ブルーアーカイブRTA『近接マスター』獲得と第1章RTA〜シロコネキとアコの好感度稼ぎを添えて~ (ゆっくり妹紅)
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キャラクリと概要説明、そしてチュートリアル戦闘

初めましての方は初めまして。そして他の作品であったことはおはこんばんにちは。作者のゆっくり妹紅です。

今作はあらすじにある通り、作者の欲を満たすための自己満足によるものと、RTA風小説に挑戦してみようというチャレンジ精神から執筆させていただきました。

一応そんなに長くは続かないと思いますので、気長に読んで下さると幸いです。

それでは早速ですがどうぞ。

*小説タイトルと話のタイトルが逆になってたため、修正しました


はーい!(炎上覚悟の)RTAはぁじまぁるよー!

 

さて今回やるゲームはこちら!「ブルーアーカイブRPG」です!

このゲームは、あの人気ソーシャルゲームのブルーアーカイブをデビルメイクライみたいな感じに遊べるゲームです。ただ、あちらと違う部分があるとすれば、武器などは店や敵のドロップ、フィールドで手に入れられること、弾薬が限られていること、ステータスやスキルの成長がある事ですね。

 

さて、このゲームなのですが原作のブルーアーカイブとは違い、生徒としてストーリーを進めることもできます。それは銀行強……もといブルアカの顔であるシロコネキやポンコツ社長ことアルなどの原作キャラはもちろんのこと、新しく自分でキャラを作ることもできます。あ、勿論先生としてストーリーを進めることもできますから、ソーシャルゲームの方をプレイしている兄貴達は安心してください。

まあ、詳しいことはまた後ほど説明致します。あ、あと今更ですが投稿者はこれが初投稿(ここ重要)なのとbiim兄貴にわかなので、拙い所があるとは思いますが、そこは許してください何でも言うこと聞きますから(何でもするとは言っていない)

 

さて、それでは早速NewGameを押して難易度をハードにしたところで、キャラメイクからやっていきましょう。あ、遅くなりましたがタイムの計測はキャラメイク終了と同時にスタートです。他の兄貴たちもそれでやってるからね。

 

さて、キャラメイクですがまずポジションは獲得するトロフィーの関係上、生まれを「記憶喪失」、クラスはアタッカーでポジションはFRONT一択です。そして初期装備の銃の種類もトロフィーの関係上ハンドガンにしましょう。そして最後の名前は入力速度を考慮して「ほも」に……したいところですが、何故か不適切な名前だと判断され、弾かれてしまいます(は?)

そのため、仕方ないので私が好きな戦艦の名前である「ヤマト」にして、見た目もテキトーにし、性別を男にして……

 

はい、よーいスタート(棒読み)

 

さて、最初のストーリーのムービー(ソーシャルゲーム版のopとほぼ同じ)が流れている間に改めて本RTAの説明を致します。

本RTAは投稿者の初めての投稿というのもあって、すぐに終われるようにメインストーリーの1章のクリアを目標にしています。ただ、これだけだと味気ないですし、そんなの誰も見ないと思いましたので条件を加えました。

それはトロフィーの近接マスターを男キャラでとること、そしてアコちゃんとシロコの好感度を出来るだけ上げることです!

はい、このトロフィーにした理由なんですが、このゲームをプレイしてたり、ソーシャルゲーム版の方をやったことがある方が分かっているかもしれませんが、このゲームは基本的に射撃攻撃で相手を倒すのがメインです。というより、相手の射撃攻撃を避けるのが難しくて近寄るのが難しいので射撃攻撃がメインになります。まあ、難易度ノーマルまでならまだ何とかなるのですが、HARDだと敵のエイム力がさらに上がって回避力を装備などで底上げしただけではクイックステップとドッジロールを連打しても、それなりに被弾してしまいます。

そのため、大抵の方は中遠距離で銃を使って敵を撃破するので近接攻撃や近距離射撃をすることはあんまりありません。そのため、「近接攻撃or10m以内での射撃で敵を500人倒し、どこかの章のボスを近接攻撃で撃破」という条件で取れる「近接マスター」のトロフィーの取得率はかなり低いです。投稿する前の段階では確か10%とかでしたし。

 

「近接マスター」の取得条件を話し終わったところで、次は性別を男にした理由です。

実はこのゲーム、性別でステータスが変わるんですよね。結論から言うと、男性キャラは女性キャラに比べて紙耐久で素早さと筋力が高く、女性キャラは高耐久で素早さと筋力は低めです。とは言っても、大きい差はないので普通にプレイをする分には特に問題無いです。ただ、本RTAにおいてはかなり重要になってきます。

近接戦闘を仕掛けるには敵の攻撃に当たらないのは当然ですが、RTAという訳でいかに素早く敵に近づき、近接攻撃でぶちのめすかが鍵になってきます。無論、ハンドガンの近距離射撃で倒すのもありではあるのですが初期装備のハンドガンや序盤で買ったり、拾える物の多くはゴミのような性能をしているのでRTA的にはきっついです。一応、カスタムパーツや強化アイテムを使うというのもありますが、こちらもRTA的にキツイので却下。なのでとある条件を達成したら確定で貰えるハンドガンが手に入るまでは、近接攻撃で殴った方が早いです。そしてその近接攻撃の攻撃力に関連するステータスが筋力であり、そして素早く敵に接近するために必要なステータスが素早さのため男性にする必要があったのです。

まあ、紙耐久のせいでHARD、特に序盤は敵の攻撃をまともに食らっただけで瀕死、もしくは死ぬんですが(114敗)

 

一応、今画面端に男性女性の何も成長させてない状態の素手で敵を殴り倒すまでの比較動画が流れていると思いますが、1秒だけ男性の方が早いです。そして、走る速さも見てればわかる通り、男性の方が僅かに早いです。確かに僅かな差ではありますがこの差も積もれば支障をきたすため、男性にする必要があったんですよね。

 

ちなみに3つ目の目標は投稿者がただ単に推しキャラの好感度を上げたいから、という煩悩まみれの理由から付け加えました。まあ、シロコネキはともかく、アコちゃんは接触する機会がアホみたいに少ないので難しいのですが。因みにイズナも登場するなら彼女も加えてました(煩悩まみれ)

元気いっぱいな空回り系くノ一はいいゾ~これ。

 

あ、遅くなりましたがレギュレーションに関しては、先程の「近接マスター」の称号ゲット、バグや裏技によるショートカットやワープ、アイテム取得の禁止、そしてレアイベントや敵のドロップで手に入る装備の使用禁止です。特に3つ目に関しては、運ゲー要素を出来るだけ少なくし他の人が走りやすいようにするために設けました。まあ、ぶっちゃけると低確率のレアイベントや敵のレアドロの武器はめちゃくちゃ強いので、手に入ればかなり楽になるのですが……。

 

お、丁度ムービーが終わりそうですね。それでは早速やっていきましょう!

 

 

はい、ってあれ……?テキトーに決めたけどこんな見た目にしたっけ……?まあ、そんなことより……よし!木刀(お土産用)を持ってますね!さて、気を取り直して操作画面になりましたらまず移動の仕方などの操作画面が現れますが、バツボタン連打して飛ばします。そしてこの操作の説明は移動、しゃがみ、ジャンプ、ドッジロール、クイステ、腰だめ射撃、ADS、アイテムの取得、使い方まであります。そしてこれが終わればチュートリアルのおさらいとして現れる敵を規定数倒します。EASYなら3体、NORMALなら4体、HARDなら8体倒せばチュートリアル戦闘は終わりです。無論、この戦闘の倒し方もトロフィーに関係するので近接戦闘でぶちのめします。

 

まず、1番近いAR持ちにダッシュからのクイステで近づいて、攻撃ボタンを連打ァ!……ふむ、6回ですか。やはりHARDはチュートリアルでも硬いですね。めぼしいドロップもないので飛んでくる攻撃をドッジロールで躱しつつ、スタミナに気をつけながらクイステで近づいて殴ります。因みにですが、この時点では格闘術とハンドガンスキルが0なため、ハンドガンと近接攻撃による連携攻撃や武器の高速切りかえは出来ません。出来れば恐らく3、4回で落とせると思うのですが。

なんて言ってる間に無傷で4体倒せましたね。さて、既にこのゲームをプレイしている兄貴たちはお気付きかもしれませんが、このヤマトくんの近接攻撃の威力が大きく、そして技が繋がってることにお気付きでしょうか?普通チュートリアルの段階ではここまでの威力と連携は出来ません。しかし、生まれが「記憶喪失」だと一定の確率で特技が「格闘術」または「近接戦闘術」になります。

