多種族混合世界での性事情 (きゅうき)
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幼馴染は発情期

 

「伊藤少しいいか」

 

帰りのHRが終わり家に帰ろうとすると後ろから担任の先生に呼び止められた。

 

「今日休んだ大神のプリント渡してもらっていいか。確か家が隣だったよな?」

「そうですね、分かりました。帰りに届けてきます」

 

そう言ってプリントを受け取るとそのまま駐輪場まで向かった。特にこれから予定もないのでまっすぐ家まで帰ることにした。一度家に帰り、自転車を置いてから隣の一軒家に向かう。表札には『大神』の文字があり、件の休んだ生徒であり俺の幼馴染みの『大神美咲』の家であることがわかる。

 

「すみません伊藤です。美咲にプリントを届けに来ました」

 

インターフォンを鳴らし名前を告げる。すると玄関が開き中から美咲の母親がエプロン姿で出てきた。

頭に目を向けるとそこには犬耳が生えている。視線を下にずらせば、腰付近から尻尾が生えている。

人間であれば頭に犬耳など生えていないし、尻尾も生えていない。だがそもそも彼女は人間ではない。

獣人族と呼ばれる種族である。その名のとおり獣と人の特徴を持った種族だ。

 

「わざわざ届けに来てくれてありがとうね優くん。美咲呼ぶから少し待っててね」

「いえっ!プリント届けに来ただけなんでいいですよ。それに病人に無理させるわけにもいかないですし」

「大丈夫、大丈夫あの子元気だから気にしないで」

 

そう言うやいなや呼びに行ってしまった。すると2階の方からどたばたと凄い物音が聞こえる。

 

「本当に大丈夫なのかな…」

 

物音に心配しているとおばさんがなにやら着替えて出てくる。

 

「ちょっと買い物に行かなきゃならなくなったから、ゆっくりしていってね」

「えっ!あの、ちょっと!」

 

そう言い残して出掛けてしまった。どうすることもできないので美咲が出てくるのを待つことにした。しばらく待つとパジャマ姿で頬を上気させ、赤味がかった髪を乱れさせた美咲が出てくる。

 

「…なに」

「いや…先生に頼まれてプリント届けに来たんだけど…」

「そう…分かったからとっとと帰って」

 

用件を伝えるとひどくぶっきらぼうに返された。普段も特段愛想が良い方ではないが今日はやたらと態度が悪い。

 

「なんかおかしいけど大丈夫か。」

「近づかないで!」

「おい、ほんとにどうしたんだよ」

 

様子を見るために少し近くに寄っただけで大声を出される。

 

「大丈夫だからプリントだけ置いてから帰って」

「いや、お前なんかおかしいしおばさんが帰ってくるまで家に帰れねぇよ。取り敢えず肩貸すから部屋戻るぞ」

 

 

抵抗されるが強引に肩を貸して、部屋に連れていく。言葉では嫌がっていたが、いざ肩を貸してやるとこちらに体をピッタリとくっ付けてくる。

気のせいか美咲が俺の首もとに鼻先を埋めているような気がする。

 

「はぁ…はぁ…。優のにおい…」

 

美咲が何やら言っているような気がするが良く聞こえない。

というか何やら息が凄く荒くなっている気がする。

美咲の部屋に到着し、中に入って美咲をベットに寝かせようとすると逆にベットに押し倒された。

 

「うおっ!何すんだよ!」

「優がいけないんだよ。近づくなって言ったのに近づくし、帰れって言っても帰らないし」

「はあぁ?なに言ってんだよ?」

 

俺の返答に答えないどころか、こちらの唇にむしゃぶりついてくる。突然の行為に目を白黒させてるうちにこちらの口内に舌をねじ込んでくる。

 

「んんっ!んん、もがっ!」

「はうっ…んん……れろぉ」

 

 

体を引き剥がそうともがくが獣人の力には敵わず口内を一方的に蹂躙される。口内を舐め回され、時折唾液を啜られる。舌と舌を絡めた激しいキスに自分の意思とは関係なく股間が硬くなる。それから10分近く経ってからようやく解放される。

 

「ぷはっ、はぁ♡ 優の唾液美味しかったよ♡」

「…いや、おま… なにして……」

 

何か言わなければとは思っているのにあまりの事態に混乱して上手く言葉が出てこない。

 

「私のここ見て、さっきまで優のこと考えながら一人でしてたからこんなに濡れてるんだよ」

 

そう言うとこちらの手を取り、そのまま股間に持っていく。パジャマ越しでもわかるほどに美咲の股間は濡れ切っていた。よく見ると下着を貫通してズボンにまでシミが出来ている。

 

「し、してたって…」

「優のおちんちんを妄想しながらオナニーしてたってことだよ。優のガチガチおちんちんで私のトロトロおまんこをぐちゃぐちゃにかき混ぜて欲しいなって思いながらしてたの」

 

 

耳元で囁かれた。幼馴染の普段なら絶対に言わないような台詞に頭がくらくらする。その顔は情欲に染まっており、完全に雌の顔になっている。

 

「ほら私のここ見て」

 

そう言いつつパジャマを脱ぎ捨て下着姿になる。その下からは透明な液体でぐしょぐしょになったパンツが現れる。そしてそれを見せつけるようにゆっくりと脱いでいく。

自分の意思とは関係なく、その光景に視線が釘付けにされる。頭の中の理性が幼馴染の痴態から目を逸らせと呼びかけるが、今の美咲が発する色香にそんな忠告はかき消される。

そしてついにパンツを完全に下ろすと、そのまま脱ぎ捨てられた。

 

