東方反則天 (五十嵐 零)
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人・物・紹・介

一番編集する回数が多い場所その1です。




主人公組

 

夢解 封太(むかい ふうた)初登場・第0話

・本作の主人公でオリジナルキャラクター。

・(元)高校2年生で絶賛彼女募集中。

・二つ名は「問答無用の反則ヤロー」能力は[仮面ライダーを司る程度の能力]

・例え敵でも助けたいという博愛主義者。

・故に誰かが怪我をするのは嫌いで

 出来る事なら戦わずに穏便にすましたいと考えている。

 しかし、幻想郷の住民達は大概が好戦的なためどうしても戦う羽目になってしまう。

→そのくせいざ戦うと誰よりもノリノリな件

・性格は純粋で天然。基本的に人を疑うことをせず、騙されることもしょっちゅうある。

・但し、ガチキレした時はそれはもう怖い怖い。

・東方の知識はモブキャラや名無しのキャラ以外なら

 キャラ知識を網羅しているといっても過言ではない。

・その代わり、原曲とかスペルカードは全体の9割は知らない。

・旧作の知識もそこまで知らない。(そこそこの人気キャラなら覚えてる。)

・ライダーへの知識量は平成はもちろん昭和も基本的なことは知ってる。

・具体的にいうと、

・仮面ライダーのみならず他の特撮やアニメ、ゲーム、小説にもハマっており

 それでいて夢のために鍛錬していたおかげで運動も出来る

 え?頭?・・・君のような勘のいいガキは嫌いだよ

・散歩中に幻想入りしたせいで碌な所持品もなく、あるのは精々家の鍵とハンカチ

・一応ツッコミ役のはずだがしょっちゅうギャグやパロディをカマシスギィて

 別のキャラがツッコむこともしばしば。

・幻想郷住民がすぐに弾幕勝負を始めることや的外れな言動に対しては

 逆に封太がツッコんだり呆れている模様。

・なお、好きな人のタイプは????一筋である。

・どうやら死ぬほど苦手なものがあるらしいが…?

・東方キャラ(一部例外を除いて)を頑なに苗字呼びするのは理由があるらしく…?

・名前の元ネタは某東方アプリから「封印」と「解放」。夢と太はなんとなく。

封太「最後雑ッ!(゚Д゚)ノ」

 

博麗 霊夢(はくれい れいむ)初登場・第0話

・初登場こそ第0話だが本格的な登場は第1話

・皆さんご存知東方の主人公。

・本作は原作に可能な限り近づけて何かとドライな性格(のつもり)。

・食料や水は紫が補給しているため問題はないとのこと。

・ただ、金にはそれなりにがめつい。

・本人曰く生まれてこの方努力したと呼べるような努力をしたことがないとのこと。

・そもそもそういうのを嫌がる性分。努力せずとも強いせいで

 努力しないことに拍車をかけている。

・取り敢えず「妖怪だから」という理由で妖怪退治をしている。

封太「理由無茶苦茶すぎるやろ・・・。」

・人を守りたい想いは本物。

・ボケ役のつもりが封太の瞬瞬必生な発想のせいでツッコんでしまうことがある。

・封太に対する現在の印象は「得体の知れない重要注意人物。」

・彼女の経歴に関しては不明なことが多い。

 

霧雨 魔理沙(きりさめ まりさ)初登場・第3話

・原作のもう一人の主人公。

・活発で明るく、優しい。

・でもやたらと傍若無人な面もある。

・霊夢と比べたら融通は利く。

・努力することを惜しまない。

・霊夢とは昔からの親友で霊夢の1番の理解者。

・封太の現在の印象は「めちゃくちゃ強くて、良いやつ。だけど時々変な奴。」

・霊夢には友情以外の感情を向けているようだが…?

 ↓

・結論からいうといくら自分が努力しても霊夢が常にその先を行っており

 努力していないはずの霊夢が「才能」のおかげで強くなっていることから

 「才能」を持っていないと思い込んでいた魔理沙は嫉妬のような感情を

 無自覚で抱いていた。

・しかし、第12話で封太が「努力は決して無駄ではない」ことを

 証明(物理)したことで自信がついていつも通りの魔理沙に戻った。ヤッタネ!

 

 

八雲家

 

八雲 紫(やくも ゆかり)初登場・第2話

・幻想郷を創った一人。

・大体の二次創作で幻想入りするのはこの人が原因で本作もその通り。

・しかし、経緯が「寝ぼけていた際に誤ってスキマを弄ってそこで偶然、封太が

 入った」というもの。

・どこかお茶目なところがあると思ったら、色々な予測をしたりつかみようがない。

・何気に霊夢より遅く、魔理沙より早く登場するという変わった順番になっている。

・なお、封太と対面した時のテロップみたいなのは魔理沙の次であったが。

 

???

coming soon

 

???

coming soon

 

霧の湖周辺

 

ルーミア 初登場・第6話

・金髪ロリショージョの人食い妖怪。

・恐らく「幻想入りしてから妖怪という種族で最初に遭遇しやすい人物」で

 1、2位に入っているといっても過言ではない人物。

・普段は「…なのかー。」といった口調で性格はのほほんとしている。

→・・・のはずが封太の力によって様々な変更をされた。

 

 

大妖精(だいようせい)初登場・第7話

・通称と愛称を兼ねて「大ちゃん」と呼ばれている。

・第8話だと思いがちかもしれないが第7話の序盤で一台詞のみ

 登場したため、厳密には第7話が初登場である。

(何ならこのワンシーンで次がチルノではないとこっそりネタバレしていた。)

・性格は他の2次創作らしく、オロオロしてて大人しそうだけど

 その本質は他の妖精と比べて極端に変わっていない。

・頻度こそ少ないが何だかんだで妖精らしくイタズラをする。

・それでも他のモブ妖精や彼女の親友に比べたらマシな程度。

 

チルノ 初登場・第8話

・我らがアイスべき馬鹿。

・やっぱここでもおバカキャラを貫き通している。

・大ちゃんとは親友(あくまでも二次設定)。

・封太の励ましで「友情の深さ」においては最強と自負する。

 

紅魔館

 

紅 美鈴(ほん めいりん)初登場・第10話

・紅魔館の門番。

・格闘戦が強く、能力なしでも充分強いという数少ない人物。

・初登場時にはまさかの熟睡で主人公組を呆れさせたが

 実際は寝たふりをして油断したところを攻めるという頭脳派っぷりを見せた。

・性格は優しく、紅魔館1の良心と言える。

 

小悪魔(こあくま)初登場・第11話

・通称兼愛称「こあ」。

・性格は分かりやすく言うと男に免疫耐性がない女。

・意外なことにナイスバディな娘。

・ラッキースケベという名の事故のせいで封太を変態扱いしている。

 (悪魔だけにあくまでそう扱っているだけで心の中では

  そこまで疎ましく思っているわけではない。)

封太「あれは不可!抗!力!です!しょうがないんです!!」

 

パチュリー・ノーレッジ 初登場・第11話

・種族としての魔法使いであり、生まれつきの魔法使いでもある。

・紅魔館の地下にある大図書館の持ち主。

・自身に関係ないことは一切関わらない引きこもりのような性格。

・本物の魔法使いが読んだ本なら強くなれると確信した魔理沙が盗もうと

 したので阻止するために弾幕勝負したがなんやかんやあって

 封太と戦闘に。(詳しくは第12話を参照。)

・持病の喘息持ちであったが何やら夢解が治したようで…?

 

十六夜 咲夜(いざよい さくや)初登場・第5話(本格的には第13話)

・紅魔館のメイド長で完璧且つ瀟洒にこなすことを心掛けている。

・主の性格が上から目線なせいで本人も「自分は他の人間よりも強い」

 という絶対的な自信を持っている。

・しかし、自身の能力を逆手に取られ実質的に能力を無効化されてしまい

 最後はライジングイクサの[ファイナルライジングブラスト]で倒された。

咲夜「ところで結局なごさんって誰なんですか?」

封太「名護さん?名護さんは名護さんだ。最高な人だ。」

咲夜「答えになってない…。」

 

レミリア・スカーレット 初登場・第5話(本格的には第15話)

・紅魔館の主であり、みんなのまとめ役を担っている。

・初登場とその次までは偉そうで自分こそ最強…という感じだったが

 3回目からボロが出始め、本格的な登場ではカリスマこそあれど

 根はただの我儘な見た目相応の性格にまでなっていた。

・吸血鬼の持ち前のスピードと怪力、超再生能力、エグい魔法力がある。

・そこに加えて能力のせいでチートキャラになってなり弾幕を悉く回避しまくった。

・封太も今回は特に最初から何か作戦を立てていたわけではないため

 苦戦を強いられたが、「一周回ってゴリ押し作戦」で辛くも勝利した。



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序章
第0話 東方project1966


所謂プロローグのようなものですが千字以上必要
なのは予想外だった。


突然だけどさ、みんなは好きなヒーローとかいる?

海外だとスーパーマンやバットマン

他にもアイアンマンやスパイダーマンとかかな。

勿論、日本にもちゃんとそういうのは存在する。

漫画ならONE PIECE、ゲームならマリオシリーズ。

でももっとすごいのがいる。

それが特撮シリーズの作品なんだよ。

ウルトラマンとかスーパー戦隊シリーズとか

色々あるけど俺が1番好きなのはやっぱり仮面ライダーだ。

それが俺の好きなヒーローであり、作品である。

1971年から放送された特撮の代表作の1つ。

そして今もなお、続いている人気作品だ。

因みに2021年で生誕50周年を迎えるんだって。

ハッピーバースディ!!

 

大体の人は仮面ライダー自体は知っているだろう。

でも所詮は子供向けと思われがちで小学生時代の途中で卒業

というか見なくなる人が多い。

でも断言しておきたい。

あまり仮面ライダーという作品を侮らないでほしい。

胸熱なバトルシーン、複雑な人間関係、時折り出てくるコメディ、

愛されるネタキャラ、先の読めない展開。

上げればきりがない。

元々昭和時代からトラブルがあって放送期間が開いた時期もあった。

テレビ放送はBLACK RXで終わり、仮面ライダーJを最後に

仮面ライダーシリーズは一旦の終わりを迎えた。

だが終わりは新たな始まりを呼ぶ。

平成に入ってから仮面ライダーが再び作られたのだ!

そうしてできたのが平成一作目「仮面ライダークウガ」。

沢山の子ども達がこの作品を見た。

今でこそ大人になったが当時は仮面ライダーを見ていたことからまた見始めた人。

そして平成に入ってからはイケメン俳優が主演になったおかげで

女性人気もとるようになってきたし、最早大人でも充分に楽しめるアニメだ。

 

おっとさっきから好きなようにベラベラ喋って

全然自己紹介とかしてなかったな。

正真正銘のはじめまして。

俺の名前は夢解封太(むかい ふうた)

っていうんだ。宜しくな。

もう殆どの人は察してるだろうけど

ライダーヲタ+ゲームと小説とアニメと漫画が

好きなのを除けば至ってフツーの高校2年生だ。

まぁ、ライダーヲタって言っても平成最後のジオウを皮切りに

卒業したんだけどな。

いい加減勉学に集中しないとヤベーイし、いかんせん親の目が痛いんだよなぁ…。

それにそろそろ見るのをやめようって俺自身が考えてたし、丁度良かったんだよな。

んで、俺が今何してるかっていうとだな…

 

??「霊符 [夢想封印]」

ババババッ!ドッガーン!

封太「ひぃぃあぁぁ!!」

空を飛んでる少女から必死に逃げてます。はい。

ってぇ!なーんでこんなことになっとんのじゃい!

思い返せば今から10分ほど前、

あの時は、まさか、こんなことになるなんて、

思ってもいなッシングー!!

 

おい、いま案外余裕そうだなとか

白々しいなとかそう思ったろ。

 

続く




とうとう始めちゃったYO・・・by作者
始めたからにはちゃんと結末まで書けよな。
でも東方の原作はまだ続いているし、多分追いついたら
急な路線変更する可能性大。by作者
オイ。
でも余程のことがない限りは続けるから心配しないで。
そんなことより、はいこれ。by作者
なんだこの紙?
んじゃ、あとよろ。by作者
あっ、どっか行っちまった・・・。
てか何が書いてるんだ。えーと何々・・・

次回予告
本文でも言ってたけどなぜこんな事になったのかを教えるぜ!
次回 東方反則天 第1話 博麗霊夢・2002
次回もライダータイム!

ってこれ次回予告の原稿かよ!
しかも思いっきしネタバレしてんじゃねーか!!!


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第1話 博麗霊夢2002

変身はしますが戦闘は3話からになります。
申し訳ありません。


10分前

 

 

 

封太「まだまだ暑いなぁ。」

季節は夏、今は夏休みの真っ只中だ。

朝飯を食った後、散歩に出かけいる。

封太「そろそろ戻るか。」

帰ったらなーにショッカー(しよっか)な〜。

ゲームに漫画にアニメや小説、色々あるけどやっぱあれだけは外せない。

その名は…

突如足が地面についている感覚がなくなる。

何故なら落とし穴のように開いていたのだ。

 

俺の真下に。

 

「何故に下!?」というツッコミする時間すら

もらえずそのまま落ちてった。

あーれ〜。

 

 

 

 

……

 

………

 

封太「……………………ん。」

目が覚める。

見えたのは知らない天井…ではなく空だ。

封太「どこだここ!?」

起き上がって辺りを見回す。

道路はないわ、建物も見当たらんわ、どーなつってんの?

近くには階段があった。…めちゃんこ長いけど。

でも他に行くあてもないしとりまその階段を上った。

 

封太「づ、づがれだ〜。どちゃくそづがれだ〜。」

何とか上り切ったがシンプルに長い…!

封太(どうやらここは神社っぽいな。鳥居もある。)

少し先には赤い服の人が掃除をしている。

巫女っぽいけど何か脇が露出しとる。

ナニコレェ。

あんなん一度見たら絶対忘れない服装だろ。

そもそも脇を露出って、巫女としてあるまじき服装でしょ。

・・・話しかけるか。

封太「あのー、すみません。」

??「ん?誰?」

女が反応して振り返る。

封太「あ、始めまして。自分は夢解封太っていいます。」

??「そう。私はここに住んでいる…」

封太(こいつが次何言うか予想つくんだよなぁ。)

??「博麗霊夢。見ての通り巫女よ。」

 

楽園の素敵な巫女・博麗霊夢 能力[空を飛ぶ程度の能力]

 

一般人にはお前が一瞬で巫女とは絶妙に認識しづらいよ。

霊夢「見慣れない服装ね。あんた外来人っていうのでしょ。」

封太「見慣れない服装ってのはそっちもですけどね。」

霊夢「素敵な賽銭箱はあそこにあるわ。」

聞いてねーし。

にしても賽銭か、参ったなぁ。

お兄さん散歩だけのつもりだったから必要ないと

思ってお金持ってないんだよぁ。

封太「すみません。お金を持ってないから無理です。」

霊夢「チッ。」

聞こえとるぞー。まぁいい。

封太「それじゃ博麗さん。」

霊夢「霊夢って呼びなさい。」

封太「博れ 霊夢「霊夢よ。」

封太「…は 霊夢「霊夢。」」

封太「……」

カタクナニナマエヨビヲヨウキュウシテ

クルンデスケド。

どーすんねんこれ。

だがしかーし!俺にも拘りがある!

それを曲げる気は微塵子たりともない!

封太「自分は人の苗字、つまり上の方の名前で呼びたいんです。

   だから博麗って呼ばせてください。」

博麗「博麗って何か堅苦しくていやなのよねぇ。

   だから霊夢って呼んでもらいたのよ。別にいいでしょそれぐらい。」

封太「いーや博麗って呼びます。」

霊夢「霊夢って呼びなさいよ。」

封太「博麗。」

霊夢「霊夢。」

封太「博麗!」

霊夢「霊夢!」

中々お互いに譲らない。

つーか今日で何回霊夢って文字がでたのやら。

霊夢「んーー!もう頭にきたわ!

   そもそもあんた賽銭しなくて気に食わなかったのよ!」

賽銭してないぐらいで気に食わないとか、大分現金な奴だな。金だけにね。

霊夢「こうなったら….」

こうなったら?

 

霊夢「霊符 [夢想封印]!」

ババババッ!ドーン!

弾幕勝負かよぉぉぉぉ!?

封太「ひぃぃあぁぁ!」

とまぁこんなわけで第0話の場面に至るっちゅうわけだ。

って見返してみたら、俺が賽銭できないことの

逆恨みと名前呼びしないから無理矢理呼ばせるために

スペカ放ってんじゃねぇかぁぁぁ!!

確かに後者は悪いかもしれない。

でも前者はしょうがなくね!?

それにしても…だーれかたーすけてくれー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピカァー

右手が何か光る。

何々?何だ?ナンダ?NA・N・DA?

思わず霊夢も見つめている。

光がおさまるとジオウライドウォッチが

俺の右手にあった。

ライドウォッチ!?

今度は左手も光ってジクウドライバーが出てくる。

何か…いける気がする!

封太「おい博麗!よーく聞け!」

霊夢「何よ!あと私は霊夢よ!」

封太「断言する!俺が勝ったらお前を博麗で

   俺のことも夢解って呼べよ!」

『ジクウドライバー!』カチッ『ジオウ!』

封太「スペルカード発動 変身[時の王者]!」

『ライダータイム!』『カメンライダージオウ!』

最後の平成仮面ライダーであり、

平成ライダー20作品目の

仮面ライダージオウに変身した。

霊夢「え、なにそれ?」

えー、祝福の鬼(ウォズ)がいないので自己紹介がてら名乗るか。

ジオウ「祝え!全ライダーの力を受け継ぎ時空を越え

    過去と未来を解き示す時の王者!

    その名も仮面ライダージオウ!

    まさに生誕の瞬間である!」

2人「・・・」

ヒュー…

ちょ…何か言ってよ。

霊夢「…よく分かんないけど、

   それがあんたの能力なのかしら?」

ジオウ「…多分そうだと思う。」

とりま気を取り直して

ジオウ「行くぞー!」

俺と霊夢の戦いはここからだ!

 

続く




ぶっちゃけこのお話さぁ、0話の一部にしといても
良かったんじゃね?
いや、それは何か違う気がしてこのようにしといた。by作者
ふーん。
とにかく今回も頼んだよ。これ原稿ね。
バイバーイ。by作者
逃げ足だけはいっちょ前にはぇーな。小悪党かよ。
まぁいいや、さっさと次回予告言うか。

次回予告
幻想入りしちゃった封太。
でも何でここによばれたんだろう?
その謎はやっぱりあの人が原因だった。
次回 東方反則天 第2話 八雲紫・2003
次回もライダータイム!

ってだからネタバレ隠しきれてねぇぇぇ!!!


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第2話 八雲紫2003

幻想入りの原因はやっぱりこの人です。


まずい。

まずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずいまずい。

わ、私としたことが。は、早く何とかしないと…!

 

「幻想郷」。それは多くの妖怪と少しの人間が暮らしている空間である。

昔は不思議なことがおこると妖怪の仕業だと思われて人々から恐れられていた。

元から結界で隔離されていたわけではなく、単に「東の国にある人里離れた辺境の地」

がそう呼ばれていただけであった。

故に、現実世界と地続きなのである。

幻想郷には妖怪が多く住み着き、恐れられていたため、普通の人間は

幻想郷には近づかなかった。

しかし、中には妖怪退治の為に幻想郷へ住み着く人間もいた。

そして月日が流れ、人間たちは文明を発展させその数を増やしていく。

500年前、人間の勢力が増して幻想郷の社会のバランスが崩れることを憂いた

妖怪の賢者・八雲紫は「幻と実体の境界」を張り、妖怪の勢力を

他から取り込むことでバランスを保った。

やがて明治時代になると、近代文明の発展で非科学的な事象は「迷信」として

世の中から排除されていき、幻想郷に住み着いた妖怪達は

人間の末裔達と共に、強力な結界(博麗大結界)の中で生きる道を歩むことになる。

そして幻想郷の存在は人々から忘れ去られた。

 

先ほど名前が出た八雲紫という人物・・・否、妖怪。

さっきからまずいまずい言っているこの妖怪こそ八雲紫なのだ。

他の二次創作で、幻想入りする原因は、6割ぐらいがこの妖怪の仕業である、

残り3割が転生によるもの。1割がその他といったところか。

※完全に作者の思い込みです。

今回も例外なく八雲紫によって封太は幻想入りを果たした訳だが、

如何せん本人は焦っている。

どうしたのだろう?

 

紫side

私は今、霊夢の一方的な攻撃に謎の人物が

必死に逃げている様子を見ているのよ。

私は「スキマ」と呼ばれるものを利用して色々なことができるの。

一例としてその場から動かないままスキマ越しに遠くの状況を見ることができますわ。

今まさにそれをしているのだけれど、あの人間は私が連れて来たわけじゃない。

かといって自力で来れるわけでもない。幻想郷には二つの結界が存在しているため、

突破するのは不可能に近い。

でも彼が何故この幻想郷に来ることができたのには心当たりがある。

それはもう凄い心当たりが。

今朝は私にしては早起きしたのだけれどその際寝ぼけてスキマを弄った気がするの。

でも何を弄ったか分かんなかったしすぐ二度寝したのよね。

・・・いやホントに何やってんのよ私は。

寝ぼけて外の人間を連れ込んだって万が一霊夢に知られようものなら何されるか

分かったもんじゃないわ。

あぁ背筋に寒気がするわ。

それにしてもあの二人は何で戦っているのかしら?

 

霊夢「いい加減に降参しなさいよ!?私のことを霊夢って呼ぶのなら今回は

   特別に許してあげてもいいわよ?」

封太「やかま神話(しいわ)!俺は意地でも博麗って呼ぶからな!下の名前で呼ばんぞ!

   あとお金は働いてちゃんと賽銭するから(早口)今回は見逃して下さい

   お願いします博麗さん!」

 

・・・ナニコレ。

戦っている理由が霊夢の下の名前で呼ぶのと呼ばないとのいざこざだし、

何か賽銭がどうこう言っていたし、挙句の果てには媚びを売る始末。

とはいえこのまま見逃すわけにもいかないし、何か都合のいい方法は・・・。

そうだわ!あの人間が能力を使えるようにして、頃合いを見て私が上手い具合に

話を進めればいいのよ!

それなら彼の境界を弄って・・・。

 

「スペルカード発動!変身[時の王者]!」

『ライダータイム!』『カメンライダージオウ!』

 

ん?何かしらあれは?仮面らいだー?

よく分からないけど一応成功したってことでいいのよね?

後は彼が霊夢に勝つとまではいかなくても何とか奮闘してもらうのを祈るだけね。

(困ったときの神頼み。神社だけに。)

 

…ん?そういえばあの人スペルカードの宣言していたけど外の人間だから知らないはず…。

霊夢がしていたから真似た?

…この男、何か裏がありそうね。

 

続く




寝ぼけて幻想入りさせるって…多分業界初なんじゃねーの?
かもね。実際のところは知らんけどby作者
んで、やーっと次回で戦闘な訳か。
そうなんだけど最近きつい。
やらなきゃいけないことがたくさんあるし、
ゲームも三つもプレイしなきゃならんしby作者
ガチな話ゲームの時間をこっちに使えよ…。
君の言う通り、ゲームをしまくって、
ようつべを見まくって、惰眠を貪って
投稿頻度が遅くなるのは私の責任だ。
だが私は謝らn『極熱筋肉!クローズマグマ!』
遅れたときはちゃんと謝罪しろーーー!!!(#^ω^)
アーチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャアチャァァァ!!!
ヤッダーバァアァァァァアアアアア!!!by作者

フゥッ!
景気よくぶっ飛ばしたし、ここらで次回予告でもすっか。

次回予告
初めての弾幕勝負。
封太は勝つことが出来るのか!?
そしてもう一人の主人公も登場だー!
次回 東方反則天 第三話 霧雨魔理沙・2002
次回もライダータイム!
…なんつーかもうネタバレは
避けられない運命なのか…。


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第3話 霧雨魔理沙2002

後半にあの魔法使いが初登場です。


霊夢「この!この!」

霊夢が弾幕を放ってくるけど、

ジオウ「そりゃそりゃぁ!」

ジオウ専用武器「ジカンギレード」でぶった切るなり弾くなりしている。

霊夢「もう、全然当たらないじゃないの!」

アキラメロン。今のお前では俺には勝てん(俺TUEEEEE状態)。

でもこのままの状態が続くと泥仕合になりかねんし、とっととケッチャコをつけるか。

ジオウ「スペルカード発動」

『タイムチャージ! 5・4・3・2・1…』

ジオウ「必殺 [ギリギリ斬り]」

『ゼロタイム!ギリギリ斬り!』

横一線で薙ぎ払い周囲の弾幕をまとめて相殺する。

そのせいで辺り一面煙に包まれる。

霊夢「ちょ、何よこれ…何にも見えないじゃない!」

そのすきに俺はジカンギレードをジュウモードにして背後に回る。

そして今度は当てようと狙いを定めて…。

いや、ちょっと待てよ…?

チャージする寸前で踏みとどまった。

もしこのまま諸に食らったらアイツ〇ぬんじゃないか…?

それはマズイ。

何とかかすり傷程度にしたいが今の俺にそこまでの高等テクニックはない。

でも正直なところこのまま耐久勝負にするのもどうかと思う。

何かないか?気絶か倒すぐらいの威力しかない武器って。

・・・!あったわ。

上手くいくか分かんねぇけどあの武器を頭の中でイメージする。

ジオウ「装備 [ファイズフォンX]」

そうすると手が光って「ファイズフォンX」が出てくる。これこれ~。

ブラスターモードにして霊夢にむかってダイレクトアタックだ。

ドゥン!ドゥン!

霊夢「え?きゃあ!」

何発か命中して霊夢が落ちてくる。

このままだと地面にぶつかる…と思ったがスキマが出てきて霊夢は

そのまま入っていった。

あれ?何かデジャヴを感じる…?

 

取り敢えず変身解除する。

周りには人っ子一人いな???「おーい霊夢ー。」おや?誰か来たようだ。

声のした方を見ると空から人がこっちに向かって降りてくる。

うん、常識的に考えると我ながらナニイテンダ。

金髪に金色の目で頭にはとんがり帽子、黒の服に白いエプロン。

極めつけはその帚という、これで魔法使いじゃないならハイクオリティの

コスプレかよ、と思わせるぐらいどこからどう見ても魔法使いの出で立ちをした

少女が降りてきた。

???「よっ…と。んぉ?お前は誰だ?」

封太「夢解封太っていうんだ。君の名は?」

???「私は普通の魔法使いの魔理沙!霧雨魔理沙っていうんだ。宜しくな!」

 

普通の魔法使い・霧雨魔理沙 [魔法を操る程度の能力]

 

封太「魔法使い…そうでしょうな。その姿はもう完全に魔法使いだし。」

魔理沙「おぉっ?お前見る目があるなぁ封太!」

封太「俺のことは夢解って呼んでくれ。あとお前のことも霧雨って呼ぶ。」

魔理沙「えー?何かやだなー。」

オマエモカイ。

魔理沙「そういえば霊夢は?どこにいるんだぜ?」

封太「俺と戦ってスキマに入った。」

魔理沙「…は?」

封太「だから、俺と戦って負けたら何かスキマに入ってったんだよ。」

カラン。

魔理沙が体を震わせながら箒を落とす。

魔理沙「…霊夢が…負けた…?」

そう呟く魔理沙。

多分魔理沙は霊夢に勝ったことが少ない、いや下手すりゃ一回も

ないのかもしれない。

そんな霊夢が目の前の(一見無能力者っぽい貧弱そうなただの)人間に

負けたのだから魔理沙からすれば到底信じられないことなんだろう。

魔理沙「とても霊夢がお前に負けたようには見えないぜ。

    お前の実力が本当かどうか…」

その時!封太に電流走る!

魔理沙「弾幕勝負で試させてもらうぜ!」

ほら~。こうなるんやないかとウチは思っとんたんやで~(何故か関西弁)。

 

続く




やっと来ました、みんなの魔理沙ちゃん。by作者
控えめに言って気色悪い。
割とドストレートな件についてby威力40の悪技を受けた作者
急なポケモン要素ぶっこむな。
因みに好きなポケモンの一体はヤミラミです。by作者
広げんな。つーか素朴な疑問なんだがいつの間に武器持ってたん?
鎧武だって変身完了と同時に持ってるでしょ。そういうもんだと思って。by作者
ふーん。そういうことか。
それにしてもまさかのファイズフォンXの初登場でもあったな。
あれはナイスだった。もしあのまま銃で撃ったら
最悪〇亡ルートマッシングラーで、慌ててリセットせざるを得なかったからな。
でも魔理沙の登場で薄くなっている希ガス。by作者
誰のせいだと思ってんだ。オメーのせいだろ。
すんません。因みにファイズフォンXの再登場は決めてません。by作者
まぁあれがなくても物語には全然支障はきたさないしな。
そもそも広い目で見れば二次創作で登場しただけでなくあまつさえ
初バトルのトドメに使ってもらえるなんてドチャクソおいしいところ
持ってってんだから、かなりの破格の待遇だろこれは。
もう再登場しなくても充分だわ。
そーなn(無言の腹パン)ぐふぅ。
ちょっと文字数増えてってから次回予告に強制的に移行すっぞ。

次回予告
今度は魔理沙との対決!
やっぱりあのライダーでいくしかないよな。
そして!ついに出会う妖怪の賢者!
さらに封太の謎が解明される!?

次回 東方反則天 第4話 カミングアウト・2020
次回もライダータイム!

…あり?そーいやー作者はファイズフォンXの再登場は決めてないっつったよな?
じゃあどうやって魔理沙に勝つん?
・・・え?


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第4話 カミングアウト2020

封太の謎が、今!解き明かされる時!(はい、アルトじゃーないと!)


魔理沙と戦うことになったけど、どのライダーでいこうか。

…やっぱ霊夢にジオウで戦ったしあのライダーでいくか。

封太「霧雨、弾幕勝負を始める前に俺の能力を使わせてもらっていいか?

   このまま始めたら何もできずに負けるからさ。」

魔理沙「分かったのぜ。」

封太「サンキュー。それじゃ…。」

もう一度ベルトとウオッチを出現させる。但し今度は赤いウオッチだ。

魔理沙「何だそりゃ?」

封太「ちょっと変わった時計…といったところか。」

『ゲイツ』

封太「スペルカード発動 変身[仮面ライダーゲイツ]」

『ライダータイム!』『仮面ライダーゲイツ!』

ジオウを抹殺するため、未来から来たライダー。それが仮面ライダーゲイツ。

魔理沙「うおぉ!何だこれは!?姿が変わったぜ!!」

めっちゃ驚いてるやんけ。いや、初見の人にはこれが普通の反応かもしれない。

むしろ俺や霊夢が冷静すぎるのかも。

ゲイツ「待たせたな。これでまともな弾幕勝負ができるぜ。」

魔理沙「そうか。それじゃあ早速行くぜ!」

そう言って魔理沙は箒に乗って、宙に浮く。…ホントは箒無しでも飛べるんだけどね。

魔理沙「先ずは小手調べだ!」

星形の弾幕が降り注いでくる。

ゲイツ「装備 [ジカンザックス]」『Oh!No!』

ゲイツの専用武器、ジカンザックス(おのモード)で弾幕を切り裂いて相殺する。

魔理沙「むぅ、中々やりやがるな。ならこれでも喰らえ!

    魔符 [スターダストレヴァリエ]!」

ゲッ、デカめの星が降り注いできやガール(ガールだけに)。

慌ててゆみモードに切り替える。『You!Me!』

そして必殺技を発動する。

『タイムチャージ! 5・4・3・2・1…ゼロタイム!!』

ゲイツ「必殺 [キワキワ撃ち]」『キワキワ撃ち!』

それでいくつかの弾幕を相殺し、残りはかわした。

魔理沙が降りて来たけどどうしたんだ?

魔理沙「お前ホントに強いな。まさか火力が自慢の私の弾幕を打ち消すとはな。」

ゲイツ「いや~それほどでも~。ってそうじゃない。もう戦わなくていいの?」

魔理沙「あぁ、あくまでお前の力が本当に霊夢に匹敵するのか知りたかっただけだからな。」

変身解除→封太「なんじゃそりゃ。最初から勝つ気がなかったのかよ。」

魔理沙「あれ?私そう言ってなかったか?」

じゃあ俺が一人で勝手に勘違いしてただけ…?やだ恥ずかしい!

霊夢「話はそれで終わりかしら?」

刹那、霊夢の声が聞こえた。

次の瞬間何もないところからスキマが出てきて霊夢と高rゲフンゲフンじゃなかった。

年p…でもない。妙齢の女性が共に現れた。

魔理沙「霊夢!それに紫も!二人とも今まで何してたんだぜ?」

霊夢「あんたらの様子をずっと見ていたのよ。」

封太「ところでそこの綺麗なお姉さんはどちら様ですか?」

?「/////!私は永遠の17歳、八雲紫よ!ゆかりんって呼んでちょーだい!」

 

幻想郷トップアイドル ゆかりん・・・×

境目に潜む妖怪 八雲紫 能力[境界を操る程度の能力]・・・〇

 

ちょっっっっっっろっ!

霊夢「ちょっと紫!今の何よ!?」

紫「はっ!しまったわ。私としたことがつい///。」

「てへっ。」と頭をコツンとしながら舌ペロするゆかりん。

いやもうあんたのキャラ、ゲシュタルト崩壊巻き起こしていやガール。

控えめに言って呆れるわ。

紫「ってそうじゃないわ。当初の目的を忘れてたわ。」

封太「誰のせいだと思ってんですか。」

霊夢「半分はあんたのせいでしょ!」

魔理沙「当初の目的って何なんだぜ?」

紫「貴方のことは霊夢から聞いているわ夢解封太。」

一気に場の空気が凍りつく。

紫「単刀直入に言うと貴方は一体何者なの?」

はて?何のことやら。

封太「ちょっと何言ってるか分からないですねぇ。」

そう答えると紫さんはスキマを出してくる。

紫「私のこれをスキマと呼んでいたこと。

  霊夢達が飛んでいることに無反応で何も言わないこと。

  そして流暢にスペルカード発言をしていること。

  これらを聞いてまだ黙るつもり?」

あちゃ~。そういや色々ボロだしとったわ~。

魔理沙「言われてみればそうだ。外来人のはずなのになんで…?」

霊夢「どういうことか説明してもらうわよ。」

封太「……条件として後で俺の能力が何なのか教えてくれるならいいよ。」

霊夢「それぐらいならやってあげる。だから早く教えなさい。」

封太「夢を壊しても俺は責任取らんからな。」

魔理沙「は?それってどういうことなんだ?」

 

(ピロロロロロ…アイガッタビリィー)

封太「博麗霊夢ゥ! 何故君達が空を飛んでいるのに何も言わなかったのか

   何故俺が簡単にスペルカードを生み出せたのか(アロワナノー)

   何故スキマという呼称を知っているのくわァ!

