こちらテラ人外専用スレ板です (野菜大好き丸)
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アクナイ風プロフ
プロフィール_バサスロニキ


基礎情報

【コードネーム】マッドナイト

 

【レアリティ】☆☆☆☆☆

 

【性別】男?

 

【役割】特殊

 

【職分】武具師

 

【戦闘経験】不明

 

【専門】武芸技巧(独学)、炭筆絵

 

【出身】不明

 

【誕生日】不明

 

【種族】不明

 

【身長】191cm

 

【鉱石感染状況】不明

 

 

能力測定

【物理強度】優秀

 

【戦場機動】優秀

 

【生理的耐性】卓越

 

【戦術立案】標準

 

【戦闘技術】卓越

 

【アーツ適性】■■

 

 

個人経歴

賞金稼ぎ界隈では狂騎士(マッドナイト)と呼ばれてる。主に大型生物討伐専門のバウンティハンターで、現在は臨時契約としてロドスに協力している。同業者であるスカジはバーサーカーとも、彼の仲間であるはぐりんと狂烏はバサスロ(さん)と呼び方は色々だが、当人は呼ばれ方に拘りは無い模様。

古巣から持って来た自前の武器を駆使し、戦場の最前線で暴れ狂う。

 

 

健康診断

【対象オペレーターは身体的な意味でメディカルチェック不可なため診断結果は不明。鎧全体に源石反応は見当たらず、暫定的に鉱石病非感染と認定】

今迄色んな先民の種族や生物診ましたけど、一人でに動く無人の鎧なんてものは初めてですよ。術師が操作してる訳でもないですし、一体どういう原理で動いているんですかね?

──とある医療オペレーター

 

というか此奴と狂烏、そしてはぐりんは先民どころかテラ中の生物とは全く異なる存在としか言えぬ。しかしこれはこれで、スカジとは違う興味が湧いてしまうな。是非実験に協力して貰いたいものだ。

──ワルファリン

 

 

第1資料

見た目は黒い全身甲冑を纏った騎士。しかし中身が空洞の動く鎧こそが彼の正体。言語能力は著しく欠損しており唸り声しか上げられない。しかし彼と親しい者からすればニュアンスで言いたいことが分かるらしい。普段は筆談で他者とコミュニケーションを取る。

平時の際は静かな性格で、時折炭筆で絵を描いてたり武具の調整とかしている。

だが戦闘時ではその静けさから一変、嵐の如く戦場を暴れ狂う戦闘狂と化する。その厄介さはラップランドやエンカクなど、ロドスでも有名なバトルジャンキーと同等、或いはそれ以上だと共闘したオペレーターはそう語る。

癖のある人物ではあるが、意外にも子供達─特にある一定年齢の少年少女─と一部の大人オペレーター達にはとても人気である。

 

あの漆黒の騎士…。あれこそ俺達の理想や憧れが具現化した存在だ。だが気をつけな。あれ程の魂に響く狂気に魅入られたら最後、二度と戻って──って、おい待て。最後まで話聞けって!

──シェーシャ

 

 

第2資料

訓練室でマッドナイトがオペレーターケオベの仮想相手として戦闘訓練していた際、目を疑う光景が広がっていた。アーツを纏い凄まじい速度で投げつけられたケオベの武器を彼は難なく掴み取り、そのまま次々と襲い来る武器を叩き落していった。武器が持たなくなれば即座に投げ捨て、そして飛来する新たな武器をそのまま掴み取る。

最終的にケオベの武器が尽き、マッドナイトは奪ったナイフで彼女の喉元に突きつけ決着はついた。あれ程の武器の雨霰を身一つで完璧に対処するのは並大抵のオペレーターはまず不可能だろう。エリートオペレータークラスの実力者なら得意の得物やアーツ込みであれば対処すること自体は容易かもしれないが。それでも彼のように身一つで、それも傷一つ負うこと無く完璧にこなすのは彼らでも難しいに違いない。

また、今回のことでケオベはマッドナイトのことを自身の天敵として認識し、二人が対面する度に彼女は彼に威嚇するようになった。

 

あいつ、おいらのぶきとったからきらい!

──ケオベ

 

 

第3資料

マッドナイトはアーツが使えず、適正は欠落といえる。それは一般のアーツ発生装置を試しに使用させてもアーツ反応が出なかったため事実であろう。

しかしあれは一体何なのか?彼の手からアーツとは似て異なる赫いエネルギーのような何かが放出し、それが手に持ったアーツ発生装置に纏わりつくと反応しなかった筈の装置が急にアーツ反応を起こした。それも通常時よりも高水準の反応で起きたのだから。

騎士は徒手にて死せず(ナイト・オブ・オーナー)と呼ばれるその能力は彼曰く、あらゆるモノを自身の武器として強化し、扱えるようにするアーツのようなものだと教えてくれた。武器となるモノが必要だが、その汎用性と彼の持つ武器を扱う技量が合わされば最高のパフォーマンスを発揮出来るポテンシャルを秘めている。

そこらの剣や槍、なんなら外に落ちてる石ころですら彼にとってはそれなりの業物として扱え、前述の通りアーツ適正が欠落してもアーツユニットを扱うことも出来る。特に驚いたのはサンクタ以外では扱いが難しいとされる銃すらも彼は難なく扱ってみせ、他にも応用として普通乗用車を高性能な強襲用装甲車として機能させていた。

ここまで聞いて非の打ち所が無い能力に思えるが、弱点はある。それは武器として扱ったモノの耐久性だ。彼の能力で強化された物は能力を解除するとどこかしら酷く損傷していた。並の物や武器では彼の能力に耐えきれず破損し、普段は二割ほどの強化で能力を運用しているがそれでも破損は免れない。

彼が持って来た得物でも能力の七、八割が耐久性の限界らしい。要は彼が全力で扱える武器が存在しないのだ。もしあったとしても、それは御伽噺に出てくるような不壊の魔剣のような代物くらいだろう。

因みに彼の能力を聞いたロドスの工房スタッフ達は彼に対し様々な反応を示した。武器の寿命を縮めていると快く思わなかったり、彼の全力に耐えうる武器を造ろうと目標にしたり、或いは新たな武器開発に活かせないかと彼の能力に興味津々な者がいた。いずれにせよ、彼の存在は工房スタッフに大きなインスピレーションを与えたと言える。

 

 

第4資料

マッドナイト達との付き合いが長く続いたある日、突然彼等から旅のお誘いがあった。向かうのは彼等が休憩場として扱い、唯一人がいる拠点という隠れ処とのこと。

地図で大体の場所を示したそこは、国の移動都市が立ち寄らない辺鄙で自然が溢れる未開の地。探検家からの知名度も低く、人がいるという話にロドス職員や本艦で滞在中の探検家オペレーター達はその事実に驚いた。

だがそれには理由があった。そこは弱肉強食が理であり、凶暴な野生生物によって外来から来た弱者はすぐに淘汰されるからだ。人がいるのもその地で安全な場所かつ、マッドナイト達が縄張りとして扱い寄ってこないようにしているからこそ住むことが出来ている。

そんな未開の地に一部の希望者が名乗りを上げ、マッドナイト達と共に例の拠点へと赴いた。以下参加者の感想の一部を此処に綴る。

 

正直に言います。ここの自然環境はハッキリ言って異常としか言えません。一見ただの樹海地帯かと思いきや中心部では森林や荒地、氷雪や溶岩地帯など異なる環境が共存しているんですよ!?

これだけでも異常なのに、ここに生息する生物も異常でした。他でも見るような生物はもちろんいますが、殆どが見たこと無い生物ばかりでした。中には狂烏よりも巨大で凶暴そうな生物も普通にいましたよ。幸いなことに遭遇したのはマッドナイトさんがいたおかげで襲ってこない生物だったり、番犬代わりに育てて放し飼いにしてる生物しか遭遇しなかったことでしょうか。

──ロドス自然研究者

 

前にここの近くへ通りかかったことあるけど、こんなにスリル満点ならあの時に行かなかったことを後悔したぜ。ま、同時にその時足を踏み入れてりゃあたしはこの世にいなかったかもしれねぇな。

だがこんなスリルが味わえるからこそ探検は止められねぇな。今度はより深く探索してぇし、鎧ヤローからここでの探索のコツを聞いておくか。 

──アスベストス

 

彼が使用する武器を作った人がいると聞いて今回の旅に同行させてもらった。まさか、その職人があのような小さなご老人だったとは…。しかし彼の腕前を見せてもらった後は見た目は些細なこと──いや、あの姿は長い年月をかけて培ってきた技術を凝縮させてきた証なのだろう。帰艦間際まで武具に使用している素材を拝見させてもらったり、ご老人とその弟子さんとの技術の意見交換をしたりした。お土産にこの地で採れた鉱石や生物の素材を貰ったりして良い経験が得られたよ。

──ヴァルカン

 

 

昇進記録

マッドナイトの身辺を調査した所、彼には二つの有名な逸話がある。

一つは『荒野の狂鎧鴉事変』と呼ばれるもの。これはマッドナイトと狂烏─マッドレイヴンの二人を狙ったおよそ2千人程の賞金稼ぎやゴロツキ達が彼らに襲い掛かり、そしてたった1時間で一人残らず蹂躙された話だという。バウンティハンター達にとってはとても有名な話で、この逸話からマッドナイト達にケンカを売るのは彼らの界隈では暗黙の了解で禁止とされている。もし二人にケンカを売ろうものなら他のハンターは未遂に収めるためその者を引き止めるか、我関せずと巻き込まれないようその場から離れるかに別れて動くだろう。

 

駆けつけた時には、戦いは既に終わってたわ。私が見たのは屍が積み重なって二,三つほど出来た山と、地面に染み込み切れずに溜り残る血の海。そして、返り血を浴びた姿でその場に佇む彼らだけだった。荒野を地獄に作り変えた当人達は期待外れな面持ちで屍の山を見つめていたのを今でも思い出せるわ。

…ドクター、一つだけ忠告しとくわ。彼らは見た目に反して良識はあるし、敵対さえしなければ道理がわかる相手よ。けれど彼らに敵対し、それも本気で来る場合は……文字通り命を懸ける気でいなさい。

──スカジ

 

二つ目は『カジミエーシュ暴嵐大天災』。これはカジミエーシュのとある田舎で突如暴風雨の天災が発生し、現地の近くにいた征戦騎士の一部隊も住民の救助に向かったという天災事変。現場近くの村や集落には激しい損傷が発生し負傷者が出たものの、死傷者は奇跡的にいなかったという。

これはカジミエーシュの間では征戦騎士によって迅速な避難誘導によるものだと言われているが、あくまでこれは表の話。現地に故郷があるロドス職員曰く、裏で事件を解決してくれたのはマッドナイト達によるものだとそう語った。

 

故郷を襲ったのはたった一体で自然災害を引き起こせる生物─古龍や。話をまとめた感じ鋼龍と呼ばれる古龍が故郷を襲ったとワイは思う。とてもやないが一般人は愚か、征戦騎士でも勝てたかは怪しいと思える程に強大な存在なんや。

もし、彼らがいなければワイの故郷は滅んでいたかもしれへん。だから今度は、もし彼らが困っているならワイは全力で手助けさせてもらうわ。こればかりはアーミヤの嬢ちゃんやドクターに止められても曲げるつもりはないで。

──クランタのロドス映像編集者。

 

 

潜在能力上昇物

煌びやかな装飾が施された宝剣。旅の途中で戦利品として入手したはいいが、彼にとっては実用性がない無用の長物。売れば良い金になるかも?

 

 

採用契約

彼に扱えない武器はおそらく無い。

バウンティハンターマッドナイト。獣の狂暴性と人の技巧を持って敵を殲滅する。

 

 




オリジナル職分:武具師
様々な武器で戦闘スタイルを変えて戦う。要はアーミヤのクラスチェンジを職分に落とし込んだもの。武器によってステータス補正が変わる。
バサスロニキの場合は拠点にいる鍛冶師のおかげでモンハンメインシリーズの12種が扱えるといった設定。
ex:大剣-勇士、ライトボウガン-速射手など。また、一部の武器は戦闘中で職分の特性を変えることが可能。例としてスラッシュアックスなら斧モード-鎌撃士、剣モード-術戦士として戦闘中に切り替えることが可能。

今後こう言うぶっ飛んだ職分は出てもいいと思う(小並感)


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ほんへ
スレ1【いつもの近況報告】①


1:名無しの人外

よしおまいらスレ立てしたからいつもの近況報告よろ

 

2:名無しの人外

立て乙。こっちは平和だな

 

3:名無しの人外

>>2と同じくこちらも平和で、せいぜい小さな小競り合いがあるくらいだな。

 

4:名無しの人外

サルゴンのジャングルでのんびりナウ

 

5:名無しの人外

>>4と一緒。ジャングルで大あくび中

 

6:名無しの人外

ロドスで子守ナウ。って痛い痛い!?おまえら頭引っ張んな!

 

7:名無しの人外

>>6

子供のヤンチャぶりに苦労して草w。俺の方も特に異常なしだな。

 

8:名無しの人外

僕も背中で先民達が町作って平和に暮らしている以外特にないね~。

 

9:名無しの人外

>>8

相変わらず知らない人が聞けばどう考えても「何言ってんだお前?」な内容だな。

 

10:名無しの人外

>>8がアダマンタイマイ(FF15)に転生した転生者と言うことを知らなきゃそうなる

 

11:名無しの人外

言うてこのスレに集まるのは人外限定だしな

 

12:名無しの人外

過酷な環境のテラでも先民や人で転生するよりかは比較的に生き延びられる代わりに人との交流は結構難しいからな人外転生

 

13:名無しの人外

そんな人外でも人恋しくならないようコミュニケーションツールとして他のナカーマと会話できるとかこの転生者掲示板って神機能だよな

 

14:名無しの人外

なお頑張れば人外でも上手く先民達と交流できる。(過程は大なり小なりハードモード)

 

15:名無しの人外

あの、人外専門のスレってここですか?

 

16:名無しの人外

>>14

贅沢なことを言うけどワイは自身の特性上、他人と関わりたくはなかったんやけどな…

 

17:名無しの人外

>>15

ん?新人かい?珍しいな

 

18:名無しの人外

よく来たな、歓迎しよう!盛大にな!

 

19:名無しの人外

このスレにやってこれたということは少なくとも先民や人間系統ではないな

 

20:カズデルの悪魔神

一先ずどういう人外か知りたいからとりまコテハンしてくれ、俺みたいにこんな感じでつければいい。やり方は念じれば自動で変換してくれるから

 

21:ラテラーノの聖霊王

バロムの言う通り、僅かの情報でもあるか無いかで俺達のアドバイスの精度に響くからな。

  

22:アカフラのライガー0

流石古株のお二人方、突然の新人の来訪でも冷静に対処している

 

23:アカフラの狂フューラー

古くからテラに転生して場数をこなしてるお陰か、大抵のことに対して余裕な対応だよな。

 

24:ロドスのあんこくポケモン

このスレで二人のアドバイスの世話にならなかった奴はいないしな。ワイも色々と世話になったし

 

25:移動都市アダマント

そうそう、僕もこうして移動都市と言う形で先民と共存できてるからね~

 

26:アダマントのモリンフェン

俺も成り行きでアダマンニキの通訳していただけだったんだけど、いつの間にか先民の間でカルト的な人気が起きたしな。今じゃ俺のブロマイドが都市で人気の土産もんになってるとかこれもうわかんねぇな?

 

27:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

……とまぁここのスレ民はハチャメチャな人外ばかりだが、こうして和気藹々と駄弁ったり情報交換してるほどの暇人で穏やかなメンツが多い。

新人、とにかくここには君の味方がたくさんいることを理解してくれ。そして安心して困ってることを言えばいい

 

28:鉱山のはぐりん

は、はい、ありがとうございます。

…あの、自分は今見知らぬ坑道みたいな場所にいて、コテハン?と言うのも自動変換してこんな感じになったんですが大丈夫ですか?

 

29:アカフラのライガー0

ちょ、おまw

 

30:アカフラの狂フューラー

はぐれメタルじゃねぇかぁぁぁ!?経験値寄越せぇぇぇぇぇ!!!

 

31:移動都市アダマント

魔人切り~!一閃突き~!

 

32:アダマントのモリンフェン

毒針急所だオラァ!

 

33:ラテラーノの聖霊王

じゃあ俺、はやぶさメタル切りするからお命(EXP)頂戴!!

 

34:鉱山のはぐりん

ぴぃっ!??

 

35:カズデルの悪魔神

>>30、>>31、>>32、>>33

やめーやお前ら、新人が怯えとるやんけ

 

36:アカフラの狂フューラー

サーセンww

 

37:移動都市アダマント

暇だから流れに乗ろうかと~

 

38:アダマントのモリンフェン

けどメタルに反応するのはオタクとしておかしくないと思うんよ

 

39:ラテラーノの聖霊王

ぶっちゃけある種の性だよなw、だから俺達は悪くない(キリッ!

 

40:カズデルの悪魔神

…すまんがアルファニキとライガーニキ、そしてダークライニキは新人の面倒を頼んでいいか?俺はちょっとこの馬鹿4名にお灸として軽く呪いをかけてくる。特にバカ聖霊王には念入りにな。

 

41:アカフラの狂フューラー

 

 

42:移動都市アダマント

 

 

43:アダマントのモリンフェン

 

 

44:ラテラーノの聖霊王

おま、やめろバカ!?それはシャレにならねーんだよぉ!!!

 

45:ロドスのあんこくポケモン

制約があるとはいえ、バロムニキの呪いは平行世界超えて発揮するからなぁ……ああ逃れられない!

 

46:アカフラのライガー0

一応効果自体は地味なものにしてくれるけど場合によってはえぐかったりする。フューラーはご愁傷様

 

47:アカフラの狂フューラー

>>46

救いは無いんですか!?

 

48:アカフラのライガー0

救いは無いね(レ

 

49:鉱山のはぐりん

あの…なんかすいません、自分が驚いたせいで大事になってしまって……

 

50:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

いつものことだから気にしなくていいよ。それでバロムニキから任されたけど、まずは君の現状を教えてくれないかな?

 

51:鉱山のはぐりん

わ、わかりました。とりあえず今までのことについて書きますね

・トラックに撥ねられ気が付いたら洞窟らしき場所で目が覚めた。姿に関しては近くにあった水溜まりで確認した結果はぐれメタルだった。そのことから自分の状況が小説で読んだような異世界転生だと認識した。

・暫くは探索して坑道のような場所と、鉱脈みたいなのがチラホラ見かけたので鉱山だと推測。食事は鉱石と黒い石っぽいものを体内に取り込んで食い繋いでった。

・数日までは平和に暮らしてたが、最近変に人が多く出入りしていて嫌な予感ビンビング。今は見つかってないがいずれ見つかるのも時間の問題と思い悩んでいた所、脳内に『人外掲示板の案内』のテロップが流れて藁にも縋る思いでこの掲示板にやって来た。

 

一先ずこんな感じですかね?

 

52:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

うーむなるほど、この後大変なことになりそうだけどとりあえずまだ危機的状況になってないってことか

 

53:アカフラのライガー0

見た感じ何の変哲もないテンプレ的な人外転生だな。と言うかさっき黒い石を取り込んだって言ってたけど大丈夫か?

 

54:鉱山のはぐりん

>>53

え?どういうことですか?

 

55:ロドスのあんこくポケモン

新人に説明するけど、ざっくりと言うとここのスレ民は“アークナイツ”と呼ばれるゲームの世界に本来原作にはいない人外と言う異物として転生してるんだ。それでさっき君が取り込んだ黒い石ってのは源石(オリジニウム)と言って、要はすごいエネルギー物質なんだけど不治の病を引き起こす原因だから核みたいにヤベーイ代物だと思ってくれればいい

 

56:アカフラのライガー0

そして不治の病ってのが鉱石病(オリパシー)と言って体が最終的にその黒い石と同じ様になってしまう病気で、治療方法は目処が立ってないってことだ

 

57:鉱山のはぐりん

えええええっ!!??じ、自分普通に取り込んじゃいましたけどまずいじゃないですか!?

 

58:ロドスのあんこくポケモン

まぁ落ち着け。取り込んだのは知らなかった故に致し方ないし、今のところ体に異常が無ければこの先源石を摂るのを控えればいい。例えば体内で石が出来たようなしこりとかなければ問題無いはずだ。

 

59:アカフラのライガー0

それにさっきの話で不安だと思うけど、案外俺達人外は鉱石病に対して強い耐性を持ってる可能性があるしね。俺含めて何人かは源石を上手く活用して食事にしてるよ

 

60:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

今いるメンバーだとこんな感じだね

・デュエマクリーチャー組:源石をマナに変えてエネルギー補給。通常の食事も可

・ゾイド組、アダマンタイマイ:あっ、源石見っけ。いただきまーす!あと一部の食べ物も食べれる。

・ダークライ、モリンフェン:源石食べない。人が食べる普通の食事で問題無い

・僕:源石をデータ化して肥料にし、デジ肉を栽培

新人はカテゴリー的にはアダマンニキに近いかね?

 

61:ロドスのあんこくポケモン

鉱石とか食べてたしそうだろうな。あとスライム系だから案外動植物もいけるかもな、わからんけど。

 

62:アカフラのライガー0

食事に関してはここらで切り上げねぇか?新人のことでどうするか考えねぇといけないし

 

63:ロドスのあんこくポケモン

それもそうだな、悪いな無駄話をして

 

64:鉱山のはぐりん

い、いえ!結構ためになるお話だったので大丈夫です!

 

65:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

新人がめっちゃ礼儀のいい子で荒んだ心が癒されていくわ…。

さて、と。手っ取り早く解決するなら救援に向かえれば良いんだけど、どこの鉱山か分からないと行き様がないしな。まず新人君は今いる場所を写真で掲示板に送ってくれ。風景を撮るイメージで念じれば行けるから

 

66:鉱山のはぐりん

ええっと……あっ、こうですか?

 

【鉱山内部の画像】

 

67:ロドスのあんこくポケモン

うん、ちゃんと届いてるぞ。

 

……だが、流石にこれじゃ特定は難しいな。鉱山を出て外の写真があればいいんだが、そうなると新人が危険を冒して動かないといけないしな

 

68:アカフラのライガー0

外がどこか分からないし、それに場所が特定出来ても同じ世界か限らないからな~

 

69:鉱山のはぐりん

>>68

すいません、それってどういう意味ですか?

 

70:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

そういやそこら辺の説明もしてなかったか。俺らは“アークナイツ”という舞台に転生はしてるが、全員が同じ舞台に転生してるんじゃなくて別の舞台、いわゆる平行世界で転生しているんだ

 

71:鉱山のはぐりん

あっ、そういえば>>45でそんなこと言ってたような…

 

72:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

それで、今いるメンバーではこんな感じで同じ世界に転生している。

・デュエマクリーチャー組

・ゾイド組

・アダマンタイマイ、モリンフェン

・ダークライ、僕

転生先の法則性は特に無さそうで、僕達はそれぞれ違う平行世界で生活してるんだ。つまり君がいる世界はこの4つのうちのどれかかもしれないし、そうではない世界に転生してるかもしれない

 

73:鉱山のはぐりん

そ、そんな……

 

74:ロドスのあんこくポケモン

残酷なことにそれが事実だ……けど、先駆者として何かアドバイスするならただ一つ。生きることを諦めるな

 

75:アカフラのライガー0

ダークライニキの言う通り諦めるにはまだ早い。今このスレには来てないが俺達以外にも他の平行世界に住む人外達がいるから、もしかしたらそいつらの助けを受けられる可能性もある。こっちでも彼らに連絡はしておく。

 

 

…とにかく君がやるべきことはただ一つ。泥臭くてもみじめでもいい、生き残ることを考えるんだ。生きてなきゃ何をしようと思っても何にも出来ないからな

 

76:鉱山のはぐりん

……分かりました、とにかく今は精一杯頑張って――――うわっ!!!???

 

77:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

っ!? どうした新人!?何があった!?

 

78:鉱山のはぐりん

すいません、なんかガラの悪そうな人達に見つかってしまいました!!今全力で逃げてます!!

 

79:アカフラのライガー0

はぁっ!?ウッソだろ、おい!?タイミングが悪すぎる!!

 

80:ロドスのあんこくポケモン

はぐれメタルならその俊足で追いつかれるのはまずないがどうすんだ?逃げようにも外が分からないと袋小路に追い詰められる可能性もあるぞ!

 

81:カズデルの悪魔神

仕置きを終えたら緊急事態になってて草も生えない。

 

――新人、レスしなくていいから逃げながら聞いてくれ!とにかく奴らの足跡を逆に辿って逃げろ!目の前に立ちはだかる奴らは足元の隙間を縫って通り抜けろ!それと可能なら追っ手をさっきの風景みたいに写真で送ってくれ!微力ながら呪いで援護する!

 

82:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

――はっ!そうか、こいつら外から来たってことならその足跡を逆に辿れば必然的に外に出られるわけか!

 

83:アカフラのライガー0

それにはぐれメタルの俊足と液状の身体ならデビルバットゴーストのように足元を抜けられることも出来る!

 

84:ロドスのあんこくポケモン

そしてさりげなく援護を試みるバロムニキはガチ有能

 

85:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

俺らの中で次元を超えて干渉できる数少ない実力者だからな

 

86:移動都市アダマント

>>78

何か危機的状況になっててヤバ~い。新人、とにかく逃げて~!僕は今呪いで四肢が痺れて動けないけど~

 

87:アダマントのモリンフェン

俺も今呪いでくしゃみが止まらないけど、新人は頑張って逃げてくれ!

 

88:アカフラの狂フューラー

呪いでぬかるみに転んで沼にはまったナウ。ライガー助けて!!

 

89:ラテラーノの聖霊王

隠してあった秘蔵のエロ本が呪いで部下にバレて説教受けてるナウ。覚えてろよバロムゥゥゥゥ!!!

 

90:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

呪いの効果がバラバラすぎる……。

 

 

>>89

あと聖霊王は何てもん持ってんだww

 


 

 

『ピ、ピキィ~……(や、やっと外に出られた……)』

 

僕は掲示板の指示、特にバロムニキの正確な指示と援護によって追っ手を振り切り、どうにか鉱山の外に出ることが出来た。

 

暗がりの洞窟から日の光の眩しい鉱山の外は木々や茂みが生い茂っており、少なくてもここはもう自分が暮らしていた現代都市の日本ではないことを突き付け、自分は今一度転生したのだと思い知らされた。

 

 

 

 

 

――僕はこの先どうすれば良いのだろう?

 

転生した直後は自分なりにやれることはやって、天敵がいなさそうだと安心して生活を送ろうとしていた。その矢先に奴らが、侵略者がやって来た。おかげで安全だったはずの住処を手放してこうして這う這うの体で逃げるしかなかった。

これから先、窮地の際に知った掲示板から助言はもらうことは出来るけど、頼れる仲間が側に一人もいない。掲示板では僕と同じ境遇の転生者がいる可能性があると言ってたけど、いない可能性だってあり得る。

 

……うだうだ考えてもしょうがない。ひとまず雨風凌げる隠れ家を探そう、彼らの言う通り生き延びなきゃこの先何も出来ない―――そう思った矢先、

 

 

 

『――ピギャッ!!?』

 

突然何かが僕の身体に覆い被さる感触を受ける。それは繊維が太い網状の何かで、粘ついた繊維が僕の身体に引っ付いて剥がれない。

 

 

「――ったく、手間かけさせやがって……ようやく捕まえたぞ!」

 

「新種の生物が見つかったから捕獲しろって言われたが、これほどすばしっこい奴だとは思わなかったぜ」

 

後ろからの声にどうにか振り向くと、そこにはさっきまで自分を追い回していたガラの悪い武装集団の群れこっちに詰め寄ってきた。振り切って緊張の糸が緩んだせいで奴らの接近に気づくのが遅れたんだ。

 

「さぁ~て、良い金額で稼いでもらうからな。金づるちゃん」

 

 

 

 

 

『ピ…ピキーッ!!』

 

「ん?――うあっちぃ!!?」

 

男の一人が粘着網に絡まった僕を捕まえて下卑た笑みを浮かべる。その顔に寒気を覚えた僕は奥の手、ドラクエではぐれメタルが使える呪文である、ギラを唱えた。

 

灼熱の炎は僕を捕まえてた男を舐め回すように全身を焼き、男は熱さの余り僕を放り投げる。けれど疲労で普段より威力が落ちていているせいか、自身にへばり付いてる網を焼き切るには至らなかった。

 

「こ、この野郎……テメェら!こいつをたっぷりと痛めつけてやれ!!」

 

「け、けどお頭……そんなことしたら商品の価値が下がっちまうぜ?」

 

「はっ、下等生物のくせにアーツが使えるんだ。多少傷がついたって高く買い取ってもらえらぁ!それよりも俺を舐めたことを後悔させるのが先だ!」

 

「は、はぁ……。分かりやした……」

 

お頭と呼ばれる男の命令に彼らの部下達が武器を持ってぞろぞろと僕の周囲を囲む。ゲームと違って、いくらメタルボディを持ったはぐれメタルでも躱せない状況でタコ殴りに晒されれば、打ち所が悪い箇所に当たって死んでしまう。

 

奴らが一斉に武器を振り上げ、ここまでかと諦めていた――――その時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Aaaaaaasaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!

 

キィエァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!

 

上空から耳を劈く様な2種類の咆哮が響き渡る。声が聞こえる方へと見上げるとそこには全身傷だらけで黒紫色の巨大な怪鳥が、黒い靄を纏った鎧の人物を乗せてこちらへ向かって突撃してきていた。そして周りの武装集団が彼らの姿を認識して酷く狼狽し、どよめきが広がる。

 

「な………、何でこんなとこに狂烏(マッドレイヴン)狂騎士(マッドナイト)がやってくるんだよ!!?」

 

「知らねぇよそんなことっ!!?やべぇよ、お頭っ!!早くこの場から――ひぎゃあぁぁぁ!!?」

 

「――ひ、ひぃぃぃぃ!!!!逃げろぉぉぉぉ!!!」

 

武装集団が言い争ってる隙に怪鳥から放たれた豪炎の火球が彼らの一人に直撃する。その者は凄まじい灼熱による痛みに絶叫し、全身丸焦げになってすぐさま息絶える。仲間の一人が無残な姿になったのを目の当たりにした彼の仲間も上空から飛来した襲撃者から逃れようと蜘蛛の子散らすように逃げ惑っていった。

 

 

次々と上空から降り注ぐ火球で阿鼻叫喚の場となったこの場所に、お頭と呼ばれた男が動けない僕に接近しながら恨み言を呟く。

 

「ちきしょう……こんなとこで死んでたまるかよ。こうなりゃコイツを連れて俺だけでも逃げ―――へっ?」

 

近づいてきたお頭が僕を連れ去ろうと手を伸ばそうとした瞬間、黒い何かがボクと彼の間に急落し割り入ってきた。

 

『Fuuuuuuuuuuuu……』

 

――それは先ほど怪鳥の背に乗ってた黒騎士の姿だった。彼の手には紅く血走った黒剣が抜き放たれており、お頭の方を見れば伸ばしていた彼の腕が肘ごと斬られ地面に転がっていた。

 

 

「ーーっ!?がぁぁぁぁぁぁぁ!!?俺の、おれのうでがぁぁぁぁぁぁ!!!???」

 

『Vaaaaaaaaaaaaaaa!!!』

 

「がっ――!??」

 

腕から噴水の様に鮮血を巻き散らしながら泣き叫ぶお頭に対し、黒騎士は「うるさい」と言わんばかりに一振りの彼の首を斬り飛ばした。彼の首は短い悲鳴を最後にスパンと勢いよく飛んで地面に転がり、頭部を無くしたお頭の身体は崩れ落ちるようにしてその場に倒れ込んだ。

 

物言わなくなった相手を見下ろしていた黒騎士は興味が失せたのか、すぐさま別の獲物へ喰らいつかんと怪鳥に追い回されて逃げ惑う武装集団の方へと駆け抜けていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『Aaaaaaasaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!』

 

『クゥエァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!』

 

 

「「「ひ、ひぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」」」

 

突然襲来した怪鳥と黒騎士によって狩る存在から、狩られる存在へと逆転した憐れな武装集団。彼らの憐れな断末魔と共にその末路を最後に見ながら、疲れからか僕の意識は闇の中へと沈んでいった。

 

 




スレ民(イカれたメンバー)紹介
カズデルの悪魔神:デュエル・マスターズ
悪魔神バロムとしてテラの世界へと転生した転生者。本編開始よりも遥か昔に転生し、自分が過ごし易い様に頑張った結果原作とは違いカズデルは国家として存続し、彼はカズデルの神として崇められる様になった。実力は高く、掲示板を通す必要があるが、他の平行世界に少しばかり干渉することが出来る。
前世でアークナイツはやってたため原作知識はあるが、前述の活躍で原作ブレイクし使い物にならない状態になった。その影響を例で挙げるなら、この平行世界ではテレジアが普通に生存している。


ラテラーノの聖霊王:デュエル・マスターズ
聖霊王アルカディアスとして転生した転生者。バロムと同様かなり昔に転生し、場所は違えど彼と同じく自身が過ごし易い様に努力し、ラテラーノの腐敗を粛清しまくった結果救国の英雄、主神の代行者として崇められている。だが本人はその名の威を借る者どもが後を絶たないため、その言われ方は好きではない。同じ世界のバロムニキとの関係で世間上は(勝手に)敵対する者同士にさせられているが、実際は同じ転生者にして気が合う親友であり仲が良い。アークナイツの知識は無いが、バロムニキから教わってる。
バロムニキの呪いでエロ本が部下に見つかり、発見者である青髪のサンクタに数時間説教させられた。


廃棄移動都市のロイヤルナイツα:デジモン
アルファモンとして転生した転生者。デジタルシフトしてる廃棄された移動都市で目覚め、そこを拠点としてイグドラシルからの指令とか特に無いままのんびりと暮らしている。スレ民でバロムニキに次ぐ常識人、基本スレ立てなど掲示板関係のことは彼が担当している。
アルファモンとして転生したが、エネルギー節約の関係上基本はドルモンへと退化して活動している。アークナイツの原作知識はそこそこある。


ロドスのあんこくポケモン:ポケットモンスター
ダークライとして転生した転生者。世捨て人として辺境の隠れ家で自給自足の生活をしていたが、ある日幼い先民の子供らが彼の隠れ家に迷い込み、鉱石病で親に捨てられたという彼らの面倒を見る。それからしばらくしてロドスのオペレーターが彼の隠れ家にやって来た際、彼らに子供らを託そうとするが「離れたくない」と子供らが駄々をこね、仕方なく共にロドスへ向かうことになった。
現在ロドスではオペレーター業や子守を担当してる。夜中ではダークライの特性で子供達やロドスの方々に悪夢を見せないようロドスから距離を取り、自主的な外部の巡回を行っている。ロドスではぶっきらぼうな態度でいるも、元々の根が良く面倒見が良い為に子供や年少オペレーター、彼と面識のある大人組からは大いに信頼されている。アークナイツの原作知識は皆無。

アカフラのライガー0:ゾイド
ライガーゼロとして転生した転生者。転生後同胞のフューラーニキと出会い、自由気ままに旅をしていた。かつてフューラーニキと共に賊や軍相手にヤンチャしていたことがあり、サルゴンやボリバル、そしてクルビアでは悪名として知れ渡っている。現在はサルゴンのジャングルにあるCV桑島〇子のエチエチフィディアが長をしているとある部族のお世話になっている。
部族間の争いや仕来りには介入しないが、メンテナンスを兼ねて長である彼女から機体の隅々を調べてもらっている。アークナイツの原作知識は皆無
バロムニキの呪いで沼に嵌ったフューラーニキを縄で牽引して救助中。

アカフラの狂フューラー:ゾイド
バーサークフューラーとして転生した転生者。転生後はライガーニキと出会い、そのまま彼と共に旅をし、現在は彼と一緒にサルゴンの部族のお世話になっている。
旅をしてる間ではライガーニキと共に襲い掛かってきた賊や軍を蹴散らしたため、悪名が知れ渡る。アークナイツの原作知識は皆無。
バロムニキの呪いで転んで沼に嵌り、ライガーニキに引っ張ってもらっている。

移動都市アダマント:ファイナルファンタジー
アダマンタイマイ(FF15)として転生した転生者。目が覚めた時にはかなりデカくなってることに驚いた。前世から元々のんびりしてる性格で転生後も天敵がいない状況だったのもあって、基本食っちゃ寝と暇潰しで魔法の独学して怠惰に過ごしてた。その後にモリンフェンニキと出会い共に行動。
ある日、目の前で感染者狩りに襲われていた感染者の難民を気まぐれで助け、自身の甲羅の上で過ごすことをモリンフェンニキで通して行く当てのない彼らに提案。そうしてモリンフェンニキと難民の手によって彼の背には町が出来、移動都市アダマントとして呼ばれるようになった。特産物は甲羅にある鉱脈から採掘できるアダマンタイト。アークナイツの原作知識は皆無。
バロムニキの呪いで足が痺れ(正座してる時に起きるアレ)、町では震度1弱の揺れが続いていたとか。なお住民達はアダマンニキの動きで発生する揺れで慣れている。

アダマントのモリンフェン:遊戯王
モリンフェン(遊戯王)として転生した転生者。放浪していた所をアダマンニキと出会い、共に行動。その後アダマンニキの通訳しながら難民と共に彼の背中をシムシティしてた。前世で建築関連の仕事をしてたためアダマンニキの揺れでも倒壊しない建物を建築するなど、都市開発に多大な貢献をもたらした。
住民とは仲が良く、彼らの推薦で一時はまとめ役を引き受けてたこともあったが、今は代わりにこなせそうな人物に仕事を任せ、時折補佐をしている。
最近自身のブロマイドが土産ものになってることに複雑な気持ちだが、一応申請に来てはくれるのと、数少ない特産物が出来ればいいかと割り切ってる。アークナイツの原作知識は皆無。
バロムニキの呪いでくしゃみが止まらず、その瞬間もブロマイドにされた。

鉱山のはぐりん:ドラゴンクエスト
はぐれメタルとして転生した新米転生者。事故って気がついたら転生してた。
鉱山でひっそりと暮らしてたが、どこかで姿を見られたのか密猟者から狙われ困っていた所を掲示板のアクセスが出来るようになる。
どうにか逃げるも油断して捕まってしまうが、上空からの襲撃者によって密猟者は殲滅され、その光景を最後に自身は疲労で気を失う。狂烏(マッドレイヴン)狂騎士(マッドナイト)と呼ばれる彼らは一体何スロット(狂)と何ガルルガですかねぇ?
アークナイツの原作知識は皆無。




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スレ1【いつもの近況報告】②

138:ラテラーノの聖霊王

畜生ォ……(エロ本を部下に)持っていかれた……!!

