エターナル美少女になりたい!~ついでにママを泣かす魔物共は滅ぼす~ (岩神龍)
しおりを挟む

プロローグ
オギャァア(決意)


小説初投稿です
勢いで投稿しました



かつて、人々は卓越した魔法技術により栄光の極みへと至っていた…

だが、ある時突如として現れた(湧いた)魔族、魔物と呼ばれる存在によって人類は衰退の一途を辿って行った

 

 

-魔族、魔物が現れて(湧いて)より13年-

その日、人類最後の国 ロボスト王国 にて 1人の赤ん坊(やべぇやつ)が生まれた

 

この時はまだ誰も知らない、このシリアスな世界が半分ギャグ時空になることを-

 

 

 

◇◇◇

ロボスト王国 子爵家 エフォールノ家の一室にて2人の男女が赤ん坊を抱え会話をする中赤ん坊(やべぇやつ)の意識は浮上した

「一 一 一 一 一」

 

「一 一一」

 

「一 一一 一」

 

「オギャァア⤴︎オギャァア⤴︎ 」

(ッファ!?なんじゃあこりゃあ!?)

 

「あらあら元気ねぇ」

 

「オギャァア⤴︎」

(何だこのべっぴんさん!?若妻の色気を感じるぜぇ…って、声が…もしかして俺今赤ちゃんなのか?これがホントの赤ちゃんプレイ?)

 

「ああ、本当だ…キミに似て、とても可愛いらしい子だ…」

 

「フフ…そうね…あ、でも見て、目元はシュドルに似ているわ」

 

赤ん坊に関する会話を続ける2人、そして突如、女性の頬を涙が伝う

 

「産まれてきてくれて、ありがとう…」

 

「オギャァ⤵︎オギャァ⤵︎」

(…………)

 

空気を読んで、メイドのような女性が話しかけてくる

「当主様!奥様!おめでとうございます!それでは、お子様を保育器に移らさせてもらいますね」

 

スタスタ

 

(…この状況を見るに俺ァ転生ってやつをしたらしいが…たしかに、子供が産まれて来ることはイイことだが…なにか腑に落ちないな…おそらく今世の母と思わしき人物のあの顔…心の底から嬉しいっていう顔をしてたし、今、俺を運んでいるハキハキしてるメイドっぽい姉ちゃんも瞳を潤ませて今にも涙が出てきそうな気さえする…喜怒哀楽がただ激しいっていうならいいが…何か、嫌な予感がするねぇ…)

 

スタスタ

 

 

 

 

◆◆◆

私、マリエ・フォン・エフォールノは思い出す。

この世界に突如現れた魔族、魔物達によって私達人類は多くの国々が滅び、生活圏を後退させられ、この国ができるまでも、多くの人々の命を犠牲に耐え続けこうして今を生きられているということを…

 

「ホントに…よく生まれてきてくれたわ…欲を言うならもっと平和な時代に産んであげたかった…けど、私達が絶対に幸せにしてみせる」

 

「ああ!その通りだ!あの子には幸せに生きてもらいたい。僕達で、あの子を幸せにしよう!」

 

「ええ、そうn」

マリエがよろめくのをシュドルがそっと支える

 

「っと…そのためにもマリエ、まずは休もうか…出産後で、かなり体力が減っているはずだ」

 

「そうね…わかったわ、あなた。起きたら、一緒にあの子の名前を決めましょ?」

 

「ああ…わかった。おやすみなさい」

 

「おやすみなさい」

チュッ

 

 

 

◆◆◆

さきほど、今世の両親らしき人物がいた部屋から、数m離れた別の部屋にて俺は戸惑っていた

 

「オギャァア…」

(オイオイ こりゃすげぇな…)

 

目の前に広がるのは、クリスタルっぽい物ををくり抜いたような揺りかごであった。いや、ただクリスタルっぽいのでは無い、浮いているのだ。

 

「オギャァア?」

(コイツは…反重力装置?いや、機械っぽくねぇし…もしかして魔法ってやつか!?)

 

「ではお嬢様、僭越(せんえつ)ながら横にさせてもらいます」

 

クリスタルっぽい揺りかごに寝かさられると、揺りかごが光始めた

 

「オギャァア!」

(!?なんだこれ…体が軽くなった気がする…この揺りかご?の効果か?…?そういや今お嬢様って…さっきも母親らしき人物に父親らしき人物がキミに似て可愛いだとか言ってたな…まさか!?我が息子は消失したというのか?)

 

メイドはクリスタルの動作を確認すると一礼してこの部屋から退出して行った

「では、何か、異常があればすぐ駆けつけますので」

 

「オギャァア?」

(赤ん坊にまで丁寧に…真面目だねぇ…ってそれ所じゃねぇんだよ。我が息子が消失…つまり女の子になっちゃったということか…俗に言うTS…ここはおそらく異世界と言うやつだから TS異世界転生 というふうになるのか?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オギャァア↑↑↑↑↑↑⤴︎ ⤴︎⤴︎」

(ッッッシャァアアァアア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ )

 

「オギャァア!!」

(勝った!異世界転生[完]HAHAHAHAHAHA!勝った!勝ったぞこれはァ!TSである!女の子の身体(からだ)である!!受肉である、!!!魔法っぽい物がある!!!!フハハハハハ)

 

ここで彼…いや、彼女の前世について少し語ろう。彼女は俗に言うDT陰キャ男子街道をスーパーカー並のスピードで突っ走るDT陰キャ男子の申し子のような奴だった。

そんな彼女が学生時代にハマったのがアニメ、漫画、ゲームなどの娯楽品だった。この時彼女は、アニメや漫画の美少女が不老で回復能力が高くて強いというキャラのギャップに惹かれた。そして、彼女はある考えに行き着いた…

そう、『エターナル美少女になりたい』と。

馬鹿にしちゃあいけないし、別に肉体を改造して女の子になりたいわけではなかった、それに前世では完全になることは不可能だった。女の子は弱肉強食の世界では基本弱い存在である。そして人間の男は子孫を残すために、女の子を守るという本能が平和な彼女の前世でもインプットされ続けられていたのである。長々と語ったが、端的に言うと彼は友達が欲しかったのである。ここで、友達を作るなら じゃあDT陰キャ男子同士で傷を舐め合えばいいじゃん…となるかもしれないが、無理である。彼らは自分以外の者と関わり合いを持とうとすること自体が基本なく、ズルズルと流される、そして、気がついたらDT陰キャ男子になっているのである。そんな奴らはお互いに干渉できないし、もしできるのなら、そいつはDT陰キャ男子ではない。余談だが、彼女がこの負のループに気づいた時には既に大学卒業間近で、人間関係というのはもう前世では修復不可能なまでにズタボロだった。良くも悪くも、異世界というのは新しい関係を構築するのならもってこいとの環境とも言えよう。

そして、彼女は前世でよくこう思っていた「輪廻転生とかあるんだったら異世界とかもあるんじゃね?あるんだったら異世界にTS転生したい」と。そんな彼である、自分がもし転生したら などということは常々考えており、自分が気付いたら赤ん坊になっていても心の中で少々リアクションを取れば落ち着くくらい心構えはできていたのだ。

そんな彼が激しく心の中でのたうち回ることとはつまり、TS 異世界転生 魔法っぽい物が揃っており、可能かもしれないからである。そう!全てを越えた究極の存在

エターナル美少女』になれるかもしれないからである!

 

「オ ギ ャ ァ ア」ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

(ククッ なってやる。ああ、なってやるとも。『エターナル美少女』に俺はなるッ!)

 

To Be Continued

 

 

 

 

◇◇◇

DT陰キャ男子を異世界転生させたった

1:名無しの上位存在

俺って偉いねぇ~

 

2:名無しの上位存在

>>1っで、どこに転生させたん?

 

3:名無しの上位存在

コテハンつけるからちょい待って

 

4:優しい上位存在

うし、これでええやろ。質問してええぞ

 

5:名無しの上位存在

>>4っで、どこに転生させたん?洗脳してくる

 

6:優しい上位存在

>>5最近ちょい話題の人類滅亡間際の世界やで

 

7:名無しの上位存在

>>6おまwそれw

 

8:名無しの上位存在

>>6ひでぇw

 

9:優しい上位存在

俺は転生させたやつのTS転生したいっつう願いを叶えただけやで?世界までは指定されて無い

 

10:名無しの上位存在

>>9そりゃそーかもしれないけどさ

 

11:名無しの上位存在

>>9人間が世界の区別出来るわけないやろw

 

12:名無しの上位存在

>>9いつか刺されそう

 

13:名無しの上位存在

>>12ワイら上位存在は魂の格が違うから無理なんだよなぁ…

 

14:優しい上位存在

>>12>>13の言う通りやで無理無理w

 

15:名無しの上位存在

>>14いつか転生させた奴が上位存在になったりしてなw

 

16:優しい上位存在

>>15怖いこと言うなやw

 

17:名無しの上位存在

>>16転生先の肉体スペック教えてー

 

18:優しい上位存在

>>17

・美少女

・回復魔法の才能がある

・身体能力は中の下くらい

 

19:名無しの上位存在

>>18容姿詳しく教えてクレメンス

 

20:優しい上位存在

>>19おけおけ、ワイが未来観測した感じだと15歳で

・銀髪の腰まで届く長髪と赤眼が特徴

・スリーサイズは上から83・54・84のEカップ

・美少女

 

21:名無しの上位存在

>>20エッッ

 

22:名無しの上位存在

>>20でかーい!説明不要

 

23:名無しの上位存在

>>20 15年後が楽しみですねぇ

 

24:名無しの上位存在

>>20成長促進魔法かけてくるわ

 

25:優しい上位存在

>>24まあ待て。俺からお前らに提案がある

 

26:名無しの上位存在

>>25早く言えよ風邪ひいちまうだろ

 

27:名無しの上位存在

>>26全裸待機乙

 

28:優しい上位存在

うし、じゃあ言うぞ

 

29:優しい上位存在

俺が転生させた奴の生配信をする!

 

30:名無しの上位存在

>>29!

 

31:名無しの上位存在

>>29まさか!

 

32:優しい上位存在

>>31ふっ、そのまさかだ

 

33:優しい上位存在

俺は転生者生配信ブームを再来させる!

 

34:名無しの上位存在

>>33一昔前に流行ったやつか

 

35:名無しの上位存在

>>33確かにあれ面白かったよな

 

36:名無しの上位存在

>>33ふむ上位存在は皆飽きやすいよな…最後までやる気はあるのか?

 

37:優しい上位存在

>>36もちろんだ!そのための準備もしたし、面白いやつも発見したからな

 

38:名無しの上位存在

>>37やはり生配信か いつ配信する?私も視聴しよう

 

39:名無しの上位存在

>>38上位院…!

 

40:優しい上位存在

>>38転生させた奴が5歳になったら開始する

 

41:名無しの上位存在

>>40よし、全裸待機スタートや

 

42:名無しの上位存在

いい暇つぶしになりそうやな

 

43:優しい上位存在

とりま生配信するまでは転生させた奴に接触は禁止な

 

44:名無しの上位存在

>>43了解

 

45:名無しの上位存在

>>43了解

 

46:名無しの上位存在

>>43おけ

 

47:名無しの上位存在

うし、じゃあ配信を面白くするための意見考えようぜ

 

48:名無しの上位存在

>>47面白そう!

 

49:名無しの上位存在

>>47いいね!こういうの好きだよ!

 

50:優しい上位存在

じゃあ意見ある奴から言ってってくれ

 

 




1話にして主人公の名前が出ないってマ?
補足
1.主人公は特に記憶の抜け落ちとかないんで前世の名前を忘れてるとかはありません。ただ、新しい人間関係を築くにあたり、前世のことは(人間関係とか)忘れよう。という考えに至り、前世の名前が出てくることはありません。前世の親は主人公が小さい頃交通事故で死んでその後は母方のおばあちゃんのところで生活。高校を卒業するくらいに他界されました。つまり、主人公はガチフリーで転生してきたので全く憂いはなく、強いて言うならアー〇ード・コア〇の新作とH〇N〇E〇 × 〇U〇T〇Rの最期、あと〇ゲ〇ラ2期が見たかった等の憂いがある。というだけです。あれ?多くね?

2.Qなんで主人公が産まれる前に名前決めてないの?
Aマリエママが主人公に蹴られて破水して少し日にちが前倒しになったからやで

3.Q主人公っていつぐらいに死んだん?
A大学卒業に浮かれて慣れない酒を飲みすぎてフラついて転んで頭ぶつけて南無三やで。

4.主人公の美少女論について
ワイが美少女×吸血鬼みてぇな身体能力(弱点なし)をシリアスなやべぇ世界で暴れさせたかっただけなんやで

5.Qシュドルって誰?
A主人公のパピー。フルネームは シュドル・フォン・エフォールノ で子爵家の当主やってる。あまり気は強くないが、マリエと当主の座に着いたことでだんだん自信を付けてきている。身体能力は中の中ぐらい。領地は持ってなくて、武力で国に貢献している。

6.世界観について
分かりにくかったと思うんで補足。
剣と魔法のファンタジー世界。
この世界は元々、優秀な人は階級に差別されずに研究やらなんやらを進めることができ、立場も上がる制度があった。その結果、優秀な人達が集まって研究しまくったことで魔法技術がすげぇことになり、気付いたら超魔法文明になっていた。その制度は、人類最後の国であるロボスト王国でも顕在であり、マリエママも優秀な回復魔導師だったことでシュドルパパと結婚できた。良くも悪くも、実力が物を言う世界である。「貴種の一族である~」とかもない。
あれ?じゃあ魔族と魔物強くね?って思うけど魔族と魔物は魔法に滅法強いってのが大きい。
まぁ、つまり(人類からしたら)魔族と魔物TUEEEE!って思ってれば ヨシ!
魔族と魔物の深堀は今度やります。
今の王様(今後登場予定)が有能で国全体に中級の魔物ぐらいなら退けるバリアーを常時展開して、引きこもることで人類存続に成功した。深堀は今度やります。
人類滅亡秒読みな超シリアスな世界。

7.Q上位存在ってなんだよ
A魂の格が高い奴ら。基本不老不死。というか老いるとか死ぬとかの概念がない。暇を持て余してる。最近のブームは気に入った人間の魂を弄ぶこと。

8.優しい上位存在
主人公を異世界転生させた奴。結構イカれてるけど上位存在の中ではだいぶまとも。昔、異世界転生させた人間を生配信するというものが流行っていて、それを再ブームさせたい。

9.マリエママとシュドルパパの馴れ初め
今のプロットでは今後書くことが無いのでここに記載する。
シュドルパパが授業で魔物とバトって大怪我したのを同じ授業でいたマリエママが寝ずに看病した。シュドルパパはこの時うっすらとだが意識を保っていて、自分のために看病するマリエママを見てハートを射抜かれた。しかし、シュドルパパは気が弱いのでなかなか切り出せないでいたのを見て、シュドルパパのパパが本来より早く当主の仕事を手伝わせ、シュドルパパに自信を付けさせた。当主の仕事をこなしていくうちに自信が着いたことによりシュドルパパはマリエママに猛アタック。
2年の交際の果てに結婚。(卒業と同時)結婚して半年後マリエが主人公を妊娠。実力主義な世界なので、貴族じゃなくても正妻で問題なく、マリエが正妻になっている(シュドルパパにマリエ以外を摂るつもりは無い)そして、マリエママが妊娠したのを見て、シュドルパパのパパがシュドルパパに父親としての威厳を持たせるため、当主の座を明け渡した。
2人は同い年で、主人公が生まれた時は19歳である。

10.Q主人公は友達作れる?
A可能っちゃ可能。ただのほほんと生きてたら無理。
理由は、状況が状況のため、貴族同士の交流もほとんどなくなってしまい、必然的に子供同士の交流もなくなってしまった。貴族専用の学校(15歳から)もあるのだが、ここに通うのはほとんどが貴族の跡取り予定の者(大貴族とかは別、女の子はあまり居ない)のため、主人公は通わない。平民専用の学校もある。
ちなみに、マリエママとシュドルパパは平民と貴族専用の魔物を狩るための合同実践授業があり、そこから、上記の馴れ初めへと繋がる。この作品は学園モノにする気は無いです。

11.◇◇◇は場面転換、時間移動
◆◆◆は主観変換 です

12.Q主人公なんで言語わかんの?
A優しい上位存在が新しい世界の一般言語を主人公にインプットしてくれた。その事に主人公はまだ気づいてないが、もうじき気付く


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第一章 主人公強化週間
一話 我が名は…


勢い投稿2
骨だけ作ってあとは適当に肉を巻いているような小説です
プロット?あいつはもう逝ったぜ


ボク!クロエラ・フォン・エフォールノ 4歳!

前世DT陰キャ男子で、この世界に転生してから4年経つんだ!

 

「……はあ」

(現実逃避はやめて、向き合わなくてはいかないよね…)

 

そこには、銀髪の肩まで伸びる髪を揺らしながら読書をする幼女と同じ銀髪でボブカットの女性の姿があった

 

「クロエちゃん」

 

「お母様…」

 

「いい?クロエちゃん 確かに、知識は大事ですけど、本ばかり読んでいてはいけませんよ。たまには外へピクニックでも行きましょう?」

 

「お母様…はい…」

 

そして幼女 クロエラの母、マリエは満面の笑みで言う

「約束ですからね!」

 

「うぅ…はい」

(これではどちらが子供か…まぁ、お母様可愛いからいいか…というかなんでこんなことになっているんだろう…)

 

なぜこんな状況になったか説明しよう

 

 

 

◇◇◇

クロエラが生まれて3年程経ったある日クロエラはこう口にした。

「お母様!お父様!ボク、回復魔法を習ってたくさんの人を救いたいです!」と

 

クロエラは医者による魔法適正のテストで回復魔法の適正があることがわかっていた

 

それを利用しないことはクロエラには有り得ず、魔導書と呼ばれる魔法が記された書物を読むための理由にしたのだ。

 

それに対する両親の反応は満面の笑みだった。

元々クロエラの両親は自分の娘の幸せのためなら何でもする覚悟はあったのだ。

 

その娘のお願いである。断るわけが無い

 

そしてクロエラの成人済みの男性の知能とよく色んなことを吸収できる幼い脳である。結果は火を見るより明らか。クロエラが3歳半になる頃には既に上級回復魔術士より技術も知識も上回ってしまったのである

 

もちろん、俗に言うチートというものでは無い。幼い脳と環境、そして何より、クロエラは努力したのである。クロエラの目標である「エターナル美少女」のためならクロエラは何でもできたのである。

その結果、クロエラは毎日12時間読書や回復魔法の実践をし、それ以外の時間で食事と適度な筋トレと散歩、睡眠をとるというサイクルになった。また、クロエラの気質として目標のためなら何でもできるというのと、大概のものは続けていくうちに楽しくなってくるというものが起因していた。

 

そんな生活を続けていくうちに両親に

 

「クロエラと接する時間が少ない」

 

という悩みができてしまった

 

クロエラが3歳半頃からクロエラへ両親は頻繁に

「クロエラ、たまにはお父さんと一緒に外に行かないかい?」

 

 

「クロエちゃん、あなたはもう回復魔法の練度は並の回復魔導師はおろか上級の回復魔導師の人達と互角…いいえ、身内贔屓なしでもそれ以上の技術を習得しているわ…だから、どこかお外に一緒に行かない??」

 

っといったことを言うようになったのだ。

もちろん、クロエラは両親と一緒に色んなところに行きたいと思っているし、決して両親のことを嫌いなわけではない。

むしろ大好きである

 

だが、なにか言われる度に、クロエラは

 

「ボクはまだ皆を救えるような技術を持っていないんです…ボクは1人でも多くの人の命を救いたいんです!」

 

等の言葉を吐き、黙らせてきた

ちなみに、主語がボクなのは、「お父さんと同じがいい!」という理由で無理やり言っている。その時のクロエラの父、シュドルは嬉しすぎて3mmぐらい浮いていた

 

閑話休題(それはさておき)

 

そろそろ両親の娘を愛でたい欲が抑えきれずにやばくなりそうなので、渋々両親とピクニックに行くことにしたのだ

 

 

◇◇◇

「フフフ♪クロエちゃん当日は何食べたい?」

 

「その…お母様のサンドイッチが食べたいです…」

(お母様の料理…ほんとに美味しいんだよね…でも一応貴族の正妻なのに料理っていいのか?)

 

「クロエちゃん!」

 

「ふぇっ?」

(デッ、デッカ!大きい…じゃなくて…うぅ)

 

「クロエちゃんは可愛い過ぎます!危うく愛情が鼻から出てきそうでしたよ!」

 

「ボ…ボクはそんな可愛くないですよ…お母様の方が…美しい?ですよ」

(嘘は言っていない俺は可愛い系だが、お母様は美しい系だそれに可愛さもある…って無敵か?)

 

「もうこの娘ったら〜♪」ナデナテ

 

「うぅ…」

(くっ、気持ちいぃじゃあねぇか)

 

「じゃあ、お父さんと日程を決めてきますからね~♪」

 

「うぅ…はい」

(ピクニックねぇ…楽しみなんだけど、何せ15歳までには老化を止める方法を確立しなくてはいけないから時間が無いんだよなぁ)

 

(?時間が無い…考える時間が無い…論文を読む時間も…)

 

「は!あるじゃないか!こんな簡単なことに気づかないなんて…!」

(そう…確かに俺に時間はない。だが、擬似的に増やすことは可能だ!)

 

「クロエちゃ〜ん行く日が決まったわよ〜」

 

「ちょっと待って母様!今いい所!って早くない?」

 

「?お父さんはクロエちゃんと遊ぶために1ヶ月間のスケジュールは頭に叩き入れてるのよ。それより、なにかわかったの?」

 

「…わかっというか考えたというか…上手く行けばお母様達と一緒にいる時間が取れるかもしれないんだ!」

 

それを聞き、マリエの表情は引き締まる

 

「クロエちゃん。いったいどういうこと?」

 

それを聞きクロエラは説明を開始する

 

 

◆◆◆

クロエラの説明を聞きながら、マリエは思う。やはり、私の娘は天才だ…と

「つまり、思考するスピードと筋肉を動かす早さ、電気信号の早さを加速させ、通常の何倍ものスピードで普段やっていることをやる…といこと?」

(こんなこと、普通じゃ考えつかないわ…やはり、クロエちゃんは天才よ!)

 

「うん!そうだよお母様、そこから更に計算をする時だけとかは思考のスピードを加速させる…とかの調節とかも出来ると思うんだ」

 

「これは…すごいわよ…もし、この魔法が確立されたら対魔族、魔物の戦闘でこれまでにない戦い方ができるわ…それも、被害が限りなく低くもなる…」

 

「ええ、それに…その…この魔法が確立出来れば、さっき言ったようにお母様達とも一緒にいられる時間が増え…ます」

 

「…ええ、そうね」

(やはり、私の娘は天才なだけじゃない…世界一可愛いのだ…)

 

「えへへ母sってなんで鼻血出してんですか!?」

 

「フフ…これは愛情が漏れただ…グフ」

 

「お母様ー!?」

 

※クロエラが瞬時に治しました

 

 

 

◆◆◆

クロエラは思う。やはり、自分の母親は世界一可愛く、美しいと

 

「もう、お母様ったら」

(そんなおっちょこちょいな所がまた…おっふ)

 

「フフフごめんなさいね」

 

「か、母様はわるくないですよ!」

 

「フフフ…グフ」

 

「母様ー!?」

 

※マリエママはすげぇ興奮していたため頭の方にまだ血が残っており、再度自分の娘の可愛すぎる所を見て、愛情がカンストしてしまったため起こった不幸な?事故でした。

 

 

◇◇◇

1週間後の両親とのピクニック当日

クロエラは滾っていた

「フフフ、ついに完成した!」

 

そう、クロエラは超スピード思考の魔法を考案してから僅か1週間で完成させたのだ

「フフフ…」

(母様達にピクニックにいった先でお披露目したかったですからね…ちょっとがんばっちゃいました)

「クロエちゃん?そろそろ時間よ」

 

「分かりました母様!今行きます」

 

今回のピクニックは家族の仲を深めるために、使用人は馬を引く御者(ぎょしゃ)と一部の者だけが行くことになっている。

 

「クロエちゃんこっちよ」

 

家の玄関を出て庭を抜けた先、門の前では馬車が停まっていた

「大きい…!」

 

そして、クロエラの父、シュドルがクロエラへと話しかける

「そうだろうクロエラ?今回、久しぶりにクロエラと一緒に外へ行けるからな。お父さん張り切っちゃったぞ」

 

「うぅ…そのごめんなさい」

(パピー…怒っているかな?)

 

「フフ、いいんだ。クロエラは多くの人のために頑張っているんだ。その頑張りを否定するわけないだろう?」

 

その言葉を受け、花が咲いたような笑顔を浮かべるクロエラ

「お父様!大好き!」

(お父様甘いんだよなぁ…まぁ、そこも長所なんだけど)

 

その言葉を受け、片膝を着くシュドル

 

「くっ、がは」

 

「お、お父様?大丈夫ですか?」

 

「だ、大丈夫だクロエラ」

 

「ほ、本当?」

 

「大丈夫よクロエちゃん。ちょっと頭に血が登っているだけだから」

 

「?大丈夫ならいいですけど」

(お父様…大丈夫かな?)

 

その後、3人は何事もなく?馬車に乗り、目的地へと向かった

 

 

 

◆◆◆

2人の男がピクニックの目的地周辺で喋っていた

「この娘が今回の目的?ていうか本当に来るのか?」

 

その質問対してもう片方の男が答える

「ああ、そいつで間違いない。名はクロエラ・フォン・エフォールノ エフォールノ家の一人娘だ。ここにくるかだが…ほぼ間違いないと言っていい。魔法で向こうを出てこちらに向かっていると連絡が来た」

 

「ふーん、魔法ってのはやっぱ便利だねぇ…つかそれよりこの娘、絶対将来めっちゃ可愛くなるじゃん。もったいねー」

 

「口を慎め…俺たちはただ言われた通りに任務をこなせばいい」

 

「ま、そうだな」

 

 

 

◆◆◆

-馬車に乗って1時間後-

クロエラ達は目的地周辺へと来ていた

 

「もうすぐだよクロエラ」

 

「はい!…ピクニック…その…すごく楽しみです!」

(ピクニックか…思えば前世でも1回も行ったことなかったなぁ)

 

目的地の補足をマリエがする

「フフ、今から行く所は、このロボスト王国の中でも特に美しい場所のひとつなんですよ」

 

「家族みんなでこんな遠出するのは初めてだからな…今日はめいいっぱい楽しもう!」

 

「フフ、そうね」

 

「うん!」

(楽しみだなぁ)

 

馬車が止まり、ノックが掛る

「っと、どおやら着いたらしい」

 

お父様がドアを開け外をみるとそこには

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

 

 

 

 

動くな

 

 

見知らぬ男が、二人いた

 

男2人に向かってシュドルが喋ろうとする

「なんだキミ達h」

 

パンッ

 

「次は当てる。動くな」

 

シュドルが黙り、場を沈黙が支配する。

 

が、その沈黙を破ったのは発砲した男だった

 

「要件は貴様らの娘の始末だ。貴様ら2人は生きてようが死んでようが構わない。」

 

その後、もう片方の男が喋り出す

「娘を渡すのなら俺らはお前らを逃がしてやる。渡さないのならここで死ぬってこれでいいだろ?分かりやすい」

 

シュドルが相手の男を刺激しないように質問する

「なぜ、娘を狙うんだ?」

 

それに対して発砲した男は平坦な声色で答える

「我々は貴様らの娘を始末してこいと任務を言い渡されただけだ。娘を渡すか渡さないか、早く答えろ」

 

それに対してシュドルが答えるより早く

 

「渡s「わかった」

 

「え?」

 

「ボクがそっちに行けばいいんでしょ?だったら話は簡単だよ」

 

そしてクロエラが馬車を出た瞬間

 

 

 

全ては終わっていた

 

 

 

◆◆◆

(いやー焦った。なんか変な男がお父様に銃ぶっぱなしてくんだもん。)

 

地に倒れる男2人

立っているクロエラ

この場の勝者は実に分かりやすく、何も知らない者が見たら意味不明な状況だった

 

唖然と立ち尽くしていたシュドルが立ち直り、クロエラへと尋ねる

「ク、クロエラ何をしたんだい?」

 

それに対してクロエラは

「顎のあたりを高速でカスらせて脳震盪を起こさせただけだよ?」

(これぐらい皆できるってお母様言ってたはず)

 

その言葉にシュドルは頭の中が?で埋まる

 

それを見兼ねてマリエが説明する

「顎のあたりを高速でカスるぐらいで殴ることによって、相手の脳を激しく揺らして意識を刈り取る技よ」

 

「いや、技の原理もいまいちわからないけど…え?マリエはこの結果がわかってたの?え?」

 

「当たり前でしょう?クロエラは天才であり可愛くて、努力家でもあり可愛いい私の娘よ。あの程度のこと簡単にできるわよ」

 

「お母様…!そうだよね!あれぐらい皆できるんだよね?…あれ?なんでじゃああの人たちに効いたの?」

(お母様が嘘つくわけないし、なんで効いたんだろう?)

 

「いやでk「クロエちゃん、彼らはあなたが幼いから油断してああなったのよ。彼らを反面教師にし、あなたが油断するような相手が来た時も油断してはダメよ」

 

「お母様…!はい!」

 

そして、マリエがシュドルに耳打ちする

「いい?あなた クロエラは世界で1番可愛いわ。そのせいで誘拐なりなんなりされる可能性も高い…私はそんなこと絶対に認めないわ。だから、一人でいる時でも大丈夫なようにクロエラに護身術の類の技と体の急所を覚えさせたの…クロエラ自身も乗り気だったから、この前も自分で新しい技を作っていたわ…さっきの技もあの子が考案して一緒に習得したのよ」

 

その言葉を受け、シュドルは固まるしか無かった

 

そして、クロエラが2人の処理についてしゃべる

「それじゃ、お母様!あの人たちの関節を全て外して、手足の神経と大きな腱を全て切ってきますね!」

 

その言葉に、シュドルの引きつっていた顔は更に引きつった

 

 

 

◇◇◇

その後、エフォールノ家は何事も無かったようにピクニックへ行き、夕方まで楽しんだ後帰宅していった。

 

帰りの馬車の中

クロエラが元気に感想を言う

「お母様!お父様!今日はとても楽しかっです!」

(あんなに動くのは久しぶりだったけど、とっても楽しかったな…)

 

「ええ、そうね。こんな動いたのは久しぶりね…今度また来ましょうね?」

 

それに対してクロエラは元気に答える

「はい!」

(今度は父様とも一緒に運動したいな)

 

 

 

◆◆◆

馬車で妻と娘が話すのを聴きながら、シュドルは今日あったことを思い出す。

(クロエらの男2人を一瞬でのした技にしろ昼間のマリエとクロエラの鬼ごっこと呼んでいいのか分からないあの遊び?といい…妻と娘が元気なのはいいことだが…本人たちが言うには、体を体力をもっとも消費することなく長時間動くための動きらしいが…訳が分からなかった…)

 

クロエラとマリエは昼間、全力で鬼ごっこをしたのだが、その動きがすごすぎてシュドルからしたら全く分からなかったのである。

ちなみに、この動きは己の体の隅々まで知っている回復魔導師だからこそできる芸当(普通の回復魔導師に謝れ)

 

(そうそう、訳が分からないと言えばクロエラが鬼ごっこが終わったあと披露してくれた新魔法だ…娘が新魔法を披露してくれたのは嬉しいが…あのレベルの魔法をピクニックで披露したいからと、なんで1週間で仕上げてくることができるんだ?思考スピードと合わせて肉体のスペックが間に合わなくて今はあまり深い所までは使えないらしいが…僕は聞き逃さなかったぞ…肉体の筋肉繊維に働きかけて体を超スピード思考と併用して上手く動かせるようにするとか言っていたのを…クロエラは一体どこへ向かっているのやら…まぁ、クロエラが楽しいなら、それが1番…なのだろうか?)

 

 

 

◆◆◆

クロエラと話しながらマリエは考える

娘が一体どこへ向かっているのかを…。

(今日見せてくれたあの新魔法…まだ体の肉体スペックが足りないから深く超スピード思考をすると体を動かすことができないらしいけど…クロエちゃんだもんねぇ…この娘は押してダメなら無理やりねじ込む。ないのなら作るという性格だから、筋肉繊維を刺激して体のスペックを上げるとか簡単にやってきそうなのよねぇ…

この娘はどこに向かっているのかしら?

まぁ、この娘が悪い方に行かないようにするのも親の務め…けど、この娘にも自分の好きなことをさせてあげたいわね…外界にもあまり近づけさせたくないし)

 

 

 

◆◆◆

マリエと話しながらクロエラは自分の目的にかなり近づけた気がしたことを考える

(超スピード思考…いいね。すごくいい。思考するだけなら肉体スペックが劣っていてもどれだけ深く超スピード思考を使っても大丈夫な所がすごく便利だ…試してみたが、1秒が1日ぐらいに感じるまで深く超スピード思考を使っても特に害も無かったし、いつでも解除可能だ…これを使えば俺の夢「エターナル美少女」にまた1歩近づける!)

 

To Be Continued




遂に主人公の名前が明らかに!その名はクロエラ!クロエラ・フォン・エフォールノ!意味は簡単やで多分すぐ気付く。自分のネーミングセンスがようわからんくなってきたで
うし、補足いくで
補足
1.Qなんか主人公の精神性変わってない
A何年もばぶばぶしてたんやで、そりゃ悟りの一つや二つ開くやろ

2.Q上位存在どこいった
A彼らはクロエちゃんが5歳になったら生配信スタートするけど、それまではまじ無接触。ただ、偶に話題になってる

3.Qなんでクロエラちゃんじゃなくてクロエちゃん?
A現実では省略された名前で呼ばれることはよくあるんやで

4.Qなんで本の虫で体力がゴミ虫なクロエちゃんが動けるの?
A回復魔法の練習してるうちに、体の効率的な動かし方がわかって、それを使って休憩時間とかでキャッキャしてたら体に馴染んでいって、気付いたらこうなってた。マリエママは途中から巻き込まれて必死で習得した

5.Q外界って?
A読んで字のごとくバリアーの外の世界

6.Q超スピード思考ってダサくない?あと糖分とか必要ないん?
Aうるせぇ/魔力を変換して使ってる

7.Qクロエちゃん、両親のこと好きすぎない?
A何年もばぶばぶしたんや、南極のペンギン以下やでこんなん
重度のマザコン&ファザコンになった
基本両親の言葉は信じてしまう
あと、他の作品だとよく幼いのに大人びてる!すごい!とかなると思うけど…何年もばぶばぶしたら、普通は1回思考が子供になると思うんよ。ただまぁ、あと2.3年したら多分思考能力は大人びると思う。(お菓子に対して)
あと、クロエラの精神が少し幼児化したのは、主にクロエラの両親が甘やかし過ぎた。チョコレートが粒子分解するぐらい甘やかした。結果がこれ。
そのせいで、クロエラはめっちゃ頭良いけど背伸びしてる幼女ってよく思われてる

8.脳震盪うんぬん
刃牙読んでもろて

9.Qボクっ娘なのなんで?
A趣味とクロエちゃんの精神を考えての選択やで

10.Q二人の男って結局なんなん?
Aある貴族の刺客とだけ書いとく。次回に期待やで

11.Qマリエママバイオレンスすぎない?
A自分でも書いてて思った。でもこんなママがいてもいいじゃない

12.魔法について
簡単に言うと魔法陣が回路、魔力が電気、発動する現象が発光って覚えればいい。ただ、魔法陣だと焼ききれるとかないから魔力量に任せて「今のはメロゾーマではない メラだ」とかもできる

13.魔力について
この世界、全ての物質が元素+魔力でできていて、空気中に魔力が溢れて浮遊している。魔力を多く保有でき、魔法を使う時の足しにできる魔力石なんてのもある。人間は体内に魔力を取り入れ出すという工程を繰り返して魔力保有量を上げている。クロエラは裏でこれをずっと最高効率でやっているが、もっといい方法があるのをまだ彼女は知らない。
この世界は魔力が飽和状態になっており、普通空気と混じっているものが混じらず、魔力単体で存在するので、かなりやばい状況になっている。何事も過ぎたることは毒なのである。

14.Q前回上位存在が身体スペック中の下って言ってたやん。どうなってんの?
A身体能力があっても使い方が分からなければ意味はないが、逆に身体能力がなく、使い方が分かってれば身体能力のあるやつ以上に強い。技というのは、本来弱き者のための技術だしね。あと、クロエちゃんは3歳半ぐらいから自分の体を結構弄ってて普通の大人より身体能力は上になった。身体能力があり、技術も体の使い方もわかっているやべぇやつ。

15.クロエラの考えている時の主語について
1回全話修正して俺にして来た
すげぇ迷ってるけどまあ…ええかなって思ってる



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

二話 潰す(直喩)

勢い投稿3!
ついにあの国の実態が少し明るみになります


ロボスト王国

超巨大大陸 リージィッヒ大陸に現在、唯一ある国家だ。

 

国王が魔族と魔物の脅威についていち早く理解し、元々国王が治めていた国と周囲のその他の国を合併し、魔族、魔物たちへの対抗手段とした国である。

 

常に中級の魔物なら退けれるバリアーを展開している

 

 

なら?中級以上の、上級と呼ばれる魔物が現れたらどうするのか?

 

答えは簡単だ。

 

ロボスト王国にはバリアーがあると同時に、バリアーを突破させた際にすぐ分かるよう、感知の魔法をかけているのである。そして、バリアーを突破してきた魔物へと対抗するのは主に貴族だ

 

この世界ではプロローグの後書きで書いたよう、優秀な者が貴族になることが多い。そして、世界の現状が現状である。力のある者がそれを使わないことはないし、貴族は一致団結するよう義務付けられていて、足の引っ張り合いなど、もっとも忌むべき行為である

 

現王はノブレス・オブリージュを誘発することに成功しているのである

 

力関係も

力>血

と、なっており優秀な者がすぐに頭角を表せるれるようにもなっているのである

 

なぜ、こんなことを書いたのか。後書きで深堀すると書いた以上深堀するしかなく、かと言って出すタイミングが小説投稿初心者のワイには分からなかったのである。

だが、ワイは考えた。機会がないなら作ればいいと。

そんな感じで作られた回です。

 

だが、何事にも例外は存在する

そんな例外のお話です

 

 

 

◇◇◇

気が付くと地下室のような場所に全身を拘束させられていた

(なんだ?ここは一体…)

 

横を見ると、今回の任務で一緒だった男が拘束させられたまま眠っていた

 

その瞬間男の脳裏に任務失敗という言葉が浮かんだ

(馬鹿な…任務を失敗したというのか…?しかし何故…)

 

男は気を失う前の記憶を思い出そうとし…

(ダメだ…あの娘が馬車から出てきたところで終わっている…一体何があったんだ?)

 

男が必死に思い出そうとする中あることに気付く。

(…?首以外の体が動かない…!な…これを行った者はよっぽど人体に精通しているらしい…標的の母親は確か優秀な回復魔導師だったはず…なるほど、我らの気を失わせたのもあの母親か…迂闊だったか…)

 

そんなことを男が考えている中足音が聞こえてくる

 

カツカツ

 

(…!来た…あの母親がそこまでの手練だとすれば、おそらくエフォールノ家は仮面夫婦という可能性も高いか?これまでの資料によれば出かける回数も少なかったようだしな…そこから何か脱出の糸口を掴めれば…)

 

そして来た相手を見ながら男は?で頭が埋まる

(何故?クロエラ・フォン・エフォールノがここへ来るのだ!?)

 

 

 

◆◆◆

幼女-クロエラ・フォン・エフォールノ は男を見ながら口にする

「ああ、起きたんだね」

(計算通りだな)

 

「ああ、そうそう生命維持に必要ない神経と腱は全て斬らせてもらったから、まず暴れられないからね」

 

「ねぇ?そのよく分からないものを見る目は辞めないかい?一応ボクは半殺し位で許すつもりだからさ」

(お父様に発砲したからね…半殺しで許す俺って優しいね)

 

「一応、自殺防止のために頬の筋肉を少し斬ったからね〜意思疎通が出来ないのはめんどいし治させてもらうよ?」

(まだ、脳解剖をしても完全に情報を引き出せないからなぁ…こうやって直接聞くしかないのはめんどいな…今度自白剤でも作ろっかな?)

 

クロエラが男の頬に触れ、男の頬が修復していく

 

「さて、じゃあ教えてくれないかな?誰の命令でボクを殺しに来たのかを」

 

 

 

◆◆◆

男-シュベルは標的の話を聞きながら内心を恐怖で支配される

 

(まだ年端もいかないこんな幼女が…一体どういうことだ…?回復魔法の適正とその練度は幼女ながら並の大人の回復魔導師を越えると資料にあったが…まさか本当だったのか?)

 

「さて、じゃあ教えてくれないかな?誰の命令でボクを殺しに来たのかを」

 

その質問に対してシュベルは

「ま、待て。待ってくれ。その前に質問をさせ…させてください」

(まずは情報収集だ…何としてもこの幼女の謎を解かなくては…)

 

数秒経った後クロエラが答えを言う

「…………その質問に答えたら、ボクの質問に答えてくれる?だったらいいよ」

 

「あ、ああ、答えるとも」

(刺激しないよう、まずは優しい声色で質問するか…)

 

「この俺たちの体の動きを阻害する傷は…全て君がつけたのかい?」

(よし、まずは…確認からだ)

 

それに対してクロエラはなんとでもないように答える

「そうだよ!あっでも痛みはないように痛覚もオフにしてあげたから、痛くないと思うよ!」

 

「そ、そうか…痛覚を無くしてくれたのか、優しい?ね?」

(なんだこの幼女、この感じは本心から喋ってやがる…サイコパスというやつか?)

 

「でしょでしょ!」

 

「じゃあ次はボクが質問するね」

 

「あ、ああ。…そうだ、お互いに1回質問に答えたら、質問できるってのはどうだい?」

(こいつ(サイコパス幼女)から1つでも情報を得る!)

 

「うーん…まっ、いいよ?じゃあ…」

 

(よし、サイコパスでも幼女だこういうのは好k)

 

「キミのバックについてる貴族か組織の名前を言って」

底冷えするような声色で幼女はそう言った

 

「わかった言u…」

(嘘を言えば…まぁ、大丈夫か)

 

男が答えようとする瞬間、割り込むように

「言っておくけど、嘘は言ったら分かるし、キミもああなるよ」

 

そう幼女が指さした先には

今も起きない男の姿があった

 

「ちょっと待てああなるとはどういう意味だ?」

(寝ているようにしか見えないが…)

 

それに対して幼女はなんとでもないように

「?…ああ、簡単な話だよ?あの人はボクの質問に嘘を着いたから、廃人になってもらったんだ」

 

「え?」

(廃人?どういうことd)

 

補足するように幼女が言う

「ボク、この前思考する速さを加速できる魔法を作ったんだ。」

 

「思考する…速さ?」

(なんだ?そんな魔法聞いたことも無いぞ)

 

「うん、今まで実験動物(モルモット)でしか試験出来なかったからね、嘘を着くような悪い人に使ってあげたんだ」

 

怯えた様子でシュベルは聞く

「具体的に、どれぐらいの早さで思考できるんだい?」

(ま、まさか)

 

幼女(サイコパス)は答える

「1秒が100年ぐらいに感じるぐらいだよ?」

 

 

 

◆◆◆

具体的な思考スピードを言ったらなんか焦りながら質問に答えてくれた…なんでだろ?

 

「ふーん、なるほどね じゃ、ありがとう」

 

男は最後とばかりに質問する

「そ、そのクロエラ…様…私の命は…助けて頂けるのでしょうか?」

 

クロエラは答える

「うーん、ボク的にはいいんだけど、お母様がダメって言うんだよねぇ…まぁ、方法はある分にはあるんだけど」

(そーだなー…この人には実験動物(モルモット)になってもらうか)

 

その言葉を聞き、男は笑みを浮かべる

「ありがとうございまs」

 

幼女(サイコパス)は言う

「ただし、ちょっと呪いをつけさせてもらうけどね」

 

「え?」

 

その後、男の体から光が漏れる

 

「な…なにを…」

 

「まぁ、ちょっとした契約みたいなもんだよ。そうそう、そういえばキミの名前を聞き忘れていたよ。名前を言ってくれるかい?」

 

男は言わなければ死ぬと直感で分かり、即座に名前を口にする

「シュ、シュベルです。名字はありません」

 

クロエラが笑みを浮かべ口にする

「そっか、これからはよろしくね。シュベル君」

(モルモットゲットだぜ!)

 

シュベルから放たれる光が一層強まった

 

 

 

◇◇◇

シュベルに使った契約の魔法というのは、相手が特定の違反行為をした時に、特定の魔法を使う…という内容の魔法をクロエラが改良して、相手が違反行為をした時に、超スピード思考魔法(1秒が100年ぐらい)と全身を金的されたような痛みが起き、決して廃人にならないよう調整された物だ。違反行為をしなくてもクロエラの意思一つで使用可能なため、クソゲー仕様のクソ魔法。頑張れシュベル君!負けるなシュベル君!クロエラは身内には激甘だぞ!

 

 

閑話休題(それはさておき)

 

クロエラは自室でシュベルから得た情報をまとめていた

「ふーん、お爺様の元妻のプリエラ・フォン・へッシューヒ が今回の首謀者ねぇ…動機がボクの実績への逆恨みって…世界の状況が状況だから貴族同士のいざこざはご法度だって言うのに…はぁ」

(なんで4歳の幼女相手に対抗心燃やしてんだよ…)

 

ここで、プリエラ・フォン・ヘッシィーヒ について説明しよう

 

プリエラ・フォン・ヘッシィーヒ(45)

彼女は、元々伯爵家の次女として生を受け政略結婚と言うやつで昔、クロエラのおじいちゃんと結婚したのだが、彼女は結婚していながら、おじいちゃんに隠れて浮気を繰り返していたのだ。プリエラは子供を2人産んだが…それは浮気相手の子供だった。おじいちゃんの側室である、クロエラのおばあちゃんはクロエラのパパであるシュドルを産んだ。そして、浮気がバレたら自分の立場がヤバいと思ったプリエラは馬鹿なことにシュドルパパを自分の子供たちにいじめさせたのである。

その結果が気弱なシュドルと貴族なのに一人っ子だった謎の真相である

もっとも、ロボスト王国建国のゴタゴタで浮気がバレ、子供たちとも血が繋がってないことが発覚したプリエラと子供たちはプリエラの父、ヘッシィーヒ伯爵の手で適当な領地で余生を過ごしていたのだが…自分を捨てたと思い込んでいるエフォールノ家の娘が優秀なのがムカついて、今回の件に至ったのだ

 

※クロエラは、月一である学会の発表会で毎回とんでもねぇ(いい意味で)魔法を発表しまくっていて神童だの回復魔法の申し子だの言われている。裏で国王の病を治したりしているが今回は省略しよう。ちなみに、クロエラはプリエラとおじいちゃんが離縁した理由と、シュドルとの関係について知らないため、こんな冷静。知ったらぶち殺しに行く。

 

長身の結構イケメンだったシュベルが話しかける

「クロエラ様…いえ、お嬢様」

 

「…何?シュベル君」

 

無事?契約をして、その内容をマリエママに話したら、シュベルが使用人になる許可が降りて、いつでも実験できるようシュベルをクロエラが自分の専属使用人にしたのだ。

 

シュベルは笑みを浮かべながら、主に問う

「プリエラ・フォン・ヘッシィーヒと元、エフォールノ子爵、現エフォールノ子爵の因縁について知りたいですか?」

 

クロエラは怪訝そうな表情で言う

「続けて」

 

 

 

◇◇◇

シュベルの話を聞いたクロエラの回答は1つだった

潰す

 

To Be Continued




前回の2人組の男のうち、ノリの軽い方は犠牲になったのだ
やっと小説を書くということに慣れ始めたワイである。気が付いたら5時間ぐらい経っててビビった


補足
1.Qシュベル君のキャラ変わってない?
Aあんな幼女前にしてクールキャラ保てるわけないやろ

2.Qリージィッヒ大陸以外の陸ってあるの?
Aあるにはある。ただ、人は居ない

3.Qバリアーのエネルギーはどこから調達してんの?
Aこの世界、至る所に魔力が溢れてるから魔法陣さえあればこれくらいできるんやで。

4.Qクロエちゃんサイコパスすぎない?
Aただ、合理的だからサイコパスみたいな真似をしている…訳ではなく、たまに素でサイコパスになる

5.Q地下室ってなんなん?
Aクロエちゃんが両親にお願いして作って貰った部屋。自室と直結していて防音対策もバッチリ。ナニをしてもバレない(主に実験動物の絶叫)

6.Qクロエちゃんの嘘を見抜くって?
A鼓動とか仕草とか目の動きで嘘を着いているか分かる。回復魔導師の特権だね()

7.シュベル君の呪いについて
クロエちゃんが使った契約魔法は契約を解除しようとした瞬間、違反行為と見なされて魔法が発動する。痛みの中この魔法を解除することはほぼ不可能。

8.Qクロエラのおじいちゃんについて
本編中に出ないかもしれないし、出るかもしれない(現在は名前も決めてない)
クロエラをものすごく甘やかしている。現在47歳
地方の別荘で余生を過ごし、たまに孫の顔を見るのを楽しみにしているおじいちゃん。最近は孫娘が頭良すぎるとおじいちゃん仲間に自慢している

9.Qクロエラいつの間に王様と接点作ったん?
A王様が流行病の白血病みたいな病(今後登場予定のあるヤバいやつが流行らせた)にかかっていて、一か八か神童と呼ばれているクロエラに治せるかどうか招集したら、二つ返事で了承されてその場で治されてクロエラちゃんすげぇってなった。クロエラ自身がこの病を治そうと片手間で研究していたのでその場で治せた。その後、クロエラ監修の元、回復魔導師達にこの流行病特攻の魔法を覚えさせロボスト王国滅亡の危機を片手間で防いだ。
王様は表彰しようとしたが、「表彰とか領地より研究資金くれ(約)」と言われて、渋々エフォールノ家にクロエラの部屋直通の巨大研究室を建て、希少な魔導書とかもいっぱい上げるだけに留まった。クロエラはほくほく顔だった。研究資金は国家予算の2分の1までは出せると王様は張り切っている。
ただ、箝口令とかは特にひかれなかったため、王城内ではクロエラが「めっちゃ可愛くて天才で努力家で、でも謙虚な幼女」というレッテルが貼られ、クロエラちゃんファンクラブなるものが出来上がっている。
この話はいつか幕門か小話で書きたい。

10.Q男2人組のもう片方はどうなったん?
A素材

11.Qこんなやべぇ幼女に喧嘩売るとかプリエラさん大丈夫?
A地方の領地で暮らしているため、噂がただ変化しただけ、4歳の幼女がそんなこと出来るわけないないと判断して命令した。多分もう終わり。

12.クロエラの口調について
自分でボクっ娘少女の口調に設定して話してる
前世ではほとんど喋らなかったので口調は特に気にしていない
あと、うっかり素が出ないようミスった時に自動でボクっ娘少女口調になるよう魔法をかけてる
あと、クロエちゃんはばぶばぶされたことにより元のハイテンションさは影も形もない。
ただ、初めて会った女の子とかに接する時は自分で考えたイケメン口調という奴に切り替える


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

三話 潰した(直喩)

勢い投(ry


「フフフ歓迎しますわエフォールノ家のお嬢様と言えば、この辺りでもとても有名ですわ」

 

「そんな、大袈裟ですよ…」

 

「あらあら謙遜しちゃって」

 

ボク-クロエラ・フォン・エフォールノはプリエラと彼女の住む屋敷の玄関で話している

 

彼女は人の良さそうな笑みを浮かべながら話しているが実際はかなりヤバいやつなのだが…そんなことを感じさせないのは素直にすごいと思う

 

なぜ、クロエラが敵地にいるか、これはプリエラを潰すと宣言した日まで遡る

 

 

 

◇◇◇

場面はクロエラがプリエラを潰す発言をした直後

 

シュベルが内心ビクビクしながら話しかける

「お待ちくださいお嬢様」

 

軽く魔力を放出しながらクロエラがシュベルへ問う

「なんでさ」

 

「相手は伯爵家…それに、先程お嬢様が口にしていたように貴族間の争いは大々的にするのはよした方がいいでしょう」

 

その言葉を受け、クロエラはたじろぐ

「うっ…だけど、先に手を出してきたのはあっちだろう?大義名分はこっちにあるよ」

 

それに対して、シュベルは冷静に返す

「いや…その…証拠がないじゃないですか」

 

その言葉を受け、クロエラはハッとした様子で喋る

「…あ、確かに、君は今は使用人やってるし、彼はもう素材にしちゃったし…まぁ、白を切られればどうせ意味無いか…」

(確かに…、他に何か証拠はないか?)

 

若干引きつった様子でシュベルが返事をする

「は、はい」

 

「うーん、困ったな…で、君は何かヘッシィーヒ家、もといプリメラの弱点とか汚職の情報知らない?」

 

シュベルがキッパリと返す

「いえ、私はそのような情報は持っておりません」

 

「えー、持っていないのか…」

(彼は多分末端だからねぇ…期待はしてなかったけど…)

 

シュベルが覚悟を決したような表情で切り出す

「ですがお嬢様、提案ならございます」

 

「え、なになに! 」

(この人、結構面白いこと言うんだよねぇ)

 

シュベルがキリっとした顔で言う

「証拠がないのなら、作ればよろしいのです!」

 

「?いつものボクみたいなめちゃくちゃな考えだね」

(いつもやってるようなことじゃん…)

 

心底驚いた顔でシュベルが話す

「理解していた!?コホンいえ、失礼しました…」

 

「いいから、詳しく話してみてよ!」

 

シュベルがドヤ顔で言い放つ

「お嬢様が囮となって相手が仕掛けてきたところを現行犯で捕まえるのです!」

 

それに対するクロエラの反応は

「なんか普通」

(普通すぎだな…)

 

シュベルは答える

「いや、確かに普通かもしれませんが、まず自分を囮にするのに抵抗持ちましょうよ。いや、お嬢様が強いのはわかっていますが…」

 

「もっとさー。こう、プリエラの私兵に喧嘩ふっかけて倒すとか、プリエラを嬲り殺すとかさ」

(相手陣営でちまちますんのはあんま好きじゃないんだよな)

 

「お嬢様、それはカチコミです」

 

「えー、おもしろそうなのに…」

(何かないかな…もっとこう楽しそうな)

 

そしてシュベルはハッした様子で喋る

「お嬢様!あります!思い付きました!お嬢様に合うような作戦が!」

 

「本当?」

 

「ええ、お嬢様が相手の刺客が来たところを捕縛するところまでは先程までと同じですが、その後、私兵に対して「キミたちの雇い主は愚かにもこのボクに刺客を送ってきた…けど、ボクは寛大だ。キミたちが全員で掛かってきてキミたちが勝てば許してあげよう。だが、キミたちが負ければ…わかるね?」と言うのです。証言人は私兵たちでいいでしょう…お嬢様の契約魔法(クソゲー魔法)を使えば全員嘘はつけれません」

 

「それいいね!てか声真似上手くない?」

 

「職業柄の必須技能です」

 

※シュベルが雇用されて2時間の会話。意外と適応力が高かった。

 

 

 

◇◇◇

プリエラがメイドさんへ指示を出す

「では、お部屋の方へ…そこのあなた案内して差しあげなさい」

 

「ハイ!了解致しました!」

 

プリエラは先に屋敷の奥へと入っていった

 

「それでは、ご案内いたします!」

 

「よろしくね」

(ここまで来るのに長かった…主に両親を説得するのに…まぁ、プリエラを潰す(約)って言ったら送ってくれたが…ってこのメイドさん可愛いな…見た感じ1番若そうだし…油断させるためかな?)

 

屋敷の説明と談笑をしながら、屋敷を歩いていると、突如メイドさんが心配そうな顔で聞いてくる

「その、クロエラ様…変なことを聞きますが…その…今日はお帰りなりませんか?」

 

「その、何か理由を付けて」

 

それに対してクロエラは自身を持った顔で返す

「気遣い感謝しよう…だが…大丈夫だボクに心配は要らない」

(今日、圧倒的な勝利を手にするため、この2週間である魔法’’達’’を開発したんだ…どうせだったら今日使いたい(実験したい))

 

「それより、キミ気に入ったよ名前を教えてくれるかい?」

(それに…今帰ったら、多分この娘はプリエラ(ゲス)に何かされてしまうだろう…自分より相手を気遣える…こんないい娘がナニかされるのは…純愛至高思想の俺にはキツい)

 

それに戸惑った様子を見せるメイドだが、涙目になりながら答える

「そ、その…私の名前は ミネル、ミネル・ノヴァーナ です」

 

「ミネル…ミネル・ノヴァーナ…いい名前だ。…そうだ、ミネル。もし良かったら、今度ウチn」

(シュベル君もいいんだけど、着替えとか一応貴族だから他人にやらせなきゃいけないんだよな…ちょっと早いけど、こういう娘が専属使用人とかになってくれたら楽で嬉しいんだよね…別にあの魔法を使えばいいんだけど…ま、居て困ることはないし誘うk…)

 

「クロエラ様!危ない!」

 

突如廊下の奥から弓矢が飛来し、クロエラへと迫る

 

だが、クロエラに動く気配はない

 

泣きそうになりながらミネルは叫ぶ

「クロエラ様!」

 

 

 

◆◆◆

ミネル・ノヴァーナは振り返る。今日、短い間だが屋敷を案内し、一緒に楽しく話したことを

ミネルから見て、クロエラは少し背伸びをしている幼女に見え、微笑ましく思えたことを

…そして何より、ミネルの母は少し前に流行った病に掛かり、死に瀕していた。そんな母に魔法を施し、治してくださった回復魔導師の方が言っていたのだ。「クロエラ・フォン・エフォールノという幼女がこの病に効く魔法を作った」と、最初は何かの冗談かと思った。しかし、休暇などで調べていくうちにそれが本当だとわかった。…彼女は天才だ、恐らく、今後も多くの人を救っていくと思う。何より、母を救ってくれたお礼ができていない。

そんな時に奥様-プリエラ様がクロエラ様暗殺を企てたのだ。自分はこの屋敷のメイドで1番若いということで案内役を任せられたが…危険だと教えて、逃がしてあげたかった。例え、その後自分がプリエラ様-いえ、プリエラに裁かれようと…

「私は、まだ何も返せていない!なのになのに」

 

目の前の絶望は無くならない、矢は心臓の当たりを的確に貫こうとしている

 

そして、矢が当たろうとして一

 

カラン

 

「なら今後返せばいい。幸い、まだ時間はあるのだから」

 

「え?」

 

そこには無傷のクロエラの姿があった

 

「やれやれ、女の子に涙を流させるとは…言っただろう?心配は要らない、と」

 

「あ、え?」

(な、なんで)

 

 

 

◆◆◆

クロエラは後ろに振り返り、思案する

(さて、目の前の男…無粋だね。)

 

クロエラの目線の先には短剣を持った男が殺気を放ちながら構えていた

 

殺気を纏った声で男は言う

「…お前を殺す」

 

「やれやれ、殺気を出すとは一流とは言えないね…それに、殺気ってのはこう出すんだ」

(ヒ〇ロかな?)

