

「ところでこの部屋からは戦いに出る時以外でも出れるのかな?」

 

「ああ、もちろんだよなんだい?他の戦士やサポートに挨拶にでもいくのかな?」

 

「まあね、どんな強者が集められているか気になるから散歩がてらにね♣️」

 

「じゃあ行ってらっしゃい」

 

「行ってくるよ♦」

 

 そう言うとヒソカはドアを開けて部屋から出ていった。

 

「おや?」

 

 ヒソカが歩いていると人影を見つけた。

 

(さて、どんな人かな?)

 

 ヒソカは未だに背後を晒したままの人物に声をかけた。

 

「やあ、聞きたいんだけど君は戦士かな?」

 

 すると声をかけられた人物は振り返りオーバーリアクションで驚き抗議の声を上げた。

 

『わっびっくりしたな、いきなり背後から声かけないでよびっくりして死んじゃうかと思ったじゃないか』

 

「ごめんごめん今度から気をつけるよ♠で話は戻るけど君は戦士かい?それともサポートかな?」

 

『僕?僕はA陣営の戦士だよ?君は?』

 

「僕も戦士だよ君と同じA陣営のね♦」

 

『そうなんだじゃあ僕達は仲間だね!良かったよ敵陣営だったら気まずくて殺しちゃうところだったよ』

 

 少年はサラリと物騒なことを言った。

 

「おやおや物騒だね♣︎君もしかして戦闘狂の気がある?」

 

『まさか~!僕ほど無害でか弱い人間そうそういないよただここの殺し合いはもう既に始まってると思うんだ』

 

「へ〜理由を聞こうか♠」

 

『このラグナロクモドキは13対13先で7勝した方が勝ち逆に言えば7勝されなければ負けないんだ』

 

「それで?」

 

『だったら先に敵陣営のメンバーを7人殺せばいいんだよそうすれば負けることは無いし他メンバーが負けて理不尽に殺されることも無い!別にラグナロクモドキ外での殺人は禁止されてなかったよね?どうこの作戦?』

 

 少年はドヤ顔でそう締めくくった。

 

「ククク、なるほどそれはいい作戦だ、だけど残念その作戦には穴があるよ♦」

 

『それって?』

 

「この擬似ラグナロク別に1人が1回しか試合に出れないとは言われてないんだよ♣︎」

 

『な、なんだってー!』

 

 少年はまたもやオーバーリアクションで驚いた。

 

「残念だったね、だけど発想は悪くはなかったよ少しでも相手戦士を減らしておくことも悪くないしね?」

 

『ダメだったか~折角いい作戦思いついたと思ったんだけどな~』

 

「まあ、そう簡単にはいかないさ♠」

 

 2人で話しているとそこへ近づく人影があった。

 

「おやおやこんな理不尽な戦場に連れてこられたっていうのに随分と余裕ですね」

 

「ん?君は……」

 

「ふっ、私に名前を尋ねましたかでは答えましょう我が名はめぐみん!紅魔族随一の魔法の使い手で爆裂魔法を操りしもの!」

 

 〘めぐみん この素晴らしい世界に祝福を〙

 

「……」

 

『変わった名前だねキラキラネームってやつ?虐められてない?』

 

「キラキラネームっていうのが何かは知りませんがバカにしているということはわかりました吹き飛ばしますよ?」

 

 めぐみんは杖を構えた。

 

『冗談だよ冗談いい名前だね僕がそんな名前をつけられたら恥ずかしくて人に名乗れないけど』

 

「はい爆裂決定あの世で私に懺悔してください」

 

(10点ってところかな……戦士じゃないだろうからおそらくサポートか)

 

『そういえばめぐみんちゃんはどっち陣営なのかな?』

 

「私はA陣営のサポートです」

 

『おお!つまり仲間だねよろしくねめぐみんちゃん』

 

「よろしくお願いしますねえーっと」

 

『ああ、名乗ってなかったね僕は球磨川禊A陣営の戦士だよでこっちは』

 

「ヒソカだよ同じくA陣営の戦士、よろしくめぐみん♦」

 

「戦士の方々でしたか正直この戦い自体私はよく思ってませんが始まってしまった以上しょうがないです、頑張ってくださいねミソギ、ヒソカ」

 

『ありがとうね生き残ったら3人で一緒に焼肉でもしようよ向こうに焼肉セットあったし』

 

「いいねじゃあ絶対勝たないと♣︎」

 

「約束ですよ絶対に勝ってくださいね!」

 

 そして3人はお互いの勝利を誓いあった。




あと戦士が4人サポートが15人!頑張るぞい!


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擬似ラグナロク第1回戦 決意の違い

さあやっと最初の組み合わせ完成した!


 Aの陣営の選ぶ者の間

 

「…………」

 

「兄……」

 

「よし、先鋒は決めた」

 

 そういうと空はパネルをの画面に映った顔写真を回転させ1人の戦士の顔写真に手をかざした。

 

「はっきりいう交互に選出者を相手に見せるこのルールで先行は不利だおそらくこの子に勝ち目は薄いだろう」

 

「……この子だけならね」

 

「そうだ、このサポートならこの子の不利を打ち消してくれる」

 

 次に空は画面を変え別の顔写真に手をかざした。

 

 Bの陣営の選ぶ者の間

 

 ピピッ!

 

「……なるほどこの子できましたか……ならこの少年で行きますが……おそらく対策をしてるでしょう」

 

「そうだな……そいつにはあのサポートでいきたかったが……サブでいくか」

 

「そうですね、では」

 

「Lはパネルを操作し少年の顔写真に手をかざし次に画面を切りかえ黒い靄の男の顔写真に手をかざした」

 

「これならそうそう抜かれないでしょうですがこれが吉と出るか凶と出るか」

 

「凶はないんじゃないか相性的にはいいしよっぽどチート臭いサポートじゃない限り負けないだろう」

 

「そうですね、まあ私達は結果を見守るだけですよ」

 

 ???の部屋

 

 ピピッ!

 

「……!?先鋒……まだ頭ぐちゃぐちゃなのに……」

 

 少女は怯えていた部屋の角で蹲り震えている。

 

「これは私だけの問題じゃないもし私達が負けたら鹿目さん達まで……」

 

 自分だけならどれだけ良かっただろう、しかしこの戦いには後輩達いや私達の世界がかかっているのだ、その使命を10代前半の少女に任せるのは酷なことであった。

 

「だからやらなきゃ……例え相手が誰であろうとこ、殺さないと……」

 

 そうこの戦いは殺し合いどちらかの死で決着がつく

 

 怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い

 

 足が震える魔女と戦うのとは違う、相手は私達と同じ人間だそれを殺さないといけないそれが1番怖かった。

 

 少女は今にも泣き出しそうな目をしたまま部屋を後にした。

 

 ???の部屋

 

「先鋒……か……もし俺達が負けたらアスナ達も……もううじうじしてられないか……大丈夫だ、もう覚悟はできてる」

 

 少年は何も無いところから剣を2振り出現させ手に握った、その目に迷いはなかった。

 

「さて行くか」

 

 少年はもう人は殺したくなかったんだけどなと呟き部屋を後にした

 

 片や恐怖に震える少女片や愛すべき人のため覚悟を決めた少年この精神力の違いが今後の展開にどう影響するのかまだこの時は誰も分からない。

 

 擬似ラグナロク会場

 

「えー只今より擬似ラグナロク第1回戦が始まるぜ野郎ども準備はいいか!?」

 

 うぉぉぉぉぉ!!!

