MULAストーリー番外編短編集 (LCRCL (エルマル))
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アルカがパンドラの裁判官になった経緯

2部後半アルカってチートだよね。


sideアルカ・マリオ

 

マリオはグリッチを倒して死んだ…

 

アルカ「…ッ」

 

夫の墓の前に立ち、涙を流す私。

 

アルカ「なんで…早すぎるのよ、死ぬのが…!」

 

問いかけても、回答はない。当たり前だ。

しばらく泣き…それがやっと収まった時、私は言った。

 

アルカ「私の目の前で、マリオは死んだ…」

 

だから…

 

アルカ「もう二度と、こんな事が起きないように…みんなを守ってみせるわ」

 

その為に…強くならなくっちゃ。

 

そして私は滝登り、500km走、警察組み手などをこなしてとにかく身体能力を上げた。

その途中でヘルフレイムを生み出した。

 

…そんなある日。

私は実家でゆっくりしていた。

 

アルカ「ココ(実家)の地下から妙な気配がするわね…」

 

興味本位で地下に行く。

…!?

 

アルカ「殺気!?」

 

ココには誰もいないハズ!

 

アルカ「…ッ!」キィン!

 

自分以外がモノクロになる。

戦闘を開始する合図だ。

…しかし、敵は来なかった。

 

ゴゴゴゴゴッ!

 

なんと、壁がひとりでに動き出したのだ!

 

アルカ「!?」

 

壁が動いた先には、道があった。

 

アルカ「………」スタスタ

 

謎の気配を感じ、私は道を進んだ。

 

ー数分後ー

 

アルカ「ココは…!」

 

そこが本棚が敷きつめられた広い空間だった。

入り口付近にあった看板を読む。

 

『パンドラの図書館』

 

私の苗字と同じ?

 

アルカ「…読んでみるべきね」

 

私は本棚にある書物を読んでいくことにした。

 

ー数時間後ー

 

アルカ「この図書館…」

 

見た所世界の色々なことが書かれている重要な文献が所蔵されてるようね。

それと…

 

アルカ「この本が重要そうね」

 

『パンドラの裁判官』

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーー

 

「あら、ニンゲンが来るとは珍しいわね」

 

アルカ「貴女が地獄の女神様…ですか?」

 

『Welcome Hell』ね…いいシャツ着てるわね。

 

「そうよ。…ん、その本は…なるほどねん♪」

 

アルカ「私はアルカ・マリオ。パンドラの裁判官になりに来ました」

 

ヘカーティア「わざわざ敬語で話さなくてもいいわよん。私はヘカーティア・ラピスラズリ。さっき貴女が言った通り地獄の女神をやってるわ。それにしても…」

 

アルカ「?」

 

ヘカーティア「パンドラの裁判官になりに来た人は、大体200年ぶりじゃないかしらん?」

 

200年!?

 

ヘカーティア「まあいいわ。…はい」スッ

 

アルカ「コレは…?」

 

ヘカーティア「コレを読んで。読み切れたら貴女はパンドラの裁判官よん♪」

 

アルカ「分かったわ……ッ!?」

 

ギュィィン!

 

とてつもない量のエネルギーが私の中に入ってくる。

 

アルカ「耐える…ハァァァッ!」

 

ヘカーティア「あらあら、コレならいけそうねん」

 

時々意識が飛びそうになったけど、目的達成の為に頑張った。

 

ーπ時間後ー

 

シュゥゥゥ…

 

アルカ「はぁ、はぁ…終わったわ」パタン

 

ヘカーティア「おめでとう、コレで貴女はパンドラの裁判官ね♪」パチパチ

 

こうして、私はパンドラの裁判官になった。




書いてほしいほのがあったらコメントお願いします。

次回もよろしくおねがいします。


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その子はノーア・ピース

ノーアの名前の発音を英語にすると
「know a piece(peace)」となります。
訳すと「一部を知れ」または「平和を知れ」です。
苗字を考えた時この意味を込めました。



sideノリオ・ピース

 

ノリオ「酷い有様ですね…」

 

グリッチの襲撃。その被害は甚大でした。

ジーノさんが1度死に、マリオさんは2度目の死を迎えました。その他にも大量の一般人が…

町は少しずつ復興していますが、やはり拮抗しているようですね。

 

ノリオ「…おや?」

 

「うぅっ…」ブルブル

 

瓦礫の壁付近に緑髪の女の子が座っていました。

そっと彼女に近づきました。

 

「おじさん、誰?」

 

ノリオ「ただの通りすがりですよ。…それにしても、こんな所で何してるんです?お父さんお母さんは?」

 

すると、女の子は…

 

「っ、もういないよ…」

 

もういない?…まさか。

 

ノリオ「黒い生命体の犠牲に…?」

 

「うん…私をかばって殺されたの…」

 

ノリオ「ッ……」

 

「おうちもボロボロになってしまって、ココにいるしかなくなっちゃった…」

 

この子に、何とかしてあげられないのでしょうか……そうだ!

 

ノリオ「…貴女、お名前は?」

 

ノーア「ノーア…」

 

ノリオ「ノーア、貴女は私が拾います。貴女はコレからノーア・ピースです」

 

ノーア「え…?」

 

ノリオ「立てますか?」

 

ノーア「…立てない」

 

ノリオ「なら、こうしましょう」スッ

 

ノーア「わっ」

 

そっと彼女をおんぶしました。

 

ノリオ「さぁ、新しいおうちへ帰りましょう」

 

ノーア「……うん!」ニコッ

 

コレが、私が初めて見た彼女の笑みでした。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

sideノーア・ピース

 

ザッ

 

桜が舞い散る季節のある日。

 

ノーア「お父さん…」

 

『ノリオ・ピースの墓』

 

私は、お父さんの墓の前にいた。

 

ノーア「今でも、私を拾ってくれたことに感謝しかないよ」スッ

 

お父さんが被ってた帽子をそっと墓石に乗せる。

 

ノーア「…いや」サッ

 

コレは、私が被るべきだ。

 

パサッ…

 

元々被ってた帽子と重ねてお父さんの帽子を被る。

 

ノーア「どうせ重なってるし、変わらないよね…?」

 

お父さん…いや、ノリオ・ピースさん。

 

ノーア「今まで本当に、ありがとう…!」うるっ

 

しばらく、私は墓の前で泣くのだった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

sideノリオ・ピース(精神)

 

シュッ

 

「やれやれ、どうやら私も転生したようですが…ん?」

 

日花「可愛いわね、未例♪」

 

未例「わぁ〜♪」

 

日花さん?

まさか…やるほど。

 

ノリオ「コレは予想外でしたね」

 

日和「………」

 

MULAストーリー 未例編に続く




いい感じに書けました!

次回もよろしくおねがいします。


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リビットの知られざる物語①

リビット
ハイピクセルスカイブロックのダンジョン第五階層のボス。とある理由で本編にはわざと出さなかった。


コレは、まだ本編に登場してないキャラ、リビットのちょっとした物語。

逃走中当時のこと。

 

sideリビット

 

私はリビット、ネクロン様の部下の紅一点で、隠密に長けている。

現在マイン国シラ町にいる。

 

ボンゾー「ぐっ……僕の、負けだ…」シュッ…

 

リビット「ボンゾーがやられたか…」

 

ボンゾーを倒したヤツらには幸い気付かれてないようだ。

私はこの場を離れるとしよう。

 

ササッ

 

しばらく建物の屋根の上を走る。

…むっ?

 

リビット「何者だ?」

 

「…私か?」

 

そこには白衣を着た男性がいた。

恐らく科学者だろう、魔法的な物を持っている感じがしない。

 

テンプス「名を名乗る必要などない」

(コイツはテンプス・タイム。未来から来た)

 

リビット「…そうか」スッ

 

危害を加える気配はないが…

 

リビット「貴様は異国の者だろう?」ジャキ

 

屋根の上に異国の者。どう見ても怪しい。

 

リビット「一旦拘束させてもらう!」シュバッ

 

シャッ!

 

テンプス「………」

 

瞬時にヤツの後ろへ回り込む。

 

リビット「バックスタブ」ギュン

 

シュッ

 

…!?

 

リビット「消えた…?」

 

消えた男について私が知るのは、当分先の話をだった…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ネクロン様はアルカ・マリオ達により討伐され、投獄されたが、数年後釈放された。

私はその後もマイン国の暗殺者として暗躍していたが…

そんな私にも弟子ができたのだ。

 

白夜「師匠!」

 

リビット「何だ、白夜?」

 

銀髪の少女、十六夜白夜だ。この子は時間を操る能力を持つ家系に生まれ、その能力をフルに生かす為に私に弟子入りしたワケだ。

 

白夜「この技術、人を守る為に使うのですよね?」

 

リビット「…ああ、そうさ。私のような暗殺者には絶対になるなよ?」ナデナデ

 

白夜「…はい!」ニコッ

 

リビット「よし、修行を続けよう」

 

白夜「はい、師匠!」

 

しかし…白夜はやりそうになってしまったのだ、暗殺を。

しかもよりにもよってあのアルミ・マリオを。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

私が事件を知ったのは、アルミらが事件を解決し、白夜を唆した真犯人を逮捕した直後だった。

 

リビット「白夜!」

 

白夜「ッ、師匠…」

 

アルミ「………」

 

リビット「一体何があったんだ!まさか暗殺をしかけるなんて…」

 

白夜「実は…」

 

白夜から話は聞いた。

…トラパゾイドめ、優しい白夜を精神的に追い込んで…!

 

アルミ「…リビット、別の要件で白夜について話があるんだけど」

 

リビット「…何だ?」

 

アルミ「寿命」

 

…ッ!!

 

白夜「アルミさん、その話は「いや、アンタの師匠である彼女にも話すべきよ」…分かりました」

 

リビット「…このままいくと10年もない、そうだろう?」

 

アルミ「ええ…」

 

十六夜家は強力な能力に身体が持たず、30代で寿命が尽きてしまうことが多い。

 

アルミ「でも、それは肉体が普通のニンゲンレベルだからよ」

 

リビット「普通の?まさか…」

 

アルミ「ええ。白夜…いや、十六夜家は私が鍛え、肉体を強くして寿命を延ばすわ」

 

リビット「そんな事で出来るのか?」

 

アルミ「だから言ってるんでしょ?」

 

リビット「…分かった、アルミを信じる」

 

そして白夜はアルミにも弟子入りした。

…そしたアルミの提案は大成功し、寿命が普通と変わらないぐらいとなった。

そんなアルミが完成者となり、少ししたある日のこと。

 

リビット「白夜、お前に渡したいものがある」

 

白夜「?」

 

スッ

 

私は黒い短刀を出す。

 

リビット「コイツはリビットダガー…私が愛用していた短刀だ。コレをお前に託す」

 

白夜「えっ…?」

 

リビット「コレを使って、家族を守ってくれないか?」

 

白夜「師匠…分かりました」スッ

 

リビット「ありがとう」

 

コレで、私は師匠としての役目を終えただろう。

…そう思っていた。2095年のあの日までは。




実は「アルミ、暗殺!?」にて、アルミを暗殺するのはリビットにするつもりだったんですが、途中で十六夜白夜に変更しました。
後、原作でリビットは男ですが、ココでは女です。

次回もよろしくおねがいします。


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リビットの知られざる物語②

割と物語に関わってますね。


side十六夜白夜

 

白夜「…妙な気配を感じますね」

 

星夜「外をチェックして来ます」スタスタ

 

白夜「ええ…」

 

………!?

