バカと仲間と来訪者達 (フラスカ)
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プロローグ

どうもみなさん、朝の人はおはようございます
昼の人はこんにちは、夜の人はこんばんは、深夜の人はお互いに早く寝ましょう。
この作品を書かせていただいたフラスカです!
他に書く事がないので以上です!
それでは、プロローグどうぞ!


第一話

 

side???

 

カリカリカリカリ

 

(・・・あれ?おかしいぞ?)

 

(何でこうなったんだ?)

 

鉄「何をキョロキョロしとるんだ!」

 

?「あっ、すいませ~ん」

 

(あ~あ、いい歳して怒られちった、よし落ち着け、こういう時は素数を数えるんだ。

・・・あれ?素数って何だっけ?何でこうなったんだっけ?そもそも)

 

?「俺は何をしてんだー!!」

 

鉄「振り分け試験だ!」

 

バキッ

 

?「ぶべらっ!」

 

(ああ...)

 

鉄「来い!特別指導だ!」

 

(何で...こうなったんだっけ...)

 

時は少しだけ遡り...

 

?「あり、ここどこだ?」

 

(どっかのビルか?やけに綺麗だし...)

 

?「君も振り分け試験に行く所?」

 

?「あ?誰だてめーは?」

 

明「あ、ごめん。名前を言ってなかったね、僕は吉井明久」

 

銀「坂田銀時だ、悪りーがここはどこだ?」

 

明「何言ってるの?ここは文月学園、制服を着てるんだからここの生徒でしょ?」

 

銀「制服?何のこt...何だこの恰好!」

 

(まさかこれは)

 

銀「おい、今って江戸時代だよな?」

 

明「何言ってるのさ、江戸時代は300年前に終わったじゃないか!」

 

?「約150年前だバカ」

 

?「明久...流石にそれはまずいと思うぞ...」

 

(やっぱりタイムスリップだーーー!!)

 

(いやいやいやおかしくね?魘魅倒してハッピーエンドだったじゃん、

ラストは新八が締めてくれたじゃん、何をどー間違ったらこんな事になるのかな!)

 

?「ほら見ろ、坂田がお前のあまりの頭の悪さに悶絶してるぞ」

 

明「いや今のはちょっと間違えただけだよ!そうだよね!坂田君!」

 

銀「うるせぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

銀「ハァ...ハァ...」

 

?「まぁ、落ち着いてお茶でも飲んだらどうだ?」

 

銀「ああ、すまねぇ...えーとお前は...」

 

侑「まだ名乗ってなかったな、山路侑だ」

 

雄「明久の飼い主の坂本雄二だ」

 

明「ちょっと雄二!いきなり何言ってるの!?」

 

雄「バカは放っといて、何で悶えてたんだ?」

 

銀「それは...」

 

説明中・・・

 

銀「...ということなんだが...」

 

雄「いや、なんつーか...お前大丈夫か?」

 

銀「いたって正常だよ、というより嘘吐いたってしょうがないだろ」

 

明「それはそうだけど...」

 

侑「俺は信じるぞ」

 

雄「本気か!?」

 

侑「ああ、理由は2つ。といっても一つは直感みたいな物だが」

侑「一つ目がさっき坂田が言ったように嘘を吐く必要がないから、

二つ目が坂田から侍...のような強い気迫があるからだ」

 

雄「そうか、なら俺も信じるぞ」

 

明「僕も信じるよ」

 

銀「当人の俺が言うのもなんだが、本当に信じるのか?」

 

雄「ああ」

 

明「だってその話」

 

雄・侑・明「とっても面白そうじゃないか」

 

雄「・・・という事だ、いるんだろ?ムッツリーニ」

 

銀「ムッツ...?」

 

ム「...」

 

銀「だぁッ!驚いた!お前誰だ!いつからそこにいた!?」

 

康「...土屋康太...悶えてた所から...」

 

銀「そんな所からいたのかよ!」

 

康「...最近この辺りで同じ事を言って謎の行動をするのが増えているらしい」

 

銀「じゃあもしかしたら」

 

雄「坂田と同じ様な奴がいるかもしれないな」

 

銀「そうだな...ところで何で俺だけ上の名前なんだ?」

 

侑「何となくだな、年上っぽいし」

 

銀「あーそういうのいい、銀さんそういうの好きじゃナーイ、銀さんとか銀時でいいぞ

一応文月学園の生徒?らしいし」

 

明「分かったよ!銀時君!」

 

銀「そういやムッツリーニって何」

 

康「...そろそろ時間」

 

雄「っともうそんな時間か」

 

侑「よし、行くぞ」

 

銀「どこに?」

 

明「振り分け試験だよ」

 

そしてなんやかんやあり、冒頭に戻る

 

(ああ...そうだった...明久達ぃぃぃぃぃぃ!!)

 

完全に逆恨みである

 

side侑

 

(いきなりやらかしたか...)

 

ガラガラガラッ

 

(って早ッ!いくらなんでも早すぎだろ!あの『鉄人』から逃げ出したのか!?)

 

そう思った瞬間

 

ガタン!

 

椅子が大きな音を立てて倒れた

 

side明久

 

ガタン!

 

椅子が大きな音を立てて倒れた、音のした方を見ると女の子が倒れていた。

 

姫路瑞希さん、小学校で同じだった女の子だ。

 

明「姫路さん!」

 

僕は思わず立ち上がった

 

「吉井!試験中だ、勝手な行動はするな」

 

明「でも姫路さんが!」

 

「姫路、試験中での途中退席は無得点扱いとなるがどうする?」

 

明「そんなこと言ってる場合じゃないでしょう!早く保健室に連れて行かないと!」

 

「黙っていろ吉井、それでどうする?」

 

姫「わかり...ました。保健室に行きます」

 

そういうと姫路さんはおぼつかない足で立ち上がった。

 

「そうか」

 

先生はそれだけ言うと自分の椅子に座った

 

明「先生、どうして姫路さんを連れて行ってあげないんですか!」

 

「黙れ、二回も言わせるな、お前も強制退席させるぞ」

 

試験の監督が大事だからって苦しんでる生徒を放っておくなんて。こいつ本当に教師か!

 

明「...わかりました」

 

そう言って僕は姫路さんの元に行く。

 

「何をしている吉井!すぐに席に戻れ!」

 

明「退席させるといったのは先生じゃないでしょう?なら僕は出ていきます」

 

side侑

 

(全く、明久は相変わらずお人好しだな)

 

俺は昔と変わらない親友を見てそう思った。

 

(まぁ、だからあいつの周りには人が寄ってくるんだろうな)

 

あいつは覚えてないかもしれないが、幼い頃苛められていた俺に対してもそうだった。

自分が苛められるかもしれないのに俺を助けてくれた

そんな明久は俺にとって親友であり恩人だ。

 

「ちっ、バカの上にクズとは」

 

不意にそんな声が聞こえた。

こいつのこの言動には我慢が出来なかった。

あの明久をクズだと?

気づくと体が勝手に動いていた。

 

side銀時

 

銀「...ハァ」

 

横を見ると侑も同じ方向に歩いていた。

そして、明久をクズといったクズの前で止まった。

 

侑・銀「「先生、失礼します」」

 

「何だ?」

 

バキッ!

 

ドゴッ!

 

俺は黒板に、侑は教卓にぶちかました。

 

「お、お前ら何をしてる」

 

銀「やだな~、先に失礼しますって言ったじゃないですか~」

 

侑「山路侑、坂田銀時、体調不良の為途中退席します」

 

そう言い俺達は明久を追うために教室を出ようとする。

 

銀「あっそうだ先生」

 

「待t」

 

侑・銀「「次はないぞ」」

 

「ヒッ」

 

クズが何か言いかけたが気にせず俺達は教室を出て行った。

 

side雄二

 

俺は二人が出て行った後

 

「あのクズ達三人め...絶対退学にしてやる...」

 

とか何とかほざきながらビビりまくっている教師の前まで歩き、

 

そいつの目の前で解答用紙を破り捨てた。

 

「なっ」

 

雄「坂本雄二、土屋康太、体調が悪りーので退出しまーす」

 

「貴様ら...大人をなめるな!」

 

雄「誰がお前みたいな奴好き好んで舐めるかよ。ゴキブリの方が数百倍マシだ」

 

「貴様...貴様ァァァァァ!!」

 

雄「先に言っておくが、俺達を退学にしようなんて考えは捨てるべきだな

ムッツリーニが一部始終を録音してるからな」

 

康「...ボイスレコーダー」

 

雄「という事で保健室に行ってきまーす」

 

程なくして、俺達は三人と合流した。

 

明「雄二、ムッツリーニまでどうしてここに!?」

 

雄「そいつらと同じ様に退出してきた」

 

明「ええっ!?どうして!?」

 

侑「長くなるから後でな、今は姫路を保健室に連れて行くぞ」

 

side銀時

 

かくかくしかじか

まるまるうまうま

 

銀「ってことなんだよな~」

 

雄「俺らも」

 

かくかくしかじか

 

雄「ってことだったんだよな~」

 

明「あ~なるほどね~じゃないよ!!皆何やってんの!?」

 

侑「あんまり騒ぐと姫路が起きるぞ」

 

明「誰のせいだと思ってるんだよ!」

 

侑「まぁ、集団リンチして、生き地獄を味あわせるよりはかなりましだろ?」

 

明「いや怖いよ!下手したら警察どころじゃすまないよ!?」

 

雄「だから教室を出たんだろうが」

 

明「あ、そっか...じゃないよ!本当によかったの!?」

 

侑「よくないなら最初からやってない」

 

雄「それにあの教師なら大丈夫だ、少しお話(キョウハク)してきたから」

 

明「雄二の「お話」が怖いよ...」

 

明「もう何も言わないけど、侑の家のあの人は大丈夫なの?」

 

侑「本音を言うと超コワい、絶対ナイフ投げた後に3時間ぐらい雷が落ち続けると思う

でも、許してもらえるまで謝る」

 

明「やっぱり僕も行くよ、原因は僕にあるんだし」

 

侑「いや、問題はあのクズと我慢が出来なかった自分にあるし」

 

明「僕はあんまり成績は上がらなかったけどあの人に教えてもらってたからね

その事について謝らなくちゃ」

 

侑「明久...そうだな2人で」

 

雄「いいや、5人だ」

 

銀「実際止められなかった俺らにも非はあるしな。大丈夫、銀さんいつも忍者に苦無とか

投げられてるから」

 

康「...痛み分け」

 

明「じゃあ、侑の家に行こうか」

 

side侑

 

侑「ハァ...帰りたくない」

 

明「ほらほらそんな事言ってないで」

 

雄「おい...これ本当にお前の家なのか?」

 

康「...壮大」

 

侑「開けるぞ・・・?」

 

銀「お、おう」

 

侑「た、ただいま...」

 

侑「...あれ?誰もいない」

 

銀「ビビッて損したぜ」

 

康「...安心」

 

雄「今お前1人だけなのか?」

 

侑「ああ、そうだ。折角だし皆でゲームでもするか!」

 

明「侑、今度は負けないよ!」

 

康「...絶対勝つ」

 

侑「まぁ狭い家だけど、くつr

 

ボトッ

 

雄「おい侑、どうした?急に止まったりして」

 

侑「ガタガタガタガタ」

 

銀「なんか尋常じゃない位震えてるぞ!」

 

そこには、見つかってしまったエ〇本のごとく、ゲームを積み上げ

全く崩れる事の無い笑顔を浮かべながら

 

?「あら、お帰りなさいませ侑様

お友達もご一緒ですか?」

 

正座をしながら両手にナイフを持ち

ス〇リートファイターのリ〇ウや豪〇も裸足で逃げ出す程の

怒りを浮かべたメイドがいた

 

銀「おい、何アレ?倒せる気がしねーんだけど

ウ〇ハラが使う〇ュウでもないと倒せる気がしないんだけど」

 

明「残念ながらアレは現実の生物だよ。ムッツリーニが

言ってたでしょ?銀時と同じ様な人たちが増えてきているって」

 

銀「じゃあアイツは...」

 

雄「たぶん、お前と同じだろうな」

 

明「あの子は十六夜咲夜、ちょうど1年前ぐらいに出会って

それ以来ずっと侑の家に仕えてるんだけど

あんなに怒ってるのは初めて見たよ」

 

銀「...それよりあいつ助けなくていいのか?」

 

明「急ごう!」

 

侑「さささささ咲夜さん凄く機嫌が悪そうですね」

 

咲「いえ、そんな事は全くありませんよ?

むしろ何か機嫌が悪くなるようなことでもなされたのですか?」

 

明「今回の事は僕が悪いんだ!」

 

銀「こいつを止められなかった俺に責任がある!」

 

雄「いや、悪いのは俺だ!」

 

康「...責任有り」

 

侑「こいつらは関係無い!我慢が出来なかった俺が悪いんだ!」

 

四人「「「「だ、そうですよ?咲夜さん」」」」

 

侑「お前ら裏切りやがったなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

咲「...もう茶番は済みましたか?」

 

5人「...ハイ」

 

少年説明中...

 

侑「...という事です、ハイ」

 

明「でも悪いのは侑じゃないんだ!」

 

咲「...大体事情は分かりました

お二人は本当にお人好しですね」

 

侑「返す言葉もございません」

 

咲「頭をお上げください、私は怒っていませんから」

 

侑・明「「でも」」

 

咲「頭をお上げください」

 

侑・明「「ハイ」」

 

そう言って二人が頭を上げた瞬間

 

ゴスッ

 

鈍い音が響いた

 

侑「...まぁこんな気がしてたよ...」

 

明「痛っ!何で!?怒ってないんじゃ...」

 

咲「正確に言うと、その事には怒っていません」

 

明「じゃあ何に?」

 

咲「そのような事で私が怒るとお思いになっていたお二人にです」

 

明「でも勉強教えてもらったのに...」

 

咲「テストの結果がどうであれ、人として正しい事をした事、

勉強が苦手な明久が必死に勉強を頑張っていた事

それだけで十分よ。むしろ、見捨てていたならそれこそ本気で怒っていたかもしれません

もし許してほしいならもう謝らない事。お分かりになられましたか?」

 

侑「分かった、恩に着る」

 

明「僕ももう忘れるよ」

 

銀「ンッンン!何か忘れてるんじゃないか?」

 

侑・明「あ...」

 

雄「さて、問題が解決したようだし

罰ゲームありのゲーム大会でもするか!」

 

侑「ああ!...っていうかお前ら一緒に謝るとか言ってなかったか?」

 

銀「そんな事言ったっけか~?」

 

雄「言った覚えがないな」

 

康「...言ってない」

 

明「絶対ボコボコにしてやる!」

 

雄「ハハッ!お前に出来るのか?」

 

明「ゲームで!」

 

侑「現実では無理なんだな」

 

明「いっけぇぇぇぇぇぇ!!」

 

雄「負けるかぁぁぁぁぁ!!」

 

明「っしゃぁ!一本!」

 

雄「ハァ!?明久強すぎるだろ!ガードしてんのに当たるって

どういう事だよ!」

 

明「フフフ、僕はWii sports リ〇ートをやりこんでるんだよ!」

 

雄「ああ、ゲームばっかしてるから勉強ができないんだな」

 

明「余計なお世話だ!」

 

侑「そういえば何で咲夜は今日の事を知っていたんだ?」

 

咲「聞いたからです」

 

銀「まーあんだけの事すりゃ電話くらいかかって来るよな」

 

咲「いえ、学校で」

 

侑「...はい?」

 

咲「ですから、振り分け試験の帰りにその話を聞きまして」

 

侑「ハァァァァァァァ!?」

 

咲「言うほどの事では無いかと思っていましたが、

文月学園に通う事にしました」

 

侑「いや、結構それ重要なことだぞ!

