RAINY CROWN (KAMENRIDER)
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ありふれる転生

何事も挑戦していこうかなーって感じで書き始めた。


俺はいつの間にか、謎の白い空間に居た。

 

(え?何処ココ?)

 

白い空間に戸惑いつつも、状況整理する。

 

(えーっと、俺の名は法雨(みのり)天之助。俺は普通に街中を歩いてて...そっから先は覚えてねぇな...。)

 

そんな事を考えていると、1人の老人が奥から現れた。するといきなり、

 

「済まなかった。」

 

急に謝ってきた。え?ドユコト?

 

話を聞くとこの人はここの神様らしく、人の人生記録の管理してるのと、人が死んだ際に転生するかしないかの案内役を任されているらしい。

 

神「いやはや本当に済まない。本来なら君はもっと長生きするのじゃが、儂が誤って君の人生記録を破いてしもうた...。」

 

成程、やらかしちゃったのか...つまりその場でフッと息途絶えたと...どうりでその先が思い出せんはずだ。おそらく変死体として扱われるだろうな。そしてここは怒る所なのだろうが、性格上、怒れるような人間ではないので、

 

法「構いませんよ。ミスは誰にでも起こりうる事ですし、特にやり残した事も無いですし。」

 

と、神様を宥めた。ん?優男過ぎる?キニスンナ( ´д)/(´д`、)ア、オウ...

 

何分か話していると神様が転生するかどうかの本題に入り、

 

神「...と言う訳で君には転生を勧めたいのじゃがどうだろうか?無理強いはせぬが...」

 

転生ねぇ...こんな話、断るはずがなかろうて。

 

法「良いですよ。俺そういうのに憧れてましたから。と言うよりか、まさかこの人生でホントに転生出来るとは思ってもいませんでしたし。」

 

人生つっても、もう死んじゃったけど(^^;)

 

神「そうか...ならば早速転生の手続きといこう。ちなみに君が転生してもらうのは《僕のヒーローアカデミア》じゃ。」

 

あぁアレかー途中からしか見てないけど大丈夫かな?

 

神「転生してもらう際には転生特典、言わば個性を着けるからのう。」

 

成程、そこもちゃんとあると。ヒロアカとなればどんな個性にしよう。あまり被らないようにはしたいけどどうしよう

 

 

 

 

 

Now Loading.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

法「良し、決めた。」

 

神「ほう、どんな個性にしたのかな?」

 

法「俺の個性

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『雨冠』でお願いします。」

 

神「『雨冠』?」

 

法「はい。雨冠がつく漢字全てを再現する能力です。俺の苗字に《雨》って付いてるんでそれに決めました。」

 

ヒロアカファンならオリジナル個性は作りたくなっちゃう物ですよ。(多分)

 

神「ほぉー中々の強個性になりそうじゃのー。分かった。では早速転生の準備を始めるぞ。」

 

すると俺の足元に魔法陣のようなものが出てきた。

 

神「ではな、どうか良い人生を。」

 

法「はい!行ってきます!」

 

そして俺は魔法陣と共に消えた。

 

神「第二の人生をしっかり謳歌せよ。法雨天之助君」

 




テンプレ 圧倒的テンプレ。書き物大変 けど頑張る。


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第二の人生

頭を捻る(物理)


目が覚める。知らない天井(当たり前)。そしてこの動きにくさ。

 

 

確信した。

 

 

赤子からのスタートだと。

 

周りを見ようとモゾモゾしていると、

 

?「あら?起きちゃったかしら?」

 

女性の声が聞こえてきた。確認したいが、思うように動かせん。

 

?「どーしたのかなー?」

 

女性が俺の顔を伺ってきた。おそらくこの人がこの世界での俺の母親なのだろう。名を美空と言うらしい。

 

というよりか、流石アニメ・漫画の世界、美人だ。後どこがとは言わないがデカい。こんな美人に世話されるのか(´・ω・`)

まぁ、男なら誰しも美女に世話たれたいと思うだろう。

 

?「ただいまー」

 

母「あ、おかえりなさい」

 

どうやらこの世界での俺の父親が帰って来たのだろう。名は勇人と言う。

 

父「ただいまー美空、天之助〜今日も可愛いな〜」

 

ただいまの挨拶と同時に俺の頬をムニムニしてきた。少し強めにしてくる。地味に痛い。

 

母「うふふ、じゃあ私もやる〜」

 

そう言うと母もムニムニしてきた。暫く父と母はずっと俺の頬をムニムニしてた。よく飽きないな(^^;

 

ちなみに父は大手企業のエリートらしくて、収入もかなり良さげだそう。やったね。

 

食事を済ませた後、二人は日常的会話をしていると、母が、

 

母「ねぇ...この子の事...どう思う?」

 

ん?どう思うとは?今度は父が

 

父「可能性は余り期待しない方がいいかもな...。」

 

と言った。可能性?待て?もしかして何かやばい病気にでもかかってんの!?だとしたら最悪じゃん!と恐れながら時は経ち、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5年後

 

病院へ来た。俺は病気の検査か何かと思ったがどうやら個性検査をするために来たようで、

 

(あれ?そっち?てっきり病気の方かと)

 

たちまち検査は開始された。何個かの診断を受け、その結果は

 

 

 

 

 

ちゃんとありました。俺が神様から貰った個性、“雨冠”は無事発現していた。ヨシッと小さくガッツポーズをすると両親が急に立ち上がり、

 

 

父・母「ほ、本当ですか...?」

 

口を揃えて涙ぐんでいた。医者はハイと頷き、数秒顔を見合わせると、

 

 

「...ゃ」

 

 

 

法「や?」

 

 

 

 

 

 

父・母「やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

 

ドえらくバカでかい声を出した。二人を落ち着かせると、暫く顔を赤くしていた。

 

 

病院を後にし、二人に何故あそこまで喜んでいたのか聞いてみると、二人は無個性だったからで、この超人社会の中で8割の人間が個性を持って生まれる時代、自分達は持たずに生まれた。周りに置いているかのように感じてしまったようで、自分達の子供には個性は発現しないものだと思ってたらしい。

 

しかし実際個性は出ているのだからそりゃ驚くだろうし、喜びもするだろう。

 

そんな両親は俺を抱き、凄く嬉し泣いていた。なんかこっちが恥ずかしい(;-∀-) 後母よ、何がとは言わんがすんごい当たっとったよ。

 

 

 

 

家に帰ってこれからの事を考える。勿論雄英を目指す。この個性を最大限引き出すために。そしてヒーローとして生き、多くを助け、ヴィランを倒すと。

 

まぁぶっちゃけそれくらいしかやることがないのだけれども。

 

法「さてと個性もちゃんとある事だし、明日から個性の修行すっかー。」

 

 

 

 

 

 




修行じゃあァァァ


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修行 その1

鍛えるぞ我〜(´・ω・`)


日曜

 

さてと毎週日曜は個性を鍛えるぞい。特ににほかする事も無いからね。

 

 

 

まず手始めに《雲》を作る。これが出来なければ雪も雨も降らせられないからな。そーいえばどうやって出すのだろう?イメージ?

 

 

まぁとりあえずイメージで雲を生成してみる。雲をイメージ...イメージ...

 

ぬぬぬ…_( ´˙-˙ _ )

 

ポンッ

 

 

すると40×40の大きさの雲が出てきた。初めてにしてはいい感じゃないかな。パッと見乗れそうな気もするがどうだろう?恐る恐る雲を押し込もうと試みる...

 

 

 

通り抜けてしまった。体積が足りなかったのだろうか?ならば今度は体積マシマシにイメージしてみる。

 

ぬぬぬぬぬぬ…_( ´˙-˙ _ )

 

ポンッ

 

出た。そして先程よりか2倍大きい感じだ。これならどうだ?

 

 

お?触れる。触れるぞー!¯ᒡ̱¯ و ョシッ!!更に座ってみたりもしたが、何ら問題はなかった。いやー良かった良かった。

 

ならお次はこの上に乗ってみよう。そーっと...お?案外丈夫だな。ならこのまま少しずつ上昇していこう

 

スゥーーーーー.....

 

 

 

 

 

 

 

母side

 

母「ふぅーそろそろお昼だし、ご飯どうしようかしら?うーん、天くんの意見を聞いてみるかな」

 

 

 

母「天くーんご飯どうs...あら?天くん?」

 

何時もなら庭にいるはずなのに周りを見渡しても居ない。

 

母「天くーん?どこ〜?」

 

法「んー?何ー?」

 

声は聞こえる。だが見渡せど、姿は見えない。イタズラだろうかと思った瞬間

 

 

「おーい。上上〜」

 

上? そう言われ見上げると...

 

 

 

 

 

.............え?

 

 

 

 

私は疲れてしまっているのではないかと思っていた。何故なら天くんが宙に浮いているのだもの。だがこれは現実だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

母「ええーーーーーー!?!?!?

 

 

 

母「そそそ天くん!?何やってるの!?」

 

法「雲に乗って浮いてる。」

 

母「いやそれは見たら分かるけど!!危ないから降りてらっしゃい!!」

 

 

 

降りてこいと言われ、降りた。その後凄く心配したと怒られた。因みにこの時どれくらい浮いていたのかというと約6メートル浮いていたらしい。この事を父に話すと、即効気絶してしまったような。次からは心配させないよう気をつけねば。

 

 

 

 

 

 

 

次の日曜

 

さてと雲は出来たから次はどうしようかと考えていると、母が様子を見に来た。

 

母「また個性の練習?」

 

法「うん、早めに慣らしておいて損はないからね。」

 

母「それはそうだけど、先週みたいな事は先に言っておく事!目を離してたら危なっかしいんだから!」

 

法「善処します...」

 

母「まぁ、それはそれとして、今日は何の練習?」

 

法「雲を作れたから雨を降らせられるかどうかかな。」

 

俺はそう言って雲を生成し、雨をイメージした。規模的には小雨くらいでいいだろう。ぬぬぬぬぬ...๛ก(ー̀ωー́ก)

 

 

さぁーーー

 

 

降りました。やっぱ俺の場合はイメージでどうにかなるモンなんだね。

 

 

母「凄いね天くん!イメージだけでここまで出来るなんて!」

 

と母から感心された。確かに個性にも様々な能力があるが、中には条件を満たさないと発動出来ない物もあるからなぁ。イメージだけでどうにかなる俺って恵まれてんのかな?それとも神様のおかげ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神「( >д<)、;'.・ヘックション!! うーん、(ズズッ)誰か噂でもしておるのか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

更に次の日曜

 

俺は今、山にいる。家屋も何も無い、開けた山奥にいる。

 

父「ここなら誰の邪魔もされず、思う存分練習できるもってこいの場所だ!」

 

 

と、父にそう言われた。それはいいが何故こんな場所を用意出来たのが理由を聞いてみると、どうやらこの山は家の私有地で、祖父が昔に買い取っていたと聞いた。マジすか(;・∀・)どんだけ富あんだこの家系…心の中でそうツッコんだ。

 

だが折角用意してくれたのだからお言葉に甘えて存分に使わせていただこう。

 

颯爽と雲を上へ生成し、広げてゆく。今回会得するのは《雷》。戦闘面では最強の部類に入るやつである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴロゴロ...

 

 

 

 

途端に黒雲となり、電流が迸る。そして近くにあった一本だけ孤立した木に目掛けて、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゴォーーーーーーン!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雷鳴が轟いた。

 

木は黒焦げになり、真っ二つに裂け、少し燃えていた。

 

これは成功。次のステップへ移行しよう。

 

次は雷による移動法。どのようにいくか。足に纏わせて移動する?それとも身体全体に纏わせて移動する?

 

 

 

 

 

否。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺自身が《雷》になる事だ。

 

 



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修行 その2

雷になる。神、也。じゃないよ。


俺自身が《雷》になること。

 

何言ってんだこいつ?と、思う方々もいるだろうがなると言ったらなる。さてイメージだ。

と言いたい所だけど、これは相当イメージしにくい。いや、分かるよ?分かるんだけど、もっとこう...具体的なイメージが湧かん。ビリビリ具合が特に。

 

それは考えながらにして、身体を鍛えよう。何かいい案が浮かぶかもしれんし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後...

 

ダメだーー。来ねー。どうしよどうしよ(꒪ཫ꒪; )ヤバイ。考えろ考えろ。

ヽ(゚Д゚)ノ三ヽ( ゚Д゚)ノ

 

等と、ウロウロしてる内に、ガンって腕を木にぶつけてしまった。

 

法「痛って!」

 

あーもー、これ結構地味に痺れるからやなんだよな〜。腕をブンブン振っていると、不思議な事が起こった。

 

 

 

 

 

 

ビリビリビリ...

 

 

 

 

うん?

 

 

 

錯覚だろうか?今腕に小さく電流が出ていたような?

あれ?待てよ?痺れる?

 

 

 

 

あ。( 理解 )

 

 

 

 

 

 

 

 

我が家

 

母「まだ正座してるの?」

 

父「ああ。今会得しようとしてる技で何か掴めそうなんだとか。」

 

母「ふぅーん。でも帰って来てから何時間もあの状態よ。ご飯食べてる時も、あそこから一歩も動かずに...立った時辛くない?」

 

 

ドーモ。絶賛正座中の俺氏。別に怒られてやらされているんじゃないよ。俺の意思でやっているから。てか、忘れていたよ。人間は正座や、主に腕とかを強打した時に痺れる事を。コレで良かったんだな。というかホントにこれでいいのか?コレで失敗したら今までの時間ただただ正座してた人になっちゃうよ。俺。まぁ、いいけど。(イイノカヨ)

んーそろそろいいかな。んじゃ、立つか。ヨッコラショ...

 

父「お?終わったのか?」

 

母「足は大丈夫なの?」

 

法「····················。」

 

父「あれ?天之助?」

 

母「天くん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビリ...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雨「····················きてます。」

 

父・母「え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビリビリビリビリ.....

 

 

 

 

法「いいぞ〜来てるよ〜来てる来てる〜。」

 

父「な、何だ!? 天之助の足に...電流が...!?」

 

母「そ、天くん!?」

 

法「あーダイジョブダイジョブ。問題ナッシング。」

 

そう言ってゆっくりと庭先に出る。

 

父「何で庭に?」

 

法「割と危険だからかな。」

 

母「え!?大丈夫なの!?」

 

法「大丈夫だって。でも二人は離れといてね。痺れちゃうかもしれないから。」

 

母「あ、うん...。」

 

 

そう言って俺は庭の片隅にある草の生えていない少し硬めの土場に立った。だって草燃えちゃったらやだし。後が大変そうだし。そうして右足を上げ、少し強めに踏むと次の瞬間。

 

 

 

 

 

 

 

バリバリィ!!

 

 

 

 

 

 

電流が広範囲に散った。

 

 

父・母「!?」

 

法「ふぃ〜〜。」

 

父「す、凄い...。」

 

母「まさか電気まで使えちゃうなんて...。」

 

父と母からは評価のある言葉を受けた。だが...

 

 

 

 

 

 

 

 

法「うーん、なーんか違うんだよなぁー。」

 

等の本人は納得していなかった。

 

父「え!? 何でだ!? 凄い事じゃないか!?」

 

母「そーよ!普通正座だけで電気出せないよ!」

 

法「いやぁそーなんだけど、俺が思ってたのと違うんだよねー。俺が目指してんのは雷そのものになることだから。」

 

母「え?雷そのもの?」

 

法「そー。これがまた難しくって。ほら、正座し続けると足が痺れてくるじゃん?それがヒントになると思ってずーっと正座してたんだけど結果的にはイマイチになっちゃった。」

 

父「いやいやいやいや!さらっと言ったけど雷そのものになるって!相当なことだろ!」

 

法「うーん、どうしたらなれるんだろー?」

 

上を向きながらそう考えていると、

 

 

 

 

 

 

 

 

キラッ

 

 

 

 

なんか光った。 流れ星か?だとしたら願い事でも...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズォーーーー

 

 

 

 

 

 

 

...ちょっと待て?こっちに落ちてきてない?

 

 

 

 

 

 

 

 

ズオーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

法「!? 二人共離れて!!」

 

父・母「え!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズドォーーン!!

 

 

 

 

 

 

 

 

母「きゃっ!?」

 

父「今度は何だ!?」

 

 

 

 

 

 

法(轟音とともに何か降ってきた!?一体なんなんだ!?)

 

 

暫く土煙がまっていたが、ようやく視界が晴れてきた。するとそこにあった物は.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

法「.....................傘?」




umbrella?


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NewPower and NEXTSTAGE

親方!空から傘が降ってきた!


いかにして雷になれるか思考している最中、突然傘が墜落したかの如く落ちてきた。

 

法「...................傘?」

 

父「.....傘だな。」

 

母「.....傘ね。」

 

なんで?なんで唐突に傘が降ってくんの?怖((( ´ºωº `)))。確実になんかあんでしょ、これ。このままほっとく訳にもいかんし、抜いてみるっきゃねえよなー。渋々の渋沢栄一で

 

父「さ、触るのか?」

 

母「大丈夫なの?触ったら死んじゃったりしない?脳みそ出たりしない?血管破裂ちゃったりしない?心臓潰れちゃわない?」

 

怖ーこと言ーなよー!余計触りづらいじゃねーか!父が何とか母を落ち着かせてくれているが、マジでなんなんだろうな、この傘...えぇーいままよー!勢いよく傘の持ち手を掴んだ瞬間、俺の視界は白い光を放ち、何の音も聞こえなくなり·····

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

法「あれ?父さん?母さん?」

 

 

そこに父と母の姿は無く、気付けば一人、立ちすくしており、

遅れて気付いたが、転生前の、元の俺に戻っていた。一体なにがなんなのかよく分かんなくなっきた矢先、

 

 

 

ザァーー

 

 

 

目の前にテレビの砂嵐のようなものが現れ、7秒くらいするとそこにある人物が居た。その人物とは

 

 

 

 

 

 

 

 

神「あ〜、映っとるかの〜。」

 

法「神様!?」

 

神「やぁ、久しぶりだのう。これを見ているということは、無事傘も届いたようじゃな。」

 

法「これ神様が送ったの!?」

 

と言うのも、もしかしたら神様が送ったのでは?と考えていたが、予想は当たっていたようだ。

 

神「先に言っておくが、これは録画映像でな、返答などはできんぞー。」

 

法「あ、そうなんだ。」

 

神「君のことはちゃんと上から見届けさせてもらってるよ。個性の練習も真摯に頑張っておるようじゃから、ちょっとした褒美を用意した。それが君が今持っているその傘じゃ。」

 

そう言われ、傘の方に目を向ける。改めてよく見ると、鮮やかな虹色をしており、角度を変えていくと、オーロラのようにとても綺麗だ。言葉に出来ない美しさとはこの事なのだろうか。

 

神「その傘はな、儂が上に直々に頼んで作ってもらったものじゃ。君の個性、“雨冠”のイメージを大幅に底上げしてくれるバフ効果がある。基本君にしか使えんようにはしとるから、他に使われても意味は無い。さらに耐久性も抜群に優れておる。どれくらいかというと、核爆弾を投下されても無傷で済むレベルじゃ。」

 

核爆弾でも!?スゲーな神様!?でもそれがあっちじゃ普通なのか?

 

神「普段そういう想像物の名付けは此方側で決めるが、その権利を君にあげよう。自分で好きな名を付けると良い。」

 

へー。名付けかー。

 

神「おっと、そろそろ時間じゃ。もうすぐ会議に出なけりゃならんからのぅ。ではな、法雨天之助君。引き続き、第二の人生を励めよ。」

 

法「.....はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気が付けば俺は庭に戻っていた。

 

法「戻ったか...」

 

父「! 天之助!」

 

母「良かった!急に反応がなくなって心配したのよ!」

 

あー、そんままボッーと突っ立っててたんか。また心配させちゃったな。

 

法「ごめん、でも大丈夫だよ。」

 

父「そっか。なら良いけど...ところでその傘は...」

 

法「まぁ、俺の新しい力みたいなもんかな。」

 

母「よく見ると綺麗な色ね。思わず見入っちゃうくらい。」

 

分かるよ。目の付け所がいいな流石我が母よ。そういや傘自体の能力とかどうだろう?耐久性は分かったけんど威力とか。

 

ふと俺は空に向かって傘を横に振ると

 

スパーン

 

えー?空を切っただけで木の葉の一部分が斬れたんですけど。エグッ。運良く父と母は話していてこちらの状況は見ていなかった。良かった良かった。

 

法「そういや、この傘に名前付けようと思ってて、何かいい名前ないかな?」

 

父「んー名前かぁ...うーん.....。あ!虹色の傘だから「虹傘(こうさん)」なんてどうだ?」

 

法「あ、却下で」

 

母「私もちょっとそれは...」

 

父「あり?ダメだった?」

 

母「それは天くんの物なんだから自分で決めたらいいじゃない。」

 

うーん、そーだなー、前世で好きだったアニメや特撮のオマージュ的な名前ぇ.............あ、いいのあったかも。

 

法「よし、決めた。」

 

母「なんて名前?」

 

法「この傘の名前は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あまがさけんそらふり

雨傘剣天雨

 

 

 

父「雨傘剣...」

 

母「天雨?」

 

法「うん、まず読んで字のごとく雨傘。んで、つるぎの方の剣。そして俺の天之助の天にふると書いて雨ってな感じ。」

 

母「へぇー、いいんじゃない?私はそのネーミング好きよ?」

 

父「うんうん、父さんのよりもだいぶ良いな!いやー、自分で言っといて恥ずかしくなってきた。」

 

法「ハハッ、かもね。」

 

父(え、否定してくれないの...。)

 

母「あら、もう22時過ぎちゃったわね。そろそろ中に入りましょ。」

 

もうそんな経ってたんか。じゃあ練習はまた別の日か。

 

その日はもう眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




雨という漢字、ふる ってやると出てくる。傘の名前は仮面ライダーセイバーの聖剣っぽく名付けてみました。


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有ると無いとじゃ大違い

水曜にワクチン打って木曜に徐々に熱が...


今回からこの「雨傘剣天雨」を用いて修行する。俺の個性を大幅にパワーアップさせてくれるようで、ホント感謝しかございませんよ。

 

法「それでは早速」

 

天雨に意識を集中させ、今度こそは雷になると強くイメージした

 

法「スゥーーーーーー」

 

「ハァーーーーーー」

 

(雷...雷...)

 

バリバリ

 

おや?

 

 

 

 

 

バリバリバリ

 

 

 

 

 

エッマジ?...ならもっと激しく!

 

スゥーー

 

 

 

 

 

 

 

 

( ゚д゚)クワァッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バリバリバリバリィ!!

 

 

 

 

 

 

 

!?!?

 

これは流石に驚いた。なんせ足や腕が てか身体全体が白光していて、バリバリいってんもん。天雨が有るだけでこんなに簡単に.........俺のあの時間はなんだったのか...(´・ω・`)ショボン。って落ち込んでる場合じゃねぇ!こいつがあるおかげで出来ることの量が増えたんだ!おっしゃー、やる気出てきた!雨宮天之助!ファイトォォ!!イッパーーーツ!!

 

 

雷と化した俺は木々を悠々と駆け抜け、大きな岩をタックルで破壊することができて、極めつけは県跨ぎ。普通なら何時間も掛かる移動が、俺ならほぼ数秒で着く。北海道も沖縄もおおよそ1分で着けるからめちゃ便利。って言っても、まだヒーローじゃねーから個性も思っきし使えんから暫くしないけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日が暮れかかった山奥。夕日が優しく俺を温かく照らしてくれている。(気がする)

 

法「さぁて、時間もいい頃だし、もう下山しよ。今日の晩飯なーっにかな〜♪」

 

 

晩飯のことを考えながら山を降りていると...

 

 

熊「グルルル...」

 

ある日〜♪森の中〜♪クマさんに〜♪出会った♪(ガチ)

 

って呑気になってんの。熊よ?見た感じ3メートルいってんよ?まだ5歳よ?俺。とそんな事を思っているのも許してくれるなく、ジリジリ寄ってくる。

 

熊「グルアァァ!」

 

法(くっそー、この山は私有地だから他の人は入って来ないし、無駄な動きをしたら襲って来そうだし、いやそうじゃなくても襲う気満々だわコレ。)

 

熊「グガァ!!」

 

熊が俺に向かって突進してきて、勢いよく爪を振り下ろした。

 

法「うおっと!」

 

距離があったため余裕で避けられたが、地面はヒビいっていた。

 

雨(ムゥ...こりゃ殺らなきゃ殺られるなぁ。ハァ...仕方ない。なら、悪いがこいつにゃ俺の個性の練習台になってもらおうか。恨むなよぉそちらが先に手出して来たんだから。この歳で死ぬなんざ真っ平ごめんだ。)

 

熊の様子を伺いながら、ゆっくりと後ろに下がりつつ、天雨を銃の様に構える。

 

熊「グルァァ!!」

 

再度突進してきた。俺は前を見ながら素早く後退し、熊に狙いを定め

 

 

 

 

 

 

 

雫弾(だだん)。

 

バァンッ

 

 

 

熊「グオォッ!?」

 

放った弾は鼻にヒットし、狂い悶えていた。熊は鼻が弱いとは聞いたことがあったので用意に対処できたからまだ良かったものの、知らなかったらどうなってたことか。まぁその時は目を撃ってたかな。

 

ダッダッダッ.....

 

熊はそそくさと森の方へ逃げて行った。あのまま戦闘にならずに済んだ。なんせ身体はまだ未発達だから、今のでどっと疲れた感覚に見舞われた。

 

法「あーっぶなかったー。マジでヤバかったー。遠距離攻撃作っといて良かったーひぐちカッター。」

 

俺が新たに開発した攻撃法、雫弾(だだん)。雫を銃弾に見立て、発射する技。一見するとの水鉄砲の様な物にも捉えられるが、この雫弾を侮ってはいけない。どれくらいかというと、普通の拳銃と同等の威力なのだ。殺傷能力が出てしまっている。これだとヴィランならまだしも、雄英の生徒を殺しかねない。威力を調整しなくては。一応、指からもできた。こっちはパチンコ玉くらい。天雨もパチンコ玉の威力にしとかないとな。

 

法(そして今日の出来事は口外しないでおこう。言ったら二人がぶっ倒れる未来が見える。)

 

そんな事がありつつ、修行を重ね、日々精進し、勉強し、よく食べよく寝て、あっという間に時は流れ.....................................................

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな俺は今

 

 

 

 

 

 

 

 

・ ・ ・ ・ ・ ・

入学試験場前に立っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




誰だってリアルで熊には会いたくない。


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見慣れた入学試験

急ピッチかな?


やって参りました。試験場。ん?10年の間何してたって?ひたすら修行と学習。前にも言ったけど、それくらいしかやることないもん。コッチのゲームとかアニメは何個か同じのはあったけど興味湧かなかったからかな。でもそのおかげで義務教育に専念できたからいっか。んじゃ、時間も時間だし、行ってきましょっか。受けに。

 

まずは筆記試験。フムフム 分かる...分かるぞ...!書いてある事が分かる!必死こいて復習しとくもんだな( *˙ω˙*)و グッ!前世ならこうはいかなかったよ。だって誘惑が多すぎるもん。兎にも角にも筆記の方は余裕のよっちゃんで終えられた。次はいよいよ実技か...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『今日はオレのライブにようこそーー!!エビバディセイヘイ!!』

 

 

 

シィーーーン...

 

 

 

 

『こいつぁシヴィ―!受験生のリスナー!実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ!!アーユーレディ!?』

 

とやけにノリノリで進行してるこの人は「プレゼント・マイク」プロヒーローの一人である。にしても生で聞くとこんなうるさいんだ。黙っちゃうのも分かった気がする。

 

 

プ「入試要項通り!リスナーにはこの後!10分間の『模擬市街地演習』を行ってもらうぜ!!持ち込みは自由!プレゼン後は各自指定の演習場へ向かってくれよな!!OK〜!?」

 

法(肺活量どーなってんだろ)

 

プ「演習場には“仮想敵を三種多数配置してあり、それぞれの『攻略難易度』に応じてポイントを設けてある!!各々なりの“個性”で仮想敵を行動不能にし、ポイントを稼ぐのが君達リスナーの目的だ!!武器の持ち込みは自由!それともちろん他人への攻撃などアンチヒーローな行為はご法度だぜ!?」

 

と色々説明していると、

 

「すみません!質問をよろしいでしょうか!」

 

真面目なメガネ、略すりゃマジメガネな飯田くんだ。

 

プ「ヘイ!そこのリスナー!何だー!言ってみろ!」

 

飯「プリントには四種のヴィランが記載されております!誤載であれば日本最高峰たる雄英において恥ずべき痴態!!我々受験者は規範となるヒーローのご指導を求めてこの場に座しているのです!!ついでにそこの縮れ毛の君!先程からブツブツと気が散る!物見遊山のつもりなら即刻ここから去りたまえ!!」

 

「す、すみません...」

 

法(ありゃりゃ、怒られちゃいましたな出久くん。)

 

プ「オーケーオーケー、受験番号7111君!ナイスなお便りサンキューな!四種目のヴィランは0P!そいつはいわばお邪魔虫!スーパーマリオブラザーズやったことあるか!?レトローゲーの!それのドッスンみたいなもんさ!各会場に一体!所狭しと大暴れしている『ギミック』だ!」

 

飯「有り難う御座います!失礼致しました!!」

 

プ「俺からは以上だ!最後にリスナーへ我が校“校訓”をプレゼントしよう!かの英雄ナポレオン=ボナパルトは言った!『真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていく者』と!Puls ultra!それでは皆!良い受難を!!」

 

 

こうして始まった実技試験。会場は普通の市街地と見間違うほどに広い演習場所だ。

 

法(雄英って東京ドーム何個分だろ?まぁ、今は試験に集中しよう。)

 

指定されたエリアに立ち、いつでも出れるように準備した。

 

 

 

 

[はい、スタート。]

 

そう言って合図と同時に俺だけが駆け出していた。

 

 

 

 

 

「「「「「.......................え?」」」」」

 

[どぉーしたぁ?実戦にカウントダウンなんざねぇんだよ!始まりは何時も突然にぃー!賽は投げられてんぞー!]

 

しまったと慌てて他の受験者も飛び出てきた。知ってて良かった〇UMON式。と、早速お出ましか。

 

【標的発見。ブッコr...!】

 

 

シュンッ

 

【!?】

 

 

 

 

法「おー、怖や怖や。だがな...」

 

仮想敵が突撃してきたが、それを雷移動で瞬時に後ろへ回り込み、そして

 

 

 

 

バゴォーン

 

雨傘剣天雨で横殴って、仮想敵その1はそのまま吹っ飛び、行動不能になった。

 

 

法「かぁー、たった一発であんなになるかえ?殴った部分おもっくそ凹んどるし。流石核爆弾にも耐えられる万能傘。おし、次次!」

 

 

こうして俺は目に付いた仮想敵を雷移動と天雨で片っ端からぶっ壊していった。万事順調です。

 

 

それを見ていた他受験生

 

「何もんだ、アイツ?」

 

「...なんだろう、勝てる気がしない。」

 

「もうアイツ一人でいいんじゃないかな?」

 

 

 

 

 

さーてさてさてサテライト〜。だいぶやったかな。怪我人も()()で治したし、何となく0Pの相手もしてみてーけど。

 

すると突如、会場が揺れた。

 

 

ズシーン...ズシーン...

 

ビルをゆうに超えるほどの0P仮想敵、お邪魔虫ギミックが姿を現した。それを見た受験者達は逃げ惑っている。あれは無視していいとは言われた。あくまでギミック。あんなデカブツに挑もうとする奴は居ない。ただ一人を除いて。

 

法「へー、あれがそうかー、俺個人としては実際にどれくらいのもんなのか好奇心モリモリだーから、行ってみよーっかな〜。フフッ沸いてきたぜ!」

 

ドゥーーン!

 

 

「おい、アイツ0Pに突っ込んで行ったぞ!?」

 

「正気!?」

 

「無茶過ぎるだろ!?」

 

ゴロゴロ

 

「おいちょっと待て!0Pの頭上に、なんだ?黒い雲?」

 

 

法「鬼さ〜んこ〜ちら♪手の鳴る方へ〜♪」

 

0Pは俺を探しているようだが、動きが速すぎて追いつけてないようだ。ノロイノロイ!そんでコイツをよじ登って、そんで空に向かってジャーンプ!0Pはようやく気づいたみたい。

 

法「ふん、やっと俺を見つけたか。だが時既に遅しおすし。もうお前は再起不能だよ。」

 

 

ゴロゴロゴロ...

