ライ陛下のカップリングは無限 (かもがわ)
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男性陣
ビスマルク  完


この時の設定
・ライ陛下はギアス暴走後寝てません
・27歳ぐらいの時にコードを譲渡されました
・雪の中のライ似合うよな



神聖ブリタニア帝国 北部

 

この土地は一年中雪の世界。どんな天候の悪戯か?神の仕業か?それを知るものはいない。その土地の道もわからない雪原を歩いている人物がいる。大柄な体格を持つ壮年の男性、長く伸びた黒髪と顎鬚、塞がれた左目が特徴がある人物など、神聖ブリタニア帝国に1人しかいない。帝国最強の12騎士【ナイトオブラウンズ】のナイトオブワン帝国最強の騎士 ビスマルク・ヴァルトシュタインその人である。

 

そんな人物がなぜこんな生き物も生きられない土地に来ているのは、皇帝陛下の勅命を受けたからである。その勅命の内容とは

 

「我が騎士よ、北部にいるとある男を斬って来い!」

 

「イエス、マイ・マジェスティ」

 

そのためにビスマルクは雪原を歩いている。この土地では機械などがほぼ使えない為、地図とコンパスを頼りに目的地の城へと向かう。

 

「ここか?」

 

その城は神聖ブリタニア帝国が生まれる前からある城と言われているが、その御体は最近建てられたばかりの綺麗さで溢れ。ビスマルクは動揺を隠しながら城へと入っていく。

 

城へ入ると建物内は豪華な装飾品などがあるわけではなく、貴族とし最低限の物があるレベルだった。ビスマルクが気になる点はそれではない。

 

「人の気配がない」

 

一階を歩いているが、兵士やメイドなども見当たらない。生活感がないのである。それはまさに時間が止まっているような空間である。そして、玉座がある部屋に入ると、玉座に座っている人の男性が見えた。髪は銀髪の長髪、鋭い上三白眼碧眼、年齢は20代後半に見える。

 

ビスマルクはゆっくりと進むと

 

「またシャルルの使いか?」

 

現在の神聖ブリタニア帝国皇帝陛下を呼び捨てにする人物に少しだが苛立ちを覚えたビスマルクは、皇帝陛下から賜った剣を抜き構える。

 

「貴様!!陛下を呼び捨てとは!!」

 

ビスマルクの圧にも彼は怯えもせず、ただビスマルクを見つめていると

 

「ギアスに溺れた者か」

 

「なに!?」

 

ビスマルクは相手がギアスを知っていると驚いたが、彼がギアスを知っている。それが陛下が彼を危険視する理由。

 

「そうか!なら、全力でやらせてもらう!!」

 

ビスマルクは塞がれた左目が開くと、不死鳥の模様が見えるとギアスが発動する。

 

「我がギアスは未来を見る!!」

 

ビスマルクのギアスは【極近未来視】であり、今のビスマルクには彼がどう動くかが見えている。しかし、ビスマルクは動揺する。 

 

「なに!?見えないだと!」

 

ギアスは誰でも発動するはず。例外としては一つ

 

「コードの所有者ということか!!」

 

彼はビスマルクを見つめながら言う。

 

「そうだ。お前では俺には勝てない。今帰るなら見逃してやる」

 

ビスマルクはすぐに攻撃をしようとしたが、脚が動かない。なぜ動かないのか?その理由はビスマルクは自覚している。

 

(私では勝てない)

 

部屋に入った時から

 

剣を抜いた時から

 

ギアスを発動した時から

 

いや違う。この城に入った時からである。圧倒的な力を感じてしまったビスマルクは動けなくなっている。

 

「逃げないだけましか。今までのワンと比べれば」

 

彼が言った言葉でビスマルクは気づいてしまった。今までナイトオブワンになった人物たちは、突然辞めることが多かった。彼らは皇帝陛下の勅命でここに来て、逃げ出したのだと。

 

「私は逃げない!!帝国最強の騎士なのだから!!!」

 

 

 

 

 

気づけば天を見ていた。ビスマルクは彼に剣を振ったがそれをかわされ、投げられたのだった。ビスマルクは寝ながら、自分を投げた相手に聞く。

 

「貴様は何者なんだ」

 

彼は見下ろすようにビスマルクを見つめながら言う。

 

「ライ。それ以上でも、それ以下でもない」

 

彼は答えるとまた玉座に座り目を閉じる。その空間はまた時間が止まったような空気感になる。

 

ビスマルクは彼を見ながら、思ってしまった。

 

 

 

本当の王とはこの方なのではないかと



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マオ 完

夢を見ました。ライがマオを抱えて走っている夢を


僕はただ、僕はただC.C.と一緒にいたいだけなのに

 

マオはルルーシュの作戦にハマり、数十人の警察から銃撃を受けてしまいその場に倒れてしまった。すると

 

「マオ!!大丈夫か!?マオ!!」

マオ!!大丈夫か?!マオ!!

 

銃撃に倒れているマオをライが抱き上げると、走ってその場を離れていく。

 

「ライ、君の声は優しいね」

 

「マオ、大丈夫だ!すぐに病院に向かうからな!」

マオ、大丈夫だ!すぐに病院に向かうからな!

 

1番近い病院に飛び込んだライ。看護師がすぐに近づいてくると、すぐに理解した。

 

「大丈夫ですか!?すぐに先生呼んで!!」

 

マオを看護師と医者に預けるライ。

 

「マオ、がんばれ!」

無事で生きてくれ

 

「あ、あ、ラ、い」

 

マオはしっかり話すことが出来ないレベルまで衰弱していた。それからライは病院内にいる人達にギアスをかけ始めた。

 

「俺とマオが病院出るまで守れ」

 

ライとマオはそれぞれがギアスの苦しみを知っている。だから、彼らは支え合えていた。その支えが消えることはライの心に恐怖を生んでいた。

 

「マオ、俺が守るからな」

 

ライはマオが手術を受けている部屋の前のベンチに座り、手術が終わるまで一睡もせず待っていると、手術が終わり医者が出てきた。

 

「先生、マオは!?」

マオを大丈夫か!?

 

「手は尽くしましたが……」

 

ライはショックで崩れ落ち、少し気持ちが落ち着いたので、マオが運ばれた病室に行くと、包帯でギブスがあちこち固定されているマオが寝ていた。

 

「マオ!?」

いやだ!

 

「ライ」

 

ライはすぐにマオに駆け寄り手を握った。それは強くも弱くもない力で。強く握りたいが、彼の身体を気にして強くは握らなかった。

 

「C.C.が目の前にいて慌てたよ、僕」

 

「ああ」

やめろ

 

ライは静かに泣き始めてしまった。

 

「僕ならうまくやれると思ったのに」

 

「できるよ!」

やめてくれ

 

ライは自然と握る力が強くなっていく。

 

「嫌だな。僕は幸せになりたかっただけなのに」

 

「俺もだよ」

行かないでくれ

 

ライは顔をマオに近づける。

 

「ライといると落ち着くよ」

 

「俺もだよ」

ずっと一緒だから

 

ライはマオのヘッドホンを外すと

 

「マオ」

いやだ

 

「ライ約束通り頼むよ」

 

「わかった」

したくない

 

「最後に君の声で僕を」

 

「ああ」

………

 

「お願いだ」

 

ライはマオの耳元でささやく

 

「ライが命ずる。安らかに眠れ」

 

2人は約束していた。死ぬときは君のギアスで殺してくれと

 

これはギアスに全てを狂わされ、支え合った者達のお話

 

ギアスは王の力

 

人を不幸にする力

 

人を幸福にするのは、人の力のみ

 

「マオ、ありがとう」

 




マオをこうして書くと、可哀想な子供だよな。


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女性陣
ドロテア 1


この時の設定
・ノネットさんがライをお持ち帰りして数ヶ月後
・ノネットさんとドロテアさん凄く仲良し
・ライ陛下歳上キラー\(^ω^)/!


神聖ブリタニア帝国 エニアグラム領

 

黒いリムジン山奥の道を走っている。リムジンに乗っている人物は二人。年配の運転手と女性ながら高身長で、長く伸びた黒髪、肌の色は日焼けをしたような色をしている。その女性の正体は帝国最強の12騎士【ナイトオブラウンズ】のナイトオブフォーのドロテア・エルンストである。

 

ドロテアが今いる領は同じラウンズが管理している場所であるが、彼女の性格を考えると管理など他人に任せて自分は楽しいことをしているに決まっている。

 

「ノネットのやつはなぜ急に私にこんなメールを?」

 

ドロテアは自分の携帯端末を見ながら呆れている。

 

差出人 ノネット・エニアグラム

 

【エリア11で可愛い拾い物をしたぞ!!】

 

メールの内容はこれだけで画像が添付を見ると、10歳以上離れた銀髪の少年にヘッドロックをしている。

 

「まあ、今は暇だしな。少しぐらい付き合うのも悪くない」

 

ドロテアを乗せたリムジンはノネットの屋敷に着いた。ノネットの屋敷は山の奥にあり、その辺の貴族よりも敷地が広い。理由はナイトメアフレームを動かすためである。貴族の常識的に庭は他の貴族を出迎える場所であるため、綺麗に整えられているが、ノネットの庭には木や花などない。代わりにあるのはナイトメアフレームが3機程度なら戦闘が可能なほどの広さと、自前のナイトメアフレームが整備可能な格納庫が4つある。ドロテアは良く来る方なので、庭に見覚えのない機体があるのを見つけた。

 

「青い機体?」

 

見た目はサザーランドに見えるが、かなりカスタマイズされているのが一目で分かる。ドロテアは気になりながらも、執事にノネットがいる部屋に案内された。その部屋に入ると、この屋敷の主人ノネットト・エニアグラムがコーヒーを飲みながら待っていた。

 

「ドロテアも飲むか?」

 

ドロテアは呆れながらノネットの正面に座り、コーヒーをもらう。

 

「今回のあのメールはなんだ?」

 

「そのままの意味だが?」

 

「結婚でもするのかな?」

 

「結婚か……アリだが殿下に怒られてしまうから無理だな」

 

「殿下だと?!」

 

ここで言われている殿下とは神聖ブリタニア帝国の第二皇女、コーネリア・リ・ブリタニアの事である。

 

「あいつは殿下の親衛隊所属でな、今体調を崩して私が預かっているんだ」

 

「そういうことか」

 

ドロテアがやっとあのメールの青年の正体が分かってホッとしていると、扉が開くと

 

『ノネットさん、デザート持ってきました』

 

入ってきたのは、画像で見た銀髪の青年だった。しかし、声に違和感があると気づいたら口が動いていない。

 

「ノネットこいつはどこから声を出している?」

 

「ドロテア気づくのが早いな〜」

 

ノネットはこの事で驚かそうとしていたようだった。

 

「そう言えばまだこいつの名前を教えてないな。ライ・エニアグラム、私の義理の弟になった奴だ!」

 

『はじめまして、ライ・エニアグラムです。今声が出せなくて、このチョーカーから喉の振動を利用して、声を出しているんです』

 

銀髪の青年ライは、自分の首にある銀色の三日月の形をしたチョーカーを触りながら説明した。落ち着いた空気になると、ライが持ってきたデザートを食べたドロテアは信じられない味で驚いた。

 

「ノネットお前の領地でこんなケーキ作れる料理人いたのかな?」

 

ノネットは笑いながらライの方を見ると、ライの顔が少し赤くなり、恥ずかしそうな表情をしている。

 

「まさか?ライが作ったのかな?」

 

『はい、そんなの美味しいですか?』

 

「あ、皇帝陛下の晩餐に出てからデザートよりもな」

 

『ありがとうございます』

 

デザート食べ終わると、ノネットは立ち上がると

 

「ドロテア!食後の運動しよ!」

 

「付き合ってやろ」

 

「ライも行くぞ!!」

 

『え?』

 

ノネットはライの腕を掴まれて動揺するライを見たドロテアは

 

「親衛隊所属だったな。付き合え」

 

『え?!?』

 

ライの空いているもう片方の腕をドロテアに掴まれて庭まで連れていかれるライ。

 

 

 

 

 

 

両手に花です。

 




書いていて思った。ノネットさんとドロテアさん男性化したら、BLとして読めそうな気がする。


気がするだけ


BLは読んでません(多分ルルライいいよな)


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ドロテア 2

あの、タイトル詐欺の可能性もあります。

先に謝ります。ごめんなさい!!


