ハイスクールD×Dで神器:無限の剣製を宿して転生した (自由人すぎる人)
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番外編
番外編・バレンタインデー


どうも作者です。

投稿日が2月14日バレンタインデーです。という事で番外編です。

ちなみに番外編なので基本本編には何にも関係がないただの自己満ですのでご了承ください。




 2月14日・・・バレンタインデーそれは男にとって年に一度の勝負の日である。

 

そして明日はそのバレンタインデーである。

 

そしてこの作品の主人公である神平 剣は・・・

 

剣「よし、出来た我ながら良い出来だ」

 

渡される側なのにチョコレートを自作している。

 

もちろんこのことは剣の家にいる女性陣も知っている・・・知っているからこそ。

 

黒歌「何で・・・何で渡すはずの私たちが渡されるはずの剣からチョコレートを貰っているにゃーー!!」

 

剣に好意を寄せる女性たちは・・・剣に作ってもらったチョコをつまみながら話し合っていた。

 

子猫「...わかります姉様、私も先輩にチョコをあげようと作っておいたのですが・・・」

 

アーシア「剣さんのチョコは美味しいです。美味しいからこそ渡すのを躊躇してしまいます」

 

剣が作るチョコは美味しい・・・それが彼女たちが自分たちのチョコを渡す事に躊躇されている原因である。

 

マシュ「先輩は昔からの事なので私はもう諦めてます」もぐもぐ

 

黒歌「分かってるにゃ、私がこの家に来てから毎年剣にチョコを作ってもらってたにゃ、でも・・・それとこれとは話が別にゃーーー」

 

オーフィス「剣の作るチョコ美味しい」もぐもぐ

 

ジャック「お母さんのチョコは私達を幸せにする」もぐもぐ

 

昔からの幼馴染であるマシュ、ただただ剣の作ったチョコを頬張るオーフィスとジャック

 

ジャンヌ「私もマスターにチョコレートを作っておきました。喜んでくれたら良いのですが」

 

オルタ「はぁー、私はこういうのはごめんです。何故マスターにチョコを渡さねばいけないのですか」

 

ダ・ヴィンチ「そう言いながらちゃんと用意はしてるじゃないか」

 

オルタ「う///うるさいわね///これは一様、念の為です///」

 

お淑やかで聖女なジャンヌとツンデレなジャンヌ・オルタそれを揶揄うダ・ヴィンチ

 

清姫「私はこのチョコを渡してマスターと///」

 

タマモ「ご主人が帰宅した時私の身体にチョコを塗って私を食べてもらう」

 

相変わらず剣に対してバーサーカーな清姫とタマモキャット

 

ティアマト「お母さんとして、マスターに愛情を」

 

お母さんとしてチョコと言う名の愛情を捧げるティアマト

 

明日が勝負時果たして彼女たちは剣にチョコレートを渡せるのか。

 

そして翌日

 

学校にて・・・

 

剣「・・・今年も・・・大量だな・・・」

 

剣が校舎の中に入ってすぐ多数の女子生徒から渡された大量のチョコレートをしまっていた。

 

それもそのはず剣は学園でお兄様と呼ばれるほど人気なのだ。

 

教室に入ればクラスメイトからも大量にもらい机にはチョコレートが大量に置いてあった。

 

当然こんなことが教室で起きているのだからあの馬鹿達が黙っているはずもなく・・・

 

一誠「剣!今年もお前だけモテやがって、俺のハーレムの夢を」

 

剣「いや、別にハーレムが夢なのはお前ぐらいだし、知ったことじゃない」

 

松田「畜生魔王の癖に」

 

剣「変態行為をしなければ俺も楽なんだが?」

 

元浜「同学年だけでは飽き足らず先輩、後輩の女子にもチョコをもらいやがって」

 

剣「それこそ俺がどうこうの話じゃない」

 

剣は3馬鹿の難癖をバッサリ切り面倒くさそうにチョコをしまっていた。

 

3馬鹿「「「ならば、そのチョコをよこせー----」」」

 

周りの女子たち「「「「「ダメに決まっているでしょこの変態どもー--!!」」」」」

 

3馬鹿「「「ギャアァァァァ」」」

 

3馬鹿が剣からチョコを奪おうとするとクラスの女子たちがそれを阻止するため3馬鹿を吹っ飛ばした。

 

清姫「あらあら、皆さん大変そうね」

 

剣「清姫・・・そう思うなら止めてやれよ」

 

清姫「乙女心の分からないお馬鹿さんにはいい薬でしょう」

 

剣「正直で何より」

 

清姫「剣さん、私からもこれを」

 

剣「ありがとうな清姫」

 

剣は清姫からチョコをもらった・・・剣は(何か入っているだろうなー)と思いながらもそれを受け取り清姫の頭を撫でた

 

清姫「うふふ///」

 

アーシア「剣さん・・・私のも受け取ってください///」

 

剣「ありがとうアーシア」

 

剣は、アーシアのチョコを受け取りアーシアの頭を撫でた

 

アーシア「えへへ///」

 

この光景は幸いにも3馬鹿が処されていたので騒がれずに済んだ。

 

 

 

昼食・・・屋上にて

 

基本剣は屋上で弁当を小猫と食べていたがそこにマシュとジャックも小猫と一緒に食べていた。(学校に来ているメンツの間で剣との時間を決めている)

 

弁当を食べ終え・・・小猫たちが

 

小猫「先輩・・・これを」

 

マシュ「先輩、私からもどうぞ」

 

ジャック「おかあさん私たちからだよ」

 

1年トリオがほぼ同時チョコを渡した。

 

剣「ありがとう」

 

剣はチョコを受け取り3人とも抱きしめた。(天然でやってます。)

 

小猫「にゃー///」

 

マシュ「せっ///先輩///」

 

ジャック「あはは、私たちもギュー」

 

なんとも癒される光景である。

 

 

 

放課後・・・生徒会室

 

剣はソーナに呼ばれいつものチェスを刺していた

 

剣「『ソーナもだいぶ強くなったな・・・ところどころでまだ甘い部分があるが』チェックメイト」

 

ソーナ「まだまだ勝てませんね・・・」

 

剣「手加減したら怒るだろ?」

 

ソーナ「まぁそうなんですけど」

 

ソーナは机からチョコを出し

 

ソーナ「バレンタインですのでこれを」

 

剣に渡した。

 

剣「・・・ありがと、お礼はさっきのチェスのアドバイスという事で」

 

ソーナ「それはぜひ聞きたいです」

 

剣はチェスでの指導をするいつもの光景。

 

 

 

 

オカルト部にて

 

朱乃「剣くん、これ私からのチョコです。お納めください」

 

剣「ありがとう朱乃」

 

朱乃「去年は剣くんの正体が分からなかったから渡せませんでしたけど、毎年仮面の剣士様に渡せないかと思っていましたから」

 

剣「なら剣士として守らないといけないな朱乃もそしてこの町も」

 

 

 

 

 

 

下校道にて

 

ジャンヌ「マスターこれは私からです」

 

剣「ありがとうなジャンヌ・・・ところで」

 

ジャンヌ「はい?」

 

剣「何でオルタは後ろで隠れているんだ?」

 

オルタ「ッ!」

 

オルタはジャンヌの後ろで固まっていた

 

ジャンヌ「オルタ隠れてないで出て来なさい」

 

オルタ「うるさい///引っ張るな///」

 

いつものオルタとは違いとても弱々しくなっていた。

 

オルタ「///ほらマスター///」

 

オルタはぶっきらぼうに剣にチョコを渡す。

 

オルタ「いいかこれはマスターのためじゃなくて・・・」

 

と言い訳を言っているオルタの頭に手をのせて

 

剣「ありがとうなオルタ」

 

オルタに礼を言う。

 

オルタ「///これ以上近づくなら焼き殺すわよ///」

 

と、言われたのでこれ以上は何も言わなかった。

 

 

剣の家

 

タマモ「ご主人私からのバレンタインです」

 

タマモのチョコを貰うのは良いが・・・

 

剣「何故、裸エプロン?」

 

タマモ「バレンタインデーですから少しご主人にサービスをと思いましたが、やはり少々照れますね」

 

剣「ならはよ服着てこい」

 

黒歌「つーるーぎーにゃーー」

 

剣「うぐっと、ただいま黒歌」

 

剣は黒歌の突撃を踏ん張り頭を撫でる

 

黒歌「私からのバレンタインのチョコにゃ///」

 

剣「ありがとう黒歌」

 

黒歌からチョコを受け取ると黒歌は剣の胸板に頭をぐりぐりと押し付けていた。

 

オーフィス「剣、おかえり」

 

ティアマト「マスター、お母さんのお出迎えですよ」

 

オーフィスとティアマトも集まった。

 

剣「さてと今日の飯は何にしようかな」

 

こうして剣たちのバレンタインデーは意外と健全に終わる。

 

 




はい、まぁまだ剣となんか進展があった訳でも無いのでこのぐらいが妥当かな?今は

今回の番外編は本編とは関係ないのでよろしくお願いします。


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プロローグ
プロローグ(リメイク版)


どうも自由人すぎる人です。
初投稿ですが何卒よろしくお願いします。

リメイクしました。


オリ主視点

 

ここは何処だ?さっきまで普通の道を歩いてなのに

 

いきなり目の前が真っ白になったと思ったら椅子に座っているとかまじで意味不明なんだけど、目の前には白髭のお爺さんが頭下げてるんだが?

 

???「神平 剣くん、いきなりで悪いのじゃがお前さん死んでしまった」

 

剣「この状況だとそうなりますよね。なんとなく分かってましたよ」

 

どうせ目の前の人が神様であの光はこの人が落としたとかそういうテンプレなんだろうな

 

神様「ほほう、お主いい目と頭を持っておるのー死んでしまったのにここまで状況判断できるとは、肝が据わっておるな」

 

剣「あー神様だから心の声が聞こえているのか」

 

神様「まーそう言うことじゃと言うわけで本当に申し訳ない。たまたま落とした雷の下に人がいるとは思わなかったのじゃ」

 

剣「まー良いですよ」

 

神様「お主思っているより軽いのー普通殺されたら怒るものじゃが」

 

剣「そりゃ17で死ぬとは思って無かったけど、今更嘆いたところで変わらないからね」

 

神様「17でここまで達観するのか面白い人間じゃの」

 

剣「よく言われるよ同い年に見えないって」

 

神様「さてここからの話なんじゃが、わしが死なせてしまったから元の世界には戻れんのじゃよ転生と言うやつじゃな」

 

剣「転生か、まーそうなるよな」

 

神様「転生先はこちらで決めさせてもらった、後君に特典を付けよう」

 

剣「特典?」

 

神様「転生先が悪魔とか天使とか堕天使とか様々な種族が暮らしているのじゃが争いが絶えなくての、そこでお主は何か力になる特典をあげようとな。向こうの世界には神器(セイクリッドギア)と言うものがあってなそれあげれば死ぬことはないじぁろう」

 

剣「なるほどね、それで?特典ていうのは?」

 

神様「あらゆる武器を作り出す【無限の剣製】そして【無限の魔力】じゃ」

 

剣「何その名前だけでも分かるチートな能力」

 

いやほんとにチートだな。【無限の剣製】は使いこなさないといけないだろうけど、【魔力が無限】とか何考えてるんだよ

 

神様「ま、確かにチートじゃが死ぬよりマシであろう?」

 

それを言われたらそうだけどさ

 

剣「わかったそれで良いよ」

 

神様「そうかならば能力の使い方は君の頭の中に記憶させておく【無限の剣製】に必要な投影もすでに済ませておる」

 

確かに結局は借り物だからな、使い方が分からないとそりゃすぐ死んじまうよな

 

剣「わかった」

 

神様「お主の生きる様を眺めておるぞ」

 

神様の発言の後俺の視界が白くなっていく。

 

 

オリ主視点終了

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




初描きで至らない点があると思いますが何卒よろしくお願いします。

次回は転生した後からです。


リメイクしました。


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オリ主紹介

オリ主の設定です。


オリ主

神平 剣(かみだいら つるぎ)

 

年齢 17(原作開始)

 

性別 男

 

好きな物(こと)ゲーム主に知能戦、料理

 

嫌いな物(こと)自分勝手な人、家族を傷つけられること

 

性格 基本的には冷静で困っている人がいると助けてしまうが自分の家族や仲間を傷つけると瀕死ギリギリまで追い込む、自分勝手な行動をする人はあまり好きじゃないため一誠とリアスを苦手に思っている。

恋愛には鈍感だが洞察力と頭の回転は化け物レベルでIQで言うと300くらいはあるらしい。

料理が趣味でよく昼に弁当の匂いに小猫よくが釣られてくるほどには美味しいらしい家に居候している黒歌とオーフィスも剣の料理に預け済み。

面倒見が良いのでよく頼りにされるため学校では男からはアニキと女子からはお兄様と呼ばれているが本人はやめてほしいがもう諦めてる。

外見は白髪の赤目と橙目のオッドアイで身長180のイケメンであるが基本気にして無いその為よく3馬鹿の変態が襲ってくるが返り討ちにしている。

 

神器 無限の剣製(むげんのけんせい)

Fataで衛宮士郎が使っていた投影魔術、神器のため原作で英霊エミヤが使っていたすでに投影済み。

一部の宝具も投影することが出来る。

剣の無限の魔力で贋作でも本物とほぼ同等の贋作が作れる。

ただしランクAの宝具まで、それ以上はワンランクダウンしている。

ハイスクールD×Dの世界だからなのか神器(セイクリッドギア)を投影することができる。

 

固有結界の心象風景は野原に炎が駆け巡る世界に剣が刺さっている

 

禁手???

 

無限の魔力(むげんのまりょく)

チート能力魔力が尽きることはないが放出には実力の分までしかでない、がそれでもチートである。

 

12歳に両親を亡くし遺産で過ごしている(と言う神様からの設定)

戦闘能力はオーフィスとほぼ同等かそれ以上特に戦闘狂とかでは無いが基本誰かのために戦っている。

 

家族

 

黒歌 

 

好きなこと 剣と白音といること、剣の料理

 

嫌いなこと 剣と白音を傷つける人

 

猫又の転生悪魔ss級はくれ悪魔で悪魔に囲まれ剣が14の時に助けた。

助けられてから剣の家に居候することに剣に好意を持っていてよくベットの中に潜り込んでいる。

剣の料理を食べてからは食べたい物を剣によく頼んでいる。

 

オーフィス

 

好きなこと 剣といること、剣の料理、ゲーム

 

嫌いなこと 剣と家族を傷つける人

 

【無限の龍神】であり禍の団(カオス・ブリゲード)の元親分で、剣の無限の剣製と無限の魔力の力を借りてグレードレッドを倒して静寂を得ようとしたがその先を剣に聞かれて剣が居場所を提供した。

禍の団をやめた後は剣の家でよくゲームをしている1年経たずに静寂を得ようとすることを忘れて家でごろごろしている剣の料理で餌付け済み。

意外とゲーマーである。

 

ヒロイン予定

黒歌

小猫

朱乃

アーシア

ゼノヴィア

オーフィス

ロスヴァイセ

作者の気分で増えるかも




なんだこのチート主人公


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黒歌との出会い

黒歌フラグ取得編です


どうも神平 剣です。転生してからもう14年が経ちました。

 

転生した後で神様からのメモを読んだ。それによると親は神様が用意した仮の存在らしく、12歳になったら自動で消滅するが世間では事故として扱われるらしい。お金は神様が月に100万振り込まれてくる多いよね。

 

14年の間、俺の神器【無限の剣製】と【無限の魔力】を使いこなす日々が続いてました。今は【仮面の剣士】と言われてはぐれ悪魔とかを倒しているが、向こうから襲いかかって来るので俺は悪く無い。

 

今日も俺の住んでいる街を散歩していたら、森の中で大人数の男に囲まれた女の子がいたので助けてきます。

 

???視点

 

???「にゃはは、まさか私があんな手に引っかかるなんてつけが回っちゃったかにゃ」

 

悪魔1「お前の命運もこれまでだはぐれ悪魔黒歌」

 

悪魔2「ひゃはは殺してやる前に貴様で楽しんでやるよ」

 

うわー絶対にお断りだにゃ

 

黒歌「流石にこの人数を振り切るのは出来ないにゃ」

 

(この足じゃ逃げる事も出来ないにゃ、ごめんね白音こんなダメなお姉ちゃんで)

 

私は覚悟を決めて目を瞑った

 

悪魔「ぐわーーー」

 

なんにゃ?いきなり悪魔達の悲鳴が聞こえてきたにゃ私はそっとまあ開けたら周りにいた悪魔たちに剣が突き刺さって全滅していた

 

黒歌(なんなのにゃ?誰がこんな「大丈夫か?」にゃ!!」

 

びっくりして後ろを振り向いたら白い髪で赤い目と橙の目をした男の子が空中に剣を出して立っていた

 

黒歌「だっ誰だにゃ?お前も私を殺しにきたのにゃ?」

 

剣「それなら最初からやってるよ大丈夫だったか?結構ひどい怪我だけど」

 

黒歌「ほっといてにゃ、私はまだやることが・・・」

 

ここで私は意識を失った

 

黒歌視点終了

 

 

 

剣視点

 

女の子が襲われていて助けたら気絶した、無理もない結構ひどい怪我だし取り敢えず家に連れて手当てをしないとな。俺は女の子を抱えて家に帰った

 

剣「取り敢えず怪我は、これでよし飯でも作ってくるか」

 

そして俺は飯を作りに部屋を出た

 

剣視点終了

 

 

 

黒歌視点

 

黒歌「ううん・・・ここは?」

 

私は目が覚めてから状況を確認すると傷はなぜか治っているしベットの上。なんでにゃ?「目が覚めたか?」にゃ!!??私はびっくりして後ろを振り向いた

 

剣「思ったより元気そうだな」

 

振り向いたらさっきの男の子がいた、ご飯を持って・・・美味しそう

 

黒歌「あんたは誰にゃ?」

 

剣「俺は神平 剣普通の人間だ」

 

黒歌「あんなことができる人間が普通な訳ないにゃ!!!」

 

剣「まー神器持ちってだけだからな。そんなことよりお腹減ってるだろ?これ食べていいから」

 

と、剣はご飯を差し出してきた

 

黒歌「いらないにゃ(ぐーー)う///」

 

剣「お腹は正直だね、ほら」

 

黒歌「いただきますにゃ///」

 

私は剣がくれたご飯を一口食べた。美味しい、こんな美味しいのは食べたことない。そのせいか今までの出来事がほぐれて涙が出てきた

 

黒歌「おいしいよ、うぅぅおいしい」

 

剣「そうか」

 

剣はがそう言うと頭を撫でてきた、ずるいにゃそんなことされたらもう私の涙は止まらないにゃ

 

黒歌「うぅぅうわぁぁぁぁぉん」

 

私は剣に抱きついて号泣した、そしたら剣は抱きしめて頭をまた撫でた。

 

剣「今まで我慢してきたんだな、気が晴れるまで泣いて良いから」なでなで

 

黒歌「怖かったよ、寂しかったよ、いつも一人で妹と離れてうぅぁあぁぁぁあぁぁ」

 

初めてこんなに泣いた私はもう止められなかった

 

黒歌視点終了

 

 

 

 

剣視点

 

女の子が俺に抱きついて泣いてからだいたい1時間がたった

 

剣「もう大丈夫か?」

 

黒歌「ぐす、んありがとにゃもう大丈夫にゃ」

 

そう言うと女の子は離れた

 

黒歌「ありがとうにゃ剣。そう言えば自己紹介してなかったにゃ、私は黒歌。元々猫又って言う妖怪だったけど訳あって悪魔になったにゃ」

 

剣「猫又かでも妖怪が悪魔になんてなれるの?」

 

黒歌「私が妖怪ってことには触れないなかにゃ?」

 

剣「悪魔がいるんだ妖怪がいたって驚かんよ」

 

黒歌「変な人間だにゃ。まっいいにゃ、それで妖怪が悪魔に成れるのは悪魔が作った悪魔の駒(イーヴィル・ピース)によって悪魔に転生することができるからにゃ」

 

剣「何その奴隷製造機みたいなアイテム」

 

黒歌「悪魔の駒によって私は悪魔に転生したんだけど、私の妹白音を無理矢理転生悪魔にさせようとして私は主を殺したにゃ、その後ははぐれ悪魔として逃亡生活をしてたにゃ」

 

剣「そうだったのか、それで黒歌は行く場所はあるの?」

 

黒歌「そんなとこないにゃ」

 

剣「なら黒歌ここに住むか?」

 

黒歌「そんなことできないにゃ、悪魔から追われてるんだよ。あなたにも被害が出るにゃ、だから私はここからすぐ出ていくにゃ」

 

そうして私はこの家を去ろうとした。そしたら、剣に手を掴まれてしまった。

 

剣「ダメだ黒歌ここから去ろうとするな」

 

黒歌「なんでにゃ、剣には関係ないにゃ。私のせいでまた誰かが傷つくのはもうしたくないにゃ」

 

剣「大丈夫だ。俺は悪魔には遅れを取らないし黒歌をあんな目にもうあわせたくない。俺はお前を助けたい。寂しいなら辛いなら俺がお前の居場所になってやる」

 

そう剣が言ってきたその真剣な目に私はもう心を奪われた

 

黒歌「いいのかにゃ、ここにいても?うぅ私も離れたくないにゃ剣と一緒にいたいにゃ」

 

そう言ったら剣が手を引っ張って抱きしめてくれた

 

剣「ここにいて良いんだ黒歌もう我慢しなくていい俺がお前の居場所だから」

 

もう、だめにゃもう私は剣に飼われてしまうにゃ剣ならそれでもいいと思っちゃうけど

 

黒歌「つーるーぎーうぅぅありがとう」

 

私は剣の胸でまた泣いてしまった。もう私は我慢しない、剣が居場所を作ってくれたもう絶対に離さない

 

黒歌「剣、絶対に離れないからね」

 

 

 

 

 

 

 




次回は悪魔の駒を黒歌から解放しますFataでのあの宝具です。


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破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)

前回のあらすじ
オリ主黒歌を惚れさせた(自覚なし)


剣視点

 

どうも神平 剣です。猫又の黒歌を拾ってから1週間経過しました。

黒歌が泣きながら本音を語ってくれた次の日の朝なぜか黒歌がベットに潜り込んでいました。そのことを黒歌に聞いてみたら

 

黒歌「もう絶対に離れないにゃたとえそこがお風呂でもベット中でも」

 

と言われた。流石に風呂はやめてくれ

 

今日も今日とて添い寝状態だった、黒歌が安心するなら良いけどさ

 

剣「流石にそろそろ朝飯作らないとだから離れてくれ」

 

黒歌「しょうがないにゃあ剣のご飯のためなら仕方ないにゃ」

 

とまぁこんな感じで黒歌は俺のご飯が最優先らしい。美味しそうに食べてくれるのでこちらとしても作りがいがある

 

さて俺が今考えていることはどうにか黒歌を悪魔から解放出来ないか模索しています。

 

剣(黒歌は元々猫又の妖怪で悪魔の駒のせいで悪魔になったんだよなー・・・あれ?これもしかして破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)を使って悪魔の駒を抜き取れば解決しないか?)

 

破戒すべき全ての符は元々は令呪の契約を打ち消す能力だが悪魔の駒が令呪の契約とほぼ同じならもしかしたら・・・

 

剣「黒歌ちょっといいか?」

 

黒歌「なーに剣」

 

剣「もしかしたら悪魔の駒を抜き取ることが出来るかもしれない」

 

黒歌「・・・へ?いやいやいくら剣の能力が規格外とは言え溶け込んだ悪魔の駒を抜き取るなんで出来るわけが」

 

剣「この剣だよ」

 

と俺は破戒すべき全ての符を取り出した

 

黒歌「この歪な剣が何?まさかこの剣に悪魔の駒の契約を打ち消すことができるとかにゃ?そんな剣聞いたこともないにゃ」

 

剣「この剣は破戒すべき全ての符といってこの剣先を突き立てると契約を打ち消す効果があるんだよ」

 

黒歌「・・・・・・・・・・・・」

 

黒歌が動かなくなった。おそらく効果を聞いて驚いて混乱しているのだろう

 

黒歌「へ?・・・えぇぇぇなんでそんな物が存在してるにゃ?ほんと剣は規格外にゃ人間じゃないにゃーーー!!!」

 

失敬な俺は人間だよ

 

剣「取り敢えず試す価値はあると思う俺を信じてくれ黒歌」

 

黒歌「・・・私は剣を信じてるにゃお願いするにゃ」

 

そうして黒歌は目を閉じて俺を信じてくれた

 

剣(頼むぞ破戒すべき全ての符よ黒歌を呪いから解放してくれ)

 

剣は破戒すべき全ての符を黒歌に向けて突き立てた

 

すると破戒すべき全ての符が光を放ち黒歌からチェスのビジョップが出てきた

 

剣「黒歌どうだ?」

 

黒歌は恐る恐る目を開け出てきたチェスの駒をみて目から涙が溢れていた

 

黒歌「戻ったにゃ、猫又に戻ってるにゃ・・・・つーーるーーぎーーーーー」

 

剣「ちょま黒歌うおーあー」

 

黒歌が勢いよく俺に抱きついてきた反動で倒れてしまった

 

黒歌「本当にありがとうにゃ剣、もう一生悪魔のままかとうぅぅ」

 

剣「黒歌まってせめて起き上がってから(ちゅう)うむ」

 

黒歌がいきなりキスをしてきた

 

黒歌さん待ってそんなに長く口塞がないで死んでしまう

 

結局キスから解放されたのは1分以上たって息が絶え絶えになっていた

 

黒歌「こんなことされたらもう剣と結婚して私の全てを上げなきゃ返せないにゃ剣いますぐピーーーしよ///」

 

剣「黒歌待って俺まだ中2だからそんな事できねーよ」

 

それから黒歌の興奮状態は3時間は続いた。

 

 

 

剣「黒歌落ち着いたか?」

 

黒歌「にゃははごめんにゃ剣でも結婚もピーーーもいつでも待ってるにゃあ///」

 

剣「それは置いといて「ひどいにゃ」これからどうするんだ?」

 

黒歌「これから?」

 

剣「せっかく悪魔から猫又に戻れたんだお前の妹に会わないのか?」

 

俺は黒歌に妹のことについて聞いた、すると黒歌は少し顔を俯かせながら弱々しく

 

黒歌「それは無理にゃ、私があの子を傷つけたことには変わりないにゃ。私と一緒にいたってあの子は不幸になるだけにゃ」

 

と言ったので俺は黒歌の頬を引っ張った

 

黒歌「うにゃーーー!?つぅぎぃなんへ頬をひっぱるにゃーー」

 

剣「さっきのセリフに少しいらっとしたからね」

 

俺は黒歌の頬を離すして黒歌の目を見て言った

 

剣「確かにお前は妹を傷つけてしまったのかも知れない。でもな、その妹の傷を癒してやれるのもまた姉であるお前しか居ないんだ。喧嘩してもすれ違ったとしてもお前の妹なんだろ、だったら妹の心の支えになってやれそれでも支えきれないなら俺も支えてやる」

 

そう言ったら黒歌は顔を真っ赤にさせながら

 

黒歌「もう、本当に剣は私を何回惚れさせたら気が済むのかにゃ///やっぱり今すぐここでピーーーして既成事実を作って結婚するしかないにゃ///」

 

剣「また暴走してんじゃねーよ!とにかく次に妹に会ったら謝って仲直りしろ」

 

黒歌「剣///」

 

剣「家族の問題は、結局家族しか治せねえよ。もし俺がやれるとしたら繋ぐためのきっかけだけだ。家族から目を逸らさずちゃんと見てやれよ」なでなで

 

俺は黒歌の頭を撫でた

 

剣「さてと俺は晩飯作ってくるから少し待ってろよ」

 

剣視点終了

 

 

 

 

黒歌視点

 

もうほんとカッコよすぎだよ剣ー私がここまで好きになっちゃうなんて剣はもう今すぐにでも結婚したいピーーーもして一生剣の飼い猫として過ごしたいにゃーー私自分では自由な野良猫だと思ってたなのに剣には飼われていつまでも一緒にいたいとか思っちゃう

 

黒歌「剣///もう好きにゃあ」

 

私はもう剣が好きにゃあんなことされて落ちない女はそういないにゃ。剣はただ真剣なだけだろうけどそれでも剣にも私と同じように思って欲しいにゃ

そして私は剣の使っているベットに寝っ転がり剣の使っている布団を抱いた

 

・・・・・

 

黒歌「うぅん?ふにゃぁーいつの間にか眠ってたにゃ」

 

剣「起きたか黒歌」なでなで

 

目が覚めたら剣に頭をなでなでされていた

 

黒歌「」

 

剣「黒歌?どうした?」

 

黒歌「///」ひゅ〜ドサ

 

剣「黒歌!?!?!?」

 

剣ほんとカッコ良すぎにゃ

 

黒歌視点終了

 

 

 

 

 

 

 

 

剣視点

 

黒歌が俺のベットで気持ち良さそうに寝てたので起きるまで撫でていたら黒歌が顔を赤くさせながら倒れてしまったなぜ?

 

剣は病気並みに鈍感である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回予告

黒歌だにゃ剣はほんとカッコいいにゃこれからは剣にガンガンアタックして絶対に惚れさせてやるにゃ
これから剣は仲間達とのあーんなことやこーんがあるにゃ
でも正妻は絶対私だにゃ

次回神平家の日常お楽しみににゃ


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神平家の日常

どうも作者です前書きはここのキャラと一緒に作品について語ります

黒歌「そんなことよりさっさと私と剣のイチャイチャラブラブシーンを書くにゃ」

そんなこと言われてもこっちの作成スピードもあるしそもそもまだ剣が自覚してないし

黒歌「うるさいにゃ馬鹿作者これでもくらうにゃー--!!!」

ちょまくろぎゃあああああああ!!!

作者が死んだ
この人でなし!



剣視点

 

どうも、神平 剣です。黒歌が悪魔から解放されてから3年が経ちました。悪魔から戻ってからというものの黒歌はよく黒猫になって外出するようになりましたおそらく妹を探しているのだろう。黒歌が家に帰ってくると俺に飛びついてきます。すごく痛いのでやめていただきたいのだが黒歌は

 

黒猫「剣成分を1秒でも早く取りたいからあきらめるにゃ」

 

と言われた、剣成分ってなんだ?(鈍感)

 

そして今では黒歌の他に居候が増えました。

 

「剣、ご飯まだ?我お腹すいた」

 

剣「もうちょっと待てよオーフィス今作ってるから服を引っ張るな」

 

この腹ペコのゴスロリ少女はオーフィス。黒歌から聞いたがなんでも【無限の龍神】らしい、この世界でグレードレッドの次に強い竜神らしい。

オーフィスがこの家にいる理由は、1年前に俺はその時町で暴れていた悪魔を【仮面の剣士】として討伐していた。『お前、我と同じ、いやそれ以上の力を持ってる、静寂を得るため、我とグレードレッド、倒す』と言ってきた。

おそらく【無限の剣製】と【無限の魔力】のことだろう。

俺はオーフィスに

 

剣『静寂を得てその先に何がある?』

 

と言ったらオーフィスは首を傾げたので、オーフィスは孤独を自覚出来ていないと思い帰る場所があるのかと聞いたら

 

オーフィス『我、居場所ない、グレードレッドいる』

 

と言ってきたので『俺の家にこいお前の居場所くらい作ってやる』と言ったら家までついてきたそこで飯を食わせたら

 

オーフィス『おいしい、こんなの初めて食べた』

 

と言ったどうやら気に行ってくれたようだ。その後黒歌が帰ってきたらオーフィスにびっくりして気絶してしまった、黒歌が目覚めてからオーフィスのことを教えてくれた、なんでも【禍の団(カオスブリケード)】というテロ組織の親玉らしいオーフィスになんでそんなところにいるのか聞いたら

 

オーフィス『我の力を貸す、代わりに、グレードレッド、倒すことに協力する』

 

らしい、俺はオーフィスに『そんな口約束信じたらダメだ。そんなとこさっさと離れろ、お前の居場所はここなんだから』と言ったらオーフィスは、頷いてから家を出たその後黒歌に『バカバカバカバカ・・・・』としばらく胸を叩かれた後で1時間膝枕をさせられた。なぜ?

 

オーフィスが家から出て1日経って戻ってきた。どうやら力の一部を置いていって組織を抜けたらしい。その後すぐご飯を作って軽く歓迎会をしたらオーフィスは俺のご飯が気に入ったらしい、食べ終わった後黒歌が俺の膝でゴロゴロしていたのをオーフィスが『剣、我も、同じことを所望する』と言って黒歌をどかしてオーフィスが俺の膝で寝ころんだ、無表情だけどどうやら気に入ったようでこの後も黒歌と場所を取り合っていた。その後銀行に行ったら神様からの仕送りが300万に増えていた。どうやら家にいる人数×100万に設定されているらしい

 

そして今日も

 

黒歌「オーフィス今日は私が剣に膝枕をして貰うにゃ」

 

オーフィス「違う、今日は我、黒歌、早くどく」

 

剣「二人とも喧嘩するならもうやらんぞ」

 

黒歌「ごめんなさいにゃ!!!それだけだけはかんべんにゃー--!!!」

 

オーフィス「剣、ごめん」

 

と大体いつもこんな感じです・・・どうしてこうなった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

剣「黒歌、オーフィス明日から俺は学校だ。今日はもう寝るからゲームはほどほどにな」

 

黒歌「分かったにゃ!オーフィス今日は私が勝つにゃ!」

 

オーフィス「ん、受けて立つ」

 

二人の仲も良好だ最近はよくゲームで勝負している平和だねぇ、俺はそう思いながら自分のベットで寝た・・・・・・・はずなんだけどなー

 

 

 

 

黒歌「んんー剣もっと私を」zzz

 

オーフィス「剣、ご飯」zzz

 

俺のベットに二人とももぐりこんでいた、黒歌は裸で今更だけど言わせて欲しい

 

 

 

どうしてこうなった!!!!!!

剣視点終了

 

 

 

 

 

 

 




皆さん見てくださりありがとうございます作者です。

え?前書きで死んだじゃないかって?そりゃ作者はギャグ補正で何とでもなりまっす

実際あのFateの全身青タイツの槍使いも同じことしてたじゃないですか

皆さんに聞きたいのですがこの後本格的に原作が開始しますが読者の中にはFateのキャラを出して欲しい人はいますか?もしいるならコメントしてくださいもし出して欲しい人が多いなら検討してみます

初心者ですので至らない点が多数あるかもしれませんが今後もこの作品の応援よろしくお願いします


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旧校舎のディアボロス
駒王学園の頼れるお兄様


どうも作者です。ついに本編開始です。基本オリ主が無双状態です、苦手な方はブラウザバックをそれでも言い方は軽い気持ちで見てくれると幸いです。

オーフィス「作者、さっさと始める」

オーフィスさん!!!そんなの当たったら死んでしまいます

黒歌「どうせギャグ補正で死なないにゃ、オーフィスやってやるにゃ」

オーフィス「わかった」

いくらギャグ補正でも死ぬほどいたいからやめてあああああああああああ

作者が死んだ!
この人でなし!


剣視点

 

駒王学園に入学してから早くも二年、ここまで特に問題もなく平和に暮らしていた。

強いてあげるなら学園内に悪魔が3名、新しく新入生に1名と旧校舎の結界内に1名に居る事と、生徒会メンバーは全員悪魔で、学園の変態が三匹居る事ぐらいだ、悪魔たちは、特に何もしていないため放置しているが変態はそうも言っとれん、他人に多大なる迷惑をかけなおかつ反省する気が無いので俺は変態三匹がのぞきなどの変態行為をして逃げているところをよく捕まえては女子生徒に引き渡している。

そういうことをしていたら、いつの間にかこの学園で『学園の頼れるお兄様』と呼ばれるようになった。(俺はそう呼ばれることにはもう慣れた)あと、勉学など悩んでいる人の相談を受けそれを解決していたら男子からは『兄貴』と慕われるようになっていた。(もう慣れた)

中には、上級生である三年生からも言われるのだが、あなたたちは年上なのだから下級生をそう呼んじゃダメでしょと、思っている。

 

今は昼休み、俺はいつもの屋上で自分で作った弁当を食べようとしていた。

 

???「...あの」

 

剣「どうした?てか誰?」

 

声がする方向を見たら小柄で俺と同じ白髪の美少女がいた。・・・この子どこか黒歌の面影があるな

 

小猫「...塔城 小猫、一年です。隣、座ってもいいですか」

 

剣「かまわないよ、座りたいならどうぞ」

 

そういうと一例してから搭城は隣に座った、・・・なんか近くね?

