金色のヤミ極 (金色のヤミ@R18)
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プロローグ

私の妄想を書いていきます。もしかしたら挿入描写はないかもですが ifストーリーとしてバッドエンド、もしくはバッドエンドイメプを募集するかもですので そのときはぜひ!ではお楽しみください!


平凡な日。平凡な街。誰しもが想像し、ほとんどの人が体験したことがあるであろう普通の毎日。それを体現するような場所。ここは彩南町。様々な人が平凡を生きている中。この平凡な街はたまに姿を変え とらぶるだらけの日々へと変わる。今日もまたこの街に不穏な風が吹いており…

 

「嫌な風ですね…」

 

そう呟く少女。きれいな金髪。黒いミニスカート付きドレスを着た存在。顔立ちも良く 初見は当たり前、街の人も会えば振り向いてしまう程の美しさ。まさに美少女という言葉が似合う彼女は電柱の頂上に凄まじいバランス感覚で立ちながら空、街を見つめていた。

 

「ヤミさん!」

 

そんな彼女=ヤミを下から声を掛ける存在。幼さを残した姿に大人びた雰囲気。その少女はヤミの親友。ヤミのターゲットである「結城リト」の妹の「結城美柑」で、ヤミは声を掛けられれば その電柱から飛び降り 見事に着地してみせる。そんな人間技ではないことを次々行うヤミ。それもそのはず彼女は地球人ではない。正確にはではなかったのだ。「金色の闇」それが彼女のかつての名。コードネーム。宇宙に名を轟かせた元宇宙一の暗殺者。今は「元」という名の通り暗殺は辞め 今は親友や様々な人との出会いをキッカケに「人」としての生活をはじめていた。

 

「そうなのですね…」

 

他愛の無い話をする二人。その姿を見れば 誰も元暗殺者だと思わない普通の女の子。ヤミも親友と話していると先程の怪しい雰囲気など忘れてしまえる。 ただただ二人で温かい空気が流れる。流れ続けるとそう思っていたのだが…

 

「なるほ…美柑!下がってください!」

 

「え、どうし…」

 

言葉を遮るようにヤミが叫ぶ。美柑が疑問の声を発するよりも早く その結果が現れる。

 

ドンッ!!

 

地面のコンクリートが砕け散り あたりに砂埃が舞う。とっさに美柑を庇いながら後ろに下がり 瞬時にその行為を行ったであろう存在が居る場所に振り向く

 

「何者ですか?…」

 

静かに問いかける。しかし、その声は冷たい殺気を放ちながら…

 

「おうおう 怖い怖い…」

 

その砂埃から現れる存在。黒い羽毛の服装。見えている肌は全身赤い皮膚。鬼のような顔。ツノは折れており 全身が傷だらけ。片眼は見えてないのか眼帯をしており 右腕がない存在。ヤミはその存在を見つめながら 再び問いかける

 

「何者ですか?…」

 

そう言われた相手は少し表情を怒りの顔に変えると

 

「ヤッた相手は覚えてないってか?…俺はお前にすべてを奪われた存在だ…」

 

「貴方のような野蛮なやつは腐るほど居ましたから…」

 

確実に覚えてないとは明言してはいないがその男にとってそれで十分だった。そう「復讐」の理由には

 

「お前はただ消すだけじゃ面白くない…それに…」

 

男はヤミの下から上まで舐め回すように見ながら 舌なめずりを行い

 

「前のお前はガキだったが 少しは成長したみたいだなぁ…俺の奴隷に加えてやるよ!」

 

そう言う男は言葉を終える前に走り出す 凄まじい速さ。あたりが揺れ動く。ガラスは割れ 地面は砕け そしてその片手でヤミを捉え 放つ…が そこにヤミは居なかった。それどころか男の顔面に黒い影、いや金色の拳が現れるとそのまま直撃し吹き飛ばされる。

 

「がぁッ!?」

 

ヤミは一瞬にして判断したいた。このようなタイプとは何人も何百 何千、何万と戦ってきた。そこからある程度行動は絞れてくる。武器のない相手があの肉体を武器にしない訳はない。もちろん他の能力も警戒してのカウンター。ヤミは全身を変幻自在に様々なものに変えることができる「トランス」兵器。今回は髪の毛を拳に変えて それは見事に決まった。ヤミが着地すると同時に男もゆらゆらと立ち上がる。

 

「な、なんだよ…この星に来て…弱くなったんじゃなかったのか…話がちげぇ…」

 

「話…なるほど一人ではないのですね…さてそれを教えたのは誰ですか?この件に何人関わってるのですか?教えてくだされば痛い思いもせずにデビルーク星の衛兵に連行させますけど…」

 

上からの態度を取るヤミ。男はムカついたが文句を言える立場ではないくらいの差を見せつけられる。そして男は口に出し始める。

 

「俺が知ってるのはお前を憎んでるやつが5万といるってことだけだ…中には俺のように復讐に動いてる奴もな…あと…そうだな俺だけならここで負けてたぜ…」

 

そう言う男。その瞬間 ヤミは嫌な予感がし 美柑の方へ振り向く

 

「た、助けてヤミさん!」

 

声を発する美柑。しかし、次の瞬間

 

「うるさいですねぇ…」

 

そこにはローブ姿 全体的に四角いシルエット。眼鏡と片手の本が知的な雰囲気を出している別の宇宙人がいて。その手の本を美柑に翳すと眠ってしまったようで…

 

(しまっ…私としたことが…)

「美柑!今助けます…」

 

そう叫び接近しようとするヤミにその存在が語りかけてくる。

 

「やはりあの方の推測通り この地球で大切な存在とやらが増えたようですね…わかっているでしょ このまま近づけば…」

 

「ッ…」

 

ヤミはトランスを解除してその場にとどまる。

 

「あの方は我々に復讐のチャンスをくれた素晴らしいお方ですが趣味が特殊でね…ま、この星で言うところの変態ってとこでしょうか…あなたのような小娘 私は興味ありませんが どうしても生意気な貴方の恥辱の姿を見たがってまして 無傷で連れてくる以外は我々はナニをしても良いと言われてるものですから…それに…そっちの男も貴方に興味深々だ」

 

そう眼鏡の宇宙人が呟けば 後ろから瓦礫の音と共に黒い影が背中越しにヤミを包み

 

「へへ…あのときの恨みだぁ!」

 

そう言うと男はヤミをガッチリホールドしてしまう。

 

「くっ…」

 

痛みはない。驚くほど優しいホールド。しかし、ただでさえ慣れてないハグがされて嬉しい相手でもないため屈辱感だけがヤミをつのらせる。

 

「は、離してくださいっ…」

 

そうつぶやくヤミだが状況が状況だけに抵抗できず。男は先程のヤミにやり返すように上から

 

「良いのか?お前が抵抗すればあの餓鬼には何の命令もないからこのまま消してやっても良いんだぜ?なぁーに…このままお前が何もしなければ あの餓鬼には手出ししねぇよ」(ジュルっ…)

 

太くてベタベタした舌でヤミの顔舐める。ザラザラとベタベタした感覚に不快感を そして何より美柑を助けれない自分への無力感がヤミを襲う。対して男は

 

「うめぇ…若くて柔らけえ…微かな塩っ気が良いなぁ…」

 

ヤミは人間で言う高校生。それも最上級レベルのものに男は興奮している。先程の戦闘での汗がさらに良いものになっているようで…

 

「さて…甲羅があったら食べれるものも食べれないよなぁ…」

 

そんなことを呟く男。この男の甲羅。つまりヤミを食べ物として見ている男にとって黒い服は邪魔でしかなかった。

 

「さあ邪魔な甲羅は剥ぎましょうね…オラァっ」

 

「ッ…な…」

 

舐め腐った口調。そして器用な爪の動きでヤミのバトルドレスを引き裂く。ブラジャーはつけてないため小さく小ぶりな胸が晒される。そしてその衝撃で履いているはずの白いパンツにも破れてしまいボロボロで秘部が丸見え。男はヤミをこちらに向けると舐めるように見ながら

 

「やっぱ胸はねぇかぁ…」

 

下の秘部を見つめると

 

「毛も生えてない…ほんとに成長したようだが幼いなぁ…ま、そこが良いんだけどよ…」

 

「み、見ないでください…えっちぃのは嫌いです…」

 

全身を見られる それも下心丸出し 敵である存在に。それはヤミの恥ずかしさを一気に上昇させていく…

 

「へへ…見られたくないってかぁ?…なら…もっと見てやるよぉ」

 

そう言うと男はヤミの細い両腕を片腕で持ち上げてしまい 隠させることはなく くまなく見ていく。

「良いカラダだなぁ…」

 

男はヤミをさらにはずかしめるために言葉を投げかけていく。そんなヤミが再び口を開く

 

(さぁて…どんな可愛らしい反応を見せてくれるんだぁ?)

