八幡「後輩」 いろは「先輩」 (鴉子)
しおりを挟む

八幡「後輩」 いろは「先輩」

???「せんぱーい!」

   

誰かがそう呼んでいる

ここで自分のことかと勘違いして振り返って恥をかく。そんなことをするのは二流のボッチがすることだ

そして俺は一流のボッチであるがため勘違いなどしない

 

???「せんぱいでばー、聞こえてるんでょー」

 

まったくその先輩とやらも反応してやれよ

 

???「うぅー、おりゃ!」

ドンっ!

 

八幡「何すんだよ」

 

いろは「先輩が無視するから悪いんですよー」

 

八幡「いや、俺じゃないと思ったし」

 

いろは「私が先輩って呼ぶのは先輩だけですよー」ウワメヅカイ

 

八幡「はいはい、あざといあざとい」

 

いろは「むー、なんなんですか、せっかく可愛い後輩が話しかけてるのにー」

 

(可愛いって自分で言っちゃってるよこの子。まぁ実際可愛いけどよ」

 

いろは「ちょ、なに言ってるんですか。///告白してるんですか。ごめんなさいまだちょっと無理です。」

 

八幡「はぁ?お前こそ何言ってんだ。俺の中でのお前はあざといだからな。」

八幡「てかまた振られたのかよ、告白もしてないのにさ」

 

てゆーかすげーなあいつ、噛まずによく言えるよな

 

いろは「あざといって、先輩のほうがあざといじゃないですか」ボソッ

 

八幡「ん、なんか言ったか」

 

いろは「先輩のほうがあざといっていったんです!」

 

八幡「なに言ってんだお前、俺のどこがあざといんだよ。お前の方があざといだろ。」

 

いろは「なんでもありません!おバカな先輩には一生わからないです!」

 

なに怒ってんだよ…

これ以上この話を続けるのはめんどそうだな…

 

八幡「そんなことより何か用事があったんじゃないのか」

 

いろは「そ、そうでした!先輩っ生徒会のお手伝いを…」

 

八幡「わりー、俺用事あるんだった。

じゃあな一色」

 

いろは「ちょっ、先輩どこ行くんですか」

 

八幡「どこって部活だが」

 

こいつのお願いはどうせ生徒会活動だろうとは思っていた

まぁだからこそはやくここから立ち去らなければ面倒くさいことになりそうだと本能が告げて…

 

いろは「本物…」ボソッ

 

八幡「はい今すぐ行かせて頂きます」

 

俺の本能よわっ!

 

いろは「ホントですかっ!さすが先輩です!ありがとうございますっ!」

 

八幡「あざとい、あざとい」

 

こうして俺たちは生徒会室に向かった

 

 

 

 

ー生徒会室ー

 

いろは「せんぱーい」

 

八幡「おい一色、口じゃなく手を動かせ手を」

 

いろは「だってー、仕事あきましたー」

 

八幡「そんなのは理由になってない」

 

 

俺は今一色と二人で生徒会室にいる

他の役員はとうしたかって?

それは……

 

 

 

 

 

 

 

ー1時間前 生徒会室ー

 

八幡「おい一色」

 

いろは「なんですか先輩?」

 

八幡「なんで誰もいないんだ?」

 

いろは「他の役員は家の用事があったり学校を休んだりと誰もいません。

はっ、もしかして二人きりなのをいいことに告白でもするつもりですか。

ごめんなさいまだちょっと無理です。」

 

八幡「何言ってんだ。お前に告白なんてするわけねぇだろ。」

 

まったくこっちははやく帰りたいってのに

これは時間がかかりそうだな

 

八幡「はぁ、まぁいいはやく仕事始めるぞ」

 

いろは「ちょ、先輩はやくないですか」

 

八幡「こっちははやく帰りたいんだよ」

 

………………

 

 

 

 

 

 

ーそして現在 生徒会室ー

 

てなわけで今ここには俺と一色の二人しかいない

 

いろは「先輩も疲れましたよねー?

なら休憩しましょうよー」

 

まあ疲れたか疲れてないかで言ったら疲れている

1時間ずっとデスクワークだったからな

 

八幡「はぁ、分かったよ。

少し休憩するか。」

 

いろは「さすがです先輩っ!」ンー

 

そう言って一色はわざとらしく背筋を伸ばした

 

八幡「あざとい」

 

いろは「あざといってなんですか、もー」プクッ(頬を)

 

八幡「そういう仕草のことだ。」

八幡「てゆうか他の役員かいないことくらい初めから言えよな。

こんなのとてもじゃないが一人で出来る量じゃないぞ。」

 

いろは「だって、私一人って言ったら先輩手伝ってくれなさそうじゃないですかー」

 

八幡「はぁ、何言ってんだお前。

一人だからこそ手伝うだろ普通。」

 

てかっ、俺ってそんなに信用されてなかったのか

 

いろは「そ、そうですか。

あ、ありがとうございます。」///

 

一色の顔がなぜか赤くなっている

見ていてなんだか恥ずかしい

俺は柄にもなくそんなことを思った

 

八幡「そ、そんなことより休憩はもういいだろ。

作業を続けるぞ」

 

なんだかいたたまれなくなって俺は無理やり作業を再開させた

 

 

 

ー作業再開から1時間ー

 

八幡「一色、お前どれくらいすすん……」

 

一色にどれくらい仕事が進んだか聞こうと顔を向けたところ、

一色はすでに夢の中だった

 

八幡「ったく、人に頼んどいて寝るか普通。」

 

妙に一色がしずかだと思っていたが寝ていたからだったのか

 

八幡「はぁ、しゃあねぇなぁ。」

 

そう言っておれは一色の分の書類を取り進めていく

 

なんで一色の分までやっているのかは自分でもよく分からない

 

ただ、一色も1年生にして生徒会長をやっているだけあって疲れているのかもしれない

だったらここは眠らせておいた方がいいだろう

 

まぁ、夢くらいは楽なことがみられればいいなと思い俺は仕事を続けていく

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

八幡「後輩」 いろは「先輩」 いろはside

前回の話をいろはしてんで書いてみました



いろは「せんぱーい。」

 

そう言って私は先輩を呼んだ

今日は生徒会の仕事がたまっている

しかも他の役員も用事があって来れないのだ

こういう時は先輩を頼るのに限る

そう思って先輩を呼んだのだが…

 

 

 

うん、無視ですね 

 

まったく先輩という人は…

 

せっかく可愛い後輩が呼んでいるっていうのに無視ですか!

 

そう思いながら私はもう一度呼んでみる

 

いろは「せんぱいってばー、聞こえてるんでしょー」

 

私は可愛らしくそう言った

てか、私自分で可愛いって言っちゃってるよ

まぁー可愛いんだけどね〜 

 

そんなことより先輩まだ無視するんですかっ!

こうなったら…

 

いろは「うぅー、おりゃ!」

ドンっ!