 

 

天雨を両手に下に突き刺すように構えた瞬間

 

 

バリィ!

 

天雨に雷を纏わせた。別にこれといった技名は無いけど、あれでいっか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

法「喰らえー!雷落槍!!

 

 

 

 

 

 

ピシャーン

 

 

 

 

 

 

 

ドゥォゴーーーーーン!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出「な、何だ!?地震!?爆発!?」

 

飯「いいやアレは、落雷!?」

 

 

 

 

 

 

 

教師側

 

「!?今のはっ!?」

 

「まさか暴走!?」

 

「早く!映像確認を!」

 

地震なのか爆発なのかと聞き間違えるほどの大爆音が鳴り響いた。教師達が急いで映像を見ようとしたが先程の影響でカメラにノイズがかかってしまっている。数秒して正常に戻ったため確認すると、そこには信じ難い物が映っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何と酷くボロボロになった0Pの仮想敵が無惨に倒れている横に、受験者がポツンと一人佇んでいるではないか。

 

「ウソでしょ!?アレを破壊したの!?」

 

「アレは他のより壊れにくくはしてるが、まさかあんな簡単に...」

 

そう。そもそも破壊される事が目的ではない0P仮想敵。万が一の事もある為、容易く破壊されないよう他の仮想敵よりもだいぶ頑丈に作ってある筈なのだが、こうもあっさりと壊されてしまってはただ唖然と見ることしかできなかった。

 

「...彼の名は?」

 

「ちょっと待ってください。えーっと...彼の名は法雨天之助。個性は『雨冠』との事らしいです。」

 

「...そうか。」

 

「そういえば彼、怪我した受験者に治療してなかった?」

 

「あぁ、救助Pも採点の一つだからな。そこもしっかりやっている。しかしそれで気になる点が一箇所あってな。」

 

「ん?何だ?」

 

「実は彼が治療した人の殆どの傷が癒えていた。と言うより、完治に近い。」

 

「えっ...それって」

 

「...あぁ、あれでは、()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

「…………………。」

 

「複数持ちか?」

 

「それはまだ分からん。だがこれから知っていけばいいさ。」

 

 

 

教師達が天之助の個性にどよめくそんな中

 

(なんてこった!こんな強い子がいるとはっ!やっぱ世の中広いもんだなぁー!緑谷少年もそうだが、法雨少年もまた、素晴らしい成長を見せてくれるかもしれないっ!)

 

感銘を受けていた人物がここに一人居た。その名はオールマイト。「平和の象徴」とされているNo.1ヒーロー。出久に『ワン・フォー・オール』を継承させた人物でもある。オールマイトは天之助にも将来性を感じたようで、震えている。

 

「どうしました?トイレならさっさと行ってきていいですよ。」

 

とマスコミ嫌いの抹消ヒーロー、「イレイザー・ヘッド」こと相澤消太はトイレに行きたいのかと勘違いした。

 

オ「あ、いや。そうじゃないよ。ただ...」

 

相「ただ?何です?」

 

オ「ただ今年は...上手く言葉に出来ないけれど、凄い事になりそうな気がしてね。」

 

相「まぁ確かに、あんなのを見せられてはね。」

 

こうして無事に入学試験は終わった。が...

 

 

 

 

法「.....絶対目ぇ付けられたな、俺。」

 

盛大にやらかした事に憂いながら帰宅する天之助であった。

 

 

 

 

 

 

 




3000行った。|д゚)
あと体調は良くなった。


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浜〇「結果発表とぉーー!」


唐突ですいませんが、名字を雨宮から法雨(みのり)に変更しました。〇騰〇ード10の名字対決見てて、これ良いなと思って...


法(今日あれが届く。そう、合否通知だ。大丈夫かな〜受かってるかな〜それとも落ちたかな〜ガタガタ)

 

そんな事を考えながら、玄関先に突っ立っている。

 

母「きっと大丈夫よ、自分を信じないでどうするの?」

 

法「う〜ん、あ、トイレ。」

ヽ(・・;ヽ)=3=3=3シュタタ

 

母「も〜、天くんったら、あら?」

 

 

 

ジャー

 

法(フゥ〜どうにも腹が落ち着かねぇな。はよ玄関戻ろ。)

 

母「あ、天くん!ついさっき届いたわよ!合否通知!」

 

法「ナニィィーー!?」

 

タイミング悪っ!俺が受け取るつもりだったのにー!まぁ、過ぎた事を悔やんでもしゃーないかー。では、合否の結果発表といこうじゃないか。リビングに行き、封筒の中身を確認すると、プリントが数枚と一枚のうすーいタブレットのようなものは入っていた。これで合否が分かるみたいだ。早速起動させてみると、

 

 

 

『やぁ!初めまして法雨天之助君!鼠なのか犬なのか熊なのか、かくしてその正体は……僕、雄英高校の根津校長さ!!』

 

俺は知っていたので、驚かなかったが、母は腰を抜かして、驚いていた。そして目を覆い隠した。実を言うと大のネズミ嫌いなのである。なので根津校長でも駄目なようだ。

 

『さて、早速だけど君の合否を伝えるよ。筆記は全5科目オールパーフェクトで問題なし。実技は敵ポイント120ポイント、そして他の負傷した受験者を安全な場所へ避難させ治療を施し、更にギミックを撃破をしたことから審査制による救助活動ポイントで90ポイント!驚異の合計210ポイントで文句無しの主席合格さ!!』

 

法「よっしゃあ!!」

 

母「やったじゃない!天くん!しかも主席よ主席!今夜はご馳走ね!」(目を隠しながら)

 

と同時に母は少し離れ、誰かに連絡していた。おそらく父だろう。電話に出たのか、母が俺の主席合格を伝えると、離れても聞こえるくらい凄い喜んでいるのがすぐ分かった。周りびっくりしてるでしょうよ。(汗)

 

『それともう一つ。』

 

法「ん?」

 

『実は君と2位の子のポイントの差が異様に開いてしまってね。君にある提案をしたいんだ。それは特待生としての入学さ。』

 

法「特待生?」

 

『これを受ければ諸々の優遇処置など、他者に比べて圧倒的に有利となる事なのさ。』

 

法「ほぇ〜」

 

『君は特に凄かったが、他の子も優秀な成績だったものでね、だから誰も削らず、特待生枠として1枠増やした訳さ。』

 

法「なるほどね〜」

 

『それだけ君の将来に我々は可能性を感じたということだよ。そういう訳で法雨天之助君、君は晴れて特待生として雄英のヒーロー科に入学が決まった。おめでとう!君のこれからの活躍を期待しているよ!!』

 

それ以降は学校関連の説明を色々された。その晩は母が豪華な料理の大盤振る舞いをしてくれた。

 

 

 

 

 

 

翌日

 

制服に着替え、いよいよ登校初日、今後様々な苦難にぶち当たっていく事になると思うが、今だけは清々しい気分で行こう。

 

母「ちゃんと持つ物持った?」

 

法「持ったよ。天雨もあるし、んじゃ、行ってきます。」

 

母「えぇ、行ってらっしゃい。」

 

父「しっかりやってこいよ!」

 

法「うん!」

 

 

父と母に見送りをしてもらい、俺は雄英に向かった。

 

 

テクテク...

 

 

 

 

 

 

 

 

法「着いたな。これが雄英高校、改めて見てもやっぱデケェな。これからここで色んな事をしていくんだな。」

 

更にテクテク...

 

 

 

 

法「えーっと1-Aは........あー、あったあった。扉デカッ。」

 

パッと見5メートルくらいか?バリアフリーなんだろうけど。

 

法(そう言えば俺の事を他の生徒に紹介させるから少し遅れて来いと言われたが、まだかな?)

 

と、中から相澤先生らしき声が聞こえた。

 

相「まず最初、本来は1クラス20人制だが、事が事でな、このクラスだけは21人になった。つーわけで、その21人目を紹介する。入って来い。」

 

相澤先生がそう言って入って来るよう言われた。めっちゃザワザワしてる。こーゆーの緊張するわー。短く深呼吸してー、スーハーよし、イクゾー。(デッデッデデデデカーン)

 

 

ガラガラ...

 

ω・`)チラッ

 

( '-' )(0M0 )ジーーー...

 

ナズェミテルンディス!!いや見るだろうけど!

 

相「コイツがその21人目だ。ほれ、自己紹介。」

 

法「ど、どうも。法雨天之助と申すもんです。今後ともこの三年間、よろしくお願いします。」(_ _)ペコリ

 

「よろしく〜」

 

「よろしくお願いしますわ。」

 

「よろしく頼む。」

 

「よろしくな!」

 

「チッ!女子じゃねーのかよ。」

 

 

 

とゆーよーに、色んな挨拶があった。最後のは明らか違うけど...

 

 

相「自己紹介終わったんならお前ら、これ着てグラウンドに出ろ。」

 

そう言うと体操服を渡され、相澤先生はそのまま出ていってしまった。

 

 

法(俺はこの後行われる事を知っている。個性把握テストだ。...全力でやらなきゃ除籍されそうだから全力で取り組まんとな。)

 

そんな事を思いながら、着替えに行った。

 

 

 

 

 




次回は様々な雨冠の漢字が出てくる。


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〔何時もの〕個性把握テスト

できる限り出す。


「「「「「「個性把握テストォ!?!?」」」」」」

 

グラウンドに集まって最初に言われたのはそれ。いきなりテストだなんて誰だって驚くわな(´-ω-)ウム。

 

「入学式は!?ガイダンスは!?」

 

相「ヒーローならそんな悠長な事してる時間は無い。雄英は自由な校風が売り文句。それは先生側もまた然り。」

 

生徒達は少し困惑してたが、お構いなしに話を続ける。

 

相「これからテストの説明をする。ソフトボール投げ、立ち幅跳び、50m走、持久走、握力、反復横跳び、上体起こし、長座体前屈と、中学の頃からやってるだろ? 個性禁止の体力テスト。国は未だに画一的な記録を取って平均を出してる。全く合理的じゃない。」

 

そう言うと相澤先生は俺を見て

 

相「法雨、中学の時、ソフトボール投げ何メートルだった?」

 

法「えー、72くらいでしたかね。」

 

相「じゃあこれ使って投げてみろ。円から出なけりゃ何してもいい。」

 

法「...何しても?」

 

相「何してもだ、はよ。」

 

そう言ってボールを渡され、俺は円の中に入る。

 

そんな中、複数名は疑問に思った事がある。

 

「なぁ、そういやぁなんでアイツ傘なんて持ってんだ?」

 

「さあ?まさかあれで野球みたいに打つのか?」

 

「えぇ?傘で?」

 

「まーでも実際見りゃ、わかるだろ。」

 

まぁうつっちゃうつけどその打つじゃないんだよなぁ。俺がやるのは

 

 

ブクブク...

 

天雨に個性を集中させて

 

法「よっ」

 

ボールを前上空に投げ、天雨を銃の構えにする。よーく狙いを定めて.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雫霸遠弾(だはくえんだん)!!

 

 

ダァン!

 

 

 

「「「「!?」」」」

まるで戦車砲を彷彿とさせるその威力。またはそれ以上か。その場にいた全員は見ていて驚愕せざるを得ないと思わせてしまう程に、とても。

 

この雨冠は『霸(はたがしら)』。音読みでハ・ハクとも読む。力で天下を取った者などの意味があり、力強さなら他の雨冠で随一の能力だ。

 

 

相(先日の入学試験時の落雷もそうだったが、法雨は少し、...いや俺が思ってる以上に規格外な存在なのかもしれない。...[ピピピッ]...うわ、何だこの飛距離。)

 

 

記録 10462・3M

 

 

相「...まず自分の「最大限」を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段。」

 

「はぁ!?10000メートル越え!?」

 

「ヤベーなおい!」

 

「そっちの〔打つ〕じゃなくてこっちの〔撃つ〕かよ!」

 

「なんだこれすげー()()()()!」

 

「個性思いっきり使えるんだ!!さすがヒーロー科!!」

 

 

法(くるぞーあの言葉が)

 

相「面白そう...か。ヒーローになる為の3年間、お前らそんな腹積もりで過ごす気でいるのか?」

 

その一言で、空気が一気に重くなった。

 

相「よし…トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し、除籍処分としよう。」

 

「「「「「はあああ!?」」」」」

 

 

相「生徒の如何は先生の自由。ようこそこれが、雄英高校ヒーロー科だ」

 

「最下位除籍って!!入学初日ですよ!?いや、初日じゃなくても理不尽すぎる!!」

 

相「自然災害、大事故、身勝手な敵たち。いつどこから来るかわからない厄災。日本は理不尽に塗れている。そういう理不尽を覆していくのがヒーロー放課後マックで談笑したかったならお生憎。これから3年間雄英は全力で試練を与え続ける。Plus Ultraさ。全力で乗り越えて来い。さて、デモンストレーションは終わり。こっからが本番だ。」

 

 

法「よーし後は流れに任せつつ、全力でやろ。」

 

すると、何人か寄ってきた。

 

「なぁ!さっきは凄かったな!傘であんだけの距離飛ばせるなんてよ!」

 

「だよね!私ならあんなに飛ばせないよ!」

 

「いやいやそれを言うなら俺もだせ!」

 

「まぁ、ワタシ達はワタシ達で各々頑張るしかないわね。」

 

かなりグイグイくるな。( ̄▽ ̄;)目立ち過ぎたか。

 

「俺、切島鋭二郎!改めてよろしくな!」

 

「私は芦戸三奈!よろしくね!」

 

「俺は上鳴電気だ!よろしくぅ!」

 

「蛙吹梅雨よ。梅雨ちゃんと呼んで。」

 

法「うん!みんなよろしく!」(`・ω・´)ゞ

 

 

 

 

 

第1種目 50メートル走

 

俺の番が回ってきて、スタート位置につく。普通なら雷を使う所だが、ここで使うのは雷とはまた少し違う。

 

 

位置について

 

 

ビリビリ

 

 

よーい...........ドン! のドが聞こえた瞬間

 

バギュゥゥン!

 

 

雷鳴と共に駆け抜けた。記録は

 

 

『0.03秒』

 

上「いや速すぎるにも程があるだろ!?」

 

飯「何.........だと.......」

 

飯田くんがあまりの速さに失神しかけたがなんとか正気を保った。

 

因みにさっき使ったのは霹靂。某ヘタレ剣士が使う技名にもなってるやつ。

 

 

 

第2種目 握力

 

これはさっき使った霸で、

 

バギィ...

 

 

法「あ。」

 

.....マジで潰しちゃった。

 

相「...測定不能で」

 

芦「控えめに言ってヤバくね?」

 

 

 

 

 

第3種目 立ち幅跳び

 

ここでは霄(しょう)というのを使う。(訓読みでそら)霄とは、大空を意味し、これと雲を合わせた雲霄(うんしょう)というので空を飛べることが可能となった。

 

相「それ何時までやってられる?」

 

法「最長で1週間弱です。」

 

相「じゃ無限で」

 

切「テキトー過ぎないか!?」

 

 

 

第4種目 反復横跳び

 

ここも霹靂で

 

シュシュシュシュ( °ω° ) 三 ( °ω° )三( °ω° )

 

記録 6135回

 

蛙「速すぎて残像が見えたわ。」

 

「くそ!オイラの得意種目が!」

 

法「ナンカゴメヌ。」

 

 

 

第5種目 ハンドボール投げ

 

俺はもうやったので、スルー。

 

1位は勿論、∞をだしたお茶子ちゃん。

 

この後、出久くんがSMASHして、それに爆豪がキレて、相澤先生がその爆豪を取り押さえた。(ここだけ簡素でスンマセン)

 

落ち着いてきた所で、俺は出久くんの方に近寄った。

 

出「な、何かな?」

 

法「いやぁ、だって見ての通り右の方がさぁ...」

 

出「だ、大丈夫だよ。これくらい、何ともないからさ。」

 

法「はぁー、それ見てダイジョブな訳ねーでしょーよ。ちょい見せてみ。」

 

出「え?ちょっ...!」

 

突然出久の右手を天之助の両手で挟み込んだ。暫くすると、水が溢れるように出てきて、出久の負傷した部分に覆うように留まった。その時

 

 

出「.....え!?」

 

不思議なことに出久が負傷した部分は、みるみる無くなり、何事も無かったかのように綺麗さっぱり消えていた。

 

「「「え!?」」」

 

目の前で起こった事にクラスメイトも驚いている。

 

法「これで良し。」

 

出「え!?ちょっと待って!?今何をしたの!?」

 

法「何って.....ただ傷を(うるお)しただけだよ。デックン。」

 

出(()()()?それってどういう...あと、デックンって...僕のことだよね?)

 

相(なるほど...あれがリカバリー・ガールのような治癒能力の正体か...)

 

相澤は何処か納得した顔をしていた。

 

 

まーそれはそれとして

 

 

第6種目 上体起こし

 

ここは雷の出番。霹靂は移動手段なので、普通に雷でやる。相手は切島だ。

 

シュババババッ!

 

切「うおぉ!?コッチが吹っ飛ばされそーだ!」

 

法「あ〜ごめ〜ん。」(上体起こししながら)

 

切(上体起こしやりながら普通に喋ってやがる...)

 

記録 1423回

 

切「バケモンじゃねーか!」

 

 

第7種目 長座体前屈

 

記録 完全に閉じれるくらい。(単にどれくらいか忘れた)

 

 

(((((まぁ、今までのと比べたらこれが普通か...)))))

 

 

最終種目 持久走

 

最後は(ひさめ)。(音読みでハイ)大雨という意味らしいが、他にも、〔水の流れが盛んなさま〕という意味もあるらしく、俺はそれを利用して、スイスイ滑るように進んだ。簡単に言えば、サーフィンかな?結果的に俺がバテるまで終われなかった。(バテる気配0)

 

こうして個性把握テストは全て終えた。

 

相「んじゃ、パパっと結果発表。トータルは単純に各種目の評点を合計した点数だ。口頭で説明すんのは時間の無駄なので一喝開示する。」

 

開示された結果を見ると、ダントツで俺が1位だった。

 

法(予想通りの結果になったかな。あと爆豪が俺の事スンゴイ睨んでるのが、背中で分かってしまう...)

 

相「あー後、ちなみに除籍はウソな」

 

「「「「「!?」」」」」

 

相「君らの最大限を引き出す合理的虚偽」

 

「「「「「は──────!!!??」」」」」

 

八「あんなのウソに決まっているじゃない。ちょっと考えればわかりますわ。」

 

法(いやいやヤオモモさんや。あの人は見込みが無かったらマジで除籍させるめちゃ厳しい人だかんな。)

 

相「つーわけで、これにて終わりだ。教室にカリキュラム等の書類あるから目ぇ通しとけ。明日からもっと過酷な試練の目白押しだ。」

 

 

 

法「いやー終わった終わった。」

 

切「あぁ。つーかやっぱお前が1位だよな!」

 

法「まぁねぇー。」

 

「おぉい!」

 

俺を呼び止めたのは...爆豪であった。

 

法「何でございやしょう?」

 

爆「テメーは俺が必ずブッ殺す!そして俺がNo·1になる!それまで覚悟しとけ!水溜まり野郎!」

 

そう言って去って行った。

 

法「水溜まりて...」

 




雨冠の漢字、覚えたかな?


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【お馴染みの】プロフィール紹介

評価に色がつくとは...マジすか...(嬉)


ここら辺でオリ主紹介しておこうと思いまする。話数的にも丁度いいかなーと。ではどーぞ (꜆ ˙-˙ )꜆スッ。

 

 

 

 

 

 

 

 

法雨(みのり) 天之助(そらのすけ)

 

個性:雨冠(あめかんむり)

“雨冠の付く漢字ならなんでもイメージで再現出来る。”

 

身長:165cm

 

好きな物:修行・コンソメ味ポテチ・母の手料理・猫

 

神様のミスによってテンプレ死亡してしまった本作のオリ主。お詫びとして(僕のヒーローアカデミア)の世界に第2の人生を送らせてくれる事とオリジナル個性“雨冠”を貰い、後に神様から(雨傘剣天雨(あまがさけんそらふり))を渡された。今の所、個性による本人へのデメリットは無い。

 

 

本人の性格と特徴

 

面倒くさがりな所もあるが、基本優しい。やると決めたらやる覚悟を持ち合わせている。勉強面では優秀な方。修行が好きで、隙を見つけてはやっている修行バカ。面倒くさがりな癖に修行だけはする。

容姿は黒髪で先端が水色のややオールバック。目の色は普段は乳白色だが、天雨と連動させることで、虹色になる。

 

 

個性“雨冠”について

 

上部に書いてある通り雨冠ならなんでもいい。その中で編み出した技の一部を見せようと思います。

 

 

雫弾(だだん)

雫を銃弾に見立てた技。指ならパチンコ玉、天雨なら拳銃と同レベルの威力ですが、テストで見せた「雫霸遠弾(だはくえんだん)」の場合は大砲をイメージして撃った感じ。大砲には『射程』『精度』『発射速度』『機動性』『貫通力』等が主に必要となるのと、霸を入れてイメージした結果、通常の大砲より数倍の威力となった。他にも様々な銃の種類を模したものが存在しているが、それはまた追追に。

 

 

霹靂(へきれき)

雷から産んだ移動手段。雷移動とはまた違い、移動法に極振りしたため、攻撃性はやや劣るが、通常よりも更に速いスピードを出す事に成功した。速すぎて残像ができるほど。現場に直行する時や、相手を翻弄する時に使う。

 

 

雷落槍(らいらくそう)

一撃必殺級の大技。雷雲を生成し、天雨で上から突き刺す。この時は加減はしていたが、それでもかなりのダメージは与える。フルでやると、確実に感電死は愚か、肉や骨すら残らない。

 

 

雲霄(うんしょう)

雲に乗って空を飛ぶ筋斗雲のようなもの。自分以外の者は300kgまでなら乗せられる。最中滞空時間約168時間(およそ1週間)(実証済)

 

 

霈滑渾(はいかっこん)

サーフィンをしている感覚で移動する。この時出る噴射水で叩くように攻撃する事も可能。雨を降らせる事で、水かさが増し、濁流にもなる。

 

 

霑癒恵(てんゆけい)

回復系。「負った傷を霑す」というイメージをした結果、治療の97%の回復に成功した。但し、切断されてしまった部分は元に戻らない。

 

 

 

 

 

雨傘剣天雨(あまがさけんそらふり)

神様から貰った傘。貰って以降、常日頃持ち歩いている。その精度は凄まじく、意識して振ると、剣のように斬れたり、どれだけ攻撃を与えても、無傷で済むほどの耐久性を有している。また、天之助の個性を大幅に強化してくれる効果もあり、そのおかげで個性の精密動作性も更にパワーアップした。

 

 

 

 

 

 

 

というような感じです。元々自分は妄想好きで、様々な妄想をしてました。この小説もその1つです。書きやすいならコレかなと思い書いてきましたが、思ったより読んでくださってる方々が居ることに驚きました。( °Д°) そんな方々に応えられるかどうか分かりませんが、自分が書きたいように書かせていただくことを申し上げます。それではまた次回(*'-'*)ノ"

 

 

 

 

 




*KAMENRIDERはケツイがみなぎった!


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〈一度は目にする〉戦闘訓練


仮面ライダーリバイス、大二が早速闇堕ちしてるやん。令和ライダーは闇堕ちが確定して起こるのか?


 

今日は戦闘訓練の日。あ〜早くしてぇな〜。新しい技でやってみたい奴があるから早く午後にならないかな〜。

 

 

プ「さて、こん中で間違ってんのはどれだ?」

 

 

(((((((普通だ...))))))))

 

(クソつまんねぇ...)

 

(あーアレだな。)

 

 

 

普通授業が終わり、場所は食堂へ

 

切「お前はあんま食わないんだな。」

 

法「うん、太りにくいというか、食ってもすぐ出ちゃうからな。俺。」

 

上「因みに今何キロ?」

 

法「えー今は確か52kg前後だったかな。」

 

飯「何っ!君の今の身長でそれは少し痩せすぎだ!君はもっと食べたほうがいい!」

 

法「いやだから食ったらすぐ出るんだって。」

 

 

 

午後.........遂に来た...

 

 

 

オ「わーーたーーしーーがーーーー、普通にドアから来たーー!!」

 

法(待ってました!)

 

「オールマイトだ…!!すげえや 本当に先生やってるんだな…!!!」

 

「シルバーエイジのコスチュームだ!」

 

「画風が違いすぎて鳥肌が………」

 

俺の世界じゃアニメだから気にしなかったけど、こうして見ると、ホンマ画風違うな。

 

オ「ヒーロー基礎学!ヒーローの素地を作る様々な訓練を行う科目だ!!早速だが今日はこちら!戦闘訓練を行ってもらう!!」

 

オールマイトは「BATTLE」と書いたカードを見せた。

 

(((((((戦闘訓練...)))))))

 

オ「そしてそいつに伴って…こちら!!」

 

すると壁から番号の書かれたスーツケースが出てきた。

 

オ「入学前に送ってもらった個性届けと要望に沿ってあつらえた…コスチュームだ!!!」

 

「「「「「おおお!!!」」」」」

 

オ「着替えたら順次グラウンド・βに集まるんだ!!」

 

「「「「「「「はい!!」」」」」」」

 

 

 

 

それぞれが着替えを終え、グラウンドに集合した。

 

上「へー、中々似合ってるじゃねーか!」

 

切「ああ!法雨って感じがして、カッケーぜ!」

 

法「ふふ、どーも。2人もかっこいいよ。」

 

俺のコスチュームは群青色のレインコートで、右腕に「雨天候」、左腕に「RAINY」と書かれている。そして、シンプルな白い長靴。大きく顔に「雨」と書かれた仮面を付け、左手には雨傘剣天雨を持っている。

 

 

オ「良いじゃないか皆!!最高にカッコイイぜ!!」

 

飯「先生!ここは入試の演習場ですがまた市街地演習を行うのでしょうか!?」

 

オ「いいや!もう2歩先に踏み込む!屋内での対人戦闘訓練さ!!君らにはこれから(敵組)と(ヒーロー組)に分かれて2対2の屋内戦を行ってもらう!!」

 

蛙「基礎訓練もなしに?」

 

オ「その基礎を知る為の実践さ!但し、今度はぶっ壊せばオッケーなロボじゃないのがミソだ。」

 

確かに入試の時はロボだったけど、ヴィランとて人だ。その力加減を学ぶ為の訓練でもあるからか。

 

「勝敗のシステムはどうなりますの?」

 

「ブッ飛ばしていいんスか」

 

「また相澤先生みたいな除籍とかあるんですか…?」

 

「俺ら21人なんすけどーするんですか?」

 

「分かれるとはどのような分かれ方をすればよろしいですか?」

 

「このマントヤバくない?」

 

オ「んん〜〜聖徳太子ィィ!!」

 

 

オ「いいかい!状況設定は(ヴィラン)がアジトに(核兵器)を隠している!(ヒーロー)はそれを処理しようとしている!(ヒーロー)は制限時間内にヴィラン」を捕まえるか「核兵器」を回収すること!(ヴィラン)は制限時間まで「核兵器」を守るか(ヒーロー)を捕まえること!」

 

オ「コンビ及び対戦相手は……くじ引きだ!」

 

飯「適当なのですか⁉」

 

緑「なるほど...プロは他事務所のヒーローと急造チームアップすることも多いからじゃないかな?」

 

飯「そうか!先を見据えた計らい、失礼いたしました!それと先生!我々の人数は21人です!2対2なのならば1人余ってしまう事になります!」

 

オ「HAHAHA!その事なら心配いらないよ!何故かって?それは...」

 

 

 

 

 

 

 

オ「法雨少年が別枠として控えているからさ!!」

 

 

え...。え...?

 

 

 

 

法「え!?俺ぇ!?」

 

「どうゆう事だ!?」

 

「法雨が別枠!?」

 

「先生!説明してくれよ!?」

 

 

オ「まあまあ落ち着きたまえ。驚くのも無理はない。あまり知られていないが、実は法雨少年は入試の際、ダントツの主席合格で特待生となったからさ!」

 

飯「何!?法雨君が特待生!?」

 

麗「えー!?てことは、めっちゃ凄い人!?」

 

八「噂には聞いておりましたが、まさか法雨さんだったとは...」

 

切「おい、法雨!何で言ってくれなかったんだ!?」

 

法「いや、だって聞かれなかったから…」

 

皆がスンゴィ攻め寄ってくる。だって自慢話とか得意じゃないし...

 

轟(なるほどな...それならテスト時のあの規格外さにも納得がいく...)

 

爆(へっ、そーゆー事か...なら、更にブッ殺し甲斐があるってこった...!)

 

 

オ「法雨少年には皆の訓練が終わった後、法雨少年と代表2人で戦ってもらう!」

 

法(2人かぁー、ちとキチィかー?)

 

オ「さぁ!理解した所で、早速くじ引きといこう!」

 

各々がくじを引き、決まった所で、訓練が開始された。そして時は流れ...各訓練が終わり...

 

 

 

 

 

 

 

オ「皆お疲れ様!良い訓練だったよ!そして!法雨少年と戦うのだがそれは誰が「俺だぁ!!」っと爆豪少年!?」

 

爆「俺がやる!」

 

オ(爆豪少年...かなり本気のようだ...)

 

オ「ふむ...そこまで本気の目をされてしまってはしょうがないな!では1人は爆豪少年!あと1人はどうする!?」

 

誰が行くか皆がザワザワしていると、

 

轟「俺がやります。」

 

オ「轟少年!」

 

轟「俺は俺自身の力でコイツにどこまで通用するのか確かめてみたい。」

 

オ「なるほど!法雨少年の意見は?」

 

法「大丈夫です。問題ありません。」

 

オ「OK!それでは特別訓練と称して、法雨少年対爆豪・轟少年ペアの戦闘訓練を行う!」

 

 

こうして決まった俺(敵組)対爆豪・轟(ヒーロー組)ペア。予想はしてたけど、どっちも強えからな作戦ネリネリしとかんと...

 

 

 

それぞれ所定の位置に着いて、始まる合図を待っていたそして...

 

 

ヴゥゥゥゥーー!

 

 

特別訓練が始まった。

 

 

 

 

 

 

轟「さて、どうする?爆豪?」

 

爆「速攻でブッ殺す!」

 

そう言って爆豪と轟は核兵器のあるアジトへ向かっている最中、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒュゥゥゥゥゥ...

 

 

 

轟「ん?ちょっと待て!」

 

爆「んだよ っ!?」

 

2人は目を疑った。何故()()()にこの光景が目に移っているのか、現実なのかと。

 

轟「これは...」

 

爆「アァン...?」

 

 

 

 

 

 

 

 

ビュウゥゥゥゥゥゥ...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何故4月に、吹雪が吹き荒れているのかと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





次回、天之助無双。

コスチュームの腕の文字は虹村兄弟のを意識しました。


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雨冠はチート?

無双の一欠片



ビュオォォォォ...

 

轟「これは一体...」

 

爆「んなことすぐに分かんだろーが。水溜まり野郎の仕業だろ。」

 

 

 

 

 

モニタールーム

 

「どーなってんだ!?今4月だろ!?」

 

「何でこんなに吹雪いてるの!?」

 

「これも法雨の個性なのか!?」

 

しかもただ吹雪いている訳ではない。その範囲はこの演習場をまるまる覆う程の雪雲に包まれている。

 

オ(法雨少年よ、そいつは規格外にも程があるってやつだよ!)

 

緑(なんて広範囲...!今の年齢で考えれば、相当キツいはずだけど...)

 

飯「先生!彼の個性はどのような物なのですか!?」

 

オ「おや?、本人から聞いていないのかい?」

 

飯「ハイ!詳細は聞いておりません!」

 

オ「そうか...では教えよう!彼の個性の名を!それは!」

 

「「「「それは...!?」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オ「それは...“雨冠”さ!」

 

 

「「「「「「「雨冠??」」」」」」」

 

オ「そう!」

 

·························。

 

上「えー、つまり?」

 

芦「つまりぃ...」

 

切「微妙に分かんねぇ!」

 

飯「意味は分かるが具体的な能力が...」

 

 

 

 

 

緑(個性の名前は“雨冠”。そうなってくると考えられるのは...今までのことを思い出せ! 雲に乗れる事...雷みたいに速く動ける事...他には...うん?待てよ?()()?...雨の漢字.......まさか!)