 

139:アカフラのライガー0

申し訳ないがハガレンの名言を汚すのはNG。

 

それと今日うちのフューラーはお世話になってる部族の発掘作業に駆り出されて掲示板に来れないからそこんとこよろ

 

140:ロドスのあんこくポケモン

そういや今日はアダマンニキ達も急用で来れないらしいな。

 

…にしてもあれから日を跨いだが新人君は大丈夫か?

 

141:カズデルの悪魔神

あの後応答も無くログアウト反応が出て不安だが、俺達に今できることは無い。座して待つだけだ

 

142:ラテラーノの聖霊王

今もアルファニキが他の人に聞いて回ってるし、進展が来るのを待t――

 

143:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

遅くなってすまない、今戻った

 

144:賞金稼ぎの湖の狂騎士(鎧)

Aaaaaaasaaaaaa……

 

145:賞金首の黒狼鳥

お邪魔するわよ~

 

146:ロドスのあんこくポケモン

邪魔するなら帰って~……じゃなくてっ!?アルファニキッ!?戻ってきたの!?

 

147:アカフラのライガー0

それにバサスロニキにガルルガネキっ!?久しぶりですねぇ!!

 

148:カズデルの悪魔神

よく戻って来てくれた。それにしてもまさか君達が来るとは…

 

149:ラテラーノの聖霊王

…あーつまり、そういうこと?

 

150:賞金首の黒狼鳥

聖霊王の予想通りよ。ほら新人君、さっさと返事しなさい

 

151:転生新人はぐりん#鉱山脱出

は、はい!あの皆さん、お久しぶりです。返事出来なくてご迷惑をおかけしました!

 

152:アカフラのライガー0

新人!新人君じゃないか!!

 

153:ロドスのあんこくポケモン

生きとったんかワレェ!!心配したんやぞ!!

 

154:ラテラーノの聖霊王

いやぁ、よかった!せっかくこうして知り合えたのにあのままお別れだなんて悲しすぎるからね

 

155:カズデルの悪魔神

全くだ。それと援護すると言っておきながら役に立たずで申し訳ない

 

156:転生新人はぐりん

い、いえ!バロムさんの援護で足止めしてもらって本当に助かりました。ただあの後振り切って油断していた所を捕まってしまったのですが、そこをお二方に助けてもらいました。連絡出来なかったのは疲れの余り気絶しちゃったわけです

 

157:賞金稼ぎの湖の狂騎士(鎧)

Fuuuuuuuu…

 

158:賞金首の黒狼鳥

アタシ達が賞金首の密猟者を探していた所を、彼が件の奴らに捕まってたのを見かけて助けたのよ。新人の転生者なんて珍しいわね、何時ぶりかしら?

 

159:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

人や先民なら兎も角、人外だと少なくとも半年は見てなかったはずだ。にしてもまさか新人君が二人のいる平行世界に転生してたとは思わなかった。二人が突然俺に連絡が来たから何事かと思ったら、まさかこんなことになっていたなんてな…

 

160:ラテラーノの聖霊王

ともかく新人君が見つかって良かったってことだ。

 

そういや二人は新人君にもう自己紹介したのかい?まだなら色々と説明してやってくれ

 

161:賞金稼ぎの湖の狂騎士(鎧)

Aaaaa……saaaa……

 

162:賞金首の黒狼鳥

そうね、まだしっかりと紹介してないしアタシの方でまとめて言うわ。相方だと言語的に新人君が理解するにはまだ無理そうだから。

 

 

 

 

 

……コホン、アタシは見ての通りモンハンに出てくるイャンガルルガの転生者で、ここではガルルガネキと呼ばれてるけど呼びやすい名前で呼びなさい。

 

そして相方はFateシリーズに出てくるランスロット(バーサーカー)の転生者、バサスロニキって呼ばれるわ。改めてよろしくね、新人君

 

163:賞金稼ぎの湖の狂騎士(鎧)

Vaaaaaaaa!!!

 

164:転生新人はぐりん

は、はい!よろしくお願いします

 

165:ロドスのあんこくポケモン

一応説明するとバサスロニキのあの喋りは成り切りしてるわけじゃなくて、ちょいと狂化スキルのせいで掲示板でもこんな喋りになってるんだ。でも彼自身、こちらの会話を理解出来てるし慣れればニュアンスで分かるようになるからそこんとこよろしく頼む

 

166:アカフラのライガー0

掲示板でニュアンスと言う謎パワーワード。けれどダークライニキの言う通り慣れれば彼の言いたいことが分かるんだよなぁ…ソースは俺

 

167:転生新人はぐりん

説明ありがとうございます。バサスロさんのことに関しては一応自分前世でFate/Zeroを見たことあるのでそこらへんは理解しました。

 

 

 

……あれ?でもどうしてバサスロさんこの掲示板使えるんですか?ここって人外専用のスレなんじゃ…? 

 

168:賞金首の黒狼鳥

あぁそれね。バサスロ、兜を取って()()を見せなさい

 

169:賞金稼ぎの湖の狂騎士(鎧)

Aaaa!!

 

170:転生新人はぐりん

それってどういう――えっ!?バサスロさんの頭が無い!?それに鎧の中はがらんどうだっ!?

 

171:アカフラのライガー0

あーこの驚きよう、やっぱ誰だってその反応はするよな

 

172:ロドスのあんこくポケモン

彼の身体については誰だって驚く。けれどこれで彼は人外だと言われれば納得はするんだよなぁ…

 

173:ラテラーノの聖霊王

見た目はランスロット(バーサーカー)、だけどカテゴリー的にはドラクエのさまようよろいのような動く鎧(リビングアーマー)という事実に驚かないのは無理がある。そのおかげで人外と言うカテゴリーに当てはまってこの掲示板が使えるんだけどね。

 

 

ちなみにこういう歪な転生のせいか当初はバサスロットの能力(“無窮の武練”や“騎士は徒手にて死せず(ナイト・オブ・オーナー)”など)が使えなかったんだけど、彼は自力でそれらを発現させたんだよ

 

174:カズデルの悪魔神

彼の能力発現に関しては良くも悪くも彼の戦闘狂な部分が功を成したと言うべきだな。とは言えこれに関しては俺も驚いた

 

175:転生新人はぐりん

はぇ~なるほど、そういうことがあるんですね。けど、それならバサスロさんがこの掲示板が使えるのも納得しました

 

 

 

>>174

えっ、戦闘狂?

 

176:カズデルの悪魔神

ああ、端的に言うと彼らの行動原理がグラップラー刃牙の人物みたいに強さを求めて戦う生き方をしてるから実質戦闘狂ともいえるんだ。普段は賊や危険な生物が跋扈する場所で賞金稼ぎとして活動してるしな

 

177:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

お互いが出会ったのも敵対する立場として出会って戦闘し、戦いの最中で互いが転生者だと言うのが分かってから生き方に関して意気投合し、そのまま旅をしているんだ

 

178:ラテラーノの聖霊王

戦闘力に関しては、おそらく言わなくても分かるだろうしね

 

179:転生新人はぐりん

は、はい…。目が覚めたら血生臭さと焼け焦げた匂いと共に首と首なし死体がそこら中に転がってたり丸焦げになっていたりで……思わず吐きました

 

180:ロドスのあんこくポケモン

それはまた……ご愁傷さまだな

 

181:アカフラのライガー0

まだ転生して日の浅い新人君には実際のグロ死体を見るのは辛いだろうな。俺も昔は正当防衛とは言え襲って来た賊とかを追い払う際に誤って殺しちゃった時は凹んだもん。

今はもうそこまで自己嫌悪に陥らなくなったけど、だからって人を殺すのは良い気分じゃないよ

 

182:カズデルの悪魔神

殆どの転生者は日本みたいなそういった荒事からかけ離れた温室な環境で生まれ育った者が多いからな。新人みたいに殺人なんて非日常なことに耐性が無いのが普通なことだ。

 

 

 

 

 

 

だからこそあえて新人に酷なことを言わせてもらうが、この厳しい世界で生きるとなると少なからずこういった残酷な場面を避けずにはいられないことと、彼らみたいに相手の生殺与奪を握らねばならないことを覚悟しておけ

 

183:転生新人はぐりん

――っ!!

 

184:ラテラーノの聖霊王

おいおいバロム、流石に今の新人君にテラの非情さを言うのはちょっと…

 

185:カズデルの悪魔神

変に言葉を濁した方がむしろ彼に危険が及ぶ結果になりえる。ならば先駆者として、そして次元は違えど同じテラと言う世界を長く生きた者として自分なりに考えた結果、しっかりと現実を伝えた方が良いと判断した

 

186:賞金首の黒狼鳥

流石悪魔神様、手厳しいことを言うわね。そういうリアリストな所は分かりやすくて嫌いじゃないわ

 

187:カズデルの悪魔神

それに今までの新人の反応からして彼は物分かりが良く現実もしっかりと受け止められると思った上で言ったまでだ。少々気が弱いかもしれないが、メンタルケアもここなら俺よりも適任な奴が何人もいるだろう?

 

188:ラテラーノの聖霊王

ああもう君って奴は……、新人君ごめんね?堅物で言葉に棘があるけどバロムも悪気があって言ったわけじゃないんだ

 

189:転生新人はぐりん

……大丈夫です、僕もバロムさんが何を思って言ってるのかは理解してますから。むしろこうしてきちんと現実を教えてくれた方が僕にとってもありがたいです。

 

 

 

 

それとバサスロさん、ガルルガさん

 

190:賞金稼ぎの狂騎士(鎧)

Fuu?

 

191:賞金首の黒狼鳥

あら、何かしら?

 

192:転生新人はぐりん

ちゃんとお礼を言えてなかったのでここで言わせてください。お二方にとっては些末事だったんでしょうけど、あの時僕を助けてくれてありがとうございました。あのままと捕らわれてたら僕は研究所に連れられて、こうして生きていることが出来なかったはずですから

 

193:賞金稼ぎの狂騎士(鎧)

Aaaaa…

 

194:賞金首の黒狼鳥

律儀な子ね、アタシ達みたいな戦闘狂の人殺しに礼を言うなんて

 

195:転生新人はぐりん

たとえ人殺しでもお二方によって救われたのは事実ですからちゃんとお礼は言うべきだと僕は思ってます。

 

それにお二方は自分達の敵である密猟者だけを殺し、関係無い僕には一切手にかけていませんでした。もしお二方がただ殺戮を好む殺戮マシーンなら僕もまとめて殺されていましたし、今こうして自分が生きてる以上お二方は戦闘狂でも戦いとは関係無い相手には手を出さないのが分かりましたから。少なくともそれでお二方を人殺しだけで忌避したいとは思いません

 

196:賞金稼ぎの狂騎士(鎧)

Aaaasaaaaaa

 

197:賞金首の黒狼鳥

…本当に筋金入りの甘ちゃんね。けれどそういうことなら礼を受け取るわ、どういたしまして。

 

198:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

ひとまず、新人君が抱えていた問題に関しては今のところある程度解決した感じかな?

 

199:転生新人はぐりん

は、はい!皆さんのおかげで助かりました!ありがとうございます!

 

200:賞金首の黒狼鳥

喜ぶのはまだ早いんじゃない?確か新人君、確か転生したばっかで右も左もわからずこの先どうしようかも考えていないのよね?

 

201:転生新人はぐりん

あっ、そうですね……これからどうしようか…?

 

202:賞金首の黒狼鳥

そこで提案なんだけど、しばらくはアタシ達と行動しないかしら?

 

203:転生新人はぐりん

えっ、良いんですか!?

 

204:カズデルの悪魔神

意外だな、お前たちの性格からして新人のような弱者は放っておくのかと思ったけど

 

205:賞金首の黒狼鳥

失礼ね、流石にここまで知り合って右も左も知らない新人君を放っておくのは目覚めが悪いわ。それにしばらくは危険な地の依頼を取る気はないし、少しの間なら新人君の面倒を見てあげるわよ。

 

 

けれどしばらくしたら強者を求めてまた危険な依頼を取るから、その時にアタシ達とついて来るなら最低でも自分で身を守れるくらいの強さを身に着けてもらわないと困るわね。それまでこの先どうするかを君には決めてもらうわ

 

206:ロドスのあんこくポケモン

悪くないんじゃないか?二人はあちこち放浪してるからそっちのテラの地理に関してはしっかりしてるし、期限付きとは言えテラの歩き方を学べて良いと思うぞ。

 

207:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

そうなると僕達は掲示板で新人君をサポートだな。知らないことがあっても掲示板で補えば問題無い。

 

208:アカフラのライガー0

新人君、俺達に出来ることは少ないけど困ったことがあればいつでもこの掲示板に頼りにしてくれ。誰かしら反応するはずだから

 

209:賞金稼ぎの狂騎士(鎧)

Vaaaaaaaaaa!!!

 

210:転生新人はぐりん

……!はい、皆さん!ご迷惑かけるかもしれませんが、これからもよろしくお願いします!

 

211:ラテラーノの聖霊王

うんうん。なら久しぶりに、新たな転生者にはこの祝辞を贈らないとな。

 

 

 

祝え!はぐれメタルとして転生し、このテラの大地へと生まれ落ちた転生者!その名もはぐりん!…新たな人外転生者生誕の瞬間である!

 

212:カズデルの悪魔神

>>211

お前はどこぞの未来の預言者だ。

 

それじゃあまずは、このテラと言う世界を舞台にしてるアークナイツのことを新人に教えるとするか

 

 

 

 


 

 

 

 

 

524:カズデルの悪魔神

ひとまず今日はこんなところか。大体のことが分かったはずだ

 

525:転生新人はぐりん

はい、色々と教えていただきありがとうございました

 

526:ラテラーノの聖霊王

礼を言うのは早いよ。君にはまだまだ教えることがあるからね

 

527:アカフラのライガー0

あとなんか趣味でも作っとくといいね。現時点だと状況的に厳しいかもしれないけど何かに没頭できることが無いと生きることが苦痛になってしまうよ

まぁ人間時代にやってた趣味が出来ないのはあるけど、そこらへんは自分で見つけるしかないかな?

 

528:ロドスのあんこくポケモン

俺は人型に近いから前世でやってたことも出来るが、はぐれメタルだとなぁ…。そういや魔法使えるならアダマンニキみたいに魔法を独学するのもいいかもしれないな

 

529:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

それは良いかもね、修練にもなるし使い方次第では色々なことが出来るようになるから。例を挙げるなら確かアダマンニキだと以前は自身にレビデトをかけて浮遊しながら移動出来るようになったんだっけ?遠くの餌場に有り付けて楽ちんだと喜んでたけど

 

530:賞金稼ぎの狂騎士(鎧)

Vaaa!!?

 

531:賞金首の黒狼鳥

…あの巨体が浮いて移動するって、他の人からすればシャレにならないわね

 

532:ラテラーノの聖霊王

防御面はプロテスシェルリフレクに、攻撃面はフレアにメテオで行えるからどう考えても戦闘要塞です、はい。

 

533:カズデルの悪魔神

実際にアレを見た時は脳が認識を拒否って宇宙猫になりかけたな……。

こういうぶっ飛んだ使い方はともかくはぐりん、もしかすれば魔法なら人化することも出来るんじゃないか?俺と聖霊王は独自にそういう呪文を作って外に出る際は人になってるが

 

534:転生新人はぐりん

はぇっ!!?

 

535:アカフラのライガー0

えっ、なにそれ羨ましいんですけど

 

536:賞金首の黒狼鳥

ちょっと、アタシ達にも使えるようにならないかしら!?

 

537:ラテラーノの聖霊王

多分呪文を教えても使えないと思うよ。俺とバロムは源石をマナに変えて、それを基に呪文を唱えてるから本来マナの無いテラだと無理だと思う

 

538:アカフラのライガー0

じゃあそのマナの作り方を教えてくれれば……

 

539:カズデルの悪魔神

残念なことにそれにも条件があるらしくてな、研究した結果クリーチャーじゃないとマナは作れないようなんだ。以前先民やクリーチャーじゃない他の転生者にやらせて見せたが駄目だった。本当に、申し訳ない(クソ博士並感)

 

540:アカフラのライガー0

あァァァんまりだァァアァ!!!!

 

541:ロドスのあんこくポケモン

>>540

エシディシやめーやww。

あっ、でもそれならガルルガネキならどうにかなるかもしれない

 

542:賞金首の黒狼鳥

どういうことよ?

 

543:ロドスのあんこくポケモン

バロムニキ達の方法だと無理ですけど、ドラクエには人化するのに適した呪文があるんですよ

 

544:賞金首の黒狼鳥

???

 

 

でもアタシ前世でドラクエはやったことないからわからないわよ?

 

545:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

……あぁなるほど、()()()()

 

546:ロドスのあんこくポケモン

流石アルファニキ、そういうことです!

 

547:転生新人はぐりん

モシャスって確か、自身の姿を変えるドラクエの呪文でしたよね。

 

548:ロドスのあんこくポケモン

そう、それをはぐりんが覚えればガルルガネキも人化出来るんじゃないかなってことだよ

 

549:賞金首の黒狼鳥

よしはぐりん、モシャスを覚えな――あだっ!?

 

550:カズデルの悪魔神

はいはい、人化したいのは分かるが強要はNGな。ちょっと頭痛の呪いをかけといた

 

551:賞金首の黒狼鳥

うぅ…痛いわぁ…

 

552:転生新人はぐりん

あ、あの~ガルルガさん。出来るかはわかりませんけど覚えられないかやってみますね?

 

553:賞金首の黒狼鳥

いいの!?

 

554:転生新人はぐりん

助けてくれた恩返しとしてまだ何も返してませんし、その見返りとしてとにかくモシャス出来ないか頑張ってみますよ。それに僕も人化には興味ありますし

 

555:賞金首の黒狼鳥

――――我が世の春が来たぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!

 

556:賞金稼ぎの狂騎士(鎧)

Aaaaaa……┐(´д`)┌

 

557:ロドスのあんこくポケモン

にしてもガルルガネキが人化に興味あるのは意外だったな。てっきり興味無いかと

 

558:賞金首の黒狼鳥

別に今の身体に不満は無いわよ。強いし戦いやすいわ。

 

ただ食事の際、時折美味しく料理したものが食べたくて恋しくなってたのも事実よ。だけど相方は料理が上手じゃないわけだし、この姿じゃレストランはおろか町にも入れなかったから諦めてたの。

でも人化すれば堂々と店に入っておいしいご飯とか食べれるじゃない!

 

559:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

食い気の方でしたか。けど、それだと舌が肥えて前の食事を受け付けられないんじゃ……

 

560:賞金首の黒狼鳥

大丈夫大丈夫、これでも前世は海外軍隊の訓練の一環で不味い物を食うのに慣れてるからそれはそれ、これはこれって思考の住み分けが出来ているわ。

 

561:アカフラのライガー0

あの、俺が人化出来る方法は無いんでしょうか……?

 

562:カズデルの悪魔神

(現状出来る方法が)ないです

 

563:ラテラーノの聖霊王

諦メロン

 

564:ロドスのあんこくポケモン

まぁ、ドンマイケルシー?

 

565:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

>>564

ドンマイケルとケルシーをかけ合わせるな。メルトダウン喰らっても知らんぞ

 

566:賞金稼ぎの狂騎士(鎧)

Aaaaaaaa…(-人-)

    

567:賞金首の黒狼鳥

ライガーは所詮、人化の時代の敗北者じゃけぇ…!!!

 

568:アカフラのライガー0

ハァ…ハァ…、敗北者……?

 

 

 

取り消せよ……!!!ハァ…今の言葉……!!!

 

569:転生新人はぐりん

乗らないでライガーさん!戻って!

 

570:アカフラの狂フューラー#発掘作業ナウ

>>568

ちょっと連絡したいことがあって掲示板を覗いたら相方が敗北者ネタしてたでござるの巻

 

571:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

おやフューラーニキ、今日は発掘作業で来ないって聞いたけどどうしたんだい?

 

572:アカフラの狂フューラー#発掘作業ナウ

実はその発掘作業でこんなものを見つけちまって……とりあえず画像貼るわ

 

 

 

 

 

【橙、青、緑の装甲パーツにハサミ状の大型武装、巨大キャノン砲の武装の画像】

 

573:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

 

 

574:カズデルの悪魔神

 

 

575:ラテラーノの聖霊王

 

 

576:賞金稼ぎの狂騎士(鎧)

 

 

577:賞金首の黒狼鳥

 

 

578:ロドスのあんこくポケモン

なぁ、これってどう見ても……あれだよな……?

 

579:アカフラの狂フューラー#発掘作業ナウ

さらに言うとこんなものも見つかった。ズゥママも大祭司も皆、すんげ―興奮してる。

 

【カタツムリ型の超大型機械とそれを見て歓喜狂乱する人々と青い鳥の画像】

 

 

 

 

 

 

 

 

あっ、皆興奮が抑えきれずに機械をいじり始めた

 

580:アカフラのライガー0

オーケー分かった今すぐ向かうからどうにか壊さないように食い止めろ!!

 

 




スレ民(イカれたメンバー)紹介
賞金稼ぎの湖の狂騎士(鎧):Fate
ランスロット(バーサーカー)の見た目をした動く鎧として転生した転生者。現実ではバサスロット特有の喋りしか出来ず、掲示板でも同じ話し方しか出来ない。
強さを追求する戦闘狂だが誰彼構わず襲うことはしない。路銀を稼ぎながら強い相手と戦えるという脳筋な理由で賞金稼ぎを生業にしており、噂では厄災と呼ばれた同業者と一戦交えて生き残ったり、討伐対象である大型生物相手に共闘したりしている。
元々戦いの素質がありバサスロの能力を目覚めさせて以降は無茶苦茶な戦闘能力を持つ。余りの強さと芸達者ながら狂ったような戦いぶりから世間では狂騎士(マッドナイト)と呼ばれ恐れられている。
アークナイツの原作知識は皆無。

賞金首の黒狼鳥:モンスターハンター
イャンガルルガとして転生した転生者。スレ民では珍しい性別がアネキで、前世は軍に所属しており、勝ち気で男勝りな女性だった。
転生してから数多の戦いを繰り広げたのか全身は傷だらけ。転生後気ままに放浪してたところを賞金首である彼女を討伐するために来たバサスロニキと出会い、彼と同思考なタイプだったためそのまま戦闘へ。決着がつく最中でお互いの掲示板機能が覚醒し、相手が転生者だと理解して意思疎通を行った結果、意気投合し共に行動するようになった。
バサスロニキに引けを取らないの強さと狂乱ぶりから狂烏(マッドレイヴン)という異名で世間から恐れられている。
アークナイツの原作知識は皆無。



ラテラーノの聖霊王
没収されたエロ本は巨乳物ばかりで、後に部下である青髪のサンクタが何故か胸をマッサージしてる姿を目撃したと彼女の友人である苦難陳述者から聞いた。

カズデルの悪魔神
何気に人化という秘術を作ったやべー奴。モシャスの習得の鍵として人化に関する知識をはぐりんに伝授した。

廃棄移動都市のロイヤルナイツα
実はアバターデータがあれば人化もどきのことが出来たりする。ただしサイスルに出てくる見た目痴女な女性探偵アバターは絶対使いたくないと思ってる。

ロドスのあんこくポケモン
ぶっちゃけ元が人型に近い為、人化に対してそこまで興味無し。趣味は木工作でスレ中も木製ライガーゼロを作っていた。

転生新人はぐりん
コテハン改名。モシャス覚えるためにバロムニキの人化の知識を習得中。

アカフラのライガー0
人化できない敗北者。この後全力で発掘現場に向かった。

アカフラの狂フューラー
スレお休みして自慢のバスタークローで発掘作業を手伝ったらライガーとフューラーの武装、そしてホバーカーゴを見つけた。それらを見て自分達がいるのはテラじゃなくて実は惑星Ziじゃないのか思い始めた。

移動都市アダマント
スレお休み枠。魔法で防振りのシロップみたいな浮遊要塞が出来るやべー奴。
急用の内容だが実はアダマンタイトを狙おうと進軍してきた外国の軍がやって来たのでプチメテオ(メテオは過剰なので手加減)、トルネド、クエイクなどの高威力魔法で殲滅した。

アダマントのモリンフェン
スレお休み枠。侵入してきた敵軍の斥候部隊を勇気ある住民と共に迎撃していた。


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スレ2【雑談と原作イベからあぁ逃れられない!】①

1:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

スレ民ー、新しいスレよ~(バタコさん並感)

 

2:アカフラの狂フューラー

立て乙。なんやかんやあって前スレはモシャスや俺らが発掘したCAS(チェンジング・アーマー・システム)の話題であっという間に埋まっていったからな。

 

 

 

まぁ作者が内容を端折ったと言えばそれまでだが

 

3:賞金首の黒狼鳥

>>2

メタいわよそれ。ともかく>>1はスレ立てご苦労様。

 

 

 

にしてもフフフ……、ついに(はぐりんが)念願のモシャスを覚えたぞ!

【全身傷だらけな褐色肌に紫髪の美女が写った画像】

 

4:アカフラのライガー0

 

1.そう かんけいないね

 

2.殺してでも(はぐりんを)うばいとる←

 

3.(はぐりんを)ゆずってくれ、たのむ!

 

5:賞金首の黒狼鳥

はっw(嘲笑)、なら来いよライガー。遠距離武装なんか捨ててかかって来い!

 

6:アカフラのライガー0

>>5

(# ゚Д゚)野郎オブクラッシャァァァァァ!!!

 

7:転生新人はぐりん

あぁもう!ガルルガさんはライガーさんを煽らないでください!

 

8:ロドスのあんこくポケモン

スレ立て早々ロマンシングでコマンド―なネタをミックスしてるなやお前らw

 

9:移動都市アダマント

にしてもはぐりん凄いね~。まさか3週間でモシャスを覚えるなんて~

 

10:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

いくらバロムニキの指導があるとは言え、魔法の構築系統が違い過ぎるから普通こんな簡単に覚えられるもんじゃないと思うぞ。しかも術受ける側の思う姿に変化できるようになっているから、本来のモシャスよりも汎用性が高すぎる

 

11:アダマントのモリンフェン

ぶっちゃけモシャスじゃなくてDQM+に出てくるエボルシャスだろって思ったわ。はぐりんは魔法の才能があった可能性が微レ存…?

 

12:ロドスのあんこくポケモン

魔法の才能のことで目が行きがちだけど、何気に潜在能力も高いぞ。訓練とは言え、バサスロニキとガルルガネキの猛攻を凌いで、それぞれに隙を突いて一撃与えたのは驚いた。戦闘に慣れた様子でもなかったしよくアイツら二人に食らいつけたと思うわ

 

13:賞金首の黒狼鳥

あの時はまさかはぐりんがあそこまでやれるとはアタシも思わなかったわ。あれなら一緒に来ても問題無い……むしろモシャスのこと関係無くこっちから勧誘させてほしいものだわ!鍛えがいがあって面白いもの!

 

14:賞金稼ぎの狂騎士(鎧)

Suuuupeeeerrrrr!!!

 

15:転生新人はぐりん

じ、自分はまだまだですよ!無我夢中でどうにか一撃を与えたのがやっとでしたし…

 

16:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

だがあれは二人が予想してなかったものによる一撃だ。もしそれが致命的な威力であれば彼らを倒せたのだから火力不足をどうにかすればいいと思う

 

17:アダマントのモリンフェン

火力不足は魔法の成長で補えるし、生存能力ははぐれメタル特有の防御力と俊敏さでどうにかなるしな。

 

 

…あれ?これってチートキャラの予感がする?

 

18:賞金首の黒狼鳥

と言うわけでライガー、何言おうとはぐりんはアタシ達の大事な仲間なんだから諦めなさい!

 

19:アカフラの狂フューラー

そもそもはぐりん会いに行くのに平行世界間の壁を超える必要があるしな。そんなのどこぞの仮面の破壊者が使うオーロラカーテンみたいな能力が無いと無理ゲーだし、バロムニキでもまだ出来ないって言ってるレベルだかんな

 

20:ロドスのあんこくポケモン

まだ(ここ重要)

 

21:移動都市アダマント

確か以前彼と魔法に関する談義でデュエマの超次元呪文を応用して時空を超えられないかと愚痴ってたな~

 

22:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

実力的に出来てもおかしくないからシャレにならないんだよなぁ…

 

23:アカフラのライガー0

>>18

…くっ、別に人化できなくてもいいさ!こっちは男のロマンが詰まった装備の換装が出来るし、悔しくねぇようわああぁぁん!!。゚(゚ノД`゚)゚。

俺も人間になってナマモノの食材で作った料理食いてぇよぉぉぉぉ!!!

 

24:アダマントのモリンフェン

未練タレタレでワロタww

 

25:賞金首の黒狼鳥

>>23

いや~、愉悦愉悦!

 

26:アカフラの狂フューラー

>>23

ゾイドの俺らは基本金属や源石しか食えないしな。ご馳走なんて以前に襲い掛かってきた陸上軍艦を返り討ちにして食べた源石エンジン位だぞ、美味かったけど

 

27:ロドスのあんこくポケモン

>>26

今サラッととんでもない情報言ってるんだが…

 

28:移動都市アダマント

でもライガーニキの方も換装は面白そうでかっこいいよね~。過去スレ見たけど発掘した武装って全部装備出来るの~?

 

29:アカフラの狂フューラー

いや、今んとこ完全に修理を終えたのはライガーのイェーガー装備だけで、俺の方もシュトルムがそろそろ修理し終わるな。今日もライガーはイェーガーの機能試験も兼ねて荒野をヤケクソ気味に爆走してる

 

30:アカフラの狂フューラー

次いでに発掘されたホバーカーゴも内部機能は復活したので今ではちょっとした工房になってる。ただ駆動系が直せなかったから自力での移動は出来ないし、俺とライガーで集落近くまで引っ張って運んだのは大変だったが

 

31:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

こう話を聞いてると、ゾイド組のテラって実は惑星Ziじゃないかと思ってくる

 

32:アカフラの狂フューラー

それな。もしかしたら俺達以外のゾイドがどっかにいるかもしれないな。まぁそいつが転生者かどうかは実際に会うまでは分からんが

 

33:転生新人はぐりん

あれ?僕達みたいな本来テラにいない存在って全員転生者じゃないんですか?

 

34:ロドスのあんこくポケモン

そういやはぐりんには言って無かったか?確かに本来テラにはいない人外の大体はワイらの様に前世で死んた転生者なんだが、たまーに別世界から次元を超えてテラに迷い込んだ奴もいるんだよ。そういうのは転生者特有の前世を持っていないんで、転生者とは分けるために彼らを“転移者”と呼んでいる

 

35:ロドスのあんこくポケモン

例を挙げるならワイの方にもおそらくポケモンの世界で暮らしていたと思われるロトムを見つけて保護してるな。今では家電に憑りついて手伝ってくれるし、そいつをきっかけにアルファニキと実際に会ったことがあるんだ。

 

 

 

――あっスルトネキ、お目当てのアイスは冷凍庫にあるから持ってけ、ついでに授業終えた子供らにもおやつとして渡してやってくれ。ロトム、今ワイ手が離せないから手伝ってあげて

 

36:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

スレ中にリアルでアイス要求されてて草w。そういやあの時、突然ダークライがロトムを連れてやって来て、来た理由がデジ肉を目当てにやって来たのは笑えたよ。その後ロトムが美味しそうにデジ肉食べてたけど。

 

 

因みに転移者なら僕の方も都市内に幼年期デジモンがいるよ。この様子だと案外他の世界にもいるかもしれないな

 

37:移動都市アダマント

僕らの方だと転移者はいないな~。知り合いのベヒーモスやバハムート烈は転生者だし~

 

38:アダマントのモリンフェン

あとこっちの世界で知ってるのもペンギン急便に勤めているブルーアイズネキやイェラグにいるトリシューラニキも転生者だな。

 

39:ロドスのあんこくポケモン

確かブルーアイズネキは何故かCV津〇健次郎のペンギンに気に入られてそのまま入社して、前にスレ来た時も元気そうだったな。トリシューラニキは……よかったな、カランドの巫女である可愛いおにゃのこに好意寄せられて(ハイライトOFF&ヤンデレオーラを添えて)

 

 

 

そういや話変えっけど、今日バロムニキと聖霊王ニキスレに来てないの誰か知ってる?

