天災の狐は神の下僕 (鬼白教徒)
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ハジマリ

私は自分の人生が嫌だった。

昔から、他の奴とは違った。他の子が好きなようなことや物には興味がなかった。好きなのは、図鑑を読み込んで、物事を覚えることだった。知ることや、応用して作ることがとても好きだった。それを、友達に見てもらうことも。

幼稚園の頃、鳥の羽で私自身が飛べるか気になり小鳥の羽をむしり取りたいと言ったら、私は保育士に叱られた。両親に叱られた。その時、疑問に思った。何で叱られなきゃいけないんだろうって。とても知りたくなった。だけど、どんなに図鑑を読んでも、その事は載ってはいない。嫌だった。知れないのがとてもイライラした。私が親にその事を聞くと

「そんなこといけないでしょう、鳥さんが嫌がるでしょう!!!!」と私を怒鳴り付けながら返してくれた。私は喜んだ。疑問に思っていたことが解消されて、とてもスッキリしたからだ。だけど、また疑問に思った。何故嫌がるのだろうかと。その事を聞き、答えを聞き、喜び、また疑問に思う。疑問に思ったことは、直ぐに解消したくなる。ただただそれだけなのに、親は怖がった。それでまた生まれる疑問。その無限ループに陥る。それを親は奇妙に思ったのか、心配になったのかは分からないが、精神科に連れていかれた。そして、何故私がこんななのかが分かった。私は、他の子よりIQ、知能指数が高い。数値で表すと、313だった。親は歓喜していたが、私は絶望した。他の人と違う。皆と一緒じゃない。それが嫌だった。しかも、この数値は世界一位のIQらしく、こんなIQの高い子はそうそう生まれることはない。つまり、私と同じくらいの人は、いない。いつか生まれるかもしれないことに、かけるしかない。しかもIQが高い人は、感情指数、EQが低くなるらしく、それはIQが高くなれば高くなるほど低くなる。多分、私に大した道徳心がないのも、鳥を平気で殺そうと思えたのも、このせいだと思う。その事を、私は知っていた。更に絶望が深まった。この世には、知らないことの方が良いこともあると言うことを知った。知って良いことばかりではないと言うことを知った。

その日からの生活は、最悪だった。両親は、私に勉強を強要させてきた。勉強は楽しい。知ることが出来る。それは私にとって最高に楽しいことだ。

でも、もの作りやゲーム、他の子と話す時間も、ほぼない。将来も完全に親に決められたようなものだった。小、中学校の時の模試では、全国一位を常に取った。テストも満点。提出物も完璧。特にスピーチなんかは、教師からプロレベルと言われた程だった。他の人からは、とても良い人生に見えるだろう。しかし、それは単なるそいつらの主観でしかない。私にとって、自分の人生は他人に決められたようなモノ。両親が単なる自分達の優越感を堪能するだけに動く、ただのモノ。まあ、彼奴等は私のためを思っているとか言ってていよく使っている嘘つきだけどね。

学校には世間体保つために行ってたけど、そこでさえ楽しくなかった。友達は居なかった。教師もクラスメイトも、私を敬遠して近づかないか、罵ったりしてくるの二つだった。教師も私を嫌がっている奴しか居なかった。だから私が助けを求めても助けてくれなかった。凄い良いことを言っているような言い訳をつけて。もう私は耐えられなかった。だから、全員言葉でねじ伏せてやった。

両親は私に言葉と言う武器を与えてしまった。人と話し、交渉事を行って自分の意見を上手く通すなんて、簡単すぎた。両親と言う嘘つきを騙し返し、普通の偏差値の高校に通わせるように言いくるめた。教師も、私を虐めてきたやつらも全員言葉で叩き潰して、私に手出し出来ないようにした。騙して、痛い目見せてやった。そんな中、私は狐と呼ばれた。そんなあだ名がつけられてしまっては高校に行っても私の求める生活は出来ないと思い、誰も志望していなく、尚且つ親を言いくるめそうな高校を選んだ。そして、私の幸福の生活が始まった。入試の点数も平均点を予想し、それと同じになるように点数を操作した。そして、平進高校へ入学した。なるべく目立たないようにし、人と極力関わらないようにした。必要最低限のこと以外はクラスメイトと話していない。私の個人情報も、なるべくクラスには知られないようにして生活していた。だが、やはり、疑問と言う物が出来てしまう。クラスメイトの内、気になる人物が3名居た。一人は、根岸彰子。この子に関しては何故か私を妬んでいる感じがした。その疑問が浮かぶ。私は全く目立たない。それなのに、何故か妬まれている感じがするのだ。

