巨人なんか必要ねぇんだよ!【進撃×タクヤさん】 (カトゥーン)
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第1話 超大型ガタイ襲来

その日人類は生かさず殺さずのクリスマス 投稿者:神 投稿日:845/12/26(金) 05:00:14


巨大な壁に囲まれた国がある。

比喩ではなく、まさしく言葉通り 巨大な円形の壁に囲まれている国だ。

 

そこには最後の人類達が暮らしている。

 

巨人に支配された世界の、最後の人類達が……。

 

そこに暮らす人達は 安全な壁の中で今日もいつも通りに生活している。

文明は古く、自動車も無くラジオも無い。馬車を使い井戸を現役で使っている。

電気も無いため、人々はロウソクに火を灯し夜は静かに過ごす日々。

それでも朝起きて仕事をし、飯を食べて夜は寝る。

安全な壁の中で営みがあり、貴族制度もある王政の国。

人々の髪は黒であったり金であったり、また目は青いのが多い。

 

そこに何やら言い争いをしている子供達がいた。

 

「どうした異端者! 殴り返してみろよ!」

「殴り返せだって…! なにも反論ができないから……そうやって殴るしかできないんじゃないのか!? 殴ったらお前達と同じだ!」

「う、うるっせえええ! この夢見がちのバカヤローが!!」

 

小柄な金髪の少年が、悪ガキ3人相手に怯まずに反論する。

彼は、アルミン・アルレルトという少年だ。

スポーツでは劣っても、頭と心の芯は持っている いわゆるガリ勉タイプの少年だ。

 

「ッ何とでも言えばいい、僕は……!?」

「この屁理屈野郎! てめえもジジイも夢見がちの異端者だ! やっちまえ!」

 

 

 

「夢見がちだと、ふざけんじゃねえ、もういっぺん言ってみろオォン!?」

 

 

 

突如響く声。

悪ガキ3人に勝てるわけないだろ! と判断したその男は、その喧嘩を止めるために駆けつけた。

どんな遠くてもウリの仕事が入れば、20分で行けます! と豪語してきた彼の行動は素早い。

アルミンの救世主は、その誠実な心と比例して、とても……エロい!

 

「うわぁっ、お化けチクビだっっ! 逃げろぉ!」

 

その悪ガキ達は大人が来たから逃げたのでは無い。『彼』が来たから逃げたのだ。

 

「あ…うわ…。その…」

「おうアルミン、怪我はねぇかぁあ〜?」

「あ、ありません。すみません……えーと、タ、タクヤ…さん。」

「へへ、いいっていいって。3人相手に闘おうとするなんて、おめぇ根性あるぜえ?」

 

助けられた少年は、しかし戸惑いながらも礼を言う。

もし助けに来たのがあの二人ならもっとスカっと物も言えたのだが、『彼』が相手だと言葉に詰まる。

それは、『彼』があまりにも、卑猥なガタイをしたガングロサーファー系ボディービルダーだからだ。

 

「おいアルミン! 大丈夫かよ! あ、タクヤさん 足早いよ!」

「……。」

 

そこに、二人の子供も駆けつけた。

片方はこの世界本来の主人公、黒髪青目の少年 エレン・イェーガー。

もう片方は、東洋人の顔立ちで可愛らしくも、人を殺す目つきも出来る少女、ミカサ・アッカーマン。

 

エレン、ミカサ、アルミンはそれぞれ性格も得意な事も違うが、仲良し三人組の子供達、3人はまだ9歳。

更に互いを思いやる心を持った子達だ。

 

 

そして

 

 

その隣に立つのは

 

神が遣わした遺物。

神が遣わした未知数。

神が遣わしたサーファー系淫乱ウリ専激エロマッチョボディ。

 

 

タ ク ヤ

 

 

この物語の主人公だ。

 

彼はこの世界に堕ちた日に、エレンの父親であるグリシャ・イェーガーに助けられ、家の離れで住まわしてもらい、さらに仕事の斡旋までしてくれて色々な仕事をして生計を立てる男。

医者のグリシャの手伝いもしたりと、神により堕とされた身であっても、逞しく生きるウリ専のホモだ。

 

たとえ急に違う世界に堕ちても、知人も頼れる人がいなくても、タクヤなら生き延びれるんだよな と神は判断したのだろう。

 

その茶髪で、たくましき上半身と貧相な下半身を持ち、網シャツと種付け競パンがトレードマークの20代以上?30代以下? の彼こそが

血塗れた残酷な世界に落ちた 一雫の白濁液。

 

 

タ ク ヤ だ。

 

 

「おっ エレンにミカサも来たか。オッス!」

「タクヤさんどうしてここに? 今日は父さんの手伝いで薬草の買出しに行ってたんじゃ」

「もうヤク草なら買ったぜ? ホラ、ここにパンッパンに詰め、詰め込まれてるだろぉ?」

「わあ すっげえ袋いっぱいに買ってきたんだ。あともしかしてそのパンツが盛り上がってるのって」

「エレン、見ちゃダメ。」

 

 

タクヤは仕事帰りに偶然近くを通りアルミンを助けたところ、エレンとミカサに遭遇した。

ミカサは常に冷静沈着でエレンを大切な家族として執着する過保護な面もあるため、タクヤを内心、悪い人ではないと思うがエレンの教育に悪そう、と思っている。

 

「おうアルミン怪我はねえかあ? 合ドラ……ヤク草分けたげるから治療しなよ」

 

股間をまさぐり買ってきた薬草のかけらを渡そうとする。

 

「殴られたけど、こんな怪我大したことないよ。……僕は人類の発展のためにも壁の外へ出るべきだって言ったら、異端者だって……王政府は壁の外を調べるのはタブーとしたけど、それは本当に巨人に遭遇しない為っていう安全を取っただけじゃないかもしれないって言ったんだ。タクヤさんその薬草はいいからしまって。」

「ああそうだなアルミン お前は前もそう言ってた。壁の外には見知らぬ何かがあるって。俺も調査兵団に入って絶対外の世界を探検してやるんだ。」

「絶対 ダメ。さっきの壁外遠征から帰ってきた調査兵団の人たちを、エレンは見たでしょ? 帰ってこれたのは2割くらい。何十人も死んだ。」

「だから……ッ おれはお前の子供でも弟でもないんだぞミカサ! 俺はこの壁の中だけで終わる人生なんて絶対に…!」

 

夢を持ち、危険な壁外に出たいと思う少年、そしてそれを止めたい少女。また王政府の意向を疑う少年の三人を舐め回すように見ながらタクヤは思う。

 

(夢を持ってるってチョースゲーことだと思うぜ。もしおめえらが大人になってもその意識が変わらねえなら、その時はイっちまいな 外がどれだけ危険かもしれなくてもよ)

 

 

今まで、命をかけたウリのプレイ(水中ブリッジ3分 20人乱交合ドラ仕込の肉便器マゾ筋肉プレイ チョーSなセンパイをキレさせた etc…)を経験してきたタクヤだからこそ命を懸けないと見えない景色がある事も知っていた。

 

「なあおめえらよ オトナから、俺からのアドバイスを聞いてくんね? 命は一つしかないからよ よっく考えて使えよ?」

「うん エレンは私が守るから、死なない。」

「そーじゃねーってミカサ! タクヤさんは応援してくれてんだよ俺達を! 俺は壁の外に行くぞ!」

「うん……僕も行くよ、必ず。」

 

 

その後アルミンと別れ三人はイェーガー宅ヘ帰る。

帰ってから、ミカサは エレンが調査兵団に入るつもりだと、母親のカルラへ報告したところ母親としては当然そんな危険な兵団へ入ってはダメと憤る。

 

