これはひどい暗殺教室 (芝書き)
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第1話 転生?の時間

処女作です。オリ主が嫌いという人は回れ右した方がいいとおもいます。


第1話 転生?の時間

 

ぬ、天井

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「知らない天井だ。」

この世界の俺のセリフはこの一言で始まった。

某アニメの某少年のセリフを真似ただけだが、やはりしっくり来た。

俺の名前は夢水海斗(ゆめみずかいと)前の世界じゃ一般的な高校生だ。

何故俺がこんなとこで寝てるかって?難しい質問だが答えるのは至極簡単だ。俺は転生したんだ。

おいおい、こんなこと言うからって頭のおかしいヤツとか厨二病とか思わないでくれよ?本当のことなんだぜ?

まあ簡単に言うとだな、神様に頼んだんだよ。世界がつまらんもっと面白い世界に連れてけっつったらあとはAmazonに商品注文する要領でここにきたわけよ。

んでも肝心のなんの世界に来たのかおもいだせないんだよ。

神様もルーズだなー。

さぁ自己紹介はこれくらいにしてこの世界を楽しむZE☆

んでもって布団から起きてみるんだが…

「ん…あれ?」

早くも俺は異変に気付いた。

目線が少し低いのだ。

本来俺は身長が180ほどあるはずだが明らかに5.6㎝低いのだ。

疑問が引っかかったまま居間に行くと机の上に書類と筆記用具、印鑑があった。

「学校の転入届か…ん?これ中学のじゃねーか!」

なるほど、謎が解けた。俺は中学生の体になっていたのか。

「んで…俺はどこの中学にはいるんだ?…ってなんて読むんだこれ?く…ぬ…ぎ?椚ヶ丘中学か!ということは

ここは暗殺教室の世界か!」

確かに刺激的な世界だ。カレンダーを見ると3月こりゃ都合がいい。E組であれば自分も活躍できる。

エ◯ァの世界だったらほとんどモブだっただろうからな。

こうとなれば話が早い。早速書類を書き上げた。

その時家のインターホンがけたたましくなった。

急いで出迎えるとそこには自分よりも少し背の高い、オールバックで目つきの悪い男が立っていた。

お!この人は烏間先生だな。威圧感がすごいな。

「私は防衛省の烏間だ。君が夢水海斗君だね?」

男はそう尋ねた。

「はい。防衛省の方がどうかしましたか?」

俺は物怖じせずに返事をする。

「君の転入先について話にきた。すこしいいかな。」

「わかりました。どうぞ上がって下さい。」

フッフッフまさかこれは俺は暗殺者としてすげー期待されているのかぁ?

そんなことを考えつつ烏間先生を居間に案内する。

「少し待ってて下さいお茶いれますんで。」

「お構いなく、すぐに帰るので。」

ぶっきらぼうに答える先生。

「では話を聞きましょうか。」

俺は先生に向かい合って座る。

「単刀直入に言う。君には椚ヶ丘中学のE組でこいつを殺してほしい。」

先生はタコのような懈怠な生物の写真が写された指名手配書のようなものを取り出して言った。

「はぁ…殺せるんですかこれ?」

わざとらしく聞いてみる。

「現時点ではこいつは軍隊でも殺せなかった。」

「なるほど、ですがそんな生物を俺なんかが殺せるのですか?」

「君は稀代の魔術師だと聞いているだからその実力を買って話を持ってきた。さらに中学生とあればさらに都合がいい。」

ん?ちょっとまて、稀代の魔術師だと?俺はそんなものになった覚えはないぞ?

「え、ええわかりました。とりあえずこの椚ヶ丘中学校に転入すればいいんですね?」

「話が早くて助かる。ではまた後日。」

そういって烏間先生は帰っていった。

ってオイオイ!ちょっと待てよ俺が魔術師だと?そんなもん使いかたもわからねぇよ!でも使えなかったらこの話はチャラだろうなー…、どうしよう。

と、とりあえずなんかやってみよう!

えーと、あれだ魔術師といえばF◯teだ!士郎のやってたやつやってみよう!

「投影ー開始!」

「…………。」

「ゼッン然ダメじゃんかよーもーどーすりゃーいーんだあー!」

じゃっじゃああれだ!ケリィのやってたあれだなんだっけ?

あーわかった!やってみよう!

「Time alter―double accel!」

ビュン!!!

「おっ!できたんじゃねーのか!?」

なんとかこれは出来るみたいだ。

とりあえず固有時制御と肉体強化と多少の錬金術が出来ることがわかった。

さすが俺だ。使えなかったらどーしよーかとおもったZE☆

とにかく、魔術は多少使えることがわかったし今度は武器調達だ。

何故武器が必要かって?そんなもん殺せんせーを殺るために決まってるじゃないか。

いくら刺激的な世界でも地球が吹っ飛んだらそこでおしまいだからな。

まぁ、すぐ終わってもつまらないんだけどね。

そして俺は机の上の通帳を確認した。驚くことに自分の資産は10億を超えていた。

これ殺せんせー殺さなくても一生生きてけるんじゃねと思ったが、気にしたら負けだ。

そういえば今思ったがこの世界の俺も両親はいないようだ。

元の世界でも両親は事故で他界してしまっていたので気にしていなかったが。

とりあえず金はある。これで武器調達が出来るな。

俺はおもむろにパソコンを開きインターネットに接続しヤフオクを始める。

望みの品が丁度あったので即決価格で落札する。

「よーし、届くのが楽しみだぜ。」

気がつけばもう外が暗くなっていた。

俺は明日からも頑張るため今日は寝ることにした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ー朝六時ー

テーテーテーテーテテッテーテーテーテーテーテーテテッテーテーギューーーウィーーーーーーンギューーーウィンウィンデーン ふと〜目をさましたー♪

カチッ

ムクリ

「あ〜あ、よく寝た。やっぱ目覚ましはLUNA SEAに限るな〜。」

こうして俺の1日が始まった。

とりあえず今日は家の近辺を探索することにした。

今俺が住んでる家は駅から近い一等地で学校からも近かった。

古風な武家屋敷だが前の世界でも同じ間取りの家に住んでいたので特に不自由しなかった。

スーパーがあったのでしばらくの食料を買って帰った。

家に帰ると先日ヤフオクで落とした品が届いていたので早速開封することにした。

「さーて、衛宮切嗣といえばこの銃でしょ!」

俺が取り出したのはデジコン・ターゲット。

F◯te/zeroで衛宮切嗣が使用していたトンプソン・コンテンダーのガスガンだ。

何故俺がこれを買ったのかというと別に固有時制御が使えるからって衛宮切嗣のコスプレをしたいわけではない。断じて。

このデジコン・ターゲットはデジコン社が生み出した悪名高い銃なのだ。

単純構造、中折れ式、カート式、という点から改造して威力を高める輩が多く出たため絶盤にまで追い込まれたトイガンなのだ。

無論俺も改造してつかうのだが。

暗殺教室は一応10巻あたりまで読んでたからわかるがその先からは未知数だ。

まぁ俺が何しようが話は進むのだけれど。

漫画の中ではエアガンの対先生弾やナイフを使って生徒が先生を殺そうとしていたが…。

おそらくあれば電動ガンだろう、だとしたらスピードが足りない。

こいつの出力を限界まで上げれば実弾同等のスピードで対先生弾を撃ち出せる。

だがこれでもマッハ20の化物にはかすりもしないだろう。

つまり狙い時は現時点まででの物語で一番動きが鈍った時、おそらく沖縄で足を7本失った時の状態が一番チャンスだ。

あの時は確かギャルゲーの主人公とツンデレスナイパーが狙撃をしたが完全防御形態になってかいひしたんだっけ?

まぁいいや、とりあえずその時まで出さなければ殺せんせーまさか銃弾と同等の速さの対先生弾が飛んでくるとは思わないだろう。

それにそれ以降も殺す機会がありそうだしな。

さて、三日後は始業式だ。

とっとと準備してこの世界を満喫しよう。

「待ってろよ!E組ライフ!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

三日後

要らない何も〜捨ててしまおう〜君を探し彷徨うuh〜mySoul〜♪

カチッ

「お〜よく寝た〜。やっぱ目覚ましはB'zだな!」

いよいよ始業式の日が来た。

俺は洗面台に行き顔を洗い歯を磨いた。

「そういえば長髪は受け継がれてるんだな。」

高校に入ってから髪を伸ばし長髪にしていたのだがさすがに中学生では恥ずかしいので後ろで縛った。

「お、なかなかいいじゃん。」

気に入ったのでこのままにしておこう。

朝食のパンをくわえ新聞に目を通す。

内容は月蒸発の件で持ちきりだ。

まあ俺はその犯人に今から授業を教わりに行くんだけどね。

そして俺は制服を着玄関で靴を履き、家を後にする。

「楽しみだぜ!」

 

 

 

続く

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




このくだらない小説を読んでくださった方本当にありがとうございます!
僕はこれが処女作なので中々上手く書けませんがよろしくお願いします。
この小説はアニメを見てたら思いつきました。
最終回までかけるかわからないけど応援してくれたら嬉しいです!
夢水海斗のプロフィールも作りました笑
夢水海斗
身長 176㎝
体重 58kg
好きな教科 日本史
苦手な教科 家庭科
将来の夢 教師(日本史) (本人は認めていない)
100億円手に入れたら とりあえず甘いものを食べる。


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第2話 一目惚れの時間

第2話です
投稿は多分不定期となります


第2話 一目惚れの時間

ー、襲来

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

椚ヶ丘中学校ー

「はぁっはぁっ…。」

なんなんだよこれっ!思ったより道のりが長げぇ!

E組の校舎は裏山のてっぺんにあり距離は1キロほどある。

よくE組の連中はこんなとこに登校するなーやっぱ体力あんのかな。

言い忘れていたが俺は運動音痴だ。

50メートル走では大体8秒台という鈍足、球技大会ではボールを顔面にぶつけて一回戦退場なんてザマだ。

だが今回の俺は違う。なぜなら固有時制御と肉体強化の魔術が使えるからだ。

フッフッフ…体力測定での50メートル走は固有時制御使って4秒で走ってやるぜ!

おっとまてよ、やっぱ怪しまれないように普通にやったほうがいいな。下手に手の内見せびらかすとマークされかれねぇな。

「ふーっやっと校舎についたぞー!」

よし、じゃあ早速E組の皆様とご対面だぜ。

すると、ウォークマンの曲が変わる。

おっ!L'Arc-en-Cielのready steady go!じゃないか!

今のタイミングにぴったりじゃねーか!

ready steady go!は直訳するとよーい、ドン!という意味だ。

さーて入るか!

「うぃーす!失礼しゃっす!」

「………。」

ん…?俺なんかまずいことでも言ったか?

あー!そうかここはエンドのE組だった。ここにきたことを悲しんだり悔んだりしてるからこんな暗いのか。

なんか悪いことしたな…。

とりあえず俺は自分の席を探す。

えーと…あっ!ここだな。

俺の席は教壇から見て一番左つまり廊下側の前から二番目だ。

あれ?あの席はメガネ(爆)が座ってたよな?違ったっけ?

あーなるほど、俺というイレギュラーな存在のせいで席順も微妙に変わったってワケか。

とりあえず、座っとこ。

すると隣の女子が喋りかけてきた。

「あれ、見たことない顔だね?転校生?」

えーと…この娘はだれだっけ?……あっ思い出した!ポニーテールと乳だ!

「うん、今年度から転校してきた。名前は夢水海斗。」

ちなみに俺は女子と喋ったことがほとんどない。というか女性恐怖症だ。触ると手が溶けると思ってる。

「そっかぁ!私は矢田桃花!よろしくね、海斗君!」

ダメだ…死にそうだ…。確かに目の前の娘は可愛いよ。

色々とデカイし…。でもダメなんだよ〜俺は〜〜〜〜〜〜!

実は俺は中学生の頃告白した女子が実は男だったことから女性が信じられなくなった。

「う、うん…よろしくね。矢田さん。」

俺は彼女を苗字で呼ぶことで遠回しに話しかけないでとつたえたが…。

「え〜!桃花でいいよ〜!ってゆうか名前でよんでよ〜海斗君〜!」

神様〜俺殺せんせー殺す前に殺されそうなんだけどどーしたらいいー?

いや!悩んでても仕方ない!俺が気持ちよく暗殺する為にも女性恐怖症は克服せねば!

とりあえず!この!グラマーJCと!仲良く!なろう!

思いっきり自分に言い聞かせる。

「わかったよ…桃花…でいいんだろ。」

よ!よし!いえたぜ!やったぜ俺!こんとんじゃないこ!

(えなりかずき調)

「やったぁ〜名前で呼んでもらえた〜♪とこで海斗君何聞いてるの?」

「………………L'Arc-en-Ciel……。」

「ラルクかぁ〜honeyくらいしか知らないなぁ」

「……他にもいい曲あるから聞いてみなよ…Blurry Eyesとかおすすめだよ…」

「うん!今度聞いてみるよ!」

うんうん、悪い娘じゃないみたいだ。

じゃ、一番肝心なところを

「なぁ、ひとつ聞いていい?」

「ん?なあに?」

「君って本当に女の子?」

「へっ?どういうこと?」

俺は彼女に昔あったことをすべて話した。何故か彼女には素直に言えた。

「へぇ〜そんなことがあったんだ。大丈夫私はちゃんと女の子だよ!証拠みせてあげよっか?」

「なっ////」

何言ってんだこの娘は!セクハラ発言だぞこれは!ダメだ!ダメだ!ダメだ!あ…でもちょっと見たいかも…。

…いやいやいや!

「いや…遠慮しとくよ…初対面こ人間にそんなこと言わないほうがいいよ。質問したのはこっちだけど。」

「海斗君はカッコイイからいいかなって♪」

「そういう問題じゃないだろ!」

キーンコーンカーンコーン!

おっと長話してたらもんこんな時間か!お待ちかね殺せんせーとのご対面タイムだ。

「とにかく!今後こうゆう発言は他人には控えろよっ!

