分身転生〜兄を支えて全力で頑張ります〜 (GNストフリ)
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え、今からでも入れる転生ギフトがあるんですか!?
それは本当に唐突な終わり、でもそれが始まりだった。
いつもの様に私は学校に行くために駅へ歩を進める、そして駅に着いてホームに上がるといつもの様に電車を待つ位置に止まって、肩下げ鞄からある小説を取り出し読み始める。
その小説はよくあるラノベで、でもチートで無双するとかでは無くて、自分の体一つの努力と、その世界での絆で不可能を可能に、絶望を希望に変えると言う王道な内容だ。
私は他の子達とは少し違うとはわかっているつもりだ、だってそうでしょ?高校に上がった女の子がどう見ても男の子が好きそうなロボットアニメだったり、バイクに乗って颯爽と登場して人間の味方として戦う改造人間が出てくるドラマだったり、ど根性と絆で世界を救った忍者漫画だったりを好きになるぐらいには普通の女の子とは違うのがわかっているつもりだ。
あぁ、そうそう。だからこのラノベも面白いと思える、この……
『無職転生』
ってラノベは
「邪魔」
「え?」
突然後ろから蹴られてプラットホームから落ちてしまう、急すぎて後ろに振り向くことが出来なかったが…まぁ出来たとしても見れなかっただろう
だって目の前に電車来てたらそっちに目が行くでしょ?
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神様『とりあえず言うけどごめんな』
JK「でしょうね」
そして急に見えてた景色が変わってここは真っ白な空間、と目の前に真っ白な人型の存在が立ってた…まぁ神様でしょうけど
神様『いや切り替え早いな君、普通ここは『ここは何処!?私は!?』ってなるでしょ?』
JK「最近のJKは受け身を取ることに特化してるんですよ」
神様『んなあほな(汗)』
そう言って呆れた様な声でそう呟くと、とりあえずと切り出して続きを話し始める。
神様『君は死んだ、さっき君を蹴ったのは重度のキチガイで老害のクソジジイや』
JK「すごい言われ様ですね、まぁ私殺されたんですし当然ですが」
神様『いや君、他人事の様に話すけど被害者やで君が?しかも、よりによって『転生中毒者』にやられるとかほんまかなんことやねんからな?』
JK「え???何その日本語」
そこから神様が説明してくれたが、簡潔に言えば何度も転生しては納得いかなくて結局元の世界に戻されてしまった者の事らしい。その人達何があったんだ?
神様『一応今回のは最低野郎やったから弁護の余地なしやねん、あいつハーレム(やばい方)を願ってたみたいでな?それで納得した世界なくて俺に文句言ったから仕方なく元の世界に戻したら、もうそこから大転落な人生ってかクズな生き方してもうてなぁ…』
JK「つまり全女の敵が勝手に自滅して、私は死んじゃったと」
神様『いや君はただ単にいつもそこに居るからって理由で蹴られた様やで』
JK「すみませんそいつ今から地獄かここに引きずり出してくださいキ○タマ潰します」
神様『流石に今は無茶やで、せめてあと10年待ってくれや』
あ、潰しても良いんですねと心の中で呟くと神様は話を進める。
神様『とりあえずなんやけど、今回は俺ら神の不手際や。つーわけで君には何処の世界に転生するかとどんな転生ギフトを授けて欲しいのかを言って俺は叶えてあげなあかん、どや?なんでも言ってみ、メルヘンでも熱血でもええでぇ?あ、やけど流石に冒涜的な奴は勘弁な?(汗)』
JK「あ、そこはダメなんですね」
神様『やってあいつら話聞かんもん』
神様視点でも話通じないのって不味く無いですかそれ、と思いつつ考える。
まさかこんな時に転生する権利が降ってくる(いや落ちたのは私だが)とは思わなかった、でもなってしまったのなら仕方ない事だ。切り替えるのが早いのが私の長所だし
JK「じゃあ、多重影分身の術と千里眼をください。あ、千里眼は心読める時と読めない時のオンオフがアリなやつで」
神様『お?ちゃっかりしてまんなぁ、まぁええけどな。OKやで』
JK「あと鈍器技能を」
神様『ホイホイ鈍器ーー……え、鈍器?(汗)』
JK「トンカチとか手斧とかメイスぐらいでも良いので…何か変な事言ってますか?」
神様『お、おう(汗)いやそこは、魔法とかの技能言うんかなと』
JK「いや私はやりませんよ、メスゴリラで構いませんから」
神様『(自分からメスゴリラになりに行く女君が初めてやねんけど?(汗))お、おうわかったわ……となると脚力とかいろいろも人間の生まれてきた時の限界ギリギリまで上げとくか?成長性はあるけど』
JK「え、出来るんですね?」
神様『確認してもーてるやんこの子、まぁ出来るで任せとき。後は何いる?』
そう言われたらもうこう言うしか無いかな?