 

小猫「...名前は?」

 

剣「ん?俺は、神平 剣二年だ、よろしく塔城」

 

小猫「...よろしくです。神平先輩、あと小猫でいいです。」

 

剣「そうか?なら俺も剣でいいよ小猫」

 

小猫「...わかりました、剣先輩」

 

剣「.........」

 

小猫「.........」

 

沈黙が続いたので、俺は弁当を食べ始めたすると小猫が

 

小猫「...じ~~~~~~~」

 

俺の弁当を凝視していた、小猫・・・この子見た目に反して図々しいな

 

剣「小猫?欲しいのか?」

 

と言ったら小猫は少し顔を赤くして

 

小猫「...いえ、そんなことないです///」

 

と言ってるがその時も弁当を見てますが

 

剣「ほら、小猫」

 

小猫「...ほんとにいらないです」

 

剣「いや、これは俺が食べてもらいたいんだ、これ俺が作ったやつだから正直な感想がほしくてな」

 

と小猫が食べやすくするため俺が食べてほしいと言ったら

 

小猫「...そういうことなら、ありがたくいただくます」

 

と少し嬉しそうに言っていたそして小猫が俺の弁当を食べたら小猫が

 

小猫「...ふにゃあぁぁぁぁ////」

 

小猫の顔が幸せそうにふやけた

 

小猫「...///美味しいです、これほんとに先輩が作ったのですか?」

 

剣「料理は、俺の趣味の1つだからな」

 

小猫「...趣味の範囲じゃないですよ、プロレベルじゃないですか」

 

剣「うれしいこと言ってくれるね」なでなで

 

俺は、いつも黒歌にしているように頭をなでていた

 

小猫「...///先輩いきなり頭をなでないでください///」

 

剣「あ、悪い悪い、ついいつもの癖で」

 

俺は小猫の頭から手をどけたそしたら小猫が

 

小猫「...びっくりしただけです。ただ...もう少しなでてください///」

 

と小猫は俺の手を自分の頭にのせた。俺はしばらく黙って小猫の頭をなでたら小猫は、少し顔を赤くしていたが気持ちよさそうの目を細めて猫のように喉をゴロゴロ鳴らしていた。

 

 

 

 

10分後

 

剣「もういいか?」

 

小猫「...はい///もう大丈夫です///」

 

小猫の顔は真っ赤だけどどこか満足げだった。

 

小猫「...すみません。初めてあったのにこんな甘えるような」

 

剣「いいよ可愛い後輩の頼みだ。甘えられるくらいなんでもないさ」

 

小猫「...///剣先輩はあったかいですそれに匂いが黒歌姉様に....

 

剣「・・・さて俺は、そろそろ戻るよ」

 

俺は立ち上がって屋上から出ようとした・・・そしたら小猫が俺の服を掴んだ

 

剣「どうした?小猫?」

 

小猫は少しうつむいてから

 

小猫「...また、来てもいいですか?」

 

と言ってこちらの顔を見ていた小猫に

 

剣「いつでも来ていいよ小猫」

 

俺は小猫の頭をなでた

 

剣「またな、小猫」

 

小猫「...///はい、またです、剣先輩///」

 

俺はそう言って屋上を出た。

 

剣視点終了

 

 

 

 

小猫視点

 

今日不思議な先輩に出会った。

最初は剣先輩から黒歌姉様の匂いがして気になって声をかけたのが始まりだった。

その後剣先輩のお弁当につい目が行ってしまった。

剣先輩はそんな目線に気づいてわざわざ自分が食べてほしいからと言って私が食べやすいように言ってくれた。お弁当は、体が悶えてしまうほど美味しかった。

私がお弁当を誉めたら剣先輩は頭をなでていた。最初はびっくりしたけど剣先輩の手はあたたかくてなぜか安心してしまった。...今思うとすごく恥ずかしい気持ちになって剣先輩が行ってからしばらく悶えていた。

剣先輩が立ち上がってその場から離れようとしたらつい先輩の服を掴んでしまった。

そしたら剣先輩が『いつでも来ていいよ』と言って頭をなでてからその場を去った。

 

小猫「...また頭なでてください、剣先輩///」

 

私はそうつぶやいてしまった

 

小猫視点終了

 

 

 

 

剣視点

 

俺は小猫のことを考えていた。小猫の気配が黒歌がまだ悪魔だった時の猫又と悪魔が混ざった気配にそっくりだった。

おそらく小猫は黒歌の探している妹白音だろうと俺は考えていた。

 

剣(後はどうやって小猫と黒歌を和解させるかだよな。)

 

俺がそう考えていた時女子生徒の怒声が聞こえてきた。

 

「待ちなさい!兵藤ー!」

 

「また覗きをしたわね!この変態三人組!」

 

俺はため息を吐きながら声のするところに向かった。

 

剣視点終了

 

 

 

 

 

 

 

一誠視点

 

俺は今、生命の危機に陥っている。それは、

 

「待ちなさい!兵藤ー!」

 

「また覗きをしたわね!この変態三人組!」

 

竹刀を持って走ってくる女子と鬼ごっこをしているのだ!

いや、あれは洒落にならねぇ!捕まったら死ぬ!

 

「おい兵藤!お前のご指名だぞ!」

 

「良かったじゃねーか!早く行ってこいよ!」

 

一誠「てめぇらふざけんな!あれは女子じゃねぇ!鬼だ!」

 

松田と元浜の言葉に俺はそう言う。

俺たちがここまで追いかけられている理由。

それは俺たちがさっきまで女子の着替えを覗いていたからだ。

俺たちは元々ハーレムを作るために四大大学レベルじゃね?と言うような入試をくぐり抜けてこの学園に入ったのだが、モテない。

まったくモテない!

その事を嘆いて後俺たちは、もう覗きをするしかないと思い1年生のころからこの恐怖の鬼ごっこを繰り返している。

だって仕方ないじゃん!モテないんだから!この思春期の性欲をどこで発散すればいいんだよ。

 

そして俺たちは、あいつが来る前に逃げ切らないと死ぬと思っていたら、いきなり俺たちの体に鎖が巻かれた、もう魔王が来やがった。

 

松田「くそ、もう魔王が来たかぁぁぁぁ!?」

 

元浜「くそ、魔王め俺たちのハーレム計画の邪魔をする気かぁぁぁぁ!?」

 

一誠「あのくそイケメン魔王め。つかまってしまったが、今日という今日は目にもの見せてやるぅぅぅぅ!?」

 

俺たち三人は魔王に立ち向かおうとしたが鎖で振り回されて捕まった。

 

変態三人組「ぐえぇー-」

 

剣「まったくまた覗きをしたのか三馬鹿」

 

そう言って俺たちを捕らえたのは。神平 剣、俺たちと同じクラスで『学園の頼れるお兄様』と呼ばれている白髪オッドアイのイケメン野郎だ。

あの入学入試をすべて満点で主席合格。そしてここまで全てのテストでオール満点の天才バケモンだ、それに運動神経も抜群で性格は面倒見がいいと正に非の打ちどころのない怪物イケメンだ。

こいつは、俺たちの最大の敵だ。

いつも俺たちの邪魔をしてくる。

 

一誠「何で毎回毎回邪魔するんだよ剣!!!」

 

剣「当たり前だ!前々から言っているがお前らがやっていることは、普通に犯罪だ!」

 

一誠「仕方ないじゃん!そうでもしないとこの内から出る性欲が収まらないんだよ!」

 

松田「お前はイケメンだから俺たちの苦労が分からないんだ!!」

 

元浜「大体お前には関係ないだろ!!」

 

剣「俺は生徒会や他の女子たちから、お前らを捕まえてくれと頼まれているんだ!」

 

一誠「くそイケメンめ、てかその鎖はどこから出した!!」

 

剣「お前たちをいつでも捕まえれるように生徒会長に許可をもらっている。てことでこの馬鹿どもの事、後はよろしく」

 

そう答える剣、・・・ん?後はよろしく?

 

「ありがとうございますお兄様」

 

「ほんとこの変態たちもお兄様を見習ってほしいわ」

 

ハッ!!俺たちは後ろを振り向いた、そこにはさっきまで俺たちを追いかけてきた女子に剣が鎖を渡していた。

女子たちは剣から鎖を受け取ってからこちらを鬼のように見ていた。

 

「流石お兄様かっこいいわ。それに比べてあんた達と来たら・・・覚悟は良いかしら」

 

その言葉を最後に俺たちの意識は途切れた。

いつか目にもの見せてやるぞ!!!!!!剣ぃぃぃ!!!!!

 

一誠視点終了

 

 

 

 

剣視点

 

放課後俺は晩飯を作るため家に帰ろうとしていたら変態三人が、

 

変態三人「今日はよくもやってくれたな魔王め、これでもくらえー!!!」

 

と、変態三人に襲いかかれたが、俺はそれをよけ変態どもの腹に一撃喰らわせた

 

変態三人「ぐはぁ」

 

剣「お前らじゃ勝てねえよじゃあな」

 

俺は変態どもをいなしてから帰宅した。

 

 

剣「ただいま」

 

黒歌「おかえりにゃ剣、ギュー」

 

帰ってきたらいの一番に黒歌に抱きつかれる、もういつもの事である。

 

黒歌「にゃ?剣から微かに白音の匂いが?」

 

剣「あーお前の妹が俺の学校に多分いたぞ」

 

黒歌「にゃ!?本当かにゃ剣」

 

剣「多分な、その子の気配が悪魔だった頃のお前によく似ていたよ」

 

黒歌「そうかにゃ、白音が剣の学校に」

 

剣「おそらくお前の匂いに気づいたんだろう。いきなり話しかけられて距離も近かったからな」

 

そう言うと黒歌は離れて俺をじーと見た

 

黒歌「剣のことだにゃ私と白音を合わせようとしてるにゃ?」

 

剣「まーそうだな、ある程度の策はあるし会わせることは出来ると思うぞ」

 

黒歌「にゃあ流石剣にゃ戦略や知力じゃ私も勝てないにゃー」

 

剣「ま、覚悟はしとけよ。すぐに仲直りさせてやるさ」

 

俺は黒歌にそう言い頭を撫でた

 

黒歌「ふにゃーーー///剣はずるいにゃ///」

 

黒歌を撫でているといつの間にかオーフィスが

 

オーフィス「剣、我、お腹すいた、早く作る」

 

と言って抱きついた最近オーフィスもよく俺に抱きつくようになった

 

剣「分かったから今から作るから離れてくれ」

 

オーフィス「それは拒否、剣、あたたかい」

 

剣「そうですか」

 

俺は黒歌とオーフィスに抱きつかれたまま料理をした、やりずらい。

 

 

 

ご飯を食べ終わると黒歌とオーフィスにソファーまで引っ張られ座らされた

 

黒歌「ご飯の後は剣の膝枕にゃ」

 

オーフィス「剣、膝枕、早く」

 

剣「分かった分かった。でも少しまってくれ風呂掃除してからな」

 

黒歌「お風呂はもう私が洗ったにゃ」

 

剣「はは、それなら仕方ないな」

 

オーフィス「ん、早くやる」

 

俺は黒歌とオーフィスの頭を膝にのせ頭を撫でた。黒歌は猫のように喉をゴロゴロ鳴らしながら、オーフィスは表情には出てないが嬉しそうにしている。

 

剣(俺に出来るのは黒歌と小猫を繋ぐきっかけしか出来ない。その後はお前しだいだぞ黒歌)

 

剣視点終了




黒歌「今回は作者がまだ戻って来てないから私が代理にゃ」

今回は私のかわいい妹白音と剣の出会いと変態赤龍帝兵藤 一誠と剣のシーンにゃ

剣の優しさとぬくもりを味わって白音もすでに魅了されてるにゃ私の妹だから好きになる人が一緒でも構わないにゃむしろ姉妹丼で剣にせまるにゃ。

変態赤龍帝は相変わらずにゃ剣に鎖で捕まるにゃんてなんてご褒美にゃ私も剣に鎖で巻かれて無理やり・・・にゃあ///剣ダメにゃそんな強引にもっとやってにゃ///

オーフィス「黒歌、なにしてるの?」

おっと脳内トリップしてたにゃ

次回仮面の剣士にゃ


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仮面の剣士

どうも作者です。前回は、ほんと死にかけたよ流石オーフィス【無限の龍神】

前書きのネタ切れ半端ない。

ちなみに剣の仮面の剣士の時の服装は英霊エミヤの赤い服が黒くなっただけです


剣視点

昨日、黒歌の妹であろう小猫と出会った。

【無限の魔力】を持っている俺は魔力のサーチをよく使っている。

まあ、主にこの町でよく馬鹿な事をしている悪魔や堕天使とかを探して退治している副産物的な能力だけど

【無限の魔力】は、単純に魔力がどれだけ使っても魔力切れが起きないだけで(それでもチートだと思う)使い方や魔力を使いこなすのは、自分の技量の問題なのでこの世界に来てからは、魔力を一定量の放出と結界での魔力の抑え込みを同時にやる事で魔力の質量の増幅に悪魔や堕天使にばれずに修業が出来ている。

そのため俺は、魔力による身体能力の強化や結界による防御、そして魔力を感じさせずに町全体をサーチする事ができる。

言うなら魔力と言う燃料がどれだけあっても魔力を出す蛇口が無ければ意味がないのだそれどころか魔力が多すぎて無理やり使うと暴発してしまう可能性があるため俺は、基本戦う時は、あまり感情を上げないようにコントロールしているこれには相当苦労した。

その話は取り合えず置いといて黒歌と小猫を和解させる策はいくつかあるが、1番安全な方法で行ければいいが。

 

そして今日、俺は、変態三人馬鹿である兵藤に絡まれていた。

 

一誠「ぐふふ、剣よ俺は、ついに念願の彼女ができたぞ」

 

俺が教室に入ると兵藤が自慢げにそう言ってきたので

 

剣「そうか、よかったな(棒)」

 

俺は、兵藤を受け流し自分の机に座った。

 

一誠「おい剣何で興味なさげにスルーしてるんだよ、驚けよ俺に彼女が出来たんだぞ」

 

剣「そりゃ興味無いからな(それに恐らくこいつの中にある神器を狙ったやつが告白して不意をついて殺すとかだろうしな)」

 

俺はこいつの中に神器が眠っていることは初めて会った時から知っているサーチが得意な俺にはバレバレである

 

剣「それで?いつであったんだ?」

 

一誠「???いつって昨日彼女からいきなり告白されたんだ」

 

はい、ほぼ確定だ。てかこいつ何でそんな怪しすぎる手に引っかかってるんだ?馬鹿だからか(自己完結)

 

一誠「それに日曜日に早速彼女からデートのお誘いがあってな」

 

ほおぅなかなか実行が早いな

 

剣「そうか、まぁ精々刺されないようにな」

 

一誠「何言ってんだ?彼女に刺されるわけないだろ?」

 

はぁー仕方ないこの馬鹿でもこの町の人間だ、仮面の剣士として助けない訳には行かないよな。

 

 

 

 

 

 

 

昼休み

 

今日も屋上に来ていた。そしたらすぐに小猫が来た。

 

小猫「...どうもです剣先輩」

 

剣「よう小猫今日も俺の弁当がほしくなったか?」

 

小猫「...剣先輩」

 

小猫が俺をじっと見て頬を膨らませていた。どうやら俺の発言が気に入らなかったようだ

 

剣「あはは冗談だよ」

 

小猫「...先輩は意外と意地悪です」

 

小猫がそっぽ向いてしまった

 

剣「ごめんごめん」

 

小猫「...許してほしければ先輩のおかずを下さい」

 

やはり食べたいようだ

 

剣「そう言うと思って小猫これ」

 

小猫「これは?」

 

剣「小猫の分の弁当だ。小猫自身の分もあるから少し少なめに持ってきた」

 

すると小猫は嬉しそうに弁当を見ていた。

 

小猫「...いいんですか?」

 

剣「元々小猫に食べてもらうためだから気にせず食え」

 

と言うと小猫は、とてもいい顔で俺の弁当を食べていた、うれしいねー

 

 

 

 

 

昼食を終えて屋上の風が気持ちいいと思っていると小猫が服を引っ張ていた

 

剣「どうした?小猫」

 

と聞いてみたがしばらく小猫がもじもじした後

 

小猫「...失礼します///...」

 

小猫が俺の膝に乗ってきた

 

剣「ほんとどうした?小猫?」

 

小猫「...先輩があったかいのでしばらくこのままでいいですか?」

 

と言ってきた。

 

剣「甘えたければ勝手にどうぞ。俺はそれに対応するだけだ」

 

小猫「...では、勝手に甘えます。」

 

そして小猫は、俺の体にもたれかかり俺の手を自分の頭に乗せたので俺は小猫の頭を撫でると小猫は、猫のようにゴロゴロ喉を鳴らした。さすが姉妹甘えた黒歌にそっくりだ。

そしたら小猫が突然小さな声で「黒歌姉様」と言っていたので俺はこれはチャンスだと思った

 

剣「お姉さんがいるのか?」

 

小猫「...すみませんつい出てしまいました。先輩が姉様に少し重なってしまって」

 

剣「それが俺に甘える理由かい」

 

小猫「...そうですね」

 

剣「ま、他人だからこそ言えることもあるだろう」

 

小猫「...そうですね、先輩になら...私には姉様がいました」

 

剣「いましたてことは、今は離れているのか」

 

小猫「...鋭いですね先輩、そうです姉様は私が小さいころ突然私を置いていったんです」

 

あーやっぱ小猫は、そうとらえてるのか

 

剣「何か、理由は知っているか?」

 

小猫「え?」

 

あーそういうことね小猫は黒歌に置いてかれたことしかわかってない、いや考えれないぐらい考えが凝り固まってるのか。

 

剣「いや、最初から小猫に嫌悪感があったんならそれは恨んでも仕方ないが、突然捨てられたのなら何かそうしなければいけない理由があると思ってね。小猫の悲しみ事態を否定はしないけど理由もわからないのに姉を恨むのは早計じゃないかと思ってな」

 

小猫「...」

 

小猫は、驚いた顔をして俺の方を向いていた。

 

剣「なあ小猫お前の姉は小猫を置いて行った時どんな表情をしていた?」

 

小猫「...姉様の表情,,,」

 

小猫はその時の黒歌の表情より恐怖の方を思い出しているのだろう体が震えていた

 

剣「大丈夫だよ小猫、俺がついている」

 

俺は、小猫を優しく抱きしめた。しばらくすると小猫の震えが止まり言葉が出た。

 

小猫「...姉様は悲しそうな表情をしてました」

 

そう小猫が答えた

 

剣「悲しそうな表情か・・・なら答えはそこにあるんじゃないかな」

 

と俺は小猫にヒントを与えた。すると小猫は1つの答えに辿り着いた

 

小猫「...確かに姉様は何か焦っていた。まるで無理矢理にでも...まさか、姉様はもしかして私を逃がそうと」

 

小猫の言葉から答えが出た。俺は小猫の頭をやさしく撫でた

 

剣「小猫、人が人を捨てる時、人の表情で相手がどういう事を考えているのかある程度分かるんだ、無表情は関心がない。怒りは邪魔。そして悲しみや後悔の時」

 

俺は、小猫の目を見ていった

 

剣「この時は、力及ばずそれ以外の選択ができなかった時だ」

 

俺がそういうと、小猫の体が震えだし涙がどんどんあふれていた

 

小猫「姉様...うう姉様」

 

剣「小猫泣いてもいい怯えてもいい、けど考える事だけはやめるな、けど今はここには俺しかいない。小猫の気持ちぐらい俺がうけとめてやる」

 

俺の言葉が小猫の今までの感情を吹き飛ばし小猫は俺に抱き着いて泣いた

 

小猫「姉様・・・うわぁぁー---ん」

 

おそらく今まで抑え込んだ感情が一気にあふれ出た、全くあいつは小猫をこんなになるまで放置をしていたのか、俺はこっそり音を遮断する結界を張った。せめてこの子の泣き声だけは守りたかったから

 

剣視点終了

 

 

 

 

 

 

小猫視点

 

私は泣いた。今まで我慢していた悲しみや恨みしかなかった心を剣先輩がほどいてくれた。私は今まで自分のことしか考えていなかった。姉様の気持ちなんて考えてもいなかった。

それをこの先輩はきづかせてくれた。

この先輩は恐ろしいくらい鋭いそして誰よりも優しかった。

 

小猫「...すみませんもう大丈夫です」

 

私がそう言って先輩から離れると

 

剣「小猫。捨てられる悲しみは小猫自身しかわからない、けど置いていかないといけない気持ちを知っているのもまた君のお姉さんしか知らない、なら次に会った時その時聞いてみたらいい。その後置いていったお姉さんを1発殴っても問題ないだろう、少なくとも姉の気持ちまで勝手に考えてもそれは悪循環するだけなんだから」

 

ああ、この先輩は私が一番欲しい言葉をくれる・・・先輩のあたたかさに触れると心が私の体があつくなる。この気持ちは何だろう?

でも今は

 

小猫「...先輩もう少しこのままでいていいですか」

 

もう少し先輩のあたたかさに甘えたい

 

剣「小猫の気が済むまで」

 

ああ、やっぱりこの先輩は、あたたかい

 

小猫視点終了

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

剣視点

 

小猫の抱擁は昼休みギリギリまで続いた。

小猫はその後俺に一礼をしてから立ち上がり、俺たちは自分たちの教室に戻り授業を受けた。その後俺は帰りの買い物をしてから家に帰った。

 

剣「ただいま」

 

黒歌「おかえりにゃ剣」

 

黒歌がいつものように抱きつこうとしたが俺はそれを止めて

 

剣「黒歌ちょっと俺の部屋までこい」

 

黒歌「え!?、ま、まさかついに剣が私の体を求め「そうじゃない」いいきる前に否定するにゃ!!」

 

剣「お前の妹白音の事だ」

 

俺がそういうと黒歌は真面目な顔になった

 

黒歌「わかったにゃ」

 

俺と黒歌は俺の部屋に入った後白音の気持ちを黒歌に話した

 

黒歌「そうかにゃやっぱり白音は、私を恨んで」

 

剣「今までは、な」

 

黒歌「どういうことにゃ?」

 

剣「白音が黒歌を恨んでいたのは黒歌に捨てられたこと、だけどそこで立ち止まっていたから白音をその先に行くヒントを俺が与えた」

 

黒歌「???」

 

黒歌は首をかしげていた

 

剣「簡単に言うと黒歌がなぜ置いて行ったのかその理由と黒歌の気持ちまでは考えていなかった。だから俺は白音の言葉のみで黒歌の置いて行った理由と黒歌のその時の表情について考えさせた」

 

そういうと黒歌はしばらくかたまっていた。

しばらくすると

 

黒歌「え?それってまさか!?」

 

剣「まあ言ってしまえば、白音に黒歌の置いて行った時の表情を思い出させてそこから黒歌は理由もなく捨てるような身勝手な姉じゃないでしょ。て白音に考えることをさせた、答え自体にきづいたのは白音自身だ」

 

黒歌「・・・ほんと剣の観察眼と頭の回転は化け物レベルにゃ」

 

失敬な元々人間は考える生き物なんだよ

 

剣「まあ、取り合えず白音と黒歌を会わせる下準備はできた。後は俺が白音をこの家に連れてくるからお前が白音に本当のことを言って白音が受け止められたら問題ない」

 

黒歌「・・・先の先まで読みすきて怖いにゃ」

 

まあそれが俺と言う人間だからね

 

剣「取り合えずそのことは俺に任せてくれ。お前は白音を向かえ入れる覚悟とぶっ飛ばされる覚悟を持っとけ」

 

黒歌「分かったにゃ!・・・にゃ?ぶっ飛ばされる覚悟?」

 

剣「まあ、理由が何であれ白音を妹を置いて行った事だけは変わらない事実だからな。1発は覚悟しておけ」

 

黒歌は少し嫌な顔をする。こればっかりはどうしようもない事実なのだから

 

黒歌「うう、分かったにゃ」

 

黒歌は覚悟が決まったようだ

 

剣「よし、この話はここで終わりだ。早く飯を作らないとオーフィスがきれるぞ」

 

黒歌「それもそうにゃ早く作るにゃ剣ありがとにゃ剣・・・大好きにゃ///

 

剣「ん?なんか言ったか?」

 

黒歌「(鈍感)なんでもないにゃ」

 

???変な黒歌???

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして日曜日

さてとあの馬鹿を救いますか

俺は、いつもの黒いコートに着替えた

 

剣視点終了

 

 

 

 

 

 

一誠視点

 

日曜日の夕方

 

今日は彼女の天野 夕麻ちゃんとデートをした

その後夕麻ちゃんと公園に来ていた。

 

夕麻「ねぇ、一誠くん。お願いがあるの///」

 

顔を赤く染めた夕麻ちゃんが俺を見ながらそう言った。

 

一誠(こ、この展開は・・・も、もしかしてキ、キス!?)

 

俺は目を閉じて夕麻ちゃんのキスを待っていた。

 

夕麻「死んでくれないかな?」

 

俺は、夕麻ちゃんの一言が受け入れられなかった。

 

一誠「え?もう1度言ってくれないかな?何かの聞き間違いみたいだから」

 

俺は、夕麻ちゃんを信じたかった聞き間違いを期待して

 

夕麻「死んでくれないかな?」

 

聞き間違いじゃなかった。彼女の背中から黒い翼が生えた!?そして夕麻ちゃんはデートの時とはまったく違う雰囲気で冷たく言い放つ。

 

夕麻?「楽しかったわ、あなたと過ごした日々。まるで初々しい子供のままごとに付き合えた感じだったわよ」

 

彼女がそう言い、手には光の槍を成形すると俺にそれを投げた。

 

キィーーーン

 

その時なにか金属がぶつかるような音が聞こえた

 

俺は目を開けるとそこには黒と白双剣を持った仮面の男が立っていた。

 

剣「ようやく正体を現したな堕天使」

 

堕天使?「貴様は何者だ!!」

 

剣「この町で厄介ごとを引き起こそうとしているのに、俺の事知らないとかリサーチ不足なんじゃね?」

 

堕天使?「ま、まさかお前は仮面の剣士!?」

 

剣「ご名答本来ならここでお前を殺すところだが・・・ここの管理者を自称するわがまま悪魔さんが見ているみたいなんで殺さないでやるから手を引け」

 

仮面の男がそう言うと夕麻ちゃんが顔を青ざめていた

 

堕天使?「・・・わかったわ。命拾いしたわね一誠くん。じゃあね」

 

そういうと夕麻ちゃんは、光に包まれて消えた

 

剣「さてと俺もあいつがここに来る前に帰りますか「待ちなさい」チッ」

 

俺は声のする方向を見るとそこには駒王学園の二大お姉様の一人である三年生のリアス・グレモリー先輩が居るではないか

 

リアス「仮面の剣士ね。話を聞きたいからご同行を願おうかしら」

 

剣「はぁー俺はその自分が世界の中心の存在だ、て言うお前の態度ほんと気に食わない」

 

リアス「な!、なんですって!」

 

リアス先輩ほどの美貌の持ち主ならそれこそ世界の中心な存在じゃないのか?

 

剣「悪いがお前のような口だけの無能に話すことなんてないからね」

 

そういうと仮面の男は一瞬で消えた

 

・・・俺これからどうなるんだろう

ここで俺の意識は途切れた

 

 

 

 

そして俺が目が覚めると俺はベットで寝ていた俺は夢かと思い起きようとした。

 

兵藤(あれ?なんだ?この柔らかくていつまでもつかんでいられるものは)

 

俺は、横を向いたそこには、裸で寝ているリアス先輩のおっぱいを鷲掴みしている俺の手があった

 

兵藤(こ、これは、この感触はおおおっぱぱぱぱ)プシュー

 

俺はまた気絶した。おっぱい最高

 

一誠視点終了




今回は剣の普段の日程を書いときます

AM4:00起床

AM6:00までに弁当と朝飯を同時並行で調理

AM6:30に黒歌。オーフィスを起こし朝飯

AM8:00までに家の家事すべて終わらせ学校へ

PM0:20に屋上で昼飯(最近は小猫と過ごしている)

PM3:30学校から帰宅する前に買い物

PM4:30家に帰宅

PM6:00までに家事を終わらせる

PM7:00までに晩飯を作る

PM9:00まで黒歌、オーフィスと遊ぶ(主に二人が剣に甘えてる)

PM9:00から修業

PM11:00に風呂

AM0:00から朝飯、弁当の下ごしらえ

AM2;00就寝

これが剣の基本的な1日である
なおこの中で悪魔や堕天使などが現れた場合仮面の剣士として様子を見て町の住民に被害がおよぶ場合これを処理する。

怪物すぎる

なお剣の寿命は、【無限の魔力】の効果で不老不死(寿命のみ)であるが剣はまだ知らない。


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聖女と約束の旗印

どうも作者です

Fateキャラを出すことにしました、アーシアを助けてから少しオリジナルの番外編を書いてからFateキャラを出します。

よろしくお願いいたします。


剣視点

 

どうも、神平 剣です。昨日仮面の剣士として変態を堕天使から救いました、今日の学校は一段と騒がしかった。どうやら『学園の二大お姉様』の1人のリアス・グレモリーが変態三人組の1人兵藤 一誠と一緒に登校してきたらしい

 

剣(俺からするとグレモリーは見てくれだけでそこまで魅力を感じないが)

 

今日教室に入ると変態兵藤から

 

一誠「おい、剣。お前は俺の彼女の事覚えているよな!!」

 

と、言ってきたおそらく昨日の堕天使が記憶の改変でもしたんだろう、それなら

 

剣「知らねーよ、てか彼女が欲しいなら変態行為をやめろ」

 

俺は知らないふりをした。

 

一誠「剣もかよ、どうなってるんだ?」

 

兵藤は、暗い顔をしながら去っていった

 

剣(まぁ兵藤の頭じゃ今回の出来事が処理できないんだろうな)

 

そう考えながら俺はグレモリーと登校していたことを自慢しだした兵藤をスルーして授業の準備をした。

 

 

 

昼休憩

 

俺は、いつものように昼飯を屋上で食べようと椅子から立ち上がろうとした、そしたら教室のドアが開いたそしたら

 

小猫「...剣先輩、お弁当一緒に食べましょう」

 

小猫が俺を呼びに来た。

俺はいいのだが、小猫は『学園のマスコット』と呼ばれる人気な子だ。

そんな子にいきなり俺の名前を、しかも昼飯のお誘いとくれば教室はしばらくシーンと固まっていたがすぐに

 

「な、あの学園のマスコットである小猫ちゃんが剣の名前を!?!?しかも昼食のお誘いだと!!!!」

 

「嘘だ!!!あの誰にも関心が無く誰も寄り付かせなかった小猫ちゃんが!?!?」

 

「しかも、よりにもよって剣かよ!このイケメンめー---!」

 

「そんな、私たちのお兄様が!!」

 

「お兄様×木場くんの完璧な方程式が崩れちゃう!」

 

「夢なら覚めて!!!」

 

このようにクラス全体が阿鼻叫喚のカオスな状態になってしまった。

あと、俺はホモじゃないぞ腐女子ども、木場のことはほとんど知らんし。

そして当然とも言っていいぐらい変態三人組が突っかかってきた

 

一誠「剣!!、てめぇ小猫ちゃんまでその毒牙にかけようとするのか!」

 

松田「そうだぞこのイケメンくそ野郎どうやって小猫ちゃんを攻略した!!!」

 

剣「んなこと言われても、てか攻略てなんのだよ、俺は小猫と飯を食いに行ってるだけだ」

 

元浜「このくそイケメンめ!!俺のマイ・エンジェルである小猫ちゃんと飯を食べに行くだけでも難しいんだよ!!!こうなったら、小猫ちゃん俺と一緒に食べませんか!?」

 

小猫「...嫌です」

 

小猫は、拒否したうえに俺の背中に避難した。

 

元浜「ガハァ!!!!」

 

一誠、松田「「元浜!!!!」」

 

変態が1匹死んだ。

 

俺はこのカオスな空間からさっさと出ようとして小猫と屋上に向かった

 

 

 

 

剣「はぁ、ただ後輩と飯を食いに行くだけなのになんでこんなに騒がれなきゃならん」

 

小猫「...知りません」

 

俺は、いつもの弁当を小猫に渡した

 

小猫「...ありがとうございます」

 

俺は、すぐに座って弁当を食べようとしたら小猫が俺の膝の上に座った

 

剣「...小猫、弁当が食いづらいんだが?」

 

小猫「...ダメですか?」

 

小猫はこっちを向いて俺をじっと見ていた。

 

剣「...甘えるなら弁当食い終わってから甘えてくれ」

 

小猫「...わかりました」

 

小猫は、俺の膝から降りて隣に座った。・・・なんか近くね?ほぼくっついているんですが?

まぁ、いいけど

 

俺たちは、弁当を食べ終えたら、小猫が膝に乗ってきた。

しばらく小猫が甘えてきたので俺は、小猫の頭を撫でた。おそらくこの前の小猫を精神的に前に向けさせたことで小猫の甘えん坊のところが出てきているのだろう。

しばらく、この状態が続いていたがそろそろ教室に戻らないとな。

 

剣「小猫、そろそろ戻らないと」

 

小猫「...もうですか」

 

明らかに小猫が落ち込んでいた。すごくわかりやすい。

 

剣「小猫、これをあげるから戻ろう?」

 

小猫「...これは?」

 

剣「小猫に作ってきたお菓子だ」

 

小猫「にゃ!!先輩が作ったお菓子!!」

 

小猫がすごい勢いでそう言ってきた。まぁ、ことの発端が黒歌とオーフィスが

 

黒歌『剣のお菓子がたべたいにゃ!!!』

 

オーフィス『剣、お菓子、作る、我、食べたい』

 

と、おねだりされて、それなら小猫にも作ってきてあげようと言う思考になった。

 

剣「小猫は、オカルト研究部だろ、そこなら気にせず食べれるだろう」

 

小猫「...先輩に私の部活教えましたっけ?」

 

剣「いや、ただ、あそこにいる部員はなにかと目立つからね。知っているだけ」

 

小猫「...それもそうですね、では、ありがたくいただきます」

 

小猫がお菓子を受け取ると嬉しそうに顔がふやけていた。

ちなみにお菓子は、きちんと冷やして持ってきた羊羹だ黒歌が『和菓子がいいにゃ!』と言われたからだ。

 

剣「じゃあ戻るか」

 

小猫「...はい」

 

俺たちは、自分たちの教室に戻った。

戻ったとたん

 

変態三人組「「「貴様、小猫ちゃんと一緒にお昼なんて羨ましいぞ、くらえイケメン」」」

 

剣「うるさい、黙れ」

 

変態三人組「グゥフゥー!!」

 

俺は、変態どもに腹パンを食らわせてから自分の席に座った。

 

さてと、ちょうどいいところにはぐれ悪魔が出てきたな。しばらく殺しはしないが、人は殺させんぞ。

 

剣視点終了

 

 

 

 

 

 

一誠視点

放課後

 

くそ、剣めまだ、まだ腹パンのダメージが・・・それよりもリアス先輩が使いを出すって言っていたないったい誰が・・・

 

「や、どうも」

 

クラスに来たのは、金髪のイケメンの木場 裕斗だった。

木場が来てクラスの女子が「きゃー木場くんよ」とか言っている。くそ、イケメン死ね。

 

裕斗「君が兵藤くんかい?」

 

木場は、俺を呼んできた

 

一誠「・・・・・・ああ。それでなんのご用ですかね」

 

俺は、木場を警戒しながら聞いた

 

裕斗「リアス・グレモリー先輩の使いで来たんだ」

 

木場がリアス先輩の使い!?

 

裕斗「僕と一緒について来てくれるかな」

 

一誠「・・・・わかった」

 

俺は、木場についていった。

 

「イヤー-------!?」

 

「木場くんがなんで兵藤なんかと!?」

 

「兵藤×木場くんなんて認めないわ!」

 

「お兄様×木場くんの王道を汚さないで!!」

 

くそ、だからイケメンの隣を歩きたくないんだよ。

俺は、木場に旧校舎の『オカルト研究部』の部室の前にいた。

中に入ると壁のいたるところに魔法陣のようなものが描かれていた。

中には、ついさっき会った小猫ちゃんがいた。

 

一誠「おおっ!あれは学年のマスコット1年生の搭城 小猫ちゃんじゃないか!」

 

俺は、小猫ちゃんがいることに喜んでいた。

 

小猫「...もぐもぐ」

 

が、小猫ちゃんは、手に持っている羊羹を夢中で食べていた。あれ?小猫ちゃん?きづいてるよね?

 

シャー。

水音が聞こえる。ま、まさかシャワー!?

 

「部長、これを」

 

リアス「ありがとう、朱乃」

 

俺は、声のする方向を見た。そこにはバスタオル1枚のリアス先輩が、これは、エロイ

 

リアス「ごめんなさいね、昨日イッセーの家に泊まったままだったからシャワー浴びてなかったのよ」

 

俺が、先輩に見とれていると黒髪ポニーテイルの美女姫島 朱乃先輩とリアス・グレモリー先輩の『学園の二大お姉様』が、カーテンの奥から出てきた。

 

朱乃「こんにちは、姫島 朱乃といいます」

 

一誠「こ、こんにちは、兵藤 一誠です」

 

俺は、朱乃先輩とあいさつを交わしてしまった。

 

リアス「全員そろったわね」

 

リアス先輩が全員がいるのを確認した後

 

リアス「ようこそ、オカルト研究部へ。私たちはあなたを歓迎するわ兵藤 一誠くん」

 

俺は、非日常に巻き込まれていった

 

 

 

朱乃「粗茶です」

 

一誠「あっ、どうも」

 

朱乃さんにお茶を入れてもっらって

 

一誠「うまいです!」

 

朱乃「あらあら、ありがとうございます」

 

俺が、感想を言うと朱乃先輩はお礼を返してくれた。

するとリアス先輩が

 

リアス「朱乃、あなたもこっちに座ってちょうだい」

 

朱乃「はい、部長」

 

朱乃先輩がリアス先輩の隣に座った。

小猫ちゃん以外の全員の視線が俺に集まる

 

リアス「単刀直入にいうわ。私たちは悪魔なの」

 

リアス先輩の言葉に俺は理解できなかった

 

リアス「私たち悪魔は堕天使と太古の昔から争っているわ。冥界、人間でいうところの地獄ね。そこは悪魔と堕天使で二分化されてるの、そこの覇権を巡っているってことよ。そこに神の命を受けて悪魔と堕天使を問答無用で倒しにくる天使も含めて三すくみ。それを大昔から繰り広げているのよ」

 

一誠「いやいやいや!?リアス先輩何話してんですか!普通の男子高校生の俺にはハードルが高いですよ!!」

 

リアス「...天野 夕麻」

 

一誠「ッ!!!」

 

俺はその名前を聞いて驚いていた。誰も覚えていなかった夕麻ちゃんの名前が出てきたのだから

 

リアス「あの日、あなたは天野 夕麻とデートしてたわね」

 

一誠「...冗談ならやめてください。こんな雰囲気で話したくないです」

 

リアス「この子よね、天野 夕麻って」

 

その写真には確かに夕麻ちゃんが写ってた。

 

リアス「天野 夕麻いえ、この堕天使はある目的であなたに近づいたの」

 

一誠「目的?」

 

リアス「あなたを殺すために」

 

一誠「ッ!?なんで俺が!?」

 

リアス「落ち着いてイッセー。...運がなかったのでしょうね」

 

一誠「運がなかったって」

 

そんなの意味がわからねーよ

 

リアス「あなたに、宿った神器のせいよ」

 

一誠「神器?」

 

なんだそれ?

