ねぎまのせかいでリフォームは如何ですか? (バンパイア・リリー)
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e1  なぜにこうなった。

ようこそ赤い月夜の羽根亭マスターバンパイア=リリーです。

新刊が届きましたので公開します。

それでは御ゆっくり

このお店はフィクションです
    ただの設定なので気にしないで下さい。


おいーーー

 

「だ、誰、、、?」

 

大丈夫か?ーーー

 

「うっ、、、、、、」

 

 からだのそこらかしこが痛い、、、

 

 目覚めるとそこは白き空間だった。そこには横向きに(自分が寝そべっているためだけど)たっている青年がいた。金色の瞳に赤い髪のなんとも目に悪い外見である。

 

「ごめんね。髪が赤いのは、族上がりなんだ。赤色が抜けなくなってね。仕方なくこのままなんだ。」

 

 なんと!? 心を読まれてしまった様だ。しかし、何故だ。なにゆえ俺はこんなとこに居るのだろうか。高校から家にかえってすぐさま布団にダイブしたはずだ。それなのになぜこの訳ワカメなところにいるのだ。

 

「ごめんね。実は、ぼくの同僚が作業ミスで君を殺しちゃったんだ。だから君はここにいるわけさ」

 

「なっ、、、お前は何者なんだ!?どうしてオレが作業ミスなんかで死ぬんだ!?」

 

「それはぼく達が神だからさ。神がミスったらどうなるか想像できるでしょ?」

 

「かっ神!? ふざけてるのか!? 俺はそういう冗談は嫌いだ。」

 

 軽く一時間後、、、、、、

 

「はぁ、、、本当に死んじゃったのか、、、、、、。」

 

「まあ、そう気を落とさないで下さい。 そんな貴方にもう一度チャンスを与えます。 同じ世界には行けませんがこちらの指定した世界には飛ばすことができます。

ななな、なんと!!今回の特典はくじ引きの結果により不老不死&シフトチェンジです。内容についてはあっちについてから言います。それでは、、、行ってらっしゃい!!」

 

「おい、ちょっとまて話についてけない待てってなんだその右手のハンマーはまさかそれで送るとか言わないよな待てって、、、、、、」

 

 

 

「にこっ」

 

 にこじゃねぇよ

 

「うわァァァ、、、(ガツンッ)、、、」

 

 

ーーーーー

 

 

「うっ、、、、、、はっ!こ、ここは、、、、、、」

 

 そこは、とても、とっても大きな木があった。起き上がると、違和感を感じる。否、違和感なんてもんじゃない。あきらかに、座高が低いのだ。 そのまま、下を向いて驚愕することになる。気づくと服を一切、着ていないのだ。さっきから驚いてばかりだ。しかも、服を着ていない事でさらに驚くことがあった。気づきたくなかった。あるはずのモノがなかった。

 

「なっ、、、なぜ、 女なんだ、、、、、、。」

 

 容姿は、女子中学生の様だ。っといっても自分の顔は見れないがからだを見る限りそんな感じだ。手足は細く、胸も発展途上な膨らみがあり、背は低めだった。

 「約150cmだろうか。否、もうちょい低いか?」

 

 からだの感じから中学生位だとわかるが背はかなり低めであった。

 ふと、気づくと何かの気配が近づいてくると同時に一枚の手紙が手のひらに落ちてくる。感じからして、気配は500mほど、やけに速いが、この神よりと書いてある手紙を読む時間はありそうだ。

 

 

 [神より   これには、君の能力と与えた特典はの説明がある。だけど安心してくれ、他の者に見られても捨て子に送った親の手紙にしか見えんから。さっそくだが、君の能力は自爆だ。君のもつ能力は基本的にこれであるしかし、特典にある属性変換(シフト・チェンジ)で一時的に変えられる。どれくらい変えられるかは努力次第。現段階の数値を知りたかったら使ってみたまえ視界にゲージとその上に目安の制限時間が表示される。全力を出せば早く減るし、力を節約すればそれなりにゲージの減りは遅くなる。目安の制限時間はその時のゲージの減り具合から計算されて表示される。シフトの種類はそのうち増えていくよ。そして本来自爆したら跡形もなく吹っ飛ぶんだけど特典の不老不死で30分位で肉体が再構成せれます。じゃあ頑張ってね。  