 

白夜「待ちなさい、星夜!」

 

星夜「えっ!?」カチッ

 

ガチャッ

 

もう遅かった。星夜は鍵を開け終わっていた。

 

「こんなにカンタンに開けられるとはな」

 

星夜「!お前は…!」

 

テンプス「時間を操るのはこの私テンプス・タイムだけでいい。よって…貴様ら十六夜家は消えてもらうぞ!」スッ

 

ブゥゥゥン!

 

白夜「ッ…!」

 

その後は大惨事だった。

私達は応戦したが、時間の加速による寿命の加速で殺されてしまった。

幸い私はテンプスが時間を巻き戻せないことを知り、生存者に自殺を命令したが…

 

星夜「ガァッ…」バタン

 

白夜「星夜…!」

 

実の息子まで殺された私は、正気を失った。

 

白夜「貴様ァ!」シャッ

 

ドスッ!

 

テンプス「ぬぅっ!?」

 

白夜「バックスタブ!」

 

ザクッ!

 

テンプス「くぅ、邪魔だ!」ピュン!

 

白夜「クッ!?」バタン

 

光線で肩を撃ち抜かれ、態勢を崩した。

 

テンプス「ククク、コレで貴様は死んだ…!」

 

ギュルルルル!

 

白夜「ぐぁ…」

 

シュゥゥゥ…

 

ー数分後ー

 

テンプス「そろそろ死んだだろう。私は退散するか」スタスタ

 

………。

 

白夜「ハァ、ハァ…」スッ

 

ギュン!

 

異空間に隠してた赤ちゃんを出す。

 

「あ〜」

 

白夜「さようなら、咲夜」

 

シュッ

 

最期に私はアルミさんに会い、息を引き取った。

 

sideリビット

 

リビット「白夜…!」

 

白夜の墓の前で嘆く私。

 

リビット「あの時見た男が…」

 

白夜を殺した犯人とは…!

 

リビット「…死ぬのは私だったハズなのに」

 

師匠より先に弟子が死んだ。

私は一体どうすればいいんだ…?

 

ザッ

 

アルミ「リビット…アンタもココにいたのね」

 

リビット「ああ…」

 

アルミ「白夜は私の弟子でもあった。彼女には、もっと幸せになってほしかったわ…」

 

リビット「…咲夜はお前に任されたのだろう?」

 

アルミ「ええ」

 

リビット「白夜の師匠として…咲夜も私の弟子にしてくれないか?」

 

アルミ「……フッ、アンタならそう言うと思ったわよ。もちろんそうさせるわ」

 

リビット「感謝する」

 

そして数年後、幻想郷にて。

 

アルミ「咲夜」

 

咲夜「どうしたの、お母さん?」

 

アルミ「アンタに紹介したい人がいるわ。アンタの婆さん、白夜の師匠よ」

 

咲夜「…?」

 

スタスタ

 

リビット「私はリビット、白夜の師匠だ。…そして、これからお前の師匠にもなる。よろしく」

 

咲夜「…えっ?」

 

アルミ「アンタを鍛えるのは、私も適任だけどリビットの方が適任だわ。だから彼女に任せることにしたの」

 

まあ、任せることにしたのは咲夜がまだ赤ん坊だったころだがな…

 

咲夜「えっと、よろしくおねがいします?」

…フッ、その顔は白夜そっくりだ。




リビットの種族は、魔族です。

次回もよろしくおねがいします。


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味方のグリッチ、グリッチャー

え、グリッチが味方?ありえねぇだろ。
…と、思った貴方。
ありえるんですよね、それが。

時系列的には5部2〜4章辺りの出来事です。


sideアルミ・マリオ

 

少し、話をしよう。

 

私がまだ2歳だった頃、世界はグリッチという怨念の生物に襲撃された。

両親とその仲間達の活躍でグリッチは倒されたが…その時父さんは致命傷を負い、死んでしまった。

しかし、世界は救われた。このままハッピーエンドかと思いきや…

 

20年後、世界は再びグリッチに襲撃された。

お父さんに殺されたハズのグリッチは、執念深く怨霊となって戻ってきたのだ。しかもその時、ガスターを時空の狭間、亜空間に閉じこめ、帰らぬ人にした。

 

復活したグリッチは…文字通り桁違いに強くなっていた。

当時からかなり強かった私や仲間達ですら次々と倒されていった。そして、グリッチが私にトドメを刺そうとしたところで…母さんが私を庇い、思いを託して死んでしまった。

 

悲しむ時間は与えられなかった。私はグリッチのエネルギーを取り込み、グリッチアルミとなってアイツを完全に消し去った。今度こそハッピーエンドとなったのだ。

 

…それが私の世界線の話である。

つまり…グリッチが味方だった世界線も存在するのだ。

 

アルミ「そうでしょ?」

 

「まぁ、そうっすね」

 

私は特殊な空間…オメガタイムラインにて、とある人物と会話していた。

 

アルミ「まさかグリッチが味方の世界線があるなんて…夢にも思わなかったわ」

 

「俺も、当時乗っ取られた時はかなり焦ったっすよ」

 

アルミ「乗っ取られた?…経緯を説明して、グリッチャー」

 

グリッチャー「了解っす」

 

味方のグリッチ…グリッチャーの説明が始まる。

 

グリッチャー「グリッチによってアルミさんの親父さんが死ぬのまでは同じっす。しかし20年後、グリッチがした行動は…普通のニンゲンを媒体にしてから世界を襲撃することでした」

 

アルミ「つまり…アンタは元々普通のニンゲンだったの?」

 

グリッチャー「その通りっす。乗っ取られた俺は、アルミさんの世界線のように世界を襲撃しました」

 

アルミ「………」

 

グリッチャー「でも、俺はその後あっちのアルミさん達に助けられたっす。それでもこの後遺症は残りましたが…」

 

グリッチャーがいう後遺症とは、バグってる状態のことである。

 

アルミ「…母さんは、殺されたの?」

 

グリッチャー「いや、殺されませんでした。俺を媒体にしたことによってグリッチ自体が弱体化してしまってたようっす」

 

アルミ「それはよかったわ…」

 

グリッチャー「それで、結果的に俺は普通のニンゲンじゃなくなったんで、あっちのアルミさん達と世界を守ることにしたってワケっす」

 

アルミ「ふーん……あ、そういえば」

 

グリッチャー「?」

 

アルミ「あっちの私はテンプス・タイムに殺されたの?」

 

グリッチャー「あー…半分死にましたね」

 

アルミ「それは同じなのね」

 

…それと。

 

アルミ「あっちの私は平行世界の旅をしてないの?」

 

グリッチャー「してないっすね。幻想郷でクソ強くなってましたが」

 

アルミ「へぇ……最後の質問よ」

 

グリッチャー「?」

 

アルミ「アンタがわざわざ私に話しかけたって事は…私に弟子入りしたいって事よね?」

 

グリッチャー「…分かっちゃったすか。その通りっすよ」

 

アルミ「フッ、いいわよ。アンタを私の弟子に任命するわ!」

 

こうして、平行世界から来たグリッチャーは、私の弟子となった。




キャラ紹介

グリッチャー
平行世界から来た味方のグリッチ。アルミより年下。
語尾の「〜っす」が特徴。

オメガタイムラインについては、本編で説明するつもりです。

次回もよろしくおねがいします。


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MULATALE-アルミ戦

パロディ回。
説明は省きます。


ーピーチ城廊下ー

 

貴方は、キノコ王国の仲間達をほとんど皆殺しにした。

後はアルミと…女王ピーチを殺せば、任務は達成だ。

貴方は…ケツイがみなぎった。

 

スタスタ

 

「………!」ニヤリ

 

貴方は殺人鬼のような笑みを浮かべる。

 

アルミ「……久しぶりね、元気だった?」

 

「………」

 

アルミ「…質問を変えるわ。アンタ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…生き地獄を知りたい?」ゴォッ

 

アルミは殺気を放つ。しかし貴方は怯まない。

 

「………」ザッ

 

アルミ「…どうやら知りたいようね」

 

ビリッ!

 

自分のタマシイ以外がモノクロになる。

 

アルミ「…サンズの言葉を使うわ。外はいい天気ね」

(この世界のサンズはアルフィーポジ。ただし性格はそのまま)

 

耳にタコができる程聞いたフレーズが聞こえる。

 

アルミ「花は咲き、鳥はさえずり…こんな日に、アンタのようなクズは…」

 

シュッ

 

アルミ「無間地獄へ行くべきよ」ギュン

 

…ドゴォ!

 

貴方のタマシイは青くなり、地面に叩きつけられる。

 

ギュィィン!

 

「……!」ダッ

 

…ドガーン!

 

光線を避ける。

 

シャッ

 

「…ッ!」ズバッ

 

飛んで来た火の玉は斬った。

…初見殺しは終わりのようだ。

 

アルミ「あら、初見殺しは通用しないのね…まあいいわ。地獄は始まったばかり。果たして…死ぬのとどちらが苦しいかしら?」

 

♪MULAストーリー-炎天桜舞

 

地獄が始まる。

 

→行動→分析→アルミ・マリオ

 

アルミ・マリオ 攻撃 275 防御 275

強い上に攻撃はほぼ効かない。

クリティカルヒットを出し続けろ。

 

アルミ「………」スッ

 

シュバッ!

 

貴方は分析にターンを使ったので、アルミはすぐ攻撃を仕掛ける。

 

アルミ「炎天掌」スガァン!

 

「ッ…!」

 

攻撃の範囲から遠ざかり、貴方は攻撃を回避した。

貴方のターン。

 

→攻撃→アルミ・マリオ

 

lをoと同じ位置で止めろ。

(((((lo)))))

…失敗だ。

 

ズバッ…

 

ダメージ:0

 

アルミ「痛…くないわね。もっと強く攻撃しないと、私はダメージすら受けないわよ?」スッ

 

ギュィィン!

 

「………」サッ

 

ドガァァン!

 

正面からの光線は、横に回避する。

 

アルミ「…ならコレは?」スッ

 

ギュルルルル!

 

足元全体が攻撃範囲のようだ。

 

「…!」ピョン

 

ドガァァン!

 

…ジャンプしていなかったら光線で大ダメージをくらっていた。

君のターンだ。

 

→攻撃→アルミ・マリオ

 

(((((l)))))

…成功だ。

 

ズバッ!

 

アルミ「…!」

 

ダメージ:1

残りHP:274

 

「………」ニタァ

 

アルミ「…フッ。後274回同じ事ができるかしら?」

 

そして地獄は続いた。

連続でダメージを与えるのは貴方にとってかなり鬼畜だった。

 

体験版終了!




