もうひとつのドラゴンボール超 宇宙サバイバル編 (ドラゴン ベリアム)
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力の大会 初幕

ザマスの戦いからしばらく経った。

 

悟空は農業の仕事に打ち込んでいた。

 

「またお願いしますね」

 

悟空「おう!」

 

悟空はトラクターで運転していた。

 

するとトラックが傾き、手を挙げている人を発見する。

 

悟空「どうした?故障か何かしたのか?」

 

「ええ。そうなんですよ。近くの駅まで乗せてもらえませんか?」

 

悟空「構わないぞ」

 

「助かった」

 

「…すみませんね」

 

 

すると銃を持った2人組が現れた。

 

「おい!そのトラックをよこしな!」

 

悟空「へ?オラのトラックを奪うつもりか?」

 

「そうだ!」

 

悟空「嫌だ…と言ったら?」

 

「こうだ!」

 

銃を発射する男。

 

しかし悟空は右手だけで球をキャッチした。

 

悟空「ほらよ」

 

悟空は球を男に向けて飛ばして球は男の肩に命中し、男は倒れた。

 

悟空「いっけね!」

 

「ば、化け物だ…!」

 

「怯むな!撃て!!」

 

男達は悟空に銃を乱射するが悟空は球を全てキャッチ。

 

悟空は球を2球残して下に落とした。

 

悟空「どうする?お前達。コイツみたいに怪我したいのか?」

 

男「ひいっ!?」

 

悟空「お前ら要は強盗だろ?オラがお前達を怪我させても正当防衛だって主張できるぞ」

 

男「ひ、引き上げるぞ」

 

男「どうもすみませんでした」

 

男達は去って行った。

 

悟空「全く馬鹿な事やってる暇があるなら働けばいいものを…ってオラも偉そうな事言えないか」

 

悟空は腕に擦り傷が出来た事に気付く。

 

悟空「腕が鈍ってしまったか…こうなったら」

 

悟空は修行をさせて欲しいとウイスに連絡をした。土産に豆大福を持ってくるようだ。

 

ビルス城

 

悟空「そういえば全ちゃんが言っていた全宇宙の武道大会…あれどうなったんだ?何か聞いてないか?」

 

ビルス「武道大会?悟空ちゃん、全王様にはあまり関わるんじゃないわよ。全王様はガキみたいな見た目だがそれ故に凄く恐ろしいのよ。最悪何をするかは分からないわ」

 

ウイス「私もあまりお勧めはせんたい」

 

悟空「要は怒らせなければ良いだけだろ?大丈夫だって。青いボタンを押すとやってきて赤いボタンを押すとオラが会いに行ける」

 

悟空は赤いボタンを押した。

 

ビルス「!?」

 

全王のところにやってきた悟空。

 

全王「悟空か?一体何の用だ?」

 

悟空「前、武道大会やろうって言ってたじゃん。あれどうなったんだ?」

 

全王「武道大会か…そういえばそんな事言った覚えがあるな」

 

全王「やりたいのか?」

 

悟空「勿論だ」

 

全王「まぁいいか…丁度退屈してた所だし、やろう」

 

悟空「やった!そうこなくちゃ」

 

悟空「超盛り上げてやるから楽しみにしてくれよな」

 

第2話へ続く



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第7宇宙VS第9宇宙

全王は悟空の申し出で「力の大会」を開く事になった。

 

全王の大会の期待を高めさせる為、第7宇宙VS第9宇宙との全覧試合を行う事になった。

 

第9宇宙のトリオ・デ・デンジャーズの末弟・バジルとの闘いではバジルがドーピングを使った事によるパワーアップを果たした事で全王の怒りを買い、即座に反則負けになり、第1試合で勝利を飾った。

 

大神官「では第2試合。出場選手は武舞台へどうぞ」

 

シドラ「まさかアレが反則負けになるとは…」

 

ベルガモ「少し第7宇宙を侮っていたな」

 

バジル「え?ちょっと待ってくれよ!俺様の出番ってナレーションでサラリと流して終わりかよ。シブ版よりは詳細出してくれたけど」

 

ベルガモ「終わりだ」

 

ロウ「ラベンダ。お前は負けたりしないだろうな」

 

ラベンダ「相手を殺してもいいならな…」

 

ベルガモ「殺せ!殺してしまえ」

 

ラベンダ「それなら勝てる!勝てるさ」

 

悟飯「父さん。次は僕が出ます。今の僕の力見てください」

 

悟空「第9宇宙の連中は得体が知れねぇぞ。気をつけろ」

 

悟飯「はい」

 

悟空「よし!悟飯行って来い」

 

第2試合は悟飯VSトリオ・デ・デンジャーズの次兄・ラベンダ。どういう闘いを繰り広げるのか?

 

悟飯「武道大会に出るのは久しぶりだ。感覚を取り戻す為、ゆっくりと闘っていこう。相手の気が読めない以上まず相手の出方を見なくては…」

 

第9宇宙の戦士は気を持たないのだ

 

悟空「悟飯!気を読めない相手に様子見なんかすんな」

 

悟飯「父さん…」

 

悟空「お前は強いんだ…遠慮せずにぶつかってこい」

 

悟飯「ありがとうございます。全力でぶつかって来ます」

 

大神官「第2試合!始め!!」

 

二人は白熱の勝負を繰り広げる。

 

悟飯のパンチを受け止めたラベンダ。

 

ラベンダ「捕まえたぞ」

 

ラベンダは息を吐いた。

 

悟空「まず目を潰しに来たか…」

 

ウイス「なかなか強力な毒だと」

 

ロウ「どうだ第7宇宙。これがトリオ・デ・デンジャーズ次男ラベンダのポイズンブルーよ!毒を喰らって這い蹲るがいい!!」

 

全王「(毒、目潰し…)おい!」

 

大神官「何でしょう」

 

全王「第9宇宙のラベンダだっけか…あいつ毒と目潰しを使ったから反則負けだ」

 

大神官「ですが全覧試合ですのでルールなど…」

 

全王「何?僕の言うことが聞けないの?僕は正々堂々とした試合が見たいんだよ。毒を使うような卑怯な闘い…しかも相手を殺そうとしてるんだ。直ちに第9宇宙を反則負けにしろ。でないとお前の子供を消しちゃうよ…」

 

大神官「わかりました。第9宇宙!毒と目潰しにより反則負け。勝者・第7宇宙!」

 

悟空「悟飯。仙豆だ」

 

悟飯は仙豆で回復した。

 

大神官「お集まりの神々の皆様。ここで全王様からお言葉があります。全王様は人間レベル最低レベルの者達がこのような素晴らしい闘いを行なってくれた事に感激しております」

 

界王神「人間の…」

 

ビルス「レベル」

 

大神官「全王様は12の宇宙全てを評価し、順位付けしております」

 

ビルス「では我々第7宇宙のレベルは…」

 

大神官「第7宇宙で人間のいる平均レベルは3.18。よくないですね下から二番目です」

 

動揺を隠せないビルス。

 

ウイス「下から二番目という事は最下位は?」

 

ロウ「ま、まさか」

 

大神官「そう。第9宇宙が平均レベル最下位。1.86です」

 

ビルス「まぁそうよね。破壊神と界王神の性格を見れば一目瞭然よね」

 

大神官「そしてこの力の大会。全王様はよく宇宙が多すぎると行っておりました。そこであちらの孫悟空さんの申し出が丁度いい機会となり力の大会で敗退した宇宙は…全王様自ら消してしまわれるそうです」

 

ロウ「全覧試合でも負けたら消滅なのでしょうか?」

 

大神官「いいえ。それはありません」

 

界王神「大神官様。今一度確認したいことが」

 

大神官「どうぞ。お話しください」

 

界王神「敗れた宇宙は消すと言いましたがそれは全てでしょうか?」

 

大神官「はい。ですが第1宇宙、第5宇宙、第8宇宙、第12宇宙は大会への出場が免除されました。その宇宙は人間レベルが7以上ありますから消されることはありません」

 

ウイス「と言うことはレベルの低い宇宙は消されるはずが優勝すれば残してやろうということと?」

 

大神官「そういう事です」

 

ビルス「あんたのせいよ!人間自身の努力でレベルの高い星にならなければいいなんて甘い事言って放ったらかしているからよ」

 

界王神「あなただってほぼ寝てばっかりじゃないですか!だいたいビルス様が太古の昔に魔人ブウを対処していれば北の界王神と西の界王神が殺される事が無く、南の界王神と大界王神様がブウに吸収される事も無かったんじゃないですか」

 

悟空「何言ってるか全然わかんねぇぞ」

 

界王神「魔人ブウの対処は本来は破壊神であるビルス様の役目だったんですよ」

 

キビト「そのビルス様が寝てばっかりだったので私達が代わりに」

 

悟空「という事はビルス様がブウを対処していればあの時地球人は誰も死ななかったんだな」

 

ビルス「うるさい!これ以上言うと破壊するわよ!」

 

老界王神「あの大神官様。宇宙が消滅すると我々神はどうなるのでしょうか」

 

大神官「もちろん消滅しますよ。天使以外は全て」

 

ビルス「ウイス!あんた」

 

ウイス「ほほほ!ビルス様とは立場が違うたい!」

 

大神官「それでは第三試合。これが最後となります」

 

第3試合は悟空VS潰しのベルガモ。

 

エア「負けたら宇宙ごと消滅とは」

 

ヘレス「なんと恐ろしい闘いだ」

 

シャンパ「一層の事俺たちだけ逃げようぜ」

 

ヴァドス「駄目や。全王様に逆らう事は絶対に許されない事なんや」

 

悟空「ベルガモとか言ったな。この試合は宇宙の消滅とか関係ないから思いっきりやろうぜ」

 

ベルガモ「口を閉じろ最低野郎!」

 

悟空「?」

 

ベルガモ「全ての神々よ!聞け!俺はトリオ・デ・デンジャーズ長男・潰しのベルガモ!全王に人間レベルが一番低いと言われた第9宇宙の戦士だ!だがこの男は最下位である俺たち第9宇宙よりレベルが低い!」

 

