ウマ男に転生したら人生賭けすぎた… (クロス・バァリー)
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トレセン学園(男子校)編
始まり


ウマ娘プリティダービーを元に主人公をオリジンで制作してみました 少し話の繋げ方やキャラの話し方など設定などにに不備があるかもしれませんが温かい目で見てもらえるととありがたいです。自分の小説は台本よりなので後両者を…後続きの話の投票は不投票です 思い付いたら書く…思い付いたら書くと感じの繰り返しなので…なのでしばらく投票されなかったら話詰まってるんだと思ってください


自分 それにしてもこのウマ娘ってゲーム…結構面白いな…

 

(白い世界)

 

自分 とまぁその後の記憶がないんだが…ここ天国か?

 

神 フォフォフォフォお主困っとるようじゃのう

 

自分 じゃあ早く転生させてくれ

 

神 ……あの~せめて疑問に思って…ここ何処なのかとか俺は死んだのか…とか…

 

自分 いやだって…こういう場面は大抵自分は死んでそこに神様が現れて別の世界に転生させるのが定番だし…

 

神 いやそれでもよ!せめて!せめてワシの話を聞いてくれ

 

自分 わかった わかったからその悲観的な顔は止めてくれ…

 

(神様がちゃぶ台を出す)

 

神 まぁここに座りなさい

 

ダイオウ (なぜちゃぶ台?)

 

神 最近天界でも転生が流行っておってな…それでやってみようって事でやることにはなったんじゃが…

 

自分 何か問題でも?

 

神 給料が少なくての…

 

自分 はい?!

 

神 転生させて偉業をなし得た人物に応じてボーナスが出るのじゃ…それが!ワシが転生させた者たちは皆!極悪非道に走るか…低凡に終わる…それでワシは神の中で最弱の神と言われておる…

 

自分 ふ~ん

 

神 じゃから!ワシはお主にチート…までは行かんがお主が思う人物より強くすることは出来る…と思うが期待せずにの…

 

自分 (あれ?なんかもう転生するようになってない?)待った…俺まだ転生するか決めてないんだけど…

 

神 そうじゃの…お主が死ぬ前に遊んでいたウマ娘の世界に転生させようかの…

 

自分 (あっ…ムシデスカソウデスカ…)

 

神 さて!お主は誰よりも強くなりたい!

 

自分 もう勝手でいいですよ…

 

神 そう言うな…いい加減に選んでハルウララよりも強くなどとなったら意味がない…ワシの生活(給料)のために強いウマ娘を思うんじゃ!

 

自分 強いウマ娘…ね(やべ~確かに死ぬ前にウマ娘やってたけど…24時間しかまだやってないから…全部のキャラがわからないんだよな~まぁ競馬自体ルールもほとんどの馬の名前も知ってるからいいんだけど…強いウマ娘となると…誰だろう…)

 

神 思い付いたか?

 

自分 (神…神…皇帝?…)皇帝だ!

 

神 お!こ…皇帝?あのシンボリルドルフより強くでいいのか?

 

自分 あぁ…その代わり俺が偉業をなし得てみるから一つ頼みがあるんだけど

 

神 何でも言ってみぃ チート能力を付けろは無理じゃが…

 

自分 シンボリルドルフと幼馴染みにしてほしい…そして現実世界で俺の馬を産み出してほしい…

 

神 まぁそれぐらいなら問題ないはずじゃ…その馬の名は何にするんじゃ?

 

自分 こんな感じで

 

(自分が神様の耳にささやく)

 

神 それはかなり強い馬とウマ娘になるの~

 

自分 可能?

 

神 ワシを誰だと思ってる!神様じゃぞ!余裕じゃ!

 

自分 さっきの対応とは違うけどまぁいいや…じゃあそれでよろしく

 

神 任せておけい!ワシの生活のために頑張ってくれよ~

 

自分 (それは揺るがないんだね… )

 

(クロちゃん…クロちゃん!)

 

ダイオウ う…ん?(綺麗な空が見えるな…寝てたのか…) 珍しい夢を見るもんだな…(転生して5年か…この世界に来て…)

 

ルナ 起きた?

 

ダイオウ うぉ!

 

ルナ えへへ

 

ダイオウ ルナか…ビックリさせるなよな…

 

ルナ ビックリさせようとしてないよ!それにさっきから呼び掛けてたのにクロちゃん全然起きないんだもん!

 

(この子はルナ…分かるように言えばシンボリルドルフだ…あのクールな生徒会長がまだ子供の時はこんな無邪気なんだもんな…てかそれより…)

 

ダイオウ ルナ…そのクロちゃんって呼び方やめてくれ…

 

ルナ なんで?

 

ダイオウ いやだってクロちゃんって呼び方されるとお笑いの某サーカス団のあの人みたいだし

 

ルナ  ???

 

ダイオウ いや、いいや忘れて…

 

ルナ うん…?

 

ダイオウ それで?なにして遊ぶの?

 

ルナ うん 今日はかけっこで遊ばない?

 

ダイオウ いいよ どこをゴールにする?

 

ルナ あの大きな木の所をゴールにしよう

 

ダイオウ …(あの距離だと…)

 

ルナ 準備いい?よ~い

 

ダイオウ ルナ…待った

 

ルナ ?どうしたの?クロちゃん?

 

ダイオウ ここからあの木までだと3900㍍だもう少し短くしよう

 

ルナ えーここからがいい~

 

ダイオウ わがまま言わない…ここで怪我して中央で走れなくなってもしらないよ

 

ルナ むー…わかった…クロちゃんが私を心配してくれるだけでも嬉しいもん

 

ダイオウ はいはい…じゃあ3000㍍にするか

 

ルナ うん!

 

ゴールは…木の棒で線書くか

 

ダイオウ じゃあここからね

 

ルナ わかった!行くよ!

 

ダイオウ よ~い…ドン!

 

(二人が走り出す)

 

ダイオウ やべ!5割程度の力で走ってたらルナに差されるな…少し本気出すか…

 

(ダイオウがさらに加速する)

 

ルナ えっ!くっ!

 

(ダイオウが後ろを確認する)

 

(ルナが居なくなったいた)

 

ダイオウ やべ~本気で走りすぎたか…

 

(ルナが座りながら泣いている)

 

ルナ うっ…うっ…

 

ダイオウ 転んじゃったか…(まぁ当たり前だよな…俺の後ろにスピードを上げた後もくっついていこうとすれば脚がもつれるからな…)

 

(ダイオウがルナに駆け寄る)

 

ダイオウ ルナ!大丈夫?

 

ルナ うっ…う…うん…大丈夫…

 

ダイオウ 立てるか?

 

ルナ …ダメかも…足に力が出ない…

 

ダイオウ しょうがないな…ほら…おんぶしてやるから…早く乗って

 

ルナ でも…

 

ダイオウ ほら…少し休めば立てるだろうけど念には念をね

 

ルナ うん!

 

(ルナがダイオウの背中にくっつく)

 

ダイオウ さっ帰ろう

 

ルナ うん!

 

(ダイオウが帰路につく)

 

ダイオウ それにしてもルナ…この前より速くなってたじゃん

 

ルナ えへへ 最近クロちゃんに負けっぱなしだからトレーニングしてたんだ…でもまだクロちゃんには敵わないな…本気で走ったのにクロちゃん…もっと速くなるんだもん…私もクロちゃんの隣で走りたいな…

 

ダイオウ じゃあルナ…

 

ルナ ?何?

 

ダイオウ 中央に行ったとき本気のレースをしよ その時にはきっとルナも俺にも負けないウマ娘になれるから

 

ルナ ??

 

ダイオウ まぁ分かるように言えば中央に行ったら本気のレースをしよってこと…

 

ルナ うん!する!

 

ダイオウ 約束な…

 

ルナ うん!ルナ クロちゃんよりも強いウマ娘になる!

 

ダイオウ その行きだ…楽しみにしてるよ…

 

(ダイオウの目が覚める)

 

ダイオウ …ん?…夢の中でまた夢を見るとは…疲れてるのかな…

 

ルドルフ ダイオウ…

 

ダイオウ ん?

 

(ルドルフがダイオウに近づく)

 

ダイオウ どうしたの?ルナ?

 

ルドルフ その学園でルナって呼ぶの止めないか?恥ずかしいのだが…

 

ダイオウ わかったよ…ルナちゃん!…

 

ルドルフ わかってないじゃないか…

 

ダイオウ まぁまぁルナちゃんでもいいんじゃない?かわいいじゃん

 

ルドルフ 入学初日にみんなの前でクロちゃんって呼んだこと謝るから!

 

ダイオウ そうだな…まぁお陰で初日からクラスのみんなからクロちゃんと呼ばれてからかわれたけどね

 

ルドルフ す…すまない…

 

ダイオウ まぁ許してもいいよ…

 

ルドルフ 本当か?

 

ダイオウ ただし!みんなの前でルドルフの事ルナってみんなの前で言わせてくれよな

 

ルドルフ …それは…勘弁してくれ…私の精神が持たない…

 

(もう少しからかってやろう)

 

ダイオウ ははは!冗談だよ…

 

ルドルフ 目が冗談じゃないんだが…

 

ダイオウ まぁ冗談はさておき それで?俺に用があるんでしょ?

 

ルドルフ そうだ そろそろ模擬レースの時間だぞ

 

ダイオウ 模擬レース?何言ってるんだ?

 

ルドルフ ?模擬レースは模擬レースだが?

 

ダイオウ あぁ~そう言う事かあいにく俺はもうG1出てるから大丈夫だ

 

ルドルフ 何を言ってるんだ?我々一年生は二年生になるまでレースには出れないぞ?

 

ダイオウ あ~これ…あまり他言無用で頼むわ…

 

ルドルフ あ…あぁ…

 

ダイオウ 俺もさすがにまだ早いって言ったんだけどおじいさまがお前の足なら行きなりG1でも大丈夫だろって言って…それで行きなりG1出された…

 

ルドルフ そんなこと可能なのか?

 

ダイオウ 俺の一族に不可能はないからな…って言ってもおじいさまがウマ娘本部の会長って言うのもあるんだけどな…

 

ルドルフ な…なるほどな

 

ダイオウ (まぁ俺もまさか自分の産まれた家がウマ娘の世界で一番の力を持つ名家だとは最初は思わなかったけど…黒須家…ゲームでは出てこなかった名前だ…でも産まれて始めてこの一族に宣戦布告は絶対にしてはならないと悟った…それにどうやらこのウマ娘の世界では徳川家康が天下統一を果たさず自分の家の黒須家が天下統一を果たしたとなっている。つまり俺はその偉大な人物の子孫って事になるのか…それでも随分偉大な気がするが…まぁご先祖様の偉業は置いておこう)だから俺は勝手に自習なんだ…

 

ルドルフ しかし…なぜ私を呼んでくれなかったんだ?クロ?

 

ダイオウ ルナと走るレースまで俺の脚質は内緒にしたいんだよ だからおじいさまに頼んでテレビも新聞も出さないようにしてもらった

 

ルドルフ そ…それはすごいな…

 

ダイオウ 誉めるな…何も出ないぞ

 

ルドルフ なら私もクロと同じレースに出れるように頑張らないとな…

 

ダイオウ だな がんばれー

 

ルドルフ あぁ それじゃあそろそろ時間だ 行ってくるよ

 

ダイオウ 気を付けてな

 




いろいろ設定などに不備あると思いますがドラえもんの用な温かい目で見ていただけるとありがたいです
最後にダイオウの能力を見てみましょう

ダイオウ

適正 芝S ダートG
作戦 逃げS 先行S 差しS 追いS
距離 短距離S マイルS 中距離S 長距離A

はい…チート並みの能力ですね…オリジンだしいいよね (良くない…こんなんゲーム出たらぶっ壊れである)最終回等へんでダイオウの設定も書いてみようと思います


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虚しさ…怒り

今回はウマ娘のゲームではダイオウとって大きなイベント(胸くそ悪い)があります自分も書いてて胸くそ悪くなりました…(自分で書いといてね )

23/92/7 編集
よくよく考え直したらルドルフさんを高松宮記念をいきなり走らせるのと皐月賞も勝ってないのに走らせるのは酷かと思い高松宮記念を皐月賞に変えました またどこかしら修正するかもしれません


(朝)

 

ダイオウ ハァ…

 

ルドルフ どうしたんだ?ため息をついて?

 

ダイオウ いや…朝っぱらから理事長室に呼ばれてな…めんどくさいなって思って

 

ルドルフ 理事長室に?何かしたのか?

 

ダイオウ まさか…俺も心当たりがないんだよな…

 

ルドルフ そうか…

 

ダイオウ そう言えば…

 

ルドルフ ?

 

ダイオウ 近くにトレセン学園男子校が出来るんだってね?

 

ルドルフ あぁ会長の話だとそうらしい なんでもウマ娘とウマ男が同じ寮のためそれを問題視になってきたからだろう

 

ダイオウ かと言って俺も男子校に移されると思うとめんどくさい…

 

ルドルフ クロはあるところでめんどくさがりが出てくるな…

 

ダイオウ まだ学園に一年も居ないんだぜ…そりゃ荷物持って行ったのにまたと思うとマジめんどい

 

ルドルフ おじい様にお願いしてここに居てもらうことは出来ないのか?

 

ダイオウ 残念ながら難しいと思う…学園と学園男子校を分けてウマ娘・ウマ男と分けるようだ…それを提案したのが親父なんだよ…

 

ルドルフ なるほど…もしダイオウが残ったらさらにいろいろ問題になると

 

ダイオウ そう言うこと…

 

(トレセン学園男子校生徒会室)

 

理事長 ダイオウ君 久しぶりね…

 

ダイオウ 理事長もお元気そうで

 

理事長 ここでは叔母さんと呼んでもいいのだぞ

 

ダイオウ たづなさんも居るので止めときます(ちなみに理事長との関係は俺の母方の従姉であるため良くはしてもらっているし俺の本気の実力を知ってる人物でもある)

 

理事長 それでここに呼んだのは男子校についてだ

 

ダイオウ 俺らウマ男は皆そっちに行ってくれって事ですか?

 

理事長 そうだ

 

ダイオウ まぁ断りたいですけどここは提案した親父の顔を立たせますか

 

理事長 すまないな…君の事だ 面倒だと思ってるだろう

 

ダイオウ しかたないですよ それじゃあ荷物をまとめて向かいます

 

理事長 あぁそうしてほしい

 

ダイオウ それでは…

 

理事長 それと学園に着いたら生徒会室に来るようにと君のお父さんが言っていたよ

 

ダイオウ 親父が?…わかりました…

 

(ダイオウが理事長室を出ていく)

 

ルドルフ クロ…

 

ダイオウ ルナか…どうした?

 

ルドルフ 理事長はなんと?

 

ダイオウ あぁ…男子校に行くように言われただけだまぁ行くしかないから行く

 

ルドルフ では、レースに出ないかぎり会えないのか…

 

ダイオウ まぁそう言うことになるな…

 

ルドルフ クロが生徒会に入れば会えるのだが…

 

ダイオウ 生憎俺は生徒会の仕事は剥かなくてな

 

ルドルフ あぁクロの事だ 生徒会の仕事はやらないとわかっている

 

ダイオウ …

 

ルドルフ 悪い意味で言ったわけでは…

 

ダイオウ フッ…わかってるよ…それじゃああっちの生徒会室で親父様が待ってるから行くわ

 

ルドルフ あぁ気を付けてな…

 

ダイオウ あぁ行ってくる

 

(ダイオウが荷物を持って中央を出ていき男子校に向かう)

 

(男子校生徒会室)

 

トントン

 

クロス どうぞ…

 

(ダイオウが部屋に入ってくる)

 

ダイオウ アニキ…

 

クロス ダイオウか…待ってた

 

父 やっと来たか…話がある

 

ダイオウ 何ですかね?お父様…

 

父 単刀直入に聞くお前はどうして兄であるクロスよりも二つ多くG1を制覇してるのだ?

 

ダイオウ それはおじいさまが出ろって言われたからで

 

父 どうして全部一着なんだ!

 

ダイオウ ごめん 父さん…父さんが何を言ってるのかよくわからないんだけど?

 

ドン!!

 

父 お前がどうして兄であるクロスよりもG1を二つ多く制覇してるのか聞いているのだ!

 

ダイオウ だから!それがなんだってんだよ?!

 

父 クロスはG1に出てもまだ3回しか制覇してないのにお前が無敗でG1を5回も制覇してくれたお陰でクロスはお前のおまけ程度に扱われているんだぞ!

 

ダイオウ そんなの知らないよ それにそれが何か関係あるの?

 

父 大有りだ! 私の後を継ぐのはクロスだ!お前ではないのだ!わかるか!

 

ダイオウ 別に俺はあんたの座狙ってるわけでもないし

 

父 それでもだ もしクロスよりもお前を私の座につけろと今後言ってくる連中も居るのだ! なぜそれがわからん! 弟が!兄よりも目立つな!

 

ダイオウ ……話ってそれだけ?

 

父 何!

 

ダイオウ それだけならこれで失礼しますよ

 

(ダイオウが立ち上がる)

 

父 良いのか?シンボリルドルフ…いや…ルナ…だったか?お前がこのまま走り続けるのであればシンボリルドルフを一生レースに立てないようにしてもいいんだぞ…お前ならこれが実現になるかならないかはわかるはずだぞ…

 

ダイオウ ……

 

(父が立ち上がりダイオウの横に立つ)

 

父 安心しろ 次のレースの高松宮記念でお前が最下位になれば手は出さんしなにもしない…

 

ダイオウ ……

 

(ダイオウが父の正面に立つ)

 

ダイオウ ルドルフには手を出さないでください

 

父 ならわかってるよな…

 

ダイオウ えぇよくわかってますよ

 

(ダイオウが本気で父を殴る)

 

父 うっ!

 

(父が勢いでソファに倒れ混む)

 

父 ぐっ!

 

(それにビックリしクロスが椅子から立ち上がる)

 

クロス !……

 

ダイオウ ルドルフに手でも出してみろ!そしたらあんたのその欲望にまみれた顔を今度は原型が止められないように殴り続けてやる!俺だけレースに立てないようにしやがれ!くそじじい!

 

父 くっ!

 

(父が起き上がる)

 

父 お前は父親を…なんだと思ってる!

 

(父がダイオウの顔を叩く)

 

ダイオウ くっ!

 

(ダイオウが父を睨み付ける)

 

父 なんだ!その目は!

 

(父がダイオウを殴る)

 

ダイオウ くっ!

 

(ダイオウが倒れる)

 

(父がハンカチで鼻を抑える)

 

父 くっ!鼻が折れたか…良いだろうルドルフには手を出さないでおいてやる 貴様はクロス家から名を消す!二度と私の前にその顔を見せるな!

 

(父がダイオウの横を通りすぎる)

 

(ダイオウが立ち上がる)

 

(父が後ろからダイオウに向けて)

 

父 それと…二度とレースに出れると思うなよ…

 

(父が生徒会室を出ていく)

 

(ダイオウが左頬を抑える)

 

ダイオウ いって~…

 

クロス ダ…ダイオウ…

 

(クロスが呼び掛けるがダイオウが手を挙げて制す)

 

ダイオウ 問題ないよ 兄さんは兄さんの道を行けばいい 俺はここまでだ…

 

(ダイオウが生徒会室を出ていく)

 

クロス 私は…弟に何もしてやれないのか…くそっ!

 

(ダイオウが廊下を歩いてる)

 

(ダイオウが歩きを止める)

 

ダイオウ あいつとの約束…守れないじゃないか…くそっ…

 

(ダイオウがケータイを取りだし電話する)

 

ダイオウ …おじいさま?ダイオウです 少しお願いがありまして…今からそっちに行っても良いでしょうか?授業ですか…今は…そんな気分じゃ…ないん…です…

 

(ダイオウがケータイを少し力強く握る)

 

ダイオウ …わかりました…ありがとうございます それでは…

 

(ダイオウがケータイを切り仕舞う)

 

ダイオウ フゥ

 

(ダイオウが学園を出ていく)

 

(5日後)

 

(トレセン学園(男子校)ダイオウとトレの部屋)

 

ダイオウ えっ?トレーナー解消!?

 

沖 あぁ上からの命令でな…お前何かしたのか?

 

ダイオウ くそ親父に対してならやったな…

 

沖 理事長に!何したんだよ…

 

ダイオウ まぁちょっとした…親子喧嘩?

 

沖 おいおい…俺にまで飛び火するのは勘弁してくれ…

 

ダイオウ 悪い…

 

沖 フッな~んてな俺もお前とのトレーナー解消になるって聞いて猛反対した…けど…首を出されちゃ…俺もなにも言えなくなった…俺もお前に謝らなくちゃならない…すまない!

 

ダイオウ 沖は何も悪くないさ…悪いのは全部俺だ…だから沖はそんなこと気にせず新しいウマ娘かウマ男のために指導してやってくれ

 

沖 あぁ…わかった…でも…お前がまた走り出したらまたトレーナーを組んでくれよな…

 

ダイオウ もう…俺は走れないし…レースにも出れない…

 

沖 えっ?それ!どういう!

 

ダイオウ 悪いこれから用事なんだ…高松宮記念のレースに知り合いが出るから…見てくる

 

(ダイオウが部屋を出ていく)

 

沖 おい!たく…絶対諦めないからな…また戻ってきてやる!あいつの隣に…

 

(皐月賞)

 

解説 さぁ始まりましたクラシックの第一回皐月賞! そして初GⅠ挑戦となるシンボリルドルフですが 三番人気ですが今回初のG1出場ですがどこまで頑張れるか…そこが目処でしょう

 

(観客席にダイオウがルドルフを見つめている)

 

ダイオウ ……

 

(レース5日前おじいさまの部屋)

 

黒須 相談ってなんだね?

 

ダイオウ 実は…右足を痛めまして…次のレースの高松宮記念には出れなくなりました

 

黒須 …医者はなんと?

 

ダイオウ ……三ヶ月は安静に…との事でした

 

黒須 そうか……殴られたのか?

 

ダイオウ 大したことではありません…ただの親子喧嘩です

 

黒須 そうか…まぁワシもとやかくは言わんが何か困ったことがあったら相談しろ…ワシはお主もクロスもこれから産まれるクロスクロスも期待しているのだからな

 

ダイオウ ありがとうございます…それで折り入ってお願いが…

 

黒須 おう…そうだったな

 

ダイオウ シンボリルドルフ…ルナを俺の代わりに皐月賞に出して欲しいんです…

 

黒須 お主の頼みじゃ 可能ではあるが…大敗することになるかもしれんぞ…一年生は本来2年生になってからじゃからな‥それでもか?

 

ダイオウ ルナなら一着で…やり遂げてくれます

 

黒須 そうか…わかった…中央には…話を通しておこう

 

(ダイオウが頭を下げる)

 

ダイオウ ありがとうございます…おじいさま…

 

黒須 うむ 早く怪我を直して三人でレースに出て競いあってほしい

 

ダイオウ ……頑張ります…

 

(意識をルドルフに向ける)

 

ダイオウ あの顔なら問題なさそうだな…

 

解説 さぁ全員ゲートに入りました…

 

ガシャン

 

解説 スタートしました!さぁ先頭は…シンボリルドルフが先頭に立ちました!他のウマ娘、ウマ男たちがそれを追いかける!

 

ダイオウ 状況も申し分ないな…ルナ…俺のわがままを聞いてくれ…勝ってくれ…

 

解説 さぁ先頭は現在最終コーナーに入りました シンボリルドルフここで一気に差を広げる! 他のウマ娘たちが追い付けない!シンボリルドルフ 五馬身差を開けて今ゴール!一着はG1初勝利シンボリルドルフだ!

