ラブライブ紅き翼の剣リメイク版 (★ルル★)
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魔法と女神と紅い翼

リメイク版です
最近こっちばっかり書いててもう一つのが最近スランプ気味です
よかったら見て下さい


「久しぶりの練習休みね」

 

「そうやね、たまにはいいかも」

 

「小腹が空いたし何か食べに行きましょうか」

 

「綾人君は何が食べたい?」

 

ウチ達は後ろにいる綾人君に顔向ける……

 

「どうしたの綾人?」

 

「そうよ、そんなに怖い顔して」

 

「綾人君?」

 

「…ごめん、気分が悪いから帰る」

 

綾人君はそう言い正門の方に向かうとそこには1人の女の人が立っていた

 

「久しぶりだね、綾人君」

 

「……」

 

「元気そうでよかった」

 

「…………」

 

「ずっと探してたんだよ」

 

「………」

 

「今まで何してたの?」

 

「…………」

 

「私ね、ずっと綾人君に「…高町、よく俺の前に来れたな?」…え」

 

綾人君は女の人の横を通り過ぎる

 

「待って綾人君!」

 

女の人が綾人君の手を握った時

 

パーン

 

「さわるな!!」

 

「……綾人君」

 

「…………」

 

綾人は何も言わずに去って行った

 

「大丈夫ですか?」

 

エリチが女の人に声をかける

 

「ありがとうございます、大丈夫ですよ」

 

「綾人たら何やってるんだか」

 

「ホンマにね、あんな綾人君始めて見た」

 

「…私が悪いです、今日は諦めます

心配してくれてありがとうございます」

 

その人はそう言いその場はウチら3人だけが残った

 

「絵里ちゃん!!」

 

「そこには穂乃果ちゃう達がやって来る」

 

「どうしたんですか?」

 

「ちょっとね 」

 

「今日は綾人君と一緒じゃあないんですか?」

 

「綾人はちょっとね」

 

「珍しいですね」

 

「そうね……」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「一旦休憩にします、各自水分補給を忘れずに」

 

「「「「「「「「はい」」」」」」」」

 

「あ、綾人君だニャ〜」

 

正門の所を見ると綾人が歩いているそして

 

「誰だろうあの人達?」

 

そこには金髪のロングの人と茶髪の髪の人がおり綾人と話してる

 

「綾人の知り合い?」

 

「多分そうだと思います」

 

「綺麗な人、もしかして綾人君の彼女?」

 

!!!!!!!!

 

「まさか綾人からそんな話し聞いた事ないわよ」

 

「でも、綾人君かっこいいから彼女くらい」

 

「確かに容姿はいいけどヘタレよ?」

 

「確かにそうだけどウチら今の綾人君しか知らないから前の学校の知り合いとかじゃあないの?」

 

「あ」

 

綾人は金髪の人達から離れて行く

 

「アレで知り合いなの?」

 

「あんな顔の綾人始めてみました」

 

「………まるで入学したばかりの綾人ね」

 

「どうゆう事なのニコちゃん」

 

「……アンタ達は今の綾人しか知らないからビックリするわね

入学したばかりの綾人はいつもあんな顔してたわよ」

 

「そうね、私も何回か見かけたけど近寄りがたかったわ」

 

「うん、まるで何かを憎んでるみたいな顔やった」

 

「…信じられません」

 

「…うん」

 

「私達が入った時って騒ぎがあると綾人君が原因だもんね」

 

「色々あったよね」

 

「体育祭のとき応援団長やってたよね」

 

「してたあの時の綾人君カッコよかった」

 

「他に何かあるんですか?」

 

「他は…………」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「そんな事があったんですか」

 

「てゆうか此処が廃校になりそうになったのって綾人が原因じゃあないの?」

 

「それはないと思うわよ、綾人は確かに馬鹿ばっかりやってたけど人の迷惑になる事はしなかったから」

 

「確かに…」

 

「希ちゃん達も昔の綾人君の事知らないの?」

 

「「「………」」」

 

「聞いてもはぐらかすのよアイツ」

 

「……うん」

 

「多分、だけど知られたくないんじゃあないかな……」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「……………」

 

「こんにちは綾人君」

 

「今日こそ話しを聞いて綾人」

 

綾人は2人を無視して帰ろうとするが

 

「逃がさへんよ綾人君」

 

綾人は3人に囲まれる

 

「………………」

 

「どうして何も言ってくれないの?」

 

「…………」

 

「綾人」

 

「………………」

 

「黙ってないで何とか言って綾人君」

 

「…………」

 

「綾人君どうしたん?」

 

!!!

 

そこには希達が立っていた

 

「……何でもないただ此奴らが誰かと俺を勘違いしてるだけだ」

 

「…なんで?

………なんでそんな事言うの!

私達は仲間じゃあないの?」

 

「…俺には仲間何かいない」

 

「綾人!!」

 

パーン

 

「なのはただ綾人に一言謝りたいだけなのに何でそんな酷い事言うの?」

 

「………」

 

「フェイトちゃんもうええよ

見損なったで綾人君」

 

「………」

 

「綾人君」

 

「……」

 

「アンタは最低や」

 

茶髪の人が2人の手を取り帰って行った

 

「綾人君…」

 

「……………」

 

ゴン

 

綾人君は右手で壁を殴る

 

「綾人何してるのよ!」

 

「そうよ馬鹿」

 

私達は綾人君やめるように言うが

 

ゴン

 

「綾人君もうやめて!」

 

「やめて綾人!」

 

「やめろって言ってるでしょう!」

 

私達は綾人君を押さえ込む

 

「離せ!」

 

「離せる訳ないでしょう!」

 

「そうよ、こんな無意味な事して何になるのよ?」

 

「こうでもしないと俺の気がおさまらないだよ!!」

 

「いい加減にして!」

 

パーン

 

「……何すんだよ?」

 

「もうやめて綾人君」

 

「……希」

 

希の目は潤んでいた

 

「……ごめん

今のは忘れてくれ」

 

 

「そんな事「分かった」希!」

 

「でも、保健室に行こう

綾人君このまま放置するやろう?」

 

「……分かった」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

綾人君の右手を治療する

皮は剥がれそこから血が流れている

手のひらも爪が食い込んだのか血で真っ赤になっていた

 

 

「「「「……………」」」」

 

長い沈黙がながれる

 

「はい、終わり

もうこんな事しないでね」

 

「……分かった」

 

「……ねぇ、綾人」

 

「なんだ?」

 

「聞いてもいい?」

 

「あの女達の事か?」

 

「うん」

 

「分かった、だがその前に」

 

綾人君は立ち上がり何かを外に投げた

 

「何をしたの?」

 

「ただ外で見ている奴に警告しただけだ」

 

綾人君は上の服を脱ぐそして綾人君の胸を見た時ウチらは声が出なくなった

 

「…綾人その傷」

 

「…何よそれ」

 

「………」

 

お前達は魔法って信じるか?

 

「「「ハァ?」」」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

俺は一通り魔法の事を3人に説明した

 

「綾人君一回魔法ってのを見せてくれる?」

 

「いいぞ、ただ此処だと狭いから広い所に行こうか?」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

場所は変わり屋上に私達は来ている

 

「念の為に結界を張る」

 

綾人君が手を上に上げる

 

「何か変な感じがする」

 

「うん」

 

「何をしたの綾人?」

 

「今この空間には俺達しかいない

簡単に言うと俺が此処に居る3人以外の人間を排除した」

 

「これも魔法なん?」

 

「あぁ、なんの魔法が見たい?」

 

「じゃあ空でも飛んでみて」

 

「了解、翼よ」

 

綾人君がそうゆうと背中から赤い天使の羽の様な物が出って綾人は空に上がる

 

「凄いこれが魔法なの」

 

「綺麗な翼」

 

「ええ、綾人他には…って大丈夫なの綾人」

 

綾人は胸に手を当てながら下に下りて来る

 

「大丈夫、綾人?」

 

「…大丈夫だぁ」

 

「大丈夫じゃああらへんよ胸苦しいの?」

 

「…………」

 

「もしかしてあの傷が原因なの?」

 

「……そうだ、俺達の魔法は胸に魔法の核があるんだ

俺の核は今傷だらけなんだよ

だから魔法を使うと」

 

「なら何で使うのよ」

 

「そうよ、こんなに苦しいなら実際にやらなくても」

 

「お前達に俺の過去を教えるには見せる必要があるから」

 

「綾人君の過去?」

 

「そうだ俺は……………」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「バカなのはが!

前に言っただろうが」

 

「…あ…綾人…君」

 

「無理ばっかりしてるといつか自分じゃあなく他の人を殺す事になるって」

 

彼女の純白の服は赤く染まっている

それは目の前にいる少年の血で染まっていたのだ

少年の胸は血の色に染まっている

少年たちの周りにはロボットの様な機械が囲っている

 

「ハァ、ハァ、ハァ

まだ……の…よ

数ば…ゴチャゴ…鬱陶……だよ

糞が…か……が抜ける

限界かよ

でも、今倒れ…訳には……ない…よ

せめ…なのは……でも」

 

「焼き尽くせエンペラーズ・フレア」

 

辺りは紅き炎に包まれ

全てを焼き尽くす

 

「申……あり……んマ…ター」

 

バーン

 

「…クラウ…ソラス」

 

少年の左手にある剣が砕け腕ごと崩れるそしてデバイスがなくなった事でバリアジャケットが解除される

 

「ごめん、相棒

後は頼んだぜヴィータ‥‥」

 

少年の意識は底で途切れた

 

「綾人君、ねぇ起きてよ!!」

 

「綾人!なのは!」

 

そこには赤いフリフリの服を来た女の子が飛んでくる

 

「ヴィータちゃん綾人君が綾人君が!」

 

「綾人!

返事をしてくれよ!

なぁ綾人!お願いだから目を開けてくれよ」

 

この日、俺は翼と剣を失ってしまったそして

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「どうゆう事ですかリンディさん!!」

 

「そうだよ!

なんで綾人が罰せられるんだよ!!」

 

「これは上の決定なのよ

私達がとやかく言える事ではないのよ」

 

「そんな」

 

「私が悪いだぁ

私が綾人君の足を引っ張ったから」

 

「違う、私があの時綾人達から離れたから」

 

「2人とも落ち着け、君達が自分達を攻めても綾人は喜ばない

提督南沢綾人の処分は自分がやってもよろしいですか?」

 

「えぇ、お願いするわ」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「南沢綾人、君の処分だが、君には管理局の脱退を命じる」

 

「そうか…」

 

「…綾人すまない僕の力では何もできなかった」

 

「気にするなよ

使えない奴にかまってる程管理局は暇じゃあない

それに‥‥‥‥」

 

「俺は左腕を触るそこにはあるはずの物がない」

 

「こっちで義手を用意するが?」

 

「…頼む

俺はいつから地球に戻ればいい?」

 

「怪我が治りしだいだぁ」

 

「そうか

クロノ最後に俺のお願い聞いてくれるか?」

 

「あぁ」

 

「クラウソラスの残骸を回収してくれないか?」

 

「‥‥わかった」

 

「最後まで迷惑かけるな」

 

「気にするな僕らは友達だろう」

 

俺は居場所する失ってしまった

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「じゃあその管理局って所は綾人を捨てたの」

 

「………」

 

「仲間を助けたのに裏切り者扱いなんて……… 」

 

「……………」

 

「だからあの人達は綾人に会いに来たのね

でも、話くらい」

 

「……俺はもうアイツと関わる気はない

俺は確かに味方を庇って裏切り者扱いだ

でも、今はそれでもよかったって思ってる」

 

!!!

 

「アイツの考えが変わればそれでよかった

だか、アイツは何も変わってなかった」

 

!!!