 

男は期待しながらヤミが口を開き発した言葉を聞いた。

「さっきからイチイチうるさい人ですね…地球の言葉の弱い犬ほどよく吠えるとはこのことですね…」

 

そんなヤミの言葉は男が期待していた反応。態度ではなかった最初のヤミのような上から馬鹿にしたような物言い。圧倒的有利なはずの男なのだが 彼の沸点を引いてしまったようで

 

「おもしれぇ…めちゃくちゃにしてやるよ…」

 

その男は自分のズボンを引裂く。あらわれるのは人間の物でも宇宙人の中でも極めて珍しいサイズ。あまりの大きさのソレを固くさせた男はヤミのまだ準備してないところに狙いを定める。それを見た眼鏡の宇宙人は急ぎ叫ぶ

 

「それは許可されてませんよ!?」

 

そんな静止など聞かない男。

 

「うるせぇ!ホントは準備してじっくり遊んでからブチ壊してやるつもりだったが…お前が悪いんだぜ!?」

 

そのまま勢いよく突き抜く。が、男が感じたのは快感ではなかった。それと同時に

 

「うがぁッ!?」

 

何故か眼鏡の宇宙人の叫び声が聞こえた途端 こちらの方に吹っ飛んでくる。そして自分に直撃 二人して後ろに倒れる。一体 何が起こったのか男はその理由を見た。「穴」だ 自分のあれを突き刺したヤミのあそこがあった部分に別の穴、いや空間が生まれている。向こう側にはヤミの親友である餓鬼が見えると それは消えてしまう。

 

「な、何をしやがっ…な、なんだ…お前は…」

 

疑問を投げかけるのはやめた。すでに目の前にそれが居た。金髪から伸びるツノ。両手は爪となり 黒いドレスを着た少女。ヤミ。いやそれは彼女の本気の姿。

 

「これがダークネスです…」

 

クロとの戦いで制御した姿。それを見せる。そして男と眼鏡の宇宙人が声を発する前に何発もの打撃がくる。

 

(な、なんだよこれっ…勝てるわけっ…ねぇ…化け物め…)

 

気づけば男はボロボロとなっており 眼の前の化け物は一言呟く。

 

「降参した方が良いですよ…今なら貴方方を誤って仕留めてしまうかもしれません…」

 

そう呟くダークネス。その言葉はハッタリではないというほどの殺気と強さが二人を恐怖へと陥れていく。

 

「さて…美柑の目を覚まさせてください」

 

「ッ…仕方ありません…」(ペラッ)

 

先ほどと同じように本を開く眼鏡の宇宙人。彼は美柑の目を覚まさせるかと思ったが…

 

「油断しましたね…やはり貴方は弱くなった…あんな女ほっといて我々を倒せば良かったものの…」

 

「な、何をっ…」

 

本から眩い光が放たれる。倒れていた男は美柑を攫い その光からゲートのようなものが現れる。その中に入っていく二人と美柑 姿は見えなくなると声だけがヤミに響いてくる。

 

「助けたければこの先に来なさい…すぐに来なければゲートは閉じてしまいます。そうなれば一生会えないでしょう…」

 

状況を整理する時間も与えない相手。助けももちろん呼べない。しかし、ヤミは躊躇なくその中に飛び込んでいく…



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異世界突入編
1話「異世界」


ここから様々なピンチがヤミちゃんを襲います 


とある島。人の手など微塵も感じさせない自然溢れる場所。とても静かで聞こえるのは鳥の声、動物の足音。そんな風景に一つの違和感があった。人だ。それは金髪姿 黒いバトルドレスに身を包んだ少女。そうヤミだ。しかし、それはその場で倒れて動かないまま 数時間その場に倒れていた。

 

「うっ…ここは…?」

 

ヤミは立ち上がると一言そう呟く。少女はあたりを見渡しながら 記憶を辿る。

 

(確か…美柑と二人で話してて…オークのような宇宙人と眼鏡の宇宙人が襲ってきて…それで…)

 

「そうだ…美柑を追って!美柑!?美柑!居ますか!?」

 

ヤミは思い出すと慌てて周りに叫び始める。まだ近くに居るかもしれないという望みにかけて しかし、その望みはすぐに無駄だと分かる。あたりに響くヤミの声 それに反応するのは美柑の声でもなければ攫って行った二人のものではなく 鳥の羽ばたき 動物の遠吠えのみで それが終わると再び静かになってしまう。

 

「とりあえず…この場所が何処なのかを調べなければ 上から見ればある程度は分かるでしょうか…」

 

そう考えると早速行動に移そうと背中を変形させようとする。が、それは反応しなかった。それどころか身体能力も普通の少女レベルに下がってしまい 木を登ることさえできない。理由は何となく分かっている。

 

「ダークネス…」

 

ヤミが最後に変身した姿。あの姿は凄まじい力を使える変わりに一定時間を過ぎると解除されてしまう。それだけなら良いのだが反動としてトランスは使用不可となってしまい身体能力が格段に下がってしまうのだ。つまり今のヤミはただの女子高生となってしまう。

 

(仕方ないですが…何も知らない場所を迂闊に歩くのは危険です…回復するまでここで…)

 

「ヤミさん!助けて!」

 

「はっ…いけません…美柑が…待ってるのですから…美柑が助かるのなら私なんて…」

 

ヤミは美柑への思いだけを糧に この世界を生き抜くことを決める そして歩き始めようとした瞬間 微かに感じる匂いがあった。

 

「これは…塩?」

 

その方向へ歩き続けると しばらくして開けた場所にやって来る。そこには思ったとおりの物が現れる。

 

「海…ですか…」

 

光を帯びて漂う美しい青い液体。はるか遠くまで続いている海。それはヤミに不安を与える。

 

(まさか…島なのですか…ここは…それに暫く歩いてみましたがこの島に人の気配は一切なかった…つまり無人島…)

 

それはヤミに絶望をぶつけてくる。今のヤミにトランスの能力はない。いつになったら回復するかも分からないトランスを待っていれば美柑の身は保証されない。ただでさえ今も無事なのか分からないというのに…

 

(一体…どうすれば…)

 

しかし、運はヤミを見捨ててはいなかった。その海に一つの影がやってくる。帆をつけて漂うその影は船だ。目の前に船がやってくる。しかも それは幸いにもこの島を目指して来ているようで…

 

(あの船に乗ることさえできれば…)

 

そう思ったヤミは早速 行動に移る。全ては美柑を救うために…こうしてヤミの冒険は始まった。



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2話「調査」

ヤミは森の中を疾走していた。身体能力は下がってしまっているためスピードは普段より遅いが それでも普通の成人男性と比べれば比べ物にならないくらいの速さ。幸いにも体力はあまり変わっておらず 森の反対に停泊しているであろう先程の船を目指す。

 

(まずはあの船の確認。そしてここが人の住む場所なのかを調べる必要がありますね…)

 

そう考えながら走り続けること30分…潮の匂いが再び強くなり反対側の出口が見えて来る。

 

(あそこに行けば船の様子が見えるはずですね…しかし、直ぐにコンタクトを取るのは危険…なら…)

 

そう思えば少し走っていた場所を横にそれていき 停泊している船が見える岩陰にたどり着く。

 

「はぁはぁはぁはぁ…流石に疲れましたね…」

 

息を整えながら岩陰に身を潜め 気配を完全に消す。能力や身体能力は下がったものの経験やコツは忘れてはなく完全に気配を消してしまう。丁度 今 停泊したのか乗組員らしい人影がゾロゾロ降りてくる。どうやら見るに人で間違いないようで

 

(まずこの世界に人がいる事は分かりました…あとはここが何処なのか分かれば良いのですが…)

 

脳内でしっかり状況を整理していくヤミ。すると乗組員たちの怒号に似た声がこちらにまで届いてくる。

 

「野郎共!食料を見つけて積んで来い!まあ ねぇとは思うが金目になりそうな物もあれば乗せろよ!」

 

「わかりましたぁ!」

 

そんなやり取りをしたあと 何人かに別れゾロゾロと森の中へ入って行く。彼らの腰にはサーベル型の剣。本で見たことのある昔使われていた銃を片手に持っている。

 

(武装している…少なくとも私の知っている場所とは程遠いようですね…では外国でしょうか…しかし、話してる言語は…ならここは異世界…ということですね…)

 

そう理解したヤミはあの本を持つ宇宙人の能力か何かで別の世界へワープさせられたと理解する。もとの世界に戻る方法を知るためにも奴らを探すしかないと新たに決意しつつ まだ様子を見ようと隠れたまま

 

(流石に銃は面倒ですね…本で読んだとこがありますが あのタイプは話が通じないと相場が決まってますからね…それに特徴を見るに…海賊って存在でしょうか…)

 

異世界。目標。現在の状況。相手の特徴、タイプ 現時点で推測できる情報をある程度整理すれば次の行動について考える。

 

(1部隊ずつならトランスを使えなくても確実に勝てる相手…しかし、それで船を得ても知識のない私ではこの先不安…ならば脅して進ませる…いや彼らが裏に戦力を持っていないとは断定できない以上目立つことはしたくない…なら…)

 

あたりが真っ暗になった頃 ゾロゾロと人々が戻ってくる。薬草を手に持つ者。獣、鳥を持ったまま来る者。魚を釣って来た者。木材や石など材料関係を持ってくる者。それぞれが指定の積荷置き場に置いていく。それを積む係が一つ一つ積んで行く。置いて行った者からリーダーらしい男の待つ 焚き火の場所へ向かい騒ぎ始める。いわゆる宴というやつだ。

 

「さあ 騒げ野郎共!」

 

「うおおおおおお!!!」

 

楽器の音色や怒号。笑い声や歌声が響く場所。そこから少し離れた積み荷置き場に一つの影がやって来る。ヤミだ。ヤミはこの島から離れるために積荷に潜り込み潜入するようだ…もちろんバレたら騒ぎになってしまうため 一旦次の停泊場所までは状況を探りながら行動し 願わくばバレずに解散したいところだが…そして一つの積荷を開け そこに潜む。果物がたくさん入っている場所 そこに潜む。暫くすると箱がガサゴソと言いはじめ 声が聞こえてくる。

 

「なんだこれ…おっも…何が入ってるんだ…」

 

「やめとけ やめとけ 船長に開けたのバレるぞ…」

 

「それもそっか 船長好物の果物の箱だもんな」

 

そんな会話をする声。間一髪バレずに済んだヤミ。しばらくして音が止み静かになる。どうやら船の中に入れたようだ ここに居てはいつ開けられるか分からないため とりあえず船で身を隠せそうな場所を探すため外に出る 潜伏スキルを働かせ物音一つさせずに出ると真っ暗な部屋。どうやら倉庫のようだ。だんだん目が慣れてくると荷物ばかりで出口兼入口のようなドアが見える。

 

(ドアはあそこだけ…しかし、これだけ広く暗ければ 最悪隠れてればバレなそうですが 先程の様子だと酒で酔い潰れてるか まだ騒いでるはずです…なら一応探索でもしてみますか…)

 

そう考えながら重いドアを開ける ゆっくり開け あたりを見渡す。積荷を運び入れていたであろうドアも閉まっており完全に積荷を入れ終えたようだ そこから外を見ると外で騒ぐ集団の影を見ることができる。

 

(まだしばらく大丈夫そうですね…)

 

改めてクリアリングすれば本格的に船内を捜索し始める。船員室、食堂、医務室 様々な場所探索していると不思議なドアを見つける。少しボロボロなドア。その重いドアを開けていく。ギギィー…そんな音と共に開けると中の部屋は真っ暗だった…

 

「?…ここは?また倉庫でしょうか」

 

そう呟けば どこからともなく声が聞こえてくる。

 

「飯か?」

 

「飯をくれぇ」

 