 

(ルドルフがダイオウが観客席に居ることに気づくがダイオウが観客席から去っていく)

 

ルドルフ クロ…?

 

(ルドルフがダイオウの向かった出口に出ていく)

 

ルドルフ クロちゃん!

 

ダイオウ ……

 

(ダイオウが振り向く)

 

ルドルフ すまないついビックリして…昔の癖が…

 

ダイオウ 別に…

 

ルドルフ …?来てくれたんだな…後で待合室に来てくれ

 

ダイオウ ……

 

ルドルフ 怪我は大丈夫なのか?

 

ダイオウ もういいよ…

 

ルドルフ えっ?

 

ダイオウ もう茶番も飽きてきたからな…本当の事言ってやる…俺はお前を利用してた…シンボリルドルフ…

 

ルドルフ 利用ってどういう…

 

ダイオウ そのままの意味だ…俺は昔からお前を自分の出世の階段の道具として使ってきたんだ…そう言えば理解できるか?

 

ルドルフ な…何を言って…冗談は止めてくれ…それにあの時の約束はどうなんだ?

 

ダイオウ 約束?

 

ルドルフ 子供の時…同じレースに立って本気で走ろうって約束したじゃないか!

 

ダイオウ あぁ…そんな下らん約束もしたな…

 

ルドルフ 下らない…

 

ダイオウ あぁ下らないな…このレースで俺はお前を倒して一着になって出世するはずだったのに…足を故障しちまったからな…皮肉なもんだ…まぁお前が欲しいのであればくれてやるよ…どうせ他のウマ娘やウマ男の実力者たちに飲まれるだけだからな…ま…せいぜいがん…

 

ルドルフ もういい…

 

ダイオウ ……

 

ルドルフ 君の考えや気持ちはわかった…だから私は君に言わせてもらう…私は…負けない…誰にも…そして君にも…絶対に…くっ!

 

(ルドルフが後ろを向く)

 

ダイオウ ……そうかい…なら頑張れ…

 

(ダイオウが後ろを向く)

 

ダイオウ くっ!…ごめん…ルナ…

 

ルドルフ !

 

(ダイオウが去っていく)

 

(ルドルフがダイオウの方を向く)

 

(学園入り口)

 

沖 ダイオウ…探したぞ…

 

ダイオウ ……

 

沖 って大丈夫か?

 

ダイオウ …大丈夫だ…今は少し…一人になりたい気分なんだ…悪い…

 

(ダイオウが学園に入り人気のないところに向かう)

 

沖 ……

 

(生徒も誰も来ない場所)

 

ダイオウ ………ちくしょう…

 

(ダイオウが膝を地面に着ける)

 

ダイオウ ちくしょう…この怒りはどこにぶつければいいんだよ…

 

(ダイオウが壁を殴る)

 

ダイオウ ちくしょう…ごめん…ルナ…

 

(学園の渡り廊下をクロスと父が歩いている)

 

クロス !

 

(外でダイオウが泣いているように感じ心配する)

 

クロス …

 

父 クロス!何してる!

 

クロス !すみません

 

父 まぁ仕方ない…今日はあっちこっちと挨拶に行っていたからな…

 

クロス あの…一つ聞きたいのですが…

 

父 なんだ?

 

クロス ……あの…

 

父 早く言え!私はお前のように暇ではないのだ!

 

クロス では…ダイオウのレース出場永遠禁止はさすがに言い過ぎではないでしょうか?

 

父 なに!クロス!

 

クロス は、はい

 

父 ならお前は自分の立場を取られ世間からはおまけ程度に言われていてもいいのか?!

 

クロス いえ…そう言うわけでは

 

父 それに!それをものを申すと言うことは私の考えが間違ってると言うのか!

 

クロス そう言うわけではありません しかし永遠にレースに出れないのは酷と言ってるだけです

 

父 それでいいのだ

 

クロス えっ?

 

父 そうすればあいつはもうレースで力を出さずに引退することになる それでもお前は走れるのだ…そこでG1を制覇すればお前はクロス家の当主だ… 私はお前を私の跡継ぎにしたいのだ だがダイオウが居たらそれが叶わん だから永遠にレースに出れないようにしたのだ

 

(父がクロスの肩に手を置く)

 

父 私はお前に期待してるのだ…だから頑張ってもらわないと…困る…

 

クロス ……期待に添えるように頑張ります

 

父 うぬ しかし…しばらくは私の指導がまだ必要だな…そんなことを言う時点で私の後を継ぐには甘すぎる

 

クロス …ご迷惑をお掛けします…

 

父 今日はもう部屋に戻って生徒会の仕事しなさい

 

クロス はい…

 

(父が去っていく)

 

(クロスも生徒会室に戻る)

 

(クロスが椅子に座る)

 

クロス ……自分は…無力だ…許せ…ダイオウ……不甲斐ない兄を…許してくれ…




父め!ダイオウを脅しておきながら殴った腹いせにレースに永遠出場禁止にするとは!人でなし!と言う自分で書いといて思ってました…ちなみにトレセン学園(男子校)はウマ娘が居るのであればウマ男も居るはず!と言う無理矢理かんバリバリの設定です…許してください…


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信じる

3話です 皐月賞から1週間後のお話です 今回はトレセン学園(中央)の生徒会長が出てきます 色々審議はあると思いますが○○会長をお願いします それと今回は短めです


(ダイオウの顔に朝日が当たる)

 

ダイオウ ん?う~

 

(ダイオウが時間を確認する)

 

ダイオウ …もう三時間目か…ハァ…皐月賞から一週間か…さて…今日はどうするかな…沖はもう中央に行っちまったし授業に出たって先生はくそ親父の怒りに買いたくないから俺は居ないように扱うし…他のウマ男たちがうるさいし…外にでも出るか…どうせ…誰も文句言わないし…

 

(ダイオウは私服になり学園の外に出る)

 

ダイオウ さて…どこに行こうかな?

 

(目の前にルドルフが居る)

 

ダイオウ お~い…何やってんだろ…俺…ルナとはもう絶縁したってのに

 

(ダイオウが別の道に入る)

 

(ルドルフが後ろを向く)

 

ウマ娘 どうしたの?ルドルフ?

 

ルドルフ いや…後ろから懐かしい声で呼ばれたような気がしてな…気のせいだと思う

 

ウマ娘 ふ~んって急がないと!遅刻しちゃう

 

ルドルフ そうだな!急ごう

 

(ルドルフとウマ娘が走り出す)

 

ダイオウ …海岸にでもいくか…

 

(ダイオウが海岸に向かって歩く)

 

(海岸)

 

(ダイオウが少しした海岸の石壁の上に座る)

 

ダイオウ ……

 

??? 落ち着くね

 

ダイオウ えぇ…ここは誰にも邪魔されないですから…って…

 

(ダイオウが隣に顔を向ける)

 

(女性が隣に座っている)

 

ダイオウ あんた…誰!

 

??? あぁ…そうだな…シビちゃんとでも呼んでくれ

 

ダイオウ シビちゃん?(ミスターシービーじゃないけどほんと誰?)

 

シビ あぁ…所で君ウマ男だろ?男子校はすでに四間目の筈だがこんなところに居ていいのか?

 

ダイオウ そう言うあんたも中央だろ?そろそろ一時間目だと思うが?

 

シビ そこを突かれたか…まぁ私は今日の午前中はいやな生徒会の仕事だからね…

 

ダイオウ それで…少しサボろうと…

 

シビ 心外だな…サボるんじゃなくて休憩と言ってくれ

 

ダイオウ …わざわざ休憩のために中央から真逆のここまで来ないでしょ…

 

シビ それより…君大分いろんな事を溜め込んでると見たがどうだ?

 

ダイオウ !…顔に出てましたか?

 

シビ いや…出ていなかったな…アーハッハ

 

ダイオウ …(この人と話してると気が狂う…)

 

シビ ただ…

 

ダイオウ ?

 

シビ いやなに…授業に出てないと行けないのにここに居るのには何か理由があるんだろうな…ってね

 

ダイオウ あ~そう言う…

 

シビ 私でよければ相談に乗るぞ

 

ダイオウ (話さないと帰らなそうだな…)しょうがねぇな…

 

シビ そうそう 諦めて話すがいい!

 

ダイオウ なんで偉そうなんだよ…

 

シビ 気にするな

 

ダイオウ ハァ…まぁ簡単に言えばレースを永遠に禁止になったんだよ

 

シビ なぜ?そんなことに?

 

ダイオウ まぁ理事長と親子喧嘩って所かな?

 

シビ ……まあ…そこはあまり深く聞かないでおこう それより他にあるんじゃないのかい?

 

ダイオウ ?

 

シビ 何か大切な何かを失った用な気がするが?

 

ダイオウ …まぁ幼馴染みと絶縁したから…てのもあるのかもな…

 

シビ それに絶縁したって言ってもそれは君がそう思ってるだけで本人はそう思ってないんじゃないのかな?

 

ダイオウ どうしてそう思うんだ?俺は幼馴染みに酷い事を言って傷つけたんだ…嫌われて当たり前だ…

 

シビ そうかもね…でも相手はきっと理解してるんじゃない?

 

ダイオウ 理解?

 

シビ そっ…まぁその子を信じることだよ…自分もね

 

ダイオウ 信じる…か…

 

シビ それじゃあ私はこれで戻るよ…また会えることを祈ってるよ ダイオウ君

 

ダイオウ あぁ…また会えるかは知らんけど……ってどうしてあんたが俺の名前を……もういないし…

 

(ダイオウが海を見つめる)

 

ダイオウ ハァ……相手を信じろ…か…学園に戻るか…

 

(ダイオウが学園に戻る)

 

ダイオウ (そう言えば…あのシビって人…何処かで見たような気が…どこだっけ?…思い出せん…)

 

(トレセン学園)

 

ルドルフ あっ!ポイント会長どこに行ってたんですか?

 

シビ ルドルフか…なに昔の後輩君に渇を入れていた

 

ルドルフ はぁ?…それより…クロス会長がお待ちです…

 

シビ あぁ直ぐ行く




と言うことでシビ会長は誰かわかりますかね?わからなくても会長で進めます!(令和5年より前に書いたのに数年たってから間違えてるのに気づいてしまった)ちなみにクロス会長とシビ会長の話はダイオウのストーリーが終わり次第[兄の真相(仮)]でも書こうかな?ちなみに男子校とトレセン学園では時間が違うと言う設定にしてます 男子校…ハードだな…何時に一時間目なのだ?と書き終わって思った自分であった…

※ 私のミスでシビ会長はミスターシービーだと思われてる方がいらっしゃると思いますので謝罪と追記です
シビちゃんとはテンポイントが勝手にミスターシービーの名前を使っています。ダイオウ自身お家の関係でミスターシービーとは繋がりがあり、顔を知ってます。そして私が間違えているのに編集した日に気づきました事申し訳ありません。


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親友

今回はダイオウのライバルとなるキャラ(オリジン)が現れます でもダイオウとの接触はまだないですけどねそれとダイオウにとって男子校で親友が二人出てきます一人で居たダイオウにとって嬉しいですね 親友の一人はオリジンでもう一人は事実馬です(ウマ娘には実装してません男だし…)


(トレセン学園(男子校))

 

先生 今日は転校生を紹介する…

 

(デカイ体をしたウマ男が教室から入ってくる)

 

先生 地方から来たジャストアモンロー君だ 仲良くしてあげなさい

 

アモロー ジャストアモンローです!よろしく!

 

先生 じゃあジャスト君は一番後ろの空いてる席に

 

アモロー 了解した!

 

(アモローが一番後ろの空いてる席に座る)

 

先生 じゃあ授業を始めるぞ~

 

(教室のドアが開く)

 

(ダイオウが入ってくる)

 

先生 ………授業を始める…

 

(先生がダイオウを無視するように授業を始める)

 

アモロー ?

 

(ダイオウが自分の席に座る)

 

(ダイオウに聞こえるように話し声が聞こえる)

 

ウマ男 (ダイオウめ今更来やがって…なんであいつはレースに出れないのに学園に居られるんだよ)

 

ウマ男2 (先生にも理事長にも存在されてない扱いらしいしな…あんな奴学園から居なくなればいいんだよ…)

 

ウマ男 (それに休日の日は朝から夜まで外で走ってるらしいじゃん あいつだけいいよな~)

 

ダイオウ ……ちっ!

 

(ダイオウが立ち上がり教室を出ていく)

 

アモロー ……

 

(外)

 

(木の上でダイオウが寝ている)

 

ダイオウ 俺だって好きでレース出場禁止になった訳じゃねぇよ…腹へったな…また全員授業中に食堂に行くか…

 

アモロー ここに居たのか!

 

ダイオウ ん?

 

(木の下にアモローが居る)

 

ダイオウ 何のようだ?

 

アモロー 嫌何…おぬしダイオウ君と言うのであろう ワシは今日地方から転校してきたジャストアモンローと言う!よろしくな…

 

ダイオウ 挨拶だけか?ならさっさと消えろ…俺と関わるとレースに出れなくなるぞ…

 

アモロー ?何故だ?拙者は悪いことはしてないぞ?

 

ダイオウ ともかく俺に関わらなければいいんだよ!以上!さっさと飯にでも食いに行け!

 

アモロー そうだ!飯でおぬしの所に来た!

 

ダイオウ ハッ?

 

アモロー 一緒に昼飯を食わんか?

 

ダイオウ お前…バカなのか?教室での俺の対応聞いたろ…学園じゃ俺は厄介者なんだよ…俺と飯なんて食えばお前も邪魔者扱いされるぞ…

 

アモロー 別に構わん!ワシはお主が悪い奴に見えん!

 

ダイオウ ……(シビと同じ感じだなこれは…ちょっと違うか…こういう奴は一回分からせないとダメだな…俺がどれくらい一人で居た方がいいのか…) 良いだろ…飯一緒に食ってやる

 

アモロー そうこなくてはな…

 

(ダイオウが木から降りてくる)

 

アモロー さぁ行こう!

 

ダイオウ ハァ……

 

(食堂)

 

アモロー うぬ 席はここでいいかの?

 

ダイオウ どこでもいいよ…

 

(二人が座る)

 

アモロー 改めてジャストアモンローだ よろしく!

 

(アモローが手を出して握手を迫る)

 

ダイオウ ダイオウだ…よろしく…

 

(ダイオウはそれを遮る)

 

アモロー ダイオウ君は確かG1を5回制しておったな…

 

ダイオウ それがなんだ?

 

アモロー いいなと思ってな…

 

ダイオウ ハッ?

 

アモロー ワシはダート向きでな…芝のレースは全然での…

 

ダイオウ それなら俺はダートは走れん…

 

アモロー はっは!ワシが芝を走れたらダイオウ君と一戦戦ってみたかったな…

 

ダイオウ 所で…どうして俺のG1制覇知ってるんだ?

 

アモロー あぁ…そこのシンボリグラン君に教えてもらった

 

ダイオウ ハッ?

 

グラン 横…失礼

 

(髪が白で髪がベートーベンの髪型の少しボサボサの男性が居る)

 

(シンボリグランがダイオウの横に座る)

 

ダイオウ お前…

 

アモロー なんだ?知り合いだったのか?

 

グラン 別に…ただクラスは同じ…休憩の寝床の争奪戦の知り合いではない知り合いだ…

 

ダイオウ …(それ…普通に知り合いだからな…)

 

アモロー そうか知り合いか!

 

グラン だから!ちげぇっての!

 

ウマ男 (おいおい…ダイオウが居るぞ…)

 

ウマ男2 (ほんとだ いつもは五時間目に飯食ってるのに何様だ?あいつ)

 

ウマ男 (それも転校生のジャストアモンローとシンボリグランと一緒だぜ)

 

ウマ男2 (あいつら度胸あるよな…あいつに関わったら二度とレースに出れないのにな)

 

ウマ男 (全くだ…トレーナーだってあいつのトレーナーしてたから中央に移されたんだぜ…)

 

ダイオウ ……

 

ウマ男2 (ま、いいんじゃね?俺らに飛び火を持ち込まないでくれるなら別にな…Ww)

 

ウマ男 (Ww)

 

(アモローが立ち上がる)

 

ダイオウ …!おい…

 

(アモローがダイオウの悪口を行ってた二人の所に行く)

 

ウマ男 なんだよ…

 

アモロー ダイオウ君に謝れ…

 

ウマ男2 ハッ? 何言ってんの?バカじゃない?

 

ダイオウ おい!そんな下らんことで…

 

アモロー バカで結構!しかしワシの友達の悪口を言った奴は絶対に謝ってもらう!

 

ダイオウ !

 

ウマ男 ハァ…くだらねぇ

 

ウマ男2 だな…食う気失せたな…行こうぜ

 

(二人が去ろうとする)

 

(アモローが二人の肩を掴む)

 

ウマ男 痛ってぇーよ!

 

ウマ男2 離せよ!

 

アモロー それに君たちは一時間目の授業の時のも謝れ!

 

ダイオウ いい加減にしろ!

 

アモロー !

 

ダイオウ 俺のせいで初日からレース出場禁止になりたいのかよ…

 

アモロー …

 

ダイオウ その二人を離してやれ…

 

(アモローが二人を放す)

 

(ダイオウが食堂から出ていこうとする)

 

ダイオウ ジャストアモンローって言ったな…俺に絶対に二度と関わるな…

 

(ダイオウが出ていく)

 

アモロー ダイオウ君!まっ…

 

ウマ男 けっ!やっぱ意気地無しだなダイオウは

 

アモロー なんだと!

 

(アモローの腕をシンボリグランが掴む)

 

グラン ほっとけ…バカには何言ってもわからん

 

ウマ男 あっ?おいグラン バカって誰の事だ?

 

グラン 喋るのがめんどくさいからさっさと行け…

 

ウマ男2 もう行こうぜ…

 

ウマ男 あぁ…

 

(二人が足を何かに取られ前に転ぶ)

 

(二人の顔にカレー(超激辛)の液が浸る)

 

ウマ男・2 ギャーーーー

 

(二人がのたうち回る)

 

グラン さ…行こうか…

 

(グランが不敵な笑みを浮かべながらアモローの腕を引っ張って食堂から去っていく)

 

(別の木の上にダイオウが居る)

 

ダイオウ ……友達か…学園(こっち)で初めて言われたな…

 

グゥ~

 

ダイオウ …腹へったな…早く五時間目にならないかね…

 

(教室)

 

(先ほどのウマ男たちが教室に入ってくる)

 

ウマ男 おい!グラン!さっきは良くもやってくれたな!

 

(グランが何かに食べている)

 

グラン なんの話だ?…

 

ウマ男2 とぼけるな!さっきの紐と激辛カレーを設置したのはお前だってのは知ってんだ!

 

ウマ男 お前のせいで目が大変なことになったんだぞ!

 

(二人が真っ赤になった目を見せつける)

 

グラン それは良かったな…

 

ウマ男2 良くねぇ!…て言うか何食ってるんだ?

 

グラン …さっきの超激辛カレーだが…

 

(グランが超激辛カレーを食べる)

 

ウマ男 それを俺らに近づけるな!匂いだけでもう目が痛いんだよ!

 

ウマ男2 くっそ!覚えてろ!

 

(二人が目を押さえながら教室から出ていく)

 

(グランが超激辛カレーを食べ終わる)

 

グラン ハァ~ごちそうさま…さて…腹も溜まったし…寝るか…

 

(グランが寝始める)

 

グラン Zz…

 

(教室の扉がおもいっきり開く)

 

グラン !

 

(グランのトレーナーが入ってくる)

 

トレ お前の出場レースが決まったぞ!天皇賞だ!

 

グラン あ~そう…お休み…

 

トレ 寝るな~起きろ~!

 

グラン Zzz~

 

トレ これは一時間寝かせないとダメだな…ハァ…

 

先生 ゴホン…授業始めたいのですが?

 

トレ あっ!失礼しました~

 

(グランのトレーナー教室から出ていく)

 

(数日後)

 

(木の上でダイオウが寝ている)

 

アモロー やっと見つけた~ダイオウ君!

 

ダイオウ あ~?

 

アモロー 学園中探し回ったぞ!

 

ダイオウ 何のようだ…

 

アモロー 今日シンボリグラン君が天皇賞に出ることになっている!それで応援に行くのだが大親友のダイオウ君もと…どうだね!

 

ダイオウ 生憎俺はあいつとは知り合いであって親友ではない…

 

アモロー そう恥ずかしがるな!さぁ!行こう!

 

ダイオウ だから!

 

(アモローが木を揺らす)

 

アモロー 早くしないと始まってしまうぞ!早く行こうではないか!

 

ダイオウ わかった!わかったから木を揺らすな!落ちるだろ!

 

アモロー さぁ!共に参ろう!

 

(アモローがダイオウが襟を掴みレース場に向かう)

 

ダイオウ …

 

(天皇賞)

 

解説 さぁ始まりました天皇賞(春)一番人気はこの男シンボリグラン 一番人気の時にしか本気を出さない男が一番人気です 今日は確定ですね…二番人気は…

 

(観客席)

 

アモロー うむ!やはり一番後ろが見やすいな!

 

ダイオウ それは何よりで…

 

アモロー しかし…グラン君は大丈夫だろうか?

 

ダイオウ あいつは大丈夫だよ…

 

アモロー ?

 

ダイオウ あいつは一番人気になると必ず勝つからな…(まぁめんどくさがりだが走りは本物だしな…)

 

アモロー そうか!しかし…

 

ダイオウ ?

 

アモロー あの白い服を着た男も警戒するに越したことはないと…ワシは思うがの…

 

ダイオウ 白い服?

 

(ダイオウがアモローが見てるであろう人物を見る)

 

(茶色いサングラスを付けて白いスーツを着たウマ男がレースに居る)

 

アモロー どう思う?

 

ダイオウ サングラスをつけたまま走るのか?

 

アモロー ダイオウ君!ワシが聞きたいのはそうでない!

 

ダイオウ 生憎俺は人を見る目はない…あいつの走りを見てみないことには…

 

アモロー そうか…

 

(ダイオウが特別席にクロスが居るのに気づく)

 

ダイオウ (アニキ…と言うことは…あの白いスーツを着た人物は…アニキと同じ三年生か…しかしそれならグランが危険視するハズ…それなのに…)

 

(グランは白いスーツを着た人物を特にどうも思ってない様子)

 

ダイオウ (どうも思ってないな…ありゃ…)さて…どう転ぶかね…

 

(白いスーツを着たウマ男がサングラスを取り胸ポケットに入れゲートに入る)

 

(全員がゲートに入る)

 

ガシャン!

 

解説 スタートしました!先頭はシンボリグランおっと!これは珍しい!シンボリグラン!いつもは中段につけて最終コーナーで一気にパートを駆けていますが今日は先頭です!さぁもうすぐ先頭は最終コーナーに入るところです

 

ダイオウ ……

 

アモロー グラン君がんばれー

 

解説 さぁ最終コーナーに入りました!シンボリグラン未だ先頭です!後続は追い付けるか!

 

(白いスーツを着たウマ男が一気に前に向かって走る)

 

解説 おっと!ここで先頭のシンボリグランを追いかけるウマ男が居た!そのウマ男は…シンマツナガ!シンマツナガだ!シンマツナガ!シンボリグランを差して先頭!シンボリグラン必死に巻き返そうとするが前に出れない!シンマツナガ!一着でゴール!シンボリグラン!10番人気のシンマツナガに敗れました!