 

40:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

今日バロムニキはシエスタでその市長と貿易関連の交渉、聖霊王ニキも同じくシエスタだけどライブで推しのアイドル応援に向かうって言ってたな

 

41:ロドスのあんこくポケモン

二人共シエスタでお仕事(推し事)ですか、ご苦労なことで

 

42:アカフラの狂フューラー

読み方同じなのにバロムニキと聖霊王ニキで差を感じるのは何故だ…?

 

43:転生新人はぐりん

で、でも休暇でライブ行くなんて別におかしくないと思いますよ。休める時に休んで、遊べる時に遊ぶのは悪いことじゃありませんし

 

44:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

ところがぎっちょん、バロムニキが取り組んでる貿易交渉は実のところラテラーノにも関係している事実という。それなのに当人は仕事を部下に任せてライブ行ってる模様。

当人の弁解によると『これはあれだよ、適材適所ってやつ。俺ばっかが仕事やってたら部下が育たないからね、こうして経験を積ませているんだよ』とのこと

 

45:アダマントのモリンフェン

えぇ…(困惑)

 

46:アカフラの狂フューラー

とんだクソムーブじゃねーか

 

47:ロドスのあんこくポケモン

聖霊王ニキに失望したので那珂ちゃんのファンやめます

 

48:移動都市アダマント

カーン!カーン!カーン!(33-4)

 

49:アカフラのライガー0

なんでや!阪神関係ないやろ!

 

50:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

因みにこのことを交渉に来ていた聖霊王の部下から聞いたバロムニキはこう供述したとのこと

『…一応アイツの名誉のために言っておくが、やるべきことはしっかりとやる奴だ。あれでも部下の力量を見計らった上で出来ると判断してその人を信頼し頼んでるから、無理難題なことを部下にさせてるわけじゃない。

俺も部下に経験積ませるために仕事を頼むことがあるからやり方に関しては否定しないし、むしろ部下に仕事を任せようとするあの行動力は羨ましいと思ってる。俺の方は普段やる仕事は部下に任すよりも、いつも自分の手でやらないと気が済まないからな、他人に何かを頼むってのはそこまで得意ではない。

 

 

 

――とは言え、流石に彼の部下が可哀そうだしフォローと、奴への折檻くらいはそいつと一緒に考えるとするか』

 

51:アカフラの狂フューラー

バロムニキの圧倒的上司力、部下だったら惚れそう

 

52:アダマントのモリンフェン

あーでもバロムニキや聖霊王ニキの言いたいことなんとなく分かるわ。自分が仕事出来るのは良いけどやりすぎると後継が育たなくて組織としてはまず味だし、塩梅が難しんだよな。俺もちょっと前までは為政者まがいなことしてたけど、それだと今後良くないと思い今は一歩引いた立場で後方で仕事したり助言すると言ったことに専念してるわ

 

53:ロドスのあんこくポケモン

為政者組は大変だな。生憎俺は俗世から離れて生活してて、今では形式上雇われだからそういう苦労は良く分からん

 

54:移動都市アダマント

僕も基本はモリンフェンにほぼ丸投げしてるだけだね~。僕の背中で起きてることなんだけどね~ww

 

55:アカフラの狂フューラー

俺らも部族に居候しているだけだしな

 

56:アカフラのライガー0

むしろ下手に関わると部族間のパワーバランス壊れちゃ^~う。要らぬ争いは生み出したくないのであくまで客人と言う扱いで収まらせてもらっている。その代わりに労働の手伝いとかはするけど

 

57:転生新人はぐりん

僕達も普段は放浪してますから政治とは遠く離れた感じですね…

 

58:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

僕の方は住処である移動都市に迷い込んだ先民や前述のデジモン達をまとめたりしてるな。最初は争いが起きるかと思ったけど特に問題無く団結して生活出来てるよ。けど互いの考え方の齟齬があったりするからそれを取り成したりすることもあるから大変なことには変わりないけどね。

 

59:賞金首の黒狼鳥

大なり小なりコミュニティをまとめるなんてどこもかしこも大変なのは変わりないわよ。アタシも前世は率いてた小隊を纏めるのが面倒で、当時は副隊長に色々と丸投げしてたわ。

 

 

 

…にしてもあの二人はシエスタに行ってるのね、懐かしい場所だわ

 

60:転生新人はぐりん

えっ?ガルルガさんシエスタに行ったことあるんですか?

 

61:賞金首の黒狼鳥

えぇ、以前にバサスロと一緒にね。と言ってもこのなりじゃ流石に都市に入ってないわ。

 

 

けど近くに活火山があって、そこにある秘湯で疲れと傷を癒す為に湯治を堪能したのよ。とてもいい湯だったしビーチの絶景も見れて最高だったわ!

 

62:賞金稼ぎの狂騎士(鎧)

ooooonnnnnnsssseeeeennnnnnn!!!

 

63:アダマントのモリンフェン

バサスロニキがここまで興奮してるってことはとてもいい湯だったに違いないな。

俺もシエスタなら仕事の関係で行ったことがあるけど、見た感じしっかりとした良いリゾート地だったぞ。あん時はスケジュールの関係上ゆっくり出来なかったけど、また行けるならそこでゆっくりしたいもんだ

 

64:アカフラのライガー0

(シエスタに)行きてぇなぁ…(届かぬ思い)

 

65:アカフラの狂フューラー

俺らが行けば手厚い歓迎してくれるだろうな(軍による迎撃)

 

66:ロドスのあんこくポケモン

>>65

そら(平和なビーチに巨大な機械生命体が進行してきたら)そう(防衛する)よ

 

 

 

俺は静かに過ごしたいからそういう賑やかな場所はいいかな。そういう場所は子供がはしゃいで楽しんでくればいいもんだし

 

67:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

個人的には気になるけど、どちらにしろデジタルシフトしてる場所じゃないとデジモンは実体化出来ないから行けそうにないね。仕方ないから雰囲気だけでも楽しむためにビーチの空間データが無いか漁ってみようっと

 

68:転生新人はぐりん

はぇ~、凄く気持ちよさそうな場所です。行ってみたいな~

 

69:賞金首の黒狼鳥

そうね、この前の依頼も終えて暇だしせっかくだから行きましょうか

 

70:賞金稼ぎの狂騎士(鎧)

Vaaaaaaaaa!!!!!

 

71:転生新人はぐりん

えっ、良いんですか?

 

72:賞金首の黒狼鳥

行ってみたいんでしょ?それに今回はモシャスもあるからバサスロはともかくアタシも人間になれるから心置きなく都市には入れると思うのよ。以前来た時から都市には入ってみたかったし、海辺だから美味しい海鮮料理が食べられるかもしれないから楽しみね。

 

73:賞金稼ぎの狂騎士(鎧)

Arrrrr……Paaaaaaantheeeeeeerrr!!!

 

74:

…あぁそうね、一つ懸念があるとすればあの黒豹ちゃんがアタシ達を見かけて襲い掛かってくるかもしれないってことね

 

75:転生新人はぐりん

えっ、黒豹って何ですか?

 

76:賞金首の黒狼鳥

実は温泉で湯治した後、気晴らしで火山を探検した時にデカいクロスボウを持った黒いフェリーンの女と交戦したのよ

 

77:アダマントのモリンフェン

ん?同一人物かわからんが見たことあるかもしれない。確か仕事でシエスタの市長に会った際、彼の護衛してた奴もデカいクロスボウを持った黒いフェリーンの女性だったんだよな。素人目でも分かるくらい強そうに見えたが。

 

けど誰彼構わず攻撃してきそうな凶暴な雰囲気は無かったぞ。人化してない俺を見てもいきなり攻撃してこなかったし、いくらガルルガネキ達でもそっちから交戦しなければそうならないはずだ。なのに一体どうしてそうなったんだ?

 

78:賞金首の黒狼鳥

あの時にちょっと変な奴らに絡まれてね、そいつらを軽く蹴散らした後にやって来た彼女に攻撃され、そのまま戦闘に入ったのよ。

 

けど今思えば蹴散らした奴らって薄汚かったけど調査員や炭鉱夫みたいな格好していたし、モリンフェンニキの話からして彼女は治安維持部隊みたいな組織の属してるかもしれないわね。そうなるとアタシ達に攻撃したのも彼らの救助のために行った可能性もあるわ

 

79:賞金稼ぎの狂騎士(鎧)

Strooooooooong!!!

 

80:アカフラの狂フューラー

えぇ…バサスロニキが強いって言ってることは、そいつかなり腕の立つ奴じゃねーか

 

81:賞金首の黒狼鳥

そうね、彼女の戦い方ってまるで傭兵のような泥臭くとも戦術を駆使した戦い方をしてたわ。少なくともあんなリゾート地だけで生活してたんじゃ培われないものだったし、以前はどっかの傭兵団でもいたのじゃないかしら

 

82:賞金首の黒狼鳥

まぁ彼女とはお互い本気で殺りあったわけじゃなかったから簡単に逃げれたけど、どちらにしてもあんな平和そうな場所に彼女のような強者がいるとは思わなかったわ。

中々歯応えがありそうでいつか本気で彼女と戦ってみたいけど、今回は戦うために来るわけじゃないからもし会っても攻撃してこないで欲しいわね

 

83:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

……うーん?

 

84:移動都市アダマント

ん?アルファニキどうしたの~?

 

85:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

いやさ、話を聞いていてなんか嫌な予感が。シエスタ、火山、調査員…まさか、な…?

 

86:賞金首の黒狼鳥

ちょっと、言いたいことがあればはっきり言いなさいよ?

 

87:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

…ならガルルガネキ、シエスタでなんか大きなイベントが行われるとか聞いてない?

 

88:賞金首の黒狼鳥

さぁ?今シエスタに行こうと思い立ったわけだし、そんなこと分からないわよ

 

89:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

それもそっか……それならお節介だけど、もしシエスタでオブシディアン・フェスティバルってのが開催してたら用心して置いて

 

90:転生新人はぐりん

アルファさん?それってどういう…?

 

91:賞金首の黒狼鳥

…なるほど、要は原作にあったイベントが起きるかもしれないって言いたいわけね

 

92:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

理解が早くて助かるよ。もしかしたらそっちで“青く燃ゆる心”という原作にあったイベントが起きるかもしれないんだ。

 

 

…と言ってもあくまで少ない情報での憶測だし、そちらの時間軸が分からない以上確実に起こるとは言えない。また、原作通りにイベントが起きても原作知識通りに起きるとは限らず、何らかのイレギュラーが発生することもあるんだ

 

93:アカフラのライガー0

どうしてイレギュラーは発生するんだろう?

 

94:アカフラの狂フューラー

自分達の行動で起きる原作ブレイク、ロドスに所属してるかどうか。俺達転生者の介入による、いわばツケだな

 

95:ロドスのあんこくポケモン

>>93、>>94

どイ発構文やめーや。しかも内容がまとも過ぎてツッコミしづれぇよ。

 

 

まぁ二人の言う通り転生者の行動で知らぬ間に原作ブレイクしちまったり、そもそも原作物語の主軸となるロドスに加入してない限り原作知識が殆ど役に立つことがないしな

 

96:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

仮にロドスに所属し、原作知識に頼って原作通りに動いたとしても本来なら在り得ないイベントが起きて困惑した転生者もいるからね。例を挙げるならドクター救出イベやってたら突然チェルノボーグにゴジラが現れて現場が壊滅状態になったとか、一般テラ転生者掲示板ではそういう話が多いよ

 

97:アダマントのモリンフェン

あーあれね、あれのせいで一部の転生者が俺達人外に難癖付けて来て大変だったな。あのゴジラ調べた結果転移者だったし、俺ら関係無いのに酷く叩かれて腹が立ったわ

 

98:移動都市アダマント

そもそも原作崩壊に人外かどうかなんて関係ないしね~。原作に介入してるのは同じなのに自分らのことは棚に上げていちゃもん付けるのは何様のつもりなんだろうね~?

 

99:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

はいはい、あの時のことで不満なのは分かるがこれ以上は本来の話が逸れるから落ち着け。それにその一部の奴らは自己中で過激派が殆どだったし、既に良識ある転生者によって粛清されたんだから、な?

 

100:アダマントのモリンフェン

…それもそうだな。過ぎたことを気にしてても仕方ないか。すまないガルルガネキ、話題を中断して。

 

101:賞金首の黒狼鳥

気にしなくていいわ。アタシ達は普段からあんま掲示板活用してなかったからそういうこと起きてたの知らなかったし。けど前に転生者がアタシ達に襲い掛かってくるのがやけに多かった時期があったけど、裏ではそんなこと起きてたのね。襲い掛かってきた奴ら全員、きっちりとあの世に送ってやったけど。

 

 

>>89

にしてもふぅん……まぁいいわ、どちらにしろアタシ達は好きに動いていいのよね?

 

102:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

そうだね、それに関してはそちらの世界の管轄だから僕達が君達のやり方に口を出す謂れは無いからね。けどアドバイスならいくらでも乗るから、困ったら遠慮無く聞いてくれ

 

103:転生新人はぐりん

わ、わかりました!困った時にはよろしくお願いします

 

104:賞金稼ぎの狂騎士(鎧)

Aaaaaaasaaaaaaa!!!

 

105:アダマントのモリンフェン

原作のことはともかく、三人はシエスタで楽しむことだけを考えたらいいんじゃない?原作イベに巻き込まれたらその時はその時でって動けば。それにガルルガネキ達は強いし案外何とかなるでしょ?

 

106:移動都市アダマント

にしても海か~久しぶりに水浴びしたいな~。モリンフェン、今度の行き先水辺にしていい~?

 

107:アダマントのモリンフェン

あぁうん、まずは住民達に相談してからな?勝手にレビデトするなよ?

 

108:アカフラの狂フューラー

話を聞いてたら俺も久しぶりに滝で水浴びしようかな。ちょうど良い場所があって程良い冷たさで中々気持ちいいんだよな

 

109:ロドスのあんこくポケモン

>>108

逆に錆びたりしないのかそれ?

 

110:アカフラのライガー0

前に水浴びしたことあるけど数時間浸水しても錆びたりしてなかったぞ……ん?おーいフューラー、ちょっといいか?

 

111:アカフラの狂フューラー

どうした?イェーガーに何か問題でも起きたか?

 

112:アカフラのライガー0

いやイェーガーは問題無く機能してるんだけど…それとは別件で…。

 

 

 

荒野でなんかえーゆーえす?っていうバンドの人達が迷子になってるんだけど、とりあえずズゥママの所に連れて行って良いかね?

【荒野で車が故障して困ってる四人組の画像】

 

113:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

( 'ω')ブフォォッ!!?

 

114:転生新人はぐりん

アルファさんっ!?

 

115:ロドスのあんこくポケモン

あっこの反応、もしかしてゾイド組も原作イベ入ったのか?

 

116:アダマントのモリンフェン

また原作イベント()か壊れるなぁ…

 

 




スレ民(イカれたメンバー)紹介
転生新人はぐりん
3週間でモシャス覚えた天才。しかも効果は自分の思う姿になれたりとエボルシャスみたいなことになってるが、使う度にHP1MP0になったりはしない。
DOM+の続編どこ…ここ…?


賞金首の黒狼鳥
はぐりんがモシャス覚えたので都市内に入れることに一番心躍らせている。そう原作イベが都合良く起きるわけないと思ってるが一応用心はしておく。
モシャスで傷だらけ褐色肌紫髪セミロングウルフヘアーDカップ美人チャンネーになれた。姿は紫髪と傷と褐色肌以外は前世と似ているらしい。


賞金稼ぎの狂騎士(鎧)
空洞な中身さえ見られなければ鎧を着た先民だと勘違いされる。ただし喋りがアレなので基本依頼を受注する際は筆談で行っている。


アカフラのライガー0
イェーガーでヤケクソ爆走してたら荒野で迷子になってるエーギルなバンドメンバーと遭遇。とりあえず彼女達を車ごとズゥママの所へと案内した。


アカフラの狂フューラー
ライガーニキの報告を聞いてズゥママにそのことを相談し、ライガーニキを迎えに行った。ついでに滝浴びしに行った。


廃棄移動都市のロイヤルナイツα
住処である廃棄移動都市で迷い込んだ先民と幼年期デジモン達を取りまとめている。後日データでなんちゃってビーチの部屋を作り、彼らのレクリエーションの場として設けた。


ロドスのあんこくポケモン
ひょんなことからロトムを拾い、ロドスへ連れて帰り一緒に暮らしている。陽気な性格のロトムは子供達の良い遊び相手になっている。
子供達のおやつ用に個人の冷凍庫でアイスキャンデーを作っていたが、物騒な発言をするCV堀〇由衣のエチエチサルカズにアイスを作ってることがバレ、たかられる様になった。


移動都市アダマント
この後巨大な湖で自身を浮島みたいになりながら水浴びを堪能した。背中の住民達からは釣りや泳ぎが出来ると大はしゃぎだった模様。


アダマントのモリンフェン
アダマンニキの湖への移動に対し住民達から快い反応が得られ一安心した模様。この後住民と一緒に釣りをした。


カズデルの悪魔神
今回のスレお休み枠で上司力12000。
実は部下やとあるサルカズ王女とその後友人らを慰安旅行としてシエスタに連れて行ってた。彼らがバカンスをしてる間に自分は仕事をしていたが、一仕事終えた後はビーチで読書したり彼らと共にビーチバレーしてた。次いでに聖霊王ニキの折檻も執行した。


ラテラーノの聖霊王
今回のスレお休み枠で上司力11500。
前日に部下である青髪のサンクタに貿易交渉を任せ、自分は推し事のためにライブ会場へ向かった。その後部下とバロムニキによってスイカ割のスイカにされ、振り下ろされる棒に直撃しないよう頭部を動かして回避し続けた。


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スレ2【雑談と原作イベからあぁ逃れられない!】②

――篝火が暗闇を照らす夜、アカフラのジャングルにある霊殿のステージにて、

 

「へへ、そんじゃいくぜいくぜー!」

 

ワイルドチックな金髪青肌の女性がドラムをかき鳴らし、軽快かつ重厚なリズムを紡ぎ出す。

 

「~♪」

 

暗緑色の髪のクールな女性が機嫌よく鼻歌を鳴らしながら情熱的なメロディーをギターで鳴り響かせる。

 

「ふふ、DanもFrostもすっかりノリノリね」

 

「仕方ないよ、二人共この場所をすっかり気に入って張り切ってるし。まぁ私もここの活気にちょっとは浮かれてるけど。

 

…それにAlty、今多くの観客がこうして私達の曲を楽しんでくれてる以上、存分に聞かせてあげなきゃ私達AUSの名が廃るじゃない?」

 

ブロンドショートの女性と桃色ロングの女性がはしゃぐメンバー二人を見つつ周囲を見渡せば、霊殿の周りには多くの人々が彼女達が奏でる曲に歓声を上げ盛り上がっていく。霊殿は彼女達の演奏と観客の活力ある声援によって生み出された熱気に包まれていた。

 

「そうねAya、私達の曲をこんな盛大に感じてもらっているもの。しかも――」

 

Altyと呼ばれた女性がそう言いながら後方を振り向く。すると――

 

 

『ガウゥゥゥァァァ♪』

 

 

『グルルルルゥゥゥ♪』

 

 

 

そこには彼女達の音楽を楽しむ白獅子の機巨獣と藤色の機巨竜が身震いしながらリズムを取っていた。彼女達の歌が大層気に入ったのかご機嫌な唸り声と共に白獅子は夜空に向かって吠え、機巨竜は背中にある武装_バスタークローでバンザイする様に大きく広げて楽しんでいるように見える。

 

(私達や先民とは遥かに異質な存在である彼らもここに居る観客達と共に今、私達の歌を聞いて楽しんでもらっている。ふふ、まさか迷子になってこんなに面白不可思議な体験が出来るとは思わなかったわ)

 

 

 

 

 

 

旅の途中で車のエネルギーが切れ、AUSが荒野で立ち往生していた所にかの白獅子の機巨獣_ライガーゼロが駆け寄って来ていたのが彼らとのファーストコンタクトであった。

 

ライガーの巨体とそれに見合う膂力と威圧感に彼女達は警戒するも、当の相手はいきなり襲い掛かることは無かった。それどころか彼女達の様子を見て首を傾げ、まるでコミュニケーションを取ろうとゆっくりと頭部を近づけるのみだった。

 

ライガーの行動で彼女達は呆気に取られながらも、現状を打破出来ないかと自分達の現状を彼に話すことにした。彼女達の話を聞いたライガーは理解したように一度頷き、何か名案があるのか彼女達を自分の背に乗せようと促した。その後車を口に咥えながら彼女達を乗せてジャングルへと向かっていった。

 

彼に連れてこられた場所はジャングルでは珍しく原始的ながらも現代建築の建物が存在し、機械技術が盛んであった。村にはライガーと同じくらいの巨躯を誇る機巨竜が出迎えていたことに彼女達は驚いたが、その巨竜はライガーの仲間らしく、彼と共にこの部族_ユーネクテスに居候しているのだとここの族長が教えてくれた。

 

兎にも角にもライガーのおかげでこの村に辿り着き、族長との交渉を経て車のエネルギー供給に目処を立てることが出来た。供給を終えるまで彼女達はしばらくこのアカフラと呼ばれる場所でお世話になることになった。

 

 

 

 

そして本来なら供給を終えたら旅を再開するつもりだったが、AUSはその予定は早くも覆すことにした。

 

ライガーと機巨竜_バーサークフューラー、そして別の部族に所属するここアカフラのトランスポーターであるイナムによるアカフラの案内によって、この場所の興味を焚き付けられた。

 

 

 

木々が生い茂る樹海に激流を轟かせる大滝といった、人の生活から離れた活気溢れる生命が広がる原始の世界。その中に建築物や機械と言った文明や技術の息吹が広がる集落。自然と人工という相反する要素がここに住まう者達によって、それぞれの力強さを失わずに不格好ながらもバランスよく成り立っている。

 

 

そしてそんな不思議な土地に精巧かつ重厚で頑丈な機械の体に、生物と変わらぬ挙動をしながら野生と理性を宿す存在が現地の住民と共存している。以前クルビアでささやかな噂として聞いたことのある機械の巨獣。彼らはZonic Androids、略してZOIDS(ゾイド)と呼ばれる機械生命体だと言うらしい。(ユーネクテスの族長と大祭司と呼ばれる青い鳥曰く、彼らはそう主張していたそうだ)

 

 

 

ここアカフラには、こんなにも新曲のインスピレーションが掻き立てられるものが目の前にたくさんあるのに、ただ通り過ぎるなんて勿体ない。これで曲のイメージが湧き上がらないならアーティスト失格なものだ。それにメンバーのFrostがここに来てから曲を思いつく度に試し弾きをしていたこともあり、それを聴いたアカフラの人達が自分達の曲に興味を持ってくれている。彼女達もどうせなら思いっ切り演奏して自分達の曲を堪能してもらいたい気持ちが湧き上がっていた。

 

AUSは思う存分アカフラを最後まで楽しみたいとイナムに伝えたら、彼女は良い場所があると広い霊殿を案内してくれた。霊殿はライブをするには十分な広さが備わっており、機材と楽器を用意すれば曲を披露するにはおあつらえ向きな場所であった。

思いっ切りライブをしたら気持ちのいい場所を見て、彼女達の身体に流れるアーティストの血が騒いでしまうのも無理は無い。最早このまま立ち去るなんて考えは霧散し、彼女達の答えは一つだった――。

 

 

 

 

 

 

 

 

「うおおおっ!疲れてた筈なのになぜか力が湧いて来るぜ!」

 

「なんて燃え盛る炎のように熱い曲なのかしら!血が沸き立ってきそう!」

 

「クイカヨーティ!もっと曲を聞かせてくれ!!」

 

 

――そして今、AUSは大自然に囲まれたステージで演奏を披露し続ける。観客の歓声と共にノリノリで踊りながら熱狂の渦を過熱させていく。

 

 

「いいねぇいいねぇ!もっと盛り上げてやるぜー!」

 

「まだまだ、これから」

 

「みんなー!さらにテンション上げていくよー!!」

 

 

AUSはアカフラと、この地に住まう多くの人と、そして――

 

 

「(本当に、この大地には不思議がいっぱいね)さてライガー、フューラー?まだはしゃぐ元気は残ってるかしら?」

 

 

 

 

 

 

 

 

『ガヴォォォォ!!!』

 

 

『グゥォォォォ!!!』

 

 

 

「…愚問だったようね。それじゃあみんな――

 

 

 

 

 

私達AUSの曲を、思う存分堪能して頂戴!!」

 

 

アカフラの住民やゾイドの彼らに自分達の痕跡を刻み付けんと言わんばかりに、彼女達の演奏はさらに熱を上げていく。既に霊殿は彼女達の音楽と観客の歓声によって生み出された熱狂の嵐に包まれていった。

 

 

――溢れんばかりの大歓声の中で、彼女達は歌い続けていく。全ては自分達の歌う曲が、彼らにも良い曲として残ってくれるように…。

 

 

 

 


 

 

 

223:アカフラのライガー0

――てなわけでしばらくの間AUSがアカフラに滞在することになったわ

 

224:アカフラの狂フューラー

こんなことになったけど大丈夫か?原作ブレイクとかしてない?

 

225:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

いや、原作でもそんな感じのイベントだったし、二人の話を聞いた感じ特に問題無いと思うよ

 

226:アカフラのライガー0

そう?それなら良かった~

 

227:ロドスのあんこくポケモン

原作イベが起きて何事になるかと思ったらそうでもなかったな

 

228:アダマントのモリンフェン

それどころかゾイド組イベントにしっかりと馴染んでんじゃねーか

 

229:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

あっ、でも今回のイベントが分かったおかげでもしかしたらアカフラにロドスの人達が来るかもしれない。いつになるかは分からないけど原作通りなら確か一年後くらいだったはず

 

230:アカフラのライガー0

>>229

こマ?

 

231:ロドスのあんこくポケモン

へぇ、原作ではそんなイベントがあるのか。

 

232:アカフラの狂フューラー

けどなんでロドスがアカフラに来るんだ?こっちにロドスの知り合いはいなかったはずだ

 

233:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

簡潔に言うとガヴィルっていうアカフラ出身のロドスのオペレーターがそっちの祭典で里帰りするのが理由だね

 

234:ロドスのあんこくポケモン

うげっ、あいつかよ…

 

235:アダマントのモリンフェン

ん?ダークライニキなんか知ってるの?

 

236:ロドスのあんこくポケモン

知ってるも何もそいつロドスに所属してる医療オペレーターだ。治療の腕は確かだけど荒療治(物理)だから苦手なんだよ

 

237:アカフラのライガー0

荒療治(物理)ってどういうことなの…(困惑)

 

238:ロドスのあんこくポケモン

ただ治療は荒っぽいけどあいつの医療に対する率直な信念と姿勢は立派で、実力も有言実行できるくらいにはちゃんとあるから憎めないんだよな。以前大怪我した時に面倒見てもらった際には、しっかりと治療してくれたことには感謝してる

 

239:アダマントのモリンフェン

話を聞いた感じ良くも悪くも豪快な人だな

 

240:アカフラのライガー0

そうだな。にしてもガヴィルって名前、なんかどっかで聞いたことあるような気がするような…?

 

241:アカフラの狂フューラー

それは俺もそう思った。後でズゥママとかに聞いてみるか?

にしても近い未来にロドスがアカフラに来るって言ってもどうしたって話なんだよなぁ。アルファニキとバロムニキによる原作知識とダークライニキからの情報でまとめた感じ、要は某ゾンビゲームに出てくる綺麗なアンブレラ社なんでしょ?

 

242:アダマントのモリンフェン

綺麗なアンブレラ社とか言うパワーワードw

 

243:ロドスのあんこくポケモン

けど表現としては間違ってはいないのが何とも…。医療機関だが少なくとも民間軍事会社には負けなさそうな戦力を持ってるしな

 

244:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

言うて前世のアメリカにも公営の疾病予防センターで軍事的実力が備わってるって話はあるし。まぁ文化の違い上、日本生まれの人だと馴染みが無いのはしょうがないと思うよ

 

245:アカフラの狂フューラー

>>244

( ・∀・)つ〃∩ へぇ~へぇ~へぇ~(ボタン連打)

 

246:ロドスのあんこくポケモン

>>245

トリ〇アの泉とかなっついなおい

 

247:アダマントのモリンフェン

けどまぁ確かに馴染みがないと言うか違和感はあるよな。医療と軍事力ってなんか相反してそうなイメージだし

 

248:アカフラのライガー0

いずれにせよロドスの人達が来るとしても何とかなるでしょ(楽観)

それにしても話を戻すがAUSスゲーな。ライブに盛り上がっていたらいつの間にか朝になってたんだけど

 

249:アカフラの狂フューラー

それな、おかげで殆どの奴らバカ騒ぎで疲れてるのか今もグースカと寝てるのが多いわ。普段ならこの時間は狩りとか採掘や建築などの仕事の準備をしているのに。

あとAUSもあんなに歌ったはずなのに少し休んだら普通にピンピンしてたんだけど、体力お化けか?

 

250:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

あー彼女達の種族であるエーギルって謎が深いんだよね。原作知識でもエーギルや彼らの生まれ故郷でもある海にも謎が多いし……

 

251:ロドスのあんこくポケモン

ロドスにもエーギルのオペレーターはいるけど、種族に関しては良く知らないな。でもエーギル人って身体能力高いんだよな

 

252:アカフラのライガー0

ほーん、共通点を見た感じエーギル人は身体能力に恵まれてるってことか

 

253:ロドスのあんこくポケモン

>>252

いや、全員がそういうわけでもない。エンジニア部にいるエーギルに身体能力が低い人がいるんだ。でもその代わりにそいつらの科学技術に関しては素人目でも凄まじく、低い身体能力を十全に補っているから舐めてはいけない。前に廊下を出歩いてたら畜水砲の水圧で吹き飛ばされたオペレーターを見かけたからそこは保証できる

 

254:アカフラのライガー0

待ってツッコみどころが多い。どうして廊下でそんなこと起きてるのかコレガワカラナイ

 

255:アカフラの狂フューラー

そんなのが日常的に起きてるなんてロドス怖いな~、(ホバーカーゴの格納庫に閉じこもって)とづまりすとこ

 

256:ロドスのあんこくポケモン

ついでに言っておくが、そのエーギル達と彼らが所属しているロドスのエンジニア部は中々の機械オタクの集まりだ。そっちの世界にもいるかわからんが、もし彼らがお前らを見かけたら是が非でも全身隈なく調べようとするかもしれないな

 

257:アカフラのライガー0

ロドスってズゥママ並みの機械オタクがたくさんいんのか(恐怖)。初めて会った時の彼女を思い出すからやめてくれよ……

 

258:アカフラの狂フューラー

あの時のズゥママは凄かったよな。俺らを見て一人で勝手に興奮しまくった上に何時間も俺らの機体に頬擦りしててやべーなコイツって思ったよ。その時の顔なんてR18並に蕩けた表情してたし

 

259:ロドスのあんこくポケモン

アンタらの族長もその説明でヤベー奴なのはよく分かった

 

260:アカフラのライガー0

でも機械に関しては意欲的で頼りになるのは事実なんだよな。俺らじゃ体内の細かい所のメンテなんて自力で出来ないからいつもお世話になってるぞ

 

261:アカフラの狂フューラー

当初は配線間違えたりとかでめっちゃ痛かったけどな。けど今じゃそんなミスは殆ど無いし、むしろメンテ後は結構調子が良くなってるからおぉ、タスカルタスカル。

てか、なんか話がずれてきてる気がするけど何の話してたっけ?

 

262:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

え~っと、元々はAUSの話をしてたんだよね。確かに話を戻そうとした筈なのにまた脱線していってる

 

263:アダマントのモリンフェン

真面目な話、AUSの生ライブを間近で聴けるなんて滅茶苦茶ラッキーなことだぞ

 

264:アカフラのライガー0

えっ、そうなん?

 

265:アカフラの狂フューラー

そういや外の流行に詳しいイナムネキが珍しくはしゃいでいたけど、AUSって有名なの?

 

266:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

彼女達はテラで有名なロックバンドグループだね。前世で言うならマイ〇ル・ジャ〇ソン並みの知名度はあると思うよ

 

267:アダマントのモリンフェン

アダマントでも彼女達のことを知っている人もいるしな。かく言う俺もシエスタの帰りで買ったアルバムを時折聴いてたりしてるが

 

268:ロドスのあんこくポケモン

ワイは詳しくは知らんが宿舎で彼女達の曲が流れてるのを聴いたりはするな。ロドスでも彼女達のファンは多いし

 

269:アカフラのライガー0

はぇ~、すっごい有名人……

 

270:アカフラの狂フューラー

通りで彼女達の通訳をしていたイナムネキが誰よりもテンション上がってたわけだ

 

271:カズデルの悪魔神

ほう、AUSとはこれまたタイムリーな話題だな

 

272:アダマントのモリンフェン

あっ、バロムニキオッスオッス。タイムリーってことはまさか…

 

273:ラテラーノの聖霊王

こっちもさっきシエスタで行われたAUSのライブを楽しんでいたんだよ。

 

274:アカフラの狂フューラー

あっ、クソムーブ上司な聖霊王ニキオッスオッスw

 

275:ラテラーノの聖霊王

ちょっと待って何その不名誉なあだ名!?なんか悪い事した!?

 

276:ロドスのあんこくポケモン

いや部下に仕事を押し付けといて推し事してた癖に何言ってるんですかね?

 

277:ラテラーノの聖霊王

待って弁明させて。確かに急な連絡で部下に迷惑かけたのは認めるけど、こうなったのも全部*ラテラーノスラング*な奴らの仕業なんだ。そのせいで忙しくて連絡が遅れたからなんだ。そして俺は欲望に従ってライブに行っただけだからなんも悪くないです!

 

278:アカフラのライガー0

何だって、それは本当かい?(棒読み)

 

279:アダマントのモリンフェン

えぇ~?ホントでござるか~?

 

280:カズデルの悪魔神

俺からも補足しておくが、確かにコイツが治める都市に急遽発生したテロリストとかの対処に明け暮れてたのは事実だ。だからって欲望に従うのはどうだと思うがな

 

281:ロドスのあんこくポケモン

なんだ、バロムニキがそう言うなら本当のことだな、異論無しだ

 

282:アカフラの狂フューラー

そうだよ(便乗)

 

283:ラテラーノの聖霊王

MA☆TTE‼みんな何でバロムに対してそんなに信用してんの!?

 

284:アカフラのライガー0

ネタに走ったり、エロ本没収事件などのせいで聖霊王ニキにはカリスマ性が霧散してる

 

285:アカフラの狂フューラー

傍から見て悪乗りできる悪友って感じだよな聖霊王ニキ

 

286:ロドスのあんこくポケモン

反対にバロムニキは終始真面目で質問をしっかり答えたりしてるから説得力が有る

 

287:アダマントのモリンフェン

ぶっちゃけ日頃の行いのせいじゃね?

 

288:ラテラーノの聖霊王

みんなの評価が辛口すぐる。けど普段は俺も政務をこなしてるよ?たまにサボってギャルゲーやってるのをバレて怒られたりはしてるけど

 

289:カズデルの悪魔神

そういうとこだアホ。今回のもケアがもう少ししっかりしてれば良かったものの…

 

290:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

流石にアレは少し事情を聴いた僕でもちょっと弁護できないかな~?

