ダイの大冒険・新生6大将軍 生きていた妖魔将軍 (mene)
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ダイの大冒険・新生6大将軍 生きていた妖魔将軍
ダイがバーンを倒し、世界に平和が訪れたがダイは未だ見つからずにいた。そんな時レオナ・マァム・メルルの3人はベンガーナへと買い物をしに向かうのだったが・・・
ヒュンヒュン!!
「危ない!!」
ベンガーナへ向かう途中の小道でメルルに対してなにかが襲い掛かった!マァムが庇いかわしたが、それはいばら状の鞭のようなものでその鞭の先には何者かが立っていた!
「あなたは!?」
そこに立っていたのは緑の髪をした女魔族で青白い肌にハイレグレオタードの様な服を着て、手にはいばら状の鞭が仕込まれていた。彼女はハドラーの影武者であるガルヴァスの配下の新生6大将軍の一人妖魔将軍メネロ。ダイに倒された筈だったが・・・
「始めましての子もいるわね。私はねぇ、可愛い女の子を見ると傷付けたくなるの。前にも言ったかしら?」
「あなたは倒された筈では?」
マァムが驚いた表情を見るとメネロはほくそ笑んだ。
「倒されたのは私の影武者よ。ベルナの森で戦ったのは別人よ。ガルヴァス様や他の将軍達の宝玉の力でパワーアップした力をみせてあげるわ!」
メネロはそう言うとマァムらに鞭を振りかざした!なんとかかわすがその威力とスピードは以前にも増していた。当たればひとたまりもないだろう。
「レオナとメルルは下がってて!!」
しかしマァムもパワーアップしておりメネロの振り回す鞭をかわし続け、その拳をメネロ目掛けて振りかざした!
(風圧だけでこの威力!?)
なんとかかわしたメネロだったがパワーアップしたマァムに驚きを隠せずにいた!
「あの方の言ってた通り、武闘家になったようね!でもあなたを倒せば残り2人は雑魚よ。たっぷりいたぶってアゲル。」
気合いを集中させたメネロはさらに鞭のスピードを加速させた!
(見えない!!)
無数の風のような鞭はマァムを切り刻んでいった!
「きゃあああ!!」
「アハハハ!!」
歓喜の表情を見せるメネロだったが、一瞬鞭のスピードが落ちた!レオナのパプニカのナイフがメネロの太股に傷を負わせていた!!
「おのれ、おのれ!小娘の分際で私の身体に傷を!?」
激昂したメネロはレオナに怒りを向けるが!
「ギャアアア!!!」
マァムの閃光の拳がメネロの腹部にクリーンヒットしメネロはヨロヨロと倒れこんだ・・・!
倒れたメネロを見た一同だったが、新たな魔の手の予感が漂っていた。
立ち去ろうとする3人だったがなんとメネロ立ち上がり、3人を睨めつけたが、戦える状態ではない。
「覚えてなさい、あの方に報告を・・・!」
メネロは絞り出すように言うとルーラの光に包まれ消えた・・・
メネロの言うあの御方とは?
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2話
ダイが天界での修行を終え、再び地上へと戻る・・!そしてかつての仲間達に会うダイに対し皆歓喜するのだったがダイはマァムが行方不明であると言う事を聞く。どうやら魔王軍の残党らしき者がマァムをさらってしまったようだ・・・。
場所を聞いたダイは早速そのアジトへと単身乗り込んで行った!