   (ワイワイワーイ) その答えはただ一つ… アハァー…

   博麗霊夢ゥ!この幻想郷は!ある一人の人間によって創られた

   東方projectという作品の舞台で!

   …俺はその作品の設定や登場人物を知っているからだぁぁぁぁ!!

   (ターニッォン)アーハハハハハハハハハアーハハハハ(ソウトウエキサーイエキサーイ)ハハハハハ!!!」

三人「……………………………………………………………………」

…ヤベーイ。やりすぎたかも…。

封太「あ、あのー博麗さん?大丈夫ですか?」

霊夢「私達が…作品の登場人物…?」

結構ショックがデカいっぽい。そりゃそうか。

急に自分達が物語の登場人物で自分の人生が

本当の意味で定められたレールを走っているに過ぎないと言われても

すぐには納得できないよな。

霊夢「噓よ…そんなの噓に決まってるわ。私達を騙そうとしてるのよ。」

えぇぃ!引いてダメなら押すまでたい!

封太「ところがどっこい噓じゃあり 霊夢「噓だッ!」 」

おぉ。食い気味になっていやガール。

霊夢「大体何の証拠のないくせに信じられるわけじゃない!!」

封太「でもさっきの発言以外で納得のいく答えがあるとでも?」

霊夢「っ、そ、それは。」

封太「まっ、信じるか信じないかは自分次第だし。それより約束は約束だ。

   俺の能力を調べてくれないか?」

霊夢「…分かったわ。こっちに来て。」

 

魔理沙「なぁ紫、あいつが言ったこと全部ホントか?」

紫「本当のことと見なしていいと思うわ。彼が噓をつくような人間には

  見えづらいし、辻褄は合っているんですもの。

  けど…まさか私達が物語の存在とはねぇ。妖怪の賢者が聞いて呆れるわぁ。」

 

なんか札みたいなのを頭に近づけられたら札が一瞬光って治まったけど

これで分かったんか?

霊夢「あんたのが分かったけど…えーっとなんて言うのかしらこれ?」

封太「俺が読むから貸して。」

霊夢からもらって札に書いてある文字を読み上げる。

封太「断言する。俺の能力の名前は[仮面ライダーを司る程度の能力]だ!」

問答無用の反則ヤロー 夢解封太 [仮面ライダーを司る程度の能力]

 

霊夢「かめんらいだー?何よそれは?」

封太「んー。分かりやすく言うと、正義の味方が悪の組織と戦うっていう作り話だ。」

魔理沙「その仮面なんとかも私達と同じ物語での存在か?」

封太「そうだけど少し違う。仮面ライダーは実在している人が演じているところとか。

   因みに仮面ライダーという作品自体が始まってから来年で50周年。

   東方は今年で25周年を迎えるぜ。」

魔理沙「50!?そんなに昔から続いてんのか!?」

紫「昭和時代から始まっているのね…」

霊夢「というか私達もその半分はあるんだ…。」

封太「ってか司るってどゆこと?操るとは何か違うの?」

霊夢「本来操るは何らかを操作するで、司るだと支配することになるわ。」

紫「貴方の場合、操るだと仮面ライダーを召喚することになって

  司るは仮面ライダーそのものを扱えるというわけでありましょう。」

封太「なーる。それなら確かに司るの方がええわな。」

そんでもって色々情報交換しようとしたけど、俺が殆ど知っているせいで

会話の9割近くが返答になってしまった封太さんなのでした。

 

続く




一部の作品にもありますが封太も東方好きが幻想入りってやつに入ります。by作者
ある時ひょんなことから動画でゆっくり実況を見て、そこから色々知ることに
なったんだよなぁ。
つか前回の最後で不安になったけどそーゆー決着かよ。
ヒヤヒヤさせんなよまったく。
今更だけど今回ネタをぶっこみすぎたかも。by作者
ゆかりんや壇黒斗劇場、カイジにひぐらし。
前書きにはゼロワン入れてるし確かに多めだな。
それはそうとやっと原作がスタートします!by作者
それまで5話も使うってよぉ…。
その節は読者の皆様には申し訳ございません。by作者
とにかく、なるはやで投稿して連載続けろよ。
言われなくても最初っからそのつもりだよ。by作者
さいですか。ん。
?何その手?by作者
次回予告の原稿だよ!
このコーナーも5回もやってんだし察しろよ!
あー!そうか!ごめんごめん。はいどうぞ。by作者

次回予告
ようやっとこさ東方の原作がスタートするぜ!
というわけでいつもの赤い霧が空を覆う異変発生。
みんなで解決しに…ってちょっと待ったーーー!問題発生だ!

次回 東方反則天 第5話 異変
次回も超変身!


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紅霧の章
第5話 異変


今回から全体の文が多くなってきます。お覚悟を。


???side

???(場所不明)

 

??「お嬢様、手筈は整いました。いつでも計画を始めることが出来ます。」

どこからどう見てもメイドの格好をした女性が言う。

お嬢様「そうか。」

お嬢様と呼ばれた人物はそう答える。

バサァッッ!

突如、お嬢様の背中から翼のようなものが広がる。

お嬢様「ならば始めようではないか!我々による幻想郷の支配を!」

メイド「畏まりました。」

直後、メイドは姿を消した。あたかも瞬間移動の如く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???の???の部屋

カーゴーメ カーゴーメ

カーゴノナーカノトーリーハ

イーツーイーツーデーヤール

ヨーアーケーノーバーンニ

ツールトカーメトスーベッタ

ウシロノショウメンダーァーレ

 

少女の歌声が聞こえる…。

 

 

 

 

 

主人公side

よぅ。夢解封太だ。

前回から一時間しか経ってねぇからまだ博麗神社にいるぜ。

んで、今何してるっかっていうとだな…。

封太「燃え尽きたぜ…真っ白にな。」

縁側にぐで~っとなってる封太がいた。

ふうた はもえつきた。

理由を完結に述べると質問責めにあってとうとう疲れ切ったのであります。

休んで少し回復したからとりま色々説明すっぜ。

まず俺がここに来た原因らしいが紫さん曰く

「貴方には能力を使えるようになる素質があった。」らしい。

もし外の世界で覚醒して使えるようになったら問題が発生するだろうから、

そうならないように一回ここに連れ込んだって。

※封太は騙されてます。

結果は言わずもがな成功し、俺は[仮面ライダーを司る程度の能力]を手に入れた。

それで「能力を永久封印する代わり、元の場所に戻るか。

    外の世界から完全に忘れられるけど幻想郷に住むことになる。」

という取引をされたけど即答で「幻想郷に住む。」って断言したぜ☆。

そりゃそう答えるわ。

こんなヤベーイ能力がありながら永久封印&元の世界に戻る?

冗談じゃない!!ぶっちゃけ、戻っても勉強とテストの毎日だ。

毎日騒音にも悩まされる。

大学受験もあるし、就職してからも外回りやデスクワークが8時間。

しかも(ほぼ高確率で)残業とかもあるかもだし。

それに引き換え幻想郷はどうだ?

 

試験も何にもない。そんなに騒音もない。

一応定職とかは持っておくべきだろうけど、ライダーの力がありゃあ臨機応変に対応できる。

…何だよ。思いのほか優良物件じゃねぇか幻想郷。

もし転生するならこれくらいの争いと平和がある世界がいいかもしんねぇ。

他にも俺が勝ったから第1話の約束通りに「夢解」と呼んでもらうことにして

俺も基本的には「博麗」や「霧雨」と呼ぶことにした。

因みに紫さんは俺が幻想郷に住むと断言するやいなや色々やることが

おありのようで帰ってった。

多分外の世界で俺に関することを代わりにしているんだろうなぁ。

ゆかりんガチ感謝。

 

それはそうと一番の問題は住む場所だ。

他の二次創作では幻想入りして初めて住むところがそのまま自分の活動拠点になる確率が999%もある(封太調べ)。

いやね?別に二人のことが嫌いじゃないんよ俺は。

でも霊夢とは前回の封太劇場でなけなしの信頼がさらになくなったし、

残ってんのは「霧雨魔法店」一択だけど上述したように迂闊には承諾できない。

何なら魔法の研究のためにこき使われる未来が想像できる。

はぁ~。幻想郷にきても人生楽じゃねぇなぁ~。

 

その時、不思議なことが起こった。

空が紅い霧に覆われたのだ。

封太「ゑゑゑ!?」

慌てて起き上がる。

こ、こ、こ、これって異変ってやつじゃないですかヤダー!

何故!?なにゆえに今このタイミングで!?

一ヶ月後なんかどんとこい。一週間でも全然オッケー。明日でもギリギリ良い。

でも!幻想入りと同日で異変はないだろぉ!

何なん!?スピード感あるのかないのかハッキリしとけや作者ァ!

魔理沙「何だ?空が紅い霧に覆われてるじゃないか!」

居間にいた魔理沙がこっちに来る。続けて霊夢も。

霊夢「これは異変ってやつね。」

知ってる。

魔理沙「よっしゃ!私と霊夢の出番だぜ!」

約一名お忘れでは?

封太「断言する。俺も異変解決に行くぜ!」

霊夢「え?あんたも来るの?」

封太「味方は多い方がいいだろう?それに内容を知っている人がいた方が

   何かと有利なはずだ。」

霊夢「別にいいけど余計なことはしないでよね?」

そんなことする気など滅相もない。

魔理沙「封太も来てくれるなら頼もしい限りだぜ!」

相変わらず魔理沙は優しいな。

封太「よしっ!場所と大まかな方角は分かるし、さっさと…あ!

   やべぇ、どうしょうか。いや〜ちょっと待て…いけるかなぁ…?」

霊夢「何してんのよ。早くしないとおいてくわよ。」

封太「あー!待って待って!やるから!召喚[ゴウラム]!」

そういうとオーロラカーテン(これからは略してオーテンと呼ぶか)

から黒くてデカいクワガタのような生き物が出てくる。

魔理沙「なんだこの黒いの?」

こいつは平成ライダー1作目の仮面ライダークウガに出てきた

主人公クウガをサポートした…

?「ワタクシはゴウラム。クウガと共に戦った馬の鎧です。」

・・・ゑ?

ゴウラム→ゴ「あ、失礼しました。ワタクシ、普通に喋れま キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!

封太「え!?エ!?ゑ!?喋れるのは知ってたけど、日本語でか!?」

ゴ「はい。そうです。それはそうと封太さんの能力に補足があります。

  能力名が仮面ライダーとなっているため時代に縛られずあらゆるライダーへの 

  変身が可能です。TVや劇場版は勿論、小説版、HERO SAGA 、

  ラストステージ、ゲームでのオリライダー、遊園地でのショー限定の     

  仮面ライダーにすら変身できます。」

無駄に範囲ドチャクソ広いな。ホントに何でもありやんけ。

ゴ「また、変身やフォームチェンジも、条件や過程を飛ばして使用可能です。

  しかし、暴走の危険性があるものや、原典でも問題が解消されなかった

  ライダーや形態は封太さんも影響を受けます。

  さらに封太さんだけが考えたオリジナルの仮面ライダーも

  生み出すことが出来ます。」

フムフム。ライダーオタに分かりやすく言うと、カイザやWがセーフで

ハザードやプトティラがアウトって認識か。

そんでもって俗に言うオリライダーを創れると…。

封太「ごめん。急用が出来た。先に異変の出処に向かっといて。」

魔理沙「え?何でだ?」

封太「やらなきゃいけないことが増えた。それに…博麗はもう行ったぞ?」

魔理沙「え?あ、ホントだ!おーい待ってくれよぅ霊夢ーーー!」

大慌てで魔理沙が後を追い掛ける。

封太「さぁ、改造を始めようか。」

 

続く




まさかのこのタイミングでゴウラム君のご登場でーす!
今回は特別ゲストでここに来てもらってまーす♪by作者
ど、どうも。
ってかゴウラムが喋れるのは古代リントだけじゃなかったのか?
そこはあれだよ。ゴルゴムの乾巧ってやつが変身する
ディケイドの仕業だよ。by作者
色々混ざりすぎてカオスに納豆。
しかしここでゴウラムが来ると誰も予想出来なかったでしょ?
まっ、自分は予想出来てたけどね。by作者
そりゃ作者なんだから当たり前やろがい。あと読者を煽るな。
何でそういうこというのかなぁ君は。(デスヨネー。)by作者
作者さん、逆になってますよ。それにしてもなぜワタクシがここで登場を?
長距離移動するために呼び出したんでしょうけど…普通ライダーならバイクでは?
だってまだ免許もってねーし。二次創作とはいえ無免許運転しているってばれたら
PTAにクレーム言われるに決まってっから、わざわざ免許の必要ないお前に
したんだよ。
そんな理由でワタクシ登場したんですか!?というか断言しますがPTAが
こんなところにクレームいれることなんて有り得ないですよ!? 
おい、俺の名言…。
まぁ、念には念を入れてね。君だって出番が0よりかはマシでしょ?by作者
そういう問題ですかね…。
けんどまぁこれを読んだ読者からは結局クレーム来そうだけど。
ニャメロン!それ自分が一番気にしてるところだぞ!?byヘタレ作者
そんな作者を尻目に次回予告だ。

次回予告
異変解決に向かう3人と1体。
先に向かった二人は通せんぼする妖怪を退けるが、後からきた封太が何やら
弄ったようでとんでもナインなことになっちゃった!!
こんなのどうやって収集つけるんだ!?
次回 東方反則天 第6話 常闇
次回も超変身!


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第6話 宵闇

遅くなってすみませんでした。

※仮面ライダークウガの変身スペカ名を[笑顔を守る英雄]から
[新たなる伝説の英雄]に変更しました。
理由としては仮面ライダークウガのキャッチコピーが
「A New Hero. A New Legend.」なのでそれっぽくしようと思ったからです。


レイマリside

????「目の前がとって食べられる人類?」

持ち前の巫女の勘で異変の発生場所を目指していたら妖怪が何か湧いてきた。

魔理沙「なんだこいつ。食べられる人類って、人食い妖怪か?」

人食い妖怪「食べたいのだー。月符 [ムーンライトレイ]」

弾幕を放ってくるが、霊夢は難なくよけながら近づいて…。

霊夢「夢符 [封魔陣]」

人食い妖怪「わー!?」

妖怪はあっさりと倒された。

魔理沙「何だったんだ。アイツ。」

霊夢「知るわけないでしょ。さっさと行くわよ。」

そして2人はその場を後にした。

 

封太side

今、俺はゴウラムに乗って移動している。

ゴ「まさかあのようにして使うとは。予想外でした。」

封太?「まぁな。そんな予想外を現実にするのが俺さ。」

博麗神社で色々したあと、あるライダーの能力を使って霊夢達の場所を特定し

追いかけてるところだ。

封太?「神社では少ししかできんかったけど、この異変が終わったら

    もっと改竄すっか。」

ゴ「それは死亡フラグでは?」

封太?「コラコラ。そんなことを言うんじゃありません。」

ゴ「封太さん封太さん。あそこに誰かが倒れてます。」

ゴウラムの言う通り、金髪に黒い服で頭に赤いリボンを

つけてるのが特徴のロリショージョがいた。

ゴ「あの子、気絶してますけど何があったんでしょうか?」

封太?「大方、あいつらにやられたんだろ。ゴウ君、着陸して。」

ゴ「(ゴウ君?ワタクシのこと…?)分かりました。」

 

やることが終わったので変身解除する。

封太「ふぃ。これでいいだろ。」

ゴ「勝手にしちゃって大丈夫ですかね?」

封太「まっ、何とかなるっしょ。」

ゴ「軽いですね…。」

人食い妖怪「っん。んー。」

あ、起きた。

人食い妖怪「あれ、私は?」

封太「おはよう、お嬢ちゃん。俺のことは夢解って呼んでくれ。」

人食い妖怪「ムカイ。そーなのかー。」

はい。1そーなのかー頂きました。←いや、どんな単位だよ。

封太「お嬢ちゃんの名前はなんて言うの?」

ル「ルーミアなのだー。宜しくなのだー。」

 

宵闇の妖怪 ルーミア [闇を操る程度の能力]

 

因みに「宵闇」は「よいやみ」ってふりがなだぜ。

ル「ねぇねぇ夢解。」

封太「ん、何?」

ル「貴方は食べてもいい人類?」

Oh…。一見、肉食系女子と思っちゃうけどこの子の場合、

本当の意味で食べられちゃうんだよなぁ。

封太「断言する、ルーミア。お前はもう人を食べる必要はない。」

ル「え?何でなのだ?」

封太「俺の能力で人間が食べるものでもちゃんと腹を満たせるように

   しといたんだよ。一応人間を食べること自体は出来るけど。

   ついでに頭のお札がルーミアの意思で好きなように

   外せるようにもしといたぜ。」

ル「本当なのか!?」

封太「安心してください。夢解さんは隠し事はしても噓は言わない主義だから。」

そう答えるとルーミアが恐る恐る札に手を近づける。

すると手に触れて、ほどかれていく。

知らない人に説明すると、ルーミアについている頭のリボンみたいなのは

実はお札なんだ。

霊夢より前の時代の巫女がルーミアの強大な力を抑えるために使用したもの。

この札、厄介なのがルーミア本人では触ることすら出来ないという点だ。

だから封印を解くには他人の力が必要不可欠なんだけど

そんな悩みとも今日でおさらば。

札がルーミアの頭から完全に外れたその瞬間…。

ズオォォッ!

黒い霧のようなものがルーミアを包んだ。

封太「HEY!HEY!HEY!HEY!」

来たよ。来ちゃうよ。来ちゃったよ。

霧が晴れるとそこには大人のお姉さんなルーミアがいた。

俗に言う「EXルーミア」といったところか。

封太「よしっ!完全復活EXルーミア様だ!」

なお、作画崩壊は起こりません。

EXル「貴女が言っていたとおりね。力が戻っていくのを感じるわぁ。」

おぉ、声も妖艶の美女って感じだな。

封太「喜んでもらえて何よりです。それでは自分はこの EXル「待ちなさい」

   辺?」

EXル「まだ人間を食べることはできるのよね?」

封太「え、えぇ。それは可能ですけど人間が食べている食べ物のほうが

   集めるには楽だと思いますけど?」

EXル「でも貴女、強いでしょ?なんせ私の封印を解くぐらいだし。」

何故だろう。冷や汗を感じる。

EXル「今一度聞くわ。

    貴女は食べてもいい人類?」

封太「良くないです!」

大急ぎで(蚊帳の外になっていた)ゴウラムに乗って逃走を図る。

EXル「夜符 [ナイトバード]」

…がそう上手くいくわけもなく。

ゴ「このまま逃げきるのは難しいですよ封太さん!」

封太「わーってる!降りるぞ!」

ゴウラムから降りて「アークル」というベルトを出現させる。

EXル「あら、それは何かしら?」

封太「見とってください!俺の、変身! [新たなる伝説の英雄]」

1番最初の平成ライダー「仮面ライダークウガ」に変身する。

EXル「姿が変わった?面白そうね。」

クウガ「派生 [ドラゴンフォーム]」

基本の「マイティフォーム」から

機動力重視の「ドラゴンフォーム」に変わる。

ヒュンヒュン!

そのおかげで弾幕を難なくかわしている。

EXル「へぇ。青くなると素早くなるんだ。

    でも、これなら無理でしょ?」

そう言うと辺り一面暗闇に覆われる。

クウガ「派生 [ペガサスフォーム]」

今度は緑色のクウガ「ペガサスフォーム」に変わる。

それと序盤で 封太? という表記になっていた正体はこいつだ。

視力や聴力が大幅に強化され、遥か遠くも見渡すことが出来るこの能力で

霊夢達の位置を特定できたんだ。

おい誰だ、今この能力あれば遠距離から風呂覗き放題とか言ったやつ。

暗闇になってもこのフォームならEXルーミアの大体の位置は特定できる。

…そこだ。

クウガ「必殺 [ブラストペガサス]」

渾身の一撃を放つがEXルーミアが出した闇に吸い込まれてしまった。

くっそ~。そう一筋縄ではいかないか~。

さーて、どうしたもんか。

 

続く




ちょいちょいちょいちょい!ドチャクソ不穏な感じで終わっちゃった
じゃねーかよ!そもそも何でEXルーミア何だよ!?
やってみたかったEXルーミア戦。後悔はしてない。by作者
やりたくてもタイミングってやつがあるやろがい!
まだ弾幕勝負が未熟な人がやる相手じゃねーだろアレ!!
次回から早速オリフォームを出す予定だよ。by作者
話を聞け!…え?オリフォーム出すの?
うん。そだよー。by作者
…俺はオリフォームのアンチじゃねぇけど一応言っとく。
そういうのは大体既存より強めの設定で今までのフォームがかませな感じに
なって読者から反感を受けやすくなるぜ。
それが何?自分が考えた物語を頭の中だけでなく形に残したかったから、
今こうしているんでしょ。ぶっちゃけ他人の意見だけで左右されるなんて
まっぴらごめんだね。by作者
・・・分かった。お前がそこまで言うならもう止めないぜ。次回予告をする。

次回予告
EXルーミア。封太はとんでもないやつを復活させたかもしんねぇ。
倒すための対抗策はあるのか?
オリフォームへの鍵はゴウラム!?
次回 東方反則天 第7話 融合
次回も超変身!


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第7話 融合

今回みたいに文字数が長くなる時がありますが、
どうか東方と仮面ライダーを嫌いにならないでください。


レイマリside

霊夢「ッ!この凄まじい妖気は何!?」

魔理沙「何か、私達が通った後ろから感じるぜ。どうする霊夢?」

霊夢「戻るに決まってるでしょ!こんなの放っておいたら人里が危険だわ!」

 

霊夢達がいなくなった直後

???「あれ?ここにもいない…。もう、見つからないから腹が立ってきちゃった。

    人間が通りかかったら、イタズラしてこの鬱憤を晴らそう。」

何だこのはた迷惑な考えを持つものは。

 

封太side

望み薄だけどゴリ押し戦法で突破できるか?

クウガ「派生 [タイタンフォーム]」

機動力が低めになる分、驚異の強度を誇るタイタンフォームになる。

EXル「ホントにコロコロ変わるわねぇ。」

ガンッ!ゴンッ! クウガ「のわぁ!?」

通常弾幕で吹き飛ばされる。タイタンがただの弾幕だけでここまでとは…。予想外だ。

クウガ「ルーミア。お前に断言する。」

EXル「藪から棒にどうしたのよ。」

クウガ「俺はあと、全部で5回の強化を持っている。

    取り敢えず、1回目の強化からいくぞ。」

クウガ「強化 [ライジングマイティ]」

EXル「少しだけ金色になった…?」

クウガ「スペルカード発動! [ライジングマイティキック]」

目の前にリントの文字を模した弾幕出現させ、それを蹴る。

EXル「フン。闇符 [ディマーケイション]」

EXルーミアと俺の弾幕が拮抗する。

が、ダメ…ッ!こっちが押し負けて被弾する。

クウガ「ぐはぁ!」

ガチかよ…こちとら半径3㎞の爆発を出すほどの威力秘めてんやぞ。

クウガ「ならばこれだ!強化 [アメイジングマイティ]」

「金のクウガ」と呼ばれる強化フォームのアメイジングマイティにフォームチェンジする。

EXル「あらあら?私と同じ色じゃないの。」

クウガ「色は気にすんな!早速だがスペルカード発動!必殺 [アメイジングマイティキック]」

ガシッ!ブンッ!ゴシャアァッ!

フウタハアシヲツカマレナゲトバサレジメントアツイキッスヲシマシタトサ。

いや強すぎだろぉ!!!こんなことある!?

EXル「何か思ったより弱くない?私と同じ色なのに。」

黒い=強いという傾向はあるけどそう言う問題じゃないんです。

あーたが強すぎなだけです。

クウガ「…こうなりゃ奥の手の一つだ。最強 [アルティメットフォーム]」

禍々しい姿のクウガの最強形態。「アルティメットフォーム」になる。

EXルーミアも何か感じ取ったのか黒い剣を取り出す。

いい判断だ。感動的だな。

クウガ「だが無意味だ。異能 [超自然発火能力]」

瞬間、EXルーミアの体が炎に包まれる。

クウガ「必殺 [アルティメットキック]」

作戦は至ってシンプル。炎で気を取られているうちに一撃KOする。

炎に包まれたぐらいで死にはしないだろうしこれならいけるはず。

しかし……。

ズオォォッ!クウガ「!?」

EXルーミアが自身の体に闇を作り、そこから炎を吸収しやがった……!?

俺の弾幕も剣で即座に斬る。

EXル「はあ…はあ…。今のは少し焦ったけど、闇で吸い込めばどうにでもなるのよ。」

闇の力少々チート過ぎませんかね?

EXル「それで?もういい加減諦めたらどうかしら?人間が姿かたちを変えたぐらいで

    妖怪にかなうわけがないのよ。」

確かにこれでは究極フォームでも勝てるかどうか怪しくなってくる。でも…。

クウガ「まだだ。まだ終わりじゃない。」

俺は諦めたくない。

EXル「はぁ~。そんなに食べられるが嫌なの?

    言っとくけど久しぶりにこんなに楽しめたから、

    今回は特別に見逃してあげてもいいのよ?」

クウガ「違う、そうじゃない。もしこのまま逃げたらお前は人間や他の妖怪を襲うはずだ。

    そうなったのは封印を解いた俺だし、何より悲しんでいる顔なんか見たくないんだ。

    人も、妖怪も、妖精も、幽霊も、神も、天人も、聖人も皆に笑顔でいてほしんだ!

    だから俺は戦う!!」

EXル「そう…。だけど、もう終わりよ。[トワイライトゾーン]」

突如、何もないところからドアが出現し、その中にEXルーミアが入り込む。

クウガ「???」

すると、真っ暗な奥からギョロ目がでて、そこから極太レーザーが放たれる。

マズイッ!タイタンとアメイジングマイティの時のダメージが蓄積してすぐには動けねぇ…。

流石に万事休すと思い目をつむると、走馬灯のようなものが見える。

自分の家族、友達、先生、ご近所さん、霊夢に魔理沙。紫さんとルーミア。

そしてまだ現実で会っていない俺の推しキャラ。

あ~あ、極めて短い未練たらたらの幻想入りライフだったな。

霊夢達には申し訳ないけどこいつのことは頼むぜ。

ビュン!ガンッ!クウガ「のぐぁっ!」

瞬間、誰かに突き飛ばされる。いや、どつかれるって表現が正しいか。

兎にも角にもそのせいで変身解除される。

封太「一体全体何だってんだい…。」

俺がもといた場所を見るとそこにはレーザーで体の大半が消滅したゴウラムがいた。

封太「ゴウ君!?お前何やって…!」

ゴ「フウタ、サン。いってた、じゃない、デスカ…。

  かナしんでいルかお…みたくないって…。」

今にも鉄くずになりそうなのにも関わらず喋ってくる。

ゴ「ワタク…とって、かなしむ…を、見たくな、たヒトは…

  フウタ、サン。アナタなんで、ス…。」

と、とにかく急いで回復を…。

 

霊夢「なにあいつ!とんでもない妖気を感じるのだけど!?」

魔理沙「あれ?何か見覚えが…。」

上からの霊夢達の声が聞こえる。恐らくEXルーミアのもつ膨大な妖気に気づいて戻ったんだろう。

だとしたら申し訳ないことをした。

 

EXル「!あいつら…!」

気づいたEXルーミアが霊夢達のもとに突撃する。

EXル「さっきの仕返しよ!覚悟しなさい博麗の巫女!」

霊夢「さっきのって、まさかアイツ!?」

魔理沙「全然違うじゃん!どうなってんだ!?」

霊夢「そんなことより行くわよ魔理沙!」

魔理沙「お、おう!」

 

マッドドクターを呼び出し尚且つコピーウィザードリングで複製させて

計8機で治療して、ひとまずゴウラムの崩壊を防いだ。

封太「だ、大丈夫か?」

ゴ「はい。何ともありません。」

ほぉ、良かった。

封太「とはいえこのままだとマズイな。

   もしここで2人が負傷しようものなら本来の物語からズレが起こってしまう。」

ゴ「もうすでにズレまくりな気がしますけど。」

封太「それは否定できん。でもどうやって倒すかだよなぁ。

   ぶっちゃけこのままライジングアルティメットやスーパーライジングアルティメット

   に変身して、3対1でもチームワークの問題で上手くいくかどうか…。

   そもそも二人には必要以上の負担をかけたくねぇし。

   かといって一人じゃ正直心もとないしなぁ。あー、でもでも…。」

上空では生きるか死ぬかの戦いが繰り広げられてるのに悠長に考える男である。

ゴ「封太さん封太さん。ルーミアさんを倒せるかもしれない方法があります。」

封太「ガチでか?教えてくれ!」

ゴ「オリフォームですよ!今までとは違う別視点からの力ならワンチャンあると思います!」

封太「そうか!その手があったわ。」

ゴ「ただ、実現化するためにある程度のイメージが必要なのでその場で作ることは

  あまり向いてないんですよ。」

ジーーー。

ゴ「あ、あの?ワタクシを見てどうしたんですか?」

決めた。クウガのオリフォーム。

 

霊夢「ちょ、こいつ強すぎでしょ!さっきはあんなに弱かったのに…!」

EXル「さっきやられた分キッチリと返すわ。」

魔理沙「こんなのホントに勝てんのかよ…。」

そんな三人の前に割り込んでくる者が。

「断言する。勝てるさ。俺達がいれば。」

魔理沙「夢解…?」

クウガ「違う。今の俺はみんなの笑顔を守る英雄。仮面ライダークウガだ。

    これは俺が独自に考えたその名もゴウラムフォーム。」

 

「ゴウラムフォーム」

・ゴウラムと融合した特殊な形態。

・見た目は基本のマイティに鎧の如くゴウラムがドッキーング!している感じ。

・背中にゴウラムの甲羅と前足、両足の横にはゴウラムの足が付いている。

 両腕にはゴウラムの頭と角が装着されている。

・最大の特徴として自立飛行が可能になる。時速200㎞くらい。

・因みに目の色は黄色

 

EXル「ちょっともう…。あんたしつこいわよ!いい加減飽きてきたんだけど!?」

クウガ「飽きないさ。こいつは一味も二味も違うんだし。」

一度、霊夢達のほうへ顔を合わせる。

クウガ「博麗、霧雨。迷惑かけてごめん。

    ここからは俺一人で行くから2人は離れて休んどって。」

そう言われて2人は少し距離をとる。

クウガ「待たせたなルーミア。これで最後だ。」

EXル「やれるもんならやってみなさいよ!!」

EXルーミアが剣を振りかざす。

すぐさま回り込み背後にキック!

EXル「ぐっ。」

そこからゴウラムの角をクローの要領でラッシュをかける。

クウガ「そりゃそりゃそりゃ!」

EXル「ううぅ…!」

ガードはしているがこっちが押している。

EXル「このっ!」

EXルーミアが腕を振るうが空を切る。

EXル「あれ?どこに クウガ「こっちだ。」!?」

EXルーミアが後ろを向くと目の前にはゴウラムを模した弾幕を蹴る直前のクウガがいた。

クウガ「必殺 [ゴウラムキック]」

闇を作らせる時間もなく、EXルーミアは弾幕に直撃!

EXル「きゃあああぁぁぁぁ!」

EXルーミアが急降下していく。

ガシッ。クウガ「おっとあぶねぇ。」

何とか抱えて地面との衝突を避ける。因みにだが腕をつかんで抱っこみたいな感じだぞ。

お姫様抱っこを期待したやつ残念だったな!←誰に言うとんねんコイツは。

そのままゆっくりと落ちていく。

霊夢達も地面についてこっちに近づく。

魔理沙「終わったの…か?」

クウガ「一応な。」

霊夢「それよりあんたに聞きたいことがあるんだけど。」

クウガ「何?」

霊夢「あんた、こいつに一体何したのよ。」

クウガ「それは…」

新たなる英雄説明中…。

 

霊夢「バッカじゃないの!?」

霊夢に怒鳴られた。

そりゃそうだ。封印されるほどの妖怪の封印を解いたんだから

怒られて当然のことだ。

霊夢「今回は何とかなったけど全滅したらどうするつもりなのよ!?

   人里に危険が及ぶかもしれないし、異変も解決できなかったのかも

   しれなかったのよ!?」

うわー。霊夢さんからのありがたいマシンガンお説教。

魔理沙「そもそも私らにとって都合の悪い封印を解くのに理由が分かんないんだぜ?」

うぐっ。何故か魔理沙からの方がダメージ大きい。

クウガ「で、でも、未来で封印が解かれてその時手に負えない状況になるよりかは、

    今のうちに解決した方がいいと思って…!」

霊夢「あのねぇ。この封印は先代の巫女が施した封印なんでしょ?

   自慢じゃないけどそんな簡単に解かれるわけがないのよ。」

クウガ「封印ってのはいつかは解ける前振りみてぇなもんなんだよ。

    だから本当にどうにかするなら封印なんかじゃだめなんだ。」

霊夢「何それ!?まるで封印が無駄みたいに聞こえるじゃない!」

因みにライダーだと封印ものは必ず解かれる運命にある。

魔理沙「まぁまぁ落ち着けよ霊夢。それより封太。

    さっき今のうちに解決すべきとか

    言ってたけどどうするつもりなんだ?」

クウガ「それはルーミアを説得する。それで丸くおさめたい。」

レイマリ「今更無理じゃない(ね)?」

ぐうの音も出ません。

EXルーミア「私を説得って心臓に毛が何本生えてんのよ。」

そう言ってEXルーミアが起き上がる。

EXル「それにしても私は今日で何回眠ればいいのよ?」

たし蟹(笑)。

クウガ「ルーミア。普通の食べ物でもいいのに何故人間を食べるのを

    拘るのか。理由を知りたい。」

EXル「フンッ。単純な理由よ。そっちのほうが楽でいいじゃない。

    人里にいない人間なら食べられるし、力を取り戻しているから

    うまくいきやすいのよ。」

今、霊夢に睨まれた希ガス。

クウガ「でもそんな頻繫に食べられるわけではないはず。」

EXル「えぇ、そうね。でも人間の食べ物をたべるにしても問題があるわ。

    まず、手に入れるための金はどうするのよ。

    それに殆どの食べ物は調理する必要があるから面倒なのよ。

    それなら人間食った方が楽って話。」

クウガ「成程。……ルーミアの言い分は大体分かった。

    その問題に関しては俺が対策をたてるからしばらくは大人しくしといてくれ。」

魔理沙「そうなのか?」

おいそれルーミアの名ゼリフ。

EXル「本当に解決する気?」

クウガ「俺は約束を絶対に守る。」

EXル「アハハッ。じゃあ約束だからね。」

取り敢えずは納得してくれたようだ。

霊夢「ところであんた達、いつまでその姿でいる気?