二人目は、笹島京也。彼は確実に何か感情的な物を隠している気がするのだ。後、何故か私は彼を見てしまう。そこも疑問だ。

三人目が、最もな疑問。若葉姫色。こいつは、一目見た瞬間に分かった。確実に私などより上の何かだと。そして、とてつもなく整った顔立ちをしていた。女の私でさえ惚れてしまいそうな顔。

それは良いとして、私が自分より上だと思わされる奴なんて、あったことがなかった。それだけで、私は喜びが心からあふれでたのを実感した。私は若葉姫色のことを『神』と呼んだ。私にとって、若葉姫色は神に等しき存在となった。だから私は若葉姫色を虐める奴等に心底イライラした。だから、出来るだけ私は若葉姫色が虐められないように努力した。余計なことかもしれない。他にも虐められている子がいるのに若葉姫色だけを助けるのは最低かもしれない。でも、周りの奴なんて心底どうでも良かった。若葉姫色以外は、興味さえ持てなかった。

私はその日も岡先生の古文の授業をラジオのように聞き、ノートを普通にとる。その時、教室の上部分に、謎の裂け目があるのが見えた。どんどん大きくなっている、空間の裂け目のような何か。私はそれに興味を示し、それを良く見ようとした瞬間、裂け目が崩壊し、急に全身に激痛が走った。────そして、気づいたら何故か、山奥の洞窟みたいな場所に居た。周りを見渡す。教室ではない....。ここはどこ?

キョロキョロ周りを見ると、近くに狐のような獣が居た。直ぐに逃げようと思ったが、ここで疑問に思ってしまった。あの生き物は何なのだ、と。なんせ見たこともない生き物なのだ。それはあり得ない。私は世界で発見されている約175万種記憶している。その詳細も。なのに目の前の生き物は、見たことさえなかった。私は、私自身の腕と思われるものを見る。フサフサの毛で覆われた前足。ぷにぷにした肉球。そして、自分の尾てい骨辺りに筆のような大きな尻尾があるのが分かった。信じたくない。だけど、この世に絶対なんてことはない。あるかもしれないのだ。そうか。私は、狐に生まれ変わったのか。

 

 

 

───────────────────────

 

『 LV1 狐妖 名前  早坂 緋美 

 

 ステータス

 

 HP:18/18(緑)

 

 MP:3100/3100(青)

 

 SP:10/10(黄)

 

   :10/10(赤)

 

 平均攻撃能力:10

 

 平均防御能力:7

 

 平均魔法能力:139

 

 平均抵抗能力:7

 

 平均速度能力:11

 

 スキル

 

 「試行錯誤」「変化LV1」「妖術操作LV1」「n%I=W」

 

 スキルポイント:82000

 称号

なし

 

 』



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妖狐

疑問が尽きない。そもそも、何故私死んだ?いや、肉体を変えられたと言うのも否定できないが、最後に教室で見た裂け目と、直後の激痛。この二つから考えて死んだと考えるのが自然だ。では、あれは何なのか?

考えられるのは、魔法やら妖術やらの類いが教室で、世界を越えて爆発したと言うパターン。

転生したのだから、魔法があっても不思議ではない。では、何故教室で爆発したのか?偶然かもしれない。だが、偶然でないとするならば、魔法なら術者がいる。つまり、狙いがあって教室に撃ち込んだと考えるのが妥当だ。つまり、クラスには、狙われるほどの”何か“があったのではないか?最も考えられるのは、始末したい奴が居たとか、もしくは物。

じゃあ、それは何か?教室に、そんな特異な奴は────居たわ。

神、若葉姫色の可能性が、今のところ一番高い。確実にあれは異質。私より完全に上なんて思わせる奴、十数年しか生きていないにしろ若葉姫色のみだ。テレビ越しでカリスマ社長やら何やら見てたけど、全然上だと感じなかったしね。

つまり───若葉姫色ってマジもんの神?ヤバくね?

いや、でもこの説は所詮は私の考えに過ぎない。私だって全知全能とかではない。ただ単に他の奴より頭が良いだけの女子高校生──今は狐だけどね──なんだから、間違いだって犯す。でも、疑問が解消されない。ァァァァァァァ!!!!

イライラするッ!!!!イライラするッ!!!!

『&]:]/→●■■■ \%………ー&_』頭の中に、訳わからん声が響いてくる。なんやこれッ!?多分これ今世の母たる母狐からの念話的なやつなのか?