 

 

ライが疲れていた。ノネットが現在皇帝陛下の勅命でヨーロッパ方面に出ている間に、とある人物がやってきた。

 

とある人物とは、レガーラ・エニアグラム。ノネットの母親であり、ライの義母になる方である。彼女はエニアグラム家の当主であり、あの【閃光のマリアンヌ】を教育したと言われている。今の夫も当初は別の女性と婚約していたが、奪い取り、惚れさせて幸せにしている。現在の楽しみは他人のお見合いのセッティングである。

 

ライがその標的になり、レガーラはまずライを周りに知ってもらうためにあらゆる宴に連れ回した。その結果

 

「ライ君見て!!このお見合い写真の数!!」

 

ライがソファで疲れて寝ている前で、50枚を超えるお見合い写真を眺めながらくるくる回っていた。

 

「最高記録よ!!!やっぱり19歳、イケメン、料理できる、ナイトメアフレームの操縦もすばらっ!!剣術も!!コーネリアちゃんの親衛隊所属!!ライ君属性盛りすぎよ!!!」

 

ライの目の前で回っているのは30歳代の娘を持つ母親であるが、ノネットと見劣りしない美人である。街を歩けば姉妹に見えてしまってもおかしくない人物。

 

『母さん』

 

「ライ君、母さんじゃなく〜ママ〜」

 

ライは顔を赤くしながら

 

『ママ、本当にお見合いするのですか?』

 

「勿論よ!ノネットには期待してなかったけど、ノネットナイスよ!!こんな原石を拾ってくるなんて!!!」

 

レガーラの目はキラキラ輝きながら、獲物を狩る………いや、調理するかを考えている表情にしか見えない。

 

「大丈夫よ!ライ君なら誰が相手でも落とせるわ!!これで孫が見れるわ〜」

 

レガーラはライと話しながら、お見合い写真の確認をしながら、駄目なものはすぐにゴミ箱に捨て始めた。残ったお見合い写真4枚のみ。その時間およそ4分。

 

「ライ君どの子がいいですか?10歳の可憐な少女から30代のアダルティ〜の女性までいるわよ〜それともわ・た・し?キャーーーー。息子に襲われるのもありかも!!!」

 

忘れてわいけない。この空間にはライとレガーラ以外に執事とメイドが複数人立っている。しかし、動揺の姿はない。レガーラに仕えていればこんなのは日常なのである。

 

ライは残ったお見合い写真を見ると知ってる人物の顔があり、自然と指を刺してしまった。

 

 

 

 

「そして、私を選んだと」

 

黒いドレスを着こなしているドロテアがライの目の前に座っていた。

 

『すいません』

 

「気にするな、レガーラ様に捕まればそうなる」

 

2人がいるのは高級レストランの個室であり、エニアグラム家が経営している建物である。

 

2人は楽しげに話しながらその日は終えた。




あの書いていたら、レガーラ様がいつのまにか生まれて暴れてました。

はい、言い訳はしません!


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ドロテア 3

設定は引き続きです。


ライは空港でドロテアと待ち合わせをしている。なぜ、待ち合わせをしているかというと、前のお見合い事件が原因だった。あの時のドロテアとのお見合いが始まってから20分ぐらい経った頃に、ノネットが乱入してきた。ノネットはまったく知らずに屋敷に帰るとライがいないことにすぐに気づき、メイドに話を聞くと母親のレガーラが勝手に連れていたと聞き、すぐにここにやってきた。

 

 

その後が恐ろしかった……

 

エニアグラムの女傑2人のナイトメアフレーム戦闘が始まった。あの光景は今でもライの脳にしっかり焼き付いている。またノネットが戦場に行くことになり、レガーラの勝手を許さないノネットがドロテアのところに避難させる事に決めた。ドロテアとは一度お見合いしている為、レガーラもなんとか納得して、他にライを狙っている獣達から守る為でもある。

 

すると、ドロテアが現れると自身の肌の色が黒色だが、服は清潔感がある白を基調としたオフィスカジュアル風のコーディネートでやってきた。周りの男性や女性、性別関係なく全員の目を奪いながらやってきた。

 

「ライすまない道が混んでいてな」

 

『いえ、大丈夫です』

 

「それじゃ行こう」

 

『はい』

 

ライはドロテアの車に乗り、街中のとある高層ビルの地下駐車場で止まった。

 

「着いたぞ」

 

『あの?』

 

「なんだ?」

 

『屋敷とかじゃないんですか?』

 

「まあ、なんだ。私も実家から色々言われているからな」

 

ドロテアは苦笑いをしながら言うと、ライはなんとなく理由がわかって何も言わずに着いていく。エレベーターに乗り、最上階の40階で降りると、そこがドロテアの家。

 

「1週間だがのんびり暮らせ」

 

ライはエレベーターから降り思考が停止した。なぜ、停止したこと言うと、貴族と言うのは家に他の貴族を呼ぶ為に内装や置物など豪華にするものである。しかし、壁には確かに高級な絵などがあるが、床にはゴミやゴミ袋がその辺に転がっている。ライはなんとか思考を戻すと

 

『おじゃまします』

 

リビングに入ると、そこはゴミだらけ。ドロテアは先程までの格好とは違い恐ろしくラフな、いや完全に上下ジャージ姿でソファに横になっていた。その周辺にはリモコンや食べ物が手に届く範囲ある。

 

『ドロテアさん、この部屋は?』

 

「気にするな。その辺の勝手に片付けてゆっくりしろ。部屋は後で案内するから気にするな」

 

そう言いながら酒を飲み始めるドロテア。ライよ性格上この部屋、家は我慢ができない。

 

『ドロテアさん、掃除していいですか?』

 

「勝手にやっていいぞ」

 

ライはまず玄関に戻りそこからゴミの分別を始める。ゴミが片付けると、次は掃き掃除をし、拭き掃除をする。玄関が終わると次は廊下、キッチン、リビングを終わらせた。

 

『ドロテアさん、掃除おわり?』

 

終わった事を伝えようとしたが、ソファで完全に寝てしまっている。ライは勝手だが寝室に行き、掛け布団をドロテアにかける。

 

『ドロテアさん起きるまでに』

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「ふぁ〜わぁ〜よく寝た」

 

ドロテアが目覚めると何か違和感を覚えると周りを見ると

 

「床が見えてる?」

 

『ドロテアさん、起きましたか?晩御飯作りましたが食べますか?』

 

「ああ、食べるぞ」

 

机の上にあった酒や本などが片付けられて、料理が並び始めた。

 

「ライ今日のメニューはなんだ?」

 

『簡単に作ったので、キッシュを何個か作りました。あと、ドロテアさんがお酒飲んでいたので、つまみで唐揚げとサラダを』

 

「美味しそうだな、ライも座れ一緒に食べるぞ」

 

『は、はい』

 

2人でご飯を食べ始めると、ドロテアはライの料理を褒めながら食べ進めると

 

「ライ、掃除すまないな。ひと月にいただきぐらいに実家の家政婦達が掃除にくるのだが」

 

『いえ、今日から1週間お世話になるので』

 

ご飯を食べ終わり、ライが寝る部屋に案内され、掃除で疲れたのかそのままの格好で寝てしまった。

 

 




ドロテアの部屋の格好は完全な私の癖です。仕事が完璧にできる女性は家だと完全にオフになっているイメージというのがそれが良い!!


今ライアーニャを妄想しているのですが、ライをお爺ちゃん執事にするのはありでしょうか?


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モニカ 1

この時の設定
・ライはラウンズのスザクの部下


ライはいつもと違う部屋に入ると、金髪のロングストレートで前髪ぱっつんの女性が1人書類の山と戦っていた。しかし、ライが入ってきたことに気づいていない様子だったので

 

「失礼します。ライ・アッシュフォード入ります」

 

ライの声が聞こえてやっと誰かが入ってきたのを理解した女性。

 

「あら、ごめんなさい。ライ来るのが早いわね」

 

「迷ったら困るので早めに来ました」

 

「そうよね。王宮は広いわよね。今日から1週間よろしく頼むわ」

 

「はい、クラシェフスキー卿」

 

ライが綺麗に敬礼をすると、モニカは一瞬笑うと

 

「ライ、いつも通りでモニカさんでいいわ」

 

彼女は【ナイトオブラウンズ】トゥエルブのモニカ・クラシェフスキーその人である。ラウンズで数少ない常識人であり、真面目な性格であるが、しっかり力を抜くところを知っている女性。ブリタニア軍人男性人気も高く、女性ラウンズ唯一のスカートタイプである。なぜ?1人だけ?噂では皇帝陛下の命令とか?ないとか?