「に、肉はあるかぁ?」

 

様々な声。飢餓に苦しむような声。無数の声のする方向へ顔を向ける。それは部屋の…下からだった。そこを見るとヤミは少し驚く

 

「こ、これは…」

 

下は格子状の床となっており無数のやせ細った男たちが手をその格子から先を出してせがんでくる。その地獄のような様子にヤミは愕然とする。

 

(こ、これは酷いですね…)

 

そんなことを考えながら部屋から出ようとした瞬間 飢餓の声は変わる。

 

「ん?お、女だ…」

 

「なんだって女だと?」

 

「お、おい俺にもくれ…」

 

「久々の女だぁ…」

 

それは性に狂った声。苦しむ声。久しぶりに見た異性に発情するような声を轟かせる男の声。

 

「お、おい…めちゃめちゃ可愛いじゃねぇか…」

 

「神様からの俺たちへのプレゼントだぁ」

 

「み、見えそうなミニスカートだなぁ はぁはぁ…」

 

「お前 この上に来いよ!遊んでやるからよぉ」

 

そんな下衆の声を聞くヤミ。もちろん聞く耳など持たず 逃げるようにドアを閉める。

 

(こ、ここだけは逃げるにはまずいですね…)

 

そんなことを思えば とりあえず今夜は倉庫で体を休めることにする。前の世界から今の世界に降り立って ずっと身体を酷使し続けたヤミ。体力と精神は油断を生むため 倉庫の隅で体を休ませて目を閉じる。まだヤミの冒険は始まったばかりなのだ…



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3話「出発」

感想などTwitterやこのサイトでも募集してるので是非!さて、船に潜入したヤミちゃんに襲いかかる脅威。お楽しみください!


ヤミは暫くして目を覚ます。体力的には充分。時間はどれくらい経ったのだろうか倉庫は真っ暗なため時間を感じることはできない。変に動いてバレる訳にもいかない ヤミは耳を済まし状況を整理する。足音や船の揺れなど ここでも分かることはある。

 

「動いてますね…」

 

揺れ動く船のきしみ、足音、微かに聞こえる声、完全に船は動きはじめていた。推測するに朝まで眠っていたらしく完全に次の目的地まで動き出したのだろう ヤミはその状況を元に次の動きを考え始める。

 

(もし昼になって ここの食材を取りにくることがあれば確実にバレる…そうなる前には移動したいですけど…)

 

そんなことを考えていると突然ドアが開く。ヤミは咄嗟に物陰に隠れる。リーダーの男だった。下っ端を数人引き連れて入ってくる男。目当ては果物の箱のようで下っ端に運ばせていくのだが

 

「やっぱ変だなぁ」

 

男は首を傾げながら呟く。周りの下っ端が不思議そうに問いかける。

 

「どうしたんです?」

 

「いや この船に乗ってから果物の匂いがあたりにしやがる…まるで動いているように…」

 

そう言いながら箱をあける男。そして呟く。

 

「やはりネズミがいやがる…おい、全員に伝えろ ネズミを探せとな」

 

そうして男は出ていく。下っ端を残し捜索し始める。ヤミの居た隅を覗く…そこには誰も居なかった。

 

(変に鼻のきく人が居ますね…)

 

ヤミは咄嗟にその場所から逆方向に動いていた。下っ端の動きに合わせた行動。倉庫を見終えた男は外に出ていこうとする。その瞬間 ヤミは後ろから首を打撃し気絶させる。剣と銃を奪い 倉庫の奥に男を隠す

 

(このまま隠れていても無駄ですね…それなら…)

 

ヤミは倉庫のドアを開け 周りを見渡す。慌てて走る船員。ヤミはそのまま飛び込む。

 

「うわあああ!」

 

吹き飛ばされる船員。巻き起こる砂煙。周りの船員は慌てて問いかける

 

「どうした!?」

 

その砂煙から影見える。金髪姿。黒いバトルドレスに身を包んだ少女。その美しさは男たちは一目惚れさせてしまうレベル。

 

「あ、あんな可愛い娘が侵入者?」

 

「へへ お仕置きしてあげなちゃならないなぁ…」

 

下劣な笑みを浮かべる男たちだったがすぐに後悔することとなる。一瞬にして体が浮く感覚を覚える。周りの男たちも同様。どうやら とんでもない強さらしく…そのまま船の内部は男たちが散乱してしまう。

 

「えらい派手にやってくれたなぁ」

 

そんなヤミの前にリーダーであろう男が現われる。しかし、あまり強さは感じられない。そう思えば問いかける

 

「私を次の船まで乗せてくれれば命だけはとりませんが?」

 

殺気を飛ばしながら問いかけるヤミ。しかし、男は余裕そうに呟く。

 

「こんだけのことされたら話はきけねぇなぁ…ま、話を元から聞く気もねぇーけどなぁ!」

 

そう言うなり銃を向けるが…

 

「安心しました 話が通じる相手だったら手順を間違えていたところだったので」

 

後ろから声が聞こ そのまま男の横腹にドンッという鈍い音と共に打撃音が聞こえてくる。そのまま男はよろけるとお腹にボフッと打撃を喰らう。そのままその場でへばってしまう。

 

「トランスは使えませんが ただの人間相手だと余裕ですね…ただ筋力はだいぶ落ちてますけど」

 

そう呟いていると男が激怒の声を上げながら

 

「ゆ、ゆるさねぇ…ぞ…お、お前ら何を寝てやがる…早く起き上がって あの小娘に思い知らせてやれ!そうだな…あの小娘を捕えたら初めてのフィニッシュ以外も好きにさせてやるぞ」

 

「す、好きに?…」

 

「へへ…どうしてやろうかなぁ」

 

男たちがぞろぞろと痛みに耐えながら立ち上がる。下心を得た笑みを浮かべながら…ゆっくりと立ち上がる。ヤミは剣を構えながら警戒し、そんなヤミを見ながら男は呟く。

 

「男の怖さを教えてやるよ…」



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4話「VS海賊」

とある世界のとある海の上。一隻の船が漂っていた。

静かな海。しかし、その船の上では男たちの声と金属音、そして爆発音が鳴り響いていた。

 

「ぐわあぁぁぁっ」

 

また今も声が鳴り響きバタバタと一人、また一人と吹き飛ばされていく。その様子を一人で見つめる男。この船の船長である。船長は唖然とした声をあげながら呟く。

 

「ば、化け物だ…」

 

目の前で自分の部下と剣をぶつけ合う金と黒の影。その速さ、身軽さ、そして戦闘スキル。どれをとっても部下はもちろん 自分より上の存在。この近辺では自分たちの敵は居なかった。そう思っていた矢先に出会った悪魔。その美しい悪魔はそんな思考中も部下を倒していく。しかし、彼女は何故か止めを刺すことはない。それだけが唯一の救いではあった。すかさず男は声をかける。

 

「そ、そいつは止めを刺しては来ない!全員でかかれ!」

 

寝転がっていた部下は慌てて起き上がり 走ってくる。しかし、その都度吹き飛ばされる。それの繰り返し 部下も薄々勝てるわけない…ということが分かってくる。

 

「さて…これでも続けますか?」

 

ヤミはそっと呟く。そんなヤミの周りにはもう起き上がる気力も残ってないのかぐったりと倒れている男たち。船長の方を向きながら問いかける。

 

「そ、そんなの…当たり前ッ…いや…もう終わりにしよう…その方が良さそうだ…」

 

男は抵抗の声をあげようとするが冷静となったのかその言葉を取り消してしまう。こうしてじっとこちらを見つめながら持っていた武器を遠くに飛ばし 両手を上げる。ヤミはその様子を見れば男に近付こうとした瞬間

 

「今だぁ!」

 

目の前の男が叫ぶ ヤミは再び後ろに振り向くと男が数人飛びかかってくる。戦略性も何もない ただがむしゃらな飛びかかり。それに対してヤミは対応する。一人は剣の逆刃で もう一人は銃の本体を顔に向けて飛ばして 一人はパンチで 最後の相手には蹴りを合わせる。

 

「まだだぁ!」

 

勝てる訳ないと思った男は必死に ただ必死にヤミの足にしがみつく。すると男は蹴り上げられた足の先 スカートの中を見つめながら呟く。

 

「白か…」

 

ヤミは赤面しながら慌てて振りほどこうとする。

 

「は、離してください!」

 

しかし、男はがっちりと脚を掴みながらニヤニヤとした嫌らしい笑みを浮かばせながら

 

「そうそう その顔が見たかったんだよ!お前らも今だ!」

 

その掛け声と共にヤミの手足、一つ一つを男が一人ずつ掴み大の字で捕まえる。

 

「し、しまっ…」

 

振りほどこうとするが今の弱体化したヤミの身体ではここまでがっちりされると逃げ出すことができない。そして男たちは各々の感想を呟く。

 

「細い腕だなぁ…」

 

「良い匂いだなぁ」

 

「こうなればただの女だなぁ…」

 

「すべすべした太もも。堪らねぇ」

 

「だ、黙ってください!は、離して…」

 

慌てた様子のヤミを見れば 周りの男たちもぞろぞろと立ち上がる。そして船長の男はヤミに近づいて来れば先程の態度とは一転させて

 

「へへ…散々やってくれたなぁ…どう遊んでやろうか…おい、部屋に連れて行け!」

 

そう言うとヤミは男たちに奥の重い部屋に連れて行かれる。これからのことを思うと男たちは笑みが溢れており その扉が閉じられる。



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5話「ヤミハード」

遂に皆さんお待ちかねのえっちぃシーンです。描写下手くそかもですがよろしくお願いします!