 

私は先輩に体当たりした

何やってるんだろ私…

 

八幡「何すんだよ」

 

先輩が気づいてくれたからいっか 

 

いろは「先輩が無視するから悪いんですよー」

 

八幡「いや、俺じゃないと思ったし」

 

いろは「私が先輩って呼ぶのは先輩だけですよー」ウワメヅカイ

 

私が先輩を先輩って名前を付けずに呼ぶのには理由がある

ずっと名前を付けずに呼んでいたため今さら名前を付けて呼ぶのは変じゃないだろうか

そのため私は先輩のことを先輩と呼び続けている

 

それに最近私は悩んでいる

最近私は先輩のことばかり考えている

先輩を見つけると目で追っている

私は先輩のことが好きなのだろうか…

自分でも分からない…

でも私がこの気持ちに気付いた時、私は先輩のことを名前を付けて呼んでみようと思っている

 

八幡「はいはい、あざといあざとい」

 

私が思いにふけっていると先輩はそんなことを言った

まったく先輩は…

 

いろは「むー、なんなんですか、せっかく可愛い後輩が話しかけてるのにー」

 

そう私は言ったのだが…

 

八幡(可愛いって自分で言っちゃってるよこの子。まぁ実際可愛いけどよ」

 

いきなり先輩はそんなことを言ってきた///

先輩声に出していたこと気付いてないのかな///

 

いろは「ちょ、なに言ってるんですか。///告白してるんですか。ごめんなさいまだちょっと無理です。」

 

はぁー、またやってしまった

先輩の前だと必ずこう言ってしまう…

 

八幡「はぁ?お前こそ何言ってんだ。俺の中でのお前はあざといだからな。」

八幡「てかまた振られたのかよ、告白もしてないのにさ」

 

先輩本当に声に出していたこと気づいてないんだ…

 

いろは「あざといって、先輩のほうがあざといじゃないですか」ボソッ

 

八幡「ん、なんか言ったか」

 

いろは「先輩のほうがあざといっていったんです!」

 

八幡「なに言ってんだお前、俺のどこがあざといんだよ。お前の方があざといだろ。」

 

いろは「なんでもありません!おバカな先輩には一生わからないです!」

 

本当に先輩はわざとやってるようにしか思えない

 

八幡「そんなことより何か用事があったんじゃないのか」

 

そんなことを考えていると先輩は突然そう言ってきた

 

ん、用事……?

 

いろは「そ、そうでした!先輩っ生徒会のお手伝いを…」

 

八幡「わりー、俺用事あるんだった。

じゃあな一色」

 

私が言い終える前に先輩はどこかに行こうとする

 

いろは「ちょっ、先輩どこ行くんですか」

 

八幡「どこって部活だが」

 

先輩が面倒くさそうな顔をしている

このままでは先輩が行ってしまう

こうなれば最終手段…

 

いろは「本物…」ボソッ

 

『脅す』を使った

 

八幡「はい今すぐ行かせて頂きます」

 

やっぱり先輩は扱いやすいなぁw

 

いろは「ホントですかっ!さすが先輩です!ありがとうございますっ!」

 

私は精一杯可愛いくそう言った

 

八幡「あざとい、あざとい」

 

むぅー、またあざといって……

まぁいっか、先輩だし 

 

こうして私たちは生徒会へ向かった

 

 

 

 

ー生徒会室ー

 

八幡「おい一色」

 

生徒会室に着くと先輩がいきなりそう言った

 

いろは「なんですか先輩?」

 

八幡「なんで誰もいないんだ?」

 

いろは「他の役員は家の用事があったり学校を休んだりと誰もいません。

はっ、もしかして二人きりなのをいいことに告白でもするつもりですか。

ごめんなさいまだちょっと無理です。」

 

ちょっとからかうつもりで私はそう言った

 

八幡「何言ってんだ。お前に告白なんてするわけねぇだろ。」

 

むぅー、そう返されるとなんだか悔しいなぁ

 

あれ、なんで私悔しがってるんだろ?

 

八幡「はぁ、まぁいいはやく仕事始めるぞ」

 

私がそう考えていると先輩はそう言った

 

いろは「ちょ、先輩はやくないですか」

 

先輩から仕事を始めるなんて不思議だ

 

八幡「こっちははやく帰りたいんだよ」

 

なんたそういうことか

 

そう言って私たちは仕事を開始した

ー生徒会室 1時間後ー

 

いろは「せんぱーい」

 

私は突然そう言った

 

八幡「おい一色、口じゃなく手を動かせ手を」

 

いろは「だってー、仕事あきましたー」

 

それに1時間も机に座りっぱなしで書類とか本当に疲れる

先輩は疲れないのだろうか?

 

八幡「そんなのは理由になってない」

 

いろは「先輩も疲れましたよねー?

なら休憩しましょうよー」

 

八幡「はぁ、分かったよ。

少し休憩するか。」

 

そう言って先輩は手を止めた

やっぱり疲れていたのかな

 

いろは「さすがです先輩っ!」ンー

 

私は思いっきり背筋を伸ばした

やっぱり私書類とかむいてないなー

これからは全部先輩に任せちゃえばいっか 

まぁ冗談だけとね

 

八幡「あざとい」

 

私がひとりで考えていると先輩がそう言った

てかまたあざといって言ったよ

まぁ、わざとだけどねっ

 

いろは「あざといってなんですか、もー」プクッ(頬を)

 

それでもさらにわざとらし(あざとく)そう言った

 

八幡「そういう仕草のことだ。」

八幡「てゆうか他の役員かいないことくらい初めから言えよな。

こんなのとてもじゃないが一人で出来る量じゃないぞ。」

 

いろは「だって、私一人って言ったら先輩手伝ってくれなさそうじゃないですかー」

 

さすがの先輩もそこまでお人好しじゃないだろうとおもったのだが……

 

八幡「はぁ、何言ってんだお前。

一人だからこそ手伝うだろ普通。」

 

先輩は予想外にもそんなことを言ってきた

 

いろは「そ、そうですか。

あ、ありがとうございます。」///

 

やっぱり先輩の方があざといじゃないですか///

 

八幡「そ、そんなことより休憩はもういいだろ。

作業を続けるぞ」

 

先輩がいきなりそう言った

今顔をを見られるわけにはいかない

そのため私は先輩同様作業を再開させた

 

 

 

ー生徒会室 数時間後ー

 

んー、あれここどこだっけ?

確か先輩と一緒に生徒会の仕事を…

バッ

私は時計を見て驚いた

あれからかなり時間が経っている

私はいつの間にか眠ってしまっていたようだ

 

いろは「そ、そうだ書類は…」

 

そう思って手元を見てみると私の分の書類がなくなっている

慌てて周りを見てみると静かに眠っている先輩が目に入った

そして近くには書類の束がある

きっと私の分もやってくれたのだろう

なんだかんだいってもやっぱり先輩は優しいなぁ…

その時私の中の一つの気持ちが確定的になった

 

そっか私先輩のことが……

 

私は眠っている先輩に向かってこう言った

 

いろは「大好きですよ、比企谷先輩っ 」

 

今はまだ面と向かってそう言えないだろう

でもいつかこの気持ちを伝えることかできるといいな

そう思いながら私微笑む

いつものあざとい笑顔ではなく、私自身の素の笑顔で……

 




思っていたよりもいろは視点難しかったです…
この続きはかけたら書こうと思います


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

八幡「あざとくない後輩」 いろは「大好きな先輩」

一応前回の続きです
てか深夜に書くのはなかなかつらっったです……
それではどうぞっ


いつもと変わらない放課後

俺はいつも通り奉仕部へと足をむけていた

 

ガラガラ〜

八幡「よう」

 

雪乃「……」

 

八幡「おい、なんか反応しろよ」

 

雪乃「あぁ来ていたのね。あまりの影の薄さに気がつかなかったわ、影薄谷君」

 

影薄谷ってなんだよ

谷をつければなんでもいいと思っているのか?