 

「俺の犠牲はアイツの無理を更に悪化させただけだった」

 

「なら教えてあげれば……」

 

「自分で気ずかなければ意味がない

……さぁこの話は終わ「…結界が張ってあると思えば綾人君が放ったんだね」……高町」

 

底にはさっきの3人が空から現れた

 

「一般人に魔法の事を教えるなんて何を考えてるの?」

 

「……別にお前達には関係ない」

 

「関係ある、私達は管理局なんだから」

 

「……勝手に管理してるだけだろうが」

 

「勝手やない

魔法文化がないこの世界は知らない方が平和だから知る必要がないだけや」

 

「綾人君私と勝負して」

 

!!!

 

「なのは」「なのはちゃん」

 

「………」

 

「私が勝ったら私の話を聞いて」

 

「俺が勝ったら?」

 

「その時は綾人の言う事を何でも聞くよ」

 

「…………いいだろう、翼よ」

 

綾人君は羽を広げ空に登ろうとする

 

「「「待って綾人(君)!!」」」

 

俺を止める

 

「戦う気?アンタさっき私達に説明した事忘れた気?」

 

「そうよ、あんな事聞いて私達が貴方を戦わせると思うの?」

 

「……頼む行かせてくれ」

 

「「ダメよ」」

 

「2人共行かせてあげて」

 

「「希」」

 

「何でよ綾人が死んでいいの?」

 

「希も見たでしょうあんなに苦しそうだったのにやらせる気?」

 

「…分かってる

でも、綾人君は止めても行くよ

だから綾人君約束して絶対に無理はしないって」

 

「……約束する」

 

「「ハァ〜〜」」

 

「2人で勝手にいい雰囲気作ってもう好きにしなさい」

 

「全くよ、2人とも

綾人ちゃんと約束は守りなさいよ」

 

「あぁ、行ってくる」

 

「「「いってらっしゃい」」」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「待たせたなぁ」

 

「大丈夫だよ、デバイスは?」

 

「悪いが俺はデバイスがないんだよ

だからルールを決めよう」

 

「ルール?」

 

「相手に有効ダメージを与えた方が勝ちだ」

 

「分かった、フェイトちゃんお願い」

 

「……分かった…………始め」

 

「アクセルシューター」

 

「翼よ刃となり敵を貫け」

 

ピンクのボールと赤い棘がぶつかり合う

 

綾人の弾幕を抜けて来た攻撃が綾人を襲う

 

「ハァァァァァ」

 

綾人は両方の手から炎の刃を作り迎撃する

 

「デバイスもないのに凄いね」

 

「お前達がデバイスに頼りすぎなんだよ!!」

 

綾人がなのはに接近する

 

「ハァァァァァ!」

 

「甘いよ」

 

綾人はリングの様な物で体を固定される

 

「バインドか!」

 

「これで終わりだよ」

 

「ディバイン「フィールド固定、ターゲットロック、目標に対しリアルタイムフル転移」

 

綾人の紅い炎は黒くなって行くそして

 

シュン

 

綾人はその場から消えるそして

 

「オーバーライド!何処?」

 

「デェェェェ」

 

綾人はなのはの後ろに現れる

 

「プロテクション」

 

綾人の刃となのはの盾がぶつかり火花が飛ぶ

 

シュン

 

「レイジングハート!」

 

なのはは綾人との剣撃をプロテクションで防御するが押され始める

 

「このままだと!」

 

なのはは体全体をプロテクションで囲って守りに入る

 

「馬鹿が!

確かにお前の盾は硬いが内側に入ればこっちのもんなんだよ」

 

綾人はなのはの張ったプロテクションの中に入ってなのはに斬りかかるが

 

「消えただと!!」

 

なのははプロテクションの中から消えた

 

「まさかオーバーライドだと!!」

 

「そうだよ、もうオーバーライドは綾人君だけの物じゃあないんだよ」

 

外にはレイジングハートを構え白いバリアジャケットが黒に変わっているなのはが居た

 

「チィ!転移出来ないだと!」

 

綾人は転移で脱出しようとするが転移出来ない

 

「何をした?」

 

「オーバーライドって凄いデリケートな魔法だよね

だからその中には私が転移してから特殊なジャミングを張ってあるんだよ」

 

「…………」

 

「これで終わりだね

全力全開スターライト」

 

「……此処までか」

 

綾人は視線を下にした時3人と目が合う

 

3人の唇から

 

「「「負けないで」」」

 

「ハァァァァァ」

 

綾人はプロテクションを無理やりこじ開ける

 

「ブレイカー!!」

 

だがピンクの光が綾人に向かう

 

「これしかない!!」

 

なのはのスターライトブレイカーが綾人に直撃し周りは煙に包まれる

 

「これで、私の勝ちだね」

 

「それはどうかな」

 

煙の中から綾人が飛び出してくる

 

「ハァァァァァ」

 

「どうして!レイジングハート!!」

 

なのはは慌ててアクセルシューターで綾人に攻撃するが

 

「無駄だ!AMF展開!!」

 

綾人の左腕からフィールドが貼られアクセルシューターを打ち消す

 

「魔法が消えてる!」

 

「これで終わりだぁ」

 

綾人の刃がなのはを斬る

 

「……私の負けか」

 

「………あぁ俺の勝ちだ」

 

「……綾人君」

 

「………なんだ?」

 

「…………ごめんね」

 

「…………あぁ」

 

こうして綾人となのはの戦いは終わりを迎えた

 

 




設定
南沢綾人
元管理局員
なのはを庇いリンカーコアを破損それが原因で管理局になのはの履歴を傷つけない様にする為に捨てられた
それいらい生きる事を諦め地球に帰還中に誘拐される
そこでジェイルスカリエッティと出会い管理局の裏を知り博士の計画に教えられ協力する事なした
左腕は博士が綾人の為に作りAMFが展開可能である
中学生時は学校に行かず博士達の手伝いをしていたが綾人を心配した博士が無理やり音の木坂学園に通わせる
そこで絵里、希、ニコと知り合い楽しい学園生活を送っている


綾人の魔法紹介
オーバーライド
鉄のラインバレルのオーバーライドです
なのはも使ってましたが
演算がとても難しく一方間違えるととんでもない事になる
その為綾人が飛び出して来た時なのはひ動揺していたので転移ができませんでした

翼から出す棘はランスロットアルビオンのエナジーウイングを想像して下さい



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真紅の亡霊と攫われた女神達

今回ガンダム要素が入ります
かなり無理やり感がありますけど気にしないで下さい


「博士どうですか

アストレアの新装備は?」

 

「ウーノか

さっき完成したよ

後は綾人君に取りに来て貰って説明するだけだよ」

 

「そうですか

綾人は元気でしたか?」

 

「おや、そっちが本音かい?」

 

「別にそうゆう訳ではないです

ただなんとなく」

 

「元気だったよ

あの時とは比べ物にならないくらいだよ」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「ここは?」

 

「目が覚めたかい南沢綾人君」

 

「アンタは?」

 

「私の名前はジェイル・スカリエッティ」

 

「スカリエッティだと、確か生態系の天才科学者だったなぁ

そんな人が俺見たいな奴に何か用か?」

 

「一言で言うなら私に協力して欲しい」

 

「何?」

 

「私は管理局の最高評議会に依頼されて人造魔導士と言う物を作った

だがね私はどうも彼女らに愛情と言う物が芽生えてしまってね

このまま管理局に渡したくないのだよ

確かに彼女らは作られた命だ

だがそれでも命に変わりはないだから私は彼女ら作った責任を取らなくてはならない

できる事なら彼女らには人として生きて欲しい

だが今のままでは……

 

「だから死に損ないの俺の力がいると?」

 

「そうだ

私は最高評議会から君を人造魔導士の素体にしろと言われた

君はね人造魔導士の素体としては最高なのだよ

だが私にその気はない」

 

「じゃあ何の為に俺を?」

 

「見たまえ」

 

そこにあるのは真紅のロボットが立っていた

 

「これは?」

 

「これはアーマードデバイス

名前はアストレア」

 

「アーマードデバイス?」

 

「従来のデバイスは武器だけだがこれは全身がデバイスと考えてくれ

細かい事はまた後で言うが

これには君のデバイスのAIを組み込んでいる」

 

「クラウソラスの!」

 

「話すかい?」

 

「頼む」

 

〔お久しぶりですマスター

お互い惨めな姿ですね〕

 

「相変わらずの減らず口だなぁ

…これはどれ位でできますか」

 

「後は君とアストレアの魔力回路の調整かな」

 

「そうですか

俺は何をしたらいい?」

 

「いいのかい?」

 

「あぁ、どうせ俺の光の道は終わった

なら落ちる所まで俺は落ちてやるよ

あげゃあげゃあげゃあげゃ!!!」

 

「……ありがとう」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「あの時の彼はまるで死神の様な目だったよ」

 

「そうですね

私は彼に任せるのが不安だったですけど

今は心から彼に託してよかったと思います」

 

「私もだよ

無理してあの学校に行ってもらったかいがあったよ」

 

「音の木坂学園ですか?」

 

「あそこに通ってから彼は変わったよ」

 

「そうですね…」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「クチュン」

 

「風邪?」

 

「多分誰かが俺の噂してるじゃあない」

 

「アンタの事何か噂する奴何かいるの?」

 

「さぁ?」

 

「さぁ?って自分で言った癖に何よそれ」

 

「案外その辺の可愛い子が「あの人素敵」とか言ってるかもよ!」

 

「ヘェ〜面白い事言うね綾人君」

 

「そうやね、そんな事を言うのはこの口?」

 

希とことりちゃんが俺の頬を引っ張る

 

「痛い、痛いごめんなさい冗談です」

 

そう言うと2人は引っ張るのをやめる

 

「ほっぺが痛い」

 

「大丈夫?」

 

「ありがとう花陽ちゃん

俺の事を心配してくれるのは花陽ちゃんだけだよ」

 

「ほぉ、まだお仕置きが足らないみたいやなぁ?」

 

「そうだね、次はもう少し強くやらないと」

 

「助けて海未えもん」

 

「!何故私に来るんですか

近寄らないで下さい」

 

「チィ、海未は使えない子か

ならやっぱり此処は凛えもん出番だぜ」

 

「え〜そこで凛にしないでニャ〜」

 

「馬鹿野郎!お前は猫型ロボットだろうが?」

 

「綾人君それはちょっと無理が」

 

「なら穂乃果あの2人を止めてくれ!」

 

「無理かな」

 

「即答するな!」

 

「全く馬鹿やってないで早く会場に行くわよ」

 

「頑張って来いよ」

 

「ありがとう、綾人君もちゃんと見てね」

 

「あぁ」

 

「「綾人君後でお仕置きだから」」

 

「…そんな馬鹿なぁ」

 

俺はそこで彼女達と別れた

これが最後の別れになるのも知らずに

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

ライブが終わり俺は会場の片付けを手伝ってる時携帯がなる

 

その内容を見た時俺は持っていた携帯を握りつぶしそうになった

 

 

綾人君、何かウチらの歌に魔力反応がするから高町さん達が検査させてって言うからちょっと行って来るね

穂乃果ちゃん達にも魔法の事教えちゃったけど綾人君の事は内緒にしてるから安心してね

 

「糞が!」

 

俺は希に電話をかけるが出ない

 

「アストレア機体状況は?」

 

〔何も問題ないですが、どうかしましたか?〕

 

俺はアストレアに状況の説明をする

 

〔マスター焦る気持ちは分かりますが落ち着いて下さい〕

 

「これが落ち着いていられるか!

