イマジン・ワイルドタイガー (ジールライ)
しおりを挟む

1話

『さぁ!事件発生です!今回は謎の化け物の姿をしたネクストが大暴れしてます!これを食い止められるのは誰もいないのか!』

 

「やってるねぇ……」と一人タクシーでラジオを聴きながら運転する男その名は『鏑木虎徹』元ヒーローで人気で有名な『ワイルドタイガー』である

 

「随分と騒がしいですわね…」と紫色のドレスを着た美しい女性は鏑木虎徹に街の案内をされながらタクシーに乗ってた

 

「いや〜ここんとこ、まだ静かめですよ!?

酷い時にや、街が半分崩壊とかしますぜ!」

 

「あらあら……それは怖いわね……」

 

「それに最近行方不明者が続出して遺体がゴロゴロと出て来てそれを調べると行方不明になった被害者なんですよ…」

 

それは、つい最近の事

夜遅くに出て一人になっているとき忽前途姿が消えしばらくすると死体が近くにある事件

 

「へぇ……それは、興味深い……その遺体はまるで食い散らかされたような感じでした?」とその質問に「いや?なんというか…少し肉がいた白骨死体だそうですぜ?」と答えに「なるほど…」と黙り込む

 

「あ、あの……なんか不味かったですか?」と急に黙り込む女性にそれを聞くと「いいえ、何もありませんわ」と返される

 

「ところであなた『おぉっと!ここで『ワイルドバニー』が登場だぁ!』」

 

「おっ!相棒が出てきた!」

 

「相棒?」

 

「はい!俺は元ヒーローで…その……恥ずかしながら『ワイルドタイガー』をやってました…」

 

「やはり、あなたがワイルドタイガーだったのね…」

 

「ありゃ、バレてましたか…」と頭を手でかいて照れる

 

「ふふ……光栄だわ…本物のヒーローに出会えるなんて…」

 

「何言ってるんですか…俺はもう…ヒーローじゃないんで…

それに……ヒーローは相棒のバニーに託したんで……それに…心残りがないといえば嘘になるかもしれませんが…悔いとかそういうのはこれポッチもありませんよ!」と少し寂しそうに運転する

 

「ねぇ…もし力が戻れるとしたらどうします?」とその提案に虎徹はぴくりと反応した

ネクスト能力がなくなった今虎徹は、ただの一般人であるが、だからといって人を助けないという行動はしなかった

 

「そりゃ、皆のもとに行って…そんで…沢山の人を救いたいんです…まぁ!叶いませんけど!あはははは…」と愛想笑いをする虎徹に女性は「ありますよ…『能力』を手にする方法」とその言葉に虎徹は「ありゃ?マジの方でしたか?」と聞くと女性は微笑み「さぁ?どうでしょう?」と首をかしげそして横からトラックが突っ込む

 




行方不明事件もとい『神隠しの食事』

つい最近発生した人が突然居なくなる事件
その人は、まるで神隠しにあったかのようにいなくなりそして……白骨死体として見つかる
肉がついておりそのDNAで判別ができた
神隠しにあい、そして白骨死体になって返ってくる……『神隠しの食事』と名付けられた


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第2【幻想入り】

ど〜も!皆さん!元ワイルドタイガーもとい!虎徹です!
いや〜死ぬかと思った〜
バーナビーのやつ俺ご心配で仕事に支障出してねぇか心配で!
それより!皆!これからも俺のバニーの勇姿を応援してやってくれ!
え?俺?勿論!ワイルドに吠えるぜ!んじゃまた!

あ!コメントや評価つけてくれるとなんか誰かさんがやる気出すらしいから応援よろしく!