そんなんで襲われて人生台無しにしたらダメだからなっ!」

「やーん!海斗君カッコイイ〜!」

くそっ!調子狂うぜっ!………でも、なんか…スッキリした気がする。久しぶりに人としゃべったからかな?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「と、言い訳で私がE組の担任を務めさせていただきます。

俺たちの目の前に立っていたのは、破壊される前の月のようにまん丸な黄色い頭の触手が多量にはえた不定形生物だった。

とりあえず感想をのべようか…タコだなあれは!

もうそれしか言いようが無かった。

いやーなんかさー思ったより滑ってんなーあの触手。

とまあなんかあれきたりな感想になったのでこれまでにしておこう。

まあとりあえずは記念すべき始業式が終わり、もう帰る時間だ。

うーんあれを殺すのかー…難しそうだ…

とにかく今は帰ろう。

一応俺は転校生として紹介されたのだが、殺せんせーの圧倒的なインパクトによって俺はあんまり目立たなかった。

それでもクラスのみんなとは多少仲良くなれた。

特にギャルゲーの主人公こと千葉君とは元軽音楽部同士ということもあり話が弾んだ。

まぁ、最初はこんなものかと思い帰り支度をととのえると…

「海斗くーん!一緒に帰ろー!」

…嘘だろ?

「なんで他の友達と帰らないんだ?」

「だって海斗君と帰りたいんだもん!」

ぷくぅっと頬を膨らませる仕草は可愛いのだが状況が掴めん。

「そもそもなんで俺なんだ?このクラス俺よりもカッコイイやつうじゃうじゃいるぜ?それに恋人でもないやつと帰っても嬉しくないだろ?」

俺なりに最大限フォローしたはずだ。俺なんかと居たってろくなことがない。

「恋人じゃダメ?」

なんでやねん!

いやいや順序が違うだろ普通!なんで知り合いも友達もすっ飛ばして恋人なの!?

「ダメっていうか…なんで俺?」

「そっか…やっぱ私じゃ…」

「いやそーじゃねーんだよ!違うんだよ!泣かないでよ!

えーとさ、えーと、だから…さ?なんで俺が恋人とかそんな感じになるの?」

「だって…海斗君のこと好きだから…。」

なんぞこれ?俺はラブコメの世界に来たわけじゃねーぞ?

ちゃんと少年ジャンプの暗殺教室の世界に来たはずだ。

性年ジャンプではないはずだ…。まぁいいや理由を聞こう。

「わかった…君が俺のこと好きなのはわかった。だけど何故初対面の俺なんかが好きなんだい?」

別に一目惚れされるなんて柄じゃないからな。

「それは…この間助けてもらったから…。」

助けた?なんぞやそれ?

「ごめん。俺はそのこと覚えてないんだ。なにがあったんだい?」

「やっぱり覚えてないよね。すぐに倒れちゃったから…。」

あ。

思い出した。

あれは転入届を出した後のことーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『ひゃーもー真っ暗だなー。吉◯屋寄って牛丼買って帰るかー。』

俺は暗くなった夜道を歩いていた星空が綺麗な夜だった。

そこに暗闇でよく見えないがなんかにーちゃん2人と1人の女性が騒いでいる。

『ヨォネェちゃんいい体してんなwww』

『やっ!やめてください!』

『やわらかぁいwww』

『きゃっ!』

あーありゃ完全に嫌がってるな。どーしよ助けてやりたいけど女性怖いしなー。助けたら燃えそう。

あ!そーだいいこと思いついた!魔術の練習がてらアイツらをぶっ飛ばしてあとは固有時制御で逃げれば多分燃えないだろう。そうと決まりゃ善は急げだ!

『なっ?いいだろ?ベッドでの君は多分凄いぜwww』

『いやっ!誰か助けて!』

『俺たちがいるヨォwww』

『ヘイ!ユー!』

『『⁉︎』』

まずは固有時制御で速度あげてー。

『Time alter―double accel!』

んでもってお次は肉体強化で〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

殴る!!

ドゴッ!!

『へぶしっwww』

『ワア!?ニイちゃん!?て、テメェェェェェ!!!』

ブンッ!!

飛んできた拳を〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜躱す!!

『Time alter ー triple accel!』

ヒュッ!!

『ナニィ!?』

そしてさっきと同じ要領で〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜殴る!!

メメタァ!!

『あべしっwww!!』

ドタっ!!

よしっ!あとは逃げるだけってあれ?なんかめまいが?

バタッ!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そうか!あの時魔力切れで倒れたのか!

あの後確か護衛についてた防衛省の人に助けられたのか。

あー思い出した思い出した。

あの時助けたのはこの娘だったのか。

「思い出したよ。あの時助けたのはきみだったんだ。」

「うん…遅れちゃったけどあの時はありがとうございました。」

「いいよいいよ。好きでなったことだし。」

「あの時ね?助けてくれた海斗君に一目惚れしちゃったの。しかもその人が自分と同じクラスでしかも隣の席なんだからこれは運命なんじゃないかとって思って。」

「そうか…わかった。君の気持ちはよく理解した。」

「えっ…じゃあ!」

「だけどまだ恋人は早すぎるな。お互いのことがまだ全然わかってない。とりあえず友達から始めようぜ?それでもいいかな?」

「うん!わかった!改めてよろしくね!海斗君!」

「ああ!よろしく!桃花!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

こうして俺の椚ヶ丘中学校の1日目は終わった。

今日でとりあえず二つのことがわかった

一つ目は殺せんせーを殺すのは思ったより大変だということ。

もう一つは女性を触っても手は溶けないということだった。

 




第2話です。
いきなり話が飛びすぎですね笑
サブタイトルが殺せんせー、襲来なのに殺せんせーのセリフが一言しかない笑
とりあえずヒロインを登場させたかったので強引に推し進めました笑
こんな小説ですが応援してくださる方いたらよろしくお願いします!


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第3話 ロベルタの時間

第3話です。まぁ気まぐれに投稿していきます。


第3話 ロベルタの時間

鳴って欲しくない、電

3

話 話

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

結局、俺は桃花を駅まで送っていった。

途中で何回か桃花が話しを振ってきたが、俺はなんて答えたらいいかわからずただ相槌をうっていた。

そんなこんなで俺たちは駅に着いた。

「あ!海斗君。メアド教えてよ!」

メアドか…こっちの世界に来てから誰も連絡帳に登録してないしな。それは寂しいので俺は快く受け入れる。

「いいよ、赤外線でいいかな?」

「うん!帰ったらメールするね〜♪」

彼女は太陽が輝くような笑顔を見せ、俺に自分のアドレスを送った。

「じゃあまた明日ね〜!」

「ああ、また明日。」

そうして俺は駅に背を向け帰路につく。

さて…。

なんっじゃこりぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!

何だ?何だ?何だ?何なんだよ今日は!

ただ隣の席の女子と喋ってメアド交換しただけじゃないかぁぁぁ!

違う!違うんだよっ!俺の目的は暗殺だよ!

とりあえず今日は様子見だから良いとしてなんかやってること変わってないか?

まぁ、いいや…とにかく帰ったら明日からの作戦を練ろう。

1日目からイレギュラーな事件が起こってるようじゃ話にならねぇ。

このままじゃ予定してた時には暗殺できないかもしれない。

それどころが俺の知ってるストーリーとはかけ離れたものとなる可能性も出てくる。

…デジコン・ターゲットは常備しておいた方が良さそうだな。

それに桃花を助けた時のようにすぐに魔力切れしてちゃダメだ。鍛錬をしないとな…。

ともかく!こんなよくわからないシナリオでは読者様も離れちまうってもんだ!

修正できるところは自分で修正しないとな。

すべてはゼーレのシナリオ通りにってな!

よーし、やる気がでてきた!帰ったら早速鍛錬だ!

ーーその夜、海斗は桃花からマシンガンメールをくらい、ろくに鍛錬できませんでしたとさーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

翌朝ー

「HRを始めます。日直の人は号令を!」

担任のタコさんが朝のHRを始める。

「き…起立!」

今日の日直の性別こと渚君が号令をかける。

いやー、昨日話したが本当に女の子みたいだなー。

でも、心の方は男のようで安心したよ。

「気をつけ!!」

ガタッ!

渚君の号令でみんながエアガンを構える。

俺はコルトガバメントを握っている。

まあ、今は適当に打てばいいだろうどうせ当たらないし。

一応射撃には自信があるのだが、それを発揮するのはホルスターにしまってあるデジコン・ターゲットを構える時でいい。

「れーーーーい!!!!!!」

ドパパパパパパパパパパパパパパパ!!!!!!!

この号令でみんなが一斉発射する。

「おはようございます。」

もはや分裂してるのではないかと思うほどの残像を残しながら対先生弾を避けている。

俺も適当とはいえどそれなりに狙っているのだがマジで当たらない。

くそッ!弾が遅いっ!こんなもん目でも追えるぞ!

「遅刻なし…と素晴らしい!先生とても嬉しいです!」

いや、標的にほめられもねぇ。

「残念ですねぇ。今日も命中弾ゼロです。」

「数に頼る戦術は個々の思考を疎かにします。目線、銃口の向き、指の動き、一人一人が単純すぎます。…まぁこの手の攻撃では殺せないとわかっていてワザと手を抜いていた人も1名ほどいましたがねぇ。」チラッ

え?ま…まさかもうばれてる!?こいつはまずい、マークされたかも…。

「やはりもっと工夫をしましょう。でないと…、最高時速マッハ20の先生は殺せませんよ。」

ヌルフフフ…と触手人外生物にはお似合いの不気味な笑い声を先生はあげた。

HR終了後ー

「今日もダメだったね。」

隣の桃花が俺に話を振る。

「そうだな。やっぱりあのスピードじゃ当たらねーよ。」

特に差し支えなく返事を返す。桃花と話すことはだいぶ慣れたみたいだ。

ただやっぱり他の女子はダメみたい。

でも桃花以外とも喋らないとなー、桃花とだけ喋ってるというのもおかしい。

「そういえば先生1人だけ手を抜いてるって言ってたよね?

あれって誰なのかなー?もしかして海斗君?」

げっ、鋭いなぁ。とりあえず適当にごまかそう。

「それは違うよ、俺もう必死で撃ってたし…。」

「そっかぁ…。本当に殺せるのかな?あの先生。」

「わからないな。あとさ、別に俺の名前呼び捨てでいいよ?なんか俺だけ呼び捨てってのもやだし。」

「え〜?もう海斗君って呼び慣れちゃったよ〜。」

「ごめん、それでも俺はそっちの方がいい。」

「んーわかった。じゃあ海斗って呼ぶね!」

「うん、やっぱりそれがしっくり来る。」

「えへへ…。」

さーて、桃花との雑談も終わったし、昨日買って机に入れといたスッパ◯ーチョでも食べよかなー♪

そう思って机の中を覗いた俺は固まった。

「………無い…。」

確かに机に入れたはずのとっておきがないのだ。

「どうかしたの?」

桃花が異変に気付いた、だがもう遅かった。

「…俺のスッパ◯ーチョ食ったのは誰じゃー!!!!!!」

俺の怒りは爆発した。

「あ、授業中に食べるといけないので先生が食べておきました。」

犯人は事もあろうに殺せんせーだった。

「こんのタコォォォォォォォォ!!!ゆるさんっ!!!」

ドパパパパパパパパパパパパパパパ!!!!!!!

俺は両手にエアガンを構える。

そのまま殺せんせーに向かって大発砲だ。

「にゅやっ!?」

俺の異変に気付いた殺せんせーはダッシュで逃げる。

「皆さん!今日は自習とします!!私は急いで避難しますのでっ!」

「逃がさんっ!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

昼休みー

「奴は……何処だ…?」

ズンズンと廊下を徘徊する今の俺は例えるならばブラックラグーンのロベルタだ。

まるで殺人ロボットのように目を光らせている。

red fractionがかかればバッチリだが、今はそんなことを考える余裕はない。

しかし、時間も時間だそろそろ飯を食わなければ俺もまずい。

仕方がなく教室に戻る。

「あ!海斗おかえり〜。」

友達と弁当を広げた桃花が俺に声をかけた。

「あれっ?みんな弁当なのか?学食はーー」

はぁーーーー!しまったあぁぁぁぁぁ!!!E組には学食なぞ存在しなかったんだアァァァァ!!!!!

ミスった…。料理が壊滅的に下手な俺は弁当を持ってきていない。スッパ◯ーチョも取られた…、これじゃ今日俺飯ナシじゃんかよ。

「え…?もしかしてお弁当わすれたの?」

コクッ

頷くしかなかった。

「じゃあ、私のお弁当わけたげよっか?」

「まじで!?あ…でも桃花の分が減っちまうよ。」

「いいよ全然!何も食べてない海斗の方がかわいそうだもん。」

おおーありがたい…。天使がおるよここには…。

「私のも分けてあげるよ!」

おお!君はゆるふわクワガタの倉橋さんだな!

「私も!」

えーと君は、すごいサルの岡野さん!

女子ってこんな優しかったんだ…。

「え…えと、その…。」

「あれっ?どうしたの?」

「別に緊張しなくてもいいよ?」

いや、そうじゃないんだけどな〜。

「あっ!二人とも海斗はあまり女子と喋るのになれてないんだよ。」

「そうだったの!?桃花ちゃんとはフツーに喋ってるじゃん!羨ましい〜!」

「そうだったんだ。ごめんねー。」

「ありがとう桃花…。」

「いいよいいよ!海斗が困ってたら助けてあげなくちゃ!」

「…今度飯奢る…。」

「あと、倉橋さん、岡野さん、ありがとう…。」

「全然いーよ!私達も一緒に食べる人が増えて嬉しいし!」

「そうだね〜。」

そうか…。みんな優しいんだなぁ。

「わ…私のも分けてあげます…。」

「「「「……。」」」」

どこからともなく触手が伸びてきた。

その先にはさらに乗った麻婆豆腐が乗せられていた。

「もう怒ってないから出てきなよ先生。」

「先ほどは失礼しました…。」

申し訳無さそうに出てくる殺せんせー。

「もういいよ、机の中に入れた俺も悪いんだし。それに麻婆豆腐は俺の大好物だよ。」

これは本当だ。

「ありがとうございます。先生も一緒に食べていいですか?」

「もちろん!みんなもいいよね?」

「「「うん!」」」

こうして、俺はなんとか昼飯にありつけた。

てかこの麻婆豆腐まじで美味いな!