「エレン! 何を考えているの! 今まで壁の外に出た人類がどれだけ死んだか分かっているの!?」

「わ……分かっているよ!」

 

しかし父親のグリシャは違った。何かを考えながらも冷静にエレンに意を確認する。

 

「どうしても壁の外に行きたいのか…? 人間の探究心は誰かに言われて抑えられるものではない…。」

「父さん…。ああ、俺は壁の外を見てみたい。」

「グリシャ先生、オレもわかるぜえその言葉。オレもいままでオトコ達の探究心を抑えられずに生きてきたからよ。」

「…エレン、これから私は仕事に行く。帰ったら、ずっと秘密にしていた地下室を見せてやろう。」

「ほ、本当に…?」

「地下室だって! 地下室…チョー激エロな響きじゃん! オレも地下室でドSな先生の診察を受けてえぜ!」

 

グリシャは首にかけていた『地下室の鍵』をエレンに見せ、ぼんやりとどこかを見ながらつぶやく。

そしてタクヤは激エロ妄想に浸り乳首を勃起させ股間を もみもみする。

仕事に出た後、エレンとミカサは再び出かけ、カルラは子供たちの教育に悪い言動と服装をしているタクヤに薪割りの仕事を命じた。

 

「タクヤさん! まずは薪割り50本! できますよね!?」

「ウッス!」

「また子供たちの前で変な事言って! その舌の根が乾く暇がないわね!」

「ウッス!」

「もっと力をこめて斧を振りなさい!」

「ウッス!!」

「タクヤさん! また力こぶでっかくなったわね!」

「ウッス!!!」

 

お手伝いの薪割りが終わった頃、ウリ要望の信煙弾が空に昇る。もちろん色はピンクだ。激エロの象徴であるピンクの煙が空へと昇る。

タクヤは駐屯兵士の慰安も仕事でやっているのだ。今日も稼いできますとカルラに挨拶をして20分で現場に到着したタクヤは、相も変わらずシャワーも浴びずに雄兵士達の慰安業務に励むのであった。

 

(ジャニ系イケメンの兵士なら大歓迎だぜ! 兵士さんの陵辱腹筋ボコボコプレイも大歓迎だ! 今日は忙しいぜオレ!)

 

そんなこんなでいつもの光景から数十分後

 

地獄が始まった。

 

 

 

 

 

「あ……巨人だ……。」

 

 

 

 

その日 人類は思い出した。

自分達が巨人に支配されている事を。

 

その日 人類は思い知った。

安全な壁も 巨人に破られる壁だという事を。

 

 

 

50メートルある大壁よりもデカイガタイをした超大型巨人が

ウォール・マリア内シガンシナ区の門を蹴り破った。

100年の安全神話が 脆くも崩れ去った瞬間である……。

 

 

ドォォォォォォォォオオオオオン!!!!!

 

 

信じられない轟音が、瓦礫の雨と供に街へ降り注ぐ。

破壊の神 超大型巨人は壁の上から顔を覗かして、一蹴りで壁内と外をつなぐ門を蹴破ったのだ。

それが意味する事は

 

 

「きょ、巨人がはいってくるぞぉぉぉぉぉおおお!!!」

「「いやああああ!!!!!」」

「「うあああああああああああああ!!!」」

 

住人達の悲痛な叫びが街内を駆巡る

穴から入りしは、人類の大敵 巨人達だ。

 

4~15メートルはある巨人達がどんどんと街内に入る。

この者達は 人類を食い殺す化け物。ウサギの檻に入った 見境の無い猛獣だ。

 

平和な午後はあっという間に阿鼻叫喚の地獄に変貌した。もう平和など無くなったのだ。

エレン達は、ミカサとアルミンと話をしていたところに、超大型巨人の顔と、そして門を蹴破る瞬間を見ていた。

 

「逃げるよ二人とも! 巨人達が攻めてきた!」

「ッ!?」

「「エレン!?」」

 

アルミンの言葉にエレンは青ざめ 何かに気づいた様子で逆方向に掛けていった。

 

(あの瓦礫の方向は…家だ! 母さん!!!)

 

エレンは飛んでいった瓦礫の雨が自宅方面へ降り注ぐのを見て、母の無事を願い掛ける。

それにミカサも続く。アルミンは巨人に街が占拠されるから早く内地のウォール・ローゼまで逃げようと叫ぶもエレンは聞く耳を持たず、ミカサは黙ってエレンを追いかける。

 

 

「ここを曲がれば…あ 母さん!!」

 

果たして自宅にはたどり着き母とも再会できた。

 

しかし、家は瓦礫で潰され、カルラは、その瓦礫に足を挟まれ動けずに居た。

 

「あ、エレ…ン。」

「母さん!! 生きてた! この瓦礫ッ 邪魔だ! ミカサ!コレを持ち上げてくれ!」

「わかった!」

 

子供二人では持ち上がらない瓦礫 さらに不運は続く。巨人の足音が後ろから…。

 

「ダ、ダメ…エレン、ミカサ……逃げ…て…。」

「クソッ うごかねえ! いやだ! 母さん!」

「また…私は……失う…? 家族を…。」

 

せめて子供たちはとカルラは消えかける声で願うも、巨人は無慈悲に近づいてくる。

エレンもミカサも諦めきれずに賢明に瓦礫をどかそうとするが動かない。

もう このままでは三人とも殺される。必ず。

 

 

「エレン! ミカサを連れて早く逃げなさい!」

「いやだッ!! 母さんを死なせたくない!」

「どうしてあなたは言うことを聞かないの! 最期くらい聞きなさい!! …ミカサッ!」

「いや…だ…!!」

 

涙ながらに悲痛な叫びで子供たちを逃がそうとするも、二人は涙を流しながら母を助けたく瓦礫をどかそうとする。

もう巨人はすぐ後ろに来ている。

 

「はやく逃げてぇえ!!!」

「いやだああ! 母さぁぁあああん!!!!」

 

 

 

「触んじゃねーよ!!!」

 

 

 

巨人の足に、強靭なガタイのタックルが激突した!

 

 

「タ、タクヤさん!?」

「おう、なんとか間にあったぜぇ! アルミン、サンキュー! うおッ この巨人アッチ! 熱いぜ! ロウソク責めかよ!!!」

 

伝説のガングロ激エロマッチョドMサーファー系ボディービルダー タクヤ がアルミンと共に駆けつけた!

ひび割れた石畳の上を駆け、燃える家々の間から その男は駆け抜けてきた。

ウリの仕事中だったため 網シャツと締めパンだけの最強装備の男が来てくれた!!

 

「エレン! ミカサ! 助けを呼んできたんだ!」

「ア、アルミン! お前…! すまん! 母さんが動けないんだ! はやくコイツをどかさなきゃいけねえんだ!」

「俺もいるぜエレン!」

「ハンネスさん!」

 

そして街の兵士 駐屯兵団所属のハンネスも駆けつけてきた。タクヤと一緒に居たため、二人で来れたのだ。

アルミンは、タクヤのそばにはきっと屈強な男も居るだろうとアタリを付け、この土壇場で助けを呼びに行っていた。

 

「ああハンネスさん、タクヤさん…お願い、エレンとミカサを連れて逃げて…!」

「いやカルラ! 今こそイェーガー先生の恩に報いるときだ! この巨人は! 俺がぶっ殺してやる!」

 

ハンネスはかつて妻を医者のグリシャに救われ、その恩を感じていた、震える手を強く握り、初の巨人との殺し合いに身を投げようとする。

 

「見てろよ!俺が…お おれ…が…!」

 

だがそれは、折れてしまった。

巨人の なにを考えているか分からない不気味すぎる笑い顔。細かい歯が頬まで裂けた口から覗く。

ヒトに似ている 決して人では無い存在。

 

なけなしの勇気は 折れた。

 

ハンネスは子供たちを背負い逃げようとする。もう巨人の手がカルラに伸びる。

 

「逃げて…エレン…ミカサ…」

 

最期の涙がこぼれ落ちたとき、巨人の手の前にタクヤが飛び掛る。彼もまた、勇気を振り絞った男。

 

「だからカルラさんに触んじゃねーーーって言ったろうがオォン!」

 

巨人はタクヤを、その巨大な手で握ってしまった!