 

291:ラテラーノの聖霊王

味方が誰一人も居なくてぴえん。けどバロム、流石に罰としてビーチバレーで負けたらエロ本燃やされるのはやり過ぎだと思うんですよ

 

292:ロドスのあんこくポケモン

また聖霊王のエロ本に危機が迫ってきて草w

 

293:カズデルの悪魔神

あの提案はお前の部下によるものだから俺の管轄外だ。それに勝ったから結果的に問題無かっただろう?

 

294:ラテラーノの聖霊王

あんな殺伐としたビーチバレーなんかもうやりたくねぇよ。ああいうのは本来ならもっとこう、キャッキャウフフな感じで盛り上がるもんだろ?いくら女子と一緒にやるとは言え、エロ本燃やされないように頑張ってたから楽しさの欠片も無いっての

 

295:アカフラのライガー0

は?(殺意)

 

296:アカフラの狂フューラー

女子とビーチバレーでイチャイチャで出来た時点で罰どころかご褒美だろJK

 

297:アダマントのモリンフェン

(恋愛すらも出来ない非モテに対する)イヤミか貴様っ!!

 

298:ラテラーノの聖霊王

何でこんなにヘイト向けられてんの俺?それに女子とビーチバレーならバロムだってしてたかんな!

 

299:カズデルの悪魔神

確かに俺もサルカズの王女からのお誘いでビーチバレーをしてたが、あれは単なる数合わせ的な問題だろう。メンバーには俺以外の男(部下)もいて、数も俺が入ってキリが良くなったからな

 

300:アカフラのライガー0

これは……ギルティ?

 

301:アカフラの狂フューラー

いやノーギルティだな。言動からして下心無さそう

 

302:アダマントのモリンフェン

あとバロムニキはあんまり逆らいたくない。あの呪いはチート

 

303:ロドスのあんこくポケモン

モリンフェンニキの意見が一番切実な気がしてならない

 

304:ラテラーノの聖霊王

>>300、>>301、>>302

こんなん不平等だー!差別として転生者裁判所に告訴してやるー!

 

305:カズデルの悪魔神

そんな裁判所なぞ初めから無い

 

306:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

と言うか裁判所に訴えようとする聖霊王も中々にシュールな光景だと思うけどw

 

307:アカフラのライガー0

これが一国のトップなのか疑いたくなる

 

308:カズデルの悪魔神

残念なことに変態だが一国のトップなのは事実だ。

…ところで過去ログを軽く見たがはぐりん達はシエスタに向かっているのか?

 

309:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

そうそう、彼らは思う存分シエスタを満喫するために一旦スレ抜けしていったよ

 

310:アダマントのモリンフェン

あと遅くなったけど、うちのアダマンも今はお昼寝してスレ抜け中

 

311:カズデルの悪魔神

なるほど、スレ抜けに関しては把握した。

…しかし、過去ログからしてはぐりん達のシエスタではあのイベントが起きるかは謎だな。情報が不確定かつ少なすぎる

 

312:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

そうだね、僕も流石にそう起きるとは思わないけど、あの時何か嫌な予感がしたんだよね。だから一応用心のために忠告しておいたんだ

 

313:ラテラーノの聖霊王

あーシエスタのイベントって確か火山に出てきたあのデュエマのテンペストザウルスみたいなオリジムシのこと?

 

314:ロドスのあんこくポケモン

ん?聖霊王ニキ何か知っているのか?

 

315:ラテラーノの聖霊王

知ってるも何もこっちではバロムと一緒にそいつぶっ倒したからね。弱かったけど

 

316:カズデルの悪魔神

次いでに火山の噴火も阻止した。そのおかげでシエスタとの交流のきっかけになって、こうして貿易を続けている。シエスタはテラで貴重なリゾート地だからな、天災で亡くすにはとても惜しいものだ

 

317:アカフラの狂フューラー

何気に噴火止めたとかヤバいことしてんですけどこの悪魔と天使

 

318:アダマントのモリンフェン

無茶苦茶すぐる

 

319:アカフラのライガー0

…ちょっと待って、話を聞いた感じだともしかしてはぐりんの方でも噴火が起きるってことか?

 

320:アカフラの狂フューラー

あっ

 

321:アダマントのモリンフェン

言われてみれば確かにイベントが火山に関係するものならそうなるじゃん、やべぇよやべぇよ…

 

322:カズデルの悪魔神

まぁそうだな、もしそのイベントが運悪く起きてしまえば噴火によるシエスタの危機は避けられないだろう。俺達のはシエスタのイベントが起きる前に攻略したどうにかなったに過ぎない

 

323:ラテラーノの聖霊王

原作ブレイクの影響で時系列がはっきり分かってるわけじゃないけどね。少なくてもその時にイベントの指標であるオブシディアン・フェスティバルが開催されてなかったからそう予想してるだけだよ。

けど話を聞いて思ったけど、はぐりんの方で流石にそう都合よく原作イベントなんて起きるわけないってw

 

324:ロドスのあんこくポケモン

おい、フラグ立てん――

 

325:転生新人はぐりん

皆さん急にすいません!火山の噴火を止めるにはどうすれば良いんでしょうか!?

 

326:ロドスのあんこくポケモン

 

 

327:アカフラのライガー0

 

 

328:アカフラの狂フューラー

 

 

329:アダマントのモリンフェン

 

 

330:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

 

 

331:カズデルの悪魔神

おい、バカ聖霊王…

 

332:ラテラーノの聖霊王

ホントちょっと待って!?流石にこれは俺のせいじゃないでしょ!?

 

333:アカフラのライガー0

フラグって、知ってるぅ?

 

334:アカフラの狂フューラー

流石聖霊王ニキ!俺達に出来ないこと(フラグ回収)を平然とやってのける!

 

335:アダマントのモリンフェン

そこに痺れるッ!憧れるゥ!!

 

336:ロドスのあんこくポケモン

なぁにこれぇ?(AIBO並感)

 

337:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

…えーっと、とりあえずはぐりん。状況説明をお願いするね?

 

338:転生新人はぐりん

ア、ハイ




スレ民(イカれたメンバー)紹介
ゾイド組(アカフラのライガー0、アカフラの狂フューラー)
AUSの音楽にノリノリで騒いだ。彼女達から未知なる存在として気に入られた

廃棄移動都市のロイヤルナイツα
知識面とかで解説することが多いスレの知恵袋。前にダークライニキからもらったAUSのアルバムを拠点にいる仲間と一緒に聴いてたりしてる

ロドスのあんこくポケモン
AUSのファンではないがロドスで流れるAUSの曲で歌詞を覚えた

アダマントのモリンフェン
AUSのファン。仕事の合間に彼女達の音楽を聴いてる

移動都市アダマント
( ˘ω˘)スヤァ

カズデルの悪魔神
部下とビーチバレーを楽しんで、AUSのライブを堪能してた

ラテラーノの聖霊王
フラグ建築者

転生新人はぐりん
イベント、【青く燃ゆる心】突入!


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幕間①【物見遊山】

 シエスタ。それはビーチが有名なテラ有数の観光都市。

 

 

 雲1つもない快晴な青空で眩く輝く太陽。その陽射しがこの都市の名所でもある巨大な湖の水面や白い砂浜を煌めかせながら照りつけていく。安全整備された浜辺では水着を着た観光客達が泳いだり砂遊びなどではしゃいでる姿がそこら中で見受けられる。

 

「ん~! このBBQおいしいわね! 絶妙な焼き加減で味がしっかりついてる!」

 

 

「確かに美味いですよね。あの豪快な炎で焼いたとは思えないくらいに無駄な焦げも無くて、炎で食材の旨味をぎゅっと閉じ込めたかのようです」

 

 

 そんなシエスタの砂浜にて、ビーチパラソルの下でチェアに座り水着とパーカーを羽織った紫髪の女性と銀髪の少年が、こんがりと焼けた串刺しの肉と野菜を頬張りながら舌鼓を打ち、目の前の海を眺めていた。美味しさの余りか少年の方は朗らかな笑みを浮かべ、女性の方は扇のような特徴的な耳を震わせ、先端が厚手の布で巻かれた紫色の甲殻を持つ尻尾を左右に振っている。

 

 

 

「やっぱり来て良かったわシエスタ! 来て早々当たりの店を見つけられたのはラッキーだったわ~」

 

「ですがバサスロさんが身体の関係上で普通の食事が出来ないのは残念です。せっかくこんな美味しいのを一緒に食べたかったのですが……」

 

「はぐりんが気にすることじゃないわよ。アイツは毒じゃなきゃ何でも良いってくらい食に無頓着らしいし、あの身体のおかげで普段は源石をエネルギー源に出来て補給が楽って考えてるわ。それに──」

 

 紫色髪の女性_モシャスで人化したガルルガネキが銀髪の少年_同じくモシャスで人化したはぐりんに目配せして目の前に広がる海に指を指す。

 

 

 

 

 

 

『Aaaaaaaasaaaaaaa!!』

 

 

「な、何だあの鎧野郎!? 滅茶苦茶サーフィン上手ぇ!!」

 

「あんな力強くも華麗なターン初めて見た……」

 

「かっこいい……」

 

「何言ってるかわかんねーけど、良いぞぉ鎧野郎!!」

 

「あんなイベントパンフレットに乗ってあったか? どこにも書いてないんだけど?」

 

「フリーのサーファーによるパフォーマンスじゃね? 何であんな鎧を着てやってるのか知らねーけど上手すぎてワロタww」

 

「おい野郎共、あのよそもんにばっかいい格好をさせる気か!? シエスタのサーファー魂を見せてやるぞ!!」

 

「「「応っ!!!」」」

 

 

 そこでは全身鎧の黒騎士_バサスロニキが水上で豪快かつ繊細なボード捌きを披露し注目の的と化していた。風貌が目立つだけではなく、彼の卓越したサーフテクニックに一般人や現地のサーファーが目を奪われていく。バサスロのサーフパフォーマンスにイベントかと勘違いした現地人や観光客が彼の近くにいる砂浜へと集まっていき、現地のサーファー達は彼のサーフィンに対し血が騒いで乱入しようと海に駆け出していくなど、ビーチに熱い歓声が響き渡っていた。

 

 

 

「アイツもああやって楽しんでるからはぐりんも気にせずしっかり楽しみなさい。無駄な心配はせっかくの休暇が損になるだけよ」

 

「はぁ……。にしてもすごいですねバサスロさん、まさかサーフィン出来るなんて……」

 

「意外とアイツ色んなことが出来るのよね。機械いじりや絵描きなど、アタシと同じ戦闘狂とは思えないくらいに器用万能なの。……ただ料理はそこまで上手いわけじゃなかったけど」

 

「人は見かけによらないってことですかね。あっ、そういえばデザート食べます? さっきBBQ屋の近くで美味しそうなジェラートの屋台がありましたし行ってきますよ?」

 

「じゃあお願いしようかしら、フレーバーはチョコで。それとデザート食べ終わったらあっちもキリの良い時間になるだろうし、そうしたら目的の一つでもある火山の秘湯に行きましょう」

 

「分かりました、では行ってきまーす!」

 

 

 バサスロの様子を眺めながら談笑し、そしてデザートを買いに行こうとはぐりんはジェラート店に向かい、ガルルガネキはそんなを見送る。

 

 

『Aaaaasaaaa!』

 

「嘘だろ……あんなエグイトリックまで出来んのかよ。人間やめてんだろ……」

 

「……ん!? おい鎧野郎! そこから離れろ! デカい鮫獣(サメのような生物)が狙ってきてんぞ!」

 

「いや待て、何で鮫獣がこんなとこにいるんだよ!? ここは安全なはずだろうが!?」

 

「知るかよそんなの! って鎧の、鮫獣が飛びかかって──」

 

『Vaaaaa!! (飛び出た鮫獣の鼻先に目掛けて裏拳かます)』

 

「──殴ったぁぁぁ!?」

 

「……何だあれ、鮫獣が拳で思いっ切り吹っ飛んだんだけど。あっ、沖の方へと逃げてった」

 

「てか鎧のSUGEEEE!!? あんた一体何もんなんだよ!?」

 

『Fuuuu(特別意訳:通りすがりの一般観光客だ)』

 

「「「いや、アンタのような観光客がいてたまるかっ!!!」」」

 

 

 そして海ではバサスロニキが乱入してきた現地のサーファー相手に圧勝し、ついで感覚でビーチに侵入してきた鮫獣を撃退していた。

 御覧の通りはぐりんにガルルガネキ、そしてバサスロニキはスレを抜けた後、すぐさまシエスタに向かいバカンスを満喫していた。普段は足を踏み入れない平和な場所でグルメや観光、レクリエーションを思う存分に楽しもうと彼らは浮足立っていながらも、のんびりと時を過ごしていた。

 ちょうどスレで言ってたオブシディアン・フェスティバルがシエスタで開催していたことには彼らは驚きはしていたが、流石に都合よく原作イベが起きないだろうと戦闘狂の二名は少し用心する程度で今の状況を深く気にせずにいた。心配症なはぐりんはこの状況に不安がってたが二人の能天気さから考え過ぎかなと思い、あとでスレ板で聞いておくことだけはしておこうと頭の片隅に留めておくだけであった。

 

 

 

 ──だが運命が異質な存在である彼らを見逃すはずも無く、難儀なことに巻き込まれることをこの時の彼らはまだ知る由も無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 シエスタのビーチを一旦満喫し終えた三人はその後火山にある秘湯へと向かっていた。その秘湯が眠る火山の道のりは普通の人であればまず通り越せないような岩石地帯を超えた先にあるのだが、身体的なポテンシャルの高い彼らはたとえ人の姿であっても衰えることは無く、余裕綽々と乗り超えていった。

 なおこの時ガルルガネキの本来の姿で飛び越えようかと考えていたが、人の目がないと限らないのと姿を見られて要らぬ諍いを生まないようにとはぐりんに説得され、人の姿で地道に山を越えることになった。

 

 そうして辿り着いた秘湯ではあるが──、

 

『Fuuuuu……?』

 

「あら、おかしいわね?」

 

「どうかしたんですか?」

 

「えぇ、お湯が熱すぎるの。以前来た時はここまで激しく沸騰なんかしていなかったわ」

 

 辿り着いた矢先で秘湯の様子を見たガルルガネキとバサスロニキは首を傾げる。ガルルガネキの言う通り目の前にある温泉のお湯はゴボゴボと音を立てながら熱せられていて、少なくとも普通の人がそのまま入れば全身火傷になるのは間違いなしであることが窺える。

 

『Aaaaaaa』

 

「そうねぇ、最悪はぐりんの魔法で氷を出して温度を調節すれば入れなくはないけど、流石にこれは異常としか言えないわね。それにアタシ達は平気だからいいけど、前に来たよりも火山周辺の気温が熱すぎるわ」

 

「一体何が起きてるんでしょうか? まさか火山が噴火するなんてことは無いですよね……?」

 

「そこまではわかんないけど仮に噴火と関係してるなら私達じゃどうにもならないわよ。流石に天災みたいな自然災害に太刀打ちできるわけでもないし」

 

 今起きている異常事態にガルルガネキはやれやれと言わんばかりにジェスチャーする。イャンガルルガに転生したとはいえただの鳥竜種が自然災害に勝てるわけがないことを彼女は理解しているのだ。

 なぜこんなことが起きてるのか三人は知る由も無い。しかしこんな異常事態が起きていては温泉を落ち着いて楽しむことが出来ないのもまた事実であった。

 

「ですがこれだと温泉を楽しむどころじゃありませんよ。それにもし噴火するのでしたら不味いことになりますし。とりあえず一度シエスタに戻ってこの異変を市役所とかに伝えて──」

 

『……ッ! Vaaaaa!』

 

「──えっ、やめておいた方が良い?」

 

「バサスロの言うとおりね。あれくらいの規模の都市なら火山の観測センターがあるはず。だったらこの異常事態に気づかない方がおかしい──いえ、そもそもこうなるまでシエスタの行政が何もせず暢気にお祭りなんかしてる時点でキナ臭いわ」

 

「……待ってください、それってつまり何者かが火山噴火の予兆を見て見ぬふりをして、シエスタの住民や観光客を噴火で見殺しにしようとしてることじゃないですか!?」

 

「予想だけど当事者の目的自体はシエスタの壊滅の方かもね。どちらにしても住民や観光客を見殺しにするつもりだろうけど………ちっ、バカンスに来たのに胸糞悪い事が起きるなんてついてないわね。これじゃ折角のバカンスが台無しにされるじゃない」

 

『Fuuuuu……!』

 

 火山の異変から陰謀の匂いをかぎ取ったガルルガネキはこの悪質な計画を企てた当事者に対し舌打ちをする。臨界寸前な火山の状況をまるでシエスタの一大イベントに合わせるようにして隠し通し、噴火による天災でシエスタに被害をもたらそうとしているのだ。もしそんなことが起きれば都市は火砕流に呑まれ壊滅し、どれほどの死傷者が出るなんて想像は難くない。

 そして話を聞いたバサスロニキも普段以上に低く唸り声を上げ、兜の目の部分にあたる赤いラインがより一層激しく輝く。

 

 そんな二人を様子を見たはぐりんは、まだ短い付き合いではあるが彼らがかなりご立腹だと察していた。多少の良心からの正義感もあるのだろうが彼らの怒れる主な理由としては、知らない所で自分達を危険な状況に巻き込んで害を為そうとしていることが判明したからであろう。

 もちろん相手はこちらの邪魔をするのが目的ではないしまだ被害を受けたわけでもないが、彼らにとってこのままでは久しぶりのバカンスが台無しになってしまうのは間違いないのは事実だ。

 

 

「でもどうすれば……。市の行政も当てにならないし、かといってまさか首謀者に殴り込むとか言わないですよね?一体誰なのかわかりませんし、流石にそれだと不要な諍いを起こして平和なバカンスから本末転倒な気がします」

 

『Fuuuu』

 

「火山を調べてみる……ですか?」

 

「悪くないわね。大体のことは原因を調べれば何とかなるし、下手に荒事を立てないで犯人に一泡吹かせるくらいにはやる価値は十分にあると思うわ」

 

「あっ、でしたらスレで今回のこと聞いてみましょう! もしかしたら噴火のことでどうにかする方法もあるかもしれませんし!」

 

「そうね、じゃあスレの連絡は任せていいかしら? ……それじゃあやることの確認をするわよ。第一目標は火山の異変の調査及び可能なら異変の解決。けれど今回は依頼でも何でもないこちらの都合(ボランティア)に過ぎないわ。だから自分達の命を大事にすることを優先に動くこと。仮に他人を助けるにしても余裕がある時だけよ。異論は無いわね?」

 

『Aaaaaaa!!』

 

「わ、分かりました!!」

 

「よし……では作戦を開始するわよ!」

 

 

 

 ◇◆◇◆◇◆

 

 

 

(は:──というわけでもしかしたら火山の噴火が起きるかもしれないんです。どうか噴火を止める方法を知っていれば教えていただきたいのですが……)

 

 

聖:オウフ……

ダ:これまた見事なフラグが立ったな

ラ:聖霊王ニキ、分かる? (フラグを立てた)この罪の重さ? 

フ:バカンスに来たら火山噴火の危機に巻き込まれるとか不運すぎて草も生えない

モ:もう許せるぞオイ! 

悪:ひとまず全員無事なのだな? それと話からしておそらく原作イベはほぼ発生しているかもしれないな

α:だけどそれなら原因が分かっていて、噴火を止めるのはともかく遅らせる方法ならあるんだ

 

 

 秘湯での異変の後、三人は一旦荷物と装備を整えてから再び火山に赴いて適当な入り口に入り、火山内部へと突入していた。内部は外の空気よりも一層増した熱気で包まれており、熱さ対策してなければすぐさま熱中症で倒れてしまいかねないほどだ。

 洞窟内ではガルルガネキとバサスロニキは周囲の調査と敵の迎撃、はぐりんはスレ板に連絡をしながらLIVE機能を使ってスレ民と視覚共有しながら火山の奥へと進んでいく。

 はぐりんからの経緯を聞いたスレ民達は思わぬ状況に絶句したい気持ちを抑えながらもはぐりん達の状況を聞き、今回の件は原作イベが関わっている可能性が高いと睨んでいるバロムニキとアルファニキははぐりんに噴火の原因を伝えていた。

 

 

(は:──それで、噴火の原因は生態系の変化……ですか?)

 

 

悪:ああ、その火山に住むオリジムシの餌となる黒曜石があるんだが、欲をかいた者がそれの採掘を続けた結果によって引き起こされたツケだ。

α:そのせいで餌が少なくなったことでオリジムシは餌を求め火山開拓を猛烈に進めていったんだ。それが火山に異常を引き起こし、噴火の原因なんだよ。

悪:採掘や開拓の結果で火山内部がスカスカで不安定となれば自然は補填しようとマグマが溢れ出る。森だって完全に燃やし尽くされても土に眠る種が無事なら再び芽吹き、時間をかけて再生させるものだろう? 

ラ:はぇ~、例えの説明がすっごい分かりやすい

 

 

「言われてみれば途中で遭遇するオリジムシも妙な動きしてるわね。前に来た時はこんな活発に活動してなかったし」

 

『Fuuuu……』

 

進路上で見境なく襲い掛かるオリジムシをバッタバッタと薙ぎ倒していくガルルガネキとバサスロニキ。普段であれば格上の相手には本能的に逃げるか隠れてやり過ごすオリジムシが如何にも気性が荒いことに二人は違和感を感じ取り、はぐりんからのスレ民の説明にどこか納得していた。

 

悪:それで噴火の阻止についてだが、俺達の時は単純な力技だ。放出された溶岩を火山が安定するまでせき止め、内部を溶岩で充填させたことで噴火を止めただけだ。

聖:けど流石にその案はそっちからすれば非現実な作戦だね。そもそも溶岩を止めることの出来る奴とか転生者とか関係無く少ないし

ダ:まずそんなこと普通は出来ねぇよ

フ:ゾイドでもマグマで機体が溶解するのがオチだ

モ:俺はともかくアダマンなら魔法でワンチャン行けるか……? 

 

 

 

(は:僕も魔法が使えるとは言え、流石に溶岩をせき止められる程の力のある魔法は……)

 

α:だからもう一つの方法として、この火山のオリジムシの活動を落ち着かせることなんだ。彼らの暴走した開拓活動を止めれば噴火を遅らせることは出来るはず

悪:最も、根本的な解決になる訳でも無いのだがな……少なくとも噴火を遅らせることは出来るだろう

 

(は:オリジムシを落ち着かせるって、具体的にどうすればいいのですか?)

 

α:簡単に言えば彼らの生態系の頂点、女王をどうにかすればいいんだ。

悪:その女王、名はポンペイと言うんだが簡単に言えば火山を背負ったデカいカタツムリタイプのオリジムシだ。手荒な方法だがそいつを痛めつけて巣に戻ってもらえば群れも彼女の後に続いて開拓の進行が収まるはずだ

 

 

 

「──なるほど、要はアタシ達が依頼でいつもやってることをすればいいわけね。怪物の撃退はいつものことよ」

 

「でもなんか複雑な気持ちですね。人間の都合に振り回されて、彼らはただ生きようとしていただけなのに……」

 

「はぐりんの考えは分からなくないけど、自然相手にそんな甘いことなんて言ってられないわよ」

 

「……わかっています、不本意だけどやらないと大変なことが起きるのは僕も理解してますし、覚悟は決めてます」

 

「それならいいわ。なら一つアドバイスとして言うけど、あまり気負わないことよ。はぐりんは真面目過ぎるから難しいでしょうけど、本来ならこんなのアタシ達がやることじゃないわ。もし都市の役人とかが今回のことで文句垂れてきたら一緒にガツンと言い返してあげましょ?」

 

「……! はい!」

 

 

 

ラ:結構奥深くまで進んだんじゃね? 

モ:最奥まであとちょっとか? 

ダ:…………

フ:ん? どうしたダークライニキ? 

ダ:いや、オリジムシを見て思ったんだが……なんかこいつら()()()()()()? 

ラ:マ? 

 

 

(は:()()()()……ですか?)

 

 

聖:なんか思うとこあるなら言うんだ。もうフラグは勘弁だ

ダ:なんていうかさ、このオリジムシの様子って以前見たドスグロちゃんの行動に近いんだよ

ラ:ドwスwグwロwちゃんww

フ:ダークライニキはロトムだけじゃ飽き足らずオリジムシまで飼ってんの? 

ダ:違うわい。ロドスに派遣されてる外部の民間軍事企業の子がオリジムシを飼ってるんだよ。その名前がドスグロちゃんだ

ダ:んで話を戻すが、そのドスグロちゃんがワイを初めて見た時に取った行動となんとなく今のオリジムシと似ているんだよ。

モ:てか、何でそんなことになってるんだよダークライニキ

ダ:初めて会った時ドスグロちゃんはお昼寝してたんだよ。そこにワイがやって来て……あとは分かるな? 

ラ:あっ(察し)

α:それは……ご愁傷さまで……

悪:ダークライが持つ特性のナイトメアか……

フ:本能的に原因として認識しちゃったんだろうなぁ……

モ:これは悪い事聞いてしまったな、すまない

ダ:気にするな。こればかりはどうしようもないし不運として割り切るしかない。そのおかげでドスグロちゃんからはいつも警戒されている(´・ω・`)

聖:お労しやダークライ上……

 

 

「怯えている……。何か他の要因があるんでしょうか?」

 

「何か嫌な予感がするわね……全員、何が起きてもいい様に気を引き締めなさい」

 

『Aaaaa!』

 

「そろそろ最奥ね。さて、そのポンペイとやらはこの先にいるのかしら──」

 

 

 

 ◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 命あるものを全て焦がさんと灼熱が支配するシエスタの火山最奥部にて、異変が起きていた。

 

『──────ッ!? ────────ッ!!!』

 

 そこには小火山と見間違わんとするほどの巨体を誇るオリジムシ、ポンペイが声なき唸りを上げる。

 

 しかしその巨体を纏う溶岩石の甲殻と殻は()()()()()()()かのように砕かれ、ひしゃげ、体内で脈動し燃え滾る溶岩が血のように滴り落ちていく。第三者が見ればその姿はあまりにも見るにも耐えないほど満身創痍な状態であった。

 

 

『グルゥゥゥ……!』

 

 

 傷ついた女王の前に対峙しているのは、彼女とは一回り小さいものの人間から見れば十分な巨体を持つ竜であった。美しい群青が映える黒曜石のような甲殻に全身覆われ、逞しく発達した後脚で二足歩行する奇妙な姿をした竜だ。

 その竜の風貌で最も目に引く特徴は、メイスのような先端の尾に頑強で殴るために発達した前腕、そしてミサイルのような形に発達した甲殻を持つ頭部が備わっていた。特に頭部と前腕には蛍光色に輝く緑色の粘性物質が纏わりついている。

 竜の身体にも傷はあるものの女王のと比べれば軽傷どころかほぼ無傷と言える状態であり、この時点で二頭の力の差は歴然であった。

 

 

 対峙する二頭の周囲を見渡せば、そこには夥しい数のオリジムシの死骸が転がっている。殆どが原型を留めていないこれらは全て女王の忠実なる配下であったが、突如現れた目の前にいる竜によって殲滅された。

 

 殴る、嚙み砕く、踏み潰す、尾で薙ぎ払われる。

 

 例え単純な行動でもあの巨体から繰り出される膂力であれば大抵の相手にとって致命傷を負わせることが可能だ。

 

 

 だが女王はそれらの攻撃以上に──あの発光している粘性物質に最大の警戒を取っていた。忌々しい()()によって配下は最も多く死に絶え、自身もこれほどの重傷を負ったのだと。

 

 

『……ガアァァァ!!!』

 

 

 睨み合いに痺れを切らしたのか、咆哮を上げて竜は女王に迫ろうと急接近をしかけた。女王は接近されれば圧倒的にこちらの不利であると理解し、少しずつ後退しながら距離を取る。そして重傷な体を鞭打ちながら残った力で灼熱の溶岩弾を雨霰のように竜に向けて降り注いでいく。

 

 

『ッ! ……ガアァァ!!!』

 

 女王の決死の攻撃に対し竜はその巨体からは想像できないほどに軽やかなフットワークで溶岩弾を躱していく。中には躱しきれない攻撃もあったが、それらは全て発達した前脚で叩き落とされていく。女王の攻撃も空しく竜は徐々に距離を詰めていった。

 

 

『──────ッ!? …………────────ッ!!!』

 

『ガゥッ!!?』

 

 

 追い詰められ絶体絶命な状況に意を決したのか、女王は捨て身の覚悟でその巨体を活かして竜に圧し掛かっていった。思わぬ反撃に竜はたじろぎ、その隙を突かれ女王に覆い被されていき身体は押し倒されていく。

 

 竜は女王を押しのけ脱出を図ろうにも、巨体の差とあまりにも相手が重いのか上手く引きはがすことが出来ない。女王は竜の抵抗で身体に粘性物質が纏わりつくも、決してその場から退かずこのまま押し潰そうと全身に力を込める。

 

 例の粘性物質が身体についた以上、短期決戦で決着をつけるしかない。この火山の頂点に君臨する者として、押し潰している外敵を圧死させんと女王は最後の力を振り絞り、竜の息の根を止めようとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 このまま息の根を止めようと──―その時だった。

 

 

『ガ…………ガアァァァァ!!!!』

 

『──────ッ!?!!?!?』

 

 

 

 

 

 女王の身体が宙に浮いていく。

 

 

 ──否、竜が全身に力を込めて自身を潰さんとしていた女王を持ち上げているのだ。体格も重量も明らかに女王の方が上。しかし竜は最早、火事場の馬鹿力と言うべき力でそれを跳ね除けてしまった。目の前に起きた在り得ない現実に女王は驚き、戸惑う。

 

『グルアァァァァァ!!!!』

 

『───────ッ!!!』

 

 荒げる咆哮と共に竜は女王を押しのけ突き飛ばす。突き飛ばされた女王は再び竜に圧し掛かろうとするが───。

 

 

 

 

 

 

 ボガァァン!!!

 

 

 

 

『─────────ッ!!!!!!!!』

 

 ───突如として女王の身体が、爆ぜた。

 

 正確に言えば先ほどまで女王の身体についていた粘性物質が緑から黄、そして赤へと急激に変色し爆発しだしたのだ。先程まで取っ組み合いしたことで粘性物質は女王の身体に多く纏わりつき、その威力は今まで喰らったのとは比較にならないほどのものとなっていた。

 

 女王はこのことを知ったうえで最後の賭けをし────そして敗北した。決定的な一撃ともいえる爆発は女王の巨体を倒れ伏させ、意識は徐々に霞んでいく。

 

 

 ──あぁ、逃げ延びた我が子達は無事であろうか。そうであれば申し訳ありません、私は王として役目を果たせませんでした。

 

 

 生き延びるよう逃がした同胞を想いながら薄れゆく意識の中で女王が最期に見たのは───

 

 

 

 

 

 

 

『────グルゥアアアアアッ!!!』

 

 

 ──咆哮と共に自身の頭部を叩き潰さんと迫る剛鉄拳であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ガァアアアアアアアアッ!!!!!』

 

 

 火山の主を粉砕した砕く竜は勝者の特権と言わんばかりに亡骸となった女王の肉を喰らい、火山の最奥部で勝利の咆哮を高らかに轟かせた。

 

 




ガルルガネキ
シエスタで美味しいグルメを堪能して満足……するはずだったが温泉での異常から陰謀の匂いを嗅ぎ分け、バカンスを台無しにされないよう一仕事する羽目となった。

はぐりん
モシャスで銀髪ショタになった。人になると見目麗しい見た目になり、実はBBQやジェラート買いに行く途中に擦れ違った浜辺のお姉さま方から注目を浴びていた。その時に身の危険を感じたのか、はぐれメタル特有の超スピード!?で無事に難を逃れたとかなんとか。

バサスロニキ
身体の関係上グルメを堪能出来ない代わりに海辺でサーフィンして楽しんでた。意外と何でも出来る器用万能(ただし料理だけは何故か上手く出来ない)。
また、鮫獣を撃退してくれたことに後日サーファーとライフセーバー達から感謝状を受け取ることになった。

スレ民
フラグが立ったことに唖然とするも、何とか三人を生還させて良い結果に持っていけるようアドバイスする良心の集まり。

シエスタ火山
ば く は つ する――!

砕く竜
3Gでハンターにトラウマを植え付けたやべー奴。

ポンペイ
爆☆殺


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スレ3【黒曜爆砕】①

「では、今回起きる噴火の原因は生態系の悪化と言うわけですの?」

 

「うん、それが僕とスカイフレアの調査結果からエイヤフィヤトラちゃんが導き出した結論なんだ」

 

「そして私達が今から、生態系の頂点に立つこの火山の主を落ち着かせるのですわ」

 

 

 はぐりん達が火山を探索している一方で、ロドスのオペレーター一行とシエスタ市長の一人娘であるセイロンは火山内部を駆け抜け最奥部へと向かっていた。

 

 今回の噴火を利用してシエスタの壊滅を目論んでいたクローニンの計画を阻止し、彼を取り押さえたロドスとセイロン嬢であったが、突如シエスタに激しい震撼が襲い掛かる。その地震が噴火の前兆と察知し、ロドス一行はシエスタ市内の観光客の避難誘導と同時に、噴火の阻止の実行部隊として一部のオペレーターと同行を立候補したセイロン嬢を火山に派遣することになった。

 

 普通であれば噴火を止めるのは無謀な話であるが、天災トランスポーターのプロヴァンスとアーツ学に長けた術師のスカイフレア、そして彼女達の調査結果から遠方の通信で考察を伝えた火山研究者のエイヤフィヤトラの活躍によって噴火の原因が火山に住まうオリジムシの暴走であることが判明。それにより残された時間は僅かだが、原因を解決することで噴火を阻止することがまだ可能だと彼女達は見解を一致させた。

 

 

「グラニとスカジも護衛として来てくれてありがとね。僕達だけだと不測な事態に対処できるかは怪しかったから」

 

「気にしなくていいよ! こんな大変な状況を見過ごすなんて騎馬警官として失格だからね」

 

「私はドクターの指示に従ったまでよ」

 

 

 しかし見解が事実であれば火山には必然的にオリジムシの大群が存在し、それを統率する個体である主もいるということになる。たかがオリジムシとは言え噴火を引き起こすのであれば、その主が強大な存在であることは予想するまでも無い。

 であれば可能な限りの戦力が必須なのは間違いなく、ドクターの指示により火山近くのエリアにいるオペレータ―、シエスタを満喫していたグラニと彼女に連れられ来ていたスカジが護衛として彼女達に合流してくれた。

 

 戦力を整えた彼女達は洞窟を順調に進んでいき、奥深くへ進み続けると同時に洞窟内部の熱気は徐々に増していく。壁や地面にある亀裂から煌々と紅蓮に輝くマグマが所々流出し、自然に出来た蒸気口からは熱せられた火山ガスと水蒸気が噴出していく光景が見られた。

 

「ですけど、妙ですわね……?」

 

「妙……ですか?」

 

 彼女達が順調に進んでいく中でスカイフレアが呟く。彼女の呟いた内容にセイロンが疑問を示す。

 

「えぇ、こうして私達が進んでいるのにオリジムシが一匹も出て来ないのですわ」

 

「それは僕も思ってた。普通なら一匹どころか最低でも少数の群れと出くわすはずなのに」

 

「っ! ──確かに……!」

 

 スカイフレアとプロヴァンスの言葉にセイロンはハッとする。彼女達が洞窟を進む道中で何故かオリジムシ一匹も遭遇していないのだ。もし噴火の原因がオリジムシの生態系によるものなら道中でオリジムシに遭遇するのが普通──むしろそうでない方がおかしい。

 

「失礼なことを言うけど、原因を読み間違えたっていうのは無いんだよね?」

 

「それはありえませんわね。先程まで調査している時は私としっぽが活発に動いているオリジムシの存在をはっきりと確認していましたし、見間違えるはずがありませんわ」

 

「そっかー、疑ったりしてごめんね?」

 

「グラニの疑問は最もですわ。私もこの異変にちゃんとした説明も出来ませんし、もしかしたら私達の知らない、あるいは見落としてる何かが起きている可能性も否定出来ないですもの」

 

 異変に対し調査に間違いでもあったのではと問うグラニ。しかしスカイフレアは冷静に返答し、グラニの疑問が腑に落ちない事実として認識していることを示す。

しかしそうなればこの異変は何なのか見当もつかない。下手すれば自分達には手に余る何かが起きているかもしれないのだと。

 どちらにしても何が起きているのかはっきりとしなけれれば解決も出来ない。違和感に警戒しながらも奥へと進んでいく彼女達。

 

 

そうして順調に進んでいき最奥部へ辿り着いた彼女達だが──

 

 

「なっ……!?」

 

「これは一体……!?」

 

 

 最奥部のエリアでは、目を疑うような光景が広がっていた。強烈な力で殻ごと中身を潰されたり、中には爆散したような跡形しか残っていないオリジムシの死骸が地面に多く転がり果て、さらに洞窟の壁や地面も所々クレーターでボコボコになっていたり、何かの黒く焼け焦げた跡が残っていた。

 尋常ではない争いの跡に彼女達は驚くも、さらに信じられないことが彼女達の目に映った。

 

「火山の主が……!?」

 

「酷い……」

 

「…………」 

 

 今回の噴火の原因と思われ彼女達の目的であったオリジムシの女王、ポンペイが既に息絶えていたのだ。動かぬ肉塊と化した女王だが、先民からすれば小山のような巨体を持ち、少なくてもこんな無惨に死に果てるような弱い存在ではないはずと思わせる。

 

 だが現実ではそんな女王がこんなボロボロにやられているなんて、ここで一体何が起きているのか? と彼女達は思わずにいられなかった。

 

 

 

 ……いや、この現状を起こした原因自体について、この場にいる彼女達には予想がついていた。何故なら──

 

 

────ガァアアアアアアアアッ!!!!! 

