IS 傷つきし少女と幻想に住まう者達 「凍結」 (この先釘抜き注意)
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第零章
第一話


今回から新しく投降していく作品です!
前回の戦士たちの軌跡に続き、応援お願いします!
それではどうぞ!


 

第一話 少女は幻想の楽園へ

 

一夏side

雪の降る町。

私はその路地裏でひっそりと隠れていた。

遠くから聞こえる声。

その声の主は、私を探していた。

私は逃げて来たのだ。

自分を虐めるものから。

けど、雪の影響で足は冷え切ってしまい、もう動けない。

私は隠れる様にしていた。

 

(このまま・・・どこかに消えれたらな・・・。)

 

私はそう思っていた。

 

(どうして皆・・・私とお姉ちゃんを比べるんだろ。

 私だって、好きでお姉ちゃんの妹になったわけじゃ無いのに。)

 

そう思っていると、突然眠気が襲ってきた。

 

(眠いなぁ。もう寝ちゃおう。)

 

そう思い、寝ることにした。

そして、私は気づかないうちに、此処とは別の所に行っていた。

 

にとりside

 

「ふぅ~。これで完成かな?ちっず~。」

 

私がそう言うと、別の部屋から一人の少年が現れた。

彼の名前は如月千尋。

6年前にこの幻想郷に来てから、今までずっとここで暮らしている。

 

「なんだい、にとり。って完成したのか。流石にとりだね。

 コアの分析も終わったんでしょ?」

 

「うん。まあ、二年あればこの位かな~。」

 

そう言った。

私が今研究していたのはIS、外の世界でインフィニット・ストラトスと言われているパワードスーツだ。

まあ、性能は現行の兵器よりも高いけど、私達には敵わない。

そう思っていると、ちっず~が私がある人に頼まれ開発したIS、「蜃気楼」の前に立つ。

 

「ちっず~も慣れたよね。流石に二年もしたらなれるのかな?」

 

「ああ、けどあの日の事を忘れた事はないよ。」

 

そう言った。

ちっず~の家族は、ちっず~が幻想郷に来る二年前、ISが世界に知られることになった事件。『白騎士事件』によって家族を亡くした。

しかし、政府はISの力に惚れ、ちっず~の家族の死を隠し、犠牲者0人と世間に報告した。

ちっず~の家族は、消されたのだ。その存在を。

そしてちっず~もその真実を知る物として、6年前に傷だらけでこの世界に来た。

今では、ISにも慣れており、普通に暮らせている。

昔は拒絶反応が酷く、ISを見るだけでフラッシュバックが起きてた。

すると、突如空間に穴が開き、そこから一人の女性が来た。

 

「紫さん。お久しぶりです。」

 

「紫~。どうしたの?」

 

そう言った。

彼女の名前は八雲紫。

妖怪の賢者でもあり、幻想郷の守護者でもある。

紫は、

 

「もうすぐできると思ってね、来てみたのよ。完成してるようね。」

 

「うん。紫に言われたとおり、武器は持たせてないけど、良いの?」

 

「ええ、私は戦うつもりはないからね。こっちも準備は万端よ。

 外の世界にちゃんと会社も作ったし、いつでも行けるわよ。」

 

そう言った。

私達の今の目的は、外の世界の風潮、女尊男卑を無くすこと。

其の為に、外の世界でISを使い、世界を変える。

それが私達の目的だった。

 

「にとりも、ちゃんと男性用スーツの試作品は作ったかしら~?」

 

そう言ってきた。

このIS、どういう訳か女性にしか反応しない。

其の為、私は紫に男性用IS起動スーツの試作型を作った。

見た目は、新世紀でプラグなあのスーツに似ている。

色はちっず~任せたところ、黒と青の二種で出来てる。

 

「この通りですよ。」

 

そう言ってちっず~はスーツを見せた。

 

「あら。似合ってるじゃない千尋君。」

 

「恐縮です。」

 

そう言っていた。私は思い切って話すことにした。

 

「実は!ちっず~の専用機も作ってあるのだ~。」

 

そう言うと、二人は驚いた顔をした。

 

「やるじゃない。流石ね。」

 

「有り難う御座います。にとりさん。」

 

そう二人から言われた。

そして、私は見せることにした。

 

「じゃじゃ~ん!これがちっず~の専用機。『ライオシュベルク』だよ~。」

 

そう言って登場させた。

右手には武装であるライフル「エクスレイヤー」

その下部にはビームサーベル「グローリア」が有る。

両腕には大型のエネルギー武器「ライズカリバー」が存在する。

カラーはスーツに合わせた黒と青の二色だ。

 

「有り難う御座います。にとりさん。」

 

そう言った。

その後ちっず~をライオシュベルグに乗せ、起動運転をさせる為、少し自由にさせてあげた。

 

千尋side

 

軽い。

何時もと違う感じで空を飛んでるけど、重さを感じない。

そう思いながら空を飛行してると、生体反応を感知した。

俺はその場所まで向かうと、そこには年齢差のなさそうな少女が、傷だらけで倒れていた。

俺はその少女を担ぎ、急いで二人の場所まで戻った。

 




今回はいかがでしたか?
そしていきなりですが!
千尋君の能力案を募集します。
何か案がある人はお願いします!
それでは次回で会いましょう~。


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第二話

第二話です。
今回最後に千尋君の能力が解ります。
もっと募集してからにしようか思いましたが面白い案が有ったのでそれにしました。
それではどうぞ!



第二話 少女の出会い

 

一夏side

 

「う・・・うぅん。」

 

私はそう言って目を開けると、そこはどこかの部屋のようだった。

それも和風だった。

私はベットから体を起こし、周りを見た。

 

(あれ・・・ここ何処?私は確か、路地裏に・・・)

 

そう考えていると、私は自分の手に包帯が巻かれている事に気が付いた。

そして、少しして立ち、部屋に合った大きな鏡を見ると、私は体の殆ど、足は勿論、両手と首元、そして左目から頭に掛けて包帯を巻かれていた。

すると部屋のドアが開き、一人の女性が入ってきた。

ただし、ウサ耳を付けてました。

 

「あ!お目覚めになられたんですね。今師匠呼んできますね。」

 

そう言って部屋を出ていった。

 

(さっきの人、何でウサ耳なんてつけてたんだろう。)

 

そう思っていると、私は少しふら付き、後ろに倒れかけた。

しかし、ベッドに腰を掛ける形になったので良かった。

すると今度は、青と赤の二色が交互になっている服を着ている女性が入ってきた。

 

「体調はどうかしら?今はまだ安定してないから、横になってていいわよ。」

 

そう言った。私は言葉に甘えて、ベッドで横になった。

 

「貴女、どうして森の中で眠っていたの?しかもそんな傷だらけで。」

 

「え?森の中・・・ですか?私確か、路地裏で・・・」

 

「あ、分かったわ。貴女は外の世界から来たのね。」

 

「外の・・・世界?」

 

「そうね・・・まずはそこから説明しましょう。」

 

そう言って、その人は私に説明を行った。

 

―――少女把握中―――

 

この人、永琳さんの話を聞いて分かったのは、ここは幻想郷と言われる、人、妖怪、更には神様まで住んでいる、まさに幻想の楽園である。

そして、私の様に外の世界、私達が住んでいた世界から来る人達を外来人と言うようだ。

それと、今この幻想郷には外来人は私後一人だけの様だ。

そして、私には能力がある事が分かった。

その力の名前は傷を癒す程度の能力であり、自身が決めた相手の傷を瞬時に癒すことが出来るのだ。

 

全ての話を聞いた後、永琳さんが、

 

「貴方は、どうしてそこまで傷ついていたの?」

 

そう言われた。

私は顔を曇らせながらも、全て話すことにした。

 

「私、虐められてたんです。

 お姉ちゃんが優秀な人なのに、私は普通で。

 幼い時、小学生のころから今までずっと虐められてたんです。

 学校になんて居場所は無かったし、町内でも、陰口なんて普通でした。

 お姉ちゃんはそんな中でも私の味方でしたが、心配かけたくなくて、ずっと隠してたんです。

 帰りが遅くなった時とかは、嘘を付いて、お姉ちゃんに心配かけない様にしていて、今日も虐められそうで、追いかけられて、それで路地裏に隠れて、眠っちゃって。」

 

「それで来たのね・・・。何で隠してたの?」

 

「姉は優秀な人だったんですけど、何時も私の事を考えてくれて。

 自分の家、私が幼い時に親がどこかに行ってしまって、お姉ちゃんと二人きりになったんです。お姉ちゃんはモンドグロッソの優勝者になって、生計を保ってくれたので、言えなくて。」

 

「そう・・・。辛い話してごめんね。もう寝てていいわよ。」

 

「有り難う御座いました。永琳さん。」

 

「どういたしまして。」

 

そう言って、永琳さんは部屋から出て、私は寝ることにした。

 

永琳side

 

私が彼女、一夏の部屋を出ると廊下には千尋が居た。

 

「どうしたのかしら?まさか盗み聞き?」

 

「すいませんね。やはり気になってたので。」

 

「・・・事件の事?」

 

「あのことはもう気にしない様にしてますし、悪いのは政府です。

 白騎士だって、完璧じゃない。人間だからね。」

 

「フフッ。」

 

「どうしたんですか?」

 

「ISに恐怖を持ってた貴方からそのセリフが聞けるとは思って無かったわ。」

 

「そりゃどうも。」

 

そう言って彼は歩いて行った。

彼、いや、私達はあの事件の全てを知っている。

白騎士、織斑千冬の事も。

 

一夏side

 

あれから二週間ほどの時が経ち、私は今、寺子屋、昔の学校にいます。

何故かと言うと、私だってまだ中学生なので、勉強はしようと思ったからです。

それと、左目は自分が気づいてないうちに潰れていたそうです。

なので今は、眼帯をしています。

慧音先生が授業終了を言うと、皆が歓喜していた。

やはり勉強は好きな子はあまりいないようだw

私はそう思いながら、荷物を片づけた。

すると、ルーミアちゃんが、

 

「一夏は、この後どこか行くのかー?」

 

そう聞いてきた。

私は

 

「いや、決めてないよ。」

 

そう言った。すると

 

「今日は雪も降ってるから、遊ぶのだー。」

 

そう言った。私はそれに賛同して、チルノちゃん、大ちゃん、ルーミアちゃん、ミスティちゃんと共に湖に向かった。

その途中で、私は千尋に合った。

 

「あ!お~い。千尋~。」

 

「ん?ああ、皆か。どうしたんだい。」

 

「今から霧の湖に行くの。一緒に行かない?」

 

「あ~。今日は湖に来るのはお勧めしないな。」

 

「え~!何でさ千尋!」

 

そうチルノちゃんが言った。すると。

 

「ならお前らは番長と俺の戦いに巻き込まれたいか?」

 

そう言った。すると

 

「きょ、今日は諦めましょう。」とミスティちゃん。

 

「諦めるのだ―。」とルーミアちゃん。

 

「報告有り難う御座います。」と大ちゃんが言った。

 

因みに、番長とは風見幽香さんの事で、そう言われている理由はその実力は幻想郷の五本の指に入るからだ。

因みに、他の四人は紫さん、勇儀さん、萃香さん、そして永琳さんである。

千尋もかなりの実力の持ち主で、紫さんを本気にさせた事が有る。

 

千尋side

俺が霧の湖に付くとそこには幽香さんが居た。

 

「久しぶりね。」

 

「そうですね。それじゃあ。」

 

「ええ。始めるわよ!」

 

そう言って、幽香さんは無数の弾幕を打ってくる。

俺の弾幕のタイプは、威力は低いものの、範囲、連射力は高い為、相殺していく。

そして俺は懐からスペルカードを取り出す。

 

「スペル!『炎狼 マゴク』!」

 

そう言って発動すると、一体の炎を纏いし狼が現れた。

これは俺の能力、眷獣を呼び出す程度の能力である。

この能力は、一定の力を持った獣を自身の眷属、隷属化させ、力に変える能力である。

ただ、力になってくれるかくれないかは此奴らの意思だ。

 

こうして、霧の湖は数時間に掛けて、爆発祭りになった。

 




今回はいかがでしたか?
一夏の容姿は、ブレイブルーのν‐13で、髪型がショートで黒です。
それでは次回予告!

どうも一夏です。
次回は今回から約一年がたち、皆さんの準備もだいぶ進んできました。
そして、ついに元の世界に戻る準備、そして私達の計画が始まっていきます。
それでは、

次回 「進む少女」

それでは次回m・・・主さんどうしたんですか?

>カンペ読んで。勿論この表情で^^

え!?う~。頑張ります。








じ、次回も見てくれないと、私、寂しいですぅ。(上目使い&涙目)


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第三話

今回で一気に物語は進みます。
次回投稿後、各キャラクターの設定、イメージCVを乗せた資料集を投稿します。
それでは、どうぞ!


第三話 進む少女

 

一夏side

 

私が幻想郷に来て一年半、外の世界では今は九月です。

此方も九月なのですが。

私は今、紅魔館の前で、美鈴さんに鍛えて貰ってます。

私だって、守られるだけなのは嫌なので、こうしてあの時からずっと鍛えて貰ってます。

少し汗をかき、紅魔館の壁にもたれていると、一人の女性がやってきた。

 

「大丈夫ですか?一夏様?」

 

そう言ったのは、緑色の長い髪を持つ女性、千尋の眷獣の「風龍イールシアス」である。

彼女はその名の通り、風を操る龍であり、千尋の眷獣の中で六強の一人である。

 

「イールシアスさん。お疲れ様です。少し疲れましたが大丈夫です。」

 

「そうでしたか。それは良かったです。

 この後、会議が有るので、ホールに来てください。」

 

「もうそんな時間か~。じゃあ今から行くね。」

 

「承知いたしました。それでは。」

 

そう言って、イールシアスさんは風と共に消えた。

私はその後すぐにホールに向かった。

そこには千尋、紫さん。そして幻想郷の各所にいる皆さんが居た。

 

「皆揃ったようね。それじゃあ始めるわよ。にとり?」

 

そう紫さんが言うと、にとりさんが前に出た。

 

「うん。皆に連絡した通り、明日私達は外の世界に行くよ。

 そこで、まだ時間がある今のうちに、それぞれの役目を決めておこうと思うの。

 まずはIS学園組。これは千尋、一夏に加えて、十人の十二人で行こうと思ってるよ。

 そしてもう一つは運営組。

 こっちは私と紫が外の世界で活動するためのIS開発企業、「八雲重工」の従業員役が必要になるからだよ。

 それじゃあ、皆自分の意思に従って、この箱の中に用紙を入れてね。」

 

そう言って、全員に用紙を入れる為の箱が回っていった。

そして約五分後、もう一度にとりさんが口を開いた。

 

「みんな綺麗に別れたね。

 まずIS学園組は美鈴、フラン、妖夢、藍、鈴仙、妹紅、幽香、椛、文、魔理沙だね。

 運営組は妙蓮寺、守矢神社、その他の皆だね。」

 

「霊夢がIS学園行き選ばらないのは意外だぜ。」

 

「魔理沙アンタねぇ・・・。私だって行きたいけど、運営の方でも少しづつ男性のテストパイロット増やすから、それの育成よ。」

 

「霊夢にしては考えてるのね。」

 

「レミリア、それは余計よ。と言うか貴方は心配じゃないの?」

 

「勿論よ。フランは美鈴と一番仲が良いもの。」

 

そんな会話をしていた。

その後、IS学園行き組のそれぞれの専用機の注文を受けていた。

そして明日、紫は外の世界で私達の存在を明かす。

 

千冬side

 

「起立、気を付け、礼!」

 

その言葉で、クラスの生徒たちは礼をして、放課後に入った。

私はすぐに職員室に戻った。

すると、山田先生がコーヒーを出してくれた。

 

「大丈夫ですか織斑先生?」

 

「ああ、すまない。やはり思い出してしまうときがあるんだ。」

 

「・・・妹さんの事ですか?」

 

「ああ、もう数か月すれば二年になる。なのに、私は過去に引きずられっぱなしだ。」

 

「先生・・・。」

 

そう思っていると、職員室の扉が強く空いた。

 

「織斑先生!これ!」

 

そう言ってきたのは、一年生でロシア代表の更識楯無である。

彼女が持ってきたタブレットには、一つの映像が流れていた。

 

『緊急速報です。本日未明、八雲重工が世界で初めて男性用ISスーツを開発しました。

 更に、八年前から行方不明になっていた如月千尋さんと、二年前から行方不明だった織斑一夏ちゃんが保護されていたことが解りました。』

 

そう流れていた。

私は思いっ切り涙を流した。

 

(一夏・・・生きていて良かった・・・。)

 

そう思っていた。

 

紫side

 

「私達が開発した男性用スーツは、ISが女性にしか動かせないという特性を生かし、スーツを着る事で性別を誤魔化し、男性でも使えるようにしたものです。

 それでは、映像を見て下さい。」

 

そう言って一つの映像、千尋君が打鉄に乗り、動かしている様子を流すと、辺りがざわついた。そして私は、

 

「私は、試験的に彼、如月千尋をIS学園に入学させ、更には男性用スーツのテスタメント兼テストパイロットを一人募集します。」

 

そう言って、更に会場は騒然とした。

男性のIS操縦者。

それは今のIS業界に新たな風を巻き起こす。

 

その日から、この話題で持ちっきりだった。

 

千尋side

 

俺は今、永遠亭のベッドで横になっている。

何故そうしているかと言うと、これは一種の検査だ。

そして永琳が入ってきた。

その表情は良くなく、暗かった。

 

「・・・やはり、もう長くないのか?」

 

俺がそう聞くと、永琳は、

 

「・・・ええ。貴方の生命力は、だいぶ低下してるわ。」

 

「やはりな。六体も強力な奴契約してるし、それ以外にも小型が結構いるからな。」

 

「貴方のその能力。眷獣と契約を結ぶことで力を得る代わりに、契約者は命を代価として払う。」

 

「ああ。」

 

「はっきり言うと、貴方の命は良くて二年。悪くて一年ちょっとが限界よ。」

 

「それでも、良いですよ。今の世界を変えられるなら。」

 

そう言うと、永琳は無言で出ていった。

 




今回はどうでしたか?
それでは・「おい待てうp主。」・・・どうしたの千尋。怖いよ?

「お前、前回の後書き覚えてるよな?」

あ(察し)

「察しが良くて助かるよ。」

ど、どうか御命だけは!

「許すわけねえだろ!『炎狼 マゴク』!」

ギャァァァァ!来るなーーー!





ウルトラ上手に、焼っけまっした~~♪






「ふぅ。これで良いか。
 ああ、それと次回から予告なしです。
 理由は予告ない方が皆さん自分で想像できるかな~。と思ったからです。
 それでは、次回もお願いします。」


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第四話

今回でプロローグは終わりです。
次回から学園編。
その前にキャラ紹介入りますがw
それではどうぞ!


第四話 そして、全ては始まる

 

千尋side

 

季節は三月、IS学園入学まで一か月を切っていた。

俺は今、一人の男性と手合せしている。

彼の名前は御手洗数馬、少し前に行われた男性テストパイロット募集の当選者だ。

筋はよく、常に冷静さを保って動くが、逆に強い一撃を打ってこない。

俺は攻撃を避け、裏拳を寸止めする。

その後、練習を切り上げた。

 

「は~。まだまだだな。」

 

そう数馬が言っている。すると一夏が、

 

「ううん。私にはあんな事できないもの。」

 

そう言って慰めていた。一夏も片目で物を見るのに慣れたそうだ。

俺は、二人に声を掛けた。

 

「二人共、今日この後ガレージエリアに来てくれ。二人の専用機が完成したんだ。」

 

「ホントですか!?」

 

「ああ、数馬と一夏の為だけの専用機だ。」

 

「やった~。感謝しないとね。」

 

二人共そう言っていた。

俺は一足先にガレージエリアに向かった。

ガレージエリアに入ると、そこには多数の男女の従業員。

そして責任者のにとりが居た。

 

「ちっず~来たね。待ってたよ。」

 

「すまないな。」

 

「大丈夫だよ~。でも、彼に譲ってよかったの?」

 

「ああ、数馬の方が俺よりシンクロ率は高い。彼の方が旨く乗りこなすさ。」

 

「データ上でもそう出てるし、そうなるのかな~。それと、あっちの方も完成したよ。」

 

「三つも仕事を頼んで済まないな。」

 

「大丈夫だって~。」

 

そう言っていると、二人が入ってきた。

 

「二人共来てくれたね~。それじゃあ、早速お披露目と行こうか!

 かもん~。」

 

そう言うと、二つのコンテナが運ばれてきた。

そして、コンテナが開封される。

片方は細身で、女性の様なシルエットを持ち、白とピンクの色、そして頭部後ろにレドームが存在している。

そしてもう一つは、千尋の乗っていた『ライオシュベルグ』に似ているが、各部に装甲が増え、安定性が挙げられているのが分かった。

更に機体色も水色と白である。

 

「まずはこっちからだね。これがいっち~のIS、『セルグリッド』だよ~。

 コンセプトは広範囲探索機だね。頭部後ろのレドームは頭部と合体させて使うよ~。

 武器はハンドビームガンとダガーだから、戦闘向きじゃないよ。」

 

「有り難う御座います!にとりさん!」

 

「うんうん~。それじゃあ次だね。

 かっず~のISは『ディオシュベルグ』。

 名前の通り、ライオシュベルグをベースに使用し、機体防御と安定性、武装を増やした機体だよ。

 武器は肩部二連装マシンガン、背部ミサイルポッドなどを加えて、中距離特化にしているよ~。」

 

「有り難う御座います!でも、これじゃあ千尋さんの機体が・・・」

 

「大丈夫だよ!ちっず~の機体は新しくあるから!」

 

そう言うと、もう一つのコンテナが現れ、中から紫と黒の二色で彩られた機体が現れた。

 

「これこそ、ちっず~の専用機にして八雲重工の技術の結晶!

 その名も、『ハルベリオン』!

 高機動戦闘を重点に置き、機体の各部分にセンサーが装備されているよ。

 武装はライフルにビームショットガン、近接兵装のビームセイバー、実体剣『ブラスターブレード』を装備しているよ。」

 

そう言った。

その後は、全員で稼働試験を行い、終了した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして一カ月後

 

『これにて、第九回IS学園入学式を終わります!』

 

俺達はIS学園に入学した。

 




今回はいかがでしたか?

現在、自分のハーメルンでの活動秘話みたいなものを書こうと思ってます。
何故かと言うともうすぐ自分がハーメルンにアカウントを作って一周年になるからです。
何かあればコメントお願いします。
それでは次回で会いましょう!


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八雲重工 人物レポート

今回はキャラ紹介です。
この二日間部活の試合で疲労がたまっていたので結構おおざっぱです。
また詳しいことが聞きたい人は感想欄でお願いします。
それではどうぞ!


八雲重工 人物レポート

 

如月千尋

年齢15歳

誕生日8月17日

性別男性

容姿 アクエリオンEVOLのジン・ムソウを黒髪にしたもの

イメージCV 福島潤

 

幻想郷に7歳の頃に流れ着く。

その後はにとりと共に生活し、過していた。

性格はしっかり者で、仲間思い。

昔は一人称は僕だったが今は俺になっている。

理由は紫たちから子供臭いと言われたため。

数馬とは同じ男性操縦者として高め合っている。

近接戦闘を得意とし、その実力は妖夢にも認められるほど。

実は一度、妖忌と剣を交えたが、その事は誰も知らない。

能力を持っており、名前は「眷獣を呼び出す程度の能力」である。

強力な眷獣を呼び出して戦う事が出来るが、代償として命を削る。

其の為、あと数年しか生きれない。

白騎士事件により家族を失い、唯一の証人として政府に狙われている。

専用機はハルベリオン

 

ハルベリオン

八雲重工開発推定第四世代型IS

強襲、高機動をテーマに開発されたIS

装甲もそこそこある為一撃離脱機では無い。

機体色は紫で、センサーカラーは基本白

武装

ライフル

ビームショットガン

ビームセイバー

実体剣「ブラスターブレード」

※ブラスターブレードはカードファイト!ヴァンガードのブラスターブレードの持つ剣

 

眷属たち

 

炎狼 マゴク

 

性別は雄で、炎を操る眷獣の一人。

素早い動きや高火力で敵を倒す。

千尋に服従している。

冬場は暖房役として活躍する。

 

風龍 イールシアス

 

性別は雌で、風を操る眷獣の一人。

風を操り、攻撃を曲げたりする。

夏場では涼み役で活躍する。

千尋を至っており、一夏にも気を掛けている。

一夏はもう一人の姉の様に思っている。

 

織斑一夏

年齢15歳

誕生日9月27日

性別女性

容姿イメージ ブレイブルーのν‐13を黒髪ショートにしたもの

イメージCV 近藤加奈子

 

幻想郷に13歳の頃に流れ着く。

自分の傷を治してくれた永琳に感謝しており、尊敬している。

能力を制御するため、日々美鈴に鍛えて貰っている。

※気を操る程度の能力と基本が同じため。

性格は心優しいが内に秘めるタイプで言えない事が多く、行動に移せない。

周りの過度な期待により傷ついて行った。

歌が得意で、皆を癒したりする。

因みにその気になれば歌手デビュー出来る。

専用機はセルグリッド

 

セルグリッド

第三世代型広範囲探索型IS

広範囲探索に特化しており、頭部後ろにあるユニットを使用しギガセンサーが使える。

ギガセンサーはハイパーセンサーを軽く超える性能を持っており簡単に動きを読める。

武装はハンドビームガンとダガーの為戦闘には向いて無い。

 

御手洗数馬

年齢16歳

誕生日4月3日

性別男性

容姿イメージ フェアリーテイルのグレイ・フルバスターを茶髪にしたもの

イメージCV 中村悠一

 

八雲重工のもう一人の男性テストパイロット

性格は冷静だが熱血。

簡単にいえば頭は冷静に、心は熱く。である。

狙撃能力が高く、其の射撃能力に優曇華院も賞賛している。

まだ操縦は荒削りな部分があるが、千尋曰く磨いていけばその実力は無限大と言われた。

専用機はディオシュベルグ

 

ディオシュベルグ

第三世代強化型射撃型IS

 

ライオシュベルグをベースに改良されたIS

各部に装甲が増設され、肩にマシンガン、脚部にミサイルポッドが増えた。

武装も一新され、射撃機体になっている。

ライオシュベルグの武器も使える。

武装

肩部マシンガン×2

脚部ミサイルポッド×2

狙撃用ライフル 「アークランサー」

ライフル エクスレイヤー

ビームブレード グローリア

 

八雲紫

年齢、誕生日ともに不詳

性別女性

 

幻想郷に住んでいる妖怪の賢者

今作では全員のサポートを担う役割で、かなり積極的に動く。

専用機は蜃気楼

境界を操る程度の能力

 

蜃気楼

第三世代型特殊IS

 

武装を一切持って無い紫の専用機

しかし、ギガセンサーのベースとなったオメガセンサーを装備しており、これにより数十メートル先まで読み込む事が出来る。

更に絶対守護防壁やカウンターユニットが存在してる。

 

イメージOP インフィニティ (マクロスF挿入歌)

イメージED 焔の扉 (機動戦士ガンダムSEED DETINY 挿入歌)

 




いかがでしたか?
OPとEDは個人的な趣味です。
次回からはやっと本編。
眷獣も出していきたいです。
それでは、次回で会いましょう!