ていうか知ってたなら何で帰ってきた時あんなに怒ってたんだ?」

 

咲「その方が真実をお話になるかと思いまして」

 

銀「そりゃそうかもしれないけど!アレは

返答を間違えたら殺されかねん勢いだったぞ!」

 

咲「実際にふざけた理由でしたら少しお説教(ゴウモン)するつもりでしたが」

 

銀「怖えーよ!」

 

侑「その話は置いといて、俺たちと同じ2年生か?」

 

咲「はい、皆様と同じ2年生ですが、3年生です」

 

銀「何だ?とんちか?」

 

咲「学園長に事情を話したところ、特別に2年生の授業も

3年生の授業も受けられるようになりました」

 

侑「そうか、じゃあよろしくな、咲夜先輩?」

 

そうして六人でゲームをして遊び、(ムッツリーニは咲夜の写真ばかり撮っていたが)

1日が終わった。

 




プロローグ、どうだったでしょうか。
キャラの喋り方などおかしな部分はなかったでしょうか。
設定集は、いろいろ固まり次第投稿します
さて、次回もお楽しみに~


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Dクラス編
第一話 バカとテストとクラス分け


皆様おはこんばんちわ!五日振りですね!フラスカです!
初めての方は初めまして、フラスカです。
今回、投稿が遅れた理由としましては、色々な手違いです。
実際は金曜日辺りに出来てはいたのですが、深夜という事もあり、
保存せずに、タブを閉じてしまいました。
そして、それを友達に相談した所、
「自動保存されてんじゃね?」という返答が
本当は、消えた直後に確認したのですが、最初がプロローグという事を
忘れてしまい、「うそ!?二話がない!?どこにもない!?」
という訳で、投稿が遅れたとさ、おしまい。
言い訳が長くなってしまいましたが、第一話どうぞ!



side咲夜

 

午前6:00起床

午前6:00から6:30まで自分の身支度、朝食などを全て終わらせる。

そして、午前7:00

 

咲「侑様、明久様、銀時様、雄二様、ム...失礼しました康太様お時間です。」

 

侑「んあ...?咲夜か?」

 

咲「はい、お時間です」

 

明「ムニャムニャ...咲夜、様はつけなくていいよ...」

 

咲「しかし明久様、メイドの仕事中と普段ではケジメをつけませんと」

 

銀「うあー...神楽ぁ、昨日遅かったんだ、もう少し寝かせてくれ...」

 

咲「銀時様、寝ぼけておられるのかもしれませんが、神楽ではなく咲夜です」

 

雄「翔子...来るな、来るんじゃない!俺の側に近寄るなぁぁぁーーッ!」

 

咲「...何かひどい悪夢を見られているようですね」

 

康「...メイド天国」

 

咲「もう放っておきましょうか」

 

侑「咲夜、一応言っておくが俺達が7:30までに起きていなかったら

どんなことをしてでも起こしてくれ」

 

咲「分かりました」

 

そして7:30

 

侑「...あ~咲夜、後10分いややっぱ30分だけ...」

 

明「お願い...今何か寝心地が最高な感じなんだ...」

 

銀「銀さん二日酔いだから...放っといてくれよ...」

 

雄「やっと分かってくれたか...ってうわっ危ねっ!」

 

康「...もうこれが現実でも夢でもどうでもいい...」

 

案の定、これが現実である

 

咲「皆様、失礼いたします」

 

ドカバキグシャッ!

 

side侑

 

俺達が文月学園に入って2度目の春だ。

今日から二年生の新学期、新しいクラスで新しい仲間達...

といっても大体は同じだが、今年は違う

最近噂の事件に巻き込まれたらしい銀時がいる。

今年はどんな1年になるのだろう、そんな事を考えながら

俺達は文月学園に続く桜並木の坂道を新学期らしい

キリッとした顔で俺達4人と咲夜は向かっていた。

そう---

 

顔の左半分だけは

 

4人「遅刻だぁぁぁぁ!!」

 

咲「...はぁ」

 

侑「何で遅刻したんだ!3行以内で!」

 

雄「思った以上にチャンバラが白熱して」

 

銀「それでゲーム大会が終わったのが3時で」

 

明「で、結局寝坊しました」

 

侑「はい、完璧!じゃねぇ!顔が痛てぇ!咲夜どうしてあんな起こし方したんだ!」

 

咲「侑様が、俺達が7:30までに起きなかったら

どんなことをして(殺して)でも起こせとおっしゃったので」

 

侑「言ってねぇよそんな事!いや実際には言ったけど!

意味合いが違ぇよ!考えが極端すぎんだよ!」

 

明「朝のあの怒涛のラッシュは驚きだったよ...

まず刃が潰れたナイフを投げて僕らを起こして立ち上がった所を

リ〇ルバ〇ターズのあの髪が長い先輩クラスの空中コンボを食らわされたからね...」

 

銀「そういえば確か雄二か?何かすげー寝言が聞こえたような気がするけど」

 

侑「なー、ジョジ〇のディア〇ロばりの絶叫だったよなー」

 

雄「そういやムッツリーニは?あいつはいなかったけど」

 

咲「康太様なら、私が皆様をお起こしする時にそそくさと学校へ向かわれました」

 

四人「「「「ムッツリーニィィィィィ!!」」」」

 

銀「ていうかさー、今日起こす時すげー気迫じゃなかったか

何かこう、怒りをぶちまける、みたいな」

 

侑「...もしかして今日のアレは昨日の怒りをぶつけるためだったのか!?

だから俺たち二人だけ空中コンボ食らったのか!?」

 

咲「いえ、そんな事はありません...それと昨日言いませんでしたか?

あの事についてはもう何も言わないと、

それとも殴られたり罵倒されたりするのがお好きなn」

 

侑「やべぇ墓穴掘った!明久!銀時!雄二!両方ボコボコに

される前に学校へ行くぞ!」

 

side銀時

 

侑「ハァ...ハァ...死ぬかと思った」

 

明「まさか刃を潰してないナイフを...フゥ...フゥ...

投げて来るとは思わなかったよ」

 

銀「そうだな...何とか避けれたから良かったが」

 

雄「悪いが銀時、刺さってるぞ」

 

銀「え?マジで?」

 

雄「お前、前の世界ではどんなんだったんだよ...」

 

銀「それは」

 

咲「じゃあ侑、銀時、明久、私は行くから

それでは雄二様、お先に失礼します」

 

雄「何で俺だけ敬語なんだ?」

 

侑「言ってなかったか?俺は敬語や様付けはいいって

前から言ってあったんだ、でもメイドモードの時や

普通の会話の時に敬語になったりとか、抜けきってないみたいだけれどな」

 

明「僕も堅苦しいのはそんなに好きじゃないしね

それに、咲夜は年上だし」

 

銀「俺ぁ、様付けされる程立派なモンじゃねーしな」

 

雄「咲夜、俺もこいつらと同じでいいぞ」

 

咲「分かったわ雄二」

 

?「遅いぞ!吉井、坂田、山路、坂本、十六夜!」

 

明・雄「おはよう(ございます)、鉄じn...西村先生」

 

侑「おはようございます、小橋けn...ルー・テーズ」

 

銀「おはようございます、ゴリ...西村先生」

 

咲「おはようございます、西村先生」

 

昨日今日と生活してみて分かった事がある

どうやら俺達のような来訪者は元からいた事にされているらしい、

そして元の世界であった事はこっちの世界でも引き継がれているらしい。

...そういや何でこいつらには元からいた事に俺はなってなかったんだ?

 

鉄「吉井、坂本、今鉄人と言いかけなかったか?」

 

明・雄「「ははっ、まさか気のせいですよ」」

 

鉄「そうか?ならいいんだが」

 

どうやら、この先生は西村先生、あだ名は鉄人というらしい。

まぁ、明久と雄二のように鉄人と呼ぶ人の方が多いらしいが。

この学校で生徒指導と補修担当の教師らしい。

鉄人と呼ばれる理由は二つあるらしく、

一つが浅黒い肌にボディービルダーなんじゃないかと錯覚するほどの

鍛えられた筋肉で、趣味がトライアスロンということから来ているようだ。

もう一つの理由が、真冬なのに半袖という北海道の人みたいな理由らしい。

しかし俺は

 

鉄「それと坂田!なぜ俺をゴリラと言いかけた!」

 

銀「いや~知り合いたくない類の知り合いで

ストーカーのゴリラに似てた物でつい」

 

侑「そして極めつけはお前だ山路!なぜお前は俺をプロレスラーの名前で呼ぶんだ!

そして言い直したのになぜ名前を呼ばない!

ルー・テーズってお前はいつの人間だ!」

 

侑「いや~何かビビビって来て」

 

鉄「教師をあだ名で呼ぶな」

 

咲「すみません、西村先生」

 

鉄「いや、十六夜が気にすることでは無い、それにおはようございますではないだろう

今何時だと思ってるんだ、遅刻ギリギリだぞ」

 

4人「「「「すみません、こいつが寝坊しまして」」」」

 

鉄「お前らは責任を背負う気がないのか...」

 

侑「元はといえば明久がいつまでもゲームをやめないからこうなったんだぞ!」

 

明「そんな事言ったって銀時が本気出すから悪いんでしょ!

皆白熱しちゃって!」

 

銀「ゲームだったら本気でやるに決まってんだろ!

それに責任はゲーム大会をやるといった雄二にある」

 

雄「はぁ!?俺はあの時空気を変えるために言ったんだ!

それなら昨日問題を起こした侑にある」

 

鉄「全くお前達は、ほら、受け取れ」

 

鉄人は箱から封筒を出し、俺達に渡した

 

明「あ、クラス分けのですね」

 

雄「そーいや、何で掲示板とかに貼らないんだ?」

 

雄二がおそらく全員が疑問に思ったことを聞く

 

鉄「出来ればその方が楽なんだろうがな...

うちは世界的に注目されている学校ということもあってこれもその一環なんだ」

 

雄「ふーん、そんなもんなのか」

 

鉄「吉井、すまなかったな」

 

明「え、何ですか一体!?」

 

鉄「...試験の監督をしていたあの先生の事だ」

 

ああ、あの先生を名乗るにも値しない奴の事か

 

鉄「あの先生は前から差別的な所が問題になっていてな、

あの試験の後お前達五人を教師に逆らう最低な生徒だから

退学にしろと言ってきた」

 

...本当に救いようの無い奴だな

 

鉄「まぁ、誰も取り合わなかったがな、しかもなぜかその一件を

録音したボイスレコーダーと生徒からの苦情の手紙が送られてきてな、

学園長が教師として問題ありと解雇した」

 

まさに自業自得だな、あいつの顔を見なくていいと思うと清々する

 

鉄「吉井、お前のした事は人として正しい事だ、胸を張れ

本来なら再試験を行う所だが、示しがつかないということで

学園長の許可が下りなかった、すまない」

 

俺はこの先生の事はあまり知らないが、生徒の事を

心から考えてくれている良い先生だと思う

 

明「謝らないでください西村先生、僕は自分

で正しいと思った事をしただけですから」

 

鉄「そうか、すまない」

 

明「だからもういいですって」

 

鉄「それはそうと、坂田、山路、いくらなんでも物を壊すな!」

 

侑「すみません、でもそうでもしないとあの先生を

集団リンチして生き地獄を味あわせそうだったので」

 

鉄「どれだけ恨みを持っていたんだ!気持ちは分からないでもないがやめろ!」

 

侑「だから、黒板と教卓を破壊したんですよ」

 

鉄「そういう事を言っとるんではなくてだな...」

 

気持ちは分からないでもないって...どれだけ恨みを買うようなことをしたんだ

 

鉄「坂田!今年は騒ぎを起こしてくれるなよ?

今までに妖刀事件、道場破り事件、ロボットクーデター事件、

風俗街炎上事件、陰陽師事件、四天王事件...

などなど上げればキリがないからな」

 

雄「お前、前の世界ではどんなだったんだよ...」

 

銀「...まぁ、色々あったんだ」

 

鉄「前の世界?お前達一体なにを」

 

明「あーそうだ西村先生!僕達遅刻しちゃうのでもう行っていいですか!?」

 

鉄「そうだったな、すまんお前達、早く自分の教室に行け」

 

五人「「「「「はい、失礼します!」」」」」

 

俺達はもう何も言われないように全力でその場を去った

 

吉井明久

山路侑

坂田銀時 Fクラス

坂本雄二

土屋康太

 

十六夜咲夜 ?クラス

 

side明久

 

侑「そういえば俺達はFクラスだったが咲夜は何クラスだったんだ?」

 

咲「言ってませんでしたね、Aクラスです」

 

明「そっか!色々大変かもしれないけど頑張ろうね!」

 

雄「...すまん、今なんて言った?」

 

咲「Aクラスです」

 

銀・雄「「はぁぁぁぁぁぁっ!?」」

 

...まぁそうだとは思ってたよ

 

雄「確かお前こっちに来たの一年前だったよな!