 

「では選出入場だ!まずAの陣営から!この少女は奇跡の代償として平和を妨げる災厄、魔女から町を守り続けた孤独に1人で数年にも渡り平和を築き上げた影の英雄!」

 

 扉が開き1人の少女が舞台をめざして歩いた。

 

「その少女はこう呼ばれている『魔法少女』と絶望を希望に変える正義の使者!その名も!」

 

「巴マミ!!!」

 

「……」

 

 〘巴マミ 魔法少女まどか☆マギカ〙

 

 あの子なんか泣きそうじゃないか?

 

 大丈夫なのか?

 

 ザワザワ

 

「Bの陣営からはこの男だ!その男の伝説はとあるゲームから始まった西暦2022年とあるVRゲームから抜け出せなくなりデスゲームとなった事件が起きた!そのゲームでは大量の死者が出たがとある1人の英雄の力によって解決した!」

 

 扉が開き黒ずくめの剣士が舞台にやってきた

 

「その男は他の攻略組とはひと味もふた味も違かった!元凶を見つけた観察力全てを見切る反射神経そして諦めない精神力!それらを持ち合わせたその男は!黒の剣士!キリト!!!」

 

「ふぅ……」

 

 〘キリト ソードアート・オンライン〙

 

 こっちは落ち着いているな

 

 メンタル相当鍛えられてるんだな

 

「影の英雄対光の英雄、正義対正義!神がいるのであればなんて残酷な試練を与えたのか!しかし!擬似ラグナロクが始まってしまった以上戦うしか道はない!」

 

 その言葉に巴マミは俯きキリトは天を仰いだ。

 

「マミさん……」

 

 〘鹿目まどか 魔法少女まどか☆マギカ〙

 

 観客席では巴マミの後輩2人が心配そうに同僚の魔法少女2人が複雑そうにその場面を見ていた。

 

「心配かしら?」

 

 〘暁美ほむら 魔法少女まどか☆マギカ〙

 

「当たり前でしょ!マミさんは望まずにあそこに立ってるんだよ!?」

 

 〘美樹さやか 魔法少女まどか☆マギカ〙

 

「そうね、でも彼女達選ばれた戦士が勝たないと私達も死ぬわ心配する暇があったら応援する方がいい気がすると思うけど」

 

「……あんたってとことん冷たいね」

 

「……」

 

「さやかちゃんほむらちゃん喧嘩しないで!」

 

 そこから少し離れた席

 

「ふーん随分参ってるみたいだなマミのやつ」

 

 〘佐倉杏子 魔法少女まどか☆マギカ〙

 

 佐倉杏子は手に持っているりんごをシャクシャク食べながらその様子を観察していた。

 

(ちっ……なんなら私が出れたら良かったんだがな……)

 

 そう内心愚痴った。

 

「さあ、お喋りは終わりだ!第1回戦!巴マミ対キリト

 fight!」

 

 

 

 

 

 

 




という訳で第1回戦は巴マミ対キリトです!さあどっちが勝つのかまだ考えていません!


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選ばれた26人

まだまだサポートが埋まらない( ;꒳; )


「とうとう始まったね巴マミとキリトか……中々面白い戦いになりそうだ、あっそうだ選ばれた26人が決まったよ世界の被りを無しにしたから結構手間取ったよ」

 

 安心院なじみはやれやれと疲れましたのジェスチャーをした。

 

「え?見たいだって?それは出てからのお楽しみ……冗談だよそんな怒らなくてもいいじゃないかじゃあ特別に各陣営の戦士だけ紹介するねこうなったよ」

 

 すると安心院なじみはipad?を操作し戦士を見せてくれた。

 

 Aの陣営

 

 メイプル

 哀川潤

 球磨川禊

 アルトリア・ペンドラゴン

 時崎狂三

 範馬勇次郎

 一方通行

 リムル=テンペスト

 ヒソカ=モロウ

 赤屍蔵人

 リヴァイ・アッカーマン

 巴マミ

 中原中也

 

 Bの陣営

 

 ラインハルト・ヴァン・アストレア

 DIO

 アーカード

 キング・ブラッドレイ

 白織

 金色の闇

 藍染惣右介

 最強さん

 ニャル子

 キリト

 殺せんせー

 フリーザ

 キュアブラック

 

「ちなみに各戦士は別にその世界の最強だけを選んだわけじゃないさ、ん?何故かって?特に理由はないよただあるとしたら面白そうな戦士を選んだだけだからね」

 

 安心院なじみはそう言って視線を舞台に戻した。

 

 ~会場~

 

 第1回戦の始まりが告げられた、その合図と共にキリトは剣を構えた、しかし巴マミは俯いたまま武器を出そうともしなかった。

 

「……」

 

「……」

 

 それに対しキリトは武器を下ろした。

 

「大丈夫か?」

 

「……大丈夫かですって?大丈夫なわけないじゃない!気づいたらこんなところに呼び出されて殺し合いを強要させられて最悪私だけじゃなく私の世界の大切な人達まで殺されちゃうかもしれないのよ!まだ頭の整理もついてないうちに戦いも始まっちゃうし……」

 

 そう悲痛な叫びを上げたあと巴マミはまた俯いた。

 

「……そうだな……だけど今俺達にこのゲームに抗うすべはない、なら今は戦うしかないんだ大切な人のためにも、言わせてもらうなら君が負けた場合君の一敗で君の大切な人達が殺されるかもしれないだから全力で殺しにかかってこい君の一勝で助かる命もあるんだ」

 

「……なんでそんな……私に戦意を出させようとするの?今のまま私が私の力を発揮できないうちに攻撃しようと思わなかったの?貴方にも大切な人達が居るんでしょ?」

 

 巴マミの疑問それに対しキリトは少し考え

 

「確かに俺にも大切な人達がいるだから負ける訳にはいかない、だけどそれとこれとは違うだろ?戦意喪失している相手に勝ったとしてもお互いに後悔すると思うんだ君は勝てたかも試合で負けて俺は勝ったとしても自分を許せなくなる」

 

 キリトは巴マミと目を合わせて強く言った

 

「巴マミ!酷かもしれないが言わせてくれ君の世界のために大切な人達のために戦ってくれ!」

 

 キリトの説得に巴マミは……

 

「そうよね……私がうじうじしてもしょうがないわよねもう始まってしまったからもう止めようが無い、なら精一杯抗ってみるのもありかもね」

 

 その時巴マミの瞳に戦意が灯った

 

「お待たせしたわね」

 

「大丈夫だもう大丈夫か?」

 

「大丈夫とは言えないけど……自分の大切な人達のために戦う覚悟はできたわ」

 

「お互いに悔いのない戦いをしよう」

 

「ええそうねただ」

 

 巴マミはマスケット銃を出現させ構え

 

「私を本気にさせたこと後悔しないでね」

 

 そして本当の戦いの火蓋が切って落とされた

 

 ~B陣営側観客席~

 

「キリト君……」

 

 〘アスナ ソードアート・オンライン〙

 

「キリトらしいや」

 

 〘リズベット ソードアート・オンライン〙

 

「頑張ってくださいキリトさん!」

 

 〘シリカ ソードアート・オンライン〙

 

「お兄ちゃん頑張って!」

 

 〘リーファ ソードアート・オンライン〙

 

「……」

 

 〘アリス ソードアート・オンライン〙

 

「どうしたのアリス?」

 

 〘シノン ソードアート・オンライン〙

 

「いや……やっぱりキリトはキリトだなってな?」

 

「まあそうだね私達はそんな真っ直ぐな心に救われたからね」

 

「ああ、そうだな」

 

 ~A陣営側観客席~

 

「マミのやつやっとやる気になったか、しかしあのキリトってやつ相当甘ちゃんだなじゃあ……マミ、やっちまいな」

 

 佐倉杏子はニヤリと笑いそう言った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はちょっと短いかな?しかしマミさんのメンタルが回復しました次回から戦いが始まります!では!