 

グラン ハッ…ハッ…ハッ…あんた…何もんだ?俺の情報にあんたみたいな奴は知らないんだが…

 

マツナガ あなたは一年のシンボリグラン君…だったかな?

 

グラン ……

 

マツナガ 三年のシンマツナガだ…最近になってG1に出れるようになった

 

グラン …なるほど…通りで俺の情報に乗ってない訳だ…

 

マツナガ 君三年生になればいいウマ男になるだろうね

 

グラン それはどうも…

 

(マツナガがサングラスを付ける)

 

マツナガ それじゃあ頑張ってください

 

(マツナガがライブに向かう)

 

グラン …クソ!

 

ダイオウ (あの脚力は…ルナと同等かな…)

 

アモロー 惜しかったな…グラン君…

 

ダイオウ しょうがないさ…レースって言うのは時の運もあるんだ…

 

アモロー ……そうだな…走るものは悔いの無いように走るしかないからな…

 

ダイオウ さて…帰るか…

 

アモロー えっ!グラン君のライブは!

 

ダイオウ あいつ…ライブは今まで一回も出たことないからな…今回も出ないんじゃないか?

 

アモロー 今までよく問題にならなかったな…

 

ダイオウ …それは言えるかも…(でもグランは俺が知ってる情報ではOP戦からライブには出てないな…まぁ俺には知ったことではないがな)さて…帰るか…

 

(ダイオウが帰ろうとする)

 

アモロー えっ!ちょっ!ダイオウ君!

 

(アモローがそれを追いかける)

 

(レース場外)

 

(グランが帰ろうとしている)

 

アモロー グラン君!

 

グラン なんだ…お前らか…

 

ダイオウ ライブには出ないんだな…

 

グラン …踊るのが…めんどうだからな

 

ダイオウ それだけかよ…理由…

 

グラン それだけだよ…てか急いで帰らないと…

 

トレ 居た!グラン!

 

グラン 噂したら…

 

トレ 今日こそ!ライブに出てもらうぞ!

 

グラン …体調悪いから…帰る…

 

(グランが走り出す)

 

トレ 体調悪い奴が走れるか!待て~!

 

(グランのトレーナーが追いかける)

 

ダイオウ (まぁ人間とウマ男の力じゃ差がありすぎからな…ありゃ逃げられるな…いや…案外捕まえるかもしれんな…)

 

アモロー グラン君が出ないなら何処かで飯でも食って帰るとするかの

 

ダイオウ じゃあ…上手いパンとコーヒー牛乳でも買って帰るか

 

アモロー うむ!道案内頼むぞ!




と言うわけでジャストアモンローですが愉快・爽快というキャラにしようとしたらこんな感じになってしまった後はシンボリグランですがウマ娘に実装されてませんがウマ男という事にしてるので許してください 


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休日

今回は天皇賞(春)後の学園の休日のダイオウたち(アモローたちの)の様子です。いろいろ設定などあやふやな所もあると思いますが暖かい目で…


(早朝)

 

(ジャージーを着たダイオウが居る)

 

ダイオウ さてと…今日は日光まで行きますかね…

 

(ダイオウが校門を飛び越え日光に向かって走り出す)

 

(アモローがダイオウの部屋に向かって行く)

 

アモロー ダイオウ君!

 

(アモローが扉を開ける)

 

アモロー なんだ?居ないのか?ハッハッハッ!

 

(隣の部屋の扉が開く)

 

(グランが出てくる)

 

(グランがダイオウの部屋に入ってくる)

 

グラン ちっ!おい!アモローうるさいぞ…朝からデカイ声で笑うな…

 

アモロー お!グラン君か!実はダイオウ君とパンを食べたいと思ってきたのだが…生憎留守のようでの!

 

グラン ハァ…あいつは夜にならないと帰ってこないよ…

 

アモロー ?なぜだ?

 

グラン あいつは今頃…日光に向かう途中だろ…

 

(ダイオウがカフェに入る)

 

店長 いらっしゃい…ダイオウ君…

 

ダイオウ マスターいつもの朝食お願い!

 

店長 はいはい…いつものね

 

(店長が大量のパンとコーヒー牛乳をダイオウに出す)

 

ダイオウ いただきます!

 

(ダイオウが食べ始める)

 

店長 味はどうだい?

 

ダイオウ 上手いです

 

店長 君は俺のパンを食べるとそれしか言わないね…

 

ダイオウ マスターのパンは美味しいですから

 

店長 君はおだてるのが上手いね

 

ダイオウ そんなことないですよ~

 

店長 全く…

 

ダイオウ ごちそうさまでした

 

店長 お粗末さん

 

ダイオウ それじゃあ夜にまた来るよ

 

店長 あ~生憎今日の夜は用事で休みになるんだよ

 

ダイオウ 珍しいじゃん?

 

店長 それがな…孫が…帰ってくるんだよ

 

ダイオウ へぇ~お孫さんが

 

店長 あぁ だから…

 

(店長が店の裏に行く)

 

(店長が帰ってくる)

 

店長 晩飯用のパンを持ってきたぞ

 

ダイオウ いつもすみません

 

店長 そう思うなら早くレースに出てくれると嬉しいな…

 

ダイオウ あはは …努力しますよ…マスター

 

店長 それじゃあこれな

 

(店長がパンの袋詰めをダイオウに渡す)

 

ダイオウ すみません

 

店長 後これな…

 

(店長はついでにとコーヒー牛乳の入った3㍑のボトルも渡す)

 

ダイオウ いいんですか?こんなに

 

店長 今日は無礼講だからね

 

(ダイオウがパンとコーヒー牛乳をリュックに仕舞う)

 

ダイオウ それじゃ…また来ます

 

店長 またどうぞ~

 

(ダイオウが店を出ていく)

 

ダイオウ さてと…腹は膨らんだし次は…日光神社に行ってお参りしようかな…(ちなみに日光神社にはご先祖様の数人が眠ってるそうである…一年に一回は一族でお参りする…メインは徳川秀忠公らしいけど…まぁ関係ないけどね…)

 

(ダイオウが日光に向かって走る)

 

(ダイオウが通った数メートル前の道に砂煙が立っている)

 

(アモローがグランを抱えながら走っている)

 

(グランが呆れた顔をしている)

 

グラン どうして俺が日光まで…それもお前に抱えながら走られてるんだ?

 

アモロー 生憎ワシは日光の場所もわからん!誰かに道案内を頼まないといかんからの!

 

グラン 俺はもうしばらく寝たがったんだかな…

 

アモロー そう言うな!それが照れ隠しだとはわかっておる!ダイオウ君には内緒にしておいておこう!

 

グラン ちっ!だから!なんでそうなるんだよ!とにかく!一度降ろせ!

 

アモロー あい!わかった!

 

(アモローが凄いブレーキをかけて店の前で止まる)

 

(アモローがグランを降ろす)

 

グラン たく!めんどくせぇな

 

(グランがカフェの中に入る)

 

アモロー おい!グラン君!日光神社に向かうのだろ!

 

(アモローがグランに追いかけて中に入る)

 

店長 いらっしゃい…

 

グラン あ~すみません…ダイオウはもう出ていっちゃいましたかね?

 

店長 ダイオウ君は今さっき出ていっちまったが?君らは?

 

アモロー ダイオウ君の友だちです!

 

グラン 俺は友だちではないですがね…

 

アモロー 照れるな照れるな!アハハ!

 

グラン だから!照れてねぇ!

 

店長 なるほど…君がジャストアモンロー君とシンボリグラン君か…

 

アモロー そうです!

 

店長 ダイオウから聞いてるよ…いつも目障りに関わって来るって愚痴ってたがね…フッ…先ほど…出て恐らく今は日光神社だ…急がないとお参りした後山の方に行っちまうから用があるなら急いだ方がいいぞ

 

(店の扉が開かれる)

 

店長 いらっしゃ…

 

洋子 おじいちゃん!

 

店長 お!洋子!来たな

 

洋子 うん!

 

アモロー お孫さんですか!

 

店長 あぁ俺の孫の洋子だ…

 

洋子 洋子です!六歳です!

 

アモロー 元気があって良いですな!

 

洋子 お兄さんたち?誰?

 

アモロー あぁ!ワシがジャストアモンローでこいつがシンボリグランだ!ワシらはダイオウ君に用があって追いかけてきたのじゃ!

 

洋子 えっ!ダイオウさんここ来るの!

 

店長 なんだ?洋子…ダイオウのファンか?

 

洋子 うん!ダイオウさんのあの走りが好きなんだ!ゲホッゲホッ!

 

グラン !

 

店長 おっと…大丈夫か?洋子…

 

グラン 喘息ですか?

 

店長 えぇ…産まれたときから肺が弱かったらしいからな…

 

グラン そうですか… …

 

店長 なんなら夜まで居てもらっていいぞ

 

アモロー そんな長時間居たら迷惑では…

 

店長 何今からダイオウには連絡して夜ここに寄ってもらうことにする…行き違いになるよりはマシだろ?

 

グラン そうさせてもらいます

 

アモロー グラン君…

 

グラン あいつが日光まで行ってるのは知ってるがそれ以降どこの山まで行ってるのかは知らない…それにマスターが電話してくれるそうだし…待ってた方が一番早い

 

アモロー なら…そうさせてもらおう!

 

グラン たく…俺の休日の睡眠がパァーだ…

 

店長 待ってな 今連絡してやる その間…洋子見ててくれ…

 

洋子 おじいちゃん!私子供じゃないよ!

 

店長 はいはい…失礼しました…お姫様

 

洋子 む~

 

(店長が黒電話で電話をする)

 

(ダイオウが日光でお参りし、日光から山に行こうとする)

 

(ダイオウの携帯が鳴る)

 

ダイオウ ん?あれ?マスターからだ…

 

(ダイオウが電話に出る)

 

ダイオウ もしもし…マスターどうしたの?

 

店長 あぁ…ダイオウすまないが夜店によってくれないか?

 

ダイオウ 構わないけど…お孫さん来るんじゃなかったっけ?

 

店長 それがな…うちの孫が君の大ファンでね…会ってくれないかい?

 

ダイオウ マスターに頼まれちゃ…断れないな…わかった…今日は夕方頃に訪ねると思うからよろしく

 

店長 わかった それじゃ…待ってるぞ…

 

(店長が黒電話の受話器を切る)

 

店長 夕方頃にここに来るとさ…

 

グラン そうですか…すみません

 

店長 構わないさ…あいつも友だちが居て俺も嬉しいんだ…

 

グラン だから…親友ではないと…

 

アモロー そうなんです!ダイオウ君!友だちの我々を毎回避けるんですよ!

 

グラン 我々って…だから!俺を入れるなっての! ハァ…頼む…誰か助けてくれ…

 

店長 別に君が否定しても構わないさ…ただあいつとの繋がりだけは続けてくれないか…

 

グラン それぐらいなら構わないですが…

 

店長 そう言えば…洋子がさっきから黙ってるが?

 

(洋子が体がガチガチになるほど緊張している)

 

洋子 ど…どうしよう…ダイオウさんに会える…でも…なんて話しかけよう…

 

店長 なんだ?…緊張してたのか…やはりまだまだ子供だな…

 

洋子 子供じゃないよ!緊張もしてないもん!それにおじいちゃんだって緊張したことあるでしょ!

 

店長 緊張は一度だけしたな…

 

洋子 ほら!おじいちゃんだって緊張するじゃん!子供じゃないよ

 

店長 あることで心臓を触るときに緊張したな…

 

グラン …

 

洋子 ふ~ん

 

店長 まぁ…お前は知らなくていいことだけどな

 

洋子 フン!子供じゃないもん!

 

店長 わかったから気を直せ…コーヒー牛乳でも飲め

 

洋子 ゲホッゲホッ!

 

(グランが洋子の背中を擦る)

 

洋子 ありがとう!

 

グラン いや…

 

(洋子がコーヒー牛乳を飲む)

 

店長 ……

 

(夕方)

 

アモロー …くっ

 

(アモローが体を伸ばす)

 

アモロー もう18時か…

 

店長 そろそろ帰ってくるハズだ…あいつはリュックを持ってくる時は大々この時間に戻ってきてリュックを持ってこないときは真夜中まで山の中で走ってるぽいからな

 

グラン 確かにいつも朝は速いからな…

 

アモロー なんだ?知ってたのか?

 

グラン 生憎夜は何時に帰ってくるのか知らないが朝は俺も速めに起きてるからな…知ってるんだよ

 

アモロー よし!今度は早朝に顔を出すとしよう!

 

グラン やめてくれ…お前の声はデカイんだから頭に響く…俺は出来れば昼まで会いたくないよ

 

アモロー 照れるな照れるな!

 

グラン ハァ…もういい…諦めた…

 

(店の扉が開く)

 

ダイオウ マスターに呼ばれてきたけど…どうしてあんたらがここに居んだよ

 

アモロー 何!お主と飯を食いたいと思って追いかけたら色々あってここで待たせてもらった!

 

ダイオウ マスター…聞いてないんだが…

 

店長 お前の事だ…二人が来てることを知ったら通りすぎるだろ?

 

ダイオウ まぁ…そうだけど…

 

グラン おい…通りすぎるな…てか…こいつはそんなことで追いかけるなよな…朝ぐらい一人で食え…

 

洋子 だ…ダイオウさん!

 

ダイオウ ん?

 

(洋子がダイオウの前に居りダイオウがしゃがむ)

 

ダイオウ え~と…君は?

 

店長 俺の孫の洋子だ…電話で言ったファンってのは事実だぞ…

 

洋子 よ…洋子です!あ…あの…握手お願いします!

 

ダイオウ もちろん!

 

(二人が握手する)

 

洋子 わぁーありがとう!

 

ダイオウ こっちこそ…応援してくれてありがとうね

 

洋子 うん!

 

店長 良かったな…洋子

 

洋子 うん!

 

グラン さて…ダイオウも回収したし…学園に帰りますかね

 

アモロー そうだな…また飯は別の日にしよう!

 

ダイオウ いや…なんで今度飯食うことになってるんだよ…いやだよ…おれ…

 

アモロー ハッハッ!照れるな照れるな!

 

ダイオウ こいつと話してると調子が狂う…

 

グラン 安心しろ…それは俺も同じ気持ちだ…

 

ダイオウ マスター…悪かったな…アモローたちが…

 

店長 気にするな…たまに店が賑やかなのもありがたいからな

 

ダイオウ よし…帰るぞ…

 

グラン あ~…お前ら外で洋子ちゃんと話しててくれ俺はマスターと少しだけ話があるから…

 

ダイオウ わかった…洋子ちゃん…ちょっと外でお話しようか

 

洋子 うん!

 

アモロー 速くすませてくれよ!グラン君!

 

(三人が外に出ていく)

 

店長 さて?話ってのはなんだ?

 

グラン わかってると思うが…洋子ちゃんの事についてだ…

 

店長 ……

 

グラン 明日から病院に行って念入り的に検査してもらった方がいい…

 

店長 ほう?洋子は確かに喘息持ちだが…それだけで…

 

グラン 口ではいくらでも言えますが…あえて言います…洋子ちゃんは…重度の結核です…

 

店長 何を根拠に…

 

グラン …咳をするとき僅かに音が籠ってました…私は一度同じ病にかかった人を見ていますだから確信して言えます…

 

店長 もし…違ったら…

 

グラン その時は私の事をバカなど散々言ってもらって結構…なんなら学園に苦情を言ってもらって結構です それほど私は自信を持って言っています…

 

店長 わかった…君を信じて明日早々に病院で検査してみよう

 

グラン それなら私が推薦状書きましょう…

 

店長 …君…何者だ?

 

グラン 私はシンボリグラン…ただのウマ男ですよ

 

店長 ……

 

(外)

 

洋子 ねぇ…ダイオウさん…

 

ダイオウ ん?なんだい?洋子ちゃん?

 

洋子 洋子ね…ダイオウさんがレースで毎日走ってるの見たいの…だからね!速くレースに復帰してね 

 

ダイオウ ……うん!約束だ…

 

洋子 ゆびきりげんまんね

 

ダイオウ あぁ

 

(二人がゆびきりげんまんする)

 

ダイ・洋子 ゆ~びきりげんまん 嘘ついたら針飲~ます 指切った!

 

洋子 応援してるね

 

ダイオウ ありがとね

 

(ダイオウが洋子の頭を撫でる)

 

(店の扉が開く)

 

グラン さ…行こうか…

 

店長 洋子…

 

洋子 おじいちゃん!ダイオウさんに頭撫でられちゃった!

 

店長 ……そいつは良かったな…

 

ダイオウ …?グランなに話したんだ?

 

グラン まぁ…お前にもいずれ説明する…それより速く帰るぞ…

 

ダイオウ あぁ…

 

アモロー さぁ!帰ろう!

 

ダイオウ それじゃあマスター…また来ます

 

店長 あぁ…待ってるよ…

 

洋子 ダイオウさん!またね!

 

ダイオウ うん 洋子ちゃんも元気でね

 

(三人が学園に向けて走り出す)

 

洋子 スゴーイ!やっぱり速いね!

 

店長 そうだな…さぁもう中に戻ろうか…そろそろ寒くなるからね 寒さは体にこたえるからな

 

洋子 はーい

 

(学園)

 

(三人が学園に到着する)

 

ダイオウ たく…お前らのせいで今日はそこまで走れなかったよ

 

グラン 俺はこいつに拉致されて無理矢理連れてこられただけだ…文句ならアモローに言え…

 

アモロー 二人とも中がいいな!

 

ダイ・グラ 誰がこんなやつと!

 

アモロー 息もピッタリ!中が悪いほど中がいいとはまさにピッタリだな!

 

グラン もういい…お前に何言っても無駄と言うことは学習した…それじゃ…俺はこれで部屋に戻らせてもらうぞ…

 

(グランが部屋に向かう)

 

ダイオウ 俺も…なんか疲れた…部屋で休ませてもらう…

 

(ダイオウが部屋に戻る)

 

アモロー なんだ?二人とも…だらしないな!

 

ダイ・グラ 誰のせいだ!

 

(寮二人の部屋の前)

 

(二人は疲れきった様子で項垂れている)

 

グラン …あ~ダイオウ…

 

ダイオウ なんだ?…

 

グラン 来週の日曜日悪いが開けといてくれ…

 

ダイオウ なんでだ?

 

グラン まぁ…とにかく開けといてくれ…そんじゃ…お休み…

 

(グランが部屋に入っていく)

 

ダイオウ あぁ…お休み…

 

(ダイオウが部屋に入る)

 

(ダイオウの部屋にシャワールームが出来ている)

 

ダイオウ …なんか…数時間のうちにシャワールームが出来てるんだが…

 

(シャワールームの扉に付せんが貼ってある)

 

ダイオウ アニキ…

 

クロス (ダイオウ…最近お前の悪い噂がたってるのは知ってる…お前が昼飯を五時間目に食べてることと休日に早朝から真夜中までトレーニングしているのも知っている…だから…勝手で悪いがシャワールームをお前の部屋だけに設置させてもらった…まぁ真夜中に全員共用のシャワールームが使えないからな…ふんだんに使ってくれ…)

 

ダイオウ ……

 

(ダイオウがクロスからの付せんを捨てようとするが結局棚の上に置く)

 

(ダイオウがジャージを脱ぎシャワーを使う)




最後はダイオウのシャワーシーンで終わらせましたね…アニキ…良い奴…(T-T)さて、次の話は一週間後のグランに約束された日を書きます それにしても…グランは何者なんでしょうね?(^-^)


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前を向く(シンボリグラン編)

今回はシンボリグランの過去と洋子ちゃんの事で書いてきます 


(男子校校門)

 

ダイオウ グランの奴…遅いな…速くしないとアモローがどっからか来るぞ…

 

(グランがダイオウの所に近づく)

 

ダイオウ 10分遅刻だぞ…

 

グラン 悪いな…今日はあいつに邪魔されたくなかったからアモローを睡眠薬で寝かせてきた…

 

ダイオウ えっ?

 

(アモローの部屋)

 

アモロー ガァ~~グゴォ~~

 

ウマ男 グランめ!耳栓しててもいびきがうるさくて!寝れないぞ!!ちくしょう!せっかくの休日が…

 

ダイオウ まぁ邪魔されないならいいけど

 

グラン 大変だったぞ…昨日から睡眠薬を調合して朝早くから奴に飲ませて最初調合した睡眠薬が聞かなくて合計で20回調合して飲ませたぞ…お陰で寝不足だ…

 

ダイオウ それはご苦労さん

 

グラン さ…行くぞ…

 

(二人が校門を飛び越える)

 

ダイオウ どこに行くんだよ…

 

グラン 付いてくればわかる…

 

(二人がしばらく歩く)

 

ダイオウ そう言えば…

 

グラン ?

 

ダイオウ お前…マツナガ先輩に負けたのに大丈夫なのか?

 

グラン 生憎俺は悔しくもなんともない…俺は負けても当然…勝って当然って思考だからな…

 

ダイオウ ふ~ん

 

グラン 悔しがるのはレースの中だけ…外に出たら切り替える…それが俺の流儀なのでね

 

ダイオウ なんか…仮面を着けてるみたいだな…

 

(グランが一瞬だけ足を止めるがすぐに歩き出す)

 

グラン …着いたぞ…

 

ダイオウ ここって…

 

(中央病院)

 

ダイオウ 中央病院じゃん…俺…悪いところないぞ?

 

グラン 生憎…悪いのはお前じゃないんだよ…とにかく来い…

 

(ダイオウがグランを追いかける)

 

(病院内)

 

ナス長 グラン坊っちゃん!お久しぶりです

 

グラン あぁ…例の子は?

 

ナス長 あの子でしたら302号室です

 

グラン ありがとう…

 

(二人が302号室に向かう)

 

(302号室の部屋の前に店長が居る)

 

ダイオウ あれ?マスター?

 

店長 おう…ダイオウか…グラン君も来てくれたのか…あれ?アモロー君は?

 

グラン あいつは用事で来れませんでした…

 

店長 そうか…それは残念だ

 

ダイオウ おい…グラン…説明しろ…意味がわからん…

 

グラン そうか…お前は知らないんだったな…

 

店長 俺から説明しよう…この前グラン君に洋子を検査するように進められてね…それで検査したら…重度な結核だとわかったんだ…

 

ダイオウ 結核!

 

店長 あぁ…

 

ダイオウ それで…洋子ちゃんの容態は?

 

グラン 今は絶対に安静だ…外に出てもいけない

 

ダイオウ 俺を呼んだのは…

 

グラン まずこの結核は普通の結核と違う…数人にかかる結核の変異種だと思ってくれ…そしてその結核にかかったら…相手には感染なし…その代わり…生存率は…たったの3%だ…

 

ダイオウ !3%って…ほとんど…

 

グラン しかし…海外ではこの結核を完治させた事例もある…それに賭けるしかないんだ…それには…洋子ちゃんの負けない心が必要なんだ…だから…お前が洋子ちゃんを勇気づけてやってくれ…

 

ダイオウ 俺に出来ることならやる…

 

グラン なら…会ってこい…俺が言えるのはここまでだ…

 

(ダイオウが302号室に入る)

 

洋子 あっ!ダイオウさん!

 

ダイオウ …洋子ちゃん…久し振りって言ってもまだ一週間しかたってないけどね…

 

洋子 洋子嬉しいよ!ダイオウさんが来てくれたんだもん!

 

ダイオウ 早く良くなって俺のレース見に来てくれな!

 

洋子 うん!ダイオウさんの生のレース見てみたい!