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第一章
第五話


今回からIS学園編始動ですよ~!
やっとの事でここまで来れたぜ。
それではどうぞ!


第五話 再開と激突と会えぬ者達

 

千尋side

 

俺達は今、IS学園の大型掲示板の前に来ている。

此処に、それぞれのクラスが乗っている。

 

「俺達のクラスは何処かな?」

 

そう見ていると、俺の名前を見つけた。

俺はどうやら一組の様だ。

 

「一組か。」

 

そう言うと、一夏が、

 

「千尋も?私も一組だよ~。」

 

そう言って、更に幽香が、

 

「あら、私も二人と同じで一組ね。」

 

そう言っていた。

すると椛さんが、

 

「私と文さん、鈴仙さんは二組です。」

 

そう言い、二組に向かっていった。

その後、フラン、美鈴、妹紅、数馬は三組に。

魔理沙、藍、妖夢は四組になった。

それぞれの場所に向かった為、俺達も一組に向かった。

 

一組に入ると、一気に全員の注目が此方に来る。

まあ、男性操縦者だし、八雲重工は良い意味でも悪い意味でも注目を浴びる。

その理由は男性用スーツの開発。

プロトタイプでも、男性が動かせるのに変わりはない。

俺自身にIS適性はあるが、数馬は適性持ちでは無い。スーツによって動かしている。

ただスーツを着ている状況であればAランクだ。

俺の席は窓側の丁度真ん中。

後ろに幽香、前には一夏が居る。

其の為暇になる事は無い。

すると、教師が入ってきた。

ただ、一瞬教師には見えなかった。

なんせ中学生くらいの身長である一部だけ大人なんだぜ?

そう思っていると、その人が言葉を発した。

 

「皆さん初めまして。私の名前は山田麻耶です。

 皆さんの副担任です。」

 

そう言った。

副担か。そう思っているが、皆スルー。

おい、可哀想だろと思っていると、

 

「宜しくお願いします。山田先生。」

「ご教授お願いしますね。山田教諭。」

 

そう一夏と幽香が言った。

幽香はどこかおかしい気がするが気にしない。

すると先生の顔が笑顔に染まった。

そして、自己紹介が始まる。

 

少しづつ回っていき、一夏の番が来た。

 

「織斑一夏です。

 左目は見えないため眼帯をしています。

 八雲重工の特殊型ISのテストパイロットを務めています。

 宜しくお願いします。」

 

そう言った。すると周りから声が上がっていた。

まあ、ニュースにもなっていたしな。

次は俺の番の為、俺は立つ。

 

「俺の名前は如月千尋だ。

 八雲重工でテストパイロットをしている。

 男子だが気軽に話してくれ。

 だが女尊男卑はお断りだ。」

 

そう言った。

そして、幽香さんの番だ。

 

「私の名前は風見幽香よ。

 二人と同じで八雲重工でテストパイロットをしているわ。

 趣味は花の鑑賞よ。華道にも興味はあるわ。」

 

そう言った。良かった、普通の発言だ。

そう思っていると、一人の女性が入ってきた。

その人物は、織斑千冬だった。

 

「山田先生、遅れてすまなかった。」

 

「大丈夫ですよ。それじゃあ先生も挨拶お願いします。」

 

「ああ。

 私が織斑千冬だ。

 私に与えられたのは、諸君にISの正しい使い方を教える為だ。

 この一年で、その全てを教えるつもりだ。

 一年後、諸君がISを兵器や武力として考えるか、宇宙を飛ぶものとして考えるか。

 期待している。

 それと、私の発言に対しての異論は認める。

 今の私はブリュンヒルデでは無く、IS学園教師織斑千冬だからな。」

 

そう言って、挨拶が終わった。

その後、残りの人の挨拶が終わり、HRが終わった。

すると、織斑先生が、

 

「織斑はこの後すぐに来てくれ。それでは解散。」

 

そう言った。一夏は織斑千冬の下に行った。

 

一夏side

私は織斑先生―――お姉ちゃんに連れられ、進路相談室に付いた。

すると、

 

「座ってくれ。」

 

そう言った為、座る事にした。

するとお姉ちゃんが頭を机に思いっ切りぶつけた。

ゴン!と良い音がしたが気にしない。

 

「お、お姉ちゃん?」

 

「すまなかった一夏!

 私がお前が虐められている事に気付けていれば、お前が行方不明になる事も無かった!

 私は、深く物事を考えていなかったのだ!」

 

そう言った。私は、

 

「だ、大丈夫だよ!

 それに、私も言わなかったのが悪かったし!

 八雲重工の人達にも会えたし!こうしてまた会えたし!」

 

「・・・許してくれるのか?」

 

「許すって・・・。お姉ちゃん。私たち家族だよ?」

 

そう言うと、お姉ちゃんは泣いて私に抱き付いてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、教室に戻ると、幽香さんと千尋の体から出てるオーラが互いに衝突していた。

しかもかなりどす黒いオーラが。

・・・・・・何が合ったんだろう。

私は席につくと、千尋が、

 

「金髪殺す。泣いても殺す。許しを乞うても殺す。ミンチにして殺す。

 マゴクに食い殺させる。イールシアスの餌にして殺す。」

 

そう小言で呟いた。そして幽香さんは。

 

「ふふ、いい度胸ね。

 ミンチにして腐敗させて私の可愛い花たちの養分にして上げるわ。」

 

なんて言ってました。

正直怖いです。何があるのか知りたいですが、やめました。

 

千尋side

 

くっそあの金髪チョココロネめ。絶対に許さん。

俺だけじゃなくこの場にいない数馬も侮辱するとは。

女尊男卑ってのは分かったが、八雲重工までバカにしやがって。

そう思いながら三時間目の授業を受けている。

二時間目?気分悪すぎたので耽った。

それは幽香も同じだった。

そうして、今は残り二十分のところまで来ている。

すると、此処で授業は終わり、織斑先生が、

 

「残りの時間でこのクラスの代表を決める。

 代表とは簡単にいえばクラスの顔でもあり、クラス対抗戦や行事の指揮を行ってもらう。

 自推他薦は問わないが、他薦された奴には拒否権を与える。

 やるかやらないかは自由だ。」

 

そう言った。するとクラスが、

 

「私は如月君を推薦します。」

 

「私は幽香様を!」

 

「なら私は一夏ちゃんを!」

 

そう言っていた。

すると一夏は、

 

「私のISは戦闘向きじゃない、情報収集型だから、辞退するね。」

 

そう言った。幽香は、

 

「そんなことする暇があるなら、私は花を見つめているは。」

 

そう言って拒否した。

俺も拒否しようとした瞬間、

 

「そんな事許せませんわ!!」

 

・・・出たよヒステリックチョココロネェ!!

そう言ってアイツは席を立った。

 

「私はイギリスの代表候補生ですわ!訳の解らないぽっと出の企業のテストパイロット。しかも男なんかに任せられませんわ!

 ここはこの私、セシリア・オルコットがやるべきですわ!」

 

そう言っていた。俺は怒りを抑えながら、

 

「なら俺はパス。」

 

そう言って拒否したが、

 

「あら、逃げるのですか?情けないですわね。

 ま、こんな男なら当然ですわね。ああ――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こんな屑を育てた家族も、どうせ大したことないのでしょうね。」

 

「・・・何?なんて言った?」

 

「あら、聞こえませんでしたか?

 貴方の家族は、どうせ大したことない。そう言ったのd「ふざけるのも大概にしろや!このクソチョココロネ!」!?」

 

そう大声で良い放ち、席を立った。

 

幽香side

 

ヤバいわね。千尋が切れちゃったじゃない。

 

「テメェ、この場にいない奴を何度も貶しやがって!

 テメェは俺の手でぶっ潰す!徹底的にな!」

 

 

そう言った。

 

「良いですわ!私が勝てば貴方には奴隷になってもらいますわ!」

 

そう言った。私は立って、

 

「千尋。落ち着きなさい。」

 

そう言った。すると千尋はハッとし、周りを見た。

そして、

 

「あ~。すまん、いきなり大声出して。

 取りあえずチョココロネ。決闘で良いな?」

 

そう言った。オルコットさんもそれを許可し、織斑先生が来週にするといった。

 

さて、千尋には私の分まで頑張ってもらいましょうか。

この顔を見た一夏は、後に、

 

「魔人が何かを企んでいるような黒笑だった。」

 

と言った。

 




今回はいかがでしたか?
次回は早速決闘です。
そして、此処からは私事です。
今度、ガンダム35周年を記念して、特別短編作品を書こうと思います。
そして、それを記念して、アカウント持ちの人限定ですが、是非書いてみたい!自分も参加したい!
と言う方は、私にメッセージで参加を教えてください。
内容はどんなものでも構いません。
自分のガンダムとの出会い、二次創作など、自由です。
来週までには投稿する予定です。
それでは!次回で会いましょう!


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第六話

新しく作品を投稿しました。
其方の方もぜひお願いします。
それでは、どうぞ!


第六話 少年と無くしたもの

 

一夏side

あれから授業は終わり、今は昼休み。

私は皆と、四組で魔理沙達が友人になった少女、更識簪ちゃんと一緒に話していた。

すると数馬が、

 

「そう言えば、部活ってどうするんですか?確か此処って原則入部絶対ですよね?」

 

「そう言えばそうだな。私はまだ決めてないな。他の皆はどうだ?」

 

そう藍さんが聞くと、幽香さん以外決めてなかった。

幽香さんはどうやら華道部には居るようだ。

すると千尋が、

 

「ああ、それなら気にしなくていい。俺達八雲重工組は部活に入らなくても良いようになっている。」

 

そう言った為ホッとした。

その後、私達は午後の授業を受け、放課後に入った。

私は千尋を誘って、ISの練習を頼もうとしたが、千尋は用事が有る為無理だった。

其の為、私は藍さん、幽香さんと共に練習に励んだ。

 

千尋side

俺は山田先生から自分の部屋のカギを貰い、部屋に向かった。

 

「1045・・・1045・・・ここか。」

 

そう言って俺は1045室に入る。

そこは普通にビジネスホテル以上の設備が有った。

俺は窓側のベットに腰を掛け、そのまま倒れた。

そして俺は、スペルカードを取り出し、発動する。

 

「スペル発動『幻想隔離』。」

 

そう言うと、俺は全体を黒い何かに覆われ、その後すぐに白い部屋に付いた。

そこには、一人の女性が甲冑を着て、佇んでいた。

 

「久しぶりだな。プラチナエイゼル。」

 

そう言うと、女性はこっちを向いた。

 

「マスターよ。そんなに固くならないでくれ。私も貴方に使えるものなのだから。

 呼び方ぐらいは、エイゼルでも問題ないです。」

 

「すまないな。それじゃあ、頼む。」

 

俺はそう言って、霊力を集中して、一本の黒い剣、「ブラスターダーク」を作り出した。

エイゼルも、腕に装着された両手の剣を此方に向けた。

俺は一気にステップで距離を詰めて、剣を振う。

エイゼルはそれを受け流していくが、俺は格闘も織り交ぜる。

しかし、それもまるで見抜かれているかのように、避けられた。

俺も一度距離を取り、今度は逆手で持つ。

するとエイゼルが突進してき、右手の剣を振う。

俺はそれを防御する。そのまま左手でも攻撃してくるが、俺はすぐさまに持ち方を直し、剣を振う事で相殺した。

それから、何分時間が経っただろう、俺達は何度も剣をぶつけ合った。

しかし、俺は別の攻撃を感じ、後ろに下がった。

すると、そこに鞭の先端が現れた。

こんな事するのは・・・

 

「ルキエか。どうした?」

 

「貴方達の闘いばっか見ていてもつまらないんだもん~。私だって戦いたい!」

 

そう言った。ルキエは用紙の割には性格は少し幼い。

ルキエ自身も何体か眷属を持っている。

 

「お前の竜たちはどうしたのだ?」

 

「皆人間体で外にいる。」

 

そう言った。ここで説明しておこう。

マゴクやイールシアスなど、獣が本体の奴らは、外の世界、つまり俺達の世界に行くときは人間体と呼ばれる姿で外に出る。

ルキエとエイゼルは別だが。

すると、エイゼルが

 

「私は今日はもういい。後はルキエと頼んだ。」

 

そう言って消えた。

するとルキエが、

 

「あ、これ。渡すように頼まれていたの。」

 

そう言って一つの手紙を出してきた。

 

「なんだこれ?」

 

「手紙よ。白い服の少女が貴方にって。名前を聞こうとしてもすぐに消えたわ。」

 

「ふむ・・・名前は・・・ッ!?」

 

「どうしたの?」

 

「そんな・・・・嘘だろ?」

 

そこには、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

差出人、如月真由と書かれていた。

俺は急いで手紙を上げると、そこには、

 

「頑張ってね、お兄ちゃん。」

 

そう書かれていた。するとルキエが、

 

「大丈夫?」

 

そう言った。俺は大丈夫だと言い、ルキエと勝負をした。

 

(真由・・・この世界のどこかにいるのか?)

 

そう思っていた。

 




説明

幻想隔離
千尋のスペルの一つで、隷獣の居る幻想世界へと行く手段。

プラチナエイゼル
イメージは光輝の獅子 プラチナエイゼルの黒のアンダーアーマー?を胸辺りまで伸ばして、胸を増やしたもの。
性格は冷静で騎士道精神を持っている。
マゴクの次に千尋と手合せしている。

ルキエ
イメージはまんま銀の茨の竜女皇 ヴィーナス・ルキエ
性格は眷属の前では大人っぽくふるまうが実は少し幼さが有り寂しがりや。
裏を基本的に出さない。
実力は実は六強の中で三位と何気に高い。

それでは次回で会いましょう!


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第七話

勢いって大切だと思う。
そんな感じの第七話!


第七話

 

少女と奏でられる音

 

真由side

 

ふふ、お兄ちゃんには手紙届いたかな?

私はそう思いながら、白と黒が混ざる世界を飛び回っている。

私は足を止めて、黒い壁を見る。

すると、水が弾けるかのように、画面が出て来た。

私はそれを見る事にした。

その画面には兄さんがこっちに戻ってきた時の出来事が写っていた。

私はそれをじっくり眺めながら、ニヤついていると、突然あたりが黒くなってきた。

私は腰を上げ、腕を伸ばす。

 

「はあ、折角良い所なのに、邪魔しないでくれるかな?」

 

そう言い、黒くなった方を見ると、まるでこの世のものとは思えないものが迫ってきていた。

私はそれを避け、後ろを取る。

 

「は~あ。つまんない。」

 

そう言うと、異形は弾けとんだ。

私はもう一度歩み始めようとすると、一人の男性がこっちに来た。

 

「見つけましたぞ!また此処に来ていらしたのですね!」

 

「あっちゃ~。見つかっちゃった~。分かったよ。今日はもうやめにするから。」

 

「はぁ・・・。貴方の家族への思いは解りますが、今はその立場を考えて下さいね。」

 

そう言うと、二人は消えた。

 

千尋side

 

「はぁ・・・はぁ・・・。」

 

「マスター、大丈夫ですか?」

 

ルキエがそう言う、俺は、

 

「大丈夫だ。問題ない。」

 

そう言って、起き上がる。そして俺は、

 

「また来るから。夕飯にしてくるわ。」

 

「分かった。戻ってきたら教えてね。」

 

そう言って、俺達は互いにそれぞれの場所に戻った。

俺がベットから起き上がり時間を確認すると、七時半だった。

俺は食堂に急ぎ、夕食を取りに行った。

俺が食堂に付くと、そこには藍さんともう一人いた。

 

「藍さん。」

 

「おお。千尋か。今から夕食か?」

 

「ええ。其方は?」

 

「私?私は更識楯無。この学校の生徒会長よ。宜しくね。」

 

そう言い、俺に「夜露死苦」と書かれた扇を見せた。

俺は牛丼を頼み、席についた。

 

「それで、その会長さんがなんか用でも?」

 

「いいえ?私は今まで藍ちゃんと妹の事で話し合ってたのよ!」

 

「・・・・・・このシスコン末期患者共が。」

 

「「妹のどこが悪い(のよ)!!」」

 

「いい?妹ってのはね、それはそれは可愛らしいものなのよ!」

 

「ああ!時に優しく!時に冷たく!そして時に甘える!これ程の生物がどこにいる!?」

 

「分かんないですよそんな事。」

 

「ふ~~ん。藍ちゃんからは君も妹がいるって聞いたけど?」

 

「ちょ!何言ってるんですか!?」

 

「良いじゃないか?君も妹は好きだろう?」

 

俺はため息を付きつつ、話を聞いていると、ピアノを見つけた。

 

「先輩。あそこのピアノ何のためにあるんですか?」

 

「あれ?パーティー用。引いてみる?」

 

「良いんですか?」

 

「勿論よ。」

 

そう言った為、俺はピアノのとこまで行く。

そして俺は鍵盤を見つめ、あの日を思い出す。

 

『お兄ちゃんピアノ旨いね~。』

 

『そうか?まだ直観だぞ?』

 

不意に思い出した言葉。

俺は座り、鍵盤に指を置き、引き始める。

音は一つの旋律となり、歌を紡ぐ。

 

一通りして、俺は部屋に戻り、入った。

そこにはシャワーを浴びた後の一夏が居た。

 

「あ、千尋もこの部屋なんだ。」

 

「ああ。窓側使ってるがいいか?」

 

「うん。問題ないよ。」

 

そう言った。

俺はその後、シャワーを浴びて、寝間着に着替え、もう一度幻想世界に向かった。

 




いかがでしたか?
そろそろ戦闘シーン書きたい。
そう思っていますがなかなか書けない。
それではまた会いましょう!


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第八話

やっとのこさでセシリアとの対決。
それではどうぞ!


第八話 一人の戦士としての姿

 

千尋side

あれから一週間がたち、今は月曜日の放課後、俺は一夏、藍、椛と共に第三ピットにいる。

 

「頑張ってね、千尋!」

 

「精一杯やってこい!」

 

「まあ、貴方が負けるとは思いませんが、負けない様に。」

 

三者三様で発言していた。

俺はそれに軽く返して、ピットに向かう。

そして俺はピットでハルベリオンを装備する。

すると、

 

『聞こえるか、千尋?』

 

そう六強の一人であり、俺と共に今までを過ごしてきた龍、ダンガリーが話してきた。

 

『どうした?』

 

『私にやらせてくれないか?お前をあそこまで侮辱されると、共に歩いてきた俺も苛立ちを覚えてな。』

 

『そういう事か。なら一緒に行こうぜ。』

 

俺はそう言って、スタンバイした。そして山田先生が、

 

「コントロール、預けます。どうぞ!」

 

「如月千尋、ハルべリオン!LadyGO!」

 

そう言って、アリーナに向かって飛翔した。

そこにはすでにオルコットが居た。

 

「やっと来ましたか。」

 

「よく言うだろ、ヒーローは遅れて来るってな。」

 

「口だけは立派ですね。まあ、私は貴方にチャンスを上げますわ。」

 

「ほう?」

 

「このままやっても私が勝つのは必然。

 ですので、今ここで土下座をして謝るなら許して差し上げますわ。」

 

「は!そんなんはチャンスって言わないんだぜ。理解したか?」

 

「クッ!男風情が。なら此処で負けなさい!」

 

そう言って武器を構えてきた。

 

『敵IS。攻撃を確認』

 

そう表示が現れた。

俺はすぐに移動し、回避していく。

 

「逃しませんわ!」

 

そう言ってオルコットが俺の後ろについてきながら、攻撃をしてくる。

俺は軽く避けていき、ビームショットガンを展開し、急ブレーキ、そして後ろに加速し、オルコットの裏を取る。

そのままショットガンを二発喰らわす。

 

「クッ!やりますわね!ですがこれならどうですか!」

 

そう言ってオルコットは四基のビットを飛ばしてきた。

 

一夏side

 

二人の戦いは白熱してるように見えたが、実は違う。

オルコットさんは焦っている。千尋にあそこまでされたことを。

対して千尋はゆっくりとした動きで追い詰めている。

私は、この時点で千尋の勝利を確信した。

 

千尋side

 

「さて・・・そろそろ本気で行こうかなぁ!!」

 

俺はそうアリーナ中に大声で言って、武器を投げ捨てた。

 

「な!?さっきまで本気じゃなかったのですか!」

 

「そうだが?勘違いしてたのか?」

 

「貴方は絶対許しませんわ!ここで散りなさい!」

 

そう言って四基のビットが攻撃してくるが、俺はあるシステムを発動する。

 

「ライドシステム発動。

 雷を操りし封印された龍よ。

 今こそ我が身を憑代とし、その力を見せろ!」

 

そう言うと、ハルベリオンの白だったセンサーが赤に染まり、機体の腰部に赤い装甲が、手には籠手の様な物が現れ、左には一つの弓、「桜乱鬼」が装備されていた。

これがハルベルトの単一仕様能力、仲間との絆を力に変える。

その名も、「ライドトゥソウル」である。

そしてこの姿は、ハルベリオン・ダンガリーと呼ばれる姿である。

 

「な!?形態移行!」

 

「違うな。此奴はこのISの単一仕様能力だ!」

 

俺はそう言って、左手で弓を突き出し、右手に弓矢を三本掴み構える。

オルコットは逃げるが、遅い。

 

「雷撃となりて、我が敵を討て!雷龍滅弓!」

 

そう言って弓矢を放つと、雷撃の様にオルコット目がけ飛び、一撃でSEを全て奪った。

俺はゆっくりとピットに戻った。

 

真由side

 

「あはははは!流石お兄ちゃんだね。一撃で終わらせるなんて。」

 

私はタブレットの電源を切り、起き上がる。

流石はおにいちゃんだ。

 

「けど・・・命の灯は、弱くなっている。」

 

私はそう言いながら、青い炎が入っている瓶を見る。

それは、今までなら強い炎だったが、今では少しずつ小さくなっている。

 

「もし、お兄ちゃんが死にそうになっても、私の力で・・・。」

 

そう少女は呟いた。

 

千尋side

 

あれから約一時間、俺は手続きをして、クラス代表になった。

そして、他の代表だが、二組は文、三組はフラン、四組は妖夢だった。

俺は楽しみにしつつ、夕食を取り、部屋に戻った。

そして俺はまた幻想世界へ降り立った。

そこに居たのは、水色の長い髪の毛を持った男性だった。

 

「テトラドライブか。どうしたんだ。」

 

そう言うと、テトラドライブは、

 

「答えてくれ我が主よ。余命は後どの位なんだ?」

 

「・・・二年だ。気にしなくていい。」

 

俺はそう言って、歩こうとしたが、テトラドライブが、

 

「私が聞いたのは、最短で持つまでです!」

 

そう力強く言った。

 

「・・・良くて一年。悪くて今年の秋だ。」

 

そう言った。するとテトラドライブは、

 

「わが命、主と共に。」

 

そう言った。

俺は有り難うと言い、ある場所まで言った。

そこには、一本の剣が有った。

俺はもって引き抜こうとするが、抜ける事は無かった。

 

「やっぱりまだ駄目か。」

 

俺はそう言い、元の世界へ戻った。

 




今回はどうでしたか?
それでは眷獣紹介!