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電脳の剣士VS魔法少女

まさかの今回の試合1話完結です


 先に攻撃をしかけたのは巴マミだった

 

 パンッ!

 

 マスケット銃から弾丸が発射したそれをキリトは

 

 キンッ!

 

 右手の剣で弾いた

 

「あら?魔法少女でもないのに銃弾を剣で弾くなんて凄いわね貴方」

 

「そんなことないさ慣れだよ慣れ」

 

「慣れでできるのかしら……じゃあこんなのはどう?」

 

 すると巴マミは複数のマスケット銃を出現させ連射した

 

 バババババンッ!

 

 キンキンキンキンッ!

 

「ああっと巴マミの連射された銃弾を弾く弾くキリトが弾く!」

 

「これでもダメなのね……でも弾くだけじゃ私には勝てないわよ?」

 

「そんなのわかってるさ」

 

 するとキリトは人間離れしたスピードで巴マミに接近してきた

 

「なっ!」

 

 急な接近に驚きマスケット銃を撃つがそれも弾かれ距離は5mを切った

 

(リボンで拘束……いやあの反射神経、拘束する前に斬られるわなら)

 

「アフロディ!」

 

 ⦅了解だ⦆

 

 〘亜風炉照美 イナズマイレブン〙

 

「「ヘブンズタイム!」」

 

 そして時は停止した

 

「ふぅ……危なかったわありがとうアフロディ」

 

 ⦅いや感謝には及ばないさそれと早く離れた方がいいよ⦆

 

「わかってるわよ」

 

 巴マミはキリトの横を通り過ぎ5mあたりのところで止まった

 

「そして時は動き出すってね?」

 

 止まった時が再び動き出した

 

「なっ!」

 

 急に目の前の巴マミが居なくなり困惑するキリト、そして次の瞬間強烈な風がキリトを襲った

 

「ぐわっ!」

 

 キリトは吹き飛ばされ地面に叩きつけられた

 

「キリトくん!」

 

 観客席のアスナは叫んだ

 

「あれは……」

 

 暁美ほむらは今の現象に思い当たりがあった

 

「中々いいわねこの能力」

 

 ⦅能力というか技だけどねまあサポートでは能力として登録されているみたいだけど⦆

 

(なんだったんだ今のは)

 

 キリトは今起きた状況について冷静に考えた

 

(目の前に接近したと思ったら後ろにいてそしてその後の強烈な風……超スピードってところか?)

 

 Bの陣営選ぶ者の間

 

「なんだったんだ今の!」

 

「おそらく超スピードを出す能力……もしくは時間停止でしょう巴マミにはその様な能力はなかったつまりはサポートですね」

 

「時間停止……」

 

「攻撃をせずに回避だけを選んだということは止めてられる時間はそう長くないでしょうが厄介ですね」

 

 Lは冷静に考察した

 

「遠距離からマスケット銃での攻撃そして距離を詰められれば時間停止によって距離をとる巴マミにとっては最高のサポートです」

 

「ちっ……厄介だな」

 

「しかし長くは持ちません彼女の力の源ソウルジェムそれが濁り切れば死ぬように設定されていたはずです」

 

「だがいちばん厄介なのはその時間停止を攻撃に使われることだな」

 

「そうですね、だからこそこの人をサポートにして良かったです」

 

「ああ、そうだな」

 

 舞台

 

 キリトは立ち上がり剣を構えた

 

「さあ、早めに決着をつけようかしらアフロディ!」

 

 ⦅ああ⦆

 

「「ヘブンズタイム!」」

 

 再び時間が停止したそして巴マミはマスケット銃を複数出現させ一斉に発射した、その弾丸はキリトの目の前で停止した。

 

「ありがとうねキリトくんそしてさよなら」

 

 そして時間が再び動き出した

 

「!?」

 

(いつの間に弾丸がダメだ弾けない、なら!)

 

「黒霧!」

 

 ⦅承知致しました⦆

 

 〘黒霧 僕らのヒーローアカデミア〙

 

 次の瞬間キリトは黒い霧に包まれて姿を消した

 

「!?」

 

「マミさん後ろ!」

 

「!」

 

 巴マミは反射的にしゃがんだ、瞬間今まで巴マミの首があった場所に斬撃が通過した。

 

「今ので決めるつもりだったんだけどな」

 

「私もよ?」

 

「何となく謎が解けたさっき目の前に急に弾丸が現れたことから時間停止能力ってところだろ?」

 

「正解よそちらはワープ能力ね……」

 

「正解だ」

 

「そっちもなかなかいいサポートね」

 

「だそうだぞ?」

 

 ⦅お褒めの言葉有難く受け取らせて頂きます⦆

 

 Aの陣営選ぶ者の間

 

「ワープ能力か……」

 

「危険……」

 

「ああ、そうだな距離が無いようなものだ遠距離から攻めるマミには相性最悪だ」

 

「そして銃弾も……」

 

「ワープさせられて自分に当てられることもできると……それに目の前の弾丸を瞬時に避けたスピードも厄介だな……白、マミは勝てると思うか?」

 

「15%サポート込で35%ってところ……」

 

「だが0じゃないまだ諦める時でも無いな、まあ本人が諦めてる様子もないし俺達が諦める訳にも行かないよな」

 

「信じようマミを……」

 

「そうだな」

 

 舞台

 

 ⦅相性は最悪だね⦆

 

「そうね、でも諦める理由にはならないわ」

 

 ⦅当然だね⦆

 

「黒霧、マミの周りに複数のワープゲートを出現させられるか?」

 

 ⦅可能です⦆

 

「じゃあ頼む」

 

 次の瞬間マミの周りに複数のワープゲートが出現した。

 

「来るわね」

 

 ⦅どうする?⦆

 

「……ゼロ距離で仕留める」

 

 ⦅なるほど……把握した⦆

 

「さあ、来なさい!」

 

(さあ、どれから来るのかしら見つけられなければ私の負け逆に見つけられれば私の勝ちよ!)

 

 そして次の瞬間ワープゲートから剣だけが飛んできた

 

「!?」

 

 巴マミは慌てて魔法少女の反射神経でそれを躱したが

 

「らぁ!」

 

 ブシャッ!

 

 反対のゲートから出てきたキリトに胴体を斬られ鮮血が辺りを染めた。

 

「マ、マミさーん!!!」

 

 そして巴マミは前に倒れ──なかった。

 

「!?」

 

「ふふ……甘かったわね魔法少女はそう簡単には死なないのよ」

 

 そして巴マミはマスケット銃をキリトに突きつけた

 

「……」

 

「最後に言い残したことはあるかしら?」

 

「マミ、この戦いなかなか楽しかったよありがとう」

 

「こちらこそありがとうじゃあねキリトくんまあ念の為」

 

「「ヘブンズタイム!」」

 

 時間が停止した

 

「相打ちなんてされたら嫌だしね」

 

 ⦅同感だ⦆

 

 そして巴マミはマスケット銃の引き金を引いた

 

 パンッ!