 

突如の重圧に男は狼狽える

「ッ!?な、なんだこれは!?」

 

「殺気に魔力を載せただけさ。これぐらい必須技能だろう?」

(お母様はそう言ってたし)

 

そして、クロエラが殺気を消しながらクロエラは男を挑発する

「どうしたんだい?おじさんはボクみたいな幼女1人殺せないのかい?…ざぁこ♡」

(こう言えば大抵の相手は怒る…はず)

 

男は顔を真っ赤にしながら飛び出し、剣を振るう

「このクソガキッ!」

 

ミネルが必死に叫ぶ

「クロエラ様ッ!」

 

 

剣がクロエラへと迫り、直撃した

 

 

剣の方が折れていた

 

「ナ、ナニッ!?」

 

「さっきの弓矢を見ていなかったのかい?…それに、少し力の入れ方が雑なんじゃないかな?」

 

「攻撃ってのは…こうやるんだよ?」

(この前考えた俺の最強の一撃…もっとも、加減するが)

 

クロエラの拳が男の腹に刺さり、体がくの字に曲がる

 

「ヴえ…」

男の意識は一撃で無くなった

 

 

 

◆◆◆

(すごい)

大人の男の人を一撃で倒す幼女を見て、ミネルが最初に出た感想はそれだった

 

「そ、そのクロエラ様?今の一撃…素人の私でもすごい威力なのが分かりましたが…一体どうやったんですか?」

 

その質問に対し、クロエラはなんてことないように答える

「体の関節部分の動きを連結させて、ただのパンチでは出ないスピードと威力を出す技だよ」

 

「あと、拳のスピードが音速を越えるから体の周りに薄い防御膜を貼っているんだ。さっきの矢を弾いたのも、この膜さ」

 

その言葉にミネルは内心?で埋まるが「すごい!」ってことに帰結して行った

 

 

 

◆◆◆

クロエラが男を縛りながら考える

(さて、あとはコイツを私兵の前に投げて…その必要はないようだね)

 

「出てくるといい。いるのはわかっているよ」

 

ミネルが戸惑ったように聞く

「え?クロエラ様、どういうことですか?」

 

「ああ、それh「流石だな」

 

そう声が聞こえると黄金の鎧を纏い兜を被った10人程の集団が廊下の先からクロエラの前に現れた

 

集団のトップらしき者が喋る

「クロエラ・フォン・エフォールノ 殿とお見受けする」

 

クロエラは目の前の男の正体を考えながら話す

「ああ、その通り、ボクはクロエラ・フォン・エフォールノだ…一体何が目的だい?」

(この人…強い…今のボクの全力の攻撃でダメージが入るかどうかって所かな?しかし、どっかで見たことあるような…)

 

 

そして、トップらしき人物が兜を取りながら話す

「我が名は近影騎士団 第一席 デューク・フォン・エクスプリス 王命により貴殿の身を保護しに来た」

 

2人は互いに見つめ合い…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「デュークおじさーん!」

「クロエラー!」

 

2人は音速を超えた速度で接近し

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クロスカウンターをキメていた

 

 

 

◇◇◇

ここでデューク・フォン・エクスプリス について説明しよう

デューク・フォン・エクスプリス(25)

彼の二つ名は『豪傑』でその名の通り、巨大で強力な肉体と精神を持っており、人類最後の希望と言ってもいい存在だ。また、彼は全く魔力を持っておらず、肉体を極限まで鍛えたという過去がある

 

そんな彼とクロエラの出会いは、クロエラが流行病を沈静化させてから王城へとよく行くようになったある日のこと。

クロエラは王様から呼び出され、顔パスで門を突破し、王宮内を王の執務室に向かって歩いている時だった。

「なんで幼女が王宮にいる?」

至極真っ当な意見だった

王宮内で不審な幼女を発見したのである、近影騎士団である自分が対応しようか迷うが周囲に誰もおらず、仕方なく自分で対応しようとして、デュークは気付いた。

目の前の幼女の身のこなしが普通の幼女とは一線を画すのを

それを認識したデュークの対応は迅速だった。

己の巨体を使って、幼女を捕獲しようとしたのである

文面を見ても酷い絵面と思うだろうが…まぁ、実際やべぇ絵面である

ただ、デュークには誤算があった。クロエラがデュークの掴み技を回避したのである。その後は凄まじかった。彼ら二人は肉弾戦を交えながら高速で王宮内を移動し、中庭に出てからは壁などを使い、3次元的動作で縦横無尽に闘ったのである。その闘いはクロエラが来るのが遅くて王宮内の兵士などに聞き込みをしていた王様が中庭に行き着き、2人を止めるまで続いた。その時の闘いを観戦していた兵士達は皆「クロエラちゃん頑張れー」と声援を送っていた

その他の近影騎士団員を遥かに凌ぐ強さを見せるデュークに唯一互角に戦える幼女である。

それからクロエラが王宮に来る度にデュークとクロエラは

 

 

闘っていた

しかもデュークは笑顔で

クロエラはデュークのタフさを突破できず

デュークはクロエラの防御膜を突破できず

2人は互角だった

その結果が会ったら即殴り合いである

デュークにロリコン疑惑が出たがそんなことは関係なかった

ちなみに、この件のせいで兵士からの人気がカンストしていたのが天元突破した

※シュドルはこのことを知りません。

 

 

 

◇◇◇

2人がその後30分間程殴り合い、元いた場所が更地になった後

「フフ♪ボク、デュークおじさんが兜を被っているところ、初めて見たからなかなか気づけなかったよ」

 

「まあ、任務中だからな。あと、プリエラの私兵達は全員捕縛したぞ」

 

2人は笑って話していた

 

デュークは鎧が半分ほど崩壊

一方のクロエラは無傷である

 

そんな2人を微笑ましいような表情で見る他の近影騎士団員達と目ん玉が出るほどビックリしているミネルである

 

「でも、王様も心配性だよねぇ…それに、プリエラの私兵の人達とも戦ってみたかったけど…まぁ、デュークおじさんと久しぶりに闘えたからいっか♪」

 

「嬉しいことを言ってくれるじゃないか…後でお菓子あげちゃうぞー」

 

「ワーイ」

 

ミネルはあえて言う

「すごい」

※ミネルの脳筋フラグがたちました

 

 

職を失った使用人やメイドさん達は全員金貨をしばらくは生活できる分握らされ、更にハロワのような所で優先的にいい仕事につけさせてくれるということで納得してくれました。それと、プリエラのパワハラが結構酷かったらしく、全員ハイテンションでした

ミネルはクロエラが気に入ったため、準備が出来次第雇用

 

 

 

◇◇◇

帰りの馬車の中

クロエラはふと思い出す

「ねぇ、デュークおじさん」

(そういえば)

 

「なんだ?クロエラ」

 

「その、ボクおじさんと闘えてプリエラのことを忘れてたんだけどさ…プリエラはどうなったの?」

(久しぶりにおじさんと闘って忘れちゃったな…)

 

「ああ、あいつなら今頃王都だ。転移の術式を使って飛ばした」

 

「そっか…まぁ、おじさん達がやってくれたならいいかな?」

(シュベル君の作戦無駄になっちゃったな…ま、いいか)

 

「そうか…クロエラがいいのならいいが…おっと俺も忘れていた。王様から伝言を頼まれていた」

 

「え?なになに?」

 

「「クロエラよ最近会いに来てくれなくて儂は悲しいぞ」だそうだ」

 

「うーん、そっかー…あ、じゃあ、今ね、ボクが開発中のできたらすごい魔法があるんだけどね?それ開発出来たら会いに行く!そう伝えておいてね」

 

「それは…楽しみにしておくぞ」

 

「うん!」

 

To Be Continued




プリエラの登場あれだけ?出番少な過ぎない?って思うと思うけどしょうがないやろワイはシリアス苦手なんや…近影騎士団員の登場に全部持ってかれた。てかこの主人公が報復とか似合わないやろ
あと、個人的に三下的な奴と闘って無双ってのは1回やってみたかった。
シュベル君?知らない子ですね

補足
1.Qシュベル君のキャラがホントに跡形もないけど大丈夫?
A元々、クールキャラは厨二病拗らせてやってただけ。主語が私になった以外は特に本人からしたら変わってない

2.Q主人公脳筋過ぎない?
Aワイも反省してるんや…気付いたら5割増で脳筋になってた…けど、元々脳筋にする予定だったから遅いか早いかの違い

3.Q主人公が2週間かけて開発した魔法達って?
A登場するまでもうしばらくお時間を。あと、魔法だけではない

4.Qこのゲス幼女ってもしかして人気?
Aめっちゃ人気。王宮とかでもよくお菓子貰ってる

5.Q魔力を殺気に載せるってなに?
A魔力は量が多いと物理的に場が重くなる。それを目線の先とかに睨みつける感じで使うことで相手は重力が上がったように錯覚する。主人公は常日頃魔力量を増やす特訓をしているため、常人の何千、何万倍も多い。逆に言えば努力すれば皆ここまで来れる。この技術はマリエママも必死で覚えた

6.Q各関節云々
Aマッハ突きってやつだ。詳しくは刃牙読んでもろて

7.Qクロエラとデュークの殴り合いみんな止めないの?
A兵士曰く「クロエラちゃんがめっちゃ生き生きしてたから止めれない」

8.Qソニックブームどうなんの?
A魔法の膜が頑張ってる。更に速度を上げれば遠くの敵に衝撃波攻撃…とかもできる

9.Q魔法が主流のファンタジー世界なのに脳筋多くね?
A魔族と魔物の設定をワイが明かせばわかってくれると思う

10.Qマリエママがどんどんキチガイな存在になってってない?
Aクロエちゃんと遊ぶために、マリエママは色んな技術を必死に覚え、結構特別なクロエちゃんが皆と違っていや、皆と一緒がいい。とかにならないためについた優しい嘘。ただ、主人公が習得する技術はだいたいマリエママも習得するので、どんどんヤバい存在になっていく。また、主人公は身内の言うことは信じてしまう南極のペンギンみたいなやつなため、疑われることはない

11.Qクロエラなんか喋り方変じゃない?
A身内に対してはボクっ娘幼女でめっちゃ甘える。他人(特に女の子)には背伸びした喋り方をしてます。ちなみに、数年ばぶばぶしていた影響でお菓子で釣られた際も甘えるようになった。少し親しいぐらいの人間にはどっちの面も出る
お菓子を出されたら中身も幼児退行するようになってる

12.Q本の虫のクロエラが30分間もいくら効率のいい動きをしたって闘えるわけないだろ!
A.人が運動すると乳酸が筋肉に溜まり、疲れる…が、クロエラは乳酸が溜まったらすぐ分解するよう体を改造しているのだ。それに、修行の一環で常時回復魔法を体全体にかけているので、動きが激しすぎて筋肉や骨が引きちぎれてもすぐ治るようになっている。あと、一定以上の痛みが起きた時は痛覚を自動でOFFにする魔法もかけているため、判断力が鈍るとかもない。

13.Q魔法の防御膜ってどれぐらい硬いの?
A硬さは魔力を込めた量に比例する。
クロエラの膨大な魔力により、一般人が精々プラスチック程度なところを、ウルツァイト窒化ホウ素を優に越えた硬さを誇る。身体に衝撃は届かないようになっている
膜は薄く、身体の動きと連動している。
クロエラが改良し、暑さ寒さをカット、細菌などの類を自動で排除する機能も付いている
突破するには単純に膜の硬さを越えた攻撃をするか、魔法無効化系の技を使うしかない
汗など、体から外に出るものはカットなれない
ただ、欠点として中身に衝撃は届かないが、膜自体は物理法則に沿っているので吹っ飛ばされたり、投げられたりする。
あと、これも修行で常日頃使っている。回復魔法以上に魔法保有量が上がりやすい

14.クロエラがデュークと闘う理由
魔法とか技術を試すのにちょうど良かった。ってのが最初の理由だったけど闘ううちに楽しくなってきて戦闘狂になってった

15.近影騎士団について
簡単に言うと王様直属の騎士
黄金○闘士みたいな鎧を着てる


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

小話 幼女と流行病

クロエラが王宮へ行く前に、王様とクロエラが会った時の話を投下
この時のクロエラは3歳後半に差し掛かったところつまり3歳半


王城 王宮内で激しく議論が繰り広げられていた

 

1人の中年の男性が叫ぶ

「ふざけるな!そのような得体の知れない者を王へ会わせるというのか!?」

 

その言葉に対し年若い男が反論する

「ええ、その通りです…彼女は学界では神童と呼ばれ、他の者とは全く違う魔法や技術を発表しています。上級回復魔導師の方々がお手上げ以上、彼女にやってもらう以外打開策はないと思います」

 

中年の男性が言う

「く…それは、私もわかっている…だが、何故王に会わせる必要があるのだ?」

 

年若い男が答える

「王には時間がありません。彼女は噂では自分1人で好きな事を開発しているそうです…そういう気質の者を開発に直ぐに取り付かせるには王命を…王直々にやってもらい、現状を理解してもらうしかありません…」

 

中年の男性が反論しようとした時、突如部屋の扉が開く

 

「失礼します、王によりご達しです。彼女-クロエラ・フォン・エフォールノをすぐに召集せよとの事です」

 

 

 

 

◇◇◇

クロエラは実験結果を見ながら微笑む

(フフ…実験は成功だ…あとは適当な者に実際に使ってみて…)

 

クロエがそう考えていると、突如ノックが掛る

 

「?入っていいよ」

(誰だ?…ボクの魔力感知的には全く知らない人だけど…)

 

扉が開かれ、スーツの様な物を来た男が入ってくる

 

「誰だい?」

 

スーツの男は答える

「私は王宮からの使者でございます」

 

「王宮からの?…用件はなんだい?」

(嘘は言っていないな)

 

その言葉を受け、男は1枚の紙を取り出し、クロエラへ渡す

「ハッ、クロエラ・フォン・エフォールノ殿 あなたに王宮への召集命令が下されました。こちらはその証明書でございます」

 

その紙を受け取り、クロエラは確認する

「本物みたいだね…いいよ。分かった」

(詳しい内容は王宮に行ってからじゃないと分からないのか…怪しいが…まぁ、行かなかったら処されるだろうし…行くしかないか…)

 

その言葉を受け、男が急かすように言う

「外に転移の術式を構築しております…格好はそのままでも構わないと思われますので、急ぎ外へ来てください」

 

「ああ、大丈夫、時間は取らせない。<<物質創造(Materialis creatio)>>」

 

クロエラの衣服が白衣からシンプルだが上品なドレスへと変わる

 

男は目を見開いて問う

「い、今のは?」

 

「今度ボクが学会に発表する魔法さ。簡単に言うと回復魔法を少し応用して、魔力で物質を作っているんだ…皆には秘密だよ?さ、早く行こう」

 

「は、はい」

 

 

2人は部屋を後にし、転移の術式へと向かう

 

※使者の人は極力クロエラが王宮に行くことを知られてはならないという命令と時間短縮のためにエフォールノ家に無断侵入、最短距離でクロエラの部屋へと行ったため、マリエママもクロエラが王宮に行ったと’’この時’’は知らない

使者の人はエフォールノ家の地図を渡されたので、侵入ルートと最短距離が分かった

 

 

 

◇◇◇

場所は王宮 謁見(えっけん)の間

クロエラは王宮の、前へと転移させられ、軽い武装チェックの後、直ぐに謁見の間へと通された。今、王が来るのを膝まづいて待っている所だ

部屋には兵士が数人のみ…ハッキリ言って異常だ

 

待つこと5分

 

王が謁見の間へと入ってきたが…その様子がおかしいのにクロエラは気付く

王が音的にフラ付きながら歩いているのである

怪しく思い、クロエラは魔力感知を応用した魔法を放ち王の体を確認する

(<<透視(Clairvoyance)>>)

 

その光景を見たクロエラの脳内にはある言葉が浮び、部屋の異常性の謎が分かった

(この症状…流行病…なるほど、兵士達に極力うつらないよう、兵士達の数も最小限に抑えているのかな?…多分あの兵士の人達忠誠心すごそう)

 

 

そう、国王はまだ名前も決まっていない国中で流行ってる病気-のようなものにかかっていたのだ。治療法が確立していないので、まだ死者は少ないが、それも時間の問題であり、もう少し時間が経てば死者の数は数え切れない程の人数になるだろう

現代では白血病と呼ばれる病気-に酷似した内容のこの流行病であるが、白血病とは全く違う代物である。

白血病が感染してたまるか

 

(普通、白血病は感染なんかしないってのは俺以外気付くことはないからな…皆病気って思ってるんだよな…)

 

 

ちなみに、この世界にはウイルスや細菌の概念は存在していないが、魔法で病気を治療することに成功している

 

閑話休題(それはさておき)

 

王が椅子へ座り、言葉を口にする

「おもてをあげよ」

 

クロエラが顔を上げたのを見て王が話す

「クロエラ・フォン・エフォールノよ、急な召集をしたことを先ずは詫びよう」

 

その言葉にクロエラは内心驚く

(王様ってもっと傲慢不遜な人のイメージがあったけど…現実だとこんなもんなのか…)

 

クロエラの内心を知らず、王は続ける

「先に言っておく、儂が今からお前に課すことは、断ってもらって構わないし、失敗しても構わない」

 

「…ハッ」

(王命ってやつ?改めて異世界に来たって実感するな…)

 

「…ロボスト王国が王 ケーニッヒ・フォン・ロボストが命ずる-」

 

 

 

◆◆◆

ケーニッヒ・フォン・ロボストは言葉を発しながら思う

「ロボスト王国が王 ケーニッヒ・フォン・ロボストが命ずる 現在国中で発病している原因不明の病の対抗手段を用意せよ」

(ああ…言ってしまった…こんな幼き者にこんな酷なことを…)

 

 

ロボスト王の考えはクロエラにこの流行病を治すのは不可能…という物だった。ロボスト王がそう考えるのも無理もない、上級回復魔導師達が集まり、何週間も掛けて治療法を模索したが、解決の糸口が全く見つからなかったのだから

 

(治せとは言わない、彼女には未来がある…それをこんな無茶振りで失わせるのは…国の未来にも繋がらない)

 

ロボスト王が安心させるように言おうとして

「先程も言ったが、別に断ってm「かしこまりました」

 

クロエラが割り込むように承諾した

 

 

 

◆◆◆

「かしこまりました」

 

クロエラが王の言葉を遮ったのを見て、兵士達が咎める

「な、貴様、王のお言葉を遮ったな!?」

 

慌ててロボスト王が兵士を止める

「ま、待てお前たち!」

 

王が確かめるように問う

「ほ、本当にいいのか?」

 

「ええ、もちろんですよ。ロボスト王、その王命このボク…クロエラ・フォン・エフォールノ が承りました」

 

クロエラは人のいい笑みを浮かべながら聞く

「ああそうそう、王様。この流行病、最初に完治した人間(モルモット)に成る気ありません?」

 

ロボスト王が戸惑いながら答える

「あ、ああ、そうじゃの?」

 

クロエラは笑顔で言う

「言質取りましたからね」

 

「え?」

 

 

 

 

結論から言うとクロエラはやらかした

兵士達の目で追えないスピードで王へ肉博し、ある魔法とついでに回復魔法を叩き込み、ロボスト王と兵士が感知する前に元の位置へ戻ったのだ

王と兵士にはクロエラがブレたようにしか見えなかった

 

 

 

◆◆◆

ロボスト王は自分の身に今何か得体の知れないことが起きる事を予感する

そして直後

「!?」

 

クロエラの姿がブレたと思った瞬間、ロボスト王は体が軽くなるのを感じた

(体が軽い…何が起こった!?)

 

クロエラが口を開く

「フフ♪どうやら成功したようだね」

 

その言葉を受け兵士達が身を乗り出しクロエラへと問う

「貴様ッ!王へ何をした!?」

 

何とでもないようにクロエラが言う

「治して上げたのさ、流行病をね」

 

「な…世迷言をッ!」

兵士がクロエラへと詰め寄ろうとし…

 

王が口を開く

「待てお前たち…クロエラ・フォン・エフォールノ…いや、クロエラよ、それは誠か?」

 

クロエラは答える

「ええ、そうですよ。サプライズってやつです」

 

「さ、サプライズ?」

 

クロエラはおどけるように言う

「さっき聞いたじゃないですか?最初に完治した人間(モルモット)になりたいですか?って」

 

ロボスト王は驚いたように問う

「な…治療法を開発していたのか?」

 

「ええ、まあそうですよ。先日(大嘘:ここに来る前)この流行病に特効の魔法を開発に成功したんですよ」

 

「そ…そうなのか…?少し待て新魔法を無詠唱で放ったのか?」

 

「え?当たり前じゃないですか。必須技能ですよ」

 

「え?」

 

「え?」

 

「ま、まぁ、いい。…この魔法の名はなんと言うのだ?」

 

「ああ…まだ考えてないんですよ」

 

「名前のない魔法を放ったのか?」

 

「え?普通じゃないですか」

 

「え?」

 

「え?」

 

「あ、ああ、そうだ、その魔法を受けて、体が軽くなったのだが、それもその魔法の効果か?」

 

「いえ、特効魔法と<<完全回復(Plena recuperatio)>>を改良して効果を3倍ぐらい上げた物をロボスト王へかけました」

 

「それは最早新しい魔法なのではないか?…え?魔法を同時に無詠唱で放ったのか?」

 

「え?お母様がみんなできるって言ってましたよ?」

 

「え?」

 

「え?」

 

※この二人の会話を兵士達はクロエラちゃんすげーって思いながら聞いてました

ここにいる兵士達は流行病にかかっても自分は王に仕えるっていう忠誠心カンストしている人達が着いてたので、王様を救ったクロエラには必然的に尊敬の念を抱いたのです。兵士達の中でクロエラがアイドルみたいな存在になるまであと少し…

おうさまのしんきょう「クロエラちゃんしゅごい(脳死)」

あと、クロエラがやったことは普通は出来ないので、クロエラができたのには裏があります

 

 

 

◇◇◇

その後、王様が新魔法の命名をしたり、クロエラが回復魔導師達に新魔法を教えたたり、新魔法を執筆した魔導書をその場で1から<<物質創造(Materialis creatio)>>を使って造ったりした

 

王様が表彰して領地をあげると言う話をとした時、

「王様、ボクは名誉やお金のために魔法を研究しているんじゃないんだ…!ボクはこの世界の困っている人達を救いたい…だから、その…王様、救うために名誉じゃなくてもっと研究できる環境とか魔導書とか欲しいなぁ(約: 表彰とか領地より研究資金くれ)」と、言った

 

王様は幼女すげぇって思考で止まっていたのでクロエラからの初めてのお願いを聞いて反射的に快諾。あと前半の話を聞いて「クロエラちゃん…しゅき、尊い」っていう答えができて、既に出来ていた「クロエラちゃんファンクラブ」に入会。会員番号2桁ギリギリに入れた

 

 

 

結果一

「「「「「「クロエラちゃん!また遊びに来てね!」」」」」」

 

盛大な見送りである

謁見の間に居た兵士と特効魔法の説明を受けていた回復魔導師達が城内にいた兵士や魔導師、使用人などにクロエラのことを伝えていった

その話の内容が混ざり合い、尾ひれはひれとあることないこと伝わっていき

「めっちゃ可愛くて天才で努力家で、でも謙虚な幼女」

という奇跡的にだいぶその通りなレッテルが貼られたのである

多くの者は噂を聞きつけ、休憩時間に

背伸びして大人ぶっているけどお菓子をあげた時にすぐ年相応な反応をして甘えてくるというギャップを目撃した瞬間やられた

 

閑話休題(それはさておき)

 

 

 

◆◆◆

「「「「「「クロエラちゃん!また遊びに来てね!」」」」」」

 

「みんな…!うん!また来るね!」

(みんな…お菓子をくれていい人だった…また来たい…)

 

そう元気に答えクロエラ(幼女)は転移の術式へと入っていった




To Be Continuedは過去回ということでなしです
みんな気付いてると思うけどこの章はクロエラの強さの秘密とクロエラの仲間たちとの関係とかを大まかに分かるように書いてます。だからテンポ重視で進むので、細かく綿密に1話で1時間進むだけ、とかのナ〇ック星爆発までみたいには近いうちはならないと思います。
そして、ついに5話目、しかし小話にて初めて魔法を言葉を放ちながら使いましたね!魔法が発達してるとか書きながらここまで出なかったの逆にすごくない?ないか…

じゃあ、毎度の補足いくで。最近補足するのが楽しみになったのは内緒やで。いつか補足まとめ回とか作ってみたいと思ってるワイがいる
補足
1.Q最初の男2人だれ?
A国の重鎮。今後登場することはないだろう

2.Qなんで王様クロエラが出来ないと思ってたのに召集命令出したの?
A気が動転してワンチャンあるんじゃね?って思って命令した。謁見時はめっちゃ後悔してた

3.Q前回も出てたけど転移の術式ってなに?
A術式と術式を繋いでワープできるようにした魔法。便利。折り畳み傘みたいに持ち歩いて設置して、どこからでも転移できる。行き先は対になっている物から変更はできない。今後はクロエラの家と王城前に設置された物を使い、いつでも王城、王宮へ行くことができる。なんで直接王宮へ行かないかというと、クロエラが人気過ぎて王城の中で、偶然でもいいからあいさつしてお菓子あげたい奴らの意見が通った。そして、王城内で警備に着く兵士達は日持ちがいいお菓子を持って警備することを後日義務付けられた。

4.Q餌付けされるクロエラの様子ってどんな感じ?
A「クロエラちゃん!」「なんだい?」「お菓子一緒に食べない?」「わーい。食べる食べる!」ぐらいのノリで餌付けされてる。あと、クロエラが不必要な栄養は魔力へ還元するよう体を弄っているので、いくら食べても太ることは無い。あと、胸が大きくなりやすいように体を弄ったので、上位存在が観測した時より大きくなる。というか胸の大きさぐらい瞬時に変えれるため、ロリ巨乳とかもイける

5.今回登場した魔法の効果について
<<物質創造(Materialis creatio)>>
回復魔法は魔力を物質に変換して損傷を治したりしている。そして、損傷部分を物質で作ってるなら他の物質も作れんじゃね?という発想のもと作られた魔法。クロエラが脳を弄って1度見たものとか忘れないようにしたため、品質から形状、効力までなんでも作れるやべぇ魔法になった。
理解出来れば空想の鉱物とかも作れる。やべぇ
※あくまで損傷の場合であり、普通は身体の回復能力を上げて自然治癒させる。染色体の細胞分裂回数の上限は回復魔法を受けるとなんと増えるので、細胞分裂がされなくなり死亡とかない。クロエラは目標までもう一歩のところ
<<透視(Clairvoyance)>>
魔力感知を使い、空間の形を把握し、脳内に情報を送り込む技。意識を集中することで微生物を詳しく見ることぐらい簡単にできる。浅く広く使えば王国全域をカバーすることも可能。
<<完全回復(Plena recuperatio)>>
回復魔法の最上位に位置する魔法。別名ベ〇マ。傷だけでなく、体の疲れや疲労、病気にも効果がある。
流行病特効魔法
名前を考えるのがだるく、こんな名前の魔法。正確には呪い全般に効果のある魔法。
<< 究極完全回復(Ultima plena recuperatio) >>
本編には登場していないが、裏で名前を国王が付けてくれた魔法
<<完全回復(Plena recuperatio)>>の3倍の効果を持つやばい回復魔法。効果が強すぎて寿命が伸びる。あと、クロエラが帰ったあと流行病特効魔法の効果を付け足し、完全にやばい代物になった。

6.Qクロエラがやってる同時使用とか、無詠唱とかってどれくらいすごいん?あと、裏って?
A本編中、クロエラが行った魔法を無詠唱で放ちながら同時に行うというのは、ワイらからしたら片足で竹馬をしながら玉乗りをし、リフティングしながら針に糸を通して、エルマーの最終定理を解いて、しりとりのプ攻めをされているような状況である。もちろん、そんなことできる訳もなく(一応今のクロエラならできる)脳を弄って並行思考をめっちゃできるようにして、1度見たものを忘れないようにしてできるようにしたのである。ワイらからしたらただ歩くだけレベルに落としたのだ。逆に言えばこれよりやばいことをちょっと頑張ればできる

7.Qクロエラちゃんファンクラブについて
Aクロエラちゃん4歳時には会員数が7桁を優に超え、8桁に差し掛かっている。発足者は謎に包まれている等謎が多いが…実はかの…うわ何をする…やめ…

9.Q研究室どうなった
Aクロエラができた研究室を <<透視(Clairvoyance)>> と<<物質創造(Materialis creatio)>>を使いコピーアンドペーストした。
何故が色々知っていたマリエママが一夜で突如できた研究室を「私がクロエちゃんに買ってあげた」とシュドルに誤魔化してくれた。
そのせいで、基本外に出ないシュドルはクロエラがやらかしているのを知らない(貴族間の交流が貧しいせいでクロエラが外でやっていることは知らない、クロエラは天才だなぐらいに思っている。彼の胃が爆発するまであと少し…)

10.Q結局流行病ってどんなだったの?
Aあるヤバいやつが流した呪いの影響が白血病みたいな症状だっただけ。病気ではない。

11.魔法について2
なんで魔法に名前を付けてるかと言うと、イメージしやすくなるからである
だが、そんなこと脳を弄り完全暗記しているクロエラには意味がなく、魔法陣だけでパパっとできる。あと、魔法陣を超小さくしながら効果をそのままにすることに成功した。

あの、本当にもし良かったらなんか面白そうな魔法思い付いたら割烹に送ってください。適当にこじ付けして本編に出します。出来れば脳筋魔法を送ってくれたら嬉しいです。脳筋魔法が出るほどクロエラちゃんは強化されます。ちなみに、脳筋魔法以外の普通戦闘で使わないような<<透視(Clairvoyance)>>とかも、集団戦闘時に相手の場所を常に把握し、攻撃をするとかいう使われ方をします。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

小話 幼女と第一席

なんと2話続いての過去編である。
ついにアイツらが再登場するぞ!


最近噂の人類滅亡間際の世界が滅亡しかけててワロタ

 

1:名無しの上位存在

滅亡しかけてて草

 

2:名無しの上位存在

>>1不謹慎で草

 

3:名無しの上位存在

何があったん?

 

4:名無しの上位存在

>>3確か白血病みたいな症状出す感染する呪いがその世界最後の国で流行ってやばかったらしい

 

5:名無しの上位存在

>>4ありがとナス

 

6:名無しの上位存在

>>4博識兄貴おっすおっす

 

7:名無しの上位存在

ほん、で滅びたん?

 

8:名無しの上位存在

そういえばなんかそこの世界を舞台に生配信するとか言ってたヤツいたな…ご愁傷さまやで

 

9:名無しの上位存在

>>8世界滅びる実況した方が再生回数多そう

 

10:名無しの上位存在

>>7->>9いや、どうやら滅亡回避したっぽいよ

 

11:名無しの上位存在

>>10やるやん

 

12:名無しの上位存在

>>10どうやって回避したん?

 

13:名無しの上位存在

>>10気になるなぁ教えてクレメンス

 

14:名無しの上位存在

>>12->>13幼女が解決したらしい

 

15:名無しの上位存在

>>14は?嘘乙

 

16:名無しの上位存在

>>14幼女がそんなこと出来るわけないだろ!いい加減にしろ!

 

17:名無しの上位存在

なんや?ご都合主義な展開でも起きたん?

 

18:名無しの上位存在

>>17いや、どっちかっつーとご都合主義だけど、でもその幼女が自分で研究して解決したんや

 

19:名無しの上位存在

>>18その幼女何歳?

 

20:名無しの上位存在

>>19 3歳半

 

21:名無しの上位存在

>>20おまw嘘やろw

 

22:名無しの上位存在

>>20 3歳の幼女が世界救えるわけないやろw

 

23:名無しの上位存在

>>20 嘘つくにしてももっと面白いのもってこいや

 

24:名無しの上位存在

>>21->>23待てお前ら…本当っぽい

 

25:名無しの上位存在

>>24は?

 

26:名無しの上位存在

>>24ま?

 

27:名無しの上位存在

まじかよwてかこの幼女を配信した方がええやろ

 

28:名無しの上位存在

>>27それな

 

29:名無しの上位存在

ま、待てお前ら

 

30:名無しの上位存在

>>29どうした

 

31:名無しの上位存在

>>30いや、その、今少し調べたんだが…その幼女転生者っぽい

 

32:名無しの上位存在

>>31ハーつまらねまーたチートですか?

 

33:名無しの上位存在

>>31まだチートなんてやってるやつおったんか

 

34:名無しの上位存在

>>32->>33いや、チートは持ってないっぽい

 

35:名無しの上位存在

>>34は?嘘乙

 

36:名無しの上位存在

>>35チート持ってないのに人間が世界救えるわけないやろw

 

37:名無しの上位存在

>>35->>36人力っぽい

 

38:名無しの上位存在

>>37ま?

 

39:名無しの上位存在

>>38ま

 

40:名無しの上位存在

>>39ファッwwwほんまやん幼女強ぇ

 

41:名無しの上位存在

うわようじょつよい

 

42:名無しの上位存在

なにがあったしw

 

43:名無しの上位存在

え?こいつもしかして生配信する対象?

 

44:名無しの上位存在

>>43まじかw

 

45:名無しの上位存在

>>43やりやがったw

 

46:名無しの上位存在

ほーんちょっと全裸待機してくるわ

 

47:名無しの上位存在

>>43おもろそうやん

 

48:名無しの上位存在

しかもこの娘将来めっちゃ可愛くなるんやろ?絶対見に行くわ

 

49:名無しの上位存在

幼女すげぇw

 

50:名無しの上位存在

アレ?

 

 

 

◇◇◇

ボク-クロエラ・フォン・エフォールノが片手間で国王を救って2ヶ月が経った

今日は偶にある王宮へ王様達と会いに行く日である

まぁ、決まった日以外もよくブラブラと行くが

 

「さて、格好はこんな物かな?」

 

そこには純白の白いドレス(中身は動きやすいシャツとスパッツ。他意はない)を着たクロエラ(幼女)の姿があった

 

「フフ♪みんな今日は何くれるかなー?」

 

クロエラは偶に王宮へ行くようになってから王宮の人達と遊んだり喋ったり、食事し(餌付けされ)たりしているので、王宮へ行くのが楽しみになっていたのである

 

そんなこんなでクロエラの警戒心は南極のペンギンとほぼ互角にまで下がっていた

 

クロエラが転移の術式を構築し、中へと入っていく

 

 

◇◇◇

 

クロエラの視界には、小さな部屋の中が映っていた

この部屋はクロエラが転移するように作られた部屋であり鍵は中にしかないという作りになっている。

 

そして、鍵を開け部屋を出ると-

 

 

整列した兵士達が出迎えた

 

「「「「「「クロエラちゃん!こんにちわ!」」」」」」

一糸乱れぬ統率の良さで兵士の人達があいさつをする

 

それにクロエラは元気に返事する

「こんにちわ!」

 

 

ウキウキした様子の兵士団の団長が喋る

「では、昨日行われた試合の結果に基づき俺、3班、2班、4班、1班の順に班長はお菓子をクロエラちゃんに渡せ!」

 

「「「「ハッ!!!」」」」

 

1班から4班の班長達が返事をする

 

そして、兵士団団長と班長達が前へと出て順番に口にする

 

「クロエラちゃん!王都の最高のパティシエと名高い者に作らせたマカロンだ…今日作られさっき取りに行った出来たてだぞ!」

 

「クロエラちゃん!今日も可愛いね。これ、最高級和菓子だよ」

 

「クロエラちゃん!王都の最高級洋菓子店で今朝買ってきたケーキだ…俺だと思ってたべてくれ」

 

「クロエラちゃん!俺達、最近クロエラちゃんにお菓子を食べて欲しくてお菓子の勉強してるんだ…これ、良かったら食べてくれ」

 

「クロエラちゃん!私と私の班の皆さん、そして侍女の皆さんで作った超巨大ウエディングケーキですよ!めいいっぱい召し上がってください!」

 

彼らはそれぞれのお菓子をクロエラへと渡す

 

クロエラの反応は…

「みんな!ありがとう!」

満面の笑みだった

 

 

 

◇◇◇

これはどういうことか…説明すると、クロエラが回復魔法の限界を超えてきてるので、その分兵士達の怪我の治りが早くなっているのも1つの要因なのだが…クロエラが王城・王宮へ来る時、クロエラは偶に兵士達が訓練をする訓練場に行き、一緒に訓練をすることがあるのだ。そして、クロエラは兵士達の動きを的確にアドバイスし、兵士一人一人の動きが良くなったのだ。無論ただそれだけでは無い。クロエラvs兵士全員(兵士はやられたら即復活)の無限組手や。クロエラを魔物と見立てて集団戦闘の訓練だとかもやった…が1番の原因は…クロエラが可愛かったことに起因した。まぁ、つまり癒しである。こんな殺伐とした世界に自分達兵士と笑顔で一緒に訓練をしてくれる幼女なんていなく(なんでいると思った?)、笑顔で自分達すら音を上げるような訓練を一緒にする様はまさに天使のようだった(なんで?)

そして、そんな彼らのやる気は上がり、この2ヶ月間で全員の実力がとてつもなく伸びたのである。

しかし、問題が起きた。自分達はこんな、最高の天使に一体何かしてあげれたかと(クロエラのストレス発散にはとても助かっている)、そして気づいたのだ。お菓子に。

そこからは早かった。兵士団全員でお菓子をあげようとした…が、ここでも問題が起きた。そう、順番である。100を優に超える兵士団全員が順番を決めるには人員が多すぎたのだ。そして、その順番はある方法で決められた。

兵士団団長を覗き、全兵士を4つの巨大な班で分け、各班で最強を決める。そして、兵士団団長と各班最強の5人がなんでもありの勝負をし、勝った者からお菓子を渡す。というとてもシンプルな方法が。勝負は毎回、峻烈を極め、死にかけるものも続出したが、クロエラが死人なんて望んでいないと分かっているので、全員根性で耐えた。

あと、兵士団団長以外は各班でお金を出し合って買ったり作ったりしている

 

 

 

その後毎回放たれる

「みんなも一緒に食べよう!」

の一言で破顔してお菓子を一緒にみんなで食べるのだ…クロエラ、恐ろしい子(今更)

 

 

 

 

◇◇◇

クロエラはお菓子を頬張りながら時間が押してきたのを見てそろそろ移動することを口にする

「みんな、そろそろ時間だからボク行かなくちゃ行けないんだ…」

 

その様子を見て兵士団団長は励ますように言う

「大丈夫だ、クロエラちゃんは何も心配しなくていいよ、それより、王様が呼んでるんだろう?行っておいで」

 

クロエラは顔を晴らして言う

「わかった!ボク行ってくるよ!あ、今日のお菓子もおいしかったです!ごちそうさまでした!」

 

そう言い、クロエラは音速の半分ほどのスピードで王宮へと向かっていく

 

※クロエラちゃん転送ボックスの横に広い平地があって、そこでみんなお菓子を食べてる

 

 

 

◆◆◆

近影騎士団 第一席 デューク・フォン・エクスプリスは王宮内を移動中、怪しい幼女を発見した

 

(なぜ、王宮に幼女が?)

当たり前の疑問である。

 

近影騎士団の自分が対応していいのか、もし泣かせたらなどと考え、周囲を見回すが、自分と幼女以外誰もおらず、仕方なくデュークは幼女に話しかけようとし-

 

デュークはあることに気付いた

 

目の前の幼女の身のこなしが普通の幼女のそれとは一線を画すのを(普通の幼女の身のこなしってなんなん?)

 

それを見たデュークは幼女を捕獲しようと音速の数倍の速さで近づき体全体で捕まえようとしたが

 

幼女(クロエラ)は巧みなステップを踏んで避けたのである

 

それを見て単純な捕獲は不可能と判断したデュークは音速を超えるパンチを放ち、幼女(クロエラ)へと迫ったが

 

幼女(クロエラ)はデュークの視界の外へと一瞬で身をくぐませ行き、立ち上がる反動による強力なアッパーカットを放った

 

顔-それは人体の急所の詰め合わせと言ってもいいような部分である。そんな部分に強力な一撃をかまされたデュークは…少し後ずらせるだけで耐えてみせた(デュークに後ずらせるとか普通やばい)

 

そんな自分を見て幼女(クロエラ)は-

 

デュークが後ずさっている間に移動を開始していた

 

それを見たデュークは廊下を破壊しながら走り幼女(クロエラ)を追う

 

 

 

◇◇◇

2人は移動しながらも攻防を続けた。デュークはそのフィジカルを全面に押し出した力押しで、クロエラは巧みな技巧によりデュークの攻撃を全て避けた上で反撃に出る

 

2人に攻防を交わせながらの言葉はないが…2人の気持ちは一緒だった

((楽しい))

 

そんな2人の攻防は更に速度を上げていき-

 

2人は気づいたら王宮の中庭へと行き着いていた

 

そこで二人は一旦攻防をやめ、初めて会話をする

「ふぅ…ボクがここまでヒヤヒヤしたのは初めてだよ…おじさん強いね♪良かったら名前を教えてよ!」

 

「俺こそ俺の攻撃をこんな避けられ続けられたのは初めてだ…いいだろう…俺の名前は デューク・フォン・エクスプリス 近影騎士団 第一席に着いている。お前は?」

デュークが構えながら問う

 

そして、クロエラも構えながら答える

「ボクはクロエラ。クロエラ・フォン・エフォールノ だよ!よろしくね!デュークおじさん!」

 

二人は同時に深い笑みを浮かべ喋る

 

「考えてることは」

 

「同じか」

 

「「なら」」

 

続きをやろう(闘争を続けよう)

 

二人はお互いの正体になどとうに気づいている だが、言わない。この時間が少しでも続くように願って

 

 

デュークが飛び出し、拳を放つ

 

がそれより早くクロエラがデュークの懐へと入り

デュークの足を周囲の土ごとすくい上げ、体制が崩れたところを顔に肘打ち、脇腹へ衝撃を貫通して通す拳を放ち、鎧を破壊しながら拳を放ったことで出る推進力を利用し、頭部へと上段回し蹴りを放つ。

デュークはゴゥという音を立てながら吹き飛んでいく

この間約0.2秒

 

デュークは吹き飛びながら思う

(やはりこの幼女、いやクロエラ(好敵手)は強い。力はそこまでないが…いや、一般の大人よりはあるか…小回りが効くのを活かして変幻自在の攻撃をしてくる…!力がなければない力を何倍にも伸ばす動きをしてくる…だが…ッ!)

 

追撃と言わんばかりにデュークの吹き飛ばされる先へと移動していたクロエラが空中でダブルスレッジハンマーを構える

 

がっ、それをデュークは空中を蹴ることで移動し回避

 

放物線を描きながら地上へと着地した

 

ここでデュークは提案とばかりに話す

「なあ、クロエラ、お互い本気を出さないか?」

 

そう言いながらデュークは周りを指さす

 

そこには結界を貼っている魔導師たちの姿があった

 

それに肯定とばかりにクロエラはデュークを見る

 

デュークが笑みを浮かべながら言う

「フッ、ありがとよ」

 

 

 

 

そして、変化は突然だった

 

デュークの身体が膨張し、その後元に戻っていく…いや、その威圧感は先程の数倍はある

 

クロエラは内心を歓喜に震わせながら言う

「へぇ…脳のリミッターを外すことで限界以上の力を出したってのかい?すごいじゃないか…見たことない技だ…」

 

デュークは笑みを浮かべながら問う

「よく、初見で見破った…だが、お前もまだ先(本気)があるだろう?」

 

クロエラは笑みを深め答えを返す

「ああ…いいよ。こんな楽しい時間をくれたんだ。お互い…手札は全て見せよう…」

 

クロエラの見た目に変化はない…がその圧力が先程までとはまるで別人のようになる

 

 

 

◆◆◆

 

直後、2人の修羅はぶつかり合う…その姿はまさに究極の柔と剛の戦いであり…何より美しかった。

 

いつの間にか観戦していた兵士達はその闘いを見て、皆息を飲む

 

そして2人の修羅の舞台は地上から空中へと変わり

 

空中で何度も激突を重ね

 

衝撃波が辺りを揺らす

 

だが、彼らは見逃さない…二人の闘いを…2人の舞を…

 

 

 

◇◇◇

2人の闘いは国王が止めに来るまで続いた

 

クロエラは不満そうな顔をしながら言う

「えー…折角いい所だったのに…」

 

国王は焦って聞く

「い、いやそのクロエラ?そんな’’戦い’’たかったのか?」

 

クロエラは口を膨らませて不機嫌ですアピールした後言う

「そーだよ!王様!折角、ボクが全力で’’闘’’っても大丈夫な(好敵手)が現れたのにッ!」

 

デュークがそれを見て、笑いながら提案をする

「まぁ、待てクロエラ。別に今後ヤッ(闘っ)ちゃいけないわけじゃないんじゃないか?ですよね?国王様」

 

デュークとクロエラを何回か見たあと

「きょ、許可する。ただし、もっと広く。被害の出ないところでやってくれ…今回、結界はギリギリだったようじゃしの…このままでは王宮が倒壊する…」

 

その言葉を受けクロエラは満面の笑みで言う

「王様!大好き!」

 

王様は照れてクロエラノタメダカラショウガナクダ.コンカイダケダゾ.などと言っているがクロエラとデュークは次回の予定を決めていた

 

「じゃあ、ボクが王宮に来た時、デュークおじさんがいたら帰る前に闘ってから帰るってことでいい?」

 

「いいぞ…それに俺は第一席、ほとんど王宮からは出されないしな」

 

「約束だよ!」

 

闘いを求め、修羅たちは嗤う




上位存在が遂に再登場ッ!
優しい上位存在「あいつマジかよww」

小説投稿初心者のワイには戦闘描写は難易度が高杉くんなんや、ワイは本当は読み専なんやで
某格闘漫画の神イントロ聞きながら書いた

補足
1.Qクロエラなんで格闘戦できるの?
A 透視<<Clairvoyance>>でデュークの少し先の動きを予測して全部避けてる。反撃はデュークにあんま効いてない。ドラゴン〇ール超の漫画版であった亀仙人VSジレンみたいなもん。というか亀仙人強化されすぎだよね?

2.Qクロエラの戦闘スタイルって避けてカウンターって感じ?
Aちゃうで。本人的にはバチバチ強力な攻撃を繰り出して勝ちたいって思っている。けど、今回はデュークの攻撃で膜が破れるのを懸念してこういう戦闘スタイルになった。

3.Q衝撃を貫通する拳ってなんなん?
Aるろ剣読んでみ?おもろいで

4.脳のリミッター云々
人間の脳は性能を少し抑えるようリミッターが掛けられている
それをデュークおじさんは任意でとっぱらえるようにしたんや
筋肉云々は戸愚〇弟の筋肉操作…みたいな物をを出したかっただけ。
実際は脳のリミッターを外して体の簡単な操作を可能としたんや…それで血液の循環を速くして通常より激しい動きを可能としたんや…つまりギ〇セカンドや…ちなみに、クロエラも脳のリミッターを外せる。初めて見たってのは自分以外でってこと

5.Qクロエラの詳しい身体能力ってどれくらい?
A3歳半時、通常の身体能力は成人男性の数倍ぐらいに改造している。体の関節とか使った技でその何十倍も威力のある攻撃を放てる。ちなみに、デュークは成人男性の数百倍の身体能力…化け物だね

6.Q兵士達の強さってどれくらい?
Aクロエラにお菓子を上げれる班長になるため、みんな必死に実力を伸ばしてたら、いつの間にかみんな人外の領域に入っていた。音を上げていた訓練も今では遊戯同然

7.Qなんか身体能力人外多くない?
Aこの世界に魔力が溢れすぎていてそれが人体と色々反応していって鍛えれば鍛えるほど強くなる軽めのドラゴンボー〇みたいな世界になった。(今考えた)

8.Q兵士団団長の懐大丈夫?
A国王にこのことを話したらクロエラのお菓子用の資金くれた。

9.Qクロエラってチートじゃないんか?
Aワイがただ他人の力使って俺TUEEEEするのはあんま好きじゃないんや…理由のある強さこそ1番なんやで

10.Q魔物とクロエラどっちが強い?(3歳半時)
Aクロエラ
上級の魔物の群れに放ってもまず膜を突破出来ないから意味無い

11.Qこんな人外蔓延る兵士団で団長に着いてる団長って強い?
Aめっちゃ強い。クロエラが来る前のデューク以外の近影騎士団全員と相手しても勝てる。でも、近影騎士団も訓練を積んで兵士団の団長と全員が互角ぐらいの実力。それでもデュークの半分以下

12.Qなんでこんなクロエラこの時点で脳筋なん?
A気付いたら脳筋だった…訳ではなく、マリエママが格闘術を教えて、教えられているうちにこんなことになっていた…ということになっている
元々お風呂入ってたら頭にビビってきた物を肉付けして書いてるだけだから設定は変更することはよくある。ただ一応メモはとってる。
あと、クロエラは前世風呂とかでかめはめ波を練習する系の健全な男の子だったから闘ってるうちにテンション上がってきて結果戦闘狂になってった


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

四話 幼女と変態

ちょっと日常回
練習も兼ねてる
決してネタがなくて困っていた訳では無い!本当だ!ネタください!お願いします!


プリエラを潰し、1週間が経ったあと-

クロエラの自室直通の地下室にて

 

「フフ♪遂に完成した…この魔法とアレを組み合わせればボクは…」

 

そこには疲れ果てた様子のシュベルと喜色に満ちたクロエラの姿があった

「遂に…おめでとうございますお嬢様」

 

「シュベル君も協力してくて(モルモットになってくれて)ありがとうね」

 

そう、クロエラはデュークへと告げた開発中だった新魔法の開発に成功したのだ

 

「この魔法は母様にも伝えてないからね…どんな反応をしてくれるか楽しみだなぁ…あ、シュベル君、みんなには秘密だからね!」

 

シュベルが焦りながら答える

「も、もちろん話しませんよ」

 

「破ったらメッ(契約発動)だよ」

(この魔法を披露するのはできるだけ大人数の前がいいな…今日のうちに話を通すか…)

 

 

 

◇◇◇

そして、クロエラとシュベルは地下室からクロエラの自室へと移動し、クロエラは机の中のある紙を取り出し記入をする

 

シュベルはその紙が気になり、注視する

 

それにクロエラが気づき、紙について説明をする

 

「気になるかい?これは王宮からボクに支給された紙でね…通行許可証のような物さ…」

 

それにシュベルが驚きながら聞く

「王宮からの!?な、なぜ、王宮がお嬢様にそのような物を?」

 

「あー、シュベル君知らないっけ。ボク、結構な頻度で王城と王宮に行っているんだ。…最近は魔法の開発に熱中し過ぎて行くの忘れてたけど…」

 

シュベルは戸惑いながらもクロエラへ聞く

「その、お嬢様?…王宮にはどの様なことをしに行くんですか?」

 

クロエラは思い出しながら答える

「うーん…良くお菓子貰ったり、一緒に遊んだりしてるよ?あと、お喋りしたり…」

 

この話を聞いているシュベルは遊んだりというところでおままごとなどを一瞬連想したが…すぐにないと判断する。シュベルは知っている、目の前の幼女の遊びとは常人の尺度から遊びと呼べないような物ばかりだということを

 

そのようなことをシュベルが考えている間もクロエラは話を続ける

「…それで、1番楽しいのはデュークおじさんと闘うことかな!ずっと引き分けてるから、そろそろ勝ちたいんだけどね…」

 

その言葉を受け、シュベルはデュークという名前からある人物を想起する

デューク・フォン・エクスプリス

ロボスト王国最強の騎士にして近影騎士団 第一席に着いている者だ…シュベルはないと一瞬思ったが…もしかしたらありえそうなので一応クロエラへと質問する

 

「お嬢様、デュークというのは近影騎士団 第一席 豪傑のデューク でしょうか?」

流石にないよな、と思いながらシュベルは質問したあと思っていたが…クロエラの言葉を受け、顔をひきつらせる

 

「そうだよ!近影騎士団 第一席 デューク・フォン・エクスプリス だよ!ボクがまだ勝てていない唯一の(好敵手)さ!」

 

シュベルはひきつらせた顔を無理やり笑顔へ変えながら聞く

「さ、左様ですか…お嬢様、このことは当主様と奥様はご存知で?」

 

「もちろn…アレ?どうだっけ…お母様は知ってると思うけど…そういえばボク、お父様と王宮関連の話をしたことなかったな…お母様が知っているから伝えたと思ったけど…そういえば確認もされなかったな…」

(うーん、どうなんだろう…お父様に後で’’誘う’’のと一緒に確認するか…)

 

 

 

◆◆◆

シュベルは改めて目の前の幼女(クロエラ)が規格外なのを痛感する

(まさか、豪傑のデュークと闘って引き分けているとは…クロエラ様はやはり規格外だ…)

 

「もちろn…アレ?どうだっけ…お母様は知ってると思うけど…そういえばボク、お父様と王宮関連の話をしたことなかったな…お母様が知っているから伝えたと思ったけど…そういえば確認もされなかったな…」

 

「お嬢様、私の方から確認致しましょうか?」

 

「うーん…別にいいや。後で誘った時に聞くよ」

 

「左様ですか」

(当主様…このことを知って胃は大丈夫でしょうか…)

 

クロエラは転移の術式を構築しながら言う

「じゃ、ちょっと行ってくね」

 

慌ててシュベルが問う

「お嬢様、どちらに?」

 

「王城」

 

「え?」

 

その後、クロエラは部屋の中から消えた

 

 

 

◆◆◆

クロエラが王城の転移部屋へと転移してから、3秒程経った後直ぐにクロエラは部屋へと帰ってきた

 

「っと、ただいま」

 

シュベルは頭の中が?で埋まりながらも挨拶する

「お、お帰りなさいませお嬢様…お早いお帰りで…」

 

そしてそのままクロエラが部屋を出ようとして…

(じゃあ、明日に備えてお母様達を誘おうかな…)

 

シュベルは戸惑いながらも決心して問う

「あ、あのお嬢様?王城へは何しに?」

 

その言葉にクロエラはピタッと部屋を出るのをやめ、質問に答える

「あの紙を出しに行ったんだよ?」

 

シュベルは困惑しながらも質問を続ける

「え?王城へ直接出したんですか?というか通行許可証じゃなかったんですか?」

 

「ああ…みたいなものって言っただろう?」

 

そのままクロエラは紙についての補足をする

「あの紙は、ボクが王城と王宮へ何をしに行くかを大雑把に書いた物さ」

(もっとも、たまに急に行きたくなってそのまま遊びに行くこととかもあるけど…)

 

 

 

ここで、クロエラが王宮より支給されている紙について説明しよう!

王様達、クロエラファンクラブ(王城、王宮メンバー)にはある悩みがあった

 

クロエラが王城、王宮へと遊びに行くようになってから数週間、それはある家臣の進言から始まる

彼、クロエラファンクラブ 会員番号151は言った

「王よ、クロエラちゃんが王城、王宮内へと遊びに来る際。クロエラちゃんがいつ、何処に来るか分からなく、お菓子を持っていなかった者がお菓子をあげれなれなかったという報告が出ております!」

 

その言葉を受けた王と宰相(さいしょう)、文官のトップ10人、兵士団団長や流行病にかからせてはいけないということで王都から離れたデューク(この時デュークとクロエラに面識はない)以外の近影騎士団。そして、宮廷魔導師 第一席 (彼女はこの時既にクロエラと面識がある)を含めた宮廷魔導師全員が出席するというヤバい会議が行われた

 

他の大事な会議より優先的に行われたこの会議の時間は20時間にも及び、会議の結果次のことが決定された

 

・王城、王宮内に居る者は全てクロエラへと渡すお菓子を常備すること

・王城、王宮内の各施設には、最低でも5個高級なお菓子を常備すること

・クロエラ・フォン・エフォールノ は王城、王宮へと来る前日にできるだけでいいから来た時のやりたいことを書くこと。できるだけでいいから来たい時は即来てくれてもいいよ!

 

以上のことが決定された

上二つの内容は会議が始まって10分で可決された。

だが、最後の内容はクロエラから嫌われるかもしれないから嫌だ と主張する者達とクロエラが大体どこへ遊びに行くか分かることにより、普段忙しい者達が偶然を装ってクロエラにお菓子を渡したい という主張をすることによって、激熱な討論が19時間半以上続いた

 

最後は、宮廷魔導師 第一席がこのような時の為に開発していた<<未来予知(Visus futuri)>>の、結果により超高確率でクロエラからは嫌われないという結果が出て可決。

会議は終了した

※紙はクロエラが物質創造<<Materialis creatio>>で量産した

あと、クロエラ転送ボックスに紙を提出する用のところがある

 

閑話休題(それはさておき)

 

2人の会話の続きへ戻ろう

 

 

シュベルがハッとしてクロエラへと、問う

「え?とゆうかなんでお嬢様は王城と直接繋がっている転移の術式を持っているんですか?」

 

「くれた」

 

「はい?」

 

「王様が王宮へと来れやすいようにってボクにくれたんだ」

 

「お嬢様?なんで王様と面識持っているんですか!?とゆうかなんで王様はお嬢様を気に入っているんですか!?」

 

「もー!さっきから質問多くない?…ボクが3歳半ぐらいの時に王様がちょっと死にそうだったから助けただけだよ?」

 

何かヤバい様なものを見る目でいたシュベルは何とか顔を戻し更に質問しようとして…

 

部屋にノックが掛かった

 

◆◆◆

ミネル・ノヴァーナは引越しと準備を終え、今日からエフォールノ家へと…クロエラの専属メイドとして仕えることになっているのだ

 

メイド長(プロローグでハキハキしてた姉ちゃんが昇進した。あと、元々使用人の数はそんな居なかった)

に仕事の内容と注意する点…そしてお菓子を常備することを言い付られクロエラがメイド全員に着るよう言い渡しているメイド服(クロエラの性癖に刺さっているクロエラが考案、制作した服。露出している部分は少いが、見えないのは想像力を刺激されて逆にいいという発想のもと作られた。攻撃された際、<<魔法膜(Magia membrana)>>を発動するよう、布地に魔法陣を極小で彫られているのと、もうすぐ登場予定のヤバいもの、の極小Verを取り付けられている。中級の魔物程度の攻撃だったらビクともしない)を着ながら緊張した様子でクロエラの部屋のドアの前に佇んでいる

 

そんなミネルの内心は

(クロエラ様…いいえ、お嬢様は自分を気に入ったと言って私を雇ってくれましたが…一体どんな理由だったのでしょう?…まさか体目当て…なわけないですよね。お嬢様は4歳なのです…しかし、お嬢様は回復魔法のスペシャリスト…大人のそういうこともきっと知っていますよね…とゆうことは…お嬢様///…私はメイド、主には逆らえないのです///…ぐへへ)

 

ミネルはレズになっていた

 

(お嬢様…こんな淫乱な私をどうかお許しください…このミネル、お嬢様の専属メイド(モノ)になったからにはどんな重い(プレイ)でも受ける覚悟は出来ております…///)

 

しかも重度のM(マゾ)

 

 

どうして、ミネルがこんな

変態(多分クロエラに対してだけ)

ロリコン(クロエラに対してだけ)

マゾ(クロエラ以外にも♡)

レズ(クロエラに対してだけ)

になったか説明しよう

 

ミネルはクロエラとデュークの闘いを見て、クロエラに敬意と好意MAX(健全)だったのが強い憧れへと変わったのである

そんな憧れの人に近づく為、ミネルは引越しや準備以外の時間を筋トレやランニングに費やしたのだ

しかし、ここで問題が起きた

メイドさんは結構体力が必要だが、まだ新入りで栄養もそこまでとれてなかったミネルは筋力と体力がほとんど無かったのである

筋トレのやり方もあまりよくわかっておらず、そんな娘がいきなり筋トレやランニングをして、苦しかったり、筋肉痛の痛みがやばかったりと想像以上の辛さに思わず諦めそうになった所をミネルにある考えがよぎった

「辛いのなら楽しくすればいい」と

 

ミネルは筋トレ中の苦しみや筋肉痛の痛みを全て楽しくしようとしたのである

 

身体が悲鳴を上げ、何度諦めそうになっても辞めず、体を苦しめ続け…ある境地に至った。身体の痛みや苦しみを全て快楽へと変換するという境地に…

 

結果がMである。ドMである

※筋トレ4日目にはこの状態になった

 

そして、憧れという感情は愛に変わることはよくあり、プリエラからのパワハラや母親を救ってくれたこと、そして何より自分にこんな、楽しい(気持ちいい)ことを教えてくれたクロエラに強い愛情を持つようになったのだ

 

その結果、ありとあらゆる苦しみや痛みから快楽を得る最強の変態ができたのである

 

決して、決して!キャラが薄いから せや!変態ロリコンマゾレズにしたろ などという考えになりこんなことになったのでは無い!本当だ!信じてk…ンア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙~~!

 

閑話休題(それはさておき)

 

ミネルは自分が虐げられる様を想像し、火照っていた体を何とか直しノックをする

 

 

 

◆◆◆

クロエラがノックに返事をする

「入っていいよ」

 

そして、金髪蒼眼の可愛い系の美少女ミネルが入ってくる

「失礼します。本日よりお嬢様の専属メイドになったミネル・ノヴァーナです」

 

キザったらしい言い方でクロエラは答える

「よく来てくれたね、ミネルちゃん」

 

ミネルが恍惚(こうこつ)とした様子で要望をする

「その…お嬢様、もし、よかったら私にお嬢様のことをご主人様と呼ぶ許可をいただけませんか?」

 

その言葉にクロエラは一瞬フリーズするが<<思考加速(Accelerate cogitandi)>>を使い返答する

 

「ふーん…ボクのことをそう呼びたいんだ…いいよ」

 

「ご主人様♡」

 

「ただし、この部屋の中だけね。あとは状況を見て自分で判断してね」

 

ミネルが残念そうに言う

「ご主人様ぁ…」

 

その様子を見てクロエラは確信を持ったように言う

「ああ、そうだ。君のご主人様になるんなら何かキミに印を付けないとね♪」

 

ミネルが満面の笑みを浮かべながら言う

「ご主人様…!」

 

「さ。首を出して…ミネル…痛いのは好きかい?」

 

「はい♡」

 

「<<契約(pactum)>>フフ♪コレでキミはボクの’’モノ’’さ」

 

「ご主人様ぁ♡」

 

クロエラはミネルに契約の内容を説明する

「これは契約さ、ミネル。1つ目の違反行為はボク達以外にご主人様呼びを聞かれること…罰則は感度が3000倍になって全身を強い痛みと快楽が襲う、だ。そして、2つ目の違反行為は1つ目の違反行為によって起こす醜態をボク以外に見せる…だ。罰則は地下室への強制転移だよ…安心するといい。見た者は即座に記憶を失われる」

 

「そしてあと、これも付けてあげよう」

クロエラがそう言うと、ミネルの首に首輪が嵌められた

 

「その首輪はボクが外そうとする以外外すことは出来ないよ…まあ、この部屋だけでしか実態が保てないようにしているけどね…こういうの嬉しいだろう?」

 

「ご主人様♡ありがとうございます♡」

 

「ああ、さっき言った罰則、受けてみるかい?」

 

ミネルが答えるより先に

「はi」

 

存在感が無だったシュベルが間に入った

「ちょっとお待ちくださいお嬢様。適応力が凄すぎます」

(どうなってんだよ。なんで急にSMプレイ見せられてんだよ。というか誰だよ)

 

「キミも大概だろう。ボクは考えをまとめるのに3年かかったぞ」

 

「そ、そうですか…あと、お嬢様。そちらの方、どなたですか?私は何も言われてませんよ?」

 

「ああ、ごめんね。シュベル君で実験してたr「ご主人様!私という存在がいないながら実験などというそんな…楽しそうなこと…ご主人様と実験…///」

 

クロエラは暗い笑みを浮かべながら言う

「主人の言葉を遮るとは…悪い子だね…そんな悪い子には罰を与えないとね」

 

そうクロエラが言った1秒後

 

「ご主人s…『規制するで!自分で考えな!』」

 

ミネルは転移していった

 

後にはシミ一つないカーペットが有るだけだ

 

クロエラはシュベルに確かめるように聞く

「どうだいシュベル君?ミネルの醜態は覚えてるかい?」

 

「いいえ、何も」

 

「成功のようだね。女の子の痴態を覚えさせる訳にはいかないからね」

 

「いや、あんたがそれ言います?」

 

「おや?キミもああなりたいかい?」

 

「そのようなことがあろうはずございません」

(Sに目覚めてやがる…)

 

※その後、シュベルはミネルのことを無事知れました

 

To Be Continued

 

 




次回、遂にお父様の胃が爆発するで!
楽しみに待っててやぁ

なんか気付いたらミネルちゃんが変態になってた…あ、ありのま(ry
ハートマークって大丈夫だよね?消されたりしませんよね?
そんなことは置いといて、日常回
日常回です
1回戦闘とかシリアス完全無しの日常回をやってみたかったんですよ
ん?1話でほとんど戦闘なんかしてない?バッキャロー。あれはピクニック回だ()
うし、補足行くで

補足
1.Qシュベル君なんでこんなに何も知らないの?
Aクロエラにずっと実験されてて聞く暇がなかった

2.Qなんで呪いに転移の術式組み込まれてるの?
Aクロエラちゃんやで、そりゃもう<<思考加速(Accelerate cogitandi)>>手に入れてから直ぐに自作の転移魔法作りましたよ。その結果が無駄に高性能なプレイである

3.Q宮廷魔導師 第一席 ってなんなん?
A女性ということだけ書いとく。近々登場予定

4.Qシュドルのクロエラへの外部との関係の知識について
Aマリエママが面白そうという理由でクロエラが色々やってることを黙っている。貴族の交流がないせいで情報が全然入ってこない

5.Qミネルちゃん変態過ぎない?
Aごめんなさい。キャラ薄いと思ったら気が付いたら変態になってた…健全〇ボダイミダラーのOPがカッコよくて聞いた影響が出たか…

6.Q辛さが楽しくなる云々って?
A適当。この前考えたのをミネルちゃんを変態にする理由にしたごめんなさい

7.Qミネルのご主人様呼びなんでなん?
A人生で一度でいいからメイドさんにご主人様呼びされたかったな…

8.QなんでクロエラちゃんSになったん?
A自分にご主人様呼びしてくる女の子見て元男の魂が活性化した。加虐心ってやつだ。それとクロエラは身体的レズであり思考的ノンケなのだ。男と寝る場合は相手をTSさせて廃人寸前まで快楽の虜にすると思う

9.今回登場した魔法
<<未来予知(Visus futuri)>>
超高度な演算により未来を導き出す。上位存在の観測も同じようなもん。間違うこともある
<<魔法膜(Magia membrana)>>
魔法防御膜についに名前がついた
魔力を注いだ分強くなる
<<思考加速(Accelerate cogitandi)>>
遂にあの魔法に名前が着いた。思考するスピードを弄って今回みたいに一瞬考えて~とかもできる
<<契約(pactum)>>
相手に命令違反と罰則を敷いて行動を縛るくそ魔法。くそ強い

10.Qクロエラ計どれぐらいの時間<<思考加速(Accelerate cogitandi)>>使って思考してる?
A25000±1000年
クロエラは1秒を1日、24時間ぐらいに感じるようにして<<思考加速(Accelerate cogitandi)>>を使ったんや。1日大体5時間ぐらい
60(秒)×60(分)×5(1日の使用時間)×24(体感時間)×21(使用日数)÷365
= 24,854.79452054795
ここから削られたり足したりされるので
25000±1000年
普通廃人になるけどシュベルにやったように決して廃人になったり発狂しないようにできているので、結果やべぇ精神力持ったやつが生まれた
ただ、結局精神力が強くなったのと今後明らかになるあること以外は特に変わっておらず、お菓子には勝てない
つまり、精神力はあっても精神年齢は低いまま

11.Q宮廷魔導師って?
A王宮に仕えてる魔導師達のこと


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

五話 お父様と爆発/幼女キューピットになる

彼女の名前が明らかに…!登場人物紹介回になってもうたスマソ
あと久々にアイツらが登場!ぜってぇ見てくれよな


場面はクロエラがミネルの変態性を看破しSMプレイを楽しんだ後

シュドルの自室-つまり執務室でマリエとシュドル、そしてクロエラが会話している所から始まる

 

シュドルは笑みを浮かべながら話があるとだけ言ってメンバーを集めたクロエラへ質問する

「それでクロエラ、話ってのはなんだい?何か困り事かい?」

 

クロエラがわざわざ人を集めて話をするというのは基本無く、いつも食事の時やクロエラが突撃してお願いなどを言うのがほとんどである

 

そんなクロエラは一息着いてから質問に答える

「…そのお父様…実はお父様達に見てもらいたい魔法があって今日集まってもらったんだ」

 

その言葉を聞いてマリエが質問する

「とゆうことはクロエちゃん、今から魔法を披露してくれるの?」

 

 

「ううん、違うよ母様。ボクが今回開発した魔法はできるだけ多くの人に見てもらいたくて…明日使用人の人達とかにもできるだけ全員に見てもらいたいから呼べるか確認をしたいんだ…」

 

その言葉にシュドルはなんとでもないように返す

「そんなことかい?じゃあ全員規定の時間に集めるよう指示を出すけど…もしかして広い場所が必要とかかい?」

 

「ううん、場所は決まってるしそこに繋がる転移の術式もあるから大丈夫だよ…あと、明日お父様達の予定とか聞いてなかったからその確認をしたかったんだ…明日の12時ぐらいに集合なんだけど来れる?」

 

「ああ、大丈夫だよ」

 

「私も大丈夫よ」

 

「そっか…よかったよ…」

 

シュベルが一応聞く

「クロエラ?ちなみに披露してくれる場所ってのはどこなんだい?」

 

「王城」

 

「え?」

 

「王城の訓練場だよ?」

 

「く、クロエラ?嘘は良くないよ…?え?本当?」

 

その様子を笑うのに必死に耐えてたマリエが返答する

 

「フフ…クロエちゃんが言ってることは本当よ…と言うかあなた?いくら貴族の交流が少なくて情報が入ってこないからってうと過ぎるわよ…」

 

「え?なに?クロエラって何か外でやってるのかい?」

 

「知らないの?クロエちゃんが外でどれだけの人気を誇っているのかを」

 

「え?…どれぐらい人気なんだい?」

 

マリエがキリッとした顔で答える

「1000万人」

 

「え?」

 

ドヤ顔でマリエは言う

「クロエちゃんには1000万人のファンがいるわ」

 

「え?」

 

「名をクロエラファンクラブ…僅か半年程前にできたこのファンクラブは8桁を越える会員数を誇るわ…」

 

そしてマリエは懐からあるカードを取り出しシュルドへと渡す

 

シュルドは戸惑いながらも聞く

「これは?」

 

「クロエラファンクラブ、会員番号No.2のカードよ…受け取りなさい」

 

「な、なぜマリエ、キミが…まさか…!」

 

「フフ、そのまさかよ…私はクロエラファンクラブ会員番号No.1にしてクロエラファンクラブ創設者…マリエ・フォン・エフォールノよ」

背景にバァーンとかいう文字が着きそうなポーズをとるマリエママだった

 

そんな二人の会話を聞いていたクロエラは

「あの母様?ファンクラブってなんですか?」

 

「あ」

 

※何とかクロエラを誤魔化すことができた…クロエラは身内の嘘には基本気付けないのである

 

クロエラを誤魔化したあとも会話は続く

シュルドはハッとしてクロエラへと問い掛ける

「そういえばクロエラ…なんで王城と直接繋がっている転移の術式を持っているんだい?」

 

「くれた」

 

「え?」

 

「王様が王城と王宮に来れやすいようにってくれたんだ」

 

「そ、そうか」

シュドルの胃へ200のダメージ

 

ここでシュドルは気付く

「え?行きやすく?…もしかして頻繁に王城へ行ってるのかい?」

 

「うん!そうだよお父様!…けどまあ最近は魔法の開発に夢中で行くの忘れてたけどね…」

 

「そ、そうなのかい」

シュドルの胃に300のダメージ

 

シュドルは話を変える為に話題を変えようとして

「クロエちゃん、王城と王宮で何が1番楽しい?」

マリエがそれより早くクロエラへと質問した

 

クロエラは本当に楽しそうに答える

「デュークおじさんと闘うことだよ!お母様!」

 

マリエは薄ら笑いを浮かべながら聞く

「あら、クロエちゃん、デュークというのは近影騎士団 第一席 豪傑のデュークかしら?」

 

それに対しクロエラは元気に

「そうだよ!そのデューク…ずっと引き分けが続いてるから早く勝ちたいんだけどね…」

 

シュドルの胃に500ダメージ

 

シュルドの胃は爆発した

 

「お父様ー!」

※胃とか諸々の処理はクロエラが瞬時に行った

その後、シュドルはクロエラがやらかしたエピソードを聞いて何回か胃を爆発させたが、聞き終えることに成功した

 

 

 

◇◇◇

クロエラがシュドル達を誘って翌日

時間は午前10時頃

 

クロエラは王城の転移ボックスの中にいた

 

クロエラが何をしているのかというと転移の術式の移動である

 

転移ボックスから訓練場までの道をショートカットさせるためにクロエラは先に予定より早く来ていたのだ…王様と会う時間も考慮してだ

 

エフォールノ家の転移の術式は大広間に固定して時間になったら転移できるようクロエラが細工した

 

クロエラが転移の術式の移動を終え、王様に会いに行くため王城を歩いていたところから始まる

 

クロエラが王宮に行こうとしていたらある人物が挨拶と同時にハグしてきた

「クロエラちゃん!おはよう!」

 

それをクロエラは回避せずに受け止める

「おはようございます!ロゼッタお姉ちゃん!」

 

ロゼッタと呼ばれた赤髪で金色の目をしている身長がちょい高めな美女はハグが終わると空間に手を伸ばし詠唱破棄で魔法を発動する

「<<空間創造(Spatium creationis)>>」

 

ロゼッタが魔法を発動すると空間に亀裂ができ、その中からある物を取り出す

 

「はい!クロエラちゃんお菓子よ!後で美味しく食べてね!」

 

それは超巨大プリンだった…トリ〇に出てくるプリン山の少し小さいぐらいのものだった

 

だが様子がおかしい…そうプリンが浮いているのである

 

 

 

これはなにか、答えは簡単だ…風魔法を極めた物が使える<<浮遊(Curabitur tristique)>>をプリンに施しているのである

なんと、無駄な使い方か…

 

 

 

IQ260000を誇る君たち読者ならもう気付いただろう

そう彼女こそ宮廷魔導師 第一席 ’’全属性’’ のロゼッタだ

 

毎度ながらここでロゼッタ・フォン・ロッツハーヒ について説明しよう

ロゼッタ・フォン・ロッツハーヒ(18)

彼女は宮廷魔導師の第一席に着いている

そんな彼女の二つ名は「全属性(All attributes)」でその二つ名の通り彼女は全属性に適正がある

彼女、ロゼッタは幼き頃から自分の才能を理解し、ロボスト王国が安泰を手にするために、自らを魔法関係で鍛え上げた

ワイがシリアス苦手だから特に重い過去とかないけどなんで彼女は力を求めたのか、それは憧れたからである。超強力な魔法を用いて魔物共を気散らすことに

彼女は幼少期からクロエラと同じく最高効率で魔力を出し入れし続け各属性火・水・風・土・雷・回復・無の魔法の習得を満遍なく行った

そして彼女は気が付いたら宮廷魔導師 第一席 に着いていた

 

 

適正について軽く説明しよう

まず、言っておくと適正が無くとも各属性の魔法は使える…が威力が違うのだ

適正を1~100で分けると

1~40がなし

41~70が微妙

71~100があり

となっている

 

適正があればある程その属性との親和性が高く、魔法の威力は高くなる

ちなみにロゼッタの適正は全ての属性が90を越えている

ヤバい(語彙力低下)チートかな?理由はある

クロエラは1話で書いたよう回復属性のみ適正があり、数値は80を越えたぐらい

大体1人1属性は適正がある

 

そんな脳筋(ロゼッタ)脳筋(クロエラ)の出会いは…ロゼッタが回復魔法でも何か火力はないかと考えていたらクロエラの論文に目を着け、この子天才!と思ったロゼッタがクロエラへと迫り、出会いへと繋がる

その時、クロエラは<<空間創造(Spatium creationis)>>等の魔法を習得した。食べきれないお菓子とかは全部ここに入っている。あと、中は時間停止状態のため腐ったりしない。めっちゃ便利

 

クロエラファンクラブNO.3にして創設者の1人

現時点のクロエラとは互角。ただ、お互い闘わず魔法について話すのに留まっている

 

※ <<未来予知(Visus futuri)>>を使いクロエラがここに来ることを把握していた。ド貧乳

 

 

クロエラがロゼッタのプリン山もどきを<<空間創造(Spatium creationis)>>を使い収納しながら返事をする

「うん!ロゼッタお姉ちゃん!お菓子ありがとう!」

(おぅ…貧乳…貧乳も素晴らしい)

 

「いいのよクロエラちゃん…クロエラちゃんの笑顔を見るとそれだけで活力と魔力が(みなぎ)ってくるもの…さっきのハグだけで1年は活動できるわ」

 

クロエラが分かってないように言う

「ロゼッタお姉ちゃん…ちゃんとご飯食べなきゃダメだよ?」

(だから胸も…心が痛むZE)

 

それを見てロゼッタは吐血した後自分で治した

「フフ、クロエラちゃんのそういうところも可愛いわ…ゴフ…ハアハア」

 

そして危ない感じのロゼッタがクロエラへ再び近づこうとして

 

1人の魔導師がロゼッタへと迫った

「ちょ…今いいとこr」

 

ロゼッタへ迫った若い魔導師が喋る

「何やってんすかリーダー!クロエラちゃんに何しようとしてんですか!」

 

焦ってロゼッタは答える

「な、何もしないわよ…ただ、ちょっと?頭を撫でようと…」

 

「いや絶対他のことしようとしてましたよねリーダー?とゆうかこれ何回目ですか?」

 

「う、うるさいわよ!クロエラちゃんが可愛のがいけないのよ!あとそれからリーダーじゃなくてロゼッタお姉様かロゼッタお姉ちゃんとお呼びと言ったでしょロザリオ!」

 

「言えるかぁ!」

 

ツッコミをする青年

ロザリオについて説明しよう!(今回2回めぇ!)