 

「わかりました。モニカさん」

 

ライ・アッシュフォードは【ナイトオブラウンズ】のセブンの枢木スザクの直属の部下なのだが、数日前のこと。スザクとライが2人でラウンズ専用の休憩室に行くと、疲れた表情でモニカがコーヒーを飲んでいたので、ライが心配して声をかけた。

 

「モニカさん大丈夫ですか?」

 

「ライ、大丈夫よ。最近書類の処理が追いつかなくてね」

 

スザクも会話に混ざる。

 

「モニカさん、1人で抱えすぎると大変ですので、こちらにも回してくれても」

 

「いえ、あの書類は私の仕事です。新人のスザクとライは他にやることがあるでしょ。自分達の仕事は大丈夫なの?」

 

スザクが苦笑いをすると

 

「ライがいるので、自分はほとんど確認と判子をするだけで」

 

「え?」

 

モニカはライを見てから、スザクを見ると、スザクは目を逸らす。

 

「枢木卿!部下に仕事を全て任せるとはどういうことですか!?」

 

「違うんです!!ライがいつも勝手に終わらせるですよ」

 

「え?アッシュフォード卿本当ですか?」

 

「はい、枢木卿は書類仕事苦手なので、私が先に対応してます。枢木卿が確認しなければならない重要書類は触ってませんが」

 

ライはモニカを真っ直ぐ見ていうと、モニカは何も言わなかった。

 

「2人は信頼してるんですね」

 

「「はい」」

 

「私もライみたいな優秀な部下がほしいわ」

 

すると、スザクが

 

「それなら貸しますか?」

 

「スザク何言ってるんだ?」

 

「モニカさんの話を聞いて、ライに頼りすぎな気がして、それで少しの間1人で対応してみようかなと」

 

「スザクがそういうなら、モニカさんどうですか?」

 

ライがモニカに聞くと

 

「スザクがそういうなら借りましょうか」

 

現在

 

「モニカさん、書類変なのないですか?」

 

「どれですか?」

 

ライはモニカにおかしい書類を複数枚見せると、内容や形式が違うが中身がほぼ同じ書類だった。

 

「これもしかして」

 

「横領ですね。ライ長くなりますよ」

 

「任せてください」

 

そこからモニカとライは書類の山から正しい書類と不正の書類を振り分けを始めた。モニカの直属の部下達は書類を提出した部署に行き確認作業を並行で行い、3日が経過した。

 

「終わった。ライありがとう?」

 

モニカはライに声をかけて反応がなかったので、ライが座っている席を覗くと、座って寝ているライが見えた。モニカは部屋に置いてある毛布をそっとライにかけて部屋の電気を消すと部屋から出ていた。

 

「あなたと出会うのがもっと早ければ、私は………」

 

モニカは今回の報告のため皇帝がいる場所へ向かった。



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モニカ 2

モニカをどうやって素直にすればいいのかな?常識人のイメージが強いよ


「ライ」

 

「モニカさん」

 

「ラウンズ襲名おめでとう」

 

「ありがとうございます」

 

ライはこれまでスザクの直属の部隊【コノエナイツ】として活躍を評価され、本日ナイトオブイレヴンにライはなった。先ほど皇帝陛下の前で誓いの儀をしたばかりであった。

 

「これでライに書類仕事手伝わすことできなくなったわね」

 

「大丈夫です。モニカさんの書類仕事こっちに回してください」

 

「そうするわね」

 

2人は並びながら歩いているのを、文官や部下達に見られているが気にせずにそのまま進んでいた。

 

「モニカさん、質問いいですか?」

 

「何かしら?」

 

「今日の夜のパーティーに誘うパートナーどうすればいいんですか?」

 

「そうね。私の時はヴァルトシュタイン卿に頼んだわね」

 

それを聞いたライはモニカを見つめると

 

「モニカさん、パーティー一緒に行ってもらえませんか?!」

 

「え!?」

 

パーティーは貴族の社交界でもあり、モニカ自身は現在婚約者などはいなくフリーの状態。そんなモニカと一緒にパーティーに行くと言うことは、お付き合いをしていると公言しているようなものである。

 

「ダメですか?」

 

モニカは悩む。ライと一緒に行けるのは嬉しいが、ライに迷惑をかけてしまうのではないのかという不安が頭をぐるぐる回っている。そして、一つ妙案を思いついた。

 

「そうね、暇だからいいわよ。一つだけお願いがあるんだけど」

 

「なんですか?」

 

「それは    」

 

夜になりパーティー会場には、皇族や貴族が続々と集まっており、今夜の主役のライがパートナーのモニカと一緒にやってきた。しかし、他のペアと2人は違っていた。2人はナイトオブラウンズの正装で現れ、会場に入ってきた。

 

「モニカさん、この衣装で良かったんですか?」

 

「はい、これなら大丈夫です。では、パーティーの指導をはじめますよ」

 

モニカは今ナイトオブラウンズの先輩として、後輩の指導をしている。この姿を見せれば、付き合っているとは思わないと。モニカはライにパーティーの基本や料理の取り方、ダンスの流れなどを隙間なく教え続けた。

 

そんな事をしていれば、他の貴族や皇族は2人に近付かなくなっており、そのままパーティーは終わった。2人は迎えの車に乗ると、ライは身体を伸ばし始めた。

 

「疲れましたか?」

 

「はい、スザクが愚痴を言っていた理由が分かりましたよ」

 

「枢木卿の場合は違う意味でしたが、ライは色々噂がありますからね」

 

「噂ですか?」

 

「噂レベルなので気にすることはないですよ」

 

ライの屋敷前に到着し、ライは車から降りると

 

「モニカさん、今日はありがとうございました。次から1人で行けそうです」

 

「そうですか。何かあればいつでも相談乗りますよ」

 

「ありがとうございます!」

 

ライは車から離れていくのを確認したモニカは、その場でうずくまってしまった。ドライバー老人が

 

「お嬢様、素直になられたらどうですか?」

 

「無理よ。私を頼ってくれる後輩をそんな目で見れないわ」

 

「そうですか〜」

 

老人はモニカに温かい目線を送りながら、その場を後にした。

 



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モブ女子生徒目線

この時の設定
・ライが学園に来てから、1週間ぐらいの出来事



アッシュフォード学園

 

私は高等部一年新聞部の…………………ブンちゃんです!!!記者は本名を隠すものですよ〜

 

最近我が学園に新たな噂ができた。それは【幻の美形】というものであります!!!見たことがないほどの美形がいると言い始めた生徒が3日前から現れた!!しかし、調査したがどこにもいない!?ならどうする!!

 

そう!!!張り込みですよ!!!

 

現在朝4時女子生徒が1人学園の正門が見える草むらに入り込みビデオカメラを設置し、右手にパン!左手に牛乳!彼女は形から入るタイプです。

 

朝5時 誰も通らない。

 

朝6時 部活の朝練の生徒が登校

 

朝7時 登校が早い生徒がぽつぽつ

 

朝7時半 教師陣が出勤

 

朝8時 生徒達が登校

 

朝9時 遅刻者登校

 

なんでいないの!!!学園内にある寮生?私も寮生だしその可能性はないよな。私はショックで今日は放課後最近できたケーキ屋でやけ食いだ!!

 

ブンちゃんはそう決めて放課後部活を終えて、ケーキ屋に向かおうとするととある人物を見つけた。

 

あれ!!カレン・シュタットフェルト先輩?病弱なあの人がこんな時間になんで?……生徒会に入会したんだけ〜〜

 

ブンちゃんは記者の感が騒いだ。

 

なんか!着いて行けば面白くなりそう!!

 

ブンちゃんはコソコソとカレンの後ろを着いて行くと、学園の裏門に向かっているのが分かる。裏門近くに1人の男子生徒がいると、カレンは後ろからコソコソ行き、男子生徒を驚かせていた。その光景をしっかりカメラに収めた。

 

お!!!これは!!!カレン先輩の彼氏とのイチャイチャラブラブのシーン!!!追いかけるっす!!

 

2人は裏門から外を出るのを確認すると、すぐに追いかけるブンちゃん。2人の話し声が聞こえそうで聞こえない距離で追いかけている。

 

話している内容が全然聞こえないよ〜写真だけはバンバン撮りますが〜あの男子生徒見たことないな。

 

2人は今日ブンちゃんが行く予定のケーキ屋に入っていた。ブンちゃんもすぐに入り、2人が座っている真後ろをゲットし、すぐに鞄からボイスレーコダーを使い2人の会話を録音を試みる。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ライどうなの?」

 

「どうとは?」

 

「記憶。何か思いました?」

 

カレンは目の前にいるライのお世話係を始めて1週間ぐらいが経過した。ライは1週間前に学園に迷い込んで、記憶喪失になっている為、会長のミレイが保護を宣言し、お世話係をカレンがすることになった。

 

「図書館、街中、学園の中、あとはどこがあるかな」

 

カレンは1週間行った場所を見直していく。

 

「ごめん、僕の為に」

 

「いえ、大丈夫よ。」

 

2人が会話していると注文していたケーキがやってきたが、注文したケーキと何か違う。

 

「あの、注文した品と違うのですが?」

 

スタッフは笑顔で

 

「はい!サービスです!!カップル限定のケーキになります!!」

 

2人が頼んだのはショートケーキなのだが、お店の好意で、カップル限定のケーキに変更されていた。ここのカップル限定ケーキは2人で食べても満足するぐらいの大きさで、形状はハート。そして、このカップル限定ケーキの1番の特徴はフォークが一本しか提供されないこと。強制的に【あー】が発生する。

 

「あの!」

 

カレンが戸惑っていると、ライは迷わずフォークを持ちケーキを食べ始めた。

 

「ライ?」

 

「なに?カレン食べないの?美味しいよ」

 

「本当ライは記憶喪失なのよね」

 

カレンは呆れた気持ちから、面白くなって笑い始めてしまった。

 

「なんで?カレン笑ってるの?」

 

「なんでもないわよ」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

「これはまだカップルではないのかな?」

 

自室に戻ったブンちゃんはボイスレーコダーを何度も聞き直すが、カップではないとわかった。

 

「でも、記者として嘘は書けないな。これはお蔵入りですね」

 

今日の取材した資料は全て引き出しにしまい、消灯した。

 

数ヶ月後、この記事が本当になり、新聞部1番売れた記事になった。それを知るのは数ヶ月だった。

 




書きたい話から書いてます。今も同時にいろんなカップリング妄想しながら、ネタが纏まったら書いてます。今同時に3つのカップリング書いてます。

ライ陛下すげぇ


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カレン 幼馴染版

昨日話していたら、ライカレ書きたくなった。


【蒼月ライ】と【紅月カレン】恋人になった。

 

幼い頃から一緒に成長して、小さい頃から『カレンちゃんと結婚する!』『ライくんのお嫁さんになる』と言っていたことも忘れていたが、2人は付き合い始めて、幼い頃描いていた絵日記を見て2人とも思い出して、顔を赤くした。

 

2人は卒業まで楽しく学園生活を送ってます。

 

 

〜〜とある日の教室〜〜

 

2人は仲良く雑誌を読んでいると、リヴァルがやってきた。

 

「お二人さん〜何か読んでるんだ?」

 

「卒業したら、家出るからその時住む家を探してる」

 

「ライはこだわるわね」

 

「おいおい、まだ半年あるんだぞ!早くないか?」

 

リヴァルは呆れていると、とある違和感を感じ始めた。

 

「なあ、ライはどの辺の家に住もうと思ってるんだ?」

 

「できれば静かなところがいいんだが」

 

「ライ!そんな事言って〜中心部でいいでしょ」

 

「ライの家なんだから、カレンがそこまで言う必要はないんじゃないか?」

 