   ずっと浮きまくってるんだけど。」

ありゃ。言われてみればそうだ。すっかり忘れとったわ。

EXル「というか私、また子供の姿に戻れるの?」

クウガ「まずはあの札を想像して。そうすれば手に出てくるから

    あとは頭に結びなおすだけでいい。」

言われた通りにしたら、みんなが知ってるロリのルーミアになった。

ル「おぉ、ホントに元に戻ったわね。すごいわ。」

ふむ。口調や性格は引き継がれるのか。

俺も変身解除する。

ゴ「よりにもよってワタクシがオリフォームの一部になるなんて…。」

封太「ごめんゴウ君。今日はもう ゴ「今日は人生で最高の日ですよ!!」え?」

ゴ「ライダーのサポートメカ扱いのワタクシがこうなるとは…ッ!

  感激です!!」

封太「お、おう。急なことだったけど喜んでくれて何より…。」

ゴ「これはもうワタクシも仮面ライダーになる日も近いのでは…!?」

封太「おい…。」

ゴ「新番組![仮面ライダーゴウラム]!なんちゃって~♪HAHAHA!」

封太「・・・疲れてんだな。今日はもうゆっくり休め。」

ゴ「噓でs」

出現したオーテンを動かして中に入れ込む。

封太「とにかくこれで前に進めるな。」

魔理沙「やっと異変解決を再開できるのか~。」

霊夢「もうこれからはこんなことしないでよね。勝手にしたら…」

封太「分かってます分かってます!もう2度としません!神社の賽銭箱に誓います!」

霊夢「いつか賽銭しなさいよね…。」

あ、それまだ引っ張ってたんだ。意外と根に持つタイプかこいつ?

封太「それじゃあ自分たちはこの辺で。また会おうねルーミア。」

ル「うん。また。」

 

俺たちはルーミアに別れを告げ、異変解決へと再開した。

 

続く




5500以上って長すぎだろ…。
僕もそう思います。by作者
はい反省する気0%。ラッシュオチ確定。
ちょっと待って!ガチで長くしすぎたとは思ってるよ!?
あとラッシュオチって何!?by作者
前にやってるあれしかねぇだろ。
そんなぁぁぁ~。by作者
さてそんな作者にとっととお見舞いしたいので
次回予告に移らせてウィただきます。
悪魔!鬼!人でなし!デブ!サディスト!by作者
デブ以外は当てはまってるんだよなぁこれが。

次回予告
何とか1面ボスを倒した封太。
お次は2面のキャラと弾幕勝負だー!
次回 東方反則天 第8話 狩人
次回も超変身!



















・・・さーて、それではオタノシミのラッシュオチの時間じゃあぁぁぁ!
『激凍心火!グリスブリザード!』
『ガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガキガッキーン!』
やな感じー!(キラーン☆)by作者


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第8話 狩人

遅くなってすみません!
そして、初めてのオリライダーが登場します。


現在、俺たちは異変発生場所と思わしき所に向かっている。

ちょっと方角がよく分かってないので先導は霊夢任せだ。

時々妖精が襲い掛かってくるが霊夢と魔理沙の2人が即撃破している。

ところでゴウラムをしまった今、どうやって移動しているかというとだな…。

霊夢「それにしても…あんたも空飛べたのね。」

封太「まぁね。」

そう。生身の状態で飛んでいるのだ。

魔理沙「なぁ、夢解。やたら霧が濃いのだけれどこれは何なんだ?」

封太「多分[霧の湖]って場所に来たんだと思う。

   異変の黒幕にとっては隠れるにはもってこいの場所だからそろそろ着くはずだ。」

霊夢「やっぱりね。さっきから妖精の数が多いし、私の勘は間違ってなかったわ。」

魔理沙「そんなんで分かるもんなのか?どんな勘だよ…。」

霊夢「巫女の勘よ。」

まぁ、主人公補正ってのがあるからね。仕方ないね。←お前が言うな。

 

霊夢「ん?あそこに何かいるわ。」

おろ?

霧でよく見えないが確かに人の影が。

もしかして、もしかしたら、もしかするとアイツか!?

さぁ皆さんお待たせしました!お待たせしすぎたのかもしれません!

アイスべきあのバカのご登場だー!!!

???「あ、あのーすいません。」

んんん?なーんか言葉遣いが違くね?

霊夢「誰あんた?」

???「え?えーと私、名前という名前がなくて…」

一人称が私、大人しそうな口調、そして名前がない…?

霧が晴れてその人物の姿が判明する。

そこにいたのは黄色のリボンでサイドテールに纏められた緑色の髪。

水色のワンピースに蝶のような羽。

???「とっ取り敢えず私のことは大妖精と呼んでください。」

 

名もなき大きな妖精・大妖精 [能力不詳]

 

そうだったこの子もいたんだった。

いかんせんEXルーミアのせいで細けぇところを忘れとったわ。

にしても大妖精(通称・大ちゃん)は原作で不遇な扱いなんだよなぁ。

名前もねぇ、立ち絵もねぇ、能力も明確に明かされてねぇ。

スペカもねぇ、二つ名もねぇ、正式なセリフも用意されてねぇ。

……何かガチでカワイソス。何とかしてください神主様。

魔理沙「で、何の用だ?」

大「友達とかくれんぼしていたんですけど見つからないんです。

  髪とリボンが青い子なんですけど知りませんか?」

その特徴はアイツかあの不幸姉しかおらんな。

霊夢「さぁ?ここに来る前に倒したかもね。」

オイコラ噓つけ。見ろよ、目を開いた大ちゃんの顔を。

封太「大妖精さん!噓です!友達を倒したなんて全て嘘です!

   本当はきっと、多分、おそらく、どこかで隠れているかもしれないと思うんだけど

   俺の考えだから実際は分かんない…。」

魔理沙「だんだんと自信失うなよ…。」

大「はぁ~。全然見つからなくて腹が立ってきましたよ。こうなったら…。」

こうなったら?

大「貴方たちにいたずらして気分を晴らします!」

うそーん…( ゚д゚)。まさかの大ちゃんとバトルって。しかも八つ当たりじゃん。

いや、冷静になれ封太。

大ちゃんの性格は原作で説明されてないが故にいたずらなんかしない大人しそうな

お姉さんキャラになってるけど、所詮は二次創作の作者が考えたイメージに過ぎない。

元々妖精はいたずら好きだし、大ちゃんもいたずらすることはあるんだろうな。

封太「じゃあ俺が戦う2人は休んどって。」

魔理沙「丁度良かったぜ。さっきからずっと妖精どもを蹴散らしてばっかで

    少し疲れてたしな。」

霊夢「ていうか何であんたは何もしなかったのよ。」

封太「いや~、2人が速すぎて俺の出番なかったしなぁ。」

霊夢「そうなのね。とにかくさっさとやっておしまい。」

封太「アラホラサッサー!って言わせんな。」

霊夢「あんたが勝手に言ってんでしょ!?」

さて、軽いコントも済ませて戦闘開始DA!

封太「ちょっと待ってね。

   スペルカード発動 変身[仮面ライダーハンター]」

服がぴっちりとしたスーツに変化し、空中に金属のパーツが俺を囲むように出てくる。

それが体に装着されて変身が完了する。

????「断言する。仮面ライダーハンター。それが今の俺の名だ。」

 

仮面ライダーハンター

・クウガのオリライダー。

・見た目は警察官の特殊部隊がかーなーりメカメカしくなった感じ。

・色は限りなく黒に近い紺色(暗いところとかで視認されづらいようにするため)

・武装は原作で警察達が使っていたものを一通り使える。

・原作キャラが変身するなら一条さん一筋。

 

大「仮面…なんです?」

ハンター「二度は言わん。今から狩られる者に。」(ジャキッ)

背中から銃をとりだし構える。

大「と、とにかく行きます!」

大ちゃんが弾幕を放ち、俺はかわしたり撃って相殺して距離を詰める。

これこれ。俺が求めてた弾幕勝負ってこういうのなんだよ。

大量の弾幕を一人でわちゃわちゃしながら避けていく。

距離が近くなったのでそろそろスペカ発動すっか。

大「ひいぃぃ!スペルカード発動! 交換[チェンジリング]」

大ちゃんがスペカを発動すると、赤青緑の色をした鳥がフヨフヨとこっちに近づく。

俺の頭上に来ると、錘(16t)に変わってあぶねぇ!

咄嗟に横にずれる。

ハンター「スペルカード発動。必殺 [筋肉弛緩弾]」

命に別条はないが、筋肉が弛緩(しかん)し、しばらくの間動きを封じる特殊な効果を持つ弾幕を

ハッシャア☆する。

大「きゃあぁぁぁ!…な、何ですかこ…れ…。からだが…?」

ハンター「あ、大丈夫!?ごめんね!少しの間体が動かなくなるけど

     死にはしないから。」

大「え!?私、体が動かないんですか!?」

変身解除→封太「ホントにごめん!でも5分ぐらいで元に戻るから!

        それまでは我慢して!」

レイマリ大「結構短い(かかった)!」

 

???「あぁー!!大ちゃんこんなところにいたー!」

おろ?また誰か来たぞ?

大「あ!チルノちゃーん!」

!?!?!?!?!?!?!?!?!?

封太「ちょっとそこの妖精さん!あんたの名前は何でございましょうか!?」

???「え?あたい?あたいはチルノ!さいきょーのチルノ様だよ!!」

 

湖上の氷精 チルノ 能力[冷気を操る程度の能力]

 

チルノキターーーーーーーーー!!!!!!!!!

チルノ「かくれんぼしていたのに見つけられないからどうしたんだろうと思って探していたら…。

    大ちゃん今まで何していたの?」

大「この人のせいで体が動かなくなっちゃたのー!」

オィィィィィィィィィィィ!!間違ってはないけど誤解生みそうな言い方ぁ!

チルノ「なーにー!?おいそこの人間!よくも大ちゃんをいじめたなー!仕返ししてやるー!!」

あー…これはもう戦わざるをえないかも。

大「チルノちゃん気をつけて!その人凄く強いの!」

チルノ「大丈夫、あたい最強だから!」

あれ何だろう?そのセリフで脳裏に目隠しした男性の姿が…。

まぁいいや。どうせやることは決まってるし。

封太「断言する。今の俺は負ける気はしねぇぜ。」

 

続く




作者に物申す。本作初のオリライダーなのに扱いが雑い。
というか今回の戦闘自体が雑い。
・・・あれ?作者ー?おーい、ちょっとー?
遅れてメンゴ。今ネットリアル共に令和以来最大級の事件が発生してね。by作者
何があったってんだ?
ゆっくり茶番劇商標登録。by作者
※フリーズしています。
・・・ちょっと何言ってるのか分らんから説明求ム。
作者説明中…。
とまぁ大まかにいうとこんな感じ。by作者
ガチかよ…。もうこんなんオリライダーどころじゃねぇよ…。
どうしたのよ?by作者
いやまぁ、ハンターの扱い方が不遇とか戦闘描写が雑いとか。
あぁ、一応弁明すると中ボスだし、長丁場するわけにはいかないと思って。by作者
にしても短すぎやしませんか?
ラスペはまだ出されてないから再登場はさせるよ。by作者
逆に言うとラスペお披露目=出番終了みてーじゃねーか。
ちな、もし今回ラスペを発動したものなら大ちゃんに神経断裂弾が…。by作者
よーし!次回予告だー!!(半棒読み)
そりゃそうなるよね。by作者

次回予告
ここで出会ったが⑨年目。チルノとのバトルだ!
ここは同じ氷系で勝負してみようじゃねーか。
次回! 東方反則天 第⑨話 序曲・ブリザードクロー
次回もキバっていくぜ!

そして最後に読者の皆様に謝罪しなければならないことがあります。
前回にチルノと戦わせるような次回予告をして今回戦ったのは大妖精でした。
しかし、前回の次回予告は最初からあのようにするつもりで
要するに予告詐欺をしたことになります。
申し訳ありませんでした。by作者


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第⑨話 序曲・ブリザードクロー

話数は狙ってます。(確信犯)
「⑨ネタを使うのもほどほどにしとけよー。」


チルノ「最強のあたいが放つ弾幕をくらえー!」

そうチルノが高らかに宣言する。

チルノ「氷符 あいしくr」

ビュンビュン!

チルノ「うわぁ!なんだなんだ!?」

謎の飛行物体がチルノの周りを飛んで妨害する。

それは俺の近くに来る。白い蝙蝠のようなやつだ。

霊夢「なにこの小っちゃいの。」

ドン! 蝙蝠が白いエネルギー弾を一発かます。

霊夢「ちょっ!?危ないじゃない!」

蝙蝠「小っちゃいのと呼ぶな。

   我が名はレイキバット。小娘よ、その矮小な頭に覚えておくがいい…!」

魔理沙「こいつやけに偉そうだな…。」

封太「今日からお前、通称と略称と愛称を兼ねてレキバな。」

レキバ「承知した。マスター。」

霊夢「…。」

大「兼すぎですよ…。」

俺には従順だもんねー。

封太「変身するぜレキバ。」

レキバ「行こうか。華麗に激しく……!」

レキバが俺の左手を噛む。

封太「変身 [仮面ライダーレイ]」

平成ライダー9作目「仮面ライダーキバ」の映画に登場した「仮面ライダーレイ」に変身する。

魔理沙「今度は白いな。ホントに色々な姿に変わるんだな。」

チルノ「何だそれは?」

レイ「仮面ライダーっていうんだ。俺の能力だよ。」

チルノ「かれんないなぁ?」

レイ「全然違う!!とにかく行くぞ!」

チルノ「あ、そうだった。じゃあ今度こそ!氷符 [アイシクルフォール]!」

そう言ってチルノが弾幕を放つ。

俺は攻撃するために距離を詰める。詰めるんだけど…。

レキバ「まさかこうなるとはな…。予想外だぞ!!」

レイ「うん。俺も噓だろって言いたい。」

そう。距離詰めたせいでチルノの真正面にいるのに全然当たらないのだ。

原作でもイージーモードに限り、チルノの真正面が安置だったけど、

ここでもそうなのかよ…。

チルノ「・・・何で当たらないんだ!?」

そりゃ真正面にいるのにそこにだけ放っていないんだから当たんねぇだろ。

レイ「断言する。目の前に攻撃しないと当たらないぜ。」

チルノ「…!」

気づいたようだがもう遅い。

フエッスルを持ち、レキバに吹かせる。

レキバ「ウェイクアップ!」

両腕の拘束鎖(カテナ)を外して巨大な爪を出現させる。

レイ「必殺 [ブリザードクロー・エクスキュージョン]」

爪から斬撃する形で弾幕をだし、攻撃する。

チルノ「うわっ!」

チルノが氷の盾を作るがそんなことお構いなしに削りまくる。

レイ「フッ!ハッ!ホッ!セイッ!」

チルノ「ううぅっ…!」

レイ「おりゃぁぁぁぁぁ!」チルノ「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」

大「チルノちゃぁぁぁん!」

チルノが地面に倒れる。

レイ「勝負あったな。」→からの変身解除。

チルノ「ま、まだだ。」

は?いやいやいやいや、もう俺の勝ちでしょ。

チルノ「まだそこの2人は戦ってない!」

そっちかい。でもどうせ…。

 

チルノ「凍符 [パーフェクトフリーズ]」

霊夢「夢符 [封魔陣]」

ピチューン!

 

チルノ「雪符 [ダイアモンドブリザード]」

魔理沙「魔符 [スターダストレヴァリエ]」

ピチューン!

 

ほらな、案の定瞬殺。

霊夢「弱いわね。」

魔理沙「楽勝だぜ。」

流石に3連敗したならもう諦めただろう。

封太「チルノ。もう終わりでいいか?」

チルノ「……うっ。」

ん?

チルノ「ひっぐ…えっぐ…。」

!?泣いてる!?

封太「ちょっ!?どうしたんだ急に!」

チルノ「だってぇ、仕返しできないし…。あたい最強じゃないよぉ…。」

マズッた。こういうガチ泣きは反応に困る。

霊夢「(ボソボソ)ちょっと夢解、あんたが何とかしなさいよね。」

封太「(ボソボソ)え゛、俺!?」

霊夢「(ボソボソ)元はといえばあんたのせいでしょ。責任取りなさいよね!」

う~んお前らも倒したし微妙に違うような気がするけど…。

封太「あ~、チルノ。その、何だ…。」

チルノ「何だよ。もうあたいのことはほっといてよ…。」

大分いじけてんな。

封太「……チルノ。お前に断言したいことがある。」

   お前はこの幻想郷ではかなり弱い方に入る。」

チルノ「お前…ッ! 封太「但し!」?」

封太「お前は最強と誇っていいのが2つある。

   1つは妖精という種族では最強ということ。

   2つ目は友情の深さが最強ってことだ。」

チルノ「ゆう、じょう…?」

封太「友達を大切にする気持ち。それの最強がチルノって言ってるんだ。

   お前は元々大ちゃんという大事な友達がいじめられていたから

   俺たち3人に立ち向かっただろ?

   そんなことが出来るのはそれだけ友達思いってわけだよ。

   まぁ、色々言ったけどとにかくお前は友情においては

   誰よりも最強って誇っていいよ。俺が言うんだから自信を持て。」

しばらくチルノは黙っていたが、俺の言葉を理解したのか笑顔になった。

チルノ「わかった!あたいは友情においては最強!

    あたいったら最強ね!」

よっ!名言!

封太「それはそうと大ちゃん。そろそろ体が動かせる筈だよ。」

大「あ、ほんとだ。」

チルノ「元に戻って良かったよー!大ちゃん!」

大「う、うん。そうだねっ!

  もう大丈夫だから心配しないでチルノちゃん。」

妖精同士のハグ。うーん絶景かな、絶景かな。

封太「ほんじゃま自分達はそろそろ行くぜ。」

チルノ「どこに行くんだ?」

霊夢「私達は今、異変を解決してる最中なのよ。」

魔理沙「空が紅い霧で覆われてるだろ?

    こんなことをした犯人を探して止めてもらうんだぜ。

    私の力でな。」

封レイ「オイ。」

大「そうだったんですか。頑張って下さいね。」

封太「それじゃ!バイバーイ!」

チルノ「またなー!」

大「お気をつけてー!」

こうして、俺達は別れを告げ異変の場所に向かった。




前半おふざけ気味で後半シリアスって攻めたな。
まぁね。こういうのも簡単にできるように技術を磨きたいよ。by作者
次でやーっとあの場所に行くんか。はてさてどういう展開に
なることやら。
少しでも知りたいそこのあなた!このネタバレ次回予告をどうぞ!
お値段たったの5910円!お買い得ですよー!by作者
ぼったくりやんけ!極道並みにひでーな!
そもそもそんなんセルメダル1枚分の価値もないだろ!
遠回しに0円って言うなし!by作者
だーもう!次回予告たーい!

次回予告
とうとうたどり着いた異変の場所「紅魔館」。
そこには門番がいて、思いの外ツェーイ!
封太はある部分を上げて対抗する!?

次回 東方反則天 前奏・ビッグキング
次回もキバって行くぜ!


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第10話 前奏・ビッグキング

遅れてしまいすみませんでした!
そしてめちゃくちゃ長くなりました!


???(場所不明)

お嬢様「??。ちょっといいかしら。」

お嬢の呼び出しに瞬間移動の如くメイドが現れる。

メイド「はい。何でございましょうか。」

お嬢様「今しがた運命を見たのだけれど招かれざる客が3つ来るわ。

    その中に変わり種が1つ。」

メイド「変わり種?どういうことでしょうか?」

お嬢様「奴の運命が珍妙なの。

    そいつは特殊な力の持ち主で、私の悩みとこの異変の両方を解決するつもりみたい。」

メイド「そんなことが…!」

お嬢様「できるのよ。その人間にはね。」

メイド「それで、どういたしますか?」

お嬢様「そうねぇ…。悩みを解決させられると私の今回の計画が否定されたようで癪だし、

    残りの2人は普通に厄介者だから3人まとめて歓迎しなさい。」

メイド「承知いたしました。メイド長の名に懸けて!」

そしてメイドはまた即座に消えてしまった。

 

封太side

オッス、オラ封太。

いよいよ異変の現場に到着したんだ。

ここにはつえーやつがわんさかいるからオラわくわくすっぞ。

霊夢「それで、あんたがさっき言っていた今回の異変の発生場所、紅魔館。

   ここであっているのよね?」

封太「うん。目に悪いくらい紅いし間違いないと断言できる。」

道中、二人にはネタバレを回避しつつ、色々と説明していた。

魔理沙「この館の主は厄介な能力を持っていて、そいつに仕えるやつらも強敵なんだよな?」

封太「そだよ。門番とか。」

魔理沙「私たちの前にいるこいつがその門番だろうけど…。」

俺たちは紅魔館の門に立っている人物を今一度見る。

門番「すぅ…すぅ…。」

霊夢「寝てるね。」魔理沙「寝てるな。」封太「寝てますね。」

立ったまま寝ていた。完膚なきまでに…ッ!

というか少し幻滅した。せめて異変の時くらいは起きてほしかった。

封太「これ、上から飛んで入りませんか?」

霊夢「そうね。そうしましょ。」

まぁ、戦う回数が減ったと思えばいいか。

そうポジティブに切り替えて上がろうとすると…。

門番「破ッ!」

封太「なんで俺!?」

拳が振られて寸でのところでかわした。

魔理沙「コイツ…!寝ていなかったのかよ!?」

門番「一体いつから私が寝ていると錯覚したんですか?」

封太「何・・・だと・・・?」

って言わせんな。

門番「貴方たちがここに来ることは目で見えない距離から既に分かっていました。

   ですから寝たふりをして奇襲の機会を伺っていたのです。」

霊夢「随分姑息な真似してくれるたわね。この妖怪が。」

門番「確かに私は妖怪ですけど紅美鈴という名前があるのでそう呼んでください。」

 

華人小娘 紅美鈴(ほん めいりん) [気を操る程度の能力]

 

さっき幻滅したというのは撤回するわ。思いのほか頭脳派だわ。

美鈴「この建物、紅魔館は今大事な計画の最中なんです。

   何人たりとも通すわけには行きません!」

封太「すみませーん。ちょっと今から話し合いしまーす。」

美鈴「え?あ、はいどうぞ…?」

 

封太「どうする?今回は誰が行く?」

魔理沙「夢解が行けよ。」

封太「えぇ?またぁ?」

霊夢「さっき殴られそうだったし、仕返しがてら行ってきたら?」

封太「まぁ言われてみたら確かにそうだな。よし、会議終了!」

 

封太「とにかく、俺が勝ったらここを通らせてもらいますね。」

美鈴「…実力行使ですか。いいでしょう。」

封太「では召喚 [アークキバット]」

小さめのオーテンから銀色の蝙蝠が現れる。

アークキバット「な~んで~すか~?」

封太「変身だ。力をかしてくれ。」

アークキバット「ていうかぁ~、わ~たしの略称はな~んなんですか~?」

封太「…略称?」

アークキバット「だって~。レイキバットにはつけたのに~私にはないな~んてふこーへいだと

        思いませんか~?」

何だろう。コイツめっちゃメンディーなやつだな。

封太「んーじゃあ…アクバで。お前の通称はアクバだ。」

アクバ「ア〇バじゃないんですか~?」

それは地名の略称と被るから普通にアウト。

アクバ「まぁい~や。じゃあ行きますか~、ドロン・ドロン~。」

封太「おしゃべりはおしまいだ。紅さん、断言する。こいつはスケールがデカいぜ。」

アクバが噛んで、ベルトに装着する。

アクバ「へ~んし~ん」

封太「変身 [仮面ライダーアーク]」

少し宙に浮きながら変身が完了する。

霊夢「いや、これ…。」

美鈴「で、でかい…!」

魔理沙「いやデカすぎだろ!スケールがでかいってそのままの意味かよ!?」

そう仮面ライダーアークはデカいのだ。その身長3.2m。

もっとデカいライダーもいるけどコイツはまなじ中途半端な分、恐怖感が増す。

美鈴「たとえ自分より巨大だろうと引く気はありません!」

封太「断言する。良い台詞だ。感動的だな。だが無意味だ。(^U^)」

美鈴「やってみないと分かりません!紅美鈴参ります!」

美鈴さんが俺に怒涛の連続攻撃を仕掛ける。

美鈴「タァ!ソリャァ!ハァァ!トワァ!ホワタタタタタタタタタ!アチョォー!チョレーイ!」

虹色の煌びやかな弾幕がアークに命中するがびくともしない。

アーク「断言する。今、何かしたか?」

美鈴「ならば!虹符 [烈虹真拳]!」

スペルカードの弾幕が放たれるがやはり効かない。

アーク「イタクナーイ♪(スクラッシュドライバーの「潰れな~い!」みたいに。)」

美鈴「次はこれです!気符 [地龍天龍脚]!」

美鈴さんがキックするがやはり駄目。

魔理沙「全然効いてないぜ…。」

霊夢「デカすぎて今の夢解にはダメージが入らないのよ。」

美鈴「こうなったら、我が最終奥義! [真紅星脈地転弾]!!!」

アーク「え、何?長くてよく分からないんですけ」ドッゴォォォォォォォッン!

モロにくらい、爆発する。

霊夢「ゲホッ、ゲホッ。煙が酷い…!」

魔理沙「む、夢解のやつは大丈夫なのか?」

美鈴「これなら少しは…。」

煙が晴れるとそこにいたのは…。

アーク「断言する。何なんだぁ今のは…?」

平然としたアークがいた。

美鈴「なっ…!?」

アーク「奥義も使っちゃったし、トドメをさすよ。装備 [アークトライデント]」

三又の槍を地面に刺しこの場所限定で軽い天変地異を起こす。

美鈴「くっ!今度は地震か!?」

ちなこれは必殺技の妨害を妨害するためにやってる。←ややこしいわ。

この間にフェッスルをアクバに吹かせる。

アクバ「ウェ~イクア~ップ!」

アーク「うぉぉぉぉ!」

アークから翼が生えたり、変化していく。

アクバ「Go to hell!!」

強化形態である「レジェンドアーク」になる。

アーク「ラスペ発動 必殺 [ウルティマデッドエンド]」

巨大な光弾を放つ。

美鈴「ぐっ、うぐっ…。うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」

一瞬だけせき止めたけど、すぐに吹っ飛ばされた。その勢いで門が壊される。

つーか、よくあのバカでかいのを受け止めようと考えたな。フツーに考えて無理やろ。

霊夢「終わったようね。」

変身解除→封太「だな。」

魔理沙「じゃあ先に進むか。」

そうして、2人は先に進む。

俺もちょっとだけ後ろをついて行って、止まる。

2人は俺が止まったことに気づかずそのまま進んでいく。

 

10分後

美鈴「………………っ、……ぅん。」

封太「あ、目が覚めましたか?」

どうやら意識が戻ってきたっぽいな。

美鈴「あ、あなたは先ほどの…。

   そういえばお名前は伺っていませんでしたね。」

ありゃ、確かに今回は自己紹介忘れとったわ。

封太「これは失敬。自分の名前は夢解封太。

   どうか夢解と呼んでください。

   ついでに言うと、紅白で脇を出している巫女が博麗霊夢。

   白黒で魔法使いな見た目の金髪が霧雨魔理沙って言います。」

美鈴「そうですか。…あの2人は?」

封太「先に行っちゃいました。」

美鈴「そういう貴方は何でまだここに?」

封太「紅さんの怪我と門をなおしただけです。」

美鈴「それはありがとうございます。…え、怪我?門?」

そう言うと美鈴さんは自分の体と門が無傷なことに気がつく。

美鈴「何で?あなたは侵入者で私はここの門番。敵同士のはずですよ?」

封太「言うてあなた、そんなに悪い人じゃないでしょ?

   それに俺は敵味方関係なしに困った人を助けたいんです。」

美鈴「…フフッ、変わった人ですね。」

褒め言葉として受け取っておこう。

封太「もう大丈夫そうなんで中に入らせてもらいますよ。」

美鈴「そういう約束でしたね。」

 

封太「断言する。お邪魔します。」

俺は玄関を開けて紅魔館へ入っていった。

 

続く




ある部分を伸ばすって身長かよ。てっきりパワーあたりかと。
ノンノン。やるなら徹底的にやらないと。by作者
そーれはそーと、なーんかお便りきてるぞー。
アクバの影響受けた?by作者
あいつは「~」だぞ。これは素で言ってるだけだ。
それよりお便りの内容だ。P・Nとある宵闇の人食少女
「ヤンデレ要素なくない?」だってさ。
確かに今のところまともなヤンデレシーンはありません。
個人的にはヤンデレといっても最近のとは違ってじわじわ少しずつ病む感じに
したいのです。by作者
つまりヤンデレに覚醒するまでの過程をかきたいから時間がかかると?
そゆこと。誰にするとか考えてるのでその人が登場して病むまで
もうしばらくお時間を。by作者
それまで根気強く読んでくれるかなぁ…。
そこはお得意のギャグで何とかby作者
望み薄だな。
そんなに?by(´・ω・`)な作者
まぁいっか。回答も得たし次回予告だ。

次回予告
紅魔館に侵入した異変解決組。
物語にあわせて下の方に行くがまた中ボスと戦うことになりそうだ。
次回 東方反則天 第11話 遭遇
次回も超変身!


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第11話 遭遇

報告!作者名変えました!
次元一ィィィ!!から五十嵐 零(いがらし れい)にしました。



紅魔館・・・の地下

 

魔理沙side

魔理沙「くっそ…!こいつ強い…!」

???「いい加減降参したらどうかしら?」

魔理沙「冗談じゃない!こんなところで負けてたまるか!」

あれから霊夢と別れ、私は地下を探索することにした。

何故か夢解がいなかったけどな。

その途中、この部屋を見つけて「こんなに大量の本があるからちょっとくらい取っても

バレないよな?」

と思ったら生まれながらの魔法使いと名乗るやつに見つかって、

「そこまでよ!盗むのなら許さないわ!」とか言って現在戦っている最中だぜ。

しかし、生まれながらにというのは本当のことだったみたいだ。

正直なところ、強い。こういう時にこそ夢解の出番だけど、あいつ今頃どこで油売ってるんだ?

 

封太side

よぉ~…みんなぁ~…。この下り3回目だけど夢解封太だぜぇ~…。

紅魔館にお邪魔して地下の方に行こうとしてんのだけど…。

封太「はくれ~い…きりさめ~…どこにいんの~?」

ゆけどもゆけども同じ風景。地下への入り口なんか見つかりもせん。

てか疲れた。もう足が棒のように納豆。

封太「どんだけ広いんだよここ。いくらなんでも拡張しすぎでしょさくyおおっとあぶいあぶい。

   ついネタバレするとこだったぜ。」

いやもう大多数の読者は分かってるよ。by作者

封太「オイ!なんつー身も蓋もねぇこと言ってんだよ!!」

 

??「もうダメだぁ…おしまいだぁ…。

   逃げるんだぁ…勝てるわけがないヨ!」

 

封太「てゆーかオメーがこっち側にくんじゃねーよ!何だ!?いっつも次回予告のおまけトークに

   10回連続で出演したから記念に本編に登場ってか!?ありえねぇんだよそんなこと!!

   番外編とかならまだしも ??「あ!ちょっとそこどいてくださーい!」 んぁ?なんd」

??「ひゃあああ!」封太「ふおあっ!?」

 

??「いったたたぁ…。もう~どいてく…だ…。」

封太「急に来たそっちがわ…る。」

そこでお互い瞼を開けて今の状況を見て絶句した。

 

唐突なんだけどさ、みんなってラッキースケベってしってるかな?

恋愛とかラブコメでありがちなイベントのことだよ。

分かりやすく言うと男女がぶつかって男が女のパンツを見ちゃったり胸を触っちゃうんだ。

ヘヘッ。正直我々男子からしたら自分もそうなりたいとか思っちゃうよね。

でも何事にもタイミングが重要だよ。

 

さて話を戻して簡潔に説明しよう。

俺の顔に上から頭に羽のある女の胸(弾力ムニムニ、サイズデカめ)が当たってた。

羽女&封太「・・・。」

俺の顔に上から頭に羽のある女の胸(弾力ムニムニ、サイズデカめ)が当たってた。

※大事なことなので2回言いました。

羽女「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

   ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

封太「ーーーッ!」

み、耳が壊れたかとおもたわ。

少女が大慌てで離れる。

にしても柔らかかったな。ぶっちゃけ気持ち良かったです。

おい誰だ今「殺したいほど妬ましい!!!」とか言ったやつ。

最高だったのは否定せんが状況としては最悪だ。

羽女「このスケベ!ケダモノ!変態!エッチ!」

ほーれ見てみぃ。早速罵倒されテーラ。

羽女「よくも乙女の大事なものを…!許しません!!」

封太「いやそうは言うけどこれは事故ですよ。不可抗力ってやつです。

   俺も悪かったけど猛スピードで突っ込んできたそっちにも責任はあります。」

羽女「いーえ!胸を触った時点でそっちが悪いんですぅー!

   私は何も悪くありませんー!このムッツリ男~!」

こっ、コイツ…!

封太「ムッツリ男じゃねぇ!俺には夢解封太っつー名前があるんだ!羽娘!!」

羽女「怒るとこソコ!?ていうかそれを言うなら私だって羽娘じゃなくて小悪魔、

   通称・こあって名前があります!」

 

名もなき小さな悪魔 小悪魔 [能力不明]

 

封太「だから断言する。変態じゃねぇ夢解だ!」

こあ「どうでもいいですよ!胸触ったんだから死んで償ってくださいよ!」

封太「はぁ!?いくら何でも死ぬのはやりすぎじゃねーか!?」

こあ「ああもう五月蠅い!変態は消毒ですー!!!」

直後、こあから弾幕が放たれる。

封太「でぇーい!こっちもやけくそじゃーい!変身![仮面ライダーゲブロ]!」

平成ライダーあるあるの変身中は半ば無敵状態を利用しつつ変身する。

 

仮面ライダーゲブロ

本作2体目のオリジナルライダー。モデル作品はクウガ。

ゲゲルをするためではなくあくまでクウガを殺すための存在(というオリジナル設定)

見た目はグロンギがそれなりにライダーっぽくなった感じ(語彙力皆無ですみません。)

グロンギが共通してできる超再生能力で(現代の世界の)ちょっとやそっとの攻撃は効かない。

またフォームチェンジも可能。

名前はグロンギの体内にある「魔石ゲブロン」をもじったもの。

 

ゲブロ「派生 [グリフォンフォーム]」

基本形態の「マルチフォーム」から「グリフォンフォーム」に変わる。

飛行能力を得たことで優雅に回避していく。

こあ「こうなったら!粉砕[パシフィス・ストライク]!」

こあが高く舞い上がったと思ったら突進してきやガール!!