 

あ、このゲームをやったことがない兄貴たちのために説明しますと、この特技というのは簡単にいうと初期から持っているスキルです。例えば、生まれが「警官」なら逮捕術や射撃術などが選ばれ、「風紀委員」だと制圧術や交渉術などが選ばれます。そして選ばれた特技は初期特技もしくは常時発動系のステータスアップ分までスキルポイントが割り振られています。そして今回は狙っていた「近接戦闘術」のスキルをゲット出来ましたね。「格闘術」もいいのですが、こちらですと後に手に入れる予定の近接武器とハンドガンを活かした攻撃が出来ないので、良かったです。因みにですが、この「近接戦闘術」は生まれ「記憶喪失」からしか出ません。そして「近接戦闘術」を持ってるかどうかの見分け方は木刀(お土産用)を持ってるかどうかです。そのため、「近接戦闘術」の特技が欲しい兄貴達は木刀(お土産用)を持ってることをひたすら祈りましょう。

 

そのため、生まれを「記憶喪失」にする必要があったんですね。最も、この生まれは全てのスキルから抽選で選ばれるため、本RTAの最大の運ゲー部分と言っても差し支えないのですが(200敗から数えてない)

 

あ、あと難易度HARDでもチュートリアルでは敵のエイム力は赤ちゃんです。操作が慣れてない兄貴たちでも、障害物に隠れながらADSすればHARDでも体力がちょっとだけ減る程度で突破可能です。というか私がそうでしたし。

 

そのため、うっかりHARDで初めてしまった初見兄貴達は「なんだ楽勝じゃねーか」と思い、次の戦闘で絶望するか、コントローラーをぶん投げるの末路を辿ると思います(1敗)

 

さて今回はここまで。次回からはシャーレの先生と因数分解の人達と合流して不良を倒しに行きます。それではここまでのご視聴ありがとうございました!

 

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

──気がついたら何も見えない暗闇の中にいた。足が地面についてる感覚はなく、ふわふわと浮かんでるような不確かな感覚で真っ暗闇の中を浮かんでいた。

 

──「どうして僕はここにいるんだろう」

 

──そう声に出したはずなのに耳には何も入ってこず、ただ沈黙がこの場を支配し、それがとてつもなく怖かった。

 

──嫌だ、誰かここから助けて欲しい。誰でもいい、どんなにキツくて怖いことをやることになってもいいからここから出して欲しい!光を浴びさせて欲しい!こんな所で何もわからずいたくない!誰か!誰か!!

 

──『本当に何でもするのか?』

 

──不意に初めて聞く筈なのに懐かしくて、胸が痛くなるような声が聞こえた。それに対して思うことはあるものの、見捨てられたくなくて必死で頷く。

 

──『……私の手を取ればお前にはこの先、あまりの苦しさに逃げたくなること、そして辛さに全てを投げ出したくなることが降りかかる。それでも前に進む覚悟があるか?そして進めると誓えるか?』

 

──重く、背筋が凍るような声だった。正直もう怖くて泣きたいし、体は震えている。けど──

 

──「こんな場所で死ぬまで過ごすよりは絶対にマシだ!僕は、絶対に逃げない!」

 

──『……お前ならそう言うと思ってたよ。ほら、さっさと手を伸ばせ』

 

──さっきとは真反対な暖かくて優しい雰囲気の声に従って、手を伸ばした瞬間一気に引き上げられる感覚と同時に視界いっぱいに光が入って──

 

 

 

「……い、おい!起きろ兄ちゃん!!」

 

「うっ……」

 

体を揺らされる感覚と大きい声が耳に入り、目を開ける。するとそこには全身毛むくじゃらの人がいた。

 

「うわっ!?」

 

「あ、すまねえ!驚かしちまったか?」

 

「あ、いえ……すみません、大丈夫です……」

 

起きたと思ったら大声を出して驚くという失礼なことをしたのにも関わらず、目の前の人(?)は嫌な顔1つせず寧ろ心配してくれた。声の低さ的に男性だと思われるその人に、謝りつつも寝転んでいた体勢から起き上がって辺りを見回す。どこかの街中なのは分かるけども、少なくとも初めて見る……

 

そこで、違和感を覚えた。確かにこの街の景色を見るのは記憶にないから、初めてなのは確かだ。では他に見た事がある街の景色は?

 

──ない。

 

どういう事なのだろうか?何故僕はほかの街の景色を知らない?何故?

 

「って、それどころじゃなかった!おい、兄ちゃん今すぐ逃げるぞ!」

 

「え?どういう──」

 

「オラオラオラ!痛い目にあいたくなかったら金目の物置いていきな!!」

 

 

慌てた様子の男性(推定)に聞き返そうとした瞬間、爆発音と銃声が耳に入りその方向に目を向けると、銃を持った女の子たちが大声を上げながらこちらに向かってきていた。

 

「ちっ、もうここまできやがったか!ほら、早く逃げるぞ!!」

 

「逃げるって……一体どこに!?」

 

「指定の避難場所がある!そこまで逃げ──」

 

「おっと、逃げられると思うか?」

 

「「っ!」」

 

僕が悠長に質問をしてしまったせいか、女の子たちに気づかれてしまい彼女たちがこちらに向かってくるのが見えた。アサルトライフルが3人、サブマシンガンが4人、スナイパーライフルが1人。不幸中の幸いというべきか、武器の種類や特徴などは記憶に残っており、誰がどの武器を持ってるかは把握出来た。

 

けど、相手の装備がこれだと逃げ切るのは不可能だ。サブマシンガンはともかく、アサルトライフルとスナイパーライフルが相手ではよっぽど相手の腕前が悪かったり、こちらが豪運の持ち主で無ければ逃げてる最中に撃ち抜かれて終わりだ。

 

──何か、武器は?武器は無いのか?

 

そう思って辺りを見回しながら腰に手を伸ばすと、左腰に硬い感触がありそちらに一瞬だけ目を向けるとホルスターに入っているハンドガン、そして白い鞘付きの木刀。

何故、自分がこんなものを持っているかは分からないけれども、これも理由は分からないがこれさえあれば目の前の状況は突破できる、という自信があった。

だからこそ──

 

「……ここは僕が相手をします。貴方は早く逃げてください!」

 

「馬鹿か!?1人で8人を相手するなんて…」

 

「じゃないと2人揃ってアイツらにやられるだけです!時間をかせいだら逃げますから、貴方だけでも先に!」

 

「……っ!すまねえ、すぐに助けを呼ぶからな!!」

 

男の人は申し訳なさそうにしながらも背を向けて避難場所があるであろう所へ走っていった。

……正直言えば、戦うことに関して嫌悪感はあるものの慣れたように相手の観察をしている自分が、そして相手を傷つけること自体が怖い。出来るならば、今すぐ逃げ出したい。

 

けれど、ここで逃げたら僕を助けようとしてくれたあの人はどうなる?そして、あの暗闇の中で誓ったあの覚悟の意味がなくなる。

 

だからこそ──

 

「逃げてたまるか……!」

 

僕は自身を鼓舞するように言い聞かせ地面を蹴り、驚いた表情をしながらも発砲してくる女の子の1人に接近して木刀を振るった。

 

 




ちなみに、このヤマトくんは私が執筆している他の作品のキャラを思いっきり流用してたり。

あと、アコは190連目で出たので天井して重ねました(白目)


感想や批評お待ちしております。


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合流~プロローグ終了

というわけでちょっと遅くなりましたが2話目です。


それにしても総力戦の最高難易度クリア出来る人は本当に凄いですよね。自分は何回やってもクリア出来なくて猿にみたいに叫んでます。




 

今日も一日頑張るZOY☆(陛下並感)

 

 はい、というわけで前回の続きからです。今回でプロローグを終わらせるところまでは行きたいと思います。

 

 さて、チュートリアルが終わるとまたガイドが入ってマップに目的地が書き込まれ、そこまで移動することになります。まあ普通にプレイするのであれば道中の敵を倒してポイントを稼いだり、または落ちてるアイテムなどを拾っていいのですが、今回はRTAなので寄り道せずに取れるハンドガンの弾だけ回収しつつ突っ走ります。

 

 なお、ここで運が良ければ「バイクのキー」というアイテムが落ちているのですが、レギュレーションにより落ちていても無視です。普通にプレイする方はあったら迷わず拾っておきましょう。プロローグ終了後にバイクを安くで買えますので、移動がかなり楽になります。まあ、どっちにせよ落ちてなかったのでヨシ!