悟空「お前ちょっと言いすぎたぞ」

 

ベルガモ「黙れ悪魔め!お前のバカな願いさえ無ければ平和でいられたのに…!お前は全宇宙の敵だ!だからこの俺がぶっ潰す!」

 

悟空「ほぉー」

 

ベルガモ「全王。この男を倒した暁には敗れた宇宙の消滅は無しにしてくれ」

 

神々「おー」

 

ロウ「よくぞ!言った!!」

 

バジル・ラベンダ「兄者!」

 

シドラ「ベルガモは口が巧い」

 

モヒイト「ですね」

 

ビルス「あの野郎悟空ちゃんを悪者に仕立ててやがるわね」

 

ウイス「悟空さん憎しのムードが高まってきたばい。場の空気を支配するベルガモ…最高に卑怯たい」

 

ベルガモ「お前の敵は全宇宙だ!ざまぁみろ」

 

悟空「でもさオラは悪く無いぞ。オラは強い敵と戦いたいだけで全ちゃんに格闘試合を申し込んだんだ。そもそも力の大会自体言い出したの全ちゃんの方だ」

 

ベルガモ「なんだと!じゃあお前はそれに賛同しただけ…」

 

悟空「そうだ。悪者に仕立てたかったからオラよりシャンパ様を悪者に仕立て上げた方がいいと思うぞ」

 

ベルガモ「シャンパ…第6宇宙の破壊神か?」

 

悟空「そうさ。元はと言えば第6第7宇宙破壊神選抜格闘試合開こうなんて言ったのシャンパ様だしあの格闘試合さえ無ければ全ちゃんだって力の大会を開こうなんて言わないぞ」

 

ビルス「確かにシャンパが格闘試合を開こうなんて言わなきゃ全ちゃんだって力の大会を開こうなんて言わないわ!よく言ったわ!」

 

ヘレス「全ての元凶はシャンパお前だったのか?」

 

シャンパ「何俺のせいにしてんだよ!」

 

アナト「まぁ私達の宇宙は力の大会の出場自体が免除になったから誰のせいだろうと私達の宇宙には影響は及ばん」

 

オグマ「人間レベルが高いと言うことは我々神々の導きが良いと言う事」

 

アグ「それは神々のレベルが高いという事になりますかな」

 

イル「我ら四つの宇宙がいくつなのかは敢えて聞きますまい」

 

シャンパ「消滅の危機が無い宇宙は呑気なもんだぜ」

 

全王「ベルガモ…だっけ?」

 

ベルガモ「おう」

 

全王「もう決めたんだ。それに初対面の相手に何偉そうな態度取ってんだ?次そんな口の利き方したら第9宇宙を真っ先に消すからね。まさか目上の者に敬意を払えないと言うのか?悟空だって一応目上の者に敬意を払っているんだから」

 

ベルガモ「そんな事は…申し訳…ありません」

 

全王「まぁお前が勝ったら消滅の件考えてやるよ。ただし悟空、消滅が嫌だからと言ってわざと負けたら界王神消しちゃうからね」

 

悟空「ああ。でもオラはわざと負けたりはしない。全力で行くぞ」

 

ベルガモ「望むところだ」

 

大神官「では第3試合始めてください」

 

ベルガモ「俺が潰しのベルガモと呼ばれている理由を教えてやろう…撃ってこい」

 

ベルガモは突如無防備になった。

 

悟空はベルガモに攻撃した。

 

だがベルガモは身体が大きくなった。

 

ベルガモ「おりゃー」

 

ベルガモは悟空に反撃した。

 

悟飯「父さん。相手は父さんの力を利用してます」

 

悟空「らしいな」

 

ロウ「見たか第7宇宙!潰しのベルガモは相手から喰らった攻撃を自分の力に変え倍の力でカウンター出来る戦士よ!その強さまさに天上知らず!」

 

バジル・ラベンダ「イェーイ」

 

悟空「天井知らずか…そんな奴と戦ってみたかった」

 

悟空は超サイヤ人になった。

 

悟空の攻撃はベルガモに次々ヒットするがベルガモは巨大化していく

悟空「お前巨大化しているから隙が出来ているぞ。いずれは破壊神達と闘う為に取っておこうと思ったがここで見せてやる」

 

悟空は超サイヤ人ブルーに変身した。

 

シドラ「なんて事だ」

 

モヒイト「第7宇宙恐るべし」

 

シャンパ「超サイヤ人ブルーか…」

 

ビルス「それなら何度も見ているわ」

 

悟空「界王拳!!」

 

ウイス「超サイヤ人ブルーに界王拳を重ねるとは」

 

ビルス「あれを私達相手に使おうとしていたのね」

 

ウイス「まさかヤバイかもと」

 

ビルス「そんな訳ないわよ」

 

シャンパ「怖いヴァドス」

 

シャンパはヴァドスを抱いた。

 

ヴァドス「寄るな!汚らわしい」

 

悟空「かめはめ波!!」

 

ベルガモはまともに受け、「第7宇宙恐るべし」と言って倒れた。

大神官「勝負ありです」

 

 

バジルとラベンダはベルガモを担いだ。

 

悟空「結局お前の強さまるで見えなかったぞ。力の大会でお前の本気を見してくれよ」

 

ベルガモ「うう…とんでもない悪党だな貴様。そんなに全宇宙をぶっ潰したいか?だったら力の大会で真っ先に消えるのは第7宇宙だ!全ての宇宙がお前達を狙うぞ。消えちまえ第7宇宙!俺達は必ず生き残ってやるぞ!」

 

大神官「それでは力の大会のルールを説明致しましょう。こちらが無の世界で建設予定の武舞台です。ここから対戦相手を落とせば勝ちです」

悟空「相手が倒れていたら?」

 

大神官「武舞台の外へ落としてください。また只今の全覧試合を見ていくつか禁止事項を設定しました。一つ悟空さん以外は術以外の武器の使用を禁止します。二つ悟空さん以外は相手を死亡させてはいけません。三つ飛行能力は無の世界では無効です。そして制限時間は1時間です」

 

ウイス「ちょっと長いばい」

 

大神官「全ての選手全員での落とし合いですから。つまり1試合だけ」

界王神「8宇宙総勢80名でバトルロイヤル!?」

 

大神官「残っている人数の多いチームの勝ちです。もちろん時間を残して最後の一人になってもその選手のチームの勝ちとなります」

 

界王神「チームワークも大切になりますよ」

 

ビルス「何故悟空ちゃんだけ特別扱いを受けているのよ」

 

ウイス「悟空さんならルールを守ってくれるという事たい」

 

大神官「これでルール説明は終わりです」

 

エア「たった1試合。それで宇宙の運命が決まってしまうというのか…」

 

トッポ「失礼!」

 

カイ「トッポ。どこへ行く」

 

ベルモッド「まぁ放っておけ」

 

トッポ「孫悟空!」

 

悟空「ん?」

 

全王「誰だお前は?死にたいのか?」

 

トッポ「無礼は承知の上お許し下さい」

 

トッポはフードを脱いだ。

 

トッポ「孫悟空。私は貴殿に話がある」

 

悟空「ん?」

 

トッポ「我が名は勇ましく美しい第11宇宙プライド・トルパーズのリーダー・自由の戦士・トッポ!孫悟空!私と戦え!邪心を持ち我に相対するならば我が拳が貴殿を滅ぼしてくれる」

 

悟空「嫌だね」

 

トッポ「なんだと。私と戦いたく無いのか?さっきの奴じゃ物足りなかったはずだ」

 

悟空「オラも戦いたいけどポッポなんかと戦っても面白く無いし」

 

全王「僕もお勧めしないよ。カイリューやバンギラスならともかくポッポが悟空なんか戦っても無謀だと思うよ」

 

トッポ「私はポッポでは無い。トッポだ。再度申す。このトッポと戦え」

 

悟空「しょうがないからやってやるか」

 

突如乱入してきたトッポ。悟空はトッポに勝てるのか?




ハーメルン版久しぶりの更新です。ピクシブ版との兼ね合いで制作しているため、ハーメルン版の次回更新も少し遅れます。
当分は内容をちょっとだけ軌道修正しつつピクシブ版とあまり変わらない展開になると思います(少なくとも第9宇宙消滅辺りまで)
ピクシブ版では原作アニメに展開が追い付いた事により、途中からオリジナル展開になったがハーメルン版では原作アニメ終了から数年経っているので極力原作アニメに近づけつつ展開する予定です(ピクシブ版の宇宙サバイバル編では登場しなかったジレンもハーメルン版では登場予定です)。


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第11宇宙のプライド・トルーパーズのリーダー・トッポ

悟空「オラが悪ならお前は正義のヒーローだな。逆恨みもいいとこだ」

 

トッポ「口を閉じろ」

 

悟空「なんだ?一切喋るなということか?拳で会話しろと?」

 

トッポ「ああ。私が一方的にな」

 

悟空「そりゃあいい」

 

ビルス「ウイスちゃん。なんなのよあの暑苦しいおデブちゃんは?」

 

ウイス「正義のヒーローを自慢してると」

 

ベルモッド「ポッポの正義が燃えているようだね」

 

マルカリータ「悪とレッテルを貼るのはいかがなものかと思うのですますよ。それにトッポの名前を間違えるとは第11宇宙の破壊神としてはどうかと思うのですますよ」

 

カイ「好機と捉えましょう」

 

ベルモッド「おお?」

 

カイ「こちらの実力を見せつけて力の大会で生き残るのは我々第11宇宙だと知らしめるのです。依存なきですかな?」

 

ベルモッド「ああ。同意だ」

 

カイ「全王様。突然のご無礼大変失礼致します。私は我が第11宇宙の界王神・カイ。先程の試合を拝見し孫悟空にいたく感服いたしました。私めの護衛として同行しているその者ポッ…トッポとこの場にて手合わせ願いたいのでございます。どうかお許し頂けますよう」

 

大神官「あのように申しております。孫悟空とトッポの試合を許可いたしますか?」

 

全王「まぁ悟空が勝つ事は目に見えているがな…まぁいいそんなに死にたきゃ勝手に死ねばいいさ。軟弱ポケモンが悟空に八つ裂きにされる様をな」

 