ゲブロ「ヤベッ!派生 [ドワーフフォーム]」

ドワーフフォームの能力で咄嗟に小さくなる。

こあ「あれ、どこいった?」

フッフッフ。小さくなりすぎたことで見失っていやガール。

こあ「姿が見えないとあたるものも当たんないし…どこいったのー!?」

どこと言われて「こっこでーす!」って言う馬鹿はいねぇよ。

但し、小さくなったら攻撃力も相応に縮小化して使い物にならないので、解除する。

こあ「あ、いた。今度は外しませんよ!昇華[メガラニカ・インパクト]!」

今度は開いた本をデカくしてそのまま突っ込んでキター!ブックにパックンされちゃうじゃん!

ゲブロ「派生 [サラマンダーフォーム]」

体が赤くなったサラマンダーフォームに変わる。そしてそのままスペカ発動に移行する。

ゲブロ「そしてスペカ発動。必殺[ファイヤーサラマンダー]」

拳に弾幕を纏わせ、ロケットパンチの如く飛ばす。

こあ「あっちゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

おぉ、燃えとります。いつもより多く燃えています。

本が。

こあ「あっつぅ~い。あなたってホントに趣味悪いですよね。」

心外なんですけど。

こあ「三度目の正直。決めます…!」

どうやら最強の技を使うようだな。ならこちらもそれに答えなければ。

マルチフォームに戻り、足に弾幕のパワーを込める。

一方、こあは本から黒い剣を出してくる。すごく・・・大きいです・・・。

ゲブロ「ラスペ発動。必殺 [ゲブロキック]」

こあ「[夢見るネクロノミコン]」

俺のキックとこあが持ってる巨大な剣と激突する!

ゲブロ「ぐぬぬ…!うぉぉぉぉ!」

剣を弾き、辛くも勝利する。

こあ「そ、そんな…負けるなんて…。」

ゲブロ「はぁ…やっと観念してくれたか。」

こあ「今度は何する気ですか…?まさかエロ同人みたいに…!?」

…せめて今回のことだけでも許してもらうか。後で掘り起こされるのは勘弁だし。

変身解除→封太「えぇと、その…ぶつかってごめんなさい。」

こあ「ほえ…?」

封太「事故とはいえ人の体に触れて謝罪の一言もなかったこっちが悪いです。

   すみませんでした。」

こあ「…。分かってくれればいいんですよ。私も言い過ぎたし。」

ホッ。これで大丈夫かな…?

封太「あ、それはそうと何であんな猛スピードで飛んでたんですか?」

こあ「それはパチュリー様が侵入者と戦っていて、巻き込まれないように逃げるためで…」

そこまで言って急にこあさんの顔が青ざめる。てか侵入者ってもしや…。

こあ「そうだった…忘れてた。」

封太「あの!俺をそこまで案内してさい!」

こあ「はぁ!?何言ってんですか!?正気ですか!?死ぬ気ですか!?」

封太「そこを何とかお願いします!俺なら2人の戦いを最小限に抑えそうなんで!」

こあ「う、う~んそれなら。」

 

とまぁ、そんなわけで地下まで案内してもらえたんだけど…近づくにつれてこあさんの顔が

この世の終わりみたいな顔してた。

こあ「こ、ここです。(ガクブルガクブル)」

あんた震えすぎやろ。落ち着け。

封太「案内してくれてありがとうございます。もう逃げるなり好きなようにしてください。」

こあ「ではお構いなく…避難する準備だぁ!」(ビューン!!)

取り敢えず中に入るか。

 

入るとさっきの俺たちのバトルとは次元が違うのがそこにあった。こりゃ逃げたくなるわな。

???「いい加減に大人しくしてくれないかしら?この盗人。」

魔理沙「お断りだぜ!あと私は盗むんじゃない!死ぬまで借りるつもりだ!」

うん。とりま魔理沙は助ける&説教しマッスルカー。(笑顔ながら静かな怒り)

 

続く




遅れた理由を言ってもらおうか。
唐突にもほどがあるよ。クソな理由と真面目な理由どっちから聞く?by作者
じゃあクソで。
では…スマホゲー2つやってました。
動画イッキ見してました。
ネットサーフィンしてました。
課題があってそれをしてました。
さらに言うと、テストが近いので執筆している余裕がありません。
結論、結構な期間が開いてしまいました。by作者
だからゲームは一旦やめとけとあれほど言ったのに…この小説関係なしに
ゲーム離れしないとお前近い将来ロクなことにならないぞ。
それで?真面目な理由ってのは?
ゲブロのフォームやら設定やらで難航していたんです。
特にサラマンダーのやつは悩みました。by作者
キツくいうと行き当たりばったりだなお前。そーゆーのは既に考えとくもんでしょ。
でもどうしても各フォームに意味を持たせたくて。
それと次回の投稿の前に設定やら登場人物紹介のを書きたいんだけど。by作者
早くねーか?そんなに急がなくったって別に紅霧の章が終わった後が
丁度いいと思うんだけど。
何か書かなくてはという使命感に駆られたんだ。by真顔作者
じゃあ本編の続きを投稿しようという使命感にも駆られろよな…。

次回予告
地下の大図書館に辿り着いた封太。
そこでは魔理沙と生まれながらの魔法使いが戦っていた。
魔理沙は死ぬまで借りてるだけとかほざいてるけど
良くて借りパク、悪くて泥棒やんけ。
そこまでして欲しがる魔理沙の心意を封太は知ることになる。
次回 東方反則天 第12話 間奏・ジャッジメントスネーク
次回もキバっていくぜ!


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第12話 間奏・ジャッジメントスネーク

作者は二つの意味で縛りプレイは嫌いです。
追記:主人公の夢の部分の表記を「役者みたいなもの」から
変えました!


封太がこあから道案内されているとき・・・

 

大図書館

 

???「火符 [アグニシャイン]

魔理沙「うおっ。」

???「水符[プリンセスウンディネ]」

魔理沙「あぶなっ!」     

???「木符[シルフィホルン]」

魔理沙(どんだけ魔力があるんだこいつ!?もはや魔女だろ…。

    3連続でスペカだしてるし、私とは圧倒的格上。

    それも全てここにある本のおかげなんだろうなぁ…。)

結構ギリギリではあるが何とか当たらずにすんでいる。

魔女「いい加減に大人しくしてくれないかしら?この盗人。」

魔理沙「お断りだぜ!あと私は盗むんじゃない!死ぬまで借りるつもりだ!

   (勝ったらここにある本読みまくるんだ。

    そうすれば今よりもずっとずっと強くなるはず…!)」

魔女「しぶといわね。土符[レイジィトリリトン]」

魔理沙「(強くなって私は霊夢に…。)って、うわぁ!?」

ヤバッ。考え事していたから被弾してしまった。

そのまま床に落下する。(ドサッ)

魔理沙「~~~ッ!」

魔女「これでトドメよ。金符[メタルっ!?」

刹那、白い物体が飛んできて魔女の視界を遮る。

一瞬驚いたものの、すぐ冷静になり追い払おうとして弾幕を放つ。

物体はクルクルと変則的に飛びながらどこかに行ってしまった。

魔女「何だったのかしら今のっ…ゲホッゲホッ…。」

急に魔女が咳き込む。

魔女「ま、まずいわね…。調子がいいから少し無茶したみたい。」

下を見るといつの間にか魔理沙がいないことに気づく。

魔女「どこいったか知らないけど都合がいいわ。早く痛み止めを…ゲホッ。」

 

魔理沙side改めて封太side

 

封太「霧雨、大丈夫か?」

魔理沙が落下してトドメをさされそうだったからあるものを飛ばしてその隙に本棚(というか

それしかない)の影まで運んでまたまたご登場の「マッドドクター」で治療しつつ声を掛けた。

魔理沙「な、なんとか大丈夫だぜ。ありがとうな夢解。」

ホッ、良かった。どうやら意識を失ってはいないっぽい。

封太「それはそうと霧雨、お前動けるか?ゆっくり歩くくらいには。」

魔理沙「できるけど、どうしてだ?」

封太「あの魔法使いの人は俺たちを見失っている。今のうちにこっそり逃げるぞ。」

魔理沙「え?逃げるのか?」

封太「あの人は黒幕じゃない。さけれる戦いがあるならなるべくそうしたほうがいいだろ。」

魔理沙「そっか。」

そう言いながら近くの本に手を伸ばそうとする魔理沙って待てやコラ。

封太「ちょいまち。お前、何する気だ?」

魔理沙「何って、ここにある本を盗ろうと…。」

封太「今、思いっきし盗るつったよね?完全に盗む気満々ですよね?」

魔理沙「なっ、そんなことはない!ただ死ぬまで借りるだけだ!」

封太「それ良くても借りパク、悪くて盗みなんだよ!大して変わらないんだよ!

   そもそも人から許可をもらおうと先に考えないその神経がダメだわ!」

魔理沙「じゃあお前はこの状況で頼み込めば許可がもらえると思ってんのか?」

封太「……無理だな。門前払いされる未来しか見えない。」

魔理沙「だろ?だから、なっ?これを読んで強くなりたいんだ…!」

封太「い、いやでも盗むのは駄目だし…。ってか何でそんな強くなりたがるんだよ…?」

魔理沙「それは…霊夢に追いつきたいから…。」

封太「博麗に、か?」

魔理沙「あいつとは昔からの仲だった。よく一緒に遊んでは無茶したもんだよ。」

おい何か急に語り始めたぞ。

魔理沙「それで約束したんだ。異変がおこったら私達で解決しようって。

    その為にも私は死ぬほど努力した。霊夢は全然してなかったけどな。

    おかげでそんじょそこらの妖怪に負けないくらい強くなった。

    でも、前々から私は悩んでいた。いくら努力しても霊夢に追いつけないことに。」

封太「……。」

魔理沙「どんだけ頑張っても頑張っても霊夢には届かないんだよ。

    おかしいだろ?努力している私としてないあいつ、どっちが強いのかすぐ分かるのに

    私が勝つこともあるけど回数では霊夢の方が勝っている。

    私がやっと追いついたらもっとその先にいってしまう。

    いつからか感じたんだよ。才能のあるやつの前には凡人は努力しても無理だって…!」

喋っているうちに段々と口調が荒くなってくる魔理沙。

すると急にこっちに視線を向けてくる。それより目が怖いです。

魔理沙「そーいえば夢解も霊夢と同じだよなぁ。」

封太「は?何でこっちに飛び火した…?」

魔理沙「うるせぇ!お前だって能力使うの初めてのくせに私や霊夢に勝っただろうが!

    あの魔法使いといい、どいつもこいつも私の周りには天才ばっかりしかいねぇ!

    だから私はすぐにでも強くならなくちゃいけないんだよ!

    ここにある本を読めば新しい知識が得られて強くなれるはずなんだよ!

    そうでもしなきゃ…私は堂々とあいつのあいつの側にいられないんだよ…!」

……こいつは強さというもので重要なことを分かってねぇ。

封太「お前さぁ、新しい技を覚えたり単純に魔力が多ければ強くなれるとか

   簡単に考えてんだろ。」

魔理沙「え?だって普通はそうだろう?むしろそれ以外に何か強くする必要があるのか?」

封太「断言する。真に強い人っていうのは力が強い人のことではなく心が強い人だ。」

魔理沙「心…?」

封太「ちょっとある昔話をしよう。ある男はひょんなことから怪人を倒せる力を手に入れました。

   しかし、彼は散々負けて味方に足を引っ張ってばかりでした。

   理由は戦う覚悟を足りず、心が不安定だったから。

   死ぬかもしれないという恐怖心に心が支配されていたから。

   今のお前がまさにその状態だ。」

魔理沙「私が恐怖心に、か?」

封太「お前の場合、博麗が自分から離れていって一人になることに恐怖しているんだろうな。

   それとこの話には続きがある。                             

   男は苦戦ばっかりしていたが自身の恋人が殺されたことをきっかけに、決意を固めて

   本来では全員が力を合わせても勝てない相手に一人で挑みそして徹底的にに打ちのめして

   完全勝利して仇をとりましたとさ。」

魔理沙「ちょっと待て。今明らかな矛盾があったじゃないか。だってそいつは全員がかかっても

    勝てないほど強い敵だったんだろ?1人なら尚更無理なのに何でだ?」

封太「その強敵だけは自分の手だけで倒さないといけないって心の底から決めたからだ。

   その時は死んでしまうこととか、悩みとかを一切考えずに行動したからこそだし

   自分の目標を成し遂げるときに現れる問題をぶち壊すほど強い心へと変わったからだ。」

魔理沙「つまり、私の心が強ければ霊夢にも勝てるっていうのか…?」

封太「まぁ長々と話したけどざっくりいうとそういうことだ。」

魔理沙「ふざけんな!そんなの私の努力を全否定しているもんだぜ!!

    そもそもそんなことで霊夢に追いつけるなら今頃私は苦労はしてないぜ!!

    仮にお前の言うことが正しかったとして霊夢はいつ心を強くした!?

    あの努力しない霊夢が!才能か!?また才能で強くなったのか!?」

封太「博麗の過去なんぞ俺は知らんが、もしあいつが本当に努力をしないやつだったら

   それは才能じゃなくて生まれつきというか…。」

魔理沙「どっちも似たようなもんじゃないか!!あーあ!世の中みーんなそうだ!

    才能がある奴らが勝つんだ。私みたいな才能がない人は負け犬ってか!!アハハー!」

ア、アカンこいつ狂いかけとる。ちょっと痛いが正気に戻さんと。

魔理沙「なんかもうどーでもよくなってきたなぁ。努力なんか 封太「霧雨、ごめんなさい!」

    え?」

パァンッ!

魔理沙「・・・?」

魔理沙は理解するのに5秒かかった。自分がビンタされたことに。

魔理沙「え、何で。」

封太「ほんとにごめん。でもこうするしかなくて。痛かったよね?」

魔理沙「いや、別に…。」

心の底から心配されている顔をされて帽子を目深にかぶる魔理沙。

封太「ホントに?無理してない?」ズイ。

距離を詰める問答無用の天然ヤロー夢解封太。

魔理沙「いや、大丈夫だから。///」

封太「多分赤くなってると思うからちょっと見せて?」ズズイ。

魔理沙「いや、いいから。///」

怪我に関係なしに赤くなるピュアな魔法使い霧雨魔理沙。

封太「放っておくと痕が残るから帽子、外してもらっていい?よく見えなくて。」ズズズイ。 

魔理沙「もういいから!ホントに大丈夫だから!!///」

封太「ホントに大丈夫?でも一応後で確認しとった方がいいよ。」

魔理沙「分かった!分かったから!お前はお母さんか!」

封太「いや、俺男だからお母さんにはなれないけど…。」

魔理沙「そういう意味じゃなくて!言葉の綾ってやつだよ!」

封太「あぁそういう…。」

魔理沙「……。」

封太「……。」

な、何か急に脱線しちまって一気に気まずくなっちったな。

 

「えっと、もう終わったかしら?」

封マリ「ゑ?/え?」

横を見ると、あの魔女さんが俺たちを気まずそうに見ていた。

封太「え、あの、すいませんどちら様ですか?」

魔女「私はパチュリー・ノーレッジ。この図書館の管理人みたいなものよ。」

 

知識と日陰の少女 パチュリー・ノーレッジ [火+水+木+金+土+日+月を操る程度の能力]

 

封太「自分は夢解封太です。夢解と呼んでください。それはそうと今までの見てたんですか?」

パチュリー「そうよ。」

封太「…因みにどこらへんから?」

パチュリー「あなたがごめんなさいと言いながら頬を叩いたところ。」

最悪のタイミング!!

パチュリー「冗談よ。心が強い人がどうこう言っていたあたりよ。

      だからそんな顔を…クッ、フフフ。」

この人趣味悪ぃな。   

封太「じゃあ結構前から聞いていたんですね。」

パチュリー「まぁね。そこの泥棒、てっきり金目当てで盗もうと思っていたけど違うようね。

      でも、それはそれ。盗む理由でしかない。許すわけにはいかないわよ。」

封太「霧雨下がってて。俺がやる。」

パチュリー「あなたが?魔力が一切ない人間が1人で挑むなんて随分舐められたものね。」

魔理沙「夢解、正直いってアイツは強い。1人じゃキツいぜ。」

封太「そうかなぁ。やってみなきゃ分かんねぇぞ。それが勝負ってやつだ。

   来い!サガーク!」

そういって白い円盤みたいなものがクルクル回り俺のところに来る。

パチュリー「あ、それ。さっきの。」

ベルトに巻き付いたのち武器の「ジャコーダー」を持つ。

封太「行くぜ、変身だ。」

サガーク「ボクのあだ名はないのか…。」(プライバシー保護中みたいな高めの男性ボイス)

…こいつもめんどくせぇな。まぁなくはないけど。

封太「じゃあ、お前は「サガっち」で。」

サガーク「よっしゃーうれしいなー。」

何かテンション低くない?ひょっとして気に入らなかったとか。

サガーク「そんなことはない。ただボクにはちゃんとした心がないからだ。」

あー、そういえばこいつは日本語にしただけだっけ。

じゃあこの異変が終わったらこいつも改竄するか。

サガーク「人はそれを死亡フラグという。」

封太「うぉい!そんなこと直接言うなよ!」

パチュリー「?さっきから何してんの?」

俺たちのやり取りを見て怪訝な顔をするパチュリーさん。

封太「いえ!何でもありません!気を取り直して、変身 [仮面ライダーサガ]」

サガーク「ヘンシン」

ジャコーダーを右側に指して体を変化させ「仮面ライダーサガ」に変身する。

サガ「それでは、始めましょうか。」

パチュリー「小手調べよ。金符 [メタルファティーグ]」

パチュリーさんが弾幕を放ってくる。

サガ「それそれ!」(ビシッ、バシッ!)

俺はジャコーダーを鞭のように操り、巧みに弾いていく。

弾かれた弾幕は関係ない方向へ、ってあー!

サガ「ヤバッ!ぶつかる!」

キィィィイン!

…と思ったら本棚にぶつかる直前に消えた…?

パチュリー「周りには結界を張っているから本が危険な目にあうことはないのよ。

      それと月符 [サイレントセレナ]」

あ、ご説明ありがとうございます。

パチュリー「というか何であなたがそんなこと気にしているのよ。」

サガ「いやー自分も本が好きなんですよ。特に物語とか。」

パチュリー「意外ね。そんな風には見えないけど。」

サガ「フッ、断言します。人は見かけによりませんよ。

   実際あなただって努力したからこそ今の実力があるんじゃないですか?」

パチュリー「藪から棒になによ?」

サガ「そこの魔法使い、名前が霧雨魔理沙っていうんですけど、あなたにすごい才能があって

   努力なんかせずに簡単に強くなった思い込んでいて、凡人は天才に勝てるわけがないと

   嘆いているんですよ。」

魔理沙「ちょっ!?夢解、なに言って…。」

パチュリー「何それ。そんなことあるわけないじゃない。

      ちょっとそこの白黒、よく聞きなさい。

      あなた、天才というのを何なのか履き違えているわ。

      私だってあなただってみんな努力しているのよ。

      生まれながらの魔法使いである私も

      最初は何の魔法も使いこなせなかったわ。

      だから努力してここまで強くなったのよ。

      本当に努力せずにこなす人なんてほんの一握りしかいないわ。」

サガ「ノーレッジさんの言うとおりだ!才能なんてものはなぁ! 

   最初しか通用しないんだよ!

   みんなよりほんのちょっとスタートラインが短いだけでゴールまで

   歩きっぱなしだと後ろにいたはずの奴らが追い付いてきて

   すーぐごぼう抜きにされてしまうんだよ!」

パチュリー「あ、そろそろ次。日符 [ロイヤルフレア]」

サガ「火ィィィィイ!休む暇がありゃーせん!こりゃ霧雨も苦労するわ!」

 

魔理沙side

みんな努力している?じゃあ私がやってきたことは間違いではなかったのか?

夢解のみならずあの魔法使いにまで言われると考えが揺らいでくる。

じゃあ本当に心を強くすればいいのか…?

サガ「勿論なぁ、いくら心が強くったって自分の力も強くないとダメなんだけどなぁ!

   その強くなるには努力する必要があるけどお前は既に誰よりも努力してんじゃねーか!

   だからよ!お前の努力は無駄じゃねぇ!それを俺が証明する!」

パチュリー「ッ!?ゲホッゲホッ、まずいわね。早く終わらせないと 

      火水木金土符 [賢者の石]」

サガ「こっちも唯一のスペルカード発動! 必殺 [スネーキングデスブレイク]」

サガーク「ウェイクアップ」

フエッスルを装填し、ジャコーダーの持ち手の方をベルトの右側に挿して、

魔皇力を溜める。

パチュリーの周りに5つの魔法陣が生成され、俺の頭上には赤い紋章が現れる。

魔法陣が俺の周りに来てそこから赤青黄緑紫色のデカい水晶が飛び出す。

しかし!その瞬間サガはジャンプし、ジャコーダーを伸ばしてパチュリーさんの

首にまとわりつく。

パチュリー「むきゅっ!」

サガ「霧雨魔理沙よ!断言する!俺がこんなに戦いなれているのは!」

紋章を潜り抜き着地して、仕上げにジャコーダーの鞭の根本より少し上に指をかざす。

サガ「俺が自分の夢を叶えるために日々鍛えていたからだぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ゆっくりと指を根元に下げてパチュリーの体に鞭から直接弾幕(正しくはそのエネルギー)

を注ぎ込む。

パチュリー「あああああああ!」

うーん、何だろう。絵面だけ見ると無力な少女を電気の通った鞭で

俺が拷問しているようにしか見えねぇな。

本来パチュリーさんも異変を起こした黒幕の関係者だけどこれじゃどっちが悪役か分からんな。

 

封太side

 

魔理沙「これでいいか?」

パチュリー「はぁ、はぁ…もういいわ。後は自力で何とかするから…。」

倒れたパチュリーさんを魔理沙に運んでもらって、丁度椅子に座らせたところだ。

え、俺?だってそりゃ女性の体に触るには、ねぇ…。

魔理沙「それにしても、いくら何でもあれはやりすぎたんじゃないか?」

封太「いや、あれでも相当威力押さえたんだけど…。

   ただ足の小指をタンスにぶつけた程度の痛みが全身にまわっただけだけど。」

魔理沙「それ地味に痛いやつ!足だけでも痛いのにそれが全身とか地獄だぜ!?」

封太「あ、言われてみればそっか。じゃあ今度は静電気があたった時の痛みを全身に…。」

魔理沙「少しはマシになったけどそれより全身から離れてくれ!」

パチュリー「ちょ、ちょっと待ちなさい。今度ってまた私で試すつもり…?」

封太「あ…とりあえずあのスペカは暫く封印しときます…。」

魔理沙「そういえばさ、さっき夢がどうとか言っていたけど夢解の夢って何なんだぜ?」

封太「俺のか?あー、なんて言えば分かるかな?

   こっちでいうなら着ぐるみを使って演技する役者になりたかったのが俺の夢なんだよ。

   そのためにはその夢を叶えるために日々鍛錬してあんな器用に動けたんだ。

   まぁ、それももう叶いっこないけどな。」

魔理沙「あ、そうか夢解は外来人だから。ごめん。気分が悪くなるようなこと言って。」

封太「いやいや気にすんなって!

   (だってもう叶ったようなもんだから…現実は自分の予想の遥か斜め上だけど。)」

魔理沙「そうなんか?でも、その夢のために努力していたんだよな?

    だからあんなに戦いなれていたわけか。」

封太「まぁな。尤も、外の世界で能力なんか使えるわけねぇから最初こそ色々戸惑ったけど

   鍛錬していた内容と相性が良かったからすーぐ使いこなせたZE。

   とにかくこれで分かったろ?お前の努力は決して無駄じゃない。

   まだきっかけがないだけで心を強くすればお前の今までの努力は必ず報われる。」

魔理沙「あぁ!夢解の言いたいこと、よく分かったぜ!

    これからは心を強くなるよう努力していくぜ!」

封太「勿論今までのことも蔑ろにするんじゃねぇぞ。

   それと博麗に追いつくんじゃなくて博麗を超えるっていう志でいけ。

   Plus Ultra〝さらに向こうへ〝の精神で、だ。」

魔理沙「さらに向こう、か。面白そうだな!やってやるぜ!」

良かった、いつもの魔理沙らしくなってきた。

魔理沙「早く行こうぜ、夢解!霊夢に追い越されて1人異変解決されるわけにはいかないぜ!」

封太「あ~その前にちょっちトイレ行きたいから先行ってくんない?」

魔理沙「お、そうか。それじゃお先にー!」

 

パチュリー「で、貴方だけ残って何するつもり?ホントは噓なんでしょ。」

封太「貴女のような勘のいい人は嫌いじゃないですよ。本当の目的をお教えしましょう。

   断言します。貴方の喘息を完治いたします。」

パチュリー「っ、何で私が喘息を患っているって分かったの?」

封太「時間が惜しいので説明はしません。それにどーせ言っても信じてくれはなさそうだし。」

パチュリー「そう。じゃあ聞かないわ。」

いやあっさり引くんかい。もうちょい食い下がるところでしょ今のは。

パチュリー「治すとは言ってるけどあまり期待はしないわ。

      この喘息は私のあらゆる知識と技術を用いても全く効果がなかったのよ。

      いくらあなたでもこればっかりはお手上げじゃないかしら?」

自嘲気味に言うパチュリーさん。

封太「いーえ、そんなことはございません。この力があれば、ね。」

そういって白く小さなあるもの取り出す。

パチュリー「それは…?」

 

続く




途中でスランプになりそこからオイウチで風邪をひいて病み上がりです。by作者
※ガチです。
素朴な疑問。何故追い討ちがカタカナ表記で?
ガンバライジングを意識したまでですが何か?by作者
隙あらばライダーネタ使うのやめろ。
おまいうby作者
だって本編で使ったら二番煎じになるじゃん。
それ以外のネタも結構な量使ってるくせにいまさら何言っちゃってんのって
話なんですけど。何なら割合的に(ry んじゃ次回予告の始まり始まり~。

次回予告
博麗と合流した俺たち。
そこにはトンデモ能力を持つ人間がいた。
流れを考えるとあのライダーに変身するしかないけど大丈夫かー!?

次回 東方反則天 第13話 398さんは315です!
次回もキバっていくぜ!

不利になると次回予告を利用して場面展開するのやめてくんない?by作者


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第13話 後奏・398さんは315です!

視点がコロコロ変わります。


霊夢side

霊夢「くっ、ほんとにどうなってんのよ…!」

改めて自己紹介するけど私は博麗霊夢。博麗神社で巫女を務めているわ。

博麗の巫女は妖怪退治や異変解決を生業としているの。

それで、今は後者の異変解決の最中。空を紅い霧に覆うという異変を

起こした黒幕がこの館にいるからその人物の所まで行こうとしていたんだけど…。

??「その程度、ですか。大したことありませんでしたね。」

この館のメイド長とかいうやつが通せんぼしてきたのよ。

邪魔をするのであればたとえ誰でも容赦なく退治するんだけどコイツ

何か厄介な能力があるみたいでさっきから全く状況が変わらないのよ。

メイド長「それにしてもその姿…貴女、もしや博麗の巫女なのですか?」

霊夢「えぇそうよ!私は博麗霊夢。この異変を解決しに来た博麗の巫女よ!」

メイド長「異変を解決…ということは貴方は違うようですわね。」

霊夢「違う?何がよ。」

メイド長「貴女が知る必要はありません。ここでくたばるのですから。」

霊夢「冗談きついわよ!」

メイド長「奇術 [ミスディレクション]」

そういった瞬間私の頭上には大量のナイフが現れ降り注ぐ。

霊夢「ッ!」

まただ。さっきからこんな感じで一瞬にしてはありえないはずの

量のナイフを放ってくる。

まぁ、私はそれを持ち前の勘で全て捌いているから

ダメージは一切ないんだけどね。

でも、問題は…。

 

魔理沙「あ、いたいた!霊夢ー!」

何とか全てをよけた直後魔理沙がやってきた。

確か地下の方に行ったはずだけど何もなかったのかな?

霊夢「思ったより早かったじゃない。」

魔理沙「途中で夢解が助けに来てくれてな!

    それと霊夢、お前に言いたいことがある。」

霊夢「な、何よ面と向かって…。」

魔理沙「私は霊夢に追いつくんじゃなくて霊夢を超えるために強くなるぜ!」

…何かよくわかんないけどあの仮面男が原因で間違いなさそうね。

魔理沙「それであいつは何者だ?苦戦しているようだけど。」

メイド長「この館のメイド長を務めております。

     私、十六夜咲夜と申します。以後、お見知り置きを。」

 

完全で瀟洒な従者 十六夜咲夜 [時間をあやつる程度の能力]

 

魔理沙「何か、私達と同じ漢字の名前なんだな。」

咲夜「ですが私は貴女方とは決定的な違いがあります。

   私が誰よりも強い人間であるということを。」

それを聞いて、魔理沙がムッとした顔をする。

魔理沙「そんなわけないぜ!たとえお前が強くてもあいつには、

    夢解には絶対に勝てないぜ!」

対して咲夜は視線を逸らして呆れるように言う。

咲夜「その人がどれだけ強くても私の前では土台無理な話でしょうに。」

魔理沙「霊夢。こいつやたら自信があるけど、

    そんなに強力な能力を持ってるのか?」

霊夢「どんな能力か分からないけど厄介なものであることは間違いないね。」

魔理沙「そうか。おい咲夜とかいうやつ!お前の能力はいったい何だ!?」

咲夜「そんなこと敵に安々と教えるわけないでしょうに。」

魔理沙「ほぉ~?つまりお前はタネさえ分かれば負けてしまうほど弱いのか。

    なんだ、ただの腰抜けじゃないか。」

咲夜(腰抜け…?この私が…?)

  「そこまで言うなら冥途の土産も兼ねて特別にお教えしてあげましょう。

   そもそも、教えたところでお掃除すればすむ話ですし。」

何かこいつのいう「お掃除」が私が知ってるのと違う気がするのだけれど。

咲夜「私の能力は 封太「おーい!二人ともー!」っ。」

魔理沙「あ、夢解だ!夢解が来たぜ霊夢!」

霊夢「あーうん、そうね。」

それより咲夜の能力が…。

 

咲夜side

せっかく私の能力を教えようと思ったら遮られてまた誰か来た。

やってきたのは黒髪で先の2人とはまったく違う服装の男だった。

恐らくこいつも人間、しかも2人と比べてとても強そうには思えない。

ふと、お嬢様のあの発言が頭をよぎる。

 

「その中に変わり種が1つ」

 

「私の悩みとこの異変、両方を解決するみたいよ。」

 

変わり種の見た目とかは聞かなかったがもしかしてあの男こそ変わり種?

封太「ていうか博麗お前こんなところにいたんだな。」

しかし、見た目からしてそのようには思えない。

博麗「本当、あんたって人は…。魔理沙と別れようとしてあんたはどっちにするって

   聞こうとしたらどこにもいなくて焦ったわよ。」

だが、お嬢様の言うことは絶対。

魔理沙「確かになぁ。てっきりついて来てるものかと思って後ろみたら影も形もなかったし。」

ということはあいつは見た目に反して実はとてつもない能力の持ち主であるということ?

封太「いやホントスマン。それよか見た感じ、今はあの人と戦っている最中か?」

霊夢「そうなんだけどアイツの能力が分からなくてどうしようもないのよ。」

魔理沙「どんな能力かさえ分かれば弱点が分かるはずなんだけどなぁ。」

そうだった。あの白黒が私が能力を教えないことから腰抜け呼ばわりしてて、

そう言われるのが嫌だから言おうとしていたところに男が来たんだった。

というか弱点ってなによ。私の能力にそんなものがあるわけないでしょ。

封太「……あのさぁ。俺がこの幻想郷の色んなことに詳しい人物っつーかそこんとこ、

   お忘れでありませんかね?恐らくだけどあの人は十六夜咲夜っていうひとでしょ?」

!?まだ何も言ってないのに何故私の名前を!?

霊夢「あ、そういえばそうだったわね。あと正解。」

魔理沙「すっかり忘れてたぜ…。」

封太「お前らなぁ…。はぁ…いいか?十六夜さんの能力は[時間をあやつる程度の能力]だ。

   これは主な使用方法として単純に時間を止めたり、逆に時間を進めることができるんだ。

   ただし、時間を戻すことはできない。また、この能力を応用して空間を操ることもできて、

   この館が外側と比べてやたら広いのも、あの人の能力によるものだ。」

・・・言われた。( ゚д゚)

咲夜「よくも…」

私が言いたかったこと全部言われた…。しかも言うつもりがなかったことまで隅々と…

封太「あれ?十六夜さんどうしたんですか?」

咲夜「勝手に洗いざらい話してくれたわねぇぇぇぇぇぇぇ!大きなお世話なのよぉぉぉぉぉぉぉ!

   幻在 [クロックスコープ]ゥゥゥゥゥゥゥ!」

 

封太side

咲夜「幻在 [クロックスコープ]ゥゥゥゥゥゥゥ!」

次の瞬間、頭上には無数のナイフが!

封太「俺なんかやらかしましたー!?」

アカンアカンアカン!流石の封太さんもこれはよけられなぅぐえ。

霊夢「ちょっと手荒になったけど大丈夫?」

霊夢に首根っこを引っ張られたものの、なんとか無傷にすんだ。

封太「ゲホォッゲホォ。あ、ありがとう。でも一瞬死んだかと思った。」

魔理沙「それにしても…時間を操るか。

    一瞬にしてはありえない弾幕の密度、夢解の言うとおりホントに時間を操るんだ。」

咲夜「くっ、外したか。でも次で確実に仕留める。」

魔理沙「おぉい。なんか咲夜から殺気を感じるぜ…。」

霊夢「あいつ本気で来るわよ。夢解、早く準備しなさい!」

封太「ハイハイ。まったく人使いの荒い巫女さんだこと。」

霊夢「なんですって!?」

オーテンからイクサベルトを取り出しベルトに巻きつける。

封太「断言する。魑魅魍魎跋扈するこの館、夢解封太はここにいる。」

そういって外したイクサナックルを手のひらに押し当てる。

『R・E・A・D・Y』

霊夢(何言ってんのコイツ。)

魔理沙(急にどうした?)