 

緑「そうか!そういう事か!」

 

麗「おぉ!デクくん何か分かった!?」

 

緑「法雨くんの個性、“雨冠”の能力は.....雨冠の付く漢字が関係しているんだ!」

 

(((((((!?)))))))

 

 

 

オ「HAHA!緑谷少年!大正解だ!その通り!彼の“雨冠”の能力は、雨冠の付く漢字を再現する能力なのさ!」

 

 

「「「「「「「えぇ!?」」」」」」」

 

蛙「そうなってくると、かなりの数になるわね。」

 

切「だよな!どんだけあるかは知んねーけど!」

 

峰「雨冠の漢字だけでどれくらいあんだよ!」

 

八「少なくとも、意味のある物で40以上はありますわ。」

 

上「最早チートじゃねーか!」

 

 

 

 

 

 

天之助side

 

現在アジトの中

 

法「よぅし、いい感じに吹雪いてきたな。やっぱ霨霠(いいん)だと雲出すのが手っ取り早く済むな。そして、霙雱(えいほう)のコンボ、良いねぇ。それじゃ、2人が()()()()()まで直行するか。」

 

 

 

 

轟・爆豪side

 

轟「こりゃ、かなり厳しくなりそうだが...」

 

爆「ハッ!ビビってんのか?じゃあテメェはさっさと帰るんだな!その間にオレが水溜まり野郎をブッ殺s「誰が水溜まり野郎だって?」!?」

 

2人が振り向いた先には何と天之助が居た。所定位置の場所は()()()()()()()()筈だが...

 

爆「ソッチから出向いてくれるなんざありがてぇな!んでもって、死ねぇぇ!」

 

爆発音とともに爆豪が突っ込んできた。

 

法「おぉっと?」

 

爆「オラァ!!」 バゴォーン!

 

爆豪が爆破を放ったが、

 

法「フフッ。」 シュンッ!!

 

それを天之助は瞬時に霹靂で避けた。

 

爆「ッ!?チィッ!」

 

天之助は一旦2人から距離を置いた。

 

法「やっぱし爆発範囲広いなぁ。気ー付けんと。」

 

等と考えてると、轟が話しかけてきた。

 

轟「なぁ。お前に1つ聞きてぇんだが、良いか。」

 

法「んー?何ー?」

 

轟「お前...何で俺らの居る場所が分かった?探し回るにしても早過ぎると思うが?」

 

法「あ〜、それね。それはね〜〜、ここさ。」

 

俺は心臓の方を指差した。

 

轟「.........心臓?」

 

爆「フザケてんのか!!」

 

法「いやいやマジマジオーマジオウよ。ほら、もっと他に意味あるでしょ?ここの。」

 

心臓に関係している言葉それは

 

轟「心臓...広く考えりゃ魂...魂に関するのは...」

 

爆「...そういう事かよ。テメェ、オレたちの居る場所が(たましい)で分かったって事か!」

 

法「フッフッー、ご名答♪」

 

そう。使ったのは霊。「生物の魂を視る」とイメージしたら、よく知る火の玉が視えるようになった。しかも生物によって色味や形が違ってくるので、誰が何処にいるかも分かる。射程範囲は60km。2人の場合、爆豪はとても荒々しく周りが常にバチバチいってる。危なっかしい。轟はなんか静かだけど色が濃い。静かなる闘志ってやつかな?

 

技名:霊探心視(れいたんしんし)

 

轟「つまり誰が何処にいても、すぐに割り出せちまうのか」

 

法「そゆこと。」

 

爆「おい!いい加減おしゃべりはいい!さっさと戦え!」

 

法「スマンスマン。話し込んじゃったな。んじゃ...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

法「戦い(ヤリアイ)ましょうか」

 

 

 




次回・天之助、フルボッコにする。


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雷神・天之助


タイトル通り。ファンの方はもしかしたらごめんなさい|ω・`)


 

 

 

 

法「んじゃ、戦いましょうか。」

 

こうしてようやく始まる吹雪の中の戦闘。先に仕掛けたのは

 

 

爆「オラァァ!!」

 

爆豪。またしても突っ込んでくる。

 

法「それはさっき見た。」 シュッ!!

 

先程同様、霹靂で避ける。しかし、避けた所に

 

轟「フンッ!」 ビキビキッ!

 

轟の氷攻撃で足の関節部分まで凍ってしまった。

 

法「ありゃ?」

 

爆「半分野郎!余計なことしてんじゃねー!」

 

轟「俺はコイツにどこまで通用するか試してるだけだ。」

 

爆「うるせぇ!水溜まり野郎をやるのはオレだ!」

 

轟「だったら2人でやりゃあいいんじゃねぇのか?」

 

爆「誰がテメェとなんかやるか!オレ1人でやるっつってんだよ!」

 

2人が少し揉めてる最中

 

法(どーしよっかなーこの氷。アレでいくか?うーん、でもアレうるせえし、近所迷惑になりそうだし......アッチにするか?範囲を抑えれば、ギリ大丈夫っぽいかな?よし、これでいこう。)

 

天雨を振り下ろす姿勢で上げた。

 

轟「ッ!アイツ!何かする気だぞ!」

 

爆「アァン!?やらせるかー!!」

 

法(ちょいと遅かったな。バックンよ。激しい揺れにご注意くださ〜い。範囲集中...!)

 

 

 

法「ぬうぅん!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゴォーーン!!

 

 

爆「くっ!?」

 

轟「ぬおっ!?」

 

 

 

上「うわ!?地震!?」

 

麗「頭守らんと!」

 

飯「いや待て!爆豪君が突撃する前に法雨君は傘で地面を叩いた気がする!」

 

葉「てことはこれも法雨くんの仕業なの!?」

 

麗「って、あ!地震か!」

 

緑「...そうだ!地震の()も雨冠だった!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天雨で地面を叩く、するとオモックソ揺れる。はい、「震」です。シンプルに「震」です。揺れる範囲は狭めれたと思う。制限なくやったら、災害レベルになりかねん。あとは名付けるなら震撃一突(しんげきいっとつ)かな?

 

爆「クソが!」

 

轟「吹雪の次は地震かよ。」

 

法「どう?驚いた?」

 

爆「誰が驚くか!」

 

法「そう。それとそろそろ体が堪えてきたんじゃない?」

 

こんな猛吹雪の下に何時までも曝されていてはもう限界が近いはず。

 

爆「こんなもんちっとも寒くねーわ!」

 

法「まーまー、そう強がりなさんな。ちと待ってな。()()()()()()から。」

 

轟「ん?今なんつった?()()()()()()?この猛吹雪を?」

 

法「見てれば分かるよ。スゥーー...」

 

そう言って天雨を抜刀術の構えで意識を集中させ、放ったその技は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霽天日和(せいてんびより)

 

 

ブォンッ!

 

ブワァッ!

 

爆・轟「!?!?」

 

 

なんという事か。彼が天雨を上へ振るった瞬間、つい先程までの猛吹雪が嘘のように、一瞬にして晴れに様変わりしているではないか。

 

轟「なっ!?」

 

法「だから言っただろ、直ぐに晴らすって。」

 

 

 

 

 

芦「あれ!?さっきまで吹雪だったのが!」

 

八「晴れていますわ!」

 

切「マジか!そんな事も出来んのか!」

 

峰「こんなんチート確定だー!」

 

緑「凄い...凄い過ぎるよ法雨君...!」

 

オ(やれやれ...君は何回我々を驚かせれば気が済むんだ!法雨少年!)

 

 

 

法「さーてと、これで心置き無く戦える訳だけど、2人には少し俺の技の手合わせ人として付き合って欲しいんだけど。」

 

轟「ったく、今度はなんなんだよ。」

 

爆「何だろうが関係ねぇ!やってやるからさっさとしろや!」

 

法「へいへい、んじゃ。」

 

天之助は構え、気を集中させる。

 

 

 

 

ビリビリ...

 

 

法「ハァーーーーーー...」

 

 

ビリビリビリ

 

すると天之助が宙に浮き、電流が彼の体中を走る。そして、

 

 

法「ハァ!!

 

 

 

バリバリバリバリ!!

 

 

2人はとっさにガードした。光が落ち着くと、2人が目にした者は...

 

爆「.........!?」

 

轟「何だよ、その姿!?」

 

 

天之助のその姿は、全身が蒼白く発光しており、電気がバチバチと鳴り、背中には雷神の太鼓の様な物が浮いており、更には、龍の様な物が2匹、周りを漂っていた。

 

 

法「これか?そうだなぁ...名付けて言うなら..............(れい)靊霳(ほうりゅう)かな?つっても、この形態はまだ未完成だけど。」

 

 

爆「それがどぉしたー!」

 

爆豪が臆せず再度突っ込む。

 

爆「死ぃねぇー!!」

 

法「.....。」

 

BOOOOOMB!!

 

強烈な爆破を放った。

 

爆「ハッ!粋がってんじゃねーぜ!」

 

確実に入ったと誰もがそう思った。が、

 

 

 

 

 

 

 

 

法「なんなんだァ...今のはァ...」

 

爆「ナニィ!?」

 

轟「.......もう驚くのにも疲れてきたぞ。」

 

法「ハッハ。クリティカルヒットしたと思ったか?残念だったな。人間がどうやって雷を倒すというのだ。」

 

爆「ふざけやがってぇー!」

 

法「さぁ、次は轟、お前の番だ。どこからでもかかって来い。」

 

轟「挑発のつもりか?だが乗らせてもらうぜ!」

 

轟の冷気が増してゆく。

 

 

轟「ハァ!!」

 

氷が瞬時に天之助を覆ってゆく。みるみる内に、天之助は氷の厚みで見えなくなった。

 

 

轟「...どうだ?」

 

 

ビキッ

 

 

轟「!」

 

 

ビキビキッ

 

 

轟「マジか...」

 

 

バッキーーン!

 

 

天之助は何事もなかったかの様に平然としていた。

 

法「ただ凍らせるだけでは、我に意味は成さんぞ。」

 

轟(やっぱここで使うべきか?いや、これだけで戦うって決めてんだ!)

 

法「それでは、今度は此方からいくぞ。」

 

天之助が右手を挙げ、2人は身構える。何が来るのか想定できないからである。

 

法「身構えるのはいいが」

 

 

シュッ。

 

 

法「敵が瞬間移動でもしてきたらどうする?」

 

「「!?」」

 

またしても後ろに立たれる。攻撃しようとしたが、遅過ぎた。何故なら...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霎霆(しょうてい)

 

 

バンッ!!

 

爆・轟「ガハッ!?」

 

既に攻撃されていた。

 

爆「チキショウ...」

 

轟「ク...ッソ.....」

 

 

2人が気絶したのを確認すると、元の姿に戻った。

 

法「安心しな、だいぶ手加減して打ったから。それとすまねぇな、2人共。出番あんまり見せれなくて。けど、圧倒的な奴が近くにいれば、もっと強くなれると俺は思うよ。」

 

 

かくして天之助の敵チームの勝利に終わった。

 

 

 





強い(確信)
姿は某海賊漫画の変顔神の最終形態のオマージュ的なあれです。


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マスコミ、委員、昼飯と説明

挿絵ください。(描こうとしたけど、ド下手だった。誰か...)



訓練終わって帰って来たら、どちゃくそ質問責めされた。なんとなくは予想してたが。そりゃそうか。吹雪降らせるわ、いきなり晴らすわ挙句には雷になるわ。聞きたい事は山ほどあっただろうね。あらかた説明したら、納得してくれた。

 

 

 

 

 

 

 

所変わって翌日。校門前にやたら人集りができている。マスコミだ。オールマイトが教師になったから、その取材だろう。その中にデックンとお茶子ちゃんらしき人影が見える。巻き込まれたのか。どうしよう、昨日あんだけ質問責めされたのに、今日も質問責めとか勘弁願いたい。

 

「あっ!雄英の生徒だ!すいませーん!」

 

あ、やべ、ロックオンされた。コッチ来んなよ。ヤダよ。捕まりたくねぇよ。...こうなったら!

 

「すいません!ちょっといi(ビュンッ!)...え?」

 

 

ステップ!≡ \( ˙-˙ )/ステップ!≡((((((((っ・ω・)っスススのステップ!三┏( ^o^)┛

 

 

自前の身体能力の身のこなしでマスコミの集団を瞬く間に掻い潜り、

 

緑「うわっ!」

 

麗「わわっ!」

 

デックンとお茶子ちゃんの手を引き、何とか抜けられた。

 

法「ふい〜。2人共大丈夫?」

 

緑「う、うん。何とか...」

 

麗「ありがとう。助かったよ〜。」

 

法「どいたま」

 

またマスコミに捕まらない内にさっさと教室に向かった。

 

 

相「昨日の戦闘訓練お疲れ様。Vと成績を見させてもらった。爆豪。お前はもうガキみてぇなマネすんな、能力あるんだから。」

 

爆「...わぁッてる。」

 

相「で、緑谷はまた腕ブッ壊して一件落着か個性の制御。いつまでも『出来ないから仕方ない』じゃ通させないぞ。俺は同じことを言うのが嫌いだ、それさえクリアすればやれることは多い。焦れよ緑谷」

 

緑「っはい!!」

 

相「それと法雨。制御できるからとはいえ、アレは流石にやりすぎだ。それで慢心してるなら改めろ。慢心してる奴は大抵碌なモンじゃない。」

 

法「分かってます。」

 

相「さて、HRの本題だ。急で悪いが今日は君らに...」

 

((((((また臨時テスト!?))))))

 

 

 

 

相「学級委員長を決めてもらう。」

 

「「「「「「学校っぽいのキターー」」」」」」

 

 

「委員長!!やりたいですソレ俺!!」

 

「リーダー!!やるやるー!!」

 

「ボクの為にあるヤツ☆」

 

「私やりたーい!」

 

「俺がやる!俺が!!」

 

みんなスゲーな。自分から率先してなりにいくんだから。俺にはそんなリーダー気質がある訳でもないからしないけど。戦う自信はあっても、統率する自信はないです。

 

飯「静粛にしたまえ!!」

 

飯田君の一言で一同が静まり返る。

 

飯「他をけん引する責任重大な役職だぞ!「やりたい者」がやれるモノではないだろう!周囲からの信頼あってこそ務まる聖務!民主主義に則り真のリーダーを皆で決めるというのならこれは投票で決めるべき議案!」

 

と中々説得力のある言葉だ。が.....

 

((((((腕そびえ立ってんじゃねーか!))))))

 

法(その腕が無ければもっとあったよ。説得力...)

 

上「なんで発言した!?」

 

蛙「日も浅いのに信頼もクソもないわ、飯田ちゃん。」

 

切「そんなん皆自分に入れらぁ」

 

飯「だからこそここで複数票を獲った者こそが真に相応しい人間という事にならないか?どうでしょうか!先生!」

 

相「時間内に決めりゃ、なんでもいいよ。」

 

そう言って相澤先生は寝袋に入って寝た。

 

そして投票結果はと言うと...

 

 

 

 

 

 

 

俺が委員長になった。なして?どうやら俺に3票入ってたようだ。おい、誰だ入れたヤツ。

 

相「つーわけで、委員長が法雨、副委員長が八百万に決まりだ。」

 

八「悔しいですわ...」

 

俺なんか悔しくもなんともないよ。ねぇ誰か変わってくんなせぇよ〜。

 

 

 

 

昼時。食堂に来ております。

 

麗「にしても人が多いね」

 

飯「ここはヒーロー科のほかにサポート科や経営科の生徒もここで食べるからな。」

 

法「にしても何で俺ぇ?務まる感じしないよ〜。」

 

緑「法雨君ならきっと上手くやれるよ!」

 

飯「緑谷君の言う通りだ!委員長に任命された以上、務めを果たさねば名折れになってしまう!自分の出来る事をしっかり全うするんだ!俺は応援してるぞ!」

 

法「あー、うん。ありがとう...でも、それを言うなら飯田君は委員長になりたかったんだよね?」

 

飯「そ、それは...やりたいか否かの判断は別として僕は僕の正しい判断に従ったまでだ。」

 

緑・麗「僕!?」

 

飯「あっ...」

 

法「僕?俺じゃなくて?」

 

麗「前々から思ってたけど、飯田君ってもしかして...坊ちゃん?」

 

飯「 ぼっ!?...そう言われるのが嫌で一人称を変えていたのだが...」

 

更に話を聞くと、飯田家は代々ヒーロー一家で、彼の兄こと「インゲニウム」に憧れ、この雄英に来たと言う。しかし、自分には人を導くのは早いと、デックンに入れたらしい。

 

緑「アレ飯田君だったの!?」

 

法「んー?じゃあ俺に入れたのは一体?」

 

麗「私は入れてないよ。」

 

緑「あ、その、えと.....君に一票に入れたの...僕なんだ...」

 

法「ふーん...そっかーデックンかー...」

 

緑「み、法雨君?」

 

法「いや、今はもうめんどいから辞めたけど、もし俺に入れた奴見つけたらヌッ殺すつもりだったからな。(ꐦ ´͈ ᗨ `͈ )」

 

緑・麗・飯(笑顔で凄く怒ってる!!!そんなに嫌だったの(か)!?)

 

そんな事を言ってると、お茶子ちゃんが話を変えるべく、俺に質問してきた。

 

麗「そ、そういえば!法雨くんの個性についてもっと詳しく聞きたいな〜!」

 

緑「(ナイス麗日さん!)そ、そうだね!法雨君の個性“雨冠”、僕も凄く興味あるよ!」

 

法(無理矢理変えた感あるけど、まいっか。)

 

法「良いよ。これから長い付き合いになるんだから話しておいても良いかな。んじゃ、俺の個性“雨冠”についてもう少し言及してみようか。では質問どぞ。」

 

 

 

飯「まず、b..俺からいいか?訓練が始まった直前、吹雪を発生させていただろう?雪を降らせるのにも雲がいる。しかしあれだけの範囲の雲ともなると、最低でも数秒は掛かる筈だ。どうやって出したんだ?」

 

法「あーそれね。それはねぇ...雲は霨霠(いいん)、雪は霙雱(えいほう)を使ったからだな。」

 

緑「イイン?」

 

麗「エイホー?」

 

法「そう。霨霠の霨は【雲がもくもくと起こるさま】霠は【曇る・陰る・雲が太陽を覆う】とかの意味を持ってる。それらを合わせることによって、あれだけ早く広げられたってわけ。」

 

飯「なるほど...」

 

法「で、霙雱の霙は(みぞれ)の事で、雱は【雪がさかんに降るさま】って意味。最終的には猛吹雪になったけど。」

 

麗「そーなんだ〜。」

 

飯「では次に、あの猛吹雪を一瞬にして晴れにしていたが、あれは?」

 

法「それは霽天日和(せいてんびより)だね。霽は【晴れ渡る】の意味があるから、猛吹雪さえも瞬で吹っ飛ばすのよ。」

 

緑「じ、じゃああの雷神みたいなのは!?かっちゃんや轟君を一瞬で倒す程に強かったけど!」

 

法「.....それはね、(れい)靊霳(ほうりゅう)と俺は呼んでる。」

 

緑「う、うん...」

 

麗「名前からして、何か強そう!」

 

法「そもそも『靊霳』ってのが雷神を意味してて、龗は(おかみ)とも読めて、【水、雨、雪を司る水の神、龍蛇の神】と呼ばれてたらしいよ。」

 

飯「なんと!そんな雨冠の漢字もあったのか!それは俺も知らなかった。」

 

法「まぁその辺は中国とかそんな所からだから。そんでもって、龗・靊霳の一番の特徴が『雷そのものに成れる』こと。」

 

麗「えー!?」

 

飯「雷そのものに!?それであの時、攻撃が効いていないように思えたのか。」

 

法「そだね。あの状態なら大抵の物理攻撃とかは効かないし。」

 

麗「マジか.....!」

 

龗・靊霳のあまりの強さに3人は少し引いた。

 

緑「ホントに凄いね...法雨君は。神様級の力も持ってて」

 

法「あんがと、デックン。でもアレはまだ未完成だから調整中だぞ。」

 

緑「あれで未完成!?」

 

飯「今でも十分に強いと思うのだが...」

 

法「何を言ってんだい。俺だってまだ学生よ?成長の真っ最中なんだから、今以上に強くならんと。」

 

緑(君の場合、もう色んなプロに通じるほど強いんだけどなぁ。)

 

様々な説明をしていると...

 

 

 

ブーー!ブーー!

 

『緊急警報発令!!セキュリティ3が突破されました!!生徒の皆さんは屋外へと避難してください!!これは訓練ではありません。繰り返します...』

 

緑「な、何だ!?」

 

飯「どうやら侵入者がいるようだ!皆を落ち着かせねば!」

 

そう言って大声で

 

『大丈夫!!!ただのマスコミです!!何もパニックになることはありません!大丈夫!!ここは雄英!!最高峰の人間に相応しい行動をとりましょう!!』

 

しかし、まだパニックを起こしている生徒が大半いる。...俺も一言だけでも言うか...

 

法「スゥーーーー...」

 

 

 

 

『皆さーん!一旦落ち着きなはれーい!!』

 

 

「「「「「「「「!?!?」」」」」」」」

 

するとたちまち騒がなくなった。

 

法「はい飯田君。もう一度。」

 

飯「あ、あぁ!分かった!」

 

飯田君が再度呼びかけた事でパニックも無事収まった。やっぱこの人委員長に向いてるよ。

 

因みにさっき俺は個性を使った。それがこちらの雨冠( ^o^)☞ 読み(コウ、ショウ、ソウ、トウ)と読む。雨関係もあるが、【やかましい】という意味もあるそう。

 

どうやらマスコミが大勢侵入したようで、警察が来た途端、足早に去って行った。雄英の防衛システム、雄英バリアー。(ナマエダサッ)防衛性能が働かなかったのか、それとも誰かの仕業なのか。用心するに越したことはない。

 

 

 




USJどう書こう...


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嵐の前の静けさ


口内炎って痛いよね。アナタはどこにできる?自分はいつも舌にあるよ。



 

午後、飯田君の活躍によりパニックを収えられた為、俺は飯田君を委員長に任命した。本人もやる気なようで助かったよ。ぶっちゃけて言っちゃうと似合わないのとめんどかったから。ガンバ飯田君。

はてさて、えーと次は...何だっけ?あれ?ここに来てド忘れが。•́ω•̀)

 

 

相「今日のヒーロー基礎学だが...俺とオールマイトそしてもう一人の三人体制で見ることになった。」

 

瀬「ハーイ!何するんですか?」

 

相「災害水難なんでもござれ、人命救助訓練だ。」

 

あーUSJだ。そうだそうだ。ヌッポリ忘れてた。

 

上「レスキュー....今回も大変そうだな。」

 

芦「ねぇー!」

 

切「バカおめーこれこそヒーローの本分だぜ!?鳴るぜ!!腕が!」

 

蛙「水難なら私の独壇場。ケロケロ」

 

法「俺も救助系のはあるから大丈夫かな?」

 

相「おい、まだ途中。今回コスチュームの着用は各自の判断で構わない。中には活動を制限するコスチュームもあるだろうからな。訓練場所は少し離れた場所にあるからバスに乗っていく。以上準備開始。」

 

俺はコスチュームを着ていこう。レインコートまんまだし、雨の中の救助もあるかもしれないし。

 

飯「みんなー!バスの席順でスムーズにいくよう、番号順に2列で並ぼう!!」

 

と笛を鳴らしながら皆を纏めるべく、しっかりと委員長を果たそうとしている。やっぱ変わって良かった。

 

緑「飯田君、フルスロットル...」

 

こうしてバスに乗ったのだが

 

 

飯「くそぅ、こういうタイプだったか...」

 

芦「意味なかったな〜。」

 

乗るバスは前の部分が対面式の座席で、結局は好きな席に座る事となった。DONMA I I DAだね。

 

蛙「私、思ったことは何でも言っちゃうの。緑谷ちゃん。」

 

緑「あ!?はい!?蛙吹さん!」

 

「梅雨ちゃんと呼んで。」

 

緑「つ、つっ」

 

蛙「あなたの個性オールマイトに似てる。」

 

緑「えっ!?そそそうかな!?いや、僕はそのえと...!」

 

切「待てよ梅雨ちゃん。オールマイトはケガしねぇぞ。似て非なるアレだぜ?」

 

まぁそりゃ言えんよな。自分がオールマイトの個性受け継いだなんて。機密事項だし。俺は知っとるけんど深堀はせんとこ。今後の為にも。

 

切「しかし増強型のシンプルな個性はいいな!派手で出来る事が多い!俺の硬化は対人じゃ強ぇけど、如何せん地味なんだよなぁ。」

 

緑「僕はすごくかっこいいと思うよ。プロにも十分通用する個性だよ!」

 

切「プロなー!!しかしやっぱヒーローも人気商売みてぇなとこあるぜ?」

 

青「僕のネビルレーザーは派手さも強さもプロ並み⭐︎」

 

芦「でもお腹を壊しちゃうのはよくないね。」

 

青「うっ...」

 

法(純粋は時に人を傷つける。ハッキリ分かんだね。)

 

切「派手で強ぇっつったら、やっぱり轟と爆豪と法雨だよな!」

 

爆「ケッ」

 

法「そーかな?」

 

蛙「でも爆豪ちゃんは切れてばかりで人気でなそう。」

 

爆「んだとコラ出すわ!!」

 

蛙「ホラ。」

 

上「この付き合いの浅さで既にクソを下水で煮込んだような性格って認識されっるってすげぇよ。」

 

爆「てめえのボキャブラリーは何だコラ殺すぞ!!」

 

八「低俗な会話ですこと!」

 

麗「でもこういうの好きだ私。」

 

緑(かっちゃんがイジられてる.....!)((;゚Д゚))

 

相「もう着くぞー!いい加減にしとけー!」

 

「「「「「「「「はい!」」」」」」

 

「ホープー皆さん、待ってましたよ。」

 

緑「スペースヒーロー【13号】だ!!救助活動でめざましい活躍をしている紳士的なヒーロー!!」

 

麗「わぁー!私好きなの13号!」

 

中に入るととてつもなくだだっ広い。ココだけでどんだけ金かかったんだろ。

 

切「すっげー!USJかよ!」

 

13「水難事故、土砂災害、火事、暴風、エトセトラ。あらゆる事故や災害を想定し、僕がつくった演習場です。その名も!ウソの災害や事故ルーム!略して、U・S・J!!」

 

((((((ホントにUSJだった!))))))

 

あれだね。関西のテーマパークの方を想像しちゃうね。

 

 

 

 

13「えー始める前にお小言を一つ、二つ....三つ..四つ....」

 

((((((((増える...))))))))

 

13「皆さんご存じかと思いますが、僕の個性はブラックホール。どんなものでも吸い込んで塵にしてしまいます。」

 

ブラックホールと聞くと某火星人を連想してしまう自分がいる。

 

緑「その個性でどんな災害からでも人を救い上げるんですよね!」

 

その横でお茶子ちゃんがえらい速度で頷いとる。ハエェーイ。

 

13「ええ...しかし簡単に人を殺せる力です。皆さんの中にもそういう個性がいるでしょう。超人社会は個性の使用を資格制にし、厳しく規制することで一見成り立っているようには見えます。しかし、一歩間違えれば容易に人を殺せるいきすぎた個性を個々が持っていることを忘れないでください。相澤さんの体力テストで自身の力が秘めている可能性を知り、オールマイトの対人訓練でそれを人に向ける危うさを体験したかと思います。この授業では...心機一転!!人命のために個性をどう活用するか学んでいきましょう。君たちの力は人を傷つけるためにあるのではない。助けるためにあるのだと心得て帰って下さいな。以上ご清聴ありがとうございました。」

 

「ステキー!」

 

「ブラボー!ブラボー!」

 

カッコよ。俺のも例外ではない。個性はもちろん、この雨傘剣天雨もそうだ。こいつも単体ながら殺傷力は充分にある。肝に銘じておきます。

 

 

相「よーし、んじゃまずは...」

 

法「.....!」

 

噴水近くの奥の方に黒いナニかが現れ、その瞬間、空気が変わった。

 

相「ひとかたまりになって動くな!」

 

「「「「「え?」」」」」

 

相「13号、生徒を守れ!」

 

すると黒いナニかから複数人の誰かが出てきた。

 

切「何だアリャ?また入試の時みたいにもう始まってるパターン?」

 

相「動くな、あれは.....ヴィランだ!」

 

「「「「「「「「!?」」」」」」」」

 

法(来たか...死柄木弔さんよ...)

 

 





次回・天之助がヤべェーイ。


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マンインオンレイ

天之助が怖く見えるかも


「13号に......イレイザーヘッドですか...先日頂いた教師側のカリキュラムではオールマイトがここにいるはずなのですが......」

 

相「やはり先日のはクソ共の仕業だったか」

 

「どこだよ?せっかくこんなに大衆引き連れてきたのにさぁ。オールマイト...平和の象徴...いないなんて......子供を殺せば来るのかな?」

 

法(アレが(ヴィラン)。途方もない悪意...か。)

 

切「敵ッツ!?バカだろ!?ヒーローの学校入り込んでくるなんてアホすぎるぞ!」

 

八「先生、侵入者用センサーは!?」

 

13「もちろんありますが...!」

  

轟「現れたのはここだけか学校全体か......校舎と離れた隔離空間。そこに少人数が入る時間割......バカだかアホじゃねえ。これは何らかの目的があって用意周到に画策された奇襲だ。」

 

相「13号、避難開始!上鳴、お前の個性で連絡を試せ」

 

上「っス!!」

 

緑「先生は!?先生は一人で戦うんですか!?あの数じゃいくら個性を消すって言っても!イレイザーヘッドの戦闘スタイルは敵の個性を消してからの捕縛だ!正面戦闘は...」

 

相「覚えとけ緑谷。一芸だけじゃヒーローは務まらない。」

 

そう言って下へと降りて行った。個性を消しながら連携を崩してゆく。

多人数戦も対策済みのようだ。しかし、向こうには脳無がいるから..........ん???

 

 

(;つд⊂)ゴシゴシ (;・・)ジー

 

アレレ〜?おっかしいな〜脳無が2体居るように見えるぞ〜。

 

 

 

 

 

 

 

アイエエエ!?ナンデ2体!?2体ナンデェェェ!?

 

待て待て待て!!?原作では1体だけな筈だろ!?

 

ヤバい(確信)

 

ともかく今は指示に従おう。と言っても...

 

 

「させませんよ。」

 

うん。知ってた。黒霧が妨害してくるの。

 

黒霧「初めまして我々は敵連合。僭越ながら......この度ヒーローの巣窟雄英高校に入らせて頂いたのは平和の象徴オールマイトに息絶えて頂きたいと思ってのことでして。本来ならばここにオールマイトがいらっしゃる筈...ですが何か変更があったのでしょうか?まぁ...それとは関係なく...私の役目はこれ...」

 

切・爆「オラァ!!」

 

ドカーーン!!

 

切「それまでに俺たちにやられることは考えてなかったか!?」

 

しかし効いたかのように思えたが黒霧には効いていなかった。

 

黒霧「危ない危ない...。そう、生徒といえど優秀な金の卵...」

 

13「!!ダメだ、どきなさい2人とも!」

 

 

 

散らして、嬲り殺す

 

そして皆が黒い霧に包まれていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うーん.....お?ここは...火事?火災ゾーンか。

 

法(さーてライト、ここまでは原作通り。だがどういう事だ?何故1体だけの筈の脳無が2体になってんの?まさか俺が介入した事によって、一部改変が起こったのか?)

 

そんな事を考えていると...