 

何でそんなに出来るんだよ!」

 

侑「初々しいな~その反応」

 

銀「いや何でそんな当たり前みたいな感じなんだよ!」

 

明「咲夜は「完全で瀟洒なメイド」だからね~」

 

侑「俺も初めて見た時は驚いたよ、本当に完全なんだから」

 

明「勉強の教え方も分かりやすかったしね~」

 

銀「うん、まぁあれだ、咲夜が凄いって事だけ分かった」

 

雄「無駄話もそれ位にしてそろそろ行こうぜ」

 

咲「それもそうね、本当に遅刻をしてしまいそうだし」

 

僕達は三階に向かった

 

銀「...明久、聞いていいか」

 

明「何?銀時」

 

銀「学校ってのは勉強をする所って考え方でいいんだよな」

 

明「そうだよ」

 

銀「すまん、ちょっと一言いわせてくれ」

 

明「奇遇だね、僕もだよ」

 

明・銀「せーの...何じゃこりゃぁぁぁ★〇△♫※!!」

 

雄「驚いたのは分かったから地球の言語で話せ」

 

侑「それにしても凄いな...まるで高級ホテルだ」

 

咲「ええ、個人用の最新式PCにリクライニングシート、

冷蔵庫にドリンクバーにお菓子まで...いくらかかっているのでしょう」

 

銀「でもこんなに設備が整いすぎてたら勉強する気がなくなるよな~」

 

四人「「「「激しく同意だ(です)」」」」

 

明「見て見て雄二!お菓子があんなに!当分の間

食事には困らなさそうだよ!」

 

雄「一人は完璧に暴走してるしな」

 

お菓子があんなに沢山!ゲームをどれだけ買っても大丈夫そうだ!

 

明「ねぇ、咲y」

 

咲「断るわ」

 

明「まだ何も言ってないのに!」

 

咲「明久の事だからお菓子を貰ってきてとかそんなんでしょ?」

 

明「失礼な!そんなセコい真似はしないよ!」

 

咲「そうなの?勝手に決めつけてしまってごめんな―――」

 

明「どうせならお菓子全部貰ってきてよ!」

 

咲「最後に残す言葉はある?」

 

明「あれ?おかしいな?さっきまで謝られてたのに

一転して命が危ない!」

 

咲「冗談よ、いくらなんでもそこまではしないわ」

 

明「そこまで!?今そこまでって言ったよね!?」

 

咲「気のせいじゃない?」

 

そんな事を話していると

 

?「二年Aクラスの担任の高橋洋子です、一年間よろしくお願いします」

 

高橋洋子先生、学年主任で頭が良いらしい。

容姿もスタイルも抜群で非の打ち所がない...と言いたい所だけど

よく言えば、お茶目、天然、悪く言えば...残念な所がある先生だ

 

高「では、クラス代表を紹介します、霧島翔子さん、前に来て下さい」

 

霧「...はい」

 

銀「おおー、綺麗な子が出てきたな」

 

彼女の名は霧島翔子さん、日本人形のような綺麗な黒髪を持ち、

物静かな雰囲気と整った容姿を持つ、本当に人形のような綺麗な人だ。

その上、クラス代表―――つまりこのAクラスで最高点、二年生で一番の

頭脳を持つ、完璧超人―――と言いたい所だけど、やっぱり完璧な人というのは

なかなかいないもので、噂によるとかわいい女の子が好きらしい。

likeではなくloveの方で

 

侑「それにしても咲夜が負けるとはな」

 

咲「私もまだまだ完全には程遠いようね」

 

銀「つーか、自己紹介が始まったって事はやばいんじゃね?」

 

咲「そういえば、すっかり遅刻だわ」

 

侑「遅刻の原因は俺らっつー事にしとけば何とかなるだろ、実際そうだし」

 

咲「ふふ、分かりました」

 

そう言って咲夜は階段を上がっていった

 

侑「さてと、そろそろ行くか」

 

明「そうだね、時間も時間だし」

 

雄「お前達、やるべき事は分かってるな?」

 

銀「忘れるわけないだろ?せーの」

 

4人「今日、俺達を見捨てたムッツリーニ(康太)(裏切り者)を処刑する!」

 




はい、第一話終了です。
次回、特に決めてない!
何か座談会とかコラボとかしたい!
後腰が痛い!むしろ体中で痛い所がない!
設定集はまだです!では、次回お楽しみに~


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第二話 バカと出会いとFクラス

どうも皆さんおはこんばんちわ!フラスカです!
初めての方は初めまして、フラスカです。
前回の後書きで書こうと思ってましたが忘れてたのでここで書きます。
基本的に、作中で主人公達が、~のようだなどの表現をしている漫画、アニメの
登場人物は、出演しません!あしからず。
出演させる場合は、そこを修正します。
そして、皆様にアンケートを取りたいと思います!
アンケートの内容は、「出演させてほしい東方キャラ」です。
一応、他にも東方キャラを出演させるつもりなのですが、試召戦争が終わるまで
出演しそうにないので...はっきり言うと、三年生勢として出すつもりなので
なかなか出演させる機会が少ないのでというのが本音です。
自分が読む側だったら、「何だこれ!東方キャラ全然出ねーじゃねーか!」
ってなると思いますし、おすし。
今の所出演予定のキャラは、射命丸文、紅美鈴、鬼熊勇儀、パチュリー・ノーレッジ
アリス・マーガトロイド、聖白蓮、魂魄妖夢、です。
それでは、第二話どうぞ!


4人「今日、俺達を見捨てたムッツリーニ(康太)(裏切り者)を処刑する!」

 

4人「っしゃぁ!行くぞ!!」

 

ピンポンパンポ~ン

 

鉄「あ~、山路、吉井、坂田の三人は至急、職員室まで来るように」

 

明「あ、鉄人だ、一体なんだろ?」

 

銀「っつ~訳でちょっくら行ってくるわ」

 

雄「お、おう」

 

侑「いきなり出鼻を挫かれたな」

 

side侑

 

明「それにしても何だろうね?僕達何かしたっけ?」

 

銀「昨日の事じゃねーか?てか忘れるの早すぎだろ」

 

侑「いや、それなら5人とも呼び出すはずじゃないか?

明久が言う何かしたっけってのは、昨日の事以外で何かしたっけって事だろ?」

 

明「そそそそうだよ!いくら何でも昨日の事を忘れるわけないじゃないか!」

 

銀・侑(完全に忘れてたな)

 

明「何さその目は!僕の言った事信じてないでしょ!」

 

侑「じゃあ、昨日は何があった?」

 

明「えっと皆でチャンバラをやって―――」

 

銀「見事に学校の記憶が消えてるな」

 

明「その前は、確か咲夜が―――さ、ささ、さく、さくや、」

 

銀「何だ!?いきなり壊れだしたぞ!?」

 

侑「あーこれはアレだ、昨日の咲夜の説教が怖すぎてトラウマになってる

それと、今日の空中コンボで記憶が消えてる」

 

銀「何それ怖い」

 

侑「アレは破壊力高いからなー...ていっ」

 

銀「って、オイ!そんなテレビを直すみたいなやり方でいいのか!?」

 

侑「大丈夫だ、ほら」

 

明「あれ?僕は何を...」

 

銀「もう、いいんだ...もう、いいんだよ...」

 

明「いきなりどうしたの!?」

 

侑「着いたぞ」

 

銀「失礼しまーす」

 

鉄「おお、来たか」

 

明「それで、一体話って何なんですか?」

 

鉄「観察処分者の事だ」

 

銀「観察処分者って何すか?」

 

鉄「実際に見た方が早いだろう、吉井、召喚許可を出す」

 

明「試獣召喚(サモン)っ!」

 

侑「見た目は変わってないようですけど...」

 

鉄「吉井、そこの椅子を持ち上げて見ろ」

 

明「はいはい、分かりました―――よっと!」

 

侑「これは一体?」

 

鉄「召喚獣は物には触れない、しかし観察処分者なら物体に触れる事が出来る」

 

明「召喚獣は人間より力があるから、雑用とかに便利らしいよ」

 

銀「でも何で俺達が?」

 

鉄「...お前達はどんな理由があったにせよ、学校の備品を壊した。

学園長が弁償の代わりに、一年間の無償奉仕を二人にとおっしゃたんだ」

 

侑「まぁ、弁償しなくていいだけマシと思いますよ

それで、観察処分者にはかなりのペナルティがあるって聞いたんですが」

 

鉄「ああ、それは―――」

 

明「今こそ普段の恨みを晴らす時!うぉりゃぁぁぁぁぁーーー!!」

 

ゴスッ

 

明「痛い!頭蓋骨が割れるように痛い!」

 

銀「なるほど、召喚獣の受けたダメージが自分に反映されるのか」

 

鉄「とはいっても、受けたダメージの何割かだがな」

 

侑「何割かでも明久の様子を見る限り、かなりキツそうだな」

 

鉄「吉井~?今の行動はどういう事だ~?」

 

明「この二人に分かりやすく説明しようと思いまして」

 

鉄「その割にはかなり思いがこもっていたようだが?」

 

明「嫌だなぁ、気のせいじゃないですか?」

 

鉄「まぁいい、この件については放課後にたっぷりと聞かせてもらう」

 

三人「「「失礼しました~」」」

 

侑「明久、大丈夫か?」

 

明「うう...まだヒリヒリする...」

 

銀「にしても、あの鉄人?かなり強いんだな」

 

侑「完璧に奇襲だったのに、即座に反応して反撃か...」

 

ピンポンp(ry)

 

鉄「山路、伝え忘れた事があるので、職員室に戻るように」

 

銀「何だ?また呼び出しか?」

 

明「伝える事があるなら一回で伝えてほしいよね」

 

侑「まぁ、すぐに戻ってくると思うから先に行っておいていいぞ」

 

少年移動中...

 

鉄「度々すまんな」

 

侑「別に構いませんが」

 

鉄「腕輪の事については知っているか?」

 

侑「ええ、高得点者や、特定の働きや勲章などを取った物に

与えられる特殊効果ですよね」

 

鉄「ああ、そうだ。確か去年全国模試で上位を取っただろう、

だから、学園長がお前にと」

 

侑「ああ、あんなもんただのマグレですよ」

 

鉄「マグレだろうが何だろうが、結果は結果だ、受け取っておけ

その腕輪の能力は「ピエロ」というらしい」

 

侑「ピエロ?」

 

鉄「どんな物かは俺にも分からん、実際に確かめて見るしかないだろう」

 

侑「分かりました、もう伝え忘れた事はないですよね?」

 

鉄「ああ、もう大丈夫だ」

 

侑「では、今度こそ失礼します」

 

ガラガラ、ピシャン

 

侑「ピエロ...ねぇ、ん?あれは...」

 

俺の目の前には今にも倒れそうなほど、プリントを抱えた女の子がいた

 

侑(おいおい、ありゃ大丈夫か?)

 

そして予想通りというべきか、やっぱりコケた。

 

?「きゃっ―――」

 

侑「危ない!」

 

ガシッ

 

?「―――ッ!...あれ?倒れてない...」

 

侑「っとっとっとっと...大丈夫か?」

 

?「ええ、何とか」

 

侑「ふぅ、間一髪、って所だな」

 

?「ありがとう、さて、プリントを持っていかなくちゃ」

 

そういって、その女の子はまた倒れそうになりながらも、歩いていった。

 

侑「...」

 

スタスタスタ

 

スッ

 

?「何を―――?」

 

侑「半分持つ」

 

?「べ...つに...これぐらい...」

 

侑「また目の前で倒れられても困るしな」

 

?「うっ...」

 

侑「それに、女の子なんだから頼れる時は頼ったほうが良い」

 

?「そうね、お言葉に甘えさせてもらうとするわ」

 

少年少女移動中...

 

三階廊下

 

侑「それにしても凄いプリントの量だな...」

 

?「学年の中じゃ最高クラスだしね、これぐらいはしなきゃ」

 

侑「最高クラス?って事は君は―――...すまない、名前を教えてもらって良いか?」

 

優「そういえばまだ名前を言ってなかったわね、アタシの名前は木下優子、Aクラスよ」

 

侑「ええと、木下さん、でいいか?」

 

優「弟がいてややこしいから優子でいいわよ」

 

侑「そうか、名前を聞いたからにはこっちも名乗らなきゃな、

俺の名前は山路侑、クラスは―――」

 

ブルン!ブルルルン!

 

モヒカン1「ヒャッハー!」

 

モヒカン2「汚物は消毒だぁーー!!」

何で学校の中でバイクが!?それよりもこのままじゃ優子が危ない!

 

侑「すまない!」

 

優「えっ何―――」

 

グイッ

 

侑「―――ふぅ、危なかった」

 

銀「しまったしまったまさか階数を間違えるとは...」

 

明「あ、侑!何か大きい音がしたけど大丈夫―――」

 

銀「おやおやぁ?明久君これはこれは...」

 

明「僕達お邪魔だったかな?銀時君」

 

侑「は?お前ら何を言って―――」

 

バイク来る

手を引っ張る

抱き寄せる感じになる

っていうか実際抱きしめてる感じになってる

お邪魔だったかな?

ナルホドナー

 

侑「わ、悪い優子!」

 

優「だ、大丈夫よ///」

 

銀「おやおや、赤くなってますね」

 

明「これは雄二に知らせないと!」

 

ダッ

 

侑「あっ、待て!すまん優子ちょっと待っててくれ!」

 

優「う、うん///」

 

侑「待てお前ら!」

 

ドドドドド

 

優「初めて男の人に抱きしめられた...///」

 

侑「食らえ、オ〇ダ・カ〇チカのドロップキック!」

 

二人「ぐはぁっ!」

 

侑「いいか、俺と優子はそう言うんじゃない、分かったか?ホイホイチャーハン?」

 

銀「分かった、ホイホイチャーハン」

 

明「下の名前で呼ぶほど仲が良いんだn」

 

侑「分 か っ た か ?」

 

明「分かったよ!ホイホイチャーハン!」

 

侑「よし、なら良い、俺はまだやることが残っているから余計な事を

言わないようにここで待ってろ」

 

侑「すまない、ちょっと色々あって」

 

優「いえ、色々大変なのね」

 

コンコン

 

侑「失礼します、プリントを届けに来ました」

 

高「あら、ありがとうございます」

 

優「すいません、色々あって少し遅くなりました」

 

?「優子!?良かった~何かあったんじゃないかと思って心配したよ!」

 

霧「...良かった、何も無くて」

 

?「あまり僕達を心配させないでくれ、木下さん」

 

侑「じゃあ俺はこの辺で」

 

高「もう帰るのですか?せめてお茶でも」

 

侑「元々そう言うつもりじゃなかったんで、別にいいです」

 

?「優子、そういえばこの人は誰?」

 

優「この人は山路君、プリントを運ぶのを手伝ってくれたの」

 

?「へ~あの優子がね~」

 

優「べ、別にそんなんじゃないわよ、友達よ!と も だ ち!」

 

愛「ふ~ん、まぁいいや、優子を助けてくれてありがとう!