大神官「全王様からお許しを頂きました。存分にお願い致します」

 

悟空「やっていいってよ」

 

悟空は超サイヤ人になった。

 

悟空「準備完了だ」

 

トッポ「我らの宇宙に危機をもたらしたお前を私は許さない。消えて無くなるのは孫悟空お前だけで十分だ」

 

悟空「あ。そう。破壊神に太刀打ちできないからオラのせいにしようってんだな。理不尽に裁いているのと一緒じゃねぇか。それに口を閉じろと言った割にはお前は喋るんだな」

 

シャンパ「あいつまだ俺のせいにしてないか?」

 

ヴァドス「まぁシャンパが提案した第6第7の格闘試合が原因やからな」

 

ビルス「くそ。これ以上悟空ちゃんの戦いを見せてしまうと他の宇宙の奴らに研究されてしまうわね」

 

ウイス「こちらもトッポという者を研究できるばい」

 

ビルス「まぁ筋肉隆々の奴らは弱いって事はこの物語のお約束だからね。大丈夫だ」

 

ウイス「それはどうだろうね」

 

悟飯「多分あのポッポは強いですよ」

 

悟空「ポッポにしてはすげぇ奴かもな…どうやらこのポッポはただの雑魚ポケモンでは無いようだ肌がビリビリするぞ。少しは楽しませてくれよ」

 

ポッポ「私はプライド・トルーパーズのリーダー・トッポだ!正義の戦士だ!ポケモンでは無い!!」

 

悟飯「やっぱり僕にもサイヤ人の血が流れてるいるんですね。こんな戦いワクワクしてきましたよ」

 

ビルス「めんどくさい親子だわね〜。シャンパちゃんよりはマシだけど」

 

シャンパ「こ、このアタイをちゃん付けだと!?」

 

トッポ「人を愛し、国を愛し、星を愛し、宇宙を愛する我が名は…」

 

悟空「プライド・トルーパーズのリーダーだろ。何回も聞いたぞその台詞」

 

トッポ「人の話は最後まで聞くものだ。小さな悪、普通の悪、大きな悪、全ての悪はこの正義の鉄拳が打ち砕く」

 

ビルス「すっかり私達が悪役扱いだわね」

 

ウイス「正義のヒーローは大変ばい」

 

悟飯「僕はかっこいいと思いますよ」

 

ビルス「お、おう…」

 

ビルスはちょっと引いている。

 

トッポ「行くぞ孫悟空」

 

トッポは突進する。悟空はモンスターボールをトッポに向けて投げた。

 

命中したもののトッポはモンスターボールから出てきてしまった。

 

トッポ「私はポケモンでは無いと言ったはずだ!」

 

トッポは「ジャスティスクラッシュ!」と言って悟空の右腕を回し骨を折った。

 

悟空の右腕を握り潰すトッポ。

 

ビルス「簡単に悟空ちゃんの肩を外しやがった…関節技を得意とする選手か」

 

悟空は見事な動きでトッポを蹴って、宙返りをした。そして右腕を振り回して元に戻す。

 

悟空「ふふ」

 

トッポ「悪の笑いは許さん」

 

悟空「今度はこっちから行くぞ」

 

悟空はパンチ、キックをするもトッポはひたすらかわす

 

トッポ「ふん」

 

悟空「関節技はごめんだぜ」

 

トッポ「ならばこの技をくれてやろう!ジャスティスフラッシュ!」

 

トッポは指先から気弾を連射した。

 

逃げ回る悟空をトッポは背後を取り、はだかじめにする。

 

ベルモッド「ジャスティスはだかじめ」

 

カイ「トッポ最大のフィニッシュホールドです」

 

マルカリータ「全身の骨が砕けるまで緩めないのですますよ。降参するのをお勧めするのですますよ」

 

ウイス「ですますうっさいたいマルカリータ」

 

トッポ「悪人死すべし闇に沈め!」

 

悟空「うわ〜!」

 

悟空は超サイヤ人を解いてしまった。

 

トッポ「悪は正義に勝てん。滅びる運命なのだ」

 

ビルス「おい!悟空ちゃんが負けたらわかっているわよね!」

 

悟飯「わかってます」

 

ビルス「あ、そう」

 

トッポ「それではそろそろ終わりにしてやろう」

 

ベルモッド「よし砕け!」

 

悟空は超サイヤ人ブルーになった。

 

悟空は反撃に移った。

 

トッポ「ぐっ」

 

悟空「かーめーはーめ…」

 

トッポ「ジャスティススプラッシュ」

 

悟空は瞬間移動でトッポに近づきかめはめ波を放った。

 

ビルス「殺しちまったか?」

 

ウイス「本気出し過ぎばい」

 

トッポはかろうじて生きていた。

 

トッポ「プライド・トルパーズだけが着ることを許されているこの特注のユニホームを汚すとは我らの誇りを汚されたのと同じ。お前に本当の正義を思い知らせてやる」

 

悟空「オラも限界を突破した姿見せてやるよ!!」

 

大神官「そこまでです」

 

悟空・トッポ「え?」

 

全王「何でだよ!何で止めんだよ!!ふざけんじゃねぇぞ!!まだ決着ついてねぇだろ!!お前ぶっ殺すぞ!」

 

大神官「このままではどちらかが死んでしまう可能性があります。この続きは力の大会にとっておいてはどうでしょうか?」

 

全王「ちっ…わかったよ。だが次僕の許可無しに勝手な行動したらお前だけで無く悟空以外全員消してやるからな」

 

大神官「うっ…しょ、承知致しました」

 

悟空「本番が楽しみになってきたぞ。お互い全力で戦おうぜ」

 

悟空はトッポに握手を求めたがトッポは拒否した。

 

トッポ「一つだけ教えてやろう。第11宇宙最強は私ではない。第11宇宙最強は我が盟友のレンジ」

 

悟空「レンジ。ジレンじゃないのか?」

 

トッポ「ああ。私と互角ではお前など足元にも及ばないだろうよ」

 

悟空はモンスターボールを投げたがトッポは弾いた。

 

トッポ「その手に乗らん」

 

大神官「次はいよいよ本戦力の大会です。王歴31億の3550万603日157時、第7宇宙の時間でいえば40時間後に執り行います」

 

シャンパ「10人の選抜選手か。ヒットが10人兄弟だったりしないよな」

ヴァドス「発想が安易や」

 

悟空達は界王神界にいる。

 

悟飯「作戦を考えないといけませんね」

 

悟空「まぁなんとかなるさ」

 

ビルス「何だあんたのその余裕たっぷりな感じは!」

 

悟空「勝てばいいんだろう?」

 

ビルス「ええ。そうよ。勝てばいいのよ勝てばね。しかし勝てる自信はあるんでしょうね」

 

悟空「わかんねぇよ。そんな事」

 

ビルス「わからない。負けたら…」

 

ウイス「はいはいお二人共喧嘩をしてる場合では無かと。早く10人を選ばないと時間が無かばい」

 

ビルス「あんたはいいわよね。負けても消されないんだから」

 

ウイス「私はあちら側から派遣されたただのガイドですから」

 

ビルス「天使だったりガイドだったり都合よく立場が変わるわね。そういや大神官はあんたのお父様だったわよね?」

 

ウイス「はい」

 

悟空「そうなのか!?驚いた」

 

界王神「大神官様はウイスだけでなく全ての天使の父親なんです」

 

ビルス「エロ本でも渡してこの大会から除外してもらいなさい」

 

ウイス「バカ言え。それにエロ本くらいで除外して貰えるわけ無かと。全く往生際の悪い神様ばい」

 

老界王神「ここで嘆いても何も始まらん。こうなったからには悟空達に頑張ってもらうしかあるまい」

 

悟空「ああ。オラ達に任せてくれ」

 

ビルス「今すぐブルマちゃんの所に行くわよ」

 

悟空「もう地球に帰るのか?」

 

ビルス「作戦会議よ。美味しい物を食いながらやるわよ。今の内に食っとかないとシャンパちゃんのせいであとちょっとで宇宙が消えて無くなるかもしれないからな」

 

悟空「ビルス様だって適当に星を破壊しようとしただろ」

 

ビルス「適当に破壊しているんじゃないわよ!だいたいなレベルが下から二番目なのはあんたがレベルを下げてるからよ!」

 

悟空「その分悟飯が上げてくれてるさ!それにビルス様が寝てばっかりいるのも原因じゃないのか?太古の昔にブウをやっつけていればあの時誰も死ななかったのに」

 

ウイス「お二人共!同じ宇宙同士で揉めているようでは他の宇宙には勝てんばい」

 

老界王神「その通りじゃ」

 

悟飯「どの宇宙にも負けない最強の10人を集めましょう」

 

悟空「ああ」

 

力の大会まであと39時間。果たして悟空達は最強の10人を集めることはできるのか?



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代表戦士を探せ

久しぶりの更新です


力の大会まであと38時間。

 

果たして悟空達は代表メンバーを10人集める事が出来るのか?