あの子達の力はお前も知ってるだろう?」

 

〔知っています

ですが、今は少し落ち着いて下さい

このまま向かっても彼女達を救う事は不可能です〕

 

「…確か新装備がそろそろ完成する筈だ」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「博士」

 

「急に連絡何かして来てどうしたんだい?」

 

「新装備は完成してますか?」

 

「!できているがそれが?」

 

「あの子達がアースラに連れて行かれました

このままだとあの子達は管理局に利用されます

だから、今から助けに行きます」

 

「1人では無理だぁ

今君を失う訳には…」

 

「お願いします」

 

「……分かった今からこっちに来てくれ」

 

「ありがとうございます博士」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「装備の説明は以上だ

何か質問はあるかい?」

 

「大丈夫です」

 

「そうか、綾人君」

 

「はい」

 

「君も私にとっては息子の様な存在だだから」

 

「……ありがとうございます

南沢綾人、アストレア行きます」

 

俺はそういい空を翔アースラの元に向かった

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

時空航行艦アースラ内

 

「彼女達は?」

 

「今簡単なメディカルチェックを受けてます」

 

「見せてくれ」

 

「了解」

 

僕の手元に9人に検査記録が表示される

 

「……やはり魔力は持っていないか

なら何故彼女達の歌には特殊な魔力反応を表す…

やはり本局の機器で調べないとわからないか」

 

クロノが考えてる時艦内に甲高い音がなる

 

「か艦長前方に魔力反応です」

 

「何!次元空間の中でか

スクリーンに出せるか?」

 

「はい」

 

「スクリーンに映し出されたのは真紅の装甲のロボットが映る」」

 

「あれは、真紅の亡霊!

何故ここに?」

 

「真紅の亡霊?」

 

「あぁ、様々な世界の研究所を次々に破壊して回っているS級犯罪者だ」

 

「時空管理局アースラに勧告する

今すぐに地球で乗せた人達を元の場所まで送り撤退しろ」

 

此「奴何言ってやがる」

 

「落ち着けヴィータ」

 

「悪いがそれはできない

それに君は誰だ?

何が目的だ」

 

「あげゃげゃげゃ!!

そうかそうか俺の声を忘れたかクロノ・ハラウン

俺はお前の事を知っているぞ

お堅い執務官殿」

 

「その言い方、まさか!!」

 

「思い出したか?」

 

「あぁ、まさかこんな所で君と再会するとは思わなかったよ綾人」

 

「だろうなぁ

俺もこんな形で再会するなんて思わなかった

久しぶりだな、クロノ

まぁ、今はどうでもいい

それよりもう一度言う、彼女達を解放し地球まで送れ」

だからそれはできないと言った筈だ彼女達の歌には「そんな事とっくに俺は気ずいている、彼女達の歌の力を」何だと!!」

 

「俺が調べた結果彼女達はそれぞれ魔力を持っていない

なのに彼女が歌うと魔力反応が示す

それは何故だと思う?」

 

「………」

 

「わからないのか?

なら教えてやる

彼女達の心の力だ

彼女達を俺はずっと見ていた

彼女達はどんな事があっても諦めず最後まで希望を信じていた

そんな彼女達が危険だと?

巫山戯るなよクロノ!!

何も知らない癖にわかった様な事を言うな!!」

 

「……わかった」

 

「クロノ!!」

 

「だが、彼女達には一度検査を受けて貰うもしも「そんな事をして彼女達を利用する気だろう?」!そんな事す「貴様がしなくても他の人間がするだろうが!」……」

 

「綾人君落ち着いて私達はそんな事絶対にしない」

 

「…高町いい事を教えてやる

この世に絶対なんて言葉など存在しない!!」

 

「…綾人君」

 

「お前達は表の顔しか知らないからそんな事を言えるんだよ!

俺は自分の目て見てきた、管理局が裏で何をやっている事を!!

だから、俺は今戦っている!!」

 

「裏の顔だと?

管理局は時空の平和を守る為に」

 

「なら帰って調べて見るんだな

さぁ、話しはここまでだ、彼女達を解放しろ!!

これが最後だ、これを断れば此方も容赦しない」

 

「…………」

 

「……クロノ君」

 

「…クロノ」

 

「…………解放はできない……」

 

「……了解した」

 

「来るぞ、戦闘用意」

 

艦が揺れる

 

「何だ!今の揺れは?」

 

「敵機の攻撃です!」

 

「なんて威力だ

ディストーションフィールド出力83%までダウン」

 

「一撃でかよ!」

 

「次元空間の中では綾人が有利か…」

 

「艦長我らが行きます

我らなら次元空間でも活動できます」

 

「……すまないが頼む」

 

「了解した」

 

「シグナム達は転送場所まで移動する」

 

「油断するなよ

今の綾人は何をするかわからない」

 

「…わかってます」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

「マスター前方より転移反応です」

 

「そうか、恐らく守護騎士達だろう」

 

前を向くと4つの光から人が現れる

 

「綾人悪いが此処は通さん」

 

「目を覚ませ綾人」

 

「綾人君いったいどうしたの?」

 

「そこまでだ綾人」

 

「悪いが時間がないんだそこを退け!!!」

 

綾人は肩に装備しているランチャーをパージする

 

4人の騎士達に突っ込む

 

「「ハァァァァァ」」

互いの剣がぶつかり激しい火花が飛ぶ

 

「綾人貴様に何があった?

あのお前が何故?」

 

「人は変わるもんなんだよ

お前もそうだろシグナム!!」

 

「シグナム離れろ!

ラケーテンハンマー!!」

 

「ヴィータのデバイスのアイゼンが綾人に迫る」

 

「舐めるなぁー!!」

 

左腕のシールドでアイゼンを受け止める

 

「綾人目を覚ましてくれよ

何でこんな事」

 

「目ならとっくに覚めてる

あの日からなぁ!!」

 

ヴィータに向かってスラスターを全開にしヴィータを押し返す

 

「ハァァァァァ!!」

 

「やばい!」

 

「テォォォ!」

 

「チィ!」

 

そこにザフィーラの刃が迫るが

綾人の背中から光の粒子が放出されザフィーラの刃を打ち消す

 

「今のは!!」

 

「AMFだと?」

 

「違う、魔法を消した様には見えなかった」

 

「何だよ今の?」

 

「そんな物自分達で考えろ!!

アストレア、一気に決める!!

フィールド固定、ターゲットロック、目標に対しリアルタイムフル転移」

 

真紅の装甲が黒くなるそして

 

「消えた!オーバーライドか!!」

 

「キャー」

 

「シャマル!!」

 

「悪いがシャマルお前から潰させて貰う!」

 

「あ、綾人、君」

 

シャマルのお腹には綾人の持つ光の剣が突き刺さっている

 

 

「綾人!!!」

 

ヴィータが綾人に突っ込むが

 

「相変わらず感情で動くな、だからお前は俺に勝てないだよヴィータ」

 

綾人にアイゼンが迫るが

 

「な!!」

 

「また!」

 

「これで2人「させるか」

 

綾人はヴィータの後ろに現れ腰に付けた鉄球をヴィータに向かって投げつけるがザフィーラが鉄球を受け止める

 

「ザフィーラ!!」

 

「無事かヴィータ?」

 

「あぁ」

 

「他人の心配より自分の心配をしたらどうだ?」

 

「何!」

 

「圧縮粒子解放」

 

その瞬間鉄球が回転しザフィーラを襲う

 

「グァァァァァァァァァ」

 

「ザフィーラ!!」

 

「これで2人」

 

剣で串刺しにされたシャマル

腕を鉄球で粉砕されたザフィーラは光に包まれ消える

 

「綾人貴様!!」

 

シグナムが綾人に斬りかかる

 

「最初に言った筈だ

邪魔をするなら容赦しないと」

 

「お前は何とも思わないのか?」

 

「…何がだ?」

 

「仲間に刃を向ける事にだ!」

 

「…そんな事か」

 

「そんな事だと!!」

 

「だってそうだろ」

 

シュン

 

「何処だ」

 

「俺はもうお前達の仲間じゃあない」

 

シグナムの胸には綾人の剣が突き刺さっていた

 

「後ろだと、あ、綾人」

 

「シグナム!!」

 

「…だよ

何でこんな事するんだよ綾人

私達がお前に何をしたんだよ」

 

………

 

「なぁ、なんとか言えよ!!」

 

「遺言はそれだけか?」

 

「え……」

 

ヴィータが気がついた時に目の前に真紅が剣を振り下ろしていた

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「守護騎士達の回収を急げ!!」

 

「了解!」

 

「そんな綾人が……」

 

「こんなの幻や…」

 

「これは幻ではない!

君達は彼女達の元に行け!

綾人の目的は彼女達だ!」

 

スクリーンに綾人の顔が映る

 

「クロノまだやるか?」

 

「…綾人」

 

「もうやめて綾人君こんな事してなにになるの?」

 

「そうや、どうしてシグナム達を斬ったんや?」

 

「綾人お願いだからこんな事もうやめて!」

 

「なら彼女達を解放しろ

そうすれば見逃してやる」

 

「何故彼女達にそこまでこだわる?」

 

「………」

 

「何故何だ綾人!!」

 

「…彼女達が俺を救ってくれたからだ」

 

!!!!

 

「これ以上の対話は無駄だ

さぁ、彼女を」

 

「艦長周辺に転移反応あり

何だよこの数」

 

「状況は?」

 

「転移して来たのはガジェットです

数は100機以上です」

 

「こんな時に」

 

「ガジェット達が南沢綾人に攻撃を開始」

 

「何だと!」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

〔マスター周囲に転送反応!

これはガジェットです〕

 

「数は?」

 

〔不明です〕

 

綾人の周りにはガジェットが次々と出現し綾人を襲う

 

「数ばかりゴチャゴチャと

今お前達の相手をしてる暇はないんだよ!」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「ガジェットの動きは?」

 

「南沢綾人に攻撃しています」

 

「…わかった

この隙に戦闘区域から離脱する」

 

「クロノ君待って綾人君が!」

 

「今の僕らでは綾人を止める事はできない」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

〔アースラから転移反応です〕

 

「チィ、この隙に逃げるつもりか」

 

アースラが光に変わって行く

 

「逃がすか!」

 

綾人がアースラに近寄ろうとするがガジェット達が邪魔をする

 

「鉄グズが俺の邪魔をするなぁ!!!」

 

アースラ全体が光に変わる

 

「待てよ…待てよ!!」

 

〔マスター危険です〕

 

アースラは転移しガジェットと綾人だけが残る

 

「………………」

 

「貴……さ……なけ…ば……」

 

「貴…さえ…な……ば……」

 

「貴様達さえいなければ!!!

消え失せろ鉄グス共がトランザム」

 

ガジェット達は大量の真紅の粒子に飲まれる

 

粒子が止むと底には真紅の機体と破壊されたガジェット達が浮かんでいるそして

 

あげゃげゃげゃげゃ!!!

 

狂った様に笑う声が響いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




アストレアはガンダムOOのアストレアタイプFの姿です


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過去と亡霊の女神

今回は短いです



ことり達が行方不明になってから半年がたった

以前手がかりすら見つからない

 

「ハァ、いったい何処にいるの?」

 

この半年ある人が学園のイメージアップをしこの学園は廃校の危機から脱出する可能性が見えて来た

 

コンコン

 

「はい」

 

「失礼します」

 

そこには紅い髪を首元で結んでいる青年が入って来た

 

「どうしたの南沢君?」

 

「理事長に渡す物があります」

 

彼はそう言い一枚の封筒を渡して来る

 

「これは?」

 

「そのままの意味です」

 

「学校を退学して何をするの?」

 

「彼女達を迎えに行って来ます」

 

「!ことり達の居場所を知ってるの!」

 

「はい」

 

「教えて、ことりはあの子達は何処にいるの!!」

 

「理事長貴方は魔法を信じますか?」

 

「何の話?」

 

「いいから答えて下さい」

 

「信じないはそんなの」

 

「そうですかでは1から説明します」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「では、ことり達はその管理局に?」

 

「はい」

 

南沢君は一枚の写真を見せて来る

 

「ことり!」

 

それに写っているのはことりを始めとしたμ'sの子達が写っていた

 

「この写真を何処で」

 

「此処とは違う世界です」

 

「ことりはどうしてこんな事に」

 

「管理局の裏側がこの子達を利用しています」

 

「裏側?」

 

「はい、詳しくは言えませが彼女達は記憶を書き換えられて向こうで歌っています」

 

「南沢君、貴方はどうする気?」

 

「俺は彼女達を救いに行きます」

 

「たった1人で?」

 

「1人ではないです

俺にはこいつがいますから」

 

俺は待機状態のアストレアを見せる

 

「無茶よ!

