【しにそう】だから【ライブする】 (Tkmraeua2341)
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TSサキュバス、処女だったよ。

これはただの駄文であり、思いつきであり、作者の性癖です。
なんならオチもキャラも定まらずに妄想したことを書きなぐったようなものです。
それでも読んでくださった方々にとって暇つぶし程度になってくれれば幸いです。

…後タイトルが不穏な感じですがギャグを目指してます、ではどうぞ。


 

1:名無し転生者

これは私が最期になると感じたために建てたスレです。

今まで存在は知ってましたがよく分からなかったので後回しにし続けて今まで忘れていましたが、この際なので使い方を何となくでも学習して今にいたります。

新しい性を授かり新しい生を頑張って来ましたが、もはやここまでのようです。

なので、ここに私が氏んでしまっても私が生きていたという証として不可視カメラandマイクでライブしようと思いました。

 

2:名無し転生者

なげぇ

 

3:名無し転生者

なんだこいつはたまげたなぁ

 

4:名無し転生者

イッチピンチ

 

5:名無し転生者

つまり?

 

6:名無し転生者

イッチ氏ぬ前ビデオレター

 

7:名無し転生者

なるほどわからん

 

8:名無し転生者

まずイッチコテハンはよ、後もっと自分のキャラ描写して

 

9:名無し転生者

というより自語りしよ

 

10:名無し転生者

ここは転生者掲示板!困ったらここにスレ建てだ!転移組もいるぞ!

 

11:TSサキュバス

とりあえずコテハンで察して

 

12:名無し転生者

(ガタッ!!

 

13:名無し転生者

(ガタッ!!

 

14:名無し転生者

(ガタッ!!

 

15:名無し転生者

ステンバーイ(`・ω-)▄︻┻┳═一

 

16:名無し転生者

⊂('ω'⊂ )))Σ≡GO!!

 

17:名無し転生者

問おう、桃髪おっパイか?

 

18:名無し転生者

いや黒髪清楚(ビッチ)だな?

 

19:名無し転生者

メスガキだったりしない?

 

20:名無し転生者

未亡人系の幸薄美女であれ

 

21:名無し転生者

たとえどんな見た目でもこれから公開処刑になるのか…

 

22:名無し転生者

スッ…

 

23:名無し転生者

スッ…

 

24:名無し転生者

(ガタガタッ!!

 

25:名無し転生者

ドンガラガッシャーン!!

 

26:名無し転生者

とてもこれから人の氏を立ち会う者たちには見えない

 

27:TSサキュバス

別にいいですよ、後私のスペック載せますね。

 

緑髪ショートボブ

微乳よりの普乳

安産尻で美脚

身長170cm体重61kg

翼と尾も濃い緑色

 

28:名無し転生者

ほう…下半身特化ですか

 

29:名無し転生者

たいしたものですね

 

30:名無し転生者

てかデブくない?ぽっちゃり?

 

31:名無し転生者

翼と尾があるからでない?

 

32:名無し転生者

美脚ぽっちゃりは…うーん

 

33:名無し転生者

まあこれから見れるしええやろそんときで

 

34:名無し転生者

あ、そいやなんでしぬのん?

 

35:TSサキュバス

それは…あ、執行人が来たからもうライブつけますね。

それでは皆さんさようなら

 

Live on

 

36:名無し転生者

はじまた

 

37:名無し転生者

ぅお

 

38:名無し転生者

な、

 

39:名無し転生者

なんで全裸!?

 

40:名無し転生者

緑髪の美女の全裸!!

 

41:名無し転生者

美女の全裸と聞いて

 

42:名無し転生者

同じく

 

43:名無し転生者

ぉほー絶景じゃあ!!

 

44:名無し転生者

俺の嫁にする!決定事項だ!

 

45:名無し転生者

いや俺のだ!

 

46:名無し転生者

おれだぁ!

 

47:名無し転生者

わしのだ!

 

48:名無し転生者

うちのだあ!

 

49:名無し転生者

でもこれから氏ぬんすよね

 

50:名無し転生者

カナシイナァ…

 

51:名無し転生者

ア、ア、ア…

 

52:名無し転生者

おい今すぐこの状況を打破する方法を考えろ!

 

53:名無し転生者

ム☆リ☆ダ

 

54:名無し転生者

そこをなんとかするんだYO!

 

55:名無し転生者

だって手足鎖で繋がれてるし

 

56:名無し転生者

てかここどこなん?ホテル?

 

57:名無し転生者

鎖のせいでSM系のラブホにしか見えん

 

58:名無し転生者

まあ全裸でベッドに寝かされてるからな(鎖付き)

 

59:名無し転生者

あらあら姉御系の綺麗な顔が青ざめてますわ

 

60:名無し転生者

瞳のハイライトも消えちまって

 

61:名無し転生者

大変えっちだぁ…

 

62:名無し転生者

ん?誰か部屋に入ってきた?

 

63:名無し転生者

おいおいなんだあの美女は

 

64:名無し転生者

どう見てもヤリ手のサキュバス

 

65:名無し転生者

桃髪おっパイ好きのワイ大勝利

 

66:名無し転生者

てことは…このお姉様にイッチはコロコロされるんか

 

 

 

 

 

『やっと捕まえたわエスメラルダ、いえエメちゃん。あなたのこと…ずっと探してたのよ?』

 

『…ルビー』

 

『あぁ…あなたに名前を呼ばれるだけで嬉しくなるわ♪もう結婚しましょ?』

 

『いやです』

 

『相変わらずつれないわねぇ』

 

 

 

 

 

67:名無し転生者

ほーん、イッチの名前はエスメラルダ、桃パイはルビー様か…

 

68:名無し転生者

待って、これから氏ぬんやろイッチ…どうやって氏ぬんや?

 

69:名無し転生者

密室、サキュバスとエッチなお姉様、2人っきり…ナニも起きないはずがなく

 

70:名無し転生者

ナニをするんだろうなぁ

 

71:名無し転生者

ナニに決まってるよなあ!つまり…ワイらにオカズ提供したことに?

 

72:名無し転生者

なっちまうなぁ

 

73:名無し転生者

ありがとう、その言葉しか見つからない

 

74:名無し転生者

女が希少な世界のワイ大感謝

 

75:名無し転生者

感謝っ!!圧倒的感謝っ!!

 

76:名無し転生者

なんか転生先が地獄なやつがいますねぇ

 

77:名無し転生者

てかイッチどうしてこうなったん?

 

78:名無し転生者

教えてルビー様ー!!

