作者高校青春白書 (ABCマート)
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高校2年 遅めの春到来!! 前編

この話は今から遡ること約3年前。

 

作者こと三谷ゆうま(仮名 現在20歳)が

実際に過ごした高校生活を描くほのぼの青春物語だ。

 

では、そんなちょっとバカな三人の高校生活のぞいてみよう。

 

 

 

 

2011年7月上旬 微妙に臭いクーラーの効いた教室にて~

 

「・・・まずい、非常にまずい。どんくらいまずいかというと

これを逃したらサードインパクトが起こるレベルでまずい!」

 

朝から意味不明なことを言う俺。

 

まあ、変なこと言うのもやるのも今に始まった事じゃない。

 

「いきなりどうした?うんこでももれそうなのか?」

 

人を小馬鹿にした態度で突っ込むのは悪友の3人のうちの1人、鈴木みそぎ。

 

可愛らしい名前をしてるが実家が空手家の息子。

 

空手家といえばゴリゴリのマッチョで短髪を想像するが

こいつは真逆の細身のロングストレートヘアーだ。

 

既に二つの要素と異なっているのにまだ俺の想像を180°覆す要素は

そう、こいつが菜食主義者なことだ。

 

普通、格闘家と言ったら肉だろ!!肉!!

この手のやつらは普通肉が大好物なはずだ!!

 

なのに、言うに事欠いて菜食主義者だぁ?!

お前はうさぎか?うん?ペレットのような可愛いうんこでもするのか?

レタスぱりぱり、ニンジンぽりぽり美味しいね ってか?

 

完全に俺をコケにしやがった(といっても完全に逆恨みである)

 

まあ、そんなだから最初なめてかかって正拳を腹に打ち込んでもらった事があるが

体格に似合わない重い鉄球みたいな突きが鳩尾に炸裂した時は本気で死ぬかと思った。

 

ついでに、初見殺しとはまさにこのことを言うのだろうと実感した日でもあった。

 

ついでのついでにこいつは結構好戦的だ。全然ウサギじゃない。

むしろヒョウかなんかだ。本人は自覚してないが。

 

「んなわけねーだろ。今日も朝から快便で家で爽快を味わってきたわ!!」

 

「みそぎこそ下痢便垂らしてねーで俺の相談にちょっと乗れ」

 

どんな言葉を吐かれようが律儀に返すのが俺のモットーだ。

 

しかし、確実に人にものを頼む態度ではないな。

 

「わかった・・・その前に三谷、ちょっとトイレ行くか?」

 

「そのあとゆっくりアホ聞いてやるわ」

 

『トイレに行くか』

この発言、聞こえは学生特有のつれしょんを表向きに

想像させるが裏向きにはとんでもない学生闇社会の意味を持っている。

眉間にしわを寄せて拳を握りながら立ち上がる姿を見れば

当然今回のは裏向きの意味だと言えよう。

 

というか、みそぎ自体がつれしょんするタイプではない。

 

つまりだ、この発言の正式な翻訳は

『お前今からぼこぼこにするからトイレまで連れていく』

が正しいと判断できる。

 

「いや・・丁重にお断りするよ・・うん」

 

何回も同じ発言されていれば流石に体は自然に覚える。

 

「仕方ねーな・・おらっ!」

 

発言と同時に高速の突きが腹部に炸裂する。

 

この不意打ちには座ってる俺からしたら逃げようも無い訳で

筋肉も緩んでいる状態でもれなくクリティカルヒットダメージ2倍のおまけもつく。

 

「んぁっふ・・・・」

 

経験した人はわかると思うがこのクリティカルヒット、

痛いというレベルじゃない。

 

そう、苦痛という表現がぴったりだろう。

 

ホントに息が詰まるほど苦しいのだ。

 

ましてや殴った相手は現役黒帯のガチ空手家だ。

 

自分でもわけの分からない呻き声と共に綺麗に椅子から落ちると同時に

女子からの冷たい目線を浴びるトリプルパンチには違った意味で涙が出そうだ。

 

「よし、話に戻ろうか」

 

こいつ・・・クールに決めてやがる・・

 

「いや、あと10秒待って・・・・」

 

息を整え再び対面に座る。

 

「えーっと、どこまで話したっけ?」

 

「サードインパクトがなんちゃらかんちゃらってやつだな」

 

「あー、そうそう。やっぱエヴァはアスカだよ。ってちげーよ。

そんな話をしてたわけじゃねーよ。」

 

さっき殴られて悶絶してたやつとは到底思えない元気さ。

 

元気・笑顔・ポジティブ

まるで小学生のクラス目標みたいな持論だがこれをとったら俺じゃない。

 

「知らねーよ!で、なんだ!!」

 

お前が振っといて怒んなよ・・

 

「いやな、もう世間様は夏だよ。祭りだよ?デートだよ?」

 

「そうだな」

 

「周りを見渡しても廊下や教室でプランを立てるアホが多いだろ」

 

「そうだな」

 

「だがしかしbut、俺にはそのプランを立てる必要性がない。

なんでかわかるか?明智君」

 

「いや、明智じゃねーし。そんなんあれだろ、お前?