ダンガリー
姿は封魔神竜 ダンガリー
千尋の最初の眷獣であり、序列一位。
千尋の事を唯一名前呼びにする。
千尋を支える存在でもあり、まるで父親のよう。

テトラドライブ
姿は蒼波竜 テトラドライブ・ドラゴン
序列五位で千尋の事を常に考えてる。
千尋に危機が迫れば自らの命を放りだしても良いと考えてる。

序列順
一位ダンガリー
二位マゴク
三位ルキエ
四位エイゼル
五位テトラドライブ
六位イールシアス



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第九話

今回は短めです。
それと日常回?
まあ、どうぞ!


第九話 作られし者と・・・

 

「それでは、今日の授業を終わります。」

 

そう言って、今日の授業は終わった。

俺は荷物を片づけて、寮へと戻って行った。

すると、幽香から、

 

「あの子に会いに行くの?」

 

そう言われた。俺は、

 

「ああ、会ってやらないとアイツもさみしいだろ。

 それに、別の用事もあるしな。」

 

俺はそう言って、寮に荷物を置き、外出届を出して、八雲重工に向かった。

そして約三十分、俺はモノレールから駅に行き、その後はバイク(にとり特性で)八雲重工の目の前まで向かっていた。

そして中に入ると、レミリアが居た。

 

「お疲れ様。何か飲むかしら?」

 

「大丈夫だ。それよりもやる事が有るからな。」

 

そう言って俺はレミリアと共に、第一機動実験室に向かった。

俺がそこに入ると、そこには一機のISが有った。

すると、スピーカーから声が聞こえた。

 

『お帰りちっず~。早速だけど、量産ISの試験搭乗をお願い。』

 

そう言った。

俺はハルベルトの待機状態である左手のフィンガーグローブを外して、そのISに乗った。

その後は、水平移動、連続ダッシュ、その他機動系の調整をした。

 

「良い機体だ。流石にとりだな。」

 

『ありがとね。その子の名前はブロウラー。戦闘では無く、工業や災害対処用に開発したよ。

 武装は大型のスパナ、デッカースパナ、チェーンソード、ブレイクドリルと言った感じだよ。』

 

「スパナにチェーンソーにドリルか。解りやすいしこの機体色もそれを表しているな。」

 

そう、此奴の機体色はオレンジに黒。コンセプト通りだ。

 

「そう言えば、アイツは今寝ているか?」

 

俺がそう聞くと、

 

『いや、今は起きているよ。本を読んでいる。』

 

そう言った為、俺は少しシャワーを浴び、ある部屋まで行った。

そしてノックをすると、

 

「はい。どちら様でしょうか?」

 

そう言った声が聞こえた。

俺は、

 

「俺だ。扉を開けてくれ。」

 

そう言った。

すると扉が開き、一人の少女が座っていた。

 

「久しぶりだな。真由。」

 

そう言った。そこに居たのは、俺の妹・・・のクローンである、真由シリーズと呼ばれていた少女であり、その13番目、マユ―ⅩⅢがいた。

 

「うん。久しぶり、お兄ちゃん。」

 

そう言って、俺はあの手紙を見せた。

 

「この手紙は、お前が書いた物か?」

 

そう言って、渡すと、首を横に振り、

 

「ううん。私じゃない。多分本物の・・・本当のお兄ちゃんの妹、如月真由が書いた物だよ。」

 

「そうか・・・。」

 

「・・・これどこで手に入れたの?」

 

「これか?幻想世界だ。」

 

「・・・ねえお兄ちゃん。私最近、彼女に会うの。」

 

「会う?どういう事だ?」

 

「話は出来ないけど、何かを私に伝えてるし、私にも手紙が届いた。」

 

そう言って、手紙を渡してきた。

俺はそれを見た。其処には、

 

『一つの炎消えかける時、二つの炎が一つになり、消えかける炎をまた強く光らせる。』

 

と、俺は少し考えたが後にし、その後は少しだけ話をして、部屋を出た。

そして、廊下を歩いていると、

 

「お久しぶりです、師匠。」

 

そう後ろから声を掛けられた。

その少女の名前は旧名ラウラ・ボーデヴィッヒ、現名聖吹雪がいた。

 

「吹雪か。そう言えばドイツの部隊の方に行ってたんだっけ?」

 

「はい。交渉は成立、ドイツで三機ほどブロウラーの運用が決まりました。」

 

「そうか、ありがとな。」

 

俺はそう言い、時間を掛けて、学園に戻った。

 




今回はいかがでしたか?
千尋君の妹のクローン、ラウラがなぜここに居るのか?
それは登録者が百人突破したら書きましょう!
それでは!次回で会いましょう。


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第十話

今回ものすっごい短いですが、気にしないでください。
次回出来る限り長く書けるようにします!
それではどうぞ!


第十話 心の奥と考え

 

数馬side

 

俺は今、一人で第五アリーナに来ている。

ここには今人は俺一人だ。

俺はディオシュベルグの武装である、アークランサーを装備している。

そして構えると、複数のターゲットが現れた。

俺は狙いを付けて、射撃を行う。

アークランサーは弾数二十発の実弾ライフルだ。

俺は一度打ち切り、拡張領域からマガジンを取り出し、装填する。

俺は息を付き、ライフルの構えを解く。

すると、魔理沙さんが来た。

 

「頑張っているようだな。」

 

「魔理沙さん。いえ、自分はまだ皆さんより劣ってますから。」

 

「・・・お前さぁ。もっと自信持てよ。少なくとも私はお前を認めてるぜ?」

 

「どうしてですか?」

 

「私にはお前みたいに正確な射撃は無理だぜ。

 私は火力特化だからな。」

 

「でも、実力は魔理沙さんの方が・・・。」

 

「そんな当たり前の事で悩むなって!

 私達が何度弾幕ごっこして、何度異変を解決してきたと思ってるんだぜ?」

 

「・・・。」

 

「そこら辺を抜けば、ISに関しては同じ土俵なんだ。

 努力次第では私も越えれるぜ?まあ頑張れよ。」

 

そう言って魔理沙さんは出ていった。

 

(そうだ。ISに関しては同じなんだよな。

 は~。何でこんな事で悩んでんだろ。自分は自分だって、親父にも言われたのにな。)

 

俺はそう思いながら、もう一度ライフルを構え、練習を行った。

その顔は、ただ一点を見つめていた。

 

マユーⅩⅢside

 

私が八雲重工に来てから約二カ月。

何時もの様に沢山の人が声を掛けてくれる。

そんな私には、何かが見えていた。

人を見ていると、その人の真ん中に、色が違う炎が見えた。

赤や黄色、緑など。

そして、千尋お兄ちゃんの青色。

けど、青色はお兄ちゃんだけで、他の人と比べて小さいように見えた。

私はベットで横になり、

 

「ねえ、カロンいる?」

 

そう言うと、お兄ちゃんの眷獣のカロンが現れた。

彼女は今は私の付添人としている。

 

「どうしたんだい?」

 

「カロンはさ、何でお兄ちゃんの眷獣になったの?」

 

「僕が眷獣になった理由?助けられたからだよ。」

 

「助け・・・られた?」

 

「うん。私達眷獣にはそれぞれ元居た世界が有る。

 僕はそこで虐められてたんだ。

 けど、召喚され、温もりを知り、僕は彼に使えるようになった。

 たとえ弱い力でも、支えられるようにって。」

 

そう言った。私は思い切って聞いた。

 

「カロンたちも、過度なダメージを受けたら・・・」

 

「死ぬ・・・と言うよりは消滅するかな?」

 

そう言った。けどカロンは続けて、

 

「けど、それでも良い。僕を救ってくれたあの人を、救えるなら、この命だって惜しくない。」

 

そう言った。

 

「カロンは強いんだね。私には、そんなこと考えれないや。」

 

「別に無理して考えなくていいんだよ。いずれ見つかる物だよ。そう言った物は。」

 

そう言った。私達は少し笑い合った。

 

その後、私はカロンと共に寝た。

 




今回はいかがでしたか?
ちゃんと心の内を掛けたか心配です。


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第十一話

十一話です。
モブたちの名前が解らない場合は、Wikiで調べて下さい。
それではどうぞ!


第十一話 中華娘と光輝の騎士

 

千尋side

俺は昨日、八雲重工に行った後、クラスでのパーティに参加した。

その時に文に新聞部としてインタビューされたり、会長が乱入して来たりピアノを弾かされた。

 

「あ~。疲れた。」

 

「お疲れ、千尋。昨日は大変だったね。」

 

「まあ、楽しかったからな。」

 

そう言っていると、クラスのドアが開き、一人の女性が、

 

「一夏~!!」

 

そう言って飛んできた。

一夏は振り返り、押しつぶされた。

 

「一夏大丈夫か?」

 

「・・・うん。で、どうしたの鈴ちゃん。」

 

冷静に話せる一夏スゲェ。

 

「久しぶりに会いにきたのよ!」

 

そう言っていた。

すると、予鈴が鳴った。

 

「じゃあ、私は帰るから。」

 

そう言って俺の横を通った瞬間。小声で、

 

「アンタ達みたいな奴に一夏は譲らない。一夏を守るのは私だ。」

 

そう言って出ていった。

・・・これは一悶着ありそうだ。

それともう一つ。

ここ最近こっちを、執拗に見てくる人物。

それが篠ノ之箒だ。

どうやら俺達の事が、特に一夏の事が気に食わないらしい。

そう思いながら、俺は少し外を見た。

 

それから少し経ち、今は二時間目、この時間はISの専用機持ちによる実習見学だ。

それと、授業が始まる前にオルコットが自分の行ったことについてクラス全員に謝った。

オルコットは周りの環境のせいで、何処か大切な部分を今まで忘れていただけだった。

まあ、それを知れたから良しにしよう。

俺はスーツに着替え、外に出た。すると、

 

「やっぱり、千尋君のスーツってあれをベースに?」

 

そう言ったのは鷹月さんだった。

 

「ああ。あのアニメだ。」

 

「そうよね。私もあれ好きなんだ。」

 

そう言っていた。

そして少しずつ人数がそろい、全員が集まった。

 

「全員揃ったな?今から専用機持ちによる実習、其の見学を開始する。四人は前に出てこい。」

 

そう言われ、俺、一夏、幽香、オルコットは前に出る。

 

「それでは、各員展開!」

 

そう言われ俺はハルベリオンを、一夏はセルグリッドを、幽香はフラワリング・ナイトを、オルコットはブルー・ティアーズを展開した。

 

「各員飛翔せよ!」

 

そう言ったので、俺達はそれぞれ飛んだ。

俺は最高速を維持し、幽香は自由に、一夏はオルコットと共に飛んでいた。

そして一定の高さまで付くと、

 

「よし、それでは今から急停止をしてもらう。

 最低目標は地上から20cmだ。」

 

そう言った。

 

「私から行くね。」

 

そう言って一夏はゆっくりと加速し、一気に止まった。

一夏の記録は17cmだ。

 

「それでは次は私が。」

 

そう言って、オルコットが地面に向かっていった。

そして、オルコットも規定をクリアする。

 

「じゃあ次は俺が・・・ッ!?」

 

俺は胸に鋭い痛みを感じた。

 

「・・・大丈夫?やっぱり・・・。」

 

「其処まで問題では無い。それじゃあな。」

 

「私もついて行くわよ!」

 

そう言って、俺達は二人で降下し、10cmで止まった。

 

「うむ。全員見事だ。それでは武器の展開を行ってもらう。」

 

そう言って、武器の展開をするように言われた。

一夏はダガーとビームガンを同時に展開する。

オルコットは展開速度こそ早いものの、展開時に銃口が俺にこんにちはしていたので怒られた。

そして俺と幽香だが、俺は練習としてブラスターブレードを。

幽香は傘型の銃剣、アンブラルを装備していた。

その後実習は終わり、俺達は戻った。

 

そして時間は経ち放課後、

 

俺は今、第三アリーナに居る。何故かと言うと、岸原さんに頼まれたからだ。

彼女は何時かモンドグロッソに出るのを夢とし、こうして頑張っている。

そして、今は剣技の練習として、妖夢が監査官としてついている。

 

「剣先がぶれてます!力を入れ過ぎです!」

 

「っ!はい!」

 

「意気込みは良し。だが、攻撃は単調だ!」

 

そう言って俺はブラスターブレードの柄でバランスを崩し、剣を寸止めした。

 

「・・・はぁ。やっぱり強いね。」

 

「ですが、筋は良いですよ。これなら鍛え方次第では、夢も実現できますね。」

 

「そうだな。それじゃあ・・・ッ!?二人共伏せろ!」

 

「え?」

 

そう言って俺は二人を庇うようにする。

そして周囲に土煙が舞う。

そして煙が晴れた先にいたのは・・・

 

「どういう事だ?凰 鈴音?」

 

「私は貴方を倒す!そして認めさせる!一夏を守れるのは私だけだって!」

 

そう言って両刃剣を展開し攻撃してきた。

こっちには一般生徒にIS付けてない妖夢も居るんだぞ!

俺はブラスターブレードを構え、防御し、

 

「二人とも逃げろ!」

 

そう言った。二人はすぐに避難した。

 

「行き成り襲ってくる奴には、手加減はしないぜ!」

 

「ふん。アンタなんてすぐに潰してやるわ!」

 

「良いだろう。

 ライドシステム発動

 気高き炎の志を持ちし者よ。

 今こそ我が身を憑代とし、その力を見せろ!」

 

そう言うと、今度はセンサーが黄金色になり、両腕にそれぞれ二本ずつの刃、各部に白い装甲が増えていた。

この姿が、プラチナエイゼルとライドした姿。

ハルベリオン・エイゼルである。

 

「行くぜ!中華娘!」

 

そう言って俺は空に飛び出した。

 




今回はどうでしたか?
次回は中華娘との戦闘を書いていきます。
それでは次回で会いましょう!


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第十二話

最近、文字数に波が有り過ぎて辛い。
もっとかける様にしなければ・・・。
そんなわけで十二話です。


第十二話 黒き龍と全てを縛りし者

 

千尋side

 

「どうした!その程度か!」

 

俺はそう言ってブレードで攻撃する。

アイツの残された武器は双天牙月しかない。

俺は一気に接近し、止めを刺す。

 

「これで、終わりだ!」

 

そう言い、止めを刺し、地面に降りる。

 

鈴side

 

私が・・・負ける。

そんなことあってたまるもんですか!

一夏は私が、守る!

マモルマモルマモルマモルマモルマモルマモルマモルマモルマモルマモルマモルマモルマモルマモルマモル!

 

そう思っていると、私は何かに飲まれた。

 

千尋side

 

俺は危険を感じ、すぐに防御すると、黒い何かが飛んできた。

 

(クッ!まさかこんな事が起きるとは!闇に飲まれたか!)

 

俺はそう思っていると、心臓が苦しくなった。

 

(く・・・そ・・・。こんな時に。)

 

そして俺は動きを止めてしまい、一撃貰ってしまい、アリーナの壁に激突し、血を吐く。

機体の一部に血が付き、赤くなる。

 

(マスター!?大丈夫か!)

 

そうエイゼルが聞いてくる。

俺は大丈夫だというが、体はきつい。

 

(アイツを使うしかないか・・・。もってくれよ、俺の体。

 行けるか?カオスブレイカー。)

 

(良いだろう。貴様が望むなら、その身に刻め!我が力を!)

 

そう言って、ハルベリオンの装甲は元に戻り、今度は赤と黒の輪に囲まれる。

 

「呪われし刃を持ちし者よ。

 今こそ全てを封じしその力と共に、我が身に宿れ!

 チェインライド!

 カオスブレイカー・ドラゴン!」

 

そう言うと、機体色は真っ白になり、センサーは赤黒くなり、各部分に装甲が追加されていた。

そして右手には大きな鎌を持っていた。

 

「グゥゥゥ。アアアアアアアァァァァ!!」

 

そう言って突っ込んできた。

俺は鎌を使い、防御していき、動きをロックする。

 

「グゥゥゥゥゥ!」

 

「無駄だ。この呪縛からは逃れられない。

 ここで、ちれ!」

 

俺はそう言い、一瞬ですれ違い、一撃で決めた。

そして、同時にISが解除される。

俺は携帯を取りに行き、椛に連絡を取った。

 

一夏side

私は椛さんから千尋の事を聞き、外を走っていた。

 

(千尋!無事でいて!)

 

私はそう思いながら走っていると、篠ノ之さんが出て来た。

 

「どいて、篠ノ之さん。私はこれから先に行かないといけないの!」

 

「黙れ屑風情が。専用機を持っただけで良い気になりおって。

 あの人の妹の癖に、弱い奴が!」

 

そう言って、竹刀を振ってきた。

私は避けていくが、足を木の根に引っ掛けていまい、そのまま倒れる。

そして、首を掴まれる。

 

「がぁ・・・。はぁ。」

 

「貴様なんぞが、あの人の妹なんて、私は認めない!弱い力しか持たない貴様を!」

 

そう言って私は腹を蹴られ、倒れる。

篠ノ之さんがどこかに行ったのは見えたが、私はそこで意識を無くした。

 




次回は学園外の、八雲重工の話です。
そして、あのフリーのカメラマンが登場する!

???「???フラッシュ!」

???はばれるので隠しました。
それでは次回で会いましょう!


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第十三話

二巻部分で吹雪(ラウラ)出そうか悩んでる。
それではどうぞ!



第十三話 フリーカメラマン富竹の八雲重工取材と漆黒の鎖

 

富竹side

 

僕の名前は富竹。

フリーのカメラマンを仕事としている。

今回は今話題の八雲重工の事について調べる為、取材を行う。

僕は自転車を八雲重工前に置き、受付に行く。

 

「すいません。今日取材を予定していた富竹ですが。」

 

「あ、富竹さんですね。どうぞ、入ってください。」

 

そう言われ、僕は入る事にした。

そして八雲重工の中に入ると、金髪の女性、この八雲重工の社長、八雲紫さんが居た。

 

「紫さん。本日は取材をお願いします。」

 

「いえいえ、此方こそ有り難う御座います。私達はまだあまり知られてない存在なので。」

 

そう少し微笑みながら言った。

そして僕はついて行った。

まず最初に付いたのは、ISなどが開発されているガレージエリア、そして実験稼動室に向かった。

 

「これが、八雲重工の量産世代型IS、ブロウラー。」

 

「はい。今までのISとは違い、工業と災害対策用に開発されたISです。

 写真も撮っておいてください。」

 

そう言われたため、僕は写真を撮る事にした。

装甲も確かに強固に作られてるし、脚部にはローラーが付いている。

 

「すでにドイツ軍では最終調整をおえ、使用されてます。

 それ以外では、スペインで一機、サクラダファミリアの製作の為の荷物配達用として発注されています。」

 

そう言った。凄い、もう最前線で使われているなんて。

そう思っていた。

そしてその後、客室に付いた。

 

「それでは、質問ですが、何故男性用ISスーツを開発したのですか?」

 

「そうですねぇ。やはり今の世の中はつまらないのと、力ない女性も男性を侮辱するのが腹ただしいからですわ。

 それに、世界の均等化を目指しただけですわ。」

 

そう言った。その後も少し会話をし、気づけば夜七時になっていた。

僕は帰り、これを記事にした。

この記事は、「インフィニット・ストライプス」で取り扱われ、世界に八雲重工のあり方を記した。

 

一夏side

 

私が目を覚ますと、そこは保健室だった。

 

(私・・・確か・・・。)

 

私は自分の身に合った事を思い出していた。

すると織斑先生が入ってきた。

 

「一夏!」

 

「織斑先生。どうしたんですか?」

 

「いや、お前が怪我をしたって聞いたからな、急いできたんだ。

 それともう放課後だ。先生と呼ばなくていいぞ。」

 

「あ、うん。大丈夫だよお姉ちゃん。

 心配かけてごめんね。

 ・・・・・・!それよりも、千尋は!?大丈夫なの!?」

 

「如月は今寝ている状態とは聞いたが、まだ行けてないし、私も仕事で行けない。

 こことは違う、アリーナ保健室にいる。」

 

そう言った。私はお姉ちゃんに担がれ、入り口まで連れて行ってもらった。

 

 

 

「有り難うね!お姉ちゃん!」

 

私がそう言うと、お姉ちゃんは軽く手を振った。

そして、中に入ると、千尋、妖夢、椛が居た。

 

「二人共、千尋の容態は?」

 

「一夏さん。千尋さんの容態は良いとは言えません。

 クラスマッチには出場できないようです。

 まあ、体の事を考えてですし、アレも使いましたからね。」

 

「アレって、まさかチェインライドを!?」

 

「声が大きいですよ。確かに千尋さんはそれを使ったようです。

 其の為、両目の下が赤くなり、痕が出来てます。」

 

そう言って目を見ると、確かにそうなっていた。

 

(詳しくわからない人は、ヴァンガード リバース化で検索してね)

 

「命には、問題は?」

 

「無いですよ。不幸中の幸いです。」

 

そう言った。

私はホッとして、椅子に座った。

その後、寮に戻り夕食を取った。

 

にとりside

 

「で~きた~~~!」

 

私はそう言い、一つの武器を完成さえた。

 

「ふ~。中々にきつかったよ。でも、これで十分だね。

 後はちっず~に送るだけだ!」

 

そう言って、ボックスに入れた。

そのボックスには、

 

『ハルベリオン専用武器 カシウスの槍&斬月』

 

そう書かれていた。

 




どうでしたか?
追加武装は個人の趣味と鬼畜性能武器が欲しかったのでこの二本にしました。

追加武装

斬月(出典 ブリーチ)
言わずと知れたブリーチの主人公黒崎一護が使う太刀?
仮面ライダーでは無い。

カシウスの槍(出典 新劇場版エヴァンゲリオン:破)
最後の方で初号機にぶっ刺さっていたあの槍。
MK-6が投げていた槍。


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第十四話

今回は一夏若干覚醒回です。
それではどうぞ!


第十四話 今宵、月は少女を照らす

 

一夏side

 

千尋がチェインライドを使って一夜が過ぎた。

千尋は保健室でまだ休んでいる。

意識は戻ったが、今週の金曜日にあるクラス代表戦には間に合わない。

皆その事を知っているが、口を合わせて仕方ないと言っていた。

クラス代表戦には学食デザート三か月フリーパスが優勝賞品としてあった。

まあ、皆悔しがってたけど、仕方ないか。

 

そして今は放課後、私は学校の門に居た。

すると、にとりさんがコンテナを持ってきた。

 

「にとりさん。お疲れ様です。」

 

「久しぶりいっち~。ちっず~は大丈夫?」

 

「はい。明日からは動けますが、ISの機動は少し・・・。」

 

「うん。そっか~、まあいいや。それじゃあアリーナに行こう!」

 

そう言ってアリーナに向かった。

道中、

 

「あれって、八雲重工の開発主任の川城にとりじゃない!?」

 

「本当だ!それにあれって・・・。」

 

「八雲重工の量産第三世代型。凄い・・・。」

 

そんな声が聞こえた。

 

そしてアリーナに付いた。

そこには誰もいなかった。

 

「さーて、このコンテナはちっず~用に持ってきたけど、見ている?」

 

「良いんですか?」

 

「うん。問題は無いからね~。」

 

「それじゃあお願いします。」

 

そう言って見た。

そこには一本の赤い槍と、黒い剣が有った。

 

「これが・・・。」

 

「うん。槍はカシウスの槍、剣は斬月だよ。」

 

そう言った。

私は、斬月をずっと見ていた。

そして、気が付けばIS、セルグリッドを展開し、斬月に手を伸ばしていた。

 

「いっちゃん!」

 

「へ?」

 

そんな間の抜けた声と共に、私は斬月に振れ、光に覆われた。

 

 

 

目を開けると、そこは白い空間だった。

すると、炎と風が起き、マゴクさんと、イールシアスさんが現れた。

 

「二人共・・・どうしてここに?」

 

「その剣が、貴方を呼んだんです。この幻想世界に。」

 

「斬月が?」

 

「ああ、其の剣はお前を持ち主として選んだ。後はその剣に合うくらい強くなってもらう。

 二時間以内で終わらせるぞ。」

 

「でも、どうするんですか?マゴクさん。」

 

「そんなの簡単です。」

 

「イールシアスさん?何をするんですか?と言うより何で構えてるんですか!?」

 

「そんなの、二時間ずっと戦うだけです!」

 

そう言って鎌鼬が私を襲う。

私は逃げる様に避けた。

 

「うわぁ!」

 

「ほらほら!よそ見は出来ねえぞ!」

 

そう言って、マゴクさんが拳を振う。

私は斬月で防御していく。

 

「やるしか・・・ないなら!」

 

私は覚悟を決め、斬月を振う。

その攻撃は避けられるが、私は必死に食らいつく。

 

(こうなったら、強くなる!皆を守れるように!)

 

そう思い、剣を振う。

 

 

???side

 

とある場所。

そこで二人の女性が話していた。

 

「予測通り、中国代表候補生が、男性操縦者の一人に攻撃しました。」

 

「そうか。結果は?」

 

「は、男性操縦者は現在療養中。中国代表候補生は本国に帰還されてます。」

 

「なら、彼女を迎えに行って来なさい。」

 

「了解しました!青き正常なる世界の為に!」

 

「ああ、青き正常なる、世界の為に。」

 

そう言って、一人の女性は出ていった。

そして残ったもう一人は、

 

「貴方達は邪魔なのよ。この世界に。

 世界を変えようとする者達は・・・!」

 

そう言った。

 

一夏side

 

「ハァアアアアアア!」

 

「クッ!イールシアス!」

 

「ええ、一夏さん、これでラストです!」

 

そう言って、二人は力を一つにし、風と炎が合わさった球弾を作る。

 

(私に力を貸して、守るための力を!)