はい、体験版です(笑)

次回もよろしくおねがいします。


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アルミと幻想郷①

アルミが幻想郷のヤツらに会った時の出来事をダイジェストでお送りします。
ただし、5部1章で会ったヤツらや、時期的にまだ会えないヤツらは除きます。
それでは、どうぞ。

追記:クソ長ぇ…


♪MULAストーリー-日常。V2

 

sideアルミ・マリオ

 

ーチルノ、大妖精、リグル、ミスティアー

 

ルーミアの紹介で、私は彼女の友達に会った。

 

チルノ「あたいはチルノ!最強の妖精よ!」

 

大妖精「チルノちゃんの友達の大妖精です」

 

リグル「僕はリグル・ナイトバグ。蟲の妖怪だよ」

 

ミスティア「私はミスティア・ローレライ。夜雀よ」

 

アルミ「チルノ、大妖精、リグル、ミスティアね。よろしく」

 

ー美鈴ー

 

紫からの情報で、真っ赤な館があるらしいので来てみたら、ホントに真っ赤ね。私も赤は好きだけど、コレはやりすぎね。

てか、赤より紅の方が正確かしら?

 

「この館に、何の用ですか?」

 

異国風な緑色の服を来た赤髪の女性がこちらに向かってそう言った。

多分この人は門番ね。

 

アルミ「私はアルミ・マリオ、この館の主に挨拶に来た者よ」

 

とりあえずそれっぽい言葉を並べる。

…まあ、挨拶に来たのは嘘じゃないしね。

 

美鈴「…そうでしたか。私は紅美鈴、紅魔館の門番をしている者です。どうぞお入りください」

 

…えっ?

 

アルミ「なんか、あっさりすぎない?」

 

美鈴「お嬢様から『アルミ・マリオと名乗る者は通せ』と言われているので」

 

アルミ「へぇ、そう。じゃあ失礼します」

 

私は紅魔館の中へと入っていった。

 

ーレミリアー

 

途中から妖精メイドに案内された。

 

「こちらです!」

 

アルミ「ええ、ありがと」

 

…さて。

 

コンコン

 

ドアをノックする。

 

「入れ」

 

中から少女の声がする。

 

ガチャッ

 

「お前がアルミ・マリオか…」

 

そこにいたのは、青髪で黒い翼が生えた少女だった。

牙も生えてるので恐らく吸血鬼だろう。

 

アルミ「アンタがこの館の主人?」

 

レミリア「ごもっとも。私はレミリア・スカーレット、誇り高き吸血鬼だ」

 

アルミ「ほう。私は…って、言わなくてもいいわよね?…運命を操るレミリアさん?」

 

確かにその能力なら、私の行動をある程度予知できる。

 

レミリア「…思考を読んだか」

 

アルミ「いや、アンタを分析しただけよ」

 

パンドラの裁判官の能力でね。

 

アルミ「ああそれと、その偉そうな口調はやめてくれる?演技であることがバレバレよ」

 

レミリア「…えっ、そうなの?」

 

それが素なのね。

 

アルミ「ええ、ある程度の実力を持っているヤツならカンタンに見抜けると思うわよ?」

 

レミリア「そ、そうだったのね…」

 

あらあら、絶対過去に何かあったヤツね。

 

ーパチュリー、小悪魔ー

 

レミリアと少し話した後、私は紅魔館にある図書館に向かった。

図書館の椅子に紫髪の魔法使いが座っており、その隣に使い魔らしき少女がいた。

 

「貴女がアルミ?」

 

アルミ「ええ。アンタが図書館の主?」

 

パチュリー「そうよ。私はパチュリー・ノーレッジ、動かない大図書館よ」

 

小悪魔「パチュリー様の使い魔の小悪魔です」

 

自己紹介の後、辺りの本を見回す。

 

アルミ「この図書館の本って、自由に読んでいいかしら?」

 

パチュリー「…呪いがかかった書物以外ならいいわよ」

 

アルミ「ありがと。じゃあ…おっ」

 

『ウョキイワイカの真実』

 

…こんな所にウィンディングの本が!

 

スッ

 

アルミ「コレ、読むわね」

 

パチュリー「分かったわ…って、その文字が読めるの!?」

 

アルミ「ええ、なんせ私はパンドラの裁判官だからね」

 

パチュリー「…まさか本物がいたとはね。最後のパンドラの裁判官は200年以上前に死んだと聞いたけど」

 

アルミ「まぁそうね…」

 

ーフランドールー

 

3冊目の本を読み終えた時、私は地下から気配を感じた。

 

アルミ「ねぇ、パチュリー」

 

パチュリー「?」

 

アルミ「地下に誰かいるの?」

 

パチュリー「…レミィの妹がいるわ。482年間ずっとあの部屋から出ていないの」

(つまり、紅魔郷の13年前の…2097年)

 

アルミ「ふーん…ちょっと会いに行くわ」

 

パチュリー「…貴女正気なの?」

 

アルミ「気配からして狂気を感じるし、私だったらなんとかできるからね。行ってくるわ」

 

パチュリー「…気を付けなさいよ」

 

スタスタ

 

私は地下室の扉の前に着いた。

 

コンコン

 

「誰?」

 

アルミ「紅魔館に客として来た、アルミ・マリオよ」

 

「お客さん?入って」

 

ガチャッ

 

部屋の中には不思議な羽をした吸血鬼がいた。

 

フランドール「私はフランドール・スカーレット。ずっとこの部屋に閉じ込められてるの」

 

アルミ「へぇ、なんで?(…分析っと)」

 

フランドール「私は周りと比べて狂ってるんだって」

 

アルミ「狂ってる?」

 

…ほう、フランドールの狂気は別人格型じゃないようね。

常人離れした…知識欲?

 

フランドール「うん、悪い意味で普通じゃない事をするって…」

 

アルミ「ふーん。…私はそうは思わないわよ?」

 

フランドール「えっ?」

 

アルミ「だって、今のアンタは普通の人のように接してるわ。多分アンタの"狂気"は…」スッ

 

…ギュン

 

手に火を出してみる。

 

フランドール「…!」じっ

 

フランドールは興味津々だ。

 

フランドール「どうやって出したの!?ねぇ!ねぇ!」

 

アルミ「…ソレよ」

 

フランドール「…?」

 

アルミ「アンタの狂気は、異常なレベルの知識欲」

 

フランドール「そうなんだ…それで、どうやって火を出したの!?」キラキラ

 

アルミ「それはね…」

 

私はしばらくフランドールに色々教えたとさ。




新たに判明した事実
パンドラの裁判官には、相手を分析する能力もある。

次回もよろしくおねがいします。


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オメガタイムラインの仲間達①

本編に出したら色々とカオスになるので。
全員知ってる人は少ないと思います。

時系列でいうと2115〜2120年の何処か話です。
何章かって?察せ。


sideアルミ・マリオ

 

オメガタイムライン。

それは時間軸や世界線を破壊されてしまった難民や、色々な平行世界からきた人々が平和に暮らす場所。

私が平行世界の旅に出てすぐ行き着いた空間だ。

 

「どうしたの、アルミ?」

 

アルミ「何でもないわよ、コアフリスク」

 

灰色のセーター…いや、全体的に灰色のフリスクがコアフリスクの外見だ。

オメガタイムラインの実質的管理者だ。

 

コアフリスク「さっきからじっとしてたようだけど…」

 

アルミ「ちょっと周りを歩いてまわろうと考えてただけよ」

 

コアフリスク「そうなんだ。じゃあまたね」

 

スタスタ

 

アルミ「さて、どこ行こう…ん?」

 

「わぁぁぁぁ!」タタッ

 

アルミ「…あら、シフティ」

 

黒と紫の柄のセーターを着た少年が走ってきた。

 

「待ちなさーい!」

 

それを緑色のジャケットを着た少女が追いかける。

 

シフティ「食べたのは僕じゃないよ、キャラ!」

 

キャラ「アンタのセーターにチョコの汚れがついてるじゃない!」

 

この2人は平行世界、『Storyshift』から来た。

(つまりキャラはサンズの性格…のハズ)

 

「フフッ、食べたのは私なんだよね」ザッ

 

アルミ「アンタなのね、フリスク」

 

『Alternate realty』から来たフリスクは、私達の世界と違って女性である。

初めて会った時はホントにビックリした。

 

アルミ「おーい、2人とも」

 

2人『?』

 

アルミ「キャラのチョコを食べたの、コイツよ」

 

フリスク「ちょっ!?」

 

キャラ「へぇ…?」キラン

 

赤いナイフをチラつかせて微笑むキャラ。

…まぁ、目は笑ってないけど。

 

フリスク「えっと、またね!」パチン

 

シュッ

 

アルミ「逃げ足速いわね…」

 

シフティ「ほら、いったでしょ?僕じゃないって」

 

キャラ「…ゴメン」

 

アルミ「…フッ」

 

次ね、次。

 

ー数分後ー

 

「…そこだ!」ダンッ

 

「よっと!」サッ

 

おっ、いつも通りやってるわね。

 

アルミ「よっ、2人とも」

 

2人『アルミさん!おつかれっす!』

 

アルミ「別に疲れてないけどね。…で、調子はどう?グリッチャー、デューク」

 

私の弟子、グリッチャーとデューク・リートだ。デュークは有太がいる世界のヌーク・リートっていうとんでもないヤツの息子だが、父親と違って心優しい性格だ。

 

デューク「今日はまだ1勝1敗ですよ」

 

グリッチャー「次は勝つっす!」

 

デューク「いや、俺だ!」

 

2人『あ!?』

 

…仲良いわね。

 

アルミ「ふふっ、頑張りなさい」

 

2人『はい!』

 

スタスタ

 

アルミ「他の弟子達は何処にいるのかしら?」

 

…ま、別に召集とかしてないし、問題はないけどね。

 

アルミ「そろそろ帰ろうかしら」

 

少し移動し、私はとあるエリアにたどり着く。

 

『ワープエリア』

 

ココにはガスターやサンズなどが開発した「ワープ鳥居」と呼ばれるものがずらーっと置かれているエリアだ。

各鳥居が色々な世界に繋がっている。

この鳥居を音速以上のスピードで走り抜けば、瞬時にワープできるのだ。

一応普通のワープ機もあるが、使う人が多い為非常に混んでいる。

 

アルミ「さてと…」スッ

 

タタッ

 

私は鳥居を走り抜け…

 

シュッ

 

「MULAストーリー」の世界に帰ったとさ。




平行世界名が作品名になることが多いです。

次回もよろしくおねがいします。


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アルミと幻想郷②

主に妖々夢。


♪MULAストーリー-タイトル画面にありそうな曲

 

sideアルミ・マリオ

 

ーリリーホワイトー

 

今日から春だ。何故かって?