 

リアス「神器とは、特定の人間に宿る規格外の力。中には私たち悪魔や堕天使を脅かすほどの力を持った神器があるの。イッセー、手を上にかざしてちょうだい」

 

俺は、リアス先輩の言う通りに手を上にかざした。

 

リアス「目を閉じてあなたの中で1番強いと感じる何かを心の中で想像してちょうだい」

 

一誠「い、1番強い存在・・・。ど、ドラグ・ソボールの空 孫悟かな」

 

この前、松田から教えてもらったキャラだけど

 

リアス「その存在を真似るのよ。強くよ、軽くじゃダメ」

 

それなら

 

一誠「ドラゴン破!!」

 

俺は、目を閉じて空 孫悟の必殺技を真似て目を開けると左腕が光だして籠手?のようなものが出てきた。

 

一誠「な、なんじゃこりゃぁぁぁぁぁ!?」

 

リアス「それがあなたの神器よ、あとは、自分の意志で出し入れできるわ。」

 

これが俺の神器か。

 

リアス「ねぇイッセーあなた悪魔になる気わない?」

 

一誠「俺が悪魔に!?」

 

リアス「えぇ、『悪魔の駒(イビルピース)』で誰でも眷属悪魔になれるの」

 

俺は、迷った

 

リアス「上級悪魔になったらハーレムが作れるわよ」

 

一誠「俺、悪魔になります」

 

即答した、これで俺の夢ハ-レム王が実現できる

 

リアス「うふふ、いいわあなたを私のポーンとして私の眷属悪魔になりなさい」

 

最弱のポーンだったハーレム王の夢は遠い

 

リアス「あら?1個じゃ足りないわね」

 

その後俺は、ポーンを合計8個で転生できた。

 

リアス「では、改めて自己紹介をするわね。裕斗」

 

裕斗「僕は木場 裕斗。君と同じ2年生だよ。えーと悪魔です。よろしく」

 

小猫「...もぐもぐ」

 

小猫ちゃんは、まだお菓子に夢中だった。

 

リアス「・・・小猫?」

 

小猫「...もぐもぐ」

 

リアス「小猫!!!!!!!!」

 

リアス先輩が怒鳴った、俺はびっくりして小猫ちゃんはお菓子を喉に詰まらせていた。

それを見た朱乃先輩が小猫ちゃんに水を渡して小猫ちゃんは、一気に水をのんでいた。

 

小猫「...死ぬかと思いました」

 

リアス「小猫!いまイッセーに自己紹介をしているの、いつまでお菓子を食べているの!!!」

 

リアス先輩は小猫ちゃんにそう注意していた。

 

小猫「...?誰ですか?...いつから?」

 

俺の事きづいてなかったんだね。それに教室でも俺を認識してなかったんだね。泣いてないやい

 

小猫「...1年生。...塔城 小猫です。...悪魔です。...もういいですか?部長?」

 

小猫ちゃんの態度にリアス先輩は頭を抱えていた

 

リアス「まぁいいわよ」

 

そしたら小猫ちゃんは、またお菓子を食べ始めた・・・そんなに美味しいのか?

俺は、小猫ちゃんのお菓子に手をのばしたら

 

一誠「ぐはぁ」

 

小猫ちゃんに殴り飛ばされた、なぜ

 

小猫「...これだけは、絶対に誰にもあげません。」

 

たかがお菓子のためにここまでするか?

 

小猫「これは、剣先輩が私のために作ってきたお菓子ですから」

 

あいつか!!!あのイケメンめお菓子まで作れるのかよ

 

朱乃「あらあら、小猫ちゃんにもついに春が来たのかしら」

 

リアス「一誠大丈夫?」

 

一誠「あ、はい、大丈夫です」

 

俺が、立ち上がってソファーに座り直したら自己紹介の続きをした

 

朱乃「では、改めて、3年生、姫島 朱乃ですわ。一応、副部長も兼任しております。今後ともよろしくお願いいたします。これでも悪魔ですわ。うふふ」

 

リアス「そして、私が彼らの主であり、悪魔でもあるグレモリー家のリアス・グレモリーよ。家の爵位は公爵。よろしくねイッセー」

 

 

 

 

 

 

一誠「そういえば部長」

 

リアス「なにかしら、イッセー」

 

一誠「あの仮面の剣士?てなにものなんですか?」

 

俺がそう聞くと朱乃さんが

 

朱乃「か、仮面の剣士!?リアス!なんで私に教えなかったの」

 

と、部長に詰め寄った

 

リアス「ご、ごめんなさい言い忘れていたわ。」

 

一誠「あの朱乃さんは、仮面の剣士?とどんな関係が?」

 

すると朱乃さんが

 

朱乃「あの方は、わたくしと母さまの命の恩人で運命の方ですわ」

 

なに、あの仮面野郎が朱乃さんの運命の人だと、俺は認めないぞ!!!

 

リアス「仮面の剣士、この町にいる悪魔や堕天使を無断での討伐。ここの管理者を任されている私からするととても迷惑なのよ」

 

なんだよそれ!!部長の邪魔をしてるのか!!

 

朱乃「ですが、彼がこの町に現れてこの町の悪魔や堕天使を討伐をするようになってから、この町の住人が悪魔や堕天使に巻き込まれて亡くなることがなくなったわ」

 

確かに俺も救われたからな。

 

朱乃「そのため一部の下級悪魔たちが『正義の味方』と言う者たちもいるのよ」

 

正義の味方・・・かっけー俺もそう呼ばれたらモテモテになるれるのかな?

 

一誠「そいつって結局何者なんですか?」

 

リアス「魔力を感じないからおそらく人間よ」

 

人間!?あんなに強くて!?

 

リアス「おそらく神器でしょうけどよくわからないのよ。朱乃によると無数の武器が出てきて相手に向けて飛ばしたらしいの」

 

仮面の剣士、ほんとに何者なんだ?

 

一誠視点終了

 

 

 

 

 

 

剣視点

 

俺は、学校からの帰り道にスーパーで買い物をしてから帰るのだが、その道中で金髪のシスター服を着た少女がつまずいて転んでいた。

 

「きゃあ!」

 

助けに行こうとしたらまた転んだ

 

「いたいですぅ・・・どうして何もないのにこけるんでしょうか」

 

英語か・・・しゃべれますけど

 

剣「大丈夫か?」

 

俺は、彼女に手を差し伸べた

 

「あっ、すみません・・・ありがとうございます、あれ?あなた私の言葉が分かるんですか!?」

 

剣「まぁ、ある程度の言葉はしゃべれますよ」

 

彼女が俺の手を取り立ち上がらせた

 

「ありがとうございます、おかげで助かりました」

 

彼女はそう言うと、穢れを知らない純粋な笑顔でお礼を言った。

 

剣(この気配、神器か?それもこんなシスター見たこともないし、おそらく今日来たのだろう大きい鞄を持っているから分かりやすい。そして、最近堕天使たちの動きが活発になっているところに神器持ちのシスター?どうも匂うな)

 

「私は、アーシア・アルジェントと申します。今日からこの町の教会に赴任してきたシスターです。」

 

剣「俺は、神平 剣。この町の学生だ。よろしく」

 

アーシア「はい、こちらこそよろしくお願いします剣さん」

 

剣「それで?なぜこんなところに1人なんだ?」

 

俺がそう聞くとアーシアは、暗い顔をした後泣き出してしまった。

 

剣「つらいことがあったのか?俺でよかったら話を聞くよアーシア」

 

俺がそう言うとアーシアの暗く悲しい過去を話してくれた

 

なんでも、生まれてすぐに親に捨てられ、教会で孤児院で育った。

幼いころから信仰深かったために『奇跡』の力を授かりその力で教会で『聖女』としてたたえ崇められたそうだ。

しかし彼女が倒れている悪魔を癒した事で一転し『魔女』と呼ばれ教会から追放された。その時、教会の誰からも助けてくれなかった。

行き場を無くした彼女はある組織に拾われた。

 

教会かあそこは上辺だけしか見ていないからな、それでもこの子は他の連中に恨みの感情の欠片もない

 

それにある組織?は、おそらく堕天使の組織だろう。

 

アーシア「きっと、主の試練なんでしょう。だから今、頑張れば報われる時が来ると信じています」

 

俺はここまで聞いてこの子は誰かが引っ張ってあげないと不幸になってしまう子だ。神に祈るだけじゃだめだ、誰かが道をみせそこに引っ張っていけるなら

 

剣「アーシア今の君の夢は何だい」

 

アーシア「・・・え?」

 

剣「君が今1番欲しいもの。神でもない、教会の願いでもない、アーシア自身が今心の中から一番欲しいものを言ってみろ」

 

アーシアはしばらくうつむいたがすぐ俺の顔を見て

 

アーシア「私は、・・・友達が欲しいです」

 

アーシアの心の底からの神でも教会でもないアーシアと言う少女のたった1つの小さくそして誰よりも大きな夢

 

剣「なら、俺が友達になってやる。アーシア自身の夢を俺が叶えてやる」

 

俺はアーシアの心に響くように、そしてアーシアがおそらく初めて出した自らの夢を手放さないように言った

 

アーシア「私、『魔女』なんですよ・・・それでも「関係ない」!?」

 

剣「俺が友達になろうと言っているのは、『魔女』でもましてや『聖女』でもない『アーシア・アルジェント』と言う1人の人間なんだから」

 

俺がそう言うと、アーシアの目から涙が出てきた

 

アーシア「剣さん私と友達になってくれますか?」

 

剣「もちろん」

 

それを仕切りにアーシアは泣いた。俺を抱きしめるアーシアをただ抱きしめ返すだけだった。

 

 

 

 

 

 

アーシア「ありがとうございます。剣さん」

 

剣「いいんだよアーシア、友達なんだから」

 

アーシア「はい!」

 

今までで1番いい笑顔でそう言った。

 

剣「ほんとなら送り届けないといけないんだけどこれから用事があってね」

 

アーシア「そうですか」

 

俺は、アーシアを守るために策をうっておいた。

 

剣「アーシアは今まで何度も裏切られたかもしれない・・・だから」

 

俺は、アーシアに小さな旗を握らせた

 

アーシア「この旗は?」

 

剣「この旗をアーシアに預ける。そうだな、次に会ったら返しに来てくれ、言うなれば『約束の旗印』だ」

 

アーシア「分かりました。この旗をあずからせてもらいます」

 

剣「あぁ、アーシア。もし助けてほしい時は俺の事を呼べ、いつでも助けに来るから」

 

俺はここまで言うと

 

剣「またな、アーシア」

 

それだけたった一言だけだが

 

アーシア「はい、また会える日まで!」

 

『またね』この一言にアーシアの孤独がもうどこにもないそんな気がした。

 

剣視点終了

 

 

 

 

 

 

アーシア視点

 

私は、今日初めての友達が出来ました。

あの方は『魔女』でもない『聖女』でもない『アーシア・アルジェント』と言う私に友達になって欲しいと言ってくれました

あの方から預かったこの『約束の旗印』は、あの方にまた出会うまで大切に持っていよう

 

アーシア「主よ、あの方に会えた事に感謝します。わがままかもしれませんがあの方との再会をどうか」

 

私は、主に剣さんとの再会を願った。

 

アーシア視点終了




アーシアと朱乃とのフラグを立てました。そして朱乃の母は生存しています。

今回出てきた『約束の旗印』は察しに言い方ならきずいているかもしれませんが・・・

今回も見てくださりありがとうございました。


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グレモリー眷属との遭遇

どうも作者です。

ここのオリ主は天才ではあるが努力を怠らないため才能だけで努力をしないうえに自分がすべて正しいという思考のリアスを兵士なら別にそれでもいいけど王としてはイラっとさせる。


剣視点

 

どうも神平 剣です。

アーシアと友達やってから数日後、俺は仮面の剣士としてはぐれ悪魔バイサーから人を守っては逃がし守っては逃がしを繰り返していた。

わざわざ逃がしている理由は、グレモリーに王として、そしてこの町の管理者としての資質を測るため・・・すでに管理者としても王としても落第点だが。

すでにバイサーに殺されそうになった町の住民は二桁いっているのだが、グレモリーは気付きもしない。

俺からのグレモリーへの評価は圧倒的に低い。口だけで、この町を守る意思もない。

高飛車で能力も低いのにプライドだけが高い。

悪魔の貴族とかは関係ない、この町は人間の町なのだから。

感情のコントロールもできないし、何か自分に不都合な事があれば癇癪を起す。

正直、家の権力が高いだけで他はないくせに努力もしない。

あげればきりがないほどあいつには王としても管理者としても無能だ。

まぁ今回は、それだけが理由じゃないんだけどね。

俺は仮面をつけ魔力をほぼ消し、匂い以外の神平 剣の情報を消した。

 

剣「さて、そろそろ来ますかねグレモリーの眷属たち」

 

俺は、夜の町に消えた。

 

剣視点終了

 

 

 

 

 

 

一誠視点

 

俺は、悪魔として契約を取ろうと自転車をこいでいたら金髪美少女のアーシアとぶつかってしまった。

・・・純白の下着が見えてしまったが、俺はアーシアを教会まで送り届け部室に戻ったら

 

リアス「二度と教会に近づいちゃダメよ!」

 

と部長に怒られてしまった。

なんでも教会に近づいたら光の槍が飛んできてもおかしくなかったらしい。

 

そのあと朱乃さんからはぐれ悪魔が現れたらしいと聞いた。その討伐依頼が来たようだ。

 

俺たちは町はずれの廃屋の近くに来ていた。

 

リアス「みんないるわね!!」

 

グレモリー眷属「「「「はい、部長」」」」

 

リアス「ここにはぐれ悪魔バイサーがいるわ。みんな行くわよ」

 

グレモリー眷属「「「「はい!!」」」」

 

俺たちは、奥に進むと。

 

「ぎゃああああああ」

 

!?!?奥から上半身が女性で下半身が獣の化け物が悲鳴をあげながらこっちに来た。

 

リアス「あれは、はぐれ悪魔バイサー!!」

 

バイサー「なんだ貴様ら、いや何者でもいい邪魔だ!!」

 

バイサーが何か必死に逃げていた。

何から逃げているんだ?

 

リアス「はぐれ悪魔バイサー、グレモリー家の名のもとにあなたを討伐します」

 

バイサー「グレモリー家だと、貴様らなんぞの相手など・・・ガハァ!」

 

いきなりバイサーの後ろから無数の武器がバイサーの体に刺さりバイサーは倒れた。

 

一誠「なんだ!?」

 

奥からまた人影が来た。

みんなは、すぐに戦闘態勢に入った。

部長が魔力を人影に向けて放つとその魔力は、人影の持っていた剣に切られた。

 

剣「何者かも見ずにいきなり魔力を放つか・・・えらく攻撃的だなリアス・グレモリー」

 

この声、まさか!

 

リアス「仮面の剣士!!なぜここに!!」

 

剣「そりゃこの悪魔の討伐だよ」

 

朱乃「仮面の剣士様!!」

 

剣「君は、確か昔母親と堕天使に襲われていた子か」

 

朱乃「覚えていてくれましたのね///」

 

朱乃さんが顔を赤くしていた。

 

剣「ん?そこにいるのはこの前堕天使に襲われてたやつか悪魔になったのか」

 

一誠「あ、あぁ悪魔になればハーレムができるからな!!」

 

俺は胸を張ってそういった。

 

剣「・・・まぁ、いいか」

 

なぜか呆れられた。ハーレムは男の夢だろ!

 

剣「それにしてもあまりにも遅すぎるぞリアス・グレモリー」

 

リアス「どういう事かしら?」

 

何を言っているんだあいつは?

 

剣「お前がここらの管理者を自称していたからな。お前を試していた」

 

リアス「ふざけないで!!ここは私の管理しているところよ!あなたの勝手にはさせないわ!」

 

部長!かっこいいです!

 

剣「はぁーここまでくるとほんと、リアス・グレモリーさっきのはぐれ悪魔が人間を何人殺そうとしたと思う?」

 

仮面の剣士はそう言った。部長は何も言えなかった。

 

剣「13人だ、お前たちがこいつの存在に気づくまでに13人犠牲になるところだった」

 

グレモリー眷属「「「「「「!!!」」」」」」

 

13人!!そんなに殺されてそうになっていたのか。

 

剣「さらに言えば約1年間俺が悪魔や堕天使を76体倒した。そしてこの町の人々の犠牲者は0だ!」

 

76体!!こいつ76体もあの怪物たちを倒して被害0って、こいつほんとに人間か?

 

リアス「嘘よ!!だって大公からは何も知らされてもないわ」

 

剣「当たり前だ!その前に倒さなければ被害0なんてとうてい無理だ!今回はお前たちを・・・と言うよりはリアス・グレモリーが管理者を自称していたからな。お前を測るためにあえて逃がしたがな」

 

リアス「そんなことのために気づいていてわざと逃がしたの!?」

 

剣「あぁそうだ」

 

こいつッ!わざと逃がして13人を危険にさらしたのか!

 

剣「1つ聞こう、お前はどうやってこいつの存在にきずいた?」

 

リアス「・・・大公からの連絡があったのよ、その時知ったわ」

 

剣「そうか、それならはっきりと言っておくがお前にはここの・・・いやどこだろうとお前に管理者を名乗る資格はない!」

 

リアス「!何を言ってるの私は、ここの管理を任されて「自分からは何も動かなかったのにか?」!!」

 

部長の発言を遮って仮面の剣士がそういった。

 

剣「それに言われたからやる?自分から言ったことでもなくただ任されただけで、人の命を守る覚悟もない、人の命を守る難しさも、人の命の重さも知らないお前に、人の管理などできやしない!」

 

リアス「それでも、私は努力して「ほんとにそう言えるのか」、なんですって!!」

 

俺は、仮面の剣士が言っていることにキレた。

 

一誠「お前に、部長の苦労も知らないで何言ってやがる!そんなに言うならお前がさっさと倒せばよかったじゃねぇか!!」

 

剣「馬鹿かお前は、今回はリアス・グレモリーが管理者を自称しているから俺はこいつを試したんだ。結果こいつは何もしなかった。しかも俺が倒せばよかった?ならお前たちがここを管理する必要がないじゃないか、それに苦労をしていたら人が死んでもかまわないのか、ここは悪魔の領地じゃない人間の領地だ!責任感もない、人を守る努力もしない、なら管理者など名乗るな!!」

 

一誠「ッ!!うるせぇー!てめぇなんか俺がぶっ飛ばしてやるこい『龍の手(トゥワイスクリティカル)』」

 

俺は神器を出して仮面の剣士に殴りかかった。

 

剣「はぁー自分の言ったことの責任も取れないのかこいつは・・・『トレース・オン』」

 

一誠「ガッ!」

 

俺は殴り返された。がそんなことより

 

一誠「なんで・・・なんでお前が俺と同じ「龍の手(トゥワイスクリティカル)」を使っている!!」

 

そう、仮面の剣士の左手に俺と同じ神器があった。

 

剣「『龍の手(トゥワイスクリティカル)』?違うぞ、お前の神器は『ブーステッド・ギア』、お前は今代の赤龍帝だ」

 

リアス「!?一誠の神器が『ブーステッド・ギア』ですって!!でも、ならなぜあなたも同じ神器を持っているの『ブーステッド・ギア』は神滅具(ロンギヌス)。この世に二つもないわ」

 

神滅具(ロンギヌス)!?なんかすごそう、ならなんであいつも持っているんだ?

 

剣「悪いがノーコメントだ」

 

リアス「なら力ずくでも聞きだすわ!朱乃、小猫、裕斗!」

 

朱乃、小猫、裕斗「「「はい!」」」

 

そう言って朱乃さんが雷で攻撃をした。

仮面の剣士は、一歩も動かずに雷が直撃した。

 

朱乃「悪く思わないでね部長の命令なの「別に、それに効いてないし」ッ!?」

 

煙から仮面の剣士が、一歩も動いてないのに無傷だった。

 

朱乃「雷が効いてない!?」

 

裕斗「ハァッ!」

 

木場が剣で仮面の剣士に切りかかった。

 

裕斗「なッ!?ぐぅ!」

 

仮面の剣士は、木場の剣を指1本で受け止めそのままはじいた、こいつほんとに人間かよ!?

 

小猫「...ぶっ飛べ」

 

小猫ちゃんが仮面の剣士に殴りかかった

 

小猫「...!?」

 

仮面の剣士は、小猫ちゃんのこぶしを片手で受け止めた。

 

剣「..........」

 

小猫「!!!にゃ!?」

 

一誠「小猫ちゃんを離しやがれ!!」

 

俺は、仮面の剣士に殴りかかったが一瞬でこっちまで来た。

 

一誠「ぐぁ!!」

 

俺は仮面の剣士に吹き飛ばされた。

 

リアス「よくも私の眷属を!!くらいなさい」

 

部長の魔力が仮面の剣士に向かって放った

 

リアス「私の滅びの魔力なら...」

 

滅びの魔力!!それならいくらこいつでも・・・

 

剣「はぁーやっぱりこの程度か」

 

リアス「...ウソ...滅びの魔力まで効かないなんて...」

 

剣「リアス・グレモリーお前じゃ俺には勝てんぞ。それに俺はまだ全然力を出していないぞ」

 

あれでまだ全力じゃないのかよ!?

なんなんだよ、あいつ!!

 

剣「悪いがお前らと遊んでいる暇はないんでね。じゃあな」

 

と言い仮面の剣士は姿を消した。

俺たちは、仮面の剣士に手も足も出なかった。

 

一誠視点終了

 

 

 

剣視点

俺は昨日グレモリーとその眷属と戦った。

正直言って弱い。

グレモリーは、破滅の魔力に頼りすぎて魔力操作と言う基本中の基本がなってない、眷属がやられたら癇癪を起こしムキになって周りが見えてなかった。

木場は、剣のスピードはいいがそれだけで剣術は基本通りすぎるから見切りやすく筋力が無いので止めて終わりだ。あれに緩急とフェイントが付いたら面白くなりそうだが。

兵藤は論外。ただ殴りかかるだけの馬鹿だ。

朱乃は、雷の使い方と立ち回り方を理解すればすぐに伸びるだろう。ただ、なんであいつは雷光を使わないのだろうか?親父さんと何かあったのかな?

小猫に関しては、はっきり言って伸びしろが高い、戦い方の工夫と武術の心得を教えて後は仙術を使えればあの中でも1番強くなれるだろう。

まぁ、全体的に言えることは、圧倒的に経験不足だな。

小猫の評価を黒歌に行ったら、

 

黒歌『そりゃ私の妹にゃ本格的に鍛えたらすぐに私と肩を並べられるにゃ...まぁ姉としてそう簡単に追い越させはしないけどにゃあ』

 

と言っていた。

 

 

俺は早朝から学校に来ていた(黒歌とオーフィスの飯は作くってから)。

今俺は、生徒会室にいる。

理由はこの学校の生徒会長である支取 蒼那としてではなく、悪魔のソーナ・シトリーと会っていた。

実はソーナは俺が仮面の剣士ってことを知っている。(てか教えた)

ソーナに俺の正体を教えた理由は、グレモリーがあれなので面倒ごとが起きないようにソーナに教えた。

それに、ソーナはグレモリーとは違って口が硬いので漏れる心配はしていない、だから俺とソーナは協力関係になっている。

少なくとも、この学校で俺の正体を知っているのは、ソーナぐらいだ。

まぁおそらく小猫は、気づいたと思うけど・・・てか、気づかせたって言うのが正しいか。

俺は、ソーナと話す時は決まってチェスをしながら話している。

最初に会った時に、パーフェクトゲームで勝ってから約1年。

ソーナは何とか俺にチェスで勝とうと試行錯誤をしているのがソーナの打ち方からよくわかる。

そのため俺は、ソーナを1人の王として見ていた。

 

剣「悪いなソーナ、生徒会の奴らを全員追い払っちゃって」

 

ソーナ「いえ、あなたの事です。またリアスがやらかしたのでしょう」

 

剣「・・・お察しの通りだよ」

 

俺は昨日のことをソーナに話した。

 

ソーナ「全くあの子は、全部剣くんの言う通りじゃない」

 

剣「グレモリーは自分から動いていなかった。人の命を守る責任感がない、それに王としての成長を全く感じない」

 

ソーナ「・・・はぁ、これは放課後にお説教ですね」

 

剣「いや、それはしなくていい今回は、あいつの怠慢と管理の不備が原因だ、それを自分で気づかなければ王としての資格はない・・・これでチェックメイトだ」

 

俺は、ソーナの王を詰ませた。

 

ソーナ「また、負けてしまいましたか・・・本当、あなたの思考回路は、どうなっているんですか?今度頭の中を見て見たいですよ」

 

いや、怖い事言うなよ。

 

剣「いやいや、ソーナも中々だよ、こことか間違えたら詰み筋があるし」

 

ソーナ「それを読まれている時点であなたの思考回路はおかしいですよ!」

 

剣「そもそも、俺から詰み筋に誘い込むのがどれだけすごいのかは1年挑み続けたソーナがよく知ってるだろ。今俺とグレモリーがやってみろ、パーフェクトゲームで終わって半泣きするに決まってる」

 

ソーナ「.....その光景が目に浮かびます」

 

剣「はは、まぁまた今度相手してやるよ、俺は、ソーナを1人の王として、認めているんだから」

 

ソーナ「///いずれあなたに勝ってみせますからね」

 

ソーナはそう言っていた。ソーナのこの向上心の高さ、うんやっぱり王としての素質はソーナの方がよっぽど上だな。

なぜか顔を赤くしているが?知恵熱でも出たか?

 

剣「あぁ、がんばれ何度でも相手してやるよ」

 

俺はそう言って生徒会室を出た。

さて、今日の昼休憩ここが最後の砦だ。

 

剣視点終了

 

 

 

 

 

小猫視点

今日の私は、お昼が近づいていく中で心臓の鼓動が強くなっていた。

昨日の仮面の剣士との戦闘中になぜか剣先輩の匂いがして来た。

仮面の剣士が私の耳元で『今は何も言わないでくれ、明日の昼待ってるから』

と剣先輩の声で私にだけに聞こえるように話した。

 

昼休み

 

私はお昼が始まると同時にいつも先輩がいる屋上に駆けつけた。

先輩はいつものように屋上の床に座り

 

剣「来たね、小猫こっちおいで」

 

先輩はいつもの顔で私を呼んだ。

私は先輩の横に座ると私は先輩に

 

小猫「...先輩、やっぱり先輩が昨日の仮面の剣士なんですか?声も気配も違うのに匂いだけが剣先輩でした、もしかして私にだけが分かるように」

 

剣「正解だ小猫、俺が仮面の剣士と呼ばれてるやつだ。匂いの判別はあの中では、猫又である小猫しかできないからな」

 

そう先輩は私に言った。

先輩は私が猫又だと言って、私は驚いた。

 

剣「ま、このまま話すと時間が足りないし誰かが聞いているか分からないからな」パチン

 

先輩は、そう言ってから指を鳴らした。

そしたらドーム状に結界のような物が貼ってあった。

 

小猫「...先輩、これは?」

 

剣「これは、簡単に言うと結界の中と外の空間をずらして時間の流れを変えたんだよ」

 

小猫「にゃ!?!?」

 

あまりにも規格外すぎることを言ってきた。

 

剣「小猫、この前の話が終わった後疑問に思わなかったか?あんなに声を出して泣いていたのに誰も気付いていないことに」

 

言われてみれば確かにそうだ。

あの後は恥ずかしさと先輩の事で頭がいっぱいだったから気付かなかった。

 

剣「さて小猫、ここなら外の時間が1分でこっちは1時間になる。邪魔もされないから小猫の質問なんでも答えるよ」

 

先輩はそう言ったので私は、

 

小猫「...では先輩、黒歌姉様がどこにいるか知っているんですか?」

 

私は、先輩に姉様がどかにいるのか聞いてみた。

 

剣「知っているもなにも、黒歌は俺の家に居候してるぞ」

 

小猫「にゃ!?そうなんですか!?だから先輩から姉様の匂いが、なら先輩は、なんでこんな回りくどいやり方を?やろうと思えば私と姉様をすぐにでも会わせられるのに」

 

剣「それはな、お前の心が壊れないようにゆっくりと小猫に教えていたんだよ、俺がしていたことは、小猫に前を向かせ小猫と黒歌のつなげるのが俺の目的だったからな。無理な接触は小猫と黒歌の溝を深める下策だからな」

 

小猫「...先輩///、なら先輩はどうやって姉様と?」

 

剣「まぁ、色々あったんだけどさ・・・」

 

それから私は姉様と先輩の出会いを聞いて涙が出ていた。

 

剣「って訳だ小猫。・・・小猫?」

 

私はいつの間にか先輩に抱きついていた

 

小猫「...先輩、姉様を助けてくれてありがとうございます」

 

そう言葉が出てきた。

もし前に先輩が姉様の気持ちを考えさせてくれたあの時が無ければおそらく私は、先輩を拒絶していただろう。

おそらくこれも先輩は、こうなるとわかっていたから無理に姉様と会わせる事をしなかったのだろう。

 

剣「それにな小猫、黒歌はもう悪魔じゃ無いぞ」

 

・・・え?

 

小猫「...どう言うことですか?もう悪魔じゃ無いって」

 

悪魔の駒は、取り出すのは不可能と言われているはず。

 

剣「俺の能力で黒歌の悪魔の駒を体内から取り出して、妖怪 猫又に戻ったんだよ」

 

・・・先輩、規格外にも程があります。

 

小猫「じゃあ、先輩の能力は?そういえば昨日なんでイッセー先輩の神器を?」

 

剣「あれは俺の神器【無限の剣製】の能力だ」

 

小猫「...【無限の剣製】?どんな能力ですか?」

 

剣「俺が見た武器を投影、複製、貯蔵をして本物に限りなく近い贋作を作り出す能力だ。ちなみに、黒歌を悪魔から解放したのはこの【破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)】で、あらゆる魔術を初期化させる。悪魔の駒も例外じゃ無い」

 

何ですか、その意味のわからない神器とその短剣は!

 

剣「欠点は贋作故に、本物には敵わないが、本物とほぼ同格の武器が作れる。長所は圧倒的な汎用性だな、魔力を媒介にして無限に武器が作り出せるから使い捨てとしても使える」

 

小猫「...では、その魔力は?先輩から魔力を感じないのですが」

 

剣「あぁ、それはね魔力の訓練として、いつも魔力の放出と結界での圧縮を同時にする事で、魔力の質を上げてるんだよ、だから魔力が漏れずに訓練が出来るんだよ」

 

小猫「...先輩が規格外すぎて訳がわかりません」

 

剣「そんな事言われてもね」

 

小猫「...じゃあ先輩は最初から私と姉様の和解をさせようとしていた、って事ですか?」

 

先輩は優しく微笑み。

 

剣「そうだよ、黒歌の話を聞いてからなんとか出来ないかと思ってね」

 

と言った。

 

小猫「...では、先輩は黒歌姉様が私を置いて行った理由をうむ!?」

 

私がここまで書くと先輩は口を指で塞いだ。

 

剣「それは黒歌に会ってから直接聞いてくれ。俺から言っても意味がないからね」

 

やっぱりこの先輩は優しい。

 

小猫「...///分かりました。ここからは、姉様に直接聞きます」

 

剣「うん、いい子だ」なでなで

 

いつもなら子供扱いに怒るところですが、先輩の手が暖かくて気持ちいので私はそのまま先輩に甘えた。

 

剣「さてここまでが小猫に話さないといけないことだ。後は黒歌と小猫の問題で、俺が協力出来るのはここまでだ」

 

小猫「...分かりました、私たちのためにありがとうございました」

 

私は先輩にお礼を言った。

 

剣「まだお礼は早いぞ小猫、まずは黒歌に会って話し合った後にその言葉を言ってくれ」

 

小猫「...そうですよねわかりました、でも」

 

私は、先輩の胸に顔を埋めた。

 

小猫「...姉様に会うための勇気を下さい先輩///」

 

剣「小猫の気が済むまで、幸い今いるのは、1時間たっても外は1分しか経たない空間の中だ」

 

小猫「...なら私の気が済むまで///あと先輩からも抱きしめて下さい///」

 

剣「小猫がそうして欲しいなら」

 

それからしばらくは先輩に抱きつき先輩も抱きしめてくれた。

それにしても先輩が仮面の剣士なら朱乃先輩の思い人は先輩に・・・

 

ズキッ

 

胸が痛い、変な気持ちになってしまう。

先輩が取られたらどうしよう?そう思ってしまった。

先輩には私だけを見て欲しい私を甘やかして欲しい先輩になら私のことを・・・

あれ?あれ?私もしかして...

私は先輩の顔を見て確信した。

あぁ私先輩が好きなんだ。

私は先輩のこの温もりを誰にも渡したくなかった。

 

小猫視点終了

 

 

 

 

剣視点

 

しばらく、小猫が甘えてきたおそらく小猫は、まだ不安があるのだろう。

なら俺は、小猫の心の支えになろう。小猫が黒歌と会う決心が出来るまで。

 

小猫「にゃあ///にゃあ///」

 

・・・なぜだろう、小猫の甘え方がいつもよりさらに猫っぽくなっている、俺の膝を枕にしてゴロゴロしている小猫の頭から手を離すと

 

小猫「...先輩?」うるうる

 

小猫が涙目でこちらを見ていた。・・・そんなに不安なのか?

俺がまた小猫の頭を撫でると猫のように喉をゴロゴロ鳴らした。

 

剣「小猫?もうそろそろいいか?」

 

小猫「...嫌です」

 

拒否られた。

 

剣「小猫に俺の家を教えたくてな「ほんとですか!!!」うお!?」

 

小猫がいきなり起きた。

 

剣「黒歌と話すなら俺の家が良いからな、ついでに晩飯も食っていけ」

 

小猫「...先輩の作ったごはんですか」

 

小猫がキラキラした目でこちらを見ていた。

小猫?黒歌と仲直りが目的なんだよ?

 

小猫「...なら、今日は先輩の家に泊めてください///」

 

小猫からそういわれた、まぁ姉との再会だ積もる話もあるだろう。

 

剣「俺は大丈夫だよ」

 

小猫「...ありがとうございます先輩///」

 

さてと今日の晩飯はいつも以上に作らないとな

俺は今日何を作るか考えながら、アーシアを堕天使から救う策も同時に考えていた。

...あいつもこの町にいるしな。

 

剣視点終了




はいソーナにもヒロインのフラグを少し立てました。

ソーナは剣の影響で原作より知略が高いです。

今回剣が小猫と話すときに使った結界は結界の魔力を強める事で時間の流れる速度をずらす、分かりやすく言うと、ドラ○ンボールの精神と○の部屋です。時間は最大10年ずらすことが出来ます。
魔力を強めるために、1年で、50倍の重力が増えます。
剣が1時間にしたのは、人体に影響のない時間が1時間だからです。

10年?最近どこかの帝王さまが使っていたような・・・
次回もお楽しみに。


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猫又姉妹の再開

どうも作者です。やっと小猫と黒歌の再開が書けます。

あと最後のあとがきに重大発表があります。


一誠視点

 

仮面の剣士に手も足も出なかった。

その次の日の放課後。

俺たちは、部室で話をしていた。

 

一誠「部長、昨日のあいつ・・・ほんとに人間なんですか?」

 

リアス「分からないわ、ただの神器持ちなら・・・あんなに強いわけないわ」

 

そうだよな・・・元々人間だった俺はここまで強くなる人類を見たことがない。

 

朱乃「ただ・・・あの方が私を助けてくれたときは、まだ子供だったわ」

 

え?子供?

 

リアス「どういう事!?子供が複数の堕天使相手に戦って勝ったと言うの!?」

 

堕天使を複数!?しかも子供が!?

 

裕斗「にわかには、信じられないね!?」

 

朱乃「ですが、身長が子供の頃の私とあまり変わらないぐらいでした。おそらく私と同い年ぐらいだったと思ったわ」

 

リアス「それなら人間の可能性が高いわね」

 

一誠「それなら俺と同じ転生悪魔とか?」

 

転生悪魔なら強くても驚かないんだけど・・・

 

リアス「いえ、それはないわイッセー、悪魔なら気配で分かるの仮面の剣士からは、悪魔の気配がなかったわ」

 

じゃあほんとに、人間のままであんなに強くなったのか!?

 

朱乃「ただ、今回の仮面の剣士様の言っていたことは、正しかったと思うわ」

 

朱乃さん!?何言ってるんですか!!

 

リアス「どういう事?朱乃?」

 

部長もわからないようだ。

 

裕斗「確かに・・・よくよく考えると彼の言葉は、正しかった」

 

木場まで!?何言ってんだよ!!

 

一誠「何言ってんだよ!!部長の苦労も知らないで、あんなこと言うやつだぞ」

 

裕斗「でもイッセー君、僕たちも彼の苦労を知らないよ」

 

???どういうことだ?

