やえきょうの麻雀講座TV!! (麻雀監督)
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第一回〜第十回
第一回「麻雀ってなぁに?」


{一二三四五六七八九}{①②③④⑤⑥⑦⑧⑨裏}

 

小走やえと須賀京太郎の親切丁寧系麻雀講座!

はっじまるよー!

 

チャラッチャー♬チャラッチャラン♫

 

{123456789東南西北}{白発中赤五赤⑤赤5}

 

やえ「テレビの前の皆さんこんにちは!」

 

京太郎「こんにちは!」

 

やえ「私こと、小走やえと」

 

京太郎「その弟子、須賀京太郎による麻雀講座を」

 

二人「始めたいと思います」

 

やえ「テレビを付けてこれは何だと思った貴方を、麻雀の魅力に取り憑かせてみせます」

 

京太郎「強くなりたいと願ったそこの貴方を、麻雀の奥深さと共に上達の手助けをさせて頂きます」

 

やえ「早速ですが、第一回の講座名を発表します!」

 

ジャジャン!

 

京太郎「じゃじゃん!」

 

やえ「そこは京太郎が発表する場所でしょうが」

 

京太郎「あ、すいません。改めまして、第一回の講座は【麻雀ってなぁに?】です!」

 

やえ「最近は競技人口も増えて、メジャーで明るいイメージが根付いてきた麻雀ですが、そもそも麻雀ってなぁに?という人も勿論います、そこでありきたりではありますが、第一回としては麻雀の紹介をさせて頂きたいと思います」

 

京太郎「説明臭かったり、難しい単語も出たりしますが頑張りますのでご静聴お願いします、ね」

 

やえ「それでは、麻雀の起源から話そうか」

 

京太郎「麻雀って中国から来たものだって事ぐらいは皆さんもご存知だと思いますが?」

 

やえ「それでも、起源までは知らない、だろう?」

 

京太郎「それでは問題です!麻雀はいつ頃生まれたのでしょうか?」

 

やえ「カンペそのまま読むなよ、流れがおかしい感じになってるだろう。競技、というかゲームとしてきちんと成立したのは中国が昔、清(シン)の頃だと言われているな。元々あったカードゲームを二種掛け合わせて生まれたんだ」

 

京太郎「へー、昔はカードゲームだったって事でしょうかね」

 

やえ「発端はカードゲームだったかもしれないが、麻雀という語源に関しては、麻布の上でプレイングした事と、竹製の牌を混ぜ合わせる時に出る音が雀の鳴き声に似ていたからと言われている。ただ、麻雀という言葉は現在日本や台湾、香港、米国で使っているけど、実は、中国では今は麻将と書いてまーじゃんと読んでいるよ」

 

京太郎「そもそも、日本の麻雀と中国の麻雀ではルールが全然違いますもんね。中国の麻雀はルールがいまいちピンと来ませんし」

 

やえ「まぁ、その辺についてはいずれ触れるべき時に触れる事にしよう。この講座は日本式麻雀だからな」

 

京太郎「そうですね。そういえば、日本で最初に麻雀という言葉を発したとされる人物を知ってますか?なんと、今でも有名な福沢諭吉先生が言ったんですよ!ですよね!」

 

やえ「……いや、日本で初めて麻雀を言及されたとされているのは夏目漱石であり、そもそも牌が日本に伝わったのは明治末期と言われている」

 

京太郎「」ズガーッン!

 

やえ「ま、まぁ……惜しかったな。良かったじゃないか、間違った知識を広めずに済んで」

 

京太郎「……。俺の恥は全国津々浦々に響き渡りましたけどね」しょんぼり

 

やえ「か、簡単に麻雀について説明するぞ。麻雀というのは、四人のプレイヤーが四角いテーブルを囲み、136枚の牌を引き、役を揃える事を何度か行い得点によって勝者と敗者を決めるゲームである」

 

京太郎「勝敗はゲーム終了時における、四人の各得点によって決まります。多ければ勝ち、少なければ負け!となります」

 

やえ「おぉ、復活はや」

 

京太郎「仕事ですから」キリッ

 

やえ「そうか。それで、ゲームのルールが複雑で中々手が出し辛いと言われています。が」

 

京太郎「その為の、この麻雀講座なんですね!」

 

やえ「そうだ!第一回は麻雀について、まだまだまの字も語っていないけれど、これから全45回の中で深くなっていくから、お楽しみにするように」

 

京太郎「するように」

 

やえ「それでは、皆さん!」

 

京太郎「また、来週にお会いしましょう」

 

二人「またねー」

 

……プツン。

 



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第二回「道具と用語を知ろう①」本放送枠

{一二三四五六七八九}{①②③④⑤⑥⑦⑧⑨裏}

 

小走やえと須賀京太郎の親切丁寧系麻雀講座!