JK「暗器技能ちょっとありで」
神様『ちょっと?なんでちょっとや?』
JK「流石に汚い手で手を汚したく無いので」
神様『…ん?つまり真っ向から行って暗殺すると??ん??(混乱)まぁええか(諦め)じゃあ成長性があるって事で』
そう言って神様はある紙に書き留めていくと、『よし』と言って紙を私に渡してくる。
神様『とりあえずこれでええか?後はその紙の最後に前の名前と行きたい世界にマーク付けてくれたらそっからスタートやで』
JK「それじゃ……」
神様に言われた通りに、自分の名前と行きたい世界にマークを付けた。
神様『それじゃ、良き異世界生活を願っとるで!』
そう言われて私の意識は暗転して…………
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そして
ゼニス「まさか双子の子が産まれるなんて、通りでお腹が元気だったわけね〜」
元JK「あう〜」
ルーデウス「あぃぁぁぁぁあ!?(い、妹だとォォォォォォォオ!!!?)」
このルーデウスの妹として生まれ変わったと言うわけよ
終わり方雑すぎない?ってのはご勘弁を、突発的に始めたと最初に言っている!
と言うわけで続きは不定期です、ではまた〜
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とりあえず鍛える、まずはそこから
元JK「………」
はーいどうも皆さんおはこんばんは、元JKの現双子赤ちゃん妹です。
今は周りと現状の確認をしている所です、分かりやすく言えばアニメの最初にルーデウス兄さんが親の年齢確認している所になっております。
つかさ、まさかお母さんがーーあ、ゼニスさんのことね?ーー17歳とか…私と同年代で子供産んだのに驚きを隠せないんだけど?しかも双子よ?双子をあんなまだお酒もタバコも…あるかわからないけど飲めない年代でよ?強くないですかうちお母さん(汗)
ゼニス「ふふ、無事に産まれて良かったわ…」
パウロ「あぁ…本当に無事でよかったよ」
そしてそこで涙目で笑っているパウロお父さん、原作よりも幸せそうな顔して感極まってますね。いや〜無事に転生してきてよかった!
さてと、そろそろルーデウス兄さんの方にも話を向けて見ましょう。
……うん、顔はいいな()それであんな頑張るのだからモテるのは当然でしょうね〜、となると私の顔は?多分ルーデウス兄さんと似てるはずだけど…今は確認できないからまた後日確認するか!
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さてあれから早くて3年経ちました、まぁその間は色んな事がありましたよはい。
まず今の体についてですが、顔は全くルーデウス兄さんと瓜二つでした。ただまつ毛がちょっと長かったり目の色はゼニスさん譲りの色だったりしてる、うん…可愛いじゃん(自画自賛)
でも自分なのが残念…私を私が可愛がるってのは流石に無いし
っと話が脱線しかかってるけど胸は結構未来有望みたいだし、肌ももちもちでとても満足です。
そして筋力とかの色々なやつは、予定通りかなり良い感じでもうこの歳で木製の大人の椅子を持ち上げれるぐらいに力持ち!