ボクの名前は工藤愛子、得意科目は保健体育、

よかったら教えてあげようか?もちろん実技で、ね?」

 

優「ちょ、ちょっと愛子!?」

 

愛「ん~どうしたの~?と も だ ちなんでしょ~?」

 

優「うぅ...」

 

侑「よろしく、下の名前で呼んでいいか?」

 

愛「うん、よろしくね!山路君!」

 

侑「よろしく、愛子」

 

霧「...優子を助けてくれた事...ありがとう...」

 

侑「霧島さん、だったよね?よろしく!」

 

翔「...翔子でいい」

 

侑「えっ?」

 

翔「...優子と愛子を名前で呼んでる。だから私も名前で呼んでほしい」

 

侑「分かった、よろしく、翔子」

 

久「木下さんを助けてくれてありがとう、僕は久保利光、よろしく」

 

侑「よろしく、久保君」

 

久「僕の事は下の名前で呼ばないのかい?」

 

侑「ああ、すまない、利光君って呼ぶより久保君の方が

呼びやすかったからつい」

 

久「いや、別に構わないよ」

 

侑「じゃあ、そろそろ教室に戻るよ」

 

愛「またね~山路君」

 

ガラガラピシャン

 

優「そういえば何クラスか聞くの忘れた...」

 

side明久

 

明「あ、侑おかえり~もう用事は終わったの?」

 

侑「ああ、誰かさん達が馬鹿騒ぎしなかったら

もう少し早く終わったんだがな」

 

明「アハハハハハ...」

 

侑「まぁ、完全に遅刻だが行こうか」

 

少年移動中...

 

銀「...明久、もっかい聞いていいか」

 

明「何?銀時」

 

銀「確認の為に聞くが学校ってのは勉強をする所って

考え方でいいんだよな」

 

明「そうだよ」

 

銀「すまん、もっかい一言言わせてくれ」

 

明「奇遇だね、僕もだよ」

 

銀・明「「せーの...何じゃこりゃぁぁぁ★〇△♪※!!」」

 

侑「驚いたのは分かったから地球の言語で話せ」

 

あれ?これが既視感(デジャヴ)って奴かな?

前にも同じような事を言った気が...

 

侑「安心しろ、二回目だ。一言一句全て同じだ」

 

貴様、見ているなッ!?

 

銀「それにしても凄いな...まるで町外れの廃館みたいだ」

 

明「ブルーベリー色した化け物が追ってきそうだね!」

 

侑「そんなものいてたまるか!」

 

明「個人用の卓袱台に、座布団、そして古い畳...

いくらかかってるんだろう」

 

銀「で、でもこんなに設備が整ってたら勉強する気がなくなるよな~」

 

明「...」

 

侑「...」

 

銀「悪い、流石に無理があった」

 

...まぁそうだよね。いくら無理だと分かっていても

Aクラスの教室を見た時と同じ様に喋ってみたけど

 

侑「これはひどいな、Aクラスの教室を見た後だから更に悪く見える」

 

銀「...ひとまず入ろうぜ」

 

明「うん、そうだね」

 

侑「その前に、だ、どうやって入る?」

 

明「え?普通に扉から入れば...」

 

銀「そういう意味じゃなくて、どんな感じで入るか、という事だろ?」

 

侑「ああ、俺達は昨日問題を起こしている、その上遅刻だ

考えなくても俺達の印象は最低だろう」

 

明「それを払拭するためにどうやって入るかって事?」

 

銀「ひとまず明久はアレでいいんじゃね?ほら、よくある

すいません、遅れちゃいました♪、ってので」

 

侑「ああ、よくラノベとかでヒロインがやる奴だな。よし、明久はそれで行こう」

 

明「ちょっと待って!僕やるって言ってないんだけど!

大体僕は女じゃなくて男だよ!?」

 

侑「大丈夫だ、問題ない」

 

明「大ありだよ!」

 

銀「ま、その話は置いといて、俺らはどうする?」

 

明「一番大事な本人の意思が無視された!?」

 

侑「ヒャッハー!汚物は消毒だー!とかでいいんじゃね?」

 

銀「もうそれでいいか」

 

明「ちょっと、話はまだ」

 

クソッ、こうなったら覚悟を決めてやるしかない!

 

明「すいません、ちょっと遅れました♪」

 

?「早く座れ、このウジ虫野郎」

 

侑「ああっ!?テメェ今なんつった!」

 

銀「落ち着け侑!今度は退学になるかもしれねーぞ!」

 

台無しだっ!

 

?「聞こえないのか?ああ?」

 

侑「もう一遍そんな事言ってみろ...ぶっ<ピー>すぞ!」

 

銀「おぃぃぃぃ!挑発するような事言ってんじゃねーよ!

誰かこいつを押さえ付けるの手伝え!」

 

あれ?でも何か知ってる顔だな、赤髪でツンツンしてて

喧嘩慣れした筋肉で、まるで―――

 

明「雄二にそっくりだ」

 

雄「本人だからな」

 

侑「は?」

 

銀「へ?」

 

明「...雄二、何やってんの?」

 

雄「先生が遅れているらしいから代わりに教壇に立ってみた」

 

侑「何だ雄二か、てっきりまたアイツかと思って<3倍アイスクリィィィーム!>

する所だったぞ」

 

雄「大丈夫だ、俺と明久はいつもこんな感じだ」

 

侑「そうか、ならゆっくり慣れていくことにするか」

 

銀「でも何で雄二が先生の代わりなんだ?」

 

雄「一応このクラスの最高得点者だからな」

 

侑「雄二が?」

 

雄「ああ、そうだ」

 

明「そうか、雄二を説得すれば、このクラスを動かせるって事か」

 

銀「明久、恐らくだが心の声が漏れ出てるぞ」

 

明「嘘っ!?本当に!?」

 

雄「俺はそう簡単に説得できんぞ?」

 

何てことを話していると

 

?「えーと、ちょっと通してもらえますかね?」

 

明「うわっ!びっくりした!」

 

そこには、半分棺桶に足を突っ込みかけている

ミスター・オ〇レのような冴えないオジサンがいた

 

?「それと席についてもらえますか?かなり遅れましたがH・R(ホームルーム)

を始めますので」

 

明「わかりました」

 

雄「うぃーっす」

 

どこからどう頑張って見ても、10代には到底見えない

どうやらこの人がFクラスの担任の先生みたいだ

僕達は適当に返事をして、そこら辺の席、というより床に座った。

 

side侑

 

福「えー、おはようございます。このクラスの担任の福原慎です。

よろしくお願いします」

 

福原先生は黒板に自分の名前を書こうとして、やめた。

...まさかとは思うがチョークもないのか?

 

福「皆さん全員に卓袱台と座布団は支給されていますか?不備があれば申し出て下さい」

 

むしろ不備以外無いと思うんだが

 

「せんせー、俺の座布団に綿がほとんど入ってないですー」

 

と、誰かが先生に設備の不備を申し出る

 

福「あー、はい。我慢してください」

 

我慢って!今は戦時中じゃないんだぞ!

 

「先生、俺の卓袱台の足が折れてます」

 

福「木工ボンドが支給されていますので、後で自分で直して下さい」

 

小学校の図画工作じゃないんだから!

 

「センセ、窓が割れて風が寒いんですけど」

 

福「分かりました、後でセロハンテープとビニール袋の申請を

しておきましょう」

 

...業者を呼ぶっていう選択肢はないんですか

 

福「必要な物は極力自分で調達して下さい」

 

なんだろう、凄く昨日をやり直したくなってくる

 

福「では、自己紹介でも始めましょうか、廊下側の人からお願いします」

 

ん?あれは―――

 

侑「優子!?何でFクラスに!?」

 

秀「おお、姉上の知り合いじゃったか。ワシの名前は木下秀吉

木下優子の弟じゃ」

 

侑「すまん、そうだったのか。それにしても...」

 

ちょっと化粧でもすれば、どっちがどっちか分からなくなりそうだ。

 

秀「...今何か凄く男としての尊厳を傷つけられた気がするのじゃ」

 

侑「たぶん気のせいじゃないか?そんな事より、自己紹介」

 

秀「おお、そうじゃった。木下秀吉じゃ、演劇部に所属しておる」

 

それにしても本当にそっくりだな...

まさかクローンとかじゃないだろうな!?

 

秀「―――という訳じゃ、今年一年よろしく頼むぞい」

 

パチパチパチ

 

侑「一応確認を取るが...男でいいんだよな?」

 

秀「...!!ワシを男と見抜いてくれて嬉しいのじゃ!」

 

そう言って秀吉が手を握ってくる。満面の笑みを浮かべながら、

ほんのり嬉し涙らしきものを目に浮かべながら手を握られては、

いくら男と頭では分かっていてもドキッとしてしまう。

...アレ?男ってナンダッケ?何が男ナンダッケ、アレ、ナンダカ

アタマガ...

そんな考えすぎて、男が何なのかのブラックホールから俺を救い出したのは

目からビームでも出てもおかしくなさそうなぐらい俺を睨んでいた

Fクラスの男子共の視線だった。

 

侑「...ハッ!秀吉、そろそろ手を放してくれないか?」

 

秀「おお、すまぬ。あまりに嬉しかったもので、つい」

 

侑「後、下の名前で呼んでいいか?優子にも言われたが

木下ではややこしいし」

 

秀「ほぉ...あの姉上がのぅ。うむ、ワシも下の名前で呼んでくれ」

 

やけにニヤニヤしてるがどうしたんだろうか

 

福「それでは次に坂田君、お願いします」

 

次は銀時か、一体どんな自己紹介をするのだろう

確か、「今風の若者な感じで頑張るぜ!」とか言ってたが...

 

銀「どうも皆さんこんにちは、坂田銀時で~す

好きな物は甘い物とジャンプです。よろしくお願いしま~す」

 

スマン銀時、はっきり言うと気持ち悪い。

そしてその自己紹介の仕方は男子ではなく女子の自己紹介の仕方だと思う。

俺と同じ事を思ったのか、クラスの誰かが

「キモッ」と呟いた。

 

銀「うるせんだよ!大体いい歳したオッサンがこんな自己紹介

する事自体ハードル高ぇんだよ!もう精神的にはバーコードだぞ!

おめーらみてーなクソガキ、<ピー>して<ピー>した後に

糖人形にしてやろうか!」

 

侑「落ち着け銀時!閣下が、閣下が混じってるから!」

 

...何だろう2人自己紹介が終わっただけなのに

この凄まじい疲労感は

そして、何事もなく俺と康太の自己紹介が終わった。

 

side明久

 

それにしても今までの自己紹介は男ばっかりだったな。

やっぱりFクラスは女子がいないのかな?

 

?「―――です。海外育ちで、日本語は会話はできるけど読み書きが苦手です」

 

と、考え事をしている内に次の人が自己紹介をする。帰国子女って奴かな?

 

?「あ、でも英語も苦手です。育ちはドイツだったので。趣味は―――」

 

おお、珍しく女子の声だ。良かった、男だけのむさ苦しい一年が

始まるかと思ったよ、一体どんな人なんだろう?

 

?「趣味は吉井明久を殴ることです☆」

 

誰だッ!?僕のバラ色の1年間を血の色に染めようとしているのは!

 

?「はろはろー」

 

明「...あう、島田さん」

 

島「今年もよろしくね、吉井」

 

銀「おい雄二、あのつるぺったんな子と明久はどういう関係なんだ?」

 

雄「去年のクラスメイトだな、たまに島田が明久にバイオレンスな事をしたりする」

 

銀「おいおい、マジか?よくそんなの侑が許してるな」

 

雄「まぁ、普通はそうなんだけどな。ちょっと見てみろって

すげー面白いぞ」

 

侑「それにやりすぎな場合は止める。今の所は1回もないけどな」

 

銀「ふーん、そんなもんかねぇ」

 

雄「お、次は明久の番だぞ」

 

さて、自己紹介だ。1回目はちょっと失敗しちゃったけど今度こそ成功させるぞ!

少し考えて、アメリカンジョークを交えた自己紹介で決定、

面白い奴という感じで行こう。

 

明「えーっと、吉井明久です。気軽に「ダーリン」って呼んでくれHAHAHAHA」

 

ダァァ――リィーーン!」

 

野太い声の大合唱。あれ、何だかガラスの様子が...

 

侑「やべぇ!共振効果でガラスが割れる!雄二、そっち押さえろ!」

 

雄「分かった!ムッツリーニ、お前はありったけ資材を持ってきてくれ!」

 

康「...了解、銀時は?」

 

雄「銀時、お前も手伝ってくれ!」

 

銀「共振効果ってなんだ!?」

 

侑「あれだ、パフェの入れ物をスプーンでつついたら、上のプリンも

揺れるだろう?あれと同じだ」

 

銀「ああ~あるある、ちょっとつついたら上のプリンが落ちて、

着物に染みがついて、ハッピータイムがアンハッピータイムに

なることあるよな~」

 

雄「後はあれだな、凄くマズい料理を一人が食べて、そのマズさに

震えている奴を見て、他の奴らが震えるのも同じだ」

 

銀「ああ~あったあった、確かあいつが卵焼き(ダークマター)

作った時もそんなんだったな~」

 

...何だか凄い事になってきた

 

明「―――失礼、忘れて下さい。とにかくよろしくお願いします」

 

何とか共振現象?は止めたけど、凄く気分が悪い。

 

銀「ふぃ~何とかなったな、あ、待ってちょっとこれヤバイわ

6股ドッキリでババァが隣で寝てた時ぐらいの気持ち悪さだわこれ」

 

雄「お前、本当に前の世界では何やってたんだよ...あ、俺もヤバいわ」

 

侑「これは...物体Xを食べた時の感覚に似てる...グフッ」

 

康「...もう...限界」

 

吐き気が伝染している!?何て破壊力だ、Fクラスの男子共は化け物か!?

何とか吐き気をこらえて、自己紹介が終わりかけた頃、

 

?「あの、遅れて、すいま、せん...」

 

不意にがらりとドアが開き、息を切らせて胸に手を当てている少女が現れた。

 




ハイ、第二話終了です。
投稿がかなり遅れてしまい申し訳ありませんでした!
アールグレイとか添い寝DISCとかアールグレイラジオとか聞いていたら
すっかり遅くなってしまいました!
さて次回、試召戦争の準備です!多分!
設定集は一章終わったら書くと思います!
では、次回お楽しみに~


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第三話 バカと言い訳と恋模様

一十百千一万十万百万あったら何したい?