見て分かる通り君、彼女いねーじゃん」

 

一瞬時が止まる。

 

某漫画のスタンドの力の所為か?いや、違う。

これは、自分では分かっていても人に言われると

何故か心に来るあれ現象だ。

 

しかしながら、ここまでどストレートに言われると思ってなかった。

 

「あ・・うん・・・そう、それが今回のメインの相談なんだけどね?」

 

なんとか持ちこたえる俺。

 

「言っとくけど女の紹介なら無理だぞ?」

 

言う前に切られた!なんだこいつ!!悪魔か?あん?絶対悪的存在だろ!!

 

「まあ、最後まで理由を聞けって、三谷。」

 

「あの~、この状況で言いにくいがあれのせいだな」

 

くいくいっと指で示す方向には元気にもう一人の悪友、しょうたと女がいた。

 

まあ、まだしょうたの説明は後にして今は隣の女のほう。

実はその人、みそぎの彼女だ。名をリサ。

 

大人しくしてれば普通の可愛らしい女の子なんだが

話を聞くととんでもないメンヘラ女だ。

 

メンヘラとは束縛・嫉妬・奇声攻撃に支離滅裂な自己主張などなど

様々な精神汚染とも取れる現象をまとめた通称だ。

今回のこの彼女、リサさん(怖くて一回も呼び捨てで呼んだことない)。

 

何を隠そう上記のメンヘラレベルを5段階評価すると

もれなくはなまる付きの重症患者である。

 

流石のみそぎもこれにはお手上げらしい。

 

何がいいのか聞くと、あれはあれで良いとこもあるから

の一点張り。絶対嘘だと思っていた。

 

なぜ過去形かって?

まあ、今回この話で助けてくれた人でもあるからな。

 

「なるほど、それは無理な相談を言ったな、すまん」

 

状況を察し謝る俺。

 

「気にすんな。なんかいい情報あったらすぐ教えるよ」

 

苦笑いで答えてくれる。

こいつはこいつで普段は普通にいい友達だ。

腹を割って話せるのも、みそぎやしょうた位なものだ。

 

まあ、そんな期待はしてなかった俺だが

翌日にまさかのみそぎから吉報が出てくる。

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いやー、書いてみて思った。ホントにバカだったな。と

正直、学生の頃って楽しかったんだなって実感するのは
学校を離れてからなんですよね。

1年365日を毎日笑顔で送ることが出来たのも
学校という日常の中に友情・協力・達成感に大人になりたくても
なれないこの複雑な心がうまくミックスしてたから
出来た芸当なのかもしれませんね。

学園生活が終わって早くも2年で今年3年目の春。

今でも作中に出てくる悪友とは会う機会は少なくなったにしろ
社会のルールに沿いながら楽しくやっております。

まだまだ続編を着ていくので見てくださる方
どうぞ宜しくお願いいたします。








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高校2年 遅めの春到来! 後編

「んー、今日も日本は平和です。お母様。」

 

ぼけーっと上を向いてまたわけわからんことを呟く。

 

それを聞いてたのか洗礼とも言える激しい突っ込みが来る。

 

「ボケが回りすぎてとうとういかれたか?」

 

「ショック療法がおすすめだぞ?ほれ!」

 

「ちょっ、ばか!!うわっ」

 

明らかに不敵な笑みを浮かべながら俺の後ろに来て

椅子をひっくり返し上から見下ろしてくるこの男。

しかみ、またしてもロングストレート。

 

そう悪友のもう一人、藤田しょうた。

 

みそぎ以上の長髪にきりっとした目つきに

若干筋肉質とも言えるがしまっていて容姿は抜群。

(あ、みそぎもイケメンだったわ)

 

運動も出来てモテるやつなんだが少々おつむが弱い。

 

これまたみそぎ以上に好戦的。

 

ライオンのように挑発に乗りやすく

カバのように高い攻撃力。

 

本人曰く鍛えたことはないそうだ。

 

もともとこいつの地元の中学では喧嘩無敗。

 

あー、そうそう俺ら三人は高校からの知り合いだ。

 

まあ、聞いた話だし見たわけでもないが

なんとなく纏ったオーラと行動で嘘ではないとわかる。

 

どこぞのスポーツ漫画のドレッド頭をイメージさせられる。

 