それは…

 

「春ですよ~!」

 

そう叫んでる春告精がいるからだ。

 

アルミ「便利ね…」

 

あの妖精で春かどうかが分かるわ。

 

ーレティー

 

秋の中頃、私は妖怪の山周辺を散歩していた。

 

アルミ「…あら?」

 

「うっ…早く起きすぎたわ…」

暑そうにしている…雪女がいた。

どうやら夏眠から醒めるのが早すぎたようだ、ら

 

アルミ「アンタ、大丈夫?」

 

「…ニンゲン?うっ頭が」クラッ

 

…秋に熱中症とかシャレにならないわね。

 

アルミ「はい」スッ

 

「水…とコレは?」

 

アルミ「偶々持ってた睡眠薬よ。寝床に戻ってコレを飲みなさいな。即効性だから寝る時にね」

 

「…ありがとう」

 

雪女は水を飲み、寝床と思われる場所へ帰っていった。

レティの名前を知ったのはその年の冬、お礼を言われた時である。

 

ープリズムリバー"4"姉妹ー

 

ある日太陽の畑付近を飛んでいると、不思議な曲が聴こえてきた。

 

アルミ「なんか…心に直接響くわね」

 

スタスタ

 

音がする方へ向かうと、そこでは4人の女の子がそれぞれ楽器を演奏していた。

薄い青髪の子はトランペット。(メルラン)

金髪の子はバイオリン。(ルナサ)

茶髪の子は鍵盤。(リリカ)

緑髪の子はフルート。(レイラ)

 

アルミ「綺麗な音色ね」

 

邪魔するのは悪いので、ちょっと聴いてからその場を去った。

後の演奏会で彼女らの名前を知った。

 

ー上海・マーガトロイドー

 

上海「シャンハーイ!」

 

アルミ「そうね」

 

アリス「…えっ、分かるの?」

 

アルミ「『今日はいい天気だね!』って言ったんでしょ?」

 

アリス「ええ…」

 

アルミ「ま、ほぼ勘よ」

 

アリス(勘でそれだけわかるのは貴女だけだと思うわよ?)

 

ー橙ー

 

私は博麗神社の縁側で紫と雑談していた。

 

紫「それで、藍が『ちぇぇぇぇん!』って言ったのy「ちぇぇぇぇん!」…あんな風にね」

 

アルミ「へ、へぇ…」

 

「藍しゃまぁ…っ!」ムギュゥ

 

紫が指差した方を見ると…

 

橙「藍しゃま、く、苦しいです〜!」

 

藍「橙、ちぇん、ちぇぇぇぇん…!」ギュゥゥゥ

 

藍が式神の猫又、橙を抱き締めていた。

 

アルミ「…アレ、止めなくていいの?」

 

紫「大丈夫よ…今は」

 

あ、後で止めるのね。

 

ー妖夢、幽々子ー

 

紫の紹介で、私は天界の一部、冥界に来ていた。

 

アルミ「………」

 

目の前には、なっがい階段。

 

アルミ「…転送火桜」シュッ

 

んなもん上るワケないでしょ。

階段を上った先に瞬間移動する。

 

アルミ「おお…」

 

そこには綺麗な屋敷があった。

アレが恐らく白玉楼ね…ん?

「曲者ッ!」ドッ

 

銀髪の少女が刀を構えて襲ってきた。

門番かしら?

 

アルミ「よっ」サッ

 

素直に攻撃を受けるとでも?

 

「避けるなぁぁぁ!」ムキーッ

 

アルミ「いやいやいきなり斬りかかってきたアンタに言われても」

 

普通に怖いわよ?

 

「あれ、姉さん?」

 

…あら?

 

アルミ「アオイ?」

 

「え、知り合いですか?」

 

アオイ「うん、私の姉だよ。…妖夢、まさか斬りかかっちゃった?」

 

「ええっ、姉!?」( ゚д゚)

 

アルミ「どうしてアオイがこんな所に?」

 

アオイ「ココの主である幽々子さんと時々雑談するんだ」

 

アルミ「へぇ…」

 

妖夢「あのっ…」

 

アルミ「?」

 

妖夢「す、す…」

 

アルミ「す?」

 

妖夢「スミマセンでした!」サッ

 

立派な土下座をする妖夢。

…あら?

 

「………」クスクス

 

アルミ「あー…顔を上げなさい。アンタの主人が見てるわよ?」

 

妖夢「みょん?」クルッ

 

アルミ(…みょん?)

 

幽々子「相変わらず妖夢はせっかちねぇ〜♪」ニコッ

 

白玉楼の主、西行寺幽々子がそこで微笑んでいた。

 

妖夢「……み」

 

3人『み?』

 

妖夢「みょぉぉぉぉん!」うわーん

 

アルミ「………」

 

みょん、とは?




MULAストーリーの異界の設定
幻想郷の天界→龍界。天界とは別空間。名前は龍神がいるから。
幻想郷の魔界→外の世界と同じ。
畜生界→魔界の一部。
地獄→魔界の一部。
天国→天界の一部。
冥界→天界の一部。ただし幻想郷からの方が行きやすい。

レイラって誰?と思った人。
ggrks(ググれカス)

次回もよろしくおねがいします。


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MULAストーリー…………?

平行世界と並行世界には、俺にとっては違いがあります。
平行世界は、『MULAストーリー』と『桜咲く。』のように、明らかに違う物語の世界。
並行世界は、『MULAストーリー』と『グリッチャーがいるMULAストーリー』のように、あったかもしれない物語の世界。
こんな感じですね。

…グロ注意。


side??・????

 

「ハァ、ハァ…」ヨロッ

 

気配は…ないわね。

 

ドサッ

 

「ッ…」

 

全身が痛む。

何故こんなことになったのだろうか。

 

「ア……アイツは」

 

どうして…あんな思考になったのだろう?

 

『私の両親を殺したこの世界を…ぶっ壊してやるわ』

 

アイツが戦争の英雄となって少しした頃のことだった。

あんな恨みの篭った目で、アイツはそんなことを言った。

「アルミ……」

 

ソレがアイツの名だ。

アイツがあの言葉を言ってから、有言実行と言わんばかりに破壊の限りを尽くした。

ソレだけではない。

アイツは自分の友達にも、弟子にも…さらには姉妹にまで襲いかかった。

そのせいで…ほとんど殺され死んでしまっている。

復活はできない、あの世の広場はアイツが崩壊させた。

…ココに、1人生きているヤツがいる。

 

ルメ「私、ルメ・パンドラは生きている」

他にも生きているとしたら…タマシイを数十個合わさって出来ているアオイとレイン、恐らくニンゲンじゃない月斗、そして…

 

ルメ「ノーア…」

 

唯一アイツに対抗できたのは彼女だけだった。

もう1人、ダークアルカがいたが…私を庇って彼女は殺された。

 

ルメ「…だけど」

 

ノーアでもアイツを1人で抑えるのには無理がある。

私もアイツを止めるために力を得なければならない。

 

…建物の外から気配を感じた。

 

ルメ「……誰か来る」

 

ザッ

 

「おう…生きてたのか、ルメ」

 

来たのは青いジャケットを身にまとったスケルトンだった。

 

ルメ「…サンズ」

サンズ「オイラは辛うじて生き延びたさ。パピルスも生きている」

 

ルメ「それはよかったわね…」

 

サンズ「アンタは…どうやら戦ったようだな」

 

ルメ「ええ…」

 

アイツが破壊宣言をした時、仲間達は大体反対したが、数人賛同した人も数人いた。

例えば…キャラ。

彼女は狂気を何故か復活させ、弟であるフリスクを殺したのだ。

何処にいるのかは知りたくもないが…EXPやLOVEとやらを集めるために人を殺してまわっているだろう。

 

サンズ「アンタもオイラ達の基地に行くか?アイツですら絶対に知らない…いや、行けない場所なんだが…」

 

ルメ「…行くわ」

 

パンドラの図書館の書物を読み尽くしたアイツですら絶対に行けない場所って一体…

 

ー亜空間ー

 

そこは、時空のはざまだった。

 

サンズ「ココはオイラの親父がいる空間だ」

 

ルメ「アンタの親父?」

 

「私だ」

 

顔にヒビが入っているスケルトンがやってきた。

 

ガスター「私はW・D・ガスター。しがない科学者だ」

 

サンズ「親父がアイツの変化に気付き、この空間を避難所にしたんだ」

 

ルメ「なるほど…」

 

「…ルメさん」

 

「………」

 

ルメ「ケーティと…レイン。久しぶりね」

 

ケーティ「無事でよかったです」

 

ルメ「アンタこそね。…レイン?」

 

レイン「お母さん…ッ…」ポロポロ

 

レインは静かに泣きだした。

 

ルメ「…まさか、アオイは」

 

ケーティ「レインにタマシイを分け与えて、アイツに殺されましたよ…ッ」

 

ルメ「そう、なのね…」

 

妹のケーティでさえアイツ呼ばわりとはね。

 

ー--------------------------------------

 

アルミ「………」シャッ

 

ドスッ!

 

「ガフッ…」バタン

 

「いやぁ…流石ですね、アルミさん。あんなに素早く殺せるとは」

 

アルミ「ありがと、キャラ。アンタもその内出来るようになるわよ」ニコッ

 

キャラ「はい!頑張ります!」ニコッ

 

師匠と弟子は、仲良さげに話していた。

……血の匂いが充満した死体の山で。




コレは、あったかもしれないMULAストーリーの世界線です。

確定している内容


アルミ、キャラ

味方(生存)
ルメ(主人公)、サンズ、パピルス、ガスター、ケーティ、レイン

味方(多分生存)
月斗、ノーア

味方(死亡)
ダークアルカ、アオイ

次回もよろしくおねがいします。


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Storyshift〜シフティの恋

スピンオフ。
本編にシフティやキャラを出すのはだいぶ後ですね。
言ってしまえば大体6部です。

ストーリーシフトを知らない人のために説明すると。
アンダーテールのキャラクター達の立場がこんな感じで入れ替わってます↓

原作の立場→ストーリーシフトでの立場

サンズ→アズゴア
アズゴア→アルフィー
アルフィー→ナプスタブルーク
ナプスタブルーク→アズリエル
アズリエル→パピルス
パピルス→トリエル
トリエル→アンダイン
アンダイン→メタトン
メタトン→キャラ
キャラ→サンズ

以上。
後は、フリスクの名前がシフティに変わってるだけです。


sideシフティ・ユメミル

 

地下に落ちる前、僕の人生はサイヤクだった。

親は小さい頃事故で死んだ。

孤児院で気弱だという理由でいじめられた。

学校では成績が良かったが、そのせいで周りに忌避された。

まともな友達すらできたことがない。

 

ある時、僕はいじめっ子達に山に連れてこられた。

 

「おら、ココで1日過ごすんだぞぉ〜?」

 

「生意気なお前にはお似合いだ!」

 

『はははははっ』

 

スタスタ

 

シフティ「…………もちろんさ」

 

むしろ…僕は予めココに来ることを決めていた。

 

コォォォォ…

 

そこには大きな穴がある。

底は見えない。

興味本位で図書館の本を調べたが、どうやらこの先にモンスターが暮らしているらしい。

 

僕は…

 

ピョン

 

穴の中に飛び込んだ。

 

…この時、僕の運命はいい意味で大きく変わった。

 

ドサッ

 

シフティ「いてて…」

 

もうちょっと慎重に降りたほうがよかった…

 

ー遺跡は割愛ー

 

パピルスさんはいい人だった。

どうやら彼の兄、サンズがモンスター達の王で、ニンゲンのタマシイを狙っているらしい。

…それならききたいんだけど。

 

ザッ

 

「ごきげんよう。見ない顔ね」

 

どうしてこんな所にニンゲンがいるんだい?