 

 さて、それではここから目的地まで着くのにこのゲームの戦闘システムをざっくり説明します。

 

 前回の動画を見たりプレイ済みの兄貴達はお分かりでしょうが、このゲームの戦闘システムは前回ではデビルメイクライに似ていると言いましたが、スタイリッシュな動きができるようになったダークソウルの方が正確かもしれません。まず、敵は普通にそこら辺を歩いており、テイルズシリーズみたいにシンボルエンカウントすると、専用の戦闘フィールドが出来て戦う、ということではなく、本当にそこら辺をお散歩している敵にいきなり攻撃を仕掛けたり、逆に襲われたりとダークソウルみたいな感じです。そして、こちらが近距離攻撃を行ったり、ダッシュやクイステ、ドッジロールを行うとスタミナが削れたりと本当にダークソウルみたいな感じです。ただ、銃を使った射撃は基本的にスタミナを消費することはありません。まあ、ちゃんと銃使って敵を倒せ、っていう制作会社様からのメッセージなのでしょう。実際、普通にクリアしたい未プレイ兄貴たちはそうしましょう。

 

 話が逸れました。戦闘では銃2つと近接武器orシールド系2つの系4つの武器が持てます。が、武器には重量がありフルで装備するとスタミナの消費量が増えたり、素早さが落ちたりします。なので、普通であればフルで装備することはオススメしません。普通にプレイするのであれば、銃はアサルトライフルorサブマシンガン+ハンドガンで、近接武器は警棒、木刀類もしくはシールド類を一つだけ、もしくは無しがオススメです。因みに、銃の片方にハンドガンを入れている理由はちゃんと説明する場面があるのでその時に。

 

 そんで肝心の戦闘の仕方なんですが、これは持ってる武器が銃であればボタンによって腰だめになったり、ADSに。近接武器であれば、相手を自動ロックしてボタンを押せば攻撃してくれます。この時、スキルを覚えていれば入力にディレイをいたり、または特定のコマンドを押せばスキルの技を出すことができます。ここはデビルメイクライに似ていますね。また、クイステやドッジロールを相手の攻撃に合わせて上手く回避するとスキルポイントが少しだけ貰えます。本RTAではスキルを覚えるために必要なスキルポイントがかなり必要になるため、狙える場面ではどんどん狙って稼いでいきます。

 

 って説明している間に先生達と合流しましたね。因みにですが、先生の性別は基本ランダムです。今回は……女性ですね。先生と生徒の百合が見れますね、やったぜ。ちなみに会話と選択肢は基本バツボタン連打。重要な選択肢の部分は覚えておりますので、その時になったら慎重にやればモーマンタイです。

 

 さて、話をスキップしまくったところで先生と味方NPCがいる状態での戦闘のチュートリアルという名のマジ戦闘がここで始まります。ここのは生徒スタートした場合のみ発生するチュートリアルで、教わる内容は味方NPCについてと、先生のアシストのやり方です。味方NPCに関してはたまに援護してくれたり、回復スキル持ちならこちらを回復してくれるのですが、ぶっちゃけ気にしなくていいです。勝手に色々やってくれるって認識で大丈夫です。ただ、先生のアシストはかなり重要です。先生のアシストをするにはスタミナゲージの下にある青色のゲージのアシストゲージが必要になってきます。このゲージは攻撃を当てたり、ドッジロールやクイステを敵の攻撃に合わせて上手く回避(以後:ジャスト回避と表現)出来たら増えていき、先生のアシストを使うと減る仕様となっています。そして肝心の先生のアシストなのですが……結論から言うと、めちゃくちゃ優秀です。味方NPCの指示出しは勿論のこと、生徒にシールド付与や攻撃バフ、果てには回復まで出来ます。ただ、残念なことに先生は2つまでのアシストしか設定できず、しかも生徒の指示出しは固定なので実質一つだけしか選べません(は?)

 まあ、サポーター枠の生徒の出番がなくなりますからね。あ、ついでにですがアシストゲージの使い道は先生のアシスト以外にも味方NPCに対しても使えます。ヒビキの爆撃やツバキのデコイなど有用なものもありますが、本RTAでは取得トロフィーの都合上、時間短縮の回復以外にはあんまり使いません。ぶっちゃけ、先生が使えるとあるバフで充分なので、本RTAにおいてはアシストゲージは余り気味になると思います。ただ、普通にプレイする分にはガンガン使うのを推奨します。ヒビキの爆撃やヒナちゃん委員長の範囲攻撃は優秀です。というより、ヒナちゃん委員長の範囲攻撃はマジで凄いです。画面端にアシストゲージを使ってヒナちゃん委員長に援護してもらってる動画を流してると思いますが、5秒以内で画面内にいる敵が全て一掃されます。こりゃあ皆が恐れるのも分かります。縛りなしのRTAをする場合はいかに彼女を扱うかが鍵になってくると言ってもいいかもしれません。

 

 なんて話をしている間に先生のアシストの設定の時間ですね。今回の戦闘とではシールドのバフを設定します。理由は単純で、このシールドがないと現在のヤマトくんの体力では倒されかねないからです。回復やスピードアップも考えましたが、回復に関しては今回チナツがいますし、スピードアップしても肝心のジャスト回避をミスって蜂の巣にされてゲームオーバーになったら再走確定なので安定を取りました。

 

 さて、というわけで戦闘に入っていくのですがまずは相手が射撃をする前にダッシュで近づいてダッシュ近接攻撃で怯ませて、木刀で殴り倒します。こいつらの硬さは幸いにも最初のチュートリアル戦闘と変わらないのでしっかり攻撃を加えていけば倒せます。そして一体倒すと同時にアシストゲージを消費してシールドを付けてもらい、またダッシュで特攻して間合いに入ったらまた木刀のコンボで溶かしましょう。

 ちなみにアシストにはそれぞれクールタイムが設定されているため、そこの管理もしっかりしておきましょう。特にボス戦では先生のアシストはもちろんのこと、生徒の指示出しをミスると苦しい展開になることが多々あります。

 

 さて、こんなことを言ってる間に2人目も撃破。というわけでここまでは理想通りに行けました。問題はここからです。

 

「あの木刀野郎に弾幕を集中させろー!」

 

「蜂の巣だあああぁ!」

 

 はい、ここで敵がこんなことを言いながらこちら側に射撃を集中させてきます。これ、チュートリアルには乗ってないのですが敵を倒したり、派手な行動をしすぎると「警戒度」というのが高まり、それが一定水準まで行くと暫くタゲがこちらに向きます。なのでここからは遮蔽物や先生のアシスト、ジャスト回避を上手く使わないとあっという間に蜂の巣にされゲームオーバーになります。ただ、あんまりちんたらやってるとタイムがとんでもない事になるので、心苦しいですが外道戦法を取ります。というわけでアシストゲージを使って……

 

「ユウカ!前に出て相手の狙いを分散させて!」

 

「分かりました!」

 

 はい、因数分解さんこと回避タンカーのユウカさんを前に出して少しでもタゲを貰っていただきます。アシストゲージは使い切ってしまいましたが、ここからは遮蔽物とジャスト回避を使いながら敵に近づいて敵を倒し、アシストゲージが溜まったらシールドを付けて突撃orユウカさんにタゲを引き受けて貰って敵を撃破で行きます。一応、スズミさんのスタングレネードというのも考えたのですが、ハードだと敵が微妙に散らばってるせいで効率が悪く、試走では今回のやり方のほうが20秒早かったのでこちらを採用しました。って、話をしている間に敵を殲滅しましたね。

 

 さて、ここからまたイベントですがスキップします。さて、キリがいいので今回はここまで!次回からは本題の第1章攻略!……の前の下準備とレベル上げの予定です。ご視聴ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 *****

 

 

 

「はぁ……はぁ……」

 

「あんた、やるじゃない!」

 

「あ、ありがとうございます……」

 

 青い髪色の女の子に対して言葉を返しながら僕はこれまでに起こったことを考え始める。

 あの後あの女の子たちを倒してからは、ただ我武者羅に走り続けて途中で会った武装した女の子と大人の女性の方に保護された僕は、少しでも役に立てればと戦闘に参加し、何とか女の子たちを無力化した僕は軽く息を吐きながら、自分の異常性について考えていた。まず、僕の記憶の中に剣術をやっていた記憶もなければ、相手の狙いを()()()()()()()()()なんてことは勿論、戦闘を行った記憶はない。けど、いざ戦闘になったら慣れているかのように僕は銃弾を躱し、鞘付きの木刀をまるで自分の手足かのように扱って女の子たちと戦闘した。そして極めつけは僕はそれなりの人数を相手したというのに全く疲労を覚えていないことと、これでもまだ動けてない方だと感じてしまっている事だ。いや、厳密に言えば精神的な面ではもうクタクタだけども。