はっじまるよー!

 

チャラッチャー♬チャラッチャラン♫

 

{123456789東南西北}{白発中赤五赤⑤赤5}

 

やえ「今日も元気に一発ツモ!こんにちは、小走やえです」

 

京太郎「今日も元気に振込み回避!こんにちは、須賀京太郎です」

 

二人「宜しくお願いします」

 

やえ「今日は、麻雀で使う道具の説明をしたいと思います」

 

京太郎「そんな今回、なんとゲストが来てくれています」

 

やえ「インターミドル、インターハイと栄光を手にし、プロへの道を突き進む機械天使(のどっち)こと……」

 

京太郎「エトピリカになりたいペンギンを抱きながら登場だぁああ!!原村和プロ、現在Aリーグチーム”大宮ハートビーツ”所属しており、昨年の新人プロ交流戦では惜しくも5位に終わりましたが、精密な打牌には若くも定評のある雀士です」

 

和「今日は宜しくお願いします」ぺっこりん

 

京太郎「宜しくな、和」

 

やえ「そういえば、原村プロは京太郎とは同じ高校でしたね」

 

和「はい、京太郎君には部内でお世話になりっぱなしでした。小走プロに師事してからは、麻雀にも熱を覚えてくれていましたし」

 

やえ「その前まではそうではなかった、と?」

 

和「主に雑務をこなしてくれていましたが、熱を帯びていたのは異性へのとある部分でしたね」

 

京太郎「の、和?」

 

やえ「松実プロの言う所のおもち、かな。松実プロと楽しそうに談義していたからな」

 

京太郎「や、やえさ」

 

和「玄さんも、好きですけど京太郎君は一応男性ですからね……当時は、困ったものでした」

 

やえ「今でも、瑞原プロや戒能プロにはやらかしてるみたいだしな。困ったものだよ、はぁ……」

 

京太郎「京ちゃん、晒しにもめげないし!いや、メゲるわ……」

 

やえ「と、まぁ。世間話はここまでにして、本題に入ります!」

 

和「今日は麻雀に使う道具の説明と、用語の解説をでしたね」

 

京太郎「(だから、空気の淀みを作っておいて無理やり流れをぶったぎるんじゃないよ、監督もADとかも笑ってるけど!爆笑してるけども!)」

 

やえ「あぁ、まずは牌について説明しよう。麻雀で使う牌は萬子(まんず)筒子(ぴんず)索子(そうず)字牌(じはい)の四種類に分かれており、初めの三種は数牌といって1〜9までが四枚ずつある。字牌は東南西北(とんなんしゃあぺい)白発中(はくはつちゅん)となっています」

 

京太郎「こちらのフリップボードをご覧ください」

 

萬子

{一二三四五六七八九}

 

和「牌の元のイメージとしてはお金という説があります、諸説あるのですがここではその説を推しています。萬子はお金の単位を差していたりします」

 

やえ「おぉ、良く知ってるな。牌の意味を考えたりすると深みがまして楽しくなってくるよな」

 

筒子

{①②③④⑤⑥⑦⑧⑨}

 

やえ「萬子は単位だったが、筒子はそのまま硬貨を差していたりする。イメージとしては50円玉が近いかもしれない、中心に穴があいている感じがするからかな」

 

京太郎「その流れで来ると、索子もお金に絡んで来そうですね」

 

索子

{123456789}

 

京太郎「って、実は知ってましたけど。索子は筒子、つまりは硬貨に通す紐を表してると言います。これが、数牌の知るとなんか嬉しい豆知識ですね」

 

和「京太郎君、カンペ凝視しながら読んじゃ駄目ですよ」

 

やえ「原村プロは空気を読まなきゃだったな」

 

字牌

{東南西北白発中}

 

やえ「方角はそのまま、方角を表すがそれ以外の三種はどんな意味か知ってるかな(ここが、見せ場だぞ京太郎)」

 

和「それぞれ、女性の部分を差して。白は女性の美しい白肌、発は緑掛かった綺麗な黒髪を差し、中は女性の艶やかな唇を表しています」キリッ

 

京太郎「」スーッ

 

やえ「プレイスタイルも割と個人プレイのイメージが強いけど、普段からそうなんだな。京太郎、どんまいだ」

 