 

八幡「俺が影薄いのは自覚しているからいいが名前雑すぎるだろ」

 

雪乃「あら、ごめんなさい空気君」

 

うわぁ、ついに谷までつかなくなっちゃったよ

 

そんないつも通りの会話も終了して俺は席に着いた

さて、昨日の続きでも読もうかな

 

ペラペラ……

 

ガラガラ〜

 

結衣「やっはろー!」

 

雪乃「こんにちは、由比ヶ浜さん」

 

八幡「おう」

 

由比ヶ浜が来たのを合図にか雪ノ下は紅茶を、由比ヶ浜はお菓子を出した

まぁ、この光景がいつも通りの奉仕部だな

 

そんなことを考えていると

 

ガラガラ〜

 

いろは「こんにちは〜」

 

突然一色がやって来た

 

雪乃「こんにちは一色さん、何か依頼かしら」

 

いろは「はいっ!生徒会の仕事についてなんですが先輩を借りてもいいですか」

 

やっぱりか

一色のことだからどうせ生徒会の仕事だろうとは思っていた

てか今俺のこと借りるって言ったよね

俺って物か何かなの?

ナニソレハチマンカナシイ

 

雪乃「そう、分かったわ。さっさとそれを持ってていいわよ。

なんならもう返さなくてもいいわよ」

 

それとか言っちゃってるよそれとか

 

いろは「本当ですか、ありがとごさいます!」

 

結衣「えー、だめだよゆきのん。ヒッキーも一応奉仕部なんだよ」

 

雪乃「そうね、やはり返してもらうわ。そんなのでも一応は奉仕部の部員ですしね」

 

そんなのって言っちゃ……はぁ、もういいや

てか俺の言葉もなしに俺の処遇決まっちゃってるよ

 

いろは「むぅー、ざんねんですねー。まあ、今日は先輩を借りていきますね」

 

雪乃「えぇ、いいわよ。それはさっき私が言ったことだしね」

 

いろは「それじゃあ先輩行きますよ」

 

なんか俺行くって言ってないのに行くこと決定してるよ

 

まぁ、文句を言ったところで関係ないから着いて行くとするか

 

 

 

 

ー生徒会室ー

 

いろは「そういえば

先輩珍しいですね?」

 

生徒会室で作業をしていると一色が突然聞いてきた

 

八幡「ん、何がだ?」

 

いろは「だって先輩いつもは頼んでも渋るのに今日はあっさりと着いてきたじゃないですかー」

 

なんだそんなことか

 

八幡「そりゃ、文句言ってもどうせお前無理やり連れてきたんだろ。だったら始めから着いてった方がはえーじゃねーか」

 

いろは「そうですか……」

 

…………

 

なんだよこと沈黙っ!

 

てかなんか今日の一色なんか変じゃないか?

 

そんなことを考えていると一色はさらに聞いてきた

 

いろは「先輩は私のことどう思っていますか?」

 

どうって……

 

八幡「まぁ、あざとい後輩かな」

 

半分本気で思いながらそう言った

 

しかし一色は、

 

いろは「そんなこと言っても先輩ってなんだかんだ言っても手伝ってくれるじゃないですかー。先輩って本当に私のことあざといとだけ思ってるんですかー?」

 

なんだこいついきなり

てか今日のこいつなんでこんなに勘いいんだよ

 

八幡「はぁ、なんだよいきなり。俺はあざといとしか思ってねーぞ」

 

俺はそう誤魔化した

しかしまたも一色は、

 

いろは「ウソですよね先輩。最近先輩のウソは分かるんですよー」

 

八幡「はぁー、あざとい」

 

いろは「あざとくないですよー。それで先輩どう思っているんですかー?」

 

八幡「はぁー、言わなきゃダメか?」

 

いろは「はいっ♪」

 

一色は嬉しそうにそう返事をする

 

言うしかねぇのかぁ……

そんなことを思いながら俺は本音を言う

 

八幡「まーなんだ俺にとっての小町みたいなもんだな。見ててなんかほっとけねーんだよ」

 

まぁ、これが俺の本音だ

う、自分で言ってて恥ずかしくなってきた///

 

俺はそんなことを考えていたのだが、

 

いろは「妹ですか……」

 

あれ?なんかいつもと反応違うくない?

いつもだったら散々罵倒して速攻で振られるのに

あぁそうか、妹って言われたのがあまりにもショックで言葉もでなくなってしまったのか

 

八幡「いや、悪かったな。お前がそんなにも妹と言われるのが嫌だったとはおもわなかったよ。」

 

いろは「ち、違います!嫌だったというわけではなくてですね……」

 

八幡「どうしたんだ一色。今日のお前変だぞ?体調でも悪いのか?」

 

いろは「いえ体調はいいのですが……」

 

八幡「はぁー、なんだ悩み事でもあるのか?なんだったら相談にのるぞ。俺だって奉仕部だからな」

 

いろは「いえその……先輩は私のことひとりの異性って思ってないのかなぁと思いまして……」

 

は?一色は一体なにを言っているのだ?

俺は言っている意味が分からず頭のアホ毛を『?』にしていた

 

八幡「いやお前何言ってんだ?」

 

いろは「だからですね……分かりました。先輩今から言うことをしっかり聞いてて下さい」

 

そう言って一色は一呼吸して言った

 

いろは「先輩、私は先輩のことが異性として好きです。私と付き合って下さい」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

いろは「先輩、私は先輩のことが異性として好きです。私と付き合って下さい」

 

はぁー、どうしようついに言っちゃったよ

 

そう思いながら私は先輩のほうを見た

しかし先輩は何か真剣な表情で考えているようだった

だから私は自分から訪ねた

 

いろは「先輩、返事聞いてもいいですか?」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

いろは「先輩、返事聞いてもいいですか?」

 

そう言って一色はおれのほうを見てきた

その一色に顔を見ただけでこの告白がウソで無いと分かった

俺は嬉しかった

素直に自分の気持ちを伝える一色に感動を覚えた

この時に俺は気づいた

 

俺も一色のことが好きだと言うことに、一色と付き合いたいというこに

 

だけど俺は考えてしまった

もし俺と一色が付き合った場合のことを……

 

一色は生徒会長で全生徒の代表であると同時に最上位カースト

一方の俺は最低辺カーストである。また俺には文化祭での例もある

そんな俺と付き合ってみろ。一色は今まできづきあげてきた全てが崩れてしまう。それに嫌われ者の彼女という最低

のレッテルが貼られてしまう

俺は一色に辛い思いをして欲しくなかった

そうなると告白の返事は自然と出てくる

 