 

 そして時が動き出すと同時にキリトの頭を銃弾が貫いたそしてキリトの体は倒れた。

 

「キ、キリトくんー!!」

 

「キリト……さん……」

 

「光の英雄キリトここに敗れた!!!」

 

「改めてありがとうキリトくん貴方のおかげで弱い自分を克服できたわ」

 

 巴マミは動かないキリトに対してお礼を言った

 

「それじゃあ結果発表だ!擬似ラグナロク勝者は──」

 

 キリトの死体に背を向け歩いた巴マミの首に何かが通過した。

 

「えっ?」

 

 巴マミの首が宙を舞った、そして巴マミは信じられないものを見た頭を貫かれて死んだはずのキリトがたっていたのだ。

 

「どう……して?」

 

 巴マミは否観客のほとんどが分からなかった何故キリトが頭を弾丸に貫かれながら生きているのか。

 

 それに対しキリトは

 

「悪いなマミ俺の体もちょっと特殊なんだよ」

 

 よく見るとキリトの頭からは血が流れてなかった

 

(ああ、私はここで終わりなのね)

 

 意識が薄れていく巴マミはしかし何故か恐怖はなかったただ勝てなかったことに申し訳なさがそして……

 

(ごめんなさい鹿目さん、美樹さん短い間だったけど楽しかったわそしてアフロディ……まだ私の意識があるうちにサポートの解除を……)

 

 ⦅……ふっ女の子1人置いて行けるわけないでだろ?それに短かったけど一緒に戦ったパートナーだ最後まで付き合うよ⦆

 

(……バカ)

 

 ⦅かもね?⦆

 

 アフロディはサポートの解除をしなかったそして……巴マミの意識は完全に閉じた。

 

 ピキッパリンッ!それと同時に巴マミのソウルジェムは役割を終えたとばかりに砕け散った。

 

「擬似ラグナロク勝者は……黒の剣士キリト!!!」

 

 試合時間9分57秒

 

 決まり手:斬撃

 

 勝者:キリト

 

 

 

 




最後はマミさんの油断が招いた敗北って感じですかね?


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狂人と凶人の会話

(・∀・)


「まずB陣営が一勝!これでA陣営は破滅に近づいたァァァ!」

 

ピキッ…パキパキッパリン

 

巴マミの死体にヒビが入り砕け散って天に昇った

 

「マミ…」

 

キリトは天に昇る巴マミの欠片を見えなくなるまで見つめていた。

 

~A陣営の観客席~

 

「マミさんが…マミさんが…うわーん!!」

 

「そんな…マミさん…」

 

「……」

 

鹿目まどかと美樹さやかは泣き暁美ほむらは無言で俯いた。

 

「ヒックッ…」

 

「これで一敗…次は勝って欲しいわね」

 

「ッ!転校生アンタ…!」

 

美樹さやかが暁美ほむらの服を掴みこちらに向けた、そしてその顔を見て驚愕した。

 

「……」

 

暁美ほむらは無言で涙を流していた

 

「転校生…」

 

「こんなところで嘆いていても巴マミは戻ってこないわなら巴マミの守りたかったもの私達の世界の事をを考えなさい」

 

暁美ほむらは美樹さやかの目を見てそう言った

 

「……わかったよ、ごめん転校生」

 

「謝られる意味が分からないわ私は当たり前のことを言っただけよ」

 

そう言って暁美ほむらは前を見た

 

~少し離れた観客席~

 

「くっ…マミの野郎…」

 

佐倉杏子は悔しそうな顔で歯を食いしばった

 

「アンタはこんな場所で終わるタマじゃないはずだろ馬鹿野郎…!」

 

佐倉杏子の呟きは観客の歓声に紛れて消えた

 

~B陣営選ぶ者の間~

 

「まず一勝です」

 

「しかし次は先行だ次は誰で行くか…」

 

「ではこの人でどうでしょう」

 

Lはパネルを操作し1人の戦士を選んだ

 

「なるほどな…異論はないサポートはどうする?」

 

「この人でどうでしょう」

 

画面を切りかえ1人のサポートを選んだ

 

「なるほどな…わかったそれで行こう」

 

Lは頷き戦士とサポートを運営に送った

 

~A陣営選ぶ者の間~

 

「…まず一敗か…」

 

「マミお疲れ様…」

 

白は巴マミに対して黙祷を捧げた

 

「次は後攻だ次は勝つぞ」

 

「わかった…」

 

ピピッ!

 

「……なるほどそう来たか…」

 

「誰?」

 

「こいつだ」

 

B陣営戦士:殺せんせー

 

「……攻めてきたね…」

 

「ああそうだな…生半可なメンバーじゃだめだ」

 

空はパネルを操作し戦士を選ぶ

 

(誰にする?殺せんせーのスピードに対応出来る戦士は…)

 

すると1人の戦士の顔写真の前で隣の白が止めた

 

「おそらくこの人…いや精霊なら…」

 

「確かにそうだなじゃあサポートを決めるか」

 

画面を切りかえサポートを決め始めた

 

「……よし決めた!」

 

すると1人の妖怪の顔写真に手をかざした

 

「頑張ってくれよ」

 

そう言って空は運営に送った

 

~ヒソカの部屋~

 

「倒したと思ったことによる油断それが今回の敗因かな?」

 

『そうだねあの時背を向けなければまだ戦えていたしね』

 

「……で、君は何故僕の部屋にいるのかな?」

 

『え?一人で見るのなんか寂しくない?それにヒソカは同じ陣営だし一緒に戦いを見て今後の考察をした方がいいと思って』

 

球磨川禊はヘラヘラ笑いながらそう言った

 

「ふーん…そうだねしかしあのキリトって戦士確かに頭を貫かれていたのに血が一滴も出てなかったんだ 確実に人間のいや生物の体じゃないね♦」

 

『ええ!生物じゃないってそれどうやって倒すの?』

 

「まあ、おそらく弱点はあるだろうし死なない戦士を出すとは思わないから死ぬとは思うんだ♣︎今回の収穫は急所を攻撃しても死なない戦士もいるということと常識を疑えってことだね♠」

 

『了解~さて次は誰が出るかな?もしかしたら僕かヒソカだったりして』

 

「まあどうだろうね?ただ僕は早すぎるのも遅すぎるのも退屈だから中盤辺りで出して欲しいな♦」

 

『ん~僕は正直出たくないから僕が出る前にA陣営が勝ってくれることを祈るよ』

 

「おやおやもしかして死ぬのが怖いのかい?」

 

『まさか~そんなんじゃないさそれに多分異世界含め僕ほど死んでる人間は居ないよ?』

 

球磨川禊はドヤ顔でそう言った

 

「へ〜それは気になるね♣︎」

 

そういうとヒソカは目を細めた

 

「正直言うと僕は何故君がこの戦いの戦士に選ばれたのか分からないんだよ、はっきり言うよ君弱いでしょ?」

 

ヒソカが確信を突いた

 

『ありゃ?バレた?』

 

「ああ、だってさっきからいつでも殺せたしねだから分からないんだ何故君がこの戦いに出れたのかそれと」

 

ヒソカは顔を近づけ

 

「君のその不思議なオーラそれも気になるねこの世の負が集まったような不吉なオーラねえ、君は一体何者なんだい?」

 

球磨川禊は相変わらずへらへらしながら言った

 

『僕?僕はただの過負荷だよ』

 

「過負荷?」

 

『そう過負荷ただの最弱な劣等生さ』

 

「……まあ今はそういうことにしとくよ♠」

 

『何さ、もしかして信じてない?』

 

「いや嘘は言ってないことは目を見て分かるよ」

 

ヒソカはクククと笑った

 

「さて1回戦終了からこの時間までこの機械から反応がないってことは次は僕達じゃないってことだ♦さて次はどんな強者が出てくるのかな?」

 

ヒソカはただただ楽しそうに笑っていた

 

 

 

 

 




いきなり2回戦はB陣営から殺せんせーA陣営は例の精霊でいきます!…殺せんせーのサポート誰にしよう…


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擬似ラグナロク第2回戦超スピードの教師VS最悪の精霊

あとサポート2人!きっち!思いつかない!


 ???の部屋

 

 ピピッ!