俺は目を覚ますとそこは森の中だった…

「どこだぁ?ここ……さっきまで運転してたのに…仕方ない…」と携帯を取り出す「とりあえず家族に連絡……」と電話をかけるが通話が繋がらなかった

「どうしよう……まずは、食料確保からだな!」と森の木に実ってる木の実を食べる

「うん!うんまい!こいつぁ売れそうだな!」と歩いてると何やら寒気がした「いや!寒ぅ!?」と一気に冷えて来たので原因を探ると一人の少女が凍ったカエルで遊んでいた

「こんな所に子供が……って!こらぁ!生き物で遊んじゃいけませんて!お母さんに言われなかったのか!」とカエルを凍らせて遊んでいた青い髪の少女に注意する

 

「な、何奴!」と少女は警戒する

 

「あ〜!まてまて!俺はそこら辺にいるおっさんだ!」と手を上げ無防備になる

「……騙されないぞ!そうやって!私達を捕まえに来たんだろ!」とそのセリフに虎徹は「なんだと?」と眉をひそめ睨む

「ひっ!そ、そんなに睨んでも仲間の場所なんか話さないんだからね!なんて言ったて!あたい!最強なんだから!」と警告のつもりか氷の刃を飛ばす

当然避けるまでもなく当たらない「けいこ…「よく避けたわね」」

(避けてないんだがなぁ……)

「今のは威嚇だ!」と大きな氷の刃を生成する「ちょちょ!まてまて!」と慌てて落ち着かせようとするが「問答無用だ!」と飛ばしてきて俺は回避行動をしようとしたが、するまでもなく当たらなかった「あり?」

「ま、また避けたなんて!あ、あたいの攻撃を凌ぐなんて中々やるわね!」

「ち、チルノちゃぁん……あ、あの人怖そうだよ…」と透き通るのようなきれいな羽を広げた少女が来てチルノという少女をなだめていた

「あのな……話をな…」と誤解を解こうと話そうとすると「きゃぁぁぁ!」と叫び声がした

「!?」おれは、咄嗟に足を動かし聞こえた方に猛ダッシュで行った

「例え昔のように能力を使えなくても!すぐ誰かを助けれるよう!体は鍛えてんだよ!」と走ってるとそこには少女を袋詰してる男達と遭遇した「てめぇら!小さい子に何してやがる!」と叫ぶと男達は俺を睨み「黙れ……コイツ等には、畑の借りがあるんでな!今から商人に売るんだよ!」とその言葉にを俺はブチギレるが、下手に動けなかった

「くそっ……」と睨めあってると後ろから強い衝撃が伝わるそして俺の意識は…

 

 

 

 

 

一方その頃

 

バーナビーもとい『ワイルドバニー』は「なんだって!」と仕事を終えタクシーで帰ろうとしたが、中々出てこずタクシー会社に電話したところ事故にあって出せないとのことだ「代わりのタクシーはいいです……それより…運転席の……虎徹さんは……」と死んでないことを願ってそれを聞くと「は?」と耳を疑った