今度また持ってきてもらおうかな。

 

つづく

 

 

 




第3話です。
主人公がマーボーであることが判明しました笑
今回は会話がおおめでした。
女子のセリフがむずい!
次は海斗の魔術とデジコン・ターゲットを使った戦闘シーンを組み込んでいきたいと思います。
そういえば、劇中でいろんな曲がでてくる予定なのでこれからはその話で出てきた音楽をアーティスト名と曲名をあとがき欄に書いていきます。
とてもいい曲ばかりなので聞いてみてください!
曲リスト
アーティスト名 曲名 小説中での登場
第1話 LUNA SEA storm 朝の目覚まし
B'z love phantom 朝の目覚まし
第2話 L'Arc-en-Ciel ready steady go! 始業式にて

曲名のみ L'Arc-en-Ciel Blurry Eyes 海斗のおすすめ曲
mell red fraction 海斗の大暴れのシーン


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第4話 デジコン・ターゲットの時間

風邪でしばらく書けませんでした。すみません。
第4話です。
今回は海斗がデジコン・ターゲットを抜きます!


第4話 デジコン・ターゲットの時間

 

 

マーボー、食した後

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

みんなとの昼食が終わった後、俺はトイレで用を足す。

そこに寺坂とその取り巻きがやってくる。

 

あれっ?あいつらはこれから渚君のとこに行くんじゃなかったっけ?BBバクダン渡しに。

そんなことを考えていると、寺坂が話しかけてくる。

「夢水…だったな、一緒に暗殺の作戦練ろうぜ。」

 

なるほど、渚君がやるはずだった作戦は俺がやることになったのか…。

 

「別に構わないよ。でもまあ、俺に相談するんだから大方自爆テロとかなんだろ?」

 

俺がそう意地悪そうに言うと寺坂達はかなり驚いたようだった。そりゃそうだな自分達が考えてたことを当てられたんだから。

 

「よくわかったな、そうだ。このBBグレネードを持ってやつに近ずくだけでいい…。スイッチは俺が押す。」

 

なるほどな…、それで実行犯を自分にし賞金を自分のもんにするわけか。俺はただの道具か…。

 

「わかった。だがこの作戦が失敗した時は俺が追撃を加えるがその一撃で倒した場合は賞金は俺のもんだぜ。」

 

「ふん、それで殺れるならな。しくじんなよ、夢水君。」

 

チッ…いけすかねぇ野郎だ。さて…、最初のチャンスだ。まずこいつを殺せんせーの前で炸裂させても奴は月一の脱皮を利用するだろう。その直後奴はおそらく天上に張り付いているはずだ。そこをデジコン・ターゲットで狙い撃ちすりゃいい。

たとえかわされたとしてもまだチャンスはいくらでもある。

それに脱皮はかなりのエネルギーを消費するようだから動きもかなりにぶってるはずた。唯一恐れるのは完全防御形態だが…。多分この時期になることはないだろう。万が一完全防御形態になった時のために烏間先生に高速ロケットでも手配してもらおうかな。

とりあえず俺は5時間目の授業にむかった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「お題に沿って短歌を作ってみましょう。ラスト7文字を『触手なりけり』でしめてください。書けた人は先生のところへ持って来なさい。チェックするのは文法の正しさと触手を美しく表現できたか、できたものから今日は帰ってよし!」

 

触手を美しく表現とか難しすぎだろ。多分一流の詩人でも難しいぞ…。

 

「先生しつもーん!」

 

そんなことを考えていると小柄の女子が殺せんせーに質問を投げる。

おお、あれは永遠の0!!でも多少は胸あるみたいだな。

桃花は中学生か疑うほどでかいが…、別に悲観することでもないと思うな。

 

「ーーーなんならみなさんでつけてださい。今は課題に集中ですよ。」

「はーい。」

 

プシューーー

お!来たな。チャンスタイム。本当に顔が薄いピンクに成るんだな。

ガタっ

俺はゆっくりと席を立った。一応短歌も完成している。

さあ、処刑タイムだ、殺せんせー。

 

「お、もうできましたか夢水君。」

 

ザッザッザ

俺は殺せんせーのもとまで歩いていく。

ここだ!

俺は対先生ナイフを思いっきり振り被る。

ドッ!!

俺の腕はいとも簡単に止められる。

 

「…言ったでしょう、もっと工夫を…。」

 

ガシッ

俺は殺せんせーにしがみつく。

 

「しまっ…!」

 

バァァン!!!!

 

今だっ!

 

 「Time alter ―― double accel!」

 

ダンッ!!

俺は地面を蹴りつけバックステップをする。

ホルスターからデジコン・ターゲットを抜き、殺せんせーのいる天上に向かって構える。

 

「いっぺん死んでこい。」

 

ドン!

どこぞの赤ん坊ヒットマンの真似をしながら殺せんせーに向かって起源弾…ではなく対先生弾を放つ。

改造したことにより、このデジコン・ターゲットの初速は秒速300メートルだ。ほぼ実弾と同等である。

ドタッ!

俺はバックステップの反動を抑えきれずに受け身を取る。

さて…殺れたか?

殺せんせーの居た天井を見る…ん?居ない…。

ビチビチビチビチッ

床には殺せんせーの触手が一本転がっていた。

 

「ふーっ。危ないところでした、触手を1本犠牲にしなければあたっていましたよ。」

「!?」

 

振り向くと俺の後ろに殺せんせーが立っていた。

むー、まだまだ余裕そうだな。今回は失敗か…。

まぁ、これでおわっちまったらこのままエンドのE組のままだしな。とりあえずよしとしよう。

 

「寺坂君達から頼まれた自爆テロをするフリをして改造ガスガンを放つ作戦はとても上出来でした。が、彼でなければ大怪我をしていたかもしれません。これは先生としては許すことができません。私は君たちには危害は加えませんが君たちの家族や友達は別です。次にこのような暗殺を行えばその人たち…いっその事君たち以外を地球ごと破壊しましょうかねぇ。ヌルフフフ…」

 

みんなは震えていた。そりゃそうだ。こいつは月をも破壊した、その事実からして今の言葉は嘘ではないはずだ。

まぁ、俺には家族も居ないしこのクラス以外の友達もいないから別に問題ないんだけどね。

 

「それと、夢水君、中学生がガスガン…しかも改造物とはあまり先生としてはあまりいいものとはいえませんねぇ、まあ今回は多めに見てあげます。決して人に向けたりしないように。」

 

「わかりましたよ…。先生。」

 

俺はデジコン・ターゲットをしまう。

さっき打った時わかったが速すぎる弾速のせいでだいぶ弾道がズレてたみたいだ…後で改良するか。

ざわざわ…ざわざわ…。

あ…。今思い出したがここは教室だ今の一連の行動がみんなに見られているのを忘れてた。

俺はゆっくりと席に戻る。

 

「ねーねー、さっきのなんだったの?」

 

案の定桃花が話しかけてくる。

どうしようかな…。

 

「えーとだな…それは…。」

 

「実は夢水君は私を殺すためにこのクラスに送り込まれた魔術師なんです。」

 

「「「なんだってーーーーーー!?」」」

 

なんか殺せんせーが説明してくれた…。てか知ってたのかよ!

 

「そうなの!?海斗?」

 

「ん…まあ、な…。」

 

「すごーい!それって杖でどかーん!とかやるやつ?」

 

「物によっちゃできないこともないけど…元々戦うためのものじゃないからね。」

 

「それって私にもできるの?」

 

「うーんどうだろーなぁ才能次第ってところかなー…今度教えてやろうか。」

 

「えっ?いいの?」

 

「いいよ。別に大丈夫だと思う。」

 

「やったぁ〜!ありがとぉ!」

 

「うわぁ!抱きつくなぁ!蒸発する!」

 

「いいじゃん〜!蒸発したりしないって♪」

 

「青春ですねぇ〜。」

 

「青春なのか…?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

帰り道ー

 

なんか今日はどっと疲れた…。

桃花を駅まで送り俺は家に向かっていた。

そういえば桃花が今度弟のお見舞いに一緒に来て欲しいっていってたな。

確かE組に落ちた理由もそれなんだっけ…、いい子なんだな…。やっぱり俺は彼女を支えてやるべきなのか……ってイヤイヤイヤ!俺じゃダメだろ!もっとさ!優しくて面倒見のいいやつじゃないとダメだろ!ったく何を替えてんだ俺は!

ズンズンと歩いていく。

家に着いた時はもう暗くなっていた。

ど◯兵衛をすすって、鍛錬して、桃花とメールして寝た。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

朝6時ー

テーレレテーレレテレレテーレレテーレレテーレレテレレテーレーテーレレテーレレテレレテーレレテーレレテーレレテッテッテッテッテ dreamin!アスファルト泥だらけのクーツ溢れ!カチッ

 

「おお、いい朝だ。目覚ましはBOΦWYに限るな!」

 

こうして今日も俺の暗殺ライフがはじまる。

 

 

 

 

 




読んでいただきありがとうございます!
第4話でした。風邪で投稿が遅れました申し訳ありません。
今回は少し少なめです。
また感想等あればよろしくお願いします!
因みに海斗の短歌も書いときます笑
”醜くく殺めにくきもの、例ふるなら、触手なりけり,,
今話の曲
曲名 dreamin' アーティスト BOΦWY シーン 朝の目覚まし。


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第5話 ナイフの時間

第5話です。
カルマ登場です。
とりあえず頑張って書いて行きますよ!


カ 第5話 ナイフの時間

マ、心のむこうに

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(ねえ?きみなんていうの?)

 

(わたしとーかっていうんだ!あなたは?)

 

(ぼくはかいと!よろしくね!とーかちゃん!)

 

(うん!よろしく!かいとくん!)

 

(桃花〜帰るわよ〜!)

 

(あ!ママがよんでる! またね!かいとくん!)

 

(うん!またね!)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーー海斗!海斗!」

 

「んぁ?桃花か。どした?」

 

なんかすごい懐かしい夢を見てたきがする。

 

「もう授業終わったよ!暗殺に行こ!」

 

「ん…なんだもうそんな時間か…。」

 

気がつけば時計は3時半を回っていた。

前の世界でも俺は授業中によく寝ていた。

それでも成績が良かったのであまり気にしていなかったが。

 

「よし。じゃあ行こうか!」

 

「うん!」

 

そうして俺たちは殺せんせーの暗殺に向かう。

……それとあと、昨日から俺の記憶がどうもおかしい。別に一般的なことや基本的な事は大丈夫なのだが、どうも暗殺教室のシナリオに関する記憶が抜け始めているようなのだ。

つまりこの世界においてこれから起こることがだんだんわからなくなっているということだ。これはもしかしてマブ◯ヴの夕呼が言っていた量子因果理論なのか!?ということはつまりこの世界においてイレギュラーな物…ようは俺の暗殺教室に関する記憶が抜け始めているのか!

だがこれは止めようがないな…。まぁ深いことは考えるなということか…。

まぁ、いいや!とりあえず暗殺だ。

 

ガサゴソ

 

「いたいた」

 

雑木林を抜けるとそこには、可愛らしいペンギン型のかき氷機でかき氷を作っている一匹のタコが居た。

 

「今日のおやつは北極の氷でかき氷だとさ。」

 

「いやてか北極なのにペンギンってどうなんだよ…。」

 

「行くぞ。」

 

「殺せんせー!」

 

「かき氷俺らにも食わせてくれよ!」

 

そういえばお前金魚食うんだよな、磯貝。

あれはちょっと引いたわ。

 

バッ!!!!

 

全員が一斉にナイフを抜き殺せんせーにおそいかかる。

しかし、俺は平均以下の跳躍力なので少し遅れをとる。

 

ババッ!!!

 

ヒラリ

 

「!?」

 

白…でした…。

運動音痴のおかげでまさか桃花のパンツを見てしまうとは…、いやこれは事故だ。俺は何も見なかった。そうしておこう。そうしなければ俺は今ここで粉砕☆玉砕☆大喝采してしまう。

 

「笑顔が少々わざとらしい、ゆだんさせるにはたりませんねぇ。」

 

全くこの先生は、速すぎたろ…。

 

「こんな危ない対先生ナイフは置いといて…。」

 

「「「「えっ…!」」」」

気がつくと俺たちのてには対先生ナイフ…ではなくチューリップが握られていた。

 

「花でも愛でて、良い笑顔から学んでください。」

 

「ん?」

 

…とここで凛として説教…だっけ?コードネームまであやふやになり始めたぞ…。

とりあえず片岡メグさんだったよな。この人もうなんかネ◯ロのアイに似すぎなんだよな

〜。まさかテロリストじゃないよね?

とまあ片岡さんが異変に気付く。

 

「てゆうか殺せんせー!!この花クラスのみんなで育てた花じゃないですか!!」

 

「にゅやっ!?そ、そーなんですか!?」

 

殺せんせーの顔色がみるみるうちに青くなる。

 

「ひどい…殺せんせー、大切に育ててやっと咲いたのに…。」

 

気がつくと隣の桃花が目に涙をためている。

やべぇ!何とかして止めねぇと!

 

「わーバカ!泣くな!泣くな!殺せんせー!急いで新しい球根買って来てくれ!」

 

「わっわかりました!」

 

ビュンッ!

 

シュバッ!