《熟練度が一定に達しました。スキル『妖術操作LV1』が『妖術操作LV2』になりました》

わー、何か神のお言葉みてーなの聞こえる。私にとっての神は若葉姫色のみじゃボケーッ!!!!何故私は一人でボケて突っ込んでんだろ....。

しかし、これまた疑問。何故ゲームみたいにレベルアップした?あれなん?この世界特有の設定的なあれなん?でも、新しい言語があるのは嬉しい。私は既に前世の世界の言語6900種を覚えている。だが、この世界には私の知らないことがたっくさんあると思われた。新しい生き物。新しい言語。新しい生。こんなにワクワクするのは久しぶりだ。私は、今とてもワクワクしている。

__________________

この世界に来て、様々なことを学んだ。

先ず、群れにはクラスの人間は居なかった。しかし、私が転生しているということはクラスメイト全員転生していると考えるのが普通だ。まあ、正直クラスメイトなんてどうでもいいけどね。

今世の母はかなりいい性格だ。私の知りたいことを教えてくれる。私の新しい母、母上はかなり博識で、人族語、魔族語、私たちの言語、スキル、ステータス、狩りの仕方、全部教えてくれた。私はそれを全部覚えた。鑑定というスキルも手に入れ、色んなものを鑑定してレベルを上げまくった。今では『鑑定LV6』となっている。私自身のレベルも5になった

そして、私は正確には狐妖という魔物に生まれ変わったらしい。私の種族はいわゆる絶滅危惧種のようなもので、同種の群れはほぼないようだ。私の居る群れは総勢50匹に満たないが、これでも多い方だ。

鑑定してみた結果、私、多分この群れで一番弱い。他の兄弟とも呼べる奴等は、皆ステータス平均40いってたのにたいし、私は魔法系のステータス以外は全ステータス10辺り。多分知能指数では一番上だとは思う。だけど、知略練っても圧倒的な力の前では無駄だからね。母上に関しては群れの長に相応しい平均ステータス200だ。

そんな力を持っているのに、母上はあまり争いを好まない。それを私達子供にも強要してくる。食料調達以外の狩りは禁止されていた。人を無暗に襲うのも、他の種族を無駄に殺すのも禁止されていた。だけど、それ以外は自由。果物を採るのも、遊ぶのも、学ぶのも。だけど、人を襲うのが何故駄目なのか、気になった。だから、私は母上に聞いた。そしたら、

『それはですね、人とは、良い人間と悪い人間がいるからです。人の中にはどうしようもない、救い用のない下種もいます。下種の者は即座に抹殺しなければ、厄災の芽となりうる。即座に摘むべきです。しかし、下種の反対のような人物もおります。そういう人間とは分かり合うことが出来るかも知れない。だから、無暗に襲うことはいけないのです。ですが、襲われた場合は別です。襲われた場合は殺しても仕方ありません。他人より自分の命を優先するのは、当然の事なのですから。』

と、詳しく教えてくれる。嬉しい。私の疑問にちゃんと答えてくれる。ちゃんと私のやりたいことをさせてくれる。兄弟たちも甘えさせている。皆と色んな話を念話でする。今の私はかなり恵まれているのではないだろうか?いや、確実に恵まれているだろう。楽しい。ここまで幸せに感じているのは、久々かもしれない。私がそう思っていると、母上がジト目で話してきた。

『はぁ....今日そもそも何故呼んだのか、分かりますか?貴女の疑問に答えるのも確かに大切なことですが、一応私も用があって貴女を呼んでいるのですよ?』あっ、そうじゃん。私、母上に呼ばれてたんじゃん。疑問に思ったことをついつい聞いちゃう性格だから、忘れてたわ。テヘッ。

『貴女に今から命名します。一応、他の子達にも言っておりますが、私は貴女を支配するつもりなど毛頭も有りませんからね?』

『分かっていますよ、母上。』

『それでは、名付けますね。』

一応わたしは末っ子なので、私は名付けられる順番は最後だ。さて、どんな名前かな~?

『貴女の名は、メアリー。メアリーです。』

その瞬間、私のステータス表記は、メアリーとなった。そして、ようやく許しが出る。

『これでようやく条件を満たしましたね。良かったですね。貴女のやりたいことが出来ますよ。』

『はいっ!!!!母上!!!!』

これでようやく出来るZE!!!!

スキル『変化』により、人に化けてッ!!!!人の町に出ることがッ!!!!



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試行錯誤

狐妖は『変化』で人に化けることが可能だ。それにより、人の営みを観察し、学習することが出来る。しかし、欠点として名前が無ければ人ではなく、中間の亜人、人の見た目ではない、獣が二足歩行したような姿となるらしい。だから、名付けするまでは人里に降りてはいけないと母上に言われていた。だが、その心配はもう無い!!!!さあ、ヘーンシンッ!!!!

........お、おお!!!!

久々の、人の体。久しぶりの人の体だぁー!!!!

ん?何だ、この頭と尾てい骨周りのこの感覚........んんんん?????

