ヒコウシキダンガンロンパv5 (暁。)
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chapter0 good-bye hope,hello disappointment.
自己紹介編 1


これはダンガンロンパの二次創作です。

お読みいただく前に、注意書きをお読みください。

 

・原作をプレイしてからお読みください。

・原作ネタバレが豊富です。

・苗木達は出ません。創作論破ですので。

・流血表現有り。

・駄作。文章が下手です。

・挿し絵を制作するまでの間はオリキャラメーカーを使わせていただきます。

・挿し絵の入れ方がわかりません。助けて。

・○○からきた等のコメントはお控えください。

 

これらが無理な方は今すぐブラウザバック。

 

まさか大好きなダンガンロンパが

53までで終わってしまうなんて。

信じられない、ありえない、理解不能。

足りない。足りないんだ。

足りない。足りない。足りない。たりない、タリナイ。

 

絶望が、足りない___。

 

俺の名前は 並川 悠。

名前の通り、「並」の人間だ。

でも、そんな俺でも希望ヶ峰に入れた。

まあ、自分の実力じゃない。

一名限定_超高校級の幸運。

まあ、前座はここまでだ。

そんな俺が、今から門をくぐろうとしていた。

していた、のに..

 

「どうして俺はこんな砂浜にいるんだああああっっっっっ!?」

 

第0章 good-bye hope,hello disappointment.

 

思いっきり叫んだ後、俺は隣に人が居ることに気づいた。

..寝てる、な。

 

..川島 翔..?

 

「あの、川島..さん?」

 

「ん、んん..

だっ、だだだだだ誰!?」

 

「俺は超高校級の幸運、並川 悠です。よろしくね。」

 

【超高校級の幸運】並川 悠_ナミカワ ハル_

 

「え、ああ、うんよろしく..?」

 

困惑している。

そりゃそうだ。

俺だって何でこんな落ち着いてるのかわからない。

何で普通に自己紹介したんだ?

 

「あっ、知ってるかもだけど..

僕は川島 翔。超高校級のマジシャン、だよ。」

 

【超高校級のマジシャン】川島 翔_カワシマ ショウ_

 

川島翔。

mr.syoとしてマジシャンをしている。

どんな人でもトリックはわからないという。

..こんな気弱だったんだ..

 

「ところで、ここどこかわかる..?」

 

「..知らない。ごめんね。」

 

「あ、うん..大丈夫、だよ。」

 

「ごめんね。役にたてなk「あーっ!人!!」

 

誰だ?俺らだけじゃないのか?

学ランを着た人が走ってきた。

 

「ぜ、ぜえぜえ..」

 

..そんな全力で走ってるように見えなかったけど..

 

「だ、誰ですか?」

 

「俺~?俺は超高校級の絵師、傘野 月夜!

一応、女!よろしくね~!!」

 

【超高校級の絵師】傘野 月夜_カサノ ツキヤ_

 

傘野月夜。

Twitt○rで絵を上げている絵師。

今年は絵師が二人入ったとか何とか..

..希望ヶ峰は何を考えてるんだろうか。

 

「ところで、君達は誰?」

 

「僕は川島翔。超高校級のマジシャンだよ。」

 

「俺は超高校級の幸運、並川悠。」

 

「おけおけ、把握把握..並川くんと川島くんね、おけ。多分。」

 

「傘野さんはここがどこか知ってる?」

 

「知らねえっす!無人島よね..

ああ、そういえばあっちにデカイ建物的な何かがあったよ」

 

「建物?」

 

「そー。

校舎的なのと、四角い家と、体育館的なのと、ビル的なの。

後、謎の遺跡とスーパー的なの。

校舎的なの以外は封鎖されてた!」

 

「そっか、ありがとう。」

 

あれ?校舎には入らなかったのか?

 

「校舎には入らなかったの?」

 

「怖くなっちゃって..てへぺろ。」

 

まあ当たり前だよな。

こんな無人島に倒れてて、

謎の建物があったら怖い。

何なら俺も怖い。

 

「と、とにかく、行ってみよう?

誰かいるかもしれないよ..?」

 

「そうだね!!

三人よればなんとか~とかいうもん!」

 

..三人よれば文殊の知恵ね。

しかも使い方違うし..

 

「れっつごー!!」

 

ー校舎?入り口ー

 

「あっ、誰かいる。」

 

「..チャラそう。無理。」

 

「あ、あの..」

 

川島君が話しかけにいった。

 

「お?人いんじゃん!

俺は超高校級の作家、日比野 かおる!

よろしく!!」

 

【超高校級の作家】日比野 かおる_ヒビノ カオル_

 

日比野かおる。

「無限の塔」というミステリーで

爆発的ヒットし、希望ヶ峰に誘われた。

..こんな奴だったのか..ショック。

 

「お前ら誰だ?」

 

「俺は超高校級の幸運、並川悠。」

 

「ぼ、ぼくは超高校級のマジシャン、川島翔だよ..」

 

「俺は..超高校級の絵師、傘野月夜。」

 

「ちぃ、男ばっかりじゃねーか。」

 

「..」

 

..傘野さんは女の子だけどな..

 

「..僕ここで調べものしてるよ。

他見てきてくれない?」

 

川島くんはここで調べものをするようだ。

 

「..わかった。あとでね」

 

 

「柚くん、どうしよう..」

 

「あ゛ー、だりい。なんなんだよ、ったく。」

 

あ、誰かいる。

黄色の髪の女の子とフードを被った男の子。

 

「お、お、」

 

傘野さんが震えだした。

..大丈夫なのかこれ..?

 

「お、おおおおお」

 

「..傘野さん?」

 

「女の子だああああああああ!!」

 

俺は察した。

ああ、こういう子か。

走り出した傘野さんの背中を追った。

 

_________________

 

「女の子おおおおおおおっ!」

 

「ま、まって傘野さん..」

 

さっき息切れしてたのに!!

速くないか!?

 

「こんにちはああああああああ!!」

 

「きゃあああああああああ!?」

 

..そりゃそうなるでしょ。

 

「誰だお前ら。」

 

「俺は傘野月夜!!超高校級の絵師!!」

 

「お、俺は超高校級の幸運、並川悠。」

 

「ぼ、ぼくは超高校級の女装家、畑山 春だよ。」

 

【超高校級の女装家】畑山 春_ハタヤマ シュン_

 

畑山春。

かわいいもの好きで、女の子より

女子力があるらしい。

 

..女装家!?

じょ、女装家ってもっと

「オカマ~」っていう感じだと思ってた..!!

女の子じゃん..すごいなあ..

 

「え?あ?ううん?女の子..」

 

「ご、ごめんね!僕、男なんだ..!」

 

「お、お、おおおお..」

 

..嫌な予感が。

 

「男の娘さいこおおおおおおお!!」

 

だめだこりゃ。

 

「あー..いいか?」

 

「あっ、ごめんね!いいよ」

 

「..俺は超高校級のホワイトハッカー、小鳥遊 柚だ。」

 

【超高校級のホワイトハッカー】小鳥遊 柚

 

「ほわいとろっかー?」

 

「ホワイトハッカー!!

ったく..ハッカーのサイバー犯罪から守る職業だ。」

 

「んー?」

 

..わかってないなこれ。

 

「ほら、次いくよ?」

 

「やだやだああああああ」

 

駄々をこねる傘野さんを引っ張り、

二人に謝りながらその場を後にした。

 

________________

 

「女の子いないくなああい..!?

そもそもここどこなのおおお..!?

希望ヶ峰のサプライズなのおお..??」

 

「そうかもしれないね。

希望ヶ峰だしありえそう..」

 

「あ、あの..」

 

「ぎゃああああああっっっ!?」

 

「ご、ごめんなさい..!

もしかして黒夜ちゃん..?」

 

「..でっど、ちゃん?」

 

..でっど?

 

「あっ、ごめんなさい..!

私は死神のデッド..絵心 くすみです。

よろしくね。」

 

【超高校級の絵師】絵心 くすみ

 

絵心くすみ。

二人めの絵師。

死神のデッドという名前で絵師やってるらしい。

..全然死神じゃないじゃん..!!

 

「よかった、知り合いがいて..!!」

 

「俺もデッドちゃんがいてよかったああ!!」

 

「他にも人がいるの..?」

 

「うん!」

 

「そっか..あなたは?」

 

「俺は超高校級の幸運。並川悠だよ。」

 

「並川くん、よろしくね。」

 

「あれ?あっちに誰かいる!」

 

..階段?の前に髪をひとつに結んだ人がいる。

背ぇたっか!!

 

______________

 

「ふっ、この俺様の力をもってしても開かん..だと..!?

まさか俺様達を結界に押し留めているのは..奴か!?」

 

..関わったらいけないタイプだ。

100%面倒くさい。

 

「えっと、つばさくん、他にも人がいたよ..」

 

知り合いか。

..変な知り合いがいるもんだな。

苦労しそうだ。

 

「絵心ではないか。

..貴様ら誰だ?」

 

「えっと、おr」

 

ダダダダッッ!!

 

「きゃああっ!?」

 

「デッドちゃん!?」

 

思いっきり誰かが走ってきた。

そして絵心さんが吹っ飛んだ。

 

「ちょっと、邪魔なのよ!

ブスが調子乗るんじゃないわよ!」

 

..また個性的なのが。

俺は頭を抱えた。

 

「ちょっと、ぶつかっといて..」

 

「貴様、自分からぶつかって謝らないとは何様だ。」

 

傘野さんを遮って言葉を発したのは

中二病だった。

 

「はあ..?誰よあんt..イケメンだ..!!」

 

「ごちゃごちゃ言ってないで謝ったらどうだ。」

 

「ごめんなさい♥」

 

「..俺にじゃない。絵心にだ。」

 

「ごめんね♥」

 

「..ハァ..」

 

「ところで、あなたはだあれ?♥」

 

「..俺様は超高校級の漫画家、黒原つばさだ。」

 

【超高校級の漫画家】黒原 つばさ

 

黒原つばさ。

絵もストーリーもキャラクターも

全てが評価される漫画を描くらしい。

俺は読んだことない。

 

「モモはねえ、超高校級のモデル、雪見モモよ♥よろしくね♥」

 

【超高校級のモデル】雪見 モモ

 

雪見モモ。

中学生当時、東京を歩いていたところ

スカウトを受け、モデルに。

テレビもよく出ていて、普通の人だと

思っていたのに..ファンが見たら泣くぞ。

 

「あなたは?」

 

「..俺は超高校級の幸運、並川悠。」

 

「超高校級の絵師、傘野月夜。」

 

「わ、わたしはちょうこうこう_」

 

「よろしくね悠くん♥つばさくん♥」

 

..男にしか興味がないようだ。

 

「じゃあね♥」

 

そういうと、雪見さんはどこかに走り去った。

..入り口付近に。

..ドンマイ。川島君日比野君..

 

「..」

 

絵心さんは呆然としていた。

明らかに自己中で中二病の

黒原くんに救ってもらったんだ。

あり得ないんだろう。

 

「..大丈夫か?早く立て。」

 

黒原くんは手を差し出した。

 

「 ..うん。ごめんね。」

 

絵心さんは黒原くんの手を取らず、

自力で立ち上がった。

 

「じゃあ、わたしはここを調べてるよ。

あとでね、二人とも。」

 

「うん!ばいばああい!!」

 

俺らは二人に手を振り、その場を後にした。




生存者

【超高校級の幸運】並川 悠

【超高校級のマジシャン】川島 翔

【超高校級の絵師】傘野 月夜

【超高校級の作家】日比野 かおる

【超高校級の女装家】畑山 春

【超高校級のホワイトハッカー】小鳥遊 柚

【超高校級の絵師】絵心 くすみ

【超高校級の漫画家】黒原 つばさ

【超高校級のモデル】雪見 モモ

【超高校級の???】???

【超高校級の???】???

【超高校級の???】???

【超高校級の???】???

【超高校級の???】???

【超高校級の???】???

【超高校級の???】???

【超高校級の???】???

タイトルの翻訳は
「さようなら希望、こんにちは絶望」です。
英語って難しい。


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自己紹介編 2

これはダンガンロンパの二次創作です。

 

お読みいただく前に、注意書きをお読みください。

 

 

 

・原作をプレイしてからお読みください。

 

・原作ネタバレが豊富です。

 

・苗木達は出ません。創作論破ですので。

 

・流血表現有り。

 

・駄作。文章が下手です。

 

・挿し絵を制作するまでの間はオリキャラメーカーを使わせていただきます。

 

・挿し絵の入れ方がわかりません。助けて。

 

・○○からきた等のコメントはお控えください。

 

 

 

これらが無理な方は今すぐブラウザバック。

 

 

「..開きませんね..」

 

「科学室」とかかれたドアを開けようとしている

背が低めの女の子がいた。

 

「ねえねえ!」

 

「っ!?」ビクゥ

 

「あっ、ごめんね!どちら様?」

 

「こ、こっちが聞きたいです..!」

 

「あ、俺は並川悠。超高校級の幸運。よろしくね!」

 

「俺は超高校級の絵師、傘野月夜!!よろしく!!

で、君は?」

 

「ハア..僕は超高校級の科学者、泉あまねです。

scienceのほうの科学です。」

 

【超高校級の科学者】泉 あまね

 

「ろりきょ○ゅうだあああああ!」

 

「っ!?誰がろりきょにゅ..ですか!?」

 

直球過ぎるよ傘野さん..

 

「はあ....では。」

 

泉さんはこっちを少し見たあと、

どこかにいってしまった。

あきれたんだろうな..

 

「おっ?人おるやないか。」

 

関西弁の赤?ピンク?髪の女の子が

話しかけてきた。

 

「え、えっと俺は並川悠。才能は..」

 

「..幸運か?」

 

「えっ」

 

な、何で知ってるんだ..?

 

「希望ヶ峰スレに載ってない名前やったから

幸運かな、思たんやけど..ちゃうんか?」

 

「あ、うん。俺は超高校級の幸運..だよ。」

 

「お、やっぱあたっとったか。」

 

「ねーねー、もしかして俺のこともわかるの!?

あっ、傘野月夜だよ!」

 

「えっと、絵師やろ?

今年は絵師が二人入ったからな。

よう覚えとんねん。」

 

「そーそー!デッドちゃん!」

 

「さっき会ったで。

うちは15人会った。」

 

16人も誘拐か..?

ずいぶん大胆だな。

 

「希望ヶ峰のサプライズ?なのかな~?」

 

「そうかもしれんな。」

 

「あっ、咲..!」

 

「ん?兄貴。なんや?」

 

「兄貴..?」

 

「自己紹介してなかったな。

うちは美音咲。超高校級の作曲家や。」

 

「え、ええとっ

ぼ、ぼぼぼくは超高校級の作詞家、美音作..!」

 

【超高校級の作曲家】美音 咲_ミオン サキ_

 

【超高校級の作詞家】美音 作_ミオン サク_

 

美音咲。美音作。

兄妹でシンガーソングライターをして、

楽曲が爆発的にヒット。

確か「超高校級の歌い手」も歌った、とか。

 

「よろしくね!!」

 

「え、ええっと..?」

 

「ああ、俺は超高校級の幸運、並川悠。よろしく。」

 

「俺は超高校級の絵師、傘野月夜だよ!よろしく!!」

 

「あ、うん。よろしくね..!」

 

妹は元気っていうか強い感じだけれど、

兄の方は内気なんだな..

 

「あっ、作くーん、咲~!!」

 

「おう、鈴音、他に人おったか?」

 

「ううん、他はいなかった!」

 

「鈴音さん、ありがとう..!!」

 

す、すずね..?

どこかで聞いた気が..

 

「あっ、また人いるじゃん!!

はじめまして!私は超高校級の歌い手、suzu...寺田鈴音です!

よろしくね~!!」

 

【超高校級の歌い手】寺田 鈴音_テラダ スズネ_

 

寺田鈴音。

歌い手のsuzuとして売れていたが、

美音兄妹の「reverse」を歌ったところ

歌声が評価されて、テレビにも出た..とか。

 

「す、すすすすすすsuzuさんんんん!?」

 

「鈴音でいいよー」

 

「お、おおおおれは超高校級の絵師のっ傘野月夜っで」

 

「月夜ちゃん?ああ、もしかして黒夜!?ファンだよー!」ニコォ

 

「ゴフッ」バターン

 

「か、傘野さーん!?」

 

倒れたよ..!?

 

「あらら..?」

 

「あっ、俺は超高校級の幸運、並川悠だよ。よろしくね。」

 

「よろしく~!!

あっ、そういえばあっちにねー..」

 

寺田さんたちは話しながらどこかにいってしまった。

 

ど、どうしよう、この傘野さん..

 

「あっ!人はっけーんっ!これで13th person!」

 

金髪の女の子がこちらに走ってきた。

 

「フッカツ..」

 

あっ、傘野さん起きた

 

「リオ!超高校級の実況者、Rio・brownでーす!」

 

「アアアアアアアア」バターン

 

「あれえ?追い討ちかけてしまたー?

よろしくね~!!」

 

「あっ、よろしく..?」

 

【超高校級の実況者】Rio・brown_リオ・ブラウン_

 

リオ・ブラウン。

「理音」として日本のゲームから外国のゲームまで実況する

外国人実況者。確か..アメリカ人?だっけ。

 

「あなた、名前はー?」

 

「俺は超高校級の幸運、並川悠。よろしくね」

 

「luckyboy! Nice to meet you!」

 

「な、Nice to meet you too..」

 

「そこで転がってるgirlは?」

 

あっ、傘野さんのことを忘れてた。

 

「この子は..」

 

「ふぁ..誰かいるう..?」

 

「は、羽崎さん..!寝ちゃダメだよ!」

 

また誰かいた。15人目かな..?

これで16人..かな

 

「ふああ..私は..羽崎スフレ..ですぅ..

超高校級の..裁縫師..すやぁ..」

 

【超高校級の裁縫師】羽崎 スフレ_ハサキ スフレ_

 

羽崎スフレ。

超繊細なタッチの刺繍、衣装を作ることで有名らしい。

あんまり見たことないけど、確かマスコットキーホルダーから

ドレスまで作るらしい。

 

「あ、えっと、俺は神代圭。よろしくね。」

 

【超高校級の???】神代 圭_カミシロ ケイ_

 

神代圭..?

聞いたことないな..

 

「さ、さいのうは..?」

 

「ごめん..ここに来てから思い出せないんだ..」

 

「そっか、早く思い出せるといいね」

 

パニック状態になって忘却してしまったのかな..

 

「俺は超高校級の幸運、並川悠。

このころがってる女の子は超高校級の絵師、傘野月夜。」

 

「よろしk..zzz」

 

マイペースだな..羽崎さん..

 

ピーンポーンパーンポーン

 

『あ、あー!

マイクテスッマイクテスッ

オマエラ、聞こえますか~?』

 

急に幼い女の子の声が廊下に響き渡った。

 

「うわ、What happened! ??」

 

『えー、オマエラのポケットに

入っているであろう電子生徒手帳に表示された地図を

ご覧ください!

その「タイイクカン」に今すぐ、来るよーに!

いじょー!ほーそーしつからでしたー!』

 

ピーンポーンパーンポーン

 

な、なんだったんだ..?

 

「とりあえず..いこうか..?」

 

「そうだね..?」

 




生存者

【超高校級の幸運】並川 悠

【超高校級のマジシャン】川島 翔

【超高校級の絵師】傘野 月夜

【超高校級の作家】日比野 かおる

【超高校級の女装家】畑山 春

【超高校級のホワイトハッカー】小鳥遊 柚

【超高校級の絵師】絵心 くすみ

【超高校級の漫画家】黒原 つばさ

【超高校級のモデル】雪見 モモ

【超高校級の科学者】泉 あまね

【超高校級の作曲家】美音 咲

【超高校級の作詞家】美音 作

【超高校級の歌い手】寺田 鈴音

【超高校級の実況者】リオ・ブラウン

【超高校級の裁縫師】羽崎 スフレ

【超高校級の???】神代 圭

リオちゃんのセリフがめんどいぞ..


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学園長、登場編

これはダンガンロンパの二次創作です。

 

お読みいただく前に、注意書きをお読みください。

 

 

 

・原作をプレイしてからお読みください。

 

・原作ネタバレが豊富です。

 

 

 

・苗木達は出ません。創作論破ですので。

 

・流血表現有り。

 

・駄作。文章が下手です。

 

・挿し絵を制作するまでの間はオリキャラメーカーを使わせていただきます。

 

・挿し絵の入れ方がわかりません。助けて。

 

・○○からきた等のコメントはお控えください。

 

 

 

これらが無理な方は今すぐブラウザバック。

 

 

死んだように気絶していた

傘野さんを引きずりながら

何とかタイイクカンについた。

 

「あっ、きたきた..並川君!」

 

「おっ、川島君。」

 

「よお並川!!」

 

「ああ..日比野君。」

 

テンションがチャラ男なんだよ..

 

「チャラ男..」

 

「チャラ男じゃねーって!!

モテようとおもってこの見た目にしたら

逆に皆離れってたんだって!」

 

..ああ。

 

「..ドンマイ!」

 

「うるせえ!!」

 

まだ会ったことのない子達が

お互いに挨拶をした後、

それを見ていたようになタイミングで

どこからか音が流れた。

 

『れでぃーす あーんど じぇんとるめーん!!

今世紀最大のゲームがただいまより幕開けだよ~!!』

 

「うわ..!?げ、ゲーム!?」

 

『ああ、そっか、目の前に行かないと怒られちゃう..』

 

ボフッという音と煙幕の後、

煙の中から幼い、あの声のまんまの

女の子が出てきた。

 

「こんにちはオマエラ!!

僕はハク!!ここのがくえんちょー!!

ほんとは本家よろしくクマにしたかったんだけどねー?

まあ..予算が足りなかったんだよねー!

だからよいこのみなさんもわるいこのオマエラも

気にしたらダメだよ!」

 

く、クマ..??学園長..?なんの話だ..??

 

「あ、アンタ誰なのよ!

ガキにオマエラ呼ばわりされる

立場じゃないわよ!!」

 

雪見さんがヒステリックに怒鳴る。

 

「ふっふっふっ..ふが4つ。」

 

「..??」

 

傘野さんがハク?を不思議そうにみた。

いってることわけわからんしな..

というか三つしかなかったよな、?

 

「今からオマエラには~、

命を懸けたデスゲーム..いいや、コロシアイを

してもらいまーす!!」

 

「..え?」

 

デスゲーム..コロシアイだって..!?

 

「ど、ういう..」

 

「何って、そのまんまだよー?

誰かを殺す!!

あーゆーおーけー??」

 

「い、いやいや!わけわかんないよ!

何が楽しくて人を殺さなきゃいけないの..!?」

 

「え?人を殺したら外に出られるけど??」

 

さも当たり前かのようにハクは言った。

 

「どういうことや..

一から十まで説明せえや!」

 

「わかった!!

1!

オマエラは一生ここから出られない!

2!

オマエラはこの島で

コロシアイをしてもらいます!

10!

人を殺したら晴れて卒業となり、

外に出られます!

以上!!」

 

「殺人をしないと出られないってことか!?」

 

「だからさっきからそういってんじゃん!!

まったくー、日比野君はばっかだなー!」

 

「は、はあ!?

何で俺の名前を..」

 

何で名前を知ってるんだ..?

 

「まだまだ他のことも知ってるよ?

日比野かおる、高校生、

超高校級の作家、どう」

 

「ああああああ!わかったって!

なんなんだよっ!」

 

「へー、日比野、

その見た目で童て」

 

「やめろ!

話が続かないだろ!?」

 

「とーにーかーく!

オマエラは一生ここからでられませーん!

ああそうだ、校舎と寄宿舎、スーパー、後研究室の鍵を解除したよ!

皆探索しなよー!!」

 

な、なんなんだよ..!?

 

「ああそうだ、他にも説明しなきゃ_。」

 

「..貴様、さっきの言葉に嘘偽りはないだろうな?」

 

黒原君が急にハクに話しかけた。

どうしたんだろう。

 

「んー?人を殺したら外に出られるってこと?

本当だよー!」

 

「..フン。殺す相手は誰でもよいのだな?」

 

「いいよー」

 

ま、まさかここで誰かを殺す気じゃ..

 

「フン。ならば..貴様を殺せば!!」

 

ガンッ!

 

黒原君がおもいっきりハクを殴った。

ハクは飛んでった。力強..モヤシじゃないじゃん..

 

「あー、いい忘れてたけど、さあ。」

 

ハクはムクリと立ち上がって、ニタリと笑った。

 

「学園長への暴力は..校則違反、だよ?」

 

「ッ!避けて下さい!!」

 

泉さんが叫んだ。

 

「っ!!しまっ..!!」

 

ドカアアアアンッ!!

 

「きゃああああああっ!」

 

絵心さんが叫んだ。

その目線先には..

 

床に刺さった、太い槍。

その後ろで黒原くんは立ちすくんでいた。

 

「つ、つばさく」

 

「つばさくーん!怪我はないー?♥」

 

「..大丈夫だ。」

 

黒原君はこちらに振り向いた。

少しかすったようで、顔の包帯が切れかかっている。

つけてる意味わかんないからいいけど。

 

「..まあ、言ってなかったから

今は許してあげるよ!

じゃあ生徒専用端末..生徒手帳を開いてくださーい!」

 

生徒専用端末..さっき移動に使ったスマホか。

 

開いてみると、このような画面が出てきた。

 

~ようこそ~

 

【超高校級の幸運】並川 悠 サマ デ マチガイ アリマセンカ?

 

▼yes ▽yes

 

..noを押させる気はないみたいだ。

 

左側のほうのyesを押すと、

ホーム画面が出てきた。

 

カメラに、チャット、情報、校則、説明書..

後マップ。いろいろなアプリが入っている。

 

「その校則を開いてくださーい!」

 

軽くタップして校則を開く。

 

~校則~

 

1 皆様にはこの学園で永遠に学園生活を

行っていただきます。

 

2 午後10時から午前7時を夜時間とさせていただきます。

 

3 夜時間の間、メインキッチン・ランドリールーム、

校舎、さらに体育館を

閉鎖させていただきます。

 

4 研究室、または寄宿舎個室以外の場所で

故意に睡眠をとるのは居眠りと見なし

校則違反とさせていただきます。

 

5 学園長はこの学園生活に交渉しません。

ただし、校則違反・コロシアイ・

動機の発表がある場合は別です。

 

6 人を殺したクロは「卒業」となります。

ですが、他のシロにクロだとバレてはいけません。

 

7 学園長に危害を加えた場合は即処刑です。

 

8 また、校則は順次増えていく場合があります。

 

「じゃあね!自由に探索していいよー!!

困ったらハク~って呼べば来るからね!

ばいばーいっ!」

 

..しばらく俺たちは呆然と立ち尽くした。

 

「..ねえ!」

 

傘野さんが声を発するまでは。

 

「立ち止まってても何も進まないよ~!!

さあさあ、旅行気分でこの島を満喫しよう?」

 

「..しかたねえ、傘野のいう通りだ。

さあ、ペアを決めてペアで探索しようぜ!」

 

「僕は反対です。」

 

「い、泉さん..どうして?」

 

泉さんが声を発する。

 

「..だって、その相手に殺されたのであれば、

元も子もないと思いませんか?」

 

『..』

 

皆が黙ってしまう。

さっきまであれほどはしゃいでいた傘野さんも日比野君も

しゅん..となってしまう。

 

「あ、あの..」

 

美音君が沈黙を破る。

皆の視線が美音君に集まった。

美音君は視線が集まった羞恥で顔を真っ赤にして言った。

 

「もし__だけど、

そのこがころされ..亡くなったら、

そのペアの子が犯人..っていうこと、だよね..?

だから、コロシアイが起こることは

ない、と思うな..」

 

「..それも、そうですね。

口を挟んですみませんでした。」

 

「問題ないんだな!?

っしゃ!皆組もうぜ!」

 

日比野君の合図で皆が一斉に動き出す。

 

「絵心さん、俺と..」

 

「つばさくーん♥モモと一緒に組まない?」

 

「え゛」

 

「ほら、遠慮せずに~..」

 

「え、絵心!!俺様と組め!!てか組んで!!」

 

「え、でも神代くんが..」

 

「い、いいよ絵心さん..」

 

「よくなーい!アンタ誰なのよ!!」

 

「え、ええ..?」

 

 

「咲、組もうよ!」

 

「鈴音..わかった。」

 

「あ、あれ、咲組んじゃった。

..どうしよう。」

 

「..美音さん」

 

「泉さん!よかったら、組んでくれない、かな..?」

 

「..構いません。」

 

「ありがとう..!」

 

 

「日比野組もうぜ!」

 

「傘野..何で俺?」

 

「何となく~。」

 

「まだ女子いるだろ?」

 

「デッドちゃん組んじゃったし、

じゃあ誰でもいいかなって..近くにいたのが日比野だったから」

 

「決め方ひでえ!?

別にいいけど!!」

 

 

「ふあ..りお、一緒に..」

 

「oh,スフレ!いいよ!

これが俗にいう..GLですね!?」

 

「ち、ちがうと、思う..まあいいか。眠いし..

すやあ..」

 

「ちょ、ちょっと羽崎さん..!?

寄りかからないで..!?寝ないで..!?」

 

「..諦めろ、春。」

 

「そ、そんなあ..!」

 

皆がわいわいと決めていく。

ていうか一個修羅場あったぞ..

 

「な、並川君..」

 

川島くんがおずおずと話しかけてきた。

 

「あ、川島君..!一緒に組まない?」

 

「..僕も言おうと思ってたんだ..!

僕でいいならいいよ!ありがとう..!」

 

川島くんの笑顔を見ていたらどうでもよくなってきた。

..なんか、守ってあげたいような..不思議な安心感がある。

それも、彼がマジシャンである理由なのだろうか?

 

こんな空気で、仲がいいならコロシアイ何て起きない気がする。

俺はそんな風に何故か思った。

 

 

__そんなことはないのだ。

過去の自分の甘さを悔やむ。

 

「____。一緒に帰ろうって、言ったのに。」

 

目の前の死体を見て、誰かが呟いた__。




生存者

【超高校級の幸運】並川 悠

【超高校級のマジシャン】川島 翔

【超高校級の絵師】傘野 月夜

【超高校級の作家】日比野 かおる

【超高校級の女装家】畑山 春

【超高校級のホワイトハッカー】小鳥遊 柚

【超高校級の絵師】絵心 くすみ

【超高校級の漫画家】黒原 つばさ

【超高校級のモデル】雪見 モモ

【超高校級の科学者】泉 あまね

【超高校級の作曲家】美音 咲

【超高校級の作詞家】美音 作

【超高校級の歌い手】寺田 鈴音

【超高校級の実況者】リオ・ブラウン

【超高校級の裁縫師】羽崎 スフレ

【超高校級の???】神代 圭


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㊙ 生徒情報掲載資料
㊙学園情報掲載資料 生徒名簿


これはダンガンロンパの二次創作です。

 

お読みいただく前に、注意書きをお読みください。

 

 

 

・原作をプレイしてからお読みください。

 

・原作ネタバレが豊富です。

 

 

 

・苗木達は出ません。創作論破ですので。

 

・流血表現有り。

 

・駄作。文章が下手です。

 

・挿し絵の入れ方がわかりません。助けて。

 

・○○からきた等のコメントはお控えください。

 

 

 

これらが無理な方は今すぐブラウザバック。

 

 

【生徒名簿】 ※あいうえお順

 

※外見、服装はこれ参照↓

https://www.pixiv.net/artworks/97493427

 

 

 

「ハア..僕は超高校級の科学者、泉あまねです。

scienceのほうの科学です。」

 

【超高校級の科学者】泉 あまね(イズミ アマネ)

 

性別 女

年齢 17才(高校3年)

好きなもの 科学 薬品の匂い 音楽 医療 珈琲 常識的な人

嫌いなもの 角砂糖 甘いもの 非常識な人

得意教科 理科(主に科学) 保健体育(医療系) 数学

苦手教科 体育

血液型 A型

誕生日 4月15日

趣味 研究 読書 音楽鑑賞

特技 薬品調合 研究

人称 僕/あなた/皆さん/(苗字)さん

 

 

おとなしい性格で、誰に対しても敬語で話す。

ただ、少し人間不信気味である。

高校2年にして新物質を発見し、ノーベル賞を史上最年少でとる。

その為、希望ヶ峰学園にスカウトされるも..