京太郎「つ、次は点棒について説明しましょうか」

 

和「点棒は上から一万点棒、五千点棒、千点棒、五百点棒、百点棒の四種類がありますね」

 

京太郎「この中でも千点棒はリーチ時にリーチ料として払う為に使用頻度は高いですね」

 

やえ「この棒をプレイヤー同士でやり取りをして勝負するのですが、それぞれ色が決まっております」

※稀に違う場合があります

 

和「この赤い棒が一万点棒になります」チャッ

 

京太郎「この黄色い棒が五千点棒です」スガ

 

やえ「青い棒が千点棒、緑は五百点棒、白い棒が百点棒になる。この点棒は大事な物だから、支払う時も、受け取る時も丁寧に扱うんだぞ」

 

京太郎「点棒以外で使うこの焼鳥マーク!これは、対局中、上がれなかった場合上がるまでずっと表示するマークでありますが、これを利用するのはフリー雀荘だったり、仲間内で麻雀をするときですね」

 

やえ「焼鳥マークは金銭の掛ける麻雀では見かける事はあるかもだけど、我々は競技プロだからな。あまり、馴染みはないのかもしれないな」

 

和「そして、サイコロとこの起家(ちーちゃ)マークですね。麻雀は親と子が交代するんですが、創生(はじ)まりの親にはマークを付けて分かりやすくするんです」

 

やえ「マナーとして、サイコロはきちんと回す事。それに、ぞんざいに扱う事が多いけど、起親マークも大事に扱うように」

 

京太郎「あと、牌の所で赤牌の説明を省きましたが今回は割愛させて頂きます。別のテーマ時に説明しますので、ご了承下さいね」

 

和「実際は麻雀卓そのものだったり、麻雀専用の椅子もあるのですがそちらは完全に省略させて頂きます。申し訳ありません」

 

やえ「なんで、ゲストが謝罪してるんだろうな」

 

京太郎「そういう、真面目な奴なんすよ」

 

やえ「そっか」

 

京太郎「次回はこのまま原村プロともう一人ゲストを招き、麻雀用語解説を行います」

 

やえ「それでは、視聴者の皆さん」

 

三人「やえきょうの麻雀講座でまたお会いしましょう、ばいばーい」

 

………ブツん。



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第二.五回「道具と用語を知ろう②」再放送編集枠

{一二三四五六七八九}{①②③④⑤⑥⑦⑧⑨裏}

 

小走やえと須賀京太郎の親切丁寧系麻雀講座!

はっじまるよー!

 

チャラッチャー♬チャラッチャラン♫

 

{123456789東南西北}{白発中赤五赤⑤赤5}

 

やえ「ども、尺が足りないよ!と怒られたので再放送枠を使い、2.5回をお送りしております。皆さん、こんばんは。今日も今日とて元気にツモります、小走やえです」

 

京太郎「今日は元気に役満振込みでお祓い完了!こんばんは、須賀京太郎です」

 

やえ「前回の続きとなりますので、今回は麻雀をプレイングしてる時によく使う用語を説明したいと思います」

 

京太郎「そして、ゲストもそのまま据え置き原村和プロを交えて解説したいと思います、よろしくお願いします」

 

和「今回も宜しくお願いします」ぺこりーぬ

 

やえ「まずは、麻雀においての牌や道具ですが基本的には中国語読みをします、数牌と字牌について解説しますね」

 

和「実際は中国語と厳密には違うらしいのですが、中国語みたいなものです」

 

京太郎「おぉ、和が曖昧な表現を認めてるとかなんか新鮮に感じるな」

 

やえ「ふふ。京太郎、フリップを」

 

京太郎「はい。こちらをご覧下さい」とす

 

{一二三四五六七八九}

 

和「こちらの牌は萬子(まんず)と言ってそれぞれ…」

 

やえ「{一}をいーまん、{二}をりゃんまん、{三}をさんまん…」

 

京太郎「{四}をすーまん、{五}をうーまん、{六}をろーまん…」

 

和「{七}をちーまん、{八}をぱーまん、{九}をちゅーまんと呼称します」

 

やえ「{九}に関しては日本読みのきゅうと読む事が多いが正しくはちゅうであります」

 

京太郎「初めの頃は無理をして読まずとも良いと思いますが、読み方に慣れるとかっこいいですよね」

 

和「普通です、かっこいいとはならないと思いますが」

 

やえ「……京太郎、次のフリップを宜しく」

 

京太郎「うす……」

 