カレンは呆れた表情でリヴァルに言う。

 

「私も住むんだから口出しするわよ!」

 

「え?」

 

「何よ!」

 

「お二人さんは卒業後同棲するの?」

 

「「何当たり前のことを?」」

 

リヴァルは黙って教室を出ていた。その後にスザクが教室に入ってくると

 

「リヴァルどうしたの?」

 

カレンは顔が赤くなっていると、ライが答える。

 

「なんでもないよ」

 

「そうか」

 

 

〜〜とある日の生徒会室〜〜

 

生徒会長ルルーシュ・副会長ライ・書記カレン・会計シャーリーは、次の生徒会役員の為の引き継ぎ書類の作成をしていた。

 

「ルルーシュ業務の時の手順なんだが」

 

「今までどうりで大丈夫だ」

 

「カレン、ここの費用なんだけど〜」

 

「そこはここじゃなかったけ?」

 

「ありがとう!」

 

4人は仲良く雑誌を混ぜながら仕事をしているとルルーシュが

 

「2人は卒業後同棲するだよな」

 

「そうだが」

 

「何よ!」

 

「お前らははやいなと思ってな」

 

「ルルーシュとシャーリーはしないのか?」

 

「俺たちは「聞いてよ!!2人とも」シャーリー?!」

 

「ルルなんて【まだ!はやい!!】とか言うだよ!!」

 

ライとカレンはルルーシュを見ると

 

「当たり前だろ!卒業してすぐにとか早すぎる!!」

 

カレンはため息すると

 

「本当このモヤシは〜」

 

すると、ルルーシュも

 

「年中発情期ゴリラと一緒にするな」

 

その言葉カレンはブチギレと、ルルーシュを捕まえると

 

「出てくる!」

 

「ま、ま、まて!!ライ助けろ!!」

 

ライは口パクで

 

ど・・・ん・・・ま・・・い

 

カレンとルルーシュは生徒会室を出て行くと

 

「ライ、【うちの】ルルーシュがごめんね」

 

「大丈夫だよシャーリー。【うちの】カレンもいつもごめんね」

 

2人はただ【うちの】と言いたいだけである。

 

「そうだ!2人帰ってきたら疲れていると思うから、休憩の準備する?」

 

「そうだね。パンケーキでも焼いておくか」

 

ライとシャーリーは準備始めて、休憩の準備が終わるぐらいに、カレンがボロボロになったルルーシュを担いで帰ってきた。

 

「本当に少しは体力つけなさいよね!」

 

「はぁ、はぁ、はぁ、」

 

「ルルおかえり〜〜かわいい」

 

ボロボロのルルーシュを見たシャーリーはニコニコで近づいてずっと見ている。

 

「カレンパンケーキ焼けていると」

 

「ありがとう」

 

ライは机にパンケーキを運び終わり、カレンはすぐに食べ始めた。

 

今日も学園は平和でイチャイチャしたカップルが過ごしていました。



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カレン 夫婦子持ち版

この話は本日16時ごろから書きました。とあるイベントに拒否反応が出てしまい、精神安定に書きました。

この時の設定
・行政特区日本が成功してから11年後
・子供達のざっくり設定
長女 7歳 紅月ラカ 見た目カレン 仲間ライ

次女 5歳 紅月カイ 見た目ライ 仲間カレン

長男 3歳 紅月レン 見た目ライ 仲間ライ


2017年 行政特区日本が無事に成功し、11年が経過した。その中で黒の騎士団の活躍のおかげでエリア11を取り返し、日本に戻った。今の世界は各エリアがブリタニアから自分の国を取り返す為に日々努力している。

 

日本 東京 

 

一般住宅が集まっている中の一軒家のキッチンで、跳ね上がった癖っ毛の赤い髪をストレートに整髪した長髪の女性が1人で、家族の朝ごはんの準備が終わり、リビングを見ると

 

「日曜日だからって!誰も起きてこないの!!」

 

女性はエプロンを外し、2階の寝室に入るとキングサイズのベットに夫が真ん中で寝ているが、両脇に7歳の長女と5歳の次女、夫の上には3歳の長男が気持ちよさに寝ている4人がいた。その姿を見た女性は優しい表情になり、部屋を出るはずがなく容赦のない声が響く。

 

「起きろ!!!!!」

 

「「「「お、おはようございます!!!(お、おあうまう)」」」」

 

4人が綺麗に起きると、起こした女性を見ると

 

「カレン」「お母さん」「ママ」「かか」

 

「「「おはようございます(おあうます)」」」

 

「起きたなら!顔洗ってきなさい!!ライは残りなさい!」

 

娘、息子達は逃げるように洗面所に行く。

 

「ライ貴方が起きないとみんな起きないわよ」

 

「ごめん、カレン。次から気をつけるよ」

 

自然と2人は近づき、唇が触れる。

 

「ライ、朝から」

 

「ごめん、カレン」

 

2人は付き合い、結婚し、今でも誰が見ても仲のよう夫婦である。2人は手を繋ぎながらリビングに行くと、ご飯を食べ始めていた娘2人が走ってライの足元に来ると

 

「母さん!お父さんとイチャイチャしてる!!」

 

「パパはカイが1番好きでしょ!」

 

3歳の息子レンは1人静かにご飯、味噌汁、お魚を丁寧に食べている。

 

「ラカ!カイ!ご飯食べている時に立たない!!」

 

「「はいーーお父さん(パパ)食べよう!!」」

 

「良いよ」

 

紅月家のご飯食べる時の席は特に決まっておらず、毎回座る席は違う。今日のライの両脇は娘達が確保しニコニコしている。カレンは少し鋭い目になるがすぐに元に戻り、レンの隣に座ったカレン。すると、レンがカレンの袖を掴み引っ張ると

 

「何?レン」

 

「おあ!おい!(ご飯!美味しい)」

 

「ありがとうレン」

 

「カレン、今日はご飯食べたら遊園地行くんだよね」

 

「そうよ。3人ともご飯食べたら行く準備しなさいね」

 

「「「はい〜〜」」」

 

ーーーーーーーーーーー

 

紅月家はライが運転して、ゼロランドに到着した。黒の騎士団のリーダー、エリア11の解放した立役者ゼロをテーマにした遊園地である。

 

レンはマスコットのゼロマンをが大好きで、ゼロマン着ぐるみを見つけると、3歳とは思えない速度で走って行くのをすぐにカレンが反応し、捕まえた。ライの方を振り向くと

 

「お父さん!はやく!!2人でジェットコースター行こう!」

 

「パパ!!あの観覧車2人で乗ろう!」

 

「2人とも、カレン待とうよ」

 

2人の娘の誘惑に我慢しながらカレンを待っていた。

 

本日も通常営業の紅月家だった。

 

「あいつらは何をしているんだ?」

 

「ルル行こうよ」

 

「ごめん、シャーリー」




本当に書こうと思ったらすぐにできるものなんだな。文字数は少ないけど。

少し精神が安定してきた。


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ナナリー 1

この時の設定
・ナナリーがまだ7歳ぐらい
・ライは2年前から拾われている
・ナナリーはまだ皇族


私はライ・グレゴリアス。記憶喪失のところを拾われ今はナナリー・ヴィ・ブリタニアお嬢様の専属執事を2年やっている。今いる場所は皇族専用の庭園であり、活発に走り回っている栗色のウェーブがかった髪に、藤色の瞳の少女がライ近づいてくると、花冠をライに渡した。

 

「ライ!これあげるわ!!」

 

「ナナリー様ありがとうございます」

 

ライは膝を地面につけて、ナナリーがライの頭に花冠を被らせると、満面の笑顔でライを見ると、ライも笑顔で返すと、ナナリーの顔が真っ赤になってしまった。

 

「ナナリー様?顔が赤いですが、体調どこか悪いですか?」

 

「うん!大丈夫!!」

 

ナナリーはライから離れていくと、ライの後ろから1人の女性と少年がやっていきた。

 

「ライ、ナナリーは今日も元気ね」

 

ライはすぐに頭を下げると

 

「マリアンヌ様」

 

マリアンヌ、ナナリーの母親であり、この神聖ブリタニア帝国の皇妃の1人である。一緒に来た少年はナナリーの兄のルルーシュである。

 

「ナナリーの面倒いつもありがとうね」

 

「いえ、それが私の役目ですので」

 

「貴方はいつも真面目ねぇ。また私と手合わせしましょうね〜」

 

マリアンヌの目が急に獣のような目つきで、ライを見る。

 

「その時はお手柔らかにお願いします」

 

マリアンヌはルルーシュを連れて庭園を出ていた。

 

「ライ、お母様と何をお話ししてたの?」

 

「いえ、何も。ナナリー様そろそろ帰りましょう」

 

「はい」

 

ナナリーはライの手を握り一緒に庭園を出ていた。その日の夜ライはいつものようにナナリーの寝室で、ナナリーの勉強を見ていた。彼女も王族なのであらゆる勉強をし、ライは毎晩そのフォローしている。

 

「ナナリー様今日はここまでにしましょう」

 

「ライいつもありがとう」

 

「いえ、これが私の役目で、やりたい事ですから」

 

ライはそれを言うと、寝室から出て行き、自分の自室に戻った。自室に戻ったライは日課として日記を書いている。拾われた頃にナナリーからのアドバイス通りしている。

 

 

 

記憶喪失?なら!日記を書けばもう忘れないわ!