車の中は誰もいなかった

「で、では!虎徹さんはどこに!」とそれは、わからないとのこと

「はい…はい……わかりました…」と電話を切りそして「虎徹さんのご家族になんて伝えればいいんだ…」とそう悩む

「まずは…皆に聞こう…」と仕事仲間の皆にその事を話した

「嘘でしょ……?」最初に反応したのはカリーナヒーロー名『ブルーローズ』

「最近はやってる行方不明事件……何か関係ありそうね…」とオカマの名はネイサンヒーロー名『ファイヤーエムブレム』

「虎徹君の事だから大丈夫だと思うが…心配だ…」とこの爽やかなイケメンはキースヒーロー名『スカイハイ』

「と、とりあえず!警察にもその事を!」

このごつい男もといアントニオヒーロー名『ロックバイソン』は、そう提案するが「同じことだと思います…」と首をふる

「ねぇ…タクシーに乗ってたんならドライブレコーダーに何か写ってたもしくは、何か話が合ったりするんじゃい?」とホァン、ヒーロー名『ドラゴンキッド』

「確かに!それなら!虎徹さんの情報もわかるはず!」と忍びヒーロー『折紙サイクロン』のイワンはもそれに賛同する

「確かに…タクシー会社に電話して聞いてみます」と電話をする

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第3『犯人?』

どうも皆さん!バーナビーです
虎徹さんが行方不明になってますが、生きてると信じ仕事を続けるつもりです…
皆さんも虎徹さんが無事なことを祈っててください

あと、感想やコメントをくれると誰かさんがやる気出すから気軽につけてくれると嬉しいと言ってました
僕らもよろしくお願いします


「これが、虎徹がつけたドライブレコーダーだ」と黒人褐色の博士の名は斎藤

「これで、何か手がかりが!」とバニーが意気込みそれを見る

 

『おっ!こんな美人なお客様が来るとは!』と虎徹の声がした

画面には、虎徹が窓を開けて話をしてた

世間話で道案内を頼まれた

顔は映らなかったがロングヘアーで金髪、紫と白が目立ったドレスのような洋服を着た女性だ

『何しにここへ来たのですかい?』とその質問に女性は『少し観光しにここに来たのです』と答えた

『観光か…何か面白いものは見つけられましたかい?』

『えぇ…見つけられたわ』

『そりゃ、よかった……』

『さぁ!事件発生です!今回は謎の化け物の姿をしたネクストが大暴れしてます!これを食い止められるのは誰もいないのか!』とラジオが流れる

『やってるねぇ…』

『随分騒がしいですわね』

『んや〜ここんとこ、まだ静かめですよ!?

酷い時にや、街が半壊しますぜ!』

『あらあら……それは怖いわね…』

「それに最近行方不明者が続出して遺体がゴロゴロと出て来てそれを調べると行方不明になった被害者なんですよ…」

 

『へぇ……それは、興味深い……その遺体はまるで食い散らかされたような感じでした?』とその質問に『いや?なんというか…少し肉がいた白骨死体だそうですぜ?』と答えに『なるほど…』と黙り込む

 

『あ、あの……なんか不味かったですか?』

『いいえ、何もありませんわ』

 

『ところであなた『おぉっと!ここで『ワイルドバニー』が登場だぁ!』』

 

『おっ!相棒が出てきた!』

 

『相棒?』

 

『はい!俺は元ヒーローで…その……恥ずかしながら『ワイルドタイガー』をやってました…』

 

『やはり、あなたがワイルドタイガーだったのね…』

 

『ありゃ、バレてましたか…』

 

『ふふ……光栄だわ…本物のヒーローに出会えるなんて…」

 

『何言ってるんですか…俺はもう…ヒーローじゃないんで…』

 

「虎徹さん…」とバーナビーは声を漏らす

 

『ねぇ…もし力が戻れるとしたらどうします?』とその問いに全員が反応し一時停止をした

「これ、明らかに怪しいじゃねぇか!」と画面に指差すアントニオ

「まぁ……たしかに怪しいですけど…まだ、何かされたわけじゃ…」

「す、すまん……」

「でも、手がかりになりそうな人物は見つけた」

「そうね……でも、続きをみてからにしましょう…」とそれに賛同し再生する

 

『そりゃ、皆のもとに行って…そんで…沢山の人を救いたいんです…まぁ!叶いませんけど!あはははは…』

『ありますよ…『能力』を手にする方法」

『ありゃ?マジの方でしたか?』

女性は微笑み『さぁ?どうでしょう?』と首をかしげそして横からトラックが突っ込む

「まって!」と一時停止をする

「ど、どうしたんだ!バーナビー!」

「最後のところもっとスローに!」とスロー再生する

すると虎徹が事故に巻き込まれる前に謎の空間が虎徹を連れ去っていた

「!?ネクスト!?」と驚く

「つまり!虎徹は攫われたってことか!」

「でも、車の事故で助けようとしたとかは……」とホァンその質問に「それはないでしょう」とバーナビーはきっぱりと否定する

「もし助けたのなら行方不明なんてならないでしょう」

「で、でも!返せない事情があるからじゃ」

「それだけじゃありません…『神隠しの食事』のこともあります……もしかしたら!」

「やめて!」とカリーナが叫ぶ

「お願い……そんな事言わないで……」と泣きそうな声を出す

「す、すみません……気を乱しました…」と謝罪する

「ですが…可能性は十分あり得るかと…」

「だな…」

「虎徹ちゃんの白骨死体が見つからないよう切実に願うしか無いわね…」と全員が頷く

 