 

「ウォーー! スッゲ! スゲー圧迫! おれのデカマラが潰れるくれーに締まってるぜ!」

 

「俺のギリシャ彫刻のようなガタイを壊そうってのか! ケツマンもギリギリ壊さなかった俺のガタイがてめえなんかに負けるなんてそんなのありえないだろ!」

 

「俺を食うのかよナシマラのくせにオラァ!!」

 

身体を掴まれ喰われる寸前でも元気な男だ。ボディービルダーなのでもちろん死ぬ寸前でもガタイの自慢は忘れない。

 

「ああタクヤさんが!?」

「そんな…嫌だ…!」

 

皆が絶望にくれる中 タクヤが死ねば次は誰かが死ぬ。

 

そして

 

巨人の口が

 

タクヤに近づく……。

 

 

 

「コ°ッ」

 

 

巨人は

タクヤの口臭で

卒倒した。

 

普段から仕事で、アレやコレやを口にして ごっくんしたりしてるタクヤの口臭は常識破りの反撃の嚆矢だ。

 

今日もイェーガー先生お手製のキメ草入りの、男から出る不思議な液体を飲むプレイをしていたため、その口臭はもうまさに紅蓮の弓矢が如し。

 

「なんか倒れたぜこの貧弱下半身ヤロー! おいみんな! 早くカルラさんを助けよーぜ! いつコイツがネムネムから目覚めるかわかんねーしよ!」

 

 

瓦礫が4人の筋力に勝てるわけないだろ!

そうしてカルラはハンネスに背負われ、5人で内地のウォール・ローゼ行きの避難船に乗り込み取り合えず命は助かりそうだ。

船上のそこかしこから人々の声が流れる。悲哀と泣き声と、そしてトイレから淫獣の鳴き声が漏れる中、エレンは燃える街と、道中で見た友達や知り合いの大人たちの潰れ、抉れた死体を思い出し、根絶を強く願った。巨人達をこの世から一匹残らず駆逐してやると。

 

カルラは足を折るが、治療すれば命に別状は無い。だが

ついぞ エレンの父親、そしてタクヤの恩人でありケツマンをひそかに狙われていたクールオジサマ医者のグリシャ・イエーガーは、どこにも居なかった。

 

夕日も落ち 夜の帳が落ちた頃だった……。

 

 

エレン(しかしタクヤさん……一体何があったんだ!? まさか巨人を倒せるほど強かったのか!? ただのへんな格好したおっさんじゃなかったんだ……!)

ミカサ(よかった。カルラさんも失わずに…すんだ。エレンも…。でもタクヤさん、一体さっきのは何……!?)

アルミン(まさか巨人の弱点は……におい!? もしそうだとしたらタクヤさんのにおいは対巨人兵器になり得るのか!?)

 




子供も安心して読める小説を目指したいです。

現在公開可能な情報
・タクヤはこの世界に堕ちた時点で言葉が通じるようになったし文字も読めるようになった。これこそが神からの特典。

・ウリ=売春の事。つまり自分の体を使って相手を気持ちよくさせる、自分を売る 行為。

・ウリ専=売るだけ専門

・淫乱激エロウリ専ボーイ=淫乱でメッチャエロい

・ウルトラマンが拉致されて腹筋ボコボコにパンチ食らって最後の3分間わ30分以上にも渡り死ぬときわ射精するんだよあのターミネーター尖閣守ってやらねーぞ。


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第2話 決死の奪還作戦と訓練兵団(田舎少年)

超大型巨人に壁を破られウォール・マリアが滅んだ。
誰も彼も絶望に浸るだけさ!  投稿者:神  投稿日:845/11/29(土) 00:51:35


巨人大侵攻から少しして

人類はウォール・ローゼに避難するも、当然避難民で溢れて混乱する。もちろん仲間だから助けたいが現実問題、食糧が足りなかった。

最も広かったウォール・マリアの住人の生き残りがそれほど多くなくても、壁内食料の生産が、消費に追いつかない。

 

小を殺し大を生かす。

人類がどの時代、どの地域でも行なっていた種の救済措置、口減らしが行われる。

 

それは少数の兵士と多数の民間人を、巨人が跋扈するウォール・マリア内に送り込み、巨人を討伐し街を奪還するという無謀すぎる作戦だ。

 

つまり、死ね という事。

選ばれた民間人は、老人や働けなくなった者、少しの若者もいた。

納得はできなくても、待てば人類同士が食料を奪い合い自滅する事は明白。

 

 

選択肢は無かった。

 

 

「これよりウォール・マリア奪還作戦を開始する‼︎ 巨人から街を奪い返すのだ‼︎ 開門‼︎」

 

先頭に立つ兵士の叫びで、門が開き絶望の作戦が始まる。

人々は生を諦め、農具や槍でなけなしの装備のまま門の外へ送られていく。

その中には、アルミンの祖父もいた。

 

そして、タクヤも。

 

「なんで俺まで出されるんだよぉ!」

「くさい。きたない。なによりお前は避難地での違法売春行為の疑いがある。」

「癒しを提供したんだぜぇ! 合ドラもねえから俺の新テク締めで快感によがらせてやったのによぉ!」

「それで水浴びもせずに避難地に戻るから叩きだされたんじゃないのか。」

 

他の兵士に食ってかかるタクヤだが、無慈悲にも奪還メンバーに入れられていた。

しかも網シャツに食い込みレザーパンツ、首輪に鎖をつけられて兵士と共に死地へ赴くのだ。

 

「あ、待って待って! 俺は馬の速度に追いつけねぇんだって! うおおこんなSMプレイなんて公僕ってチョーSだよな⁉︎」

 

なんだかんだで死地へ行く時でも騒がしく、強靭な上半身を隆起させながら兵士に連れられ門外へ行く。

 

 

見捨てられた人々は、巨人に食われ、潰され、どんどんと数を減らしていった……。

 

すでにタクヤの鎖を掴んでいた顔の彫りが深い兵士は、巨人を一体討伐し戦死した。

 

タクヤも何度か巨人に捕まりそうになり、その度にケツに仕込んでいたローションみたいなヌメヌメした何かで、巨人の手から滑り逃れ

また、食われそうになっても、強靭な上半身を全力で使い、口をこじ開けすんでのところで回避した。

パンパンにパンプした胸筋を使い、幾度も死を回避し、タクヤは周りでどんどんイケメンやオジサマ、マッチョなナイスガイやオンナが死んでいく中で、真の地獄とはここの事かと知る。

巨人の指が腹部に当たりマヂ激痛で最初の突きで拓也ゎ堕ちそうになる!

 

「ハァハァ……死んでたまるかよーッ! センパイにもレオにも再会してねぇんだ! こんなとこで死ぬかよ!」

 

ウルトラマンだって死ぬトキゎ射精するんだよ とはかつてタクヤが元の世界に残した碑文だ。

男は死ぬ間際、種を残そうと射精するらしい。

タクヤも当然例外ではなく、死にそうな時でも頭はクールに、下半身はホットに、思うままに動く。

 

「チクショー! どうせ死ぬならジャニ系のイケメン男子達に囲まれながら合ドラキメション飲まされてイキスギのマジ狂いしながら果てたかったぜ‼︎」

 

ローションらしきものの滑る力を利用し、そのまま巨人の片目へドロップキック‼︎

片目を潰された巨人は、異物を取ろうと目に手をやるが、思いの外、眼球の奥へ入りこんだタクヤを取れない。

 

「アッチィぜ! マジ狂いそうだ! 俺のギリシャ彫刻みたいなガタイを溶かそうってんだな! だったら勝負だ‼︎ ウオオォ‼︎」

 

なんとタクヤは眼球の奥でスクワットを始めた!