異世界。海の上。

快晴の中 一隻の船が波を掻き分けながら進んでいた。

帆には大きく髑髏のマークが書いてある。いわゆる「海賊」と呼ばれる存在。そんな海賊船のとある部屋には そんな船に似つかわしくない存在がいた。

金髪ロングヘア。黒いバトルドレスはスカートになっており そこから伸びる太ももにはベルトが巻いてある。顔はとても整っており正に「美少女」という言葉が似合う存在。ヤミだ。彼女は先程の戦いで油断をしてしまい捕まってしまっていた。そんなヤミの周りを取り囲む男。その顔は下心を隠すことなくヤミに向けられ その様子を見るようにこの船の「船長」である男がソファーに座り見ている。そして船長の男が静かに口を開き始める。

 

「さて、まずお前は何者だぁ?どうしてこの船に乗ってた」

 

ヤミにやられた傷を冷やしながら男は問いかける。先程に比べ落ち着きは取り戻した様子だが船長の男にとって 自分をここまで苔にしてきた相手は初めてのことであり こちらをじっと見つめている。

 

「あの島から出たいと考えていたところ 貴方方の船が丁度やって来たので乗らせて貰おうとしたところ 話の通じる相手では無いと判断し 出来るだけ被害を抑えようと侵入しました。」

 

隠す必要も嘘を付く情報も無ければ ヤミは男の問に対して正直に答える。その冷静な静かな口調に船長の男も嘘はついてないだろうと納得しつつも生意気にも上からの態度のヤミに男はイラつきながら立ち上がり ヤミの顎を持ち上げ

 

「へへ…まあ良い お前の生意気な態度は気に食わねぇけど顔はめちゃくちゃ上玉だからなぁ…これからその性格 俺が正してやるよぉ…おい、お前ら遊んでやれ!」

 

周りの男たちは待ってましたと言わんばかりにヤミを舐め回すように見ながら 船長の男に渡すための調理を始める。男が両手両足を一人ずつ掴んだ状態のヤミの前に一人の男が立ちはだかる。

 

男A「へへ…お嬢ちゃん まずは感度チェックしてあげますねぇ…」

 

ヤミにわざとらしく赤ちゃん言葉で話しかける男。その男の手は黒いバトルドレスの胸のあたりを揉み始める。ヤミは身体をくねらせ抵抗するが…

 

「ッ…離してください…」

 

男A「胸はまだ小さいけど ま、久々な感触 堪らねぇな」

 

男はヤミの静止に聞く耳を持つはずもなく そのままヤミの小ぶりな胸を揉み続ける。そのまま乳首の部分をバトスドレスの上から指で撫でると

 

「んッ…」

 

ヤミは色っぽい声を漏らす。先程の生意気な発言をしていた口からの色っぽい声。周りの男はその声を聞けば 完全に発情してしまう。そして乳首を弄る男は弄りながら

 

男A「なんだぁ…乳首感じやすいのかぁ…いけない娘ですねぇ…」

 

弱点を見つけたと男は乳首を擦り続ける。その乳首はだんだんと固くなっていく…

 

「や、やめッ…え、えっちぃのは嫌いですッ…」

 

男A「なんですかぁ…えっちなの嫌いなんですかぁ…でも固くなってますよぉ」

 

「こ、これはッ…ちがっ…」

 

ヤミはどんどん悶えてしまう。意思とは関係なく身体は反応し乳首は固くなってしまう。周りの男たちもどんどん歓喜の声をあげながら

 

男B「さて…俺はこっちのチェックさせてもらうぜ」

 

すると二人目の男がヤミの目の前にしゃがみ込むとスカートの裾を掴む

 

男B「さて皆に見てもらおうなぁ」

 

「や、やめっ…」

 

そのまま男はスカートを捲くってしまう。男たちにヤミの白いパンツが晒されてしまう。ヤミは赤面し恥しそうで周りの男たちはそのパンツを注視しながら各々 自分の脳内で保管し始める。

 

「良いパンツだなぁ」

 

「堪らねぇ」

 

男たちの感想。そんな中男Bはヤミの太ももからすーと撫でながらパンツと脚の境目を撫でる。そして上へ向かうと あそこの周りを囲むように撫で そして…割れ目の部分を撫でる

 

男B「ほーら…どうだぁ…変な気分になってきたんじゃねぇの?」

 

「んんッ!…だ、ダメッ…や、やめてくださいっ…」

 

ヤミは手で隠したいが大の字で掴まれたままの状態では不可能。乳首より明らかに反応するヤミ。大体の弱点を男たちにつかまれてしまう。船長の男が向こうから声をかけてくる

 

「何だぁ すっかり大人しくなっちまったなぁ!でもここからだぜぇ」

 

すると男たちは部屋の台にヤミを寝かせる。大の字で寝かせてしまえば手足を拘束してしまう。こうなってしまえばトランスも使えないヤミにとって もう暴れることさえできなくなってしまう。

 

「と、解いてください…こんなことして只で済むとでも?…」

 

そんな発言をしてしまえば 船長の男はもちろん 周りの男もニヤニヤしながら

 

「おうおうその態度を続けてくれた方が 楽しいから頼むぜ」

 

今のヤミに何を言われても関係ないといった様子の男たち。こうなってしまえば最早 ただの女の子と変わらないといった態度で接してくる。さらに先程はヤミの手足を拘束していた男たちも開放されればニヤニヤとヤミの周りを取り囲み ご馳走を目の前にしているような表情を向けてきながら…

 

男A「ここからどうしてあげようかなぁ」

 

男B「じっくりあそんでやるよ」

 

男C「今度は僕らも参加させてもらうよ」

 

男D「ちゃんと回せよ」

 

男E「こんなかわいい娘と遊べるなんてツイてるなぁ」

 

男F「全身開発してやろう」

 

男「おい お前ら調子乗って壊すなよ…それは俺のだ」

 

各々が勝手な発言を繰り返す。ヤミはその間も必死に拘束を破壊しようとするのだがトランスのないヤミはそんなことできず 体力だけが奪われていく。

 

(こ、このままはまずい…こんなとこで道草を食ってる場合ではないのに…トランスさえ復活すれば…)

 

脳内で微かな希望にすがろうとする。それを何となく察した男はヤミの顔に近づき

 

男「お前は一生 俺の奴隷だよ」

 

その発言と共に他の男たちが再び身体を弄り始める。無数の手の感触は只でさえ触られることもそういうことにも慣れてないヤミにとっては耐えられる事実ではなく そんなこと知る由もなく男たちは勝手に触り続ける。

 

男A「じゃあ俺は乳首開発続けてあげますねぇ」

 

男B「それなら俺はここかな」(パンツの上から秘部を撫でながら)

 

男C「じゃあ太ももが良いなぁ」

 

男D「脇貰うか」

 

男E「足の指舐めるぜ」

 

男F「じゃあ手の指かな」

 

それぞれの男は勝手に分担すれば乳首を服の上からクリクリとあそこをパンツの上から撫でながら 太ももを擦られ 脇、足、手を舐められる。ヤミは普段の日常でとらぶることがあり偶然 触られたりすることもあるが指や脇などはそういう経験もなく不思議な感覚に襲われてしまう。

 

「ちょ…何を勝手に…や、やめて下さいッ…だめっ」

 

ヤミは悶えながら身体を動かす 固定されているためそこまで動ける訳ではないが反応してしまうという感じの動きに周りの男は興奮してしまう。

 

男「へへ…何だ…気持ちよくなって来てるんじゃねぇか?」

 

「誰が…こんなことで…あぁんッ!?…」

 

抵抗の言葉を発しようとした瞬間 船長の男がヤミのパンツに手を突っ込む。あそこに指を入れ 顔を覗きながら

 

男「んん?どうしたんだぁ!?」

 

「だ、ダメッ…や、やめてくださいっ…ああっ…んッ…はぁんっ…んっ…あぁっ…んんんっ…はぁ…」

 

あそこからどんどんぬるぬるとしたものが溢れてくる。白いパンツも少しずつ濡れていき。当然 男の指先にはぬるぬるとしたものが付着していく

 

男「なんだよ…やっぱり感じてるんじゃねぇか…」

 

他の男たちも乳首をくりくりしたり舐めたりを続ける。じわじわと全身 快感が溢れていく。ヤミの奥から何かがこみ上げて来て…

 

「んんッ、な、なんかッ…くるっ…だめですっ…やめてくださいっ…」

 

そんな反応を見れば どうやら絶頂が近いのだと察すれば男は指の動きを早くし 他の男も責めを激しくする。

 

男「さてそろそろ1回目の絶頂味あわせてやるぜ」

 

指を奥まで突っこんで行けば 他の男もじわじわと快感を高める手伝いを行い そして男が止めをさすための動きを始める 中の反応の良い部分を探しだし そして…

 

「おらぁイけよ!」

 

「あぁっんんんっはぁんっんぁんっんんんんっぁんっはぁんっ!? 」

 

目を見開きながらあそこから大量の愛液を吹き出す。そのまま男は指を抜けば そこについた愛液を舐めながらヤミの顔を覗き込み呟く。

 

「はは…さぁてここからが本番だからよぉ…覚悟しろよ…」

 

ヤミの地獄のような時間が始まった…



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6話「調教開始」

感想が来てて嬉しくなりました!コメントを糧にがんばります!TwitterのIDとか貼ってたらフォローしてくれるんですかね?とにかくこれからも感想待ってます!


「んッ…あぁッ…んッ…」

 

海を進んでいく船の中。重い扉に囲まれた部屋の向こう。

少女の可愛らしい声が船に響き渡る。無数の男に囲まれた真ん中に居る少女。ヤミは先程の初めての絶頂から約1時間 男たちに身体を弄られ続けておりすっかり感じる身体となっていた。

ある男には乳首を、ある男には脇を、ある男には太ももを、ある男にはあそこを、全身を無数の手に開発されてしまったヤミはただ喘ぎ声を出す、ただの女の顔となってしまっていて

 

男「何だよ さっきは悪魔みてぇな顔してたのに こんなかわいい顔して 堪らねぇな」

 

ヤミのそんな痴態に船長の男はニヤニヤとしながら 秘部を弄りながら顔を覗き込みながら声をかける。全身 すっかり感じる身体となったヤミ。そんな姿を見れば船長の男は周りの男たちに声をかける。

 

男「わりぃがこいつを俺の部屋に運んでくれないか?心配するな俺が楽しんだ後はお前らにも貸してやるよ」

 

周りの男は最初は残念そうな顔をしたものの その発言を信じればヤミの拘束を解く。その隙にヤミは全身を暴れさせる。

 

「ッ…も、もう許しません」

 

男B「い、いってぇ!こ、こいつ!」

 

男「ははは 威勢はまだあるか それを見て安心したぜ…調教しようがあるぜ ほらっ」

 

「んんッ!?…」

 

ヤミは暴れると抱える男の足を踏みつける。男は痛みにヤミに対して怒りの表情、声を出すが 船長の男が静止する。そして暴れるヤミの顔に近づきヤミに対し上からの発言をすれば そのままヤミのパンツの中に手を突っ込む。するとヤミはすっかり大人しくなってしまい