まあ、喧嘩っ早いと言えばそこまでなんだが

しょうたの場合は歯止めがきかない。

 

一度切れると1が10にも100にも返ってくる

暴君とも言えるかもしれない。

 

逆らうやつはいなかったなー・・・

 

そんな暴れん坊のイメージもあるんだが

反面、結構面倒見も良くてムードメーカーでもある。

 

少しシャイだったのもあったっけ。

 

まだまだ言い出せばキリがないから今はここまでにしとく。

 

もう少し余談を挟むが、

男子女子と性別を分けて名簿順で席を並ばすのが

この学校の決まりだ。もちろん席替えはあるがな。

 

面白いことにこのクラスの席の並び順に従うと

俺の右隣にみそぎがきてその左斜め前には

名字が藤田であるしょうたが来るようになる。

 

図で表すとこうなる。

 

〇〇 〇〇 〇〇

〇〇 〇〇 〇〇

〇〇 ①〇 〇〇

〇〇 ◎〇 〇〇

〇〇 ③② 〇〇

〇〇 〇〇

 

①がしょうた ②がみそぎ ③が俺

という順番になる。

 

え?◎はなんだって?

 

実はこのオセロのようにはさまれた真ん中の子。

最強いや、最凶とも言えるほどの不運な子でな。

 

名前は馬淵くん(俺ら三人から通称:ポンコツと呼ばれている)。

 

骨と皮しかないようなひょろひょろで控えめな子。

 

何かと俺らのテンションにも合わせてくれるいいやつでもある。

 

まぶっ・・いや、ポンコツのアホな話もまた

伝えようと思ったから宣伝として覚えててくれ。

 

さあ、道草も食ったし本編戻ってみっか!!

 

「・・いって」

 

「おー、また派手にサーカスやってんのな」

 

けらけら笑いながらみそぎも傍観してる。

 

ほんと俺の周りはロクなやつがいねーな

と思ったら俺もそのロクでもないやつなのだから

声には出さずそっと蓋をしてしまっとく。

 

「お前らにも同じことしてやるよ、ポンコツがな」

 

「え?え?なんで俺?おかしくね?」

 

ほこりを払いながら当然の如く他力本願宣言。

 

頼られた?方もきょどった反応をしている。

 

俺の言葉を聞いて2人はポンコツを凝視する。

 

ホントいいとばっちりだと思うかもしれないが

これが俺らの毎日行われる挨拶みたいなものだ。

 

やらなきゃいいのに結局躍らせれて1番危険な

しょうたの椅子を反転させてぼこぼこにされるのは

誰しもが見慣れた光景。

 

半べそかいて席に戻るポンコツだがなぜか笑いも交じっている。

 

そう、なんだかんだいってこいつも楽しくやってる。

 

いじめではなくじゃれているだけなのである。これはホント。

(しょうたは加減を知らないけど・・・)

 

実際にこの4人でもよくご飯を食べたり遊んだりもした。

 

「お、そういえば三谷、お前にいいお知らせがあるぞ?」

 

何もなかったように平然と話すみそぎ。流石だ。

 

「ん?どした?」

 

「いや、お前昨日彼女欲しいって言ってただろ?」

 

「昨日じゃなくても毎日言ってるな、こいつは」

 

またもけらけら笑いながら言うしょうた。

 

「うるせー。そこは突っ込むな。」

 

「で?それがどうかしたか?」

 

「でな、そのことリサに話してみたんだよ」

 

なんと・・・よく言えたな。

 

「そしたら友達の女の子が1人フリーなんだってよ」

 

「「!!!!!!!!」」

 

俺だけじゃなく何故しょうたも驚く。

お前は彼女いるだろうに・・・・

 

まあ驚く理由は何個か出てくるが1番はやっぱり、

女の子がフリーなのはいいがリサさんの友達ということだ。

 

俺らを見ても分かるが友達というのは同類項みたいなものだ。

同じものを持った者が集まった1つの部族だ。

ことわざか知らんが

『類は友を呼ぶ』とも言われてるほどだ。

 

前回も説明したがみそぎの彼女リサさんは

重度のメンヘラだ。しかも折り紙付き。

 

友達とならば必然的に同じなのではないか?

 

はたまたそれ以上?