 

 

 

 

 

『もうほんとに苦労したんだからねエメラ、私みたいな上級サキュバスと違ってあなたは下級、それも魔力が低いから探知魔法にはかかりにくいし、男の性欲から違和感あるとこを片っ端から回って行ったのよ?そしたらあなた、森の近くで行き倒れてたんだもの。一体何してたの?』

 

『…森の大杉と同化してました』

 

『え?』

 

『植物と同化して栄養を得ていました』

 

『…』

 

 

 

 

 

 

79:名無し転生者

 

80:名無し転生者

えw

 

81:名無し転生者

あまりにもの状態でルビー様絶句w

 

 

 

 

 

『そ、そんな状態じゃなんにもタノしめなかったんじゃない?だからあの時私が養おうかって聞いたのに』

 

『黙れ淫乱』

 

『あら辛辣、そんなとこもかわいいわよ?』

 

 

 

 

 

82:名無し転生者

なんか背景が見えそうで見えない会話しとる

 

83:名無し転生者

てかこれからイッチコロすのならルビーすっげえサイコじゃん

 

84:名無し転生者

様をつけやがれデコ助野郎!!

 

85:名無し転生者

あ、もしかして…

 

86:名無し転生者

なにか気づいたのか雷電!

 

87:名無し転生者

イッチってTS…つまり元男なんだよね?

 

88:名無し転生者

おん、つまりどういうことや?

 

89:名無し転生者

男から雌に落とされる、つまり自分の中の男が氏ぬってことだったんじゃ?

 

90:名無し転生者

あ…

 

91:名無し転生者

雌落ちと聞いて

 

92:名無し転生者

全裸待機

 

93:名無し転生者

そういう事か

 

94:名無し転生者

なんかイッチもみんなも軽いなって思ったらそういう?

 

95:名無し転生者

いや今更しぬからって言われても大抵のやつは恐怖克服してますし

 

96:名無し転生者

なんなら3周目や5周目のやついるから

 

97:名無し転生者

人生はフロムゲーだった?

 

98:名無し転生者

てかルビー様おまたにマーラ様つけてない?

 

99:名無し転生者

あ(察し

 

100:名無し転生者

イッチ?いいやつだったよ…

 

 

 

 

 

501:TSサキュバス

生き残ってしまった

 

502:名無し転生者

よ、イッチ…処女卒業おめでとう

 

503:名無し転生者

初めてであそこまでイけるのはルビー様がすげーのかイッチがドスケベなのか

 

504:名無し転生者

どっちもでは?

 

505:TSサキュバス

セヤナー

 

506:名無し転生者

てかもうイッチのコテハンはエメちゃんちゃんでよくね?

 

507:名無し転生者

まあずっとエメちゃんエメちゃんってルビー様叫んでたし

 

508:名無し転生者

もうイッチよりエメちゃんの方がいい気がしてる

 

509:TSサキュバス

じゃあもう開き直る

 

 

 

510:メス堕ちエメちゃん

これでよし

 

511:名無し転生者

開き直りスギィ!

 

512:名無し転生者

でも嫌いじゃないわ!!

 

513:メス堕ちエメちゃん

てかどうして500スレまで使ってるの?そんなコメントすることあったの?

 

514:名無し転生者

興奮して実況してました

 

515:名無し転生者

特にkskしたのはエメちゃんから腰を使いだした時

 

516:名無し転生者

必死に声我慢してるのに突き上げられて漏らしちゃった時も

 

517:名無し転生者

大変お世話になりました、早速使わせていただきます。

 

518:メス堕ちエメちゃん

あーうん、もういいよ。私も吹っ切れちゃったし

 

519:名無し転生者

いいんだw

 

520:名無し転生者

まあこんなの流しちゃってる時点でもう…ね?

 

521:メス堕ちエメちゃん

とにかくもう眠いから落ちるね、おつー

 

522:名無し転生者

おつー

 

523:名無し転生者

ぱいおつー

 

524:名無し転生者

おつー

 

525:名無し転生者

おつー

 

526:名無し転生者

おつつー

 

527:名無し転生者

今後も提供よろしくお願いします

 

528:名無し転生者

おつー

 

529:名無し転生者

…いったかな?

 

530:名無し転生者

もうイッたな

 

531:名無し転生者

おぅその汚いのしまえよ

 

532:名無し転生者

布でふきふき

 

533:名無し転生者

性奴隷の口にズボズボ

 

534:名無し転生者

そのまま朝までコースか

 

535:名無し転生者

もう朝ですぜ旦那

 

536:名無し転生者

そうか…そっちは朝か…

 

 

 

 

 

 

610:名無し転生者

ちょっと雑談に使い過ぎたかね?

 

611:名無し転生者

保守だけのつもりが…

 

612:名無し転生者

みんなエメちゃんが悪いんや!

 

613:名無し転生者

なんだって?それは本当かい?!

 

614:メス堕ちエメちゃん

タスケテ

 

615:名無し転生者

ん?

 

616:名無し転生者

どうしたんだエメちゃん、おじさんが話を聞こう

 

617:名無し転生者

どうした、相談のるよ

 

618:名無し転生者

んで、その後会える?

 

619:名無し転生者

本性現したわね

 

620:名無し転生者

んで実際どったの?

 

621:メス堕ちエメちゃん

天使に攫われた

 

622:名無し転生者

…どうしてそうなった?




続かないだろうなぁ


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2話

前回の読んで足りないなって所を補足する回(できるとはいっていない)。

後今回はエメちゃん(主人公)視点です。掲示板は…ちょっとだけ挟むかも。


 

私、エスメラルダは転生者である。

 

生まれた時から自我がはっきりしていたパターンだ。

 

最初は驚いたし絶望もした。

 

もう家族には二度と会えないんだと直感的にわかってしまったからだ。

 

まぁ今の母上のお乳をもらうときにこの世の全てに感謝を捧げたものだ。

 

乳は絶望から救ってくれる、これが母上からの1番最初の教えだった。

 

それから1年程で話して歩けるようになった。

 

成長が速い気がするが、中身が私だったからだと思う。

 

確かその頃にあの子、ルビーに会ったのだ。

 

本当の名はルビアンナ、親しい者にはルビーとよく呼ばれていた。

 

その頃からルビーはとても愛らしい娘だった。

 

ピンクの癖毛はふわふわで綺麗だし。

 

名前通り彼女の瞳はルビー色に輝いていた。

 

今世の私も少し癖毛で綺麗だがあんな見事な髪はそうそう見られないだろう。

 

瞳だってそうだ、私は前世と同じ黒い瞳なせいでまるで髪を染めたヤンキーのように見えるのに。

 

だが私は精神的に大人だった、少なくともルビーよりは大人だったのだ。

 

だからかルビーと一緒にいる時はよく世話をしたり助けたりしてお姉さんぶっていたと思う。

 

ただルビーとは同い年だったのでお姉様とか呼ばれたりとかはなかった。

 

ルビーは小さい頃はよく転ぶ子だった。

 

だからルビーといる時はよく手を繋いでいた。

 

それからお互い歳を重ね成長し、学校に行くようになった。

 

そこで私は勉強ができるぼっちになり、ルビーは女子のカーストトップになっていた。

 