「ほら、もう準備万端だよ」

 

美咲は自分の指を使ってく秘所をぱっと広げてみせる。ピンク色の内壁が見え隠れしているそこはヒクついており、早く入れて欲しいと言っているようにしか見えない。奥から止めどなく愛液が湧き出しており、それがまるで獲物を前に涎を垂らす獣のようだった。

 

「ほら、はやく。しよ♡」

 

完全に発情した顔で誘ってくる美咲を見て理性が崩壊しそうになる。しかしここで流されてしまえば今までの関係が崩れてしまうかもしれないという恐怖心がある。しかしこちらの葛藤にはお構いなしに美咲は動く。

 

「ほら触って。私の中こんなに熱っくどろどろになってるんだよ」

 

美咲の誘導で指を膣内に入れられる。

指を少し入れただけで愛液が大量に溢れ出し、どんどんと奥へと飲み込まれていく。中は言っていた通りに熱く、火傷をしそうなほどだ。美咲がゆっくりとこちらの手を動かし始める。動かすたびに粘着質な水音が鳴る。しばらくすると我慢できなくなったのか腰を手の動きに合わせて動かし始める。

 

「あっ、ああ、いい、気持ち良いよぅ♡」

 

こちらの事なんかお構いなしに俺の指でオナニーを始めている。指から伝わってくる熱さと膣肉の柔らかさ、視覚から伝わる美咲の痴態に俺の僅かに残っていた理性が溶かされる。

美咲の手を振りほどくと肩を掴んでベッドへと押し倒し、服をはぎ取り胸を露出させる。美咲の胸はブラから解放されても一切型崩れしないほどに張りがあり、とても揉み応えがある。見れば乳首がピンと立っており、指先で軽く弾くと面白いように嬌声を上げる。

 

「ひゃうんっ!?んあぁっ!ちくびだめぇ…」

 

両手で乳房を鷲掴みにして乱暴に揉む。掌全体で包み込むようにして揉んだり、乳首を摘まんで引っ張ったりしながら美咲の反応を楽しむ。

 

「やらぁ……おっぱいばっかりぃ……もっとぉ、こっちも触ってぇ♡」

 

そう言って彼女は自分の股間に手を這わせて割れ目をなぞる様に撫で始めた。俺は彼女の要求通りに手を伸ばしクリトリスに触れる。既にそこは硬く勃起していた。包皮に包まれたそれを優しく剥いてやる。剥きだしになった陰核を人差し指で転がすように弄ると美咲の声が大きくなり、次第に震えるようになる。

 

「そろそろイキそうなのか?」

「うん♡イクッ♡イッちゃう♡」

「そうか」

 

更に激しく責め立てると、美咲の身体が大きく跳ねる。かと思うと全身から力が抜けぐったりとした状態になる。どうやら絶頂を迎えたようだ。だが本番はこれからだ…。

俺は美咲の脚を掴むと左右に広げ、その間に体を入れて覆いかぶさるような体勢になる。そして一気にペニスを挿入する。

 

「ひゃあああああんっ!!」

 

その瞬間再び美咲の身体が激しく痙攣し膣内が強く締まる。あまりの締め付けに危うく射精してしまいそうになるが何とか堪えてピストン運動を開始する。理性のタガが外れた俺は最初から早いペースで腰を打ち付ける。結合部からは美咲の愛液が溢れるように流れ出ておりシーツに大きな染みを作っている。

 

「あっ、あああっ!!すごい!すごい、いいよおぉ!」

「美咲、美咲…」

 

パンパンという乾いた音が響くたび、それに合わせるかのように美咲が喘ぐ。その姿はとても官能的で、見ているだけで興奮してくる。テクニックなんてない、唯相手の身体を貪る為だけの腰使いで責め立てる。亀頭で子宮を殴りつけ、雌を屈服させようとする。

 

「出すぞ!全部受け止めろ!」

「うん♡好き、大好き♡いっぱい中に出して♡」

 

精子が金玉から上って来るのを感じると、避妊のことなど考えずに腰を加速させる。限界を迎えると腰を突き出し、亀頭を美咲の子宮に押し当てて射精する。

どぴゅっと勢いよく精液を放出すると同時に、またもや美咲の身体がビクンとはねる。最後の一滴まで搾り取るような動きをする膣内に、思わずため息が出る。

どくどくと精子を吐き出し美咲の子宮を満たしていく。最後の一滴まで吐き出し終えると、ゆっくりと引き抜く。すると収まりきらなかった白濁した液体が溢れ出てくる。よく見ると赤い血が混ざっており、今更ながらに幼馴染の処女を奪ってしまった事に気づく。

 

しかしそんな事など気にせず、美咲はこちらへ腕を伸ばすとキスを求めてきた。舌を差し込み絡めあうディープな口づけを交わした後、どちらからとも言わずに再び抱き合う。

そしてそのまま行為を再開する。

 

先ほど吐き出した精液が潤滑油になってよりスムーズに膣内をこする。一度出したにもかかわらず、俺のものは衰える事無く元気いっぱいだ。美咲の方もまだ物足りないらしく、腰を動かすたびに甘い声で鳴いている。

 

「ねぇ、もっとぉ、もっとちょうだい♡」

 

美咲が腰を動かして催促してくる。それに俺は腰の動きで返事をする。

 