 

ダイオウ それじゃ俺はこれで帰るけど先生の言うことちゃんと聞くんだよ

 

洋子 えーもう帰っちゃうの…

 

ダイオウ まだ体がなれてないだろうからね…無理はさせられないよ

 

洋子 むー

 

ダイオウ また来てあげるから…機嫌直して…

 

洋子 うん!

 

ダイオウ それじゃね洋子ちゃん!

 

洋子 うん!バイハイ!

 

(ダイオウが部屋を出ていく)

 

店長 どうだった?…

 

ダイオウ 元気でしたよ…一週間前と変わりません…

 

店長 そうか…

 

(店長の体が震えている)

 

ダイオウ マスター…大丈夫です!洋子ちゃんは強い子ですから!きっと完治しますよ

 

店長 あぁ…ありがとう…でもね…ダイオウ君…私は…洋子を失うのが…怖いんだ…私の息子も…医者なんだが…洋子に構ってあげなくてね…洋子が小さい頃から私が面倒を見てきた…娘の用にね…

 

ダイオウ ……

 

店長 もし…洋子が居なくなったら私はどうすれば良いのかと…毎日考えてしまうのだよ…

 

ダイオウ ……マスター…

 

店長 すまない…今のは忘れてくれ…

 

ダイオウ …わかりました…所で…グランは?

 

店長 あ~グラン君なら屋上に行くとか言ってたな…先に帰っててくれってね

 

ダイオウ 全く…帰りの道知らないのに…しょうがない…屋上行くか…

 

(店長がダイオウの腕を掴む)

 

店長 すまない…もし…ダイオウが屋上に行くつもりだったら止めてくれと言っていたから…

 

ダイオウ グランがですか?

 

店長 あぁ…なんでも…昔のしこりを切るためと言っていたよ…

 

ダイオウ ?

 

店長 洋子を検査するように言ったのはグラン君だと言ったね

 

ダイオウ えぇ…あれ?どうしてわかったんだ?

 

店長 今まで隠してたが私も昔…医者をやっててね…

 

ダイオウ マスターが!

 

店長 あぁ…しかし…私は院長が事故に合い心臓にシャーペンが刺さった状態で搬送されてきたとき医者は私だけだった…ちょうど…大晦日だったからね…私は院長の手術をしたが…ミスをした…いや…手遅れだった…それを居なかった医者たちが私が医療ミスをしたとして追放したんだ…そこからは地獄だったよ…息子にも他の人たちにも物凄い目で見られたよ…裏切られたって目でね…

 

ダイオウ …

 

店長 その時に理事長があのグラン君の父親だった…

 

ダイオウ えっ?

 

店長 噂でしか聞いたことがないがグラン君の母親が同じ結核でなくなったと聞いた…だから…知識があったのかもしれないし…そうじゃないのかもしれない…わからないがね…

 

ダイオウ あいつがね…

 

店長 確か…父親は引退して今はグラン君の兄が後を引き継いでるらしい…それで何か起きたのか知らないが…一族から除名されたらしい…私が聞けたのはここまでだったがね…

 

ダイオウ グラン…(あいつも今の俺と似てるな…いや…あいつは前を向いてるから俺とは違うか…俺は…まだ後ろを向いてるからな…)

 

(屋上)

 

正幸 突然連絡してきたと思ったら…結核の病人の検査をしろだと…相変わらず…図々しいな…えっ?グラン?

 

グラン 別に推薦状書いて…あんたん所に届いてるか確認しただけだが…

 

正幸 まさか母さんと同じ結核の病人連れてくるとは…まだ縛られてるのか?罪滅ぼしか何かか?何もお前が悪い訳じゃない…あれは仕方がないことだろ…

 

グラン 違うな…縛られてなんかない…

 

正幸 …じゃあなんだ?

 

グラン 母さんの最後の遺言だ…

 

正幸 遺言だ…デタラメ言ってんじゃねぇよ!

 

グラン 母さんが死ぬ前に俺にこう言ったんだ…

 

(回想)

 

グラン 母さん…母さん!…起きてよ…僕を一人にしないでよ…

 

グラ母 グラン…

 

(グラ母がグランの頭を撫でる)

 

グラ母 あなたにお願いがあるの…

 

グラン な…何?なんでも言って!

 

グラ母 私が死んでも…元気でいてね…お兄ちゃんと…仲良くね…

 

グラン うん!…約束する!…

 

グラ母 そして…最後に…私と同じ結核の病人が居たら…あなたが…あなたが作った薬で直してあげて…

 

グラン !

 

グラ母 きっと私のような…帰りを待ってる家族が居ると思うから…

 

グラン うん!約束する

 

グラ母 …やく…そ…くよ…

 

(グラ母がそのまま目を瞑る)

 

(心臓が止まり機械が音を出す)

 

ピーピー

 

グラン 母さん…母さん!…うぇ~~ん

 

(回想を戻す)

 

グラン ……

 

正幸 だから…なんだ?あの病気に聞く薬でも出来たのか?お前には無理だ…俺だって未だに作れてないんだぞ…

 

(グランが懐から紙袋を出す)

 

正幸 なんだこれ…

 

グラン 例の結核に聞く薬だ…

 

正幸 なっ!

 

グラン だが…これは生憎まだ一人にしか試してないから効果が効くのかわからない…その結核事態少ないからな…しかし…今の所一人だけこれを飲んで完治した人が居る…

 

正幸 その噂は本当だったのかよ…

 

グラン なんの話だ…

 

正幸 惚けるな!海外で一人だけある薬を使ったら完治したとその薬を作ったのがお前だって噂もすでに知ってる!

 

グラン 知らねぇな…そんなこと

 

(グランが薬の束を正幸に押し付ける)

 

グラン それとこの薬はまだ国から許可されてない奴だから…使うか使わないかあんたに任せる…それじゃ

 

正幸 なぜだ!なぜお前はそれほど名声に興味がない!それだからお父様に追放されたんだぞ!

 

グラン 俺は…母さんの遺言を守ってるだけだ…名声なんて入らない…それじゃあな…名声にしか興味のないお父様によろしく…

 

(グランが屋上を去っていく)

 

正幸 ……

 

(病院の入り口)

 

(グランが出てくる)

 

ダイオウ おっ!出てきた…

 

グラン …マスターに先に帰るように伝えておいたはずだが?…

 

ダイオウ 生憎…俺は通らない道や始めてくる場所は道を覚えられん…だから病院から学園の道を覚えてないんだ…

 

グラン …たく…タクシーで帰れよ…

 

ダイオウ なんだよ!…でも一言言っとく…

 

グラン …

 

ダイオウ ありがとうな…グラン…洋子ちゃん心配してくれて

 

グラン !べ…別に…洋子ちゃんはまだ子供だ…それだけだ…

 

ダイオウ 素直じゃないんだから…

 

グラン だ!黙れ!

 

(グランが走り出す)

 

ダイオウ おい!道がわからん俺を置いてくなよ!

 

(ダイオウがグランを追いかける)

 

(屋上で正幸が二人を見ている)

 

正幸 お前は…前を向いて変わろうとしてるんだな…いや…お前は…母さんが死んですぐに変わったのかもな…変わってなかったのは…ずっと後ろを見ていた俺なのかもな…俺も前を向かなければならない時期なのかもな…

 

(正幸がグランが作った薬を見つめる)




と言うことでシンボリグラン君の過去と洋子ちゃんの容体でした…と言うことでシンボリグランのパラメーターを(間違えていたのに気づいたのだ修正しました)

※修正しました

適正 芝S ダートG
作戦 逃げG 先行D 差しA 追いG
距離 短距離A マイルB 中距離D 長距離C

趣味 薬の調合 昼寝 コンピューター製作

苦手 誉められること 暑い男

嫌いなこと 名声 結核

ぼちぼちの能力ですね…って言っても一番人気じゃないと本気出さないのでまだパラメーターの伸び悩みがありそうですね 暑い男ってのは誰のことなのでしょうかね?… グラン君!昼飯を一緒に食べようではないか!


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薬の革命

投票が遅くなり申し訳ありません 会話の構成に時間がかかってしまいました… それと…お気に入り登録ありがとうございます 私が書いた小説を読んでくれてると思うとうれしいです ちなみに今回はシンボリグランをメインにしましたので主人公であるダイオウ君は一度しか出てきません(なんでや!)よろしくお願いします


(病院理事長室)

 

グラ父 話はなんだ?

 

正幸 実は…母さんの命を奪った結核の薬が提供されました…

 

グラ父 ほう…誰が開発した?

 

正幸 ……それが…

 

グラ父 ん?誰だ?言ってみろ?

 

正幸 グランです

 

グラ父 外国人か?ぜひとも会ってみたいものだ…

 

正幸 いえ…薬を開発したのはあなたの息子で私の弟でもあるシンボリグランです

 

グラ父 なに?…あのグランだと…薬を開発したのが…あの!名声に興味がないバカ息子だと!

 

正幸 …そうです…

 

グラ父 不味いな…正幸よ…

 

正幸 はい?…

 

グラ父 この薬を作ったのは…お前とする…良いな

 

正幸 何を言ってるんですか?これを作ったのはグランです!

 

グラ父 良いか正幸…あやつは一族から除名したのだぞ!ワシ等でも作れなかった薬を作ったのだ!その意味がわかるか?ワシ等よりもあやつが優秀じゃと証明することになるのじゃぞ!

 

正幸 …わかりました…私が作ったことにします…

 

グラ父 それでいい…

 

正幸 明日の会見の準備をします…

 

グラ父 うむ…

 

(正幸が出ていく)

 

グラ父 フフフ…

 

(男子校)

 

(食堂)

 

(グランとダイオウがいる)

 

(ダイオウが飯を食べている)

 

ダイオウ …なんでお前がいるんだ?

 

グラン 今日は勉強する気ないからサボりだ…

 

ダイオウ …先生が呼びに来そう…

 

グラン お前が入ればそれはないだろうな…

 

ダイオウ お前…そのために俺の側に居るんじゃないよな…

 

グラン そんなわけないだろ…

 

(テレビで緊急ニュースが流れる)

 

アナウンサー 臨時ニュースをお伝えします…早朝中央病院の理事長 正幸氏がかかったら生存率3%結核の完治させる薬を提供されたと発表し 会見を開きました

 

グラン ……

 

ダイオウ あれ?中央病院って昨日いったよな…

 

グラン あぁ…そうだな…

 

(会見)

 

 

記者 ひとつ聞きたいことが…

 

正幸 なんでしょう?

 

記者 その薬を作った人の名前を教えてもらえませんか?

 

正幸 ……

 

グラ父 あ~この薬を作ったのは何を隠そう正幸なのです…

 

全員 ザワザワ…

 

グラ父 データも全て正幸が作ったんです…で…ですから…正幸は評価…

 

(正幸がグラ父のマイクを掴む)

 

グラ父 正幸!

 

正幸 …嘘はいけないな…父さん…

 

グラ父 正幸…

 

正幸 作った方は私ではありません…私よりも才能がある人物です…

 

記者 誰なんですか!

 

正幸 現在トレセン学園男子校の生徒 シンボリグランです そして私の弟でもあります…

 

全員 弟?えっ?正幸理事長に弟居たの?知ってたか…いや…

 

グラ父 正幸!お主!散々昨日の夜お主が作ったと…あっ!

 

全員 どう言うことですか?嘘をついていたと言うことですか!

 

グラ父 あ…いや…その…

 

正幸 その通りです…それは父に変わり謝罪します…そして…評価されるのは私ではなくシンボリグランです

 

グラ父 正幸!散々ワシがお前を助けてやったのに!

 

正幸 それもこれで最後ですよ

 

グラ父 何!

 

(会見部屋に警察が入ってくる)

 

警察 グラ父さん あなたを横領の罪で逮捕します…

 

(グラ父が警察に連れていかれる)

 

正幸 さようなら…父さん…会見は本人を呼んでまた…

 

(正幸が部屋を出ていく)

 

全員 待ってください!まだ話は…

 

グラン ……バカ兄貴…

 

(グランが席を立つ)

 

ダイオウ どこ行くんだ?

 

グラン 寮に戻る…

 

セバス シンボリグラン様…

 

グラン …

 

ダイオウ ゼバスチャン

 

セバス ダイオウぼっちゃんお久しぶりです それでシンボリグラン様 クロス会長がお呼びです…生徒会長室にお越しください

 

グラン ハァ…めんどくさい…

 

セバス お願いします

 

グラン あ~わかったわかった…それじゃあな

 

(グランがセバスと出ていく)

 

ダイオウ あぁ…

 

(生徒会長室)

 

クロス 待ってたよ…シンボリグラン君…

 

グラン 何のようで?

 

クロス さっきから君に話がしたいとテレビ局からひっきりなしに連絡があってね…それと先程病院から連絡が来てね…正幸理事長からだった…明日…君に会見をしてほしいそうだ…結核に効く薬の…ね…

 

グラン 生憎…俺は人の前に出れるほど…できた人じゃないので…お断りします…

 

クロス それは…困るな…お兄さんのお願いだよ…

 

グラン 生憎…俺は名声が大嫌いなのでね…

 

(生徒会室の扉が開く)

 

マツナガ 少し良いですかね…

 

クロス マツナガ…

 

マツナガ 少し…グラン君と話させてもらいますよ…会長…

 

クロス あぁ…構わない

 

マツナガ さて…会長からお許しが出たので…シンボリグラン君…君は会見に出たくないと言うが…君は…お兄さんの意思を無下にする気かい?

 

グラン それは…

 

マツナガ まぁ出ない…出るはそれは関係ない…でも…その薬を作った君が自らの意思を伝えなければ相手には伝わらないんじゃないんかな…

 

グラン !…

 

マツナガ 作った本人が言う言葉と…作ってもない人が言う言葉…どっちが信憑性があると思うか?

 

グラン …

 

マツナガ まぁ…君に聞かなくてもわかってるはずだ…そして…君のお兄さんは無理を通して…ライブ中継で君が薬を作ったと言ったんだ…お父様がお兄さんが作ったと言った後にね…名声が入らないなら…命を助けることだけを考えればいい…違うかい…

 

グラン …良いでしょ…明日…会見に出ましょう…

 

クロス そうか…病院には後で連絡しておこう

 

グラン どうも…

 

(グランが去ろうとする)

 

クロス どこへ?

 

グラン 病院です…会見には打ち合わせが必要ですから…それじゃ…

 

(グランが生徒会室を出ていく)

 

クロス ……

 

マツナガ 良かったですね…気を変えてくれて

 

クロス 感謝するよ…マツナガ…お陰で助かったよ

 

マツナガ いえいえ…元々私を呼んだのは…このためですよね…

 

クロス バレてたか…

 

マツナガ えぇ もちろん…私もわかってて来ましたから

 

クロス フッ…今度美味しい紅茶でもおごるよ

 

マツナガ それは楽しみです…

 

(生徒会室の扉が開く)

 

(グランが入ってくる)

 

クロス ?どうしたのだ?グラン君…

 

グラン ひとつ言うことが忘れてた…明日会見には出てやる…その代わり条件がある…

 

クロス 条件?

 

マツナガ なんでしょう?

 

グラン ……

 

(次の日)

 

(教室)

 

(先生が教室に入ってくる)

 

先生 さぁ授業始めるぞ…あれ?ジャスト君は?

 

ウマ男 食堂でダイオウと一緒にテレビ見てま~す

 

先生 私は今!何も聞かなかった…授業を始めるぞ…

 

(授業を始める)

 

(食堂)

 

ダイオウ お前は授業してろよ…

 

アモロー ワシもグラン君がテレビに出ると聞いて気になって授業に集中できんのだ!ハッハッハッ!

 

ダイオウ そ~ですか…

 

アモロー おっ!始まるぞ!

 

(病院会見)

 

記者 グランさんはまだ来ないんですか?

 

正幸 もうしばらくお待ちください 間もなくです

 

(廊下で勝負服(水色のワイシャツに白い白衣を着た)グランが会見部屋に向かって歩いてる)

 

グラン ふぅ~…

 

(グランがクロスとの条件を少し思い出す)

 

クロス わかった…君の条件を飲もう…私も…あいつはここで終わる器ではないのは知っている…

 

グラン それだけだ…そんじゃ…

 

(グランが出ていく)

 

(意識を部屋の前に戻す)

 

グラン ハァ~~大勢の人の前で話すのって苦手なんだよな…

 

(グランが頭を掻く)

 

グラン 条件を飲まれちゃ…やるしかないんだけど…

 

(グランが会見場の扉を開く)

 

(グランが真ん中の席に座る)

 

グラン …まず始めにひとつだけ言っておきます…この薬は必ずしも変異株の結核の完治をする薬とは言えません…その理由は…まだ一人にしか使用していないからです…

 

全員 ザワザワ

 

(一人の取材班が手をあげる)

 

グラン どうぞ…

 

取材 では…一人にしか聞かないのにその結核に効くのですか?もしかしたら偶然かもしれないです

 

グラン その通りです…だからその変異株の結核にかかっている方に試してもらいたいのです…すみません…皆さんを実験の道具に使うような事を言いましたが…ホンネです…

 

全員 ザワザワ

 

グラン まだ一人にしか使っていないためデータが足りなすぎるんです…私も自分で作った薬です…胸を張って提供したい…ですが…それには皆さんの力が必要なんです…変異株の結核にかかった人たちがね…

 

記者 しかし!それで治らなかったら…

 

グラン その時は…私のウマ男としての…生命を終わりにします…

 

記者 つまり!治らなかったら引退するってことですね

 

グラン そうです…二度も聞かないでください…

 

記者 効果はどれぐらいで効くのですか?

 

グラン 毎日決められた量を飲む…それだけです…その完治した人はそれで3ヶ月で完治しました…治った後も数ヶ月検査をして完治したのを確認しています

 

記者 どこの病院で行うつもりですか?

 

グラン どこって…この中央病院でやるつもりですが…

 

正幸 あのな…グラン…

 

記者 失礼ながら言いますが…今回の横領で中央病院の名を信用する人はほとんど居なくなりました…入院していた方も別の病院に行ったと聞いています…その状態でデータをとるのは大変なのではないでしょうか?

 

グラン …それが何か?

 

記者 えっ?

 

グラン 横領をしたからなんです?確かに横領はやってはいけないことです…ですが…その信頼を奪ってるのはあなたたち記者やテレビだと思いますが?…ありもしない事をテレビや新聞に乗せて奪ってるとしか思いません…

 

記者 しかしですね…現に別の病院に移動した人も居ます

 

グラン では…理事長に聞いてみますか?昨日の会見から今日まで別の病院に移動した人は居ましたか?

 

(グランが正幸にマイクを渡す)

 

正幸 ……え~昨日から今日まで別の病院に移った患者さんは…居ません

 

記者 えっ!

 

グラン そう言うわけです…あなたたちはどうして悪いことをした所を一気に叩くのか分かりかねます…チャンスをあげようとは思わないんですか?有りもしない事を言うあなたたちにこれ以上話すことはありません…患者が移ったと有りもしない事を言った張本人が謝りに来るまで会見はしません…以上!…

 

(グランが出ていく)

 

全員 待ってください!まだ話は…

 

(グランを追いかける形で正幸が出ていく)

 

(理事長室)

 

グラン …もしかしたらデータは集まらないかもな…

 

正幸 いや…俺はお前の言ったことは事実だと思う…だからきっと…お前の言葉に響いた人も居るはずだ

 

グラン どうだかね?…

 

(理事長室の電話がなる)

 

(正幸が電話に出る)

 

正幸 私だ…あぁ…あぁ…わかった…

 

(正幸が電話を切る)

 

正幸 お前の考えとは逆になりそうだぞ…

 

グラン えっ?

 

正幸 今変異株の結核で入院させてくれなど薬を使わせてくれなどと電話が相次いでるそうだ

 

グラン そっ…

 

正幸 ここから忙しいぞ…

 

グラン …そうだな…

 

正幸 グラン…

 

グラン ん?

 

正幸 今の今まで…すまなかった…

 

グラン 別に今さら謝られても困る…それに俺は別に気にもしていない…

 

正幸 それでも…謝らないと俺の気がすまないんだ…

 

グラン …まぁ昔の事だ…もうお互い水に流すってことで…

 

正幸 フッ…あぁ…

 

グラン ?なんだよ…

 

正幸 いや…何…お前は昔から真っ正面からお礼を言われたり、謝られたら照れる癖は直ってないんだなってな…

 

グラン …照れてない…

 

正幸 照れると一言ですまそうとする…

 

グラン あー!学園戻る!何かあったら連絡しろ!

 

(グランが理事長室を出ていく)

 

正幸 …フッ…照れて自分が不利になると逃げ出す…ホント…変わってないな…




と言う感じでした…次のお話はジャストアモンローのお話を書くか、もしくは別の話を挟んでからになると思います。って事と次のお話の一文字も出来てないので…完成にしばらく時間がかかります よろしくお願いします


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夏合宿と言う名の旅行

皆様お待たせしました 今回はアモローの過去を書くか別の話をしようか悩んだ挙げ句一度別の話を挟むことにしました…ただ何の話にするか悩んでたらちょうどアプリをプレイしていて夏合宿の存在を思い出したので夏合宿を挟みました(ダイオウは夏合宿ではなく旅行に近いかも?)それではお楽しみください それとよければ感想をいただけるとうれしいです


(男子校学園食堂)

 

ダイオウ 夏合宿?

 

アモロー うぬ!二日後に行うそうだ!

 

ダイオウ ?

 

アモロー ん?どうした?まるであり得ないと言う顔は?

 

ダイオウ だって…中央は夏合宿をしてるのは知ってるが…男子校は実装されないハズだが…

 

グラン それが…中央の記録を見てこっちも合宿することになったんだ…

 

(グランが超激辛カレーをお盆に乗せてダイオウの隣に座る)

 

ダイオウ なんでまた…

 

グラン ん?シンボリルドルフが無敗3冠を制したからだろ?

 

ダイオウ そうなのか?

 

グラン 知らなかったのかよ…

 

ダイオウ いや…余り興味がないから(ホントは知ってるけど知り合いだって知られない方がいいと思うし…)

 

グラン …

 

アモロー それでだ!

 

ダイオウ あ~なんだっけ?

 

アモロー 夏合宿で三人でお互いのトレーニングをやるってのはどうかと思っての

 

ダイオウ まぁ…良いだろうけど…グランはトレーナーが居るし

 

グラン 安心しろ…トレーナーからは合宿中は自由行動ってなってる…

 

アモロー なら決まりだ!夏合宿は三人でトレーニングだ!

 

ダイオウ おいおい…俺はまだ決めたわけでもないし…それに合宿に行けるかもわからないんだぞ…

 

アモロー ?何を言ってるのだ?夏合宿は生徒全員行かなくてはならないぞ?

 

ダイオウ いや…(あのクソ親父が俺が夏合宿に行くのにいい顔しないはず なら何か仕掛けてくるはずだ)とにかく!俺はやるか決めた訳じゃないそれだけだ!

 

(ダイオウが食堂から出ていく)

 

グラン ……

 

アモロー う~ん…どうしたものか…

 

グラン …アモロー…

 

アモロー ん?

 

グラン あいつとトレーニングする方法教えてやろうか?

 

アモロー 有るのか!そんなものが!

 

グラン あぁ…あるぞ…

 

アモロー 教えてくれ!

 

グラン なら耳を貸せ

 

(アモローが耳をグランに近づける)

 

グラン ゴニョゴニョ ゴニョゴニョ

 

アモロー なるほどな!よ~し!三人でトレーニングだ!