 

 

 

 

その言葉の通り、ライは毎日日記を書き、その日その日の出来事を細かく書いていく。執事になり2年間で、日記帳はおよそ7冊書きおわり、今日から8冊目に入った。

 

「ふー、今日も書けた」

 

ライは何も考えずに部屋を出ると、左目が急に痛み出す。広間に続く通路を見ると、左目の痛みが強くなるのに気づいたライはそっちらに向かう。すると

 

「キャーーーー」

 

ナナリーの叫び声が聞こえると、ライは走り出すとナナリーが座り込んでるのが見えると、そこに知らない人物が銃をナナリーに向けていた。ライは無我夢中で走り、知らない人物の死角から蹴りをくらわれて吹っ飛ばすと、すぐにナナリーに近づく。

 

「ナナリー様!!大丈夫ですか!?」

 

怯えているナナリーを抱き上げるライ

 

「ら、ライ?!お母様がぁ!」

 

ナナリーの指をさしている方を見ると、血を流しながら倒れているマリアンヌがいた。

 

「マリアンヌ様!貴様!!」

 

ライは吹っ飛ばした人物を見ると、左目の痛みがさらに強くなる。

 

「今のは痛いな。死なないと言っても、これは痛いね。マリアンヌに人払い頼んでたのに、なんで執事がいるんだが」

 

ライはナナリーを静かに下ろすと

 

「ナナリー様、ここから離れて外にいる兵士を呼んでください。私がすぐにマリアンヌ様を連れて行きますから」

 

「でも!ライ」

 

「大丈夫です。信じてください。貴方の執事を」

 

「わかったわ」

 

ナナリーは走って広間から出て行くと、ライは少し安心した表情になると、すぐに敵の方を見ると発砲音がし、ライの左肩に命中する。

 

「油断したらダメだよ」

 

「そうですね。では、手早く終わらせましょう」

 

ライは走り出し、敵に向かうとすぐに銃を撃って来るが、ライはギリギリでかわし、相手の首を掴むと、ライの脳に何かの映像が急に流れ込んできた。

 

「まさか!」

 

知らない人物は驚くがもう遅かった。その映像とはライの無くしたい記憶だった。そして

 

「下郎、死んでもらうぞ!」

 

ライは首を折れるぐらいまで力を入れ始める。

 

「そんなので僕が死ぬ、あけがぁぁぁぁぁ」

 

知らない人物は急に苦しみ始めた。

 

「貴様のコードは俺がもらった」

 

それを聞いた知らない人物はそのまま絞死された。ライはすぐにマリアンヌに応急処置を始めるが

 

「マリアンヌ様!!」

 

ライの声を聞こえたマリアンヌは微かに反応するが、限界のようにしか見えない。

 

「貴女が死ねばナナリー様が悲しみます!!生きてくれ!!俺はこれ以上大切な人を無くしたくないんだ!!」

 

ライは必死に応急処置をするが血が止まらない。ライは諦めようとしたが一つだけ救える方法を見つけた。

 

 

 

マリアンヌ様、これは呪いです。今は救いだと信じてください。

 

 

 

 

これは呪い。力を手に入れる代わりにあなたは何かを失う。

 

 

 

 

そして、数日後マリアンヌはベッドの上で目を覚ました。




ナナリーは元気よく走っていてほしいです。

ライの執事服が見たい!!

人と話すとすぐに妄想が拡張されますね


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井上 1

この時の設定
・ナリタの後ぐらい
・カレンとの距離はまだまだ


黒の騎士団秘密基地 ナイトメアフレーム格納

 

左腕が特徴的な蒼機体、月下先行試作型のコクピットでライが1人でシステムチェックをしている。この機体は試作型なだけあるので、機体の設定が個人でもいろいろ設定可能であるので、ライは1人で黙々とやっていると1人女性がやってきた。

 

「少年〜」

 

「…………」

 

無反応

 

「ライ君」

 

「…………」

 

女性はその変なあるレンチを持つと、ライの頭を軽く叩く。

 

「痛ぁ、井上さん?どうして」

 

「ライ君、今何時だと思ってるの?」

 

「え?22時ですよね」

 

「そうよ。まだ未成年だから早く帰らない」

 

「すいません。つい楽しくて」

 

彼女は黒の騎士団所属井上直美。黒の騎士団の幹部の1人で、数少ない常識人であり、この組織の癒し的存在である。

 

「本当に子供なんだから」

 

ライは自分の携帯の着信履歴にもやっと気づき、確認していると驚いた表情をしはじめた。

 

「どうしたの?」

 

「あの、俺の姉みたいな人からメールがありまして」

 

「なんて?」

 

ライが井上にメールを見せると

 

〜〜〜コラァぁぁぁぁ!!電話出ない子は家に入れません!!今日はどこかで止まって、反省しなさい!!〜〜〜

 

「ライ君すぐに謝らないと」

 

「はい」

 

ライはすぐに電話をすると、絶望した表情にまたなる。

 

「電源落とされてます」

 

「本気なのね。ライ君のお姉さん」

 

「あの人はやると言ったらやります」

 

ライの事を見つめる井上が何かを考え始めると、とある事を思いついた。

 

「そうだ!ライ君家に泊まれば?」

 

「え?!いやそれは!!」

 

ライの顔が急に赤くなっていくと、井上は笑いながら言う。

 

「何を期待してるのかお姉さんに教えなさいよ〜」

 

井上は言いながら、狭いコクピットに入り込みライに密着するとさらに赤くなっていくとライ。

 

「冗談よ〜部屋も1つ空いてるし。あとライ君いれば今日は防犯バッチリでしょ!ほら!早く着替えて買い出し行くわよ!」

 

「井上さん、学園の制服で来てしまったんですが?」

 

「それなら変装用の服あるから、その辺から着れば良いでしょ」

 

「はい」

 

ライと井上はコクピットを出て、更衣室に入り私服に着替える。

 

「ライ君やっと出てきたわね。女性を待たせるのは駄目なんだよ〜」

 

「すいません」

 

ライは変装用の服から何を着ていいかわからなず、時間をかけてしまった。

 

「ライ君やっぱり何着てもイケメンね!玉城とか着てもダサダサなのに」

 

ライが選んだのはグレーのパーカーと黒のジーパンであるが、完全な着こなし光っているように見えてしまう。

 

「これはライ君の写真集出したら売れそうね」

 

「出しませんよ!」

 

「冗談よ。晩御飯の買い出し行くわよ!」

 

ライは井上に着いて行き、ゲットーの中にある市場で食材を買い、井上の家に向かった。

 

「ライ君入っていいよ」

 

「しっかりしてる」

 

「ゼロが黒の騎士団の幹部なんだから、しっかりしたセキュリティある家に住めて用意したのよ」

 

そこはゲットーによくある半壊した家だが中に入り、地下繋がる扉を開けるとしっかりとした部屋の作りをしていた。広さで言うと2LDKはある。

 

「適当に座ってて。すぐに作るから」

 

「は、はい」

 

ライは緊張しながらリビングに座り、その緊張が続きご飯を食べ、風呂に入り、そのまま寝てしまった。

 




最後これ以上書いてしまうと、何か間違った方向に行きそうだったので強引に終わらせました。

ライと歳上は書きやすい。


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レイラ 1

なんとか書けた〜。現在はクリスマス系を考えています。

今年も残り少し!!頑張りますよ!!


前提とし

2人は相思相愛です!!!!レベル的にはライカレレベルの甘い感じ?


ユーロピア共和国連合 ヴァイスボルフ城

 

医務室に1人の銀髪の青年が寝ており、その側に数人の人物が立ったいる。その中の人金色の長髪の女性、この場所のwZERO部隊の司令官レイラ・マルカルが医者と話している。

 

「ライは大丈夫なのですか?」

 

「無茶をしましたからね。脳にはダメージがなく、バイタルも安定してます。あと数日で目を覚ますと思いますが」

 

寝ているライと言う人物は、とある作戦の現場指揮をしており、仲間を守る為に無茶な行動をし、自身のナイトメアフレームが大破。そのダメージでライは意識を失い数日が経過していた。

 

「そうですか」

 

レイラはホッとすると、後ろの男性が声をかけながら、頭を下げていた。

 

「司令自分の失敗で申し訳ありませんでした」

 

日向アキト、ライの部下で今回の作戦の数人の生き残りの1人である。

 

「いえいえ、日向中尉がいたから彼も無事だったんです。気にすることはありません。ライが無茶することはいつものことですから」

 

「わかりました。私は失礼します」

 

日向が出ると、医者達も一緒に部屋を出ていた。自然と2人きりになってしまったことに気づいたレイラは、ライを見つめながらそっと彼の手を握る。

 

 

 

ライ、貴方はいつも私も為に無茶ばかり

 

お願いだから、無茶はやめて

 

私がいつもお願いしても無視して

 

私がどれだけ貴方のことを心配してるか分かってるの

 

 

握っている手に力が入っていくのに気づいたレイラはライの顔を見ると、ライと目が合う。

 

「レイラ、こそ無理してるから、これぐらいやらせて欲しいよ」

 

「ば、ば、ばがぁぁぁぁぁ!!!」

 

おもわずレイラは、寝ているライに抱きついてしまった。

 

「ごめん、今回は本当にごめんよ」

 

ライはレイラの頭を撫でながら謝り始めた。

 

「でも、俺が行かなかったら全滅してたかもしれなかった。イレヴンだからと理由で俺は納得出来ない」

 

「日本人のハーフだから?」

 

「そんなの関係ない。レイラだって彼らのために動いてくれたし」

 

「そうだけど、もう、無茶はしないで」

 

「わかったよ」

 

すると、レイラの声が聞こえなくなると、彼女はそのまま寝てしまい、ライは渋々レイラの身体を持ち上げて、自分の横に寝かせた。

 

「シングルベットに2人はキツイかな?」

 

そんなことを考えていると、部屋に黒猫が1匹いつの間にか入っていた。

 

「エリザどうした?」

 

黒猫の名前はエリザ。レイラの猫であり、レイラ以外に懐いてはいない。そんな猫が2人の間に割り込むように入り、エリザも寝てしまった。ライはそれを見ながら思った。

 

「生きてて良かった」

 

 



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ミレイ 1

なんか?急にお気に入り登録増えた?!

ありがとうございます


「ライを捕まえないさいぃぃぃぃぃ!!捕まえた生徒の部活には部費を2………4倍よ!!!捕まえた男子生徒は生徒会女子からキス!!!女子生は生徒会男子から壁ドン、顎グイからのキスよ!!!!」

 

学園に広がる放送

 

そして

 

生徒の叫びが聞こえると、銀髪の青年のライ【幻の美形】の鬼ごっこが始まった。

 

なぜ、こうなったかは30分前にさかのぼる。

 

生徒会室

 

本日もルルーシュ、ライ、ニーナの3人は書類仕事を任され、ミレイを筆頭に他のメンバーは校内のあちこちに行き、トラブルを拾ってきている。

 

「ライ、委員会の決算は?」

 

「まとまってる。ニーナそっちに送るから確認お願い」

 

「わ、わかった」

 

3人は仕事の役割をしっかり分けている為、効率的に終わらせ、ミレイが山のように溜めていた書類がみるみる減り、ペーパーからデータ化されていく。

 

「会長様一行が帰ってきたぞ!!」

 

「お菓子も買ってきたよ〜ルル」

 

「疲れた〜」

 

「そ、そうね」

 

「私は楽しかったです!」

 

外回りをしていたミレイ、シャーリー、リヴァル、カレン、ナナリーが帰ってきた。本当ならスザクもいるはずなのだが、軍の仕事で早退してしまった。

 

すぐにルルーシュは妹のナナリーの元へ

 

「ナナリー大丈夫だったか?」

 

「はい、リヴァルさんが一緒だったの〜」

 

ルルーシュはスルドイ目線をリヴァルに送ると、敬礼をしながら言う。

 

「はい、ナナリーちゃんのおかげで交渉が全てうまくいきました!ありがとうございます!!」

 

「それならいいが」

 

ミレイは机に近づき、溜まっていた書類を見ながら

 

「流石!3人ともほとんど終わってるわね!!ナイスよ!!!」

 

「ミレイちゃん、次からはこんなに溜めないでね」

 

「ごめんね、ニーナ。ルルーシュ、ライもありがとうのハグーーー!」

 