「ああっ!いいよぉ!気持ちいいよぅ!しゅごいぃ!こんなのすぐイグゥ!イッぢゃうよおおぉお!!!」

「おら!何度でもイカせてやるからな覚悟しろ!!」

「うん!きてぇ!中に出してぇ!赤ちゃん作らせてぇ!孕ませてえぇぇ!!!」

 

美咲の言葉を聞いて腰の動きをさらに早める。

ピストンと同時に美咲の豊満な胸を揉みしだき徹底的に全身の性感帯を責め立てる。すると美咲は背中を仰け反らせながら達してしまった。

 

「ああっ!もうダメェ!イク!イッちゃう!あああぁぁぁー!!!」

 

もはや俺が与える刺激全てに感じてしまっており、美咲は何度も絶頂を迎えている。それに合わせて膣内の締めつけも強くなり、俺は我慢の限界を迎える。段々と締め付けの強くなる膣を力任せに肉槍で貫き、子宮口に亀頭で何度もキスする。

 

「くぅ……出るっ!」

 

ドピュッドピュービュールルルーッ!

 

「あぁっ!出てりゅう!熱いの来てりゅよおぉ!あひぃいいい!イックウウー!!」

 

今までで一番激しい絶頂を迎えた美咲は全身を大きく震わせると、糸が切れた人形のように動かなくなった。

 

「ふぅ……」

 

二度の射精で体力を消耗した俺はぐったりと美咲の身体の上に倒れこむ。するとちょうど顔の前に美咲の獣耳がくる形になる。ひょこひょこと動く耳に興味を持った俺はその耳を手でいじってみる。最初は軽く触れたり摘まんだりする程度だったが、徐々にエスカレートしていきついには甘噛みしたり舐めたりし始めた。その度に美咲は小さく反応していたが、やがて我慢できなくなったのか自分の耳を手で隠してこちらを睨んできた。

 

「こら……だめだってば」

「悪い、つい気になって……」

 

そう言って俺は謝るが、美咲は頬を膨らませると身体を起こして逆に押し倒してきた。

 

「んむっ!?」

「ちゅっ、じゅぷっ、れろっ、ちゅうっ、れるっ、ぴちゃっ、ずっ、ずぞっ、じゅううっ!」

 

美咲はいきなりキスしてくると、舌を絡めてくる。その勢いに圧倒された俺は為す術もなくされるがままになっていた。しばらく好き放題にされた後ようやく解放された時にはすっかり息が上がってしまっていた。

 

「はぁ、はぁ、はぁ……どうしたんだよ急に?」

「さっき私の耳触ったでしょ?だから仕返し♪」

 

そう言うと美咲は再び顔を近づけてきて唇を重ねてきた。今度は先ほどの乱暴なものとは違い優しく慈しむようなものだった。そして数分後、満足したらしい美咲が離れていく。その時、彼女の瞳が妖しく光っているように見えたが、すぐに元に戻ったので多分見間違いだろう。

 

「ねえ、続きしようよ。私まだ全然足りないんだけど♡」

 

いや、どうやら見間違いではなかったようだ。

美咲はこちらにお尻を向けるように四つん這いになると自分の秘所を指で開いて見せつけてくる。当然だが散々中出ししたためにそこから精液が流れ出てきていた。

その姿はとても淫靡であり、見ているだけで興奮してしまうほどだ。

俺のものが再び固くなるのを見て嬉しかったのか、美咲は微笑みながら振り返るとお尻を振って誘ってきた。

その誘いに乗って近づくと美咲のむっちりとした尻肉を指が食い込むほどがっつりと掴むと、一気に挿入する。

 

「ああん♡来たぁ♡」

 

一度経験しているせいか特に痛みを感じる事も無く、むしろ気持ち良さそうな声を上げる。

そのまま腰を動かすとパンッ!パァン!という音と共に肌が激しくぶつかり合う音が響く。

先ほどした正常位よりも動きやすい体位のため、腰の動きも早くなる。

美咲の膣内をかき回すような動きで責め立てる。その度に美咲の口から甘い喘ぎ声が上がる。

何度か射精して冷静になった俺は先ほどのような力任せな腰振りをやめ、美咲の感じる箇所を探るような動きに変える。

ゆっくりとした速度で膣壁をなぞるように動かして反応のいい場所を探る。

遅いピストンに美咲がもどかしそうに腰を動かすがそれを抑えて続ける。するとある場所で美咲の反応が変わった。ならばとそこに狙いを付け、重点的に責めてみる。

 

「ひやぁっ!!」

 

すると美咲の口から今までで一番大きな悲鳴が上がった。どうやらここが美咲にとって一番気持ちの良いポイントらしい。集中してその場を責める。すると段々美咲の声が大きくなっていき、それに比例して締め付けが強くなっていく。

 

美咲が反応するのに連動して尻尾が目の前で左右に振れる。気になってつい掴んでみると更に反応が良くなった。

 

「きゃうんっ!」

 

突然の刺激に驚いたのか犬のように甲高い声で叫ぶ。

それと同時に股間がギチギチと締め付けられる。その強烈な快感に思わず射精してしまいそうになるがなんとか耐えて抽送を続ける。

 

「あぁっ!ダメ!イク!イッちゃう!またイックウゥー!!」

 

美咲が絶頂を迎えると同時に今までで一番強い力で膣が収縮する。それにより俺もまた限界を迎えてしまい、美咲の中に大量の白濁を注ぎ込んだ。

 