 

「「「へへへ...」」」

 

敵だ。

 

「よぉ〜僕ちゃん。お前に恨みは無いがs...グボァ!?」

 

「な!?居ない!?一体どk...グハァ!?」

 

「ひっ!?」

 

法「個々の個性も知らん癖して粋がるのはダメでしょう。もーちっと情報集めて来いよ。」

 

「ひっ.....こ、こんなの聞いてないぞ!?」

 

法「そりゃそでしょ。てーい。」

 

「グギャア!?」

 

やれやれʅ(´⊙ω⊙`)ʃ皆もこんなの大人にならない様に、気を付けましょうね〜。

 

「おい!こっちにも居たぞ!」

 

おーおー、群がる群がる。広範囲技も幾つかあるけど.....あ、()()があるな。威力抑えりゃ、死なないでしょ。

 

 

「死ねやァァ!!!」

 

敵が突っ込んで来る。が、俺には特に関係ないけど。

 

ブンブンと天雨の持ち手の引っ掛け部分を回転させていると、

 

 

「な、何だ!?」

 

「なんつー風だ!?」

 

「巻き込まれる!?」

 

はい。思う存分巻き込まれちゃってください。

 

法「ソイヤァ!」

 

 

「「「「「うわあああ!?!?」」」」」

 

 

 

 

 

(つちぐもり)(まい)

 

 

 

霾とは。巻き上げられた土砂で空が曇ること。風に巻き上げられた土砂が降ることを意味する。

 

この時、風と一緒に土も生成されている。知らんけど。まぁそれが敵にべしべし当たってるから良いや。(イインカイ)

 

バタバタと敵が落ちてくる。全員気絶しているようなので手間が省けるってもんだ。とりあえず集めて一塊にでもしておくかな。

 

「おーい!法雨ー!」

 

「おや。確か尾白君だったか。」

 

尾「ああ。お前もココに飛ばされたんだな...ってえぇ!?此奴ら!もしかして全部法雨がやったのか!?」

 

法「そだよ。軽くあしらった程度だけど。」

 

尾「えぇ...」

 

法「ちょっと此奴らまとめときたいから手伝ってもらえる?」

 

尾「あ、あぁ。」

 

しばらく俺と尾白で敵を1箇所にまとめておいた。

 

「う、うーん...」

 

法「当身。」

 

「うっ!?」

 

法「そーいやそっちってどうだったの?敵。」

 

尾「あー俺は逃げるの専念したから戦闘はしてないかな。」

 

法「そっか。まぁそれも1つの手か。」

 

無理に戦う事もない。逃げてもいい。そういう時もある。

 

尾「それじゃあ、皆と合流しよう。」

 

法「了解( ・ω・)ゞ」

 

 

 

俺らは広場の方へ向かっていると、オールマイトが脳無と対峙している真っ最中だった。最終的には脳無を遥か彼方へ吹っ飛ばすのだが、脳無は2体。流石のオールマイトも荷が重すぎる。

 

死「脳無は対平和の象徴の怪人...いくらお前でもそれを2体も相手するのは可哀想か!フフフ...」

 

オ(くっ!1体だけならまだしも、2体は流石にヤバいな!だからといって、ここで引くわけにもいかん!!)

 

死「頑張るね〜。それが何時までもつかな?俺的には早くリタイアするのをオススメするよ...。」

 

オールマイトが1体の脳無に殴りかかろうしたその背後から

 

 

[ウガァァァァァ!!!]

 

もう1体が襲いかかってきた!

 

(!?ヤバい!?)

 

緑「オールマイト!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

法「させねぇよ?」

 

ドゴォッ!

 

[グギャッ!]

 

俺の蹴りで脳無は後ろへと転がって行ったが、すぐ体制を立て直した。

 

オ「フンっ!!」

 

[グルッ!]

 

死「オイオイオイオイ、何だよ、あのガキィ...」

 

オ「法雨少年!?」

 

法「オールマイト。「危険だから君は下がっていなさい」だなんて温いことは言わんといてくだせぇよ?アナタはもう1体の方に集中してください。もう片方は俺が対処します。」

 

オ「しかし!脳無のあの個性は...「ショック吸収」...!」

 

法「でしょ?」

 

オ「そ、そうだが...」

 

法「なら何ら心配要りません。俺は()()()()()を持っている。」

 

オ(何ッ!?あの脳無を!?)

 

法「だから、大丈夫です。俺を信じて。皆がオールマイトは絶対に勝つと信じててくれるように、アナタも俺が勝つと、信じてくだせぇ。」

 

オ(法雨少年...!)

 

 

少し考えた末...

 

 

オ「.....分かった。だがこれだけは約束してくれ!」

 

法「.......。」

 

 

 

 

オ「死ぬなよ。」

 

 

法「委細承知」

 

 

死「話し合いは終わったか?じゃあ仲良く死ね。」

 

 

[[グガァァァァァ!!]]

 

 

法「さてと、いっちょやったりますか。」

 

 

俺と脳無の対決が火蓋を切って落とされた。

 

 

一方...

 

切「おーい!そっちの状況は!?」

 

緑「大変なんだ!法雨君があのオールマイトを殺す為の脳無ってヤツのもう1体とやり合ってるんだ!!」

 

「「「「「ええ!?」」」」」

 

 

[グルァ!]

 

法「ホイッ!」

 

天之助は今、常時【霸】と【雷】を発動している。相手が「ショック吸収」と分かっているからだ。なので【霸】のゴリ押しと、脳無に触れた時に【雷】を流しているので、吸収の許容を限界にまで上げている。

 

法「行くぞぉー!!」

 

[グラァァ!!]

 

 

霸力天下(はくりょくてんげ)!!」

 

法「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!!」

 

[ギャオオオオオオオオオオ!!]

 

天之助と脳無のラッシュの速さ比べが勃発した。迫力は有無を言わずとも圧巻の一言。凄まじい競り合いに皆言葉を失っていた。

 

緑(何て気迫!あの脳無と互角に戦っている!)

 

切「なぁ、アレってオールマイト専用の敵だろ!?法雨のヤツ、互角にやり合ってねーか!?」

 

轟「いや、よく見ろ。法雨の攻撃がアイツに当たる回数が多くなっていってやがる!法雨が押してきてるんだ!」

 

 

 

法(そろそろ()()()の出番かな。使うことがまず無いだろうけど、此奴になら容赦なく使える。)

 

脳無を遠くへ飛ばし、一度距離を取り、準備をする。

 

[グガァァァァァ!!]

 

飛ばされても、またこちらへ向かって来る。

 

緑「法雨君!!」

 

法(心配すんな、デックン。ただ、今から使うヤツはヤベェからな。)

 

法「ハァァァ...............」

 

すると天之助の足元から薄い黒煙のような何かが吹き出てきた。たちまち黒い物体が線を引き、横6m、高さ10mの長方形の形を作り、真ん中に線が降り、まるで扉のような物ができた。

 

緑(何だ?アレ?法雨君はなんかボソボソと言ってるし...)

 

他の皆も固唾を呑んで見ることしかできなかった。

 

法(ショック吸収.....物理的には強いが.......精神的にはどうだろうな?ただ突っ込んで来る脳無には分かりっこないか。)

 

 

 

 

 

 

ギィーーー...

 

軋む音を立てながら、扉はゆっくりと開き、その中は暗闇に包まれるかの如く、何も見えない。天之助が一言こう言った。

 

 

法「行け。」

 

それと同時に扉の向こうで声が聞こえた。呻き声のような...悲しむ声のような...恨んでいる声のような...その中から出てきた物は.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャァァァーー!!!

 

そこから飛び出した物は手だ。その手は黒く、ただ黒く、悲鳴に似た声で脳無へと真っ直ぐ伸びて行った。その時、緑谷達は戦慄した。嘗てこれほどまでの恐怖があっただろうかと。

 

手が次々と脳無に纏着く。脳無は必死に剥がそうと抵抗するが、手の数が圧倒的に多い為、次第に体全体を覆い尽くしていった。

 

目の部分だけ見えたのか天之助をジロリと睨みつけるように見た。それも最早意味の無い事だろうが。

 

法「じゃあな。平和の為の礎と成れ。」

 

脳無を闇へと引き摺りこんで行く。その名は

 

 

 

 

 

 

 

満闉怨靈(まんいんおんれい)

 

 

バターーン!

 

 

 

扉が閉まると、黒い物体も消えていった。

 

 

緑「み、法雨君...」

 

法「おー、終わったぞ。いや〜、疲れた疲れた。」

 

そう言いながら腕を回していた。

 

緑(本人は至って疲れているようには見えないけど...)

 

轟「なぁ、何なんだ?アレは?」

 

法「それはまた今度。今は別の事があるだろ。」

 

オールマイトも方がついたみたいだし、援護にまわるか

 

死「何だよ...衰えた?嘘つけ...!チートが!」

 

法「さて、どうする?手駒はいなくなった。残るはアンタらくらいだが?」

 

死「もういい...帰るぞ、黒霧。」

 

緑「!!待てっ!!」

 

法「お前が待てい。」

 

緑「!何で!?」

 

法「その体で何ができる?それで今どれ程のことができる?見ただろ?俺が言えた事じゃねーけど、これが敵と戦うってこった。」

 

緑「.............。」

 

死「じゃあな、オールマイト。次こそは必ず殺す。お前もだ。覚えたからな。」

 

法「あっそ。そんときゃ返り討ちにしてやるよ。」

 

そうして死柄木と黒霧は居なくなった。

後ほど飯田君がプロヒーロー達を連れて来てくれて、残りの敵達も捕えられた。俺は相澤先生など負傷した人を霑癒恵で片っ端から治していった。一先ず一件落着だな。また質問責めされないかな...。

 

 

 

 




どこからそんなアイデア(靈)が出てくるんだ?


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少し変わるその後

法「ア゛ーー!やっと全員の回復終わった(;´Д`A)」

根「お疲れ様だね。」(´・ω・)ノ゙

法「こ、校長!?」Σ(゚д゚;)


 

 

 

 

街中・とあるBAR...

 

死「...........................クソが、あんの野郎...何なんだよ........!脳無もやられた...!手下共は瞬殺...!ガキ共も強かった!平和の象徴も健在...!話が違うぞ!先生!!」

 

『違わないよ。ただ見通しが悪かったね。』

 

《舐めすぎたな。敵連合なんてチープな団体名で良かったわい。》

 

通話で2人声だけが聞こえた。

 

《所で、ワシと先生の共作、(脳無)は?》

 

『回収してないのかい?』

 

黒霧「.....吹き飛ばされました。」

 

《なにっ!?》

 

黒霧「性格な位置座標も把握できなければ、幾らワープとはいえ探せないのです!...そのような時間を取れなかった...。」

 

《もう1体の方は?》

 

黒霧「もう1体は...雄英の生徒と思わしき人物に...消されました。」

 

《消された!?一体どういう事だ!?》

 

黒霧「詳しい事は分かりませんが...その時、彼の後ろに扉のような何かが現れ、その中から無数の手が伸び.....引き摺りこまれたのです...。」

 

《折角オールマイト並のパワーにしたのに...!》

 

『ま、仕方ないか...残念...。』

 

死「...パワー.....。そういやそいつ、オールマイト並にパワーもスピードもあったな...。」

 

『へぇ...。』

 

死「そいつが邪魔してなけりゃ、オールマイトを殺せたのに!イレイザーヘッドもガキ共も殺せてた!許せねぇ...。いつか必ず殺してやる!」

 

 

『悔やんでも仕方がない。今回の事だって決して無駄にはならないハズだ。精鋭を集めよう。じっくり時間をかけて。我々は自由に動けない。だからこそ君のようなシンボルが必要なんだ。死柄木弔。次こそは君という恐怖を世に知らしめよう!』

 

そこで通話は途切れた。男は1人、考え事をしていた。

 

『全盛期のオールマイトとほぼ同等の...またはそれ以上の少年か...フフフフ、是非とも欲しくなるなぁ.....彼の個性。』

 

 

 

 

 

 

 

 

後に警察が来て、残ったヴィラン達を逮捕した。怪我人は全部俺が治療したんだよ。もうクタクタなのよ(´・ω;`)。

 

「19...20...21...と、良し。ほぼ全員無事か...。」

 

クラスの皆から安堵の声が聞こえた。

 

葉「尾白君......今度は燃えてたんだって。......強かったんだね。」

 

尾「ヒット&アウェイで凌いでいたよ。...まぁ倒したのは全部法雨だけど...葉隠さんはどこにいたんだ?」

 

葉「土砂のとこ。轟君クソ強くてびっくりしちゃった!」

 

尾「なんにせよ無事でよかったね。」

 

轟(凍らすとこだった...危ねぇ。)

 

青「僕がいたところはね......どこだと思う?」

 

常「そうか...やはり皆の所もチンピラ同然だったか...」

 

切「ガキだって舐められた!」

 

青「どこだt...」

 

瀬「やっぱり大穴空けたのオールマイトか...」

 

佐「相変わらずスゲーパワー。」

 

障「あぁ、流石だな。」

 

青「どこだと思う!?」

 

蛙「.......どこ?」

 

青「秘密さ!」

 

「取り敢えず、生徒たちは一旦教室に戻ってもらう。すぐに事情聴取という訳にもいかんだろ。」

 

蛙「刑事さん。相澤先生は...」

 

相「何だ?」

 

 

 

 

 

 

 

蛙「.......ケロ?」

 

 

................................................。

 

 

 

「「「「「「「相澤先生!?」」」」」」」

 

 

相「何をそんなに驚く?」

 

切「いやそりゃだって驚くでしょ!?あの化け物に酷くやられたんじゃ...」

 

蛙「というよりも...何ともなさそうに見えるけど...」

 

相「その辺は法雨の個性のおかげだ。アイツの治療でモノの4、5分で怪我がほぼ完治しちまってんだからよ。後遺症も残らずに済んだ。」

 

切「ス、スゲェ...」

 

麗「そうだ!13号先生は!?」

 

相「そっちも心配ない。13号も法雨が治したから安心しろ。」

 

麗「ホッ。良かった〜。」

 

切「法雨!やっぱオマエ、スゲェ奴だよ!」

 

蛙「法雨ちゃん。ありがとう。」

 

法「礼はいいよ。あんな中皆も頑張ってたんだし、俺は当然の事したまでだよ。」

 

相「まぁ何にせよ、全員無事で済んだんだ。ほらお前ら、教室戻るぞ。」

 

「「「「「「「「はい!!!」」」」」」」」

 

 

緑「法雨君!」

 

法「ん?どしたデックン。」

 

緑「改めてお礼言いたくって。ありがとう。また怪我治してもらっちゃったね。」

 

法「だ〜か〜ら〜、礼はいいって。俺はそれが当然の事だと思って実行したまでなんだから。それもヒーローとして当たり前でしょーよ。」

 

緑「うん。そうだね...そうだよね!それがヒーローの在り方だもん!それに、今の僕なら確信できるよ。君は最高のヒーローになれるって!」

 

 

 

法「.....!フフッ。」

 

緑「あ、あれ?僕、変なこと言った?」

 

法「...いや、そんなことねーよ。ただ...」

 

緑「ただ?」

 

 

 

 

 

法「その言葉が俺らヒーローを強くするんだなって。」

 

 

緑「!.....そうだね!」

 

法「さぁ〜て、これからどんな困難にぶち当たろうと、Plus ultraで乗り越えたろー!オー!!٩( ‘ω’ )و はいデックンも!」

 

緑「お、オー!」

 

 

 

 

 

 




次回・バカみたいに騒ぐ祭り行事


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STANDING BY

車の初心者マークが今日とれた。(聞いてねぇ)


USJの襲撃事件により、翌日臨時休校となり、その翌日。

 

相「雄英体育祭が迫ってる。」

 

「「「「「「「クソ学校っぽいのキタ━━!!」」」」」」」

 

耳「待って待って!!ヴィランに侵入されたばかっなのに大丈夫なんですか!?」

 

尾「また襲撃されたりしたら...」

 

相「逆に開催することで雄英の危機管理体制が盤石だと示す......って考えらしい。警備は例年の五倍に強化するそうだ。何より雄英の体育祭は......最大のチャンス。ヴィランごときで中止していい催しじゃねえ。」

 

峰「いや、そこは中止しようぜ?体育の祭りだろ?」

 

緑「峰田くん、雄英体育祭見たことないの?」

 

峰「あるに決まってるだろ。そういう事じゃなくてよ...」

 

相「ウチの体育祭は日本のビッグイベントの一つ。かつてはオリンピックがスポーツの祭典と呼ばれ全国が熱狂した。今は知っての通り規模も人口も縮小し形骸化した......そして日本において今、かつてのオリンピックに代わるのが雄英体育祭だ!」

 

八「当然全国のトップヒーローも見ますのよ。スカウト目的で!」

 

上「資格習得後はプロ事務所にサイドキック入りが定石だもんな!」

 

耳「そっから独立しそびれて、万年サイドキックってのも多いんだよね。上鳴そーなりそう。アホだし。」

 

上「え!?」

 

相「当然名のあるヒーロー事務所に入ったほうが経験値も話題性も高くなる。時間は有限。プロに見込まれればその場で将来が拓けるわけだ。

年に一回......計三回だけのチャンス。ヒーロー志望なら絶対に外せないイベントだ!」

 

「「「「「「はい!!」」」」」」

 

 

 

昼休み

 

切「あんなことはあったけど......なんだかんだテンション上がるなオイ!!活躍して目立っちゃ、プロへのどでけぇ1歩を踏み出せる!」

 

切島を含む、クラスメイト皆が盛り上がっている。3回しかないチャンスか...俺もアピール的なのしとくべきかな?

 

緑「皆すごいノリノリだ......」

 

法「(´・ω・)ネー」

 

飯「君は違うのか?ヒーローになる為在籍しているのだから燃えるのは当然だろう!?」

 

蛙「飯田ちゃん独特な燃え方ね、変。」

 

法「動きのクセよ。」

 

緑「僕もそりゃそうだよ!?でも何か...」

 

麗「デクくん...飯田くん...法雨くん...」

 

緑・飯・法「!!?」

 

麗「頑張ろうね!体育祭!」

 

緑「顔がアレだよ麗日さん!?」

 

芦「どうした?全然うららかじゃないよ麗日?」

 

法「ドえれぇ気合い入れてるって顔だな。」

 

峰「..生...(バチーン)

 

麗「皆!!私!!頑張る!!」

 

法「オー...スゲー勢いとキャラがふわふわしとる...」

 

 

などを話していると、相澤先生がやって来て

 

 

相「おい、法雨はいるか?」

 

法「ん?はい〜?」

 

相「少し話したい事あるから、ちょっと来い。」

 

法「あ、はい。」

 

 

 

 

 

そう言われ向かった先は生徒指導室...。

 

法(え?俺何か怒られるような事した??)

 

不安になりながらも中に入り、相澤先生が話し始める。

 

相「安心しろ。別になんかやらかしたとか、そんなんじゃねぇから。」

 

法「そ、そーなんですか?」

 

相「そうだ。これから話すのは体育祭の事についてだ。」

 

法(体育祭の事で?なんだろう?)

 

相「お前、何時もあの傘持ってるよな?アレはお前の個性による物か?」

 

法「えぇ、そうですね。俺の個性の一部みたいなもんですな。」

 

相「そうか...ならお前はアレ無しでも戦えるのか?」

 

法「...まぁ、出来ますね...」

 

相「そうか。じゃあ法雨、お前体育祭の本番、傘は使うな。」

 

 

 

法「.................え?」

 

 

 

 

 

 

 

法「えぇ!?天雨を!?!?」

 

 

 

相「声デケーよ。」

 

法「え!?なして!?理由プリーズ!?」

 

相「一旦落ち着け。お前は戦闘においても、あの傘を使ってるだろ?もし傘によって個性が発動してるのであれば使うことを許可しようとした。だが、無くても個性が使えるなら、それは武器と見なされる。ヒーロー科には、個性によるものではない武器の使用許可はされていなくてね。そう言う訳で本番は傘無しでよろしく頼むぞ。」

 

法「...それが決まりなら...分かりました。」

 

これまでの事を振り返ると、殆どが天雨のおかげで何とかなってきた。よくよく思えば頼りっぱなしのままだ。何時までも頼ったままじゃ良くないよな!もし天雨が使えなくなってしまった時の為に自分自身が強くなる必要がある!おっし!今まで頼っていた分、さらに強くなるぞー!!!!修行じゃーー!!

 

 

 

 

こうして放課後に訓練できるよう職員室へ申請しに行った。皆も考えてる事は同じで、何人か来ていたようだ。ギリギリセーフ_( ˙꒳˙; )_

厄介な相手になるのはやはり爆豪と轟だな。当日には強さも倍になるだろうから2人にも負けないくらいにしねーとな。俺は始まるまでの2週間、訓練場と家の山でぶっ続けで修行にのめり込んだ。もちろん天雨無しで。修行を始めてみると、やはり天雨が無いと少し劣る。がしかし、天雨があるのと同じ...いやそれ以上に出来ねーと意味がない!俺はやったるでい!

 

なんて言ってる間に時は流れる.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺はどこまで強くなれただろうか.....




優勝させよっかな〜?どーしょー?


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体育祭だよ!全員集合〜!


オデノハナバハボドボドダ!(鼻水やべぇ)


いよいよ開催される雄英体育祭。事件後ということもあって、多少の批判はあったものの、例年通り大いに盛り上がっていた。

 

 

 

 

1-A 控え室

 

葉「コスチューム着たかったなー」

 

尾「公平を期すため着用不可なんだってよ。」

 

法(とうとうこの日が来たか...とりあえず天雨無しで頑張ったけどどこまで強くなれてるか...)

 

飯「皆!準備は出来てるか!?もうじき入場だ!!」

 

緑(!?緊張してきた...)

 

峰「人人人人人...」ゴックン

 

轟「緑谷」

 

突然、轟が緑谷に声を掛けた。

 

緑「轟君……何?」

 

轟「客観的に見ても実力は俺の方が上だと思う。」

 

緑「へ!?う、うん」

 

轟「お前オールマイトに目ェかけられてるよな?別にそこ詮索するつもりはねぇが…お前には勝つぞ」

 

上「おお!?クラスナンバー2が宣戦布告!?」

 

切「急に喧嘩腰でどうした?直前にやめろって...」

 

切島が仲裁に入るが...

 

轟「仲良しごっこじゃねぇんだ。何だっていいだろ。」

 

そう言いあとを去ろうとすると...

 

緑「轟君が...何を思って僕に勝つって言ってんのかは分かんないけど、そりゃ君の方が上だよ。実力なんて大半の人に敵わないと思う...客観的に見ても。」

 

切「緑谷も、そーゆーネガティブな事は言わねぇ方が...」

 

緑「でも!皆、他の科の人も本気でトップを狙ってるんだ。僕だって...遅れをとるわけにはいかないんだ! 僕も本気で獲りにいく!」

 

プ『雄英体育祭!!ヒーローの卵たちが我こそはとシノギを削る年に一度の大バトル!!どうせテメーらアレだろ!?こいつらだろ!?敵ヴィランの襲撃を受けたにも拘わらず鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星!!ヒーロー科!!1年A組だろぉぉ!!?』

 

入場と共に歓声が沸き上がる。

 

緑「わぁぁ...人が凄い.....」

 

飯「大人数に見られる中で最大のパフォーマンスを発揮できるか、これもまたヒーローとしての素養を身につける一環なんだな」

 

切「めっちゃ持ち上げられてんな。なんか緊張すんな爆豪!」

 

爆「しねえよただただアガるわ」

 

 

その他の科の生徒も続々と入場してくる。

 

「選手宣誓!!」

 

と取り仕切るのは18禁ヒーローこと、ミッドナイトである。今年の主審でもあるらしい。

 

切「ミッドナイト先生...なんちゅー格好してんだ!」

 

上「流石は18禁ヒーロー!」

 

常「18禁なのに高校にいて良いのか?」

 

峰「良い!!」

 

峰田が食い気味に言う。つーか、学校側もよく許したな。

 

ミ「静かにしなさい!!選手代表! 1ーA 法雨 天之助!」

 

法「はい!」

 

ミッドナイト先生に呼ばれ、壇上に立つ。

 

法『選手宣誓...』

 

とつらつら聞き慣れた言葉を言い、最後に...

 

 

法『そして、敢えて言いますが、皆さんも同様に...てっぺんを狙っていることでしょう。しかし、強敵も多い。自分ではこいつにゃ勝てない...なんて思うこともありましょう。が、それでも諦めず、頑張って、てっぺんを取りたいでしょう?なので潰されないよう...

 

 

 

 

 

 

 

全力で叩き潰し返していきましょう。

 

 

 

 

 

と圧をかけるように言った。元々声が低い方なので、低音がいいアクセントになっただろう。他のクラスは少し驚き、だんまりな様子。

 

緑「みみ、法雨君!今のはちょっと...」

 

法「俺は思った事をそのまま言葉にしただけ。これで多少は本気を出してくれたらいいんだけど。」

 

俺が戻るとミッドナイトが説明をし始めた。

 

ミ「さーて、それじゃあ早速第一種目行きましょう!」

 

麗「雄英って何でも早速だね。」

 

ミ「いわゆる予選よ!毎年ここで多くの者がティアドリンク!さて運命の第一種目!!今年は...コレ!」

 

ミッドナイトの後ろにプロジェクターが現れた。種目はルーレット形式で発表するようだ。ドキドキ...そしてプロジェクターが出したのは...《障害物競走》だった。

 

 

緑「障害物競走...!」

 

ミ「計11クラスでの総当たりレースよ!コースはこのスタジアムの外周、約4km!我が校は自由さが売り文句!ウフフ...コースさえ守れば何をしたって構わないわ!さぁさぁ、位置に着きまくりなさい!」

 

 

そう言われ、スタート位置に着く。ゲート上にあるランプが点滅し...

 

『スターーート!!』

 

皆が一斉にスタートした。したはいいものの、ゲートが狭い為、だいぶ混雑してはいるが、他にもあるだろ、通れるとこ。

 

法「よっ!」

 

「えっ!?」

 

「アイツ、壁伝いに!」

 

法(お先に失礼〜っと、地面が凍っている...轟だな...俺には関係ないけど)

 

プ『さーて実況してくぜ!解説アーユーレディ!?イレイザー!!』

 

相「無理矢理呼んだんだろうが...」

 

 

 

 

轟が地面を凍らせていく中

 

八「甘いわ!轟さん!」

 

爆「そう上手く行かせねえよ!半分野郎!」

 

皆負けじと進んで行く。俺はというと...

 

 

霈滑渾(はいかっこん)!」

 

地面を滑って移動する霈滑渾。いつもより多く滑っておりま〜す。

 

轟「クラス連中は当然として、思ったより避けられたな...」

 

その中で峰田が自分のもぎもぎで地面に付け、上手いこと移動していた。

 

峰「轟の裏の裏をかいてやったぜ!ざまあねぇってんだ!喰らえオイラの必殺、GRAPE...」

 

峰田が攻撃をしかけようとした次の瞬間...

 

 

 

 

ぼごぉ

 

 

峰「あーーー!?」

 

緑「峰田君!?」

 

そこに現れたのは...

 

「ターゲット.....タイリョウ!」

 

 

緑「入試の...仮想敵!」

 

目の前に立ち塞がったのは入試の時の仮想敵。しかも0Pが何体もいる。

 

プ『さあいきなり障害物だ!!まずは手始め!第一関門ロボ・インフェルノ!!』

 

轟「一般入試用の仮想敵ってやつか。」

 

八「どこからお金出てくるのかしら?」

 

法((╭☞•́⍛•̀)╭☞それな。そんでもって、これで手始めか...丁度良いくらいだな、うん。)

 

 

 

0Pが仕掛けて来た。しかし、轟が即座に凄まじい冷気で凍らせて、1体を再起不能にした。

 

「アイツが止めてくれたぞ!」

 

「足の間から通れる!」

 

そう思い進もうとするが...

 

轟「やめとけ!不安定な体制で凍らせた。倒れるぞ。」

 

途端に0P敵は崩れ、轟は第一関門を突破した。

 

プ『1ーA!轟!!攻略と妨害を一度に!!こいつぁシヴィー!!スゲェな!1抜けだ!コイツはアレだな、もうなんか...ズリィな!!』

 

相『合理的かつ戦略的行動だ。』

 

プ『流石は推薦入学者!!』

 

しかし突破したのは轟だけでなく、

 

 

シュバババババ!!

 

 

法「ほい。2抜け。」

 

 

プ『おぉーっと!いつの間に抜けていやがったー!?轟に続いて、2抜けしたのは、入試の特待生!!法雨天之助だーー!!』

 

霹靂で仮想敵の間を駆け抜け、そこからまた霈滑渾で移動して行く。他の人らも段々抜けてきた。

 

プ『オイオイ第一関門チョロいってよ!!んじゃ第二はどうさ!?落ちればアウト!! それが嫌なら這いつくばりな!!ザ・フォール!!!』

 

法「ここはさっきよりは簡単だな。」

 

颯爽と雲霄に乗り、上空を駆ける。

 

プ『轟と法雨!難なく渡りきり、激しいデッドヒートを見せてくれてるぞーー!!』

 

法「楽勝すぎたか?」

 

プ『先頭が2人抜けて下は団子状態!!上位何名が通過するかは公表してねぇから安心せずに突き進め!!そして早くも最終関門!!かくしてその実態は...一面地雷源!!怒りのアフガンだ!!地雷の位置はよく見りゃわかる仕様になってんぞ!!目と脚酷使しろ!!ちなみに地雷の威力は大したことねぇが、音と見た目は派手だから失禁瀕死だぜ!!』

 

相『人によるだろ...』

 

法「ここも特に気にする事なく雲霄で行けるな。」

 

すると後ろから

 

爆「俺には関係ねぇ!テメェ、宣戦布告する相手を間違えてんじゃねぇよ!」

 

爆豪が爆発しながら飛んでおり、轟と競り合っている。

 

プ『ここで先頭が変わったーー!!喜べマスメディア!!お前ら好みの展開だああ!!後続もスパートかけてきた!!だが引っ張り合いながらも...先頭二人がリードかぁ!?』

 

 

法「.....雲霄で行こうと思ったけど、やっぱやめた。それに、それ以前に俺は...」

 

 

ビリビリィィ!!

 

 

爆・轟「!?」

 

 

 

 

 

法「爆発する前に遠くに行けてるわ。」

 

プ『ワーオ!見えたか!?おい今の見えたか!?法雨が目にも止まらぬ速さで爆豪と轟を追い抜いて地雷源を抜けたぁーー!!』

 

俺が通った後に爆発が起こり、他者を巻き込んでいた。ゴメンネ。そしてそのままの勢いでゴールへと向かった。

 

プ『そしてそのままゴォーーール!!1着は法雨天之助だァーー!!迅雷の権化!!パネェーー!!』

 

会場は大いに沸いた。

 

プ『遅れて2着はー!緑谷出久!!逆転したー!』

 

 

法「霹靂もだいぶ板に付いてきたな。成長の実感だ...!」

 

爆「ハァ...ハァッ、また...クソっ...!クソがっ!」

 

遅れて着いた爆豪はとても悔しそうだった。着々と他の人もゴールし...

 

ミ「1年ステージ、第一種目も漸く終わりね!それじゃあ結果をご覧なさい!」

 

1位 法雨 天之助 (A組)

2位 緑谷出久(A組)

3位 轟焦凍(A組)

4位 爆豪勝己(A組)

etc.................

 

ミ「予選通過は上位44名!残念ながら落ちちゃった人も安心しなさい!まだ見せ場は用意されてるわ!!そしていよいよ本選よ!!ここからは取材陣も白熱してくるわよ!気張りなさい!!」

 

法(次は確か...)

 

ミ「さーて、第二種目よ!!私はもう知ってるけど〜〜〜…何かしら!!?言ってる側からコレよ!」

 

プロジェクターが示したのは《騎馬戦》だった。

 

法(あ。俺狙われる奴だ。)

 

ミ「参加者は2〜4人のチームを自由に組んで騎馬を作ってもらうわ!基本は普通の騎馬戦と同じルールだけど、一つ違うのが...先程の結果に従い各自にポイントが振り当てられる事!」

 

佐「入試みたいなポイント稼ぎ方式か。わかりやすいぜ!」

 

麗「つまり組み合わせによって騎馬のポイントが違ってくると!」

 

芦「あぁ!」

 

ミ「アンタら私が喋ってんのにすぐ言うね!」

 

法(相手どうしよう...)

 

天之助は相手探しを考えていた。

 

ミ「ええそうよ!!そして与えられるポイントは下から5ずつ!44位が5ポイント、43位が10ポイント...といった具合よ。そして、1位に与えられるポイントは.......1000万!!」

 

1000万と言われた途端、皆が俺を見る。見るなよ。そういう視線に慣れてねーからDon't look me だよ。

 

ミ「上位の奴ほど狙われちゃう…下克上サバイバルよ!!」

 

法「より一層相手を考えなきゃな...」

 

 

 

 





効いたよね。早めのパ〇ロン。(何とか収まった)


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騎馬戦


一緒にやる人はM君。


 

 

ミ「上に行く者には更なる受難を。雄英に在籍する以上何度でも聞かされるわよ。これぞPlus Ultra!予選通過一位の法雨天之助!持ち点1000万ポイント!」

 

法「ぬぅ...」

 

視線がガンガン突き刺さる。ナズェミデルンディス!!