メンバーの中だと常識人だが、

ロリータ関連のことをいうと怒る。

 

 

 

「あっ、ごめんなさい..!

私は死神のデッド..絵心 くすみです。よろしくね。」

 

【超高校級の絵師】絵心 くすみ(エゴコロ クスミ)

 

性別 女

年齢 16才(高校2年)

好きなもの 絵 黒夜 やさしい人 推し 甘いもの ファンのかた

嫌いなもの 辛いもの 怖い人 アンチのかた 重機

得意教科 技術 美術 国語 理科(電気)

苦手教科 数学 体育

血液型 O型Rh陽性

誕生日 9月3日

趣味 絵描き pcいじり SNS

特技 とくにないかも..?

人称 私/君、あなた/皆/泉「あまねちゃん」傘野「黒夜ちゃん」

神代「神代くん」川島「翔くん」黒原「つばさくん」

小鳥遊「小鳥遊くん」 寺田「鈴音ちゃん」並川「並川くん」

咲「咲ちゃん」 作「作くん」

 

 

おとなしく、自虐的、謙虚な性格。

絵が好きで、常にスケッチブックを持ち歩いている。

中学生当時、Twitterに絵をあげ傘野と同時期にバズった。

そのあとフォロワー数がぐんぐんのび、希望ヶ峰にスカウトされるも..

常識的な性格だが、意外にマイペース。

お願いをされると「NO」といえない。

 

 

 

「俺~?俺は超高校級の絵師、傘野 月夜!

一応、女!よろしくね~!!」

 

【超高校級の絵師】傘野 月夜(カサノ ツキヤ)

 

性別 女

年齢 16才(高校2年)

好きなもの お絵描き フォロワー 女の子 推し

嫌いなもの 陽キャ気取りのいじめっ子 にわか ピーマン

得意教科 美術 国語 技術(pc)

苦手教科 他全部!!

血液型 B型

誕生日 8月1日

趣味 お絵描き Twitter youtube フォロワーと通話

特技 わかんない!!

人称 俺/君、お前/皆/男(苗字)くん 女(名前)ちゃん

例外 絵心「デッドちゃん」畑山「春くん」

日比野「日比野」雪見「雪見さん」

 

 

びっくりするほどうるさいが、おそらく地頭はいい。

中1からTwitterをやっていて、

ある日興味本意で絵をあげたらバズった。

そのあとフォロワー数がぐんぐんのび、希望ヶ峰にスカウトされるも..

騒がしいが、非常識な人ではない。

ただ、言いたいことはズバズバ言っていく。

女の子が大好きだが、恋愛対象なのかは不明。

 

 

 

「あ、えっと、俺は神代圭。よろしくね。」

 

【超高校級の???】神代 圭(カミシロ ケイ)

 

性別 男

年齢 16才(高校2年)

好きなもの ?

嫌いなもの ?

得意教科 ?

苦手教科 ?

血液型 AB型

誕生日 12月27日

趣味 ?

特技 ?

人称 俺/君/皆/男(苗字)くん女(苗字)さん

 

 

才能を思い出せないらしい。

才能だけではなく、好き嫌い、趣味や特技等も思い出せない。

本人曰く、「才能を持っていないのかもしれない」といっているが..?

すごく常識的で、主にツッコミ・雪見暴走警戒人として

頑張っている。

 

 

 

「あっ、知ってるかもだけど..

僕は川島 翔。超高校級のマジシャン、だよ。」

 

【超高校級のマジシャン】川島 翔(カワシマ ショウ)

 

性別 男

年齢 17才(高校3年)

好きなもの マジック トランプ

嫌いなもの 威圧感のあるもの りんご(アレルギー)

得意教科 国語 技術 家庭科

苦手教科 体育

血液型 A型

誕生日 12月3日

趣味 マジック 料理

特技 マジック

人称 僕/君/皆/男(苗字)君 女(苗字)さん 例外 リオ「リオさん」

 

 

おとなしく、弱気。

微笑みが女神みたい(並川)

高校1年でyoutubeでマジックを披露したところ、

テレビ等に紹介され、マジックショーや地上波にも出るようになった。

その為希望ヶ峰にスカウトされるも..

比較的温厚で、優しい。

これには日比野もニッコリ

 

 

 

「..俺様は超高校級の漫画家、黒原つばさだ。」

 

【超高校級の漫画家】黒原 つばさ(クロハラ ツバサ)

 

性別 男

年齢 16才(高校2年)

好きなもの 結界 魔方陣 絵

嫌いなもの 締め切り 非常識

得意教科 体育 数学 理科

苦手教科 俺様に苦手など存在しない

血液型 O型Rh陽性

誕生日 9月6日

趣味 読書 魔方陣を描くこと

特技 絵

人称 俺様/貴様、お前/貴様ら/(苗字)

 

 

THE★厨二病。

お前いくつやねん。

こんな話し方で怖がられるが、本当は常識的で、

ぶつかって謝らなかった雪見に怒るほど。

高校1年の時、漫画家大賞に応募し、初回で大賞をとる。

キャラクター、構成、絵、ストーリーすべてで評価をされる。

その為希望ヶ峰にスカウトされるも..

 

 

 

「..俺は超高校級のホワイトハッカー、小鳥遊 柚だ。」

 

【超高校級のホワイトハッカー】小鳥遊 柚(タカナシ ユズ)

 

性別 男

年齢 17才(高校3年)

好きなもの pc キーボード 畑山春

嫌いなもの 女(苦手) ブラックハッカー

得意教科 技術 理科 数学

苦手教科 特にはない

血液型 A型

誕生日 9月28日

趣味 pcの改造

特技 ハッキング

人称 俺/お前/皆/(苗字) 例外 畑山「春」

 

 

すっごく顔色が悪いが、運動はできる。

ただ、日光にあたるとしんどい。

もしかして:吸血鬼

高校1年のときに、興味本意でブラックハッカーを

罠にかけるプログラムをしたところ、

1年で海外含めおよそ二万人が捕まった。

その為、希望ヶ峰にスカウトされるも..

 

 

 

「あっ、また人いるじゃん!!

はじめまして!私は超高校級の歌い手、suzu...寺田鈴音です!

よろしくね~!!」

 

【超高校級の歌い手】寺田 鈴音(テラダ スズネ)

 

性別 女

年齢 15才(高校1年)

好きなもの 音楽 ファン 美音作・咲

嫌いなもの 特にないよー

得意教科 音楽

苦手教科 美術

血液型 O型

誕生日 3月19日

趣味 カラオケ

特技 歌

人称 私/君/皆/男(苗字)くん 女(名前)ちゃん 例外 咲「咲」作「作くん」

 

 

元気だが声が綺麗で安心するからうるさくはない

ポジティブで周りを巻き込んでいろいろやる

美音兄妹の作った「reverse」を歌ったら

超爆発的ヒット。

その為、希望ヶ峰にスカウトされるも..。

美音兄妹とここに来る前から知り合い。

 

 

 

「俺は超高校級の幸運、並川 悠です。よろしくね。」

 

【超高校級の幸運】並川 悠(ナミカワ ハル)

 

性別 男

年齢 16才(高校2年)

好きなもの 希望ヶ峰 四つ葉のクローバー

嫌いなもの あまりない

得意教科 数学 国語

苦手教科 音楽

血液型 B型

誕生日 7月17日

趣味 無い

特技 無い

人称 俺/君/皆/男(苗字)くん 女(苗字)さん 例外 リオ「リオさん」

 

 

常識的。普通とも言う。

超健全な男子高校生。

このものがたりの主人公。

希望ヶ峰に憧れていて、

たまたま幸運に選ばれた。

希望ヶ峰の入学式にいくも..

 

 

 

「ふああ..私は..羽崎スフレ..ですぅ..

超高校級の..裁縫師..すやぁ..」

 

【超高校級の裁縫師】羽崎 スフレ(ハサキ スフレ)

 

性別 女

年齢 15才(高校1年)

好きなもの 裁縫 糸

嫌いなもの 血

得意教科 家庭科

苦手教科 数学

血液型 AB型

誕生日 6月7日

趣味 裁縫

特技 裁縫

人称 私、スフレ/君/皆/男(苗字)くん女(名前)ちゃん

 

 

おっとりマイペースで、すぐ寝る。

それでも腕はたしかで、

ドレスからリュック、ぬいぐるみまですべて作れる。

幼い頃からスカートなどを作っていて、

高校生になる前から有名だった。

その為、希望ヶ峰にスカウトされるも..

 

 

 

「ぼ、ぼくは超高校級の女装家、畑山 春だよ。」

 

【超高校級の女装家】畑山 春(ハタヤマ シュン)

 

性別 男

年齢 17才(高校3年)

好きなもの 可愛いもの 小動物 小鳥遊柚

嫌いなもの 可愛くないもの ピーマン

得意教科 家庭科

苦手教科 技術

血液型 O型

誕生日 3月3日

趣味 女装

特技 料理

人称 僕/君/皆/男(苗字)くん女(苗字)さん 例外 小鳥遊「柚くん」

 

 

小鳥遊とここに来る前から知り合い。可愛いものが好きで、

ジェンダーとかではないが、周りからは差別されるようになった。

高校生に上がる際、

親に頼み女子制服にしてもらったが、知り合いに引かれる。

気晴らしにSNSに自身の姿を投稿した所、男に見えない、と大バズリ。

その為、希望ヶ峰にスカウトされるも..

穏やかで、優しい性格。常識的。

 

 

 

「お?人いんじゃん!

俺は超高校級の作家、日比野 かおる!

よろしく!!」

 

【超高校級の作家】日比野かおる

 

性別 男

年齢 16才(高校2年)

好きなもの ヘアピン 女子 本

嫌いなもの 締め切り アシスタント

得意教科 国語

苦手教科 数学

血液型 B型

誕生日 8月31日

趣味 読書

特技 無い!!

人称 俺/お前/皆、お前ら/男(苗字)女(苗字)ちゃん 例外 傘野「傘野」

 

 

見た目はチャラいが、中身はモテたいだけの

健全な男子高校生。

「無限の塔」という推理小説をだし、

若者から年配まですべての年代で大ヒット。

その為、希望ヶ峰にスカウトされるも..

完全なるツッコミで、DT。

チャラ男は見た目だけである。

 

 

 

「自己紹介してなかったな。

うちは美音咲。超高校級の作曲家や。」

 

【超高校級の作曲家】美音 咲(ミオン サキ)

 

性別 女

年齢 15才(高校1年)

好きなもの 音楽 兄貴 鈴音 作曲 演奏

嫌いなもの 納豆

得意教科 音楽

苦手教科 技術

血液型 A型

誕生日 10月19日

趣味 作曲

特技 作曲

人称 ウチ/アンタ/皆/全員苗字呼び捨て 例外 作「兄貴」寺田「鈴音」

 

 

兄は関西弁じゃないのに何故か関西弁。

気弱な兄とは違い、強い。

兄と共にシンガーソングライターとして

動画配信サービスで「reverse」を投稿した所大ヒット。

その為、希望ヶ峰にスカウトされるも..

鈴音とここに来る前から知り合い。

 

 

 

「え、ええとっ

ぼ、ぼぼぼくは超高校級の作詞家、美音作..!」

 

【超高校級の作詞家】美音 作(ミオン サク)

 

性別 男

年齢 15才(高校1年)

好きなもの 妹 音楽 作詞

嫌いなもの トマト

得意教科 音楽

苦手教科 体育

血液型 O型

誕生日 10月19日

趣味 作詞

特技 作詞

人称 僕/君/皆/男(苗字)くん 女(苗字)さん 咲「咲」寺田「鈴音さん」

 

 

妹とは違って標準語。

妹は強気だが、作は弱気で、人と話すとびくびくおどおどする。

妹と共にシンガーソングライターとして

動画配信サービスで「reverse」を投稿した所、大ヒット。

その為、希望ヶ峰にスカウトされるも..

鈴音とここに来る前から知り合い。

 

 

 

「モモはねえ、超高校級のモデル、雪見モモよ♥よろしくね♥」

 

【超高校級のモデル】雪見 モモ(ユキミ モモ)

 

性別 女

年齢 16才(高校2年)

好きなもの 男 価値の高いもの かっこいいひと 自分

嫌いなもの 女

得意教科 家庭科

苦手教科 理科

血液型 AB型

誕生日 3月19日

趣味 お料理

特技 お菓子作り

人称 モモ/あなた、アンタ/皆/男(名前)くん 女(苗字)

 

 

自己中心的で、自分以外の女を見下す。

中学生のとき、町を歩いていたら

スカウトされ、そのままモデルに。

1年もたたずに表紙を飾るようになった。

その為、希望ヶ峰にスカウトされるも..

男好きで、自分以外の女が嫌い。

理由はわからない。

 

 

 

「リオ!超高校級の実況者、Rio・brownでーす!」

 

【超高校級の実況者】リオ・ブラウン(Rio・brown)

 

性別 女

年齢 15才(高校1年)

好きなもの ゲーム 日本 お寿司 ファン

嫌いなもの ブルーチーズ アンチ

得意教科 社会(歴史)

苦手教科 国語(日本語)

血液型 B型

誕生日 6月25日

趣味 配信

特技 配信

人称 リオ、私/あなた、/皆/苗字呼び捨て

 

日本が好きで日本に来たアメリカ人。

それでも日本語はまだ苦手。

興味本意でたどたどしい日本語で

配信を始めた結果、

日本語習いたての外国人から日本人まで

大ヒット。その為、希望ヶ峰にスカウトされるも..

日本のゲームから海外のゲームまでやるらしい。



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chapter1 始めの二歩を踏み出せば。
(非)日常編 1


これはダンガンロンパの二次創作です。

 

お読みいただく前に、注意書きをお読みください。

 

 

 

・原作をプレイしてからお読みください。

 

・原作ネタバレが豊富です。

 

・苗木達は出ません。創作論破ですので。

 

・流血表現有り。

 

・駄作。文章が下手です。

 

・挿し絵を制作するまでの間はオリキャラメーカーを使わせていただきます。

 

・挿し絵の入れ方がわかりません。助けて。

 

・○○からきた等のコメントはお控えください。

 

・これから物語が展開していきます。

感想欄でネタバレは構いません。

なのでネタバレが嫌な人は感想欄を覗かないことを推奨します。

 

 

これらが無理な方は今すぐブラウザバック。

 

 

皆が班を決めた。

傘野さんと絵心さんで

分かりやすくペアをまとめてくれた。

 

並川×川島 日比野×傘野

 

黒原×絵心 神代×雪見

 

咲×寺田 作×泉

 

羽崎×リオ 小鳥遊×畑山

 

「次は場所だよね!」

 

「どこがあったっけ~?」

 

「..た、体育館、校舎、寄宿舎、研究室..だったはず..?」

 

川島くんよく覚えてたな..

 

「じゃあじゃあ、場所、きめようぜ!

被ったらじゃんけんな!!」

 

「川島くん、どこが良い..?」

 

「じゃあ..寄宿舎、がいいな。

..これから、住むところ、だし。」

 

「俺もそう思ってた..わかった、寄宿舎ね」

 

川島くんのお陰であっさり決まった。

被らないと良いけど..

 

「スフレ、どこが良い?」

 

「..研究室..?」

 

「ok‼」

 

「リオちゃんはどこでもいいの..?」

 

「NO problem!!スフレについていくよ!!」

 

「ふーん..ま、いっか..ねよ..」

 

「うわ!?だっ、だから!僕によりかからないで!?

一応僕男なんだからね!?」

 

「諦めろ春..あ、体育館でいいか?」

 

「いいよー..スフレさん引き剥がすの手伝って..」

 

「んん..むにゃむにゃ..」

 

「あぶねぇ!?転ぶぞお前!?」

 

相変わらずだな..あの四人..

 

「絵心、貴様が決めるが良い。

俺様はどこにいても力を発揮するからな..」

 

「えー♥つばさくんやさしい♥

じゃあもも、校舎がいいな♥」

 

「貴様には聞いていないだろう!?」

 

「じゃ、じゃあ雪見さんは校舎ね..わかった..」

 

「私も..校舎がいいな..つばさくんがよければ..」

 

「構わん。」

 

..神代くん絵心さんドンマイとしか言いようがない..

絵心さんは割と手慣れてる感じあるけど..

神代くん疲れきってるよ..ドンマイ..

 

「俺校舎がいい~!!」

 

「おkおk!俺も校舎がいいと思ってたぞ」

 

「..嘘つけ日比野..どうせ研究室がよかったんだろ」

 

「バレた?」

 

何だかんだで仲いいな..

 

「..」

 

「..あの」

 

「..なんでしょうか」

 

「校舎..とか..」

 

「構いません」

 

「あっ、は、はい..ありがとう..ございます..?」

 

なんか..空気が重いっていうか..気まずそうだな..

 

「咲!!!!」

 

「うっさいねんって!で?なんや?」

 

「寄宿舎がいいな!!」

 

「別にかまわへんで。

..これから一生暮らすかもしれないからな。」

 

「___。」

 

「なんやて?声張り上げすぎるのも喉にあかんけど

小さいとなにゆうとんのかわからんで..?」

 

「何でもないよ!!!!!!」

 

「だから!うっさいねんって!」

 

なかいいな..たしか、ここにくるまえから知り合いだったんだっけ。

そこに作くんもはいるんだから..知り合いが2人か。

..安心、できるんだろうな。いいな..

 

「きまったね!?じゃんけんたーいむ!!!!!!!」

 

「ーーーーっ!?お前俺の耳元で叫ぶんじゃねえ!!

鼓膜潰す気か!!おい!!」

 

「はいはい」

 

「なんなんだよ女子と俺の扱いの違いは!!」

 

日比野くんが頭を抱える。

 

「とにかく、候補をみんなにいってもらおうか。」

 

ふわふわと微笑みながら畑山くんは優しくいった。

可愛い..

一応いっておくが彼は男だ。

 

「そうだな。

寄宿舎 2組 校舎 3組

研究室 2組 体育館 1組でいいんじゃないか..?」

 

「そうやな。うちらは寄宿舎がええな」

 

「俺様たちは校舎だ」

 

「あ、えっと..寄宿舎だよ!」

 

川島くんがいってくれた..優しい..

 

「僕達は体育館がいいな」

 

「ももたちは校舎♥」

 

「俺らも校舎!!!!」

 

「リオたちは研究室!」

 

「..校舎で。」

 

「校舎4組..だね..?」

 

じゃんけんか。俺らはかぶりなくてよかった..

 

「神代くん頑張って~♥」

 

「う、ま、任せて..」

 

「つばさくん、がんばれ..!!」

 

「....ふっ!俺様の本気をみせてやる!後悔するでないぞ!!」

 

「きゃあ♥つばさくんかっこいい♥」

 

..どこが??

 

「日比野まけるな!!!!」

 

「わーってるって。」

 

「..美音さん。」

 

「..えっ???ぼぼぼ、ぼくぅ..?が、がんばるよ..」

 

「男の戦いだな!!まけねえぞ!!」

 

「ブラックウィンド様をなめるでない!後悔するでないぞ..ククク..」

 

「なんだよ黒い窓って!!」

 

「ブラック・ウ イ ン ドだ!W i n d!!windowではない!!

貴様!俺様を怒らせたな!ふっ、貴様がその気なら仕方あるまい!!

俺様を怒らせたこと、後悔するでないぞ!!」

 

「」ポカーン

 

「」ポカーン

 

美音くんと神代くんポカーンしてるじゃん..可哀想..

 

「じゃ、じゃんけん、しよう、か?」

 

「そうだね..じゃんけん!」

 

「「「「ポンっ!!!!」」」」

 

「..あ、勝ったよ、泉さん。」

 

「おめでとうございます。」

 

「勝った..」

 

「さすが神代くん♥」

 

「ふっ、やったぞ絵心!!」

 

「つばさくん、ありがとう..!さすがだね..!」

 

..ってことは?

 

「日比野貴様ァァァァァァァァ!!」ポカポカ

 

「いててて!しかたねえじゃねえか!

てか四人でやってあいこなしってなんだよ!

ひとりまけって..ひとりまけって..」

 

「つばさくん、ももたち、一緒になれたね♥」

 

「」ゾクッ

 

..日比野くん黒原くんどんまい..

それ以上に神代くん絵心さん美音くん泉さんどんまい..

大変そうだな..泉さんは我関せずって感じで美音くんと

話してるけど..つよいな..

 

「じゃあ、こういうこと?

..ホワイトボードと磁石ほしいな..

はく~!!!!」

 

「はーい!!」

 

「きゃああああああああっ!?!?」

 

畑山くん大丈夫かな..まあ後ろから生えてきた ら誰でも驚くか..

きゃああって..

もう一度言うけど彼は男だ。

 

はくが持ってきた磁石に

俺たちのイラストを傘野さんと絵心さんがはっていく。

ホワイトボードに枠をかいて、そのなかに磁石をはる。

 

体育館

畑山×小鳥遊

 

寄宿舎

並川×川島

咲×寺田

 

校舎

作×泉

絵心×黒原

神代×雪見

 

研究室

傘野×日比野

リオ×羽崎

 

このメンバーでいくことにした。

でも、なんか忘れているような..?

ま、いっか。

 

 

はく「なにさ!せっかく用意してあげたのに

スーパーいってくれないじゃん!泣いちゃうよ!?!?」




生存者

【超高校級の幸運】並川 悠

【超高校級のマジシャン】川島 翔

【超高校級の絵師】傘野 月夜

【超高校級の作家】日比野 かおる

【超高校級の女装家】畑山 春

【超高校級のホワイトハッカー】小鳥遊 柚

【超高校級の絵師】絵心 くすみ

【超高校級の漫画家】黒原 つばさ

【超高校級のモデル】雪見 モモ

【超高校級の科学者】泉 あまね

【超高校級の作曲家】美音 咲

【超高校級の作詞家】美音 作

【超高校級の歌い手】寺田 鈴音

【超高校級の実況者】リオ・ブラウン

【超高校級の裁縫師】羽崎 スフレ

【超高校級の???】神代 圭


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(非)日常編 2

今回は小鳥遊×畑山の探索回です。
スフレちゃんは出ません。
次回羽崎スフレ、就寝でございます。
デュ○ルスタンバイ。


これはダンガンロンパの二次創作です。

 

お読みいただく前に、注意書きをお読みください。

 

 

 

・原作をプレイしてからお読みください。

 

・原作ネタバレが豊富です。

 

・苗木達は出ません。創作論破ですので。

 

・流血表現有り。

 

・駄作。文章が下手です。

 

・挿し絵を制作するまでの間はオリキャラメーカーを使わせていただきます。

 

・挿し絵の入れ方がわかりません。助けて。

 

・○○からきた等のコメントはお控えください。

 

・これから物語が展開していきます。

感想欄でネタバレは構いません。

なのでネタバレが嫌な人は感想欄を覗かないことを推奨します。

 

 

これらが無理な方は今すぐブラウザバック。

 

ー体育館ー

 

僕は体育館に、柚くんと探索に来ている。

さっき来た時にも思ったけどさぁ..

 

「..広いな。」

 

「広いね..」

 

すっごい、広いんだよね..

探索、大変そうだなぁ..

 

「あっ、見ろ春。更衣室があるぞ」

 

「本当だ..男..はこっちだね。」

 

「説明しましょう!!」

 

「きゃああああああっ!?!?」

 

はくちゃんが急に地面から出てきた..!?

 

「失せろ、クソヤロー。」

 

柚くんが悪態をつくと、

はくちゃんは泣きだしてしまった。

 

「うわーん!!酷いいいい!!

折角説明してあげようと思ったのにいいい!!」

 

「説明?何の..?」

 

僕が首をかしげると、

はくちゃんは嬉しそうに説明してくれた。

 

「えーっとね!

この更衣室の前にカードリーダーがあるでしょー?

ここに小鳥遊くんの生徒専用端末かざしてみてよ!!」

 

「..チッ..」

 

「うわーん!舌打ちしたー!!」

 

柚くんがカードリーダーに

生徒専用端末をかざすと、

うぃーん、といいながらスライドしてドアが開く。

 

「..なるほどな。」

 

「そーそー!

カードリーダーにかざされた生徒専用端末の

持ち物の性別によって開くか開かないか決まるんだ!

異性の方のカードリーダーにかざしても開かないよ。

でもね..異性が開けて、そのあとについていって

無理やり入ろうとすると..がどりんぐがん?が火を吹くらしいよ?」

 

恐ろしい装置だね..

..のぞこうとかしてないからね?

 

「そこでー、畑山クン、聞いてもいいかなー?」

 

首をかしげるはくちゃんは普通の女の子そのもの。

可愛らしい、普通の女の子。

でも..さっきは黒原くんを..

ううん、気にしたらだめだよね。

彼女だって、もしかしたら操られているのかもしれないから。

 

「どうしたの?」

 

僕は彼女の目線にあわせ、しゃがむ。

 

「うーん..すっっごく聞きづらいんだけど..

畑山クンって、どっちの更衣室使うのかなって..」

 

「..あっ。」

 

そっか。ぼくのことを知らない人はみんなそう思うよね。

 

「僕はね、男性用の更衣室を使うよ。」

 

「わかったー!!」

 

はくちゃんは可愛らしく笑うと、

僕の生徒専用端末に「男性」と登録してくれた。

あとは傘野さんにも聞くみたいだけど..

 

「じゃあねーん!!」

 

また地面に潜っていく。

どういう仕組みなんだろうなー..

僕がぼーっと眺めていると、柚くんが話しかけてきた。

 

「探索するぞ。」

 

男性用更衣室に入る。

あとで女の子にも女性用更衣室調べてもらわなきゃな..

 

「っ!?!?かっ、帰るっ!無理だ!!」

 

「え、ええっ!?」

 

入った途端 、柚くんはしゃがみこんでしまう。

 

「..あっ。」

 

更衣室にはグラビアのポスターが。

顔はよくわかんないクマ?パンダ?に加工されている。

柚くん、こういうのだめだったもんね..

べりっ、と僕はポスターをはがし、丸めて床においた。

 

「..さんきゅ。

それにしても..ダンベルありすぎだろ..」

 

正気を取り戻した柚くんが辺りを見渡す。

確かに、たくさんダンベルがある..

 

「鈍器に使え..ってことか..?」

 

「..可愛くないこと言わないで。」

 

「..ごめん。」

 

僕たちは更衣室を出る。

そうすると、ドアは勝手にしまった。

 

「温度感知..」

 

「..?なんて..??」

 

「なんでもない。あっちの方を調べてみようぜ。」

 

バスケットゴールがある。床には線も引いてある。

ネットを入れる穴?みたいなのがあったから

きっとどっかにネットがあるんだと思う..多分。

 

「ふーん..おっ、あっちから舞台に登れるみたいだぞ。」

 

「そうだね。行ってみようか..」

 

舞台の裏には椅子などが沢山置いてあった。

あと..なんだこれ?

 

「..お遊戯しろってか?」

 

柚くんは苦笑した。

なんか、段ボールで出来た、木..?とか..小道具、とか。

傘野さんや絵心さんならもっと綺麗に造れるんだろうか..?

 

「うーん..?」

 

「まあ、気にしたら..」

 

「負け、だよね..!」

 

二人で微笑んで、次の探索に急ごうとした..が..

 

「きゃああっ!?」

 

何かに躓いてしまった。

 

「!!お、おいっ!!」

 

柚くんが支えてくれた。

何につまずいたんだろう..?

柚くんがひろって、僕にみせてくれる。

 

「..コイン..メダル..硬貨..」

 

思い付く単語がすらすらと出てきた。

 

「そう言えば..生徒専用端末に

『メダルギンコウ』みたいのがあった気がするが..?」

 

端末を開くと、メダルのマークのアプリがあった。

 

『ハタヤマ シュン サマ メダル マイスウ ゲンザイ 0 マイ』

 

「なるほどな。俺はこうだ。」

 

『タカナシ ユズ サマ メダル マイスウ ゲンザイ 1 マイ』

 

「今、俺はこれを持ってるからな。」

 

柚くんはメダルを指で弄びながらいった。

 

「ん。やるよ。」

 

「わぁっ!?」

 

柚くんが投げて僕にメダルをくれた。

端末を見ると、こういう画面が出てくる。

 

『⚠タダイマ コウシン サレマシタ』

 

『ハタヤマ シュン サマ メダル マイスウ ゲンザイ 1 マイ』

 

「変わった..」

 

「みろよ、上。気づきにくいが、カメラがあるんだ。」

 

うえをみると、僅かに赤い光が見えた。

あれがカメラかな..?

 

「あれで監視してるんだ。多分..」

 

「ふーん..」

 

「ま、とりあえずあっちの倉庫見ようぜ。」

 

柚くんが指差した先には、

『タイイクソウコ』と書かれた扉があった。

 

「うん..」

 

ガチャ、キィー..という音を奏でながら、

ドアは開いた。 なんか、THE・倉庫みたいな音だな。

 

「..得点板、バスケットボール、バレーボール..」

 

「うーん..はくちゃんの意図がわからないな。」

 

なにをさせようとしているのかな..

 

「まあ、いいだろ。こんなもんで..」

 

柚くんはバスケットボールをひとつ取り出す。

 

「あっ、やるの..?」

 

「おう」

 

柚くんは勢いよく外に出て、

バスケットゴールにスリーポイントシュートした。

 

「とりあえず..合流しようか。寄宿舎あたりにいけば..」

 

ピロリン

 

『もー!ちゃんとばしょきめておいてよね!ぷんぷん!

まだチャットも交換してないんだからー!!

いい?探索が終わったらさぁ、

マップアプリの『キシュクシャ』の『ショクドウ』にいってね!