 

しょうたもおそらく同じことを考えてる。

というか絶対してる。

だってこいつの顔想像しすぎたのか顔が真っ青だ。

 

つくづく加減を知らないやつだ・・・・

 

「で、どうする?」

 

「リサもお前の話は一応その友達にはしたるらしいぜ?」

 

妄想から現実に戻されるみそぎの声

 

「え?それもう俺選択しなくね?」

 

「行くしかないじゃん!アウトどころかダウトだよ!」

 

そう、ここまで話が進んでて断れない。もとい皆無だ

 

恐るべしリサさん。まずは俺の意思の確認があるだろ。

 

「まあ、新聞は一軒にしかないっていうから会って来いよ。」

 

すまん、しょうた・・・言いたいことはわかるが

それをいうなら百聞は一見に如かずだ。

 

一軒にしかない新聞とか儲かんなさ過ぎて辛いわ。

毎日塩と水でもなめて生きてんのか、その新聞屋は・・

 

って、そんなことはどうでもいい。

 

まあ、確かに脳内で繰り広げるだけじゃ駄目だな

 

「おっけ、ちょっと会ってみるわ!」

 

「珍しく即答だな。じゃあ、またアドレス送っとくわ」

 

こんな話をして始業のチャイムが鳴る。

 

期待と不安が入り混じってはいるが久々に

刺激という名のスパイスが来て顔がにやける。

 

 

 

このあと待ち受ける予想外の出来事があるのも知らずに・・・・

 

次回

高校2年 旋律の告白~私は実は〇〇〇なの~

 

 

 

 

 

 

 



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ちょこっと番外① ~俺達の昼放課~

ゆうま・みそぎ・しょうたは今某漫画にはまってる。

その中でふと疑問に思ったことがきっかけで
ゆうまに悲劇が起こる。

世はまさに大後悔時代!!



「そういえばさ」

 

会話の流れを断ち切り問いだす俺。

 

「ん?いきなりどったの」

 

突然の事に普段飲んでいるミルクティーを

飲みながら首をかしげるしょうた。

 

「まじか三谷、お前・・・」

 

「まだなんも言ってねーよ!!」

 

テレパシーでも使えんのか?こいつは・・・

 

いや、日常で何回も起こるみそぎ特有の

最後まで聞いたつもりでリアクションをする芸当。

 

「違う、ええと・・あれだ!!」

 

「バギーの異名ってなんだっけ?」

 

俺達の間では今有名漫画ONE PIE○Eが流行っている。

 

そしてこの漫画、今じゃ70巻以上にも及び出版されている。

 

そうなると意外に初期の設定とか忘れがちである。

 

ゆえに漫画だけは無駄に知識のあるこいつらに尋ねた。だが・・・

 

「「知らん」」

 

同じタイミングで同じイントネーション同じ声量で

一言で一括する2人。

 

聞いてからわずか0.5秒の発声には

ある意味称賛にも価するであろう。

 

そしてここで出た。バカ高校生徒の生態其の壱

『考えることをしない』

 

今だからこそ人類はヒトから人間に進化し

様々な文化と機能を作り上げてきた。

 

これはまさしく他の生物よりも知能が発達し

沢山の事を活かせる頭脳を持ったからである。

 

しかしどうだろう?ここの連中の8割は

神様からの授かりものであろうとも言える

脳みそを活用しないのである。

 

問われれば

『知らない』『なんだそれ』『考える必要があるか?』

終いには最初から聞いてなく放屁して去っていくものまでいる。

 

よってこいつらは人類後退種とも言える。

 

そして恐らく彼らの目にはかの有名なオーギュスト・ロダンの

最高傑作『考える人』も今まさに拳を口に入れようとしている

人としか見えていないであろう。

 

そこでまずは考えろ、俺!!

 

ここで奴等を後退種から脱出させるにはどうする?

 

そこでひねり出した一言・・・

 

「たまには頭使わねーと脳みそ腐るぞ?」

 

うん、我ながら至ってシンプルでストレートな答えだ。

 

だが、その答えは間違っていたと数秒後に知る。

 

「てめー、誰が腐ってるって?!」

 

まず初めに空になったミルクティーの紙パックを

ひねりつぶし飛びかかってくるのは言うまでもない

暴君・バーソロミュー・藤田だ。

 

「これは折檻が必要だな。しょうた」

 

次にしょうたから後ずさって逃げようとする俺を

後ろから羽交い絞めにして捕まえてくる

自称傍観者にして東の海の覇者・ノコギリのみそぎだ。

 

この二人がタッグを組んだらもう諦めるしかない。

 

さながら俺はローグタウンの処刑台で今まさに

殺られそうになる麦わら帽子の少年の気分でこう呟く・・

 

「わりぃ、おれ死んだ」

 

もちろんこの期に及び命乞いをするつもりはない。

出来ればこの二人の処刑人に運良く雷が落ちないか

なんて思ったりもしたが、残念、ここは屋内だ。

 

仮に学校に落ちたとしても避雷針がそれを防ぐであろう。

 

遠くでこちらに走って向かってくる仲間も

俺がやられるまでに間に合いそうにない

(実際は廊下で追いかけっこしてる名も知らない上級生たち)

 

そう思いながら顔を上げた瞬間・・・

 

どごっ!!!!