 

悟空達はカプセルコーポレーションに居た。

 

界王神「それじゃあ始めましょうか」

 

悟飯「その前に界王神様。人間のいる星ってこの第7宇宙に幾つあるんですか?」

 

界王神「惑星サダラに惑星ベジータ、ナメック星は無くなってしまったので今は28個でしょうか」

 

悟飯「その中で力の大会で戦えそうなの居ないんですか?」

 

界王神「わかりません。戦闘能力までは観察してませんから」

 

ビルス「そんな事も調べてないから人間レベルが低いなんて言われるのよ」

 

老界王神「12の宇宙の中で人間レベルは下から二番目か。試合に出るのは8つの宇宙じゃろ?という事は優勝できる可能性はたった12.5%か。こらぁヤバそうじゃのう。ウフウフ」

 

ビルス「笑ってる場合じゃないわよ!あんただって消えてしまうんだぞ!」

 

悟空「心配いらないよビルス様。勝ちゃいいんだから。どんな強い奴が出てくるか楽しみだな」

 

ウイス「他の宇宙の事はわからんばい。地球に絞って選ぶと」

 

悟飯「ピッコロさんは外せませんね。十分戦えそうだし」

 

悟空「そうだな。ピッコロなら戦えそうだな」

 

界王神「悟天さんとトランクスさんはどうでしょうか?」

 

悟空「駄目だ。あいつらは経験が少なすぎる」

 

悟飯「武天老師様はどうですか?」

 

悟空「ああ。チームワークも大切だから持って来いだ」

 

悟飯「17号さんと18号さんもどうですか?17号さんは居場所を教えて貰って誘いに行けばいいんですから」

 

悟空「けど17号って誰だ?セルの時にいた人造人間は16号だろ?」

 

悟飯「ええ。そういや父さん17号さん見た事ありませんでしたね。18号さんに聞いてみたらどうですか」

 

悟空「ああ。そうするよ」

 

界王神「でも大丈夫なんですか?二人は人造人間なんでしょ?」

 

悟空「多分大丈夫だろう」

 

ビルス「強ければ誰でもいいのよ!誰でも」

 

悟飯「父さん。そういえばブウさんがどこにいるか知ってますか?サタンさんに聞いてもわからないそうで」

 

悟空「ブウはダーブラに殺された。跡形も無く粉々にな」

 

悟飯「ダーブラ!?確かクッキーにされて食われたんじゃ!?」

 

悟空「ああ。閻魔大王から天国に送られたと聞いていたがトワって奴がダーブラを元に戻したらしいんだ」

 

界王神「トワはダーブラの妹ですからね」

 

悟空「そうなのか!?その割には似てなかったぞ」

 

悟飯「ドラゴンボールで生き返らせますか?」

 

悟空「いいや。やめておく。またとんでもないブウが出たら困るしな。それに第6宇宙のフロストもあの闘いで死んでいない筈だし、フロストの枠を埋めてくる筈だ」

 

悟飯「とりあえず今のところ出場選手は僕と父さん、クリリンさん、ピッコロさん、17号さん、18号さん、武天老師様の七人。あと三人ですね」

 

悟空「ベジータをどう説得するかだ。全覧試合に誘っても断られたし。そうだ悟飯、カリン様に仙豆貰ってきてくれ」

 

悟飯「は、はい」

 

ウイス「それはいかんばい。仙豆というのは体力を回復する豆でしょう。戦士の能力ではないから使えんばい」

 

悟空「やべぇな。仙豆無しか…」

ビルス「こっそり食っちまえ。そういえばバレないわよ」

ウイス「全く往生際が悪いばい」

 

ベジータ「エシャロット…悪くないな」

悟空「ベジータ!」

ベジータ「戻っていたのか」

悟空「喜べベジータ。凄い強い奴らと戦えるぞ!宇宙は広いよな。第11宇宙にいるポッポはただの雑魚ポケモンじゃないんだ。ブルーになっても勝てるかどうかわからないぐらいに」

ベジータ「ブルーになっても勝てない…腕が落ちたもんだな」

悟空「え?」

ベジータ「あんな雑魚ポケモンに勝てるかどうかわからないなんてな。もしかして宇宙の大会に俺を参加させようっていうのか?」

悟空「頼むよ…選手は10人なんだよ」

ウイス「出発は明後日です」

ベジータ「あ、そう。じゃあ俺は人数から外してくれ。明後日じゃ子供が産まれるか分からんからな。しかしどうして俺を参加させたがる。いつものカカロットなら俺が参加しない方が喜ぶんじゃないのか?邪魔されずに済むからな。負けたらヤバイ事になるとか?」

悟空は頷いた。

ベジータ「図星だな…だがどうしてもというならブルマを説得しろ。そうで無ければ俺は動かん」

 

その後、ウイスの力でブルマは第2の子を出産。悟空はサタンより使えるとしてヤムチャをスカウトした。

 

悟空「よお!クリリン」

 

クリリン「悟空か?」

 

悟空「ちょっといいか?」

 

数分後

 

悟空「すまねぇなクリリン。仕事中に」

 

クリリン「いいさ。今日は非番だし」

 

18号「で何しに来たんだ?」

 

悟空「あ、そうそう。力の大会お前も出てくれよ」

 

18号「嫌だね。タダ働きはゴメンだよ」

 

悟空「実はな。極秘で聞いたんだけどな。優勝すれば一人10万ゼニー貰えるんだぜ。マーロンならブルマの所に預ければいいさ」

 

18号「ほぅ。嘘ではないだろうな」

 

悟空「嘘では無いさ」

 

18号「よし。出てやるよ」

 

悟空「やった!18号がいれば心強い。そういや18号。17号ってどんな奴だ?お前の知り合いなんだろ?」

 

18号「17号は私の双子の弟だが何故そんな事を聞く」

 

悟空「力の大会にあいつも出てもらおうと思ってさ。どこにいるんだ?」

 

18号「電話で動物の自然公園で働いているって聞いたが場所はわからないね」

 

クリリン「デンデなら今いる場所わかるんじゃないか?」

 

悟空「そうか!デンデか!よし行ってくる」

 

神の神殿

デンデ「え?17号がどこにいるか知りたいんですか?」

 

悟空「ああ」

 

デンデ「17号はエンゼルアイランドにいますね。場所についてはジャングルの島にマツゲール博士って人がいますのでその人に聞いてみたらよろしいのでは」

 

悟空「マツゲール博士?どういう奴だ?」

 

デンデ「ジャングルの島に人間はマツゲール博士しかいません。すぐわかるでしょう」

 

悟空「エンゼルアイランド…マツゲール博士か」

 

果たして悟空は無事にマツゲール博士に会い、エンゼルアイランドに辿り着けるのか?そこに17号は居るのか?



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動物保護官・人造人間17号

一方、悟空はマツゲール博士を探していた。

 

島に一人の男を見つけ、悟空はその男に話しかけた。

 

悟空「なぁ!マツゲール博士って奴探しているけど知らないか?」

 

マツゲール博士「私がマツゲール博士だが何か用かね?」

 

悟空「エンゼルアイランドがどこにあるか教えてくれ」

 

マツゲール博士「エンゼルアイランドに何しに行くのかね?最近エンゼルアイランドに密猟者が潜伏しているって情報が入っているがその仲間じゃないんだろう?」

 

悟空はマツゲール博士にエンゼルアイランドに行く目的を言い、マツゲール博士は場所を教えた。

 

マツゲール博士「案内してやろうか?」

 

悟空「飛んでいくから大丈夫だ」

 

マツゲール博士「エンゼルアイランドに向かうならそこにキョロちゃんっていう私の相棒によろしく言っておいてくれ」

 

悟空「ああ」

 

エンゼルアイランド

 

悟空「よお!ひょっとしてお前がキョロちゃんか?」

 

ミッケン「え?違いますけど」

 

悟空はミッケンをキョロちゃんと間違えているようだ。

 

キョロちゃん「ボクがキョロちゃんだよ。あれがミッケン君で残り二人がパチクリ君とクリンちゃんだよ」

 

悟空「へーミッケンっていうのか。大抵こういう組み合わせって主役が最年少だからな。赤ちゃんみたいだからお前がキョロちゃんだと思ってたぞ」

 

ミッケン「赤ちゃんって何ですか!見た目だけで判断して」

 

パチクリ「ミッケンは赤ちゃんに間違えられるのを気にしているんだよ。ところでお前キョロちゃんの知り合いか?」

 

悟空「ああそういえばマツゲール博士がお前によろしく言っといてくれって言ってたぞ」

 

キョロちゃん「マツゲール博士に会ったの!?」

 

悟空「あぁ。元気にしてたぞ」

 

悟空「そんな事より腹減ったんだけど…」

 

キョロちゃん「じゃあマスカーラさんのパン屋へ行こう」

 

一方、第11宇宙にはカイを中心に第2、第3、第4、第9、第10宇宙の界王神達が集まっていた。

 

カイ「ようこそ。我が第11宇宙へ。さて界王神の皆様、このたびの全王様の取り決めそれぞれの住民にはどうかご内密に」

 

ゴワス「ああ。それがよかろう。時にシンとフワ殿はどこでゴワスか?」

 

カイ「お声掛けしておりません。力の大会の発案は第7宇宙。そしてその元凶は第6宇宙ですから」

 

ロウ「おい!どんな事をしようが時間の無駄だと思うぞ!何をしようってんだ?」

 

カイ「どうしたものかとご相談を」

 

ロウ「それが時間の無駄なんだよ!俺は選手を集めるのに忙しいんだ!!」

 

ロウはそう言って席を外した。

 

ロウ「!?」

 

第9宇宙の界王神・ロウの前に現れた謎の男。

 

ロウ「なっ!?何だ貴様は!?」

 

「私は殺し屋・キラー」

 

ロウ「殺し屋!?さては第7宇宙の差し金だな!?こうなれば全王様や大神官に応援を…」

 

キラー「確かに私はお前を殺しに来たが…これを依頼したのは全王様だ」

 

ロウ「全王様だと!?あの第7宇宙の奴に何か唆されたに違いない!」

 

キラー「お前は全覧試合の際、全王様に報酬を求めていたそうだな?」

 

ロウ「それがどうした!?」

 

キラー「この瞬間から全王様はお前を排除しようと判断したようだ」

 

ロウ「ま、待て…大神官様に釈明を…」

 

キラーはロウの身体を突き刺した。

 

ロウ「ガアッ…!?」

 

ロウの身体を突き抜いたキラー。ロウは光の粒になって消えて行った。

 

界王神の集まりでは結局、誰もカイに賛同しなかった。

 

カイ「生き残る道を探りたかったのですが…まぁ我々第11宇宙が勝つことに変わりありませんよ」

 

一方、悟空達はマスカーラのパン屋に来ていた。

 

パチクリ「そういや何しに来たかまだ聞いてなかったな」

 

悟空「実はこの島に17号って奴が来ているらしくてそいつを探しに来たんだ」

 

マスカーラ「そんな名前の人来てないわね。最近密猟者がこのエンゼルアイランドに攻め込んで来ているのよ。それでジロリが警察顔負けの保護官を派遣したのよ。あ、そうだ!グリグリ警部って警官に聞けばいいわ」