頭を触る。そこにはピョコピョコ動く、狐の耳。尾てい骨辺りを触ろうとしたら──触れない。何故なら、もふもふとした、筆のように大きな尻尾があったから。マジ?この前鑑定がLV7となり、スキル見れるようになったから分かったけど、変化ってレベル3程度じゃあ役に立たない?嘘だっ!!!!

いやふざけるな!!!!こちとら楽しみにしてたんだぞっ!?あーもう!!!!熟練度をもう少し上げ易くする方法....あー知りたい....。知りたい知りたい知りたい!!!!

《熟練度が一定に達しました。スキル『知識LV1』を獲得しました》

ん?何じゃこりゃ?何故こんなスキル獲得した?何故だ....知りたい知りたい知りたい!!!!知りたい知りたい知りたい!!!!

《熟練度が一定に達しました。スキル『知識LV1』が『知識LV2』になりました》

《熟練度が一定に達しました。スキル『知識LV2』が『知識LV3』になりました》

へ?おかしい。今の今までこんなスキルを獲得出来そうな気配なんてなかった。同じような知識欲が働いたとしても、こんなスキルが手に入ることはなかった。何でだろ....?

まあいい。気になるけど、今大事なのは変化についてだ。早くレベルを上げないと........。

レベル上げるにはどうすれば....。継続することかな、やっぱ。あっ、顔どうなってんだろ?

私は水辺に行き、顔を自身の顔を確認する。

ん?前世と同じか。変わってるかなと期待したけど、駄目かよ畜生。まあ、それでも人の姿になれたってだけでいいことあるか────

あ、そうじゃん。私、今人の姿ってことは....マッパやん。先ずは服作らなきゃ駄目やん。チキショウ....

てかやべえ。マジで耳と尻尾どしよ?いや、考えろ。この無駄に良い脳みそを働かせろ!!!!これだけがずば抜けて良いんだから!!!!そう、私はスポーツもゲームも平均以上には出来た。全部前世の親に仕込まれたから。だけど、やはり勉強と創作程出来るわけではなかった。そう、逆に勉強と創作は異様に出来る。まあ、勉強は半強制的だったけど。まあその事は置いといて、私の知能なら今の問題を解決できる───訳ないよねー.......。幾らなんでも出来るかクソガ....。

スキルで何とか出来るかな?........ん?そういえば『試行錯誤』、このスキル。確か....

『試行錯誤:『統合』、『分離』、『代償』が可能』

『統合:システム内における物質、スキル及び魔法術式の統合が可能となる』

『分離:システム内における物質、スキル及び魔法術式の統合が可能となる』

『代償:物質、スキル、自身の魂を代償とし、システム内において等価交換が可能となる』

....代償以外は使えそうだな。しかし、統合ねぇ....。これ、多分だが2パターンの統合あるよね?一つ目がそのままくっつけるパターン。二つ目は統合前のモノの性質を引き継いで新しいもの作るパターン。........かなり使えるな。先ず、スキルポイントで『隠密』を獲得。そして、『変化』と統合!!!!

『....統合に成功しました。『隠密LV1』と『変化LV3』を統合し、『千変万化LV1』を獲得しました』

おお....おおお!!!!耳と尻尾が消えた!!!!成功した!!!!

でも、統合に成功しました....か。これ、失敗することもあるのか。『分離』もあるってことは............。『試行錯誤』、言葉通りだなぁ....。

でも、やっーぱ楽しいなー!!何か作るって!!!!失敗しても、私はめげずに作ること出来るしね!!!!もの作り、サイコー!!!!

まあそれは置いといて....よし!!!!今の私なら人の町堂々と歩ける!!!!絶対楽しい!!!!私は、学ぶの大好き人間なのだ!!!!らんらんらーん!!!!

............私、意外にテンション高いんだなー....。

よし!それじゃあ早速人の町に、レッツゴー!!!!

そうして私は、人の町へと入っていったのだった。

────────────

《要請を上位管理者Dが受諾しました》

 

《スキル『叡智』を構築中です》

 

《構築が完了しました》

 

 

 

《条件を満たしました。スキル『叡智』を獲得しました》

 

─────────────────────

 

 

『狐妖 LV5 名前 メアリー

 

 ステータス

 

 HP:20/20(緑)

 

 MP:3150/3150(青)

 

 SP:13/13(黄)

 

   :13/13(赤)

 

 平均攻撃能力:21

 

 平均防御能力:14

 

 平均魔法能力:637

 

 平均抵抗能力:16

 

 平均速度能力:13

 

 スキル

 

 「鑑定LV7」「集中LV1」「知識LV3」「思考加速LV1」「演算処理LV4」「妖術操作LV4」「変化LV3」「試行錯誤」「n%I=W」

 

 スキルポイント:81600

 

 称号

なし

 』



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