 

虎徹に戻り〜

 

「ここは…奴らの基地か?」とそこには、倉庫ぽいところにいた

「たく……あんにゃろ……強く頭をなぐりやがって…」と後頭部をさすり起き上がると「んっ!」と子供の声がした

虎徹は振り上げると口と体を縛られた少女がいた

「あ〜!落ち着け落ち着け!大丈夫!おじさん何もしないから…」

「んっ〜〜!ん~~!」と怯えた顔をしてた

「しかたない…」と近寄り縛ってた縄を解くよく見ると…札のようなものもついていたそれも剥がし少女にケガがないか持ち上げ目立つところを見る「離して!お願い!」と暴れる

「離すから!落ち着け!」とケガがないことが分かったのでゆっくりおろしそして離れた「ほ〜ら!俺はなにもしない!君にももう触れないから!」と手を上げ無抵抗を示す

「……」と警戒されるが、落ち着いたようだ

「して…ココからどうするか…」と状況を把握をする

コンクリートの壁と薄暗い部屋、物がチラホラと置かれてる…俺を縛らなかったのは何故かは置いといて…ここは倉庫か?

なにか武器になるものを探すか…とガサガサしてると丁度いい物を見つけた神社で言うお祓い棒的なアレ

随分使われてなかったのか埃が被ってた

「ま、使えるのは、使えるか」ときれいにし少女と少しでも話せればと思い自己紹介をした「始めまして…お嬢ちゃん…俺は虎徹…ワイルドタイガーっていう元ヒーローだ!」と自己紹介すると「ひーろー?」とそこに反応し「そう!ヒーロー!君たちのような困ってる人達を助けるのが俺の役目だ!」

「……私は『妖精』よ!」と怒り始めた

「え?あ〜!確かに!綺麗な羽根が生えてる!確かにこりゃ妖精さんだったな!」と俺は妖精ゴッコをしてると攫われたんだと思い「安心しな!例え妖精だろうとこの俺が助けてやる!」と胸を強く叩いた

「……信じても「勿論!必ず助ける!」」とはっきり答えそして「他に捕まった子達はいないか?」と聞こうとすると「おい!人間に見られたって言ってたな!なぜ殺さなかった!」と外からそんな声がした