 

朱乃「彼は、76体もの悪魔、堕天使を、被害者を出すことなく救っていたわ」

 

一誠「それは、そうですけど」

 

朱乃「対して私たちはバイサーが見つかるまでに13人の人たちを救えなかったのよ」

 

・・・・・

 

朱乃「彼は、こう言ってたわ『人の命を守る難しさ』と、私たちは甘く考えすぎたのよ」

 

人を命を守る難しさ・・・

 

リアス「安心してイッセー。私はもうあんな奴にもう負けるつもりはないわ」

 

さすが部長は前向きだ。

 

一誠「そういえば・・・部長、小猫ちゃんは?」

 

リアス「小猫は用事が出来たから部活を休むそうよ」

 

そうなのか・・・小猫ちゃん何してるんだろう。

 

一誠視点終了

 

 

 

 

 

 

剣視点

 

俺は今、小猫と一緒に俺の家に向かっています。

理由はもちろん、小猫と黒歌を会わせるためだ。

・・・小猫?・・・なぜ腕に抱き着いてるのでしょうか?

 

剣「小猫、黒歌にはまだお前が来ることを言ってないから」

 

小猫「...なんでですか?」

 

剣「黒歌は、俺が帰ってくると飛びついてくるからな・・・前にも言ったけど1発ぶっ飛ばすぐらいしないと気が済まないだろ」

 

小猫「...先輩///ありがとうございます///」

 

小猫もやる気満々のようだ。

 

俺たちが家のドアを開けたらすぐに来た。

 

黒歌「つーるーぎーおかえりにゃ「だぁぁ!!」あぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

宣言通りに小猫は、飛びついてきた無防備な黒歌をぶん殴った。

 

小猫「...すっきりしました」

 

小猫は、キラキラした顔で笑顔になっていた。

黒歌は、うずくまり混乱していた。

 

オーフィス「黒歌、何してるの?」

 

オーフィスが、様子を見に来た。

 

小猫「...先輩、この子は?」

 

剣「あぁ、この子はオーフィス『無限の龍神』だ・・・オーフィスこの子は搭城 小猫そこで倒れている黒歌の妹だ」

 

オーフィスに小猫を紹介した。

 

オーフィス「黒歌の妹?我、オーフィス、よろしく」

 

小猫「・・・・・・」

 

おや?小猫の反応がない。

 

小猫「・・・・きゅー」

 

剣「おっと、小猫?」

 

小猫がいきなり倒れた。

この反応は黒歌にオーフィスを紹介した時と変わらんな。

俺は子猫を抱いて、リビングまで運んで起きるまで膝枕をして頭を撫でた。

 

小猫「うーん」

 

剣「起きたか?小猫?」

 

小猫「...せせせせ先輩///あの///」

 

剣「小猫、今は落ち着いて」

 

小猫「...は、はい///」

 

黒歌「にゃあー!白音だけずるいにゃ!剣!私も膝枕やってにゃー」

 

オーフィス「剣、膝枕を、所望する」

 

・・・また始まった。

 

剣「後だ、後にしろ!それよりも小猫と黒歌は俺の部屋で話をしてきてくれ」

 

黒歌「剣は?」

 

剣「俺は少し用事を済ませたら飯を作るから」

 

小猫「...先輩はついて来てくれないんですか」

 

剣「俺がしてやれるのはここまでだ、後はお前ら家族の問題だ二人で話あってくれ」

 

ここで俺が話に入ったら意味がない。

だからここは、あえて二人っきりにさせる

 

小猫「...そういう事なら」

 

黒歌「わかったにゃ」

 

剣「よし!」

 

俺は、黒歌と小猫を俺の部屋にいれ話し合いをさせた。

 

剣「オーフィス、ちょっと」

 

俺は、オーフィスを呼んだ。

 

オーフィス「なに?剣、膝枕してくれる?」

 

剣「いや、ちょっとあの馬鹿堕天使総督に会いに行ってくるが・・・行くか?」

 

オーフィスがいれば効果てきめんだからな。

 

オーフィス「ん、行く」

 

俺はオーフィスを肩の上に乗せて外に出た。

 

 

 

 

 

 

 

「くっそ!この魔物強すぎだろ!」

 

剣「俺が堕天使の掃除に忙しくしてるのに、何のゲームをしているのかな?・・・アザゼル?」

 

アザゼル「!!!???」

 

俺が呼ぶとアザゼルは逃げだそうとしていたので、鎖で捕まえた。

 

アザゼル「おい!剣!何だよこの鎖!本気で力入れても切れねーぞ!」

 

そりゃお前、俺の魔力を込めてるからな切れんよ。

 

こいつはアザゼル堕天使の組織神の子を見張る者(グリゴリ)の総督だ。

こいつは、俺が仮面の剣士と知っている数少ない人物の1人だ。

堕天使が、この町でよく馬鹿をするのでこいつには先に教えておいた。

 

オーフィス「アザゼル、久しい」

 

アザゼル「剣、こいつは?」

 

剣「こいつはオーフィスだ」

 

アザゼル「・・・・・はあぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

おや、驚いてしまった。

 

アザゼル「何で、お前の所に禍の団の親玉がいるんだよ!」

 

剣「オーフィスは、すでに禍の団を抜けて俺の家に住んでいる」

 

オーフィス「ん、剣、我の居場所」

 

俺の肩に乗っているオーフィスが、俺の頭に抱き着いた。

 

剣「さて、アザゼル、この町で馬鹿をしている堕天使を倒すから確認だけしに来た」

 

アザゼル「この町で・・・レイナーレの一味か?」

 

剣「そいつらが、最近この町に来たシスターの神器を奪うために独断で動いてる」

 

アザゼル「どうしてその答えに行った」

 

剣「もし、シスターの神器が邪魔なら、即殺しているだろう。仲間にするためなら、そもそもそのシスターはお前の所に来るはずだ。なら儀式をして神器を奪うのが目的なんだろうな」

 

アザゼル「お前の事だ、どうせすでに対策をしてるんだろ?」

 

剣「じゃなかったらそもそもお前の所に来ねーよ」

 

アザゼル「相変わらず食えん奴だな」

 

剣「誉め言葉として受け取ろう」

 

俺はそれだけを言って家に戻った。

さて、今晩は何にしようかな?

 

剣視点終了

 

 

 

 

 

小猫視点

 

私は、今先輩の部屋にいます。

ここで姉様と話をしてと言われましたが・・・先輩の匂いで頭がふわふわしてます。

しばらく無音が続いてたら姉様から

 

黒歌「あらためて、久しぶりにゃ白音」

 

小猫「...はい、お久しぶりです姉様」

 

気まずい、言葉が出ない。

 

黒歌「ごめんね白音」

 

いきなり姉様が謝罪をした。

 

小猫「...姉様、あの時私を置いて行った理由聞かせてもらえますか」

 

黒歌「剣からなにも聞いて無いにゃ?」

 

小猫「...先輩は、姉様に直接聞かないと意味がないと」

 

黒歌「流石にゃ、剣はほんとに規格外にゃ」

 

小猫「...それは今日思い知りました」

 

そこから姉様に悪魔になった理由と、私を置いて行った理由を話してくれた。

 

黒歌「と言う事にゃ」

 

小猫「じゃあ、やっぱり姉様は、私を守るために」

 

私は姉様の事を恨んでいた時を後悔していた。

 

黒歌「白音を守るためとは言え私は、白音を妹を傷つけてしまったにゃ・・・お姉ちゃん失格にゃ」

 

小猫「...それを言ったら私は、姉様の気持ちを勝手に決めつけて姉様を恨んでしまった」

 

黒歌「白音、今日からまたやりなすにゃ、今度はもう絶対に置いて行かないから」

 

小猫「...私も・・・また姉様とやり直したいです」

 

黒歌「うぅ白音ー--」

 

小猫「うぅ姉様ー--」

 

私たちは二人で抱きあって泣いた。

もう家族として離れないように。

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく泣いてから、私たちの話は、いつの間にか先輩の話になっていた。

 

黒歌「白音・・・もう剣に惚れてるでしょ」

 

小猫「...にゃ///にゃあ///」

 

やっぱり姉様にはきずかれた。

 

黒歌「あらら、もうぞっこんだったかにゃ」

 

小猫「...そうですよ///あんなに優しくされてここまでされたら、惚れないわけないじゃないですか///」

 

黒歌「そうだにゃ、剣は優しくてかっこよくて強くて・・・こんなの惚れないほうがおかしいにゃ///」

 

そう言ってたら先輩に会いたくなりました。

 

黒歌「もう我慢できにゃい、今すぐ剣に抱き着くにゃ!!!」

 

小猫「...姉様!!!ずるいです!!!」

 

私たちは、先輩の所まで駆け付けた。

 

リビングまで戻ったら先輩が料理を並べていた。

 

剣「お、その様子だと和解出来たみたい「剣!!!」「先輩!!!」うごぉ」

 

私たちは、先輩を押し倒した。

 

黒歌「ありがとにゃ!剣!!白音と仲直り出来たにゃ!!」

 

小猫「先輩ありがとうございました」

 

そう言ったら先輩は私たちの頭をなで

 

剣「そうか、よかったなこれでもうお前たちは離れ離れじゃないな」

 

黒歌「///もう我慢できないにゃ(チュ)」

 

剣「むぐぅ」

 

小猫「姉様!!」

 

姉様は先輩にキスをした。・・・ずるいです。

姉様が先輩の唇から離れた。

 

黒歌「剣!!私はもう止められないにゃ」

 

剣「何の話だ!!」

 

先輩はやっぱり恋愛には鈍感だ。

 

小猫「...先輩///」

 

剣「どうした?こね(チュ)ん!?」

 

私も先輩にキスをした。

もう先輩への思いが止められないもう先輩から離れたくない

大好きです...先輩

 

小猫「...先輩ここまでしたんです。もう絶対に離れません」

 

剣「小猫まで、別に俺からは離れる気はないぞ?」

 

あ、やばいです。

先輩からもう離れられられません。

 

剣「とにかくお前ら飯を食べるぞ!!」

 

黒歌、小猫「「はい//」

 

私たちは四人で先輩の作った晩御飯を食べた。

私と姉様は先輩にアーンで食べさせた。

その後オーフィスも参戦して三人で先輩に食べさせた。

 

 

今先輩がお風呂に入ってます。

 

黒歌「行くにゃ白音、オーフィス」

 

小猫「はい、姉様」

 

オーフィス「我、剣と、お風呂入る」

 

私たちは入浴中の先輩の所に入っていった。

 

剣「ちょっ、お前らなに入ってきてるんだよ」

 

黒歌「もちろん剣とお風呂にゃ」

 

小猫「先輩、お背中流します」

 

オーフィス「なら、我も」

 

剣「はぁー、今日だけな」

 

こうして私たちは一緒にお風呂に入った。

もちろん先輩に抱き着いて。

先輩、もう離しませんよ。

 

小猫視点終了

 

 

 

 

 

 

剣視点

 

黒歌と小猫が和解した後、いきなりキスをしたり風呂に突撃してきたりしていた。

どうやら、これまでお礼らしい・・・まぁそれならいいんだが

そして俺は自分の部屋で寝ていたはずなのに

 

黒歌「つるぎーもっとそこを・・・」zzz

 

小猫「せんぱい・・・離さないで・・・もっと・・・」zzz

 

オーフィス「つるぎ、我のご飯・・・」zzz

 

寝巻のオーフィスと小猫

黒歌は、また裸だし

 

どうしてこうなった?

 

 




はい、黒歌と小猫のリミッターが外れました。

これでも好意きずかない主人公

鈍感も超えてるよねw


ここからが重大発表です。


Fateのキャラですが主に出てくるサーバントを15名を考えて来ました。
15名なのはレーティングゲームの参加人数が15名までだからです。

セイバー、アルトリア、沖田

アーチャー、ノブナガ

ランサー、メリュジーヌ

ライダー、アストルフォ、マルタ

キャスター、ダヴィンチ

アサシン、ヒロインX、ジャック

バーサーカー、タマモキャット、清姫

ルーラー、ジャンヌ

アヴェンジャー、ジャンヌ・オルタ

シールダー、マシュ

です。・・・え?14名しか居ない?
もう1人はハイスクールD×Dのあるキャラがサーバントです。

書き手殺しのタマモキャットがいますが気にしない下さい。

ハイスクールD×Dのキャラたちと会わせたら面白くなりそうな方々を選抜しました。

沖田さんは悪魔陣営に居ますが、どうなるんでしょうねー?

そして性別不明のアストルフォがいますがこの作品では、男の子として描くつもりです、理由はギャスパーとね。

今後、他のサーバントの出番もあると思いますが、主要メンバーがこの14+1名を予定してます。

このメンバーについて何かありましたらコメントを下さい。


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聖女と約束

どうも作者です。さぁ、この章もクライマックスです。

この章が終わるとオリジナルが増えるので投稿頻度が限りなく下がると思いますが、なるべく早く出したいと思います。


剣視点

 

どうも、神平 剣です。

黒歌と小猫が和解をした後、小猫がよく泊まりに来るようになった、あと、猫姉妹の距離感がおかしいと思う。

黒歌は元々だったが、小猫の距離感がまたさらに近く感じる。

朝食を、終えてから小猫から・・・

 

小猫「...今日も一緒に学校に行きましょう」

 

と、言われて現在小猫と登校中ですが・・・近いのだ。

小猫が俺の腕に抱きついて離してくれない。

小猫に俺の腕を抱きしめている理由を聞くと

 

小猫「...ダメですか?先輩?」うるうる

 

と、悲しそうな顔をするので離れられない・・・と言うより離してくれない。

仕方ないので、そのまま学校まで行くと・・・

 

「見てあれ小猫ちゃんがまたお兄様の腕に抱きついているわ」

 

「お兄様に抱きつく美少女ロリ・・・ぐはぁ」

 

「あの姿、まさに尊い」

 

「私のお兄様×木場くんがーーー!!!」

 

「くそーー!!やっぱりイケメンがいいのかよ!」

 

「俺も小猫ちゃんに抱きつかれたい!!!」

 

「俺の癒しがーーーー!」

 

と、まさに阿鼻叫喚である。

 

そして、小猫が名残惜しそうに離れてから教室に行くと毎度お馴染みの変態三馬鹿が・・・

 

一誠「てめー、小猫ちゃんとどう言う関係なんだよ!!」

 

松田「そうだぞ!!あんなに幸せそうな小猫ちゃん今まで見たことがねーぞ!!」

 

元浜「あれは俺が求めている最高のシーンだぞ!!しかも俺のマイ・エンジェル小猫ちゃんに!!」

 

うるせぇよ!

 

剣「小猫とは普通に先輩、後輩の関係だそれ以上もそれ以下も無い」

 

一誠「んな訳あるかーーーーーー!」

 

松田「今日こそ殺してやるぞイケメン!!」

 

元浜「俺の小猫ちゃんを返しやがれーーーー!!」

 

変態三馬鹿が襲いかかってきたが・・・おせーよ!!

 

剣「ふん!!」

 

三馬鹿「ぐはぁ!!」

 

いつものように腹パンで沈めておいた。

 

 

 

夜の町

 

アーシアを引き込んだ堕天使の中のはぐれエクソシストと思われる奴に町の住民が襲われそうになっていた。

もちろんそんな事仮面の剣士としてさせないため俺はそいつを止める。

 

剣「おい、そこの白髪神父」

 

白髪神父「おや?おやおやおや!あなたは仮面の剣士様じゃあーーあーりませんかー」

 

・・・テンションが異常だ薬物的な物か、なんかの改造か?

 

剣「てめーがどんな正義を掲げていようとこの町には俺がいるんだ。人を殺せると、思うなよ?」

 

白髪神父「これはめんどーな相手にあっちまったなー」

 

そいつは、手に持っていた剣で俺を切り掛かるが、俺は指二本で止めた・・・真剣白刃取りである。

 

剣「一様聞いておくが、てめーの名は?」

 

白髪神父「よーく聞いてくれたなー仮面の剣士様よ!!俺様の名はフリード・ゼルゼン!ここの悪魔たちに魅了されたクズを殺してやるのだ!!」

 

剣「そうか、今回これ以上堕天使と組むならここでお前を殺す」

 

フリード「おやおや、俺様があの堕天使どもと手を組んでいた事よーく知ってんな!!」

 

フリードは剣から手を離し音が出ない銃を撃ってきた。

俺はすぐ剣を生成して銃弾を弾いた。

 

剣「その程度か?」

 

フリード「マジっすか!これは確かに堕天使どもと組んでたら死ぬな・・・まー堕天使どもはどうでもいいからな!それじゃバイビー」

 

フリードはその場から逃げた。

 

さてと、そろそろ堕天使どもが儀式を始めようとする頃か、アーシア、約束の時だ。

俺はアーシアのいる教会まで移動を始めた。

 

剣視点終了

 

 

 

 

アーシア視点

 

私は2人目の友達になったイッセーさんと遊びに行った後、レイナーレ様に連れて行かれて十字架に貼り付けにさせられてます。

 

レイナーレ「さぁ覚悟は決まったのかしら?アーシア?」

 

アーシア「レイナーレ様、なんでこんな・・・」

 

私は分からなかった。

 

レイナーレ「あなたの神器…【聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)】を手に入れる事で、私は至高の堕天使となる! そうすれば、私はあの方々の寵愛を授かる事が出来るのよ!」

 

レイナーレ様は、最初から私の力だけが目的だった。

 

レイナーレ「さぁアーシア、儀式を始めるわ!アーシアからも神の試練よ」

 

私は、まだ死にたくないこの旗を返すため、またあの人に、剣さんに会うために、まだ私は死ねない。

私は剣さんの言葉を走馬灯のように思い出す。

 

剣『あぁ、アーシア。もし助けてほしい時は俺の事を呼べ、いつでも助けに来るから』

 

口約束かも知れない。言っても意味が無いのは分かってる。

・・・だけど

 

アーシア「助けてください!!剣さーん!!」

 

私は声を大きく出した剣さんに届くように

 

レイナーレ「剣?誰だか知らないけど誰も来るはずないでしょ!」

 

レイナーレ様は私の【聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)】を、取り出そうとした。

 

レイナーレ「がぁっ!!!なにこの光は!!」

 

すると、私の懐にしまっていた剣さんからもらった旗が光輝いていた。

 

アーシア「これは?剣さんの旗?」

 

レイナーレ「なんなの!その旗は!?」

 

剣「それは1412年〜1431年、フランスのとある聖人が持っていたと言われている旗だ」

 

レイナーレ「誰!?きっ貴様、仮面の剣士!!!」

 

仮面の剣士さん?その人がなぜこの旗の事を?

 

剣「その旗の名は【我が神はここにありて(リュミノジテ・エテルネッル)】フランスの聖女ジャンヌ・ダルクが持っていた旗だ!」

 

聖女ジャンヌ・ダルク様の旗!?

 

剣「その旗は対魔力に置いては最強格の宝具だ!お前達の儀式如きに破れる代物じゃ無い!」

 

なんでそんな物が剣さんから?

 

レイナーレ「何故そんな旗がアーシアに!!」

 

剣「それは、お前たちの儀式からアーシアを守るために俺が渡した物だ!」

 

仮面の剣士さんは、仮面を取り外した。

その顔を見て私は涙を流した。

 

アーシア「剣さん!!」

 

剣さんは、優しく微笑み

 

剣「アーシア、約束を果たしに来たよ」

 

レイナーレ「く、私たちの計画を何故!!どこで知った!!」

 

剣「悪いがアーシアと会った最初からだ!」

 

だから剣さんはあの時にこの旗を

 

剣「先に言っておくが、アーシアの神器を奪っても所詮借り物、それで強くなれると思うなよ?」

 

レイナーレ「黙れー!あなた達こいつを殺せ!」

 

教会にいるエクソシストたちが剣さんに向かって襲いかかった。

 

アーシア「剣さん!!」

 

剣「...トレース・オン、フルオープン、一斉発射!」

 

剣さんは、数えきれないほどの武器を出してエクソシスト達に向かって放った。

 

レイナーレ「くっ、なら、これでどうだ!!!」

 

レイナーレ様が背丈ほどの光の槍を剣さんに向かって投げた。

 

アーシア「剣さん、避けて!!」

 

剣「【熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)】!!」

 

剣さんはピンク色の結界?を出してレイナーレ様の光の槍を塞いだ。

 

レイナーレ「何よ・・・それ・・・」

 

剣「【熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)】七枚の花弁状の障壁を展開し、1枚1枚が古の城壁と同等の防御力を持ち7枚目は他の花弁より強固になっている。そして投擲武器や飛び道具に対して無敵と言われている。大英雄・アイアスの盾だ!!」

 

レイナーレ「何故そんな物が、たかが人間に」

 

レイナーレ様は膝をついた。

 

剣「さて、アーシアは返してもらうぞ!」

 

そう言って剣さんは私の所まで来た。

 

剣「助けに来たよアーシア、約束だからな」

 

剣さんは微笑みながらそう言って私を拘束から解いてくれた

 

アーシア「剣さん、助けてくれて・・・そして約束を守ってくれてありがとうございます」

 

私は、これからこの方のために生きよう。

私は泣きながら剣さんに抱きついた。

アーシア視点終了

 

 

 

剣視点

俺はアーシアを約束通り助けた。

アーシアは俺の胸で泣いていた・・・よほど怖かったのだろう。

悪魔が1人様子を見ていたが俺がエクソシストをやった後すぐ逃げていった。

 

剣「さて?レイナーレ、覚悟は出来ているな?」

 

レイナーレ「ウッ!!」

 

俺はレイナーレに近づいた。

 

「「「待ってください!!!」」」

 

他の堕天使がレイナーレの前にたった・・・おそらくレイナーレの仲間だろう。

 

レイナーレ「ミッテルト!!カラワーナ!!ドーナジーク!!来ちゃダメよ!!」

 

ミッテルト「レイナーレ様を殺すなら私たちを殺して下さい」

 

カラワーナ「レイナーレ様はただ愛して欲しかっただけなのです」

 

ドーナジーク「私たちはどうされても構いません、ですがレイナーレ様だけは」

 

ふ、いい仲間を待ってるじゃないか。

 

剣「安心しろ殺しはしない、ただしお前らをアザゼルの元に連れて行き罪を償ってもらう」

 

堕天使「「「「え?」」」」

 

剣「今回の1件は、アザゼルの管理不足だ!それでも罪は罪だから堕天使の償い方で罪を償わせる!」

 

レイナーレ「何故?わざわざそんな?」

 

剣「理由はお前達の計画力、実行力、そして忠誠心、この3点を俺は高く評価した。ここでお前達を殺すのは惜しい」

 

レイナーレ、ミッテルト、カラワーナ「・・・///」

 

ドーナジーク「では、我々を殺しはしないと?」

 

剣「そう言う事だ、それに俺が殺しをさせなかったからな、しばらくの監視はあると思うがそうだな2ヶ月ぐらいで済むと思っても良い」

 

そう、今回俺が早急に対処をしたためこいつらは誰1人と殺してない・・・と言うか殺せなかった。

 

剣「だから俺はお前らを殺さない、まぁ罪の意識があるのなら態度の見直しと自力で実力をつけて戻って来い!」

 

堕天使「「「「あ、ありがとうございます」」」」

 

さて、このまま終わると良いが・・・

 

一誠「アーシアーーー!」

 

やっぱり来たか。

 

アーシア「イッセーさん?」

 

一誠「て?な、なんだよこれ!?なんでこんなに武器が?」

 

剣「おせーよ兵藤、もう終わったぞ!」

 

兵藤は俺を見て驚いていた。

 

一誠「な、なんでお前がいるんだよ!剣!」

 

剣「俺は友達のアーシアを助ける約束を守るためだ」

 

一誠「アーシアが言ってた約束をした友達ってお前のことだったのか!」

 

その後兵藤がレイナーレ達を見て

 

一誠「堕天使!?おい剣、アーシアそいつから離れて・・・」

 

剣「だからもう終わったと言ったろ?馬鹿か?」

 

一誠「どう言う事だよ!!」

 

リアス「イッセー無事?・・・てっ、これはどう言う状況?」

 

朱乃「あらあら、エクソシスト達が全滅してるわね」

 

裕人「イッセーくんあの子が君の言ってたアーシアなのか?」

 

一誠「あぁ、だがなんで剣が?」

 

小猫「先輩!」

 

仕方ないな。

 

剣「なんでか?まぁそうだな服装で分からないか?俺はお前達の言う仮面の剣士だよ」

 

一誠「な、お前が仮面の剣士だったのか!」

 

リアス「えっと、剣だったかしら?貴方が本当に?」

 

朱乃「あらあら、彼の方が私の///」

 

裕人「まさか君が仮面の剣士だったなんてね」

 

剣「そう言う事だ、俺のことは後だ、この堕天使達は俺がアザゼルの所まで連れて行く!」

 

リアス「あなた!その堕天使は私の領地を勝手に「ここが誰の領地だって?」っ!?」

 

剣「ここはお前の領地じゃ無いぞ?リアス・グレモリー。それに俺はアザゼルから言質を取っている。お前が何かする権利など無いぞ!」

 

ここまで言うとリアスは黙った。

 

剣「小猫!ちょっと来てくれ!」

 

小猫「...なんですか?先輩」

 

剣「アーシアを頼めるか?」

 

小猫にアーシアを頼んだ。

そしたら小猫の頬が膨らみ俺をじーと見ている。

 

小猫「...先輩、ケーキを作って下さい」

 

と言っていた。

 

剣「おう、小猫が好きなだけ食わせてやる」

 

俺はそれを了承した。

すると小猫は嬉しそうに俺に抱きついた。

 

一誠「小猫ちゃんに抱きしめられるなんて・・・うらやましーぞ!剣ーー!」

 

うるせぇよ!

 

俺はアーシアを小猫に頼み堕天使達をアザゼルの元に連れて行った。

その後、アザゼルに堕天使達を渡してから俺は自分の家に帰った。

 

そこでは、

 

黒歌「にゃーーーまた負けたにゃーーー」

 

小猫「...姉様・・・弱い」

 

黒歌「ぐはぁ」

 

オーフィス「我、しょーり」

 

アーシア「オーフィスちゃんすごいです」

 

すでにアーシアがうちに溶け込んでいた。

 

剣「ただいま」

 

黒歌「うわーん剣ー慰めてにゃー」

 

小猫「...姉様、ずるいです、私もくっ付きます」

 

オーフィス「剣、我、勝った、褒めて」

 

アーシア「皆さん・・・私も剣さんと一緒にいたいですー」

 

剣「一斉に来るなーお前らーあぁぁぁ」

 

四人一気に来るから俺はもちろん倒れた。

 

剣「今から飯作るから取り敢えず退いてくれ」

 

四人「いや(にゃ、です)」

 

そして1時間ぐらいしたら解放された。

はぁー飯作らないとなんだが・・・

 

剣視点終了

 




はい、この後まだレイナーレ、ミッテルト、カワラーナ、そしてドーナジークにも出番があります。
俺、最初から堕天使3娘を見た時からビビッとFataのあの3人とかぶってしまってね。
まだ言わないけどね。

感想などお願いします。
次回もよろしく


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剣の力とこれから

どうも作者です。
これで第1章は完結です。
この後はしばらくオリジナル番外編を作るので、投稿頻度が落ちるかもしれませんが気長に待っていてください。


剣視点

 

どうも、神平 剣です。

昨日アーシアを助けて小猫に頼んで俺の家まで見てくれた。

今度ケーキを作ってやらないとな、作れるだけ作ってやろう。

 

今日、目が覚めたら・・・俺のベットにまた黒歌、小猫、オーフィスがもぐりこんでいた。

 

アーシア「剣さん、起きてますか・・・」

 

あ、アーシアが来てしまった。

アーシアはこの光景を見た後

 

アーシア「皆さんずるいです!!私も剣さんと一緒にいたいですー」

 

アーシアが俺に突っ込んできた。

・・・なぜ?

 

今日の放課後にリアス・グレモリーから呼び出され俺は家からアーシアを連れてオカルト研究部まで来ていた。

 

朱乃「どうぞ剣さん、アーシアさん」

 

朱乃さんから紅茶をもらった。

 

剣「ありがとうございます。朱乃さん」

 

アーシア「ありがとうございます。朱乃さん」

 

朱乃「いえいえ、うふふ。それと剣さんあなたは私の命の恩人です・・・呼び捨てで構いません」

 

まぁ朱乃がいいのなら

俺は紅茶を1口飲んで

 

剣「そうか・・・うまいよ、朱乃」

 

俺がそういうと満足げな顔をしてリアス・グレモリーの横に座った。

 

剣「で?俺を呼びだして何の用だ?リアス・グレモリー」

 

一誠「剣!!てめぇ!!部長に対してなんだその態度!!」

 

剣「うるさいぞ兵藤、俺はリアス・グレモリーに何の価値も感じないそれにお前はリアス・グレモリーの眷属なんだろ・・・感情だけで突っかかってくるな」

 

こいつの理性は獣のそれだな・・・知ってたけど

 

リアス「少し静かにしてくれる?イッセー?」

 

一誠「・・・わかりました」

 

リアス・グレモリーの一言で兵藤が黙った。

 

リアス「それで?あなたのことを聞かせてくれるかしら?」

 

剣「お前に話てなんになる?」

 

リアス「私の管理している町なのよ!あなたが話てくれないとこちらも困るの」

 

なんでこいつはこんなに上からなんだ?

 

剣「何で頼まれているのにそんな上から目線なんだ?今回の件、俺がいなきゃアーシアは神器を抜かれて死ぬ所だったんだぞ?それでこの町を管理?甘ーよ!」

 

そういうとリアス・グレモリーは震えだした。

 

一誠「お前!!部長に対してなんだその態度は!!」

 

朱乃「イッセーくん、今回はこちらが彼にお願いしている立場なのよ。それに彼が居なければアーシアさんも他の人達も死んでいたのも事実だわ・・・彼の意見はもっともだわ」

 

朱乃がそういうと兵藤が苦虫を噛みしめるように黙った。

 

剣「まぁここまでばれたら仕方ない・・・まぁ話してやるよ、何が聞きたい?」

 

リアス「なら、あなたのあの力は?イッセーの【ブーステッド・ギア】をあなたも持っていた。あの力は?」

 

まぁそこを聞いてくるよな

 

剣「まぁ、それなら話してもいい・・・あれは俺の神器【無限の剣製】の力だ」

 

リアス「【無限の剣製】?聞いたことない神器ね」

 

そりゃそうだろうなこれはイレギュラー品なんだからな

 

剣「能力は、武器の投影と複製そして貯蔵だ」

 

俺は、能力の一部だけを話した。

 

剣「これは6つの詠唱で使える投影魔術がこの神器の力だ」

 

リアス「6つの魔術の詠唱!?非効率すぎる!!」

 

まぁ確かに非効率だな・・・だが効率が良ければ強いわけでもないぞ

 

剣「1つ創作理念の鑑定

  2つ基本骨子の想定

  3つ構成材料の複製

  4つ創作技術の模倣

  5つ憑依経験の共感

  6つ蓄積年月の再現

  この『投影六泊』を始まりと終わりの詠唱で挟むことで、投影魔術として引き出すことができる」

 

リアス「でたらめすぎるわ・・・」

 

剣「ただし、これはすべて贋作であるがために本物にはどうしても劣るため投影した神器はその先の【禁手(バランスブレイク)】にはなれない」

 

俺がここまで話してリアス・グレモリーは驚愕、朱乃は「なるほど」と頷き、木場は何とか理解、小猫は知っているため頷いて、アーシアは話についていけずボーとしている、兵藤は頭がショートしていた。

 

剣「まぁこれが俺の能力だ」

 

まだ、ほんの一部なんだがな。

しばらく朱乃と小猫以外がボケーとしていたので紅茶を飲んでいたら・・・小猫が膝に乗ってきた。

 

みんなの頭が再起動してから兵藤が

 

一誠「お前!何で小猫ちゃんを膝にのせてるんだよ!!」

 

剣「・・・昼は大体こんな感じだぞ?」

 

小猫「...そうですね、いつもこんな感じです」

 

小猫が頭ですりすりしてきた。

 

一誠「羨ましいぞお前ーーー」

 

兵藤が泣いていた・・・うるせぇ

 

リアス「それで?魔力は?あなたから魔力を感じないのだけど?」

 

剣「それは俺が魔力の放出と結界での魔力の圧縮を繰り返しているからな。基本俺の魔力が表に出ることは無い。」

 

リアス「そんな事!!・・・でたらめすぎるわ」

 

その後リアス・グレモリーの目が変わった。

眷属にしたい、この力が私のところに来たら、とでも思ってるのだろう。

 

剣「お前の眷属になる気は無いぞ?」

 

リアス「まだ何も言ってないわよ!!」

 

剣「目付きで分かりやす過ぎる!俺の力を聞いて俺をお前の眷属にしたいと思ってるのだろう?」

 

リアス「うっ!!」

 

剣「それに俺はお前に王としての価値を感じない、目先の力を欲しても破滅するだけだ!!」

 

俺はそう言った、力が欲しい当然の欲だ・・・だがそれだけじゃその力を制御できずに破滅する。

 

剣「話はここまでだ、ああそうだアーシアはこの学園に編入することになっているからよろしく、行くぞアーシア」

 

アーシア「あ、はい!剣さん」

 

リアス「待ちなさい!これ以上あなたの勝手はさせられないわ・・・あなたには私の所で監視を「ふざけてるのか?」っ!?」

 

俺はリアス・グレモリーの喉元に剣を向けた。

 

一誠「てめー部長に何をしているんだ!!」

 

剣「何を勘違いをしている?俺がこの町を守っているからこの町の人が死なずに済んだ、この町はお前の管理ごっこのための遊び道具じゃねーぞ!」

 

リアス「何を言っているの!私はちゃんと管理を「していないよ」っ!?」

 

剣「お前は何もしていない、人のために動くことも、人ために努力することも、ここの町の人間を生かそうとすることも、お前は何もやってない」

 

一誠「お前はなんでそんな事を言うんだよ!!部長は頑張っている!苦労もしている!なのになんでそんな事を言うんだよ!!」

 

こいつ前に言ったことを何も理解してないのか?

 

剣「分からないのならそれでいい、だが分からないのならお前は俺に口出しをするな」

 

俺はアーシアを連れて部屋を出た。

 

今日の飯は何にするかな?

剣視点終了

 

 

 

 

 

一誠視点

 

俺はあいつがなんで部長にあんな事を言ったのか分からない。

部長の事を何も知らないのになんであいつは・・・

 

一誠「部長!!あいつが何をしようと俺は部長の味方ですから!!」

 

リアス「ありがとうイッセー私も頑張るわ」

 

部長は前向きだった。

なんであいつは部長にあんな事を言っているんだろう?

 

一誠視点終了

 

 

 

小猫視点

 

私は朱乃先輩と話しています。

 

朱乃「彼は今まで多くの人間を救って来た・・・でも私たちは1回でも誰かを守れたかしら?」

 

小猫「...先輩は優しい人です・・・優しいからこそ私たちに考えさせるために・・・だからこそあそこまできつい事を言えたのでしょう」

 

私は、朱乃さんを見ていると危機感を持ちます。

先輩を取られたく無い。

 

朱乃「それにしても小猫ちゃんの好きな方が私の思い人だったなんてね」

 

小猫「...先輩は渡しませんよ?」

 

朱乃「あらあら・・・でも、私も諦めるつもりはないですよ?小猫ちゃん」

 

私たちはお互いに先輩の想いをぶつけていた。

・・・今日はもっと先輩にくっ付きたいです。

そうして私は、先輩の所まで走って行きました。

 

小猫視点終了

 

 

 

剣視点

 

オカルト研究部から出て家に帰ろうとすぐに小猫も付いてきた。

と言うか抱きついてきた。

・・・小猫?今日はやたらとくっ付いてきますな・・・何かあったのか?

 

アーシア「小猫ちゃんずるいです私も剣さんといたいですー」

 

アーシアも抱きついてきた。

 

小猫「...にゃあ///先輩///」

 

まぁ甘えたいなら甘えればいいさ

俺たちは家に帰ると今日も

 

黒歌「剣ーーーおかえりにゃー///(ちゅ)」

 

黒歌は俺が帰ってきた直後にいきなりキスをしてきた。

ここ最近黒歌は何かとキスをしようとしてくる

そしたら

 

小猫「姉様ずるいです・・・私も///・・・(ちゅ)」

 

黒歌がキスをすると小猫もキスをしてくる

そんなに温もりが欲しいのか?(鈍感すぎる)

 

アーシア「私も剣さんとキスしたいですー///」

 

アーシアまで・・・

 

オーフィス「剣、ご飯、我、お腹すいた」

 

オーフィスが俺にくっ付いてご飯を要求した。

 

剣「分かったから今作るから少し退いてくれ」

 

四人「いや(にゃ、です)」

 

またこれかよ、ほんと・・・俺も頼ってくれるのは嬉しいけど・・・飯が作れないから早く退いてくれーーー!!