 

男A「すっかり大人しくなっちゃいましたねぇ」

 

男は相変わらず 子供をあやすように言葉をかけながらヤミの手を後ろ手に拘束してしまい 船長はそんなヤミを抱えてしまう。

 

男「やっぱ俺が運ぶぜ 移動中も楽しみたいからよ」

 

そう言うとお尻を前に向けて腰の部分を掴み ヤミを肩に担ぐように歩き始める。ヤミはジタバタとし暴れるが

 

男「おら 暴れるなって」

 

「んんッ…、」

 

そう言うと無防備なお股をパンツの上からすっと撫でる。すると再び大人しくなってしまう。そのまま移動中もずっとお股、太ももを撫でながら 普段よりゆっくりと自分の部屋へ戻っていく。パンツはすっかり濡れており うっすらもう透けてはいるがあえて脱がさずに連れていき。その間 船長とヤミの隣を船員がドタバタと走り回る。どうやらヤミとの戦闘の後片付け そして

 

男「俺の部屋 玩具 全部出しとけよ 久しぶりの大当たりなんだからよ」

 

船員たち「は、はい!」

 

玩具という発言。ヤミは何のことなのだろうと思いながらも頭の隅では自分に使われるものなのだろうと思いつつ だんだんと先程 見た船長室のような所へ到着する。両端には船員が立っており 中は静かでどうやら準備完了といった様子。

 

男「では1名様御招待〜!」

 

男が叫ぶと両端の男が両開きのドアを開ける。ヤミは未だに抱えられているため分からないが 男がヤミを降ろす その瞬間 当然ヤミは距離をとる。先程見た部屋と違い 天井からは鎖手錠が垂れており 先程同様大の字の台。先が丸くなっている三角の台。その他 様々な機械が並べられており 嫌悪感を抱く。ヤミは男に向かって発言をするも

 

「この手錠があっても貴方くらい倒せます…」

男は余裕そうな表情を向けながら

 

男「全く 懲りないなぁ…でも残念♪」

 

「がぁッ!?」

 

するとヤミの手錠から僅かな電撃が浴びせられる。筋肉をしびらせるくらいの電撃はヤミをその場で動けなくさせてしまい 男は余裕そうに近づき ヤミの手錠を解き そのまま上から伸びる手錠に両手を拘束し スイッチを押すと手錠は巻き取られ ヤミは吊るされてしまう。

 

男「もうこうなっちまったら終わりだなぁ…さぁて どう遊んでやろうか…」

 

男は拘束したヤミの周りに並べられている玩具を一つ 一つ持ちながらわざとらしくヤミに見せびらかしながら ヤミの嫌悪感を楽しむ。

 

男「まずは乳首、あそこで1回ずつイカせてやろうかなぁ」

 

そんな卑猥で下衆な発言を繰り返す男。そんな男に対しても今のヤミは無力で それがヤミにとっては屈辱でしかない。

 

「何をしようとも私は屈しません…」

 

ヤミの口から出た言葉 それは男好みの答えとなっていた。そんな発言をされれば男は何としてもヤミを屈服させてしまいたくなる。男はヤミの全身を再び舐め回すように見れば

 

男「見れば見るほど若くて良い身体だなぁ…」

 

太ももを指先で辿るように撫で スカートと太ももの境目にくるとわざと捲らず その境目を半周するように撫でる。確実にヤミに屈辱と恥ずかしさを植え付けていき 少し指を止めれば そのまま後ろに回りながら同じくスカートと太ももの裏側も入念に指先で辿る。恥ずかしそうに顔を赤くし 悶る姿は堪らない。

 

男「ほんとお前 エロい身体してるなぁ…まだ成長途中の女の良い部分を詰め込んだって感じがするぜ 声もエロいし まじで完璧だぜ」

 

そのまま男はスーっと上に指を上げていき両指で両端からスカートの上、衣服の上を撫でていく。お尻のライン、腰のライン、そこから上へのぼり脇を少し長めに撫でて そのまま真ん中に両方の指が丁度 凸の部分に触れる。

 

「んッ、あッ」

 

固くなった乳首を撫でられると吊るされたヤミはビクッと身体を動かしてしまい さらに興奮させていく。

 

男「可愛すぎるだろぉ」

 

指を開き 両手で両方の胸を揉む モミモミと何度も揉む。強い快感はないものの恥ずかしさが更にヤミを包んでいく。

 

(こ、こんな奴に…ど、どうにかしないとっ)

 

そんなヤミの顔を見ながら さらに指を上へと持っていき 首を、顎を 顔のラインを撫で

 

男「そうだな可愛いお前に免じて提案してやるよ 俺の女になるなら この船に乗せてやるよ ま、つまり毎日 俺の」

 

すると男はおもむろにズボンをおろし 硬くそそり立つそれをヤミの目を開きむりやり見せつける

 

男「これを自分でおねだりしてしゃぶったら許してやるぜ?」

 

ヤミはそのけだものを見せられれば 嫌悪感がさらに強くなる。当然 男もそんな簡単に墜ちる女だとは思ってはいないだろうが

 

(へへ こいつはどうしても海を渡りたいらしいからな その気持ちに希望をチラつかせてやると こういう女も嫌嫌でもすがってくるんだよな…そして…それを破って 絶望の顔を見るのが堪らなく好きなんだよぉ)

 

男はそれを見せながらヤミに提案する。内心ではニヤニヤとあざ笑いながら…しかし、ヤミはその男の言う通りの思考を巡らせていた。

 

(こいつが約束を守るとは思えない…でも美柑を助けるためにもこんなところで時間をくっている訳にもいかない…それなら…)

 

ヤミは自分で考えを巡らせ 口を開く それは男の願った通りの言葉。

 

「わ、わかりました…それを…ください」

 

男はその発言をヤミから聞けば さらに興奮しながら更に追い詰める

 

男「へへ でもだめだなぁ…まだ これはおち●ぽって言うんだぜ…」

 

ヤミはそう言われればさらに怒りを覚えつつ 堪えて呟く。

 

「わ、わかりました…あなたのその…おち●ぽ…しゃぶらせてください…」

 

恥ずかしさと屈辱、なれない言葉と状況に男は更に興奮させて その大きくなったそれをヤミの口に近づける するとヤミは

 

「こ、この手錠取ってくれませんか?…手で支えながら舐めたいので…」

 

そんな発言をするヤミ。男は興奮して 普段なら外すわけのない手錠を外す

 

男「へへ 分かれば良いんだ…ほら…」

 

そのまま地面に座り込むヤミの可愛らしい口にそれを入れる。上目遣いで赤面しながら舐めるヤミ。

 

「ん、はぁ…じゅるつ…」

 

その可愛らしい顔に興奮した男。しかし、それは一瞬の内であった。いや、ヤミからすれば一瞬の屈辱という考えだったのだろう。ヤミは口の中のそれに歯を立て噛みつこうとした。が、それは無理だった。ヤミの歯は鋼鉄を噛むような感覚となる。

 

「な、なんで…」

 

男「やっぱり そういう顔が堪んねぇよなぁ!?」

 

そう言うと男はヤミの両手を掴む。その男の姿はヤミの知っている姿ではなく 全身毛むくじゃら。耳の生えた。犬のような姿。ヤミの噛もうとしたそれも鋼鉄のような物になっており…

 

男「驚いてるようだなぁ…俺は海の秘宝って言われる「悪魔の実」を食べたんだ 海に泳げなくなる代わりに超人になる能力。と、言っても慣れなくて さっきまで使ってなかったんだけどよぉ やっと身体に馴染んできたぜ…お前が最初から抵抗するのはわかってた だからわざと希望を与え それを壊したくなった。今のは最高の顔だったぜ?」

 

ヤミはその犬のような存在は紛れなく先程の男だと分かれば 頭の中で情報を整理させる。

 

(こ、こんな存在が…迂闊でした…私としたことが油断した…いや最初から賭けではありましたが…これでは)

 

内心 焦って どうしたら良いのか分からないヤミ。そんな顔を浮かべるヤミを体格も2、3倍と大きくなった体。その手で両手を軽々しく掴みながら 顔を近づけ呟く。

 

男「さて 分かっていたとはいえ俺に歯向かった罰だ…お仕置きしねぇとな…」

 

「ッ…」

 

ヤミは冷や汗を出しながら見つめる。第2ラウンドが始まろうとしていた。



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7話「お仕置き」

海賊編 実はこんな長いイメージじゃなかったんですけど楽しくなって伸びてます!どんどんかわいい姿を見せますね


「あぁっんっ!?」

 

船の中。禍々しい扉の中。様々な道具が置いてある。その部屋には二つの影がある。一つは金髪姿の美少女のヤミ。もう一つはこの船の船長、悪魔の実と呼ばれる海の秘宝の効果で巨大な犬型生物へと変身できる能力を得た存在。そんな船長である男はヤミを軽々しく片手で持ち上げると台の上で寝かせ拘束し 服の上から両乳首の部分に電動する玩具 いわゆる「ローター」を付け パンツの中にも1つ入れて 数時間放置をしていた。そんな状態で放置されてしまえば嫌でも絶頂を繰り返すことになる。そんなヤミの声が今も響いていた。

 

男「お仕置きって言っただろ?今 何回くらいイッたかな?」

 

そんなヤミをじっと見つめながら 手であそこのローターをパンツに押し当てる。

 

「んんんんっ!?」

 

ヤミは喘ぎ声を漏らし悶える。パンツは何回もの絶頂のせいか湿っており割れ目の部分が丸わかりで ヤミは身体を脱力させて動けない様子。そんなヤミを見れば男はヤミの顎をに触れながら

 

男「なあ…そろそろ屈服したか?」

 

そんな男をヤミは台の上に拘束されたまま睨みつけながら

 

「だ、誰が…貴方のような人に負ける訳ありません…」

 

まだ生意気な態度をとってくるヤミに内心 大したもんだなと思いつつ まだ楽しめそうなことに喜びを覚える。そんなヤミに男は

 

男「そうかぁ…なら奥の手だな…ほら来いよ」

 

ヤミの拘束を解けば すっかり脱力しているヤミに抵抗する隙も与えず ヤミを引きずるように歩けば 部屋に置いてある 先が丸くなっている三角の台の前に連れて行くと

 