咲夜(そんな魑魅魍魎とかしてない…はず。)

封太「爆現 [仮面ライダーイクサ]」

『フィ・ス・ト・オ・ン』

全身がアーマーに装着され「仮面ライダーイクサ」に変身する。

咲夜「なに、あれ…?」

魔理沙「よっしゃ!夢解が変身さえすればあとはこっちのもんだ!」

イクサ「断言する。その命、神に返しなさい…!」

咲夜「誰が神に返すものですかっ。私の命はお嬢様に捧げるものなのですから。」

イクサ「あ、でも自分のものとは言わないのね…。」

咲夜「お黙り!幻象 [ルナクロック]」

またしても大量のナイフ。

イクサ「装備 [イクサカリバー]」

カリバーモードで全て弾く!カンキンカンコンキンカンキンキンキンキンキンキンキン!

咲夜「!」

魔理沙「おぉ~やっぱり夢解はすげぇぜ!よっと。」(※ナイフが来てるためよけてます。)

霊夢「…魔理沙あんた買いかぶりすぎよ。よく見なさい。ふっ、ほっ。」(※上に同じ)

魔理沙「え?」

イクサ「ハァ、ハァ、どんなもんじゃい!」グサグサグサグサグサグサグサグサァ!

レイマリ咲「・・・。」

イクサ「と思ったけど結構刺さってた。思ったより弾いたの少なかったわ。」

魔理沙「全然だめじゃん!」

まっ、この程度では死なないんですけどね。

咲夜「私から言わせれば何でそんなに刺さってるのに死なないのよ!」

ぶっちゃけただのナイフではライダーの9割は倒せないと思います。

イクサ「断言する。侮ることなかれ仮面ライダーの力を。」

そう言いながらカリバーフエッスルを入れて必殺技を発動する。

『イ・ク・サ・カ・リ・バ・ア・ラ・イ・ズ・ア・ッ・プ』

イクサ「必殺 [イクサ・ジャッジメント]」

斬撃型の弾幕を放つ。

咲夜「…ふん。」

咲夜さんは時間停止して回避するだろう。だがそんなこたぁ予測済みだ!

『イ・ク・サ・ナ・ッ・ク・ル・ラ・イ・ズ・ア・ッ・プ』

必殺技を放ち終わった瞬間、俺はすぐにナックルフエッスルを入れた。

一度時間停止をした後ほんの一瞬スキがあるはずだ。だからそこを狙う。

 

※状況説明

 ナックルフエッスル装填→必殺技発動待ち→咲夜さん時間停止で攻撃を回避

 →時間停止解除→速攻で見つけて本命の技をぶつける。 

※説明終了

 

気がつくと正面には咲夜さんがいなかったので、辺りを見回す。

……いた、そこだっ!

咲夜「大したこと イクサ「必殺 [ブロウクンファング]!」 !?」

咲夜さんの辺り一面が爆発により煙に包まれる。

……だがダメだ。これも回避された。

咲夜「はぁ…今のは危なかったわね。」

くそぉ、これならと思ったが無理か。

こんなんどうすりゃええねん。

 

 

続く・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お嬢様「う、うーん。あいつら遅いわよ~。いつになったら来るのよ~。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アレェ?オモチャガ近ヅイタト思ッタラ離レチャッタヨォ?

ナンデイナクナルノォ?ナンデ、ナンデ、ナンデ。

ナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデナンデ。

 

ア、分カッタァ。

ワ・タ・シ・ガ・チ・ョ・ク・セ・ツ・イ・ケ・バ・イ・イ・ン・ダ。

ナァンデソォンナカンタンナコトニキヅカナインダロウナァ。

マッテテェ。ワタシノアタラシイ オ モ チ ャ 。

 

続く




ルーミアに続いて次回に持ち越し形式です。5面ボスだしこれくらいはね。by作者
ちょおぉぉぉぉぉぉぉい!作者ァァァァァァァ!なに次回に伸ばしとんねん!
What!?どうしたの!?by作者
だから何で急に2話構成にしたんだよ!!
な、何かマズかった?by作者
俺が推しキャラと会うのが一話分遅くなるやろーがい!
いーや、怒るとこそこかーい!byツッコミ作者
当たり前だろ!読者だって誰なのか気になってるはずだろ!
いや、大多数の人はもう結論が予測出来てるよ。by作者
え?いやいやそんなことないでしょ?だってトップシークレットの1つじゃん。
トップシークレットのうちの1つって、
それもうトップシークレットじゃないよ…。by作者
で、でも誰なのか分かんなくて気になってる人いるよね?
誰か1人くらいは気になってますよね?…ね?(第四の壁目線)
もういいから次回予告してくんない?by作者
うぅぅ(;_;)現実は非情だ…。

次回予告
やっぱ時間操作系はチートだってぇ。
だってライダー最強のあの人も時間に関する能力が固有の能力だしぃ。
だがしかーし!我らが反則な主人公、夢解封太はそんなこと既に対策済み!
まさかのあの武器で突破口を開いちゃいまーす(^^♪)
次回 東方反則天 第14話 交響・ライジングになります。
次回もキバっていくぜ!


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第14話 交響・ライジングになります。

これ(紅霧の章)、11月まで終わるかなぁ…。(´・ω・`)


霊夢side

 

魔理沙「夢解の弾幕が…よけられた?」

霊夢「そうみたいね。今まで夢解が変身したら圧勝してばっかりだったけど、

   今回はそうもいかないようね。」

魔理沙「夢解のやつ大丈夫かなぁ。」

霊夢「魔理沙、悪いけど今回はアイツも負けるかもしれないわ。」

魔理沙「まだ決まったわけじゃないのに何でそんな簡単に言えるんだよ?」

霊夢「だってよく見たら変身しても時間停止の影響を受けたままよ?

   根本的な問題を解決してないのにそれで本当に勝てるとでも?」

魔理沙「で、でも夢解のことだ。絶対に勝つ。私はそう信じてるぜ。」

まったく、あの男に何されたのか知らないけど魔理沙はやたら夢解の肩を持つわね。

霊夢「そこまで言うならちょっと賭け事しましょうよ。私は夢解が負けるに賭けるわ。」

魔理沙「乗った!私は夢解が勝つに賭けるぜ!」

霊夢「じゃあ負けた方は宴会の準備ね。」

魔理沙「おう!…えぇっ!?重くないか!?」

 

イクササーイド

 

咲夜「はぁ…今のは危なかったわね。」

ダメか…。ならばプランBで行くしかないな。

イクサ「十六夜さん!ちょっと見ていただきたいものがあります!」

咲夜「はぁ?この期に及んで何を…?」

ガシャ!ガシャン!

イクサ「これ、実は銃にもなるんですよ~♪」

イクサカリバーをガンモードにした。

咲夜「・・・心底どうでもいいわよ!!」

イクサ「そんなはっきり言う!?もうおこったかんな!許さないかんな!●●●●●●●●!」

咲夜「…え?最後なんて?」

……分からん。俺も急に声がピーってなっちゃって現在絶賛困惑中なんですけど。

と、とにかく イクサ「おりゃぁ!」ババババーン!

咲夜「ひゃあ!」

咲夜さんの周囲に乱射して煙を発生させる。

イクサ「よし今のうちだ。博麗に霧雨、こっち来て。」

霊夢「何でよ?」

イクサ「いいから早く、話がある。」

魔理沙「分かったのぜ。」

 

ここにはインテリアのつもりなのか大量の柱が設置されているためそこに身を隠す。 

霊夢「私たちを連れて来るってことは、何か考えがあるってことよね?」

イクサ「Exactly.そのとおりでございます。」

魔理沙「マジか!それでどうやってアイツを倒すんだ?」

イクサ「霧雨、倒すのは二の次だ。先に十六夜さんの能力を無効化する必要がある。」

魔理沙「あ、そうか…。でもどうやって?」

霊夢「というかアンタ自身、そういうの出来ないんじゃないかしら?」

この短時間で気づくとは鋭いな。やれやれだぜ。   

イクサ「確かに今の俺は時間停止に何の対策もない。だから無暗に突っ込もうものなら

    ナイフの串刺しでお陀仏なのがオチだ。」

魔理沙「そんな…!」

イクサ「だがしかし突破口はある。それに勘違いしているようだが。無効化といっても

    今回のは少々意味合いが異なる無効化だ。」

霊夢「あん?どういうことよ?」

イクサ「これは完全な持論なんだけど。無効化には2種類のパターンがあると思っている。

    1つ目が[他人の仕業や今いる場所の影響で使いたくても使えない]パターン

    2つ目が[使用自体は可能だけど何らかの原因で使っても変わらない]パターン

    そして今回は後者寄りの作戦で行く。」

霊夢「で?具体的にどうするの?」

イクサ「簡潔に言うとだな……」

 

咲夜「あの3人。滅茶苦茶にするだけしてどこ行っちゃたのよ…?」 

今までの戦闘の余波でボドボドになった床や壁をなんとか修復しようとしてる咲夜さん。

魔理沙「咲夜!こっちを見ろ!」 

そこに魔理沙の声が響く。

咲夜が振り返るとそこには…

魔理沙「これが私の全力!恋符 [マスタースパーク]」

キターーーーーーー!魔理沙の十八番、マスタースパーク!

だが咲夜さんは難なくこれを時間停止で回避する。

咲夜「あーもう!またこんなに汚して!あなた達がいるとお掃除が進まなくて

   お嬢様に怒られるじゃない!」

それどころか怒らせちゃったっぽい…。でも今のうちに結構近づけた。あともうちょい…。

霊夢「今度はこっちよ。夢符 [封魔陣]」

咲夜「またっ!」

またしても回避して場所を変える咲夜さん。ヨシ!ここまできたらもう充分だ!

咲夜「(あの変わり種がいないのが少々気がかりだけど…。)纏めて懲らしめてあげる!

   幻世 [ザ・ワールド]!」

ところで今これを読んでいる皆々様。

あなたはこの武器、覚えてるof知っていますか?

 

咲夜side

 

上からありったけのナイフを投げてあげるわ!

そのためにも時間停止して飛び上が

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…れない!?

咲夜「!?」

途中で重力が掛かったかのように重くなる。

どういうこと!?私の能力に干渉できるやつなんてこの場にはいないはず…。

ふと、腕に違和感を感じ見てみると…

何やら鎖のようなものが巻き付かれてあった。

そして、その出どころを見てみると…。

イクサ「よっしゃ!引っかかったりー!」

あの変わり種が〝時間停止しているにもかかわらずに動いていた"。

イクサ「あらヨットー!」

咲夜「!!!???」

勢い良く引きずり降ろされて、その衝撃で時間停止が強制解除される。

魔理沙「…あれ?何で咲夜が倒れてんだ?」

霊夢「魔理沙、あれを見て!夢解が捕まえてる!」

魔理沙「ということは…作戦成功ってことか!?」

イクサ「断言する。敢えてもう一度言おう。Exactly!そのとーりでございます!」

魔理沙「やったー!やったぞ霊夢ー!」

霊夢「ま、まぁそうなんだけどまだ終わったわけじゃないから落ち着いて。」

も、もうなにがなんだか…。

咲夜「どうして私の能力が効いてなかったのよ…?」

イクサ「フッフッフッ。お教えしましょう、メイド長さん。冥途の土産にね。

    なんちゃってゐ!♪」

レイマリ咲「・・・。」チーン

イクサ「…今時間停止しましたか?」

咲夜「いやまったく。」

霊夢「あんたのそのしょうもない駄洒落で一瞬時が止まったかのようになったのよ…。」

イクサ「そんなぁ…(´・ω・`)

    ……とりま、気をとりなして説明しますね。」

 

回想シーン

 

イクサ「それはだな、十六夜さんの能力。というか時間を操る系統の能力には

    ある落とし穴があるんだ。」

魔理沙「落とし穴?」

イクサ「時間を止めた場合、止まった時の中は十六夜しか動けない。

    一見そう見えるが厳密には十六夜さんと一緒に動いているのもある。

    例えば服とか手に持ってるナイフとか。」

霊夢「つまりそれが無効化に何の関係があるっていうのよ?」

イクサ「まったく…もっと分かりやすく言うと時間停止する際に十六夜さんの体に

    触れているものは時間停止の影響を受けないってことだ。」

魔理沙「つまり咲夜に触れていれば咲夜が時間停止を使っても動けるってことか。

    ……いや無理じゃね?」

霊夢「そうよ。近づく前に時間停止で距離を離されるだけよ。」

イクサ「まぁまぁ、最後まで人の話を聞いとけ。確かに1対1では不可能に等しいだろう。

    でもこっちは3人いる。人数の差を生かせばうまく行ける。」

霊夢「そう簡単にうまくいくものなのかしら。」

イクサ「こっからが本題であり作戦内容だ。まず博麗と霧雨の2人が十六夜さんの注意を引く。

    その間俺が近づいて、これでつかまえる。」

そう言ってオーテンからあるものを取りだす。

魔理沙「なんだそりゃ?」

イクサ「こいつがあれば十六夜さんの能力を無効化できる。」

魔理沙「マジか。なら早速…。」

霊夢「ちょっと待ちなさい。何で私たちが囮みたいなことしなくちゃならないのよ?

   そもそもあんたに指図されるのが何か嫌なのよね。」

魔理沙「霊夢お前ここに来てそれはないだろう…!」

まったくもってその通りだ。今は協力して咲夜さんを倒すのが最優先事項なのに。

だが裏を返せば俺1人では無理ゲーなほど追い詰められているという事実。

イクサ「博麗。あなたの力が必要です。どうか自分の作戦に協力してください。」

背に腹は代えられん。少しでも誠意を見せて協力してもらわねば。

霊夢「ふん。いいわよ。その代わり今度神社に来たとき、賽銭にかなりふっかけてあげるから。

   (ヤバい。これ本当に私が宴会の準備しなきゃいけないんじゃ…。)」

口ではこう言っているが内心焦りまくりな博麗霊夢である。

 

回想シーン終了

 

イクサside

 

そうして俺は剣にもムチにもなる「ファンガイアスレイヤー」をこれ見よがしに見せる。

ファンガイアスレイヤー。過去編で使われていた対ファンガイア用の携行暗器。

散々「この武器」とか「鎖のようなもの」と言っていたのはまさにこれだ。

それはそうと今までのことを簡潔にまとめるとこうだ。

 

霊夢と魔理沙が囮となっている間、咲夜さんに気づかれないように近づく。

咲夜さんが時間停止を発動する際、ムチモードのファンガイアスレイヤーで

咲夜さんの体に巻き付かせる。

俺はファンガイアスレイヤー越しに間接的に咲夜さんに触れているため

咲夜さんの一部として扱われる。

故に時間停止の影響を受けない。

 

イクサ「とまぁこんなわけですよ。」

咲夜「ま、まさかそんなことが…。私の能力に弱点だなんて。」

イクサ「弱点じゃなくてそういう応用の仕方もあるってことですよ。

    今回はそれを逆手にこっちが利用しただけです。

   (はぁぁぁぁぁ!それにしてもうまくいってよかったー!

    ぶっちゃけイチかバチかの作戦だったからホントによかったー!)」

魔理沙「咲夜、これでもうお前の時間停止も怖くないぜ!」

咲夜「確かにこれでは無効化されたようなものね…。

   でも勘違いしないでちょうだい。」

※時間停止発動

咲夜「私はまだ諦めたつもりはないと!」

巻き付いてないもう片方の腕にナイフを持ち、ファンガイアスレイヤーの鎖を切り裂こうとする。

イクサ「おっと、そうは問屋が卸しませんよ。」

予めオーテンからとりだしておいたもう一個の武器「ファンガイアバスター」の

フッキングウイップスタイルでナイフごと腕を絡める。

いやー良かった良かった。こんなこともあろうかと先に用意しておいた

甲斐があったってもんだよ~。

咲夜「なっ!?」

※時間停止解除

魔理沙「ん?何か増えてね?」

こまけぇこたぁいいんだよ。

イクサ「二人ともちょっとこれを持ってて左右に広がってくんない?トドメを刺すから。」

魔理沙「おう!任せろ!」

魔理沙にバスターのほうを渡す。あとは霊夢がスレイヤーのほうを

持ってくれると助かるんだけど…。

何やら霊夢はオロオロしていた。

霊夢「あ、あーそのー夢解?ちょ~っといいかしら?」

イクサ「どしたん?」

霊夢「いやまぁその何というか、うん。もうその辺でやめて引き分けにしない?」

イクサ「・・・はい?」

は?何言っちゃってんの?今日1わけわかめなんですけど?

イクサ「いやいやいや、何言ってんのお前?このタイミングで引き分け?」

霊夢「いやだってさ、もうソイツの能力は封じたも同然なわけでしょ?

   その上トドメを刺すとか可哀想じゃない?だからここはお互い何もしないという約束で

   引き分けにしようかな~なんて。」

・・・言ってることは親切だけど、なーんか歯切れが悪いなぁこいつ。

異変の時だと誰彼構わず問答無用に叩きのめすあの霊夢がこんなこと言うなんて

どうにも何か裏があるようにしか思えん。

イクサ「お前、何か俺に隠してるんじゃないのか?」

霊夢「いやいやそんなわけないでしょ!ただ、これ以上はあんまりだと思ったから…。」

 

魔理沙「あれ?そういえば引き分けになったら私達の賭けはどうなるんだぜ?」

 

霊夢「ーーーッ!?」

ハ・・・?カケ・・・?賭けってあの賭け?

イクサ「霧雨、詳しく教えてくれ。」

魔理沙「ん?あぁ、実はこの戦いで夢解が勝つか負けるかの賭けをしていたんだぜ。

    私は勝つ方で霊夢が負ける方に賭けてたな。」

イクサ「ほーう。それで続きは?」

魔理沙「んで、賭けに負けた方が宴会の準備をするっていう話だったんだぜ。」

はーなるへそね~。

魔理沙「って霊夢お前!まさか自分が賭けに負けるからって引き分けとか言い出したのか!?」

まぁつまりはそーゆーことになるわな。

魔理沙「卑怯だぞ霊夢!自分が負けるからってそんなことしやがって!!」

確かにこれは少々いただけませんねぇ。

霊夢「~ッ!だって宴会の準備するの面倒だもん!ほんとはやりたくないのに

   コイツが勝ちそうだから引き分けで有耶無耶にするしか方法がなかったもん!!」

咲夜「私のことなんてどうでもよかったのね…。」

あ、自分のことを心配されてなかったショックに咲夜さんの目が死んドール。

おい霊夢どうしてくれんじゃい。もうトドメを刺されちまったじゃねーか。

イクサ「なぁ博麗。ここは1つ、取引しないか?」

霊夢「取引?なにそれ?」

イクサ「えぇと、なんていうのかなぁ。等価交換?みたいなものか?

    とにかく、お前がここで俺に協力すればその宴会の準備を俺が手伝うっていうものだ。

    言っとくけど俺は50人にも増えることができるし材料とかもすぐ用意できる。

    いいか?ここで大人しく負けを認めてちょーっとの間だけこの剣を持っていれば

    お前は俺に指示するだけで宴会の準備ができるんだぞ?

    あとはどう行動すべきかその頭でも理解できるよな?」

霊夢「はい喜んで夢解さんに協力します☆」

うっわ清々しいほどの笑顔と手のひら返し。しかも敬語&さん付けしてるし。

こうして咲夜さんは2人に別々の方向から引っ張られどうしようもない状況になりましたとさ。

……うん。こないだのパチュリーさんといい、何で傍からみると処刑を連想しちまうんやろ。

魔理沙「なぁ夢解~。霊夢は負けるのに宴会の準備をしないことに私は不満なんだけど。」

イクサ「まぁそういうな。お前は俺を信じたから勝ったんだし。仮にお前が賭けに負けても

    俺は自主的に手伝うつもりだったからこれ以上は気にすんな。」

魔理沙「そうか…ならいいか。」

さて、これで役者は揃った。ようやくみんなが楽しみにしてたメインディッシュのお時間だ。

イクサ「断言する。今こそライジングになるとき…!」

口にマウントされている「イクサライザー」を取り外して開く。

魔理沙「今度は何だ?何が来るんだ?」

イクサ「1!9!3!」

1→9→3の順番にボタンを押す。

『ラ・イ・ジ・ン・グ』

イクサ「スペルカード発動。強化 [ライジングイクサ]」

最後に通話(☎)ボタン押す。

体の装甲が変化し、強化形態のライジングイクサに変わる。

魔理沙「おぉぉ?今までとは何か違うぜ?」

霊夢「変身したまま姿が変わった…?何か前に似たようなのがあったわね…。」

     ↑

(※クウガのやつです。詳しくは「第7話 融合」で)

 

ライザーフエッスルをイクサベルトに入れて必殺技を発動する。    

イクサ「ラストスペル発動。必殺 [ファイナルライジングブラスト]」

銃口から弾幕が放たれる。

イクサ「2人とも!弾幕があたる直前にそいつら手放せよ。巻き込まれても知らんぞ!」

霊夢/魔理沙「は!?急に何言ってんのよ!?/え!?ちょっ、ちょっと待てくれよ!!」

いきなりの警告に焦る2人。

イクサ「最後に断言する!やっぱり名護さんは最高です!!!」

咲夜(なごさんってだれー!?)

 

防御せずにモロに弾幕を受けたせいで咲夜さんは気絶していた。

変身解除→封太「ふぃー。倒せたっぽいな。」

霊夢「倒せたっぽいな。じゃないわよ!危なすぎるでしょ!?」

魔理沙「あやうく私たちが巻き込まれそうになったじゃないか!!」

命中する直前、手放して2人とも回避したみたいだ。

封太「まぁ良かったじゃないですか。俺が一応教えたから怪我せずにすみましたし。」

魔理沙「…正直、あのままだと掴んだまま巻き込まれるところだったぜ。」

霊夢「…私もそこは考えていなかったのは事実よ。

   でもこういうことはもっと早く言いなさいよね。あと宴会の準備は絶対だからね。」

封太「分かりましたよ。ちゃんと俺がやりますから…。」

霊夢「なら許す。」

ホンットこの人は…。

魔理沙「そういえばさ、これまで色んなやつと戦ってきたけど黒幕にはいつ会えるんだ?」

封太「案ずるな。次戦うのはその黒幕だ。」

魔理沙「おおっ!ようやくか!」

霊夢「はぁようやく終わりが見えてきた…。」

封太「ほんじゃま、先に進みマッスルかッ!?」

魔理沙「?どうした?」

封太「い、いやなんでもねぇ早く行こうぜ。(何だ今の、気のせいか…?)」

 

続く




Hey作者、序盤のあの伏せ字は何?
作者をAI呼ばわりしないでよ…。by作者
それよか、あれはどういった理由で?こちとら急に声が変わってビックリしたぞ。
まぁ、あれだよ。保険に伏せ字でも張っとこうかと。by作者
ネタ全開なうちの作品でもダメなもんがあるのか…。
言っとくけど焦ったのはこっちだよ?いきなり実在する人物の名前を出そうと
してきたから慌ててあのような措置をとったし。by作者
はぁ、じゃあこれからはそういうのには気を付けとくわ。
そうしてもらえると助かる。by作者

次回予告
ずいぶん長引いたけどようやっとこさ異変の黒幕とご対面だ。
でも大変ご立腹のご様子。
うわ、出たよ。例のチート能力。←オマエモナー
ここは一周まわって純粋な火力勝負だ!
次回 東方反則天 第15話  スカーレットウ゛ァンパイア
次回もキバっていくぜ!

そして最後になるけどみんなファンガイアスレイヤーとファンガイアバスター
を使った攻略法、予想外すぎたでしょ?どうだった?
是非是非、ドシドシ、感想よろしこ!!


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第15話 組曲・スカーレットヴァンパイア

お嬢様って二次創作だとツッコミポジが多い希ガス。(独断と偏見)


その後、俺たちはなーんか他のとは違う豪華な扉の前にいた。

霊夢「異変の黒幕はここであってるの?」

封太「断言はできないが他の扉とは違うから多分ここであってると思う。」

魔理沙「夢解が断言しないなんて珍しいこともあるんだな。」

なんだその、俺がしょっちゅう断言したがるような性格だっていう発言は。

とにもかくにも入ってみないことには何も始まらん。てことでいってみよー!

 

ギィィ

封太「失礼しまー お嬢様「おっそ──────い!!!!!!! ~ッ!」

邂逅一番に怒声を浴びせられました。

お嬢様「あんたたちいくら何でも遅すぎでしょ!!

    一体何してんのか気になって見に行こうとも考えたけど

    もし私がいないときに誰かが入ってきたり、途中で鉢合わせしちゃったりしたら

    気まずくなるから仕方なく来るまで待っていたのに時間かかりすぎでしょう!?

    おかげで私3回、3回も寝てしまったのよ!起きるたびに「大丈夫よね!?」

    「まだ誰も来ていないよね!?」って焦っていたのよ!

    だというのに第一声が「失礼します」?ふざけるな!

    待たされた私の身にもなってみろ!とにかく全員私に謝れ!!」

ワーオ、マシンガンの如くお説教してきやガール。ここは大人しく謝っとくか。

封太「すみません。遅くなってしまt 霊夢「夢解やめて。」え。」

なんか霊夢に止められちった。

霊夢「「なんで謝らなくていいの?」って顔してるけど考えてみなさい。あいつは敵よ。

   しかも異変の黒幕なんでしょ?そんなやつに頭下げる必要なんかあるわけないじゃない。」

∑(´Д`)ハッ!!確かに!あまりの剣幕に流されるところだったわ。

封太「ごめんなさい博麗。ついうっかり。」

博麗「わかればよろしい。それで、あんたが空を紅い霧で覆わせた異変の黒幕かしら?」

お嬢様「いかにもその通りだ。」

少しだけ機嫌を良くしたのか胸に手を当てて例の謎ポーズをする黒幕。

お嬢様「この私、レミリア・スカーレットが幻想郷の空を霧で覆ったのさ。」

 

永遠に紅い幼き月 レミリア・スカーレット [運命をあやつる程度の能力]

 

やっとお嬢様って変換しなくてよくなった…。おっと失礼、今のは幻覚だ。

 

「永遠に幼き紅い月」と間違われがちだが「永遠に紅い幼き月」だ。

いいか?「永遠に紅い幼き月」だ。「あい(紅い)おき(幼き)」で覚えろ。

大事なことだから3回言ったぜ。

 

レミリア「それにしても、ふむ…。」

何やら俺をじっと見するレミリア。何?歯に青のりでも付いちゃってましたか?

レミリア「恐らくだが貴様だな。変わり種は。」

変わり種?何ソレ?

封太「えっと、どういう意味スか?」

レミリア「何だ、咲夜から聞いてないのか?なら仕方ない。この私直々に教えてやろう。

     まず、私には運命を見る力がある。それで紅魔館に招かれざる客、

     つまり貴様ら3人のことだな。

     そこから美鈴やパチェ、咲夜を退けて私の所まで来るという運命まで見えた。

     だが問題はここからだ。どうやったか知らんが変わり種の人間が

     異変の解決と私の目的の両方を成功させるという有り得ない運命を見たのだ。」

そこまで聞いて2人は俺を一瞥する。

レミリア「一瞬見間違いかと思ったが何度見ても同じだった。

     だからこそ信じられなかった。それで面白そうだから変わり種と呼んでいるのさ。」

はぁ、とりあえず今の感想としては俺のすることをネタバレされて

こっちとしては少々気分が悪いです。

霊夢「夢解、あんた今度は何する気…?ことと次第によっては…。」

ゲッ、まーた警戒態勢入っちゃてるよこの巫女は。

封太「それで?仮に俺がそれを実行に移すとしたらあなたはどうするんですか?」

レミリア「しれたこと。貴様ら全員の墓場をここにしてやるだけさ。

     どこの馬の骨とも知らないやつが私の計画を達成させるという形で邪魔されるなど

     癪に障ることこの上ない屈辱だからな…!」

要するに戦わなければ生き残れない!ってことですね分かりましたよ。

レミリア「フンッ。」

 

刹那。

 

封太「ごがっ!?」

 

霊夢「…は?」

魔理沙「夢解…?」

封太はレミリアの弾幕を喰らい、一撃で壁まで吹っ飛ばされた。

封太「あ…が。」

レミリア「何をしている。既にもう始まっているぞ?」

霊夢「相当やる気みたいね。いいわ、相手してあげる!」

レミリア「こんなにも月が紅いから本気で殺すわよ。」

霊夢「こんなに月も紅いのに…」

 

楽しい夜になりそうね。

長い夜になりそうね。

 

霊夢がレミリアの相手をしている間、魔理沙は封太の所まで来て、回復魔法で治癒していた。

魔理沙「夢解、大丈夫か?」

封太「あ、りがと。ていうかお前、回復、使えるんか…。」

魔理沙「まぁな。といっても最低限のやつだから気休め程度にしかならないけど。」

確かにいうほど楽になった気はしねぇ。でも0よりかはずっとマシだ。

封太「ハァ、ハァッ…。」

うぐっ、立つだけでやっとって感じか。

魔理沙「お、おい夢解まさかとは思うけど戦うつもりなのか?」

封太「そのまさかですけど?」

魔理沙「やめろって!さっきのもう一回当たったら今度は私でも無理かもしれないんだぜ!

    ここは私達に任せて夢解はゆっくり休んでくれ!」

しゃーねぇ、ここは大人しく休むか。

 

霊夢「魔理沙、夢解は?」

魔理沙「アイツには休んでもらうぜ。思ったより傷が深いし、何より…

    たまには私達もカッコイイところ見せてやらないとな!」

霊夢「それもそうね。アイツにいいところばっかり取られていたし。

   ここらで私だって強いってことを証明してやりましょ。」

魔理沙「ちょっとちょっと、“私達”だろ?」

 

レミリアside

吸血鬼であるこの私の目の前でよくもまぁ、たかが人間の分際で吞気に会話していられるな。

まだ自分達が勝てると思っているのか?愚かな…そして随分と舐められたようで非常に腹立たしい。

っ。また何か運命が見える。

…………………………。

ほう、これは面白そうだな。

レミリア「くたばれ。天罰 [スターオブダビデ]」

ビュビュビュビュビュビュ!

私のスペルカードを発動させ、弾幕を飛ばす。

霊夢「ふん、これくらい。」

魔理沙「楽勝だぜ!」

避けているな。今のところは。

レミリア「次だ。神罰 [幼きデーモンロード]」

霊夢「ッ!くっ!」

魔理沙「うわっ、あぶねっ。」

やはり追い詰められたな。そして……

レミリア「チェックメイトだ。冥符 [紅色の冥界]」

魔理沙「ッ!魔符 [スターダストレウ゛ァリエ]!」

たまらずスペルカードを使ったか。

魔理沙「霊夢、今だ!」

霊夢「夢符 [封魔陣]」

この隙に紅いのが近づいてくる、が。

レミリア「そんなこと分かりきってる!」

瞬時に動いてよける。

霊夢「読まれていたッ!?」

普通の弾幕を僅かにだけ放つ。

霊夢「?」スッ

今、避けたな。

レミリア「かかったなアホが!後ろを見てみろ!」

霊夢「え?」

紅白が振り向くとそこには無防備な下等種族(変わり種)がいた。

私には見えていたのだよ。貴様が避けたが最後、その先に変わり種がいるという運命をな!

あいつが倒れたところまでは見えなかったがあいつはこれで2回目だからもう倒れたも同然だろう。

 

ガキィン!

瞬間、謎の物体が弾幕を弾いた。

何…?

 

封太side

俺の傍にいる黒いコウモリが弾幕を弾いてくれた。

封太「あっぶねー、あっぶねー。念のため呼び出しといて正解やったわ~。」

黒いコウモリ「我を弾除けに使うなど貴様、いい度胸しているな。」

封太「変身してねーんだからしゃーないやろ。」

黒いコウモリのこいつは「キバットバット2世」。

キバットバット3世の父親で、だーいぶ高圧的なやーつだ。

封太「それより、あんたのことはキバット2世って呼べばいいのか?」

2世「2世でいい。」

封太「アッ、ハイ。じゃあ2世さん。力を貸してください。」

2世「フン。本当ならば拒否したいところだが、我もあの吸血鬼の力がどれほどか興味がある。

   ここは利害の一致でありがたく思え!絶滅タイムだ!」

ツンデレですか?←多分違う。

そうして俺の腕に2世が嚙みつく。

2世「ガブッ。」

待機音が鳴り、ベルトが形成される。

封太「変身 [仮面ライダーダークキバ]」

2世をベルトに装着して仮面ライダーダークキバに変身する。

ダークキバ→(略して)ダキバ「さて、これといった決めゼリフがないけど取り敢えず言うか。」

そしていつも通り親指は上に人差し指はレミリアに中指は右側(フレミングの左手の法則)という変わった構えをして言う。

ダキバ「レミリア・スカーレットよ、断言する!王の力を思い知るがいい!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アハハ……。チカイチカイ。ニオウヨ、キコエルヨ、カンジルヨォ……。アナタガイルソコマデ、モウスグダヨ……。ヤット…ヤット…アナタトアエルネェ……。ソレジャアワタシトタァップリア・ソ・ビ・マ・ショ。

 

続く

 




本格的な戦闘は次からなのね。
皆様に謝罪しなければならないことがあります。by作者
うん?どしたの?やけに真面目だけど。
実は霊夢のスペルカードの「夢符 封魔陣」の「夢符」の部分を
最近まで勘違いしており、「霊符」と誤表記してしまいました。
これまで間違った表記にしてしまったことにこの場でお詫び申し上げます。
誠に申し訳ございませんでした。by作者
・・・シャレにならんぞソレ。
過去の文はこれを投稿したのちにすぐ修正します。by作者
まぁ、間違いは誰でもしてしまうもんだし次からは気ぃつけろよ。
はい。肝に銘じておきます。次からはしっかりと確認をして
このようなことが2度と起こらないようにします。by作者
作者もちゃんと反省したようだし今回はお咎めなしで次回予告にいこう。

次回予告
レミリアよ。断言する。
確かに人は吸血鬼と比べたら、いやそれ以外でも色んな種族に対して
どこか劣っていたりするところはある。
だがな、それでもたった1つだけ誰にも負けないものがある。
それは思いの強さだ。それが運命すらも捻じ曲げるものだってことを
証明してやる。
そして!歩み寄る1つの影が…。

次回 東方反則天 第16話 旋律・ブラックデーモン
次回もキバっていくぜ!


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第16話 旋律・ダークデーモン

ラストワードのことは目を瞑ってください。ごめんなさい。


……!……っ!