 

剣視点終了

 




はい、今回も主人公の鈍感が多いですね。
鈍感と言うより好かれていると言う概念が無いのかもしてないw
しばらくはオリジナルを出すためにない文才を捻り出して頑張ります。

感想も書いてくれると嬉しいです。
次回もよろしくお願いします。


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剣たちの日常
黒歌の思い


どうも作者です。
今回から個人回です。
剣との日常を書いてきます。
今回は、黒歌回です。

後、三人称視点を書いてみます。
なにか気になったらコメントお願いします。


 

これは、まだアーシアが来てすぐの話。

 

剣の家

 

現在黒歌は焦っていた。

今までは、自分と妹の白音・・・オーフィスは別枠として、これまで剣を好きになっていたのは自分と白音だけだと思ってた。

しかし最近アーシアと言う同居人が増えた・・・これはまだいい黒歌自身もアーシアの話を聞いてこの子は剣が引っ張ってあげないと駄目なことが分かった。

だが、まさかグレモリーの女王の朱乃も剣が思い人だったことが白音から聞きこれにはびっくりした。

 

黒歌「まずいにゃ・・・このままじゃ剣と一緒にいる時間ががっつり減っちゃうにゃ」

 

黒歌は、剣といる時間が減ってしまう事を気にしていた。

剣は強い、これは初めて会ったその日から知っていたので、剣の事が好きになる人が多くなるのはわかってた。

だが・・・それとこれとは話が別である。

ただでさえ剣は学校があり一緒にいる時間は限られているのにさらに剣との時間が無くなったら・・・自分を保てなくなるかもしれない。

 

黒歌「剣・・・もっと一緒に入れたらいいのににゃあ」

 

こういう時自分がはぐれ悪魔として追われている身なのが煩わしい・・・

ならば・・・少ない時間でも満足できるようになるべく剣にくっついていくしかない。

 

そう考えていると剣が帰ってきた。

 

剣「ただいまー」

 

黒歌は誰よりも剣のもとへ駆けつける。

 

黒歌「お帰りにゃー剣ー」ぎゅー

 

黒歌は剣を抱きしめた。

 

剣「ただいま黒歌・・・どうした?」

 

黒歌「え?」

 

剣「さみしそうな目をして」

 

剣は黒歌の些細な感情にきづいた。(何そこは察せるのに鈍感なのか)

黒歌は、その言葉で感情が崩れる。

 

黒歌「最近・・・剣が構ってくれる時間が減って・・・少しさみしかったにゃ」

 

そういうと

 

剣「そんなことかー」

 

黒歌「そんなことじゃないにゃ私からすれば「ぎゅ」にゃあ///」

 

いきなり剣に抱きしめられた。

 

剣「我慢はしなくていいぞ、甘えたいならそう言え俺はそれにこたえるだけだ」

 

黒歌(・・・剣はずるいにゃ・・・こんなこと言われたら・・・)

 

黒歌「剣///もっと構って欲しいにゃ///もっと一緒にいたいにゃ///」

 

黒歌がここまで言うと

 

剣「あはは、よしよし・・・黒歌はまだいろいろ我慢しているんだ・・・俺がいる時ならいつでも甘えてくれ」

 

剣は黒歌の頭を撫でながら黒歌が安心するようにそう言った。

 

 

 

 

 

黒歌視点

 

もうダメにゃ・・・私はなるべく多く剣といるためにお願いをした。

 

黒歌「剣///・・・今度の休み二人だけの時間が欲しいにゃ///」

 

私は剣にそうお願いをした。

そしたら剣は

 

剣「次の休みか・・・うん大丈夫その日は開けておく」

 

私は嬉しさと同時に私だけこんな思いしていいのかと思ってしまった。

 

黒歌「剣・・・今度みんなにも時間作ってあげてにゃ・・・みんな剣と一緒に過ごしたいにゃ」

 

私はそう言った。

 

剣「うーんそうだねーみんなが望むなら俺は大丈夫だ」

 

剣・・・それなら覚悟するにゃ・・・みんな剣と一緒にいたいんだからにゃ

 

黒歌「分かったにゃ・・・みんなにもそうつたえるにゃ」

 

そして私は剣から離れて

 

黒歌「ありがとにゃ剣元気出たにゃ」

 

剣「それならよかった。あまりため込むなよ?」

 

黒歌「分かってるにゃ!!」

 

私はみんなの所まで剣を引っ張った。

やっぱり・・・私は剣が大好きだにゃ///

 

黒歌視点終了

 

 

 

 

そして・・・次の休みの日

 

黒歌「つーるーぎーむぎゅー///」

 

黒歌は盛大に甘えていた。

あの後みんなにも話をしてみんな1日ずつ剣との時間を約束した。

そのため今日は遠慮なく剣に甘えられるのだ。

 

剣「そんなに構って欲しかったのか?」

 

黒歌「そうにゃ!剣、頭撫でてにゃあー///」

 

現在黒歌は剣に膝枕をしてもらいながら頭を撫でさせていた。

黒歌からすると至福の時間である。

 

黒歌「剣・・・いつもありがとうにゃ」

 

剣「どうした?急に改まって」

 

黒歌「私の事を守ってくれて、白音と仲直りさせてくれて、剣には返しきれないほどの恩があるにゃ」

 

剣「気にすんな、全部俺がしたくてしたことだ」

 

黒歌「それでもにゃ・・・私は剣から絶対に離れないからにゃあ///」

 

剣「そうか・・・まぁ離れたくないなら離れないようにこれからも頑張らないとな」

 

黒歌「・・・また、何か企んでるにゃ?」

 

剣「人聞きの悪いことを言うなよ・・・まぁまだ内緒だ」

 

黒歌「・・・なら、剣が言ってくれるまで待つにゃ」

 

その後は、言葉はなかったが黒歌はこの時間が幸せだった。

 

 




はい、黒歌編でした。

早く自由にしてあげたい!!!

また次回もよろしく。


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小猫とケーキと意思

どうも、作者です。

今回は、小猫編です。


 

剣の家

 

現在剣は、アーシアの時に小猫とケーキをたくさん食べさせる約束を果たすために大量のケーキを作っていた。

定番のショートケーキ、チョコ、チーズ、他にも様々なケーキをすべて同時進行で作るという離れ技をしていた。

それを見ていた黒歌は・・・

 

黒歌「何でそんな人間離れすぎる動きをしてるにゃ!!!」

 

剣「時間短縮だ・・・回数をこなせば誰でもできる」

 

黒歌「そんなわけないにゃ!!!」

 

剣は現在10種類を超えるケーキを一度で一遍に作っていた。

 

黒歌「それに・・・その大量のオーブンは何にゃ!!!」

 

剣「これも【無限の剣製】で作ったやつだ」

 

黒歌「汎用性にもほどがあるにゃ!!!」

 

剣は【無限の剣製】を使い10台以上のオーブンを作りケーキ1つ1つ焼いていた。

 

・・・ちなみにオーブンの電気は【無限の剣製】で作った発電機を使っていた。

 

剣「みんなの分も作っているからな・・・流石にオーブンが1台だと時間がかかるからな」

 

黒歌「にゃあ!!私たちの分もあるにゃ!!」

 

剣「約束とはいえ1人だけに作るほど俺はケチではないぞ」

 

黒歌「にゃあ///ずるいにゃ///そんなこと言われたらまた惚れ直したにゃ///」

 

剣「ん?なんかいった?」

 

黒歌「なんでもないにゃ///(鈍感!!)」

 

そして剣は大量のケーキを作った。

 

一部を黒歌に頼んでアーシアとオーフィスの所まで持っていってもらい剣は小猫を待たせている部屋まで持っていった。

 

 

 

 

小猫視点

 

今日は先輩にケーキを作ってもらって一緒に食べる約束を守ってもらうために私は先輩の部屋で待っていた。

そして私は今・・・先輩のベットに包まっていた。

先輩のいい匂いがして今すごく先輩に抱きしめてもらいたい気持ちが高まってきた。

 

剣「小猫ー出来たぞー」

 

にゃあ!!すごい量のケーキが先輩の手だけではなく頭にもケーキを持っていた。

 

小猫「...先輩どんな持ち方と体幹ですか」

 

剣「このぐらいの体幹がないと戦闘にもずれが出るしな」

 

この先輩ストイックすぎる・・・

先輩は紅茶を入れて机にケーキを並べた。

見ただけでもよだれが出て来そうなほど美味しそうだった。

 

剣「さて、ケーキを食べようか小猫」

 

小猫「...では」

 

私は先輩の膝の上に乗った。

 

剣「このままで食べるのか?」

 

小猫「...はいこのままでお願いします」

 

先輩の匂いとケーキの匂いが一緒に包まれていた。

 

小猫「先輩///」

 

剣「どうした?小猫?」

 

私は、先輩にお願いをした。

 

小猫「先輩が私にケーキを食べさせて下さい///」

 

剣「そうか・・・なら」

 

先輩は私の頭を撫でてから

 

剣「ほら小猫」

 

先輩はフォークで私の口にケーキを運んでくれた。

 

小猫「...///アーン///・・・うにゃあぁぁぁ///」

 

ケーキを口に入れた瞬間私は口から声が出てしまった。

なんですかこれ・・・今まで食べてきたケーキより断然美味しい。

 

剣「あはは、そんなに美味しかったか?」

 

小猫「...もっと下さい先輩///」

 

今日は私だけの先輩・・・

私は先輩に甘えていた。

 

小猫視点終了

 

 

 

 

 

剣はケーキを全部小猫にアーンで食べさせた後小猫は剣に抱き着いていた。

 

小猫「にゃあ///先輩///もっと抱きしめて下さい///」

 

剣「はいはい」

 

剣は小猫を抱きしめて頭を撫でていた。

しかしその後小猫が真剣な顔になった。

 

小猫「先輩・・・私は先輩の強さをみて思いました・・・先輩、私を鍛えて欲しいです」

 

小猫は強くなりたかった剣の力を見てより一層それが強くなった。

 

剣「...仙術はまだ怖いか?」

 

剣は見抜いていた。小猫がまだ仙術に恐怖をしていることを

 

小猫「いえ、そうではないのですが・・・」

 

そう言っているが小猫の表情は曇っていた。

 

剣「まぁ今の小猫は仙術の基礎ぐらいから始めたらいい」

 

小猫「...仙術の基礎?」

 

剣「あぁ戦闘と瞑想を繰り返し、体を作ることと心を落ち着けさせるところからだな」

 

小猫「心を?先輩は仙術も使えるのですか?」

 

剣「まぁ一部な・・・俺は魔力の量が多すぎて無理に感情を高めると暴発してしまう可能性があったんだ」

 

剣は自分の体の力が強すぎるが故の弊害を小猫に教えた。

 

小猫「にゃ!!そうなんですか!?」

 

剣「今はそこまで危険じゃないけどな・・・だからこそ小猫の仙術への恐怖する気持ちもわかる・・・だが恐怖は弱さじゃない」

 

小猫「え?」

 

小猫は困惑していた。

恐怖は弱いから来る物と思っているから

 

剣「恐怖が無ければ力を使ってもただの物でしかない・・・だが恐怖を知っているからこそ力は意思になる」

 

小猫「恐怖を知っているからこその意思・・・」

 

剣「そう、意思が無ければ力を使えてもたかが知れてる」

 

意思が無ければ戦う意味は無い・・・恐怖も意思も無ければそれはただの物でしかないから。

 

剣「そうだ、それに恐怖を乗り越えた人は力の使い道を理解する・・・だから小猫はもう強いよ恐怖から正面を向いて歩きだしたんだから」

 

小猫「...歩き始めたのは先輩のおかげです私の力じゃ「そうじゃない!!」え?」

 

剣は声を出し小猫の言葉を遮った。

 

剣「俺はきっかけしか教えていない・・・乗り越えたのは小猫自身だ・・・歩き始めたのは小猫自身だ・・・それだけは否定しちゃいけない」

 

小猫「...先輩///」

 

剣「修行にはいつでも付き合ってやる・・・だからもう自分の否定だけはやめろ」

 

剣は小猫に自分の否定をして欲しくなかった小猫が恐怖を乗り越えられたのは間違いなく小猫自身だから・・・

 

小猫「...ありがとうございます先輩・・・でも今はこのまま抱きしめて下さい///」

 

剣「それを小猫が望むなら」

 

剣は小猫を抱きしめた。

もう自分を否定しないように小猫の支えになるように

 

小猫(先輩・・・大好きです///)

 

 

 

 

 

 




小猫の仙術を使えるようになる第一歩ですね

そして、剣・・・お前イケメンか?(今更)

次回もよろしくお願いします。


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アーシアとお買い物

どうも作者です。

今回はアーシア編です。


 

最近剣の家にホームステイと言う形で居候をしているアーシアだが、現在あまり自分の物が少ないので剣にお買い物に付き合って欲しいと頼んだ。

 

アーシア「剣さん明日お買い物にいきたいのですが付き合ってもらえますか?」

 

剣「あぁ、そう言えばあんまりアーシアの私物が無かったな・・・分かった、それはいいけど男の俺でいいのか?」

 

アーシア「剣さんだから良いんです」

 

アーシアは剣とお出かけをしたかった。

 

剣「アーシアがいいなら付き合うよ・・・ついでに町を見てくるか?」

 

剣のこと提案にアーシアは、顔を頷き

 

アーシア「ありがとうございます剣さん!!」

 

嬉しそうに言った。

 

 

 

アーシア視点

 

やりました・・・剣さんをお出かけに誘えました。

私は自分の部屋で服選びをしています。

剣さんに褒めてもらえたら嬉しいなー。

 

アーシア「剣さんとお出かけ楽しみです///」

 

私は明日が待ち遠しかった。

 

アーシア視点終了

 

 

 

 

次の日

 

黒歌「行ってらっしゃいにゃ!剣、アーシア」

 

小猫「行ってらっしゃいです。剣先輩、アーシア先輩」

 

オーフィス「我、お土産、期待」

 

アーシア「行ってきます」

 

剣「行ってくる・・・あとオーフィス、お土産は期待しとけ」

 

剣とアーシアは家を出て町のデパートまで歩いて行った。

 

アーシア「剣さんこれ、どうですか?」

 

アーシアは試着で白いワンピース姿で剣に感想を聞いた。

 

剣「うん、すごく可愛いよ似合っているよアーシア」

 

アーシア「はう///じゃあこれ買います///」

 

剣が褒めてアーシアは嬉しくなり服をどんどん購入していった。

そして剣は小物売り屋にいた。

 

剣「アーシア、ちょっと目を瞑って?」

 

アーシア「?わかりました」

 

アーシアは目を瞑った。

そして

 

剣「もういいよ目を開けて見て」

 

アーシア「あ、これネックレス?」

 

剣がアーシアにつけたのはすぐ近くにあるショップで見つけた白のネックレスだった

 

剣「アーシアに似合うと思ってな」

 

アーシア「剣さん///大切にします///」

 

アーシアは剣からもらったネックレスを軽く握って微笑んだ。

その後デパート内のアイス屋でアイスを買っていた。

剣はバニラ、アーシアはイチゴを選んで食べていた。

 

アーシア「冷たくて美味しいです」

 

剣「うんやっぱりここのアイスはうまい」

 

アーシア「剣さんこう言うのにとても詳しそうです」

 

剣「まぁよく食べ歩きはしてるしな、参考になる料理があれば参考にするし」

 

剣は自分の料理の糧にするために食べ歩きをしている。

 

剣「そうだな・・・今度、ラーメンでも作ってやるよ」

 

アーシア「ラーメン!!私食べてみたかったです」

 

アーシアは教会に長くいたせいで食べ物に疎かった。

それを知った剣はアーシアに何を食べさせてあげようかとよく考えている。

 

剣「んじぁ近いうちに具材と出汁と麺の小麦粉と・・・」

 

剣はラーメンをスープから麺まで自作で作る。もはや職人である。

 

剣「アーシアには食べさせて上げたい物がいっぱいあるからな」

 

アーシア「ありがとうございます剣さん」

 

その後夕食の材料を一緒に買いに行っている最中にアーシアからお願いをされた。

 

アーシア「剣さん・・・料理を教えてくれませんか?」

 

剣「料理を?アーシア料理はできるよな?」

 

アーシアは人並みには料理は出来る。

・・・ちなみに小猫も料理は出来る、黒歌は家事自体は出来るが料理だけは出来ない、オーフィスは壊滅的に家事ができない。

剣からすれば特に教えることも無いと思うがアーシアは剣に料理を教えてもらい剣に食べてもらいたかった。

 

剣「まぁ教えることよりも一緒に作ればいいと思うが?」

 

剣のこの一言がアーシアの頭にビビったきた。

 

アーシア「そうですね・・・剣と一緒に・・・はう///」

 

アーシアは剣と一緒に料理をする所を想像して幸せな表情をした。

 

剣「ただ今は俺がアーシアに食べてもらいたい物が多すぎるからな・・・俺のご飯を食べてるアーシアを見ると嬉しいからな」

 

剣こいつもはやお母さんである。

 

アーシア「でも最近剣のご飯が美味しすぎてお腹が出てきそうで・・・はう///」

 

剣「あはは、なら今度小猫の特訓に付き合うときに一緒に運動でもするか?」

 

アーシア「いいのでしょうか?私がいたらお邪魔じゃないですか?」

 

剣「まぁ朝のランニングぐらいだから大丈夫だよ」

 

アーシア「では私も一緒に運動します」

 

こうしてアーシアとのお買い物との終わりが近づいていた。

 

アーシア「今日はありがとうございました剣さん」

 

剣「いや、俺も楽しかったからな・・・今度はみんなで一緒に行きたいな」

 

アーシア「はい!みんなとならもっと楽しそうです」

 

そして剣とアーシアは家まで帰った。

・・・ちなみにお土産はデパートにあるバームクーヘンで、黒歌、小猫、オーフィスは喜んで食べていた。




アーシア編でした。

平和だねー

次回もよろしくお願いします。


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朱乃と恩人

朱乃編です。

過去の出来事です。


 

学校内で剣は朱乃に声をかけられた。

 

朱乃「剣くん、ちょっといいかしら?」

 

剣「?何か用事か?」

 

朱乃「えぇ今から部室に来てくれないかしら?紅茶を入れてあげるから」

 

剣「それなら」

 

剣は朱乃について行った。

・・・もちろんそれを見ていた男たちは嫉妬の涙で濡らしていた。(兵藤も含む)

 

オカルト部、部室

 

剣は部室のソファーに座り朱乃の紅茶を待っていた。

 

朱乃「どうぞ剣くん」

 

剣「ありがとう、朱乃」

 

剣は紅茶を1口飲み

 

剣「うん、朱乃の入れる紅茶は美味いな」

 

朱乃「剣くんは料理が得意なのでしょ?小猫ちゃんがよく力説してるわ」

 

剣「あはは、小猫には弁当を作っているからな、ただ・・・だからこそこうやって誰かが入れてくれる紅茶がよりうまく感じる物だ」

 

朱乃「分かるわその気持ち私もよくあるもの・・・今度あなたの料理を食べてみたいわ」

 

剣「機会があればな」

 

少し小話をした後朱乃が真剣な顔をした。

 

朱乃「改めて言うわ・・・私と母様を助けてくれてありがとうございました」

 

朱乃はそう言ってお辞儀をした。

 

剣「別に礼をされることじゃ無い・・・俺は俺のやりたいようにやっただけだ・・・まぁ礼を言われるのは悪くは無いが」

 

朱乃「うふふ、あなたといるとあの時をよく思い出すわ」

 

あれは約6年前・・・

 

剣が仮面の剣士として言われる前・・・町にくる悪魔や堕天使から顔を隠すために仮面を付けて駆除をし始めてそこまで日が経ってなかったころ。

 

剣『この能力の使い方もだいぶまともになってきたな・・・ん?また堕天使が来たか・・・近くに人間と・・・人間と堕天使のハーフか?・・・ハーフとその親を襲いに来たのか?・・・行きますか』

 

剣は堕天使が行こうとする所まで移動した。

 

『堕天使と契りを交わした姫島家の裏切り者朱璃。堕天使と人間の間に生まれた忌みの子朱乃。貴様らを処罰しに来た。因みに貴様らの父親は来ぬぞ。ここに来る前に足止めさせてもらった。それに強固な結界も張らせてもらった。誰の助けも来ぬぞ!!』

 

堕天使は朱乃と母親の朱璃が堕天使に襲われそうになっていた。

 

朱璃『私が犠牲になってもこの子だけは・・・』

 

朱乃『母様・・』

 

朱璃は朱乃だけでも生かそうとしていた。

 

剣『自分を犠牲に守るのはいいが・・・頭を下げておけ!!』

 

剣がそう言うと朱璃はいきなりの声にびっくりして朱乃を抱いて頭を下げた。

 

『ぎゃーーーー』

 

その瞬間無数の剣が堕天使たちに刺さっていた。

 

剣『大丈夫だったか?』

 

そこには仮面を被った剣がいた。

 

朱璃『あなたは?』

 

剣『まぁ敵では無い』

 

『貴様が俺の家族を襲ったのか!!!』

 

いきなり剣に光の槍が襲ったが・・・剣は冷静に塞いだ。

そこには堕天使が顔を赤くして怒りを向けていた。

 

剣『冷静になれ俺じゃ無いそこに倒れている堕天使たちにだ』

 

朱璃『あなた!!この人は私たちを守ってくれたのよ!!」

 

朱璃は堕天使に怒鳴っていた。

 

『そ、そうなのか?それはすまないありがとう少年』

 

剣『無理もない・・・気にしてないから問題ない』

 

アザゼル『おいおい、まさかこんなガキがあの人数の堕天使を1人でやったってのか?しかもさっきのを防ぐとかほんとにガキか?」

 

剣『・・・(こいつ、堕天使の中では1番強いな・・・トップのやつか?後で色々言うとしよう)そういうことだ・・・あの程度ならいくらいても負けん」

 

これがアザゼルの胃を苦しめることになるきっかけであった。

 

アザゼル『ほぉ神器か?神器なのか?』

 

剣『そうだが・・・今は言わん。あんたらがいるなら俺はもう帰る』

 

剣はその場を後にしようとした。

 

朱乃『あ、あの』

 

剣『ん?なんだ?』

 

今まで黙っていた朱乃が声を出した。

 

朱乃『また、会えますか?』

 

朱乃が真剣な顔で剣に聞いた。

 

剣『約束は出来んが・・・また会えたらいいな』

 

剣は朱乃の頭を撫で、その場を去った。

朱乃は顔を真っ赤にして固まっていた。

 

朱璃『あらあら、うふふ朱乃にも春が来たのね』

 

『どういう事だ?朱璃?』

 

朱璃『朱乃はあの子に惚れてしまったのよ』

 

『なにーならんならんぞまだ朱乃には早ーーい』

 

それが剣と朱乃との出会いだった。

 

そして現在・・・

 

朱乃「あの時あなたが来ていなければ、私も母様も死んでいたかもしれません。ありがとうございました」

 

剣「そうか・・・それよりも、母親は元気か?」

 

朱乃「えぇ今も家でのんびりしていると思います」

 

剣「息災なら何よりだ・・・そう言えば・・・朱乃お前何故俺と戦った時に雷光を使わなかった?」

 

剣がそう言うと朱乃は不機嫌そうにした。

 

剣「親と喧嘩でもしたか?」

 

朱乃「あの人は勝手に私に婚約者を作ろうとしたり勝手が過ぎたのです・・・そのためしばらくあの人とは口も聞いていません」

 

朱乃は顔を膨らませ怒っていた。

 

剣「あらら、じゃあ雷光が使えなかったのは親子喧嘩だったのか・・・まぁそこに俺が突っ込むつもりは無いが」

 

剣は紅茶を飲み終えた。

 

剣「さて俺はそろそろ戻る」

 

朱乃「えぇ私も戻ります」

 

剣は朱乃と一緒に部室を出た。

・・・その後

 

三馬鹿「「「お前朱乃先輩と何をしていたーーーーー!!!!」」」

 

剣「うるせぇ!!」

 

三馬鹿「「「ぐふぅ」」」

 

いつものように三馬鹿が襲い掛かり剣が腹パンで沈めた。

 

 

 

 




はい、朱乃編でした。

この時からアザゼルの胃の崩壊が始まっていたのだ・・・

次回もよろしくお願いします。


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ソーナとチェス

どうも作者です。

今回はソーナ編です。


 

学校の放課後、剣がソーナに呼ばれ生徒会室まで足を運んでいた。

内容はもちろんいつものチェスである。

 

剣「ソーナもだいぶ強くなったね」

 

ソーナ「いえまだまだです。剣くんからまだ1勝も出来ていませんから」

 

剣とソーナとのチェス対決は、現在剣が128戦128勝で負け無しである。

 

剣「むしろ100戦以上負けても俺に挑み続けるソーナがすごいよ」

 

ソーナ「・・・それは褒めているのでしょうか?」

 

剣「褒めてるよ・・・基本俺と戦って最初のパーフェクトでやりたがらない人の方が多いからね」

 

ソーナ「まぁ気持ちはわかります・・・ただそこで折れては私の夢なんてすでに諦めていますから」

 

剣「ほんと、ソーナは強いよ・・・王としても・・・だが悪いがチェックメイトだ」

 

ソーナ「え?あ、あぁぁぁぁぁ!?」

 

話の間にすでにソーナの王が詰んでいた。

 

ソーナ「これで129敗目ですか・・・」

 

剣「あはは、俺からすればまだまだ負けられないな」

 

ソーナ「うぅ・・・もう1回だけやりましょう」

 

剣「はいはい、ただ今日はあと1回ね」

 

ソーナ「わかりました・・・よろしくお願いします」

 

剣「よろしくお願いします」

 

剣とソーナの130戦目が始まった。

剣とソーナがこうやってチェスで対決し始めたのは1年前・・・

 

 

 

ソーナが生徒会長になって間もないころ。

1年生だった剣が突然生徒会室に来たことが始まりだった。

 

剣『どうも支取 蒼那会長・・・いや悪魔ソーナ・シトリーと言うべきか?』

 

ソーナ『!?あなたは一体誰ですか?』

 

剣『この学校の1年神平 剣だよろしく』

 

ソーナ『何故あなたは私が悪魔だと?』

 

剣『気配で分かるさ・・・まぁまだいるみたいだけど?』

 

余裕そうな剣を見てソーナはただ物じゃ無いと思った。

 

ソーナ『あなたは一体何者ですか?』

 

剣『それを聞きたいなら1つ勝負をしよう』

 

剣はチェスの盤と駒を出した。

 

剣『これで勝ったら俺の正体を教える・・・負けたら何にも教えない』

 

ソーナ『・・・分かりました。その勝負受けて立ちます」

 

ソーナはこの時まだチェスで負けをほとんどしたことがなかった。

だからこそ今回も勝てると踏んでいた・・・しかし

 

剣『チェックメイト』

 

ソーナ『・・・まさか私がパーフェクトゲームで負けるなんて』

 

剣はソーナから駒を1個も取らせず逆にソーナの駒は全滅していた。

 

剣『俺の勝ちだな・・・俺の正体は教えない・・・じゃあな』

 

そして剣はその場を離れた。

この時剣は、ソーナを見定めていた・・・リアス・グレモリーは少し観察するだけで王としてダメだと分かったが、ソーナは王としての素質があるかどうかを調べていた。

だから、今回のパーフェクトゲームで折れてしまったら王としての資格はないと思っていた。

だが・・・もしもう1回勝負をソーナから持ち込まれたら・・・

 

剣『俺を呼び出して何をするソーナ・シトリー。言っておくが俺の事は何も話さないぞ?』

 

剣はソーナから呼び出された。

 

ソーナ『いえ今回はこれの再戦を申し込みます』

 

そう言ってソーナはチェスの盤と駒を出した。

 

ソーナ『あなたの正体も知りたいですが・・・このまま負けたままではいられません・・・あなたに勝つまで挑み続けます』

 

ソーナがはっきりとそう言った。

剣は嬉しかった・・・この向上心の高さ・・・ソーナには王の素質があると知ったから。

 

剣『俺の正体より俺に勝ちたいか・・・ふふあっははは』

 

ソーナ『何がおかしいんですか!!』

 

剣『すまない・・・分かった1戦やろう』

 

これがソーナと剣のチェス対決の始まりだった。

この後、剣は自分のことをソーナに話してチェスで勝ち続け、ソーナも剣に勝ちたいがために剣のチェスの動かし方を見て成長して行った。

そのためすでにソーナはリアスにチェスで完勝が出来るようになっていた。

・・・もちろんリアスは駄々をこねソーナに勝とうとしたが努力もしないで勝てるほど今のソーナは甘くなかった。

 

そして現在・・・

 

剣「惜しかったなソーナ・・・チェックメイト」

 

ソーナ「惜しくも無いじゃ無いですか!!結局また剣くんの策略に乗せられてしまいましたし!!勝てると思った瞬間に一刀両断とか趣味悪過ぎですよ!!」

 

剣「これで俺の130勝目だな」

 

ソーナ「はぁ・・・まだまだ剣くんには勝てませんか」

 

剣「いや、ソーナも成長してるよ・・・何せ今回の戦略はソーナがちゃんと倒すための戦略をしていないと乗せられていなかったからね」

 

ソーナ「負けさせられた相手にそんなこと言われても皮肉にしかなりませんよ」

 

剣「あはは、まぁ今回はこれで終わりだな・・・ありがとうございました」

 

ソーナ「・・・ありがとうございました」

 

ソーナは今日も剣に負けた。

剣に勝てるようになりたいその一心でここまで130戦やり続けていた。

剣に認めてもらいたいから。

 

ソーナ(剣くんと一緒にいると落ち着く・・・この気持ちは・・・)

 

ソーナがこの気持ちに気づくのはそう遠く無い話かもしれない。

 

 




ソーナ編でした。
これで取り敢えず日常編は終わりです。

次回は本編+Fateキャラが登場します。

次回もよろしくお願いします。


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剣の新なる力
令呪と幼馴染


本編の1.5章と言った所です。

Fateキャラを出していきます。

すみませんが主要サーヴァントを少し変更します。
ライダーを牛若丸からマルタに変えます。
内容を考えてこっちの方が面白そうだったので変えます。
ちなみに牛若丸も後々登場するかもしれないのでよろしくお願いします。


 

剣がアーシアを救ってから1週間が経過した。

アーシアを駒王学園にホームステイの留学生として編入した。

もちろんアーシアは男達から絶大な人気を獲得していた。

そしてアーシアのホームステイ先が俺の家だと知るとクラスのほとんどは『またか』と言った感じでこちらを見ていた・・・一部の変態を除いて。

 

松田「お前!!!また美少女をその毒牙にかけたのか!!!!」

 

元浜「小猫ちゃんだけに飽き足らず・・・金髪美少女の同居人なんて・・・死ねーーーイケメン!!!」

 

一誠「俺は元々しっていたが・・・それでも羨ましい物は羨ましい!!!」

 

この変態三人衆である。

 

剣「うるせぇよお前ら・・・アーシアは困っていたから助けただけだ・・・別に何かしたわけでも無い」

 

桐生「ねぇアーシア・・・剣くんはあぁ言っているけどアーシアはずっと剣くんを見てるよね」

 

アーシア「あぅあぅ///」

 

アーシアを揶揄っているのは桐生 藍華。よく一誠達変態どもを揶揄っては楽しんでいるやつだ。

 

剣「桐生・・・あんまアーシアを揶揄うなよ」

 

桐生「ふふふ、剣くんも気になる?」

 

剣「お前が揶揄うと色々面倒なんだよ・・・主にその後の事後処理が」

 

桐生「ふふふ、アーシアがこんなにも可愛いからついね」

 

アーシア「あぅ///剣さーん」

 

とこんな感じで騒いでいた。

 

 

ちなみに剣はアーシアと小猫の2人と一緒に登校している・・・小猫はもうすでに剣の家にいるのが当たり前になっていた。

そのため・・・登下校の際はよく騒がれていたが剣は、基本スルーしている。

グレモリー達には途中から一緒にいると伝えているらしい。

 

 

剣視点

 

グレモリーに呼ばれ俺はオカルト研究部にいた。

正直いきたくなかったが小猫に引っ付かれ止むなくアーシアと部室まで足を運んだ。

 

剣「なんの様だ?グレモリー?」

 

リアス「あなたには、私と勝負して負けたらあなたとアーシアはオカルト研究部に入って貰うわ」

 

そうして出したのはチェスの盤と駒だ。

・・・リアスの一言に俺は呆れていた。

力で縛り付けは、何の意味もない事に何故気づかない

 

剣「なら、条件だ俺が勝ったら今後一切の勧誘は無しだ」

 

リアス「うふふ、良いわよ」

 

なんでこいつは既に勝った気でいるんだ?

ソーナから聞いているがグレモリーはソーナに勝ったことがほとんどない、俺がソーナとチェス対決をする様になり俺はソーナに130戦130勝だ。

それなのにこいつはソーナに勝てないのに俺とやろうとしている。

まぁ俺がソーナとチェス対決をしている事はグレモリーは知らないので無理もないが・・・上には上がいることをこいつは知らない。

 

一誠「剣・・・いくらお前でも部長とチェスなら負けるかも知れないだろ?」

 

こいつのグレモリーへの信頼はやばいが・・・忘れてないか?俺が元々頭の方がいい事に・・・

 

剣「ならさっさとやろう・・・こちとら昨日から仕込んでいるラーメンを作るんだよさっさとしろ」

 

この発言にグレモリーは挑発と取り、朱乃はラーメンを作る事に驚き、木場は俺を観察する様に見て、小猫は「...ラーメン」と顔を緩ませ、アーシアはラーメンにワクワクして、一誠は俺の態度にイライラしていた。

 

リアス「いいわ!覚悟なさい!」

 

俺とグレモリーのチェスが始まった。

俺はほぼノータイムで打ちグレモリーを圧倒した。

もちろんこっちの駒は1つも取られずに・・・これなら最初ソーナと戦った時の方がマシだなー。

 

剣「チェックメイト、俺の勝ちだな」

 

リアス「まさか・・・私がパーフェクトゲームで負けるなんて」

 

朱乃「あらあらすごい戦いでしたわね・・・一方的過ぎて私ゾクゾクしてきました」

 

朱乃が顔を赤らめていた。こいつドSか?

 

裕斗「ここまで手も足も出ないなんて」

 

木場はびっくりしている。

 

剣「これでも手加減してたんだが・・・こんなもんか」

 

一誠「嘘つけ!!!これで手加減だと!!部長がパーフェクトで負けて手加減できるはず無いじゃないか!!」

 

兵藤はうるせぇな、そもそもグレモリーをトップだと思っているなら誤りだ。

・・・井の中の蛙大海を知らずとはまさにこの事だな。

 

小猫「...分かっていましたが・・・先輩はほんとに手加減をしてますよ?」

 

小猫のこの発言に他のみんなは驚いている。

 

剣「さて、俺は帰る。そろそろラーメンを作らないとだし・・・帰るぞアーシア」

 

アーシア「あ、はい剣さん」

 

俺はアーシアを連れて部室を出た。

 

剣視点終了

 

 

 

一誠視点

 

部長がチェスで剣に負けた。

部内じゃ部長が1番強いのに・・・

 

リアス「彼、戦うだけの人じゃ無かったのね」

 

小猫「...先輩はむしろ戦いより戦略、知識戦を得意としますから・・・先輩の裏をかける人がどれだけいるか」

 

小猫ちゃんそれはほんと?ますます剣は人外だな・・・

 

一誠「あいつ・・・あれだけの力があるのになんで部長に協力してやらないんだよ!」

 

裕斗「それは彼になんのメリットも無いからだよイッセーくん」

 

メリット?そんなの必要ねーだろ!

 

朱乃「剣くんは1人でこの町の悪魔、堕天使を退治してきました。なら、今更こちらに協力する意味が無いのよ」

 

・・・納得できねーよ。あんな力があれば部長の手助けが出来るのに

 

小猫「...でわ、私はこれで失礼します」

 

リアス「小猫?どこに行くのかしら?」

 

小猫「...用事があるので今日は帰ります」

 

そう言って小猫ちゃんは帰って行った。

 

リアス「小猫・・・あの子もしかして彼のところに行ったのかしら?」

 

朱乃「おそらくそうでしょうね・・・この中で剣くんと1番接点があるのは小猫ちゃんですもの」

 

小猫ちゃん、やっぱり剣のことで何が知っているのか?

俺は疑問を持ちながらもわからなかったので頭から追い払った。

 

一誠視点終了

 

 

 

剣は現在ラーメンを作っている。

 

味の希望は黒歌が醤油、小猫が豚骨、オーフィスが味噌、アーシアはそもそもラーメンを食べたことがないのでオーソドックスな醤油に、剣はこの中で作りにくい豚骨にした。

 

黒歌「美味しいにゃ流石剣、ラーメンも自作で作れる料理の腕に惚れ直しちゃうにゃあ///」

 

剣「このぐらいは当たり前だ、他にもうどん、そば、色々作れるかな」

 

職人気質にも程がある。

 

小猫「...ほんとに美味しいです先輩、豚骨の独特の匂いが全く気になりません」

 

剣「豚骨は灰汁抜きをしっかりしないと臭みが来るからな。手作りが1番美味い」

 

本来そんな発想は出てこない。

 

オーフィス「ずぅーーーー、剣、我、感激」

 

剣「ありがとなオーフィス」

 

アーシア「初めてラーメンを食べましたが美味しいです。剣さん」

 

剣「気に入ってくれたのなら作った甲斐があるってもんだ」

 

こうして剣達はラーメンを食べて幸せな時間になった。

 

 

 

 

剣視点

 

ん?ここは?俺は寝ていたはず・・・

 

剣「神様?なんか用事か?」

 

俺はこの場所を知っている。

俺が今の世界に来る前にいた空間だ

 

神様「ほほほ、お主の活躍ここからしっかりと見ておったぞ、なんとも愉快なことよ」

 

剣「要件は簡潔に言ってくれるか?」

 

神様「そうじゃな・・・お前さんの活躍と人柄を見て力を貸したいという奴らがおってな・・・お主にこれを渡そうとな」

 

そう言って神様は俺の右腕に手をあて俺の腕から模様が浮き上がってきた。

・・・これってまさか?

 

剣「令呪か?」

 

神様「よぉ知っておるのその通りじゃ、これはいわばお主のいる世界の『悪魔の駒』と言われる奴と似た様な物での、人種は変わらんがサーヴァントとしての力を解放してくれる」

 

剣「・・・て事は俺の力になりたいと言った奴らは英霊か?」

 

神様「そうなんじゃよそれともう1つ要件でな・・・」

 

神様はいきなり後ろを向いた・・・そこには前世の幼馴染がそこにいた。

 

剣「・・・マシュなのか?」

 

俺はその姿に動揺していた。

マシュ・キリエライト、前世で俺の後輩兼幼馴染の女の子だ。

何故お前がここに?