 

グラン まだ俺も一緒にトレーニングするか決めた訳じゃないんだが…

 

アモロー そう言うなそう言うな!恥ずかしいのもわかるがな!

 

グラン 恥ずかしがってねぇ!たく!

 

(生徒会室)

 

クロス …

 

(クロスが夏合宿の書類に目を通している)

 

クロス ん?

 

(生徒会室の扉が開く)

 

(父が入ってくる)

 

父 順調か?クロス

 

クロス 父さん…

 

父 どうした?浮かない顔をして

 

クロス いえ…夏合宿の生徒の書類を確認したのですが…ダイオウの名前が何処にもないのですが…

 

(ダイオウの名を聞いた瞬間に父が不機嫌な顔をする)

 

父 当たり前だ…他の生徒はレースに出るが…あいつは一生レースに出れないんだ そんなやつが夏合宿して何の意味がある?

 

クロス しかしそうするとダイオウ一人が学園に居ることになります…それは問題になります

 

父 安心しろ…あいつは谷に落としても生きていられる だから何の問題もない…いいな

 

クロス ……

 

父 それじゃあな 私は忙しい…夏合宿は頼んだぞ

 

クロス はい…

 

(父が生徒会室から出ていく)

 

クロス ……ハァ…俺が言ってるのはそんなことじゃない…クソが……セバス…

 

(セバスが生徒会室に入ってくる)

 

セバス お呼びでしょうか?クロス様

 

クロス 私がお願いした二人を呼んできてくれるか?ダイオウには内緒で

 

セバス かしこまりました

 

(セバスが出ていく)

 

クロス ハァ…あの父のせいでしばらくは頭を悩まされるな…

 

(二日後)

 

(学園男子校入り口)

 

(入り口にバスが二台来ている)

 

ダイオウ ……

 

(クロスがダイオウに近づいてくる)

 

クロス ほれ…外出許可書と宿泊許可書だ

 

ダイオウ あぁ…それにしてもあのクソ親父には呆れるな…俺の夏合宿は不必要ってことでバスの席も用意しなず…一旦地獄に落ちてくれ…

 

クロス フッ…

 

ダイオウ !(アニキが笑った…親父の愚痴で…)

 

クロス っ!ゴホン!それじゃ行ってくる…4週間後に帰ることになるから頼むな

 

ダイオウ あぁ…

 

(クロスがバスに乗ってバスが出発する)

 

ダイオウ で…どうしてお前らが居るんだ?

 

(グランとアモローとグランのトレーナーがニコニコ(グラン以外)しながら昇降口に居る)

 

グラン 何故って俺は海に行きたい気分じゃなかったから…

 

ダイオウ よし…グランは良しとしようトレーナーは付いてくるのも納得いく…で?なんでアモローが居るんだ?

 

アモロー ワシはキミと一緒にトレーニングしたいからだ!

 

ダイオウ ハァ…てか…お前ら外出許可書とか出してないだろ…どうするんだ?

 

グラン あ~安心しろ…

 

(二人が許可書を出す)

 

アモロー すでに許可済みだ!

 

ダイオウ …どうしてお前らは…そうやって手筈だけは早いんだよ…

 

トレ で?どこに行くんだ?

 

ダイオウ アモロー…これ持て

 

(ダイオウが三人の後ろからデカイリックサックをアモローに背負わせる)

 

アモロー これは?

 

ダイオウ 向こうに必要な物…それじゃ…行こうか

 

グラン ……(お前は兄に大切にされていて幸福者だな…)フッ

 

ダイオウ ?なんだよ?俺の顔を見つめながら笑って…気持ち悪い…

 

グラン いや…気にするな…思い出し笑いだ…

 

ダイオウ ?変なものでも食べたか?

 

グラン バカ…アモローと一緒にするな!

 

アモロー 俺は変なものは食べてないが?

 

ダイ・グラ ………

 

トレ さ…さぁ…行こうか!

 

(トレの大型車に乗る)

 

(車が出発する)

 

(車が人通りの迺道を進んでいく)

 

(ダンダンみちが悪くなり車が揺れる)

 

トレ 本当にこっちで合ってるんだよな!

 

ダイオウ 合ってる…っていってもこんな道だったかな…

 

グラン おい…こいつ迷ってるぞ…

 

ダイオウ 迷ってねぇよ…少し心配なだけだ!

 

グラン それをな…よくあるホラーだと遭難する設定だぞ…

 

ダイオウ なん!

 

アモロー まだ…まだ着かんのか…

 

ダイオウ アモロー…お前顔…真っ青だぞ…大丈夫か?

 

グラン お前…車酔いか?

 

アモロー 車で酔ったことなどなかったのだが…うっ!

 

グラン まだつかないのか…さすがにアモローが持たないぞ

 

ダイオウ もう少しのハズだ…

 

トレ おい!旅館が見えてきたぞ…

 

ダイオウ あれだ…やっとついた…

 

(車が旅館に着いた)

 

ダイオウ アモロー着いたぞ…

 

グラン ほれ…酔い止めだ…

 

ダイオウ 遅せぇーよ…さっき出せ…

 

(三人が車から降りる)

 

トレ それじゃあ俺は車を置いてくる

 

(車が駐車場に向かう)

 

ダイオウ あ~それとお前らに言っておくぞ…

 

グラン ?

 

ダイオウ ここの女将さんはかなり癖と言うかなんと言うかまぁ性格が難ありだから変なこと言わないでくれよ…

 

(ボロボロの旅館に着く)

 

グラン あ…あぁ?

 

アモロー 心得た!

 

ダイオウ もう元気になったんかよ…

 

グラン 俺の薬は即効性だからな…

 

(ダイオウが旅館の扉を開ける)

 

ダイオウ こんちわ~

 

(旅館の中は真っ暗)

 

アモロー ダイオウ君!真っ暗だが…まだ早かったのではないのかね?

 

ダイオウ 黙ってろって…

 

アモロー う…うむ

 

ダイオウ 女将さ~ん…

 

シ~ン

 

ダイオウ しょうがないな…

 

(ダイオウが財布からマニーを落とす)

 

チャリ~ン

 

(暗闇から女性が現れる)

 

(姿は浴衣を来ておりなぜか左側に人魂?が浮いている)

 

女将 お金さん…いらっしゃいませ~

 

ダイオウ お金じゃないでしょ…

 

女将 ?あれ~?ダイオウ君?

 

ダイオウ お久しぶりで女将さん

 

女将 いらっしゃい…所で足…退かしてくれないかしら~…マニーが拾えないんだけど…

 

(女将さんがしゃがんでダイオウの足を退かそうとしている)

 

ダイオウ …それ…俺のなんで…

 

女将 フフフッ…冗談よ~…さぁ四人かしら…部屋に案内するわ…

 

ダイオウ どうも…

 

女将 それにしても~ルナちゃんとここでイタズラしてたダイオウ君がこんなに大きくなるなんてね~…

 

ダイオウ よしてください 特にこいつらの前で

 

アモロー おぉ!是非とも聞きたい!

 

女将 止めといた方がいいわよ~ダイオウ君は怒ると誰にも止められないから~…

 

アモロー ?

 

ダイオウ と…とにかく知らぬが仏って意味だ…(少し違う気がするが…まぁいいか…)

 

女将 こちらです~

 

(女将が襖を開ける)

 

グラン 案外キレイなんだな…

 

女将 中は拘ってるんです~

 

グラン 外装は?

 

女将 あれも~面白味を追求したらあ~なりました~

 

グラン …(わからない…どうして面白味を追求したらあ~なるんだ?)

 

ダイオウ それじゃあ後でトレーナーが来るから来たらここに…

 

トレ 呼んだか?

 

(トレが扉の向こうから顔を出す)

 

女将 あら~案外早く御通ししたわね~

 

(小さな女の子がトレの後ろから出てくる)

 

女将 わらしちゃん

 

ダイオウ なんだ…わらし…まだこんな旅館に居座ってたのか?

 

(わらしが黙ったままうなずく)

 

女将 あなたも言うようになったわね~こんなボロい旅館だって~!

 

(女将がダイオウのほっぺを引っ張る)

 

ダイオウ しょこまで言ってにゃい…

 

女将 あなたもよ~頷いちゃダメでしょ~

 

(女将がわらしのほっぺも引っ張る)

 

女将 フフフッ…

 

(女将がわらしの頭を撫でる)

 

(わらしが早走りで去る)

 

女将 それでは~皆様ごゆっくり~

 

(女将が襖を閉じる)

 

トレ さて…早速ダイオウのトレーニングを教えてもらおうか?

 

ダイオウ ……ほれ…

 

(ダイオウが紙をトレに渡す)

 

トレ どれどれ……えっ?これがトレーニング?

 

ダイオウ そうだけど?

 

(グランがダイオウが書いた紙をトレから奪う)

 

グラン 何々?

 

(まず始めにこの旅館には釣り堀がありそこで二時間 釣り場所まで駆け足 二時間行いその後旅館の薪割りを一時間場所 駆け足 その後 わらしと鬼ごっこ 夜に旅館の近くの浜辺で走る 以上)

 

グラン ……

 

トレ ダイオウ君…これのどこがトレーニングなんだ?夜だけじゃないか…走るの…

 

ダイオウ 失礼な…ちゃんと二人の事を考えて書いたんだぞ…

 

グラン そうだな…特にアモローにはうってつけかもしれんな…

 

アモロー …ワシか?

 

グラン お前…ダートレースの練習でいつもゲートで出遅れて6着か5着だったろ…

 

アモロー あぁ…そうだが…

 

グラン お前は余計な事を考えすぎるから出遅れるんだ…

 

アモロー そうだな!ワシは確かに始まる前に盆栽の事を考えてしまうな!ワハハ!

 

グラン どうして盆栽なんだ?

 

アモロー ん?グラン君は盆栽は知らないのか?あれは素晴らしい物だぞ!今の自分の心を表してくれるからな!

 

グラン 盆栽ぐらい知ってる! そうじゃなくて!…レースに支障をきたしてたら意味がないって言っている!

 

アモロー そこを突かれると痛いな!

 

グラン たく…

 

トレ それがアモローにとっていい結果になるのか?

 

グラン 当たり前だ…釣りってものは余計な事を考えれば魚は寄ってこないと昔何かの記事で見たことがある それを心に雑念を消せば釣りは成功するはずだ

 

ダイオウ そう言うこと…ちなみにグランのは

 

グラン 薪割り…だろ?

 

ダイオウ やっぱバレたか

 

グラン 当たり前だ…夜の走りはほぼ全員用って所だろ 薪割りで腕の筋肉を付けると言った所か?

 

ダイオウ それもあるが…腕の振りを体に合わせるためってのが基本かな?

 

グラン !

 

ダイオウ 最近走り方を変えただろ それで前に走りを見たときに腕の降りが甘い感じがした

 

グラン 良くわかったな…

 

ダイオウ まぁレースに出れない以上…いろいろ見ると出てくるんだよ…

 

グラン まぁこれでしばらくはいいだろう

 

ダイオウ ちなみに魚は釣って女将に渡さないと今日の晩飯ないからな 頑張って釣ってくれ

 

グラ・トレ …マジかよ…

 

(釣り堀)

 

アモロー う~~ん…釣れんな…

 

ダイオウ 慌てることなかれ…慌てて精神を崩せば体力は無くなるし集中力も切れる…それより落ち着いて釣りをしろ…じゃないとお前…今日の晩飯ご飯だけだぞ…

 

アモロー それはいかん!速く釣らなくては!

 

ダイオウ はい…精神を崩した…

 

アモロー う~ワシにはこう言うのは苦手だ…

 

ダイオウ お前の性格上仕方ないかもな…でも このままじゃOP戦なんて着外で終わるぞ…

 

アモロー それもいかん!

 

(アモローが釣りに集中する)

 

ダイオウ (全く…それにしても…)

 

(グランが魚を次々に釣っている)

 

ダイオウ お前…漁師にでもなったらどうだ?

 

グラン ふざけるな…なんで俺だけ針を入れただけで釣れんだよ…

 

ダイオウ 魚に気に入られてるんじゃないか~

 

アモロー いいな!ワシにもその魚運をくれ!

 

グラン 魚運ってなんだよ…たく…

 

ダイオウ たく…グランのせいでアモローの精神トレーニング出来ないな…これじゃ…

 

グラン 好きでやってる訳じゃねぇよ…

 

ダイオウ 当たり前だ…そんな魚運あったら漁師になった方がいい儲けだ…グランだけ着いてこーい

 

アモロー そうなのか?

 

グラン 知らん




と言う事で旅行と言う夏合宿が始まりました…えっ?夏合宿ではなく遊んでるじゃん…だって?チ…チガイマース 釣りは精神を統一するもので薪割りは腕の振り上げを良くするためデース


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修行?

かなり日にちがたってしまい申し訳ありません 
今回はかなり短めですお許しください


(薪割り場)

 

ダイオウ さて…薪割りの仕方はわかるよな?

 

グラン まぁ何となくならな…

 

ダイオウ じゃあやってみろ

 

(グランが斧を持ち薪を半分に割るが右側の片方だけ二つに割れてしまう)

 

ダイオウ なるほどな…

 

グラン 何がだ?

 

ダイオウ お前は右側に力が寄りかかっているってことだ…薪割りを何度かして二つに割れるようになれば走りもスムーズになるんじゃねぇか?

 

グラン まぁこんなので改善されれば苦労はしないが…まぁ…無駄とわかっててやってみるか…

 

ダイオウ 普通に出来るわけないって俺をバカにしてないか?

 

グラン いや…

 

ダイオウ あっそ…まぁ頑張れ…海辺に居るから

 

グラン あぁ……っておい!

 

ダイオウ ん?どうした?

 

グラン どうした…じゃない!どうしてお前が海辺に行くんだ! お前が考えたトレーニングだろ!

 

ダイオウ い…いや~ま!頑張れ!

 

(ダイオウが走り去る)

 

グラン あっ!おい!たく!

 

(グランが薪割りを始める)

 

(海辺)

 

ダイオウ はぁ~

 

女将 ダイオウ君…

 

ダイオウ ん?あ~女将さんか…

 

女将 フフッ…少しだけ話をしない?

 

ダイオウ まぁ全然構わないけど…

 

(二人が木の下の日陰に座る)

 

女将 それで?二人はいい感じに進んでるの?

 

ダイオウ グランは問題ないと思うけど…アモローが問題だな~

 

女将 あの人…妹さんと何か合ったんじゃないかしら?

 

ダイオウ アモロー…妹居るの?

 

女将 あら?友達なのに知らなかったの?

 

ダイオウ 友達…ね…本当に友達なのかね

 

女将 ここにいる時点で友達と言ってもいいと思うわよ…

 

ダイオウ ……

 

女将 ちなみに…暗黒寺さんは元気にしてる?

 

ダイオウ 最近…ルナのトレーナーになったって聞いたけど…

 

女将 それが…トレーナー辞めたって聞いたのよね…

 

ダイオウ えっ?そうなの?

 

女将 うん…

 

ダイオウ 俺の耳にはそんな話聞かなかったな…

 

女将 そう…

 

ダイオウ まぁ今度アニキにでも聞いてみるよ…

 

女将 そうしてくれるかしら…ハァ…こっちには顔も出さないんだもん…

 

ダイオウ それは…まぁ…クロおじさんも考えがあるんじゃ…

 

女将 いや…ないわね…あるとしたら…私に迷惑をかけないようにするためってのが理由じゃないかしら…

 

ダイオウ …(ちなみに女将さんと今話した暗黒寺は俺のいとこ俺の親父(クソ)の弟でおじさん…でもって女将さんとは元夫婦…トレーナーをしていたがある事故で足に障害を持つことになってから離婚してしまったんだけどね…えっ?さっきと雰囲気が違う気がする?…大丈夫だ…外に出て太陽の光に当たるとこうなる…)

 

女将 さてと…そろそろ夕食の準備をしてくるわね

 

ダイオウ えぇ…お願いします

 

(女将が去っていく)

 

ダイオウ ハァ…




と言う事で夏合宿を終わりにしたいと思います(多分!)次回かもっと次回にはもしかしたら久しぶりにダイオウ君のレースが見られるかも?


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移転

お待たせしました!えっ?夏合宿終わるの早すぎないかって…き…気のせい気のせい…私は何も聞こえなかった…(ただ単に考え付かなかった&締めが浮かばなかった…)それと所々言葉の繋ぎがおかしな部分など設定的に変なところがあると思いますが…ドラえもんの様な暖かい目をお願いします。


ダイオウ (合宿から三ヶ月か…グランは何気に薪割りの成果が出たのか フォームを変えたらタイムが大分早くなったって言っていた。)

 

神 あ~ダイオウ君?

 

ダイオウ (アモローはまぁ対して…かな?まぁゲートの出は最初よりかは良くなったらしいけど未だに1着を取ってないらしくトレーナーが付かないらしい でも恐らくアモローの足ならすぐに付くだろう)

 

神 あ~ダイオウ君?

 

ダイオウ ん? はいはい?

 

(ダイオウの前に老人が突っ立っている)

 

ダイオウ えっーと…あんた?

 

神 ワシじゃよ ワシ

 

ダイオウ …あ~

 

神 そうそうワシじゃよ

 

ダイオウ ワシワシ詐欺はお帰りください

 

神 誰が!詐欺じゃ!

 

ダイオウ 冗談ですよ 神様…

 

神 ゴホン 元気そうじゃの

 

ダイオウ まぁレースには出れてないですけどね

 

神 それじゃ!

 

ダイオウ はい?

 

神 ワシがどうして君を転生させたか覚えておるか?

 

ダイオウ えっ~と確か…俺を偉業化させて給料をアップさせるのが理由じゃ…

 

神 ゴホン まぁそっちの方は現世で君が言った通りにダイオウと言う馬を誕生させたからガッポリじゃ

 

ダイオウ それなら…

 

神 しかし!お主が偉業をなし得てないからワシの給料が上がらんのじゃ!

 

ダイオウ そうは言われてもな…

 

神 まぁお主の父親があんな人物だとは予想外じゃたがの…これは奥の手として残したかったのじゃがの…

 

ダイオウ 奥の手?

 

神 お主は今から二年後の今日まで飛んでもらう

 

ダイオウ ハァ!

 

神 二年後の今日 お主はトレセン学園に行くことになる そして やっとレースに出れるようになるのじゃよ

 

ダイオウ いやいや!急にそんなこと言われても!それに洋子ちゃんの事もあるし!

 

神 残念じゃが…あの子はどんなに頑張っても病気は治らんよ…

 

ダイオウ 何を言って…

 

神 すでに決まってることなんじゃ…あの子は 変異の結核により亡くなりそしてお主に関係がとても近いウマ娘と生まれ変わる それはすでに女神も了承ずみじゃ

 

ダイオウ 洋子ちゃんが…助からない…

 

神 まぁそう残念がるな…言ったじゃろ すぐにお主に関係が近いウマ娘に転生すると…

 

ダイオウ …どんなウマ娘なんだ?

 

神 すまんがそれはたとえ転生者のお主でも教えられん それが神々の世界のルールじゃからな

 

ダイオウ そうか…まぁ代々は予想がつくけどね…俺の子供の馬の名を持つウマ娘ってことだよな…

 

神 …まぁ…お主の考えに任せるわ

 

ダイオウ そうだな…

 

神 さて、お主を飛ばすとするかの…それじゃあ頑張ってくれ ワシの給料のために!

 

ダイオウ それは今でも変わらないんだな…

 

神 アヤサヤボエボエ!

 

ダイオウ (スゲーダセー…何?アヤサヤボエボエって…)

 

神 ダサいって言うな! 後言い忘れていたが二年後の時代はちょうどアニメの一期と時系列的に同じじゃからな

 

ダイオウ と言う事は…

 

神 まぁルドルフが生徒会長じゃな

 

ダイオウ マジかよ…

 

(ダイオウは時渡りをする)

 

ダイオウ …時を渡ったのか?

 

神 うむ 後は頑張れ~ワシは見守っておるからの

 

ダイオウ あぁ…

 

(神が去っていく)

 

セバス ダイオウぼっちゃん

 

ダイオウ セバス!ビックリした…

 

セバス 失礼しました なかなか見つからなかったものですから

 

ダイオウ 俺が?

 

セバス はい クロス様がお呼びです

 

ダイオウ アニキが?

 

(生徒会室)

 

セバス 遅くなりました

 

クロス 構わない ダイオウは?

 

ダイオウ 俺に何か用か?アニキ?

 

クロス あぁ…お前には今からトレセン学園に言ってもらいたい

 

ダイオウ !

 

クロス どうした?そんな顔して?

 

ダイオウ いや…何でもない(神様が言った通りだったな)まぁどうせ暇だし言ってもいいけど…

 

クロス 安心しろ お前の暇はすぐに終わるさ

 

ダイオウ ?

 

クロス 今からセバスに車で送ってもらってくれ

 

ダイオウ あ…あぁ

 

セバス では、向かいましょうダイオウぼっちゃん

 

(二人が生徒会室を出ていく)

 

クロス フゥ…後は頼んだぞ…やよいちゃん…いや…やよい理事長…




と言う事でシリーズを付けるならシーズン1終わりですかね 次はシーズン2 トレセン学園(中央)編とでも名付けましょうかね? ちなみに最近は競馬を始めまして4万ぐらい当ててしまって最近興奮してしまって寝れてませんWw まぁ次の日見事に外しましたけど…とこんな感じで小説の方も頑張っていきますのでお願いします


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トレセン学園(中央)編
憂鬱


皆様シリーズ2が始まります!ダイオウ君はトレセン学園(中央)に転校しましたが何やらテンションが低いような?どうしたのでしょう?と言うことで始まります


(車の中)

 

ダイオウ ハァ…憂鬱だ…

 

セバス 何かおっしゃいましたか?ダイオウぼっちゃん?

 

ダイオウ …いや…一人言だ…(マジでどうしよう…勢いで出て来ちゃったけどルナと会うのがためらわれる…あんな絶好レベルの酷いこと言ったんだし…まぁ本音ではないんだが…)

 

(車が止まる)

 

セバス 着きました

 

ダイオウ あぁ…

 

(ダイオウが車から降りる)

 

セバス 荷物はまた後日お届けに参りますので

 

ダイオウ あぁ…ありがとうセバス

 

セバス では…私はこれで

 

(セバスは車に乗り学園(男子校)に帰っていく)

 

ダイオウ …ハァ…どうにかルナと廊下でバッタリ会いませんように…

 

(ダイオウが理事長室に向かう)

 

ダイオウ …(ルナにはなんとか会わずにここまで来れたな…まぁ途中途中ウマ娘たちの目がなんとかならなかったものかと考えてしまうが…逆に嫌な予感がするのは俺だけか?)考えていてもしょうがないか…

 

(ダイオウが理事長室のドアをノックする)

 

たづな どうぞ

 

(ダイオウが理事長室に入っていく)

 

ダイオウ 失礼しますよ

 

たづな ダイオウさん お久しぶりです

 

ダイオウ たづなさんもお代わりなく…

 

たづな 今ものすごく失礼なこと思ってませんでしたか?

 

ダイオウ マ…マサカ~世の中ソンナワケナイジャナイデスカ(相変わらず勘が鋭いことで…)

 

やよい ゴホン!久しぶり!ダイオウさん!

 

ダイオウ ……えっ~と?この子のは?

 

やよい 驚愕!私を忘れてしまったのか!

 

ダイオウ ……あっ!もしかしてやよいちゃん?

 

やよい その通り!

 

ダイオウ ずいぶん見ない内に大きくなってたから分からなかったよで?理事長は?