 

悟空「そのグリグリ警部ってどんな奴だ?」

 

マスカーラ「丸尾末男みたいなメガネが特徴よ。探して聞いてみたら」

 

第6宇宙

 

フワ「本当にお前に任せていいのか?」

 

シャンパ「ハハハハハ!経験済みだからな」

 

フワ「お願いしますよ」

 

シャンパ「界王神なんだからもうちょっと気を持てよ」

 

フワ「はぁ」

 

シャンパ「ここはまず面倒事を片付けよう!まずあいつからだ」

 

ヴァドス「はいはい」

 

とある基地

???「ヒット殿!御苦労であります」

 

ヒットは暗殺の仕事をしていた。依頼主はケロロ軍曹。

 

そしてタママとクルルもいる。

 

ケロロ「流石の日向夏美も百発百中のヒットの前では足元にも及ばなかったか」

 

クルル「クックックッ…西澤桃華もサブローも東谷小雪もヒットが一発で仕留めたからな。日向夏美の暗殺を妨げる要因であるギロロ先輩が不在で好都合だったぜ」

 

その時、ドロロ兵長がやって来た。

 

ドロロ「只ならぬ気配の正体はお主か?何者」

 

ヒット「俺の名はヒット…第6宇宙の殺し屋だ」

 

ドロロ「拙者はケロロ小隊暗殺兵・ドロロ兵長でござる」

 

ヒット「ふーん。ケロロ小隊はケロロ軍曹、タママ二等兵、ギロロ伍長、クルル曹長の四人だけだと思ったが…隠し玉がいたのか」

 

ドロロ「小雪殿の仇!取らせてもらう」

 

その時、ヴァドスからの通信が入る。

 

ヒット「ヴァドスか」

 

ヴァドス「ヒット。またお前の力を借りたいんや。力を貸してくれへんか?」

 

ヒット「いいだろう」

 

通信を切った。

 

ヒット「では任務は完了したから帰らせてもらう」

 

悟空「よぉ!お前がグリグリ警部だな」

 

グリグリ警部「そうですが…誰ですあなた?まさか密猟者ですか?」

 

キョロちゃん「孫悟空という地球育ちのサイヤ人だよ」

 

悟空「17号がどこにいるか知らないか?この島にいるって聞いたけど」

 

グリグリ警部「17号?いやここに来てませんな」

 

悟空「ふーん。そうなのか…」

 

パチクリ「そもそもそいつがここにいるって誰に聞いたんだ?」

 

悟空「デンデという神様に聞いたんだが」

 

??「さっきから凄まじい気を感じたが…まさかここにいるとはな…会えて嬉しいよ孫悟空」

 

悟空「その目…お前が17号か?」

 

グリグリ警部「な、何を言っている?いいですか悟空さんこの人は…」

 

17号「ラピスという名前だが17号という別名がある」

 

グリグリ警部「まさか…この人が」

 

17号「孫悟空。こんな所まで何しに来た?密猟なら容赦はしない」

 

悟空「お前に用があって来た」

 

悟空は17号に用件を話した。

 

17号「力の大会か…信じられん話だ」

 

悟空「本当の話だ」

 

17号「つまりその大会に俺も出ろという訳だな」

 

悟空「ああ頼む」

 

17号「断る」

 

悟空「なんでだよ!勝てば1千万ゼニーに極上のエッチ本が貰えるんだぞ」

 

キョロちゃん「1千万ゼニーに極上のエッチ本か!欲しいな」

 

パチクリ「すげー欲しい!」

 

クリン「1千万ゼニーって事は働かずに済むのね」

 

ミッケン「ゼニーはともかく極上のエッチ本を景品に出すなんて力の大会の主催者は何を考えているんですかね」

 

17号「金ならある。この仕事は給料が良いんだ。それにエッチ本なんて俺が欲しがると思うか?武天老師じゃあるまいし」

 

悟空「ちょっとの時間だからさ」

 

17号「俺はドン・ジロリの要請でこのエンゼルアイランドで動物を守る義務がある。離れる訳にはいかないんだ」

 

悟空「離れると言ってもせいぜい2時間ぐらいだと思うぞ」

 

17号「留守をしている間に密猟者が来るかもしれない…」

 

悟空「ほんの2時間じゃないか。密猟者が来ないとも限らないさ」

 

17号「ジロリが飼育しているミノタウロスのツノを狙って密猟に来る奴が絶えないんだ。あのツノは売れば高価だからな」

 

悟空「お前が留守の間悟天とトランクスに守らせるから」

 

17号「悟天?」

 

悟空「オラの息子なんだ。強いから安心しろ」

 

17号「ただ強いだけではこの仕事は務まらないさ。他に当たってくれ」

悟空「えっ?なぁ頼むよ。みんなの運命が懸かっているんだぞ」

 

17号「運命?何か隠しているな?」

 

悟空「…。実は…負けたら宇宙が消されてしまうんだ」

 

キョロちゃん・パチクリ・クリン・ミッケン・グリグリ警部「宇宙が消滅!!」

 

17号「そんなに驚く事ではないだろう。消滅する事なんてどうでもいい。みんな揃って消えてしまうならそれはそれで仕方ないだろう」

 

キョロちゃん「力の大会に出てみたら?ジロリさんには僕から頼んでおくからさ」

 

悟空「そうだよ。キョロちゃんだってああ言っているんだし」

 

17号「お前の言っていたトランクスっていうのは19号なんかに支配された世界から来たトランクスでは無く、この世界に元からいるトランクスか?」

 

悟空「そうだよ」

 

一方、エンゼルアイランドに巨大な宇宙船が向かおうとしていた。

 

燃堂「お?あれがエンゼルアイランドか?随分小さい島だな」

 

海藤「フッ、ミノタウロスなどこの右手の封印を解けば一撃で粉砕してやるぜ!」

 

窪谷須「あの島はミノタウロスの他にも珍しい動物の数々が生息しているようだからな」

 

燃堂「まぁギロロ伍長がいるからな。頼むぜ」

 

ギロロ「ああ…」

 

ギョロメ「さぁ狩りを始めるとするか…!」

 

17号「じゃあな…健闘を祈っているよ」

 

悟空「待ってくれ!優勝商品はドラゴンボールなんだ!地球のドラゴンボールとは比べ物にならないんだ」

 

17号「そんな物もあるのか…?」

 

悟空「なぁ。悪い響きではないだろ?」

 

17号「まさか商品で釣ってくるとはな…」

 

その時、宇宙船がやって来た。動物達が宇宙船に吸い込まれて行く。

 

17号「あいつら密猟者だ」

 

パチクリ「どうするんだよ」

 

17号「跡を追うに決まっているだろ!」

 

17号は追おうとしたが宇宙船は入口を閉じて、地球から去ろうとしている。

 

悟空「17号!オラに捕まれ!瞬間移動で中に乗り込むぞ」

 

燃堂「ゲーへへへへ!うまく行ったぜ」

 

海藤「灰呂も照橋さんも来れば良かったのにな」

 

窪谷須「二人共都合が悪いから仕方なかろう」

 

ビービービービー

ギロロ「侵入者だ!」

 

悟空「どうやらバレちまったようだぜ」

 

兵達がやって来た。

 

クリリン「あれ?悟空の気が遠くに離れて行く。あいつちゃんと17号を誘えたかな〜」

 

18号「胸騒ぎがする…どっちもガキっぽいからな。遊んでなきゃいいけど」

 

兵達を倒した悟空達。

 

燃堂「ゲヘヘヘヘ。少しは出来るようだな」

 

海藤「俺の封印されし右手を解けばお前など10秒でやってやるぜ」

 

窪谷須「相当やるようだな。俺を失望させるなよ」

 

17号「孫悟空…ここはお前に任せる。俺たちはこいつらのボスを倒しに行く」

 

悟空「え!?オラだってそいつらとやりてぇ」

 

17号「俺に従えないなら帰れ」

 

悟空「ちっ…。こいつらなんとかするよ」

 

17号「行くぞ!キョロちゃん」

 

燃堂「へへへへ。逃すか!」

 

その時、トランプが燃堂の手を突き刺す。

 

燃堂「お?」

 

現れたのはギロッシュだった。

 

ギロッシュ「ここは私達が食い止める。行け」

 

キョロちゃん「わかった」

 

悟空「どうやら味方のようだな。一気に片付けるぞ」

 

ギロッシュ「わかった」

 

窪谷須「二人まとめてボコボコにしてやんよ!」

 

ギョロメ「ついに…ついにミノタウロスを手に入れたぞ。こいつのツノを売れば大金持ちだ!ハハハハハ!!」

 

17号「何がそんなにおかしいんだ?」

 

ギョロメ「うん?動物保護官か…?」

 

17号「だとしたら?」

 

ギョロメ「どの星に行っても俺たちの邪魔をする偽善者のクソ野郎め!何の用だ!」

 

17号「クソ野郎か…随分な言い草だな」

 

ミッケン「あーっ!あいつよく見たらガングロ団のギョロメですよ」

 

17号「知り合いか?」

 

ギョロメ「キョロちゃん達も一緒だったとはな…全員まとめてギロロ伍長に八つ裂きにされるがいい!」

 

17号「ギロロ伍長?」

 

ギロロ「少しは骨のある相手だな。だが子供がいるからといって容赦はせんぞ」

 

ギロロはソードで襲い掛かってくる。

 

17号「下がってろ!こいつは俺一人で十分だ」

 

その時、謎の攻撃がギロロを襲い、ギロロは気絶した。

 

17号「何者だ?」

 

???「遅くなってすまなかったな。私は銀河パトロールの者だ?」

 

クリン「それにしてもすごいわね」

 

パチクリ「あのギロロ伍長を一撃で仕留めるなんて」

 

悟空とギロッシュがやって来た。

 

ギョロメ「また邪魔者が増えたか!」

 

パチクリ「ギョロメ!なんでミノタウロスを狙ったんだよ!」

 