 

見事なまでのしょうたのメガトンパンチが

俺の顔面に炸裂する。

 

その瞬間、みそぎは羽交い絞めを解き

俺の両鼻からはおびただしい量の血液が

流血しながら後ろに倒れこむ。

 

そして意識が薄れてゆき景色はスローモーションに見え

窓ガラスに映った自分の倒れ行く姿が見える。

 

その中で一際目立つ自分の鮮血で

染まった鼻を見てこう思った。

 

『あ~、バギーの異名は赤鼻だったな』

 

こんな状況にならないと思い出せないとは

俺も頭を使ってない証拠だな。

 

ある意味こいつらに感謝だ・・・

 

「「あ、ちなみにバギーは『道化のバギー』だぞ」」

 

見事にはもった声が最後に聞こえた。

 

 

畜生・・・こいつら、殺す!!!

 

そう誓って夢の中に入っていった。

 

 

fin

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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ちょこっと番外② 熱血?! 3年A組 小田先生!

さあ、始まりました!番外編第2回!!

前回はバカ3人の昼放課でしたが
今回はそのバカたちを上手くまとめる担任だ。

どんな教師なんですかね?
まあ、見ればわかります。それでは、いってみよう!!


学校と言えば何がある?

教室?広い体育館?友達?

ちょっと変わり者は自動販売機という子もいるかもな。

 

でも、やっぱり忘れてほしくないのは

俺達教員の存在だな。

 

おっと、自己紹介がまだだったな。すまんすまん。

 

えっと、俺は数あるクラスの中で1つしかない

進学クラスを担任に受け持っている小田敦だ。よろしく。

ちなみに教える教科は英語だ。

 

そこですまないがもう1つ質問だ。

 

今俺は『進学クラス』と言ったが皆は何を想像する?

 

進学なんだから他より猛勉するとこ?ふむふむ

 

根暗でいじめられっこが多そう?・・はは

そこは真面目で口下手な子ってことにしとくよ。

 

うんうん、なんとなく皆が思うイメージは

俺がこのクラスに赴任してきたときと似てるものがあるな。

 

でも想像なんてのは結局は想像に過ぎない

ってことを教師の俺でも学ばせてもらったよ。

 

つまりだ。なんで俺がこんなこと言うのかというと

このクラスの雰囲気はみんなの想像を180°

反転させたものに等しいってことだな。

 

猛勉?まあ、確かにする子もいるが

片手で数えれるくらいだな。

 

真面目で口下手・・・か

 

いや、みんな根は真面目でいい子ってのは

3年間同じ子たちを見てるから重々承知してるさ。

 

ただ口下手とは言い難いな。

 

どちらかと言えば口が達者な猛者ばかりで

何か言えば反抗してくる子たちばかりだ。

 

特にあの3人組は・・・

 

っていかんな。前置きばかり長くちゃ。

 

よし、さっそくだがそのおバカ3人に対しての

大人の対応ってのを1つ課外授業として

俺がレクチャーしよう。

 

それじゃ、また教室で会おう!!

 

 

 

「このページは穴埋めでテストにだすぞー」

 

今は俺の英語の授業中だ。

 

朝で眠いってのも分かるが・・・

 

「起きろー!」

 

はぁ、半数以上が顔を伏せて寝てやがる。

 

仮にもお前らは受験生だろうが。

 

「いや、先生。昨日は三谷とモンハンやってて

寝るのが遅くなったんだ。寝かせてくれ。」

 

真っ先にわけの分からん事の言うのは

3人組の1人、藤田しょうただ。

 

「そんな言い訳が通用するか!!ばかたれ!!」

 

「さっさとノートをとれ!」

 

「そしてみそぎ!!馬淵にちょっかいだすな!」

 

ここぞとばかしにいたずらをするのは

2人目の鈴木みそぎだ。

 

「違うだよ。これは俺らの友情を深めてるんだよ。な?」

 

「え?俺はそんなの望んで・・・」

 

「だよな?」

 

「そ、そうだよ先生。これは友情を深めてますです。」

 

どう考えても今のやり取りはおかしいだろ。

 

しかも明らかに言わせられてる感満載です

って感じの言い方だぞ、それは。

 

「どっちにしろ今やることじゃない!」

 

「そんなもんは放課後ゆっくり深め合え!!」

 

「だってよ。馬淵?よかったな!」

 

「そんなあんまりだ・・今の発言はフォローにもなってないし」

 

ははは、ちょっと一言余分だったかな?