 

「買ってきました!」

 

「急いで植えるぞぉ!!」

 

ザクザク

 

「ホラッ桃花、今から植えっから泣くなって!」

 

「うん…。ありがと海斗…。」

 

完全に俺のミスだ…。わかってたんだから防げたはずなのに。

ダメだ…。俺のせいだ、俺が泣かしたんだ〜。やっぱり俺…最低だ。

桃花が俺なんかのことを好きでいてくれてるんだからせめて泣かせたくないと思っていたのに…。

 

「ゴメン。桃花。」

 

「海斗は何も悪くないじゃん!」

 

あ、思考がだだ漏れちまった。

 

「…今週の土曜、弟さんのお見舞い一緒に行くよ。」

 

「えっ、ありがとう!弟も喜ぶよ!」

 

「そうなのか?」

 

「うん!もちろんだよ!」

 

よかった。なんとかなった…。

さて…んじゃこれから殺せんせーの罰ゲームタイムだな。マインドクラッシュとかならすぐに殺せるんだけど…。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「どうだ、夢水君奴はどうなっている?」

 

そう言ってくるのは烏間先生。

 

「ダメですね。触手一本なら破壊できましたが…。」

 

「なるほど。それで…あれはなんだ?」

 

「ハンディキャップ暗殺大会だそうです。花壇を荒らしたので。」

 

「これはもはや暗殺といえるのか…?」

 

「さぁ…?」

 

今殺せんせーは木からロープで吊るされたところをエアガンやナイフで攻撃され続けている。それをヌルヌルと器用によけている。

 

「どうだい?渚君。」

 

わかりきった質問だが俺は渚君に問いを投げる。

 

「うん…完全にナメられてる…。」

 

ですよねー。うん 、完全に顔がシマシマだもんな。

 

「ヌルフフフ、このハンデをものともしないスピードの差。君たちが私を殺すなど夢のまた…」

 

ボキッ!

 

「「「「あ…。」」」」

 

殺せんせーが吊るされていた木の枝が折れその体が地面に横たわる。

 

「いまだー!!殺れぇーー!!」

 

「にゅやーーーーーっ!!しまった!!!」

 

おお…。これでも攻撃が当たらないのか…。流石は超生物だ。ただ…。

側から見るとスゲーことになってるな。

ドシュッ!

あ、逃げた。

 

「…明日出す宿題を二倍にします!」

 

俺もかよ!!

やっべ、巻き添えくらった。

明日巨乳物のエロ本持って俺の分だけでも交渉しにいこう。

 

「ねーねー海斗〜。」

 

「ん、桃花か、どした?」

 

「百億円手に入れたら何に使う?」

 

「…デュエルディスクを開発する…。」

 

「え…?何それ?」

 

「いや、ただの独り言!忘れてくれ。桃花はどうするの?」

 

「うーん…まずは弟の療養費かなぁ。」

 

「優しいんだな桃花は、人のことを第一に考えられるのはすごいことだよ。」

 

そう言って桃花の頭を撫でる。

正直じんましんが出るかもしれないと思ったが、奇跡的に何も起こらなかった。

あれっ?桃花の顔が赤い!もしかして俺に撫でられてじんましんがでたのか!?

 

「ごっごめん!嫌だった?じんましんでちゃってるよ!」

 

「〜〜〜〜〜〜////海斗のバカッ!////」

 

あ…いっちゃった。やっぱじんましんだったんだな。嫌われちゃったのかな…。

すると烏間先生がこちらにやってくる。

 

「クラスにはだいぶ馴染めているようだな。」

 

「ええ…、おかげさまで。」

 

「それは良かった。…あまり元気がないようだがどうした?」

 

「ちょっと今フられちゃいましてね。」

 

「そうか…。女心とはわからんものだな。」

 

「同感です。」

 

「それはそうと明日からは俺もここの教師として君らを手伝うことになった。よろしく頼む。」

 

「そりゃ助かります。戦力増加にもなるし。何より貴方は優秀な教官としても有名だ。」

 

「そうなのか?俺はよく知らんが。」

 

「まぁ、いい教育者は得てしてそうゆうもんですよ。一部を除いてですが…。」

 

俺は飛行機雲を出しながら飛んでいく超生物を見やった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

全く…体育は俺にとって地獄でしかないよ。

なんせ運動音痴が浮き彫りになるからな。

一応、動体視力やバランス感覚、柔軟はすば抜けているのだが、それ以外はからっきしだ。ハンドボール投げとか1メートルだったし。

 

ただ、このナイフを振るだけだったらかなり楽だ、持久力には自信がないが。

 

「磯貝君、前原君、そのナイフを俺に当ててみろ。」

 

烏間先生がクラスでも運動能力の高い二人を指名する。

 

「え…いいんですか?二人掛かりで?」

 

二人掛かりでってナメすぎだろ。

烏間先生はプロ中のプロだぞ、当たるわけないだろ。

 

予想どおり2人のナイフの切っ先が烏間先生を捉えることはなかった。

まぁ、少なくとも俺には無理だけどな。

 

「次ッ!夢水君!」

 

はっ?俺?

 

「はっはい!」

 

「君も俺にナイフを当ててみろ。」

 

い…いやぁ〜無理っすよ。

運動神経抜群の2人でも無理じゃんかよ。俺にできるわけないだろ!

 

「本気でかかってこい。」

 

烏間先生が不敵に笑う

…つまり俺に魔術を使えと、そうゆうことなのか?

 

「わかりました。本気でいいんですね?」

 

ならやってやるよ。本当ならそこで茶を啜ってる奴に手の内を晒したくないところだが、こうなっては仕方がない。

クラスの連中の注目も集まっている

こりゃやるっきゃねぇ!

 

「じゃあ行きますよ。」

 

「いつでも来い!」

 

ダッ!

勝負は一瞬、それが外れればもうあてさせてもらえないだろう。

恐らく二倍速程度な烏間先生はついてくるだろうかならな。

まずは囮を入れる!

俺は右手のナイフを思いっきり振り下ろす。

 

「Time alter ―― double accel!」

 

ビュン!!

 

サッ!

 

「フッ、その程度か?」

 

この程度は避けられるだろうな…だが!

 

「先生…俺の利き手はどっちだと思います?」

 

「…?しまった!」

 

俺は即座に右手のナイフを手放し左手に持ち替える。

 

 

「時雨蒼燕流…攻式五の型!五月雨!ーーからのTime alter ーtriple accel!」

 

ビュ!!!

 

チッ!

 

「クッ!」

 

クルッ!ストッ!

 

…まさかバク転でかわされるとは、だが先が少しかすったな。

 

「よく当てた….五時間目はここまでだ。」

 

こうしてなんとかナイフを当て授業は終わった。

そこにーーーーーー

 

「カルマ君…帰ってきたんだ。」

 

「よー、渚君久しぶり!」

 

お!ついにカルマご登場か!

 

「あれが例の殺せんせー?すっげ本当にタコみたいだ。」

 

「赤羽業君ですね。今日停学明けだと聞いていました。」

 

「下の名前で気安く呼んでよ!とりあえずよろしく先生!!」

 

「こちらこそ!楽しい一年にしていきましょう!」

 

カルマと殺せんせーが握手すると殺せんせーの腕が破壊される。

いい動きをするなあいつ、やっぱり破壊工作をさせたら右に出る者がいないな。

 

その後も彼単独の暗殺は続いたがどんどん攻略されていった。

 

そのあと俺は、カルマと渚君にインド料理に誘われたのをきっかけにカルマとはかなり仲良くなったとさーーーーーーーーーーー

ーさて…。

ここは俺の家の庭だ。

俺は今日自分の魔術礼装をもう一つ作った。

 

カチッ

 

シュン

 

「Time alter ―― double accel!」

 

スパッ!!

 

俺の過ぎた後には藁でできた党が綺麗に斬られている。

 

「よしこんなもんか。」

 

遠距離ではデジコン・ターゲットを使えばいいが近距離じゃあ勝ち目はない。そこでこの黒鍵の登場だ。

F◯teのマーボーや月○のカレー先輩が使ってるアレである。

もちろん刃は魔力で編んでる。

こいつで俺の戦い方も増えた。

明日は土曜だしもう寝るか。

そうして俺は部屋の中に入っていく。

 

続く

 

 

 

 

 




第5話です!
カルマ登場話なのですが完全にカルマが空気になってしまいました…。
次回は土曜日の話になるので完全にオリジナル展開です。
感想等あればいつものことですがよろしくお願いします!


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第6話 お見舞いの時間

第6話です。
一応カウントはしますが、今回は番外編です。


第6話 お見舞いの時間

 

決戦、土曜日

第6話 戦

ーーーーーーーーーーーーーーーー

朝6時ー

タッタッタラデデデレデレデデデレデレデデデレデデデレデレ

ギューンギュンギューギュギュギューンギュンギューギュギュ

痛い光 目がくらむ朝日を塗り潰して黒に変えたら醜ささえ闇に溶けるだろう聖書なんて必要ない〜♪

 

カチッ

 

むくり

 

「あ〜よく寝たー!今日はネ◯ロの主題歌か!ナイトメアもかっこいいな!」

 

さて、今日は桃花の弟のお見舞いに行く日だったな。

えーと、二駅先の病院だったよな。

まぁ、駅で待ち合わせだから俺はただ電車に乗ってきゃいいんだけど。

集合時間は10時か…まだ時間があるな。とりあえず弟さんのお土産でも買ってくるか。

ーーーーーーーーーーーーーー

何がいいかなー?

俺全然好みのお菓子とかわかんないしな。

とりあえずスッパ◯ーチョでいいか!

ガサガサ

俺のおやつとしてもう1袋買ってくか。

時計を見てみる、9時半…そろそろ行かなきゃな。

ウォークマンの電源をいれる。

ギューンテレレレーレテレレレーレ

テレレレーレ おでかけしましょーう

パラララッパッパラパラララッパパラララッパ デマだぜ!タチの悪い〜♪

 

おっ、B'zのおでかけしましょか!

本当にタイミングのいいウォークマンだなー。

 

「おーでかけしましょー!そうしましょー♪」

 

歌ってたらあっと言う間に駅に着いた。

乗り慣れてないので小銭を落としたりしたが、とりあえず無事に電車に乗れた。

今は…9時45分か、十分間に合うな。

二駅なんてあっと言う間だ。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

10時5分前か、上出来だ。

俺は電車を降り改札を出て桃花を探す。

おっ、みつけた!あのポニーテールだな。

 

「おーい!桃花ー!」

 

「あ!海斗!」

 

「待ったか?」

 

「ううん、今来たとこだよ!」

 

「そっか、そりゃよかった。そんじゃま、行こうか。」

 

「うんっ!」

 

さて…君はどうして俺の手を見ながらソワソワしているのかな?

 

「どした?」

 

「!ッなんでもない!」

 

?なんなんだ一体…もしかして手繋ぎたいのか?イヤイヤ…変な妄想はよそう。絶対そんなじゃないし。

こないだ頭撫でた時じんましん出てたみたいだし。

でも、ちょっと試してみるか。

 

「はい。」

 

俺は手を差し伸べる。

 

「え…!やったぁ〜♪」

 

ギュ

なんか知らんが正解だったようだZE☆

なんかめっちゃ嬉しそうだし…。

まぁしばらくこれで歩くか。

なんか殺気を感じるが…。

言っとくけどリア充じゃないからな決して。

 

「めぐーりー来るーとーきーにー♪

やーくそーくをうばわれーそうー」

 

「お!Blurry Eyesじゃん!」

 

しかもめっちゃうまいやん。

 

「うん!海斗がオススメした曲だからきいてみたんだ!そしたらすごいいい曲だったよ!」

 

「そっか、それはよかった。他にはなんか気に入ったのあった?」

 

「うーんどれもいいんだけど、私はDIVE TO BLUEとNEO UNIVERSEかなー。」

 

うんうん、なかなかマニアックなのを聞いてるじゃないか、気に入ってもらえてよかった。

てか、えらい古いの聴くんだな。

Blurry Eyesが最初のシングルだからその周辺から聴いたのかな?

 

「あ!あとあれも好き!浸食!」

 

…そう来たか。確かにL'Arc-en-Cielらしい曲ではあるのだがまさかそこまで聞くとは…。

 

「なかなかマニアックだな。B'zとかZARDとかもいいぞ!」

 

「あ!それは知ってる!そしてぇ〜輝くウルトラソウル! ハイッ!ってやつだよね?」

 

…まあそうなるよね、しかたないね、うん。

 

「ultra soulもかなり売れているが90年代の物はほとんどがミリオンセールスだ。その辺を聴いてみるといいかな。今度CD貸すよ。」

 

「ありがとぉ〜♪ZARDはあれでしょ、負けないで!」

 

「おお!そうそう、これもCD全部持ってるから貸すよ!」

 

「うん!」

 

やっぱ音楽トークは楽しいなぁ〜。

音楽は人を繋ぐっていうけどほんとだねぇ。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「いやぁ〜スッパ◯ーチョ喜んでもらえてよかったー!」

 

「あの子も嬉しかったんだよ。親は忙しくて中々来れないし。」

 

そうなのか…、桃花も色々大変なんだな。

 

「この後暇か?」

 

「うん。特に予定は無いけど。」

 

「んじゃ飯行こうぜ。俺の奢りでいいからさ。」

 

「えっ…悪いよ。いいよ割り勘で。」

 

「いーのいーの!金は腐る程ある。」

 

冗談っぽく言ってみるが至って本当のことである。

 

「ホラッ、いくぞ。」

 

俺は桃花の手を引いて歩き出す。

正直すごいびびってた。

 

「…////うん////。」

 

よかった嫌そうじゃなくて。

まぁ店なんてファミレスしか知らねぇんだけどな!

ーーーーーーーーーーーーーーーー

ファミレスにて

 

「はー、食った食った。」

 

「ありがとね!」

 

「んいや、別に大丈夫だよ。」

 

よし誘ってみるか。

 

「あのさ、」

 

「ん?何?」

 

「もしよかったらさ…」

 

「え…どうしたの?」

 

「俺とバンド組まないか?」

 

「え…?どゆこと?」

 

「いや、さっきのBlurry Eyesがすごく気に入っちゃってさ…。」

 

「そうなの?そんなに上手かったの?」

 

「上手いのもそうだしなんかこう、しっくりきた。」

 

「えへへ…、嬉しい!私で良ければいいよ!」

 

「よっし!決まりだ。俺がギターで桃花はボーカルな!」

 

「うん!」

 

前の世界でもバンドは組んでたが俺はボーカルだったな…。女性ボーカルとか初めてだ。

でもなんか新鮮だな!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「んじゃ、また学校でな。」

 

「う…、うん。」

 

「ん?どした?まだ何かあるのか?」

 

「うーん、なんていうか…。」

 

「?、まぁとりあえず家まで送ったし俺帰るわ、またな〜!」

 

俺はそのまますたこらとその場を去る。彼女が何をしたいかはなんとなくわかったがまだそこに至るまでには時間が必要だと思ったからだ。

 

「…意気地なし。」

 

聞き取れるか聞き取れないかの声だったが耳のいい俺には聞こえてしまった。だが俺は聞こえないフリをした。

内心彼女に謝りつつ。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

あー、今日は濃い1日だったなー!