ギョロメ「決まっているだろ!金だ!金!ミノタウロスのツノは高く売れる。噂では不老不死の薬にもなるらしい。お前達も金が欲しいんだろ?いくらだ!動物を守るなんてそんな偽善じみたことより世の中金だろ!」

 

悟空「救わない奴だな。こいつはオラの手でぶっ殺してやる」

 

17号は悟空に無言で止め、17号は歩き出した。

 

ギョロメ「おっと。これ以上近づくんじゃないぜ」

 

悟空「おい!何だ!?それ!」

 

ギョロメ「俺を甘くみたな。この船と全国の学校に爆破装置を仕掛けた。こいつを押せば動物も全国の学校も木っ端微塵に吹き飛ぶ。さらに俺の体には自爆装置が埋め込まれている。宇宙の藻屑にしてやろうか?嫌だろう?お前が守って来た動物達が木っ端微塵に消えてしまうのは!」

 

17号「孫悟空。後は任せたぞ」

 

悟空「何言っているんだ!?」

 

17号「動物達の事、妻と子供達、18号によろしく伝えてくれ。あとキョロちゃん。ジロリにもよろしく伝えといてくれ」

 

パチクリ「まさか!一緒に死ぬ気かよ!」

 

ギロッシュ「早まるな!落ち着くんだ!」

 

ギョロメ「な、なんだ!?本当に押すぞ。これを押せば動物が藻屑と消え、全国の学生の学びの場所が無くなってしまうぞ!」

 

17号「動物が藻屑に消えてしまうのは嫌だが学生の学び場所などどうでもいい。以前江見の学生どもがエンゼルアイランドを襲って来たからな。それに学校を休みたい連中はどこにでもいるはずだからな」

 

一方、宇宙から謎の宇宙船が向かってくる。

 

「本当にこの宇宙船にギロッシュがいるのでしょうか?」

 

???「IQ5000の頭脳が私を呼んでいるのね。爆破砲発射用意!ギロッシュごと吹き飛ばしてやるのね!」

 

爆破砲がギョロメ達の宇宙船のガラスを割り、ギョロメと17号は吹き飛ばされてしまう。

 

???「フフフ。ギロッシュ逮捕なのね」

 

パチクリ「ニラミ警視!」

 

ギロッシュ「こんな所まで私を追ってくるとは何と執念深い奴」

 

悟空はギョロメ達と共にとある場所へ瞬間移動をした。

 

北の界王「悟空!何じゃ!?そいつは!」

 

とある場所とは界王の星だった。

 

悟空「人造人間17号だ」

 

北の界王「どうもお初にお目に…じゃなくてそっちじゃ!」

 

悟空「こいつはギョロメという悪い奴で自爆しようとしてたんだ!」

 

北の界王「じ、自爆じゃと!?」

 

グレゴリー・バブルス「えっ!?」

 

悟空「セルの時みたいに連れて来た」

 

北の界王「ワシは爆弾処理班じゃない!」

 

17号「ここがセルが爆発した場所なのか」

 

北の界王「帰れ!とっとと帰れ!」

 

グレゴリー「そうだ!そうだ」

 

悟空「歴史はまた繰り返すって言うし…あとは宜しくな」

 

北の界王「バカモン!余計な歴史を繰り返すな!危ないからこいつも連れてけ」

 

悟空「大丈夫だ。ギョロメの力じゃここの重力に耐えられないから動けないよ」

 

北の界王「またワシを殺す気か!?やめろ!」

 

デンデ「悟空さん」

 

悟空「その声はデンデか?」

 

デンデ「はい。ギョロメの体の中に自爆装置があるのは嘘です。おそらく逃げるための口実かと」

 

悟空「そうか。何でもわかるんだな。ありがとうデンデ!流石神様だ」

 

デンデ「どう致しまして」

 

悟空「お前嘘をついてたのか?」

 

ギョロメ「え!?いや…あの…その」

 

17号「おい!」

 

ギョロメ「ひぃ!」

 

17号「そのスイッチを押してみてくれないか?」

 

ギョロメ「えっと…私動けないんですが…」

 

17号「押すんだ」

 

ギョロメ「私の体内に自爆装置があるのは嘘です。しかし全国の学校に爆破装置を仕掛けたのは本当なんです。取り外しますから許して」

 

北の界王「全国の学校に爆破装置が仕掛けていたのはハッタリでは無いようじゃぞ」

 

17号「知るか。全国の学校などどうでも良い事だ。押せ」

 

悟空「まぁそういうなよ17号。ギョロメも反省しているようだし」

 

17号「…。しょうがない」

 

動物はエンゼルアイランドに戻って来た。

 

銀河パトロール隊員「君達。今回はご苦労だった。長年追っていた密猟者を逮捕する事が出来た。感謝するよ。銀河王様に報告して後日君達に御礼を持って行くよ」

 

17号「うむ」

 

???「待つのね」

 

銀河パトロール隊員「ニラミ警視ですか。何の御用で?」

 

ニラミ警視「ギョロメの身柄をこちらに渡すのね」

 

銀河パトロール隊員「何故です?」

 

ニラミ警視「ギョロメは私の管轄なのね。ギョロメは私の刑務所で収監させてもらうのね」

 

銀河パトロール隊員「そういやニラミ警視。あなた数々の難事件を解決して来ましたが怪盗ギロッシュは何度も取り逃がしているではありませんか」

 

ニラミ警視「それはどうしたのね」

 

銀河パトロール隊員「ついでにギロッシュを捕らえておきました」

 

パチクリ「何だって!?」

 

キョロちゃん「ギロッシュが!?」

 

銀河パトロール隊員「代わりにそいつの身柄を渡しましょうか?」

 

ニラミ警視「いいのね。ギロッシュの身柄を渡すのね」

 

銀河パトロール隊員はニラミ警視にギロッシュの身柄を引き渡した。

 

ギロッシュ「キョロちゃん。お別れだ。またいつか会おう」

 

ギロッシュはニラミ警視と共に刑務所へ向かった。

 

ギョロメ達の身柄は銀河パトロールに引き渡された。

 

17号「仕方ない。俺もチームに加わるよ。誰かさんに借りも出来た事だしな。留守の間悟天とトランクスに任せるようにジロリに行っておくよ」

 

悟空「本当か!やったー!」

 

17号「ついでに優勝して超ドラゴンボールでボートでも頂くとするか。家族で世界一周するのが夢なんだ」

 

悟空「そうか」

 

17号「お前は何を願うんだ?」

 

悟空「さぁな」

 

17号「そうか。愚問だったようだな。世界を守って来たお前には」

 

悟空「オラ守って来たという自覚は無いんだ。ただ強い奴と闘いたいという思いで今まできただけで今回も一緒さ。けど何も関係ない人や生き物が消えてしまうのは我慢できん」

 

17号「孫悟空。お前は面白い奴だ」

 

悟空「まぁじっちゃんのおかげだけどな」

 

17号「しかしお前を殺すために改造された俺が一緒のチームで戦うことになるとは不思議な縁だな」

 

悟空「不思議でもねえさ!天津飯やピッコロ。ベジータだって最初は敵だったからな」

 

17号「なぁチームには義兄さんもいるのか?」

 

悟空「誰だ?それ?」

 

17号「お灸タコ助…いやクリリンさんだよ」

 

悟空「そっか!18号はお前の姉でその旦那がクリリンだから義理の兄貴って事か。もちろんいるぞクリリンも強くなっている。お前の事も応援してくれる奴もいるみたいだぞ」

 

17号「ああ」

 

ついに人造人間17号が仲間に加わった第7宇宙チーム。果たして優勝することが出来るだろうか?一方、悟飯はピッコロの所へ来ていた。

 

ピッコロ「来たか」

 

悟飯「ピッコロさん。僕を鍛え直してください」

 

ピッコロ「よかろう。その訛り切った体。俺が叩き直してやる」

 

力の大会まであと23時間。



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悟飯とピッコロの再修行!

悟飯はピッコロと修行をしていた。

 

悟飯の攻撃をひたすらかわすピッコロ。

 

悟飯はピッコロに足を攻撃され、後ろへ回ってしまう。

 

ピッコロ「今のお前ではこんなものか…」

 

悟飯「くっ…」

 

ピッコロ「実はな…全覧試合の後、悟空が俺の所に来たんだ」

 

悟飯「やはりご存知のうえだったんですね」

 

ピッコロ「ああ。宇宙が消滅する事もお前の全覧試合の事もな」

 

〜回想〜

 

ピッコロ「その大会、俺も出よう。全宇宙の手だれが宇宙の存亡をかけて戦う。この極限!腕がなるぞ」

 

悟空「お前ならそう言ってくれると思っていたぞ」

 

ピッコロ「そういえば悟飯はどうしている?」

 

悟空「ブランクはあったがな…あいつなりにこの間の全覧試合頑張っていたと思う。ただ本来の悟飯の力考えるともっと出来るはずなんだけどな」

 

ピッコロ「悟空。仙豆はあるか?」

 

悟空「今は持ってないぞ」

 

ピッコロ「今すぐ二粒持って来い。俺があいつの勘を取り戻してやる」

 

悟空「ああ。頼むぞピッコロ」

 

 

ピッコロ「仙豆は最後の最後まで使わん!ここからは苦しいぞ!」

 

悟飯「覚悟は出来ています。僕はまだまだ強くならなければいけないんです」

 

悟飯は超サイヤ人になった。

 

ピッコロ「!」

 

慌てた様子で悟飯の攻撃を防御するピッコロ。

 

防御態勢に入った悟飯。だが腹が無防備でピッコロは腹を攻撃した。

 

悟飯「がっ…」

 

悟飯「まだまだ」

 

一方、とある星では第2、3、4、9、10、11宇宙の天使達が集まっていた。

 

マルカリータ「この度はこの会議にお集まりして頂きありがとうですますよ」

 

サワア「第6と第7の天使はどうなされましたか?」

 

マルカリータ「作戦に支障が出るので声を掛けていないですますよ」

 

コニック「一体、何をするおつもりで?」

 

マルカリータ「第6宇宙の界王神・フワと第7宇宙の孫悟空を抹殺するのですますよ」

 