 

でもあいつらの関係はいじめってやつじゃないんだから

止める理由もないな。

 

どっちにしろ授業中は静かにしとってもらえればいい訳だし。

 

みそぎはあん中でも聞き分けはいい方だ。

 

さてと、授業にもど「なー、先生、あいつは放置で良いのか?」

 

ん?あいつ?って一人しかいないか・・

 

1番後ろの席の隅っこで教科書とノートを立てて

バリケードを作り何やらこそこそしてる生徒。

 

そこにゆっくり足を忍ばし声をかける。

 

「三谷く~ん、そんなにその漫画はたのしいのか?」

 

「あー、最高だよ、なんなら今度貸してやって・・も」

 

気づくのが遅い、ばかもんが

 

「はは、これはどうも小田っち。どうかなさいましたか?」

 

どうかなさいましたか?だと?

 

「お前はいい加減学習しろー!!」

 

「そしてちゃんと先生をつけんか!!」

 

「そしてこれは没収だ!」

 

朝からホントに疲れるやつだ。

しょうた、みそぎ。そして最後の1人がこの

怒られてるのにもかかわらず能天気にへらへら

笑ってる子、三谷ゆうまだ。

 

こいつはホントに手が焼ける。

 

あの二人よりも下手したらタチが悪いかもしれんな。

まあ、慣れてしまえばどうってことないが・・・

 

最初は毎日のように全力で言い合いをしたが

流石に三谷との付き合いも3年目となると

一周回ってどうでもよくなってしまう。

 

「ところでさ、小田せん」

 

「なんだ?わからん事なら後で聞いてやるぞ?」

 

どんだけ呼び方を変えるんだ・・・

 

「いや、そんなんは後で何とかなるんだけどな?」

 

「その没収した本俺のじゃないんだわ、ははは!!!」

 

前半は聞かんかったことにしよう。

問題はその次の発言だ。

 

「お前のじゃないならこれ誰のなんだ?」

 

なんとなく検討はついてるが一応聞くか。

 

「あー、しょうたのだよ。」

 

やっぱりしょうたか。

 

「藤田ー。何度も漫画は持ってくるなと言ったろうが。」

 

くそ、結局最初に戻ってきてしまった。

 

「んなこと言っても俺だけじゃねーし!!」

 

そして出やがった。

 

バカ高校生徒の生態 其の弐

『俺だけじゃない』『私だけじゃない』

 

まあ、バカ高校だけじゃなくとも

この発言はする者達は多いと思うが

レベルが低い学校になればなるほどに

この言葉の飛び交う頻度というのは

比例してくのである。

 

だから、結果的にバカ高校生徒の特長と言っても

なまじ間違ってはいないのだ。

 

しかしまあ、この発言をされたときは一番困る。

 

何故かと言えばそこらへんの単純な言い訳とは

大きく異なってるからだ。

 

『母ちゃんに怒られてたから遅れた』とか

『宿題なんて配られてたの知らなかった』なんて言い訳は

大抵、お前がちゃんとしてないのが悪いの一括で

済む話になるのだが、先ほどの言い訳はバックに

見えない集団を作ってしまうのだ。

 

確かにしょうたの言うように自分以外にも

同じことをしてるやつがいるかもしれない。

 

というかしてるのはこちらとしても分かってる。

 

俺達教員、ましてや私立の先生なんてのは

公立と違って長年その場に勤めてることが多いのだ。

 

だから、同じことの繰り返しを無限ループで

見てきているのだよ。

 

更に言えば、こういったルールから外れた行為

なんてのはゴキブリと一緒で1人いたらあと10人は

最低でもいるもんだ。最低で10だぞ?

 

見つけた1人を叩き潰したとしてもこれまたゴキブリと一緒・・・

潰した衝撃で出た糞の集合フェロモンに飛びつくように

その叱られている状況を見てあ~、そういう手もあったかと

言わんばかりに人の振り見て我が振りマネする輩が新たに出現する。

 

少し脱線してしまったが言いたいことは

他にもやってる人がいるのは知っている。

 

でも俺達教師、大人っていうのは

現行犯でなければ咎めることが出来ないのだ。

 

それを分かって欲しい。

 

だからこそこう言う・・・

 

「そんなん知らん!!!!」どごっ

 

一括してげんこつ。これが正解。

 

・・・え~、言ってる事とやってる事が矛盾してるぜ

と思った人もいるかもな。

 

でもこれでいいのだ!