 

 ここまでくればある程度予測はできるけども、どうやら僕は記憶喪失なのかもしれない。そして記憶を失う前の僕は……

 

「うっ……!」

 

「!?大丈夫ですか?」

 

 嫌悪感と吐き気が一気に襲いかかり、耐えきれず地面に膝を着き口を手で抑える。思い出すどころか、記憶を失う前の自分のことを考えることだけで気分が悪くなる。

 そして急に口に手を当てて膝を着いたせいで先程まで一緒に戦った人達が駆け寄ってくる。

 

「もしかして何処か怪我を?」

 

「い、いえ……大丈……」

 

「ちょっと、顔が真っ青じゃない!」

 

 しまった。予想以上に大事になってしまった。「先生」と呼ばれていた大人の人は重要なことをやるためにとある建物へ行ってしまい、この場をまとめてくれそうな眼鏡をかけた黒い髪の人も「先生」の後を追っていない。とりあえず、何とか大丈夫であることを示さないと。

 

「だ、大丈夫です……ちょっと、気分が悪くなっただけで……」

 

「……とりあえず、そこのベンチで休みましょう。今、飲めますか?」

 

「すみません……ありがとうございます……」

 

 スズミ、と周りの人から呼ばれた人に肩を支えられてベンチまで運ばされて水が入ったペットボトルを受け取る。蓋を開けて、吐き気を抑え込むためにも少しだけ口に含み飲み込む。冷たい水が喉を通っていく感覚と同時に、少しだけ吐き気が収まったような気がした。

 

「落ち着いたようですね。ところで、貴方は一体どこの学校の生徒なのですか?」

 

「学校……?」

 

 学校?いや、確かに彼女たちが来ているそれは制服に見えなくはないけども……まさか、この子達は全員学生なのだろうか?

 

「……ねえ、あなた。学生証持ってる?持ってるなら見せてもらえるかしら?」

 

「え、えっと……」

 

 思考に意識を割いていたせいか、青色の髪の女の子から疑いの目線を向けられながら質問を投げかけられてしまった。どうしよう、学生証なんて持ってるとは思えないし、かといって探すふりをしてどっかに落としたなんて嘘を吐いても、どこの学校なのかについて聞かれたら終わりだ。

 

 ……信じてもらえるか分からないけども、正直に言うべきかもしれない。

 

「その、信じて貰えないかもしれませんが実はここに来るまでの記憶が無くて……」

 

「え?」

 

「その、気がついたらこの街にいて、銃を持った他の女の子たちに襲われて応戦しながら走ってたらたまたま皆さんに会ったって感じで……その、自分の名前以外分からないのが現状なんです……」

 

 自分で説明しておきながらどうも嘘くさく聞こえてしまう。しかし、これ以外に説明のしようがないのが事実。どうか何も突っ込まれませんように……!

 

「……正直、現実味がありませんが嘘を言っているようには見えませんね」

 

「……なんかとんでもない奴と一緒に戦ってたのね」

 

 黒い翼が生えている人と青い髪の人がため息を吐きながら、額に手を当てたりし、他の人たちも困ったような表情を浮かべている。

 

「す、すみません……」

 

「いえ、こればっかりはあなたは悪くないと思います……ただ、何故ハンドガンを持っているのにも関わらず、木刀で戦ったのですか?」

 

「その、なんでか分からないんですが銃を持とうとすると気分が悪くなってしまって……木刀ならギリギリ耐えられるんですが……」

 

 これも正直に答える。銃に手を伸ばして触れた瞬間、悪寒と吐き気が込み上げてきてとても使う気になれなかったのだ。いや、正確に言えば木刀を持った時も同じ感覚に襲われた。けど、こちらはまだ軽くなんとか耐えきれた。

 

「……あなた、よくそんな中で戦えたわね」

 

「……逃げたくはなかったので」

 

「みんな、お待たせ……ってあれ?皆どうかしたの?」

 

「あ、先生!実は……」

 

 少し雰囲気がおかしくなり始めたところで、丁度建物から先生と眼鏡をかけた人が現れ青い髪をした人が状況を説明。そしてそれを「うん、うん」と頷きながら聞いていた先生は少しだけ考える素振りをとった後、ポンと手を打って。

 

「よし、それならシャーレの所属にしちゃおう」

 

「しょ、正気ですか!?どこの誰か分からない人を入れるなんて……!」

 

「でも、そしたらこの子はどうなるの?生徒会連合で預かる?もしくは他の学園で預かる?色々と混乱している状況の中で?」

 

「…………確かに難しいですが」

 

「でも、シャーレの専属所属にすれば手続きとかややこしくないでしょ?それに……」

 

「?」

 

 会話の最中に僕の方を向いた先生はそのまま近づいてきて僕の頭に手を起き。

 

「この子は絶対に裏切らないよ。だから私がこの子を見るよ」

 

「…………」

 

 胸が温かくなって、でも苦しくて視界がぼやけてきた。

 

「え、ええええ!?な、なんで泣いちゃうの!?」

 

 ああ、僕は泣いているのか。

 

「先生!何をしたんですか!?」

 

「え!?私が何かしたの前提なの!?」

 

「まあ、先生がこれの頭の上に手を置いた瞬間に泣き始めましたし……」

 

「いや、そんな勢いよくやってないからね!?え、えっと確かヤマトくんだよね!?お願いだから早く泣き止んで〜!」

 

 なんで泣いてるのか自分でも分からないけれども、ただ伝えたいことはしっかり伝えないと。

 

「……ありが、とうございま、す」

 

「……うん、どういたしまして」

 

 先生の腕の中に包まれた僕は、シャーレの専属生徒となったのだった。




終わり方が雑?……すみませんこれが作者の限界でした()

それより次は温泉イベントですね。全く当たる気がしません。

オマケ:今ヤマトくんが持ってるスキルと装備(武器の性能のレベルはS~F)と表記します。

スキル
・近接戦闘術:剣術コンボALv1 剣術コンボBLv1

・回避術:クイックステップLv1 ドッジロールLv1

・格闘術:徒手術コンボALv1

装備

銃火器:ハンドガン(プレイヤーからは初期ハンドガンと呼ばれている):装填数:8 連射速度:F 攻撃力:F 属性:爆発

近接武器:木刀(お土産用):お土産用の鞘付き木刀。そこまで頑丈な作りではなく脆い。攻撃力:F 耐久度:F

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第1章攻略前の準備

今回のイベントの感想を言わせてもらうと、全員ハチャメチャだなと思いました(小並感)






 丁寧に素早く大胆に準備をするRTAはっじまるよー!

 

 今回はプロローグが終わり、シャーレに招かれたところからスタートです。

 ここではシャーレで出来ることの説明が入ります。ここでは主に購買部についてのことや、フリークエストなどが受けられ、基本的にはフリークエストでレベルを上げたり、クレジットやポイントを貯めたりして新しい武器やアイテムを購買部で買い、ポイントを割り振ってキャラの強化を行うというのが一般的な使い方でしょう。あとはカフェでランダムに来たキャラと交流して好感度を上げるくらいですかね?まあ、カフェは本RTAでは(出番は)ないです。ただ、普通にプレイする兄貴たちはどんどん使っていきましょう。絆レベルが上がればアイテム貰えますし、中にはマジで有用な物も貰えるのでちゃんと有効活用しましょう。

 

 さて、それでは早速フリークエストという名の拠点防衛に行く前にお買い物です。今のヤマトくんの装備ではハードというのもあってヤル前にヤられてしまいます。というより、拠点防衛に出てくる敵が貫通タイプなため今のハンドガンでは弱点をつけません。そのため、購買部で貫通属性のハンドガンと回復アイテム、そして近接武器を買います。

 

 ここで最初から見ている兄貴たちはこう思ったと思います。「ハンドガンは買わねえって言ってたろいい加減にしろ」……はい、言いたいことはわかります。ですが、流石に貫通属性のハンドガンなしで行くのは無理なため例外として買います。

 