 

ミ「制限時間は15分。振り当てられたポイントの合計が騎馬のポイントとなり、騎手はそのポイント数が表示されたハチマキを装着!終了までにハチマキを奪い合い保持ポイントを競うのよ。取ったハチマキは首から上に巻く事。取りまくれば取りまくるほど管理が大変になるわよ!そして重要なのはハチマキを取られても、また騎馬が崩れても、アウトにはならないってところ!」

 

八「て事は...」

 

佐「44名からなる騎馬11〜13組がずっと同じフィールドにいるわけか...」

 

青「シンド☆」オナカイタイ...

 

芦「一旦ポイント取られて身軽になっちゃうのもアリだね。」

 

蛙「それは全体のポイントの分かれ方を見ないと判断しかねるわ、三奈ちゃん。」

 

ミ「個性発動アリの残虐ファイト!でも……あくまで騎馬戦!!悪質な崩し目的での攻撃等はレッドカード!一発退場とします!それじゃこれより15分!チーム決めの交渉タイムスタートよ!!」

 

チーム交渉開始!!

 

 

 

 

法(う〜ん...皆絶対俺を避けるだろうし...原作のデックンもこんな気持ちだったのかな...)

 

実際は俺が1000万だがデックンは難なく原作通りの組み合わせになっていた。

 

法(うーーーん!ホントどうしよう...うーーん...........ん?)

 

ふとある人物に目が止まる。居たわ、組める人。

 

あっという間に15分が経過し...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

法「そんじゃよろしく頼むぜい!尾白君!」

 

尾「う、うん...(ホントは組みたくなかった...)」

 

ポイントは合わせると10000115p

 

プ『よォーし組み終わったな!!?準備はいいかなんて聞かねぇぞ!!いくぜ!!残虐バトルロイヤルカウントダウン!!3!2!1!START!!』

 

開始と同時に殆どが俺狙いで来た。

 

プ『実質1000万の争奪戦だ!!』

 

尾「うわぁー!?来たー!?」

 

法「心配することはない。俺の言った通りにすれば問題ない!.........スゥーーーーーーー.....」

 

そう言って俺は息を思いっきり吸う。

 

 

轟「? アイツ...何する気だ?」

 

法「スゥーー.......

 

 

 

...............ブシューーーーー!!

 

息を吐いた瞬間、口からナニかが出てきた。

 

「な、何だこれ!?」

 

「これは...()!?」

 

「ヤバッ!?見えなく.....」

 

 

 

これぞ名付けて.............霧作為(むさくい)

 

 

みるみる内にセンターが隠れてゆく。

 

プ『なんだーー!?法雨天之助が霧みたいなの吐いて、中央が隠れていくぞー!!てかもう見えなくなっちまったー!!』

 

会場がザワついている。そんな中...

 

 

「くそー!なんも見えねー!」

 

「慌てるな!落ち着け!」

 

「下手に動かない方がいい!」

 

するとその時!

 

十時! シュッ!

 

「ッ!?取られた!?」

 

一時!シュッ!

 

「え!?取られたの!?」

 

二時!シュッ!十二時!シュッ!

 

「やられた!?」

 

 

 

 

 

法「...フフ、おおよそ取れたからもう良いかな〜〜、イヨッ!霽天日和!」

 

ブワァ!!

 

 

 

プ『うぉ!いきなり霧が晴れた!何が起こってんだよ!?ってエエエエ!?おいおい!!法雨の手を見てみろよ!!』

 

 

 

 

 

 

プ『あの霧の中で、大半のハチマキを奪ったってーのかー!?!?』

 

相『視界を奪った後、何かしらの方法で取ったって訳か。』

 

 

その通り。まず霧作為で視界を奪う。そしたら俺も見えないじゃないかって?安心してください。俺には霊探心視があるじゃない。それで位置を把握して、尾白君に時計方角で指示して動いてもらった。いんや〜こうも事が上手くいくと気持ち〜!!あ、メインは取ってないよ。

 

 

「してやられた!」

 

「こうなったら1000万のハチマキだけでも取るしかない!」

 

 

どうやら1000万に狙いを定めたようだ。

 

法「そう来るか...フフフフ.........」

 

尾「法雨?」

 

すると天之助が自分のハチマキを取り

 

法「お前ら...そんなにコレが欲しいかい?なら.......」

 

ハチマキの一部が凍り、ボール状になった。これはの力である。そしてそれをどうするのかというと...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「取ってこーーい!!」

 

1000万ハチマキ付きの雹を空高く投げた。

 

プ『マジかーー!?こいつァクレイジーーーィ!!自ら1000万を投げやがったーーー!!??』

 

相『確実に上位に入るために、あの霧を発生させてからポイントをある程度奪い、ポイントに余裕ができたら1番危険な1000万を捨てる事によって、自分は危険から免れるって所か。』

 

尾「えぇー!?法雨!何やってんだよ!?」

 

法「ダイジョブダイジョブ。どうせ4位以内に入ればいいんだから。ポイントもだいぶあるし、これからは逃げに専念しよう!」

 

尾「それでいいのか...。」

 

一方投げられた1000万を取ろうと多くのチームが狙っていた。

 

 

 

爆「俺のもんだーー!!」

 

爆豪は爆破で飛び、取ろうとするが

 

パシッ

 

 

 

緑「取った!」

 

先に緑谷に取られた。

 

爆「クソデクテメェーーー!!」

 

発「フッフッフー!どうやら私のベイビーちゃんの方が1枚上手だったようですね〜!」

 

そんなこの人は発目 明さん。 サポート科で、言わずと知れた発明オタク

 

 

法「おーおー、向こうはデックンが取った1000万を狙ってる狙ってる。」

 

尾「とりあえず俺らはこのまま逃げで良いんだよな?」

 

法「OK!頑張って逃げ切れよ!行けー!尾白丸ー!!」

 

尾「了解!」

 

「そっちに行ったぞ!」

 

「法雨を逃がすなー!」

 

プ『さあーーまだ2分も経ってねぇが早くも混戦状態!!各所でハチマキ奪い合い!!1000万を狙わず2位〜4位狙いってのも悪かねぇ!!』

 

 

そんな俺らは逃げ回るのに専念中。何チームか追いかけて来ている。

 

 

法「尾白君や、大丈夫かえ?」

 

尾「あぁ!法雨思ったより軽いから全然大丈夫!」

 

法「そっか。だが無理はするなよ。俺も全力でサポートすっから。」

 

すると前方からB組の宍田・鱗チームが向かって来た。

 

鱗「ポイントなら法雨の奴も多い!突っ込もう!」

 

宍「了解ですぞ!」

 

 

法「突っ込むか...その判断が悪いって訳じゃないけど...!」

 

バンッ!

 

宍「うおっ!?」

 

鱗「なっ!?銃弾!?」

 

 

法「迂闊に近づくと、俺の雫弾が火を吹くぜ。雫なんだけども。」

 

雫弾の指ver。威力調整で前まではパチンコ玉くらいだったが、今ではデコピンと同等の威力に抑える事に成功した。

 

法「よーし、このまま進めー!撃たれてー奴は出て来やがれってんだ!!」

 

尾「ちょっ!?あんまり煽らない方が...」

 

 

轟「そうか?なら来てやるよ。」

 

やって来たのは轟チーム。

 

尾「轟達が来たー!?しかも下が飯田だからめっちゃ速い!」

 

法「フッ、俺が飯田君に対して何の対策も練っていないと思っているのか...!」

 

轟「何...?」

 

すると天之助が手に力を込めるようにしていると水が生成され、両手を天高く挙げた。

 

 

法「ハァーー!いでよ!

 

 

 

 

 

 

 

...............................水龗(みずおかみ)!!

 

 

ザッバーーン!

 

 

【ギャオーー!!】

 

プ『法雨ー!!今度は何したー!?水の龍!?さっきから驚かせる事しかしてねーな!?おい!!』

 

 

法「行けー!」

 

【ギャアーー!】

 

飯「うっ!?」

 

上「わぁー!?避けろ避けろ!!」

 

轟「フッ!!」

 

飯田の機転で何とか止まれ、轟が凍らせようとしたが、ギリギリの所で水龗に避けられた。

 

上「はぁ〜、あっぶねー...けど、相手は水!こっちは氷!凍らせちまえばなんて事ねーんじゃねーか!」

 

法「少し違うな...水龗は攻撃用に出したんじゃない。言ったでしょう?逃げに専念するって。」

 

宙を舞ってた水龗が急に地面に伏せた。

 

法「良し、尾白丸!乗れ!」

 

尾「え!?乗るの!?」

 

法「いいから乗れ!!」

 

尾「わ、分かったよ!」

 

いやいやながら尾白は水龗の背に乗った。

 

法「よぅし。尾白君、ここからは俺の運転だ!振り落とされないよう俺にガッチリ掴まっとけよ!!」

 

尾「お、おう...!」

 

天之助が指の先から糸のような水を出し、それを水龗に繋げると、水龗の水流が勢いを増し

 

法「行っくぜーー!!」

 

 

バシャーー!!!

 

 

尾「うわーーー!?」

 

上「速っ!?」

 

轟「くっ!飯田!追えるか!?」

 

飯「やってみせる!」

 

 

俺らと轟チームの追いかけっこが、今始まった。

 

 





Mは尾白「猿夫」のMです。


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決着


Q・尾白君とはどうやって組んだんですか?

A・法「脅s...ゲフンゲフンちゃんとOHANASHIしましたよ。」


 

尾白君に肩車された状態で水龗を操作して逃げてる天之助

━━━━━━━対━━━━━━━━

必死になって天之助を追いかける轟チーム

 

 

プ『さぁー!騎馬戦ももう終盤に差し掛かって来たぞーー!!この状況下、1番熱いのは法雨チーム対轟チームの追いかけっこ!!激しいデッドヒートを見せてくれてるぜー!!』

 

法「いぃやっほォォい!」

 

尾「うわー!?」

 

轟「速えな。」

 

飯「うぉぉぉぉぉぉ!!」

 

法「いいゾ〜飯田君。頑張れ頑張れ。」

 

尾(すっごい余裕そうな顔してる...てか俺は落ちないようにしっかり掴まっとかないと!)

 

上「飯田!お前体力とか大丈夫なのか!?」

 

飯「まだ問題ない!必ず追いついてみせる!」

 

飯田は更にフルスロットルになり、徐々に法雨に近づくが

 

 

法「よっ。」

 

天之助が急カーブし、飯田が行き過ぎてしまう。

 

飯「しまった!?」

 

八「なら、ここは!」

 

八百万が創造で出したのは、鉤付きのワイヤー。それを前方に突き刺した。

 

飯「っ!なるほど!」

 

飯田は理解したかと思うと、ワイヤーを持ち勢いを着け、その反動で見事カーブに成功した。

 

飯「よし!」

 

法「ほー、中々やるな〜。」

 

轟「ハァ!!」

 

法「ジャンッ!」

 

轟が冷気で水龗を凍らせようとするが跳ねて避けられた。

 

轟「チッ!」

 

法「いやぁ、危ねぇ危ねぇ...な!」BANG!

 

轟「くっ!?」

 

八「させませんわ!」

 

天之助が雫弾で狙い撃つが、八百万に盾で防がれてしまう。

 

法「ババンバーン!バンババーン!バン!BangBangSHOOTING!!」

 

八「弾数が多い...ですが守ってみせます!」

 

そんな攻防戦が続く中...

 

 

 

尾「っ法雨!前前!」

 

 

尾白が指摘したのは競技場の白線。天之助は後ろに気を取られていて気付けなかったもよう。もうすぐそこに白線が迫っている。このままでは場外になってしまう。が...

 

 

 

法「(´∀`)フッ」

 

天之助はそのまま直進していた。

 

尾「おい!何やってんだ!?このままじゃ出ちまうぞ!」

 

プ『おうおうどーした!?まさか自らリタイア宣言かー!?』

 

白線はもう目の前だ。あと1メートルという所で

 

 

 

 

 

 

 

 

「雲霄!」

 

 

3メートル上空付近に雲霄を発動させ、水龗を操作したまま乗った。

 

 

プ『なんと法雨!白線ギリギリの所で雲に乗って場外の危機を逃れたー!!』

 

相『いや、どうやらそれだけじゃないらしい。』

 

雲の上で水がまるで発進するかのように飛沫を上げている。一体何をするのか。

 

ザバザバザバザバザババババ

 

 

そして

 

 

 

 

 

 

 

法「行っけーー!!」

 

 

 

 

バッシャーン!!

 

天之助は水圧の勢いで空を舞い、反対側の端へと、ひとっ飛びして行った!

 

尾「うおぉおおお!?!?」

 

法「てゆーか何でさっきから驚いてんの?」

 

尾「お前のせいだよ!!」

 

上「えー!?んなのアリかよ!?」

 

緑「追い込まれたと見せかけて直前に雲に乗って、一気に反対側へ飛んだ!逆境を見据えての判断力!」

 

 

無事に反対側に着地したところで...

 

 

 

プ『終ーー了ーー!!』

 

 

騎馬戦が終わりを迎えた。結果は

 

 

 

 

 

一位 緑谷チーム 10000105p

 

二位 法雨チーム 1650p

 

三位 轟・爆豪チーム 同率810p

 

四位 心操チーム 725p

 

 

 

プ『おをーい!3位が同率!?やり直しか!?』

 

相『いや...このまま進めよういちいちそんな事するのは合理的じゃない。』

 

プ『うーん...まいいや!』

 

「「「「「「「「良いのかよ!?」」」」」」」」

 

プ『そんじゃ、一時間ほど昼休憩を挟んでから午後の部だぜ!じゃあな!おい、イレイザーヘッド。飯行こうぜ。』

 

相『...寝る。』

 

 

 

 

 

 

法「あ〜、腹減った。何食おう?」

 

 





描写...難しい...( ´-` )...だが楽しい


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1or1のトーナメント戦


話はその場のノリと勢いで出来ている。(どうした急に)


 

 

 

 

プ『さぁさぁ皆楽しく競えよレクリエーション!それが終われば最終種目!進出4チーム総勢16名からなるトーナメント形式!一対一のガチバトルだ!!』

 

 

昼休憩が終わり、俺は遅れて会場へと戻るとプレマイ先生のアナウンスが聞こえた。あのセリフということはチアの部分は終わったのか...

 

切「あ!おい法雨!遅ーぞ!どこ行ってたんだ!」

 

法「便所。食ったらすぐ出るの。」

 

他愛のない話をして、説明を聞く。

 

 

ミ「さて、それじゃあ組み合わせのくじ引きしちゃうわよ。組が決まったらレクリエーションを挟んで開始!レクに関して進出者16人は参加のするしないは個人の判断に任せるわ。息抜きしたかったり、温存したい人もいるしね。んじゃ1位チームから順に...」

 

と言うように着々と進む。原作と違っていたのは、尾白君が棄権しなかった事。鉄哲らが入らなかった事。この改変がトーナメントでどういう安牌になるのか。

 

くじ引きの結果は

 

 

 

 

 

第1試合

緑谷出久 対 心操人使

 

第2試合

轟焦凍 対 瀬呂範太

 

第3試合

上鳴電気 対 青山優雅

 

第4試合

飯田天哉 対 発目明

 

第5試合

法雨天之助 対 八百万百

 

第6試合

常闇踏陰 対 芦戸三奈

 

第7試合

切島鋭児郎 対 尾白猿尾

 

第8試合

爆豪勝己 対 麗日お茶子

 

 

 

 

 

あー、ちょっと変わってるな。上鳴と青山かー。どっちも使い過ぎるとダメになるから如何に個性を温存させるかなんだけど...そっちはいいか。俺はヤオモモさんとかぁ...瞬で終わらすか?でも原作じゃ、だいぶ悔やんでたからな...見せ場作るか?

 

そんな事を考えながらレクリエーションをやっていると、あっという間に終わった。

 

 

プ『さあ!レクリエーションも終わっていよいよ本戦だ!最終種目!ガチンコトーナメントスタートだ!!』

 

 

いよいよトーナメント戦開始。だけど、ここからは天之助以外大雑把な説明だ!許せ!

 

 

緑谷 対 心操━━━原作通り

 

轟 対 瀬呂━━━━原作通り

 

上鳴 対 青山━━━ギリギリで上鳴が勝った。

 

飯田 対 発目━━━原作通り

 

 

 

そして俺とヤオモモさんとの第5試合。

 

プ『さぁーて!!気を取り直して第5試合!!万能創造!推薦入学とあって、その実力は折り紙付き!八百万百!!バーサス!!コチラは入試の特待生!各種目でも色々驚かせてくれた、法雨天之助!!』

 

 

 

 

八「法雨さん。」

 

法「ん〜?」

 

八「あなたの個性はある程度把握しました。とても強力なものです。ですが私も負けるつもりはありませんので!」

 

法「ん。本気で来なされや。」

 

 

プ『それでは、第5試合!START!!』

 

 

 

八「フッ!」

 

ヤオモモさんは創造で鉄棒と盾を出し、様子見のようだ。なら俺は

 

 

「電光刀」

 

と両手に電気状の剣を模したモノを出した。

 

 

法「ホッ!」

 

八「ハァ!」

 

 

ガキーーン!

 

金属がぶつかった時に似た音が会場に響いた。

 

法「ヨッ!ホッ!ハッ!」

 

八「うっ!」

 

プ『法雨が果敢に攻め続け、八百万!防戦一方だ!!』

 

 

法「あーらよっ!」

 

八「っ!そこですわ!」

 

八百万が盾の内側から出したのはネット。それで俺を覆い吸着するように体に張り付き、ネットの先端の返し付きの槍が上盤に刺さる。しかもただのネットではなく

 

八「そのネットは電圧を流す仕組みになっておりますわ!いくら雷を使うあなたでも!」

 

プ『八百万の策略で法雨が一気に大ピンチ!!最早為す術ナッシングかー!!』

 

切「法雨の奴大丈夫か!?」

 

緑「普通ならピンチだろうね...普通だったのなら。」

 

 

 

 

 

 

法「フフフフフ(´^∀^`)フフ...」

 

八「何が可笑しいのですか!」

 

法「確かに上鳴あたりとかの放電系には有効かもだけど...残念だったな。放電系ならまだしも、俺の場合は【雷そのもの】なんだよ。」

 

八「雷...そのもの?それって一体...」

 

法「こういう事。」

 

 

バリィ!!

 

 

八「!?消えた!?」

 

プ『消えただと!?どんなトリック使ったんだよ!!つーかどこ行った!??』

 

どこに消えたか探してると、最初に見つけたのは相澤先生だった。

 

 

相『.....上だ。』

 

プ『え?上?.....あーーー!!!いたーーーー!!!高っ!?ゼッテー50メートル行ってんだろ!?てか落ちてきてねーかアレ!?』

 

切「法雨!?」

 

耳「このままじゃ墜落しちゃう!」

 

上「誰かネットか何か早く!」

 

麗「いいや、法雨くんなら大丈夫だよ!」

 

蛙「お茶子ちゃん?どうして言いきれるの?」

 

麗「それは...法雨くんだから!」

 

「「「「「え?」」」」」

 

緑(麗日さん。語彙力が...でも、確かに法雨君ならあの高さ、なんて事ない!)

 

 

 

 

 

フィーーーーン...

法雨に(うーんと...アーレでコーして...うん。とりま霾で体制整えよ。)

 

 

地面までの距離が10メートルに近づいた所で霾を発生させ、何事もなく地面に着地した。

 

 

法「どう?俺が落ちてくるまでの間、理解できた?」

 

八「えぇ...言葉の通り...正しく雷となり、ネットの中から逃れたのですね。」

 

法「そゆこと。」

 

八「でもだからといって、諦める理由にはなりません!」

 

法「威勢がいいね。けど、モーそろそろ終わらせるよ。」

 

八「なんですって?」

 

天之助は左手の親指と人差し指で丸を作り、右手で左手を添えるように置き、丸の部分を口元に近づけ、こう言う。

 

 

 

 

霎強風(しょうしふう)

 

ビュンッ!

 

 

八「キャッ!?」

 

天之助が息を吹いた瞬間、八百万が凄い勢いで後ろへと吹き飛ばされた。

 

八「くうっ!?」

 

立ち上がろうとして、再度挑もうとするも、それは叶わなかった。

 

 

 

 

 

ミ「八百万さん!場外!勝者!法雨天之助!!」

 

((((((((ワァーーー!!!!))))))))

 

歓声がワッと上がる。パッと見呆気ないよ?

 

八「負けてしまいました...」

 

ヤオモモさんはとても不甲斐なさそうだな。

 

法「ヤオモモさんは、俺対策であのネット創造したんでしょ?挑みに来ただけでも偉いと思うよ?」

 

八「ですが、負けは負け。私の力不足...まだまだ足りないものだらけ...」

 

法「あんま気負い過ぎなさんなよ。十分貢献したじゃないかい。負の経験を次に活かさな進めんよ?」

 

八「...それもそうですわね...。」

 

 

 

法雨天之助 2回戦進出

 

 

 

 

 

 

 





要するに.....バラバラ更新!(ジャオウ風)


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影に水をぶつける


ワクチン2回目のがめっちゃしんどぅい(; _ ;)


 

さて俺は難なく上がれましたな。んでもって、また雑な説明だ!

 

 

常闇 対 芦戸━━━原作通り

 

切島 対 尾白━━━切島の勝利

 

爆豪 対 麗日━━━原作通り

 

 

 

 

 

 

 

爆豪とお茶子ちゃんが戦う少し前...

 

 

 

 

 

法「よっ。お疲れちゃん、尾白丸。」

 

葉「お疲れ様!」

 

尾「あぁ、法雨、葉隠さん、ありがとう。でも結果的には負けちゃったけど。」

 

葉「ううん!尾白くん頑張ってたじゃん!」

 

法「そーそー。シンプルな近接戦闘で中々熱いもんだったぜ?それによう言うだろ?シンプルイズベストって。だからそのシンプルさで尾白丸にしかできんことを探しんしゃい。」

 

尾「...うん。ありがとな。法雨。」

 

法「良いってことよ。」

 

葉「そういえば次、相手は常闇くんだっけ?」

 

法「そうだな。ま、何とかなんでしょ。」

 

尾「法雨が言うと本当に何とかなりそうだな。」

 

とか言ってる内に1回戦が終わり、2回戦に突入した。

 

 

緑谷 対 轟━━━━原作通り

 

上鳴 対 飯田━━━飯田の勝利

 

 

時間の流れの感じ方って日によって変わるよね。早かったり遅かったり...今は早いかな。

 

プ『さぁー!!ガンガンいこうぜ!!続いては!!黒きサムライ!常闇踏陰!!ヴァーサス!奇天烈な特待生!法雨天之助!!』

 

 

法「奇天烈...?」

 

プレマイ先生の言葉が引っかかる。と常闇君が

 

常「法雨天之助。」

 

法「ん?てか何故フル?」

 

常「攻撃力、移動速度からしてお前よりも劣る所もあるだろうが、俺は全力でお前を倒しにいく。ただそれだけだ。」

 

法「お、おう...( ゚д゚)」

 

プ『双方、Are you ready!?...START!!』

 

 

常「黒影(ダークシャドウ)!!」

 

ダ《アイヨッ!》

 

開始と同時に黒影を出した。

 

法「黒影か、だったら俺は.....水龗!」

 

【グガアア!】

 

黒影と水龗がぶつかり合い、互いに攻撃している。

 

プ『常闇の黒影に対して法雨は水龗を出して来たー!!モンスター対決だーー!!』

 

法「俺の水龗と常闇の黒影。何方がより優れているか、勝負といこうじゃないか。」

 

常「...面白い。いいだろう、その勝負...乗った!」

 

ダ《俺ノ方ガツエーヨ!》

 

法「んなもんやってみなきゃ分からんぜ?」

 

【グルオォォォ!】

 

ダ《オラオラオラァ!!》

 

果敢に黒影が攻める。それを見て天之助はふと思った。黒影には自我はあるが水龗にはない。意思があれば連携も取れるし、遠隔なら情報の確保にも便利だろう。

 

【グラアァ!!】

 

ダ《グウッ!?》

 

だが自我がない方にもいい事はある。それは怯まない事と自分だけで操作出来る事。なんかグルルって言ってると思うけど、これは天之助が言わせてるだけだよ。

 

 

プ『1回戦の切島と尾白みてーにシンプルながらも中々見応えのある戦いだなー!水VS影!!制するのはどっちだ!!』

 

法「ってい!」

 

不意を突いて別角度から攻撃するも

 

常「!、右だ!黒影!」

 

ダ《アラヨッ!》

 

常闇の判断で回避されてしまった。すると

 

常「ハァ!」

 

プ『おっと!常闇自身が動いた!自らも戦闘に参加か!?』

 

常「ハァァ!」

 

法「おぉっと!?」

 

途端に俺と常闇の戦闘が繰り広げられた。おそらく俺が水龗を操作してる間、俺は動けないと踏んで、自身が出てきたのだろう。だが実際は動きながらでも操作出来るんだけどなー。というわけで

 

法「油断大敵だぜ?常闇君や。」

 

【グアァ!】

 

常「しまった!?黒影!」

 

ダ《サセルカ!》

 

ギリギリの所で何とか防御できたみたいだ。

 

ダ《大丈夫カ!踏陰!》

 

常「嗚呼、問題ない。が、油断していた。操作しながらでも動けるとは...不覚。」

 

法「そのことも想定してたら良かったんだけれど、しゃーないと思うな。俺は。さぁ、第2ラウンド始めっか!」

 

常「来い!」

 

ダ《イクゾーー!》

 

【グオォォ!】

 

再び激しいぶつかり合いが会場を沸かせた。攻防一体の黒影と水龗。だがやはり上手だったのは天之助であった。

 

法「黒影は文字通り影。つまりは光にめっぽう弱い。だから俺はこうする。」

 

すると水龗に電流が走り始めた。

 

常「何か仕掛けて来るぞ!気を付けろ!」

 

ダ《何ダロウガ関係ネェ!》

 

常闇の忠告を無視するかのように突っ込んできた黒影。それが命取りになるのぞ。

 

法(今だ!)

 

水龗の電流が光だし、

 

 

 

電磁大白光(でんじだいびゃっこう)!!」

 

天之助がそう叫んだ瞬間、辺りは激しい光に包まれた。

 

ダ《キャンッ!?》

 

常「うおっ!?」

 

プ『うわっ!?眩しー!グラサン越しでもこの眩しさって!直視したら目がイカレそうだ!!』

 

常「何という電光!グラウンドのライトの比じゃない!」

 

法「トドメ!」

 

【グラァ!】

 

常「しまっ!?」

 

ドガッ!!

 

 

 

常「グゥ!?」

 

常闇は水龗の体当たりによって、場外に押し出された。

 

法「良し。」

 

押し出した事を確認して、光を消した。ミッドナイト先生も遅れて気づき

 

ミ「常闇君!場外!勝者!法雨天之助!」

 

 

常「俺もまだまだ技量不足だ。その事に気付かせてくれた法雨には感謝する。」

 

法「そうなの?まぁ君がプラス思考で良かったよ。俺としても個性の改善の余地って結構ありそうだし。」

 

常「...お前はどこまで強くなるつもりだ?」

 

法「さ〜あね〜。」

 





熱が落ち着いても倦怠感が残るなー。


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I don't do anything to him.


仮面ライダーエビル⇔ライブ(EVIL⇔LIVE)
なるほど(・ω・`*)ネー
だからツーサイドライバー カッケーな


 

 

法(常闇君、ヤオモモと似たようなこと言ってたな。

俺って案外ライバル視されがちなのかな?

んー試合見よっかなー、

でも直ぐに呼ばれそうだからなー。

ん〜、待っとこ。作者が教えてくれるっしょ。)

 

作者〈おい〉

 

 

 

切島 対 爆豪━━━原作通り

 

 

準決勝

轟 対 飯田━━━━原作通り

 

 

法「ほらね。」

 

作者〈ほらね。じゃねーよ!こっちはただでさえ

文章力そんな無いんだから!〉

 

法「ハイハイ。そんじゃ俺は行くかなー、

爆豪と闘り合いに。

 

 

 

 

 

 

 

否、法雨天之助無双劇。

 

 

 

 

 

 

 

 

プ『1回目の準決勝は...まぁ大方察しは付いてたが

轟がコマを進め、続く準決勝2回目だー!!

ちょいと不評はあるが、実力は確か!爆豪勝己!!

対するはー!水と雷ってもはや属性使いだな!!

俺的にはコッチに勝ってほしい!法雨天之助!!』

 

 

爆「テメェなら来ると思ってたぜ...水溜まり野郎。」

 

法「俺もやるからにゃ、勝ちに行かななーって。

バックンもそうじゃないの?」

 

爆「あぁん!?誰がバックンだ!」

 

法「アンタ」( ^ω^)☞

 

爆「そーゆー事じゃねーわ!止めろ!そのあだ名!」

 

法「バックンが俺のこと水溜まり野郎

って言わなくなるまで止めない。」

 

爆「んだとぉー...」

 

法(...冗談はさておき爆豪、

お前さんにゃ悪いがこの試合では...)

 

 

プ『両者バチバチの中!今試合が〜...START!!』

 

 

 

 

 

シュンッ

 

法「見せ場を作らせない。」

 

爆「ッ!?このy[ボゴォ...]ガハッ!?」

 

爆豪は天之助の右カーブの腹パンを受け、

腹を抱えて痛がっていた。

 

プ『ワァー!!モロ!爆豪モロにくらった!!

高速移動で後ろに回ったかと思えば、

振り向きざまに腹パン!!狙ったなコイツ!』

 

麗「うわぁ...痛そー...」

 

切「中々にエグいぞ...あれ。」

 

耳「流石の爆豪もアレは効いたでしょ。」

 

 

爆「テメ...ェ...」

 

法「流石にキてるな。

もうちょい加減した方が良かったか?」

 

爆「...巫山戯るなァァァァァ!!」

 

爆破で攻撃しようとするも

 

法「遅い!」

 

バゴ!ボゴォ

 

爆「うぁっ!?」

 

法「か〜ら〜の、雷公鞭!

 

試合が始まる直前に作った新技。雷公鞭。

指の間から鞭状の雷を発現させ、

相手を痺れさせたり捕縛する技だ。

 

バシィ

 

爆「何ィ!?」

 

法「...ぬぅぅぅん!!」

 

勢いよく振りかぶって天之助は爆豪を振り回し、

思いっきり地面に背中から叩き付けた。

 

バヂゴーン!

 

プ『Oh!これは痛い!!手も足も出てねぇ!!

この状況で爆豪に打開策はあんのかぁ!?』

 

 

法「どうだい?自分がやる前にやられて、

自分の考えが上手くいかなくて悔しいかい?」

 

爆「舐めやがってェ...」

 

法「まー、来るなら来なはれ。但し言っとくけど、

()()()()()()()()()()()()()。」

 

爆「ハァ?どーゆー意味だよ!!」

 

法「ん〜、もう分かるんじゃね?」

 

爆「巫山戯んのも大概にしろやー!!」

 

爆豪が手をこちらに向け爆破しようとした。

 

 

 

 

 

 

 

シーーーーーーン...

 

 

 

 

 

 

しようとした...しようとしたのだ

 

爆「な!何で爆破しねぇんだ!?」

 

法「〜♪」

 

爆「水溜まり野郎!何しやがった!!」

 

法「さ〜あね。」

 

爆「テメェ!説明s...!?」

 

すると突然、爆豪が止まった。

 

 

麗「止まった...?」

 

切「アレ?爆豪のヤツ急にどーした?」

 

緑「かっちゃんが止まった?それに

爆破させなかった?どうして?」

 

爆(何だ!?なんなんだこの寒気は!?)