まあいろいろあったけどまた明日からも頑張らなきゃな!

とりあえず今日は疲れたし寝るか!

そうやって俺の休日は過ぎていく。

 

続く

 

 

 

 

 




第6話、番外編でした。
海斗と桃花でバンドが結成されました笑
しかし活動をさせる暇があるかどうか笑
言うのが遅くなりましたが海斗のモデルは自分です。
プロフィールは中学生のころのものをそのまましようしています。音楽とアニメが好きな女性恐怖症という設定も自分からです。僕は僕なりに変わりましたが、海斗には別の道で別の方法で変わってほしいと思っています。

今回はの曲
アーティスト ナイトメア
曲名 dirty
シーン 海斗の目覚まし

アーティスト B'z
曲名 おでかけしましょ
シーン 海斗の駅までの道のり

アーティスト L'Arc-en-Ciel
曲名 Blurry Eyes
シーン 桃花が歌ってた曲。

アーティスト L'Arc-en-Ciel
曲名 DIVE TO BLUE
シーン 桃花の気に入った曲

アーティスト L'Arc-en-Ciel
曲名 NEO UNIVERSE
シーン 桃花の気に入った曲

アーティスト L'Arc-en-Ciel
曲名 浸食〜lose control〜
シーン 桃花の気に入った曲

アーティスト B'z
曲名 ultra soul
シーン 桃花の知ってるB'zの曲

アーティスト ZARD
曲名 負けないで
シーン 桃花の知ってるZARDの曲





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第7話 プロの時間

第7話です。
ビッチ先生登場です。
今回主人公が死にます(ウソ)



第7話 プロの時間

ッチ、来日

ーーーーーーーーーーーーーーーー

『…と、いうわけだ今日からさらに殺し屋を投入することになった。』

 

「了解しました。では、また学校で。」

 

ピッ

 

ーーーーーーさて、…。

俺は早朝にかかってきた烏間先生からの電話を切った。

その内容は、新しい殺し屋を投入する、とのことだった。

…参ったな…

ここに来てかなり記憶が抜け落ちてきている。これから先起こることがなんとなくくらいまでにしかならなくなってきた。

俺もこの世界の真の住人になりつつあるのか。

まぁ、いいや。”考えすぎず考えろ,,…夢水家の家訓だ。俺の性格にはとてもしっくりくる。

 

「さあ、朝飯にしよう。」

 

と言っても俺は料理がヘタなのでパンを焼くぐらいなのだが。

 

「あっ!」

 

パリーン!

げっ…皿割っちまった。

こりゃ片すの大変そうだな…そうだ!

俺は早速床にチョークで円を描きその中に三角を付け足す。

そして…そこに手を添える。

 

バチバチッ!

 

電撃のようなものが走り、みるみるうちに皿が元の形に戻っていく。

そう、これは錬金術。俺は何故かハガレンのような錬金術が使える。

これはぜひ戦闘応用したいのだが中々案が思いつかない。

エドみたいな手合わせ錬成は出来ないし、マスタング大佐みたいに発火布を使ってみてもいいがまず発火布が手に入らない。

 

「まぁ、そのうちなんか思いつくだろ。」

 

俺はそう楽天的に考えて朝食を済ました。

 

「さて、行ってきまーす。」

 

まあ、誰も返事をする人はいないんだけどね。

 

俺は通学路を通り途中で昼飯を買うためマ◯クに寄る。

 

「む…夢水君か。」

 

そこには見慣れた長身の男が立っていた。

 

「あ、烏間先生。いつもここで昼食を買ってるんですか?」

 

「ああ、君も今日は買っていくのか?」

 

「ええ、料理が下手でしてね…。」

 

「なるほどな、俺もあまり得意ではないが、それより…新しい殺し屋の件だが…。」

 

「ああ、どのような方なんですか?」

 

「俺もよく知らされていない。だが、かなりの手練れのようだ。」

 

「なるほど…。」

 

「そろそろ出ないと遅れるぞ。」

 

「はい。行きましょうか。」

 

そうして俺と烏間先生は店を後にし学校に向かった。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

「イリーナ・イェラビッチと申します!みなさんよろしく!!」

 

殺せんせー普通にデレデレだな…。

まあ、俺はあんな風に抱きつかれたら卒倒するけど。

 

「ねぇねぇ海斗?」

 

「なんじゃ?」

 

なんとなく予想してたが桃花が話しかけてきた。

あ、そういえば二学期あたりになるとビッチ先生の舎弟になるんだっけ?

 

「あの先生すごく積極的だね〜。」

 

確かにそうだな…というか人があんなすぐに人を好きになるわけがない。というか人ですらないのだが…。

 

「今度あんな風に抱きついてみようかなー?」

 

「やめろ。死ぬ。」

 

「え〜けちー。」

 

「ケチもストも無いよ。ダメなもんはダメ!」

 

「結構こうゆうこと言うのも恥ずかしいんだから…。」

 

桃花は顔を赤らめて言う。なんだ…、やっぱり恥ずかしいのか。

 

「じゃあ無理しなくていい。そんなにアピールしなくても俺は君のことが好きだから。」

 

「…そんなセリフズルイよ////でも…

わかった…////」

 

何やってんだ俺?公然の場でイチャイチャしちゃだめだろ。どっかから舌打ち聞こえてきたぞ。

そんなこんなでビッチ先生の紹介はは終わり、一時間目の休み時間となる。

 

「…んで、このガキは誰?」

 

ガキとは失礼な、実年齢は17歳だ!あんたと3つしかかわらんぞ。

 

「奴を暗殺する手段として送り込まれた魔術師だ。表向きは生徒としてここに在籍している。」

 

「ふうん。」

 

シュボッ

 

興味なさそうに答えたビッチ先生はタバコに火をつける。

チッ…パーラメントか、あんまり好きな匂いの銘柄じゃないんだよな。

あと香水がきつい。失神しそうなのを必死で堪える。

 

「でも、あいつを殺せなかったんでしょう?魔術師さんとやらも大したことないわね。」

 

挑発する様にこちらを見上げる。

 

「フン、あんたに奴を殺る手段があんのか?」

 

「ハンッ!私はプロよ手段なんていくらでもあるわ。例えば…。」

 

チュウッ

 

「!?」

 

「どう?こんな風に…」

 

 

 

「…死んでる!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「うぉぉぉ!!!」

 

ここは…保健室か…。全く、ひどい目にあったZE☆

 

とりあえず…今は何時だ?

 

時計が無かったのでケータイで確認する。

 

5時間目が終わった後か…。

とりあえず外に出よう。

 

お!あれは暗殺バトミントンか。

俺も行くか。

 

「おーい!俺も混ぜてくれよ!」

 

「夢水!もういいのか?」

 

「バッチリだぜ!木村!」

 

と、いうわけで俺もチームに混ざる。

 

「海斗ー!パス!」

 

「いよぉーし!アタック決めてやるぜ!」

 

俺は刺突でアタックをしようとする…がナイフはボールに当たらずボールは俺の顔面にヒットする。

 

「ぶへっ!」

 

「わああああ!夢水大丈夫か!?」

 

この日俺は二回も保健室のお世話になったのであった。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

帰り道

「あーあ今日はいろいろと災難だったな。」

 

俺は今日も桃花と帰宅している。

 

「ディープキスされて失神してその次は鼻血ブーだもんね。」

 

「言うなよ恥ずかしい。」

 

「でも、ビッチ先生ずるいなぁ、海斗とキスしたんだもん。」

 

「ズルイも何も…あれが仕事なんだからしゃーないだろ。」

 

「でも私的には嫌だなー。」

 

「だからってさせろとかは無しだよ。」

 

「むー。」

 

「さて、もうそろそろ駅だ。んじゃまた明日な。」

 

「うん。あ!肩に糸屑がついてるよ!」

 

「え?まじかよ。」

 

「とったげるね。」

 

「はいはい…。」

 

ちゅ

 

「!?」

 

「じゃ、また明日ね〜!」

 

「…あれ?」

 

ただの頬へのキスだったのに初めて嬉しいと思った。

何か今まで溶けることのなかった氷が溶け始めるように…。

 

「チッ…小娘が…。」

 

やられたぜ…でも、なんでだろう…。

何故か…涙が止まらなかった。

 

続く




第7話です。
読んでいただいた方ありがとうございます!
次は全校集会の話をやろうと思います。

今回の曲

ナシ


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第8話 テストの時間

第8話です。
集会の話やるって言ったのにはしょりました笑



第8話 テストの時間

人の造りし、問

ーーーーーーーーーーーーーーーー

『それでは、全校集会を終わります!』

 

チッ…何なんだこの学校は!確かにレベルを上げるには最も合理的だか、もはやこれは学校教育と呼ぶべきものじゃないな。

これはある種のカースト制だ。

カースト制とはヒンドゥー教におけるピラミッド型の身分制度だ。詳しく知りたい奴はググるか世界史の資料集でも見てくれ。

だが、この学校は一見カースト制のように見えるが問題は逆ピラミッド型という事だな。

つまり奴隷はごく少数、だがこの奴隷をいかにぞんざいに扱うかで生徒のやる気も左右されるのか。

だがまあ奴隷にされた方はたまったもんじゃないだろうな。

…ん?あれは、渚君か、なんか絡まれてるな。助太刀に行くか。

 

「なんとか言えよE組!殺すぞ!」

 

「うう…。」

 

「おい。やめてやれ。」

 

俺はできるだけ穏便に済まそうとする。

 

「ああ?お前もE組だろ。殺されたいのかぁ? 」

 

ガシッ

 

そう言って俺の胸倉を掴む。

 

プツン

 

「…おい、服装が乱れた。どーしてくれる。」

 

グイッ

 

俺はメガネの奴の胸倉を掴み返し持ち上げる。メガネはいとも簡単に宙に浮いた。

 

「てめーに殺すってことがどういうことか俺が”授業,,してやる…。」

 

「やめろ!夢水君!」

 

烏間先生が止めに入った時に俺は我に帰った。

 

「チッ…。」

 

俺はメガネを放すと本校舎に背を向け旧校舎のある裏山に向かった。

 

「さっきはありがとう。」

 

「いや、当然のことをしたまでだよ。無意味に弱者をいたぶる奴が許せなかっただけだ。」

 

「そうなんだ…。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

場所は変わってここは旧校舎の職員室。そこにいるは烏間先生とビッチ先生そしてーーー

 

「この六面体の色を揃えたい。素早く沢山しかも誰にでもできるやり方で、あなた方ならどうしますか?先生方…。」

 

そこには、ルービックキューブを弄ぶ1人の男性が居た。年齢は40位だろうか。

 

そう、この人のこそこの椚ヶ丘学園の支配者、浅野學峯理事長である。

 

 

 

そこに殺せんせーが入ってくる。

 

「答えは簡単。分解して並べ直す。合理的です。」

 

ノミに紙をつけ隙間に差し込み、ルービックキューブをバラバラにする理事長。

 

あーあ、もったいねー。てか、組み立てる方が難しくないか?

 

「初めまして殺せんせー。私はこの椚ヶ丘学園の理事長、浅野學峯です。」

 

「にゅやッ!こ、これはこれは山の上までわざわざ!!それはそうと私の給料もうちょいプラスになりませんかねぇ?」

 

お茶を入れたり理事長の肩を揉んだりと甲斐甲斐しく媚びを売る殺せんせー。

 

「なんか見苦しいな…。」

 

俺は呆れたように言う。

 

「なんで超生物が給料で暮らしてるんだろう…。」

 

そうぼやく渚君。

 

因みに俺と渚君は今外の窓から職員室を覗いている。

 

しかし、理事長の声ってF○te/zeroのトッキーの人だったな。マジでそっくりだ。

 

「こちらこそすみません。いずれ挨拶に行こうとおもっていたのですが。あなたのことは烏間さんや防衛省の方から聞いています。まぁ私には全てを理解する学はないのですが…。」

 

よく言うぜ。そんな学のない人間が作った学校ならこんなに優秀校になってないっつの。

 

「しかし…あなたはなんとも悲しい生物(おかた)ですね。世界を救う救世主となるつもりが、世界を滅ぼす巨悪に成り果ててしまうとは。」

 

どうゆう事だ…?原作でもわからなかった話だが、おそらく理事長は殺せんせーの過去について何か知っているんだろうな。

 

渚君もよくわからないという顔をしていたが俺に聞いてもわかるわけないと思ったのか何も聞いてこなかった。

 

「…まぁ、それをどうこう言う気はありませんけどね、充分な口止めも頂いていますし。しかし…、それでもこの学校はこの学校はこのままではなくてはなりません。さっきD組の担任から苦情が来ましてね。うちのクラスの生徒がE組の生徒から殺されかけた。お前も蝋人形にしてやろうか!と言われたとも言っています。」

 

「「…………………………。」」

 

あながち間違いじゃないから文句も言えねーな。

ただ、蝋人形はねーだろ!

 

「暗殺をしている生徒達ですからそのようになるのもおかしくありません。それはそれで結構、問題は、成績底辺のE組が一般生徒に逆らう事。

それは私の方針ではあってはならないことだ。以後厳しく慎むように伝えてください。」

 

そして理事長はポケットから知恵の輪んだし殺せんせーに向かって放った。

 

「一秒以内に解いて下さい!」

 

「え!いきなり!?」

 

1秒経過ー

 

「「…………………………。」」

 

”なんてザマだ!!,,

 

俺と渚君の思考がシンクロした。

 

「噂通りスピードは凄いですね。確かにこれなら、どんな暗殺でもかわせそうだ。でもね殺せんせー、この世の中には…スピードでは解決できない問題もあるんですよ。」

 

では私はこの辺で、と言って出て行こうとする理事長。

 

やべっ!こっち来た!