 

そう念じると、斬月の刃に、力を感じた。

私は、刃先を地面につける様にし、力を溜め、目を閉じた。

そして、球弾が私に飛んでくるのを感じた。

私は、目を開き、斬月を下から思いっ切り上に振り上げる。

 

「月牙――――――天衝ォ!」

 

そう言い放つと、黒い斬撃が、全てを切り裂き、二人に命中する。

すると、私は目の前がかすんでいった。

 

「合格ですよ。今の貴方なら、きっと勝てます。」

 

そうイールシアスさんが言い、気が付けば元の世界に戻っていた。

すると、にとりさんが、

 

 

「いっち~!心配したよ。大丈夫!?」

 

「あ、はい。幻想世界に言ってただけなので。」

 

「そうなんだ。後、その武器はいっち~の物になったし、ちっず~もOKだってさ。」

 

「そうですか。よかった~。」

 

そう言った。すると、月が私を照らした。

私は斬月を月に向け、光らせる。

 

「宜しくね、斬月!」

 

私はそう言い、セルグリッドを解除した。

 






一夏は、月牙天衝を覚えた!

はい、これで役者はそろいました。
次回からは、クラスマッチ戦を書きます!
そして、戦う内容は変更します!
お楽しみに~。


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第十五話

駄目だ。文章長く書けない。

千尋「まあ、長くしようといて投稿日開け過ぎんなよ?」

気を付ける。
それではどうぞ!



第十五話 激突する四人の少女

 

一夏side

 

今日はクラス代表戦当日。

私はお姉ちゃんに無理を言って、今回出させてもらった。

そして私は今、四つあるうちの一つ、Cピットに来ていた。

すると、山田先生が来て、

 

「時間です。出撃してください。」

 

そう言った。

私は返事をして、カタパルトに向かい、セルグリッドを展開した。

 

「セルグリッド、織斑一夏、行きます!」

 

そう言い、私はアリーナに付いた。

そこには、同時に文さん、フランちゃん、妖夢さんが居た。

 

「あやや?一組の代表は確か千尋さんのはず・・・。」

 

「成程、今回限りで交代したという訳ですね。」

 

「そ~なんだ。ま、私は戦えたら十分だけど!」

 

三者三様にそう言っていた。

すると、アナウンスが聞こえた。

 

『皆聞こえるかしら。

 私は生徒会長の更識楯無よ。

 今回のクラス代表戦のルールは、ズバリ!バトルロワイヤルよ!

 自分以外の敵を倒せばその時点で終了。

 最後まで残った人の組に、商品は送られるわ。

 それじゃあ!頑張ってね~。』

 

そう言い、アナウンスは終わって、皆が武器を構えた。

文さんは扇形の武器、風扇を。

フランちゃんは、幻想郷でも使っている武器、レ―ヴァテインを。

妖夢さんは二本の剣、楼観弐式、白楼弐式を構えている。

私は左手にハンドビームガン、右手に斬月を持った。

そして、少しずつカウントは減っていき・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゼロになり、全員が行動を取った。

 

「やああああああ!」

 

そう言いながら、フランちゃんは文さんに向かっていく。

 

「行き成りあなたが相手では、負けてしまうので、此処は逃げさせて貰いますよ!」

 

そう言って高機動で逃げていた。

文さんのIS、疾風(ハヤテ)は、その名の通り、スピードならトップだ。

しかし私は慌てず、ギガセンサーを起動させ、動きを読み、ハンドガンで攻撃する。

 

「あやややや。やりますね。しかし、相手は一人だけじゃありませんよ!」

 

「その通りです!」

 

「しまった!」

 

私は咄嗟に斬月を構え、攻撃を防ぐ。

妖夢さんのIS,幽玄には、ギガセンサーにはかからないステルス機能が存在する。

私はそれを思い出しながら、少し距離を取る。

その後も、フランが乱入して来たり、お互いが一対一にもつれ込んだりした。

そして約五分、私は今妖夢さんと戦っている。

私は斬月を両手で持ち、攻撃を防ぎながら、時折攻めていく。

 

「中々やりますね。ですが!」

 

そう言われ、私は格闘を食らい、距離が開く。

そうして、妖夢さんが斬撃波を飛ばしてきた。

私はそれに対応する様に、斬月を構え、

 

「月牙天衝!」

 

そう叫び、放つ。

そのサイズは、一度目より大きく、妖夢さんの斬撃波を打ち消して、妖夢さんに当たる。

 

「クッ!ですがまだ「終わりだよ、よーむ。」!?フランさん。どうしてここに!」

 

「私、もう文おねーちゃん倒したから、最後のお楽しみの一夏の前に、よーむを潰そうと思っただけだよ。」

 

そう言った。妖夢さんは諦めた顔をし、サレンダーした。

こうして、残ったのは私とフランちゃん。

フランちゃんのISにどの位エネルギーが残っているか解らない。

私の方は後57%だ。

それでも、最後まで戦い抜くことを決めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この時、魔の手が私達の近くにまで来ているとは知らずに。

 




今回はいかがでしたか?
次回は、ある人が参戦します。
誰が来るか、お楽しみにしておいてください!
それでは、また次回で会いましょう!


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第十六話

今回タイトル詐欺になりそうかも・・・。


第十六話 魂、覚醒

 

千尋side

 

今日はクラス代表戦だ。

一組は俺の代わりに一夏が出ることになった。

そして俺は今、幻想世界にて、テトラドライブの攻撃を槍と剣で防いでる。

テトラドライブの攻撃は、それこそ紫さんの弾幕を簡単に凌ぐ。

俺は攻撃を見極め、体を動かし、剣と槍を振う。

そして、一瞬のすきに槍を投げる。

しかし、槍は弾幕によって壊された。

俺はもう一本の剣を作り、攻撃を弾いて行く。

そして、テトラドライブが攻撃を止めた。

 

「どうした?もっと来ていいんだぞ?」

 

俺がそう言うと、

 

「客人が来たようですよ。主に。」

 

そう言って、指を指すとそこに居たのは、

 

「・・・真由?」

 

「久しぶりだね。お兄ちゃん。十年ぶりかな?」

 

そう笑顔で言った、真由が居た。

姿は、マユ―ⅩⅢと同じだったが、髪は腰まで白色の髪を伸ばしていた。

 

「どうしてここに!」

 

「・・・お兄ちゃんは今、何で戦うの?」

 

そう言われ俺は、

 

「もう二度と、目の前で何かを失いたくないからだ。」

 

「其の為なら、命だって捨てれるの?」

 

そう言われ、俺は驚いた。

 

「真由、まさかお前は・・・」

 

「知っているよ。兄さんの命がもう短いのも。」

 

そう言われ、俺は驚いた。

真由が俺の命の短さを知っている事に。そして真由は、

 

「兄さんは、何で命を削ってまで戦うの?

 守るために自分が犠牲になったら、意味が無いのに、何で?」

 

そう聞かれた。

俺は真剣な表情で、

 

「たとえ命が枯れて、俺が死んだとしても、守れるものがあるなら、守りたい。

 あの日の様に、目の前でただ失ってしまうのを繰り返すのは、絶対にできない!」

 

そう言うと、真由は笑って、

 

「兄さんは、やっぱり馬鹿だよ。

 けど、その優しさに彼女は救われた。

 やっぱり、お兄ちゃんは私にとって誇れる存在だよ。」

 

そう言って、右手に光の球体を作り、俺に投げた。

それは俺の体に入り、直後、少し体が軽くなった。

 

「これは?」

 

「お兄ちゃんの命の消費を抑える術と、新たな力・・・かな。」

 

そう言った。

するとルキエが、

 

「マスター!大変よ!」

 

「どうした?」

 

「外の世界で、襲撃者が!しかもIS十機!」

 

「何!?分かった!すぐに行く!」

 

俺はそう言って走り出した、そして後ろを向き、

 

「ありがとな!真由!」

 

そう言って、外の世界に戻った。

俺が戻る瞬間、

 

「じゃあね、お兄ちゃん。

 魂の炎消えかける時、私はまた現れるから。」

 

そう言ったのは聞こえなかった。

 

一夏side

 

「クッ!フランちゃん大丈夫!?」

 

「うん。って言いたいけど、もうエネルギーが!」

 

そんな会話をしていた。

私達が二人で戦っている時、上空からシールドを破り、十機のISが現れた。

十機のISは人が乗っているのが二機、他はどうやら無人機だ。

妖夢さんと文さんは既に避難していたから良いものの、私達は既に満身創痍だった。

緊急用のシャッターも、降りており、今藍さんが解除の途中だ。

私達はと言うと、お互いに逃げながら戦っている。

すると、シャッターが開いた。

そこから、魔理沙さんが専用機である、「星屑の魔法使い(スターダストマジシャン)」を、椛さんが「絶狼」を展開した状態で入ってくる。

 

「二人共!待たせたんだぜ!」

 

「お二人は下がってください!」

 

そう言った。

フランちゃんはすぐにピットまで戻ったが、私は距離が合った為、戻るのに時間が掛かる。

その瞬間、

 

「消え去れ!この世を汚すものよ!

 青き正常なる世界の為に!」

 

そう言いながら一人の女性が、荷電粒子砲で私を攻撃する。

私は避けられないと思い、目を瞑る。

 

しかし、いつまでたっても、衝撃が来なかったため、少し目を開けると、そこには、

 

「待たせたな、一夏。」

 

ハルベリオンを纏った、千尋が居た。

 

挿入推奨曲 Luminous Sword (ソード・アート・オンラインより)

 

千尋side

 

何とか間に合って良かった。

俺はそう思い、一夏に声を掛ける。

 

「よく頑張って耐えたな。後は任せてくれ。」

 

そう言い、

 

「二人も下がってくれ、此処は俺が相手する。」

 

そう言った。

魔理沙と椛はこっちを見たが、すぐに一夏を連れて、ピットに戻った。

 

「一人で私達を相手にするなんて!死にたい様ね!」

 

そう言って女性は近づき、ブレードで攻撃してくる。

俺は事前にもらっていたカシウスの槍を展開し、攻撃を防ぐ。

 

「お前たちの相手なんてな・・・俺一人で十分だ!」

 

そう言い、女性を吹っ飛ばす。

俺はカシウスの槍を両手で持ち、新たな力を使う。

 

「我が武器よ、今こそ我が魂の鼓動に答え、その姿を変えよ!」

 

そう言うと、カシウスの槍は、二本の赤い剣へと変化した。

 

「く!行きなさい、ファントム!」

 

そう言うと、八機の無人機が俺に向かってきた。

しかし、攻撃は読める!

俺は加速し、二本の剣を自由自在に操り、攻撃していく。

相手の攻撃を避け、急所に一撃を入れていく。

そして、俺は全てのファントムを一瞬で片づけた。

 

「な!?ファントムが一瞬で!」

 

「アンタ達が何者かは知らないがな、乱入してきたのなら、覚悟はあるんだろうな!」

 

そう言って、二本の剣を構え直し、体勢を整える。

一人は突撃し、もう一人は射撃をしてきた。

俺はテトラドライブと練習した技、弾はじきを使い、銃弾を剣で切り裂いていく。

 

「嘘!?」

 

一人がそう言っている間にもう一人が来た。

俺は攻撃を左手の剣で受け流し、右手の剣で上にあげる様に切り上げ、バランスを崩したところを狙い、左手の剣で一閃入れた。

そしてISは解除された。そいつは魔理沙によって回収された。

 

「クソがァァァ!」

 

やけくそな感じに、もう一人が銃弾を撃ってくる。

俺は二本を合わせ、今度は一本の太刀にする。

それを腰のあたりで構え、一気に瞬時加速で近づき、

 

「ヒィイ!」

 

「虚空陣・・・烈風!」

 

そう言い、通り過ぎる瞬間剣を振り、攻撃を当てる。

しかし、まだエネルギーは切れてなかった。

俺はすぐにカシウスの槍を元に戻し、投擲した。

こうして、襲撃事件は幕を閉じた。

 




どうでしたか?
それでは解説。

二本の双剣

デザインモチーフはSAOでキリトがアインクラッド攻略の時に使っていた二本の双剣を赤くしたもの。

太刀
ブレイブルーのハクメンの太刀を此方も赤くしたもの。

虚空陣とは
実際はブレイブルーでハクメンが使う技の総称。
この世界では千尋君が妖夢に剣技を習った際に独学で生み出した剣技。

虚空陣 疾風
相手の横を瞬時に通り過ぎ、切り抜く技。
速さと連続技の繋げやすさが売り。


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第二章
閑話


今回は本編お休みです。
待っていた人達、すいません。


閑話 ここまでの物語と第二章予告

 

現段階での世界情勢

 

全体的な社会環境

ISの登場により、女性が有利な社会、女尊男卑社会が生まれる。

その他に女性権利団体などが生まれる。

其の為、男性の冤罪などが増え、仕事の偏り、給料の偏りなどが起きた。

 

各国の現状

 

日本

八雲重工が登場したことにより影響を一番受けた国。

八雲重工支援派と否定派&女尊男卑派で敵対している。

女性の支援は現在三割。

 

ドイツ

八雲重工支援国の一つ。

女尊男卑社会根絶プロジェクトを現段階で投入している。

八雲重工との関係もあり、ドイツ側からは、代表である聖吹雪を八雲重工とのパイプとして、八雲重工側からは、工業用ISブロウラー三体と男性用ISスーツ(試作型)一枚を友好の証として送っている。

 

ロシア

八雲重工支援国の一つ。

現段階では女尊男卑の社会批判、そして改善を行っている。

意識変化は七割方まで言っている。

代表である更識楯無がロシアと相談し、許可を貰い同盟を結んでいる。

ロシアはブロウラーに興味津々で、ブロウラーのデータを基に、工業用IS開発計画を進めている。

送られたブロウラーは二機。

 

中国

八雲重工に感謝してる国

代表候補生の暴走を止めてくれたことを感謝している。

其の為、技術部から数人行っており、ブロウラー量産を手伝っている。

 

フランス

八雲重工敵対企業国

デュノア社が八雲重工と敵対。

女尊男卑社会が濃く、男性が犠牲になっている。

裏で何か考えている。

 

???

敵対武力組織

IS学園のクラス代表戦にて攻撃してきた謎の組織。

謎の無人機、ファントムを扱う。

 

ゼロから分かる!第一章の簡単説明!

 

一夏達八雲重工組の入学。

そこで再開を果たす織斑一夏とその姉、千冬。

二人は対談の後、仲を戻す。

一夏が教室に戻ると、同じクラスメイトである千尋と幽香はテンションが低かった!

その理由はイギリスの代表候補生、セシリアの発言。

彼女は女尊男卑思想で、千尋に突っかかっていた。

その後、クラス代表決定戦で戦う事に。

千尋は眷獣の一人、ダンガリーに力を借り、勝利する。

しかし、そんな千尋に残された命は、長くとも二年、短ければ秋が限界だった!

そして、中国から来た鈴との戦闘。

その中で、千尋は自らの命を削る技、チェインライドを発動する。

その後、千尋は勝つが、一週間ISに乗れなくなってしまう。

そんな中、にとりが千尋のISの為の新たな武器を持ってくる。

その中の一つ、斬月を一夏は振れ、自らの武器とする。

そして迎えた代表戦。

バトルロワイヤルで進んだ試合だが、終盤に襲撃者が現れる。

しかし、新たな力を得た千尋により、幕は下りた。

しかし、これは始まりだった。

全ての戦いの・・・。

 

第二章予告

 

「今日は新たな転校生が居ます!しかも二人です!」

 

「同じ男子同士宜しくね。千尋君。」

 

「吹雪ちゃん、貴方はなんのために戦うの?」

 

「私に生きる事を教えてくれたあの人に、恩を返すためだ。」

 

「ようこそ此方側へ、凰鈴音。」

 

「お前たちが真に認める者達と、契約を結べ、俺とお前たちの契約は、今日で終わりだ。」

 

「良いわ。私達八雲重工は貴方達亡国企業を向かい入れます。」

 

「俺は決めたんだ!誰かを守れる男になるって!」

 

「もうお姉ちゃんの後ろにいた時の私とは違う!今は胸を張って、此処にいられる!」

 

「私に力を貸せ!―――」

 

「一夏!貴方だけは信じていたのに!何でぇ!」

 

「鈴ちゃん!私は貴方に守られる人形じゃない!

 私は・・・私だ!」

 

 

 

IS傷つきし少女と幻想に住まう者達 第二章 『code:blue cosmos』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆・・・。有り難うな。」

 

 

五月十六日、午後二時更新開始!

 




どうでしたか?
書いてる通り、二日後の午後二時に第二章更新します。
それでは!
第二章一話で会いましょう。


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第二章 第一話

今回から本編新章に入ります。
それではどうぞ!


第二章 第一話 新たなる者達

 

千尋side

あの襲撃事件から数週間がたち、今は梅雨の時期、六月に入った。

回りの生徒たちは、今日から始まる、ISの起動練習に使うISスーツについて話していた。

 

「やっぱりハヅキ社製のがいいなぁ」

 

「え?そう?ハヅキのってデザインだけって感じじゃない?」

 

「そのデザインが良いの!」

 

「わたしは性能的にミューレイのが良いかなぁ。特にスムーズモデル」

 

「あ〜、あれね〜。モノは良いけど、高いじゃん。」

 

「私は八雲重工のアクティブモデルかな?値段は高いけど、やるなら本気でやりたいし。」

 

そう言っていた。因みに八雲重工ではISスーツも作っている。

安定性に優れたスタンダードモデル。

戦闘や競技に特化させたアクティブモデル。

着用者の安全を第一に考えた、ガーディモデル。

 

「そう言えば、一夏ちゃんや幽香さん、千尋君のISスーツって八雲重工のよね?

 どの型使っているの?」

 

「私はスタンダードモデルの改良試作型だよ。幽香さんが確か・・・。」

 

「私のは特別製のエクステンドモデルよ。」

 

「俺のは試作男性用スーツだから、決まった名称は無いよ。」

 

そう言った。

エクステンドモデルは、従来のISスーツより二倍近くの値段が掛かるが、特注品の為、絶対的な操縦制度を実現する。

そんな話をしながら、時間は過ぎていき、織斑先生が入ってきた。

 

「諸君、おはよう。」

 

「「「おはようございます!」」」

 

「うむ。今日も元気で何よりだ。

 さて、本日からISの実技演習を開始する。

 ISスーツの締め切りは三日後までだから、全員要請書は出しておくように。

 ・・・と言っても、このクラスは全員もう出しているがな。

 今日は一、二時間目で二組と合同演習をする。

 遅れないように注意してくれ。

 それでは山田先生、お願いします。」

 

「分かりました。

 今日は新たな転校生が居ます!しかも二人です!

 皆さん、仲良くしてあげてくださいね。

 それでは入ってきてください!」

 

そう山田先生が言うと、二人入ってきた。

一人は銀髪の少女、吹雪だ。

しかし問題は二人目。

金髪で華奢、何処か守りたい中世的な雰囲気を持っており・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男子制服を着ていた。

 

「それでは、自己紹介をお願いします!」

 

「分かりました。

 私の名前は聖吹雪だ。

 これから宜しく頼む。」

 

「僕の名前はシャルル・デュノアです。

 此処に僕と同じ男性の人が居るって聞いてきました。」

 

「・・・男の子?」

 

「はい。」

 

少しの沈黙。

そして・・・。

 

「二人目よ!しかも金髪!」

 

「千尋君の様な守って欲しいタイプと違って、守ってあげたいタイプ!」

 

「今回のコミケは千尋君×シャルル君よ!」

 

なんて声が聞こえた。

最後の奴何言ってるだ。訳が分からないよ。

 

「静かにしろ。それでは、HRを終了する。」

 

そう言って、HRは終わった。

俺は席を立ち、移動しようとすると、

 

「少しいいかな?

 僕の名前はシャルル・デュノアだよ。宜しくね。」

 

「ああ、俺の名前は如月千尋だ。取りあえず移動するぞ。」

 

俺はそう言って、アリーナの男性更衣室に向かった。

 

キング・クリムゾン!

 

「ハァハァ。何で皆あそこまで僕達に興味をしめすんだろうかな~。」

 

「そんなの、俺達が男だからだろ。」

 

「えっと・・・ああ、そうだよね。」

 

?何でこんな反応しているんだ?

俺はそんな事を考えながら、着替え、アリーナに向かった。

そこには、一組、二組の生徒が居た。

 

「あ、千尋。どうだった?」

 

「何がだ?」

 

「シャルル君だよ。」

 

「・・・なんか裏がありそう。」

 

「そう?まあいいや。」

 

そう言っていると、

 

「お久しぶりです。千尋さん。」

 

「ああ、久しぶりだな吹雪。

 ISの方はどうだ?」

 

「最終調整も終わり、稼働試験も終了しました。」

 

そう言って話していると、全員がそろった。

 

「全員揃っているな。

 今日は一時間目に専用機持ちによる2対2の実戦を行ってもらう。

 出る奴とペアは専用気持ちで決めて欲しい。

 それが終わり次第、二時間目から歩行練習を始める。」

 

そう言った。

その後、一、二組の専用機持ちが集まった。

 

「さて、誰がやりましょうか?」

 

「私は遠慮させていただきますわ。」

 

そうセシリアが言った。

すると鈴仙が、

 

「なら私出ていい?ペアは誰でもいいけど。」

 

「なら、私と組まないかしら?」

 

「幽香さんとですか!?良いんですか?」

 

「あら、偶にはいいじゃない。」

 

そう少し不気味な笑いで言ってきた。

すると吹雪が、

 

「千尋さん。お願いして良いですか?」

 

そう言ってきた。俺は、

 

「俺は良いが、皆もそれでいいか?」

 

そう聞くと、全員から許可を貰い、他の皆は観覧席に行った。

 

「まさか、幽香と鈴仙と戦うなんてな。」

 

はっきり言うと、俺はこの二人と相性は悪い。

機体の戦闘スタイルで言えば、俺は高機動からのコンボを主流にしている。

対する鈴仙は、相手のタイミングを狙ったトラップからの弾幕、多方向からの攻撃を得意とし、幽香は連続での範囲攻撃を行ってくる。

ただ、吹雪はこの二人との相性が良い。

吹雪のISは継続火力と最大射程であれば、八雲重工の専用機の中で1、2を争う性能を持つ。

二人が行動する前に攻撃すれば潰せるし、アリーナ何であれば、有効射程距離外に行かれることもない。

 

『それでは、ISを展開して始めてくれ!』

 

そう織斑先生が言ったので、俺達はISを展開した。

鈴仙は「幻影の兎(ファントムラビット)」を。

幽香は「華の騎士(フラワリングナイト)」を。

俺は「ハルベリオン」を。

吹雪は「黒の闘志(シュバルツア・ケンプファー)」を。

そして、試合が始まった。

 




どうでしたか?
次回はタッグマッチと操縦練習。
その他もろもろを書く予定です!
それでは次回で会いましょう!


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第二話

二章第二話です。
今回結構ネタバレみたいな感じ為るけど大丈夫かな?
まあ、大丈夫か。
それではどうぞ!


第二話 幻影が見せる結末

 

千尋side

 

「喰らえ!」

 

俺はそう言いながら、ライフルを鈴仙に向けて放つが、鈴仙は避けていく。

 

「これならどうかしら!」

 

そう言って、鈴仙はグレネードを投げて来る。

俺はグレネードから離れようとしたが、グレネードが展開した。

 

「まさか!?」

 

「そう、パルスグレネードよ!」

 

パルスグレネード

3秒間だけISの動きを完全に止めるグレネード武器。

3秒は短いようだが、この二人が相手なら、3秒は一分に等しいくらい重要である。

 

「幽香さん!」

 

「有り難うね。さあ、これはどうかしら!」

 

そう言いながら幽香は、アンブラルを展開しながら、向かってきた。

しかし、それは吹雪のレールカノンによって妨害された。

幽香さんは突然の事にバランスを崩す。

 

「大丈夫ですか!千尋さん。」

 

「助かったぜ!このタイミングは行ける!」

 

俺はそう言って加速し、幽香に向かって、右足で蹴りを入れに行く。

幽香はそれを両手でガードするが、

 

「獅子奮迅!」

 

俺はそう言い、左足にエネルギーを溜め、強い蹴りを放った。

幽香は少し吹っ飛んだが、ダメージにはならなかった。

 

「中々やるわね。鈴仙、貴方は後方支援とアレを!」

 

「分かりました!」

 

そう言い、鈴仙は構える。

アレを使う気か!

 

「吹雪!絶対に敵をロックオンするな!鈴仙のアレが来る!」

 

「分かりました!」

 

そう言って、向きを鈴仙の方に向くと、そこにはファントムラビットを纏った鈴仙が六人いた。

 

「くっそ!六人とか本気じゃねぇかよ!

 こっちも手加減なしだ!

 全てを燃やし尽くす炎の狼よ。

 爆炎と共にその姿を現し、我が力となりて敵を討て!