カンパーリ「何故第6宇宙の界王神を抹殺するのですかな?」

 

マルカリータ「破壊神の命を直接狙うよりも対となる界王神の命を狙った方がいいと思うのですますよ」

 

モヒイト「だが我々が直接出向けば全王様に消されてしまう」

 

マルカリータ「大丈夫ですますよ。第6宇宙の界王神抹殺にはあの殺し屋に依頼するのですますよ」

 

クス「第7宇宙は?はっきり言って孫悟空よりもブルマという女の命を狙ったほうがよろしいのでは?」

 

マルカリータ「何故?ラムーシ様の命が救われた恩でもあるのですますか?どう足掻こうとこれは決定事項ですますよ」

 

ヒット「(最近、俺は使われているような気がする…何故俺に第7宇宙から暗殺依頼が来るのか?)」

 

するとヒットに依頼の通信が入った。

 

ヒット「なんだ?まさか第7宇宙じゃないだろうな。第7宇宙からの依頼は全て断る事にしている」

 

???「君に依頼がある。君にフワを殺して欲しいのだ」

 

ヒット「よかろう。フワのいる場所を教えてくれ」

 

???「惑星ティーン。そこに居る」

 

ヒット「分かった」

 

マルカリータ「ふふふ…準備完了ですますよ」

 

クス「フワにも惑星ティーンに来るように命じました」

 

マルカリータ「あとは星を破壊するだけですますよ」

 

一方、キャベは仲間集めの為にある星に向かっていた。

 

キャベ「(まさか宇宙存亡をかけて戦うことになるとは…いくらヒットさんが強くても70人相手は厳しいだろう。こうなればやっぱりあの人しかいない)」

 

ある星

 

ある星の家で一人の男が寝転んでいる。

 

キャベ「レンソウさん。キャベです」

 

レンソウ「えっ!うわっ!」

 

レンソウは倒れた。

 

キャベ「大丈夫ですか?」

 

レンソウ「ああ。懐かしい声を聞いて足の痛みの事を忘れていた。君の活躍は聞いている。今やサイヤ人防衛隊のエース」

 

キャベ「レンソウさんが鍛えてくれたおかげです」

 

レンソウ「まぁ、俺は足の怪我で隊長を最近辞めた身だがな。そういえば新しい力を手に入れたんだってな。見せてくれよ」

 

キャベ「は、はい!」

 

キャベは超サイヤ人になった。

 

レンソウ「おお…これは素晴らしい。これなら宇宙も安泰だな」

 

キャベ「実はその事で…」

 

レンソウ「…」

 

数分後

レンソウ「何!?宇宙が…!?」

 

キャベ「お願いします。力の大会に参加して下さい」

 

レンソウ「うむ。あいにく俺は足を怪我している身でな…」

 

キャベ「大会はバトルロイヤルです。レンソウさんの戦闘経験は必ず役に立つはずです」

 

レンソウ「わかった。治せるように努力するよ。ただしもし俺の足が治らなかったら妹のカリフラを連れて行け」

 

キャベ「え?でも大丈夫なんでしょうか?」

 

レンソウ「ああ。ただのチンピラに見えるかもしれないが潜在能力は俺より上回っている」

 

キャベ「はぁ」

 

一方、悟飯は

 

悟飯「はぁ…はぁ…まだまだ…僕がみんなを守るんだ」

 

ピッコロ「気負いばかりが見える。それでは空回りするばかり。修行しても意味はない。ビーデル達を守る事は出来んぞ!勝つことばかりに気を取られれば冷静な判断が出来ず、敵の本当の力を見誤る。必ず勝てる戦いなどありはしない。負けたらこの宇宙が消滅!その事実を受け入れろ!心配するな…お前なら勝てる。この俺が言うんだ。自信を持て」

 

悟飯「はい」

 

ピッコロ「では続きを始めるぞ」

 

ピッコロは腕を伸ばし、悟飯を絡めた。

 

悟飯「ぐっ…」

 

ピッコロ「どうした!早く解け!絞め殺されても知らんぞ!」

 

悟飯「ほ、解けない。いつの間にこんなパワーを…!?」

 

ピッコロ「お前が学問や研究をしている間俺が何もしていないと思ったか!」

 

悟飯「こ、こんなもの…!」

 

ピッコロは拘束を解いて腕を元の長さに戻した。

 

ピッコロ「悟飯。お前の負けだ。お前は強い。だが心が戦士になりきれていない。肝心なところで詰めが甘いのだ。ブウと戦う為に界王神様のジジイに力を引き出して貰った時も力をつけたお前はおごり自分の力を過信し、その力を楽しんでしまった。戦士になれ!相手が誰だろうと女子供だろうと全力で戦え!ブウと戦った時の力を!セルの時の力を!本当のお前を呼び醒ませ!!」

 

悟飯はブウと戦った時の姿に覚醒した。

 

ピッコロ「それでいい…この戦いができれば他の宇宙の奴らにも負けんだろう。おごりを捨て、勝負が決するまで油断するな。続きだ!構えろ悟飯!」

 

悟飯「ピッコロさん。ありがとうございました」

 

ピッコロ「いいや。特訓はまだこれからだ。お前ならさらなる高みへ行けるはずだ。大会まで時間がある。どうだ?」

 

悟飯「お願いします。だったら合体技とかコンビネーションとかを作りませんか?」

 

ピッコロ「面白そうだな」

 

次回へ続く



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道場に現る謎の美女

悟空は亀仙人をスカウトするべくカメハウスへ向かう。

 

悟空「え?いないの?」

 

ウミガメ「はい。亀仙人様は名誉師範として天津飯さんの道場に行っております。ヤムチャさんが道場に行っていますが」

 

悟空「そうか」

 

天津飯の道場

 

門下生達は天津飯の師事の元、修行をしている。

 

天津飯「もっと腰を落として。へその下 丹田に力を入れろ」

 

門下生「先生見本を見せてください」

 

天津飯「うむ」

 

亀仙人「はぁ…。来てみたのはいいがこんなむさ苦しい男ばかりとはのう」

 

亀仙人はくつろぎながらその様子を見ていた。

 

天津飯「ざっとこんなもんだ。次は型の練習だ」

 

門下生達「はい」

 

一方その頃。謎の美少女が天津飯の道場を訪ねていた。

 

???「天津堂…ついに見つけたで三つ目ハゲ」

 

天津飯「よし。休憩」

 

門下生達「はい」

 

餃子「天さん。入門者」

 

餃子は謎の美少女を連れてきた。

 

美少女「(一丁前に弟子なんか取りやがって…)」

 

じっと少女をみつめる天津飯。

 

美少女「あ、あの…何か」

 

「来たー!」という声と共にやって来た亀仙人。

 

亀仙人「ピチピチギャルじゃ!ぷるんぷるんじゃのう!」

 

美少女「やん!」

 

亀仙人「これじゃ!これを待っておったんじゃ!!」

 

亀仙人は倒れた。

 

天津飯「名前は?」

 

ユーリン「ユ、ユーリンです」

 

天津飯「武道の経験は?」

 

ユーリン「ありません」

 

天津飯「何故武道の道を志そうと?」

 

ユーリン「えっ…び、美容にいいと聞いたので」

 

天津飯「美容?ならば他の道場に当たってくれ。ここは本気で武道を極めようとする者の道場だからな。お引き取り願おう」

 

亀仙人「まぁそう固いこというな…入門大歓迎じゃ」

 

亀仙人はユーリンを担いだ。

 

亀仙人「さぁ!ワシがみっちり教えてやるからのう」

 

ユーリン「離して!私は天津飯先生に〜!」

 

天津飯「む、武天老師様」

 

数時間後、天津飯が弟子達を稽古している所にヤムチャがやってきた。

 

天津飯「ヤムチャ」

 

ヤムチャ「道場開いたんだってな。あれが弟子達か?」

 

天津飯「この町で修行していたら集まってきてな。断れなかったんだ。ところで何しに来たんだ?」

 

天津飯は稽古を終わらせ、ヤムチャと二人きりになった。

 

天津飯「つまり力の大会に俺も出ろと言う訳か?」

 

ヤムチャ「ああ。悟空からお前を誘えと言われたんだ」

 

天津飯「遠慮させてもらう。確かに他の宇宙と戦うには修行になる。しかし弟子達を放って置くわけにはいかないんだ」

 

その時、町の人から弟子達が暴れていると聞いた天津飯。

 

駆けつけてみると弟子達がお札を貼った状態で暴れていた。

 

天津飯「こ、これは」

 

ヤムチャ「妖術だ。何者かに妖術がかけられておる。妖気がもの凄く漂っておる。額のお札を外すんだ」

 

餃子「僕に任せて!」

 

餃子は超能力で動きを止めようとしたが、弟子には効かなかった。

 

 

???「そんな子供騙しには通用しませんよ。フッフッフ…」

 

その様子を杖を通じて観戦する者がいた。

 

出て来たのは天使達に洗脳され赤眼に禍々しいオーラを放ったユーリンとお札で洗脳された亀仙人。

 

ヤムチャ「武天老師様!?」

 

天津飯「お前は道場に居た…全てはお前の仕業か?」

 

ユーリン「フン。これで道場の評判はガタ落ち…道場も終わりやな!ハハハハハ!」

 

天津飯「何故そのような事を…」

 

ユーリン「お前を倒す為だ。三つ目ハゲ!」

 

天津飯「三つ目ハゲ…!?。お前はかつて鶴仙流の道場に居た」

 

ユーリン「そう。大きくなってお前を倒してやる。私はそう誓ったんや」

 

天津飯「そんな事の為に弟子達を…!?」

 

ユーリン「そんな事やと…?鶴仙流を裏切った分際でよく言うわ!」

 

ヤムチャ「だが何故武天老師様を」

 

ユーリン「このエロジジイは私の目的を見抜いていた」

 

ユーリン「確かこのエロジジイはあの憎っくき亀仙流の師範。孫悟空という奴を殺せば我が鶴仙流の野望は達成する。ヤムチャとか言ったっけ。お前は亀仙流やったな。ついでに始末してやるわ!やれ!エロジジイ!」