 

「渚君逃げるぞ!」

 

「え?」

 

逃げようとするが逃げ場がない。

 

ガララッ

 

げっ、目が合っちまった。

 

「こ、こんちは。」

 

「やあ!中間テスト期待してるよ!頑張りなさい!」

 

なんて乾いた頑張りなさいなんだよ…。

 

「先生…。」

 

「ん…なんだい?」

 

「あなたの教育方針は完璧です。同じ教育者として尊敬に値するほどです。

しかし……。」

 

 

 

 

 

「俺は…あなたの方が悲しい人に見えます。これは、間違いですか?」

 

「それは、今答え合わせする事じゃ無い。」

 

そう言って理事長は去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

さて、明日は中間テストだ。

と言っても特に勉強してるわけでもないのだが。

授業なんてほとんど寝てるしな…ほとんど起こされるけど。

まぁ俺は大丈夫だろう。

というわけで今日は寝よう。

と思ったら桃花からLI○Eが来た。

LI○Eはこないだ桃花に勧められたから始めたのだがこれはなかなかべんりだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

『勉強してる?』

 

『してない( ̄+ー ̄)』

 

『ヤバいんじゃない?(・・;)』

 

『だいじょーぶだーって♪( ´▽`)』

 

『なんか心配だなぁ(^_^;)』

 

『んじゃ寝るわ!勉強がんばれよ!(_ _).。o○』

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

桃花宅

 

「本当に大丈夫かなぁ。」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

場所は戻って海斗宅

まー中学生の問題だし50位くらいは余裕でしょ。前の世界でも県内有数の公立高校にいってたし。

 

そう楽天的に考えて俺は寝た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「…………………………………。」

 

 

 

 

 

成績個票

 

3年E組 26番 夢水 海斗

 

国語 41

 

数学 0

 

社会 64

 

理解 21

 

英語 0

 

総合 126

 

学年順位 187/187

 

「……………………ウソだろ?」

 

ウソだと言ってくれ!最下位だと!?この俺が!?

イヤイヤイヤ!無いだろう。それは!

 

「海斗どうだった?」

 

「聞かないで…。」

 

「うわ…ひどい点数だね。」

 

もうなんか泣きたくなってきた。

 

「ヌルフフフ。授業中ねているからですよぉ夢水君。」

 

殺せんせーがナメた顔をしてこちらにやってくる。

 

「すみません…殺せんせー。」

 

「いいんです。君は元々の潜在能力は高くありませんが少し努力すればすぐに人より能力が上がるタイプです。

次頑張りましょう!」

 

「ありがとう殺せんせー。でもさなんで後ろ向いてるの?」

 

「全員を50位以内にするといっていたのにできなかったので先生君たちに顔向けできません。」

 

そこに二本の対先生ナイフが投げ

られる。

 

「にゅやッ!夢水君!カルマ君!先生は今反省しているんですよ!」

 

そい言う殺せんせーにカルマは5枚のテストの解答用紙を出す。

 

「後ろ向いてたら俺に殺されるよ。それに、俺は50位以内に入ったよ。

…このままトンヅラしちゃってもいいけどさ、それって要は俺たちに殺されるのが怖いんじゃないの?」

 

「ぬっ!そんなことはありません!仕方ありません!私は君たちのために残ります!フーンだ!」

 

半ばヤケクソだな。

 

「今度は、きっとみんな50位以内に入ると思うよ。先生も言うように海斗君も今回はあれだけど本気出したら俺と並ぶかもね。」

 

…カルマフォローありがとう。

 

次は学年一桁に入ってやるぜ!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

海斗宅にてー

 

ピローン♪

 

ん?ケータイが鳴った。桃花からのLI○Eかな?

 

 

 

”桃花さんがあなたを3のEに招待しました,,

 

なんぞやこれ?クラスのグループってことか。

 

んじゃ入っとくか。

 

ピローン♪

 

茅野『よろしくねー!』

 

磯貝『よろしくな!』

 

前原『よろ!』

 

渚 『よろしく!』

 

矢田『改めてよろしく!』

 

おーみんなからメッセージが来るなー。とりあえずかえしとこ。

 

『よろしくー!(^O^)』

 

ほうほう、なるほどな。

 

ピローン♪

 

ん?

 

前原『なあなあ夢水って矢田と付き合ってんの??』

 

…こうゆうこと聞いてくるやつがいるんだよな。

 

『まあ、恋人を前提に友達になってるって感じかな』

 

前原『なんじゃそりゃ(笑)でもすごい仲良いよな!クラスでも噂になってるぜ( ̄▽ ̄)』

 

『そうなのか(笑)』

 

前原『今度の修学旅行でも一緒の班なんだろ?』

 

そうか、もうそんな時期か。

 

『俺に拒否権はないよ(笑)』

 

前原『マジかよ(笑)』

 

そんなこんなで前原としばらく連絡をとっていた。

結構楽しかったな。

 

明日も早いから寝なきゃ。

 

こうして俺の1日は今日も終わる。

 

 

 

続く

 

 

 

 

 




第8話でした!
読んでいただいた方ありがとうごさいます!
この先の参考にしたいので感想や意見をじゃんじゃん書いていただけると嬉しいです!!


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第9話 旅行の時間 一時間目

第9話です。
班編成でかなり悩みました。
相変わらず文章下手ですが読んでもらえると嬉しいです!


第9話 修学旅行の時間

間、

出、重ねて

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「海斗君、班決まった?決まったら私か磯貝君につたえてね。」

 

片岡が俺に言う。

 

「へ?班?」

 

「修学旅行のだよ!」

 

茅野が言う。

 

ああそうか。そういえばそうだったな、この間前原とそんな会話したっけ。

そういえば、茅野も俺と同じ転入生だったな。でも、特に俺みたいに殺せんせーを殺すために転入したわけじゃなさそうだな。なんか忘れてる気がするが…。

まぁ、いいか。

 

「俺一人がいいなー。」

 

「「ダメよ!」」

 

…なんで桃花まで出現してんだよ。

 

「えー、だって京都だぜ?一人で旅してこそ…」

 

ゴスッ!

 

片岡のパンチがいい角度で俺にヒットする。

 

「いてぇぇぇぇぇ!!」

 

マジでいてぇ!涙出そう。

 

「何勝手なこと言ってるの!矢田さんの気持ちも考えなさい!」

 

隣では桃花がコクコクとヘドバンかと思うくらい頭を縦に振っている。

 

「仕方ないなぁ、んでどこがいいの?」

 

「えーとね…」

 

「もうっ、本当に協調性がないわね。」

 

「へいへい、悪うござんしたね。」

 

「ねぇ海斗聞いてる?」

 

「あ、悪い悪い。」

 

しかし俺も修学旅行が楽しみでないと言われれば嘘になる。正直めっちゃ楽しみで仕方ない。

今更だが俺は大の京都オタクだ。前の世界では暇があれば行っていたし、下手したら週一で通うなんてこともあったくらいだ。

特に何か買うというわけでもないのだが、ただ古都の空気に触れているという感覚だけでとても心踊った。

さて、今度の京都はどれだけ俺を楽しませてくれるのかな。

 

「んで、俺らはセットだと仮定して他は誰を誘う?」

 

「ああ、それに関しては先生があみだくじで決めます。」

 

…どっから湧いてきた。それに、あみだくじだと?

 

「なるほど、ハブられる生徒が出ないように公平に決めるんだな!殺せんせー。」

 

俺は納得した。やっぱりいい先生だな。

 

「いいえ、これは私の趣味です。」

 

「ちょっとでも認めた俺がバカだったよ!!!」

 

俺は嘆いた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

班員

 

赤羽 業

 

潮田 渚

 

杉野 友人

 

夢水 海斗

 

奥田 愛美

 

茅野 カエデ

 

神崎 有希子

 

矢田 桃花

 

…これ完全に仕組んだだろ!

8人班とかありえねーし!

全く、いや、殺せんせーではなく神様が仕組んだのかもしれないな。

 

「一緒のはんでよかったね!」

 

「そうだな!」

 

まぁ桃花とも同じ班だし結果オーライか。

 

「班別の自由行動はどうする?」

 

「ん〜そだなぁ、みんなはどこ行きたい?」

 

「俺はどこでもいいよー。」

 

「僕も。」

 

「俺も。」

 

「私も。」

 

「…わかった、俺詳しいから場所だけは決めておく。」

 

とりあえずこことあそことここだな。

 

「良いわねぇ〜ガキはそんな国内旅行で喜べて、私は仕事で世界を飛び回っているから今更って感じだわ〜。」

 

ビッチ先生の言い方がイラっときたので、少しいじめてみる。

こないだのディープキスのお返しもふくめてね。

 

「んじゃファッキンビッチはいい子にお留守番してて下さ〜い、ああ、あとビッチだからって校舎に男連れ込まないでくださいよ〜。」

 

「なんなのよ!あんたっ!可愛くないわね!殺されたいの?」

 

おお、挑発に食いついてきた。

…チョロいな。

 

「やめてくださいよ、そんなデリンジャーなんか向けて、要は一緒に行きたいんですね?」

 

ニッコリと俺は笑う。

 

「ちっ、違…」

 

「行きたいんですよね?」

 

「は…はい。」

 

あとで渚君に聞いたが、この時の俺の笑顔はスッパ○ーチョの時よりも怖かったらしい。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「フフフフフフフフ…。」

 

ここは俺の家の近所のスーパーのお菓子売り場だ。

そこで俺はニヤニヤしながら修学旅行のお菓子を選んでいる。

周りの子供達が逃げて行ったり、店員に通報された気がしたが俺は気にしなかった。

 

明日はいよいよ街に待ちに待った修学旅行だ。

お菓子選びはとても重要だ。

まずは笛ラムネだこいつは欠かせねぇ。これで難しい曲を演奏するのが最高にcoooooolなんだよ!

お次はキャラメルだな、これは嫌いな人もいるかもしれないから念のため森永ダー○も買っていこう。

手が汚れるのは極力避けたいのでポテチ系は買わない。

因みに殺せんせー曰くバナナは野菜の類らしいのでおやつに入らないそうだ。

ふぅ…まあこんなとこか。さぁ会計会計。

 

ピッピッピッ

 

「全部で8800円にナリヤッス!」

 

「」

 

まさか…あんなに高いとは、まあいいや金は腐る程わある。これくらいの出費痛くもかゆくもないさ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ガチャ

 

「ただいまー。」

 

当たり前に返事はない。

さて後は風呂に入って明日の用意して寝るだけか、夕飯は警察でカツ丼もらったしな。

 

さぁて明日は修学旅行だぁ〜♪

 

ピローン♪

 

んあ?桃花からかな?

 

桃花さんがあなたを”修学旅行4班!!,,に招待しました。

 

おお、修学旅行のグループか、一応入らなきゃな。

 

ピローン♪

ーーーーーーーーーーーーーーーー

桃花『ヤッホー♪( ´▽`)』

 

海斗『ホッヤー( ̄▽ ̄)』

 

桃花『何それ笑』

 

海斗『何となく笑 どうかした?』

 

桃花『明日楽しみだね〜(≧∇≦)』

 

海斗『楽しみじゃないやつなんて居ないだろうな( ^ω^ )』

 

桃花『湯豆腐一緒に食べようね!\(//∇//)\』

 

海斗『一緒も何も一緒の班だから問題ないだろ笑』

 

桃花『それもそだね!楽しみだなぁ!』

 

海斗『寝坊はごめんだからもう寝るわおやすみ!』

 

桃花『おやすみ!また明日ね!(= ̄ ρ ̄=) ..zzZZ』

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

んじゃまだ9時半だけど寝るか。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーそういえば原作の修学旅行は神崎さんと茅野がDQNに拉致られた話があったけど今回は班が変わってるけどどうなのかな?

と言ってもメンバーは俺と桃花が追加されただけで特に変わってないけど…。

参ったな、結構色んなところ回るからって裏道が多いんだよなぁ。

まぁ事件は起きたら起きたでいいか。

変に考えると起きれなくなる。

 

 

 

寝よ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

朝4時ー

 

テレレレレレレー♪

テレッテーテレレレーテレレーレレデッデッ♪

テレッテーテレレレーテレレーレレデデデデッデデ♪

テレレレレレレレレレーレ♪

テレレレレレレレレレー♪

テレレレレレレレレレーレ♪

テレレレレレレレレレー♪

 

〜たちどまぁってる君の背中は寂しーげなままぼーくを捉える♪気まぐれな愛でつつぅみたいたい〜♪

 

カチッ

 

ムクリ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「楽しみなのと心配で一睡も出来なかった…。」

 

 

 

続く

 




第9話でした!
読んでいただいた方ありがとうございます!
これからも頑張って更新するので応援よろしくお願いします!

今回の曲

アーティスト
徳山秀典

曲名
for real

場面
海斗の目覚まし



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第10話 旅行の時間 二時間目

第10話です。
今回は神様と海斗の会話がほとんどです。
海斗が送り込まれた理由が少しわかるかもしれません。
今回もかなり駄文ですが、読んでもらえるととても嬉しいです!


第10話 旅行の時間 二時間目

DIVE

TO

WHITE

ーーーーーーーーーーーーーーーー

『ここは…どこだ?』

 

今俺は周りに何もない真っ白な空間にいる。

 

『俺は確か、修学旅行の電車に乗っていたはず…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コッ

 

俺の真後ろで革靴の音がした。

 

『 誰だっ?』

 

そこにはーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺より少し背の高く、黒縁メガネをかけ、くたびれた黒服を着ている青年だった。

 

『よ、久しぶりだねぇ。』

 

男のウェーブのような癖のかかった長めの髪が揺れる。

 

 

 

 

 

 

『神様…。』

 

 

そう、そこに居たのは俺をこの世界に送り込んだ神様だった。

 

『どうしてこんなとこに?というか此処はどこだ?』

 

 

『ん〜、そだねぇ。不可侵地帯?』

 

 

不可侵地帯?なんだそれ?