ロザリオ・フォン・ラオーハーヒ(16)

青髪蒼眼の好青年で二つ名は「深海」水属性最強の魔法を乱発してくるヤバいやつでロゼッタ以外の宮廷魔導師には圧勝できる

ロゼッタとタイマンをギリギリ張れるヤバいやつ

ロゼッタに無自覚に恋をしていることをまだ本人は気付いてない

※ボケが渋滞してツッコミ要員を安直に増やしたんじゃないんだからね!()

 

そんな2人の痴話喧嘩を見ていたクロエラの内心は

(2人ともお似合いなんだけどなぁ…そうだ!この俺が愛のキューピットと言うやつになるしかないな!)

とゆうものだった

 

クロエラが2人へと話しかける

「ねえ、2人とも」

 

その言葉に喧嘩をしていた二人の動きは止まる

「なんだい?」

「なに? クロエラちゃん」

 

首をコテンと1回倒してからクロエラは言う

「うーんとね。ボク、2人がすっごく仲良く見えたから気になったんだけど。2人は付き合ってるの?」

 

その問いに2人は

「ないない」

「クロエラちゃん、そんなことないわ」

「そ、そうだよ」

「あ、あああありえないわ」

「そ、そうだこんな脳筋だけど意外と繊細でよくみんなのことを思って動いてくれる美人で天才で貧乳なヤツ好きなわけないだろう?」

「そ、そうよ。こんな生意気だけど可愛げもあって打てば響くような頭脳を持っていてたまに見せる笑顔がかっこいいなんて思ってないんだからね!」

 

終始グルグルお目目で言っていた

 

「やっぱ仲良いじゃん!」

 

言い返そうとする2人だが更にクロエラは爆弾を投下する

「2人とも…自分の気持ちに素直になってよ…じゃないとボク…」

 

涙目うるうるである

人類最強の兵器にして人類の到達点の1つ

しかもやったのは美幼女のクロエラ。しかも背の関係で上目遣い

破壊力は足し算ではなく掛け算となり2人の脳を破壊する

 

「グォ」

「ぐふっ」

 

2人は倒れた

 

 

 

 

クロエラが2人を治療し、ロザリオが起きた所でクロエラは話す

 

「2人ともなんかごめんね?あと、そのね…そろそろボク王様の所に行かなきゃ行けないんだ…」

 

そう言い、クロエラが移動しようとした所をロザリオが止めようとする

「ちょ、ちょっと待ってクロエラちゃん。さっきのってどういう…」

 

クロエラは微笑みながら言う

「自分の気持ちに素直になったらきっと分かるよ。あとこれあげる」

 

「これは?」

 

「秘密さ…ロゼッタお姉ちゃんと2人の時に一緒に飲んでね!それと今度結果を教えてね」

 

「わ、わかった」

 

「危険なものじゃないから安心していいよ。あと、正午の闘い、出来れば見に来てね!」

 

そう言いクロエラは王宮へと向かって行った




なんでだろうなぁ今回書きたかったこと書く前に5000文字近くいってたんやけど…
2人の恋の行方はいかに…
ほな補足いくで

補足
1.Qロボスト王国の人口ってどれぐらいなん?
A2000万人ぐらい。国の大きさは北海道ぐらい。

2.魔法の適正について
習得はできるが威力が結構変わってくる。クロエラの適正は無属性と回復属性以外ボロクソ。ただあのクロエラやぞ?わかるな?
ポケモンのタイプ一致技とでも思えばいい

3.Qクロエラがロザリオに渡した薬ってなんなん?
A素直になる薬や。自白剤作る過程でできた副産物。シュベルに試しながらあれ?これ魔法でよくね?ってなって結局自白剤は作られてない

4.Qなんで魔力の出し入れみんなしないの?
Aクッソ痛いのだ。普通にやってたら何も感じないが効率よくするとめっちゃ痛いのだ。ちなみに、10から100に上がるまでは5ずつ増えていたのが100から1000に増える際は50ずつ増える1000から10000に増える際は500ずつと、実数値ではないがこんな風に魔力が増えれば増えるほど、魔力は上がりやすくなっていく。痛覚OFFぐらい幼少期(クロエラは今も)の2人はでき、やってのけてる

5.涙目うるうる
人類が保有する最強の兵器のひとつにして人類の到達点の1つ
対人最強で心のないやつが見ても心を取り戻しギュッと抱きしめて頭を撫でる
美幼女 美少女がやるとポタラ計算になり美人とかだとフュージョン計算になる。ただ、普段クール系の人がめっちゃ可愛く涙目うるうる+上目遣いするとギャップ萌えでポタラ×超サイヤ人3計算になる 老界王神談()
個人的には合体系だとゴジータが1番好き。最強のフュージョン皆も聴こうぜ

6.魔法について3
火・水・風・土・雷・回復・無の属性がある
どの属性が最強かはずっと議論されている
相性勝負とかではなく、ただ単純に威力が強ければ勝てる
脳筋かよ(諦め)
威力は込める魔力量で変わる
つまり、魔力量が多いやつが強い
脳筋かよ(諦め)

7.クロエラファンクラブについて2
遂に国民の約半分を取り込むことに成功した
会員登録は無料だが、プレミア会員が存在し日本円で1000円からこれに入会できる
会員の殆どがこれに入っている
月1入金で1ヶ月で100億円…まじか…
マリエがクロエラの可愛さを広めるために創設した
ロゼッタも1枚噛んでいる
クロエラの微笑ましい画像が貼られている
ただ、掟として街でもしクロエラを見かけてもあいさつとお菓子をあげることだけに留まるという物がある
画像は無駄に超魔法文明なので、魔法版スマホみたいのがあり、それで見れる
プレミア会員は他の人より1週間早く新しい画像を見れる
皆癒しが欲しいのである

8.今回登場した魔法
<<空間創造(Spatium creationis)>>
自分だけの空間を作り、ものを収納したり擬似的な瞬間移動もできる
中の空間の設定や区分わけなどは任意でできる。めっちゃ便利
<<浮遊(Curabitur tristique)>>
風属性の最上位魔法の1つ
自分や他のものを浮遊させることが出来る。ほかの魔法と組み合わせてジェットエンジンみたいに早く飛べる

9.Qなんでロゼッタ流行病治さなかったの
Aロゼッタが任務で出ていた隙に広まり、対魔物の人材でもっとも多くの魔物を借り尽くせる彼女を万が一潰さないよう国王が命令して帰らせなかった

10.Qロゼッタとクロエラが互角ってマ?
A’’今’’の状態だったら互角…わかるな?()


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

六話 幼女の力

今回遂に戦闘開始!
クロエラちゃんの実力が少し明らかに!


時刻は11時、クロエラが恋のキューピットとかいう慣れないものをした後、王宮へと着き、歩いているところだ

 

クロエラは沢山の人からあいさつとお菓子を貰いながら王様の執務室へと歩む

 

「クロエラちゃん!こんにちは。これお菓子だよ!」

 

「こんにちは!ありがとうございます」

 

「クロエラちゃーん!こんにちは!これ良かったら食べてね!」

 

「こんにちは!お菓子ありがとうございます!」

 

クロエラはお菓子を作った空間に入れながら歩く

 

そうして歩くこと10分

 

※クロエラが走ると王宮内の壁や床、そして人事的被害が出るので上層部が走らないようクロエラに注意した。クロエラは急ぎじゃない場合は普通に歩く

 

クロエラは王様の執務室の前へと着いた

 

クロエラがノックし、入っていいか尋ねる

「王様ー?入っていい」

 

「よいぞ」

 

クロエラがドアを開け、中へと入った瞬間

 

「クロエラー!会いたかったぞー」

 

 

ロボスト王がルパンダイブしてきた

 

それを受け止めるクロエラ

 

ロボスト王はそのままクロエラへとジョリジョリと音を立てながら頬擦りする

 

「王様…ごめんね…最近来れなくて」

(ジョリジョリしてんの少し気持ちいいな…)

 

ロボスト王はジョリジョリさせながらも答える

「よいのだクロエラ…お主の開発する魔法はとても有用でありいつも助けられている…それにクロエラが楽しいのならそれが一番なのだ」

 

「王様…!うん!ボクこれからも頑張るよ!」

 

ロボスト王は腕時計のような物を見ながら言う

「うむ、励むが良い…っとそろそろ移動するかの…」

 

「うん!」

 

そうして2人は王宮の中庭へと向う

 

※クロエラに身内認定されている人がハグや頬擦りする時は自動で<<魔法膜(Magia membrana)>>がoffになる。幼女のほっぺたは柔らかいのである

 

 

 

 

◇◇◇

クロエラとロボスト王は中庭のテラス席でお菓子と紅茶を飲みながら談笑している

主にクロエラが新魔法の効果やマリエの可愛いところを話し、ロボスト王がクロエラの新魔法の名前を付けたり王宮であったたわいない話をしている

ロボスト王は終始破顔だ

 

クロエラが今日の魔法の披露について切り出す

「ねえ、王様?そういえば今日のボクが魔法を披露するのってどうなってるの?」

 

ロボスト王はドヤ顔で答える

「ハハハ、クロエラが今回は多くの者に見てもらいたいと言っておったからな。王宮の使用人達は11時半までに訓練場の観戦席へと行くよう命令してある。それと、訓練場に数百代のカメラを結界の外側に設置して生配信をするように予定しているぞ」

 

「へー、生配信か…なんだか緊張しちゃうな」

 

ロボスト王は安心させるように言う

「安心してよいぞクロエラ。クロエラがもし失敗してもただ微笑ましいだけだからの…和むだけじゃ…」

 

戸惑った様子でクロエラは聞く

「そ、そうなの?」

 

「ああ、そうじゃ」

 

クロエラはそんなもんかと納得し、不意に両親と使用人達の席に着いて思い出す

「まぁ、いっか…あ、そういえば席なんだけどね、ボクの家の使用人の人達とお母様とお父様の席ってある?ボクもう転移の術式の移動やっちゃったよ?」

 

ロボスト王はキメ顔で答える

「案ずるな。ロゼッタの<<未来予知(Visus futuri)>>で対策済みじゃ…転移の術式の移動地点には既に案内係を向かわせておる」

 

クロエラは安心した様子で言う

「そっか…よかったよ」

 

ロボスト王は腕時計を確認して言う

「クロエラよ、そろそろ時間じゃ…名残惜しいが行くとしよう」

 

「え、もうそんな時間?じゃあ王様、ボクの腕に捕まって」

 

ロボスト王は戸惑いながらも従いクロエラの腕を掴む

「じゃあ行っくよー♪<<瞬間移動(teleportation)>>!」

 

「え?」

 

2人は訓練場へと移動した

※ちなみに、訓練場の席の取り合いが勃発していたが移動したクロエラの「みんな!喧嘩はダメだよ!」の一言で治まった

 

 

 

◇◇◇

闘い(クロエラの魔法披露)の始まる5分前

デューク・フォン・エクスプリス は1週間前のことを思い出していた

『開発中のできたらすごい魔法』

そうクロエラは言った

クロエラがすごいと言うのだからそれ相応に凄い魔法なのだろう。その為、デュークは己も習得したある物を今回出そうと思っている

 

アナウンスが鳴る

『それでは時間になりました!近影騎士団 第一席 デューク・フォン・エクリプス と我らがクロエラちゃんは入場してください!』

 

デュークは深い獰猛とした笑みを浮かべ言う

「楽しみだ!」

 

 

 

◆◆◆

クロエラとデュークの入場で会場が歓声に包まれる

「クロエラちゃーんこっち向いてー!」

「クロエラちゃん頑張ってー!」

等々みんな叫んでいる

「クロエちゃんこっち向いてー、ああ、いい笑顔よまさに私の天使!」

マリエはビデオを撮りながらカメラを連射し叫んでいる

「お嬢様!ファイトです」

「ごしゅ…お嬢様ー!頑張ってください!」

シュベルとミネルは巨大な旗を掲げながら応援している

 

その声援に手を振りながらクロエラは応える

「みんなー!ボク頑張るね!」

 

クロエラの言葉に反応して観衆が絶叫する

「「「「「お゛お゛お゛ーーー!!!クロエラちゃーん!!!!」」」」

 

そして、解説席にいる薄い金髪で赤眼の女性が叫ぶ

「皆様!クロエラちゃんが可愛いのは分かりますがご静粛に!」

 

会場が静まったのを確認し、薄い金髪の女性は話す

「本日、実況をする 近影騎士団 第二席 神剣のミーナ とクロエラちゃんの魔法を解説する」

 

「宮廷魔導師 第一席 全属性のロゼッタよ クロエラちゃんファイトー」

 

 

ここで新キャラ登場!

 

ミーナについて説明しよう!

ミーナ・フォン・エクスプリス(18)

薄い金髪と赤眼の背はロゼッタより少し上のカワイイ系の美人だ

そう、’’エクスプリス’’である

彼女はデュークと血の繋がった妹なのだ!

彼女はデューク程素手では強くなく、力も兄には劣っていた(それでも常人の数十倍は余裕で上回る)

そんな彼女が目に着けたのが剣技である

デュークも剣を扱うが、その技術はそこまでで力業がほとんどである。

しかし、ミーナにはデュークには持っていないある物があった

魔力である。ミーナはデュークとは違い、魔力を持って生まれてきたのだ

彼女は魔法と剣技を合わせた技術を既存の物から学び、そして自分に最適な剣技を編み出し、習得したのである。

気が付いたら神剣と呼ばれていた

 

何故、彼女が力を求めたか…それは幼少期に見てしまったからだ

デュークが巨大な岩を砕くのを…

それを見たミーナは…

「お兄ちゃんすげー!私もやりたい!」

と言いその日から修行を始めた

 

クロエラがやらかして広めた魔法を習得し、1年前とは天と地の差の力を身につけ、この前第二席へ昇格した

 

お兄ちゃんっ娘 ロゼッタとは親友

 

ちなみに、デュークは茶髪赤眼の身長250cmオーバーの巨漢である

この前書いてなかったから書いとく

 

閑話休題(それはさておき)

 

2人の実況へ戻ろう

 

ミーナが観衆へと今日の予定を説明する

「皆様!まずは本日の予定についてご説明します!

なんと!クロエラちゃんは今日の為に<<思考加速(Accelerate cogitandi)>>という通常の何千、何万、何億倍もの速さで思考を可能とした魔法を用い大量の魔法を開発して来てくれました!

最初の20分間はその開発した魔法を使い、デュークお兄ちゃんと闘います!

そして、最後の10分間にクロエラちゃんは今回の目玉の魔法を使うそうです!」

 

ロゼッタが補足をする

「クロエラちゃんの今回披露してくれる魔法は目玉の魔法以外は効果と名前を私が全て暗記してるから、その都度私が解説するわ。ただ、目玉の魔法については私も何も伝えられてないから、すごく楽しみよ。クロエラちゃん曰く、「一目で分かる」そうよ。あと、ロザリオもミーナを見習ってお姉様呼びしてもいいのよ?」

 

観客席にいたロザリオがツッコミをする

「できるかぁー!」

 

ミーナは2人を無視しながら説明を続ける

「えぇ、痴話喧嘩している相方は置いといて、両者準備はいいですか?クロエラちゃんvsデュークお兄ちゃん!ファイ!」

 

 

 

◆◆◆

-クロエラちゃんvsデュークお兄ちゃん!ファイ!」

 

 

開始と同時にクロエラは魔法を使う

「<< 身体強化(Corporalis confirmatio) >>20倍(XX temporibus)

(まずは様子見だ…)

 

魔法を使用と同時にクロエラはデュークへと音速を遥かに越えた速度で迫り、体を捻り威力の上がった蹴りを放つ

 

が、それをデュークが両腕でガード。吹き飛ばされるが結界を蹴り地面へとすぐさま戻りクロエラへ話しかける

「すごいじゃないかクロエラ、前とは全く威力が違うぞ…成長したな」

 

「でしょ!ボクも頑張ったんだよ!」

 

 

「えー、解説のロゼッタさん?今の魔法は」

 

「解説のロゼッタよ。今の魔法はクロエラちゃんが無属性魔法の<< 身体強化(Corporalis confirmatio) >>を自分に合うよう改良した魔法ね。普通は倍率は2、3倍が限界なのを50倍まで引き上げるのに成功しているわ」

 

「それは凄いですねー。私も使ってみたいです」

 

「ところでミーナはあの動き見えた?」

 

「少しだけ見えましたよ。クロエラちゃんがお兄ちゃんに迫って蹴りを放っていました。それをお兄ちゃんは腕をクロスしてガード…しますが吹き飛ばされてましたね。お兄ちゃんは吹き飛ばされた後結界を蹴って地面に着地してました」

 

「そこまで見えてれば大丈夫かしら?頑張って解説してね」

 

「ちょ、無茶ですよ…」

 

「っと2人がまた激突するみたいよ」

 

 

クロエラとデュークはお互いに地面を抉りながら接近し、殴り合い(ラッシュ)を開始した

 

上、下、右、左、あらゆる所で拳と拳がぶつかり合う

 

ぶつかり合う衝撃で周りの地面が消し飛んでいく

 

 

「すごい!すごい速度でお互いの拳を殴っています!周囲の地面が抉れていきます!」

 

ここでロゼッタはあることに気付く

「……は!そういうことね」

 

「どうしました?解説のロゼッタさん?」

 

「あの二人の拳が当たる時に発生するエネルギーはもちろん、拳のスピードで足元は無くなるバズなのよ…しかし、無くなっていない…これは、クロエラちゃんが<<物質創造(Materialis creatio)>>でお互いの足場を常に作っているのよ…この魔法はクロエラちゃんが回復魔法を応用したもので魔力を物質に変換する魔法よ…内容さえ知っていればどんな物も作れる便利な魔法ね」

 

「すっごい便利そうですね…魔導書ってあります?」

 

「クロエラちゃんにお願いしたらその場で作って貰えるわ…後で貰いなさい」

 

「はーい…っと2人に動きがありました」

 

 

クロエラがデュークを上空へと飛ばし、クロエラは空中で<<物質創造(Materialis creatio)>>を使い足場を作り蹴り飛ばし、高速で移動する

 

「デュークおじさん!これならどう?」

 

そう言い、クロエラがデュークを蹴り…デュークの移動先へと先回りし今度はダブルスレッジハンマーを叩き込みデュークを吹き飛ばし…また先回りし今度は拳を放つ

これを1秒間に何十回と繰り返しデュークから動きを奪う

 

 

「おーっとこれは!クロエラちゃんすごい!空中でデュークお兄ちゃんを滅多打ちだぁ!」

 

「あなた達兄妹(けいまい)ってほんと戦闘狂よね…この技はおそらく、空中で相手を攻撃することで反撃の隙を与えない技ね…空を飛ぶとかの手段が出来ない人には致命的な攻撃かしら…」

 

「これはまさしく空中の檻!名付けるとすれば「エアーケイジ」と言った所でしょうか?空中の檻、カッコイイですねぇ!」

 

「あら?デュークさんが脱獄できたようね」

 

 

デュークがクロエラの攻撃を防御し、逆に腕を振り抜く。それをクロエラは回避したが、風圧で突き飛ばされ地面へと吹き飛ぶ

 

鎧がほとんど砕け、地面へ着地したデュークが言う

「今のはなかなか効いたぞクロエラ…だが、こんなもんじゃないだろう?」

 

その言葉を受けたクロエラは1つ手札を切る

「そうだね…それじゃ、ちょっと方向性を変えよっか…<<巨人の腕(Brachium gigantis)>>」

 

 

そうクロエラが言った直後、巨大な黒い(かいな)

クロエラの腕から生えた

 

「デュークおじさん…ちょっと加減できないから気を付けてね… << 身体強化(Corporalis confirmatio) >>50倍(L temporibus)

 

その直後、深さ数100mのクレーターが生まれ、デュークの体はクレーターの中心に埋まっていた

 

 

興奮気味にミーナが言う

「おーっとこれは!クロエラちゃんの腕から巨大な腕が生えて来てお兄ちゃんへ攻撃したーっ!?全く目えなかったぞ!これは一体?」

 

「<<巨人の腕(Brachium gigantis)>>… <<物質創造(Materialis creatio) >>を腕の形にして使っていたけどわざわざ腕の形に1回1回するのがめんどくさくて1つの魔法にしたものよ… でかいというのはそれだけで威力を生むわ…しかも << 身体強化(Corporalis confirmatio) >>を最大倍率の50倍にまでしているから…その破壊力は想像を絶するはずよ…具体的には山が簡単に谷に変わるわ」

 

「そんな攻撃を受けてお兄ちゃんは大丈夫ですかね?ま、死んでも死なないような人ですから大丈夫でしょう」

 

「会場はクロエラちゃん考案の超強度の結界に私の魔力を今も大量に注いでいるから心配はいらないわ。安心してね」

 

「あ!お兄ちゃんが起き上がった!すげぇ!」

 

「ミーナ、口調」

 

 

 

◆◆◆

(強い…やはり、幼子の成長は早いな…)

 

デュークは目の前の幼女(クロエラ)を見てそう思う

 

(このまま負けるのは…少々惜しい…ならば俺も’’アレ’’を使うか…)

 

デュークは立ち上がった

 

 

 

 

直後、デュークの体が淡く発光する

 

「?…デュークおじさん、それは?」

 

「フッ、成長しているのはクロエラ、お前だけではないということだ…いくぞ」

 

To Be Continued




1回戦闘アニメとかの終わり方みたいなのやってみたかったのと、文字数が5000文字越えたから終了
次回へ続きます

クロエラちゃんの必殺技随時募集してます。やっぱカッコイイ必殺技って憧れるよね。ワイもかめはめ波とかお風呂で練習してた
あと読者に必殺技募集して使うって1回やってみたくない?
うし、補足いくで

補足
1.Qなんか貴族の人達で口調悪い人多くない?
A状況が状況だから力>礼儀作法になった

2.Qクロエラの強さってどれくらい?
A次回見たら多分少し分かる

3.Qソニックブーム大丈夫なの?
A前も書いたけど忘れてる人多いと思うから書くで、
<<魔法膜(Magia membrana)>>っていうめっちゃ便利な魔法があってそれで衝撃をすべて防いでる

4.今回登場した魔法について
<<瞬間移動(teleportation)>>
<<空間創造(Spatium creationis)>>を応用してできた魔法
点と点を繋いで渡ることで瞬間移動している。他の人も一緒に移動できる

<< 身体強化(Corporalis confirmatio) >>
体全体の筋肉や骨のパワーや強度を上げる技。普通の身体強化魔法では2、3倍ぐらいが限界だったが、クロエラが自身の体に合うよう魔法を改良した結果50倍まで倍率をあげることに成功した。

<<巨人の腕(Brachium gigantis)>>
<<物質創造(Materialis creatio)>>を、腕型にしてやってたけどめんどくさくてそのままシュッと出るよう新しく魔法を作った。でかい=強い。
腕に纏うように出来ている。<< 身体強化(Corporalis confirmatio) >>の対象にも入るのでヤバイ(語彙力低下)本気で振り下ろしたらデューク死んでた
(細かい)加減ができないって意味
黒いのは趣味。黒くて巨大な腕ってかっこよくない?

5.Qなんで生配信とかあるの?
A仮にも超魔法文明、魔法Verの動画サイトとかある
ワイが思いついた時にパってなんか理由考えないでも出せるよう超魔法文明とかいう設定にしたのが生きてる

6.Qキャラの出す頻度高くない?ちゃんとさばける?
A気が付いたら新キャラ出てた/頑張る
とゆうか今回は解説役に悩んだ末できたからええんや!許してぇ…とゆうかワイが剣士キャラ出したかった

7.会場の様子
「なんかデューク吹っ飛んだ!」「なんか地面抉れてる!」「なんかデュークが色んなところ吹っ飛んでる!」「クロエラちゃんの腕がすごいことに!威力すげー!」
生配信視聴してるヤツらも大体同じ感じ
格闘技経験者であまり沼ってない奴は冷や汗流してる
ロゼッタ特性の超スローカメラでギリギリ一般人の走る速さに見えてる

8.デュークの変化
次回多分少し解明してる。少し未来のワイ、頑張れ

9.妹キャラのお兄ちゃん呼びについて
人類が生み出した最強の兵器のひとつ。「お兄ちゃん」という一声で活力が漲り眠気が覚めるという…実際に妹がいてもそんなことは無いということは知人から聞いたが妄想ぐらい好きにさせてくれてええやん。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

七話 勝負は5秒間 デューク命懸けの時間稼ぎ!

みんな!ちょっとごたごた(約)してて非公開設定にしてたから、よくわからん状況になったと思うけど許してクレメンス。あと毎日投稿出来なくなると思うからそこんとこよろしく☆


「フッ、成長しているのはクロエラ、お前だけではないということだ…いくぞ」

 

「ッ!!」

 

そうデュークが言った直後、クロエラはデュークに吹き飛ばされクレーターが出来ていた

 

デュークは腕をグーパーし確かめながら言う

「この力にはあまり慣れていない…悪いが手加減はできんぞ」

 

クレーターの中から起き上がったクロエラは笑みを浮かべながら言う

「上等だよ!デュークおじさん!」

(スピードの上がったおじさんにはこの腕じゃちょっと不利かな…なら!)

 

「<<凝縮(Condensatio)>>」

 

クロエラの<<巨人の腕(Brachium gigantis)>>が小さくなっていく

 

デュークが警戒しながら様子を見る

「ほう…」

 

通常の腕の長さを一回りほど長くなっただけの’’白い’’腕を見ながらクロエラは言う

「おじさんのスピードが上がったからね…ボクもこうするよ」

 

 

解説席のロゼッタが叫ぶ

「クロエラちゃん…あの質量の腕を凝縮して…!」

 

実況のミーナがロゼッタへ質問する

「ええと?ロゼッタ?あれはどうなっているの?」

 

「あれは…おそらく、<<巨人の腕(Brachium gigantis)>>を1度魔力に分解したあと凝縮し、筋力をあの大きさで再現したものよ… <<物質創造(Materialis creatio)>>は理解しているのならなんでも魔力で作れる…クロエラちゃんは巨大な腕の筋力を理解し、そしてあの大きさで <<物質創造(Materialis creatio)>>を使い再現したのよ」

 

よく分からない表情でミーナが見ていたのでロゼッタが簡潔に言う

 

「まぁ、つまり、さっきの巨大な腕の力が全てあの腕に詰まっていると思えばいいわ…それと、理論上理解さえ出きれば無限に筋力をあげることができる…」

 

それにミーナが食いつく

「それは…!クロエラちゃんすげー!」

 

「ええ、すげーのよ、それとちゃんと実況しなさい」

 

「失礼しました!実況へ戻ります」

 

 

クロエラとデュークは凄まじいラッシュをお互いにかまし、地面にクレーターを作りながら戦闘をしている

 

淡い光と白い腕がお互いに接触し吹き飛ばされたり、膝近くまでお互い地面に足を刺し、拳と拳を当て突き(ラッシュ)の速さ比べをしている

 

2人は激突しながらも会話をする

「おじさん!その力すごいね!どうなってるのか後で見させてね!」

 

「ああ、いいぞこんな楽しい闘いをさせてくれたんだ、なんでもお願いを聞いてやるぞ」

 

「本当!じゃあもっと楽しくさせてあげるよ」

 

そう言い、クロエラはギアをひとつ上げる

 

「<<巨人の足(Gigantes pedes)>>×<<凝縮(Condensatio)>>!!」

(<<巨人の腕(Brachium gigantis)>>から既に出力は計算済みさ…’’今’’の俺最強の形態だ!)

 

両手両足が白いライダースーツのようになっているクロエラはデュークへと迫り体全体を使った猛攻を仕掛ける

 

「どうおじさん?楽しい?」

 

デュークは笑いながら言う

「ああ!」

 

 

2人の攻防は更に激化する

 

殴り合い

 

互いに吹き飛ばされ

 

大気が割れ

 

地面は岩盤近くまで抉れていた

 

だが、2人は終始笑っていた

 

 

 

◇◇◇

2人が闘い始めて20分

アナウンスが入る

『残り10分となりました!クロエラちゃんは目玉の魔法を使う準備をしてください』

 

それにクロエラは名残惜しそうに言う

「ああ、終わっちゃった…もうちょっとヤリたかったな…」

 

淡く光るのを止めたデュークが慰めるよう言う

「大丈夫だクロエラ!またいつでも俺は闘うぞ?」

 

クロエラは少し悩んだ後言う

「うーん…まぁ、いっか約束だよ!」

 

「ああ」

 

 

地上へ戻ったクロエラは魔法を行使する

「じゃ、後片付けはしないとね<<復元(Restituere)>>」

 

 

そこには闘いの始まる訓練場があった

 

 

「じゃあボク準備してくるね!」

クロエラが魔法を披露する準備をしようとした時

 

 

 

 

 

 

 

それは突然の事だった

 

 

 

 

誰もいないはずの訓練場の真ん中にソイツは現れた

 

 

 

 

 

 

 

「強いエネルギーがあるから来てみれば…おっさんと…幼女?なんだそりゃ」

 

 

 

 

 

一匹の’’魔族’’がそこにはいた

 

 

 

その魔族は眉のようなものを動かし、クロエラとデュークの方へと視線を向ける

「なんだ?男の方はもうすっからかんじゃねぇか…なんで幼女の方が有り余ってるんだよ」

 

 

静寂に包まれる会場

 

魔族がなにかをしようとする

「なんでこんなに人間が集まってるのかは知らねぇが…まぁ、いい。お前らもエネルギーに…」

 

ロボスト王が狼狽えながら話す

「な、なぜ魔族が…封印されているはずでは…」

 

その言葉を聞き即座に、デュークは魔族へと殴り掛かった

 

しかし、魔族は気にする素振りをせず話をする

 

「おう、オレは魔族だぞ。っと元気なのはいいことだ…が、少々元気すぎたな」

 

そう言い魔族がデュークヘボディブローを放つ

 

 

が、その前にクロエラが<<瞬間移動(teleportation)>>でデュークを回収

 

風圧で地表が削られる

 

「ほう?面白い魔法を使うじゃないか幼女よ…てかなんで幼女がこんな魔法使えんだ?」

 

魔族はハッとして言う

「おっとすまんすまん…まずは名乗らないとな…オレは呪いのシュルーブ 12魔族が1人、シュルーブだ」

そう、全身が黒く爬虫類のような見た目の二足歩行の存在は言った

 

デュークを側に置いたクロエラはシュルーブに会話を試みる

「その12魔族がなんの用だい?」

(ちょっとまずいな…まずはおじさんが回復するまで時間稼ぎを…)

 

「何、巨大なエネルギーを感じてここまで来ただけだ…悪いか?」

 

「いや、ボクも気になって来ると思うから来ること自体は別にいいさ…ただ…何をしにきたんだい?」

(俺とおじさんのあの力かな?てことはアイツの目的は…)

 

シュルーブはニヤニヤ哂いながら言う

「言っただろう?エネルギー集めだ」

 

直後、シュルーブの拳がクロエラへ迫る

 

が、クロエラが空間の裂け目を目の前とシュルーブの腹の辺りに貼り

 

シュルーブの拳はシュルーブの腹へと刺さった

 

それと同時に、クロエラは空間の裂け目を消しシュルーブの腕を切り落とす

 

片腕を失ったシュルーブは吹っ飛んでいく

 

そしてクロエラが必死に叫ぶ

「5秒だ!誰でもいい!5秒時間を稼いでくれればボクが何とかする!<<物質創造(Materialis creatio)>>!!」

(こうなりゃ…なんとしてでも成功させる!!)

クロエラは立法体の黒い物体を作り出し、魔力を込め始める

 

 

空中で腕を再生させ、クロエラの言葉を聞いたシュルーブはあの幼女(クロエラ)を本能が危険と判断する

 

そして、クロエラに空中を蹴り、迫ろうとして

 

横から来た、復活した淡い光を放つデュークによってそれは阻止される

 

デュークを見たシュルーブは焦りながら叫ぶ

「てめぇ!’’ 覚醒(Awakening)’’してやがったな!?」

 

 

 

◆◆◆

デュークは淡い光に包まれながら考える

(おそらく、今の俺では奴に叶わない…悔しいが…クロエラから離れさせて時間稼ぎするぐらいしか出来ないか…)

 

デュークはクロエラの横から高速で移動し、シュルーブに体当たりをする

 

「てめぇ!’’ 覚醒(Awakening)’’してやがったな!?」

 

デュークは獰猛とした笑みを浮かべながら言う

「覚醒がなにかは知らんが、クロエラが5秒稼いでくれと言ったんだ、ならば約束通り稼いでやるさ」

そう言ってデュークはシュルーブをクロエラとは反対の方へと蹴り飛ばす

 

デュークはシュルーブの飛んで行った先へと空中を蹴り向かう

 

残り4秒

 

シュルーブは吹き飛ばされながら叫ぶ

「’’女神’’の奴こんな奴らを隠してたのかよ!?チッ」

 

そしてデュークが雄叫びをあげらながらシュルーブに追撃をする

「う゛お゛お゛お゛お゛お゛」

(この体制から放てる最高の一撃ならどうだ!)

 

デュークは大振りな拳を放つ

 

シュルーブはそれを捌き、カウンターを的確にキメる

「グオッ」

(こ、こいつ!クロエラのように技術まで持っているのか!?)

 

そしてシュルーブは何発かデュークの腹へボディブローを放つ

 

「グゥッ!」

(パワーも俺を上回っている)

 

残り3秒

 

デュークは限界だった体力を絞り出し更にラッシュを放とうとする

 

 

「邪魔だァ!」

 

シュルーブが放った気合砲によりデュークは吹き飛ばされる

 

「グワァ!」

 

残り2秒

 

シュルーブが空中を蹴り、必死にクロエラへと迫る

 

しかし、デュークが稼いだ時間でロゼッタにより生成された剛鉄の壁がシュルーブを押し止める

 

「脆いのに次から次へと…邪魔だぁ!」

 

残り1秒

 

シュルーブは再びクロエラの近くへと舞い戻る

「死ねぇ!」

 

シュルーブがクロエラへと攻撃しようとする

 

 

ロゼッタが稼いだ時間により今度はデュークが復帰、シュルーブへと渾身のボディブローを放つ

 

「お返しだァ!」

 

「グッ!」

シュルーブが少し浮く

 

そこへ怒涛のラッシュをデュークは叩き込む

「オラァ!オラ!オラァ!!!!オラオラオラオラオラオラオラオラァ!!!!オラァアァァアアアッ!!!!!」

(俺の体力を最後まで込めた攻撃…効いただろう?)

 

デュークは体力の限界で倒れ、シュルーブは再度吹き飛ばされる

 

「グオォッ!」

 

残り0秒

 

 

 

◆◆◆

0秒

クロエラは汗をかきながら伝える

「溜まった!みんなありがとう!」

 

シュルーブは更に鳴る本能の信号の言う通りにクロエラへと迫るが

「待て ぇ ぇ え え !」

1歩遅かった

 

「<<変身(Transformare)>>!!」

 

辺りを凄まじい極光と暴風が吹き荒れ世界が変わる

 

 

 

 

 

 

 

その日、人類は見た

世界最高の美’’少女’’を

 

 

 

To Be Continued




今回は少し短め
すまん、これ以上書いたら中途半端になるんや…
デュークは頑張ったで、どれくらい頑張ったかというと学校のプールの後の国語の授業で眠らないぐらい頑張った
あれキツイよな?

今回は補足は魔法の効果のみ
今回は次話への前書きくらいなノリで見て貰えたらいいです

補足
1.今回登場した魔法
<<巨人の足(Gigantes pedes)>>
<<巨人の腕(Brachium gigantis)>>の足Ver.
エアーズロックを帰り道の小石感覚で蹴れる

<<復元(Restituere)>>
術者の記憶通りに元あったように復元する魔法
この魔法も<<物質創造(Materialis creatio)>>由来。<<物質創造(Materialis creatio)>>君が優秀過ぎた

<<凝縮(Condensatio)>>
前回書き忘れましたが、今回も登場するのでここに書きます
物質の密度を狭くする魔法で、なんでも凝縮できる。この魔法を使ってクロエラは骨密度とかあげた状態からさらに凝縮して固くしていた

<<変身(Transformare)>>
次回


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

八話 エターナル美少女

〇飯「クロエラさんはなれたんだ………エターナル美少女に!!」


極光と暴風が治まり世界に色が戻る

 

 

極光と暴風の中心だった場所には深さ数百メートルの巨大なクレーターが出来ていた

 

 

人々はそのクレーターの中心を注視する

 

 

だが、クレーターの中には何も居ない

 

 

次に人々は空を見上げた

 

 

そして人々はその存在を認識する

 

 

その存在は宙に’’浮いて’’おり…何より美しかった

 

 

 

◆◆◆

そこには美’’少女’’が居た

 

腰まで届く銀髪で瞳の色は赤、顔の造形は見る者を男女関係なく問答無用で魅了し、体はボンキュッボンという擬音が聞こえそうなほど完成されたプロポーションを誇っていた

 

黄金のオーラを纏い、白いドレスを着た美少女は宙に佇んでいる

 

その美少女-クロエラは喋りだす

 

「フフ♪成功だ…しかし危なかったね…魔力の制御だけで10年もかかるとは…一般人がやったら魂が爆発してもおかしくないかな…」

(この俺の考えた最強の形態…そして目の前には調度いい(モルモット)…ならばヤるしかないよな!…けどまぁ…まずは…)

 

静寂に包まれる会場、マリエも目を見開いて絶句している

 

立ち直ったシュルーブがクロエラへと質問する

「な、何者だ…てめぇ?」

 

シュルーブの質問にクロエラは答えず、シュルーブの認識外の速度でデュークを回収し安全な所へと運ぶ

 

シュルーブは目を見開いて叫ぶ

「ッ!今のは…てめぇが魔法を使った感覚はなかった…!ば、バカな!純粋な身体能力()だけで今のをやりやがったのか!」

 

クロエラはドヤ顔をしながら煽る

「フフ♪そんな驚かなくてもいいじゃないか、今度はキミにも見えるよう遅く動いてあげようか?」

 

クロエラは前から一度言ってみたかったセリフを言う

「ボクの名はクロエラ・フォン・エフォールノ…カッコよく言うなら…ボクはキミたちを倒す者さ」

 

◆◆◆

シュルーブはクロエラが名乗り上げる中も冷静に状況を分析する

 

(コイツ…まずい、さっきの動きだけでも分かる…コイツはオレより格上だ…)

 

クロエラは怪訝そうに質問する

「あれ?何黙りこくってるの?怒って突撃とかしないの?」

 

その言葉を受けシュルーブは黙って構えを取る

(なら…俺の選択は…)

 

「お!やる気になった?」

クロエラもそれを確認し構えを取る

 

 

クロエラが構え取った瞬間

 

 

シュルーブは逃げ出していた

(このこと(クロエラ)について報告をしなくては)

 

 

 

◆◆◆

なんか目の前の魔族が逃げ出した…解せぬ

(え?なんで?…あ!もしかして情報を持って帰ろうとしてるのか?)

 

クロエラは無駄に高い知能を活かしてシュルーブがとった行動の理由を当てる

 

(なら、もう攻撃していいかな?カッコよくキメたいんだけど)

 

クロエラは一応確認のためシュルーブの逃げ出した先へと先回りし、シュルーブの首根っこを掴みながら質問する

「ねえ?シュルーブだっけ?キミは、多分情報を持って帰るために逃げ出したと思うんだけど…もう攻撃していい?」

 

 

それに対するシュルーブの反応は

 

 

 

 

「かかったなアホが!呪いの波動(Fluchwelle)最大出力(Maximale Leistung)

 

なんと反撃である

 

超至近距離からクロエラに向けて今のシュルーブ最高の技を放ったのである

 

これは、クロエラが自分より格上と認識したシュルーブがただ逃げるだけならば絶対に先回りされることが分かっての行動だ

 

’’通常状態’’最強の攻撃を放ち、少しでも時間を稼ぎ逃げるのがシュルーブの作戦だった

 

 

して、その結果は

 

 

「なんなんだい今のはぁ?」

 

無傷である

 

クロエラは全くビクともせずにシュルーブを掴んだままだ

 

「バ…バカな…!!!オ…オレの…オレの最高の技だぞ……!!」

 

ここでお待ちかね!前回から温めていたシュルーブについて説明しよう!

 

12魔族が1人 呪いのシュルーブ(1000歳ぐらい)

彼(?)は魔族の中でもトップの12人のうちの1人で二つ名は呪い

二つ名の通り、彼は呪いを用い相手を倒すデバフ&状態異常要員的な存在だ

 

そして彼の目的と同時に…

 

魔族と魔物、そして魔王について説明しよう!!!!

 

まず、ぶっちゃけると魔族と魔物からして、魔王というのは親のような存在だ

 

そして、知能がないのが魔物

 

知能があるのが魔族

 

となっている

 

魔族や魔物、魔王にも性別などは存在しない

 

魔王の詳しいことは今書いたら面白くなくなると思うから割愛

 

1000年ぐらい前に起きた女神(今度説明する)&1部の人間vs魔王軍

とかいうやべえ戦争が歴史の裏で行われており、その時に魔王と1部の強い魔族(12魔族)は封印され魔族は討伐、魔物は大体一瞬で消し炭にされていた

 

ただ、女神がテンプレ通りに力を使い過ぎてダウンした

 

そんでもって最近(20年前)魔族の封印が緩んで、封印される瞬間に封印が緩んだ時に外側から封印を解く呪いを打ち込んだ優秀なシュルーブが脱出

 

17年前に全ての魔族の封印を解くことに成功し人類滅亡&魔王復活の行動を開始した

 

しかし、仮にも超魔法文明、ただではもちろんやられず、ある12魔族以外は全員封印することに成功する

 

だが、今度はある12魔族により全員復活させられた(大体1年前)

 

これは、人類側が情報漏洩を恐れ、封印した場所自体を守ることをしなかったのが残った12魔族の能力的に不味く、結果再び封印から目覚めた

 

目覚めた12魔族達は作戦会議し、再び封印されないよう人類側に自分達が封印から目覚めたこと自体を把握されずに動くことにした

 

そして君たち読者は気付いただろう

 

そう

 

1年弱前にデバフ要員のシュルーブは人類に呪いを放ったのだ

 

人類側にバレないよう、白血病のような内容のものを

 

しかし誤算があった

 

クロエラである

 

彼女の前世の知識的に感染するのはありえないと直ぐに気付き、呪いに効く魔法を編み出したのである

 

彼らの目的は魔王復活と書いたが、肝心のその方法は…生き物が死ぬ時に発生するエネルギーというものがあり、それを集め魔王の封印を解く

 

と、いうのが彼ら12魔族の手段だった

 

ちなみに、死んだ者が強ければ強い程エネルギーは貯まりやすい

エネルギー反応=強いやつ発見

 

しかし、呪いを放っても最初の数週間は貯まったがそれからは一向にエネルギーが貯まらずに半年以上が過ぎ、急に発生した巨大なエネルギー反応に驚いた12魔族達は作戦会議をしてとりあえずシュルーブが行くことに決定し今に至る

 

人類からしたら 魔族=12魔族

12魔族以外の魔族は全員1000年前に討伐されたので残っておらず、認知されてない

 

ちなみに、クロエラが無傷なのは更にあれから改良した<<魔法膜(Magia membrana)>>君が働いてるから

 

閑話休題(それはさておき)

 

シュルーブが最高の技を放った後に戻ろう

 

 

「クソ!は、離せ!」

 

シュルーブはクロエラの手を退けようと引っ張りながらボディへと蹴りを放つが、全くダメージは入らず、手の開く予兆は見えない

 

「チッ!なら!」

 

そこでシュルーブは1つの奥の手を使う

 

その光景を見たクロエラは一瞬驚く

「!」

 

シュルーブはなんと自分の頭と体を分離させたのだ

 

いや、違う

 

分離させたのではない、自分で首チョンパしたのだ

 

その後シュルーブの胴体は頭部を遠くへと投げたあと、だらりと力なく垂れ消滅していった

 

「なるほど!そういうこともできるんだね」

 

空中で体を再生させたシュルーブは距離を取りながら零す

「ちっ、化け物め」

 

クロエラがツッコム

「いや、キミがだろう」

(ま、まあ…同じことはできるが…)

 

シュルーブは、唐突にクロエラへと質問をする

「なあ?クロエラ・フォン・エフォールノ…お前はオレより圧倒的に強い…そこで一つ聞くが…お前はそんなオレを倒して満足か?」

 

クロエラはうーんと考える素振りをするが答えは1つだった

「つまらないね!」

(弱いものいじめする趣味はないんだよなぁ…)

 

そして唐突にシュルーブはクロエラへと人差し指らしき物を立て言う

「1回」

 

クロエラは首をこてんと倒しながら聞き返す

「1回?」

 

シュルーブは自分の奥の手を言い放つ

「1回、オレは変身することができる」

 

そして名案とばかりにシュルーブはクロエラへと提案する

「どうだ?お前は強い…ならば、今の弱いオレを蟻を潰すように倒すよりも、’’もっと’’強いオレと闘ってはみたくないか?」

 

その提案はクロエラにとっては果てしなく甘いものだった

 

自ら力の試し相手(モルモット)になってくれ、更には魔族の本気と思われる戦闘データも取得可能。

 

クロエラは満面の笑みを浮かべ答える

「いいよ!」

(なんだ!このドラゴンボールみたい展開…激しく燃えるじゃねぇか!)

 

 

 

 

だが、そこで今まで静観を続けていた国王が叫ぶ

「だめじゃクロエラ!」

 

それに続くようにシュドルが叫ぶ

「待つんだクロエラ!ダメだ!」

 

 

「え?」

 

クロエラはこの時、思考が停止した

 

今までやる事成す事全てにおいて全肯定だったシュドル(今世の父)が初めてクロエラに待ったをかけたのだ

 

クロエラがフリーズしている瞬間にシュルーブは叫ぶ

「今だ!」

 

「…は!しまっ…」

 

そしてシュルーブは力を解き放つ

呪い全開放(Öffne den Fluch vollständig)!」

 

 

 

◆◆◆

呪い全開放(Öffne den Fluch vollständig)!」

 

シュルーブは今まで貯めていた己の呪いの力を全て解放する

「クハハ ハ ハ ハ』

 

シュルーブが巨大化していく

 

全長が25メートル程になり、次は筋肉らしきものが膨張していく

 

その姿はまさに巨人

 

黒き…呪いの巨人がそこには立っていた

 

 

 

 

シュルーブにとってこれは賭けだった

 

この形態は消費が激しい分、破壊力は半端ではない。問題は消費し切る前に(クロエラ)を倒しきれるかだった

 

(コイツは強い…だが、この形態ではオレの方が強いはずだ!)

 

そしてシュルーブはクロエラへと殴り掛かる

『死ねぇ!』

 

シュルーブがラッシュをし、訓練場の原形は再び無くなる

 

砂埃が舞い、中の様子が観客から見えなくなる

 

会場の観客たちや視聴者が叫ぶ

「「「「「クロエラちゃん!」」」」」

 

 

シュルーブは内心ニヤつく

(くくく!やはりこの形態ではオレの方が上!まだ耐えてる様だが、オレが攻めきってやるぜぇ!!!)

 

クロエラからの反撃は一切ない

 

ならば当然自分が優位とシュルーブは考える

 

ただ、シュルーブには誤算があった

 

まずはシュルーブがこの形態の出力について、自身でもあまり知らないこと

 

そして次に-

 

(クロエラ)の強さについてだ

 

 

 

◆◆◆

シュルーブの拳によって砂埃が舞い、中を見ることができない訓練場から声が聞こえてくる

 

だがそれは、シュルーブ(魔族)の声だった

 

 

『クハハハハハハ!手も足も出ないか?』

 

『ふ…無理もない、お前のパワーとは天と地ほどの差があるのだ!』

 

『ハ ハ ハ ハ!!!』

 

その言葉とクロエラの声が聞こえないということにより、観客たちは激しく慟哭する

 

「クロエラちゃん…」

「ちくしょう…ちくしょう…」

「無理なのか…クロエラちゃんでも…」

 

会場はクロエラが勝てないという考えで埋まっていた

 

無理もない、魔族の第二形態など聞いたことも無く、変身して強くなったクロエラでも勝てないのでは という考えが全員にあった

 

いや、違う

 

ここに2人違う考えを持つ者

 

マリエと復活したデュークが居た

 

2人は(訓練場)を見ながら確信して言う

 

「いいえ」

 

「クロエラの」

 

「「勝ちよ(だ)」」

 

直後結界内の砂埃が吹き飛び、シュルーブが爆発四散した

 

 

 

◆◆◆

目の前の魔族(シュルーブ)を見ながらクロエラは考える

(弱い…めっちゃ弱い…)

 

空中で棒立ちのままクロエラは佇んでいる

 

しかし、シュルーブはハイテンションで叫ぶ

『クハハハハハハ!手も足も出ないか?』

 

シュルーブは高笑いしながらクロエラへとパンチや蹴りを放つ

『ふ…無理もない、お前のパワーとは天と地ほどの差があるのだ!』

 

『ハ ハ ハ ハ!!!』

 

(それに…うるさいな…さっきから某宇宙の壊し屋かよ…お前がこの星のド真ん中なら、こっちは宇宙のド真ん中に墓を建ててやろうか?)

 

シュルーブのパンチがクロエラの顔面へと当たる

 

もちろん無傷だ

 

シュルーブは更にクロエラへとラッシュを仕掛ける

 

 

 

 

そして遂に、クロエラは動く

 

 

クロエラはシュルーブが感知不可能なスピードでボディへと潜り込み、そっと蹴りを放った

(無闇な巨大化は…やられるのがセオリーなんだよなぁ…)

 

蹴りが当たった瞬間、シュルーブは全身が爆発した

 

『ひでぶっ!!』

 

 

 

◇◇◇

クロエラに爆発させられたシュルーブの肉片はモゾモゾと動き出し、変身前の状態へと再生していく

 

シュルーブは体を再生しながらクロエラへと向き合い質問する

「てめぇ!な、何をした!?」

 

クロエラは肩を竦めて答える

「呆れる再生能力だねぇ…何、簡単なことだよ。ボクの魔力をちょっとキミにプレゼントしてあげたのさ」

 

シュルーブは頭に?を浮かべている

 

「分からないかい?…キミの体の保有できる魔力量を越えた魔力量を流し込んだ。それで、キミの体は耐えきれずに爆発した…どう?分かる?」

 

その話を聞いてシュルーブはありえないと内心で叫ぶ

 

クロエラは続ける

「もっとも…キミ達の場合…ミスしたら強化されるところだったようだけどね…」

 

シュルーブは内心ドキリとして冷や汗らしき物を流す

 

そしてクロエラは笑みを浮かべながら死刑宣告する

「さて、それじゃあ…やりますか」

 

「え?」

 

直後、シュルーブは天へと蹴りあげられた

「ッ!?グオォオオォオオ!?」

 

クロエラは言う

「フフ♪再生能力持ちにはやっぱこれが1番だよね♪」

(一度やってみたかったんだよな…アレ)

 

シュルーブを中心に大気とシュルーブが結界で覆われる

 

シュルーブは飛ばされながらも叫ぶ

「てめぇえぇぇええ!!何をする気だあああぁぁあ!!」

 

そしてクロエラは答えたあと魔法を発動させる

「バーベキューさ!<<太陽(solis)>>× <<凝縮(Condensatio)>>!!!」

 

直後、巨大な火球がシュルーブの真上で生成される

 

そして火球はシュルーブへと落下を開始する

 

その火球の熱量は太陽を遥かに超え、シュルーブの皮膚らしき物や筋肉のような物を蒸発させていく

 

シュルーブは空中で踏ん張り、皮膚や筋肉らしきものを再生させながら火球を押し留める

 

「グ オ オ オ゛オ゛オ゛オ゛ オ゛オ ゛オ゛!!!」

 

クロエラはそれを見ながら火力を調整していた

「おお!頑張るね!うーん…もうちょいやっても大丈夫かな?」

 

クロエラは追加の魔法を放つ

「<<太陽(solis)>>× <<凝縮(Condensatio)>>×5」

 

 

シュルーブの左右下前後に火球が現れ、それぞれがシュルーブへと迫る

 

シュルーブは最後の足掻きとばかりに叫ぶ

「ガ!?ぢぐじょお゛お゛お゛!!!!ク゛ロ゛エ゛ラ゛ァ゛ア゛ア゛ァ゛ア゛ア゛」

 

そして、太陽が互いに接触する瞬間に、クロエラはある魔法を使う

「<<融合(fusione)>>!」

 

クロエラが魔法を使うと、シュルーブの周囲にあった火球がシュルーブを中心に融合する

 

そして1つの火球となりシュルーブを内部で消滅させていく

 

だが、どうやらまだシュルーブはギリギリ耐えているようだった

 

クロエラは仁王立ちの体制になる

「呆れる生命力だねぇ…さあ!最後の1押しだよ!」

 

そしてクロエラは右腕を振り上げ、ハイテンションで魔法を行使する

「<<超新星爆発(Supernova explosio)>>!!!」

 

 

結界内で超新星爆発を遥かに超える爆発が起き、極光が世界を照らす

 

 

そしてシュルーブの’’肉体’’は完全に消滅した

 

 

 

※ガンマ線などの有害物質は全部結界君が防いでくれました。

 

 

 

To Be Continued




この話までは毎日投稿したくて死ぬ気で文字打ってたら7時間半越えてたよ…自分の集中力が怖ぇよ…

まぁ、そんなことは置いといて。
遂に、遂にですよ!皆さん!クロエラがなりました!『エターナル美少女』に!
最初読んでて「まぁ、どうせ、後10年ぐらいかかるんやろ?」とか思ってたそこの読者!甘かったな!ワイはそんじゃそこらの奴らはとは違うんや!端折るところは端折り、話の肉付けはするがその後自分で削ぎ落とすタイプだ!あれ?意味無くない?

まあ、そんなことは置いといて補足行きましょ

補足
1.今回登場した魔法について
<< 太陽(solis) >>
太陽と書いてあるが、実際には太陽みたいに熱い火球。
火属性最上位の魔法のひとつ
ちなみに、今のクロエラなら太陽ぐらいぽんぽん出せる

<<融合(fusione)>>
魔法をいちいち計算して合体させるのがめんどくさくなり自動で合体できるようにした魔法。
魔法以外でもなんでも合体可能
融合する時間を設定してフュージョンごっことかもできる

<<変身(Transformare)>>
体を魔力を変換した物にし、自分で好きなように変身できる魔法
この魔法を使い、クロエラは完全に人外へとなった

<< 超新星爆発(Supernova explosio)>>
実際は<< 爆発( CREPITUS ) >>という魔法を強化した魔法
何も無いところからでも爆発は起こせるが、今回のように火球を爆発させて攻撃とかもできる
火球が無いところからノータイムで超新星爆発級の爆発を起こせるやべぇ魔法

2.Q前回クロエラが作った黒い立方体ってなに?
Aクロエラが作った無限魔力発生装置
魔力を1くべたら10出てくるといった感じにできていて無限の魔力が手に入る
前に書いたメイド服に試験的に入れてたやつってこれやで
クロエラはこれを極小(ナノサイズ以下)にした物を変身した体に何百個も埋めてる
仮名はマジックコア
人体に、漫画などでよくある魔力を生成する機関がなかったのでクロエラが出来るかどうか作ってみたらできた

3.クロエラの強さとかその他もろもろ
まず、クロエラは<<思考加速(Accelerate cogitandi)>>を用い、何十万年という時間を体験した
そして、擬似的に大量の時間を体験したクロエラの魂の強度は上がって行った
クロエラは自分が転生をしたことにより魂があると踏み、魂の研究を開始した
そして、自分の魂の強度が他人とは違うことに気付く。ならば魂を更に強化、もしくは昇華出来ないかと研究を続け、クロエラはある理論を完成させた
クロエラの強度の上がった魂に大量の魔力を保有させ、昇華させるというものだ
手順
1.マジックコアを用い<<変身(Transformare)>>が発動できる量まで魔力を増やす
2.今の15歳フォームに変身したあとは体の内側にあるマジックコアをフル稼働させ魔力を生成
3.魔力を体内で循環させ続け魂の限界を突破させる

クロエラが言ってたように、普通の人間がやればまず肉体が保たず、肉体が保てても魂が爆発する
上記のことをし、クロエラは魂を昇華させ上位存在へとなった
上位存在になっても特に肉体の出力自体は変わらないが、本気を出せるかが変わって来るので、慣れるということでも今やってた方が良かった

肉体スペック
体全体を<<物質創造(Materialis creatio)>>と<<凝縮(Condensatio)>>でライダースーツのノリで繰り返し強化して作った超ヤバイ筋肉みたいな細胞と骨みたいな細胞、電気信号の代わりに魔力を通す神経のようなものでほとんどを構成されている(脂肪や髪の毛も質感などはそのままだが別の物になっている)
全ての細胞は魔力で活性化する作りになっており、魔力を回し続けていれば基本死なない。細胞一つ一つが超頑丈。
筋肉みたいな細胞は魔力を込めれば込めるほどパワーが増し、骨のようなものも魔力を込めれば込めるほど硬くなる。ただ、込める前の段階でライダースーツクロエラを圧倒的に上回っている
骨のようなものは内部にマジックコアを入れられている
唾や涙等は一応出せる
視覚や聴覚はめっちゃやばくなってるが普段は人間レベルまで抑えられている。もちろんパワーも
柱の男みたく体全体でばっくんとかも出来る。
それと、魔力の適正は体依存と書いただろう?クロエラは数値的に全属性1000ぐらいの数値叩き出すよう調整した

具体的?な強さはシュルーブ君吹っ飛ばした状態で、あわあわデュークと闘ったライダースーツクロエラの1億倍くらい(脳死)でも実際そんなもん…いや、<<物質創造(Materialis creatio)>>と<<凝縮(Condensatio)>>でガチで無限進化してくるからもっとヤバい。光速の壁を正面からぶっ壊してくる。頑張れデュークおじさん
現在のデュークおじさん一億人分以上のパワーが軽く出せる
地面はずっと抉れてるから描写しなかった

まぁ、上位存在自体がだいたい肉体的にこんな感じになる
酸素いらんし熱も問題無いため宇宙遊泳や海底探索、火山ダイブもできる
黄金のオーラはただ魔力に色を付けて放出しただけ
黄金のオーラってカッコイイよね?
ちょいと頑張れば宇宙破壊できる
とゆうか’’上位’’の上位存在自体が宇宙破壊できる
それと、魂の格が上がったことにより次元移動ができるようになった
飛べる

クロエラはまだ雛段階


みんな頑張ればここまで来れる


クロエラを何でもありにするために設定練るの頑張ったZE☆


消化器官は食道と胃のみ存在し、食べ物と唾液は胃に入った瞬間魔力に分解される
お前らが気になっているであろうおしりの穴は…あります!消化器官とは別口でクロエラが作りました!
そして気付いただろう!そう!クロエラはオタク共の「アイドルはう○こしない」って夢を叶えてくれたんだぞ!おしっこもな


そして…お前らはここで叫ぶだろう?「生殖器は、生殖器はどうなんですか!?」ってな。安心しろ…あるぞ!一応ある!子供も産める。つーか即座に腹ん中に作って処女妊娠とかいうのもできる
犬耳とか猫耳、しっぽからち○こまでなんでも生やせる


身長は158cm
腰まで届く長髪が特徴
銀髪赤眼
美少女
バストは上から
103・54・84のGカップ 締まるところは締まってて出るところは出てる
クロエラが乳に余っている栄養を送ることによりここまで大きくなった。
垂れない?と思うかもしれないがまずクロエラの乳は柔らかいが頑丈に出来ており、人間のような軟弱な靭帯はしていない
ナニとは言わないがハリのあるいい形してる
特になんのとは言わないが綺麗なピンク

目はパッチリ二重。髪はめっちゃサラサラしている
体毛は髪の毛や眉毛、まつ毛以外なし
肌は透き通るような白、指はめっちゃ綺麗で爪も綺麗
歯並びもよく、声はよく通り、男女関係なく相手の脳を一瞬で溶かす
唇は薄いピンク色

普段は白衣×ラフなシャツ×スカート×黒ニーソ×靴
外行き用の格好は白いドレス×白ニーソ×ハイヒール

4.魔族、魔物について
魔王が生み出した存在で、魔力が素材。そのため、驚異的な魔法耐性を持つ
人類は魔族と魔物を倒すため、脳筋が増えた

5.会場の様子
前回
「おおークロエラちゃんの腕が白い!」「ほへーもう終わりか…あれ?あいつ魔族じゃね?」「クロエラちゃん!逃げて!超逃げて!」
今回
「クロエラちゃんが大きくなったー!なんやこの美少女ー!」「もうダメだぁおしまいだぁ」「クロエラちゃんかっけー!」「クロエラちゃん回復魔法と無属性魔法以外もあんな威力で使えたんだー!すげー!」
以上

6.Qなんで太陽オチ?
Aワイが一回やってみたかったのと、クロエラが加減間違いて殴ったら魂もろともシュルーブ君消滅するから
クロエラの拳>>>>>>>超新星爆発
ごめん、自分でも書いてて頭おかしくなるけど設定的には全然その通りなんよ
惑星にパンチしたら弾ける
結界君が頑張ってくれた


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

幕間 少女と仲間 ☆

なんか個人的に1章ラストがコレジャナイ感が強すぎて修正
分けました


場面はシュルーブを焼き、クロエラが結界をまだ星のない辺りの宇宙へと転移させ結界を解除し、爆発を起こした後

 

クロエラは観客達にすぐ戻ると告げある次元へと赴き、捜し物をしている所だ

 

クロエラは辺りを見回しながら浮いていた

「うーん…多分ここらへん…っと!居た!」

 

そうしてクロエラはその’’魂’’を掴む

 

クロエラは上機嫌に言う

「いやー、やっぱり情報って大事だもんねぇ…キミにはいっぱい教えてもらうから♪」

 

その魂は必死に動かない魂を動かそうとするが動けない

 

クロエラは笑みを浮かべた後、陽気な…本当に友人に話すかのように死刑宣告のような事を言う

「よろしくね!’’シュルーブ’’君」

 

そう、クロエラの捜し物とはシュルーブの魂である

 

ここで、魂について説明しよう

この小説では

魂という物は輪廻転生を繰り返し、常に世界を循環するものであり、魂は格の低いものは肉体が死ねば循環し、格の高いものは魂だけで活動でき、循環の枠組みから完全に外れる(上位存在)

となっている

今回のクロエラの目的は、肉体の消滅した循環するはずのシュルーブの魂をかっさらい、今度ある方法を用いて情報を抜き取ることである

情報というのはとても大事なのである

この回はワイがやっぱり区切ろうと思い後で付け足した回なので詳しいことは今後出てくる

 

閑話休題(それはさておき)

 

クロエラがシュルーブ捕獲に成功した後に戻ろう

 

クロエラはシュルーブの魂を捕獲した後、いそいそと帰る用意をする

「さて…今のボクが何処まで通用するかは分からないからね…ちょっと急ごうかな?」

 

そう言った後、クロエラは魔法を行使する

「<<瞬間移動(teleportation)>>」

 

そこにクロエラの姿はもう無く、クロエラは元いた場所へとシュルーブを連れて帰って行った

 

 

 

 

その光景を偶然見ていた緑髪金目の少女は零す

「こ、怖かった…」

(え?なんで上位存在が!?で、でもあの魂…悪い魂っぽかったから…いいのかなぁ?とゆうかあの人格上っぽかったし…どうしよう…)

 

少女は緊張が溶け、自分の目的を思い出す

「あ!あの世界の’’調査’’を再開しないと!」

 

そう言い少女は走り出して行った

 

クロエラはその少女に終ぞ気付かなかった

 

 

 

◆◆◆

訓練場へと戻ったクロエラは、黄金のオーラを解除して拡声魔法を使い、アイドルみたいな挨拶をしていた

 

 

『みんなー!元気ー?ボク、魔法を使って大きくなったよー!』

 

「「「「うおおおおおおおお!!!」」」」

 

会場の細かい様子

「大きくなってもクロエラちゃんはクロエラちゃんだ!俺は応援し続けるぜ!」

「クロエラちゃーんこっち向いてー!キャー!クロエラちゃん可愛い!」

「クロエラちゃんが成長した…無知…は!閃い…あべし…ちょ、ま…『自主規制』」

「クロエラちゃん!その姿は未来の成長したクロエラちゃんってことー?」

 

観客と視聴者たちからはかねがね好評だった

 

クロエラはみんなの言葉を受け

『えへへ♪みんな…ボ、ボク照れちゃうよ///』

モジモジとして頬を赤らめて言い放った

 

 

会場と視聴者の様子

「「「「「「「「( ゚∀゚)・∵. グハッ!!」」」」」」」」

血の花が王国全域で広がった

 

「みんなー!」

 

※クロエラが<<復元(Restituere)>>を使い全員の傷を瞬時に治した

 

 

 

落ち着いた後にクロエラは本題を話す

「コホン…え、えっとね…この姿はボクが予測した15歳時の姿を魔法を使って予測して体を作り替えた物なんだ」

 

真剣な話と優秀な観客たちは理解し、シンと静まる

 

クロエラは続ける

「今後、みんなと会う時にいちいち説明するのはお互いに面倒だと思ったから、今日はみんなにこの姿を見てもらったんだ…それとね…」

 

そしてクロエラは覚悟を決めて話す

「ボク-人間卒業しちゃったんだ…」

 

クロエラの話を聞くために黙っていた観客が息を飲み、動画のコメントが止まる

 

「そのね…ボク、この姿になったことで魂の格が1つ上がっちゃったんだ…肉体が主だったのが魂が主になって…もし、この体が消滅しても魂だけで活動できる…それに老いもしない…そんな…そんな存在になっちゃったんだ」

 

そしてクロエラは瞳を潤ませ、震えながら問う

「そんなボクと…これからも一緒にいてくれますか?」

 

 

 

 

クロエラは、問いながらも思う

無理だ

(無理だ…人というのは突出した個を嫌う…それに…元々覚悟はしていた…)

 

クロエラはエターナル美少女になろうと思った瞬間から一人になる覚悟はしていた

それに、クロエラは1人でいても特に発狂するようなやわな精神ではなくなっている。

1人で生きて行くことぐらい今のクロエラには余裕でできる

 

クロエラは思う

(これからは…どうしよう…)

クロエラは今まであえて考えてこなかったことを考える

(夢は叶えた…ならば…次は何をしようか…)

クロエラは自分が転生したことから魂があると踏み、魂の研究も同時に行っていた

その結果、輪廻転生をしないのは別に悪手ではないと考えている

(1人で…虚しく生きて…いや…死という概念がない俺に生きるというのは違うか…)

だが、1人で虚しく存在し続けてなんの価値があるのか…そう考え…クロエラの頬を一筋の涙が通る

(あれ?なんでだ…もうそんな精神しているはずじゃないのに…)

 

この間約10秒

 

クロエラがそんなことを思っていると…会場から声がする

 

「もちろんよ!!!」

 

 

 

「え?」

 

 

 

◆◆◆

マリエ・フォン・エフォールノは自分の娘の…赤ん坊から幼女になってから初めて見せた涙を見て考える

(クロエちゃん…そんなに…悩んでいたのね…)

 

クロエラは赤ん坊から幼女となって、1回も泣かなかった。クロエラは仮にも前世は成人した大人、鬱憤を晴らすために泣かないし痛みが起きても普通に痛がるだけだった

それに行儀もよく、お願いすることはあれど特に欲張ることは無かった

そんなクロエラを見てマリエは今まで思っていた御伽噺のようなことが、今のクロエラの魂という言葉を聞いて確信に変わった

(クロエちゃん…あなたは…転生者…と言うやつなのね…)

 

なんと、マリエはクロエラが転生者であることを看破したのだ

転生…この世界でも創作の1つとしてよく上がる題材であり、概念としても理解されている物だ

 

(クロエちゃん…あなたは…そうまでして…1人になってでも世界を救いたいのね…)

 

ただし少々勘違いしていた

クロエラの行動を見てきたマリエは、クロエラを’’世界を救うためなら、例えその過程で自分が1人になっても構わずやる自己犠牲の塊’’という人物と今考えた

 

(ああ、なんて…私は)

そしてマリエは勘違いしたまま後悔する

 

自分がもし、クロエラに「一緒にやろう」

そう一言でも言えばきっとクロエラはこんな悲しい思いを抱かずにあんな顔をしなくても済むはずだったと考えたからだ

 

ならばとマリエは’’強い意志’’とともに’’淡く光’’を放ちクロエラの涙を止めるために叫ぶ

(もう遅いかもしれない…だけど…それでも…クロエちゃん、あなたの苦しみを私に分けてちょうだい)

「もちろんよ!!!」

 

 

 

◆◆◆

「え?」

(お母…様?)