しかも…可愛い。

 

シフティ「え、えっと…」

 

モンスターではなくニンゲンに会ったからか、僕は少し焦ってしまった。

 

キャラ「…ああ、私のこと?私はキャラ。見ての通りニンゲンだけど、モンスターの味方さ」

 

モンスターの味方、と聞いて僕は少し身構えた。

 

シフティ「そ、そうなんだ。僕はシフティ、最近落ちてきたニンゲンだよ」

 

キャラ「ふーん。その顔…どうやら捕まることを心配してるようだけど、私は別に捕まえたりしないよ。ただ…私の弟がそうもいかないのよ」

 

シフティ「弟?」

 

キャラ「名前はアズリエルっていうんだけど、ニンゲンを捕まえるのを条件にロイヤル・ガードになることに躍起になってるの」

 

シフティ「へぇ…」

 

キャラ「…まずい、そろそろ来るわ。あそこにある絶妙な形をしたランプの裏に隠れて」

 

シフティ「う、うん!」サッ

 

…このランプ、凄くいい形してる。

僕の体と完璧にフィットしちゃった。

 

スタスタ

 

ヤギのモンスターがやってきた。

 

キャラ「やぁ、アズリエル」

 

アズリエル「ハウディ、キャラ…じゃないよ!」

 

ノリツッコミ、上手いね。

 

アズリエル「君以外のニンゲンが来たらどうするんだ!」

 

キャラ「…さぁ?」

 

アズリエル「捕まえるんだよ!僕はニンゲンを捕まえてお母さんに認めてもらい、ロイヤル・ガードになるんだ!」

 

地団駄を踏むアズリエル。

 

キャラ「ふーん。…そこのランプを見てよ、いい形してるでしょ?」

 

アズリエル「今はそんなこと関係ない!」

 

いや、君が探してるニンゲンがランプの真後ろにいるんだけど?

…2人とはこんな出会いだった。

 

 

 

その後、僕は地下を旅して周り、色んなモンスターと仲良くなった。

王であるサンズや、花のナプスタブルークとも仲良くなった。

 

でも、いつからだろう…

キャラに恋をしてたのは。

 

シフティ「……でも、それは願わない恋かもしれない」

 

彼女はニンゲンが大嫌いだ。

きいてみると僕と似た境遇で、別の穴から落ちてきたらしい。

ココに落ちてくるまで人生ずっとドン底だった僕にはその気持ちがよくわかる。

だから…

 

シフティ「僕は、証明してみせるんだ」

 

ニンゲンはみんな悪い人って分けじゃないんだって。

 

シフティ「そして、いつか僕を…」

 

個人として、見て欲しい。

…もちろん良い意味で。

そのためにはまず強くないとダメだ。

 

シフティ「頭はもう充分だけど…」

 

肉体の強さが圧倒的に足りない。

そりゃ気弱だと言われるぐらいにはね。

だから僕は毎朝スノーフルでランニングしている。

 

シフティ「ふっ、ふっ、ふっ…」タタッ

 

アズリエル「ハウディ、シフティ。調子どう?」

 

シフティ「今日も絶好調だよ」

 

ランニングした後は。

 

…シュバッ!

 

シフティ「やぁっ!」

 

トリエル「遅い!」サッ

 

トリエルさんに鍛えてもらう。

その後は。

 

シフティ「……ッ!」

 

ピキッ!

 

ケツイをエネルギーとして操る練習をする。

何故1人でやってるのかって?

…今は深夜、みんな寝てるからだよ。

 

こんな毎日が数ヶ月間続いた。

…あの日までは。




ココのキャラの口調や、シフティの過去は本来のストーリーシフトと全く違うものになってるのでご注意を。

次回もよろしくおねがいします。


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Storyshift〜襲撃

結構いい感じに仕上がったと思います。


ズバッ

 

「ギャッ」

 

フッ…

 

どこかでモンスターが殺された。

 

「……足りない」

 

モンスターを殺した少女がそういった。

…そしてその時。

 

「あら、ニンゲン?」

 

緑色のジャケットを着た少女…キャラが現れた。

 

「…!」

 

キャラ「ん?その顔…私の顔になんかついて「みぃつけた♪」…ッ!?」サッ

 

「あっ、避けられちゃった」

 

キャラ「(…!?)明らかに異常なLOVE…アンタは…!」

 

「おっと知られちゃったね。殺すしかなくなったようだ」スッ

 

キャラ「……コレ以上殺しはさせない」ギュン

 

sideシフティ・ユメミル

 

シフティ「…ハッ!」

 

ドゴッ!

 

トリエル「ッ…私の負けよ。よくやったわ」

 

シフティ「やったぁ!」

 

アズリエル「おめでとう、シフティ!」

 

シフティ「うん!…あれ、キャラは?」

 

アズリエル「さっきパトロールに行ってくるって言ってたよ?」

 

シフティ「…あれ?時間帯違うよね?」

 

今はまだ朝10時、キャラがパトロールするのは昼頃だ。

 

アズリエル「言われてみれば確かに…なんでだろう?」

 

キャラは頭がいい。こんな時間に行くということは絶対何かがあるはず…

 

シフティ「ちょっと呼んでくるよ」

 

トリエル「気をつけるのよ」

 

ガチャッ

 

シフティ「…よし」

 

ギュン

 

僕が独学で編み出した技!

 

シフティ「気配探知!」ドッ!

 

恐らくだけど、キャラは何か違和感を感じたからこんなに早くパトロールしているんだ。

その違和感を探れば!

 

シフティ「……!」

 

遺跡の入口付近に強いケツイを持ったニンゲンを2人感知した。

1人はキャラで、もう1人は…誰?

 

シフティ「急がないと!」ダッ

 

ー--------------------------------------

 

sideキャラ・ドリーマー

 

キャラ「ハァ、ハァ…」

 

地面に膝をつく。

ヤツの攻撃を全て避けるのに体力を使い果たしてしまった。

 

「そろそろ疲れてきたよね?大丈夫、すぐ楽にしてあげるあから♪」ズィッ

 

キャラ「…ははっ」

 

私、ココで死んでしまうの?

私が死んだら…みんな殺されてしまう。

お父さんもお母さんも、アズリエルもシフティも…みんな。

 

キャラ「そんなこと、させない…!」ヨロッ

 

力を振り絞って立ち上がる。

しかし、すぐ膝をついてしまった。

 

「きゃははっ、もう虫の息でしょ!無理しちゃダメだ」スッ

 

少女はナイフを構え…

 

キャラ「……!」

 

「死ね=>」ダッ

 

ザクッ

 

私を刺した…

 

 

 

と、思っていた。

 

 

 

しかし、いつまで経っても攻撃がこない。

 

「ゴメンね、まさかこんな事になってるとは思わなかったよ」

 

キャラ「…!?」

 

そこにいたのは…

 

キャラ「シフティ…!」

 

気弱だったハズの少年だった。

 

sideシフティ・ユメミル

 

ザクッ

 

キャラを殺そうとしたニンゲンのナイフが地面に突き刺さる。

(キャラが聞いた『ザクッ』って音はコレ)

 

シフティ「さて、まずはこの質問だ。…お前、何者だ?」

 

威圧しながら質問をする。

 

「フフフ…これから私のEXPとなるお前に答える必要なんてない」

 

シフティ「…そうか」スッ

 

キャラ「!?(シフティがLOVEを…いや、コレは『レベル』?聞いたことない数値ね)ソレは…」

 

シフティ「コレ?僕の今の『レベル』だよ」

 

EXP:0

LOVE:0

Lv.43

HP356

ATK172

DEF172

 

シフティ「努力の末に身につけたステータスだよ」

 

「フン、そんなもので私を止められるとでも?」

 

シフティ「もちろんさ……」スッ

 

僕はケツイでできた剣を構える。

 

シフティ「僕の大切な…好きな人を傷つけたんだ、容赦はしない」

 

キャラ(…えっ?)




補足。
シフティが地下に落ちてからおよそ1年が経っています。
その間ずっと己を鍛えていたのがシフティです。
なんと誰にも夜中の特訓がバレていません。
レベルの説明?そのうちします。

次回もよろしくおねがいします。


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Storyshift〜成果

特訓の成果。


sideシフティ・ユメミル

 

まずは相手の分析を…

 

シフティ「!?」

 

✳︎キャラ・ユメミル

LOVE:500

平行世界から来た殺人鬼。

この世界を破壊するつもりだ。

 

シフティ「なっ…」

 

Kキャラ「ほう、私の名前を知ったのか」

(K→キラー→殺人鬼)

 

キャラ(シフティは、恐らく分析したわね。私だって平行世界の自分と知って驚いた)

 

…いや、名前が同じだからってためらうな。

 

シフティ「お前はこの世界のキャラとは違う」スッ

 

平行世界の同一人物であっても…

 

シフティ「僕が…お前をこの世界から追い出してやる!」

 

ドッ!

 

Kキャラ「…フン、やってみろ」ギュン

 

ズバッ!

 

シフティ「ッ!」サッ

 

赤い斬撃が飛んできたが、避ける。

 

シフティ「いくぞ…!」カチッ

 

ギュィィン!

 

エネルギーを温存する為に一旦剣を消し、装備していたチェーンソーにケツイを纏わせ、電源を入れる。

(Storyshiftではナイフではなくチェーンソー)

 

シフティ「ハァッ!」ドッ

 

Kキャラ「はっ…その程度の攻撃、カンタンに相殺できるさ」ズバッ

 

平行世界のキャラ…いや、敵は斬撃で相殺しようとする。

ただ…

 

シフティ「果たしてそうかな?」ニヤリ

 

…ドゴォ!

 

Kキャラ「グフッ!?」

 

斬撃をかき消し、僕の攻撃は敵に命中した。

 

シフティ「LOVEがないからといって、強くないワケじゃない。ATKやDEFを見れば分かることじゃないか」

 

Kキャラ「舐めやがって…!」ギュン

 

ズバッ!

 

シフティ「おっと」サッ

 

攻撃は避けないとね。

敵の一撃が僕にとっては即死攻撃だ。

 

Kキャラ「チッ…!」ダッ

 

ズバッ!

 

シフティ「(コレは避けられない…なら!)防御だ!」スッ

 

…バキッ!