 

『ま、簡単に言うと君の夢の中だよ。』

 

『なるほど…。』

 

納得がいった。ここが俺の夢の中なら電車の中でないことも頷ける。

 

『でも神様、一体どうしたんだ?俺に用でもあるの?』

 

『うん、とりあえずちょっと顔を見たくてね、出てきちゃった。』

 

『そんなわけないだろ?あんたが出てきたってことは絶対なんかあるよ。』

 

『ハハハ…、ばれてたか。うん、ちょっと今後のは・な・し♪』

 

『今後?』

 

『そう、まぁでもうまくやってるようだから特にどうといわけでもないんだけど。』

 

『ん、まあな。』

 

『…どうだい?今は幸せかい?』

 

『そうだな…前の世界とは天と地ほど差があるな。』

 

『うんうん、それは良かった。』

 

『そういえば、俺がここに来るまでの俺はどうなったんだ?』

 

『ああ、それね。前の世界の君と入れ替わったよ。』

 

『え?いいのか?そんなんで。』

 

『だって、こうでもしないと君、あの世界に絶望しちゃうでしょ?』

 

『でもっ!この世界にいた俺がかわいそうだ!』

 

『………………。』

 

『頼みがある…。』

 

『なんだい?』

 

『俺に真理を見せて欲しい。』

 

『ほう、つまり現在使える錬金術を手合わせ錬成にしたいんだね?』

 

『そうゆうこと。』

 

『でもあれは対価がいるよ?いいの?』

 

『対価は…前の世界にいる俺。』

 

『ふーん、つまりあっちの世界の苦しみを味あわせないために楽にしてあげたいのね?』

 

『そういう…、ことだ。』

 

『いいよ、今すぐ行おう。』

 

『すまない…。』

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

『ん、OK。』

 

『ありがとう神様。』

 

『いや、どうってことないよ。』

 

『にしても…神様はなんであのままじゃ俺がこの世界に絶望するってわかっていたんだ?』

 

『…ボクもね、君と同じだったんだよ。日常がつまらなくて、いつも退屈してた。何をやっても物足りないんだ。県内で一番入試が難しい高校に入って、模試で全国1位とっても、海外の名門大学に入学して首席で卒業しても、自らの研究の成果で史上最年少でノーベル賞とっても、何一つ満たされなかった。

欲しい物も何一つ手に入らなかった。

今まで手に入れた地位や名誉なんてボクには要らないも同然だった。

ただ優れていただけ。

そんなボクにも好きな人がいたんだ。

高校の時のクラスメート、彼女は太陽のようで闇だけだったボクの心を照らしてくれた。

でもね、彼女には幼馴染みの恋人がいたんだ。

そいつは通ってる高校もド三流、サッカー部で高校生にもなってプロになるなんて言ってるバカさ。

高校を卒業した時にボクは彼女に告白したんだ。そしたら、彼女なんて言ったと思う?』

 

 

『…わからない。』

 

 

『夢を追いかけてる彼が私の中で一番輝いているから私は彼を支えたい、だからあなたとは一緒になれませんだってさ。あの時はショックだったねぇ。

高卒でまだプロの道も開けてない、バイトもしたこと無いただのゴミに彼女は付いて行くって言ったんだよ?

もう馬鹿としか言いようがないね。

ハハハ…、でもね、その時なぜか僕はもの凄く悔しかったんだ。自分よりはるかに劣る人間に負けたんだという劣等感がボクを猛烈に痛めつけたんだ。

そこからの僕はもう死んでいた。

ただ自分の研究に没頭し、気が付けば…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『自分以外のありとあらゆる物を壊してしまった。最後に壊したのは自分がかつて想いを寄せた女性だった。特に思い入れもなく壊しちゃったんだけど、壊してしばらくしたら涙が止まらなくなったんだ。

そこで初めて自分が欲していたものがわかったんだよ。それは愛だったんだ。』

 

『………………。』

 

『だからこんな悲劇を繰り返さないためにも、ボクは君みたいな人間に愛を与えるためにこうやって日夜頑張っているんだよ。感謝してよぉ?ボクは全パラレルワールドの君の面倒を見る義務があるんだ。』

 

『そうか…なぁ神様、一つ質問していいか?』

 

『いいよ。』

 

『あんたは本当に神様なのか?今聞いた感じじゃ元は人間じゃないか。』

 

『くっくっく…ハハハ!…案外、神様なんてものはね、名乗ったもの勝ちなんだよ?』

 

そんな曖昧でいいのか?

 

『そうゆうものなのか。』

 

『そそ。ん?彼女が呼んでるよぉ〜、んじゃ頑張ってねぇ〜。』

 

そう言って神様は白い闇に消えていった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「海斗、海斗起きてよー!」

 

「ん…。」

 

「あ、起きた!」

 

ん?なんで桃花の顔が俺の上にあるんだ?てか胸が近い。

あれ、頭の後ろがすげー柔らかい…ってこれはまさか!

 

膝枕デスカァー!?

 

「ちょっおまっ!」

 

バッ

 

急いで俺は飛びのこうとする。

 

「あっ!」

 

ガタン

 

唐突に電車が揺れる。

 

「うわあ!」

 

ポフッ

 

ポフ?

なんだこれ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…っ胸ぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「ッ!海斗の変態!」

 

ベチッ!!

 

「ひでぶっ!」

 

「あははっ季節外れの紅葉だ!」

 

「うるせーカルマ!他人事だと思ってぇ!」

 

 

俺の修学旅行はまだ始まったばかりだ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

此処は、京都金閣寺。

そこの一階の釣殿、本来立ち入り禁止の場所で一人の男がタバコを吸っている。銘柄はアメリカンスピリットのソフトパックだ。

男はウェーブのようにうねった黒髪でメガネを掛けていてくたびれた黒服を着ている。

その男が呟く。

 

 

 

 

「物好きだよね、ボクもあんたも。」

 

男はタバコを揉み消すと。どこかへ去っていった。

 

 

 

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




第10話でした!
読んでいただいた方ありがとうございます!
今回は神様との会話が中心でした。
海斗はこれで手合わせ錬成が使えるようになりました。
今度新技を使わせたいと思います。
本当に下手くそな小説ですが、応援してくださっている方本当にありがとうございます!
これからも応援よろしくお願いします!


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第11話 旅行の時間 三時間目

第11話です!
UA数10000越えました!応援してくださってる方ありがとうございます!遅れてすみません!昨日更新する予定だったのですが、思いの外進まず…。
今回も読みにくい文章ですが、読んでいただけると嬉しいです!


第11話 旅行の時間 三時間目

々しい、古都の中で

ーーーーーーーーーーーーーーーー

旅館、さびれ屋にてー

 

「…さてみんな、”あれ,,は持ってきたか?」

 

俺はみんなに問う。

 

「ああ、持ってきたぜ!」

 

「よしッ!じゃあ始めるぜ!E組男子デュエル大会!」

 

そう、修学旅行といえば遊戯王である。

この時のために俺はみんなにデッキを持ってくるように呼びかけたのだ。

 

「でも遊戯王なんて久しぶりだね。探すの大変だったよ。」

 

「まあ、そうだよな。渚君はどんなデッキ使ってんの?」

 

「社長ワンキル。」

 

「」

 

当時のガチデッキじゃないですかぁぁぁぁ!

しかもデビフラは今は規制外だから問題ないときた。あ、でも大嵐は今禁止だね。羽箒あるからいいけど。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

海斗 LP1900

 

竹林 LP2000

 

 

 

 

 

 

「よしッ!青眼の白龍でダイレクトアタック!滅びの炸裂疾風弾!!」

 

「くっ、まだだ!リバースカードオープン!聖なるバリアミラーフォース!」

 

「甘いぞ!竹林!カウンタートラップ神の宣告!」

 

「しまった…!」

 

「強靭★無敵★最強!粉砕!玉砕!!大喝采!!!ハァハハハハハ!!!!」

 

 

 

せっかく青眼デッキ使ってるんだからつい社長口調で言っちゃったんだ★

 

 

「よし!これで俺が10連勝だ!」

 

「くっそー夢水強いなぁ。」

 

「先日までシャドール青眼だったからもっと強かったんだけどね。」

 

今現在(5月)ではエルシャドール・ネフィリムが禁止となってしまったので今はとりあえず光属性中心の青眼を使っている。

ライオウを中心としており相手のサーチを防ぎつつすかさずレスキューラビットを召喚しエクシーズかシンクロに繋げるデッキだ。

トリシューラを出した時の快感半端ない。

遊戯王わかんない人ごめんね★

 

 

 

 

 

「先生も海斗君とデュエルしたいですねぇ。」

 

「うわぁぁ!どっから湧いてきた!?」

 

いつの間にか俺の目の前には武藤遊戯のプレイマットを広げた殺せんせーがいた。

 

「…でもさ、殺せんせーデッキ持ってんの?」

 

「先生を侮ってはいけません。先生これでも大抵の趣味は網羅しています。」

 

スッと先生はデッキを取り出した。

 

「「「あるのかよっ!!!」」」

 

「では、デュエルを始めましょう!」

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

さて…殺せんせーはどんなデッキを使ってくるか。

 

「まずは俺のターン!ドロー…は無いか。」

 

 

海斗手札

 

ライオウ

青眼の白龍

融合

青き眼の乙女

ワンダーワンド

 

ここはライオウかな。

 

「ライオウを召喚してターンエンド。」

 

「殺せんせーはどんなデッキ使ってるの?」

 

渚君が殺せんせーに聞く。

 

「ヌルフフフ、私のデッキは触手王デッキです!」

 

「…触手王デッキ?わからないや。」

 

触手王デッキってあの変態デッキかよ…。

 

「因みにブラマジガール入りです。」

 

「アイドルカードかよ!!!!」

 

俺がすかさずツッコミを入れる。

 

 

「ん…待てよ、触手王デッキってことは、もしかして殺せんせー征竜入れてる?」

 

「ええ、レドックスを………あ。」

 

「禁止じゃねえかぁぁぁぁぁ!!!」

 

「にゅやッ!」

 

デーデッデーデッデッデッデッデ♪

 

ロベルタモード再来。今回はbgmもバッチリだ。

 

「禁止勢に鉄槌を。」

 

だからつい、言っちゃたんだ★

 

ドパパパパパパパ!!

 

「俺たちも加勢するぜ!」

 

 

修学旅行初日の夜男子の大部屋から明かりが消えることはなかった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

修学旅行二日目ー

 

「いやーにしてもこの辞書みてーなしおり割と役に立つな!」

 

「そうだね…。」

 

「ん?どうした?」

 

なんかみんな呆れた表情である。

 

俺はここまでに八ツ橋を喉に詰まらせ、工事用の穴に落ち、さらには財布に二千円札しか入っていなかったが全部しおりに対処法が書いてあって助かったのだ。ただ俺がどじてあるだけなのだが。

 

「ねーねー海斗、なんでこんなに裏路地が多いの?」

 

「ああ、そりゃ回るとこが多すぎてショートカットが必要だったからだよ。」

 

「危なくない?」

 

「でーじょーぶだって!俺の庭みたいなもんだから。あっそこの売店の入るぜ。」

 

 

そう言って迷う事なく裏路地を進んでいく。

 

「はい、これ。」

 

「これって、シュシュ?」

 

「そっ、友禅染めの布を使った京都限定のな。俺の奢り。」

 

「わぁ〜〜!ありがとう!」

 

早速つける桃花。

 

おっ、やっぱり桜色は似合うな。

 

「似合ってるよ。」

 

「えへへ、ありがとう。」

 

…そういえば、俺最近女子があまり怖くないってか普通に喋ってる…。耐性がついたのかな?

 

そう考えていると前方からいかにもガラの悪そうな連中がやってきた。

 

げっこのタイミングかよ。

 

「なんでこんな拉致りやすい場所あるくかねぇ〜。」

 

一番デカイハゲ頭がはなしかけてくる。

 

「……何、お兄さん等?観光が目的っぽくないんだけど。」

 

おおー、流石カルマ一ミリもビビらねぇ。

 

「男に用はねーよ、女置いておうちかえんn」

 

バッ!ガンっ!

 

カルマがハゲの顔を掴み電柱にぶつける。

 

おー痛そ。

 

「ホラね、目撃者居なければケンカしても問題ないっしょ。」

 

「そーだねぇ。」

 

その瞬間カルマの後ろに鉄パイプを持ったオールバックが今にも鉄パイプを振り下ろそうとしていた。

 

「カルマっ!後ろ…。」

 

ゴッ!

 

鉄パイプがカルマにヒットする。

 

「ホント、隠れやすいよなココ、おい、女さらえ。」

 

「覚悟はいいか?クソ野郎。」

 

「てめっ!いつ間に後ろにっ…。」

 

フッフッフ…固有時制御で後ろをとってやったぜ!あとは…

 

「喰らえ!てめーにゃこれで十分だ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「木の葉隠れ秘伝体術奥義!!!

千年殺し〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」

 

 

ブスッとな

 

俺はオールバックにカンチョーをお見舞いする。

 

「アッーーーーーーーー!!!!」

 

やってやったぜ!

あ、でもこなんかイタイ人みたいだな…。これからは自重せねば。

 

っとそんなこと考えている間に桃花と茅野と神崎さんがさらわれそうだ。杉野も渚君もknockoutされてるしなんとかしないと。

 

「ちょっ、オイ!手ェ離せバカヤロ下がれオラ!狭い道だから怪我すんだよ!」

 

”なんだこいつ,,

 

不良達の考えがシンクロした。

 

はっ!しまった!調子に乗って伝説のロックバンドの伝説のMCをやってしまった!あ、でもあれはステージの上に上がんなバカヤロだからいーのか。

 

ガッ!

 

「痛てっ!!」

 

「海斗!」

 

「チッ、よくもやりやがったな!」

 

余計なこと考えてたら復活したオールバックに殴られた。ちっくしょまだくたばるわけには…。

 

 

 

 

安定の失神でした。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

……また白い空間か。

どうやらまた神様とあった空間に来てしまったらしいてか夢なのかな?