 

────キェアアアァァァァァッ!!!!! 

 

 

 遠くからでも響く咆哮。耳を抑えながら、彼女達は咆哮が聞こえた先に視線を向ける。

 視線の先では彼女達が知らない二頭の怪物、砕竜ブラキディオスと黒狼鳥イャンガルルガ(ガルルガネキ)が対峙し、肉弾戦を繰り広げていたのだから。

 

 


 

657:転生新人はぐりん#Liveナウ

うぅ、耳がまだキーンと……あっ、バサスロさん援護します! 

 

658:アカフラのライガー0

まず一つ言わせてもらって言いか? 

 

 

 

 

 

 

なんでテラにブラキディオスがいるんだよっ!? (驚愕)

 

659:アカフラの狂フューラー

それ今ここに居る全員がそう思ってるし、何ならこっちが聞きてぇよ。いや、ホントなんでこんなとこにいるの……? 

 

660:アダマントのモリンフェン

十中八九、転生者か転移者だと思うが……あのブラキ、転生者っていう線は無いのか? 

 

661:転生新人はぐりん#Liveナウ

それなんですが、バサスロさん曰くあれは転生者じゃないそうです。転生者なら今まで数多く相対してきたので本物なら直感が働くとのことで……

 

662:アカフラのライガー0

相対(皆殺し)

 

663:アカフラの狂フューラー

あれは人外転生者に有らぬ疑いで襲い掛かってきた転生者が悪いからセーフ

 

664:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

うん、僕から見てもあのブラキは転生者じゃないと思えるし、むしろ転移者の方かもしれないね。まぁここにアクセスが出来ない転生者っていう線もあるけど……その線は薄そうかな? 

 

665:カズデルの悪魔神

掲示板にアクセス出来る条件は分かってないことも多い。

確実にアクセス出来ないのが分かっているのは、記憶喪失で一時的に転生者である記憶を忘れた時くらいだろう。例えばあの四天の龍4兄弟の事例だな

 

666:ラテラーノの聖霊王

あーそういえばそんなことあったっけ? 彼らもある意味特殊な例だった気がするけど。

それに人外の転生者なら普段アルファニキが呼び掛けたり記録してるし、アルファニキが知らないとなるとお手上げじゃない? 

 

667:ロドスのあんこくポケモン

にしても先程のオリジムシが怯えてた原因がこれとは……。形跡からしてボスであるポンペイはブラキに死闘を繰り広げてたんだろうが、相性が悪く敗北したんだろうな

 

668:アカフラの狂フューラー

(強度のある鉱石の混じった甲殻が)硬い

(巨体に見合わぬフットワークで動きが)速い

(凄まじい膂力と粘菌による爆発が)痛い

の三拍子が揃ってるからな。さらにこれらに拍車をかける闘争本能、弱いわけがない(確信)

 

669:移動都市アダマント

ふぁ~あ、おはようみんな~って、なんかすごいことになってる~!? 

 

670:アダマントのモリンフェン

おう起きたかアダマン。おはようっていうがうちらはもう夕方だぞ。とりあえず過去ログ漁って超速理解してこい

 

671:移動都市アダマント

りょ~か~い(`・ω・´)ノ

 

672:アカフラのライガー0

大変な状況なのに緊張感が湧かない会話で草

 

673:ラテラーノの聖霊王

はぐりん君を蔑ろにするわけじゃないけど、ぶっちゃけ問題無いと思うよ。ほら、今バサスロニキがブラキの咆哮に合わせてカウンターの昇竜撃かましてるし。

おっ、しかもガルルガネキに付いてた粘菌を消臭玉みたいなので滅菌してる。よく対策道具を持ってたな

 

674:アカフラのライガー0

えぇ……なんでモンハンの狩技再現出来てんのバサスロニキ……? 

 

675:カズデルの悪魔神

無窮の武練の補正もあって、彼ならあれくらい簡単に再現できるのだろう。しかし、ふむ……

 

676:ロドスのあんこくポケモン

何か気になることでも? 

 

677:カズデルの悪魔神

あぁ、あまり気にしてはいなかったのだが彼の片手剣、よく見ればクシャルダオラのやつではないか? 

 

678:ロドスのあんこくポケモン

>>677

はい? 

 

679:ラテラーノの聖霊王

HAHAHA、何を言い出すと思えばバロムにしては笑えるジョー、クを……? (バサスロの片手剣を確認)

 

680:移動都市アダマント

状況把握して戻ったよ~。あとバサスロニキの持ってる片手剣、確かにクシャルダオラのやつに似てるね~。斬撃に冷気が迸ってるよ~

 

681:アダマントのモリンフェン

はぐりんが剣に氷属性を付与したとかではないのか? 

 

682:転生新人はぐりん#Liveナウ

恥ずかしい話ですけど自分は氷属性、ヒャド系の呪文はあまり得意ではないんですよね。それに炎なら兎も角、氷の属性付与は出来ませんよ

 

683:アカフラのライガー0

ん? でもはぐりん、今ブラキに牽制でメラと同時にヒャドも撃ててないか? 

 

684:転生新人はぐりん#Liveナウ

一応使えはしますけどはぐれメタルとしての相性が悪いのか燃費が悪く、あまり効力が発揮できないんですよね。

 

685:カズデルの悪魔神

身体と属性の相性は仕方のない問題だな。俺も闇文明の呪文は問題無いが他文明、特に光文明の呪文は全く使えないからな。一応裏技で使うことも出来るが、消耗が激しいものになる

 

686:転生新人はぐりん#Liveナウ

そうなんですか。確かに自分もメラやギラ、イオ系は得意ですけど、逆にヒャドやバギ、ザバ系が苦手ですね

 

687:ラテラーノの聖霊王

それでも苦手属性の初級呪文が使えるのは十分凄いけどね? 

 

ってかあれ、そうなるとバサスロのあの剣の冷気は剣本来の属性になるぞ? 

 

688:転生新人はぐりん#Liveナウ

そう言えばあの剣ですけど、バサスロさんとガルルガさんって前に一度古龍を討伐したって言ってましたね。確かあの剣はその素材で作ったって

 

689:ラテラーノの聖霊王

ファッ!? 

 

690:アカフラのライガー0

え、何それは……(困惑)

 

691:アカフラの狂フューラー

ってことはクシャルダオラに挑んだのかあいつら!? 

 

692:ロドスのあんこくポケモン

一応ガルルガネキの毒攻撃で風圧を抑えることは可能だから勝負自体は出来るが、よく勝てたな

 

693:アダマントのモリンフェン

というか古龍がいるとかそっちもなかなか魔境じゃねーか。色々と気になるんだが

 

694:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

はいはい、これ以上は話が脱線するから詳しいことはあとで聞こうね。この状況をどうにかすればじっくり聞けるからさ

 

695:アダマントのモリンフェン

おっ、そうだな(便乗)

 

696:アカフラのライガー0

けどぶっちゃけた話、Liveを見ても状況的にこっちのほうが優勢じゃねーか。はぐりんが二人にバイキルトやピオリムを掛けて……うわ、バサスロニキのシールドバッシュに合わせてガルルガネキがサマーソルトかましやがった

 

697:移動都市アダマント

ガルルガネキとバサスロニキの怒涛の波状攻撃に~、はぐりんの呪文による補助や牽制~。コンビネ~ションがグッド~

 

698:アカフラの狂フューラー

三人(古龍殺しと魔法チートはぐれメタル)に勝てるわけないだろ! 

 

699:ラテラーノの聖霊王

ブラキ「馬鹿野郎お前! 俺は勝つぞお前!」

 

700:ロドスのあんこくポケモン

しかしブラキの方も数の差に負けずに応戦していて手強いな。粘菌も厄介だが、結構身体が大きいから体格差でガルルガネキの一撃を受け切って反撃してきやがる。

だけどまぁこのまま順当にいけばどうにか……おや? 

 

701:移動都市アダマント

どうしたの~? 

 

702:ロドスのあんこくポケモン

なんかあそこに誰か来ている……ってプロヴァンスにスカイフレア!? それにグラニとスカジもいるじゃねーか!? ピンク髪の娘は知らんけど

 

703:アダマントのモリンフェン

あれ、あのピンク髪の娘って市長の娘さんじゃないか? 市長の机に飾ってた写真の娘に似てるな

 

704:アカフラのライガー0

なんでVIPな人物がこんな危険地帯にいるんですかね……? 

 

705:カズデルの悪魔神

ふむ、原作通りロドスのオペレーターが来たか。しかし、まさかスカジとグラニも来てるとは思わなかったが

 

706:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

そう言えば本来ならプロヴァンスとスカイフレア、そしてセイロンでポンペイの進行を食い止めるんだったっけ? 

 

707:ロドスのあんこくポケモン

>>706

いや待て、そのメンバーであんな巨大オリジムシを相手にするとか原作ドクターは何考えてんだ。せめて近接オペレーターを一人くらい入れろや

 

708:ラテラーノの聖霊王

そういやダークライニキは市長の娘さん以外の彼女達を知ってるの? だったらなんか紹介説明オナシャス

 

709:ロドスのあんこくポケモン

そこまで親しい仲ではないからざっくりとしたことしか言えんが……

 

・プロヴァンス:モフモフデカしっぽ。僕っ娘。

・スカイフレア;放火魔ネキ2号。よく自分の服を燃やす。

・グラニ:明るく良い子。たまにワイに話し掛けてくる。

・スカジ:コミュ障ゴリラシャチウーマン。以前ワイの作った木製フィギュア壊したのまだ許さない。

 

以上だ

 

710:アカフラの狂フューラー

>>709

一部のやつだけ罵倒や恨みが入って草w

 

711:アカフラのライガー0

てか2号ってw、1号いるのかよww

 

712:ラテラーノの聖霊王

自分の服を燃やす……はっ、つまり放火魔ネキのヌードが見られる!? 

 

713:カズデルの悪魔神

>>712

今お前の部下に通報しといたぞ

 

714:ラテラーノの聖霊王

バロム貴様ァァァァァ!! 

 

 

 

あっ、ティマさん待って! お願いだからあとで俺の秘蔵フィギュアを売り飛ばそうとするのはやめろ! やめろぉ!! (懇願)

 

715:ロドスのあんこくポケモン

まーた聖霊王ニキのお宝に危機が迫って来てるし……

 

716:アダマントのモリンフェン

い つ も の

 

717:転生新人はぐりん#Liveナウ

あっ、あの人達こっちに近づいてきました。今こちらに来られると危ないのでこっちから向かいますね

 

718:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

え、大丈夫? 彼女達なんかはぐりん達を警戒してるけど

 

719:アカフラのライガー0

とは言え流石にこちらに来てもらって戦いに突っ込ませるわけにいかないしなぁ

 

720:アカフラの狂フューラー

けどはぐりんの意思疎通の手振りを読み取ってくれてるのか即攻撃してくるわけじゃなさそうだ

 

721:転生新人はぐりん#Liveナウ

「話に応じてくれてありがとね。僕達はロドスのオペレーターで今回の火山の噴火を止めに来たんだけど、こんな危険な場所で誰かがいてびっくりしたんだ」

「単刀直入に聞きますわ、貴方とあの鎧騎士は一体何者ですの。それとあの怪物は一体?」

 

 

これどう説明すれば良いんでしょう? 正直に話した方が良いんですかね? 

 

722:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

あー、うん、そっかぁ……

 

723:アダマントのモリンフェン

最善なのは信用とるために正直に説明するべきなんだけどなぁ……。あそこで戦っているバサスロニキとガルルガネキは仲間で、自分達はバカンスに来てましたって言って信じてくれるかね? 

 

724:ラテラーノの聖霊王

バカンスならこんな場所にいるわけないし、あんな戦闘をしてる奴らとつるんでるなんて言ったら頭おかしいとしか思われん。

何よりブラキのことはこっちも全く分かってない! 

 

725:カズデルの悪魔神

こうやって戦闘してるのも発見した時は既に暴れていて、こっちを見つけた瞬間襲い掛かって来たしな。しかも放置すれば火山が噴火しかねないから仕方なく戦い、狩猟しようとしてるだけだしな

 

726:アダマントのモリンフェン

それにあちらさんもまだこっちに疑いを持ってそうだしね~。返答次第だとなんかとんでもない誤解を生みそうだね~

 

727:転生新人はぐりん#Liveナウ

一体どうすれば……? 

 

「……一つ聞きたいのだけれど、貴方はあの鎧騎士と烏竜と知り合いなのかしら」

 

えっと、確かスカジさんでしたっけ? バサスロさんとガルルガさんを指差しながら自分に話しかけてきました

 

728:ロドスのあんこくポケモン

ん? そっちのスカジはバサスロニキ達のことを知ってるのか? ならワンチャンそれでどうにか信用してもらえるか? 頼りになるか分からんが

 

729:転生新人はぐりん#Liveナウ

ひとまずバサスロさんとガルルガさんは仲間で、バカンス中に成り行きで噴火の予兆を発見したので噴火を食い止めに来たら砕竜がいましたって伝えました。

あ、言い終えたらスカジさんがバサスロさんのとこに向かって行きました。他の人達がなんか彼女を見て驚いてます

 

 

「嘘……スカジが自分から加勢しに……?」

「驚きましたわね……。まさか今戦っているのは彼女の知り合いかしら……?」

 

730:転生新人はぐりん#Liveナウ

「久しぶりね、狂騎士。……いえ、()()()()()()

『Aaa……? ────ッ!? Syaaaachiiiiiii!!!!! 

クゥエァァァァ!!! 

「狂烏、()()()()も元気そうね。とりあえずあの竜をダーッと行って、ドンッと倒して、パパッと片付ければいいのね?」

 

 

あっ、スカジさん。バサスロさんとガルルガさんの知り合いだったんですね

 

731:ロドスのあんこくポケモン

うそやん。こんなしっかりと会話してるスカジ見たことないんだけど、コミュ障じゃないのかよ

 

732:ラテラーノの聖霊王

ダーッと行って、ドンッと倒して、パパッと片付けるってどういう意味だよ? (困惑)

 

733:カズデルの悪魔神

あれはスカジ語だからまともに解読するのは諦めろ

 

734:アカフラの狂フューラー

てか普段『Aaa……』とかしか言わないバサスロニキが愛称で呼んでるってことは、ガチで知り合いかもな。声色になんか驚きと嬉しさが入り混じってるし

 

735:アカフラのライガー0

しかし凄いな彼女。あんな細身で大剣をぶん回してるし、何よりバサスロニキとガルルガネキと上手く連携してブラキに攻め立ててるわ。

 

736:アダマントのモリンフェン

戦力的に申し分無い彼女が加勢してブラキも徐々に劣勢になって来てるし、いけるんじゃないか? 

 

737:ラテラーノの聖霊王

勝ったなこれは。ちょっとビーチで泳いでくる

 

738:移動都市アダマント

>>737

フラグ乙~。

……ん~? なんかブラキの様子がおかしい~? 

 

739:カズデルの悪魔神

む、ブラキから高エネルギー反応? ──っ!? 不味い、奴から離れろ! 

 

740:転生新人はぐりん#Liveナウ

えっ、バロムさん? それどういう──ドゴォォォォン!!! 

 

741:アカフラのライガー0

ちょっ!? えっ? 爆発!? 何が起きた!? 

 

742:アカフラの狂フューラー

ブラキが突然光ったと思ったら爆発したぞ!? あいつ自爆なんて出来たのか!? 

 

743:ラテラーノの聖霊王

──いや、さっきのはブラキの体表にいた粘菌が瞬時に活性化して爆発を起こしたのが見えた。それよりもはぐりん! 大丈夫かい!? 

 

744:転生新人はぐりん#Liveナウ

けほっけほ……。自分は大丈夫です。けど近くにいたバサスロさん達が──。

 

745:アダマントのモリンフェン

あっ、爆煙が晴れてバサスロニキ達が見えたぞ──―なっ!? 

 

746:転生新人はぐりん#Liveナウ

バサスロさん!? ガルルガさん!? 大丈夫ですか!? 

 

747:ロドスのあんこくポケモン

こりゃひでぇ……。一応全員五体満足だけどバサスロニキの鎧が少し破損してやがるし、ガルルガネキも鱗や甲殻が弾け飛んでる。スカジも少し火傷を負ってるな

 

748:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

でも近距離にいたとはいえこれだけで済んだのは、三人とも咄嗟に回避したんだろうね。けど爆発の威力が高すぎて回避しきれなかったんだ。

 

749:移動都市アダマント

そういえばブラキは~? あんな爆発したんならあっちもただでは済まないはずだよ~? 

 

750:カズデルの悪魔神

爆煙が晴れてブラキの姿も見えたぞ──―これは……? 

 

751:アダマントのモリンフェン

おいおい嘘だろ……? 

 

752:ロドスのあんこくポケモン

あの爆発で死んでないのはまだ分かるけどさぁ……

 

 

 

 

 

 

何で臨界ブラキになっているんだよ!? 

 




ロドスオペレーター&セイロン嬢
噴火の阻止で最奥部に来たら火山の主は倒されていて、見知らぬ二頭の怪物が争っていることに困惑する。ほとんどの人が驚く中、シャチさんは友人に会えてちょっと嬉しめ。

はぐりん達
奇妙な状況になったけど戦闘狂二名はなんやかんやで戦いを楽しんでいる。けどドジればシエスタ危機なので舐めプせず戦ってはいる。
そんな二名をはぐりんはサポートに回るが、実は戦いの場と敵が自分の得意な属性魔法での相性の悪さから攻撃面では本来の強さを発揮できないための結果でもあった。

スレ民
はぐりんが来るまでは普段余り連絡をしないバサスロニキ達が過去に偉業(古龍殺し)を為してたことに驚いてる。

ブラキディオス
猛り爆ぜた


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スレ3【黒曜爆砕】②

『Aaaaaaッ!!!』

 

『クゥエアァァァァ!!!』

 

『グルゥゥ……!!』

 

 砕竜は目の前の外敵を叩き潰せないことに苛立っていた。

 

 黒い甲殻を纏った人間はイーオスみたいにちょこまかと動き、こちらの攻撃で致命傷になるのは防御や回避で凌ぎ、チクチクと真っ直ぐな一本爪で攻撃してくる。体格は自分よりも遥かに小さい黒狼鳥もその人間と連携して嘴や尻尾、そして豪火球のブレスで攻め立てていく。

 

 砕竜は別に目の前の人間と鳥竜種を侮っているわけではない。彼がいた元の世界でも目の前の人間と同じように自身と張り合える人間はいたし、そういった人間を捻じ伏せてきた。

 黒狼鳥の方もそうだ。奴らは自身の傷や相手の状況をお構いなく、目についた相手と戦い始める鳥竜だと砕竜は認識している。実際に縄張り争いで何度か戦うこともあった。

 

 種族の違う二体がこうして自分に攻め立ててくることなんて珍しくもない。今までもモンスターとの縄張り争い中に人間が乱入し、人間を潰そうとしている時に他のモンスターが乱入してくることなんて普通にあったのだ。

 

 甲殻の人間も黒狼鳥も見た目は今まで目にし、戦ってきた奴らと変わらない。

 ならどうしてこんなに苦戦しているのか? それは相手が今までの奴らとは違うことに砕竜はそう感じ取った。

 

 甲殻の人間の方は動きが読めない。知性のある動きではなく、荒々しい獣の如く本能に身を任せたかのような動きだ。少なくとも今まで見てきた人間の動き方(狩猟スタイル)とは根本が異なっているし、似たような動きをする相手もいたが、目の前のそれと比べればコンガ真似と言っていい程お粗末なものだ。

 かと言って人間らしくないかと思えば違う。所々に人間特有の奇妙な動き()(道具)を自身の動きに織り交ぜて使ってきてる。動きを止めるために耳を潰そうと咆哮したがその時に奴は飛び上がって右手の甲殻で顎を殴られたり、黒狼鳥に粘菌をつけた際には爆破する前に煙を出す玉をその部位にぶつけ、粘菌を不活性化させていった。

 

 黒狼鳥もそうだ。今まで相対した個体とはまるで違う動きをする。

 奴らは自身の命なぞ顧みずただひたすらに熾烈な攻撃をしてくる狂った種族だ。狡猾で戦闘能力もその好戦ぶりに見合うくらいに高いが、その分何してくるのか分かりやすく単純な相手でもあった。

 だが目の前の個体はそんな奴らとは全く違う。好戦的で狡猾なのは同じだが、ただ闇雲に考え無しで攻撃してくるわけではない。こちらがカウンターを喰らわせようとすれば即座に回避行動をとり、隙を見せれば毒針のついた尻尾で叩きつけ毒に侵そうとしてくる。戦い方自体は黒狼鳥の動きそのものだが、今までの個体と比べてどこか慎重で、人間らしい理性の持った動きをしてくる。

 何よりもこの黒狼鳥の異端さを証明するのは、甲殻の人間と連携をとっているということだ。風の噂で人間とモンスターが共に生きる話を聞いたことがあるが、まさか目の前の相手がそのような行動をとるとは思っても居なかった。特に気性が荒く同族でも容赦無く殺し合いをする黒狼鳥が異種族である人間と共に戦うなぞ有り得ないからだ。

 

「お二人共、援護します!」

 

 厄介さと言えばあの人間の幼体もそうだ。何もない空間から炎と氷の塊を生み出しぶつけてくるが、威力はそこまで脅威ではない。練度が低く相手にならないと思ったが、効かぬ攻撃をしつこく繰り返して地味にうっとうしくあった。なので叩き潰そうとすればそいつは人間にしては妙に素早い速度で動いて攻撃を避け、その隙を甲殻の人間と黒狼鳥が逃さず攻撃を仕掛けられた。

 

 構えばこちらの隙になり、相手にするだけ無駄だと分かれば幼体を無視して甲殻の人間と黒狼鳥に攻めかかる。するとそいつは二体に対し何か呟けば、突如二体の攻撃の威力と動きのキレが良くなっていった。まるで彩鳥の妙技のような真似をする。

 狙えば隙作りの囮役、無視すれば味方の支援に徹する。矮小で直接的な効果は無くとも、居座られるだけで目障りな相手だ。

 

 お互い致命的な一撃を与えられてはいないが、戦いが長引くにつれてジリ貧になるのはこちらの方だ。数の差がこうも響くとは身一つで今まで生き抜いてきた砕竜には思いもしなかった。

 

「──深海の舞を見せましょう」

 

 戦いが長引くとさらに厄介なことに、新たな敵がやって来た。そいつは身の丈ほどある刀身をぶん回す人間のメスだった。だがその一撃は、今まで戦った同じ得物を持つ人間とは比にならないほど強力なものだった。

 奴が乱入する際に幼体の方は離れたようだが、単純に実力が自身と同等、あるいはそれ以上の相手が三体になったことは依然としてこちらが不利なことに変わりない。それに先程の幼体が戻ってくれば尚更だ。

 

 ──認めるしかない。目の前の相手の実力を。この見知らぬ地で相対したあのデカブツは弱くは無かったが、あの程度なら今まで戦った相手と比べればごまんといた。

 だが彼らは違う、文字通り命を懸けて挑まねば憐れな獲物になるのはこちらなのだから。それは今まで多くの敵を屠り生き抜いた強者としてのプライドが許さなかった。

 

 ならばこそ、あの溶岩に囲まれた故郷で得た粘菌の力を呼び起こそう。あれは強力だが自身の負担も大きく、そもそも大抵の相手はその力を使わずとも倒せるので使わずにいたがこうなっては仕方あるまい。

 それに奴らを葬るには力足らずになることは無いだろう。

 

 

──さぁ、本物の強者は誰かを、教えてやろう。

 

 

 


 

 

753:アカフラの狂フューラー

もうだめだ…おしまいだぁ…。奴は伝説の臨界ブラキだ。勝てるわけがない!(岩盤野菜王子並感)

 

754:アダマントのモリンフェン

ていうか何で臨界ブラキなんだよ!さっきまで普通個体だったはずだったろ!?

 

755:ロドスのあんこくポケモン

確か臨界ブラキの条件って強力で特殊な粘菌と共生することだっけか?でもここにはそんな粘菌なんてないはずだ

 

756:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

考えられる線としては既に臨界状態の素質を持ち合わせていたってことかもね。だけどどうして今まで通常個体だったのかという話になるけど……

 

757:移動都市アダマント

単純に力を温存してたって話じゃないかな~?あんだけ強い力は体力の消耗が激しいだろうし~

 

758:ラテラーノの聖霊王

もしくは臨界状態はブラキにとっても初の試みだったかもしれないな。よく見たら少し藍色の部分が体表に残ってるし、今まで特殊な細菌の力をフルに使ったことは無かったんじゃない?

 

759:アカフラのライガー0

そうだとしたら、あのブラキは臨界状態にならずとも今までの敵を捻じ伏せて来た強者って言える可能性があるぞ

 

760:ロドスのあんこくポケモン

理由はどうあれ、バサスロニキとガルルガネキにはぐりん、そして加勢に来たスカジによる猛攻がかえって奴を強化しちまったってことか…。これ下手したらはぐりん達戦犯にならないか?

 

761:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

いや、放っておいてもポンペイを屠るあの獰猛性から火山で暴れ回って、噴火の原因の代わりになり得たかもしれない…

 

762:ラテラーノの聖霊王

しかもブラキディオスって確か特定のテリトリーを持たず、ティガレックスみたいに各地を転々とする獣竜種だったはず。下手すると火山から出てシエスタに攻め込んでくるなんて最悪な事態が起こり得た可能性もあるんじゃないか?

 

763:アカフラの狂フューラー

そうなると、どの道ブラキを狩猟しないといけないのか

 

764:アダマントのモリンフェン

にしても不味くないか?臨界状態になってから肉弾戦や粘菌の爆発がさっきよりも強烈になってるぞ!

 

765:移動都市アダマント

というかこのままここで戦闘するのは不味いかもね~。戦闘の影響で火山が噴火するかもしれないし、下手したら岩盤が崩れて生き埋めになりかねないよ~?

 

766:ロドスのあんこくポケモン

バサスロニキ達がブラキを抑えようとしてるけど、爆破が激しすぎて迂闊に近寄れないし消耗が激しくなる一方だ。このままではジリ貧になるぞ

 

767:転生新人はぐりん#Liveナウ

ロドスの人達と一緒にバサスロさん達の加勢したいのですが、爆破が激しすぎて戦場に近寄れません。自分だけでしたら耐性の関係で無理矢理いけますが…

 

768:ラテラーノの聖霊王

はぐりんの得意魔法が炎や熱、爆破系だからなぁ。攻撃魔法で援護して誤射して壁に当たったら援護どころか噴火を助長させ兼ねないし、バフは既にかかっているからなぁ…

 

769:アカフラのライガー0

あと地の利的にブラキ側が有利だ。バサスロやスカジはともかく、洞窟はガルルガネキの強みである空中での強襲が出来ないのはキツイ

 

770:アダマントのモリンフェン

広さはそれなりにあるから飛べはするけど、高く飛べないから飛んだ所でブラキの飛び掛かりに捕まるだけだしな

 

771:アカフラの狂フューラー

………なぁ、一つ良いか?

 

772:ロドスのあんこくポケモン

どうした?

 

773:アカフラの狂フューラー

さっきからバロムニキの応答がないんだが、どうしたんだ?

 

774:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

あ、本当だ

 

775:アカフラのライガー0

おい性霊王ニキ近くにいるんだろ、バロムニキは何してんだよ?

 

776:ラテラーノの聖霊王

ちょっと聖を性に変えんな、卑猥に見えるだろ!

 

――バロムなら俺の隣で念じていて全く微動だにしてないんだけど

 

777:移動都市アダマント

え、バロムニキ一体何してんの~?

 

778:ラテラーノの聖霊王

なんか臨界ブラキを見てからずっとこうなんだけど。とりあえず日頃の恨みを晴らすために腹パンしよ♡

 

779:ロドスのあんこくポケモン

>>778

いや待て?

 

780:アカフラの狂フューラー

ここぞとばかりに上機嫌で逆襲しようとして草

 

781:ラテラーノの聖霊王

良いだろお前(ラテラーノで俺は)聖人の身だぞ。

 

 

では早速――、えいえい、怒っtハクオウッ!!?

 

782:アダマントのモリンフェン

反撃されてんじゃねーかwww

 

783:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

即落ち二コマかな?

 

784:転生新人はぐりん#Liveナウ

えぇ…(困惑)

 

785:カズデルの悪魔神

このバカ聖霊王が…

すまない、少し連絡を取ってて反応出来なかった

 

786:アカフラのライガー0

バロムニキ、連絡って?

 

787:カズデルの悪魔神

ああ、この状況をどうにか出来そうな助っ人に連絡していた。すぐ来るはずだ

 

788:ヴィクトリア火山のボルシャック

うむ、バロムよ。ここであってるな?

 

789:カズデルの悪魔神

来たか、忙しい所を悪いな。来てくれて助かった

 

790:ヴィクトリア火山のボルシャック

気にするな、ちょいと面倒なことになっているのだろう?どこまで力になれるかは分からんがな

 

791:ロドスのあんこくポケモン

ファッ!?もしかしてボルシャックニキ?ボルシャックニキじゃないですか!?

 

792:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

おや、久しぶりだねボルシャック

 

793:移動都市アダマント

おひさ~

 

794:アダマントのモリンフェン

デュエマ勢三人目の古参メンバーじゃねぇか!?

 

795:アカフラのライガー0

え?もしかしてこの人がボルシャックニキ?

 

796:アカフラの狂フューラー

普段忙しくてスレに来ることは殆ど無いって噂の?俺も実際会ったの初めてなんだが

 

797:転生新人はぐりん#Liveナウ

えっと……この方は一体?

 

798:ヴィクトリア火山のボルシャック

ふむ、初めて会う者も何人かいるから自己紹介しておこう。我が名はボルシャック。普段はヴィクトリアにある火山の都市を統治しているだけの人外転生者だ。

それでバロムから事情を聴いているが、そこのはぐれメタル転生者がいる火山の状況が思わしくないのだな。すまないが少し周りを見渡してくれないか?

 

799:転生新人はぐりん#Liveナウ

あ、はい。――これでどうでしょうか?

 

800:ヴィクトリア火山のボルシャック

ふむ……。確かに()()()()ではすぐに噴火するな。あの砕竜を倒したとしてもそれは変わらん

 

801:アカフラのライガー0

ってことは噴火不可避じゃないですかヤダー!

 

802:ロドスのあんこくポケモン

いや待て、このままだと言ったぞ。ってことはもしかして…?

 

803:ヴィクトリア火山のボルシャック

うむ、時間の猶予は余り無いが対処をすれば噴火を阻止することは可能だ

 

804:アカフラの狂フューラー

これマジ?

 

805:アダマントのモリンフェン

けど対処っていったい何をすりゃいいんだ?バロムニキ達がやってたみたいに溶岩を塞き止めるとか?

 

806:ヴィクトリア火山のボルシャック

そんな無駄に力のかかる脳筋の方法なわけないだろう。とは言え、これは得意な属性に関係するものだからな。はぐれメタルが炎や熱系統を得意としているのが分かったおかげで提案できるのだ

 

807:転生新人はぐりん#Liveナウ

得意な属性?一体どのような方法で?

 

808:ヴィクトリア火山のボルシャック

やることは単純なことよ。この火山の龍脈をコントロール……少しだけ力の流れをずらしてやればいいのだ。

 

809:アカフラのライガー0

りゅうみゃく?何それ美味しいの?

 

810:移動都市アダマント

あ~龍脈か~。それならどうにかなるかもね~

 

811:アカフラの狂フューラー

え、どゆこと?

 

812:カズデルの悪魔神

龍脈というのは地中に流れる気のルート、要は大地のエネルギーの流れだ。そしてボルシャックが提案してることを雑に言えば火山に流れるマグマエネルギーを操作して流れを変えると言うことだ

 

813:移動都市アダマント

エネルギーの操作ならぶっちゃけマグマを塞き止めるよりかは何十倍も労力が少なく済むんだよね~

 

814:アカフラの狂フューラー

ん?じゃあバロムニキも火山止める時それでやればよかったんじゃ?

 

815:カズデルの悪魔神

ボルシャックが言ってただろう?これには属性の相性に関係すると

 

816:ヴィクトリア火山のボルシャック

属性の相性というのは中々に厄介でな。仮に今回のマグマエネルギーの操作で我が10の力でやるとしても、呪文が得意なバロムですら100や1000の力でやらないと同等の効果が得られないほど非効率なのだ。

 

817:移動都市アダマント

それにさっき塞き止めるよりかは楽と言ったけど~、こんなデカい火山の操作なんて自身の体内の魔力操作に比べれば、結構大変なことには変わりないんだよね~

 

818:アカフラのライガー0

はぇ~魔法のことはさっぱりだが、大変なことだけは分かった

 

819:カズデルの悪魔神

幸いはぐりんの属性相性は問題無いし、まだ経験は浅いが魔法の才と実力を考えれば操作とまではいかずとも、マグマの流れを少しずらすのは出来るだろう。

 

820:ロドスのあんこくポケモン

なぁ、それならバロムニキがはぐりんにエネルギー操作を教えればいいんじゃないのか?