ちゃんと伝言はつたえたからね!?わかった!? byはく』

 

「..だってよ。」

 

「もう探索おわっちゃったね..pc室でも、みてくる?」

 

「そうだな!いこうぜ!」

 

 

 

 




あとがき
生存者

【超高校級の幸運】並川 悠

【超高校級のマジシャン】川島 翔

【超高校級の絵師】傘野 月夜

【超高校級の作家】日比野 かおる

【超高校級の女装家】畑山 春

【超高校級のホワイトハッカー】小鳥遊 柚

【超高校級の絵師】絵心 くすみ

【超高校級の漫画家】黒原 つばさ

【超高校級のモデル】雪見 モモ

【超高校級の科学者】泉 あまね

【超高校級の作曲家】美音 咲

【超高校級の作詞家】美音 作

【超高校級の歌い手】寺田 鈴音

【超高校級の実況者】リオ・ブラウン

【超高校級の裁縫師】羽崎 スフレ

【超高校級の???】神代 圭


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(非)日常編 3

こんかいはスフレ就寝します。
スフレふぁん、よかったね。


これはダンガンロンパの二次創作です。

 

お読みいただく前に、注意書きをお読みください。

 

 

 

・原作をプレイしてからお読みください。

 

・原作ネタバレが豊富です。

 

・苗木達は出ません。創作論破ですので。

 

・流血表現有り。

 

・駄作。文章が下手です。

 

・挿し絵を制作するまでの間はオリキャラメーカーを使わせていただきます。

 

・挿し絵の入れ方がわかりません。助けて。

 

・○○からきた等のコメントはお控えください。

 

・これから物語が展開していきます。

感想欄でネタバレは構いません。

なのでネタバレが嫌な人は感想欄を覗かないことを推奨します。

 

 

これらが無理な方は今すぐブラウザバック。

 

 

 

~研究棟~

 

「じゃあじゃあ、リオたちで女子研究棟を調べるです!」

 

「ふあ..眠いけど、がんばる..」

 

寝ちゃいそうだな..かわいいからいいけど。

 

「じゃあ、俺らで男子研究棟調べるな!!」

 

「まっかせてよー!」

 

俺がいうと、リオちゃんはスフレちゃんの手を引いて、

研究室を調べにいった。スフレちゃんは寝かけてた。

かわいい。とてもかわいい。好き。

 

「じゃあ俺らもいくか。地図とか..」

 

「日比野日比野!!マップアプリがある!」

 

「でかした傘野!」

 

「うへへ」

 

「きしょ..」

 

「ひどい!?」

 

日比野はマップを開く。

 

「空いてるのは..川島、畑山、美音..と神代?神代は×じゃなくて

かみんぐすーん..?なんでひらがな???」

 

「突っ込むとこそこじゃねえよ..

日比野はあいてねえ!!!!ざまあwww」

 

「うっせえ!」

 

日比野をつれて川島くんの研究室にいく。

両開きのドアだ!!かっこいい!!

 

「うわ、ステージある..!?」

 

重いドアを開け、日比野と入る。

ステージがある。

その上には机があって、シルクハットがおいてあって..

ステージ外には軽い客席があって、端の方には収納がある。

照明なども備えられているが、柔らかい色に調整できるっぽい。

上の方には、消失マジックようなのか、舞台がもうひとつある。

でもきらびやかすぎず、眩しすぎず..

なんだか、川島君らしいな。

 

「手品セットだ..トリック仕込んでなくね???」

 

「あっ、これmr.syoがよくやってるやつー!!」

 

「ほーん..刃物とかはないな。」

 

「こわ..」

 

「すまん、次いくか。」

 

次は..畑山くんかあ!!

絶対可愛い!!男の娘正義!!とても正義!

畑山くんのドアは女の子の部屋って感じだ。

かわいい!!すし!!とてもすし!!!

 

「うを..!?」

 

入った瞬間、世界が止まったように思えた。

すべて柔らかい、薄いピンクと白で揃えられた空間。

それでも、目はいたくならない。

かわいいうさぎやくまのぬいぐるみが飾られていたり、

綺麗なピンクと白の薔薇があったり。

かわいらしい、でも痛くない、柔らかい空間。

なんだか、包まれている感じ。

しかもいい匂いがする。女の子..?

 

「すごいな..傘野とは大違い。」

 

「う、うるさい..!でも、畑山くんっぽいね。

スフレちゃんが寄りかかる気持ちもわかるな..」

 

「だよな..あれはうらやましい..」

 

「..きもい」

 

「..グスン」

 

「..ウエ」

 

「がち引きするのやめい!!ほら、次いくぞ!!!」

 

次は美音くんだ!

なんか、ああいう子って髪の下イケメンよな!!!!

美音くんの研究室は..これだ!

スライドドア..落ち着いた雰囲気だなぁ。

 

「失礼しまーす」

 

やっぱり、落ち着いた感じ。

優しい茶色の家具が多いな。騒がしくなくていいとおもう!

畑山くんの部屋とは対照的で対照的じゃないっていうか。

優しい雰囲気はにてるな~!

かっちりした感じのテーブルに、柔らかそうな椅子。

美音くんはこういうところで作業するのかな..?

..俺とは大違いだ!!すげえ!!

 

「おお、美音..すげえな。

なんか..畑山と似てそうで似てないっていうか..

優しい雰囲気だな!!」

 

(ウワ..最悪。日比野とおんなじこと思っちゃった。」

 

「オイ途中から声でてんぞ」

 

「すまんww」

 

「なにわらってんだよ!?」

 

「じゃあリオちゃんたちのところいこうか!」

 

スフレちゃんの研究室にいるかな?

 

_________________________

 

「じゃあ羽崎、いこうよ!」

 

「うーん..だれの研究室があるのかな..」

 

「えーっと..あ、mapがある!みますわね!」

 

まっぷ..地図、きらい。眠くなるんだもん..

 

「すぴー..」

 

「えーっと、傘野と、絵心と、美音妹と、羽崎の研究室が..

ってアレー!?羽崎~!?」

 

むにゃあ..だれえ..?うるさいいい..むにゃむにゃ..

 

「..もー!羽崎!おきる!get up!!」

 

「..んー。起きてる..すぴー..」

 

「どこが!?」

 

 

 

なんとか起きれた..眠い..

 

「じゃあ羽崎の研究室いってみようね!!」

 

「..スフレの..?」

 

研究室..なにがあるのかな..

部屋のドアはなんだか糸で縫ったみたいな模様がある。

..かわいい。

 

「失礼しまーーす!!」

 

あっ..そふぁ..そふぁーある..

 

パタッ

 

「キャア!?..羽崎?..羽崎!?!?

ちょ、ちょっと!?おきあがれな..

ってねてます~~!?!?

おきて!?getup!!」

 

すやあ..

 

 

 

ふああ..話し声がきこえる..だれえ..?

 

「しっつれいしまー..あれ!?寝てる!?」

 

「羽崎ちゃん..!?リオちゃんの上で何してるの..!?」

 

「日比野ぉ..傘野ぉ..help me..」

 

「スフレちゃん、おきて~!」

 

「ふああ..だれ..?」

 

「みんなのアイドル傘野ちゃんでーす☆ミ」

 

傘野..月夜ちゃんか..

うう、おきますよ..

 

「ほら、探索いこうよスフレちゃん!カワイイカワイイカワイイ」

 

月夜ちゃんはスフレの手をぎゅっと握った。

つれてってくれるのかな..

..手汗すごい。こわい。

なんかブツブツいってるし。おまわりさんに通報した方がいいよね..

 

「スフレちゃんの研究室は..

なんだか、柔らかいね。睡眠によさそう。

壁がメルヘンチック..ふわふわ..

刃物は..針くらいかな..?」

 

「次は..美音ちゃんの研究室か?」

 

「そうです!みんなでいてみましょ!!」

 

..『っ』がたりないですねぇ..まあいいか..

 

咲ちゃんの研究室のドアは..

音楽室っぽいドアで..なんだか..学校思い出すな..

 

「おっじゃましまーっす!!」

 

咲ちゃんの研究室は、全体的に落ち着いている。

かべはしろくて、ゆかはふろーりんぐ。

一角には作業すぺーす?があって、pcがある。

あとは、しらない楽器がたくさん。

..あれなに..?トランペット..?

あとは机の上に楽譜がある。

まったくよめない。おたまじゃくしがいっぱい..

 

「pc..!?..パスワードわかんね。放置だな..

ところで傘野、あの楽器なんだ?」

 

「ジャンベじゃない?てかあれなに?」

 

「バイオリンだろ。知らんけど。」

 

「あれはビオラだよ???」

 

『..』

 

「そんなことはいいから、次いきましょう..

月夜の研究室だよ..?」

 

スフレが話しかけると、月夜ちゃんたちは楽器から目をはなした。

 

「俺の研究室!?はやくいこう!」

 

「おわ!?まてって..!!」

 

い、いたいっ..引っ張らないでください、うでちぎれるぅぅ..

 

月夜ちゃんの研究室のドアは

なんか、自動っぽい..?っていうか。

木製のスライドドアだね。

 

「俺の部屋..!!」

 

月夜ちゃんの研究室は、壁が一般家庭の、ふつうの壁で、

床にはピンクと青の組み合わせのじゅうたん。

画材がたくさんあって、一角には作業すぺーすのようなものがあった。

pcもある。ペンタブっぽいものもある。

こぴっくや、スケッチブックが大量においてある。

すべて未使用のようだ。

人体図鑑もある。ポーズようかな..?

 

「うわあああ!?これ俺が欲しかった画材!?!?

なんであるのお!?!?たかいよおおお!?!?!?」

 

「はいはいうるさいうるさい」

 

「だって!?!?」

 

「ここにいたら帰れなくなりそう。next、いきませんか?」

 

「そうだな!!」

 

さいごは..くすみちゃんか。

ドアは..アンティーク調で、かわいい。

ステンドグラスっぽい窓もついてる。

 

「失礼しま..!?」

 

入った瞬間、全員かたまった。

アンティークで揃えられた家具。

落ち着いた茶色で揃えられている。

机もアンティークで、高級感溢れる椅子とセットだ。

なんだか、pcが浮いて見える。

無印っぽいクリアケースが机の上にあって、

そのなかにはきれいに画材が収納されている。

月夜ちゃんの部屋よりきれいだ。

 

「なんか..さすがデッドちゃんって感じ!」

 

「実際の部屋に合わせてあるのかな?

beautiful!!素晴らしいですね!」

 

「傘野の部屋とは大違いだな!!」

 

「うっっせええ!!」

 

ピロリン

 

全員のスマホが一斉に鳴る。

 

『もー!ちゃんとばしょきめておいてよね!ぷんぷん!

まだチャットも交換してないんだからー!!

いい?探索が終わったらさぁ、

マップアプリの『キシュクシャ』の『ショクドウ』にいってね!

ちゃんと伝言はつたえたからね!?わかった!? byはく』

 

しょくどう..なるほど..

 

「さあ、いこうぜ!」

 

あるいたから、つかれて..

 

「そうだな!!あっちじゃない?」

 

ねむく、なってきて..

 

「..羽崎???」

 

すぴー..

 

「知 っ て た」

 

むにゃむにゃ..

 

 

 




あとがき
生存者

【超高校級の幸運】並川 悠

【超高校級のマジシャン】川島 翔

【超高校級の絵師】傘野 月夜

【超高校級の作家】日比野 かおる

【超高校級の女装家】畑山 春

【超高校級のホワイトハッカー】小鳥遊 柚

【超高校級の絵師】絵心 くすみ

【超高校級の漫画家】黒原 つばさ

【超高校級のモデル】雪見 モモ

【超高校級の科学者】泉 あまね

【超高校級の作曲家】美音 咲

【超高校級の作詞家】美音 作

【超高校級の歌い手】寺田 鈴音

【超高校級の実況者】リオ・ブラウン

【超高校級の裁縫師】羽崎 スフレ

【超高校級の???】神代 圭


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(非)日常編 4

これはダンガンロンパの二次創作です。

 

お読みいただく前に、注意書きをお読みください。

 

 

 

・原作をプレイしてからお読みください。

 

・原作ネタバレが豊富です。

 

・苗木達は出ません。創作論破ですので。

 

・流血表現有り。

 

・駄作。文章が下手です。

 

・挿し絵を制作するまでの間はオリキャラメーカーを使わせていただきます。

 

・挿し絵の入れ方がわかりません。助けて。

 

・○○からきた等のコメントはお控えください。

 

・これから物語が展開していきます。

感想欄でネタバレは構いません。

なのでネタバレが嫌な人は感想欄を覗かないことを推奨します。

 

 

これらが無理な方は今すぐブラウザバック。

 

 

 

~校舎~

 

もうなんなんだよコイツ..

俺様でも手に余るぞ..

 

「つばさくん♥もも、実はねぇ?♥」

 

「あの、どこを探索するか..きめませんか?」

 

「はぁん???邪魔しないでよ!」

 

「で、でも..雪見さん、場所きめないと、みんな困るよ..」

 

「そうよね♥みんなで決めましょう♥」

 

「....手のひら返しの上手い方ですね。」

 

「はあ?なんか言った?」

 

「いいえ、何も。」

 

「じゃあじゃあももね~♥」

 

..神代、あの運を持つものが勝利する闇のゲーム(じゃんけん)に

勝利しやがって..負担が大きすぎるぞ..

その神代は宙を見つめて..るのか?

目が細すぎてわからんな..まあいいだろう、あいつが一番苦労するだろう

俺様は人間にかかわらんと決めたのだ..

 

「わ、わたし、1階が、いいな..よかったら、だけど..」

 

「..構いません。では僕の組と雪見さんの組は2階を探索します。」

 

「わかった。じゃあ、いこうか雪見さん。」

 

「うん♥」

 

「では、僕たちもいきましょう。美音さん。」

 

「う、うん..!」

 

..これでようやく静かになった。

 

「じゃあ、最初は保健室にいこうか..欲しいものもあるし。」

 

「欲しいもの、だと?」

 

「あっ、うん..ごめんね..」

 

「謝る必要はない。行くぞ、絵心。」

 

「うん..」

 

 

~保健室~

 

「えーっと、あったあった、これ」

 

絵心は包帯を差し出してきた。何故..?

 

「..どうした、絵心。」

 

「あっ、えーっと..その..

さっき、はくちゃんが攻撃してきたときに、

つばさくんの右目の..その..」

 

「封印がほどけているから、といいたいのか。」

 

「う、うん..ごめんなさい..我が儘いって..」

 

「どこが我が儘だ。俺様が為、だろう?」

 

「..うん..」

 

「..感謝する。ありがとう。」

 

「!!う、ううん、ごめんね..ペアが私なんかで..

そのお詫びが少しでも埋まったら、って思ったんだけど..

ごめんなさい..」

 

「..?..何故謝る?」

 

「..うう..」

 

絵心は顔を伏せてしまった。

最初に会ったときもそうだったな..

砂浜で、俺様がブラック・ウィンド様とも気づかず

起こしたのだ..まあ、そのお陰でここにいるのだが。

そのときも

「起こしたのが私なんかでごめんね」

だの

「死んで詫びるので許して」

だの..死ぬなんて簡単にいってはいけないというのに。

それに、価値のない人間なんかいない。

..それは、俺様が一番わかっているはずだ。

俺様が初めてあったときのことを思い出していると、

絵心が心配そうに覗き込んできた。

 

「あの..大丈夫..?」

 

「あ、ああ。」

 

近い..!!距離感がないのかこいつは..!?

 

「顔は見えてないけど、もう包帯とれそうだよ..?」

 

「なんだと..?」

 

..それはマズイ。はやく封印しなければ..

 

「はい、どうぞ。」

 

「感謝する。」

 

絵心に見られないよう、なんとか巻くことができた。

 

「じゃあ、探索しようか。

ここは..棚とか、ベットとかいろいろあるね。」

 

「ああ..棚から見るか。」

 

「じゃあ、あけるね」

 

ガラララ、という音をたて、絵心は戸をあけた。

 

「っと..これは..?毒薬..!?」

 

「なんだと!?どれだ!?」

 

「これ..」

 

シスプラチン..か。

 

「..なんだこれ。」

 

「シスプラチンっていうのは..DNAとかと結合して、

効果を発揮する抗がん剤、だったとおもうけど..?」

 

「!?何でそんな詳しいんだ..!?」

 

「あ、え、えっと、推し、が..」

 

..傘野と同じタイプなんだな..意外だな。

 

「すごいな。よく覚えられるな..」

 

「傘野ちゃんの方がすごいよ..

シスプラチンってなに?って聞いてみたら..?」

 

「..わかった。」

 

端から見たらやばいやつらだぞ..なんだよ毒薬に詳しいって..

 

「とりあえず、仕分けしようか..?」

 

「そうだな。」

 

とりあえず毒薬を分類した。

クロロホルムなどもあった。これは割とメジャーだよな..?

 

「じゃあ次いこうか?次は何があるかな..」

 

「マップを見る限り..空き教室があるな。」

 

「..?」

 

「..とりあえず見てみるぞ。」

 

~空キ教室~

 

「..いすと机が18個..残り二人は誰の分なのかな..」

 

「..わからんな。ロッカーもあるぞ。」

 

「本当だ。」

 

「開けるぞ..」

 

硬いな..このドア..絵心じゃ開けられんぞ..

 

ガシャンッ

バタタタタ

 

「イテテテテ‼なんだ!?」

 

箒が雪崩れてきたようだ。

俺様としたことが油断したな..

 

「だ、大丈夫!?」

 

俺に絵心が駆け寄ってくる。

大丈夫だ、とだけかえした。

 

「でも、ここは探索するところないね..次いこうか。」

 

「..放送室か..」

 

~放送室前~

 

「ここか..あけるz」

 

「あー!!だめだめだめだめ~!!!」

 

「きゃあああああああっ!?」

 

「..はくか..驚かすんじゃない。」

 

「黒原クンは驚いてないじゃんっ!!

もー!!ここは!!開けられないの!!

細工されたらこまるでしょー!?」

 

「さいく..?」

 

絵心は首をかしげる。

 

「そー!!

ここは朝のアナウンス、夜のアナウンス、そして..

死体発見アナウンスを流すんだ~!細工されたら困るよ~~!!!」

 

「..し、したい..」

 

「じゃあばいばーい!!」

 

「ッ..」

 

絵心は真っ青だ。

..死体なんていう忌々しい単語、常人じゃ聞くことなんてないからな。

 

「..大丈夫だ。起こらない、コロシアイなんて。」

 

「..うん。..なんか、つばさくんの声って安心するな..ありがとう。」

 

俺様の声が安心、か。

..とんでもない皮肉だな。だが仕方ない。

 

「じゃあ、いこうか..といってももう探索することないなあ..」

 

「..あ、あれはなんだ?」

 

「..?」

 

俺様はそれを拾い上げる。

 

「..メダルかぁ..」

 

パンダだかなんだかの顔がかかれたメダルだ。

なんだこれ。

 

「とりあえずもってこうか。」

 

「あぁ..泉らのところにいこう。」

 

「そうだね..」

 

 




生存者

【超高校級の幸運】並川 悠

【超高校級のマジシャン】川島 翔

【超高校級の絵師】傘野 月夜

【超高校級の作家】日比野 かおる

【超高校級の女装家】畑山 春

【超高校級のホワイトハッカー】小鳥遊 柚

【超高校級の絵師】絵心 くすみ

【超高校級の漫画家】黒原 つばさ

【超高校級のモデル】雪見 モモ

【超高校級の科学者】泉 あまね

【超高校級の作曲家】美音 咲

【超高校級の作詞家】美音 作

【超高校級の歌い手】寺田 鈴音

【超高校級の実況者】リオ・ブラウン

【超高校級の裁縫師】羽崎 スフレ

【超高校級の???】神代 圭


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(非)日常編 5

これはダンガンロンパの二次創作です。

 

お読みいただく前に、注意書きをお読みください。

 

 

 

・原作をプレイしてからお読みください。

 

・原作ネタバレが豊富です。

 

・苗木達は出ません。創作論破ですので。

 

・流血表現有り。

 

・駄作。文章が下手です。

 

・挿し絵を制作するまでの間はオリキャラメーカーを使わせていただきます。

 

・挿し絵の入れ方がわかりません。助けて。

 

・○○からきた等のコメントはお控えください。

 

・これから物語が展開していきます。

感想欄でネタバレは構いません。

なのでネタバレが嫌な人は感想欄を覗かないことを推奨します。

 

 

これらが無理な方は今すぐブラウザバック。

 

 

ー校舎 2階ー

 

「....。あの..」

 

「美音くん♥神代くん♥」

 

..さっきからずっと無視されている。なんなんだ、この人。

 

「い、泉さん..か、科学室と、薬品室と、PCルームでいいかな..?」

 

「えぇ、構いません。美音さんが良いのなら。」

 

「..!わかった!ありがとう..!」

 

美音さんはふわりと微笑んだ。

ッ..。穏やかですね..こんな、状況下で。

僕は愛想もないのに..美音さんは....

 

「じゃあ、俺たちは絵画室と、調理室を探索するね。」

 

「神代くん♥いきましょ♥」

 

「あっ、うん。じゃあ、またあとで。」

 

神代さんは雪見さんに腕を引っ張られながら行ってしまった。

 

「じゃあ泉さん、最初はどこに行く..?」

 

「どこでも構いません。」

 

「そっか..じゃあとりあえず、科学室にいこうか?」

 

「そうですね、何か脱出のヒントがあるかもしれません。」

 

僕と美音さんは、まず始めに科学室に行くことにした。

僕の得意分野だから、恐らくは大丈夫だろう。

 

ー科学室ー

 

科学室にはいろいろな器具があった。

素人は無理にさわったら危ない器具もある。

どうしてこういうものをおくのか。

..コロシアイをさせるため、か。

 

「ど、どう?僕はあまり詳しくないからわかんなくて..」

 

「..そうですね、危ないけど片付けようのない器具が大半です。」

 

「えっ!?じゃ、じゃあ..コンセント、抜いておく?」

 

「えぇ、抜いておきましょう。なにかが起こったとき、

そこについている指紋の持ち主が犯人だとわかりますし、

応急処置にはなるでしょう。」

 

僕はコンセントからプラグを抜いておいた。

美音さんは心配そうに見ている。

 

「あ、あの器具は危険じゃないの..?」

 

「..あれは」

 

あの器具、先輩の研究室にあったな..

でも、先輩はもう..

 

「泉さん..?」

 

感傷にひたっていると美音さんが心配そうに見てきた。

 

「あっ、す、すみません..」

 

「だ、大丈夫だよ..一応抜いておこうか..」

 

美音さんはその器具のプラグを抜いた。

 

「これで安心かな..薬品室にいこうか。」

 

「えぇ、危険な薬品があったら困りますし。」

 

ー薬品室ー

 

「っ..!!」

 

「美音さん!?大丈夫ですか!?」

 

「あ、うう..薬品のにおいがちょっと..」

 

「わかりました。あっちで少し休んでてください。」

 

「うう..ありがとう..ご、ごめんねぇ..」

 

美音さんは涙目で外に出ていく。

仕方ない、ここはキツイ薬品もありそうだ。

凡人じゃ体調を崩すのも無理はない。

 

「..とりあえず、薬品を片付けましょうか..」

 

◇◆◇

 

「うう..ありがとう..」

 

美音さんの代わりに探索を終わらせ、PCルームに向かう。

あの部屋、毒薬がたくさんあったんですけど..

解毒薬、つくらなきゃな..

 

「いいえ、かまいません。体調はいかがですか?」

 

「大丈夫..」

 

美音さんは黙ってしまう。

僕、なにかやってしまったのか..?

 

「あの、どうかなさいましたか?」

 

「あ、ううん..すっごく失礼なんだけど..

初期印象と泉さんの今の印象が違いすぎて..

もっと、固くて、愛想のない、ちょっと怖い子だなって..

..あっ!でもでも、今はぜんぜんちがうよっ!?」

 

..こんなにはっきり言われたの、初めてかもしれない。

みんな、僕から距離をとるから..

 

「あっ、ひ、ひきとめちゃってごめんね..!?pcルーム、いこうか..」

 

ピロリン

 

僕達のスマホが一斉に鳴る。

 

『もー!ちゃんとばしょきめておいてよね!ぷんぷん!

まだチャットも交換してないんだからー!!

いい?探索が終わったらさぁ、

マップアプリの『キシュクシャ』の『ショクドウ』にいってね!

ちゃんと伝言はつたえたからね!?わかった!? byはく』

 

あぁ、そういえば場所を決めていませんでした。

大失態です..なさけない..

 

「じゃあ、pcルーム行ったら食堂にいこうか。いこう、泉さん。」

 

「そうですね。」

 

ーPCルームー

 

「..ノートパソコンがありますね。」

 

「そうだね..17台位かな..?」

 

「..17台..ですか..

僕らは全員で16人。一台は一体..?」

 

「..はくのものじゃないかな。それか黒幕用、とか。」

 

「どうしてはくの他に操っている方がいるとわかるのですか?」

 

「なんだか..本意でやってるように見えなくて。

あっ、これは僕の主観だから気にしないで..!」

 

「そうですか..パスワードを調べてみましょう。」

 

ガラララ..

 

「わぁっ..!?」

 

誰かが音をたてて入ってきた。

小鳥遊さんと畑山さん。

探索はもう終わったのか..

 

「しつれいします..あっ、泉さん、美音くん..」

 

「あぁ..パスワードかかってるのか?」

 

「えぇ..」

 

僕が頷くと、小鳥遊さんは軽く電源に触れる。

そして、暫く_といっても1、2分ほどだが_

キーボードを叩いていた。すると..

 

「..ん。」

 

小鳥遊さんが指差したその先には

青いデスクトップが表示されていた。

さすがホワイトハッカーだ。

 

「ちょっと待てよ..」

 

キーボードをカタカタと叩く小鳥遊さんをぼうっと見つめていると、

彼は不意に机を強く叩いた。

 

「くっそ!!規制がとけねぇ..!!!」

 

「どういうこと..?」

 

「ネットに規制がかかっているんだ。

軽いものなら見れるんだが、希望ヶ峰学園情報や警察の情報、

あとはネットニュースも見られない..!!」

 

「そんな..」

 

「とりあえず今は食堂に行きましょう。

またあとで挑戦すればいいです。」

 

「そうだな..食堂にいこう。」

 

僕らは足を揃えてあるきだす。

そういえば、並川さん達が寄宿舎の担当だったな。

フワッと考えながら、食堂に向かった。

 




生存者

【超高校級の幸運】並川 悠

【超高校級のマジシャン】川島 翔

【超高校級の絵師】傘野 月夜

【超高校級の作家】日比野 かおる

【超高校級の女装家】畑山 春

【超高校級のホワイトハッカー】小鳥遊 柚

【超高校級の絵師】絵心 くすみ

【超高校級の漫画家】黒原 つばさ

【超高校級のモデル】雪見 モモ

【超高校級の科学者】泉 あまね

【超高校級の作曲家】美音 咲

【超高校級の作詞家】美音 作

【超高校級の歌い手】寺田 鈴音

【超高校級の実況者】リオ・ブラウン

【超高校級の裁縫師】羽崎 スフレ

【超高校級の???】神代 圭


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(非)日常編 6

これはダンガンロンパの二次創作です。

 

お読みいただく前に、注意書きをお読みください。

 

 

 

・原作をプレイしてからお読みすることを推薦します。

 

・原作ネタバレが豊富です。

 

・苗木達は名前だけ出る場合があります。あぽ。

 

・流血表現有り。

 

・駄作。文章が下手です。

 

・○○からきた等のコメントはお控えください。

 

・これから物語が展開していきます。

感想欄でネタバレは構いません。

なのでネタバレが嫌な人は感想欄を覗かないことを推奨します。

 

 

これらが無理な方は今すぐブラウザバック。

 

 

ー寄宿舎 2Fー

 

「えっと..確か、B1のお風呂と2Fの男子寮とランドリールーム?..が担当..だったっけ?」

 

「そうだね、じゃあ2Fからいこうか。」

 

ー並川 悠 ノ 個室ー

 

俺の名前が書かれた部屋の前にいくと、

真っ白なプレートと、ごく普通のドアがあった。

プレートは..傘野さんにでも描いてもらおう..

..カードリーダーっぽいなにかがある。

なんだこれ..

 

「よばれてないけどじゃじゃじゃじゃーーんっ!!!!

みんなのアイドル☆ハクちゃんのご登場~!!」

 

「ひぁっ..!!び、びっくりした..」

 

今ここに女の子がいた気がする。

この物語のヒロインは川島くんだった..?

 

「これにねー、生徒専用端末をかざすと~。」

 

ピピッ、ナミカワ ハル ノ タンマツ を ニンシキ シマシタ。

 

ガチャ..

 

「こうやってドアが開くよ!!」

 

成る程!!無駄にハイテクだな..!?

 

「じゃあねぇ!!またわかんないことがあったら呼んでよ!!」

 

「二度と呼ぶか!!」

 

「..ヒック、ひどいよ並川くん..」

 

しゃくりあげながらハクが床に吸い込まれた。

どういう原理だ..?

 

「えーっと..部屋、入ろうか..?」

 

「そうだね、入ろうか」

 

入った瞬間俺は絶句した。

てっきりコンクリート剥き出しの汚い部屋だと思ったのに..

 

緑の壁、黄土色のフローリング、

四葉のクローバーをモチーフとしたカーペット。

ソファーには可愛らしい四葉のクローバーのクッション。

タンスの上にはサイコロを模した時計、観葉植物まで。

クローゼットや収納も多く、ドアが3つ程ある。

御手洗い、シャワールーム、あとは..なんだろう..

ベットがないから、もしかしたら寝室なのかもしれない。

とにかく、寄宿舎にしては広かった。

 

「綺麗..」

 

「思ったより綺麗だね..寝室も別っぽいし。」

 

「..どうしてこんな設備なんだろう。

これが16個あるとするとお金かかってるよね..」

 

そうだ。それだ。

おかしい。そこまでして誘拐をし、コロシアイをさせたい

ハクの思考がわからない。あまりにも待遇がよすぎる。

 

「あ、ちょっと自分の部屋も確認しようかな..いってくるね」

 

「あ、うん。」

 

ガチャ

 

..とにかく、寝室とかを確認しようかな.

 

ガチャリと音がし、寝室と思われるドアが開く。

収納、サイドテーブル、目覚まし時計、スピーカ..スピーカー..!?

最新型のスピーカーがある..

 

ベットがふかふかだな!?ホテルみたいだ。

ふんわりとした緑色のベット。可愛らしい。

畑山くんの部屋だとピンクなのかもしれないな..

傘野さんは想像つかないな。腐ってそう..いやなんでもない。

 

「..ん?」

 

キラリと何かが光った。

なんだこれ。メダル..?

..クマ..?

あっ、そういえばメダルギンコウ..?があった気が..

 

端末を見ると、やはり「メダルギンコウ」があった。

ちょっと気になってたんだよな..

 

『ナミカワ ハル サマ メダル マイスウ ゲンザイ 1 マイ』

 

なるほどわからん。

何に使うんだ..

 

コンコン

 

あっ、川島くんかな..?

 

「いまいくよー!!」

 

叫んでからドアへ向かう..が

 

コンコン..ゴンゴン..ゴンゴンゴン!!

 

めっちゃノックするじゃん!!

 

ガチャリ

 

「ごめんね遅くなって..」

 

「よかったぁ..!!

返事がないからビックリしちゃった..!」

 

「えぇ!?返事したよ!?」

 

「嘘!きこえなかった..

物音もきこえなかったよ..!?」

 

もしかしたら防音なのかも。

設備いいのは何なんだろうか。

 

「じゃあ..お風呂場にいこうか..??」

 

「そうだね。行こうか!」

 

まあ、考えていても仕方ない。

探索探索!!

 

ーB1 風呂ー

 

「暖簾だ..銭湯みたいだね..」

 

「あー、そうだ!!」

 

「ひぅぇ!?」

 

ハクが床から出てきた。

なんだこいつ。

 

「異性の風呂場にはいったら..

ガドリングガンが火を吹くよー!じゃあねー!」

 

また床に吸い込まれた。まじでなんなんだ。

ガドリングガンって..また大袈裟な設備..

 

「えーと..その..入ろうか。」

 

ー脱衣場ー

 

..いや広ッ!?どうなってんだ..!?

金かけすぎでしょ..

 

「広いね..鍵つきロッカーだし..」

 

「誘拐にお金かけすぎ..」

 

「風呂場も広いのかなぁ!!」

 

にっこにこで花のように笑う川島くん。

天使はここだったか。結婚しよう。

 

『うは!!BL!!!!傘野でなくちゃ見逃しちゃうね!』

 

!?さ、寒気が..

 

「ど、どうしたの..?」

 

「な、なんでもないよ..」

 

ー風呂場ー

 

「やっぱひろーいっ!こんな広いお風呂始めてみたーっ!!」

 

..決してBLな訳ではないがめっっちゃ可愛い。

これも超高校級のマジシャンの秘訣か..?