 

たづな 理事長は目の前にいらっしゃいますよ

 

ダイオウ はい?

 

たづな 今の理事長はやよい理事長です

 

ダイオウ はい!?

 

やよい その通り!ウマ娘たちのために私は頑張る所存!

 

ダイオウ とか言ってマイマネーを使ってたづなさんを困らせてるんじゃないの?

 

たづな そうなんです!理事長ったら…

 

(割愛中(^3^)/)

 

(午後18時)

 

ダイオウ えっ~とたづなさん俺の部屋ってどうなるんですかね?

 

たづな あっ!ご…ごめんなさい…つい…着いてきてください

 

(もぬけの殻となった理事長を置いていく)

 

(たづなに案内され空き教室に案内される)

 

たづな ダイオウさんすみません 本当は寮の方で寝かせてあげたいのですが…ウマ娘とだけの寮にウマ男を一人を寝かせるわけには行かないので

 

ダイオウ それはそうでしょうね…

 

たづな この空き教室を使ってください それと一様学園の職員扉の鍵を渡しておきますね

 

ダイオウ ありがとうございます

 

たづな 昔と対して場所は変わりません

 

ダイオウ わかりました

 

たづな それでは私は理事長とまだ話がありますので

 

ダイオウ ほどほどにしてあげてくださいね

 

たづな 心の済みにとどめておきます

 

(たづなが笑顔でそう答える)

 

(たづなが去っていく)

 

ダイオウ ハァ…早いけど寝るか…なんか疲れた…

 

 




と言うわけでですね 次のお話ではダイオウ君は模擬レースに色々あって出ることになる予定ですのでお楽しみに相手は………です!ダイオウ君の凄さが次回わかるかも?


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模擬レース

ついにダイオウ君が久しぶりにレース(模擬)を走りますそれとやよい理事長の台詞なんですが何気に難しく所々変な所があると思いますがご両者を それとレースの解説は下手だと思います あるキャラ二人にしましたがこちらも変な所があると思いますがご両者を


(トレセン学園(中央))

 

ピンポンパンポーン

 

たづな ダイオウさん 至急理事長室に来てください

 

ダイオウ …俺…

 

(理事長室)

 

ダイオウ 失礼しますよ

 

(ダイオウが理事長室に入る)

 

(理事室にはたづな、やよい、ルドルフが居る)

 

ダイオウ ……(今一番会いたくない人物が…)

 

ルドルフ 久しぶりだね ダイオウ

 

ダイオウ …あ…あぁ久しぶりだな…

 

たづな ダイオウさん実はお願いがあります

 

ダイオウ お願い?

 

やよい うむ ルドルフ会長と模擬レースをして欲しいのだ

 

ダイオウ ル(ナ)…ルドルフと?模擬レース?

 

たづな はい クロス会長には既に許可をいただいております

 

ダイオウ ずいぶん用意が良いことで…ハァ…わかりました 走ればいいんですよね?ただし俺が勝っても文句言わないでくださいね

 

ルドルフ 無論 私は君に負けるつもりはないがね

 

ダイオウ で?模擬レースはいつ?

 

やよい 今日の放課後に行って欲しい

 

ダイオウ ずいぶん急ですね

 

やよい 無論!無理を言っているのは承知している しかし!これは君のためでもあるんだ

 

ダイオウ …まぁ模擬レースで走るぐらいならいいでしょう…(親父もさすがに模擬レースまで文句は言ってこないだろう…)

 

やよい 感謝!では今から模擬レースの準備をしてくれ

 

ダイオウ はいはい…

 

(ダイオウとルドルフが理事長室を出る)

 

ルドルフ ダイオウ 二年間レースに出てないがブランクは大丈夫なのか?

 

ダイオウ …(確かに二年間走ってない事になってるんだったな…まぁ俺からすれば何ヵ月かの休暇明けだと思えばなんともないけど…ルナの場合はかなり疲労が有るような気がするな…)俺は二年間のブランクなどなんの大差もない…しかしルドルフ…俺の心配をする暇があるなら自分の体調を心配してから言うんだな…生徒会の仕事のブランクのせいで負けるなんてことしないでくれよ…それじゃあまた後でな…

 

(ダイオウが去っていく)

 

ルドルフ ……

 

(放課後)

 

(練習レース場にたくさんのウマ娘たちが居る)

 

テイオー さぁカイチョーが出場する模擬レースが始まります 解説はトウカイテイオーと!

 

エアグルーヴ エアグルーヴだ…

 

ダイオウ …まさか ルナが模擬レースで走るってだけでこんなに集まるとはな…愛されてるんだな…それともただの野次馬か?

 

(ルドルフがレース場に現れる)

 

ルドルフ すまない 待たせたかな?

 

ダイオウ いや…特に…

 

ルドルフ 早速走ろうじゃないか?

 

ダイオウ あぁ…さっさと終わらせよう…

 

(二人がゲートに入る)

 

エア 二人がゲートに入りました

 

テイオー カイチョ~!頑張れ!

 

ダイオウ なんかな~?

 

(ゲートが開く)

 

(ルドルフが走り出すがダイオウは走らない)

 

ルドルフ !

 

エア ダイオウ!走らない!どうした?

 

ダイオウ …やよいちゃんになんか一本食わされた気がするが…まぁいいか…ルナには少し分からせた方がいいからな…そんな疲労した体で俺には勝てないって所を…

 

(ダイオウの回りに黒いオーラが現れる)

 

(ダイオウがゲートから出て走り出す)

 

エア ダイオウが走り出した!

 

テイオ 今さら~でもさすがにそこからカイチョーに追い付くのは…

 

エア ……

 

テイオ ウソ…

 

(ダイオウがものすごい速さでルドルフの後ろに付く)

 

ルドルフ !

 

ダイオウ (気を抜いてたな…)

 

(ダイオウがルドルフの前に出てさらにスピードを出す)

 

ルドルフ くっ!

 

(ルドルフもダイオウの後ろに付いていこうとするが逆に離されていく)

 

エア す…既に5馬身の差が空いている…

 

テイオ 会長頑張れ~!

 

(ダイオウがゴール板を通りすぎる)

 

(その後10馬身開けられてルドルフが通りすぎる)

 

ダイオウ ……ハァ…

 

ルドルフ ハァ…ハァ…

 

(ダイオウがルドルフの前に立つ)

 

ダイオウ 言ったろ?俺のブランクの心配をする暇があったら自分の体調の心配をしろってな…今のお前じゃ他のウマ娘たちには勝てても俺には永遠に勝てないそれだけだ…

 

(ダイオウがルドルフの横を通りすぎる)

 

ルドルフ くっ!

 

(学園入り口)

 

ダイオウ ハァ…少し言いすぎたかな?

 

エア おい!ダイオウ

 

ダイオウ ん?(えーとあっ!エアグルーヴかな?なんか怒ってるような気が…)

 

エア 会長に何を言ったんだ?

 

ダイオウ (やっぱ言いすぎた…でも謝罪するわけには行かないか…)

 

エア おい!聞いているのか?

 

ダイオウ 聞いているさ…さっきの回答だが…俺のブランクの心配をする暇があったら自分の体調の心配をしろって言っただけさ

 

エア しかし言い方があるだろ!先ほど会長は思い詰めたような顔をしていたぞ!

 

ダイオウ しかし今回は模擬レースだったから良かったがこれが本当のレースで負けることがあればルドルフは走れなくなる…それは一緒に生徒会の仕事をしていた君ならわかると思うが?

 

エア それは…

 

ダイオウ 俺みたいなウマ娘がいつか現れる可能性は無くはない その時ルドルフがレースで負けるそれがルドルフにとって苦痛だと分かるはずだか?

 

エア……

 

ダイオウ まぁ頑張って支えてやってくれ

 

(ダイオウが学園の中に入る)

 

エア 待て?どうして会長の心配を…

 

ダイオウ (少し動揺するような事を言っちゃったな…でも俺の気持ちは決まったな…)

 

(自分の部屋(教室))

 

ダイオウ あれ?たづなさん?

 

たづな ダイオウさん…模擬レース拝見しました

 

ダイオウ そうですか…たづなさんお願いがあるんですが…

 

たづな なんでしょう?

 

ダイオウ 俺レースに出たいんですが…

 

たづな !はい!理事長にお伝えしておきます

 

ダイオウ お願いします

 

たづな トレーナーは誰にするのか決まってますか?

 

ダイオウ もちろん…沖です

 

たづな わかりました…沖トレーナーには話をしておきます




と言うわけでダイオウ君 ついに次のお話からレースで走りるためにトレーニングをするようなしないような?次もお楽しみに

22年1月28日 トウカイテイオーのカイチョーの呼び方を間違えていたので修正しました


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トレーニング

ついにダイオウがトレーニングをします!

ちなみにハイスペックのデスクトップが死んだでスマホのウマ娘のデータが死にました…あぁ~俺のナイスネイチャ~(ナイスネイチャを育ててました…)なんとか心の折れを復元した作者であった…


沖 よし…これでいいな…

 

(沖がある程度の書類を持って部屋を出る)

 

沖 あいつと会うのも二年前か…

 

(沖がグランドに出る)

 

沖 居た居た…

 

(グランドの端にダイオウが居る)

 

ダイオウ ひさしぶり…沖

 

沖 ひさしぶりってほどじゃないだろ…全く…なんの連絡もしないんだから…

 

ダイオウ 愚痴は今度聞いてやるよ…で?メニューは考えてきてくれたか?

 

沖 当たり前だ…俺は二年間どれだけお前のレースをもう一度見たいと

 

ダイオウ はいはい…体が鈍ってるからトレーニング終わったら聞いてやる

 

沖 …会わない内に俺に対するスルースキルが上がったんじゃないか?

 

ダイオウ お前が居なくなってからいろいろあったからな…

 

(ダイオウが少し悲しい顔をする)

 

沖 まぁ…なんだ…また同じことが起きても俺はお前を一人にしないから安心しろ…

 

ダイオウ ……沖…

 

(ダイオウが沖を見つめる)

 

沖 なんだよ…

 

(沖が照れる)

 

ダイオウ まるで好きな子に告白するような言い方止めてくれ…お前の口からそういう類いが出ると寒気がする…

 

沖 なんでだよ!

 

ダイオウ もしかして沖…俺のこと…

 

沖 んなわけあるか!トレーニングさせねぇぞ!

 

ダイオウ ハハハ!冗談だよ…

 

沖 お前の口は冗談に聞こえないんだよ…ほれ!

 

(沖がダイオウに今日のトレーニングメニューを渡す)

 

ダイオウ どれどれ?

 

(ダイオウがトレーニングメニューを見る)

 

ダイオウ 昔と対して変わってなくて安心した

 

沖 そりゃ…二年間のお前を知らないからな…その二年の空白を知るために昔のメニューで品定めさせてもらうよ…

 

ダイオウ お前らしいな…

 

沖 そう言うお前は少し性格が固くなったんじゃないのか?

 

ダイオウ …そうかもしれないな…

 

沖 で?いつまでそこで隠れてるつもりだ?テイオー

 

(木の隅からトウカイテイオーが出てくる)

 

テイオー うげ…なんでわかったの?

 

沖 お前が考えそうなことぐらいわかるんだよ…こいつ…こう見えてルドルフと同い年だぞ

 

ダイオウ (沖の奴…余計なことを…)

 

テイオー えっ!嘘!

 

ダイオウ 本当だが?少なくとも…(いや…変な事は言わないでおこうか…)

 

テイオー それより!トレーナー!なんでトレーナー解消なのさ!説明してよ!

 

沖 そのままの意味だが?ダイオウのトレーナーになったそれが理由だ…

 

テイオー 理由になってないよ!

 

ダイオウ 沖…俺も話が飲み込めんのだが…

 

沖 お前もかよ…簡単に言えば元々俺はテイオーとトレーナー契約してトレーニングしてレースに出ることになってた…アーユウアッケイ?

 

ダイオウ いや…なんで最後英語なんだよ…それも発音違うし…いや…まぁ何となく察した…つまりテイオーとトレーナー契約していざって所で俺からお声がかかったって訳か…

 

沖 そう言うこと

 

ダイオウ しかしテイオーは納得していないと…

 

沖 そんなところだろ?

 

ダイオウ いや…そんなところだろって…

 

沖 俺は何て言われようとお前とトレーナー契約したんだ…何て言われようが構わない

 

ダイオウ なら…テイオーも俺と同じくトレーナー契約して俺とトレーニングすればいいんじゃない?

 

テイオー いいね!それ!

 

沖 おいおい…俺はそこまで…いやテイオーがいいなら構わないが…

 

テイオー いいの!トレーナー!で…でも…

 

ダイオウ 俺なら別に構わないけど…

 

テイオー そうじゃなくて…会長を負かした人とってのも…

 

ダイオウ (そう言えばテイオーはルドルフに偉く依存してたな…まぁ俺の世界じゃ親子だしな…それにこの前の模擬レースでルドルフを慕ってた人たちは俺に凄い邪険にしてるぽいしな…)

 

沖 テイオー!ダイオウを邪険にするなら俺はお前とトレーナー契約はしないぞ!

 

ダイオウ !

 

テイオー えっ!違うよ!確かに他の皆はそうだろうけど…

 

沖 ならいい…俺はダイオウが模擬レースでルドルフを負かしたのは当たり前だと思ってる あれがこいつの本気だ…それを見抜けない奴らを俺は契約なんてしたくない

 

テイオー そう言う意味で言ったんじゃないよ! 

 

ダイオウ まぁまぁ二人とも落ち着いて

 

沖 …

 

ダイオウ それに他から何て言われようがどうも思わないし俺は…

 

沖 しかしだな…

 

ダイオウ はい!この話はお仕舞い!トレーニング始め!

 

(ダイオウはランニングを始め出す)

 

沖 あっ!おい!まだ話は途中…ハァ~…

 

テイオー えっ…ボクはどうすればいいの?

 

沖 …ハァ~…テイオーも今日はダイオウと同じトレーニングをしてくれ…

 

テイオー と言うことはボクとトレーナー契約してくれるんだね!

 

沖 あぁ…ダイオウがしていいと言うからな…

 

テイオー わかった!

 

(テイオーがダイオウを追いかけるようにランニングしだす)

 

沖 二年間の空白を知ってる人に話を聞きに行くか…(ダイオウ…話そうとしたがらないし)




と言うわけでテイオーと一緒にトレーニングすることになったダイオウでした…てかテイオーのしゃべり方ってこれで良いのかな?プレイしてたのが消えたので確認のしようがない…ので許してください…


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本部は無理難題をおっしゃる…って普通ならなるのか?

皆様 新年明けましておめでとうごさいます (現1月28日)投票が遅くなってしまったのは去年の11月から体調が崩れ長期休養していました 申し訳ありませんm(__)m 今年もどうぞよろしくお願いいたします


ダイオウ あ~ぁ…眠い…(今日は日曜日なのでトレーニングも学園も休みである…だからって)

 

(テイオーが椅子に座ってニコニコしている)

 

ダイオウ なんでずっと居るんだよ…

 

テイオー そりゃ親交を深めるためだよ

 

ダイオウ …(そう言えばテイオーってあっちではルナの子供だったよな…こっちでは違うけど…ルナの事聞いてみるか…)なぁテイオー

 

テイオー 何?

 

ダイオウ 最近のル(ナ)…ルドルフってどう思う?

 

テイオー 最近のカイチョー?う~んいつも通りカッコいいかな? どうしてそんなこと聞くの?

 

ダイオウ いや…俺が二年間会うことがなかったからな 前に会った時とは印象が違ったからだよ

 

テイオー ふ~ん

 

ダイオウ 何だよ…

 

テイオー 別に~

 

ダイオウ ?

 

テイオー それにしても空き教室丸々を部屋に出来たのはスゴいよね

 

ダイオウ まぁ俺が寮の方に住むわけにはいかないからな

 

テイオー 今気づいたけどコンロとシャワー室もあるの…

 

ダイオウ あ~アニキがまた俺の居ない間に業者に頼んで設置していった

 

テイオー お兄ちゃん居るの?

 

ダイオウ あぁ…トレセン学園男子校 現生徒会長 クロス それが俺のアニキだ…

 

テイオー ……えっ!

 

ダイオウ ん?どうした?ビックリした顔して

 

テイオー そりゃビックリするよ!クロス会長ってあのクロス家の長男だよね! ボクの学校にも行事で良く来てるし カイチョーと良く話してるもん!

 

ダイオウ そんなにビックリすることか?  あっ!わかった 焼いてるんだな~なるほどなるほど…

 

テイオー ち…違うやい!

 

ダイオウ (噛んでるぞ~)

 

テイオー む…ムムム…

 

ダイオウ (あっ!聞こえないように言ったんだけど聞こえたっぽいな…)

 

(扉がノックされ扉が開く)

 

ルドルフ 失礼するよ

 

ダイオウ ん?…

 

テイオー あっ!カイチョー!

 

ルドルフ あぁ テイオー来ていたのか?

 

ダイオウ 俺の部屋になんのご用で?カイチョーさん

 

ルドルフ そのカイチョーはテイオーだけにしてほしい…

 

テイオー えー

 

ダイオウ それで?

 

ルドルフ あぁ 少し良いかい?

 

ダイオウ あぁ どうぞ

 

ルドルフ ここではな…

 

(ルドルフがテイオーを見る)

 

ダイオウ テイオー悪いが席を外してくれ~

 

テイオー えぇ~ボクもカイチョーと居たい!

 

ルドルフ すまないな…テイオー 大事な話なんだ

 

テイオー う~今度ハチミー一緒に飲んでよね

 

ルドルフ あぁ 約束しよう

 

テイオー うん! それじゃあダイオウまた明日ね!

 

(テイオーが部屋を出ていく)

 

ダイオウ その元気を俺に分けてくれ…

 

ルドルフ フッ…そうかもな…

 

ダイオウ で?用件って?

 

ルドルフ あぁ 実は君の復帰戦なのだが…

 

ダイオウ あぁ…本部が愚痴愚痴言い出したか?

 

ルドルフ ご名答 本部の方たちがなぜかダイオウがレースに復帰するのを拒んでな…

 

ダイオウ ハァ…(まぁそりゃそうか…本部の幹部たちも俺のクソ親父の顔を立てておかないと消されると思ってるからな…そう考えるとクロス家ってかなりすごい名家だよな)

 

ルドルフ もちろん私も理事長も何度も抗議している そしたら

 

ダイオウ そしたら?

 

ルドルフ 条件を出されてね…その条件がね…

 

ダイオウ (無理難題か?)

 

ルドルフ 現在ダイオウの先勝は5戦5勝 全てG1勝利だ

 

ダイオウ 簡単に言ってくれねぇか?

 

ルドルフ ああすまない G1で後5勝連勝して無敗10冠を目指してほしい そうすれば本部の方たちも納得すると言っている ちなみにレースは本部が決めるレースを走ってもらうことになった

 

ダイオウ まさか…次のレースいきなりG1ってことは

 

ルドルフ そのまさかだ…ダイオウなら問題ないと本部は判断したらしい…

 

ダイオウ ハァ…(まぁ問題ないけどめんどくさそうな感じ出しとこ)

 

ルドルフ もちろんかなりのブランクがある それを考えて理事長は今度もう一度抗議してくれるつもりでは居る

 

ダイオウ あぁ大丈夫だ…逆にブランクなんて気にしない走り見せて本部たちの顔を真っ青にしてやる(G1残り5勝にしたことを後悔させてやる)フッフッフッ

 

ルドルフ そ…そうか…ダイオウならそう言うだろうと思っていた それなら本部には問題ないとそう伝えておこう

 

ダイオウ ルドルフ…

 

ルドルフ ?

 

ダイオウ 生徒会の仕事も大事だが自分の体も大事にしろよ 絶好調な時に俺が勝てなかったらしょうがないとなってしまうからな

 

ルドルフ あぁ!そのつもりだ 次は負けないさ

 

ダイオウ ならいいさ…ちなみに次のレースは決まってるのか?

 

(ダイオウがコーヒを口に含む)

 

ルドルフ あぁ 菊花賞だ

 

(ダイオウがコーヒを拭く)

 

ダイオウ ゲホッ!ゲホッ!菊花賞!

 

ルドルフ だ…大丈夫か?

 

ダイオウ 菊花賞って俺レース出ていいの?(皐月賞とダービーと菊花賞は馬だと3歳しか出れないけどって思ったけど…この世界が半分はアプリの設定がってそれはないな…神様がアニメの一期と時系列が同じって言ってたし…)

 

ルドルフ 本来はダメなんだがダイオウは皐月賞 ダービーを勝ってその後怪我で菊花賞に出れなかった そこを本部の会長が菊花賞を選んで特別特例となった

 

ダイオウ 本部の会長ってことは…

 

ルドルフ あぁ 後は想像に任せるよ それじゃあ私はこれで失礼するよ 頑張ってくれ

 

(ルドルフが出ていく)

 

ダイオウ ハァ…本部は無理難題をおっしゃるってなるんだろうけどね普通のウマ娘やウマ男なら…(てかおじいちゃん…何やってるの…そんなに孫に三冠取らせたいのか…まぁわからなくもないか…俺も馬主になって三冠馬所有したくて血統とか気にしながら馬買ったからな…あの馬…三冠馬取れたかな?取れてたら俺の弔いになるんだけどってそんなことはどうでもいいんだよ…また今度神様にでも聞いてみよ)

 

(夜)

 

(バー)

 

(東条ハナと沖トレーナーがお酒を飲んでいる)

 

沖 やっぱり おハナさんもルドルフとかから聞いてないか…

 

ハナ えぇ それとおハナさんはやめてと言ってるじゃないですか…師匠

 

沖 ならこっちも師匠と呼ばないでくれ…おハナさんがまだ新人の時に俺が数ヵ月指導したからって師匠はないだろう…

 

(二人の後ろから一人近づいてくる)

 

沖 相変わらず後ろから音もなく近づくのが得意だな…まだウマ娘の足を触ってるのか?沖野…

 

沖野 あちゃー相変わらず察しが良くて

 

沖 いつかお前ウマ娘に殺されるぞ…まぁお前は死なんだろうけど…しぶといから

 

沖野 酷い言われようだな…

 

沖 ちなみに沖野はダイオウの噂知らないか?

 

沖野 ダイオウ?あぁ沖先輩のトレーナーになったウマ男でしたっけ?

 

沖 あぁ 調べたが二年間あいつは一度もレースに出てないんだ それが気になってな…どうしてそうなったのか…それが知りたいんだ…

 

沖野 本人に聞けばってそれはヤボか…

 

沖 本人事態話してくれないからな…

 

ハナ それでルドルフなら何か知っているかもと

 

沖 あぁ

 

ハナ 残念だけど聞いてないわね

 

沖 そうか…さてと…

 

(沖がウイスキーを飲み干す)

 

沖 悪い 先に帰る

 

ハナ あら?早いわね

 

沖 いろいろ調べたいからな…

 

沖野 ずいぶんそのウマ男にご熱心だな…

 

沖 俺はあいつの本気を一度だけ間近で見た それ以来あいつの走りが忘れられなくてな…あいつにはレースで本気の走りをしてほしい トレーナーとして当然だろ?

 

(沖がバーを出ていく)

 

沖 ハァ……

 

(沖の後ろから)

 

??? 沖トレーナーですね?

 

沖 うわっ!ビックリした!

 

駒方 失礼を…私 ウマ娘本部 会長秘書兼執事をしております 駒方(こまがた)と申します

 

沖 ど…どうも…で?本部の方が俺のような一般トレーナーに何のようで?