そう言う前にマシュが俺に飛びついてきた。

 

剣「ぐふぅ」

 

マシュ「先輩・・・先輩・・・先輩・・・やっと会えました」

 

剣「マシュなんでここに?」

 

涙を流し続けたマシュは1時間ぐらい離れてくれなかった。

 

剣視点終了

 

 




Fate/grand orderのマシュが登場です。

今作のマシュは幼馴染と言うポジションで行きます。
擬似サーヴァントと言う神器を使うにはもってこいの人種です。
Fate/grand orderのマシュが盾で庇いその場に盾だけが残ったあのシーンで俺は死にました。

コメントなどよろしくお願いします。
次回も楽しみに。


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マシュ・キリエライトの神器

どうも作者です。
今回はマシュとの話です。

これから、Fateのキャラが登場します。


 

マシュが剣の体から離れ剣は神様に疑問を聞いた。

 

剣「神様・・・なんでここにマシュが?」

 

神様「それを今から説明をしよう・・・」

 

神様「お主を今の世界に転生した後、前の世界からお主の記憶を消しておいたのじゃ、理由として儂が間違いで殺してしまったとはいえあの世界にお主の記憶が残っておると神としても色々まずいのでの・・・」

 

剣「なるほど・・・まぁそれは予想が出来ていたからいい、それよりマシュがここにいる事について知りたい」

 

神様「この子は儂も誤算だった・・・この子はお主への思いが強すぎての・・・記憶が消えておらんかった・・・だからこの子に聞いた・・・お主に会いたいかと」

 

剣「それがマシュがここにいる理由か・・・マシュ?」

 

マシュ「怖かった・・・先輩がいきなりいなくなって・・・誰も先輩の事を覚えてなくて・・・先輩・・・無事で・・・よかった」

 

マシュは、また涙を流し剣にまた抱き着いた。

 

 

 

剣視点

 

マシュは、俺がまだ5歳の時に出会った・・・ただその時は俺もマシュもまだただの知り合い程度だった。

 

だが・・・12の頃俺の両親が事故で亡くなった。

 

そしてマシュの家が火事になった。

 

マシュもその両親もいなかった。

まだ家の中に取り残されていることを知った。

 

俺は、火事になっていた家に飛び込んだ。

 

家に入ってすぐ瓦礫に挟まっていたマシュを見つけた。

 

俺は、マシュを瓦礫から助け出し家から出た。

 

マシュの両親は、その火事で亡くなった。

 

病院でそれを知ったマシュは・・・顔から表情が消えてしまった。

 

そんなマシュを俺は放置なんてできるわけがなかった。

 

・・・今思えばこの時から人を助けることが増えたな・・・

俺は今のマシュを1人になんてできなかった・・・だから

 

剣『お前の両親は時間が無くて助けられなかった・・・だからその分まで俺がお前を守ってやる!』

 

マシュ『・・・私を・・・守る?」

 

剣『そうだ・・・だから俺の家に来い」

 

マシュはしばらく俺を見つめ・・・

 

マシュ『うん、あなたなら・・・信じる」

 

こうして俺とマシュは一緒に暮らし始めた。

 

ちなみにマシュが俺の事を先輩と呼んでいるのは、なんでも俺は人生の先輩だから敬意の現われなんだそう・・・

 

そして今・・・

 

剣「悪かったな勝手にいなくなって」

 

マシュ「ほんとに心配しました・・・先輩までいなくなってしまったら私はもう生きる理由が無くなります」

 

俺はマシュを抱きしめ今俺がいる事が分かるように・・・

 

剣視点終了

 

 

そして剣とマシュが離れた後神様がマシュに聞いてきた。

 

神様「さて・・・マシュよお主はどうしたい・・・」

 

マシュ「私は・・・先輩に守ってもらいました・・・だから今度は私が先輩を守りたい・・・守れるようになりたい」

 

神様「よくぞ申した!ならばこれをお主に渡そう」

 

そう言って神様が出したのはマシュの背丈ほどの盾だった。

 

剣「盾か・・・『アーサー王伝説』の円卓の騎士の1人・・・ランスロットの子ギャラハッドの盾か?」

 

神様「お主よく知っておるな」

 

剣「盾の英雄は少ない・・・だからこそ絞れる・・・その中で強力な盾の逸話があるのはギャラハッドだ」

 

神様「お主の頭は神ですら理解が出来ぬぞ・・・この盾は剣の言ったギャラハッドの宝具【いまは遥か理想の城(ロード・キャメロット)】じゃ」

 

マシュ「ロード・キャメロット・・・これで先輩を守れるのでしょうか」

 

神様「うむ守るという点で言えばおそらく最高の宝具じゃろう・・・だがこれを扱うには今のマシュでは魔力不十分じゃ」

 

剣「なるほどそういう事か・・・俺の令呪で俺の魔力を使ってその魔力の不足分を補えと・・・」

 

神様「流石じゃ・・・お主の【無限の魔力】なら問題ない」

 

剣「マシュ・・・俺のサーヴァントとして俺と一緒に戦ってくれるか」

 

マシュ「もちろんです先輩!マシュ・キリエライト・・・先輩の盾としておそばに居させてください」

 

マシュがそう言うとマシュの体が光だし盾と鎧を着て立っていた。

 

剣「疑似サーヴァント・・・と言った所か?これからもよろしくな・・・マシュ」

 

マシュ「はい、『シールダー』疑似サーヴァント、マシュ・キリエライトです。これからもよろしくお願いしますマスター」

 

そう言ってマシュは剣と一緒に入れることに喜んだ。

 

 

 

 

 

神様「さて・・・お主とマシュが契約出来た・・・剣よ他のサーヴァントも呼ぶかの?」

 

剣「・・・そうですね今呼べるのは何人だ?」

 

神様「そうじゃの今呼べるのは・・6人じゃの」

 

剣「6人か・・・なら呼ぼう」

 

神様「そうかなら今呼び出そう・・・」

 

そう言ってから神様は姿を消してすぐ・・・目の前が光だし目を開けたら6人の人影が立っていた。

 

 




マシュとの出会いと疑似サーヴァント化でした。
この作品にマシュの寿命は在って無いです。
内容はFGOの主人公とマシュの出会い方を自分なりにリメイクして使いました。

次回出てくる6人のサーヴァントは誰でしょう・・・

次回で分かります。よろしく


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剣のサーヴァントたち

どうも作者です。

サーヴァントは前半と後半に分けて召喚します。

後半はフェニックス後です。


 

剣は6人の英霊たちを見た・・・

 

 

ジャック「アサシン。ジャック・ザ・リッパー。よろしく、おかあさん」

 

ダ・ヴィンチ「サーヴァント・キャスター。レオナルド・ダ・ヴィンチ。そう・・・今からは、君だけのダ・ヴィンチちゃんというコトさ!」

 

ジャンヌ「サーヴァント・ルーラー。ジャンヌ・ダルク。お会いできて、本当によかった!」

 

ジャンヌ・オルタ(以降オルタ)「サーヴァント・アヴェンジャー。召喚に応じ参上しました。・・・さ、契約書です。」

 

清姫「サーヴァント、清姫。こう見えてバーサーカーですのよ?どうかよろしくお願いしますね、マスター様。」

 

タマモキャット(以降タマモ)「我こそはタマモナインの一角、野生の狐、タマモキャット!ご主人、よろしくな!」

 

・・・剣はこう思った。

 

剣(流石英霊・・・癖が強いな・・・)

 

そう思えるだけの剣もなかなかである。

 

剣「君たちが俺に力を貸してくれるサーヴァントたちか?」

 

ジャック「そうだよおかあさん」

 

剣「おかあさん?・・・そう呼びたいのか?」

 

ジャック「うん!私たちはおかあさんのあたたかさが欲しくておかあさんのサーヴァントになりたいって思ったの」

 

そう言ってジャックは剣に抱き着いた。

 

剣「そうか・・・ジャックがそれがいいなら好きにしてくれ」

 

ジャック「うん!おかあさん・・・あったかい・・・私たちはおかあさんとずーと一緒だよ」

 

ジャックは剣の胸を頬ですりすりしていた。

・・・マシュの視線が気になるが・・・今はそっとしておこう・・・

 

ダ・ヴィンチ「おやおや、もうマスターに懐いたか・・・流石マスター」

 

剣「ダ・ヴィンチは・・・何がきっかけだったんだ?」

 

ダ・ヴィンチ「私は、マスターのその天才的な頭脳を近くで見てみたくてな」

 

剣「天才か・・・俺は自分を天才なんて一度も思ったことはないが・・・あのレオナルド・ダ・ヴィンチに言われたらうれしい限りだ」

 

ダ・ヴィンチ「ふふふ・・・やはり私の目に狂いはなかった・・・これからもよろしく・・・マスター」

 

剣とダ・ヴィンチは握手を交わした。

 

ジャンヌ「うふふ・・・やはりマスターはお優しいですね」

 

剣「俺は別に優しくないよ・・・俺はやりたいことをやっている自分勝手な奴だ・・・」

 

ジャンヌ「本当の自分勝手な人はそんなこと言いませんよ・・・あなたには守りたいという信念が宿っている・・・それを私は尊いものだと思っていますよ」

 

剣「・・・その言葉は本当にうれしいよ・・・これからよろしくなジャンヌ」

 

ジャンヌ「はいマスター、それと・・・この子もよろしくお願いしますね」

 

そう言ってジャンヌ・オルタを前に出す。

 

オルタ「姉面をするな!!!私は奴の強さに神を殺せる物として奴を利用するだけよ」

 

剣「神を・・・ね、俺は自分の大切な物が危ない目にあってただ突っ立て居られるほどお人よしでもないからね・・・俺の大事な物のためなら・・・たとえ神だろうが死神だろうが俺は守ると決めた・・・それを利用するのならそれでいい」

 

オルタ「ふふふ・・・あなたやっぱり私の見込み通りの人だわ・・・一様サーヴァントとしてあなたと契約してあげます」

 

剣「よろしくなオルタ・・・これでお前も俺の大切な者の一人だ・・・お前が危なくなったら俺はどんな手を使ってもお前を助けるぞ」

 

剣の一言にジャンヌ・オルタは顔を真っ赤にさせ

 

オルタ「・・・///あなた、そんなこと言って!焼き殺すわよ!!!」

 

ジャンヌ「オルタ、うれしいならそういえば良いのに」

 

オルタ「うるさい姉面するな!!!」

 

・・・オルタはツンデレだった。

 

剣「それで・・・ジャンヌとオルタは光と闇・・・表と裏ってことか?」

 

ジャンヌ「よくわかりましたね・・・そう彼女は私の心の闇と言っていい存在です・・・だから私の妹のようなものです!!!」

 

オルタ「そんなわけあるか!!!私は貴様の妹ではない!!!」

 

なんだかんだで仲は良いようだ。

 

清姫「うふふ・・・私のマスター本当に正直な方・・・私あなたのその正直なところ・・・本当に好ましいです・・・私のマスター」

 

剣「まぁ俺も極端なウソは嫌いだ・・・だから俺は自分の大切な物に俺は正直でいたいからな」

 

清姫「あぁほんとに好ましい私のマスター・・・これからもおそばに居させてください」

 

そう言って清姫は剣の腕をつかみ離れないように抱きしめた。

 

タマモ「ご主人・・・そろそろこちらも話がしたいぞ・・・童はご主人の魔力があればどこへでもついていくぞ・・・それがキャットの誇りらしいぞ」

 

剣「そうか・・・魔力ならいくらでもある・・・それならずっと俺と一緒だな」

 

タマモ「ならご主人・・・童の主人となり童をしもべとして飼う覚悟があるのだな」

 

剣「タマモがそれを望むなら俺はお前の主人でもなんでもなってやる」

 

タマモ「ならばご主人・・・これから末永くよろしく頼むぞ」

 

タマモは清姫とは逆の剣の腕を取った。

 

マシュ「むうぅぅぅ」

 

マシュが頬を膨らまし剣を見ている。

 

剣「マシュ?どうした?」

 

マシュ「私もまだ先輩に甘えたりないです・・・」

 

剣「マシュがしたいならすればいい、遠慮はしなくていい」

 

マシュ「なら・・・」

 

マシュは剣の背中から抱き着いた。

 

・・・現在前にジャック、右に清姫、左にタマモ、後ろにマシュが剣にくっついていた。

 

ダ・ヴィンチ「マスターはよく人から愛されるな・・・まぁマスターは自覚が全くないが・・・」

 

ジャンヌ「マスターは私たちの大切の人です・・・マスターを愛したいのはみな同じです」

 

オルタ「私は遠慮するあんなのに紛れてたまるか」

 

ジャンヌ「とか言いながら体は正直ですね・・・ずっとマスターを見てますよオルタ」

 

オルタ「うるさい!いちいち癇に障ることを言うな!!」

 

剣がしばらくして解放された後神様が戻ってきた。

 

神様「どうやらすでになじめたようじゃな」

 

剣「あぁ・・・ありがとな神様よ」

 

神様「それとその令呪は1ヶ月に3回使用できる様になってあるぞ」

 

剣「月に3回か・・・分かった」

 

神様「それと剣よお主に1つ伝えねばならんことが「それはいい」ん?」

 

剣「俺の体だ・・・俺が一番よく知っている・・・だからいい」

 

神様「そうか・・・ならこの地から戻った後この者たちを召喚が出来る。儂はお主を見守っているぞ」

 

剣「ありがとよ・・・神様」

 

そうして剣はその場から消えた。

 

神様(まさか・・・すでに気づいておったか・・・お主の体が・・・やはりお主は・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

剣の部屋

 

剣は目が覚めると・・・

 

黒歌「つるぎーちゅー」zzz

 

小猫「先輩・・・」zzz

 

オーフィス「剣、ご飯」zzz

 

アーシア「剣さん・・・」zzz

 

いつものようにみんな剣のベットで寝ていた。

 

剣(こいつらには説明しないとな・・・俺のサーヴァントたちを・・・)

 

 

剣はそう思いベットから出た。

 

腕に令呪があることを確認をして・・・

 

 




はい、いかがだったでしょうか

今回はジャック、ダ・ヴィンチ、ジャンヌ、ジャンヌ・オルタ、清姫、タマモキャットを登場させました。

聖剣持ちはまだ登場できないし・・・信長やメリュージヌはまだ時期が早いしマルタとアストルフォは後半に登場させたかったのでこの6名を登場させました。

次回もお楽しみに。


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剣の説明会

どうも作者です。

前書き部分で言う事が無くなってきました。


 

リビングで剣の飯を食べた後・・・

剣は説明をしておこうと思いみんなを呼んだ。

 

剣「みんな・・・ちょっといいか?」

 

黒歌「どうしたにゃ?剣」

 

小猫「...先輩?何かありました?」

 

アーシア「なんでしょう?剣さん?」

 

オーフィス「?剣、何?」

 

みんながソファーに座り剣が話を始めた。

 

剣「あぁ・・・ちょっとあってな・・・それを話す前にまず俺のことを先に話そう」

 

黒歌「剣のこと?どう言うことにゃ?」

 

剣「まぁ簡単に言うと俺は転生者でな・・・前世の記憶を持ってる」

 

剣がそういうとみんながポカーンとしている・・・そして

 

黒歌「てててて転生者!!??」

 

小猫「先輩・・・規格外の理由はそれですか?」

 

剣「いや?神器はそこでもらったし魔力ももらったが・・・それ以外は元々だ」

 

アーシア「剣さんの頭の良さは元々と言うことですか?」

 

剣「まぁそう言うことだ・・・昔測ったがIQ300以上はある・・・それ以上測れんし」

 

黒歌「IQ300!!!???それが元々だなんて剣天才だったにゃ!?」

 

剣「俺自身は天才とは思わんがな」

 

剣は元々持っている物だけで強くなった訳ではない・・・他の人以上に努力をしている。

 

小猫「...先輩は嘘をついてません・・・おそらく本当のことでしょう」

 

剣「まぁこの話は前座だ・・・本題に入ろうか」

 

黒歌「前座でもうお腹いっぱいにゃ」

 

小猫「...私もです」

 

アーシア「何かあったんですか?剣さん」

 

黒歌と小猫は剣の話だけでも頭がいっぱいいっぱいだった。

しかしこれはほんとに前座でしかなくむしろここからが本番だった。

剣は袖をまくり腕を見せた・・・そこには令呪が書かれていた。

 

黒歌「それはなんにゃ?」

 

剣「これは令呪と言ってな・・・英霊を使う為の物だ」

 

小猫「...英霊?ですか?」

 

剣「昔の偉人とかだな・・・今から呼び出そう・・・召喚」

 

剣の一言で令呪が光だし7人のサーヴァントが現れた。

 

マシュ「やっと呼んでくれましたね、先輩」

 

ジャック「おかあさん、会いたかったよー」

 

ダ・ヴィンチ「ふふふ、みな驚いている様だねマスター」

 

ジャンヌ「うふふ、お姉ちゃんが来ましたよマスター」

 

オルタ「ふん、私まで呼ばなくても・・・」

 

ジャンヌ「オルタ・・・素直に会いたかったと言えばいいのに」

 

オルタ「そんなことない!!」

 

清姫「うふふ、私のマスターやっと呼んでくれましたね」

 

タマモ「遅かったでわないかご主人、私は待ちくたびれたぞ?」

 

剣「こいつらが俺の仲間サーヴァント達だ・・・ん?」

 

いきなり現れた7人に黒歌、小猫、アーシアは固まっていた。

 

剣「しばらくそっとしておくか」

 

剣は状況の整理が出来ていない3人を少しだけそっとしておいた。

 

ジャック「おかあさん、ぎゅー」

 

ジャックが剣に抱きついた。

 

オーフィス「剣、我も、ぎゅー」

 

オーフィスも抱きついた。

 

マシュ「先輩、ずるいです。私もぎゅっとして欲しいです」

 

剣「順番な順番」

 

しばらくして・・・

 

黒歌「やっと状況が整理出来たにゃ・・・それはそれとして、なんで剣に抱きついているにゃーずるいにゃー!」

 

小猫「...先輩・・・なんでみんなに抱きつかれているんですか?」

 

アーシア「うう、私も剣さんにくっついていたいです」

 

サーヴァントのことより剣に抱きついている事が気になっているらしい。

 

剣「後な後、今は自己紹介をしてくれ」

 

剣はみんなから離れて見ていた。

 

黒歌「じゃあ私から行くにゃ猫又の黒歌にゃ」

 

小猫「...同じく搭乗 小猫です」

 

アーシア「アーシア・アルジェントです。よろしくお願いします」

 

オーフィス「オーフィス、【無限の龍神】」

 

マシュ「では、私から行きます。サーヴァント『シールダー』マシュ・キリエライトです。先輩とは前世からの幼馴染です」

 

黒歌「幼馴染!!え?剣の!?」

 

アーシア「剣さんの幼馴染さんですか・・・よろしくお願いしますマシュさん」

 

黒歌は動揺し、アーシアは素直に挨拶した。

そして小猫は、

 

小猫「...先輩は私の先輩です。先輩って呼ばないでください」

 

対抗意識を露わにしていた。

 

マシュ「先輩は私の先輩です。そちらこそ先輩って呼ばないでください」

 

マシュも対抗してきた。

 

剣「どっちも大切な後輩だ、呼び方を取り合うな」

 

剣の一言ですぐ収まるが。

 

ジャック「次は私たちの番!サーヴァント『アサシン』ジャック・ザ・リッパー、おかあさんのサーヴァントだよ」

 

黒歌、小猫、アーシア「「「おかあさん!?」」」

 

流石におかあさん発言はびっくりしていた。

 

剣「ジャックは、生まれて来るはずだった子供達の集まりだからな・・・おかあさんが欲しいらしい」

 

ジャック「あれ?私たちが集まって出来た存在ってことおかあさんに言ったっけ?」

 

剣「ジャックの中に何人もの子供の気配があるからな・・・後は推測」

 

ダ・ヴィンチ「あはは、流石マスター、私とは違う意味で天才的だね・・・私は、レオナルド・ダ・ヴィンチ、サーヴァント『キャスター』気安くダ・ヴィンチちゃんと呼んでくれ」

 

黒歌「ダ・ヴィンチって人間の芸術家にゃ?」

 

小猫「...でもダ・ヴィンチは男性じゃありませんでした?」

 

ダ・ヴィンチ「生前は男性だったよ、ただサーヴァントとして現界する時に私の作品『モナ・リザ』そのものとして現界してしまったのだよ」

 

ダ・ヴィンチの発言に唖然する3人

 

剣「ダ・ヴィンチは天才だからな・・・そう言う物だと理解だけしとけ」

 

剣のこの発言にそう言う物なんだと納得はしたが理解は出来ない。

 

ジャンヌ「では、私ですね・・・サーヴァント『ルーラー』ジャンヌ・ダルクです。よろしくお願いしますみなさん」

 

アーシア「・・・・・え?ジャンヌ・ダルク・・・様?え?」

 

剣「アーシア、混乱しているところ悪いが本物のジャンヌ・ダルクだ、この前お前に渡した旗の本当の持ち主だ」

 

ジャンヌ「そのことはもちろん見ていました。アーシアさん同じ聖女として会えて嬉しいです」

 

アーシア「ジャンヌ・ダルク様にそうおっしゃっていただけるだけでも嬉しいです」

 

聖女どうしジャンヌとアーシアは仲良くなりそうだ。

 

ジャンヌ「私のことはお姉ちゃんと呼んでください同じ聖女の先輩として」

 

アーシア「よろしいのですか?・・・お姉様?」

 

アーシアの一言がジャンヌに襲いかかる。

 

ジャンヌ「あー、アーシアちゃん可愛いです。これからはお姉様と呼んでください」

 

ジャンヌの病気が始まった。

アーシアもまんざらでは無さそうだが。

 

ジャンヌ「では、今度は私の妹、ジャンヌ・オルタの番ですね」

 

オルタ「姉面をするな!!私はジャンヌ・オルタ、サーヴァント『アヴェンジャー』そこのジャンヌ・ダルクの心の闇から生まれた存在だ」

 

アーシア「心の闇?どう言うことですか?」

 

剣「詳しく説明すると時間が掛かるから省略して話すと、ジャンヌ自身の末路を甘受できなかった可能性がこのジャンヌ・オルタと言う存在なんだ」

 

オルタ「そう言うことだ。私に気安く声をかけるなよ」

 

剣「オルタは基本ジャンヌと真逆だが、ある意味で最も村娘としてのジャンヌ・ダルクに近しい存在だ。それになんだかんだ根っこは同じだからな」

 

オルタ「ぐぬぬ///うるさいぞマスター焼き殺されたいのか///」

 

口では文句を言っているが顔が真っ赤になっている為そこまで怖くない。

 

清姫「次は私ですね。私は清姫、マスターのサーヴァントです。これでも『バーサーカー』です、よろしくお願いします。ちなみに嘘が大っ嫌いですので私の前で嘘をつくことは死ぬことだと思ってください」

 

この発言に「この人はやばい」と直感している黒歌と小猫

 

アーシア「嘘はいけませんよね私もそう思います」

 

清姫「あら、素直な子がいるわね。よろしくお願いしますアーシアさん」

 

アーシア「よろしくお願いします清姫さん」

 

純粋なアーシアは物の数秒で仲良くなった。

 

タマモ「最後はこの我・・・我は・・・タマモナインの一角にしてご主人のサーヴァントタマモキャット・・・よろしくなお主ら」

 

タマモに1番反応したのは黒歌だった。

 

黒歌「なんかこいつ見てるとむずむずするにゃ、剣は渡さないにゃ」

 

タマモ「おやおやこんなところに野良猫が・・・ご主人こやつを見るとむずむずします」

 

剣(似てるからだろうなーこの2人)

 

剣はそう思っていた。

 

剣「まぁそれはおいといて、みんなの自己紹介が終わったところでこれからのことについて話すぞ」

 

剣がそういうとみんなが剣に視線を向ける。

 

剣「お前達にも俺らと同じ学校に通って貰うが・・・その間タマモは家メイドとして家の家事をしてくれるか?」

 

タマモ「お安い御用ですぞご主人・・・家を出て学校に行くご主人に対して家を守る私・・・まさしく夫と妻の関係の様な物だな」

 

剣以外「「「「「「それはない!!(にゃ、です、)」」」」」」

 

タマモの発言にみんなが反応した。

 

剣「・・・続けるぞ?マシュとジャックは1年、ジャンヌとオルタは3年、清姫は2年、そしてダ・ヴィンチは先生と言うことで行こうと思う・・・何が質問があるか?」

 

マシュ「先輩私は分かりますが・・・ジャックさんは大丈夫でしょうか?」

 

剣「ジャックはまぁ、家に居てくれって言っても絶対ついて来ると思ってな・・・知能自体はそこまで悪くないからな・・・マシュはサポート頼む」

 

マシュ「そう言うことなら分かりました。お任せください先輩」

 

ジャック「私たちもおかあさんと一緒に行けるの?やったー」

 

ジャックは喜び剣に抱きついた。

 

剣「ジャック・・・学校ではおかあさんは、言わないでくれるか?」

 

ジャック「どうして?おかあさんはおかあさんだよ?」

 

剣「俺はそれでもいいけどその他大勢の前では呼んじゃダメ」

 

ジャック「なら、おかあさん以外でおかあさんをなんて呼べばいいの?」

 

剣「マシュや小猫と同じ先輩でいいよ。家でならおかあさんって呼んでいいから」

 

剣の説得にジャックは少し俯く。

 

ジャック「分かった・・・おかあさんと一緒に居れるならそう呼ぶ・・・だけどおかあさんはおかあさんだからね」

 

剣「いい子だジャック」

 

剣はジャックの頭を撫でジャックは幸せそうにした。

 

剣「後、ジャンヌとオルタは双子設定にするから」

 

オルタ「なんでそうなる」

 

剣「辻褄合わせだ、その方が分かりやすい」

 

ジャンヌ「分かりましたそれで行きましょう、オルタ?お姉ちゃんですよ?」

 

オルタ「いい加減姉面をするな!設定なら仕方がないが私はお前の妹じゃない!」

 

文句は言っているが了承してくれた。

 

剣「みんな!そう言うことでこれからもよろしく」

 

剣以外「「「「「「はい!」」」」」」

 

 

 




今回は説明会でした。

タマモと黒歌はいいコンビになりそう。

ジャックは学校に行かせるかどうかは考えてましたが無理してもついてきそうなのでなら後輩にしてしまおうと考えました。

次回もよろしく


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戦闘校舎のフェニックス
悪魔たちが使い魔を探すようなので同行します


どうも作者です。

これから本編再開です。
よろしくお願いします。


 

剣の家・・・夜

 

剣が明日の朝食の仕込みをしているとマシュが見に来た。

 

マシュ「先輩の料理をしているところを見ていると前に戻った気分です」

 

剣「・・・話があるんだろ?まぁ、十中八九サーヴァントたちの学校に行かせる理由だろ」

 

剣の発言に・・・

 

マシュ(先輩には、かないませんね)

 

と、いつもの先輩だな・・・そう思ったマシュ。

 

マシュ「私ならわかります・・・ですが今更サーヴァント・・・英霊たちに勉学は必要ないのでは?」

 

剣「俺はあいつらに勉学をして欲しいなんて一言も言ってないぞ・・・あいつらを学校に行かせる理由は見てほしいからかな?」

 

マシュ「見てほしい?それはここの人たちを・・・と言うことですか?」

 

剣「半分正解だ・・・もう半分、は昔あいつらが出来なかったであろう、人とのふれあいをして欲しいのも理由だ」

 

剣の考えは、英霊に昔出来なかった人を同じ位置で見てほしかった・・・それがサーヴァントたちを学校に行かせる理由だった。

 

剣「この世界で暮らしていくんだ・・・守る対象をちゃんと見ていれば意思が出てくる・・・守りたいという意思がな、それを俺は見ていて欲しかった。ただそれだけだ」

 

マシュ「意思・・・ですか、私が先輩を守りたい・・・守る意思ですか・・・」

 

剣「あいつらにそれが無いわけじゃない・・・ただ、この町で生きる人たちを見てほしかった・・・それだけだ」

 

マシュ「変わらないですね・・・先輩は・・・」

 

マシュは懐かしむように剣を見ていた。

 

マシュ「私が両親を亡くしてしまったあの時・・・あの時の優しくて暖かい先輩のままです」

 

剣「俺は優しくないよ・・・俺は俺のやりたいようにしているだけだ・・・文句はあれど感謝されることじゃない」

 

マシュ「先輩はそれでいいです・・・先輩のやりたいこと・・・私にはそれが道に見えます」

 

剣「そうか・・・まぁ、俺は俺の信念を貫くだけだ」

 

そして、剣の仕込みが終わりベッドに入って寝た。

 

 

 

 

剣が目を覚ますと・・・

 

剣「・・・増えてる」

 

ベットには、剣を中心に黒歌、小猫、アーシア、オーフィス、マシュ、ジャック、清姫、タマモが潜り込んでいた。

 

剣(ベッド大きくするかな・・・)

 

すでに剣は慣れすぎていた。

 

 

 

 

 

3日後・・・駒王学校

 

剣視点

 

 

現在学校内が大騒ぎしていた。

 

理由はもちろん・・・俺の仲間たちサーヴァントたちが転校生として紹介され、さらに新人教師まで来たとなって今、学園内が大騒ぎしていた。

 

それは俺の教室でも・・・

 

清姫「清姫と申します・・・好きなことは正直な事、嫌いなことは嘘その物・・・みなさんよろしくお願いいたします」

 

俺のクラスに清姫が転入してきたからだ。

 

「美少女転校生来たー----!」

 

「まさに大和撫子と言うべき風格お姉様と呼ばれたい」

 

「お姫様みたいできれいな子」

 

「く、胸もなかなかある」

 

桐生「アーシアちゃんに続きまた美少女転校生か」

 

早速桐生が反応した。

 

一誠「うおー--超絶美人転校生!!これはもしや俺のヒロインがついに来たか!!」

 

松田「なに言ってるんだ兵藤!俺のヒロインに決まっているだろ」

 

元浜「俺としては小猫ちゃんと一緒に来ていたあの美少女のほうが気になるが・・・それでもすさまじい破壊力だ!!」

 

やっぱり3馬鹿も動いたか・・・

 

清姫「私は剣さんに私のすべてをささげるつもりですので・・・よろしくお願いします」

 

まぁ、間違っていないが言い方が間違っている。

 

一誠「またお前か剣!!!なんでいつもいつもお前ばっかり今日と言う今日は殺す!」

 

松田「剣!!まさか今回の美人転校生たちとかかわりが!」

 

剣「まぁ、俺の家に住んでいるからな・・・アーシアも知っているぞ?」

 

俺の発言にクラス全員一斉にアーシアを見た。

 

アーシア「はい、本当ですよ。3日前から一緒に住んでますよ」

 

クラス「「「「「「「「「「「「「「「「「「「な、なにー-----------!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

クラスメイト(アーシアと清姫以外)全員が声を出した。

 

元浜「き、貴様・・・小猫ちゃんに続きあんな美少女を・・・ゆ、ゆるさん・・・許さんぞ!!!!!」

 

これをきっかけに3馬鹿が俺に殴りかかってきた。

 

剣「うるせぇ」

 

3馬鹿「ぐふぅー」

 

もちろん腹パン一発KOだが・・・

 

この後、クラスメイト全員から質問をさた。

 

流石に疲れた。

 

剣視点終了

 

 

 

 

サーヴァントたちが転校して1日がたった。

 

この1日でサーヴァントたちはこう呼ばれるようになっていた。

 

マシュ、1年の母性(ジャックのお世話をしていたため・・・一部の男子は別の意味があるとかないとか)

 

ジャック、学園の2大マスコット(小猫とジャックで二大らしい)

 

ジャンヌ、学園の(自称)お姉様(妹のオルタに嫌がれているため)

 

オルタ、3年のツンデレ妹(嫌がっている割に顔が赤いため)

 

清姫、2年のお姉様(一部では剣のストーカーと呼ばれているらしい)

 

ダ・ヴィンチ、天才すぎる先生(美術の担当教師としてあまりにも天才すぎたため)

 

と、呼ばれていた。

 

ちなみにわかっていたことだがやっぱりジャックが剣を「おかあさん」と呼んでしまった。

 

剣はこうなることが分かっていたためジャックの頭をなで

 

剣「ジャック無理言って悪かったな・・・ジャックが呼びたいならいつでもそう呼んでくれ」

 

と、ジャックを慰める姿が親と子のようでみんなほんわかしていた。

 

3馬鹿「羨ましいぞ!剣!」

 

・・・変態は除いて、このことで女子からの剣への好感度が(無意識)上がり、邪魔した変態どもは、また下がった。

 

そして・・・案の定、剣たちはリアスに呼ばれた。

 

リアス「なんで、なんでこんなことになったの!!」

 

リアスは不機嫌だった。

 

剣「うるさいぞグレモリー、朱乃悪いな紅茶入れてくれて」

 

朱乃「いえ、この時ぐらいしか剣くんに触れ合えませんから」

 

一誠「こんな近くにハーレム王が居たなんて・・・」

 

一誠は床に倒れ泣いていた。

 

現在剣の周りは小猫とジャックが膝を共有し、右にマシュ、左に清姫、後ろにジャンヌとオルタ、朱乃が紅茶を入れ、ダ・ヴィンチはそれを面白そうに見ている。

 

一誠からするとこれ以上ないハーレムなのだから・

 

リアス「剣・・・説明してくれるわよね?」

 

剣「説明はするが少しまて・・・まだ来ていない人もいるから」

 

リアス「私たち以外に誰が「私ですよリアス」え?ソーナ・・・と誰?」

 

ドアを開けて出てきたのは、ソーナとタマモだった。

 

ソーナ「剣くんに頼まれてこの人をここまで案内していたの」

 

タマモ「我は、ご主人のメイドタマモキャット・・・以後よろしく」

 

一誠「剣にメイド!!それに生徒会長じゃないですかなんでここに?」

 

剣「俺が呼んでおいた。説明するなら一度に教えたほうが良い」

 

一誠の疑問にリアスが答える。

 

リアス「イッセー、ソーナは私と同じ上級悪魔よ」

 

一誠「え?そうだったんですか!でもなんで剣から?」

 

ソーナ「剣くんとは1年前からチェスで勝負していたのよ」

 

ソーナの発言に全員が剣を向く。

 

剣「そうだな・・・今のところの戦績は、俺の145戦145勝だな」

 

リアス「え?あのソーナにチェスで全勝!!本当なのソーナ!」

 

ソーナ「えぇ、何とか勝とうと試行錯誤してもいつも、その上をいかれてしまうのよ」

 

リアス「ソーナに勝てない私が剣に勝てるわけがないわね」

 

剣「相手の実力を把握せずに挑むからだ・・・井の中の蛙大海を知らずだ、人間だからと侮ったお前の油断だ」

 

剣の言い分に何も言い返せないリアス、その通りだからだ。

 

剣「さて、役者はそろった。説明をしようか」

 

剣はリアスたちに令呪とサーヴァントたちについて話した。

 

剣「サーヴァント、こいつらは昔歴史に名を残した人物そのものだ。通称は英霊な、俺は英霊たちに魔力を与える代わりに英霊の力を貸してくれる。その供給されているのがこの令呪だ、わかりやすく言うならお前たち悪魔の『悪魔の駒』の人間用みたいなもんだ。この令呪は1か月に3回までなんでも命令できる・・・まぁ基本的に使うことはしないが・・・ここまではいいか?」

 

俺の説明についていけない悪魔たち・・・すると

 

一誠「令呪でなんでも・・・それっておっぱいを揉ませてって命令すれば揉ませてくれるのか!!」

 

この発言に全員ドン引きである。

 

オルタ「うるさい!この変態が!!」

 

一誠「ぶべらぁ」

 

一誠はオルタに顔をぶん殴られ気絶した。

 

剣「・・・続けても?」

 

一誠以外「あ、どうぞ」

 

剣「この中でマシュだけはちょっと違う」

 

リアス「どういうことかしら?」

 

剣「マシュは神器【いまは遥か理想の城(ロード・キャメロット)】、アーサー王伝説に出てくるギャラハッドが持っていた盾を持っているから疑似サーヴァントとして力を借りている。元々は俺の幼馴染だ」

 

「「「「幼馴染!!」」」」

 

マシュ「私は先輩に助けられました・・・だから今度は私も先輩の力になりたい」

 

マシュは健気に剣への思いを告げた。

 

剣「そういう感じだ質問はあるか?」

 

朱乃「ジャンヌさんが2人いるのはなぜですか?」

 

剣「オルタはジャンヌの可能性がサーヴァントになった存在だ。まぁ基本根っこの部分同じだからな・・・気にしないでくれ」

 

裕斗「ジャックってあのジャック・ザ・リッパー、かい?」

 

剣「そもそもジャック・ザ・リッパーは存在したか怪しい存在だからな・・・ジャックは生まれるはずの子供が1つの存在になったサーヴァントだ」

 

裕斗「生まれるはずだった子供たち・・・」

 

裕斗の顔が暗くなる。

 

剣「・・・まぁ、人を殺すことはしないから安心しろ俺と言うよりどころが出来たんだ殺す必要が無い」

 

剣はジャックの頭を撫でながらそう言った。

 

剣「説明は以上だ・・・それで?兵藤になんか用があったんだろグレモリー」

 

リアス「・・・えぇ、イッセーに使い魔を探してあげようとね」

 

みんな一誠を見るが一誠はまだ気絶していた。

 

剣「仕方ない・・・起きろ!」

 

剣は一誠を蹴り上げた。

 

一誠「いってーなにすんだよ剣てめ!」

 

剣「話が進まないからな・・・起こしただけだ」

 

リアス「ほかにやり方があるでしょ」

 

リアスは呆れていた。

 

一誠「それで、部長話って?」

 

リアス「えぇ、あなたにそろそろ使い魔を手に入れてもらおうかと思ってね」

 

一誠「使い魔ですか・・・でも具体的にどんな奴がいるんですか?」

 

一誠の質問に対して、グレモリー眷属たちはそれぞれの使い魔を紹介した。

 

リアス「これが私の使い魔よ」

 

リアスは蝙蝠を出した。

 