侑「うどんが食b」

競り落とす...絶対に競り落とす...

侑「...おい、そこはうどんが食べたいです、だろ?」

どんな手を使ってでも競り落とす...絶対にだ!

侑「正気に戻れ!」

ゴスッ

痛い!何するんですか!?

侑「訳の分からないことを言っているお前が悪いんだろう」

そんな事言ったって!とあるゲームの新作が出るから
どうせ買うなら限定版を買おうと思ったら、予約受付が終わってたんですよ!?

侑「それはお前が悪いんだろう」
そりゃそうかもしれないけど!ようつべで、プレステチャンネルが動画出した頃には
終わってたんですよ!?でもツイッターでは、とっくの昔に予約がされてたんですよ!
誰も彼もがツイッターやってると思ってんじゃねーぞ!と
まぁ、どうせ買えないならヤ〇オクででも落とそうかと

侑「ハァ...こういう形式を初めて取るんだから他に言う事はないのか?」

ありますよ!それも3つ!

まず一つ目!今回からこういう形式を取ります!

侑「それは今俺が言ったよな?」

ま、まぁまぁそんなに怒らずに
で、では二つ目!アンケートの期間は一章終了までです!

侑「それで三つ目は何かな?」

目が笑ってないですよ!
三つ目は、閲覧数(多分UA)が1000を超えました!

侑「大丈夫か?ちゃんと眼科行ったか?」

なんで疑うんですか!?行きましたよ!

侑「結局行ったのかよ!しかしこれは嬉しいな」

えぇ!嬉しいです!これなら競り落とせそうです!

侑「完璧なフラグだな、まぁ、こんな主だがよろしく頼む」

それでは、第三話どうぞ!


side明久

 

福「丁度よかったです。皆さん自己紹介が終わった所なので姫路さんもお願いします」

 

姫「は、はい!姫路瑞希といいます!よろしくお願いします...」

 

肌は雪見大福のように白く、腰辺りまである柔らかそうな髪は、

まるで桜餅みたいだ。

 

銀「おーい、明久ー、よだれ垂れてるぞー」

 

ハッ!いけないいけない

 

「すいません、質問してもいいですかー?」

 

姫「は、はいっ。何ですか?」

 

「何でここにいるんですか?」

 

聞きようによっては失礼な質問が浴びせられる

 

銀「おい、雄二」

 

雄「何だ?」

 

銀「あの質問どういう意味だ?言い方悪りーが、

ここは頭悪い奴らが来る所なんだろ?あの子はそうも見えねーが」

 

雄「あーそうか、お前にはまだ細かい説明はしてなかったな

このクラスに来る理由は2つ、1つはお前が言ったように頭が悪いから

もう1つは、どこかの誰かさん達みたいに問題を起こしたから」

 

侑「その誰かさんにはお前も含まれてるけどな」

 

康「...人の事言えない」

 

雄「今はそういう事言わなくていいんだよ、

...今さっきお前頭悪そうに見えないって言ったな?」

 

銀「え?ああ、言ったな」

 

雄「その読みは当たってる...というより頭悪くないってレベルじゃない

姫路は入学して最初のテストで学年2位を取ったんだ。

その後も必ず、上位1桁内に名前を残してた」

 

銀「オイオイマジかよ、Aクラス並みの実力じゃねぇか」

 

雄「そうだ、それに見てみろ、姫路が問題起こしそうな奴に見えるか?」

 

銀「全く見えねぇな」

 

雄「だろ?まぁ要するに学力が遥かに上な貴方が

なぜこのクラスにいるんですか?ってことだな」

 

銀「地方のゲーム大会行ったら、全国大会上位の奴が居たみたいな?」

 

雄「まぁ、そんな感じだ」

 

姫「そ、その、振り分け試験の最中に熱を出してしまいまして...」

 

明「ソ、ソンナコトガアッタノカー」

 

銀「オレタチマッタクシラナカッタナー」

 

侑「明久、銀時、今更無駄だと思うぞ?」

 

明「ナニヲイッテルノカワカラナイナー」

 

銀「ソウソウ、オレタチナニモシラナイモンナー」

 

侑「残念だが、掲示板でもうばれてるぞ?」

 

明「よし、もうこんな見苦しい真似はやめよう」

 

銀「男なら、やっちまった事には責任を持とうじゃねーか」

 

侑「諦め早いな!?」

 

...まぁ、そんな事を言っていると自分の頭の悪さを信じたくないのか、

Fクラス内でもちらほらと言い訳の声が上がる。

 

「そういえば俺も熱(の問題)が出たせいでFクラスに...」

 

「化学の問題だろ?あれは難しかったな」

 

「俺は弟が事故にあったと聞いてそれ所じゃなくてな」

 

「黙れ一人っ子」

 

「彼女が前の晩寝かせてくれなくてな」

 

「おい皆!喜べ!異端審問会が動くぞ!」

 

「あ、いや、ちょ、今のはちがギャァァァァァァ!!」

 

侑「...まともな奴がほとんどいないな」

 

姫「で、ではっ、1年間よろしくお願いします」

 

そう言って姫路さんは僕と雄二の間の空いている席へ向かってくる。

 

現在の皆の机の場所

 

雄 姫 明 島

ム 銀 侑 秀

 

~この席順は度々変わるのでご注意下さい~

こち亀の部長の誕生日のような物と思って頂ければ幸いです

 

side銀時

 

姫「き、緊張しましたぁ~...」

 

姫路はそう言って、雄二と明久の間に座った

座ったと同時に明久が姫路に声を掛け―――

 

明「あのさ、姫路さ」

 

雄「姫路」

 

ようとしたが、雄二に遮られた

何というか見ていて可哀想だ。

 

姫「は、はいっ。何ですか?えーっと...」

 

銀「今の絶対わざとだよな」

 

侑「恐らくな」

 

銀「まぁ、見りゃ分かるよな」

 

侑「ああ、だって―――」

 

銀・侑「アイツ(明久)、姫路と話す時顔真っ赤だもんな」

 

銀「まぁ、あんまり褒められたモンじゃねーが、

恋してる奴をいじるのは面白いよな」

 

侑「まぁな、特に明久は感情が顔に出やすいタイプだからな」

 

銀「あれ、そういえばいじられるのは嫌がるけど、いじるのは―――」

 

侑「今日は残念な日だ...仲良くなった友を失うとは...」

 

銀「何でもなかったな!そう言えばあの子とは何でもなかったな!」

 

侑「分かってくれて嬉しいよ」

 

...でも、あんなに取り乱すって所を見ると、特別な感情が

全くないってワケじゃあなさそうだが...

そういう事に鈍感なのか?いや、それだけじゃ無いような気がするんだが...

 

侑「銀時?」

 

銀「ああ、何でもない」

 

こいつが自分から話すまで、気長に待ってみるかね...

 

雄「坂本だ、坂本雄二。よろしく頼む」

 

姫「よろしくお願いします、坂本君」

 

侑「山路侑だ、よろしく」

 

姫「よろしくお願いします、山路君」

 

侑「ああ、姫―――すまん、やっぱり下の名前で呼んでいいか?

上の名前で呼ぶのはあまり好きじゃなくてな」

 

姫「あ、はい!よろしくお願いします、山路君」

 

侑「侑でいいよ、おあいこって訳じゃないが」

 

銀「なぁ、明久」

 

明「何?銀時」

 

銀「ひとまず、その嫉妬の炎をどうにかしろ」

 

明「ち、違ッ!別にこれはそういうんじゃ」

 

銀「侑って、天然のすけこましか?」

 

明「うん、あの通り誰とでも仲良くできる性格だから」

 

銀「ふ~ん、そうなのか...」

 

明「でも、今日みたいにあんなに女の子とかと仲良さそうにする侑は

久しぶりに見たなぁ」

 

銀「そうなのか?誰とでも仲良くできる性格なんだろ?」

 

明「う~ん、そうなんだけど中学に入って少ししたくらいかな?

何か壁があるっていうか、距離を置き始めたんだよね」

 

銀「壁、ねぇ...」

 

明「仲良くするのはするんだけど、ある一定の所には踏み込ませないというか...」

 

そう、今さっき言っていた違和感はこの辺りにある。

何故か昔の事、特に小学生から中学生の詮索を嫌う。

 

明「中学生の時は変な名前つけられてたしね~」

 

銀「どんなのだ?」

 

明「えっと確か黒夜叉とか、後は―――」

 

雄「そういえば体調は未だに悪いのか?」

 

明「あ、それは僕も気になる」

 

と、明久が口を挟む。

...まだ話の途中なんだが

 

侑「...」

 

ッ!?

何か今、もの凄く睨まれていたような...

 

姫「よ、吉井君!?」

 

明久の顔を見て驚く姫路、明久はかなりショックを受けたような顔をしている。

まぁ、好きな人に顔を見て驚かれたら誰でも凹むよな。

でもそこまで不細工か?酷く不細工な顔には見えないが...

 

雄「姫路、明久が不細工ですまん」

 

フォローどころかとどめ刺しやがった!?

 

姫「そ、そんな!目もパッチリしてるし(ry

むしろ...」

 

侑「なぁ銀時」

 

銀「大丈夫だ、言わなくても恐らく思ってることは同じだろう」

 

侑・銀「あいつら相思相愛じゃね?」

 

侑「やっぱりそう思ったか」

 

銀「まぁ、あんだけ明久の事言えばそりゃ誰でも気付くよな...」

 

侑「しかし、問題は当の本人が気づいて無い事だ」

 

銀「普通あんだけ褒められたら、気付くだろ」

 

侑「あぁ、でもそこは恐ろしい程に鈍感だからな」

 

銀「どうにかしてくっつけたいな、というよりくっつくだろうけど」

 

雄「そう言われれば、確かにそこまででもないような気がするな

確か、知り合いに明久に興味を持っていた奴がいたような気がするし」

 

お、島田に続きライバルの出現か?

 

明「え?それは誰―――」

 

姫「だ、誰ですか!?」

 

雄「確か、久保―――」

 

侑「ま、まさか?いや、まさか、な」

 

雄「―――利光だっけな」

 

明「・・・・・」

 

雄「おい明久、声を殺してさめざめと泣くな」

 

侑「やっぱりか...」

 

銀「え?どうしたんだ?まさかスゲー可愛い娘なのか?」

 

侑「いいか、落ち着いて聞け、そいつは―――」

 

銀「そいつは?」

 

侑「―――男だ」

 

銀「...は?」

 

侑「男だ」

 

銀「...あぁ、今思考が追いついた、だからあんな反応なのか」

 

雄「半分冗談だ、安心しろ」

 

銀「という事は。もう半分は本当なんだな」

 

雄「ああ、ところで姫路、体は大丈夫なのか?」

 

姫「おかげさまで、すっかり大丈夫です」

 

明「姫路さんスルーしないで!結構大事な所!

ていうかどこが本当かによって変わるんだけど!?」

 

福「はいはい、そこの人達静かにしてください」

 

騒いでいると、先生が教卓を叩いて警告を発した

 

銀「あ、すいませ―――」

 

バキィッ、バラバラバラバラ

 

銀「おいちょっと待て、教卓が崩れたぞ!これはどっちに驚くべきなんだ!?」

 

明「実は鉄人と違って、スーツの下は凄い筋肉とか!?」

 

康「...そんな情報は無い」

 

侑「となると、教卓がぼろかった方に驚くべきなのか」

 

雄「最底辺クラスといってもこれは...」

 

福「...え~、替えを持ってきますので少し待っていて下さい」

 

姫「あ、あはは...」

 

苦笑いを浮かべている姫路、心なしか体調も優れなさそうだ

それを見た明久が覚悟を決めたような顔をする

 

明「...皆、ちょっといい?」

 




セーフ?セーフ?まだ始まってない?
よっし!間に合オロロロロロロ

侑「汚ねぇ!吐くなよ!...ハァ...ハァ」

大丈夫!まだ始まってないから!

侑「というか何でそもそも走ったんだよ!別の日にやればいいだろう!」

いや...スタートと終わりを繋げてやったら楽かなと

侑「それでこのザマだけどな」

細けぇこたぁ良いんですよ!もう始まりますよ!

侑「やっべ、もうか!?」

後書きを利用し、座談会と称した雑談のコーナー!
フラスカです!やってきましたこの時間!

侑「いや、初回だろう!」

という訳で、今回は初回のゲストとして侑さんに来て頂きました!
早速初めて行きましょう!

侑「とは言ったものの、何を話せばいいんだ?」

質問とかでいいんじゃないっすか?

侑「そこはしっかり考えとこうぜ...」

まぁまぁ、良いじゃないですか!グダグダこそが真骨頂ですよ!自称ですが!

侑「自称かよ!まぁいい、それじゃあ質問させてもらうぞ」

どんな質問でもかかってらっしゃい!

侑「まず、この小説の構想はいつからだったんだ?」

覚えてません!はい次~

侑「ちょっと待て!流石にそれは無いだろう!」

いや~あんまり覚えてないんですよね~

侑「ほう...知ってるか?記憶がなくなった時は強い衝撃を受ければ
復活すると...」

いやそんな壊れたテレビを治す時みたいな事言われても!
分かりました!真面目にしますから!

侑「最初からそうすればいいんだ」

確か、半年程前ですね

侑「よく半年も我慢できたな」

どういう意味ですかそれは!その頃から東方にドハマリして、
バカテスと東方を合わせたいな~と思ってたんです。

侑「そうなのか、次は俺が生みだされた流れを聞こうか」

えっ、頑張って答えたのにそんなにアッサリ...
最初はですね、能力から考えたんです。
どっかの幻想殺しみたいに一つの能力で、色んな敵と戦うシーンが
書ける気がしない。なら、色んな武器や能力を使えば良いんじゃないかって
所から始めたんです。それでできたのが、一回も使ってないですけど
「ピエロ」なんですよ。
後は適当に見た目とか後で考えればいいよね!って感じで。
名前は、龍ヶ嬢七々々の財宝にこれまた一時期ハマりまして、上の名前は主人公の
名前にしようと考えたんですよ。
そして、下の名前はP4の主人公から頂きました。
でも、八真 悠じゃ何か語呂が悪い。
ならば、やま じゅうごから一文字ずらして
やまじ ゆうごにして、上は山路でいいじゃない!という

侑「名前の漢字はどうやって決めたんだ?」

スロットです

侑「スロット?」

ええ、変換の所でスペースキー押しっぱで

もしかしたら、山司 幽とかになってたかもしれませんよ?