男「ほら 乗せてやるよっ」

 

「や、やめっ んんッ!?」

 

股を開かせ そのままヤミを台の上に乗せる パンツの下に丁度てっぺんの丸い部分が当たる。そして男は太もも、足首をベルトで拘束 腰も拘束してしまうと強制的に座らされてしまう。

 

「ほ、解いてください…」

 

ヤミは男に呟くも男はニヤニヤしながら

 

男「へへ…なら負け宣言しろよ」

 

「だ、誰が…そんなことを…」

 

男「そうか…なぁ 知ってるか?これ…三角木馬って言うんだけどよ 本来は先が尖ってるんだ…それを丸くして…女を痛みじゃなくて快感を感じさせるだけの道具にしたんだけどよ…ここからがこの道具の真骨頂だぜ?」

 

男は三角木馬の後ろに回ると何かをし始める。それをヤミは少し不思議そうに見つめていると急に三角木馬が振動し始める。当然 その振動はヤミのあそこを刺激しその快感がさらに強くなっていく

 

「んんんっあぁっ、な、な、んですかっこれっ!?」

 

ヤミは目を見開きながら喘ぎ声と疑問の声をあげる。そのまま男はヤミの後ろに周り乳首の部分をいじり始める。もちろんそれもヤミを襲い 嫌でも身体を動かす そうすると振動と同時にあそこも擦ってしまい さらに感じる。そうしたらまた身体が動き…その地獄のようなループを繰り返す。

 

「あぁんッ!?ダメッ…や、やめっ…こ、これはっ…」

 

男「ハハハ…ほら動いたら感じちゃうぜ?それとも気持ちよくなりたいのか!?」

 

「そ、そんなわけっ!」

 

男「そうかぁ!?ならここはどうかなぁ!?」

 

男はヤミのパンツをなぞる クリトリスの部分を撫でることでさらに快感がヤミを襲い 弾けてしまう。

 

「あぁっ…んんっ!?…だめっ…あぁんっんんんんっ!?」

 

ビクビクっとすればパンツで吸収しきれない愛液が溢れてしまう。三角木馬の先がどんどん湿っていき 太ももにも付着していく それを男は眺めながらローターを再び乳首、クリトリスの部分に付着させれば スイッチをオンにして

 

男「自動絶頂マシンの完成だなぁ」

 

男は近くの果物を手に取るとそれを丸かじりしながらその喘ぎ悶るヤミを眺める。

 

(さ、流石に、これは…やばいっ…何とかしないと)

 

そうは思うものの無慈悲な快感、刺激がヤミをずっと襲い続けるある意味その刺激は人間によるものよりも辛い。

 

男「むだむだ 暴れても解けないぜ 今までは楽しんだら捨ててたけどよ お前は一生飼ってやっても良いぜ?」

 

「だ、誰があなたなんかに…んっ…あぁっ」

 

ヤミは言葉を発しながらも何度も快感に悶え苦しむ。

 

男「そうかそうか ならずっとそのままだな」

 

男は果物を食べながら呟く。そしてその発言から約一時間 その状態で放置され ヤミはすっかりイキ狂っていた

 

男「なぁ 流石にもう良いだろ?」

 

「はぁはぁはぁはぁ…あんっ…んんんんっ!」

 

男が言葉を発するたびに絶頂を繰り返すヤミ。ヤミは内心屈してしまいそうになっていた。

 

(こ、このままでは私が…壊れて…こ、これから逃れれるなら…あいつの…)

 

ついにそんなことを考え始めてしまったヤミ。今のヤミにこの刺激は耐え難いもので それを一時間続けられればもう堕ちてしまい

 

「わ、わかりました…奴隷に…な…」

 

そこまでの考えを口にしようとした瞬間ヤミの頭に親友の美柑の顔が浮かぶ 今もどこかで自分を待っている、頼ってくれているかもしれない美柑の顔。それを思い浮かべれば…

 

男「ん?なんだ?奴隷に?」

 

男はニヤニヤしながらあそこを扱き始める そんなヤミの姿に興奮した男はヤミに近づき わざとらしく声をかける

 

(手こずらせやがって やっと…)

 

男「ぐはあっ!」

 

その瞬間 男はなぜかふっ飛ばされる。ありえないほどの力は変身した男さえ軽々しくふっとばし…

 

「奴隷になるつもりはありません…そう言おうとしたのですよ…」

 

男は目を見開き驚く そこに立っていたのは先程まで木馬で悶えていた存在。それが目の前で拳を握り立っているのだ。

 

男「て、てめぇ どうやって!?」

 

疑問の言葉を投げかける男にヤミは答える。

 

「親友…の力でしょうか…さあ ここからが本当の闘いですよ」



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8話「ヤミの油断」

静まり返った船から再び 衝撃音や怒号が聞こえ始める。

 

船員「ま、また暴れだした!」

 

「だ、誰か止めてくれぇ」

 

金色の影 ヤミは船の中を疾走していた。この世界に来て失っていた身体能力、それが覚醒したのだ

 

(美柑…待っていてください…)

 

船員を一人一人蹴散らしていく。すると先程ヤミを捕まえ 調教してきた男たちが駆け寄ってくる。

 

男たち「へへ まーたパンツ見せてくれよぉ…」

 

先程のように飛びかかってくるヤミ。それに合わせ蹴りを合わせる パンツがみえそうになる直後 先程のヤミの蹴りよりはるかに威力が飛び抜けた蹴りを腹に打ち込むと 足を捕まえる前に吹き飛ばされていく。同時に周りの男たちに裏拳や殴り 様々な対応をして

 

「今の私にその手は通用しません…」

 

ヤミが一人立つ甲板の上。周りは無残に気絶している船員が転がっており ヤミはその様子を見つつ 後ろから近づいてくる男。この船の船長に問いかける

 

「この船に もう貴方の仲間はいません…さあどうしますか?」

 

男「て、てめぇ…お前も悪魔の実の能力者か?」

 

「残念ながら…」

 

ヤミは高速で男の背後に回り

 

「海に入れなくなるのは色々面倒なので…」

 

男を背中から吹き飛ばしてしまう。ドアを貫通し 船の中へ…もはや能力を使った状態であろうと ヤミは関係なく…ヤミはその男の方へ歩き始める。中はヤミと船員の戦闘により荒れ放題。電気は消えてしまっており 中は薄暗い空間が広がっている。吹き飛ばしたはずの場所に男の姿はなく ヤミはあたりに注意しながら歩き続ける。

 

(一体 どこに…)

 

そう思っていると後ろに気配を感じ そこに落ちていたガラスの破片を投げつけるが そこには何もいない。そうしたら次は横に影が そこにも投げ込むがいない。

 

「いい加減出てきたらどうですか?」

 

そんな言葉に返ってくる言葉はないが 変わりに男の変身した姿が奥へと走っていく。

 

「っ…面倒ですね…」

 

その男を追って奥へ向かうヤミ。そこには観念したのか男が広い部屋の奥に立っている。

 

男「分かった 辞めにしよう 降参だ」

 

逃げ場のなくなった男は仕方なく観念した様子でその場に座り込んでしまう。ヤミはその男に近づき歩いた瞬間に自分の犯した油断に気づく。

 

(しまっ…)

 

ヤミがそう思った瞬間に男は叫ぶ

 

男「へへ油断したなぁ!俺の部下が表にばかり居ると思うなよ!やっちまえ!」

 

そうその部屋は調査したときに入った部屋 格子状になった床。そこから手が伸びヤミの足首を掴む

 

格子状の男たち「や、やっと捕まえた!前の寸止めのお返ししてやるぜ!」

 

「白いパンツだぁ…」

 

そのまま下に引きずるとヤミの両足を格子状にすっぽり入れてしまう。擬似的な拘束状態 しかし、これくらいの拘束 今のヤミには無意味、だと思ったのだが

 

「んんッ…」

 

力を入れようとした瞬間 男に下半身を弄られる。船長の男はニヤニヤしながら

 

男「念の為っ…ほら 挿入以外なら何でもして良いぞ…破ったら分かってるよな」

 

興奮した男たちは謎の統率感でヤミの無防備な下半身を匂ったり、触ったり 舐めたりする 船長の男に無理やり手も拘束されてしまう。

 

格子所の男「良い匂いだぁ」

 

「すっかり濡れてるなぁ」

 

「どんな責めされてたんだろう?」

 

「ふとももすべすべしてるよぉ」

 

先程の男ら同様 好き勝手なことを話し始める。ヤミは全身に力を入れて格子を破壊しようとするが

 

男「させるわけ ねぇだろぉ」

 

ヤミの前に座ればとうとう服を破ってしまい外に晒した乳首をくりくりしながら

 

「ひゃっ…」

 

男「もう油断もしねぇし 抵抗もさせねぇ お前の身体を遊びつくしてやるぜ」

 

上半身は船長に 下半身は無数の男たちがたかってくる。ヤミから滴る どんな体液の一滴でさえ男たちは無駄にしないと舐めていく。

 

「んッ…あぁっ!?」

 

無数の手、舌の感覚。下の様子はうっすらとしか見えず まだヤミに触れていない順番待ちの男たちが自分のあれを扱き ぬるっとしたものをヤミの太ももなどにかけてくる。ヤミはニュルニュルしたものが苦手なため更に嫌悪感を懐き この状況をどうにかしたいと考えるが

 

(にゅるにゅる…さ、さすがにこのままでは…)

 

そう思っていると 下の男がとうとうパンツを下げてしまう。そのパンツはぐっしょり濡れており 男たちはとても興奮しているが 船長の男が

 

男「それは俺のだ こっちに渡せ」

 

と、半ば強引に渡してもらうと ヤミの目の前でわざとらしく濡れてぬるっとした部分を見せて。

 

男「こんなに濡らしちゃって…気持ちよさそうだなぁ」

 

「ッ…先程から言ってますが…だれがっ…んっ…」

 

男は乳首を摘む。ヤミは悶えてしまい

 

男「生意気な態度はお仕置きだぜ?…おい 挿入とキス以外 何でもして良いから遊んでやれ」

 

