機動戦士ガンダムSEED 逆行のアスラン (トゥッヘァァモウヤメルンダ!)
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リターンオブコズミックイラ
あーでもない、こーでもない、そんな結果、出てきたのがアァァァスラァァァァァンです。
俺は何でこんな所に居るんだろう……
気がついたらここ、学校だ。しかも服装から見て幼少期、つまりコペルニクスに留学していた時だ。
前には幼馴染みのキラがいる。元気いっぱいでいいやつだな。
「あ! アスランおはよう!」
「ああキラ、おはよう」
そうあいさつを交わして学校へ向かう。こんな平和が続いたら良かったのにな……
そして開戦の気運が高まると父親のパトリック・ザラから帰ってこいと言われたが俺は拒否した。怒鳴られたり何度も言われたりしたが全部無視&スルーの方向で行った為、諦めたのか電話が掛けられなくなった。
母上にもプラントに移住した方がいいと訴え、移住してもらった
そして俺とキラはヘリオポリスに移住した。が、
「おーいキラ! 待ったぞ!」
嘗ての仲間で戦友でもある女性、カガリ・ユラ・アスハが居た。
「ん、お前がアスラン・ザラか。何面食らった顔してるんだ?」
「え、いや、キラ、お前に妹? 姉? 居たのか!? 」
「いや僕も最近知ったんだ。母さんから姉がそっちに行くって……」
「? どうしたんだ?」
「ああいや、キラに姉が居たのは初耳でな。あなたは?」
「カガリ・ヤマトだ! よろしくな!」
「あ、ああよろしく……」
その場のテンションで押されながらも握手を交わした。
こんな平和が続いたら良かったのにな……(二回目)
俺達はカレッジに通った。その先でサイ・アーガイル、フレイ・アルスター、トール・ケーニッヒ、ミリアリア・ハウ、カズイ・バスカーク達と仲良くなった。
やがて、C.E.70年、最悪の事態が起きる。そう、新型MS強奪作戦だ。これによってザフトが強襲して来た。
急いで非常階段へ向かって扉を開けると、そこには避難者でいっぱいだ。
だが一人、別方向へ駆けていく。
「カガリ!?」
カガリだ。カガリは別方向へ走り出していく。
それを俺とキラが追う。
その先には二機のMSが見える。
昔自分達が乗っていた【イージス】と【ストライク】である。
「やっぱり、地球軍の新型機動兵器……! お父様の裏切り者ぉぉぉぉ!!」
そう叫ぶカガリだが、声を出したため、一人の女性に銃を向けられるが、直ぐに誰か気付いたようだ。
「カガリ! こっちだ!!」
「あ、おいアスラン!」
カガリの手を引っ張りながらシェルターの方へと向かう。
そのエレベーターには満員ではない緑色のランプだった。
「ほら、ここに避難してる人達が居る……!」
『まだ避難していない人が居るのか!?』
「はい、連れの二人も一緒です!」
『3人……!?』
「はい」
『もう、ここはいっぱいなんだ! 左ブロックに37シェルターがあるがそこまでは行けるか!?』
「……! キラ!」
「うん!」
「じゃあ一人でも頼む! 女の子なんだ!」
『分かった!』
ドアが開き、カガリを押し込む。
「おいアスラン! キラ!」
「大丈夫だ」
「僕達は問題無いからカガリは乗って!」
そう言ってカガリの入ったドアが閉まり、満員を示す赤色になった。
「アスラン!」
「ああ、行くぞ!」
そう互いに言い、シェルターへ走り出していく。
すると、女性の後ろから銃を構えているザフト兵がいた。
「危ない!」
キラが叫び、女性は気づき撃つ。
「あなた達は!?」
「左ブロックのシェルターに向かいます! お構いなく!」
「あそこはもうドアしか無い!」
えっ……? とキラが声を漏らすがいきなり左ブロックから爆発が起き、行けなくなってしまった。
「こっちへ!」
そう言われ、俺とキラは飛び降り、俺は奥の機体まで走った。
「ラスティ! くそ! ナチュラルもどきが!」
「(ハイネ!?)」
そこにはミネルバ時代で共に戦った者、ハイネ・ヴェステンフルスが居た。
「おらあああ!!」
「ちいっ!!」
俺は近くにあった武器を投げ、イージスに乗り込んだ。
同時にキラもストライクに乗り込んだようだ。
そしてキーボードを叩き、イージスを動かせるようにして、前世の感覚で微調整を行い、一応動かせる状態になった。
そしてイージスは燃え盛る炎の中、灰色から深紅へと色が変わった。
BGMストライク出撃
アスランとキラが起動させた二機のGタイプ。
しかしクルーゼ隊はその二機も鹵獲しようとする。
次回機動戦士ガンダムSEED 逆行のアスラン
その名はガンダム
敵を撃て!イージス!