まぁ、しっくりこなかったらもっかいしますが

侑「じゃあ最後の質問だ、主の名前はどっからなんだ?」

もう最後ですか?

侑「だって、そんなに主に興味ないし...」

酷い!えーっとあなたがコンティニューできないのさ!

侑「は?」

それともきゅっとしてどかーんの方が分かりやすいですか?

侑「...」

あだだだだだ!無言でグリグリはやめて下さい!

侑「真面目に答えるって言ったよな?(ニコッ」

答えてますって!偉い人には分からんのです!

侑「駄目だコイツ早く何とかしないと...」

まぁ、なんやかんやありましたが、今日はこの辺で!

侑「もうおしまいか、主、何か言うことは?」

投稿が遅れてすいません!後今回ギャグ少ないです!

侑「次回も楽しんでいってくれ」

違うでしょ!さっき決めたじゃないですか!

侑「ああ、そうだったな。せーの...」

侑・主「「次回もゆっくりしていってね!」」


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第四話 夏休みとか最初は嬉しいけどお盆前あたりから飽きてくる

おっはよ~ございま~す!収録の時間ですよ!
早く行きますよ!

侑「...ニコッ(微笑」

すいませんっしたぁ!

銀「って早いな!?」

明「0.5秒未満だったね」

侑「どうしたんだ?俺が怒ってるみたいじゃないか?」

いや、怒ってるじゃないd

侑「怒・っ・て・る・み・た・い・じゃ・な・い・か?」

いやもう本当にすいませんでした!

侑「こんなに投稿が遅れた理由を三行で説明してもらおうか」

(よし!何とか怒られないような理由を考えて...)

侑「後、十秒以内で。できなかったら罰ゲームな」

銀「アレ無理ゲーじゃね?」

明「無理ゲーだね」

いや、ちょ、ま

侑「ほらほら~、お前ならできる。頑張れ♥頑張れ♥」

そういうのは女の子が言うからいいんですよ!男にやってもらっても
嬉しくないんですよ!高雄さんとか愛宕さん連れてこいや!

銀「あっ...(察し」

明「ねぇ、銀時。主は一体何を言ってるの?」

銀「明久、お前にはまだ早い!」

フフフ、知らないなら教えてあげましょう、そr

侑「おーい二人共、主のグッズ燃やしてきてくれ」

何でもするんで勘弁して下さい

侑「もうそろそろ時間だな。3、2、1」

スマホ没収
艦これ夏イベ
いつの間にか過ぎる日々

銀「おお、何とかクリアできたみたいだな」

明「そうだね、でも...」

どうですか!クリアしましたよ!これで罰ゲームは無しですよね!

侑「確かにクリアしたな、よくやった」

どうですかどうですか?もっと褒めてもいいんですよ?

侑「が、そんな理由で納得する訳がないだろうが!」

デスヨネー

~少々お待ち下さい~

いつもニコニコ貴方の側に這い寄る混沌フラスカですっ☆

ザクッ

痛い!何でフォークで刺すんですか!

侑「原作リスペクトならこういう流れだろう?楽しいね、焼けるぞ溶けるぞ」

生き物じゃねぇぇぇぇ!!

銀「何か機嫌悪くね?」

明「しょうがないよ、収録三日後って言われて三か月待たされてるんだから」

ちょっと待って!?それ(ナイフ)は人に投げる物じゃないですって!
すいませんけどタイトルコールお願いしていいですか!?

銀「落ち着け...ソースを数えるんだ...」

明「落ち着いて、ソースじゃなくて素数だよ。じゃあいくよ?せーの...」

銀・明「第四話どうぞ!」


side侑

 

明「...皆、ちょっといい?」

 

雄「ん?何だ?」

 

明「ここじゃアレだから廊下で」

 

銀「康太は呼ばなくていいのか?」

 

明「ムッツリーニは、「いろいろと」忙しいみたいだからね」

 

―――廊下―――

 

雄「んで、話って?」

 

明「うん、実は―――」

 

銀「明久、それは賛成できないぞ?」

 

何ッ!?話を聞く前に答えがわかっているだと!?

おのれ、異世界の住人は化け物か!?

あ、大抵化け物だな

 

銀「いくら設備が悪いからって、新学期初日から早退は賛成できないぞ?」

 

明「え、一体何の―――」

 

銀「確かに、このクラスの設備は最低だ。でも初日から早退すると

昨日の件もあって、俺達は完全に不良扱いだよ?

そんなんじゃ好きなアノ子も落とせないよ?盗んだバイクで

走り出すしか選択肢なくなっちゃうよ?」

 

明「僕が言おうとしてた事は試召戦争の事だよ?」

 

雄「銀時...」

 

銀「いや銀さん分かってたよ?場を和ますためのジョークだよ、ジョーク」

 

侑「何だかんだで明久と似てるよなー...」

 

明「話が逸れたけど、試召戦争を仕掛けようと思うんだ」

 

雄「目的は?」

 

明「お菓子が食べたいです」

 

侑「後でうまい棒やる」

 

明「ホントに!?ありがとう!?」

 

雄「おーい、試召戦争は中止になったぞー」

 

明「すいません冗談です」

 

銀「まあ、大体理由は分かるけどな」

 

明「皆はどう?」

 

雄「元々、試召戦争は仕掛ける気だったからな。協力してやる」

 

銀「俺ぁ、断る理由が無いしな」

 

侑「ああ、俺も―――」

 

と、言いかけた時にふと思った

恐らくだが、この試召戦争を仕掛ける相手はAクラスだろう

もし勝った場合、優子達はどうなる?

 

侑「―――いや、俺は反対だ」

 

雄「理由は?」

 

侑「信じてない訳じゃないが、勝つ確率が低すぎる。

分かってると思うが、負けたら今より設備が悪くなるんだぞ?」

 

明「そ、それは...」

 

侑「絶対に勝てると言い切れるのか?」

 

雄「ああ、絶対に勝てる」

 

侑「根拠は?」

 

雄「後で話すが、勝てるための切り札が揃っている

だから勝てる、勝たせてみせる」

 

銀「それで、本当の理由はどうなんだ?」

 

侑「一体何の事だ?」

 

銀「全員腹ん中晒け出したんだ、賛成にしろ反対にしろ

しっかり話さねーと不公平じゃねーか?」

 

侑「雄二、お前は耳を塞いでいてくれ」

 

雄「分かった」

 

やけに素直だな...まぁいいか

 

侑「明久の考えとは逆で、俺は優子にFクラスになって欲しくない」

 

銀「さっきから気になってたんだが、戦争をするとどうなるんだ?」

 

明「戦争を挑んだクラスが勝った場合、倒した相手のクラスと

その学期間中だけは、設備を交換することが出来るんだ」

 

侑「逆に挑んだクラスが負けると、今より設備が下がる

流石にFクラスはこれ以上下がるものが無いと思うが...」

 

銀「勝てば、姫路が良い設備になるが、侑の思い人が最低の設備になっちまう

負ければ、侑の思い人の設備はそのまんまだが、こっちの設備が下がる、と...」

 

明「ちょ、ちょっと待って!?何で姫路さんなの!?」

 

銀「別に、他意はないが?(ニヤニヤ」

 

侑「それはどうでもいいとして、その思い人ってのわざとか?わざとなんだな?」

 

明「どうでもよくないよ!」

 

雄「おい、もういいか?」

 

そろそろ話を終わらせないと怪しまれるな

というよりコイツにだけは一番バレたくない!

 

侑「と・に・か・く!俺と優子はそういうのじゃない!」

 

明「ぼぼぼぼくもそそそんんなんじゃn」

 

銀「へーへー分かりましたよ、っと」

 

雄「まだもう少しかかりそうか?」

 

侑「いや、今終わった所だ」

 

雄「そうか、やっと終わったか」

 

雄二はそういうとポケットからスマホを取り出した

 

雄「いや~、あまりにも話が長かったから時間が終わるところだったぜ」

 

明「あの...雄二?それは一体?」

 

雄「スマホだな」

 

侑「そんなのは見れば分かる。それで何をしてたんだ?」

 

雄「録音」

 

侑「ファ!?」

 

明「ちょっと雄二何やってんの!?」

 

雄「いやだから録音」

 

明「分かってるよ!そういう事が言いたいんじゃないよ!」

 

雄「会話の内容が気になるだろ?耳を塞げと言われたが、録音をするなとは

言われてないからな」

 

侑「一〇さんかお前は!大体言わなくても分かるだろ!」

 

雄「生憎とFクラスなんでね」

 

侑「この...」

 

雄「さてと、会話の中身はっと」

 

侑「明久、スマホを奪え!」

 

明「分かった!」

 

言うが早いか雄二に向かって飛びかかる。よし、これならいけ―――

 

雄「あ、うまい棒」

 

明「え!どこ!」

 

―――ませんでした

 

ゴイン!

 

侑「あだだだだ...」

 

明「ごめん、大丈夫?」

 

侑「何とか...ってスマホは!?」

 

明「あ」

 

雄「ほう、なるほどそういう訳か」

 

~五秒後~

 

雄「状況を整理するとどっちが勝ってもどちらかが不幸になるという事か」

 

銀「まぁ、そんな感じだ」

 

雄「で、肝心の二人はどうしたんだ?」

 

銀「あそこで魂が抜けたような状況になってる」

 

侑「あー」

 

明「あー」

 

俺の高校生活終わったな...

 

雄「要するにどちらも不幸にならなきゃいいわけだ」

 

銀「そうなんだが...あるのか?」

 

雄「まぁな、おい起きろ恋する高校生男子二人組」

 

侑「あ?」

 

雄「お前は、好きな人がFクラスになって欲しくない」

 

侑「あーそーですよ、そーですとも」

 

雄「で、明久は姫路がAクラスの設備になって欲しい」

 

明「何?雄二、早速からかいに来たの?」

 

雄「まぁ、話を聞け。ならば簡単だ、両方とも叶えればいい」

 

明「そんな方法があるの?」

 

雄「Aクラスに勝った暁に、もう一度振り分け試験をするように

学園長に約束させればいい」

 

侑「だが、そう簡単に約束させられるのか?」

 

雄「考えても見ろ、試召戦争の目的は学習意欲の向上だぞ?

試召戦争で勝ち、振り分け試験でいい点を取ればスポンサーに

宣伝が出来る。それに、負けたAクラスからの批難を浴びるよりは

遥かにマシだろうな」

 

明「流石にFクラス全員は無理じゃない?」

 

雄「その時は、姫路や他に学習意欲のある奴だけ受けるように言えば良い

お前は姫路さえ、Aクラスに良ければ良いんだろう?」

 

たまにだが、コイツは天才なんじゃないかと錯覚する時がある。

もちろんいい意味でだ

 

雄「侑も木下がFクラスに落ちなければ良いんだろう?」

 

侑「ああ、それ以外はどうでもいい」

 

銀「さて、問題解決したことだし戻るか」




フラスカです!やってきましたこの時間!
今日は明久さんと銀時さんに来て頂きました!

銀「坂田銀時だ」

明「吉井明久です」

...どうしたんですかそんな真面目になっちゃって
もっと肩の力抜いて下さい

銀「普通でいいの?じゃあ苺牛乳持ってきて」

明「じゃあ僕は水と塩を」

もうちょっとしっかりしたもの頼みましょうよ...
さて、質問の時間です。何かありますか?

銀「俺の出演を決めた理由は?」

単純に好きだからに決まってるじゃないですか!言わせないで下さい恥ずかしい

銀「...え?」

明「いやLoveじゃなくてlikeの方だよきっと!」

というより愛していますね

銀「ごめんちょっとトイレ」

明「人間として愛してるっていう意味かもしれないし!」

というより家族になりたいですね

銀「こんなホモの所にいられるか!俺は帰らさせてもらう!」

明「どうしよう収拾がつかない!」

?「お前は何をやっとるんだ!」

痛い!誰ですか!?

侑「心配になって見に来ればこの有様じゃねーか!何が
「一人でも大丈夫ですって~」だ!」

ドロップキックは無いですよ~、宮〇さんじゃあるまいし

侑「しっかり説明しろ」

はいはい
僕が言いたかったのは
(人として)単純に好きだから
(人として)愛していますね
(兄的な意味で)家族になりたいですね
という事です

銀「大事な所を抜かしてどうすんだよ...」

明「じゃあ今度は僕の番だね、どうしてこの作品で書こうと思ったの?」

明久さんがすk

侑「悪い、天丼は嫌いなんだ」

冗談に決まってるじゃないですかー

とは言っても、初めて読んだから?ですかねぇ?

明「いやそんな聞かれても」

侑「もうそろそろ時間だぞ」

明「何か短くない?」

聞く事がないからね、しょうがないね

銀「じゃあ最後に俺はどんな能力があるんだ?」

銀さんの名前にふさわしい能力を考えています!
あ、後明日から本気出します!今回もギャグ少ないです!
次回はシリアスじゃないのでもっと増やします!

侑「本当に本気出すんだろうな?」

ハーイフラスカサンウソツカナーイ

侑「どうにも胡散臭いがまぁいいか」

いっきますよ~、せーの!

主・侑・明・銀「次回もゆっくりしていってね!(いってくれ)」


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第五話 バカとバカ(Fクラス)とジョーカー

サッと思い付いてサッと書くので前書きと後書きは後々書く!


side侑

 

福「坂本君、君が最後でしたね?」

 

雄「了解」

 

そういうと雄二は先程とは別人のような雰囲気を纏いながら前へと歩いていった

 

それにしてもかなり長い時間話していたような気がするんだが気のせいだろうか?

 

?「そうだよー気のせいだよー」

 

やっぱりか...って誰だ今の!?

 

雄「Fクラス代表の坂本雄二だ、俺の事は好きに呼んでくれて構わない。さて皆に1つ聞きたい。Aクラスは冷暖房完備の上リクライニングシートらしいが...

 

不満は無いか?」

 

「「「大アリじゃぁっ!!!」」」

 

雄「だろう?俺だってこの現状に大いに不満だ」

 

「いくら学費が安いからってこの設備はあんまりだ!」

 

「Aクラスも同じ学費だろう??改善を要求する!」

 

この団結力である、頼もしいといえば頼もしいのだが...

自分が変わろうとは思わないのだろうか?

雄二の言っていた事が上手くいくか不安になってきた

 

雄「そこで代表としての提案だが...