朱乃「あらあら、私の使い魔はこの子ですわ」

 

朱乃は魔法陣から緑色の小鬼が出てきた。

 

小猫「...シロです」

 

小猫は白い小猫を抱えている。

ちなみにシロは剣によくなついている。

飼い主そっくりである。

 

裕斗「僕のは・・・」

 

一誠「ああ、お前のはいいから」

 

裕斗「つれないなー」

 

裕斗の肩に小鳥が止まった。

 

剣「そうだな・・・俺もついていくか」

 

剣の発言に全員が驚く

 

一誠「お前も行くのかよ!?」

 

剣「ああ、アーシアに使い魔が欲しかったところだったし」

 

アーシア「私のですか?」

 

剣「ああ、ということで俺たちも行こう・・・移動手段はこっちで持っているから問題ない」

 

リアス「そう・・・ならいいわ」

 

こうして、剣たちは使い魔の森まで一緒に行った。

 

 

 

 

 

 

剣視点

 

使い魔の森に付いた・・・

 

「ゲットだぜぃ!」

 

アーシア「っひぅぅぅ!」

 

アーシアはびっくりして俺の背中に抱き着いていた。

 

一誠「誰だ!」

 

兵藤は辺りを見渡している・・・すぐそこにいるけど・・・俺が見ている木の枝には、どこにでもいる普通のおっさんが立っている。

 

ザトゥージ「俺様はマダラタウンのザトゥージ!使い魔マスターに俺はなるんだぜぃ!」

 

リアス「ザトゥージさん、お久しぶりです。今日は事前に連絡した道り、新しく眷属にしたこちらのイッセーの使い魔を見繕うのを手伝っていただきたいのです」

 

グレモリーは兵藤の肩に手を置いた。

 

一誠「あの、この人は誰なんですか?」

 

朱乃「うふふ、彼はザトゥージさんと言いまして、使い魔に関するプロフェッショナルなのですわ」

 

ザトゥージ「さーて!君はどんな使い魔をご希望なんだぜぃ?強いの?速いの?それとも毒持ちとか?俺様のおすすめは最近ここに来た龍王の一角で伝説級のドラゴン・・・天魔の業龍『ティアマット』だぜぃ!」

 

ん?ティアマット?もしかして・・・

 

剣「小猫ちょっといいか?」

 

小猫「...なんですか先輩」

 

剣「アーシアを頼めるか・・・護衛としてジャンヌを残しておくから」

 

小猫「...お菓子1週間で手を打ちましょう」

 

剣「分かった・・・ジャンヌアーシアに付いといてくれるか?」

 

ジャンヌ「分かりましたマスター。よろしくねアーシアちゃん」

 

アーシア「はい!よろしくお願いしますお姉様!」

 

聖女同士で仲がよさそうで何よりだ。

剣はジャンヌ以外のサーヴァントを連れて大きな力のある場所まで移動した。

 

 

 

 

マシュ「先輩・・・いきなりどうしましたか?何か気になる事でも?」

 

マシュの問いに俺は・・・

 

剣「まぁ、ちょっとな・・・そこにいるんだろ!ティアマット!」

 

俺が大きな声を出した・・・そしたらすぐに大きなドラゴンが現れた。

 

ティアマット「よくぞ、ここまできたな・・・お前は人間か?」

 

剣「ああ、人間さ・・・いい加減正体を隠すのはやめとけティアマット・・・いや、メソポタミア神話の女神『ティアマト』と呼んだほうがいいか?」

 

俺はティアマットもといティアマトにそういった。

 

ティアマト「ふふふ、よくぞ見抜いたな・・・人類」

 

そこには人の姿となったティアマトが威圧しながら立っていた。

 

剣視点終了

 

 




はい、Fateよりティアマトが登場です。

実はこれがやりたくてサーヴァントを早めに出すことを決めました。

そしてわかるかもしれませんが最後の15人目のサーヴァントが・・・

『アルターエゴ』ティアマトです。

実はティアマットとティアマトは文明の呼び方でメソポタミア神話がティアマト、古代バビロニア神話がティアマットと言われているだけで同一人物らしいです。

なのでこの作品ではティアマット=ティアマトと言うことにします。

Fateのティアマトファンは大興奮でしょう。

次回もよろしくお願いします。


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女神ティアマト

どうも作者です。

やっとティアマトが出せました。

これで剣の仲間のチート力も上がります。




 

剣がティアマットをティアマトと呼びサーヴァントたちは全員戦闘態勢に入ろうとしたが剣に止められた。

 

ティアマト「それで?我になんの用だ人類それとなぜ私がティアマトだと分かった?」

 

剣「なに、元々ティアマットは古代バビロニアとしてのティアマトの呼ばれ方だ・・・身を隠すために龍としてここにいたのだろうと推測したまでだ・・・用はお前を見に来たそれだけだ」

 

ティアマト「なぜ?私を見に来た?私が邪魔だったか?」

 

剣「いや、答えは単純だお前を見て今の人類の脅威となるかそれとも力を借りれるか・・・それとも何もしないか・・・俺はそれを直接見てみたかった。理由としてはそれ以上でも以下でもない」

 

剣のこの答えにティアマトはしばらく剣をじっと見て・・・笑いが出た。

 

ティアマト「お前人類の中でも面白い・・・太古の王、ギルガメッシュと並ぶ王の素質があるかもしれぬ・・・人類、名は?」

 

剣「神平 剣、ただの人間さ・・・それで?俺の問いにはどう答える・・・ティアマト」

 

ティアマト「剣の力を見せてみろ・・・私が剣の力を認めれば剣の力になってやろう」

 

ティアマトはここで力を見せてみろと言いティアマトの姿が人型から巨大な獣に姿を変えた。

 

剣「・・・行くぞ!みんな!」

 

サーヴァントたち「はい!マスター」

 

剣「『トレース・オン』、『洋弓』、『カラドボルグ』」

 

剣は洋弓とカラドボルグを投影し、カラドボルグを矢のように改良させた。

 

剣「サーヴァントたちよ!俺が後方で援護をするジャックは自由に動け!俺の合図で宝具を展開しろ」

 

ジャック「分かったよ!おかあさん」

 

ジャックは姿を消し気配を断った。

 

剣「オルタ、タマモは攻撃を、ダ・ヴィンチは二人の援護を頼む」

 

オルタ「言われなくてもそうするわよ」

 

タマモ「分かりましたぞご主人・・・このタマモキャットの力をとくとご覧あれ」

 

ダ・ヴィンチ「うん、適材適所だねマスター」

 

剣「清姫はしばらく待機、俺の合図で宝具を展開し最大火力をティアマトにぶつけろ」

 

清姫「うふふ、もちろんですわマスター」

 

剣「マシュはティアマトの攻撃からみんなを守れ」

 

マシュ「お任せくださいマスター」

 

剣「状況によって策を伝えるが・・・今はお前たちがやりやすいやり方でたのむ!」

 

剣とサーヴァントたちのティアマトとの戦いが始まった。

 

 

 

 

 

剣視点

 

オルタ「上等よ!吹っ飛べ!」

 

オルタの炎がティアマトに襲う。

 

タマモ「ぶっちぎる!巫女と言ったな、あれは嘘だ!」

 

タマモが爪でティアマトをひっかく。

 

ダ・ヴィンチ「およそ私は、万能なのさ」

 

ダ・ヴィンチがオルタとタマモに防御力アップのバフをかけ

 

ティアマト「ラー-」

 

マシュ「攻撃は通しません!」

 

ティアマトの攻撃をマシュが止めた・・・その隙を

 

剣「・・・ここ!『壊れた幻想(ブロークンファンタズム)』」

 

剣の洋弓で放ったカラドボルグが直撃する。

 

ティアマト「アーラーー」

 

剣「来るぞ!マシュ宝具展開を許可する!」

 

剣がティアマトの強攻を察知しマシュの宝具展開を指示する。

 

マシュ「はい!マスター。『それは、すべての傷、すべての怨恨を癒す我らが故郷・・・顕現せよ』【今は遥か理想の城(ロードキャメロット)】」

 

マシュは盾を突き出し大きな城が見える。

 

ティアマト「アーー」

 

マシュの宝具とティアマトの攻撃がぶつかる・・・

 

剣「今だ!ジャック!」

 

ジャック「分かったよ!おかあさん!」

 

ティアマトの後ろからジャックが宝具を展開しつつ来た。

 

ジャック「悪性を摘出するよ『此よりは地獄。私たちは、炎、雨、力』【解体聖母(マリア・ザ・リッパー)】」

 

ティアマト「ウオォーオォウー」

 

ティアマトに強烈な一撃が入る・・・まだだ・・・この程度で倒れるほどティアマトは甘くない・・・ここから・・・

 

オルタ「ここで決めるわ!」

 

剣「まて!オルタ!まだ早い!」

 

ティアマト「アーーアー【仔よ、創世の理に従え】」

 

ティアマトが出すぎたオルタに向かって大きな口が丸呑みにしようとしていた。

 

剣(間に合え!)

 

 

剣視点終了

 

 

 

 

オルタ視点

 

しまった・・・私としたことが・・・完璧に決まったと思って攻撃を仕掛けたが・・・マスターの声と同時にティアマトの口が迫っていた。

これは防げない・・・私はおそらくこれをくらったら・・・耐えられない!

 

サーヴァントたち「オルタ!!」

 

ごめんなさい、ここで・・・終わるなんて・・・

 

剣「うーらーーーー!!!」

 

ティアマトの攻撃が私に当たる前にマスターが巨大な大剣でティアマトの攻撃をそらした。

 

オルタ「な、マスター!?なんで!あんたがここにいるのよ!」

 

剣「言っただろ・・・俺は大事な物を守るためならどんな手でも使うってな!」

 

ティアマトの攻撃を、マスターは完全に弾き返した。

 

剣「ヘラクレスの大剣『射殺す百頭(ナインライブズ)』とその力で何とかなったな」

 

マスターはこっちを向きいつものように笑う・・・なんで・・・

 

オルタ「何で助けたのよ!私のミスで私が傷つこうがあんたには関係ないでしょ!」

 

私はマスターに悪態をついた・・・なんで・・・

 

剣「助けられる範囲で助けれるなら・・・俺は迷うことなくお前を・・・俺の大切な物を守る・・・それが俺の意思だから!」

 

私はこの言葉に何も言えなかった。

ドックン!

なに?この感覚は・・・マスターを見ていると顔が熱くなる・・・こんなの助けられただけの・・・

 

剣「それに・・・布石は最初から打ってるさ!清姫宝具展開を許可する!」

 

清姫「待っていましたよ、マスター・・・『お願い・・・私から逃げないで!【転身火生三昧(てんしんかしょうざんまい)】』」

 

ティアマト「ウアァーオォーウ」

 

清姫の青い炎がティアマトの全身を駆け巡った。

 

剣「オルタ・・・行けるか?」

 

マスターは私を見てそういった・・・なんでこいつに求められるのが嬉しくなってるの!

 

オルタ「愚問よ!いつでもいけるわよ」

 

剣「なら・・・オルタ!宝具の展開を許可する!最後だ・・・決めろ!」

 

オルタ「いくわよ!『これは憎悪によって磨かれた我が魂の咆哮・・・【吼え立てよ、我が憤怒(ラ・グロンドメント・デュ・ヘイン)】」

 

ティアマト「ウアァーオォーウ・・・ア・・ア・・ア・・」

 

私の宝具でティアマトが崩れていく・・・

 

剣「さて・・・ティアマト!」

 

マスターは崩れいくティアマトの所まで移動していた・・・何をする気だ・・・マスター?

 

オルタ視点終了

 

 

 

 

ティアマトとの戦いは終わった・・・剣はティアマトに駆け寄った。

 

剣「借りるぞ、アーシア・・・神器【聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)】ティアマトの傷を癒せ!」

 

剣はアーシアの神器【聖母の微笑(トワイライト・ヒーリング)】でティアマトを回復させた。

 

ティアマト「剣、なぜ私を回復させた?」

 

剣「今回はただの力比べだ・・・これ以上傷を負う必要性がない・・・それで?ティアマトよ俺たちの評価を聞こうか」

 

剣はティアマトをじっと見て答えを待った。

 

ティアマト「もちろん、認める、それに私は剣を気に入った・・・だから・・・」

 

剣はティアマトが何をしようとしていたか察した・・・剣はティアマトと拳を合わせた。

 

ティアマト「私はおかあさん・・・いや、違う、それは役職。我が名はティアマト、『アルターエゴ』でやってきた。お前たちが滅びると、私の負けが無意味になる。よって力を貸してやる、という感じだ」

 

剣「おう!これからよろしくな・・・ティア!」

 

ティアマト「喜んだな剣、いいぞ」

 

ティアマトは正式に剣のサーヴァント、『アルターエゴ』として加わった。

 

剣「さて・・・やる事は終わった。みんな戻るぞ!」

 

サーヴァント「はい!(分かった)マスター(剣)」

 

剣たちは元の場所まで移動した。

 

 




はい、いかがでしたか?

戦闘描写を書くのが難しいです・・・俺にそんな文才は無い!

まぁなんとなく映像ぐらいは見えてくれると嬉しいです。

ちなみにティアマトの姿はラーヴァ/ティアマトです。

次回もよろしくお願いします。


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沖田 総司との約束

どうも作者です。

はい、とうとう来ました。沖田が!




 

剣がメソポタミア神話の女神ティアマトをサーヴァントにして間もないころ・・・

 

ジャンヌはアーシアを守るため

我が神はここにありて(リュミノジテ・エテルネッル)』を持ちアーシアをいつでも守れる体制を取ってた。

 

ジャンヌ「アーシアちゃん、マスターの名と私の意思であなたを外敵から守ります」

 

アーシア「ありがとうございます。お姉様!」

 

微笑ましい2人の聖女である。

 

ザトゥージ「この湖にはウンディーネという水の精霊が住み着いているんだぜぃ!」

 

一誠「おお!ウンディーネ!!」

 

一誠は瞳を輝かせていた・・・だが・・・

現れたのは、筋肉の鎧を纏ったウンディーネだった。

 

ザトゥージ「良かったな少年!アレはレア度が高い!打撃に秀でたウンディーネも悪くないんだぜぃ!」

 

一誠「悪いわ!!なんだよあれどう見ても格闘家の水浴びじゃねーか!俺のウンディーネ像は美しいお姉様なんだよ!」

 

欲望が駄々洩れである。

 

結局ウンディーネを使い魔にするのは諦めて(嫌がって)他の使い魔を探す。

 

ザトゥージ「待った!上を見てみるんだぜい!」

 

全員が上を見ると、木の枝の上に蒼いぬいぐるみのようなドラゴンがいた。

 

ザトゥージ「アレは『蒼雷龍(スプライト・ドラゴン)』の子供なんだぜぃ。成体になったら捕まえるのはまず無理、試すなら今しかないんだぜぃ!」

 

アーシア「うわぁ!可愛いらしいドラゴンですぅ!」

 

一誠「ドラゴンか!俺もドラゴンな訳だしあいつを使い魔にしてやるぜ!」

 

一誠が意気込んだその時・・・

 

ジャンヌ「皆さん下がってください!」

 

ジャンヌがみんなに下がるように声を出した。ジャンヌは旗を振り触手のようなものを弾いていた。

 

一誠「なんだ!?」

 

『Boost!!』

 

一誠はブーステッドギアを出し臨戦態勢に入った。その先にいるのは・・・緑色のスライムだった。

 

ザトゥージ「此奴は女性の衣服を主食とするスライムなんだぜぃ。大抵の女性の体液を狙う触手と一緒に行動するんだが・・・今回はこいつだけのようだぜぃ!」

 

小猫「...なんですか・・・その変態使い魔は」

 

ザトゥージの説明にジャンヌは本気で危機感を覚えた。

 

ジャンヌ「女性の敵ですね・・・私が成敗します!」

 

一誠「待って下さい!ジャンヌさん!俺、このスライムを使い魔にします!俺と此奴が・・・スラ太郎と出会ったのは、もはや運命なんです!」

 

一誠はそう言った。ただの変態である。

 

リアス「イッセー、もっと良い使い魔を見つける事にしなさい・・・朱乃!」

 

朱乃「はい!部長」

 

一誠の懇願を無視し、朱乃がスライムに雷を浴びせようとすると

 

一誠「ダメだ!スラ太郎!俺は・・・俺はお前を失いたくないんだぁぁぁぁ!!!」

 

『Doragon Booster Second Revelation!!』

 

一誠の力が跳ね上がりブーステッド・ギアの形状が変化した。

 

驚いた朱乃は一瞬動きが止まった。朱乃が雷を放つよりも早く一誠が吼える。

 

一誠「『赤龍帝の贈り物(ブーステッド・ギア・ギフト)』!!」

 

『Transfer!!』

 

緑色の光がスライムを包み込み、直後に雷を放つが、スライムは健在だった。

 

一誠「はっはぁぁぁ!やったぜ!俺の高めた力を雷の耐性に変換してスラ太郎に送り込んだ!もう朱乃さんの雷は効きませんよ!いけスラ太郎!朱乃さんの服を・・・」

 

剣「やらせるかよ馬鹿!・・・

壊れた幻想(ブロークンファンタズム)』!!」

 

ちゅどーーーん!!

 

一誠の指示で朱乃に襲い掛かろうとしたスライムを剣のカラドボルグが消し飛ばした。

 

一誠「スラ太郎ぉぉぉぉ!!おのれ、剣!貴様、よくも俺のスラ太郎を・・・ゆるさん・・・許さんぞ!!!剣!!!」

 

一誠が剣に向かって殴りかかる・・・が

 

ティアマト「うるさいぞ、悪魔よ」

 

一誠「ぐあぁぁぁぁぁ!!」

 

ティアマトの一撃で一誠が吹っ飛んだ。

 

剣「朱乃大丈夫だったか?」

 

朱乃「はい!ありがとうございます。剣さん」

 

リアス「それより・・・なにその人は!!」

 

リアスはティアマトの圧倒的な力に震えていた。

 

剣「此奴は・・・ここではティアマット・・・もといメソポタミア神話の女神ティアマトだ、今日から俺のサーヴァントとして協力してもらうことになった」

 

ティアマト「我が名は、ティアマト、剣のおかあさん・・・サーヴァント『アルターエゴ』として剣に力を貸す・・・よろしくな、悪魔たち」

 

このことに全員理解が出来なかった。

 

ザトゥージ「ま、まさかティアマットが古代の女神さま・・・ティアマトだったとは・・・流石の俺様もびっくりしすぎて何も言えねぇぜぃ」

 

ザトゥージもここに女神さまがいるなんて思ってなかった。

 

全員固まっていたが・・・アーシアの近くにスプライト・ドラゴンがいた。

 

アーシア「どうしたのでしょう・・・キャッくすぐったいですぅ」

 

ジャンヌ「どうやらスプライト・ドラゴンがアーシアちゃんに懐いたようですね」

 

ザトゥージ「おお!ならばアーシアくん、スプライト・ドラゴンを使い魔にするかい?」

 

この問いにアーシアは

 

アーシア「はい!もちろんです!」

 

ザトゥージ「ならばその子に名前を付ければ契約ができる」

 

ザトゥージに言われてアーシアは名前を考えていた・・・

 

アーシア「剣さんの名前を貸してもらって・・・ツッキーちゃんです」

 

アーシアは、剣の名前からツッキーと名付けられた。

ツッキーはアーシアだけではなく剣にも懐いていてこれにはザトゥージもびっくりしていた。

そして・・・一誠はティアマトの一撃で気を失いリアスが、これ以上は無理と判断し一誠は使い魔をゲット出来なかった。

 

 

そして・・・使い魔の森から帰ってから数日が経過した。

 

学校ではいつものように変態が問題を起こし剣に拘束され女子生徒にフルボッコにされる日々が続いた。

 

そして剣はとある気を感じていた・・・

 

 

剣視点

 

俺は感じなれた気配を感じ取りそこまで移動した。

そこには幕末に名を轟かせた。

新選組一番隊隊長沖田 総司がいた。

 

剣「・・・何しているんだ?沖田」

 

沖田「おや、剣さん、こんにちは、わざわざここまですみません」

 

史実では、色白で背の小さい男と言われていたが・・・色白で背が小さいのは・・・こいつが女だから・・・そして今は、悪魔として・・・魔王サーゼクスの『騎士』として眷属悪魔をやっている。

 

剣「またですか?あのシスコン魔王は」

 

沖田「えぇ、またです。はぁ、剣さん、早く私をあなたのサーヴァントとして入れてください!!」

 

ちなみに沖田はサーゼクスをもう主として見ていなかった。

 

剣「まぁ今はまて、それよりあのシスコンはなんて?」

 

沖田「リアス・グレモリーとライザー・フェニックスと結婚をかけレーティングバトルをするので・・・リアス・グレモリーのサポートを「却下だ!」ですよねー」

 

当たり前だ、てめぇら悪魔の問題に俺を巻き込むな!!

 

剣「それに、俺はリアス・グレモリーを鍛えるつもりは無い!あの無能王を勝たせるのは俺でも100%で無理だ」

 

あの高飛車のわがままでプライドだけが異常にあるあいつが人間である俺の言うことを聞く訳がない、恐らく兵藤が負けたら迷いなく降参する・・・わかりきっている勝負ほど虚しいものはない。

 

剣「俺はグレモリーと兵藤に手は貸す気は無いし・・・やれてもフェニックスに試合で勝つのは不可能だ」

 

沖田「それは、勝負に勝つことはできると?」

 

剣「可能だ・・・レーティングゲームは気絶させたら勝ちなんだ。いくら不死鳥でも不意の急所に攻撃されたら気絶するさ・・・だがこれをするには必ずサクリファイスをしなければできない・・・あの自分勝手がそれまでに降参しないことが条件と言うことで試合では勝てない」

 

沖田(流石です。この一瞬で、あのライザー・フェニックスをグレモリー眷属だけで倒せる策を思いついているなんて・・・そしてそれがすべて(リアス)が台無しにしてしまうことも・・・やはりこの方は・・・この方こそ王になるべき人だ)

 

剣「まぁ、婚約の破棄を手伝うのは可能だぞ」

 

沖田「・・・そうですか、剣さん、私からのお願いを「木場だろ」ッ!?ふふ、流石に鋭いですね・・・はい私の弟子を見てくれませんか?」

 

木場は沖田の弟子だ・・・まぁ俺も気にはなっていたし・・・

 

剣「いいぞ、そのぐらいならな」

 

沖田「ありがとうございます。あなたなら任せられます」

 

そう言って沖田は帰っていった。

 

さてと、これから面倒ごとが増えますな。

 

剣視点終了

 

 

 

 




はい、沖田登場です。

このあとあの鳥が登場します。

よろしくお願いします。


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ライザー・フェニックスとレーティングゲーム

どうも作者です。


フェニックス編までは頭の中で大体内容はできてます・・・書く暇がそんな無いもう少し文才が欲しいが無いものねだりはしたくないので自分のできる範囲で頑張ります!


 

剣と沖田との密会を終えた次の日

 

剣はいつものようにサーヴァント+小猫+アーシア・・・そして朱乃もついてきた。

 

朱乃は偶然会ったと言っているが剣は気配で分かるので待ち伏せされていたのが分かる。

 

そのため教室に入ると変態3人衆が・・・ではなく兵藤を抜いた変態達が襲ってきた。

 

ガラッ。

 

松田・元浜「「くらえ!!!」」

 

剣「うるせぇ!」

 

松田・元浜「「ぐふぅ!」」

 

剣「はぁ、懲りないなお前ら」

 

剣のきれいな回し蹴りで黙らせた・・・変態は始末されてクラスの女子は喜んでいた。

 

剣は自分の席に着いた後・・・一誠が真剣な目で剣を見ていた。

 

一誠「...剣・・・昨日の夜に、先輩が夜這いをしてきたんだ」

 

剣(あぁ、そんなことしたのかあいつ・・・馬鹿だな、そんなことしても無意味なのに・・・はぁ)

 

剣は呆れていた。剣は事情を知っている・・・婚約が嫌だから夜這いをする行為・・・馬鹿の一言だった。

 

剣「ふーん、それで?」

 

一誠「最近、部長の様子がおかしいんだよ」

 

剣「いや、俺に言われても知らん、聞きたいなら直接言え」

 

剣の一言で一誠は剣から離れた。

 

剣(もう動いたか・・・はぁ)

 

剣は、サーヴァントたちとアーシアに『今日は先に家に帰ってくれ少し用事が出来た。』とメールで送信しておいた。

 

 

 

 

 

一誠視点

 

今日の放課後、剣が「今日はお前らの部室に行くからよろしく」と言っていた。

なんだ?何か用事でもあるのか?

 

俺は剣と途中廊下で偶然遭遇した木場と一緒に部室まで歩いていた。

 

途中女子生徒が「何で兵藤ごときがお兄様と木場くんの隣を歩いてるのよ」とか

「兵藤じゃまよ!貴重なお兄様×木場くんなのよ!」とか邪魔者扱いされたが・・・

泣いてないもんグスン

 

そして旧校舎に近づいたら

 

裕斗「まさか・・・僕がここまで気配に気づけないなんて」

 

剣「まぁ、今のお前じゃそりゃそうだ。レベルが違う」

 

何言ってるんだ?

 

俺はオカルト研究部のドアを開けるとそこにいたのは、昨日部長を連れて帰ったメイドさん、グレイフィアさんだった。

 

一誠「グレイフィアさん!」

 

俺は声を出してグレイフィアさんがこちらを見ると一瞬体がビクン!!としていたがすぐに戻った・・・なんだったんだろう?

 

リアス「剣も来たのね」

 

剣「俺の事は気にすんな・・・こいつらに用があるんだろう?」

 

剣はそう言ってソファーに座ったらすぐに小猫ちゃんが剣の膝の上に座り満足げだった。

俺が小猫ちゃんを膝に乗せようと座って待っているといつも殴るくせに・・・

 

リアス「まぁいいわ・・・皆、今日は部活を始める前に皆に話したいことがあるの」

 

グレイフィア「お嬢様、よろしければ私からご説明いたしますが・・・」

 

リアス「いいえ、私から話すわ。実はね・・・」

 

部長が言いかける前に部室の一角に突然魔法陣が展開されていた。

 

裕斗「・・・フェニックス」

 

木場が険しい顔になっていた。なんだあいつ?

 

ライザー「ふぅ、人間界に来るのは久しぶりだ。会いに来たぜ、愛しのリアス!」

 

なに、言ってんだこいつ!愛しのリアス!?

 

一誠「あの、こいつは誰なんですか?」

 

グレイフィア「兵藤 一誠様。この方は純血の上位悪魔であるフェニックス家の御三男、ライザー・フェニックス様です」

 

一誠「フェニックス家?」

 

グレイフィア「そして、グレモリー家の次期当主の婿殿。即ちリアスお嬢様の婚約者であらせられます」

 

俺はこの言葉を聞き入れるまで時間が止まっていた・・・て!

 

一誠「こ・・・婚約者ぁぁぁ!!!???」

 

一誠視点終了

 

 

 

 

一誠の声が響き渡った後朱乃がライザーにお茶を出していた。

 

朱乃「お茶ですわ」

 

ライザー「うーん、いい香りだ。リアスの『女王』の入れたお茶は美味いなぁ」

 

ライザーはそういうが朱乃はただにっこり笑っているだけ・・・怒っている。

 

リアス「いい加減にして頂戴!!」

 

リアスが怒鳴って立ち上がり一歩距離を取る。

 

リアス「前にも言ったでしょう!私はあなたと結婚する気は無いわ!自分の結婚相手は自分で決めるわ!」

 

リアスの意見にライザーはヤレヤレと立ち上がり答えた。

 

ライザー「それは前にも聞いたがな。君の所のお家事情は意外と切羽詰まってるんだろう?俺もフェニックスの看板背負って来ているんだ。はい、そうですかと簡単に帰る訳にはいかないんだよ」

 

そう言いリアスの顎をクイッと掴んで近づけた。

 

剣(はぁ、嘘だな・・・あいつは女をアクセサリー程度に思っている・・・今は本性を隠しているがな)

 

剣はライザーをそう分析していた。

 

一誠「おい!あんた!貴族だかなんだか知らねぇがそれが婚約者のする態度かよ!」

 

剣(この中でライザーを倒せる可能性があるのは兵藤・・・と思うがそれは違うな、俺なら最後に小猫を使うな、確かに兵藤のブーステッド・ギアは強力だ、それでも今の兵藤じゃ宝の持ち腐れだ。特訓期間を与えるなら1週間ちょっとぐらいだろう、それで勝てるならだれも苦労はしない、小猫は俺との特訓で、すでに仙術の基礎である空気と気を馴染ませ気配を断つことが出来るようになった。まぁジャックの下位互換のような物だがそれでもライザーごときなら兵藤を囮としてライザーとぶつけて倒されるギリギリで、もしくは倒された直後にライザーの後ろを取り小猫が急襲、これだけで勝てる・・・小猫の仙術を纏わせた拳なら脳天不意打ちで気絶できるだろう。まぁ王があれだから無理だが)

 

剣はすでにライザーとの勝負を頭の中で策を練り、唯一勝てる算段を決めそのうえでリアスが負けることが分かっていた。

 

ライザー「なんだ貴様は!下級悪魔が上級悪魔同士の会話に入ってくるな!」

 

一誠「うるせぇ!てめぇが何だろうが部長にそんなこと言うなよ!」

 

ライザー「・・・いいだろう。如何やらよっぽど痛い目に遭いたいようだな!この場でリアス以外全員焼き殺してやろう!」

 

リアス「そんなことはさせないわ!もし私の可愛い下僕に手を出すと言うのなら、その前にあなたを消し飛ばしてあげる!」

 

ライザーとリアスの魔力が高まり、放たれると思われた瞬間グレイフィアがストップが入った。

 

グレイフィア「お納めくださいませ」

 

この言葉だけで2人の魔力が収まる。

 

剣(流石、トップクラスの悪魔だな。特に何もしないで納めるか)

 

グレイフィア「リアスお嬢様、ライザー様。私はサーゼクス様の命を受け此処に居りますゆえ、一切の遠慮は致しません」

 

ライザー「最強の『女王』と名高い貴方に言われたら、流石の俺も怖いですな」

 

剣(こいつも馬鹿だな、グレイフィアの殺気に気づかずに飄々としてやがる。才能、不死に頼って鍛錬なんかほとんどしていなかったんだろうな)

 

やはり、ライザーも剣の嫌いな種類の人物だった。

 

グレイフィア「旦那様方もこうなる事は予想しておられました。よって決裂した場合の最終手段も仰せ使っております」

 

リアス「最終手段?」

 

剣(あぁ、あれか、あんな出来レースには付き合えんな)

 

リアスは首を傾げ、剣はげんなりしていた。

 

グレイフィア「お嬢様、あくまでも御自分の意見を貫きたいと仰るのでしたら、レーティングゲームで決着をお付け下さい」

 

リアス「!!」

 

ライザー「フッ、そういう事か、リアス!俺はもう何度も公式戦で戦っているし勝ち星も多い。対して君はゲームに参加する資格すら持っていない・・・それでも俺と戦うのか?結果は見えているがな」

 

剣(まぁ、井の中の蛙だし、そもそもレーティングゲームは実力差が明確に出ないようにルール、と言う名の出来レースだし)

 

リアス「そう・・・そこまで私の人生を持て遊びたいならって言うのね!いいわライザー!ゲームであなたを消し飛ばしてあげるわ!」

 

剣(グレモリーもあほだな、まぁ知っている)

 

剣はリアスの無鉄砲に相手のフィールドで戦おうとしているところに心底呆れている。

 

ライザー「リアス、確認せておくがお前の下僕はここにいる4名で全てなのか?」

 

剣(やっぱり大したことないな)

 

剣はライザーが現れる前に気配を遮断していた。

今のライザーのセリフで剣を認識出来ていないことを言っているが頭に血が上っているリアスは気づかなかった。

 

リアス「だとしたらどうなの?」

 

ライザー「いやすまない、たった5人で俺の相手になるわけがないだろう?今なら辞退することも構わんぞ?」

 

リアス「辞退なんてするわけないじゃない!私の眷属たちはあなたなんかに負けないわよ!」

 

グレイフィア「話は纏まったようですね。では、レーティングゲームで決着をつける。お二方、異論はありませんね?」

 

リアス「えぇ」

 

ライザー「あぁ」

 

グレイフィア「では、ゲーム開始は十日後です。この程度のハンデは有ってしかるべきかと、ライザー様は本格的な修行はお控え願います」

 

ライザー「その程度ハンデにもならんさ、経験者として優しく振ってやるよ、リアス」

 

リアス「相変わらず減らず口ね・・・あなたのその自信と余裕、戦いが始まっても続けられるのか見ものだわ」

 

剣(どっちもどっちだな)

 

ライザー「では、じゃあなリアス。次はゲームで会おう」

 

ライザーは転移魔法を使い帰っていった。

 

剣(そういえば、ライザーの眷属が来てないな。・・・まぁいいか)

 

リアス「では皆、私と朱乃はグレイフィアと「ちょっと待った」え!?」

 

剣が呼び止めた。

 

剣「ライザーも大したこと無いな、俺に全く気付かないで帰りやがった」

 

グレイフィア「・・・剣様、あなたの気配の消し方は魔王様でも見切れませんよ・・・」

 

この答えに全員「えっ!?」と言っていた。

 

剣「まぁいいさ、今回はライザー・フェニックスを見に来ただけだしな、俺は帰るぞ」

 

剣の言葉に全員がポカーンとしていた。

ちなみにその時小猫は、剣の背中に乗りおんぶで家まで帰っていった。

 

 




はい、今回はライザーの登場でした。

ちなみに眷属をここで出さなかったのは・・・単純に剣に気づかなかったライザーを書きたかったからです。

次回は修行編です。

次回もよろしくお願いします。


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特訓開始!!

どうも作者です。

UAが80000、お気に入り登録が800人を超えてました。
本当にありがとうございます。
これからもこの作品をよろしくお願いします。




 

剣の家、リビング

 

剣は、夕食に大量の唐揚げ、コロッケ、揚げ餃子など何種類もの揚げ物を作り全員で食べていた。(料理にはタマモと清姫も手伝ってくれた)

 

スープは、アーシアが作ってくれていた。

 

剣「ずずぅ」

 

アーシア「どうですか?剣さん、お味の方は?」

 

剣「うん、優しい味でアーシアらしくてとても美味しいよ」

 

アーシア「はぅ///ありがとうございますぅ///」

 

剣の答えにアーシアは顔を赤くし喜んでいた。

 

剣「さて、食事中だが・・・小猫、俺はお前達の10日間の修行に同行するぞ」

 

小猫「...え?私達の修行に付き合ってくれるんですか?」

 

黒歌「えー、なら私も行きたいにゃー。剣と白音に10日も離れ離れなんて、私が持たないにゃ!」

 

オーフィス「我も、一緒に行きたい」

 

黒歌と剣と白音に、オーフィスは剣と離れるのが嫌だった。

 

剣「黒歌、オーフィス、悪いが今回は待っててくれ、俺と小猫だけならいいが・・・今回はグレモリー達がいるんだ」

 

黒歌「うにゃー!!なら今度、剣とデートがしたいにゃ!」

 

オーフィス「我は、剣のお菓子と、剣の膝の上で一緒にゲームを所望」

 

剣「分かった、それで構わないから今回は勘弁な?」

 

剣は黒歌とオーフィスの頭を撫で話を続ける。

 

マシュ「先輩、私たちは?」

 

剣「あぁ、今回は全員行くぞ。黒歌とオーフィスの飯は、俺がここまで戻って作るから問題ない」

 

ダ・ヴィンチ「なるほど、私たちがあの子達に指導すれば良いのかい?」

 

剣「まぁ、半分は正解だな、俺はグレモリーには手を貸す気は全くない。おそらく兵藤はグレモリーが俺には教えさせないだろうしな」

 

小猫「...先輩、何で部長には手を貸さないんですか?」

 

剣「王を名乗るならこの程度の問題は自分で解決しろ、と言うことだ。まぁ、人間である俺がプライドの高いあいつを教えようとしても却下するだろうしな、あくまで自主性だ」

 

剣は自分から頼めば教えてやるが、自分から無理に教える気は最初から無い

 

剣「小猫も知ってるだろ?俺は考えさせることが大事だと思っている。だからこそ、無理な修行はさせないし、俺からは教えない」

 

小猫「...そうでしたね」

 

剣「小猫、今回の修行はジャックとやってもらうぞ」

 

ジャック「もぐもぐ、おかあさん、私達を呼んだ?」

 

剣「あぁ、ジャックに小猫の修行相手を頼みたいんだ。ご褒美にはお菓子をつけよう、もちろん小猫にもな」

 

この言葉に小猫とジャックは目をキラキラさせている。

小猫もジャックもお菓子が大好きなので嬉しい様だ。

 

ジャック「分かったよ、おかあさん!私達頑張る!」

 

小猫「...よろしくお願いします。ジャック」

 

剣「マシュは、2人のサポートを頼む同じクラスだからあんまり気張らなくても良いぞ」

 

マシュ「分かりました・・・ご褒美に私は先輩の膝枕をお願いします」

 

剣「別に、それならいつでも良いが?マシュは俺からすると妹同然なんだからさ」

 

剣は家族として見ているがマシュは少し不満だった。

 

マシュ(全く先輩は、察しがいいのに恋愛には昔から鈍感ですね。まぁ、家族として、と言われるだけマシなんですが)

 

マシュはそんなことを思いながら剣の腕をつねっていた。

 

剣(何でつねるんだよマシュ!)

 

作者(この鈍感!!!)