 

821:カズデルの悪魔神

属性毎にエネルギーの癖があってな、基礎的なことは既に教えてはあるが炎や熱に関してはボルシャックの方が上手で適任だ。

 

822:ヴィクトリア火山のボルシャック

だがそれをはぐれメタルの魔法体系に落とし込むのは我には出来んのでな。そこは呪文に長けてるバロムに任せると言うわけだ。てなわけだ、はぐれメタルよ。よろしく頼むぞ

 

823:転生新人はぐりん#Liveナウ

は、はい!こちらこそよろしくお願いします!

 

824:カズデルの悪魔神

喜ぶのはまだ早いぞ。まだ問題が残っている

 

825:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

あ、ブラキディオスのことか

 

826:ロドスのあんこくポケモン

そーだよあいつが暴れてたら噴火が早まっちまうじゃねーか

 

827:アカフラの狂フューラー

バサスロニキ達がどうにか抑えてるけどこのままだと不味いって!せめて戦いの場を変えられればいいんだけど…

 

828:転生新人はぐりん#Liveナウ

――あの、それでしたら一つ考えてる方法があります

 

829:アカフラのライガー0

え?はぐりんそれマジ?

 

830:転生新人はぐりん#Liveナウ

はい。ただ上手くいくのかどうかと、ロドスの人に確認することが一つありますが……上手くいけば戦いの場を変えられるかもしれません

 

831:アダマントのモリンフェン

え、そんな呪文ドラクエにあったか?思い当たらんのだが?

 

832:カズデルの悪魔神

場所を変える……?fateの固有結界みたいなものはドラクエで聞いたことないが?

 

………いや待て、今はぐりん達がいるのは火山内部。あの呪文なら実質場所を変えることは出来るか…?

 

833:ロドスのあんこくポケモン

バロムニキ何なのか分かったの?

 

834:移動都市アダマント

あ、僕もわかった~。確かにある点が上手くいくかは分からないけど、上手くいけば外でブラキと戦えるね~

 

835:アカフラのライガー0

魔法系の奴らの理解が速すぎる。一体何の呪文か教えてくれ!

 

836:カズデルの悪魔神

ああ、おそらくはぐりんがやろうとしてるのは――

 

 




スレ民(まともなメンバー)紹介
ヴィクトリア火山のボルシャック
ボルシャック・ドラゴンとして転生した転生者。バロムらと同様のテラで遥か昔に転生し、ヴィクトリア辺境にある火山に都市を築いて統治している。火山都市では主にサルゴンから移民してきたヴイ―ヴルや現地のリーベリが中心として暮らしている。火山での天災は主に噴火や地震だが、彼が龍脈の操作で火山を安定させているためそれらの天災はほぼ起きることは無く、仮に天災が起きたとしても被害はありえないほど最小限に留まっている。
そのためか、彼の都市は結果的にイェラグに次いで天災の危機が少なく、暑いことを除けば暮らしやすい。また、火山という危険な場所での生活と彼の政治手腕のお陰で、ヴィクトリアでは珍しく感染者の差別意識が薄い都市だという。
平穏を好み、基本的にヴィクトリアの政治に不干渉かつ独立的な立場を貫くため多忙な日々を送っている。
だが強大で純粋な竜種である彼の力を得ようと、あるいは邪魔者として抹殺しようと昔からヴィクトリア中の貴族や王族に狙われていた。そのため貴族や王族は立場上交流をする以上仕方ないとは言え、とても毛嫌いしている。過去に彼の逆鱗を触れる真似をしでかした愚か者のせいでヴィクトリアが滅亡する危機になりかけた。
また、統治者である一方で著名な火山学者で活動している。かつてリターニアにある火山の調査に赴いた際、とあるキャリプニーの学者夫婦を助けたこともあったとか。

今回の掲示板まとめ
・臨界ブラキにスレ民混乱
・バロムニキ助っ人連れてくる
・はぐりん秘策考え中


大陸版の情報でアークナイツとカプコンのコラボでまさかモンハンだとはこのリハクの目をもってしても…(以下略)
ワンチャンあると思ってたけど大方バイオかな~思ってたらまさかの情報に宇宙アイルーになってた。アイルーは良いぞ。


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スレ3【黒曜爆砕】③

 爆風と共に繰り広げられる怒涛の猛攻。バサスロニキとガルルガネキ、そしてスカジが一歩も引かずに黒ずんだ翡翠色の砕竜に攻めかかる。

 

 唸り声を上げて獣のように砕竜に飛び掛かりながら左手に持った片手剣で切り付けるバサスロニキ。嘴と脚でのラッシュで砕竜の背殻に傷をつけていくガルルガネキ。そして大剣の腹を盾にし爆風の中を強引に突き進み、隙あらば大剣をぶん回すスカジ。

 

『Fuuuuu……!』

 

『クウェァァァ……!』

 

「……面倒ね。加減をするのはあまり得意じゃないの」

 

 だがそれでもあの猛り爆ぜる砕竜を仕留めきれない。いや、正確に言えば()()()()()()()()()()()()()に彼らを苛立たせていた。

 

 

 今彼らが戦っている場所は噴火間近の火山の最奥部。それも先程の砕竜の覚醒による爆破の衝撃で不安定になっている危険な状態だ。

 爆破で彼らは負傷こそしているものの、砕竜を討伐するのに十分な余力は残っている。しかし、自分達が全力を出せばその余波の衝撃に火山が耐え切れず、噴火しかねないことを彼らは本能と経験で悟っていた。

 

 加減せざるを得ない状況に彼らは苛立ちを募らせるが、かといって火山を暴発させるような愚かな真似はしない。しかしこのまま防戦一方を繰り広げても噴火するのも時間の問題。今の彼らに出来る最善は相手を思うように動かさせないよう加減して攻め続ける。そして相手の攻撃を上手くいなしつつ、火山への刺激を最小限に留めるよう立ち回るのみであった。

 

 

 そんな彼らが繰り広げる戦闘を、はぐりんとロドスのオペレーター達は周囲を警戒しながら遠くで見ることしか出来なかった。目の前で起きてる戦いを、そしてそれを繰り広げる者達と自分達との戦闘レベルの差をまざまざと実感させられた。

 援護に向かおうにもレベルに差が有り過ぎて、介入すればむしろ彼らの足を引っ張りかねない。特に連爆の華が乱れ咲くあの場で生き残ることすらも困難な事実にロドスのオペレーター達は歯痒い思いを抱いていた。

 

 

 

 

「──プロヴァンスさん。一つ聞きたいことがあるんですが」

 

 ロドスオペレーターのプロヴァンスに誰かが声を掛ける。それは目の前で戦っている鎧騎士と烏竜の仲間である銀髪の少年だった。

 

「えっと、はぐりん君だっけ? どうしたの?」

 

「このシエスタ火山の外の地図なんですが、この地点に人がいる可能性ってあります?」

 

 そう言って少年、はぐりんが手持ちの地図を広げ、ある地点に指を指す。プロヴァンスが指で差された場所を見ると、そこはシエスタ火山の内部に通ずる入口の一つだ。彼女の記憶が正しければ、その場所は木々に覆われ、採掘場からは離れてるため人は滅多に来ない場所だ。避難警告が出てる今なら尚更人が寄り付く筈も無く、避難ルートからかけ離れている。

 

「その場所なら……少なくても迷い込まない限り人は来るはずはないよ」

 

「では、ここで戦闘を行っても人的被害といった問題は無いでしょうか? 自然環境は戦闘で滅茶苦茶になるのでそこは保証できないのですが……」

 

「ちょっと待ちなさい。こんなことを聞いてあなた一体何をするつもりですの?」

 

 はぐりんの言葉に術師オペレーターのスカイフレアが疑問を呈す。だが他の人達も彼女の疑問に同意だ。一体何故彼は今の状況と関係無さそうなことを尋ねるのかと。

 

 

 

 スカイフレアの疑問を、先程地図で示した場所を指差しながらはぐりんは答える。だがその内容は彼女達にとって耳を疑う内容であった。

 

 

「あの怪物、砕竜がここで暴れられては噴火するのはいずれ時間の問題です。しかし、ここでは噴火の危険性でバサスロさん達が本気で戦えません。

 

 ──なので今から転移呪文(リレミト)で彼らを、砕竜ごと火山の外であるこの場所へと転移させます。その後、自分が特殊な術式でマグマを操作して噴火の阻止を試みるつもりです」

 

 

 


 

 

1:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

さて、続きのスレ立てしといたよ。

 

2:アカフラのライガー0

サンクス。しかし防戦一方だな

 

3:アダマントのモリンフェン

今はぐりんがバサスロニキを呼び戻して作戦を伝えてるから抑えが二人しかいないからな。それでも食い止めてるのは凄いけど

 

4:ロドスのあんこくポケモン

にしてもはぐりんがリレミトを使って戦いの場所を変えるってのは驚いたな。バロムニキは予想的中してたけど

 

5:移動都市アダマント

元は脱出目的の呪文だからね~。それを敵に対して使うことは本来(ゲーム上では)在り得ないしね~

 

6:ラテラーノの聖霊王

一応敵をどっかに飛ばすならバシルーラや二フラムでも出来るけど、残念なことにはぐりん君は習得してないから

 

7:カズデルの悪魔神

だが代用案としては悪くない。敵に対して効力が発揮するかはぶっつけ本番だが、ゲームとは違って作用する可能性は大いにある

 

8:ヴィクトリア火山のボルシャック

それにバシルーラなどは飛ばす場所を指定するのは出来なかったはず。下手すれば飛ばした先で想定外の二次災害などが起こりえるからな。今回の場合はむしろ飛ばす場所の指定がまだ出来るリレミトの方が良い

 

9:アカフラの狂フューラー

転移先もはぐりん達が出入りの少ない入口に入ったおかげで、そこへ正確に飛ばすことは出来そうだし。ロドスの話だとあの場所は避難ルートから外れて人はまず来ないって言ってたしな

 

10:転生新人はぐりん#Liveナウ

「──と言うわけでバサスロさん。ほんの少しだけで良いので砕竜を抑えててください。転移させたら皆さんに後を託します」

『Aaaaa!』

 

11:アダマントのモリンフェン

よし、三人が良い感じに抑えた。これならブラキを呪文に巻き込めるぞ

 

12:ロドスのあんこくポケモン

ん? なんでグラニがあいつらのとこに向かってるんだ? 一緒に転移させるのか? 

 

13:転生新人はぐりん#Liveナウ

あ、グラニさんには転移先で起きる戦闘に誰かが巻き込まれないよう戦闘区域の巡回と、外にいるロドスの人達に現状を伝令しに行ってくれるそうです。

ここではどうも電波が届かないようで

 

14:ロドスのあんこくポケモン

あぁ……バサスロニキ達は言わずもがな、スカジはそういうのは不得手だしな。むしろコミュ力あるグラニは良い人選だわ

 

15:カズデルの悪魔神

む、砕竜とバサスロ達が光のドームに包まれて姿を消したな。リレミトが発動したか

 

16:ラテラーノの聖霊王

ちゃんと転移できたのかこれ? 

 

17:賞金稼ぎの湖の狂騎士(鎧)

>>16

(`・ω・´)b

 

18:転生新人はぐりん#Liveナウ

どうやら大丈夫そうですね、よかった……

 

19:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

一先ず作戦の第一段階は成功かな

 

20:ヴィクトリア火山のボルシャック

しかしここからが本番だ。さてはぐりんよ、最奥部中心の地面に先程教えた制御術式:クリムゾン・チャージャーを発動させてくれ

 

21:転生新人はぐりん#Liveナウ

えぇと……これで大丈夫ですかね? しかし結構魔力を食いますね

 

22:ヴィクトリア火山のボルシャック

ふむ、火山が大きいからかはぐりん一人ではちと手が足りぬか……む、あのフェリーンの小娘は

 

23:ロドスのあんこくポケモン

ん? スカイフレアがどうしたんだ、ボルシャックニキ? 

 

24:ヴィクトリア火山のボルシャック

なに、見覚えのある顔を見て驚いただけだ。そういえばロドスではそういう名前で活動してると聞いたな

 

25:ロドスのあんこくポケモン

そういやボルシャックニキは貴族嫌いという話を聞いたけど大丈夫なのか? あいつ確かヴィクトリアの貴族令嬢だったはず

 

26:ヴィクトリア火山のボルシャック

それなら問題無い。あやつは確かに貴族ではあるが他の有象無象に比べれば良識的でマシな方だ。少々世間知らずであどけなさがあるが、あの小娘であれば我も困っている時に手を貸すことなら吝かではない

 

27:ラテラーノの聖霊王

なるほど。つまりボルシャックニキはロリコンの疑いがあると……

 

28:ヴィクトリア火山のボルシャック

どうなればそう解釈になる? 流石の我も極東にいるあのシノビジャイアントと同類にされるのは心外なものだ

 

29:アカフラのライガー0

いうて放火魔ネキ2号はロリに入るのか? 

 

30:アカフラの狂フューラー

100歳以上年取った種族からしたらロリだからヘーキヘーキ

 

31移動都市アダマント

カラダはボン、キュ、ボ~ン! だけどね~

 

32:ロドスのあんこくポケモン

因みに放火魔ネキ1号はオレサマ系ロリやぞ

 

33:アカフラのライガー0

ガタッ! 

 

34:アカフラの狂フューラー

ガタッ!! 

 

35:移動都市アダマント

グラララッ! 

 

36:アダマントのモリンフェン

>>35

ちょ、地震ヤメロ、ヤメロォ! 

 

37:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

はいはい、ロリコン達は出荷よー

 

38:アカフラのライガー0

そんなー(´・ω・`)

 

39:カズデルの悪魔神

……この場にドルゲがいないことは幸いだったな。あの生粋のロリコンがいたら収拾がつかなくなる

 

40:ヴィクトリア火山のボルシャック

全くだ。さて、話を脱線してしまったがはぐりんよ。そやつにも龍脈操作を手伝わせてやれ。平行世界とは言え余程のことが無ければそやつの実力は問題無いはずだ

 

41:カズデルの悪魔神

ボルシャックの教えた術式はアーツでも行えるようにしてある。術師である彼女なら問題無く手伝えるはずだ

 

42:転生新人はぐりん#Liveナウ

わ、わかりました。お願いしてみます。

──ん? あれは……? 

 

43:移動都市アダマント

あ、どこからか生き残りのオリジムシがこちらに来てるよ~。多分ブラキがいなくなって戻ってきたみたいだね〜

 

44:ラテラーノの聖霊王

でもなんかギチギチ、グルグルと音立ててにじり寄って来てるんすが。これ絶対気が立ってるよね? 

 

45:ロドスのあんこくポケモン

ちょ、こっちに押し寄せてきた!? 今攻撃されて邪魔されたらやべぇぞ! 

 

46:アダマントのモリンフェン

あ、尻尾さんと市長の娘さんが迎撃してる。二人共がんばえ〜! 

 

47:アカフラの狂フューラー

けど数が多すぎる! 流石に捌ききれないぞ! 

 

48:転生新人はぐりん#Liveナウ

「スカイフレアさん、先にあの大群を追い払ってもらえますか? 暫くこっちは何とか一人で持たせますから」

「……分かりましたわ、すぐに片付けますから貴方も無茶をしないでくださいまし!」

 

……ちょっとしんどいですけど、気合で踏ん張ります! 

 

49:アカフラのライガー0

うわ、火炎で大量のオリジムシ焼き払った! 放火魔ネキ凄ぇ! 

 

50:ヴィクトリア火山のボルシャック

ふむ、此奴もこちらのと同じアーツの才は十分に備わってるようだ。

……む、そこの地面から奇襲してくるぞ

 

51:転生新人はぐりん#Liveナウ

「えっ……不味いっ! ジバリカ!」

「っ!? 不甲斐無いとこ見せましたわね、援護を感謝致しますわ」

 

52:ロドスのあんこくポケモン

うわ、オリジムシの癖に奇襲とか味な真似をしやがる

 

53:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

確かここのオリジムシ達は元々あのポンペイの配下だったはず。部下があんな戦略を取れるのなら、もしかしたらあの女王はかなり賢い個体だったかもしれないね

 

54:ラテラーノの聖霊王

次から次へと援軍は来て厄介だな。けど数自体は少し減って来てるのか勢いは弱まりつつあるぞ

 

55:カズデルの悪魔神

この後何も起きなければ良いだが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 以下だいじぇすと

 

 フム、カザンセイギョジュツシキ:クリムゾンチャージャーハブジキノウシテイルヨウダ

 イマノトコロハカザンノアンテイカハジュンチョウソウダナ

 オリジムシモカズガヘッテ、アトスコシ! 

 チョッ、キュウニオオキナユレガ!? 

 ヒェ、カザンガサイカッセイシタ!! 

 カザンサンユルシテ~、シエスタコワレチャ~ウ! 

 ア、ナントカハグリンガマリョクデゴリオシテクイトメテル

 エエゾ、エエゾ……ハグリンッ!? 

 マズイ、マリョクヲツカイスギテハグリンノモシャスガトケタ! 

 ホウカマネキトシッポネキ、ドウカハグリンヲコウゲキシナイデクレ! 

 ・

 ・

 ・

 

 

 

 


 

 

 

157:転生新人はぐりん#Liveナウ

これ、で……最後です! 

 

158:ヴィクトリア火山のボルシャック

……ふむ、どうにか収まったようだな。これならすぐに噴火することは無いだろう

 

159:アカフラのライガー0

くぅ〜疲れましたw、これにて工事完了です……

 

160:アカフラの狂フューラー

途中でオリジムシの大行進だったり、その後急な大揺れが起きた時はヤベェと思ったけど、無事に噴火せずに済んでよかったな

 

161:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

その代わり結構苦労することになったけどね

 

162:アダマントのモリンフェン

突発な事態の対応に魔力を予想より大幅に消耗したせいではぐりんのモシャスが解けちゃったしな。ロドスの人達がはぐりんの姿に驚いて攻撃してこないか心配だったぞ

 

163:ロドスのあんこくポケモン

でもはぐりんの姿を見てもなお、はぐりんを信じて協力を続けてくれたのは有り難かったな

 

164:移動都市アダマント

けど元の姿だと会話が出来ないからね〜。彼女達との意思疎通に四苦八苦してたし。

何とかコミュニケーションが成り立ったら今度は放火魔ネキから魔法に関して凄く質問攻めされてたね〜

 

165:カズデルの悪魔神

術師からすれば異なる魔法技術は興味の尽きない研究対象に等しいしな。かと言ってそれらが使えるかはまた別の話になるが

 

166:ラテラーノの聖霊王

しかし噴火は止めたけど、結局今の都市を廃棄しないといけないのは残念だな

 

167:ヴィクトリア火山のボルシャック

元の状況からすればこれが最善の策だった。少なくとも原作の歴史と同様にシエスタが移動都市として移行する時間位は稼げるはずだ

 

168:アカフラのライガー0

これ以上の最善はどうにかならなかったのか? デュエマ組のシエスタは今も非移動都市のリゾートとして機能してるんだろ? 

 

169:ヴィクトリア火山のボルシャック

こちらの世界みたいにシエスタが火山と共存させるとなると、はぐりんの力が足りないのと火山の状態が悪すぎるからな。下手をすれば全てが一瞬で火砕流に呑み込まれるぞ。

それにどの道あの火山を正常安定させるなら、一度は噴火させて内部の溶岩と岩石を補充して再構築しなければならん

 

170:アカフラの狂フューラー

それはまぁ……何とも世知辛いなぁ……

 

171:移動都市アダマント

まぁ〜噴火でシエスタ滅亡エンドにならなかっただけでも儲けもんだと思うしかないよ〜

 

172:転生新人はぐりん#Liveナウ

そうですね……ひとまず何とか出来たことに喜ぶべきですね。

それと皆さん、手助けしてもらいありがとうございました! 

 

173:ロドスのあんこくポケモン

言うてワイらなんかしたと言えないけどな。せいぜい応援位だし

 

174:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

強いて言えばバロムニキがボルシャックニキ連れてきて、ボルシャックニキいなかったらどうにもならなかったからね

 

175:ヴィクトリア火山のボルシャック

そうは言うがスレのログやLIVEの実況で火山の状況がよく把握出来ただけだ。今回は情報をそれなりに残してくれたお陰で判断がやりやすかったに過ぎない

 

176:アダマントのモリンフェン

まぁMVPはボルシャックニキで、他も頑張ってたってことで

 

177:カズデルの悪魔神

そう言えばガルルガ達から連絡が来ないな……? 

彼らの実力からしてもう倒していても可笑しくないはずだが? 

 

178:ラテラーノの聖霊王

しれっとガルルガ達が勝つことを当然だと思ってるよね。まぁそれは同感だけど

 

179:転生新人はぐりん#Liveナウ

一応倒したら連絡する手筈は取ってるはずなんですが……。

 

180:アカフラのライガー0

ん? なんか遠くの方で音が聞こえない? はぐりん、そっちに向かってみて

 

181:転生新人はぐりん#Liveナウ

これは……戦闘の音ですかね? でも爆破の音は聞こえない……あ、見つけました! 砕竜も討伐して─えぇ……? 

 

【砕竜の亡骸の側でガルルガネキとバサスロニキが好戦的な表情を浮かべる二人の人物と殺し合いを行ってる場面。そして彼らから離れた場所でグラニやスカジ、黒フードの人物とその他数人がやって来る映像】

 

182:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

え、何この状況? 

 

183:アカフラの狂フューラー

やっぱりこの二人バーサーカーじゃないか(思考停止)

 

184:ロドスのあんこくポケモン

よく見りゃラッピーとエンカクがケンカ吹っかけてんじゃねぇか!? 

そっちのロドスは一体なにしてんだぁぁぁぁぁ!!! 

 

185:ヴィクトリア火山のボルシャック

いや、こんな状況にそうはならんだろう……(困惑)

 

186:ラテラーノの聖霊王

なっとるやろがい!! 

 

 




今回の掲示板まとめ
・はぐりん、バサスロニキ達ごとブラキをリレミトで転移させる
・色々あったけど噴火は食い止めたし、ヨシ!(現場フェリーン並感)
・何かバサスロニキ達がロドスのオペレーターとバトってるんですけど、どうして…?(現場フェry)

あと非掲示板の話2話、掲示板回一話ではぐりんチームシエスタ編が終わる予定(ほんとぉ?)


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幕間②【爆砕と禍烏、決着】

非掲示板回です


「避難経路はこちらです! 焦らず落ち着いて移動してください!」

「エリア1から3の避難状況は!?」

「こちらC班、担当エリアの避難完了を確認。別エリアの援護に向かう!」

 

 現在シエスタでは、噴火に備えた避難で人々がごった返していた。混乱する避難民達をしっかりと誘導するために市の役員とロドスのオペレーター達が協力して慌ただしく動き回っている。

 

「ドクター、大方のエリアでの避難は完了した。完了してないのはギャリソン遊園地と4つのビッグステージがあるエリアだ」

「その5つの場所は今回の黒曜石祭のメインエリアだから人が多いんだよな。とはいえ殆ど避難が完了しつつあるんだけど」

「万が一に逸れた人がいないか俺達は手分けして手伝いに向かうよ。何か指示はあるかい?」

「ありがとう。君達の判断でそのエリアで集団から逸れた人達の誘導を頼みたい。ただ無理はしないでくれ」

「「了解!」」

 

 救援オペレーターの報告を聞いた黒フードの人物─ドクターは端末越しで彼らに次の指示を出し、テキパキと指揮を取る。

 

 この混乱を招いたシエスタの天災トランスポーターのクローニンを捕らえるも、突如起きた噴火の予兆が起きてしまった。現在ロドスは噴火の阻止と安全のために住民と観光客の避難を市と協力して行っていた。

 

「旦那様、此処らで潜伏していた敵は一人残らず片付けました」

「そうか。シュバルツ、残りの残党はもういないか?」

「先程別エリアのチームからの報告で残党は全て捕らえました」

「では敵の排除に回していた治安局員は避難誘導の援護に向かわせてくれ」

「かしこまりました」

 

 ドクターの側で先程クローニンの残党を排除していたフェリーンの女性─シュバルツと旦那様と呼ばれたリーベリの男性─シエスタ市長のヘルマンが状況把握を行っていた。

 

「………………」

「心配するな。あの娘は強くなった。為すべきことをやり遂げて帰ってくるのを信じよう」

「……そうですね」

 

 二人の愛する家族であるセイロンがロドスの専門家と共に火山に向かい、噴火の阻止を為そうとしている。ならば自分達が今出来るのは彼女達を信じて、やるべきことをこなしながら帰ってくるのを待つのみだ。

 

 ビー、ビー‼

 

 ふと、ドクターのポケットに入っていた通信端末にアラームが鳴る。ドクターは端末を起動させると、端末から切羽詰まった声が響いた。

 

『……クター、……ドクター! 聞こえるドクター!?』

「グラニ!?」

『やっと繋がった〜! 良かった〜!』

 

 端末から聞こえたのは火山内部に向かったはずのグラニだった。思わぬ人物にドクターは驚きの声を上げる。

 

「一体どうしたんだ、火山で何か起きたのか?」

『あたしもたくさん説明したいことがあるんだけど、まずこれだけは言わせて! 火山近くの森林エリアで今─ってスカジ!? 急にあたしを抱えて──』

 

ドガァァァン!!! 

 

 

「「「ッ!!?」」」

 

 突如、端末と遠くの場所から強烈な爆音が轟く。同時に激震の波が押し寄せ、噴火の予兆の時と同等の揺れがシエスタの大地を大いに揺るがした。

 

 シエスタの都市部では思わぬ事態に避難民が再びパニックで騒動が起こり、ロドスのオペレーターとシエスタの治安局員が騒動の収束に駆け回っていた。

 

 冷静さを取り戻したドクターは、先程の爆音の音源を確認する。そこはグラニが先程口で言いかけていた火山近くの森林エリアであることに気づく。

 

「……そうだ! グラニ! 大丈夫かグラニ!?」

『─ドクター、あたしは大丈夫! スカジがあたしを抱えて離れたおかげで、爆発に巻き込まれてないよ!』

「爆発って……一体そちらで何が起きたんだ? 教えて欲しい」

『それは──』

 

 グラニの説明にドクターと近くにいたヘルマンとシュバルツもその内容に耳を疑った。

 

 噴火の原因は盗掘による黒曜石の減少により、餌不足に暴走していたヨウガンオリジムシによってマグマが刺激され、火山は活発化したことによるもの。今回の作戦はそのオリジムシを統べる女王の暴走を食い止め、オリジムシの進行ルートを変えれば噴火の阻止が行えると考えていた。

 だがそこに思わぬ事態が起きていた。目標である女王オリジムシは既に息絶え、女王を屠った怪物─砕竜と呼ばれる巨大生物が火山の内部で暴れ、第三者の介入があった。

 第三者は元々観光でシエスタに来て天然温泉を楽しもうとした際に火山に違和感を感じ、独自でその原因を捜索していたとのこと。グラニ達が火山最奥部に来た際には、彼らは暴れている砕竜と交戦中であった。

 色々と気になることはあるが、彼らの事情を把握しグラニ達は第三者との協同前線を張った。しかし、突如砕竜に変異が生じ、強力な個体へと成長してしまった。強化された砕竜はより攻撃的になり、戦闘による火山への影響がより深刻になった。このまま暴れられては不味いと、第三者の一人がグラニとスカジ、彼の仲間を砕竜ごと火山の外へと転移させ、現在スカジ達が砕竜と交戦中に至る。

 一方火山内部では彼らを転移させた術士がマグマを操作して噴火の制御し、スカイフレア達は彼の援護で残っているとのこと。

 

 ドクター達からすればどれも信じられない内容だが、先程爆発が起きた以上、グラニからもたらされた情報の信憑性はあるのだろう。

 

「……ひとまずそちらの状況は把握した。ありがとうグラニ。今から自分達は援軍を引き連れてそちらに向かう─」

『ドクター、一ついいかしら?』

 

 端末からグラニとは別の女性の声が響く。ドクターはその声に聞き覚えがあった。

 

「スカジ? どうしたんだ?」

『援軍を向かわせるのは構わないけど、忠告として彼らの戦いに介入するのは止めておいたほうがいいわ。生半可な実力だとあの怪物に捻り潰されるか、爆発でやられるだけね。

 そして何より、今回の第三者─バーサーカー達の邪魔になるわ。向かうにしてもせめて戦闘エリアの外側で待機するので留めるべきね』

「……どういうことだい?」

 

 スカジの言葉にドクターは内心驚きながらもその真意を尋ねる。ロドスでもトップクラスの実力を持つ彼女がそこまで言うとなれば今回の相手は強大であることと、同時にそんな怪物を相手取れる第三者にドクターは興味が湧いた。

 

『第三者は私と同じバウンティハンターで、知り合いよ。同業者では狂騎士と狂烏という名で呼ばれているわ』

『そして彼らはああいった怪物相手が得意なハンターで、本気で戦える今の状況ならまず負けることは有り得ないわ』

「君がそういうなんて珍しい。強いのかい?」 

『強いわね。下手な横槍はむしろ彼らの邪魔になるわ。最悪巻き添えで殺されても文句は言えないわよ』

「……わかった。ならオペレーター達には外側で待機させるようにしよう。介入するのは万が一の時でいいかい?」

『そうしてちょうだい』

 

 スカジの一言を最後に通信が切れた。

 

「すみませんヘルマン市長、指揮官として今から例の現場に向かいます」

「構わないさ。避難民に関してはこちらに任せてくれ。シュバルツ、君はドクターの護衛として彼と共に行きなさい」

「かしこまりました。ではいきましょう、ドクター」

「ありがとう、よろしく頼む」

 

 ドクターは手の空いているオペレーター、特に戦闘面に関して優秀な者を招集して爆心地の現場へと向かっていった。

 

 

 

 

 ◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 火山付近の森林エリア。

 そこは先程の大爆発によって木々が無造作にへし折られ、地盤を陥没、隆起させ巨大なクレーターの焦土へと変化させた。それは天然の闘技場のように変貌し、まるで死闘の地とでも呼ぶべき決戦の舞台だとグラニはそう見えた。

 

「ねぇスカジ、本当に彼らを残して大丈夫なの?」

「問題ないわ。むしろあそこに居残っても彼らの邪魔になるだけよ」

「確かにあたしじゃ実力が足りないけど、スカジなら彼らと息ぴったりに連携してたから居たほうが良かったと思うけど?」

「貴方を連れて離れる際、バーサーカーに頼まれたのよ。"アレは俺達の獲物だから任せろ。無いとは思うが、一応そっちはいざという時に力を温存しておけ"とね。それに─」

 

ドガン! バギィ! ズジャッ!! 

