P北斗の拳 ジャギver (シベリアピーナッツ)
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リュウケンの出会い 北斗神拳伝承者
この世界のジャギ様は最初から荒っぽく北斗神拳に憧れておりません。目指すは最強の漢のみです。
「赤子の泣き声・・近いな・・・」リュウケンは燃える町の中、一人歩く。
見つけたのは小さな赤子と焼け崩れた家、男女の死体・・・リュウケンは赤子を抱く。
「よく生き延びたものだ・・これも何かの縁・・・お前の名はジャギ・・今日から私の家族だ。」
~~数年後~~
俺は捨てられた子なんかじゃねぇ、俺には親父がいる・・なのに町の奴らは俺のことを捨て子だなんだのほざきやがる、確かに親父とは何一つ似てねえがきにならねぇしな。
しかも、いきなり二人の子供連れて来ては「ジャギよ・・・本日よりこの二人はお前の兄となる」なんて言いやがる。そして白髪の方にゃ北斗神拳とかいうよくわからん暗殺拳を伝承するなんて言い出すしよぉ。町じゃ負けなしの俺がそんなことを許す訳もなく、すぐに殴り込んでやったぜ。
「ふん・・雑魚が・・・」完膚なきまで負けたぜぇ・・・両方にな!俺は強くなるぜぇ、あいつらに負けないくらい鍛えて、最強の男になる!最強の男とは・・そう・・・このジャギ様なんだからなぁ!!初めは基礎を徹底的に鍛えつつ、親父が白髪の・・ラオウ?とかいうやつに言ってた木に指を打つ鍛錬をやるかぁ。だがあんなクソ野郎の近くにはいたくねぇ・・ちぃとばかし旅に出るしかねえなぁ。
旅の途中、バイクに轢かれそうになった犬っころを助けてやったらよぉ、バンダナしたアンナって女とその兄貴に気に入られたみてぇでそこで世話してもらえたぜ。
6ヶ月くらい基礎と指打ち続けてそろそろ様子を見に行くかぁと思った俺は帰ることにたぜぇ。帰って見ると弟の方も指打ちしててよ、そろそろ次のステップに進みてぇと思った俺は、親父の下で修業を続けることに決めたぜぇ。
また何カ月かすると、親父が子供を連れてきてよぉ、そいつも暗殺拳の候補にするみてぇで、俺の弟にするって言うんだ。暗殺拳になんて興味ねぇ、俺は初めて弟ができた嬉しさで舞い上がっちまったぜぇ、あいつらのことは兄だと認めていねぇがなぁ!
親父が南斗聖拳って奴らに会いに行くって出てった日によぉ、ナントカ拳のシバって奴が道場破りに来たみてぇだが、日頃の成果が出たみてぇで候補者でもねぇ、俺に負けやがったぜ。
「師父!お待ちしていました早く道場へ!」
「こっ・・・これは・・・・ジャギよ・・往くというのだな・・・明日の生死さえわからぬこの修羅の道を・・・・・」とか親父が言いやがるからンな道進むかぁ!俺は俺の道を行くぜぇ・・目指すは最強の漢だぁ!!って言ってやったぜ。
~~4年後~~
俺以外の伝承者3人はよぉ、秘孔っつうよくわかんねぇのを突くためにいろいろやってるみたいだぜ。まぁ、3人だと一人余るんで弟のケンシロウの面倒は俺が見てる。
ケンシロウは才能があるみてぇでずっと前から鍛えてなきゃ負けてたかもしれないぜぇ。
滝で修業してると5年ぶりにアンナにあったんで、夜抜け出してアンナの家に行くと妙なマスクした変な奴らがコソコソしてたんでボコボコにしてやったぜ。
親父が北斗羅漢撃ちゅっう技を教えてくれた、別に暗殺拳なんざ興味はねぇが盗める技術は盗んでおかねぇとなぁ!幸い、俺には模倣の才能があるらしい、これからはどんな技もコピーしてやるぜぇ・・
次の日、またアンナのやってる店に行くと、昨日のマスク集団に誘拐されたみてぇでそっこうで敵のアジトに向かってぶっ潰してやったわ。そしたらアンナの奴、俺にほれたみてぇで俺としてもアンナは可愛いと思ってたから付き合った。朝帰りになって親父に怒られるなと思い道場の前に行くと、いきなり「ジャギさんお願いです!ケンシロウを助けて下さい!!」なんてユリアっつう幼女が大声で叫ぶもんだからこっちとしても可愛い弟であるケンシロウの危機は見過ごせねぇんですぐ道場の中に向かうとケンシロウが大の大人と闘っていやがるじゃねぇか!俺はすぐに乱入してケンシロウの前に立つ、兄として弟を守るのは当然の役割なんだぜぇ。
「兄さん・・!」「ふむ・・君の名は?」俺は目の前の男に言い放つ。
『俺はぁ!ケンシロウの兄にして!!最強の漢を目指す、ジャギ様だぁ!!』
横で額に赤い点つけた金髪のおっさんが「この神聖な交流試合に水を差すとは!このクソガキがぁ!!」とかいうが気にせず目前の男を睨みつける。正直、力量差がありすぎて勝ち目はねぇ・・どうにかやり過ごしてぇところだが・・
「ケンシロウ・・良き兄を持ったな、俺はこの兄弟に光を見た!」
「シュウよ掟は掟だぞ!」
「もちろん、ただで命をくれとは言わぬ。」
「代わりにオレの光をくれてやる」なんと問答しながら、シュウとかいう、目の前の男が、自分で両目を引き裂きやがった、なんて野郎だ・・俺には絶対にまねできねぇぜ・・・
短めですが・・大体2千字程度を目安に投稿しようと思います。
ジャギ外伝 極悪の華を参考にして作成しています。
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漢の誓い
そもそもジャギ様は鍛錬をし続けているため、ラオウに見下されておらず、互角で殴り合います。
ラオウを力10、トキを柔10とすると、ジャギ様は力7、柔7くらいで使いこなします。
この作品は原作知識があることを前提としております。
アンナが好きな花が生い茂る場所で星を見ながら、それぞれの夢を叶えようと話し終わった後、アンナの兄貴が「兄弟!オレの妹を大事にしてやってくれよ!な!」なんて言うからアンナが死ぬまでは、大事にしてやるぜぇ、死なせねぇがなぁ!って言ってやったら、満足したのか黙りやがった。
~~5年後~~
この5年間いろいろなことがあった、アンナとの関係も上手くいってるし、ラオウの剛の拳やトキの柔の拳、南斗聖拳の奴らのところにも修業にいって、様々な奥義や技を覚えさせてもらったぜぇ。この5年で最強の漢への道がグッと前に進んだ気がするし、ケンシロウもユリアって南斗の女とよろしくやってる。あの兄擬き二人と比べたら大分充実した生活だったぜぇ!