追伸  いい忘れたけど君の下に敷いてるパーカーがないと能力も特典も働かないから。でも不老不死だけは復活にかかる時間が二時間になるだけだけど。まあ他人がそのパーカーを着ても何も起こらないけどね。このパーカーじゃ無くてもデザインがある程度同じならオーケーだからポイントはみどり色が基本で頭に被るモノが例のパーカーと同じ模様がついていることである。

        現在既存のシフト  ノーマル マナ                ]

 

 

 、、、、、、クリーパーカーじゃねぇか!!地面に敷かれたパーカーを見て心の中で叫んだ。それでも容赦なく先程の複数の気配は近づいてくる。20mを切った辺りの距離だ。スピードがあるのかそう認識した、十数秒後には、目の前にいた。目の前には杖をもった人やその他の様々な武器を手に持っていた。少し気圧されてからだの変化のせいか、すぐに涙が出てきた。その集団の全員が俺を見て驚いている。何も着ていないのを思いだしあわててパーカーを着てチャックを閉める。パーカーはひざ中程までを隠し下を穿いていない感を漂わせていた。って言うかそのとうりだけど。無性に怖くなって逃げるが、魔法か何かを使われたのか。なぜか急に眠たくなって意識を手放してしまった。




皆様楽しめたでしょうか。

当店の代金は血っぷ制です。

リリーにいっぱいくれると嬉しいな♪


このお店はフィクションです
   ただの設定なので気にしないで下さい。


誤字、脱字やご意見等ありましたらよろしくお願いします。


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e2  学園長室に百鬼夜行あらわる(クリーパーカーの勘違い)

お待たせしました第二話どうぞ!
          リリーより。


「大丈夫かい?」

 

 目を覚ますと、穏やかな顔つきのおじさんがいた。、、、40辺りか?、、、、、、。

 

「、、、、、、。」

 

「、、、どうした?」

 

 返事がないことに心配はたのか、顔を覗き込んでくる。

 

「お、おじさん、、、 だれ?、、、」

 

 その行動に少し驚きながらも、そう答えて見る。にしてもここはどこだろうか。見た感じ学校の保健室の様な部屋だけど、、、、、、。 とりあえずこの人は大丈夫そうだ。その目を見ると若干こちらを警戒している色が漏れているが、意識しないとよっぽど鋭くなければ気づかないだろう。なぜ自分は気づけたのだろうか、、、。クリーパーカーって意外と神経鋭いのだろうか?

 まあ、今は考えるのは止めておこう。それで、さらに警戒されたらたまらない。

 

「ぼくは、高畑・T=タカミチ。この学校の教師をやっているんだけど、、、 君の名前は?」

 

どうする? クリーパーカーって名前とかあったっけ?というかどうやって自分を説明すればいいんだ?とりあえずここは、、、、、、。

 

「クリーパーカー、、、、、、。」

 

「クリー=パーカー?」

 

「ううん。クリーパーカー、、、。ええと、、、クリーパーの人型として生まれた、、、。固有の名前は、、、あんまり呼ばれてないから、、、 曖昧だけど、、、、、、。薬師 破駆楽、、、、、、。」

 

 そうです。今考えました。だってわからなかったんだもん。しかし、ちょっとまずかったかな? 今空気の緊張が増した気がする。 あ、そりゃそうか、、、、、、。今人間じゃありません。って言った様なものだからね。まずったな、、、。取り消せないかな。まず、無理か、、、、、、。

 

「取り合えず、学園長室にきてもらえるかな?」

 

「う、うん、、、、、、。」

 

 ここは拒めそうにない。おとなしくついていくか、、、、、、。

 

 しばらく廊下を歩くと、そこだけやけに立派な扉があり、パネルに学園長室と書いてある。

 

「失礼します。例の子を連れてきました。」

 

「うむ、入れ。」

 

 どこか迫力のある声が聞こえ、タカミチと一緒に扉をくぐる。すると、そこには、、、、、、。

     妖怪がいた!!