 

『認めろーー!!BLだー!!』

 

はいうるさい俺の記憶の中の傘野さんうるさい

 

「女子の方とは竹柵で仕切られてるね!」

 

女湯とは高い竹柵で仕切られている。

上の方は開いていて、こっちの声が届きそう。

 

..別に覗こうとしてない!!

 

「シャワーとかいっぱいあるね..石鹸もたくさん。

..日比野くんがこれで滑りそう」

 

否定できない。チャラ男だと思ってたのに..

 

「おー、広いな」

 

「このお風呂入るの楽しみーーー!!」

 

隣か..美音さんたちかな?

 

「寺田さん!美音さん!」

 

「おー!その声は川島やな?」

 

「男子寮の探索終わったんだねーっ!」

 

「..外で話さない?疲れるよ..」

 

ー食堂ー

 

「さっき探索が終わったんよ。だから風呂も確認しようと思ってな。」

 

「食堂はー、キッチンと隣接してたよーーー!!!」

 

「キッチン?」

 

「サブキッチンとメインキッチンがあって..」

 

「そうだ!ランドリールーム行ってないよ!!」

 

急に川島くんが叫ぶ。

 

「..忘れてた。行こうか。」

 

「うちらも行くわ~。」

 

ーランドリールームー

 

「..広ッッ!?」

 

洗濯機がめっちゃある。

30個はある。多分。

 

「これは..青いのと赤いのがあるな。男女でわけてるんやろか?」

 

「そーだね、わけてるのかもー。」

 

「..食堂戻るか。洗剤くらいしかないよね?」

 

「そうだね..後でまた皆に言おうか」

 

ー食堂ー

 

「..集合場所決めてないから誰も来なくね?」

 

「..せやな。ハクに..」

 

ピロリン♪

 

?端末..かな

 

『もー!ちゃんとばしょきめておいてよね!ぷんぷん!

まだチャットも交換してないんだからー!!

いい?探索が終わったらさぁ、

マップアプリの『キシュクシャ』の『ショクドウ』にいってね!

ちゃんと伝言はつたえたからね!?わかった!? byはく』

 

「..監視されてんじゃん。」

 

「そういえば..監視カメラあった気がする。」

 

..誘拐されてることを実感するな..

 

「..うちら..本当にコロシアイせなかんのかな..?」

 

「..大丈夫!咲は私が守るよっ!」

 

「..でも..鈴音が殺されるかもしれへんやん。

そんなん..うちは嫌や..もう..もうだれも失いとうない!!」

 

「..咲」

 

「...。」

 

暗くなってしまった。

 

そんなとき。

 

「すずちゃーーーーーん!!!!!!」

 

!!傘野さんだ!

 

「..!月夜ちゃん!」

 

「おまっ..おいてくなって..

羽崎ちゃん支えながらいくの大変なんだって..!」

 

「リオもささえきれない..です..」

 

..やっぱり寝てるのかよ..!?

 

「すぴー..」

 

「あぅぅ..スフレ..重いっっ..!!」

 

..可哀想だな..

こんな濃いメンバーでやっていけるのか..?

 

それから少したった後、

体育館・校舎組が帰ってきた。

 

「ただいま~..」

 

神代くんはげっそりしている。

..校舎はたしか..

 

「...」

 

「いっ、泉さん待ってっ..」

 

「...」

 

「ねぇつばさくーん♥」

 

「何だ!邪魔をするなっ!俺様は今邪神召喚の儀式をしているのだ!」

 

「つ、つばさくん邪神召喚できるんだ..!すごい..!」

 

「ふははは!!俺様を何だと思っている!!俺様は泣く子も黙る..

うおおっ!!!触るな雪見ィィィィ!!」

 

「もーう、つれないなーっ♥」

 

「...」ゲッソリ

 

..これはもうだめだ。濃い。水で薄めてやってくれ。

カ○ピスを原液のままだしたら甘いでしょ..

 

「すぴー..あれぇ..?ここどこぉ..?」

 

「また寝てたんだね羽崎さん..気を付けなよ..?転んだら危ないから..」

 

「..すぴー..」

 

「いってるそばから..!だから僕に寄りかからないでって

言ってるでしょ..!転ぶっ..!!」

 

「..」グッ

 

「グッじゃないって!柚くんも助けて!!」

 

またか..起きてる時間ないでしょ。コアラじゃん。20時間寝てるじゃん。

 

「さ、さぁ、報告会を始めようか..?」

 

「じゃあ校舎組の黒原くん・絵心さんからよろしくね!」

 





生存者

【超高校級の幸運】並川 悠

【超高校級のマジシャン】川島 翔

【超高校級の絵師】傘野 月夜

【超高校級の作家】日比野 かおる

【超高校級の女装家】畑山 春

【超高校級のホワイトハッカー】小鳥遊 柚

【超高校級の絵師】絵心 くすみ

【超高校級の漫画家】黒原 つばさ

【超高校級のモデル】雪見 モモ

【超高校級の科学者】泉 あまね

【超高校級の作曲家】美音 咲

【超高校級の作詞家】美音 作

【超高校級の歌い手】寺田 鈴音

【超高校級の実況者】リオ・ブラウン

【超高校級の裁縫師】羽崎 スフレ

【超高校級の???】神代 圭

【平和時空の後書きこーーーーなーーーー!】

日比「...傘野、どうだった?」

傘野「すずちゃんがかわいい」

日比「はい頭の悪い感想ありがとうございます
今回は定期テストのランキングを晒します
まず16~8な。それ以上は次話だ。」

16 寺田

15 リオ

14 羽崎

13 雪見

12 絵心

11 咲

10 作

9 並川

8 神代


日比「は...?...傘野は!?」

傘野「8位より上」

日比「」

傘野「意外にデッドちゃん低いんだよねー!」

絵心「ご、ごめんなさい!!!!」

傘野「謝る必要ないって!わかんないところいってよ、教える!!」

絵心「!!えへへ..ありがとう!」

傘野「はい天使」

寺田「私は..ほら、忙しいし!馬鹿だし!」

リオ「漢字書けません..!」

羽崎「寝ちゃうんだよね~..」

雪見「海外いってるのにできるわけないでしょ。授業もうけれないし」

美音兄妹「..僕たち(うちら)には音楽があるから!(言い訳)」

並川「神代くんとは一点差だよ..」

神代「(才能)で忙しいから。」

日比「ということで言い訳集でした。7位より上は次話で晒します。」

傘野「どうせあまねちゃんが一位でしょ~!」

泉 「さぁ..どうでしょうね」


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(非)日常編 7

これはダンガンロンパの二次創作です。

 

お読みいただく前に、注意書きをお読みください。

 

 

 

・原作をプレイしてからお読みすることを推薦します。

 

・原作ネタバレが豊富です。

 

・本家のキャラは名前やほんのり匂わせるくらい出るかもです。

 

・流血表現有り。

 

・駄作。文章がおかしいです。

 

・○○からきた等のコメントはお控えください。

 

・感想欄でネタバレは構いません。

なのでネタバレが嫌な人は感想欄を覗かないことを推奨します。

 

 

これらが無理な方は今すぐブラウザバック。

 

 

「俺様たちは校舎の1階を探索した。」

 

「えっとね、1階は保健室と空き教室、放送室があったよ。」

 

「保健室は包帯、緊急措置用のものや点滴、ベットも複数あった。

薬品もあったが、一部毒薬は隔離しておいたのできをつけるように。」

 

「空き教室は18個椅子と机があったよ。

ロッカーには箒がたくさんあった。お掃除とかも普通にできるよ。」

 

「ただし、ロッカーはかなり固かった。

絵心や泉ではあけられないだろう。」

 

「放送室は開けられなかったよ。不具合があると困るんだって。

朝の放送、夜の放送、それと..ううん、なんでもない、ごめんね..」

 

息ぴったりじゃん。仲良しか。

 

..仲良しだったわ。

 

「..ありがとうございます。次は2階ですね。」

 

「はいはーい♥ももと、圭くんと、作くんで担当しましたー♥」

 

「..あと僕です。神代さん、お願いできますか?」

 

「わかった..!2階は絵画室、調理室、科学室、薬品室、PCルーム

があって、僕は絵画室、調理室を担当したよ。

絵画室はキャンバスとか絵の具とかがあって、特に凶器になるものは

見当たらなかったよ。調理室は包丁、ガスコンロ、バターナイフとか

いろいろあったけど..キッチンと同じじゃないかな..?」

 

絵画室か..傘野さんたちが喜びそうだな。

 

「ありがとうございます。次は僕たちですね。

科学室、薬品室、PCルームを担当しました。」

 

「科学室は、器具がたくさんあって..全部コンセントは抜いといたよ。

使いたいときは泉さんにいってね。」

 

「薬品室は毒薬等があって、あとで解毒しとくのでご安心を。

保健室の毒薬も解毒して使えなくしておきます。

一応..解毒薬も作るので、なにかあったら教えてください。」

 

「PCルームはパソコンがたくさんあったよ。でもパスワードがわかって開けられたはいいけど..希望ヶ峰学園情報や警察の情報、

あとはネットニュースも見られないよ。

軽いものなら見れるみたいだね。」

 

「以上です。薬品室は少し薬品の臭いがきついので

気を付けてください。最悪体調を崩すので。

次は寄宿舎..ここですね。よろしくお願いします。」

 

俺らか..

 

「俺らは寄宿舎の男子寮、風呂場、ランドリールームを担当したよ。」

 

「男子寮は..多分女子寮も同じだけど、すっごく綺麗だったよ。

自分の端末をかざすと開くみたい。

あとは..お手洗い、シャワールームが別で、寝室もあったよ。」

 

「風呂場は広かった。異性の風呂場に入ると..

ガドリングガンが火を噴くらしいよ。

気を付けてね。脱衣所のロッカーは鍵つきだったよ。」

 

「ランドリールームは洗剤とかがあったよ。

洗濯機は青のやつとピンクのやつがあったから、

多分男女別だよ。30個くらいあったよ。」

 

「次はうちらやな。女子寮は男子寮と同じや。

食堂はメインキッチン、サブキッチンがあって、

メインキッチンはバカデカい冷蔵庫があった。多分業務用や。

おいてあるものは多分調理室と同じや。

あとはドリンクバーがあった。」

 

「サブキッチンはねー、メインキッチンをちょっと小さくした感じ!

ちょっと小さい冷蔵庫、IHコンロ、包丁..ちょっと危ないから

きをつけてねーーー!!!!」

 

「ありがとうございました。体育館班お願いします。」

 

「あ、うん..!体育館にあった更衣室は

カードリーダーに端末をかざしたら開くよ..!」

 

畑山くんがいったとき、上からハクが落ちてきた。

..落ちてくるってなんだよ。堕落してんじゃん。

 

「かっっさのさーーーーん!!!!」

 

「うぇーいなんだよハクちゃーーーん」

 

テンションおかしいでしょ..

 

「傘野さんってーーーー更衣室はーーー女性でいいかなーーー???」

 

「野郎の裸に興味はねぇから女性で」

 

どういう基準??

 

「おっけーー端末に登録しとくね!

あと皆あれだよ?チャット交換しといてね???

じゃあねーーーー!!!!あいるびーばーっく!!」

 

戻ってこなくていいよ..

 

「えっと..あとはなんかあったっけ..?」

 

「あぁ、これ」

小鳥遊くんがメダルを掲げた。

 

「これがなんだかわかるか..?」

 

「それ、俺も拾ったよ」

 

メダルを小鳥遊くんに見せる。

 

「んー..ま、ハクが出てこないなら大したことないんだろ。

次研究室班よろしく。」

 

「おっっっっっっけーーーーーーーーー!!!!!!」

 

「男子研究室からだな!川島、美音、畑山の研究室が開いていたぞ!

まじでめっっっっちゃすげえから行った方がいい

特に言うことはないが..神代は才能がわかり次第開くと思うぞ。」

 

「そっか..才能、わかると思ったんだけど..」

 

「大丈夫だよ..きっと思い出せるから..!」

 

絵心さんがにこにこ微笑みながら言うと神代くんは目を見開き、

顔を真っ赤にしてありがとう、といった。

 

..惚れたな。これは..

 

「リア充爆発リア充爆発リア充爆発....」

 

傘野さんはいい加減にしようね..

 

「じゃnextはりおの番ですねーー!!」

 

「ふあ..開いてたのは....

月夜ちゃん..くすみちゃん..咲ちゃんと..スフレの研究室だよ..」

 

めっちゃ眠そうだけど大丈夫かな..

 

「umm..特に言うことはないよ!」

 

「じゃあスフレは寝るね..」

 

「寝ませんよスフレ!!You don't sleep!!」

 

「あう..」

 

リオさんにぺちぺちされて、嫌々起きた羽崎さん。

..5分も経たないうちに寝るでしょこれ..

 

「じゃあ以上でいいですk..」

 

「ぱんぱかぱーーーんっっっ!!!!

ハクちゃんのごとーじょーっっ!!!!」

 

「!???はぅえ!???」

 

絵心さんがすっころんだ。

 

「わーーー!!!?デッドちゃん大丈夫ーー!???」

 

「う、うん..大丈夫..ごめんね..」

 

「わぁぁ..ごめんなさい..絵心サン..」

 

「大丈夫だよハクちゃん..それで、何の用かな..?」

 

「」ゴゴゴゴ

 

黒原くんが憎悪の目でハクを見ている。

やば。こわ。

 

「えーっとねぇ、スーパーの探索してくれないかなぁ..

ボク、頑張って作ったんだよぉ..?」

 

..そういえばそんなのもあったな..

 

「ああそうだ!!みんなメダルのほうじゃなくて..」

 

上からお札が振ってきて、俺の手に2枚落ちる。

 

ろく..6000円..?

 

「これスーパーで使うからねーー!!

あと..初期だからメダルみんなあげるよ!!!!」

 

そういうと、すでに持っている人以外にメダルが配布される。

スーパーでメダル使うってなに..?なにか買えるの..?

 

「じゃあれっつごーーーー!!!!」

 

ハクの合図でみんなスーパーへ向かう。

てかこの島広ッ..

 

「こっこでーす!」

 

..スーパーというよりショッピングモールみたいなのが出てきた。

 

「じゃあじゃあー、ここはあんまり探索するとこないからぁー、

一階のとあるところにいくよーー!!ちゃんとついてきてね!!」

 

ビュンッ

 

「いや速ッッ!!無理でしょ!!!!」

 

俺が思わずつっこむと川島くんが横を見て言う。

 

「黒原くんが絵心さんを抱えて走っていったよ」

 

「厨二病怖!!!!」

 

「あっちの方に行ったよね..皆走ろう!!」

 

「いやいやいや走りたくない無理無理無理」

 

「じゃあ一人で待ってろ!!!!」

 

傘野さんに日比野くんがいって、日比野くんが走っていく。

 

「うわああんおいていかないでぇぇぇ!!!!」

 

俺も皆に走ってついていく。

 

「いくぞ、春」

 

「えちょっとま速iわああああああああああっ!!!!???」

 

小鳥遊くんが畑山くんをおぶって走っていった。

あんなはだの色して運動神経ヤバイとか反則でしょ..

 

「ぜぇぜぇ..はぁはぁ..」

 

そして傘野さんが倒れた。

1分も走ってないんだけど..

 

「並川くん助け..はうぇあ..」

 

仕方ないのでおぶっていく..

軽い。女子ってこんな軽いのか。

 

「わーい楽々ー」

 

「ちょっとは努力して傘野さん!!!!」

 

文句をいいながら走る。

 

「すやぁ..」

 

「うわあああん羽崎重いですーー!!!!」

 

やっぱ寝るんだね..

 

「も..無理で..」

 

泉さんが脱落した。

白衣長いし歩幅小さいから大変そうだなぁ..

 

「だ、だいじょう..ぶ?泉さ..」

 

「人の心配するなら自分の心配してください!!!!」

 

「日比野く..たすけ..」

 

「川島ぁ!!???大丈夫か!!???

ま、待ってくれちょっと」

 

日比野くんが川島くんをお姫様だっこして走る。

俺の上から鼻息が聞こえる。

..あの..

 

「ああああぁ..相手が日比野じゃなければ尊い..」

 

「ちょっと傘野さんよだれ垂らさないで!!!!」

 

「おっと失礼」

 

また少し走ると、ようやく目的地が見えた。

ここ広すぎ。

 

「遅いぞ貴様ら。」

 

「お前が異常なだけだろ。」

 

「柚くんも異常だよ..怖かった..」

 

「う..すまん..」

 

「ありがとー並川くん!!!!」

 

「う、うん..ぜぇぜぇ..」

 

めっちゃ疲れた..暑い..

 

「川島大丈夫か..?」

 

「うん..ありがとう....」

 

「..つばさくんありがとう..ごめんね..重かったでしょ..?」

 

「そんなことはない。俺様は重さを感じないからな。」

 

「すごいね..!」

 

「絵心さん大丈夫?」

 

「え..私..??」

 

絵心さんが一番速かったのかな..?黒原くんがバケモ..げふんげふん

運動神経が良かったからね!走らなくてよかったね!

 

「みてみて!!」

 

ハクが指差した先には巨大なガチャガチャがあった。

でっか。カプセルサッカーボールくらいあるんだけど。

 

「ささ、みんなさっきのメダルで回して!」

 

皆がまわしおわるとハクは嬉しそうに笑う。

 

「ちゃんと動いたーー!!」

 

「開けていいのかしら」

 

「雪見さん!!いいよ!!皆開けちゃってーー!!」

 

カプセルを開けると、水が入っていた。

なにこれ。2Lじゃん。

 

「いらね..」

 

「傘野さんはなんだったの?」

 

「万年筆」

 

「あぁ..」

 

まわりを見ると交換してる人が多い。

 

「..川島くんこれいるかな..」

 

みた感じ疲労してたし、いるかなぁ..?

 

「川島くん!」

 

「並川くん..!どうしたの?」

 

「こ..これいるかな..?」

 

「お水..!よかった、ちょうど今喉渇いてたんだぁ..!ありがとう!

お礼といってはなんだけど..」

 

川島くんが差し出してきたのはハンディファン。

めっちゃ涼しい..!

 

「川島くんありがとう!!すごく涼しい!!」

 

「そう?えへへ、ありがとう..!」

 

「グヘヘ、グヘヘヘ」ニチャア

 

傘野さんがニチャニチャ笑いながら出てきた。怖いよ..!!

 

「ど、どうしたの?傘野さん..」

 

「日比野と交換したんだーー!!」

 

見せてくれたのはアクリルスタンド。なんのキャラだろう。

 

「あのねあのねー、これは『偽愛』の恋奈(れんな)ちゃん!!

やんでれっぽい見た目だけど声は落ち着いてる低音で、

すっごく優しいんだけど、ゲームをすると人が変わっちゃうんだー!

このアクスタ限定でゲットできなかったんだー!!」

 

「し、知らないや..ごめんね..?」

 

「ううん、大丈夫ーー!!!」

 

「欲しいものはゲットできたー?以上だよ!

あとはのんびりしててよ!」

 

ハクが消えた。もう皆消えるのには慣れたのか反応を示さない。

慣れるのって、怖いね。

..この生活も慣れちゃうのかな..

 

「み、皆..その..食堂、戻ろう..?」

 

絵心さんが言うと、皆賛同し食堂へ向かった。

 

「デッドちゃんみてみて!!」

 

「恋奈ちゃんだぁ..!いいなぁ、私も頑張って恋歌ちゃん当てたい!」

 

「あたったらあげるー!」

 

「本当..!?ありがとう..!」




生存者

【超高校級の幸運】並川 悠

【超高校級のマジシャン】川島 翔

【超高校級の絵師】傘野 月夜

【超高校級の作家】日比野 かおる

【超高校級の女装家】畑山 春

【超高校級のホワイトハッカー】小鳥遊 柚

【超高校級の絵師】絵心 くすみ

【超高校級の漫画家】黒原 つばさ

【超高校級のモデル】雪見 モモ

【超高校級の科学者】泉 あまね

【超高校級の作曲家】美音 咲

【超高校級の作詞家】美音 作

【超高校級の歌い手】寺田 鈴音

【超高校級の実況者】リオ・ブラウン

【超高校級の裁縫師】羽崎 スフレ

【超高校級の???】神代 圭

【平和時空の後書きこーーーーなーーーー!】

傘野「はーいあまねちゃん可愛いねー」

傘野「おれはね、思うんですよね。」

傘野「合法ロリ最k」

黒原「黙れ。順位発表するぞ。1から7位だ。」

7 川島

6 畑山

5 日比野

4 傘野

3 小鳥遊

2 泉

1 黒原

日比「な?な?おかしいよな???傘野???」

傘野「んえ?」

日比「4位ってま?」

傘野「ま。」

日比「..はぁ..」

川島「日比野くんが教えてくれた!ありがとう..!」

日比「お、おう..」

畑山「柚くんいつもありがとう..!」

小鳥「おう。任せろ。」
泉「おかしいです..なんでコミュニケーション取れない黒原さんが..」

黒原「disるなよ..まあ俺様は最強だからな。」

傘野「黒原くんができないのはコミュニケーションだけだと思ってる」

黒原「コミュニケーションとれるわ!!」

日比「じゃあまたなーー!!!」

________________

いいよね..皆は。

私と違って

遊んでるだけで認められる。

その顔、すぐに歪ませてあげる。


楽しみだなぁ..


絶望が。


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(非)日常編 8

これはダンガンロンパの二次創作です。

 

お読みいただく前に、注意書きをお読みください。

 

 

 

・原作をプレイしてからお読みすることを推薦します。

 

・原作ネタバレが豊富です。

 

・本家のキャラは名前やほんのり匂わせるくらい出るかもです。

 

・流血表現有り。

 

・駄作。文章がおかしいです。

 

・○○からきた等のコメントはお控えください。

 

・感想欄でネタバレは構いません。

なのでネタバレが嫌な人は感想欄を覗かないことを推奨します。

 

 

これらが無理な方は今すぐブラウザバック。

 

 

ー食堂ー

 

「おなかすいたーーー!!!!」

 

傘野さんが叫ぶ。

確かにすいたかも..

 

「メインキッチンにもサブキッチンにもある程度食材は入ってたで」

 

「お料理係でもつくる..?」

 

「デッドちゃんそれだ!!!!」

 

「じゃあ..メシ作れる奴手ぇあげろ!!」

 

日比野くんが言う。

俺はまぁ..ほら。ごはん..ね?

 

結局、

日比野くん・傘野さん・川島くん

 

畑山くん・羽崎さん

 

絵心さん・黒原くん

 

美音さん・寺田さん

 

泉さん・美音くん

 

の5組に別れた。

一食交代らしい。

だから..

今日の昼が川島くんたち、

今日の夜が畑山くんたち、

明日の朝が絵心さんたち、

明日の昼が美音さんたち、

明日の夜が美音くんたち..っていうことかな。

 

じゃあ今から作るのは川島くんたちだね。楽しみだなぁ!!

 

「じゃあ..今から別行動って言うことで。」

 

「ごはん作り終わったら連絡するからチャット交換しよ~!」

 

チャットを開くと、『名前ヲ登録シテクダサイ』とでた。

まぁ..並川でいいだろ..

 

皆と交換した。

雪見さんは男子としか交換してない。

絵心さんが後ろでわたわたしてた。

 

『じゃあみんなよろしくねーーー!!!!!!!!』

 

なんかいつのまにかグループチャットもできてる..

 

「じゃあ解散ね!ばいばーい!!」

 

皆バラバラに散って..は、ないみたいだね。

 

黒原くんは絵心さんと、美音さんは寺田さん、リオさんと、

畑山くんは小鳥遊くん、羽崎さんと。

その他の人は別行動みたい。

 

俺は..寄宿舎の探索でもするかな..

 

ー並川'sルームー

 

やっぱ広いなぁ..寝室はさっき見たし、あと二つ..

一つはシャワールームだった。

風呂場があるからシャワーしかないのか..ちょっと残念。

でもみんなではいるのも楽しい..よね..?

 

もう一つはトイレだった。

店のトイレみたい。めっちゃ綺麗だった。

 

シャワールームにメダルが1枚、

リビング?にメダルが2枚落ちてた。

ガチャでもしにいくかな..

 

「あれ、神代くん。」

 

「えっ!?あ、ああ並川くん。どこいくの?」

 

「ガチャでもしに行こうかな、って思って。」

 

「そ、そっか。僕もいこうかな!!」

 

「じゃあ一緒にいこうか。」

 

ースーパーー

 

「先神代くんいいよ」

 

「う、うん..」

 

ガチャガチャ

 

「..なにこれ..」

 

..えーっと..

 

『動くこけし』

 

「..捨てる」

 

「そうした方がいいよ」

 

さーってと、俺は..

 

3回引いた。

 

えーっと、

 

双眼鏡、トランプ、色紙..かぁ..

 

..いらな!!!!

 

「何が当たったの..?」

 

「これだよ」

 

「!!双眼鏡..いいなぁ..」

 

「いる?」

 

「いいの!?じゃあこれとこうかn..」

 

「..遠慮しとくよ。いいから受け取って?

俺は要らないから。ね?」

 

「...うん、ありがとう..!なにかお礼できないかな..?」

 

「..じゃあ話さない?」

 

「それだけでいいの?面白い話は出来ないよ?」

 

「いいよ。話すの好きだし。俺の部屋来る?」

 

「じゃあ上がらせてもらおうかな..!」

 

ー並川'sルームー

 

「わあっ、きれいだね..!」

 

「まだへやいってない?多分神代くんの部屋も広いと思うよ。」

 

「そうなんだぁ..楽しみだな..!」

 

「じゃあ..なんでここに来たか覚えてる?」

 

「うーん..希望ヶ峰の門を潜ったのは覚えてるんだけど...

そこからは覚えてないや...才能も。」

 

「そっか...はやく思い出せるといいね。」

 

「うん...」

 

「じゃあ他...好きなものは...?」

 

「えーっと...えごっ...お、覚えてないや。」

 

やっぱ惚れてるんじゃん...

まぁ、首は突っ込まないけど。野暮だし。

 

「自分らしくいたら、いつか思い出せるよ。きっと。」

 

「うん...ありがとう、並川くん。」

 

ピロンッ

 

『ごはんできたのだー!!』

 

傘野さんだ。

 

「行こうか」

 

「ごはん、楽しみだな...!!」

 

ー食堂ー

 

「じゃあすわろうっ!!!」

 

みんなが集まったところで、座ることにした。

 

「じゃあ俺様は端に座る...」

 

「モモはぁ...つばさくんのとな」

 

「つばさくん、ここすわっていい?」

 

「!!勿論だ!」

 

「なによ!!!いいもん、モモはつばさくんの正面にすわるもん。」

 

「...」

 

「泉さん、隣いいかな?」

 

「...ええ。」

 

「じゃあ兄貴の前にするわ」

 

「咲の隣ーー!!」

 

「じゃあリオはここ!」

 

「ブラウン...ここいいか?」

 

「いいよー!!」

 

「じゃあ僕ここで...」

 

「ふぁぁ...」

 

「羽崎さんとなり来る...?」

 

「うぅ...眠い...そうする...

ありがとう...畑山くん...」

 

「隣いーい?並川くん、デッドちゃん。」

 

「勿論っ...!」

 

「いいよ。」

 

「じゃあ俺ここー」

 

「じゃあ僕ここだね...!」

 

結局、こうなった。

 

泉 作 春 羽 並 傘 絵 黒

 

寺 咲 柚 リ 川 日 神 雪

 

まあ妥当だと思う。雪見さんが不機嫌だったけど。

 

「ごはんどーぞ!!」

 

中華料理だ!

 

「いただきます...」

 

最初に絵心さんがラーメンに口をつけた。

食べ方超お上品なんだけどお嬢様なのかな...?

 

「うん、おいしい...!ありがとう黒夜ちゃん、日比野くん、翔くん...!」

 

「いえいえ~!!おいしい?よかったぁ!!」

 

傘野さん料理できたんだね...?

 

「...あの、僕遠慮させていただいてもいいでしょうか...?」

 

「なんで?お腹すいてない?」

 

「だって...毒が入ってたらどうするんですか...?」

 

「んっ!!?」

 

それを聞いた瞬間、絵心さんが喉に詰まらせた。

 

「わー!デッドちゃん大丈夫!?」

 

「う、うん...あの...ど、どくって...」

 

「...コロシアイ、ですよね...?

だから、毒が入っている可能性を危惧して僕は食べないです。」

 

「そんなぁ..」

 

「モモも食べないわ。あんたが作ったもの信用できないもん。」

 

「...雪見さん...」

 

「...うちも、遠慮しておくわ...すまんな...」

 

「あっ、咲...!泉さん...!」

 

「あっはは~...ごめんね~...」

 

「...すふれも、たべない...ごめんね...」

 

「リオは...リオは...ごめんなさいっ...!!」

 

「あっ...皆ぁ...」

 

「...ごめんね...片付けるね...」

 

川島くんは片付けようとしている。

悲しそうだ...

...俺は...

 

「...おいしいね、これ」

 

思わずラーメンを食べていた。

 

「!並川!?」

 

「うん...食べ物を粗末にするのはダメだし、

おいしいし...頑張ってつくってもらったし。」

 

「...モグモグ」

 

「小鳥遊まで...」

 

「栄養失調で死にたくないから...な」

 

「じゃあ僕も食べるよ...」

 

皆が食べ始めた。

傘野さん、日比野くんは嬉しそうに、

川島くんは今にも泣きそうな目で見ていた。

 

「...ぁ...ぅ...」

 

絵心さんはずっと震えていた。

どうしたのかな...?

 

「...ぁ..ごめんなさいっ...!!」

 

急に立って走っていってしまった。

 

「絵心!?...っ、っ待ってろ貴様ら、俺様たちの分残しとけよ!!」

 

「黒原くん!?」

 

探しにいった。まぁ足速いからすぐ見つかるでしょ...

 

「なぁ、これどっか行ったやつの分も食っていいか?」

 

「小鳥遊くん...うん、勿論!いっぱいたべてね!!」

 

結局皆ですべて食べてしまった。

絵心さんをつれてきた黒原くんに怒られた。

そういえば残しとけって言われてた気がする...

 

ー自由時間ー

 

「あれ、川島くん。」

 

「偶然だね...!並川くん...!」

 

その辺を歩いていたら川島くんに会った。

そういえばトランプいるかな...

 

「ねぇ川島くん、トランプとかいる...?」

 

「いいのぉ!?見せて!!」

 

「これだよ」

 

「これ...マジックトランプだね...!懐かしいなぁ...」

 

「懐かしい...?」

 

「立ち話も何だし...僕の部屋おいでよ。」

 

「ありがとう!」

 

ー川島'sルームー

 

「綺麗だね...!!」

 

「うん、壁紙可愛いよね...!」

 

綺麗にマジック道具が整えられてて、

シルクハットが壁にかかっている。

壁紙はトランプのマークがかかれている。

 

「あのね、マジックトランプは...

僕がマジックを始めたきっかけなんだ。」

 

「きっかけ?」

 

「うん、小学生のときにね、

お楽しみ会みたいなのをクラスの人が開いて...

ひとりひとつ、なにかを披露したんだ。

僕はそのとき、特技なんかなかった。

だからね、お父さん...マジシャンのお父さんに聞いたんだ。

何か技はあるかってね。

そうしたらマジックトランプをくれてね...

だから僕、お楽しみ会で披露したんだ。

みんな、目をキラキラさせて見てくれて...

