喰種捜査官 比企谷 (名無しのどん兵衛)
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始まりは唐突
「
それは、私と私の周囲の人間が喰種による直接的な被害を受けていないから言えることかもしれない。
実際マスメディアによる喰種に関する報道がされて、いつ・どこで・だれが・どのように、被害にあっていたとしても、それは壁を挟んだ向こう側のこととしか考えない。
しかし、彼らは確かに存在しているのである。彼らは人間を装い、欺き、そして喰う。
彼らは虎視眈眈と私たちを狙っているのである。それは、今この文章を読んでいるあなたのすぐ傍にいるのかもしれない。
少しでも身の安全を求めるなら、人を常に疑うことだ。友達・クラスメイト・恋人・同僚・近所の住民、血のつながりの無い人間すべてを疑うべきである。
故に私は親しい他人を作らない、他人を信じること無かれ。だから私は妹を信じ、愛している。小町マジ天使」
目の前の椅子に腰掛け白衣を羽織った女教師は、ため息を吐き
「
「現社の授業で課題として出された作文ですね」
「出された課題は、ニュースを見て、調べたことを書くものだったらしいが、この舐め腐った作文はどうかと思うぞ。担当の先生から生徒指導の私に困り顔で渡された私の気持ちを考えてみろ」そして再びため息を吐く。
俺は白衣の女教師こと
「すみませんでした、考えてみると思った以上に切なくなって」平塚先生はうなずきながら聴き
「でも、さすが平塚先生は周りの人たちから頼られていますね、教員として長いだけあって貫禄が違ぃ シュッ! ふぇうあ!?」
頬に空気の流れを感じてようやく、平塚先生が席を立ち拳を振り切っていることを確認した。
「一度目は警告だ、次は当てる」
「は、はイっ!(まったく拳が見えなかったぞ)」上ずった声で返事をする。
「まったく、女性が気にしていそうなことには気をつけたまえ。その死んだ魚のような目はただでさえ、印象が良くないのだから」
「魚類なら喰種に食われる心配も減りますね」
「呆れた屁理屈だな。比企谷、おまえには罰として奉仕活動をしてもらう」三度ため息を吐き、平塚先生はそう言った。
「(奉仕活動?メイドがご主人様に~自己規制~して~自己規制~を~自己規制~するみたいな?というか)平塚先生この短い間に3回もため息を吐くなんて幸せがにげますよ。ため息ばかりの女性は男性からも敬遠さr「
「次は当てると言ったはずだが?」
「俺が
「(さりげなく、4部にして若さアピールか?)いえ、家で猫は飼っていますが、手首から先にのみ性的興奮を感じたりしないので勘弁してください」
「大丈夫だちゃんと治る」
「漫画ですし、怒りのドラドララッシュは元どおりには治らないじゃないですか(リーゼント=年齢&恋愛関係なのか)」
「じゃれ合いも終わりにしよう。ついてきたまえ」
「どこへですか?」
「おまえが所属する部活の部室だ」そう言い平塚先生は先を歩き、俺はその後ろについていく。
これが俺、
一話で燃え尽きたぜ
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新たな始まりは過去から来る
広い講堂にはスーツを着た多くの人間が並び集まっている。これほど人がいるのに、浮かれた学生のような私語は一つとしてない。
静かではあるが決して無人故の静けさではなく、講堂にいる一人ひとりが各々の熱い思いを秘め、その思いが体から立ち上るように存在を主張している。
そんな人たちの中に場の空気に馴染んでいない俺がいた。
壇上に一人の男が現れ話し始めた。偉い髭のおっさん――名前を忘れた訳ではない、ホントに忘れた訳じゃないんだからね!――が溌剌と話し始めた、力にあふれた言葉はマイクがなくとも講堂に響き渡るだろう。
「
髭のおっさんは名前を呼び始め
「
それに呼応するかのように一人また一人と壇上に上がっていく。
「比企谷 八幡」
俺の名前が呼ばれた。
「はい」そう返事をし、まるで卒業式のようだと思いながら、前に呼ばれた連中と同じく壇上へ上がっていく。
おっさんの前まで来ると、激励の言葉を受け、紙切れを渡されて
「比企谷 八幡、貴殿を本日付で三等捜査官とする」とそう告げられた。俺は頭を下げ壇上から降りていき元の場所へと戻っていき、おっさんは次の名前を呼んでいく。
俺の意識はこの場から離れ自分の中に、あの時へと沈んでいった。
~高校卒業数日後 夜~
三年生であった俺も卒業式を迎えたことで高校生でも大学生でもない中途半端な状態になっていた。