 

爆豪は自分の腕を見て、不思議と

寒そうにしている。

 

法「答えが知りたいかい?」

 

爆「何しやがった!!答えろ!!」

 

法「そこまで知りたいのか〜、仕っ方ないな〜。

じゃパパッと言うね。答えはな〜、

 

 

 

 

バックンの体の内側にを仕込んだから。」

 

 

 

爆「何だとォ...」

 

緑「霜だって!?はっ!そうか!かっちゃんの個性は

汗腺からニトロを出して爆破させてるから、

つまり体温が一定より高くなければ

爆破はできない!法雨君はそれを知ってたんだ!」

 

上「え!?でもどのタイミングで

爆豪に霜を入れたんだ?」

 

緑「おそらく...法雨君が殴った時だ。殴った際に

かっちゃんの体に霜を入れて、

そこからじわじわと侵食していって、

体温を下げていったんだ。

だからあの時爆破しなかった...いや、

出来なかったのか。」

 

爆「クソが!変な小細工しやがって!」

 

しかし動こうにも、体温冷え続け、体のゆうことが利かない。

 

爆「ヴゥッ!!」

 

法「どうする?早くしないと

低体温症でぶっ倒れるよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

爆「.....らねぇ

 

法雨 「え?」

 

爆「勝ちは.......譲らねえ!!!!」

 

爆豪は体が冷えても諦めず、天之助に向かって走る。

 

 

プ『爆豪体が冷えても、突っ込むのかよ!

やべーだろ!俺も心配になってきたぞ!?』

 

法(爆豪...お前)

 

爆「ぶっ殺す!!」

 

殴りにかかるが、動きが遅く、

簡単に躱せてしまうほどに。

 

爆「ハァ.......ハァ.....俺は.....

俺がNO.1になるんだ.....!」」

 

法「なら聞くけど、どうしてそこまでNO.1に拘る?」

 

爆「俺はなぁ...いずれオールマイトをも超える

ヒーローになる!ただそれだけだ!!」

 

法「...それがバックンなりの信念ってやつかい?」

 

爆「そうだよ!!」

 

法「ふぅーん...」( ・ ・)━ スッ

 

天之助が左手を前にやると爆豪に変化が起きた。

 

 

爆(ッ!体が寒くなくなった!?)

 

法「霜を解除したんよバックン。いや、爆豪。」

 

爆「あぁ?」

 

法「お前の信念は分かった。ならその信念、

俺にダイナマイティングにぶつけて来い!」

 

爆「フ...フハハハ!!いいぜぇ!!やってやらぁ!!

水溜まり野郎!!いや、()()ィー!!」

 

そう言うと爆破を連続で起こし回転してゆく。

アレが出るんだな。だったら俺も...

 

法「ハァァァァ.......」

 

天之助が構えると両足に電気が流れ、

次第に大きくなっていく。

 

プ『どうやら次の一撃で決まるみてーだ!

他の奴らも目ェ離すんじゃねーぞ!!』

 

 

爆「死ぃぃねぇぇ!!」

 

法雨「行くぞーー!!トォ!!」

 

爆豪は下から、天之助は上から決める!

 

 

 

爆「榴弾砲着弾(ハウザーインパクト)!!」

 

法「雷龖霣必殺撃(らいそういんひっさつげき)!!」

 

 

 

 

バグオーーン!!

 

 

 

 

 

 

 

衝突と同時に

天地を揺るがす程の爆音と揺れが起き、

会場にどよめきが聞こえた。

どちらが勝ったのか。

 

 

 

 

ミ「ケホッケホッ...も〜また飛ばされた!

...それより、勝ったのはどっち?」

 

煙が晴れ、舞台に立っていたのは.....

 

 

ミ「爆豪君!戦闘不能!勝者!法雨天之助!」

 

((((((((ワァー!!!!!))))))))

 

法「ふぃー、やっぱし強ぇなぁ爆豪。色んな意味で。」

 

その爆豪はと言うとうつ伏せに倒れていた。

すぐさま救護ロボが来て、爆豪を運んで行った。

 

法「オールマイトを超えるためか...俺は...

目指すものなんてあったかな...。」





訳:俺はアイツに一切の手加減もしない。


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雨冠 技 一覧 |検索|


紹介していない技と
新しく覚えた技の一部を紹介します。


 

 

 

 

 

震撃一突(しんげきいっとつ)

地面を叩くことで地震を発生させる技。

範囲次第で地割れ・津波・土砂崩れなどの

災害レベルにまで達する。

リアル グラグラの実の能力。

 

 

 

霎霆(しょうてい)

一瞬にして雷を打たせる技。

打たれた後は暫く硬直し、無防備になってしまう。

 

 

 

(つちぐもり)(まい)

風と一緒に土が生成され、相手を巻込む広範囲技。

土の硬さは泥〜岩程度の調整具合。

 

 

 

霸力天下(はくりょくてんげ)

パワーとスピードに特化し、

ラッシュを叩き込むゴリ押し技。

加減を間違えると、相手の全身の骨が

粉砕骨折するので要注意。

 

 

 

満闉怨靈(まんいんおんれい)

後ろに黒い謎の煙で扉を型取り、

開ければ中から無数の黒い手が現れ、

標的を中へと引き摺り込む唯一の禁じ手。

呑まれた者の安否は天之助本人も分からない。

 

 

 

電光刀(でんこうとう)

雷状の刀。触れれば勿論痺れるが、

切れ味も日本刀と同威力である。

 

 

 

霎強風(しょうしふう)

左手の親指と人差し指で丸を作り、

右手で左手を添えて、丸部分に息を吹くと

突風を起こす技。いわば空気砲のような物。

 

 

 

電磁大白光(でんじだいびゃっこう)

とてつもない程明るい光を発する技。

暗い場所での探索や目眩しに使う。

 

 

 

雷龖霣必殺撃(らいそういんひっさつげき)

両足に電気を貯め、上に飛んで

双龍と共に両足キックする大技。

霣は[落ちる]、龖には[恐れるさま]の意味がある。

《嘗ての双龍が雷を纏い、恐怖を携え襲い来る...》

 

 

 

 

 

 

 

ここから新技

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

瞬転電遊(しゅんてんいなづまあそび)

上空に飛び宙返りして全方位に放電する無差別技。

また上鳴みたいにアホにはならない。

 

 

 

無音(むおん)(にわか)

打たれ心地の良い小雨が降り、

相手は放心状態となって、

その隙にトドメを刺す技。この時相手は

攻撃された事に気付けず、そのまま気絶する。

 

 

 

横雪崩(よこなだれ)

最大積雪量3tまでの雪を横に殴るように放つ技。

最悪圧迫死させる危険性もある。

 

 

 

爆砕乱霰(ばくさいみだれあられ)

上から絨毯爆撃が如く、大粒の雨を降らせる技。

威力は本気のハリセンで叩かれたくらい。

雨粒の大きさはバレーボール程度。

 

 

 

遠麗雹山(えんれいひょうざん)

空気中の水分を操り、雹を作り出す技。

雹は自在に操作出来る。

邪魔がなければ、直径20メートルの雹を作れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゥーモ。KAMENRIDERです。

こんな小説を気に入って頂いた方々が100以上とは

凄いですね。( ゚д゚)

書いてる方も頑張れます*(°̀ᗝ°́)و

決勝の方はもう少々お待ち下さいm(_ _)m

では!

 

 

 

 

 





技はまだまだ有りますよ(笑)


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ELEMENTAL BATTLE

水龗入れ忘れてた( ̄▽ ̄;)


水龗(みずおかみ)

水の龍。指示すれば色んなことをしてくれる。

背中に乗れば、水上スキーにもなる。

水なので当然物理攻撃は効かない。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ついに来た...決勝戦が。

 

 

法「うぅ...プレッシャーが俺を襲ってる気が...

だが逆境を乗り超えてなんぼのヒーローだ。

やらなきゃやられる時代でっせ。」

 

ブツブツと言いながら歩いてると

 

法「おや?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あぁ、いたいた。君が法雨天之助か?」

 

俺の目の前には、轟君の父親で、

敵検挙率ならオールマイトを

上回るNo.2ヒーロー。エンデヴァーが居た。

待ってたの?ずっと?

 

法「何か用ですか?」

 

エ「君の個性、実に素晴らしいものだ。

水や雷の応用技。そしてあの戦闘力。

パワーやスピードからしても、

オールマイトと同等かそれ以上の力だ。」

 

法「はぁ...。」

 

エ「家の焦凍には、

オールマイトを超える義務がある。

君との戦闘においても、有益な物となるだろう。

焦凍も必ず君相手なら本気で挑みに来る筈だ。

くれぐれもみっともない試合はしないでくれよ。」

 

法「さいですか。んでその台詞、誰かに似たような事

言った気がするのは俺の気の所為かな?」

 

エ「!」

 

法「それとあんさん、余計な世話かもしんねぇが、

一人の父親として家族も労れんのか?

少しはそんな心持ちなされよ。泣く事になるぞ?

後から気付いてからじゃ遅せーぜ?

言いてえ事はそれだけだ。では。」

 

エ「何故そう思う?」

 

法「さあ?自分で考えといてくだせぇ。」

 

そう吐いて後を去った。言いたいこと言ったった。

反省も後悔もしてない。

 

 

 

 

 

 

 

プ『待たせたな!リスナー諸君!!

これまで白熱した試合もいよいよ決勝戦だー!!

轟VS法雨!両者共々強力な属性使いだぜ!!

どちらが勝ってもおかしくねーが、

優勝するのはどっちだーー!!!』

 

 

 

 

轟「法雨...お前、親父に何か言われたか?」

 

法「言われた気はするが何て言ったかは忘れた。

まー今は試合に集中しまっしょい。」

 

轟「...そうだな。」

 

 

プ『そんじゃあ行くぜー!最後の闘い!!

トーナメント決勝戦!!今!

STAAAAAAAAAAAAAAAART!!!!」

 

相『長ぇよ。』

 

轟「ハァッ!」

 

轟は開始早々、いきなり巨大氷で来た。

 

プ『うおぉい!轟!初っ端からそれかよ!!法雨は大丈夫か!?』

 

氷に巻き込まれたと思われた天之助は氷の

先端部分へ回避していた。

 

轟「チッ!分かっちゃいたが避けられたか。」

 

法「うーん...この氷邪魔だな...よーし、〔霸〕。」

 

天之助は殴る姿勢に入り

 

法「ぬぅんッ!!」

 

氷を力いっぱい轟に向かって殴った。

 

 

ビキビキビキッ!!!

 

氷が激しい勢いでヒビが入り、

しまいには砕け崩れていった。

 

轟「...法雨ならやりかねないな。」

 

法「危ねーぇ。うっかり凍っちゃう所だった。」

 

轟「凍らせても、何ともねーだろお前は。」

 

法「ま〜ね。じゃあ次俺のターン。」

 

シュッ

 

轟「くっ!」

 

瞬時に間合いを詰めてる。轟は

凍らせようと試みるがしゃがんで躱され、

 

法「セイっ!」

 

逆に下から左ストレート蹴を喰らった。

 

轟「ガハッ!?」

 

 

プ『法雨ナイスしゃがみ回避!

そして轟は痛いのを食らっちまった!!』

 

 

法「どぉしたぁ?その程度かぁ?」

 

轟「このッ!」

 

法「電磁大白光!」

 

カッ!!

 

轟「しまっ!?」

 

法「アーンド...霾の舞!」

 

ビュイィィン!!

 

天之助は手を上に掲げ轟が目を隠した隙に、

霾で風に巻き込ませた。

 

轟「クソッ!このままじゃ場外にされちまう!

何とかしてステージに戻らねぇと!」

 

戻ろうとするが轟の顔に何かが近づいて

ぶつかった。

 

ベチャア

 

轟「うっ!?これは...土?」

 

轟が全体を見ると大量の土が風とともに

舞っていた。これが霾なのだ。

 

轟「流石に多いな。」

 

大量の土が轟を襲う!

 

べシッ!ベチョ!

 

轟「ウザってえな!フッ!」

 

ステージに向かって氷を棒状に伸ばし、

そのままの勢いで戻ってこられた。が、

戻ってきた頃には所々に泥が付いていた。

 

法「あ〜...大丈夫?」

 

轟「あぁ。」

 

法「ごめんな。物理的に顔に泥を塗っちゃって。」

 

轟「そこまで気にしてねぇよ。」

 

法「そか。まあそれはそれとして、

何時になったら炎を使って来るんだい?」

 

轟「ッ!」

 

法「いやだってさぁお前デックンに感化されて

吹っ切れて使ったじゃん?俺は感動したんだ。

氷と炎。二つの相反する物が合わさる時、

驚異的な力が生まれる。生で見たときにゃ、

マジでスゲーって思ったよ。

この世の中強え奴はゴロゴロいる。

お前もその中の一人に含まれてんだ。

だから俺にも見せてくれよ。その炎を。

じゃなきゃ、俺も全力を出せない。」

 

轟「全力を出せねぇだと?ナメてんのか?」

 

法「そういう訳じゃないさ。

ただ単に俺はお前に全力でぶつかりたいんだ。

その為にも、そっちも全力で来てくれ。

完全燃焼の完膚なきまでな。」

 

轟「法雨.....」

 

法(あと最近ふと気づいたんだけど、

俺には明確な目標が無い。

皆にはあるんだろうけど俺には無い。

今現在模索中だけど中々見つかんないもんだね。

でもやめた訳じゃないさ。

今も探し続けてる。いわば目標を探す目標って

感じかな?この戦いで何かが得られるのであれば、

全力で挑みたいんだ。だから...)

 

法「御託はいいか...さっさとかかって来い。」

 

轟「お前何かに言われなくったって...」

 

 

 

ボオッ!!

 

 

 

轟「そのつもりだったよ!!」

 

プ『轟!!また見せてくれたぞ熱い炎!』

 

法「なら良かった。

俺も心置きなく全力を出せるってもんだ。」

 

そう言って天之助の周りに電気が走る。

 

ビリビリ...

 

轟「アレが来るか...!」

 

 

ビリビリビリビリ...

 

 

法「ハアァ!!」

 

 

 

バリバリバリィ!!

 

天之助は龗・靊霳となり、轟の前に立ちはだかる。

 

 

プ『えぇー!?ナニアレ!?法雨は

雷神かなんかにでもなれんのか!?

ホントどーなってんだよお前のクラス!?』

 

相『話には聞いていたが、これほどまでとはな...』

 

緑「龗・靊霳...!」

 

法「水龗」

 

【グルル...】

 

轟「覚悟は良いか?法雨?」

 

法「無論。では始めよう。氷・炎対水・雷の闘いを。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこからの戦闘は言葉で表すには

どうしたら良いのか。どうすれば良かったのか。

誰にも分かりえなかった。

進撃せし巨氷。紅滾る火炎。

龍が如く水雨。怒れる豪雷。

言葉にするには不十分と感じさせてしまう程に。

まるで自然その物の闘いを見ているかのような。

その激戦に思考を忘れた人達も多々見られた。

互いが互いを極めるこの勝負。結末や如何に。

 

 

 

法「ではそろそろ終幕だ。轟よ。」

 

轟「あぁ、次で決める。」

 

轟からはこれまで以上の炎が吹き上がり、会場を

熱風が荒々しく吹いた。対する天之助は

 

 

 

 

雨冠紫刃(うかんしき)

 

 

 

 

 

ドゥーーン...ヴァリィッ!!!

 

雷が紫電へと変化し、空気すら痺れさせる。

 

轟「まだそんな大技があったのか。」

 

法「これは紫電に切り替えたことにより力が増す。

技はこれからだ。これが今我が出せる最大の一撃。

この一撃を以てして、貴様を倒してみせようぞ。」

 

轟「来い!!」

 

 

法「ヒュウゥゥゥ...」

 

天之助が抜刀術の構えをし、

雷もさらに激しく鳴る。一体何が起こるのか。

誰にも想像出来ない。それが彼である。

 

 

 

 

 

 

 

轟「膨冷熱波」

 

法「神威紫電(かむいしでん)天閃(あまのひらめき)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴゥオーーン

 

爆発が起きた。いや、爆発と呼べるのだろうか。

とても低く籠った音と絶する衝撃波。

またセメントスが壁を作るも、

呆気なく破壊されてしまった。

ミッドナイトは危険を察知し、セメントスの

後ろに事前に隠れていた。

 

 

ミ「まったく...さっきの戦いといい、

もうなんなの?滅茶苦茶じゃない...」

 

確認の為ステージを見ると、煙に中に

一人立っている影があった。

 

 

 

 

それは.........

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

法雨天之助であった。





優勝させたった。正直迷った。


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ひょーしょーしき


なんや気怠い( ˙-˙ )
投稿ペース落ちるかも


 

 

 

ミ「それではこれより!表彰式に移ります!」

 

体育祭全ての競技が終わり、ミッドナイトが示した

先に、煙幕と共に表彰台が出現したが...

 

爆豪にだけ拘束具が付けられてた。

 

峰「うわぁ...」

 

耳「何アレ...」

 

切「起きてからずっと暴れてんだと。法雨が

あの姿で来なかった事と

自分の順位に納得いかなくて

腹立ててるんだとよ。」

 

 

 

爆「ン゛ン゛ーーー!!!」

 

常「もはや悪鬼羅刹...」

 

爆「@*?ღ※жщ☗!!」

 

法「ちょっと何言ってるか分かんない。」

 

一応順位を確認させてもらうと、

 

一位 法雨

二位 轟

三位 爆豪・飯田

 

という形になった。

 

飯田君もメダル授与の予定だったが

原作通りにインゲニウムが敵やられて

重傷を負ったのを理由に早退しました。

 

 

ミ「そして今年メダルを授与するのは勿論この人!」

 

 

「HAーHAHAHA!!」

 

 

《ワァーー!!》

 

「オールマイトだ!」

 

オ「トォッ!!」

 

歓声と共に競技場の屋根から飛び降りてきた。

 

 

ミ「我らがヒーロー!オールマイト!」

オ「私がメダルを持ってぇ...来た!!」

 

 

.........................。

 

 

ミ「被った...。」

 

オ「ンン.....。」

 

 

「いや〜それにしても今年の一年は良いな〜。」

 

「No.1ヒーローに見てもらえるんだもんな。」

 

 

ミ「それではオールマイト、三位から

メダルの授与を...」

 

オ「爆豪少年!...と、これは良くないな。(カチャカチャ)

法雨少年との戦いでは中々の善戦だったぞ!

その不屈の精神!目を見張る物があった!

プロになっても、その精神を維持してくれよな!」

 

爆「オールマイトォ...三位じゃ意味ねーんだよ!

俺が目指してんのは完膚無きまでの一位なんだよ!

こんな中途半端な結果は俺が認めらんねーんだよ!」

 

オ(顔スゴ...)

 

法(顔がもろ敵なんよな...)

 

オ「まぁでも、メダルは受け取っとけよ!

自分のキズとして、けっして忘れぬように!」

 

爆「いらねーよ!!」

 

無理矢理掛けようとして

最終的に爆豪の口に掛かった。

 

オ「轟少年!見事なまでの成長っぷりだ!

後は力の制御と技術力を上げれば

もっと飛躍的な成長に結びつくだろう!」

 

轟「ありがとうございます。俺、

緑谷や法雨と戦った時、自分が

自分でいられた気がして全力で挑めました。

キッカケをくれた2人には感謝してます。」

 

緑「轟君...」

 

法「そうだったんだ...」

 

オ「さて法雨少年!一位!おめでとう!

最後まで我々の想像の1歩先を見せてくれたね!

君なら強いヒーローになれるぜ!」

 

法「どうもです。だけど、俺だってまだ学生ですよ?

プロに近づくためにも今以上に強くならないと!」

 

オ(いや、君の場合はもうプロヒーローの域にいる気がするんだけど...)

 

緑(法雨君、まだ強くなるの!?)

 

 

アレ以上に強くなるのかと一部の人は少し引いた。

 

 

オ「さぁ、今回は彼等だった!しかし皆さん!

この場にいる誰もが、ここに立つ可能性があった!

競い、高め合い、

共に更に先へと進んでゆくその姿!

次代のヒーローは確実に、

芽を伸ばしている!てな感じで、最後に一言!

それでは皆さんご唱和下さい!せーの!」

 

 

((((((Plus ultra!!))))))

オ「お疲れ様でしたー!!」

 

 

...............。

 

 

((((((えーーーーー!?そこはPlus ultraでしょ!?オールマイト!))))))

 

オ「あ、いや...疲れたろうな〜って思って...」

 

法「ダメだこりゃ。」

 

 

 




文章力...文章力をおくれ...


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ヒーローネーム


察せる人は多いかな。


 

 

 

 

体育祭が終了し、連休が入る。

その間も俺は鍛錬を欠かさなかった。

趣味作ろっかな〜とは思うが

この世界に俺の知ってる特撮とかアニメは無い。

その前に目標だな。ヒーローとしての目標。

考え事をしながら歩いていると、

 

 

 

「あ!君!法雨天之助くんだよね!」

 

法「え?あ、はい。」

 

「いや〜、テレビでだけど見たよ!一位おめでとう!

強いね〜雄英頑張れよ!」

 

法「あ、どうも。」

 

やっぱ全国レベルだと知名度あるなー。

そーいや俺の指名どれくらいなんだろう?

 

 

そうこうしてる内に学校に着いた。

 

 

芦「来る途中めっちゃ声掛けられたー!」

 

切「俺も!」

 

葉「私もジロジロ見られて、何か恥ずかしかった!」

 

尾「葉隠さんは何時ものことじゃ...」

 

法「恐るべし全国放送。」

 

瀬「俺なんか小学生にドンマイコールされたぜ!?」

 

蛙・法「ドンマイ。」

 

 

ありゃドンマイとしか言いようがないかんね。

 

 

上「たった1日で注目の的になっちまったよ。」

 

峰「やっぱ雄英スゲーな。」

 

チャイムが鳴り、同時に相澤先生が入ってくる。

 

相「おはよう」

 

「「「「「「おはようございます!」」」」」」

 

 

相「さてと...いきなりだがお前ら

今日のヒーロー情報学...少し特別だぞ。」

 

「「「「「「「!?」」」」」」」

 

上(特別!?まさか小テストか!?)

 

切(ヒーロー関連の法律とかまだ苦手なのに!)

 

 

皆が不安になる中、相澤先生が発言したのは...

 

 

 

 

 

相「コードネーム。ヒーロー名の発案だ。」

 

 

((((((胸膨らむヤツ来たーー!!))))))

 

相「と言うのも、先日話した

[プロからのドラフト指名]に関係してくる。

指名が本格化するのは、経験を積み

即戦力として判断される2~3年からだ。

つまり今回の指名は、将来性に対した興味に近い。

卒業までにその興味が削がれたら

一方的にキャンセル...なんてのもよくある。」

 

峰「くっ!大人は勝手だ!」

 

相「で、その指名の集計結果がコレだ。」

 

 

すると黒板に指名数が表記された棒グラフが出た。

 

 

相「例年はもっとバラけるんだが、今年は3人に多く集まった。」

 

轟とか爆豪あたりは多いのはまず予想できる。

で、もう1人が俺だ。指名が4000越えしてた。

やっぱトーナメントの奴らに傾くな。

指名してくれんのはいいんだけど、

他の人らも見てやれよって思う。

 

相「これを踏まえ...指名の有無関係なく、

いわゆる職場体験ってのに行ってもらう。

お前らは一足先に経験してしまったが、

プロの活動を実際に体験して、

より実りある訓練をしようってこった。」

 

砂「それでヒーロー名か!」

 

麗「俄然楽しみになってきた!」

 

相「まぁ仮ではあるが適当なもんは...」

 

 

「付けたら地獄を見ちゃうよ!」

 

 

そう言って現れたのはミッドナイトであった。

 

ミ「この時の名が世間に認知されて、

そのままプロ名になってる人多いからね!」

 

「「「「「「ミッドナイト!!」」」」」」

 

相「まぁそういう事だ。

その辺のセンスをミッドナイトに査定してもらう。

将来自分がどうなるか名を付けることで

イメージが固まりそこに近付いていく。

それが『名は体を表す』って事だ。

オールマイトとかな。」

 

フリップを配っていると相澤先生は

寝袋で寝ていた。睡眠時間そんな無いの?

 

 

15分後

 

 

ミ「それでは、できた人から発表してね!」

 

((((((まさかの発表形式!?))))))

 

法(恥ずくない名前...う〜ん...)

 

発表と聞いてざわついているが、

将来にかかってんだ。マトモなんにせんとな。

 

途中大喜利になりかけたが、

梅雨ちゃんの『フロッピー』のおかげで

場の空気が変わった。それからも

淡々とヒーローネームが決まる中...

 

 

爆「爆殺王。」

 

ミ「そういうのはやめといた方が良いわね。」

 

爆「何でだよ!!」

 

切「爆発さん太郎にしろよ!」

 

爆「うっせぇクソ髪!!」

 

ヒーローぞ?名前に(殺)入れるか?

 

わやわや揉めてると、お茶子ちゃんが立ち上がる。

 

麗「じゃ、私も...考えてありました。『ウラビティ』」

 

ミ「洒落てる!」

 

法(自分の個性の名前からもじってウラビティか...

うん。深く考えちゃってたな。ここはシンプルに...)

 

 

残った飯田君も『天哉』と自分の名前にし、

デックンも『デク』と決まり、俺も無事決まった。

 

 

 

法「俺は自分の個性の名前を

そのままの意味で出させていただきます。

雨傘ヒーロー RAINY CROWN

 

 

ミ「中々カッコイイじゃない!」

 

切「おぉ!シンプルイズベスト!」

 

葉「カッコいー!」

 

実を言うともう決めてたのかも。

 

 

爆「爆殺卿!!」

 

ミ「違う。そうじゃない。」

 

 

 





タイトル回収です。


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職の場を体で験す行事


悩んでたら経ってた。ココムズい(´・ω・`)
だいぶ遅れてすんませんm( _ _)m


 

 

どうも皆さん法雨天之助でし。只今俺は

職場体験先に移動中でしてね。

え?最初のくだり?いーじゃん別に。

てかもうそろ着くから。

 

さぁ!やって来たのは〜...

 

 

 

 

 

 

 

九州ーキターー!!

...いや〜九州か〜

俺は小学生以来だよ。

ホンダラバッサ、行きますか。職場に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ようこそ、俺の事務所へ。」

 

 

この人は九州を中心に活動をしている

No.3ヒーロー『ホークス』。

選んだ理由としては上位のプロの下に行けば

得られる物があるかも...と思うのと

個人的に話してみたいというのが本音。

だって声が中〇悠一なんだよ?これは最光だな!

って感じたよ。

 

 

 

ホ「え〜名前は法雨天之助君。

ヒーロー名がRAINYCROWNか。

もう知ってるとは思うけど俺はホークス。

一週間よろしくね〜。」

 

法「はい。」

 

ホ「ところで君の個性、[雨冠]だっけ?

こりゃまた変わってんねー。」

 

法「はい。雨冠の付く漢字全ての能力を使えます。」

 

ホ「うーっわ強。マジか、雲も雷も雪もみーんな

使えるんでしょ?強過ぎない?

そうなるとチートの部類だぜ?」

 

法「時々自分もそう思いますね。」

 

ミ「それでどんな事が出来んの?」

 

法「えーと...例えば雫を銃弾に見立てたり、

雷の速度で移動したり、土付の風を発生させたり、

雲に乗って空を飛んだり、霧を発生させたり、

地面を叩いて地震を発生させたり、

雨とか雲を一瞬で晴らしたり、回復させたり、

水状の龍を出したり、雷神になったり諸々と...」

 

ミ「うん...十分過ぎるくらい強いのは分かった。」

 

法「さいですか。」

 

ある程度聞くとホークスは少し考え込んだ。

 

ミ(話に聞いてたけど、この法雨天之助という少年、

素の戦闘力が異常な程高い。

一体どんな訓練をしてきたんだ?

体つきは普通だが、コイツはギャップが凄すぎる。

加えてこの[雨冠]という個性。そこから生み出した

技の数々。どれも侮れない物だ。

体育祭で見てすぐに理解できたよ。この子は、

とてつもないくらいに強過ぎた存在だと。

それでもしこの子が道間違えちゃってたら

コッチがヤバくなりそうだったからな。

雄英に入ってくれてありがたやーだよ。ホント。)

 

法「...考え事でも?」

 

ホ「ん?あー!ゴメンゴメン!ボーッとしてた。

んじゃぁ、早速で悪いけど出かけるよ。」

 

法「どちらへ?」

 

ホ「敵退治」

 

法「WOWいきなり」

 

ホ「こうゆう仕事は常日頃いきなりなんだよ。

さ、コスチュームに着替えて支度してね。」

 

そう言われ40秒くらいで支度して、

準備ができ、部屋をあとにし、

事務所を出ると早速説明が入った。

 

ホ「この二人は俺のサイドキック。

分かんない事はこの二人に聞いてね。」

 

「やぁ!RAINYCROWN!

この一週間よろしくな!」

 

法「よろしくです。」

 

軽く挨拶した後、ホークスから指示が出た。

 

ホ「その敵はここ最近よく出没してるらしく、

強盗なんかをよくしている。

警察でも中々見つかんないみたいで、

捜索続きだったんだけども、

ようやく尻尾掴んでアジト見つけたんだ。

けど残念な事に、その場に居合わせた敵が

警察の一人を人質にして立て篭り状態って訳。」

 

法「なるほん。」

 

ミ「てーな感じではい出発ー。」

 

そう言った途端、翼を広げ飛び去った。

 

「俺達も行くよ!RAINYCROWN!

早くしないと見失っちゃうから!」

 

法「ぬ?見失う?」

 

「そう。『速すぎる男』それがホークスの異名。

その名の通り、彼は全ての事件を

凄まじいスピードで解決する。たった一人で。

つまり俺達サイドキックの仕事は

その後処理なんだ。モタモタしてると

どんどん距離を離されちゃうから。」

 

法「へー。でもそれは俺も飛べれば

問題ねーことでは?」

 

「へ?」

 

法「雲霄」

 

「え!?雲!?あ!ちょっ!?」

 

雲霄に乗り、ホークスを追いかけた。

 

ホ「おー、追い付いた。流石だね。」

 

法「ドヤァ」

 

ホ「それじゃパパっと終わらせますか。」

 

法「おー!」

 

天之助とホークスは敵がアジトとしている

倉庫へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くっ!どうすれば...!」

 

ホ「おまたせー。状況は?」

 

「ホ、ホークス!良かった!

はい!状況は敵はあの倉庫に立て篭り、

仲間の一人が人質です!

倉庫全体を包囲しましたが、

未だに反応がなく...それとホークス

そちらの人は?新しいサイドキックですか?」

 

ホ「いや、この子は雄英生だよ。

今日から職場体験だから連れてきたの。」

 

「え!?大丈夫なんですか!?」

 

ホ「大丈夫だよ。だって彼、最強だから。」

 

おいおいアンタがそれ言うと

中の人繋がりで

某呪術師と被るからやめときなされい。

 

「は、はぁ...。」

 

ホ「てな訳でRAINYCROWN。行ける?」

 

法「ロンリーで?」

 

ミ「ロンリーで。」

 

法「一応職場体験なんスけど...まいっか。

何事も挑戦ってか。」

 

ミ「トーナメント優勝の実力なら

君なら行けるよね?」

 

法「勿論です。プロですから。」

 

ミ「いやまだプロじゃないだろー。」

 

法「あ。そーだった。いっけねー。」(´・∀・`)

 

法・ホ「アハハハハハハ!」

 

法「行ってきマース。」

 

ホ「行ってらー。」

 

「...本当に彼一人で大丈夫なんですか?」

 

ホ「うん。あんな事もあったけど、

それを乗り越え強くなる。て言うのが

妥当なんだけれど、彼の場合は

もうホントプロだよ。」

 

「...なるほど?」

 

ホ(そう。君はもう、プロになってんだよ。)

 

 

 

 

 

 





頭がまとまらないから
遅れる可能性大 ((( ´ºωº `)))


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人生舐めんと飴なぶれ。


なんやかんやでもう30話か...
多くの方々に閲覧していただき、
感謝のキワミ(アァァァ-!!)(バゴーン)(アァン♡ウゥン...)


 

 

どっかの倉庫

 

 

「ったく!面倒なこと起こしやがって!

フッ!まぁいい。こっちには人質が居んだ。

コイツを盾にすりゃ、サツもヒーローも

迂闊には手を出せまい!」

 

そう言っているのは連続強盗犯の敵。

個性『棘』を使って、様々な悪事を働いてきた。

今回はアジトに帰る途中、一人の警官と

バッタリと会ってしまい、仕方なく人質にし、

現在に至る。

 

「ヒィっ!?」

 

「ケケケッ!あんま動かない方が身のためだぜ?