 

(な……なに……?…なにかきこえる。)

 

…さん!…しっか…さい…!

 

(この声は…小悪魔…?)

 

こあ「…やさん!しっかりしてください咲夜さん!」

目を覚ますと小悪魔が必死に呼びかけていた。

こあ「あ!大丈夫ですか、咲夜さん?」

咲夜「さっきから五月蠅いわよ、小悪魔…。」

こあ「あっすみません!でも、咲夜さんが気を失って何事かと思いまして。」

咲夜「というか何で貴女がこんな所に?」

こあ「あぁそれはですね、侵入者がパチュリー様と戦闘していたのでそれに巻き込まれたくなくて

   逃げていたんですけど途中で失礼極まりない不届き者にパチュリー様の場所を聞かれて

   案内するために往復してその後隠れていたんですけど、デカイ爆発音が何回も鳴って

   ちょっと気になって探してみたら咲夜さんが気絶してるじゃないですかー。

   それでいざという時に身代わりになって、あ……。」

そこまで暴露して我に返るこあ。

ていうかなんてこと考えていたのよ。まさに小悪魔どころか悪魔のような考え方ね。

こあ「あ、あの!咲夜さん!勘違いしないでください!ただ、私が介抱したのでその恩返しに

   何かあった時守ってほしいと思っただけでありましてね!」

咲夜「言い方変えたけどもう手遅れよ。」

こあ「ううぅ…。あの…私が大図書館から勝手に逃げ出したことは秘密にしてくれませんか?」

咲夜「……言っとくけど私は貴女なんかに構っている暇はないの。貴女が逃げたことなんか

   覚える気にもならないわ。」

こあ「(。・∀・。)ホッ-3

   あ、そういえばここに来るまで壁や床が破壊されていたんですけどあれは何ですか?」

咲夜「!?」

それを言われて血相を変える。

咲夜「それ本当!?」ガシッ!

こあ「えっ、えぇそうですよ。現にほらそこにも。」

横を見ると確かに壁に穴が出来ている。お嬢様ぐらいの身長なら通れるくらいの大きさが。

そして、これはあの3人の仕業ではない。

咲夜「まずいわ。このままだと…いや、もう既にお嬢様と…。」

こあ「あ、あの咲夜さん?」

咲夜「とにかく人手が足りない…!小悪魔!今すぐパチュリー様を呼んできなさい!」

こあ「ひゃっひゃい!でもどうしてですか?」

咲夜「…妹様がお嬢様の下に向かっているのよ。」

こあ「妹様が!?」

咲夜「私は美鈴を呼んでくるから!急いで!」

こあ「りょ、了解しましたー!」

 

封太side

魔理沙「お、おい夢解。お前身体が…。」

ダキバ「断言する。気にするな!」

霊夢「…そう。自分の身は守りなさいよ。」

レミリア「ど、どうなっている!?私が見た運命で、紅白が避けた後ろにはお前がいた!

     あとは貴様が当たって当然のはずだろ!何故だ!?」

ダキバ「…それさぁ、俺が後ろにいたってだけで倒される運命じゃなかったんじゃね?」

レミリア「何…?」

魔理沙「なぁ、さっきから運命とか言ってるけど、レミリアの能力って運命に関係するものか?」

ダキバ「[運命をあやつる程度の能力]って言ってな。

    あいつには未来という名の運命が見えて、そこから最善の行動をとるということで

    結果的には運命を変えるっていう能力なんだよ。」

魔理沙「未来予知みたいなもんか?それ強すぎじゃないか?」

ダキバ「つっても本人はこの能力を自由に扱えないんだけどな。

    始まりから終わりまで全部見えるとは限らないし。」

レミリア「そうか…そういうことか…!

     つまり私が見たのは過程に過ぎなかったということか…。」

霊夢「謎も解けたし、さっさとアンタを倒して終わらせるわよ。」

ダキバ/魔理沙「はい!」/「ああ!」

レミリア「私を…?倒す…?人間如きがふざけるなぁぁぁぁ!!!

     冥符 [紅色の冥界]!」

ダキバ「おっとあぶい。召喚 [ブロン]」

ダキバにブロンブースターフエッスルを吹かせる。

2世「ブロンブースター」♪~

ブロンを召喚し、そこから無数のブロンミサイルで相殺する。

その内にウェイクアップフエッスルを装填して吹かせる。

2世「ウェイクアップ・1!」

ダキバ「2人とも一斉にいくぞ!必殺 [ダークネスヘルクラッシュ]!」

霊夢「言われなくても! 霊符 [夢想封印]!」

魔理沙「恋符 [マスタースパーク]!」

霊夢は追尾型、魔理沙は極太レーザー型、俺は1発しかないがデカめの蝙蝠の形を模した弾幕を、

それぞれ放つ。

レミリア(!…見える、見えるぞ!)

しかし、レミリアは霊夢の追尾弾がありながら魔理沙と俺の弾幕をよけて…!?

霊夢「嘘!?こっちに来た!?」

霊夢の追尾弾を誘導して返してきやガール!

ダキバ「異能 [結界]!」

キバの紋章(別名「ライダーズクレスト」)を模した結界をバリアー代わりにして防ぐ。

魔理沙「あっぶなかったー!サンキューだぜ夢解!」

レミリア「フ、フフフ。やはり運命は私に味方しているようだ!

     貴様らの弾幕が手に取るように分かったからな!」

ダキバ「まぁ俺に防がれて無傷なんですけどね。」

レミリア「う、うるさい!そこまで見えたわけじゃないし!」

霊夢「もう~めんどくさいわねーその運命を操るっての。何とかしなさいよ説明係。」

ダキバ「誰が説明係だ!今の俺は仮面ライダーダークキバ略してダキバだ!」

魔理沙「じゃあ仮面ライダーダキバ、何かいい方法はないか?」

ダキバ「あ、うん。省略のときはダキバだけでいいよ。

    なんか仮面ライダーダキバだとダサく聞こえるから。」

魔理沙「分かった!ダキバ、何かいい方法はないか!?」

ダキバ「そういわれてもな…。未来予知みたいな能力ってそれ自体には戦闘力がないから

    それを使う能力者も基本的に戦うといっても心理戦といったものであって…。」

レミリア「敵が目の前にいながらのんびりとお喋りとは随分舐められているようだなぁ!

     獄符 [千本の針の山]!」

ゲェー!?考える時間もくれねぇのかよ!?・・・あっ冷静に考えれば普通はそうだわ。

ダキバ「装備 [ザンバットソード]

    セイセイセイセイ!」(キンキンキンキンキン!)

捌きながら必死に頭の中で思考を巡らせる。

ぶっちゃけレミリア(あいつ)みたいな予知能力がありながら物理的な戦闘もできるやつって

少ねぇから情報が…。あっでも似たようなだとジオウⅡがいるな。

ダキバ「ん?」

待てよ?確かあん時、突破するために…。

一方で霊夢と魔理沙の2人も弾幕を捌いていたが…。

魔理沙「はぁ、はぁ…。」

霊夢「どうしたの魔理沙?もう限界じゃないの?」

魔理沙「ま、まだ行けるぜ…!むしろ霊夢こそ無理してるんじゃないか?」

互いに疲弊しきっていた。

レミリア「(あいつら分かりやすく疲れてるな。変わり種より先にやつらを片づけるか。)

     紅符[スカーレットシュート]」

ッ!やべぇ!

ウェイクアップフエッスルを再び吹かせる。

2世「ウェイクアップ・2!」

ダキバ「必殺 [キングスバーストエンド]」

キバの紋章を模した弾幕を蹴り飛ばして相殺する。

レミリア「くっ!また貴様かぁ…!」

魔理沙「ダキバ、こいつの倒し方が分かったか!?」

ダキバ「断言する。対策なんかいらねぇ。」

魔理沙「へっ?」

ダキバ「未来だろーが運命だろーが、それを捻じ曲げるほどの力でブチ破りゃあいいんだよ。」

霊夢「要するに無理矢理に力任せで押し切って勝つってことでしょ?」

ダキバ「珍しいな。お前が俺の言ってることを理解するって。」

霊夢「勘でね。なんとなく分かるのよ。」

アーハイハイ。いつも通りの持ち前の勘ですか。

 

ダキバ「まずはこれだ。必殺 [全滅・ザンバット斬]」

持っていたザンバットソードをレミリアに向かって投げる。

レミリア「そんな剣1本でどうする気だ?」

あーあ、今のうち動いときゃ良かったものを。

ザンバットソードが一旦空中で停止したのち、同じものが無数に増えレミリアを取り囲んでいく。

レミリア「!?」

ダキバ「やれ。」

全方位からザンバットソードの雨が降りそそぐ。

レミリア「うぐっ、ガッ、ぐはっ。」

逃げようにも身動きが出来ないレベルの物量でモロにダメージを受けてしまう。

ボロボロになってレミリアを地面に着かせる。

ダキバ「まだまだいくぞ。必殺 [インペリアルデストラクション]」

紋章を二つ出してレミリアの真上下にまで動かすが…

レミリア「そんな何回も!」

おや、寸でのところで横に飛んだか。

ダキバ「じゃあこれだ。必殺 [ロイヤルパニッシュメント]」

ゴルフボールサイズの弾幕を放ち、レミリアに命中させる。

レミリア「ぐ、当たってしまったか…。」

霊夢「……何も起こらないけど?」

レミリア「?」

ダキバ(ニヤリ)「断言する!かかったなアホが!」

瞬間!困惑しているレミリアの背後にキバの紋章が現れ、拘束するかの如く張り付く。

レミリア「うっあ゛!?体が言うことを…!」

次に紋章から飛ばし、足から放つ弾幕を当てることで紋章のところにまで戻すのを2回繰り返す。

最後は直接触らずに首を掴む…はずだけどレミリアが無理矢理脱出しやガール。

ダキバ「まだ回避するほどの余裕はあるんですね。

    思ったよりあなたの、というより吸血鬼の体力を侮ってみたいです。」

レミリア(私、吸血鬼と名乗ったか?…いやそんなことは今どうでもいい。)

    「はぁ、はぁ。き、貴様、下等種族のくせに私を本気にさせるとは…。

     どうやら私の最強の技を見せる必要があるようだな…!」

どうやらここが正念場のようだな。

ダキバ「取り敢えず2人ともどっかに隠れといて。今からスゲー技使うから。」

※今更ながら封太達が戦っている部屋は大広間みたいな場所で広く、色々な物があります。

本日3度目のウェイクアップフエッスルを吹かせる。

2世「ウェイクアップ・3!」

ダキバ「これで終わりだ!レミリア・スカーレット!」

レミリア「終わるのは貴様だけだ! [スカーレットディスティニー]!」

ダキバ「ラスペ発動!必殺 [キングスワールドエンド]!」

片や全方位攻撃。片や自爆攻撃を改竄し、同じような技をもつ攻撃。

2人の弾幕は部屋を崩壊するには充分過ぎた。

互いの大量の弾幕が拮抗する。

そんな中、レミリアは自分が勝つという運命が見えないことに焦っていた。

レミリア(運命は…何か運命は見えないか…!?)

そしてようやくレミリアに見えた運命は―。

レミリア(あ……まただ。またあの運命が…。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

封太「あ゛~、もう゛むり゛~。」

結果は夢解の辛勝であった。

魔理沙「むっ、夢解!大丈夫か!?」

封太「はい、何とか、辛うじて、ギリギリ、生きてます。」

霊夢「その割には今にも死にそうな顔してるけど?」

封太「あれ?…何か死んだおじいちゃんが見えるけど…?」

魔理沙「それ思いっきり三途の川が見えてるぜ!?おい夢解、帰ってこーい!!」

霊夢「そうよ!アンタが死んでもらっちゃ困るのよ…!」

れ、霊夢お前ってやつは…!ずっと人の心が無いような冷えてぇやつだと思ってたけどそんなk

霊夢「アンタが死んだら誰が宴会の準備を手伝ってくれるのよ…!」

封太「あゴメンやっぱ死にそう」(首カクンッ)

魔理沙「ああああああああ!死ぬなぁー!夢解ー!」

 

???「あの…。」

霊夢「!」

魔理沙「だっ誰だ!?」

封太(この流れはもしかして、もしかしたら、もしかすると…。)

2人は声のした方へ視線を向ける。

そこにいたのは…。

???「貴方達は、誰なの?」

 

続く




一周回ってスペカのゴリ押しで決めるんかい。
失礼な。相手に逆利用されることがない、理に適ってる戦法だと
捉えてもらいたいね。by作者
んな考えもってるの次元の中でテメー1人だけだわ。
そこは「地球上」とか「宇宙の中」でとかじゃないの?
やたらスケールデカめに言ったね…。by作者
今更だけどよ、この反省トーク兼次回予告は読者からはどう思われてんだろうな。
今現在感想が1件しかないし、これとは関係ないから全然分かんない…。by作者
まっ、とにかくはもっと沢山投稿して知名度上げりゃあいんじゃね?
そん時に投票とかすれば分かるかもしんねーだろ?
だね、地道に頑張っていくよ。by作者
目指せ!ランキング1位!
それはご勘弁。by作者

次回予告
レミリアとの死闘が終わった封太達の前に新たな人物が現れた。
遊びたいと言ってるが…これは(一般人からは)どう見ても遊びじゃありません!
しかもこの娘めぇっっっっっっっっっっっっっちゃ強いやんけ!!
こんなの大丈夫かー!?

次回 東方反則天第17話 狂気・デストロイウ゛ァンパイア
次回もキバっていくぜ!


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第17話 狂気・デストロイヴァンパイア

悪魔の妹がやってくる…!


???「貴方達は、誰なの?」

 

その人物はレミリアに似ていて、俗に言う幼女だった。

血のような紅を中心とした服装。

これまた血のように紅い目とサイドテールに纏められた金髪でレミリアにも言えるのだがナイトキャップ(ZUN帽)を被っているのが特徴。

何より目を引かれるのが七色に分けられた八つの宝石が付いている翼。

翼というよりは、「8個の宝石が付いた一対の枝」という表現もできなくはない。

また、手にはグネグネとして、先端にスペードを模した杖のようなものも持っている。

 

霊夢「私は博麗の巫女、博麗霊夢よ。」

魔理沙「私は普通の魔法使い、霧雨魔理沙様だぜ?

    そしてこいつは夢解…夢解…なぁ霊夢、夢解の名前って何だっけ?」

霊夢「いや、覚えてない。こいつ、名字で呼ぶことを命令してたから忘れたわ。」

※前回の終わりから封太は目を瞑って気絶しているフリをしています。

ってか俺が名字呼びにしてくれって言ったとはいえ忘れるなんて酷くないですか?orz

まだご対面してから1日も経ってませんよ?

霊夢「で、アンタは誰よ。ま、これから退治する妖怪の名前なんか知る必要もないけど。」

オイコラ霊夢、一言余計だ。

???「フランドール・スカーレット。それが私の名前。」

 

悪魔の妹・フランドール・スカーレット 能力 「ありとあらゆるものを破壊する程度の能力」

 

フラン「ねぇ、私と遊んでくれない?」

霊夢「あぁ?遊ぶ?」

魔理沙「うへぇ~。私らもうクタクタなんだわ。他をあたってくれないか?」

俺も流石にちと休みてぇ。

フラン「違う。遊ぶのは貴女2人じゃないから。」

ギクッ

魔理沙「え、じゃあ誰だ?」

フランは指を指して指名する。

フラン「そこの横になっている人間。夢解っていうのと遊びたい。」

ヤッパリネー。そんなことになるんじゃないかと思ったよ。

でも封太さんは起きて遊び相手になる気は1ピコメートルもありませんよーだ。

それにこいつらも気絶(のフリを)している本人の意思をガン無視して話を進めるわけ・・・

霊夢「あ、どうぞどうぞ。後で返してくれたらいいから。」

 

プッツン

 

封太「オイゴルァ霊夢貴様ぁ!!楽したいからってあっさり売るなぁ!!

   しかも後で返してくれたらってわしゃ物か!?物扱いか!?

   それに戻って来たら来たらで宴会の準備をさせ(こきつかい)やガールに決まってんだろ!?」

霊夢「あ、起きた。」

封太「・・・あ。」

…やっちゃったZE☆。いややっちゃたぜじゃねーよ!←セルフツッコミ

チクショーメェェェェェェェ!

フラン「ねぇ、私と遊んでよ。」

封太「はぁ…分かったよ。でもちょっとだけ待ってくれ。遊ぶために準備が必要だから。」

フラン「分かった。」

封太「分かってくれて何より。それじゃちょっち失礼するぜぃ。」

俺はそそくさと隠れそうな瓦礫(この部屋の一部だったもの)の裏に回る。

封太「あ、言っとくけど絶対に見んじゃねーぞ!絶対だからな!!」

 

霊夢「……何で見るなとか言い出したんだろう。」

魔理沙「そんなこと言われたら余計気になっちゃうぜ。見に行こうぜ霊夢。」

封太「くぁwせdrftgyふじこlp~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!?」

ビビビビビビビビビビビビビビビ~!

突如、謎の奇声と音が聞こえ、封太のいる場所から赤と緑の光やら電気やらが流れでてくる。

魔理沙「…!?な、何事だぜ…?」

 

空白の15秒後

 

封太「お待たせ。」

封太が金色のコウモリを連れて戻ってくる。

霊夢(何ともなさそうだけどさっきのは何だったのよ!?)

フラン「それがあなたのおもちゃなの?」

????「ああん!?誰がおもちゃだ!俺の名前はキバットバット3世だ!

     確かにおもちゃとして日本列島のみならず世界にも販売されていますよ!

     でも俺は違う!決まった音声以外にも日常会話からアドリブまでお手のもの。

     この世でたった1人の正真正銘のキバットバット3世だ!」

この金色のコウモリみたいなのは「キバットバット3世」。

通称として本編で「キバット」と呼ばれているためここでも基本的にそう呼ぶ。

今からの変身やスペルカード発動など、とにかくなくてはならない存在だ。

と、いつものように簡素すぎる解説をしてっと…。

封太「お前さっきからメタいんじゃーーー!!販売とか音声とか現実の話を混濁すな!

   見ろ!3人ともなんのこっちゃか分かんねぇ顔をしていやガール!」

キバット「封太!そんなことより死んだ魚のような目をしたあのガキんちょに

     俺が本物のキバットだってことを証明するために早く変身しようぜ!」

封太「聞いてねーし目的が変わっとるやんけ!つかお前キバットじゃなくてもうアレだろ!?

   完っ全に中の人ネタを利用しているぎn キバット「はいガブリンチョ!」

ガン無視かーい!しかもそれスーパー戦隊のやーつー!

腕に噛みつきベルトが形成される。ええいもうこうなりゃ半ばヤケだ!!

封太「スペルカード発動!変身 [心の音楽を聞き取るハーフ]!」

ベルトにキバットを付け、平成仮面ライダー9作品目であり、石ノ森章太郎生誕70周年記念作品

の「仮面ライダーキバ」に変身する。

フラン「じゃあ遊ぼうか。」

キバ「おう、遊ぼうぜ。」

 

殺し合い(弾幕ごっこ)をなぁ!

 

フラン「行くよ。」

まずは小手調べのつもりか普通の弾幕を放ってくる。

その弾幕をよけては、時々紅いエネルギー状の鎖を使って打ち消したりしている。

フラン「ふーん、中々やるじゃん。」

キバ「そりゃどうも、誉め言葉として受け止めておきますよ。」

フラン「これはどうかな?禁忌 [クランベリートラップ]」

むっ、これは初見且つ自力での突破はムリポだな。

キバ「行くぜキバット。必殺 [ダークネスムーンブレイク]」

キバット「ウェイクアップ!」(♪~)

周囲は月夜に変わり、キバの周りには紅い霧が立ちこむ。 

霊夢「え?なんか暗くなっているけど?アイツの能力?」

魔理沙「見ろよ霊夢!部屋の中なのに満月があるぜ!紅い霧もだ!」

キバ「ハァー…はぁ!」

右脚を高く振り上げ、キバットが右脚の(カテナ)を断ち切ることでそこに封じている

赤い翼と緑の魔皇石(ヘルズゲート)を開放する。

そのまま天高く上昇したのち、月を背にとんぼ返りで体制を整え、弾幕を放ち相殺する。

フラン「へぇ、じゃあ次ー。禁忌 [レーウ゛ァテイン]」

フランの持ってる杖のようなモノにエネルギーが宿り、そこから弾幕が放たれる。

キバ「派生 [ガルルフォーム]」

キバット「ガルルセイバー!」(♪~)

青いフエッスルを吹かせるとオーテンから「魔獣剣ガルルセイバー」を取り出す。

それを手に取り、機動力が高い青い姿のキバ「ガルルフォーム」に変わる。

ガルルフォームの持ち前の素早さで掻い潜って、斬り合いをする。

(ガキッ、キィン、カン!カン!ガキィンッ!)

だがこれでは勝負がつかなさそうなので一旦距離をとる。

ガルルセイバーの刃部分をキバットに嚙ませて魔皇力を注入する。

キバット「ガルルバイトー!」

キバ「必殺 [ガルル・ハウリングスラッシュ]」

ガルルセイバーを咥えて薙ぎ払う。

フラン「まだまだいくよー。禁忌 [カゴメカゴメ]」

緑のフエッスルを使用する。

キバ「派生 [バッシャーフォーム]」

キバット「バッシャーマグナム」♪~

「魔海銃バッシャーマグナム」を出現させて手に取る。

今度は遠距離攻撃と水中の戦闘が得意な緑色の姿をした「バッシャーフォーム」に変わる。

キバ「異能 [アクアフィールド]」

一時的に周辺を水上のようにする。

フラン「私達吸血鬼は水流を渡れない。考えたね。でも空を飛べるから意味ないんじゃないの?」

キバ「問題ない。これは俺が動くためにだ。」

俺はスケートの如く優雅に滑りながら弾幕を発射する。(バババババン!)

霊夢「冷たっ!?ちょっと靴が濡れたじゃないの!」

魔理沙「んっ!?何で部屋が水浸しになってんだ!?」

あ、スマン。何も言ってなかったばっかりに…。

バッシャーマグナムを噛みつかせて必殺技を発動する。

キバット「バッシャーバイト!」♪~

キバ「必殺 [バッシャー・アクアトルネード]」

銃に水の力を込めてフランに放つ。

フランが逃げようするがあの弾幕は当たるまでしつこく追いかける。

あたかもどっかの巫女さんのスペカのように。

フラン「しつこいなー。キュッとしてドッカーン。」

ありゃ、無理矢理破壊されちった。

フラン「じゃあこれ。禁忌 [恋の迷路]」

キバ「派生 [ドッガフォーム]」

キバット「ドッガハンマー」(♪~)

今度は紫のフエッスルを鳴らして拳と合体したような「魔鉄鎚ドッガハンマー」を召喚する。

そしてパワーと防御に秀でた紫色の「ドッガフォーム」になる。

キバ「おりゃあ!どりゃあ!」(ドン!ガン!)

近づいてくる弾幕をハンマーで弾き飛ばす。

フラン「ひゃー危ない。」

あらかた片づけるとドッガハンマーの持ち手の部分を嚙ませて必殺技を発動する。

キバット「ドッガバイトー!」

ハンマーを縦に持って、後ろにあるスイッチを引く。

それにより、拳に隠された「トゥルーアイ」が解放されそれを見たフランの動きを止める。

フラン「え、動けない。」

キバ「必殺 [ドッガー・ハンマスラップ]」

トゥルーアイを閉じて、拳状の弾幕を形成する。

ブンブン振り回し勢いのつけた弾幕は指一本も動かせない吸血鬼に命中する。

魔理沙「おっ、ようやく当たったぜ。」

しかし、煙が晴れたそこにはピンピンしているフランがいた。

霊夢「吸血鬼というだけあってそう簡単にはいかないわね。」

フラン「すごいすごい夢解って強いねー。」

キバ「……。」

何だろうか。なーんか変なんだよなぁ。

フランってこんなんだっけ?

少なくとも俺のイメージではフランはここまで静かなやつじゃなかったんだけどなぁ。

まぁ、原作と二次創作で性格が別人レベルで違うのは、もはや東方では当たり前か。

フランも400%くらいはその影響をくらってるし。

ん゛ーでもなぁ…。ちょっとカマっぽいことでもかけてみっか?

キバ「フランドール・スカーレット。質問する。お前、何か隠してないか?」

フラン「どういうこと?」

キバ「だってよ、いま俺たちって殺し合って(あそんでいる)んだろ?

   遊ぶってことは楽しいこと。なのにお前ぜんっぜん笑ってねぇじゃん。」

フラン「フランはさっきから笑っているよ?」

キバ「顔だけならな。心から笑ってるわけじゃねぇだろ?。本当は楽しくないんだろ?

   本性さらけ出せよ。

 

フラン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハハハ。」

 

今何か言ったか?小さすぎて聞こえんかったんだが。

フラン「はぁ…もういい、遊びはおしまい。

キバ(雰囲気が変わった?)

そう言い終えると一瞬で距離を詰めて、激しく攻撃してくる。

フラン「ほら、ほら、どうしたのよ。」

キバ「ちょっ、おい、ぐっ、ううっ…!」

その圧倒的すぎるパワーのゴリ押しに耐え切れずハンマーを手放してしまう。

それと同時に基本フォームの「キバフォーム」に戻ってしまう。

キバ「やべっ…!」

フラン「あーあ、でも終わらないよ?」

キバ「…ひっ。」

この時、封太は本能的に感じ取った。対等だった立場が崩れたということを。

余裕を完全に失った彼には勝利という2文字が消えてしまった。

魔理沙「大丈夫かな夢解…。さっきから押されてるみたいだぜ。」

キバ「はっ博麗さんに霧雨さん、助けてください!自分1人じゃ無理っす!」

霊夢「お金くれるなら手伝ってあげないこともないけど、いくら払うつもり?」

封太「いくらって…いや俺一文無しなんですけど!?てかアンタ分かって言ったでしょソレ!?」

霊夢「じゃあ無理ね。アンタ1人で頑張りなさい。」(ニヤニヤ)

こ、こんニャロ~!

フラン「お金があれば遊んでくれるの?私が出そうか?」

霊夢「えっ」

魔理沙「ほう、いくら出すんだ?」

フラン「コインいっこ。」

霊夢「少なっ!いくらなんでも足りなさすぎるよ!!」

うん…そこは概ね同感だ。

魔理沙「一個じゃ、人命も買えないぜ。」

おっ来るぞ。あのセリフが。

フラン「貴方達が、コンティニューできないのさ! 禁忌 [フォーオブアカインド]」

次の瞬間、フランが4人に分身する、ってぇ!名言とついでに分身すんのかーい!!

霊夢「ええ!?」

魔理沙「ふ、フランが増えたぁ!?おぉい霊夢!お前が一緒に戦うとか言うからー!」

霊夢「はぁ!?私が原因!?アンタがいくらとかあいつの話に乗らなければ良かったのよ!!」

おーおー、責任の押し付け合いはなんとも醜いものですなぁ。

フランABCD「サァ、私と遊ぼうよ…!」

マジィ…ッ!フラン4人分は流石の俺でも無理ゲー、否、詰みゲーだ。

と、ちょうどそこへ。

咲夜「お嬢様ご無事で…っこれは!?」

こあ「はわわわわ!妹様が1匹、妹様が2匹…。」

魔理沙「お前たち…!」

美鈴「あ、皆さんいらしたんですね。」

咲夜さん、こあさん、美鈴さんの3人がやってきた。

でも何で?フラン絡みか?…えぇい!この際どうでもいい!

キバ「十六夜さん達!一時休戦です!今は協力して妹さんを止めましょう!!」

咲夜「私達で?」

美鈴「妹様を!」

こあ「止める~!?」

レイマリ「いや無理だってー!!」

キバ「無理じゃないはずです!妹さん1人に2人がかりでやれば何とかなると思います!多分!」

咲夜「いや、そうはいうけどここには6にしかいないし、仮に2対1でも勝てるわけないじゃない。」

美鈴「咲夜さんの言う通りです。妹様相手に私達ではとても…。」

こあ「殺される…みんな殺される…!」

全員が戦意喪失に陥っているなか、封太以外でまだ諦めていない者がいた。

????「私も戦うわ。」

声のした方を見るとまだ傷の癒えておらずも立ち上がっているレミリアがいた。

咲夜「お嬢様!?危険です!その状態では…!」

レミリア「フランに関しては我々側の問題でもある。」

咲夜「で、ですがこんな訳の分からない連中と…。」

レミリア「咲夜。これは命令だ。今から我々は紅白と白黒と変わり種と協力してフランを止める。」

キバ「スカーレットさん、ありがとうございます!」

レミリア「勘違いするな。いずれは貴様らも潰すからな。

    (変わり種。私は認めないからな。あんな運命、訪れるわけがないんだから

     フランを止めるついでに同士討ちにでもなってもらうからな。)」

魔理沙「ん?でも7人で結局1人はフランと1人だけ戦わなくちゃならないぜ?」

キバ「それは俺がやりますよ。」

霊夢「さっきまで負けてたくせに。」

キバ「もう大丈夫。本気出すから。」

フランB「終わった?」(クスクス)

フランC「それじゃあ…」(ケラケラ)

フランD「今度はみんなで」(ヘラヘラ)

フランA「殺し合い(遊び)ましょう?」(ニタァ)

 

続く




今一度フランのことを調べて驚いたことがあるんよ。by作者
何だ?
1,翼の宝石は片側ずつに8つある。(東方紅魔郷の立ち絵で確認。強欲異聞も同様。)
2,またその宝石の色は(おそらく)全部で7色で一番内側と外側が(多分)同色。
この2つだね。by作者
へぇー、そうだったんか。背中とか普段見ねぇから良い豆知識になったわ。
但し、今私めが言ったことが完全に正解とは言えませんので鵜吞みしませんように。by作者
注意喚起、これ大事。

次回予告
4人に増えたフラン、みんな必死に戦ってるけど手強い…!
だがこっちも出血大サービスだ!クリスマスだけに!まぁ、もう過ぎたけどね。
次回 東方反則天 第18話 終曲・エンペラーバット
次回もキバっていくぜ!


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第18話 終曲・エンペラーバット

かつて戦った敵が仲間になって一緒に戦う展開、オニアーツイね!


フランB「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!」

こあ「ヒィィィィィィィ!やっぱり私達なんかが妹様に勝てるわけないですよー!

   美鈴さ~ん、私達だけでも逃げるというのは…。」

美鈴「みんなが必死になっているのに私達だけ逃げるのは卑怯ですよ…!諦めないでください!」

フランB「これで楽にしてあげるよ!禁断[スターボウブレイク]」

美鈴「くそ!背水の陣ですか!」

こあ「ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!」

思わず目を閉じた2人。だがいくら待っても何も起きなかった。

こあ「…………………………あれ?死んでない?」

目を開けるとそこには紫色の巨体が立ち塞がって守っていた。

美鈴「だ、誰…というか守ってくれたんですか?」

その巨体の正体はキバ・ドッガフォームの武器であるドッガハンマーの本来の姿

フランケン族の最後の生き残り「ドッガ」だった。

フランB「何コイツ。固すぎるでしょ…。」

いくら当ててもあまり効果がなく、フランBは打ちやめる。

ドッガ「(グッ)」

ドッガは振り返って2人にサムズアップをする。

美鈴「あ、はい。ありがとうございます。」

思わずサムズアップをお返しする美鈴。

 

フランC「貧弱貧弱ゥ!」

レミリア「やめなさいフラン…いい子なんだから部屋に戻って頂戴…!」

フランC「やーだ。お姉様の言うことなんか聞かないもーん。」

咲夜「妹様…。」

2人とも手負い状態な上、相手が身内なため本気を出せず、苦戦を強いられていた。

フランC「消えちゃえ。禁断[カタディオプトリック]」

咲夜「危ないですお嬢様!奇術[エターナルミーク]!」

対抗して弾幕を放つ咲夜だが、被弾してしまう。

咲夜「きゃあぁ!」

レミリア「咲夜…。」

?????「それー!」

弾幕が命中する前に目の前の弾幕が一掃される。

レミリア「な、何だ。何が起こった?」

2人の前に現れたのは緑色でヒレがついている怪人。

バッシャーマグナムそのものであり、マーマン族の最後の生き残り「バッシャー」。

バッシャー「はじめまして。僕の名前はバッシャーって言うんだよ。よろしくね!」

レミリア(馴れ馴れしいなこいつ。)

 

フランD「お前は今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?」

霊夢「え?この状況で何言ってるの?」

魔理沙「私は13枚食ったぜ。」

霊夢「いや正直に答えなくていいでしょ!?しかも何か不吉な数!」

フランD「スキあり。禁断[過去を刻む時計]」

霊夢「あ、まずい。」

???「フン!」

青い狼のような怪人が蹴とばすなり、引っ搔くなりで近くの弾幕を打ち消した。

魔理沙「だ、誰だか知らないけど助かったのぜ。」

霊夢「てかアンタ誰?新手の妖怪?」

???「あんなのと一緒にすんじゃねぇ。

    俺は誇り高きウルフェン族の最後の生き残り「ガルル」だ。」

血のような紅い目に青い獰猛な姿。鬣とツノがあるガルルセイバーの正体。それがガルルだ。

 

フランA「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!」

何かコイツだけ違くね?どこかといいますと、時系列っていうか部が2つぐらい違うっていうか。

フランA「どうしたの?さっきから避けてはちょっとの弾幕でつまらないよ。

     もう降参したほうがいいんじゃないかな?」

キバ「俺は負けるつもりはないよ。それに、降参するのはそっちかもしれないよ?」

フランA「えー何それどういう意味?」

キバ「じゃあ分かるようにいうけど周りをよく見たら?」

フランA「え?」

そう言われてフランAが見回すと…。

フランB「あれ?」フランC「お?」フランD「ん~?」

自分の分身がすぐそばにいた。

フランA「何で?」

キバ「彼らに頼んでうまく誘導したんですよ。ありがとうございます。」

ガルル「仕方なくだ。」

バッシャー「えへへー。」

ドッガ「(コクリ)」

キバ「では皆さんお願いします!!」

レキバ「よし来た!」 アクバ「はぁやれやれ~。蝙蝠使いが荒いこと~。」

サガっち「リョウカイ。」 2世「承知した。」

今までご登場してもらった変身アイテム兼使役モンスターの皆さんに時間稼ぎしてもらう。

フランA「うわっ、なにこれうっとおしい。」

キバット「そいつらは本物だけどおもちゃにもなってるぜ。」

キバ「何でお前はそんなメタ発言ばっかしなんじゃい!」

キバット「おーいそんなカッカすんなって。今のうちにあくしろよ。」

キバ「もう本来のキバットのキャラからドンドン離れてるってー!!」

そう言いながらも取り敢えず3つのフエッスルを取り出す。

キバット「ガルルセイバー!(♪~)バッシャーマグナム!(♪~)ドッガハンマー!(♪~)」

キバ「強化[ドガバキフォーム]」

ガルル、バッシャー、ドッガの3人の体型が変化し、彫像体になる。

霊夢「あれ、これさっきのじゃ…?」

魔理沙「え じゃあこいつら武器にもなるのか!?」

3人がキバの周囲を回り、融合する。

左腕は青く、右腕は緑に、胸は紫色の鎧に変わり4つのフォームが混ざった

「ドガバキフォーム」に変わる。

そしてウェイクアップフエッスルを差し込み必殺技を発動する。

キバット「ウェイクアップ!」(♪~)

キバ「必殺[ドガバキムーンブレイク]」

キバ+アームズモンスター3人分の威力の弾幕を受けて、4人のフランが1人に戻る。

フランABCD「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

元の1人に戻って座り込んでいるフランにレミリアが話しかける

レミリア「フラン。どうして勝手に部屋から出たのよ。いつもはずっと自分の部屋にいて

     大人しくしているじゃない。何で今日に限ってこんなことに…。」

フラン「……だって寂しかったもん。」

レミリア「……!」

フラン「私が能力を、ありとあらゆるものを破壊する程度の能力を完全に制御しきってない

    から、何でもすぐに壊しちゃうからお姉様は私を閉じ込めた…。

    誰もフランに近づくことも、話すことも、遊ぶこともしてくれない。

    お姉様達はいつもできることが出来ない。

    お姉様も咲夜もパチュリーも美鈴もこあもみんな計画を進めてるのに

    そこにフランはいない……。

    今回だけじゃない、フランはいっつもいっつも仲間はずれ。

    ……私はいつも一人ぼっち……寂しかった。」

咲夜「妹様……。」

 

キバ「・・・でもさぁ、それ自業自得じゃね?」

一同「え?」

キバ「だってよぉ、それって要するに自身の能力をコントロールできないし、

   それを何とかしようにも誰かに助けを求めることはなかった。

   周りは手伝おうとしたかもしれねぇのにな。

   その結果がこれなんじゃねーのか?