すっごく嬉しかったし、楽しかった。

だから僕はもっと多くの人にマジックを見てもらいたくて

お父さんに弟子入りしてマジシャンになったんだ。」

 

「そうなんだね...親子揃ってマジシャンなんだな。

全然知らなかった。」

 

「...うん。今闘病中なんだ...。

気が散ったら嫌だから...メディアには公開されてないよ。」

 

「そっか...早く治るといいね...」

 

「...末期ガンだから治らないと思うよ...

あと3ヶ月ってところかなぁ...」

 

「...そっか...なんか...ごめんね」

 

「大丈夫。だから早くここを出て...

お父さんを看取ってあげたいんだ。」

 

「そうだね...よかったらお父さん紹介してよ。

川島くんがお父さんの前でマジック披露したら喜んでくれると思う」

 

「!!そっか...お父さん、マジック好きだから...!

ありがとう並川くん!」

 

ふわりと嬉しそうに微笑む。

そんな川島くんをみて嬉しくなった。

 

「じゃあ...ここにくるまでの記憶はある?」

 

「うーん...門を潜ったのはおぼえてるんだけど...

ごめんね、お役にたてなくて...」

 

「いや、俺も覚えてないからいいよ。絶対みんなで出ようね!」

 

「うん...!」

 

「えーっと...じゃあ川島くん、好きなものは?」

 

「うーん...そうだなぁ、マジックと...トランプかなぁ..?」

 

本当にマジックが大好きなんだな。

好きなものが才能になるっていいな..

 

「じゃあ趣味は..?」

 

「勿論!マジックだよ!あとはお料理かなぁ..?」

 

「料理か..」

 

「並川くんはお料理できる?」

 

「俺は..で、できないわけでは...ない...?と思う...思いたい...

と、得意料理は?」

 

「うーん...スペイン風オムレツかな...

前にスペインに行ったときに食べたのが忘れられなくて...」

 

なんかすごいな...

 

「よかったら今度つくってよ」

 

「もちろんっ!任せてよ!」

 

ピロンッ♪

 

「あれ...?あ、畑山くんか」

 

『ごはんできたよ...!』

 

ああ、夜は畑山くんが当番だったっけ。

 

「行こうか、並川くん。」

 

「夜は何かな...?」

 

確か畑山くんと羽崎さんだったよね...大丈夫かな...

 

ー食堂ー

 

「みんな!」

 

いたのは泉さん、雪見さん、神代くん以外の全員だった。

多分食べないんだよね...?

 

「じゃあ食べよっか...!

今日はオムライスだよ...!」

 

オムライス...か...!?

一つ一つケチャップで絵が描いてある...!?

 

「絵心さんと黒原くんが手伝ってくれたよ。

もちろん僕も羽崎さんが描いたやつもあるよ...!」

 

「ふぁ...下手なやつがあったらスフレのだよぉ...」

 

いや下手なやつ見当たりませんけど...?

多分羊が描いてあるのが羽崎さん、

ハートとかが描いてあるのが畑山くん、

超細かい綺麗な絵_多分天使の絵_が描いてあるのが絵心さん、

無駄にうまい稲妻や炎が描いてあるのが黒原くんかな。

 

いや皆俺よりうまいから。

..俺が絶望的に下手なだけか..はぁ..

 

「じゃあ食べよっか!いただきますっ!!」

 

皆食べ始めた。お昼のことはいいのかな...?

 

「おいしいですね!!畑山、羽崎Thank You!!」

 

「ふぁあ...おいしい...?よかった..」

 

俺の絵は多分羽崎さんのだ。

可愛らしい羊が描かれている。

ケチャップの量も程よい感じだ。

 

「絵心の絵だな...?これ...」

 

日比野くんのはとても綺麗な天使の絵。

ケチャップでかけるもんなのかこれ...??

 

「畑山くんのだぁ!!!」

 

ハートが描かれている。

メイド喫茶かな?

めっちゃ綺麗に描かれてるけどケチャップってなに???

 

「...黒原くん、だね...」

 

稲妻が描かれている...。

上手いけどさ!!オムライスに描くもんじゃない!!

メイド喫茶じゃなくて冥土喫茶だよ!

冥土の土産に稲妻はいらないよ!

__________________________

 

「美味しかった~!」

 

具の量もチキンライスの量も丁度良くて

すごく美味しかった。玉子ふわふわだし。

 

「...こんばんは...」

 

「あまねちゃんっっ!!!!」

 

傘野さんが飛び付いていく。

それを避けて泉さんは言った。

 

「食べていいんですか?毒があるかもしれないのに。」

 

「今日は大丈夫なんだよ。

料理を作ってない黒原くんと絵心さんに見てもらったから。」

 

「...そうですか...

たしかここ、カップ麺ありましたよね...いただけますか?」

 

「!わかった!!!持ってくる!」

 

泉さんに避けられて床にぶっ倒れてた傘野さんが走っていった。

いや早。運動できないんじゃなかったのか..

 

「...すみません...疑ってしまっていて。

でも僕は...外に生きてでなきゃいけないんです...」

 

申し訳なさそうに目を伏せる。

その目は悲しげだ。

 

「...気にしなくていいんじゃないかなぁ...」

 

川島くんがそっと言う。

 

「だって、人を疑うことだって大切だよ。

信じるために疑う...って言うのかな...?

マジックだって、種も仕掛けもないことを証明するために

シルクハットを見せることがあるでしょ?

それと同じだよ。マジックを信じてもらうために

疑ってもらうんだ。種や仕掛けがないかってね。

だから...悪いことじゃないよ。きっと。」

 

俺は泉さんに対して悪い印象を持っていた。

疑うことしかせずに、まわりとかかわらない。

でも、泉さんは疑うことができる人なんだ。

信じるために、疑う。

その言葉がすっと胸に入っていった。




生存者

【超高校級の幸運】並川 悠

【超高校級のマジシャン】川島 翔

【超高校級の絵師】傘野 月夜

【超高校級の作家】日比野 かおる

【超高校級の女装家】畑山 春

【超高校級のホワイトハッカー】小鳥遊 柚

【超高校級の絵師】絵心 くすみ

【超高校級の漫画家】黒原 つばさ

【超高校級のモデル】雪見 モモ

【超高校級の科学者】泉 あまね

【超高校級の作曲家】美音 咲

【超高校級の作詞家】美音 作

【超高校級の歌い手】寺田 鈴音

【超高校級の実況者】リオ・ブラウン

【超高校級の裁縫師】羽崎 スフレ

【超高校級の???】神代 圭

「信じるために疑う、かぁ」


「うぷぷ...動機を発表されてもそんなこと言えるの...?」


「うぷぷ...楽しみだなぁ...」


「今回は誰が死ぬんだろうなぁ...」


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(非)日常編 9

これはダンガンロンパの二次創作です。

 

お読みいただく前に、注意書きをお読みください。

 

 

 

・原作をプレイしてからお読みすることを推薦します。

 

・原作ネタバレが豊富です。

 

・本家のキャラは名前やほんのり匂わせるくらい出るかもです。

 

・流血表現有り。

 

・駄作。文章がおかしいです。

 

・○○からきた等のコメントはお控えください。

 

・感想欄でネタバレは構いません。

なのでネタバレが嫌な人は感想欄を覗かないことを推奨します。

 

 

これらが無理な方は今すぐブラウザバック。

 

 

ー並川'sルームー

 

「朝になりました...

起きてください...今日もよい一日を...」

 

ハクの声で起きた。

今何時...

7時か...

集合は8時だったかな...

 

シャワールームに洗面台があったな...

と思い、俺はシャワールームに入る。

 

結局、昨日は疲れて寝てしまった。

とても長い一日だった。

 

夢なんじゃないかって、ずっと思ってたんだ。

でも...起きたらまだここにいた。

 

...本当にここで、ずっと...

 

不穏な考えを吹き飛ばすように顔を洗った。

 

ー食堂ー

 

早く来すぎた...

 

「...貴様ら、早すぎないか」

 

「あれ、黒原君」

 

「今日は俺様達が当番だが...どうかしたのか」

 

「早く来すぎただけだよ」

 

「...まぁいい。絵心はまだか」

 

「来てないよ」

 

「仕方ない、呼んでくるか...」

 

結局また戻っていった。

____________________

 

「おきろっ...!!絵心ぉっ...!!」

 

顔を真っ赤にしながら黒原くんが来る。

どうも腕を絵心さんにしがみつかれてるみたいだ...

絵心さんめっちゃ寝てる...

 

「んぅ...」

 

「起きろってっ...!羽崎じゃあるまいしっ...!」

 

端からみたらいちゃついてるようにしか見えない。

勘弁してくれ。こんなところ日比野君や傘野さんがみたら_。

 

「おはよーーーー!!!!!!」

 

「おはよ...っておうわ!?何やってんだお前ら!?」

 

...最悪だ。よりにもよって2人とも...

 

「ぅ...」

 

「絵心起きろおおおおお!!!!」

 

黒原が叫ぶ。

...羽崎さんと畑山くんのデジャウ゛...

 

「で、でっどちゃん...あさにがてだもんね~...」

 

顔がひきってるよ傘野さん...

 

「絵心ちゃんのむむむむ胸が当たってるッッ...だと...!?」

 

ダメだこいつ早くなんとかしないと

 

「むにゃ...」

 

「...コーヒーでもいれてくるね」

 

「そうしてくれ頼む」

______________________

 

「うぅ...ごめんなさい...今からご飯作るね...」

 

結局起きるのに30分かかった。

もう大体みんな集まっている。

今から朝ごはんを作るみたいだ。

 

「大丈夫だ...作るぞ。」

 

「あ...見てますね」

 

結局作ってる間は自由時間になった。

 

ースーパーー

 

「あれ、傘野さん」

 

「並川くん!!!」

 

「君もガチャガチャを?」

 

「もっちろん!」

 

「部屋に大分落ちてるよねメダル...」

 

「うん!!推しの缶バのうらにおちてた!!」

 

「傘野さんの部屋には缶バッチがあるんだね...」

 

がちゃがちゃ

 

傘野さんががちゃがちゃを引く。

 

「...えーっと、色紙かな?綺麗だねーーー!!!!」

 

「あっ、昨日俺引いたよ」

 

「そうなの?」

 

がちゃがちゃ

 

次は俺だ...なんだこれ

 

「なんだろこれ」

 

「ああああああああ!!!!」

 

傘野さんがとんでもない声量で叫ぶ。

 

耳ちぎれる...!

 

「こここここれ!!!!

数量限定で20分で売り切れた伝説のフィギュア...!」

 

そんなすごいものなんだ...!

傘野さんが目を輝かせながら見ている。

 

...せっかくなら

 

「あげるよ傘野さん。俺にこのフィギュアの価値はわからないし」

 

「いいんですかーーーーーーー!!!!???

ありがとうございます神様仏様並川様ーーー!!!!」

 

涙を流しはしゃぐ傘野さん。

 

喜んでもらえてよかった。

 

「何かお礼できないかなぁ!!」

 

「...じゃあ、君の話を聞かせてよ」

 

「...俺?ただのしがないヲタクですけど...???」

 

絵師は!?君は超高校級の絵師じゃないの!?

 

「えっと...なんで絵師になったの?」

 

「公式にはない尊い推しのシーンを描きたかったんだぁ!!」

 

それだけで絵師になれるって凄いな...

 

「じゃあどうしてヲタクになったの?」

 

「ヲタクはなるもんじゃなくて気づいたらなってるもんだよ!!」

 

「そうなの...?」

 

「うん!俺はアニメからヲタクになったんだー!!」

 

「なんでそのアニメを見ようと思ったの?」

 

「っ...!」

 

「え?」

 

「あ、あはは~!!もうあさごはんできてるよね~!!」

 

傘野さんは食堂に駆けていってしまった。

 

その笑顔はとても痛々しいものだった。

 

ー食堂ー

 

「ごはんできたよ...」

 

「...!?」

 

めちゃめちゃ美味しそうなパンケーキが出てきた。

パンケーキだけじゃない。サラダやスープとかもでてきた。

パンケーキに合うのかな...?

 

「わぁ!!美味しそうなホットケーキですね!!」

 

「ホットケーキ...?」

 

「アメリカではホットケーキと言うのですが...違うのです?」

 

「...どっちでもいいんじゃないかなぁ」

 

「明確な違いはないんじゃね知らんけど

傘野知ってるか?違い」

 

「......あ、知らない」

 

「...傘野も知らねーのかよ」

 

「あ、チョコレートソースとホイップクリームも用意しておいたよ!」

 

「わぁ!ありがとうくすみちゃん!」

 

「いえいえ...スープとサラダは黒原君が作ったんだ。

パンケーキにあう味付けだって。」

 

そうしてみんなで談笑していると、

食堂のドアが開かれた。

 

「...おはようございます」

 

泉さんか...

 

「おはようあまねちゃん...!

あまねちゃんのパンケーキは甘さ控えめにしたよ...!」

 

「...要りません。僕は水を取りに来ただけです。」

 

「そ、そっか...ごめんなさい...」

 

雪見さんも神代くんも泉さんも引きこもってるけど大丈夫かな...

 

 

「いただきます!!Let's eat!」

 

リオさんが丁寧に挨拶をしてパンケーキを頬張りだす。

 

美味しそうだなぁ...

 

「~♪」

 

「で、デッドちゃんそんなにクリームかけるの...!?」

 

「...?うん。美味しいよ?」

 

山じゃん!

極度の甘党なんだなぁ...

 

そして俺はしゃきしゃきとサラダを頬張った。

なにこれ、めっちゃ美味しい!!

 

「貴様ら、スープとサラダはどうだ。」

 

「意外にパンケーキにあってて美味しいよ...!!

なんのドレッシング使ってるの...?」

 

「...俺様の手作りだ。」

 

...はぁ!!???

 

「えっ...!凄いね...!

これ、何種類かブレンドしてあるよね...!」

 

「あぁ。」

 

「凄いなぁ...!」

 

なんか意外だ。料理出来る人多いのかぁ...

...頑張ろ...傘野さんに教えてもらおう...

 

ー自由時間ー

 

さっきも食堂で(幸運のお陰で)メダル拾ったし、

がちゃがちゃでもしにいこうかな

 

「zzzz」

 

...と、思ったんだけど。

この床で寝てるのって...羽崎さんだよね...

 

「zzz...」

 

...起こしてあげよう。

 

「羽崎さん、起きて...!」

 

「...ふぁ...なにぃ...?」

 

「スーパーの床で寝ないで!!風邪引くでしょ!!」

 

「...お母さんじゃないんだから...

そういえばがちゃがちゃ引きに来たんだった...」

 

羽崎さんもか...

 

がちゃがちゃ

 

「ふあああ...なんですかこれぇ...」

 

すごく可愛らしいハートのクッションが出てきた。

羽崎さんもクッションのイメージはあるけど...

ハートなら、どちらかといえば...

畑山くんのイメージの方が強いかも。

 

「あとで畑山くんにあげるかぁ...」

 

やっぱりおなじことを想像したみたい。

やっぱり彼はハートのイメージが強いよね。

 

がちゃがちゃ

 

「...クッションだ」

 

今度は羊の。

じゃあ羽崎さんかな。

 

「どうぞ、羽崎さん。」

 

「...くれるのぉ...?」

 

「うん、あげるよ」

 

「ありがとう...なにか、お礼...」

 

「一緒に何か話でもしない?」

 

「お話...?それだけでいいなら...研究教室、くるぅ...?」

 

ー羽崎's研究教室ー

 

ふわふわしてるな...

ソファーベッドはふかふかだ。

寝ちゃいそう...

 

「お茶しかだせないけど...」

 

「ありがとう...気を遣わなくてもいいのに。」

 

「だってもらったし...

あ、アールグレイ、なんだけど」

 

紅茶か...美味しそうだ。

 

「何を話すの...?」

 

「じゃあ...なんで裁縫師になろうと思ったの?」

 

「昔からぬいぐるみが好きで...

中学生のときからチクチク縫ってたんだぁ。

母の日にはままの服とかも縫ってね...

すっごく喜ばれて、嬉しかったんだ...!

だから、依頼を受けてみることにしたの。

最初は依頼なんて来なかったけど...

とあるブロガーの人がね、依頼してくれて...

そのときから、いっぱい依頼が来るようになったんだぁ...!

多分月夜ちゃんlも依頼が来てた気がするよ。

推しの服を縫って欲しい、だったかなぁ...

アニメに出てくる服を実寸大で縫ってね、

動画で紹介してもらったんだぁ...!」

 

凄く嬉しそうに羽崎さんは語った。

 

「...今日月夜ちゃん元気なかった、よね...」

 

「...うん」

 

「早くもとに戻るといいなぁ...」

 

...いつも眠そうで、何を考えてるかわからない羽崎さんも

ちゃんと周りのことを見て、人を労ることの出来る人なんだ。

マイペースだけど、ちゃんと人のことを考えられていいな...

 

「...あ、ごめんなさい...今から予定があるから...」

 

「予定?」

 

「畑山くんと小鳥遊くんと遊ぶの...!」

 

「あ、そっか。じゃあ...帰るね。お邪魔しました。」

 

急いで紅茶を啜って、研究教室を出る。

美味しかった。

 

そうしたら寄宿舎前で日比野くんに会った。

 

「日比野くん」

 

「おお!並川!!なぁ、今日みんなで風呂にはいんねーか?」

 

「風呂?いいよ。」

 

「ありがとうな!!神代と美音と川島には断られちまって...

まぁ、しかたねぇよな!

じゃあまた夜な!!飯食ったあと!」

 

日比野くんと手を振って別れる。

楽しみだなぁ...!

 

ー食堂ー

 

...鉄板が置いてある。

 

「並川。ちょっと手伝ってくれへんか?」

 

「え?いいけど...どうしたの?」

 

「鉄板運んどったら鈴音がバテてしもうて...

具材混ぜるの手伝ってくれへんか?」

 

寺田さん?

振り向くと寺田さんが転がっていた。

 

「きゅぅ...」

 

重いの...?

それを軽々と運んでる美音さんはなんなの...?

 

「これ混ぜるだけでええよ」

 

混ぜるだけなら出来るか。

 

ー昼ー

 

「今日はお好み焼きなんだね...!」

 

「せやで。ウチが関西に居たときに食べたお好み焼きが

忘れられんくてなぁ。」

 

「確かに具材にてるね...!久しぶりだなぁ...!」

 

「じゃあ、いただこうか...?」

 

「いただきます...!」

 

みんなが作り出す。

4人に1つ鉄板があるみたいだけど、

黒原君と絵心さんは大丈夫かな...?

 

「わぁっ...!凄いね...!!」

 

黒原君作るの早。

心配なかった...

 

「俺作るわ~!!」

 

「日比野が作るの...かぁ...」

 

「んな残念そうに言うなって。作れるから。」

 

「楽しみだなぁ...!」

 

「日比野君ヘラ。はい」

 

「あッッッッつ!!???熱ッ!?」

 

「うわ、ごめん!」

 

「ヘラの先制攻撃だべ!」

 

「傘野うるせぇ!手伝え!!」

 

「へいへーい」

 

「焦げたよ...?」

 

「ああああひっくり返すの忘れてたぁああああ!!!!」

 

楽しいなぁ...!

他の班はどうなんだろう...

 

「美味しい~!!」

 

「豚肉旨いな、これ...」

 

絵心さんたちは無事に食べれてるみたいだ。

俺も食べるの楽しみだ!

 

「熱い...ハフハフ」

 

「気を付けてね羽崎さん...」

 

「リオ、初めてお好み焼き食べました~!!」

 

「そうなのか...?美味いな、これ」

 

「ひっくり返すの上手でした~!!」

 

めっちゃ綺麗な丸のお好み焼き食べてる。

うちのところ四角なんだけど...

 

「美味いな、兄貴!」

 

「久しぶりに焼いたけど...咲上手いね...?」

 

「さっすが咲~!!美味しいね~!!」

 

「...さっきまでバテとったんに、凄い回復力やな...」

 

「だって咲がつくったんだもんっ!!」

 

「...せやか。」

 

「...」モグモグ

 

美味しそうだな...

美音兄弟は関西にいたことがあるのか...

 

「美味しい...!」

 

「日比野交換して~!!」

 

「もう俺食っちまったんだけど」

 

「だってこれ紅生姜からい~!!」

 

「しゃあねぇなぁ...」

 

「美味しいね、並川くん...!」

 

「そうだね!手作りは初めてかも...」

 

形は歪だったけど美味しいな...

...ここからでたらまたみんなで食べたいな。

 

ー日比野'sルームー

 

「急に呼んでどうしたの、日比野くん。」

 

「なぁ...お願いがあるんだ...」

 

「どうしたの?深刻そうだけど...」

 

「俺に!ラッキースケベを恵んでくれ!!」

 

「...は?」

 

...帰るか。

 

「まてまてまてまて!!帰らないで!」

 

「...」

 

「お前幸運じゃん!ほらぁ!!」

 

「...はぁ...」

 

日比野君の部屋を出た。

 

「待てって!」

 

ついてくるんだけど...

 

「なぁ!!」

 

俺が避けた衝撃で日比野くんが倒れる。

前には傘野さんがいた。

 

「ぎゃああ!!」

 

「うわあああっ!!」

 

押し倒してしまう。

 

「いやああああああっ!!」

 

よろしくないところに手が当たっている。...

 

「さわんなっ!!!!」

 

「痛いッ!!」

 

めっちゃ叩かれてる。

よかった、幸運で。叩かれる不運からよけれた...

 

 

 

「...」

 

「...日比野」

 

「...すいませんでした」

 

「...まぁいいよ...」

 

修羅場かな?

 

こっそりその場から抜けた。

 

部屋に戻ろう...

 

ー夜ー

 

不味い!寝てた!

 

「遅れてごめん...!!」

 

「...」

 

「泉さん...」

 

「今日は僕たちが当番です。」

 

「...うん、ありがとう」

 

「食べたくなかったら大丈夫です。」

 

ハンバーグだ。

泉さんが作らなさそうなものが出てきたな...

 

「...豆腐です」

 

...まさかの豆腐。

でも美味しそうだな...

 

「...美味しい」

 

「本当?頑張って作ったんだぁ...!」

 

美音くんが嬉しそうにいう。

豆腐ハンバーグは冷凍しか食べたことなかったな...

 

 

 

ー風呂前ー

 

「入ろ!!」

 

「ジャパニーズ風呂、初めてです...!」

 

傘野さんたちが風呂場に入っていく。

 

「女子もか...」

 

日比野君が呟く。

嫌な予感しかしない。

 

 

 

ー脱衣場ー

 

...体格が、良い。

 

「...」

 

「ふっ、皆で風呂にはいるのは100年振りだな...」

 

「何歳だよお前」

 

小鳥遊くんと黒原くんは桁違いに体格が良い。

 

「入るか~」

 

日比野くんは意外に体格いいし。

俺一番身長低いじゃん。

 

「えへへ、楽しみだなぁ...!」

 

そういえば畑山くんがいた。

この子と風呂はいるのは...罪悪感が...

 

「畑山お前...ちゃんと男だったんだな...」

 

「!!どこを見てるの...!失礼だなぁ...!別にいいけど...」

 

「黒原はお前...包帯...」

 

「これをしていないと人類は滅ぶがいいのか?」

 

「...じゃあいいよ...」

 

 

 

ー風呂場ー

 

「広いっ...」

 

「ふ、ふはは!!俺様の右腕が疼くわ!!」

 

「ちょっと黙れ」

 

「おっ...俺様に黙れと言う言霊をあびせるとは生意気な...!」

 

相変わらず広いな...

 

「うわあああああぁ」

 

石鹸に滑って、竹柵に日比野くんがぶつかる。

 

『わぁっ...!!広い...!!』

 

『...デッドちゃん、俺、帰る...』

 

『...着痩せするタイプなんやな傘野...』

 

『違っ...着痩せじゃな...まぁ...いいやもう...』

 

『リオちゃんみてみて!広い!!』

 

『Japanese 風呂場はこんなに広いんですね!』

 

...女子か...

 

「...なぁ、男子諸君」

 

「...どうしたの日比野くん」

 

小声で話してくる。

 

...嫌な予感がする。

 

「...覗こう」

 

ほらやっぱりーーーー!!!!

 

「...は?」

 

小鳥遊くんが聞き返す。

 

「のぞ、こう。」

 

「...アホらしい。俺はやらねぇ...」

 

風呂に入っていく。

俺も入ろ...

 

「男のロマンだろうが!並川!!」

 

「俺!?」

 

「お前参加決定な!」

 

「なんで!?」

 

「じゃあ小鳥遊以外は参加!な!」

 

「...僕も...?遠慮しとくよ...」

 

「俺様はやらないぞ...」

 

「興味ないのかよ!女によぉ!」

 

「興味がない訳じゃないけどぉ...やらないよ。」

 

「...。」

 

「黒原!それでも男かよ!」

 

「...はぁ...仕方あるまい...」

 

「じゃあ桶積むぞ!」

 

...やんなきゃダメかな...

確かに興味はあるけど...

 

桶をつみおわると、日比野くんが一番乗りで乗る。

そのとなりに俺たちが並ぶ。

 

『黒夜ちゃんっ!』

 

「絵心ちゃんがヤバいぞお前らッッ...」

 

確かに体型いいけど黒原くんにぶん殴られるよ...

 

「~ッ俺様はもうやらないぞ!勝手にしろ!」

 

降りてしまった。そりゃそうだ。

俺ももうやめようかな...

 

『...デッドちゃん』

 

...!?!?!?!?

傘野さん...だよな...!?!?

 

「はぁっ!?傘野っ...」

 

「うわあああああああっ!?」

 

!?倒れるっ...

 

竹柵が、倒れた。

ということは。

俺たちは。

 

女湯に、落ちたと言うことだ。

 

 

「ぎゃあああああああああああっっっっ!?」

 

「...並川くん...日比野...なにやってるのかな...???」

 

傘野さんが震えながら近づいてくる。

 

「にっ、偽乳っ...!?」

 

「ご、ごめんなさい...っ」

 

「ぶっ飛ばすぞてめぇらぁああああああああ!!!!」

 

「「うわあああああああっ!!!!」」

 

___________________

 

並川と日比野が飛ばされた。

当然の報いだ。

 

でも、竹柵が壊れたと言うことは...

 

仕切りが、なくなったということ。

 

「!!!????」

 

小鳥遊が思いっきり顔を逸らし、角で丸くなる。

俺様も、それに習うのだが...

 

...くそっ!!封印されしブラッドの力がっ...!(鼻血)

 

「わわ...黒原くん大丈夫...?」

 

「絵心貴様寄るなぁあああああああ!!!!」

 

「ごめんなさあああああいっっ!!!」

 

「デッドちゃんお風呂出るよ!」

 

「うん...」

 

「...黒原くん無事?」

 

「...無事に見えるか、畑山。」

 

「...ううん...あとさ...」

 

「zzz」

 

「あっちでねてる羽崎さん、運んだら怒られるかな...」

 

「...貴様が行ってこい」

 

畑山も殺されかけたのは、また別の話だ。

 

ー食堂ー

 

...並川たちが壁に貼り付けられている。

 

「」

 

「」

 

...死んでいる。

 

「ふぁぁ...畑山くん運んでくれてありがとう...のぼせかけた...」

 

「...うん、すみませんでした...」

 

美音に睨まれ謝る畑山。

 

「はぁ...お前らさぁ...」

 

傘野が並川たちを起こし、言った。

 

「...元凶は?」

 

「...日比野くん」

 

「は?並川だろ」

 

「えぇ...?」

 

「...日比野だぞ」

 

後ろから声がしたと思ったら小鳥遊だった。

のぼせていたからな、さっき...

 

「嫌がる並川を無理矢理誘っていたんだ。」

 

「はぁっ!?いや、俺はその」

 

「...並川くん、断らなかったの?」

 

「...ことわれませんでした」

 

「...まぁ、仕方ない...かな、まだ。解放ね」

 

傘野が並川を解放する。

涙目だ。まぁ仕方あるまい。

 

「日比野???覚悟はいいね?」

 

「ぎゃあああああああああああっっっっ!!!!!!」

 

静かな寄宿舎に悲鳴が響き渡った。

_______________________

 

ー昼ー

 

俺らは朝御飯を食べさせてもらえなかった。仕方ないけど...

...そういえば...色紙があったな...

 

...絵心さんにでもあげよう。

 

ー研究教室ー

 

「...並川くん、どうしたの?」

 

ふんわりと微笑みながら聞いてくれる。

気にしてないのかな、昨日のこと。

 

「昨日、ごめんね...」

 

「?あぁ、私の身体なんか見せてごめんね?」

 

なんで!?なんでそうなる!?

 

「なんでいつもそんなに自虐的なの...?」

 

「...うん、研究教室、来る?」

 

ー絵心's研究教室ー

 

「...あのね、私...苛められてたんだ。」

 

「...誰から...?」

 

「...皆、だよ。お母さんも、お父さんも、同級生も、先輩も後輩も。

みんな、私をいじめていた。私が、目障りだから。

すごく、申し訳なかったなぁ...」

 

絵心さんは、悪くないのに...

 

「...だから、私は要らない子なんだ。

皆、私が要らない子だから苛めるんだと思うの。

 

...でもね、唯一私を要らない子って言わなかった人が二人いるの。」

 

「...誰?」

 

俺も要らない子とは思ってないけど...

まぁ仕方ないよね、信用されてないだけ。

 

「...私の大好きな先輩。凄く優しいおねえさんだった。...あと、ね」

 

「あと...?」

 

「海で会った人...」

 

「海?」

 

「うん...3年前...かなぁ...

海で倒れてる人がいたの。起こしてあげたらね、

感謝されて...心の底では私なんかに起こされて不快だと思ったから、

沢山謝ったの。そしたら...怒られちゃって。

 

『自分のことを必要ないだなんて思うなっ!!

必要のない人間なぞ!この世に1人も居ない!!

だから...!!自信を、持ってくれ...っ!!』

 

だって。

変な人だった。けど...

...凄くいい人だった。また、会いたいな。」

 

知らない人なんだね...

 

でも、

 

「凄くいい人、だね」

 

心の底から、俺はそう思った。

 

 

それから、2日たった。

閉じ込められて、4日。

 

そこで、決定的なあの事が起こった。

 

 

 

...俺は...

 

~~の死体をみて、

 

どうすればよかったんだ。

 

動機なんていらなかった。

 

身体にナイフが刺さった君なんて

 

絶対、一生見たくなかった。

 

 

俺は、君のことが好きだったのかもしれない。

 

いつも眩しく笑う、君が。

 

羨ましくて。

 

尊敬して。

 

こんな希望の人が、死ぬなんて

 

代わりに...俺が

 

 

無意味に生きている、おれが死ねばよかったんだ。

 

絵心さんの話を聞いても、そう思った。

 

 

 




生存者

【超高校級の幸運】並川 悠

【超高校級のマジシャン】川島 翔

【超高校級の絵師】傘野 月夜

【超高校級の作家】日比野 かおる

【超高校級の女装家】畑山 春

【超高校級のホワイトハッカー】小鳥遊 柚

【超高校級の絵師】絵心 くすみ

【超高校級の漫画家】黒原 つばさ

【超高校級のモデル】雪見 モモ

【超高校級の科学者】泉 あまね

【超高校級の作曲家】美音 咲

【超高校級の作詞家】美音 作

【超高校級の歌い手】寺田 鈴音

【超高校級の実況者】リオ・ブラウン

【超高校級の裁縫師】羽崎 スフレ

【超高校級の???】神代 圭

「そろそろ、頃合いかな。」

「...あの子のため、動くんだ。」

「だって、」

「私は、」

「~~だから。」


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(非)日常編 10

うぷぷ...