しかもなんならルーデウス兄さんが落ちてきても余裕で両手でキャッチ出来たぐらいには強くなりましたよ、お母さん達に驚かれましたが(その間ルーデウス兄さんは何処か遠い目をしながら私にお姫様抱っこされてました)。
おっと忘れてましたが今の私の名前ですが………なんとも運命的な名前でしたよ、なんせね?その名前私が初めて恋したある『怪人』の名前だったんですよ。
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と言うわけでちょっと回想!3年前!
ゼニス「男の子はルーデウス、そしてこの子は…」
パウロ「…『アンク』、とても力強く、生命力が活発な女性になる様に願うよ…僕らの宝物達」
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回想以上!いや〜お父さんの指掴んだ時、『これは!』って顔されまして指折っちゃった?やらかした?と不安になりましたが杞憂に終わってくれましたよ。
それに、『アンク・グレイラット』……アンク……
はい、わかる人にならわかると思いますが実は私、当時7歳の頃に見ていた仮面ライダーオーズの"あの"『アンク』に初恋してました。まぁすぐに儚く散りましたけれど、これはこれで運命を感じてしまい嬉しくて悶えてしまう(ツヤツヤ)
なのでこれからは私はルーデウスの双子の妹、アンクとして生きていきます!(テッテレー!)
ルーデウス「アンク〜、なにやってるの?」
アンク「べっとをもちあげてるの〜」
ルーデウス「(いやなんでさ)」
それと神様からもらったギフトですが、問題なく使える様です(オンオフも可)
『千里眼』:未来と現在の遠い所、後相手の心と自分の今の状態が記された『キャラデータ』と言う物が見える
キャラデータは状態異常や今の肉体バランス(信長体重ウェスト等)、そして身体能力値が数字で表示されていてその数字でどれほどのものなのかもわかると言う無職転生ではかなりのチートだと私は思う。
『多重影分身』:発動条件は両手の人差し中指を十字に交差させただけ、そしてそこから自分の分身を(今のところ)20人同時に召喚できる。チャクラの代わりに魔力を振り分けてるがこのスキルは別に魔力を消費するものではないが魔力の量によっては維持できる時間が少ない場合がある(例:現在のアンクの魔力が20、1魔力につき60分)、そのため魔力総量を『努力』で増やさなくてはならない。なんでまぁとりあえず筋トレと瞑想、スキルを多く使って総量を増やすしかないわけ
鈍器技能:ハンマー、斧、大斧、トンカチ、大剣を上手く使える技能。使い方次第で三次元な空中攻撃が可能…らしい?
私は大体察したから近いうちにみんなにも見せるよ
暗器技能:視界の外からの攻撃やフェイント、急所突きにCQCを行える戦闘技能。足音を消したり気配を消すものではないが技能レベルを上げればその限りではない
まぁ元々足音を消すのは得意だから別にいいんだけど…気配も元々薄いし(ハイライトオフ)
とまぁこんな所かな?これらを上手いこと使いこなせる様に頑張らないと!
んでまぁそれはそれで置いておいて、そろそろ…ルーデウス兄さんの『暴発』が始まると思うんだけど?
