蒼雲の剣士 (駆逐し隊)
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prologue

初投稿です!

注意事項です

・妄想多め

・オリ主最強

・駄文

以上です、それでも良いという読者さんはどうぞ


「いけー!怜央ー!!」

 

正直、応援されるのや褒められるは苦手だ。

何故か。

それで驕ってしまう自分が嫌いだから。

 

本当の力は何もないのに、何でも出来ると思い込んでしまう自分が愚かで悲しむべき存在だと

そう考えると俺の中から〝驕〟が消えた。

 

「めぇぇぇぇん!!」

 

俺の雄叫びと共に竹刀が相手に直撃する

 

「一本!」

 

俺の勝利が確定すると周りの皆は俺の所に駆け寄ってくる

 

「やっぱり凄いぜお前は!」

 

「やっぱりかっこいいなぁ〜怜央くんは」

 

「あはは…ありがとう」

 

皆から褒められ俺は苦笑する

 

「おいおい女の子か?あれ」

 

「それが男の子らしいぜ」

 

この声は観客席からだろうか

一番言われたくない、つまり俺のcomplexだ。

我ながら贅沢な悩みだとは思う

 

金色の髪にダークブルーの瞳。体は細いが身長は180cmと高い、モデルの様な体型、容姿だ。

 

母親がロシア人なのだ、父親は日本人なのだが、極度の母親似、90%が母、残りの10%が父くらいの割合だ。

 

「そろそろ表彰式だからね」

 

「へーい」

 

やる事が終わった今、明日の事が楽しみだ。表彰式なんていらないから早く明日になれ!と思う程に。

 

ーーーーーーーーー

 

表彰式が終わり、駐車場へ向かう

その途中で見慣れた女顔の幼馴染みを見つけた

 

「…よう」

 

これが俺の唯一の幼馴染みーー桐ヶ谷和人だ

 

「うーっす」

 

「それにしても凄いな、藤咲家の長男殿は」

 

「家柄は関係無いだろう」

 

怜央は結城彰三が経営する「レクト」のライバル会社として、各界から注目されている会社の経営者、藤咲竜也の息子だ

 

「まあそれは置いといて、全国大会優勝おめでとう」

 

「俺が勝てたのは所詮運だよ」

 

それを聞いて俺の幼馴染みは苦笑する

 

「あの試合内容で勝てたのが運なら何でもできるな…」

 

「スポーツなんて最後は運なんだよ」

 

「運も実力の内って言うけどな」

 

…まあそれなりに努力もしましたからね!

 

「剣道は楽しむだけの遊びとは違う」

 

〝ゲームであって遊びではない〟

 

「その言葉に尽きるな」

 

「お前はどこまで茅場が好きなんだ」

 

おっと聞き捨てならないな。俺は茅場が好きなわけじゃない

 

Respect(尊敬)しているだけさ」

 

「ならなんで呼び捨てにしてるんだよ」

 

「何というか茅場にさん等を付けるのに違和感を感じるんだよなぁ」

 

「まあ確かにな」

 

納得してくれたのか、彼は数回頷きあるものに気づく

 

「なんだあの高そうな車は」

 

もう少し彼と喋っていたいが、どうやら迎えが来たようだ

 

「じゃあな」

 

「おう、また明日」

 

「「向こうでな!!」」

 

彼らは、天才茅場晶彦の創った世界(ソードアートオンライン)にログインしていく…そこが生死を賭けた地獄であることを知らずに

 

 

 

 

 

 




初投稿どうだったでしょうか…誤字脱字があるかもしれません、その時はご指摘くださいm(__)m

今後ともよろしくお願いします


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第二作目です!

感想を下さった方ありがとうございます!



ようやくこの日が来た。待ちに待ったSAO正式サービス開始日だ

珍しく朝早くに起床した俺はリビングへ向かう。

 

「なんでこんなに長いんだ…!」

 

俺の部屋からリビングは300mも離れているので毎日の移動が面倒で仕方がない…

 

親父は本当に馬鹿だ…こんなにでかい家を作るなんて

 

「やっと着いた」

 

やっとの思いでリビングに着いた怜央を迎える執事が二人

 

「お食事はいかがいたしましょう」

 

「いらねえよーゆっくりしといてくれ」

 

「しかし…」

 

「いいからいいから」

 

「では失礼いたします」

 

軽くお辞儀をして去っていく執事を見届け、早々に食事の支度をしていく怜央

20分後には本当に男が作ったのか疑いたくなるような朝飯が並べられていた

 

すると飯の匂いを嗅ぎつけたかのように俺の姉、藤咲玲奈(ふじさきれいな)の叫ぶ声が聞こえてくる

 

「れーおー!」

 

「騒がしいな…」

 

俺の姉はうるさい、本当にうるさい

黙っていれば綺麗で成績も良く、運動神経も良い完璧な姉なのだが…

欠点が二つ。

一つはさっきも言ったように「うるさい」

二つ目は「ブラコン」であること。

おそらくもうすぐだ

 

「れーおー♡おはよ♪」

 

「はいはい、おはよう姉さん」

 

ドアを開けた瞬間凄いスピードで俺に抱きついてくる

モテるんだから早く彼氏を作ればいいのに…

 

「おっ!今日は怜央が作ったの?」

 

「そうだよ」

 

親二人共が多忙な為、いつも飯を食べるのは二人だ

 

「相変わらず女子力が高いなぁ〜」

 

「姉さんは出来るのにやらないからだろ」

 

「だって面倒だもん」

 

何年経ってもこの性格は変わらない…

 

「今日は何の日だ?」

 

「ふっ…怜央よ、私が忘れる訳なかろう!」

 

「今日は…何の日?」

 

「おい!?」

 

イスから滑り落ちる俺。

それを見て笑う姉。

誰のせいでイスから落ちたと思ってるんだ…

 

「今日はSAO正式サービス開始だろ…」

 

「あー!そっか」

 

「しっかりしてくれ…」

 

「戦い方教えてくれる?」

 

「まあいいけどさ」

 

「やったー!ありがとう怜央大好き!」

 

懲りずに抱きついてくる姉、いい加減痺れを切らした俺は叫ぶ

 

「抱きつくのをヤメロ!」

 

ーーーーーーーーーー

 

ふぅ…やっと一時だ!

 

午前中に俺は剣道の練習を済ませた

一応玲奈も全国大会経験者なので相手をしてもらってから今に至る

 

ああ楽しみだ、あの世界にまた行けるのだから…!

 

「リンクスタート」

 

 

キャラクター登録

 

βテスト時に登録したデータが残っていますが、使用しますか?

 

REON(M)

 

《Yes》 No

 

Welcome to

Sword Art Online !

 

「「戻ってきた…この世界に…!」」

 

「ん?」

 

「…よう」

 

「…うぃっす」

 

珍しい出会いかたをした二人。

この時に会えなければ…あの後、どうなっていただろうか…

 

 



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