 

全身に這うヌルヌルアツアツした巨人の内蔵が気持ちがいい!

死の極地と刺激と熱で頭がフットーしそうなタクヤが、そのままレザーパンツの中でどっぴゅんした!

さらにどっぴゅんどっぴゅん! 止まらないぜ!

 

それを視界の端に捕らえた一般人は死ぬ間際の幻覚かと見誤る。

最後の光景は切なかった。

 

(巨人の眼膣に俺というデカマラが刺さりガン掘りを開始する! 俺のデカマラから雄汁がどんどん発射され、俺は砲撃兵に向いてるんじゃねえかって思うぜ! タクヤに種付けされた巨人は感想カキコよろしく! 次のブログはコレで書くか)

 

死にそうになりながらも、ブログネタについて考え、今はこの快感に浸るだけさ。

しかし巨人がついに眼奥のタクヤを捕らえ、そのままポイっと放り投げた。

巨人も、片目を潰され、その中に侵入されてオス種を漏らされるとは思っていなかったであろう。

巨人にとって唯一の救いは、タクヤが食い込みレザーパンツを履いていたため、雄汁の半分以上はパンツの中で止まった事だった。

 

「ウギャッ」

 

放り出されたタクヤはそのまま、建物の屋根に突き刺さり、足ピンしながら勃起して気絶した…。

それが地獄で掴んだ一筋の希望。それが巨人に食われず、夜を迎える事ができた希望のピースになったのだ。

 

それからどれだけの時が経ったのだろうか。夜になり、朝が来るまでネムネムのまま屋根の中で、浣腸された液体みたいに、気絶していた。

 

それから目覚めた後、屋根に上り、空腹に耐えつつも地面に横たわる人間だったモノ達を見やる。

 

「うおああああああ!!!」

 

哀叫が、巨人に支配された街に響く。

あれはウリしたおじさまかな。あれはきっといいガタイしたイケメンかなと眼で判断しながら、理不尽で残酷な世界へ復讐を誓う。

 

「ふざけんじゃねーよ!!! 俺達がナニしたってんだ! 巨人ども…! もう許せるぞオイ!!!」

 

その時、壁上の見張りをしていた兵士がタクヤに気づく。

 

 

「おい…あれ、生存者だぞ。生き残りがいたのか…!」

「え マジか。しかもあれ、例の暴走ホモじゃねえの!?」

 

二人の兵士が、屋根の上にいるタクヤを発見。そしてタクヤは助けを求め、最初は兵士達もドウスッペ…となっていたがタクヤ式交渉術(ケツマンおっぴろげで神妙に頼む)によりなんだかんだで助けてもらっていた。

 

立体起動装置でタクヤを引き上げた兵士は、その立派な上半身のガタイに感心しつつも、救助したタクヤを兵士詰め所へ連れて行く。

そこでレザーパンツ一丁のタクヤは水と食料で腹を満たしてから、便所でお礼をするハメになった。

 

復讐の暴獣が、突かれながらも生を感じていた。

この快楽はオトコがいないと成立しない。巨人どもに好き勝手されたら二度とこの快楽に浸れなくなると考える。

 

(うおおスッゲ! スッゲ! やっぱ兵士は馬力が違うぜ! チクショー愛らしいぜこいつら! 俺が、俺が巨人どもを駆逐してやるよ…一匹残らず。こいつらを 守らなきゃ【使命感】)

 

こうしてタクヤは地獄から性還した。

このままウリをして暮らすのもいいが、巨人を駆逐するには力が要る。

武器が要る。仲間が要る。

 

戦う力を…!

 

 

この後、開拓地へ戻り、エレン達と再会したタクヤは涙を上と下から流し、抱き合って喜んだ。

 

「タクヤさん…! 生きてた! 生きてたんですね!」

「エレンーーー! 会いたかったぜぇ!」

「ああ…こんな…みんな死んだって聞いた。…よかった、よかった…本当に」

「う、うわああん! タクヤさん、生きてたアア!」

「ミカサにアルミンも、心配かけちまったナ! 俺は不死身だからよ!」

 

こうして昼は農作業。夜は慰安をして、銭を稼ぎエレン一家と再度暮らす。タクヤは子供たちを飢えさせない。

そして二年の月日が経った。

 

 

―――847年

 

 

 

「オイ 貴様。 貴様は何者だ!!!」

「シガンシナ区出身! アルミン・アルレルトです!!」

「そうか馬鹿みてえな名前だな! アルレルト! 貴様は何しにここへ来た!」

「人類の勝利の役に立つためです!!」

 

 

巨人討伐のための訓練兵訓練地。

成長したエレン達三人は12歳で、訓練兵に志願し、他の訓練兵と供に最初の通過儀礼を行っていた。

それまでの自分を否定し立派な兵士に仕上げるための儀礼だ。

 

これで少年少女たちは恫喝により最初の兵士の一歩を踏み出すのである。

しかしこれに恫喝されないものも居る。2年前の地獄を見てきた面構えの違う者達。

 

キース・シャーディス教官は経験豊富な兵士であるため、その毛髪の無い頭部はあらゆる経験を経てきた大ベテランなのだ。

 

「ジャン・キルシュタイン! 貴様はここへ何しに来た!」

「…憲兵団に入り、内地で安全に暮らすためです……!」

 

正直に答え、頭突きを貰う少年もいながらその通過儀礼は進んでいく。

 

そして……

 

 

「きさ……オイ…貴様は、なに者だ…!?」

「ウッス!! 俺は悶絶巨人 専属処刑人のタクヤと申します!」

「いや、貴様、なんだその…ナリは…」

「ウッス! 種付け競パンと、SM用の亀甲縄です! ウッス! カルラさんに縛ってもらいました!」

 

「いや…わからんな…。なぜだ、なぜ貴様はそんな格好をしている。」

「キアイ入れて参りました! 俺のガタイに合う訓練兵用のジャケットがまだできてなかったみたいなんで、それまではジャケット無しでイク事をお許し下さい!」

 

「そうではない! なぜそんなバカみてえな、イカれた格好をしているのだ貴様は! いや、そもそも貴様は未成年では無いな! なぜこの場に居る!」

 

「ウッス!!! 巨人ども全員ジュージューになるまでヤルために、まずは力が必要と思い志願しました! 許可は上層部の方から取りました」

 

「何だと、貴様は何を求めて…」

 

「チ ン ポ で、じゃなくて調査兵団に入ってとにかく巨人をぶっ殺したいです!!!」

 

成人男性が訓練兵に入る事は普通は無理。

もちろんウリで勝ち得た許可証だ。

淫乱サーフ系ボディビルダーのオス膣ケツマンコは、サイキョーの枕営業だ。

 

その異常すぎる光景を、他の訓練兵達は固唾を呑み見ている。

ありえなさ過ぎて、その近くで蒸かした芋を食っている少女が目立たないほどに。

 

(なんだあれ… 俺は夢を見ているのか…!? こんなヤツ故郷でも見たことないぞ)

(嘘だろ この人? はナニを考えているんだ!?)

(……????)