 因みにブルアカを全然知らない兄貴たちのために説明すると、この元のソシャゲの方及びゲームでは攻撃のタイプと装甲のタイプがあり、相性があります。例えば攻撃タイプが爆発の場合は、装甲が軽装の相手なら倍、貫通なら等倍、特殊装甲なら半減という感じですね。そして、これからいく拠点防衛では装甲が重装の敵しか出ませんので、弱点がつける貫通属性のハンドガンが必要になるんですよね。あ、因みに近接武器及び近接攻撃の属性はその時にメインとして装備してる銃のタイプで決まります。

 例えばメインに爆発属性の銃を、サブに貫通属性の銃を持っていたら近接攻撃は爆発属性の武器として扱われます。なお、途中で近接攻撃の属性を変えたい時は普通に銃を持ち変えれば良いだけなのでそこはご安心ください。

 

 さてそんな説明をしている間に回復アイテムの包帯と貫通属性のハンドガン、「イチイガシの木刀」を購入して早速装備。近接武器に関しては暫くはこれでやっていけます。というか1章を普通に攻略するだけなら、近接武器はこれ一本でいいレベルです。ですが、本RTAでは撃破スピードを重視するため確実にゲット出来るとある近接武器2つが最終装備になります。1章のラスボスの手前あたりからがその武器の見所さんになるので期待しててくださいな。

 

 さて、そんなこんなで拠点防衛やっていきましょう。相手は一頭身のロボットです。パッと見くそ弱そうであるんですが侮ることなかれ、近接攻撃でめっちゃゴリゴリ削ってきます。なので、こいつに関しては遠くからハンドガンである程度削り、弱ったところをぶっ叩くでOKです。……私のエイムが赤ちゃんなのもちゃんとチャートに含めた上ですのでガバではありません。いいですね(震え声)?さて、ある程度削ったら木刀で攻撃していきましょう。メインで使っていくのは剣術コンボAです。このコンボは初期から使えるコンボで、攻撃ボタンを連続で押せばいいだけという簡単なコマンドでありながら、攻撃範囲、ほかのコンボの繋げやすさ、後隙のなさと最後までお世話になる技です。敢えて欠点を加えるのであれば、見た目が横薙ぎ→袈裟斬り→大上段というちょっと地味な見た目、レベルを上げても火力の伸び幅がほかの技に比べると低いぐらいでしょうか。

 

 さて、ここからは覚えたいスキルを覚えるのに必要なスキルポイントが入るまではひたすらロボットをスクラップにする動画という、クソつまらん動画になるので、皆様のために~こんな動画をご用意しました~。

 

 

 

 

 

 *****

 

 

 

「最近ヤマトは色々働きすぎだから、明日はオフね」

 

 昨日、先生からいきなりそんなことを言われた僕は部屋でやることも特にないため、最近気に入っている河川敷を歩いていた。それにしても働きすぎとはどういうことだろうか……少なくともゲヘナの風紀委員会のヒナ委員長やアコちゃん達に比べたら少ないはずだ。

 

 ……今からでもシャーレに向かって先生の仕事の手伝いをすべきだろうかと考え始めたところで、急に眠気が襲いかかってきた。

 睡眠時間はちゃんと取れているのにも関わらず、眠気が襲ってきたことに驚くが、今日は温度がちょうどいい事が起因しているという結論にいきつく。そういえば、随分前にこの河川敷の芝生があるところでお昼寝をしている人を見かけたことがある。あの時は不用心だと思っていたけども、眠気とそれを更に促進させるような気温と太陽。

 

「……盗まれても困るものは無いし、たまにはいっか」

 

 僕は自分に言い聞かせるように呟きながら、芝生の上に寝転がる。……なるほど、これは確かにお昼寝をしたくなる。と、思ったところで僕の意識はあっさりと落ちるのだった。

 

 

 

 ****

 

 

「んっ……」

 

 肌暑苦しさと寝苦しさを感じ目が覚める。寝る前にはてっぺんにあった太陽はほんの少しだけ移動しており、それほど長い時間寝ていないことを示していた。反射的に体を起こそうとして左腕に重みと何かにがっしりと掴まれているのを感じた。

 その事に今更気づく自分の鈍さに動揺しつつ、急いで顔を横に向けると。

 

「むにゃむにゃ……」

 

「い、イズナ……?」

 

 そこに居たのは何かと僕に話しかけてくるイズナの姿。幸せそうな顔で寝ているのはいいのだけれども、僕の腕を枕にしている挙句、思いっきりこちらの胸にホールドしているのは如何なものだろうか。

 ……正直この時点で疑問しか浮かんでこないのだが、まずは起こすのが先決だろうと思い彼女の体を揺らしながら声をかけようとして。

 

「イズナ、起き──」

 

「すぅ……すぅ……ヤマトどのぉ……」

 

「…………」

 

 穏やかに寝息を立てながら寝ている彼女を改めて見て、それを止める。ここまで気持ちよさそうに寝られていると、起こすのに罪悪感が湧いてしまう。それに、何故か僕自身が彼女と一緒に寝ていることに安心していることが止めた原因だった。

 

(……今日だけは、いいかな)

 

 彼女の底なしの明るさや、夢に向かって努力する姿にはいつも励まされているから、お礼、という程ではないが彼女が起きるまで僕はされるがままにすることにし、また目を閉じたのだった。

 

 

 ──この後、たまたま近くを散歩していたらしいシロコさんとアコちゃんに見つかって、説教されるのは別の話だ。

 

 

 

 *****

 

 

 

 

 はい、今見てもらったのは私が普通に攻略したデータで起こったイベントですね。調べたところ、これを確認した人が全く居ないレアイベントらしいんですよね。いやー、毎回起こる生徒とのイベントを録画しといて良かった、と本当に思いましたね。因みにこの時のイズナちゃんからの好感度はMAXです。あとオマケに言うと、この時はシロコネキとアコちゃんの好感度はカンスト手前でしたので色んなイベントがありましたね。ただ、アコちゃんのイベントで手に入れた「首輪」というアイテムを装備すると回避有効時間とクリティカル率が上がるというのは未だによく分かりません。あれ、どういう仕組みで回避時間とクリティカル率上がってるんですかねぇ……(疑いの目)。さて、そんなことをしているうちに目標回数のクエストをクリアしポイントが貯まりました。

 

 さて、ここからはスキルポイントの割り振りなのですがここで必須で取りたいのは、ハンドガンスキルの『クイックショット』とパッシブスキルの『クイックチェンジ』です。まず前者のスキルに関しては、全ての銃系統で取れるスキルです。どういうスキルかは名前から想像できるかもしれませんが、銃を構えていない状態からでもすぐに撃てるスキルです。もちろん腰だめになるため遠くから使おうとすると中々当たりませんが、近距離では当たりやすく本RTAにおいては大事なダメージソースになります。そして、お次の『クイックチェンジ』は武器の切り替えスピードが早くなるスキルです。さて、ここでハンドガンを選んだ理由を説明致します。まず、前提の話として武器の切り替え時間は武器種毎にある程度決まっています。速さ順で並べる

 と素手→ハンドガン=木刀=警棒類→SMG→AR=SG=薙刀類→GL=SR=MG→RG→RLとなっております。はい、ハンドガンが銃の中では切り替えが1番早いです。本RTAの最終的な攻撃方法は『クイックショット』→剣術コンボor格闘コンボ系列→『キャンセルクイックショット』→剣術コンボor格闘コンボのループというふうになります。さて、ここで重要になってくるのは『クイックショット』から近接武器に切り替える速さであり、そのため銃の中では切り替え速度が早いハンドガンを選ぶ必要があり、加えてその切り替えスピードを更に短くするために『クイックチェンジ』をとる必要がありました。さて、あとは残ったスキルポイントの方は剣術コンボAと徒手術コンボAに割り振って終了。

 

 はい、今回は短いですがここまでです!ご視聴ありがとうございました!