 

あと何人同じことやってる者がいたとしても

何人新たに増えていくにしても

同じように罰は罰として受けて反省してもらだけだから。

 

こんなんで怯んでいたらこの子達は

将来真っ直ぐな大人になれないじゃないか。

 

何より教育者が間違いをそのまま見逃す方が

大きな罪になって後々響いてくる。

 

「いってー!三谷にはげんこつ無しかよ!!」

 

頭を押さえながら言ってくるしょうた。

 

「それもそうだな。よしお前もげんこつだ。」

 

「いやだいやだいやだ!!」

 

「問答無用!」ごんっ

 

「いっっっ」

 

同じように頭を押さえて黙り込むゆうま。

 

「仲間外れじゃ可哀想だし、みそぎも受けるか?」

 

ぶんぶんぶんぶんぶん

 

凄い早さで首を横に振るみそぎ

 

「まあ、そう遠慮するな」

 

近づいて拳を違ったその時・・

 

キーンコーンカーンコーン 

 

「残念、今日はここでおしまいだな」

 

「んじゃ、ちゃんと次までに予習復習忘れんなよ~」

 

そういって笑いながら教室を出る。

 

いいのか?こんな適当で?

とかまた思ってそうな顔つきの人が見えるな。

 

いいんだよ、あいつら遊んでもらってる感覚でいるし

大体言いたい事はわかってるはずだ。

 

じゃなかったら・・・

 

「おーい小田っち、焼き肉おごってくれ!!」

 

「あ、三谷ずりー、俺もだ俺も!」

 

「よしお前らは焼く係で俺食べる係な」

 

「「死ね、みそぎ」」

 

「勝手に話すすめんなよー・・・」

 

「焼き肉はみんな卒業してからだな」

 

「「「おーーーー!」」」

 

な?楽しそうに話しかけてきてくれるのは

なんだかんだ言って好かれてるからだよ。

 

後ろでわーわー騒いでる3人をほっておいて

職員室に戻る小田先生。

 

背伸びしてほっと息を整えニヤけた顔でこう呟く・・・

 

 

これだから教師は何年経ってもやめられない

 

 

熱血?! 3年A組 小田先生!

 

Fin

 

 

卒業して約半年後 三谷家にて

 

 

 

ゆうま「そういえば焼き肉奢ってもらってなくね?」

 

しょうた・みそぎ「「あ!!確かに!」」

 

しょうた「あんにゃろーー、逃げやがった!!」

 

みそぎ「おい、三谷、学校に電話して呼んで来い!」

 

ゆうま「もう違う学校行ったからわかんねーよ」

 

しょうた「ちくしょ~、ほんとやられた・・」

 

ゆうま「まあ、そう遠くないしまた会えるだろ」

 

みそぎ「はは、間違いない」

 

 

素行の悪かった俺達が無事に卒業を迎えることが出来たのは

先生、あなたの熱血とも取れる熱い指導と

何をしても包み込んでくれた優しさがあったからだと思います。

 

ホントにありがとうございました。

 

P.S

 

今度会ったら絶対焼き肉連れてけ!!

 

byゆうま・しょうた・みそぎ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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個人外伝 ゆうま編 ~free men~

人生に3回は訪れると言われる『モテ期』。

 

80年は生きるであろうと思われる

人生にたったの3回だ。

 

来る確率を単純に計算すると26分の1。

 

数字で表すと26年に1回で26歳の時に訪れたら

最高に良い時期でもあると言えよう。

 

しかしながらこのモテ期、来るのは神のみぞ知る。

柔らかく言えば気まぐれで発生するスキルだ。

 

早い人で40歳になるまでに終わる人もいるし

逆にゴールぎりぎりで来る人もいる。

 

いつ来るかわからないモテ期を

今か今かと待ち望む人が世界にはごまんといる。

 

そんな人達を嘲笑うかの如く

モテ期を自在に操る一つの種族がいる。

 

男なら『イケメン』、女なら『美女』だ。

 

そう、彼らはその生まれながら持った

天性の容姿で人を引き付けてしまうのだ。

 

年中モテまくりのチートみたいなスキルを持つ

彼らの悩みは逆にモテすぎて困ることらしい。

 

ホント贅沢な悩みだ・・・

 

嫌味にしか聞こえないとはまさにこのことだ。

 

こういった生物は隔離して同じ種族同士で

子孫を繁栄してけばいいと思うくらいだ。

 

というかそうしてほしい。

 

なぜなら見ててすがすがしいからだ。

 

え?なんでって?

 

じゃあちょっとここで質問しよう・・・

 

『イケメン』と『ブス』または

『美女』と『ブサメン』の組み合わせを見て

皆さんはどう思う?

 

うんうん、何も言わなくても

今にも殴りかかろうとするくらいの

殺気の湧いた顔を見れば答えはわかったよ。

 

でもあえて言おうか。ここは文章の世界だからね。

 

そう、腸が煮えくり返るくらいむかつくだろ。

 

彼女彼氏を探し求めてる人にとったら

これ以上の屈辱はないだろうね。

 

だって、例えるなら

ヘラクレスオオカブトとカナブンがくっついてる

みたいなものだからね。

 

どう考えてもあり得ないとしか言いようがない。

 

てかむしろ何でそうなったと聞きたいくらいだ。

 

だから俺がさっき言った隔離の話は

あながち悪い話でもないだろ?