 ライド!マゴク!」

 

俺がそう言うと、センサーが赤くなり、脚部は装甲が一部落ち、腕部にはクローが装備されていた。

これがインファイトで最高の火力を誇る形態。

ハルベリオン・マゴクである。

 

「オラぁ!」

 

俺はそう言って、最高速で幽香に接近する、幽香はそれに合わせ、アンブラルを突き出してくるが、俺は左手で軽く持ち、両足を回転させるようにした。

 

「紅蓮三日月蹴り!」

 

俺はそう言い蹴りを幽香に食らわせる。

さっきのは聞いたはずだ!

そう思っていると、無数の弾丸が飛んできた。

 

「チッ!鈴仙か。」

 

俺はそう言い、攻撃を避ける。

その後も、俺は鈴仙に追いかけられながら、幻影を倒すが・・・

 

『其処までだ。有り難う。

 これが彼ら八雲重工の力だ。

 努力次第ではああなる。精一杯頑張るんだ。

 それでは今から実技を始める。全員アリーナに戻れ!』

 

そう織斑先生が言った。

その後は八雲重工所属の七人とセシリア、シャルルの九人で全員に移動などを教えた。

 

一夏side

 

「は~。今日も疲れた~。」

 

私はそう呟きながら、命守り(黄色い炭酸の日本語訳です。by主)を飲んでいた。

今はもう放課後、実習があると早く感じてしまう。

すると、簪ちゃんが来た。

 

「・・・お疲れ一夏。実習どうだった?」

 

「いや~。教えるのは難しいね。

 簪はどう?ISの方とかは?」

 

「正直、魔理沙さんや藍さんの動き見てたら自信を無くす。」

 

「まあ、そうだよね。私以外の皆は強いからね。」

 

「・・・一夏がそんなこと言ったら、悲しい。」

 

「え?何で?」

 

「クラス代表戦であんなに活躍してたのに・・・。嫌味?」

 

「い、嫌味じゃないよ!!」

 

「冗談。」

 

「ハァァァァ。なんか余計疲れたから部屋に戻るね。」

 

「うん。お疲れ。」

 

そう言って私は空になった容器を捨て、部屋に戻った。

部屋に入ると、私はベッドで横になった。

 

「ふぅ。」

 

そう息を吐くと、私は沈むような感覚に襲われた。

 

「え!?なにこれ!」

 

目の前が真っ暗になり、そして一気に強く光る。

私がもう一度目を開けると、そこはIS学園上空。

しかし今の私はISを展開してない。

 

「何・・・これ?」

 

私はそう言った。

すると、IS学園の方で爆発が起こった。

もっと正確に見て見ると、学園のあちこちが破損しており、ガラスも割れている。

そしてアリーナ、学園周辺の海上に、無数のISが居た。

 

「あのIS!あの時の!」

 

私は、クラス代表戦の時に侵入してきた無人機を見て反応する。

その他にも、いろんな場所に魔理沙さん、簪、妖夢さん、フランちゃん達が居た。

そして私は、一人で謎のISと戦っていた。

そのISは黒い靄によってしっかりと見えない。

私のセルグリッドはすでにボロボロで、斬月を右手だけで構えていた。

そして、私が敵の攻撃を防御するが、バランスを崩され、隙だらけになってしまう。

敵は、青竜刀を構え、突撃してくる。

しかし、その瞬間にボロボロになったハルベリオンと千尋が私と敵の間に入り・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上から切り下され、頭部と胸部の装甲を砕かれ、頭を破片で切り、胴体も少しだけ破片が刺さって血を流す。

そしてそのまま、水面に叩き付けられた。

私は、大きな声で、

 

「い、嫌ぁぁぁぁぁぁ!!」

 

そう叫んだ。

すると、目の前に広がっていたのは、何時もの天井。

 

「さっきのは・・・夢?でも・・・どこか怖い・・。」

 

私はそう言い、嫌な汗を流した。

 




今回はいかがでしたか?
次回からは前書き後書きにISの設定等を書く予定。
それでは、次回で会いましょう!


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第三話

IS解説

ファントムラビット
鈴仙の専用機
機体性能はバランス的で、安定している。
多数の罠や妨害武器を持っている。
格闘武器は無いがハンドガン、アサルトライフル、ショットガン、スナイパーライフルがある。

フラワリングナイト
幽香の専用機
防御と攻撃に特化したIS
ただし機体速度も通常の専用機第三世代並みにある。
武装はアンブラルの一つだが、機体の各部からレーザーが出せるようになっている。


第三話 決意と誓い、終わる契約、願いと思い

 

吹雪side

今の時刻は午後七時。

丁度夕食時である。

私は今食堂で、鮭の塩焼き定食を頼んだ。

すると、

 

「久しぶりだな。吹雪。」

 

そう言ったのは、数馬だった。

 

「数馬か。久しぶりだな。」

 

「おう。白蓮さん達はどうなんだ?」

 

「母さんたちは元気だよ。

 まあ、こっちに来る時に寅丸さんは心配のし過ぎで泣いてたがな。」

 

「はは、あの人らしいや。」

 

私達は少し笑いながら、席について、夕食を取っていた。

すると数馬が、真剣な顔で、

 

「なあ、好きな人に思いを伝える時って、どうしたら良いんだ?」

 

そう言った。

私は行き成りの事で口に含んでたお茶を吹いた。

 

「ブッ!?な、何を言っているんだ!?」

 

「ああ、すまない。」

 

「・・・まあいい。で、誰を好きになったんだ?言って見ろ・・・。」

 

そう言うと、小さな声で、

 

「・・・藍さんだよ。」

 

「ほぉう。」

 

私はこの時、絶対にいつも見せない黒笑をしていたと思う。

すると数馬が、

 

「だぁぁぁ!やっぱお前に言うんじゃなかった!絶対に誰にも言うなよ!」

 

そう言って数馬は食べ終わった食器を持っていき、全速力で走った。

私はゆっくりと夕食を食べ、部屋に戻り、IS学園にある大浴場に向かった。

私が更衣室の扉を開けると、そこには一夏がいた。

 

「あ、吹雪ちゃん。今日もお疲れ。」

 

「ああ。一夏もこっちに来たのか?」

 

「うん。シャワーも浴びたんだけど、少しね・・。」

 

そう話しながら、私達は大浴場に入り、お互いに背中を洗い流した。

その後、お風呂に入っていると一夏が、

 

「ねえ吹雪ちゃん、貴方はなんのために戦うの?」

 

そう聞かれた。

何の為か・・・。一つしかない。

 

「私に生きる事を教えてくれたあの人に、恩を返すためだ。」

 

「恩?」

 

「ああ。私は人工的に作られた、試験管ベビーと言われる存在だ。

 昔は軍属で、ただ戦うために生きていた。

 いや、あの時は生きていたというより、操られていたんだ。

 戦いに。

 そんな時に千尋さんに出会い、私は勝負をして負けた。

 その後に白蓮さんに出会い。家族の温かさを、生きる事を教えてくれたんだ。

 だから、私は恩を返したいんだ。」

 

そう言った。

 

「そうなんだ。ありがとね。私は部屋に戻るよ。」

 

そう言って一夏は大浴場から出た。

 

三人称視点

 

中国

その上空を、一機の飛行艇が飛んでいた。

その中には、凰鈴音と、数人の女性が居た。

 

「アンタ達について行けば、あの男を倒せる力、もらえるんでしょうね?」

 

「ああ、勿論だとも。これが君に渡すIS,滅龍だ。」

 

「分かったわ。アンタ達ブルーコスモスの一員になってやるわよ。」

 

そう言った。

女は不敵な笑みをこぼし、

 

「ようこそ此方側へ、凰鈴音。」

 

そう言って彼女の手を握った。

 

千尋side

 

俺は今、幻想世界の部屋の一つにいる。

そこには七つの席が有り、奥に一つ、両サイドに三つずつある。

暫くすると、六強全員がそろった。

 

「皆集まってくれて有り難う。」

 

「大丈夫だ。それより何で集めたんだ?」

 

そうエイゼルが言った。

俺はハッキリと言う事にした。

 

「今日限り、いや、今の時点で、俺はお前達との契約を破棄する。」

 

「「「「「「!!?」」」」」」

 

全員が驚いた表情をした。そしてテトラドライブが、

 

「何故ですか!?」

 

そう言ってきた。しかし、

 

「落ち着きなさいテトラドライブ。マスターにも何か考えがあるのよ。」

 

イールシアスがそう言い落ち着かせた。

 

「俺の命はもう後がない。

 それはお前達が一番分かっているはずだ。

 だから俺よりもお前たちが真に認める者達と、契約を結べ、俺とお前たちの契約は、今日で終わりだ。」

 

そう言って、俺は六人と契約した時の紙を出し、それを掴み、思いっ切り引き裂いた。

 

「・・・これでお前たちは自由だ。」

 

「私は!あの時マスターに絶対の契約を誓いました!

 今更それを「これは俺の最後の命令だ!!今すぐに従え!」ッ!」

 

エイゼルの言葉を遮り、俺は叫んだ。

するとルキエが、

 

「もう、行っていいのね?」

 

そう聞いてきた。

 

「ああ。」

 

「・・・なら、私は新しいマスターを探すわ。

 今まで有り難う。」

 

そう言って消えた。

その後も、イールシアス、マゴク、テトラドライブ、ダンガリーと順番に消えていった。

 

「さあ、最後になったぞ。エイゼル。」

 

「私は・・・。」

 

そう下を向いていた。

そして、彼女は涙を流した。

 

「最後まで、貴方について行こうと思ってました。

 私は一度闇に堕ち、仲間にさえも剣を向けました。

 そんな私を救ってくださったマスターに、私はついて行く事を誓いました。」

 

「ああ、それは分かっている。」

 

「だから、まだマスターの下を離れる気は無いです。

 しかし、ご命令とあるならば、私は、私の道を選びます。」

 

「・・・すまない。」

 

「そう思うなら、最後にいいですか?こっちに来てもらって。」

 

俺はそう言われ、エイゼルの方に向かった。

そして、近くまで来ると、エイゼルは俺に顔を近づけ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

唇と唇をくっ付けた。

数秒の静寂。そして二人は離れる。

 

「マスター。私の最後の願い。聞いてくれてありがとうございました。」

 

そう言って、エイゼルは消えた。

俺は、一人涙を流した。

 

「クソォ!何で、何であいつ等に悲しい顔をさせないといけないんだよ!」

 

俺は、何であいつ等に悲しい顔をさせてしまったんだ。

そんな感情が俺を包む。

すると、カロンが現れた。

 

「マスター。」

 

「カロン。どうしたんだ?」

 

「一言良いかな?」

 

「ああ。」

 

「それじゃあ言うね。

 どんなに遠く離れたって、今までの事が消える訳じゃない。

 僕らが苦しい時でも、マスターは手を伸ばしてくれた。

 どんな時でも、僕達を引っ張ってくれる先導者になってくれたじゃないか。」

 

「・・・そうだったな。

 有り難うな。カロン。」

 

「大丈夫だよ。」

 

そう言われ、俺は元の世界に戻った。

 

カロンside

 

僕はマスターが帰った後、何時もの様に魔術の練習をしていた。

その後、何時もマスターが引き抜こうとしていた剣のとこに来た。

すると、声が頭に響いた。

 

『汝、何のために力を求める。』

 

僕は突然の事に驚きながらも、答える。

 

「マスターの為、いや、そうじゃないね。

 千尋の様に、誰かを守れるように私はなりたい!

 たとえこの体が滅びようとも、誰かを守れるようになりたい!」

 

そう言った。すると、

 

『合格だ!今こそ我を抜き、その力を自身の身に宿せ!』

 

そう言われ、私は剣を握り、引っこ抜いた。

その瞬間、体に力が溢れた。

 

「何・・・これ!力が、みなぎってくる!」

 

私はそう言いながら、光に飲まれた。

そして、少し経つと、私は純白の鎧を身にまとい、右手には白と茶の二色の剣が握られていた。

 

「私は、この力で、守ってみせる!」

 

そう決意を胸にした。

 

紫side

 

私は今、三人の女性と会っている。

彼らは亡国企業の人間である。

 

「其方の言いたい事は分かったわ。

 それで、其方は私達にどうしてほしいの?」

 

そう聞くと、

 

「私達は、貴方達に、協力して欲しいの。

 ブルーコスモスを潰すために。そして、亡国企業の今は亡き主の為に。」

 

そう言っていた。

ブルーコスモス。

元亡国企業の集団で構成されており、全員が女尊男卑で構成されている。

今もその人数を増やし、世界をこの手に掴もうとしているらしい。

私が選ぶのはただ一つだけどね。

 

「良いわ。私達八雲重工は貴方達亡国企業を向かい入れます。」

 

「有り難う御座います!」

 

そう言われた。

その後、私はオータム、スコール、マドカに八雲重工の中を見せた。

 




どうでしたか?
と言う訳で解説入ります。

カロンの覚醒
剣に選ばれ、覚醒したカロン。
純白の鎧を身に纏い、一対の剣、リベルテを持っている。
ヴァンガード風に名前を考えたのが、「覚醒の白剣士 カロン」である。
リベルテの名前の意味はフランス語で自由。

それでは次回で会いましょう!


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第四話

今回も覚醒回です。
最近オリジナルヴァンガード考えるのが楽しい。


第四話 騎士の過去、絶望の未来

 

プラチナエイゼルside

私は一人、幻想世界にある、緑豊かな場所に来ていた。

この世界は、私が昔居た世界とは違う。

私は、マスターによって、最初にこの場所に連れてこられた。

そしてここで私達はお互いに殺し合った。

 

(懐かしいな・・・。)

 

そう思いながら私は、過去を振り返った。

 

私がマスター、千尋に会ったのは三年前、此処とは別の場所だった。

私は当時、闇に堕ちていた。

深淵の王、マヌス。

私はそれを討伐した後、マヌスの闇により、体を浸食され、仲間に剣を振った。

 

過去エイゼルside(三人称)

 

ここはエイゼルが昔居た世界。

千尋と契約を結ぶ前の世界。

そこには、黒き鎧を纏ったエイゼル。

それと敵対する様に並ぶ三人の剣士。

 

「エイゼル!目を覚ませ!」

 

一人の剣士、アルフレッド・アーリーがそう言いながら剣を振り上げる。

それを、エイゼルは防御する。

 

過去エイゼルside

 

私はマヌスとの戦いで、闇に飲まれた。

そんな私に、騎士団にいる理由は無い。

私はそう思いながら、三人の仲間と戦っていた。

 

「なんで、どうして戦わないといけないの!エイゼル!」

 

そうセロメが言う。

私はアルフレッドを押しのけ、彼女に剣を向ける。

 

「私はもう戻れない!貴方達とは、共に歩めるわけない!」

 

そう言いながら剣を振る。

攻撃はガードされ、つばぜり合いになる。

 

「それは貴方がマヌスの闇に囚われてるだけよ!その闇さえ祓えば、皆貴方と共にもう一度戦ってくれる!」

 

「そんな・・・嘘言わないでよ!」

 

私はそう言い、セロメと距離を取る。

 

「一度闇に飲まれたら、たとえ祓ったとしても、何時また闇に飲まれるか解らないじゃない。

 そんな奴と一緒にいたいなんて、皆思う訳ないじゃない!」

 

そう言って剣を振うが、其の剣はエクターに止められる。

 

「それは君の考えだ!私達は違う!」

 

「それだって貴方だけの考えでしょ、エクター!

 もうこれ以上私に関わらないでよ!それならいっそ殺してよ!」

 

私は涙を流しながら言った。

皆はそれぞれ、暗い顔をしている。

そんな時、上空から私に向かって弓が放たれた。

全員が上を向くと、そこには龍と一体化したような少年が居た。

 

その少年はゆっくりと、エイゼルの前まで来る。

 

「君が、プラチナエイゼルか。今はどうやら闇に飲まれているようだね。」

 

そう言い放つと、

 

『そうだな、千尋。』

 

そう声が聞こえ、全員が驚いた。

すると、千尋と呼ばれた少年が、

 

「そこの三人は引いてくれませんか?彼女は私に任せて下さい。」

 

そう言った。三人は渋い顔をしながら、撤退した。

すると彼は口を開き、

 

「君はなぜ、仲間を信じれないの?」

 

そう口を開いた。

私は、

 

「私は闇に堕ちたんだ。そんな奴のそばにいたい奴なんていないだろう?」

 

そう言った。

その瞬間、少年は、

 

「お前は馬鹿か!

 そうやって自分の考えだけにこもって!

 周りを見てないのはアンタの方だ!

 さっきのアイツらは、お前を闇から解放したい一心で戦っていたんだ!

 何でそんな事に気付いてやれないんだよ!」

 

「な!お前に何がわかる!私の気持ちが!」

 

「分かるわけないだろ!お前みたいなウジウジした奴の気持なんか!」

 

「貴様ぁ!」

 

「来いよエイゼル!武器を持ってかかってこい!」

 

そう言って私達は幻想世界に行き、殺し合った。

 

エイゼルside

今思えば些細な事だった。

しかし、其の為に私は救われ、今の私が居る。

そう思いながら、座っていると、目の前に一人の少女が現れた。

するとその少女は、

 

「貴方がエイゼル?」

 

そう聞いてきた。

 

「ああ、そうだが。」

 

私がそう答えると、

 

「私の名前は真由。

 千尋お兄ちゃんの妹だよ。」

 

そう聞いた瞬間、私は起き上がった。

 

「君が、千尋の妹さんか。」

 

「うんそうだよ。

 貴方には、頼みたいことがあるの。」

 

「頼みたい事?」

 

私がそう聞くと、真剣な顔つきで、

 

「絶望の未来を変える為に、手伝ってほしいの。」

 

「絶望の・・・未来?」

 

そう聞くと、真由は映像を表示した。

そこは、IS学園が有った。

しかし、それは所々がボロボロになっていた。

 

「これは!?」

 

「IS学園。

 私達の予想だと、この一か月内に、IS学園が襲撃され、この状況になる事が分かった。」

 

「な!?マスターは?」

 

そう言うと、顔を俯けた。

 

「まさか!?」

 

「・・・うん。これを見て。」

 

そう言って出された絵には、ほぼ大破状態の千尋とハルベリオンが、何者かの剣によって、貫かれている状態だった。

 

「お兄ちゃんは、このままじゃ最悪死んでしまう。

 だから、助けて欲しいの。」

 

そう言われた。

私は、決心を固め、

 

「分かった、私はあの人に救われたんだ。

 今度は私が!あの人を救って見せる!」

 

「有り難う。

 それと、この剣を貴方に。」

 

そう言って剣を渡され、真由は消えた。

その剣は、まるで短剣のようで、剣の部分は無かった。

私は、剣を握り、

 

「剣よ、お願いだ。私に、マスターを、千尋守る力をくれ!」

 

そう言うと、剣は光だし、展開した。

その光は、私も包み込んだ。

 

気が付くと、其の剣は白色のエネルギーブレードが出来ており、

鎧は、白をベースに、金色のラインが入っていた。

私はもう一度、幻想世界に向かった。

 




それでは、設定紹介!

覚醒の白獅子 オリハルコンエイゼル

千尋を守りたい意思により、真由から貰った剣が覚醒し、新たな力を得た姿。
剣は闇を切り裂く剣、ルインシャルムを装備している。

どうでしたか?
それでは次回で会いましょう!


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お知らせと謝罪

どうも皆さん。

投稿主のこの先釘抜き注意です。

今回はお知らせと謝罪、この二つに関してのお話です。

まずお知らせですが、お気に入り登録者が百人になったので、いつか言っていた吹雪とマユーⅩⅢの過去編を書こうと思います。

それに関して、先に吹雪の話を書くつもりです。

マユが好きな人は申し訳ありません。

それぞれ一話完結、もしかしたら別作品として、外伝として書く可能性もあります。

それでは二つ目のお知らせです。

こちらは募集ですね。

この作品の皆様のコメント、毎回楽しみにしています。

小説書いていて一番の楽しみが皆さんのコメントです。

そんなコメントを見て、あることを思い付きました。

 

「これ、コメントの内容と本編クロスさせたら面白くなるんじゃないかな?」

 

そう考え、実行することにしました。

まあ、完結に言いますと…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この作品にコメントをくれた人を出そうと言うものです!

特撮バカさんを始め、多数の人が本編とクロスできるようなコメントを書いてくれているので、思いきってそうすることしました!!

後日、活動報告に新しく出演したい!

といった感じのものを作っておきます。

そのため、オリキャラ等の構想を練っておいてください。

 

さて、ここからは私が皆様に対しての謝罪です。

この「IS 傷ついた少女と幻想に住まう者達」

いつも見てくださりありがとうございます。

ここまで頑張れたのも皆さんのお陰です。

自分自身、前作みたいにならぬよう、出来る限りサイドストーリーも本編に組み込んでるつもりですが、いかがでしょうか?なにか些細なことでも気になったら聞いてください。

それでは本題です。

これから、かなり本編の更新速度が遅くなると思います。理由は、自分の現在の生活です。

現在自分は高校三年生です。

少し前から面接練習や面接で何を言うか、そんなことを考えつつ小説のストーリーを考えてました。

しかし、もう少ししたら最後の総体があるため、部活もラストスパートとしてよりきつくなります。

他にも六月にある商業簿記の検定に加え、七月には調理の検定と簿記の検定もあるので、それらの練習が増えます。

それ以外にも、今日更新しようとしても、内容が全く思い浮かばず、書くどころか、パソコンをする気力さえ無くなったり、一番の原因は、学校の現代文の先生とある理由でケンカしてしまったため、そのストレスやそれが原因でなくした授業点を取り返さなくてはいけなくなったので、今までみたいに一週間に何度も投稿するってのはきつくなりました。

出来る限り週一、遅くても二週に一回は出すようにします。

こんな私ですが、これからも応援お願いします。



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閑話 二回目

閑話二回目 もしも千尋達の機体が「IS/VS」に登場したら・・・

 

今回は原作第二巻。一夏が五反田家で弾としていたゲーム、「IS/VS」にもしも千尋達の専用機が出ていたら・・・。

と言うものです。

なお、「IS/VS」は2D格闘か3D格闘かは解らないので、武装のコマンド等はガンダムEXTREMEVSシリーズを元にします。

それでは、どうぞ!

 

ハルベリオン (パイロット 如月千尋)

コスト 2500

メイン射撃 ライフル(弾数八発の撃ち切り後ボタン入力でリロード式。解りやすく言うならユニコーンのビームマグナムと同じ。)

サブ射撃 ビームショットガン(弾数三発の撃ち切り後リロード。)

メイン格闘 ビームセイバー

メイン下格闘 ブラスターブレード・カウンター

チャージ格闘 カシウスの槍(投擲)

特殊射撃 ライド(ダンガリー)

特殊格闘 ライド(プラチナエイゼル)

覚醒技 カシウスの槍(連撃)

 

性能説明

攻守のバランスがよく取れた機体。

格闘攻撃ではレバー操作でビームセイバー、ブラスターブレード、カシウスの槍の三種類に変化する。

チャージ格闘のカシウスの槍には当たればスタンが入り、連撃に繋げれる。

特殊射撃、特殊格闘のライドでは、それぞれ射撃特化、格闘特化になり、一気に戦闘方法が変わる。

覚醒技はカシウスの槍での突撃から始まり、多方向から連続攻撃するのでカットされにくい。

覚醒時セリフ

 

「今だ!この瞬間・・・。逃して溜まるかぁ!!」

 

セルグリッド (パイロット 織斑一夏)

コスト2000

メイン射撃 ハンドビームガン(弾数は十六発。)

チャージ射撃 ハンドビームガン(二丁連射)

サブ射撃 ハンドビームガン(拡散 弾数は五発)

メイン格闘 ダガー

特殊射撃 ギガセンサー起動

特殊格闘 斬月

覚醒技 今、私に出来る事をやる!

 

覚醒時セリフ

 

「私にだって、出来るんだから!」

 

武装はシンプルで、一撃よりも手数を重視している。

特殊射撃のギガセンサーは数秒だけ命中率を上げ、誘導武器の誘導を無効にする。

特殊格闘の斬月はレバー入力により、突撃、月牙天衝、連撃に変化する。

覚醒技は斬月での一撃。

 

ディオシュベルグ (パイロット 御手洗数馬)

コスト2000

メイン射撃 アークランサー (弾数は三発)

サブ射撃 肩部マシンガン(弾数は八十発)

メイン格闘 グローリア

特殊射撃 ミサイル掃射

特殊格闘 緊急回避&ライフル

覚醒技 アークランサー(放熱波動弾)

 

覚醒時ボイス

 

「俺だけ、見ている訳にもいかないんでね!」

 

射撃に特化した機体で、格闘装備はある物のコンボは短い。

弾幕を張れば相手によっては近ずかれない。

放熱波動弾は、相手に当たれば、そこから放熱し、内部からダメージを与えていく。

原理で言えばコードギアスの紅蓮が使っていた輻射波動機構の弾丸版。

 

さて、最後にですが、此処からは連絡です。

まず一つ目、新しく新作書いてます。

そんなんで大丈夫なのかうp主と思った方、正直大丈夫だと思います。

まあ、こっちが基本メインなんですが。

その内容は、この作品のもう一つの、いわばパラレルワールド内でのお話です。

それに伴い容姿変更、幻想郷の不参戦。

等があります。

それと、次回からは真面目に本編書きます。

それに伴い、質問ですが、一気にタッグマッチまで言った方が良いでしょうか?