 

訓練兵達の中で、後に上位成績を収める、ライナー・ブラウンと、ベルトルト・フーバーもさすがに困惑する。

少女、アニ・レオンハートですらその冷静な顔に冷や汗を流し、絶句している。

 

 

「信じられんな…こんな、こんな事が。許可証は本物だ。…まて貴様この許可証、今どこから取り出した。」

 

「ケ ツ 穴 に仕込んでおきました! 故郷では拒む事を知らないイケメンと言われてました!!!」

 

 

死ぬ寸前まで走れ 今日は飯抜きだ。と鬼教官から言われ、哀叫をした。

そしてその後の、訓練地では一切淫乱禁止だと命じられたときは、それ以上に哀叫した。

こうして他よりも年上のタクヤは、エレン達と訓練兵に入団し3年の訓練を供にする事になったのだ!

 

なおミカサは、タクヤと知り合いである事をカミングアウトする事に躊躇したがエレンはそうでもなかった。

しばらく、エレンとミカサとアルミンは、変態淫乱三人組と影で言われるようになってしまった。

 

 

なお、他の訓練兵はタクヤを只者では無いと捕らえた。こいつは明らかに頭のネジが吹っ飛んでいると。

 

クリスタ「なにあれ」

サシャ「発情期の獣みたいですね」

ユミル「あんなイカれた奴はじめて見た」

コニー「乳首でっけ」

 

 

まさかこの時は誰も想像していなかっただろう。このオトコこそが人類を救う鍵となるなんて。




現在公開可能な情報

・ローションは無いが、油を使って滑りをよくする。香草を混ぜて香り付けした香油作りはタクヤさんの特技。

・つまりタクヤさんは女子力が高い=女子。

・よってタクヤさんは女の子
   Q.E.D 証明完了


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第3話 訓練兵団いざ参るか

ボディビルと訓練漬けの日々 投稿者:神 投稿日:847/12/29(月) 01:57:59


タクヤが訓練兵団に所属してからは毎日訓練の日々だ。

立体機動装置の適正を測る姿勢制御、行軍、馬術に戦術座学、対人戦闘訓練から基礎体力作りの筋トレ等々、多岐に渡る。

 

毎日が過酷で、毎日仲間と過ごせ、そして毎日なんだかんだで楽しかった。

 

キース教官の特別なシゴキを食らってからはちゃんとズボンを履き、荒縄縛りもやめた。訓練兵団ジャケットが出来てからは着用したが、勃起した乳首はそれでも主張しており、更に種付け競泳パンツはこっそり履いている、今や立派な訓練兵淫獣タクヤが完成した。

 

そしてこれは立体機動装置により模擬巨人のうなじを削ぐ訓練中の一幕……。

 

「俺がアレを取るぜ!」

 

コニーが、森の中に設置された模擬巨人のうなじに向かい立体機動装置のワイヤーを巻き取り高速で接近する。そこに風のように女狩人が後ろから抜き去り、狙っていた模擬巨人のうなじ部分を切り裂いた。

 

「ひゃっほー! いただきましたよ!」

「あ、サシャ! てめえそりゃ俺の獲物だぞ!」

「甘いですねコニー。獲物を奪うのに作法が必要ですか?」

 

あっさりと獲物をうばわれたコニーは憤慨して、サシャに食ってかかるもあっさりといなされる。

現在、森の各地で訓練兵達が立体機動装置に慣れるための訓練をしている。

その中でも、狩人だったサシャを始め、天才的な運動センスのあるミカサや、優秀なライナーなどは他の訓練兵達より一歩先の出来である。

 

そして森に喘ぎ声が響き、模擬巨人のうなじをぶっこわす異質な男がいた。

 

「あ〜いい風だぜえ! 俺のデカマラで風を感じる感じるぅ! ウォラアッ! 」

 

縦横無尽に飛び回り、ズボンの中に入る風をデカマラで感じ取り快感に悶える凶獣が勃起しながら超硬質ブレードを振り抜ける!

 

この男はかつてのSMプレイの経験を活かして姿勢制御が抜群に上手い。

逆さ吊りや縛り上げなどで、似たような事をしていた為まるで手足のように立体機動装置で空を翔ける。

 

「ホラホラホラホラ そっちの巨人も俺が切っちゃうぜ!? んほおお」

「あっ! ちょっ! これは私がやってみたいんだけど…うん、いいよ…。」

「いやダメだろクリスタ。 …たくっ おいタクさんよ! 訓練にならないから取るんじゃねえ!」

「しょうがねえなぁ〜? ワリぃなあユミル。クリスタも頑張んな!」

 

訓練兵団一の美少女たるクリスタは自己主張が控えめなため一度はタクヤに譲りそうになったが、友人のユミルがそれを止める。

 

よくある光景だ。さすがに訓練兵達もタクヤに少しは慣れたがそれでも勃起しやすく屈強なガタイとパンパンにパンプされた胸筋に乳首、そしてサングラスの成人男性には一目置いてしまう。

それまでならただの淫乱ゲイボーイで通ったのだが、タクヤは優秀だった。

 

肉体アドバンテージの差以外にも、タクヤは巨人を殺すという明確な目標があったため、意識の差が伸びの差になるのだ。

 

もちろんボディビルで鍛えた筋肉という下地もあるが故の成果だ。

こうして殺傷能力の訓練で、タクヤは好成績を修める。

 

ほかにも対人格闘術の訓練では、試験の点数には大してならないため、各々過酷な訓練の骨休めのように、教官にバレないように手を抜いたり、バカまじめにやったり、変な構えの独特の拳法をする者もいた。

 

 

そこでエレンは同期のアニ・レオンハートから痛烈な蹴り技を貰ったりして鍛えられている。

 

「すげえ技術だな、アニ。誰からか教わったんだろ?」

「お父さんから……。でもどうでもいい。」

「え?」

「こんな訓練なんか意味ないよ。対人格闘術なんて点数にならない。私を含め熱心な内地勤務の憲兵団志望者は適当に流すもんさ。」

 

アニは、金髪のクールな顔立ちで身体能力も高い、しかし訓練兵団に入ったのは内地で暮らせる憲兵団に入るためだと言う。

 

エレンのように巨人をなんとしても駆逐するために調査兵団に最初から志望する者のほうが、少数派なのだ。

 

「中にはあんたみたいなバカ正直なやつか、単にバカか…そんなくらいしか真面目にやらないよ」

「さっきライナーから兵士の責任ってやつを教わったけどよ。お前はあまり兵士にはなりたくないみたいだな。もったいねえ。」

「兵士にはなりたいよ。憲兵団志望だからね。他には……まあ一人バカというか何考えてるというか……変態なアイツくらいじゃない。熱心にやってるの。」

 

その視線の先には、長身の少年、ベルトルト・フーバーと対人格闘術を行っているタクヤに向けられた。その目はいつもの『周りが馬鹿に見えてしょうがない』といった目ではなく『あれとまともに関わりたくない』といった目で。

 

 

「ここで被され、被さ…襲われたらどうすんだよアアァン!?」

「うわっ! そうじゃない! そうじゃないだろタクヤさん! これは暴漢役がナイフで襲ってくる対処法の訓練だぞ! やめてくれ!」

「だから襲ってんだろう!? おお~レイプされちゃうぜぇ! ベルトルトのケツマンは鍛えられてるからそのまま宿に連れてかれて肉便器人生が始まっちゃうぜ!」

 

形式的なナイフ対処術の訓練のはずが、男相手に密着して興奮してしまったのか、ホモレイプAVの経験が鎌首をもたげたタクヤが鼻息荒くベルトルトの後ろから腰を密着させている。

 

ベルトルトも筋力や体の動かし方に秀でた優秀な男だが、タクヤの形式を無視した動きと妙な対術で組み伏せられ下半身に嫌な感触を覚える。

ベルトルトからしたらなぜ自分だけこんな悪夢みたいな訓練になるのか不思議でしょうがない。

 