ちなみに、大学は私立文系で早々に決めたため周りの連中を嘲笑うかのように、余裕を見せていた。もちろんやれるだけのことはしたし、自分の限界では無いかもしれないが、また同じだけ努力しろと言われてもできる気がしない。
奉仕部の面々とは、ぎくしゃくとしたものの今は関係も悪くなく、部員や他のやつとも割と頻繁に連絡を取り合っている。平塚先生の恋愛はどうなるのか(悪寒が!)、
そんなことを自室で考えていると「一階にカステラがあるよ、お兄ちゃん一緒に食べよー」どうやら
リビングに行くと小町がカステラを用意していた。
俺は冷蔵庫を開け「小町何飲む?・・・・・・!?」衝撃の事実に直面した。
「私はホットミルクにしようかな、ちなみにホットなところが小町的にポイント高・・・ってお兄ちゃんどうしたの?うなだれてるけど」
「無いんだ、Maxコーヒーがまったく無いんだ。常備しているはずの粉すらない、俺はあの粉がないとダメなんだ不覚だ」
「お兄ちゃんその言い方は危ないよ、というかカステラを食べるっていうのにMaxコーヒーなんてダメだよ、カステラの味分からなくなるよ」
ああ、プンスカしてる小町も可愛いなぁ
「小町すまない、俺はちょっとMaxコーヒーを買いに行ってくる」
「お兄ちゃん、もう十時過ぎだよ危ないよ」
心配してくれる小町は可愛いなぁ
「大丈夫だってすぐ帰るから」
「お兄ちゃん不審者と間違えられるかもしれないんだよ」
「・・・・・大丈夫だ、問題ない」
妹の言葉に少し傷つきながらも、俺は
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終わりもまた唐突
「三月と言ってもまだ寒いなぁ」小町のお兄ちゃんがとっても心配だから行かないで光線に耐えてMaxコーヒーを買いに出たものの、三月も入ったばかりで夜なら尚更寒いのである。
「ひな祭りって詐欺だよな、なんか暖かそうな雰囲気を醸し出してるのに実際はこんなに寒いんだから」歩きながら独り言を呟く。
「ひな祭りと言えば女の子のお祭りって聞いてたから、小五の三月三日にクラスの女子に「今日、女の子の日でしょ?」って聞いたら害虫を見るような目で蔑まれたな」ボッチに独り言が多いのは常識である。
「ここテストに出るぞ!」そして何度も呟くのである。
俺は近道である大きい公園を突っ切ることにした。
昼間は遊具も多いため賑わうこの公園は、木が多く植えられているくせに街灯が少ないという、夜には不審者パラダイスになりそうな公園で、女性はまず暗い時間に通ることがない。
木々に囲まれた場所を抜けると、急に明るくなったように感じた。空を見上げるとほぼ真円に近い綺麗な月が浮かんでいた。
「綺麗な月だな、雪ノ下や由比ヶ浜に写メとって送ってやるか」俺にしては風情のあることをいいながら、雪ノ下と由比ヶ浜に送信した。
「さて、小町も心配するし急いでMaxコー ピロン♪ ヒー?」今メールを受信した音がした気がした。
確認のため俺はもう一度二人にメールを送った、耳を澄ましていると「ピロン♪」また鳴った、聞き間違いじゃない。
音は小さいけど確かにさっきも聞いた音だった。今まで歩いてきた公園が急に怖くなってきた、それ以上にサーっと血の気が引いていくのをかんじた。
受信した音が聞こえたということは、そこに二人のかもしれない携帯電話があるのだから。
俺は耳をそばだてながらも、雪ノ下に電話を掛けた。周囲からは新たに発生する音は聞こえない、木々のざわめきだけだ。
「比企谷君、き、急に電話を掛けてくるなんて「すまん、また掛け直す」え?ちょっt」雪ノ下は出たので直ぐに通話を切り、由比ヶ浜に掛ける。
「♪~~♪♪~~♪」由比ヶ浜の設定していた着うたが聞こえる。俺は音の聞こえる方に駆け足で進む。
もしかしたらドジな由比ヶ浜が昼間に携帯電話を落としただけかもしれない。しかし由比ヶ浜の見た目は少しビッチっぽいが可愛い少女だ、危ない連中の標的にされる可能性は十分にある、不審者パラダイスと冗談で考えていたものが現実味を帯びだした。
音源に近づく途中で音が途絶える、向こうから切られたようだ。しかし十分に近づけた、音は公衆トイレの向こう側から聞こえていた。
俺は嫌な考えを振り切るように公衆トイレの向こうに側に走り出た。
「由比ヶ浜!」そう言いながら出た俺は、片腕の無い明るい髪をした女性が血まみれで倒れているのを見つけた、頭はうつ伏せなのに体は仰向けになっている。生臭いような辺りの臭いに吐き気がしたが、よく見ると
「由比ヶ浜・・・じゃ・・無い」
「えっ?ヒッキー?」奉仕部でよく聞いた明るい声が聞こえた。横たわり、ピクリともしない女性の傍に立ちキョトンとしたアホ面をさらすのは、いつも奉仕部でともにすごした由比ヶ浜