 

クロエラはマリエの言葉を受け衝撃が頭の中…いや、魂の中を駆け巡る

 

そしてマリエは淡く光を放ちながらクロエラの前えと飛び、クロエラを抱きしめる

「もう…バカね…クロエちゃんは頭はいいのにそういう所は抜けているんだから…」

 

クロエラは戸惑いながらも問う

「な…なんで?それに…ボクはもう、人間じゃないんだよ?とゆうかなんで光ってんの?」

 

「何故か光ったわ…クロエちゃん、あなたが人間じゃなくなっても関係ないわ…クロエちゃん…あなたはずっと、私にとっては可愛い娘よ…それともクロエちゃんは他所(よそ)の家の子?」

 

「あ…うぅ」

 

そしてマリエは小声で言う

「それに…あなたが例え、前世で家族がいても関係ないわ…私だって前世があるなら違う子の親だったかもしれないしね…男の子だったかもしれないし、女の子だったかもしれないわ」

 

クロエラはビックリして聞く

「え!な、なんでそれを…」

 

マリエは小声で返す

「確信を持ったのはさっきあなたが魂について言った時よ…実際に魂があってクロエちゃんみたいに子供にしては頭がいいと…わかっちゃったわ」

 

クロエラはモジモジしながら返す言葉を探している

「うぅ…その…///」

 

マリエは微笑みながら小声で言う

「前世のこと、もし良かったら教えてちょうだいね?…クロエちゃんの主語的に男の子なのはわかったけど…」

 

クロエラの慌てて止める

「ま、待って、あ、後で話すから!」

 

マリエは悪戯が成功した子供のように笑う

「ええ、約束よ」

 

クロエラはバツが悪そうに聞く

「そ、その…お母様…ボクはその…転生してきたってお母様に黙ってたけど…いいの?」

 

マリエは何とでもないように返す

「言ったでしょう?あなたは私の可愛い娘よ、娘の秘密ぐらい気にしないわ…それに、私は信じるけど…他の人は分からないわよね…もし、私があなたの立場だったら私も黙っていたと思うわ」

 

クロエラは瞳を潤ませてる

「うぅ…お母様」

 

マリエはクロエラから離れると大袈裟なポーズを取り宣言する

 

「再三言うけどあなたは私の可愛い娘!クロエラ・フォン・エフォールノよ!少し魂の格が上がろうが人間じゃ無くなろうが関係ないわ!」

 

クロエラは今度は嬉し涙を流しマリエへと抱きつく

「お母様!」

 

マリエは周囲に確認するように問う

「そうよね?あなた達!」

 

その言葉を受け静観を続けていたシュドル達が言葉を紡ぐ

「クロエラ!キミは僕の娘だ!それはマリエの言ったように変わらない!そして、父親としてキミの苦しみを分けてくれ!’’共’’に道を歩ませてくれるかい?」

 

クロエラは嬉し涙を流しながら答える

「お父様…はい!」

 

シュベルが言う

「お嬢様が規格外なのは重々承知しております。奥様のおっしゃる通り今更魂の格が上がろうが神になろうが驚きませんよ…’’どこまでもお供します’’」

 

「シュベル君…!」

 

ミネルが言う

「ごしゅ…お嬢様は私の憧れであり、目標であり、仕える主人です。ならばその主人の魂の格が上がったならそれはメイドとして喜ばしいこと…お嬢様…’’一生お仕えします♡’’」

 

「ミネル…!」

 

デュークが言う

「クロエラ、お前が闘った後に見せたあの顔はお前が強くなり過ぎて俺がお前と闘えなくなると思ったからか?ならば誤算があったな!’’俺は必ず追い付く’’…そして、約束通りお前と闘おう」

 

「デュークおじさん!…待ってるよ!」

 

ミーナが言う

「クロエラちゃんすげー!その魂云々後で教えてー!後、クロエラちゃんはクロエちゃんだよ!そんな’’気にしなくても大丈夫’’だと思うよ!」

 

「ミーナお姉ちゃん…!」

 

ロゼッタが言う

「クロエラちゃん…!魂なんていう素敵な研究対象を1人で研究してたの?もう、イジワルなんだから♪後で’’一緒’’にお話しましょ?」

 

「ロゼッタお姉ちゃん…うん!」

 

ロザリオが言う

「クロエラちゃん、確かにキミは特別だ…だが、既に特別なキミがこうしてみんなと打ち解けているんだ。’’更に特別になろうが関係ない’’さ…それに、キミに悲しい顔は似合わない、キミには笑顔が似合うよ」

 

「ロザリオお兄さん…!」

 

ロボスト王が言う

「クロエラは我らの誇りであり、癒しであり、守護る(しゅごる)対象である…クロエラ、’’お主はやりたい様にやれば良い’’、我らはそれを応援し、サイリウムを振り続けるだけじゃからの」

 

「王様…?うん!ボクはボクの道を行くよ!」

 

会場にいた者達が次々に叫ぶ

「そうだー!クロエラちゃんはクロエラちゃんだぜ!」

「ちょっと魂の格が上がろうが存在が上がろうが要するにすごくなったってことだろ?クロエラちゃんはすごい娘なんだから今更だぜ!」

「ん?要するにクロエラちゃんは永遠に若いのか…?つまり永遠の…いや、語呂が悪い…エターナル美少女ってやつか!クロエラちゃんすげー」

 

コメントも爆速で流れるが、そのコメントの全てがクロエラを肯定するものだった

 

「みんな…ありがとう!」

 

クロエラはそう言い満面の笑みを浮かべた

 

 

 

◇◇◇

 

クロエラとみんなの絆が深まり、「クロエラちゃん変身記念日」とかいう謎の記念日が作られ、急遽開かれたパーティを楽しんだ後の事

 

世界が突如として変わる

 

暗かった空が変異する

 

世界が淡い光に包まれ、天から幾つもの光の柱が降り注ぐ

 

そこに’’彼女’’は現れた

 

デュークやマリエよりも一層強い光を放ち黄金の目に緑の髪をたなびかせて彼女は言う

『よくぞ、覚醒(Awakening)しました』

 

『人類よ』

 

To Be Continued




いやー、幕間の書き方ってこんな感じでいいんですかねー?
ワイは初心者だからそこんところよく分かってないところが偶にあるのでそこんところよろしく☆

修正と言っても「エターナル美少女」回の後半をコピペして肉付けしただけなんですよねぇ…それと同時に「エターナル美少女」回の肉付けも行いました

後、ごめんなさい。急に半分シリアスみたいな回になってもうた…なんでやろ…ワイはシリアス苦手なんやけどなぁ…まあ、感動回ってことでええか。(感動するとは言ってない)作者的には途中重度の糖分不足と元からの感情移入が激しいってことでボロ泣きしながら文字打ってた。
いや~個人的に1番の難所の「不老不死系はボッチになる」を突破できて嬉しかった!これを突破するためってのも理由の1つに「クロエラファンクラブ」とかいう設定作ったんやぞ。

ほな前話から引っ張ってきた分も入れて補足いくで

補足
1.Aマリエママどうして覚醒(Awakening)したん?
Qワイが、暇な小中学生が練り消しを練るが如く練ってる設定的にはこうなって貰うしか無かったんや…後、マリエママは既にクロエラと遊ぶことにより、覚醒する自力的な物は全然OKだった。後は強力な意志だけだった
ドラゴンボールで言うと、マリエママは戦闘力とS細胞はあり、後はブチ切れるだけの状態だった

2.Qなんでクロエラは上位存在になったの?別にならなくてもエターナル美少女になれそうだけど?
Aシュルーブ君が来ちゃったせいで、元々大きくなるだけだった予定が一気に魂の格を上げてシュルーブ君をボコることになっちゃった
上位存在にならなかったらだいたい互角ぐらいなので勝ち確な方法をクロエラが選んだ

3.Qなんでクロエラは輪廻転生しないのは悪手ではないと思ったの?
A輪廻転生がある場合、死んだら新しい人生or他の生き物として生きていく
を無限に繰り返されるので、ならば美少女の今のままで存在していくのもいいと考えた
それと、永遠に生きるけど別に全知ではなくただ知識量がすごいだけであり記憶を封じて再トライとかも出来るのでそこまで苦ではない
生まれ変わっても仕事し続けるって考えたら怖くない?

4.Qもしかして…あの緑髪少女は…
A次話見たら分かるので書きません

今回はここまで!幕間って章から章への繋だからこれぐらいだと思いたいですねぇ…じゃあ引き続き「エターナル美少女」を読んでくれよな☆
(*´︶`*)ノ


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第二章 ヤバい奴等との出会い(仮)
二章 プロローグ 女神降臨


ファッ!色付いてる!( >A<)マジカヨヨヨ!!!
めっちゃ嬉しいっす!


突如現れたその存在は神々しいオーラを纏いながら辺りを見下ろし拡声された声で言い放つ

 

『よくぞ、覚醒(Awakening)しました』

 

『人類よ』

 

人々は無意識に頭を垂れる

 

その存在は話を続ける

『本日、この世界の’’上’’との結界が緩みました』

 

『私の名はヘルメス・マーキュリー』

 

ヘルメスという名の少女は目的を告げる

『私はこの世界の調査と守護の引き継ぎをしに来ました…あなた達で言うところの’’神’’という存在です』

 

 

 

◆◆◆

『私はこの世界の調査と守護の引き継ぎをしに来ました…あなた達で言うところの’’神’’という存在です』

(よ、よかった〜ちゃんと噛まずに言いきれました…)

 

(こ、この世界に来る前に練習してきて良かったです…)

 

 

ここで!!!!

この無駄に神々しい少女…いや、女神ヘルメスについて説明しよう!!

 

ヘルメス・マーキュリー(100ちょい)

緑髪金目で身長はクロエラより少し下ぐらい

超ド貧乳

白いギリシャ神話の布を巻いたっぽい服を着ている

神様の中では新米の平社員的な立ち位置の女神だ

そんな彼女の目的…いや、仕事はこの’’閉じられた’’世界の調査と引き継ぎだ

実はこの世界、神に対してのみ有効な結界のようなものが世界全体に貼られていたのだ

読者の皆も考えてみてほしい、普通神様がダウンしたら他の神様が助けに来る、もしくは代わりに仕事をするのでは…と

1000年前の戦闘でダウンした女神は魔王と12魔族の封印に成功するとすぐ様別の時空…神様の生活するような所に避難した

だが、それは魔王の策略の一つだった

なんと魔王は神がこの世界から出た瞬間に発動する強力な結界魔法を12魔族の肉体に施していたのだ

 

ちなみに前任の女神はただいま休暇を満喫中である

 

そんな世界を放置する訳もなく神様の上層部的な奴らは議論した

数百年間の間、偶に議論した

 

そして

 

「自分たちの経歴に泥を塗るのはやだ、やるならやったやつの責任にしたい」

とそんな方針に固まりやがったのだ

クズである

だが神様というのはこういうやつも結構いるのだ※この作品内だけやで…多分…

 

そんな貧乏くじ、もちろん誰も引きたくない

そこで白羽の矢が当たったのが新米女神のヘルメスである

彼女は新米、神様に’’なって’’から実績という実績はまだ作れていない

そこで、ヘルメスに実績を作らせるという名目でこの世界の調査と引き継ぎ…つまりは派遣社員として送ったのだ

ただ、上層部には誤算があった

ヘルメスが優秀だったのである

確かにこの結界は神を通さない

だが、神の力…それも眠らせた力ならこの結界を通り抜けられたのである

 

そう!デュークやマリエの覚醒(Awakening)と呼ばれるものはヘルメスが人間から人間へと転生する魂に己の力を混ぜ、自力ができた後、強い思いによって目覚めるように設定したものだったのだ!

 

この覚醒(Awakening)自体は各世界でよくある事であり、されることなのだが、肉体ではなく魂に力を加え覚醒(Awakening)されるのはこれが初めてだった

 

ヘルメスは5つの魂に覚醒(Awakening)のきっかけを与え、その内の2つが覚醒(Awakening)すれば結界を内側から開く術式を施していたのだ(彼女はめっちゃ優しいため魂状態の彼等に確認とかちゃんと取ったが彼等は覚えてない)

 

 

大小はあるが魂に神の力が混じっているのである。肉体もそれ相応に人間を越える

 

だが、クロエラがシュルーブを消滅させたので術式は不発に終わった

ヘルメスは今12魔族が目覚めていることを知らないし、前任からの「あいつら消滅させんの無理だった」発言から12魔族が1匹消滅したなんて微塵も思ってない

彼女は今「あれ?思ったより穴が大きいな…と言うか消滅してる?きっと送った子達が頑張ったのね!」くらいに思ってる

 

結界が消滅してからクロエラ達のパーティが終わるまでヘルメスはずっと一発目の挨拶をどうするか悩んでた

 

処女

 

そして挨拶が決まってから何回か練習した後、現在の降臨へと繋がる

 

敬語キャラ 焦るとポンになる

 

光ってるのはオプション

 

鬼畜上司から「お前の力だけでやるんだぞ?失敗したら…ぐへへへ…分かるなぁ?(ねっとりボイス)」というセクハラ発言をされていて純潔の危機に瀕している

 

彼の玉が爆発するまでもう少し

 

閑話休題(それはさておき)

 

彼女の降臨へと戻ろう

 

ヘルメスは高度を落とし地面から少し浮いている状態になった

 

ヘルメスはホットしながら言葉を続ける

覚醒(Awakening)した者がここにいるはずです…前へと出て来てくれませんか…』

 

呼ばれたデュークとマリエはヘルメスの前へと出た後、一度お辞儀をして真剣な顔で佇んでいる

 

(この人達が…!)

 

 

なんでさっきヘルメスについて説明したか…それはこれから起きることがマジで意味不になるからである

 

 

ヘルメスは決心して覚醒した者たち(デュークとマリエ)へと告げる

『私は30年程前、人間からこの世界の人間へと転生する5つの魂…つまりはあなた達に私の力…神の力を流し込み、送り出しました』

 

『1000年ほど前から、この世界は私達神を通さない結界が貼られており、あなた達の内2人が覚醒(Awakening)したらその結界を内側から開ける術式を施しました…』

 

ヘルメスは腰を90度に曲げ急に謝罪をする

『ごめんなさい!』

 

デュークとマリエはポカンとした顔を浮かべ

辺りにざわめきが広がる

 

腰を90度に曲げたままヘルメスは口にする

『私は転生する前のあなた達に確かに確認を取りましたが…今のあなた達からすれば…急に力に目覚めてこんな話をされても意味がわからないと思います…それに、その…今回は良かったようですが周囲から腫れ物扱いや化け物のような扱いを受けたかもしれませんし…』

 

ヘルメスは顔を上げると瞳を潤ませていて少し震えていたマリエとデュークには心の底から謝罪をしているのが伝わった

 

これはヘルメスの過去が関わって来るのだが…

ヘルメスが優しいのもそれが関わってる

それとクソ上司の奴のせい

 

 

ヘルメスは言う

『その…もし…怒ってるなら何をしてもいいですから!何でもしますから…私に…この世界を護るのに協力してください!』

 

周囲から

「今なんでもするって?」

「なんやこの女神…いや、俺はクロエラちゃん一筋…」

「宗教鞍替えしてくるわ」

 

などと言う声が聞こえるがヘルメスは涙を流しながら続ける

『お願いです…力を貸して…』

 

 

 

◆◆◆

デュークは目の前の…少女のような女神を見て考える

(この少女…いや、女神は…優しすぎる…)

 

デュークにとって前世などは些細なことだった

自分は自分、力を与えてくれたのなら感謝することはあれど憎むことは無い。しかも理由はこの世界の救済のため、デュークがもし今腫れ物扱いを受けていても純分納得できるし悪意はゼロ…怒る理由がない

 

(それに…薄々だが気付いていた)

デュークに魔力は無い

そんな自分が使えるのは身体から放たれる物理的な力のみのハズであり、ならばあの力は必然的に別の力か、別の者に与えられた力しかない

 

(他の者に与えられた力なのは悔しい…が、昼間の…あのクロエラの楽しそうな顔が見れたんだ…ならば…それでいい)

デュークが思い出すのは昼間の楽しそうなクロエラの顔、デュークにとってクロエラは姪のような感覚の存在であり、クロエラが楽しそうにしてたらそれだけで笑みが零れる程染まっていた

 

『その…もし…怒ってるなら何をしてもいいですから!何でもしますから…私に…この世界を護るのに協力してください!』

 

『お願いです…力を貸して…』

 

その言葉を受けデュークはヘルメスに近付き

 

 

 

頭を撫でていた

『え?』

 

 

 

◆◆◆

『え?』

(この人…なんで)

 

デュークは微笑み、撫でながら言う

「女神…ヘルメス殿と言ったな…俺の名はデューク、デューク・フォン・エクスプリスだ…近影騎士団という所の第1席に着いている」

 

(デュークさん…撫でられるなんて何時ぶりだろう…)

 

デュークは続ける

「女性が何でもするなんて言うものじゃない…それに、力を与えてくれたのなら感謝することはあれど憎むことは無いぞ…自分の力ではないが…昼間、いい笑顔が見れたからな」

 

(あ///…て、え、笑顔?)

 

デュークは不敵な笑みを浮かべると要求を口にする

「そうだな、何でもするんならこの力のうまい使い方を教えてくれ、追いつきたい奴がいるんでな」

 

『は、はい!』

(え?追いつきたい人?覚醒(Awakening)した人より強い人がいるの?)

 

デュークが一旦ヘルメスから離れる

 

直後マリエがヘルメスにギュッとハグをする

「ヘルメスちゃん可愛い!」

 

『ムグゥ!』

(え?なんでこの人ハグして…え?)

 

マリエは圧倒的な包容力でヘルメスを無意識で堕としながら自己紹介する

「ヘルメスちゃん。私はマリエ・フォン・エフォールノって名前よ…それと、私は貴方に対して怒ってなんてないわ…むしろ感謝してる」

 

(マリエさん…温かい…)

 

ヘルメスは甘えたいのを我慢して質問する

『な、なんで?』

 

マリエは手を握りながら答える

「貴方が与えてくれた力で、ちょっとでもあの娘に近付けるからね…一緒にいるって約束したもの…あ!じゃあ私にもあの力の使い方、教えてくれる?」

 

『は、はい』

(あの…娘?女の子?誰だろう…)

 

マリエは気掛かりを言おうとして

「そうねぇ…世界を救うのはいいんだけどあの娘がh…」

 

直後タイミングを見計らってた魔族が乱入し、マリエの言葉を遮る

 

「クハハハハハハ!!」

 

ヘルメスは内心絶望に染まる

(嘘!魔族…しかも…もしかして12魔族!?)

 

ヘルメスは新米女神だが力はある。だが、あるトラウマから全力を出せずにいた

そんなヘルメスの実力は12魔族以下にまで下がっている

そして、覚醒(Awakening)した2人は感じる力の量からまだ覚醒(Awakening)してそこまで経ってないのが分かるし、片方は今日覚醒(Awakening)したと分かっている

ならば自分がやらねばならない

 

ヘルメスは心の中で決意を固める

(わ、私がやらなきゃ…こんな温かい人たちを死なす訳には行かない!)

 

魔族が哂いながら言う

「なんだぁ?女神…アイツとは違うな…弱っちいなぁおい」

 

実力差は明白

だが、ヘルメスは意を決して神の力…「神力」の使用の準備に入る

 

だが、2人は佇んだままだ

デュークは悔しそうに

デュークは分かる

だが、マリエは気付いたらカメラを持っていた

ヘルメスは?で頭が埋まる

 

魔族がWRYYYという言葉が聞こえそうなポーズをとり、自己紹介しようとする

 

そして魔族が自己紹介しようとした瞬間

「俺はシュルーブの奴’’ら’’の尻拭いをするために来た12魔族が1人!!「sク゛ヴ ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」

 

一瞬で迫ったクロエラに爆発四散されていた

 

クロエラは叫ぶ

「めっちゃ今いい所だったじゃん!ねぇ!?キミさ!どうしくれんの?」

 

「ボクは今!第三者視点からお母様の包容力を感じていたんだよ!!!!」

その手にはカメラが握られていた

 

ヘルメスは思った

(え?誰?)

当たり前の感想である

 

そしてヘルメスは気付く

(え…?あ!もしかしてさっきの上位存在!?)

 

それと共に疑問が湧く

(なんでここにいるの?)

 

ヘルメスがそんなことを考えながらも戦闘(蹂躙)は続く

 

魔族は体を再生させながらも自己紹介しようとする

「ま、待て!自己紹介さs…

 

直後別次元へと繋がる穴を作り、ブチ切れたクロエラはそこに魔族をぶち込み自身も入りながら叫ぶ

「お母様(の包容力)の仇!!」

 

2秒後

 

魔族の魂らしき物を持ったクロエラが穴から出てきた

「っと…お母様の包容力の仇取ったどー!」

 

「「「「\( 'ω')/ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアア」」」」

湧き上がる観衆

カメラを持ったマリエ

ドヤ顔のクロエラ

悔しそうにしてるデューク

固まってるヘルメス

 

そして司会風の会員番号No.151が叫ぶ

「おぉーっと!!これは!クロエラちゃん!魔族消滅RTA0.5秒更新!!」

 

「ホントー?やったー」

クロエラはおっぱいをブルンブルンさせてジャンプして喜んでいる

 

『誰?』

(いやホントなんで?)

 

 

ここで昼間クロエラがみんなと絆を深めてから現在までに起こったことを話そう

 

12魔族達はシュルーブを送ったが帰ってこないので次の12魔族を送ることにした

そして2匹目の12魔族が来た瞬間、お城で遊んでいたクロエラが瞬殺した

帰ってこない、魔族達は3匹目の魔族を送った

お城でパーティをしていたクロエラが瞬殺

この時から魔族消滅RTA開始

そして現在、ヘルメスが降臨した後に来た4匹目の魔族を瞬殺

0.5秒タイムを更新した

 

彼等は現在、12魔族とは名ばかりの魔族8人衆になっていた

 

 

RTA後に戻ろう

 

「お母様!」

クロエラはマリエに抱き着いて頬擦りしている

 

「クロエちゃん!おめでとう!」

マリエは受け止めて頬擦りされながら頭を撫でてる

 

拡声のオプションを取払ったヘルメスが思わず質問する

「ちょ、あなた誰ですか!?」

 

クロエラは頬擦りをやめ、キリッとした顔で返す

「ボクはクロエラ、クロエラ・フォン・エフォールノ さ…ああ、やっぱりあの声は魔法の類のものだったのかい?」

 

ヘルメスは答えた後、思わず聞き返す

「そうですよ…ってエフォールノ!?」

 

クロエラはドヤ顔で言う

「そう!ボクはお母様…マリエ・フォン・エフォールノの娘さ!」

 

ヘルメスは当然質問する

「え?何歳?と言うかやっぱ上位存在ですよね?」

 

クロエラはうーんと悩んだ後答える

「今年で4歳だよ。あと…その質問にはおそらくとだけ答えとくよ」

 

「えぇ…」

(4歳で上位存在ってなんですか!?ぶっ飛びすぎですよ!とゆうかもしかして上位クラス並ですか?ホントに4歳ですか!?)

 

ヘルメスは新米なので上位存在のことを魂の格が高くて思考がぶっ飛んでいる集団と、上位存在の階級ぐらいしか知らない

 

そしてヘルメスはある考えに行き着聞く

「あ…もしかしてめっちゃ長く思考とかしてます?」

 

クロエラは一瞬ほんの僅かに驚いた後答ええ、質問する

「…よくわかったねぇ…そうだよ…確か430000年ぐらい考えてたかな?もしかしてキミも?」

 

ヘルメスはおずおずしながらも答える

「い、いえ…私はまだ100歳ちょっとの新米女神です…その…神全員に配られる冊子にめっちゃ長く思考する奴は大体やばくてイカレてるとと書いてありまして…あ」

 

ヘルメスはやってしまったと青い顔をして訂正しようとする

「す、すみません!今のh…」

 

だがクロエラは

「ああ、大丈夫だよ。ボクはそんじゃそこらのやつとは違うよ…精神力は強くなったけど精神性は変わってない…ボクはボクのままでいたいからね」

まったく気にしてなかった

 

ヘルメスはよく分かってない顔で答える

「は、はぁ」

(何なんですか…この人…とりあえずぶっ飛んでいるってことだけは分かりましたよ…)

 

クロエラは神様について考えながらあることを思い付く

「やっぱり神様は居たんだねぇ…それもたくさん…あ!あのさ!ヘルメスちゃんは…と言うか神様って住む場所とか決まってる?」

 

ヘルメスは戸惑いながらも答える

「い、いえ…特には」

 

クロエラは名案とばかりに提案する

「ねえ?ヘルメスちゃん、もし良かったらボクの家にこない?」

 

ヘルメスは困惑しながらも聞く

「え?その…嬉しいんですが…いいんですか?」

 

クロエラはマリエとシュドルへと確認を取る

「うん!家の部屋余ってるし…お母様!お父様!いいよね!」

 

シュドルはサムズアップ、マリエは頷いていた

 

「だって!行こう!」

 

クロエラは目をキラキラさせながら魔法を放つ

「<<瞬間移動(teleportation)>>!」

 

その場からクロエラとヘルメスはいなくなった

 

が、パーティ参加者とマリエママとシュドルパパの面々は置いてけぼりを喰らった

 

約2分後、マリエとシュドルとエフォールノ家の使用人達はエフォールノ家に転移させられ、パジャマ姿になったクロエラとヘルメスを見て無事ダウンした

 

 

この後滅茶苦茶パジャマパーティした

 

To Be Continued




いや~なんか文字打ってたら5000字越えてたからここまで
キリが悪いと思ったけど許して
後、ホントに評価に色付いたの嬉しいっす!励みになります

今回は女神ヘルメスちゃんのハッキリとした登場回ですね
彼女は物語的には結構重要な立ち位置になると思われます(未来のワイ…がんば…)

皆さん!二章です!なんと二章です!気付いたらここまで来てしまいました…続けることって大事なんですね…この作品を暇つぶし感覚で読んでもらえると嬉しいです。と言うよりかは読んでもらえてるっていう実感があれば嬉しくてアドレナリンドバドバです。ラッシュかましてます

クロエラはシリアス世界をギャグ時空にするためにできた存在なんですね…このままでは戦闘がほとんど無くなるので手は考えてます
ヘルメスちゃんのクソ上司は玉が潰れるのにもう暫くお時間を
ほな補足いこか

補足
1.神という概念について
信仰という人々の念が集まってエネルギーとなり、魂が上位存在とは別の方向に昇華した者達の呼称
信仰の念を操り、扱えるようになった力が「神力」と呼ばれる
空間想像とか超能力みたいなことが出来る
一度信仰されればオートで信仰は溜まる
本来なら上位存在と同じような者達なのだが、本人達は上位存在とは別に分けるよう言って回ってる
神達専用の次元がある。こいつらも寿命とかない
ほとんど上位存在

2.Qヘルメスちゃんのトラウマってなんなん?
A今度書く。今書いたら面白くなくなると思う

3.ヘルメスちゃんの上司とか色々について
ヘルメスちゃんは会社でいうと平社員みたいな立ち位置
上司は係長みたいなもん
神様界隈は、仕事しなかったら絶対にだらけるから働こうという真面目なやつが集まって確立された
上位存在は基本だらだらしているので区別して欲しい理由はコレ
ヘルメスちゃんが真面目系で偶にポンになることにしたのは完全に趣味
この小説では神様はプライドがクソ高いやつ多い

4.Qあと覚醒(Awakening)するやつ3人も残ってるんよね?書ききれる?
Aせやで/頑張る
このワイには珍しく5人って決めたあと頑張ってすぐに設定練って来た
後は打ち込むだけやで

5.Q「」とか『』とかどうなってんの?
A拡声されている場合や巨大化したやつの声は『』
通常だと「」
としている

6.Q12魔族減らすの早くない?
A能力考えるのがめんどくさかった()
ちゃんと数は意識してる
今後は戦闘が少なくなると思う(多分)

7.Q前任女神が消滅させれないのになんでクロエラはできるん?
Aクロエラと前任女神どっちが強いと思う?そういうことや

8.Qシュルーブ君達の魂どうなったん?
Aクロエラが特殊な空間に幽閉中
彼等はもうすぐ始まる絶望をまだ知らない

9.Qクロエラちゃん更にマリエママ好きになってない?
Aせやで、転生がバレて全部ゲロって「親の温もりを知らない(約)」って言ったらマリエママが更にクロエラをおぎゃらせた。おっぱいとあの包容力には勝てなかったよ…

10.クロエラの精神性について
クロエラは自分でいることにある種の誇りを持っており、そのため精神性は変わらないよう調節して魔法を使っていた
その結果が精神力バケモンのマザコン巨乳エターナル美少女である
クロエラは精神力が強すぎて催眠や洗脳系の技が効かなくなってる

11.Qもしかしなくてもクロエラって人間を蘇生できる?
A余裕。とゆうか考えてみて?優しい上位存在はクロエラの魂をかっさらってクロエラに転生させたんや
転生自体がある種の蘇生であり、肉体をクロエラが作ってそこに魂をぶち込めばそれで蘇生完了

12.補足11で書いてる事の更に補足
11読んでて頭良い奴なら「あれ?記憶とかってどうなんの?」って考えると思う
この小説内では記憶というのは魂に蓄積された情報とする
電気信号とかは魂から記憶を呼び出すための物ってことで
そして記憶が多過ぎると普通精神が耐えられない
あの世的な場所で記憶を全部抜いて消滅させて転生させるのはそれが理由
だが、クロエラは魔法で精神がぶっ飛ばないように調整したため特に害はなかった
後、前回書いたのが分かりにくかったと思うからクロエラの上位存在になったやり方も補足する

前に低位の魂は肉体依存って書いたんやん?
クロエラは元々膨大な記憶により押し広げられてた魂を超強力な肉体に変身したことにより更に拡張と強化をした
この強化した魂を水風船、魔力を水とし、上位存在は水風船を一定以上に広げたヤツらとする
クロエラがやった事は簡単に言えば水風船の膜を太くし、水を流して広げたのだ
通常だと破裂するが、クロエラの強化し、膜が厚くなった影響で破裂しなかった
この時に魂は普通爆発するが強化した魂は爆発されずにその格を上げる
そして今度はその上がった格の’’魂’’に更に魔力を注ぎ込んで一気に上位存在の上位クラスへと魂を昇華させたのがクロエラ
格が上がった直後の不安定な時に魔力をぶち込んだ影響で普通の奴らのスタートラインが下位クラスなのにクロエラのスタートラインが上位クラスになった
つまりまだまだ伸び代がある やばい
ドラゴンボールで例えると、フリーザ戦でいきなりスーパーサイヤ人3に覚醒したと思ってくれればいい
はっきり言って裏技みたいなもん。やってもみんな普通は失敗する
みんな頑張れば来れると言ったが…理論上可能なだけで普通来れない
クロエラは段階を踏んで尚且つ計算しまくって最高の状態に入念になるよう準備したからなれた
他の奴等(格の低い奴ら)じゃ計算の段階で頭が吹っ飛ぶ
ちなみに、上位存在同士の闘いだと魂の保有できるエネルギー量で勝負はほとんど決まる
つまり脳筋だよ…
クロエラが上位存在の上位クラスってのはエネルギー保有量が上位クラス並ってこと
魂のクラスが同格だと、肉体スペックもだいたい同じになる
裏はある

13.Q上位クラスって?後階級って?

ここから先は上記や次話以降でたまに(多分)出てくる設定の説明と世界観です
作者がいちいち説明するより、一気に伝える方が楽なことに気付いたんや…

上位存在はその魂の保有できるエネルギーの量から下位クラス、中位クラス、上位クラスに分かれている

上位存在達の各クラスが単体で一瞬でできることについて

下位クラス…惑星破壊~惑星系列(太陽系とか)破壊 惑星創造~惑星系列創造

中位クラス…惑星系列系〜銀河~銀河群~銀河団~超銀河団破壊
惑星系列~銀河~銀河群~銀河群団~超銀河団創造

上位クラス…宇宙破壊 宇宙創造 ←クロエラはここ

次元移動は大体のやつができる

下位クラスは惑星創造とか惑星破壊ができ、強い方の奴だと太陽系とかを創れる。時間をかければ銀河も破壊できる

中位クラスからは一瞬で複数の惑星や恒星、強い方の奴だと銀河~超銀河団レベルも創れる。時間をかけて特殊な攻撃とかをしまくれば宇宙破壊も一応可能。宇宙創造はきびしい

上位クラスが宇宙の外側部分の無限に広がる膜を作った後ビックバンを起こせばそれはもう宇宙。……はっきり言ってレベルが違う

神達には上位クラスが1人いて、そいつが運営方針とか諸々を仕切ってる
他は中位~下位クラス
ヘルメスちゃんは下位クラス
前任ちゃんも下位クラス
12魔族やばくね?って思うだろうけど…あいつらは上位存在に成りかけぐらい。じゃあ魔王は…
上位存在になったら向上心がなくなるやつが多く、下位クラス止まりのやつが非常に多い。とゆうか上位存在全体を100とすると70くらい下位クラス
29.999995以上が中位クラスで上位クラスは0.000005以下
上位存在になる奴は神を抜いたら1万~100万年に1人ぐらいのペースで現れる
神はポンポン現れる
つまり上位クラスは100人ぐらいってことや

最初にできた1番次元は10兆年前にできたと言われている
次元内では上位存在じゃなくても過去や未来に行くことはできる
ただ、無と呼ばれる次元も宇宙などのそもそも時間という概念が無い、何も無いところでは過去と未来に上位存在でも行き来することが出来ない
つまり、次元ができてない何も無かったとされる10兆年前以上には’’今’’は誰も遡れない
気になって第1次元を遡れるまで遡った上位クラスの上位存在は「ある一定の時までは遡れたが何かに阻まれてそれ以上は行けなかった、だが莫大な…それも上位クラスの保有量を圧倒的に上回るエネルギーの爆発があったことだけは分かった…がそれ以外は何も分からなかった」と言ったという

宇宙破壊はその名の通り宇宙を破壊するだけのエネルギーを保有しているということ。逆の宇宙創造も同じ
上位クラスが’’集まれば’’次元破壊と次元創造が可能
ただ、1番次元だけは消せなかったという
1番次元は非常に謎が多い

ちなみに、この小説において、宇宙とは球形の空間であり次元とはその球形の宇宙が幾つも入っている空間を指す
つまり、宇宙<○番次元<無
と言ったスケールになっている

ワイも頭がおかしくなってきたからこれぐらいすごいことができるんだぞ!というぐらいに考えて欲しい。ポタラが実際は掛け算じゃ
なかったけどそれぐらい強くなるという老界王神の比喩表現くらいに思ってくれ
ただ、この小説内では実際にできるしこういう設定で行くからハッピーうれピーよろぴくねー!です


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

九話 上位存在と女神 前

必殺技随時募集中、ってなんかかっこよくね?


人類滅亡間際の世界に上位存在現れてて草w

1:名無しの上位存在

あの世界すげーwww

 

2:名無しの上位存在

>>1草に草はやすな定期

 

3:名無しの上位存在

>>1初心者かな?

 

4:名無しの上位存在

そんなことより新しい子現れたってマ?

 

5:名無しの上位存在

>>4マ

 

6:名無しの上位存在

どんな子が現れたか知っとる博識ニキ居る?

 

7:名無しの上位存在

>>6ワイ観測したで

 

8:名無しの上位存在

>>7有能兄貴おっすおっすどんな感じだった?

 

9:名無しの上位存在

>>8それが一瞬でレジストされたんや…

 

10:名無しの上位存在

>>9は?

 

11:名無しの上位存在

>>9マ?

 

12:名無しの上位存在

>>9嘘乙!上位存在になったばかりの子がそんなこと出来るわけないやろ!

 

13:名無しの上位存在

>>12ホントなんだって…おまえらも観測してみ?

 

14:名無しの上位存在

やってみようや!嘘ついてたら昔の恥ずかしい話言えよ!

 

15:名無しの上位存在

え…?ガチやん…

 

16:名無しの上位存在

>>15え…?マ?

 

17:名無しの上位存在

ホンマやん…一瞬でレジストされた

 

18:名無しの上位存在

こうなりゃ凸るしかないな!

 

19:名無しの上位存在

>>18うし!いつものやな!

 

20:名無しの上位存在

やはりリア凸か…いつ出発する?私も同行する

 

21:名無しの上位存在

>>20上位院

 

22:名無しの上位存在

よし!ならまずはあの世界がある1番次元に集合な

 

23:名無しの上位存在

キミたち、さっきから気持ち悪いよ

 

24:名無しの上位存在

>>23初心者か?新しい奴が現れたらよくこうやってリア凸して現れたやつのぼっち化を防ぐんだぞ

 

25:名無しの上位存在

>>24違う…さっきから覗くの辞めてってことだよ

 

26:名無しの上位存在

>>25は?

 

27:名無しの上位存在

>>25何言ってんだこいつ?

 

28:名無しの上位存在

こう言えば分かりやすい?ボクがその新しく現れた上位存在だよ

 

29:名無しの上位存在

>>28ファッ!

 

30:名無しの上位存在

>>28あ、ありえんぞ!なんでもう掲示板におるんや!

 

31:名無しの上位存在

さっき覗いてきたやつの頭バラして、ここのことを知ったから来ただけだよ?

 

32:名無しの上位存在

>>31ま、まじかよ

 

33:名無しの上位存在

>>31ヒェッ

 

34:名無しの上位存在

>>31コテハン付けて

 

35:名無しの上位存在

>>34いいよ

 

36:エターナル美少女

これでいい?

 

37:名無しの上位存在

>>36エターナル美少女とかwww

 

38:エターナル美少女

>>37特定した

 

39:名無しの上位存在

>>は?え?ちょ、ま…

 

40:名無しの上位存在

>>39おい!どうした!

 

41:名無しの上位存在

…しゅき

 

42:名無しの上位存在

>>41ヒェッなんで上位存在に精神系の技が効いてんだよ

 

43:エターナル美少女

>>42ちょっと彼に今までの存在した時間×10の時間を与えただけさ。精神系の技じゃないよ?

 

44:名無しの上位存在

>>43あ…悪魔たん

 

45:エターナル美少女

今、用事があって忙しいから単刀直入に聞くけど…上位存在にも挨拶回りとかってあるの?

 

46:名無しの上位存在

>>45な、ないぞ

 

47:エターナル美少女

>>46ああ、そうなんだ。ありがとう!今度覗いた人にはもっとキツいのするから♡

 

48:名無しの上位存在

>>47さーいえっさー

 

49:エターナル美少女

じゃあ何か知りたいことがあったら聞きに来るから。キミたちよろしくね♪

 

50:エターナル美少女

バイバーい

 

 

 

 

◇◇◇

クロエラは両親(マリエとシュドル)を転移させた後、覗きをしてくるネット民(上位存在)を脅しパジャマパーティの準備をしていた

 

ヘルメスがおずおずと指を指しながらクロエラに質問をする

「え?今何したんですか?とゆうかこの人達誰ですか?」

 

「悪質な覗き魔さ…ちょっとわからせただけだよ?」

 

そう言いクロエラは上位存在(被害者)を元いた所へと蹴り飛ばす

 

「え?今の人達って上位存在っぽかったんですけど…」

 

クロエラは首をこてんとして言う

「?…ボクが上位存在…しかも掲示板に浸ってるやつに負ける訳ないだろ?」

 

「えぇ…クロエラさん、今日上位存在になったばかりじゃないんですか…?」

 

クロエラは悩みながらも推測を口にする

「…ボクが上位存在になった方法自体が裏技みたいなもんだからねぇ…恐らく…ちょっと頑張ったことにより下位クラスから上位クラスまで魂が一気に昇華しちゃったんだろう」

 

ヘルメスがびぇーとかいう擬音が聞こえそうな表情でツッコム

「なんでちょっと頑張ってそこまで行けるんです!?」

 

「ボクは自分の魂なら好きなように弄れるぐらいには把握しているからね…これぐらいちょっと頑張れば可能さ…それに、こんな可憐で弱々しそうな美少女のボクだよ?下位クラスぐらい捻り潰せなきゃやってけないんじゃない?」

 

「否定はしませんしできませんけど…なんで戸惑いなく魂をあなたは弄れるんですか!?頭ぶっ飛んでんですか!?それと、その考え方は長い間上位存在やってた人の考え方って冊子に書いてありましたよ!?」

 

 

クロエラは満足そうな顔をしながら言う

「いやー、やっぱツッコミしてくれる人がいると会話が盛り上がるね~ボケた甲斐があったよ」

 

ヘルメスは一瞬驚いた後聞く

「え?全部嘘だったんですか?」

 

クロエラはドヤ顔で言う

「いや?ちょっと頑張ったてのがめっちゃ頑張ったってのと弱々しそうなってことかな?ボクは常に威風堂々としてるじゃん?後、ボクがちょっとぶっ飛んでるってのは自覚してるよ?」

 

ヘルメスは再度ツッコミする

「いや、それほとんどやばくない所じゃないですか!?もっと他の所を冗談って言って欲しかったです!」

 

クロエラは嘘泣きしながら言う

「よよよ…ボクがまるでやばい存在のように言うのは悲しいじゃないか…」

 

ヘルメスは戸惑いながらも慌てて謝ろうとする

「え?…あ…その…ごめんなさ…」

 

が、言い切るよりも早くクロエラがヘルメスの肩をガッチリガードする

 

「え?え?」

 

「もう、ヘルメスちゃんは~嘘に決まってるじゃん!ボクはこれぐらいじゃあ泣かないよ?そ・れ・に ちゃんと謝れるのはいいことだけどさ?ちょっと弱腰過ぎなんじゃない?」

 

ヘルメスは固まったまま動かない

 

クロエラは不慣れながらも真剣に言う

「ヘルメスちゃんの過去に何があってそうなったのかは知らないけど…ボクは活き活きしてるヘルメスちゃんの方が好きかな」

 

クロエラは振り向くと同時に内面では焦りながら喋ろうとする

「ま、こんな話されても困…」

 

ヘルメスはクロエラを呼び止める

「クロエラさん!」

 

クロエラは振り向かずに返答する

「…なんだい?」

 

ヘルメスは己の少女時代のことを思い出しながら問う

「あなたは…あなたは、力を持つことが怖くなかったんですか?」

 

クロエラにヘルメスの表情は見えない…いや、敢えて見ないで答える

「怖かったさ」

 

ヘルメスは意外な返答に一瞬硬直するが持ち直して聞く

「じゃ、じゃあなんであなたは力を手に入れたんですか?」

 

クロエラは一瞬考える仕草をして答える

「そうだね…簡単に言えばボクの目的(エターナル美少女)のためさ」

 

「目的…?」

 

「そう…それを達成するにはこれ(上位存在)になるのが1番手っ取り早かったのさ」

 

ヘルメスはこの言葉を聞いてこの世界の現状を思い出し質問をする

「別に…あなたがそれ(上位存在)になる必要はなかったんじゃないですか?」

 

クロエラは振り返らずに答える

「いや…僕には能力(回復魔法)があった…それに覚悟も決めていたんだ」

 

ヘルメスは思わず聞き返す

「覚悟?」

 

クロエラは昼間のあの数秒感を思い出しながら答える

「1人になる覚悟さ…老いもせず死にもしない存在(人外)を…普通、人というのは敵視し化け物扱いするからね…」

 

ヘルメスの脳裏に昔のある記憶がフラッシュバックする

 

ヘルメスは顔を鬱向けながら言う

「お強いんですね…」

 

「そんなことは無いさ」

 

「え?」

 

クロエラは少し赤面して言う

「その…皆に受け入れてくれるかって聞いた時…恥ずかしながら柄にもなく泣いてしまってね…」

 

ヘルメスは心底意外に思う

目の前の上位存在(クロエラ)は1人になることぐらい平気で出来そうな精神性をしていると思ってたからだ

しかしヘルメスは思い出す

クロエラがマリエへと甘えていた光景を

 

実を言うとヘルメスは少しクロエラへと嫉妬していた

美しく胸も大きく優しく人気もあるし力もある

何より、上位存在なのに人々と仲良く居れれたのが羨ましかった

 

クロエラは続ける

「その…皆がボクを受け入れてくれた時…嬉しかったんだ…拒絶されてそのままどっかに隠れるんだろうなぁって考えてたのに…皆は一緒に居ていい、ボクはボクだって…そう言ってくれたんだ」

 

ヘルメスにまた少女時代の記憶が流れて来る

 

ヘルメスは言う

「私は…正直あなたのことが羨ましいです…」

 

クロエラは振り返らない

「…そうかい」

 

ヘルメスは独白する

「私は…自分の力から逃げてばかりでした…逃げて、力を封じて…私の事を慕ってくれた人達にも怖がれるのを恐れて最後まで黙って…この口調だって…皆から嫌われないために気付いたらこうなっていたんですよ?」

 

「なのに…なのにあなたは自分の力を人のために使えるよう向き合って…自分から周囲へと打ち明け…そして人気者で…」

 

ヘルメスは気付いたら涙を流していた

 

「あなたは私とは真反対の人です!私には無いものをいっぱい持っている人なんです!!」

 

ヘルメスは更に続けようする

 

だが

「私は…」

 

振り返り、キスをしてきたクロエラによって止められていた

 

「むぅ?」

 

ヘルメスは硬直している

 

5秒経った クロエラは離れない

 

10秒経った クロエラは離そうとしない

 

30秒経った クロエラはまだ離れない

 

1分経った クロエラはまだ離そうとしない

 

2分ほど経ってクロエラの舌が口内へと入りかけた所で再起したヘルメスが慌ててクロエラを退かす

「ちょ、クロエラさん!?な、何して…」

 

クロエラはあっけらかんと答える

「キスだけど?」

 

2人の間には透明な橋ができていた

 

ヘルメスは慌ててポカする

「な…なんでキス…!ざ、残念でしたね!私はキスなら経験あるんですよ!」

 

「やっぱそうか…ヘルメスちゃん可愛いもんね…」

 

ヘルメスは目を回して言う

「わ、私はもう失う物なんて…そ、その…あ、アレだけなんですからね!」

 

「ボク、ファーストキスってやつだったんだけどな…」

 

ヘルメスは固まる

「へ?」

 

「いやー、ボクもファーストキスを捧げるならキミみたいな可愛い子が良かったしねぇ…」

 

ヘルメスは再起して叫ぶ

「わ、私たちは女の子ですよ!?だ、だからノーカ…」

 

クロエラは妖艶(ようえん)な笑みを浮かべヘルメスへと言う

「ボク達は肉体ではなく魂が主…なら、性別なんて些細なことさ…あ、舌じゃなくてあっち咥えたかった?ならちょっと待ってね、今準備す…」

 

ヘルメスはツッコム

「違います!なんなんですか!?なんでそういう発想になるんですか!?」

 

クロエラはとぼけるように言う

「え?いやだって…キミが初めて発言するから…もしかして期待してるのかと…」

 

ヘルメスは再度ツッコム

「な…///た、確かに言いましたけど…わ、私はそんな淫乱な女じゃありません!初めては…もっとこう…」

 

 

ヘルメスが訂正しようとするが

 

 

クロエラは爆笑していた

「あははははは!!」

 

「ちょ!何笑ってんですかー!」

 

クロエラはしばらく笑い、落ち着いた後キリッとした顔で返す

「ははは…ふぅ…そうだなぁ…ボクはキミにこのボクのファーストキスを奪ったという称号を上げた。そしてキミのジメッとしたオーラは消え、ボクはキミの活き活きしてる顔が見れた。更にはキミが意外とノリのいいことが知れた…ボクはあまりにも上手くいって嬉しいんだよ」

 

ヘルメスは困惑しながら聞く

「な、何が上手くいったんですか?」

 

クロエラは微笑みながら答える

「決まってるだろう?キミについて知ることさ」

 

ヘルメスは更に困惑しながら聞く

「な、なんで私について知ろうとするんですか?」

 

クロエラは真剣な表情で話し始める

「フフ…ボクは別に綺麗事を言うつもりはないよ」

 

「?」

 

「ボクは受け入れるってのはそれ相応に相手を理解していなければダメだと思っている。形だけの受け入れも悪くは無いとは思うけど…要はキミは、理解されずに人と接してきたことで相手がちゃんと理解してくれるか分からなくなり、怖くなったのだろう?」

 

ヘルメスは言い当てられ俯きながら答える

「う…はい」

 

「ならば簡単だ ボクがその理解者1号になればいい」

 

クロエラはそうキッパリ言い切った

 

だがヘルメスは逃げ道を探す

「む、無茶ですよ…私の力はとても強力で…きっとあなたも…」

 

クロエラは逃げ道を潰す

「今のボクに、キミのその力は通じるのかい?」

 

ヘルメスはクロエラの顔を見て

「無理…ですね」

正直に答えた

 

慌ててヘルメスは追加の好ましくなさそうなことを言う

「で、でも私は結構隠し事も多いですよ?」

 

クロエラは何とでもないように言う

「そうだねぇ…別にボクは全部を話せとは言っていないよ?ある程度の人となりとかさえ分かれば力を持ってようがいまいが関係ないからね…世の中の頭の足らないやつが決めつけて悪だの喚くのさ…そういう奴は無視してもいいよ。それと、次はキミがミステリアス系なことが知れた、秘密の多い美少女…絵になるじゃないか」

 

ヘルメスはツッコんだあと慌てて更に理由を探し言う

「ちょ!わ、私は別にそんなキャラじゃありません!あ、あと…わ、私のこの口調や思考の仕方は皆に好かれたいからなったものですよ?ほ、ホントにいいんですか?」

 

クロエラは当たり前かのように話す

「当たり前じゃないか…人は多かれ少なかれ人に良く思われたいと思う物さ…承認欲求ってやつ?多分ボクもあるから全然平気さ」

 

ヘルメスはまた理由を探し言うとするが

「で、でも私は…」

 

「そうだね…少し訂正しよう…キミの真に欲するものが分かったよ」

 

「え?」

 

クロエラは微小を浮かべながら手を指し出す

「ヘルメスちゃん、ボクと友達にならないかい?」

 

 

 

To Be Continued




はい!ここで終了!
すまんな!文字数が気付いたら結構行ってて分けなきゃいけなくなった
それと、掲示板は前話に書きたかったけど文字数的に今回になった
結果的には前後合わせてちょうど良くなりそうだから考えもんだよなぁ…

優しい上位存在「あいつまじかよ…」

途中、急にシリアスっぽいの入ったけどすまんな!今発散させなきゃ今後もっと酷い爆発が起きたんや

ほな補足いくで

補足
1.Qなんでクロエラが上位存在について詳しくなってんの?
Aヘルメスちゃんに頼んで冊子見せてもらった。

2.Qなんでヘルメスちゃんクロエラに嫉妬してんの?前話のラストでめっちゃ仲良さそうだったじゃん
Aじゃあ読者の皆は自分より頭のいい友達がいたらどう思う?少なからず羨ましいぐらいの気持ちは湧くと思うんよ
自分より金持ちのやつを見たらどう思う?なんで自分は…とかって思うと思うんよ
嫉妬ってのは気付いたらめっちゃ溜まって行くもんだから、今のうちに爆発させないともっと酷いことになっていたと作者は思うんや。

3.Qなんでズキュウウウンしたん?
A本編でも書いたけどヘルメスはツッコミの適性がある
クロエラはヘルメスの纏っているジメジメオーラを、ヘルメスの意識をテンパらせ、270°程回して強制的にツッコミへと変え、雲散させたのだ
ごめん、自分でも何書いてるか分からなくなってきた
後、相手がツッコミの場合、相手は後に回るしかなくなり、自分の話を進めることが出来る。クロエラはこの性質を利用した

4.Qもしかしてクロエラちゃんってまだ友達作れてない?
A状況が状況で作れないし作ってる暇はなかった。つまり未だに友達を作れておらずボッチ
クロエラファンクラブをクロエラがどう認識するかにもよる

5.Qクロエラって元男だよね?てことは…
Aヘルメスちゃんは美少女、クロエラも美少女、ならば百合なれば無作法というもの
ちなみに、クロエラ的にはファーストキスはそこまで気にしてない
この前男と寝た場合を書いたが、女の子と百合った場合は相手を自分以外を意識させれなくなるまでヤる
つまりどっちにしても同じなんだよなぁ…
読者諸君は気付いたと思うがクロエラは超が付くほどのドS
本人は気付いてない
これも全部ミネル・ノヴァーナっていう可愛いドMが悪いんだ

6.Qキスの描写もっとなんかねっとりと出来ない?
A作者はチェリーボーイであり、キスもしたことない…
こんなワイにできるわけないだろ!(逆ギレ)

ワイの頭をフル活用させてそういう小説を読んで分析すればいける
と言うかそれっぽいのは多分書けるが…あまり何処にとは言わないがコないと思う
ただ、作者と同じ性癖持ってる人だったら結構クると思うで

ワイにはこの小説をガチエロにする気は毛頭ないので…ミネルちゃんとクロエラのSMプレイを書くことも出来ないワイに…!出来ると思うのか!?()

7.Q頭バラされた上位存在としゅき上位存在どうなった?
Aどっちも少し経てば元に戻るようにクロエラが調整したので元に戻ってる
この程度で(しゅきしゅきの方は知らん)ずっとダウンする上位存在はいない

8.Q上位存在の掲示板ってどうなってんの?
A特殊な電波的なものを魂から発して繋いでいる
文字は考えるだけで打ち込める様になっている
半分電話みたいなもん


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

十話 上位存在と女神 後

ワイはめっちゃ重いシリアス物を見たら寝込むぐらい豆腐メンタルパジャ!
感動系を見たら一瞬で涙腺決壊するパジャよ!



「ヘルメスちゃん、ボクと友達にならないかい?」

 

クロエラは手を差し伸べながら考える

(うーん…こんな感じでいいのかな?)

 

ここで読書の皆には第一章前のプロローグを思い出して欲しい

クロエラの前世はDT陰キャ男子である

そんなクロエラの、あるセンサーにヘルメスは反応した

そう、ボッチセンサーにである

クロエラはヘルメスから同じボッチの匂いを感じたのだ

あれ?クロエラファンクラブはどうなんの?と思うかもしれないが…あれは最早、姪とおじさんのような関係である。理解してくれてはいるが友達という奴ではない

クロエラには現在、本音を吐露して話し合ったり気軽に冗談を言える存在はいない

クロエラが今の所、上手く友達になれるよう誘導できているのはクロエラの無駄に優秀な頭脳によるものだ。返答までに毎回、数万回はシュミレーションをしている

ちなみにクロエラがズキュウウウンしたのはヘルメスのジメジメオーラを消すのにこれが一番成功確率が高かったから

そして会話の主導権を握る為である

クロエラにキスの知識はあるが実戦経験は無いためキス中は過去一テンパっていた

 

閑話休題(それはさておき)

 

クロエラの友達発言直後に戻ろう

 

(ヘルメスちゃん…キミと俺は…ほとんど同じような存在だ)

 

ヘルメスがその保有している力という物により迫害されていた。

だが、今こうして神をやっているのならば一応は人と一緒に居られたことになるが…その際に怖がれることを恐れ、自分の能力を封印し、好かれるために仮面を被った。

という推測をクロエラは立てた

なら、恐らくその力よりも更に上の力を持つ自分ならば、安心してその力についても言えるだろう…ともクロエラは考えていた

 

そしてクロエラがヘルメスと友達(理解者)になりたいと思った1番の理由は、ヘルメスが皆に受け入れて貰えなかった自分の未来に見えて、今度は自分が救う番と思ったからだ

 

クロエラは昼間の体験から理解されることがどれだけ心の救いになるか分かっていた

 

クロエラは考える

(なら…なら、今度は俺が理解する番だ…そして…ヘルメスを過去から救う!)

 

クロエラ的にはこれで少しでもヘルメスの心が救われるのならばと提案したことだった

 

そして、自信を付ければヘルメスは皆の輪の中に入れるだろう

 

そうクロエラは考えていた

 

ここまで1秒以下

 

ヘルメスはまだ答えない

 

そしてその返答は-

 

 

 

◆◆◆

 

ヘルメスはクロエラを見て思う

(ああ、なんてずるい人なんでしょう)

 

ヘルメスにとってその誘いは心の何処かでいつも欲していたものであり、とても魅惑的な誘いだった

 

クロエラに逃げ道を潰され、自分にメリットしかなく、そしてヘルメス自信が友達を欲していた

 

こんな誘い、受けるしかない

 

だが、ヘルメスには一つだけ懸念があった

(私が…あなたと友達になれるだけの釣り合いが取れているのでしょうか…)

 

ヘルメスにとってクロエラとは格上、パシリ等ならともかく同等の関係を築くというのは少し怖かった

 

そしてヘルメスは気付く

(ああ…これが…これが…理解を超えた存在との接し方…確かに…分かりませんね…)

自分が今、自分を理解してくれなかった者達と同じような考えをしていたことを

 

(この人は…もしかしてここまで計算して…?クロエラさんなら有り得ますね。なるほど…相手の立場になって考える…当たり前のことですが、確かに重要なことですね。大切なことに気付けました)

 

クロエラの評価が勝手に上がっていく

 

(さっきのき、キスも…もしかして私に自信をつけさせるため?クロエラさんは私に自信をつけさせるために自分の初めてを私に上げたの?…思えばクロエラさんは私を気遣うような発言をしていた…そんな人が許可も取らずにキスをするなら…きっとそうね…クロエラさんは私のためにそこまでしてくれたのね…)

 

クロエラはそこまで考えてなかった、とりあえず元気付けようとしたのと会話の主導権を握る為である

クロエラの評価が上がっていき、クロエラの言動が美化されるフィルターがかかる

 

(クロエラさん…いえ、クロエラ様は…そこまで私を…な、なら、私もそれに答えて友達になるしか…だけど…こんなに優しくて美しくて強くて完璧な人の友達に、私はなっていいのかしら?)

 

ヘルメスのクロエラへの嫉妬が憧れへとシフトチェンジした。憧れパワーでクロエラへの評価がMAXまで行く

 

(しかし…クロエラ様は私と友達になりたいと言って下さり…私も本心では友達になりたい…どうすれば…)

 

ヘルメスはクロエラが上下関係を気にしないのは既に理解している。しかし、敬意を向けているクロエラに対して平等なのは少し気が引ける

 

ここでヘルメスに電流走る

(そうです!私はクロエラ様に敬意を向けている。そして私は敬語キャラ…ならば私がクロエラ様を呼ぶ時には親しみを込めて…そうね…お姉様…クロエラお姉様と呼ぶことにすればいいのよ!)

 

ヘルメスは半分ボッチだった

 

そんな自分を気遣ってくれ、更には友達になろうと言ってくれた完璧美少女なクロエラに対し、ヘルメスはものすごい好意を持った

 

(ま、まって…!クロエラ様…いえ、クロエラお姉様は私にファーストキスをされた際、可愛い子に上げたかったと言った…も、もしかしてあれは冗談ではなく本当だったの!?つ、つまりクロエラ様は…同性愛者…レズだったの?私達魂の格が高い者達は肉体なんて些細なことで…その可能性は高くて…な、ならクロエラお姉様が私を求める理由は…)

 

ヘルメスがどうしてここまで考えたか…彼女はボッチだったため、妄想が半分友達だった。

 

そして様々な可能性を考えるようになり今回はクロエラへの考えが|こう《めっちゃ完璧な美少女だけど自分を求めて来るレズ》なった

 

(で、でも、クロエラお姉様が求めるなら///そ、それにクロエラお姉様は私に自信をつけさせるためにファーストキスを散らしたのよ?わ、私の初めてをクロエラお姉様に…///…そう言えばお姉様はマリエさんにとても甘えていた…あ、ああなんて…なんて…ぐふ…ハァハァ…こ、これが…ギャップ萌えと言うやつなの!?な、なんて破壊力…舐めていました…)

ヘルメスのクロエラへの評価はMAXである

優しくて美しく、力もある完璧な美少女でありながら甘えん坊というギャップ萌えでやられ、そして自分のことを救おうとしてくれる姿は女神なのに女神に見えた

多大な好意と憧れを持っている状況である。ハッキリ言ってほとんど惚れていた。ヘルメスちゃんチョロ過ぎだろ…

そこにクロエラのレズ疑惑である

 

読書諸君的に言えば最推しが自分を求めてくれたようなものである

作者的にはすぐに舌切って死ぬつもりだが推しを悲しませる訳にはいかないので推しと事をするしかないのか、いや、推しに手を出すのは…という無限ループに陥っている

 

他の例えならば、自分に優しくしてくれる優等生が実は自分のことを好きだった、そういう状態である

 

結果ヘルメスは憧れや好意が色々と変化してレズになった(クロエラにのみ)(既視感)

ちなみにクロエラ的には全然あり

 

ここまで2秒

 

ならばとヘルメスは質問へと元気よく答える

「喜んで!!」

 

 

 

◆◆◆

「喜んで!!」

 

クロエラは微小を浮かべながら言う

「フフ♪そうかい!嬉しいよ」

 

口ではこうすました物言いだが内心では

(よ、よっしゃー!!!ヘルメスちゃんと友達になれたぁああ!!初めての友達ゲットだぜ!)

狂喜乱舞していた

 

クロエラは何とか荒ぶる心を抑えながら言う

「そうだねぇ…ボクも…その…ヘルメスちゃんが初めての友達だから…手順みたいなのは分からないんだけど…まずは呼ぶ時の名前を決めないかい?」

(前世でボッチであると気付いた時からシュミレーションしていたが…まずは呼び名を決めるのが安牌だよな)

 

そんなことをクロエラは考えながらもヘルメスは返答する

「それは…いい案だと思います!…では…その…私のクロエラ様への呼び方についてのお願いがあるんですが…良いですか?」

 

「?…別にいいよ?…とりあえず言ってごらん?」

(なんで様付け?)

 

ヘルメスは意を決して伝える

「クロエラ様…私に、クロエラ様のことを『クロエラお姉様』と呼ばせてください!」

 

1秒経過

クロエラは再起し、<<思考加速(Accelerate cogitandi)>>を使い始める

 

2秒経過

クロエラは数億、数十億のパターンを予測する

 

3秒経過

1番安全な返し方をすることにクロエラは決定する

 

クロエラはヘルメスへと平成を保っているように見せながら承諾し、質問する

「べ、別にいいけど…え?…な、なんでヘルメスちゃんはボクのことをそう呼ぼうと思ったの?」

 

ヘルメスはムフッと息を漏らし、説明を開始する

「ハイ!クロエラお姉様!私、ヘルメス・マーキュリーはクロエラお姉様に対し、敬意を持っております!」

 

クロエラはまじかという表情を出して聞く

「え?そうなの?」

 

ヘルメスは当然とばかりに答え、説明の続きをする

「ハイ!クロエラお姉様は優しく、美しく、圧倒的な力もお持ちになっております。敬意を持たない方がおかしいんです!私もクロエラお姉様と友達には元々なりたかったです…ですが、クロエラお姉様と友達になろうなどパシリ等の関係ならばまだしも私にはハードルが高すぎました…しかし、クロエラお姉様は私に友達になろう、と仰ってくださった…ならば友達になる以外私に選択肢はなく…けれど、私はどうしてもクロエラお姉様を上に見てしまいます…」

 

クロエラは黙っており、それを見たヘルメスは続ける

「クロエラお姉様!友達と言っても多種多様な種類が存在します…私はクロエラお姉様をお慕いしています…ですから私は…せめて呼び名をこうすることにし、クロエラお姉様が上、私が下…ということにしたいのです」

 

ヘルメスは祈りのようなポーズをとり、クロエラへと言葉を続ける

「クロエラお姉様が上下関係を気にしなく、私と平等な関係を築きたいのは重々承知しております…ですが、私は…クロエラお姉様、あなたをお慕いしているのです…!この思いを無視する事は私に出来ません!」

 

そんなことを言われたクロエラは

(そ、そこまで俺の事を…)

 

満更ではなかった

 

(あれか?高校とかでリーダーシップとかあるやつが兄貴とか姉貴とか言われてる…要は呼び方が変わるだけで、実際は平等…的なこと…だよな?)