それとも、色々と書いてから行った方が良いでしょうか?

正直悩んでいるのでコメ欄で見たい!や早くタッグマッチしてください。などの感想を書いていただけるだけでも、書くか書かないかを決めます。

まあ、最終的には私の気まぐれなんですがねw

それでは、また次回で会いましょう!

 



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第五話

今回一気に話が飛びます。
推奨BGM1(怪獣出現)
2(アグル降臨)


第五話 折れる刃

 

千尋side

俺が六体の眷獣と別れ、一週間が過ぎた。

今は既に放課後、俺は吹雪、数馬、シャルル、一夏、簪に誘われて、今は第三アリーナの更衣室にいる。

俺は着替えを済ませて、すぐにアリーナに向かった。

そこにはすでに皆揃っていた。

 

「俺が最後か。すまないな。」

 

そう言うと、吹雪が、

 

「気にしないで下さい。それじゃあ、練習しましょうか。」

 

そう言って全員がISを展開した。

吹雪のIS「シュバルツア・ケンプファー」は、吹雪がドイツ軍に所属していた時のIS,シュバルツア・レ―ゲンをベースに、機動性と火力を極限まで上げた機体だ。

ワイヤーブレード、レールカノンなどの中距離支援を目的にした武装が多く、其の火力と面性圧力では魔理沙の専用機を超える。

その後は、全員で射撃訓練や近接戦闘、俺は数馬と模擬戦をした。

数馬も最近では実力を上げてきており、ここ最近では俺に弾丸を当てれるようになってきた。

それでも、俺は負ける気は無いし、すぐには負けない。

そう思いながら、俺は数馬に手を指しだす。

 

「大丈夫か?」

 

そう言うと、

 

「ああ。有り難う。千尋さん。」

 

そう言われた。中々にさん付けは慣れないな。

そう思っていると・・・

 

「二人共・・・一体どんな練習してきたの?」

 

そうシャルルが言った。

確かに、この二人の動きは、それこそ代表候補生を超えている。

数馬は、

 

「いっつもこれくらい練習してたからな。」

 

そう言った。

シャルルはそれに驚きを隠せていなかった。

俺達は少し話していると、一夏が、

 

「!?みんな逃げて!!」

 

そう言った為、俺達はすぐにスラスターをふかせ、移動した。

 

推奨BGM1開始

 

すると、俺達の居たところに、無数の熱線、ミサイルが飛んできた。

上空を見上げると、先日のクラス代表戦の時に現れた無人機の改良型と思われる物が三十機以上、そして、正体不明機が一機あった。

すると、正体不明機が此方に向かってきた。

俺はすぐに全員に指示を出した。

 

「一夏はシャルル、簪と共に避難!数馬は織斑先生と幽香さん達を呼んでくれ!

 吹雪は俺と共にここで抑えるぞ!」

 

俺はそう言い吹雪と共に空へ飛んだ。

俺はビームセイバーを抜き取り、正体不明機は青竜刀をだし、ぶつかる。

すると、

 

「久しぶりねぇ!如月千尋!」

 

「その声!?凰鈴音か!

 なぜお前が此処にいる!お前は確か・・・!」

 

「貴方達の様な特異点は、いらないのよ!

 一夏を狂わせる貴方は特にね!」

 

俺はそう言われ、押し切られる。

明らかに機体のパワーに差がある。

俺は地面に衝突し、砂煙をあげながらゆっくり立ち上がる。

上空を見上げれば、幽香や鈴仙、藍さんに文が既にきており、一夏も戦っていた。

 

「クッ、お前の相手は俺だ!」

 

そう言い俺は立ちあがる。すると鈴音は、

 

「貴方の事は既に知っているのよ、体も限界だってこともね!」

 

そう言い、無数の熱線を放出してくる。

俺は防御するが、攻撃は装甲を溶かしていく。

 

(なんて出力だ!装甲が解けている!?)

 

俺はそう思いながら、足を付く。

攻撃が止むと、ハルベリオンの装甲は一部が溶けていた。

 

「貴方じゃ私は止められないわ!」

 

そう言って鈴音は上空に向かう。

俺は立ちあがるが、増援の無人機部隊により、更にダメージを受ける。

 

(機体ダメージ、イエローゾーンに突入。)

 

そんなマシンボイスが聞こえる。

俺は自分の無力さを呪う。すると、その瞬間に光が全てを遮った。

そして、光と共に、声が聞こえた。

 

推奨BGM2開始

 

「全てを切り裂け!リベルテよ!」

 

その言葉と共に、爆発音が聞こえ、目を開けると、そこには鎧を纏ったカロンが居た。

 

「カ・・・ロン。」

 

「マスター!無事かい?」

 

「何とか・・・な。ゴホッ、ゴホッ!」

 

俺は少し血を吐いてしまう。

それでもそれで俺は立ちあがり、空へ飛ぼうとした。

それをカロンに止められる。

 

「待って!その体で!その機体で行くのは無茶だよ!」

 

そう言われた。俺は、

 

「たとえ、無茶でも!守りたいものがあるんだよ!」

 

そう言い、飛翔した。

上空では、無数の無人機と、皆が居た。

 

一夏side

私は今、鈴ちゃんと戦っている。

 

「どうして!何で鈴ちゃんは敵になるの!」

 

「一夏!貴方はアイツに利用されてるだけなのよ!貴方を理解してるのは、私だけなのよ!」

 

そう言い、斬月と青竜刀がぶつかる。

私はその力に圧倒され、押される。

 

「クッ!」

 

「私と、一つになりましょう!一夏!」

 

そう言い、鈴ちゃんは右肩に装備されている拡散ビーム砲を起動させる。

私は全弾当たってしまい、海面付近まで近づく。

鈴ちゃんはそのまま剣を振りかざし、私に向かってくる。

私は目を塞ぐ。

そして次の瞬間、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズシャ!!

 

そんな音が聞こえた。

私は目を恐る恐る開けると、そこには、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青竜刀に腹を貫かれていた千尋が居た。

 

「千尋・・・?」

 

「い・・・ちか。まもr・・・ゴハァ!」

 

千尋はそう言い、血を吐く。

少しセルグリッドに掛かる。

私は瞬間的に千尋の手を握った。

 

「千尋!ねえ!死なないでよ!

 まだ一緒にいたいよ!私は・・・まだ千尋に何もできてないのに・・・!」

 

「い・・・・ち・・・か。」

 

「本当の気持ちだって、まだ言えてないのに・・・。

 何で、何でかばったのよ!」

 

「お・・れは、おま・・・・えを・・まも・・れて・・・よ・・・か・・・った。」

 

そう言い、握られていた手は外れ、千尋は海に落ちていった。

その瞬間、

 

「皆、有り難うな。」

 

そう口元が動いたのが分かった。

私は手を伸ばすが、その手は届かない。

動こうと思っても動けない。

私はただ、涙を流した。

そして、千尋は海の中に消え、戦っていた敵は、すべて撤退した。

 




はい。最後超ハイテンポでしたね。
申し訳ございません。
千尋君はちょくちょく出ますが、次章までちゃんとした活躍は無いです。
次回からは本編に沿った内容にします!


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第六話

この物語は何処に進んでいく・・・。
否!それは神のみぞ知る!
そんなわけで六話です。


第六話 絶望に包まれる少女と・・・

 

一夏side

あれから時間が過ぎ、今は十時を過ぎていた。

私はベットの上で体操座りをしている。

千尋は一命をとりとめた。

しかし、それは永琳さんの薬の力と、幽々子さんの能力で死を遠ざけてるだけで、もしかしたらこのまま眠った状態で死んでしまうかもしれない。

それを聞いた瞬間、私は涙をこらえれなかった。

それからずっと、涙を流していたはずなのに、疲れているのに眠れない。

私は、もう一度シャワーを浴びることにした。

 

私はただ何も感じずに、シャワーを浴びていた。

自分に力があれば・・・

そう思い、両手を見る。

そして、右手を握りしめ、

 

「アアアアアアアアアアアア!!」

 

そう言いながら、壁にぶつける。

強い痛みを感じつつも、私はその場に崩れた。

 

「ちずるぅ・・・。お願いだがらぁ。目をざましてょぉ・・・。」

 

涙の混ざったその声は、シャワーから流れる水の音にかき消された。

私が体を吹き、部屋に戻る。当然誰もいない。

私はベッドに入り、眠った。

 

紫side

私は今、八雲重工の医療室にいる。

そして、医療室に置かれているポッドの中には、千尋が、頭部、胸部に包帯を巻き、寝むっている。

私は心配しながら彼を見ていると、マユ―ⅩⅢが入ってきた。

 

「お兄ちゃんは、無事なんですか?」

 

そう聞いてきた。

この子には、本物が合いにくるようだし、嘘はつかなくていいわね。

 

「無事かどうか言われたら、危険よ。眠った状態で死ぬ可能性もあるわ。」

 

そう言った。しかし彼女は、

 

「やっぱり、真由が言った通りになるんだね。それじゃあ・・・行こうか。」

 

そう言った。私が疑問に思った瞬間、マユは目の前からまるで無かったかのように消えた。

 

私は、何かが起きるのを感じた。

 

一夏side

 

その日、私は不思議な夢を見た。

そこは、現代とは違い、まるでファンタジーの様な世界観だった。

その世界の平原に、二つの軍が戦っていたのが見えた。

一つは圧倒的軍力を持っており、その鎧は甲冑の様な物だった。

もう一つの軍は戦力は少なく、数百人程しかいなかった。その鎧は、洋風な鎧だった。

そんな中、私は見覚えのある顔を見つけた。

 

「・・・あれは・・・千尋!?」

 

そう、千尋だった。

千尋に似ている青年は他の人達と違い、軽装で、装甲も薄かった。

そして、右手には、一本の青き剣を握っていた。

そのまま剣を空に向けると、他の人達も剣をあげ、動き始めた。

千尋に似た青年も、馬に乗り、駆けだした。

そして、両方の軍勢がぶつかるが、すぐに優劣は出た。

千尋に似た青年が率いる軍勢が、圧倒していた。

青年の攻撃は、全てを砕き、敵を薙ぎ払っていく。

そして、総大将が打ち取られ、青年たちは勝利した。

そこで私は目を覚ました。

 




さて問題!最後に出て来た青年は誰でしょう!
答えを当てても何にも上げる事が出来何のがつらい。
それでは次回で会いましょう!


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第七話

若干のネタバレ有?
でも気にしない!
そんな感じで行っちゃおう!第七話!


第七話 魂に刻まれた過去

 

私があの夢を見た翌日。

あと二日に迫ったタッグマッチ戦。だったが、今回の襲撃の事を考え、それぞれの実力が分かり易くするため、一対一の個人戦になった。

更に、私と数馬、吹雪ちゃん以外の八雲重工のパイロットの皆さんは、タッグマッチで四位までに入った人達とエキビションマッチで戦えるようにしている。

これは、実力の差を見て、彼女たちが上位を独占しないようにするためだ。

そんな中、私は昨日の事、そして、千尋の事で頭がいっぱいだった。

 

(昨日の夢はいったい何だったの?

 あの青年は?千尋との関係性は?

 そもそも、千尋はどうしてあそこまで誰かを守る事に集中してるの?

 マユちゃんの事も聞いて無いし、本物って何?)

 

そんな事を考えていた。

すると、

 

「一夏ちゃん?人の話を聞かないとはどういう考えかしらぁ~。」

 

そう言われたため、私はそっちを向くと、そこには、まがまがしいオーラを纏った幽香さんが居た。

 

「ゆ、幽香さん・・・?」

 

「やっと気づいたわねぇ~。これ、紫からよ。

 それと・・・次気づくのが遅くなったら、花の手伝いして貰おうかしら~。」

 

そう言った。私は正直肝が冷えた。幽香さんの手伝いなんてしてたら、体が持つ気がしない。

そうして、私は幽香さんが置いた紙袋を見る。

中身は後で見る事にした。

そして昼休み。

私は昼食を取った後、屋上に来ていた。

そして、幽香から貰った紙袋を見ると、その中には、一つの紙が入っていた。

私はそれを見て驚いた。

 

「これって・・・千尋の過去?」

 

そう、そこに書かれていたのは千尋の過去だ。

千尋の家族について。

千尋の父である、如月健介。

母である如月智代。

そして妹の如月真由。

これで、私は本物と言う意味が分かった。

マユちゃんのクローンと言う意味も。

そして、千尋が全てを失った事件。白騎士事件について。

私は驚愕した。

目の前で家族を失い、その全てを権力により消された事に。

そして、千尋が幻想郷に来ることになった事件・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

試作量産コア暴走事件。

 

これはかなり有名な物で、試作的に作られた量産型コアが行き成り暴走。

そして、都心部で暴れたのだ。

しかし、そのデータから見ると、それは暴走では無く、千尋を狙っていた。

全てを知る千尋を、消すように。

私は全てを知り、驚愕したと同時に、千尋を追い詰めた政府に対して、ふつふつと敵意が生まれた。

 

それから、時は経ち放課後。

私は自室のベッドで横になっていた。

何時も千尋が居たベッドには何もない。

私は少し眠る事にした。

少しすると、私は目を覚ました。

しかし、目を覚ましたのは、ベッドの上では無く、小山の様なところだった。

 

「ここは・・・。」

 

私がそう呟くと、

 

「ここはお兄ちゃんの魂に刻まれた過去。」

 

そう声が聞こえた。私がそっちを見ると、そこには一人の少女が居た。

 

「貴方が、千尋のホントの・・・。」

 

「うん。私が如月真由。そのオリジナルだよ。」

 

そう言った。

そして真由は私の隣に座る。

 

「ねえ、ここは千尋の過去って言ったけど・・・。何年前の?」

 

「何年前っていう言い方は間違っているかな。

 魂は、いかなる次元も超え、世界を廻る。

 だから、この風景も、此処とは別の世界のもの。」

 

「そう・・・なんだ。

 じゃあ、昨日のは一体?」

 

「あれは確か・・・うん。覚えているよ。

 だってあれが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 お兄ちゃんの最初の魂の記憶だからね。」

 

「そうなの?」

 

「うん。

 貧困に苦しむ民を救い、剣を握り敵を討つ。

 お兄ちゃんの魂の始まりだよ。

 その後もいろんな世界を魂は渡り合った。

 電子工学が発展した世界。

 神に抗う為に戦う世界。

 人と悪魔の共存を行った世界。

 そして、光の巨人として戦った世界。」

 

そう言った。

すると、真由は立ち上がり、

 

「お兄ちゃんの命の炎は、私ともう一人の私で何とかするから。

 貴方は、お兄ちゃんが戻れる場所を守ってね♪」

 

そう言われ、私は光に飲まれた。

そうして、目が覚めた。

 




今回はいかがでいたか?
次回からは・・・ついに!やっと!
各学年による個人戦だ!
この瞬間を待っていたんだ―!
そんなわけでバトルシーン精一杯頑張ります!


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第八話

すいませんでした!
今回から試合を書く予定でしたが、予定を変更しました!
本当にすいません!
そんな謝罪を含めた第八話、どうぞ!


第八話 契約をする者達

 

吹雪side

私は一人、屋上にいた。

そんな中、私は風に揺られながら、本を読んでいる。

呼んでいる本は、日本の有名な光の巨人の特撮の平成一作目だ。

最近はこんなものまで小説になっている。

まあ、私は面白いから見ているのだがな。

私は本を閉じ、視線を感じた方を見た。

 

「そこに居るのは分かっている。ルキナ。」

 

「あら、ばれていたのね。流石・・・と言っておきましょうか?」

 

「そんな事はどうでもいい。何故私の前に現れた。」

 

「あら?それは貴方が一番分かっているはずでしょ?」

 

そう言った。やはり、私の言いたい事は既に把握済みか。

 

「なら、言いたい事は解るな?」

 

「ええ。貴方が望むなら。私は、私達は力を貸すわ。」

 

そう言い、眷属の竜も現れた。

 

「私に力を貸せ!ルキエ!闇を切り裂き、守るための力を!」

 

「勿論よ!」

 

そう言って、二人の間に、契約書、「ギアス」が現れた。

 

(千尋さん・・・。貴方の分まで、私は頑張ります。)

 

私はそう心に決めた。

 

数馬side

「落ちろ!」

 

俺はそう言い、ミサイルポッドを展開させ、ドローンを落とした。

その後、補給に向かった。

 

「ふぅ。だいぶ動けるようになったが・・・。」

 

俺はそう呟いた。

あの日から、俺は訓練を続けている。

そして、シャルルからもある事を聞いた。

それは、シャルルが女性と言う事だ。

シャルルの親は、デュノア社の社長、レイヤ・デュノアだった。

そして、デュノアは実の娘では無く、愛人の子であった。

其の為、本妻のエレン・デュノアやその家族から傷つけられていた。

そして、二年前に自身の母親が他界し、引き取られた。

その後、IS適性が高い為代表候補生になり、そして、その容姿の為、男性といてIS学園に入学させられた。

目的は俺達のISのデータの収集。

しかし、俺達の生活を見て、自分のやってる悪に気づき、言ってきた。

今後は、八雲重工で引き取る事にしているそうだ。

今は其の為に、紫さんやさとりさんが動いてくれている。

そして俺は今、ディオシュベルグを纏い、二日後に迫った試合に向けて最終調整をしていた。

そして俺は、誰もいないはずの空間に声を掛けた。

 

「そこに居るんですよね?テトラドライブさん。」

 

そう言うと、人間体のテトラドライブさんが現れた。

 

「気づいていたのか?」

 

「空間認識能力だけは、飛び抜けてますから。」

 

「そうだったな。さて、俺がここに居る意味、数馬なら解るだろう?」

 

「ええ。勿論ですよ。

 契約についてですよね?」

 

「ああ、そうだ。」

 

「俺なんかで宜しいのですか?」

 

「むしろ、お前と俺は相性が良い。解っているだろ。」

 

「・・・ですね。」

 

「・・・はっきりと自分の本心に従え。

 本心に従う事は、欲望なんかじゃない。思いは、自分の願いでもあるんだからな。」

 

「テトラドライブさん。

 俺に、力を貸してください!

 俺は決めたんだ!誰かを守れる男になるって!

 だから、守るための力をください!」

 

「その願い、しかと受け止めよう!」

 

そう言うと、ギアスが現れた。

そうして俺は、

 

(守ってみせる、あの場所を、千尋さんの残したものを。)

 

そう決めた。

 

簪side

 

私は今、第二アリーナから帰ってきたところだ。

私は、この前の襲撃で何もできなかった。

其の為、今は重点的に戦闘訓練をしている。

私は汗をかいていたので、シャワーを浴びることにした。

その後、私はベッドで横になっていると、部屋の中にノックの音が響いた。

本音は来るときは必ず連絡してくるし、私には解らなかった。

私は起き上がり、扉を開けると、そこには、眼帯を付けた、男性が居た。

 

「あの・・・。どちら様で?」

 

「ああ、すまないな。君の名前は更識簪、であっているかね?」

 

「そうですが・・・。何か様ですか?」

 

「ああ。詳しい話をしたいから、中に入れてくれないか?

 ここでばれるのは、厄介なのでね。」

 

「分かりました。どうぞ。」

 

そう言って私は部屋の中にいれた。

そして男性と対面する様に椅子に座った。

 

「貴方は?」

 

「おっと失礼、名前を名乗って無かったね。

 私の名前はダンガリー。千尋と契約していたものだよ。」

 

「千尋と?」

 

「ああ、詳しい話をしよう。」

 

そう言って、私は話を聞いた。

 

封印龍説明中

 

まさか、千尋にそんな秘密があるなんて知らなかった。

私は正直ビックリしていた。

 

「それで、どうする?私は貴殿と組みたいと思っている。」

 

「私は・・・私は力が欲しい!

 何かを傷つける力じゃなくて、守る力が!

 もうお姉ちゃんの後ろにいた時の私とは違う!今は胸を張って、此処にいられる!

 だから、守るための力が欲しい!」

 

「良いだろう!契約完了だ!」

 

そう言うと、ギアスが現れ、私は契約を終えた。

 

(千尋が守ってくれていたんだ。今度は私が、私達が!)

 

そう心に決めていた。

 

一夏side

 

私が目覚めると、時刻は七時になっていた。

私は夕食を取りに行き、その後シャワーを浴びた。

そして、私は寝間着に着替えた。

その後、私は、

 

「いるんでしょう?カオスブレイカー?」

 

「フッ、気づいていたのか?」

 

「私は千尋と二年はすごしていたのよ?

 貴方達の気配は何となくだけど解るわ。」

 

「そうか。それで、俺が此処にいる理由は、勿論わかるよな?」

 

「ええ。私の敵意に反応してきたんでしょう?」

 

「ああ、お前が敵意を持つなんて、まれだからな。」

 

そう言った。

 

「私だって、あんな過去を知ったら、怒りを覚えるよ。」

 

「そうだな。」

 

そう言った。

私は、カオスブレイカーの方を向いた。

 

「ねえ、私に力を貸して。そう言えば力を貸してくれる?」

 

「・・・ハハハハ!面白いぞ!勿論だ!

 お前が、力を望むならな!」

 

そう言うと、漆黒のギアスが現れた。

そして、カオスブレイカーは消えた。

私はそのギアスに触れる。

その瞬間、強い衝撃が私を襲う。

 

「ガァァァァァ!!!」

 

圧倒的な闇の力、それが私の中に入る。

私はフラフラと洗面所に向かう。

そこで私は、嘔吐する。

そして、私は鏡を見ると、目の色は黒から、赤が混じった色合いになっていた。

 




はい、今回は覚醒回でした。
そして、カオスブレイカーがなぜ千尋と契約が切れているかと言うと、カオスブレイカーは眷獣の中で唯一自身の力で契約を切れるようにしていたからです。
そんな感じです。
それでは次回で会いましょう!


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ExtraStory Ⅰ

今回は息抜き回の千尋君の過去編です。
それでは、どうぞ!


ExtraStoryⅠ 魂に刻まれた傭兵としての記憶

 

真由side

 

私の手の平には、一つの球体がある。

それは、お兄ちゃんである千尋の記憶。

傭兵として・・・いや、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最悪の反対勢力、ORCA旅団の最後の一人として生きた記憶。

その名は、ディンゲール。

 

ディンゲール(千尋)side

 

俺は今、一つの音声ビデオを聞いていた。

 

「カラードのリンクス、いやディンゲール

 マクシミリアン・テルミドールだ

 君がこれを聞いているのであれば、私は既に死亡している

 恐らくは、アルテリア・クラニアムに斃れたのだろう

 メルツェルも、ビックボックスから生きて戻れまい

 ORCAは、君一人になったという事だ

 頼む。私に替わり、クラニアムを制圧してくれ

 クラニアムが停止すれば、クレイドルは最後の支えを失い、全ての人は大地に還る

 衛星軌道掃射砲は、クレイドルを支えたエネルギーを得てアサルト・セルを清算し、宇宙への途を切り拓くだろう

 全てを君に託す

 人類と、共に戦ったORCAの戦士たちのために」

 

それを聞いた後、俺はガレージに足を運んだ。

そして、ガレージには一機のAC、俺の相棒である、アリーヤ=ラストジョーカーの目の前で立ち止まる。

ラストジョーカーは、アリーヤをベースに改造を施しており、加速に優れている。

右手にはマシンガンが、左手にはライフルが装備されており、背中の部分にあるユニットには、右肩にはチェーンガンが、左肩にはレーダーが装備されていた。

色は白と黒の二色。

俺はコクピットに乗り込み、システムを起動させる。

そして、ブースターをふかせ、一気に加速した。

 

(ORCAの意思を、俺は受け継いでみせる!)

 

そう思い、俺はクラニアムに飛んだ。

 

そして、クラニアムに到着する。すると、オペレーターのセレンの声が聞こえた。

 

「目標はネクスト二機

 レイデルパラッシュ、およびマイプリスだ。

 

 成就しろよ。お前の答えを。」

 

そう言った。

 

そして、二機のACを見つける。

俺は、人類の為なら、人の死を問わない。

それが、矛盾していたとしても。

 

 

それから数分、俺は二機のACを倒した。

すると、一機のAC

それは、テルミドールだった。

 

「な!?」

 

「テルミドール・・・裏切ったか

 もとより貴様らが始めた事だろうが!」

 

そうセレンが言った。

すると、

 

「テルミドールは既に死んだ。

 此処に居るのはランク1、オッツダルヴァだ。」

 

そう言い、銃弾が飛んできた。

俺は加速をもう一度し、攻撃を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、俺はオッツダルヴァを倒した。

 

「クローズ・プラン、第一段階完了か

 今や、お前だけがORCAだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一つの命を想う

 それを愚かと呼ぶか。」

 

そう、セレンが言った。

その後、ORCA旅団はクラニアムを制し、支えを失ったクレイドルは、地上に降りた。

荒廃した大地に絶望する母親の腕の中で、幼子が、汚れた大地に激しく咳き込み

衛星軌道掃射砲が、ゆっくりと充填されていく。

やがてその砲火が、企業の塵、地球を覆うアサルト・セルの網を払いのけるだろう。

人類は、その数を大きく減らしながら、宇宙という、フロンティアを手に入れる。

正のエネルギー、成長と野心と、新しい戦争の時代の始まりだった。

 




どうでしたか?
次回からは本編にしていきたいです。


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第九話

最近アーマードコアのBGMなどをよく聞きながら書いてます。
個人的にフォーアンサーのCosmosとヴァ―ディクトデイのDay After Dayがどはまりしてます。

それでは九話です!