これはダンガンロンパの二次創作です。

 

お読みいただく前に、注意書きをお読みください。

 

 

 

・原作をプレイしてからお読みすることを推薦します。

 

・原作ネタバレが豊富です。

 

・本家のキャラは名前やほんのり匂わせるくらい出るかもです。

 

・流血表現有り。今回は特に酷いです。

 

・駄作。文章がおかしいです。

 

・○○からきた等のコメントはお控えください。

 

・感想欄でネタバレは構いません。

なのでネタバレが嫌な人は感想欄を覗かないことを推奨します。

 

 

・うぷぷ...絶望的ィ!!

 

 

 

これらが無理な方は今すぐブラウザバック。

 

 

 

ー朝ー

 

 

ピンポンパンポーン...

 

『至急、体育館に集まってください!!

5分内に来ない方には、お仕置きをします!』

 

ハクの声。

 

「...いかない方がいいと思うよ」

 

川島くんが言う。

 

「でも、いかないと処刑されます。

そのリスクは大きいですよ。」

 

「...じゃあ、いくしかないのかな...」

 

ー体育館ー

 

「動機の発表でーす」

 

ハクが出てくる。

 

「ハク?顔、青いよ...?」

 

「大丈夫...!あの方にちょっと脅されただけ...」

 

「脅された...?あの方...?」

 

「あーあーもー!僕のことはどうでもいいでしょー!!動機はね~、」

 

「1年間の記憶を喪失している、ということだよ...!」

 

...は?

 

「いちねんかん、」

 

川島くんが呟く。

 

川島くんのお父さんの余命は

 

余命は...

 

「おとうさんっ...!」

 

川島くんは、目を見開き呟いた。

 

「おとうさんがぁっ!!」

 

ハクに向かって叫ぶ。

 

「そーだっ!!ねぇねぇ、羽崎さん、ちょっと来てくれる?」

 

「...ふぁ...」

 

「いけぇっ!」

 

地面が、

 

消えた。

 

羽崎さんも 、ハクも

 

落ちていってしまった。

 

「羽崎さんっ!?」

 

畑山くんが叫んだ。

 

「いやあああああああああああっっっ!!!!!!」

 

羽崎さんの叫び声。

 

なんで?何が行われているの?

 

「はぁっ、はぁっ...」

 

羽崎さんが出てくる。

 

「怖い...助けて...助けて...!」

 

羽崎さんは、畑山くんにすがりついた。

 

羽崎さんが落ちた穴は、まだ残っている。

 

「っ...」

 

俺は心を決めた。傘野さんも隣で頷いている。

きっと、俺のすることをわかっているのだろう。

 

「...日比野くん」

 

「わかってるよ!!」

 

俺らは、穴のなかに入っていった。

 

その後ろから、神代くんも、畑山くんも、小鳥遊くんも。落ちてくる。

 

無理に来る必要はないよ...

 

そう言いたかったが、恐怖で声はでなかった。

 

 

ー???ー

 

「うわわ!落ちてきちゃったのぉ?

仕方ないなぁ、君たちも動機が知りたかったんだね!

あのね、動機は...」

 

画面に映像が流される。

それは、

 

俺たちが、血の海で突っ伏している...

 

いや、

 

死んでいる絵。

 

「今日から3日でコロシアイが起こらなかったら

 

皆殺しだよ~♥」

 

...みな、ごろ、し?

 

そんなのうそだ。

 

うそだ。

 

そんなことばを呟こうとしたが、

声が出ない。

 

出せない。

 

「ひ」

 

日比野くんが喉から空気を出す。

 

そのこえは、いつもの日比野くんと真逆の声。

いつも元気な彼とは比べられないほど、

悲しみと絶望の入り交じった声だった。

 

「...ぅぁ...

 

ぅゎぁぁぁぁぁ...っっ!!!!」

 

「じゃあまたねーっ!」

 

俺らは、気づいたら体育館にいた。

 

 

 

 

ー食堂ー

 

「...何があったのですか」

 

「...」

 

俺以外の5人は、魂の抜けたように脱力して椅子に寄りかかっていた。

 

「...動機は聞かない方がいい。」

 

「...なんで...?」

 

「聞いちゃダメだ。見てもいけない。

 

...気にしたらダメだよ。忘れて。」

 

「...貴方がそういうなら僕は聞かなかったことにします...」

 

「...ねぇ、僕、提案があるんだ」

 

「...なんですか?川島さん。」

 

「...今日、パーティーを開きたいんだ。」

 

「何故ですか?この状況でパーティーを開くとは...」

 

「僕は...マジックしか取り柄がないんだ。

だから...マジックをして、動機のことを忘れたい...」

 

...俗に言う、現実逃避。

俺も、逃避がしたい...

 

殺人なんて、起こしちゃいけない。

 

...絶対に。

 

「...お、れも」

 

日比野くんが口を開く。

 

「パーティーに、賛成だ...

川島のマジックって、見ていたらなんだか落ち着くんだ。

それに...川島のマジックって、本当に魔法みたいで。

楽しくて...苦しいことなんてわすれちまう。

 

だから...だから、俺はマジックショーがみたい。」

 

「日比野くん...」

 

嬉しそうに川島くんは日比野くんを見る。

 

「えへへ...ありがとう...!」

 

「...そういうことなら。

では、反対の人はいらっしゃいますか?」

 

「モモ、さんせーいっ!!翔くんのマジック、楽しみ~♥」

 

「俺もさんせい!川島くんのマジック見たことないんだよね!」

 

「じゃあ...いらっしゃいませんね...?

準備にとりかかりましょう。場所は川島さんの研究教室で。」

 

「お料理出したらいーんじゃない???」

 

「あ、じゃあ私...作るよ」

 

「では俺様も作るぞ。」

 

「僕...料理監視してます。」

 

「いいよ~。」

 

「うんうん!楽しみだなぁ!!」

 

場の暗い空気が忽然として消えた。

それを、川島君は嬉しそうに見ている。

 

「そうと決まれば、僕は準備するよ...!

助手は...並川くん!ノコギリ刺すね...!!」

 

「えっ!?」

 

なんか勝手に決まってるけど...

 

「いーじゃん!並川くんやりなよ~!」

 

「傘野さん...まぁ...いいやもう...」

 

「やったぁ!楽しみ!!」

 

...まぁ二人が楽しそうだし、いっか。

 

二人の幸せそうな笑いをみて、俺はどうでもよくなってしまった。

 

ー川島's研究教室ー

 

『開演時間となりました。お席をお立ちの方はお座りください。』

 

寺田さんの優しい声が響く。

俺は舞台裏にいた。

 

...トリック知りたくなかったなぁ...

 

「並川くん!行ってくるね!」

 

真っ赤なマントを着けた川島くんが舞台に出ていく。

 

川島君が舞台に出ると、控え目な拍手が起こった。

...ばかでかい拍手は傘野さんだな、間違いない。

 

 

「こんばんは皆様!!

今宵の月は美しいですね!

さぁ、今宵皆様にお見せするのは

mr.syoの世紀の瞬間移動マジックショー!!

どうぞ、お楽しみください!!」

 

紳士的なお辞儀をした川島くんは、

とても生き生きとして見えた。

やっぱり、すごいなぁ...

 

「さぁ並川くん、おいで~」

 

歩いていくと、客席がはっきりと見えた。

傘野さんが手を振っていたり、日比野君が楽しげにこちらを見ていたり

みんな、とても楽しそうだった。

マジックは...本当に魔法なんだ...!

 

「さぁさぁ、入っていただけますか?」

 

「勿論。」

 

さっき散々練習したから大丈夫。

 

なかに入ると、扉がしまった。

外の声がくぐもって聞こえる。

 

「さぁここに魔法をかけます!

one、two、three!!」

 

three、のタイミングで床を開ける。

 

下には梯子がある。

そうして下に降り、

別の梯子で上に登る。

上にある、小さい舞台に向かうために。

 

「さぁ、ハンマーでロッカーを潰してしまいましたが...

並川君、返事がありませんね?大丈夫ですか~?」

 

「だ、大丈夫です!」

 

震えているが、大声を出せた。

 

なんで自分をワイヤーに繋がなきゃいけないんだ...!

 

俺はここから舞台に降りることになっている。

 

「おや?どこにいるのでしょうか...?」

 

...覚悟を決め、飛び降りた。

 

ひゅんっ!!

 

「並川くんっ!!無事に瞬間移動できた並川くんに拍手を!」

 

パチパチパチパチ...!

 

大きな拍手が起こる。

みんな、とても楽しそうだ...!

 

「じゃあ並川くんは席に座ってね、他にもマジックを披露します!!」

 

そのあとからは、ただひたすら楽しかった。

飛ぶ火の玉や紙吹雪。

傘野さんの描いた絵に一瞬で色がついたり、

すごく面白かった。

 

マジックショーが終わったあと、パーティーが開かれた。

 

「これ美味しい~!!」

 

「本当?よかったー!!」

 

「...絵心さん、お料理お上手ですね。」

 

「本当?よかった!あっちのケーキ、甘さ控えめだよ!」

 

「...ありがとうございます。どうして作ってくれたんですか?」

 

「だって、あまねちゃんいつもしかめっ面だから...

笑ってほしかったんだぁ!!」

 

「...ありがとう、ございます」

 

「並川君お疲れ~!どうだった?」

 

「飛ぶの怖かった...」

 

「並川お疲れ~」

 

「並川君、助手ありがとう...!」

 

「楽しかったよ!!ここから出たらまたみんなでマジックやろ!」

 

「僕、ここから出たらマジックショーやりたいなぁ...!」

 

「俺は推しをいっぱいみたーい!日比野は?」

 

「俺か...?まぁ...執筆だろ。あと合コンとナンパ。」

 

「ナンパ混ぜて~!!」

 

「お前がナンパやったら一瞬で逃げるわ...並川は?」

 

「そうだなぁ...みんなでまたご飯食べたりしたいな...

お好み焼きじゃなくて、今度はたこ焼き、とか?」

 

「ああ!いいねそれ...!」

 

「ねぇねぇみんな!乾杯しようよ!」

 

「いいよ...!」

 

「いいぞ!」

 

「じゃあみんなの未来に...」

 

「「「乾杯!!」」」

 

でも、日比野と俺は知っていた。

 

もう二度と全員は揃わないということを。

 

 

 

 

パーティーをしてしばらくたつと、

テーブルには別の人が集まっていた。

 

「並川くんやっほ~!」

 

「寺田さん...!アナウンス上手だったね!」

 

「そう?ありがとう~!」

 

「並川、マジック面白かったで!」

 

「あれは川島くんのお陰だよ...!!」

 

「また見たいなぁ...!」

 

 

バチンッ

 

「きゃあっ!!」

 

 

 

停電、だ。

 

 

「痛いっ!誰だよ当たったの!!」

 

「俺だよすまんな傘野!!」

 

「日比野かよ!」

 

「わぁっ」

 

みんなもみくちゃになる。

 

そのなか...

 

「わああああああああああああっ!?」

 

ガンッ!!!

 

 

パーティーの終演を告げる悲鳴が響き渡った。

 

 

パチリ

 

電気がつく。

 

その瞬間は、光でなにも見えなかった。

 

 

...え?

 

なんで...血が...

 

 

ナイフが刺さり、後頭部を血に染めている。

 

 

 

 

...あぁ、

 

 

死体...

 

 

なんだ

 

 

 

 

「..!!ぅぁ..!?」

 

 

 

ああ、死体を見て、泡を吹いて失神したのは誰だろう。

 

 

 

「なんでっ...死体がぁっ!!」

 

 

 

彼は苦しそうに顔を歪め、

涙を流し、染まっている。

彼のマントと同じ、鮮やかな朱で。

 

 

 

「あ、あああああ..」

 

 

 

情報が何も入ってこない。

もうなにもわからない。

なんで、君が。

 

 

 

「嘘だろ..目を開けてくれよ..なぁ..起きろって..」

 

 

 

誰かの口から漏れだした言葉は

 

 

 

 

 

「起きて..起きてくれ..!!

 

 

 

なんで...死んでるんだよ...

 

 

 

 

 

なんで...だよ...起きろよ...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川島..!!」

 

 

 

 

 

【超高校級のマジシャン】川島 翔 には届かずに、

その場で弾けて消えていった。

 

 

 

 

 

 

 




生存者

【超高校級の幸運】並川 悠



【超高校級の絵師】傘野 月夜

【超高校級の作家】日比野 かおる

【超高校級の女装家】畑山 春

【超高校級のホワイトハッカー】小鳥遊 柚

【超高校級の絵師】絵心 くすみ

【超高校級の漫画家】黒原 つばさ

【超高校級のモデル】雪見 モモ

【超高校級の科学者】泉 あまね

【超高校級の作曲家】美音 咲

【超高校級の作詞家】美音 作

【超高校級の歌い手】寺田 鈴音

【超高校級の実況者】リオ・ブラウン

【超高校級の裁縫師】羽崎 スフレ

【超高校級の???】神代 圭


死亡者

【超高校級のマジシャン】川島 翔


ノコリ 15名


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非日常編①

これはダンガンロンパの二次創作です。

 

お読みいただく前に、注意書きをお読みください。

 

 

 

・原作をプレイしてからお読みすることを推薦します。

 

・原作ネタバレが豊富です。

 

・本家のキャラは名前やほんのり匂わせるくらい出るかもです。

 

・流血表現有り。

 

・駄作。文章がおかしいです。

 

・○○からきた等のコメントはお控えください。

 

・感想欄でネタバレは構いません。

なのでネタバレが嫌な人は感想欄を覗かないことを推奨します。

 

 

これらが無理な方は今すぐブラウザバック。

 

 

 

「川島...うそ、だろ...?な、起きろよ。な?」

 

「ま、まだマジックなんでしょ...?ほら、ネタバラシしてよ...」

 

「...川島」

 

「ひっく、川島くんっ...」

 

「what happen!?川島!?」

 

「...」

 

信じられずに川島くんに語りかける日比野くんと傘野さん。

悲しげに死体をみる小鳥遊くん。

嗚咽をあげながら悲しむ畑山くん。

パニックになり、素に戻るリオさん。

泡を吹いて失神したままの羽崎さん。

 

「...どうしてですか...どうして、亡くなっているのですか...?」

 

「...川島君...」

 

「...悪趣味やわ。」

 

「...信じられないよ...」

 

「ひっ...川島君...」

 

うわ言のように呟く泉さん。

顔を真っ青にして死体を眺める神代くん。

目を背ける美音さんと美音くん。

顔をひきつらせる寺田さん。

 

「ひぃっ...川島...くん...?」

 

「...ちっ...下衆が。悪趣味だな...許せん。命を粗末にするなど...」

 

「...川島くん...どうしてぇ...?」

 

座り込んでしまう絵心さん。

吐き捨てるように言葉を吐く黒原くん。

白い肌を真っ青にする雪見さん。

 

俺は。

 

俺は...

 

「ッ...」

 

何も言えず、顔を逸らした。

 

痛々しい彼を見たくなかった。

 

事実を、受け入れられなかった。

 

...俺は、川島くんのことが好きだったのかもしれない。

男だから...同姓だから...とか、関係ない。

 

 

俺は...『彼』という存在が大好きだったんだ。

 

 

眩しく、可愛らしく笑う、彼が。

いつも優しく、周りのことを気にかける、彼が。

俺にはない、唯一無二の才能をもっていた彼と並んで歩く事は

俺が劣っている、と思わせるようで苦しかったけど...

 

探索のときも、

 

マジックのときも。

 

俺を相棒にしてくれて...

 

 

ああ、ただの友達だったらな。

 

コロシアイの中で会うんじゃなくて、外で会いたかったなぁ...

 

 

 

 

 

 

俺は彼に_いろいろ教えてもらいたかった。

 

マジックショーもまたやりたかった。

 

お父さんのことも教えてもらいたかった。

 

...ねぇ川島くん。君は...

 

 

 

 

 

 

もうなんにも...教えてくれないの?

 

 

 

 

また、起き上がって...

 

「また一緒にマジックしよう」

 

って言ってくれるでしょ...?

 

だから...ほら...起き上がって...

 

 

 

<川島 翔クンの研究教室で死体が発見されました!

一定時間の後、学級裁判を開きます!!>

 

 

...がっきゅう、さいばん...?

 

聞きなれない言葉に、首をかしげるが...

その言葉の前に、聞き捨てない言葉を聞いた気がした。

 

「は?は?嘘なんだろ?生きてるんだろ?なぁ!!川島!!」

 

『無駄だよ~!日比野くん。

彼はもう死んでる。泉さん、死亡確認しちゃって~!』

 

はくのこえが。

なにも考えられない俺の頭に響いた。

 

「...僕が...?」

 

『医療知識あるでしょ?』

 

「...ですが...」

 

『ほら、はやくして。オシオキするよ?』

 

泉さんが震える手で川島くんの手をとって、手首に指をあてる。

 

「...脈がありません。22時36分、死亡確認...」

 

それを聞いたとたん...

糸が切れたマリオネットのように日比野くんが崩れ落ちた。

 

俺はもう、とっくに崩れ落ちている。

 

いつ、床に座っていたんだろう。

...もう...なんでもいいよ。

 

俺は...彼が生きていればいいんだよ...

 

俺の頬を何か暖かいものが伝った。

 

「お前が殺したんだろっ...!!!川島を!」

 

『えー?なんのこと?僕は殺人には加担しないよ~!

クロはオマエラの中にいるんだよ。分かってるでしょ?』

 

その瞬間、みんなは様子を伺うように周りの人を見た。

その目は、疑い、怨み、哀しみに満ちていて。

 

さっきまでパーティーだったとは、思えなかった。

 

『学級裁判の説明をしまーす!

 

学級裁判とは...

クロ...加害者、つまり容疑者を暴く裁判です!』

 

「...どういうこと?今から...外に出られるんじゃないの?」

 

『うぷぷ...でられるわけないじゃーん!

そんな甘い話はないよ~!』

 

...彼の犠牲を払っても?

 

彼の犠牲は外に出る程度の対価でも足りなかったのに

 

外にも、出られないのか?

 

『クロを暴いたらクロだと思う人に投票します!

そのクロが合っていた場合クロが処刑、

間違っていた場合は

クロ以外の全員が処刑されまーすっ!!』

 

...は?

 

どっちにしろ...

 

これからまた...誰かが死ぬのか...?

 

「は?嘘だろ?なぁ...」

 

『うぷぷ~!捜査しっかりやらないと

全員死んじゃうかもよ~!

あぁ、<ハクハクファイル>をいれといたから端末確認よろしく~!

じゃあ、楽しんで~!』

 

プツッ、という音がして放送が終わった。

 

「...ねぇ...捜査...しようか。」

 

硬直していたみんなにこえをかけたのは傘野さんだった。

 

「...なんでだよ」

 

「...え?」

 

「なんでお前はそんな落ち着いてられるんだよ!!

川島が...川島がっ、死んだんだぞ!?

お前は...なんでっ...」

 

既に涙でぐちゃぐちゃになった日比野くんが反論した。

 

「...だってさ...悔しいよ...

川島くんが...死んじゃったってことが。

...殺されちゃったってことが...

そして...犯人がここの中に紛れてて、

何食わぬ顔で居るのが、悔しい。

逃げられるって、捜査しないことで逃げられるって思うと

本当にやりきれない。川島くんを殺しといて逃げるなんて。

だから...捜査しよう?犯人を捕まえるために...さ」

 

目を伏せて、柔らかな微笑みを日比野くんに向ける傘野さんは、

数日前、川島くんが泉さんに微笑んだ光景を彷彿とさせた。

俺は傘野さんを見て、捜査しよう。と決心した。

きっと...川島くんのあの目を思い出したから...だと思う。

...俺も...川島くん殺しの犯人を逃がすのは許せないし、悔しいから...

それに...きっと放置したまま犯人を逃がす、

なんて川島くん、喜ばないよね。

 

でも、あの時と違うところは2つある。

1つは...傘野さんがとても辛そうな顔をしている、ということ。

もう1つは...

 

「...そういってお前が犯人なんだろ!!」

 

「...え...?」

 

相手が納得しなかった、ということだ。

 

「ち、ちがうよ...俺は...」

 

「ああああああああ!!!!うるせぇ!!!!黙れ!!!!

川島を返せよ!!!!誰だよ!!殺しやがったのは!!!!

許さねぇ...許さねぇからな!!」

 

そういって走っていく日比野くんを、

みんなは茫然と眺めていた。

 

「...捜査...しましょう...」

 

泉さんは言った。その言葉を合図に、一斉にみんなが動き出す。

 

「...証拠の隠滅ができないように

出来るだけ複数人で行動してください。

...お願いします...

僕は...検死をします...」

 

そういうと泉さんは川島くんのもとに

ふらふらとした足取りで向かった。

 

...傘野さんと行動しよう。

彼女が一番信用できる。

...きっと。

 

「...羽崎さんを保健室に連れていくんだけど...

誰かついてきてくれない?」

 

「...俺がいく。」

 

小鳥遊くんと畑山くんが気絶した羽崎さんを保健室に連れていった。

...大丈夫、だよね。きっと。

 

「あ...ぁ...」

 

「...大丈夫か?...キッチンに行くぞ。

あそこからなら死体が見えないはずだからな...」

 

「え、えごころ...その...大丈夫なの?」

 

「ぁ...かゎしま...く...」

 

「...はぁ...仕方ないわね...あっちいくわよ。

あんたの近くに川島くんがいるのは吐き気がするわ。」

 

「無理しないでね...絵心、さん。」

 

床に座り込んで動けない絵心さんに

黒原君と雪見さんと神代君が声をかけ、キッチンに向かった。

 

「...」

 

「...美音さん。あの...

僕の検死を見ていただけないでしょうか。

証拠隠滅ができないように...」

 

「あ...うん。大丈夫だよ。」

 

「...咲...捜査、しよっか...」

 

「...せやな。ウチは...うちらは生きなかんから...な」

 

放心状態の美音くんに泉さんが指令をして、

美音さんは寺田さんと捜査をしに行った。

 

「りお...りおは...どうすれば...いいのですか...」

 

「...ブラウンさん。すみませんが...

僕を手伝ってくれませんか。

見張ってるだけで良いので...」

 

「...まかせてください...」

 

「...無理はしないでくださいね。

死体なんて...そうそう見ることはありませんから...

僕も...初めてですし...」

 

リオさんは泉さんの手伝いをするみたいだ。

 

「か、傘野さん」

 

「...並川くん...捜査しようか。何処から行こう?」

 

「...キッチンに行こうか...凶器があるかもしれないし。」

 

「...まずはファイル確認しない?」

 

「ファイル...?」

 

「言ってたでしょ、<ハクハクファイル>。

ヒントがあるかもしれないんだよ。」

 

...そんなの、あったっけ。

覚えてないや...

 

「読み上げるよ?

『被害者は【超高校級のマジシャン】川島 翔。

殺害現場は【超高校級のマジシャン】の研究教室。

死亡時刻は10時36分頃。

死因は頭部を机に強くぶつけたことによる失血死。

被害者の体には致命傷までには

至らなかったがナイフが刺さっている。』

だって...。本当に死んじゃったんだ...」

 

...凶器はナイフではないのか?

死因は失血死...そういえば机にもたれ掛かるように倒れてたな。

 

 

 

コトダマゲッド!!

 

 

<ハクハクファイル>

 

『被害者は【超高校級のマジシャン】川島 翔。

殺害現場は【超高校級のマジシャン】の研究教室。

死亡時刻は10時36分頃。

死因は頭部を机に強くぶつけたことによる失血死。

被害者の体には致命傷までには

至らなかったがナイフが刺さっている。』

 

 

「ねえ並川くん、先に舞台の確認をしてもいいかな...?」

 

「いいよ。」

 

 

ー舞台ー

 

「ねぇ並川くん...ここにあった暗視サングラス...知らない?」

 

「あ、暗視サングラス...?」

 

「あ、じゃあもうなかったんだ...

ここに探索に来たときに...

『暗視サングラス』っていう特殊なサングラスを見たんだ。

『暗視スコープ』の小型版みたいだね。

疑わしかったら日比野に聞いてみてよ。

俺はうそをついてないって証明してくれるはずだよ。」

 

「そんなのあるんだね...」

 

 

コトダマゲッド!!

 

<消えた暗視サングラス>

 

『「暗視スコープ」の小型版、「暗視サングラス」というものが

この研究教室にあったらしい。

また 、「暗視サングラス」があった、という証拠はまだない。』

 

 

 

「今度こそキッチンに行こうか...?」

 

ーキッチンー

 

「...無くなってる。」

 

「どうしたのよ...」

 

「ナイフが無くなってるの...」

 

絵心さんと雪見さんが話してるのが聞こえる。

雪見さんって絵心さんを敵対視してたよな...?

 

「デッドちゃん、ナイフって...どのサイズ?」

 

「えっと...一番大きいやつかな...?」

 

「...じゃあ川島くんに刺さってたやつかな?」

 

「...そうかもしれないわね。」

 

 

コトダマゲッド!!

 

 

<消えたナイフ>

 

『一番サイズの大きいナイフが無くなっている。

他のナイフは無くなっていなかった。』

 

ーキシュクシャー

 

「咲ちゃん!」

 

「...あぁ、傘野か。なんや?」

 

「誰がなんの係をしてたか覚えてる?」

 

「あぁ、覚えとるで。

料理係が 黒原、絵心、泉、兄貴。

食堂の飾り付けが 傘野、日比野。

ジュース係が ブラウン、ウチ、鈴音。

手伝ってくれんかったんが 神代、雪見、羽崎、小鳥遊、畑山、並川、川島。」

 

「並川君、川島君は確かマジックの準備...してたんだよね?」

 

「そうだよ。」

 

 

コトダマゲッド!!

 

<各パーティー係>

 

『料理係が 黒原、絵心、泉、作

食堂の飾り付けが 傘野、日比野

ジュース係が リオ、咲、寺田

手伝わなかったのが 神代、雪見、羽崎、小鳥遊、畑山、並川、川島』

 

ーパーティー会場(川島の研究教室)ー

 

...うっ、やっぱり死体は...キツいな...

泉さん...すごいな...

 

「あまねちゃん、検死...終わった?」

 

「...えぇ、終わりました。」

 

「どうだった...?」

 

「まず...死因は失血死で間違いありません。

川島さんの体内には血がほとんど残っていませんでした。

それから、ナイフは丁度心臓を避けていたみたいで...

...苦しんだのかもしれません...」

 

「じゃあ...ハクハクファイルに間違いはないんだね?」

 

「えぇ。あと...」

 

泉さんはおもむろに血で濡れたハンカチを出した。

 

「これ...何か分かりますか?」

 

「...硝子片?」

 

「そうっぽいね...これ、どこに落ちてたの?」

 

「川島さんの足元です」

 

 

コトダマゲッド!!

 

<硝子の破片>

 

『川島の死体の足元に何かのガラス片が落ちていた。

何の硝子片かは不明。』

 

「あと...これ。」

 

「何?これ...」

 

「川島さんの足元と靴に...

何かねちゃねちゃしている液体がありました。

これは...なんでしょうか...?」

 

コトダマゲッド!!

 

『川島の靴にねちゃねちゃした半透明のグレーの液体がついていた。

また、足元にも少しついていた。』

 

「それと...川島さんの掌...」

 

「掌?」

 

ちょっとごめんね川島君、と声をかけ、手を見てみると少しかぶれていた。

 

「これはなんなんでしょうか?」

 

「あれ、泉さんはしらないの?」

 

「えぇ、お医者様ならわかるのでしょうか...?」

 

 

コトダマゲッド!!

 

<謎のかぶれ>

 

『川島の掌が少しかぶれていた。

泉にも要因はわからないらしい。』

 

「僕からは以上です。所で、会場の位置関係が知りたいのですが...

覚えていたり、しませんよね...すみません...」

 

「覚えてるよ。

1のテーブルには川島くん、春くん、小鳥遊くん、スフレちゃん。

2のテーブルには神代くん、黒原くん、雪見さん、デッドちゃん。

3のテーブルには並川くん、鈴音ちゃん、美音くん、咲ちゃん。

4のテーブルには俺、日比野、リオちゃん、あまねちゃんがいたよ。」

 

「す、すごいですね...」

 

「えっと...うん、まぁね...?」

 

目を逸らしているけど...なにかやましいことがあるのかな...

まぁ、傘野さんに限ってそれはないか。

 

「図を描いたよ。よかったら使って。」

 

 

コトダマゲッド!!

 

<会場の位置関係>

 

『 川 圭

柚①羽 雪②絵

春 黒

 

並 泉

作③咲 リ④日

寺 傘 』

 

 

「ねぇリオちゃん」

 

「へっ!?わわっ、傘野ぉ...」

 

「ごめんね、驚かせて...

ねぇ、誰がどのジュースを持っていったか、覚えてる?」

 

「えーっと...覚えてないですねぇ...

あ、でもでも!川島が何をとったかは覚えてるです!」

 

「そうなの!?何を取ってた?」

 

「umm...なんだっけ...あっ、あれです、orange!」

 

「みかん?」

 

「そうです!」

 

「ねぇ、リオさん、ジュースってなんの種類があったっけ?」

 

「Apple、grape、orange、うろーん...うーろん?茶ですね!」

 

「ごめん、発音良すぎて分からなかった...」

 

「りんご、ぶどう、みかん、ウーロン茶!だね!

ありがとうリオちゃん!」

 

傘野さんって成績よかったりするのか...?

 

 

コトダマゲッド!!

 

<ジュース>

 

『りんご、ぶどう、みかん、烏龍茶があった。

その中で川島はみかんをとったらしい。』

 

 

「リオに聞きたいことはもうないですか?」

 

「うん、ないよ。ありがとう!」

 

ー保健室ー

 

「スフレちゃん!」

 

「月夜......ちゃん?」

 

「起きたの!?よかったぁ!大丈夫?」

 

「う...ん...」

 

「羽崎は故意ではないから違反にはならないらしい。ってハクが。」

 

「そっか!よかった...」

 

「ねぇ羽崎さん、歩けるかなぁ...?」

 

「...春くん...支えてて、欲しい...」

 

「いいよ、大丈夫?」

 

「...ぐすっ...翔くんがしんじゃうなんてぇっ...」

 

ピンポンパンポーン...

 

『捜査時間終わりだよ~!!!

マップで目的地示しといたから!そこにいってね!』

 

...終わり...か...

...これから、全員の生死を懸けた学級裁判が始まる。

クロが勝っても。シロが勝っても。

必ず、誰かが死ぬ。

...川島くん、俺は...ちゃんと、クロに向き合えるのかな...

 

『きっと大丈夫だよ。だって...僕の相棒だもん...!』

 

そういって微笑む川島くんが、一瞬見えた気がした。

 

 

◇◆◇

 

「な、なにこれ...」

 

大きな建物が開いている。

 

「これはエレベーター!裁判場に向かうためのエレベーターだよ!

全員揃ってからじゃないと行かないからね!」

 

辺りを見回すと、一人だけ居なかった。

 

...日比野君だ。

 

「もー、遅いなぁ!呼んでくるよ!

逃げたりしたらオシオキなんだからーっ!」

 

「...もう居るよ。」

 

「日比野!よかったぁ!」

 

「うるせぇよ...うるせぇんだよ!

犯人候補の奴なんかの意見なんか聞かねぇ!」

 

あんなに仲が良かった傘野さんを撥ね付けて...

...川島くんは...日比野くんにとっても...とても大切な友達だったんだ...