ミレイはルルーシュとライに別々にハグをすると、ルルーシュは嫌々な表情し、ライは恥ずかしそうな表情をする。それを見たリヴァルは羨ましそうな表情した。

 

「会長!!俺も頑張りました!!!」

 

「リヴァルはナナリーのおかげでしょ!」

 

「確かに、はい、その通りです」

 

「まあ!そんなことより、購買部でお菓子買ってきたから休憩しましょう!シャーリーとカレンが準備してるんだから、みんなもハーリーアップ!!」

 

全員でお菓子を食べる準備をし、楽しくお菓子を食べながら雑談をしていると、ライの現状の話になった。

 

「カレン、ライの記憶の方はどうなの?」

 

ミレイは担当のカレンに話を振ると

 

「え〜と、まだ全然。でも、日本料理を食べたら懐かしいと言ってました」

 

「なるほど!シャーリー!リヴァル!!クラスでどう?」

 

「凄い人気ですよ!!ルルと同じぐらいに!!!」

 

「覚えも早いから、勉強すぐに覚えるわ〜スポーツもできる〜色んな部活が狙ってますよ」

 

「ふむふむ、ナナリーは中等部で何か聞いた?」

 

「はい、勉強教わったとか、助けてもらったとか、色々聞きますよ。ライさん凄いですね」

 

「流石!!【幻の美形】ね!!ルルーシュ気づいたことある?」

 

ルルーシュは少し考えこむと

 

「会長、やはり一度警察に相談すべきでは?」

 

「なぜかしら?」

 

「ライは信用できると思います。しかし、これだけ完璧すぎると怪しさもある」

 

「そうね。でも、大丈夫!!私の感が大丈夫と言ってるわ!!!」

 

「わかりましたよ。会長がそう言うなら」

 

話が終わると、ミレイがライを見ながら笑うと

 

「ライ、今楽しい?」

 

「はい、楽しいです。ミレイさん」

 

「ノーー!!!!」

 

「え?」

 

「ミレイさんじゃなく?」

 

「え〜〜ーと、姉さん?」

 

「そうよ!!貴方は私の弟なんだから、姉さんを頼りなさい!!」

 

「あの、でも、」

 

「なによ?」

 

ミレイが立ち上がりライに近づきながら問い詰めると、ライは顔を赤くし、走って生徒会室を出ていた。

 

「私から逃げたわね!!逃げれると思うなよ!!」

 

ミレイはそのまま放送室に行ってしまった。

 

「なんで会長気づかないのかな?」

 

「ミレイちゃん鈍くないと思うんだけど?」

 

「思い込んだら、真っ直ぐなんじゃなかな?」

 

女子がいそいそ話していると

 

《ライを捕まえないさいぃぃぃぃぃ!!捕まえた生徒の部活には部費を2………4倍よ!!!捕まえた男子生徒は生徒会女子からキス!!!女子生は生徒会男子から壁ドン、顎グイからのキスよ!!!!》

 

「「「「「またか!!!!」」」」」

 

本日もアッシュフォード学園は青春を謳歌する若者達が走り回っています。

 



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ミレイ 2

ミレイさんだから、ノリとノリで書きました。


ライは今走っていた。止まればどうなるか?

 

死を意味している。後ろを見ると、いつも優しく話していた学園の生徒達が今は、目がギラギラで追いかけてくる。なぜかと言うと

 

「ライを捕まえないさいぃぃぃぃぃ!!捕まえた生徒の部活には部費を2………4倍よ!!!捕まえた男子生徒は生徒会女子からキス!!!女子生は生徒会男子から壁ドン、顎グイからのキスよ!!!!」

 

アッシュフォード学園生徒会長ミレイ・アッシュフォードの放送が原因である。生徒達は部活の部費の為、憧れの人からのキスの為、真剣に、必死に、限界を超えてライを追いかけている。

 

ラグビー部は試合さながらなDFフォーメーションでライを捕まえようとするが、その全てを弾き、躱し突破した。サッカー部から激しいシュートの嵐を、全てダイレクトボレーシュートでゴールに入れていく。水泳部女子からのお色気攻撃は無視し、科学部からのミサイル花火攻撃は、体操部顔負けの3回半1回やルドルフなどをし回避していく。少し追いかけるのが落ち着いてきたと思ったら、各部活が協力して追いかけ始めた。それも

 

「統制されてる?」

 

各部活がしっかり連携している。その答えは

 

放送室

 

「ラグビーそのままA棟まで追い詰めろ!テニス部24秒後にサーブを全員同時にしろ!!」

 

ルルーシュが指揮をしていたのであった。なぜ、ルルーシュがこんなことをしているかと言うと、ライを追いかけている部活の中に漫画部があり、その部員が描いた本をたまたまルルーシュが拾ってしまった。その中身は

 

「なにが、ライルルだ!ルルライだろ!!」

 

ルルーシュは何事も負けることが嫌いである。それが二次創作だとしても。その叫びをたまたま聴いてしまった女子生徒は、そのカップリングにで文学賞を受賞するとは誰も思わなかった。

 

ライは逃げながら後悔をしていた。あの時素直に言えば良かったと

 

「どうすれば」

 

そして、閃く

 

「そうだ!俺がミレイさん捕まえればいいんだ!!」

 

ライはミレイさんのいるはずの放送室に向かい始めた。ルルーシュもライの動きが変わったことに気づいた。

 

「なぜ、放送室に向かってくる?俺を潰すつもりか?来る場所が分かれば簡単だ」

 

ライは部活の包囲網を抜け、あとは放送室に繋がる廊下を走らなければ到着するが、その廊下には1人の青年が立っていた。

 

「何かわからないけど、捕まえるよ」

 

枢木スザクが目の前から突っ込んで来た。ライはそれは紙一重で避けると、そのまま前に進もうとしたが、スザクはすぐにライの目の前に戻ってきた。

 

「ライ!やっぱり凄いね!」

 

「スザクこそ!」

 

2人は無邪気に鬼ごっこをしているように見えるが、第三者目線からしたら

 

「あれ?見える??」

 

「止まっているように見えてきた」

 

「え??」

 

 

しかし、均衡は崩れた。

 

「スザクごめん……ライが命じる!一瞬だけ止まれ!」

 

「え、うん」

 

スザクは一瞬だけ止まると、ライはその瞬間全力スプリントで放送室に入ると、ルルーシュとミレイがいた。

 

「なに?!スザクが突破された!?」

 

「ライ?」

 

驚く2人を無視して、ライはミレイに近づくと、ミレイは驚き壁まで後退すると、壁ドン、顎グイからのキスをした。

 

「え」

 

「ミレイさん!!俺は貴女が好きだ!!!姉なんて呼びたない!!」

 

「え!?ライちょっと」

 

「俺と家族になってください!!」

 

ミレイは驚きながらも

 

「いいわよライ。家族になりましょ!!私子供は3人以上じゃないと嫌よ!!」

 

「はい!!」

 

ルルーシュは2人の会話に驚いていたが、さらに驚いていたのは、今の会話が全て放送されていた。すなわち

 

「会長ぉぉぉぉぉぉ!!」

 

バイクに乗りながら泣いているリヴァルがそこにはいた。

 




現在クリスマス企画進行中


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季節物
ノネット クリスマス


その日は一年で大事な聖なる夜

 

そんな日にライは上司の男性陣からあらゆる仕事を振られ続けていた。理由はライが独り身で、他の男性陣は今日一緒に過ごすパートナーがいるからである。やっと仕事が終わり家に帰ると、ソファで1人飲みつぶれている女性がいた。その人物は

 

「ノネットさん!!なんでいるんですか?」

 

ライは驚いた声を出して、ノネットに近づくと綺麗にすやすやと寝ていた。それを確認するとソファに座り、置かないように、ノネットの頭を自分の膝の上に移動させた。

 

「この人は静かだと本当に美人だよな。いつも美人なんだけど」

 

いつもはノネットがライのヘアーをぐちゃぐちゃにするように撫で回すが、今日はライがノネットの頭を優しく撫ではじめた。

 

「髪の毛サラサラ。気持ちいい〜」

 

自然とノネットの寝顔を見てしまうと、本当に疑いもなく寝ている。女性が勝手に男性の家に上がり込み、酒を飲んで寝落ちをしている。最強の騎士の称号を持ち彼女のこんな姿を見れるのはこの世に何人いるのだろうか。

 

「誰にも見せたくないな」

 

ライははじめて彼女に想う感情を言葉にした瞬間だと実感した。これが……………こ

 

 

 

 

 

「聞いたぞライ」

 

突然知っている声が聞こえたと思ったら、ノネットが起きている。

 

「ノネットさん??起きてたんですか?いつから?」

 

「お前が髪を触っている時からかな」

 

ノネットは顔を赤くしながら言う。それはまさに最初からと言うやつである。

 

「え、あれは、そのですね!ふぇ」

 

ライが言い訳をしようとするとノネットはライの後頭部を掴み、自分の方に持ってくるとそのままキスをする。

 

「ノネットさん!?」

 

「見せたくないんだろ?」

 

「え〜と、はい」

 

「なら、私奪えばいいだろ」

 

ノネットの目は乙女のような可憐な目をしているわけがない。それは戦場で好敵手を見つけたような熱く燃えるような目をしていた。

 

「恋人になってくれませんか?」

 

「熱が足りn」

 

ライはノネットの口を塞ぐようにキスをする。先程よりも長く熱く独占欲を表すかのように。2人はキスをやめると、呼吸をしてなかった為に慌てて呼吸をする。

 

「ライと出会えて私はラッキーだよ」

 

「俺もですよ」

 

ノネットは起き上がると、机にある中途半端なワインボトルを握り

 

「さあ、飲み直すぞ!!ライ早く飯を作れ!!」

 

「また急に」

 

「可愛い彼女がお願いしてるんだぞ」

 

「わかりましたよ」

 

ライは笑いながら厨房に向かう。こんなどうでもない事でも大切な人が一緒にいるだけでワクワクしてしまう。

 

「本当に幸せだな」

 

「ライ、私の方が幸せだぞ!」

 

ノネットも笑顔で言いながら、ラインを飲む。そのワインは安いワインだが、ノネットは好きなワイン。このワインが好きな理由はライと出会った日に発売されたからである。その理由はライは知らない。

 

 

そのワインの名前は【シルバーバレット】度数が強く癖になるような味である。

 

「本当にライ、お前のようなワインだよ」




連続投稿開始します


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千葉凪沙 クリスマス

クリスマス企画連続投稿します!