 

剣「あと、アーシアもいい機会だ、一緒に修行をしようか」

 

アーシア「いいんでしょうか?」

 

剣「問題ないだろ?回復役がいてくれたら向こうも助かるだろうしな。ジャンヌ、アーシアについて修行相手を頼む」

 

ジャンヌ「もちろんですマスター。アーシアちゃん一緒に頑張りましょうね」

 

アーシア「はい、よろしくお願いします。お姉様」

 

やはり聖女2人は微笑ましい。

 

剣「清姫とタマモは食事なんかのサポートを頼む、割とマジで必要だからな」

 

清姫「もちろん、お任せください私のマスター」

 

タマモ「ご主人の命ならこのタマモキャット、全力で任務にあたらせてもらいます」

 

本来バーサーカーが食事のサポートとか本来おかしいのだが・・・まぁこの2人はこの家で料理が上手いからな、仕方ないね。

 

剣「オルタとダ・ヴィンチは魔術を教えて欲しい奴がいたら頼むぞ!」

 

ダ・ヴィンチ「本来私は魔術師じゃ無いんだがね・・・マスターの頼みならもちろん引き受けるぞ」

 

オルタ「・・・」

 

剣「オルタ?」

 

オルタ「...ハッ!!な、何だマスター///いきなり呼ぶな!!」

 

剣「どうした?オルタ?」

 

現在オルタはティアマト戦で剣に助けられたから、今の今までにずっとこの調子だった。

 

オルタ「な、何でも無い!」

 

剣「そうか・・・なんかあったらいつでも言ってくれ」

 

オルタ(言えるか!お前を見てると・・・なんて///)

 

今のオルタは正しく恋する乙女である。

もちろんジャンヌは気づいているし、2人の時によく剣の話題に自然になっていたりもする。

 

ティアマト「剣、私は?おかあさんに出来ることはあるか?」

 

剣「ティアマトは今回はやることは無いな・・・んー、オーフィス達の相手をしてくれるか?」

 

最近のティアマトはオーフィスと旧知の仲であったため仲がいい。

よくオーフィスに誘われてゲームを一緒にしているところをよく見かけている。

 

ティアマト「分かったぞ。オーフィス、黒歌、よろしくな」

 

オーフィス「ティアマト、勝負楽しみ」

 

黒歌「最近ティアマトもゲームが上手くなってるにゃ」

 

この3人はゲームでよく競っている。もちろん剣を(勝手に)賭けて。

 

剣「よし!今後の確認終了!各自、飯が食い終わり次第風呂に入れよ!」

 

剣以外「剣(先輩、おかあさん、さん、マスター、ご主人)も一緒にです(にゃ)!」

 

剣(家を改造しといてよかった)

 

剣は家の空間をいじり外見はそのままに中身だけを広くさせた。

家具や浴槽などは、全部剣が投影して作り出したものだ。

正直、能力の無駄遣いである。

 

 

 

そして、修行当日。

 

剣とアーシア、ティアマト以外のサーヴァントたちは、木造建築のグレモリーの別荘に来ていた。

 

リアス「何で、あなたまでいるのよ!」

 

剣「いや、今のお前たちにライザーを倒すのは100%無理だ、だから手助けをしてやろうとな。まぁ、個人的な用もあるがな」

 

現在リアスは、眷属である小猫と朱乃が剣に好意的に見ているのが気に入らず、剣に当たっていた。

しかも相手はただの人間、余計に気に入らない。

 

リアス(剣が、私の眷属になれば何も言わないのに)

 

しかも前に剣に言われたことすらも忘れて、自分勝手な行動と言わざるを得ない。

 

剣「俺たちとの修行は、あくまで自主性だ、やりたくなかったらやらなくてもいいし、それに飯の管理はこちらでやっとく何も問題ない」

 

そう言って剣たちは森の中に入っていった。

 

 

 

 

リアス視点

 

本当に気に入らない、あんなのただの人間が上級悪魔である私にあんな態度を・・・

 

小猫「...では、私は先輩の所に行ってきます」

 

リアス「小猫!勝手な行動はしないで頂戴!」

 

小猫「...先輩は私達より・・・いえ、私の知る誰よりも強いです。なら、私は先輩に教えてもらいたいです」

 

なんでよ、あいつはただの人間なのよ、なのに私たちより強いなんて・・・

 

裕斗「...部長、すみません。僕も剣くんに修行をつけてもらいたいです!」

 

一誠「何言ってるんだよ木場!お前まで剣に教えてもらいに行くのかよ」

 

裕斗まで・・・

 

裕斗「僕より優れた剣士がすぐ目の前にいてなにもしないなんて僕にはできない!あの人の強さに少しでも近づけば・・・」

 

裕斗が真剣な顔をしていったあと朱乃から提案をされた。

 

朱乃「ねえ?リアス、あなたはイッセー君の修行に専念すればいいんじゃないかしら?」

 

リアス「どういう事?朱乃」

 

朱乃「今回の修行は、イッセー君にライザーを倒せるようになるための修行、と言う事でしょ?」

 

一誠「ええ!?俺っスか!」

 

朱乃の言う事に私は声が出なかった。

 

一誠「どういう事ですか?朱乃さん?」

 

朱乃「リアスはあなたの神器【ブーステッド・ギア】でしかあのライザーには勝てないという事よ」

 

そう、今の私たちではどうあがいてもライザーに勝てない・・・でもブーステッド・ギアなら可能性はあると私は考えていた。

 

朱乃「なら、リアスはイッセー君に専念して私たちは個人の実力アップをする、それに彼が手伝ってくれる。そういう事にしましょう」

 

・・・確かに私はイッセーだけを強くさせようとしていたかもしれない。

 

リアス「...わかったわ、ならあなた達は自由に修行して強くなりなさい!イッセーは私と特訓よ!」

 

グレモリー眷属「はい!部長!」

 

こうして私たちのライザーに向けての修行が始まった。

 

リアス視点終了




はい、リアスの認めたく無い病ですねw

ただの自分勝手とも言える。

この後は、剣と木場の修行がですね。

次回もよろしくお願いします。


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木場の闇と強さ

どうも作者です。

この作品を書き始めてもう1ヵ月になろうとしてます。早いですねー

まさか1ヵ月でUAが9万を超えるなんて最初は思っていませんでした。(行って1万ぐらいだろうなー、と最初は思っていました。)

これからも適度に頑張ります。


 

リアスの別荘の森の中

 

剣は岩に座っていた。

 

マシュ「小猫ちゃんは確定として、後は誰が来ると思いますか先輩?」

 

マシュは戦闘用の鎧を着て盾を持っている。

 

ジャック「小猫ちゃんまだかなー♪」

 

ジャックは小猫を楽しそうに待っている。小猫とは、剣の膝取り合戦のライバルであり、なんだかんだで一番仲がいい。

 

剣「まぁ、たぶん木場と朱乃だろうな」

 

ダ・ヴィンチ「そうだね・・・マスターの言う通りそこの3人だろうな」

 

アーシア「何でそう思うんですか?」

 

剣とダ・ヴィンチの予想にアーシアは疑問を問う

 

剣「簡単さ、今回のライザー戦、ライザーに勝てるのは兵藤だけ、とあいつが決めつけているからだ」

 

剣の発言にアーシアは首を傾げる。

 

アーシア「どうしてイッセーさんですか?」

 

剣「そもそも、不死鳥であるライザーを倒すための条件は、あいつが回復できないほどのダメージを与えるか、回復しきれないほどの連続攻撃をするか、そもそも不死の特性を発動できないようにするか・・・とまぁ、簡単なもので2種類条件ありで3種類ある。普通ならな」

 

不死であるライザーを倒す方法には限りがある。だが、

 

剣「今回はルールがあるゲームだ、倒す手段ならいくらでもある。何せ、ライザーを『気絶』させれば勝ちなんだ。なら特に気にする特性でもない」

 

そう、別に真っ向勝負に持ち込まなくても、ライザーが気絶すれば勝てる。だが、

 

剣「グレモリーは絶対真っ向から挑みに行くことしか考えていない。だから瞬間的なパワーが一番ある神器【ブーステッド・ギア】を持っている兵藤を重点的に鍛えようとするだろうな。別に真っ向からの真剣勝負を否定はしないが、今回の相手はそれで勝てるほど甘くない」

 

剣はリアスの思考を、完全に読んでいた。

 

ダ・ヴィンチ「だからマスターは、自主性をはっきり言ったのだね。ほんと私もびっくりするほどの思考だね。うちのマスターは」

 

剣「あはは、俺はこういう思考の把握と戦略に長けているだけさ、芸術の才では負けるよ」

 

旗から見ると、どちらも天才で規格外である。

 

そして、少し経つと、小猫、裕斗、朱乃が剣の所まで来た。

 

小猫「...先輩、よろしくお願いします」

 

裕斗「僕もよろしくお願いするよ、剣くん」

 

朱乃「よろしくお願いしますわ、剣くん」

 

剣とダ・ヴィンチの予想通りの3人が来た。

 

剣「うん。よく来てくれたね、俺が教えられるのは実戦想定で特訓することだ」

 

朱乃「実戦、ですか」

 

剣「そうさ、君たちの基礎は申し分ない。だがあまりにも実戦の経験が無さすぎる」

 

グレモリー達全員に言える事は、圧倒的な実戦不足。

 

剣「だからこの森で俺のサーヴァントたちと戦って貰う」

 

この発言に3人の体が引き締まる。

 

剣「小猫は、ジャックとマシュだ、朱乃は、ダ・ヴィンチとオルタにやってもらう。そして木場、お前は俺とだ」

 

ジャック「よろしくね、小猫ちゃん」

 

マシュ「よろしくお願いします。小猫ちゃん」

 

小猫「...よろしくお願いします」

 

そう言って森の奥まで3人は入って行った。

 

ダ・ヴィンチ「私たちはあっちでやろうか」

 

オルタ「悪いが、手加減はできないぞ」

 

剣「流石に手加減はしてやれよ、オルタ」

 

朱乃「よろしくお願いしますわ、ダ・ヴィンチさん、オルタさん」

 

そして小猫たちとは反対のほうに進んで行った。

 

剣「さて、ジャンヌ、アーシアをよろしくな」

 

ジャンヌ「もちろんですマスター、行きましょうアーシアちゃん」

 

アーシア「よろしくお願いします。お姉様」

 

聖女2人は、剣が作っておいた小屋で特訓をする。(悪魔がいるところで祈れないため)

 

裕斗「剣くん、僕たちも早速やるかい?」

 

剣「まぁ、特訓の前に少し話を先にしようか」

 

裕斗「どういう事かい?」

 

剣の発言に首を傾げる裕斗であった。

 

 

 

裕斗視点

 

特訓前に何を話すのだろう?

 

剣「今回俺が特訓に同行した理由が、木場お前にあるからだ」

 

裕斗「なぜだい?君が僕の特訓に最初からしようとしていた。という事かい?」

 

剣「半分正解だ、もう半分は、お前の師匠に頼まれたからだ」

 

師匠に!何で剣くんが師匠の事を?

 

剣「木場、お前何のために強くなりたい」

 

剣くんのこの言葉に、僕は手に力が入った。おそらく師匠から事情を聴いているのだろう。

 

裕斗「僕は、仲間を殺した『聖剣』をこの手で破壊したい、そのための力が欲しい」

 

僕は、彼に自分の目的を話した。

 

剣「はぁ、よくある間違いだな」

 

だが、彼は僕の目的を間違いと言った。

 

裕斗「誰に止められてもこの目的のためなら「そういう事じゃねぇ」え?」

 

彼の一言で僕はあっけに取られた。

 

剣「俺が言ってるのは、恨む対象の話だ。聖剣は、どうあがいてもただの剣でしかない。そこに意思は無い。何も無い物に恨んでも何も無い」

 

聖剣に意思は無い・・・無い物に恨んでも何もないか・・・確かにそうかもしれない。

 

裕斗「なら、仲間の意思は何処にいくんだ!仲間が聖剣のせいで殺された。僕の仲間の意思は!」

 

剣「それなら・・・」

 

剣くんは僕の胸に指を刺した。

 

剣「ずっとそこにあるだろ。仲間の意思が、思いがすべて、木場!死んでしまった者は、どうあがいても戻らない、なら仲間の意思も人生も記憶も生きているお前の意思の中にしか無い!なら、その意思を無くさないようにお前は仲間の分まで生きていくしか無い」

 

剣くんの言葉で僕は涙が出ていた。あぁそうか、仲間の意思は僕の中にいたのか、それなのに僕は、みんなのためと言っておいて自分の事しか考えていないじゃないか。

 

裕斗「あはは、まさかこんな簡単なことに気づかないなんて・・・ありがとう剣くん、大切な物まで僕は失うところだった」

 

剣「なら、仲間の意思を背負って生きていけるように、俺がお前を強くしてやる!その過程で聖剣を破壊できるようになるまで気づかないうちになっているさ。その時は仲間に報告してやればいいさ」

 

裕斗「ありがとう。剣くん」

 

僕の目の前が広がった気がする。もう絶対に忘れない仲間の意思を。

 

裕斗視点終了

 

 

 

 

剣は裕斗の視野を広げた。剣は恨むこと自体には何も言わないそれが人なのだから。でも、恨む対象を間違えてはならない。それを間違えたらその仲間の意思を無下にしてしまうから。

 

剣「さて、やるか。木場!」

 

裕斗「よろしくお願いするよ。剣くん!」

 

剣は剣を1本精製した。特に何も特性のない普通の剣を、だが・・・

 

剣「どうした木場、それだけか」

 

裕斗「まさか、1歩も動かないで僕の剣をすべて捌くなんてね」

 

剣は裕斗の剣を1歩も動かずに捌いていた。

 

剣「言っておくが、今の動きはやろうと思えば普通の人間でもできる範囲の動きしかしていないぞ」

 

裕斗「なのに僕の剣より速いなんて」

 

剣「それはお前の剣術が単純すぎるのが原因だ」

 

裕斗「単純?どう言うことだい?」

 

剣「まぁ、速さだけで軌道が丸分かりだからな、俺はそこに剣を置いていただけだ」

 

そう、剣は別に何かした訳じゃない、裕斗の剣の軌道に合わせて剣が剣を置いただけ、たったそれだけで剣は裕斗を攻略出来ている。

 

剣「まぁ言うなれば工夫が無い。俺はこれからそこら辺を徹底的に鍛えてやる・・・覚悟しておけよ?」

 

裕斗「あはは、お手柔らか頼むよ」

 

剣の気迫に押され気味な裕斗、だがその表情はスッキリとしていた。

 

 




はい、今回は木場の闇をある程度吹っ切れさせました。

やはり剣はスキルカリスマ持ちでしょうねw

次回もよろしくお願いします。


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修行1日目の夜

皆様大変お久しぶりです。作者なんとか戻ってきました。

約2ヵ月の間投稿できなくてすみませんでした。




 

一誠視点

 

俺は、部長との修行でくたくたになりながら部長の別荘に戻っていた。すると

 

清姫「あらあら、あなたたちが1番最初でしたか」

 

タマモ「悪魔たちよ、ご飯にするか?それとも食事はいかが?」

 

そこには清姫さんの割烹着姿とタマモさんのメイドエプロンと言う最高のシュチュエーションで料理をしていた。

 

リアス「あなた達は何をしているのかしら?」

 

清姫「見ての通りお料理ですよ、最愛なるマスターのため精の付く料理をこしらえているところです」

 

俺と部長は清姫さんが作っている鍋を見てみると・・・野菜と亀のような肉が・・・

 

一誠「スッポン!!!」

 

清姫「これを食べたらマスターはきっと・・・うふふ///」

 

これを食べたみんな(野郎以外)ぐふふふ・・・

 

タマモ「私は完璧なご主人のメイド・・・この程度容易いこと」

 

タマモさんの周りには大量の料理が並べてあった。

 

リアス「いくら何でも多すぎないかしら」

 

タマモ「ご主人はいつもこの倍は作っておるぞ。流石ご主人、私をも超える料理センスそこに痺れる憧れる」

 

一誠「倍!!!どんだけ食うんだよ剣の家族は!!!」

 

ちゅどーーーん!!!!

 

一誠、リアス「「っ!?」」

 

外から大きな音が聞こえて俺と部長はドアに向いた。

 

剣「ただいま」

 

清姫「お帰りなさい私のマスター、ご飯は出来てますよ」

 

剣「ありがとうな清姫」

 

タマモ「ご主人、私にするか?それとも私か?」

 

剣「タマモ、流石にご飯にしてくれ」

 

ドアから出てきたのは剣とそのサーヴァントたち・・・そしてぐったりしている木場、小猫ちゃん、アーシア、朱乃さんだった。

 

リアス「みんな!?剣!あなた私の可愛い眷属に何をしたの!!」

 

一誠「剣!てめぇ木場はともかく小猫ちゃんと朱乃さんに何をした!!」

 

その光景を見て俺と部長は声を荒げた。

 

裕斗「まって下さい部長、イッセーくんこれは修行をしてこうなったんです」

 

木場がそう言った手前これ以上は何も言えなかった。

 

小猫「にゃー、先輩・・・後で膝枕をお願いします」

 

ジャック「ずるいよ小猫ちゃん、私たちもおかあさんに甘えたい」

 

マシュ「先輩、私もいいですか?」

 

朱乃「剣くん、今日ぐらい私も少し甘えたいわ///」

 

ジャンヌ「私はアーシアちゃんとオルタと一緒にお願いしますねマスター」

 

アーシア「はう///ありがとうございますお姉様」

 

オルタ「わ///私は別に・・・」

 

ダ・ヴィンチ「あらあら、ならば私はマスター君を癒してあげようか」

 

剣「順番にな、順番に」

 

そこには剣によってハーレムが出来ていた。

 

一誠「剣!!!貴様!!!どんだけハーレムを見せつける気だ!畜生!俺も力があれば」

 

俺は床に手をついて涙した。

 

剣「知るかアホ。取り合えず飯にしよう清姫とタマモは用意を、全員席に座れ!」

 

「「「「「「はい!」」」」」」

 

リアス「それは、私がいう事じゃない!!!」

 

部長の叫びが聞こえてきた。

 

 

一誠視点終了

 

 

夜、全員が席に着きタマモ、清姫が作った夕食をいただく。

 

剣「・・・清姫、お前何でスッポン鍋なんか作った」

 

剣は頭を抱えながら清姫に問いただす。

 

清姫「それはもちろん精の付くものをマスターに食べてもらい・・・あわよくば・・・と」

 

流石清姫、嘘偽りなく話した。

 

剣「はあー、まあ滋養強壮に効くから何も言わなくてもいいんだが・・・兵藤だけには食わすなよ、ただでさえ性欲が馬鹿みたいにあるのにそれを増やしたら・・・」

 

一誠「おい!それはどういう意味だよ剣!」

 

清姫「確かに兵藤さんには食べさせないほうがよさそうですね」

 

一誠「清姫ちゃん!?」

 

剣の話を聞きみんな頷いていた。

 

剣「ご馳走様」

 

小猫「先輩、もういいのですか?」

 

剣「ああ、今から家に帰って飯作ってこないといけないし」

 

剣の家にいる女性陣は、「あーー」と納得しそのまま食事に戻る。

 

リアス「なぜ戻る必要が?」

 

剣「ティアマトをここに連れてきたほうがよかったか?」

 

剣の一言でリアスは体が震えた。

 

リアス「ここから町までは100㎞は離れているのよ一体どうやって」

 

剣「飛んでいく」

 

リアス、一誠「はい!?」

 

リアスと一誠が同時に声をあげる。

剣の家にいる小猫は知っているが、裕斗と朱乃は今日の訓練で、それぐらいできてもおかしくないという思考になっていた。

 

剣「てことで俺はいったん家に戻るから、まあ楽しく話でもしといてくれ」

 

そう言って剣はそのまま家まで戻った。

 

 

 

リアス視点

 

剣がいない今がチャンスね。

 

リアス「ねえ、あなた達?」

 

私の一言でみんながこちらを見る

 

リアス「一日目が終わったけど、みんな今日はどうだった?」

 

一誠「疲れたッス!」

 

裕斗「とても有意義な時間だったよ」

 

朱乃「私は、だいぶしごかれました」

 

小猫「...ジャックが強かったです」

 

ジャック「小猫ちゃんも強かったよ」

 

皆、とてもいい経験になったようね。

 

リアス「そう言えばあなた達の事をなにも聞いていなかったわね」

 

私は剣のサーヴァント?に話しかけた。

 

ダ・ヴィンチ「なら、私から話そうか」

 

「サーヴァントとは、英雄が死後、人々に祀り上げられた英霊化したものを魔術師が聖杯の莫大な魔力によって使い魔として現世に召喚したもの。

 

 ただし本質的には全くの別物であり、詳細は後述するが本来使い魔として扱うには手に余る存在」

 

ダ・ヴィンチ「それが我々サーヴァントだ」

 

一誠「じゃああいつは聖杯てやつで君たちサーヴァントを呼び出したってことか!」

 

イッセーの顔が怒りで強張っている。私もこの話が本当なら・・・

 

ダ・ヴィンチ「誤解はしないでくれ、これはあくまで一般的な話さ。マスター君に関しては異例中の異例なのさ」

 

ジャンヌ「私たちは自分たちの意思でマスターのサーヴァントになりたいと、だからマスターに関しては今の話とは全く関係ないわ」

 

裕斗「なら、マシュさんは?マシュ・キリエライトなんて偉人は聞いたことないけど」

 

マシュ「私はサーヴァントの魂を宿したデミ・サーヴァントで元々は人間で先輩の幼馴染です」

 

一誠「なーにー!?」

 

いきなりイッセーが立ち上がり大声を出した。

 

リアス「どうしたのイッセー」

 

一誠「美少女後輩幼馴染でおっぱいも大きいなんて・・・羨ましすぎる」

 

イッセーは机に伏して泣いてしまった。

 

マシュ「私たちは皆さんとは違い先輩が居なけれは戦う事もできません」

 

朱乃「剣くんがいないと?どういう事?」

 

ダ・ヴィンチ「サーヴァントは、マスターの魔力で宝具を使うことが出来るけど、この魔力の供給がきれると私たちは消えマシュちゃんは力を失うわ」

 

小猫「まるで本当の王様みたいですね」

 

ダ・ヴィンチ「あながち間違ってないよ」

 

リアス「なら親睦を深めるために今からお風呂にしましょうか」

 

一誠「一緒にですか!?」

 

小猫「変態先輩」

 

一誠「ぐふぅ」

 

・・・これはイッセーが悪いわね。

 

 

リアス視点終了




改めまして2か月間お騒がせしました!!

まだ完璧ではないですが徐々に戻りつつありますが、今はまだ不定期投稿になりますがご了承下さい。



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温泉で大騒動?

どうも作者です。

今回はみなさん(男ども)の大好きお風呂会です。


サーヴァント達の説明が終わってそのままお風呂へ向かった。

 

 

男風呂

 

一誠「・・・」そわそわ

 

裕斗「そんなにそわそわしてどうしたの?イッセーくん?」

 

一誠「壁の向こうに美少女が裸になっていると考えると・・・すごく覗きたいです」

 

一誠のこの発言に裕斗は呆れて声も出ない。

 

一誠「ずりーよな剣は、あんな美少女達に囲まれてハーレムだぜ!子猫ちゃんも朱乃さんもアーシアも剣に好意を寄せるし・・・」

 

裕斗「まぁ剣くんは下心があんまりないからね」

 

一誠「それがおかしいんだよ!男ならおっぱいを触りたいとか、キスしたいとかエッチな事したりするもんだろ!」

 

裕斗「はぁー」

 

一誠の発言にため息しか出ない裕斗であった。

 

 

 

女風呂

 

小猫「はぁー」

 

マシュ「どうしましたか?小猫さん」

 

小猫は、自分の体とマシュの体を見比べると、またため息が出る。

 

ジャック「小猫ちゃん?なんでマシュちゃんの体を見てため息が出るの?」

 

小猫は、ジャックを見て自分と同じレベルの体なので少し安心する。

 

小猫「いえ・・・なんでもないです」

 

小猫は、悔しさから自分の顔までお湯に浸かりながらマシュを見て頬を膨らませる。

 

朱乃「それにしても、あなた達サーヴァントはすごいわね。私たちじゃとてもかなわないわ」

 

オルタ「当たり前です。私たちは実戦経験があなた達よりはるかに上ですので」

 

ダ・ヴィンチ「まあ、うちのマスター君はそんな私たちに勝てる実力があるから私たちも焦っているのだけどね」

 

ダ・ヴィンチの発言にリアスと朱乃は驚く

 

朱乃「剣くんそんなに強いんですか!?」

 

ダ・ヴィンチ「1対多数ならサーヴァントのほうがまだ分があるさ、ただ・・・1対1ならティアマトにも勝っていたよ」

 

これに一番驚くのはリアスだった。

 

リアス「嘘よ!神器を使っているとは言え、ただの人間がティアマットに勝てるわけないわ!」

 

リアスの意見もごもっともである。しかし剣の場合は違った。

 

ジャンヌ「その意見はわかるわ。でも事実よ」

 

アーシア「私も見ていました。剣さんは本当にティアマトさんに勝っていました」

 

この話は剣家の地下室でティアマトと剣が勝負をして剣が勝っている話であり事実である・・・が、リアスは悪魔としてのそして上級悪魔としてのプライドがその発言を否定した。

 

リアス「ただの人間があのティアマットに勝ったなんて信じられない!たかが神器持ちでその神器が強力なだけで剣自身が強いわけじゃないでしょ!」

 

清姫「あなた、私のマスターを・・・」

 

タマモ「流石に私もこの発言には・・・」

 

清姫とタマモがリアスの発言に反論しようとすると

 

「先輩の事を何も知らないのに・・・」

 

この発言に全員がその声の元に目が行く・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

マシュ「先輩が今までどんな生き方をしていたか知らないのに・・・今の発言を撤回してください」

 

前世の剣を唯一知っている存在・・・マシュである。

 

 

 

 

 

マシュ視点

 

先輩が今までどんだけつらい過去を乗り越えてきたか知らないくせに・・・あの人は先輩の事を理解していないくせに・・・

 

リアス「撤回なんてしないわよ!ほんとのことを言っただけでしょ」

 

朱乃「リアス!?あなたなんてことを言っているの」

 

マシュ「そうですか・・・ならもういいです」

 

私はお湯から上がり出口に向かう

 

ダ・ヴィンチ「マシュちゃん!?」

 

マシュ「すみません。少し夜風に当たってきます」

 

私はその場から離れた。

 

 

 

 

 

私がお風呂から出て夜風に当たろうと歩いていると・・・先輩の武器が落ちているのを見つけた。

 

マシュ「先輩?」

 

私は先輩の武器の近くまで行くとすぐ近くに

 

剣「ようマシュ奇遇だな」

 

岩の上に座っている先輩を見つけた・・・月の光が先輩の白い髪に当たって綺麗でカッコイイと思った。

 

マシュ視点終了

 

 

マシュが剣の所に行っているときリアスは朱乃に怒られていた。

 

朱乃「リアス・・・あなたどうしてあんなことを言ったの!」

 

リアス「悪魔が総出でもティアマットに勝てなかったのよ!ただの人間がティアマットに勝てるわかないじゃない!」

 

リアスは認めなかった。自分たち悪魔がドラゴンに勝てなかったのにただの人間が勝てるわけがないと思っているから

 

要はプライドだけで剣を否定したのだ。

 

小猫「ダ・ヴィンチさん、マシュは大丈夫でしょうか?」

 

すでにリアスに呆れている小猫は一番頼れるダ・ヴィンチに声をかけていた。

 

ダ・ヴィンチ「今は一人にさせてあげたほうが良い、今のマシュちゃんに話せるのはマスターしかいない」

 

幼馴染としてもそして愛する人でもある剣以外に話が出来る状態じゃない・・・なら今は一人にさせたほうが良いそう判断したダ・ヴィンチ

 

一誠「何で部長が朱乃さんと言い合っているんだ?」

 

裕斗「・・・僕に聞かれても」

 

男たちはわけが分からず聞くこともできなかった。

 

 

 

 

 

剣視点

 

少し体を動かしてから休憩していた時マシュが来た。

 

剣「その顔、また俺の陰口を聞いて怒っているときの顔だ」

 

マシュ「・・・」

 

マシュは少しうつむいた後・・・少し涙をため俺に抱き着いた。

 

マシュ「・・・先輩、先輩」

 

マシュは俺の胸に抱き着いて涙を流した。

 

剣「よしよし」

 

俺はそんなマシュの頭を撫で少し前世の事を思い出していた。

 

 

 




リアスがやらかしましたね・・・

次回は剣とマシュの過去編です。

投稿遅れてすいません。気長に待っていてください。

後プロローグを書き直します。よろしくお願いします。


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前世の記憶

どうも作者です。

投稿頻度が激減してますが週1日曜投稿を目安にしてます。

よろしくお願いします。


 

これは、神平 剣がこの世界に転生する前の話・・・

 

とある普通の町の病院で一人の赤子が生まれた。

 

両親は生粋の日本人だった、しかし生まれた子は白髪に赤い目と橙の目のオッドアイだった。

 

人間アルビノで生まれる確率は約0.00083%そしてオッドアイで生まれる確率0.0067%同時に持って生まれる確率約0.0000056%

 

これだけでも科学者からすれば喉から手が出るほど欲しい実験素材(・・・・)しかし両親は我が子を必死に守り大切に育てた。

 

しかし、それだけでは終わらなかった。

 

剣と名付けられた男の子はわずか半年で言葉を覚え、1歳で読み書きを完璧に覚え、2歳で高校の範囲を覚えた。

 

流石にこれはおかしいと判断した両親は病院に駆け込んだ。

 

そこで剣はIQを調べたところIQ300をたたき出した。しかも現在測れるIQが300と言うわけでそれ以上かもしれないと言われた。

 

世界で最もIQが高いのがIQ228だったこともあり両親だけの力では隠しきれなくなってしまった。

 

毎日毎日、来る人来る人が神平 剣を渡せと言う研究者や剣をよこせと言う資産家たちも出てきた。

 

それを撃退し続けたのは他でもない剣自身である。

 

もちろん殺人はしていない、ただ侵入者の悪事の証拠品を次々と集め親に頼み警察に届けてもらっただけである。

 

大人たちは剣の事を子供だからと甘く見すぎていたのだ。

 

剣が5歳になった日両親から家を出てくれと言われた。あの優しかった両親は他の人に精神的に参ってしまい剣を自分たちの子だと認識できなくなっていた。

 

剣はこうなる事を想定していた。自分が居るから両親は不幸になる・・・それが分かっていたから・・・

 

そして剣が引っ越したところにとある科学者夫婦が娘を引き連れて剣のもとに来た。

 

その科学者夫婦は自分たちは君の事を知っている、君が困った時は自分たちを頼って欲しいと・・・剣はこの5年で圧倒的な観察眼を身に着けていた。そして、その科学者夫婦が嘘をついていないことも理解した。

 

ここから約7年間は自分を鍛えるために独学で剣術、拳法、弓術、槍術など様々な護衛術を覚えていった。ただひたすらに自分を守るために・・・

 

そして事件が起きた。剣の両親が事故で亡くなった。そしていつもよくしてくれた科学者夫婦の家が火事にあい剣が娘のマシュ・キリエライトを助け出したがマシュの両親はその火事で亡くなった。

 

あまりにも自分の身近な人が亡くなっていく・・・剣は1つの答えにたどり着く。これは身勝手な大人たちが剣を手に入れようと剣の精神をえぐり自分たちの物にしようとした者たちが企んだ殺人だった。

 

もちろん剣はすぐに報復にその者たちを塀の中にぶち込んだ・・・がそれはただ虚しいだけだった。

 

剣はマシュを自分の手が届くところで守れるように自分の家に呼んだ・・・そして剣は二度とこんな悲劇が起きないようにただひたすら前だけを見ていた。

 

 

 

 

そして現在

 

剣「マシュ、落ち着いたか?」

 

マシュ「先輩・・・すみませんでした。私先輩の事を・・・」

 

剣はマシュの口を指でふさぐ

 

剣「謝らなくていい、俺だってマシュやみんなの事をけなされてただでいられるほど甘くない、ただ・・・怒りで視野が狭まるのはこれから努力してくれ・・・それと、俺のために怒ってくれてありがとな、マシュ」

 

剣はマシュの頭に手を置きマシュに感謝の言葉を言った。

 

マシュ「先輩///」

 

剣「さてそろそろ戻りますかね」

 

剣は岩の上から降りてマシュのほうを見て

 

剣「いくぞマシュ」

 

マシュに手をさしだす

 

マシュ「はい!先輩!」

 

マシュはその手を取りみんなのいるところまで向かった。

 

 

 




剣が身勝手な人が嫌いな理由がなんとなくわかったかな?

次回はある話をドーンと進めるつもりです。



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強くなるために・・・

どうも作者です。

最近やる気が出なくてやばいです。
なるべくモチベが上がってくれたら良いなー俺。


リアスが剣に対しての苦言は、剣自身が「別にそんな事で文句を言うほど器は小さくない」と剣自身が不問とした。

 

修行2日目・・・

 

剣「木場、今からお前の神器を見せて貰おうか」

 

裕斗「・・・何で、僕が神器を持っていると?」

 

剣「お前の師匠に聞いた」

 

剣の返答になるほどと頷く裕斗。

 

裕斗「分かった」

 

裕斗は、持っていた剣を置き新たな剣を作りだす

 

裕斗「これが僕の神器【魔剣創造(ソード・バース)】です」

 

剣「なるほど、確かに俺の神器と似て否なる物だな」

 

裕斗の【魔剣創造(ソード・バース)】は1から剣を作り出す能力対して剣の【無限の剣製】は元からある武器を複製、貯蔵する。

 

剣「・・・よし、今日から試合までは神器を使え」

 

裕斗「分かったよ、神器を使う修行をするのかい?」

 

裕斗の質問に剣首を振る

 

剣「いや、今からやる修行は・・・精神面だ」

 

裕斗「・・・精神面?」

 

裕斗は首を傾げる

 

剣「俺も似た神器を持っているからわかる事もあるんだよ、まぁだからあいつは俺に依頼をしたんだが・・・いいか、お前の神器は一手の読み違いで敗北する」

 

裕斗「一手の読み間違い?それはどう言う意味だい?」

 

剣「たとえば、お前よりパワーがある剣士にパワーで対応しようとすればお前は負ける、お前よりスピードが早い剣士にスピードで対抗しようとすればお前は負ける、たった一回の選択ミスが命取りになる、だからこそどんな状況でも頭だけは冷静でいられる訓練をする」

 

裕斗「理屈は分かったよ・・・けどどうやって訓練を?」

 

裕斗の質問に剣は何の躊躇もなく

 

剣「簡単だ・・・『トレース・オン』」

 

剣がそう言うと剣の手には美しい装飾をされた聖剣(・・)だった。

 

剣「『 勝利すべき黄金の剣(カリバーン)』こいつと(ガキーン)はぁ、まぁ最初はそうなるよな」

 

裕斗は聖剣を見た瞬間、剣に襲いかかって来た。

 

剣「仕方がない」

 

剣は裕斗の剣を弾き

 

裕斗「うぐっ!?」

 

裕斗の首に強烈な一撃を与える。

 

 

・・・数時間後

 

裕斗は目が覚め、聖剣を持つ剣を睨んでいた。

 

裕斗「まさか君が聖剣使いだったなんてね・・・」

 

剣「はぁー、誤解するなよ木場、確かにこれは聖剣だ・・・だけどこれは俺の神器で複製した贋作でしかないお前の知っている聖剣でもない」

 

剣はすでにこの世界にある聖剣の事は知っている。

 

だからこそ今回の精神修行にもってこいな武器だった。

 

剣「それに分かっただろ?冷静さに欠けると周りが見えなくなる。聖剣の破壊を求めるならこの修行は最優先にやらないと行けない。」

 

裕斗は聖剣の破壊を否定しない剣の言っている事に・・・今の自分に足りない物を知っている・・・なら強くなるために前を向き続けないといけない

 

裕斗「分かったよ・・・僕が聖剣を見て冷静でいられるようになるまで・・・よろしくお願いします・・・師匠(・・)

 

ここから裕斗の精神修行が始まった・・・

 

1日目から3日目までは、負の感情に負け剣に襲い掛かり気絶させられる。

 

4日目から6日目まで感情を抑える事で剣の質が鈍る。

 

そして7日目に聖剣を持つ剣が見えるようになる。

 

・・・精神修行開始から8日目・・・

 

裕斗「はぁ!」

 

裕斗は、聖剣を持つ剣と最初の剣戟が出来るほどに成長した。

 

剣「・・・よし!取り敢えずここまでだ」

 

剣はここで裕斗との修行を切り上げる。

 

裕斗「ありがとうございました。師匠」

 

裕斗の師匠呼びも定着していた。

 

剣「取り敢えず俺と最初に戦った時と同じ戦いが出来るようになったな・・・合格だな」

 

剣は聖剣をしまい裕斗に克服までとは言わないが聖剣を相手にしても頭は冷静でいられるぐらいまで成長した、と伝える。

 

剣「分かっただろ?冷静な判断の必要性が」

 

感情的なることが悪いわけじゃ無い・・・が剣も裕斗も感情的になる事はむしろ弱点になりかねない。

 

だからこそどんな状況にも常に頭は冷静に・・・と

 

剣「感情のままに剣を振るのはど素人でも出来る・・・がその先の強さには、必ず考える必要がある・・・それを肝に銘じとけよ」

 

剣は裕斗に言い残し振り向いて去っていく裕斗は、ただその背中に頭が下がるだけだった。

 

 

 

 

そして試合当日・・・

 

リアス陣営とライザー陣営が作戦を整えている・・・それを見ているのは・・・

 

サーゼクス「依頼の準備は出来ているかな?」

 

リアスの兄魔王サーゼクス

 

剣「準備という準備自体そこまで必要ねえよシスコン魔王」

 

仮面を被った剣とサーヴァント達だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




最近またモチベが低下中でやばいw

書き方が雑になってる気がするけどまぁ気にしないでください。


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