 

「あれだけ暴れられるなら私の出番は無さそうだし、今の戦闘に介入すれば私でも彼らの邪魔になるわ……」

「なに、あれ……? さっきまでとは動きが、全然違う……」

 

 

 

『Aaaaaaッ!!!』

『ガアァァァ!!!』

 

 臨界極まった粘菌によって森林を荒廃した灼熱の大地と変え、高熱により翡翠色の甲殻が黒ずんだ砕竜に禍々しいオーラを纏った鎧騎士が勢い良く飛び掛かる。鎧騎士は火山最奥部で戦っていた時よりも速く、鋭く、そして狂った動きで砕竜を攻めたてる。

 

 致命傷を避けながら攻撃を受け流す砕竜は目の前の敵の変貌に驚愕していた。まだ本気ではなかったのは薄々勘付いていたが、こうも変わるものだとは予想だにしなかった。

 

『Aaaaaaッ!!!』

 

 砕竜の思考を他所に、鎧騎士は再び変則的な動きで飛び掛かり、両手に持った得物を砕竜に振るう。彼の持ってる片手剣と小盾には魔力─アーツとは似て非なる力が赫く罅割れのように張り巡らせている。それは砕竜の硬い甲殻を、剣を振るえばバターのように切り裂き、小盾で殴ればガラスのように砕いていく。そして傷を与えるのと同時に、武具に纏った強烈な冷気が傷口を凍てつかせ追撃を与えていく。

 

『ガアァァァ!!!』

 

 砕竜も負けじと接近してきた鎧騎士に体表の粘菌を暴発させ爆発に巻き込む。鎧騎士の身体は爆風に包まれるも身体をそらして衝撃を逃がしダメージを抑えつつ、爆破の勢いを利用して砕竜との距離を取る。離れようとする鎧騎士に砕竜は余りの高熱に蒸気が吹き出す剛腕での追撃を撃ち込む。

 

『クゥエアァァァァ!!!』

 

 甲高い咆哮と共に、上空から紫毒の烏竜が爆発で粘菌が薄くなった甲殻に目掛けて脚爪の蹴りと嘴の啄みで強襲をかける。強襲に気づいた砕竜は追撃を止め、反撃にメイス状の先端をした尻尾で烏竜を薙ぎ払う。空中にいる烏竜は脚で尾撃をいなし、毒針の付いた尻尾を用いて逆サマーソルトで反撃する。

 

『ガゥアァァ!!』

『クゥエァッ!? ──グエァッ!』

 

 だがこの刹那で上手なのは砕竜であった。逆サマーソルトで叩き付けてきた烏竜の尻尾にタイミング合わせて噛み付き、烏竜を地面に引きずり降ろす。尻尾に喰らいついた砕竜はそのまま烏竜をぶん回して地面に叩きつけていく。

 

『Aaaa!! Saaa!!』

『ガッ!? グヴァ!!?』

 

 そこに先程距離を取ってた鎧騎士が急接近して砕竜の頭部に飛び掛かり、しがみつく。同時に左腕の小手に装備されてる小型の弩を巨大な鉤爪へと変形させ、砕竜の頭部に爪撃を撃ち込む。思わぬ一撃に意識を揺さぶられた砕竜は咥えていた烏竜の尾を放し、身体を右方向へと蹌踉めかせる。しかし砕竜すぐさま体勢を戻して鎧騎士を振り解こうと試みる。

 だが僅かに出来た隙を鎧騎士が見逃すはずもなく、彼は鉤爪を小弩の形に戻し、砕竜のこめかみに向けて少弩に装填されてる溶岩石を撃ち放つ。その一撃は巨大な砕竜を無理矢理前方へと突き動かし、ぶっ飛ばされた砕竜は倒木と岩石で積み重なった瓦礫にぶつかりダウンする。

 

 砕竜の体勢が崩れたのを確認した鎧騎士は腰の袋からから何かの粉塵を取り出し烏竜に振り撒くと、粉塵を撒かれた烏竜の傷口がみるみると癒えていく。全快とは言えないが傷が癒えた烏竜はあれ程叩きつけられたにも関わらずも直ぐに立ち上がり、忌々しげに吠えながら闘争本能を滾らせる。

 

『Aaaa……』

『クゥエァ? ……クゥァァ!』

 

 一人と一体はお互いに顔を見合わせて一言を交わす。そして意見が一致したのか互いは顔を頷き、鎧騎士が烏竜の背に飛び乗る。

 

『ガァウゥゥ……ガァァァァ!!』

 

 ダウンから復帰した砕竜は彼らへ振り向き咆哮する。鎧騎士を背に乗せた烏竜は砕竜に一瞥して唸りながら、夜空へと勢い良く飛翔する。

 

『──Fuuuuu!!!』

『クゥエァゥァァ!!!!』

 

「……ケリをつける気ね」

「ねぇスカジ……彼らのあの姿は何なの? ……見てると寒気が止まらないよ……」

 

 

 グラニ達の瞳に映る彼らの姿。彼らが天高く舞い上がったのと同時に、烏竜の全身を黒い瘴気で纏われ漆黒へと染まり、赫色の魔力が罅割れるようにして張り巡らされていく。天に羽ばたくそれはまるで御伽噺に出てくるような禍々しい魔獣に見えた。恐ろしい筈なのに、その圧倒的な存在感にグラニは目が離せなかった。

 

「──二人共! 遅れてすまない!」

「ドクター!?」

「来たのね、ドクター」

 

 固唾を飲んで戦いを見届けていた二人の元にドクターが何人かの援軍を連れてやって来る。

 

「それで、件の怪物と第三者というのは?」

「見ての通りあのデカブツが怪物、上空にいるのが私の知り合いよ」

「……本当かい? どっちも恐ろしい怪物に見えるのは私の気のせいかな?」

「スカジの言ってることは本当だけど、早々信じるのは無理だもんね。あたしも事情を知らなかったらドクターと同じことを考えてたし」

 

 騒動の中心になっている対象を見たドクターはスカジの言葉に疑問を抱かずにはいられない。傍から見れば怪獣同士の縄張り争いにしか見えないからだ。

 そしてあれ程の生物達を見たことは無く、それぞれが単体で他を圧倒する強者の存在感を放出している。あれはこの世の存在ではなく、別の世の存在では無いかと思える程に。

 

「アハハハッ! 僕としてはどっちが敵でも構わないよ! アレを見てたらとっても殺し合いがしたくて、さっきから身体がウズウズしてるんだからさ!!」

「同感だな、あれ程の強者は今迄の戦いでも相まみえたことはない。……どうやら久しぶりに血生臭い戦いが出来そうだ」

「二人共、あくまで我々は第三者に万が一に起きた時の保険だ。勝手に介入するなとドクターから通達されているだろう」

 

 双剣を携えたループスの女性剣士─ラップランドが高らかに嗤い、太刀を担いだサルカズの刀剣士─エンカクが獰猛な笑みを浮かべる。そしてそれをブロンドヘアが煌めく騎士の格好をしたクランタの女性が二人を制す。

 

「うるさいなぁ騎士様は。とりあえずドクターに免じて今はまだ、その決まりは守ってあげるよ」

「一応アイツの命令はまだ守ってやる──が、そうする必要が無くなったら俺の邪魔をするなよ」

「……今はその言葉通りに受け取っておこう。だが、もしもの時は私が貴方達を止めることを忘れないよう」

 

(……すまないニアール。もしかしたら一番の仕事はこの二人の手綱を制することかもしれない……)

 

 悪態つく二人にクランタの女性は訝しげに思いながらも納得する。彼らの様子を見てたドクターは内心でクランタの彼女─ニアールに謝罪を入れる。ドクターはスカジの忠告をそのまま受け止め援軍の面々は近くにいた腕に覚えのある者を呼んだ。

 だが、進行ルートでラップランドとエンカク、ロドスでも一二を争うバトルジャンキーと合流したのは心強いと同時に、不味いとも感じ取れた。二人は戦力としては申し分無いが、彼らが我慢出来ず暴発し、さらなる混乱に巻き起こる火種にも成り得るからだ。

 砕竜と呼ばれる巨大生物ならともかく、スカジの知り合いである第三者に剣を向けたとしたら、間違い無くややこしい事態になるだろう。

 

 そんな中、ドクターの護衛で着いてきてくれたシュバルツが怪物、特に空を飛ぶ個体に重々しい顔をしながら無言で観察していた。

 

「………………」

「シュバルツ? どうしたんだい?」

「ドクター。空の方の怪物なのですが、私はあれと一度交戦したことがあります」

「何だって?」

「確か違法採掘の調査で火山に赴いた際に彼らと遭遇しました。一度戦闘になりましたが、あの時はあのような禍々しい姿ではありませんでしたし、彼らは本気ではなかったのでしょう」

「──ですがあの姿を見て、これだけは言えます。もし本気で相手してたら、私は一方的に命を落としていたかもしれません」

「それはまた……凄まじいな……」

 

 今回の騒動で凄腕の殺し屋である彼女の脅威を体験したドクターは、彼女の言葉にただ呆然と、言葉を発することしか出来なかった。

 スカジの話、実際に目の当たりにして感じる彼らの存在感、そして戦闘狂の態度やシュバルツからの話にドクターは特に今回の第三者に対して改めて最大の警戒を取る。

 もし一歩でも対応を間違えれば、とんでもないことに成り得る存在だと再認識した。

 

 しかし同時に、スカジみたいに彼らがロドスに力を貸してもらえないかとドクターは一考する。もし話が通じるのであれば一度勧誘を試みたいが、せめてロドスと敵対関係になるのは避けたい。そうなるとこちらの戦闘狂二人の動きが彼らとの交渉で気掛かりとなる。

 

「─っ、動くわ」

 

 ドクターがそうして頭の中で思考の渦でかき回していると、戦況が進展した。

 

 

 

『Aaaaa──、Vaaaaaaaaaaa!!!!!』

 

『キィエァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!』

 

 

 

 

 鎧騎士と烏竜はけたたましく吼えながら夜空を高く、高く舞い上がる。そして地上からだと彼らが点のように小さく見える程の高さへ到達すると、烏竜が強烈な勢いできりもみ回転しながら砕竜に目掛けて急降下する。

 

 

『グゥゥゥ──ガァアアアアアアアッ!!!!! 

 

 対する砕竜も一撃に全てを賭けて迎え撃とうと、右腕に臨界極まった粘菌を大量に蓄えて迎撃の構えを取る。グツグツと煮え滾る粘菌は剛腕上で亀裂状に纏わり、いつ暴発してもおかしくない程の熱量が集まってるのか右腕からは膨大な蒸気がジェットエンジンの様に吹き出している。

 

 

「─っ! 総員、防御体制を取りつつ退避だ! ここも危ない!」

 

 嫌な予感を察知したドクターは直ぐ様オペレーター達に退避と防御指令を下す。指示を聞いたオペレーター達は重装オペレーターが前に出て防御陣形を取りながらこの場から離れていく。

 

 

 

 ──そして、勝負は動き出す。

 

 

 天より飛来する黒き螺旋と大地を踏み締め待ち構える爆熱の拳。二つの暴力はお互いタイミングを合わせたかのようにズレも無く真っ向から激突し──

 

 

 ───シエスタ火山の麓の森林は眩い閃光と焼き焦がす熱波、耳を劈く轟音と全てを吹き飛ばすと衝撃で支配された。

 




ちなみに火山内に起きた急な地震は、ブラキの爆破の衝撃で引き起こされたもの。火山の外でも内部に影響を与えるほどの衝撃であったが、もし内部で起きていたら即ガメオベラだった模様。

最後の一騎討ち
騎士は徒手にて死せず(ナイト・オブ・オーナー)込みバレルロールチャージ
VS
フォーゼのロケットモジュールみたいに推力を乗せたブラキブラストブロー

お前らシエスタ壊すつもりかよ。


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幕間③【狂気乱武】

非掲示板回(二回目)


 月夜の空に、大小の違う何かが宙に舞う。

 

 月明かりに照らされると、小さい方は小弩が取り付けている甲冑の左腕だった。小弩は所々熱し溶かされ、肩当と肘当は酷くひしゃげて変形していた。

 

 そしてもう一つの大きい方は──

 

『ガ……グゥアァァ…………』

 

 右腕と右半身を削り取られた砕竜は、力無く呻きながらその巨体が崩れ落ちるように倒れる。同時に、砕竜の目の前に千切れ飛んだ彼の右腕が落ちていった。

 

 

『Aaaaaaaaaaaa!!』

『クゥエァァァァ!!!!』

 

 倒れ伏した砕竜を背に、隻腕となった鎧騎士─バサスロニキと所々鱗と甲殻が焼け焦げた烏竜─ガルルガネキが勝鬨を上げる。死闘の一騎討ちは、彼らが制した。

 

 勝鬨を上げ終えた彼らはそのまま砕竜の亡骸へと近づいていく。

 

『『……………………』』

 

 一人と一頭は物言わぬ強者に黙祷を捧げる。そしてバサスロニキは腰に帯刀してたナイフ取り出し片腕で亡骸の解体を行い、ガルルガネキは亡骸の血肉を啄み喰らう。

 それは死闘を交えた者として、弱肉強食の理に従った彼らなりの強者への敬意にも見えた。

 

 

『…………ッ!』

 

 強者に対する礼儀の最中、バサスロニキは突如背後から迫る何かを感じ取り、右腕の小盾で即座にそれを防ぐ。迫り来るそれはアーツの刃であり、小盾に防がれると同時に霧散した。

 

「ほぉ……反応は悪くないな……」

「アッハハ! 隙だらけと思ったんだけど防ぐなんてね!」

『Aaaaa……?』

『クゥエァ……?』

 

 

 彼らの前に現れたのは不敵に、そして好戦的な笑みを浮かべるループスの女性とサルカズの男性─ラップランドとエンカクであった。先程のアーツの刃はラップランドが剣で抜き放ったもので、彼女からすれば挨拶代わりのものだった。

 そんな見知らぬ来訪者に怪訝な声を上げるバサスロニキとガルルガネキ。

 

「それにしても君の体は面白いね。まさか生身の人間じゃなくて動く無人の鎧だったなんて。流石のボクでも予想してなかったよ。ああ、戦ってみたら面白そうだ!」

「一つ惜しいのは隻腕なことか。全力を出せる状態で戦いたかったが、それでも少しは楽しめるだろう」

『Fuuu……』

『クゥエ』

 

 

 戦意高揚させる襲撃者に対し面倒臭そうに、そして若干の苛立ちを含みながら反応するバサスロニキとガルルガネキ。普段の彼らであれば意気揚々に戦いに臨んでいるが、今の彼らは不機嫌さを隠してなかった。

 彼らは先程まで砕竜との熾烈な死闘を繰り広げ、死闘を制した高揚感を噛み締めていた。そして勝者の特権として、獲物を堪能しようとした所を目の前の相手に水を差されたのだから。

 

 

 ──故に、彼らにとって目の前の二人に対する印象は決まっていた。

 

『──Aaaa!!』

「なっ!?」

 

 バサスロニキは瞬時に二人との間合いを詰め、有無を言わさず小盾でラップランドに殴りかかる。ラップランドも相手の速度に驚愕しながらも狂喜に震えながらも即座に剣を抜き放つ。放たれた小盾と剣はぶつかり合い、譲らずジリジリと拮抗する。

 

 

『Guuu!』

「単純な力はそっちが上かな? ……けど、左がお留守だよ!」

 

 小盾と剣の鍔迫り合いの中、ラップランドはもう片方の剣を敵の左半身へと振り下ろす。腕のない方に攻めかかることは傍から見れば卑怯に見えるが、殺し合いの世界ではそんなの関係無い。ラップランドはただバサスロニキの弱点を狙っただけに過ぎず、バサスロニキもそれを見越した上で戦いを仕掛けてきたのだから。

 

 ──だからこそ、バサスロニキは自分の弱点を正直に狙ってくれたことに内心ほくそ笑んでいた。

 

『……Fuuu!』

「っ!?」

 

 刃が鎧に迫る間際、バサスロニキは魔力を用いて小盾の裏についてる固定ベルトの金具を破壊する。小盾の固定が緩み腕が小盾から外れたことでバサスロニキは鍔迫り合いから身体が自由となる。

 バサスロニキが自由になると同時に剣と盾の競り合う力の均衡が崩れ、斬り掛かったラップランドの体勢は崩れて剣先はブレる。ブレた剣先はバサスロニキの鎧に掠めた程度に収まる。そして体勢が崩れて出来た相手の隙を見逃さないバサスロニキは素早い動きで右脚での回し蹴りをラップランドにぶちかます。

 一方、ラップランドは回し蹴りの直撃を避けるため咄嗟の回避行動に移る。しかし、体勢が崩れた状態だったため身体の反応は僅かに遅れ、胴体への直撃こそ免れたものの骨が軋む感触と共に、左腕に蹴撃をモロに食らってしまう。同時に左手に持っていた彼女の剣は強烈な痛みで思わず手放してしまい、それをバサスロニキは逃さず奪い取る。

 

「やってくれるね……! しかもボクの武器に手を出すなんて、随分手癖が悪いじゃないか……!」

『Guuu……』

 

 狂狼と狂騎士は睨み合う。

 互いに左腕は使用不能で、同じ得物を持ち合わせる状況。後は技量と力などの戦闘能力の差が勝敗を分かつ。

 

『「───っ!!」』

 

 声にならない咆哮を上げる二人の狂戦士は、剣という牙で喰らいつかんと獣の如く、けたたましい音を立てながら剣戟を繰り広げていった。

 

 

 

 

 ◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

『クゥエァッ!!』

「ほう、俺の相手はお前か」

 

 一方で、ガルルガネキは炎弾のブレスをエンカクに向けて連続で放つ。燃え盛る炎の塊に対し、エンカクは大太刀と刀で切り裂いていく。灼ける熱気を物ともせず、エンカクはガルルガの懐へと潜り込まんと接近する。

 

「フッ、貰った……っ!?」

 

 火炎を切り進み懐に入ったエンカクはそのまま両手に持った得物で目の前の烏竜を斬り掛かる。

 だがその寸前、エンカクは烏竜の顔をチラリと見た瞬間、烏竜が()()()()()ように見えた。同時に背筋が瞬時に凍る感覚を感じ取り、無理矢理斬り掛かる動作を中断してその場から距離を取ろうと離れる。

 しかし攻撃のため相手の懐に深く潜り込んでしまったのが仇となる。

 

『クゥエァァァァッ!!』

 

 ガルルガネキの口から鼓膜を劈く程の鋭い咆哮が響き渡る。近くにいる生物の聴覚にダメージを与えるその咆哮はただ大音量なだけではなく、咆哮の主が纏う強烈な威圧感を近くにいる相手の本能に直接訴える。

 それは同じく強大な力を持つモンスターや、歴戦の狩人ですらも対策してなければ怯んだり、思わず反射的に耳を塞いでしまうほどに。

 

 本来狩人が狩猟するモンスターのいないテラで生きる先民、その中で戦いに明け暮れる日々を送ってきた屈強な戦士もそれは例外ではない。至近距離で咆哮を受けたエンカクは武器を持ったまま反射的に耳を塞いでしまう。

 だが彼とて歴戦の戦士。この場に留まることが危険だと、足を止めず直ぐに後ろへと下がろうとする。エンカクがもしサルカズではなく、フェリーンなどの聴覚に優れた種族であればこうも動くことは叶わなかったのだろう。

 

 

『クゥエァッ!!』

「ぐっ!?」

 

 しかしガルルガネキがそんな相手の絶好の隙を見逃すはずも無い。相手が完全に後ろへ下がる前に螺旋を描くような動きのサマーソルトを繰り出し、三又の棘が特徴な尻尾の先端をエンカクにぶつける。

 エンカクは薙ぎ払ってくる尻尾に直撃し吹き飛ばされ、地面に叩きつけられる。だが上手く受け身をとって身体への衝撃を抑え、ガルルガネキを睨みながら体勢を整える。

 

『……クゥエァァァァ!』

「ふぅ……どうやらお前は、そこらの獣よりも断然頭が回るようだ」

 

 忌々しげに威嚇するガルルガネキに対し、不敵に笑いながら剣を構えるエンカク。しかし彼の脇腹から夥しく、若干黒ずんだ血が溢れ出していた。

 

(……ヤツの尾の先端には出血性の毒が、それも強力なものが含まれているようだな。こっちもタダでやられたわけじゃないが、大した傷にはなって無いようだ)

 

 そう思い耽るエンカクの目線の先は、三叉の棘の片方が切り取られ、甲殻に切り傷がついたガルルガネキの尻尾に向けられていた。

 それらの傷はエンカクがサマーソルトの一撃をもらう一瞬に、彼が刀で斬り付けて出来たものだ。しかしエンカク本人からすればあの尻尾を切り落とすつもりだったのだが、華奢な見た目に反して斬り付けた感触は硬く、切り落とせなかったことに内心驚いていた。

 状況的にはエンカクが不利。だが彼は嗤っていた。久方ぶりの死闘を興じれる強敵に心を踊らせていた。もっと戦おうじゃないかと彼の得物である太刀と刀にアーツの炎が纏い燃え盛る。

 

 そしてガルルガネキも先程の戦いでボルテージが再燃し、目の前の敵を見据える。傷はこちらの方が浅いが、油断すればあの刀の錆になるのは自分だと言い聞かせ、思考をより戦闘に特化した形へと変えていく。

 

『……クゥエァッ!!』

「さぁ、血で血を洗おうじゃないか!」

 

 狂烏と狂剣客は衝突し合う。闘争本能の赴くままに、全てを以て目の前の敵を葬ろうと戦いを繰り広げた。

 

 

 

 

 ◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 ──一方その頃、

 

「全く、ラップランドとエンカクは何処に行ったんだ……?」

「まさかあの爆発から姿を暗ませるとは、すまないドクター、私が見張ると言ってこの体たらくとは……」

「ニアールは悪くないさ。あの時に君を含めた重装隊が大爆発の衝撃を食い止めていなければ著しい被害を被っていたんだ。むしろよく頑張ってくれた」

「そうだよ! それにニアールさん、本当は前線から後退した方が良いんだよ。装備も半壊してるし医療オペレーターから応急治療を受けたとはいえまだ腕の痺れが取れてないんでしょ?」

「気を使わせて感謝するドクター、グラニ。けど私はまだ戦える。腕に痺れはあるが骨が折れているわけではない。それに盾も他の重装オペレーターから貸してもらったから守ることは出来るさ。しかし監視を怠ったのは事実だ。せめてミスの挽回はさせてもらえないだろうか」

「……はぁ、本当は下がらせたいけどそこまで言うなら……。けど無茶だけはしないように。本来自分達は観光に来てただけだ。休暇先で怪我なんて笑えないからね」

「ふふ、そうだな」

「話の途中で悪いけどドクター、こっちで戦闘音が聞こえるわ」

「っ! そうか……全員、直ちに音の鳴る方へ向かう! 行こう!」

 

 

 

 

「ふぅ……ようやく外に出られましたわ」

『ピキュ〜(訳:疲れましたね〜)』

「今回は本当に大変だったよ。もしはぐりん君達がいなかったらどうなっていたことやら……」

「それにしてもはぐりんさん、貴方は本当に珍しい生物ですのね。液体金属の生物なんて初めて見ましたわ」

「それ以上に私は貴方のアーツに興味を引きますわね。転移させたり人に姿を変えたりと……研究のためにこのまま連れて行こうかしら?」

『ピキッ!? ピキー!! (訳:いや、流石に解剖やホルマリン漬けにされる未来とか勘弁してください!)』

「スカイフレア、はぐりん君怖がってるよー」

「冗談ですわよ。もし攫ったらあのキチガイコンビに報復されますわ。そんな愚は犯しませんわよ」

「ですけど彼のアーツが気になるのは分かりますわ。もしかしたら鉱石病回復の手掛かりになる物があるかもしれないと思いたくなりますし」

「そういえば彼らはあの怪物、砕竜を討伐したのかな? 妙に静かだけど」

『ピキ〜……ピキュ? ピキー! (訳:負けるとは思いませんけど連絡は来てませんし……え、ライガーさん? 向こうで音がするって? 分かりました行ってみます!)』

「はぐりんさん!?」

「急に走り出してどうしまして!?」

「二人共、彼の後を追うよ! にしても彼、とても速いなぁ!」

 

 

 こうして二つの団体がバトルジャンキー共が争う戦いの場へと向かっていく。

 

 そして殺し合う彼らを見たそれぞれの陣営はこう思った。

 

 

 Sideドクター

((((遅かったか……! byスカジ除く全員))))

(なんだ、ただの小競り合いね。byスカジ)

 

 

 Sideはぐりん

((((え、何この状況? どうして彼らロドスと戦ってんの? by全員))))

 

 

 この後めちゃくちゃ全員で殺し合いを止めた。

 




簡易まとめ
ラッピー&エンカク「やーいw」
バサスロ&ガルルガ「なんだァ?てめぇ……」

ロドスシエスタ組「あーもうめちゃくちゃだよ」
ロドス火山組&はぐりん「噴火阻止したらと思ったら何か内ゲバ起きてるんですが…」

戦闘描写ムズい…ムズくない?


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番外【安価(うたげ)の始まりだ!】

番外編で先民とかの一般転生者の掲示板回。あと90連目にケツテキとペナンスネキを同時抜きしたので初投稿です。


1:名無しの一般テラ転生者

唐突だが安価の時間やで!

 

2:名無しの一般テラ転生者

ダニィ!?

 

3:名無しの一般テラ転生者

安価やて!?

 

4:名無しの一般テラ転生者

ヒャッハー!新鮮な安価だー!

 

5:名無しの一般テラ転生者

待ってたぜェ!!この安価()をよぉ!!

 

6:名無しの一般テラ転生者

もちつけおまいら

 

7:名無しの一般テラ転生者

イッチもイッチや。いきなり安価なんて言われても困るわ。せめて事の始まりくらい説明クレメンス

 

8:イッチ

おっと失礼。ワイはロドスで働いてる職員なんやが、実はワイのロドスは観光でシエスタに来てるんや

 

9:名無しの一般テラ転生者

はぇ〜シエスタで観光とか、すげぇリゾート地で羨ましいゾ

 

10:名無しの一般テラ転生者

いいなぁリゾート地、こっちは毎日ジャングルでサバイバルだよ。水浴び出来る場所あるけど、たまに鉗獣襲ってくるんだよな

 

11:名無しの一般テラ転生者

水浴び出来るだけマシな方やろ。こっちは商売で荒野横断中やぞ。水の心配もあるが、いつ野盗か錆鎚に襲われるかでビクビクして気が狂う!(悪態土方並感)

 

12:名無しの一般テラ転生者

商人ニキは強く生きて…

 

13:名無しの一般テラ転生者

そんなことよりイッチ、シエスタと言ったがもしかして…?

 

14:イッチ

おう、アクナイほんへのイベントである青く燃ゆる心が発生しましたねぇ!

 

15:名無しの一般テラ転生者

おおう、マジか…

 

16:名無しの一般テラ転生者

大丈夫イッチ?舐めプしてシエスタ壊滅させたバカ○クビ転生者だっているんやぞ。ここではアドバイスくらいしかできんが力にはなるぞ

 

17:名無しの一般テラ転生者

あ、もしかしてそれに関する安価か!?

 

18:イッチ

あ〜合ってるようでそうじゃないんや。というかイベントの山場はもう超えたんや

 

19:名無しの一般テラ転生者

はい?

 

20:名無しの一般テラ転生者

どゆこと?

 

21:イッチ

ワイもドクターや当事者達から話を聞いただけやけど、順に説明するべ。

まずほんへのように地震が起きて、プロヴァンス嬢とスカイフレア嬢がセイロン嬢と共に噴火阻止に火山へと向かったんや。ほんへとの差異で護衛としてスカジ嬢とグラニ嬢も火山に赴いてたな。ちなワイは避難誘導に回っていたんや

 

22:名無しの一般テラ転生者

ほほう

 

23:名無しの一般テラ転生者

護衛の有無以外は特に変化ないな

 

24:名無しの一般テラ転生者

むしろスカジいる時点でポンペイなんか勝確じゃね?

 

25:イッチ

ところがぎっちょん、そう上手くはいかんのが転生テラクオリティ。

彼女達が火山最奥部に辿り着くと、なんとそこにはポンペイの無惨な亡骸が…

 

26:名無しの一般テラ転生者

え?

 

27:名無しの一般テラ転生者

まって?

 

28:名無しの一般テラ転生者

ポンペイがやられてるだと?すごい嫌な予感が…

 

29:イッチ

>>28の予想通り、最奥部にはでかいブラキディオスがいて、何故かそこにバサスロニキとガルルガネキと人になってる転生者新入りのはぐれメタルがそいつと応戦してたんや

 

30:名無しの一般テラ転生者

ファッ!?

 

31:名無しの一般テラ転生者

何でブラキがいるんですかねぇ…?

 

32:名無しの一般テラ転生者

てかバサスロニキとガルルガネキって、人外転生者でもやばい奴らやん。新入りはよく知らんけど

 

33:名無しの一般テラ転生者

すまん、人外転生者をよく知らんのやがどうやばいの?

 

34:イッチ

バサスロニキとガルルガネキはそれぞれバサスロットとイャンガルルガの転生者なんやが、ある出来事が転生者掲示板に衝撃を与えたんや

 

35:名無しの一般テラ転生者

確か人外転生者を悪だとか倒されるべき踏み台だとか宣い、彼らを差別的に見てイキり散らかした迷惑転生者が多い時期だったかな?二人と同じ次元のテラにいるそいつらはね、二人を排除しようとケンカ売ったんだ

 

36:名無しの一般テラ転生者

転生者だけじゃなくテラにいるならず者や傭兵、賞金稼ぎとかを転生者、非転生者問わず戦力をかき集めた結果、およそ二千人の大軍隊が出来たんだ。そして調子こいた転生者達は二人の負け姿を掲示板に晒そうと生配信までしたんだ

 

37:名無しの一般テラ転生者

だがそれが──彼らの間違いだと気づくにはもう遅かった

 

38:名無しの一般テラ転生者

始まったのはバサスロ達による大蹂躙。二千の戦力差なんか彼らには意味も為さず、気がつけば一時間で荒野が屍山血河に早変わりしたんだよ。しかも二人に碌なダメージも与えられずに…

 

39:名無しの一般テラ転生者

しかも生配信なんてしたから滅茶苦茶グロくてグロくて…うっかり見たオラなんかつい夕飯吐いちまったゾ…

 

40:名無しの一般テラ転生者

うわぁ…なんて凄まじい…

 

41:名無しの一般テラ転生者

まぁこれのお陰で人外転生者を敵視する人はメッキリ減ったね。それに彼らは敵に回そうとしなければ無闇に攻撃はしないから割と安全な方だよ

 

42:名無しの一般テラ転生者

というか人外転生者の殆どが良識人だったりする。癖が強いのが多いけど

 

43:名無しの一般テラ転生者

そもそも人外転生者にケンカ売るなっていう暗黙の了解は当時からあったはずなのに、ケンカ売ったやつはみんなバカです(ひろ○き並感)。

こっちの悪魔神なんか古くからいるし、過去の大戦で今でも他国から恐れられてるよ

 

44:名無しの一般テラ転生者

それを言うならこっちの聖霊王もだな。ただこの前エロ本を没収されて部下に怒られてたけど

 

45:名無しの一般テラ転生者

>>44

それはそれでどうゆう状況だったんだよ…?

 

46:名無しの一般テラ転生者

てか話脱線したな。イッチ説明続き頼む

 

47:イッチ

おかのした。

どうやら彼らは観光で来たらしく、火山の温泉を楽しもうとしたら火山の異常さに気づいて調査してたらしいんや。そこで最奥部まで来たらポンペイを貪ってたブラキディオスがいたんやと

色々あったけど噴火寸前の火山を新入りのはぐれメタルくんが魔法で鎮めて、ブラキディオスは何故か猛り爆ぜたけどバサスロニキとガルルガネキが討伐してくれたんや

 

48:名無しの一般テラ転生者

ブラキが特殊個体だったことをサラッと言うんじゃねぇ!?

 

49:名無しの一般テラ転生者

臨界ブラキなんか仮にも古龍級生物やぞ。よく倒せたな

 

50:名無しの一般テラ転生者

あと何気に噴火を鎮めたはぐれメタルくんも凄くない?

 

51:イッチ

で、ここから安価に関わるんやけど。

バサスロニキ達が砕竜を討伐した後、よりにもよってラップランドとエンカクというほんへにもいるバトルジャンキーオペレーターが二人にケンカ売ったんよ

 

52:名無しの一般テラ転生者

何やってんだそのバカ達は?

 

53:イッチ

幸いロドスオペレーター達とはぐれメタル君でどうにかケンカは止められた。そしてドクターはケンカ吹っ掛けた二人に罰を与えようとした際、ワイは是非罰の内容を決めさせて下さいと掛け合ったんや

その罰を何にしようかということで安価をやろうと思ったんや

 

54:名無しの一般テラ転生者

何でそんなことを安価で決めるんですか?

(安価に)飢えてたからいいけど

 

55:名無しの一般テラ転生者

事の始まりはわかったけど、一つ謎がある。わざわざイッチがそこまでする理由がないと俺は思うんだが?

 

56:名無しの一般テラ転生者

そうだよ(便乗)

 

57:イッチ

……実はワイにとってバサスロニキ達は恩人とも言える存在なんや。

 

58:名無しの一般テラ転生者

おぉ?

 

59:名無しの一般テラ転生者

何やら面白そうな話の匂いがしますね〜

 

60:名無しの一般テラ転生者

イッチ喋って?喋れ(命令)

 

61:イッチ

催促されんでも話すわな。身の上話から入るけどワイは一般ウマ息子(男クランタ)として転生し、子供の頃はカジミエーシュの田舎でのどかに暮らしてたんや

 

62:名無しの一般テラ転生者

はへ〜、イッチはクランタなんやな

 

63:イッチ

んで、前世の記憶もあって一応賢かったから良い仕事して今世の両親や親戚を楽させようと故郷を離れてカジミエーシュのいいとこの大学に進学して勉強し、色々あってロドスに入職したんや。

前世は親不孝もんで、やっと育ててくれた恩を気づいた時に親孝行しようとしたら前世の両親は事故で亡くなって後悔したもんや

 

64:名無しの一般テラ転生者

サラッと前世のアークナイツ出すな

 

65:名無しの一般テラ転生者

不幸をアークナイツって言うな。てかイッチめっちゃええ奴やん

 

66:名無しの一般テラ転生者

(こんな真人間になったのを)誇らしくないのかよ?

 

67:イッチ

スレ民兄貴達の優しさに照れちゃいそうやから話続けるで。それである日故郷から手紙が来たんだよ。ただそこには不吉な文章が書かれていたんや。

 

─暴風雨と共に巨大な化け物が村の近くに現れた─

 

その内容を見て最悪の想像がワイの頭に過ぎったんや。故郷からの手紙がトランスポーターで届いたことを考えるとこの手紙から何日も経っている。つまり村は既に…

 

68:名無しの一般テラ転生者

あぁ…お労しやイッチ…(⁠´⁠;⁠ω⁠;⁠`⁠)

 

69:名無しの一般テラ転生者

悲しいなぁ…(諸行無常)

 

70:名無しの一般テラ転生者

まてまてお前ら、イッチはバサスロニキ達を恩人だと言ったんだろ?ということは当時村は無事で、その化け物を討伐のしたのがバサスロニキってことだろ?

 

71:名無しの一般テラ転生者

あ、そっかぁ…

 

72:イッチ

>>70の言う通り、手紙の後ろに化け物は討伐されて故郷は無事だと書かれてたわ。思わぬ内容に気が動転してたけどな。

それでもワイは心配から直ぐに里帰りして家族に会って安否の確認と、事の顛末を聞いたんや。結果その化け物はバサスロニキ達が討伐してくれたってこと。

当時異常な嵐で征戦騎士団の一小隊も現地に出立してたらしく、彼らが着いた時には化け物既に討伐されてたんや

 

73:名無しの一般テラ転生者

はぇ〜バサスロニキ達しゅごい…

 

74:名無しの一般テラ転生者

てかカジミエーシュの国家戦力が出てる時点でやべぇこと起きたんやな

 

75:イッチ

幸い里帰りの際、その時現地に駐在してた征戦騎士の人に話を伺うことが出来てな、化け物は立派な翼を抉られ貫通して死んだんだと。

化け物の姿も出来れば見たかったんやけど遺体は全てバサスロニキ達が持って行っちゃってな。

でも実は、当時外で地図作成の仕事してた叔父さんが化け物を見たんだと絵を描いてくれたんや。けどこれって、どう見てもクシャルダオラやよな?

【味のある画風で描かれた鈍色の4足西洋竜の絵】

 

76:名無しの一般テラ転生者

ホワッ!?

 

77:名無しの一般テラ転生者

どう見てもクシャルダオラです。ありがとうございました

 

78:名無しの一般テラ転生者

待って!?古龍出るとかイッチのテラやばない!?

 

79:名無しの一般テラ転生者

でも古龍倒せるならバサスロニキ達が臨界ブラキを討伐できるのは納得した。

 

80:名無しの一般テラ転生者

にしても叔父さんの絵なんかええな

 

81:名無しの一般テラ転生者

分かる。リアルを忠実にしているのに、どことなく見たくなる味がある

 

82:イッチ

んでまぁ、ワイにはバサスロニキ達に恩があるのはそういうわけや。なのにあのバカ二人は彼等にとんでもないこと仕出かしたんでつい勢いのままこうして処罰を買って出てしまったんや

 

83:名無しの一般テラ転生者

まぁイッチからすれば恩人に失礼なことをしてしまったのと同じだからね。落とし前つけたくなるのは分かる

 

84:イッチ

でなわけでそろそろ安価始めるで。内容や条件は以下の通りや

・ラップランドとエンカクに対する罰を決める。安価の回数は決まった安価の内容次第。

・罰の内容は殺害、傷害系など重すぎるものは除く。

・かと言って甘い罰も駄目。程々の罰を求む

85:名無しの一般テラ転生者

おけ

 

86:名無しの一般テラ転生者

おけ

 

87:名無しの一般テラ転生者

おかのした

 

88:名無しの一般テラ転生者

まず決めるのは罰の内容かね?そこから罰の程度を調整していく感じかな

 

89:イッチ

せやな。でなわけで早速行くで!>>101!

 

90:名無しの一般テラ転生者

101……はっ!?現われろ!No.101!満たされぬ魂を乗せた方舟よ。光届かぬ深淵より浮上せよ! S・H・Ark Knight!

 

91:名無しの一般テラ転生者

>>90

オーバーハンドレッドナンバーズをエクシーズ召喚してんじゃねーぞ。頭ナッシュか?

 

92:名無しの一般テラ転生者

何でや!バリアンの問題児は真ゲスやろ!

罰内容は平野風ガチビンタで

 

93:名無しの一般テラ転生者

言うてバリアン七皇全員癖ありすぎない?

あ、こっちは尻百回叩きで

 

94:名無しの一般テラ転生者

おいおい、執行対象は戦闘狂なんだから物理耐性はあると思うぜ。ここは精神攻撃ということで24時間クソ映画鑑賞に処す

 

95:名無しの一般テラ転生者

あっ、おい待てぃ。精神系ならいいのがあるゾ。

クッ○ー☆シリーズ鑑賞会

 

96:名無しの一般テラ転生者

シンプルに簀巻き宙吊りの刑で

 

97:名無しの一般テラ転生者

シュールストレミング完食の刑

 

98:名無しの一般テラ転生者

犬のモノマネ。ヨツンヴァインになってワンワン鳴くんだよ、3回だよ3回

 

99:名無しの一般テラ転生者

反省を促すダンスを踊ってもらう

 

100:名無しの一般テラ転生者

裸バンソーコーの刑

 

101:名無しの一般テラ転生者

コスプレの刑に処す

 

102:名無しの一般テラ転生者

笑ってはいけないシリーズ参加の刑

 

103:名無しの一般テラ転生者

決まったか

 

104:名無しの一般テラ転生者

罰としてはちょっと弱いか?