 

 

 

 

 *****

 

 

 

「はぁ……はぁ……」

 

 先程まで襲ってきたロボットたちの残骸の山を見ながら息を吐く。僕と先生は連邦生徒会の人からの指示で軍需工場の暴走した警備ロボットの破壊を行っていた。

 先生からの助言で新しいのハンドガンと木刀を買って、乗り込んだわけなんだけど……僕は未だに銃を使うことに抵抗感があった。それでも、使わないとロボットの数的に厳しいから吐き気を抑えながら戦ったけども、やはりと言うべきか狙いが上手く定まらなくて外すことが多く、結局近づいてきたところを木刀で鎮圧することになってしまった。

 

「ヤマト、お疲れ様」

 

「先生こそ、お疲れ様です」

 

 先程まで指揮に当たっていた先生が僕の方へ近寄って労いの言葉をなげかけてくれ、僕もそれに応じる。正直、先生の指揮がなかったら僕はあっという間に警備ロボットに囲まれてタコ殴りにされていただろう。本当に感謝しかない。

 

「それにしても、ヤマト本当に強いね。近接戦闘なら君より上の人なんていないんじゃないかな?」

 

「それは過言だと思いますよ……」

 

 先生が言った言葉を即座に否定する。僕程度の実力者など探せばいくらでもいるだろうし、そもそも動きが遅いロボット相手にいくら動揺していたとはいえ銃弾を当てられなかったのだ。そんな奴が強いはずがない。

 

「うーん、謙遜は美徳だとは思うけども、あまりに過ぎると嫌味に思われちゃうからある程度の実力はあるってことは自信もってほしいかな」

 

「……ありがとうございます」

 

 先生の言葉を受け取りながらも、気を使わせてしまったことに申し訳ない気持ちになる。

 

(……どうしたら、僕は僕のことを認められるんだろう)

 

 答えが分からないことを自問しつつ、僕は自分の手を眺めた。




因みにレッドウィンター連邦学園で好きなキャラは安守ミノリです(未実装)


オマケ:現在のヤマトくんのスキルと装備(武器の性能のレベルはS~F)と表記します。

スキル
・近接戦闘術:剣術コンボALv2 剣術コンボBLv1

・回避術:クイックステップLv1 ドッジロールLv1

・格闘術:徒手術コンボALv2

・ハンドガンスキル: クイックショットLv1

・パッシブスキル: クイックチェンジLv1

装備

銃火器:ハンドガン(プレイヤーからは初期ハンドガンと呼ばれている):装填数:8 連射速度:F 攻撃力:F 属性:爆発

9mm拳銃(粗悪品):装填数:連射速度:F 攻撃力:F 属性:貫通

近接武器:イチイガシの木刀:稽古用に作られたイチイガシ製の木刀。攻撃力はお土産用の木刀よりも上だが、使っている材質の特性上耐久力の低さはあまり改善されておらず、繊細な扱いが求められる。攻撃力:D 耐久力:E

この武器とかのテキスト要りますかね?(今更)


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第1章攻略スタート!~シロコネキとの初めてのエンカウント+アビドス防衛戦~

えー、お待たせしました。

今回はタイトル通りこの小説のヒロインの1人である彼女との初対面です。

という訳で早速本編の方どうぞ


 近接武器がメインのRTAはっじまるよー!

 

 今回は早速メインストーリー1章の攻略に行きたいと思います。ストーリーを進めるには、先生に話しかければOKです。因みに前回やったフリークエストを行う場合は固定電話を調べて【フリークエストを受ける】を選べばモーマンタイです。

 

 さて、そんなこんなで先生に話しかけると一旦暗転が入って今からアビドスに行くことを告げられ早く準備をして欲しいと言われます。いや、行動力高スギィ!そして準備してくれ、と言われたのにも関わらずこちらは準備時間を与えられずさっさとアビドスへ連れてかれます。せっかちはホモ、はっきりわかんだね……と言いたいところですが、今回の先生は女性なので言えません。命拾いしたな?まあ、という訳でアビドス高校に着くまで、というより着いても暫くはお買い物が出来ないため、先生に話しかける前に必要なものはちゃんと買っておきましょう。私は前回のうちに回復アイテムを買っておいたので大丈夫ですが、ここで怠ると痛い目にあうのでしっかり買いましょう(1敗)

 

 さて、生徒視点ではアビドスに向かう途中で経緯が語られます。テキストの進みが早すぎて読めない兄貴達のために簡単に解説すると、現在アビドス高校は地域の暴力組織の襲撃にあっていて、弾薬などの補給がままならずこのままでは校舎が奪われてしまうのでどうか助けて欲しい、という手紙が来たので早速助けに向かった、という感じです。

 さらに加えて言うと、アビドスは街のど真ん中で遭難する人が出るくらいかなり広く、そして気候の変化で衰退しているところです。「たかが気候の変化で衰退するん?」って思った兄貴たちもいると思いますが、まあこれに関しては実際に見れば納得できると思います。

 

 さて、そんなこんなで──

 

 

「学校……どこぉ……?」

 

 はい、遭難しました。そしてここでまたもや運ゲーに入ります。その運ゲーとは至って簡単で操作キャラが生徒の場合、先生にどれだけ食料や飲み物を優先して上げていたか、そしてシロコネキにどれだけ早く会えるかです。前者から説明しますと、まず先生達は最短でも2日はここでさまようことになります。そして操作キャラが生徒の場合、先生にどれだけ食料や飲み物を優先し、そして実際に先生に与えられたかでデバフが入ります。これは先生により多く与えられただけデバフが入ります。後者の方に関しては、シロコネキに早く会えれば会えるほどデバフにかかる可能性が低くなります。そしてこれは難易度が高ければ高いほど、先生が優先され、シロコネキとのエンカウントが遅くなります。さて、今回は……

 

『アビドスで遭難してから5日経過した』

 

 う○ち!!(正解の音)

 5日とかもうほぼダメじゃないですかー!いや、待てまだ(リセットは)堪えろ。ワンチャンヤマトくん無事かも──

 

『体に力が入らない』

 

 あ゛あ゛ゴミカスゥゥゥゥゥッ!〇ねぇぇぇぇぇっ!!

 

 

 

 *****

 

 

 

「え、と……どうしたの?」

 

 それは偶然だった。たまたま通学するために通った道でぐったりした様子の男の子を背負う女性を見て、思わず声をかけた。

 

「あ、ちょうど良かった!!何か食べ物か飲み物持ってない?私たち、用事があってここに来たんだけど、お店が一軒もなくて、そしたらこの子が「自分はいいから」って持ってきてた飲み物とか全部私に無理やり……」

 

「……ぼくはいいから、せんせいにのみものを……」

 

「ヤマトくんは黙ってなさい!という訳で、何かあったら……」

 

「わ、分かった。ちょっと待っててね」

 

 見かけない人というのと、話からして外から来たということ、そして背負われている男の子の体調が本当に悪そうなので自分の手持ちを確認する。食べ物はない……あ、飲みかけだけどエナジードリンクがあった。

 

「ライティング用のエナジードリンクしかなかったんだけどお腹の足しにはなると思う。えっと、コップは……」

 

「ありがとう!さあ、ヤマトくん!飲めッ!!」

 

「ちょっ、んっ!?」

 

「あっ……」

 

 コップを出す前に女性の人はエナジードリンクを取ると、背負っているヤマトと呼んだ男の子の口に強引に突っ込み、そして突っ込まれた本人は「んーっ!んーっ!」と唸っていたけども、零すのはダメだと思ったのか不服そうな顔をしつつもちゃんと飲んでいた。

 

 その光景を見ていた瞬間だった。

 

 

 ──『シロコちゃんって、優しいよね』

 

「っ!?」

 

 突如頭に流れてくる、優しげでありながら触れてしまったら壊れてしまいそうな笑みを浮かべる少年の姿。そして続いて彼とサイクリングをしたり、私がとある計画を練ってるところを彼に見られて苦笑いで止められたり、そして──

 

『シロコちゃんを守れて、よかった……』

 

 ボロボロの体でそんなことを言って、力なく私にもたれ掛かる彼。

 存在するはずのない記憶が私の中に入ってくるが、何故か分からないけれどもすんなりと受け入れることが出来た。そして同時に確信する、あの存在しないはずの記憶はこれから起こることだ。つまり、彼が私を庇って……

 

「……っ!」

 

 直ぐに首を振って動かなくなった彼の姿が揉み消す。とりあえず、私に出来ることは……

 

「えっと、その背負ってる子が良くなるまでうちの学校で休む?」

 

 体調不良のヤマトを早く学校に運んで休ませることだ。

 

 

 

 

 *****

 

 

 

 

 いやー、リセット案件かと思いましたが、体調不良になるとシロコネキからの好感度が上がるのを忘れてました。直前に思い出せて良かったです。まあ、好感度上がるというわけで続行です。因みにこのエナジードリンク、実はシロコネキの飲みかけなんですよね。つまりヤマトくんはシロコネキのハジメテを貰っちまった訳になります。これはもう責任取るしかねえよな?