 

「あら?」

 

 その精霊はipadの画面を見るとクスッと笑った

 

「あらあらあら次は私の番ですの?少し緊張してきましたわ」

 

 そう言いつつも表情は余裕そうだった

 

「さてサポートは……ふーんなるほど、相性ピッタリかは分かりませんが悪くありませんね」

 

 そう言ったあとその精霊はipadを部屋に置いて部屋を出て行った

 

 殺せんせーの部屋

 

 ピピッ!

 

「……次は私の番ですか……」

 

 〘殺せんせー 暗殺教室〙

 

 殺せんせーはipadを横に置いて虚空を見つめた

 

「まさかこんなことになるとは……しかし生徒達を守るのは先生の役目ですからね」

 

 そう言った殺せんせーは決意が出来たそうだ

 

「いいでしょう安心院なじみ今だけは貴女の傀儡になってあげましょうしかし──この戦いが終わった後覚悟しろよ」

 

 同時に殺せんせーはブチ切れていた

 

 舞台

 

「さあ1回戦が終わり第2回戦の開始だ!!まずはB陣営の戦士を紹介するぜ!その怪物は突如として出現し月の7割を破壊した……」

 

 その説明に観客はざわついた

 

「そして次に地球の破壊を人類に宣言した、当然人類はありとあらゆる兵器で対抗したがその化け物の前ではおもちゃ当然だった。その化け物の名は……」

 

 B陣営の扉が開くと同時にその化け物は舞台の中央近くに立っていた

 

「殺せんせー!!!」

 

 殺せんせー?

 

 変な名前~

 

 黄色いタコ?というか動きが見えなかった……

 

「しかし観客が多いですね悪趣味な人達です……」

 

 殺せんせーはそう呟いた

 

「続いてA陣営の戦士を紹介するぜ!その世界には空間震という災害が存在する空間震は周りを破壊し時にその地を更地にするその原因となるのが『精霊』と呼ばれる存在の出現だ」

 

 A陣営の扉が開いたそこから1人の少女が出てきた

 

「精霊には幾つかいるがこの戦士は1万以上の人間を喰らった事からこう呼ばれている最悪の精霊と……」

 

 その少女精霊は舞台に上がり殺せんせーと対峙した

 

「その名はナイトメア時崎狂三!!!」

 

「はあ、うるさいことです事」

 

 〘時崎狂三 デート・ア・ライブ〙

 

 また女の子?

 

 でも1万人喰らってるって普通じゃないだろ

 

「戦士が揃ったぜでは擬似ラグナロク第2回戦殺せんせーVS時崎狂三fight!」

 

 合図が終わり

 

「あら?」

 

 次の瞬間時崎狂三の首が飛んでいた

 

「すみませんね負ける訳にはいかないので」

 

「し、瞬殺!最悪の精霊が音速の化け物に瞬殺されたァァァ!!」

 

「狂三……嘘だろ!」

 

 〘五河士道 デート・ア・ライブ〙

 

「シドー落ち着け!」

 

 〘夜刀神十香 デート・ア・ライブ〙

 

「落ち着けるか!だって狂三が……」

 

「早とちりするな!狂三の奴があんな呆気なく殺されるわけないだろうよく見てみろ」

 

「え?」

 

 ~舞台~

 

「……」

 

 殺せんせーが背を向け歩き出したその時

 

 パンッ!

 

 今度は殺せんせーの頭が吹き飛ばされた

 

「みぎゃあ!」

 

 いきなりの自体に流石の殺せんせーもテンパった

 

「あら?頭を吹き飛ばされても死なないんですねでは弱点は心臓でしょうか?」

 

 振り返る殺せんせーその視界には首を吹き飛ばしたはずの精霊が無傷で立っていた、そしてその足元には確かに首のない少女が居た、それに対し殺せんせーの無い頭には?が沢山浮かんでいた。

 

「どんな仕掛けか教えて貰ってもいいですか?」

 

「わざわざ敵に説明すると思いますか?って言っても今から種は見せますが」

 

 そういうと時崎狂三の影が広がりそこから数十体もの時崎狂三が出現した

 

「なるほど……分身ですか……」

 

「きひひ、まあ当たりですよ」

 

 すると時崎狂三は銃を構え

 

「先程の攻撃で確信しました貴方は時間とか関係なく全力でいかないといけないようですね、ではおいでませ刻々帝(ザフキエルゥゥゥ)!」

 

 すると時崎狂三の後ろに巨大な時計塔の様なものが現れた

 

「さあ、どちらかが死ぬまで踊り明かしましょう」

 

「ぬふふふふふ、いいでしょう次は仕留めますよ」

 

 そして次の瞬間殺せんせーが前に飛び出すと同時に時崎狂三達による一斉射撃が始まった。

 

 

 

 

 

 




第2回戦は殺せんせーVS時崎狂三でした超スピードの殺せんせーに対し時崎狂三はどう戦うのでしょうか


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時喰みの城

やっっっっっとサポート埋まりました!ただ焦っていたのでやばいものも入ってます( ◜௰◝ )


「やあ、久しぶりの安心院さんだここで報告だ戦士達の中には中々のチート持ちもちらほらいる、中には死なないんじゃないかというレベルの化け物も居るくらいだアーカードとか殺すのに何十年かかるんだろうね?だから戦士の1部には戦いいやしっかりとした殺し合いになるように規制をかけさせていただいたよ以上安心院さんの報告だぜ?」

 

 舞台

 

 時崎狂三達の銃撃を殺せんせーは残像がいくつもできるようなスピードで躱して距離を一瞬で詰めた

 

「おおっと時崎狂三の豪雨の様な銃弾を殺せんせーは難なく躱していく!」

 

 そして殺せんせーが時崎狂三の集団を通り過ぎ瞬間半数以上の時崎狂三が吹き飛んだ

 

「ぬふふふ、数だけでは私を倒せませんよ?」

 

「なるほど……でしたらこんなのはどうですか?」

 

 パンッ!

 

「!?」

 

 気づけば殺せんせーの触手が1本吹き飛んでいた

 

(一体どこから!?)

 

 触手を再生させると周囲を見渡すが

 

 パンッ!

 

 次は胴体に弾丸が当たる

 

「くっ!」

 

 殺せんせーはその場から高速で離れた

 

「あらあら惜しかったですわ」

 

 殺せんせーは2発目の銃撃で確信した

 

「なるほど……この広げた影の中から攻撃していたわけですね……」

 

 気づけば影は会場全てを覆い尽くしていた

 

「きひひ、当たりですわ本当は気づかれる前に仕留めたかったんですが」

 

「しかし残念ですねタネが分かればもうその攻撃も私には通用しませんよ」

 

「さてどうでしょうね?」

 

 しかし時崎狂三はまだ余裕そうに笑っていた

 

 B陣営観客席

 

「殺せんせー大丈夫かな……」

 

 〘茅野カエデ 暗殺教室〙

 

「何言ってるんだ当たり前だろ?むしろなんで負けると思ってるんだ?」

 

 〘寺坂竜馬 暗殺教室〙

 

「いや……なんか胸騒ぎがして」

 

「奇遇だね、僕もだよそれにあの女の子確実にまだ幾つか隠し球残してるしね」

 

 〘赤羽業 暗殺教室〙

 

「おいおいカルマ、だからと言って殺せんせーが負けるビジョンが見えるか?」

 

「少なくとも僕は見えないよ、だけどここは元いた世界じゃないんだ殺せんせーを殺す化け物が居てもおかしくないでしょ?」

 

「それがあの女ってか?」

 

「……おかしい」

 

 〘潮田渚 暗殺教室〙

 