いや、決していつもの彼女では無かった。
彼女にしては珍しい全身真っ黒な服装に、左手には仮面のようなものを、右手には人の腕だけを持ち、口元は血でべっとりと汚れていた。
そして何より彼女の両目は白目の一切ない真っ赤な目をしていたのだ。
喰種は人間の身体能力の何倍もの性能を秘めている、喰種の本来の目は赫眼と呼ばれる真っ赤な目をである、喰種には一体一体に各々の赫子と呼ばれる武器を持つ、そんな喰種特番で胡散臭い評論家が何度も言うことが頭の中をリフレインしていた。
「ひ、ヒッキー」小さな掠れた様な声で目の前の彼女が俺に近づき呟く。
そして喰種は
俺は無意識のうちに後ずさっていた。後ずさる俺を見て彼女はとても悲しそうな顔で
「そうだよね、ヒッキーは人間で私は
「あっ・・・ちが・・・・」俺の口からは否定の言葉が出ない。
「なんで私は喰種に生まれちゃったんだろう。人間だったらもっと優美子たちや、周りのみんなともっと仲良くできたかもしれないのに、もっと八幡君の傍にいれたのに」そう言葉を吐き出す彼女の赤い瞳からは、人間と変わらない透明な涙がこぼれ赤い頬を洗い流した。
「(俺はなにをしているんだ!)由比ヶ浜は、結i「少年が喰種に襲われているぞ!」ゃない」俺の絞り出したようなか細い声は後ろから近づいてくる人の怒声にかき消された。
「
「比企谷君、さようなら(大好き)」さよならとともに、人間には持ち得ない身体能力で去っていった。
俺は後ろから駆けつけ声をかけてくる男たちの声を聴きながら意識を手放した。
もう、終わってもいいぐらいの満足感
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始まりの理由
髭のおっさんによる再びの激励と〆の挨拶により喰種捜査官任命式は終了し、俺は場違いに感じていた空気からようやく解放されると、肩の力を抜いた。
喰種対策局
喰種対策法を背景に活動する国の行政機関。英語名「Commission of Counter Ghoul」の頭文字から通称「CCG」と呼ばれている。主な活動内容は喰種の捜索および駆逐で、捕食殺害事件で身寄りを失った児童の保護なども行っている。
これはWik○pediaにも載っている情報であるし、案外Yukipediaさんならより詳しく知っているかもしれない、欠点としてはU○cyclopediaのように心に来る鋭さを持っているであろうことだ。彼女は群れようとせず一人だけでがんばろうとするので、喰種対策局をも嫌っているのであろう。事実、嫌っていた。
話が逸れたが、俺の任命された喰種捜査官はこの喰種対策局に所属している国家公務員である。国家公務員なのである(どやぁ)
国家公務員だから安定した収入で定年まで勤めて、老後はのんびり第二の人生を楽しめるかといったら大間違いである。
喰種捜査官は銃器やクインケと呼ばれる武器を用いて喰種を駆逐することが一番大きな役目である。
こちらに武器があるとはいえ、喰種は基本的な身体能力が人間の何倍もあり、喰種のみが体内に保有する赫包から赫子と呼ばれる捕食器官を作りだし武器として扱うのである。
ゲームなら「チートや!チーターや!」と言われコントローラーを投げられるような相手と戦うのである。
そのため、喰種捜査官は殉職率が高い。定年退職するまで戦えるような人はいないのであろう、いたら捜査官の方が化け物である。
そんな危険な仕事に就くのは、それ相応の理由があるものたちばかりだ。
両極端な例だが、人一倍正義感が強く世のため人のために戦うことを決めた者だったり、
友人を、家族を、愛する人を喰種に奪われた故に復讐を決めた者だったりする。
確かに、親を喰種により失う子供は後を絶たない。
だが、俺の理由はそのような御立派なものじゃない。俺は正義感にあふれた人間じゃ無いし、家族は健在だし、妹は可愛いし。
俺の理由は、由比ヶ浜を捕まえることにある。殺すためでは無い、話をするためだ。
由比ヶ浜と会えたとしても彼女は、きっとあの夜のように逃げ去ってしまうだろう、話をする為にも力がいる、彼女を逃がさないように捕えるクインケもあるかもしれない。
そして、捕えたら彼女にあの夜ちゃんと伝えられなかったことを伝えねばならない。
簡潔にすれば、女の尻を追っかけ捕まえる為に捜査官になったということで大丈夫だ。
講堂からはどんどん人が減っていく、「比企谷」俺もそれにならって立ち去ろうとしたら声を掛けられてしまった。
俺の名を呼ぶのはアカデミーの同期かつ主席の真戸 暁であった。