「ひっ!す、すみません!で、ですが!殺すと流石にマズイのでは…」

「んなもん!妖怪に食わせりゃ済む話なんだよ!」

「そ、そうでしたか!」と近づく

「おい…何処かに隠れてろ」と小声でそれを話し少女は隠れる

俺は扉の横に隠れそして開く中に人がひとり入ってきたその時に顎に一撃食らわせ気絶させる

次に後にいたやつの顎を殴り気絶させる

残り一人居たので、組付他に捕まえた子の場所を吐かせ気絶させる

「今のうちに逃げろ!」と少女に言うと少女はコクリと頷き飛んで逃げていく

空を飛ぶネクストだったか……いやでも…ネクスト特有の光は出てなかったような…いや、それは後回し!速く子ども達の救助をと向う

そして、扉を開けると先程と同じように縛られてた子ども達がいた

「安心しな!おじさん!助けに来ただけだから!」と怯えた子を慰めてる時間は無いと考えすぐ縄を解き札を取る

「あ、ありがと……」とその言葉に「どういたしまして!」と笑顔で返した

そして、殆どは逃がし切りそして「お前らも捕まってたのか」と氷の嬢ちゃんと羽の嬢ちゃんがいた

その二人も開放させようとすると後に気配がし咄嗟にガードするが、強い衝撃が来て後方に飛ばされる

「がはっ!」

「たくよ……折角能力を封印する札を買ったてのに…殆ど逃がしやがってよ〜!」

「なるほど……ねめぇが…黒幕か!」と両手に激しい痛みを我慢し睨む

やつのネクストは身体の能力の強化ってところか…

顎を狙えば済む話だな!と意気込みすぐ顎を狙うが…「ゴホッ!」と腹を殴られのたうち回る「くっそ……痛てぇ」と立ち上がる

「大人しくすりゃ楽に殺してやる……」と指をポキポキと鳴らす

「そうかい!んじゃ!お断りさせて貰うよ!」と次はお祓い棒で奴の腹を殴ろうとする「おりゃぁ!」とその瞬間やつの拳が飛んでくるのを読んでいたのでそれを躱し下からアッパーを食らわせる!

ヒットし勝ったと思った時奴の頭突きが俺に当たり吹き飛ぶ

「ゲハっゴホッゴホッ!」と立ち上がる

「おいおい……痛々しくて見てられねぇよ……楽に殺してやるから大人しくしてろ…」

「子どもの前に死体なんかさらけ出せるか!」

「子ども?あぁ……そいつ等のことか…お前『外来人』か…」

「外来人?何だソリャ……」

「お前はココとは別のところから来ただろ?妖精や妖怪とか知らないよな?」

「はは……ンなおとぎ話……信じてるのか?」

「だって、そいつ等が妖精だよ」

「何を行ってんだ?」

「あ〜まだ理解できてないのか…そいつ等は人間じゃねぇって言ってんだよ」

「んで……それがどうかした?」

「あ?」

「コイツラが人間じゃないから助ける義理はないか?それとも、コイツラの肩を持つのは違うってか?