ルビーは本当に頭がよくカリスマも持っていたのだ。

 

そんなルビーと幼馴染と言うだけで対等に近い存在になった私は…必要な時に知識を教える程度のぼっちになってしまった。

 

まあこれはいい、別に苦しくはなかった。

 

そして13歳になり私とルビーは学校を卒業した。

 

ここから何故か旅に出なければ行けなくなった。

 

武者修行だの結婚相手探しだの…正直急すぎてよく分からなかった。

 

それはルビーのとこも同じだったようだが、ルビーは楽しそうにしていた。

 

そしていざ旅に出るとルビーが一緒に着いてきた。

 

「エメちゃんと二人なら安心だから!」

 

確かこう告げられたか。

 

一体どこにそんな確信があるのか聞きたかったがやめといた。

 

私も孤独感や不安を小さく出来るし、守る者がいるという責任感が生まれ私を強くしてくれるようだったからだ。

 

こうして始まった二人旅だが、お互い18歳になる頃に大きな変化があった。

 

まず魔力量で差ができ始めた。

 

私の魔力量は14歳の頃から全然増えないのにルビーはずっと増え続けている。

 

別れるその時も、再会した時も増え続けていたのだ。

 

外見でもそうだ。

 

私は確かに美人だ、前世なら…だが。

 

ルビーはさらにその上だ。

 

綺麗とかわいいが同居しながらエロスで溢れた彼女によく骨抜きにならなかったと思う。

 

知識でもなんでも私の上をいき、私は自然とルビーのメイドのようになっていた。

 

別にそれはいいのだ、私はルビーが相手ならそれでも良かった。

 

ただ、ルビーは…その頃からとても天狗になっていた。

 

彼女はずっと出来すぎたのだ。

 

鼻をへし折れる程の猛者が近くにいなかったのもあるが私も含め彼女に逆らわない者たちで囲われていたのも原因だろう。

 

そんな中で彼女がとある事件を起こした。

 

幼い天使を捕まえてしまったのだ。

 

たまたま天使はその日下界に降りて遊んでいたらしい。

 

その幼く美しい姿を淫らに彩ってしまいたい、と考えてしまったサキュバスがいた。

 

それがルビーだった。

 

私は反対した、すぐに逃がすべきだと。

 

もしかしたらルビーに反抗したのは初めてかもしれない。

 

でもそれくらいまずいことになると思ったからだ。

 

だがルビーは聞かなかった。

 

どうしてもあの無垢な存在を汚したいらしかった。

 

だから私は…その天使を無断で逃がすことにした。

 

もちろんすぐにばれたが、そこに天使たちが突入してきた。

 

そこからはもう乱闘状態で、逃がすはずの幼い天使が流れ弾で怪我をしそうな程だった。

 

嫌な予感がしてその子に抱きつき覆いかぶさったと同時に私の背中を光弾が焼いた。

 

とてつもなく痛かったが腕の中で震える存在にまだ幼かったルビーを重ねてしまった。

 

明らかに違うのに、ルビーと同じように見てしまいあの子をもう放っておけなくなった。

 

あとはもうその子を抱き上げて全力で逃げだした。

 

途中、何発か攻撃を受けたが動けるので問題なかった。

 

そうして幼い天使を天界まで送った後、まだ続いていた争いを仲裁しようとした。

 

まあ、途中でルビーと天使の隊長格な女性に吹き飛ばされたが。

 

それで飛ばされた先の大杉に体が引っかかった。

 

もう体も限界で魔力もそんなに…いや少し残っていた。

 

そこで私は残った魔力を全て使い寄りかかった大杉と同化した。

 

そして1年ほど魔力をためルビーの所に魔力で出来た私の人形を送った。

 

その人形越しにルビーと話をしたのだ。

 

まずは私がいなくなってすぐのこと、天使との和解や私が担当していた仕事についてなど。

 

結構話したが1番分からなかったのは、私の代わりになれる者は集まるがある程度したら辞めさせてしまうことだった。

 

何故辞めさせるのかと聞いてもルビーは不貞腐れて何も答えない。

 

しょうがないのでこれでもう帰ろうとした時、ルビーに慌てて呼び止められた。

 

「一生養うから一緒にいない?」

 

固まった。

 

まさかの紐になれ発言だ。

 

断固として拒否しても駄々をこねられ仕舞いには私(人形)を抱きしめて離さない始末。

 

1年間かけて作ったハイスペック人形だがやむを得ん。

 

私は人形の魔法を解きただの魔力に戻していった。

 

それからしばらくして私が24歳の時、とても激しい大雨が降ってきた。

 

今回はやけに強く、雷も鳴り出した。

 

そして悪い予感がしたので一気に同化を解き外に飛び出たが間に合わなかったらしい。

 

私と同化していた大杉に雷が落ちたのだ。

 

ちょうど近くにいた私も感電し大怪我をおった。

 

それで終われば良かったのだが大杉が雨の中なのに燃え上がっていた。

 

すぐに消火活動をしたがそこで魔力が切れ倒れてしまった。

 

そして目が覚めたら手足が縛られベッドの上にいた…全裸で。

 

これでも幼少期からサキュバスをやっていたのだ、これからどうなるかすぐにわかった。

 

だがもしもを考えた時、こんな嫌な妄想をしてしまった。

 

相手がリョナ好きだったらどうしよう。

 

だんだんと血の気が引いていき、どうにか出来ないかと回りを見渡した。

 

繋がれた鎖を見る、これは魔力を封じる仕掛けのあるものだ。

 

シーツを見る、非常に肌触りの良い品だ、きっと高級品だろう。

 

ベッドを中心に使えそうなものを探していくが鎖の長さ的に届かない物ばかり。

 

もうまな板の上の鯉の気分だ。

 

どうせ死ぬならなにか私がいたという証が欲しくなった。

 

そう思うと同時にあるものを思い出した。

 

それは転生掲示板、頭の中で思い浮かべるだけで使える記録媒体。

 

どうせこれから何があって前の私では居られないのだろう、そうなるならいっそここに映し出してしまおう。

 

そう思い掲示板を起動した。

 

 

所謂スレ民達との短い交流をしていた時、彼女はきた。

 

ここにきてまさかのルビーである。

 

オークやナードといった負の印象のある相手を想定していたあまり、呆然としてしまった。

 

過去のやり取りから自然と返事が出来たことに安堵したが、これからを思い青ざめた。

 

ルビーとする、実は全く想像したことが無いわけではないが、あることが頭から離れずとても怖かった。

 

私は、前世は童貞で今は処女、つまり全く経験がないのだ。

 

もちろんサキュバスなのでそういった知識もあるし、人間相手から精気を吸い取ることもしたことがある。

 

だが相手は女性からばかりだったのだ。

 

それも寝ている相手の上から手をかざして吸い取るような効率的だが味気ない方法だけ。

 

ルビーには強がった反応をしたが内心は怯えていた。

 