 

「そ...そんな...」

 

「黙ってろよ!川島は...殺されたんだ...てめぇらの...誰かに...」

 

震える声で訴えられたその言葉。

それが皆の胸に突き刺さり、飴玉のように広がって...心を乱す。

 

「さー!速く乗りなよ!」

 

渋々エレベーターに皆が乗っていく。

...疑心の目を、全員に向けながら。

 




生存者

【超高校級の幸運】並川 悠



【超高校級の絵師】傘野 月夜

【超高校級の作家】日比野 かおる

【超高校級の女装家】畑山 春

【超高校級のホワイトハッカー】小鳥遊 柚

【超高校級の絵師】絵心 くすみ

【超高校級の漫画家】黒原 つばさ

【超高校級のモデル】雪見 モモ

【超高校級の科学者】泉 あまね

【超高校級の作曲家】美音 咲

【超高校級の作詞家】美音 作

【超高校級の歌い手】寺田 鈴音

【超高校級の実況者】リオ・ブラウン

【超高校級の裁縫師】羽崎 スフレ

【超高校級の???】神代 圭


死亡者

【超高校級のマジシャン】川島 翔


ノコリ 15名


ねぇ...殺ったよ!褒めてよ!
君のために...君のために、動いたんだ!
殺った!殺ったんだ!!
...邪魔者は、全員消えちゃえ!!
君のために...全員、殺るんだ...
君の、ために...


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非日常編②

これはダンガンロンパの二次創作です。

 

お読みいただく前に、注意書きをお読みください。

 

 

 

・原作をプレイしてからお読みすることを推薦します。

 

・原作ネタバレが豊富です。

 

・本家のキャラは名前やほんのり匂わせるくらい出るかもです。

 

・流血表現有り。

 

・駄作。文章がおかしいです。

 

・○○からきた等のコメントはお控えください。

 

・感想欄でネタバレは構いません。

なのでネタバレが嫌な人は感想欄を覗かないことを推奨します。

 

 

これらが無理な方は今すぐブラウザバック。

 

 

エレベーターの中で、俺は思案していた。

犯人を見つけるなんて可能なのか。

川島の無念を晴らすことが...できるのか。

 

「...並川くんっ」

 

「か、傘野さん...」

 

「...大丈夫だよ、きっと。」

 

「傘野さん...?」

 

「えへへっ、並川くんなら解けるって言ってるんだよー!

ほら、俺なんて馬鹿だからさー。」

 

「...うん、ありがとう...」

 

傘野さんは、笑っていた。

...否、笑っているふりをしていた。

 

「ほら、ついたよ!」

 

扉が開くと、裁判場があった。

妙に...本格的な。

 

「名前書いておいたから、並んでね~!」

 

俺の名前が書いてあるところに立つ。

右隣は傘野さん、左隣は...

 

「おいてめー!ハク!!悪趣味だぞ!!」

 

川島くんの、遺影。

いつもの幸せそうな笑みを浮かべた川島くんの顔の上に、

マジシャンステッキを模した×マークが書いてある。

 

...まるで、脱落者のように。

 

「ふっふーん、仲間はずれは可哀想でしょー?」

 

「だからって...!」

 

「おい、落ち着け日比野。喚いたって仕方ないだろう。

川島の無念を...晴らさねば。」

 

「...っ...チッ...」

 

「じゃあ学級裁判の説明をしまーす!

オマエラには、被害者...シロを殺した犯人...クロをさがしてもらいまーす!!

もし見事オマエラがクロを当てることができたらクロだけがオシオキ、

もしクロを当てられなかったら...クロ以外の全員、オシオキでーす!」

 

...つまり、いまから1人以上は...死ぬ。

命がけの...学級裁判。

 

回りを見渡す。

 

傘野さんはこちらを見て微笑んでいる。

美音さんはハクを睨み付けている。

絵心さんは俯いて涙を流している。

羽崎さんは裁判席に寄りかかっている。

泉さんは唇を固く噛み締めている。

小鳥遊くんは落ち着いて正面を見据えている。

寺田さんは静かに震えている。

畑山くんは嗚咽をあげている。

リオさんはハクを悲しそうに見つめる。

美音くんは心配そうに美音さんを見ている。

雪見さんは地面を見ている。

神代くんはハクをじっと見つめている。

黒原くんは悔しそうに裁判席を握り締めている。

日比野くんは周りの皆を睨み付けている。

そして、俺の隣に佇む川島くんの遺影はどこか悲しそうだった。

 

...俺は...傘野さんの言う通り、真相を暴けるだろうか。

また隣を見る。

...川島くんの遺影を悲しげに見つめる日比野くんがいた。

 

...暴けるか、暴けないかじゃない。絶対に、暴くんだ。

日比野くんのために。皆のために。そして何より...川島くんのために。

 

 

学級裁判 開廷!!

 

 

小鳥遊「まずは、死因について話し合おうか。」

 

 

ノンストップ議論 開始!

 

 

畑山「えーっと、毒...『窒息死』、とか...?」

 

雪見「じゃあ料理をつくった絵心が怪しいけど?」

 

絵心「私は犯人じゃないよ...ひっく...」

 

黒原「『失血死』じゃないか?」

 

羽崎「『首を絞められた』とかはぁ...?」

 

黒原「...窒息死じゃないか。」

 

...あの人に、賛同したい。

 

 

『失血死』<『ハクハクファイル』

 

同意

 

並川「それに賛成だよ!」

 

 

並川「待って、みんな、生徒手帳のハクハクファイルを見て。」

 

畑山「...?なに、それ...」

 

ハク「うわあっ、ひどいよ!ちゃんと言ったじゃん!」

 

羽崎「...?『被害者は【超高校級のマジシャン】川島 翔。

殺害現場は【超高校級のマジシャン】の研究教室。

死亡時刻は10時36分頃。

死因は頭部を机に強くぶつけたことによる失血死。

被害者の体には致命傷までには

至らなかったがナイフが刺さっている。』

...だってー。」

 

畑山「見落としてたな...ごめんね...」

 

黒原「フッ、俺様の意見が合っていたようだな!!」

 

雪見「きゃー、つばさくんすごーいっ♥」

 

傘野「じゃあ、次は凶器について話し合おうか...?」

 

 

ノンストップ議論 開始!

 

寺田「えーっ、川島くんの『マジックステッキ』じゃない?」

 

咲「あほか、刺さらんやろ。」

 

寺田「ほら、頭をがんっ!ってさ!」

 

リオ「では、『テーブル』はどうでしょうか!」

 

咲「あほか!でかすぎるやろ!」

 

作「いっそのこと『ステージ』は?」

 

咲「...」

 

寺田「テーブルじゃないなら...『包丁』、じゃない!?」

 

 

ん?あの人の意見...気になるな...

 

『包丁』<『消えたナイフ』

 

『テーブル』<『ハクハクファイル』

 

両同意

 

並川「それに賛成だよ!」

 

 

 

咲「ん?どっちも正解って...どういうことや?

しかも、包丁はまだしもテーブルって...」

 

並川「川島くんの身体にはナイフが刺さっていたんだ。」

 

リオ「では、包丁だけではないのですか?

テーブルは...なんでしょう?」

 

並川「川島くんの致命傷は、頭にある傷、なんだ。

だから、川島くんの頭の下にあったテーブルが...

ある意味、凶器なんじゃないのかな?」

 

寺田「やった、合ってた!」

 

咲「どこがあっとるん?」

 

絵心「あの...気になることがあるんだけど...

停電中、犯人はどうやって動いたのかなぁ...?

停電がおこって、真っ暗でなにも見えなかったよ...?」

 

黒原「犯人は猫目でももっていたのか?」

 

 

ひらめきアナグラム 開始!

 

 

し あ す ぐ ん ら ん さ

 

 

あ ん し さ ん ぐ ら す

 

 

▽暗視サングラス

 

並川「そっか!」

 

 

並川「暗視サングラス、じゃないかな...?」

 

絵心「あ、あんしさんぐらす...?」

 

雪見「何?それ...もも、聞いたことない。」

 

傘野「暗視ゴーグルの眼鏡版みたいな?」

 

絵心「へぇ...そんなのあるんだ...?」

 

日比野「...あぁ、そういえばそんなものがあったな。」

 

泉「どこにそんなものが...?」

 

日比野「...川島の研究教室だよ。」

 

傘野「それが...捜査中に見たら...なくなってたんだよー!!」

 

泉「えっ...!?」

 

神代「じゃ、じゃあ...」

 

並川「そう、犯人は暗視サングラスを使って移動したんだ!」

 

傘野「うーん、確定かなぁ?」

 

泉「そうですね...恐らく。」

 

黒原「じゃあそれを見つけたら...犯人がわかるのか...!?」

 

雪見「ねぇ...これかしら...?」

 

雪見さんが出したのは...サングラスだった。

 

傘野「さ、サングラスぅ!?何で持ってるの!?」

 

雪見「キッチンに置いてあったのよ。」

 

黒原「...お前が犯人なんじゃないのか?」

 

雪見「ち、違うわよぉ...」

 

日比野「...そういえばお前、川島の近くにいたよな?」

 

雪見「ち、違うってばぁ!

ももより怪しいひといるでしょ!?羽崎とかぁ!」

 

羽崎「わ、わたしぃ...?」

 

雪見「そうよ!私より近くにいたじゃない!」

 

羽崎「わ、わたしは犯人じゃないよぉ...ひっく...ひどい...」

 

た、大変だ、言い争いを始めてしまった...!

早く...犯人を見つけないと...

 

ノンストップ議論 開始!

 

雪見「『モモは犯人じゃない』わよ!」

 

羽崎「わたしだって...」

 

日比野「そうとしか考えられないだろ!」

 

雪見「ひっ...かおるくん...」

 

雪見「も、ももはお部屋にひきこもってたわよぉ!!

他のパーティーの準備に出なかった人たちもそうでしょぉ!?」

 

羽崎「うん...」

 

神代「そう...だね...」

 

並川「っ...『証明は...不可能』だよ...!」

 

傘野「悪魔の証明...ってやつだね...?」

 

 

 

 

 

『証明は不可能』<部屋を出る××

 

 

小鳥遊「プログラムし直しだ!」

畑山「かわいくないよっ!」

 

論破!

 

break!

 

小鳥遊「誰が不可能だと決めた?」

 

並川「えっ...?でも...」

 

小鳥遊「...実はな...」

 

畑山「ぼくたち...個室を出る神代くんを見たんだ...!」

 

 

...え?

 

...確か...他のみんなは個室に籠ってたよな...?

 

並川「なんでもっと早く言わなかったの?」

 

小鳥遊「...神代を疑いたくなかったし...

まさか関係あると思わなかった。大したことじゃないと思って。」

 

神代「い、言いがかりはやめてよっ!僕は部屋に居たって...!」

 

畑山「でも...神代くんだったよぉ...?」

 

泉「そういえば貴方、料理を手伝いに来ましたよね...?」

 

神代「ぐっ...」

 

作「そ、そういえば食材を切るのを手伝ってくれたよねぇ...?」

 

黒原「...決まりか。」

 

神代「ち、ちがうっ!ぼくはぁっ...」

 

日比野「さいっっっていだな。」

 

神代「...!」

 

日比野「...本当に、最低だ。神代...」

 

神代「だからっ、ぼくじゃないって...」

 

絵心「み、みんなまってよぉ...!!神代くんが犯人だって決まったわけじゃないのに神代くんを責めるのはよくないよぉ...!」

 

神代「え、絵心、さん?」

 

絵心「まだ他のひとが犯人かもしれないよ...?

暗視サングラスがキッチンで見つかったからって...

神代くんが犯人とは限らないんじゃない...?」

 

神代「え、絵心...さぁんっ...」

 

神代くんはえぐえぐと声をあげて泣き出した。

勝手に犯人扱いして...悪かったなぁ...

 

そう思ったのはものの数秒だった。

 

 

神代「...えぐ...えっぐ...」

 

神代「ぐふ...

 

神代「ふふふふふっ!!」

 

神代「あははははははははっ!!」

 

神代くんは、声高らかに笑っていた。

 

雪見「...えっ、圭くん...?」

 

神代「ふふふっ...くすみちゃんが庇ってくれるなんてぇっ...♥

僕はなんて幸せなんだぁ...♥」

 

絵心「神代くん...?ど、どうしちゃったの...?」

 

神代「ああくすみちゃん!ごめんねぇ、庇ってくれたのにぃ。」

 

咲「どういうことや...!どうしたんや、神代ぉ!!」

 

神代「えー?どうしたもこうしたも!

僕は犯人なんだよ?

犯人なのに庇ってもらえるなんて思わないじゃないかぁ!!

えへへ、うれしいなぁ、庇ってもらえるなんて♥」

 

咲「な、なんやと...?」

 

絵心「...神代くんが...犯人...!?」

 

...え?

神代くんが...川島くんを...

どういうこと...なの...?

 

神代「くすみちゃん♥そうだよ、僕が犯人♥」

 

日比野「ふざけんなっ!!俺はっ...!!」

 

神代「うるせぇな!!ホモは黙ってろや!

僕に怒鳴っていいのはくすみちゃんだけなんだよっ!!」

 

日比野「...ほ...も...?」

 

傘野「わーいホモォ!とかいってる場合じゃないよねー...

ねぇ神代くん、本当に、犯人なの?」

 

神代「そうだよ!停電を起こしたトリックはね、

予約機能を使って洗濯機を動かしたんだ!

停電を直してくれたのはハクだよ?

それから...」

 

絵心「ど、どうして川島くんを!!」

 

神代「...きみのためだよ、くすみちゃん♥」

 

絵心「わ...たし...?」

 

神代「うん、僕を見てくれないからさ!

マジックショーかっこよかった!ってきみが言ってたから

じゃあソイツを殺したら僕の方がかっこいいかな?って♥」

 

絵心「...わたしのせい...?川島くんが...しんじゃったのは...」

 

黒原「絵心、落ち着け、お前のせいじゃな...」

 

絵心「うわあああああああああああああああっ!!!!

ごめんなさいっ!!ごめんなさいっ!!!!

ごめんなさああああいっ!!」

 

絵心さんが床に崩れて泣き出した。

 

神代「ふふふふ、ねぇねぇ、僕、今から死ぬんだけどぉ、

くすみちゃん、最期に愛してる...って、いってくれないかなぁ?」

 

絵心「...ねぇ...あなたの才能は...なに...?」

 

神代「あぁ!言ってなかったね!

僕は...『超高校級のストーカー』...君の、ストーカーなんだよ!」

 

『超高校級のストーカー』神代 圭_カミシロ ケイ

 

咲「ストーカー...やて?」

 

神代「うん、そうだよ?」

 

泉「...一体、いつから...」

 

神代「中学生のときかなぁ?

くすみちゃん、いじめられててさぁ、

一人で帰ってるから好都合だったよぉ!!」

 

絵心「なんで...」

 

神代「だからきみのためにころしたんだぁ!」

 

絵心「...わたしの...ため...」

 

黒原「待て、違うぞ。」

 

神代「なにも違わないって!ほら、早く投票しなよ!

殺したのは...僕だ!

そして...愛してるって言ってよ!くすみちゃん!!」

 

絵心「...わたしの...せいで...川島、くん...ごめんな、さ...」

 

...なにか、おかしい気がする。

 

黒原「絵心...違うぞ、お前ら、落ち着け!」

 

日比野「はやく投票しようぜ!コイツ...最低だ!」

 

咲「...せやな。」

 

ハク「もう犯人は決まったかなぁ?とーひょーたーいむっ!!」

 

神代「ふふ、ふふふ、くすみちゃんのお陰で死ねるなんてぇ...♥」

 

絵心「わたしのせいで...2人も...」

 

ハク「じゃあみんなタッチパネルに...」

 

傘野「ちょっとまって!!」

 

 

学級裁判 中断!

 

 

 

もー、いいところなのにーっ、って思ったでしょ?

うぷぷ、これをCM技術っていうんだよーっ!

まぁ今つくった言葉だけどね、てへりん☆

あぁ、今のは澪田さんの真似ね。けいおんさん。

うわわっ、そんなにおこらないでよぉ!

まだ尺が余ってるから終われないんだってぇ!!

 

...うぅ...

 

わかった、わかったよぉ!再開させるからぁ!!

再開させるからそんなにおこらないでよぉ!!!

 

 

学級裁判 再開!

 

神代「何?なんなの。」

 

傘野「やっぱりおかしい...!」

 

黒原「俺様も...同じ考えだ。」

 

 

ノンストップ議論 開始!

 

黒原「もし神代がナイフを刺したなら...」

 

傘野「『川島くんの下にあった硝子の破片』はなに...?」

 

神代「川島くんがジュースでもこぼしたんでしょ。」

 

泉「ジュースの成分上、それはありえません。

『ジュースの成分はりんご』...

川島さんは確かみかんだったと記憶しています。」

 

傘野「あまねちゃんの口から出てくるみかんという単語ほど

可愛いものはないよぉ...prpr...」

 

泉「...さっき一瞬かっこいいと思った僕が馬鹿でした。」

 

傘野「ごめんってぇ!怒らないでよぉ...」

 

神代「とにかく、『僕が川島くんを刺した』んだ!」

 

神代「だから川島くんは...『僕が刺したから死んだ』んだ!」

 

発言をストックしました。

 

 

 

...そんなこと、ないって...思いたかった。

...犯人は...

 

『僕が刺したから死んだ』<『硝子の破片』

 

論破

 

並川「それは違うよ!」

 

 

神代「...は?」

 

並川「君は...『刺しただけ』。

川島くんの死因は『頭をぶつけたことによる失血死』なんだよ!」

 

神代「...はぁ?」

 

寺田「ねぇねぇ、よくわからないんだけど...」

 

リオ「ナイフを刺したから転んだんじゃないですかぁ...?」

 

並川「...川島くんは...」

 

並川「溢れたジュースで滑って...転んだんだ...」

 

傘野「...どういうこと...?」

 

並川「...川島くんの下には『割れた硝子の破片』があった。」

 

並川「...川島くんの下にあったっていうことは...」

 

並川「川島くんが倒れる前に『ジュースのコップ』が割れたんだ...」

 

絵心「ひっ...つ、つまり...」

 

並川「そう...犯人は...ジュースを溢した人、なんだ...」

 

傘野「...!!」

 

羽崎「そ...そんなのって...」

 

神代「...ふぅん...僕は犯人じゃないんだぁ。」

 

日比野「...んな他人事みたいな...!!」

 

神代「まーまー。ジュースをこぼした真犯人をあぶりだそーね。」

 

 

 

ノンストップ議論 開始!

 

傘野「まず...『川島くんの席から遠い人は犯人じゃない』よね...」

 

畑山「じゃあ...えーっと?」

 

小鳥遊「俺、春、羽崎、雪見、絵心、黒原、神代...のなかだな。」

 

絵心「...わたしは...『ウーロン茶』を飲んだよ...」

 

黒原「俺様はりんごだ。全部『飲み干した』ぞ。」

 

絵心「それはわたしも見たよ...?」

 

畑山「ぼくが飲んだのは『みかん』だったよ。」

 

羽崎「わたしは...『りんご』だよぉ...」

 

小鳥遊「殆ど寝てて飲んでなかっただろ...

俺は『ぶどう』だ。」

 

雪見「モモは『ウーロン茶』よ!」

 

神代「僕は...『ウーロン茶』だよ」

 

小鳥遊「...ちっ、他人事みたいに...!!」

 

 

...犯人は...

犯人が...

わかって、しまった。

 

...ごめん。

...ごめんなさい。

...こんな真実...見たくなかった...のに...

 

 

ごめんなさい...

 

 

『りんご』<『ジュースの成分はりんご』

 

証拠提出

 

並川「...きみが...」

 

 

 

羽崎「...へ?」

 

並川「...泉さんが...摘出したジュースの成分はりんご...

きみが飲んだジュースと一致しているんだ...」

 

羽崎「えっ...?で、でもぉ...」

 

並川「...きみは寝ていてジュースを飲んでいなかった。」

 

羽崎「...!」

 

並川「...これが...答えだ...」

 

羽崎「ち...ちがうっ!わたしは犯人じゃないんだよぉ!!!

だって...だってぇ...!!」

 

羽崎「わざと溢した訳じゃないんだからぁ...」

 

理論武装 開始!

 

羽崎「どうしてわたしが犯人なの?」

 

羽崎「私ははめられたんだよ?」

 

羽崎「だから犯人じゃないんだ!」

 

発展!

 

羽崎「そもそも...こぼれていたジュースが

りんごっていう証拠はどこにあるの?」

 

羽崎「あまねちゃんがついた嘘かもしれないじゃん!」

 

発展!

 

羽崎「だから...だから...」

 

羽崎「ジュースがりんごだったなんてあまねちゃんの真っ赤な嘘!」

 

羽崎「あそこにこぼれていたジュースは...『りんごじゃなかった』んだ!」

 

『りんごじゃなかった』<『謎のかぶれ』

 

並川「それは...ちがうよ...!」

 

break!!

 

羽崎「...」

 

並川「...ごめんね。川島くんの掌には...かぶれがあったんだ。」

 

羽崎「...それがどうしたの...」

 

並川「...アレルギーなんだ。りんごの。」

 

羽崎「...ぶどうアレルギーかもしれないじゃん...!」

 

並川「...一般的にはぶどうアレルギーというものは存在しないんだ...」

 

羽崎「一般的には、でしょ!?」

 

日比野「...俺、知ってるぞ。

川島が...りんごアレルギーだって。」

 

羽崎「...へ?」

 

リオ「りおも、しってますよ!

ジュースを選ぶときにりんごをすすめたら

『アレルギーだから』ってゆわれたです!」

 

羽崎「そ、そんな...嘘だ...嘘、嘘嘘嘘!!」

 

ハク「んー?決まったの?じゃーあ、とうひょうたーいむ、かな?」

 

羽崎「いや、いやだあぁああ!」

 

ハク「皆様、お手元の投票ボタンでお願いしますね!」

 

羽崎「わたしは...わたしは...」

 

ハク「投票しないとオシオキ、当てたクロが間違っていてもオシオキですよ~!」

 

羽崎「犯人じゃないんだよおおおおおおおおお!!!!!」

 

畑山「は、羽崎さっ...」

 

ハク「じゃあじゃあ、投票よろしく!!」

 

羽崎「いやああああああああああああああ!!」

 

羽崎「お願い...おねがい...!」

 

羽崎「わたしに...」

 

羽崎「投票しないでよおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

 

 

スロットマシンが現れる。

 

俺たちの顔が、回る。

 

 

川島殺しのクロは?

 

羽 羽 羽

   崎 崎 崎   

 

 

 

生存者

 

【超高校級の幸運】並川 悠

 

 

 

【超高校級の絵師】傘野 月夜

 

【超高校級の作家】日比野 かおる

 

【超高校級の女装家】畑山 春

 

【超高校級のホワイトハッカー】小鳥遊 柚

 

【超高校級の絵師】絵心 くすみ

 

【超高校級の漫画家】黒原 つばさ

 

【超高校級のモデル】雪見 モモ

 

【超高校級の科学者】泉 あまね

 

【超高校級の作曲家】美音 咲

 

【超高校級の作詞家】美音 作

 

【超高校級の歌い手】寺田 鈴音

 

【超高校級の実況者】リオ・ブラウン

 

【超高校級の裁縫師】羽崎 スフレ

 

【超高校級の???】神代 圭

 

 

死亡者

 

【超高校級のマジシャン】川島 翔

 

 

ノコリ 15名

 

 

??「結局羽崎か。」

 

??「...ごめんなさい。」

 

??「まだいい。...次こそは...アイツを...」

 

??「...わかっています。アイツを...

...死ぬように仕向ければいいんですね。」

 

??「わかっているならはやくやれ。」

 

??「わかりました。善良致します。」

 

??「...」

 

 

??「...ごめんなさい...ごめんなさい...」

 

??「ごめんなさい...」

 

 

 

 

 

??「...傘野さん。」

 

??「貴女には...死んでもらわなきゃいけないの...」

 

??「ごめんなさい...」



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非日常編③

これはダンガンロンパの二次創作です。

 

お読みいただく前に、注意書きをお読みください。

 

 

 

・原作をプレイしてからお読みすることを推薦します。

 

・原作ネタバレが豊富です。

 

・本家のキャラは名前やほんのり匂わせるくらい出るかもです。

 

・流血表現有り。

 

・駄作。文章がおかしいです。

 

・○○からきた等のコメントはお控えください。

 

・感想欄でネタバレは構いません。

なのでネタバレが嫌な人は感想欄を覗かないことを推奨します。

 

 

これらが無理な方は今すぐブラウザバック。

 

 

犯人は...羽崎さんに決まった。

 

...何にもしていないのに、なにも悪くないのに......

 

......でも、

でも俺は......

 

羽崎さんに、投票した。

 

死にたくないから。俺が、みんなが死んでほしくないから。

 

...最低だ......俺って...

 

「ぴんぽんぴんぽんだいせいかーい!!

川島くん殺しの犯人は...羽崎 スフレさんでした!!

もー、冤罪みたいなもんなのにみんな羽崎さんに投票するんだもん!

友情なんてなかったんだね~!!

あぁでも...絵心さん、畑山くん、何のつもり?

......自分に投票するなんてさ。」

 

「ひっく、ひっく、だってぇっ、わたしのせいで、

わたしがいるから、かわしまくんがしんじゃったんだ......

だからくろはわたしなんだよ......

なんでみんなわたしにとうひょうしてくれなかったの......?」

 

「...羽崎さんは犯人じゃないよ...僕は...僕はっ......

どうすれば......よかったんだ......」

 

絵心さんは地面で丸くなり、

畑山くんは裁判席に突っ伏していた。

 

「...わたし、しにたくないよぉ...なんでみんな苛めるの...

わたし、わたし、悪くないのにぃ...!!!」

 

「...スフレちゃん...ごめんなさい...ごめんなさい......」

 

「りおは...りおは......」

 

「っ...羽崎っ......」

 

「...俺様...」

 

それぞれが絶望するなか、ハクは最悪の言葉を口から出した。

 

「じゃあじゃあ、投票も終わったからぁ...

 

オシオキ、たーいむ!!じゃない?」

 

オシオキ...処刑、だ。

羽崎さんの、処刑。

 

「...!!!!いや!!!しにたくない!!ゆるして...ゆるしてぇ!!」

ごめんなさい...ごめんなさい...

ゆるして...ゆるしてぇ!!!たすけてよぉ!!だれかぁ!!!」

 

「だっ...だめだよ、そんなの...羽崎さんは...悪くない...」

 

畑山くんは止めるが、ハクは聞いちゃいない。

 

「じゃあ...オシオキターイム!!」

 

 

「いやああああああああああああああ!!

しにたくない!しにたくない!!!

たすけてぇえええええええええ!!!!」

 

<ハサキ スフレ さん が クロ に 決まりました。

オシオキ を 開始 します。>

 

周りに助けを求めるように見回すが、

みんなは距離を取るばかりで助けてはくれない。

そんな中。畑山は、動いた。

 

「羽崎さん!!」

 

「た、たすけ..」

 

言葉を言い終わらないうちに首輪をつけられて、

障子の向こうにつれていかれた。

 

「きゃあああああああああああああっ!!!!」

 

畑山の手は、僅かにかすれ、絶望した畑山が残された。

 

「羽崎さんっ!!!!」

 

<すふれけぇきのおんがえし>

 

羽崎は、吹雪の中の畑におとされた。

不安そうに辺りを見渡す羽崎。

2、3歩あるくとなにかに引っ掛かった。

 

「!」

 

羽崎はロープで上につれていかれ、木に吊るされた。

 

「うあああああ!!ああああ!!」

 

涙目でもがくが、罠からは逃げられなかった。

ロープが食い込み、血が流れ出す。

意識を失いそうになる。

いっそ、しんだほうがましだ、と思えるくらい。

 

そんなとき、ハクに似たお爺さんのコスプレをした謎の少女がきた。

 

「!たっ、たすけ...」

 

助けを求めるように目で訴えると、お爺さんはにこりと狂気の笑みで

木から羽崎を落とし..ロープで引きずった。

 

「!!??」

 

雪との摩擦で、背中が削れ白い雪は赤く染まった。

 

もがく羽崎を見ずに、どんどんと引きずるお爺さん。

斜面のとき、血は量を増した。

 

「い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」

 

苦しみ、もがく。

それでも、傷をつけないことは許されない。

出血も少ないため、死ぬことすらできない。

すでに羽崎は満身創痍であった。

 

家に放り込まれた。

畳の上で治療され、痛みは増す。

 

「ぐぁ....!」

 

障子の中につれていかれ、電気が消え、影すら見えなくなる。

 

3分後。お爺さんが障子をあける。

 

「..」

 

そこには十字拘束された羽崎がいた。

 

「..」

 

寝ている。

その姿に、いつもの彼女の姿を重ね、安心したのもつかの間。

 

「えっ、ここなに..どこ..」

 

目を覚まし、目を見開く。

 

「えっ縛られてる!?なにこれっ!助けて!」

 

「い、いや!助けて!畑山く_..」

 

お爺さんが針を出す。

 

それは......大きな針。

裁縫のときに使う......針。

ナイフのような先端に、羽崎は怯える。

 

「..!!いや!なんで!!?スフレはっ...」

 

「いやああああああああああああっっっっ!!!!」

 

ブスッ

 

羽崎は、針に体を突かれた。

それは......自分の才能に裏切られたようで......

 

「あ、あ゛あ゛..」

 

なにも嫌いな、血。

己から出ている、血。

それをみて、羽崎は絶望した。

 

「......あぁ...」

 

その視線の先に何を捉えたのか、針が出てきた所を見て、目を見開く。

 

「 ..あ........」

 

遺言さえも、聞こえなかった。

俺達は、彼女の目からゆっくりと意思が消えていくのを。

ただただ、茫然と見つめるしかなかった。

 

 

「エクストリィィィィィーーーーーーーーム!!!!!!!!」

 

「...あ...あ...」

 

「こんなの...こんなのはないだろ!!酷すぎる......!!」

 

...それは、羽崎さんのオシオキを楽しむような雰囲気。

これは......処刑じゃない。クロへの...戒めなんだ。

 

 

「......!!みんな!!あれ!!」

 

傘野さんが映像を見て叫ぶ。

羽崎さんは...

 

「ぁ...ぅ......」

 

こちらにてを伸ばし、なにかをいっている。

ただ...全く、聞こえない。

 

「ハク!!羽崎の場所をおしえろ!!」

 

「で、でも小鳥遊くん......」

 

「早くしろ!!!!」

 

「わ、わかったよぉ......ひっく...」

 

ハクは走り出す。みんなはそれを追う。

エレベーターに乗り、少し上に登る。

 

「ここだよ...」

 

扉の鍵を開けると、たくさんの部屋があった。

...見る限り...俺達全員分の処刑場。

まるで......全員死ぬと言っているみたいだ...

 

「ここか!羽崎!!!」

 

羽崎さんの顔がかかれた部屋に入ると、

羽崎さんがこちらをみて手を伸ばしていた。

 

「泉!!救命は!!」

 

「...できっこ、ないです...こんな状態では...

せいぜい、数分ほどしか...もう、余命は...」

 

「~っ、羽崎さん...」

 

畑山くんが羽崎さんを見て泣き出す。

 

「...しゅん、くん」

 

「!なに!?」

 

「しふぉ...しふぉん...」

 

「...えーっと、姉妹だったよね!?

シフォンさん?に言いたいことがあるの!?