 

105:名無しの一般テラ転生者

言うてこの後安価で罰の調整は出来るだろ。それよりも上のやつ当たったら目も当てられなかった気がするんだが。何だよ裸バンソーコーて

 

106:名無しの一般テラ転生者

そりゃお前、乳首と股間をバンソーコーで隠して、あと真っ裸になるんだろ

 

107:名無しの一般テラ転生者

でもラッピーの裸バンソーコーは見たかったゾ。野郎のヌードとかいらんが

 

108:名無しの一般テラ転生者

は?ワイルドイケメンの裸とか興奮するだろいい加減にしろ!

 

109:名無しの一般テラ転生者

>>108

お前ホモかよぉ!?

 

110:名無しの一般テラ転生者

裸バンソーコー外れたか…だがコスプレの内容は決まってない!今度こそ裸バンソーコーを…!

 

111:名無しの一般テラ転生者

>>110

こいつも諦め悪いな。その執念は称賛するけど

 

112:イッチ

うんうん、この調子で罰を決めていこうか。ほな次の安価行くで〜

 

 

 


 

 

302:イッチ

…よし!ここまで決まれば十分やろ。みんなありがとやで〜!

 

303:名無しの一般テラ転生者

ええで、こっちも久々安価出来て楽しかったわ

 

304:名無しの一般テラ転生者

ちきしょう……裸バンソーコーが……!

 

305:名無しの一般テラ転生者

ドンマイやで裸バンソーコーニキw

 

306:名無しの一般テラ転生者

ヌードじゃないのは不服だが、これはこれで…イケるな!

 

307:名無しの一般テラ転生者

ホモニキはあの結果でも満足するのか…

 

308:名無しの一般テラ転生者

まぁ第三者からみたらやりすぎない程度にちょいと恥ずい罰になっているし、オーダー通りでええんやない?

 

309:名無しの一般テラ転生者

流石に自分だったら恥ずかしくてタヒねるけどなw

 

310:名無しの一般テラ転生者

なぁイッチ、もし出来るなら執行の様子見せてくれや。一応結末は見ときたい

 

311:イッチ

言われなくても生配信してやるから安心してや〜。ふふふ…、ワイの編集技術が火を吹くで!

 

312:名無しの一般テラ転生者

これは有能ムーブ。そういやイッチはロドスで作戦記録の映像編集してんだよな

 

313:名無しの一般テラ転生者

自分の技術が罰の内容に活かせるなら、そらテンション上がるわ

 

314:イッチ

じゃあ善は急げって言うし、ワイはこれからドクターと話つけてくるから失礼するで〜!では諸君、サラダバー!

 

315:名無しの一般テラ転生者

おつ

 

316:名無しの一般テラ転生者

おつかれイッチ!

 

317:名無しの一般テラ転生者

安価ありがとな〜!

 

318:名無しの一般テラ転生者

次こそ裸バンソーコーを…!

 

319:名無しの一般テラ転生者

さて、安価も終わったし…誰かや ら な い か?

 

320:名無しの一般テラ転生者

やらんわ!

 

321:名無しの一般テラ転生者

安価中でも思ったがホントこの二人ブレねぇな…

 

 





・一般テラ転生掲示板
先民や人間・亜人系種族としてテラに転生した転生者が活用する掲示板サーバー。人外転生者は使用出来ないが、人外・非人外どちらも入れる総合掲示板があるため、二者が交流すること自体は可能。

転生者紹介
イッチ:クランタとして転生した転生者。前世は関西出身の日本人。
カジミエーシュ出身で現在ロドスで映像編集などの仕事を務めている。非感染者だが感染者を蔑ろにしない性格なため、ロドスからの評価は高い。
バサスロニキ達には故郷を救ってくれた恩義を感じている。


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スレ3【黒曜爆砕】後日談

スレ3はこれで締めです。変にストーリー式になってしまった…。
今度はオムニバス風か小説キャラのアクナイプロフでも出したい…。


220:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

で、何か言い分あるなら聞くよ?

 

221:賞金稼ぎの狂騎士(鎧)

Aaaaaasaaaa……

 

222:賞金首の黒狼鳥

いやだって、あっちから仕掛けてきたんだし、正当防衛よ…

 

223:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

そうだね、確かに事の発端は襲いかかったあっちが悪いよ。

それに君達は対話が難しいタイプの人外だから説得しろとは言わないさ

 

224:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

けどね、だからってスレの連絡を忘れてそのまま戦い続けてさ、しかも止めに入ったロドスの人達もボコボコにするのはどうかと思うよ?

おかげで疲労困憊なはぐりん君がなけなしの魔力振り絞って補助魔法で彼らの援護や治療した結果、魔力切れのマインドダウンで気絶したんだからね?

 

225:賞金稼ぎの狂騎士(鎧)

A、Aaaaaa…

 

226:賞金首の黒狼鳥

そ、それは悪かったわよ。でもアタシ達の体質上、戦闘中だと思考がバーサクするんだし、一応はぐりんが気絶した時には戦闘を即座にやめたじゃない

 

227:カズデルの悪魔神

だとしても、お前達は堪え性というのを少しは身に着けろ。罰として今から朝まで続く頭痛の呪いだ。(現在午後11時)

あと別スレで追加のお仕置き考えてるからな、覚悟しろ

 

228:賞金稼ぎの狂騎士(鎧)

Vaaaッ!?Aaaaaa!!?

 

229:賞金首の黒狼鳥

ちょっ、それは無いって──痛ぁ!?マジでやりやがったわこの鬼、悪魔!

 

230:ラテラーノの聖霊王

いやこいつ悪魔やぞ

 

 

 

 


 

 

 

250:賞金首の黒狼鳥

はぁ…酷い目にあった…ピョン…

 

251:賞金稼ぎの狂騎士(鎧)

(`﹣н﹣´)

 

252:アカフラのライガー0

残当だろ

 

253:アカフラの狂フューラー

流石に擁護できねぇよ

 

254:ロドスのあんこくポケモン

なお追加のお仕置きはこれである

【ビーチでプラカード首に掛けながら正座している四人の画像】

 

255:ロドスのあんこくポケモン

正座されてる四人の姿について

・バサスロ:鎧の上に白のマイクロビキニ着用

・ガルルガ:人化した姿でバニースーツにウサミミバンド着用。語尾に“ピョン”付け強制

・ラッピー:ピンクと白のフリフリアイドル衣装風ビキニを着用。語尾に“ラピ☆”付け強制

・エンカク:ブーメランパンツと白のTシャツに一輪の花が植えてある植木鉢の被り物を着用。Tシャツには“花の妖精”と書かれている

 

256:移動都市アダマント

ちなプラカードの内容〜

・バサスロ&ガルルガ:私は報連相もせず戦いに走った大馬鹿者です

・ラッピー&エンカク:私はドクターの命令を無視してケンカ売りに行ったアンポンタンです

 

257:アダマントのモリンフェン

こwれwはwひwどwいw

 

258:ラテラーノの聖霊王

見た目ヒャッハー系イケ狼娘の恥ずか死赤面でしか摂取出来ない栄養素がある

 

259:ヴィクトリア火山のボルシャック

花の妖精目が死んでるぞ

 

260:カズデルの悪魔神

昨日まで四重狂騒(バーサーカルテット)してた奴らの姿か?これが…

 

261:ロドスのあんこくポケモン

ケンカ売りに行ったラッピー達はともかく、バサスロ達は仮にもシエスタのために頑張った英雄のはずなんだよなぁ…どうしてこうなった?

 

262:アカフラのライガー0

てかあの中でバサスロニキは堂々としていて潔すぎだろ

 

263:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

黒い鎧に白のマイクロビキニがよく映えているよ。うん、これが本当のビキニアーマーってやつかな?

 

264:ロドスのあんこくポケモン

誰が上手いこと言えとw

 

265:アカフラの狂フューラー

というかバサスロ達の罰は考えてたけど、まさかロドスの方もお仕置き考えてたのは草生えるわwww

 

266:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

それね、どうやらこのテラのロドスには先民の転生者がいるんだ。彼が今回の処罰をあっちの掲示板で安価して決めた後ドクターに提案したんだって。掲示板の秘匿機能でこっちにわざわざ謝罪の内容まで送ってくれたよ

 

267:アカフラのライガー0

安価で決めてて草

 

268:アカフラの狂フューラー

やっぱ(転生者は安価が)好きなんすねぇ

 

269:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

因みに追加でこんな面白映像くれたよ

 

【密室のステージ上でラッピーが魔法少女アニメ風の決めゼリフを決めてる映像】

 

270:アダマントのモリンフェン

ブフォッww!!?

 

271:ロドスのあんこくポケモン

『ミルフィーウルフ、ラッピーハート♡今日も気に入らない奴をミルフィーユにしちゃうラピ☆……///』プルプル

 

ラッピー羞恥の極みに達して真っ赤w

 

272:移動都市アダマント

あ、誰かシャッター切った〜

 

273:ロドスのあんこくポケモン

『テ、テキサスッ!?どうして此処に…!?』

『ドクターから呼ばれて来てみたが…フフ、すまない。随分様になってるじゃないか()()()()()()()?』

『こらラッピーハート、ラピ☆の語尾が抜けてるぞ。罰として今度はテキサスの前でさっきの全部やろうか?』(暗黒微笑ドクター)

『──あ"あ"あ"あ"あ"!!!!ごろ"ぜぇ!だれがぼくを殺ぜぇ!!!!』

 

もうこれ死体蹴りやんw/(^o^)\

 

274:賞金首の黒狼鳥

…少なくともアタシはまだマシな方だったのが分かったわ…ピョン

 

275:転生新人はぐりん

ほ、ほらガルルガさん!ジェラートとバーベキュー持って来ましたから食べて元気出しましょう!

 

276:ラテラーノの聖霊王

はぐりん君は天使やな

 

277:カズデルの悪魔神

お前さんは被害者なんだからもっとコイツらに怒っても良いんだぞ?

 

278:転生新人はぐりん

いやまぁ、旅に同行していてお二方の戦闘状態は理解しているので慣れてしまったといえばいいか…?

あ、遠くから見てますけどバサスロさんとスカジさんすごい打ち合いですね~

【砂浜でビーチパラソルとシャチバルーンを持って砂を巻き上げながら試合をするバサスロとスカジの映像】

 

279:ヴィクトリア火山のボルシャック

いや、何をしてるんだ彼らは?

 

280:アダマントのモリンフェン

あんな派手に暴れてるけどいいのか?また反省会になっても知らんぞ

 

281:転生新人はぐりん

今回のはシエスタのビーチ監視員やロドスの人に許可貰って迷惑にならない場所でやっているので大丈夫だと思います

 

282:アカフラのライガー0

それならいいけど、よく見たらはぐりん達みたいに遠くで見てるギャラリー多いな

 

283:移動都市アダマント

素人でも目を引くほど迫力ある戦闘からね〜。見た感じ演武や剣闘に近いんじゃな〜い?

 

284:アカフラの狂フューラー

というか二人は何でこんなことしてんの?

 

285:転生新人はぐりん

バサスロさん曰く、応急処置した左腕のリハビリと久しぶりにスカジさんとの鍛錬を兼ねて試合してるらしいです

 

286:アカフラのライガー0

そういや砕竜戦でバサスロニキの左腕が転がってたよな

 

287:アカフラの狂フューラー

その代わり砕竜なんて右半身削り取られてグロ注意になってたけどな。死体がエグかったわ

 

288:ロドスのあんこくポケモン

騎士は徒手にて死せず(ナイト・オブ・オーナー)で強化されたバレルロールチャージなんて直撃したらそらそうなるわ

 

289:アダマントのモリンフェン

てか騎士は徒手にて死せず(ナイト・オブ・オーナー)って生き物にも効果あるんだ

 

290:転生新人はぐりん

確かあれ、ガルルガさんの了承があればバサスロさんは彼女を自身の武器として認識出来て、宝具が機能するらしいですよ。なんでもそれで以前にクシャルダオラの竜巻突き破って討伐したらしいですし

 

291:アダマントのモリンフェン

あれ初出じゃないのか…

 

292:アカフラのライガー0

古龍殺せるとか威力ヤバない?

 

293:アカフラの狂フューラー

やはり暴力…!!暴力は全てを解決する…!!

 

294:ロドスのあんこくポケモン

これはドクターが戦力として勧誘するのは納得だわ

 

295:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

そういやはぐりん君。君達あの後ロドスとやらに勧誘されたって聞いたけど、結局どうしたの?

 

296:移動都市アダマント

気になるンゴ〜

 

297:アカフラのライガー0

けどホイホイロドスに来て大丈夫か?ダークライニキのとこと同じ様にやばい所じゃねえのか?

 

298:アカフラの狂フューラー

ぶっちゃけ三人は研究生物として興味深い貴重なサンプルなんだよなぁ…

 

299:ラテラーノの聖霊王

実は採血強要されたりしてw

 

300:転生新人はぐりん

あ、赤目色白の美少女なロドスの人にそんなこと言われました。採血される前にその人は別のロドス職員に連行されていましたけど

 

301:アダマントのモリンフェン

未遂事件起きてんじゃねーか

 

302:ロドスのあんこくポケモン

うわ〜…ロドスの知り合いにすげぇ心当たりのあるやつがいるんだが

 

303:カズデルの悪魔神

奇遇だな、こっちもあの吸血鬼のことが頭に出たぞ。まぁ奴なら他の吸血鬼に比べてまだマシな方だからいいが…

 

304:転生新人はぐりん

とりあえずロドス勧誘についてなんですが、三人の意見として現状ロドスには正式に加入しないということになりました

 

305:ヴィクトリア火山のボルシャック

ふむ、理由があるのか?

 

306:賞金首の黒狼鳥

そこはアタシが説明するピョン。一番の理由としては、ぶっちゃけロドスに限らず企業に所属するとこちらの都合で戦闘出来ないのが痛いピョン。バウンティハンターやってるのも日銭稼ぎ兼ねた戦闘欲求解消に近いピョン

 

307:ロドスのあんこくポケモン

まぁ、ロドスも感染者や企業のイメージダウンに関わる戦闘は基本避けるしな

 

308:賞金首の黒狼鳥

けど理由はどうあれ今回の件でロドスのオペレーターに危害を加えたのは事実だし、何もしないのはケジメがつかないピョン。なので今後バウンティハンターのギルドに通して指名依頼を優先的に受けるという条件で手打ちにしたピョン

 

309:カズデルの悪魔神

つまり所属じゃなくて、あくまで依頼人と請負人との関係を望んだということか

 

310:賞金首の黒狼鳥

そゆことピョン。個人の評価としては、ロドスは善よりな企業ピョン。まぁ闇の部分も何かありそうな気がするけど、そんなの何処の企業も同じことが言えるピョン

 

311:廃棄移動都市のロイヤルナイツα

お互いの譲れないとこを考えれば、これが最善な取り決めかな?

 

312:賞金首の黒狼鳥

それにしても休暇でシエスタに来たのに散々な目にあったピョン。結局温泉は入れないし、一度ギルドで言伝しないと行けないピョン。何よりもバサスロの鎧と砕竜の亡骸を考えて一度拠点に戻らないと行けないピョン。

 

313:移動都市アダマント

あれ〜?ガルルガ達って拠点を持たず放浪してると思ったけど〜そうじゃないの〜?

 

314:賞金首の黒狼鳥

一応各地に休憩場として使う無人の隠れ処はあるピョン。けど今回はその中で唯一転移者のいる隠れ処に向かうピョン

 

315:アダマントのモリンフェン

え、アンタら転移者と交流持ってたの?

 

316:賞金首の黒狼鳥

言ってなかったピョン?因みに転移者はおそらくモンハン世界の者だと思うピョン。彼らのおかげで討伐したクシャルダオラの素材からバサスロの武器や、スリンガーとかいう腕につける小弩を作ってもらったピョン

 

317:アカフラのライガー0

待 っ て

 

318:アカフラの狂フューラー

ちょいと理解が追いつかん。そういやバサスロの左腕になんか見覚えあるの付いてるな〜と思ったら、あれスリンガーだったのかよ!

 

319:カズデルの悪魔神

ああでも、どうしてバサスロニキがあの片手剣を持っているのかという疑問に辻褄が合うな

 

320:転生新人はぐりん

自分はその隠れ処に初めて行くんで楽しみですね〜

 

 




罰ゲーム

バサスロ、ガルルガ
罰の内容はダイスロールで決めた。一応被害者側なので衣装系に限定した軽めの罰。マイクロビキニ、バニースーツの他の候補として、
・裸エプロン
・スク水
・サンバ衣装
・HOT LIMMITの衣装(ダンスと歌もやってもらう)
が挙げられた。

ラッピー、エンカク
コスプレ以外で安価で決まったのは以下の通り。
・両者共通…PV撮影
・ラッピー…アイドル衣装、ビキニ、語尾付け
・エンカク…ブーメランパンツ、クソださTシャツ、頭に被り物

後に二人はあの格好のままロドス内でクランタ転生者イッチ主導による『ミルフィーウルフ☆ラッピーハート♡』と『おしえて!えんかくん!』の撮影がされた。無駄に高いクオリティとシュールさに一般スレ民は大爆笑しまくってたとかなんとか。
(前者はプリキュア風女児向け特撮物、後者は知育系教育番組としてロドス内で放映)


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スレ4【チピチピチャパチャパ】

1:名無しの人外

チピチピチャパチャパ、ドゥビドゥビダバダバ、マジカル ドゥビドゥビ ブーンブーンブーンブーン♪

【リズムに乗って顔を動かしてるロスモンティスの動画*1

 

最近はこれを見てストレス緩和してるわ

 

2:名無しの人外

初手猫ミームは草ww

 

3:名無しの人外

フェリーンミームでしょ?

 

4:名無しの人外

どっちでもええわ

 

5:名無しの人外

(幼女は)ええぞ!ええぞ!

 

6:名無しの人外

>>5

もしもしポリスメン?

 

7:名無しの人外

通報されてるやんけ

 

8:名無しの人外

やっぱ掲示板でもこの手の動画は人気やね

 

9:名無しの人外

昔はこういう動画は見れなかったけどな

 

10:名無しの人外

機械・電脳系の転生者が掲示板に上げてる他の転生者のライブ記録をどうにかしてダウンロードして編集し、アップロード出来たおかげで掲示板でも見れるようになったからなぁ

 

11:名無しの人外

しかも彼らに直接頼めればデータそのものが貰えるし、足向けて寝れねーよ

 

12:名無しの人外

そのおかげで機械・電脳系の転生者は転生者界隈である種のイニシアチブを持ってるから他の転生者は下手に手を出せないんだよなぁ

 

13:名無しの人外

ただそれで調子乗った奴がいればきちんと制裁されるという。主に真面目な同系統の方が率先として行ってくれるしな

 

14:名無しの人外

悪質な機械系転生者にウイルスを掲示板で介して仕込むとかブルっちゃうよ…(恐怖)

 

15:名無しの人外

ワイ知り合いに機械系転生者居ないのでデータ貰えない。掲示板ならこうして動画は見れるけど、私用で保存できないのがかなちぃ…

 

16:名無しの人外

>>15

それはご愁傷様としか言いようがない

 

17:名無しの人外

彼らと伝手を得られるかは結局運だしな。そこはしゃーない

 

18:名無しの人外

同世界上で独立してる掲示板に呼び掛けるといった手段はあるが、来てくれるかは彼らの状況によるし

 

19:名無しの人外

にしても>>1の動画に出てる子、良くミームで見かけるな

 

20:名無しの人外

ロスモンティスちゃんは人気だからね、しょうがないね

 

21:名無しの人外

そのせいか、色々な素材が出てる。

 

【宇宙を背景に真顔になってるロスモンティスの画像*2

【目を閉じて頭を抱えるロスモンティスの動画*3

【ハッピーダンスしてるロスモンティスの動画*4

【Girlfriendを踊るロスモンティスの動画*5

【その他ロスモンティスの動画集】

 

22:名無しの人外

いや多いな!?

 

23:名無しの人外

ネットのおもちゃと化してるやんけ!

 

24:名無しの人外

なるほどつまり…

 

ロスモンティス=ネットのおもちゃ

野獣先輩=ネットのおもちゃ

 

ロスモンティス=野獣先輩説濃厚…?

 

25:名無しの人外

>>24

んなわけねぇだろボケカス

 

26:名無しの人外

あんなカワイイ!幼女を汚物と一緒にするな

 

27:名無しの人外

ロスモンティスは…(ネットの)おもちゃじゃないんだぞ!

 

28:名無しの人外

まぁ彼女も人気だけど、他のフェリーンもミーム素材になってるしな。例えばこの人のも人気だ

 

【EDMを踊るマウンテンの動画*6

 

29:名無しの人外

ちょ、アンソニーさん!?何してんですかホント!?

 

30:名無しの人外

ガタイのいい虎ケモダンディが真顔で踊ってるの草生えるんですけどww

 

31:名無しの人外

てか良く踊ってくれたな。見た目からして踊ってくれなさそうと思うんだが

 

32:名無しの人外

ワイその動画の当事者やけど、クルビア以外で手に入る上物の銘酒を引き合いにしてどうにか協力してもらったで

 

33:名無しの人外

当事者いるやんけ!?

 

34:名無しの人外

やはり酒…!!酒は全てを解決する…!!

 

35:>>32

ちなこういう素材もあるで

 

【ハッピーダンスしてるマウンテンの動画*7

 

36:名無しの人外

ブフォ!?

 

37:名無しの人外

オイこら食事中に見たせいで吹いちまったじゃねーか!

 

38:名無しの人外

食事中に掲示板を見るのが悪い気もするけどな

 

39:名無しの人外

てかCV中井和哉でのHappy連呼が地味にじわるんだが。これ本人の声?

 

40:>>32

そうやぞ、酒に合う旨いおつまみプッシュで音声データ取ることできたからな。ワイ機械系転生者なんであとはデータを基に編集すればちょちょいのちょいや

 

41:名無しの人外

何気に>>32機械転生者かい。ちな差し支えなければどういうのか教えて?興味が出てきたし。

 

42:傭兵のキラーマ

隠すことないからええで。ワイはドラクエのキラーマシンに転生したんや。傭兵業してたけど今はロドスに雇われておる

 

43:名無しの人外

キラーマシンとかかっこいいし強くて当たりやん

 

44:傭兵のキラーマ

まぁな。ちな動画編集技術は初めからできたわけじゃなくて、基礎的なことはロドスにいるクランタ転生者から教わったんや。

 

45:名無しの人外

その転生者羨ましいな。俺も機械・電脳系転生者とのリアルな繋がりが欲しいお…

 

 

 

*1
元ネタ:チピチャパ猫

*2
元ネタ:宇宙猫

*3
元ネタ:頭を抱える猫

*4
元ネタ:Happy Cat

*5
元ネタ:Girlfriendを踊る猫

*6
元ネタ:EDMを踊る猫

*7
元ネタ:Happy米津




スレ民(まともなメンバー)紹介
傭兵のキラーマ
傭兵としてテラ各地をさすらっていた転生者。旅の途中でロドスに護衛としてスカウトされる。自立稼働する摩訶不思議な機械なため、クロージャやメイヤーなどエンジニア部から調査という名の襲撃に会うが自力で撃退している。なおエンジニア部はこってり減給されたりとか何とか。
バサスロ達と同じ世界に転生し、傭兵として彼らの噂は良く知っているが、直接会ったことはなかった。そしてシエスタイベ後にやって来た彼らと会うことになったがこちらからケンカ売らず、交戦の意志は無いと彼らに伝えた。


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スレ5【アカフラフレンズ】

1:アカフラのライガー0

最近ウチらのホームで色々なことあったんやけど聞いてくれる?

 

2:名無しの人外

お、ライガーゼロやん

 

3:名無しの人外

おっすおっす、色々ってなんぞ?

 

4:アカフラのライガー0

大きく言うと二つくらいある。一つ目を言うと転生者とかもろもろ増えた、それも機械系ばっか

 

5:名無しの人外

おぉ~、(人外仲間が増えるのは)ええやん!

 

6:名無しの人外

機械系はええぞ!ええぞ!

 

7:名無しの人外

新人はどういうタイプだ?ゾイド系?人型系?あるいはその他?

 

8:名無しの人外

もう待ちきれないよ!早く教えてくれ!

 

9:アカフラ居候のBB中尉

落ち着けお前ら、ライガーが説明できんだろう

 

10:名無しの人外

それもそうだな…って、おい待て!?

 

11:名無しの人外

中尉(なかい)さーん!!中尉さーん!!(歓喜)

 

12:名無しの人外

ビルドブースターになると曲が流れる中尉さんじゃねぇか!随分と久しぶりだなおい!!

 

13:アカフラ居候のBB中尉

相変わらずここは活気があるな。新人の一人は俺と少々関係があるのでライガーの助手として来た。

それと暫く掲示板に出てなかったのは俺と俺の相方(博士)はクルビアからアカフラへ亡命してた。掲示板もライガーとの交渉のために個人用でしか使ってなかったしな。今はこうしてアカフラに亡命し落ち着いたので顔を出すことが出来たが

 

14:名無しの人外

あーそういや知り合いの非人外転生者から中尉の開発者が消息不明ってことで大騒ぎしてたな

 

15:名無しの人外

密かに亡命するならオープンの掲示板だと情報筒抜けだしな

 

16:名無しの人外

言うて今ここで明かして大丈夫なの?ここ一応オープンだけど

 

17:名無しの人外

おいおい、ここのアカフラは陸上戦艦を何隻も破壊したゾイドが二体いるんだぞ。進撃するバカはクルビアはおろか転生者でもいねぇだろ

 

18:アカフラ居候のBB中尉

クルビアでもアルティメットバカX二体は悪名で話題になってたな。実際は国が先に手出ししたことでの正当防衛なんだがそんな事実公表したとこで揉み消されるだけだしな。

あとこいつらの力に目をつけて鹵獲しようと考えてたやつら(クルビア軍、線生命とか)もいたけど、俺の相方(博士)含む転生者の何人かが裏で手回しして阻止し、二体の矛先がクルビアに向かないようにするのは苦労したよ

 

19:アカフラのライガー0

そーいやイナムネキが言ってたけど、サルゴンはウチらに手を出さないと言ってたな。たまにバカがいるからそいつら撃退してるけどお咎め無しだ。

さて、話を戻して新入りを紹介するんで呼ぶわ。新入り!(このスレに)入ってこ~い!

 

20:アカフラ居候のGGちゃん

み、皆さん初めまして…宜しくお願いします

 

21:名無しの人外

オッスお願いしまーす

 

22:名無しの人外

ようこそこの源石まみれでくそったれな世界へ。困ったら先輩に相談しな?

 

23:名無しの人外

こんな世界に転生したのは不運かもしれんが幸い君はアカフラに仲間がいるからな。結構マシだと思うし頑張れよ

 

24:アカフラ居候のGGちゃん

あ、ありがとうございます…?

 

25:名無しの人外

皆の反応にちょっと困惑してんじゃねーか

 

26:名無しの人外

言うてこんな世界に転生されたら同情はするし、こう優しくなるよ

 

27:名無しの人外

懐かしいな、ワイも新人の頃はこう洗礼を受けたわ…

 

28:名無しの人外

つか新人、一体どういう奴に転生したん?

 

29:名無しの人外

GGちゃんってどういうこと?

 

30:名無しの人外

ロドスにいるゴールデングローちゃんでしょ?(迷推理)

 

31:名無しの人外

そのGGちゃんは機械じゃなくてフェリーンやろいい加減にしろ!

 

32:アカフラ居候のBB中尉

新人についてだが、見てもらった方が早いんで画像載せるぞ。本人から許可貰ってる

 

【密林内で佇むゴジュラスギガの画像】

 

33:名無しの人外

ファッ!?

 

34:名無しの人外

ゴジュラスギガとかなんだこれはたまげたなぁ…。

 

35:名無しの人外

しかもこれフューザーズのやつやん

 

36:名無しの人外

ホントだ、肩に青のパトランプある

 

37:名無しの人外

いーなー、めっちゃ良いのに転生できたんやん

 

38:名無しの人外

…ん?そういやコテハンに“ちゃん”が付いてたけどまさか…

 

39:アカフラ居候のGGちゃん

あ、はい。前世は女性でして、今世もおそらくは女性だと思います…

 

40:名無しの人外

ダニィ!?

 

41:名無しの人外

やはりニキじゃなくてネキの方だったのか…

 

42:名無しの人外

あ、やべぇ。今擬人化ゴジュラスギガの叡智絵が閃いてそれを描けと囁いてんだけど。俺のゴーストが

 

43:名無しの人外

お前は何を言ってるんだ?

 

44:名無しの人外

全くだ……さて、俺も〇ろん22みたいなπもケツもタッパもデカいギガネキ書いてくるわ。今晩のオカズは確定したな

 

45:名無しの人外

お前もダメじゃねーか!

 

46:名無しの人外

こいつらギガネキの事を好き勝手に弄り過ぎだろ

 

47:名無しの人外

ギガネキ、嫌ならはっきり言っていいからね?こいつらにはちゃんとペナルティは課せられるから

 

48:名無しの人外

おいニャメロン!?表現の自由を迫害するな!

 

49:名無しの人外

お慈悲~!お慈悲~!

 

50:アカフラ居候のGGちゃん

えっと…私ではなくてゴジュラスギガですか…?そのキャラクターを主題として絵を書くのであれば構いませんし、破廉恥なのも目の届かない場所でやるのであればまぁ…許しますよ?

 

51:名無しの人外

マジで!?

 

52:名無しの人外

ゆ、許された…?

 

53:名無しの人外

感謝…!圧倒的感謝…!!

 

54:アカフラ居候のBB中尉

お前らギガネキにはマジ感謝しろよ。一応悪質なの見かけたらアルファニキに頼んでBANさせるからな?

 

55:名無しの人外

イエス!サー!!マム!!

 

56:名無しの人外

ところで中尉が関係してる転生者ってもしかしてギガネキのこと?

 

57:アカフラ居候のBB中尉

ああ。亡命の途中で転生直後のこいつと出会ってな、行く当ても無かったそうだしゾイド仲間がいるアカフラに来ないかと誘ったわけだ

 

58:アカフラ居候のGGちゃん

改めてあの時は本当にありがとうございました。5徹で過労死したと思ったらいきなりこんな体で荒野に放り出されて、訳がわからなくて心細かったです。

おかげで今ではアカフラのティアカウ?さん達と共存出来て平穏に暮らせています。…悩みとしては彼らが足元に近づきすぎて踏んでしまいそうで時折心臓に悪いです

 

59:名無しの人外

心臓というよりゾイドコアじゃね?

 

60:名無しの人外

野暮なツッコミはよせーや

 

61:名無しの人外

てかギガネキ、さらっと前世のアークナイツ出すのはやめて?やめて差し上げろ

 

62:名無しの人外

新人のことになると前世の事で誰かがトラウマの流れ弾に当たるのはいつもの事

 

63:名無しの人外

わァ……ぁ……(前世のブラック労働環境を思い出して苦悶の表情を浮かべる)

 

64:名無しの人外

んで、ライガーニキ。他の転生者の新人についてそろそろ教えてくれ

 

65:アカフラのライガー0

ん、おかのした…と言いたいんだが今そいつはフューラーと一緒にジャングル奥地の除草活動に遠征中なんだよな。

連絡しても掲示板に疎いからすぐには反応しないと思う。すまんな

 

66:名無しの人外

いや除草活動って何があったし?

 

67:名無しの人外

いやね?ジャングルで異様な植物の繁茂が問題になってな、その原因は半植物半オリジムシの仕業なんだよ。フューラー達はそれの除去に向かってるわけ

 

68:名無しの人外

ん?

 

69:名無しの人外

ちょっとまて?

 

70:名無しの人外

そいつもしかして空飛ぶ巨大花だったりしない?

 

71:名無しの人外

それ俺も聞いたことある。確か仮称で「自然の妥協」っていうオリジムシじゃないか?

 

72:アカフラのライガー0

ああうん、確かバロムニキもそう言ってたはず

 

73:名無しの人外

おいおいおい

 

74:名無しの人外

アカフラ終わったわ

 

75:名無しの人外

どうすんだよそいつ密林での侵略性は段違いに危険やぞ

 

76:名無しの人外

呑気にスレしてる場合じゃないと思うんですが、援軍に行かないの?

 

77:アカフラのライガー0

なんで皆焦ってんだ?これもう三回目なんだけど

 

78:名無しの人外

え?

 

79:名無しの人外

(。´・ω・)おん?

 

80:名無しの人外

言ってる意味が分からん

 

81:アカフラのライガー0

要はあの植物オリジムシの襲撃はもう三回目なんだよ。さらに言うとあいつフューラーのおやつみたいなもんだ。一、二回目も荷電粒子砲で一掃してたし

 

82:名無しの人外

えぇ…(困惑)

 

83:名無しの人外

荷電粒子砲って、奥地が焼野原になるだろ

 

84:アカフラのライガー0

実際焼野原だったぞ。まぁしばらくすればまた植物生えてたしセーフでしょ?

 

85:名無しの人外

ダイナミック焼畑農業かな?

 

86:アカフラのライガー0

まぁ今までの経緯からして一回目はボス一体と雑魚の群れだったけど、二回目はボス五体とそれぞれの群れだったしな。三回目はさらに増えてるかもしれんけど問題無いだろ。一緒に行った新人も範囲攻撃が得意だし

 

87:名無しの人外

フューラー「ヒャッハー!汚物は消毒だー!!」

 

88:名無しの人外

絶対言ってそう(確信)

 

89:名無しの人外

これから毎日、(アカフラの)密林焼こうぜ?

 

90:名無しの人外

やっぱここのアカフラって戦力おかしいわ…

 




スレ民(まともなメンバー)紹介
アカフラ居候のBB中尉
ある先民転生者の博士が開発した自律ロボのビルドストライク(フルパッケージ)に転生した転生者。身長は3m。
転生後は博士の助手兼護衛として暮らしていた。実はストライクではなくビルドブースターの方が本体。
クルビアで色々とあって相方と共にアカフラへと亡命。二人ともズゥママに歓迎され、相方の博士はアカフラに機械知識を教え、中尉は空の哨戒を担当している。
前世はガチの航空自衛隊員で階級も中尉、なんなら名前も仲居だった。ぶっちゃけMS状態よりも分離してブースター状態の方がくそ強い。
ブースターの時に何故か曲が流れるが、博士はそんなプログラムを入れていないらしい。中尉さん(ワルキューレ)が止まらない。


アカフラ居候のGGちゃん
前世OLだったが過労死してゴジュラスギガに転生した転生者。転生直後で途方に暮れていたのをBB中尉達と出会い成り行きでアカフラに。アカフラでは大掛かりな力仕事を担当している。住民からはデカくてカッコイイとのことで人気。
気弱だが戦闘能力は高く旅の途中で追手のクルビア陸上軍艦と相対したが、BB中尉と協力して撃墜。体当たりで軍艦を横倒しにして、大顎で艦の装甲を噛み砕くなど結構活躍していたという。
魂が女性という厳つい見た目からのギャップで他の転生者らに擬人化イラストを書かれる。割と人気があり非公開の品評会がこっそり行われているとかなんとか。〇ろん22のイラストはすこ。


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