「あっ!熱いの出てりゅ……♡」

 

絶頂の余韻に浸っていた美咲だったが、やがて力が抜けたのかパタリとベッドに倒れこんだ。その拍子に肉槍が抜けてしまう。すると栓を失った事で逆流してきた精液がドバっと溢れ出した。それはまるで滝のように流れ出ており、シーツに大きな染みを作っていく。

 

「すごい量……こんなに出されたんだ……」

 

流れ出る精液をうっとりとした表情で眺める。

 

「あたしのお腹の中に優の赤ちゃんの元がいっぱい入ってる……えへへ♪」

 

そう言いながら下腹部をさすり幸せそうな笑みを浮かべている。

その美しさと可愛さが入り交じった表情に堪らなくなりキスの雨を降らせる。

美咲も嫌がる事無く受け入れてくれ、互いに舌を絡ませ合い濃厚なキスをする。

 

「んちゅ……はぁ……キス、気持ちいいね……」

 

そう言って美咲は俺に抱きついてくる。俺も美咲を抱き返し、慈しむようなキスをする。

さっきまでの激しいセックスで体力を使い果たした俺たちは、抱き合ったまま幸せな気持ちで眠りへと着いた。

 

 

 

目が覚めるとそこには美咲の顔があった。働かない頭で可愛らしい寝顔を見ていると、寝る前に何をしていたのかを思い出した。

 

(やべえ。俺、美咲とヤっちゃったよ)

 

寝る前の出来事を思い出す。最初は抵抗したものの、結局は最後までシテしまった。むしろ途中からは自分から積極的にシテいた。

 

「ん……ゆう?」

 

美咲が起きたようだ。目を擦っている姿はとても愛らしく、思わず頭を撫でたくなるがそんな場合ではない。

しばらくは頭が働いていないのか、ぼんやりとした表情でこちらを見ていたが、徐々に意識がはっきりしてくると顔を真っ赤に染めて布団に潜り込んでしまった。

 

「ああああああ゛あ゛あ゛あ゛っっっ!!!」

 

どうやら俺たちの間に何が有ったのかを思いだしたらしい。美咲はしばらく悶絶していたが、やがて落ち着くとモゾモゾと動いて頭だけ出した。

思わず頭を出した美咲に謝罪をする。

 

「あの、ほんとごめん。美咲に謝らせて欲しい」

 

美咲はしばらくじっとこちらを見つめてくると、プイと視線を反らして口を開く。

 

「べつに怒ってないから……てか、先に誘ったのはあたしだし……」

「いや、でも……」

「あんたは気にしなくていいから!!」

 

そう言うと再び布団を被ってしまう。

だがどうしても聞きたいことがある俺は美咲に声をかける。

 

「なあ、どうしても聞きたいことがあるんだけど……どうして急にあんなことしたんだ。いや、俺がどうこう言えたことじゃないけど……」

 

美咲は少しの間黙っていたが、やがてぽつりと話し始めた。

 

「……あたしたち獣人族には発情期があってさ。それがちょうど今頃なんだよね。それで、まぁ……思わずあんたを襲っちゃった訳」

 

美咲は恥ずかしかったのか最後の方は尻すぼみになっていた。

 

「そっか、成る程……」

 

美咲の言葉に納得する。それならばあの、いつもと違う様子にも理解が出来る。

 

「そのっ!言っとくけど誰でも良かった訳じゃないからっ!!」

 

その言葉に一つの可能性を思い付く。唾をゴクリと飲み下すと、意を決して口を開く。

 

「じゃあさ…してる最中に言ってた『好き』ってどういう意味だったんだ?その、そういう意味で良いんだよな?」

 

俺がそう尋ねると美咲はビクッと体を震わせて硬直してしまった。

 

「………」

 

一分、二分と待つも返答は返ってこない。その沈黙に耐えかねて再度声をかける。

 

「えーと…その…だな…俺、美咲のことが好きだ」

「っ!?」

 

その瞬間、美咲の体が一瞬にして強張ったのが分かった。

 

「だからさ……その、付き合ってくれないかな?」

 

返事が来ない事に不安を覚えながらも、自分の想いを伝える。

 

「……ぃぃ……ょ……」

 

しかし、聞こえてきたのは聞き取れないほどのか細い声。

 

「ごめん、なんて?」

「だから!いいって言ったの!!何度も言わせんな!!」

 

そう言って美咲は再び布団の中へと潜ってしまった。

 

「え、マジで……?」

「まじ……」

 

布団の中から聞こえるのは震えるような小さな声。

 

「本当に俺なんかでいいのか?」

「優が良いの……」

「お、おう……」

 

思わぬカウンターに動揺する。

 

言いたいことを言い終えてしまったせいで沈黙が続く。沈黙が気まずく何かないかと辺りを見渡すと、壁に掛けられた時計が目にはいる。

見れば時刻は午後九時を指していた。

 

「やべ、もうこんな時間じゃん。帰らないと」

 

そう言ってベッドから降りようとすると腕を掴まれた。

 

「待って、まだ行かないで……」

 

美咲は懇願するような瞳で見つめてくる。そんな目で見られたら帰れなくなるじゃないか……

 

「いや、でも……家に何も言ってないし……」

 

俺の言葉に、納得は出来ていないが反論も出来ないといった表情になる。

その顔に耐えられなくなりこっちが折れる。

 