「このままいったらよ、どうなる? 兵士とウリボーイ兼任の、ハイブリッド兵士の誕生か?」

「わけわからない事言うなよ! と、とにかく離れてくれ! さ、触らないでくれそこを!」

「ハァッ! ハァッ! 教官から淫乱管理されてる俺に密着しに来たんだから覚悟しろ! いざ参るか!」

 

「何をしている。タクヤ。」

 

そこに威圧感たっぷりのキース教官が登場し、タクヤはそのまま教官室に連れてかれジュージューになるまで反省文を暗唱させられ、懲罰の筋トレやら説教がされる事になった。

しかしそれでもそのシチュエーションに、以前の世界のプレイを思い出して、(コレは歌舞伎町のホテルでドSリーマンのGさんにやられたプレイだな)と過去の体験に浸っている。

 

キース教官としても今まで類を見ない異質な相手なので、さっさと開拓地に戻してしまおうかと考えるも訓練成績は優秀であり調査兵団志望という事もあり将来性を考えて保留にしている。

開拓地に送られたところで、オトコの開拓をしそうなため、それはそれで問題が起きそうだがキースからしたらこの男は決して傍観者のような凡百な存在にはならないだろうなという予感はしていた。

 

ベルトルトはタクヤを連れて行ったキース教官に心から感謝した。

あやうく ヤるんだな! 今! ここで! といった状況になるところだった為、安堵した。

 

 

「……あいかわらずだねあのオッサンは。調査兵団志望なんだって? やっぱああいうとこ入るのはまともじゃないね。」

「タクヤさんはちょっと変わってるとこあるけどいい人だぞ。俺も何回も助けられてきたんだ。調査兵団に入ってくれるならたのもしいぜやっぱり。」

「やっぱりあんたも変だね。あんた達を見てるとあたしもやっぱり普通の奴なんだなって思うよ。」

「そうかよ。それとアニ。タクヤさんの前ではオッサンなんて言わねえほうがいいぞ。お兄さんって言わないと怒るからな。」

「……そう」

 

 

アニは無関心な返事をして、訓練に戻る。

後にエレンと訓練を通じて心が開きかけた感じがしたが、エレンの特に考えていない返答に、アニはローキックをお見舞いするという一面もあり、日々の訓練は過ぎてゆく。

 

それからも色々とあった。

戦術理論構築の講義で、教官に巨人の弱点を聞かれた時は うなじと乳首とケツマンと雄ちんぽですと元気よく答えては懲罰を受け

更に別の講義では怪文書を朗読して懲罰を受け

長距離走ではどれだけ走らされても ウッス! ウッス! と元気よく返事して走るものだから他の訓練生の大半は途中でヘバる。

 

「ハァ、ハァ、ぜひゅー、ひゅー……なんっでアイツはあんなにも元気なんだよ。もう規定の距離は走ったのにまだ走れるのかよ。」

「教官がタクヤさんは元気が有り余ってるからって、走らせたみたいだけどほんとすごいよね。僕なんかみんなについてくのがやっとなのに…。」

「すごい走りですね、狩人にもなれますよあの体力。」

 

「ウッス! 走り込み入りますウッス!」

 

 

さらに訓練外でも、自慢の香油作りの腕から女子から香水作りのアドバイスを貰ったり、男子には秘伝のマッサージをして疲れを取るプロだと讃えられたりと、多岐に渡る個性を見せていった。

 

「タクヤさん本当に香草の混ぜ方が上手いね! 私知らなかった。」

「更にローズマリーの粒をまぜ、そこにアジサイの汁をぶちこむのってのはどうすかァ?」

「うん、いい香りになってきたね! これは何を入れてるの?」

「草だよ草! ハハハハ」

「いや草はわかってるんだけどねー。」

 

クリスタとミーナの香水作りにタクヤも混じる。意外にもタクヤは細かい調節が上手いのだ。

それもやはりウリで様々なお客のニーズに対応してきたプロ根性の賜物だ。

 

なお男子訓練兵へマッサージをする際は5分以内に終わらせないとタクヤの興奮度が上がって手が付けられない淫獣形態になるので、速やかに他の男子訓練兵によって押さえつけて淫獣マゾ筋肉形態へ変化させる必要がある。

 

女子訓練兵へのマッサージは主にユミルが、なんらかの借りを作らせて、それを返させる名目でやらせていた。

タクヤはホモなのでオンナのカラダを触っても興奮しないので普通にやる。

これがまたプロ並みに上手い手付きのため、それなりに人気が出ているのだ。

 

タクヤ自身の特にお気に入りは、ライナーとマルコとトーマスだ。

鍛えてる素朴男子の良さに、この世界に来てから更に花開いたのでタクヤはこの訓練時代を気に入っている。

残酷な血に塗れた世界の、少しだけ光り輝いていた暖かい時代を。

 

そうして今期の訓練兵で最も教官から呼び出しを喰らったのがタクヤであり、ナンバー2がサシャだ。その縁もあって、タクヤとサシャはたまに食料をチョロまかす仲になった。

 

「やりましたねタクヤ! 私は野菜を少し取ってこれました。そちらはどうですか?」

「イモゲット! さっき見つかりそうだったから急いでパンツに隠したけど持ってこれたぜ!」

「え、その膨らんでるのってイモなんですか? ちょっとどこに入れてるんですか⁉︎ 早く取り出してくださいよ! これですか?」

「アッフゥ そ、それは俺のデカタマだ! 握らないでくれ雄汁が出来なくなっちまう!」

 

最初は、変態マゾ筋肉として周りから避けられがちだったタクヤも少しづつ訓練兵の中に溶け込みエレン他、ライナーやジャン、クリスタ、ミーナ達はだんだんとタクヤの扱い方が分かってきてタクヤのトリセツ知識が増えることになってしまったのである。

 

 

 

そうしてついに訓練兵時代に終わりが告げられ、解散式になり成績上位10名が発表される。

 

一位 ミカサ・アッカーマン

二位 ライナー・ブラウン

三位 ベルトルト・フーバー

四位 アニ・レオンハート

五位 エレン・イェーガー

六位 ジャン・キルシュタイン

七位 マルコ・ボット

八位 コニー・スプリンガー

九位 サシャ・ブラウス

十位 クリスタ・レンズ

 

それぞれの表情は様々だ。興味なさげだったり誇らしげだったり安堵したりと。

タクヤは上位には入らなかった。

しかしそれは実技や座学の点数が優秀でもそれ以外の素行や、筆記試験で初心者のアナル拡張術を記載したりなどの奇行のせいで大幅に減点されている。

もしそれを加味しなかったら間違いなく一位二位を争えるレベルなのだった。

 

故に周りは分かっている。

タクヤは間違いなく逸材だと。あのシャツの下に付けている亀甲縛り用ベルトは伊達ではなく教官に怒鳴られながらも乳首は堂々と勃起していた精神力を皆は知っている。

 

後日、所属兵団を決めて各々そこに配属される。

タクヤはもちろんエレンと同じく調査兵団だ。他の面々もどこにするかまだ決めかねている者もいるが大多数はもう決めているものだ。

 

訓練の日々は終わりそれぞれ任務に着く時期に入っていく……。

 

この時は誰も想像していなかった。

 

超大型巨人の襲来がすぐそこまで来ている事を。

 

また地獄の戦いに全員が強制参加させられるという事を。

 

そして、その戦いこそが人類の分水領を決定する戦いだと。

 