八幡「一色、俺はお前とは付き合えない」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

八幡「一色、俺はお前とは付き合えない」

 

先輩はそう言った

普通に聞いたら私が振られているだけだろう

だけど先輩の表情を見てもそんなこと言えるの分からない

そう思い私は聞く

 

いろは「先輩、その返事は本音ですか?」

 

そう聞くと先輩はさらに答える

 

八幡「当たり前だ。俺は嘘をつかない。お前のことなんて異性として見たことねえよ」

 

いろは「嘘ですよね。だったらどうしてそんな悲しそうな表情をしているんですか?」

いろは「もしかして先輩、自分と付き合ったら私が周りからいじめられるとか考えてませんか?」

 

そう言うと先輩の表情がまた少し変わる

 

いろは「私言いましたよね、先輩のウソは分かるって。それにそんな表情じゃ説得力ないですよ」

いろは「それに私は周りにどう思われようとも関係ありません。先輩のことが好きなんです。この気持ちに嘘偽りはありませんよ」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

いろは「それに私は周りにどう思われようとも関係ありません。先輩のことが好きなんです。この気持ちに嘘偽りはありませんよ」

 

そう言うとと一色は静かに微笑む

 

あぁ、俺のことをこんなにも思っていてくれている

それがどれだけ嬉しいことか

それなのに俺は何言っているんだ

こいつが本音でぶつかってきたのに俺は自分の本音を語らないで……

 

そう思い俺は一色に言う

 

八幡「さっきはすまなかった。もう一度おれの返事を聞いてくれるか?」

 

こんなのは都合良すぎる

それでも一色は静かに微笑みながら頷く

 

八幡「一色、俺もお前のことが好きだ。こんな俺でよければ付き合ってくれ」

 

いろは「はいっ!私も好きです、先輩っ!」

 

こうして俺と一色は付き合うことになった

 

 

 

ー帰り道ー

 

いろは「先輩っ!」

 

あの告白からの帰り道、私は先輩を呼ぶ

 

八幡「どうした一色?」

 

そう言って私の方を見てくる先輩はかっこ良く見えた

 

って、そうじゃなくて

 

いろは「先輩、私のことは一色じゃなくていろはって呼んで下さいっ!」

 

そう言うと先輩は少し恥ずかしそうに

 

八幡「分かったい、いろは」///

 

先輩顔赤いな///

 

いろは「なので私もこれからは八幡って呼びますね」///

 

そう言う私もきっと耳まで真っ赤なのだろう

 

八幡「いきなり呼び捨てかよ」///

 

いろは「いいじゃないですか、付き合っているんですし♪」

 

八幡「まぁ、それもそうだな」

 

そう言う先輩、八幡も嬉しそうだった

 

いろは「大好きですよ、八幡」

 

八幡「俺も好きだぞ、いろは」

 

そう言って私達は手をつなぎ歩いて行った

その手からは八幡の温かさが感じ取れた

 

 

 




八幡をデレさせるのに迷いました
捻デレってただデレさせるの難しいですねぇ……


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

八幡「彼女な後輩」 いろは「彼氏な先輩」part1

いろはと付き合い始めたその夜、俺は可愛い妹である小町に尋問という名の質問をされていた

 

小町「さぁお兄ちゃん、可愛い妹である小町に連絡をしないでどこに行っていたのかなぁ?小町心配きたんだよ。あ、今の小町的にポイント高い!」

 

八幡「わー高い高い」

 

小町「うわぁー、ゴミいちゃんてきとー。そんなんだから彼女どころか友達もできないんだよー」

 

そう小町は言った

まあ今までの俺だったらきっと何かしらの愚痴を言ってこの話題は終わっていただろう

しかし今の俺にはいろはという彼女がいる

あれ?彼女がいて友達がいないっておかしくない?

しかしそんなことは今は置いといて俺は小町言ってやった

 

八幡「おい小町、お前は勘違いしているぞ。俺にだっているんだからな」

 

小町「え!もしかしてお兄ちゃん友達できたの?すごいじゃん!明日は雪が降りそうだなぁ」

 

え、俺に友達ができるのってそんなすごいことなの?

いや、俺だって本気を出せば友達の一人や二人…

はい、できませんね

いやいや!小町は勘違いしているようだな

俺にできたのは友達じゃなくてだな

 

八幡「小町、お前は勘違いしているようだな。俺には友達はひとりもいないぞ」

 

小町「はぁ、やっぱりね。そうだろうと思ったよ。まぁ期待せてなかったけどね」

小町「それじゃあゴミいちゃんは今日の帰りどこに行ってたの?」

 

はぁ、また振り出しに戻るのか

これはいろはとの事説明するしかなさそうだな

 

八幡「小町よ、俺は友達がいないと言っただけであって彼女がいないとは言っていないぞ」

 

そう言うと小町は痛い子を見るような目で

 

小町「お兄ちゃん、妄想は大概にした方がいいよ……」

 

おい、どういうことだ

友達の時と反応違うくない?

俺に彼女ができるのってそんなにすごい事なの?

 

八幡「いやいや、妄想なんかじゃないぞ。俺には彼女いるからな」

 

そんなふうに説明していると俺の携帯がなった

相手は今現在話題に出ている一色いろはからだった

 

八幡「小町悪い、電話だ」

 

小町「え!お兄ちゃんに電話かけてくる相手いたの!?」

 

小町がなんか失礼なことを言っているがまあいいだろう

そう思い俺は電話に出た

 

いろは『あ、八幡ですか?』

 

電話に出るといろははいきなり話しかけてきた

 

八幡「そんだが、どうかしたかいろは?」

 

いろは『いえいえ、八幡が無事に家に帰れたかどうか心配でですね』

 

八幡「ありがとないろは」

 

あぁ、嬉しいことをいってくれるなぁ

 

いろは『いえ、彼女なんだから彼氏の心配をするのは当然ですよー。それで無事に帰れましたかー?』

 

八幡「ああ、無事には帰れた。だが今現在絶賛ピンチ中だ。助けてくれいろは」

 

いろは『え、ピ、ピンチなんですか!?わ、分かりました何をすればいいですか!?』

 

八幡「助かる。今から小町に電話を代わるから彼女だって言ってやってくれ」ヒョイッ(小町に携帯を渡す)

 

いろは『ちょ、八幡!?』

 

ふう、これでいろはが小町を説得すれば小町も納得するだろう

 

小町「代わりました、うちの愚兄の妹の小町です」

 

いろは『こ、こんばんわ。八幡の彼女の一色いろはですっ』

 

小町「えぇ!本当にお兄ちゃんに彼女いたんですかぁ!?」

 

小町よ、俺に彼女がいることがそんなにありえないことなのかい?