向こうは大組織なのよ

それを!」

 

「無茶なのは分かっています

だから半年間我慢しました」

 

「本気なのね」

 

「はい」

 

「貴方がその顔の時は止めても無駄ですね

あの子達をお願いします」

 

「はい」

 

「後これは受け取れません」

 

理事長は机の上の封筒を破る

 

「貴方もちゃんと此処に戻って来なさい」

 

「…理事長」

 

「それまで此処は絶対に廃校に何かしません

だから皆んなと一緒にこの学園に戻って来て」

 

「……わかりました、必ず皆んなと一緒に帰って来ます」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「「「綾人先輩!」」」

 

「お前達は確か、どうした?」

 

この3人は穂乃果達がいなくなり機能しなくなっていた生徒会を俺がやってる時に手伝ってくれた

 

「穂乃果達を助けに行くんですよね?」

 

「…何故それを?」

 

「すいません理事長室での話を聞きました」

 

3人は俺に頭を下げた

 

「「「お願いします、穂乃果達を助けて下さい」」」

 

「…任せろ

必ず皆んなを連れて必ず戻って来る

あ、一つお願いしていいか?」

 

「何ですか?」

 

「アイツらが戻って来たらライブをさせるからその準備をしといてくれ」

 

「「「はい」」」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

〔必ず助けないと行けませんねマスター〕

 

「あぁ」

 

俺達は屋上にいる

 

「寂しいなぁ?」

 

〔そうですね

あの子達の姿が此処にないと寂しいですね〕

 

「あぁ、色々あったな」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「綾人君」

 

「はい」

 

「悪いがしばらくこの学園に通ってくれないか?」

 

俺は博士に1冊のパンフレットを渡して来る

 

「音の木坂学園?」

 

「今度から共学になるらしい」

 

「なんで今更高校に?」

 

「最近の君は働き過ぎだ

いずれ取り返しのつかない事になる

そこで、息抜きをかねて高校に行くといい」

 

「…ですが」

 

「無理をしたらどうなるかは一番君が知ってる筈だよ」

 

「…わかりました」

 

「ありがとう、なら早速此処に行ってくれ」

 

博士は紙の束を渡して来る

 

「今度は何ですか?」

 

「君の履歴と学校の合格通知と制服の購入場所後はアパートの住所に鍵その他もろもろだよ」

 

「いつの間に、って言うか合格通知ってどうゆう事ですか?」

 

「君の代わりにドゥーエがやってくれたよ」

 

「…やっぱりか

あの女狐が

わかりました、行ってきます」

 

「あぁ」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「お隣さんですね

隣に引っ越して来ました

東條希ですよろしくお願いします」

 

「…あぁ、よろしく」

 

これが最初の女神の出会いだった

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「絢瀬絵里と言いますよろしくお願いします」

 

「…南沢綾人」

 

これが2人目

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「何よ…何か…用なの…」

 

「…別に、ただ此処は俺の場所だ泣くなら静かに泣け」

 

これで3人目

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

バン

 

「わぁ〜ごめんなさい」

 

「…気を付けろ」

 

これで4人目

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「…今の見ました?」

 

「何の事だ?」

 

これで5人目

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「おい、落としたぞ」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

これで6人目

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「何だこれ?」

 

「スクールアイドルのポスターですよ」

 

これで7人目

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「かよちんを虐める奴は凛が許さないニャー」

 

「勘違いするな」

 

これで8人目

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「何勝手に聞いてるのよ!」

 

「ハァ?

お前が勝手に弾いて勝手に聞こえただけだ」

 

これが最後の女神そして

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「……さぁ、お喋りはここまでだ

行こうか、アストレア」

 

 

「了解、装甲展開」

 

「南沢綾人、ファントムアストレア出る」

 

俺は空を掛ける

 

「転移座標第1管理世界ミッドチルダ」

 

「了解、いつでも行けます」

 

「行くぞ、これが最後の出撃だ」

 

俺は転移して行く沢山の思い出が頭から再生されながら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次は過去の話になります

ファントムアストレアは
OOの粒子貯蔵タンクを装備しています
ただいま作ってます
完成したら載せます


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亡霊と高校生活

ちょっと無理やり感がありますが気にしないで下さい


次元空間の中俺は始まり日を思い出していた

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「お隣さんですね

隣に引っ越して来ました

東條希ですよろしくお願いします」

 

「…あぁ、南沢綾人だよろしく」

 

俺はそういい部屋に入って行く

 

「あ…

行っちゃった、それにしても綺麗な子

でも…」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「博士この部屋1人で暮らすにはちょっとデカいぞ」

 

(そうですね!

取り敢えず部屋の確認は終わったので制服や必要な物を揃えましょうマスター)

 

 

「そうだな」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

次の日俺は新しい制服に袖を通す

制服を着るのも久しぶりだな

 

〔お似合いですよマスター〕

 

「あぁ」

 

鞄を持ち玄関を開けた時誰かに話掛けられた

 

「あ、おはようございます

南沢さん…ってその制服音の木坂学園の制服?」

 

「…そうだけど何?」

 

「私も音の木坂学園…って行っちゃった」

 

彼は私の話しを最後まで聞かずに学校に行ってしまった

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「アストレア何かジロジロ見られてるだが」

 

(さぁ、私にもさっぱり

マスターが怖い顔をしてるからでは?)

 

「……もういいクラスはわかったから」

 

(もう少し青春を謳歌しては?)

 

「………」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「絢瀬絵里と言いますよろしくお願いします」

 

「はい、ありがとうございます

じゃあ次は後ろの子お願いします」

 

「…………」

 

「アレ………」

 

《マスター起きて下さい

マスター!!》

 

『…何だよ、うるさいなぉ』

 

「貴方!」

 

綾人は顔を上げた時前の子に話し掛けられる

 

「…チィ、何だよ?」

 

「貴方何しに学校に来てるの」

 

「ハァ、そんなのお前に関係ないだろうが」

 

「まぁまぁ2人共落ち着いて」

 

そこに先生の声が掛けられる

 

「えーと、南沢綾人君でいいのよね」

 

「…はい」

 

「自己紹介お願いしてもいいかな?」

 

「…はい、南沢綾人」

 

「………」

 

「以上ですか?」

 

「以上です」

 

「そうですか、アハハ」

 

「貴方ね!」

 

「また、お前か

今度は何だよ」

 

「一言くらい何かあってもいいじゃあない?

それに何貴方の髪男ならもっとちゃんとしなさい」

 

「うるせよ、お前にとやかく言われる必要はない」

 

綾人はそのまま席を離れる

 

「ちょっと何処行くのよ」

 

「先生体調が悪いので保健室いきます」

 

「え、待って南沢君」

 

綾人は先生の静止を無視し教室を後にする

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

〔マスター初日から保健室とはどうゆう事ですか?〕

 

「別にいいだろう

たく何なんだあの女」

 

俺はアストレアに文句を言われながら教室を後にした

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

それから1ヶ月近く学校に通ってるが俺に話掛けて来る奴はいない

 

「綾人君」

 

…此奴以外

 

「不機嫌やねぇ

何かあったの?」

 

「…別に」

 

「そっか、よかったらウチらと一緒に帰らない?

お隣なんだし」

 

「希お待たせ」

 

「あ、エリチ」

 

「「………」」

 

「アハハ、2人とも無言で睨まないの」

 

「…別に睨んでないわよ」

 

「…………」

 

綾人はそのまま帰って行く

 

「希は南沢と仲良いの?」

 

「ウチは仲良くしたいんだけどねぇ」

 

「そうなの?」

 

「うん、何かほっとけれなくて」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

〔マスターせっかく東條さんが誘ってくれてるのに〕

 

「……」

 

〔全くもう入学してから1ヶ月ですよ

いつまでそんなのでいるのですか〕

 

「………」

 

〔聞いてるんですか!!〕

 

「聞いてる、叫ぶなぁ」

 

「虎太郎!!」

 

誰かが叫ぶそしてトラックは子供に向かって行く

 

俺がそれを見た瞬間

 

「アストレア!!」

 

〔イグニッションブースト〕

 

俺はそう叫びその場から消えた

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「虎太郎!!」

 

横断歩道が青になり私の弟は走り出してしまった

 

その先に危険がある事も知らずに

 

トラックが虎太郎に向かう

止まって、お願い

私達からパパを奪って今度は弟まで奪わないで

お願い誰か助けて

私は誰かに助けを求めたそして

 

「間に合えぇぇぇぇ!!!」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「ハァ、ハァ、ハァ間に合った」

 

《はい、流石ですマスター》

 

俺は子供を抱き抱えそのままのスピードでゴミ箱に突っ込んだ

 

「大丈夫か?」

 

「………」

 

「おい」

 

「………」

 

子供は俺が呼び掛けても返事をしない

 

「虎太郎!」

 

子供の家族が子供の元にやって来る

 

「怪我はない?何処か痛い所は?」

 

女の人は子供を心配してパニクっている

 

今の内に行くか

俺はそのまま帰ろうとしたが

 

 

子供が俺のズボンを握る

 

「………」

 

「どうした?」

 

「ありがとう」

 

「あぁ

今度からは気をつけような」

 

俺は子供の目線までかがみ頭を撫でる

 

「あ、あの」

 

 

俺は見覚えのある制服を着た子に話し掛けられる

 

「虎太郎を助けて本当にありがとうございました」

 

「あぁ、次からは気をつけろ今回は運がよかっただけだ

次はないぞ」

 

「はい」

 

「にいちゃん」

 

「どうした?」

 

「臭い」

 

「「………」」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「にいちゃんそれ何?」

 

「これか」

 

虎太郎は俺の胸を見て聞いて来る

ちなみに俺は今風呂を借りている

あの後矢澤さんに家が近くなのでシャワーを借りる事にした

ゴミ箱に突っ込んだのはクッションがわりになったからいいがその代わり生ゴミを頭からかぶる事になった

 

「これは昔怪我をしてついたんだよ

皆んなには内緒だぞ」

 

「うん」

 

「ほらソロソロ頭洗うぞ」

 

「うん」

 

コンコン

 

「南沢さん服取り敢えず此処に置いときます

後虎太郎の服も」

 

「ありがとう」

 

「虎太郎逃げるなぁ」

 

「え〜〜」

 

「え、じゃあない臭いだからちゃんと洗うぞ」

 

「は〜い」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「矢澤風呂ありがとう」

 

俺は虎太郎と一緒に上がり矢澤にお礼を言う

 

「うん、気にしないでこっちこそ本当にありがとう

制服はクリーニングに出したから明日届けるわ」

 

「そこまでしなくても…」

 

「気にしないでお礼だから」

 

「そっか、ありがとう」

 

「この人がニコが言っていた人?」

 

「うん」

 

そこには矢澤を大人にした人が立っていた

 

「今日は本当にありがとうございます

なんとお礼したらいいか」

 

「頭を上げて下さい

今回たまたまですのでそんなにかしこまらないでください」

 

「ですが」

 

「それに風呂や制服もクリーニングして貰ってますので十分です」

 

「本当にありがとう

あ、よかっら晩御飯食べて行って下さい」

 