「分かった。ちょっと帰るの遅くなるって連絡してくる」

 

電話をするため一旦廊下に出ようとドアを開けると、コツリと何かがぶつかる音がした。

見れば何かの箱が置いてあった。表面にテープで紙が張り付けてある。

拾い上げてみると、それはアフターピルの箱だった。

張り付けてある紙には、おばさんの文字で『必ず飲むように!』と書いてあり、その他に俺の両親には美咲の家に泊まると連絡済み、私たち夫婦はホテルに泊まるからゆっくりしていってと書いてあった。

 

「ハメられた……」

 

思わず頭を抱える。今になって思い返すと不振な点はあった。

俺が着たとたん買い物に出掛けて美咲と二人きりの状況を作り出した所とかだ。

恐らくこんな状況になると見越して家に二人きりにしたのだろう。

 

「はぁぁ……」

 

深く嘆息して観念する。

踵を返し美咲の部屋に戻るとしよう。

もうどうとでもなれ。そう思いながら部屋の扉に手をかけ中に戻る。



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合法ロリな吸血鬼

 

「坂本先生。今晩一杯どうですか?」

 

声をかけられたので後ろを振り返ると、同僚の先生方二人が立っていた。

数瞬考えると自分も飲みに行く旨を伝える。

 

「おおそうですか。因みに私達の他にロレーヌ先生も来るんですがよろしいですか?」

「ええ、構いませんよ」

 

そう返事をすると急いで荷物をまとめて帰る準備をする。

先に出ていった同僚を追って職員室を後にする。

 

 

 

 

「それじゃあ乾杯!」

 

カチャンとグラス同士がぶつかり合う音が響く。

そしてそのままグラスを傾け、グイッと中身を半分ほどまで飲み干した。

 

「おお、いい飲みっぷりですね! 」

 

隣に座る同僚にバシバシと肩を叩かれる。

 

料理を食べつつ同僚たちと談笑していると、来ると言われていたロレーヌ先生が遅れてやってきた。

 

「すみません。遅れました」

 

パタパタと駆けながら俺達が座る席にやって来る。そして俺の隣の席に腰掛ける。

 

「ロレーヌ先生お疲れ様です。お酒何頼みますか?」

 

メニューを差し出して聞いてみると、しばしメニューに視線を巡らせワインを選んだ。

 

「すいません、注文いいですか?」

 

店員に声をかけてワインを頼む。

注文を終えた俺はロレーヌ先生に目を向ける。

 

腰ほどまでの長さを持った金髪。

黒いストッキングによって包まれた、すらりと伸びる美しい足。

血のような紅い瞳。

そして、その肌は雪のように白く透き通っており、その美貌と相まってまるで精巧な人形のような印象を受ける。

美の極致と言える容姿である。一点だけ残念な部分があるとすれば─俺自身は残念とは思っていないが─それは見た目が子供に見間違うほど幼い点だ。

無論、一緒に居酒屋に来てお酒を頼んでいる時点で未成年ではない。

 

彼女は人ではなく吸血鬼なのだ。

その証拠によく口元を見れば、鋭く尖った犬歯が見える。

人と違った時を生きる種族の為、このように大人でありながら子供のような容姿をしているのだ。

 

「何か?」

 

ジロジロと姿を見すぎてしまったのだろうか、不審がられてしまった。

 

「い、いえ……何でもないです……」

「そうですか……」

 

何とも言えない空気になったが、そこに救いのように注文が届いた。

 

「あっ、どうぞ」

「……ありがとうございます」

 

ワインを受け取るとゴクゴクと飲み始めた。

 

「……やっぱり、ワインは血っぽい見た目だから好きだっりしますか?」

「どうですかね……あまり意識したことは無いですけど、ワインは個人的に好きですね」

 

そう言うとまたグラスを傾けた。

 

それからしばらく雑談しながら飲み続け、今日の飲み会はお開きになった。

 

「ロレーヌ先生、大丈夫ですか?」

「ぜんぜん、らいじょうぶです……」

 

本人は大丈夫と言っているが全然呂律が回っていない。

 

「私はロレーヌ先生を送ってから帰りますので、この辺りで」

 

そう言って同僚達と別れる。フラつくロレーヌ先生を支えながら歩く。

時折ふらつき倒れそうになるのを支える度に、彼女の甘い匂いを感じる。

普段なら理性的に行動できるのだが、今日に限ってはアルコールのせいで本能的な部分が刺激される。

それでも我慢して自宅までたどり着いた。

 

「家に着きましたよ」

「んぅ~」

 

目をトロンとさせ、頬を赤く染めている。そんな彼女を玄関に置いていくわけにも行かず、仕方ないのでベッドへと連れて行くことにした。

 

すっかりと寝息を立てて眠ってしまった彼女をお姫様抱っこでベッドの上に寝かせる。

 

「……」

 

すやすやと眠る彼女を見て少し性欲が湧く。

 

「……ちょっとくらい触ってもバレないか?」

 

そっと手を伸ばして彼女のふくらはぎに触れる。そして撫でるように手を這わせる。

滑らかな感触を楽しむように何度も往復させる。

やがて我慢出来なくなり、手を上方に滑らせる。

スーツスカートの中に手を滑らせ、太股を撫でる。

 

「んんっ……」

 

ピクリと彼女の体が反応するが起きる気配はない。

 