俺からしたらそんなもんどうだって良い!俺は!お前らのような悪党を牢屋にぶち込むのが仕事なんだよ!」とお祓い棒で奴の腹を強く突く

「しまっ!ゲハっ!」とやつにヒットし後方に下がる「ごはっ!ゴホッゴホッ!」とやつの背中から黒い何かが出ていきそして……気絶した…

「はぁ……はぁ……」と俺も同時に気絶した



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第4「ワイルドに吠えるぜ!」

目が覚めると知らない天井が見えた

「ここは…」と俺は体をお越し周りを見る

「随分と凝った和風な部屋だな…」と少し涼しい程度で外は暑そうだ

「うひぃ…クーラーねぇのか?ここは?」とエアコンを探すが見つからず「自然に優しい家ってか?」と周りを見ると一人の少女が俺を見ていた

「君は……」となにかを聞こうとしたら「藍様〜!起きたよ〜!」と少女はトテトテと出ていった

その際少女の後ろに猫の尻尾ガ2本生えていた

「猫のネクストか?」と考えてると黄色い髪と狐耳、9つの尻尾を持った女性が現れる

「こりゃまた別嬪な人が来たな…」

「どうも…そして始めまして…私は八雲藍と申します」

「あ、どうも!ご親切に…俺は…「鏑木虎徹様ですね」あ、はい…」

「紫様からは話は聞いてます」

「紫?」

「はい……今は出てこれないとのことですが、事情は聞いてます」

「な、なるほど……それで…俺は一体…」

「ご安心を……貴方が助けた妖精たちは無事自然に帰っていきました」

「自然にって……まさか、木から生まれたわけじゃあるめぇし…」

「実際そうですよ?妖精というのはそういうものです」

「……」と虎徹は黙り込む

「まだ納得できない顔をしてますね…」

「そりゃ…いきなり私は妖怪やら妖精やら言われても……」

「ふむ……では…神にあってみるのはどうです?」

「神!?ますます胡散臭くなってねぇか!?」

「なら……死んだ人間に会うのはどうですか?」

「おいおい!死んだ人間に合うったって!どうやって……」

「あるのです……ここ『幻想郷』には…」

「な、なら…案内してくれるか?」

「分かりました……では、こちらに」と手を差し伸べ虎徹はその手を握る

すると謎の浮遊感がありそして空を飛ぶ

「うおっ!?こりゃ凄い!?まるでスカイハイになった気分だ」

「それは良かったです……もうすぐですよ」と虎徹は前を向くと黒い大きな穴が間空間を見つける

「ありゃ一体…」

「あれは、冥界の入口……扉です」

「ってことは俺死ぬの?」

「安心してください…死にません……」

「つっても!冥界だろ?死ぬ以外来れるわけじゃ…」

「死ぬ一歩手前といったところですね…

大丈夫……何時でも戻れますよ……冥界の扉の先を進まない限りは…」

「怖いこと言うなよ……」とそうして虎徹は冥界に入る

 

 

 

「ようこそ…白玉楼へ…」と出迎えたのは日本刀を2本持った白髪の少女だった

隣りにいるのは白いぷよぷよと浮いてる人魂があった

「おう……お邪魔します…」

「それではこちらに…」と少女の後をついていく

「ようこそ…白玉楼へ…ここに主幽々子と申します」と豊満な体をしてるピンク色の女性が屋敷の中で現れる

「虎徹です!こちらこそよろしくお願いします!」と頭を下げる

「貴女に会いたがってた人がいるわ」と幽々子は屋敷の中に案内する

「お邪魔します…」と虎徹は中にはいっていき部屋に案内される

そしてそこでしばらく待ってるとある男がやって来た

忘れるはずがない……そう…虎徹は目を見開いてその男の名を呟く「ユーリ・ペトロフ…」とそう彼の名を呼んだ

「久しぶりだね……タイガー…」

「まさか…ルナティックにあえるとは……ホントにここは冥界なんだな…」と頭をかき驚きを隠せず動揺していた

「ふん……たしかにな、虎徹…貴様には感謝してる…」

「お、おう……久しぶりの再開になんだ?」

「貴様は、能力を欲してるようだな…」

「ま、まぁ……もしもの話だろ?」

「もう宿ってるそうだ…」とその言葉に虎徹は「は?」とまた驚く

「な、なら!」とNEXT能力と同じ要領で発動させようとしたが……「出来ないじゃねぇか!」とツッコむ

「話を最後まで聞け……お前の能力はとあるやつから聞いたんだ……お前の能力は『救った者そのものを模倣する程度の能力』だそうだ」

「なんだそりゃ……つまり…俺が救ったNEXTは俺は使えるってことか?」

「つまるとこ…そうだ……」

「なら!何で発動しない!」

「だから、話を最後まで聞け!貴様が能力が使えないのはNEXT能力として扱おうとしたからだ」

「どういう事?」と聞かれ「はぁ……」とため息を付いて「つまり、いつもどおりの使いた方じゃ、発動しないということだ」

「???」

「NEXT能力と能力は全く別物……今のままじゃ能力を発揮できずに死ぬだろう……だから…私のNEXT能力をお前にやる……」

「お、おい!そんな事出来るのかよ!」

「無論無理だ……だが、貴様は出来る……何せ私を救ってくれたからな…」と僅かに微笑む

「……」

「私の能力ならいつもどおりの感覚で出せるはずだ……

くれぐれも扱いには気おつけてくれ……」

「分かった!ありがとな!またヒーローやれそうだ!」

「ふん……貴様はそのままでいろ……」

「よっしゃ!使ってみるか!」と虎徹は能力を発動する

すると掌に青白い炎が現れる

「うぉ……ほんとに出た……」と驚く虎徹

「へぇ〜……これが…ありがとな!」と虎徹は例にルナティックがやっていたNEXT能力で飛んでいた事をやる

「うおっ!コレ凄くむずい!」となかなかうまく飛べない虎徹をみてユーリはため息を吐く

「ここにいる間は、私が教えてやる」

「すない!助かる!」

そうして、虎徹はしばらくユーリに飛び方や扱いを教えてもらった

「コツは掴んだ!よっしゃ!後は!」

「その前に……私と手合わせお願いします」

「ん?君は…」と声なき声は方をみ

「妖夢です…以後お見知りおきを…」とお辞儀しそして刀を引き抜く

「おっ!肩慣らしにはちょうどいいかもな!」

「因みに彼女は、かなり強いので起きおつけて」

「それほどか!いいねぇ!いっちょ!ワイルドに吠えますか!