 

攻撃を防ぐが、敵の攻撃が強すぎてチェーンソーが折れてしまう。

 

Kキャラ「武器がなくなったな」

 

シフティ「武器が"1つ"なくなっただけさ」スッ

 

懐から出したのは、拳銃。

 

かつて黄色いタマシイ『セイギ』を持っていたニンゲンが使っていた武器だ。

 

シフティ「行けっ!」

 

ドドドドドドッ!

 

マシンガンのように銃を乱射する。

 

Kキャラ「…チッ」

 

ガキィン!

 

ナイフで銃弾がかき消された。

…やっぱり剣がいいね。再びケツイで赤い剣を創る。

 

シフティ「ハァッ!」ドッ

 

ズバッ!

 

Kキャラ「………」キィン

 

僕の攻撃は敵の攻撃で防がれた。

…とでも思ったかい?

 

シフティ「せぇぃぃっ!」ギュン

 

ドゴォ!

 

Kキャラ「グッ!?」

 

僕の攻撃は敵に命中した。

コレで2回目だ。

 

キャラ(シフティが…強くなって…!)

 

Kキャラ「…ククッ」

 

シフティ「何がおかしい?」

 

Kキャラ「お前らが私の足止めをしようが無駄だ…なんせ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この世界はもうじき崩壊するからな…!」

 

2人『!?』




どうする、シフティ…!

次回もよろしくおねがいします。


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Storyshift〜助け

主人公は遅れて登場(白目)


sideシフティ・ユメミル

 

Kキャラ「この世界はもうじき崩壊するからな…!」

 

2人『!?』

 

なんだって…!?

 

シフティ「どういうことだ!」

 

Kキャラ「その内分かるさ…私は退散するとしよう」スッ

 

そう言って敵は何かの機械を出す。

…させない!

 

シフティ「待て!」ダッ

 

Kキャラ「遅い」カチッ

 

シュッ…

 

機械は作動し、敵は逃げてしまった。

 

シフティ「…クソッ!」

 

キャラ「シフティ…」

 

…落ち着け、キャラを守るという目的は果たしたんだ。

一旦落ち着くんだ…

 

シフティ「…キャラ」

 

キャラ「?」

 

シフティ「一旦みんなの所戻ろう。話はそれからだ」

 

キャラ「…うん」

 

ー--------------------------------------

 

僕とキャラは一旦戻り、みんなを研究所に集めた。

博士であるアズゴアが説明を始める。

 

アズゴア「キャラとシフティが戦ったと思われるニンゲンによって、時間軸に歪みが生じている。その歪みはもはや大きすぎるんだ…」

 

アズリエル「ど、どうなってしまうの…?」

 

アズゴア「この時間軸は…崩壊する」

 

全員『!?』

 

ざわざわ…

 

アンダイン「そのニンゲンはどこだ!捕まえて八つ裂きにしてやる!」

 

アルフィー「逃げられちゃったんだよ…」

 

僕は、一体どうすればいいんだ…

……!

 

『もし、時間軸が崩壊するようなことがあるなら、私を呼びなさい』

 

敵と遭遇する数日前の話だ。

僕は夜遅く1人で特訓していると、近くからそんな声がしたんだ。

 

シフティ『…誰?』

 

『その内分かるわ。じゃあね』パサッ

 

紙が落ちるような音がしたのでそちらへ行くと、そこには電話番号が書かれた紙があった。

 

シフティ「…コレがあれば」スッ

 

ピッ、ピッ…

 

キャラ「誰を電話するつもり?」

 

シフティ「助けだよ」

 

プルルルル……カチッ

 

『あら、もうそんな状況になったの?』

 

電話に出たのは、数日前聞いたその声だった。

 

シフティ「そうなんだ、どうすればいいの!?」

 

『…フッ。ちょっと待ってなさい。仲間をそっちに送るから』

 

仲間?送る?

 

シフティ「どういうこt『ツー…』切られた…」

 

キャラ「結局誰に電話したの?」

 

シフティ「それは「おーい、みんな!外に何かが現れたぞー!」…?」

 

タタッ

 

急いで外に行ってみると、そこにあったのは…

 

ギュィィン!

 

ワープホールだった。

そこから出てきたのは…

 

「やれやれ、相変わらず骨使いが荒いぜ」

 

「もう慣れてるでしょ?」

 

「それは言わないでくれよ」

 

全員『サンズ王!?』

 

青いジャケットを来たサンズ王と…赤いパーカーを来たニンゲンの女性がいた。

この女性がさっきの電話の…!

 

「やぁ、さっきぶりねシフティ」

 

シフティ「う、うん。さっきぶり」

 

キャラ「電話の相手、この人なの!?」

 

Mサンズ「いきなり現れて申し訳ないが、自己紹介するぜ。おいらはサンズ。この世界では王をやってるらしいが、おいらはただの怠け骨だぜ」

(M→MULA)

 

アルミ「私はアルミ。最強のニンゲンよ」

 

シフティ「…それで、アルミさん、僕達はどうすればいいの?」

 

アルミ「カンタンよ…荷物を纏めたらこの中に入って」

 

アルミさんはワープホールを指差す。

 

アズリエル「その先には何があるの?」

 

アルミ「何があるって?それはね…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平和な世界よ」




やっと繋がる…

次回もよろしくおねがいします。


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東風谷のあ

ノーアの過去、パート2。
時期は4部7章の後です。


sideノーア・ピース

 

…夢を見ていた。

父さん…ノリオ・ピースに会う前の記憶を。

 

「のーあ」

 

ノーア「?」

 

「おばさんはね、この神社の巫女さんをやってるの」

 

ノーア「巫女さん?」

 

「この神社の神様に仕える人のことよ」

 

…この時の私は、「仕える」の意味を知らなかったでしょうね。

 

「じゃ、この5円玉を入れて…」

 

チャリン…

 

「手を叩いて、お辞儀をするのよ?」

 

ノーア「うん…」

 

パン、パンッ

 

おばさんに言われた通りの動作をした。

 

「あら、上手ね」

 

ノーア「…ねぇおばさん」

 

「?」

 

ノーア「私、大きくなったらおばさんみたいになるの?」

 

「うーん…分からないわね」

 

ノーア「そっか……?」

 

『………』

 

「どうしたの?」

 

ノーア「…なんでもない」

 

…この時、私は確かに見た。

体が半透明になっている2人の神を。

 

ーーーーー

ーーーー

ーーー

ーー

 

パラッ

 

昨日見た夢の記憶を頼りに、私はアルミから借りたキノコ国(当時キノコ王国)の住民リストで自分の名前を探していた。

…父さんに拾われる前の名前を。

 

ノーア「私はその時既に『のーあ』と呼ばれてたけど…」

 

発音からして恐らく『のーあ』ではなく…

 

ノーア「私の名前は『のあ』だった」

 

そして苗字は…『こちや』だったハズ。

こちや…あったわ。…!!

 

『東風谷のあ』→『ノーア・ピース』

 

改名したと記録されている…父さんはどこかで変えたんでしょうね。

 

ノーア「……?」

 

見ると私の肉親や、おばさんの名前と思われるものも載っていた。…全員グリッチが襲来した時に死亡した扱いだ。

しかしおばさんの子…私のいとこにあたる人は生きていたようで、そこから名前が続いている。

住所は…!

 

『守矢神社』

 

ノーア「ココが…」

 

早速行くわ。

 

ー守矢神社ー

 

ノーア「ココか…」

 

ええ、記憶とほとんど変わってないわね。

あの時から既に60年ぐらい経っているというのに。

 

スタスタ

 

階段を登り、鳥居をくぐる。

おばさんに作法を教えてもらった場所がそこにあった。

 

ノーア「……」スッ

 

財布から5円玉を出し、賽銭箱に入れる。

 

チャリン

 

そして手を合わせ…

 

パン、パンッ

 

手を叩いて、お辞儀する。

…そして。

 

ノーア「居るのは分かってますよ、守矢神社の祭神さん?」

 

声をかける。すると奥の方から2人の神が現れた。

…何故か前と比べて実体があるように見える。

 

「…ほう、私達に気付いたか」

 

「ん?よく見たら、のあじゃないか!ノーア・ピースってやっぱり君だったんだね!」

 

どうやら私の事は覚えていたようだ。

 

ノーア「…60年前と比べて透明度がないように見えますが」

 

「ああ、コレかい。アルミ・マリオやのあ達のおかげである程度の信仰が得られるようになったんだよ」

 

私達の…ああ、なるほど。

 

ノーア「妖怪や神の存在が認識されるようになったんですね」

 

諏訪子「そうそう。…そういえば自己紹介がまだだったね。私は洩矢諏訪子」

 

神奈子「私は八坂神奈子だ。…のあよ」

 

ノーア「?」

 

神奈子「どうして60年ぶりにココに来たんだ?」

 

ノーア「それは…」

 

ー----

ー---

ー--

ー-

 

諏訪子「なるほどね…」

 

神奈子「コレは何らかの運命だろうな」

 

ノーア「そうですね」

 

神奈子「…そうだ。のあ、1つ頼みがあるのだが…」

 

私は神奈子さんと諏訪子さんにとあることを頼まれた。

 

諏訪子「…お願いできるかい?」

 

ノーア「もちろんですよ」

 

2人『…!』

 

ノーア「その時が来たら、ちゃんと援助してあげます」

 

諏訪子「…ありがとう。その時はお願いね?」

 

ノーア「はい!」

 

こうして、私は2人の頼み事…

将来守矢の巫女となる少女、東風谷早苗を鍛えることを承諾したのだった。




※この時早苗はまだ赤ちゃんです。

次回もよろしくおねがいします。


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閻魔大王、アリナ・パンドラ

久々の番外編です。
本編などはゲームとか勉強があるのでよう実以外は更新できなさそうです、スミマセン。


sideアオイ・マリオ・ヤマザナドゥ

 

やっほー、映姫と一緒に幻想郷の閻魔をやってるアオイだよ。

 

アオイ「ふむ…」じっ

 

現在仕事中。

 

アオイ「生前は比較的善行が多めなので…天界行き!」ビッ

 

パァァ

 

私が判決を出すと、タマシイは天へと昇っていった。

 

「…さて、と」ぐぃーっ

 

仕事終わりぃ〜♪

私は大きく腕を伸ばした。

 

…判決は大きく分けて5種類ある。

 

まず、天国行き。コレは善行と悪行の比率が9対1以上、つまり善行が9割以上で決定する。お母さんとかはこの判決だね。

 

次に、天界行き。さっき出した判決だね。コレは比較的善行が多かった人が行くよ。…幻想郷の天界とどう違うかって?あの区域は別名『龍界』っていってね、龍神が住んでる所だよ。

 

3つ目は、魔界行き。コレは比較的悪行が多かった人が行く。だから魔界は治安がちょっと悪いんだよね…ネロイズム達のおかげでかなり良くなってるけど。

 

そして、地獄行き。一定以上悪行が多かったらこの判決が出る。一定以上と言っても地獄の種類は豊富で、程度によって行かされる地獄が変わる。1番悪いのは無限地獄だね。

 

…最後のが何かって?『最悪な人生を送る刑』だよ。アンヘルが受けたヤツね。内容は…記憶を持ったまま強制的に転生させられ、そこで事故に遭ったり、イジメられたり…延々と地獄を味あわせられる。しかも全部自身が原因で起きるので、かなり残酷だ。別名『生き地獄』って言われてるね。

この判決を受けた人は今までで数え切れるぐらいしかいなく、閻魔大王様直々に判決される……っと、言ったそばからご本人の登場だね。

 

ザッ

 

「お疲れ様、アオイ。はいクッキー」スッ

 

アオイ「あっ、ありがとうございます大王様」

 

来たのは閻魔大王…元初代パンドラの裁判官、アリナ・パンドラ様だ。

 

アリナ「様付けじゃくて、さん付けでもいいのよ?アンタは私の子孫なんだし」

 

アオイ「私が様付けしたいんです…それに、血は繋がってませんよ?」

 

アリナ「いやいや…ウィンディン家も私の子孫だから」

 

…えっ?