「比企谷は何処に配属された」
「二十三区、
「そうか、私は有馬班だ。おたがい精進してつとめよう」
「ああ」
そう言って真戸は立ち去った、彼女の言葉簡潔で余分な所がない。急いている訳では無いのだろうが、時間の無駄を嫌っている。
俺も必要以上のことを話す――相手もいないが――性質じゃ無いので彼女とはアカデミーでも関わりがあった。
「さて、俺も千之さんに挨拶に行きますか」
真戸を追うように、俺も独り言とともに講堂を後にした。
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始まりの相棒
五区にあるアカデミーの講堂で任命式を終えた捜査官の雛たち――白鳩的な意味で――は各々で自分が配属された支部に連絡を取りパートナーになる上司との接触を図ることになっている。
面倒な手順ではあるがパートナーとの結束力などをを早くに形成するために、そのように決められているらしい。
喰種捜査官は基本二人一組で行動している。喰種は人間以上の身体能力があるが、情報を処理する脳みそが二つあるわけじゃない。
一対一では無く、二対一で戦うことによって、人間は喰種とわたり合うことができるようになる。
ただし例外は存在する、上位捜査官と呼ばれる、上等捜査官・准特等捜査官・特等捜査官である。
ずば抜けてすごいのは、
有馬 貴将特等捜査官は若くして特等捜査官に上り詰め、CCG最強の捜査官と呼ばれている。
いくつかの伝説があり、中でも多くの准特等・特等捜査官を殺害したSSSレートの隻眼の梟と呼ばれる喰種を二等捜査官時代に撃退しているのである。本当に人間なのか疑わしい人物であり、睨まれでもしたら俺は引きこもりになってしまうだろう。『CCGの死神』なんて呼ばれているんだ、怖すぎるだろ。
俺は講堂を出てすぐ空いたスペースで二十三区の支部に連絡を入れる、周りには同じように連絡をいれているのだろう同期たちが数人見える。
数回のコール音の後、若い女性の声が携帯電話から聞こえた。
「こちら喰種対策局二十三区支部です。ご用件は何でしょうか?」
「私は、本日付で喰種対策局二十三区支部に配属される、比企谷 八幡三等喰種捜査官です。パートナーとなる千之
「比企谷・・・はい、千之准特等から言伝を預かっています、読み上げますね『こちらから迎えに行きます、アカデミーの東棟にカフェがあったはずです、そこで落ち合いましょう』言伝は以上です。よろしかったでしょうか?」
「はい、ありがとうございました。これからそちらでお世話になりますので、よろしくお願いします。では、失礼します」
「はい、こちらこそよろしくお願いしますね」女性は爽やかな挨拶とともに電話切った。
俺は今急いでいる、何処へかと言うと東棟のカフェへである。
これからパートナーとなる上司を待たせるのは、誰でもわかることである。なり立てとはいえ、俺も喰種捜査官であるちょっと走ったぐらいでは息もきれない。すぐにカフェへと到着した。
しまった、俺は千之さんの顔を知らないぞ!
カフェへ到着し困りキョロキョロとしていると「比企谷君、こっちだよ、こっち」とくぐもった低い声で呼びかけられた。
すぐ声のした方を向き、一人の男性が席に座っているのを見て俺は
「千之准特等であられますか、私は比企谷三等捜査官です。これからお世話になりますがよろs・・・!?」俺は声を失った。
そこにいたのは席に座った三十代後半であろう男性は、四角い眼鏡とスーツを着こなし少しだけ愛嬌のある顔をしていて、
「どうしたの比企谷君? 固まっちゃって?」
なぜか、口いっぱいに豆大福をくわえていた。
「はあ、おいしかった。豆大福には日本茶があうね、やっぱり」
千之准特等は口内の豆大福を食べ切り、おそらく自前であろうポッドから日本茶をだし飲みそうしみじみと呟いた。
場には日本茶の香りと、どう切り出していいのかわからない空気が漂っていた。
「あの私は比k「うん、聞いてたよ比企谷捜査官だよね、僕のパートナーになる」・・・はい」
またもや、ちゃんと言えなかった。
「僕が何食べてたか気になるよね? あれは豆大福だよ、豆大福といっても『群○堂』のだよ護国寺駅の近くの。五区にこれたから久々に食べれたよ。僕は甘味が好きなんだけど、田井中が「甘いもの取りすぎだ」って煩くてね、ああ田井中ってのは同じ二十三区の捜査官で」
俺の初めてのパートナーは甘い物好きな、よう喋るおっちゃんだった。
少しずつでも、文字数ふやせたらいいな
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