そしていざ参らんとルビーが自身の股に魔力を送り出した時、私も腹を括った。

 

ルビーに生えた男根にすぐ挫けそうになった。

 

どうにか気力を持ち直し覚悟を決めていた時、ルビーが頭を撫で始めた。

 

どうしたと思いつつもどんどん体の力が抜けていきリラックスしていった。

 

それからすぐに挿入された。

 

急な激痛と圧迫感に白目を向いているとルビーが驚愕していた。

 

「あなた、処女だったの?」

 

サキュバスは大抵年が15にて我慢できずに他種族の雄と性行為をし始める。

 

なので24になっても処女だった私をルビーは信じられないのだろう。

 

実際ルビーもその頃から発情期の犬人とヤリあってしたか。

 

隠れてしていたので私もルビーから隠れてしていたんだと思っていたのだろう。

 

ただ私は自身の手と鎮静魔法で誤魔化し続けていたのだ。

 

だがこれは別に意図してやった訳では無い。

 

ただ…

 

「…初めては、ルビーが良かった…だけ」

 

…うっかり声が出てしまっていたらしい。

 

それを聞いたルビーは暴走した。

 

うん、まあ、すごく…凄かった。

 

 

朝になり、ルビーが一緒に来るよう言ってついて行くと広間についた。

 

部下の人たちを呼び全員集めたら私を抱きしめながら、

 

「私の妻になるエスメラルダよ、知ってるものも多いでしょうけど手を出さないでね♪」

 

こう宣言したのだった。




なんか好き勝手書いてたら楽しくなっちゃった。


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3話

前回の前書きで掲示板する詐欺をしていたことに気付き反省。
オニイサンユルシテ。


 

さて、私がルビーの妻宣言されて半日たった頃、事件が起こった。

 

その時私はルビーに言われあの盛りまくった部屋で待機していた。

 

実は朝の宣言のあと、私はルビーにお願いをした。

 

私にも仕事をくれ、と。

 

素で「私のち○ぽケースはどう?」と言われ引っぱたいてしまった。

 

そういうのは夜にいっぱいするだろ、そうじゃなくて前みたいに私にも部下と同じように仕事をくれと言っているのだ。

 

それでルビーは動き出し、1時間後には今の私の能力がどれだけ現場で通用するか確かめながら足りないところは研修させる、という具合の私用の仕事場を準備すると言い出した。

 

大変ありがたいしすごくホワイトだな、と思っている。

 

が、誰がどう見ても特別扱いな状態に少しの嫌悪と罪悪感を感じた。

 

で、いざそれを始めようとしてもそんな急にできることではないので私はルビーの寝室に案内されてしまった。

 

そうして待っていると急に壁が吹っ飛んだ。

 

まるで凄まじい力で外から無理やり押し開いたような穴の開け方。

 

敵襲かと警戒しようとしたが、既に遅かった。

 

それは十代半端程の美少女だった。

 

まるでオーロラのように波打った白い服を身にまとった彼女の背には大きな白色の羽。

 

そして美しいストレートロングな金髪の上には、この世の幸福が多く詰め込まれたような光る輪っか。

 

天使が、私の目の前に現れた。

 

その姿に既視感を感じて脳が無駄に働き始めたが、彼女の声を聞いた瞬間にはもう意識がなくなっていた。

 

「やっと逢えたね、お姉ちゃん」

 

 

気がつくと全面真っ白な部屋にいた。

 

見慣れない部屋だ、ここにある全てが白色で出来ている。

 

机も椅子も天井も…そして私の座っているベッドも。

 

…うん、まただな。

 

なんなら全裸な所まで一緒だ。

 

鎖もついてる、左足に1本、それも光で出来ているかのように輝いている。

 

ここまで一緒だと恐らく私を連れてきたあの天使の動機がわかってくる。

 

だがそれはあまり実感がない。

 

確か天使はえっちなことはダメだったはずだ、なぜなら穢れるとか堕天するとか何とか…と昔本で読んだ気がするためだった。

 

なので記憶から原因になるものはないかと思い耽っていたら扉が開いた。

 

「おはようお姉ちゃん、ゆっくりできた?」

 

入ってきたのはあの天使だった。

 

何故こんなことをしたのか問いただしたいが、一旦落ち着くことにした。

 

ここで下手に彼女を刺激しては私の命が危ないと感じたからだ。

 

私は弱い、だから生存する為に感が異常に鋭くなった。

 

その感が訴えるのだ、あの女はやばい、前世でいう高校生くらいのあの子は簡単に私を殺せるのだと。

 

だから私は無難な方法に出た。

 

「初めまして、サキュバスのエスメラルダです。仲のいい者にはエメちゃんなんて呼ばれたりします」

 

自己紹介である。

 

敵を知り己を知れば百戦危うからずとは誰の言葉だったか。

 

現状は相手を全く知らぬ状態。

 

ここで情報を多くひり出させ、あわよくば交渉に持ち直したい所。

 

そうでなくてもあれだけの被害が出たのだ、ルビーがどうにかするまでの時間稼ぎにはなるだろう、多分。

 

「うん、知ってるよ。お姉ちゃんがエスメラルダって名前もあのメスにエメちゃんて呼ばれてるのも好物がサンドイッチやおにぎりみたいな簡単に食べれる物ってこともお菓子は少し苦労してでも自分で作ったりして家族に振る舞うのが好きなことも好きな色がお母さんと同じ髪の色だってことも実は自分の胸の大きさが小さくて便利だと思いつつも他人と比べて落ち込んじゃったりすることもお尻が大きすぎないか気になっちゃうことも脚が結構自慢なことも太ってるんじゃと運動を初めて三日坊主になることがよくあることもいっぱいいっぱい知ってるよ?」

 

………。

 

怖い。

 

私は彼女と初対面なはずだ。

 

私が結構気にしてる問題を含めてなんで私しか知らないようなことをこの子は知っているんだ。

 

「お姉ちゃんのことはいっぱい知ってるの。だからお姉ちゃんが初めて誕生日プレゼントをしたのがあの女ってことも一緒にお人形遊びをしたことがあるのがあの女ってこともお花の冠を作りあったのがあの女だけってことも初めての生理で泣きじゃくってしまいあの女に抱きついてしまったことも魔法で痛みや造血をコントロールする淫紋をあの女に付けられていることもお風呂で洗いっこした時ふざけて胸を触りあったりしたのも…キスからナニからナニまで全ての初めてがあの女に奪われたことも、全部知ってるんだよ?」

 

なんだこの…まるでその場を見ていたような理解度は。

 

私は戦慄した、私の危機管理センサーによって極限まで危険だと判断されたのは彼女が初めてだろう。

 

一刻も早く彼女から離れたいが、足首の光る鎖がガチャガチャいうだけ。

 

鎖の長さ限界まで下がっても彼女は優しく微笑みながら近付いてくる。

 

「そういえばお姉ちゃん、あの時は本当にありがとう。危うく堕天するところだった」

 

そう言いながら急に立ち止まった天使に怪訝な目線を浴びせる。

 

…そうしないとずっと怯えた目線を送り続けそうだからではない、そんなつもりは全くない。

 

「覚えてない?あのルビアンナとかいう淫乱に私が攫われた時、ずっと私を逃がそうと必死になってくれたでしょ?」

 

…いやいやいやいや待って欲しい。

 

あの子が?