ハチマントッテモカナシイ

だけどこれでいろはが説明すれば小町も納得するだろう

さて今のうちに小町の作った飯でも食べるとするかな

 

ー数分後ー

小町「いろはお姉ちゃん今度うちに遊びに来てくださいね〜。それでは〜」

 

お、電話終わったみたいだな

てか小町いつの間にいろはお姉ちゃんになってんだよ

電話で仲良くなりすぎだろ

 

小町「すごいじゃんお兄ちゃん、本当に彼女ができたんだね!嘘じゃなかったんだね!」

 

電話が終わるとすぐに小町はそう言ってきた

本当ってなんだよ

 

八幡「だから散々そうやって言っただろ。な?俺は嘘ついてなかっただろ?」

 

小町「いやー、どうせお兄ちゃんの事だから見栄を張ってるだけかと思ったよ!そんなことよりおめでとう!今夜はお赤飯だねっ!」

 

八幡「いや、もうお前が電話してる間に飯食っちまったから」

 

小町「じゃー明日だね!明日はお赤飯だー!」

 

お前お赤飯どんだけ食べたいんだよ

まぁ、俺も嫌いじゃないしいいか。小町の作るお赤飯はうまいしな

 

小町「それとお兄ちゃん、今度いろはお姉ちゃんうちに連れてきてね」

 

まぁやっぱりそうくるだろうな

 

八幡「ああ、今度連れてくるよ」

 

珍しく俺は素直にそう言った

まあ本当に今度連れてくるかな

あの様子だと小町ともう仲良さそうだしな

ー次の日の朝ー

 

小町「お兄ちゃーん!早く起きないと遅刻するよー!」

 

八幡「んー、分かった」

 

俺はとりあえず返事しておいた

だがまだ俺は起きない

だってまだ寒くて布団から出れないんだもん

うわぁ、俺がもんとかキモいだけだな

自分でかんがえといてあれだけど

そんなことを考えていると頭が冴えてきてもう眠れそうにない

ふー、まだ寒いけど起きるとするか

 

小町「あ、お兄ちゃんおはよー」

 

八幡「おう、おはよう」

 

俺がまともに挨拶出来るのは小町と戸塚くらいだな

いやいろはともできそうだな

今日あったらしてみるか

俺の挨拶ができる人間がふえたぞ!

 

小町「うわぁ、お兄ちゃんその顔キモいよ。ニヤニヤしすぎ」

 

八幡「え、俺そんなにニヤニヤしてたか?」

 

小町「うん。家じゃなかったら通報されるくらいニヤニヤしてたよ……」

 

え、マジか

これは気を引き締めなきゃな

そんなことを思いながら朝飯を食べ始める

 

小町「ずばりお兄ちゃんはいろはお姉ちゃんのことを考えていたんだね」

 

うお、今食った朝飯口から出そうになった

てかなんでわかるんだよ

小町ってエスパーか何かなの?

 

小町「その顔はあってたんだね!」

 

八幡「なんだよ鎌かけただけかよ。エスパーかなにかかと思ったじゃねーか」

 

小町「いやいやお兄ちゃん顔にばっちし出てるからね」

 

八幡「マジで……?」

 

小町「マジでだよ。てかお兄ちゃん幸せそうだねー。小町は嬉しくて涙が出そうだよ」

 

そう言って小町は嘘泣きを始めた

いやいや小町さん、嘘泣きだってバレバレだからね

 

八幡「って、もうこんな時間じゃねーか。小町急げっ」

 

小町「わ、わーやばいじゃん!」

 

そう言って俺と小町は急いで学校へ行く準備を始めた

 

ー数十分後ー

もうすぐ1時間目が始まる時間だ

今日は遅刻ギリギリだった

あの後小町を送り届けて急いで来てこの時間だ。あのまま話してたらやはかったな

そういえば結局いろはとは挨拶できなかったな

残念がってる自分がなんかおかしくてニヤニヤしそうになった

おっと、俺のニヤニヤは通報レベルだったな。気を引き締めなくては

 

そんなことを考えていると1時間目が始まるチャイムがなった

 

ふぅ、いろいろ考えていたら眠くなってきたな

1時間目は数学だし寝るとするかな

数学やっても分かんないし

 

 

 

 

そんなこんなで眠っているとしているといつも間にか3時間目が終わりそうな時間になっていた

いやいや、1時間目が終わった時点で誰か起こしてくれよ

いや、俺を起こしてくれるのなんて戸塚くらいだな。その戸塚も今日は風邪で休みだし

 

眠気覚ましに1人でそんなことを考えていると3時間目の終了を知らせるチャイムがなった

 

さて昼飯の時間だな

今日もベストプレイスでゆっくり食べるとするかな

 

由比ヶ浜「ヒーキー、たまにはお昼ゆきのんと一緒に食べない」

 

ベストプレイスへ行こうと立ち上がるとアホの由比ヶ浜が話しかけてきた

 

いや俺がお前や雪ノ下と食べるなんてあり得ないだろ

雪ノ下になんて言われるか分からねえし

 

八幡「いや、俺いまから…」

 

いろは「こんにちはー!」

 

由比ヶ浜に言おうと思っていたところで突然いろはが教室にやってきた

 

戸部「おー、いろはすじゃん。弁当持ってどったの?隼人君と一緒ににたべるの?」」

 

突然現れたいろはに戸部はそう言った

ん?いろはが弁当?

てか三浦さんの目が怖いですよマジで

 

いろは「いえいえー、葉山先輩じゃありませんよー」

 

戸部「え、もしかして俺とか!?」

 

いろは「そんなことはあり得ません」

 

いろはさんあざとい忘れてますよ

そして戸部よ、どんまいw

 

戸部「じゃ、じゃあ誰なん?」

 

まあそれもそうだろう俺といろはが付き合ってるってこと誰も知らねえだろうし

 

しかしこのままいくといろはの口から出そうだな

俺は今のうちにここから離脱した方がいいな

俺が教室から出ればいろはも着いてくるだろう

 

そう思い俺は立ち上がったのだが時すでに遅しだった

 

いろは「もちろん八幡に決まってるじゃないですかー」

 

戸部「え……?」

 

いろはさんこの空気どうしてくれるの?

てか八幡って誰とか言ってるやついるしよ

いや俺の名前知ってるやつの方が珍しいか

ナニソレハチマンカナシイ

しかしそんなことより今はこの空気を何とかする方がいいな

 

八幡「おいいろは、ちょっとこい」

 

いろは「あ!はちまーん!」

 

いやでかい声で名前呼ばないでくれよ

 

結衣「ヒ、ヒーキー。今いろはちゃんの事名前で……」

 

あ、由比ヶ浜忘れてた

てか由比ヶ浜怖いっすよ

なんでそんな怒ってんの

 

いろは「どうしました八幡?」

 

八幡「ほら、こっち来い」

 

俺はいろはの手を引いて教室から出ていく

今はこの教室から出ていくことが最も重要だ

 

いろは「わ!八幡大胆ですね!」///

 

八幡「ちょ、いいからこい」///

 

やべえ、絶対俺顔真っ赤になってるよ

てかこいつも顔赤くなりすぎだろ///

 

こうして俺たちは変な空気になっている教室から出て行った

 

 

 

ー続くー

 




とりあえずここまでです
part2では奉仕部の二人を出そうと思っています
てか、今回由比ヶ浜可哀想ですねw


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

八幡「彼女な後半」 いろは「彼氏な先輩」 part2

昼休み、いろはの突然の登場により変な空気になっていた教室を出た俺たちはベストプレイスにいた

 