「あ?何がだ渚」

 

「殺せんせーが汗をかいてるんだよ」

 

「いくら殺せんせーでも汗ぐらいかくだろ」

 

「それはそうだけど試合が始まってまだ3分も経ってないんだよ?幾ら全速力を出してたとしても早過ぎないかな?」

 

「それは確かに……」

 

 それを聞き赤羽業は少し考え

 

「あ〜なるほどね」

 

「なんだ?カルマ何かわかったのか?」

 

「恐らくだけど──」

 

 舞台

 

「あ、そうそう殺せんせーでしたっけ?体に違和感は感じませんか?」

 

「違和感ですか?」

 

 そういえば先程から体が重いのだそして息切れもしているたった2、3分程度の運動でこの体力消耗は明らかにおかしい

 

「……時崎狂三さん貴女私の体に何かしました?」

 

「さあ?何をしたんでしょうね?ただ言わせていただくとしたら殺せんせーこのままだと貴方私の本体に辿り着く前に力尽きますわよ?」

 

 そう言って時崎狂三はクスクス笑った

 

「なら……その前に終わらせるだけです!」

 

 そう言うと殺せんせーマッハ10の高速で再び時崎狂三達に接近してきた、それに対し時崎狂三は分身を増やしまた銃撃で迎撃った。

 

「無駄です!」

 

 再び殺せんせーは銃撃の雨を掻い潜り時崎狂三達に攻撃を仕掛けた殺せんせーの攻撃にまた時崎狂三達の半数以上が吹き飛び消えていった……がまだ他の本体含め分身達は健在で更に補充されていった。

 

(またハズレですか……)

 

(一気に吹き飛ばせればいいんですがそれをしてしまうと観客席の人達にも被害が及んでしまいます……)

 

 殺せんせーは焦っていた削られる体力そしてそれに伴い落ちるスピードこのままでは勝ち目が無くなるその思考に対し時崎狂三が追撃をかけた。

 

「そろそろネタばらしといきましょうか」

 

「ネタばらしですか?」

 

「貴方の異常な体力の消耗の招待ですよそれは私のある能力によるものです」

 

「能力ですか……」

 

「この能力は時喰みの城と言って影を踏んでいる対象の時間まあ生命を吸い取るんですよ」

 

「生命を吸い取る……!」

 

「そう、現在進行形で貴方の生命は脅かされているんですわ」

 

「なるほど……納得しましたしかしそれを教えてしまって大丈夫なんですかね?」

 

「いいんですよ今教えた方が貴方も焦るでしょう?」

 

(なるほど……精神的に追い詰めに来ましたか……)

 

「それに……今更知られたところで今の貴方に回避する方法はないでしょう?殺せんせー?」

 

 B陣営の観客席

 

「ほら当たった」

 

「おいマジかよ……」

 

「それにあの様子だとかなりのスピードで吸い取られてるねスピードも落ちてきていまさっきのスピードでマッハ10くらいかな?」

 

 舞台

 

 ドンッ!!

 

 殺せんせーの攻撃回数が2桁を超えた、その時点で最初のスピードの面影も無くなっていた

 

「きひひひひ、またまた外しましたね」

 

「くっ……」

 

(おかしいですね全く本体に当たりませんこのままでは……)

 

「いい加減諦めたらどうですの?この状況貴方に全く勝ち目が無いと思いますが?」

 

 時崎狂三の分身の中にはムーンウォークをする個体が出るくらい時崎狂三は余裕だった

 

 B陣営の観客席

 

「全く本体にたどり着かないね……」

 

「これ何度目だ!?あの女の言ったことが本当ならこのままだと本当に殺せんせーの命が尽きるぞ!」

 

(明らかにおかしい……流石に本体に当たらなさすぎるもしかしてあの場には本体が居なくて本体は影に隠れている?いやそんな事ができたら戦いにならない、あの安心院という人の説明が正しければ何かしらの規制がかかるはずだだったら……)

 

 潮田渚は思考を巡らした

 

(まず現実的に考えちゃダメだ当たらない……1回戦みたいな瞬間移動?いや流石にそれを殺せんせーが見逃すとは思えないあれじゃあまるで……!?まさか)

 

 ~会場~

 

(流石におかしいです2分の1をこう何度も外すとはこれではまるで……!?)

 

 殺せんせーはある考えに行き着いたそして動きを止めた

 

(あら?気づきま……!?)

 

 急に時崎狂三達も動きを止めた、よく見ると時崎狂三達がドン引きしていた

 

「ぬふふふ今の反応で確信しましたよ私の攻撃が本体に当たらないカラクリがね」

 

 殺せんせーは自分を苦しめた能力の正体を触手で指さし言い放った

 

「心を読む能力それが答えですね?」




疲れた_(›´ω`‹ 」∠)_それにおそらくこの話は修正加えます


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切り札

久しぶり✨


 数十分前

 

「御機嫌よう貴女が私のサポートですね?」

 

 時崎狂三の目の前にはピンク髪の少女が読書をしていた、時崎狂三が声をかけるとピンク髪の少女は本を閉じ時崎狂三の方に目を向けた。

 

「……はぁ……こんな悪趣味な催しに参加させられるなんてお互いついてませんね」

 

 〘古明地さとり 東方Project〙

 

「そうですわねしかし始まってしまった以上負けられませんわ生きて帰るためにも」

 

「そうですね……時崎狂三さんこれだけは言っておきます」

 

「はいなんでしょう?」

 

「私は貴女が死にそうになったらサポートを解除します」

 

「あら冷たいんですね」

 

「当たり前じゃないですか別に私達は友達でもない赤の他人ですサポートに選ばれたからには貴女に力を貸しますが死ぬ時まで一緒にいる気はありませんよ」

 

「わかってますしかしそれなら何故最初の人はサポートを解除しなかったのでしょうかね?」

 

「……さあ?解除が間に合わなかったんじゃないですか?」

 

「本当にそうですかね?」

 

「……何が言いたいんですか?」

 

「いや?戦士には元の世界という巨大な物を守らせるために戦わせてサポートには何も無かったのかと思いまして」

 

「はあ……まあ分かりますかサポートは──」

 

 現在舞台

 

「心を読む能力それが答えですね?」

 

「きひひ、正解です私は貴方の心を読み攻撃が来るルートを避けた位置に回避していました」

 

 時崎狂三は呆気なくネタばらしをした。

 

「やはりそうでしたか……」

 

「普通ならもっと早く気がつけるようなものだと思ったんですがね?貴方は決着を急ぎすぎてテンパってしまいましたそれ故に貴方は敗北するのですわ」

 

「ぬふふふ、もう勝ったつもりですか?」

 

「逆にこれからどう勝つおつもりで?」

 

 それもそうだ、殺せんせーは現在生命力をほとんど吸われスピードもマッハ2~1程度まで落ちている次の瞬間にでも決着を付けなければ負けは確実だろう。

 

 B陣営観客席

 

「殺せんせー……」

 

「負けるんじゃねえぞ!」

 

「ファイトー!殺せんせー!」

 

 舞台

 

「では宣言しましょう次の一撃このコインを投げ落ちた場所に居た貴女に攻撃をします」

 

「はい?」

 

 そう言って殺せんせーはひとつのコインを触手に取りました。

 

「きひひひなるほど確かにそれなら思考に左右されませんね、ですがここに居る私は150人以上そのコインが私の本体に当たると本気で思いますか?」

 

「ぬふふそれは運命のみぞ知るってやつですよ」

 

 そう言って殺せんせーはコインを高くに投げた、そのコインは──

 

(この軌道は……私に当たる!?)