 

あの子がこんな、は?

 

あの私の腕の中で震えていたあの子が、こんな…。

 

ルビー、あんた何してるの。

 

あんな純粋で無垢な存在がどうしてこんなおぞましい存在になるきっかけ作ってるの。

 

もうあんたと寝ないわよ私。

 

「そうそう、私トパーズっていうの、愛称はパース、末永くよろしくねお姉ちゃん♪」

 

そうか、彼女はトパーズと言うらしい。

 

よし、相手の名前とやばい性格は把握した。

 

ルビー早く何とかしてぇ…。

 

 

そんな願いが都合良く叶うはずがないので無理やり思考を切り替え、どうしてこんなことをしたのか聞いてみた。

 

「あのね、私はお姉ちゃんのことをいっぱい知ってるの。いっぱい知ったの。だからもうお姉ちゃんの初めては全てアレのものになったのも知ったの。だから…だからね?お姉ちゃんの2番目を全部私が貰おうと思って」

 

…確かこの子は天使だったよな?どうして私たちサキュバスみたいなことになってるんだ?

 

「もしこれで堕天してもいいの、お父さんやお母さんにちゃんと説明したし、悪魔と一緒になりたいなら堕天するしかないけど、一緒になれる方法があるだけありがたいことだって二人とも喜んでたもん」

 

何故そうなる、止めないといけないところだろそこは。

 

「もちろん最初はダメだって言ってたけど相手がお姉ちゃんだって分かったらすぐにOK貰えたんだ」

 

何故そうなる、私は下級だがサキュバス、立派な悪魔だぞ。

 

「だって行方不明になった私を傷だらけになりながらも家まで送り届けて最後には良かったって笑って対価も求めずに去っていくんだよ?お父さんもお母さんもずっとお礼がしたかったって言ってたから渡りに船だったみたい」

 

…まるでマッチポンプだ。

 

ルビーが原因だが私も悪魔らしくない行動をしたのだと自覚させられる。

 

私が後悔しながらトパーズに言い訳しようとした時、部屋全体が揺れた。

 

「もう嗅ぎ付かれたみたい…じゃあ私行ってくるねお姉ちゃん」

 

そう言ってトパーズは覚悟した表情で部屋を出ていった。

 

 

649:メス堕ちエメちゃん

という経緯だ

 

650:名無し転生者

長ぇ

 

651:名無し転生者

つまり?

 

652:名無し転生者

まず経緯を喋れとは言ったがこれは…

 

653:名無し転生者

651>>元凶ルビー様、マッチポンプエメちゃん、サイコの才能開花天使

 

654:名無し転生者

略しスギィ!

 

655:名無し転生者

もっと書くなら天使は親公認済み

 

656:名無し転生者

でもこの天使、元が天使なだけに割とマイルドなサイコだよね

 

657:名無し転生者

656>>マイルド…?

 

658:名無し転生者

656>>どこが…?

 

659:名無し転生者

656>>あ、それわいも思った。結構理性的だよな

 

660:名無し転生者

656>>ふつーに会話出来てる時点でそこまでじゃない

 

661:名無し転生者

割と意見別れてるんやが

 

662:名無し転生者

656やで。

ホントにサイコなのは言葉は通じても話は通じないし、天使ちゃんはまだエメちゃんを尊重しようとしてるから…行き過ぎた行動が明るみに出たファン程度だと思う

もっというならストーカー

 

663:名無し転生者

悪化はしてないけど改善もしてない

 

664:名無し転生者

それはそれでこわいんや

 

665:名無し転生者

てかどうやってあのストーカー天使はエメちゃんのことストーカーしとったんや?

 

666:メス堕ちエメちゃん

後で聞いてみる

ひとまずどうにもならないみたいだし急に危なくなってもいいようにライブする

 

LIVE ON

 

 

667:名無し転生者

結論がはやすぎる

 

668:名無し転生者

そこまで雑談しすぎてしまっていただろうか

 

669:名無し転生者

解決案の話にすら行けなかったからだと思うが

 

670:名無し転生者

あの天使が話題になりすぎたんや

 

671:名無し転生者

だってあんな特大サイズの問題を天使が持ってたとか思わんだろ?

 

672:名無し転生者

ちなどうするよこの状況

 

673:名無し転生者

あの光る鎖どうにかしないとどーにもならない

 

674:名無し転生者

エメちゃーんなんか闇魔法みたいなので光の鎖覆ってみてくれー

 

675:名無し転生者

動きに合わせてちょっと揺れるお胸様

 

676:名無し転生者

もうエメちゃんの裸は見慣れたのだがそれはそれとして起たねば無作法というもの

 

677:名無し転生者

左手でお股隠して照れてるの可愛いね、ヤってかない?

 

678:名無し転生者

はぁーエメちゃんペロペロ

 

679:名無し転生者

レロレロレロレロレロレロレロレロ

 

680:名無し転生者

そのチェリー(乳首)、実は僕の大好物なんだ。がっつくようで悪いが、僕にくれないか?

 

681:名無し転生者

だめだ、俺のだぜ

 

682:名無し転生者

じゃあ君は右側をオラオラしてればいい、僕が左側を

 

683:名無し転生者

いーや、駄目だね

 

684:名無し転生者

もしかして両方ですか?オラオラですか?

 

685:名無し転生者

Yes!Yes!Yes!

 

686:名無し転生者

こんなクルセイダーズは嫌だ

 

687:名無し転生者

実際花京院みたいな舌使いで乳首舐められたらどうなんの?教えてホモの人ー!

 

688:名無し転生者

687>>乳首を散々焦らされた後にされたらもうそれだけでところ天の助よ

 

689:名無し転生者

ホモも見とるんかい

 

690:名無し転生者

パートナーとのマンネリ解消に役立つからね、仕方ないね

 

691:名無し転生者

なんならスレ主のエメちゃんはレズちゃんだから

 

692:名無し転生者

レズはホモ、はっきりわかんだね

 

693:名無し転生者

違う、そうじゃない

 

694:名無し転生者

さて…なんの話だっけ?

 

695:名無し転生者

まず光る鎖をどうにかしようって話

 

696:名無し転生者

忘れてたわw

 

697:名無し転生者

エメちゃーんもうそろそろ魔法解いてみてー鎖ボロボロなってないー?

 

698:名無し転生者

なに?!

 

699:名無し転生者

有能がいたのか?!