 

「よ、妖怪ぬらりひょん(タダ飯喰らい)、、、、、、!」

 

「なっ、、、、、、!!」

 

 俺の発言にその妖怪は絶句した。周りの者たちの大半は俺を睨み、一部吹いた者が数名いたが隣にこずかれてすぐに顔を引き締める。やはりからだの変化で涙腺が弛くなっているのか、すぐに涙が目にたまった。

 

「ひっ、、、、、、。」

 

 反射的にタカミチの後ろに隠れて、スーツの腰辺りの生地にしがみついてしまう。恥ずかしい、、、、、、。 元男の俺としては、しがみついてしまったことが、涙を浮かべてしまったことが、もうれつに恥ずかしい、、、、、、。けれども、止められないのも事実。慣れるしかないのか、、、、、、。

 

「ぬらりひょんのことかな?でも、わしゃ人間じゃ。」

 

「大丈夫。彼らに、攻撃の意思はない。ちょっと警戒しているけど、、、、、、。」

 

「ほ、ホント?」

 

 タカミチが安心するよう促し、そして頷くと、やっと落ち着いてきた。

 

「それじゃあ、わしらに君のことを教えてもらえるかのう。わしが麻帆良学園の学園長じゃ。おぬしは?」

 

「く、クリーパーカーの、、、薬師 破駆楽、、、です。リフォームの匠って呼ばれてました、、、、、、。」

 

「そうか、、、 それでは、おぬしは元々どこにおったんじゃ?」

 

「、、、、、、。」

 

「では、どうやってここにきた?」

 

「、、、、、、。」

 

「なぜここにきた?」

 

 俺が質問の答えに詰まると、どんどん質問を重ねてくる。と言うか、どうやって答えればいいか分からねぇよ。転生して来ました。なんて、だれが信じるか!

 

「貴様!さっさと答えんか!!」

 

 後ろに控えていたひとりの部下と思わしき人が怒鳴ってくる。

 

「ふにゅッーー ーー、、、、、、。」

 

 目をつぶり縮こまって、何も言えなくなる。怖い。感情もと言うか精神も年相応になっているのか怖いという感情が抑えられない。

 

「こら、そんなふうにしたら答えられるものも答えられまい。」

 

 ついに、タカミチの後ろから出られなくなった俺を見て、学園長が部下を抑える。

 ふと、パーカーのポケットに紙が入っているのに気づく。 あ、これ既読の神からの手紙だ。つい、手をポケットに伸ばす。手が手紙に届いた直後、ポケットに手を突っ込んでいるのに気づいた部下たちが一斉に武器を抜いてこちらを睨む。

 

「ひっ、、、  」

 

 それにビビり尻餅をつく。その拍子につかんでいた手紙が部屋の真ん中にヒラヒラと落ち、滑って止まる。

 

「あっ、、、」

 

 ヤバイっあれには大切なことが、、、、、、。って大丈夫だったか。タカミチがそれを拾う。それを学園長に見せ、数分してすぐ手元にかえってくる。

 

「そうか、、、。 すまなかったのハクラ。学園内の部屋を貸すからゆっくり休むが良い。」

 

「が、学園長!?」

 

 さっきの部下が学園長に異を唱える。しかし、学園長は、それを押さえ込んだ。

 

「この者はほとんどわかっとらんよ。」

 

「なぜそのようなことが、言えるので、、、」

 

「さっきの書類を見る限りそう言い切れる。この子は捨て子じゃよ。」

 

「もし、それが嘘だったら、、、」

 

「ある程度、監視を付ければ問題あるまい。」

 

「それは、、、そうですが。しかしっ、、、」

 

「これは決定じゃ!」

 

 と部下もこれに渋々頷いた。

 

「わ、分かりました、、、」

 

 すると、学園長が今気づいたように続ける

 

「おっと、そう言えばここについてあまり知らんのじゃったな。そうだ、やはりタカミチの部屋に入れよう。その方が、都合も良かろう?」

 

 すると、タカミチは、一瞬考えて発言する。

 

「そうですねぇ…僕は構いませんが、、、、、、君は大丈夫かい?」

 

 その問いかけにうんと答えると、では、そうしましょうと、言って失礼しますと、俺の手を引いて学園長室から出ていった。

 

 

 

ーー学園長とその部下たちsideーー

 

「まあ、この問題は、置いといて良いじゃろう。小学生じゃしのう。」

 

 学園長たちは勘違いをしていた。身体を見ると背は著しく低いモノの中学生と言われればすぐに納得できる程度で、からだも、しっかり中学生らしい慎ましい発達をしているのだが、ブカブカのパーカーを着ているため、からだのラインがわからなくなっており、大きいパーカーによってさらに背が小さく見えるように錯覚してしまっているからである。

 

「そ、そうですね、、、。」

 

 部下たちも頷く、ひとりを除いて、、、、、、。

 彼等が彼女の能力(ばくはつ)について知るのは、まだ先の話である。




それではいただきます。
     今日の血はどんな味?
         バンパイア=リリーより。


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e3 お姉ちゃん登場だよ!