その日は一年で大事な聖なる夜

 

銀髪の青年ライは1人、黒の騎士団のロングーコートを着て、行政特区日本の山の上にある展望台にやってきていた。

 

「ふぁー」

 

今は冬で山の上になるとかなり冷え込んでいた。ライはその寒さを知っているのにも関わらず手袋を忘れてしまった。仕方なく息で手を温めながら、来るか来ないかわからない待ち人を待っていた。それは何分?何十分?何時間?経過したかわからなくなった頃だった。雪を踏む足音が聞こえてくると、そちらを向くと同じ黒の騎士団のロングーコートを着た千葉がやってきた。

 

「ライ貴様!こんな日になんでこんな所にいる!!」

 

「なぜですかね?」

 

ライは千葉の方を向こうとはしない。

 

「千葉さんは今日藤堂さんとデートじゃなかったんですか?」

 

「そうだ!藤堂中佐とデートだったよ!!でも、藤堂中佐に言われたんだ。【千葉、私への気持ちは本当に恋なのか?】……私は藤堂中佐に恋をしていたんだ!」

 

千葉は自分の手を胸に押し当てながら話続ける。

 

「ある時からだ!藤堂中佐ではなく、自然と目を追いかけていた男性がいたんだ。そいつは私が藤堂中佐の事が好きだと知ると、色々手伝ってくれた。料理の味見も、デートの練習も、色々だ!なんでだライ」

 

千葉は目を赤くしながら、ライを見つめている。ライは千葉の方を見ないようにしている。

 

いつからだろう

 

「俺は藤堂さんが好きな千葉さんの目が好きです。」

 

彼女のことを好きになったのは

 

「あの真っ直ぐな目が……」

 

背中を預けて戦った時、料理をしている姿を見た時、デートに行くために服選びに手伝わされた時、多分違う。

 

「気づいたら千葉さんが好きになってました」

 

そうだ。はじめて会ったあの時に多分もこの感情はあったんだ。

 

「でも、俺は……」

 

すると、千葉は後ろからライに優しく抱きつくと、泣きそうな声で話しかける。

 

「2人とも馬鹿なんだな」

 

「はい」

 

「藤堂中佐にはフラれたよ」

 

「はい」

 

「どこかに恋愛初心者の30歳もらってくれないかな」

 

「はい」

 

「ライ、私は勇気を出しているぞ」

 

「はい」

 

ライは千葉から離れると、千葉の方を向き千葉の右手を握ると

 

「凪沙さん、俺と付き合ってください」

 

「いいぞ」

 

その時はじめて2人の影は1つに重なり、2人は恋人になった。

 

手を繋ぎながら下山をはじめると

 

「ライお前の手!冷たいぞ!!」

 

「すいません。手袋忘れてしまって」

 

「お前はしっかりしてるのか?抜けているのか?どっちなんだ?」

 

千葉は満面の笑顔でライに話しかけている。その笑顔はライが負けて欲しかった笑顔そのものだった。

 

「しっかりしているつもりなんですけど」

 

俺はこの大事な想いと彼女を大事にしよう。どんな苦難があっても、2人なら乗り越えれるはずだから。

 




千葉は恋愛真っ直ぐな方なので、こんな展開になりました。

他どんな風にいけるかな?


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ナナリー クリスマス

私の中でコードギアス女子で1番メンタル強いのがナナリーだと思ってます


その日は一年で大事な聖なる夜

 

アッシュフォード学園クラブハウスでは、メイドの咲世子は料理をし、ナナリーは折り紙でさくらを作りライに渡し、ライは部屋の飾り付けをしていた。今日はクリスマスパーティーをする事になり、現在準備中であり、あとはルルーシュが帰ってくればパーティーが始まるのだが、約束の時間が近くなってもルルーシュは帰ってこない。

 

「お兄様大丈夫かしら?」

 

「ルルーシュも大事な用事だと言っていたから、少し遅れるかもね」

 

咲世子さんは料理が出来上がり、机に並べはじめた。美味しそうな料理が並んでいくと、ライはとある事に気づいた。

 

「咲世子さん?料理が少ないよな気がするのですが」

 

「はい、ルルーシュ様から今日は帰らないと言う連絡をもらいました。なので、料理は2人分しか作っておりません」

 

「2人分?」

 

「はい、私はこの後少し外に出かけますので、お二人でどうぞお楽しみを」

 

咲世子は深く一礼し部屋を出ていくと、ライとナナリーの顔が林檎のように真っ赤になってしまった。2人どうしようかとキョロキョロするが、ライが声をかける。

 

「冷めないうちに食べようか、ナナリー」

 

「は、はい、ライさん」

 

ライはナナリーの車椅子を机の近くに移動させ、自分の椅子をナナリーの横に置き、隣同士で座る事にした。

 

「食事の時にライさんと隣同士ははじめてですね」

 

「そうだね。2人きりのご飯もはじめてだね」

 

「はい!」

 

今日は2人にとって大事なはじめてがたくさん訪れていた。ライはナナリーに何が食べたいかを聞き、食事をナナリーのお皿に置いていく。咲世子さんの料理なので美味しいのは間違いなく、ゆっくりご飯を食べながらお話をする2人。

 

「ライさん」

 

「なに?ナナリー」

 

「なんでもありません」

 

「え」

 

ナナリーは悪戯が成功したと喜んだ表情になり、ライはナナリーのこんな表情が見れて嬉しくなっている。

 

「ナナリーも悪戯するだね」

 

「しますよ。あのライさんお願いがあるのですが」

 

ナナリーの声が緊張したように聞こえたライは、しっかりナナリーの方を見る。

 

「何?」

 

「あ、あの、今日一緒に寝てくれませんか!」

 

 

 

 

「え」

 

ライは驚いて声が出てしまい、もう一度聞く。

 

「ナナリー、一緒に寝て欲しいの?」

 

「は、はい」

 

「でも、ルルーシュや咲世子さんが帰ってき「2人とも帰ってきません」え?」

 

「シャーリーさんにお兄様を連れ出してもらってます!咲世子さんには相談済みです。だから、ライさん一緒に寝てください!」

 

あのルルーシュの妹、策略かけては兄を超える可能性を見せたナナリー。

 

「それならわかったよ」

 

「ライさんの部屋で寝たいです!」

 

「わかったよ。ナナリーは本当に凄いね」

 

「はい!早く行きましょう!!」

 

ナナリーは楽しくなり、ライは車椅子を押しながら部屋に入っていく。

 

その頃ルルーシュは

 

 

「シャーリー俺やっぱり帰る!」

 

ホテルの一室から出ようとしているルルーシュだが、シャーリーはルルーシュの腕を掴み涙目で

 

「ルルは私の事はどうでもいいの!」

 

「それは」

 

ルルーシュは止まってしまった。

 

(ナナリーちゃん頑張って!私も頑張る!!私お義姉ちゃんになるから!!)

 

シャーリーは今日ここで決めると覚悟を決めた。そう【お義姉ちゃん】になる為に



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モニカ クリスマス

本当に可愛いよな。ロスストありがとう!


その日は一年で大事な聖なる夜

 

そんな大事な日に2人の男女は職場で書類整理をいまだに続けている。

 

「ライ、クリスマスイブなのに手伝ってもらってすいません」

 

「いえ、特に用事もないので」

 

ライはそう言っているが色んな方面からパーティーの誘いが来ているのを知っているモニカ。そして、この状況を作った人達の事も知っている。数日前ラウンズ専用のラウンジでの事

 

「モニカ、ライとクリスマスイブ一緒に楽しまないのか?」

 

ノネットとドロテアがモニカを捕まえて聞いていた。

 

「何をですか!?その日も仕事なので、なぜ!?ライが出てくるんですか?!」

 

「おいおい」

 

「ノネット、これは」

 

「お姉さん達が助けてやろ」

 

ノネットとドロテアの笑顔が怖く見えたモニカ。そして、今日仕事をしているとライがやってきた。『モニカさんが1人で仕事していると聞いて、手伝いに来ました』言葉を聞いてあの2人の顔が浮かんだが、断るのも悪いと思い受け入れた。

 

「モニカさんここなのですが」

 

ライが処理の仕方がわからない書類をモニカに見せるために、近づいてきた。

 

「どれですか?これは担当部署が違いますね。明日にでも回しましょ」

 

「わかりました」

 

ライが離れようとした時

 

「痛ぁい」

 

モニカが急に声を上げるとライが止まった。モニカの方を見ると、長い金髪が数本ライの服の装束されたボタンに絡まっていた。

 

「すいません」

 

「良いのよ。机の上にハサミあるから切って良いですよ」

 

「わかりました」

 

ライはハサミで切った。そう自分のボタンを

 

「え?」

 

モニカが驚いていた。

 

「どうかしましたか?」

 

「いえ、私の髪を切ると思っていたので」

 

「モニカさんの髪綺麗ですから、切るなんてできませんよ」

 

そう言ってライは自分の席に戻り、作業を再開させた。しかし、モニカは顔を赤くして動けなくなっていた。

 

(ライ、貴方は本当に無自覚にそういうことを!?私にどうしろと)

 

モニカは頭が混乱した結果

 

(そうその前の仕事に集中するのよ!モニカ!!)

 

その日も2人は静かに仕事をして終わった。

 

 

   

 

 

 

 

と思ったら

 

「そうだモニカさん」

 

「何かしら?」

 

「来る前にケーキ買ってきたので、休憩して一緒に食べませんか?」

 

ライは恥ずかしがりながら伝えると

 

「良いわよ」

 

「今取りに行ってきます!」

 

ライは立ち上がり、部屋を出て行く。モニカはため息をしてします。

 

「もう!ライは本当に無自覚ですか!!はぁ、どうすればいいんですか〜この状況!」

 

廊下から足音が聞こえると、モニカは書類仕事をしている風にしていると、ライがケーキが入っている箱を持って帰ってきた。

 

「モニカさん持ってきました!」

 

ニコニコして入ってくるライを見てモニカはなんとか冷静を保つ。

 

「ありがとう、机の書類一度片付けましょ」

 

2人は机の上の書類を片付けて、ケーキを食べるスペースを作ると、ライは机の真ん中に箱を置く。モニカは箱を見ると驚いた表情になる。

 

「ライ、このお店?!どうして買えたんですか?!」

 

「普通に買えましたけど。そんなに有名なんですか?」

 

「そうよ!エルンスト卿が言ってたのよ。今1番人気の銀髪のパティシエが??ねぇ、ライ最近休日お菓子作りしてるんですよね」

 

「はい、作ってます。ここのお店に厨房時々手伝わせてもらってます」

 

モニカは気づいてしまった。銀髪のパティシエの正体はライだと。

 

(本当にこの子はなんでもできるわね)

 

「モニカさんどっち食べますか?」

 

箱を開けると、【いちごケーキ】と【モンブラン】がある。ここのケーキの特徴は素朴な見た目である。無駄な飾り付けがなく、ただ味のみで勝負するケーキ。

 

「モンブランで」

 

「はい、モニカさん」

 

「ありがとう」

 

モニカはあの甘い物好きなエルンスト卿が言っていたケーキが目の前にあると思うと、ワクワクしてきた。ケーキを食べると

 

「美味しい」

 

「よかった〜新作なので」

 

「ライはなんでケーキを作るようになったの?」

 

「モニカさんに食べて欲しくて、練習しました」

 

「え」

 

ライは真っ直ぐモニカを見て言う。

 

「俺はモニカさんのことが好きです!付き合ってくれませんか?」

 

「本当にいいの?」

 

「はい!!」

 

「お願いします」

 

 

 

 

翌日、軍のとある二つのファンクラブ会員達は崩れ落ちていたという




最後力技ダァぁぁぁぁ


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ユーフェミア クリスマス

その日は一年で大事な聖なる夜

 

そんな日なのにライは街中を走り回っていた。自分の主人ユーフェミアがまた逃げ出したのである。その為兵士、専属騎士のライが必死に探しているが全く見つからない。ユーフェミアが行きそうなところを考えると、昼間のことを思い出した。

 

ユーフェミアとライが一緒に食事をしていると、ニュースで街の中に大きなクリスマスツリーと綺麗なイルミネーションが特集されていた。

 

まあ〜綺麗。ライ見に行きましょう!