   今まで何も言わなかったくせに今頃虫の良すぎる話だぜ。

   断言する。お前は能力抜きで自分の意思で周りとの関係を破壊したんだよ。」

咲夜「貴様…ッ!黙っていれば好き勝手に…!」

 

フラン「……アアア……」

レミリア「フラン…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラン「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」

 

フランの絶叫にただでさえ壊れていた部屋が完全に崩壊し、天井が露わになる!

魔理沙「おいこれヤバいんじゃないか!?」

ガルル「テメェら、表に出るぞ。」

こあ「あれ、いつの間に?」

バッシャー「封太くんからの命令でみんなこの館から脱出してってさ。急ごうよ!」

美鈴「待って下さい!そうなると妹様と夢解さんはどうするのですか!?」

ガルル「ほっとけ。こんなところで死んだらそれだけのことだ。」

レミリア「咲夜、立てるか?無理ならおんぶするぞ。」

咲夜「い、いえ大丈夫です。むしろお嬢様の方こそ怪我をしていらしておられますので

   私が支えますよ。」

レミリア「何言ってるんだ。こんなときぐらい無理せずに私達に頼れ。」

霊夢「それじゃあみんな、早くここからでるわよ。私についてきて!

  (夢解のやつ、何であんなこと言ったんだろう。あいつのことは全く知らないけど

   少なくともあそこまで怒らすようなやつじゃなかったのに。一体何が目的なのかしら?)」

 

みんながいなくなってこの部屋だった場所には俺とフランしかいなくなった。

キバ「来い!召喚[タツロット]!」

オーテンから「魔皇竜・タツロット」を召喚する。

タツロット「みっなさ~ん!お待たせいたしました~!ずっとスタンバってましたよー!」

・・・何かこの作品「ぎ」から始まる漫画に乗っ取りかけられとるわ。

でも今はそれどころじゃねぇ、気を取り直して…。

キバ「最強[エンペラーフォーム]」

タツロットが左腕に装着する。

タツロット「へんっしん!」

全身を黄金の鎧が包み、胸には紅い装甲が纏われる。

マントが出現し、顔も金と紅を中心としたものに変わることでキバの最強フォーム

「エンペラーフォーム」に変わる。

キバ「ではフランドール・スカーレットよ。サシでの勝負といこうじゃねーか。」

 

続く




作者さぁ、ほっぼほぼタイトル詐欺じゃねーか。
別に最後の最後にだしたからノープロブレムですよ。
あとドガバキの必殺技名は差別化の為に「必殺[ドガバキムーンブレイク]」という
表記にしたけどこれくらいなら叩かれないよね?by作者
本来はキバフォームと同じ必殺技名やし、それくらいの改変なら大丈夫だろう。
それはそうと次回で一応紅霧の章が完結するのかなんか感慨深いものがあるな…。by作者
この作品が終わるわけねんだからさっさと次の章をださんかい。
つーかその最終話は次なんだからそこで呟けよ。
まぁそうなんだけどさ…。by作者

次回予告
暴走したフランVSキバ・エンペラーフォーム
勝つのはどっちだ!勝利の女神はどっちに微笑む?なぜこんなことを言ってるんだ!?
分かることはただ1つ、家族を想う愛の力は幻の夢を現実のものとする。
次回 東方反則天 第19話 フィナーレ!異変解決
次回もキバっていくぜ!


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第19話 フィナーレ!異変解決

どうでもいいけど前ゼンカイのくぁwせ以下略は本日三回目の
マッドドクターさんに回復してもらいました。


紅魔館:中庭

 

魔理沙「ぜぇ、ぜぇ…こ、ここならもう大丈夫なんじゃないか?」

バッシャー「多分大丈夫。」

レミリア「おい待て、そういえばパチュリーはどうしたんだ?」

咲夜「確か小悪魔曰く、いくら呼んでもついてこないためおいてきたと仰っておりましたが…

   ということはまさか…?」

こあ「あああ…!そうでしたー!パチュリー様のことすっかり忘れてましたー!

   まずいです!今すぐ戻って助けにいかなくては!」

咲夜「あなた正気!?ここに来るまで館のあちこちが壊れていつ崩壊してもおかしくない状況

   だったのよ!そんな中に戻るというのよ!」

こあ「確かに!ということは諦めるしかないということなんでしょうか?

   まぁ一応主人である引きこもりなんかより私は自分の命が大事なのでいいですけど。

   いや~誠に残念ですg」

パチュリー「主人を差し置いて使い魔である自分はさっさと逃げる。

      まさに悪魔らしくいい度胸してるわね」

こあ「ヒッ!?パパッパッ、パパ、パチュパチュパチュ、リリリリリリリぃ~…様?」

そこにはパチュリーが…正確にはドッガにおんぶされたパチュリーがいた。

パチュリー「私はここよ。」(ヒョッコリはん)

こあ「あぁ!そこにいらしたのですね!でも何で紫の人がおんぶしているんですか?」

パチュリー「後ろから積み上げた本に押しつぶされて、退かそうにも魔力切れで動かせず

      途方に暮れていたところをこのデカブツが助けてくれたのよ。」

こあ「成程!ありがとうございます!紫のデカブツさん!」

ドッガは返事のつもりなのかサムズアップした。

バッシャー「その子の名前、ドッガね。」

咲夜「名前、あったんだ。」

 

ガルル「それはそうと吸血鬼。お前、何でこんなことをしたんだ。」

霊夢「そうね、あの妹の事もあるし説明してもらうわよ。」

レミリア「それは……フランのためよ。」

霊夢「フランの?」

レミリア「あの子は能力を制御しきれなかった。壊したくないのに何でもかんでも破壊して

     フランも苦悩していた。だから閉じ込めたのよ。極力誰にも関わらないようにもした。

     あの子がこれ以上苦しむ姿を見たくなかった。でもそうすると別の問題が生まれた。

     パチェが言うにはこのまま1人の状態が続くとフランが暴走する。

     フランの心の中には何かを壊したい欲望があって頭がそれに支配されている。

     そして壊すだけのことしか考えられず時間や場所も気にせず動いたら最後、

     太陽の光に当たり灰となって死んでしまう。

     そんな最後私は嫌だ…ッ!

     だからそれを塞ぐための方法としてはフランをこの世から消すか、

     フランが思うままに破壊できるように自由にさせることの2つぐらいしかなかった。

     私としては後者にしたかったけど紅魔館(ウチ)だけでは限界があった。

     フランの欲望は私達の想像以上に高まっていた。もはや選択の余地はなかった。

     だからあの子がいつ外に出ても大丈夫なようにするために太陽を隠した。

     これが私が異変を起こした理由よ。」

魔理沙「つまり妹が死なない為に異変を起こしたっていうのか?

    でもそれだとアイツがとんでもない数を破壊してかなりの被害になるぜ?

    そうなるくらいならいっそのことあいつを死なせた方が手っ取り早いんじゃ…。」

レミリア「何と言われようが私は意思を曲げるつもりはない!!

     フランと私は血の繋がった唯一の家族なんだ!!

     フランの為ならたとえ幻想郷中を敵に回す覚悟もあるぞ!!

     私にとってフランはそれだけ大事な存在なんだ!!」

霊夢「でもねぇ、人間に害があるし迷惑だし異変を解決するのが私の役目だし。」

レミリア「知るか!お前に役目があるように私にだってあるんだ!

     フランからは姉や家族として見られてなくても今まで何もしてやれなかった分

     自由にさせる権利がある!!姉としての役目を全うしなくてはならないんだ!!

     だからっ…頼むッ…!フランを…あの子にだけは手を出さないでくれ…ッ!」

かの吸血鬼は自分より下等種族だと蔑んでいた人間相手に頭を垂れてでも懇願していた。

咲夜「お嬢様……。」

 

フラン「お姉様…?」

レミリア「…ッ!フラン…!?」

レミリアが振り返るとそこにはフランが呆然として立っていた。

レミリア「な、何故ここに…?確か館の中にいたはずじゃ…。」

フラン「それは…」

封太「それに関しては俺から説明しよう!」

ふ う た が あ ら わ れ た !

封太「え?何で俺とスカーレットの妹がここにいるんだって?

   それじゃ、みなさんにも分かるようにシークバーを巻き戻して確認しよう♪」 

キバット&タツロット「これ小説なんだ(です)けど…。」

 

回想・紅魔館

キバ「やっと2人っきりで話せるなスカーレットの妹。」

フラン「コワス、コワス、コォワァスゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!」

もはや会話は成り立ちそうにない。

キバ「うーんちょっち煽りすぎたか。まぁいいや、ならば下げればいいだけ。ハッ!」

近づいて肉弾戦を繰り広げる。

ドガッ、バキッ、ビュン、ボコッ、ガンッ!

キバ「う、中々やるな。」

向こうはダメージなんぞ知ったこっちゃあないと言わんばかりに攻撃してきやガール。

フラン「アァア…ナンデコワレナインダァァァァァァァァ!!」

キバ「そりゃこんなところで壊れるわけにはいかないからな。

   そう簡単に終わってたまるかってんだ。」

フラン「サッサトコワレロォォォォォォォ!!」

コイツッ!

キバ「やっぱりそれがお前の本性じゃねーか!お前の心は狂気に支配されてるんだよ!

   だから能力も制御できねーし、そんな風に暴走するんだよ!!」

フラン「ウルサァァァァァァァイ!!禁断[過去を刻む時計](キンダン カコヲキザムトケイ)!!」

ヤバッ!

キバ「レミリアさんごめんなさい!変形[飛翔体]」

ドラゴンのような見た目になる特殊な形態「飛翔体」へと変わる。

機動力が上がったが…サイズがデカいためどうしてもぶつかってしまう。

そのせいで色々と壊し…あっ、もう壊せる部分ないから謝る必要なかったわ。

キバ「これでも喰らって頭冷やせェェェェェェェ!!」

口から何発も弾幕を放ち、無理矢理フランを鎮める。

フラン「グッ…グルアァァァァァァァ!!!」

 

あれからフランは多少落ち着いたのかこちらの話を聞くようになった。

封太「フラン、さっきはやりすぎてごめんね。ただ、どうしても君と二人だけで話たくてさ。」

フラン「……イマサラナニヲハナスノ?」

よし、ここからは言葉を慎重に選んで説得するぞ。

封太「取り敢えずさ、何で閉じ込められたかもう一回思い出してみてよ。」

フラン「ナンデ…?ソレハ私ガナンデモ壊スカラアイツハ私ガ怖クテ無理矢理閉ジ込メタ。

    私ヲアンナ所ニ閉ジ込メテ、アイツハ私ノ事ヲ忘レテノウノウトシテ…。」

封太「はいそこおかしい。明らかに矛盾してます。君は何でも壊せるはずなんだよね?

   じゃあその閉じ込められた部屋も壊して自由になれたはず。

   なのに何故今までそれをしなかったのでしょうか?」

フラン「エ?ソレハ…ワ、私ガ迷惑ヲ掛ケタクなかったから…アレ?」

いいぞ…!

封太「495年も閉じ込められたから記憶が改竄されてるっぽいね。

   ちょっともう一回思い出してみてよ。」

フラン「私が何でもコワシテ…お姉様が閉ジ込メテ…

    デモそれは私がこれ以上コワサナイ為に…。

    私もソレヲ分かって壊サナイヨウニ…。なのに壊したくて壊したくてオサエキレナクテ。

    それでこんなことになったのはスベテお姉様のせいだって…。」

封太「そこから勝手に思い込んだ。だけどね君は本当のところは姉を恨んでいない。

   姉も従者も全てをその手1つで壊せる君がどうして壊さなかったのか…。

   それはね君自身が紅魔館のみんなが大好きだからだよ。」

フラン「私がみんなを…大好き…?」

封太「うん。今から言うことは全てただの俺の推測だから実際は分かんないけど

   もしスカーレットの姉貴や紅魔館のみんなが君のことを嫌いだったら

   嫌いな人にむけて何かしら嫌なことをしたはずでしょ?

   例えば吸血鬼にとって嫌な事、太陽に当てるとか?

   でも今までの君の過去を聞く限り、部屋から出ないようにしただけで

   君の暮らし自体は便利なものだった。これは嫌いな人にやることではないね。

   となると考えられる可能性としてみんながフランの事が好きなんだよ。

   今回の異変も空を紅い霧で覆わせて太陽が見えないようにしたせいで

   あたかも吸血鬼にとって活動しやすい状況にしたようなもんだよ。

   ガチな話、こんな大掛かりなこと自分意外だと家族、大好きな妹の為でもないとしないよ。

   この異変を起こしたのも君の為なんじゃないかな?」

フラン「私の…。」

封太「あくまでこれは俺の予想だから実際には違うかもしれない。

   レミリアの気持ちを知るには本人に聞くのが一番だけど…

   フラン、君はその真実を知る覚悟はあるか?」

そこまで言うとしばらく考えたフランは小さく返事する。

フラン「……うん。」封太「今うんって言ったよね!?その気はあるってことだよね!?」

フラン「えっ…えぇと…」

封太「おーし!それなら善は急げだ!

   その先はお姉ちゃんがいるから彼女の本音を聞いてあげてね!!」

フラン「ちょっ、ちょっと待っt」

オーテンを出してフランをその中に入れ込む。

封太「さて、俺も外に行くか。え?どうやって?そりゃ歩きで。」

 

封太「とまぁそんなわけでございますよ。」   

霊夢「何か最後、強引に話進めたわね。」

説得の素人は黙っとれ。人生たまには強引に行くことも大事なんじゃい。

オーテンを抜けた先で聞いた姉の本音、それを聞いてあいつは今どんな心境なのやら。

フラン「お姉様…フランのこと嫌いじゃなかったの…?」

レミリア「ッ、当たり前だろ…!この世界で血の繋がった唯一の家族なんだぞ…!

     嫌いなわけ…ないじゃ…ないか…!ヒック」

フラン「お、お゛ねえざま…ッ!」

レミリアの涙につられて同様に泣くフラン。

一歩ずつ歩き、次第に2人の距離が縮まってくる。

そして2人は抱擁を交わした。

フラン「お姉様っ、ごめんなさい。フラン、勝手にお姉様や咲夜のせいにしてた。

    私、勝手に恨んでいた。フラン悪い子だった。」

レミリア「いいや悪いのは私の方だ。それほど追い詰められていたのに

     姉である私は何もしなかった。私はお姉ちゃん失格だ…。」

フラン「そんなことないよフランが…っ!」

 

ひとしきり泣いて落ち着いたスカーレット姉妹に話しかける。

霊夢「それで、いい加減にこの霧を消してもらいたいのだけど?」

魔理沙「そうだぜ!私達が勝ったんだから勝者の言うことは聞いてもらうぜ!」

あれ~たしか勝ったのはほぼ9割方俺のおかげなのでは~?

まぁどのみち異変は終わらしてもらいますけどね。

レミリア「あぁ、そのことだが…気が変わった。」

霊夢「は?」魔理沙「へ?」封太「ほ?」

レミリア「断言する!フランと仲直りした以上、目的は変更だ!私が幻想郷を支配する!」

大々的にそう宣言…否、断言したレミリア。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

封太「おい!!勝手に俺の名言使うなよ!使うなら本人()に許可をとれ!許可を!」

・・・そんな中、的はずれもいいところな事をいう男がここに1人。

美鈴(え、怒るとこそこですか?)

咲夜(迷言の間違いじゃないかしら?)

こあ(てか許可とれば使ってもいいんですね…。安いですねあなたの名言の価値。)

魔理沙「おいおい、そんなこと聞いてないぜ…!」

レミリア「今思いついたからな!」

霊夢「ともかくアンタたちを退治することは変わりないわね。」

レミリア「クックックッ、力を合わせた私達2人に勝てると思っているのか?」

フラン「断言しちゃうよー!お前たちをぶっ壊してやるー!」

封太「だぁーから人の名言を勝手にDoor!?」

フランが放った弾幕に当たって紅魔館の玄関ごとぶっ飛ばされる封太。

(ドンガラガッシャーン!)

こあ「あぁー!玄関がー!」

霊夢「魔理沙、私達でもアイツらを止めるわよ!」

魔理沙「あぁ!私のミニ八卦炉が火を噴くぜ!」

 

キバット「おーい大丈夫かー?」

封太「この状況で大丈夫なわけねぇやろがい…。」

取り敢えず瓦礫から出て立ち上がろうとするが…ダメージが大きく膝をついてしまう。

バッシャー「あっ封太君しっかりして!」

バッシャーに抱えられないといけないレベルにまでになっている。

マジィ、これではとても…。

封太「クソ…これじゃあ無理矢理変身しても足手纏いになるだけだな。

   まっ、最後くらいはあいつらに譲るべきか?」

ガルル「じゃあ迷言のことは見逃すのか?」

夢解「……それきいたら引くわけにはいかんくなった。でもよぉ飛翔体でフラン1人

   抑え込むのがやっとなんだぜ?レミフラは無理あるって。あと名言な。」

タツロット「封太さん!僕たちにはまだあれがあるじゃないですか!究極フォームが!」

夢解「確かにそれなら勝ち目はあるかも…!いやでも強すぎると可哀想だな…。」

バッシャー「え~…今そんなこと気にしてる場合じゃないと思うけど?」

ドッガ「戦闘パートで必要以上に長くするとつまんなくなるからここでさっさと決めロヨ。

    今回は紅魔郷編の後処理の一部も含んでいるシナリオだカラ

    そっちをメインにしねぇといけねぇんダヨ。」

封太「やっと喋ったと思ったら第一声がメタ発言!?しかも口わるっ!!」

キバット「あ~…まぁ取り敢えずなろうぜ?究極フォームに。」

封太「…分かったよ。それとリミッター解除をする。

   一気にケリをつけるためにはもうなりふり構っていらねぇ。」

キバット「ガブッ!」

 

レミリア「フハハハ!どうしたのだ?そろそろ体力の限界か?」

ガルルセイバー!

フラン「私たちは吸血鬼で再生能力が早いからいつでも戦えるんだよねー。」

バッシャーマグナム!

霊夢「くっ、私だって本調子だったらこんなやつら簡単に倒せるのに…!」

ドッガハンマー!

魔理沙「まずいぜ霊夢!このままじゃ私達負けてしまう…!」

変っ身!

キバ「究極[ドガバキエンペラーフォーム]変身。」

 

キバ「スカーレット姉妹ィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!」

既に勝負をしていた4人の間に割って戦いを中断させる。

キバの究極フォームである「ドガバキエンペラーフォーム」になったキバは

ビッシィィ!と親指は上に人差し指は姉妹2人に中指は右側(フレミングの左手の法則)に向けて決めゼリフを言う。

キバ「断言する!これがホントにホントのラストバトルだぁぁぁ!!!」

 

レミリア「望むところだ、くらえ!呪詛[ブラド・ツェペシュの呪い]」

タツロットの頭部のホーントリガーを引き、背中の回転盤インペリアルスロットを

回転させることで、「モンスターフィーバー」を発動させる。今回は青の絵柄を出す。

キバ「必殺[エンペラーハウリングスラッシュ]!」

合体してタツロットの口から炎が放出したことにより薙刀のようになったガルルセイバー。

キバ「うおりゃあ!!」

それをたった一振りで全ての弾幕を一層する。

魔理沙「す、すげぇ…!」

レミリア「えっあの、何か今までと規模が違うのだが…。」

フラン「お姉様下がってて!今度はフランが行くよ!秘弾[そして誰もいなくなるか?]」

間髪入れずスロットを回転させ、緑の絵柄にする。

バッシャーマグナムの銃口にタツロットを合体させる。

キバ「お次はこれだぁ!必殺[エンペラーアクアトルネード]」

バッシャーマグナムから放たれる超広範囲の弾幕は逃げ場を用意させない…!

フラン「わわわ!こっちきた!」

モロに必殺技を喰らったフラン。

フラン「やだぁ、びしょ濡れになっちゃった~。」

レミリア「やっぱり今までと違いすぎる!何でこんなに強くなっているんだ!?」

今度はスロットを紫の色にしてドッガハンマーの柄尻とドッキーングさせる。

キバ「まだまだぁ!必殺[エンペラーサンダースラップ]!!」

レミリア「マズイッ!」

タツロットの口から放出されるエネルギー型の弾幕を野球の如く飛ばし、電撃で麻痺させる。

レミリア「アババババババババ!」

そこからはドッガフォームと同じようにしてレミリアに大ダメージを与える。

レミリア「グハァ!!」

フラン「夢解どうしたの?さっきまでこんなんじゃなかったはずだったよね?」

キバ「俺が本気だせばこんくらいの力があるんだよ!思い知ったか!!

   それと装備[ザンバットソード]!!」

オーテンから飛来したザンバットソードを手に持ち、

ザンバットのウェイクアップフエッスルを吹かせる。

キバ「もう一丁!必殺[ファイナルザンバット・斬]!!」

キバット「ウェイクアップ!」

刀身を先までスライドして鍔に戻してからフランに斬りつける。

キバ「ソイヤァァァァァァァ!!!」

フラン「うわぁ!」

その後、もう一回スライドの下りをすると斬った痕から爆発が起こる。

フラン「キャアァァァァァ!!」(ドガーン!)

 

霊夢「ねぇ魔理沙、言ってもいい?」

魔理沙「何だぜ?」

霊夢「もう全部あいつ一人でいいんじゃないかしら?」

魔理沙「奇遇だな。私もそう思っていたところだぜ。」

 

スロットを引き、紅い絵柄にする。

キバ「ラスペ発動!!必殺[ドカバキエンペラーブレイク]!!!」

レミリア「フラン!同時に行くぞ![紅色の幻想郷]!!」

フラン「う、うん!QED[495年の波紋]!!」

2人による高密度を連続キックで消す!無くす!!壊す!!!

キバ「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ…」

レミリア「あ、これ負ける…。」

フラン「これが夢解の本気…。」

キバ「オラァァァッ!」

地面に大きなキバの紋章が2つできあがった。

 

あの後、かつては玄関だった場所で2人を介抱させた。

レミリア「異変起こしてすみませんでした。

     もう二度とこのようなことをしません。

     本当に申し訳ありませんでした。」

意識が回復して第一声でこんなことを言うレミリア。

てか土下座やめて。なんか罪悪感が湧いてまう。

霊夢「分かったから早くこの霧を消して。」

レミリア「はい、仰せのままに。」

そういってレミリアが手を空に向けて動かすと、霧が晴れて青い空に戻った。

因みに姉妹はちゃんと影のあるとこにいますから心配はないです。

霊夢「はぁ、やっと終わった…。」

魔理沙「初めてだったけど異変解決ってこんなにも大変なのか。

    ん~あぁーっ!疲れたなー!」

美鈴「あの、夢解さん何をなさっているのですか?」

みんなが封太の方を見ると何やらピンクと黄緑を基調としたベルトを巻いていた。

霊夢「あんた、また何か変身?っていうやつをするの?」

魔理沙「そうだぜ。もう誰も敵はいないのに。」

封太「まぁ、あともう一仕事あるんですよ。」

そしておもむろに白いカセットを模した物を取り出す。

パチュリー「あ、あれは…。」

(起動音)『マイティノベルX!』

封太「特殊 [ノベルゲーマー]変身」

2本のスロットのうち、右側にさして、中央のレバーを開く。

『ガシャット!』『ガッチャーン!』『レベルアップ!』

『マイティノベル 俺の言う通り マイティノベル 俺のストーリー X!』

今までのライダーとは大幅にかけ離れた見た目をしている白いライダーに変わった。

封太?「では……スカーレット姉妹は太陽からの光に苦しむことはなく完全に無効化する!

    流水も渡れることが可能で、にんにく、鰯の頭、折った柊の枝、炒り豆も無効化する!

    そしてフランドール・スカーレットは能力を完全にコントロールできるようになる!

    あと紅魔館は門含めて元通りになる!」

そういって素早く変身解除する封太。

封太「まぁ、大体こんなところかな。」

咲夜「今、何かしたの?」

封太「すぐに分かりますよ。それでは皆さん前後左右ご覧ください。

   なんということでしょう。壊れていた紅魔館が直っていくではありませんか。」

封太の言う通り、瓦礫が消える代わりに全て元に戻っていく。

咲夜「は!?ちょっ、これは一体…!?」

レミリア「おそらくさっきの白い姿が原因だろうが…説明しろ。」

封太「いいでしょう。あの白い姿にはある特殊能力がありましてね。

   ズバリ、自分の言ったことが現実になる能力があるんですよ。

   例えば「その病気治れ。」って言えば本当に治るんですよ。」

レミリア「何だその反則すぎる能力は!?」

封太「いやあなたも大概ですよ。」

こっちが完全上位互換なのは認めるけどね。

パチュリー「私は少し前にもその姿を見たわ。

      あらゆる手を尽くしても治せなかった私の喘息を言霊一つで治したからね。」

こあ「え、パチュリー様の喘息をですか!?」

魔理沙「あれ、ちょっと待てよ…?そういえばレミリア達がどうこう言っていたよな?

    さっきの説明を考えると…。」

封太「論より証拠。さっき玄関に戻ったばっかりですが外に出ましょう。」

 

またまた紅魔館・中庭

 

封太「ほらー大丈夫ですからー。何も心配することはないですからー。」

レミリア「きゅ、急に外に出れるようになったって言われても

     はい、そうですか。と言えるかぁ…うー☆」

封太「俺を信じてください!俺が大丈夫っていったら大丈夫なんです!」

フラン「じゃあ私、信じるよ…!」

そう言って勇気を出して日の出る方へ歩みを進めたフラン。

その体は…燃え尽きることもなければ苦しむ様子もなかった。

フラン「あ……何ともない……。見て見てみてお姉様!フラン大丈夫だよ!」

レミリア「……。」

おそるおそる片足、片腕と少しずつ出して、体全体が日の元にさらされたレミリア。

しかし、なにもおこらなかった!

レミリア「本当だ。本当に私達は太陽を克服したというのか…!?」

封太「言っときますけど自分のおかげなんですからね。」

レミリア「そ、それくらい百も承知だ!まぁ礼は言ってやらんこともないが…。」

フラン「ありがとう!むかっ…え、えーとそういえば夢解の下の名前ってなんていうの?」

レミリア「む、そういえば私も聞いてなかったな変わり種、いや夢解とやら。」

魔理沙「私らも忘れちゃったからさ、改めて教えてくれねぇか?」

封太「分かったよ。じゃあ改めて自己紹介します。

   断言する。俺は問答無用の反則ヤロー。名前は、夢解封太です。」

フラン「分かった!じゃあこれからは封兄様って呼ぶね!」

ふっ、封兄…!

霊夢「…名字呼びに拘るアンタ的にこれはどうなのよ?」

封太「・・・その呼び方は気に入ったから許す!」 

霊夢「許すんかい!」 フラン「やったー!封兄様ー!ありがとうー!!」

そう言いながらハグしてくるフラン。

封太「おうわっ!」

ちょっ…全体重が俺に掛かって…!

ていうか俺、変身してないとただの一般人だし、もう疲れ切ってるから…

封太「だっ誰か…!ヤバい…!」 フラン「うわわっ」

尻餅をついてしまう。

咲夜&美鈴「妹様!」

フラン「ご、ごめんねー、封兄様。アハハ~。」

封太「おいお前何笑って、フフッ。」

フランにつられて俺も笑ってまう。すると他のみんなまで笑う。

レミリア(あぁ…これか。私が見ていた運命は…。)

レミリアの目に映った風景。それはフランが周りに囲まれて幸せそうな顔をしている様子。

今まで見れるはずがないと思いながら密かに願っていた運命。

それをあの男(封太)のおかげで現実のものになったことにレミリアは感謝しかなった。

レミリア「因みに私は…。」

封太「あっ普通に夢解呼びで大丈夫です。」

レミリア「・・・。」

少なくとも感謝を口に出すことはもう少し先だと思ったレミリアであった。

魔理沙「さてと、異変も解決したことだしもう帰るか。」

封太「ですねー。」

フラン「封兄様帰っちゃうの…?」

上目遣いでコッチヲ見ヤガールフラン。

封太「そうだよ。でも大丈夫、また今度遊びに来るから。約束だからさ。」

フラン「ほんとに?絶対に、絶対だよ!?約束だからね!」

封太「断言する。俺は絶対に守る。」

その証に俺はサムズアップ…ではなくピースするとフランもピースを返す。

ほんじゃま、もう帰ってベットにバタンキューしますか~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「そういえばアンタ、帰る家はどうするのよ?」

封太「・・・あ。」

わ す れ て た 。

完っ全に頭からスッポリ抜けてたわそこんとこ。

霊夢「今日一日だけならうちで泊めてあげようか?宴会の準備もあるから好都合だし。」

えーと霊夢さん。そのお気持ちは嬉しいのですが…。

魔理沙「そんなこと言って霊夢、お前夢解を利用して金儲けでも企んでるだろ?

    その点、私はそんなことしないし。私ん家にこいよ夢解。

    上手いキノコ料理も食わしてやる。」

ごめん魔理沙…。キノコ料理はまた今度食べるから…。

フラン「ねぇ封兄様、帰るとこがないならフランの所に来る?」

フランちゃん、その言い方は色々と…マズイですよ。

持論だけど第5話でも言った通り一度泊まれば高確率でそこが自分の住処になってしまう。

だから俺としては泊まりたくない。

かといって断るものならじゃあどこで寝るの?って聞かれるだろう。

この時間帯で人里はムリポだし、残された選択は…野宿ぐらい?

封太「え、えーと申し訳ないんだけど誰かのところに泊まるのはちょっと…」

レミリア「じゃあどこで夜を明かす気だ?」

封太「そ、それは…。」

あ、アカン。何か上手く逃れる理由を…!

そう思って焦っているとキバットが俺にコソコソ話しかけてくる。

キバット「封太!アレあるだろ、アレ!」

アレ?アレってどれ?

キバット「ほらあるだろ!キバットベルトの右腰の真ん中にあるアレ!」

!そうか、それがあったわ!

封太「そ、そうそう!あるんですよ俺!帰るところが!」

霊夢「はぁ?いやいやいや、どういう意味よ?幻想郷(ここ)に来てまだ半日も経ってないのに

   帰るところなんて用意できるわけないじゃない!」

封太「急ですがここで一句。

   ないのなら

    出してやるだけ

     マイホーム     封太 断言の俳句」

魔理沙「急に俳句なんか作ってどうした!?」

オーテンから茶色のフエッスルを取り出し、キバットに吹かせる。

封太「召喚 [キャッスルドラン]」

キバット「キャッスルドラ~ン!」

空中に展開したドチャクソデカイオーテンから出てくる。

それは竜と館が一体化したようなものだった。

こあ「デカァ!!何ですかコレェ!?」

キバット「コイツはキャッスルドラン。使い魔みたいなもんさ。

     そして移動要塞としての役割もあるんだ。」

レミリア「ほ、ほぅ私の紅魔館といい勝負してるな。」

パチュリー「レミィ、建物の大きさで競ってるの?」

レミリア「う、うるさい!…うちの方が大きいはず…。」

ドランは紅魔館の外側に着陸する…あの感じじゃ跡がくっきり残るだろうけどそこんとこは

見逃してクレメンス。

封太「じゃっ、自分はこん中で寝ますんで。失礼します。」

オーテンを通ってドランの中に入る。

ドラン「(咆哮)」

雄たけびを上げドランは大空へと羽ばたく。

霊夢「明日に宴会開くから準備の約束忘れないでね!」

魔理沙「またなー夢解!」

フラン「封兄様ー!バイバーイ!!」

 

続く




いや~やっとこさ1つ目の異変解決までキマシタワー。by作者
カレオツー。じゃあさっさと次回以降の編集進めた進めた。
お、鬼だ…!鬼畜の鬼がおる…!・・・そうはいうけど本音は?by作者
次回が推しキャラと会えるんだろルォォ!?なら1日でも早く会いたいんだよ!
はよせい!ほら急げ!Halley!Halley!
わ、分かったからこれ読んで…。by作者

次回予告
ようやく終わった異変。
そして異変解決の次といったら宴会だー!
みんな飲めや食えや歌えや踊れやのどんちゃん騒ぎ。
そんな中、とうとうご対面!封太の推しキャラ!

次回 東方反則天 第20話 宴会と推しキャラとウォズ
次回もライダータイム!


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休息の章
第20話 宴会と推しキャラとウォズ


箸休めでも戦いは終わらない!