 

FクラスはAクラスに対して『試召戦争』を仕掛けようと思う!」

 

side明久

 

Aクラスに試召戦争を挑む

それはゲーム初心者が初代バイオをナイフ縛りでクリアするほどの事だった

 

「(やら)ないです」

 

「(姫路さんさえいれば何もいら)ないです」

 

「(ないです)」

 

「ナイフさえあればいける...」

 

とまぁ、至る所からないですコールや反対の声が上がった

そりゃそうだよね、今でさえひどいのにもっと酷くなりたくないもの

 

雄「そんなことはない、必ず勝てる。いや、俺が勝たせてみせる」

 

「何を馬鹿なことを、Q・E・D」

 

「できるわけないだろう、Q・E・D」

 

「何を馬鹿なことを、Q・E・D」

 

雄「・・・(ピクピク)」

 

あ、雄二がイライラしてる

 

侑「お前達、意味分かって使ってるんだろうな?」

 

「当たり前だろう」

 

「むしろ知らない方がおかしいだろう」

 

雄「まさかとは思うがAクラスの奴等が言ってるのを聞いて使ってるんじゃないよな?」

 

「「「ギクッ!!」」」

 

図星だったのか...

 

雄「ハッハッハッ、そんな事ないだろう」

 

侑「それもそうか」

 

「そそそそんなことあるわけないじゃないか」

 

侑「じゃあ、どういう意味か聞かせてくれるか?」

 

「どうする?」

 

「何かそれっぽい事言っときゃいいだろ」

 

「どうせ分かんないって」

 

雄「ちなみに...」

 

「「「せーの...」」」

 

雄「間違ってたらお前らに先陣を切って(死んで)もらう」

 

「「「!!」」」

 

うわぁ、雄二相当イラついてたんだなぁ...

 

雄「さて、答えを聞かせてもらおうか?」

 

「考えろ、ミスったら補習確定だぞ!」

 

「俺たちの知識を総動員するんだ!」

 

「Aクラスの奴らが言いそうな事...言いそうな事...」

 

「「「これだっ!!」」」

 

雄「早くしろ、時間がない」

 

「まぁそう焦るなって」

 

「俺たちが只の馬鹿じゃないってことを思い知らせてやる」

 

「これが!俺たちの!答えだ!」

 

これは...もしかしたらもしかするのか!?

 

雄「大した自信だな、Q・E・Dとは?」

 

「「「キュートで、エロくて、ダイナマイトな女性の事だ!(ドヤァ)」」」

 

Aクラスの人が言っていたという事だけでここまで推測するなんて、彼等は凄いのかも知れない。

 

雄「お前ら、先陣決定な」

 

僕の勘違いだったようだ

 

侑「まぁまぁ、雄二落ち着け」

 

「おぉ、まだ救いを下さるとは...」

 

「あんたが神様じゃ!」

 

侑「それで、そのQ・E・Dはどんな意味だと思ったんだ?」

 

「キュートでエロくてダイナマイトな女性、つまり十六夜さんじゃないかと」

 

「いやいや、霧島さんという線も」

 

「いや、逆に木下姉とか!?」

 

「「「ないない、それはない!!」」」

 

昔モンハンで逆鱗という言葉が気になって調べた事がある。

何でも龍の鱗には逆向きの鱗が一つだけあってそれを触られるとものっそい怒るんだそうだ。

まぁ、現実に龍がいるのかどうかは分からないけどいるとしたなら---

 

侑「雄二、後でこいつらに体育館裏で話があるから借りてもいいか?」

 

雄「奇遇だな、俺も話があったんだ」

 

多分こんな感じになるんじゃないかなぁ   あきを

 

雄「そもそもキュートはQじゃなくてCだろうが。明久でも分かるぞ、それぐらい」

 

まずい、雄二の目を真っ直ぐ見れない

 

雄「さて、話がずれたが元に戻そう。このクラスには切り札がある、いわゆるジョーカーというやつだな」

 

「サイクロン?」

 

「ジョーカー!」

 

「HAHAHAHA!!」

 

雄「お前等、先陣を切りたいか?」

 

「すいませんでした!」

 

雄「よし、それでいいそれで。今からジョーカーの説明をする」

 

雄「まずは...おい康太、姫路のスカートを覗いてないで前に来い」

 

「・・・・・!!(ブンブン)」

 

姫「はわっ!?」

 

雄「土屋康太、こいつがあの有名な寡黙なる性識者(ムッツリーニ)だ」

 

康「・・・・・!!(ブンブン)」

 

「ムッツリーニだと...」

 

「馬鹿な、奴がそうだというのか!?」

 

「だが見ろ、あそこまで明らかな証拠をまだ隠そうとしてるぞ...」

 

「ああ、ムッツリの名に恥じない姿だ」

 

ごめん、流石に恥じた方がいいと思う

 

雄「そして...坂田銀時もいる」

 

「坂田銀時だと...」

 

「馬鹿な、奴が糖尿病患者だというのか!?」

 

「だが見ろ、まだ糖分を摂ろうとしているぞ...」

 

「ああ、糖尿病患者の名に恥じない姿だ」

 

ごめん、生活改善した方がいいと思う

 

侑「銀時、お前これ以上糖分摂るとやばいって言われてただろ!」

 

銀「うるせぇ!白〇げだって言ってただろ!「好きなもん食って体に悪いわけあるか」って!」

 

侑「それは飲んでだからな!インスリン打つぞ!」

 

銀「ちょっと待て!まだ話し合いの余地はある!」

 

侑「いいや限界だ!打つね!」

 

銀「アッッーーー!!」

 

雄「おーい、もういいか?」

 

侑「ああ、すまん」

 

銀「痛てて...容赦なく打ちやがって...」

 

雄「さて、皆に聞こう。こいつは何だ?」

 

「人間」

 

「糖尿病患者」

 

「天パ」

 

銀「最後の奴、後で体育館裏来いや!」

 

雄「落ち着け、そうじゃないこいつは不良だ。ということは...」

 

「留年」

 

「年齢が違う」

 

「つまりエロ本が買える...?」

 

雄「何でそうなる、ケンカだよケンカ。戦闘面では頼りになるって事だ」

 

「頼りにしてるぞ、白夜叉!」

 

「味方になったら一気に頼もしくなったな!」

 

「戦闘面以外では役に立たないんだな!」

 

銀「最後の奴顔覚えたからな!」

 

(中略)

 

「坂本って確か小学生の頃は神童とか呼ばれてなかったか!?」

 

「これはいけるんじゃないか!?」

 

凄い一体感を感じる、今までにない何か熱い一体感を

風・・・何だろう吹いてきている確実に

着実に吹いて来ている、僕たちのほ

 

雄「それに、吉井明久と山路侑もいる」

 

シーン...

 

風が止んだ

 

雄「まぁ、そういう反応になるのは仕方ない」

 

自分で言っておいて何を言ってるんだろう

 

雄「だが考えてみろ?こいつ以外に召喚獣を使い慣れている奴がいるか?」

 

あれ...もしかして雄二がフォローしてくれてる!?

 

雄「まぁ、馬鹿であることに変わりはないんだが」

 

うん、知ってた。そんな事あるはずないって知ってた

 

雄「それに山路は観察処分者になったのは最近だが全国模試上位の強者だ。操作技術も明久に並ぶのはそう遠くないだろう」

 

操作技術が上がるってことは、それだけこき使われるってことなんだけどなぁ...

 

姫「えっと、すみません。観察処分者さんだとどうして操作技術が凄いんですか」

 

雄「それはだ」

 

侑「それはだな!」

 

侑がフォローに入ってくれた!これで勝つる!

 

侑「説明しよう!観察処分者とは!観察処分者の説明(かくかくしかじか)なのだ!」

 

姫「そうなんですか?召喚獣って力持ちらしいですし、とっても便利そうですね!」

 

うう、姫路さんのキラキラした目が心に刺さる...

 

雄「とんだ詐欺師だな」

 

侑「嘘は言ってないぞ?悪い面を話してないだけで」

 

雄「詐欺師の常套句だよ、全く」

 

侑「お前に説明させるよりはマシだ」

 

雄「へーへーっと、みんなこの境遇には不満だろう?」

 

「「「当然だ!」」」

 

銀「てめーら!ニューヨークへ行きたいかー!」

 

「「「うぉぉぉぉ!!」」」

 

銀「勝ってモテたいかー!」

 

「「「当然だ!」」」

 

雄「ならばペンをとれ!出陣の準備だ!」

 

「「「うぉぉぉぉ!!」」」

 

雄「明久にはDクラスの宣戦布告大使になってもらう!大役を果たせ!」

 

明「えっ?」




前書きでも言った通りアレがアレでアレなので後書きは無い!サラバダー!

侑「待て」

何ですか

侑「サラバダーじゃないだろう、お気に入りをして頂いている奇特な方々に謝罪は?」

いやもうほんとに何回目か忘れましたがすいませんでした!
後書きと前書きは後々書くのでご勘弁を!
あれ、期間限定の後書きと思えばラッキーなんじゃね?

侑「ラッキーなんじゃね?じゃないだろう」

そんなわけでこの後書きは期間限定で上書きされます!
...もしくはずっとかも知れませんが

侑「今なんつった?」

おお、怖い怖い
それではさよ~なら~

侑「待て!まだ話は終わってないぞ!」


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第六話 バカと病みと闇の片鱗

侑「・・・あれ?」

どうしたんですか~?

侑「出る所間違えてないよな?」

ええ、間違えてませんよ~?

侑「嘘だっ!!」

雛見沢っ!?

侑「主がこんなに早く書くわけがない!」

ええ...

侑「どうしてこんなに早い!言え!」

早く書いたら書いたで怒られる理不尽

侑「さては...偽物だな?」

違います!投稿が早い理由、それは...

侑「それは?」

余が!そういう!気分だからであーる!

侑「解体聖母(マリアザリッパー)!」

同じだけど違ブヘッ!

侑「アホか!」

死ぬなら...嫁セイバーの...胸の中で...

侑「死ぬな死ぬな、まだやってもらう事がある」

完全にセリフが悪役なんですが

侑「せーの...」

侑「第六話、どうぞ!」

...

侑「言えよ!」

へ?

侑「恥ずかしいだろ!一人で!」

...あーはいはい、思い出しました

侑「お前ホント...」

だって一年半も間空いてたら忘れますって~

侑「その原因は誰のせいかなぁ?」

せ、せーの

侑・主「第六話、どうぞ!」

                               侑「お前後で説教な」
                     
                                 ヒィッ!

あ、あと若干のホラー要素入ってます

侑「言うのが遅い!」

ヒィッ!


side侑

 

雄「明久にはDクラスへの宣戦布告の使者になってもらう。大役を果たせ!」

 

明「えっ?」

 

あいつ、今なんて言った?明久に使者をやってもらう、だと?

 

銀「おーう、明久頑b」

 

ガシッ!

 

銀「ガンバルガー!?」

 

侑「銀時、手を貸せ」

 

銀「何でだ?宣戦布告しに行くだけだろ?」

 

明「下位戦力の宣戦布告の使者ってたいてい酷い目に遭うよね?」

 

銀「...ああ、なるほど」

 

侑「あっち側からすれば面倒臭い、メリットがない等々疫病神でしかないからな」

 

雄「大丈夫だ、奴らが危害を加えることは無い。安心して逝ってこい」

 

明「本当に?」

 

いってこいの字が二人の間で違うと感じるのは気のせいじゃないと思う

 

銀「らしいが、過保護すぎるんじゃねーか?」

 

侑「お前は何を言っているんだ」

 

銀「は?」

 

侑「あの!雄二だぞ!耳を塞げと言ったらスマホで録音してるような奴だぞ!」

 

銀「お、おう...」

 

雄「大丈夫だ、俺を信じろ。俺は友人を騙すような真似はしない」

 

侑「ど!の!口が!言ってムグゥ!?」

 

銀「落ち着け、気持ちは分からんでもないが落ち着け」

 

明「分かったよ、それなら使者は僕がやるよ」

 

銀「雄二、使者は1人じゃないといけないのか?」

 

雄「いや、そんなことはないが」

 

銀「じゃあ、俺と侑も付いていくが構わねーか?」

 

雄「ああ、何の問題もないぞ」

 

銀「それじゃ、行ってくらぁ」

 

侑「すまん、助かった」

 

銀「いや、別に良かったんだがどうして自分で言わなかったんだ?」

 

侑「そうだな...弱みを握られたくないから」

 

銀「流石にそれはねーんじゃねーか?」

 

侑「まぁないだろうが、俺と明久は弱みを握られたという共通点があるからな。」

 

明「二人とも、何話してるの?」

 

侑「いや、何でもない。行こう」

 

side銀時

 

唐突だが、俺は侑に対して違和感を持っている

挙げだしたらきりがないが...強いて言うなら2つ

過去の詮索と明久への過保護さだ

 

明「そういえば、どうして二人は付いてきたの?」

 

侑「ん?あー、こいつが色々見てみたいって言ったから」

 

明「そうなの?でも結構見たと思うけど...」

 

侑「学校内はな、試召戦争のことについても見たいんだと。な?」

 

銀「ああ...」

 

侑の明久に対しての過保護さは友情などの域を超えている。

友情というよりは、まるで憧れや信仰に近い。

 

明「早く行かないと時間なくなっちゃうし行こうか」

 

銀「へーへーっと」

 

~少年移動中~

 

コンコン

 

明「失礼します」

 

「ん?誰だ?」

 

「あれは...吉井明久?」

 

明「えっ、僕の事を知ってるの?」

 

銀「良かったな明久、随分人気じゃねーか」

 

「そりゃあ、まともな理由で観察処分者になった奴なんてお前ぐらいだし...」

 

銀「よ、良かったな明久、随分人気じゃねーか」

 

ちらり、と侑の方を見る。あの時のようにキレるんじゃないかと思ったが案外冷静なようだ

 

「とっとと帰れ!」

 

「お前らがいるだけで空気が悪くなるんだよ!」

 

「どうした、ここは高校だぞ?場所を間違えてるんじゃないか?」

 

やはり、歓迎はされていないようだ。

しかし、やけに侑が静かなのが気になる

 

銀「おい、侑どうし---」

 

侑は腕組みをしていた。それだけでは何もおかしくはなかっただろう。

しかし、見ると爪が食い込んでいる。必死に抑えているんだろう。

 

銀「侑!おい侑!」

 

侑「ん?どうした?大声を出して」

 

銀「...いや、何でもない。やけに静かだったからどうしたのかと」

 

侑「ああ、すまない。いつ言い出そうかタイミングをな」

 

銀「そうだなー、もうそろそろ良いんじゃないか?」

 

侑「悪い、そろそろ話をさせてもらっても良いか!」

 

平「話を聞こう。」

 

侑「ええと、確か...平賀君だったか」

 

平「ああ...といっても大体は分かるけど」

 

銀「じゃあ言わせてもらうぜ!FクラスはDクラスに宣戦布告をする!」

 

明「あっ!それ僕が言いたかったのに!」

 

平「何というか...大変そうだな」

 

侑「理解してくれると助かる」

 

決まった...他はどうでもいいからこれだけは言いたかった...