 

 

 

 

 

『なってない』

 

 

 

 

 

700:名無し転生者

はい無能

 

701:名無し転生者

この思わせぶりが!

 

702:名無し転生者

待って、matte☆

試しに思いっきり鎖引っ張ってみて

 

 

 

 

 

『…?ん…っ?!ちぎれた』

 

 

 

 

 

703:名無し転生者

はい有能

 

704:名無し転生者

よくやったぞそれでこそ俺らや

 

705:名無し転生者

熱い手のひら返しw

 

706:名無し転生者

やったぜ

 

707:名無し転生者

それで、次はどうするよ

 

708:名無し転生者

逃げるなら今のうち

 

 

 

 

 

『逃げない』

 

 

 

 

 

709:名無し転生者

…あちゃー

 

710:名無し転生者

エメちゃん割と正義感強い子みたいだしね

 

711:名無し転生者

バカだな、でも嫌いじゃないわ!

 

712:名無し転生者

じゃあ行ってらっしゃい、ライブはそのままね

 

 

 

 

 

『大丈夫、いってくる』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『というわけでエメちゃん、あなたは私とパースの共有財産になったわ!』

 

『ホントは嫌だけど、お姉ちゃんに二度と会えないよりマシだしね。よろしくエメお姉ちゃん♪』

 

『なんでそうなるの…』





パースの愛称でついパズーにしそうになりもうした。


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4話

気分で書いてるから何日か遅れてもしょうがないよね…。


 

…ホントに意味が分からない。

 

てっきり私はルビーとトパーズが殺し合いをしているのだと思っていたのだが。

 

「実際してたわよ?30分くらい」

 

「で私が負けちゃったの」

 

では何故トパーズが生きているのか…いや、もしかしてルビーがトパーズを殺さずにいる理由がその戦闘の最中であった、ということだろうか。

 

「そうそう。私ね、これでも最強なのよ?サキュバスどころか魔族最強。でも他の戦闘に特化した種族の面子を潰すようなことは避けたかったから全力で戦うとか出来なかったのよ。そんな中この子と戦ってたら全力以上を引き出されたのよねぇ。もうこの時点でこの子のことを気に入ってたんだけど…」

 

「お姉ちゃんをお嫁さんにしたいのは私も同じだー!て感じに叫びながら殴りあってたらいつの間にかお互いにお姉ちゃんの好きな所を言い合う感じになっちゃって」

 

「それで意気投合しちゃったの」

 

…これは私がおかしいのか?

 

殺しあって仲良くなるとか人間の感性が残ってるせいか全然理解出来ない。

 

「まあそれでこの子、パースちゃんがいいか…パースちゃんに賭けに乗ってもらったのよ、[次の一撃で負けた方が勝った方の言うことを聞く]ていうの。シンプルでしょ?」

 

「で、私が負けちゃったからお姉さんの言うことを聞くことになって」

 

「私たち二人でエメちゃんを囲っちゃおう、て言ったのよ」

 

「まあ私は実質2番目で落ち着いた状態かな」

 

「あ、それとパースちゃん、私のことはお姉さんじゃなくてルビーでいいわよ?これから好きな人を一緒に愛するんですもの♪」

 

「はーい、じゃあルビー」

 

「なにー?」

 

「呼んだだけー」

 

「そうー」

 

…急に緩くなった。

 

そんなこんなで私の誘拐騒動は落ち着いた。

 

トパーズ…パースとは割と上手くやれている。

 

仕事のない日はルビーかパース、もしくは両方と観光に行ったり食事を楽しんだり…まあ、えっちなこともした。

 

そのせいかパースは羽が真っ黒になり頭の輪っかもなくなった。

 

そういえばパースはどうやって私の過去を知ったのか質問したが、

 

「世の中には知らないことの方がいいことが多いんだよ、お姉ちゃん」

 

と、顔を近づけながら言われ、口を開く前にキスされた。

 

…これ私は一切安心出来ないってことでは?

 

そのままパースと一晩明けて朝食を作っているときにそう思い至ったが、最強の悪魔(サキュバス)とその次に強い堕天使に体を捧げている状態で言うことでもないと考えた。

 

さて、そんな状態で過ごしている私だが、これでもストレスを抱えているようだった。

 

自覚はないのだが眉間にしわがより、ぶつぶつと独り言が増えたらしい。

 

こんな状態では仕事にも影響が出てくると思い1人で温泉に入りに行くことにした。

 

1人で、だ。

 

なんという解放感、やはり私はぼっちがいいらしい。

 

まあパースがどこかで監視している状態なんだろうがこの際知ったこっちゃない。

 

むしろなにかトラブルがあれば助け舟を出してくれるだろうしありがたいことだと思う。

 

そして私が向かっている場所はと言うと、極東だ。

 

どのような異世界だろうと極東と言えば日本にものすごく近い、もしくは和の雰囲気がとても強いことでよく描写される場所だ。

 

そこまで行くのには専用のテレポート陣の所まで向かわなければならないが、直接向かうより断然近い。

 

ルビーもパースも私が極東に湯治に行くことに反対はなく、快く見送ってもらった。

 

つまり、危険がほぼない土地ということだろう。

 

それなら私でも大丈夫だろう、注意するとしても精々迷子にならないようにするくらいなはずだ。

 

それにこれでも私はサキュバス、つまり魔法が使えるのだ。

 

確かに私は弱いが、弱いなりにできることを増やしてはいた。

 

その中に旅で欠かせないものや役立つものもある。

 

まあそんなに長居もしないし大丈夫だ。

 

 

こんにちは、私エメちゃん。

 

「貴様、何故我らの領地に入った」

 

「姫様どうします?異国の者のようですがかなりの上玉ですぜ」

 

「猿はこれだから困る、姫様はそんな下卑なことは考えぬ」

 

「じゃあ犬はどう思うの?この人脚がとっても魅力的じゃない?」

 

「確かに脚がいいな、特に太もも。むっちりしてて…」

 

「あぁ、食べ応えがありそうだ」

 

「「違うそうじゃない」」

 

今、桃太郎一派みたいなのと遭遇したの。

 

…私そんなトラブル体質だった?





…正直に遅れた理由を言うと、土曜日に姉妹と86を見てしまい、なにか妄想しようとしたら「死にたくない」が頭をチラついて他のゆるふわアニメで思考を溶かしていくのに時間をかけすぎたせいです。


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【TS】桃太郎と愉快な仲間たち【エロ同人の予感】

結局気分と思いつきで書いてるからね、遅れるのしょうがないよね。

…真面目な話こんなの読むよりもっと面白いのあるから見なくてもいいのにとか一欠片も思ってませんよ。私ウソつくない。


1:エメちゃん

 

早速だがこの状況をどうにかしたい

 

っ《首に刀が突きつけられた状態のエスメラルダの写真》

 

2:名無し転生者

 

前スレからお世話になってます

 

3:名無し転生者

 

大丈夫だよ、来世がある

 

4:名無し転生者

 

むしろどうしてここからH展開になると思うのだ

 

5:名無し転生者

 

てか経緯はよ

 

6:名無し転生者

 

はよヾノ。ÒдÓ)ノシ バンバン!!