今の俺は!ルナティック・タイガーだ!」と決めるが、ユーリは少し呆れた顔をするが少し微笑んでた気がした

「んじゃ!まずはこっちから!」と炎を放つ虎徹に妖夢は動じず軽々と避けそして、一瞬で近づき「人符「現世斬」」と鋭い剣技を放つ

「おわっ!」と虎徹は自前の身体能力でなんとか回避するも、なれないNEXT能力で、戸惑っていた

「下手に炎を出すと殺してしまいそうだしな…」と考えてるとファイヤーエムブレムが使ってたあの技が使えそうだと思い出し試しに使ってみた「スペル!断命剣「冥想斬

「喰らえ!」と虎徹は炎の壁を作り自分の姿を隠すが「スペル!断命剣「冥想斬」!」と炎の壁を切り裂くがそこに虎徹は、おスペル!断命剣「冥想斬」らず妖夢は虎徹を探すと「後ろだよ」も炎の矢が構えられていた

「!…参りました……」と妖夢は、敗北宣言をした

「いや〜危なかった……しっかし、お前さんすごい能力を持ってるんだな!」と感心してると「妖夢〜お腹すいたわ〜」と妖夢の主がそれを言うと妖夢はものすごい嫌な顔をする

いや、嫌な顔程度じゃすまないぐらい切望した顔をしてる

「て、手伝おうか?」と虎徹のセリフに妖夢の表情は明るくなり「ぜひ!」と懇願された

「それ程か…」と虎徹は妖夢と料理を永遠に思えるほどの時間を使って1日が終わる

「本当にありがとうございました!」と感謝の言葉をされ「いやいや!いいって!妖夢のご主人……えっと…」と悩むと「幽々子様です」

「そう!その人が、アホほど食べてあんな量を毎日作るあんたも凄いと思うぜ……」

「いえいえ……虎徹さんが手伝ってくれなければ、もっと大変でした」

「そうか!それなら良かった!」と虎徹は妖夢と少し雑談したあとその場を去った

 

 

バーナビーSide

 

 

虎徹の行方不明事件から3日……

 

「見つからなかった……クソっ!」

「こうしてる間にも行方不明者は増える一方……」

「なんとか対策する方法はないのか?」と相談してると「皆!凄いものが見れた」と斎藤がパソコンを操作してある監視カメラを移す

それは、夜たまたま見つかった決定的な犯人が

「なに?」

「何か黒くて丸っこい物が出てきたな…」

カメラに映ってたのは、黒い大人一人分の小さな球体

「あっ!人が取り込まれた!」と近寄った人は黒い球体に取り込まれその後光を放った後「ギャァァァ!」と被害者の声がしそして、そのまま空を飛び何処かに消えていった

「その後、この被害者の遺体が見つかった」

「ってことは……」

「虎徹は少なくとも生きてる可能性が高い!」

「けど、不可解なのは遺体の肉は何処に言ったのかだ…」

「……」

「臓器を売ってたり?」

「その可能性もあるけど……ただ、快楽殺人鬼って線もなくはないですね〜」

「でも、こんな綺麗に骨だけになるのは不自然だし何より!犯人は複数のNEXT能力を持ってるぞ!

飛行に姿を隠す黒い球体、ダメージがある謎の光共通点がない!」

「もしかしたら、NEXT能力とはまた、別の力だったり……」

「流石にそれはないでしょ……」と全員犯人を探る



目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。