「流石にそこまでは」

 

「食べて行って

そんなにたいした物は作れないけど」

 

「矢澤

…じゃあお願いします」

 

「はい

じゃあニコよろしく

私は南沢君にちょっと話しがあるから」

 

「わかった

虎太郎行くわよ」

 

「うん」

 

2人は部屋から出て行き部屋には俺と矢澤のお母さんが残った

 

「さて、南沢君

君に聞きたい事があるのだけど」

 

「何ですか?」

 

「貴方魔導士よね」

 

 

「魔導士って何ですか?」

 

『此奴』

 

「あぁ、そんなに警戒しないで

ただ聞いただけだから

私の夫も魔導士だったのよ」

 

「……」

 

「貴方の首のそれデバイスでしょう?」

 

「………」

 

「ハァ、負けました」

 

俺は両手を上に上げ答える

 

「俺は確かに魔導士ですけどもう管理局員ではないです」

 

「そうなの?」

 

「はい、怪我をして魔法を使うと……」

 

「そっか

聞きたかったのはそれだけよありがとう」

 

「失礼かも知れませがお名前を聞いても」

 

「矢澤詠唱よ」

 

 

「…そうですか」

 

「知ってるの?」

 

「いいえ」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「今日は本当にありがとうございました」

 

「いいえ、こっちこそ本当にありがとう

暇な時は遊びに来てね」

 

「はい」

 

「制服はクリーニング終わったら家に持って行くわね」

 

「それくらい自分で行くよ」

 

「いいの、それくらいはさせて」

 

「…じゃあお願いします」

 

「あ、携帯の番号教えて」

 

「わかった」

 

「じゃあ、また連絡するね」

 

「了解、それではまた」

 

「うん、おやすみ」

 

「おやすみ」

 

綾人はそう言い帰って行った

 

「なかなかカッコイイ子ね」

 

「……」

 

「どうしたのニコ?」

 

「何か学校との印象が全然違いからちょっとね」

 

「そうなの?」

 

「うん」

 

「そっか

聞いた通りの子ね」

 

「何か言った?」

 

「何でもないわ」

 

「分かった、私は後片付けしとくね」

 

「お願いね、ニコ」

 

ニコは部屋に戻る

 

「詠唱さん

貴方の弟子は聞いた通り子でしたよ」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「アレにこっち今日は練習ないの?」

 

ウチが用事を済まし家に帰って来たら見知った人の後ろ姿が見えた

 

「今日はね

最近皆んな疲れてたから休みなのよ」

 

「ふ〜んって何で男子用の制服持ってるの?」

 

「これは南沢さんの制服」

 

「南沢さん?」

 

「南沢綾人って言えばわかる?」

 

「え、何でニコっちが綾人君の制服を?

もしかして2人はそうゆう「勝手な妄想しないでそんなじゃあないから」

 

「そうなん?

ウチはてっきり2人がそうゆう関係なのかなって思った」

 

「違うわよ」

 

ニコっちはそう言いながら綾人君の部屋の呼び鈴を鳴らす

 

ガチャ

 

「あぁ、矢澤か」

 

「制服クリーニング終わったから持ってきたわよ

後これお母さんと虎太郎達からが南沢さんにって」

 

矢澤は小さな紙袋を渡して来る

 

「何これ?」

 

「クッキーよ

虎太郎がにいちゃんにお礼したいから作ったのよ」

 

「…そっか

ありがとう」

 

「待て、待て

ウチにも説明して!!」

 

「説明って何を?」

 

「どうして2人は家族ぐるみで関係があるの?」

 

「…そんなのお前に関係ないだろう

じゃあ、矢澤制服ありがとう

後、お母さん達によろしく」

 

バタン

 

綾人君はそう言いながらドアを閉めた

 

「「…………」」

 

「ニコっち」

 

「…何?」

 

「説明してくれる?」

 

「……ハァ、わかったわよ」

 

「ありがとう、もうすぐエリチも来るからウチ家行こう」

 

ウチはニコっちと一緒に部屋にと向かった

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「そんな事があったの!」

 

「うん、南沢さんが帰ってから虎太郎何かにいちゃん今度いつ来るのってずっと言ってるのよ

今日だってついて行くってずっと言ってたんだから

それに私の妹達もすっごく懐いてた」

 

「何か普段の綾人君を知ってるウチらからしたら信じられないね」

 

「えぇ、相手は子供なんだし流石にいつもの様に出来ないじゃあない」

 

「なのかな

ウチはいつも無理してる様に見えるけど」

 

「どうゆう事?」

 

「そうよ、何でそう見えるのよ?」

 

「なんとなくかな」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「頼む殺さないでくれ!」

 

私は紅い悪魔にそう叫ぶ

 

「……」

 

紅い悪魔はゆっくりとこっちに近ずいて行く

 

「た、頼む命だけは

私はただ命令されただけなんだ」

 

「……」

 

なぜだ、なぜ

こんな事になるんだ

此処なら絶対にバレない筈じゃあなかったのか

私はこんな所で死ぬ訳には

 

「…終わりだ、貴様の研究は全て俺が壊す

貴様が奪ってきた命を貴様に残された人生で償え」

 

紅い悪魔は最後にそう言い右手の剣を振り下ろした所で私の意識は失った

 

「……アストレア」

 

「ミッションコンプリート

目標人物の捕縛は完了です

研究データは全て抹消済み

後は管理局に任せましょう」

 

「あぁ、GN粒子散布」

 

〔了解〕

 

俺はこの研究所を後にした

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

なんでよ…なんでこんな事になっちゃうのよ

 

私が何故屋上で泣いてと言うと

ある出来事あったからだ

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「矢澤さん、私達もう貴方の考えにはついて行けない」

 

「…え」

 

私は何を言われてるかわからなかったけど渡された物を見て理解した

 

「どうゆう事なの?

なんで?」

 

「だから言ったじゃあない

私達は貴方にはついて行けないって

私達は別にスクールアイドルをやりたいからアイドル研究部に入った訳じゃあない」

 

「じゃあなんで私が作る時に協力してくれたの?」

 

「ただ皆んなで話す場所が欲しかっただけよ」

 

私はその言葉を聞いた時頭の中で何かが爆発した

 

「なら勝手しなさい!

私は1人でもやるから」

 

私はそう言い彼女達は部室から出て行く

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「あんなに頑張ってたのにどうして」

 

私は悔しかった

私は小さい時からアイドルが好きで高校で同じ気持ちの人達と出会えて頑張ろうと思ってたのに

 

「おい」

 

私は誰かに話しかけられた

 

振り向くと見知った姿があった

 

「何よ…何か…用なの…」

 

「…別に、ただ此処は俺の場所だ泣くなら静かに泣け」

 

「何よそれ

屋上はあんたの場所じゃあないでしょうが」

 

「だから追い出してないだろう?」

 

南沢さんは私の隣のベンチに寝そべる

 

「……そうね」

 

「「…………」」

 

「ねぇ」

 

「…なんだ」

 

「なんで泣いてるとか聞かないの?」

 

「…別に興味ない」

 

「そこは聞く所じゃあないの⁉︎」

 

「聞いて欲しいのか?」

 

「…うん」

 

私は南沢さんに全てを話した

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「……でお前はこれからどうしたいんだ?」

 

「え…」

 

「こんな所でうずくまって終わりか?れ

 

「違う!」

 

「なら、どうしたいんだ?」

 

「………」

 

「もう一度考えろ

1人で答えが出ないのなら

そこに隠れてる2人にでも相談してみろ」

 

「え……」

 

南沢さんがそう言いドアが開く

そこにいたのは

 

「ニコっちそんなに落ち込まないで」

 

「そうよ、今回は駄目だったけどまた次頑張れば大丈夫よ」

 

「希、絵里

ありがとう

もう一度頑張ってみる」

 

「まぁ、頑張れ」

 

南沢さんは屋上から出て行く

 

「ちょっと待った」

 

希が南沢さんの肩に手を置く

 

「なんだよ」

 

「綾人君も協力して」

 

「ハァ、なんで俺が」

 

「なんでって綾人君が提案した事やん」

 

「断る!」

 

「「「駄目(よ)(や)」」」

 

「この際だからみんなの事名前で呼んだら?」

 

「そうね、綾人」

 

「ちょっとニコ!」

 

「絵里もいい加減にツンツンするのやめたら?

見てるこっちは鬱陶しわよ」

 

「…わかったわよ、今までごめんなさい……綾人」

 

「……おい、俺は別に良いぞなんて1回も言ってないぞ

勝手に3人で完結するな」

 

「いいやん、じゃあこれから4人で学校抜け出して遊びに行こうか?」

 

「ちょっと希それは流石に」

 

「良いわね、こうゆう時位はハメを筈さないと」

 

「…遊ぶのはともかく抜け出すのは賛成する

今日はもう怠い」

 

コレが俺達4人が友達になったきっかけだ

 

矢澤のアイドル活動は最初は上手くいっていたが結局失敗に終わった

その時は3人は泣いていた

俺も泣きたい気分であったが俺には無理だった

俺は本当にこのまま普通の暮らしをしていいのか?

3人に秘密を抱えながら

この時の俺にはわからなかった

 

 

 

 

 

 




ニコのお父さんの名前は適当です

ニコのお父さんは綾人の師匠って設定にしてみました

もしかしたその時の話を書くかも知れないですけど今の所は保留です


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始まりの女神との出会い

この話を見る前に前の話をご覧下さい

最初2話に分けようと思ったのですがやっぱり1話にしました


俺達の出会いから1年位たった今日

俺達は2年生になった

が俺は今

 

「zzz」

 

 

ピーンポーン

 

「zzz」

 

ピーンポーン

 

「zzz」

 

……

 

「zzz」

 

ガラガラ

 

バサ

 

「綾人君いつまで寝てるつもりや」

 

「zzz」

 

「布団を剥がしてるのにまだ寝てるんやね

ならこっちにも考えがあるんやで」

 

ウチは綾人君の上とまたがり綾人の顔に顔を近ずける

そして…

 

「……お前まともに起こせないのか?」

 

「ならウチが起こす前に起きてや」

 

「どっから入って来た」

 

「窓からや」

 

「…お前は」

 

 

「もういい、起きたから退け

重くて動けん」

 

「重いって女の子になんて言う事いうの」

 

「ハイハイ、悪うございました」

 

「もう!

外で待ってるからね」

 

「あぁ」

 

希はそう言うと出て行く

 

「…アストレア」

 

〔何ですかマスター?〕

 

「何故起こさない?」

 

〔私は起こしましたけどマスターが起きなかったので〕

 

「だからって希が入れる様に窓の鍵を開けるな」

 

〔…何のことですか?〕

 

〔「………」〕

 

「…もういい、学校行くぞ」

 

〔はい、マスター〕

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「2人ともおはよう

遅くなってごめんね」

 

「もう遅いわよ」

 

「そうよ何してたの?」

 

「アハハ、綾人君が寝坊して」

 

「………」

 

「あーやーとー!!」

 

「…………」

 

「黙ってないで何とか言いなさい」

 

「って希綾人は?」

 

「え、ウチの後ろに……」

 

希は後ろを見るがそこには誰もいない

 

「「逃げたわね」」

 

「綾人君の大アホ!!」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

〔マスター、せっかく東條さんが遅刻しない様に起こしてくれたのにどこに行くのですか?〕

 

「うるせー腹減ったからコンビニ行ってから行く

それに今日はクラスがわかりませんでしたって言えば通用する」

 

〔そんな無茶苦茶なぁ〕

 

バン

 

「わぁ〜ごめんなさい」

 

「…気を付けろ」

 

呑気に歩いてると見知った制服を着た女の子が俺にぶつかり尻もちをついていた

 

「大丈夫か?」

 

俺はその子に手を差し伸べる

 

「すいません、ありがとうございます」

 

その子を立たせた時

 

「あ、遅刻しちゃう貴方も早く行かないと」

 

その子は俺の手を握りながら駆け出す

 

「おい、ちょっと待て」

 

「早く!」

 

俺はその子に引っ張られながら学校に向かった

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「穂乃果遅いですね」

 

「そうだね

今日こら高校生なのに」

 

「全くこれだから穂乃果は!」

 

「アハハ」

 

「綾人来ないね」

 

「もうほっといて行くわよ」

 

「もう少し待ってニコっち

もしかした来るかも」

 

「「「「「ハァ」」」」」

 

!!!!!