作者は本当にTS ネタ好きだね リリー

まあね           作者


こんばんは。クリーパーカーの薬師破駆楽です。今日は、お姉ちゃんができます。

事の始まりは、空から手紙が降ってきた時、誰からかは、すぐにわかった。神からだ。

  あー、あ、あーー。  

  久しぶり、破駆楽。え?なぜその名をって?そりゃ神だからね。今新しいシフトのダウンロード中だから、パーカーに内蔵されている視界内表示モニターで、確認できるからたまに確認しといてね。

  最後に、あなたに姉ができます。とはいっても近所のお姉さんという立ち位置です。実はあなたの記憶に姉との思い出の記憶をこっそり忍ばせておきました。姉がそちらに着いたらファイルが開いて記憶が定着して多少記憶が混乱しますが、3秒以内にこちらで、処理するので、あなた実際は混乱しません。違和感が残る程度です。でわ、良いセカンドライフを。 追伸 ー そうそう、そういえばいい忘れたけど姉は3日後ね。 ー

 

                                                                  ┛

 

 

お姉ちゃんか、どんな人だろう。一応前世でも姉はいたけど,,,,,,。そういえばもう3年経つけどね。身体は成長しないなぁ,,,,,,。クリーパーカーは成長しないのだろうか。

そうだ、新しいシフトってなんだろう。視界の左下のアイコンを開く。シフト一覧を開くと、new と赤文字で、装飾されているファイルを開く。黄色い文字で、ダウンロード中(5/10 50%)と表示されているものがふたつあるシフト名はミサイルとシュートだった。

 

 

三日後、侵入者の報告があったらしく。急いで支度をするタカミチがいる。もしやと思いついて行くと魔法使い達に囲まれる白いパーカーの人がいた。その人を見た瞬間頭の奥底から何かが登ってくる。そのうちそれが収まると私はすでにその人を知っていた。

 

「お、お姉ちゃん!?」

 

その声に反応する白いパーカーの人。ゆっくりとフードを取る。やはり、スケルトンパーカーのスケお姉ちゃんだった。お姉ちゃんは、私を見ると笑って歩いてきた。片手に弓、背中に矢の全体的に白いデザインのパーカーを着た人で、身体の発育が良く、出るところは出て引っ込むところは引っ込んでいた身長は私より、頭一個半高い。面倒見が良くクリーパーカーはなついていた。,,,,,,という記憶がある。しかし、数秒後にはそれが本当の記憶だと記憶が書き換えられていた。正確には、転生したとき赤ちゃんになっていて、人生を一からやり直したということになった。つまり、お姉ちゃんはその人生で小さい時良く面倒を見てくれていた。と言うことになっている。

そして、自分が転生者であることは、ずっと黙っていた。ということになり、お姉ちゃんはたった一人のそれを知る人物であった。まあ、その辺で終わりにしてこのはなしはおいおい話すと言うことで、私は、すでにお姉ちゃんの胸に飛び込んでいた。さすがDカップ弾力がすごい。お姉ちゃんは飛び込んできた破駆楽をしっかりキャッチし、抱き締めた。

 

「久しぶり破駆楽。元気してた?」

 

周りはみんな唖然としていた。それもそのはず、侵入者がまるで久しぶりに友達の家に遊びにきたような緊張感のなさで杖を向けられているにも関わらず、お話を始めたのだから。

ピロリンっピロリンっシフトのダウンロードが終わったようだ。また一つ楽しみが増えた気がした,,,,,,




実は私も、もともと性別が不確定だった。っていう設定があるんですよね。  リリー

うん。                                 作者

以後リリーの設定の公開が赤い月夜の羽根亭内で明かされます。(つまりいろんなところで明かされますから他の作品のも含めて前置き後置きに公開されます。講座名:リリー解剖講座)


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