 

クロエラにとって呼び名は差程大事なことではない、要は友達か友達じゃないかが大事なのだ

 

ヘルメスは緊張して目をぎゅっと閉じ、まだ祈りみたいなポーズをしている

 

クロエラは和らげな声で言う

「いいよ」

 

ヘルメスはパッと目を開き、クロエラへと抱きつく

「クロエラお姉様!」

 

クロエラはそれを受止め、胸で顔を覆っている

 

「ヘルメスちゃん…そうだ、ボクからもヘルメスちゃんへとお願いするよ」

 

ヘルメスは顔を上げ、クロエラと視線を合わし喋る

「お願いですか?いいですよ…あ、言い忘れてましたが私のことはヘルメスと呼び捨てしてください!」

 

クロエラはヘルメスへとお願いを開始する

「わ、分かったよ…ヘルメスが敬語なのは分かっているんだけど…キミはどうしても会話で弱腰になることがあるからね。ボクには言いたいことは出来れば全部言って欲しいんだ…」

 

ヘルメスは快諾する

「もちろんです!」

 

クロエラはついでにある事もお願いしようとする

「あ、それとねクロエラお姉様ってちょっと長くな…」

 

が、ヘルメスが捨てられた子犬のような顔をしているのでクロエラは慌てて追加の理由を話す

「へ、ヘルメスがボクの事を思ってそう呼びたいのはわかってるから…ほら!挨拶する時とかにはボクのことを’’クロエラお姉様’’って呼んで、会話する時とかは’’お姉様’’呼びするのはどう?ボクはヘルメスと少しでもいっぱい喋りたいからさ!」

 

クロエラは一か八か本音でもあるヘルメスといっぱい喋りたい事を伝えた

 

クロエラ的に会った時とかに初撃でクロエラお姉様呼びされるのは全然OKなのだが、会話の途中だとなんかゴツく、お姉様呼びの方が自然という理由でこのことを話した

 

 

そしてヘルメスの返答は

「わかりました!お姉様!」

 

目をキラキラさせながらの返答だった

最後にクロエラが放った「いっぱい喋りたいから」でヘルメスは撃沈していた

 

むしろ更に敬意とか愛とかその他諸々が増えていた

 

クロエラとヘルメスの恋路(?)は如何に…!

 

閑話休題(それはさておき)

 

2人の会話へと戻ろう

 

その返答を聞いたクロエラはホット息を吐き、パジャマパーティーの準備を再開しようと伝えようとする

「フゥ…じゃ、ヘルメス…パジャマパーティーの準備の続きを…」

 

がミネルがパジャマパーティー会場の準備が終わったことを伝えに来た

「ご主人様ー!こちらの準備整いまs『自主規制 自分で想像しな!』」

 

「あ…」

しかしミネルがご主人様呼びをかまし転移して行った

 

即落ち二コマである

 

後にはシミひとつないカーペットだが残っていた

 

謎な雰囲気の2人

 

場を沈黙が支配する

 

クロエラはとりあえず喋る

「え、えっと…ヘ、ヘルメス…ボク達の準備は向こうでもできるし…行こっか…」

 

ヘルメスは戸惑いながらも返答する

「は…はい…お姉様…」

 

2人は俯いたままパジャマパーティー会場へと向かった

 

※この後、復帰したミネルが本能的にヘルメスに近しいものを感じ、一瞬でめっちゃ仲良くなりやがりミネルも一緒にパジャマパーティーしたパジャ

 

この後滅茶苦茶パジャマパーティーした(2)

 

To Be Continued




やっぱオチ要因ってありがたいパジャね!
パジャパジャうっさいと思うからコレで最後パジャ!

うーん…オチに悩んで悩んで考えた末にこうなった…やっぱ会話主体の回とかは文字の消費がえぐいンゴねぇ…もうちょい書きたかったけど文字数的にこうなっちゃった

ワイはシリアス苦手だから基本シリアス薄めの作品を書くことを目標としているが…
偶にシリアス回を挟むことにより、シリアス回は目立ち、ギャグ回も温度差でいい感じになるんだよなぁ…やっぱ作者は頑張ってシリアス物に耐性つけてくる

銀〇とかもこの手法(?)使ってめっちゃ戦闘とかがかっこよく見えたのはあるある。とゆうか実際にかっこいい所にバフ掛けられててやばい(語彙力低下)

ちょっとストレス溜まって色々書いてたけど、んじゃ補足いくぜ☆

補足
1.Qヘルメスちゃんなんで記憶なくならないの?
A魂の格が高い奴らには精神系の技が効きにくく、幼女形態のクロエラの魔法では効かなかった
ヘルメスちゃんの見た感想
「その///すごくエッチでした///」
ヘルメスちゃんにはレズ要素が入ったことにより同性のそういうものでもエロく感じてしまうようになっちゃったんですねぇー…エロく感じるっていう言葉もなんかエ(ry
ご主人様呼びを聞いていい人物にヘルメスも追加された

2.パジャマパーティーの様子
A書いて需要ある?物語の進行が遅くなるだろうけどあるんだったら今から考えて来る
今のところ書く予定は無い
だが、このワイは正面からその予定をぶっ壊す!()
ざっくりとした事(予測)
・お菓子食べる
・ガールズトーク
・お絵描き大会
・アニメ鑑賞(クロエラの元出身宇宙)
・みんなでゴロゴロ
・クロエラのぶっ飛んだ回復魔法講座
・髪の毛を結び合いっこ
・みんなでゲーム作り
・みんなでゲーム
・クロエラによる人体の効率的な動かし方講座
・おねんね
ぐらいパって思いついたから書いたっす
それとマリエママが途中乱入する所まで見えた
マリエママが乱入するとシュドルパパとシュベル君も巻き込まれて王様ゲームとかしそうだな…
上位存在とか神は寝る必要ないけど寝れない訳では無いんやで
この調子だと多分書くからこれ以上は書かないわ

3.Qヘルメスちゃんが嫉妬溜まんの早くね?
A神様連中がプライド高いって書いたやろ?ヘルメスちゃんはそんな先輩連中を見て、自分でも気付かないぐらい少しだけプライドが高くなったんや…けど、今回の件でプライド高いのは無くなったで

4.Q呼び名なんでクロエラお姉様からお姉様にしたの?
Aいちいちそんなゴタゴタした名前で呼んでたら話が全然進まないでぇ(現実だと)
分かりにくかった人いると思うから会話の例
ヘルメス「クロエラお姉様!こんにちは!」
クロエラ「○○××」
ヘルメス「もう♪お姉様ったらー♪」

と、この様になる
挨拶と同時に「クロエラお姉様」と呼び、会話中の呼び名が「お姉様」ということだ

姉の呼び方ってお姉様派とお姉ちゃん派があるけど、自分はお姉ちゃん派ですね
これに通ずるもので東方のスカーレット姉妹派と古明地姉妹派がありますが…作者は古明地姉妹派です
俺、幻想入りしたら餌になってでもいいから旧地獄の地霊殿に行って、さとりんは原作のSか二次創作の直ぐに赤くなるタイプか調べるんだ(フラグ)

5.Qクロエラって実際はノンケ?レズ?
Aレズ
正確に言うと性別なんて既にどうでもいい領域なんだけど、クロエラは一応元男な為、女の子がいいなぁって思ってる
え?どうやってプレイするんですかって?
名前が「エターナル美少女」の回の空白部分のどっかに透明文字て書いてあるから見てきてくれたら分かる
作者はチェリーだからな…R18な奴は頑張れば書けるけど絶対にコないと思うので書きません
もし、要望があれば考えます

6.ギャップ萌え
人類が有する最強兵器の一つ
この前は大陸が吹き飛びかけてた
普段クールな人のガードが緩くなって笑顔などを向けてきたとしよう
諸君等は耐えれるか?
いや、無理だ
全員が吐血しヤムチャポーズになるだろう
また、ギャップ萌えからしか取れない万病に効くエネルギーがあるらしい


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

十一話 パジャマパーティー 前

3月2日時点では10:0で需要があるらしいので執筆
作者にパジャマパーティーの経験なんてないので熟考しながら書いてる
それと、読者の皆には気軽にアンケとか感想とか送ってくれると嬉しいっすねぇ


時刻は夜の9時頃

 

クロエラ達は赤い顔をして話している

 

「---」

 

「---…///」

 

「------…----///」

 

クロエラ達が何をしているのかというと…なんとガールズトークである

 

どうしてガールズトークなどをしているのか…少し過去を見てみよう

 

 

 

◇◇◇

 

場面はヘルメスとミネルが一瞬で仲良くなり、お互いに「ヘルメスさん」と「ミネルちゃん」と呼ぶことが決まった後

 

一応クロエラは貴族令嬢のためシュベルとミネルが準備したパジャマパーティー会場(クロエラの部屋とは別部屋)にて、’’3人’’の女の子がベッドの上で寛いでいた

 

ベッドの中央には台が浮いており、その上にはお菓子が大量に置かれている

 

それぞれが毛布や枕のモフモフを堪能したり、お菓子を食べたりしている

 

それぞれが寛ぐこと5分

 

ピンクをベースとし白いふわふわが付いている寝間着を着たクロエラが、お菓子を摘みながら司会らしきことをする

「2人とも、毛布とかはモフモフしてて気持ちいのは分かるし、寛ぐのはいいけどまずはなにをするか決めよう!…ハム…あ、これも美味しい」

 

その言葉に、破顔して色んなものをモフっていた、白いネグリジェのようなものを着たヘルメスが追随する

「そうですね…こうやって寛ぐのも良いですが、このような時のみにできる特別なことがしたいですね…モフモフ」

 

ヘルメスの言葉に、先程から賢者になっているクマの着ぐるみパジャマを着て女の子座りしているミネルが質問する

「ヘルメスさん、パジャマパーティーでなければできないことって何ですか?」

 

その言葉にヘルメスは狼狽える

「え?あ…その…」

 

質問を受けたヘルメスはパジャマパーティー自体初めてで何をするか本人も理解していない

 

が、ここでクロエラからのヘルメスに対する期待の眼差しが送られる

 

ヘルメスは焦りながら案を考える

 

出てくるのは昔読んだ友達作りのガイド本やクロエラの可愛さとマリエママの包容力のみ

 

ヘルメスは必死に昔の記憶を探り、ある一つの言葉を思い出す

 

この間約1秒

 

ヘルメスは思い出した言葉を伝える

「ガールズトーク!」

 

このヘルメスの案は即採用され、最初にやることとなった

 

 

 

◇◇◇

現在、特に他にやることを決めずに3人(元男と100歳突破してる貧乳と15歳の変態マゾレズ)は何を聞こうかそれぞれ考えてる

 

何を聞いたら分からないクロエラだが、このまま何も話さないのは良くないと思い、思いついたことを直球で聞く

「そういえばヘルメスは彼氏とかいるの?」

 

「え?…」

 

固まるヘルメス

 

が、2秒後再起動し返答する

「い、いません!お姉様!私に彼氏などいません!」

 

それを見てミネルが質問する

「ヘルメスさんって元いた宇宙?…世界では信仰されてたんですよね?1人ぐらい告ってくる人とかいなかったんですか?」

 

「な、なかったです!私…その…人と深く…親密に関わることはなかったので…」

 

ミネルはクロエラからヘルメスについての概要は既に伝えられており、ヘルメスが信仰されていたことについて知っていた

 

ヘルメスは今度はミネルに質問する

「そ、そう言うミネルちゃんは彼氏とかいないの?」

 

「いませんね(๑•̀д•́๑)キリッ」

 

「そ、そう」

 

ミネルは謎にドヤ顔でいないことを伝えた後、今度はクロエラに聞こうとして中断する

「ご主人様は彼氏とか…いや…その」

 

ヘルメスは既にミネルのご主人様呼びについては知ってしまったため、ミネルはヘルメスの前でもご主人様呼びをすることになった

 

それと、ミネルが質問を中断したのはクロエラが一応4歳児なのでいるわけないと思ったからだ

 

その言葉を受けクロエラは

「いるに決まってるじゃないか」

 

「そうですよね…いるわけ…え?」

 

「ご主人様に彼氏がいるなど…え?」

 

ガチで困惑して固まる2人(ヘルメスとミネル)

 

10秒経っても2人は再起しない

 

その2人の様子を見てクロエラは真実を告げる

 

「嘘に決まっているじゃないか…なんで2人とも信じてるの?」

 

クロエラの言葉を受け、理解し、頭の中で復唱しまくる2人

2秒ほど経ち、心肺機能が復活するミネルと神力の放出が収まるヘルメス

 

心肺機能が復活したミネルは咽びながらクロエラへと確認する

「ゴホッ...ヴ...ゲホッゴホッゴホッ...ハアハア…ご、ごごごご主人様!本当ですね!?冗談ですよね!?」

 

「ん?そうだよ?」

 

神力が暴走しかけてたヘルメスはクロエラへと質問する

「スゥ-…お姉様?な、何故そのような嘘を?」

 

クロエラはちょっと悩んだ末に返答する

「うーん…だってほら、ボクって一応4歳児じゃん?4歳児のボクに恋愛経験とかないからさ…冗談とか言わないと話が盛り上がらないと思ってね…」

 

本当はちょっと違う

クロエラは前世を含めたら現在26歳位なのだが…彼女の前世はDT陰キャ男子。合計26年も生きてて彼女や彼氏(TSされられる模様)が一人もいなく、ちょっと見栄を貼りたかったのである

ただ、なんか2人の反応が変だったので真実を告げたのである

読者の皆も2度見してくれたかな?

 

クロエラの彼氏いる発言に慌てた後、落ち着いた2人にクロエラはまた爆弾を投下する

 

「じゃあさ!キミたちは好きな人とかいるの?」

 

クロエラは無邪気そうな顔を浮かべ、目をキラキラさせながら聞いた

 

先程も書いたがクロエラの前世はDT陰キャ男子

楽しく話せるなら男の話題でも女の話題でもどっちでもいいのである

そのため、心の中でも(どうなんだろうな~)ぐらいのガチ純粋で聞いてきやがってるのである

ホント悪質やな…

 

2人の反応

ヘルメス

「い、いると言えばいるのですが…///」

 

ミネル

「好きというか憧れているというか…好きというか///」

 

2人とも初心すぎる反応である…読者諸君はミネルはもっと直球で行くと思ったかもしれないが、現在賢者になっているので初心なのだ

 

つまり冒頭のシーンである

クロエラ達が顔を赤らめると書いたな、あれは半分嘘だ

とゆうかクロエラに羞恥心なんてあるようでないからほとんど不可能だ

「-」は別にその数通りじゃないで

それとチェリーなワイにはガールズトークとかガチ分からんから絶対に変になってると思うけど許してクレメンス…え?ダメ…

ちなみに、クロエラは2人の好意には…ミネルには「もしかして?」ぐらいには思っているがヘルメスの好意には気付いていない

クロエラは中学生時代のトラウマで、直ぐに相手が「自分のことを(恋愛的に)好き」と、思わないようにしている

そのため、ミネルは自分とSMプレイがしたいエッチな子と思っている…自分で書いてて大分無理があると思うが、そういうことでよろしく

あと、会って数時間の奴が好きになってくるとか普通思わなくない?

 

閑話休題(それはさておき)

 

クロエラの好きな人いるかの質問の後に戻ろう

 

クロエラは2人の反応から、いるにはいることを確信し、更に追い打ちをかける

「ふーん…いるんだ…で、誰なんだい?」

 

ヘルメスは慌ててクロエラの特徴を言い始める

「そ、その…優しくて人気者で強くて…何より可愛くて…一緒に居るだけで癒される人です///」

 

クロエラはヘルメスの言葉に?を一瞬浮かべるが(強くて優しい…ヘルメスの上司的な人かな?)などと言う考えに辿り着いた

 

クロエラは無邪気に言う

「へぇ…その人?と仲良くなれるといいね!応援してるよ!」

 

「は、はい…///」

 

クロエラはS気味にヘルメスへと問う

「ところでミネル?キミはボクのモノだろう?勝手に他人に好意を向けるなんてイケない子だね」

 

もちろんクロエラは本当はそこまで思ってない…あれ?思ってないよね?

Sで束縛が強い人とかこういうこと言うかな~ぐらいのノリで言っている…よね?

 

賢者から一般変態マゾレズになったヘルメスは顔を赤らめ、ヨダレを垂らしながら答える

「も、申し訳ありません…わ、私はご主人様のモノ///…です♡…な、なので!ご主人様の仰る通り、私はご主人様だけを見て、ご主人様だけに好意を向けています♡」

 

「当たり前さ…キミはボクの’’モノ’’なんだからね♪」

 

「ご主人様ぁ♡」

 

※今のクロエラはSのスイッチが入っており、モノ認定している奴に対する独占欲が強まり、自分の事が好きなのは当たり前に感じている

スイッチが入った要因は、クロエラのミネルに対する独占欲から無意識にミネルの好意の者に対する嫉妬である

つまり、寝盗られたから寝取り返してやろうと無意識で思ったのだ…言っとくが2人はまだ言葉責めとか焦らしプレイ(健全?版)とかしかしてない

 

 

2人は2分経っても健全なSMプレイを続けている

 

ヘルメスがこの空気の中、何とか勇気を振り絞ってクロエラへと質問する

「あの…お、お姉様は好きな人はいないんですか?」

 

クロエラは首だけヘルメスへと向けて答える

「いるよ」

 

今度は何とか意識とその他諸々を手放さなかったヘルメスは、クロエラへと再度質問する

「ま、また冗談ですよね?」

 

「ホントだよ?」

 

まだ最後の希望が残っており、それにかけるヘルメス

「お姉様?そ、それは親愛でという意味ですか?」

 

クロエラは首をコテンと倒し返答する

「違うよ?恋愛的にだよ?」

 

ヘルメスはノックアウトされ、ベッドに倒れ伏した

 

今度は亀甲縛りをされ、天井から吊るされていたが猿轡を自力で外した感度3倍中のミネルが聞く

「ご、ご主人様…そ、その…ご主人様…が♡…好きな…人…とは、だ、誰♡で、ですか?」

 

クロエラは意地悪く聞く

「聞きたい?」

 

「は、はい♡」

 

「そうだね…飴と鞭ってやつ?頑張ったミネルにはご褒美をあげないとね♪」

 

「あ、ありがとう…ハアハア…ございま…ッ♡…す」

 

クロエラは溜める

「…ボクが(恋愛的に)好きなのは…」

 

ミネルがゴクリと唾液を飲み、ヘルメスは倒れ伏しながらも全ての神経を次の言葉に向けている

 

そしてクロエラは言い放つ

「ボクが好きなのはキミたちさ」

 

起き上がるヘルメス

 

亀甲縛りから脱出できないミネル

 

次の瞬間、ヘルメスはクロエラをぎゅっと抱きしめていた

 

やはり脱出できないミネル

 

ヘルメスは抱きしめながら質問する

「お姉様…本当ですね?私達が好きということですね?」

 

クロエラは何か圧力を感じ、戸惑いながらも答える

「そ、そうだよ?」

 

その瞬間、ヘルメスの妄想力は限界を超え-

 

ブシュ

 

ヘルメスの鼻から特大の花が咲いた

 

「ちょっ!ヘルメスーッ!」

 

※この後滅茶苦茶百合百合(健全)した

 

To Be Continued




作者にガールズトークとかの詳しい話なんて分かるわけないだろ!いい加減にしろ!()
でもまぁ、こんな感じじゃね?
元男と100歳突破してる貧乳女神と変態マゾレズ娘だよ?
普通の話ができるわけないじゃないか(諦め)

それと、せっかくだからパジャマパーティーはもう少しだけ続くで
今回なんかハジけてなかったから次回はもうちょいハジけたい
ちなワイの将来の夢はハジケリストだった

とりま補足するで

補足
1.Qガールズトークって、誰と誰が付き合ってる噂とかそういうものも話すもんじゃないの?
A作者は名もないメイド長辺りの噂とか書こうかな…って思ったけど本人達での好きな人関連の方が書きやすくてこうなった

2.Qこの世界中世ヨーロッパぐらいの世界だよね?なんで彼氏とかいう概念あるの?
A平民sには元からある概念だし、この世界は何気にそういう文化が進んでいたんだ…きっとワイの「超魔法文明」設定くんが頑張ってくれるはず

3.Q前回ちゅっちゅしたんだし、ヘルメスはクロエラが自分の事好きなんじゃね?ってならんの?
Aあの後(前回の最後)、ヘルメスはクロエラが冗談を言った可能性に不安を覚え、「本当」と「冗談」の無限ループに悩み、結果的に「お姉様尊い」という考えに行き着き、アイドルとオタクのような関係になった(ヘルメス目線)
細けぇことは気にしたら負けだぜ☆

4.Q何か今回要所要所に説明多くない?
A3人の関係や話し方とか今後説明すんのめんどいから今書いてるんやで。
逆に言うと、何でこういう話し方をするかは書かなくなることが多くなると思う

5.QミネルとクロエラのSMプレイ多くね?
Aしょうがないやろ…ワイが物語考えてたら気付いたらこいつらやってんだよ…

6.クロエラのSスイッチに対して
入る時はミネルがおねだりしてきた時や独占欲が強まった時、相手がへりくだってきた時など
スイッチが入っている時でも今回のように同等な者や一般人、マリエママ等には普通に接する
つまり、加虐心が刺激されるやつにのみSになるというわけだぁ

7.上位存在や神達の恋愛観について
まず、アイツらに結婚とかいう概念はあるにはあるが、あまりされていない
結婚せずにセフレとかいうのがほとんど
アイツらからしたら「恋愛=遊びor暇つぶしor s〇x」
とゆうか永久に同じやつといるってめんどくね?っていう考えの奴らが多い

8.Qヘルメスは何を思い浮かべたの?
A自分が滅茶苦茶にされる様と妊娠している姿…どこぞの風紀委員かな?

9.Qクロエラってヘルメスと会って数時間だよね?なんでもう好きになったの?
Aクロエラはボッチだった
ヘルメスは初めての友達である
クロエラの前世は男である
ヘルメスはド貧乳だが、めっちゃ美少女である
クロエラからしたら友達になった時点で性格的なことはオールオッケーであり、しかもめっちゃ可愛いときた…更にクロエラにはこの世界で同年代などの知り合いは皆無なので…半分一目惚れみたいなもんである

クロエラの恋愛的な基準は第一に一緒にいて楽しい人で、第二に女の子で、第三に可愛いor美人かである
ヘルメスとミネルはクロエラの交友関係の中でも特に基準を満たしていたのだ


10.Qクロエラしれっと二股かけてない?
Aせやで
読者諸君らの感覚で言えば、自分を男だとしてめっちゃ可愛い友達が2人いてどっちにも恋をしてしまった様な物である
クロエラは正直に2人が好きって言っちゃったんやな…現実でやればクズだが上位存在って割とこういう奴いるからヘルメスちゃんは気にしない…ミネルちゃんもこの世界、貴族あるから側室とかいう概念知ってて気にしねぇわ…やべぇ…作者の知らないうちにハーレム化の準備終わってるやん…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

十二話 パジャマパーティー 中

作者は花粉と格闘中やで…スギ花粉ちゅらい( ´•̥̥̥ω•̥̥̥`)


クロエラ達はコントローラーを握りしめ、高速でボタン入力をしている

 

魔法版テレビの中で、クロエラっぽいキャラと見たことないデザインの巨大ロボット(人間サイズ)と女王様風のクロエラがバトっている

 

巨大ロボがクロエラっぽいキャラに接近し、弱キックをかます

 

巨大ロボを操作しているミネルが叫ぶ

「どうですかご主人様!私が見つけたこのハメ技は!…ハメ技って響きいいですね♡」

 

クロエラは冷や汗を流しながら逆転のタイミングを計っている

 

ヘルメスは焦りながらミネルへと叫ぶ

「ミネルちゃん!あなたにお姉様に何でもしていい券はあげません!」

 

ヘルメスは女王様風のクロエラ(以下クロエラS)をハメ技中のロボへと突撃させる

 

 

「かかったねヘルメス!」

 

クロエラが操作しているクロエラ(以下クロエラ’)が、全キャラがバトル中1度のみ使えるバリアーを発動させ、ミネルのハメ技を突破

 

ロボットを突撃してくるクロエラSにぶつけ、クロエラ’は必殺技の体制に入る

 

「「し、しまッ!!」」

 

クロエラは叫ぶ

「▶️⬇️↘️+P(パンチ)!!!喰らえッ!!!昇○拳ッ!!」

 

クロエラ’がロボとクロエラSの方へと突撃し、両方に強烈なアッパーカットを行う

 

巨大ロボはHPが尽き、ミネルはゲームオーバーとなった

 

ミネルは涙を流しながら叫ぶ

「ちくしょお"お"お"お"お"お"お"お"お"お"」

 

 

 

なぜ、3人は格ゲーをやっているのか

 

それは3人が百合った(健全)をした後の話に戻る

 

 

 

◇◇◇

時刻は夜中の12時頃

 

彼女達が髪を結び合いっこやお菓子の食べさせ合いっこ、アニメ映画(クロエラの元出身宇宙のもの)視聴等をした後のこと

 

3人でゴロゴロしていた時だった

 

司会進行のクロエラはマイクっぽいものを持ち、突如思い付いたことを提案する

「2人とも!ゲームを作ろう!」

 

この提案が全ての始まりだった

 

現在、特にやることなどは決まっておらず、ゴロゴロしていたので2人(ヘルメスとミネル)はクロエラの案に食い付き、3人は直ぐに机を囲んで案を出し合った

 

この世界にもゲームという物は存在しており、魔法版のゲーム機等もあるので、ミネルも話に参加することは出来た…とゆうか分からなかった場合はクロエラが知識を魂に注入されるので問題はない

 

3人がゲームを作るにあたり、どのようなゲームを作るか話し合った結果がこれだ

 

『エフェクトやBGMがカッコイイ自由度の高い格ゲー』

 

何で話し合った結果が格ゲーになったのか…あ、…こいつら脳筋だったな

 

その後、頭で思い描いたモノを出力できるようにした魔法を用い、3人それぞれがキャラを作り、次にカスタムする技やBGM等を決め、最後に全ての設定をぶち込んだゲームをクロエラが<<物質創造(Materialis creatio)>>を使い創ったのだ

 

ここで!クロエラ達が作ったゲームについて説明しよう!

『大乱○スマッシュファイターズK』

クロエラ達により設定やらなんやらを1から作られたゲームだ

 

戦闘の仕様

最大100人対戦可能でストックはなし、場外負けはない

各キャラにはHPがあり、それをコンボや技を用いて削り切れば、削り切られたキャラはKOとなるシンプルなものになっている

技を打つためのゲージとダメージを受けることにより蓄積されるゲージがある

通常攻撃は必要なゲージとかはない

ダウン中は無敵判定がある

全キャラに試合中に1回のみ、相手の攻撃時でも使える無敵バリアーがある

 

技の仕様

どのキャラでも使えるカスタム技と、そのキャラのみが使える専用技に別れており、自分だけの技編成を作ることにより強力なコンボを作ることも可能

昇○拳はカスタム技で、クロエラが叫んでたコマンドはただのノリ

コントローラーはPS○等のモノに形やボタンの配置は似ている

技、必殺技は技ゲージを消費することで使うことが可能

超必殺技はダメージ蓄積により溜まったゲージを消費し、発動できる

超必殺技は各キャラに1つあるが、付け替えも可能

 

キャラについて

究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)…クロエラが作ったキャラで、全身が黒く、金の線が浮き出ているロボット

通常はめっちゃでかいがゲームの都合上縮小された

専用技はビーム系が多く、遠、中距離攻撃が強いが近接戦も可能な万能タイプ

専用超必殺技「全エネルギー解放」は、宇宙を揺らす程のエネルギーを解放させ、機体性能の全てを向上させる技

HPも全回復してくるので結構壊れてる技

 

設定的に因果律操作から現実改変、時空移動や空間操作、無限大に巨大化、銀河破壊等ができる

めっちゃ強そうに見えるが現実のクロエラからしたら雑魚なのなんなん?()

英語とラテン語の組み合わせになってるけど日本語とドイツ語のマジ○カイザーみたいにかっこいいと思うから許して…え?かっこよくない?

 

クロエラ’…ヘルメスが作った…とゆうよりかはヘルメスの思い描いたのがクロエラだった…これでいいのかと言いたくなるがこうなった

現実のクロエラを大分弱体化させたキャラ…とゆうかゲームなので3キャラは一応同レベルぐらいになるように設定されている

得意なのは近接戦で物理で殴る

攻撃値は全キャラ中トップで、ラッシュ攻撃が最後まで決まれば4割持っていく

専用超必殺技「正拳突き」は、全ての力を一点に集中した強力な技で、当たれば7割は確実に持っていく

この技で逆転勝ち…とかすればかっこよくない?…ないか…

 

クロエラS…クロエラがSMプレイのあの黒い衣装を着てムチを持っている姿…つまり、ミネルの願望である

今のミネルの夢は、クロエラにこの服を着てもらって攻められること

ムチを使い中距離主体で闘い、ムチを使った専用技が多い

顔はバッ○マンの仮面みたいな白目のやつをつけてる

専用超必殺技「超弱点攻め」は、自分が相手に与えるダメージが3倍になる技で、場合によっては通常攻撃でも相手を一気に倒すことが可能

 

花粉に耐えながら設定考えるの疲れたで…

 

まあ、要するに自由度の高くなった場外落ちのないスマ○ラとでも思えばいいです…はい…

 

※ゲーム作りは30分ぐらいで終わった

 

閑話休題(それはさておき)

 

 

3人がゲームを作った後に戻ろう

 

 

その後、クロエラとヘルメスは反射速度や筋力等を一般人レベルまで下げ、同等の条件で格ゲーを楽しんだ

毎回同じキャラなのはつまらないので毎回キャラを順番に交換して楽しんだ

 

 

そして午前3時頃

 

別にクロエラやヘルメスがいれば問題ないが、一応健康のためミネルは寝た方がいい時間になった

 

そのため、クロエラが次を最後にするか尋ねる

「あちゃ…結構いい時間かな?…ミネルは一応人間だし、次で最後にする?」

 

その問いにミネルは眠そうな顔を浮かべて答える

「は、はい…私はご主人様のように睡眠が不必要ではありませんからね…まだまだやりたいのですが…(⊃ωー`).。oO」

 

ヘルメスもそれに賛成する

「そうですね…お姉様の言う通り、次で最後にしましょう」

 

クロエラは寂しいながらもある事を思いつく

「そうだね…あ!じゃあさ!」

 

「最後なんだし、今回、もしボクのキャラをKO出来たら…KOできた方には、ボクに何でもしていい券をあげるよ!」

 

その言葉に眠気が吹き飛ぶミネルと頭の中で数万回「何でもしていい」というワードが響き渡るヘルメス

 

2人は半分血走った目で言う

「「闘い(ヤり)ましょう!」」

 

 

 

◇◇◇

以上が冒頭の格ゲーまでの経緯である

 

ちなみに勝率は1位クロエラ2位がミネル3位ヘルメスとなっている

 

所で読者諸君よ?冒頭だと究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)君は無様にもKOされたが…クロエラSはどうなったと思う?

 

そう

 

クロエラSは耐えたのだ

 

あの昇○拳を

 

 

 

ヘルメスはクロエラ’の技直後にできるほんの少しの硬直に全てをかけ、クロエラSのある技を発動する

「超弱点攻めッ!!!!」

 

攻撃力3倍のクロエラSがクロエラ’へと瞬時に肉薄する

 

ヘルメスはこの数時間で得た技術の集大成を見せる

「お姉様!これが私の見つけた最強のコンボ!鞭の暴風(ウィップストーム)ッ!!!」

 

クロエラSがクロエラ’をムチで上に弾く

 

クロエラSはクロエラ’が地面に落ちる前に追い打ちし、また上に弾く

 

またクロエラ’が落ちる寸前に弾き…

 

ヘルメスが何をやっているかというと、2フレームの間に素早く技を再入力することにより本来不可能の即死コンボをしようとしているのだ

 

その様はまさにムチの嵐、クロエラ’はこの暴風から抜け出せない

 

このままではクロエラはヘルメスにやられてしまうだろう

 

だがクロエラは何もしない

 

ヘルメスは即死コンボを繋げながらクロエラへと問う

「お、お姉様!?まさか勝負を捨てたんですか?」

 

クロエラは喋らない

 

ヘルメスはそんなクロエラを見て続ける

「お姉様が勝負を捨てたとしても約束ですからね!守ってくださいよ!」

 

だがクロエラは返事をしない

 

いや、できないのだ

 

クロエラは今タイミングを見計らっている

 

それも、もの凄い集中力でだ…

 

クロエラが狙っているのはヘルメスがコンボをミスる瞬間

 

コンボとコンボに1フレームでもミスができた瞬間こそが己の勝機

 

そしてその時は訪れる

 

「ッ!!!!ここだァ!!!!」

 

クロエラは即座にカウンター技を使い、クロエラSを浮かせる

 

そう、判定のある浮遊状態だ

 

ヘルメスはここで負けを悟る

「し、しまっ…」

 

クロエラは叫ぶ

「超!!必殺技!!!!」

 

クロエラはダメージ蓄積により溜まったゲージを消費し、ある技を使う

 

『「世界(ザ・ワー○ド)」ッ!止まれいッ!時よッ!』

 

クロエラの隠し玉であり、このゲーム最強の1つのカスタム可能な超必殺技である

 

今回はゲージ的に9秒ジャストがギリギリだろう

 

 

クロエラはクロエラ’を操作し、クロエラSの前へと移動させ、口上を口にする

「フフ♪ボクにコレを使わせるとは…成長したね、ヘルメス…だが!勝つのはこのボク!クロエラ・フォン・エフォールノだ!」

 

クロエラは深い笑みを浮かべコンボを掛け声とともに開始する

「無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄!無駄ァッ!!!」

 

クロエラSの体力が消費しきるだろう所までラッシュとコンボをキメたクロエラは、前から言いたかった決めゼリフを吐く

「そして時は動き出す」

 

 

クロエラSのHPは全て削られ、再起不能となり、無事クロエラは勝利した

 

To Be Continued




( *¯ ꒳¯*)
ゲームを異世界で作ってそのゲームに自分出すやつとかおりゅ?…既にやった人居そうだな…

最近顔文字の凄さに気付かされる作者やで…何でカッコと記号だけでこんなに表情とか分かるんやろ…

ゲームの設定考えながら打ち込んでました…このゲーム、最近のとか有名なやつで例えるとドラゴンボールゼ○バースとス○ブラと少しのストリー○ファイターの要素をごちゃ混ぜにした物やで…適当に混ぜたのに結構いい感じにマッチしてるのは流石やなぁ

なんか長くなりそうだから補足行くアルよ

補足
1.Qヘルメスちゃんも脳筋なん?
A結構脳筋
まだ書いてないところがあって分からないだろうけどヘルメスちゃんも脳筋設定で行くのでよろしく☆
何でこんな脳筋溢れる世界になったん?
もしかしなくても作者も脳筋?

2.Qマリエママ達との王様ゲームは?
A作品内時間が足りないんや!許してくれ!た、頼む…こ、この通りだ!
3時までパジャマパーティーすんのも時間的にキツかったんやぞ…映画と百合ったことにより半分弱が無くなっちまったよ…

3.Qなんの映画見たの?後講座とアニメは?
A特に決めてない/講座は時間的に無理、アニメは1、2話見るだけだとなんかヤダから4~5時間かけてアニメ1クール(CM無し)見るか1時間半ぐらいの映画にするかで悩んでワイが映画を取ったんや

4.Qなんでロボット?
Aどうも、親に幼稚園入る前からマジンガーやゲッター、勇者シリーズにガンバスターなどを見せられ、英才教育を施された者です
正直ガオガイガーのバンクシーンとか見てたら興奮(健全)する奴です
銀○でカイエーンやりやがったサンライズスタッフにはマジ感謝
つまりカッコイイロボット出したくなっただけや…ちなみに作者は幼少期、北斗の拳とか男塾、ドラゴンボール等も見てました…
小学生の時にボーボボ全話一気見して生き残った自分を誇りに思ってる
あの時多分論理感とかが色々やられた

5.Q 究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)ってダサくね?
Aしょうがねぇだろ!?作者にネーミングセンスなんてないんや!(逆ギレ)
正直デウス・エクス・マキナとどっちにしようか迷った…機械仕掛けの神ってカッコイイよね…唆る物がある

6.Q何で時間停止?
A時間停止は男の夢だろう?個人的にあのスタンドのシンプルだけど凄まじい造形美を感じさせるフォルムは最高にハイってy(ry
何とは言わないがこの世の時間停止物は9割が偽物か犬があのスタンドと同系統のスタンドを発現してる説を推してる


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

十三話 パジャマパーティー 後

ワイはパジャマパーティーは1話ぐらいにまとめようかな~って打ち込んでたんやが…気付いたら3話目になってもうた…どないしよ…
ま、そんなことはどうでも良いですね。みんな!ネタを提供して下さ(ry


クロエラ達がバトった後

 

ミネルは負け、「クロエラに何でもしていい券」を手に得れれなかったショックによって気絶しており、実質クロエラとヘルメスは2人だけになっていた

 

クロエラは冷や汗を流しながら言う

「フゥ…あ、危なかったよ…まさか、2人が二重の意味であそこまで食い付いてくるなんてね…」

(ガ、ガチでやばかった…危うく力を解放させるところだった…)

 

ヘルメスは顔を青くして呟いている

「や、やばいです…どうしましょう…」

 

そんなヘルメスを見て、クロエラは質問する

「へ、ヘルメス?何がやばいの?」

 

ヘルメスはおずおずと事情を説明する

「じ、実は…」

 

ヘルメスが語った事を要約すると

 

「神様の法律的なやつがあって、その1つに、上位存在は自分の出身の宇宙を荒らしたり、戦争などがある場合は結果をひっくり返すようなことはしてはいけない」

 

「魔物や12魔族達と、この世界の人間は戦争のようなことをしていて、クロエラが参戦しなかった場合は大体の確率で人類側が負ける。なので、法律的にアウトになる」

 

「既に何体か12魔族をやっちゃってて、これ以上クロエラがやっちゃうと、休日中の神や仕事でストレスが溜まった神が総出で潰しに来る。魔物はいてもいなくても一緒」

 

「相手が上位存在の場合はいいが、12魔族は上位存在では無いため、クロエラがこれ以上やってはダメ」

 

いう物だった

 

この法律は、強くなって調子に乗った上位存在がよく自分の出身宇宙を荒らしたりすることによって生まれたものだ…等という建て前があるが、魂を循環させる担当をしている神達が、自分達の仕事量が増えるのが嫌なので提案され、可決された法律

 

この法律云々とかは次回以降書く予定だったが、タイミング的にこっちの方が良く、今編集している

 

ヘルメスの心境を簡単まとめると

「やばい、クロエラお姉様にどうやって魔族狩りを辞めさせよう」

 

↓(>_<).。oஇ

 

「何でもしていい券?それよ!」

 

↓それだ( ´ •௰•)σ

 

「や、やばい…クロエラお姉様のやりたい事を私が止めるっていうの…そ、それに…あ、あのセクハラ上司に何かされる…」←青い顔

 

とゆう感じである

 

閑話休題(それはさておき)

 

2人の会話へと戻ろう

 

法律云々を全てゲロったヘルメスへとクロエラは

 

「いいよ!’’魔族狩り’’は中止するよ」

 

サムズアップしながら笑顔で答えた

 

「お、お姉様…!」

 

「ただ、」

 

「お、お姉様?」

 

クロエラはニヤリと笑い

 

「’’魔物’’はいいんだよね?」

 

手から光線を天井へと発射した

 

放たれた光線は<<空間創造(Spatium creationis)>>によりエフォールノ家の真上へと移動、だが、まだ高度を上げていく

 

光線は、文字通り光の速さで上昇し、外界まで進む

 

ここまで0.01秒未満

 

光線はオゾン層辺りで移動が止まる

 

だが、様子が変だ

 

光線が止まったところを中心に、巨大な魔力の塊ができていた

 

ここまで約0.1秒、不意の事に一瞬放心していたが、立ち直ったヘルメスがクロエラへと問う

「お、お姉様?何をするつもりで?」

 

クロエラは更に笑みを深め、少々的はずれなことを言う

「どうせだったら、派手にいこうと思ってね」

 

直後、塊は弾け、弾丸となり全世界へと解き放たれる

 

弾丸は尾を引き、地面へと迫り、激突する

 

いや、違う

 

地面にでは無い

 

そこには魔物がいた

 

読者の皆に言うのなら、大人の熊ほどの魔物だろうか

 

その魔物は、自分が攻撃をされた、自分が死ぬ…などと考える暇もなく、痛みなく消滅していった

 

ここだけでは無い

 

クロエラがいる、この星の全ての魔物が光に貫かれ、消滅していった

 

再び放心していたヘルメスは立ち直り、再度クロエラへと問う

「お、お姉様?やっちゃいました?」

 

クロエラはその質問にいい笑顔で答える

「うん!」

 

 

クロエラがどうしてここまで笑顔なのか…

クロエラがどうして魔物共を滅ぼしたのか…

これは、彼女が転生してきた日、しかもその転生直後にあった出来事が理由である

読者諸君は、最初のプロローグのマリエママの涙を覚えているだろうか?

実は、マリエママはこの時以外、クロエラへと涙を見せた事が無かったのだ

この世界は、一般人からしたら難易度ルナティックな世界である

マリエママの友人とかも魔物討伐の際に死亡、等という事は、クロエラが生まれる前はもちろん、生まれてからも何度もあったのだ

そんな世界でも、マリエママは娘が自分を心配しないよう、クロエラの前では決して泣かないようにしていた

だが、クロエラはある時この世界がルナティックな世界であることを知る

それと同時に、マリエママが転生してきた日に見せた涙の理由に行き着いたのだ

 

要約すると

クロエラ「お母様泣かすとか魔物共絶対許さん(憤怒)」

 

 

クロエラは、常日頃から魔物共に怒りを抱いていた

 

だが、これを知った当初のクロエラは弱かった

力を着けた3歳半以降は、マリエがバリアーの外には出てはいけないと言うので行かなかった

 

しかし、上位存在となったクロエラはバリアーの内側からでも魔物を討伐することが可能だった

 

ヘルメスが降臨して、と言うよりかは上位存在となった瞬間に神という存在を認知したので、神とかにもルールとか法律とかってあるんじゃね?

と考え、クロエラは今現在まで魔物共を駆逐しなかった

 

だが、ヘルメスが「魔物ならやっちゃっていい(クロエラ翻訳)」発言をしたため、即断即決のクロエラは魔物を滅ぼした

 

ほら、タイトルにも’’魔物共は’’って書いてるやん

 

ここまで全部、作者は計算してるんやで()

 

ちな、クロエラのあの追尾系の攻撃は、雑魚(12魔族レベルまで)なら即死のマップ兵器

 

 

その後、クロエラの魔力に反応して起きたミネルと色々あったが、とりあえず寝ることに決まって寝た

 

 

 

◇◇◇

時刻は午前4時過ぎ

 

クロエラ達が手に汗握る闘いを終え、マップ兵器により魔物が滅ばれた後

 

クロエラ達はクロエラを中心に寝ていた

 

上位存在とか神って寝る必要ある?って思うかもしれないが…必要自体は無い奴がほとんどだが、それは決して寝れないという訳では無いのだ

記憶の整理とかあいつらに必要無いけど寝れるのだ

 

ヘルメスとミネルはクロエラの腕を掴み、顔をクロエラの肩の近くに置いて寝ている

 

そしてクロエラは…この身体になる際、心肺機能を無くしたので微塵も動いてない

 

その美しさと動かないことから、何も知らない者が見れば芸術品などと言う者もいるだろう

 

そんな3人の近くに、ある影が近づく

 

ギリギリ夜明け前の部屋に音もなく現れ、その者は懐からカメラの様な物を取り出す

 

その’’女性’’はカメラの様なもののピントを合わせ、ボタンを押す

 

このカメラの様なものは魔法版カメラで、暗いところでも明細に対象を撮ることが可能な代物だ。動画を撮ることも可能

 

女性(以下不審者)は慣れた手つきで連写し、クロエラ達を撮る

 

そしてその不審者は不意に零す

「はぁ…尊い…しゅき」

 

そう呟いた後、不審者は夜明けと共に部屋から去って行った

 

 

 

◇◇◇

クロエラ達を撮った不審者が部屋を出たあと、不審者はある人物に話し掛けられる

 

「よくやったわ、アルラ」

 

そう言いながら物陰から出てきたのは

 

「ありがたきお言葉です…マリエ様」

 

マリエだった

 

マリエはその返事にムスッしながら返す

「アルラ…こんな時ぐらい堅くならなくていいじゃない」

 

先程からアルラと呼ばれている不審者は、ため息を吐いた後

「誰もいない?やっぱマリエはそういう所堅くなくて助かるわ~」

 

めっちゃフランクに返した

 

マリエはニコリと笑い言う

「やっぱり、それが一番あなたらしいわね」

 

 

 

 

ここで!アルラと呼ばれる不審者について説明しよう!

アルラ・アンシリア(23)

金髪蒼眼のπはノーマルサイズの身長はクロエラより高いスレンダー系美人さんだ

そして、エフォールノ家のメイド長である

 

もう一度書こう、アルラ(不審者)はエフォールノ家のメイド長だ!

 

急に生えてきたような設定のキャラに思えるだろうが…実際その通りなのだが…

パジャマパーティーを書かなかったら永久に出番はなかったであろうキャラでもある

読者諸君は覚えているだろうか?初めのプロローグで出たあのハキハキしてたメイドを

「幼女と変態」回で彼女がメイド長になっていたことを

今回アルラが登場したのは、何も思いつかなかった作者が「あのちょこちょこ登場させてたキャラに名前と設定つけていい感じにキャラ立たせて物語を進めよう」

と考えた末に起きてしまったことなのだ

設定は

マリエと同期で親友。一般的な魔法なら大体使える万能キャラ

学生時代、卒業した後の就職先を決めて無かったアルラは、親友のマリエの嫁ぐ先のエフォールノ家のメイドの数が少ないということを知り、特にやりたいことも国のために命を捧げる忠誠心もなかったので就職先としてエフォールノ家のメイドを選択。

彼女は大体のことをソツなくこなすことが出来るため、先代のメイド長が退職したあとは彼女がメイド長に就任した

公の場やシュドル達の前等ではマリエにメイドとして振る舞うが、人がいない所ではフランクに会話している

ハキハキしてたのは、彼女は元々元気が有り余ってる陽キャの塊のような性格だったので、敬語×元気でハキハキしてる子になったのだ…よく分からない人もいるだろうが敬語×元気っ娘でマリエに対しては超陽キャギャルとでも思っていてくれ

クロエラが生まれた時に泣きそうになってたのは、子供が生まれたという感動シーンに親友ブーストが乗ったから

彼氏とかはこう見えて作ったことがない

そして…読者諸君は思っただろう…どうせまたクロエラが好きなんだろ?とな

確かに彼女はクロエラが好きだ…だが、アルラの場合は性的にではなく、君たち読者が犬とか見た時に可愛いって思うやつの好きに似ている…つまり保護欲とか母性を刺激されるとかそういう奴だ

姪とおじのような関係とでも思えばいい

授乳やらなんやらにより論理感などが壊されおぎゃってるクロエラ(美幼女)にハートを射抜かれこうなった

彼女は別に同性愛者では無い

ただクロエラが可愛くて推しているだけなのだ

 

そして、彼女はクロエラファンクラブ会員番号No.4であり、創設者の1人でもある

暇な時などにクロエラファンクラブの運営なども行っていて、実質アルラが1人で運営している…何で管理しきれるんですかねぇ…

 

ちなみに、クロエラファンクラブに有料プランを付けたのは、3人が「お金が入ればクロエラに魔導書や研究資金ををあげれるんじゃ」と思ってのこと

しかし、ロボスト王がお金を何処までも出してくれるスポンサーになってしまったので、稼いだお金は貧しい者達へと寄付している…ただ、寄付してくれたのがクロエラファンクラブということを知った元貧困者が職を手にしたあとにクロエラファンクラブに入会し有料プランに入る…というループが続いた…というのも理由の一つにクラブは大きくなって行った

 

クロエラのやらかした魔法とかも結構習得しているので結構強いが、某PAD長のように時間を止めたり空間を操作することは出来ない…できないよね?

 

読者諸君は、カメラを取り出した所まではマリエママだと思っちゃってたかな?かな?()

 

ちなみに、何でマリエママが直接カメラで撮りに行かなかったというと…クロエラが100%起きて来るからである

今までもマリエママはクロエラの寝顔を撮ろうと夜中などに侵入していたが…部屋に入った瞬間、クロエラの第六感が働き、毎回起きてしまうのだ

膝枕等の例外もあるが…マリエママが行くと基本クロエラが起きるので、ベッドで寝てる写真は全てアルラが撮っできたものだ

現在、数千枚は軽く存在している

 

上位存在になったクロエラなら起きないの?と考えると思うが…確かに、クロエラは己の近くに人が来たら起きる魔法を自分に掛けている…が、この魔法はクロエラが身内認定した者が近くに来た場合はクロエラは起きない仕組みになっている

それに、現在寝ているクロエラは全ての力をオフ、もしくは極限まで低くして寝てるので、見ず知らずのおっさんが来るとか以外の場合は起きなくなっている

 

ちなみに前日の昼間は流石に全員行くことは出来ないことから1人でエフォールノ家の留守を守っていたので、クロエラが大きくなって戻ってきた時はめっちゃ驚いたし、仲良い奴らの励まし発言を言えなかった

 

 

閑話休題(それはさておき)

 

アルラとマリエの会話の続きへと戻ろう

 

現在マリエとアルラは、アルラがカメラで撮った中身を鑑賞している

 

マリエは写真を見た感想を言う

「クロエちゃん…やっぱ大きくなっても可愛いわね…」

 

アルラもクロエラを見て感じたことを言う

「クロエちゃんの顔、昔のマリエにめっちゃ似てると思わない?やっぱ親子だね〜」

 

「親子だもの、そりゃ似てるわ…だけど悩むわね…」

 

「ん?マリエ、どしたの?」

 

マリエは渋い顔をしてアルラに返答する

「いえ…クロエちゃんを学院に通わすかちょっと考えたのよ」

 

「ああ~そうね…てゆーかクロエちゃんって学院に通う必要ある?」

 

マリエは質問に質問で返す

「…アルラ、どうしてクロエちゃんがあんなに楽しそうにパジャマパーティーをしていたか分かる?」

 

ここでアルラはあることに気付く

「…?そりゃ友達とパジャマパーティーができるからで…待って?…友達と…もしかして!」

 

マリエは張り詰めた顔で言う

「そうよ…あなたも気付いた通りに…クロエちゃんはお友達を昨日まで1人も持っていなかったわ…」

 

アルラは中腰になり、手の平を顔に近づけ指と指の間を開けた状態で聞く

「ま、待ってマリエ!クロエラファンクラブの会員達はどうなる!?」

 

マリエは背景に擬音が入りそうなポーズを取りながら答える

「アルラ…CFC(クロエラファンクラブ)の会員達とクロエちゃんの関係は…言わばアイドルとファン、姪とおじの様な関係よ…親しいけれど友達では無いわ…」

 

「ッ!た、たしかにそうね…友達ってのは私達みたいに軽口を言い合えるような相手のことを指すのよね…でも、クロエちゃんは4歳だよ?今の貴族の子で友達を持ってる子の方が少なくない?」

 

「もう4歳なのよ…アルラ、私はね、クロエちゃんの意思を尊重するけれど…出来れば学院には行って欲しいのよ」

 

マリエがクロエラに学院と呼ばれる、現代で言う高校のような所へ行って欲しいのは、主に以下の2つのことに起因する

 

1.昼間に転生がバレ、全てゲロったクロエラの「友達とかの親しい人はいなかったよ(原文ママ)」発言を聞いたマリエが、クロエラにはこの世界では友達を作ってもらいたいと強く思ったからである

クロエラは現在不老不死であり、ヘルメスという不死友(ミネルは従者枠)を持ったので、友達とか必要かどうかは分からないが、親心としてクロエラには沢山の友達を作って欲しいと思ったのだ

 

2.これはマリエがやらかした問題なのだが…前に書いた通り、クロエラはかなり特別な存在であったため、それをクロエラが知ってしまい、クロエラが他人と同じようになろうと考えてしまうことを防ぐ為、マリエが常識離れなことも普通だと、皆もやってると言ってしまい、クロエラの常識がかなりぶっ飛んでしまっている

そんなクロエラの常識を軌道修正するという事も踏まえ、マリエはクロエラに学院へと通って欲しいのだ

上位存在となったクロエラに常識が必要かどうかは分からないが…多分必要無いが…そういうことでお願いします

 

 

 

◇◇◇

アルラは目の前の親友を見て考える

(マリエの言っていることは正しいし…私もクロエちゃんには友達を沢山作って貰いたいと思ってる…けど、それはクロエちゃんにとって酷なんじゃない?)

 

アルラはクロエラとマリエからクロエラが俗に言う不老不死という存在…いや、それ以上の、文字通り格が上の存在になったことを聞いてから考えていることがあった

(私的には、クロエちゃんの魂の回る仕組みを聞いて、不老不死になるのも別にいいと思ってるけど…全員がそうじゃないってのがねぇ…)

 

ずばり、アルラの不安に思っているのは、クロエラの友達となった者が死んで、クロエラが悲しむんじゃないか、というものだ

 

この世界にも不老不死という物は創作物などでよく出る題材だが、その結末に友や親しい者が死に、悲しみに昏れるという物が多いので、アルラはそこを心配していた

 

だが、この小説内では輪廻転生に似たような仕組みがあるので、アルラはクロエラと同じように、別に転生しなくてもこのままでいてもいいんじゃないか、という考えに行き着いていた

 

しかし、人間全員がそうとは限らない

 

クロエラと友達になった者の中にも、転生する道に行く者も居るだろう

クロエラは無理やり不老不死になれ、などとは言わないので、この場合はクロエラの友達は死に、転生する

 

その時、アルラの見てきたクロエラなら悲しむだろうし、実際悲しむ

 

要約すると、現在アルラは「クロエラに友達を作って貰いたいが、別れの際にクロエラが悲しむので友達を作らせたくない」という2択にどっちにするか迷っているのだ

 

 

悲しげな表情をしているアルラを見て、マリエは話す

「アルラ、あなたの危惧していることは私も承知しているわ…けど、それでもクロエちゃんには…クロエラには友達を作って欲しいのよ」

 

「…わかったわよ…どうして直ぐに通わせたいのかも…マリエ、貴方が言うのだから、きっと理由があるのね?クロエちゃんとは話し合うんだよ?」

 

「ええ、わかってい…「待つんだ、マリエ、それは早計なんじゃないか?」

 

 

話がまとまりそうな時に、ひとつの影が浮かび上がり、マリエ達の近くにまで移動してきた

 

その影は、影をポロポロと崩壊させながら接近し話している

「’’僕’’を抜きに話をまとめないでくれ…CFCの件もあるからね、僕もちゃんと参加したいんだよ」

 

そこには

 

「そうは思わないかい?マリエ、アルラ」

 

シュドル(1人のパパ)が居た

 

「あ、あなた…」

 

「シュ…当主様…」

 

「アルラは相変わらずだね…僕の前でも素で居てくれないのかい?」

 

「お言葉ですが、当主様、これ以上はボロが出かねないので」

 

「そ、そうかい…コホン、で、マリエ?何で僕抜きで作戦会議をしていたんだい?」

 

「成り行きよ…クロエちゃんの可愛さを確認していたら、クロエちゃんの将来について考えちゃってね…それでアルラと少し話してたのよ…貴方こそ何時から隠れてたの?」

 

「10分くらい前からさ…所で、そのカメラはなんだい?」

 

マリエはこの質問に深く考えずに返答してしまう

「…?クロエちゃん達の寝顔を撮ったカメラよ…ッ!しまっ…」

 

直後、シュドルはクロエラ直伝の<<空間創造(Spatium creationis)>>を使いカメラを奪取する

「ハハハ!コイツは人質だ!さぁマリエよ!僕も話し合いに参加させるんだ!」

 

「くっ、人質なんて卑劣な…しょうがないわね…シュドル、貴方も参加していいわよ」

 

「フフ、そうかい…では場所を移動して話し合おうじゃあないか」

 

「そうね、執務室でいいんじゃない?」

 

「いいね。よし、早速行こう!」

 

アルラは2人を見て考える

(…やっぱ仲良すぎだろこの夫婦)

 

この後滅茶苦茶作戦会議した

 

To Be Continued




はい!パジャマパーティーという名だけど一切パジャマパーティーしない回でした…寝てるのもパジャマパーティーに入ってた場合はセーフやね
逃げ道を常に作る人間のクズとはワイのことです

いや~ここで新キャラ来ましたね。作者的にマリエママが直行で行って撮ってきてってのも良かったんですが、どうせなら前から出てるメイド長を出そうかなぁってなってこうなりました

なんか長くなりそうなんでカット!補足行くで!

補足
1.Q何か両親のテンション高くね?
A深夜テンション

2.アルラとクロエラの両親の関係について
言わば、アルラは両親の恋のキューピッド的な存在だった
学院時代、お互いに手も握れないほど2人とも奥手だった。そんな2人を見て。アルラは席のセッティングや3人で待ち合わせする時とかにわざと遅れるとか色々やり、2人の仲を促進させたんや
そのため、マリエからはもちろん、シュドルからも親友認定されてる。実際仲はいい
だが、アルラはシュドルに自分が素で接した場合、何だかマリエに申し訳ない気持ちになってしまうのでメイドとして対応している

3.Qシュドルパパ、何か強化されてね?
Aクロエラがエグすぎて自分も強くなろうと決心したシュドルはクロエラから使い勝手のいい魔法を教えられたんや(上位存在になる前に脳に使い勝手のいい魔法の情報を送ったんやけど…これって結構危険なことなんだけどクロエラの技量とシュドルの気合いにより耐えた)
魔力量はそこまでだが、使ってくる魔法がこの国でもかなり強力な部類になっている
魔法に飲まれるとかはない

4.Qクロエラってどういう人が来た場合起きるの?
Aマリエ&シュドル→部屋に入ってきた瞬間起きる
身内認定された人達→クロエラの半径1m以内に入った瞬間
他人→家の中に入って来た瞬間
クロエラは、誰か人が近くに来たら起きるけど、それが人によって距離が違うというだけ

5.Qこの前学園モノとかにしないって書いてたよね?
A異世界に来て学園などに行かないなどと、その気になっていたお前らの姿はお笑いだったぜ
腐☆腐
(意訳:未定、アンケする)

6.Q CFCって?
Aクロエラファンクラブの略
クロエラファンクラブって長ぇなって思った作者が省略した

7.Qキャラの強さがいまいちわかんないんだけど?
Aキャラの数が多くなってきたから説明するわ
ドラゴンボールのナメック星編で現在出てるクロエラ以外のキャラを例えると
シュルーブ君第二形態がフリーザ最終形態のフルパワー
シュルーブ君第一形態がフリーザ最終形態の50%ぐらい
マリエママとデュークおじさんが死ぬ前のベジータくらい
ヘルメスちゃんは10倍界王拳悟空ぐらい、20倍までは届かない
ロゼッタは融合ピッコロさんくらい
ロザリオとミーナはフリーザ第一形態くらい
アルラとシュドルがギニュー特戦隊くらい
ミネル、シュベルくん、ロボスト王、会員番号No.151はキュイくらい
クロエラがシュルーブ君をボコったのはドラゴンボールのナメック星編に魔人ブウ編並の強さの超3悟空を投入したようなもんと思って欲しい
昔の映画でよくあったフリーザが過去の敵扱いのあれをイメージすれば簡単だと思う

8.Q法律って?
A上位存在と神の間に敷かれてるルール的なやつ
守ってるやつはほとんど居ないのが実態
ただ、破ってるのが運悪く露見した上位存在は、暇な神共が遊び感覚で追い回す
罰則とかは特にないが、クロエラがワンチャン自分より強いやつが来ることを懸念して魔族狩りを辞めた


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

十四話 ネット民と美少女

作者は花粉症のお薬を飲み、夜なべ(食べたかっただけ)してあるものを作ったんや!(制作時間合計5〜6時間)(小説に関係あるもの)
作者が何を作ったか当ててみてね☆(ヒントは…この小説内にあるっちゃある)


何か強い新人来たらしいので情報求む

1:名無しの上位存在

と、ゆうわけで情報持ってる博識ニキおったら教えてくだァさい

 

2:名無しの上位存在

>>1何で自分で観測しないん?

 

3:名無しの上位存在

>>2何かワイがやったらレジストされるんや

 

4:名無しの上位存在

>>3マ?

 

5:名無しの上位存在

>>3その子上位存在になってどれくらい?

 

6:名無しの上位存在

>>4マ

 

>>5聞いた話だと16時間前位らしいで。逆にそれぐらいしか知らない

 

7:名無しの上位存在

>>6成り立ての子がレジストしてくるとか聞いたことないんだけど…

 

8:名無しの上位存在

>>7ホンマやって…1回試してみ

 

9:名無しの上位存在

うわ、ホントにレジストしてくんやん…

 

10:名無しの上位存在

>>9え?マ?

 

11:名無しの上位存在

>>10マ

 

12:名無しの上位存在

うわぁ…マジやんコレ…釣りだと思ってすまなかったやで

 

13:名無しの上位存在

>>12ええんやで

 

14:名無しの上位存在

>>1が上位存在なのに穏やか過ぎる…

 

15:名無しの上位存在

>>1はぐう聖ってハッキリわかんだね

 

16:名無しの上位存在

>>14->>15よく友達に言われる…ワイっておかしいのかな?

 

17:名無しの上位存在

>>16 >>1は>>1やで…優しいのは>>1のいい所なんやから直さなくてええんや

 

18:名無しの上位存在

>>17(⸝⸝⸝ᵒ̴̶̷̥́ ⌑ ᵒ̴̶̷̣̥̀⸝⸝⸝)

 

19:名無しの上位存在

>>18ほら、新しい子の情報集めてんのやろ?シャキッとしな

 

20:名無しの上位存在

>>19うん!

 

21:名無しの上位存在

ダメや…>>1が幼女に見えて来る…

 

22:名無しの上位存在

>>1ちゃん飴ちゃんいる?うちこない?

 

23:名無しの上位存在

お前ら>>1を誘拐する前に、情報があるなら書き込めよ

 

24:名無しの上位存在

>>23(持って)ないです

 

25:名無しの上位存在

>>23逆に考えるんだ なくってもいいさ と

 

26:名無しの上位存在

>>23うるせぇ!5メガネすんぞ!?

 

27:名無しの上位存在

>>26すまんな、わりばしだ

 

28:名無しの上位存在

>>27な!?フェイント!?俺の明太子コンボが…

 

29:名無しの上位存在

>>28そして、俺の暗黒コンボは完成する!ウーロン茶だ!!

 

30:名無しの上位存在

>>29な、何!?ちくしょう…雑巾が1枚しかない…俺の負けか…いい勝負をありがそうよ

 

31:名無しの上位存在

>>26->>30下位クラスの上位存在が総出で解析して、解析が終わるまで数ヶ月かかったあの漫画ってホントになんなんだろう…

 

32:名無しの上位存在

まるで漫画を読んでるような熱い戦いだったぜ

 

33:名無しの上位存在

>>32そうはならんやろ

 

34:名無しの上位存在

とりま、あの理解したらやばい漫画は置いといて、改めて新人の子の情報持ってるやつおる?

 

35:名無しの上位存在

>>34ない

 

36:名無しの上位存在

>>34ヾノ∀`)

 

37:名無しの上位存在

>>34あるわけねぇやろ

 

38:名無しの上位存在

そうか…みんなないんやな…

 

39:名無しの上位存在

じゃあ、このスレ閉じるわ…

 

40:名無しの上位存在

ちょっと待ったー!ワイが情報持ってるで!

 

41:名無しの上位存在

>>40キ・キ・キ・キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!

 

42:名無しの上位存在

>>40キタワァ━━━━━━(n'∀')η━━━━━━ !!!!

 

43:名無しの上位存在

>>40っで、特徴どんななん?

 

44:名無しの上位存在

>>43すまんな、ちょいと違う…ワイは情報が出てるところを知ってるんや

 

45:名無しの上位存在

>>44どういう意味です?

 

46:名無しの上位存在

実はな、その新人が今スレ立ててるんや

 

47:名無しの上位存在

これURLな つ【噂の新人上位存在だけど質問ある?】

 

48:名無しの上位存在

>>46ファッ!

 

49:名無しの上位存在

>>47ありがとうなんやで

 

50:名無しの上位存在

>>47クソ有能兄貴おっすおっす

 

 

 

 

◇◇◇

噂の新人上位存在だけど質問ある?

1:エターナル美少女

質問あったら書いてってね

 

2:名無しの上位存在

>>1エターナル美少女とかw

 

3 :名無しの上位存在

>>2おま!バカ!

 

4:エターナル美少女

>>2特定した

 

5:名無しの上位存在

へ?え?ちょま…

 

6:名無しの上位存在

ど、どうなった?

 

7:エターナル美少女

馬鹿にしたらこうするから…皆気を付けてね♡

【挿絵表示】

 

8:名無しの上位存在

>>7ヒェッ

 

9:名無しの上位存在

>>7戸惑いなくやりやがった…

 

10:名無しの上位存在

>>7>>1の性別とか容姿の特徴教えてクレメンス

 

11:名無しの上位存在

>>10おま…すげぇな

 

12:名無しの上位存在

>>10勇者王誕生

 

13:エターナル美少女

>>10いいよ

・女の子

・銀髪の腰まで届く長髪と赤眼

・身長は158cm、スリーサイズは上から105・54・84のGカップ

・美少女

ざっとこんなもんかな?

 

 

14:名無しの上位存在

>>13デッッ

 

15:名無しの上位存在

>>13エッッ

 

16:名無しの上位存在

>>13自分で美少女とかw

 

17:エターナル美少女

>>16は?お母様の娘であるこのボクが、美少女じゃないわけないだろ?キミ大丈夫?

 

18:名無しの上位存在

>>17コイツマザコンだ!

 

19:名無しの上位存在

>>17上位存在から愛される母とか…

 

20:名無しの上位存在

>>17>>1のお母さんって生きてるの?後、>>1は何歳

 

21:エターナル美少女

>>20生きてる

今いる世界だけで計算したら今年で4歳だね

 

22:名無しの上位存在

>>21嘘乙!4歳が上位存在になれる訳ないだろ!

 

23:エターナル美少女

>>22ホントなんだけどねぇ…

 

24:名無しの上位存在

>>23今どうやってこのスレ建ててレスしてるの?

 

25:エターナル美少女

>>24寝ながらしてる

 

26:名無しの上位存在

>>24横になりながらってこと?

 

27:エターナル美少女

>>26ううん、完全に寝てる

 

28:名無の上位存在

>>27おめぇ上位存在の癖に睡眠が必要なんか?

 

29:エターナル美少女

>>28違う、さっきまで友達とパジャマパーティーしてて終わったから、どうせだったら最後までやりたくて身体を弄って寝てる

 

30:名無しの上位存在

>>29ほへぇ、>>1って友達居ったんやな

 

31:名無しの上位存在

>>29>>1が容赦なさ過ぎて友達とかいないと思う今日この頃

 

32:エターナル美少女

>>30->>31潰すよ…?

 

33:名無しの上位存在

>>32何で>>1は観測をレジストしてくんの?

 

34:エターナル美少女

>>33ボクは別にいいんだけどね…ボクの周りの人が見られるのはやだからレジストしてる

 

35:名無しの上位存在

>>1の写真うp頼む

 

36:エターナル美少女

>>35いいよ【挿絵表示】

 

37:名無しの上位存在

>>36デッッ

 

38:名無しの上位存在

>>36エッッ

 

39:名無しの上位存在

>>36ふーんエッチじゃん

 

40:名無しの上位存在

>>36ガチで美少女やん!釣りだと思ってすまんかったな

 

41:名無しの上位存在

>>36で、その姿は本物?カスタマイズとかしてる?

 

42:エターナル美少女

>>41ボクが15歳になった時の姿を予測して作ったから、本物だよ

 

43:名無しの上位存在

>>42胸とか大きくしてそう

 

44:エターナル美少女

>>43確かに、胸に余分な栄養を回りやすくしてたけど…要は貯金とか勉強と同じ、やるかやらないかで1年後や10年後に成果が出てくるものさ…ただ、ボクは1年後や10年後に出るその成果を過程を吹っ飛ばして享受してるだけだよ

 

45:名無しの上位存在

>>44屁理屈やんけ!

 

46:エターナル美少女

>>45いいんだよ!いいじゃないか、これぐらい

それに、キミらだって肉体を弄ってTSしたやつは結構居るだろう?