 

まあ、長々と能書きを垂れたが

今回はイケメンと美女の話ではない。

 

はい、俺こと三谷ゆうまのモテ期襲来の話。

 

・・・まて、慌てるな!!

 

そうなんだ、今回は自慢話じゃない!!

 

そのモテ期を棒に振ったバカな話なんだから。

 

はは・・なんか鼻で笑われた気もするが

聞かなかったことにしとくよ。

 

それじゃお話に行ってみましょう!!

 

 

 

「きたきたきたきたきたきたーーー!」

 

「なんだ三谷、お前サブちゃんファンなの?」

 

なんでそういう解釈になるのか

ホント1からご教授願いたいくらいだ・・・

 

「みそぎ、悪いが今お前に突っ込みを入れれる程

俺のテンションは大人しくないのだよ」

 

「は?お前が大人しいときは寝てる時以外で

拝見させてもらった事ないんだがな」

 

にやけながら俺に突っ込みを入れるしょうた。

 

「ばかやろー!瞑想の時間はおとなしいわ!!」

 

「たかだか授業始まる前の1分間の沈黙タイム

やれたくらいで自慢しとんな」

 

今日はやけに二人とも辛口だな。

なぜそうまでして俺に突っ込む。

 

「ふん、このバカどもめが・・」

 

「たかが1分間、されど1分間だ」

 

「しかも授業は6時間あるわけだから

正確に言えば6分間だ」

 

「どうでもいいからさっきの続きなんなん?」

 

しょうた・・・頼むでその冷たい眼で

俺を見るのやめてくんないかな。

 

みそぎに至ってはもう聞いてねーし。

 

なんなのこいつら・・・

ホントに俺の友達か?

 

俺の扱いたまにひどすぎね?

 

いいの?泣くよ?ね~?泣くに?目の前で。

 

「あぁ、実はな。聞いて驚くなよ貴様ら愚民グミ共!!」

 

「おーい、みそぎー。こいつほっといて

ジュースでも買いにいかねーか?」

 

「俺も丁度思ってたとこだ。気が合うじゃないか。

どっかの腐れバカと違って。」

 

「ごめんなさい。お願いしますから聞いてください。

この哀れな家畜のお話を・・・・」

 

おかしい。絶対何かがおかしい。

何でこいつらいつにも増して連携プレーを

巧みに駆使してくるんだ?

 

もしかしてこれから話すこと感づいてる?

 

いや、まだ『きた』だけしか言ってないのに

この人類退行種共がこの先の展開まで読んでくるとは

突然けつが4つに割れるくらい考えにくい。

 

多分こいつらは退行種の中でもぴか一に退行速度

が早いもんだから男には絶対ありえない現象『生理』

でも発生してイライラしてるからに違いない。

 

ほんとこいつらは・・・・

これじゃあ退行種+変種で『退行変種』だな。

 

ツチノコよりも発見難易度が各段に高い

退行変種が目の前に二人もいるなんて

ホントにこの学校はある意味で素晴らしい

人材の集まりなんだな。感心してしまうぜ。

 

 ※実際の人類にそんな種はいませんので安心してください。

  あくまでゆうまの中で考えた妄想にすぎません。

 

よし、そういうことにして受け流そう。

ていうか、そういうことにしとかないと

俺の心の力はこいつらのマシンガンのような

冷たい鉛玉ツッコミによりみるみる削られてってしまう。

 

そんなことになってしまえば

心の力が弱まれば弱まる程に破壊力を増す

雷系最強呪文『バオウ・ザケルガ』を

馬淵に打ち込んでしまうであろう。

 

・・・ん?馬淵ならべつにいいか。

 

いや、待て。まだ2時間目終わったばかりだぞ?

そんな午前様にわざわざ急速に心を疲弊させるのは

体に悪い。というかもったいない。

 

なんなら今日1日分ゆっくりパワーを貯めて

放課後やつに食らわせればいい気分で

帰路につけるってもんではないのか?

 

うん、我ながらナイスアイディーアだ!!

 

そうと決まれば今日1日は我慢に徹しよう。

 

ふふふ、馬淵のやつ俺がそんなことも

考えてると知らず能天気に笑ってやがるぜ・・

 

貴様の今日の帰りは地獄だというのに・・・

 

「おい、三谷!置いてくぞ?!」

 

みそぎの一言でふっと我に返る。

 

「あ、わりぃ。今行くよ!!」

 

やべー、マジ楽しみすぎて笑いが止まんねーぜ!!

 

「くしゅん・・あれ~?誰か俺の噂でもしてんのかな?」

 

 

 

階段降下なう

 

「」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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