大丈夫、ここからでて...伝えるから!!」

 

「_ちがぁ...グフッ」

 

羽崎さんは血を吐き出し、目から生気が消えていく。

 

「...く......く............ん...」

 

「...羽崎さん?」

 

返事が、途切れる。

 

泉さんが駆け寄り...こう言った。

 

「_。23時、49分。

 

......死亡、確認。

 

......ご冥福を...お祈りいたしますっ......」

 

「そ...んな......」

 

...結局、遺言は聞き取れなかった。

 

......羽崎さんは、死んでしまった。

 

「...羽崎さん......羽崎さんっ......」

 

畑山くんは羽崎さんにすがりつき、

全身に羽崎さんの血をつけながら泣いた。

 

暫く畑山くんの嗚咽が聞こえたこの部屋。

気分が悪くなり、部屋から出ようとした瞬間......

 

「おいてめぇ......神代!!羽崎ちゃんを......川島を返せよ!!」

 

日比野くんが神代くんに掴みかかった。

 

「へぇー?無理だよ、死んじゃったじゃん。無様に。

転んで頭ぶつけて死んだなんて、間抜けだよね~!!」

 

「ふざけんな!!」

 

「うるさいって。そもそもさー、何で責められなきゃいけないの?

みんなは知らないでしょ?真の動機。」

 

「あぁ...あれですか。結局、なんだったんですか?」

 

「3日以内に殺人が起こらなかったら皆殺し。

僕のお陰で殺人が起こって皆を救ったんだし感謝されてもいいでしょ」

 

「......ふざけんな...お前のせいで...川島が......」

 

「あーもー、うるさいな。

僕が殺人を起こさなかったら皆殺しだったんだから変わらないでしょ。

ほら退いてよ。邪魔。」

 

がしゃんっ

 

神代くんは日比野くんを引き剥がし、絵心さんに近づいた。

 

「くすみちゃん...♥」

 

「......」

 

黒原くんが庇うように前に出る。

絵心さんはすっかり怯えきっていて、床にうずくまっていた。

 

「...黒原くん、退いてもらえるかな?」

 

「......無理だ。断る。」

 

「はぁ?」

 

「......」

 

「仕方ないなぁ~。ま、僕にかかれば?

ストーキングして部屋に入ったり~。色々できるからいいけど。」

 

「......」

 

「じゃあね!」

 

「ひぃぃっ...ぐすっ......」

 

「大丈夫だ...絵心。」

 

絵心さんはなにも耳に入っていないみたいだ。

さっきからずっと自分のことを責めている。

 

「......大丈夫だからな...」

 

「......みなさん、校舎に...戻りましょう。」

 

「あーっ、ちょーっとまった!

実は川島くんの遺体、まだ棺桶にいれてないんだよね。

よかったら...おいのり?する?」

 

ハクが提案した。

本当はもう死体なんてみたくないけど......

ちゃんと、お別れを言いたいから。

今まで......ありがとうって。

 

「......羽崎、さん......羽崎...さん......」

 

「......俺はここで春といる。...俺の分まで...冥福を祈ってくれ。」

 

「わか...り、ました......小鳥遊、畑山をたのんだ、です...」

 

小鳥遊くん、畑山くんはここに残るみたいだ。

......無理もないよな......羽崎さんが......。

......とにかく、俺は川島くんのところにいこう。

羽崎さんに手を合わせたあと、研究教室に足を向けた。

 

 

ー川島の研究教室ー

 

「......川島くん。」

 

血はもう片付けられていた。

川島くんはテーブルにもたれかかるのではなく、

床に寝そべっていた。

 

「......ごめんなさい......ごめんなさい......ごめんなさい......」

 

絵心さんが崩れ落ちる。

それを黒原くんは辛そうに見ていた。

......絵心さんが、殺した訳じゃない。絵心さんが、悪い訳じゃない。

...神代くんが......悪いんだ。

 

「......川島...」

 

日比野くんが川島くんを見て涙を流した。

 

「......俺...お前と友達になれてよかった......」

 

......俺も、だ...

心からそう思う。

俺......川島くんのこと......。

......もう...会えない。もう......二度と。

感謝を伝えることも、尊敬してるって言うことも、

......想いを伝えることも。

二度と......出来ないんだ。

 

「......俺...」

 

日比野くんはふらふらと何処かに行ってしまった。

きっと部屋に戻るんだ。

友達の遺体を見て......いたたまれなくなったから。

 

「じゃあ...部屋に戻ります。」

 

泉さんが部屋を出て、

それを追うようにまた一人、また一人と部屋を出ていく。

 

俺は......動けなかった。

座りこんで......川島くんを見ていた。

 

「......並川くん。」

 

声のするほうを見ると、傘野さんが居た。

 

「...どうする?戻る?」

 

「...もう少し、このまま......川島くんと居たい。」

 

「......並川くん......」

 

傘野さんはハンカチを出して言った。

 

「......これ、使って。」

 

ハンカチを?何で...?

 

ふと床を見ると、水滴があった。

......あぁ、俺......泣いてるんだ。

 

「...俺、どうしたらいいかな?」

 

「......二人にしてほしいな......」

 

「...うん、わかった。

研究教室だから...睡眠をとってもいいはずだよ。

オシオキはされないから...安心して。

......何かあったら俺の研究教室に来て。じゃあね。」

 

そういって傘野さんは両開きのドアを閉め...

俺は、川島くんと二人になった。

 

...川島くん。

 

あれ?川島くんのポケットになにか入ってる...?

 

......トランプ?

 

......マジック、トランプ......

 

もしかして、俺があげた......

 

............。

 

大切に持っててくれたんだ。

 

......川島くん、ごめんね、守ってあげられなくて...

いつか俺がそっちにいったら......一緒に、マジックしようね。

 

俺は一晩、川島くんの研究教室で泣いていた。

いつか寝てしまったけど。

そのときに見た夢は...とても幸せなものだった。

 

 

『並川くん、ありがとう。絶対に......黒幕を暴いてね。』

 

 

微笑み、涙を流す......俺の大切な人が見えた気がした。

 

 

生存者

 

【超高校級の幸運】並川 悠

 

 

 

【超高校級の絵師】傘野 月夜

 

【超高校級の作家】日比野 かおる

 

【超高校級の女装家】畑山 春

 

【超高校級のホワイトハッカー】小鳥遊 柚

 

【超高校級の絵師】絵心 くすみ

 

【超高校級の漫画家】黒原 つばさ

 

【超高校級のモデル】雪見 モモ

 

【超高校級の科学者】泉 あまね

 

【超高校級の作曲家】美音 咲

 

【超高校級の作詞家】美音 作

 

【超高校級の歌い手】寺田 鈴音

 

【超高校級の実況者】リオ・ブラウン

 

 

 

【超高校級の???】神代 圭

 

 

死亡者

 

【超高校級のマジシャン】川島 翔 chapter1 シロ

 

【超高校級の裁縫師】羽崎 スフレ chapter1 クロ

 

 

___________________

 

黒幕である、『 』...つまり自分は、それを退屈だと感じた。

感動なんか要らない。希望なんかいらない。前に...進まなくていい。

主人公としては当たりかな。

 

...あ、こいつ...絶望してる。こいつもだ。

 

 

あー、楽しい。絶望って、楽しい。

こいつ、裁判の前から絶望してるよな。

 

日比野の部屋を見るとうずくまって泣いている日比野がいた。

本当に楽しい。こいつはいつ復活するかな。

それとも......絶望したまま、死んでいくのかな。

 

 

......傘野だ。

こいつ...何なんだ。

研究教室でひたすら絵を描いている。

並川の為に待っているのか。もう寝てるぞ。

 

...ん?こいつ......

 

......うぷぷぷっ、こいつの弱みが分かった。

次の動機は_無印、1章。

 

早く、こいつの絶望顔が見たい。

うぷぷぷ......シロかな、クロかな。

そう想像しながら自分は眠りについた。

 

 

 

 

......傘野さん。

...本当に、死んでもらわなきゃいけないのかな。

...助けたい。でも私にそんな権限はない。

...最低だ。

 

...あの子には逆らえない。

...ごめんね、傘野さん...



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【番外編】僕たちの日常は前途多難?
夏休みの課題戦争


これはダンガンロンパの二次創作です。

 

お読みいただく前に、注意書きをお読みください。

 

 

 

・これは『ヒコウシキダンガンロンパv5』のif...というより

前日録のようなものです。本編を見ていなくても楽しめますが

本編を先に見ることをおすすめ致します。

 

・なんか絵心と雪見が仲良かったり全員成長枠だったと言う

わけわからん感じだしキャラ崩壊多いのでお気をつけて。

 

・原作をプレイしてからお読みすることを推薦します。

 

・本家のキャラは名前やほんのり匂わせるくらい出るかもです。

 

・駄作。文章がおかしいです。

 

・○○からきた等のコメントはお控えください。

 

・感想欄でネタバレは構いません。

なのでネタバレが嫌な人は感想欄を覗かないことを推奨します。

 

 

これらが無理な方は今すぐブラウザバック。

 

◇◆◇

 

 

...俺は日比野かおる。超高校級の作家だ。

今日は8月31日の朝。本来は明日から秋で、

暑い暑い夏が終わる!と歓喜する時期...なのだが。

 

 

 

「課題...終わってねぇーーーーー!!!!!!」

 

 

 

『夏休みの課題戦争』

 

 

 

や、やばいやばい、どうしよう...

今からやって間に合うか...?

 

課題「やぁ」デーン

 

いや無理だろ!どう考えても間に合わねーー!!

終わってそうな奴に声かけて写させてもらうか...!

 

プルルル

 

『はい、泉ですが...』

 

「あー!!泉ちゃんか!?」

 

『僕の携帯電話にかけたんだから僕が出るに決まってるでしょう...

で?何の用でしょうか?僕今出掛けるところだったのですが...』

 

「実は課題が終わってなくて...!」

 

『...はぁ、仕方ないですね。

分かりました、教えm』

 

「写させてくれ!!」

 

ピロン

 

うわああああ切れた!!!切れた!!!

あと多分泉ちゃんキレた!!!

うわああああどうしよう...

 

あっ、川島だ!川島がいる!

 

プルルル

 

『日比野くん?どうかしたの?』

 

「なぁ川島ぁ!!課題写させてくれぇ!」

 

『え、えぇっと...ご、ごめんね、今日出張で...』

 

「うわああああすまねぇ!!」

 

『いつも教えてくれてるのにごめんね...』

 

「仕方ねぇよ川島忙しいし!」

 

『えっと...新幹線来たから切るね...ごめん...』

 

ピロン

 

...見たかったなぁ...

じゃなくて!他は他!

 

そうだ、絵心ちゃん!絵心ちゃんがいる!

 

プルルル

 

『は、はい...日比野くん?

ごめんね、今から出掛けるんだけど...急ぎの用かなぁ...?』

 

「なぁ絵心ちゃん!一生の頼みだ!課題写させてくれぇ!」

 

『ま...まだ終わってなくてぇっ...』

 

「マジか!?すまねぇ!」

 

『わわ...キャッチ入っちゃった、ごめんね、切るね...』

 

ピロン

 

...まて、今から出掛ける...!?

宿題は!?いいのか!?

 

つ、次だ次!!

えーっと...美音はどうだ!

 

プルルル

 

『ひ、日比野くん、珍しいね、電話なんて。』

 

「突然だが一生の頼みだ!課題写させてくれぇ!!!」

 

『あ...い、いまからオーケストラで...

あ、始まっちゃう!ごめん!!』

 

ピロン

 

 

...なんでこんな日に限って皆急がしんだよ!仕方ないけどさ!

でも美音がオーケストラなら多分美音ちゃんも...

あー...どうしよう...

 

えーっと...テスト上位5人は...

 

1位 黒原←中二病...めんどくさそう

2位 泉←いま切れた

3位 小鳥遊←わんちゃん教えてくれる

4位 傘野←絶対終わってない

5位 俺。

 

...小鳥遊にかけるか...

 

プルルル

 

『...ん、日比野...どう...した?』

 

「小鳥遊!!なぁ突然だけどさぁ!!

課題写させてくれぇ!!お願いだぁあああ!!」

 

『あ...泉が言ってたやつか...

ちょ、ちょっと待っててくれ...今...電波...』

 

ピロン

 

...電波わりぃのかよ!珍しいな!?

し、仕方ねぇ!!黒原にかけるか...!!

 

プルルル

 

『なんだ?日比野。俺様に用事か。』

 

「え、えーっと...一生の頼みなんだが...

か、課題写させてくれないか...?」

 

『...もっと速く言え。遅すぎる。』

 

「ご、ごめん...」

 

『...はぁ...いいだろう。但し写すことは許さん。教えるだけだからな。』

 

「く...黒原ぁ!!お前最高だよぉぉぉ!!!!」

 

『...はぁ。俺様の家に来い。他の奴等もいるがな。

マップ送ってやったからな。切るぞ。』

 

ピロン

 

ほ...他の奴ら...?

 

◇◆◇

 

ピンポーン

 

...つかこいつの家でかすぎだろ...

 

「...」

 

出ねぇ...

 

「あれ、日比野くん?」

 

「え...絵心ちゃん!?出掛けるって...」

 

「日比野くんも勉強会?」

 

「勉強会?」

 

「皆で...勉強会するって...

勉強会?っていうか課題を終わらせる会なんだけどね...?

もしかして...呼ばれてない...?」

 

...え、俺呼ばれてない...

 

「お、日比野来たのか...」

 

「小鳥遊!俺は!?呼んでくれなかったのか!?

勉強会あるってさっき知ったんだけど!?」

 

「黒原が日比野だけ呼び忘れたって言ってた。」

 

ひでぇ!!俺だけ!?嫌われてんのか俺ぇ!?

 

「あぁ、そういえば...

ブラウンと寺田と美音姉弟と川島、神代は来ないぞ」

 

「え!?なんで!?」

 

「川島は仕事。神代は帰省。美音たちは出掛ける...

ブラウンはゲーム終了耐久配信、寺田はライブだってさ。」

 

超高校級って忙しいのな!?

 

ガチャ

 

「すまない、準備をしていt...絵心も来たんだな。

小鳥遊、欠席の連絡は?」

 

「あぁ。川島神代美音姉弟ブラウン寺田は来ないらしい。」

 

「承知した。あがってくれ。」

 

「ひ...広い...」

 

なんか廊下広いしドアめちゃめちゃあるし...

金持ちだったのか...知らなかった...

 

「ねぇつばさくん、寄宿舎じゃないの?」

 

「寄宿舎だと人数が多いとな。

いくら広いといっても16人も来たら溢れる。

4人が限界だろう。パーソナルスペースも入れたらな。」

 

「そっか...!狭すぎるもんね...!」

 

「この部屋だ。寒かったら言ってくれ。」

 

ガチャ

 

「ありがとう!」

 

...広い...てか綺麗...

白いソファーベッドに茶色いフローリング...

白いサークルラグ...大きなテーブル...

座り心地が良さそうな椅子が16脚...

黒原にしては洒落すぎてないか?もっと中二病感溢れてるんだと...

 

「日比野貴様今失礼なことを考えただろう。」

 

「気のせいだって!」

 

ピンポーン

 

「ほら、誰か来たぞ!」

 

「はぁ...」

 

溜め息をつきながら黒原は玄関に向かった。

 

「モモちゃんまだかなぁ」

 

「そういえば春も来てないな」

 

「なぁ、並川も傘野も来るのか?」

 

「あぁ。」

 

なんだ、やっぱり終わってないんだな、課題。

 

「そういえば日比野は課題終わってないんだろ?

どこが出来てないんだ?」

 

「数Ⅰ数A全ページ」

 

「は?全部か?」

 

「おう」

 

「マジかお前...ちょっと見せてみろ。教えてやる」

 

「小鳥遊くん、実は私も数学と理科が終わってなくって...」

 

「数学か。どこが終わってないんだ?」

 

「えっとね...」

 

ダダダダダッ

 

な、なんだ!?誰かが廊下を走ってる...!?

 

「くすみ!!」

 

「モモちゃんっ!来たんだね...!」

 

「えぇ!課題終わってないし!」

 

「堂々と言うことじゃねぇんだよ...」

 

「こんにちは、くすみさん、雪見さん、小鳥遊さん、日比野さん。」

 

「あまねちゃん...!」

 

「小鳥遊さん一人じゃ大変でしょう?僕も手伝いますよ。」

 

「本当か?じゃあ雪見を頼む。

俺より泉の方が頭いいし分かりやすいだろ。

だって5教科で480点だし。」

 

「点数を言わなくても...

じゃあ雪見さん、どれがわからないんですか?」

 

「これなんだけど...」

 

コンコン

 

「失礼します...柚くん!」

 

「おお春も来たのか。教えるの手伝ってくれ。」

 

「うん、いいよ。」

 

「ふぁぁ...春くん、教えてください...」

 

「わかった。数学か...うん、ちょっとだけ苦手だけど頑張るよ。」

 

「あとは並川と傘野か...」

 

「もう来たぞ」

 

「つばさくん!」

 

「ちっすちっすー!」

 

「お邪魔します...」

 

傘野と並川も来たみたいだな。

 

「傘野も課題終わってないのか?」

 

「課題?何のはなし?」

 

傘野が首をかしげる。

マジかこいつ。本気でやってないんだな...

 

「これだよこれ」

 

「えーっ、これ課題だったの?知らなかった~

じゃあ俺はもう終わってるよ!」

 

「...は?」

 

「よくわかんなかったから初日に終わらせたんだ!」

 

...まじもんの化物じゃねぇか...

上位4人は桁違いなんだよな...成績...可笑しいだろ...

 

「じゃあ誰か教えるよ~!」

 

「まて、誰が誰を教えるか分けた方がいいだろう。」

 

泉→雪見

 

黒原→絵心

 

畑山→羽崎

 

傘野→並川

 

小鳥遊→日比野

 

 

結局こう決まった。

小鳥遊は分かりやすくて楽なんだよな。

 

ー2時間後ー

 

「疲れた!!」

 

「ありがとう傘野さん。お陰で終わったよ。」

 

「お礼は駅前のポプストの

『れんれんのらぶらぶ♥きゃわわパンケーキ』ね」

 

「それよく恥ずかしげもなく言えるね!?いいけど...」

 

並川が終わったか...

まぁ量が少なかったらしいしな。俺もすぐ終わるだろ

 

ー30分後ー

 

「おわったぁぁ...」

 

「お疲れ羽崎さん。」

 

「えへへ...春くんありがとう...」

 

「ううん、だってクラスメイトだし。助けて当然だよ。」

 

羽崎ちゃんも終わったか...

これ俺終わるのか...?

 

「日比野、ここわかるか?」

 

「...これ分からん...」

 

「これか。これはな...」

 

ー1時間後ー

 

「おわった...疲れた...」

 

「疲れたのか?仮眠でもとったらどうだ。

おい傘野、ソファーベッドを譲ってくれ。」

 

「デッドちゃんお疲れ!

ここ俺の家じゃないし!いいよ!」

 

「えへへ...ありがとう...」

 

ま、まずい。絵心ちゃんも終わったらしい...

 

「日比野、ここは?」

 

「あっ、ここわかるぞ!

さっきの応用だよな!」

 

「さすが5位だな。」

 

「...お前に言われても嬉しくない...」

 

ー30分後ー

 

「終わった!」

 

「終わったわ!」

 

「お疲れ様、2人とも。」

 

「よーし、日比野!遊び行こうぜ!」

 

「いいぞ!何処にだ?」

 

「駅前のポプスト!『れんれんのらぶらぶ♥(ry』食べるんだ!」

 

「俺奢るよ...お礼だし...」

 

「やったーーー!楽しみだなぁ!『れんれ(ry』」

 

課題は終わってなくて皆には迷惑かけたけど...

 

「速く行こうよ日比野!」

 

「日比野くん、いこっか!」

 

「...あぁ!」

 

こいつらと遊びに行けたなら、

課題が終わってなくても良かったのかもな...

 

ー夜ー

 

...午前2時です。はい。宿題してます。

高校生にもなって絵日記何てしないと思ったんです。えぇ。

 

...課題やっとくんだったああああああああああ!!!!!

 

 

The☆end



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夏は明け、生きる意味を。

これはダンガンロンパの二次創作です。

 

お読みいただく前に、注意書きをお読みください。

 

 

 

・これは『ヒコウシキダンガンロンパv5』のif...というより

前日録のようなものです。

 

⚠⚠⚠以下の話までの本編のネタバレを含みます!!⚠⚠⚠

 

 

 

1章 非日常編 ②

 

 

 

本編を先に見ることをおすすめ致します。

てか先に本編読んでください。お願いします。

 

・なんか絵心と雪見が仲良かったり全員成長枠だったと言う

わけわからん感じだしキャラ崩壊多いのでお気をつけて。

 

・原作をプレイしてからお読みすることを推薦します。

 

・本家のキャラは名前やほんのり匂わせるくらい出るかもです。

 

・駄作。文章がおかしいです。

 

・○○からきた等のコメントはお控えください。

 

・感想欄でネタバレは構いません。

なのでネタバレが嫌な人は感想欄を覗かないことを推奨します。

 

・9月3日は絵心、9月6日は黒原の誕生日。出遅れすぎる。

 

 

これらが無理な方は今すぐブラウザバック。

 

 

◇◆◇

 

今日は9月1日。

昨日皆で宿題を終わらせて...今日は学校。

始業式だけだけど...

えへへ、昨日会えなかった子達に会うの楽しみだなぁ...

 

 

「いやーっ、夏、終わったねー。」

 

「そうやなぁ。まだ...結構、暑いけどな。」

 

「あ、おはようくすみちゃん!」

 

「はぇ...!!お、おはようございます...!!」

 

びっくりして変な声出ちゃった。

まさか鈴音ちゃんに挨拶してもらえるなんて......!!

 

「あ!くすみちゃん!」

 

「つ、月夜ちゃんっ...!おはよう...!」

 

「おはよー。あのね、明日から...個人展出すからいないの。」

 

「そうなの?」

 

「よかったら見に来てよ!」

 

「うん、わかった!」

 

席につくと、隣の席のつばさくんが挨拶してくれた。

 

「お早う、絵心。」

 

「お、おはよう!」

 

「なぁ、明後日空いているか?」

 

明後日?

 

「一日中空いてるよ。どうして?」

 

「あぁ、共に出掛けないか?」

 

「いいy」

 

「まってよくすみちゃん!?

デート!?デートなの!?黒原の野郎と!?!?」

 

「でーと...?」

 

「違うぞ。どっかいけ神代。」

 

「やだやだやだ!だめだよ!!僕とデートしようよ!!」

 

神代くんが床に転がって駄々をこねた。

でーと、?でーと、なのかな?

よくわからないけど......。

 

「邪魔だ。」

 

小鳥遊くんが神代くんの首根っこを掴み席に座らせた。

なんか申し訳ないな......

 

「じゃあ明後日、午前10時でどうだ?」

 

「うん、いいよ!」

 

明後日か。楽しみ...!

_________________

 

 

「ごめんね、遅くなって...」

 

「大丈夫だが...どうした?何かあったのか?」

 

「よくわかんないんだけど...なんか男の人に話しかけられて。」

 

「...気を付けろよ。」

 

「?うん...?」

 

つばさくんがあるきだしたので私もそれについていく。

なんか皆避けてくんだけど...どうしてかな?

 

「ここだ。」

 

「?なに、ここ...」

 

「見たらわかるぞ」

 

中に入ると、大きなステージがあった。

すごい...もしかして、ここは...

 

 

周りが暗転し、慌てて席につくと上手から見慣れた男の子が出てきた。

 

「welcome to the magic house!

ようこそ、Mr.syoのmagic houseへ!」

 

やっぱり...!川島くんのマジックショーだ...!

前に行きたいって言ったから連れてきてくれたのかな...!

でも、観客はいない...どうしてかな?

 

「じゃあまず...」

 

川島くんが手を降ると、上からなにかが落ちてきた。

 

...ラッピング袋?

 

「...お誕生日おめでとう、絵心さん。」

 

「...へ?」

 

...そっか...今日、私...誕生日だ...

...祝って、くれるの...?

 

それから川島くんのマジックを楽しんだ。

そうすると、また上手から見慣れた女の子たちと男の子が出てきた。

 

「へへ、くすみちゃんのためのシークレットライブだよ~!」

 

「楽器とバックコーラスはうちらがやるで。」

 

「よかったら、楽しんでいってね...!!」

 

...鈴音ちゃんと、咲ちゃんと、作くん。

シークレットライブ...かぁ...!

 

私...こんなに幸せでいいのかな?

 

希望ヶ峰に入学するとき...言われた言葉が蘇る。

 

『なんであんたなわけ?』

 

『あんたなんかが幸せになるなんて、絶対に許さない。』

 

...私...わたし......

 

曲が終わってから泣き出すわたしを見て、みんなが目を見開いた。

 

「え、絵心...?大丈夫か...?」

 

「くすみちゃんどったの!?そんなに感動した!?」

 

「絵心大丈夫か?体調悪いんか?」

 

「む、無理しないで...」

 

「ううん...大丈夫だよ。ごめんなさい...」

 

「......あぁ。分かった。くれぐれも無理をするんじゃないぞ。」

 

次に行くぞ、とつばさくんが声をかけてくれた。

席をたち、川島くんたちに手を降って別れる。

 

「次はどこにいくの?」

 

「ここだ。」

 

少し小さな建物を指差す。

そこには『本日貸し切り』と書いてあった。

 

「ほら、入れ。」

 

「えっ...?あ、うん...」

 

黒原くんは外で待つつもりみたい。

ドアを開けるとそこには...

 

「くすみ~!誕生日おめでとう!」

 

「絵心さん、おめでとう...!」

 

「ふぁぁ...おめでと...」

 

モモちゃんと春くんとスフレちゃんが居た。

中は大きな衣装ケース...クローゼットみたいになっていた。

 

「ふふっ、モモ達からのプレゼントはこれよ。」

 

モモちゃんが見せてくれたのは...すごくかわいい、ワンピース。

私なんかには似合わないような...ワンピース。

 

「これ、着てきてほしいな...!」

 

「え?うん...」

 

「こっちよ。」

 

カーテンがある。ここで着替えればいいのか。

 

 

「これと...あとこれもね。靴も。」

 

ワンピースを着ると、透けている可愛い上着と、

可愛いフォルムのローファーもくれた。

 

「い、いいの?」

 

「...いいのよ。やっぱりすっごく似合うわ!さっすがモモね!」

 

「着れた?...わ、可愛い...」

 

「ふぁぁ...すっごく、綺麗...」

 

「モモと春くんでくすみに似合うデザインを考えて、

羽崎が縫ってくれたのよ!可愛いわ!」

 

「まってね、髪を結ってあげるよ。」

 

春くんが髪を結ってくれる。嬉しいな...

 

こんな綺麗な可愛い服...着ていいのかな...

 

...お母さんとお父さんに服をねだったとき、

 

『わざわざ制服を買ってやったんだからいらないだろ』

 

『あんたに可愛い服なんか要らないわよ』

 

って...言われたんだっけ。

 

...私に...可愛い服なんか...

 

「......くすみ?」

 

「へ!?あ、ごめんなさい...ぼーっとしてた。」

 

「いいのよ。...楽しんできて。」

 

店を出るとつばさくんが声をかけられていた。

 

「ねぇお兄さん、よかったらお茶しない?」

 

「...しない。連れがいる。」

 

「えぇ、そうなの?」

 

「あの...つばさくん?」

 

「!あぁ、絵心...」

 

「あなたが...連れ...し、失礼しました~...」

 

「...似合ってるぞ。」

 

「本当?ありがとう...」

 

「ほら、いくぞ。」

 

つばさくんが向かう方には大きなポスターがあった。

 

「...あれって、月夜ちゃんの。」

 

「気づいたのか。個人展だろう。あそこで月夜が待っている。」

 

「そうなの...!?やった...!」

 

思わず早足になり、つばさくんが少し微笑んだ。

 

「...本当に月夜が好きなんだな。」

 

「うんっ...!」

 

月夜ちゃんの個人展につくと、月夜ちゃんが出迎えてくれた。

珍しく月夜ちゃんはスーツを着ていた。

 

「くすみちゃん!!えまってかわいい!!めっちゃかわいいね!」

 

「そう...かなぁ...」

 

「うん!とっても!」

 

「えへへ...ありがとう。月夜ちゃんもかっこいいよ。」

 

「ほんと!?ありがとう!!

ささ、こっちだよ。」

 

「じゃあ絵心、またあとでな。」

 

「?つばさくんは来ないの?」

 

「あぁ。すまないな。」

 

つばさくんは背を向けて何処かに行ってしまった。

どこいくのかな...

 

「あのねあのねっ!実はレストランの予約をとってるんだ!」

 

「そうなの?」

 

「うん、行こうよ!」

 

そのあと、レストランで月夜ちゃんとご飯を食べた。

すっごく美味しかった。美味しかった...けど...

 

『お前の飯はこれだけだからな』

 

『そんなに食べたら太るでしょ。あんたなんかに飯は要らない。』

 

......

 

「ねぇくすみちゃん、何かあったの?」

 

「え?」

 

「...すごく悲しそうだよ。」

 

「......私...わたし...」

 

月夜ちゃんに今日感じたことをすべて言った。

 

私なんかに、幸せも、可愛い服も、美味しいご飯も...あわない。

こんな幸せでいたらいけない...

私なんか、死ぬべきだ。

 

「...ねぇ、くすみちゃん。

多数派の喜びと少数派の悲しみ...どっちを選ぶ?」

 

「え?...少数派の悲しみ...かな...だって悲しかったら...嫌だし...」

 

「じゃあやっぱ死んじゃいけないよ。」

 

「...どうして?」

 

「くすみちゃんが死んだら...少なくとも俺は悲しいよ。」

 

「......」

 

「俺だけじゃない。

モモちゃんもも黒原くんも...クラスの皆は悲しがるよ。」

 

「......」

 

「だから...死ぬなんて、言わないで。お願い...」

 

「...月夜ちゃん...ごめんなさい...」

 

「...ううん、大丈夫。ごめんね。さ、黒原くんと合流しよ。」

 

レストランを出ると辺りは暗くなっていた。

 

「じゃあね、くすみちゃん!俺はホテルに泊まるから!」

 

「...絵心、今日は楽しかったか?」

 

「...うん、とっても。」

 

「ならよかった。企画してよかった。」

 

「...ありがとう。」

 

「最後に...これ。」

 

つばさくんが箱をくれた。

 

「なにこれ?」

 

「魔除けのペンダントだ。

ふははは、これさえあれば貴様に不幸がかかることはないだろう。

...周りが虐めてくることもな!!」

 

「...!...ふふふっ...ありがとう...!!」

 

開けると、紫色の宝石が入ったペンダントだった。綺麗...

 

「気に入ってくれたか?」

 

「もちろん...!」

 

「じゃあ...送っていくぞ。

あと右斜め後ろ。神代だろう。」

 

「うわバレた...くすみちゃーん♥」

 

「...!神代くん...」

 

「指輪あげるよ!左手の薬指...」

 

「駄目だ駄目だ。」

 

「なんでさ!!!」

 

そのあと...つばさくんと神代くんはいった。

 

「絵心」「くすみちゃん!」

 

「...?なに...?」

 

「「誕生日おめでとう」」

 

「...!......ありがとう...!」

 

 

やっぱり、このまま生きててもいいかも。

__________________

ー後日ー

 

 

結局...俺様の誕生日は何もなかったな。絵心と雪見は祝ってくれたが。

 

...まぁ、俺様にはそれがお似合いだろう。それに...

 

「ありがとう...!」

 

...彼奴の心から幸せにしてる姿なんて、久しぶりだったしな。

......あの日が、誕生日プレゼントだったのかもしれないな。

 

...ありがとう......と、一応伝えておくか。

......人間は誰であっても無価値ではないこと。

それを......覚えていてほしい。

 

_END



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