 

47:名無しの上位存在

>>46反論出来ねぇ…

 

48:名無しの上位存在

>>46 う゛…1億年程前の記憶が…

 

49:名無しの上位存在

>>46美少女になってアイドルすんのマジで楽しかった

 

50:名無しの上位存在

>>46エッチなお姉さんムーブかまして将来イケメンになるショタの初恋奪って性癖壊すの楽しいw

 

51:エターナル美少女

>>49->>50えぇ…やっぱ何処の世界にも頭おかしいヤツは居るもんなんだね…

 

52:名無しの上位存在

>>51お前は言えねえだろ

 

53:名無しの上位存在

>>51今までの言動を見て、>>1は絶対に普通じゃないのは分かる

 

54:名無しの上位存在

>>51と言うか>>1は何でスレ建てたの?

 

55:エターナル美少女

>>54覗いてくる奴が多くてね…こうやってスレ建てたら、基本暇な君達は釣れるだろう?自己紹介もできて一石二鳥さ

 

56:名無しの上位存在

>>55>>1はどうやって上位存在になったん?

 

57:名無しの上位存在

>>56あ、それワイも気になる

 

58:エターナル美少女

>>56圧倒的な情報量で魂の強度を強化、その後に肉体を弄って強くし、魔力を無限生成して肉体が壊れないラインまで一気に魂を強化

これで上位存在になれたよ?

その後に一気に魂を強化したら結構強くなれたみたい

 

59:名無しの上位存在

>>58コイツ…え?マジ?成功したの?

 

60:名無しの上位存在

>>58コイツ変態だぜ

 

61:名無しの上位存在

>>58もしかして>>1って思考する速さとか弄ってた?

 

62:エターナル美少女

>>61うん、やってたけど?

 

63:名無しの上位存在

>>62コイツァ変態だ!

 

64:名無しの上位存在

>>62うわぁ…長寿系の奴以外で上位存在になった奴ってめっちゃ久しぶりやん…

 

65:名無しの上位存在

>>62>>1ってどれくらい強いん?

 

66:エターナル美少女

>>65うーん…ちょうどいい比較相手がいないから難しいね

 

67:名無しの上位存在

>>66>>1は上位存在のクラスの基準って知ってる?知ってたらそれで例えてみて

 

68:エターナル美少女

>>67それ知ってるよ!

 

69:名無しの上位存在

>>68何で>>1は基準知ってるん?

 

70:エターナル美少女

>>69今日うちの宇宙に来た女神の子に、冊子を見せてもらったからだよ

 

71:名無しの上位存在

>>70比較対象居るやんけ!

 

72:エターナル美少女

>>71その子の力の全てを見てないからまだ分からないのと…上位存在って神の力と比較できるの?ボク、そこんところ分からないんだけど

 

73:名無しの上位存在

>>72基本的に上位存在と神達の基準は同じやで

 

74:エターナル美少女

>>73サンガツ

 

75:名無しの上位存在

>>74っで、>>1は何クラスなん?個人的には中位クラスと予想

 

76:名無しの上位存在

>>75いきなり中位って最近出てこないよな…ワイも>>1が中位と予想

 

77:名無しの上位存在

>>75今ん所やられてる奴って下位クラスまでだしな…ワイは下位クラスの上位と予想

 

78:エターナル美少女

何?みんな予想してる感じ?なら>>85まで待つよ

 

79:名無しの上位存在

中位の中位はあるやない?それでもバケモンレベルやが…

 

80:名無しの上位存在

やっぱ中位クラスまではある感じかな?てゆうかやっぱ振れ幅がデカすぎなんよな

 

81:名無しの上位存在

うーん…自分は下位クラスの上ら辺やと思うんやがなぁ

 

82:名無しの上位存在

中位の上ら辺と予想

 

83:名無しの上位存在

>>82それって5兆年前に一人だけでたガチバケモンやろ…聞いた話だと強くなった代償に言語能力がなくなって神共に封印されたって言うし…

あ、ワイは中位クラスの下ら辺と予想

 

84:名無しの上位存在

>>83の言う通り、中位の上以上に一気になるなら何か代償とか必要だろ

ワイは中位の中クラスと予想

 

85:名無しの上位存在

ワイ将、先程>>1にやられた者でござる

魂だけで>>1にシバキあげられたでござる

上位クラスと思うでござる

 

86:名無しの上位存在

>>86は?ないない、いきなり上位クラスとか

 

87:名無しの上位存在

上位クラスって頭おかしいヤツしかいないよな…>>1は頭おかしかったが…けど、いきなり上位クラスはないよな

 

88:名無しの上位存在

>>85ん?魂だけで…え?マ?肉体なしで?

 

89:エターナル美少女

>>85正解!そうだよ!ボクの魂のエネルギー量は上位クラス相当だよ!

 

90:名無しの上位存在

>>89ファッ!

 

91:名無しの上位存在

>>89う、ううあうあう嘘乙!!!な、ないない!絶対ないない

 

92:エターナル美少女

>>91ホントなんだけどなぁ…

 

93:名無しの上位存在

>>92魂だけで次元移動したん?

 

94:エターナル美少女

>>93?…そうだよ!

 

95:名無しの上位存在

>>94こいつマジだァ!

 

96:名無しの上位存在

>>94やりやがった…

 

97:名無しの上位存在

>>94ガチのやつや…

 

98:名無しの上位存在

>>94コイツァ全世界が揺れるぜ…

 

99:エターナル美少女

???何で皆そんなに驚いてるの?

 

100:名無しの上位存在

いや、理解しろよ!

 

 

 

 

◇◇◇

ここはとある次元

 

そこには1つの家のようなものがあった

 

そしてそこに、人型だが、異形の者が机に向かって何かしている

 

それはその者の趣味

 

ネットサーフィンをしていた時のことだった

 

「む?なんだこれは?」

 

画面にはあるスレの名前があった

 

噂の新人上位存在だけど質問ある?

 

その者は気になり、そのスレを開いた

 

 

その上位存在はスレを流し読みし、現在の最後の所まで辿り着く

 

そこでは新人上位存在の強さについて予想をされていた

 

「新人の上位存在…どうやらかなり強いようだな」

 

その’’男’’はレスはしないが個人的に強さの予想をする

「ふむ…下位クラスの奴らを倒してるのなら…中位クラスはあるな」

 

画面には新しく中位の上という意見が出てくる

「ないな…この新人の子は理性はある…ならばあっても中位の中位までだな」

 

そして新人が指定した>>85にてやばい意見が投下される

「上位クラス?それこそない…今まで最初から上位クラスの奴など居なかったのだからな…」

 

だが、その男の予想は当たらなかった

「な、何?上位クラス!?あ、ありえない…それに、魂が持つはずが…」

 

だが男は不敵に笑う

「ふ、ふふふ…ネタは決まったな」

 

 

そして男は今日初めてレスを投下する

────────────────────────

297:ディスティビ・ブータ

>>1よ!このディスティビ・ブータが凸らせてくれる!!!!

 

────────────────────────

 

男、ブータはキリッとしながら言う

「ふ、これでいいだろ」

 

だが、それに対してクロエラは

 

────────────────────────

352:エターナル美少女

>>297誰?キミ

 

────────────────────────

素直に聞き返した

 

 

「オーノーᔪ(°ᐤ°)ᔭᐤᑋᑊ̣」

 

崩れるブータ

 

寝ながらなんだコイツと思うクロエラ

 

全ては次回明らかに!

 

To Be Continued




はい!終わり!ここで今回は終了!
ディスティビ・ブータ…お前は一体何もんなんや…()
少しもじってるけどラテン語分かる奴は分かると思う…作者はラテン語はほとんど分かりません
いやー、ほとんど掲示板回、1回やってみたかったんですよ
掲示板回って文字消費がホントにエグいんよな…
あれです。今回質問板にしたのはクロエラが上位存在的にはどんな感じの奴なのかわかりやすいかなぁと思ったからやりました
長くなりそうだからここでストップ!補足行きます!

補足
1.Q何でボーボボ?
A作者が久しぶりにボーボボ読み返してみて、意外と解読出来たのでその記念に書きました(理解してるとは言ってない)
ボーボボ屈指の迷シーンの1つのキバハゲ戦を書いたのはノリ、雑巾って絶対デュエマで言うレジェンドとか殿堂辺りのカードだよね

2.Qブータって何者?
A次回まで!次回までお待ち下さい!
次回になれば、ブータの正体が分かるはずです!

3.Qスレ加速し過ぎじゃね?
A暇な奴らが多すぎなんよ
あいつら平均を使って計算したら1400万体居るんやで(下位クラスのみ)

4.Qレジストって?
Aこの前拒絶って書いてたヤツのことをカッコよくしたもの
ついでに他の回の拒絶もレジストに編集しました
簡単に言うと抵抗とかそういう意味

5.Q何でクロエラは覗きをレジストしてたの?
A本編で書いたように、クロエラ自身は身バレしてもいいけど、自分を覗いてたら必然的にマリエママとかシュドルパパ、ヘルメスちゃんなどが映ってしまうのでレジストした
ちなみに、写真は昼間に相手視点から見た自分を思い出した物を貼った

6.Qブータって何かパソコンとかスマホ的な物でスレを見てるの?
Aせやで
魂から直接じゃなくても見たり書き込んだりすることは可能なんやで
ちな、ブータ君が使ってたのはパソコンみたいな奴

7.Q今クロエラの世界って何時?
A午前四時
つまり、前回アルラが忍び込んだ時ぐらいにクロエラはスレ建てをしていたのだ

8.Qそういえばこの世界って平行世界とかあんの?
Aあるっちゃある
次元によってそれは違くて、ある次元もあればない次元もある
第1次元には平行世界はない
つまり、あるかないかはその次元の性質のようなもので、平行世界がある性質の次元だったらその中にある宇宙には平行世界が存在している…ややこしいけど、ある所はある程度に考えてくれればいい
ただ、例えばA1という者がおり、そのA1が上位存在となった場合、他の平行世界のA2.A3等はA1へ全て統合される
もっとも、この小説内では、平行世界の同一人物は1つの魂を切り分け、死んだ後に全て合体する設定で行くので大差はない
ワイが平行世界があったら上位存在の数がやべぇって思って立てた策やで
ちな、クロエラの今いる宇宙とクロエラの元出身宇宙はどちらも第1次元


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

十五話 上位存在と上位存在 ☆

ブラフって知ってる?


TOPTUBEノノノノノノノノノノノノノノノ
検索____________________________↸

 

ノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノ
待機中
ノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノ─────────────

◁◁ ‖ ▷▷ ♪ ・Live ノノノノノノノノノノ⚙️〚〛

【リア凸】新人上位存在が強いらしいから凸ってみた【生配信】

100万人が視聴中・2分後に配信開始

53万⤴︎︎︎1万⤵︎ ︎ノノノノノノノ➦共有≡保存

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ディスティビChノノノノノノノノノチャンネル登録

チャンネル登録者数700万人

 

ここは、上位存在が暇つぶしのために動画などを投稿するサイト

 

名をTOPTUBE

 

命名は適当だ

 

チャット欄では現在、暇な上位存在達が挨拶などをしている

 

▽チャット欄ノノノノノノノノノノノノノノノ

 

────────────────────────

クソまァ:こんぶーた

団長:こんぶーた!止まるんじゃねぇぞ…

100万年後にやる気出すニート:こんぶーた

いまうとこと:こんぶーた!

50円殺法:こんぶ〜た

海パン:全裸待機も、もうすぐ終わりか…

ブリーフ:全裸仲間いて草

ネット民:¥50000

タラちゃんカット:無言限界金額兄貴おっすおっす

松居棒:開幕10割辞めれぇ


┊︎



(・▽・)名前ノノノノノノノ0/10000

 

所々やばい奴がいるが、それは無視して話を続けよう

 

 

IQ530000を越える君達読者なら気付いたと思うが、そう、前回急に出てきやがったディスティビ・ブータは配信者なのだ!

 

それも結構デカめのチャンネルの

 

何故急に配信形式になったかは後書きで書いてるが…覚悟して読んでくれ()

作者の頭が今逝ってて、幼女とか変態とか色んな考え方になってるんや…()

 

作者めっちゃ頑張ってこの配信形式のやつ作ったんだよ!褒めて褒めて!スパチャとかも全色揃えたりもしたんだよ!作ってて楽しくなってきて、色んなやつ盛りすぎて1回パーになったけど、作者は諦めなかったよ!

 

とりま、作者の頭は年がら年中逝ってるので置いといて、どうしてこのようなことになったか、前回の最後の後へと戻ろう

 

 

 

◇◇◇

※ここからの掲示板は、クロエラとブータのやり取りになっています

 

クロエラはマジこいつ誰?と思いながらもブータという者へレスする

 

305:エターナル美少女

>>297もしかして有名な人?

 

308:ディスティビ・ブータ

>>305そうだ

 

330:ディスティビ・ブータ

>>305逆に貴様は俺のことを知らんのか?

 

335:エターナル美少女

>>330ボク、一応上位存在になって丸一日経ってないからね…まだ、君のことは知らないかな

 

340:ディスティビ・ブータ

>>335簡単に言うと、オレは上位存在用の動画サイトで動画投稿などをしている者だ

 

342:エターナル美少女

>>340掲示板があるからまさかとは思ってたしバラした時に見たけど…やっぱあるんだね

 

360:エターナル美少女

>>340っで、その動画投稿者がどうしたの?

 

372:ディスティビ・ブータ

>>360先程も書いたが、オレは動画を投稿していて、生配信などもやっている

 

393:エターナル美少女

>>372ほーん それで?

 

396:ディスティビ・ブータ

>>393単刀直入に言うと、生配信に出て欲しい

 

406:エターナル美少女

やだよ

 

426:ディスティビ・ブータ

そうか!…え?

 

441:ディスティビ・ブータ

>>406な、何故だ!?

 

459:エターナル美少女

>>441だってほら、何もボクに利益がないじゃないか

 

470:ディスティビ・ブータ

>>ぐぬぬ…な、なら!何か欲しいものを言ってくれ

 

491:エターナル美少女

>>470データ

 

501:ディスティビ・ブータ

>>470データ?

 

518:エターナル美少女

>>501キミとの戦闘データ、それとキミ自身の強さとかだね、っと…そうだねぇ…関わったら面倒臭い上位存在のリストとかあるならくれる?くれるなら出るよ?

 

532:ディスティビ・ブータ

>>518その程度ならいいぞ

 

534:エターナル美少女

>>532OKあ、それとこれNGね

 

547:ディスティビ・ブータ

へ?

 

568:エターナル美少女

>>534んじゃまた昼間ね

 

573:エターナル美少女

さ、他に質問ある人いたら答えてくよ?

 

 

 

 

◆◆◆

ディスティビ・ブータは突如現われた紙を見て思う

(いや、特定はえぇよ)

 

(こっちはかなりの隠蔽工作をしてたんだがな…)

 

そう思いながらも、ブータは紙の内容を確認する

 

「えっと…なになに?」

 

紙の内容を簡単に纏めると、こうだ

 

・もし、ボク(クロエラ)以外の人間の顔バレと名前バレしたら潰す

 

・ボクのいる星に被害を出したら潰す

 

・別宇宙で勝負

 

・他は基本何でもいい

 

ブータは紙の内容を確認した後、直ぐに明日の準備へと取り掛かった

 

 

 

◇◇◇

という事があり、現在進行形で生配信へのカウントダウン中なのだ

 

そして、そのカウントダウンは0となる

 

画面には1人の異形の姿が映る

 

その異形は、慣れた動作で挨拶をし、今日の概要について説明する

「こんぶーた!お前ら!今日は昨日新しく上位存在となった子に凸るぞ!」

 

▽チャット欄ノノノノノノノノノノノノノノノ

ネット民:¥50000

────────────────────────

ぬ:こんぶーた!

不毛:新人強いんだってねぇ

スター:こんぶーた!

たんぽぽ丸:こんぶーた

ꉂꉂ ( ˆᴗˆ ):今北産業

神イントロ:新人が上位クラスってマ?

解説役:新人の子 強い ブータリア凸

杉の木スレイヤー:ブータがんばえー

バケットモンスター:昨日から新人の子の話題でいっぱいだよね

ヘタレ:こんぶーた


┊︎



(・▽・)名前ノノノノノノノ0/10000

 

ブータはチャット欄を見て、手応えはいいことを確認して放送を進めようとする

「それじゃあ、まずは星n「ゴシャ」

 

が、直後、ブータの頭を握り潰しながらクロエラが登場する

 

クロエラはカメラみたいな物へ挨拶した後、ゴミを見るような目でブータを見ながら話し掛ける

「みんなーこんにちは!ボクが最近話題のクロエラ・フォン・エフォールノだぞ☆…ところでキミ、場所は別宇宙でって書いたよね。何でこの宇宙にいるの?」

 

▽チャット欄ノノノノノノノノノノノノノノノ

ネット民:¥50000

────────────────────────

クソまァ:エッグ

海パン:EGG

ヘタレ:ブータって中位の上ら辺よな…えぇ…

ブリーフ:逃げて!ブータ超逃げて!

タラちゃんカット:クロエラちゃん可愛いね!ウチ来ない?

松居棒:猛者やんけ…

ぬ:昨日写真で見たけどデッッ!エッッ!

BMY:¥50000

クロエラ様!もう一度ボコってください!

ꉂꉂ ( ˆᴗˆ ):目覚めてるヤツおるやんけ

バケットモンスター:上位存在を骨抜きにするとはたまげたなぁ


┊︎



(・▽・)名前ノノノノノノノ0/10000

 

ブータは頭部を再生させながら答える

「い、いや…場所を指定してなかったから、とりあえず迎えに来ようかと…」

 

「ふーん…そう…なら、こっち来て」

 

そう言うと、クロエラはブータと共に、宇宙から出ていった

 

 

 

どうして、クロエラがここまで理不尽で無愛想なのか…これは、昨日見たヘルメスの冊子と、クロエラの思いが起因する

冊子には、上位存在は基本やべぇ奴なので、噛み付くぐらいの勢いで接するのが1番、と書いてあった

そして、クロエラは自分のいる星の人々…その中でも、身内の人間には特に、助けになりたいと思っている

クロエラが上位存在となり、魔物という無くなった脅威もある

だが、クロエラが上位存在になったことにより、もっとヤバい奴らに目を付けられた…と言うのがクロエラにとっての現状だ

 

端的に還元すれば…ちょっとムカついていたのだ

 

掲示板で煽ってきた奴をボコってたのも、ストレス発散と有象無象が近寄ってこないようにするための行為であった

 

ただ、上位存在全員(1部除く)が一応話が通じ、ノリのいいヤツらとクロエラが気付くまでもう少し

 

 

閑話休題(それはさておき)

クロエラがブータと共に、宇宙を出た後に戻ろう

 

クロエラはブータを案内しながら考える

(冊子に書いてあった程、悪そうな感じはしていないな…)

 

(神と上位存在は仲が悪いって書いてたし…もしかして誇張だったりするのか?)

 

(ま、それよりも先に…闘う(ヤル)か)

 

クロエラは、その無駄に良い知能で冊子の内容が誇張であると看破した後、<<空間創造(Spatium creationis)>>を使い、中からあるものを取り出す

 

それは、真っ黒な…宇宙だった

 

大きさはバスケットボール以下の物だろうか

 

いや違う、取り出した瞬間に膨張を始め、既に太陽以上の大きさになっている

 

この宇宙は…クロエラが作り置きしていた宇宙である

 

膜を作って中でビックバンを起こして<<空間創造(Spatium creationis)>>を使い、空間の中に置いて膨張を止めていた物だ

 

クロエラは、作り置き宇宙の時間を速め、更に膨張させる

 

ブータは冷や汗を流しながら聞く

「こ、この…宇宙?は…一体…」

 

クロエラは先程よりも明るく言う

「ボクらの闘技場さ!」

 

「いや、使用方法は聞いてないのだが…」

 

 

▽チャット欄ノノノノノノノノノノノノノノノ

BMY:¥50000 ネット民:¥50000

────────────────────────

ꉂꉂ ( ˆᴗˆ ):ウッソだろアレ釣りじゃなかったのかよ

えんどう豆:宇宙の作り置きとか聞いた事ねぇよ

鉛筆万:可愛い顔してエグいことしやがる

解説役:ブータ終了のお知らせ

ヘタレ:もうダメだぁおしまいだァ

50円殺法:骨は拾ってやるよ

ヘタレ:勝てるわけが無いYO

ブリーフ:所詮中位クラス、無様なもんだ

OPB:ブータ!限界を越えるんだ!

団長:何やってんだよ!ブータ!


┊︎



(・▽・)名前ノノノノノノノ0/10000

 

クロエラは獰猛な笑みを浮かべ言う

「さあ、舞台は整った…闘お(始めよ)うじゃないか!」

 

今、上位存在同士の戦いが始まる

 

To Be Continued

 




ハァハァハァハァ…危なかった…左半身が消し飛ぶだけで済んだぜ…()

いやぁ、作者は配信形式の奴頑張って自作したんやで。鶏鍋美味しかったな

補足
1.Q何で配信形式にしたんや!?
Aん?配信形式はやらないんじゃなかったかって?

ワイはやらないとは言ってないぞ

ん?でも前アンケでなんか言ってたじゃないかって?

あれは俗に言うブラフと言う奴だ…あそこにアンケを置くことにより、「ああ、配信やらないのね」という思い込みを君達読者に作者は植え付けたのだ

つまり、あのアンケに正解など必要なかったのだ…君達読者に思い込みを植え付けるのが役目だったからな

君達読者の中に今、「理不尽だ!」とか「卑怯だ!」、「ぶち◯すぞ!」などと言う短期な者もいるだろう…作者はそこまで計算してあのアンケの中に必殺技集をぶち込んだのだ…

2.Qこんぶーたって
A挨拶
こんにちは位に思ってどうぞ

3.Qスパチャやってるけど上位存在って金とかいるん?
A仮想通貨って奴だ
アイツら魔力とかそういうエネルギーさえあれば何でも作れるからな…それだとつまらないから仮想通貨を使って購入できる様にもしてる
つまりは暇防止対策だ

4.Qチャット欄の名前ってどうやって決めてんの?
A作者の記憶のうちにある弾けたネタキャラや作者が思い付いた名前のキャラを適当に使ってる

5.Qブータってどれくらい強いの?
A次回判明してると思う…多分!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

十六話 VS上位存在 前

話に全く関係ないが、遂に!作者はエルデンリング買ったで!

ちな、作者はハマり過ぎて気付いたら19日の明け方になってたので、今、続きを考えながら必死こいて小説打ち込んでる。ヤバイヨ:( ; ˘•ω・):ヤバイヨ

作者はフロムゲー初心者なので、何するか分からず、マップを適当に進み、勇者を脳筋にしながら宿場先の近くの橋で騎馬戦と巨人狩りをしてました。(作者はゲーム内だと、計画性はあるが無性に特攻したくなって作戦を無駄にするタイプの脳筋)
…クソ初心者スレイヤー、てめえは俺を、怒らせた(腐った野犬兄貴万歳)



現在、クロエラが作った宇宙(超高温)の中で2人(クロエラとブータ)はバトっている

 

▽チャット欄ノノノノノノノノノノノノノノノ

ブロッコリー :¥2500 (´・(エ)・`):¥5000

────────────────────────

ブリーフ:エッグ

海パン:egg

ナメクジ星人:アレで無傷か…

アットホームな職場:クロエラちゃんすげぇ!

100万年後に本気出す:やっぱ中位の上ら辺からはレベルが違うな…

団長:ブータめっちゃ頑張ってるやん

解説役:何だこのハイレベルな闘い

クソまァ:えぇ…今のでもダメなん?とんだクソゲーやな…

タラちゃんカット:終わりまで後30秒かな?

松居棒:確かに、このままじゃな…


┊︎



(・▽・)名前ノノノノノノノ0/10000

 

ブータは光速越えのスピードで動き回りながら、銀河が軽く吹き飛ぶ光線を発射し、惑星や恒星を創って繰気弾の様に動かしたり、銀河を生み出した後に一点に集約させたりなどしてクロエラを攻撃している

 

だが、クロエラはその全てを破壊している…1歩も動かずに…だ…

 

そして、ブータの攻撃の隙などに的確に拳を放っている

 

クロエラの拳は、’’純粋な力’’のみで空間を歪め、ブータの付近に空間を繋げ攻撃している

 

ブータは攻撃を避けながら喋る

「っと…純粋な力のみでそれとは…やはり上位クラスは遠いか…」

 

「いや、キミ結構センスいいと思うよ?」

 

ブータは苦笑いしながら言う

「ハハ…攻撃に、純粋な身体能力しか使ってなく、他にも様々なハンデを負っているくせに…よく言うぜ」

 

「ま、まぁ、その通りなんだけどね」

 

 

ここで、今クロエラ達がやっている闘いのルールについて説明しよう

 

クロエラ達は今、先に一撃を入れた方が勝ち

 

という単純なルールの闘いをしている

 

これは、基本死なない上位存在が勝負などをする時などでは割とポピュラーな物で、暇な奴らがジャンケン感覚でよくやっている

 

ただ、2人がこの勝負をする上で、1つ問題がある

 

読者諸君も気付いただろう…そう、クロエラとブータ君の力の差があり過ぎて勝負が成立しないのである

 

2人が全力で勝負した場合、どれくらい成り立たないかを、ドラゴンボールで例えると…初期ベジとナッパ、最終形態フリーザとベジータ(ナメック星)、登場時トランクスとメカフリ、合体13号とトランクス、ブロリーとヘタレ王子、アル飯とブウ、ベジットとブウ、ゴジータとジャネンバ

あたりだろうか…無印やGT、超などは今回省略するが…取り敢えず、2人が本気で闘えばあんな感じに勝負が成り立たないのだと思ってくれればいい

 

そこでクロエラはある提案をブータへとした

 

クロエラ自身の力を下げて、相対的にブータといい勝負ができるようにする…ということを

 

具体的には開始1分後までクロエラはその場で留まり、攻撃や防御には純粋な身体能力のみを使用する、という物だった

 

ブータはこれを聞き「舐めんてんのかな?」などと思ったが、実際に闘ってみて「そのままでお願いします」という心境に一瞬で変わった

 

チャット欄の残り30秒というのはクロエラが動き出すまでの秒数、つまり、現在は闘って既に、30秒を超えている…頑張れブータ君!

 

ちな、宇宙空間で2人とも喋ってるが、上位存在とかは普通にそれぐらいできるので、そういうことでよろしく☆

 

閑話休題(それはさておき)

2人の闘いへと戻ろう

 

クロエラが動くまで後30秒、ブータは冷静に戦況を確認する

(アイツが動くまで後30秒…それまでに一撃…そうだ、たったの一撃を与えればいいんだ)

 

(などと思って突撃したら負けるのは火を見るより明らか…ならば…)

 

その直後、クロエラがまた拳を放つ

 

(っと、やっぱあれっきゃねぇか…)

 

ブータの体から光が溢れる

 

(これは、まだ使いたくなかったが…このチャンスを逃がす訳にはいかんからな…)

 

 

 

◇◇◇

約1秒後、光が収まり、ブータが姿を現す

 

その姿に変わりはない…だが、その威圧感は先程よりも増している

 

▽チャット欄ノノノノノノノノノノノノノノノ

ブロッコリー :¥2500 (´・(エ)・`):¥5000

────────────────────────

サービスカウンター(物理):うわ!前からブータ(の光)が

クルッポー:何か変わった?

ジンギスカンジャメン:なんだ猫騙しか…おどかせやがって

触手親父:ブータがんばれー

千億年パズル:あれ?なんかエネルギー量多くなってね?

スパウダー:ブータがなんか強くなってる?

爆発愛好家:爆発せんのか…

解説役:後25秒…勝負はどうなるか分からないかもしれないな

ポッポ:クロエラちゃんもがんばー

貴様を倒す者:え?待って…ブータ、まさか…


┊︎



(・▽・)名前ノノノノノノノ0/10000

 

クロエラは目を輝かせながら聞く

「へぇ…たった今、キミは自分を中位の最上位クラスへと強化したのかい?」

 

「…あぁ、その通りだ…」

 

直後、ブータはクロエラへと突撃し、拳を振るった

 

「へ?」

 

一瞬呆けるクロエラ、だが、一瞬で持ち直して拳に拳を合わせる

 

拳を止められたブータは、そのまま触手を腕の代わりにラッシュを開始する

 

負けじとクロエラも両腕でラッシュを開始する

 

刹那の時間で数億、数兆、数京の激突が起こる

 

2人は最早光などは頼りにしない。圧倒的な演算力と魔力感知により2人はラッシュを続けている

 

残り20秒

 

クロエラはラッシュを続けながら笑い、話す

「フフ♪いいね!やっぱこういうのが1番楽しいんだよ!」

 

ブータは答えない…いや、違う、答えれないのだ

 

ブータは今、己の最高の集中力でラッシュを続けており、話に回す余裕が無いのだ

 

話せるクロエラがおかしいのだ

 

ここで、読者の皆には、何でブータが近距離戦を仕掛けたのか、という疑問が生まれるだろう

 

ブータが何故近距離戦を始めたか…これはブータの作戦に関わってくる

 

ブータの作戦はこうだ

 

「手数で押し切る」

 

終わり

 

待っ、待ってくれ、ブラウザバックしないでくれ!ちゃんと理由はあるんだ

 

クロエラは現在、弄った身体の特性により魔力をぶち込めばぶち込むほど強くなる。だが、その上限は決まっている

 

そう、決まっているのだ

 

ブータは中位の最上位クラスへとなり、そこから更に強化技を使い、先程のクロエラのパワーが10とすると、9程にまで迫っている

 

クロエラの上限も強化技を使えば数十~数億倍は軽く上がる

 

だが、現在のクロエラは手加減により強化技も使ってはいけない

 

ここをブータは突いたのだ

 

極限まで力が拮抗できる今、手数で足りない1を埋め、押し切る

 

これが、ブータの作戦だったのだ

 

残り10秒

 

ブータはまだ、押し切れずにいる

 

さっきも書いたが、先程のクロエラのパワーを10とすると、ブータのパワーは9程にまで迫っている

 

そう、「先程」のクロエラのパワーを基準に考えたら、である

 

作者は別に、さっきまでのクロエラのパワーがMAXとは書いてないのだ

 

今度はクロエラのMAXパワーを100で考えると、先程のクロエラの身体能力は1程度だ

 

ブータのパワーは0.9位

 

これは現在のクロエラの純粋な身体能力の限界であり、今後パワーアップは余裕でできる

 

クロエラは今、ブータの手数に対して少しずつ力を出していき、いい闘いを行っている

 

 

残り1秒

 

ブータは最後の手段の巨大化を使い、数十兆光年まで巨大化

擬似的にクロエラのパワーを越えようとする

 

だが、クロエラは一気に10程度まで力を解放する

 

▽チャット欄ノノノノノノノノノノノノノノノ

ブロッコリー :¥2500 (´・(エ)・`):¥5000

────────────────────────

ゲーマー:うぉぉおおおお!!!いけぇぇぇぇ!!!

バナナオレ:第1次元全体が揺れてやがる

解説役:あ…(察し

海パン:さっきから超巨大ブラックホールが殴り合うだけでできてて草生えるw

ねこですよろしくおねがいします:草に草はやすんじゃあない

ブリーフ:¥50000

いけええぇぇええええ!!ブータ!!!!

ネット民2:¥50000

がんばって

団長:毎回無言限界額スパチャ兄貴が喋ったー!?

( *o* ):コイツァ世界が揺れるぜ

ふーんエッチじゃん:既に揺れてんだが


┊︎



(・▽・)名前ノノノノノノノ0/10000

 

 

クロエラは拳を引き、正拳突きをしながら喋る

「ブータ君…だったね…楽しかったよ」

 

そして、クロエラの拳と巨大化ブータの拳がぶつかり、一瞬せめぎ合う

 

が、ブータの拳は吹き飛び、宇宙の果て(直喩)へと吹き飛ばされる

 

残り0秒

 

ブータは吹き飛ばされたが一撃とは言えないのでまだ闘いは続行している

 

そして、手加減の時間は終わり、クロエラは(魔法)を解き放つ

 

「<<物質創造(Materialis creatio)>>…フフ♪ちょうどキミも巨大化しているからね…」

 

クロエラの周囲に、ある物が出来上がっていく

 

そして、クロエラはその存在の名を口にする

 

究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)!!」

 

 

To Be Continued




終了!ごめんね、今回は短めになっちゃった
いやー、寝落ちしてヤバかったです(言語能力低下)
今、後書きを打ち始めたのも19:00越えてからだからすげぇギリギリなんや

マジやばいので補足行くで!

補足
1.Qなんかもっとこう…上位存在なんだから未来とか見て攻撃とか時止めてwryyyyyyyyyyとかないの?
Aブータ君が初手で未来見て攻撃したら未来で防がれて、逆にカウンターされて負ける未来を見て諦めたんやで←闘う前(この場合は予測)
時止めは能力無しで光速越えて入門してくるので意味は無い
因果律操作とかも腕力で全てを無意味にされてる
結果、冒頭のやけくそ質量アタックになった
これぞ最強の脳筋やで

2.上位存在同士の闘いについて
基本的に、全ての上位存在が因果律操作から時止めまでなんでもできる
だが、エネルギー量が多いとその威力や範囲が変わってくる
よって、上位存在同士だと、基本的にエネルギー保有量が多い方が勝つ
この前も書いたけど忘れてる人が多いと思うので書きました

3.Q中位の最上位って?
Aその名の通り中位クラスの最上位、つまり上位クラスの1歩手前の人達の領域
だが、実際はそこまで後1歩では無い

4.Qブータの詳しい容姿カモン
A体の色は茶色
人型
顔には目がひとつと口、空気を入れ替える機関だったものがある
触手が絡み合って人型を保っているので、腕などと書いてあるのも全て触手
茶色のローブを羽織っている

5.Q 究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)ってなんなん?
A「パジャマパーティー 中」を読んでくれれば分かるぞ☆

6.Q何でブータ巨大化したん?
A上位存在の基本的な強さは魂の保有できるエネルギー量によって変わる
だが、ブータは身体を巨大化し、肉体にもエネルギーを大量に保有させ、擬似的にエネルギーの総量を増やしたのだ
動く外部燃料タンク的な物と思えばいい

7.Qクロエラが宇宙の中で動けてるけどそれは身体能力以外に含まれないん?
A一応攻撃ではないのでOK

8.Qブータ君大きくなり過ぎじゃね?ちゃんと入りきれてる?
Aクロエラお手製の宇宙は空間を捻じ曲げており、外から見たよりも大きくなっている
数十兆光年以上の大きさでも超高温ってことは…そういうことです。まだ広がり途中です
ちな、ブータ君が激突したのは膨張している途中の膜で、穴が空くとかそういう心配はいらない


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

十七話 vs上位存在 後

巨大ロボットっていいよね


究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)!!」

 

クロエラは極光を放ち、とてつもない…具体的には中位クラスの総量を上回る程のエネルギーを放出しながら魔法を行使している

 

クロエラの発するエネルギーにより世界が、宇宙が、第1次元そのものが揺れ始める

 

2人(クロエラとブータ)の闘いの舞台であるこの宇宙では、空間が歪み、あちこちで超新星爆発級のエネルギーの爆発や超大質量のブラックホールの発生、何かよく分からない空間の断裂等が起きている

 

ブータは己の周りの空間を遮断し、爆発を貰わないよう、必死にガードしている

 

クロエラの周囲から放たれる光はより強まり、使用したエネルギー量は等々中位クラス最上位の総量を超え、上位クラスへと差し掛かる

 

ブータは、まだ懸命にガードを続けている

 

クロエラがその名を口にした約5秒後、その存在は完成する

 

光やエネルギーの放出が消え、空間が少し安定したことにより視聴者(上位存在)達はその存在を知覚する

 

▽チャット欄ノノノノノノノノノノノノノノノ

ネット民2:¥50000 ブリーフ:¥50000

────────────────────────

ぬ:収まったか…

よけろ:ふぅ、おどかせやがって

解説役:エネルギーを放出するだけで俺らが知覚できなくなるとか…えぇ…

クリー無ぱん:オレの1万年間コツコツ手作業で作ったプラモが…

先輩:お前ら大変だなw

キャベツ:他人事だと思って…

オレンジパイナップル:って、お前ら画面見ろよ

ハジケアタマ:なぁに?これ

巨大化オタク:巨大化か?

パーリナイト:いや、これは…


┊︎



(・▽・)名前ノノノノノノノ0/10000

 

 

 

◆◆◆

 

そこには、黒金の巨人(巨大ロボット)がいた

 

 

全長は25m程だろうか

 

 

その巨人は黄金に輝く模様を浮かべ、静かに宙で佇んでいる

 

 

そして、不意に巨大ロボから声が聞こえる

 

『フフ♪完成だよ…』

 

ガードを終えた、今まで空気だったブータは、突然出てきたロボ(クロエラ)へと問う

『な、なんだ!?その…ロボは』

 

巨大ロボット(クロエラ)仁王立ち(ガイナ立ち)を取り、せり上がりながら答える

『ボクの考えた最強のロボットさ!』

 

 

ここで!!!久しぶりの説明だぁ!(作者視点)

 

究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)

 

クロエラが昨日のパジャマパーティーで創ったゲームのキャラだ!

この前はゲーム内の説明を書いたので、今回はクロエラが創った機体の説明をざっくりしよう

 

全長25m、全身が黒く、顔の形はシャ〇のサザビ〇似で、胴体や足の部分はかなり厳つい姿をしている

 

全身に黄金の模様が浮き出ているが、これは魔力を通す管のような物をどうせだったらかっこよくしたいため、クロエラが色付けしてものである

 

素材は恒例の<<物質創造(Materialis creatio)>>と<<凝縮(Condensatio)>>をしまくった物となっている

 

また、全身にマジックコアを散りばめており、基本的にエネルギー切れはない

 

ここで、勘のいい読者諸君は気付いただろう

 

あれ?それってゴーレムじゃね?

 

 

その通りだ

 

これは巨大ロボットの形をしているゴーレムだ

 

だが、待ってくれ、読者諸君も思って欲しい。

 

例えば、マジンガ〇Zだって光子力という架空のエネルギーを使い、超合金Zという架空の金属を使っている

ゲッタ〇だってゲッター線という意思持つ架空のエネルギーを使い、稼働や素材の強化をされている

 

この様に、スーパーロボットだと架空のエネルギーを使い、ヤバい性能を引き出してる物が多いのだ

 

つまり、究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)君はその魔力版ということなのだ

 

たまたま、魔力を用いた巨大な存在がゴーレムと呼ばれるだけでこれは立派な巨大ロボットなんだ!

 

だから俺は悪くねぇ!()

 

そんなことは置いとくとして、肝心な期待性能だが…続きを見ればわかると思うので省略

 

ただ、超強化されてるとだけ一言言っとくぜ☆

 

操縦方法はGガン式

 

ちな、作者はモノアイ大好き

 

閑話休題(それはさておき)

クロエラのぼくのかんがえたさいきょうのろぼ発言の後へ戻ろう

 

巨大ロボット(クロエラ)は考える素振りをしながら話を続けている

『ちょうどキミがデカくなったからね。眼には眼を歯には歯をってやつかな?』

 

ブータは最強という単語に反応するが、気になったことを聞く

『さ、最強のロボ!?…だが、オレと比べたら小さ過ぎじゃあ…』

 

が、クロエラはブータが言い切る前にあることを伝え、ある魔法を放つ

『別にこれが限界じゃあないさ』

 

『なに?』

 

『<<巨大化(Giant)>>』

 

クロエラが魔法を使うと、究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)は一瞬光った後、次の瞬間にはブータサイズ(数十兆光年)へ巨大化する

 

クロエラは舌なめずりをしながら言う

『さあ、第2ラウンドの開始だよ!』

 

 

 

◇◇◇

クロエラとブータは、超巨大な身体と機体で、お互い超スピードで動き回っている

 

2人は攻撃とガードを交互に行い、一進一退の攻防を繰り広げている

 

2人は同時に突進し、2人の拳と拳がぶつかり合う

 

2人の拳の中心では空間が割れ、空間が悲鳴を上げている

 

だが、2人は気にせず、そのままラッシュを繰り広げる

 

 

▽チャット欄ノノノノノノノノノノノノノノノ

ネット民2:¥50000 ブリーフ:¥50000

────────────────────────

ぬ:強え…

筆ペン:そういや、まだ闘いが始まって2分経ってないんだよな

カースジ:体感、1万年は軽く経ってた

たまご:うっそ?まだ2分弱

はんぺん:2人友エッグ…

承:てかウケるwなんだよ究極の機動兵器ってw

バトルオタク:¥3500

ラッシュ代

ブロッコリー:ナイスパ

ぬ:ナイスパ

解説役:まだお互い本気ではないようだな


┊︎



(・▽・)名前ノノノノノノノ0/10000

 

クロエラはラッシュをしながら、究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)の腹部部分から極太のビームを発射する

 

『ッ!!』

 

これをブータは回避、巨大ロボ(クロエラ)と距離を取る

 

っが、ブータの移動先へと巨大ロボ(クロエラ)が瞬間移動し、蹴りを放ちながら全身からビームを放ってくる

 

っが、これをブータは予測しており、巨大ロボ(クロエラ)の更に後ろへと瞬間移動する

 

っが、これも予想していた巨大ロボ(クロエラ)身体を捻り、ブータへと裏拳を放つ

 

っが、これも予想していた…

 

▽チャット欄ノノノノノノノノノノノノノノノ

ネット民2:¥50000 ブリーフ:¥50000

────────────────────────

パンツ:空間がー!空間そのものが!

解説役:巨大な2人が瞬間移動をしまくった影響で弱っていた空間がこのままでは…

海パン:あーもう滅茶苦茶だよ

ブロッコリー:あれ?計算してみたけどとっくに爆発してるはずなんだけどな…

解説役:クロエラちゃん?もしかして闘いながら空間の補強もしてるの?

ネジ止め:エッグ

ゲーマー:何だこの瞬間移動ゲー

評論家:無限回避とかクソゲーやな

裁Byマン:こいつらどんだけ強いんだよ…ヤムチャ視点とか初めてだぞ…

ぬ:そういえば、さっきネーミングセンスバカにしてた奴が見当たらないな…あ(察し


┊︎



(・▽・)名前ノノノノノノノ0/10000

 

クロエラとブータは、更に攻防と回避を続け、宇宙中を駆け回る

 

クロエラはここで、<<物質創造(Materialis creatio)>>で剣を作り出し、振り、空間ごとブータを切り裂こうとする

 

っが、同時にブータも空間を破壊するエネルギー弾を発射する

 

斬撃と弾はぶつかり合い、物質ではなく空間を破壊する爆発を起こす

 

だが、その爆発により宇宙の耐久値は限界に達し、崩壊が始まる

 

巨大ロボ(クロエラ)は頭をかく動作をしながら言う

『あれ?壊れちゃったか…宇宙って思ったより脆いんだね』

 

それに対し、ブータは鼻を鳴らしながら言う

『フン、それをさっきから宇宙の補強をしていたお前が言うのか?』

 

巨大ロボ(クロエラ)は少し俯いたあと言う

『…バレちゃってた?』

 

『…計算的には1分目のオレらの拳のぶつかり合いで壊れてたはずだ…それなのに壊れてないのなら…必然的にそうなのはわかる』

 

巨大ロボ(クロエラ)は慌てて謝ろうとする

『ご、ごめんn…』

 

っが、今度はブータが発言を遮る

『待て、謝罪は不要だ…お前が真剣に闘っていたのは分かっている…ならば、これ以上は言葉は不要だろ?』

 

そう言うと、ブータは構えを取る

 

それを見て、巨大ロボ(クロエラ)も構えを取る

 

これから行われるのは、奥義のぶつかり合い

 

ブータは、残存エネルギーを全て右手へと集約させる

 

巨大ロボ(クロエラ)は奥義の「全エネルギー解放」を使い、性能を底上げし、更に両手にエネルギーを集める

 

宇宙が爆発するまで残り10秒弱

 

 

ブータは残存魔力をほとんど載せた、宇宙を崩壊させかける程の超巨大エネルギー弾を放つ

 

その大きさは、ブータの全長を超え、密度も申し分ないほどの物だ

 

そして、クロエラも性能を底上げした究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)の魔力のほとんどを使ったビームを放ち、超光速の彗星となりブータのエネルギー弾へと攻撃する

 

 

宇宙爆発まで5秒

 

▽チャット欄ノノノノノノノノノノノノノノノ

バトルオタク:¥3500 ネット民2:¥50000

────────────────────────

ぬ:ゴクリ…

カナリ:開始3分で宇宙が爆発する闘いってなんだよ

ネット民3:¥50000

がんばって…ブータ

ブリーフ:ヒロインかな?

サラリーマン:クロエラちゃんには悪いが…ブータ頑張れよ

チャージマンボーグ:クロエラちゃんがんばー

解説役:どちらが勝つか…正直わからないですね

梅干し:なんだこのエネルギー量!?

ハヤジダム:クロエラちゃんが勝つのに花京院の魂をかけるぜ

カブト研:クロエラちゃんファイトー


┊︎



(・▽・)名前ノノノノノノノ0/10000

 

そして、2人の全力はぶつかり合う

 

ブータのエネルギー弾と究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)のビームが一瞬せめぎ合う

 

残り2秒

 

っが、貫通力のあるクロエラのビームはエネルギー弾を貫通し、ブータへと迫る

 

 

残り1秒

 

力のほとんどを使ったブータに、ビームは突き刺さった

 

 

To Be Continued




終了!ごめんな!変な終わり方になってもうた

寝落ちして起きたら8時超えてて、慌てて最後まで打ち込みました

ちきしょー、溶岩土竜の野郎許さんからな…()

とりま、補足いきましょ

補足
1.Q何でクロエラとブータが互角みたいになってんの?
Aクロエラは別に蹂躙したい訳では無いんやで
クロエラは、ブータと互角ぐらいの性能の究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)君を作ってそれで勝ちたかったんやな

3.Qブータ君は無限のエネルギーとか持ってないん?
A持ってる
というか、基本的に上位存在って全員がマジックコアみたいなもんを作ったりできる
ならなんで消費した時使わなかったのかというと、でかいエネルギーを使う際は、少なからず意識をつける必要がある。
相手が有象無象ならいいが、相手がクロエラのため、やろうとした瞬間になんか技を放ってくるので、「やらなかった」よりは「やれなかった」が正しい

4.Q上の補足見た感じ、2人とも中位の最上位クラスの攻撃なんやろ?なら、何で宇宙爆発したん?
Aまず、宇宙は空間系の技がある意味弱点なんや
宇宙は空間が本体みたいなもんやからな
人間が殺られる例で例えると、上位クラスは心臓を直接ぶち抜き、今回だと毒とかで機能不全を狙った感じですね

5.今回登場した魔法
<<巨大化(Giant)>>
魔力を物質の元素などに変換し、増やして大きくする魔法
大きくなればなるほどパワーや重量等は上がる仕様になっている
調整可能
皆も気付いてると思うが、<<物質創造(Materialis creatio)>>君の派生魔法


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

十八話 ディスティビ・ブータ

なんか今回の話のデータが全て吹っ飛んで絶望しながら打ってたけど、結構早く終わりそうでホッとしてる作者だよ!

作者は結構伏線とか張りまくってるから、探したら結構あると思うので暇だったら探してみてね☆


場面はクロエラが究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)の一撃でブータを貫通した後

 

無事(?)宇宙は爆発し、2人は現在、第1次元の中で闘いの感想を話し合っている

 

クロエラは、ボロボロの究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)に乗りながら喋っている

『それにしても、急に中位の最上位になった時は驚いたよ…君、結構度胸あるね』

 

それに対し、ブータは肉体を再生しながら返答する

「いきなり上位クラスになったお前が言うか…まぁ、確かに覚悟はしたがな…」

 

『いや…難易度的にはキミの方が難しいとは思うんだけどね…まぁ、いいよ…』

 

究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)とブータは中位の最上位クラスであり、宇宙が爆発するレベルの攻撃をされたら死にはしないがダメージを受けるのだ

 

今度は、身体の再生が終わったブータがクロエラへと問う

「しかし、上位クラスは遠いな…お前の全力を見てみたいものだ…オレはお前に、何時かは追い付けれるか?」

 

このブータの質問は、ブータがクロエラの全力を知らない、ということに起因する

 

上位クラスのデータは少なく、また、その実力の程もよく知られていないのだ

 

そのため、ブータはクロエラの全力を計りきれずにいる

 

そんなブータの純粋な質問に、究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)を再構築させながらクロエラは返答する

『追い付けれるさ』

 

クロエラのその言葉に、ブータは短く返す

「…そうか」

 

二人の間に、ライバルや師弟とかの関係が構築される時のような雰囲気が流れる

 

▽チャット欄ノノノノノノノノノノノノノノノ

ネット民3:¥50000 バトルオタク:¥3500

────────────────────────

はんぺん大使:イイハナシダナ-

ぬ:熱い展開ktkr

ブリーフ:何だこの展開!?

モンキー:ブータが頑張れば成れるのか…応援するぜ!

脳筋:というか、上位クラスの強さがバラバラだし、よく分からないからなぁ…まぁ、頑張れよ!ブータ!

梅干し:上位クラスのクロエラちゃんが言うんならホントかな?

トイレの紙の芯:これは…師弟関係来るか!?

トイレの紙様:ブータ×クロエラ…来るぞ遊真!

ベアード:あ…おま…

蟹様:ピチューン(幻聴)


┊︎



(・▽・)名前ノノノノノノノ0/10000

 

いい雰囲気(健全)の中、クロエラはある爆弾を投下する

『ああ、そうそう、やろうと思えば、今この瞬間でもできるよ?』

 

「…は?」

 

 

▽チャット欄ノノノノノノノノノノノノノノノ

ネット民3:¥50000 バトルオタク:¥3500

────────────────────────

ぬ:は?

ドアノブ:は?

メロンカリバー:は?

ネット民:???

ブリーフ:ファッ!?

プルコギ:はい?

今何でもするって?:ん?

ハサ次郎:は?

コップの取っ手:あれ?

エコキャップ之助:え?


┊︎



(・▽・)名前ノノノノノノノ0/10000

 

クロエラは周り(ブータと視聴者)が混乱する中、首をこてんと倒し、事実を告げる

『?…いや、ブータ君が今、直ぐに上位クラスに成れるって言っただけだけど…え?何で皆そんな困惑してんの?』

 

ブータはマジで困惑している

「いや…え…えぇ…マジ?」

 

読者の諸君はここで、思っただろう

 

あれ?何でクロエラは生放送のコメント読んでるの?

 

 

実は、クロエラは現在、四身の拳的な魔法により分身していて、その分身で生放送の視聴をしていたのだ

 

というか、もし、クロエラが居ぬ間にクロエラの生活している宇宙へと攻撃、とかしてくる奴が居るかもしれないのでクロエラの宇宙で待機し、ほとんどコメントを見ていた

 

クロエラの<<未来予知(Visus futuri)>>的には居なかったが、もしかしたらクロエラの予測を超えた何者かが来るかもしれない…というクロエラの考えの元行われたことだ

 

コメントの中で、ネーミングセンスをバカにした奴と勝手にカップリングを作った奴は1発ド突かれた

 

ちな、もちろん弱体化とかは無いで

 

閑話休題(それはさておき)

 

クロエラの爆弾発言の後へと戻ろう

 

ブータは未だ困惑しているが、再度クロエラへと問う

「えぇ…マジ?」

 

クロエラは返答し、一つ気になったことを聞く

『マジだよ?…というか、やっぱキミ、コロコロキャラ変わりすぎじゃない?』

 

「ヤベ…ンッン…そんなことは無い…オレはいつもクールなキャラだ」

 

『…ああ…そう言うことね…』

 

クロエラは昔の自分と同じ匂いを感じ、そっとしておく事にした

 

ブータは話を逸らすため、本来の話へと戻す

「そ、それより、今、このオレを上位クラスにできるとは…一体どういうことだ?」

 

『言葉通りさ…ただまぁ、少々荒いやり方だけどね』

 

ここで、ブータは悟る

「ま、まさか…」

 

クロエラは少々テンション高めで言う

『そう!そのまさかだよ!…キミの魂の強度を強制的に上げる!…これがキミにとって1番手っ取り早い方法さ』

 

『キミの’’目標’’のためにも、ね』

 

 

 

ここで!!!ディスティビ・ブータとぉ!!!!上位存在の強くなる方法について説明しよう!!!!

 

読者諸君は、作者がブータ君の説明を忘れたと思ってただろ?残念だったな!作者はこのタイミングで出すために、あえて温存させていたのだ!

 

ディスティビ・ブータ(4兆歳強)

約3兆年前から動画配信をしている上位存在だ!

 

ずばり、彼の目標というのは、「最強になる」ことだ

彼について知るために、彼の過去を説明しよう

 

ブータは、元々彼の出身宇宙では敵無しの最強の存在だった

彼は、その宇宙で最強と呼ばれる種族に生まれ、更にそのまた突然変異とまで言われる程に彼は強かった

そして、彼が生まれてから1万年程経った頃、不意に転機は訪れた

 

そう、彼は、1万歳という比較的早い段階で、上位存在へと至ったのだ

 

上位存在へと至った彼は、己が最強である事を示すため、様々な上位存在へと喧嘩を吹っかけて行った

 

上位存在へと至った彼は、分類的には下位クラスであったが、普段から怠惰な他の下位クラスよりは圧倒的に強く、連戦連勝していった

 

今まで彼は、まさに無敵の存在であり、上位存在へとなってからもそれは変わらないと思っていた

 

だが、それは儚い夢だった

 

ある日、ブータがいつものように喧嘩を吹っかけようと様々な次元を訪れていた時、その者は現れた

 

その者は分類的に上位クラスであり、当時のブータが闘っていいような相手ではなかった

 

ブータはもちろん喧嘩を吹っかけた、が…デコピンの一撃で負けてしまった

 

それ以来、ブータはその上位存在とは会っていない、だが、ブータの心にはとてつもない衝撃が走ったのだ

 

圧倒的な力の差を経験し、己が最強という自信は砕かれたのだ

 

けれど、それで終わるブータではなかった

 

己が最強になるため、彼はプライドを捨て、毎日必死に修行をしたのだ

 

様々な分野を試し、修行をするようになってから1兆年経つ頃には、効率的に強い相手と闘うために動画投稿を始めた

 

動画投稿を開始した初期は、ブータの上位存在なのに修行等を行って強くなろうとする姿を見て、怠惰な奴らはアンチ行為を行なっていったが、2兆年ほど前からはブータが実際に強くなり、中位クラスになったのを見て、考えを改めた奴らが多くなった

コメントの奴らがあんなに好意的だった理由はこれである

 

そして、最強になるためには上位クラスを超える必要があり、今回は上位クラスのクロエラに勝負を申し込んだのである

 

ただ、クロエラが本気でデコピンした場合、中位の最上位のブータ君でも一撃でやられてしまうのは内緒だ

 

端的に還元すると、ベジ〇タみたいなやつ

 

昔は全てを壊す勢いのヤンチャな奴だったが、現在はかなり丸い性格になった

 

そして、次に上位存在の強くなる方法を説明しよう!!!

上位存在は、基本的に全能である

ほとんど全知みたいな所はあるが、実際に起こったことがないことは知らないため、全知では無い

そんな上位存在の強くなる方法は、魂の保有エネルギー量の増量である

ここを読み、読者の皆は「じゃあ、クロエラがやったみたいに一気に上げりゃ良くない?」等と浅はかな考えを持つかもしれないが…()

 

それをすると、1つ問題が起きてしまう

簡単に言うと魂が爆発するのだ

以前、上位存在は基本的に不老不死だと書いたが…実際そうなのだが、上位存在は魂が保有できるエネルギー量を超えるエネルギーを一気に大量に魂に注がれると、良くて暴走、最悪死ぬのである

 

どうして爆発するか、これを魂を紐やゴムに例えて、横に引っ張るのをエネルギーの増量、切れるのが爆発、として説明する

 

まず、人間の魂はゴムとし、横に一気に引っ張っる。ちぎれない

次に、上位存在の魂を無限に少しだけ長くできる紐とし、一気に引っ張ってみる。ブチッといく

 

つまり、上位存在は基本的に一気に強くなろうとしたら死ぬので、ちょっとずつ強くなるしかないのである

 

下位クラスの奴らは、別に強くならなくても永遠を享受できるので、あんなに大量に存在するのだ

 

前にも書いたが、クロエラは強くなりやすい人間の魂の段階で魂の保有エネルギーの総量を増やして、一気に上位クラスになったのだ

 

ブータがさっき中位の最上位になったのも、かなり危険な事だったのだ

 

そして、これが上位クラスのあの異様な少なさの理由である

 

ここで、再び優秀な読者諸君たちは気付いただろう

あれ?じゃあ、どうやってクロエラはブータ君を上位クラスにするの?

と、読者諸君…クロエラだぞ?()

 

 

閑話休題(それはさておき)

クロエラのブータへの提案の後へと戻ろう

 

ブータは今、覚悟を決めてクロエラに背を向けている

 

▽チャット欄ノノノノノノノノノノノノノノノ

ネット民3:¥50000 バトルオタク:¥3500

────────────────────────

ぬ:ゴクリ…

コーヒーゼリー:ま、マジかよ…遂にブータが…

マフティス:今北産業

解説役:闘う ブータ負ける お前も上位クラスにならないか?←今ここ

マフティス:???まだ始まって5分なのだが?

ブリーフ:事実しか書いてなくて草

海パン:ホントなんだよなぁ

マフティス:マジかよ…

筆ペン:お!始まるぞ!

キラーペンシル:すげぇ!


┊︎



(・▽・)名前ノノノノノノノ0/10000

 

クロエラは、究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)に乗りながら、ある魔法をブータの魂へと行使する

 

『覚悟は出来たかい?いくよ!』

 

『<<複製(Duplicare)>>×9× <<融合(fusione)>>』

 

ブータに外見上の変化は特にないが、ブータの魂を見て、クロエラは成功したと確信する

『やったね!実験は成功d…』

 

が、直後、究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)は半壊し、次元の果へと吹き飛んで行った

 

To Be Continued




ハーイ!今回はここで一旦終了!
いやー、今回のデータがぶっ飛んだ時は絶望したけど、何とか打ち込み終わりました!

作者は最近、暇な時はずっとエルデンリングやってるけど、気付いたら総プレイ時間が60時間超えててビビった
…それにしても、性癖が青肌多腕隻眼魔女っ子人形娘になったやつ多いやろな…メインヒロイン?それ誰メリか?
ネタバレになるから濁して書くけど、作者は現在、あの腐った所でボスとバトってるで…まあ、その前に腐敗対策の薬の材料集めしてるけども…
ちな、作者は最強のデミゴッド倒すのに4時間かかったちぇる
でも、開幕ブッパ女王は1発でぶちのめしたでヤンス
弱弱王女可愛い…可愛くない?

絶対に長くなるから補足いくでぇ⤴︎ !!!!

補足
1.Qクロエラはブータ君に何をしたの?
A裏技とだけ
多分次回に詳しいこと書いてる

2.Qえ?クロエラが強くなった裏技って簡単だったの!?
A簡単では決してないけど、中位の上位から最上位になる方が難しい
言ってしまえば、クロエラの裏技は強度を増したゴムを一気にビョーンと一気に伸ばしたもので、ブータ君は切れやすい紐を細心の注意を払って伸ばした、ということになり、瞬間的な難しさならブータ君の方が難しくなる
ただ、まぁクロエラも適当に魔力を魂にぶち込んだ訳では無いので、字面ほど簡単ではない
魔力の調整とかに10年かかる

3.Qブータのキャラどうしてあんなにコロコロ変わるの?
Aブータは今、かっこいい武人ロールを行っている
困惑したりしてる時の方が素
てことは、クロエラも昔は…

4.Q魔族くん達今出てこないの?後、今何してる?
Aクロエラの分身体が監視中なので、なにかしてきても一瞬で討伐可能
それと、どうやらクロエラから手紙が届いたようだが…これは後日書く
現在、魔族君達は作戦会議中

5.Qそういえば、このブータの話って本編(魔族とか)に繋がってるの?
A繋がってると言えば繋がってる…今のところ繋げる気でいる
ゲームで言うサブクエのような物と思って欲しい
あくまで、この作品の本編は魔王を潰すまでの物語なのだ

6.Q最強って?(遊戯風)
A文字通りに、最も強い存在になること
つまりは上位クラスよりも強くなることだ

7.Qブータどれくらい強くなったん?
A10倍

8.今回登場した魔法について
・<<複製(Duplicare)>>
その名の通り、物質やエネルギーを複製し増やす魔法
<<物質創造(Materialis creatio)>>君が、遂に魂を複製できるレベルまで進化した


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

十九話 vs上位クラス 前

こっからが本番でござる


クロエラはブータにぶっ飛ばされながら考える

 

(くくく…成功だ…)

 

そう、クロエラが考える刹那の間にも、ブータはクロエラを追い越し、究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)ごと再度クロエラを蹴っ飛ばした

 

 

読者諸君はここで、あれ?ブータ暴走してんのに成功なん?等と考えると思うが成功している

 

どうして成功なのか…それを説明するためにも、まずはクロエラがブータへと行ったことについて説明しよう

 

クロエラが行ったこと…それは実に単純(シンプル)な事だ

 

クロエラはブータの魂を複製し、それをブータのオリジナルの魂と融合させ、ブータの魂の総保有エネルギー量を上位クラスの入り口程度まで増やしたのだ

 

前回のように、無限に伸びるがちぎれやすい紐で例えると

ブータの魂の紐の長さが1cmの時、目標が紐を10cmまで伸ばす(上位クラスの入り口)こととし、普通はゆっくり伸ばすところを、クロエラは1cmの同じ紐を9本用意して繋げ、擬似的に目標達成をしたのだ

 

つまり裏技である

 

ただ、ここでブータの暴走の原因とも言える問題が1つある

今回、クロエラが用意した複製の魂に、ブータの記憶を詰め込んでいなかったのである

 

これがどうなるかというと、今のブータの10個分の魂に1個分の記憶しか入っていないので、自我がかなり薄くなっているのだ

 

例えるなら、いい感じの濃度のカルピスに大量の水をぶち込んでくっそ薄いカルピスにした感じである

 

そして、肝心の正気に戻す方法だが…こちらも単純(シンプル)で、強い衝撃を与える

 

というものになっている

 

詳しく書くと、強い衝撃を与え、魂の記憶の出力を正常化するということなのだが…昔のテレビみたいなもんと思ってくれればいい

 

ただ、ここで賢い我が小説の読者は考えただろう

「え?記憶も複製したら無限に強くなれるんじゃね?」

 

残念だったな!魂はカルピスと違って原液(記憶)も増やしても暴走する仕様になっているのだ!

具体的には記憶が急に多くなり過ぎて、上手く出力されなくなるのだ!…2倍ぐらいなら分からないが、おすすめはしない技となっている

 

そして、正気に戻す為に必要な衝撃の威力だが…暴走している者の約10倍である

 

これもあり、上位存在が二人いても無限に強くなり続けられないのだ…というか、自分と同等のエネルギーを保有できる魂を瞬時に作ることが、まず上位存在でも難しいので、この方法は更に強いやつがいないと無理なのだ

 

ここで、またまた賢い我が小説の読者諸君は思っただろう

「え?クロエラは大丈夫だったの?」

 

クロエラは43万年分しか記憶がないので、更にある裏技を使い、暴走せずに済んでいたとだけ書いとく…後々大事になってくるかもしれない設定だけど、覚えてなくてもいいで

 

 

上位存在が強くなろうと思っても強くなれないトラップがかなり多いんやな

 

 

閑話休題(それはさておき)

 

クロエラが蹴っ飛ばされた後へと戻ろう

 

クロエラは今、究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)で、先程の強さのまま闘っている

 

が、やはり地力が違く、エネルギーの量も違うため、一瞬でボロ雑巾の様にされる

 

究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)がボコボコにされながら、クロエラは率直な感想を言う

『やっぱこのままじゃキツいかな?』

 

クロエラが何故、そのまま闘っているかというと、クロエラもブータと同じく、上位クラスに中位クラスのまま勝てるかどうか、という実験を行っているからだ

 

というのは建前で、本当は究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)(25m)の強さが、今現在だとこれが限界だからである

 

究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)に魂はなく、全てのエネルギーを体で溜めており、現在のエネルギーの溜めていられる量の限界が、中位の最上位クラスまでなのだ

 

それでも破格の強さなのだが、ブータを正気に戻すのに必要なエネルギーが「全エネルギー解放」使用時に全エネルギーを一点に集中した魔道砲(この瞬間命名)という隙の多い技でギリギリなので、勝率はかなり低いのである

 

そんなギリギリの闘いを(究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)君が)しているクロエラに向け、ブータは直接脳内(脳の上位互換)に叫び声を浴びせる

 

グ オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛

 

『ん?キミ器用なことするn』

 

それにより、一瞬気を取られたクロエラは、再度ぶっ飛ばされて行った

 

 

 

◇◇◇

その少女は、苦虫を噛み潰したような顔をしながら画面を見ている

 

その画面には、クロエラの乗っている究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)がぶっ飛ばされていく様が流れている

 

その美少女…ヘルメスは椅子から立ち上がり、’’周囲の者’’へ、ある事を伝える

「皆さん…私、行ってこようと思います」

 

その言葉に、同じく隣で動画を視聴していたミネルが立ち上がりながら、待ったを賭ける

「ま、待ってくださいヘルメスさん!今行くのは危険です!」

 

だが、ヘルメスはその言葉に冷静に返す

「フフ…大丈夫よ、ミネルちゃん…私達神や上位存在はそう簡単には死なないわ」

 

ミネルは、ヘルメスの言葉を理解している。だが、画面の向こうの闘いがヘルメスでも着いていけないレベルの闘いだとミネルは気付いているため、ミネルは涙目でヘルメスを止めようとする

「で、でも…」

 

しかし、ここで、周りが「百合の波動を感じる」や「尊い」、「宗教鞍替えします」等と言う中、マリエがヘルメスへと質問する

「ヘルメスちゃん、何か策があるのね?」

 

「はい…マm…マリエさん」

 

ヘルメスのその言葉を聞くと、マリエは笑顔でヘルメスを送り出す

「ならいいわ…ヘルメスちゃん、精一杯やって来なさい」

 

その言葉にヘルメスは元気に返事し、時空を移動して行った

「はい!」

 

 

 

◇◇◇

クロエラは、ブータの攻撃を全て捌きながら考える

(うーん…やっぱ打点が無いのが辛いな…)

 

クロエラは今、昔にデュークと邂逅した時と同様に技を使いブータの攻撃を避けている

 

もちろん、究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)の動きが間に合わないので1秒後の未来を見て、早く動いて攻撃を捌いている

 

ブータは現在、ただの力押ししかできないため、技はとても効くのだ

 

ブータは捌かれながらも攻撃を続ける

 

そして、クロエラがブータの体制を崩すことに成功し、究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)の最高の一撃を放つ

(これなら!…ッ!ダメか)

 

が、ブータは同等の…それ以上のエネルギーの塊を投げつけ、爆発させ、攻撃を回避する

 

そして、逆に爆発の余波で究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)はまた半壊する

 

▽チャット欄ノノノノノノノノノノノノノノノ

ネット民3:¥50000 バトルオタク:¥3500

────────────────────────

ぬ:アルビス君壊れスギィ!

梅干し:壊れかけのロボットっていいよね

トッポ:わかる

コップ:ただ、一瞬で修復される模様

はんぺん大使:今いい感じに入っと思ったんだけどなぁ…

黒塗りのヤベェやつ:ブータ強え…

サンドイッチ:…あれ?そういや、あれから1個も宇宙壊れてないな

ドアノブ:あ!ホンマや!