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その名はガンダム
テンテレンテンテンテテン(CMカット)
テンテンテンテンテー(INVOKE)
「動かせたのはいいが、満足にも動かせないか……」
俺は悩んでいる。イージスを動かせたのはいいが、そのイージスがナチュラル用の不完全なOSの為、不十分に動かせない。ただ、なんとか戦える状態でもある。
「くっ、失敗したか、おい! ジン(名前)! 俺を回収しろ!」
ハイネは悪態を吐きながら走っていった。
「……さて、先ずイージスを奪取されないのは良かったがこれからはどうするかだ。イージスが奪取されなかったらリジェネレイトは開発されないし、最悪ジャスティスはデータさえ採れれば出来ると思うが……」
そう燃え盛る炎の中、アスランは冷静に考える。横のストライクが立ち上がり進んでいく。だが、その動きは不安定である。
「(恐らく、ラミアス艦長が動かしているのだろうか)」
マリュー・ラミアス。自身が三隻同盟時、共に戦ったアークエンジェルの艦長。その後の戦いを生き抜いた人物の一人でもあり、少佐―ムウ・ラ・フラガ、フラガ少佐の妻である。
「……行くか」
俺はイージスを動かし、炎を突っ切る。
「アスラン!」
「何て子なの!? 未完成のOSであそこまで動かせるなんて!?」
マリューは驚いていた。初めて乗ったパイロットでも動くことすらままならなかった機体を動かしているからだ。
「ここでストライクとイージスを失う訳には行かないわ!」
マリューはストライクのスラスターを全開にしてここから離脱した。
「強奪を失敗しただと!?」
『ああ、してやられたぜ。それにラスティも死んだ」
「ちっ」
「待ってください! 下から熱源が!」
撤退する四機に迫ってきている機体、それはイージスだった。
「うおおおおお!!」
イージスは腕のビームサーベルを展開して切りかかる。
「くっそ、こいつ本当にナチュラルなのかよ!?」
「ちっ、こいつ!」
デュエルがビームライフルを撃つが俺は難なく避けた。
「避けただと!? ぐああっ!?」
瞬間、デュエルに蹴りを入れてそのままバスターとブリッツを追撃しようとしたが突如警告音が鳴り、スラスターの燃料切れを現すウインドウが出ている。
そして降下していくと同時にデュエルが上昇していっている。
「(あんな、あんなナチュラル如きに……!)」
デュエルのパイロット、イザーク・ジュールはナチュラル(自分視点で)にやられた事に屈辱を味わった。
だが今は新型を持ち帰る事だけしか出来ない。
そんな屈辱と共にイザークは離脱した。
俺が地面に着地するとそこには
俺がハッチを開けて出ると、拳銃を構えられていた。
「動くな!」
いきなり拳銃を構えられていた事に俺は困惑していたが、機密事項と言われ納得した。
その後、キラにも手伝ってもらい、イージスのOSを自分専用に改修。
程なくしてランチャーストライカーを積んだトラックが来たのだが、明らかにおかしかった。
小さいものの、ガトリング砲があってミサイルポッドがあり、アグニは変わらないけどマウントパーツが増えていてバズーカまで装備されている。
「何だ……この武装の数は……下手すればバスターと同じくらいだぞ…………」
「うん、僕も思ってしまったよ。……一体誰がこんな馬鹿げた案を出したんだろう…………」
すると上空から熱源を察知した。機体は白いシグー、クルーゼ、ラウ・ル・クルーゼの機体にメビウス・ゼロ、ムウ・ラ・フラガ少佐の機体だろう。
俺は直ぐさま乗り込み、イージスを起動させる。
「キラ、ランチャーストライカーのセット急げよ」
「分かった。終わったら援護するよ」
「無茶はするなよ、アスラン・ザラ、イージス発進する!」
そう言って俺はイージスを動かし、シグーの迎撃に向かった。
現れたシグー、
撃たれるランチャーストライクのアグニ。
コロニーの中は混沌と化す。
次回機動戦士ガンダムSEED 逆行のアスラン
崩壊の大地
その力を見せろ!ストライク!