 

駒方 はい 黒須会長が及びです車をご用意していますので今からお逢い頂けないでしょうか?

 

沖 マジ…




てことで特例中の特例で菊花賞を走ることになりましたおじいちゃんの権力が強すぎる…亀更新ですが首を長くしてお待ちいただければと思います

22年6月21日 2歳→3歳と間違えておりましたので変更しました。


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再発

今回は久しぶりにグランたちとマスターたちが出演します 久しぶりに小説を書くとスムーズに話が進んで気持ちがいいですね 詰まると詰まりまくりますけど…


(トレセン学園男子校)

 

アモロー 暇だ~グラン君!暇で暇でしょうがない!

 

グラン 俺は…眠くて暇じゃねぇ…

 

アモロー あ~ダイオウ君が居てくれればな~

 

グラン そんなにダイオウに会いたいなら中央に行けばいいだろ?と言っても成績もない、トレーナーも居ない今のお前には無理だけどな…

 

アモロー では!グラン君!君が中央に

 

グラン 断る!なんでダイオウの様子を見るためだけに俺がわざわざ中央に行かないと行けないんだ

 

アモロー ぐぬぬぬ…

 

グラン まぁ諦める事だな…

 

アモロー まだ何かあるはずだ…

 

グラン ハァ…諦めが悪いだから…

 

(グランのスマホがなる)

 

グラン ん?病院からか…

 

(グランが電話に出る)

 

グラン 私だ…

 

アモロー グラン君も一緒に考えてくれ 私一人では何も!

 

グラン わかった!わかった!考えてやるから少し黙っててくれ!

 

アモロー う…うむ…

 

グラン すまん…もう一回頼む…!

 

(グランが電話を内容を聞き立ち上がる)

 

グラン ありえん…量を間違えたんじゃないのか?

 

アモロー ど…どうしたのだ?グラン君…

 

グラン 吐血してるだと!なぜ早く言わない!直ぐに行く

 

(グランが急いで去ろうとする)

 

アモロー グラン君!何があったのだ?

 

グラン アモロー!直ぐにダイオウ呼んでこい!洋子ちゃんの結核が再発した!

 

アモロー わ…わかった!

 

グラン ちっ!何で再発したんだ…治りかけていたのに…

 

(トレセン学園)

 

ダイオウ ハァ…

 

(テイオーが椅子に座ってココアを飲んでいる)

 

ダイオウ 何でいつもここに来るんだよ…

 

テイオー だってマックイーンは天皇賞秋のトレーニングでなかなか会えないしカイチョーは生徒会の仕事で忙しいみたいだし…

 

ダイオウ だからってここに来なくても良いだろ…

 

テイオー なんだいなんだい!みんなボクの事のけ者にして!

 

ダイオウ はいはい…ここに居ていいから騒ぐな…

 

(部屋の扉が開く)

 

アモロー ダイオウ君!

 

ダイオウ はぁ…なんで俺の部屋に来るやつはワガママと騒がしい奴等なんだ…

 

アモロー 恥ずかしがってる場合ではない…

 

テイオー えっ?あれ恥ずかしがってるの?

 

ダイオウ だから違うって…てか…アモローなんでここにいるの?

 

アモロー 洋子ちゃんの結核が再発したらしい!グラン君が直ぐに病院にと…

 

ダイオウ !わかった…すぐ向かう テイオー悪いが沖に今日のトレーニング俺は休むって伝えておいてくれ

 

テイオー わ…わかった…

 

(中央病院)

 

(緊急管理室)

 

(防護服を来たグランが部屋から出てくる)

 

グラン ずいぶん速かったな アモローの事だからどっかで寄り道していると思ってたが…

 

アモロー ハッハッハッ!グラン君 ワシは頼まれた仕事はまず一直線に優先して終わらせるぞ!

 

グラン たく…皮肉で言ってやったのに…こいつのハートは鉄で出来てるのか?…

 

ダイオウ で?洋子ちゃんの容態は?

 

グラン あぁ…今は落ち着いてるがさっきまで吐血していたからな…気は抜けないな…会ってくるか?

 

ダイオウ あぁそうさせてくれ

 

(グランが扉を開く)

 

アモロー ならワシも!

 

グラン お前は廊下で大人しくしてろ…

 

アモロー 何故だ?ワシも洋子ちゃんと会いたいのだが…

 

グラン お前が着れる防護服があれば考えてやる

 

アモロー あ~そうか!ワシは体がでかいからな!ハッハッハッ!

 

グラン はぁ…後日特製で作ってやる…だから大人しくしてろ…

 

(グランが扉を閉める)

 

(ダイオウとグランが防護服を着て部屋に入る)

 

店長 ダイオウ君… 

 

ダイオウ マスター…洋子ちゃんの様子は?

 

店長 …今薬で眠ったところだ…

 

ダイオウ そうですか…

 

店長 それで?どうするつもりだい?

 

ダイオウ ? どうするとは?

 

店長 君のレースの事だよ!洋子が!

 

ダイオウ ちょっ!ちょっと待ってください!グラン!どういう意味だよ

 

グラン ここじゃあ何だから こっちに…

 

(グランがもうひとつのドアを開く)

 

(店長とダイオウが入りその後にグランが入る)

 

ダイオウ 説明してくれよ…グラン…

 

グラン お前らが来る前に洋子ちゃんがな…

 

(少し前に戻る)

 

グラン 洋子ちゃん…大丈夫かい?

 

洋子 グランさん…ゲホッ!ゲホッ!

 

(洋子の口から血出る)

 

グラン 喋らないで

 

洋子 私ね…昨日…夢を見たの…

 

グラン ?

 

洋子 夢の中でね 三人の女神様に会ったの…それで女神様たちが私に謝ってきたの…それでね どうして謝ってくるのか分からなかったから聞いたの…そしたらね…私は菊花賞の後に亡くなるんだって…だからお願い…ダイオウさんのレースを一度でいいの…ダイオウさんのレースが見たいの!ゲホッ!ゲホッ!

 

(洋子が吐血する)

 

グラン わかった…検討してみるよ…だから今はゆっくり休もうか…

 

洋子 うん…

 

(グランが耳を動かす)

 

グラン 二人が来たか…ちょっと行ってきます

 

(回想が終わる)

 

ダイオウ …なるほど…それで…グランの意見は?

 

グラン こう見えて俺は一様医者の卵だ…現状の洋子ちゃんを外に出すのは自殺行為だ…洋子ちゃんの体も肺も弱っている…風邪を引けば…洋子ちゃんは…だからこそ言う…俺は反対だ…

 

ダイオウ マスターは?…

 

店長 私は…

 

ダイオウ 確かに洋子ちゃんの意思を俺は尊重したい…だけど…グランの話を聞く限り…俺は軽率な事は言えない…だから…一人娘の用に育ててきたマスターに…委ねます…

 

店長 ……

 

(店長が考えている)

 

店長 しばらく…しばらく…考えさせてくれ…

 

ダイオウ もちろんです…今日はもう遅いですし…ここで解散しましょう…

 

グラン …あぁ…

 

店長 ………

 

(三人が部屋から出てきて洋子の部屋を出ていく)

 

(ダイオウが部屋を出る前に洋子に顔だけ振り向く)

 

ダイオウ 洋子ちゃん…頑張れ…

 

(ダイオウが出ていく)

 

(夜の道)

 

ダイオウ ……ハァ…慣れないな…人の死ってものは…(と言っても俺も一度死んでるんだけど…後はマスターの判断に任せるしかないか…)




と言うことで神様が言った通り、洋子ちゃんのフラグをここで回収することになります。洋子ちゃんやマスターには可哀想だけど…ダイオウの成長のために…そして洋子ちゃんの転生のために…


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ダイオウの転生前の競走馬たち

お久しぶりですクロスです 
随分と更新が止まってしまいすみませんでした
理由としましては前も話と思いますが体調がどうしても完全に復活せずまたぶり返してしまった事と体調を戻すために実家に帰ることになり引っ越しなどしていたら筆が乗りませんでした(イイワケ)すみませんでした
まだ体調は完璧ではないですが…少しずつ書いていこうと思います 
ちなみに今回はストーリーに関係ないお話となりますまぁ箸休めと思ってください。ダイオウが馬主として人間だったときの競走馬たちがどうなったのかとと言うまぁオリジナルレースとリアルのレースを元にやりました(わかりにくと思いますが…)お楽しみください 騎手の名前の部分で……がありますがこれはダイオウが聞こえてない部分です 前書きが長くなりましたが見てくださっている方が居ますので頑張って最終回まで書こうと思いますのでよろしくお願いします


(中央病院)

 

(緊急管理室 洋子)

 

店長 …

 

(店長が眠っている洋子を見つめる)

 

店長 私は…どうすればいいんだ…

 

(トレセン学園)

 

神 ほっほほ…

 

ダイオウ ………

 

神 ん?どうした?機嫌が悪いの?

 

ダイオウ 誰のせいだと思ってるんだよ…

 

(ダイオウが時計を見る)

 

(午前3時)

 

ダイオウ こんな時間に叩き起こされたら誰だって不機嫌だ…

 

神 おおう…それはすまなかったの…

 

ダイオウ で?こんな時間に何のようで?

 

神 ん?お主の馬人生を知らせに来た

 

ダイオウ はい?俺の馬人生?

 

神 ウマ男ではなく《馬》の人生じゃ

 

ダイオウ あぁ…そっちね

 

神 お主に頼まれた通りの事実にして引退レースで1着を取りその後子供を残して安楽死じゃ これで良かったのじゃろ

 

ダイオウ あぁ 俺が選んだことだからな…

 

神 まぁ お主のお陰であっちで単勝でかけまくったら資産何十億となったわい

 

ダイオウ そうかい…それで一つ聞きたい

 

神 ん?なんじゃ?

 

ダイオウ 洋子ちゃんの転生についてだ

 

神 ……何度も言ったじゃろ…どの人物に転生するかは天界のルールで教えられないと…

 

ダイオウ そうじゃない…教えてもらわなくてもいいし

 

神 ?

 

ダイオウ 前、俺に繋がりがあるウマ娘に転生するって言ったけどそれって俺の血を引く競走馬って事か?

 

神 …う~む…(どうじゃたかの~確か…)詳しくは言えないが…確かにお主とは繋がりはあるがダイオウの子ではない…それだけは言える

 

ダイオウ そう…(違うのか…なら分からん…)

 

神 それと恐らく気になってるから教えるが…

 

ダイオウ ん?何を?

 

神 お主がまだ転生する前に馬主をしてたときの競走馬たちの事じゃ

 

ダイオウ あ~(すっかり忘れてた…)

 

神 忘れておったな…?

 

ダイオウ ま…まさか~で?どうなったの?

 

神 そのためにはお主が寝た方が早い さ…ベッドに横になれ

 

ダイオウ はいはい 夢で見せてくれるってことですね

 

神 そうとも言うの

 

(ダイオウがベッドに横になる)

 

ダイオウ 部屋出るとき鍵よろしく

 

神 お主…神使い荒くないか?

 

ダイオウ そう言うあなたは人使い荒いよね? 転生させて…レースに勝ち続け…

 

神 わかった!閉めておこう

 

(神様が杖を叩く)

 

ダイオウ (眠くなってきた…)

 

神 ちなみにお主がこれから見るものは引退レースの所じゃ それじゃあの いい夢をの…

 

(ダイオウが夢を見る)

 

(ダイオウが阪神競馬場の観客席に居る)

 

ダイオウ へぇ~良く良く考えたらこっちとあっちの阪神競馬場って作り同じ何だな…って同じなのは当たり前か…

 

 さぁ!阪神競馬場今日のメインレース 「チャレンジC G3」が始まります このレースはJRAに大きな貢献を残してくれた ……オーナーの追悼レースです 一番人気は3番……です そしてこのレースで引退する無きオーナー所有馬 カブガンズ 16番人気です 中野さんどうでしょう?

 

中野 やはりG1も出ては居ますけど勝ててませんし重賞レースも2勝しか勝ってませんからね 他の競走馬たちの能力を見ると少し劣ってる感じがしますからね~しかし母方の父があのオグリキャップですからね~さいごの最後にやってくれるんじゃないかなっと思いたいですね

 

 さぁファンファーレです

 

 ♪♪♪

 

 各馬ゲートに収まって最後に16番のカブガンズがゲートに入って…今スタートしました!横一線 見事なスタートです 先頭は9番が先頭で逃げました 一馬身空いて6番 3番 1番そして五番手にカブガンズがついております

 

(最終コーナー)

 

さぁ最終コーナーです 先頭はなんと!カブガンズ!もう負けられないオーナーの兄……信也 (しんや)懸命にムチが入る!一発!二発!後200!後続を完全に引き離したカブガンズ!これが無きオーナーに贈る銃声と共に鳴り響く最初で最後の小さき猛獣の砲口!カブガンズ! 最低人気でありながら奇跡を起こしました まさにオグリキャップを彷彿とさせるレースでした 中野さん いかがでしたか?

 

中野 そうですね 見事なラストランでしたね きっと天国に旅立った……オーナーもこのラストランを見届けていることでしょう…(T-T)

 

すばらしいレースでした 2着には3番 3着には10番と言う高配当でした……信也騎手が涙を流しながら観客たちの前に来て、頭を下げていきました

 

レポ カブガンズで見事 チャレンジCを勝利した……信也騎手です 今回はJRAに大きな貢献をしてくれた……オーナーの追悼レースでしたが騎乗する前のカブガンズの状態はどうでしたか?

 

信也 そうですね 非常に大人しくて最初は心配したんですがカブガンズ自身弟…亡きオーナーの追悼でありラストランであると分かっていたのか 最終コーナーで最初で最後の本気を出してくれたなと思います

 

レポ あんなすごい走りを見せられての引退ですが…どう思いますか?

 

信也 正直…カブガンズは数少ないオグリキャップ産駒なのでG1に勝ててませんし種牡馬には出来ないのでこれで引退は残念ですしあの走りをもうちょっと早く見せてくれればG1奪取もあり得たんじゃないかなって思います それにオーナーと話してこのレースで勝利しようが負けようが引退は確実にすると話したので後は余生を充実よく過ごしてくれればいいなと思います

 

レポ ありがとうございます 次のレースも頑張ってください ……信也騎手でした

 

信也 ありがとうございました

 

神様 それじゃあ次に行くとするか…

 

(場面が変わる)

 

(中山競馬場)

 

 さぁ!いよいよ始まります!今年最後の総決算![有馬記念] 一番人気は今日が引退レース!そしてここまで無敗!リッキーボールド!二番人気は3歳王者!10番!三番人気は凱旋門賞で破れてしまった7番! 豪華な競走馬たちが揃っていますが…中野さんどうでしょう?

 

中野 そうですね…ここはリッキーボールドで行きたいんですよね…ただ逆転も考えて10番も起きたいってのが本音ですね…

 

 やはりリッキーボールドを本命にして対抗逆転もありで10番ですか…三番手は?

 

中野 そうですね やはり7番と5番でしょうかね…

 

 理由をお聞きしても?

 

中野 やはりリッキーボールドがこの中では圧倒的に強いでしょうね無敗三冠馬ですし…G1勝利18勝…もう…これを本命にしないでいつするんだって話ですね…まぁ10番の逆転もありと考えているのはですね…今年の競争成績を見るとですね…

 

4.1 阪神 大阪杯 G1 2000 逃切る

6.1 東京 安田記念 G1 1600 先押進

6.4 阪神 宝塚記念 G1 2200 先押進

10.1 中山 スプリンターズS G1 1200 先押進

10.5 東京 天皇賞(秋)G1 2000 逃切る

11.3 京都 マイルCS G1 1600 逃切る

11.4 東京 ジャパンC G1 2400 逃切る(同着)

12.4 中山 有馬記念

 

中野 普通の馬ですと足が壊れるローテーションを組んでましてね…さすがにリッキーボールドでも疲れは出ると思いますから…となると10番が勝つってことも考えられるんですよね…まぁパドックを見た感じ疲れもないように見えますし…10番とリッキーボールドどっちが強いのかでしょうかね

 

 わかりました…さぁファンファーレです

 

♪♪♪

 

 16番がゲートに収まって…グランプリ有馬記念…今…スタートしました! 先頭に出たのは2番!それに続くように3番…8番6番と続きます 2番人気である10番は五番手リッキーボールドは中断につけています 

 

(最終コーナー)

 

さぁ!先頭は10番!5番と7番も並んできているが大外から一気にリッキーボールド!三頭をかわした!リッキーボールド!リッキーボールド!この馬に敗北と言う文字はない! 

 

リッキーボールド…

 

リッキーボールド……

 

 

リッキーボールド!!!

 

 

 

皇帝ルドルフ!アーモンドアイの壁さえもすでに通り越しG1 19勝目!

 

ダイオウ へぇ~あの馬がねぇ~こんな強くなるなんて…

 

神 ちなみにネタバレだが君が菊花賞に勝った後に会う事になるぞ

 

ダイオウ 本当にネタバレだな… 

 

リッキー(馬)ヒヒーン!

 

神 今のあやつにはお主は見えとる カブガンズにはやれんかったが今までの褒美として頭を撫でてきたらどうだ? 死ぬ前はやってたのであろう

 

ダイオウ ! なんでそれを…

 

神 あの馬の願いじゃ…ちなみにこのレースから既に何十年とたっておる 種馬として人生を歩んだが…寿命がきてワシの所に来てのその時に願ったのが引退した有馬記念で亡きオーナーに最後の撫でをしてほしいそれが願いじゃ…やって来てくれんかの?

 

ダイオウ …わかった

 

(ダイオウがリッキーボールドに近づき頭を撫でる)

 

ダイオウ リッキー…よく頑張ったな…

 

リッキー(馬)ブルル

 

神 おっと…ワシはこれで失礼させてもらう そろそろ朝じゃ お主ももうじき目覚めるぞ

 

(神様が消える)

 

??? クロ…起きてくれないか?

 

ダイオウ う~ん…

 

(ダイオウが寝ている)

 

ルドルフ そろそろ起きてくれないかい?ダイオウ…

 

(目を開けるとそこにはルドルフが居る)

 

ダイオウ …ルナ?…ルドルフ!どうしてここに!

 

ルドルフ !…いやすまない…君に用事があってな…この時間なら起きてると思って来て見たら鍵が開いていたから入ってしまった…

 

ダイオウ (あの神野郎 鍵閉めとけって言ったのに!ルナに寝顔見られたじゃねぇか!次会ったら蹴っ飛ばす!)

 

ルドルフ タイミングが悪かったな…すまない…

 

ダイオウ いやいい…鍵をし忘れた俺のせいだ……所でルドルフ…

 

ルドルフ …な…何かな?

 

ダイオウ なんか体調悪いのか?顔が赤い気がするが…

 

ルドルフ なっ…何でもない!気にしないでくれ!

 

ダイオウ (その顔は…からかいのある…ゲホンゲホン…)そ…そうか…で?用事って?

 

ルドルフ あ…あぁ…菊花賞に無事出走することになったと報告に来た。

 

ダイオウ そうか…それは何より

 

ルドルフ まぁ君ならそういう反応だと思っていたよ…確かに伝えた…これで失礼するよ…

 

ダイオウ あぁ…ちなみにルドルフ…

 

ルドルフ なんだい?

 

ダイオウ それってわざわざ朝イチで報告することかい?たづなさんとかにお願いしてってことも出来たのに…わざわざ俺が寝てる間に忍び込んで報告することに意味があるかと…

 

ルドルフ 待て!忍び込んではいないぞ!だいたい君が…

 

ダイオウ きゃ~カイチョーに教われる~

 

ルドルフ 待て!襲うのは私ではなく君だろ!ん!

 

ダイオウ えっ?

 

ルドルフ いや……その……なんだ…菊花賞の件確かに伝えた!これで失礼する!

 

(ルドルフが部屋を出ていく)

 

ダイオウ …少しからかいすぎたかな…(笑)

 

(生徒会室)

 

ルドルフ …全く…君のからかいは心臓に悪い

 

(ルドルフが頭を触る)

 

ルドルフ 全く…寝てしまうと頭を撫でる癖は治っていないな…それに…あの時…フフッ…

 

(ダイオウがくしゃみをする)

 

ダイオウ 誰か噂してる…まさかな…

 

(テイオーが部屋に入ってくる)

 

テイオー ねぇねぇダイオウ!

 

ダイオウ なんだ?テイオーかどうした?

 

テイオー トレーナーからさっき聞いたんだけど菊花賞に出るんだって?

 

ダイオウ あぁ~そうなったな…

 

テイオー なんか…軽すぎない?

 

ダイオウ そうか?いつもこんなもんだぞ?

 

テイオー あれ?なんで知ってるの?僕がトレーナーから朝イチで聞いたのに?

 

ダイオウ ん?あ~ルドルフが朝イチで報告しに来たから知ってる…

 

テイオー …えっ?カイチョーが?何で?!

 

ダイオウ さぁ?俺が寝てる間に忍び込んでまで教えたかったんだろう?…

 

テイオー えっ!忍び込んだ!ちょっとそれどう言うこと!

 

ダイオウ さて眠気覚ましにブラックコーヒーでも飲みに行きますかね…

 

テイオー ちょっと!無視しないでよ!

 

ダイオウ……はぁ……早く教室戻らないと授業始まるぞ?

 

テイオー そんなことより!カイチョーが夜中に男の部屋に行くなんて許せないもん!

 

ダイオウ はぁ……夜中じゃなくて今朝早朝な…

 

テイオー 同じじゃん!

 

ダイオウ……お前もしかしてルドルフのこと好きなのか?

 

テイオー えっ?好き?そりゃ好きだよ?だってカッコいいじゃない!憧れの存在だよ?

 

ダイオウ あっそ…(ルナのからかいが足りなかったからテイオーでやったけどダメだなこりゃ…)…なら問題ないんじゃないか?

 

テイオーあるよ!カイチョーが朝来て…ってもう居ないし!待ってよ~!

 

(昼休み)

 

ルドルフ……はぁ

 

エアグルーヴ 会長?どうかしましたか?

 

ルドルフ いや……なんでもないよ……

エアグルーヴ そうですか……そういえば最近ウマ男の…ダイオウでしたか?そのウマ男とは仲が良いと聞きましたが本当ですか?

 

ルドルフ あぁ……彼は昔からの幼馴染みでね…私の理想でもおり憧れだからね…なかなか素直ではないが…

 

エアグルーヴ そうでしたか…そう言えば昔彼がシンボリ家のお嬢様を泣かせたと聞いたのですが……

 

ルドルフ…正確には違うがね…そうだね……まぁ…色々語弊があったのだが…私がもう少ししっかりしてればあんなことにはならなかったのだろうが……

 

(回想)

ダイオウ ほらルナ…はやく来ないとおいてくぞ?

 

ルナ……まってよ~

 

ダイオウ …仕方ないな……

 

(ダイオウがルドルフの手を握る)

 

ルナ うわぁ!クロちゃんいきなり握ったらびっくりするよ……

 

ダイオウ ん?あぁごめん……つい昔の癖で……

 

ルナ もう!…

 

(ププー)

 

(道路の真ん中に子供が居りトラックが来ている)

 

ダイオウ !ルナ!ここで待ってろ!

 

ルナ えっ?

(ダイオウが腰を低くし高速で走り出す)

 

(子供とトラックが接触するかしないかの所でダイオウが子供を抱き抱えて歩道に行く)

 

ダイオウ 君…大丈夫か?…

 

子供 ……

 

ルナ クロちゃん!

 

(ルナがダイオウに近づく)

 

ルナ ! クロちゃん!肩!