内腿をそっと撫でて数往復すると、肉の柔らかさを確認する様に太股を揉む。

そのままスカートを捲りながら、手をジリジリと上へ上へと移動させて行き、とうとうパンツに到達した。

「うわぁ……」

思わず声が出てしまうほど綺麗な光景だった。

透き通るような白い肌を覆い隠す黒のストッキング。

その下にある純白の小さな布切れが彼女の秘密の花園を覆い隠す。

純白のパンティをプックリと押し上げる肉が、その下に蜜壺が隠れていることを教えてくれる。

 

ストッキングの上から割れ目をなぞると、指にしっとりとした感覚が伝わってくる。

それは彼女の下着か湿っていることを指し示す。

 

何もしなければ下着が濡れることは無い。

とするならば、下着が濡れている原因は俺が太股を撫で回したことだと考えられる。

俺がしたことが愛撫となって秘部を濡らせる結果に繋がったのだと考えると、否応もなく興奮が増してくる。

「……ごめんなさい」

俺は謝りながらストッキングに手をかける。ゆっくりとストッキングを破り穴を開ける。

そしてパンツをずらして秘所を晒け出させる。そこには、淡いピンク色をした小さな花びらが顔を覗かせていた。

 

我慢しようにもパンツの中で俺の股間はギンギンに勃起して、解き放たれるのを待っている。

早くあの、柔らかな温かい肉に包まれて快楽を得たいと思っている。

淫肉に包まれて射精をし、子宮を白く染め上げたいと願っている。

 

だが、挿入したら起きてしまいかねない

 

そんな理性の声を無視して、俺はズボンを脱いでパンツ一枚になると、そのまま自分のモノを取り出す。

すでに先走り汁を流し、ビクビクと脈打つソレは今すぐにでも絶頂を迎えそうなほど張り詰めていた。

それを彼女の入り口に触れさせ、擦り付ける。

愚息が、まだかまだかと待ちわびるように震えるが我慢する。

 

「先生がいけないんですよ、男の前でこんな無防備にして」

 

眠って意識の無い彼女に一方的に想いを伝える。

 

「先生は忘れてるかも知れないですですけど。俺、先生の元教え子なんですよ」

 

一度も伝えてなかった事実を伝える。

 

「高校時代に先生の姿に憧れて、教師を目指したんです」

 

自身の原点を話す。

 

「それでもって好きでした。というか好きです」

 

凡そ十年越しに想いを伝える。

 

「普段からアピールしてるのに全然気付いてくれないし、無防備だし。もう我慢しませんよ」

 

一通り言いたいことを言いきるも、等の本人は呑気に寝ている。そのことに身勝手ながらイラッときた俺は、腰を前に突き出す。亀頭が膣口に吸い込まれるように入っていく。

 

「……んんっ……」

 

眠っている彼女が反応を示す。

だが構わず、例え起きようと関係なく腰を進める。

ズブブッッと音を立てて亀頭が呑み込まれて行く。狭い穴を押し広げながら進んでいく。

カリ首が引っ掛かり抵抗を感じるが、それすらも心地よく感じる。

 

「先生、処女じゃないんだ……」

 

血が流れないことに一瞬だけショックを受けたが、相手は恐らく自分の何倍も生きているのだから仕方ないかと考える。

だが、それはそれとして悔しいので目一杯犯すと決めた。

 

どんどんとぺニスを進める、さらに奥へと侵入していく。そしてついに最深部まで到達したのかコツンと何かに当たる感触があった。

だが体格差のせいか根本が少し残っている。

 

「残った分も入れますからね」

 

そう言って腰に力を込めて強引に挿入する。するとボコッと彼女のお腹辺りが膨らむ。

 

「お゛お゛お゛っ!?」

 

無理矢理に挿入されて流石に苦しかったのか、濁音混じりの悲鳴を上げる。

 

剛直で無理矢理に押し広げられた秘裂に、亀頭の形にぽっこりと膨らんだお腹。

その光景が幼い彼女の体を犯しているのだという実感を沸かせる。

 

「あぁ……気持ちいい……。先生の中あったかいですよ」

 

眠っていた彼女を無理やり犯しているという背徳感が、より一層興奮を高める。

 

腰を前後させると膣がミチミチと音を立てながらペニスに絡みつく。

引き抜く時はギチギチと締め付け。肉壁が纏わり付いて離さなくて、まるで膣がちんこに媚びてる様だ。

挿入する時は、狭く閉じられた肉門をこじ開けるように押し進み、相手の中を征服していくかの様だ。

その快感がたまらなく気持ち良くて、つい何度も出し入れしてしまう。

 

「んっ……あっ、ふぅ……」

 

突く度に彼女は小さく喘ぐ。それがまた可愛くて、もっと聞きたくて夢中でピストンを繰り返す。

やがて限界が近づいてくる。

 

「先生、出しますよ!中に出してあげます!」

 

そう言うと、更に激しく腰を打ち付ける。パンッ、パチュっと水音が部屋に鳴り響く。

そして限界が来ると、肉棒を限界まで押し込みそのまま吐精する。

 

「出るっ!!」

 

ビュルルルルーーー!! 精液が勢いよく放たれ、子宮を白く染め上げる。

 

「んん〜〜」

 

精子に子宮を犯される刺激に反応したのだろう、彼女の体がビクンと跳ねる。

それを押さえつけるようにしながら、俺は構わず射精を続ける。

ドクンドクンドピュッドピューッビュービュッビュッ 脈打つ度に大量の白濁液が吐き出され、彼女の小さな子宮を満たしていく。

満遍なく、隙間なく精子で満たしてやろうと射精を繰り返す。

 