第九話 全てを切り裂く闇と再燃する刃

 

一夏side

 

今日は学年別での個人戦闘の実力を見るトーナメントの日だ。

そして今はもう準々決勝まで来ている。

そして残ったのは、私、数馬、吹雪ちゃん、セシリアさん、簪ちゃん、シャルルちゃん、岸原ちゃん、そして篠ノ之さんである。

 

次の私の相手は篠ノ之さんである。

彼女は私の事をよく思ってないけど、どうでもいい。

私はもう誰にも負けたくない。

目の前で千尋が怪我して私は気づいたのだ。千尋に対する恋心に。

けど、今は関係ない。

千尋を守るためになら私は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どんな闇だって受け入れてみせる。

私はそう思い、立ち上がる。

準備ができたため、私はセルグリッドを展開し、アリーナに向かった。

そこには、既に篠ノ之さんが居た。

 

「来たな、ゴミ屑が。」

 

「貴方に言われる資格は無い。」

 

「ッ!屑風情がぁ!私にたてつくな!」

 

そう言いながら篠ノ之さんは打鉄に装備されているブレード、葵を展開し、切りかかるが、私はそれを躱し、蹴りを入れる。

 

「私は貴方には負けない。

 行きましょう?カオスブレイカー?」

 

『ククッ、了解だ。』

 

そう言うと、セルグリッドは白と黒の光に包まれ、そして、新たな装甲が追加された。

背部には二つの翼のような何かが、そして竜の尻尾も装備されていた。

そして右手には、漆黒の鎌、「ブラックハインダ―」が装備されていた。

 

「それじゃあ、始めましょう?私達の試合(一方的な虐め)を。」

 

そう言い、私は高速で接近し、ブラックハインダ―を振う。

その後も速度を緩めることなく、切り続けた。

そして、何時のまにか私は勝利した。

 

にとりside

 

私は今、ボロボロになっているハルベリオンを直していた。

しかし、その状態が悪かったため、装甲の張替えや、腕の形状変化が現状出来ているだけだった。

今のハルベリオンは、高出力レーザーによって溶かされた装甲の部分は、追加装甲で補強されており、肩の部分からは三枚の防護プレートが展開されている。

そして腕だが、右腕は上下に二枚の刃が仕込まれたクローの様な形で、仲にレーザーライフルが付けられ、左腕はシールドと一体化したガトリングガンになっている。

脚部は、原型を無くし、左足の部分には展開式シールドが装備され、両足の裏には追加ブースターが装着されていた。

しかし、いまだシステムが安定してない。

そう考えながら、システム系統を調整していると、

 

「にとりさん!大変です!」

 

そう言いながら橙が入ってきた。

 

「どうしたの?」

 

「紫様のお知らせで、一時間後にブルーコスモス、先日千尋さん達を襲った集団が、IS学園に攻撃するそうです!」

 

「な、何だってー!」

 

私は驚いた。

今の千尋が抜けている状態じゃ、皆が居ても心配だし、何より、一夏が危ない。

そう考えていると、

 

{推奨BGM Day After Day (アーマードコア ヴァ―ディクトデイより)}

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『システム、全機能初期化開始

 並びに、適合化を開始

 システム適合化、56%

 エネルギー供給システム、起動開始

 起動に異常なし

 各部分、チェック

 オールグリーン

 ハルベリオン・リペアード、起動します。』

 

そう流れると、ハルベリオンが光に包まれ、光が消えると、そこには起動した姿が有った。

しかし、その姿は変わっていた。

人間が乗る所も装甲で覆われており、頭部部分には、複数のセンサーカメラが有った。

それは、ゆっくりと動き出しながら、歩いて行く。

すると、一つのメッセージが送られた。

 

 

『一夏は、俺に任せろ。 千尋』

 

そう書かれたメッセージを見て私は驚いたが、すぐにハルベリオンはピットから出撃した。

 




さて、次回ですが何故千尋君がハルベリオンに乗っているのか。
その理由を書いていきます。
そして、ついに兄妹同士での対話を入れたいです!
それでは次回で会いましょう!



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第十話

勢いで書いていると、物語が進む進むw
そんな感じで第十話!
あの人も登場するよ!


第十話 たとえ魂だけになろうと・・・

 

千尋side

 

俺はずっと、闇の中を落ちていた。

暗いくらい、光の見えない闇の中を。

すると、一筋の光が、世界を変え、俺はいつの間にか、地面に立っていた。

そこは、綺麗な花が咲き乱れる場所。

すると、そこに真由が現れた。

 

「真由・・・。」

 

「久しぶりだね。お兄ちゃん。」

 

「ああ。

 お前は、いったい何をしていたんだ?何を知っているんだ?」

 

「全て。」

 

そうはっきりと言った。

俺は疑うように真由を見た。

 

「全て・・・だと?」

 

「うん。お兄ちゃんの過去も、魂に刻まれ記憶も。」

 

そう言うと、周りに無数の映像が流れた。

俺は驚愕し、真由を問い詰めた。

 

「真由これはどういう事だ!お前は一体・・・何者なんだ!?」

 

そう言うと、真由は、翼を広げた。

純白の白い翼。そして無数の歯車と時計が現れた。

 

「私は、時空と時間を司る神、クロノスだよ。」

 

「クロノス・・・だと?」

 

「うん。私は、お兄ちゃんの魂が生まれた時から、ずっと見て来たんだよ。

 だから、私は途中からお兄ちゃんと一緒に居たんだよ・・・。」

 

そう言った。

俺は、ある程度を飲み込み、そして言った。

 

「俺は・・・どうなる?死ぬのか?」

 

そう言うと、真由は顔色を変え、

 

「死なせはしないよ、お兄ちゃんを世界は求めている。

 お兄ちゃんにしか、彼女は守れない。

 だから、私達はお兄ちゃんを生き返らせる。」

 

「私・・・達?」

 

「うん。私と、もう一人の私、マユ―ⅩⅢの二人の命の炎で、蘇らさせる。」

 

「お前はそれでいいのか?そんなことしたら・・・。」

 

「消えてなくなるよ。でも、今の私は世界に手を出す事が出来ない。

 だから、お兄ちゃんを蘇らさせるしかないの。

 蘇れば、今まで削った分の命は、元に戻る。」

 

そう言った。

俺が言葉を放とうとした時、

 

「クロノス様!大変です!ブルーコスモスが動き出しました!一時間後にIS学園に襲来するそうです!」

 

俺はそれを聞いて驚いた。

そして俺はすぐに、

 

「今すぐ俺を蘇らさせてくれ!」

 

そう言うが、

 

「今はマユが居ないから無理だよ。

 それに、今戻ったってお兄ちゃんの専用機は・・・。」

 

そう言ったが、俺は、

 

「それでも!俺はアイツを、一夏を守りたいんだ!」

 

そう言った。

すると真由は少し笑い、

 

「分かったよ。ある方法を使えば、助ける事が出来るよ。」

 

「それは何だ?」

 

「お兄ちゃんの精神を、直接ISに送り込む。

 そうすれば、守るために戦えるよ。」

 

「分かった。それで頼む。」

 

「任せて。」

 

そう言うと、俺は光に包まれた。

 

「あ、あとこれもあげるね。」

 

そう言って、何かの映像が流れた。

 

「これは・・・俺の過去?AC・・・マクシミリアン・テルミドール、ディンゲール。」

 

そう言いながら、俺の意識は闇に落ちた。

 

真由side

 

さてと、お兄ちゃんは言ったようだし、

 

「出て来ていいよ。マクシミリアン・テルミドール。」

 

そう言った。

すると、一人の男性が出て来た。

 

「彼が・・・ディンゲールの魂を継ぐものか。」

 

「そうだよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 貴方はどうする?自分の罪を、償ってみる?」

 

「私は・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私は、彼に対して迷惑を掛けた。

 最後の一人にしてしまい、挙句の果て殺そうとした。

 私の私欲のためにだ。

 そんな私でも、償えるのなら、私は戦う。」

 

「その答え、待っていたよ。」

 

私がそう言い、指パッチンをする。

すると彼を光が包み、そこにはネクスト、アンサングを纏っていた。

 

「これは・・・アンサング・・・か。」

 

「うん。ちゃんとこっちで重量に耐えれるようにしているよ。」

 

「フッ、助かる。」

 

「それじゃあ、お兄ちゃんを頼んだよ。『オッツダルヴァ』。」

 

「ああ。」

 

彼はそう言い、お兄ちゃんの居る世界に行った。

 

千尋side

 

目が覚めると、そこはIS、ハルベリオンの中だった。

しかし、ハルベリオンはボロボロで、今はにとりさんによって、回収されている状態だった。

すると、真由からデータが送られてきた。

俺はそれを起動すると、機体が修復され、動けるようになった。

俺はそのまま、ピットまで向かった。

その中、にとりにメッセージを送った。

そして、IS学園に向けて出撃した。

ここからなら、現状一時間くらいかかる。

まだこの機体も無理して加速は出来ないからな。

そう考えていると、一機のISが降りてきた。

そして、声を掛けられた。

 

「久しぶりだな。ディンゲール。マクシミリアン・テルミドールだ。

 私は君に対して、幾度となく手を振りかざしてきた。

 その罪は重いものだ。

 だから、私は君と共に戦う。

 たとえ償いを受け入れてもらえなくとも、私は君と戦う。」

 

そう言ってきた。

俺は記憶に残っていた事を知り、彼の全てを理解した。

俺は、

 

「俺は、貴方を許します。

 それに、今の俺はディンゲールじゃなくて、千尋ですから。」

 

そう言った。

その後、二人でIS学園に向かっていった。

 




全国のマクシミリアン・テルミドールファンの皆さん、待たせたな!
この戦いだけ参戦しておらうぜ!
実はExtraStory書いてた時に思い浮かんでそのままネタにしました。
それでは次回で会いましょう!


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第十一話

何とか書けてきている。
最近忙しすぎて笑えねぇ。
そんなこんなな第十一話!


第十一話 戦場と化す学園

 

数馬side

一夏の試合が終わり、三十分が経過した。

次は俺と簪さんの試合だった。

俺は、此処で負ける訳にはいかない。

勝って、あの人と戦うために!

俺はベンチから腰を上げ、ピットに向かう。

そして、愛機であるディオシュベルグを展開する。

 

(そう言えば、此奴も前は千尋さんの専用機だったのか。

 あの人の機体を、俺は引き継いでるわけなのか。)

 

そう感じた。

すると、テトラドライブが声を掛けて来た。

 

「焦るなよ。チャンスをうかがえば、私とお前に敵はいない。」

 

俺は少しそれを聞き、心を切り替えた。

そして、ピットから出撃する。

 

簪side

 

数馬のISの武装は、把握しているが、負けないわけではない。

それ以上に、把握している以上、気を付けなければ、こっちが・・・。

そう考えていると、

 

「そんな暗い考えなんて捨てていくぞ。そんな考えじゃ、勝てる物も勝てなくなるぞ?」

 

そうダンガリーが声を掛けてくれた。

そうだ。

私は一人じゃない。

そう思い、私はアリーナで待っていると、ディオシュベルグを纏った数馬がやってきた。

 

「悪いな。待たせたな。」

 

「大丈夫。それよりも・・・。」

 

私はそう言い、超振動薙刀の夢現を展開する。

それに合わせて、数馬もグローリアを装備していた。

そして、刻一刻とカウントが減っていき・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

試合が開始され、私達はお互いに武器をぶつけた。

こっちの方がリードがあるとはいえ、油断はできない。

私は一度距離を取り、春雷で攻撃する。

数馬も、エクスレイヤーで応戦してくる。

戦闘は一気に、気の抜けない高速射撃戦へと変わった。

 

楯無side

私は今、妹の簪ちゃんの試合を見ている。

その試合は、普通の学生の試合では無い。

私達代表レベル・・・いや、もしかしたら私達を超えているかもしれない。

そう思うほどであった。

それと同時に、私は嬉しさを感じた。

ここまで強くなってくれる事に。

私は嬉しさを感じた。

そんな中、私は何か嫌な物を感じた。

 

(なに?この感覚は・・・。嫌な何かを感じる。)

 

そう思っていた。

 

数馬side

 

俺達の試合が始まり25分、お互いに武装はそこを付きかけていた。

お互いに地面に足を付けていた。

俺の残された武器は、狙撃ライフルであるアークランサーだが、弾数も五発だ。

俺はアレを使う事にした。どうやら簪さんの方も同じようだ。

 

「行くぞ!テトラドライブ!」

 

「力を貸して!ダンガリー!」

 

「「応!」」

 

「「ライド!!」」

 

お互いにそう叫ぶと、俺は青いオーラに、簪さんは黄色いオーラに包まれ、そして現れたのは、お互いが従える龍の力を纏った姿だった。

俺は両肩にキャノンが増え、簪さんの方には弓が装備されていた。

 

「これで決める!」

 

「私は負けたくない!だから勝つ!」

 

そう言い、お互いに力を溜める。

 

「蒼激流!」

 

「雷滅弓!」

 

お互いに最大の一撃をぶつける。

そして、大きな爆発が起きた。

結果は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「勝者!御手洗数馬!」

 

数馬であった。

数馬は右手を上げ、ゆっくり倒れた。

お互いの機体は、さっきの一撃でダメージレベルがCになっていた。

すると、簪が数馬に近づいた。

 

「負けっちゃったけど・・・次は勝つから。」

 

「ああ、次ももっと派手に行こうぜ。」

 

そう言って手を掴もうとした瞬間、上空から無数の砲弾が飛んできて、大きな砂埃を上げた。

 

「グァアアアア!!」

 

「キャァァアァア!」

 

そんな声をあげながら、俺達は上を見ると、そこには数機の無人機、そして・・・

 

「久しぶりね。数馬。」

 

「鈴・・・。」

 

元友人の鈴が居た。

 

「何でこんなことするんだよ!」

 

「悪いけど、数馬、アンタには死んでもらうわ。計画の為にね。

 そして一夏は貰うわ。一つの計画として。」

 

そう言い、手を下す。

すると、もう一度無人機が攻撃してきようとした。

俺は目を瞑るが、衝撃は来ない。

目を開けると、そこには専用機であるミスティアテールを纏った藍さんが居た。

そして、装備されている九つの尻尾型ユニットからは、防護フィールドが作られていた。

 

「藍さん。」

 

「今は下がってください。ここは私達に任せて。」

 

そういうと、後ろから一夏、魔理沙さん、妖夢さんが来た。

俺は簪さんと共に下がった。

 

一夏side

 

「皆さん、鈴ちゃんは私に相手させてください。」

 

そう言った。皆無言で首を振り、無人機に向かった。

 

(行こう、斬月!)

 

そう念じると、斬月は黒きオーラを放ち、普通の刀のような形になった。

私はカオスブレイカーとライドし、鈴ちゃんに向かう。

 

「鈴ちゃん!貴方だけは!」

 

そう言い剣を振う。

 

「一夏!貴方だけは信じていたのに!何でぇ!」

 

「鈴ちゃん!私は貴方に守られる人形じゃない!

 私は・・・私だ!」

 

そう言い、剣を振う。

 




はい、やっとここまで来れたよ!
長かった!実際ここまで早く終わらせて、三章入りたかったけど、書いてたら、何気にネタが思いつくんだよぉ!
そんなわけでここまで来れました。
第二章もあと少しかな?
そしてこの作品、もしかしたら第三章でメインストーリー完結しそう・・・。
四章書くとしたら、後日談になりそう・・・。
それと、現在三章から出す予定の千尋君の新IS考えてるけど、アクエリオンの様な形をベースにするか、グラヴィオンの様な形をベースにするか、他のにするか悩んでます!三章に入る前には決めたいです!
それではさようなら!


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第十二話

今回は、バトルシーン書いてるけど、ちゃんとできているかな?
それでは、どうぞ!


第十二話 戦士、再臨

 

千尋side

IS学園まで残り八キロの距離で、俺は無人機部隊をテルミドールさんと共に迎撃していた。

すると、

 

「ディンゲール!ここは私に任せて、君は仲間の下に行け!」

 

そう言った。

俺は戸惑いながらも、この場をテルミドールさんに任せた。

 

一夏side

 

私と鈴が剣を交えて、既に十分が経っている。

私は右手に斬月を、左手にブラックハインダ―を持ち、攻撃していく。

鈴ちゃんは、右手に漆黒の青竜刀を持っている。

 

「一夏ぁぁ!」

 

「りぃぃぃぃぃん!!」

 

お互いに叫びあい、剣がぶつかり合う。

私は左手に残っているブラックハインダ―を振るう。

それは鈴の乗るIS,滅龍のバックユニットに当たり、そのまま爆発させる。

 

「クゥゥゥ!」

 

「これで、おわりだぁ!」

 

私はそう言い、斬月を腰に付け、両手でブラックハインダ―を持ち、振り下ろそうとする。

その瞬間、鈴が少し笑った。

 

「かかったわね!」

 

そう言うと、両腰から、アンカーの様な物が飛んできて、私の両手首と胴体に巻き付き、締め付ける。

ミシミシと、骨のきしむ音がする。

 

「グゥゥゥ!」

 

「まだよ!」

 

そういうと、電流が流れてくる。

私は両目を大きく開く。

 

「ギャァァァァァ!」

 

そんな悲鳴を私は出していた。

更に、電流により、PICが起動しなくなってしまった。

そして、電流が止まり、鈴が私の前に来る。

 

「ふふ、良い声ね一夏、もっと聞かせてよぉ!」

 

そう言って、私はお腹を連続で殴られる。

私は痛めに耐えようとしても、耐えられなかった。

 

「ひゅぅ、ひゅぅ・・・」

 

そんな感じでしか息が出来ず、目は虚ろになっていた。

 

「良いわ。良いわよ一夏!

 けどもう終わりよ。

 これからは一緒になりましょう?」

 

そう言って、私は鈴に捕まろうとした。

その瞬間、無数の弾幕が飛んできた。

 

「チィ!」

そう言って、鈴はアンカーを解除し、上空へ退避した。

アンカーが解除されたことにより、私は自由落下していく。

 

(助けて・・・千尋。)

 

私はそう思うが、無駄だと思っていながら、目を瞑っていた。

そして、水面に付きそうになった瞬間、私は急に何かに掴まれた気がした。

そして、そのまま地面の削れる音がした。

私はゆっくりと目を開けると、そこには・・・

 

{推奨BGM 目覚めるは人の意思(スーパーロボット大戦UXより)}

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハルベリオンが居た。

私はどうやら、お姫様抱っこの状態の様だ。

いや、それよりも・・・

 

「ち・・・ずる?」

 

そう言った。

すると、ノイズの入った千尋の声が聞こえた

 

『大丈夫か?一夏。』

 

そう言われると、私は泣いていた。

「ちずるぅぅぅぅぅ!!よかったぁ・・・。無事だったんだね?」

 

『一様な。詳しい事は後で全部話してやる。だから今は・・・。』

 

千尋が言葉を止めると、肩に合った六枚の防御プレート、そしてシールドがパージされ、私を守るように組み合わさった。

 

『そこで待っていてくれ。必ず、帰ってくる。』

 

そう言った。

私は涙を流しながら、頷いた。

それと共に、千尋は空へ飛んでいった。

 




どうでしたか?
次回は、千尋対鈴です!
千尋君覚醒回、そして一夏の能力覚醒回になるかな!
それでは、次回で会いましょう!


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第十三話

今回で何とか一区切り付きました。
それと、第三章の予告を次回話に収録したいと思います!
後、二話、早ければ一話で第三章に入ります!
それではどうぞ!


第十三話 輝くは戦士の魂

 

{推奨BGM 蒼穹 スパロボUXBGM版(スーパーロボット大戦UX)}

 

千尋side

 

「何でアンタはぁ!いつも私の邪魔をするのよ!」

 

『何が邪魔だ!一夏の事を考えず、押し付けているお前に、何かを言われる筋合いはない!』

 

「五月蝿い!一夏は私が守らないといけないのよ!

 アンタ達なんかに、私が負けるはずはないのよ!」

 

『・・・そうか、なら貴様をここで葬る!』

 

俺はそう言い、左手のガトリングシールドを弾が切れるまで撃ち続けた。

鈴はそれを避けていくが、少し当たっている。

 

「クッ!」

 

『貴様のやろうとしている事は、ただの束縛だ!

 一夏の事を考えず、自分の意思だけで一夏を縛ろうとしているだけだ!』

 

「ならあんたは何なのよ!一夏を守りたいって気持ちも、自分の欲望を満たしたいための偽善になるじゃない!」

 

『それでも善だ!

 たとえそれが俺の欲望だとしても、アイツを守れればそれでいい!』

 

俺はそう言い、右手のクローブレードを展開し、切りかかる。

お互いの剣がぶつかり、俺はすぐに蹴りを入れる。

そして、左手のガトリングシールドをパージし、投げつける。

そのまま、右手のライフルで爆破させる。

 

「この、私が、アンタに負ける訳にはいかないのよ!」

 

『なら、此処で貴様を倒すだけだ!凰鈴音!』

 

俺はそう言い、解放された左腕にカシウスの槍を持つ。

すると鈴は、無人機を呼び出し、攻撃を開始させる。

その瞬間、二つの斬撃が飛んできた。

それは、無人機に当たり、破壊した。

斬撃の飛んだ方をむくと、そこにはカロンとエイゼルが居た。

 

『カロン!エイゼル!なぜここに!?』

 

「マスターが戦っているのに、僕達がゆっくり出来る訳ないだろ?」

 

「私は決めたんだ。もう一度、マスターを守る剣になると。」

 

『お前ら・・・。無人機は頼んだぜ?』

 

「分かった!」

「任せろ!」

 

そう言い、二人は無人機の方に向かう。

 

「クソォ!なんで、何で邪魔が来るのよぉ!」

 

『凰鈴音、貴様は自らの過ちを犯し過ぎた!

 一夏の為と言う言葉を使い、自分を正当化させようとした!

 それが、貴様の償うべき罪だ!』

 

俺はそう言い、カシウスの槍を全力で投げる。

それは、滅龍に当たり、赤い十字のと化して、動きを止める。

 

「動かない!?何でよ!」

 

『これで終わりだ!』

 

俺はそう言い、右手に力を込める。

すると、右手は普通の手の形になり、結晶体の様な物が付いていた。

すると、右手は光を纏った。

 

『貴様のような悪に、住まう世界無し!

 渇かず、飢えず、無と成り果てろ!

 シャイニング・エクスレイザー!』

 

俺はそう言い、右手を突き出し、滅龍を掴み、力を解放する。

 

『浄化ぁ!』

 

そう言い放つと、大きな爆発がした。

そのまま、滅龍は解除され、凰鈴音は椛さんにより確保された。

俺は一夏の下に戻った。

 

「千尋!無事でよかった。」

 

『ああ。

 ・・・ただいま、一夏。』

 

「お帰り・・・、千尋。」

 

俺はそう言い、全てを話した。

 

―少年説明中―

 

『・・・と言う事なんだが、理解は出来たか?』

 

「うん。なんとなく。

 つまり、今の千尋は、精神体って事でいいんだよね。」

 

『ああ。まあ、すぐにちゃんと戻るさ。』

 

「うん!」

 

そういい、俺は飛行しようとした時、何かを感じた。

 

『一夏!伏せろ!』

 

「へ?」

 

一夏はそんな声をあげ、頭を下げる。

俺はそれに覆いかぶさるようにし、一夏を守る。

その瞬間、背中に痛みを感じる。

 

『グッ!!』

 

「千尋!?」

 

攻撃が止み、上空を見ると、そこには、政府の特務部隊と思われるISが十機程度いた。

すると、

 

「如月千尋、今すぐその機体を此方に引き渡し、投降しろ!」

 

そう女性の声が聞こえた。

俺は、彼らが女尊男卑派だというのにすぐ気付いた。

俺は無言で否定した。

すると、もう一度、攻撃が行われた。

俺は右手をだし、防御フィールドを展開する。

すると一夏が、

 

「何で千尋を攻撃するの!?千尋は何も悪いことしてないじゃない!」

 

そう言った。

すると、

 

「黙れ!男が私達より強い力を持っている事は、許されないのよ!」

 

「そんな・・。」

 

そう言っていると、もう一度攻撃が行われた。

エネルギーが既に切れかけている為、フィールドはだんだん薄くなっている。

その瞬間、

 

「其処までだぜ!」

 

そういい、一筋の光線が、政府の部隊を攻撃した。

 

「大丈夫か?千尋。」

 

『魔理沙か。一夏を頼んだ。詳しい事は言えないが・・・。』

 

「任せるんだぜ!」

 

そう言った。

 

『一夏、また会おう。』

 

俺はそう言い、光に包まれ、真由の居る所に戻った。

 




さて、今回はいかがでしょうか?
それと、新しく活動報告にて、今後のストーリーに関する募集を始めました。
其方もお願いします。
後、吹雪とマユーⅩⅢの過去編は第二章終了後に書きます。
それでは次回で会いましょう!


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予告編

今回は予告編です。
それと、まだまだ活動報告の方も募集しているので、そちらもお願いします!
それではどうぞ!