 

(ダイオウの右肩から血が出ている)

 

ダイオウ 子供をかばって走ったら擦れてたわ…イッテ…

 

男 救急車だ!救急車を!

 

[回想終わり]

 

ルドルフ……そんなことがあったのだよ…

 

エアグルーヴ それはまた随分と無茶をしたのですね……

 

ルドルフ……あの時は本当にビックリしたよ……まさかあんなところに子供が居るなんて思わなかったからな…

 

エアグルーヴ それでその怪我は治らなかったんですか?

 

ルドルフ いや……その時に病院に運ばれて精密検査したら皮膚が削れただけでほとんど以上はなかったみたいだ1週間程入院して完治したみたいだったな……

 

エアグルーヴ……普通では有り得ないスピードで走ったと母から聞きましたが…本当ですか?…

 

ルドルフ……あぁ……事実だ……私も信じられなかったがな……それに…あの時…彼のほんの一部の本気を見れた気がするよ…フフッ…本の一部の本気を見れた気がする…今度ダイオウに聞かせてみるか…フフッ……

 

エアグルーヴ ……

 

《エアグルーヴの調子が下がった⤵》

 

(放課後)

 

沖 よ~し今日はダイオウ!2、3日トレーニング休んでたんだから今日はしっかりやってもらうぞ!

 

ダイオウ もちろん…じゃないと体力が落ちちまうからな…

 

沖 テイオーは今日は休んでいいぞ!

 

テイオー なんで?

 

(沖がテイオーに小さい声で話す)

 

沖 (ちょうどダイオウが真面目にトレーニングするんだ…見る価値はあるぞ…)

 

テイオー(確かに…)わかった!

 

ダイオウ (何が見る価値はあるだ…テイオーの今日のトレーニング考えるの忘れただけだろ…)はぁ…

 

沖 さぁダイオウ 坂路30回だ!

 

ダイオウ えっ?それだけ?

 

沖 えっ?それだけってお前…ミホノブルボンでも20回ぐらいでへばるぞ…

 

ダイオウ (どうする?男子校に居たときに日光から山の中走って坂路だけじゃ物足りないんだが…まぁいいか たまにはこう言うのに合わせるのも言いかもしれないし)わかった

 

沖 そうか……なら早速行くか!

 

ダイオウ おう!

 

《ダイオウが走る》

 

ダイオウ 終わったな?俺はまだ走れるが…まだ走るか?

 

沖  …お前…本当に何ともないのか?

 

ダイオウ あぁ…まだ行けるぞ

 

沖 いや…ここまでにしよう…今日は解散!明日改めてお前のメニューを作り直す また明日な

 

(沖が急いで去っていく)

 

ダイオウ わかった…(ってバクシン的な速さで去っていったな…まぁ俺の体力が予想以上にあったからな…俺もまさか30回坂路でバテないとは思わなかった…)

 

テイオー ねぇダイオウ…

 

ダイオウ ん?なんだ?テイオー

 

テイオー 本当に足…何ともないの?

 

ダイオウ あぁなんともないな…

 

テイオー そ…そうなんだ…

 

ダイオウ ?それにしても久しぶりに走ったら熱くなったな…上着脱ご…

 

(ダイオウが上着を脱ぐ)

 

(脱ぐと右側が長袖で左側が半袖と言ったバランスが崩れているスパッツを着ている)

 

テイオー ねぇ?どうして右と左でこんなに違うの?

 

ダイオウ ん?あ~これか…昔な…色々会って子供を助けるときに右肩に大きな傷が出来てな…消すことも出来たんだけど俺は消さない事にしたんだ…

 

テイオー どうして?消した方がいいんじゃないの?

 

ダイオウ …そう言われると昔の俺はどうしてそう選んだんだろうな…まぁ昔の俺は勲章が欲しかったのかもな…ハハ…

 

テイオー フーン…

 

ダイオウ さて…もうトレーニング終わったし俺は部屋に帰るぞ~また明日なテイオー

 

テイオー う…うん!また明日ね




珍しく長く書きましたね私…ちなみに余談でものすごくはしょたのでわからないと思いますが有馬記念は2021年のエフフォーリアが有馬記念を勝ったレースを参考にしました。(絶対にわからん!)と思いましたがまぁ…リハビリがてらなので許してクレメンス…ちなみに私は21年有馬記念と22年フェブラリーを当てて以来連戦連敗です…印は全部合ってるのもあるんだけどね…まぁ当たらないのが競馬の醍醐味ですが…次の宝塚記念は当てたいですね と言うことで今回はここまでにしたいなと思います。サクッとすませたかったですがしばらくお休みしてると前書きも後書きも長く書いてしまいますね と言うことで次のお話をお楽しみに(^-^)

21年6月22日 タイトルの一部分が抜けていたので修正しました


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最後の黒い一冠

皆様 クロスです
今回は短いですがたまには良いだろうと言うことで…
ちなみに前回のリッキーボールドとカブガンズはオリジナルでウイニングポスト9 2021をプレイして産まれた自己生産馬です


(京都競馬場)

 

ここ京都競馬場で最後の一冠をかけてウマ娘やウマ男たちが走ります 菊花賞!一番人気はこのウマ男 ダイオウ!本部からの特別出場です

 

(待ち合い室)

 

ダイオウ すぅ~ふぅ~この感覚も久しぶりだな…

 

コンコン

 

(扉をノックされる)

 

ダイオウ どうぞ…

 

(扉が開く)

 

(シンボリグランと車イスに乗った洋子が入ってくる)

 

ダイオウ 洋子ちゃん 来てくれたんだ

 

洋子 うん!ダイオウさん 頑張ってね

 

ダイオウ ありがとう 頑張るね

 

(ダイオウがシンボリグランの方を見る)

 

(扉が開く)

 

沖 ダイオウ入るぞ ん?久しぶりだなグラン

 

グラン …なんであんたが居るんだか…と思ったらあっちの学園に行ってたんだっけか…

 

ダイオウ なんだ?二人知り合い?

 

沖   知らない

グラン 知らねぇ

 

ダイオウ 今明らかに!知り合いのような言い方だったぞ!嘘つけ!

 

洋子 アッハハ!

 

グラン そうだ 俺は少しダイオウと話があるからトレーナー悪いが先に洋子ちゃんを連れて観客席に行ってくれ アモローと洋子ちゃんのおじさんが居るから

 

沖 ちょっ!

 

グラン 頼んだぞ~

 

(グランが沖に洋子ちゃんを任して外に出す)

 

ダイオウ なんだよ?グラン…話って?

 

グラン 勝てるのか?

 

ダイオウ ……フッ!そんなこと聞いて…愚問だと思うんだが?

 

グラン 俺も貴様の実力を信用してない訳じゃない 貴様が勝ってくれれれば洋子ちゃんの病気の回復にも繋がると思ったし、マスターが許可を出したから今回のレースの観戦を俺が同伴と言うことで来たんだ…

 

ダイオウ わかってるさ…だから…このレースは…圧倒的な強さを見せつけるレースを見せつけるつもりさ

 

グラン そうか…それにあっちの方でもお前に期待してる人が居るんだから裏切るなよ…

 

ダイオウ それはどういう?

 

グラン 兄弟は大切にしろってことさ…それ以上は俺の口から言えん…観客席で見てるぞ…

 

(グランが出ていく)

 

ダイオウ …兄弟…か…

 

(観客席特別室)

 

(特別室に黒須が居る)

 

クロス 遅くなりました…

 

黒須 おぉクロスか…待ってたぞ…

 

クロス 生徒会の仕事が手間取りまして…

 

黒須 仕方がないことさ…最後の一冠…ダイオウはとれるかの?

 

クロス あいつなら取れますよ

 

黒須 そらそろ…ワシにも話してくれんかの? ダイオウがなぜ突然レースに出なくなり転校してからレースに出ることになったのか?

 

クロス このレースが終わったらにしましょう

 

黒須 それもそうだな…

 

(ゲート)

 

さぁゲートに収まりましてスタートしました!

なっ!なんと!ダイオウが逃げの策をとりました これは大逃げです!! 五馬身!六馬身とさらに差が開いていく!既にかかっているのか?! 大きく離れた後続には3番・5番・4番と最後方までざっと25馬身!縦長です 先頭のダイオウは既に第四コーナーをカーブ最初のホームストレッチにかかっています!これは中野さんどうでしょうか?

 

中野 かかっているのかもしれませんね…どこかで息を入れるタイミングがあればいいんですが…

 

沖 ……

 

グラン どうやら逃げの策は出してなかったぽいな

 

沖 当たり前だ…3000㍍の距離を逃げるなんて体力が持たない…

 

グラン そうかな?

 

沖 えっ?

 

グラン あいつの体力を信じてやれ…元トレーナーだろ

 

沖 元じゃない 現だ…

 

グラン すまん すまん 現トレーナー…だろ?

 

沖 そうだな 信用してない訳じゃない…だけど…

 

グラン 分かってる…心配なんだろ…

 

さぁ!既に超ハイペース!先頭のダイオウは第1コーナーから第2コーナーを回ります後ろは3番・5番・4番と変わっていませんが先頭とは既に10馬身の差があります。早めに仕掛けないととらえることは難しい!

 

ダイオウ ふぅ~(そうだ…これが…これが本気のレースだ!)

 

(ダイオウの足がもたつく)

 

ダイオウ (やべ!)

 

おっと!ダイオウ!失速!大逃げを行った代償でしょうか?故障でしょうか?観客席から悲鳴が上がっております!

 

ウマ娘・男 (今だ!)

 

後続がダイオウの失速を見て全員が一斉に仕掛けに入った!まだ第3コーナーに入るところゴールまで半分もあるが体力は持つのか!ダイオウとの距離はざっと5馬身まで一気に縮んだ!

 

ダイオウ !

 

おおっと!ダイオウ 失速しましたが体勢を建て直しました!先頭は譲らない!ダイオウ以前として先頭!もうすぐ最後の直線だ!先頭は以前ダイオウ!ダイオウスピードは落ちない

 

ウマ娘(なんで!)

 

ウマ男(追い付けない!)

 

洋子 わぁ!

 

店長 洋子…よく見るんだぞ…あれがダイオウ君の本気の走りだ

 

洋子 うん!

 

200㍍を切りました!先頭はダイオウ!既に9馬身!10馬身と離していく!これはセーフリーリード!京都競馬場に…この京都競馬場に黒い大輪の花が咲き誇った!

 

三冠達成!

 

 

アモロー やはりダイオウ君なら余裕だったか!

 

グラン アモロー…

 

アモロー なんだね?グラン君!

 

グラン 居たのか?

 

アモロー あぁ!さっきから居たじゃないか!

 

グラン あぁ~たく…お前には煽りが効かないんだよな…なぜだ…ダイオウとかなら面白い反応するのに…

 

アモロー ん?どう言うことだ?

 

グラン まぁいい 忘れろ…

 

洋子 すごーい!

 

店長 そうだな…

 

タイムが出ました…なんと!タイムは3.00.0ちょうどです!レコードを叩き出しました!

 

グラン こりゃ…とんでもない勝ち方をしてくれたな あいつは…

 

アモロー さすがダイオウ君だ!ハハハ!

 

(記者会見)

 

ダイオウさん スタート後大逃げをとりましたがこれはトレーナーと話をして決めたのですか?

 

ダイオウ いえ…私が勝手にレース前に決めたことです

 

なぜ?そのようなことを?

 

ダイオウ はい 私の走りを見て元気になってほしい子が居ます その子のためにあのような走りをしました

 

女の子 あ…あの!

 

ダイオウ ん?

 

(茶色い髪の毛の女の子が居る)

 

ダイオウ (どうやって忍び込んだのやら)

 

女の子 あ…あ…

 

ダイオウ どうしたんだい?

 

女の子 わ…私…リッ…

 

ダイオウ (苦笑い)だ…大丈夫…ゆっくりでいいからね

 

リッキー わ…私リッキーボールドって言います!

 

ダイオウ !(リッキーボールドってって神様が夢の中で菊花賞勝ったら出てくるような事行ってたな…まさか…こんなに早く会う事になるとは思わなかったけど…)そうか…リッキーボールドって言うのか…いい名前だね…

 

リッキー 私…ダイオウさんみたいな強いウマ娘になります!

 

ダイオウ そうか…期待してるよ(いや~俺よりもすごい成績だからね…君…引退するまで無敗だし…)

 




と言うことでダイオウ 三冠ウマ男となりました!
本来は菊花賞出れないですがそこはまぁ黒須家の権力の力と言うことで許してください
ちなみにリッキーボールドがウマ娘として出てきましたがここ以降出てこないと思います…申し訳無いリッキーボールド…まぁ恐らくなのでまた出すかも?
と言うことでまたしばらくカキカキするのでしばらく更新が止まりますがよろしくお願いします

21年6月22日に感想をいただきレースをより具体的に書き修正などしましたがいかがでしょうか?


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菊花賞のその後

皆様お久しぶり クロスです。ということで何とか体調と悪くなったり良くなったりの繰り返しで大変なところですがなんとか書いてみました…楽しんでくれればありがたいです

P.S 宝塚記念は見事に外れました…ディープボンド…君はいつGⅠを勝ってくれるんだい?Ww


リッキー はい!

 

ダイオウ じゃあまたね……

 

アモロー どうしたんだ?

 

グラン ダイオウめ…

 

アモロー 何か用なのか?

 

グラン いや…お前も早くトレーナーを見つけてレースに出ないとな…

 

アモロー その通りだな!ハハハ!早くダイオウ君とグラン君とレースで競いあいたいものだ!

 

グラン 相変わらず声がでかいな…

 

(グランが去っていく)

 

アモロー どこに行くのだ?

 

グラン 洋子ちゃんの所だ…

 

(休憩室)

 

(沖がダイオウに近づいてくる)

 

沖 ダイオウ…おめでとう

 

ダイオウ 沖か……ありがとう…まぁ…悪かったな…お前には逃げの話をしなくて…

 

沖 別にいいさ…それが洋子ちゃんって子のためってことならな

ダイオウ……悪いな…

 

沖 どうした? お前らしくない?

 

ダイオウ 三冠事態が夢を見てるみたいな感じでな…元々レースに出ることは許されていないんだからな…

 

沖 その理由を俺にそろそろ教えてほしいんだがな…

 

ダイオウ …いずれ話すよ…

 

沖 いずれって…お前のいずれは当てにならないからな…

 

ダイオウ  フフ…さぁな……

 

沖…ハァ…そうか……

 

ダイオウ それにしてもさすがに久しぶりに3000㍍はきつかったな…

 

沖 そうか…なら!今日は俺の奢りだ!食いに行くぞ!

 

ダイオウ おっ!いいね!もちろん全員分な…

 

沖……マジかよ……

 

ダイオウ 当たり前だろ?

 

沖 ハァ…足りるかな…

 

ダイオウ まずそこか…

 

沖 まぁな……

 

(洋子ちゃんや店長が部屋に入ってくる)

 

店長 ダイオウ君 三冠おめでとう!

 

洋子 ダイオウさんおめでとう!

 

ダイオウ マスター…洋子ちゃん!ありがとう!洋子ちゃん…俺の走りは凄かったろ?

 

洋子 うん!あんなに逃げて勝ったの始めて見た!カッコよかったよ!

 

ダイオウ そうか……洋子ちゃんが喜んでくれたなら俺は嬉しいよ……

 

(グランが部屋に入ってくる)

 

グラン さて…洋子ちゃんそろそろ病院に戻ろうか…

洋子 うん!バイバイ ダイオウさん!

 

ダイオウ またお見舞いに行くね またね

 

(グランと洋子が部屋を出ていく) 

 

店長 ありがとう ダイオウ君…洋子のために…

 

ダイオウ マスター…お礼はやめてください 俺は洋子ちゃんのために走っただけですから…それに洋子ちゃんが良くなったらマスターの店でお疲れさま会開くので覚悟してくださいね

 

店長 フッ…わかった…仕入れておこう

 

ダイオウ コーヒー牛乳とマスター特性パンも用意しておいてくださいね

 

店長 もちろんだ…

 

(店長が部屋を出ていく)

 

ダイオウ さて…帰るとしますかね

 

沖 そうだな…

 

ダイオウ あれ?そう言えば

 

沖 なんだ?

 

ダイオウ テイオーはどうしたんだ?来るような事を言ってたが

 

沖 あ~ルドルフ会長と見に行くと言ってたぞ

 

ダイオウ ルナ…ゴホン!ルドルフと?

 

沖 (ルナ?)あ…あぁ…

 

ダイオウ そ…そうか…

 

沖 ?

 

(数日後)

 

(トレセン学園 ダイオウの部屋)

 

ダイオウ ハァ…

 

テイオー どうしたの?溜め息なんかついて?

 

ダイオウ テイオー…俺の部屋はウマ娘の休憩所や憩いの場じゃないんだが…

 

テイオー マックイーンは用事で居ないんだもん…

 

ダイオウ 相部屋のマヤノトップガンが居るだろ?

 

テイオー マヤノは友達と街に遊びに行ってるもん

 

ダイオウ …ハァ…(ダメだな…テイオーやルナにはなぜが本気で怒れない…何でだろう…って思ったらダイオウの血統ってルドルフの子でテイオーの兄設定だったっけ…すっかり忘れてた…ちなみに異論は認めん)

 

テイオー ねぇ!聞いてるの?

 

ダイオウ ん?あぁ~悪い考え事してた

 

テイオー もう

 

ダイオウ 悪い悪い…

 

テイオー そう言えばダイオウが菊花賞勝ったのに次の日の新聞には乗ってなかったね…

 

ダイオウ …そこは余りわからなくていいんだよ

 

テイオー 良くないよ!ダイオウがカイチョーと同じ三冠取ったのにまるでそれがなかったみたいに扱って…

 

ダイオウ テイオー気持ちは嬉しいが…今はそれでいいんだ…

 

テイオー どうして!?

 

ダイオウ まぁいつか話す…

 

(回想)

 

(菊花賞一日後)

 

(電話がなる)

 

ダイオウ 誰だよ…こんな朝早くに…

 

(ダイオウが電話に出る)

 

ダイオウ もしもし…

 

黒須 ダイオウか?私だ

 

ダイオウ おじいさま…お久しぶりです

 

黒須 うむ…すまないが次の仕事があって要件だけを言うぞ

ダイオウ はい…

 

黒須 菊花賞勝利おめでとう…そしてよく頑張った…

 

ダイオウ ありがとうございます

 

黒須 それとこれが本題だ…

 

ダイオウ はい(親父の事か?)

 

黒須 今日の新聞はなんの変哲もない新聞だ…ダイオウの三冠の話はインターネットにもどこにも乗っていない…それは了承しておいてくれ

 

ダイオウ わかりましたが…それはなぜ?

 

黒須 ダイオウが一番わかっているはずだが?

 

ダイオウ ……

 

黒須 まぁダイオウが何も言わないのであれば私は影から応援する…だが孫が困ったことがあったらどんなことでも助けるそれだけは私もクロスも想いは同じだ…それだけは勘違いしないでくれ

 

ダイオウ もちろんです…おじいさまにもアニキにも感謝しています

 

黒須 そうか…まぁ理由はわかっているだろうから説明はいらないな…

 

駒形 (会長…そろそろ…)

 

黒須 うむ わかった…それじゃダイオウ次のジャパンCも頑張ってくれ

 

ダイオウ はい…ありがとうございますお手を取らせてしまいすみません

 

黒須 孫が爺に手を困らせるのは問題ないことだ…気にするな…それじゃ…

 

(ダイオウが電話を切る)

 

(回想終了)

 

テイオー どうしたの?さっきからぼっーとして

 

ダイオウ いや…考え事さ…

 

テイオーふ~ん……あっ!そうだ!ねぇ!今度カイチョーとハチミー飲みに行くんだけどダイオウも一緒に行こうよ!

 

ダイオウ…いや〜俺ハチミーそこまで…

 

テイオー ダメなの…(ウルウル)

 

ダイオウ ……(ぐっ…なんて破壊力…)わ…わかった…行ってみるか…気晴らしに

 

テイオー ヤッター!決まりだね ニシシ

 

ダイオウ (テイオーにハメられた気がする…)

 

ルドルフ 失礼するよ…

 

テイオー あっ!カイチョー!

 

ダイオウ だからここは憩いの場じゃないんだっての…

 

ルドルフ ?

 

ダイオウ それで?何しにここに?

 

ルドルフ ダイオウの次のレースが決まったから伝えに来たんだ

 

ダイオウ 有馬記念か?それとも?

 

ルドルフ ジャパンCだ

 

ダイオウ ほうほう…(あれ?そう言えばおじいさまと電話で話してる時にそんなこと言ってたような…言ってなかったような…気にしてなかったからな…まぁどうでもいいけど…)

 

ルドルフ フフッ

 

ダイオウ なんだよ…人の顔見て笑って…

 

ルドルフ いやすまない…部屋に入る前にダイオウとテイオーのやり取りを見ていたらつい…

 

ダイオウ 見てたのかよ…って昔のルドルフも俺が旅行行かないって言って駄々をコネたときはあんな感じだったぞ…

 

ルドルフ そうだったか?

 

ダイオウ そうだったよ…それで俺が行く事になったら明るい顔して〜ルナ幸せ〜って言ってたろ…

 

ルドルフ 待て…いささか私の記憶と違うところがあると思うのだが…

 

ダイオウ どういうところが?

 

ルドルフ ル…し…幸せなどといった覚えはない

 

ダイオウ ん?…あ〜そうか…なるほど…へぇ〜(ニコニコ)

 

ルドルフ な…なんだい?

 

ダイオウ いや…すまない…一つ俺も勘違いしていた…

 

ルドルフ そうだ…

 

ダイオウ ルドルフが眠っているときに寝言で言ってたんだった…そうだったよな…ルド…

 

(ルドルフがいつの間にか部屋から出ていっている)

 

テイオー あれ?カイチョー!居ない!

 

ダイオウ ちっ!逃げたか…(寝言で言ってたのは覚えてたのかよ…今の今まで覚えてるってどんな夢だったんだよ…)

 

(生徒会室)

 

エアグルーヴ ……か…会長…

 

(ルドルフの頭から煙が出ている)

 

ルドルフ ど…どうした…エアグルーヴ…

 

エアグルーヴ だ…大丈夫ですか?顔も赤いですし…お休みになったほうが…

 

ルドルフ いや…大丈夫だ…(クロにあの時の寝言聞かれていた…)

 

(夢の内容を思い出す)

 

ダイオウ ルナ…

 

ルドルフ どうした?クロ

 

ダイオウ ルナ…

 

(ダイオウが膝を付き指輪を出す)

 

ダイオウ 俺と結婚してくれないか?

 

ルドルフ !こんな私とでいいのか?

 

ダイオウ 何言ってる ルナだからいいんだよ

 

ルドルフ …喜んで…

 

「カーンカーン」

 

ルドルフ ルナ…幸せ…

 

(夢終了)

 

ボン!

 

ルドルフ あ…

 

(ルドルフが倒れる)

 

エアグルーヴ か!会長!

 

(生徒会室の扉が開く)

 

たづな クロス会長をお連れしましたよ…

 

(たづなが現状を見る)

 

たづな 大丈夫ですか!?医務室の先生呼んできますね!

 

(たづなが部屋を出ていく)

 

クロス …あれ?私は?




ということでいかがでったでしょうか?
えっ?ルドルフとダイオウがアマアマしすぎだって?…
気にするな!
楽しんでくれたようで何よりです(誰もそんなことは言っていない)次回も楽しみにしていただければありがたいです それでは


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