 

 さて、話を戻してただいまヤマト君にはバッドステータスが着いています。今回着いているのは、『空腹』ですね。これはスタミナの消費量の増加とスタミナの回復速度の低下の効果です。正直、普通にプレイする場合であればそこまで気にするものでは無いのですが、スタミナを消費する行動がメインの本RTAではかなり致命的です。治す手段としては、食べ物類のアイテムの使用、もしくはフウカのスキルの2つがあります。そして、私はそれを見越してアイテムを前回のうちに買っておきましたので、大丈夫です。

 

 それにしても、シロコネキが人を背負って連れてきた時点で「人攫い」やら「埋める」やら言われる時点で、彼女がどんな人物か大体予想つくのは面白いですよねぇ。正直、見た目のクールなイメージからは全く想像できないです。まあ、これもギャップ萌えというやつなんでしょう。

 

 さて、そんなこんなで件の暴力組織が攻めてきましたね。……ってあれ?ここでシロコネキに隊長の心配されるっけ?まっいっか。とりあえずさっさとアイテムの「固形栄養食」を食べ…………ない!?そんな馬鹿な!ちゃんと前回買ったは……あああああっ!そういや包帯しか買ってなかったああああっ!

 

 

 

 

 ****

 

 

「ヤマト、本当に大丈夫なの?」

 

「大丈夫です。それに皆が戦ってる中僕だけ休んでる、というのは嫌ですから」

 

 そんな会話をシロコちゃんや先生としたあと、強引に戦いの場に出たけども体に力が入らない。いや、エナジードリンクを飲む前に比べたら大分マシではあるけど、この前みたいに相手の銃弾を見切りつつ急接近してすぐに倒す、というのを主軸でやると体が保てないだろう。

 かといって、今の調子で遠くから銃で戦うのも無理だろう。正直まともに当てられる気がしない。

 

 ならば僕が取れる戦い方は1つだ。

 

「はあっ!」

 

 この前みたいな戦い方を無理やりやること。でも、今回は遮蔽物に隠れる頻度を多めにして休みつつ突撃する。幸いにも、シロコちゃんやほかの人たちの銃撃、そしてピンク色の髪をしたショットガンを持っているホシノさんのお陰で僕へ向けられる攻撃は少ない。

 

「くそっ、このやろう!」

 

 自分に向けられた敵意を察知し、直ぐにその場から離れるように横に転がって攻撃を避けながら、クラウチングスタートに近い姿勢をとって直ぐに地面を蹴り出す。

 無論、銃弾は飛んでくるが相手の視線で狙いを読みつつなるべく最小限の動きで躱しながら近づきつつ、吐き気を抑えながら腰のハンドガンを手に取り発砲。相手は僕が攻撃を躱しながらろくに狙いを定めずに銃弾を当ててきたことに驚いたのか、一瞬だけ動きが止まる。そしてそれが僕の欲しかった隙であり、全力で走りその勢いのまま相手に右手に持っている木刀で突きを放つ。

 

「うごっ!?この、調子に乗るなっ!!」

 

 が、それだけで相手を落とすことは出来ず直ぐに銃を構えたけども、それは悪手だ。何故なら、接近戦であれば銃よりも剣の方がトリガーを引く時間や構える時間が少ないからだ。

 

「ぐはっ!!」

 

 体に染み付いたといってもいい、横薙ぎ、袈裟斬りからの大上段を食らわせて気絶させる。と、同時に殺気を感じて急いで横に転がるとその直後に自分が先程まで立っていた位置を銃弾が通り過ぎた。

 射線を切るためにも急いで遮蔽物に隠れようとしたところで、がくんと足に一瞬だけ力が入らなくなった。

 

 ──ダメだ。避けられない

 

「ヤマトっ!!」

 

 次に来る銃弾が避けらないと確信した瞬間、誰かの声が聞こえると同時に誰かに抱き抱えられながら横に跳んだ感覚を感じた。

 

「ヤマト、大丈夫?」

 

「う、うん。大丈夫だよ、助けてくれてありがとう」

 

 遮蔽物に身を寄せた状態で僕を助けてくれたであろうシロコちゃんが僕の顔を見つめながら、心配してくれたのか声をかけてきた。……僕が不甲斐ないせいで、手を煩わせてしまったことに罪悪感を感じる。

 

「……大丈夫ならいいの。でも、絶対に無理だけはしないで」

 

 

 念を押すようにシロコちゃんは言うとまた銃を構えて相手に発泡し始め、僕は少しだけ呆然としつつも、すぐに気を取り直してまた前線へと戻るのだった。

 

 

 

 

 ****

 

 

 

 ふぅ……何とかなりましたね。あ、途中でアシストゲージなしでシロコネキがヤマトくんを助けてたと思うんですけど、好感度が一定以上上がるとあんな感じで助けてくれる時があります。とはいっても確率は低めなため、あんまり当てにしない方がいいです、本当に助けてくれたらラッキー程度で。

 

 さて、今回はこのデバフのせいで本来想定していたタイムよりクリアが遅くなってしまいました。普通であればリセットですが、戦闘中に私はこの遅れたタイムを取り返すための案をっ!!思いついたぜっ!!

 

 まあそれはさておき、ゲームの方ではおじさんことホシノの提案により襲撃してきたヘルメット団、あっ話にあった襲撃してくる地域の暴力組織ですね。そいつらの拠点をぶっ叩くという話になり、準備時間を貰えます。

 とはいっても、この時点ではお買い物が出来ません。そのため実質キャラと会話したりポイントの割り振りタイムという訳ですが、ここでセリカに話しかけます。

 

「え?あんた何も食ってないの!?……そしたらこれあげるわよ」

 

 ──おにぎり(鮭)を手に入れた!

 

 はい、おにぎりをくれます。そしてこれを早速食べて──

 

「ヤマト、これあげる」

 

 ──固形栄養食を手に入れた!

 

 へ?なんでシロコネキ?いや、つーかなんで話しかけてもないのにくれたんだ?……まあ、とりあえずおにぎりを頂きましょう。自分から話しかけてもらっておいてそちらを食べないのは失礼ですからね。さて、これでデバフは解除できたので、早速ポイント割り振りです。

 本来であれば、後でまとめて割り振っていこうと思っていたのですがタイムの遅れを取り戻すためにも、近接戦闘術スキルの『強襲突き』と『剣術コンボC』を取って、更に『剣術コンボC」のレベルを3まで上げます。

 

 スキルの詳しい説明は次回の戦闘の時に改めてお話します。という訳で今回はここまで!ご視聴ありがとうございました。




3Dで動く人が急に増えてびっくりしました(小並感)

そしてお気に入り登録をしてくださった皆様、本当にありがとうございます。これからも当小説の方をよろしくお願いいたします。

オマケ:現在のヤマトくんのスキルと装備(武器の性能のレベルはS~F)と表記します。

スキル
・近接戦闘術:剣術コンボALv2 剣術コンボBLv1 剣術コンボCLv3 強襲突き

・回避術:クイックステップLv1 ドッジロールLv1

・格闘術:徒手術コンボALv2

・ハンドガンスキル: クイックショットLv1

・パッシブスキル: クイックチェンジLv1

装備

銃火器:ハンドガン(プレイヤーからは初期ハンドガンと呼ばれている):装填数:8 連射速度:F 攻撃力:F 属性:爆発

9mm拳銃(粗悪品):装填数:連射速度:F 攻撃力:F 属性:貫通

近接武器:イチイガシの木刀:稽古用に作られたイチイガシ製の木刀。攻撃力はお土産用の木刀よりも上だが、使っている材質の特性上耐久力の低さはあまり改善されておらず、繊細な扱いが求められる。攻撃力:D 耐久力:E

感想や批評お待ちしております。


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第1章:ヘルメット団壊滅まで

まず、新年あけましておめでとうございます。そして遅れてしまい大変申し訳ございません()

いや、新年の番外編的な話を作ろうとやってたんですけど中々上手くできず、そして本編の方も遅れるという本末転倒な感じになってしまいまして……大変申し訳ありません。

さて、そんな小説ですが今年もよろしくお願い致します。


 

ジェダイモドキによるヘルメット団の前線基地破壊のRTAはっじまっるよー!

 

 という訳で、前回の続きからです。今回のパートではアビドス高校に襲撃をしてくるカタカタヘルメット団をボコボコにしてやります。準備は前回のうちに済ましてあるので、あとは先生に話しかけてイクゾー! (デッデッデデデデ!(カーン)デデデデ!)