 

 まっすぐ時崎狂三の本体に向かっていった。

 

(なぜ?いやそれよりも躱さなければいやこの軌道は殺せんせーも読んでいるつまり)

 

「終わりですよ時崎狂三さん」

 

「私達!」

 

 時崎狂三達はその合図で分身達は一斉に射撃を開始した。

 

「確信しましたよ貴女で間違いないようですね」

 

 殺せんせーはその弾幕を躱し1人の時崎狂三、本体に突っ込んだ。

 

 煙が晴れると殺せんせーと血まみれの時崎狂三が立っていた。

 

「な、何故……何故コインは私に当たったんですか?確かに小細工等は無かったはずです」

 

「小細工ですか……残念ながら私は何もしてないですよあれは運でしたいや……幸運と言った方がいいでしょう」

 

「幸運……?」

 

「私のサポートは狛枝凪斗と言う少年で能力は『超高校級の幸運』それだけでどんな能力かは分かりますよね?」

 

「……幸運ですか……では何故最初から使わなかったんですか?」

 

「ぬふふふ切り札は最後まで取っておくのが常識ですよ?」

 

「なるほど……そうですわね……グッ……」

 

 精霊の耐久力を持ったあの少女だからこそ今もかろうじて生きているしかしそれも長くは続かない時崎狂三はもうすぐ死ぬだろう。

 

「時崎狂三さん……貴女のその状態ではもう助からないでしょう貴女の負けです」

 

「ゲホッ……き、きひひそうですわねでは……幕を閉じるとしましょうか……」

 

 時崎狂三は最後の力を振り切るように銃を構えた

 

「刻々帝(ザフキエル)……【四の弾】(ダレット)……」

 

 時崎狂三がそういうと刻々帝の4の箇所から霊力が銃に集まったそして時崎狂三は自身のこめかみに銃を突きつけた

 

「何を!?」

 

「御機嫌よう殺せんせー」

 

 にこりと微笑み時崎狂三は

 

 パンッ

 

 引き金を引いた

 

 瞬間時崎狂三は無傷でその場に立っていた

 

「な……!?」

 

「なーんてね?」

 

 そのあまりの出来事に会場は困惑していた

 

「最後のネタばらしですわ私の真の能力は分身を作り出すことでも生命を吸い取ることでも人の思考を読むことでもありません私の真の能力は『時間操作』今のは自分の時間を巻き戻し傷をおう前の状態に戻したんですわ」

 

「時間操作……何故今まで使わなかったんですか?」

 

「ん~一応分身も時間操作の1部なので全て使わなかったわけじゃないんですが……まあ一言で言うなら切り札は最後まで取っとくのが常識ですよ?」

 

 クスクス笑い

 

「殺せんせー貴方の敗因はその実力がありながら観客への被害を気にし全力で私を殺しに来なかったことです」

 

「……」

 

「では改めて御機嫌よう殺せんせー?」

 

(なるほど……私は終わりですか……しかし生徒達の手で死ねなかったのは心残りですが彼女の手で死ねるのは──悪くないですね)

 

《そうだね彼女みたいな希望溢れた人に殺されるのならそれも悪くないよね》

 

 〘ダンガンロンパ 狛枝凪斗〙

 

(……貴方は早く解除した方がいいですよ狛枝くん)

 

《何言ってるんですか殺せんせーここまで来たら一蓮托生じゃない?》

 

(ぬふふ先生はいい生徒を持ちましたよ)

 

《いや、僕は貴方の生徒じゃないけどね》

 

 そして銃弾は殺せんせーの全身を撃ち抜き蜂の巣にした。

 

「ギ、擬似ラグナロク第2回戦は……勝者時崎狂三!!!」

 

 

 試合時間15分26秒

 

 決まり手:銃撃

 

 勝者:時崎狂三

 

 

 

 

 数十分前

 

「はあ……まあ分かりますかサポートは──負けた時に一緒に死なないとグループが負けた時元いた世界の1番大事な人またはものを失います」

 

 




かけた~(・∀・)


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疑問

2連打ァ!


「ふう……」

 

「とりあえずお疲れ様と言っておこうかしら?」

 

「ええ、ありがとうございましたさとりさん」

 

 時崎狂三が光り次の瞬間隣に古明地さとりが現れた。

 

「ふぅ……少しヒヤヒヤしたわよ貴女よくあれに耐えたわね」

 

「まあ精霊ですからね?」

 

「その精霊って凄いわね……ところでさっきの戦いだけど妙じゃなかった?」

 

 それに対し時崎狂三は頷いた。

 

「ええ、あの優しい殺せんせーにあのフィールドは狭すぎます力を発揮できなくなるのは目に見えてました」

 

「推測ですがあれは──」

 

 Aの陣営選ぶ者の間

 

「勝った……ね」

 

「勝ったが……妙だな」

 

「ん……あのフィールドは殺せんせーには不利すぎる」

 

「ということは……」

 

「何かの実験か布石……?」

 

「そうだなおそらく──」

 

 Bの陣営選ぶ者の間

 

「負けましたか……」

 

「何が負けましたか……だこうなることはわかっていたんだろ?L」

 

「……」

 

「何のためだ?」

 

「分かりませんか?」

 

 Lは逆に返す。

 

「実験か……」

 

「正解ですあのフィールドは縦横共に500mを設定しました」

 

「任せていたらそんなことをしたのか?」

 

 夜神月は少し呆れたようにLを見つめた。

 

「……しかしフィールドは1回戦と同じだったつまり」

 

「すぎた要求は最長になるんじゃなくて元の広さに戻るということか……」

 

「そういうことです」

 

 Lは雪見だいふくを食べながらそう言った。

 

「でも殺せんせーじゃなくても良かったんじゃないのか?」

 

「いや殺せんせーだからこの実験をしたんです」

 

「どういうことだ?」

 

 夜神月は疑問を浮かべた。

 

「殺せんせーは優しいです、高い壁を用意しなければ観客を気にして全力を出し切れないくらいには、ですがフィールド形成はおそらく縦が低く設定してある」

 

「つまりそれが殺せんせーに課されたリミットって訳か……」

 

「そうですこれは必ず殺せんせーを出す時に当たる問題でしたですので早めに殺せんせーを出したんです」

 

「殺せんせーは最初から負ける運命ってことか?」

 

「そうではありません実際に時崎狂三を瀕死まで追い詰めたのは見たはずです」

 

「……そうだな」

 

 2人は新しい戦士を選出するために画面に目を向けた。

 

 ヒソカの部屋

 

「とりあえず一勝だね♦」

 

『いや~凄かったね僕だったら50回は殺されてたんじゃない?』

 

「人?ってあんなに早く動けるんですね~」

 

「……増えたね♣️」

 

『なんでここにいるのめぐみんちゃん?』

 

「1人は心細いんですよ察してください」

 

 よく見るとめぐみんの目元は赤くなっていた。

 

『……めぐみんちゃんどうしたの戦いなら前の2人みたいに一緒に死ぬんじゃなくて解除して1人で生き残ればいいでしょ?』

 

「……それわかって言ってます?」

 

 めぐみんは球磨川禊を睨むが球磨川禊は何処吹く風のようにヘラヘラ笑っている。

 

『ん?なんだいめぐみんちゃんもしかしてサポートに課された人質について考えてるのかい?それとも即死の場合解除できないことを気にしているのかな?』

 

「やっぱりわかって言ってたんですね!吹き飛ばしますよ!?」

 

 杖を構えるめぐみんにヒソカが静止をかけた。

 

「まあまあ落ち着きなよめぐみん♠︎ミソギは人として終わってるからそんな怒ってもエネルギーの無駄だよ?♦」

 

『ヒソカくんも酷くない!?』

 