八幡「なあいろは、お前なんでいきなり教室きたんだ?」

 

いろは「あ、そのすみません。いやだったですか……?」

 

いろははとても不安で悲しそうな顔をしている

いや、それもそうか。俺達は付き合ってるんだし、その彼氏にそんなこと言われたら怒られていると思っちまうわな

 

八幡「いやだったわけじゃないんだが、少し驚いただけだ」

 

いろは「なら良かったです」

 

そう言ういろははとても安心したような顔をしている

 

いろはの悲しそうな顔は見たくないな。これからは言動とかしっかり考えなくちゃな

 

そう改めて思いながら俺は飯を食べようとするが、

 

八幡「あ、悪いいろは。俺まだ飯買ってきてなかったわ。」

 

いろは「え?それなら心配いりませんよ。八幡の分も私が作って来たので!」

 

え、マジで。彼女の手作り弁当とか俺人生の勝ち組じゃね?あ、いろはと付き合ってる時点で俺勝ち組だったわ

 

いろは「あれ、今朝メールで小町ちゃんに伝えておいてって頼んでおいたんですけど?」

 

八幡「あー、それなら時間なかったから言う時なかったんじゃね?今朝家出たの遅刻ギリギリだったし」

 

いろは「それで今朝は会えなかったんですね。私八幡のこと探したんですよー」

 

八幡「それは悪いことしたな」

 

いろは「本当ですよー。なので八幡にはこれから罰ゲームを受けてもらいます♪」

 

え、何罰ゲームって。

 

八幡「え、マジで?何すんの?死ねとかやめてくださいよいろはさん」

 

いろは「ちょ、なんでいきなり敬語になってるのですか!?てか、私がそんな事言うはずないじゃ無いですか!」

 

おぅ、どうやら俺の命は繋がれたようだ

 

八幡「んじゃ、罰ゲームって何やるんだ?」

 

そう聞くといろはは楽しそうに罰ゲームの内容を言った

 

いろは「それは今日のお昼ご飯を私が食べさせてあげることです!」

 

ほっ。良かったそんな事か。

ん?それってまさか?

 

八幡「食べさせるってもしかして……」

 

いろは「もちろんあーんですよ?」

 

え、あーんってマジで?そんな事したら俺恥ずかしさで死んじゃうぞ

 

いろは「嫌ですか?」ウワメヅカイ

 

ぐはっ、今のいろはの上目遣いは俺には効果抜群のようだ

今の俺にはいろはの上目遣いは可愛く見えすぎてしまう

 

八幡「わ、分かったからその上目遣いをやめろ!」///

 

いろは「あ、八幡照れてるですか!可愛いですね!」

 

八幡「おまっ!い、いいから早く食べるぞ」

 

いろは「分かりました。それじゃあ食べましょうか」

 

そう言っていろはは持って来ていた弁当箱を開けた

 

おお、これは……

 

八幡「これってお前が作ったのか?」

 

いろは「はい!そうですよ」

 

八幡「お前料理とかできたんだな。以外だな」

 

そう、いろはの作った弁当はすごく美味しそうだった

 

いろは「以外ってなんなんですか。もー」プンスカ

 

八幡「いや、普段から料理とかするのか?」

 

いろは「んー。普段はお母さんの手伝い程度しかしないですかねー」

 

八幡「そのわりには上手にできてるじゃねーか」

 

いろは「えへへ。ありがとうごさいます。でも、味だけじゃないですよー」

 

そう言うといろははあーんをしてきた

 

あ、やっぱり覚えてたか。なんとか話でごまかそうと思ったんだが

 

いろは「どうぞ八幡、あーん」

 

しかたねぇ、覚悟を決めるしかないようだな

 

そう思いいろはの作った料理を食べた

 

いろは「どうですか?」

 

八幡「おー、うまいな」

 

いろは「それは良かったです」

 

そう言っていろはも食べ始める

 

いろは「あ、そうだ今日八幡の家にいっていいですかー?」

 

八幡「ん、?どうしたんだ急に?」

 

いろは「小町ちゃんと会ってみたいですしねー。それに八幡に料理を教えて貰おうかと思いまして」

 

八幡「家に来るのは別にいいぞ。小町も会いたがっていたしな。でも料理の方は十分上手じゃねーか」

 

いろは「いえその、八幡の好みに合わせて作ってみたいなーと思ったので」///

 

八幡「そ、そうか……」///

 

って、なんて嬉しいことと言ってくれるんですかいろはさん。もう顔が赤くなっていろはの方向けなくなっちまったじゃねーか

 

 

 

 

それからいろはにあーんしたりしてもらったりしながら昼休みは過ぎていった

 

俺がいろはにあーんしなかったかって?そんなの俺ができるわけないだろ。恥ずかしすぎる。てかいろははよくできるな

 

いろは「あ、昼休みも終わりますね。それでは放課後奉仕部に遊びにいきますねー」

 

八幡「おう」

 

そう言っていろはは自分の教室へ戻って行った

さて、俺も戻ろうかな

 

 

 

そう思い、教室へ向かったのだが俺はこの時いろはと無理やり教室から出てきたことを完全に忘れていた[newpage]

俺が教室に入った瞬間クラス全員がこっちを見てきた

 

え、何これ。俺ってなんかしたっけ?

 

結衣「あ、ヒッキー」

 

やべ、思い出した。

俺、昼休み無理やり教室から出てきたんだった

 

結衣「さっきのことなんだけど……」

 

そう由比ヶ浜が聞こうとしたところでチャイムが鳴った

 

八幡「ほら由比ヶ浜、チャイムなったぞ。席につけ」

 

結衣「う、うん……」

 

ふぅ、危ないところだった。ナイスタイミングでチャイムがなってくれて助かった

 

さて今のうちにどうやって付き合ってることを説明するか考えておかなくちゃな

 

 

 

 

そんな事を考えながら時間は過ぎていきいつの間にか放課後になっていた

やっばり考え事をしていると時間が短く感じるな

 

さて、さっさと部室に行くとするか

 

由比ヶ浜は後から来るだろうし、先行くとするか

 

ー奉仕部部室ー

 

ガラガラ〜

 

八幡「よう」

 

雪乃「あら、こんにちは、比企谷君」

 

ど、どうしたんだこいつ。俺が部室に入ってくるたびに浴びせて来る罵声はどこにいった

 

八幡「お、おう。珍しいな、お前が俺の挨拶に普通に返すなんて」

 

雪乃「そうかしら。挨拶には挨拶で返す、別に当たり前の事だと思うのだけど?」

 

八幡「そ、そうか」

 

そんな以外なセリフに俺は戸惑っていると、

 

雪乃「そんな事より比企谷君、あなたに聞きたいことがあるのだけど?」ニコッ

 

雪ノ下はそう聞いてきた

うわぁ、今のこいつ雪ノ下さん(姉)と同じ顔してるよ。表面だけは笑っているという恐ろしい顔だ。さすが姉妹だな。

だがこのことを雪ノ下に言ったらどうなるか分からないから言わないでおこう

 

八幡「な、何を聞きたいんだ?」

 

雪ノ下にそう聞いたところで部室のドアがあいた

 