 

アオイ「そうなんですか?」

 

アリナ「そうなの。確か私の…孫辺りだったかしら?その辺りがスケルトンの一族に嫁いでね。そこからパンドラ家とウィンディン家というニンゲンとモンスターでそれぞれ裁判官の素質を持つ一族が生まれたのよ」

 

アオイ「なるほど…」

 

だからサンズやパピルスはモンスターなのに血を流すんだ。

 

アリナ「因みに…ルマって子がいるでしょ?あの子…めちゃくちゃ閻魔に向いてるわよ?」

 

ルマは主にサンズのクローンだけど、一部アルミ姉さんとか白いイヌとかの遺伝子も混ざっているキメラなんだ…あの見た目で。

 

アオイ「パンドラ家とウィンディン家の遺伝子を両方持ってるからですか?」

 

アリナ「その通り。でもね…」

 

大王様は何か悩むような素ぶりを見せる。

 

アリナ「彼女の戦闘スキル的に、閻魔というよりは死神向きなのよね〜…」

 

アオイ「死神、ですか…」

 

確かにルマが鎌を振り回してるのは様になる。…アレは本来飾りなんだけどね。

 

アリナ「ま、後々考えればいいわ。…ところで」

 

アオイ「?」

 

アリナ「クッキー、食べないの?」

 

アオイ「…あ、食べます」パクッ

 

美味しい。




ガッツリ大事な要素を出してみました、後悔はない。

次回もよろしくおねがいします。


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アルミと幻想郷③

今回は萃夢想、永夜抄ですね。


♪MULAストーリー-タイトル画面にありそうな曲

 

sideアルミ・マリオ

 

ー萃香ー

 

アルミ「…ん?」

 

ある日、私は魔法の中で特訓していると、変な気配を感じた。

 

アルミ「誰かいるのかしら?」

 

すると辺りの霧が集まり、1人の小鬼が現れた。

 

萃香「…おっと、気付かれたかい」モワッ

 

アルミ「鬼…そして気配からするにかなり強いようね。まさか…」

 

コイツが優香と同じ鬼の四天王の…

 

アルミ「伊吹、萃香?」

 

萃香「おお、流石優香が気に入ったニンゲンだねぇ。その通りだよ」

 

アルミ「私は「アルミ・マリオだろう?優香から色々聞いたさ」…そう」

 

最近天助と優香が幻想郷に移住してきたから…移住してきてすぐに会ったのかしらね?

 

ーてゐー

 

月斗の話によると、彼の姉は迷いの竹林というエリアのどこかでにある建物で暮らしているらしい。

…その竹林が今私の目の前にある。

 

スタスタ

 

竹林に入りしばらく歩くと、誰かの気配を感じた。

 

アルミ「………」パチン

 

フッ

 

「…あれ?」

 

どうやら隠れていたのは兎の妖怪のようだ。私はそいつの背後に移動する。

 

アルミ「わっ」

 

「ギャッ!?」ビクゥッ

 

驚いてる隙に思考を読むと、どうやらこの兎は因幡てゐという名前らしい。

 

ーうどんげー

 

もう少し進むと、異質な屋敷に着いた。

 

コンコン

 

アルミ「たのも〜……お?」

 

ガチャッ

 

扉が開き、女子高生の制服っぽいものを着た兎の妖怪が現れた。

 

「狂え!」カッ

 

アルミ「……!ッ!」バッ

 

兎の眼が赤く光った瞬間、私の脳がおかしくなった。私はそのせいで拳を顔面に…

 

…グシュッ!

 

「……えっ?」

 

私の首が飛んだ……ワケないだろ。

 

ブゥン

 

兎の能力は効かなかったけど、幻影火桜を使ったのよ…久々に。

 

アルミ「なんちゃってね?」どーん

 

私には何も起きてないのよ。

 

「なっ、狂わない!?」

 

分析っと。

 

アルミ「アンタは鈴仙・優曇華院・イナバ、通称うどんげ。能力は波長を操る程度の能力。…アンタの主人に『月斗の友達が来た』と言って来なさい」

 

鈴仙「ッ、は、はいー!」タタッ

 

…ちょっとやりすぎたかしら?

 

ーえーりん!えーりん!ー

 

永琳「貴女が月斗の友達の……アルミね?私は八意永琳よ」

 

アルミ「よろしく…私の事を知ってるの?」

 

永琳「月斗からの手紙で結構書いてあるわ」

 

ほーん…

 

アルミ「どんな感じで?」

 

永琳には思考の読み取りが通用しないから確定で強者ね。

 

永琳「確か…自分の10分の1にも満たないパワーで倒された、と書いてあったわ。貴女はそんなに強いの?」

 

アルミ「まぁ、ね。今のパワーは月斗と同格だけど」

 

あの時はマジでギリギリ勝ったわ、時空停止とか使って。

…でも何故かその後テンプス・タイムに苦戦してるのよね。

 

ー輝夜ー

 

「永琳、誰と話してるの?」ガラッ

 

永琳「久々のお客さんと」

 

襖が開き、奥から着物を着た女性が出てきた。

 

アルミ「私はアルミ・マリオ、アンタは?」

 

この子には読み取りが通用するわね。

 

輝夜「私は蓬莱山輝夜、かぐや姫よ」

 

…マジで?

 

アルミ「本人がこんな所にいたとはね」

 

実話なのはパンドラの図書館で知ってたけど。他には一寸法師も実話だったようね。




アルミが思考の読み取りをできる→神眼を開眼してない→パワーが100億未満
神眼には、干渉系の能力をある程度弾く効果があります。だから鈴仙の能力が効かないのです。

次回もよろしくおねがいします。


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メイド長とリトルフラワーマスター

咲夜とパメラ。どちらも10歳です。


side十六夜咲夜

 

お母さんが旅に出て少しが経った。

今日も私は紅魔館でメイドの仕事をしている。

 

咲夜「んしょっと…」ガタッ

 

掃除の為に荷物を動かしてると、ふと窓の外が視界に入った。…また寝てる。

 

咲夜「窓を開けて、と」スッ

 

私はナイフを取り出し…

 

ヒュン

 

窓の外で寝ているとある門番に向かって投げた。

 

…グサッ!

 

「うぎゃっ!?」

 

ナイフは門番の後頭部に命中した…妖怪だし多分何ともないわね。さて、これで起きたし…

 

スチャッ

 

咲夜「サボらないでちゃんと門番をしなさい、美鈴!」

 

メガホンを取り出して説教した。

 

美鈴「咲夜さん!?(あの距離から投げたの!?)ご、ごめんなさーい!」

 

…よし。

 

咲夜「さて、掃除掃除」ガタン

 

私は窓を閉めて仕事に戻った。

 

ーー

ーーー

ーーーー

ーーーーー

 

sideパメラ・マリオ

 

パメラ「〜〜♪」

 

昼頃、僕は太陽の畑で散歩していた。

花たちは楽しそうにしてるね。

 

パメラ「みんな元気かい?」

 

わさわさ

 

そよ風が吹く。

こころなしか『元気です!』という声が聞こえてきた。

 

ザッ

 

「今日も散歩に来たの、パメラ?」

 

緑髪で日傘を持ったお姉さんが来た。

 

パメラ「幽香さん、こんにちは。来れるなら毎日来るつもりだよ」

 

昨日は家の掃除をしていたから来れなかったけど。

 

幽香「そう…そういえば貴方、アルミの息子よね?」

 

…空気が変わったね。

 

パメラ「そうだけど…僕はそんなに強くないよ?」

 

幽香「それは私が決めることよ。私と…勝負してみない?」

 

えっ、勝負?幽香さんと?

 

パメラ「…やってみる」

 

幽香「ふふっ…付いて来なさい」

 

ーーー

 

花たちに被害が出ないように離れた所で戦うことになった。

 

幽香「かかって来なさい」

 

パメラ「…ハァッ!」ギュン

 

ドッ!

 

お母さんに教えて貰った技!

 

パメラ「炎天桜舞!」ギュゥゥン!

(もう使えるの!?)

 

ドガガガッ!

 

幽香さんは傘で防御する。

 

幽香「…!(この年齢でこの威力は…面白い)マスター…」スッ

 

…来る!

 

幽香「スパーク」カッ

 

ギュォォォ!

 

幽香さんの手のひらが一瞬光ったと思ったら、極太光線が飛んできた…何これ!?

 

パメラ「結界!」ピキッ

 

パリィン!

 

…デスヨネー。

 

ズドォン!

 

光線は僕に命中した。

 

パメラ「うわっ…」ドサッ

 

い、痛い…でも怪我はあまりしてないから手加減してくれたのかな?

 

幽香「思った通りね」

 

パメラ「?」

 

幽香「貴方は私と似てる…趣味だけでなく技の才能も。マスタースパークをほぼ無傷で耐えてるのはその証拠よ」

 

パメラ「そ、そうなの…?」

 

幽香「パメラ、貴方…私の弟子になりなさい」

 

……え?

 

パメラ「弟子…?」

 

幽香「私は強い人や花が好きな人が好きなの…そして貴方は両方を満たしうる存在。だから私の弟子になりなさい」

 

真面目な顔でこちらを見る幽香さん。

 

パメラ「…分かった、僕は幽香さんの弟子になるよ」

 

幽香「ふふっ、そう…じゃあ一先ずは休憩しましょうか。その後は貴方の身体能力を測るから、覚悟しなさい?」

 

パメラ「はい!」

 

こうして僕は幽香さんの弟子になった。




十六夜咲夜
『時間を操る程度の能力』
パメラ・マリオ
『花を操る程度の能力』
風見幽香
『花を操る程度の能力』
『次元を操る程度の能力』←5部1章の答え

次回もよろしくおねがいします。


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ザクロの現在

ノーア…ではなくザクロの話。

ファルトさん見てるー?


sideザクロ・ビースト

 

俺はザクロ。元は狼のモンスターで、今は狼妖怪だ。

生まれについて説明しよう…俺は地下で生まれ、その数年後にアルミさんが地下からモンスターを解放したんだ。そして俺は3年後高校に入って…

 

ルメ「私はルメ、アンタは?」

 

ザクロ「俺はザクロだ、よろしくな!」

 

後の俺の親友、ルメな会ったんだ。んでそこからさらに3年後に…

 

ザクロ「おーらぁー!」ドドドドッ!