霊夢side

翌日・博麗神社

 

昨日の異変から一夜が明け、私は目を覚ます。

霊夢「う~ん!よく寝たー。」

朝の支度を済ませ、神社の掃除をする。

霊夢「それにしても、昨日は色々ありすぎたわね。

   まず夢解が幻想入りしたでしょ。

   それから異変が発生して夢解が何か封印解いちゃって

   夢解が余計なことしたせいでフランドールが暴走してそれを止めて

   異変を解決したと思ったら夢解がとんでもない能力を使って

   …なんか殆ど夢解が何かしら関わってるわね。」

昨日のことを思い出すと何か夢解のやらかしばっかり出てきて気分が悪くなる。

もういいわ。昨日のことは一旦忘れまs 封太「おーい!はくれーい!」

…忘れるには時間がかかりそうだわ。

声のした方を見ると封太がやってきた。

…昨日の最後で出てきたどデカイ竜から降りてきてね。

封太「博麗おはよー。お前朝早いな。」

霊夢「おはよう。早いのはお互いにね。」

封太「たし蟹。それはそうと約束通り宴会の準備に来ましたんですけど

   具体的に何をすればいいんですか?」

霊夢「ていうか思ったんだけどホントにあんた1人でできるの?」

封太「そこはご心配なく。自分、50人にまで増えるので。」

霊夢「…もう驚かないわよ。昨日4人に増えたヤツとかいたし。

   それじゃあ早速だけど…」

とまぁそんなこんなで始めたけど…いざ見ると50人と4人じゃ違いすぎて

内心驚いていたわ。

しかもコイツ料理までできるから私がやることが指示だけでホントに楽だったわ。

 

そして時は流れ宴会が始まった。

 

封太side

夜・博麗神社

 

宴会が始まる少し前から魔理沙やレミリアさん達(なお、美鈴さん含む全員

来てます)がやってきて、自分と初めてあう人も集まってくる。

始まる前に霊夢から自己紹介してくれと言われたので前に出る。

せっかくだが今回はふざけずに普通にやる。

封太「えー、昨日この幻想郷に来たばっかりの夢解封太といいます。

   外の世界に戻らずこっちでいるつもりなので皆さん

   新参者ですがよろしくお願いいたします。」

パチパチと拍手が起こりいよいよ宴会のスタートだ。

始まってからというもの色々な人に絡まれた。

例えばマスゴミが今回の異変に関係している俺に質問してきやガール。

俺的にはそんなことより食事に集中したいし、何よりそんなのに興味がないね。

だから後日改めてでお願いしますっていったら「今すぐ取材したいんです!」

ってしつこくてさぁ。

近くにいた鬼さんに「この人があなたと酒の飲み比べをしたいようです」

って押しつけてヤッタゼ。

次にフランがやってきた。何でも俺の近くにいたいらしい。

断ろうものならスカーレットの姉貴に何されっか分かんねぇから

困ったけど、丁度チルノと大ちゃんのコンビがやってきて

「せっかくだしあの子達と仲良くなって友達を作ってきな」ってうまいこと誘導できた。

他にも酔っぱらった霊夢や魔理沙が来たが…まぁこいつらはガン無視した。

そんなことよりあの人だよ。

果たして今回の宴会に来てるか微妙ではあるが……。

・・・いた、ちゃんと来ていた。

封太「すみません。隣、いいですか?」

???「貴方は…さっき自己紹介してた外来人?」

封太「そうです。夢解封太と言います。夢に解放の解。封印の封に太郎の太です。

   それで隣に座ってお話してもよろしいでしょうか?」

???「えぇ、別にいいわよ。」

封太「分かりました。では失礼します。」

俺はその人の隣に座る。

もう既に知っているとはいえ質問する。

封太「それで貴方の名前は何と言いますか?」

???「私はアリス。アリス・マーガトロイドよ。」

 

七色の人形遣い アリス・マーガトロイド [魔法を扱う程度の能力/人形を扱う程度の能力]

 

ウェーブのかかったショートの金髪に青い瞳。

ピンク色のカチューシャ、青を基調としたノースリーブワンピースに

肩には白いケープのような物を羽織っている。

人形よりも人形らしい見た目と美しさを兼ね備えた大人の女性、それがアリスさんだ。

そして俺の推しの人№1である。

え?№1ってことは他にもいるのか?それが何か?

断言する。推しが複数人いて何が悪い!!

アリス「それで、話って何?」

封太「まぁその前に一杯どうぞ。注ぎますよ。」

アリス「あら、気が利くのね。有難う。」

一回飲ませて話を始める。

封太「アリスさんは普段何をして過ごしているんですか?」

アリス「私は人形や魔法の研究をしているわ。

    時々人里に行って人形劇をすることがあるわ。」

封太「人形ですか~。奇遇ですね、形は違えど人の手で作られた物は僕も好きです。」

アリス「へぇ、貴方も人形に興味があるのね。」

封太「はい。それにアリスさんが目指している自立した人形。

   それっぽいのが外の世界で作られていているんですよ。」

アリス「私、そんなこと言ってないけど…何で私の目標を貴方が知ってるの…?」

ヤベッ、ボロが出ちった。

流石はアリスさん。そこに目ざとく気づくとは、この封太、その鋭さに惚れます。

封太「正直なところすぐに信じてもらえるか微妙なんですけど…」

そこから自分が東方のことやら本当はみんなのことは知っていたと説明する。

その間にも、定期的に酒を欠かさず注ぐ。

このやり取りの目的、それ即ちアリスさんの家に転がり込むことだ。

その為にも、酒で酔わせてガードを少しでも緩くする必要がある。

セコい方法ではあるがアリスさんの様な人にはこうするしか思いつかん!

とにかく、素面が抜けて頼みやすくするには話を続けなくては…!

 

数十分後…

アリス「|らからね~わらひはらんらんってるんらけろ、ろ~ひてもるらくいはないろよ《だからね私は頑張ってるんだけどどうしても上手くいかないのよ》。」

封太「ハイ…ソーデスネ…。」

や り す ぎ た…。

呂律が回らないレベルにまで酔わせちまった…。

かれこれこの下りを聞くのも7回目だ。

だってよぉ、俺酒とか飲んだことねぇし、どこまでが酔ってるとか知らねぇもん!

封太「あのアリスさん、そのことなんですけどちょっといいですか?」

アリス「んえぇ?あんだって~?///」

ダメだ。その前に水を飲ませて、少しでも正気に戻さないと。

封太「アリスさん、これお水です。これを飲んで落ち着いてください。」

アリス「みるへらったのぉ(みずでわったの)~?らぁおろひろそうらからいいへと(まぁおもしろそうだからいいけど)。///」

何でもいいから早く飲んで思考を整えてください。

アリス「ぷはぁ…えーと、で?どこまで話していたかしら…?ヒック!」

封太「えぇとですから、アリスさんの目標である「完全な自立した人形作ること」。

   これを目指すために外の世界の知識を持ってる僕が協力すれば完成かもしれないので、

   いつでも研究できるように僕がアリスさんの家にご厄介になってもいいですか?

   って話ですよ。」

アリス「あ~そんな話だったような…。」

よし!ホントはアリスさんの目標にたどり着けないことへの愚痴が9割を占めていたけど

酔いのおかげで上手くいってる!

酒なんかこの世から無くなればいいと思ってたけど今日からは認識変えるぜ!

有難う酒!酒最高!ビバ酒!

封太「はい。僕もちゃんとした住まいが必要ですし、アリスさんさえ良ければ助手としてお世話になるというのはどうでしょうか?」

アリス「そうね…貴方のその外の世界の知識が気になるけど私の助手になるからにはそれ相応の実力がないと困るわね。」

封太「じゃあどうすればいいんですか?」

アリス「当然……貴方の弾幕で見極めることにするわ!」

・・・とどのつまりアリスさんと弾幕勝負しろってことォ!?

魔理沙「お?何だ何だ弾幕勝負かぁ?おーいみんな!こっちこいよ!」

バッカ魔理沙お前ッ…!

魔理沙の声掛けに周囲の人(人間じゃないけど)が集まってきやガール。

「余興か?」「面白そうだな!」「喧嘩だ喧嘩だー!」

「ネ、ネタが…「なんだよまだいけんじゃねーか!ほら飲め飲め!」イヤァァァァァァァ!!!」

…最後の人、今更ながら本当にごめんなさい。一回ぐらいなら取材許可OKするんで。

アリス「あら、人や妖怪が集まってきたわね…。さて、どうするのかしら?

    まさかここまで来てナシなんてことはないよね?」

封太「……分かりました。ただ、自分が勝ったら約束ですからね…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   ……あ、それと周りに迷惑がかからないよう広いところに行きましょう。」

一同(ガクッ)

広いところに移動し、オーテンから「ビヨンドライバー」を取り出して巻きつける。

そして、「ウォズミライドウォッチ」を起動させる。

『ウォズ!』

ベルトにセットしてウォッチのボタンを押し、パネルを展開させる。

『アクション!』

封太「変身[仮面ライダーウォズ]」

『投影!フューチャータイム!スゴイ!ジダイ!ミライ!仮面ライダーウォズ!ウォズ!』

俺は祝福のライダー「仮面ライダーウォズ」に変身する。

ウォズ「装備[ジカンデスピア]」

ついでに専用武器「ジカンデスピア」を持っておく。

ウォズ「では、対戦よろしくお願いいたします。」(ペコリ)

アリス「ん、こちらこそ。」

そうしてアリスさんとの弾幕勝負が始まる。

基本的に弾幕を回避するか武器で打ち消すだけだ。

アリス「ほんの少しだけ本気で行くわ。操符[マリオネットパラル]」

流れを変えたいのかアリスさんがスペルカードを発動する。

俺も紫色を基調としたウォッチを取り出す。

『シノビ!』ガチャン!『アクション!』

ウォズ「派生[フューチャーリングシノビ]」

『投影!フューチャータイム!誰じゃ?俺じゃ?忍者!フューチャーリングシノビ!シノビ!』

珍妙な技を使うフューチャーリングシノビに変わる。

ウォズ「からの必殺[忍法 時間縛りの術]」

無数のウォズに分身して各自で弾幕を一掃する。

アリス「あれだけの弾幕を…中々の実力ね。」

ウォズ「まだまだ行きます!」

今度はオレンジ色を中心としたウォッチを起動させる。

『クイズ!』ガチャン!『アクション!』

ウォズ「派生[フューチャーリングクイズ]」

『投影!フューチャータイム!パッション!ファッション!クエスチョン!

 フューチャーリングクイズ!クイズ!』

仮面ライダークイズの力を扱うフューチャーリングクイズに変わる。

ウォズ「必殺[クイズショックブレーク]」

そして、間髪入れず必殺技を発動する。

ウォズ「さて急ですが問題です。

    2020年は平成32年である。〇か×か?」

アリス「元号の問題?でもここにはそういうのないし・・・当てずっぽうだけど×かしら?」

ピンポンピンポンピンポーン!

アリスさんの頭上で赤く大きな〇がファンファーレと共に現れる。

アリス「これは、正解ってことでいいよね…?」

ウォズ「ということは…?」

(ボガーン!)

ウォズ「ギャアァァァァァァァ!!」

こっちが爆発しちった。

霊夢「へ?らに(なに)らにわおほったの(なにがおこったの)…?」

ウォズ「ま、まさか回答者が正解すると出題者(こっち)側が爆発するなんて…予想外でっせ…。」

アリス「あの大丈夫?」

ウォズ「こんな時に心配するなんてアリスさんは優しいですね。」

そんなところに惚れてしまう封太です。

アリス「急に爆発なんかしたら心配するわよ…。」

ウォズ「ですが問題ありません!いつでも戦闘続行可能です!」(ガバァ!)

即座に起き上がる。

アリス「そ、そうなのね。じゃあ次いくわよ。操符「マニピュレイトパペット」」

お次は金色のライダーが描かれたウォッチを起動する。

『キカイ!』ガチャン!『アクション!』

ウォズ「派生[フューチャーリングキカイ]」

『投影!フューチャータイム!デカイ!ハカイ!ゴーカイ!

 フューチャーリングキカイ!キカイ!』

仮面ライダーキカイを模した姿、フューチャーリングキカイに変わる。

ウォズ「必殺[フルメタルブレイク]」

空中に仮面ライダーキカイの腕を発生させ、俺の動きに合わせて動き弾幕を薙ぎ払う。

あと偶然の産物だけど勢いが強くて砂誇りが舞う。

アリス「くっ、前が見えない。」

この隙に基本フォームのノーマルウォズに戻る←ノーマルウォズってなんじゃそりゃ

ビヨンドライバーのレバーを操作し、必殺技を発動する。

『ビヨンドザタイム!』

ウォズ「これで決めます。必殺[タイムエクスプロージョン]」

『タイムエクスプロージョン!』

キューブ状の時計型弾幕を形成し、それを蹴り飛ばす

 

・・・しかし、それはアリスの髪を数本散らせただけで外したも同然だった。

 

魔理沙「ありゃ?」

アリス「……。」

俺は変身解除してアリスさんの近づいて謝罪する。

封太「アリスさん、すみません!」

アリス「どういうこと?」

封太「自分、戦ってる途中で思ったんです。アリスさんを怪我させるなんて無理だって。

   そんなことしてまで泊まるくらいならいっそのことやめたほうがいいと。

   ですからこの勝負は僕の不戦敗!よってアリスさんの勝利です!」

一同「はあ?」

一瞬の沈黙が辺りを包み込む。

一同「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

「おいなんだよそれ!」「最後までやれよ!」「時間を返せー!」「酒も返せー!」

やはりというか案の定大ブーイングがきやガール。そちらにも頭を下げる。

封太「皆さんにとって納得のいかない幕切れであるのは重々承知しています。

   そこで自分から提案があります。

   今後、如何なる理由でもここにいる皆さんの弾幕勝負を一度だけ引き受けます!

   それで今日のことを埋め合わせにしてください!」

それから懸命に説得して何とか場の騒ぎを治めた。各々元の場所に戻って酒を飲みなおす。

俺も席に戻ろうとしたが…

アリス「ちょっと待って。」

アリスさんに呼び止められる。

封太「どうしたんですか?」

アリス「もし私が勝った時にどうするか何も話していなかったと思ってね。」

封太「あ!そういえば!」

アリス「だから今決めてもいいかしら。私が勝者だから拒否権はないわ。」

封太「はっはい。アリスさんの仰せのままに。」

アリス「では…あなたはこれから私の家で私と同居すること。」

封太「・・・え?」

一瞬頭が真っ白になった。

封太「え、いや、でも負けたし、え?ホントに何でですか?」

アリス「理由なんている?まぁ強いて言うなら…貴方はとても強いし、

    とても役立ちそうな助手だから手放すのは惜しいからかしら。

    とにかくこれはもう決定事項だから。」

封太「・・・はい分かりました。これからよろしくお願いいたします。」

アリス「えぇこちらこそよろしく。」

 

霊夢「お~い!さつようははり~はへこっへひらは~い(雑用係ー酒持ってきなさーい)!」

封太「あ、あぁ分かったすぐ行くー!あ、では失礼します。対戦ありがとうございました!」

アリス「あ、うん有難う…。」

封太「ほら持ってきたぞ…うっわ酒臭っさ。お前飲みすぎだろ。」

霊夢「|うるはいらね~さつようははりははらってはけをいれれらいいろよ《うるさいわね雑用係は黙って酒入れればいいのよ》。」

封太「つーか俺は雑用係じゃねぇちゅーうの。」

アリス「……。(本当はあんな余興のような勝負ですら相手を傷つけたくないあなたが

    幻想郷で生きていけるか心配だったのよ。)」

 

宴会が終わってみんなが帰った後に、片付けを終えてドランに乗って博麗神社をあとにした。

 

ドラン「2日続けてわしを飛び立たせるとはお主は本当に使い魔使いが荒いのぅ。」

ドランさんって爺口調なんだと知りながら深い眠りについた封太であった。

↑そりゃ劇中で喋らなかったし。

 

続く




結局完治するまで休むハメになっちゃったYO。by作者
まさかお前がコロナにかかるとはな。おかげで予定がガラッと変わっちまったし。
まぁ過去を過度に引きずらず前に進むだけだよ。by作者
じゃあしみったれた話はこの辺で終わりにして、ようやく…ようやくアリスさんと会えたッ…!
この日をどれだけ待ちわびたことか…。
ホントに長かったよ。もう累計で20話分も作ったけど如何に1つの物語を作るだけでもどんだけ大変か…。by作者
おいおい、200話以上も作ってる作者もいるんだぞ。そんくらいでへこたれてんじゃねーぞ。
うん。ヒロインも登場させたしこれからも笑いアリ、感動アリ、恋愛アリ、シリアスあり、
んでもってやっぱりギャグありの物語を作っていくよ。by作者

次回予告
アリスさんの家にお世話になることができた封太。早速アリスさんのお家に訪れるぜ!
おっと、その前にルーミアとの約束を先にやっとかないとな。
次回 東方反則天 第21話 ルーミアの食料問題
次回もスキャニングチャージ!


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第21話 ルーミアの食料問題

どうしてキバットのキャラ設定がこんなんなっちまったんだ…。


魔法の森 

 

さて、あれから朝になり俺はアリスさんの家に向かう…その前にある人に会おうとしていた。

封太「はてさてここにいるのかいないのか…。」

その人とはルーミアである。

ルーミアとは「本人が人間を食べなくてもいいようにする為の方法を考えておく。」

といった話を約束していたのだ。(詳しくは「第7話 融合」を参照)

それで肝心の人を食べなくても済む方法なんだけど…色々考えた結果

「戦国ドライバーとヒマワリロックシードをあげて、それで腹を満たしてもらう。」

という結論に至った。

もう2日も経ってるし、それ以前から何も食べてないことを考慮するといつ人を食べちゃっても

おかしくない。だから一刻も早く見つける必要がある。

封太「あの人は明るい所が苦手なはずだから昼間は日の当たりにくい場所にいると

   思ってここに来たけど…。見当たらんなぁ。」

因みにドラン爺さんは魔法の森に来たときにオーテン戻ってもらった。

ドラン「はぁようやく休めるわい。もう当分は呼び出さんでくれんかのぅ。」(戻す時のセリフ)

 

封太「ルーミアさーん!いますかー?俺です、夢解封太でーす!

   貴方との約束を果たしに来ましたー!」

ル「呼んだ?」

…何か呼んだら即落ち2コマみたくすーぐ見つかったんですけど…。

ま、まぁいいや。これで本題に進める。

封太「お久しぶりですルーミアさん。先日、ルーミアさんの食糧事情を解決すると

   という約束をしていたので、今日はそれを果たしにきたんです。

   2日も掛かったことはすみませんでした。」

ル「あーそんなこと言ってたわね。でもそれ、もういいから。」

封太「はい?もういい?どういうことですか?」

ル「だから、もう私の方で解決したから。」

封太「え?でもどうやって?人里にいる人は食べてはいけないはずだし、普通の食べ物だって

   そんな簡単に手に入るわけないですし…。」

ル「簡単なことよ。」

そう言ってルーミアは近くにあったキノコを手に取り食べる。

ル「人間が食べられないならキノコを食べればいいじゃない」

封太「ズコーッ!」(ズコーッ!)

ルーミアのその発言に俺は昭和のようなひっくり返ったリアクションをした。

封太「な、何スかそのマリーアントワネット理論は…。」

ル「マリーなんたらが知らないけどとにかくこれで食料に悩む必要はなくなったわ。

  だからあなたはもういいわよ。」

封太「じゃ、じゃあこれは結局必要ないってことなんですね…。」

トホホ~別に苦労したわけじゃねぇけど骨折り損のくたびれ儲け感が否めねぇぜ。

ル「なにそれ?」

とりま、戦国ドライバーとヒマワリロックシードの仕様を説明する。

ル「へぇー、本当にそんなものでお腹が満たせるんだ。

  ちょっと面白そうだし、私に頂戴よ。」

封太「え、持っていくんですか?」

ル「まぁね。冬とか外に出れないときとか使いどころはいくらでもありそうだし。」

封太「言われてみたら確かに…!でしたら是非!バリバリ使ってください!」

ル「ハハ、まぁそんなに使うことないと思うけど…。」

封太「ではルーミアさん。自分はこれから行かなきゃ行けない所があるので

   この辺で失礼します。また、いつかどこかで会いましょう。」

ル「えぇ、またね。」

そしてルーミアは一式を持って森の奥へと行った。

 

さて、ルーミアの方はもう終わったし、今度はアリスさんの家に……って……

封太「・・・ア゛ーーーーーーー!」

重大なことに今更気づいた俺は思わず頭を抱え込む。

封太「しまった…アリスさんの家がどこか全ッ然聞いてなかった…!」

霊夢(あの酔っ払い)に呼びされたせいで肝心なそこんとこ聞いとらんかったわ。

封太「くそぉ…一体どうすりゃええねん…。」

え?お前のことだからオーテン使えば一発だろって?

バッキャローが…。いくら封太さんとて場所も分からんのにオーテンは出せねーよ。

何かいい方法はないか頭を張り巡らせるが…。

封太「……う~んダメだ!ど~しても思いつかん!」

キバット「お前なぁ、そういうのは主人公特権で歩いているうちになんやかんやで

     辿り着けるんはずなんだからそこまで深刻に考えなくてもいいだろ。

     恋愛ものでも住所が分からなくて近くの家に聞こうとしたらその家こそが

     目的地だったなんてことあるんだからここは迷わず先に進むべきだ。」

封太「迷わずとか言ってるけどここ森だから近くに家なんてねーし!

   主人公特権は毎回都合よく発動するわけじゃねーし!

   そもそもテメェいつからいやがった!?」

キバット「え?だってドラン爺さんは俺たちキバファミリーの家みたいなもんだから

     19話の終わりからずーっと自分の部屋にいたけど?

     お前がドラン爺さんを戻そうとしたから

     その時に外に出て少し離れたところにいたけど?」

封太「初耳だけどその設定!?あとキバファミリーとか新しいの作んないでくれる!?」

キバット「そういうお前だってさっきマリーアントワネット理論とか作ってたくせによ。

     じゃあキバ系ライダーっての方が良かったか?」

封太「そういう問題じゃねぇから!」

あぁもういい…。こんなやつと話してたらこっちの頭がおかしくなってまう。

しかし、周りをちょこまかと動くキバットを見て封太は思いつく。

封太「そうだ!い~こっとおも~いつ~いたぁ~あっ♪」

キバット「うわ気持ちわる。」

封太「うっせぇ。とにかく早速実行に移すぞ。召喚[ゴウラム]]

オーテンからゴウラムを呼び出す。

ゴ「やったー!久々の出番だー!」

封太「そして他のやつらは、ちゃんと召喚する(呼び出す)けど字面上では以下省略!」

ゴ「以下省略!?一応今回が初登場なのにそんな扱いで大丈夫なんですか!?」

キバット「全部律儀に書いてたら字数がえげつないことになるんだよ!

     箸休めなんだから不必要に文字が多いと読み疲れるだろーが!

     ちょっとは読者の事も考えろよこの出番欲しがり金属クワガタ!」

ゴ「理由がメメタァ!しかも何ですか金属クワガタって、失礼すぎませんかこのコウモリ!?」

キバット「ハン!お前はここでオリジナルフォームの役割を担ったけどそれが限界だ。

     所詮は二次創作でしか過ぎないし、それに引き換え俺は公式の時点で

     実質変身ベルトという超がつくほどの重要な役割があるんだよ!

     つまり俺の方が立場が上なんだよ!」

ゴ「うわ何かマウントとってきた!で、でもワタクシとワタクシの中の人の方が先輩ですよ!」

キバット「えぇ~知らないのぉ~?こっちが先に声優として芸能界入りしたし

     そっちは翌年に俳優デビューなんだから

     芸能人としてはこっちの方が先輩なんですけどぉ~?」

ゴ「いや面倒くさいこと言いますねこのコウモリ~!?」

封太「ちょっと2人ともうるさいんですけど?

   片や出番禁止と書いて出禁。片やスペランカー先生にでもしましょうか?」(ニコニコ)

笑顔だけど笑ってない封太が脅す。

ゴ「ヒッ!?そっそれだけはやめてください!」

キバット「オイ!お前そいつの存在どっから持ってきたんだよ!?」

 

某ピクで探したら何か弱そうなのありました☆by作者

 

封太「とにかく俺の気分を害するなよ。」

ゴ「はっはい!これから以後気を付けます!」

キバット(なんだよコイツ…まるで魔王じゃねぇか…。)

封太「じゃあみんな、アリスさんの家を探してくれ。頼んだよ。」

召喚した大量のサポートメカやサポートキャラにアリスさんの家を探してもらう。

俺一人ではアリスさんの家を見つけるのはほぼ不可能。

なら頭数を増やしてみんなで探すだけ。こんだけ大量にいれば見つかるだろう。

封太「ほらお前らも行った行った。」

ゴ「はいー!了解しましたー!」

ゴウ君は素直に飛んでいったがキバットだけはいやがっていた。

キバット「何で俺まで彼女になるわけでもない女の家を探さなきゃいけないんだよ。

     めんどくせぇし自分の力で探せよ。」

封太「お前も協力しろ。これは命令だ。」

キバット「……。」

途端にキバットは無言になり、探しに飛んでいった。

 

アリス邸 玄関前

 

あれからみんなの尽力もあって何とか見つかってアリスさんの家の前まで来た。

封太「みんな本当にありがとね。今日はもう休んでいいよ。」

「はぁ~ようやく休めるぜ。」「疲れた~。」「昼寝しよう。」

キバット「ハッ!俺は今まd(オーテンに入り込んだことで聞こえなくなりました。)

全員戻したところで玄関をノックする。

封太「アリスさーん!ごめんくださーい、夢解ですー。」(ドンドンドンドン!)

少しするとドアが開かれる。

アリス「ちょっと誰なのよ…そんなに叩かなくてもってあれ?」

封太「どうも!改めまして今日からお世話になります!夢解封太です!

   よろしくお願いします!」

アリス「あら、よく来たわね。いらっしゃい。さぁ中に入って。」

封太「はい!お邪魔します!」

アリス「しかし、家がどこにあるのか教えなかったのによくここに来れたわね。」

封太「まぁそうなんですけど。自分の使い魔というか仲間が協力してくれて。」

アリス「へぇ~、まぁ丁度良かったわ。探しに行こうと考えていたし手間が省けたわ。」

封太「ところで自分の部屋はどこですか?あとこの家の間取りを一通り知りたいので

   案内してくれませんか?

アリス「いいわよ。」

 

アリス「ここがあなたの部屋ね。」

封太「分かりました!」

アリス「ここがキッチン。火は大体魔法だけど偶には本物の火で起こすこともあるわ。」

封太「成程。」

アリス「で、こっちは浴槽よ。」

封太「はぁ。あの、お湯はどうやって用意してるんですか?」

アリス「あぁ、それは魔法で水を出して後は火で温めてるだけよ。」

封太「へぇ、そういう風にしてるんですね。」

アリス「トイレはここよ。」

封太「これは一体どうやって流してるんですか?」

アリス「レバー(ここ)を引けば…こうやって開いて下に落ちるわ。」

封太「あ~そうなんですね…ハハ、流石は幻想郷。

   外の常識をそのままにしてたらダメですね…。」

アリス「どうしたの?」

封太「何と言いますか…カルチャーショック(文化の違い)を実感させれられたなぁと思いまして。」

正直に言うと、文明に関しては外の方がずっといい。

水洗トイレは当たり前、風呂は給湯機を利用したバスタブ。

キッチンはガスコンロかIHコンロ。

あと電力に関してはここにはない。故に電気で動くものはない。

現代っ子の俺にはこの生活水準の低さは堪える。

封太「アリスさん、許可を頂きたいのですが。」

アリス「何の?」

封太「家のリフォーム(改築)の許可をください!」

 

結論から言うとあっさりと承諾された。

「今よりもずっと便利な暮らしになります」と説得したらOKを出してくれた。

と、いうわけなんで・・・

「オーズドライバー」を巻き付けて「クワガタメダル」「カマキリメダル」「バッタメダル」

を装填し、「オーズスキャナー」で変身する。

封太「スペルカード発動 派生[ガタキリバコンボ]変身!」(キン!キン!キン!)

『クワガタ!カマキリ!バッタ!』                                                                          『ガ~タガタガタ・キリッバ・ガタキリバッ!』♪

ゼンカイの序盤でも使ってた「仮面ライダーオーズ ガタキリバコンボ」に変身する。

早速このフォームの特殊能力の分身で「ブレンチシェイド」を生み出す。

改築の為の素材は既にノベルゲーマーで用意しており、あとは天才物理学者の頭脳で

現実的な設計図を書き、家具の運び出し→リフォームする箇所で不要なのを壊す

→片付け→新しい土台や設置する物を作る→仕上げっていった感じだ。

因みにアリスさんはこの間、ずっと外にいさせるわけにもいかないのでドラン爺さん

…はここではデカくて地上に足をつけるのは無理だしそもそもお疲れなので

代わりに「シュードラン」の中で待っててもらう。

 

説明しよう!シュードランとは?

愛称・シューちゃん。キャッスルドランの真の力を解放させるのと

緊急時用のドラン爺さんの代わりの役割を兼ねている。

故にシューちゃんの中はドラン爺さんと変わらない広さをもっている。

 

時々外に出てアリスさんに見てもらい、細かな修正を入れる。

そして、2人の意見を取り入れた理想の家が完成した。

間取りというか変更点を挙げると、床はフローリング

キッチンはIHコンロになり、風呂(シャワー付き)は一般的なやつで、

トイレは水洗式(なおジャグジーはない。)、照明は全室LED。

この工程、全て今日中に終わらせました。

ん?50人でも半日ぐらいは無理なんじゃないかって?

はは、人間必死になれば何とでもなりますよ。それに別に全部が全部リフォームするわけじゃ

ないからそこまで時間掛からなかったし。

寧ろ、電気・水道・ガスの供給する機械の設計・製造がしんどかった。

電気は仮面ライダーストロンガーのバイク「カブトロー」にある

「空気中の静電気を吸収する」を利用してその機能をもった特殊なアンテナで集めて

変換した電力をメインにして仮面ライダーフォーゼの「エレキスイッチ」の力をサブとして

足りない時はそっちで補う。

あと、第3の供給源としてソーラーパネルも使っている。

水も同様に空気中の水素を集め、そこから変換して問題のない水として使えるような

機械と貯蔵タンクを創った。それ以外にも屋根に落ちた雨水も同様に水として再利用できる。

因みに最大貯蔵量は10000ℓです。

そして一番手間取ったのはガスだ。

これに関してはどうしたかというとバイオガスで補う。

 

また説明しよう!バイオガスとは?

超分かりやすくドチャクソ砕けた言い方になるとゴミを中心に捨てるはずの物を

微生物の力や発酵することで何か電気とかガスにするのだ!

 

バイオガスを生成する機械は他人に弄られたりしたらマズイから

床下に新しく造った地下階段でその中に置いている。

別々の部屋で区切って電気や水も同様にここにある。

廃棄物等はすべてこの機械に入り、そしてガスとして使う。

さて、リフォームした結果はざっとこんなもんかな。

封太「ではアリスさん。改めまして今日からよろしくお願いします!」

アリス「えぇよろしくね。疲れたでしょうし、お茶でも飲む?」

封太「はい是非!頂きます!」

 

続く

 

ご協力頂いたサポートキャラやサポートメカの皆様

仮面ライダークウガから「ゴウラム」

仮面ライダー龍騎から 「ドラグレッダー」「ナイトウイング」「ボルキャンサー」

「マグナギガ」「エビルダイバー」「メタルゲラス」「ベノスネーカー」「デストワイルダー」

「ギガゼール」「バイオグリーザ」「ブランウイング」「ドラグブラッカー」

「ゴルドフェニックス」「アビスハンマー」「アビスラッシャー」

仮面ライダーファイズから 「オートバジン」

仮面ライダー響鬼から 「アカネタカ」「ルリオオカミ」「リョクオオザル」「キハダガニ」

「ニビイロヘビ」「アサギワシ」「キアカシシ」「セイジガエル」「コガネオオカミ」

仮面ライダーカブトから 変身用の全てのゼクター&強化用のゼクター

仮面ライダーキバから キバットとゆかいな変身アイテムたち 

タツロット「いやカブトはまだ分かりますけど僕たちは別に省略しなくてもいいでしょうが!」

仮面ライダーWから 「スタッグフォン」「バットショット」「スパイダーショック」

「フロッグポッド」「デンデンセンサー」「ビートルフォン」「ファングメモリ」

「エクストリームメモリ」

仮面ライダーオーズから 「タカカンドロイド」「タコカンドロイド」「バッタカンドロイド」

「トラカンドロイド」「電気ウナギカンドロイド」「ゴリラカンドロイド」

「クジャクカンドロイド」「プテラカンドロイド」「トリケラカンドロイド」

仮面ライダーフォーゼから 「バガミール」「ポテチョキン」「フラシェキー」「ホルワンコフ」

「ソフトーニャ」「ナゲジャロイカ」

仮面ライダーウィザードから 「レッドガルーダ」「ブルーユニコーン」「イエロークラーケン」

「バイオレットゴーレム」「グリーングリフォン」「ホワイトガルーダ」「ブラックケルベロス」

仮面ライダードライブから 全てのシフトカー、シグナルバイク、バイラルコア

仮面ライダーゴーストから 「コンドルデンワ」「バットクロック」「クモランタン」

「コブラケータイ」

仮面ライダーエグゼイドから 「ロボットゲーマー」「ビートゲーマー」「コンバットゲーマー」

「チャンバラゲーマー」「スポーツゲーマー」「ハンターゲーマー」「バーガーゲーマー」

「サファリゲーマー」「タンクゲーマー」「ファンタジーゲーマー」

「シミュレーションゲーマー」「レガシーゲーマー」

仮面ライダービルドから 「クローズドラゴン」

仮面ライダージオウから 「タカウォッチロイド」「コダマスイカアームズ」




いや多いな!もっとデカいサポートメカとか令和のやつだしたらさらに凄いことになってたぞ!
そんなことより原作設定でルーミアが人間を食べるのか明言されておらず
ショックを受けております。by作者
は?それがどうしたってんだ?
だって、てっきり公式設定だと思っていたから…。今までその気持ちだったからさ。by作者
ハッ。別に二次創作なんだし、過度に気にしてたらやってけねーぞ。
そうですね…。by作者

次回予告!
これで一気に衣食住を確保した封太。それではお次は紅霧異変の後始末だ。
というわけで紅魔館にレッツラーゴー!
・・・あ?魔理沙ちゃんナニヤッテンノ?コレハオシオキガヒツヨウデスネ。

次回 東方反則天 第22話 プレゼントを添えて紅魔館へ
次回もハザードオン!


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