仮面ライダー15人の戦士たち (ドンキーキング)
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世界情勢~始まり

物語を始める前のちょっとした設定の紹介です。詳しい設定は、書きながらしていきたいと思います。


ここは四つの大きな大陸と世界の中央に小さな島々からなる世界ハーミルン。東の大陸「アンドレア」。北の大陸「ルプガナ」。西の大陸「エンドレア」。南の大陸「サーガイン」。世界の中心「シンクレア諸島」。そして、この世界では、大きな問題2つが起こっていた。一つは「モンスター」の脅威である。どこからかくるそいつ等は、人を襲い餌にしていた。人はそいつ等に対抗すべく、火力のある武器や核爆弾を使って排除しようとしたが、それらは奴らにはきかず、対応に困った人は、大昔にモンスターを撃退した「神の力」に頼ることにした。それは「デッキ」といい、モンスターをカードに封印し、その力を操ることの出来るものであった。カードには、剣の形や契約したモンスターの象徴となる部分をかたどった武器や、相手の攻撃をガードしたり、かわしたりするものもある。そして、ライダーとなってモンスターを倒すことで、倒したモンスターの魂を契約モンスターに与えることで、モンスターを使役していた。デッキの数は15あると言われているが、実際に発見されているライダーは8。そのほかのデッキはまだ発見されていない状態であった。そして、そのデッキを使い、モンスターと戦う者達を人は「ライダー」と呼んだ。

しかし、新たなる問題が起こった。それが二つ目の問題。「ライダーの私用化」である。ライダーとなった者達を、その力を己の私利私欲のために使い始めたのである。ライダーの力は強大で、普通の国や軍隊では、歯が立たないほど強く、この力を国のために使う「ライダーの軍用化」や、ライダーとなった者達は、それぞれ自分たちの国を作り、支配をする状態になっていた。。

特に、東の大陸「アンドレア」のアンドレア王国と西の大陸「エンドレア」のライダー集団ダークツヴァイはお互い激しい戦いを行っていた。ダークツヴァイのライダーは3人。一方アンドレア王国は2人のライダーを有しており、ライダーの数で劣るアンドレア王国は徐々に劣勢になっていた。そのため、アンドレアは新たなるライダーの発見に躍起になっていた。しかし、見つけることが出来ないため、とある研修を始めた。それは、人工的にライダーを作り出す計画であった。研究の末、デッキに納められている、モンスターの力を具現化したカードの複製に成功し、それを王国の上位兵士に持たせることにより、戦況を五分五分にまで戻すことに成功し、互いににらみを利かせている状態であった…。

 

 

 

 

ここは、アンドレア大陸最北の村キラミー。この村の北の浜辺に一人の男が流れ着いた。

物語はそこから始まる…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




初投稿です。投稿のやり方もよくわからず探り探りやってます。文章の読みづらさ、誤字脱字も多々あると思いますが、よろしくお願いします。


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第1章世界統一編   流れ着いた男 

「よいしょ!おじん!ここでいい?」

一抱えもある俵を置くと、彼女は初老の男に言った。

「おお、レナちゃん。いつもすまないな。」

「そう思うなら、早くぎっくり腰直してね!」

そういうとレナは、村の中心部の方へ走っていった。シアカル・レナ。それが彼女の名前である。薙刀では王都の大会でも優勝した実績を持っており、そのため子供たちに剣術を教えている。日からも人並み以上にあり、頼みごとは笑顔で引き受ける。そんな明るい性格のため、村のみんなから慕われていた。

これからも、子供たちに剣術を教える予定であった。そのとき、

「れ・・・レナちゃん。大変だ!」

浜辺のほうから走ってくる人がいた。朝、レナに声をかけていった漁師の爺さんだった。

「おじいさん!?どうしたの?」

「浜辺に死体が上がった!」

「!!!」

その報告を聞き、レナは浜辺へ走った。この村で死体が出る。それは事故などが考えられるが、それよりも恐ろしい可能性があった。

「まさか・・・。モンスターが?」

モンスターがこの村を襲うことはほとんどない。それは若い者がほとんどいないからだ。モンスターは若い人間の体を好んで食べる。若い者があまりいないこの村では、モンスターはあまり現れないのだ。しかし、まったくないわけではない。現に数回、村にモンスターが来たことがあったが、それほど強くなく、レナが打ち倒した。あれ以上のモンスターなら・・・。

「レナ姉ちゃん!これ!」

浜辺に行く途中、剣術を教えている村の子供から木製の薙刀を渡された。レナがいつも使っている薙刀だった。

「ありがとう!!」

それを受け取り浜辺へと急いだ。

浜辺に着くと、数人の村人たちが集まっていた。

「みんな!!」

「おお!レナちゃん!…これなんだけど。」

そういうと、村人は指を指した。そこには、若い男が倒れていた。その男の横には、一緒に持っていたであろう、ずた袋も流れ着いていた。

「…何かにおそわれた形跡はないね。溺れたのかな?」

モンスターの仕業ではないと分かり、少し安心したレナであったが、人が死んでいるということを再度認識し、自分を戒めた。

「このままここに放置したんじゃあかわいそうだから、村で弔ってあげよう?」

そう集まっている村人たちに話すと、みんな一斉に頷いた。そしてレナが倒れている男の肩を抱いて移動しようとした時、

「うっ…」

「…!?」

何か動いたような感じがして、レナは男を横にした。

「どうした?レナちゃん?」

村人が話しかけるが、レナは男の心臓付近にみみをやった。すると、かすかではあるが、心臓の鼓動が聞こえてきた。

「…!この人まだ生きてる!」

「何だって!?」

「急いで村に運ぶよ!みんな手伝って!」

そういうと、村人たちと一緒に男を運ぶことにした。

しかしこの時、レナ達を隠れて見ていた邪悪な視線に誰も気がついていなかった…。

 



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