「ジャギ!そんなとこでボーっとして何してんの?」
『今までのことを思い出してたんだよ、いろいろあったからなぁ・・』
「へぇ~、ジャギが思い出に浸るなんて珍しいこともあるもんだね!」
『そりゃ、たまにはあるだろうよぉ』
そんな他愛ない会話を続けてっとトキの野郎が慌てた様子でこっちに走って来やがった。
「ジャギ!お前も早く!!道場の中に!!」
『おいおい、どうしたってんだよ』あのクソ大人しいトキの野郎がこんな慌てたとこ見たことねぇ・・こりゃなんかあるなぁ?と思った俺は従うのは癪だがアンナを連れて中に入った。その後ケンシロウがユリアを連れて入ってきたかと思えば、爆音が鳴り響き、地は裂け、大きな衝撃が俺たちを襲った。
そう・・199✕年 世界は核の炎に包まれた!!
中に居なかったトキの野郎は核のせいか、髪の色が変わってやがるし、ラオウの奴は親父と決別して拳王と名乗りながらどっかいっちまった。いつの間にかどいつもこいつもいなくなっていきやがるし、北斗神拳の真の伝承者となったがまだまだ甘ちゃんなケンシロウとユリアのバカップルペアにアンナ共々ついていくことに決めたぜぇ。
「兄さん・・俺はこの荒廃した地でユリアと静かに暮らせる場所を探す。」
『ああ~、いいんじゃねぇか?だが、ご近所さんは必要だよなぁ?俺たちもお前らについていくことにするぜぇ!』
「もぉ~、ジャギったらケンシロウが心配なだけな癖にそんな照れ隠し言わない!」
「すまない・・兄さんがいれば心強い。ユリアも兄がこの旅に同行して大丈夫か?
「えぇ、ケンシロウのお兄さんですもの、それに女一人より二人の方が楽しいわ。」
「これからよろしくね!ユリアさん!ケンシロウ!」
~~数か月後~~
それからいい感じのところを見つけて生活してっと、なんとケンシロウが家の前で胸に七つの傷を付けてでたおれてんじゃねえか!
『おい!大丈夫かケンシロウ!!』
「うぅ・・・に・兄さん・・ユリアは?」
『ユリアはみてねぇぞ!それよりお前の治療が先だケンシロウ!!』
トキの野郎の秘孔の突き方を長年見てきた俺は医療用の秘孔を突ける為、なんとか一命をとりとめたケンシロウに詳しく話を聞くと、南斗弧鷲拳のシンにやられてユリアを連れ去られたという。しかもシンは「ユリア・・一人では不安だろう、そこの女!私たちに着いてこい!」といい、アンナまで連れ去ったというではないか。
そこでこの俺、ジャギ様の鎖が何本かぶっ飛んだ気がする。今なら闘神になれるかもしれないぜぇ・・
『シンの野郎、南斗に行ったときは、あれほど可愛いがってやったのに・・死をもって償わせるしかねぇなぁ?なぁケンシロウ』
「兄さん・・俺はこの悲しみをもってシンを叩き潰す!!」
『漢の誓いだぁ!!ケンシロウ、俺たちはシンぶっ飛ばして愛を取り戻す!!』
「ああ・・往こう!兄さん!!」
ケンシロウも殺る気十分みてぇだし、愛を取り戻す旅をはじめようかぁ!
シンの野郎を驚かすために、派手に胸元の空いたジャケットっと、口元まで隠れるヘルメット、更にはそこら辺で見つけたショットガンをもって俺は身を隠す。シンの野郎、誰に手ぇ出したかよくわからせねぇとなぁ?
今回は少し短いです。早めに原作に到達したので区切りました。
次回は、シン、ユリア、アンナの視点を書きたいと思います。
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