解説役:ブータの攻撃の射線上に宇宙が来ないようにしてんのか…

ホンピョレナカロ:上位クラスエッグ


┊︎



(・▽・)名前ノノノノノノノ0/10000

 

クロエラは究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)を修復しながら、一度ブータから距離を取る

 

ここで、クロエラは一瞬、そろそろ究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)の機体性能のチェックは終わってもいいかと考え、究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)解体しよ(バラそ)うとする

 

が、その瞬間、ソイツは究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)(クロエラ)の前へと現れる

 

「お姉様!」

 

▽チャット欄ノノノノノノノノノノノノノノノ

ネット民3:¥50000 バトルオタク:¥3500

────────────────────────

海パン:誰?

テレビ電話男:ん?

サービス男:姉?

解説役:この感じ神?

パッパラパ:なんだコイツ、どっから現れた!?

苺1円:普通に次元移動やろ

カゴイダー:ネタやろ

サラダバー:ほーん…可愛いやん

ハンム:クロエラちゃんは4歳だから…妹分的やつ?

ぬ:あ!この子新人の子やん


┊︎



(・▽・)名前ノノノノノノノ0/10000

 

『ヘルメス!?』

 

To Be Continued




はーい!ここで終了!

ごめんな、すげぇ途中で終わったった☆

これもあの探索が楽し過ぎるゲームのせいだ!()
ちな、作者は一周目で現在Lv200ちょいの筋力99の超脳筋だけど、かめはめ波習得するか悩んでる

まあ、そんなことは置いといて補足行こう!(現在19:54)

補足

1.Qなんでクロエラアルビス君で闘ってるの?
Aクロエラは、今回の闘いでアルビス君の性能チェックをやりたかったんや
それと、上位存在にどれくらい通用するかもチェックしたんや…半分浪漫を求めての行動やな

2.Q巨大化したらアルビス君もっと強くなるん?
Aなる…けど、その分隙が大きくなってなぎ倒されるのでやらない

3.Qヘルメスを今回登場させる意味は?
A次回に期待してくれ!

4.Q1秒後の未来を見てるんだったらクロエラはヘルメスの登場がわかったんじゃないの?
Aクロエラはブータの動きだけを見ていたので気付いてなかったんやで

5.Q裏技って?
A今度書く

6.Qヘルメスが居たところ何処?
A王宮
クロエラが喧嘩売られたから買ってくる(約)そうなので会員たちが見守っていた
セッティングはヘルメスが行った

7.Qクロエラがアルビス君使わなかったら秒で終わる?
A刹那の時とかが可愛そうになってくる速度で終わる

8.Qブータの強さを表すと?
Aクロエラの現在の最大の肉体能力を100とした場合、約9程の強さ


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

二十話 vs上位クラス 後

作者は現在、一部の奴等から、世界一難易度の高いギャルゲーと呼ばれてるゲームにて、デブ共にかめはめ波ぶっぱしているでごわす


『ヘルメス!?』

 

クロエラは今、急なヘルメスの登場にガチで困惑している

 

はっきり言って無防備だ

 

そんな隙だらけのクロエラに対し、暴走ブータは咆哮を上げ、戸惑いなく追撃をしようとする

 

グ オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛

 

それを見て、クロエラは瞬時にヘルメスを究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)内部に瞬間移動させ、直接究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス) の全身に<<魔法膜(Magia membrana)>>を掛けた

 

そして、クロエラが魔法を使った直後(刹那が可愛く見えるぐらい一瞬)、ブータのパンチが究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)へ直撃し、究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)は次元の彼方(直喩)へと吹っ飛んで行った

 

 

 

◇◇◇

光とかが可愛く見える速度で吹っ飛んでいる究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)内部の操縦室にて

クロエラは時間短縮のため、脳内でヘルメスと会話を行っている

 

時間が無いので、クロエラは単刀直入にヘルメスへと質問する

(ヘルメス?君は一体、何しに来たんだい?)

 

その質問に対し、ヘルメスはたどたどしく返答する

(え?直接脳内ですか?…いや…その…えっと…お姉様がピンチそうだったので、助けに来ようかと…)

 

元々、大体の察しが着いていたクロエラは適当な相槌を打つ

(そうかい…)

 

今度は、クロエラ怒ってんじゃね?と変な方向に考えが進んでいるヘルメスがクロエラへと質問する

(お、お姉様…もしかしなくても直接闘ったら余裕でしたか?)

 

クロエラは約0.0000001秒考えた後、実際のところを伝える

(…まぁ、そうだね)

 

ヘルメスは返答を聞いて、更に沸いた疑問について質問する

(そうですか…え?じゃあなんで直接闘わないんですか?)

 

クロエラは脳内でめっちゃ考えた後、1つの言葉に帰結する

(…浪漫ってやつ?)

 

(…そうですか)

 

(今のでいいんだ!?)

 

今のところ巫山戯た流れが続くが、ここでヘルメスは、現状の自分が取るべき行動をクロエラへと問う

(あ、あの…お姉様?私は帰った方がよろしいですか?)

 

(急だね…うーん…まぁ帰っても…)

 

クロエラは普通に帰ってもいいと伝えようとしたが、凄く嫌な予感…具体的にはヘルメスが悲しむ流れが来そうなため、(究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)君の)最後の秘策を使う

(…ヘルメス、その質問に答える前に、ひとつ聞いておきたいことがあるんだけどいいかい?)

 

(いいですよ!お姉様!)

 

(そうかい、ありがとう…ヘルメス、君はさっき、ボクの助けになるため、ここへ来たと言ったね?)

 

(はい)

 

(なら、君はここへ、ボクと一緒に闘うために来たってことでいいんだね?)

 

(はい!)

 

(なら、少しここに居て貰おうかな?)

 

ヘルメスは今、凄くクロエラの助けになりたくてここへ来ている

さっきは帰されそうな流れでダウン寸前だったが、帰らなくていいということを知り、今は凄くテンションが高くなっている

 

そんなヘルメスへ、クロエラは<<伝達(Communicationis)>>という魔法を使い、究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)のある秘策と操作方法を伝える

 

「お姉様!?これは…!」

(お姉様!?これは…!)

 

(ヘルメス、声出てるよ…っと、そろそろブータ君来るから…その通りやっといてね)

 

(はい!)

 

この間約0.00001秒

 

そして、ブータ到着まで残り約0.00000001秒

 

クロエラが吹き飛ばされながらもトラップを敷いていたため、こんなに会話する時間が増えた…普通(?)は会話が始まる前に追い付かれるが…そんなことは置いといて、続きへGO!

 

 

 

◇◇◇

▽チャット欄ノノノノノノノノノノノノノノノ

ネット民3:¥50000 バトルオタク:¥3500

────────────────────────

ぬ:アルビス君吹っ飛びスギィ!

はんぺん大使:あの女神の子、何しに来たん?

桃尻竜:あの子どっかで見た記憶が…

モンキー:普通に神共の名簿見たんやろ

解体屋:強さ的には…下位クラスかな?

解説役:ああ!そういや神ん所の上層部に厄介事を押し付けられた新人の子がいるって聞いたな!その子と似てるわ

はんぺん太郎:可愛そうに…

クソザコナメクジ:テラワロスwww

クロエラ(分身体):ちょっとその話詳しく

クソザコナメクジ:ファッ!!


┊︎



(・▽・)名前ノノノノノノノ0/10000

 

チャット欄でクロエラにとっての爆弾発言がで投下される

 

が、そんなことは関係ないとばかりに直後、吹っ飛ばされた究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)から強い光が溢れ出す

 

その体の紋様からは相変わらず黄金の光が溢れ出している…いや、違う

 

その光の色は、段々黄金からエメラルドグリーンへと変わっていく

 

そして、究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)の放つエネルギー量も先程とは比べられない程まで増加する

 

▽チャット欄ノノノノノノノノノノノノノノノ

ネット民3:¥50000 バトルオタク:¥3500

────────────────────────

突っ張り棒:ファッ!?今度は何!?

せんぷうき:アルビス君から放たれるエネルギー量がブータを超えました…

バトルオタク:アルビスかっけぇ!あいつ変身するのかよ!

サードパルス:頭の処理が追い付かんのだが…

ペッツーパー:所で、クロエラちゃんの分身体ってクローン的な感じなん?

コッペパン:まだ強くなってるぞ!?

クロエラ(分身体):違う、並列思考を応用して精神状態を弄ってる…つまりはテレビを見ながらゲームしてるような状態だから、ボクも本体だね

梅干し:え?それならできるけどブータと闘いながら?頭おかしくね?

ぬ:じゃああのアルビス君の強くなった原因分かる?

クロエラ(分身体):もちろんだよ


┊︎



(・▽・)名前ノノノノノノノ0/10000

 

ブータは究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)に攻撃しようとする

 

が、究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)は先程の何千倍ものスピードで動き、その全てを避ける

 

そして、究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)はカウンターをブータへとぶち込もうとするが、ブータは本能でそれを危険と判断し、回避に成功する

 

▽チャット欄ノノノノノノノノノノノノノノノ

ネット民3:¥50000 バトルオタク:¥3500

────────────────────────

解説役:あれは…あれは何なんですか?

ぬ:解説役が匙を投げたぞ!

ティッシュストライカー:2回目だろ

クロエラ(分身体):そうだねぇ…簡単に言うなら「魔力と神力の一体化」かな?

はんぺん太郎:一体化?

ポッキー:どういうことだ?

クロエラ(分身体):ボクは魔力は扱えるが、神の力である神力は扱えない。だが、その台座は作れる…そして、ヘルメスは神力を扱える

キン・ニクツウ:?

ハシゴ:更に訳分からん

フランスパァーン:何言ったんだァ?


┊︎



(・▽・)名前ノノノノノノノ0/10000

 

究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)とブータの戦闘は更に激アツとなり、舞台は第1次元から「無」と呼ばれる何も無い空間へと移動する

 

お互いの拳や蹴り、ビームに爆発等のあらゆる攻撃をするが、どちらもその全てを回避か防御し、未だにノーダメージとなっている

 

▽チャット欄ノノノノノノノノノノノノノノノ

ネット民3:¥50000 バトルオタク:¥3500

────────────────────────

クロエラ(分身体):…まぁ、魔力と神力を融合させて強力なエネルギーにした、とでも思ってればいいよ

樋劣等頁把亞:ほーん…マジかよ…

解説役:魔力と神力って融合できたんか…

ガンサム:神の力ってなんか抵抗感あるんよなぁ

クロエラ(分身体):キミら神達のこと嫌いすぎだろ…なんでそんなに嫌いなの?

ナニワのナニワ:いや、だってあいつらうるさいじゃん?

電球形蛍光灯:偶に良い奴もいるんだけどなぁ…基本的に上から目線で「これだから仕事しない上位存在は~」とか言ってくるのがなぁ

ダーン:言う言うw

梅干し:アイツらも基本的にサボるか休むかしかしてないのになぁw

人で万:神は多すぎるからな…仕事が滞らないんやろ


┊︎



(・▽・)名前ノノノノノノノ0/10000

 

チャット欄とは違い、究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)とブータの闘いは異列を極め、正に最終版とばかりに闘っている

 

2人のエネルギーの余波で、第1次元近くの全次元が揺れる

 

そして、ここで、クロエラは究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)のセーフティを全て外し、全エネルギーを解放させる

 

それに呼応するかのように、ブータも上位クラスとなった己の全てのエネルギーを集約させ、ビックバンを圧倒的に凌駕する破壊力を秘めた、巨大なエネルギー弾を生成する

 

▽チャット欄ノノノノノノノノノノノノノノノ

ネット民3:¥50000 バトルオタク:¥3500

────────────────────────

海パン:…は!?完全に見るの忘れてた

ふんどし太郎:ファッ!?マジか…てか何?最終決戦かな?

はんぺん大使:上位クラス同士の闘いとかこの先見れるか分からんからな…どないしよ

蓮二郎:ブータ!ちゃんとアーカイブ残せよ!

バトルオタク:¥100

バトルオタク:¥200

バトルオタク:¥500

バトルオタク:¥1000

バトルオタク:¥2000

バトルオタク:¥5000

バトルオタク:¥36200

ぬ:やりやがった!?


┊︎



(・▽・)名前ノノノノノノノ0/10000

 

 

エネルギーを込め終わり、ブータはエネルギー弾を発射する

 

それに対し、クロエラは究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)の解放したエネルギーを全て右手へと集約させ、右腕部分を前に掲げる

 

そして、究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)はエネルギー弾へと真っ向から特攻して行った

 

ブータのエネルギー弾と究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)の右手のテレフォンパンチは互いに拮抗する

 

▽チャット欄ノノノノノノノノノノノノノノノ

バトルオタク:¥36200 バトルオタク:¥5000

────────────────────────

ぬ:いっけええええええ!

ハシゴ:いけぇぇえええ!!

ティッシュケースチェケラ:やれぇぇぇええ!!!

ベッタリ:トマトケチャップ!!

チェチェチェチェチェチェチェチェ:チェルーん☆

野菜王子:頑張れクロエラ…お前がナンバー1だ!!

チーズフォンデュココアフラッペチーノ:なんか変な奴ら湧いてんなトヅマリストコ

サラダバー:アズキカリバー!!!!

クロエラ(分身体):みんな…!うん!頑張る!

ぬ:そうはならんやろ


┊︎



(・▽・)名前ノノノノノノノ0/10000

 

2人のパワーが拮抗すること0.001秒

究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)は限界を超えたパワーを出し、ブータのエネルギー弾をぶち抜く

 

そして、その先にあったブータの顔面を殴り飛ばして行った

 

To Be Continued




はい!終了!ごめなぁ今日忙し過ぎて帰ってから寝ちゃったんよ…
まぁ、そんなことは置いといて
やっっっとブータとの決着が着いたっぽいッスね!正直、ブータはこの強化モードの究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)君を出すために出たキャラと言ってもいい…モードの名前は魔神モードでええか(適当)

話変わるけど、某PVで登場した2人(ネタバレ防止のため濁す)の評価が180度変わったゲームの王都の地下のアイツらが強すぎて泣きたい(>_<。)
デブとアイツらはダメだよ…いや、ホントにダメだよ…地下の方の奴がハシゴ降りてきた時は叫びかけたもん…ふぇぇ おじさん(?)達にわかせられちゃうぅ()

まぁ、そんな奴らは結婚ソードの錆にするとして、補足いきましょ

補足
1.Qそういやどうやって生放送してんの?あと光より早いアイツらって視認とかできんの?
A上位存在用の配信サイトがあり、それに投稿している/視認は不可能なので、空間の変化を認識する装置を使ってその予想された動きを画面に出力している…水が張ってる風呂になんか物入れたらその物の体積が分かるやろ?それの画像版や…ごめん。分かりにくいよな…

2. Q究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)ってどれくらい強化されたん?あと強化の理屈教えてクレメンス
A倍率は50倍くらい…これ以上だとアルビス君が爆発四散する/例えば、灯油とガソリンで出るエネルギーって違うやろ?
クロエラは魔力と神力を混ぜ混ぜして、少なくても強いエネルギーを作ったんやで
このエネルギーは後になって結構大事になってくる…予定なので、詳しく説明するのは後々に出てきた時にしたいから、概要だけで許してぇ…
…後、あくまで50倍ってのは混ぜ混ぜしたエネルギーの倍率ではなく、アルビス君が耐えれる分しか使われておらず、実際には生まれたエネルギーの1部しか使われていない

3.Qなんで急に魔力と神力を混ぜ混ぜしたん?
A究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)君の名前をよく見てくれ
ラテン語と英語やろ?
魔力と神力を混ぜ混ぜしたエネルギーはめっちゃ前から出そうとはヘルメスちゃん登場以前から思ってて、アルビス君のこと設定した時、せや!まずはこいつにやったろって思ってこの名前にしたんやで
かっこいいから、という理由だけで別言語同士をくっ付けた訳では無いのだよ!
前にデウス・エクス・マキナ(機械仕掛けの神)にしようか迷ってたのも神関連でいいかなーって思っとったからや!
ここ、結構大事になってくるで!(多分)…まぁ、別に覚えてなくてもいいけど

4.Qそういや次元とか宇宙とか揺れまくってるけどなんか被害とかでてるん?
A出てない
次元が揺れようが宇宙が揺れようが星が地震みたく揺れることは無い
ただ、それだけ揺れるぞ!すごいんだぞ!という表現的な物とでも思って欲しい…ちなみに、このエネルギーを感知した上位存在は大体の奴等がドン引きしてる
後、上位クラスレベルの攻撃の余波で宇宙って爆発するからクロエラが1番次元内全体の宇宙(めっちゃある)に<<魔法膜(Magia membrana)>>君をかけていて、宇宙が爆発するとかの心配はない

5.Qなんで直接脳内?
A話す=空気の振動=音速=この世界だと遅い
直接脳内=時間差ゼロ秒=早い
やで、ブータが追ってくるから早くしないといけなかったんやなぁ
ちなみに、2人は今回めっちゃ早い速度で脳内会話してる
上位存在や神のディフォルト能力みたいな位にはみんな使える
この能力で会話した場合は考えたこと全てではなく、あくまで伝えたい物のみを相手へと伝える事ができるため、この様に会話が可能となっている

6.Qヘルメスは究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)内部でどんな事してたの?
A操縦室で神力をボワーって放出してた
クロエラは神力を感知できないけど、感知できる物とかは作れるから、それ通じて神力無限生成してたで…あと、無限生成のサポートもヘルメスちゃんがしてた

7.今回登場した魔法について
・<<伝達(Communicationis)>>
伝えたい記憶、もしくは情報を自分で区切って相手へと送る魔法
人間がこの魔法を使った場合は、脳などにその情報を送られ、効果は普通に勉強をしたあと程度の抜け落ち具合になるが、クロエラ達上位存在は魂に直接情報をぶち込むため、一定、もしくは永久にその物事を思い浮かべればすぐに思い出せる様にできる
これは、この作品内の魂と思考等の関係が関わっており、この様な仕様になった
クロエラに、現在のクロエラが住んでる世界の一般常識をぶち込んだ優しい上位存在も、この魔法と似た様なことをしてクロエラに知識をぶち込んだ…てことは…エネルギーの残骸があるってことになり…お、おい!優しい上位存在!後r…

8.Q今ん所、生放送って始まってからどれぐらい経過してるん?
A約7分
生放送開始→クロエラ登場
約30秒
クロエラ登場→バトル開始(宇宙がいい感じに広がるまで)
1分
バトル開始→中位ブータ撃破
3分
中位ブータ撃破→お前も上位クラスにならないか?
30秒
お前も上位クラスにならないか?→ブータ上位クラス化
1分
ブータ上位クラス化→アルビス君がぶん殴るまで
1分
超過密のスケジュールとなっております…まぁ、実際に闘った2人や、クロエラ達の動きを動体視力あげて見てたヤツらからしたら、体感的には軽く数十万年は経っているんですけどね…反動でクロエラがまたオギャっちゃうよ…

9.Qクロエラの分身って?クローンとは違うの?後、闘ってたのは本体?
A戦ってたのは本体。動画視聴をしてたのも本体。
クローンではない
読者諸君的に言えば、クロエラがやったことは、タイピング(ブータと戦う)しながら夕飯の内容を考える(動画視聴)ような物である…つまり、並列思考を極めてるとでも思えばええです
これは、上位存在の大体ができることだが、もちろんそのやっている内容で出来るかどうかが変わってくる
今回のブータ戦と動画視聴の併用の難易度を、読者諸君の身近なもので例えるなら、クロエラからしたら、タイピングしながら夕飯を考えるくらいの難易度でも、下位クラス、もしくは中位クラスからしたら、ヘルマーの最終定理を解きながら足でタイピングして超高難易度でバグだらけのクソゲーをクリアするようなクソ難易度になるのである…まぁ、まず下位クラスとか中位クラスじゃ勝負が成立しないのでどっちみち無理なんだけどね…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

二十一話 闘いの裏側

(´・ω・)=3 フゥ~致命傷で済んだぜ…()
作者はDYIで木をトゥルットゥルにするのが趣味の1つ…トゥルットゥルにした後ベタベタ触り、その後ニス塗ってまたベタベタに触るのが好き…これは!一度で二度おいしい男の娘と一緒なのでは!?(錯乱)



今回は!なんと前回の途中のアルビス君(作者が究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)をいちいちメモからコピペするのがダルくなって来たので、今度からは一話で1回でも正式(?)名称が登場したら基本省略するでぇ!)内で起こってた出来事について描写するでぇ⤴︎ !!!

 

場面は、前回のクロエラとヘルメスの最後の会話の後、実はその後何回か蹴り飛ばされていたアルビス君内部から始まる

 

クロエラとヘルメスは、アルビス君の強化に難航していた

 

現在、アルビス君は絶賛蹴飛ばされ中なため、なかなかヘルメスが神力を解放出来ずにいる

 

本来、神達はほとんど時間差無しに神力を解放することが可能だ…しかし、ブータは、ヘルメスが神力を解放しようとするほんの一瞬にも満たない間に何回も蹴りやパンチ等をぶち込んでくる為、ほんの一瞬のタメをヘルメスが出来ずにいるのだ

 

そんな状況の中、ヘルメスは今、ものすごく気落ちしていた

 

無理もない。ヘルメスから見た今の状況は、クロエラがピンチだと思い、助けとなるべく来たら実は余裕で、その余裕な状況の中、立場が最悪な自分に気を使ってアルビス君の秘策を使うために居て欲しいと言ってくれたのに、自分が唯一やることの神力の放出さえできていない。という状況なのだ…はっきり言ってすごい気まずいのだ

 

そんなヘルメスを見て、<<魔法膜(Magia membrana)>>君のおかげで今の所は外傷の無いアルビス君を操作しながら、クロエラはヘルメスを必死に慰めている

(だ、大丈夫だよ、ヘルメス!次成功すればいいだけじゃないか!)

 

(え?お姉様、また直接脳内ですか?…そう…ですね…お姉様の言う通り、次成功すればいいんです!)

 

(う、うん!その通りさ!だ、だから一瞬に頑張ろ?)

 

(はい!)

 

前回の2人(クロエラとヘルメス)の会話から現在まで、時間的には数秒しか経っていない…が、その数秒間でヘルメスは1万は軽く超えた回数、神力の解放をしようとしていた…が、その全てをブータに邪魔され、失敗に終わっている。そのため、ヘルメスは己がホントにここに居て良いのかと、すげぇ不安になっていたのだ…それと、無いとは分かっているが、自分の失敗し続ける様を見て、クロエラが自分に失望し、ゴミを見るような目で見てくるかもしれないと思うと…それはそれでありじゃね?とも思ってしまったが、とても怖かったのだ

 

だが、そんな不安や恐怖はクロエラの声援により吹き飛び、ヘルメスは再度やる気に溢れかえる

 

この会話をしている最中も様々な方向へ吹き飛ばされてるが、そんなことは置いといてくれ

 

 

 

◇◇◇

 

2人の周囲に、よくアニメであるOP曲が流れたかのような確定演出的な雰囲気が溢れ出す

(行くよ!ヘルメス!)

 

(はい!お姉様!)

 

2人の作戦は実に単純(シンプル)

クロエラがアルビス君を操作し、次のブータの一撃を避け切り、その一瞬の隙を着いてアルビス君の強化を行う…というものだ

 

アルビス君とブータの性能にあまりにも差があり、いくらパイロット(クロエラ)の技術がすごく、未来を見て先行回避や最大出力で振り切ろうとしても追いつかれてしまう…が、確定演出ならいけるはずだ…多分

 

実体を消し、物理攻撃を無効化しても物理で殴ってきて吹き飛ばして来て、異空間に一旦退避しようとしても物理的に空間を湾曲させて開いて来ようが、確定演出状態の主人公には勝てるわけないんだよなぁ(震え声)…勝てないよね?

 

 

そして、再度ブータはアルビス君へと接近する

 

2人(クロエラとヘルメス)が脳内で掛け声を掛けてから約0.000001秒後、アルビス君は吹き飛ばされながら防御の構えを取り、ブータの攻撃をいなす準備を始める

 

アルビス君が構えを取ってから約0.00001秒後、アルビスとブータの距離が残り一光年程まで縮み、ブータも全身の触手を攻撃するために強ばらせる

 

2体の距離は順調に縮んでいき…そして、2体の距離が残り30万キロ程まで縮んだ時、ここで事件は起きる

 

クロエラの分身体が、例のコメ欄に投下された爆弾発言を見たのだ

 

ファッ!?

 

驚いて魔力と声が漏れるクロエラ

 

己の10倍弱のエネルギーの塊をぶつけられ、ぶっ飛ばされて行くブータ…

 

この時起こったことを説明しよう…

簡単にまとめると、クロエラが驚いて一瞬魔力の出力の調整をミスり、その調整をミスって漏れた魔力がクロエラの声に載り、その直線上にいたブータをぶっ飛ばしたのだ…ちなみに、クロエラの声は魔力を載せたことにより音速を超え、光速が可愛く見える速度が更に可愛く見える速度で過ぎていった

その速度は下位クラスや中位クラス的には認識不可なレベルの速度なので、周囲からは魔力が通ったぐらいにしか認識されないが、とりま今回は置いておく

そして、簡単にまとめて書いたが分かりにくいと思うので

読者諸君からしたこのクロエラが驚いて漏らしちゃった理屈を説明しよう

まず、前回書いたようにこのクロエラも分身体のクロエラも本体であり、この状態は読者諸君からしたらテレビを見ながら漫画を見ているようなものである

そして、このクロエラが驚いて漏らしちゃった現象を読者諸君的に言えば、漫画を読んでいたら推しのアイドルが電撃結婚した報道が流れてきて、漫画を不意に落としてしまったようなものである

分かっていただけただろうか?

ちなみに、クロエラが声に魔力を載せたのは半分癖

視線に魔力を載せる技術の類友みたいな物で、強者感をアピールする時に備え練習していた物が出てしまった

つまり、ギャグキャラや強い奴がくしゃみした時、相手が吹っ飛ぶアレだと思ってもらえればOKです!

 

…ここで優秀な我が小説の読者諸君は気付いただろう…「あれ?ブータからして魔力のエネルギー量が10倍弱ってことはクロエラの9割近く漏れちゃったってこと?」と

読者諸君…一体いつから‐‐‐‐今のクロエラの肉体がフルスペックだと錯覚していた?()

 

閑話休題(それはさておき)

クロエラが漏らしちゃた後()へと戻ろう

 

何故かクロエラが口を開けたと思ったらブータがぶっ飛んだのを見て、ヘルメスはここが勝機と直感し、神力を放出する

 

「…!今です!…神力解放(Divine power emancipation)!!」

 

ヘルメスが力を解放した瞬間、操縦室内に淡い光で満たされる

 

爆弾発言により困惑する中、別の分身体を作り、発言をしたやつの所に移動させ、魂から記憶を直接確認することを終えたクロエラは周りがなんか淡いオーラに溢れていることに気が付く

「……あれ?なんか光ってない…?…あれ?これもしかして神りょk…」

 

「お姉様!!!」

 

が、状況把握の前にヘルメスがクロエラへと思いっきり抱き着き、クロエラの胸に頬擦りする

 

「ちょ…ヘルメス…聞きたい事g…」

 

ここで、ヘルメスへと神の上層部関連のことをクロエラは聞こうとしたが、頬擦りした後のヘルメスの期待に満ちた目を見て察し、質問を後にする

 

「ヘルメス…よくやったね…」

 

そう言い、クロエラはヘルメスの頭を撫でる

 

「お姉様…!ありがとうございます!」

 

撫でられたヘルメスの顔には…赤い液体が一瞬流れているように見えたが、クロエラはそれを無視してアルビス君の強化に取り掛かる

 

クロエラは神力を無限生成しながらヘルメスへと話しかける

「さぁ、ヘルメス…やり返してやろう」

 

その言葉に、ブータへと少々怒りを抱いていたヘルメスは元気よく相槌する

「はい!ギッタンギッタンにしてやりましょう!」

 

「フフ♪そうだね…さぁ、ブータここからが本番だよ…」

 

クロエラは獰猛な笑みを浮かべ、構えを取りながら言う

「さぁ…続きを始めようか!」

 

今、前回の後半の闘いが始まる!

 

THE・END

 

________________________________________________

皆ー!2ヶ月弱この作品を見てくれてありがとう!( ´•̥̥̥ω•̥̥̥`)

ワイはこの2ヶ月間を忘れへんでー!

 

 

 

 

 

 

なわけないだろ!?

何処の「俺たちの戦いはこれからだ」だよ!?

いつも通りのTo Be ContinuedだよTo Be Continued

 

はいつTo Be Continued

 

To Be Continued

 




いや~アレだよアレ
『エイプリルフール』
ってやつだよ…作者はエイプリルフールん日になんか出そうかな~って最初は思ってたんだけど、その日よく見たらめっちゃ忙しい日でね…なら、せめてエイプリルフールネタはやってみたいじゃん?ってことになりこうなりました…ごめんな…ホントは4月1日が良かったんだけどな…
まぁ、そんなことは地獄で焼却するとして

補足行きましょ

補足
1. Q<<魔法膜(Magia membrana)>>君張ってんのに、なんで中まで衝撃届いてんの?
Aシャカシャカするおもちゃってあるじゃん?ぶっ飛ばされてるアルビス君の内部があんな感じになっていて、その影響ですげぇ揺れてる

2.Qなんで裏側?
A作者が1回こういうことやってみたかったから
それと、流石に前回のあの感じはちょっとな~って思った結果

3.Qクロエラはどうやって記憶を見たの?
A解説役君の脳味噌に指ずぶ→脳味噌を通じて解説役君の魂の記憶部分に接続→ダイソン並の吸引力でズボボボボボ→元に戻して終了

4.Qん?てことはアルビス君の胴体に風穴空いてるの?
A小さいのが空いた…が、クロエラがアルビス君に自動修復機能もついでに付けたので、誰かが見る前に修復された

5.Q最後だけなんで普通に喋ってたん?
Aブータが10秒近くダウンしてたから、あれ?いけんじゃね?と思い舐めプしたんやで

6.Q作者にとっての百合とは?
A生きがい
百合に男を混ぜる奴は極刑でいいと思う(賢者)
男の娘…?それは結局ホm…(日記はここで途切れている)


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

二十二話 闘いの後 ☆

最近、作者は花粉とバトってるけどアイツらヤバいね…
(アレルギーの)薬キメないとまともに行動できんとか…ホントに何処の強キャラだよ…
まぁ、そんなことは置いといて本編を始まるゾイ


場面は「無」で魔神モード究極の機動兵器(アルティメットモビルアルビス)が暴走ブータをぶん殴った後

 

つまりは前々回の終わりから始まる

 

アルビス君がブータを殴った直後、アルビス君はエネルギーを限界を超えた領域まで高めた影響により爆発四散し、塵一つ残らず消えていた

 

中に居たクロエラとヘルメスはというと、クロエラが爆発を見越して準備していた結界を張ったため無傷だ

 

だが、殴った瞬間に超至近距離でアルビス君が爆発したことにより、ブータは無駄にダメージを受けてしまっていた

 

結果、ブータは今、身体が半分抉れた状態でフヨフヨと宙を漂っていた

 

▽チャット欄ノノノノノノノノノノノノノノノ

バトルオタク:¥36200 バトルオタク:¥5000

────────────────────────

梅干し:なんて酷いことを…www

カリスマ牛丼:ブータ…やっぱお前はお前か

ポリエチレンテレフタラートボトル:結局こうなんのか…

アルティメットメット:草

バトルオタク:めっちゃいい闘いだったぜ!

サテライトプッチョ:こりゃあ、歴史に残る闘いだったな

ぬ:俺らに歴史もクソも無いがな

ナメクジ野郎:今北産業

解説役:闘う→ブータ負ける→お前も上位クラスにならないか?→ブータ上位クラス化→ブータ殴られる←今ここ

ナメクジ野郎:?…始まって7分位なのだが?


┊︎



(・▽・)名前ノノノノノノノ0/10000

 

そんな感じでギャグキャラになり掛けてるブータだが、彼は今、フヨフヨ漂いながらも意識を取り戻す

 

「…は!…俺は一体…」

 

そして、ブータは辺りを確認し、やべぇところ()に居ることに気付くが、それは置いといてとりあえず身体を再生しながら状況確認をしようとする

 

が、ここで爆発の衝撃とかその他諸々の後処理を終えたクロエラがヘルメスを連れ、ブータの近くへと瞬間移動して来た

 

移動して来たクロエラは、敵対心剥き出しのヘルメスを宥めながらブータへと話し掛ける

「おぉよしよし…ほら、怖くないよー、あの触手さんは悪くない触手さんだよー…っと、起きた?どうだい?上位クラスになった気持ちは?」

 

途中に触手さんとか呼ばれていたが、それは気にせずにブータはありのままの感想を言う

「…正直、まだ良くは分からない…」

 

「…そうかい」

 

が、その後、己の魂を確認しながらブータは言う

「だが、前よりも遥かに強くなったことだけは分かる…感謝するぞ、クロエラ」

 

「そうかい♪」

 

2人の周囲に、またなんかライバル関係的な雰囲気が流れ始める

 

▽チャット欄ノノノノノノノノノノノノノノノ

バトルオタク:¥36200 バトルオタク:¥5000

────────────────────────

ぬ:イイハナシダナー

サムヘイクン:これが「ライバル()」ですか

サウジ:クロエラちゃんが天才ポジでブータが努力ポジか…

プッチョ神権:何だこの激アツ展開

花水嚋像:そういや、クロエラちゃんって才能でゴリ押す系なの?

パーフェクト胡亜羅:あ、それ気になる

クロエラ(分身体):ボクは努力して才能を作ってゴリ押す系さ

バーコードハゲ:ヤベェやつで草

はんぺん侍:何だ何時ものことか

キラーん☆:これ、あの雰囲気の中この文章打ってるって思うだけで面白いよな


┊︎



(・▽・)名前ノノノノノノノ0/10000

 

が、そんな空気をぶち壊す一撃(ツッコミ)が入る

 

「何いい感じの雰囲気になってるんですか!?」

 

天の采配か…この場にツッコミ要因(ヘルメス)が居ることにより、すぐにブータがまた強化されるフラグが完全に折れる

 

そんなツッコミを受け、クロエラは「(;=△=)えぇ…」という顔と声を出したくなるが、我慢して返答する

「へ、ヘルメス?何がいけないんだい?」

 

「羨ましいんですよ!」

 

「(;=△=)えぇ…」

 

ヘルメスは現在、ブータにものすごく嫉妬の念を抱いている

近いものならムカついているとも言えるような状況だ

何故彼女がここまで敵対心剥き出しでムカついているのか…

それは実に単純(シンプル)な理由だ

ブータがクロエラを殴ったからである

え?それだけ?とも思うかもしれないが、これが理由の50%近くを占めている

まぁ、クロエラは半分戦闘狂だし、本人が気にしてないのでこれだけならここまで敵対心剥き出しにならなかっただろう

それでも、クロエラ(想い人)が殴られるのは結構頭に来るし、心配になるとは読者の皆も思うだろう

 

そして、問題の残りの50%だが…この50%内に大きく分けて2つ、ヘルメスがムカついている理由がある

一つ目は、「ブータがクロエラと闘える」ということだ

ここで読者の皆に思い出して欲しいのはクロエラが戦闘狂という所だ

次に、クロエラとヘルメスが闘う様を思い描いて欲しい、今のヘルメスがクロエラと闘っても瞬殺以下で終わる

そう、ズバリ、ヘルメスは自分ではクロエラを(戦闘で)満足に出来ないのに、ブータはクロエラが楽しめる最低ラインを超えている

はっきり言ってしまえば羨ましいと思っているのだ

それがブータへの嫉妬の元だ

 

二つ目は…全体の10%に入らないぐらいだが「クロエラの前で失敗を続けてしまった」というものだ

これは、前回でブータが、ヘルメスがアルビス君内で神力を解放しようとする間に何回もぶん殴ったり蹴られたりしたため、クロエラの前で何万回も失敗してしまい、個人的にものすごい醜態をクロエラへと晒してしまったことが原因だ

つまり私怨である

だが、ヘルメスも一応女神。人間を超越した存在ではあるので、自分に関することではそこまで怒ってはいなかった

 

以上の理由でヘルメスはブータへとキレていた

 

ん?じゃあ逆にヘルメスが殴られたりしたらだって?

読者諸君…クロエラだぞ?(畏怖)

 

 

閑話休題(それはさておき)

 

ヘルメスがキレ芸をかました後へと戻ろう

 

ヘルメスがキレ芸をかました後のクロエラの行動は早かった

 

(;=△=)えぇなどとは言っていたが、次にヘルメスが喋り出す前には行動していた

 

クロエラが取った行動、それは一

 

抱擁である

 

クロエラは「えぇ」の「ぇ」辺りでヘルメスの前へと瞬間移動し、ヘルメスを抱き締めていたのだ

 

何故クロエラは彼女(ヘルメス)を抱きしめたのか…それは実に単純(シンプル)(今回多くね?)な理由だった

クロエラの母性(父性?)が働き、ギュッとしたくなったのだ

年下におぎゃってる奴に母性とか父性とか与えた所でwとか思ってかもしれないが…そうなってしまったのはしょうがないのだ

…では、何故年下におぎゃるクロエラに母性が芽生えたのか説明しよう

まず、クロエラのその無駄に高性能な頭脳により、「ぇ」の部分でヘルメスが何故キレてるのか察した

そして、ヘルメスの容姿とキレていた理由を足した瞬間

クロエラにはヘルメスが中身幼女な美少女に見えてしまったのだ

更に、ここで大事になってくるのは、ヘルメスが普段は敬語系の真面目系な美少女である事だ…つまりはギャップ萌えである

 

以上の要素を踏まえた結果、クロエラから見た現在のヘルメスの姿は「自分のことを心配してくれる健気な美幼女(少女)」である…そんな究極の存在の前では、流石のクロエラも内なる母性(父性)が刺激され、ヘルメスをギュッとしてしまったのだ

 

(後半超早口&キモオタ感マシマシ)

 

閑話休題(それはさておき)

 

クロエラがヘルメスを抱擁した後へと戻ろう

 

クロエラはヘルメスをギュッとしながらあやす様にヘルメスへ話しかける

「ヘルメス、大丈夫だよ…落ち着いて」

 

クロエラのその言葉に、ヘルメスはハッとして赤面し、それと同時にいつの間にか抱かれている状況に困惑しながらも返答する

「あ…う…うぅ…お姉様…」

 

クロエラは普段の2割増でイケメン口調になる

「大丈夫…ボクはキミを置いてったりしないし、キミが気に病む必要なんてないさ…」

 

「お姉様…!」

 

クロエラの言葉と抱擁で、ヘルメスがブータへと抱えていた嫉妬心や怒り等は全て浄化されていく

 

▽チャット欄ノノノノノノノノノノノノノノノ

バトルオタク:¥36200 バトルオタク:¥5000

────────────────────────

海パン:これが百合ですか…

ハンサム仮面:なんか心が綺麗になってく気がする…

如何幺:何だ?クロエラちゃんに母属性でも増えたんか?

フレンドリーファイア専門店:クロエラちゃんに母性…妙だな?

はっちゃけ太郎:お前がママになるんだy…

凱亜:イケ!ブータ!混ざr…

早將:イケ!ブータ!お前もおにゃの子になるんだよ!

ぬ:あ、これセーフなんや

チョコクロワッサンケンタッカーサ:ママァ!!!おぎゃあ!!!!おぎゃああぁあぁぁぁ!!!!クロエラママァ!!!バブぅぅう⤴︎ !!!!!!バブみに差が出ないように均等に甘やかしてほしいd…

はんぺん大使:変態は見つかったようだな


┊︎



(・▽・)名前ノノノノノノノ0/10000

 

コメント欄にガ〇ア()や変態が現れる中、2人(クロエラとヘルメス)は関係ないとばかりに百合ってる

 

そんなある意味逆境の中、今まで空気だったブータはとりあえずクロエラへと質問する

「え?クロエラ?その…女神?の子誰?」

 

直後、ブータの腹部にクロエラの現在の肉体スペックで出せる最高の一撃が放たれた

 

▽チャット欄ノノノノノノノノノノノノノノノ

バトルオタク:¥36200 バトルオタク:¥5000

────────────────────────

不乱洲:草

メダカホテル:草

刺身ランド:草

鍬形秋の気配:草

羅金屋:草

ジュベっトール:¥50000

腹パン代

DHE:ブータ…だからお前はブータなんだよ

箸置き太郎:所詮、ブータは先の時代の敗北者じゃけぇ

サーバルソードオメガ:はぁ はぁ 敗北者?取り消せy…

死九八苦:今のなんで消えた!?


┊︎



(・▽・)名前ノノノノノノノ0/10000

 

その後、瀕死のブータを叩き起こし、クロエラ達は50分程生放送に出演したとさ

 

To Be Continued

 

TOPTUBEノノノノノノノノノノノノノノノ
検索____________________________↸

 

ノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノ
放送は終了しました
ノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノノ─────────────

◁◁ ‖ ▷▷ ♪ ・Live ノノノノノノノノノノ⚙️〚〛

【リア凸】新人上位存在が強いらしいから凸ってみた【生配信】

1500万人が視聴中・1時間前に配信開始

1200⤴︎︎︎53万⤵︎ ︎ノノノノノ➦共有≡保存

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ディスティビChノノノノノノノノノチャンネル登録

チャンネル登録者数800万人

 




おっしゃあああ!!!配信形式ゾーン突破!!!!
ドンドンパフパフ!!!
いやー、配信形式のコメ欄って全然文字数いかない癖に、クソみたいに文字を配置するのとかスパチャとかダリィんすよ(暴露)

特にスパチャは前回からコピペして持ってこなくちゃいけない所があるのが…

まぁ、1番最初にやってた画面と登録者数の所とコメ欄の所を一気に繋げるのはすげぇ脳汁出て気持ち良かったんですがね…え?そんな面倒いなら減らせよ?…フッ、作者はこの小説のお巫山戯要素が少ないことに気付き、その足りない分のためにあんなにコメ欄を設置したのだ!その証拠に、アイツら巫山戯てばっかだったでしょ?(震え声)

後、ごめんなさい<(_ _)>〈 ゴン!〕
作者は花粉とのバトルに負けてダウンしてたら気付いたら夜でした

作者は3歳という早い段階からずっと花粉と闘っていたんだが…今の所全敗なのが悔しい所
しかも作者はクソみたいにスギ花粉に弱いんやで…ホンマ許さんは(怒)
どれくらいやばいかと言うと、気付いたら新品のティッシュ箱が無くなっている位にはやばいで(隙自語)

長くなったのでここまで

ほな補足行こか

補足
1.Qえ?年下におぎゃってるって?
Aクロエラ→前世と合わせて26歳
マリエママ→24歳
( *˙ω˙*)و グッ!
待ってくれ!作者は別に某主人公の本質が赤ちゃんなゲームの狂気の18歳とママサ〇ン、5億の女のことは思い浮かべてやってない!本当だ!適当に年齢を設定したらこうなってしまったんだ!
ちなみに、個人的に最推しギルドは、なか〇しb…
(日記は急に爆発した)

2.Qブータはなんで殴られたの?
Aブータのお前誰?という質問によりヘルメスがワンチャンまたぐずる可能性があるのと、百合に入ってきたから

3.Q最後のクロエラの腹パンの威力ってどれくらい?
Aまず、現在のクロエラの100%の身体能力(ブータの11倍強(100/9倍))× << 身体強化(Corporalis confirmatio) >>の限界を超えた今の所クロエラが瞬間的に出せる最大出力の50000倍
計算したところブータの全力の555556倍の腹パン
何気に今の所今作で出た最高火力の攻撃

4.Qブータ大丈夫?後、残りの時間って何したの?
Aまぁ平気やろ(鼻ほじ)/必殺技の名前募集したり、ブータを女の子にTSさせたり、なんかかっこいい必殺技とか変身考えたり、ブータの髪を髪にするか触手にするか決めるため、視聴者達と殴りあっただけやで?

5.Qヘルメスがなんか精神年齢下がってね?
A多大なクロエラへの恥ずかしさから幼児退行しかけてる
ただ、クロエラにギュッとされて元に戻った

6.Q抱擁って?
A人類が生み出した最強の兵器の一つであり、もしも幼少期の男子がエッチなお姉さんにこれをされた場合は性癖が壊れるという幻の絶技でもある
今回のクロエラのようなナニとは言わないがでかい人がやると相手は幸せのあまり窒息死し、普通の人だと匂いを嗅ぐ位の理性は残り、ぺったんk(血が染み付いており、日記はこれ以上読めない)

7.Qもし、ヘルメスがいなかったら第三回戦始まってた?
A始まってた
というか、クロエラが楽しくなってきたため、何時までも闘い続けれる…戦闘狂怖い

8.Qクロエラの才能を作るって?
A文字通り
クロエラは別に天才ではなかった
だが、クロエラは努力した
そして、クロエラは努力だけでは限界があると考えていた
ならば、才能を作ればいい
との考えでクロエラは才能作り(肉体改造)をしました!
まぁ、クロエラは肉体で魔力とかの適正とか決まるのが癪に触ったので過去の研究とか調べまくった結果やね
てか才能が全てってムカつかない?作者はムカつく
ただ、まぁ、人間も運動面なら才能作り的なのはできるんよな
人間の学習って電気信号の反復だから、球技経験者が他の球技をやってみたら他の初心者より上手いってのがある
ただまぁガチの怪物が世の中には居るのも事実なんよなぁ…

9.Qヘルメスにキレ芸させた本当の理由を言えよ!おぉん?
A…もし、今回の内容がクロエラとブータの友情的なやつで感動的な終わり方した場合、作者の頭だとどうしてもヘルメスが空気になっちまうんや…そこで、作者は悩みに悩み約3分、カップラーメンを待ちながら考えた末、半分ギャグキャラ化しているブータにオチを担当させることにしたのだ!
やっぱオチ要因は大事なんやねって

10.Qえ?ブータ女の子になっちゃったの?
Aせやで
ただまぁ、ブータの出身種族って性別が無い種族なので、肉体を完全な人型にするのに男にするか女にするかは些細な問題なんやな
精神の性質とか考え方が男寄りなため彼や男表記だったんやで
てかそれだとTSでは無いか…なら女体化でよろ☆
ん?待てよ…触手+オレっ娘+褐色(予定)…褐色オレっ娘ゲソ娘キターーーーーーー!!!!(←最近髪の毛触手の奴もいいなーって考えを持つようになった変態)
これは髪色、基触手の色を決めなくてはならないッ!総員!アンケの時間だ!!!
我に続けえぇぇぇぇ!!!!!
(↑超深夜テンションの変態)

追記
作者が作った配信形式の奴、さっき自分のPCで見てみたらすげぇ変な感じになってる奴とかがあることが分かりました
直すとなると最悪全部おじゃんになるので、もし、ちゃんとしたやつみたいよー、というPC読者がいたらスマホで読んで頂けると幸いです
というか、作者はスマホで全部打っているのでPC版には上手く調節できません!
以上!()


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

二十三話 闘いの前

伏線回+グロ注意

グロいの嫌な人は(泣)辺りで止めるなりしてくだせぇ

票が集まるまでの時間稼ぎ+闘いが始まる前の出来事を思い付いたので書きました!(堂々と公表するスタイル)

後、話には全く関係ありませんが、作者は遂に害獣駆除に成功しました(こっちは濁すスタイル)
良ボス→良ボス→害獣ってのがね…
しかも連戦の癖に悪質モーション+移動距離が多いってのもね…あの意味わからんレーザーのことは忘れたい
まぁ、作者はFP切れになって殴り合いの末勝ちましたがね(40強敗)(隙自語)


場面はクロエラがブータと闘う前

 

つまりは、パジャマパーティーの翌日の朝~昼の間

 

クロエラはパジャティー(パジャマパーティーの略)を終え、諸々の片付けを終えた後、朝ご飯を食べ終えた後から始まる

 

朝ご飯を食べ終えた後、クロエラは早速地下室に引きこもっていた

 

クロエラが朝から引きこもって何をしているかと言うと…情報収集である

 

引きこもって情報収集?てか何の情報?と読者諸君も思っただろうからズバリ、クロエラが何の情報について調べてるか書こう

 

クロエラが調べてる情報…それは、魔族についてである!

 

上の行を読み、次に読者の皆は「は?今更魔族?てか上位存在なら魔族の情報ぐらいパパって分かるんちゃうん?」とか思っただろう

 

その通りだ…実際に、クロエラは魔族一人一人の戦闘力や戦闘スタイル等のことを知ることに成功している

 

ただ、一つだけクロエラが知れていないことがあった

 

魔族が何故、生物が死する時に発生するエネルギー(面倒いから今度から「死念」)を集めているかについてだ

 

前に、作者は魔王を復活させるために死念を魔族は集めている…と書いた…が、クロエラの計算的に、それは有り得ないのだ

 

どうして有り得ないか…それは、クロエラの計算上、魔王の復活に死念は必要ないのだ…そしてもう一つ、1番ありえないのが…クロエラの計算的に、『魔王が既に復活している』のだ…具体的には、クロエラが転生してくる数百年前に

 

復活している者に、復活するためのエネルギーなんて必要ないだろう?

 

ここまで読んだ読者の中に、「じゃあ過去でも見ればええやん」や「第1次元内を探せばいけるんじゃね?」という者が居るだろうが…そんなの既に、クロエラは試している

 

まず、第1次元内を探した結果だが…結果は失敗だった

第1次元内に魔王と思しき存在は存在しなかった

そして次に、過去を見た結果だが…これは何故か失敗

クロエラが自分が転生する以前の過去へと意識を飛ばした瞬間、’’何者’’かに観測を妨害されたのだ

逆にクロエラが未来を観測したら半年後までは見えたがそれ以降は妨害され、見ることが出来なかった

 

______________________________

それと、ここから先と上の部分を分かりやすくするため、作者はこの小説内の次元の過去や未来等の時間の解説をしなくてはならない

まず、この小説内では時間は空間の中にある

この小説内の世界では、無(空間)の中にある次元(空間)の中に時間があるのだ

よって、「無」自体には時間は存在しない…ここは覚えていると分かりやすくなる可能性が高い部分だ

次に、クロエラがやった「過去を観測する」ということは読者諸君的に言えば過去ログを見るようなものである

実際に過去へ行くことも可能だが、この場合もクロエラは何者かに妨害される

そして、「未来を見る」というのは、予測ではなく観測であり、実際にこれから起こることを見ることである

最後に、「無」についてだが…それは今から下で説明しながらやる方が良いと判断したので下で説明します

※この線の内側の部分は無いものとして扱ってくだせぇ

______________________________

 

 

そして、「なら無にでも行きゃあよくね?」等と浅はかな考えの持ち主が居るかもしれないが、それをするのに問題が3つ程ある

まず、無が広すぎる…という点だ

「え?それだけ?」等と思うかもしれんが、その一点においては無がヤバすぎるのだ

無は無限に広がっていて、その中から動き始めの部分さえ分からない魔王を探すには、人間が宇宙の中から特定の粒子の1粒を探し出すよりも難しいことだ

ただ距離が無限に広がっている程度なら瞬間移動して終わりだが、無限に広がっている空間から探し物をするのはとても面倒いのだ

そして、無にはログが残らない…いや、違うな…ログ自体が存在しないのだ

この小説内では、ログは時間が流れているところのみで発生する…つまり、次元内でしかこのログが発生せず、無では過去を見ることが出来ないのだ

最後に…実質こいつの一人勝ちなのだが、そもそも無にも魔王が居ない可能性が高いのだ

これは、「無」最大の特性なのだが、無は全ての次元の時間と繋がっているのだ

これがどういうことか…簡単に言うと、無をクロエラがどれだけ探し、ガチでほとんど(無限に殆どもくそもない)を探したとしても、魔王が半年後か、クロエラの転生前まで時間を移動しているかもしれないのだ

つまりは骨折り損だ

そして、クロエラの計算的にそれが1番高い

 

まぁ、こんなに長々と説明したが、端的に翻訳すると「魔王の狙いと場所が分からない(泣)」だ

 

というか、クロエラを妨害できるとか…一体誰?

 

そんな状況の中、クロエラはある秘策を投入する(ここまで状況説明+設定紹介)

 

 

 

◇◇◇

クロエラは妨害してくる何者かにムカつきながも、用意していた秘策を投入する

 

クロエラは毎度恒例の<<物質創造(Materialis creatio)>>君で…脳のような物…いや、違う、人の首から上と肺のみを作っていく

 

それは合計4つ作られ、4つ横並びに並べられていった

 

そして、クロエラは’’器’’の準備を終えると、閉鎖空間から4つの魂を取り出し、それぞれの器へと魂を叩き込んだ

 

クロエラは、これから起こることを想像しながら深い笑みを浮かべ、不意に言葉を零す

「さあ、(拷問を)始めようか♡」

 

今ここに、史上最凶最悪のエターナルマッドサイコTS脳筋系ドS美少女が誕生する

 

 

 

◇◇◇

(ん?ここは?)

 

そこは知らない部屋だった

 

その部屋の中は少しジメジメしており、何か血生臭い匂いが漂っていた

 

そして、今回の被害者、シュルーブは過去を思い出そうとする

 

(確かオレは…アイツ(クロエラ)に焼き殺されて…)

 

(あの後生き残れたのか?…そうだよな…そうじゃなきゃ、オレが今生きてるのはおかしいよな…)

 

そんな風に考え、シュルーブは1人で勝手に結論に至り、まだその肉体が前の物と勘違いしてるシュルーブが肉体を再生しようとした時、急にドアが開かれる

 

そこから出てきたのは…真っ’’黒’’な白衣を着ているクロエラだった

 

クロエラはシュルーブが目を覚ましたのを確認すると、まるで友達にするかのように、フランクに挨拶する

「あ、起きた?おはよう!」

 

そのクロエラの言葉とクロエラの登場に、シュルーブは困惑する

 

だが、困惑しているシュルーブのことは考えず、クロエラはテンション高めに質問する

「どう?生き返った感想は?やっぱ嬉しい?」

 

ここで、シュルーブは再度困惑するが、己が生き残ったのではなく、生き返らされたことを認識する

 

それと同時に、クロエラ(ドS)のことを甘ちゃんとも認識する

 

無理もない

わざわざ敵の自分を生かすどころか蘇生するなど…普通は「やり直そう」や「罪を償って」等と行く流れがセオリーだ

 

そうと考えれば、シュルーブは早速甘ちゃんに効く言葉を考え、それを口にする…クロエラにその思考が全て読み取られてることを知らずに…

「あ、あぁ、とっても晴れ晴れとした気分だ…オレは今まで間違っていたよ…」

 

(さあ、どうだ甘ちゃん(クロエラ)?甘ちゃんのお前に、この言葉は効くだろう?)

 

その言葉を聞いたクロエラは目を閉じ、一般的な感性の人間が見たら即魅了され、特殊な趣味持ちの人間が見ても性癖が変わるような笑みをシュルーブへと向ける

「そうかい…そんなに罪の意識を理解しているんだね…!」

 

その笑みと言葉を受け、シュルーブは自分が生き残ることを確信する

(ヒット(掛かった)!後はコイツに取り入って弱点などを調べ、行く行くは…)

 

が、次の瞬間

 

シュルーブは生まれてから一番の寒気を感じる

 

(ッ!?)

 

シュルーブが寒気に困惑する中、クロエラはゆっくりと瞼をあげ、光のない目をシュルーブへと向けながらゆっくりと話し始める

「シュルーブ君…だっけ?…そんなに罪を償いたいなら…魔王についての情報、吐けるよね?」

 

シュルーブは急なクロエラの雰囲気の変化に再三戸惑うが、勝ちを確信しているシュルーブは落ち着いて返答する

「あ、ああ…もちr…」

(と、取り敢えず適当に言ってこの場は乗り気r…)

 

が、クロエラはシュルーブがいい切る前に、一つだけ言い忘れを伝える

「ああ、そうそう…言い忘れてたけど…ボク、君のことなんて信用してないし、君の心の声は全部読んでるから」

 

クロエラの突然の爆弾発言に、シュルーブは全身(首から上)から冷や汗を流す

 

「いや、そ、そうなのk…」

(ま、まずい!…コイツ、甘ちゃんなんかじゃn…)

 

シュルーブが必死に取り繕うとする中、クロエラは悲しげな笑を浮かべながら話す

「ああ、…悲しいよ(嬉しいよ)…君が’’最後’’だからね…精々楽しまさせてもらうよ…♪」

 

シュルーブは、生まれて初めて心の底から恐怖する

 

「ヒッ…や、やめ…」

 

次の瞬間にはシュルーブの身体に魔力版神経伝達物質が生成され、シュルーブの全身にとてつもない痛みが走る

「ヒギ…」

 

そして、痛みが走った瞬間、シュルーブは気絶した

 

が、シュルーブが気絶した次の瞬間にはクロエラがシュルーブを起こし、再度シュルーブは痛みに襲われる

 

だが、今度はシュルーブは気絶しない

 

シュルーブは剥き出しの肺を必死に動かしながら話す

「や、やめ…」

 

クロエラはその様を見て舌なめずりしながらシュルーブへと話しかける

「ボク、ちょっとこれから用事があるからね…気絶してる時間はないよ?」

 

シュルーブは生き返ったばかりなのに、もう死にたいと思う

「ご、ごろじて…」

 

「え?もう?…」

 

「は、はギィッ」

 

シュルーブは必死に舌を噛み切って死のうとする

 

だが、クロエラはそんなシュルーブを見て意地悪をしたくなる

「ダーメ♡」

 

クロエラはシュルーブが舌を噛み切ろうとした瞬間、シュルーブの全ての感度(体感時間含めない)を3000倍にする

 

シュルーブは脳がバグって力が入らなくなる

 

そんなシュルーブを見て、クロエラはシュルーブの耳元で囁く

「シュルーブ君…弱くて可愛いね♡ざぁこ♡ざぁこ♡」

 

シュルーブは既に色々壊れ、思考回路が逝っている

 

だがクロエラ(悪魔)はシュルーブの脳を元に戻し、再度意地悪をする

 

シュルーブはまた何かを使って死のうとするが、その全てが妨害される

 

クロエラは光のない瞳で、頬を赤らめさせながらシュルーブへと囁く

「さあ、これからが本番さ…君も楽しんでよね♡」

 

シュルーブの地獄は続く

 

To Be Continued




ハイ!ごめんねシュルーブ君…最初は脳にズブって終わる予定だったんだけどね…クロエラが人体解剖経験者であり、マッドであり、ドSであり、倫理観がぶっ飛んでるところがある所を思い出したらこうなっちゃったよ…まぁ、美少女のクロエラにヤられて本望だろうよ

作者はシリアスには弱弱涙腺崩壊野郎だけど愉悦部
そして、グロいのにも耐性あるけど可哀想になってきて激萎えするタイプの人
まぁ、結果的に全部元通りになるんならOKの民な為、この様な結果になりました…ん?ミネルちゃんでやれって?は?可哀想だろ!?()

長くなりそうだからカット!補足行くよ!

補足
1.Qクロエラが思ったより変態すぎるんだけど?
A妨害される→ムカつく→ちょっと激しめ
シュルーブ君(達)は犠牲になったのだ
クロエラはマリエママを泣かした原因の一つの魔族には個人的に凄ーく怒っていたんですね…その為、今回はこんなにグロくなりました

2.Q黒い白衣?何それ
A血って時間が経ったら何色になるか知ってる?(質問に質問で返すスタイル)
まぁ、黒に似た色ではあるよね…てかやっぱ人体ってよくできてるよね

3.Qクロエラを(性的に)わからせてくれる人は出てこないんですか!?
A現在は予定なし


4.Qシュルーブ君が弱すぎない?
Aシュルーブ君は今まで強い肉体に入ってたのに、クロエラが超弱い肉体を用意してぶち込んだため痛さ等に弱くなってしまったのだ
後、シュルーブ君等の12魔族は一定以上の痛みが来た場合、痛覚を自動でoffにしていたため、元々痛さに耐性はなかったんやな
肉体弄れる奴が痛覚offにするのが最早基本になってきた今日この頃よ…

5.Q無って結局なんなん?
A無限に広がっていて全次元の時に繋いでいるやばい空間
他にも色々特性がある
取り敢えず大事そうな設定で、ちょっと濁して書くと、中位クラスの上位存在にとって無とは人間にとっての宇宙のようなものである
今度ふさわしい時期に書く

6.Qそういやクロエラの勢いで忘れてたけど秘策って?
A魔族くん達の脳にズブってして記憶を読むこと
これだけで分かるかな~って最初はクロエラも思っていたが、最初の奴から三人目まで全員、ただ復活するから死念を集めて来いってテレパシーで伝えられただけで概要は知らないことが分かったため、取り敢えず楽しむことにした

7.Qなんで死念?
A…生物が死んだ時に発生するエネルギー、とは書いたが、実際はちょっと違う
正確には、生物が死んだ時に発生する生への執着心から来るエネルギー
だから死念
死念は、本当なら全て神が回収して溜めて浄化する物なのだが、この世界には今まで結界が張られていたため死念が大分溜まってい’’た’’
この設定は結構大事になってくる…まぁ、覚えてなくてもいいけど

8.Qどうしてこんなに設定垂れ流すの?
A例えば、急にAという設定が出てきたら「は?なにそれ?どうせ思いつきだろ?」とか思ってくる奴が出てくるから
ちゃんと練ったのにそう言われると悲しいんやで…

9.Qシュルーブ君の創られた身体ってどんな感じ?
A皮膚や髪はなく、言葉を発生させられるように臓器は肺のみ
筋肉や骨は標準のサイズや量
ちなみに、肺は剥き出しとなっている
作者が思い浮かべてるのは理科室とかでよく置いてある人体模型の上半身
最低限生命活動が出来ればいいのでこうなった
心臓は、この創った身体がまず酸素を必要としないように設定されて創られたのでまず必要ない
血液…に非常に似た物をオプションでクロエラが付けてるので、潰せばぶしゅっと出てくる
何か欠損とかあっても瞬時に修復される…ほとんど戸〇呂兄やディアボ〇のような生き地獄状態である
ただ、クロエラが飽きれば…後は各々で想像して欲しい
作者はシュルーブ君のこの状態を想像してる最中、昔、父の本棚にあった1巻目で主人公の恋人らしき女性が心臓と肺だけで苦痛の中生き長らえされてた漫画を思い出しました…もしかして作者の性癖(2次元のみ)が一部ひん曲がってるのってあのページ見たから?


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

二十四話 生放送の後

待っている人がいることに感銘を受け執筆&投稿
この空き期間に構想は大分練ったけど、その代わりに文章を全然打ってなかったから6000文字打つのに5日かかって絶望しました!
長くなりそうだから投稿してなかった理由とかは諸々あとがきで書きます

それでは!本編をお楽しみ下さい!


場面は生放送が終わった後の王宮内から始まる

 

王宮内では現在、生放送を視聴した家臣団や兵士達が、それぞれ近くの者同士で感想を伝え合っていた。

 

「すごかった(。・ω・。)」

 

「感動した(´Д`*)」

 

「ク゛ロ゛エ゛ラ゛ち゛ゃ゛ん゛か゛わ゛い゛か゛っ゛た゛」

 

「戦闘規模がエグイってのと可愛いことしか分からなかった」

 

等といった内容だ。

……言語能力がかなり退化している者もいるが、まあ、そこは置いておいてほしい。

 

そんな中、一つのグループの話題がある人(?)物の事についてへと移行する

「ブータ…ちゃん(?)可愛かったよね」

 

「わかる!すごい弄ってあげたくなる可愛さがあった!」

 

「最初髪の毛が"触手"!?って思ったけどすごく可愛かった!」

 

「"褐色肌"と""の髪…いや、触手があんなに合うなんて…驚きました」

 

「「「ねぇ~(*´˘`*)♡」」」

 

 

……このお姉さんsが何を言っているか……察しの良い読者諸君なら、もうすでに気付いているだろう……

そう!ブータは罰ゲームで、クロエラにより女体化させられたのだ!

 

なぜそんな事になったのか……説明しよう!(この感覚ひっさしぶりやぁ!)

 

 

今から30分程前、つまり、生放送の中盤辺りでそれは起こった

 

ブータ達は順調に生放送を進めていき、ひと段落が着いた頃

 

クロエラが、ブータに送り付けた約束ごとについて書いた紙の話題を出したのである。

クロエラ自体はこの時、特にブータをどうこうする気はなかっ"た"

 

だが、この話題は暇を持て余している上位存在(視聴者)にとってはものすごく興味をそそられる物だった

 

話題を出したと同時に、「詳しく」や「kwsk」等で埋まるコメント…

 

それを見て悪魔的発想に至り、約束の内容について"逆"の順番で話していくクロエラ…

 

そして、クロエラが「ボク(クロエラ)以外の人間の顔バレと名前バレしたら潰す」

辺りの説明をし始めた時である

 

コメント欄が「罰ゲーム!」で埋まったのだ

 

二へラと口を歪めるクロエラ

 

「へ?」

と呆気にとられるブータ…

 

ノリノリで罰ゲームの内容を視聴者たちと相談し始めるクロエラ

 

「ちょ、待てよ」

と止めようとするブータ

 

クロエラから<<伝達(Communicationis)>>を受け取り、(これでお相子です!)などと思いながら泣き真似を始めるヘルメス

 

「ヘルメスちゃんがかわいそーだろ!」「約束だろ?www」といった内容で埋まるコメント欄

 

ブータが焦っていた一瞬で行われたアンケートで「女体化」が一位を獲得する(96%)

 

今度は詳しい容姿についてどうするか視聴者と相談するクロエラ

 

この時、ブータは完全にアウェイだった……

 

だが、ここで諦めるブータではなかった

ブータは最後の手段の実力行使に出たのだった!

 

結果はボロ雑巾だった……(n敗目)

 

 

その後、クロエラの拘りの触手髪を否定する一部の上位存在vsクロエラ の闘い(蹂躙)が起き、数十万体の上位存在の山が生まれたが気にしないでほしい

 

総戦闘時間は2秒ぐらいだった

 

そして、「ヤメロ-!モットゴツイノガイイ!」と叫びながらブータは女体化されていったのだった……

 

 

 

 

全然説明できてないけどまあ、ええやろ()

後、これどっちかって言うと回想じゃね?

まあ、ええやろ()

詳しい容姿とかはあとがきで書きます!

 

 

 

閑話休題(それはさておき)

 

王宮の様子の続きを見ていこう

 

 

 

ガァン!!