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ストライクの武器が増えたり変わったりしています。
ストライクの解説だぞ。
GATーX105ストライク
武装
75mm対空自動バルカン砲塔システム『イーゲルシュテルン』二門
ビームサーベル×2
57mmビームライフル
アンチビームシールド
AQM/EーX01エールストライカー
レールガン二門
日本刀×2
コンバットナイフ『アーマーシュナイダー』×2
AQM/EーX02ソードストライカー
対艦刀『シュベルトゲベール』
グランドスラム
ビームブーメラン『マイダスメッサー』
ビームロケットアンカー『パンツァーアイゼン』
AQM/EーX03ランチャーストライカー
超高インパルス砲『アグニ』
肩部マイクロミサイル×30
腕部ガトリング砲
ストライクバズーカ
すげえ盛ってしまった。
だけどそれ相応の改修をデュエル、バスター、ブリッツはされます。
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崩壊の大地
それではどうぞ
「む、あれか!」
ラウは上昇してくるイージスを目視し、攻撃態勢に移る。
「残りの二機はやらせるか!」
しかし、それを阻害するべく、ムウのメビウス・ゼロのリニアガンがシグーに向けて放たれる。
「聞こえるかイージス!」
「! はい! (フラガ一佐!)」
「子供!?」
困惑しながらも、メビウス・ゼロはリニアガンを撃ち続ける。
同時に自身もイージスのイーゲルシュテルンを連射する。
しかし、メビウス・ゼロはスラスターがやられ、イージスも射撃兵装がイーゲルシュテルンしか無いため、スラスターを全開にしてシグーを追う。
その先はキラのランチャーストライクが居た。
「うわあああああああ!?」
瞬間、ランチャーストライカーがセット、同時にPS装甲もONになり、立ち上がる。
同時にヘリオポリスからも攻撃がされた、そこから出てきたのは巨大な白亜の戦艦、嘗て敵対したいたときには【足付き】と呼ぶ程の大きなもの
「新型か……しとめ損損ねたか」
チッと悪態をつきながらストライクに向かうが、PS装甲により、攻撃が弾かれる。追ってきたイージスもビームサーベルを展開しシグーも盾を前に出して防ぐ。
「うぉぉぉぉぉ!!」
「冗談じゃないよ! 武器は……これだ!」
キラは武器を探し、展開するが、それは最悪な物だった。
「【アグニ】!?」
絶大な威力を誇るランチャーストライカー最大の武装、超高インパルス砲【アグニ】。マリューは駄目と言うが聞かず、シグー目掛けてアグニを撃つ。しかしシグーは避け、コロニーに直撃し、穴が開いてしまった。
キラはその事に震えていた。
コロニーを壊してしまったから。
だがそんな事を気にする事無く、シグーは穴から離脱していく。
そんなストライカーの前に自身のイージスが降りる。
「キラ……」
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しばらくしてストライクとイージスはアークエンジェルに移された。
五機の内二機が奪取を阻止、これだけでも正史と大きく変わっているが、そもそも自身が居る時点で大きく変わっている。
しばらくして、一佐―もとい、フラガ大尉は俺達をコーディネイターと見抜いており、銃を構えられたり、只でさえコーディネイターだとまずいのにカガリがアスラン・ザラと答えたばかりに、殺気を向けられたりしたが、カガリやキラ、サイ達の説得でなんとか落ち着き、俺達は焼け落ちたモルゲンレーテから資材を回収しつつ、アークエンジェルに向かっている。
現在、イージスには残されていた武装の一つ、ゲイホルグ、デュエルの武器を左腕に持ち、アークエンジェルへ向かっているのだが、通信が聞こえてくる。その声は酷く、焦ったような声であった。
『アスランくん聞こえる!?』
「はい、何があったんですか!?」
『またザフトの部隊が攻めてきたの、キラくんはストライクでもう向かったけど……』
「えっ……!? 分かりました、直ぐに向かいます!」
返答すると同時に通信が切れ、俺はイージスのスラスターの出力を上げ、一気に急上昇し部隊にゲイホルグで攻撃を仕掛ける。
「何!? 敵襲か!?」
バルルス改を持ったジンがこちらを向き、攻撃をする。
おそらく、ミゲルと見ていいだろう。
「ちいっ!」
「そぉら落ちろ!」
その攻撃を避け、ビームライフルを向けるが後ろから散弾が撃たれる。その機体はベージュの暗緑色の機体、バスターだ。
更に後ろからデュエルやブリッツ、オレンジカラーのジン(D型装備)も居た。
「ちいっ、数が多いな!!」
すると後ろからアンカーランチャーが飛んで、ブリッツもグレイブニールを射出し対応すると今度は鉄色の大型ブレードが飛んでき、それを掴み柄の部分を開き構える。すると後ろからソードストライカーを付けたストライク、ソードストライクが対艦刀【シュベルトゲベール】を構えている。
『アスラン!』
「キラか!」
『僕がジンをやる。アスランはガンダムを抑えられる?』
「分かった、やってみる」
『気を付けてね』
「ああ、お前は昔から無茶振りが過ぎるからな」
『……それどういう意味?』
「…………」
キラの奴、やっぱり俺なら出来ると思ってるな。多分
そんな事を考えながら俺はバスターにグランドスラムで切りかかる。
次回予告はちょっと浮かばないので今回は無いです。
オレンジカラーのジンはハイネのジンです。
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