「ああ……まだ出る……」

 

尿道に残った最後の一滴まで絞り出す様に射精を終え、ようやく満足した俺は脱力して彼女に倒れこむ。

未だぺニスは膣内で硬くなっているが一旦休憩する。

 

挿入して繋がったまま、上半身のスーツを脱がせて胸元を開く。

そこには小さな乳房があり、ピンク色の先端はピンと尖っている。それにしゃぶりつき舌先で転がす。

 

「ちゅぱっ……れろぉ」

 

柔らかい乳首を舐め回すとビクビクと震える。どうやら感じているようだ。

しばらく乳首を舐めると、今度は反対の胸に吸い付く。

先程舐めていた方は手で愛撫し、両方の先端を同時に責める。

 

「うっ……んんっ」

 

胸への責めに彼女は敏感に反応する。恐らく弱点なのだろう。

こちらが舌で舐め上げる毎に膣がキュンキュンと締まり、ぺニスを締め付ける。

その反応を楽しむかのように執拗に攻め立てる。

 

「先生ってこうされるのが好きなんですね」

 

両の手で乳首を摘まみ、指の間でコリコリと弄ぶ。すると一際大きく体が跳ね上がり、膣がキュンと締まる。

 

「ひゃうん!?んっ……はぁはぁ……」

 

軽く絶頂したのだろうか?呼吸を荒げながら頬を上気させる。

見た目は子供そのものであるにも関わらず、性的な刺激で感じている。そんな姿がとても淫猥で官能的だった。

俺の手で感じてヨガる姿を見ていると嗜虐心がくすぐられ、もっともっといじめたい衝動に駆られる。

 

「先生、可愛いですよ」

 

胸に込み上げる衝動に任せて腰を振るのを再開させる。

ガンガンと腰を突き上げ、子宮口を押し潰すような激しいストロークで犯し続ける。

 

「あっ、あんっ、あ、あ、」

 

突き上げられる衝撃に合わせて彼女が声を上げる。その声は単に突き上げられた衝撃で漏れた声ではなく、甘さを持った媚声だ。

 

膣内も最初に比べて随分と柔らかくなり、今ではスムーズに出入できるようになった。

そのお陰で無理なくぺニスがスッポリと根本まで入るようになった。

呑み込まれた肉棒が子宮を蹂躙し、ポルチオ性感帯を刺激させてイカせまくる。

グリグリとポルチオを刺激したと思えば、激しく腰を打ち付けて子宮口を叩く。

緩急をつけた腰使いに翻弄され、彼女は何度もイキ狂った。

 

 

 

「んんっ……これは……」

 

流石にこれだけ犯せば仕方ないだろう。ロレーヌ先生が目を覚ます。

だがその目はまだ半開きで意識がはっきりしていない様子だ。

 

「先生おはようございます」

 

そう言って挨拶をするが、腰は動かし続ける。

 

「っ!坂本せんせ── イククッッ!?」

 

現状を理解できず。俺の名前を呼ぼうとするも、体は正直に反応してしまう。膣内はキュウっと締め付け、子種を搾り取ろうとする動きを見せる。

 

「先生イッちゃいましたね?」

「な、なにが……」

「こういうことですよ、見て下さい」

 

そう言うと結合部を見せ付けるように腰を浮かせる。

そこにはペニスが膣内を出入りし、ジュプッ、ヌポッと卑猥な水音を立てている。

 

「これは……」

 

見せ付けられた光景に理解が追い付かないのか茫然としている。

 

「ほら、先生のココ、僕のチンポを美味しそうに食べてますよ」

 

そう言いながらピストンを早める。

パンッパチュパチュンッと水音が鳴り響き、それに合わせるように彼女の口から喘ぎ声が漏れる。

 

「んっ、ふぅ……くぅ……んんっ!」

 

どうやらまた達したようだ。しかしそれでも動きを止めない。

 

「あああっ、ダメですっ!もう許してくださぃいっ!!」

 

絶頂を迎えながらも快楽を与え続けられ、彼女の瞳からは涙が溢れ出す。

その姿はとても扇情的で犯罪的だ。

 

「いいえ、まだまだこれからですよ」

 

そう言うと俺は彼女を四つん這いにし、後ろから覆い被さるようにして抱きつく。

そして両手を前に回し、胸元へ手を這わせる。

小振りではあるが柔らかな乳房を揉みしだき、指先で乳首を転がす。

 

「やぁ……胸、触らないでください……」

「嫌じゃないでしょう?こんなに気持ち良さそうなのに」

 

そう言いながら乳首を摘まむとビクンと身体が跳ね上がる。

 

腰をカクカクと犬の様に動かし。金玉で次に発射する精子を準備する。

 

「そろそろ出しますよ」

「い、イヤァ、それだけは……お願いだから中だけは止めてください」

「ダメですよ。全部中に出します」

 

そう言うとラストスパートをかける。

腰の動きが早まり、膣内を掻き回すぺニスが更に大きくなる。

 

「ああぁぁぁっ!!そんなっ、大きくしないでぇぇ!!!」

「うっ……出るっ!!」

 

どぴゅっびゅーーーっ 大量の精液が膣内に吐き出される。

 

「ひゃぁぁぁぁぁぁぁっ、熱いの出てるっ!あ、ああっ」

 