 

王宮内に椅子の倒れる音が響く

 

その男は絶望していた

世界のすべてを恨んでいた

なにより、己の無力さを嘆いていた

 

男(以下男A)は涙を垂らしながら叫ぶ

「なんなんだ……なんなんだ!あの光は!」

 

そんな男Aを、隣にいた男(以下男B)が慰める

 

「期待したのは分かる……だが、今は抑えろ……」

 

そんな男Bの言葉を受け、男Aはものすごい速さで振り向き、男Bに反論しようとする

 

が、男Aは男Bの顔を見てそれを辞めた

 

……男Bは天に顔を向け、一筋の涙を流していたのだ

 

その様が、男Aには、本来自分がするべきことに見えたのだ

 

次の瞬間、男Aは両の手のひらを床につけ、自分の不甲斐なさを嘆く

 

「私は……私はなんて愚かだったんだ……」

 

 

そんな男Aに声を掛ける者が現れた

 

「面を上げよ」

 

 

その声を聞いた瞬間、男Aは頭を上げ、言葉をこぼす

「ロボスト王……」

 

そう、男Aに声を掛けた者はこの国の王、ロボスト王だった

 

ロボスト王は、男Aに手を貸しながら言葉を掛ける

「立つのだ、男Aよ……」

 

「ッ!……今私の名を……し、しかし……私は……!」

 

男Aは、ロボスト王が自分の名を覚えられていることに感銘を受けるが、今の自分にロボスト王と同じ地に立つ資格は無いと断ろうとする

 

しかし、ロボスト王の目元を見た瞬間、男Aは悟る

 

「!……王も…なんですね……」

 

ロボスト王の目から、一筋の涙が流れていたのだ

 

数秒後、ロボスト王は声を上げ、男Aに命令を下す

CFC(クロエラファンクラブ)会員No1005、男Aよ!王命である!今こそ壁を越え、一人のオタク()となるのだ!」

 

次の瞬間、男Aは立ち上がり、涙を流しながらロボスト王とハグをしていた

 

嗚咽を流す男Aの背中を擦りながら、ロボスト王は言葉を掛ける

「男Aよ、よくやった……男Bも大儀であったぞ」

 

「あ゛り゛が゛と゛う゛こ゛さ゛い゛ま゛す゛」

 

「ハッ!!」

 

この光景を見て、周囲の人間が立ち上がり拍手をする

 

 

この光景を見ながらミネルは考える

(こうはならないようにしよ……)

 

 

◇◇◇

男Aとロボスト王が友情を育んだ後、クロエラが「30分ぐらい戻れない」という伝言を<<伝達(Communicationis)>>でこの場にいた全員に伝え、それを聞いたロボスト王が20分間の休憩をメンバー全員に取らせることにした

 

……だが、ほとんどのメンバーがそのまま内容について語り合っていた

 

そんな中、女子トイレから戻ってくる人物がいた

 

(ふぅ……王宮のトイレ広すぎるでしょ……)

 

そう、ミネルだ

 

ミネルは尿意120%でブータの配信を視聴し終わることに成功し、限界を超え休憩開始と同時にトイレへと駆け込んでいたのだ

 

(…誰かにばれちゃったかな///)

 

この娘ほんとに変態やな()

 

__________________________________________

 

ちなみに、読者諸君は忘れているかも知れないがミネルには改良されたあのやばい魔法がかけられているため、現在のクロエラ以下の強さの者にはミネルの痴態を記憶する術はない

つまり、ミネルはノーリスクでH☆E☆N☆T☆A☆I行為をすることが可能なのだ

…終わりだよこのコンボ…

________________________

 

そんなミネル(変態)だが、会場へと戻る途中、ある人物と出会う

 

(……ん?あそこにいるのは……)

 

 

そこにいたのは――

 

「!君は……」

 

私服姿のデュークだった

 

デュークは相手がミネルだと気付き、こちらへと近づいて(怖がらせないよう)微笑みながらあいさつをする

「久しぶりだな」

 

それに、一瞬遅れてミネルが挨拶をする

「こ、こんにちは…お、お久しぶりです!」

(あ、あわわわ……)

 

この時、ミネルとデュークの面識はほとんど無い

そして、デュークはミネルにとってクロエラ(憧れ&想い人)好敵手()という立ち位置の存在だ

そのためミネルは今、我々的に超有名人に合ったような感覚に陥っているのだ

 

(……そ、そうだ!)

 

だが、決してミネルはコミュ障では無く、いい子なので会話を進める糸口を見つける

 

 

ミネルが思い出すのは一週間程前のプリエラが捕縛された、己にとっての運命の日とも言える日の出来事だ

「あ、あの!この前はありがとうございました!」

 

ミネルの礼に対し、デュークは返事とミネルの服装(エフォールノ家のメイド服)を見てミネルの現状を理解し、祝いの言葉を述べる

「……!……ありがとう。君も、無事にエフォールノ家にたどり着けたようで何よりだ」

 

ミネルは元気よく返事する

「はい!」

 

 

 

◇◇◇

 その後、ミネルとデュークは談笑をしばらく続けていた

 

二人はお互いに軽く自己紹介を行い、世間話などをしていたが……この(クロエラが大好きな)二人である

会話の行き着く先は……やはりクロエラ関係についてだった

 

この二人、互いにクロエラについて知っている面と知らない面があり、会話はかなり盛り上がっていた

 

だが、そうして話していく中でも時間というものは過ぎ去っていくものだ

 

残り休憩時間が5分程になり、そろそろお開きの流れになった

 

それを察知すると同時、ミネルは気になっていたとあることを思い出す

(そういえば……)

 

「あ、あの!」

 

「なんだい?」

 

ミネルは、1呼吸入れ、真剣な眼差しでデュークへと質問する

「デュークさん、あなたは本当にお嬢様を……いえ、クロエラ・フォン・エフォールノを越えようと思っていますか?」

 

 

 

◆◆◆

――クロエラ・フォン・エフォールノを越えようと思っていますか?

 

デューク・フォン・エクスプリスは考える

目の前の少女の質問の真意を

(……、……、)

 

デュークはこの質問を受け、一瞬、ミネルが暗に「あなたでは無理」と言っているのかと考えるが、先程までの会話を思い出しそれは無いと判断する

 

次に、デュークはミネルの(表情)を見る

「……!」

 

この時、デュークは驚愕と同時にミーナ(戦闘狂の妹)の事を想起する

 

何故なら、デュークは、強くなろうと努力し鍛錬をする時のミーナと同じ物を、ミネルの眼差しから感じたからである

 

それを理解したデュークは、ミネルへと返事をする

「ああ、もちろんだ……それと、君もなんだろう?」

 

この返事にミネルは一瞬驚くが、デュークへと素直に返答をする

「!……はい」

 

デュークは返事を聞き終えると、己の考えについて語る

「クロエラは……あの()は確かに''規格外''、''常識外れ''を擬人化した様な(むすめ)だ」

 

ミネルは黙ってそれを聞いている

 

「……だが、それは今の俺達からした感覚だ」

 

その言葉を聞いたミネルは、デュークが何と言うか粗方想像がつき言葉を零す

「……やはり……ですか」

 

デュークは、宣言する

「ああ、俺は神になる」

 

 

 

◆◆◆

――俺は神になる

 

ミネルは目の前のデュークを見て考える

(やっぱり……この人は強いですね……)

 

ミネルは今、悩んでいた

ミネル達人間にとって、上位存在や神というのは文字通り理解のその先にいる存在だ

そのため、クロエラに追い付くために――何より、クロエラと一緒にいるためにも上位存在などに自分もなろう……とは考えているが、やはり怖いのである

まず、本当になれるかどうかは置いとくとしても、その後の自分が本当の自分なのかや、価値観などはどうなるか、などと、人間のミネルには想像がつかない事が多いのだ

……クロエラを見た感じ大丈夫そうではあるが、クロエラは規格外だからなぁ()

 

 

ミネルはデュークへと問い掛ける

「……すごい覚悟ですね……あなたは怖くないんですか?」

 

この時、ミネルは「怖くない」や「当たり前だろう」などと言う返事が帰ってくると思っていた

 

だが、その返答は――

 

「怖くないわけないさ」

 

ミネルの考えとは真反対の言葉だった

 

ミネルは、驚いて固まっている

 

デュークは、少々(おど)けながらミネルへと語る

「……正直、なれるか自体分からないし、あの戦闘を見て少し戦慄していた……」

 

「神や上位存在がどういう存在なのかについても、正直まだよくわかっていない」

 

「だが――」

 

「だが?」

 

デュークはいい笑みを浮かべ言う

「だが、約束してしまったからな」

 

この時デュークが思い出すのは、好敵手が現れず、ただ己1人で鍛え、魔物を討伐するだけだった日々を変えてくれた幼女の笑顔

 

あいつ(クロエラ)が笑顔でいてくれるなら、俺は何でもしてやるさ」

 

 

それを聞いたミネルの反応は――

「……フフフ」

 

「?」

 

「フフフ……クフッwwwww」

 

爆笑であった

 

思いがけない反応に、デュークはミネルに問い掛ける

「ど、どうした?」

 

その問いに、ミネルは本当に可笑しそうに答え、冗談混じりに質問する

「フフッ……いえ、自分の悩んでいたことが小さい事だったなぁ、って思いまして……クフッw……後、あなたの性格、やっとよく分かりましたよ……それとも、やっぱお嬢様に惚れてます?」

(そうですよね……お嬢様が喜んでくれるなら私は――)

 

ミネルが己の中で答えを見出す中、その質問にデュークは素直に答える

「そうか、なら良かった……そうだな、惚れてるのかもしれないな……」

 

「え?」

 

その発言の後、デュークは慌ててフォローをする

「……言っとくが、俺はロリコンじゃない……惚れてるのは、あくまで人間としてだ。恋愛感情は持ってないぞ」

 

「で、ですよね!」

 

ミネルは本日最大の冷や汗をかいた

 

2人の間によく分からない空気が流れる

 

だが、そんな空気の中、デュークは気になった事を質問する

「……そういえば、ミネル、君は神、上位存在、どっちになる気なんだ?」

 

その質問にミネルは答えようとする

「私ですか?私は――」

 

その時であった

 

2人の間の空間が裂けたのだ

 

デュークは瞬時に戦闘体制に入り、ミネルもクロエラ直伝の魔法の使用の準備を終える

 

空間の裂け目は白く発光し、一瞬強く光る

 

そして、裂け目は消えた……が、代わりにある人物がそこにはいた

 

ミネルとデュークは、その人物を認識した瞬間声を漏らす

「あなた(お前)は!」

 

「あなた達――」

 

その女性は赤い髪を整えながら言葉を紡ぐ

 

「もうすぐ時間よ?」

 

現れた人物――ロゼッタは持っていた時計を掲げながらそう言った

 

「「なっ!?」」

 

そう、2人が喋っている間に、残り休憩時間は1分程になっていたのだ

 

ロゼッタはやれやれと言うポーズを取りながら、2人へこっちへと近づくよう言う

「熱くなるのはいいけど、時間は守るのよ?……後、2人ともこっちへ来てちょうだい」

 

「すまない…」

「ごめんなさい」

2人は素直に謝罪し、ロゼッタの元へと歩み寄る

 

2人が近づくと、ロゼッタが手を差し出す

「捕まって」

 

そう言ったロゼッタの手を2人は握る

 

すると、3人の周りに魔法陣が展開され、その魔法陣にロゼッタが魔力を注いでいく

 

ロゼッタが展開した魔法陣を見て、ミネルは

(なんですかこの魔法陣!?複雑すぎですよ……あ、あそこがああなって……ああそういう……)

等と考える……意外と余裕?

 

ロゼッタは伝えて置いた方がいい事を考え、魔法陣を解析中のミネルに話し掛ける

「ああ、そうそうミネルちゃん」

 

「……ハッ!?な、なんですか?え?そういえばなんで名前知ってるんです?」

 

ロゼッタはミネルの質問に答えながら(ある種の)爆弾発言をかます

「マリエさんから聞いたのよ……ミネルちゃん、私も上位存在になるつもりだから、何か困った事があったら協力するから言ってちょうだいね?」

 

「え!?そ、そうなんですか?……分かりました!」

 

ミネルに伝えておきたい事を伝えたロゼッタは、次に親友(ミーナ)の事を考え、デュークに話をする

「それとデューク。あなた、ちゃんとミーナと話し合うのよ!」

 

その言葉に、デュークは要点をまとめて返す

「……もう昨日話し合った……アイツも神になるらしい」

 

「え!?マジ!?」

 

そうして、一行は瞬間移動して行った

 

 

 

To Be Continued




ふぅぅぅぅ……やりきったぜ☆(キメ顔)
待たせたみんな……すまんな!
何があったかって!?
4月上旬にインフルになって、その後にコロナにかかって、それででた遅れを取り戻してたら小説投稿する時間が無くなって、そのままやる気が出ずに感想来るまでずっとのほほんとしてました! <(_ _)>〈 ゴン!〕
※事実です

待たせた人ホントごめん
でも、投稿してなかった間もずっと物語の構想とかキャラ設定とか考えてたんよ……メモってないk(殴
ただねぇ、ちょっとネタバレになるからフワって書くと、着地がすげぇことになりそう

後、次投稿止まってたら活動報告見てください

とりま作者についてはここまで!!!!なんか気になることあったら活動報告の所に送っといてください!!!

後、ブータの髪(触手)色は紫に決定です!アンケ答えてくれた人ありがとう!
MMDとかで再現したかったけど無理だった!すまん!

以下補足
1.Q男Aが絶望したものって?
A謎の局部を隠す光
ブータが女体化した時服は消し飛び、ブータは裸になったが、クロエラが謎の光を出して放送事故を防いだ

2.Qえ、今回久々なのにクロエラ出ないん?
Aすまんな!!!今回ホントはもっと短くして2話構成にしたかったんだが、ミスって6000とかいうリハビリにはキツイ文字数を打ってたら登場出来なかった

3.Qなんか王様テンション高くない?
A魔物が全滅したんや
そりゃヒャッハーになるでしょうよ

4.Qクロエラ何してんの?
A生放送面白かったからブータと今後の打ち合わせと上位存在共のあと片付け……とちょいと裏で動いてる……多分今度なにしてるか出てくる

5.Qロゼッタ、ミーナお前ら消えてなかったのか!?
Aフッフッフ
作者は話に合わせて出すキャラを決めてるから、今まで出なかったのは、ただ合う話がなかっただけなのだ!
(嘘です、ただの作者の力量不足です)

6.Qデュークの喋り方ってこれでええの?
Aおいお前ら!デューク(250)とミネル(150~160ぐらい)の身長差と現状の力量差を考えろよ!
やべぇ絵面になるじゃねぇか!
それを加味して会話させたら、脳内でデュークとクロエラの喋り方が一致して作者はガチ困惑してたゾ
デュークは、大人に対してだとここからもうちょっと口数が減った感じの喋り方になって、小さい子とかにはちゃんとこんな感じに優しい口調になる

7.Qおい作者!ロザリオ君とマリエママとシュドルパパとシュベル君とアルラちゃんはどこへ行った!?
Aサーセン……もうこれ以上は無r……ちょ、やめ

8.Q最後どうなったん?
A一応、魔法は成功して無事に会場に行けた

9.Qそういや、この小説にレベルとかお助けウィンドウ君とかないの?
Aそういうのあるわけないやろ?ゲームじゃないんだからさ()
……この小説で出すなら、魔力系、神力系、死念、肉体の強さとかエネルギー量を数で表して、その数値の合計の値を割り当てて○○レベル、とかってのにする
つまり、スカウ(殴

10.Qミネルちゃんって実は頭いい?
Aクロエラのおしおき魔法で脳の処理限界が限界突破して、人間半分やめてるぐらいには頭がいい
大体3歳の時のクロエラ並

11.Qデュークとロゼッタの互いの認識とロゼッタの喋り方を教えろください
A
デューク→妹の親友で兵科は違うが同じ第一席、妹とは仲良くして行って欲しい。闘ってみたい
ロゼッタ→戦闘狂の親友の兄、この人ホントに人間?この兄妹大丈夫?
ロリコンだったら潰す(どことは言わない)
ロゼッタは基本王様辺りにしか敬語を使わず、超フレンドリーな会話を行う系のおねえさんだ!
そして、敬称も基本ちゃんとかしか付けないので、デュークは呼び捨てしている
たまにすっげぇ俗な喋り方が出る

12.Qお前ら上位存在とか神になるんか!?
Aどうだろうなぁ……ちょっと伏せるわ

13.Q男の下りいる?
A知らん、なんか気付いたらあの下りを書いてた

14.Qミネルちゃん、悩んでたのに目が戦闘狂と一緒なん?
Aせやで、覚悟ガンギマリだったけどちょっと怖かったんやで
でも、デュークの話聞いて「っぱご主人様よぉ!」ってなって吹っ切れた

15.Qミネル×デューク……来るぞ遊○!
A来ねーよアストラ〇()
は?ミネルちゃんがクロエラ以外になびく訳ないだろ?
作者の中では永遠にヘルメス×クロエラ×ミネルなのだ

16.Qなんでデューク私服なん?
A昨日幼女クロエラ戦とジュベール君戦を乗り越えボロボロ(なおあの後回復された)なデュークやぞ?
結果、王様から「お前休めぇ!」ってなって今日は休日になった

17.Qデュークの私服ってどんななん?
Aテキトーに貴族っぽい格好想像してもろて
……ホントはシャツ1枚×ジーパン的な格好が1番似合うんやがなぁ()

18.Qデュークってもしかして頭いい?
Aそりゃ、一応貴族出の国のトップ層の1人やぞ?
ある程度頭良くなきゃ無理やろ

19.Qデューククロエラに惚れてるん?
Aせやで、あくまで人間としてだけどなぁ
王様が「(魔物来た時にお前ら闘ってたらワンチャン国がやばいから)ロゼッタとは戦わないで!」って言ってたので同格と思われるロゼッタとは闘えず、ミーナはまだ成長途中
そして、ただ上級魔物を屠り鍛錬するだけの日々とくれば……そりゃ、つまんないって話だよね(デューク視点)
そんな所に現れた自分と互角で闘争心むき出しの幼女だぞ?
(ライバルとして)好きにならないわけないんだよなぁ!
その結果があの覚悟ガンギマリ具合よ

20.Qデューク戦慄(恐れて震える的な意味)してたん?
Aんなわけあるかぁ
武者震いに決まってるでしょ

21.Qそういや、ブータってクロエラとイチャコラすんの?
Aしない
関係的には悪友が近いと思う
上の方でも書いてるが、作者はヘルメス×クロエラ×ミネルを変えるつもりはない

22.ブータの詳しい容姿カモン!
 設定
身長・160ぐらい
体重・秘密☆
髪色(触手色)・紫
まつ毛・紫
肌色・褐色(真っ黒ではなく、日焼け後をちょっと濃くしたぐらい)
目の色は黄色
バスト・AAカップ(ヘルメス(AAA)より少し大きいぐらい)
ウエスト・めっちゃ細い
ヒップ・少々
顔はかわいい系
オレっ娘
オレっ娘!!!!(大事なので(ry

と、言った具合に褐色紫触手貧乳黄色目オレっ()(むすめ)(約4兆歳)が爆誕した

触手の色は根本が濃く、先端にかけて薄くなっていくイメージでお願いしたい
吸盤はなしの方向だ

身体構造はクロエラと基本同じ

服装は……作者が絶対に似合うと思ったのでパンク系のへそ出しファッションを強くおススメする
後、厚底ブーツとかピアスもいいっすね~

……個人的に、メイド服を着せられて涙目になっているブータをすごく見てみたいと思っている
メイド服を無理やり着せられ、ぺたんと力なく座り込んでしまい、いろんな角度から写真を撮られらがらもメイド服のスカート部分を握りしめ、涙目で上目遣いで睨んでくる(可愛く)ブータ……ああ、いいっすねぇ……(Sな人)

ちなみに、身体はブータ自身でも改変可能となっている(クロエラが戻しに来ないとは言っていない)




23.Q5日?もっと投稿するのにかかってない?
Am(_ _)m
細かい確認、そして忙しい日が少々あり、感想来てからは合計9日ですね……
小説書いた日自体は5日間でした
現在 7月12日 22時42分

以上です!何かあったら割烹の「何でも」の所に来て質問してください!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

二十五話 魔族達の憂鬱 前

更新復活2話目!
遂に残りのアイツらが登場するぞ!


 場面は生放送が終わった後の――

 

「外界」から始まる

 

 

そこでは、複数の異形が会議をしていた

 

丸い机を囲み、それぞれが自身のもつ知識、発想力、力。すべてを活用して意見を出し合っていた

 

出た意見は数万に達しているが、尚も異形達の会議は続けられている……この様を見るだけで、この異形達の知能がどれだけ高いのかが見受けられる

 

だが、その中の一匹の異形は諦めたのか、自分の持っている紙を見ながら溜息を吐きだした

「……はぁ……」

 

その様を見て、他の異形のうちの一匹が注意をする

「……おい、''エルピオン''!溜息を吐きたいのは分かるが、話し合いの続きをするぞ」

 

その注意に対して、エルピオンと呼ばれた筋肉質な異形は、ぶーたれた表情で自分の考えを伝える

「でもよぉ''プラッツ''……ありゃ無理だって……シュルーブのやつだけじゃなくてシュリーバ、コーハン、フィルックのやつもやられちまったんだぜ?……今オレ達から出た意見だって、アイツからしたら全部想定のうち……なんてことも全然あり得るんだぞ?」

 

エルピオンを注意した、プラッツと呼ばれた縦長の影の様な異形は、エルピオンの言葉に反論する

「……それでもだ……オレたちは今、1000年前なんか屁じゃないぐらいの窮地に陥っている……このまま何もしなければ、なぶり殺されるのは明白だ……だが、オレ達が必死に知恵を出し合えば、もしかしたら奴を打倒できるかもしれないいんだぞ?」

 

その話を聞いていた黒い触手のような異形は便乗し、エルピオンへと質問する

「……この窮地を乗り切り、魔王様を復活させたくないのか?」

 

エルピオンは、黒い触手へと返答する

「もちろんオレも魔王様を復活させたいと思っているけどよぉ、''トゥワイツ''……あれは無理だって……」

 

そして、今までこの喧嘩を聞いていた、クソデカい体からうねうねした触手のようなものが伸びている異形が話を振る

「それよりまず、覚醒(awakening)したやつらの対処についても……」

 

それに対し、プラッツは影を荒ぶらせながら食い気味に返答し指示を出す

「神以外ならどうとでもなる!そいつら(覚醒者)は後回しでいい!''ポリハチョン''!それと、''シュマッツ''、''アプショチョン''、''アイトゥム''、''アパッソ''、お前らも黙ってないでコイツ(エルピオン)を説得しろ!」

 

「「「「「へ~い」」」」」

 

 

 

……一体この異形達が何者なのか……ここまで来れば、もう察しとかそういうレベルを超えてみんな理解しただろう……

 

そう、このふざけた奴らは魔王の部下の内最強と呼ばれる者達……''12魔族''だ

 

……ん?12人居ないって?しょうがない、なら、改名して''魔族8人衆''だ

 

 

どうして、人類を滅亡寸前まで追い詰めたこいつら(魔族8人衆)がここまで焦っているのか……

 

 

それを知るためにも、生放送前の魔族たちの様子を見てみよう

 

※回想入りまーす

 

 

 

◇◇◇

 場面は、クロエラがシュルーブ君たち相手にドSを発揮し、魔物がいなくなり騒然としている王宮へ行って「魔物滅亡させてきたよ!あと、喧嘩売られたからちょっと買ってくるね!(原文ママ)」と王様に伝えた後から始まる

 

クロエラはブータと闘う前に、外界にある魔族達の本拠地の上空へと来ていた

 

そこは、一見すると鬱蒼とした森と木々が生い茂る山があるだけの場所だ

 

しかし、クロエラが指パッチンをすると山の輪郭はボヤケ始め、数秒後には完全に雲散した

 

そう、山は魔族達が作り出した幻影だったのだ

 

なら、そこには何があるかだって?

 

……そこにあったのは、城だった

 

高さは200m程だろうか?全体は黒く、城の造りは西洋風の物に近い印象を受ける……だが、誰が見ても一番に思うことは、その禍々しさについてだろう……見る者によっては一瞬でその瘴気(しょうき)にやられ、自我を失う可能性すらある

 

そんな城を見てクロエラは――

 

魔力の塊を作り始めていた

 

それは純粋な魔力の塊であり、破壊力も本当なら皆無に等しい代物だ

 

しかし、クロエラは魔力を尋常ではありえない密度で集合させ、特異な力場を発生させる

 

周りの地面は砕かれ、木々も地面とともに魔力の塊へと吸い込まれていった――

 

そして、クロエラが幻影を破ってから合計2秒後

 

魔力の塊は直径500mまで膨張していた

 

それを見たクロエラは、魔力の塊(以降魔塊(まかい))を黄金に着色し、城へと投下したのだった

 

 

 

◆◆◆

この日、エルピオン達魔族8人衆は会議をしていた

 

議題は、帰ってこないシュルーブ達魔族についてのことだ

 

会議は昨日から始まっていたが、状況が状況なためあまり内容は進んでいなかった

 

……魔族8人衆からしたら、強い奴が現れたと思って仲間を送ったら連絡が取れなくなり、そいつを探すために他の仲間を送ったらそいつも帰ってこない……で、そいつを……としていったら4人の仲間がおそらく殺られたのである

 

それだけではない。自分たちが話し合っている間にも、気付いたら魔物が全員殺られていたのだ……

 

そりゃ、こんなに真剣に話し合うことにもなる……

 

そして、終わらない会議を終わらせるべく一人の魔族が発言をする

「……なら、オレが行く」

 

そう発言したのは――

 

「……いいのか?……確かに、お前の能力ならもしくは……」

 

「だろ?」

 

「そうだな……そうしよう……エルピオン」

 

エルピオンだった

 

 

 

 

ここで、エルピオンについて解説しよう

 

「無効化」のエルピオン(1000歳ぐらい)

その名の通り、相手の物理攻撃以外の攻撃とその他諸々を無効化して殴ってくる脳筋だ

能力無効化キャラ×パワー型は強いな……(確信)

身長は250cm程の超筋肉質な体で、皮膚の色は赤く、顔は人間と似たような造りをしている。

そんな彼、エルピオンは能力と身体能力の相性の良さから、魔族8人衆のうちの最強格の1人という立場に居る

頭も相当キレ、状況対応力も申し分ない

……はっきり言って、エルピオンはこの時クロエラに勝てると思っていた

……無理もない、彼が闘った最強の相手は前任女神止まりであり、それ故に下位クラスレベルまでしか強さの上限を知らなかったのだ

そして、彼は前任女神とある程度戦闘を可能としたので、自分が負けるのは精々不意打ちなどしかなく、正面からなら魔王と女神以外には負けないとすら思っていた

だが、彼のその考えは数秒後バッキバキにへし折られる

 

閑話休題(それはさておき)

魔族達の会話へと戻ろう

 

それは、不意に起こった

魔族達は全員がエルピオンを送ることに賛成し、エルピオンがロボスト王国へと送られそうになった時――

 

幻影が破られたのだ

「「「「「「「「ッ!?」」」」」」」」

 

この時、魔族達は一瞬動揺を見せるが、すぐに正気を取り戻す

 

が、次の瞬間には訳の分からないエネルギー量を感知し、全員言葉を失う

 

だが、1番早く再起したプラッツが影を荒ぶらせながら全員へと指示を出す

「……ッ!全員!戦闘準備をしろ!いいか?一人で絶対無闇に突っ込むなよ!」

 

プラッツの指示を機に、全員が正気を取り戻し、その指示に返事する

「「「「「「「りょ、了解!」」」」」」」

 

この間幻影を破られてから2秒

 

そして、全員が構えを取った瞬間――

 

魔塊は城へ向かって投下された

 

 

 

◆◆◆

クロエラは魔塊の威力を調節しながら考える

(もうちょっと力を込めてもいいかな?)

 

現在、魔族達は城の跡地で魔塊を押し返そうと必死になっていた

 

そして、各魔族が己の力を限界にまで引き上げ、命を削る勢いで力を放出していた

 

魔族達はほとんど満身創痍と言っていいだろう

 

だが、クロエラ(ドS)は更に限界ギリギリまで魔族達を痛ぶることにし、魔塊を押し込む力を上げる

 

元々あった城は完全に崩壊し、地面にはクレーターが広がっていく

 

魔族達は命の危険とかそういうレベルを超えた恐怖を覚えるが、更に必死になって押し返そうとする

 

そうして魔塊の押し合いをすること数十秒

遂に魔族のうちの一人が限界を迎え倒れる

 

そして、それを機に魔族達は一人、また一人と倒れていく

 

……無理もない、元々8人でもクロエラ(ドS)がキャパオーバーになるよう力を調節していたのだ……そんな中で7人になれば一人の負担は増し、一瞬で限界を迎えることにもなる

 

 

そして、最後の一人が健気にも限界を越えた更に限界を出すも魔塊を押し切れずに倒れて行った

 

それを見たクロエラは魔塊を雲散させ、魔族の元へと向かったのだった

 

 

 

◆◆◆

エルピオンは今、絶望していた

 

8人でようやくギリギリ留めれるレベルのエネルギーを単体で出してくる女神以外の存在がいて、更にそいつは恐らく自分達を痛ぶって楽しんでいることに

 

そして、彼の更なる絶望する要因は彼の能力にある

彼の能力、「無効化」は物理攻撃以外のあらゆる攻撃から支援魔法まで何でも打ち消せる能力だ

 

……彼は過去に、女神のエネルギー弾だって無効化したのだ

 

だが、目の前の魔塊(絶望)を彼は無効化出来ずにいた

 

「クソっ!なんで無効化出来ねぇ!」

 

彼からしたら当然の反応だ

 

彼は自分が無効化出来ないものを、今まで知らなかったのだから

 

しかし、彼の絶望は更に続く

 

ポリハチョンが倒れ、一人辺りの負担が増したのだ

 

「グッ!?オ オ オ オ オ!!!!!」

 

だが、エルピオンは限界を超えたエネルギーを放出し、何とか押し返そうとする

 

そして、他の魔族達も同様に限界を超えたエネルギーを放出する

 

けれど、それは同時にガス欠を早めることと同意義であった

 

元々満身創痍と言っていいほどエネルギーを出していた魔族達は、そこから更に力を絞り出した結果、無惨にもまた一人、また一人と倒れて行った

 

そして、最後はエルピオン一人となり、そのエルピオンも限界を超えた更に超えたエネルギーを放出する……が、やはり力及ばず倒れて行った

 

……エルピオンはこの時、死を覚悟していた

 

目の前の魔塊(黄金の光)に呑まれ、消滅すると思っていた

 

(……チッ……ここまでか……)

 

(……オレ達も似たようなことをしてきたんだ……その報いがこれなら……)

彼は、自分達が今までしてきたことを振り返り、この終わりがその報いなら受け入れる気ですらいた

 

(……ッ!?)

だが、その彼の覚悟とは反対に、魔塊は発行し、次の瞬間には完全に雲散していた

 

その結果に、彼だけではなく、周りにいた魔族達も驚きの表情と動揺を見せる

 

……彼らは今、敵の意図が一体どういう物なのかを読めずにいた……

 

そんな彼らの前に、白いドレスを着た少女が舞い降りてくる

 

少女は魔族達の前へと降り立ち、魔族達の視界の中心へと映り込む

 

その少女――クロエラを見た時、魔族達は心の底からの寒気を覚える

 

クロエラの外見は美少女という言葉を擬人化したような容姿をしている

だが、魔族達は惑わされず、クロエラの残虐性と強さを本能で感じ取ったのだ

 

その少女(バケモノ)、クロエラは這いつくばっている自分たちに向け、微笑み掛けながら言葉を掛ける

「さあ、魔族諸君――」

 

「話をしようか」

 

 

 

To Be Continued




……大魔王か何かかな?
なんだろう……あまりにも絶望的過ぎて魔族くん達が可哀想に思えてきた……
まぁ、そんなことは置いといて、やっと来たよ外界……覚えてる人いる?覚えてなかったら2話にでも見に行ってくだせぇ……確か概要だけだけど書いてるはずです
……まぁ、なんか長くなりそうだからとりま補足行くかぁ!(脳死)

補足
1.Qエルピオン君は女神のエネルギー弾打ち消せんのに、なんで押し返す必要あんの?
Aあくまで純粋なエネルギーの押し合いについて言ってる
無効化できても、エネルギー量自体は向こうが凄かったという感じのあれ

2.Qなんか◆◆◆多くない?
A魔族達がどのくらい絶望してんのかこうするしかなかったんや
ほ、ほら、クロエラのことを敵側から見た時の表現とかしたかったんだよ(震え声)

3.Qえ、魔族達クロエラを騙せるレベルの幻影貼ってたん?
Aんなわけない
クロエラは普通に幻影と城どっちも認識してた
……わざわざ幻影消したのは魔族達に攻撃するって分かるように出したクロエラのサイン
クロエラちゃんは優しいね!(脳死)

4.Qえ……魔塊の威力ってどれぐらいなん?
A惑星系列が吹っ飛ぶぐらいのエネルギーが詰まってるとだけ
……ブラックホールとかはクロエラが調整して起きないようにしてる

5.Q無効化能力効かないのなんで?
A次回書いてるはず

6.魔塊について
魔力は本来、魔法陣を通して現象を起こすためのエネルギー源である
しかし、クロエラは膨大な魔力によって本来は有り得ない規模の魔力の力場を作り出してそれを投げつける事に成功した。それがこの技である
今回はクロエラの拳だと間違えて魂ごと消滅させる恐れがあったので魔塊を使った
上位存在だと規模は違うけど多分大体のやつができる

7.Q魔族の詳しい容姿って決めてる?
Aこのワイが魔族の容姿を決めてないなどと……その気になっていたお前らの姿はお笑いだったぜ!()
だだ、次回に回させて!お願いします!何でもs(ry

8.Qクロエラって残虐なの?
Exactly!()
正確には、敵だと認識したやつにはとことん残虐で、二度と(消されるから2回目はそもそもない)同じことができないように痛め付けるだけだぞ!
……なんだろう……自分で書いててコイツホントに正義(人間にとって)か怪しくなってきたぞ?

9.Q魔族8人衆になんか序列とかってあんの?
A特にない
こいつら魔族8人衆は、全員が全員同列の扱いにされていて、誰が偉いとかは無い
強いて言うなら、魔王が封印されてからはプラッツが魔族達をまとめるために一応仕切ってるぐらい

10.Q魔族からのクロエラへの印象は?
A鬼!悪魔!ちひ○!
と言ったような悪いものとなっている
(魔族からしたら)人間より強い覚醒者より強い魔族より強い前任女神より強いクロエラちゃんだぞ?
いい印象があるわけないんだよなぁ(当たり前)

他なんかあったら割烹(活動報告)へ来てください!以上です!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

二十六話 魔族達の憂鬱 後

今回打ち込み終わって思ったことは、クロエラは本当に魔族側からしたら絶望ってことでした


――話をしようか

 

 

目の前の(クロエラ)を見ながらエルピオンは考える

(クソッ! 何が話し合いだ!)

 

……こう思ってしまうのも、魔族側からしたらしょうがないことだろう

 

相手(クロエラ)は人間側で、送った魔族達が返ってこないことを鑑みるに自分たちを殺しきれる力を持っており、実際に一瞬で魔族8人衆を戦闘不可能なレベルまで追い込んでいる

 

そんな一方的な状況(ワンサイドゲーム)で、自分たちと一体何を話し合うと言うのか……エルピオンにとって、この時クロエラがふざけているようにしか見えなかった

 

 

 

そう彼が考えている中、クロエラは冗談交じりに言葉を発する

「いやなに……別に君たちを今どうこうしようなんて考えてないさ。さっきのは挨拶とでも思ってくれ」

 

その言葉を聞き、エルピオンは困惑する

(あい……さつ……? 今、さっきのあれ(魔塊)を挨拶と言ったのか? ハハッ……)

 

それと同時に、エルピオンはクロエラが自分たちの闘っていい相手では無いことを悟り、クロエラのことを自分の理解の外側にいる存在と理解する

 

そうして魔族達が絶望していく中、クロエラはフレンドリーに魔族達へと自己紹介を開始する

 

「ふむ……まずは自己紹介かな?……ボクの名前はクロエラ・フォン・エフォールノ。外見から分かる通り、美少女上位存在さ!」

 

そう言ったクロエラの背景には、なんかキラキラしたエフェクトが散りばめられていた

 

「「「「「「「「……。……。」」」」」」」」

 

だが、魔族達は全員(なんだコイツ)と思い押し黙ってしまった

 

しかし、メンタルが上限突破しているクロエラは何もなかったかのように魔族達へ言葉を掛ける

 

「……ああ、そうそう、話をする前になにか聞いておきたいことはあるかい?」

 

 

((((((((……。……。……ッ!))))))))

クロエラがそう言った数秒後、思考を停止させていた魔族達は死ぬ気で頭を回転させる

 

……彼らがそうする理由は単純に、クロエラ(バケモノ)の機嫌を少しでも良くするためだ

 

現在、彼ら魔族達はクロエラが神達とのルールを守るにあたって魔族をこれ以上減らすことができないのを知らないし、クロエラはべらべらと魔族達にこのことを話す気もない

 

よって、魔族達からしたら、自分たちはクロエラ(バケモノ)の戯れで生き延びている状況……と認識しているのだ

 

だが、クロエラ(バケモノ)は想像以上のバケモノであるが結構ポンそうで、クロエラ(バケモノ)の言葉から本当に今は自分たちを殺さないと感じ取った結果、話し合いを有利にするためにもエルピオン達魔族8人衆は全力でクロエラ(バケモノ)のご機嫌取りをすることにしたのだ

 

……しかし魔族たちはクロエラ(バケモノ)の質問されてうれしいことがわからず、全力で頭を回転させているのだ

 

この間、クロエラが質問を要求してきて5秒弱

 

クロエラは魔族達が何も言い出さないため、魔族達へと言葉を掛ける

「えぇ~……君たち何も無いの?」

 

そう言ったクロエラの目はちょっとウルウルしていた

 

クロエラのその言葉と涙目攻撃に焦ったポリハチョンが、クロエラの容姿を褒めるような言葉を贈る

「あ、あの……お綺麗ですねエフォールノ……さん?」

 

「ありがとう!」

 

クロエラの反応は中々に好感触だ

 

この反応に調子に乗ったポリハチョンは、更にクロエラへと質問する(賛辞を贈る)

「スタイルいいですね!」

 

「ホント? ありがとう!」

 

「髪綺麗ですね!」

 

「でしょ! ありがとう!」

 

「あなたがそんなにお綺麗なら、家族の方々もお美しいんでしょうね!」

 

「……君なかなかいいセンスを持ってるね!」

 

と言った具合にめっちゃ的確にクロエラが褒められてうれしいところを褒めていく……あれ?今って質問タイムじゃなかったっけ?

 

この時、他の魔族達は質問とか関係なく、心の底からポリハチョンに敬意をもつ

 

と、まぁそんな風にクロエラのことを褒めまくってクロエラの反応がどんどん良くなっていく様を見て、ポリハチョンは遂にもう一歩踏み入った賛辞をクロエラへと贈る

「おっぱ(ドゴ

 

だが、彼がそれを言い終わる前にクロエラにポリハチョンは小突かれ、地中深くへとめり込んでいった

 

クロエラは冗談交じりに両手で頬を覆い、体を揺らしながら言葉を発する

「も~エッチ~♪」

 

魔族達は全員ポリハチョンの方を引きつった顔で見た後、ギギギギと言う効果音が出そうな動きでクロエラの方へと振り向く

 

クロエラは体を揺らすのやめると、魔族達へと言葉を掛ける

「……あ、他になんか質問……あれ? 今のって質問じゃない? ……まぁいいや、なんか質問ある人いる?」

 

魔族達はこのクロエラの言葉に焦り、ポリハチョンが稼いでくれた時間で考えた質問を同時にしてしまう

 

「うん……うんうん……」

クロエラは合図地を打ちながら話を聞いている

 

魔族達が質問をすること数分

 

魔族全員の質問は終わり、クロエラは笑顔を浮かべていた

 

この時、魔族達はクロエラへのご機嫌取りの成功を確信する

 

そして、クロエラは言葉を発する

「えっとね……まずは……」

 

エルピオン達魔族は固唾をがぶ飲みする

 

――次の瞬間、エルピオン以外の魔族が全員クロエラに小突かれ、地中深くまでめり込んでいった。

 

頭の中が?で埋まるエルピオン

 

はっきり言って、この時彼は何があったのか理解していなかった

 

だが、クロエラはそんなことはお構いなしに人差し指をたて、魔族達に言い聞かせるようにしゃべる。

「……君たち? 話は一人一人順番でしなきゃメッ! だよ!……ボクならいいけど、他の人にはちゃんと一人ずつ話すんだよ! いいね!」

 

クロエラがそう注意をした後、数秒固まっていたエルピオンは慌ててクロエラへと質問をする。

「ちょ、ちょっと待ってくれ!なんでオレだけ攻撃しなかったんだ!」

 

エルピオンの問いは、至極真っ当なものだった。

なんせ、エルピオンも他の魔族同様にクロエラへと質問をしていたのだから……

 

しかし、その問いにクロエラは普通に「そんなこと?」といった表情を浮かべ返答をする

「君が唯一まともな質問をしてくれたからだよ?」

 

その瞬間、エルピオンの脳内に嫌な考えが巡る。

 

しかし、エルピオンはその考えを振り切り、クロエラへと再度質問をする。

「ま、まとも? ど、どういうことなんだ?」

 

「いや、なに、まともな質問をしたのが君だけだったからだけど?」

 

その言葉を聞いた瞬間、エルピオンは自分の嫌な考えが命中したことを確信する。

 

「全部……演技だったのか?」

 

「……演技? ……! ああ、そうそう! 演技演技!」

 

「クッ……」

(クソ! ……おかしいと思ったんだ……コイツがあの程度の賛辞(ポリハチョンの口八丁)でめっちゃ嬉しそうな顔をするわけねぇのに……)

 

エルピオンの嫌な考えとはずばり、クロエラが自分たちを弄ぶために嬉しそうな演技をしていた、だ。

彼がそう考えた理由の一つに、ポリハチョンが褒めた時はあんなに喜んでいたのに、自分たちが褒めた時は冷徹に突っ込むレベルでなんの反応もクロエラが見せなかったことにある。

そんな状況にもなれば、そりゃあ誰だって演技を疑うものだ。

 

 

……実際はガチでクロエラは喜んじゃっていたが、途中からコイツ等(魔族共)に褒められている状況がやべぇって思い、正気に戻ったクロエラが起死回生の一手として小突いただけなのは内緒だ。

 

 

そんなエルピオンから見た時絶望でしかない状況の中、クロエラは話を逸らすために先ほどエルピオンからされた質問の返答を開始する

「え、えっと! エルピオン君だっけ? 君の質問は『なんで無効化が効かないか』だっけ?」

 

「あ、ああ……そうだが?」

 

この時、エルピオンは全てを諦めていた

 

しかし、自分の能力が効かなったことを最期に教えられるのなら、それは知りたいと思い、素直に返事をした

 

クロエラは考える動きをしながら言葉を紡ぐ

「えっとね――」

 

「それは単純に『自力の差』だね」

 

「自力の……差?」

 

エルピオンは答えを聞き、ありえないと考える

 

エルピオンのその反応を見たクロエラは、エルピオンへと説明をすることにする

「そうだね……まずは例え話をしよう――」

 

クロエラがそう言うと、クロエラは人差し指を立て、その指先から紫色のエネルギー弾が生成する

 

エルピオンは急なことに思わず質問してしまう

「こ、これは?」

 

「これは、ボクが今作った魔法だ……そうだね、名前は消滅弾(Evanescens bullet)でいいか」

 

「効果は触れたモノを消滅させる……だ。今はボクが操って効果は発揮しないようにしてるけどね……あ、あと色は分かりやすくするために付けといたよ」

 

エルピオンは顔を引きつっていた

 

クロエラが魔法の説明を軽く終わらすと、消滅弾(Evanescens bullet)をエルピオンの体の周りでフワフワさせながら次の説明へと進行する

 

「そうだね、まず、大前提としてこの消滅弾(Evanescens bullet)を喰らったら君は死ぬ。」

 

エルピオンは冷や汗を流す

 

「だけど――」

 

「こらならどう?」

 

クロエラがそう言うと消滅弾(Evanescens bullet)から一つの極小の粒が分裂する

 

エルピオンはただ黙っている

 

「これは、君の保有している全エネルギーと比べて100万分の1分だけ消滅弾(Evanescens bullet)から切り取ったものさ――」

 

「いくよ」

 

クロエラは説明を終えると同時に、極小の消滅弾(Evanescens bullet)をエルピオンへと衝突させる

 

「ちょっ!?」

 

一瞬のことに焦って声が出るエルピオン

 

衝突と同時に辺りは一瞬光に包まれる

 

発光は数秒間続き、一際光った後に収まっていく

 

そして、エルピオンは姿を現す

 

――現れたエルピオンの体は無傷だった

 

エルピオンは頭のなかが?で埋まる

 

だが、クロエラは説明の続きを開始する

「わかったかい?ボクは今、キミと……いや、正確にはキミの保有しているエネルギーと消滅弾(Evanescens bullet)を衝突させた」

 

「そして、ボクはこの魔法を1エネルギーあたり君の10000エネルギー相当のモノを消せるように調節して使った」

 

「つ、つまり?」

 

「君には今、99万のエネルギーが残っているってことさ……そして、さっきボクがあのエネルギー弾(魔塊)を投げた時、同じようにキミは1部分しかエネルギーを無効化できなかった……」

 

エルピオンはこの時理解と同時に衝撃を受ける

 

まず、自分の「無効化」に限界があったことに、そして、このバケモノ(クロエラ)が想像以上のバケモノの超えたバケモノだったことに――

 

エルピオンが色々諦めている中、クロエラは説明の結果を問いかける

「どうかな?キミの能力と工程が似せた魔法にしてみたんだけど……わかった?」

 

クロエラのその言葉に、最早驚くことすらできないエルピオンは素直に返事をする

「ああ、理解できた……考えてみれば、実に単純なことだったな」

 

「でしょでしょ!分かったくれたならよかっt……ん?」

普通にうれしいクロエラだが、この時ブータがこの宇宙に来たことを感知する

 

 

そのクロエラの様子に疑問を持ったエルピオンはクロエラへと話しかける

「どうした?」

 

「ああ、ごめん。ちょっとこれ離さないようにしといて」

 

そう言うと、クロエラはエルピオンへと手紙を刺した

 

「!?」

エルピオンは今日一番の驚愕を覚え、何度目か忘れたけど頭の中が?で埋まる

 

「んじゃ、話し合っといてね!」

 

「は?」

 

そう言うとクロエラはエルピオンを小突き、地中深くへと埋めたのだった

 

回想終わり!生放送後に戻りまーす

 

 

 

◇◇◇

時間は回想前の城跡

 

魔族達はクレーターの中でエルピオンを説得中だった

 

が、エルピオンはもう考えるのが嫌なのか意見を受け入れなかった

「だーかーら、あれはオレ達が闘うとかそういう次元の存在じゃねぇって……やっぱ、あいつには小細工しないでコイツ(手紙)に書かれてる通りにした方がいいって……」

 

そのエルピオンの意見に、プラッツは反論しようとする

「……しかし、勝算が……」

 

エルピオンはすぐに不利な現実をプラッツに見せる

「アイツと闘うのとどっちが高い?」

 

「クッ、それは……アイツと闘う方が低いに決まってるッ!」

 

プラッツに現実を見せつけたエルピオンは、他の魔族達にも意見を求める

「だろ?お前らはどう思う?」

 

エルピオンのその言葉に、魔族たちは全員が首(ない奴もいるが)を縦に振る

 

「よし、なら――」

 

その時であった

 

魔族達が議論していた横の空間に一筋の亀裂が入ったのだ

 

亀裂はだんだんと開かれて生き、最終的には楕円形の白い空間の裂け目ができた

 

それを見て魔族達は全員固まっていた

 

いや、違う。動けないのだ

 

空間の裂け目から漏れ出る魔力が信じられない程濃く、更に魔族達の体の構造が合わさって我々的に言うとクッソ車酔いした時の感覚に陥っているのだ

 

そんな(酔っている)中、空間の裂け目から二種類の足音が聞こえてくる

 

足音は近づき、魔族達はだんだん濃くなっていく魔力に対し懸命に気絶するのを耐える

 

そうして耐えること数秒、遂にその者は現れる

 

銀色の美しい髪をなびかせ、そこから見える端正な顔立ちは、例え人外だろうと魅了するだろう

 

そして、圧倒的な存在感を放つその上位存在は、遂に星の地面へと足を付ける

 

その上位存在、クロエラ・フォン・エフォールノは微笑みながら言葉を紡ぐ

 

「やあ、魔族諸君――」

 

「結果を聞かせてくれないか?」

 

今ここに、絶望は降臨する

 

 

 

To Be Continued




やっぱ大魔王だ(諦め)

いや~魔族視点だとどう考えても絶望ですね(他人事)

今回は全部魔族(エルピオン君)視点です!
ごめんね、魔族側からしたらどう言葉を良くしてもバケモノって表現以下にならないんや

まぁ、長くなりそうなんでそろそろ補足行くぞぉ!

1.Qえ、無効化の説明どういうこと?
A無効化するのにもエネルギー必要だから、エネルギー保有量×1エネルギーにかけて無効化できる量、を越えられると無効化できないよって話です。
つまり、エネルギー量が多ければ関係ないって話(脳筋)

2.Qクロエラ喜んじゃってたの?
A喜んじゃってた
しょうがないやろ!クロエラはエターナル美少女を夢見て日々努力してきたんや!そんな奴が容姿褒められたら喜んじゃうに決まってるじゃん……

3.Q小突く威力ってどれぐらいなん?
A言うて惑星が半壊するぐらいの威力だからヘーキヘーキ(鼻ほじ)
クロエラはめっちゃ手加減してくれた
ちなみに、クロエラは俺たちが初めて卵割る時レベルでめっちゃ最新の注意を持って殴ってくれた……ポリハチョン君!大丈夫か!?

4.Qそういや、この世界ってギャグ補正とかってあんの?
Aない(キッパリ)
ただ、頑丈な奴らが多くて回復能力が高かったりやべぇやつ(何エラだろう……)がいるから結果ギャグ時空のようなことが起こるようになった

5.Qコイツ本当に主人公?
Aフッフッフ(目逸らし)
待って!あくまで魔族から見た時こんなやばく見えるだけだから!ほ、ホントだから!ちょっとヤバいやつな(ry

6.Q涙目うるうるってどんな感じだったん?そこんとこkwsk
Aクロエラの身長的に、どうしてもデケェのが多い魔族達と話すと上目遣いになんよ……後はわかるな?()

7.Q空間の裂け目ってどんな感じ?
A BLE○CHのガルガンダ的なあれ
かっこよく登場したい+ヘルメスちゃんがいるという点を加味した結果こうなった
魔族からしたら絶望しかない

8.今回登場した魔法について
消滅弾(Evanescens bullet)
クロエラが即興で作った魔法
魔力を別のエネルギーに変換して対象を消滅させる
1エネルギー辺り消せるエネルギー量は使用者の力量に左右される
クロエラが本気出した場合、今回登場した極小ver.でも宇宙が消えるレベルまで余裕で行くから洒落にならない

9.Qそういや属性どこいった
A属性って単なる目安みたいなんもんなんよ
魔法陣さえ作れればどんなことでもできるからなぁこの小説内……
ホントに一般の目安ぐらいに思ってくだせぇ
ただ、消滅弾(Evanescens bullet)とかのよく分からん属性のやつは基本的に無属性判定食らう

10.Qおい作者!エルピオン君をなんで最後殴った!
Aエルピオン君も一緒になって同時に喋っちゃったからやで

11.Q話し合いしてなくない?
Aしょうがないやろ!ブータ来ちゃったんだからさぁ

12.Q時系列教えろください
Aとりま現在まで出てる分どうぞ
パジャパ(4時)→魔族達で楽しむ(朝~昼前)→王宮&魔族達の元へ(昼)→生放送(ブータ戦・昼)→今話ラスト→ミネル覚悟ガンギマリ
……一日のスケジュールエグくね?()


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

二十七話 話し合い(圧)/GOD

待たせたな☆
いやー、作者結構筆遅くなったなぁって感じたね、うん


――結果を聞かせてくれないか?

 

クロエラは到着と同時に、そう魔族たちへと告げた。

……だが、魔族たちからは一向に返事が返ってこず、全員なぜか這いつくばっている。

 

その様子をクロエラのちょっと後ろの方で見ていた神――

ヘルメス・マーキュリーが不審に思い、辺りの状況を確認する。

 

(…………ッ!?)

 

そうしてヘルメスが周囲の魔力量を計った時、クッソ濃度の濃い魔力が周囲を満たしていることを認識し、おそらく原因のクロエラへと突っ込みを入れる。

「ちょ、お姉さま!魔力!魔力濃いです!魔族の方たちダウンしてますから抑えてあげてください!」

 

「え?……あ、ごめん……ちょっと考え事してた……」

 

そのヘルメスの言葉で考え事をやめたクロエラは、魔力の放出を辞め、ついでに辺りの魔力を吸い取り平均レベルの濃度まで下げる。

この時、魔族たちはヘルメスのことを本気で崇め称えそうになっていた。

 

(…………ん? …………んん!?)

 

だが、ヘルメスはそれ以上にやばい驚愕の事実に気付く。

 

――そう、あのクロエラが考え事をしていたのだ。

それも、辺りがやばくなっていることに気付かないぐらい真剣に……。

 

 

 ……読者諸君の中にはこの表現を聞いて一瞬、クロエラのことを「能天気なやつ」、と思う者もいるかもしれないから言っとくが、それは間違いだ。

クロエラは、基本的に物事において最善の手段を常に取り、ふざける時も絶対にどう転んでも天秤が相手側に傾かない時にしかふざけない……まあ、クロエラが強すぎて上位クラスの奴ら連れてこなきゃ話にもならないのは置いといてくれ。

……クロエラが多少物事を考える時、会話しながらとか、ブータレベルの強者と戦闘しながらでもできる……しかし、今回は周りが見えていないくらい深く、並みの上位存在では理解できないくらいの物事について思考しているのだ……。

 

……ここまで読んだ読者諸君は考えるだろう。なら、クロエラが真剣に、周りの様子に気付かない程集中して考えることとは何なのか、と。

 

そして、それを考えているのは君たちだけではない。

 

神、下位クラスのヘルメスもまた、クロエラの考えていたことについて考えていた。

 

ヘルメスは、目の前でクロエラが魔族達と話をしている傍ら考える。

(え?……。お姉さま本当に何考えてたんです?)

 

そしてまず、ヘルメスはクロエラが好きな闘い関連のことが頭に過る

(もしかして、どこか遠くで上位クラスかなんかと闘っていました?)

 

(いや、でも今は魔族の方たちとお話……? していますし、それはない……ですかね?)

 

(……いえ! もしかして……)

 

ここで、ヘルメスはある考えに行き着き、それと同時に後悔する。

 

(わ、私は……お姉さまの楽しみを奪ってしまったかもしれないの?)

 

……ヘルメスの行き着いた考えとはずばり、クロエラが下位~中位クラスの奴と能力を制限して闘っていた、だ。

彼女がこう考える理由は、クロエラが戦闘狂で、しかも本日の生放送でもやってたように能力を制限してギリギリの闘いを楽しむ癖……のようなもの、がクロエラにあることを知っていたからだ。

そして、生放送を見て面白がった上位存在がこの宇宙に来る、という可能性も十分あり、ヘルメスの考えに拍車をかけた。

 

結果――

(うわーん๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐ どうしましょう!)

 

ちょっと幼児退行していた。

 

(うぅぅ……お姉さまに嫌われてしまいます……)

 

だが、ヘルメスもクッソ弱体化しているが神。

冷静になって他の可能性を探ろうとする。

 

(……あれ? でも闘ってない方のお姉さまは弱体化する必要ない? ……もしかして違う?)

 

この間、ヘルメスが突っ込み終わってから約1分。

他の可能性を考え始めたヘルメスへ、魔族達への圧かけを終えたクロエラが呼びかける。

 

「――というわけで、ボクからは以上だ……ヘルメス!」

 

そのクロエラの呼びかけに、ヘルメスはワンテンポ遅れて返事する

「……! は、はい! お姉さま!」

 

そして、クロエラはヘルメスへと話しかけると同時に、ヘルメスの脳内へと直接語り掛ける

「ここからは君の番だよ」

(大丈夫だよヘルメス、ボクが付いているからさ)

 

「は、はい!」

(!? ……お姉さま? また直接脳内ですか?)

 

そう言い、ヘルメスがクロエラの前と出ようとした時、クロエラは脳内で一瞬それを止める

(ああ、そうそうヘルメス。キミ、さっきボクがなに考えていたかって考えてたでしょ)

 

そのクロエラの言葉を聞き、ドキッと胸が鳴る。

(!? な、ななな何でそれを?)

 

(いやー、すごい分かりやすかったからさ? で、何だと思った?)

 

ヘルメスはその質問に、先程考えたことを伝える

(え、えと……この宇宙に来た上位存在と能力制限して闘っていた……とかですか?)

 

(あぁ、うーん……それは生放送中にやってたから違うかな……)

 

(あ、やっぱやってたんですね……え? じゃあ何なんですか?)

 

クロエラはヘルメスのその質問を受けた瞬間、僅かに微笑む

(言ったろう? ボクが付いているって)

 

(それってどういう……)

 

その瞬間である。

 

「?」

 

その瞬間、ヘルメスは何者かに衣服の袖を下の方に引っ張られたのだ。

 

ヘルメスは反射的に振り返り、振り返った先にいた者を見て心の底から驚愕する。

 

「!?!?!?!?!(ry」

 

驚愕のあまり手が震えだし、幻術の類かなにかと疑い、自分の体の状況その他諸々を一瞬のうちにスキャンし、問題が無かったので目の前の存在が本物であると認識する。

 

ヘルメスは驚愕のあまりぐるぐる目になりながら変な声が出る

「あ、あわわわわわわわ」

 

そこに居たのは――

 

「ど、どうかな? /////」

 

クロエラ(幼女)だった。

 

ここで!クロエラ(幼女)について説明しよう!!!

クロエラ(幼女)

特徴:可愛い

容姿は上位存在になる前のクロエラ(4歳)そのままのものとなっている。

強さはクロエラと変わらず、また、中身もクロエラなため戦闘狂。

クローンとかホムンクルスとかではなく、ガチのクロエラと同一人物で本人。

中身は同じだが、幼女ムーブをしてくるため、周りから見たらほとんど別人のような感じに見える。

今回、ヘルメスが神として魔族と話すことになって、ヘルメスが魔族達と口論になった時に泣かされるのではと危惧したクロエラ(←考え事コレ)がヘルメスを守るため、ヘルメスの膝上で一緒に話し合いをするために生まれた形態。

ヘルメスにワンチャン嫌われるかもしれないと考えてすっごく真剣に悩んでいた。

クロエラが究極の幼女ムーブをするため、ドギツイ内容は親しい者には見えない角度でプラカードを相手にめっちゃいい笑顔で見せつける。

作者が「は!そういやコイツ幼女じゃん!なんかいい感じにぶっ飛んだ奴にならねぇかな?」と考えた末1分でできた形態というか分身的な奴。

世界最強の幼女の称号を欲しいがままににする。

親しいやつが撫でたり、甘えさせると一瞬で堕ちて甘えてくる。(いつもの)

表記は「クロエラ(幼女)」で、15歳モードのクロエラ(いつもの)はこのまま「クロエラ」で行きます!

 

 

閑話休題(それはさておき)

クロエラ(幼女)が登場した後へと戻ろう

 

「!? グフッ」

ヘルメスは今、クロエラ(幼女)の上目遣い+頬ちょい赤らめ攻撃でダウンしかけていた。

 

「ワプッ」

 

しかし、ギリギリ耐えたヘルメスは母性が爆発し、クロエラ(幼女)へと抱きつき、持ち上げながらクロエラへと質問した。

「ハァハァ……お、お姉様? この娘はいったい?」

 

そう質問されたクロエラだが、こちらも苦しそうに返答する。

「その娘はボク自身さ……グハッ……撫でるの上手いね」

 

「そ、そうですか? あ、いい匂いする……」

 

クロエラ(幼女)は撫でられて気持ちの良さそうな顔をしている。

 

そして、ヘルメスのなでなでが終わると、クロエラ(幼女)はヘルメスの顔へと頬擦りをした。

 

(!? カハッ)

 

ヘルメスは声に出そうになった言葉を何とか心中に留める。

 

そうして、クロエラ(幼女)が頬擦りを数秒続け、頬擦りを終えるとヘルメスは悲しそうに言葉を漏らす。

「あ……」

 

「なでなでありがとう! ヘルメス''お姉ちゃん''!」

 

「あ……」

しかし、クロエラ(幼女)の「ありがとう」×「お姉ちゃん」コンボを貰い、今度は別の意味で言葉を漏らしていた。

 

この瞬間、ヘルメスはある種の悟りを開きそうになっていたらしいが、置いといてくれ。

 

※この後めちゃくちゃお菓子あげた

 

 

 

◇◇◇

そして、ヘルメスはしばらく(数分ぐらい)クロエラ(幼女)を堪能した後、不意に魔族達の事を思い出す。

「……は!そう言えば魔族の方達は?」

 

その言葉を聞き、今まで黙っていたクロエラが口を開ける。

「……あ、やっと思い出した?」

 

そして、反射的にヘルメスは魔族の方へ謝ろうとする。

「ご、ごめんなさ……い?」

 

が、ヘルメスはそれを途中で止める。

 

なぜなら、魔族達がピクリとも動かないからだ。

それを見て、察しの結構いいヘルメスは理解する。

 

「お、お姉様方?……もしかしなくても……止めました?」

 

その返事に、クロエラ達は元気に答える

「「うん!」」

 

そして、クロエラはヘルメスに対し補足を行う。

「まぁ、止めたのはあくまで彼らの時間だね」

 

そう、ここまで読んできた読者諸君は思ったのではないか。

「魔族達どこいった?」と。

……百合に男(?)を混ぜるなんて言語道断だからね……魔族8人衆達にはクロエラ(幼女)が出た段階で時を止められてもらったよ。

ちなみに時止めの形式は、今回は世界全体(宇宙)の方ではなく、個人の時間が止まり、思考とか細胞の動きとかが無くなるver.です。

世界の時間(1部地域規模)を止めるぐらいはクロエラ(4歳)でもギリいけますが、単純にその時クロエラより自力の強かった魔族達には効かない。

 

閑話休題(それはさておき)

 

クロエラ達の会話へと戻ろう。

 

あの後、クロエラは魔族達にかけた時止めを解き、ヘルメスは魔族達と話し合いを開始した。

 

クロエラ(幼女)はヘルメスの膝上で気持ちよさそうにしている。

たまに<<空間創造(Spatium creationis)>>からプラカードを取り出して、その内容を見た魔族達が顔を引きつっているがモーマンタイだ。

 

 

ヘルメスが魔族達と一体どんな内容の話をしたのか……全ては次回!

楽しみにしていろよな☆

 

 

 

To Be Continued

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、思っていたのか?

 

 

 

◆◆◆

場面は生放送が終わった後の――

 

「神次元」、そのまた神の最高幹部達の集会場から始まる。

 

その日、神達は騒然としていた。

 

「ちくしょう!アイツについてのデータは取れたか?」

 

「ダメだ、全てレジストされる!」

 

「クッ、新人はどうなっている?何故連絡がない!」

 

(GOD)はまだ帰ってきて下さらないのかッ!」

 

「馬鹿言うんじゃあない!我々の手で乗り切り、(GOD)に我々の成長を伝えるのだ!」

 

「そうだな……その通りだ!」

 

十人十色、とはまさによく言ったものだ。

歳若い青年の姿をしたものや、異形の姿をしたもの、形を保っていない者もいる。

神達もそれぞれがそれぞれ個性や考えがあり、「個」があるというのが伝わってくる。

だが、この場にいる全員がこの事態を早急に解決するために考えを巡らせていということに変わりはない。

 

「よし!こうなれば我々が直接……」

 

だが――

 

「それはダメだね」

 

それらをまとめあげる者が存在する。

 

その存在の声は、よく通る声をしているが、少しモザイクが入っているようにも聞こえる。

その姿は、見るモノによって様々だ。

強面の男だったり、女だったり、それこそ生物ではないようなモノだったりする。

そんな謎な存在だが、一つだけ確かなことがあるとすれば――

 

「お待ちしておりました。(GOD)よ」

 

神の中で1番強いということだろうか。

 

この場の全ての存在が平伏し、各々の頭と呼ばれる部分を垂らす。

 

そうして下げること数十秒程経った頃。

 

その、(GOD)と呼ばれる存在は、気軽に神達へと話しかける。

「みんなお疲れ様。……僕の休暇中に、なんだか大変なことになっているっぽいね」

 

その(GOD)と呼ばれる存在の言葉に、厳つい老人が謝罪の言葉を述べる

(GOD)よ……申し訳ございません……あなたの休暇を阻害することになってしま「あぁ、いいのいいの」

 

だが、(GOD)と呼ばれる存在はその謝罪を止めると、机の上にあった紙を1枚読む。

そして、一瞬のうちに読み終わると(GOD)と呼ばれる存在は……恐らく笑みを深め、自分の意見を伝える。

「上位存在……しかもいきなり上位クラスになった……いいじゃないか!面白そうだ」

 

その言葉に、厳つい老人は曖昧な返事を返すことしかできない。

「は、はぁ……」

 

「ふむ、そうだねぇ……''クロエラ・フォン・エフォールノ''……彼女と出会える日が待ち遠しいよ」

 

 

To Be Continued




(GOD)……一体何もんなんや!?
正直、こういう裏でなんか物事が進む時の演出大好きなんだけど、自分でやると難しいんすねぇ……。後半をすっげぇ短くしたのはわざとですが……。
前半はギャグパートみたいなもんなんで、適当に「クロエラ(幼女)ちゃん可愛い!」とでも思っていてください。
ともあれ、ともあれです!物語が今回ですっごく進みました!(作者視点)
正確に言うと、進むための鍵がかなり揃った感じです。

後、今回は話し合いしてましたよね?(圧)
いやぁ……小説内の一日のスケジュールがキツキツすぎてそろそろキンクリを使った方がいいかなぁって思った結果こうなりました……いや、まぁ次回ぐらいに話し合った結果さえ出てればいっかぁ(脳死)

あ、ネタバレ聞きたいよ!って人もし居たら割烹(活動報告)の「何でも」に聞きに来てください!

それでは以上!以下補足!

補足
1.Q (GOD)って強い?
Aめっちゃ強い

2.Q (GOD)ってなんで神達から呼ばれてんの?
Aくっそ強くて1人だけ次元が違く、ワンマンで色々解決出来るところを他の神達とかにやらせて成長させてったらクッソ神達から信仰されてた神のトップ。
図式的には
人間→覚醒者→神→ (GOD)
って感じで信仰されてる
後、主《GOD》は名前を名乗ってなく、誰もその名を知らないってのも理由のひとつってかこれが大半を占めてる

3.Q(GOD)の元の容姿ってどんな感じ?
A今度絶対に出てくるからまた今度ね

4.Qクロエラと(GOD)どっちが強い?
Aさぁ?どうでしょうねぇ

5.Qえ……クロエラが……能天気じゃない!?
Aせやで
クロエラって石橋ぶっ壊した後に惑星を反対に1周りするレベルで慎重なんだけど、強すぎて石橋を渡る必要がなく、ジャンプとかで越えられるから結果的にギャグみたいになった

6.Qえ、クロエラ(4歳)って時止めできるん?
Aせやでぇ、この小説内って結果は同じだったり似てるするものでも過程が違うって物が結構あって、そしたらクロエラ(4歳)でもルート次第では時止めできた……まぁ、本当の意味で時止め出来るやつは少ないだろうけどさ……(匂わせ)

7.Qクロエラが考え込んで何がやばいの?
Aブータと闘いながら他の上位存在(下位~中位)と舐めプして能力クッソ制限して闘って一切ボーッとしないクロエラが考え込んで周りが見えなくなるんだぜ?(ここまでほとんど裏話)
後は分かるな?()

8.Q魔族達影薄くない?
Aしょうがないやろ!これ以上アイツら出したらクロエラが本当に主人公か作者が疑い始めそうになっちゃうんだよ!

9.Qクロエラとクロエラ(幼女)ってどんな関係なの?
Aお前ら右手と左手で全力ジャンケンしてみろ
それだ

10.幼女の上目遣い お兄ちゃん/お姉ちゃん 呼びについて
ただでさえ創作においてお兄ちゃん/お姉ちゃん呼びというのは高火力を出せる代物なのだが、そこに幼女要素が加わることにより破壊力が 高火力×高火力 になった。
そこから更に 可愛さ×ギャップ 要素を加味した結果、 最高火力×最高火力×最高火力(以下限りなく無限)へと×火力や式などが色々変わっていった。


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
一言
0文字 ~500文字
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。