タクヤは今日も天高く喘ぐ。残酷な世界の神へ捧げる祈りの如く。




現在公開可能な情報

・タクヤは淫乱を禁止されているがそれをこっそり破る事で隠密性能の強化を図っている。
・興奮状態を自分でコントロールする事で戦意高揚を意図的に引き起こす訓練にもなっている。
・オンナに引っ掛からないためハニートラップも効かない。
・パンッパンにパンプされたボディへのト自主訓練にの訓練兵も混ざる事がある。その際大抵はタクヤが興奮するためそのまま対人格闘術の実戦訓練が行われる。


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第4話 また来たぜ! 超大型巨人

明日は所属兵団決める日。

1回戦8ラウンドはお前が始めた物語だろ 投稿者:神 投稿日:847/9/31(日) 19:19:19


所属兵団を決める前に訓練兵たちは早速任務に付いていた。

 

それぞれの役割がある中、タクヤ所属の第4班7名は、壁上固定法の整備任務の為その日は50メートル上にある壁上に集まっていた。

 

エレン、サシャ、コニー、ミーナ、トーマス、サムエル、そしてタクヤだ。

 

巨人襲来に備え、壁上に設置された大砲を問題なく撃てる様にメンテナンスをする部隊。

新兵ながら重要な役を任されている。巨人の足止めや運が良ければうなじを吹き飛ばし駆逐できる大砲の部品点検や交換、また弾詰めを行う。

 

「弾を詰め、詰め込めるだけ詰め込もうぜぇ!」

「ダメだってタクヤさん。弾込めは最後だしそんなに入れるもんじゃないって。」

「なんでタクヤはすぐに限界まで詰め込もうとするんだよ…。俺でもそれはマズいって分かるぜ。」

「タクヤは詰め込むのが趣味ですからね。」

 

砲弾をとにかく詰めようとするタクヤを、エレンとコニーが止めサシャがいつもの事だと流す。

 

「ところでお前ら、所属兵団決めたか?」

 

エレンは班員達に尋ねる。内心憲兵団や駐屯兵団が大体だろうと思っていたがそうではなかった。

 

「調査兵団だよ。俺だけじゃなくてコニーもサムエルもミーナもな。」

「え! 何でだよ!」

「昨日のお前の演説が効いたのさ。」

 

エレンは昨日の夜、同期達の前で堂々と自由について語った。

それが各々迷っていた道の指標となったのだ。

 

「えへへ……それでですね、実は私……上官の食糧庫から、取って来ました。」

 

そうしてイっちゃっている目で、ハムを懐から取り出したサシャに面々は戦慄する。

 

「教官の食料庫から盗むなんて、バレたら懲罰房行きよ! 何考えてるのサシャ!」

「バカってこええ……。」

 

ミーナとコニーの二人が思わずとがめる。何度も罰や説教を受けているのにサシャは全く懲りていない。

 

しかし

 

「大丈夫ですよ。また領土を奪還したら…狩でもなんでもできます。 またお肉も手に入るんですから。」

「「……!!?」」

 

皆はそれで元気付けられたのだろう。

 

「そのお肉…私にもあとで頂戴! 絶対…巨人から領土を取り戻そう!」

 

面々の目に力が宿り、希望が沸く。

 

(そうだ……これからだ。俺達人類の反撃は、これからなんだ!)

 

 

エレンは勇気を貰いひとり誓う。必ず巨人を駆逐し領土を取り戻すと。

 

 

 

そして

 

 

 

轟音と雷鳴が爆発した。

 

 

 

超大型巨人が、壁の間際に出現!!!!

 

 

ドオォォオオオオオン!!!!!

 

 

「な、なんだ!!!!」

「ウォオッ スッゲ!!!」

 

超大型巨人の突然の出現と供に熱風がまきおこる!!!

エレン達は不意の熱風にあっさりと空へ投げ飛ばされた。

 

「うっあ!  立体起動に移れ!!」

 

唯一指示を出せたのがエレンだった。そんな状態でも、立体起動装置を皆が即座に起動させ戦闘態勢にはいる。

 

「来やがったな……とうとう、このクソ巨人が!!!」

 

コニー、サシャ、ミーナ、サムエル、トーマスはなんとか体勢を整えそこにエレンからの指示が飛ぶ。

 

「固定砲整備4班! 目標! 超大型巨人!」

「ちょっとエレン! 本気!? 私たち新兵だけで勝てるわけが」

「ここで仕留めねえとまた! 俺達は敗北する! やるぞみんな!」

 

不意打ちを喰らい、それでもなんとか戦おうとするが相手は超強敵だ。おそらくこの場に居る全員が死ぬだろう。

希望の無い戦いが始まっている。

 

「あ、タ、タクヤさんが居ません!」

「えッ まさか今ので吹き飛ばされたのか!? トーマス! そっちにはいるか!?」

「いない! タクヤ! いったいどこに」

 

その場にいない淫獣ボディービルダーを目で追うも見当たらず。それもそのはず。

彼はすでに、攻撃に移っていたのだ。

 

「ウオオオッス! てめえもう生きて帰れねえなあ!」

 

なんと熱風巻き起こる中、超大型巨人の首を斬りつけている!!

 

「す、すげえタクヤさん。こんな中でなんで近づけてるんだ!?」

 

エレンも攻撃をしたいが熱風でうまくアンカーが巨人に刺さらない。しかしタクヤは壁や巨人の肉体に一瞬アンカーを刺しすぐに巻き取りヒット&ウェイの攻撃でダメージを与える。

 

 

「オレはよ! 今まで何度もロウソク責めや熱責めをよ! 受けてきたんだよ! 新宿調教センター出身ナメてんじゃねえぞオイ! ナマイキなガタイしやがってよ!」

 

「うっ! いいぞタクヤさん! 俺も今やってやる!!!」

 

エレンがなんとかアンカーを超大型巨人の首裏に刺し、巻き取り急接近!! 熱風を根性で耐えて攻撃をする!

タクヤが超大型巨人の乳首部分を攻めて悶絶させようとするのと同時に、超大型巨人の超巨大キックが城門に大激突した。

 

 

ボッゴオオオオオオオオン!!!

 

再度、再度、人類の領域に穴が開き絶望のケツ穴が開いてしまった。

 

そして、超大型巨人は一瞬で姿を消した…。

 

「ぇ なんで消えたんだよオイ! テレポートか!? え!?」

「まただ……あの時と一緒だ。また、急に消えやがった……。」

「エレン! タクヤ! 大丈夫ですか!?」

「おいエレン! なにが起きたんだよ! アイツはどこいったんだ!」

「消えたんだ! 前と同じだ!」

 

狼狽するタクヤとエレンに、サシャとコニーが接近する。

タクヤは乳首をいじりながら悔しさで絶叫していたが、そこに駐屯兵団が来て、タクヤへ狂人を見る目を向けながら訓練兵たちに作戦配備の支持を出した。

 

 

 

こうして壁の修復作業と巨人の討伐任務が全兵団に課せられ皆が各位置へ向かう。

 

だが前衛は崩壊し地獄の戦いが行われている。

エレン達の先輩連中は勇敢に戦い 喰われ 潰され 殺されていった……。

 

しかしエレン達は目標地点まで順調に進んでいっている。

巨人達にとって最強の誤算が同行しているからだ。そいつは 裸にジャケット、立体起動装置と種付け競パンを身につけ、空を縦横無尽に駆けている。

 

「んお! んお! んお! エヘェェ! ウオスッゲ!!! ンアーーーー!!!!!」

 

ガンギマリ顔でヤクキメてるんじゃないかともっぱらの噂のタクヤが、なんと並居る巨人を斬り裂いている!!!