予告編 EPISODE ZERO&第三章

 

はい。

毎度お馴染み、ガンダムとガンプラとガンオンとPS3とファンタシースターオンライン2と艦これが好きなうぷ主のこの先釘抜き注意です。

今回は予告編です。

題名にあるように、EPISODE ZEROと言う事で、本編には書かれていなかったお話をメインに書いていこうと思います。

そして、第三章の予告もあります。

EPISODEZEROで書く予定なのは、千尋、吹雪、数馬、一夏、マユ―ⅩⅢの五人の過去編です。

それぞれ、本編が始まる前に何が合ったのか?

それを描いていきます。

それでは、こっから予告スタートです!

あ、ちなみにこれは次の第十四話投稿後に乗せる予定です。

なので二話後ですね。

それでは今度こそ予告スタート!

 

これは、知られざる戦士たちの幼き日の物語。

 

「俺はこれからどうすればいいんだ・・・。」

 

「金で父さんや母さん、真由が戻ってくるのかよ!」

 

「IS・・・あれが無ければ・・・。」

 

「ぼく・・・は・・死ぬ・・のか?」

 

「僕の・・・力?」

 

「此処に居たい・・・。それだけでも、良いんですか?」

 

「僕に力を貸してくれ!ダンガリー!」

 

Story Ⅰ「幼き頃の戦士の記憶」

 

「私は負ける訳にはいかない!シュバルツア・ハーゼの隊長として!」

 

「負ける訳にはいかないのだ・・・其の為になら、どんな力だって使ってやる!」

 

「力に頼り過ぎたのが・・・私の弱さ?」

 

「家族・・・か。私には、そんなもの無い。」

 

「何で貴方は、私に此処まで優しくしてくれるのですか?」

 

「これが、思いやり・・・。人を包む優しい力・・・。」

 

Story Ⅱ「黒兎の過去」

 

「男性ISパイロットのテスター試験か。」

 

「俺のしたい事をしろ・・・か。」

 

「もう二度と、アイツの傷つく姿を見たくない。」

 

「まだだ!こんな所で負けれるか!」

 

「力の定義・・・?」

 

「危険性と可能性か。」

 

「やってやる!絶対に、ISパイロットになる!」

 

Story Ⅲ 「少年の決意と始まり」

 

「どうして皆・・・私を虐めるの?」

 

「五月蝿い!お姉ちゃんには関係ない!」

 

「どうして私、あんなこと言っちゃったんだろう?」

 

「ハァ・・・ハァ・・・体から・・・力が・・・。」

 

「とも・・・だち?」

 

「有り難う御座います。千尋さん。」

 

Story Ⅳ 「過去の傷と今に繋がる友情」

 

「私は、いったい何者?」

 

「ターゲット、確認。」

 

「なに・・・?この痛みは!?」

 

「私は・・・誰なの?」

 

「私は・・・私。マユ―ⅩⅢ。か。」

 

「貴方の本当の妹じゃないけど、お兄ちゃんって、呼んでいい?」

 

Story Ⅴ 「作られし者の生き方」

 

と言った感じで書いていく予定です。

そして、此処からは第三章予告!

 

「さて、来週の月曜日からは、臨海学校です。この休日に荷物を纏めておいてくださいね~!」

 

「――さん。一緒に買い物、行きませんか?」

 

「一夏ちゃん、似合っているじゃない。」

 

「これが、強化プラン、バリアント・アームズだよ。」

 

「兄さん、行くよ。」

 

「ああ。・・・有り難うな、真由。」

 

「海だ!シャルちゃんも見ようよ!」

 

「綺麗だね。久しぶりに見たよ。」

 

「ビーチフラッグは良い。一瞬の判断力とすぐに動くための行動力が必要になるから、訓練にも使えるな。」

 

「一夏、最近調子の方はどうだ?」

 

「箒ちゃん。箒ちゃんの考えには答えれない。何故なら、私がISを作った理由の反対だからだ!」

 

「有り難う、にとり。織斑一夏、エグゼスグリッド、行きます!」

 

「あれを・・・相手にするのか?」

 

「クソ!エネルギーがもう無い!」

 

「取り込ませてもらうぞ!そのISを!」

 

「離して!嫌ぁ!!」

 

「一夏!手を!手を伸ばせぇぇぇぇぇ!!!」

 

 

IS傷つきし少女と幻想に住まう者達 第三章 『The:Lasthope』

 

少年は、少女の最後の希望になる。

 




それでは次回!
十四話かStory Ⅰを書いていく予定です!

それでは次回で会いましょう!


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第十四話

今回で第二章最後です。
次回は過去編です。
それではどうぞ!


第十四話 あの日の後

 

一夏side

 

千尋が私を助けてくれてから三日。

一昨日は学園の復旧、そして昨日は残っていたエキシビションマッチを終え、無事に終了した。

その中で、数馬は藍さんと戦い、何と恋人同士になったそうだ。

聞いてみたところ、数馬が実力のある男であり、藍さんが認めれば付き合うそうにしていたらしい。

回りからは弄られ、主である紫さんにまで弄られていた。

そして、鈴は中国に強制送還されたのち、地図に乗らない刑務所、「アルカモネ」に収容された。

そして、新たな事が分かった。

私達を襲撃した敵、「ブルーコスモス」についてだ。

ブルーコスモスは、IS支持派による過激派集団で、女性権利団体より力を持つ。

更に、科学力もあり、第二世代型無人機IS,ファントムの開発に成功している。

そして、滅龍のデータを確認すると、従来のISには搭載されているある物が無かった。

それは、リミッターであった。

リミッターの制限がない為、巨大な力が出せる代わりに、負担が大きいというものだ。

そして、其れに対する為、現在にとりさんが新装備を開発中である。

それと同時に、私のセルグリッドの強化改修も行われる。

セルグリッドも、戦いでかなりのダメージを追っていた為、装甲の強度変化、武装変化などで強化をするそうだ。

そしてもう一つ、ついに紫さんが動いた。

紫さんの専用機、「蜃気楼」には武器は一切ない。

その代り、absolute reflection field、通称ARフィールドが装備されている。

これは、相手の銃弾や近接攻撃、言うならすべての攻撃をとめ、数十倍の反動で攻撃するフィールドだ。

更にこれはユニットにより起動するため、自由な位置で使える。

これを駆使し、デュノア社に殴り込んだのだ。

結果として、シャルちゃんは八雲重工で引き取られ、全ての元凶だった本妻を成敗した。

シャルちゃんのお父さんである、アーキッドさんも、今では八雲重工で働いている。

そして、シャルちゃんは女性として再入学した。

それからも、今までと変わらない日々を過ごしていた。

今日も私とシャルちゃん、簪ちゃんにセシリアちゃんの四人で紅茶をに見ながら話していた。

その後、私は部屋に戻り、一人本を読んでいた。

 

箒side

 

クソ!何であんな奴に私が!

専用機・・・それさえあれば!

私は姉である篠ノ之束に電話した。

すると、ワンコールで出て来た。

 

「もすもすひねもすぅ~♪Hi!みんなのアイドル篠ノ之束だよぉ♪」

 

そう言って来た為切りそうになったが、我慢した。

 

「姉さん、頼みたい事が有るのだが?」

 

「うんうん♪専用機についてだね!完成はしているよ!」

 

「本当ですか!?」

 

「うん♪今度の臨海学校の時に持っていくね~♪。」

 

そう言って電話は切れた。

 

「これで、私は・・・ハハハハハハハハハハ!!」

 

そう大声で笑った。

 

束side

 

私が箒ちゃんとの電話を終え、私は開発していた第四世代機、紅椿を見る。

そして私は右手で振れる。

そして、

 

「大丈夫。君を戦わせるようにはしないから。

 今の箒ちゃんにはISを力として使う事しかない。

 それなら、絶対に使わせはしない。

 私は、宇宙に行くために皆を作ったんだから。」

 

そう言うと、

 

『有り難う、お母さん。』

 

そう聞こえた。

私は八年前、正確にいえば量産コア搭載ISが暴走したあの事件の後に頭が痛くなり倒れ、目が覚めれば、彼女たちの声が聞こえるようになった。

それからは、こうやって話したりしていた。

今は、私がドイツの研究所で拾ってきた少女、く~ちゃんと過ごしたり、く~ちゃんに彼女達の言葉を教えている。

私は眠る事にした。

 




どうでしたか?
束は特殊能力を付けました。
この位が良いと思いましてね。
それでは、次回で会いましょう!


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EPISODE ZERO
StoryⅠ 前


今回から過去編です。
前後編で分ける事が多くなるかもしれません。
それではどうぞ!


幼き頃の戦士の記憶「前」

 

これは、一人の戦士、如月千尋の、幼き日の記憶である。

 

―――十年前―――

 

千尋side

僕は病院に居た。

居たと言っても、診察に来ている訳ではない。

病室のベッドの上で、僕は本を読んでいた。

外は、夕日が輝いていた。

前よりは騒がしくなかった。

前は、嫌なほど、救急車の音が聞こえた。

僕が本を読んでいると、ドアをノックする音が聞こえた。

僕は本を置き、声を掛けた。

 

「どうぞ。」

 

そう言うと、一人の男性が入ってきた。

僕は彼の事を知っていた。

 

「・・・現役総理大臣、山田一誠さんが、こんな子供に何の用で?」

 

僕は、少し皮肉を入れ、そう言った。

 

「まさか、君のような子供にまで知られているなんてね。」

 

「ええ、知っていますよ。IS否定派で有名ですからね。」

 

そう話した。

この人はIS否定派で有名な山田一誠総理大臣。

年齢も、まだ四十代になったばかりだ。

 

「君に会いにきたのは、あの事件についてだ。」

 

「・・・。」

 

「あの事件は悲惨な物だったよ。

 IS、あれの技術は素晴らしいと思う。

 しかし、あれは一瞬にして兵器になりうるものだ。」

 

「ええ。見て、感じて、見せらされて分かりましたよ。

 あれは、何時争いの種火になってもおかしくない事は。」

 

「そうか・・・。君は大人の様だな。

 それは良いとして、君には辛い思いをさせてしまった。

 しかし、今回の事は、無かったことになってしまう。」

 

「どういう事ですか?」

 

「世界はISを求めすぎてしまったのだ。

 世界をひっくり返す可能性のある、危険な力を。」

 

「そうですよね。」

 

「それで、君にこれを渡そう。」

 

そう言われて、アタッシュケースを出され、そこには、見た事ないほどの大量の札束が有った。

 

「これは?」

 

「君の家族はもう戻ってこない。

 せめてもの償いだ。」

 

俺はその言葉を聞き、何かが弾けた。

 

「それで・・・。金で、父さんや母さん、真由が戻ってくるのかよ!」

 

そう言うと、

 

「私だってわかっている!

 でも、こうするしかないんだ・・・。」

 

そう涙を流されながら言われた。

俺も、ゆっくりと泣いていた。

 

それから十分後、僕らは涙を吹き、総理は立った。

 

「すまないね。こんな事しかできなくて。」

 

「良いですよ。総理は悪くないんですから。」

 

そう言っていると、一人の少女が入ってきた。

 

「お父さん。時間が無いよ~。」

 

「すまない麻耶。それじゃあね。」

 

「ええ、それでは総理。」

 

俺はそう言って別れた。

 

「僕はこれから、どうすればいいんだろうか・・・。」

 

そう考えつつ、外を見ていた。

この先に何が起こるかもわからず。

 




どうでしたか?
次回は後編!
幻想郷に!そしてダンガリーとの出会いを書いていきます!
それではまた会いましょう!


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お知らせと謝罪Ⅱ

はい。

今回は謝罪回です。

何故このようなことになったのかと言いますと。

パソコンがイカれやがった。

簡単に言えばそう言うことです。

私は何時もWindows8のノートパソコンで投稿を行っております。

なので、この文はスマホで書いたものです。

さて、イカれたと書きましたが、どうなったかと言うと、タッチパネルが暴走状態です。

ええ、エヴァンゲリオン初号機の暴走状態並みに画面左端であらぶってます。そのため、小説が書ける状態ではありません。

スマホで続き書けよ。と思う人もいると思うのですが、パソコンで書く方がやり易いのと、書いた文は一纏まりにしておきたいので、パソコンが治るまでは書きません。

しかし、放置する訳にもいかないので、スマホ限定で新しく小説を投稿します。

オリジナル小説かISか、はたまたバカテスか。

後、書くとしたらビルドファイターズかな?

内容は考えていませんが、できる限り投稿します。

それと、活動報告でアンケートもとっているので、参加してください。是非お願いします。

後、直し方知ってる方おりましたら教えてください。

それでは!

 

文字稼ぎの為の書く予定の作品のイメージ文

 

「やめろ…やめろ…やめてくれぇ!!」

 

その日、少年の悲痛な叫びが、町に響く。

悲しみを孕んだその叫びは、誰にも届く事はなかった。

目の前にあるのは、もう動くとの無い、彼の大切な人、彼が愛した、一人の少女。

そして少年はその日、世界を恨んだ。

何故彼女がこんな事になったのか?

何故世界は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうも簡単に人の幸せを奪うのか。

少年は、神により命を与えられた。

神は、彼に幸せになって欲しかった。

でも、その世界は、彼の幸せを許さなかった。

これは、そんな絶望の少年が、世界に抗う物語。

 

IS 世界に抗うは神に愛されし少年

 

「さあ、始めよう。世界を変えるために。」

 

二作目

 

文月学園。

そこは、試験召喚獣システムと言われる唯一無二のシステムを取り入れてる学園である。

そこにかよう一年生の明久は、二年生前の春休みに、探検家である父から、大きな贈り物が届いた。

その中にあったのは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何と!綺麗な女の子!?

すぐに父に聞く明久だが、その招待はガーゴイル!?

そして母からは、

「Aクラスに入りなさい。出来なければ玲をそっちに送るから。」

と宣言されて!?

やさしく努力家の少年、明久と、外の世界についてなにも知らない優しきガーゴイルの時に笑いあり、シリアスあり、ラブありな学園活劇、今ここに始まる?

 

「僕とテストとガーゴイルの少女」

 

です。

それでわ~。



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StoryⅠ 後編

パソコン復活!
いや~。タッチディスプレイの使用を無効したら打てるようになりました。
そんなわけで千尋君の過去編はこれで最後です。
次回はラウラの過去編だ!
それと、活動報告にてアンケートをおこなっているので、参加してください。


StoryⅠ 後編

 

千尋side

 

四年後

 

今、僕は何処にいる?

僕はどうなっている?

そう考えた。そうして、今の現状を把握した。

 

「そうか・・・ISが確か暴走して・・・それに巻き込まれて・・・。」

 

瓦礫の下敷きになった。

そして思う。

 

「ぼく・・・は・・死ぬ・・のか?」

 

けどそれも悪くない。

そう思っていると、深い沈みを感じた。

その中、歌が聞こえた。

途切れ途切れに耳に届く。

そして僕は目を閉じた。

そのまま意識を闇に沈めた。

 

 

 

そして、次に目を開けると、そこは見知らぬ天井だった。

 

「ここは・・・?」

 

そう言い、自分の現状を見る。

すると、体全体に包帯が巻かれていた。

すると、一人の女性が入ってきた。

 

「目が覚めたようね。私の名前は八雲紫よ。」

 

「紫さん・・・。僕は如月千尋です。それよりも・・・ここは?天国ですか?」

 

「フフッ。ここは天国じゃないわよ。」

 

「じゃあ?」

 

「ここは幻想郷。干渉されることのない、幻想の世界。」

「幻想・・・郷。」

 

そう呟いたが、そんな事どうでも良かった。

 

「なんで・・・。」

 

「ん?」

 

「何で僕を助けたんだよ!どうして!父さんや母さん!

 真由の居る所に行かせてくれなかっんだよ!!」

 

大声で叫んだ。涙が止まる事は無い。

それでも紫さんは冷静に、

 

「貴方には力があるのよ。」

 

「力?」

 

「そう、仲間との絆を糧にする力。

 私が初めて見るタイプの能力よ。」

 

「能力?何なんだよ一体。」

 

「貴方には、守る力がある。だから殺すことは出来ないわ。」

 

「守る力・・・。」

 

「あの時、後悔はしなかったかしら?自分に力があれば・・・と。」

 

「・・・はい。」

 

「なら、その力を受け入れなさい。貴方がいずれ、誰かを守るときに。」

 

「・・・」

 

僕は、受け入れるしかなかった。

未知の力を。

けど、今度こそこの力で誰かを守れるなら・・・。

戦う。そう決意した。

そして言った。

 

「まだ、此処に居たいです。それでも良いですか?」

 

「良いのね?」

 

「はい。力が求められるなら此処に居させてください。」

 

そう言った。そして特訓が始まった。

体力、霊力をまず底上げする特訓をした。

最初の方は苦しく、倒れそうになったが、少しするたびに体が慣れてきた。

その後は戦闘術を学んだ。

近接戦、弾幕戦、武器の使用。

そして、一年がたった。

年齢は十歳だが、体はその年に合わずしっかりした肉付である。

 

「それじゃあ、送るわよ?」

 

「はい。」

 

そう言い、術式が足元に展開され、俺は別の場所に飛んだ。

そこには、赤き鎧を身にまとった竜が居た。

 

「ム?客か?」

 

「そうなるのかな?まあいいや。僕の名前は如月千尋。君は?」

 

「人間か・・・しかしこの力、素晴らしい。

 我が名はダンガリー。」

 

「そうか。君が。少し頼みたい事が有る。」

 

「何だ?」

 

「僕に・・・力を貸してください!誰かを守るための力を!」

 

僕はそう言った。

そして少しの沈黙があり・・・、

 

「フフ、ハハハハハハ!気に入ったぞ千尋!我が力、貴様に貸そう!」

 

そう言い、一枚の紙、ギアスが現れた。

この日、僕は誰かを守るための力を手に入れた。

 




どうでしたか?それでは次回で。


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第三章
第一話


かなり遅めの更新になりすいません。
ネタが無かったのと書く時間が有りませんでした。
また、第三章は過去編と並行して書く予定です。
これからもこんな私をお願いします。



第三章 『THE:Lasthope』

 

第一話 臨海学校に向けて

 

一夏side

 

月日は流れ、今は七月の第一金曜日、そして私達はHRを受けている。

 

「さて、来週の月曜日からは、臨海学校です。この休日に荷物を纏めておいてくださいね~!」

 

そう山田先生が言った。

来週の月曜日から三日間、臨海学校がある。

其の為、この休日で荷物を纏める人が多い。

また、海も有る為、皆が水着の準備をするそうだ。

私も、皆と共に明日、レゾナンスで買い物をする。

しかし、ただ気になっているのは千尋の事。

それだけが頭から離れない。けど、今は目の前の事を考えよう。

そう思っていると、HRが終わった。

私は部屋に戻っていると、一通のメールが届いた。

それは、にとりさんからの物で、内容は、今から八雲重工に来てほしいとの事だった。

私はお姉ちゃんに理由を話し、椛さんの護衛の下、八雲重工に向かった。

 

数馬side

 

俺は今、放課後になったため、四組の藍さんの下に向かった。

四組に入ると、目線が此方に向いたが、気にしない。

俺は藍さんに声を掛けた。

 

「藍さん、今良いですか?」

 

そう言った。すると藍さんは此方を向いた。

 

「どうかしましたか?」

 

「あの、藍さん、明日俺と買い物行きませんか?」

 

「そう言えば臨海学校の買い物を済ませてませんでしたね。

 良いですよ。校門前に八時半で良いですか?」

 

「はい。お願いします。」

 

「いえいえ、此方こそ。」

 

そう言い、俺は教室に戻った。

胸が高鳴る。俺はこの思いを隠せなかった。

好きだという思いを、

 

一夏side

 

「椛さん、護衛有り難う御座います。」

 

「大丈夫ですよ。それではにとりさんの所に向かってください。」

 

そう言われ、私はにとりさんの居る開発室に向かった。

開発室に行くと、そこにはにとりさん、そして、一機のISが佇んでいた。

 

「にとりさん、これは?」

 

「来たね一夏。これは新しいセルグリッドだよ。」

 

「新しい・・・セルグリッド。」

 

「そう、取りあえずこれを見てね。」

 

そう言って一つのタブレットを渡された。

そこには、一つの装備の情報が載っていた。

 

「これは・・・。」

 

「これが、強化プラン、バリアント・アームズだよ。

 全体の装甲強化、そして武装強化を目的に開発した装備だよ。

 全体には薄い膜の様なビームを張る装置を装備しているよ。

 背部には、可変式武装、バーストサイス。」

 

「バースト・・・サイス。」

 

「うん。エネルギーキャノンとサイスを一体化させた武器だよ。

 武器内部にエネルギーリアクターを装備してるから、出力は問題ないよ。

 また、加速用の翼としても使えるから。上手く使ってね。

 それじゃあ、試験起動しようか。」

 

「はい。

 それと、千尋は・・・。」

 

「・・・今はまだわからない。けど、おかしいんだよ。」

 

「おかしい?」

 

「そう。ここ最近千尋を見る事が出来ないんだよ。

 ポッドの中にいるはずなのに、濁っていて見えないんだよ。」

 

そう言いながら、私達はアリーナに向かった。

 

千尋side

 

「兄さん、良いんだね?」

 

「ああ、準備は出来ている。

 ・・・お前と会えなくなるのは悲しいが、俺は前に行かないといけない。」

 

「はは、お兄ちゃんらしいね・・・。」

 

「真由・・・。」

 

俺はそう言って、真由に抱き付いた。

 

「お兄ちゃん!?」

 

「泣きたいなら、泣いてくれ。」

 

「う・・・うわぁぁぁぁぁん!!」

 

真由は溜めていたものを吐き出した。

それから少しして、俺はマユ―ⅩⅢの方を向いた。

 

「準備は出来ているか?」

 

「うん。」

 

「そうか、有り難うな。」

 

「お礼は、私の方が言うべき、有り難う。」

 

そう言って、真由の方に向かっていった。

二人は両手を合わせ、俺の方に向けた。

そして、手の先に光が集まる。

 

「お兄ちゃん!頑張って!」

 

「ああ!」

 

そう言うと、光がぶつかり、俺の中に入る。

光は周りを包み込み、そして消えると、そこには俺しかいない。

ただ、胸の奥に二つ熱い物を感じる。

そして、目の前には、一つの扉が有った。

俺は、その扉を開けた。

そこには、崩壊した町。

俺は全てを察した。

この中を・・・・生き残る。

 




どうでしたか?
久しぶり過ぎて腕落ちてる・・・。
また、活動報告のアンケートですが、申し訳ございませんがなかったことにします。
本当にすいません。
ただ、参考にはさせて貰います。
本当にごめんなさい。


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報告

どうも、毎度お馴染みこの先釘抜き注意です。

今回は報告と言う事ですが、この作品のリメイク、と言うか新装版を書くことにしました。

理由としては、物語のストーリーが途切れ途切れにしか想像できないのと、色々と詰め込み過ぎて自分でも書くのが難しくなってきている為です。

なので、色々と取り除いて、新しい物語としてスタートさせます。

本当に自分勝手な作者ですいません。

ただ、現状このままだとストーリーを描く事すら難しくなってきてしまいました。

其の為の救済措置としてリメイクします。

題名も別の物に変える予定です。

また、キャラクターの設定、登場人物、世界の現状も変わってしまいます。

本当にここまで見てくれた人たちには申し訳ないです。

主人公はあいも変わらず千尋君で行く予定です。と言うかそうしないとリメイクじゃないっすねw

 

それと、投稿は現在未定です。

今テスト期間中の為、少なくとも来週になりそうですが頑張れば今週行けると思います。

かなり前からリメイク書こうか悩んでいたのですが、決めれずにいましたが、今回リメイクを書いてみます。

それでは以上です。

 

最後に、此処までこの作品を読んでくださり有り難う御座いました。

最初は自信があまりありませんでしたが、いろんな方に読んでもらえてうれしかったです。本当に有り難う御座いました。

 

此処から文字稼ぎと言う名の短い小説?

 

 

深夜 廃工場

 

そこには、白髪の男性がいた。

その男は煙草を吸い、煙を吐く。

すると、バイクの音が聞こえた。

バイクは男の近くで止まり、バイクに乗っていた、金髪の男が降りてくる。

白髪の男は、

 

「煙草、吸うか?」

 

そう言ったが金髪は首を振り、遠慮する。

白髪は、木箱を用意し、金髪を座らせる。

 

「久しいな。何年ぶりだ?」

 

白髪がそう言うと、金髪は口を開き、

 

「あれから三十年だ。」

 

そう言った。

 

「俺達が地球から離れてもうそんなに日は立つのか。」

 

そう言って、白髪は空を見上げる。そこにはガラスが張られており、その奥には地球が見えていた。

 

「地球にとって、俺達は何だったんだろうな?」

 

「さあな。地球に住む生物か・・・それとも、害虫か。」

 

そう言っていた。

地球は、戦争や、科学の進歩により汚染され、人々は地球を破棄し、新たなる住処を火星に、そしてコロニーへと移した。

しかし、本当にそれは正解なのだろうか?

人の住んできた土地、それらを汚し、住めなくなれば放棄し、別の場所に移住する。

そんな生き方では、何時か人は滅ぶのではないだろうか?

 

最後の作品は本当に文字稼ぎの奴です。それでは



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