 

コッ

 

ホラ、やっぱりいた。

 

「ど〜も〜。」

 

いつもの感じの神様。

 

「オイオイ、今は緊急事態なんだぜ?」

 

「知ってる知ってる。だから来たの。」

 

「そうなのか?まだなんかあるの?」

 

「うん。さっきの技、品がないからもうやめなね。」

 

「そんなことかよっ!」

 

「ハハハッ冗談冗談、今回は君にプレゼント♪はい。」

 

「なんだこれ?写真?ッ!これは!」

 

「そう、君が前の世界で最後に想っていたあの娘だよん。

それは、前の世界においてこの前君の真理の代償として消えた”本来この世界にいる君,,のお葬式の時の写真だ。」

 

「…何でだよっ!なんで泣いてるんだよ!アイツがことが好きなんだろ!?俺のことはどうでもよかったんじょないのかよっ!?」

 

「生きるって難しいことですねぇ〜。人間って生き物はどこまで物を手に入れれば欲を満たせるんだろうねぇ?」

 

小馬鹿にしたように神様は言う。

 

「前の世界の俺に価値なんて無いはずなのに…。」

 

「価値なんて物は他者の主観のみで暫定される。よって主観側の感情の起伏による時価の変動も激しい、今この瞬間の高レートが一秒の後にマイナスに落ち込むかもしれない

逆もまた然り。…つまり僕にも君にもすべての命には潜在的な”価値”がないんだよ。要は必要とされてるか否かだ。」

 

「…ったく、あんたはいつも的を射たことを言うな。」

 

「まぁこれでも神様やってるからね。」

 

「名乗ったもん勝ちなんだろ?」

 

「そぉそ♪まあとりあえず渡したいものも渡したから、”お姫様奪還,,頑張ってねぇ〜。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「皆!大丈夫ですか!?」

 

「ああ、奥田さんは無事だったのか。」

 

「車のナンバー隠してやがった、あいつら犯罪慣れしてるよ。」

 

「でもとりあえず殺せんせーに連絡するよ!」

 

「…てゆうか、俺に直接処刑させて欲しいんどけど。」

 

「同感だ、こんなことしといて五体満足で返すわけにはいかねぇ。しおりになんかのってないか?」

 

俺はおもむろにしおりをめくり始める。

 

「流石にそれは…。」

 

「あった…。」

 

「えぇぇぇぇぇ!!??」

 

このとき俺は初めて目を飛び出させて驚く人を見た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く




第11話でした!
なかなか難しいデス笑
また感想等あればよろしくお願いします!

今回の曲

アーティスト mell 曲 red fraction シーン 禁止勢に鉄槌を


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第12話 旅行の時間 四時間目

投稿遅れて大変すみませんでした。
体調を崩し三ヶ月ほど入院してしまいほとんど書けず。
久しぶりに筆を進ませたわけですが前より文が下手になってます。
今後またノロノロと書いていく予定なのでよろしくお願いします!


第12話 旅行の時間四時間目

人の価値は

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ここはDQNたちの隠れ家。

どうやら廃墟となった酒場なのだろう周りにはダーツの的やビリヤード台、棚には酒瓶が並んでいた。

その薄汚れたソファーの下に茅野と神崎、そして桃花は手を縛られ、座っている。

 

「ここなら騒いでも誰も来れねぇぜ。遊ぶんならギャラリーが多い方がいいだろ?今ツレに召集かけてるからよ、楽しもうぜ!台無しをな!」

 

ギャハハハハハハハ!!!

 

如何にも偏差値の低そうな笑い声をあげながら、DQN達は仲間の到着を待っているようだ。中にはタバコをふかしているものもいる。

 

「…神崎さん、そういえばちょっと意外さっきの写真、神崎さんにもああゆう時期があったんだね。」

 

気を紛らわすためか、茅野が神崎に先程の車の中で見た写真について話題をあげる。

 

「私も意外だったな、いつもは真面目そうなのに。」

 

桃花も話に乗る。

 

「……うん、うちは父が厳しくて、いい肩書きばかりもとめてくるの。

そんな生活から離れたくて、名門の制服も脱ぎたくて、知ってる人がいない場所で遊んでたんだ………馬鹿だよね、その結果得た肩書きは「エンドのE組」…もう自分の居場所がわからなくてさ、そんな時ある人が私に言ってくれたの…ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

あれは、ゲームセンターの帰りのコンビニで…

 

『ちょっと君、もしかして椚ヶ丘中の子?』

 

『そうですけど、どうかしましたか?』

 

その人は、高校生くらいの背の高い人だった。

髪の毛は切り忘れたかのように伸びていて全く流行りそうにもないハーフリムの黒縁眼鏡をかけていた。

 

『んいや、こんな時間にこんなとこでそんなカッコしてるからどうしたのかなって。』

 

『…ゲームセンターの帰りですけど、なんで私が椚ヶ丘中の生徒だって解るんですか?』

 

『俺も椚ヶ丘だからね。たまに見るんだ…そんときはもっと清楚な感じだったけど。』

 

『え?中学生なんですか?てっきり高校生なのかと…』

 

『あ、いや違う違う。高校高校。』

 

『あ、高校でしたか失礼しました。』

 

『…一応、生徒会副会長だから顔が広いはずなんだけどなぁ…。』

 

『でもそんな人が私に何の用ですか?』

 

『ああ、いやそんなんで成績保ってられるのかなって』

 

『………!』

 

『なんだかんだでうちの学校レベル高いでしょ?俺も中学生の時は割と勉強したし…ああ、別に悪くないならごめんね!余計なお世話だったかな?』

 

『いえ…。』

 

『…でもね、ちゃんと息抜きだって大事だ。勉強ばかりではまいってしまうからね。それに…』

 

そうゆうとその人は徐にポケットからタバコを取り出し一本取り出し火を付ける。

 

『え!? ち、ちょっとタバコなんて吸っていいんですか!?』

 

『人は見かけによらないよ、俺みたいに進学校の生徒でもこうやってなんらかの悪さをする奴もいる。別にいいとも思うんだ、何せ若いんだもの少しくらい悪い事したってバチは当たらないさ。』

 

『…………。』

 

『でもね、人に迷惑をかけちゃいけないそれは何より悪い事だ。君は親御さんに心配されてるんじゃないのかい?こんな時間に出歩いて。』

 

『私の親は私にいい結果しか求めてません…。』

 

『本当にそうか?誰かがそう言ったのか?ただ君が決めつけてるんじゃないのかい?』

 

『っ………!』

 

『俺には心配してくれる親も期待してくれる親もいないから羨ましいけどね。結果こうゆう事してるわけだけど。』

 

『………。』

 

『そもそも女の子が一人で出歩く時間じゃないよ今。家まで送ってくからこんな時間に出歩くのは今日きりにしな。』

 

『…はい。』

 

『素直でよろしい。』

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

「それでその人に送ってもらってからはゲームセンターに行くのをやめたの。」

 

「ヘぇ〜優しい人だったんだね。」

 

「でも、その人今年になって行方不明になったらしいの…。」

 

「「え!?」」

 

「それでね、気になってその人のこと調べたらその人の名前は………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

”夢水 海斗,,

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「………………え?」」

 

その聞きなれた名前に茅野の桃花はまるで時が止まったかのように固まった。いや、その場の空気そのものが静止したかのようだった。

 

バァン!!

 

それと同時に廃墟のドアが外れそうなほど勢いよく開いた。

 

「お!撮影隊の皆様のお出ましだ。

喜べよ、もうすぐ本当の台無しが味わえるぜ!」

 

バタッ

 

「「「え?」」」

 

DQN達は目を丸くした。

そこにいたのは自分達のツレではなく………

 

 

 

 

 

 

 

「「「助っ人登場!!」」」

 

 

海斗にカルマ、渚に杉野、そして奥田の面々だったからだ。

 

「皆様ぁ!!お久しぶりです!夢水海斗!夢水海斗でございます!どうぞ!夢水海斗を今後ともよろしくお願いします!!!」

 

「海斗君何言ってんの?そのメガホンどこから出てきたの?」

 

「質問が多いぞ渚くん。宣伝だ宣伝、みんなは気にしなくていい。」

 

「う、うんわかった…。」

 

何ともよくわからない会話をしていると完全に空気と化したDQN達が騒ぎ始める。

 

「オ、オイ!てめぇらなんでここがわかった!?」

 

「生徒が拉致された場合まず犯人の訛り、会話の内容からじもっちゃんか判断する。」

 

「じもっちゃんとか死語だよ!!」

 

「え?そうなの?」

 

しまった…やけに古い言葉使っちまうんだよな。眼福とか。

 

「まぁいいや、そして土地勘の無い不届き者はそぉ遠くへは逃げねぇ!

サラミ!(バクラ調)拉致実行犯潜伏対策マップで拉致対策は完璧!

椚ヶ丘中3-Eのしおりの精度は世界一ィィィィィィィィィィィィ!!!!! ………以上!!」

 

……………………………

 

「「「わかんねぇよ!!!!」」」

 

ここでカルマが口を開く。

 

「…で、どーすんの?お兄さん等。

こんなけの事してくれたんだあんたらの修学旅行はこの後全部入院だよ」

 

「カルマのいうとーりだ!テメー等は俺を怒らせた…。俺の大切な人たちを傷つけようとした。」

 

チャキ…

 

俺はしばらくお蔵入りとなっていたデジコンターゲットを取り出した。

既に改修済みで弾道維持の為弾速を25キロほど落とし、バレルを14インチに取り替えている。限りなく衛宮切嗣のトンプソン・コンテンダーに近づけている。

 

「テメーらにはそれなりの代償を支払ってもらうぜ!」

 

「ハッ!そんなのオモチャだろ?そんなもんでおどされやしn」

 

バンッ!

 

パリィン!!!

 

「な………」

 

「悪いな、オモチャだが、今の弾は鉄製だ。」

 

そう言って俺は素早くリロードを行う。

 

ガタガタッ

 

「!どうやら俺のツレがついたみたいだ。これでお前らも終わったな!今来た奴らはお前らが見たこともないふりょ」

 

「おかしいですねぇ?不良などいませんねぇ先生が全員手入れしてしまったので。」

 

「「「殺せんせー!!」」」

其処には、何故か顔を隠した殺せんせーと丸坊主になり眼鏡をかけされられさらには見習いたいほど制服をきっちり着こなした男たちが触手から吊り下げられていた。

 

うわぁ〜かわいそうに…

 

俺は死んでも坊主にしたくないのであまり殺せんせーに楯突かないようにしようと心に誓った。

 

「遅くなってすみません。この場所は君達に任せて他の場所からしらみつぶしに探してたので。」

 

「んで、その顔隠しの意味は?」

 

俺は今一番問いたい質問を問うた。

 

「暴力沙汰ですので、この顔が暴力教師と覚えられるのが怖いのです!」

 

「国家機密が何言ってんだ!そもそも覚えられちゃダメだろ!鼻つけろ!鼻!」

 

俺は思いっきりツッコミを入れる。

 

「先公だとぉ!? ふざけんな!!」

 

あ、またDQN達ハブにしちゃった。ごめんね!

 

「ふざけるな?先生のセリフです…ハエが止まるようなスピードと汚い手でうちの生徒に触れるなどふざけるんじゃない…!」

 

バチンッ!

 

DQN達は一瞬で倒された。殺せんせーはどうやら本気で怒っているらしい。

 

「ケッ、エリートどもは先公まで特別製かよ!テメーも肩書きで見下してんだろ?バカ高校と思ってナメやがって!」

 

バチン!とオールバックは飛出しナイフを取り出した。

 

「そうでもない。」

 

ここで口を開いたのは殺せんせーではなく他でもない俺だった。

 

「どんな人間でも基本的能力は同じだ。お前の言う肩書きとかそうゆうのを持ってるやつはそれなりの努力をしている。ただお前らは勉強という努力を怠った為今の高校にいる。

でもそれだからといってお前らが劣っているというというわけじゃない。誰にだって有るんだよ才能が、お前もそうだ人の肩書きを捨てさせて楽しませる。素晴らしい事じゃないか。それはお前の才能だ。誰にもない。お前だけのものだ。お前のその才能なら娯楽会社でも始めれば大いに成功するだろう。ほら、お前も捨てたもんじゃないだろ?」

 

「………」

 

ここで殺せんせーにバトンが移される。

 

「彼らは確かに名門校の生徒ですが校内では落ちこぼれ呼ばわりされ差別の対象になっています。

ですが、彼らには素晴らしいさいのうがある。学校や肩書きなんて関係ない。清流に棲もうがドブ川に棲もうが前に泳げば魚は美しく育つのです。…さて私の生徒たちよ!彼らを手入れして差し上げましょう!」

 

そして俺達はしおりを振り被る。

 

「最期に一つ。悪い事をするのは別にいい…ただ、……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人に迷惑をかけるな!」

 

「!」

 

ゴッ!!

 

「ふぅ…。」

 

「海斗ぉ!」

 

むぎゅ

 

「うわぁぁぁぁ!!」

 

当たってる当たってる胸が!!

 

「怖かったよぉ〜!」

 

「わかった!わかったから離れろ!」

 

「やだ!」

 

くそ、矢田だけにやだとは…。

 

「海斗君…?」

 

「ん?何?神崎さん。」

 

「あのっ、…ううん、やっぱりなんでもない。」

 

「そ、そっか。」

 

なんだったんだろう?

 

「ヌルフフフそれでは旅を続けますかねぇ♪」

 

こうして誘拐事件は無事解決し俺らはまた歩き出した。

 

そういえば神崎さんは俺に何を言おうとしていたんだろう?

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




第12話でした!
もう一度言わせてもらいますが投稿遅れて大変申し訳ありません!
ここまで読んでいただいたここ優しい皆様に感謝します!


そういえば神様のプロフィールを頼まれていたので
書いておきます

神様

身長181㎝

体重 68Kg

誕生日

血液型o

好きな物 タバコ (とくにキャスター)

趣味 多趣味で無趣味 人間観察


今回の曲

ナシ


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