 

 さて、イベントの間にどうやってヘルメット団を倒していくのか説明します。難易度ハードという関係上、相手のエイムや弾幕はかなり厳しいので今まで通りのクイステによるディズニ○クイステップワンダーランドで近づいて殴り倒すは厳しくなります。というより、今のステータス、装備ではクイステで近づいても何かしらの攻撃にあたって怯んでそこを集中砲火されてゲームオーバーです。それじゃ、どうすんねんという話になるのですが、前回の最後の方で『近接戦闘術』の『強襲突き』というスキルをとったと思うのですが、これとアシストゲージによるシールド付与による強引突破で行こうと思います。

 後者に関しては言わずもがなですが前者に関して説明しますと、この『強襲突き』、実は本作品の中でも上位に位置するぶっ壊れ性能を有しています。あんまり詳しく説明してもあれなので簡潔に言うと、ほぼ必中+スーパーアーマー+相手の攻撃20%カット+敵のエイム切りがLv1の段階で着いています。1番最後のは明確に記載されているものでは無いんですが、かなりの速さで敵に近づいて攻撃するのでターゲットにしている敵以外の攻撃は、その移動速度が早すぎて間に合わないんですよね。分からない人は、エクバでいうスーパーアーマー+誘導切りの突進系の格闘攻撃だと思って貰えれば大丈夫です。

 まあ、そんな訳で中々ぶっ壊れてるこの『強襲突き』先生なんですが唯一欠点があります。それは火力が低く設定されていることです。一応、当てれば相手を強制ダウンさせることが出来るのですが、如何せん火力が低すぎます。最大レベルまでスキルを上げても威力的にはチュートリアルの敵すら一撃で倒せないレベルです。ですので、Lv1の状態では全然ダメージが入りません。じゃあ、どないすんねんということになるのですが、ここで前回とった『剣術コンボC Lv3』が生きてくるわけです。このコンボは、普通に使うとコマンドによって最後の〆が、強力な吹っ飛ばし効果がついた斬撃、威力は他の〆に劣るものの他のコンボにすぐに繋げられる斬り上げ、後隙は1番あるものの火力が出せる連続突きの計3種類になります。

 それで話を戻しますと、実は『強襲突き』は『剣術コンボC』をLv3まで上げていれば、突きを放つ前にキャンセルして繋げることができます。そして実戦では仕留めきれなさそうなら2番目の〆、仕留めきれそうなら3番目の〆で行きます。それではイッテミヨー!

 

 という訳で、初手は近くのSMG持ちのやつに『強襲突き』で近づいてすぐにキャンセルして『剣術コンボC』をぶち込んで〆は2番目のやつにして、ここで初お披露目の『剣術コンボB』で削りきります。こちらのコンボは合計ダメージは高いんですが、如何せん攻撃範囲が狭いわ、コンボの時間が長いわのRTA的にはかなり向いてないコンボなんですよね。ただ、斬り抜け→袈裟斬り→横薙ぎ→斬りあげ→斬り払い→袈裟斬り→逆袈裟斬りとかなりカッコイイんですよね。普通にプレイしていた時はお気に入りで結構使ってました。まあ、最後まで出し切らずに、今みたいに『クイックチェンジ』でハンドガンに持ち替え&キャンセルして『クイックショット』をぶち込むでもいいんですが。あ、この『クイックチェンジ』でコンボキャンセルからの『クイックショット』をこの界隈では『キャンセルクイックショット』って言います。どこかの回でなんの説明もなしに『キャンセルクイックショット』って単語を出してしまったので、この場で説明させていただきました。

 

 さて、そんなこんなで2体目も処理したところでアシストゲージを使用してアヤネちゃんに回復を要請してHPを回復。それが済んだと同時にアシストゲージを使用して先生からシールドを貼ってもらい、『強襲突き』からの『剣術……長いからこれからは剣コンボCにしますか。今回の敵はSR持ちで耐久力が低めなので剣コンボCの3番目の〆で削りきれます。

 ここでのポイントは、素早く相手の装備が何かを確認しそこからどのコンボにするかです。相手の装備がSMGやSGといったFRONTの装備だったら剣コンボCの2番目の〆からの他の剣コンボ、ARやSRといったMIDDLEやBACKの装備なら剣コンボCの3番目の〆と言った感じでどのコンボに派生するかをすぐに判断しなければなりません。私は反応がおじいちゃんなので、試走の段階ではかなりミスりまくりました(100敗)

 

 さて、そんなこんなで戦闘も終盤ですがここでちょっと寄り道です。あそこの小屋の中にある棚を調べると近接武器である『アルミ特殊警棒』が手に入ります。これは後に戦うことになるとあるタイプの敵に対して使うことになりますのでちゃんと手に入れておきましょう。

 

 さて、貰うものは貰ったのでさっさと残りを倒しましょう。ここまでくればこれまでのクイステで近づいて殴り倒す、というのが出来るほど敵の数は減っているのでコンボの選択をミスるというのを減らすために安定にクイステ戦法でやります。うーん、やっぱりこちらの方が敵の装備を確認する手間が省けるので楽ですね!

 ん?(ゴロリ感)なんかやけにシロコネキが張り切って敵を倒しまくってますね……なんでだろ?まあ、タイムが縮まるのには変わりないのでヨシ!(現場猫感)

 

 さて、最後の敵をクイステからの剣コンボBで殴り倒したところで今日はここまで!ご視聴、ありがとうございました!

 

 

 

 *****

 

 

 

「…………」

 

「ヤマト、どうかしたの?」

 

「シロコちゃん」

 

 カタカタヘルメット団の前線基地……いや、もう敵は敗走したから前線基地跡にて今回の戦闘で気になっていたことを考えていたところ、シロコちゃんに声をかけられた。それにしても、シロコちゃん凄かったな。どんどん出てくる敵を銃で次々と撃ち抜いて倒していく姿は本当に頼もしかった。

 

「……ヤマト?」

 

「あっ、ごめん。シロコちゃん、凄い活躍してたなって思ってて」

 

「……そう。それよりボーっとしてたけど何を考えてたの?」

 

「あ、えっとね……」

 

 ちょっと顔を赤くしたシロコちゃんに対して、僕は先程まで考えていたことを明かした。

 

 第一にただの地方の暴力組織が何故ずっとアビドスに攻撃を仕掛けることが出来ていたのか、ということ。

 第二に前線基地にあった小屋を調べたら、内部に色々な装備があったこと。

 第三にこれまでの事から、何か別の組織が関わっているんじゃないかという考えが浮かんできたこと。

 

 これらを伝えたところ、シロコちゃんは顎に手を添える仕草をして何か考えてから顔を上げた。

 

「可能性としては確かに有り得るかもしれない。けど、実はそれよりも優先したい問題があって、出来れば黙っておいてくれた方が助かる」

 

「……分かった。もしかしたら僕の考えすぎかもしれないし、変に伝えて混乱を招く訳にもいかないしね」

 

「……まあ、本当はあんまり流れを変えたくないからだけど」

 

「?シロコちゃん?今何か言った?」

 

「いや、何でもないから気にしないで」

 

 そんな話をした後、僕らはこの後のことについて話をするためにアビドス高等学校へと戻った。




ディズ○ーを字だけとしても入れてしまったこの小説は、もういつ消されてもおかしくないかもしれない()

現在のヤマトのスキルや装備の状況

スキル
・近接戦闘術:剣術コンボALv2 剣術コンボBLv1 剣術コンボCLv3 強襲突き

・回避術:クイックステップLv1 ドッジロールLv1

・格闘術:徒手術コンボALv2

・ハンドガンスキル: クイックショットLv1

・パッシブスキル: クイックチェンジLv1

装備

銃火器:ハンドガン(プレイヤーからは初期ハンドガンと呼ばれている):装填数:8 連射速度:F 攻撃力:F 属性:爆発

9mm拳銃(粗悪品):装填数:連射速度:F 攻撃力:F 属性:貫通

近接武器:イチイガシの木刀:稽古用に作られたイチイガシ製の木刀。攻撃力はお土産用の木刀よりも上だが、使っている材質の特性上耐久力の低さはあまり改善されておらず、繊細な扱いが求められる。攻撃力:D 耐久力:E

アルミ特殊警棒:アルミ合金で作られたボタンで伸縮出来る特殊警棒。アルミ合金で作られているため比較的に軽い部類に入り、力がない者でも充分な威力を発揮する上、金属で作られているので耐久性も良くオートマタに対して振るってもそう簡単には壊れない。しかし、リーチは木刀類に比べると短いのでしっかり接近する必要があり、実践で使われることは早々ない。
攻撃力:C 耐久:D 特性:オートマタ系統に攻撃しても耐久力が減りにくい

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