 

7:名無し転生者

 

え、イッチもう固定ハンしとるんか

 

8:名無し転生者

 

初見さんいらっしゃーい

 

9:名無し転生者

 

一応注意しとくがここは場合によってピンクに染まるぞ

 

10:名無し転生者

 

あぁ、百合の花が咲き乱れたと思ったら花束になったりするぞ

 

11:名無し転生者

 

( ˙꒳˙ )ワケワカメ

 

12:エメちゃん

 

簡単にいうと…

湯治のために極東に行く、

温泉探して山をさまよう、

侵入者に間違われる←イマココ

 

13:名無し転生者

 

湯治?そんな体炒めるようなことあったの?

 

14:名無し転生者

 

チャーハンになったって?

 

15:名無し転生者

 

いためる違いや

 

16:名無し転生者

 

何を言っている、俺らの息子があんなにお世話になったというのに

 

17:名無し転生者

 

ふたなりだけでなく貝を合わせるだけとか胸のポッチをこすり付け合うとかそれだけでもう…

 

18:名無し転生者

 

その…下品な話…勃起…しちゃいましてね…ふふ

 

19:名無し転生者

 

でちょうど物足りなくなってきたらマーラ様召喚のずこんずこんよ

 

20:名無し転生者

 

なおこんなことしてる間もエメちゃんは命の危機なのだ

 

21:名無し転生者

 

もうこの際、1回休みでもしたら?

 

22:名無し転生者

 

淫魔と堕天使にトンネルされる状況を捨てるなんてもったいない

 

23:名無し転生者

 

是非ともかわりたい

 

24:名無し転生者

 

やれる代わりにやられるぞ

 

25:名無し転生者

 

アーッ!!

 

26:エメちゃん

 

実はもう命がかかった状況に慣れてきたし、死ぬことに抵抗も無くなってる

が、ルビーやパースと別れるのはもっと後がいいから誰か知恵を貸してくれ

 

27:名無し転生者

 

といってもねぇ

 

28:名無し転生者

 

タダでは…のぅ?

 

29:名無し転生者

 

もうわかってるんだろぅぅ?

 

30:エメちゃん

 

相手いないから1人オ〇ニーライブする

これが対価でどう?

 

31:名無し転生者

 

やったぜ

 

32:名無し転生者

 

とんでもねぇ、ありがてぇ

 

33:名無し転生者

 

じゃあ考えましょうねぇ

 

34:名無し転生者

 

でもどうするよ?

 

35:名無し転生者

 

エメちゃん割とクソザコだしな

 

36:名無し転生者

 

比較対象が種族最強(エメちゃん曰く)だから多少はね?

 

37:名無し転生者

 

てか相手は1人なん?

 

38:名無し転生者

 

複数に囲まれてるならもう諦めよ

 

39:エメちゃん

 

人間は1人

 

40:名無し転生者

 

…つまり他は人間じゃないと

 

41:名無し転生者

 

もう終わりや

 

42:名無し転生者

 

てか相手側全員画像うpしろよ

 

43:エメちゃん

 

ぽいっ《巨大な犬、猿、孔雀を背に刀を構える黒髪の女性の写真》

 

44:名無し転生者

 

ほう、黒髪ポニテとは…

 

45:名無し転生者

 

天災な姉もってそう

 

46:名無し転生者

 

好きな人がハーレム作ってそう

 

47:名無し転生者

 

すぐ暴力振るってきそう

 

48:名無し転生者

 

掃除道具みたいな名前してそう

 

49:名無し転生者

 

その割にはお胸様が小さい希ガス

 

50:名無し転生者

 

でもなにあの鎧、いくらなんでもへそ出しとかえっちじゃん

 

51:名無し転生者

 

ジンオウ亜種の女剣士装備っぽい

 

52:名無し転生者

 

そういやそんなゲームあったなー

 

53:名無し転生者

 

俺我らの団専属ハンター

 

54:名無し転生者

 

ポッケ村こそ我が故郷

 

55:名無し転生者

 

村長が昔一角竜とやり合ったとかよく聞いたよ

 

56:名無し転生者

 

モガ村の受付嬢が私の初恋でした

 

57:名無し転生者

 

それに比べて受付ジョーはよぉ

 

58:名無し転生者

 

そうか?俺は好きだったぞ、実にあの世界らしい人物じゃないか

 

59:名無し転生者

 

まあもう現実に戻ろうぜ、俺らにはもうPSPもDSもねーんだから

 

60:エメちゃん

 

やめろ、泣いちゃったから相手がオロオロしちゃっただろ

 

61:名無し転生者

 

何それ笑う

 

62:名無し転生者

 

そのまま泣き落としたら?

 

63:名無し転生者

 

いや、素直に状況説明すれば逃がして貰えるかもしれないんだし下手なことはするんじゃない

 

64:名無し転生者

 

ところでエメちゃんの泣き顔見れたりしない?

 

65:エメちゃん

 

っ《泣き顔のエスメラルダ》

 

66:名無し転生者

 

うっ…ふう

 

67:名無し転生者

 

うっ…罪悪感

 

68:名無し転生者

 

うっ…ふう

 

69:名無し転生者

 

うっ…ふう

 

70:名無し転生者

 

もっと顔にアザつけたりして貰えたりしない?

 

71:名無し転生者

 

おいヤベーのいるぞ

 

72:名無し転生者

 

良心的なの1人しかいなかったんだが

 

73:名無し転生者

 

そいつも抜いてる時点でアウト

 

74:名無し転生者

 

ではエメちゃん、こちらからは素直に話す、で

 

75:エメちゃん

 

りょ。

 

 

 

 

 

190:名無し転生者

 

今更だけどあの獣達はよかったのん?

 

191:名無し転生者

 

なんぞ?

 

192:名無し転生者

 

ほら、対策とか

 

193:名無し転生者

 

多分むり、あれ神獣の類だろうし

 

 




お手軽な感じにするために結構短くしてみた(決して飽きた訳では無い)。


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【TS】桃太郎と愉快な仲間たち【エロ同人の予感】2

先に言っておく、忘れてたわけじゃない…モチベが下がっただけだ。
まぁこの小説もどきのなにかを見てる人なんていないだろ。


359:名無し転生者

 

いやー生エメちゃんは最高でしたね

 

360:名無し転生者

 

しっかりクパァしてカメラに見せてくれるのありがたい

 

361:名無し転生者

 

最初に比べてリクエスト応えるようになってくれて嬉しいグヘヘ

 

362:名無し転生者

 

てか結局あのポニテ侍とどういう状態になったのかね?