「時間がない、俺一人でも行く!」
ダイが向かった先はかつてハドラーの影武者である豪魔軍師ガルヴァスらと戦ったベルナの森の奥深く、何やらアジトらしきものを見つけたダイはそこへ入って行く・・・
アジト内では男女の魔族がベッドの上で横たわっており、赤い髪と緑の肌をした屈強な男が口を開く
「ふふふ、あのマァムという者を出汁にダイ達の残党をおびき寄せる事にしよう!」
すると傍にいた緑の髪で青白い肌をした妖艶な女が不適な笑みを浮かべ
「あの小娘、前はやられたけどガルヴァス様のお力で捕らえることが出来ましたわ。後でたっぷりいたぶってやるわ!」
「ふふふ、お前は怖いなメネロよ」
どうやらかつてダイが倒したはずのガルヴァスとメネロは生きていたようだ・・・
「誰!?」
「どうした!?」
何者かの気配に気付いたメネロ。
「様子を見て来ますわ・・・!」
部屋を出たメネロはマァムを幽閉してある牢獄へと向かったがマァムはそのまま縛り付けられたままだった・・
「小娘の声で誘きだそうかしら?」
メネロは手にした鞭を構えマァムを鞭で攻撃しようとした瞬間・・!メネロの背中に火炎魔法が直撃した!!
「アアアア!!!」
「ダイ!」
マァムの声の先にはダイの姿が!火炎魔法で髪を焼かれ怒り狂うメネロは凄まじい勢いで鞭をダイに振りかざすが、パワーアップしたダイは鞭を素手で受け止めてしまう!!そしてパプニカのナイフに火を灯してメネロの心臓目掛けて投げつけようとしたとき!!
「まって、その女のお腹には赤ちゃんがいるわ!!」
マァムが叫んだがダイには届いておらずナイフはメネロ目掛けて投擲された!!
ドブシュ!!!
しかし、ナイフは屈強な男の手で握りしめられ、力を入れるとナイフは粉々に砕けてしまった。
「メネロよ何故黙っていた・・」
「ごめんなさいガルヴァス様!!」
そこにいたガルヴァスはいつもの雰囲気ではなく守るべきもののために新たな力へと覚醒しようとしていた!!
「ダイよ、女には手を出すな!俺と勝負だ!!」
ダイは応じるように剣でガルヴァスに斬りかかる!!
「大地斬!!」
しかしガルヴァスは剣の太刀を2本指で受け止めてしまうと、その拳でがダイを直撃し、ダイは吹き飛ばされ壁へ突撃し動かなくなった・・・
「なんて強さなの!?」
鬼神のごとき強さのガルヴァスに驚くマァム。竜闘気で守られてるはずのダイだったが、その一撃で骨にもヒビが入ってしまった!しかしダイは最後の力を振り絞り剣を構えた
「アバンストラッシュ!!」
「かつて俺を倒した技、面白い!!」
アバンストラッシュの閃光がガルヴァスに直撃した!!
「ガルヴァス様!!」
メネロが叫ぶか、なんとガルヴァスは仁王立ちしたままでほぼ無傷だった!そしてダイは力尽きその場に倒れ込んだ・・・
「ほう、俺にカスリ傷を付けるとはな」
ガルヴァスがそう言うと同時にマァムの元へと歩み出した。
震えが止まらないマァムに対してガルヴァスから発せられた言葉は意外なものだった
「すまない」
震えるマァムにガルヴァスは語り出す。
「大切な者を失う事の辛さが俺にも分かった。ダイを連れて帰るが良い。命に別状はないはずた。」
意外な言葉はに驚くマァム
「今度は正々堂々戦おう。俺も更に強くなる」
マァムは頷くとダイと共にその場を去った・・・
そしてしばらくして・・・
マァムが修行をしていると何者かがマァムの目の前に現れた。
「また会ったわね。」
そこに現れたのは三たび妖魔将軍メネロ。マァムは警戒したがメネロから殺気は感じなかった。そしてその腕に赤ん坊が抱かれていることに気付いた・・・
「まさかその子は?」
「あなたにお礼を言いに来たわ。あなたのお陰で無事産まれたわ」
オレンジの髪と緑掛かった肌をした魔族の赤子はスヤスヤと眠っている・・・
「私はしばらくこの子の面倒を見るし戦えないけどあの人は張り切ってるわ!あなた達もがんばりなさい!」
メネロの去り際にマァムは言う、
「ガルヴァスのあの強さは反則よ!」
「当たり前でしょ?私の夫は世界一だわ!」
そう言うとメネロは姿を消した・・・
スーパー○イヤ人級の強さとなったガルヴァス。彼に勝てるものは果たしているのか?
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