 

「あそこだ!!」

 

ライはすぐにあのニュースで映し出されていたクリスマスツリーがある場所に向かって走り出した。その日はいつも以上に道が人だらけだった。クリスマスイブカップル達が楽しそうに話しながら歩いている中で、ライはカップルの間を通るように走り抜けていく。ネットでは【銀の妖精】が現れたと噂になってしまった。

 

ライは目的地の大きなクリスマスツリーがある広場にやって来た。周りを見るとカップルだらけでユーフェミアがどこにいるかわからない。

 

「ユーフェミア様なら」

 

ライは周りを見る。ライは考え始めた。

 

ユーフェミア様は綺麗なものを見る時はいつもどこで見る。どこでそうだ

 

「近くだ!」

 

ライは大きなクリスマスツリーの1番近くにあるベンチを見つけると、そこに1人の女性が座っていた。その表情は何も疑いも持たずに笑顔でクリスマスツリーを見ていた。

 

「ユフィ!」

 

女性はライを見ると

 

「ライ、やっと来ましたね。早く見ましょう」

 

彼女は、ライを手招きして自分の隣に座らせた。

 

「どうですか?」

 

「下から見ると、ただの木ですね」

 

「そうですね」

 

「イルミネーションは見ないんですか?」

 

2人が座っている角度からではイルミネーションは全く見えない。一般的にはハズレ席とでも言えばいいのか、それでもユーフェミアは

 

「ライと一緒に見れればいいです」

 

ハズレ席の為、周りはあまりいないが、少しでは歩くとすぐに混雑したエリアになってしまう。

 

「そうですね。ユフィと一緒にいると落ち着けます」

 

「ありがとう、ライ」

 

ユーフェミアは忘れていたことを思い出した。

 

「私クリスマスプレゼントまだ買ってませんわ」

 

悲しそうにするユーフェミアを見たライは笑い始めた。

 

「なんで!ライは笑うんですか?!」

 

「ごめん、ごめん、俺もまだ買ってなくて」

 

ライは立ち上がり、ユーフェミアの前に立つと、手を差し出して

 

「お嬢さん私とこれから一緒クリスマスプレゼント買いに行きませんか?」

 

「はい!!」

 

2人はそこから楽しく買い物をして帰りました。そして………………

 

 

 

 

 

 

コーネリア様に厳しく怒られ、ダールトンは優しい眼差しを送り、ギルフォードは羨ましそうな目線をしていた。

 




コーネリアとギルフォードいい関係だよな。ライ入れたいけど、入れたくない。


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井上 クリスマス

その日は一年で大事な聖なる夜

 

ライはゲットーにある小学校に来ていた。空き教室で用意された衣装に着替え始め、着替えが終わり鏡があるので自分を見ると

 

「サンタさんだ!」

 

ライにとっては2年目のクリスマス。去年はクリスマスというものが分からず周りに流されていたが、今年は違う。小さな子の為に全力でサンタさんをやろうと気合を入れていると1人の女性が入って来た。

 

「ライ、着替え終わった?」

 

「はい、直美さん」

 

同じ黒の騎士団のメンバー井上直美。現在は遊撃歩兵部隊の指揮官をしており、ライが指揮をしている【蒼ノ隊】との連携は素晴らしく、藤堂も褒めるほどでおり、ライの彼女である。

 

お付き合いは数ヶ月前からであり、ライは堂々と公言しているが、井上はいまだに恥ずかしがっている。その理由は

 

「直美さん、スーツ姿も綺麗ですね!」

 

この天然タラシ発言に毎回やられているからである。井上は少し深呼吸し

 

「ありがとう、ライ。ごめんねこんなこと頼んで」

 

「大丈夫です。暇ですし、直美さんの頼みなら引き受けますよ」

 

眩しい笑顔が井上の心にクリティカルヒット

 

「……あ、ありがとうね。去年は玉城がやったんだけど、サンタと言うより、あれはこそ泥よ」

 

去年のサンタ役は玉城がやったが、それは酷かった。子供達が泣き続ける地獄絵図だった。今年は去年の挽回もあり、ライをサンタ役にし、親御さん達もライなら大丈夫と説得?魅了し、今年も無事にクリスマス会が開けるようになった。

 

「さあ!ライ行くわよ!!」

 

「はい!」

 

そして、ライは体育館の天井の柱にスタンバイしていた。今日のクリスマス会はまず子供達が歌の発表をしたあと、クラス対抗でミニゲームをしたあとに、賞品をサンタ役のライが渡す流れになる。その登場が派手な方が子供が喜ぶと言われて玉城の指示で……玉城の指示でここに待機している。

 

子供達は楽しそうにクリスマス会を始めた。その光景を上から見ているライも楽しくなり、鼻歌まじで待機を続けると、井上から無線が入る。

 

『ライ?!』

 

「どうしたんですか?」

 

『今どこにいるの?」

 

「天井の柱ですけど?」

 

『ごめん、玉城が勝手に判断して』

 

「やっぱりですか。変だなと思ったんですけど」

 

『ライもいつもいつも!玉城の馬鹿に付き合わなくていいんだからね!』

 

「わかりました」

 

ライはいつも玉城の馬鹿な行動に素直に聞き、行動することもある。玉城が女にモテたいからと、ライを変なお店に連れていたこともあるが、結果は全てライが持っていかれたと玉城が叫んでいたことあった。

 

『今から降りれる?』

 

「大丈夫ですよ。商品渡す時にそのまま飛び降りるので、その方が子供達も喜ぶと思うので」

 

『わかったわ。合図出すからしっかりね!』

 

「はい」

 

そして、クリスマス会は無事に大成功、サンタが登場した瞬間子供達が【サンタさん?!】【本物だぁぁぁぁ】と大騒ぎし、親御さんからも喜ばれ、先生の代わりをしていた扇からもお礼を言われた。玉城はボロ雑巾のようになって寝ていた。

 

「ライ、楽しかった?」

 

「はい、子供達は本当に元気ですね」

 

「そうね〜ライは良いお父さんになるわよ〜」

 

「はい!なります!!」

 

ライは井上を見つめながら言うと、井上はすぐに目を逸らした。

 

「頑張って!」

 

「直美さん」

 

「何?」

 

井上がライの方を向くと、ライが小さな箱を差し出していた。

 

「これは?」

 

「クリスマスプレゼントです。開けてください!!」

 

「わ、わかったわ」

 

井上はライから小さな箱を受け取り、その場で開けると、指輪が入っていた。

 

「ライ君?!これは……」

 

「言葉では言いました。でも、やっぱり形でしっかり渡したくて」

 

「ありがとう、嬉しいわ。家に帰ってケーキ食べましょ」

 

2人は井上の家に向かっていく。

 

 




井上以外と書けた。


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最新
吾輩は猫である


仕事で疲労したケモナーに目覚めはじめた人間のギャグ回です。


ライはいつも通りクラブハウスにある自分の部屋で目を覚ました。しかし、何か違和感を感じている。

 

「なんだろ?真っ暗だな」

 

いつもならカーテンから日差しが、僅かにに入ってくるはずなのに、今日に限っては日差しが入ってきていない。ライは布団から出ようとしたが、いつもより布団が重たく足掻きながら布団から出ると、ベットから落ちてしまった。

 

「痛ぁい」

 

ライは不思議そうな表情をしている。それはそうである。寝ているベットはそこまで高いわけでなく、落ちるような高さはないからである。周りを見るといつもより視点が低いことに気づいたライはすぐに鏡の前に4本の脚で走った。

 

鏡の前に到着し、自分の姿を見ると

 

「ねこ?」

 

そこに写っているのは全身が蒼色で、目には微かに紫色が混ざっている猫がいた。

 

「にゃにゃにゃ!?(俺が猫?!え!?)」

 

自分の前足で自分の身体や顔を触り猫であると確認する。しかし、いつも冷静なライは頭がパニックになっている。すると、部屋にC.C.が入ってくると

 

「ライ元気か?」

 

「にゃにゃ!(C.C.わかるのか!?)」

 

「分かるよ。まあ、猫になった原因はギアスの暴走だ。数十年に一度起きる現状だ。それにこれを見てみろ」

 

C.C.は腕に抱えている黒いウサギをライに見せると

 

「ブッ(見るな!)」

 

「にゃ!?(ルルーシュ)」

 

「そうだ。今生きているギアスユーザー全員が同じ状態になっている。1〜3日我慢すれば元に戻るよ。私はこのウサギの世話をしないといけないからな」

 

「プープー!!(世話だと!?ふざける!!)」

 

C.C.はルルーシュ(ウサギ)を連れて部屋を出ていた。ライは今の現状を考え始めるが、良い日差しが部屋の床にあり、自然と身体がそこに行きごろごろをはじめてしまった。

 

「にゃ(どうすれば)」

 

ライが考えた結論は部屋を出ないであったが、このような時に必ず来る人物がいる。そうライの姉

 

「ライ!!おはよう!!!お姉ちゃんが会いに来たぞ!!」

 

部屋のドアを全力で開けて入ってきたのは、ライの姉ミレイであったが、ミレイは部屋を見るとライがいないことを確認すると

 

「あいつまたどこかで泊まってるな!?」

 

すると、ミレイとライ(猫)は目が合うと、すぐにミレイは猫を捕まえる。

 

「勝手に猫なんか飼って〜」

 

「にゃ(ミレイさん)」

 

「でも?ライになんか似てるわね!君!!」

 

そう言ったミレイは猫をじっくり見ながら考えはじめた。そして!

 

「君の名前は【2号】だぁ!みんなに見せないと!!ワクワクしてきたぁぁぁぁ!!」

 

ライはミレイの顔を見た瞬間理解した。

 

「にゃ!?(ヤバい)」

 

逃げようと暴れはじめたが、ライは猫だが、猫でも子猫であり、暴れてもミレイの力で簡単に止めれる程度しかない。

 

「にゃにゃ!(誰か助けて!)」

 

ライはこれから味わったことない数日を送った。




どうでしたか?

感想、指摘などお待ちしてます。

好評なら続き書くかも???


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