 

亀仙人は天津飯達に襲いかかって来た。

 

天津飯「ヤムチャと餃子は弟子達を」

 

ヤムチャ・餃子「わかった」

 

亀仙人「ヒョオーーッ」

 

亀仙人の強烈な一撃を受け、吹っ飛んだ天津飯。

 

天津飯「操られているとはいえ流石武天老師様」

 

亀仙人はムキムキ状態になった。

 

天津飯「ハーーーッ」

 

天津飯は四妖拳で腕を増やし、亀仙人に向かっていくが亀仙人の萬國驚天掌(ばんこくびっくりしょう)で動きを封じられてしまう。

 

ユーリン「トドメや!」

 

亀仙人「波!!」

 

天津飯はかめはめ波を弾き返し、亀仙人に直撃した。

 

ユーリン「ちっ…!使えないエロジジイやな。こうなったら私が自ら出向いてやるで!勝負や!三つ目ハゲ!」

 

ユーリンはまっすぐ天津飯に向かってくる。

 

天津飯「悪いな。これ以上被害を及ばせる訳にはいかないんでな。とっとと終わらせてやる」

 

天津飯は太陽拳の構えをした。

 

ユーリン「どどん波!!」

 

天津飯「何!?」

 

天津飯は咄嗟に避けた。

 

天津飯「まさか…こんな技を使えたとは」

 

ユーリン「私が妖術以外で何もしてない訳ないやろ。妖術の技術もしながら鶴仙流の修行もしたんや」

 

ヤムチャ「餃子!作戦通りに行くぞ」

 

餃子はユーリンの胸を揉んだ。それを離すユーリン。

 

ユーリン「ちっ。小賢しい」

 

ヤムチャ「波!」

 

ヤムチャのかめはめ波がユーリンに直撃した。

 

正気に戻ったユーリン。

 

ユーリン「三つ目ハゲ。次こそはお前を倒してやる!その時を待つんだな」

 

天津飯「待て。修行するなら俺の道場に来ないか?動機はともかく強くなりたいという気持ちは本物だ。どうだ?ここでなら俺と思う存分戦えるぞ」

 

ユーリン「仕方ない。弟子になるわ」

 

天津飯「その前に街の皆と弟子達にちゃんと謝るんだ」

 

ユーリン「ご、ごめんなさい」

 

天津飯「ヤムチャ。まさかお前に助けられるとはな…俺も力の大会に参加する事を悟空に伝えてくれ」

 

ヤムチャ「おう」

 

亀仙人「うう…ワシは一体?」

 

ヤムチャ「武天老師様。力の大会に出てくれませんか?景品に極上のH本が出るらしいんですが」

 

亀仙人「おお!ワシも参加させて貰うぞ」

 

 

17号、18号、武天老師、天津飯、ヤムチャ、クリリン、ピッコロ、ベジータ、そして悟飯と悟空。

 

この10人の戦士の闘いが第7宇宙の運命を決める。



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力の大会の戦士達

久しぶりの宇宙サバイバル編です。なおピクシブ版による第7話はカット。第8話も一部をカットしてます。


全王の宮殿

全王「はぁ〜暇だな」

 

全王は暇を持て余している様子。

 

全王「おい!大神官」

 

大神官「どうかなさいましたか?」

 

全王「もう待てない!さっさと大会始めようぜ」

 

大神官「まだ選手が集まっていない宇宙がいるようですよ」

 

全王「どこだ?その宇宙は」

 

第6宇宙

 

フリーザ「なんですって。力の大会」

 

ヴァドス「全王様が主催する力の大会に是非出て欲しいのです。孫悟空に復讐したいでしょう」

 

フリーザ「孫悟空に復讐…いいでしょうその大会に出てやりましょう」

 

全王「あいつ悟空に何の恨みがあるのかな?」

 

大神官「まぁ恨みといっても悟空さんからしてみれば逆恨みですがね」

 

全王「さて次は…」

 

第11宇宙

 

私服姿でとある場所にいるトッポとディスポ。

 

ディスポ「将軍は何故来ない」

 

トッポ「連絡を取ってみよう」

 

将軍ことカーセラルはある宇宙で人助けをしていた。

 

「こちらトッポ。応答せよ。緊急帰還命令を発動する」

 

カーセラル「大事な任務中だ。終わるまで帰れない」

 

ディスポ「宇宙の運命が掛かっているんだぞ」

 

カーセラル「目の前の命を救えずして人々の命は救えぬ」

 

カーセラルは通信を切った。

 

ディスポ「くそ。切りやがった」

 

大神官「全覧試合で孫悟空さんと戦った第11宇宙も優勝候補です。ポッポさんのお仲間はとても強く人間的にも優れた戦士ばかりです」

 

全王「へぇ〜」

 

大神官「第11宇宙と対を成す第2宇宙も面白い存在でして」

 

第2宇宙

 

アイドルの会場に一人の女性が向かおうとしている。あるオカマみたいな人が「ここは武道会の会場よ」と言った。

 

「それ。この私ブリアンデシャトーに言っているのかしら」

 

女性は変身し始めた。

 

女性は美しい女性から少女漫画刑事へと変化した。

 

少女漫画刑事「みんなの幸せ!愛をお届け!少女漫画刑事ことルリリンよ!さぁ覚悟を決めなさい。お仕置きの時間よ」

 

少女漫画刑事はプリティーキャノンと唱えて二人に放った。

少女漫画刑事「良い子は真似したらダメよ」

 

全王「おぇーっ!可愛い女の子だと思って期待していたのに」

 

大神官「お気持ちは分かりますがね」

 

全王「こうなったら第2宇宙をその場で消してやる!」

 

大神官「まぁまぁ。力の大会までとっておこうではありませんか」

 

全王「てめぇいい加減にしろよ…!さっきから僕の意見にいちいち反論しやがって…!」

 

大神官「もしあの戦士が出場選手ならサワアに頼んで変身しないように頼んでおきます。それより第10宇宙の様子をご覧になりますか」

 

クス「紹介します!彼らはラムーシ様がお選びになった第10宇宙の戦士達です!」

 

ザンス「フン」

 

ゴワス「…」

 

クス「ザンス以外はラムーシ様が筋肉を重視にお選びになったのですよ」

 

ラムーシ「お前は頭を使いすぎて失敗した。今度は肉体を信じるのじゃ。ザンスも戦闘能力は抜群と聞いてスカウトしたのじゃ」

 

クス「でもそのザンスってかつてこのロリジジイが弟子をとっていたあのクソみたいな北の界王の弟でしょう。大丈夫ですかね〜」

 

ザンス「心配無用ですクス様。この宇宙の為に貢献致しましょう」

 

全王「次は第3宇宙だ」

 

大神官「はいはい。第3宇宙はですね…」

 

第3宇宙

 

モスコ「ピコピコピコ」

 

カンパーリ「モスコ様曰く我々は力を合わせなくてはならない」

 

ピリカラ「はい!このピリカラ。事態に当たらせて頂きます」

 

エア「期待してますよ。あなたは我が第3宇宙で最強の改造戦士なのだから」

 

ピリカラ「ありがとうございます」

 

カンパーリ「モスコ様曰く「戦え、勝て、生き残れ」と」

 

ピリカラ「はい。それでは力の大会用に強化改造をご覧ください」

 

ピリカラは改造戦士・ナリラーマを紹介した。場外対策の技を披露するナリラーマ。

 

ピリカラ「他の改造戦士も力の大会に向けて改造中です。生き残るのは我が第3宇宙です」

 

全王「武器を使うとは許せん」

 

大神官「まぁ相手を殺傷さえしなければよろしいことではありませんか…次は第4宇宙を見てみましょう」

 

第4宇宙

 

???「キテラ様。第7宇宙の選手の情報を集めて参りました」

 

キテラ「ほぉ…こいつらか」

 

クル「キテラ殿。スパイなんか使って大丈夫なのか?」

 

キテラ「フン。スパイなんか使うなとは言われていないからな。よし…伝説の殺し屋と言われているあいつにちょっと依頼してみるか」

 

 

全王「まさか…第7宇宙を潰そうなんて考えていないだろうな」

 

大神官「それはどうでしょうか」

 

全王「もし…そうだとしたら第4宇宙は排除した方がいいかもしれないな…」

 

第11宇宙

 

カーセラルは猫を救出し、持ち主に渡した。

 

持ち主「ありがとう。将軍」

 

カーセラル「もう離すんじゃないぞ」

 

その時、トッポが現れた。

 

トッポ「任務ご苦労だった」

 

カーセラル「ポッポ。俺を迎えに来たのか?」

 

トッポ「ああ」

 

数分後

 

トッポ「将軍よ…力の大会に出てみないか。我々がいない間は研修生に任せている。研修生は張り切っているようだ。将軍、君の力が必要だ」

 

カーセラル「わかった。私も力の大会に出よう」

 

第6宇宙

 

キャベはカリフラに超サイヤ人になる方法を教えていた。

 

見本を見せるキャベ。

 

キャベ「これが超サイヤ人です」

 

カリフラ「凄いパワーを感じるぞ!早く私にも教えろよ」

 

キャベ「そんな事言われても僕だって最近身についたばかりなんですよ。このオタンコナス」

 

カリフラ「あ?誰がオタンコナスだ!?オラ?え?」

 

キャベ「ちっ。怒りのエネルギーを引き出そうと思ったのに」

 

カリフラ「あれで怒らそうとしていたのか」

 

キャベ「さっきまで怒ってた癖に」

 

カリフラ「ああん?他にも方法は無いのかよ」

 

キャベ「慣れれば背中のゾワゾワとした感じがあればなれますよ。ヘタレチンピラ」

 

カリフラ「ヘタレチンピラ…だと!」

 

カリフラはその怒りで超サイヤ人に覚醒した。

 

キャベ「まさか…ヘタレチンピラで覚醒するとは…!」

 

カリフラ「この力さえあればあんたも倒せるかもな」

 

他の宇宙も続々と集まっている。

 

力の大会まであと3時間。

 

第9話へ続く



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