じゃねぇと何するか分かんねぇからな!」

 

(そうだよ!簡単な話だ!コイツを囮に

一緒に逃げりゃ、身代金だってイける!ケケッ!

意外と使い道があんな!そうすりゃ大金だって...)

 

 

 

 

 

 

法「うっわ〜。the小悪党って感じの敵だ〜。」

 

 

 

 

 

「っ!?な、何だテメェ!一体何時からそこに!?」

 

法「面倒なこと起こしやがってって所から。」

 

「最初からじゃねーか!!」

 

天之助は敵が喋りだしてから

ずっと真正面に居たはずなのだが、

前世で影が薄かったせいか、

此方の世界でも健在だったらしい。

けど彼はもう影の薄さには慣れていた。

 

「新手のヒーローか!」

 

法「うーん...近いっちゃ近いかな。」

 

「ケッ!誰だろうと関係ねぇ!こっちには

人質が居るんだ!大人しくしねぇとコイツが...」

 

法「それってあの人の事?」

 

「は?」

 

天之助が指をさした先に...

 

 

 

 

「えーーー!?」

 

人質にした筈の警官が扉前に横たわっていた。

 

「な!?え!?どういう事だ!?

さっきまで俺の後ろに居たはずだぞ!?」

 

法「アンタが何か妄想してる際にシュッと。」

 

「はぁーー!?」

 

敵がよからぬ妄想をしている最中、天之助が

気づかれない内に霹靂で移動して、

そのまま担いで助けていた。

 

法「もうちょい周りに気ぃ配りなさいよ。」

 

「クソ野郎が...俺をコケにしやがって...」

 

法「いや自業自得だろそれは。」

 

「うるせえ!!もう許さねーぞ!!」

 

敵が怒った瞬間、体中から鋭利な棘が無数に生えてきた。

 

法「短気にも程あんでしょーよ。」

 

「へへ...こうなった俺は誰にも止められねぇ...。

近づきゃお前の体をぶっ貫いて、向こう側が

見えるように風穴空けてやんよ。」

 

この敵はこれまでもこの個性で

大勢の怪我人を続出させていた記録を持つ。

大層余裕ぶっている。しかしそれは

同時に彼の敗因でもあった。相手が

新人ヒーローと侮ったばかりに...

 

 

 

 

 

 

 

法「フフフ...確かに恐ろしい個性だ。迂闊に

近づいてしまえば、大怪我ものだ。その言葉も

中々に良い台詞だ。感動的だな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが無意味だ。」( ^ U ^ )

 

 

 

 

「あぁ!?ソイツはどういう...」

 

法「雷公鞭」

 

バシィ!!

 

「な!?何だこりゃ!?」

 

法「ほいっ!」

 

 

バリバリバリ!!

 

 

「ぎゃああああ!?」

 

天之助の雷公鞭からの電撃流し。

マトモにくらえば麻痺不可避。

 

法「威力で言えば、スタンガンの3倍かな?

死にゃせんから安心しー。」

 

完全に気絶してしまった敵になんて事ない

言葉を掛ける。

 

法「おーい、そこの警官の方〜。大事無いですか〜。」

 

「あ、あぁ...。君は一体...」

 

法「なぁに、タダの体験学習生ですよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

ガラガラ...

 

 

扉が開いたと同時に警官達が警戒態勢に入る。

が、その心配は必要なかった。

 

法「お疲れサマンサーで〜す。」

 

それは敵を引きずりながら歩いてきた

天之助の姿がそこにあった。

すると一人の警官が近寄り、

 

「君!大丈夫か!?怪我はないか!?」

 

法「なんら問題はなかったですよ。それより彼を。

人質とはいえ、痛めつけられてたみたいで。」

 

「す...すみませんでした。」

 

「気にするな。生きていてくれてたのなら

それで良い。ちゃんと傷を治して、

また我々と頑張っていこう。」

 

「.....はい!」

 

ホ「いや〜、良かった良かった。やっぱ

俺の目に狂いはなかったね。」

 

法「外れてたらどうしてたんですか?」

 

ホ「知らんぷり」

 

法「...................。」

 

ホ「なーんてね。冗談だよ。もしホントに

そうなってとしても俺がシゴいてたもん。」

 

法「ですよね〜。」

 

.......................................

 

法・ホ「ンへへへへへへへ」

 

ホ「あ。飴いる?」

 

法「貰いマース。」

 

ホ「納豆餃子味」

 

法「遠慮しときマース。」

 

後は何事もなく

初日の職場体験は終了したのであった。

 

 

 

 

 






( OwO)<ウェーーーーーイ!!

(これに特に意味はありません。)


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ヒーローとは


作「遅れてすみませんですぞ。
それと職場体験は最終日まで
過程を吹っ飛ばしました。」

法「えー...まぁ良いでしょう。」

作「いや良いんかーい。」


 

 

 

 

 

 

 

 

三日目のあの日、「ヒーロー殺し」ステインが

逮捕されたニュースを見た。

あの時確かにデックンから連絡が入ってた。

まぁ俺は九州だからな〜無理があるなからな〜。

でも本気出せば直行して行けっけどな。

なんやかんやあって今日が最終日。

そんな俺は今までの日を振り返る。

俺の所はこれといって変わり映えはなかった。

事件を聞きつけて、駆けつけて、退治の繰り返しで

自分の実践はあっさり系に終わりそうだ。

おそらくだとは思うがこれは何処に行っても

同じ結果になっていたのかもしれない。

周りからして見れば、自分はとても強い存在。

プロ級のヒーローとも言われている。

 

法「皆してもうプロヒーローだって言われっけど

ホントにそうなのか?自分はまだプロには

通用しない域だと思うんだけど。」

 

ホ「ホントにプロの域に居るよキミは。」

 

法「あ、ホークス。」

 

ホ「おつかれ〜。所でいきなりな質問なんだけどさ。」

 

法「ぬ?」

 

ホ「君さ、何でウチに来てくれたの?」

 

法「何でか...言われてみりゃ、何でだろ。

プロなら何処でも良いかなって思ってましたが...

強い個性が故に色んなとこに引っ張りだこに

なってるとは思いますけど、それでも

自分は自分が強いとは思ってません。

プロってのは、迅速且つ的確に。んで、

被害も最小限に抑えないかん訳でしょ?

そりゃそれをコントロールできてる人らも

居るのは分かってますよ?けれどもし

災害レベルの戦いになってしまったら?

それで人を怪我させてしまったら?

...自分はなるべく他を巻き込みなく解決出来たら

それでいいんでしょうが...」

 

ホ「んー、それは君が気にし過ぎてるからだね。

気にし過ぎて全力を発揮出来てないやつだ。」

 

法「そんな気にしてました?」

 

ホ「うん。その思考が悪いとは言わないけど、

ネガティブ過ぎるのもダメでしょ。

人命第一に考えちゃって遠慮しがちになって

それじゃ実力が出せないまま終わってしまう。」

 

法「ぐうの音も出ませんな...。」

 

ホ「全力を出せなきゃ意味がない。つっても

こんな街中でやれないからな〜。」

 

法「まぁその辺は訓練と修行で何とかしますよ。」

 

ホ「そー。ま、その辺りは自分で努力していくしか

ないな。頑張れよ、応援してっから。」

 

法「ありがとです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

午後2時だろうか、ホークスが俺を呼んだ。

 

法「呼び出したぁ何ですの?」

 

ホ「今日で職場体験も終わりじゃん?

そのお疲れ様的な意味で天之助君に何処か

美味いもん奢ってあげようかと。」

 

法「じゃあ博多の屋台ラーメンで。」

 

ホ「早っ、即答か。」

 

法「九州に来たならば一度本場の味を

食ってみたかったんですよね〜。」

 

ホ「そか。今日は特に仕事も

無いみたいだから、丁度良かった。」

 

法「想像しただけで腹減ってきた...。」

 

ホ「よーし!腹も鳴ってることだし、

じゃあ早速食べに出発ー!」

 

法「おー!」

 

 

猛スピードで博多に直行し、着いたら

屋台ラーメンにさっさと向かい、

本場の味に舌鼓を打った。

 

法「豚骨パネェ。」

 

ホ「醤油も中々に絶品だぜ?大将!替え玉!」

 

「あいよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

法「職場体験、一週間色々と世話になりました!」

 

ホ「いやいや、君の活躍もあって、仕事が早く

片付いたのもあるからさ。本当に卒業後にウチに

来てもらおうかな?」

 

法「毎度ラーメン奢ってくれるなら。」

 

ホ「そいつはちょっと無理があるでしょ〜?」

 

法「フフッ。冗談ですよ?」

 

ホ「ならいいけどw

それじゃ、また会う日まで!」

 

法「はい!またいつかー!」

 

そうして天之助は空港へ向かった。

 

 

 

 

ホ「いやはや、この世代にはとんでもないのが

沢山生まれて来ちゃったのかもな。

法雨天之助...彼も彼でスンゴイ事になりそうだ。」

 

 

 

 

 

 





作「オリジナリティってムズカシ。」

法「そいや、何でこんなに空いたん?」

作「親と一緒に兵庫のイベントに。」

法「えー...まぁ良いでしょう。」

作「いや良いんかーい。」(2回目)


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期末じゃー。



「こんなに遅れてすみません」(;_;)

法「...で、何してたん?」

「宮崎へ葬式に。」

法「...何かゴメン。」




夏になってきたこの頃、蝉の声も小五月蝿く、

太陽もメガマブシーと感じるくらいに容赦なく照らす。

季節の変わり目って何か妙にワクワク感出るよね。

それに浮かれる人は少なからずいる。

が、油断するべからず。掬われるぞ、足。

 

 

相「期末テストまで残り一週間だが、

お前らちゃんと勉強してんだろうな?

当然知ってるだろうが、テストは

筆記だけじゃなく演習もある。

頭と体を同時に鍛えておけ。以上だ。」

 

そう言って教室を去った。その筆記の中では、

焦る者、楽観的な者、余裕ある者と様々いる。

俺?余裕な方だよ。こっち来てから物覚え良いし、

それに勉強するに越したことはない。

なんたって天下の雄英だからね。それぐらい

やっておかないと。来る日の一週間まで

皆それぞれのやり方で勉強やトレーニングに励み、

本場へと。筆記に挑み続けること3日間。

筆記試験が終了し、頭脳全般を使う試験の次は、

体と頭を使う試験だ。

 

 

実技試験会場中央広場前

 

相「それじゃあ、演習試験を始めていく。

この試験でも勿論、赤点もある。林間合宿に

行きたけりゃ、みっともないヘマはするなよ。」

 

耳「?先生多いな?」

法(ここ重要とは口では言えない。)

 

相「諸君等なら事前に情報を仕入れて、

何するかは薄々分かってるとは思うが...」

 

上「入試みてーなロボ無双だろ!?」

 

芦「花火ー!カレー!肝試しー!!」

 

「残念!諸事情があって、今回から

内容を変更しちゃうのさ!」

 

相澤先生のマフラーの中から出てきたのは、

白いネズミのような人?の根津校長だ。

校長の発表に2人は真っ白になっていた。

 

「「「「校長先生!?」」」」

 

八「変更って...」

 

根「これからは対人戦闘・活動を見据えた

より実戦に近い教えを重視するのさ!

と言うわけで...諸君等にはこれから2人1組で

ここにいる教師1人と戦闘を行ってもらう!」

 

「「「「「「!?」」」」」」

 

麗「先..生方と!?」

 

法(そらそっか。USJであんな事件起きてっから

ロボだけじゃ生ぬるいってか。人とやった方が

よっぽど合理的だな。これなら状況や

相手の能力なんかで戦況も大きく違うし

変わってくるかんな。)

 

相「尚、ペアの組と対戦する教師は既に決定済みだ。

動きの傾向や成績、親密度...諸々を踏まえて

独断で組ませてもらったから発揮てしいくぞ。

まず轟と八百万がチームで...俺とだ。

 

そして緑谷と...爆豪がチーム。」

 

緑・爆「!?」

 

相「で、相手は...」

 

すると空から誰かが降りてきた。その人物こそ...

 

 

オ「私が.....する!」

 

緑・爆「オールマイト!?」

 

数ある壁の中でも更に困難なヤツだ。キッツ。

 

オ「協力して勝ちに来いよ!お2人さん!」

 

その後淡々と組み分けが決まり

 

1 切島・砂藤 対 セメントス

 

2 蛙水・常闇 対 エクトプラズム

 

3 飯田・尾白 対 パワーローダー

 

4 轟・八百万 対 相澤

 

5 麗日・青山 対 13号

 

6 上鳴・芦戸 対 根津

 

7 耳郎・口田 対 プレゼント・マイク

 

8 障子・葉隠 対 スナイプ

 

9 峰田・瀬呂 対 ミッドナイト

 

10 緑谷・爆豪 対 オールマイト

 

 

と、ここで一つ疑問が浮かぶ。

 

法「ん?俺は?」

 

対戦リストの中に天之助の名前が無かった。

一体どういうことなのか?

 

相「あぁ。それについてだが、法雨。

それはお前の相手が...」

 

「俺が相手をするのだから。」

 

声が聞こえた後ろを振り向くと、

そこにはあの人物がいた。

 

緑「ええ!?え...え」

 

 

 

 

 

「「「「エンデヴァー!?」」」」

 

轟「親父...!?」

 

法「どゆこったい?」

 

エ「君とは1度一戦交えたいと思っていたが、

まさかこんなにも早く叶うとはな。」

 

その表情は非常に嬉しそうな気がした。

 

飯「先生!一体どういうことですか!?

何故法雨君ただ1人だけ!?しかも

エンデヴァーもかなりの上位者なのに!?」

 

相「一旦落ち着け。理由としては、

まず個性。お前らも知っての通り、コイツの個性は

半端なく強い。技の種類はもちろん、

法雨自身の身体能力もだいぶ高い。

状況判断力も意外とあるし、

それ故に俺達にとっちゃ、プロ同然なくらいだ。

そんな猛者とやり合えるのか多少疑問になった。」

 

「「「「「確かに。」」」」」」

 

相「それで学校以外のプロヒーロー何人かに

法雨の相手をお願いした所、エンデヴァーが

真っ先に名を上げたよ。」

 

法「はえー。」

 

根「法雨君は今のままでも十分に強いけど、

実際常に前線に立つ者として

エンデヴァーに来てもらった訳さ!」

 

エ「そういう事だ。体育祭で見せてくれた

あの闘気、俺にも全力でぶつけに来い。

遠慮はするなよ。」

 

法「.........。」

 

轟(法雨の相手がよりにもよって親父かよ!)

 

緑(法雨君対エンデヴァー...

 

どんな戦いになるんだ!?)

 

相「法雨は一番最後だ。気ぃ抜くなよ。」

 

法「はい。」

 

 

 

そしていよいよ始まった実技演習試験。

ルールとしてクリア条件は相手にカフスをかける。

又は誰か1人でも演習場ゲートから脱出する事だ。

この試験の課題は[相性]。生徒に対し、

相性の悪い先生を敢えてぶつけ、いかにして

対処するかがポイントとなる。

ハンデとして体重の約半分の重量がかかる

超圧縮錘を手足首に付けているが...

 

初戦の切島・砂藤ペアも、滑り出しは

良かったものの、セメントス先生の生成する壁に

圧倒されてしまい、クリアならず。

 

2戦目の蛙水・常闇ペアは、梅雨ちゃんの起点で

黒影がエクトプラズム先生にカフスを掛ける事に

成功し、見事クリア。

 

そんな感じで後の上鳴・芦戸以外はクリア。

上鳴らん所は手も足も出なかった。

根津校長の頭が良すぎたな。

そんな天之助にもようやっと出番が回ってきた。

 

法「さーてライト、行きますか。」

 

轟「法雨。」

 

法「ん?どしたトドロッキー?」

 

轟「...親父の事なんだが。」

 

法「あ〜、まさか俺の相手がエンデヴァーだなんて

見当もつかなかったよ。」

 

轟「あぁ、全くだ。それでお前に忠告しに来た。」

 

法「なんぞや?」

 

轟「...はっきり言って親父は強い。認めたかねぇが...

あんなクズでも腐ってもヒーローだ。

余裕こいて力量を見誤んじゃねぇぞ。」

 

法「肝に銘じておこう。ご忠告ドーモ。」

 

 

 

 

 

 

 

さぁ、行こうか。戦場へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





次回・法雨に異変が?


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誰?

まぁた2週間ちょっと経ったよ。

ペースこの速度になりそーなんですが

ご了承くださいm(_ _)m


 

数日前

 

相「良しっ。ではある程度対戦相手が決まった所で、

問題は法雨天之助。

ヤツを何処に入れるかなんですが...。」

 

相澤先生が天之助の名を口にすると、

根津校長以外が顔を俯けた。

 

プ「あ〜、法雨ね。うん...」

 

ミ「ど、何処にぶつけましょうか...」

 

天之助の相手を誰にするのか。と言っても彼等は

自分の所に天之助が来るのを、来てしまうのを

恐れてる部分があった。

原因は体育祭で見た龗・靊霳。

あの形態は雷そのものとなると相澤が法雨から

説明を受けたが

 

 

説明の回想

 

相(法雨。あの姿はなんなんだ?)

 

法(龗・靊霳です。)

 

相(龗・靊霳?なんだそりゃ?)

 

法(ザックリ言えば雷そのものになれます。)

 

相(...........は?)

 

 

それを教員に説明した時

 

相(と、法雨は雷になれるようです。)

 

((((((.....は?))))))

 

妥当の反応である。

 

 

個性がある時点で常人離れしてるが、天之助は

それを上回る力がある。

自然物になれるということ自体、

更に常軌を逸しているのだから。

 

これでは自信を無くすのも無理はない。

最初は相澤先生が相手をすれば良いのではないかと

言う声もあったが、相澤先生は

「本人曰く、(たましい)を視て遠くでも

誰が何処に居るかすぐに分かる。」と言った。

こっちも法雨からの説明がされてあった。

これには他教員の顔が一気に青ざめる。

遠い距離から居場所の分かってしまえば

容易に対処されてしまう可能性があるため、

頼みであった相澤先生も、それでは

どうにもできない。

 

プ「てかそれ以前に雷でのスピードが厄介だろ。

お前らも見たろ?あの目にもとまらぬ速さ。」

 

この議論で最も注目したのが天之助のスピード。

特に霹靂での移動速度。因みにちょっとした雑学に

なるが雷の速度には3つの種類があり、

まず電光と言う光の速さで例えた速度は、

秒速30万km。これは1秒に地球を7周半できる

速さらしい。次に雷鳴。音の速さで、

こちらは1秒で340mほど進む速さだそう。

最後に本体の稲妻の速さ。光速よりも

ずっと遅いものの、先駆放電と呼ばれる先端から

広がって行くアレは秒速200km程度である。

(光速の約1500分の1)

その後に発生する主雷撃というものは、

秒速10万kmと光速の3分の1の速さにもなる。

この先駆放電が天之助の現在の霹靂の速度らしい。

しかし現在天之助は長距離での移動ならまだしも、

近い距離からとなると、

速度を抑えて使うのでその辺りまだ調整中らしい。

 

そうは言っても動きを捉えるどころか、

目で追うことすら困難といえる霹靂は

自分達ではどうする事もできない状態だ。

すると根津校長からある提案が出された。

 

根「それなら他のヒーローに

頼んでみるのはどうだろう?」

 

他のヒーロー。自分達以外のヒーローに天之助の

相手をしてもらえないかという事みたいだが

 

セ「いやしかし...それでは我々と同じように

なってしまうのでは...」

 

根「そんな事もないさ。この世には幾多と

ヒーローが存在している。彼との戦闘でも充分に

渡り合える人材なんて沢山居る筈さ。」

 

校長の言葉に納得したように頷いた。

さらに校長が続けて

 

根「で、その相手候補としてある程度の目星は

付けてある。その1人がエンデヴァーさ!」

 

エンデヴァーの名に一瞬驚いたが、すぐ様察した。

 

ス「確かに彼なら法雨とも張り合えるかもしれない。」

 

プ「エンデヴァーに賭けてみっか?」

 

相「実力、判断力に長けたあの人なら大丈夫だとは

思うが...まぁ一応何かあれば此方も

すぐ対処できるようにしときましょう。」

 

その後目星の付けていたヒーローに連絡入れたが

実力面では勝てないと断られてしまった。

結局名を上げたのはエンデヴァーただ1人だった。

 

※ホークスも行こうと思ったが本拠地が九州なのと

仕事上の都合で止めたそう。

 

そんなこんなで

 

 

 

 

 

只今戦闘中

普通なら開始からだろうけどまーそれは置いといて

取っ組み合ってる最中のようで。

 

法「ていっ!」

 

エ「フンッ!」

 

霹靂の移動の利用で蹴りを仕掛けたが、

見事に見切られた。

 

法「ありゃまー。予想はしていたが、

そう簡単にはイカンよなぁ。」

 

エ「当然だ。が、こちらも油断出来ぬ相手だからな。」

 

エ(何せ相手は天候をいとも簡単に変えてしまう男。

体を雨や雪で冷やされるのを警戒しつつ、

攻撃に専念した方がいいな。)

 

法(エンデヴァーの個性は獄炎(ヘルフレイム)

雨降らしても蒸発しそうだし、

ここは()()()が効きそうかな?)

 

互いが互い、1歩も油断できない状況。

しかし制限時間もあるため早く脱出するか

カフスを掛けなければ天之助は失格となる。

 

法(もー考えるのはやめた。時間も惜しいから

いきなり最大で行くかぇ。)

 

後先考えるのをやめた天之助の足元に

電流が走り...

 

 

バリバリィィィィ!!

 

 

龗・靊霳へと変身した。

 

エ「やはりそれで来るか。そう来なくてはな。」

 

法「とりまね。最低保証みたいなもんですワイ。

アンタと渡り合うにゃ、これくらいじゃないと。」

 

エ「フンッ。...所で一ついいか?」

 

法「何すかぇ?」

 

エ「君には大いなる素質がある。実力は勿論、

判断力、学力ともに素晴らしく光っている。

そこで提案がある。私と一緒に覇道を歩まないか?」

 

法「はい?」

 

エ「私と共に来れば、今よりも更に上へと

昇り詰める事が可能だ。

その個性ならば、私を、いや下手をすれば

オールマイトすら裕に超えられる力がある。

どうだ?私と一緒に覇道を歩もう。」

 

エンデヴァーの勧誘に対し、天之助はこう返した。

 

法「あのー今何してるか分かります?

戦闘訓練でっせ?勧誘の時間じゃねーですよ?

そーゆーのは後にして頂けますかい?

でもって、闘いに集中してください。」

 

勧誘なら他所でやれとエンデヴァーに言い聞かせ、

続けようと言った。

 

エ「...これは失敬。確かにこんな所でするような話

ではなかったな。では改めて.....行くぞ。」

 

エンデヴァーが本気になり、一瞬で間合いを詰め、

炎を纏わせた拳で殴りかかってきた。

対する天之助は返すように雷の拳を突きだし、

炎と雷が激しくぶつかり、轟音と衝撃波を生んだ。

 

 

 

モニタールーム

 

切「スゲェ!拳がぶつかった瞬間に

あんなデケェ衝撃波が...!」

 

芦「もしかしてのもしかしたらワンチャン

法雨の勝ちあんじゃない!?」

 

緑(相手はNo.2ヒーロー。けど法雨君なら

大丈夫!きっとエンデヴァーと渡り合える

それ以上の力量を付けてきてる筈だから!)

 

轟(法雨。絶対親父に勝てよ。

お前ならやってのけるって信じてるぞ。)

 

 

 

法(敵と思い込めば遠慮せんでいいな。

本人もそう言ってたし、お望み通り、

オモックソブッ飛ばしたろかな。)

 

エ(今まで組み手等を何度かしてきたが

ここまで骨のある奴は初めてだ。

ますます引き入れたくなったぞ。法雨天之助!)

 

闘いは依然として五分五分な具合。もし

制限時間が無かったとしたら恐らくどちらかが

ダウンするまで永続的に続いていたであろう。

誰もがそう思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それを変える不思議な出来事が彼らを震撼させた。

 

 

 

エ「まだ動けるようだな。普通の者なら

もうとっくにくたばっている頃だがな。」

 

法「鍛えてますから。」シュッ

 

エ「ハァッ!」

 

法「ヌゥン!」

 

天之助とエンデヴァーが同時に攻撃をしようとした

その時

 

 

異変は起きた。

 

 

 

 

ドクンッ

 

法「うっ!?」

 

エ「ッ!?」

 

エンデヴァーは何かを察知し、後退した。

 

法「う...あ...」

 

エ「急に苦しみだした?個性に問題が発生したか?」

 

 

天之助は苦しそうに胸と頭を抱え悶えている。

 

法「ぁぁぁぁぁ.....」

 

エ(明らかに様子がおかしい。嫌な予感もする。)

 

 

 

飯「法雨君が苦しみだしたぞ!?

一体どうしたんだ!?」

 

轟「なっ!?」

 

緑「まさか個性の影響!?」

 

 

 

法?「.............。」

 

暫くして天之助はその場で立ったまま静止した。

 

エ「どうした!?おい!

意識があるなら返事をしろ!」

 

法?「.............。」

 

エ「聞こえているのかt『五月蝿イ。』ッ!?」

 

法?『そウ何度も叫ブな。鼓膜が破けル。』

 

エ「法雨天之助?...いや、貴様は一体何者だ?」

 

法?『察スるのガ早くて助カる。私ハ...

簡単に言エば︎︎“彼奴”のもう1ツの人格トでモ言オう。

名は...

 

 

 

 

 

レインと名乗ッてオコう。』

 

 

 

 

 

 

 

 




目覚めタ謎ノ人格。ナニ者?

後は皆さン。来年も良イお年ヲ。


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力差


長らくお待たせしてしまって大変申し訳ありません。

文章力が皆無なばっかりに...


 

 

 

 

 

 

 

 

エ「レインだと?」

 

レ「そウダ。」

 

エ「別人格と言ったが、

それは法雨本人は知っているのか?」

 

レ「いや、何セ出てクルのハ今日が

初メてダカらな。恐ラく知らヌデアろう。」

 

エ「では聞く。何故このタイミングで出てきた?」

 

レ「強者」

 

エ「?」

 

レ「私は強者ヲ求めた。然しコの世では強者は

ほンノ一握りダケトなってシまっタ。

私は“彼奴”が産マれた時から存在してイるが、

無論、そノ事を彼奴本人は知ラん。強者が

現れるまデの間ズっト奥底で眠っていタからナ。

ソしてソレが今ダ。漸く来た。貴様がな。」

 

エ「私を選んでくれたことは実に有難いが、

お前がただ演技しているのか、

本当に別人格なのかは置いておき、

引き続き、お前の力量、見せてk...」

 

レ「モう駄弁ルな。闘え。」

 

エ「!?」

 

エンデヴァーが喋っている途中、

突如レインが瞬時に背後に移動し、

天雨で殴りかかった。

 

エ(しまっ...!)

 

グドボォゥ!!...

 

咄嗟にガードしようとするも間に合わず、

顔面からくらった。

 

エ「グハァ...」

 

レ「貴様が今こノ場二居るのハ闘ウ為だ。

駄弁る為ジゃナイ。」

 

エ「...容赦がなさ過ぎる気もするが...

応えるしかないか。」

 

レ「そうダ。ソれで良イ。」

 

エンデヴァーはすかさず戦闘体制に入るが、

レインは何の構えもせず、突っ立ったままだ。

 

エ(挑発のつもりか?何の構えすらしないとは。

が、油断大敵。ここで慎重に出なければ、

此方がやられる。)

 

レ(出方を伺っテいルノカ。なら、

先手必勝と行コウか。)

 

バチィッ!

 

レインは一瞬にして消え、行方を眩ます。

 

エ(またしても高速移動か。今度は

何処から来るか?)

 

 

 

 

 

 

 

しかし待っても一向に攻撃してくる様子はなく、

ただ周りを飛び交っている。

更にその都度聞こえる電気音は

まるでエンデヴァーを嘲笑うかのように。

 

エ(何処から攻撃してくるか分からない以上、

下手には動けん。後ろを取るか、

真正面から来るか。はたまた...)

 

辺りを警戒しつつ、反撃の機会を待つ。

が、それが叶うことはない。何故なら...

 

 

ゴゴゴゴゴゴ.....

 

 

エ「音?...!?下か!」

 

 

ドゴォーン!!

 

その下からレインが飛び出してきた。

 

レ「こレは流石に分かリヤすカったカ。」

 

エ(周りで聞こえていた音は囮。

その間に地に潜り、攻撃してきたか。)

 

レ「モッと凝ッた物の方ガ良かっタかな?」

 

エ「そしたら私はどうなっていたのだろうな?」

 

レ「さァ?...残り時間二はまダ余裕はあるが、

一気に飛バして行くゾ。」

 

レインが持つ天雨に電流が走り、光と音と共に

激しさを増してゆくと、

レインは振り払うように横に薙いだ。

 

 

ブウゥゥゥゥン!!!

 

 

薙いだ瞬間、周りの建物は一瞬でヒビ入り、

あっという間に倒壊してしまった。

残ったのは建物の残骸とエンデヴァーとレイン

それだけであった。

 

 

 

 

エ「うぅ.....」

 

吹き飛ばされてしまったエンデヴァーは

瓦礫の中から這い出てきた。

 

エ「払っただけであの威力...末恐ろしいな...

それに法雨天之助本人がこの様な

無差別範囲攻撃をするとも思えん。

これは本当に別人格の仕業らしいな。」

 

レ「ヨうやっト理解出来たカ。」

 

そこへレインがエンデヴァーの元に近づく。

 

エ「これだけの被害をだしておいたんだ。

お前には色々と聞かなければならない事がある。」

 

レ「ヤレるものなラな。」

 

立ち上がろうとしたエンデヴァーが、

ふとある物が目に付いた。

 

エ「雷の...槍...?」

 

全長およそ3mはあろう槍状の雷が目に止まった。

 

レ「ん?あァ此れカ。此レは電気系統の雨冠ヲ

集結さセタ物だ。名は.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雷霆撃滅槍(ケラウノス)と呼ブ。」

 

エ「ケラウノス...?」

 

レ「一度は聞イた事はアルだロう?

全知全能の神・ゼウスを。彼が持ッテいタ武器だヨ。

そのオマージュ的なアレだ。...と、

喋力り過ギたな。デハお次に...霨霠

 

レインが右手を挙げると掌から小さい雲が現れ、

それが空へと広がってゆき、たちまち空は

鈍色の雲に覆われた。

同時にポツポツと雨が降り出してきて、次第に

雨は強くなり、豪雨に近い状態となった。

 

レ「これ手良し。サァ、倒させてモら御ウ。」

 

レインはそう言うと再び霹靂で高速移動し、

翻弄させてくる。

 

エ「それは先も見た。少しは...学習しろ!!」

 

エンデヴァーはレインがどのタイミングで

攻撃してくるのかを計算し、ある程度の

行動パターンを予測していた。それはとても正しい

判断であった。普通であれば通用しただろう。

レイン...もとい天之助が規格外でなければの話だが。

 

 

バチバチバチィ.....

 

 

エ「なっ!?」

 

纏炎の拳で攻撃するも拳が体をすり抜けていた。

今彼は龗・靊霳なのだ。

この形態になった彼に物理攻撃は効かない。

 

レ「学習しテイないノは...ドっちだ!!」

 

直後その隙に雷霆撃滅槍(ケラウノス)で斬りつける。

 

エ「ぐあっ!!」

 

斬られた反動で後ろへ飛ばされた。

 

レ「知らンのか?私は雷ソノもノ。貴様の

生温イ拳でダメージを与エられるダナどト、

実に滑稽に思えテくル。

今まで当たッてイたのはワざと当テさセていた

カらだヨ。公平を期ス為にネ。有難ク思え。」

 

エ「調子に乗りおって...!!」

 

レ「フィナーレだ。楽しかッタぞ、エンデヴァーよ。」

 

 

 

 

雷霆撃滅槍(ケラウノス)を天に掲げる。

 

 

 

 

ゴロゴロ...

 

 

 

 

雷鳴が聞こえる。電光が見える。

 

 

 

いっぱい...いっぱい.....

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴロゴロゴロゴロォ!!

 

雲から生成された雷は雷霆撃滅槍(ケラウノス)に集まり、

集まってくる際の雷はシャンデリアの如く輝きを放つ。

 

レ「出力ハ...3%位か。」

 

エ「マズイ...!」

 

危機を察知し、すぐさま防御体制に入るが

それすら意味を成さなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雷霆撃滅槍(ケラウノス)世界終焉(アースエクスティンクト)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に聞こえたのは、その言葉だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





レイン

突然として現れた天之助の謎の別人格。
初めて出てきたせいか、言葉がカタコト気味。
戦闘力は群を抜いて最強レベル。
成長性の余地あり。


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数刻後...

法「また遅くなってんぞ?」天雨ブンブン

意欲が足りん!

法「てーい。」

タコスッ!!




法「うーん...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「.........きロ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

法「ん〜...」

 

「起キろ。」

 

法「〜〜〜」

 

 

 

 

 

 

 

レ「ォお起キろつッてンダローー!!!」

 

 

 

法「だーー!!うっせぇー!!!うっせぇわーーーーー!!!」

 

 

 

レ「てメェがさっサト起きネェかラだろーガーーー!!!」

 

 

法「DA☆MA☆RE!俺ぁ寝起き悪ぃ方なんだよ!」

 

 

レ「知っトるワ!んナ事ぁよぉー!!!」

 

 

法「だったら起こすなやーー!!」

 

 

レ「起コさねート話が進マネぇんダよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

法・レ「「ハァ...ハァ...ハぁ...」」

 

漸く二人は落ち着きを取り戻し、天之助は先程から

気になっていたこの不思議な空間と

今の自分の状況について質問していく。

 

法「なぁ、ここ何処?」

 

辺りを見渡す限り、全てが雲で覆われており、

所々には雷も鳴っている。

 

レ「ココはオ前の精神世界ノ中。現実のお前ハ

疲労デ眠ってイル。で、気になっテイるとは思ウが

私が誰カと言うト、名はレインと言って、

簡単に言エバお前のモう1つノ人格ダ。」

 

法「えっ?何ソレ怖っ...。え?何時から居た?」

 

レ「産ミ落とさレて直グだ。」

 

法「結構最初からじゃねーか!!」

 

レ「別に隠シてたトかそウイう訳ではないゾ?

時期を待ッていただケダ。」

 

法「時期?何の?」

 

レ「強者だよ。ツワモノ。お前も時折思ウダろう?

自分の個性は強過ぎタが故にマトモに張リ合える

相手がオらず退屈し、自分と張り合エる奴に

出会えルノを渇望していた事ヲ。結果、

ソの思いガ無意識二私を生み出シた。って訳だ。」

 

法「へぇー。つまりお前は俺の欲望、闘争心が

形になって現れた的な存在?」

 

レ「そうナルな。その相手がたまたま

エンデヴァーだったようだな。」

 

法「ふぅーん。てかちょ待て?

そいや今更ながらサラッと俺の試験

横取りしてんじゃん?何してくれてんの?

もしやり直しとかになったらどうすんの?

流石の俺も骨が折れそうになるよ?」グイグイクルー。

 

レ「詰め寄リすギるな。多分エンデヴァーなら

私の放ッタ技でダウンしテるから

ヤり直しの可能性は無いと考エられル。

と言ウカ、オ前は本当に自己評価が

異様に低イト言うカ。もう少シ前向き二

自分自身ノ評価を上ゲても良かろうテ。」

 

法「ぬぅ...まあそれはそれとして、結果は?」

 

天之助は入れ替わった後の出来事を

レインから説明された。

 

レ「...てな感ジで私の圧勝同然に終ワった。」

 

法「マースゴイ。」

 

レ「驚き加減が薄過ギヤしないか?」

 

法「本来なら俺の相手だったのにそれを

お前に奪われたんだからそりゃ

気分も斜めるわ。」

 

レ「駄々ッ子か。」

 

法「悪いかよ。なら憂さ晴らしに

重いの一発ブゥン殴らせろや。」

 

レ「丁重にお断りスル。」

 

こんな調子で暫く二人はいがみ合い続け、

数十分後、やっとこさ落ち着いた。

 

法「はぁ〜も〜...つか何時になったら

目が覚めんだよ。」

 

レ「ん?そんなノアそこに行けば覚メるゾ。」

 

レインが指さした方向には小さな穴が

ぽっかりと開いていた。

 

レ「あそコから出レば現実へと目覚めるゾ。」

 

 

法「 先 に 言 え 。 」

 

 

レ「ズット前からそこ二あっタのに

気付かナかッたお前が悪いだロ?」

 

法「ヌッ...まぁいっか。あ、出る前に1個聞くけど

いいか?」

 

レ「何ゾ?」

 

法「お前が使ったって言う雷霆撃滅槍(ケラウノス)だっけ?

アレって俺にも使えんの?」

 

レ「練度次第デ使える様になル。アー後、雷霆撃滅槍(ケラウノス)以外にも一応技を四ツくらい作っタンだが。」

 

法「そーなんだ。それも勿論?」

 

レ「使エる。技名は.....」

 

 

 

 

法「ふむ、了解。じゃ、もーそろ起きるか。」

 

レ「そウカ。」

 

法「じゃあな。あ!次入れ替わる時は

俺に相談してからにしろよー!」

 

レ「あァ。」

 

そう言い残し、天之助は現実へ戻って行った。

 

レ「ん?さっき入れ替わる際は相談しろ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふと誰かが喋っているとのが聞こえてきた。

現実へ戻ってきたのだと。

 

法「ん〜ん?知らない天井?知ってる天井?」

 

緑「あ!法雨君!良かった目が覚めて!」

 

飯「法雨君!気がついたのか!あの技を打った後

突然倒れたから心配したぞ!」

 

試験が終わり、治療室で約2時間寝ていたようで、

暫くしてクラス全員が見舞いに来たそう。

ふと爆豪に目をやると何か不服そうな顔をしていた。

 

轟「色々と聞きてぇ所だが、まずは

体の方が大事だ。ゆっくり休んどけ。」

 

爆「.........。」

 

法「おー...(さて、レインの仕出かした事の説明

どーしょーか?正直に言うか濁して言うか

何方にしy..『オーい、聞コえるカー?』ッ!?)」

 

事情の説明を考えている最中、突如頭の中から

レインらしき声が聞こえてきた。

 

法(あー...うん!疲れているからこれは幻聴だな!

きっと!そうに違いない!)

 

レ『現実逃避はヤめロ。シっかりお前の頭の中に

語リかけてル。私はお前デモあるノだカら

こレクらい容易だ。』

 

法(ナチュラルに平然とやってのけないで

くれますかね...てか何用?ついさっき

別れたばっかだよな?)

 

レ『オ前ガ別れ際二「次入れ替わる際は相談しろ」

ッてソウ言っタダろ?』

 

法(言ったな.....え?まさか今?)

 

緑「?...法雨君どうしたの?やっぱりまだ

具合悪いの?」

 

法「ん?あ〜大丈夫。お気になさらず。」

 

切「にしてもえげつねぇくらいデケェ雷だったな!」

 

芦「ビックリしたよね!最初何が起こったか

分かんなかったもん!」

 

上「被害とかは尋常じゃなかったけど、やっぱ

カッケーって思っちまったよ!

俺もあんな風になれっかなー!?」

 

耳「いや無理でしょ。上鳴アホだし。」

 

上「何回言うんだよ!?それ!?」

 

瀬「改めて法雨がとんでもねぇ奴だって

自覚させられたよ。」

 

常「雨冠の猛者...侮るなかれ。」

 

 

レ『まぁツマりは私が言えバ話が早く

進ムと思うぞ。』

 

法(ウーム...そうかなぁ余計な混乱を

招きそうな気もすっk.....)

 

 

 

 

ガラガラ.....

 

相「法雨が目ぇ覚ましたようだな。」

 

そこへ相澤先生もやって来た。容態と

例の件について言及しに来たのだろう。

 

相「法雨。分かっているとは思うが、試験の事に

ついてだ。単刀直入に聞く。何故あんな事をした?

お前の放ったあの衝撃波はお前を中心に

演習場の大半が殆ど跡形もなくなちまった。

ヒーローとしても有るまじき行為だ。

その理由は何だ?」

 

法「.............。」

 

相「法雨?」

 

緑「法雨君?」

 

法「...........。」スゥ

 

法雨?はゆっくりとベッドから降り、

相澤先生の元へ近づき、

まじまじと見つめだした。

 

相「どうした?」

 

 

 

レ「.....初メて見ルが此奴が教師?

あマリそう二は見えンがナ。」

 

「「「「「!?!?」」」」」

 

相「は?」

 

レ「モう少シ身なりヲ綺麗にシタらどうナんだ?」

 

飯「法雨君!?いきなり何を!?」

 

爆「...いや、法雨じゃねぇなテメェ。」

 

轟「お前は一体誰だ?」

 

上「え!?どゆこと!?法雨じゃないって何!?」

 

レ「ハハっ!誰だ...かエンデヴァーも最初

気付イた時、同ジ言葉を発しテいたナ。」

 

轟「ッ!」

 

相「...で、誰なんだ?」

 

レ「そコまで警戒セんでイい。危害も加えるつもりも

毛頭ない。では自己紹介といこう。

 

 

 

 

 

私の名はレイン。タだの二重人格者だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




区切れなく

日に日に遅くなってゆく.....



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林間合宿までの話

ウマ娘にハマって投稿が厳かになった
作者の末路


足 足
\ / <ゴメンナサイ。
_\ _ /_______
地面


 

 

 

 

 

 

 

 

 

相澤side

 

法雨の二重人格・レインと名乗るソイツ。

パッと見変わっていないように見えたが

よくよく見ると目の色が違っていて、

元の乳白色から鈍色に変化している。

あと喋り方か。えらくカタコトだが。

 

と、この話はいいな。本題に戻ろう。

 

奴は試験での出来事は全て自分のせいであって、

法雨のせいではないと言ってはきたが

まず俺は二重人格説を疑った。

個性だからと言う理由だけではなく、

普通に考えての話だ。有り得ないからだと

個性にはそういったものも珍しくはないが、

 

可能性的にも低いと判断し、いくつかの質問をした。

 

.....質問が進むにつれ、

段々と二重人格説が濃くなってきた。

いや、最初こそ作り話かと思ったさ。

作るにしても出来すぎかとも感じたが

どの話も妙に信憑性が高いのなんの。

挙句には俺の過去をクラスにバラすと脅されたんで

不本意ながらレインの存在を一先ず

信用することにした。

その後レインは寝ると言ってベッドに沈んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天之助side

 

法「...............ハッ!」

 

相「お?法雨に戻ったか?」

 

法「あり?...はぁ。あんの野郎また勝手に。」

 

相「法雨。起きて早々で悪いんだが、

レインから伝言がある。」

 

法「ぬ?レインから?」

 

相「『代ワリにエンデヴァー治しトけ。』って。」

 

法「テメェのケツも拭けんのか。

それと、他の皆さんは?」

 

天之助が再び目を覚ました時には、

緑谷達の姿はなかった。

 

相「彼奴らなら教室に帰ったよ。

いつまでもここに居られるのも

時間の無駄だからな。」

 

まぁコレがこの人だなと思いつつ、

エンデヴァーのいる保健室へと向かった。

 

 

 

相「失礼します。」

 

エ「来たか。」

 

相「お身体の方は?」

 

エ「あぁ、リカバリーガールのおかげで

回復は順調だよ。」

 

相「何事もなくて良かったですよ。まったく、

レインの奴がここまでしなきゃの話ですがね...」

 

法「いや俺見て言われましても...。」

 

エ「あまり彼を責めないでやってくれ。

当の本人も知らなかったようだし。何より

レインと戦ってみて分かった。奴の前では俺は...

...無力同然だった。」

 

その言葉からは覇気が全く感じられなく、

プロヒーローとは思えぬくらい弱々しかった。

余程悔しかったのだろう。

天之助も今日初めてレインの存在を知ったが、

レインには全身が殺気で押されているかのような

謎の威圧感が放たれており、とてもじゃないが

逆らえば即殺されそうな雰囲気を醸し出しており、

天之助も肌でひしひしと感じていた。

 

法(つか、今の今までのずっとあんな恐ろしいのが

自分の中に居たってなると余計怖えな。)

 

相「それはそれとして法雨。エンデヴァーさんのこと

治せんだろ?俺と13号の時みたいに。」

 

法「あー、その事なんですが、怪我の状態から見て

時間がかかりそうに思います。

なので手っ取り早く治す為に相澤先生らの時とは

別の方法で怪我を()()()()。驚きすぎて

腰抜かさないようにお願いしますよ。」

 

相(まさかまたとんでもねぇ事するんじゃ...)

 

法「ではエンデヴァー。いきますよ。」

 

エ「よろしく頼む。」

 

天之助はエンデヴァーの額に手を付けこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

針零戻刻(リワインド・ゼロ)

 

 

 

 

 

 

 

 

その言葉と同時に

エンデヴァーの体に変化が起きた。

体に巻きついた包帯が剥がれるやいなや、

なんと受けた傷がみるみるうちに塞がってゆく。

まるで時が戻るかのように。

 

相・エ「「!!?」」

 

こうして数分も経たないうちに

エンデヴァーの傷は完全になくなった。

 

法「ふぃー、終わりましたよ。」

 

相「おい...お前今...何した?」

 

エ「傷が癒えた?いいや、それとは

また違う。...一体何をした?」

 

法「え?まーそーですなぁ...簡単に言えば

時間を巻き戻したって所ですかな。」

 

天之助の何気ない言葉に二人は絶句した。

何事にも時間には逆らえない。

それが自然の摂理。が、この男は時間の巻き戻しを

なんの躊躇いもなくやってのけた。

異常としか言いようがない。

 

相「時間を巻き戻した...だと...」

 

法「何言ってんだこいつって思いましょうけんど

これは事実なんですマジのマジで。」

 

エ「時間を巻き戻す。見ようによっては

便利な力かもしれない。

だが、それは世界においては

大問題の発端になりかねん。

たとえそれが事実だとしても

軽々しく話すことでもない。この事は

教員と俺と君だけの秘密事項にてしおくぞ。」

 

法「了解致しました。」( OwO)ゞ

 

エ「分かってもらえた所で、

先の能力の詳細を教えてはくれるか?」

 

法「はい。針零戻刻(リワインド・ゼロ)と言うのは

対象物、対象範囲内の者を

自分の決めた時間帯までに時間を戻す能力です。

戻せる時間は1週間前まで。

これによる他の時間。つまり周りへの干渉は

一切ありませんので問題ないです。

あくまでも1対象なので。

そして同じことが繰り返されない限り、

元の状態にはなりませんのでご安心を。」

 

エ「成程な。俺の場合は状態を見るから察するに

戦闘前までに戻されたと言ったところか。」

 

法「Exactly.こっぴどくやられてましたからね。

なので始まる前の状態に戻させていただきました。」

 

相「お前はどんだけ規格外な技編み出しゃ

気が済むんだよ。」

 

法「あ、でもこの能力は俺じゃなくて

レインが作ってたみたいですよ。」

 

相「作ってた?作ったではなく?」

 

法「もう何個が出来てるのがあるみたいで。

あの時の雷霆撃滅槍(ケラウノス)とか。」

 

相「...もう驚かねぇぞ。

疲れるということ自体に疲れてきた。」

 

なんやかんやあってエンデヴァーの体調も完治?

したので良しとしよう。

 

法(さて、いよいよ林間合宿も近くなってきている。

強化に向け新たに作った技を磨かなければな。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

法「おはよぉーごさ.....んす?」

 

天之助が教室に入ると、そこには暗い顔をした

切島・砂藤・芦戸・上鳴がいた。

 

法(まるでこの世の終わりだな。)

 

芦「みんな...合宿の土産話...

楽しみに...してる...から...。」

 

緑「ま、まだ分かんないよ!?

どんでん返しがあるかもしれないよ!?」

 

瀬「よせ緑谷。それ口にしたらなくなるパターンだ。」

 

上「試験で赤点取ったら林間合宿行けずに補習地獄。

そして俺らは演習試験クリアならず...!

コレでもまだ分かんねーのなら、

貴様の偏差値は猿以下だーーー!!」

 

緑「ア゛ーーー!?」

 

荒ぶる勢いで緑谷に目潰しをかます上鳴。

 

瀬「落ち着けそんで長ぇ。

俺自身だって分かんねぇのに。」

 

かく言う瀬呂もクリアこそしたものの、

途中で寝てしまい、そのほとんどが

峰田のおかげであるため、判定に不安があった。

 

法「ff外から失礼しますぇ。採点基準って

まだ明かされてないよな?

ちゃんと聞かな分からねぇんじゃねぃか?」

 

上「同情するならもう何か色々くれー!!」

 

相「呼び鈴鳴ったら席に着け!」

 

相澤先生の掛け声と共に全員が席に着く。

 

 

シーーーーーン...

 

 

相「おはよう。今回の期末テストだが、

残念ながら赤点が出た。よって林間合宿は.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全員行きます!

 

 

(((((どんでん返しキタ━━━━━!!!!!)))))

 

相澤先生の思いもしなかった発現に4人は

心の中で大いに喜び叫んだ。

 

法(わーめっさ喜んでおられるな〜。)

 

天之助は表情から読み取ってる訳ではなく、

常時『霊探心視』が発動しているので、

心の声がも丸聞こえなのだ。

 

相「赤点者だが筆記の方はゼロ。実技で

切島・上鳴・芦戸・砂藤。あとは瀬呂が赤点だ。」

 

瀬「やっぱりか〜...」

 

相「今回の試験。我々敵側は生徒達に

勝ち筋を残しつつ、

どう課題と向き合うかを見ていた。

でなけりゃ、課題がどうとかの別に

詰む奴ばかりだったろうからな。」

 

尾「じゃあ、全力で叩き潰すってのは...」

 

相「追い込むためさ。

そもそも林間合宿は強化合宿だ。

赤点取った奴こそ

ここで力を付けてもらわなきゃならん。

合理的虚偽ってやつさ。」

 

(((((合理的虚偽イイイイ!!!!!)))))

 

法( い つ も の 。)

 

相「ただ全部嘘って訳じゃない。赤点は赤点だ。

お前にはベッドに補習時間を設けてる。

ぶっちゃけ学校に残ってやるよりキツいからな。」

 

どちらにしろ地獄が待っている事に

絶望する5人なのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして天之助は忘れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()

 



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一歩踏み込む



やぁ皆!俺だ!
アニメは大詰めまで進んだな!
俺は3期から全く進んでねぇな!それじゃ!

(失踪したと勘違いさせてしまったのなら
ごめんなさい(´;ω;`))


 

 

 

 

 

 

 

 

 

授業の後、林間合宿で必要な物を

皆(一部を除いたメンバー)で買いに行く事になり、

天之助も誘われたのだが、

他に用事があると言い誘いを断った。

それはレインから教わった技の特訓だ。

本人曰く、

天之助が創る技よりも練度が必要らしく、

 

例えば前に使った針零戻刻(リワインド・ゼロ)

あれはレインの補助があったため即座に使えたが、

レイン抜きで使用すると

どうなるのか確認するため、家に帰ってきてすぐ、自分の部屋のゴミ箱から紙屑を取り出し、

それで実験してみた結果、

少し歪みが生じたのち、一瞬で消えた。

 

法「.......え?」

 

...引いた。とても引いた。

目の前で自分がやった事に。

意識の集中はしていた。が、それでも失敗した。

つまり、今の自分自身の力ではダメなのだ。

上手くコントロール出来ないと

取り返しのつかない事態になりうる。

上手くコントロール出来ないと大切な物が

消えてしまうという危機感を覚えた天之助は

これは遊んでる暇はないと思い、

更に修行を厳しくする事を決意した。

 

他の皆には申し訳ないが、

遊び相手をしてやれない罪悪感もあった。

そんな中レインはと言うと、

暇されあればまた新しいのを創ると言ってのだが

お前は暇もクソもないだろと心の中でツッコんだ。

 

法「...先は長い。けれどやるっきゃない。

必ずこの林間合宿でも断然手を抜かずに

レベルアップしてレインの技も物にしてやる!

...と言いたいんだけど

まずは()()()の方を何とかしなきゃだからなぁ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

迎えた林間合宿当日

 

物「え?何何A組補習いるの?

つまり赤点取った人がいる...ってこと!?

おかしくない!?×2

A組はB組よりも優秀な筈なのに!?

あれれれれれ!?」

 

と煽りちらかす物間にすかさず拳藤が手刀を入れ、

気絶させた。

 

拳「ごめんね。」

 

緑「あ、はい...。」汗

 

 

「物間怖ッ。」

 

「体育祭じゃなんやかんやあったけど、

よろしくね!A組!」

 

「ん」

 

 

そんなB組の女子を見て峰田はまた興奮していた。

 

峰「よりどりみどりかよ...」

 

切「お前ダメだぞ。そろそろ。」

 

飯「A組のバスはこっちだ!席順に並びたまえ!」

 

蛙「.....。」キョロキョロ

 

A組の生徒もバスへ移動する中、梅雨ちゃんが

あることに気が付いた。

 

芦「...?どしたの梅雨ちゃん?」

 

蛙「それが、法雨ちゃんの姿が見えなくて...。」

 

そこに天之助の姿がなかったのだ。

 

芦「え?あ!言われてみれば!

先生!法雨が居ないんですけどどうしたんですか?」

 

緑(本当だ。居ない。)

 

その指摘を受け、他の皆も疑問に思った。

 

相「法雨は学校の方で別件があってな。

俺達より遅れて来ることになってる。」

 

上「別件?何すかその別件って?」

 

相「それはお前らが気にするもんじゃねぇ。

分かったらバス乗れ。」

 

そう言われ皆が不思議に思いつつも、

バスへと乗って行った。

 

緑(別件...一体何だろう?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雄英高校・給湯室

 

法「.................。」

 

オ「.................。」

 

そこには向かい合ってソファに座っている天之助と

オールマイト(トゥルーF)の姿があった。

 

しばらくの沈黙を破ったのはオールマイト。

 

オ「それで、君はどこまで知っているんだい?

私のこと、傷のこと、緑谷少年のこと...

 

 

 

 

 

 

ワン・フォー・オール(代々受け継がれてきた力)のことを。」

 

法「さぁて、どこから話したものか。」

 

 

 

 

 

 

遡ること昨日の放課後

 

 

職員室へ戻る最中のオールマイトは

 

オ(緑谷少年、自壊はまだ多いものの、

着実に成長しつつある。

私も陰ながら支えてゆかねば!)

 

 

 

 

 

法「でも過度にやり過ぎないのも

またそれらしい。」

 

オ「!?」

 

法「ドーモ。」

 

そこには下校した筈の天之助が

待っているかのように壁に寄りかかっていた。

 

オ「法雨少年...?

(今の私の言葉、口にしていないはず...)」

 

法「それは俺に読心能力がある事を想定すれば

容易いのでは?」

 

オ「なっ!?」

 

法「ま、それはいいとして、ちとアナタに

用がありゃーしてね。」

 

オ「私に?...その用とは?」

 

法「そんな身構えんでもいいですって。

なぁに簡単な話ですよ。

 

 

 

 

 

アナタが5年前に受けた腹の傷

の件でちょっとね。」

 

 

オ「!!?」

 

オールマイトは驚愕した。

5年前、かつて悪の象徴として君臨していた

ヴィラン(黒幕)AFO(オール・フォー・ワン)。その戦いの末

何とか勝利できたものの、

右腹囲に深手の傷を負わされ、

活動限界を強いられてしまった。

この事はごく一部の人間しか知らない事実。

それを何故この男が知っているのか。

 

法「さっきから驚きっぱなしですね。

まぁ無理もありませんわな。」

 

オ「...何が目的だ?」

 

法「疑う気持ちも分かりますが、別にマスゴミとか

に言いふらしたりとかは微塵もないんで。

そんでこの話の内容はまた明日に。合宿は

俺は遅れて参加させてもらうようにって。

自分と話があるからってオールマイトから

相澤先生にそう伝えておいてくれませんか?」

 

オ「.......。」

 

オールマイトは少し考え、

 

オ「分かった。この話は他の先生方にも

伝える方向でいいね?」

 

法「勿論それで構いません。では、また明日。」

 

 

そう言って天之助はその場を去って行った。

 

 

 

オ「何故彼が傷の事を.....

まさかOFAや緑谷少年の事も?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

法「さーてライト、これで良かったんだな()()()?」

 

レ『あぁ。

後ハ俺が教えタアノ技をマスターすレば、

奴は完全復活ヲ果たすでアロう。』

 

法「それにしても

何でお前がオールマイトを気にかけんだ?

ファンになりそうな性格でもなさそうだし。」

 

レ『ナぁにタダの気まグれさ。奴にはマだ

働いテもラウつもリなダケさ。他意はナい。』

 

法「ホントかよ。」

 

レ(マー、オールマイトと1戦

やり合ッてみたイが為の嘘なンだが、

どうヤら此奴ハはなッカラ助ケるつもりで

いタようだ。これが所謂win-winダッけか?)

 

法(既に原作改変起きてるかもだけど、

俺の手で起こしてみたいな〜とは思ったが...

まさかレインからオールマイトの傷を治せだなんて。

雨でも降んのかと思った。雨冠なだけに(笑)。

しかももう創ってたし、技。

でももし本当にそれが俺に出来るのなら

とことんやってやろうでねーの。

よーし!帰ったら最終調整ダオラ!)

 

 

そして今に至る.....

 

 

法「まぁ、俺の知る範囲では

あなたが緑谷にOFAを受け継がせた事。

OFAは代々継承されてきた個性だという事。

そしてあなたは5年前に深手の傷を負い、

活動限界がある事。ってとこですかね。」

 

オ「そこまで知っているのかい。」

 

と睨みを利かせるオールマイトに対し

 

法「つっても全てを知ってる訳じゃなくて、

俺が把握してるのは今言った3つだけですから。」

 

オ「本当に?」

 

法「確かです。」

 

と言うがあながち間違いでもなく、前世では

途切れ途切れにしか観れていない。

なので抜けている箇所もある。

特に序盤は観れておらず、あらすじでしか

経緯を知らなかった。

 

 

法「それはさて置き、サテライト。

ここから本題に入らせてもらいますが、

宜しいでしょうか?」

 

オ「...具体的にどうするつもりなんだ?」

 

法「オールマイト。俺があなたに話がある理由。

それはあなた自身に起こった出来事...。

いいですか?落ち着いて聞いてください。

 

 

 

 

 

 

 

オールマイト。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その腹の傷.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()

 






最後の投稿からぴったし1年かぁ.....。


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そして〇〇に〇る。


( OwO) 3月5日

(OwO ) 3月5日→4月10日

( OwO) 4月10日

(OwO ) 4月10日

( OwO)ファッ!? 4月10日

な感じです。






 

 

 

 

 

 

 

法「その腹の傷、消せると言ったらどうします?」

 

オ「ッ!!?(消す...と言ったのか?この傷を?)」

 

法「驚き方のレパートリー少ないですね。」

 

オ「す、すまない。だが、他の医師や

リカバリーガールですら治せなかったこの傷を、

君はどうにか出来ると言うのかい!?」

 

興奮しているのか食い気味になるオールマイト。

 

法(ま、今の今までその傷のせいで

苦しんでただろうからな。そりゃまー

興奮するんも無理ないか。)

 

法「えらい食い気味ですね。ハハハッ。

勿論可能ですよ。瞬く間にね。」

 

オ「! そうか!だが本当に

何の要求も条件も無いのかい?

こういうのは何かしらそういうものが付き物そうに

思うが...。」

 

法「普通はね。俺達はヒーロー。

見返りを求める者も少なくはない。

けど個人的にゃ俺は見返りとかそういった物は

求めちゃいないのでね。

それと少し話は変わりますが、今の俺には

明確な目標ってのがなくって。

如何にして皆から認められるようなヒーローに、

人間になれるか。

自分の個性に聞きたいくらいですね。」

 

オ「.....。」

 

オールマイトは少し目を大きく見開いた。

 

法「けれど、貰える物は貰っておきますよ?

感謝してくれる人とかこんな俺にも

憧れを抱く人がいたりしたら。

ま、そんな日が来ればの話ですけんどね。」

 

オ「...来るさ、きっと。

 

法「?」

 

天之助に聞こえない声でオールマイトはそう呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上「アァーーー!!!( ºロº ;)

辿り着ける気がしねぇーーー!!」

 

耳「じゃあ何!?諦めんの!?」

 

上「ッそうは言ってねーだろ!?

どう足掻いてもやるっきゃねーんだろが!!

諦められっかよ!!」

 

耳「だよね!」

 

飯「皆!!絶対にここから時間内に抜け出すぞ!!」

 

「「「「おおー!!!」」」」

 

 

A組が魔獣の森に挑戦している真っ只中であった。

 

 

 

 

緑(法雨君、今頃何してるんだろう?

...そういえば忘れ物取りに教室に戻ろうとした時、

法雨君とオールマイトが廊下で何か話してた

気がするけどそれと関係が...?)

 

 

【ギャォオオ!!】

 

 

緑「ッ!?しまっ!?」

 

 

などと考えていると魔獣に襲われそうになるが

 

 

 

 

 

 

DOOOOM!!

 

 

緑「!」

 

ギリギリで爆豪が割り込んで来た。

 

爆「おいコラ、クソデク!!邪魔だ!」

 

 

無論優しさの欠片もないが

 

緑「ご、ごめん!」

 

緑(法雨君の事も気になるけど、

今は目の前の事に集中しろ!)

 

 

 

 

 

 

 

 

再び給湯室

 

法「さて、そろそろ準備はいいですか?」

 

オ「あぁ、よろしく頼む。」

 

 

オールマイトは服を捲り、傷のある腹部を見せた。

 

 

法「なるほんなるほん。では。」

 

天之助は傷の部分を天雨で当てた。

 

オ(彼は...一体どんな方法でこの傷を...。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初に言うがこの男はまだ驚愕させていく。

 

何故かって?

 

この男は予想以上の行動を起こしてばかり。

 

治すとか時間を巻き戻すとか

また違うベクトルでえげつない能力。

 

 

その技の名が.....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして零に成る(デリート・アウト)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、言うのだから。

 

 

オ「!!?」

 

目を疑うのも無理はない。

何せ5年前に受けた(代償)。治療不可とされた傷が

焼き剥がれる様にボロボロと落ちていく。

まるで最初からなかったかのように。

 

 

 

オ「こ、これは...!」

 

法「これが[そして零に成る(デリート・アウト)]。あらゆる物や事象を

()()()()()()()()能力です。

こっちは時間関係なく無条件でね。」

 

オ「無かった...事に.....。」

 

オ(やれやれ。彼はまたとんでもない力を

持ってしまったようだ。)

 

オールマイトは内心呆れつつも、

天之助の凄まじさに再度驚いていた。

 

法「それでどうです?身体の調子は?」

 

オ「どれどれ.....フンッ!!」

 

オールマイトはマッスルフォームになり、

パンチ、キック、筋トレ等を行い、

身体の具合を確認した。

その結果は...

 

 

 

 

オ「何てこった...

 

 

 

 

 

身体が思うように動く!腹も痛まない!

まるで全盛期に戻ったかのようだ!!

 

わーたーしーがーー.......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

復活したーー!!!

 

 

どうやら無事成功できたようだ。

天之助も安心ような顔をし、内心で喜んだ。

 

オ「ありがとう法雨少年!

返しても返しきれない借りが出来てしまったよ!

この恩は一生忘れはしない!!」

 

法「いやいや俺は何も。それに

礼を言うならレインにお願いします。

この技創ったのアイツなんで。」

 

オ「そうか!レイン!君からも感謝する!」

 

すると急にレインが入れ替わってきて

 

レ「気ニスるな。只単にオ前にハモウ少し

ヒーローとしテの責務ヲ全ウしてモラうだケさ。」

 

オ「HAHAHA!!そうか!

ならばより一層励まねばな!」

 

それを聞くとレインは引っこみ、

天之助の中に戻って行った。

この改変が良い方向に転べば良いが...

 

 

法「さーてライト、用事も済んだし、

俺はそろそろ...」

 

オ「あ!ちょっと待ってくれ法雨少年!」

 

法「ん?何です?」

 

オ「行く前に先に校長室に寄ってくれないかい?」

 

 

法「.....校長室ぅ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





オールマイト復活ッ!!

オールマイト復活ッ!!

そして能力の方は分かる人には分かる。


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