 

「貴方達どうしたの?」

 

「私達は友達が1人遅れてるので待ってるんです」

 

「そっか、お互い大変やね」

 

「先輩達も誰か待ってるですか?」

 

「途中まで一緒だったんだけど逃げ出したらしいのよ」

 

「おーいー!

ことりちゃん、海未ちゃん!!」

 

「「穂乃果(ちゃん)」」「「「綾人(君)」」」

 

「「「「「誰あの人(子)」」」」」

 

「ハァ、ハァ、ごめんね2人共遅くなって」

 

「本当ですよ

全くこんな日に遅刻とはどうゆう事何ですか?」

 

「まぁまぁ

海未ちゃんもそこまでにして

それより穂乃果ちゃんその人誰?」

 

「あ、この人は「「「綾人(君)説明して」」」ビックリした」

 

「説明も何もこの女が無理やり俺の手を引っ張って来たんだよ」

 

「そうゆう意味やない

なんでウチから逃げたんや」

 

「逃げてねぇよ

ただ途中で希がいなくなっただけだよ」

 

「綾人君いい「希、そこまでよ綾人に言っても無駄よ」…エリチ」

 

「それよりいつまで手を握ってるの?」

 

「わぁ〜ごめんなさい」

 

「早く行くわよそろそろチャイムが鳴るわよ」

 

「あ、俺クラス知らないだが」

 

「大丈夫や

ウチは4人共同じクラスや」

 

「え〜マジかよ」

 

「不満なん?」

 

「あぁ、これじゃあサボれない」

 

「アンタサボれると思うの?」

 

「うん」

 

「即答しない」

 

「「「アハハ」」」

 

コレが穂乃果、ことり、海未との最初の出会いだった

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

はっきり言おう高坂に関わるとロクな事がない

例えば……

 

「綾人先輩調理実習でケーキ作ったんですけど一口食べて下さい」

 

高坂かそう言い走ってくる

 

「わぁ〜」

 

高坂はつまずきケーキが俺目掛けて飛んで来る

 

ベチャ

 

「あ」

 

「こーおーさーかー!」

 

「ご、ごめんさい!」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「綾人先輩、途中まで一緒に帰りましょう」

 

「断る」

 

「え〜なんでですか?」

 

「お前に関わると俺は不幸になるからだ」

 

「酷い!

なんでそうゆう事言うんですか!」

 

高坂は怒り向かって来るが

 

「わぁ!」

 

俺に近る前に何かにつまずく

 

「!大丈夫か?」

 

俺は高坂を支える

 

「あ、ありがとうございます

綾人先輩」

 

高坂は少し顔を赤くし御礼を言う

 

「アーヤートークーンー」

 

「「希(先輩)」」

 

「ちょっと向こうで話そうか?」

 

「ハァ、なんでだよ?」

 

「いいから来る」

 

希は俺の腕を掴む

 

「ちょっと待て、お前何か勘違いしてないか?」

 

「言い訳はいいから行くよ綾人君」

 

「待ってお前が考えてる様なやましい事はってお前力に強いぞ」

 

「…………」

 

「うわぁ〜〜〜」

 

言葉を失った高坂と俺の悲鳴が響いた

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「綾人先輩」

 

「断る」

 

「まだ何も言ってないですよ!」

 

「お前の頼み事は聞かん!」

 

「え〜そんな事言わないで下さいよ」

 

高坂は俺の腕を掴みタダをこねる

 

「あぁ、鬱陶し今度はなんだ?」

 

「勉強教えて下さい」

 

高坂はそう言い頭を下げる

 

「ハァ、勉強教えるのは言いがなんで俺の所に来る?」

 

「それは、希先輩に勉強なら綾人君に教えて貰えって

綾人君いつもサボってるけど勉強教えるの凄く上手いって聞いたので」

 

「…あの狸女」

 

「あ、後私の家和菓子屋なので先輩の好きなおはぎ出しますよ」

 

「……」

 

「それも希先輩が言ってました」

 

「あの狸女!!」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「じゃあ私おはぎ貰って来ますから部屋に行ってて下さい」

 

「了解」

 

2階に上がって来たはいいがどれだ?

 

ドアが4つ

確率は4分の1これだ

 

ガラ

 

そこには変なポーズを取っている女子の姿があった

 

ガラ

 

「……」

 

ガラ

 

女子にきずいたのかポーズを取りながら俺と目が合う

 

 

「「…………」」

 

ガラ

 

「……帰ろう」

 

俺はそう決めた時

 

ガラ

 

「…今の見ました?」

 

「何の事だ?」

 

「2人共どうしたの?」

 

「穂乃果」「高坂」

 

「「なんで園田(南沢先輩)がいる(のですか)」」

 

「アレ言ってなかったけ?」

 

「「うん」」

 

「ごめんなさい、後ことりちゃんも来るから」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「これだけやればいいだろう」

 

「ハァ〜勉強終了」

 

「お疲れ様」

 

「でも、南沢先輩って凄いですね」

 

「何がだ南?」

 

「だって学校の授業とかサボってるのに勉強教えるのすっごく上手いし頭いいですね」

 

「え、こんなの教科書見ればわかるだろ?」

 

「「「え……」」」

 

「「「「……………」」」」

 

「…南沢先輩」

 

「何だ」

 

「もう一度言って貰ってもいいですか?」

 

「こんなの教科書見ればわかるだろ?」

 

高坂達がそれぞれ電話を取り出し電話をかける

 

「希先輩(絵里先輩)(ニコ先輩)!綾人先輩が」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

場所は変わり俺達は今近くのファミレスにいる

 

「急に呼び出されたから何事って思ったらそうゆう事ね」

 

「まぁ、確かに信じれないよね」

 

「まさか、短にそんな事を軽々と言う人が居るとは」

 

「羨ましい」

 

「ウチらも最初聞いた時ビックリしたよ」

 

ウチら5人は綾人君に目をやる

 

「綾人先輩!」

 

「な、何だよ」

 

「私にもそのやり方教えて下さい」

 

高坂は頭を机にぶつけながら俺に頼んで来る

 

「「「「「アハハ…」」」」」

 

「俺トイレ行って来る」

 

綾人は立ち上がり席を離れる

 

「そう言えば先輩達に聞きたい事があるんですけど?」

 

「「「「何?」」」」

 

「南沢先輩って誰かとお付き合いしてるんですか?」

 

「ウチらが知ってる分だといないよ」

 

「そうなんですか

私はてっきり3人の内の誰かと付き合ってるって思ってました」

 

「こ、ことりどうしてそう思うの?」

 

「「うんうん」」

 

「え、これって結構1年生の中で凄い話題になってますよ」

 

「そう言えばそうだね

私も何回か聞かれた事ありますよ」

 

「そう言われると私も聞かれました」

 

「「「…………」」」

 

「先輩達は綾人先輩の事どう思ってるんですか?」

 

「「「…………」」」

 

「俺がなんだって」

 

「「「うわ〜」」」

 

「ビックリした、何だよ」

 

「ビックリしたのはこっちよ」

 

「そうよこの馬鹿」

 

「乙女の会話中に話かけるとかデリカシーないのちゃう?」

 

「……帰る」

 

「「「ごめん、ウチ(私)達が悪かったです」」」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

テストも終わり俺は1人街を歩いている

 

ちなみにテストは全員高得点だった

高坂なんかビビって固まっていた

 

「何だこれ?

名札が落ちていた

前を向くと長い髪の女が歩いている」

 

「おい、落としたぞ」

 

女は俺が声をかけ振り向き

手に持つ名札を確認して受け取る

 

「あ、ありがとうございます!」

 

「この声何処かで聞いた事あるぞ?」

 

俺は女の顔見た

 

「…南?」

 

「…南沢先輩?」

 

「「…………」」

 

「お前その格好」「どうして此処に?」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「で、説明してくれるのか?」

 

「…はい、実話…」

 

今俺は初めてメイド喫茶って所に入っている

 

 

「……なる程ね

自分を変えたいか…」

 

「はい、私は穂乃果ちゃうと海未ちゃんみたいに何か取り柄がないですから」

 

「…俺はお前にもちゃんといい所あると思うがなぁ」

 

「え……」

 

「それは自分で考えろ」

 

「すみません」

 

!!

 

「店長」

 

「ことりちゃん彼知り合い?」

 

「そうですけどどうしたんですか?」

 

「貴方ウチでバイトしない?」

 

「ハァ!」「え〜!」

 

「お願いします

1週間だけでいいですから」

 

店長はその場で土下座をする

 

「ちょっと待って!

そこまでするなぁ」

 

「じゃあやって貰えますか」

 

「イヤ、やらないです」

 

「お願いします!!」

 

店長は再びその場に土下座する

 

「誰が頼まれてこんな恥ずかし格好できるか」

 

「「は、恥ずかし…」」

 

「しまった、つい本音が」

 

2人はみるみる小さくなる

 

それから悪夢の様な日が続いたのだった

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

ピーンポーン

 

ガチャ

 

「おはようございます、綾人先輩」

 

バタン

 

ピーンポーン

 

「………」

 

ピーンポーン

 

「…………」

 

ドンドン

 

「綾人先輩朝ですよー

学校行きますよ」

 

「アレことりちゃん朝からこんな所にどうしたの?」

 

「あ、希先輩おはようございます

綾人先輩を迎えに来たんです」

 

「へぇーそうなんだ」

 

ピーンポーン

 

「…………」

 

「綾人君早く出て来てね

説明してもらうからね」

 

「…………」

 

ドンドン

 

「早く出て来て」

 

ドンドンドンドンドンドンドン

 

ガチャ

 

「「あ、綾人君(先輩)」」

 

「…………お前ら」

 

どうしたんや(したんですか)?」

 

「朝からうるせーだよ!!」

 

「「ご、ごめんなさい!!」」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「綾人君、説明して」

 

希は南に指を指し説明を求める

 

「そんなのそいつに聞け

俺はその間に着替えてくる」

 

「ことりちゃん説明お願い」

 

「はい」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「アハハハハハハハ

綾人君が執事

アハハハハハハハ」

 

「笑いすぎだ」

 

「だって、綾人君が執事なんてアハハ」

 

「だから笑いすぎだ!!」

 

「これみんなに言ったら絶対に笑うよ」

 

「だからやらないって言ってるだろうが!」

 

「綾人先輩お願いですから1回やって下さい」

 

「断る

こんなに笑われる事

誰がするか」

 

綾人は怒って先を歩く

 

「…希先輩」

 

「…ごめんなぁ

まさか本気で怒るなんて

でも、カードがきっと綾人君がことりちゃんの力になってくれるって言ってるから大丈夫やよ」

 

私はこの意味をこの時は理解できなかった

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

日曜日部屋で寝ていると電話がなる

 

「……もしもし、南ですけど綾人先輩の携帯ですか?」

 

「あぁ、そうだがどうした?」

 

「実話今日お店の子が私以外みんな病気になって今大変なんです

助けて下さい」

 

「………」

 

「もう、綾人先輩にしか頼る人がいなくて」

 

南は泣きそうな声で俺に頼んで来る

 

「……分かった今から行くから待ってろ」

 

「あ、ありがとうございます!!