結衣「やっはろ〜」

 

アホの子由比ヶ浜の登場だ

てかナイスタイミングだ由比ヶ浜。今の俺には雪ノ下が怖すぎてたまらなかったんだよ

しかし雪ノ下は今のことがなかったかのように、

 

雪乃「こんにちは由比ヶ浜さん」

 

そう雪ノ下が挨拶を返し、

 

八幡「おう」

 

俺も挨拶を返した。てか俺の挨拶しょぼいな

 

結衣「あ、そうだヒッキー、聞きたいことがあるんだけど」

 

雪乃「あら奇遇ね由比ヶ浜さん。私もあることについて比企谷君に聞こうと思っていたところなの」

 

やべぇ、由比ヶ浜はナイスタイミングなどではなくバッドタイミングだったようだ

てかこいつらが聞きたいことなんてあのことについてだよな

だが俺はあえてなんのことか分からないふりをした

 

八幡「何を聞きたいんだ?」

 

結衣「ヒッキー」 雪乃「比企谷君」

 

雪乃、結衣「一色さん(いろはちゃん)とはどういう関係なのかしら(どうゆう関係なの)?」

 

やっぱりそのことか……

さすがに昼休みにあんなことが教室であれば気になるわな

 

八幡「あー、いろはとはだな……」

 

そう今から説明しようとしたところでまたも部室のドアがあいた

 

開けたのは、今現在話題に上がっている一色いろはだった

 

いろは「はちまーん、遊びに来ましたよー!」

 

うわぁぁぁ、なんてタイミングで来たんでしょうかこの子は。

 

雪乃「こんにちは一色さん。何か依頼かしら?」

 

いろは「いえ、依頼じゃありませんよー。遊びに来たっていったじゃないですかー」

 

雪乃「一色さん、ここは遊びに来る場所じゃないのよ。」

 

そう言う雪ノ下の顔はとても冷めた顔をしていた

そんな雪ノ下の表情が怖くなったのか、いろはは俺の後ろに隠れながら言ってきた

 

いろは「でも昼休みに八幡に遊びに行くって言ったので……」

 

いろはめちゃくちゃ怖がってるな。いつものあざといいろはが完全に消えてるじゃねーか

 

一瞬の沈黙が出来た後、さっきまで黙っていた由比ヶ浜が突然声を上げた

 

結衣「ちょっ、いろはちゃん。さっきからヒッキーの事名前で呼んでるけどどうして!?」

 

あ、そういえばこいつらに付き合ってること言ってなかったっけ

 

そう思い説明しようとすると、

 

いろは「それは私達が付き合っているからです!」

 

いろはは思いっきりそう言った

 

雪乃「一色さん、今なんと言ったのかしら?」

 

いろは「私達が付き合ってるって言ったんですよ!」

 

雪乃「それはどういう意味でかしら?」

 

いろは「そんなの男女交際の意味に決まってるじゃないですかー」

 

そう言ういろはは元の調子を取り戻していた

 

結衣「ほ、ほんとなのヒッキー?」

 

え?今ここで俺にふるの?

まあ正直に答えるしかねえか

 

八幡「まあな。俺といろはは付き合ってる」

 

結衣「そ、そうなんだ……」

 

八幡「あ、あぁ……」

 

え、何この空気。なんで由比ヶ浜黙っちゃうの?

てか、いろはも雪ノ下もどうして黙っちゃってるの?

 

少ししてこの空気を壊すように由比ヶ浜は口を開いた

 

結衣「そっか。おめでとう、ヒッキー!」

 

八幡「お、おう。ありがとな」

 

雪乃「私からもおめでとうと言っておくわ、比企谷君。それに一色さん」

 

いろは「あ、ありがとうございます!」

 

いろはは驚いた顔をしている。きっと由比ヶ浜ならともかく雪ノ下まで素直に俺たちを祝ってくれるとは思っていなかったのだろう

そういう俺も思ってもなかったので驚いた顔をしているのだろう

 

結衣「それでそれで!どっちが告白したのっ?」

 

さっきまでの空気がなかったかのように由比ヶ浜は俺たちについて聞いてきた

 

八幡「それは恥ずかしいから言わな…… いろは「私が告白して、八幡が振って、八幡が告白仕返してきました!」

 

って、なんで言っちゃうんですかいろはさん!?

俺その時の事思い出すだけで恥ずかしくて顔赤くなるのだぞ!

 

結衣「へ、へー。なんだかヒッキーらしいね」

 

雪乃「本当、その捻くれようといい、彼らしいわね」

 

いろは「その時の八幡本当かっこ良かったんですよー」

 

ちょっ、何言ってんだよ///

てか俺置いて女子3人で話進めないでくださいよ。俺悲しくなってきたじゃねーか

 

それからと言うものの部活が終わるまで俺たちは雪ノ下と由比ヶ浜の2人に質問ぜめにされた

ー帰り道ー

 

俺たち2人で歩いていた。行き先は俺の家だ。まぁ、昼休みに約束していたからな。

 

いろは「はちまーん、さっきまでは大変でしたねー」

 

そう言ういろははとても楽しそうな顔をしている

てか、絶対お前楽しんでただろ

 

八幡「ああ、本当大変だったよ。ってか、お前は明らかに楽しんでただろ!」

 

いろは「えへへー、ばれましたー?」

 

おぅ、やっぱりか

 

八幡「何がそんなに楽しかったんだ?」

 

いろは「えー、だって彼氏のこといい意味でいろいろ言われるのって嬉しいじゃないですかー」

 

八幡「そ、そうか」///

 

いろは「あ、八幡照れてるんですか!可愛いですね!」

 

八幡「うるせえ」///

 

てかさっきのセリフなんか聞き覚えあるよ?デジャブュ?

 

そんなこんなで色々と話しているといつの間にか俺の家に着いていた

 

八幡「おいいろは、着いたぞ」

 

いろは「あ、本当ですか!楽しみです!」

 

八幡「そうか。ほら、早く入るぞ」

 

そう言ってドアを開けると、

 

小町「おかえりお兄ちゃん。それからいろはお義姉ちゃん、はじまして!」

 

小町が玄関で待ち構えていた。

 

八幡「おう」

 

いろは「は、始めまして小町ちゃん!」

 

いろは緊張しすぎだろ

 

八幡「いろはそんな緊張しなくていいんだぞ。どうせ今は俺と小町しかいない」

 

小町「お兄ちゃん今の小町的にポイント低いよー。それにかーくん忘れてるよ」

 

いろは「かーくん?」

 

八幡「ああ、うちの猫だ」

 

いろは「八幡猫飼ってるですかっ!?」

 

八幡「まあな。お前猫好きなのか?」

 

いろは「はいっ、大好きです!」

 

この感じだと雪ノ下と同じくらい猫好きそうだな

 

いろは「でも、八幡のことはもっと大好きですよっ」///

 

八幡「そ、そうか」///

 

くっ、油断してた。不意打ちとは卑怯だぞ

 

小町「あー、お二人さん熱々なのはいいんですがそろそろリビングへ行きません?かーくんもいますし」

 

こ、小町のこと忘れてた

やべぇ、くそ恥ずかしいじゃねーか

 