「……わかりました」

 

『わかったんだ!?』

 

 めぐみんは俯きながら言葉を零した。

 

「戦士が死ぬ時私はどうすればいいんですかね?ミソギが言うみたいに生き残ればいいんですか?それとも仲間や家族のために死ねばいいんですか?」

 

「それは僕達に聞くことじゃないね♣︎ただ……その家族や仲間が死んだらめぐみんが悲しむようにめぐみんが死んだらその家族や仲間が悲しむってことを忘れてはいけないよ?♠︎」

 

「……わかりました」

 

「まあそうだね出番までそれについて考えてみるのもいいかもね♦」

 

 めぐみんは無言で頷いたのであった。

 

 ???の部屋

 

「ぶはぁ!!やってけるか~!!」

 

 〘白識 蜘蛛ですがなにか?〙

 

 私白識は荒れていた転生して蜘蛛になったかと思えば苦痛の日々を生き延びやっと人型になったあと魔王と結託し色々あって神になりで気づいたらこんなところに呼ばれて。

 

「なんで私がこんな目に~!」

 

 そう言いながら突っ伏す、床にはお酒の空き瓶が沢山転がっている。

 

「Zzz……」

 

「随分荒れているみたいだね」

 

 そんな彼女を起こすものがいた。

 

「……何よ?悪い?というかここ私の部屋なんだけど」

 

 白識が避難の目を向けるのは部屋にいつの間にかいたイケメンな男だった。

 

「そうだね、そこは謝罪しておこうだけどこうやって部屋にこもっていたら話ができないじゃないか」

 

 〘藍染惣右介 BLEACH〙

 

 形だけの謝罪をして全く悪びれる様子の男に白識は少しイラッとした。

 

「……じゃあ他の部屋に行けばいいでしょ私の部屋に来る意味ある?」

 

「いや、歩いていても誰とも会わなくてね?どうやら皆霊圧とは違う力を持っているみたいで探知しようとしてもできないんだ」

 

「霊圧が何か知らないけどだから部屋に押しかけてきたってこと?こちらからしたらいい迷惑なんだけど」

 

 瞬間男は消えた。

 

「ッ!?」

 

 殺気を感じその場から一瞬で離れる白識、次の瞬間

 

 ヒュン!!

 

 刃が今まで白識の首があった場所を通った。

 

「ほう?会話の途中それも酔っていてもかすりもしないか……どうやら君もかなりの強者みたいだ」

 

「なんのつもり?場合によっては容赦しないけど」

 

 2人の視線が合い殺気がぶつかり会場裏が揺れた。

 

 




言葉にできない~♪


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イエローカード

お久しぶりです筆が乗ったので続きでーす!

タイトル間違えました


「まあ落ち着きたまえ、ええっと名前はなんて言うのかな?」

 

「……白識、ってあんたから仕掛けたんでしょうが!?」

 

 ウガーっと叫びながらお酒の空き瓶を投げる白識に対して何処吹く風な藍染惣右介、飛んできた空き瓶を首を少しだけ動かして躱しながら笑みを浮かべ言葉を紡いだ。

 

「それについては悪かった、だけどこれは必要なことだったんだ」

 

「あんたが私に斬り掛かるのが必要なこと?」

 

 意味わからないと首を捻る白識に藍染惣右介は

 

「そうだ、私はBグループメンバーの選別をしていたんだよ」

 

「選別?」

 

「ああ実力不足なメンバーを切り捨て再度Bグループを作ろうと思ってね」

 

 この男とんでもないことをいいやがった

 

「例えその世界で最強でも僕の世界でも最強とはいかないだろう?背中を任せれるのは同じ強者だけだつまりそういうことさそれに巴マミ彼女に対してキリトは苦戦していたが私なら一瞬でカタをつけることが出来た」

 

 確かにさっきの一撃を見れば嘘や見栄じゃないだろうこの男はそれだけの実力を持っている私はそう確信している

 

「つまりあんたは身内狩りをしていたってこと?」

 

「その認識で構わないよついでにAグループの強者も潰せればいいが……おそらくそううまくはいかないだろう」

 

「それがサポートだったらどうするつもりよ?」

 

 戦士でなくサポートなら実力が足りないという可能性もあるその場合この男はどうするつもりだったのだろうか

 

「ああサポートか僕から言わせて貰えば──サポートはいらないと思っているんだ」

 

「はあ?」

 

 サポートはこの戦いの切り札的立ち位置だそれをこの男はいらないと言った

 

「白識、君は何言ってるんだって顔をしているが君も2回戦を見ていたなら分かるんじゃないか?時崎狂三は実力の半分も出せていなかった」

 

「……」

 

「何故か分かるかい?確かに彼女みたいなタイプに心を読む能力は相性はいいかもしれないしかしそれをいきなり使いこなせるかと言われたら違うだろう時崎狂三はその力を使うことに意識が行き過ぎて自分が持つ元々の力をフルに発揮することが出来なかったと思っているんだが僕は間違ってるかい?」

 

「はあ……間違っていないわよでもあの力が無ければ彼女は殺せんせーに勝てなかったかもしれないのよ?」

 

「それなら彼女の実力はそれまでということだ」

 

「あっそ……」

 

 ジト目で睨む私にその男は微笑み

 

「話は戻るが白識、君は合格だ本番もこの調子で頼むよ」

 

「待って」

 

 背を向ける藍染惣右介に白識は声をかけて止めた

 

「何かな?」

 

「あんたこれからサポート含めいやサポートを主に殺しに行くのよね?」

 

「ああ、そうだけど何かな?まさか止めるのかい?」

 

「そのまさかよ」

 

 私は戦闘態勢に入り愛染を睨んだ。

 

「まさか情でも湧いたのか?会ったこともないサポーターにか?」

 

「そんな訳無いでしょう私は怖いのよサポーターを殺した時の────ペナルティがね」

 

「ほう?」

 

「ご丁寧にサポートなんて名前がついているのよ?でも今のままじゃ足枷にしかならないというのが現状つまり「サポートには別の役割があると?」その通りよ」

 

「明らかにおかしいのよ戦わせたいなら全力で戦わせればいいのにサポートなんて不純物混ぜるなんてだから逆に考えてみたの「へ~楽しそうな話しているね!?」

 

(今どこから……!)

 

「僕も混ぜてよ」

 

「なるほど……開催者が出てくるってことは今の話は全くの出鱈目ってわけじゃないみたいだ」

 

 そう言うと愛染惣右介は安心院なじみに斬魄刀を振るった────が安心院なじみはいまだにそこに無傷で座っている

 

 愛染惣右介は少し眉をひそめた。

 

「監視のスキル『監視の法則』監視に徹している間あらゆる攻撃が僕に届かなくなるスキルさ」

 

「ずいぶん安っぽい能力だね安心院なじみ」

 

「そうかい?僕は結構気に入ってるけどね」

 

 愛染惣右介は斬魄刀をおさめる

 

「で、なんのようかな?」

 

「ああそうだった僕は白ちゃんにイエローカードを出しに来たんだよ」

 

「私なにかやった?」

 

「無自覚だと思うからわからないかもしれないけど今の話後半に気付いてほしい話だったんだだから7回戦まで今の話は禁止にするよ」

 

 そういって安心院なじみは手をバッテンにしぶぶーと言った。

 

「流石に後出しが過ぎない?」

 

「気にしたら負けだぜ?それに―まだ消されたくはないだろう?」

 

「……」

 

「いい子で助かったよじゃあね?白ちゃんに愛染くん君たちが生き残ることを祈っておくぜ?」

 

 そう言って安心院なじみは空間に溶けて消えた

 

 




次は未定じゃあ!


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