射精の勢いで子宮口を押し潰され、彼女は背中を大きく仰け反らせながら絶頂を迎えた。

 

「はぁっ、ああっ、あ……」

 

長い射精が終わると、ずるりと萎えた肉棒を引き抜く。

抜かずに連続で出したからだろう。栓を失った膣穴からはゴボッと音を立てて白濁が漏れ出した。

 

二度の射精で体力を消耗した俺は、レイプ魔になってしまっただとか。犯罪を犯してしまったなどという罪悪感に苛まれる事もなく、疲労感と幸福感に包まれていた。

脱力させボーッとしていると、凄まじい力で押し倒された。

 

「随分と好き勝手やってくれたじゃないか」

 

見れば、紅い瞳を光らせながら俺を見下ろすロレーヌ先生がいた。

その額には青筋が浮かんでおり、怒っているのは一目瞭然だった。

こちらに向けられる鋭い瞳に、背筋に怖じけが走った。見た目に惑わされていたが、相手は人間よりも悠久の時を生きる化生の者。その気になればその豪腕で、一瞬で命を刈り取る事もできるのだ。

 

「す、すみません……」

 

恐怖で体が震えるが、なんとか謝罪の言葉を口にすることができた。

だが彼女は無言のまま俺を見下ろしている。

 

(こ、殺されるのか?)

 

そう思った矢先、彼女の手が俺の頬に触れた。

 

「散々好き勝手にやってくれたんだ。こっちが満足するまで相手してもらおうか」

 

そう言うと彼女は俺の上に股がり、まだ少し硬さを残していた俺のペニスを掴んで自らの秘所へと導いた。

 

「え、ちょ、ちょっと待って──」

「待たないよ」

 

制止の声も虚しく、俺のモノは彼女によって飲み込まれていった。

 

「んっ、ふぅ……」

 

再び訪れた快感に思わず声が出てしまう。

 

「どうだ?私の中の具合は?」

「……さ、最高です」

「正直でよろしい。じゃあもっと良くしてあげよう」

 

そう言うと、腰を動かし始めた。

 

「うぉ……すご……ぃ」

 

長年の経験からなのだろう。巧みな腰使いで責め立てられる。

 

「どうだい、気持ち良いかい?」

「はい……」

「そう、なら良かったよ。んっ……んんっ」

 

段々とペースが上がっていく。

 

パンッ、パチュッパチュンと音を立てながら、二人の結合部から愛液が飛び散り、シーツを濡らす。

 

次々ともたらされる快楽に、半勃ち程になっていたぺニスは完全に硬さを取り戻した。

 

「くぅ……また出そうだ……」

「いいぞ、出せ。情けなく私の中に全部出せ!」

 

そう言って更に激しく腰を振る。

 

「うっ、出る……っ!!」

 

どぴゅっびゅーーっ 三度目の射精だというのに勢いは全く衰えず、むしろ先ほどよりも多く出たかもしれない。

しかしそれでもなお、肉棒は萎えること無く彼女の中で硬さを保つ。

 

「おい、まだ終わりじゃないだろうなぁ?」

「はい……まだまだいけます」

 

それから彼女の騎上位テクニックで連続して何度も射精させられた。

流石にそれだけ射精すれば勃たなくなるのだが、彼女はまだまだ足りないと言って無理矢理搾ってきた。最終的には俺が気絶し、彼女が満足する頃には空が白み始めていた。

 

 

 

 

 

目が覚めるとそこは見知らぬベッドの上だった。

起き上がろうとすると腰や股間に違和感を感じる。

見ると全裸の状態で毛布がかけられていた。

しばしボーッとしていると横から声をかけられる。

 

「何をボサッとしているレイプ魔め」

 

見れば部屋着を着て腕を組んでいるロレーヌ先生がいた。その姿を見た瞬間昨日の出来事を思い出した。

 

「あの!昨日のは─」

 

そう言い訳しようとするが途中で止められた。

 

「言い訳など聞きたくない。それに私は怒ってはいないから安心しろ」

「そ、そうなんですか……」

「ああ。久し振りだったが中々楽しめたからな」

「そうですか……あの、その喋り方……」

 

普段と違う口調に戸惑ってしまう。

 

「これが素の口調だ。お前には敬語を使う必要もないだろ」

「それは……まあ…はい…」

 

確かに。どこの世界に律儀にレイプ魔に敬語を使う奴がいるだろうか。

 

「本当だったらこのまま警察に突きだしてもいいんだが……お前のちんぽは中々気持ち良かったからな。セフレになるなら許してやっていいぞ」

「せ、セックスフレンド!?」

 

予想外すぎる言葉に驚愕してしまう。

 

「なんだ嫌なのか?別に私は構わないが……」

「い、いえ!滅相も無いです!!是非お願いします!!!」

 

俺は土下座せんばかりの勢いで頼み込んだ。

 

「そうか、ならこれからよろしく頼むとしよう」

 

 

こうして俺は、学生時代の憧れの先生とセフレになったのだ。

 

「さて、せっかくセフレになったのだ、早速一回ヤルとしよう。なに、今日は休日だ。ゆっくりと搾り取ってやる」

 

舌舐めずりし男の精を搾り取らんと、妖しく瞳を光らせてそう言う彼女を見て思う。

もしかして彼女は吸血鬼とサキュバスのハーフなのではないかと。そんな益体もないことを考えながら襲われる。

 

「さあ、さっさと勃たせろ」

 

その後、一日中搾り取られ続けた。

 



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