綾人先輩!」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「お帰りなさいませ、お嬢様

何名様のお帰りですか?」

 

俺は客が来たのでお決まりのセリフを言う

 

「あ、2人です」

 

「かしこまりました、では此方の席をご利用下さい」

 

「は、はい」

 

客を案内し俺はバックヤードに入る

 

「2人案内したぞ」

 

「綾人先輩、すっごくカッコイイです」

 

戻るとすぐに高坂が話掛けて来る

 

「褒められても全然嬉しくない

それより水の用意しろ」

 

「まぁまぁ、綾人今日位は我慢しなさい

了解、希コップ取って」

 

「そうやで似合ってるよ

了解や」

 

「そうよ、ついでにその無愛想な顔を直したら?

はい、綾人メニュー」

 

「………ニコ後で覚えてろ

行ってくる」

 

どうやら南は高坂、園田、絵里、ニコ、希にも助っ人を頼んだらしい

 

「みんな今日はありがとうございます

お陰で何とかなりそうです」

 

「困った時はお互い様よ

それに……」

 

「お待たせしました

此方お冷とメニューなります

御注文方がお決まりでしたら及び下さいませ」

 

「あんな綾人の姿が見れたんだし」

 

そう言うと絵里先輩は笑っていた

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

しばらく働いているとアストレアが念話をしてくる

 

〔マスター〕

 

『あぁ、分かってる

あの男だろう?』

 

〔どうします?〕

 

『もう少し泳がしておく

奴が行動をしたら此方も動く』

 

了解です、マスター

 

「お冷のおかわりいかがですか?」

 

「お願いします」

 

その時南がその男の水を注ぎに行く

 

「チィ、あの野郎」

 

俺は2人に近ずく

 

「おい」

 

!!

 

「綾人先輩どうしたんですか?」

 

「靴に隠してるカメラ今すぐ壊せ」

 

!!

 

「な、何の事だい?」

 

「惚けるな、お前の靴にカメラが入ってるのは分かってる」

 

「巫山戯るな、僕がそんな事「なら靴を脱げ、俺が間違っているのなら頭でもなんでも下げてやる」………」

 

「希」

 

「何?」

 

「盗撮してる奴が居るから警察を呼べ」

 

「分かった」

 

希がバックヤードに戻って行く

 

「どうする?

今ならまだ間に合うが?」

 

「うわー」

 

ガン

 

そいつは俺の顔面を殴り逃げようとするが

 

「「「「綾人(南沢)(君)(先輩)」」」」

 

ガン

 

「1回は1回だ」

 

俺はそいつの肩を掴みこっちに向かせ腹を殴り気絶させる

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

お店も閉店し俺達はご飯を食べている

あの後警察が来て男を連れて行った

あの男は他の店でも同じ事をやっていたらしい

騒動があった為今日は早めに店長がお店を閉めた

 

「今日はみんな本当にありがとうね

お陰で何とかなったわ

お店の余り物で悪いだけどよかったら食べてね

南沢君も本当にありがとう」

 

「いいえ、今回は偶々きずいただけですから」

 

「綾人先輩顔大丈夫ですか?」

 

「あぁ、こんなの痛くも痒くもない」

 

「でも、赤いですよ

ちゃんと冷はないと」

 

「そうやで跡でも残ったら大変やで」

 

「あ、私奥から氷持って来ます」

 

「いらねぇよ」

 

「駄目よ、ちゃんと冷やしなさい」

 

「ことり私も行くわ」

 

南と絵里はバックヤードに入って行く

 

「ハァ、こんな物ほっとけばいいのに」

 

「アハハ、綾人君からしたら大した事ないかもしれないけどウチらからしたら心配なんよ」

 

「………」

 

「綾人先輩お待たせしました」

 

南が氷が入った袋を渡してくる

 

「…ありがとう」

 

「はい」

 

「あ、そうだ」

 

!!!!!!

 

「綾人先輩」

 

「何だ?」

 

「これから私達の事名前で呼んで下さい」

 

「ハァ、なんで」

 

だって絵里先輩達は名前で呼んでるのに私達は名字じゃあないですか?

 

「今さらいいだろう」

 

「駄目です

だって私達もう友達じゃあないですか?」

 

「……」

 

綾人は立ち上がり店を出て行く

 

「あ、綾人先輩」

 

「穂乃果待って」

 

絵里が穂乃果を止める

 

「なんで止めるんですか?

私綾人先輩に謝らないと!」

 

「安心しなさいアレは怒ってるんじゃあない」

 

「どうゆう事ですかニコ先輩?」や

 

「嬉しいやよ

ただ、その顔を見られたくないから出てっただけやよ」

 

「本当ですか?」

 

「「「うん」」」

 

しばらくほっときなさい

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「お、おはよう、穂乃果、ことり、海未」

 

そこには顔をそむけた綾人先輩が立っていた

 

「「「はい、おはようございます綾人先輩」」」

 

これが始まりの女神と俺との出会い

この後も色々あった修学旅行に体育祭等いろんな行事があった

 

だか俺の心は

 

このままでいいのだろうか?

 

このまま楽しい学生生活をしていていいのか?

 

犯罪者である俺が普通の人の幸せを味わってていいのか?

 

この時の俺に答えがわからなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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羽ばたく女神

時は流れ俺は3年生になった

それはいいがある出来事が9人の女神を生みそして俺は……

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「ハァァァァァ」

 

剣と槍がぶつかり合う

 

「投降しろ、真紅の亡霊

貴様は完全に包囲されている」

 

「隊長!慣れて下さい!」

 

そこには髪の長い女が割り込む

 

「リボルバーシュート」

 

魔力弾が真紅の亡霊に直撃し吹き飛び壁に激突する

 

「錬鉄召喚アルケミックチェーン」

 

鎖が現れ真紅の亡霊を縛る

 

「捕縛完了です、隊長」

 

「助かるアルピーノ、それにナカジマも」

 

「いいえ、お怪我の方は大丈夫ですかゼスト隊長?」

 

「あぁ、なんとかな

それより此奴を「トランザム」

 

真紅の亡霊のから大量の粒子が漏れボディが輝き鎖を引きちぎる

 

!!!

 

「まだ動けるのか?」

 

「切り札は最後まで取っとくもんだ?」

 

真紅の亡霊がノイズ混じりで言葉を話す

 

「此奴話せたの?」

 

「2人共ブーストを」

 

アルピーノが魔法を使おうとした時

 

「させるかよ」

 

真紅の亡霊は3人の前から消える

 

「「「速い」」」

 

真紅の亡霊はアルピーノの前に現れ斬り裂くそしてアルビノは壁に向かって飛んで行く

 

「メガーヌ!よくもメガーヌを!!」

 

「止まれ、ナカジマ!!」

 

ゼストの静止も聞かず真紅の亡霊に殴りかかる

真紅の亡霊も負けずに右手の剣で応戦する

 

 

だかナカジマもメガーヌ同様突然目の前に真紅の亡霊が現れ斬り裂かれ壁に向かって飛んで行く

 

「さぁ、まだやるか?」

 

「チィ」

 

ゼストは槍を構えるが動かない

 

「……流石ですね………ゼスト隊長」

 

 

真紅の亡霊は何かを呟くがゼストには聞き取れなかった

 

真紅の亡霊は右手の剣を下げ空に上がる

 

「……撤退したか」

 

「「……申し訳ありません隊長」」

 

そこにはボロボロの2人がゼストの元に来る

 

「…気にするな2人共大丈夫か?」

 

「「はい」」

 

「そうか……

研究所のデータを回収して我々も撤退するぞ」

 

「「了解」」

 

「あの戦い方何処かで…」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「綾人君無事か!」

 

スカリエッティから綾人に通信が入る

 

「はい、何とか

すいませんトランザムを使いました」

 

「……そうか

相手はあのゼスト隊

皆無事で良かったよ」

 

「博士今何処に?

今は管理外世界にある研究所に逃げたよ

しばらくは我々も大人しくする

綾人君、君もしばらくは大人しくしていてくれ」

 

「了解」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

翌日

 

『…体が怠い』

 

《トランザムの影響ですね》

 

『あぁ、でもあの時トランザムしなかったら捕まってた』

 

《ですね、流石はゼスト隊長達です》

 

『全くだよ

俺の魔法を使うとバレるし

トランザムが時間制限があるって見抜いて動かなかったし

今の手持ちの装備じゃあ限界か』

 

《博士に例の装備を頼みますか?》

 

『あぁ、悪いけど連絡よろしく』

 

《了解です》

 

俺がアストレアと念話していると

 

「綾人!」

 

「…なんだ」

 

そこには絵里と希が立っていた

 

「今から理事長室に行くから付いて来て」

 

「なんで?

理事長に何の用だ?」

 

「そんなの決まってる学園の廃校を阻止するのよ?

それの許可を貰いに行くのよ」

 

「行くのはいいがなんで俺も行くんだよ?」

 

「「綾人(君)が生徒会の役員だからよ」」

 

そう俺は生徒会の役員なのだ

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

コンコン

 

「はい」

 

「「「失礼します」」」

 

「どうしたの3人揃って」

 

「理事長廃校の話は本当ですか?」

 

「えぇ本当よ」

 

「どうしてですか?」

 

「そんなの生徒が少ないからに決まってるだろう?」

 

「綾人!」

 

「ですよね、理事長」

 

「えぇ、残念だけど南沢君の言う通りよ」

 

「共学にしてみたけどあまり効果はなかった

今年はUTXにほとんど生徒を取られてる

理事長だって本当は廃校になんかしたくない

理事長を攻めても何もならないぞ

理事長にちゃんとした案を出してから出直すんだなぁ」

 

綾人はそう言い部屋から出て行く

 

「「「………」」」

 

「理事長」

 

「何かしら?」

 

「すいませんでした」

 

「いいのよ、貴方達がこの学園をどれだけ大事にしてくれてるか分かったのだから」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「穂乃果これは何?」

 

「部活の申請書です」

 

「そう、でも認める訳には行かないわね」

 

「どうしてですか絵里先輩」

 

「部活動の申請は5人以上いないとできないよ」

 

「校内の部活は5人以下の部活もありますよ希先輩」

 

「申請してそれが1度部活と認められたら何人になろうと関係ないんだよ

それが例え1人でも」

 

「「………」」

 

「そうなんですか」

 

「それより私は3人に聞きたい事があるのだけど?」

 

「「「何ですか?」」」

 

「どうしてアイドル部なんて立ち上げるの?」

 

「それは廃校を何とかしたいからです

知ってます?

今、スクールアイドルって人気なんですよ」

 

「で、お前達がそれはをやって生徒を集めると?」

 

「はい!」

 

「なら例え5人集まっても認める訳には行かないわね」

 

!!!