いろは「そ、そうですねっ」///

 

あ、この様子だといろはも忘れたっぽいな

すまんな小町よ

ーリビングー

 

玄関でいろいろと恥ずかしい思いをした後俺たちはリビングへ向かった

 

リビングに入ると丁度かまくらがドアの近くにおりそれを見たいろははすぐにかまくらを触り出した

 

いろは「えへへー、ふわふわー♪」

 

そう言ういろははとても幸せそうな顔をしている

 

八幡「気持ち良さそうだな」

 

いろは「はいっ!とっても気持ちいいです」

いろは「八幡は触らないんですかー?」

 

八幡「こいつは俺が触ろうとすると逃げるんだよ」

 

俺も一応飼い主なのになぁ

 

小町「あー、かーくんって本当お兄ちゃんに懐かないよね」

 

いろは「八幡は飼い猫にまで嫌われてるんですかw」

 

八幡「う、うるせーな」

 

うっ、なかなかひどいことを言ってくれるなぁ

 

いろは「でも私は大好きですから安心してください!」

 

八幡「はいはい、ありがとなー」

 

いろは「ちょっ!反応ひどくないですか!?」

 

八幡「なんか言われ慣れたんだよ。慣れってすげーなマジで」

 

小町「いろはお義姉ちゃん、ホントはお兄ちゃんはとっても照れてますよ。見てください、お兄ちゃんのアホ毛はウソをつくと動くんですよ」

 

ちょっ、何言っちゃってくれてるの小町さん?

 

いろは「あっ、ホントですね。えへへ、八幡やっぱり照れてたんですね♪」

 

八幡「うるせー」///

 

そんな感じで色々と話していると、突然俺の腹がなった

 

小町「あっ、そろそろご飯にしよっか」

 

八幡「小町、もう飯は出来てるのか?」

 

小町「ううん、ごめんねー。これから作るとこ」

 

おお、それなら丁度いい

 

八幡「なら今日は俺が作るぞ」

 

小町「えっ、どうしたのお兄ちゃん?」

 

八幡「いや、今日はいろはに料理を教えるのが家に来た目的のひとつだからな」

 

いろは「八幡、覚えてたんですね」

 

八幡「いや、そりゃあ今日の出来事だからな」

 

さすがに忘れないだろう

 

小町「それならお任せするねお兄ちゃん」

 

八幡「ああ。ほら、いろはついてこい」

 

そう言って俺たちは台所に向かう

 

八幡「いろはなんか食べたい物あるか?」

 

いろは「私はなんでもいいですよー。特に嫌いな食べ物もないですし。そういえば八幡は何か嫌いな食べ物とかありますか?」

 

 

八幡「俺はトマトが嫌いだ。俺はトマトが食べ物だとは認めてない」

 

あれは食べ物じゃねーだろ

 

いろは「な、なんかすごい言いようですね」

 

八幡「まあな。トマトだけは嫌いだ」

 

いろは「それじゃあ明日からのお弁当にはトマト入れないでおきますねー」

 

八幡「おお、助かる。てか明日も作ってくれるのか?」

 

いろは「もちろんですよ。これから毎日作りますよー」

 

八幡「そうか、ありがとな」

 

いろは「どういたしましてですよー」

 

小町「お二人さーん、楽しいところ悪いんですがそろそろご飯作り始めませんか?」

 

あ、忘れてた。

いろはと話してると色々と忘れちまうな

 

八幡「ん、そうだな。じゃあ唐揚げでも作るか」

 

いろは「八幡は唐揚げが好きなんですか?」

 

八幡「まあな」

 

いろは「覚えておきますねー」

 

さてそろそろ作り始めるとするか。

また小町になんか言われそうだし

 

 

ー数十分後ー

 

いろは「八幡、とっても美味しいです!」

 

八幡「おお、ありがとな」

 

小町「ホントお兄ちゃんって料理上手だよねー」

 

八幡「まあ、俺の将来は専業主婦って決めてるからな」

 

専業主婦、マジで最強

 

いろは「え、八幡専業主婦になるんですか?」

 

小町「はぁー、まだそんなこと言ってるのゴミィちゃんは。なんだかんだいってお兄ちゃんは働く方が向いてると思うよ」

 

それは言わないでくれよ。マジで最近社畜人生に向かってるんじゃないかと思ってるんだから

 

そんなどうでもいいことを話しながら俺たち3人は晩飯を食べ続けた

 

 

 

ー数時間後ー

 

八幡「いろは、お前そろそろ帰った方がいいんじゃねーか?」

 

話し込んでいたらいつの間にか時間は結構経っていた

 

いろは「あ、ホントですねー」

 

そう言っていろはは残念そうな顔をする

 

八幡「はー、そんな顔すんな。別にうちならいつでも来ていいから」

 

いろは「ホントですか?」

 

八幡「ああ」

 

小町「おー、お兄ちゃんが気を使ってるよ」

 

八幡「うるせー小町。俺だって気ぐらいはつかえるわ。ただ使う相手が少ないだけだ」

 

小町「はいはい。ほら早くいろはお義姉ちゃん送ってかなくていいの?」

 

八幡「ん、そうだな。ほら、行くか、いろは」

 

いろは「はいっ!」

 

そう言って俺たちは玄関に向かう

 

小町「また来てくださいねー、いろはお義姉ちゃん」

 

いろは「うんっ、ありがとねー、小町ちゃん」

 

八幡「んじゃ、行って来る」

 

俺たちは玄関から出た

 

 

ー帰り道ー

 

いろは「小町ちゃん、いい子ですねー」

 

八幡「まあな、ホントに俺の妹なのかって思う時があるよ」

 

だっていい奴すぎるからな

 

いろは「なんですかそれー?」

 

八幡「いや、俺と違って社交性あっていい奴だからな」

 

いろは「八幡もいい人ですよ」ニコッ

 

そう言っていろははこっちを見ながら微笑む

 

いろは「手、つないでいいですかー?」

 

八幡「ああ」

 

なんかいろはと手をつなぐと安心するな

そんな事を思っているといろはが突然言ってきた

 

いろは「なんか八幡と手をつないでいると安心できるんですよねー」

 

こいつ俺と同じことを。

 

いろは「八幡はどこにも行きませんよね?」

 

八幡「なんだよそれ」

 

なんでこいつはこんな辛気臭い顔してるんだ?

 

いろは「いえ、八幡はいつかどこかに行ってしまうんではないかと思いまして……」

 

八幡「はぁ、何言ってんだよ」

 

そう言って俺は足を止め空いている手でいろはの頭を撫でる

 

八幡「俺はお前をおいてどこにも行ったりはしないぞ」

 

やっと見つけた俺にとっての『本物』だしな

 

いろは「ホントですか?」

 

八幡「ああ、ホントだ」

 

いろは「えへへ、なら良かったです」

 

そう言っていろはは俺の手を強く握る

 

いろは「大好きですよっ」

 

八幡「あぁ、俺もだよ」

 

そう言う俺も手を握り返す。

いろはの小さな手を。




これにてそのシリーズは終わりにさせていただきます
ありがとうございました


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
一言
0文字 ~500文字
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。