アンク「にいさんまだみずをばけつにいれてるの?」
ルーデウス「んー、いやそろそろ次の中級ってのを試してみようかなって」
はいきましたよ〜、生であの瞬間が見れるんで個人的にもワクワクしてきました!さぁ、思わず呟いて撃ってみて!大丈夫黙っておくから!(尚即バレる)
アンク「おけおいたよ〜」
ルーデウス「それ桶と言うより鍋じゃ(汗)……(まぁ後で水は庭に捨てるからいいか)まぁいいか(良いのか)、それじゃ…」
おっと、と私はルーデウスの魔法の射線から離れて後ろから見守っていると…
2人「!?」
壁と天井が水の大砲で吹き飛んでいました(いやほんとビビったわ)、え…えげつない威力だわさ(これを超える魔法があるんだから余計にビビるわよ…)
とルーデウス兄さんが魔法を解除してへたり込んだので駆け寄ると
パウロ「何事だ!?」
部屋にお父さんが(上半身全裸で)駆け込んできて、部屋の様子を見て驚いて
パウロ「だ、大丈夫かルディ!?アンク!魔物かなにかが…!?」
2人「(いや俺(兄さん)がやったんですがね…?)」
まぁやっぱりそう言う反応したんで2人して心の中でそう呟いてたら、お母さんとリーリャさんも駆け込んできた…この後はお分かりですね?(ニッコリ)
とまぁ難なく兄さんは魔術と剣術の二つを習う事になりまして、私の方もそろそろ『準備』を始めようかと〜
パウロ「そう言えば台所にあった鍋、なんでここにあるんだ?」
アンク「あ」
やっべ直すの忘れてたわ、そしてお父さんこっち向きましたなぁ…うん私見てるわ、『またアンクか』と言う顔してますね。君絶対私に剣術教えたそうじゃない?こっちは鈍器使いたいの、重くて硬いやつが!
パウロ「…アンク、お前も剣術覚えたいか?」
アンク「…かたくておもいやつふりまわすやつならやりたーい!」
パウロ「言い方(汗)ん〜…そうかぁ」
少し考えるように唸るお父さん、そしてそれを止めると
パウロ「なら大剣だったらどうだ?それぐらいなら俺でも少しは教えられるし、ついでに片手剣とかも使えるようになるぞ?」
アンク「!やる!」
よぉうし!(心の中でガッツポーズ)これでなんとか更なるぱぅわーへ!大剣を使えるならそれで十分よぉ!まぁそれを応用していつかハンマー使う時に利用させてもらいますが
アンク「(間に合わせて見せる、あの『事件』までに…完璧に分身が私ぐらいに強くなるまでに!)」
そう、必ず…誰一人として家族を、良き隣人達を失わせるものか!
一応女主人公アンクちゃんのキャラ設定をば
・アンク・グレイラット
人種:人族
性別:女
年齢:現在は3歳(更新されていく)
性格:好奇心旺盛、家族大好きっ子(ママっ子、パパっ子、ブラコン(のちにシスコン))、トンカチを持たせてはいけない(敵目線では)
身体能力値(Fateのサーヴァントステータスを参考にしています)
・筋力:60( 体を鍛えた成人男性級)
・腕力:78( 大剣、大斧、ハンマーをギリギリ持てる)
・脚力:60( マラソン選手級)
・耐久:12( 7歳ぐらいの体力)
・俊敏:99( 超短距離なら瞬間移動されたのかと思われるぐらい早い)
・魔力:23( 平凡)
・幸運:72( 運が良い人級、これで生計立てられるレベル)
・精神:A( 正常な精神)
説明
・アンク・グレイラットはルーデウス・グレイラットとはまた違う転生方法で転生された女子高校生の生まれ変わりである、性格の通り好奇心旺盛で家族思い、なので家族に危害を加えようとした者には容赦無く倒す。頭が陥没する程の攻撃で容赦無く(基本的に不殺はしない、外道は抹殺)、ただ根は優しいので家族を馬鹿にするとか危害を加えようとしなければ人と気軽に話せるぐらいには人当たりもいい女の子。
ルーデウスには信頼と敬意で『兄さん』呼びをしている、が何か変な事(変態思考&怠け思考)を考えたら容赦無く背中を叩く(背中に赤い手形がつくぐらいに)。
ゲニスには女性としての憧れと母親としての誇らしさを持っている、特に胸に(生前はぺったnグボァ!(何処からかトンカチ飛んできて))
パウロには強き父としての誇らしさとこれからくるであろう事件での呆れにより、まぁちょっと対応が意地悪になってしまう(ようは反抗期の女子高生の父親に向けてるそれ)
リーリャは良い人、そして尊敬する人である。
これから彼女には多くの出会いがある、それによる交流は彼女にどう変化を与えるのか…それは今は語るべきでは無いだろう。
ではまた次回!
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