{①②③④⑤⑥⑦⑧⑨}

 

和「この丸い模様が彫られている牌は、筒子(ぴんず)と言います」

 

やえ「こちらも萬子と同じで数字部分は同じ読み方をして、下の字をぴんと読む例えば…」

 

京太郎「{赤⑤}をあかうーぴんと読みます」

 

和「なんでそこ赤いんですか…」

 

やえ「楽しい演出だ」

 

京太郎「そして、最後の数牌がこちらになります」とっす

 

{123456789}

 

和「ふぅ……、こちらの鳥さんと棒が複数あるものは索子(そうず)と呼びます」

 

やえ「索子も他の数牌と同じように、数字の読み方は変わらない。なので、{1}はそのままいーそーと読む」

 

京太郎「たまにですが、索子の{7}をちゃっそうと読む方もいらっしゃいますので、覚えておいて下さい」

 

和「ただ、普通に読んだ方が良いとは思いますけれど」

 

やえ「それ、対局中に言うなよ?KYって言われるから」

 

和「言いませんよ、さすがに」

 

京太郎「さて、お次はこちらになります!」どどん

 

{東南西北白発中}

 

和「字牌、風牌(かぜはい)三元牌(さんげんぱい)と呼称されるものになります」

 

やえ「方角を指す言葉はそれぞれ」

 

京太郎「{東}をとん、{南}をなん、{西}をしゃあ、{北}をぺいと呼びます。そのまま読んでとんなんしゃあぺいと四枚を指して下さい」

 

和「こちらは風牌と呼ばれますが、対局中に主に使う用途しては個人と場を指し、その字牌を使った役は役牌(やくはい)と呼称します」

 

やえ「風牌は役牌の役として便利なものだから、対局を重ねて行くほどよく目にするものだな」

 

京太郎「そちらに関しても別の回で説明しましょうか」

 

和「お次はこちらの三元牌になります」ぼよーん

 

{白発中}

 

やえ「なぜ、単体フリップ出すんだよ。さっき出したじゃないの」

 

京太郎「まぁまぁ」

 

和「お二人とも解説なさらないなら、私がしちゃいますよ?」

 

やえ「あ、あぁ」

 

京太郎「{白}ははくと読み、前回お話しした通り美人の白肌を意味しております」

 

やえ「{発}は、はつまたはりゅーはと読む。後者は高齢の方が言うイメージがあるな」

 

和「{中}は、ちゅんと読みます。読み方が可愛らしくて結構好きな牌です、私」

 

京太郎「その情報は別にいらない」

 

やえ「辛辣だな、おい」

 

和「良いです、別に。個人の嗜好ですから」

 

やえ「……。次はこれだけは覚えておきたい用語です」

 

京太郎「はい!フリップ入りましたぁー!」ばばーん!

 

○手牌→自分と相手の目の前にある、手にある牌のこと

○捨て牌→自分や相手が手牌から出した牌のこと

○河→捨て牌が置かれる場所になります

○山→自分や相手が手牌に入れる牌がある積み牌です

起家(ちーちゃ)→ゲーム開始の時の最初の親の事です

○役→対局中、和了(あが)る為のものです

○自風→自分の風の事を指します

○場風→対局中の場自体の風を指します

面前(めんぜん)→鳴きを利用しない手牌を指します

○鳴き→対局中、他の人から牌を自分がツモる代わりに貰う事です

○ツモる→山から手牌に牌を入れる事を言います

 

和「多少、ややこしいのが鳴きや面前の場所、それに自風と場風ですが、こちらもそれぞれ別の回で説明するんですよね?」

 

やえ「あぁ、文章だけでは分かりづらいからな。図を交えて出来たら良いとは思っているよ」

 

京太郎「それを俺がスタッフと作るんですね、分かります」

 

やえ「いや、そんな雑務は仕事にないだろ」

 

京太郎「はい、嘘吐きました」にこっ

 

和「一瞬、高校の時を思い出しましたよ。えぇ」

 

やえ「まぁ、積もる話はゲストトークの回でしよう。だから、今日は?」

 

二人「お疲れさんさんさんころり!」

 

やえ「愛宕も変なん広めたもんだ」しみじみ

 

京太郎「それでは、視聴者の皆様本日はこの辺で」

 

和「お別れとなります、次回は私の代わりにですが私の大切な後輩がゲストに来てくれます。ので、見逃さないでくださいね」

 

やえ「今日も観てくれてありがとうございました」ぺこ

 

二人「ありがとうございました」りんぬ

 

 

……プツン。

 



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