 

「どうしてですか?」

 

「部活は生徒を集める為にやる物ではないからよ

変な事考えてないで残りの学校生活

自分が何ができるか考えなさい

それに生半可な覚悟でスクールアイドルをやるとか言わないで」

 

「「……」」

 

「私達そんな簡単に言ってないです」

 

「…なら貴方達に今から大勢の前で歌う度胸がある?」

 

「………」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「さっきのセリフ誰かさんに聞かせたい話やね綾人君」

 

「そうだなぁ、自分と同じ事やってる子がいたから教えるにしてももっと優しくやってやれよ」

 

「うるさいわね、希も綾人も一言多のよ」

 

「「その為に俺(ウチ)らがいるんだろう?」」

 

「2人で同じ事言わないで!」

 

「でも、ちょっと言い過ぎだよ

エリチ」

 

「……うん

でも、半端な気持ちでやって欲しくないのよ

そうでないとあの子に顔向けできないでしょう?」

 

「…そうやね」

 

「……」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「怒られちゃったね」

 

「そうですね、まさか絵里先輩があそこまで言うなんて」

 

「………」

 

「穂乃果ちゃん落ち込まないで」

 

「そうです、穂乃果の所為ではないのですから」

 

パン

 

「わぁ〜」

 

穂乃果考え事をしてると不意に誰かが穂乃果の頭に手を置く

 

「「「綾人先輩」」」

 

「何落ち込んでるんだよ」

 

「…だって」

 

「穂乃果」

 

「…はい」

 

「悔しいか」

 

「…はい」

 

「ならお前はどうしたい?」

 

「……私は」

 

綾人先輩はそう言い校舎の方に戻る

 

「綾人先輩!!」

 

綾人は振り向き穂乃果の顔を見て微笑む

 

「私やっぱりやります

絵里先輩に怒られるかも知れませんけど私もこの学園の為に何かやりたいんです」

 

綾人は再び校舎に戻る

 

穂乃果はその背中を見つめながら2人にお願いする

 

「海未ちゃん、ことりちゃん

私に力を貸して」

 

「うん、勿論だよ穂乃果ちゃん」

 

「頼まれなくても私はそのつもりです私も気持ちは穂乃果と一緒ですから」

 

「ありがとう2人共」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

翌朝生徒会室には何人かの影があった

 

「朝から何よこれ?」

 

「講堂の使用許可証です」

 

「ちょうど新入生歓迎会の放課後やね」

 

「何をする気?」

 

「ライブです」

 

「部活動をしていない生徒でも講堂は自由に使用できると生徒手帳に書いてありました」

 

「できるの?」

 

「できます」

 

「‥‥‥。」

 

「‥‥‥‥。」

 

「3人は講堂の使用許可を取りに来たんや

部活じゃあないのに生徒会がとやかく言えんよ」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「なんだこれ?」

 

廊下の掲示板にポスターが貼ってある

 

スクールアイドルグループ名募集

 

「スクールアイドル?」

 

「スクールアイドルを知らないのですか!!」

 

俺は眼鏡をかけた子に話し掛けられた

 

「スクールアイドルとは学校で結成されたアイドルの事です」

 

「あぁ、穂乃果達がやろうとしてる事か」

 

「今はUTX学園が人気ですね特に……」

 

 

女の子は俺の顔を見るなり固まる

 

「どうした?」

 

俺が女の子の肩に触れようとした時

 

「きゃー

誰か助けて!」

 

突然叫び出す

 

「おい、大丈夫か?」

 

俺が声をかけた時だ

 

「かよちんを虐める奴は凛が許さないニャー」

 

遠くから違う声が聞こえ

俺に向かって飛び蹴りをしてくる

 

「勘違いするな」

 

「勘違いも何もかよちんを泣かす奴は凛が許さない」

 

蹴りを回避し蹴りをして来た子は悲鳴をあげた子の前に立ち俺を警戒して来る

 

「かよちんこの人は?」

 

「えーと、スクールアイドルの事を教えてただけだよ

 

「…だって助けてって」

 

「…男の人ってきずかなくて

そのいつもの癖で……」

 

「「「……………」」」

 

「ご、ごめんなさい!!」

 

蹴りをしてくれた子は頭を下げる

 

「まぁ、別いいけど

ほら、もうチァイムが鳴るから早く教室行け」

 

「「は、はい本当にすいませんでした」」

 

2人は駆け足で教室に向かう

 

「綾人アンタ朝から何やってんのよ?」

 

「!ビックリした、いきなり声かけるなよニコ」

 

「そんなとこでボーとしてるアンタが悪いのよ

で何があったの?」

 

「あぁ、ちょっとね」

 

「まぁ、いいはそれよりこれは?」

 

「穂乃果達がスクールアイドルやるんだとよ

 

「生徒会が許可したの?」

 

「人数が足りてないから許可はしてない」

 

…分かった

教室行くわよ」

 

「ハイハイ」

 

俺達はその場を後にした

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「この音?」

 

遠くからピアノの音がする

 

〔どうやら誰かがピアノを弾いてるみたいですね〕

 

俺は音に惹かれ音楽室のドアの窓から覗く

演奏が終わり演奏者と目が合う

 

「何勝手に聞いてるのよ!」

 

演奏者は立ち上がり俺に文句を言ってくる

 

「ハァ?

お前が勝手に弾いて勝手に聞こえただけだ」

 

「た、確かにそうだけど立ち聞きとかいやらしいわね」

 

「別にたまたま聞いただけだろうが

それに聞かれたくないなら学校でやるな」

 

「「……」」

 

ガラ

 

「ハァ、ハァ、ハァ」

 

「穂乃果?」

 

そこには息を切らした穂乃果が立っている

 

「アレ今の演奏綾人先輩が?」

 

「俺じゃあないこの子だ」

 

「あなた!!」

 

「え、ちょっと何」

 

穂乃果は演奏者に詰め寄って行き話をしに行く

俺はそのまま離れて行った

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

数日後

 

「この後4時からμ'Sファーストライブやります」

 

「「お願いします」」

 

私達は今日念願の日を迎えた

この日の為に毎日練習して来た

流石に満員は無理かもしれないけど見に来てくれる人が楽しんでくれればそれでいい

 

「お、頑張っとるね」

 

「希先輩」

 

「はい、希先輩も1枚どうぞ」

 

「ありがとう、でも、今日ちょっと用事があって少し遅れるかも」

 

「そうなんですか…

ライブの途中でもいいのできてください」

 

「分かった、必ず行くよ」

 

「お願いします」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「だ、誰か助けて」

 

そんな声が聞こえ俺は後ろを向くと見覚えのある子が引きずられていた

 

「おい」

 

「はい、どうしました?

ってこの前の先輩」

 

「眼鏡の子に用があるんだけど?」

 

「かよちんにですか?」

 

「あぁ」

 

「わ、私がどうかしましたか?」

 

「お前アイドル好きなんじゃあないのか?」

 

「そうなのかよちん?」

 

「う、うん

行ってもいいかな?」

 

「いいに決まってるよ

なら早速行こうかにゃー」

 

「ちょっと待って凛ちゃん

開始は4時からだよ」

 

「そうなの?

じゃあそれまで他の部活見に行こう?」

 

「うん

先輩もライブ行くのですか?」

 

「あぁ、友達を連れて行くよ」

 

「そうですか

それではまた後で」

 

かよちんって子と猫語の子は

 

「さて俺はアイツを連れて来るか」

 

俺はある人物を迎えに教室に向かった

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

コンコン

 

「はい」

 

「入るぞ」

 

俺は今ある部屋にいる

その部屋はたくさんのポスターとDVDが並んでいる

 

「…何しに来たの?」

 

「穂乃果達の所に行かなくていいのか?」

 

「行くも何も行く必要がないわよ

アイドルのアの字も分からない癖にライブ何て「言いたい事はそれだけか?」…何がよ?」

 

「もう一度言ってやる

言いたい事はそれだけか?」

 

「どうゆう意味よ!」

 

「お前、あの子達が羨ましいだろう?」

 

「羨ましくなんか…」

 

「嘘だな、お前は穂乃果達に嫉妬してるんだよ」

 

「…分かった様な事言わないで

私があの時どれだけ悔しかったなんかも知らない癖に

偉そうに言わないで!!」

 

「確かに俺にはお前の悔しさは分からない

だから?」

 

「だからって」

 

「羨ましかったらそんな風に怒らないだろう?」

 

「あ……」

 

「ニコ」

 

「な、何よ」

 

綾人は怪しい笑みを浮かべ私に近ずくそして

 

「よっこいしょ」

 

私を抱えたのだ

 

「何すんのよ!!」

 

「そんなの決まってるお前を講堂に連れて行くんだよ」

 

「連れて行くって

私は行かないって言ってるでしょうが!」

 

「知ってるだからこうやって持ってるんだろう」

 

「離しなさい、馬鹿!」

 

「嫌だね

ほら行くぞ」

 

「イヤーーー」

 

俺達は講堂へと向かった

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「どうしよう…」

 

此処まで来たはいいがいざ入ろうと思うと……

 

「ハァ、何やってのよ」

 

「それはコッチの台詞だ」

 

 

「誰?」

 

私は後ろを振り向くと赤い髪の人と何故か抱えられてる人がいた

 

「あ、この間覗き見してた奴!」

 

「誰が覗き見だ

あれは勝手聞こえただけだろうが」

 

「…綾人アンタ何やってるのよ」

 

「貴女こそ何やってるのよ?」

 

「見て分からない?

此奴に無理やり連れて来られたのよ」

 

「………」

 

「それより、お前此処に何しに来たんだよ?」

 

「それは……」

 

「……そうゆう事か

喜べニコ、お前に新しい仲間ができたぞ」

 

「…アンタ何言ってるなよ?」

 

綾人は1年の子に近ずくそして

 

「はい、2名様ご案内」

 

「ちょっと何するのよ!

離しなさい!」

 

「断る、自分じゃあ行けないなら俺が連れてってやるよ」

 

「先輩何してるんですか?」

 

眼鏡っ子と猫語の子がやって来た

 

「見学はどうだった?」

 

「楽しかったですよ」

 

「それよりこれはどうゆう状況ですか?」

 

「時間がないからライブが終わったら話すよ

入るぞ」

 

「「はい」」「「だから、私は行かないって言ってるでしょう」」

 

「ハイハイ、お前らの意見は却下します」

 

俺は講堂の扉を開けた

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「…え」

 

壇上の幕が上がった時私はショックを受けた

 

満員じゃあなくていい少なくてもいいから私達を見て欲しかった

なのに……

 

「穂乃果…」

 

「穂乃果ちゃん」

 

2人の声に覇気がない

やっぱり2人もショックなんだ

 

「ありがとうね」

 

「「え…」」

 

「私2人がいなかったら多分このまま泣いて終わりだったと思う

でも、今2人が居るから泣かずにいられるだと思う

結果はこんな形になっちゃったけど

まだチャンスはあるよ

次こそ此処を満員にする

だから力を貸して海未ちゃん、ことりちゃん」

 

「もちろんです、次は此処を満員にしましょう」

 

「私も力になれる事があるなら全力でやるよ」

 

「…ありがとう」

 

「…次に向う前にとりあえず今やるべき事をやったらどうだ?」

 

!!!

 

講堂の扉が開きそこからは男の人が入ってくる

何故か両手には人を抱えて

 

「ちょっと綾人いい加減離しなさいよ」

 

「そうよ、何処触ってるのよ」

 

「ハァ、お前達の残念ボディなんか触っても何とも思わないから安心しろ」

 

「「ざ、残念ボディですって」」

 

「俺に否定して欲しいなら絵里か希くらいになってから言えよ」

 

「「…………」」

 

「ニコ先輩、真姫ちゃん」

 

「かよちんアレって両手に花なのかにゃー?」

 

「違うと思うよ凛ちゃん」

 

「花陽ちゃん、凛ちゃん」

 

「ちょっと希引っ張らないで!」

 

「いいから早く行くで」

 

遅れて希と絵里がやって来る

 

「お待たせ穂乃果ちゃん」

 

「………」

 

「希先輩、絵里先輩」

 

「ほら、客がいるだやる事があるだろう?」

 

「綾人先輩、はい見てて下さい」

 

「「「私達のライブを」」」

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

〔マスター、何を思い出しているのですか?〕

 

「……ちょっとな」

 

「彼女たちの事ですね」

 

「…あぁ」

 

〔マスターは彼女達といると表情が柔らかくなるのですぐに分かりますよ〕

 

「そうか、お前には隠し事は出来ないな」

 

「当然です、私は貴方の翼で剣なのですから」

 

「そうだなぁ、頼りにしてるぜ

相棒」

 

「はい!

そろそろ時間です、マスター」

 

「あぁ、行こうかアストレア」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




1年組の絡みが適当でごめんなさい


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