そう言うとヤミの両足を格子から抜いてしまうと 格子にヤミ一人分の穴を開け そこにヤミをおろしていく 抵抗しようとするが下の男たちはヤミの太ももや足裏、指などをくまなく責め 感じてしまい力は出せず とうとう下につく、するとヤミの手錠につけておいた鎖を格子の穴に固定してしまうと 格子の下で吊るし状態で拘束されるヤミ。先程は暗く見えなかった男たちの顔がすべて見渡せる。どれも不敵な笑みを浮かべながら 目の前の全裸のヤミの身体を舐め回すように見れば 一斉に襲いかかる。船長の男は挿入、キスをしないかをしっかり見つめながら

 

男「たく 獣かよ…」

 

各々 自分の好きな性癖や部位を堪能しようと移動を始める。胸や秘部はもちろん 顔、指、手、太もも、足の指、お尻、脇など触る者、撫でる者、揉む者、舐める者、様々な刺激や快感、責めがヤミの全身を一気に襲い

 

(だ、だめですっ…こ、こんなのっ…耐えれるわけっ)

 

男「へへ イけよ!」

 

そう男が叫ぶとヤミは全身を脱力させてイッてしまう。あそこから愛液を大量に出しながら 男たちの目の前で…

 

格子状の男たち「か、かわいい!も、もっと、もっと見せてくれ!」

 

さらに第2波が身体を触り始める。イッた直後の身体は快感を受け止めていく。

 

「だ、ダメですっ…い、今はっ…んっ」

 

格子内の男たち「たまらねぇ かわいいなぁ…」

 

男たちは興奮していきどんどん触り方もエスカレートしていく。ヤミを真ん中にヤミの愛液、男の精液、汗 ヤミの喘ぎ声と抵抗の声、男たちの興奮の声 それが部屋中に響き渡る それを男は果物を食べながらニヤニヤと眺めながら

 

男「良い格好だな 悔しかったら殴り飛ばして見ろよ…ま、無理だろうけどなぁ!?」

 

あそこに指を入れていた男はその船長の声に合わせるように指の動きを激しくすればヤミは何回目かわからない絶頂を迎える

 

「あぁっんっんんんんーんっ!?あぁんっあんんっあんっ!! 」

 

ヤミの今までで一番の声。船長の男は興奮すると男たちからヤミを取り上げ 声をあげることはないが格子内の男たちは残念そうな顔を向ける。ヤミは数え切れない絶頂の余韻のせいかぐったりと動けなさそうでそんなヤミを今度は開脚したまま拘束すると

 

男「そろそろ…フィナーレだ…生意気な態度のままだったがこれから指導していけば良いしなぁ」

 

男は先程のそれを取り出し ヤミのあそこに狙いを定める。それにヤミはうっすらとした景色の中 抵抗しようとするが身体は動かない

 

(こ、このまま私は…いやこんなことで…美柑を取り戻す邪魔はさせません…トランス…動いて!)

 

その瞬間 ヤミの髪の毛が金色の拳となり男の腹に重い一撃を撃ち込む…

 

(戻った!…これなら)

 

ダークネス使用のリバウンドとしては早すぎる回復。それは他でもない美柑との友情が起こした奇跡で…ヤミは脱がされた服をトランスで修復すれば 男を向き呟く。

 

「私ももう容赦しませんから…」

 

そしてヤミは駆けた。



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9話「決着」

日が空きましたが少しずつ続き書いていきますね!ただ9話はくっそ短くなっちゃいました笑 後半は文字数の関係もありおまけのような感じになってますね


船の甲板上。2つの影が向き合っていた。一つは壁にもたれかかるように倒れており もう一つの影を見つめている。対するその影は髪の毛を無数の拳に変えており その影をじっと見つめている。

 

男「て、てめぇ…こ、こんな能力があるとは…」

 

獣のような風貌。人間の言語を話す男。この世界に存在する「悪魔の実」と呼ばれる実を食べた存在で それによって人知を超えた力を得た存在。そんな男でも今のヤミに敵う力はなく 一方的にやられていた。

 

「ええ…この能力は私の嫌な過去を作り出した力…でも」

 

手を鋼鉄のグローブに変形させるとそれを見つめながら 頭に美柑の顔を浮かべ 前に飛び出す。そして

 

「これのおかげで大切な者を守れる力を得ました!」

 

そのまま大きな爆発音と共に船の壁にヒビが入る。それは男の顔の横 わざと外したらしく それを見た男は怯えた声で呟く。

 

男「な、なあ俺と手を組まないか 俺とお前ならこの海を取れる。タダとは言わねぇ 金でも何でもやる。だから…」(へへ、かれで油断したところをやるしかねぇ こいつは甘いからなぁ)

 

そう呟く男。しかし、内心はヤミの隙を突こうという作戦で その思惑通りヤミは拳を閉じ こちらに顔を向ける。今しかないというタイミング…

 

男「ばーかぁ!これでお前は終わりだよ!」

 

今だと言わんばかりに動き始める男。爪を立て ヤミの胸を貫こうとする。しかし、結果は男の未来とは違った。

 

「そんなことだと思ってました…」

 

その言葉と共に男に結果が到達する。ヤミの髪の毛の拳が男の顔を下から打ち上げアッパーのように吹きとばす。男は見えない速度の拳に抵抗などできず吹き飛んでいく。赤い液体を口から垂らしながら白目を向き空に飛んでいく。それを背にヤミは歩き

 

「さて 少し暴れ過ぎましたかね」

 

ドンッ

 

男が鈍い音を立て 地面に落ちた。

 

 

ヤミは男の部屋にやってきていた。そこは先程の様々な道具と先が濡れている木馬。ヤミは少し嫌悪感を懐きながら 男の部屋にあった新聞を手に取る。そこには「海賊」による事件の数々、確実に現実の世界とは違うニュースに異世界に来たのだと改めて実感する。その中でも特に

 

「世界政府…」

 

この世界で最も大きな存在であろう組織。ニュースの中にも度々書かれている「海軍」と呼ばれる存在も世界政府の一部であるらしく この世界の情報を仕入れていく。どうやらこの世界は「海賊」と呼ばれる存在が多く存在し 「海軍」、「世界政府」と呼ばれる者が市民を守っている。

 

「政府を敵に回すと面倒ですね…」

 

ヤミは直感的にそれを理解すると 改めてヤミは決心する。

 

(一体どこに…でも私がどうなろうと この世界で何があろうと美柑は助ける…必ず…)

 

長い一日が終わりを告げた。



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10話「海軍」

海賊たちに色々されちゃったヤミちゃん。でもトランスの能力が復活してヤミちゃん大復活。これなら美柑ちゃんの捜索が簡単に…と思ってた矢先の話。


この世界に来て2日が経とうとしていた。場所は海の上。船の中。未だに目を覚まさない男達をまとめて縄で縛り放置した後 この世界の情報、陸地を探すために甲板に立っていた。

 

「見えませんね…」

 

いっそのこと翼を生やして飛んでいこうとも思ったが どれくらい飛べば良いかも分からない。この世界も詳しくない状態でトランスを使い続けるのは危険だと判断し 船での捜索に決めたのだ。しかし、船の知識もないためこのまま進むのも危険で

 

「さて、どうしたものか…」

 

そう考え込むヤミ。そんなヤミの眼前に一つの影が現れる。

 

「船ですか…」

 

その船を見つめるヤミ。その船はどうやらこちらに近づいているようで ヤミは先程のこともあり警戒する。その船は軍艦のような船で明らかに自分の乗っている船より大きく 装備がしっかりしている。砲台をこちらに向けている船はゆっくりとその距離を詰めて来て ヤミも直ぐに反撃をとれるようにする…そんなヤミは船のマークに気づき

 

(あの武装、そして…あのマークは…先程の新聞に載ってた…世界政府ですか…)

 

政府のマークを付けた船。それはこの世界の最大勢力「世界政府」その内の「海軍」の船だと気づいたヤミはこの船が「海賊船」だと言うことを思い出し…

 

(まずい…確実に攻撃される…)

 

ヤミは内心焦りを浮かべ どうするべきか考えるが そんなヤミの想像と違った結果を見せる。

 

「攻撃…して来ない?」

 

距離は砲台の圏内。こちらが攻撃してこないとは言え 向こうが攻撃してこないことに違和感を覚えつつもヤミは警戒を続ける すると向こうの船から声が来る。

 

???「おい!チョーカー!今月分の金を取りに来てやったぞ」

 

(チョーカー…?あの男の事ですか…)

 

ヤミは物陰から様子を見るように 男の会話を聞き続ける

 

???「おい!チョーカー!早くしろ!誰のおかげでお前がこの海で自由で居られてるって思ってるんだ!」

 

それでも船から返事はない。それもそのはず 船の中の男は全部ヤミが倒してしまっている。そのため船の中には気絶した男たちが山のように倒れている。すると向こうの男が他の船員に声を掛けているらしく

 

???「私を怒らせたれどうなるか…おい!お前たち 向こうの船に乗り込む準備をしろ!奴らを全員捕えるぞ…」

 

(まずい…この船に乗り込んで…いや これはチャンスかもしれませんね…)

 

ヤミは少し焦るが 上手く民間人のフリをすれば助けてくれるかもしれないと考える。このまま海で漂っても 何があるか分からない。それなら この世界の政府の味方であろう「海軍」に保護される方が安全だと判断したのだ。そう考えていると向こうの船から数人の男と先程の声の主であろう男が乗ってくる。

 

部下A「ロープ大佐!誰も見当たりませんね…」

 

ロープ「変ですね…おい!チョーカー!」

 

大佐と呼ばれている先程の男が叫ぶも船の中は静まり返っている。すると奥へ向かっていた他の男の叫び声が聞こえてくる。

 

部下B「た、大佐!た、大変です!こ、こちらに来てください!」

 

ロープ「どうした!」

 

あまりにも慌てた様子の部下に呼ばれ 奥へ行く大佐。そこには…

 

ロープ「な、なんだこれは…」

 

その男たちの眼前にはボロボロの甲板や部屋。そして縛られ山になっている海賊の男たち。そして…

 

ロープ「ちょ、チョーカー…まで…」

 

近くでぐったりと倒れている船長の男。すっかりと意識のない男に動揺の顔を浮かべる。

 