 

363:名無し転生者

 

(監視が必要な)お客さんみたいな感じ

 

364:名無し転生者

 

厄介者扱いじゃんじゃん

 

365:名無し転生者

 

でも露天風呂付きで泊めてくれてるしいいでない?

 

366:名無し転生者

 

せやな

 

367:エメちゃん

 

おはよう

 

368:名無し転生者

 

おはー

 

369:名無し転生者

 

おっはろー

 

370:名無し転生者

 

ぐっもーにん

 

371:名無し転生者

 

昨日はお楽しみ共有ありがとう

 

372:名無し転生者

 

次は何してもらおうか…

 

373:エメちゃん

 

ひとまず今日の予定

 

帰宅、以上。

 

374:名無し転生者

 

二文字w

 

375:名無し転生者

 

なに、そんな(仕事)溜まってるの?

 

376:名無し転生者

 

じゃあ(お仕事)解消してあげよう

 

377:名無し転生者

 

おじさん達が手とり足とりまんとりするよ

 

378:名無し転生者

 

欲望が抑えられない哀れな独身男性

 

379:名無し転生者

 

は?既婚者だが?

 

380:名無し転生者

 

379>>オマエヲコロス

 

381:名無し転生者

 

379>>デデンッ!!

 

382:名無し転生者

 

379>>Are you ready?

 

383:名無し転生者

 

殺意高杉案件

 

384:名無し転生者

 

待って、379だけど、私女だからな

 

385:名無し転生者

 

証拠を見せろよ証拠をー!!

 

386:名無し転生者

 

パイパイの画像で許しちゃる

 

387:名無し転生者

 

さぁ晒さんかぁっ!!

 

388:エメちゃん

 

はいストップ

 

389:名無し転生者

 

おお、とうとうスレ主ストップが来たか

 

390:名無し転生者

 

説明しよう!!

スレ主ストップとは、スレ主が指定したスレ民がスレを書き込めなくなるスレ主の特権である!!

書けなくなる条件は細かく定めることができ、どこまでもスレ主の想像通りに再現できる!!

 

391:名無し転生者

 

解説乙

 

392:名無し転生者

 

でもそれって人こなくならない?

 

393:名無し転生者

 

大丈夫、宇宙を何もせず数百年漂うだけの転生者もおるから

 

394:名無し転生者

 

:( ;´꒳`;):ヒェッ

 

395:名無し転生者

 

カーズ様にでもなったんか?

 

396:名無し転生者

 

とりま脱線しすぎたから元に戻そう

 

397:名無し転生者

 

気になる

 

398:名無し転生者

 

樹になる

 

399:名無し転生者

 

このー木なんの木

 

400:名無し転生者

 

このディオだっ!!

 

401:名無し転生者

 

貧弱貧弱っ!!

 

402:名無し転生者

 

ゲロ以下だっ!!

 

403:名無し転生者

 

ごめん今来たけどなにこれ

 

404:名無し転生者

 

ディオ様MODコンボ

 

405:名無し転生者

 

間に挟まってくるんじゃあねえ!!

 

406:名無し転生者

 

D4Cされちゃう

 

407:名無し転生者

 

するの間違いでは?

 

408:エメちゃん

 

とりあえずもう転移紋のとこまでこれた

案内してくれたポニテ姫ありがと

 

409:名無し転生者

 

アイエエエエ?!

 

410:名無し転生者

 

移動速くなーい?!

 

411:名無し転生者

 

お土産は?大丈夫?

 

412:エメちゃん

 

温泉たまごにまんじゅう、あとクッキー

 

413:名無し転生者

 

クッキー☆だって?!

 

414:名無し転生者

 

やめろ流すんじゃない

 

415:名無し転生者

 

クッキー☆ボタンを押しちゃうのだ!

 

416:名無し転生者

 

クッキー☆流すのやめなさい

 

417:名無し転生者

 

わぁは

 

418:名無し転生者

 

でも流そうにもここにはもう上質で淫乱な百合があってだな

 

419:名無し転生者

 

ところでさっきずんだ餅と貧乏人いなかった?

 

420:名無し転生者

 

いなかったのだ

 

421:名無し転生者

 

そうなのだ

 

422:名無し転生者

 

へケッ

 

423:名無し転生者

 

なんだ、とっとこのほうか

 

424:名無し転生者

 

だーい好きなのはー?

 

425:名無し転生者

 

レ〇プ!!和姦!!わからせ!!

 

426:名無し転生者

 

おい…おい

 

427:名無し転生者

 

さては寝取りも大好きだなお前

 

428:名無し転生者

 

Exactly(その通りでございます)!!

 

429:エメちゃん

 

ストップ

 

430:名無し転生者

 

あ、エメちゃん寝取り嫌いなんか

 

431:エメちゃん

 

いや現状の私だと笑えない状態だから

 

432:名無し転生者

 

あぁ…天使ちゃん目線だとそうなるか

 

433:名無し転生者

 

てか前説明聞いたけどよくあれで和解したよね

 

434:名無し転生者

 

エメちゃんを女、ルビー様と天使ちゃんを男の配役で考えると…

 

435:名無し転生者

 

クソ辛い

 

436:名無し転生者

 

俺が天使ちゃんなら何がなんでも頃す

 

437:名無し転生者

 

辛いから性別反転させて考えるわ

 

438:名無し転生者

 

それはそれで背中刺されそう

 

439:名無し転生者

 

伊〇誠ちね

 

440:名無し転生者

 

何度転生しても無くならない殺意はあるのだ

 

441:名無し転生者

 

では全員男で考えてみよう

 

442:名無し転生者

 

…何故か男塾っぽくなっちゃった

 

443:名無し転生者

 

┌(┌^o^)┐ホモォ…

 

444:エメちゃん

 

帰宅

 

っ《ルビーとトパーズに抱きしめられているエスメラルダ》

 

445:名無し転生者

 

┌(┌'ω')┐ユリィ…

 

446:名無し転生者

 

おい、画像をしっかり下まで見たまえ

 

447:名無し転生者

 

おや、何かがスカートを押し上げてエメちゃんの太ももに当たっとるな

 

448:名無し転生者

 

さてなんだろーなー

 

449:名無し転生者

 

とりあえずライブはよ

 

450:エメちゃん

 

どうやらたった2日で我慢出来なくなったようですまた疲れなきゃいけないのか…

 

Live one

 

451:名無し転生者

 

あぁ…ありがたや

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういえばルビー、どうしてお姉ちゃんを1人で行かせたの?」

 

「簡単よパースちゃん…1人でやってる所を盗撮するためよ♪」

 

「なるほど…じゃあどうやってしたの?私みたいなのなかったよね?」

 

「そんなの念写でちょちょいよ、簡単だったわ」

 

「…思いつかなかったや」




なんかふと思いついたけどこれって色んな所に怒られそうだなって…

タグ増やしとくか…


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