 

戦争が起きた。ニャン国のヤツらを撃退する為に銃を乱射してると…

 

「ニャ…(ガッ…)」バタン

 

アルミ「アンタは…」

 

ザクロ「おう、アルミさんか、こっちは優勢だぜ」

 

ルメ「一人で戦ってんの?」

 

ザクロ「いや、他のヤツらは後ろで銃撃してるぞ。ちなみに俺はザクロだ、よろしくな」

 

アルミさんに出会ったんだ。この時俺は大興奮だったぜ!

 

アルミ「ええ、よろしく。ところでザクロ…」

 

「ニャニャーッ!(囲んだぞ!)」

 

「ニャハハッ!(もう逃げられまい!)」

 

アルミ「アンタ蹴散らす事って、できるかしら?」

 

ザクロ「ああ…得意分野だ」

 

ルメ「ならオーケー」

 

アルミ「…行くわよ!」

 

2人『ああ!(ええ!)』

 

確かこの後月斗に会ったんだったな。当時アイツはブルームプラネット国の警察としてニャン国にスパイしてたが…まさかそもそもニンゲンじゃないとは思わなかったぜ。

そして俺は大人になって、ルメ、スティーブ、月斗、ダークルメ、アルカ、グレイと8人でシェアハウスしてたな。あん時は凄え楽しかった…。

 

え、今は何処にいるのかって?それはな…

 

「親分!ヤツらが来ましたぜ!」

 

ザクロ「おう、ちょっと待ってろ」

 

俺はノーアさんの組…氷華組に入った。つまり畜生界にいる。

(ノーアは幻想郷に引っ越した少し後、組も引っ越した)

ノーアさんは現在旅してるから、俺が組長補佐をしてるワケだ。

ちなみに、ヤツらとは…元々畜生界にいた組の組長たちだ。

 

ザクロ「またか…とりあえず入れとけ。お茶も頼む」

 

「へいっ!」

 

ー77.08秒後ー

 

「ようザクロ!また来てやったぜ」

 

「…うるさいですよ」

 

「まぁいいじゃないか」

 

馬のような耳を持ったヤツ、竜の尻尾と亀の甲羅を持ったヤツ、でっかいスプーンを持ったヤツの3人が部屋に来た。名前は…

頸牙組 驪駒早鬼

鬼傑組 吉弔八千慧

強欲同盟 饕餮尤魔

ちなみに全員同じ師匠らしい。

 

ザクロ「んで?またお前ら来たのか?」

 

八千慧「ええ、また来ました」

 

尤魔「私達は何度だって来るぞ?」

 

ザクロ「はぁ…いい加減やめてくれよ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…俺に告白しまくるのはよ?」




まさかのハーレム。

次回もよろしくおねがいします。


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とある三兄弟の話

この話はMULAストーリーに近しい世界線での話です。
俺がいつか書く予定の小説のプロローグ的なヤツですかね。


「拓也、光輝!」

 

1人の少年の声が部屋に響く。

 

拓也「?」

 

光輝「どしたの、玄斗兄ちゃん?」

 

玄斗「ついに発売されたぞ!『イナズマイレブン3』が!」

 

『おお!』

 

玄斗「どうする?どっちも買うか?」

 

拓也「俺はどっちも買うぜ!」

 

光輝「俺は片方かな?」

 

この3人は三雲玄斗、拓也、光輝の三兄弟。

長男、玄斗は頭が良く、成績はトップになることが多い。

次男、拓也は運動神経が良く、部活動はサッカー部でエースポジションを務めている。

三男、光輝は創造力があり、曲や小説を創ることもある。

 

玄斗「よし、ここでシュートだ!」

 

光輝「ええっ!?そんな…」

 

拓也「また決められてるじゃねーか、光輝」

 

光輝「でも玄斗兄ちゃん強いもん…」

 

そして3人とも、ゲーマーである。

…別のシーンを見てみよう。さっきのから10年程後の話だ。

 

玄斗「うわマジかよ、フランチートじゃね?」パラパラ

 

拓也「クソッ、まだ来ねぇのかよ新作の告知…」

 

光輝「『ブルーアーカイブ』?面白そうだな、やってみるか」ポチッ

 

玄斗は『東方プロジェクト』、拓也は『イナズマイレブン』、光輝は『ブルーアーカイブ』が最も好きなゲームだ。…光輝に関してはこれからそうなるのだが。

 

三兄弟は成人になってもゲーマーとして人生を謳歌していた…しかし、そんな三兄弟に悲劇が訪れた。

 

「重度の癌です。命は持って1年…」

 

光輝「そ、そんな…」

 

2022年、光輝は癌を患った。…それだけでない。

翌年玄斗はとある病気を患い…

 

玄斗「ゴメンな、拓也、光輝…」

 

ピッ、ピッ、ピー…

 

そのまま亡くなった。…まだ終わっていない。

 

「ぎゃはははァ!」ブンブン

 

狂人がナイフを道端で振り回している。そして人を刺しそうになったのを…

 

拓也「ッ…うおおおっ!……ガァッ!」ザクッ

 

拓也は庇った。年が変わる前の出来事であった。

…残った光輝はどうなったのか?

 

光輝「玄斗兄ちゃん、拓也兄ちゃん…俺は、絶対に足掻いてやるぞ…!」

 

短い命を精一杯生きることにしたのだ。

彼はその強固な意志で、1年どころか5年程も生きてみせたのだ。

その間、彼は…とある曲を完成させていた。

 

『Para power』

 

タイトルの意味は未だ不明だが、リリースされた際には数百万回の再生を記録した。

 

…そして、光輝は。

 

ピッ、ピッ、ピッ、ピッ…

 

光輝「ハ、ハハハ…俺は生きてみせたぜ、兄ちゃん達…!」

 

…でも何故か、天国にはいない気がする。

 

光輝「何処かでまた…!」

 

三人揃ってゲームしたいな…………!

 

ピッ、ピー……

 

三雲光輝は、2027年6月3日に息を引き取った。

 

ーーーーー

ーーーー

ーーー

ーー

 

「ワシは神じゃ…転生のな」

 

「お主は恐らく死ぬのが早すぎたのじゃろう…(上司に言われたなどとは言えぬわい)」

 

「さて、どの世界に転生したい?」

 

玄斗「東方の世界でお願いします」

 

拓也「イナイレの世界で」

 

光輝「じゃあブルアカの世界がいいです」

 

三兄弟は果たして再会できるのだろうか…それは恐らく、火桜神のみぞ知る事だろう。




いつか(多分数年後)書く。

次回もよろしくおねがいします。


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アルミの「計画」前編

謎行動の掘り下げです。
時系列はアルミが70歳…幻想郷に引っ越して2年経過したぐらいの時期です。

豆知識
俺の曲である「あきない」や「アルメリオンV2」のモールス信号を解読すると、興味深い情報が出てくるぞ!


sideアルミ・マリオ

 

今後…向こう50年程を、ケーティに占ってもらった。

どうやら占いの結果によると、30年後に遠い世界線から襲撃してくる者たちが現れるそうだ。

 

ケーティ「…しかも、どうやら狙いはこの世界団の破壊みたいね」

 

世界団とは、6次元での世界線どうしの距離を考えるとき、近い距離の世界線の塊みたいなものと考えればいいわ。例えると…そうね、銀河系での惑星どうしの距離みたいな?

 

ちなみに次元は…

1次元:直線、2次元:平面、3次元:立方

4次元:時間軸、5次元:異空間、6次元:世界線

という感じで解釈してるわ。質問はコメント欄で受け付けるそうよ。(メタい)

 

アルミ「…かなり面倒なことになりそうね、それ」

 

ケーティ「どう対策するの、姉さん?」

 

アルミ「そうね…まずはそれぞれの世界線に向かう必要があるでしょ?そこで人を鍛える、とかかしら?」

 

ケーティ「姉さんらしいわね」

 

ーーーーー

ーーーー

ーーー

ーー

 

あれから数年、私は平行世界の旅の準備を進めた。

この話をノーアに話したところ、彼女も協力することになった…畜生界での氷華組の活動はザクロに任せるらしい。

※火桜神モードは会得済み。

 

ある日の事だ。私は下見にオメガタイムラインを移動していると…

 

アルミ「ここは…?」

 

突然真っ白な空間に転移された。

少し困惑していると、目の前にサンズに似た黒いスケルトンが現れた。所々に「ERROR」の文字が浮かんでいる。

 

「よう、ニンゲン…いや、アルミ・マリオ」

 

アルミ「…私を知っているようね」

 

エラー「一方的だがな。俺はエラーサンズ…エラーとでも呼べ。一応平行世界の破壊者と呼ばれている」

 

破壊者…?

 

アルミ「私に対してケンカでも売ってるつもりなのかしら?」

 

エラー「…へっ」ジジッ

 

お?

 

エラー「その通りだ…死ねッ!」スッ

 

ギュィィン!

 

あれはガスターブラスター…なら私は。

 

アルミ「………」パチン

 

バゴォ!

 

予備動作なしで光線を放ち、ブラスター攻撃を相殺した。

…っと、その隙に骨攻撃が来るようね。

 

エラー「HAHAHAHA!」シュバッ

 

ドドドドドッ!

 

あ、コイツ戦闘狂だ。

そうおもっていると、骨が大雨のように降ってきた。

 

アルミ「反射火桜」ピキッ

 

私は冷静に対処し、攻撃を防いだ。

 

エラー「チィ…(あの妙な花びらで跳ね返しやがったか)」

 

…思考を読んだけど、どうやら手の内はある程度バレてるようね。ま、バレた所で何てことないけど。

 

アルミ「アストラルビット」バシュッ!

 

霊力弾を連射し、骨を砕いていく。エラーはそれに反応して舌打ちをする。

…よし、隙あり。

 

アルミ「時空停止…!」

 

ギュワンッ!

 

…どうやら破壊者であれどこの状態では動けないようだ。

さて、と。

私はある技に使うエネルギーを溜めた。

 

………。

 

アルミ「時間軸は動きだす」

 

ギュワンッ!

 

エラー「…!(こいつ、時間軸を止めたのか!?)」

 

知ってるようね、でも…もう遅い!

 

アルミ「異次元ラッシュ」スッ

 

ドッ!

 

私は「光速」でエラーに迫り…

 

アルミ「───」

 

光速のラッシュをお見舞いした。

 

エラー「…グフッ!?」ヒュン

 

ドゴォ!

 

エラーは抵抗できぬまま飛んでいき、地面に激突した。

 

エラー「ッ、クソッ、テメェ…!」

 

アルミ「どう?落ち着いた?」

 

コイツの目的は恐らく私を破壊することではない。

 

アルミ「アンタの、要件は?」

 

エラー「……気付いてたか、まぁいい」




後半に続く。

次回もよろしくおねがいします。


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