ロープ(ど、どういうことだ…チョーカーがこんなことになるなんて…海洋生物…い、いや明らかに人の手が…じゃ、じゃあ海賊…いやチョーカーより強い海賊など…この地域にいない、いや、居たら私が困る…なんの為に海賊共と取引きしたと思ってるんだ…わたしの平和な日々が…いや…待てよ…どうせ気絶してるんだ…こいつ等を捕えて…政府に自分の存在価値を見せれば 別の地域に行くことも容易い…ならチョーカーをこんなことにした化け物と会わずにまた平和な海軍ライフを送れる…なら…)

 

冷や汗をかきながら何かブツブツ言っている男。周りの男はそれを見ながら内心冷ややかな目で見ていると 突然男はニヤニヤとし始め声を出す。

 

ロープ「コイツらを連行するぞ」

 

その言葉に周りの部下の男たちは驚きの顔を浮かべ 反対の意を示す。

 

部下A「こ、こいつら連行したら定期金がなくなってしまいますよ!」

 

部下B「そ、それに気が付いたこいつらに何をされるか…」

 

ロープ「それは大丈夫ですよ…こいつらが目を覚ます前に支部、またはインペルダウンに連行。さすれば我々の成果は認められ別の地域、または出世も容易いです。私が出世した暁には貴方方も連れて行くことを約束しましょう」

 

そんなことを言い出せば 周りの部下の男たちは歓喜の声をあげる。しかし、大佐の男にそんな気はさらさらなく…

 

ロープ(ふふ 連れて行くわけないでしょ…こんな弱い奴らじゃ もしもの時が危ないからなぁ…もっと優秀なやつを選ばしてもらいますよ)

 

そんなことを知らずに部下の男たち そして後から合流した船の中に残っていた男たちが船に男たちを運び始める。山になっていた男たちはきれいに連行され リーダーの男は大佐の男自らが連行していく。そんな自分の姿を周りの男に撮らせ あたかも自分が倒したかのように振る舞う。そんな男たちが自分の船に戻ろうとした瞬間。

 

「すいません…」

 

後ろから声を掛ける。突然 話しかけられたためか男たちは背中をびくっとさせ 後ろに振り返ってくる。そこにはきれいな金髪に赤みがかった目 きれいな顔立ちの少女が立っており 男たちは全員 少し見とれてしまう。しばらく返事がないため ヤミはもう一度声をかける。

 

「あの…すいません…」

 

もう一度声を掛けられれば 大佐と呼ばれている男が気がついたように声をかけてくる。

 

ロープ「え、えっと…あなたは?…」

 

ヤミの予想通りの反応に先程考えた嘘の情報を垂れ流す

 

「この海賊に連れ去られてしまったところ 途中 別の海賊との抗争に巻き込まれてしまって…この船で漂っていたところ 海軍の皆さんが入って来られたのが見えたので…どうか助けてくださいませんか?…」

 

ヤミは男たちをじっと見つめながら呟く。見つめられれば更に男たちはその綺麗な少女に見惚れてしまう。そして慌てて返事を返す男。

 

大佐「ま、まあ良いでしょ…保護して差し上げます。貴方の家はどこですか?…」

 

何とか保護してもらうようにはなったがヤミの家などこの世界には存在しない。そのためここも嘘を付くしかなく…

 

「ごめんなさい…何も…思い出せなくて…」

 

簡単ではあるが 今 考えうる最良の選択。それを言えば男は少し驚いた顔を浮かべる。

 

ロープ(これは困りましたねぇ…記憶喪失の少女。それもかなりかわ…と、それてしまいました…面倒事は増やしたくないですけど…)

 

そう考え込む男。そんなヤミの身体を舐め回すように見渡せば…露出している太ももから顔。少し興奮した男は良いことを思い付く。

 

ロープ(そうだぁ…良いことを思いついた…)ニタァ

 

ロープ「良いですよ 保護いたしましょう。色々 聞きたいのでこのあと私の部屋に連れて来てあげてください」

 

ヤミに返事したあと 周りの男に指示を出せば 男たちは見惚れながら 少し嬉しそうに船に戻る。ヤミは何とか乗り込むことに成功したが これからどうするかを考える。

 

(ここからどうするべきか…この世界について知らないことがバレれば怪しまれる。かと言って知っていることを話しても先に進めれるか分からない…)

 

そう考えていると大佐と呼ばれる男は海賊の男を部下に連行させ先に部屋に戻って行く。少しこちらの顔を見て来たときの雰囲気に違和感を感じるも ほっといて部下の男に客部屋に案内される。その移動の最中も船内の男たちの視線を感じていたが その視線は海賊によるものよりも安心感があった。海賊と違い政府の組織である海軍が市民に手を出すとは考えにくかったからだ。そのあと ヤミは部屋のシャワーを借り しばらく洗えなかった身体を流し さっぱりとし部屋で待っていると

 

部下「失礼します。あ、た、大佐がお呼びですので…ご案内します。」

 

部屋を開ける男。その男は鼻先に女の子のシャワーの匂いを感じつつ少し動揺した様子。そのまま先程の男の元へ案内されると男がドアを叩き

 

部下「失礼します!お客様をお連しました!」

 

ロープ「ご苦労さまです!あなたは指示があるまで下がって良いですよ」

 

部下「はい!失礼しました!」

 

そんなやり取りを隣で見つつ。男が来た道を戻って行くと部屋の奥の男に声を掛けられる。

 

ロープ「さあ…こちらにどうぞ」

 

部屋の中央のソファーに案内されると男と机を境に向かいになる。そんな男にもうっすらシャンプーの匂いが届いてきて

 

ロープ(す、すばらしい匂い…た、たまりません…あ、い、いけない…自分を見失うところでした…まずは計画通りにすすめなければ)ニタァ

 

男は不敵な笑みを内心浮かべるとヤミの座ってる太ももを見つめ 口を開く。

 

ロープ「早速で悪いのですが…"身体検査"を始めさせてもらいます。」



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11話「身体検査」

お久しぶりです!気を取り直して進めて行きたいと思います!



「身体検査…ですか?…」

 

ヤミは男の言葉を聞き返す。そんなヤミの反応に男は顔色一つ変えず いやそういう演技を行いながら湧き出す興奮を抑えながら言葉を紡ぐ。

 

ロープ「ええ…身体検査です。貴方がただの市民とは限りません…市民に成りすました海賊…という線もなくはないですからね…」

 

男の発する意味はヤミにとって分からなくはない…いや立場的にも行うのが普通ではあるのだ。

 

(確かに…こうなることはある程度予測はできましたが…ここで反抗し…変に怪しまれる訳にはいきません…なら…)

 

「分かりました…身体検査受けましょう…」

 

少しだけ言葉に詰まりながら了承するヤミ。その言葉を聞けば男は少し微笑みながら…

 

ロープ「感謝いたします。では早速…脱いで貰えますか」

 

ヤミは男の発言に動揺する。身体検査は普通 同性が行うものだと考えていたからだ…しかし、少しでも反抗すれば敵だとみなされ船から降ろされることも考えれる。ヤミは仕方なく

 

「分かりました…」

 

了承すればゆっくりと黒いバトルドレスを脱いでいく。ゆっくりと恥ずかしそうに脱ぐヤミ。その姿に男は興奮を隠せずにいた。

 

ロープ(少し幼いですがとてもかわいらしいですからね…ゆっくりと調べさせてもらいますか…)

 

そんなことを考えているうちにヤミは黒いバトルドレスを脱いでいた。

 

「こ、これで良いですか?…」

 

顔を赤くし恥ずかしそうに呟くヤミに男はニヤニヤとしながら近づいてくる。

 

ロープ「はい そのままじっと立っていてください」

 

ロープ(ほーう…まさかノーブラだったとは…それに胸は小さいが良い色をしている)

 

男は近づきながらヤミの身体を舐めるように眺める。小ぶりな胸。ピンクの乳首。黒いスカートから伸びる綺麗な太もも。美しい金髪。キリッとした目が今は少し恥じらいを帯びており

 

ロープ「では…ゆっくりと…調べさせてもらいますね」

 

ヤミの黒いドレスを漁る もちろん何も持っている訳はなく何も見つからず…

 

ロープ「ふむ…何も持っていませんね」

 

「で、では…良いですか?…」

 

ヤミがそう呟くと男は口を開き

 

ロープ「いえ まだ貴方の身体を調べていませんから…最近は何か変な武器も増えていますからね…念の為…」

 

そう男は呟きながらヤミの肩に触れ…ゆっくりとおろしていく…そのまま細いヤミの腕を擦って 指を一本一本。その後…ゆっくりと後ろに回ると背中を擦る…少しいやらしく…ゆっくりと撫で

 

(ッ…早く終わってください…)

 

そうヤミが思っていると

 

「あ、」

 

背中から前に戻ってきた男はヤミの小ぶりの胸を両手で掴む。そのままゆっくりと1.2.3とモミ始める。その感触に思わずヤミも動揺の声をあげてしまう。

 

ロープ(ほう…中々良い身体をしていますね…特にこの胸。大きさこそないものの感度は中々のようです)

 

ヤミの胸を楽しむように揉むと今度は突起の部分を人指し指の腹でクニクニ…と擦る。すると…

 

「んッ…」

 

ヤミの口から可愛らしい声、荒れた息が漏れ始め さらに興奮してしまう。

 

ロープ(これはこれは良い拾い物をしました)

 

ニヤニヤとしながら男は乳首を攻め続ける。クニクニ…時折…爪でカリカリっとすると

 

「あッ…んッ…」

 

ヤミはとても気持ちよさそうな声を漏らし 男を興奮させる。

 

ロープ「我慢してくださいね…あともう少しで終わりますから…」

 

ヤミの乳首と胸であそび続ける男。そんな男にヤミは更に嫌悪感を強くするが

 

(だ、だめッ…我慢しないとッ…でもッ…声がッ)

 

「んッ…はぁッ…は、いっ…」

 

確実に感じているヤミ。そんなヤミの反応に満足した男はゆっくりと手を離し 責めるのを終える。その行動にヤミは安心し 男は口を開く

 

ロープ「すいませんね 体のチェックは終わりました。何もないようですね」

 

ヤミはその言葉を聞けば呟く

 

「で、では終わりで良いですか?」

 

その言葉に男はニヤっと更に不敵な笑みを浮かべ

 

ロープ「いえ まだ下のチェックがありますから」

 

ヤミにとって長い身体検査が始まった。

 

 



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