 

「も ぜってえ助からねえぜえ! チンポ斬りおとしてやるからよお! チンポねえじゃねえかお前ぇ! オンナかよ!」

 

 

「うわあ……訓練ではヤバイやつだと思ってたけど、実戦だともっとやべえ奴じゃん……。」

「なんであんな風に動けるんでしょうか……あんな動きをする動物見たことありませんよ。もう14体は巨人を討伐してますよ。」

「おいトーマス。と、とりあえずこれなら目標地点まで行けそうだな。ていうかタクヤのあんな動き、俺達は習ってないぞ。」

「当たり前だ! アレはタクヤじゃないとできない変態起動だ、まじめに考えるなよサムエル。」

 

コニー達は後ろから立体起動で着いてくる形になり、その前衛をタクヤとエレンが努める。

 

タクヤは変態立体起動で巨人のうなじや足を切り、エレンがそのフォローに回る。

 

ザンッ と景気よくうなじが削がれる。

 

「やった! 討伐数 1!!!」

「やるじゃんエレン! 今夜はオレのケツマン掘っていいぜ!」

 

「あ、エレンも討伐した。すごいわねえ。」

 

ミーナが後ろで見つつエレンを賞賛していた。

 

「タクヤさんもすごいんだけど、あのセクハラ発言がどうにかなれば……あと行動と服装と口臭と体臭と……」

 

そんなミーナのつぶやきは、戦線の空へ消えていった。

目標地点まであと3割といったところで、5体の巨人が前方から迫る。

 

「まっった来たぞ!」

「なんでっこんなに巨人が多いのよ!!」

「エ、エレン!!?」

 

8m級の巨人が他の巨人の影になり発見が遅れた。飛んでいたエレンの真下から大口を開けて飛び上がり、エレンに迫る。

 

 

「え…しまッ……!」

「あ、おいッッ!!」

 

そのまま、あっさりとエレンの片腕を噛み切り、飲み込んでいった。

あまりの速さに抵抗もできず胃袋に入るエレン。

 

「ッテメエ!! もう許せるぞオイ!!」

「俺達もタクヤを援護するんだ! あのクソ巨人の腹を引き裂いてエレンを救出するぞ!!」

 

コニーの号令にタクヤ以外が一拍遅れて反応する。本当は今にも叫びだしたくなるほどの恐怖がメンバーにはあったがソレを耐えて刃を構える。

 

「4時の方角からも巨人接近! まだ増えますよ!」

「なんでこんなに巨人が来るんだ! おかしいだろう!?」

 

サシャとトーマスの嘆きに皆が心中同意する。めまぐるしく動く巨人達との剣戟の中、タクヤが叫ぶ。

 

「おめえら! このナシマラ共は俺がヤる! 行け!」

「ダメだタクヤ! いくらお前でもこの数は!」

「つべこべ言わず行けホイ!!! 全滅よりはマシだ! あくしろよ!!!」

 

 

すさまじい気迫に押され5人の動きがよどむ。

コニーとサシャはそれでもという感じだがトーマスやサムエルに促され先に進もうとする。

 

「大丈夫だよみんな!! タクヤさんは死なない!……たぶん。」

「おう任せとけ!! ウォオオオン! オッス!!」

 

ミーナの声に呼応して淫乱戦闘民族クサイヤ人タクヤが剣と肉棒を光らせ巨人達へ挑む。

その姿を後ろに、5人が目標地点へ飛ぶ。巨人の特性上、人数が多い方へ集まるはずだがタクヤの屈強な上半身と乳首に引き寄せられたのか、5人を無視してタクヤに迫る。

それでも特殊ローションで肉体をテラテラにしたタクヤのすべり回る動きで巨人を翻弄する。

 

巨人の足を、腕を切り鈍らせてからうなじをそぐ。

一体一体確実に仕留めていく。早くしないとエレンが死ぬ。

焦らず、しかし爆発するほどの怒気をそのギリシャ彫刻のようなガタイに収め剣をふるう。

歯が、手が、巨大な殺人道具がタクヤをかすめる。

 

___斬

____斬

_____斬

______イク

_______斬

 

何体かしとめたところに建物へ突っ込んだ巨人により瓦礫が四方八方へ飛ぶ。

それはタクヤの上半身へ容赦なく降り注ぎ、さしものタクヤもこれには参る。

 

そして、タクヤを仕留める手が伸びる…。

 

 

 

___________そこから数百メートル先の地点

 

「あ、ミカサ! アルミン!」

 

コニーが建物の屋上に集まっている同期二人に声をかける。

底には二人以外にも何人も同期の訓練生達が座り込んでいた。なぜか誰もそこから動こうとはしていない

巨人から逃れた5人はなんとか他の仲間に合流できた。

 

「コニー! 君も無事だったんだ!」

「あ…他の皆も……。! エレンは、エレンはどこ!?」

 

しかしエレンの姿が見当たらない事に、ミカサは気づき、コニー達に問い詰める。

 

そこで、何か言いよどむ面々に、ミカサは嫌な予感を覚える。

誰も答えない。

 

 

「おうお前ら…、無事だったか。」

「ねえ、どうしたの? エレンは…? エレンはあなた達の班だったはずでしょ…?」

「なあミカサ…察してやれよ。」

「!? そ、そんな……コニー達はまだ何も言ってない…!」

 

 

うろたえるミカサに、ジャンは伏せ目がちに言う。

それは何かを察した顔であった。

 

「エレンは……巨人に喰われた……。」

 

「え……!?」

 

 

目を見開き静かに、そして大地が消える感覚をミカサは感じていた。

 

最も愛する家族の

死 を聞かされたのだから。

 

トーマスは5人を代表してそう伝えた。

 

「途中までは順調に進めていたのですが……複数の巨人の襲撃を受け…私たちでは、助け…られ…。」

 

 

いつも明るいサシャの表情は沈痛。他の面々も似たようなものであった。

 

 

「くそッ…あの死に急ぎ野郎が……。」

 

喧嘩ばかりしていたジャンは、それでも堪えたようだ。

ミカサほどではないが思うところはあった。

 

「エレンが…そんな、あのエレンが…!?」

 

アルミンにもそれは信じられないといった顔だ。

 

 

「タクヤが、俺達を逃がしてくれたんだ。このままだと全滅するからって…。すまん……実際あのままじゃ確かに全滅していた…。」

「タクヤさんまで!? もう作戦の陣形は完全に崩壊しているのか!?」

 

 

訓練兵たちがこうしていても巨人は来る。しかし留まる理由があったのだ。

それは立体起動装置で飛ぶためのガスが残量僅かなのだ。

 

 

「俺達だってここを離れてぇさ。だがよ…ガスの補充班がよ。いねえんだ。 見えるか? あの作戦本部。」

「あ、ああ。」

「はは…こんな事ってあるかよ。立て篭もりやがったアイツら。巨人に包囲されて動けねえみたいだぜ。」

「マジ…か…。」

「あーあ。こんなトコで終わりかよ、俺の人生も…。はぁー、つまんねえ人生だった……。」

 

へたり込む面々。だがミカサはうつろな目で立ち上がり立体起動装置を構える。

 

「なにをするんだいミカサ…?」

「決まっている。本部へ行く…。ここに居ても死ぬだけ。」

 

やぶれかぶれの突貫をしようというのだ。

エレンを失い心の均衡を失っている少女は、死に急ぐ。

もう諦めていた。この先の人生を。

それでも昔、エレンと交わした約束を果たすため戦いにいく。最期まで抗う。その約束を。

 

そうしてミカサが十人以上はいる訓練兵達に発破をかけ、窮地を切り抜ける意思を表示するため剣を高く掲げた時

 

 

咆哮が鳴り響いた。

 

 

巨人 と 淫獣マッチョサーフ系ボディービルダーの

 

 

人類の牙達の咆哮が!!!




現在公開可能な情報

・タクヤはつよい

・エレンは諦めない

・二人は無敵


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