 

コツン

 

銀「ん?」

 

「ふざけんな!お前等底辺に付き合ってる暇はないんだよ!」

 

「代表、どうせやるんだから今ここで潰しちまいましょう!」

 

「底辺クラスに身の程を分からせてやれ!」

 

なるほど、酷い目に遭うってのはこういう事か

明久1人に行かせてたらかなり危なかったかもな

 

平「皆!落ち着け!物を投げるな!」

 

平賀がクラスの奴らを説得しようとしている。

どーでもいいが源外のジジーの孫だろうか?

 

平「そこ、糞をなげn...糞!?」

 

明「銀時...あれって」

 

銀「ゴリラじゃねーか!」

 

何だ!?あっちでもこっちでもゴリラか!?

どこまで行ってもゴリラか糞ったれ!あ、ちょっと今の上手かったかも

 

侑「平賀!どうにかしろ!どんどんエスカレートしてるぞ!」

 

平「そうは言っても...危ない!」

 

明「えっ?」

 

明久に向かってハサミが投げつけられる。刃を明久に向けて近づいていく

 

銀「まずっ、間に合うか!?」

 

ハサミはスピードを落とす所かスピードを上げている

 

?「さーて、どうなるかなぁ?」

 

そんな声が聞こえた、と同時に何かがぶつかってくる

...明久だった

 

銀「明久!?」

 

明久を見たが、ケガはない。気を失っているだけのようだ

 

銀「おい、侑」

 

大丈夫だったか、危ないところだったなと声を掛けようとした

 

侑「ふう、()()()()()()()()()()()

 

見ると、明久を庇おうとしたのだろう。手にハサミが刺さっている。

 

侑「銀時、明久を頼む」

 

侑がそう言った。それと同時に思ったことは傷の事でも、明久の事でもなく

早くコイツを止めなければ、だった

 

side侑

 

誰が投げた?誰が明久に危害を加えようとした?

誰ガ明久ヲ危ない目ニアワセタ?誰ガアキヒサを傷つけようトシタ?

ダレガ、ダレガ、ダレガダレガダレガダレガダレガ

ダレガ           シタ?

 

「あれ、俺は何を...?」

 

あア、あイツカ。アいツガアキヒサヲ

 

?「ほ~う、予想以上の結果になったね。これは面白そうだ~」

 

なニカ、キコエル。デも、イイヤ

今ハ、コイツヲおソウジしなきゃ

 

「く、来るな」

 

クルナ?サキニシタノハオマエダロウ?

アア、モウイイヤ

                                       ブツッ

 

side?

 

昔々ある所に男の子がいました。男の子は至って普通でしたが、

周りは男の子を普通と思いませんでした

男の子は毎日毎日苦しいのに、誰にも助けをいう事が出来ず苛められていました。

そんな男の子の前に、これまた普通の男の子が現れました。ただその男の子は周りとは違い、

男の子を友達として見て、助けました。

その男の子にとって、その行動は何も特別な事ではありませんでしたが、

助けられた男の子にとってはヒーローに見えました。

その時男の子は思いました。ボクはヒーローにはなれない、でも、ヒーローを助けるような存在になりたいと。

 

?(...と、まずはプロローグって所かな。せっかくの機会なんだし、精一杯楽しまなきゃね!)

 

?「ねぇ?何を怯えてるの?これをやったのは君だよね?僕を傷つけたのは君だよね?」

 

「あ...あ...」

 

?「そして、()()()()()()()()()()()()()()()()君だよね?」

 

「ちが...おれじゃ...」

 

?「君じゃないの?じゃあ誰がやったのか教えてくれないかな?」

 

「え...それ、は...」

 

?「何だ、やっぱり嘘だったんだ。嘘つきは泥棒の始まりなんだよ?

お仕置きしなくちゃだめかなぁ?」

 

「やめ...て...たすけ...」

 

?「...はぁ、いい加減ちゃんと喋ってくれない?子供じゃないんだから。

なーんて、僕が言うのは皮肉ってもんだけど(ボソッ)」

 

銀「侑!おい!侑!」

 

?「このハサミでおんなじ所をおんなじ様にすればちゃんと喋ってくれるかなぁ?」

 

銀「侑!」

 

ガシッ!

 

銀「やり過ぎだ、程度があるだろう。それに手のケガも治療しねーと」

 

?「銀時、邪魔しないでくれるか。ぼ、俺は明久の為を思って」

 

銀「そうかい、それにしちゃあ随分楽しそうに見えたんでね」

 

?「...ちっ」

 

銀「お前は誰だ」

 

?「名無しの権兵衛、とでも覚えといてもらおうかな。今日は顔見せのつもりだったし

退散させてもらうよ」

 

銀「出来れば、もう会いたくねーが」

 

?「まぁまぁ、そういわんとよしなに」

 

side明久

 

目が覚めると...何かいろいろ大変なことになっていた

 

平「すまない、大丈夫だったか?」

 

銀「まぁ、大丈夫じゃねーがこっちもこっちでやらかしたしな。お互いチャラっつーことでどうだ?」

 

「ふ、ふざけんな底辺が!」

 

「こんなことをしてただで済むと思うなよ!」

 

銀「おーおー、鉄板のセリフだねぇ。まぁ、どうしてもっつーなら俺が相手になるが?」

 

銀時がそういうとDクラスの人達は静かになった。あれが、侍の気迫ってやつなのかな?

 

平「ついでにゴリラの糞掃除も手伝ってくれるとありがたいんだが...」

 

銀「悪ぃ、それはそっちでやってくれ。明久、侑運ぶぞ」

 

明「う、うん!」

 

また、借りができちゃったな

そんな事を思いながら僕達はDクラスを後にした。




侑「...」

...

侑「これ、ハッピーエンドで終わるのか」

終わったらいいですね!

侑「ふざけろ!どうみてもバッドエンド真っ逆さまじゃねーか!」

そんなん言われても!まだ序盤やし!ラダトームの城出たところぐらいやし!

侑「今回は若干ホラーっぽくなったが次回も楽しんでくれ」

では、次回までさよ~なら~


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第七話 バカと予感と忠告

ふふふ、どうですか!

侑「はぁ?」

褒めてもいいんですよ?

侑「理由もないのに褒めるわけがないだろう」

はぁー!これだから!シュジンコウ様は!

侑「何を褒めればいいんだ?」

いやーこないだ投稿が早い!って怒られたじゃないですか~

侑「ああ、偽者だとも言ったな」

なので!今度は!遅くしてみました!

侑「...あのな」

どうですか!褒め称えてもいいんですよ?今回は跪いてもいいですよ?

侑「俺が今まで更新が遅くなって褒めた事が一度でもあったか?」

デスヨネー

侑「お前は本当に...」

別にいつもの事じゃないですか~

侑「だから言っているんだが」

いつも通りお仕置きでしょ?流石に慣れてきたしやるなら---

侑「口からスピリタス流し込んでやろうか」

やめて下さい死んでしまいます

咲「あら、こんな所にマッチが...」

やめて下さい(燃え)死んでしまいます

侑「ってか咲夜!?いつの間に」

咲「最初からいたわよ、最初から」

てか咲夜さん一言目から怖すぎません?

咲「せっかく呼ばれて来たのに、放っておかれた挙句目の前で茶番繰り広げられたら、ねぇ?」

主・侑「「すいませんっしたぁ!」」

構って欲しいなら話に入ってくればよかったのに(ボソッ)

ドスザクグサッ!

咲「何か言ったかしら?」

ごべんなさい

侑「...」ソロ~リ

咲夜さんそこです!

侑「てめっ!裏切りやがったな!」

地獄へ行くなら道連れですよ!

咲「あら、どこへ行くの?」

侑「咲夜、能力は使えないはずじゃ...」

咲「それはこの時点の話でしょう?私には関係ないわよ」

侑「咲夜!挨拶しないと!挨拶!」

咲「それもそうね」

侑「ホッ」

咲「挨拶が終わった後なら時間もあるし、たっぷりオハナシしましょう?」

侑「」

まぁ...いい奴だったよ

咲「それじゃあ行くわよ?せーの...」

三人「「「第七話、どうぞ!」」」

                               イマダ!オレハニゲル!

                  シラナカッタンデスカ?サクヤカラハニゲラレナイ!

ヘイワダナー


side?

 

?「ふぃ~、つっかれた~」

 

侑「おい」

 

?「何さ?そんなに怖い顔をして?」

 

侑「あれは何だ」

 

?「あれは...?ああ、さっきの事?お礼ならいらないよ~」

 

侑「ふざけるな!」

 

?「...何さ急にマジモードになっちゃって、君の気持ちを代弁してあげたんだけど?」

 

侑「何が代弁しただ!俺はそんな事!」

 

?「思ってないって、言える?」

 

侑「お、俺は...」

 

?「いいよ?別に今までみたいに嫌な事は全部僕のせいにしても」

 

?「でもね、考えてみて?本当にあんな事を絶対しなかったか。明久が怪我でもしたらあれ以上の事になっていなかったか」

 

侑「...」

 

?「やっぱりね、君はそういう奴なんだよ。」

 

侑「...何を分かったようなことを」

 

?「君よりは分かってるって断言できるけど?本当の自分を認められないオコサマよりは、ずっと」

 

侑「...お前にお子様なんて言われたら終わりだな」

 

?「うんうん、やっぱりそうでなくっちゃ!んじゃ後始末はよろしくね~」

 

侑「後始末?」

 

?「ちょっとテンション上がってはしゃぎ過ぎちゃったから」

 

侑「知ってる、見てたし。それにしてもあんなにする必要があったのか?」

 

?「んもー分かってないなー。まともな人より狂人の方が怖いって事」

 

侑「まぁ、中途半端に脅すよりは徹底的にやった方が良いと思うが...」

 

?「人間は理解できないモノを怖れ、迫害してきた。

魔女狩りとかもそんな理由でやってたとか何とか。」

 

侑「お前って謎な所で博識だよな」

 

?「...まぁ詳しい事は君の方が良く分かってると思うけど?」

 

侑「それは今の話か?それとも博識の方か」

 

?「さてね?ご想像にお任せしま~す」

 

侑「どっちかは大体想像が出来るけどな」

 

?「他人の傷口を抉る趣味は無いよ。他人は、ね?」

 

侑「想像通りで安心した、お前はやっぱりいい性格してるよ」

 

?「よく言われるよ、僕は一向に構わないけどそろそろ起きた方が良いんじゃない?」

 

侑「皮肉が通じないバカは相手が大変だ」

 

?「君には言われたくないよ。さて、それではお兄さんまたのご来店を~」

 

侑「じゃあな、二度と会わないことを祈るよ。クソガキ」

 

バタン

 

?「んーそうだねー、それもいいんだけどそう簡単にはいかないんだよねー」

 

?「誰かが言ってたっけ?人生は小説より奇なりってね。後面白い事が起こるみたいだし!」

 

side銀時

 

まずい、非常にまずい

あの犬のエサの方がまだマシなんじゃないかって思うくらいまずい

あ、それはないわ

 

明「ねぇ、そろそろ教えて欲しいんだけど」

 

銀「な、何の事だ?」

 

明「だ・か・ら!さっき何があったのかって事!」

 

銀「ええっとそれはだな...」

 

おい!早く起きろ!300円やっから!

銀さん話術とか得意じゃねーんだよ!大体戦闘で解決してきたし!

てか口先の魔術師読んでこいや!シューティングの事で2ページ埋めれるんだからいけるだろう!

 

侑「300円って、おやつ代じゃないんだぞ?後最後の方は訳が分からん」

 

銀「人の心を読むなよ!てか起きたのか!?」

 

侑「そりゃ寝たんなら起きるだろう。死体じゃあるまいし」

 

銀「そういう事を言ってんじゃねーよ!」

 

明「侑、教えて。さっき何があったの?」

 

侑「我を忘れて大暴走と言えば分かるか?」

 

明「うん。何となく分かったよ」

 

ともだちの ちからって すげー!

 

銀「明久はそれで良いのか?」

 

明「うん、何となくだけど僕のために怒ってくれた事が分かったしね」

 

侑「とまぁ、そういう訳だ。特に面白い理由じゃなくてすまんな」

 

明「Dクラスが何か臭かったのは?」

 

侑「それは知らん」

 

銀「多分、俺のせいだ。」

 

明「言っちゃ何だけど、ものすごい臭いだったよ!?」

 

銀「俺じゃねぇよ!実はゴリラが...」

 

~説明中~

 

侑「お前ゴリラと何か因縁でもあるのか?」

 

銀「ゴリラのストーカーだな、どっちかというと糞の方に因縁ありそうだが」

 

侑「ゴリラのストーカー!?しかも因縁があるのが糞って、お前の世界どんなんだよ...」

 

銀「あれじゃね?人類の祖先って猿だから祖先がゴリラとバナナの事で争って、

負けたゴリラに糞したとか」

 

明「なるほど...」

 

侑「いやそれで納得するなよ!」

 

銀「お、そろそろ懐かしのFクラスだな」

 

明「戻ったら速攻で奇襲を加えてやる!」

 

侑「問題にならない程度にな」

 

銀「止めろよ、というかもうあんな所まで!?」

 

侑「まぁ明久達は、西村先生との鬼ごっこで足は鍛えられてるからな」

 

銀「さて、さっきは言わなかったが何で隠した?」

 

侑「すまない」

 

銀「人生の先輩として言っといてやる。相手を気遣うのも結構だが、隠される方の気持ちも考えて見ろ」

 

侑「今は同学年だろうと言いたい所だが、有り難く聞いておくよ。先輩」

 

一抹の不安はあったが、これ以上聞いても話さないだろう。

それだけならいいが最悪心を閉ざしかねない。こいつが変わる事に懸けますかね...

そうして俺たちはFクラスに戻った




はーいどうもー!いつもニコニコあなたの隣に這いよる混沌フラスカですっ!
今回のゲストは~何回も出てきて恥ずかしくないんですか?山路侑さんと
完璧で瀟洒な従者十六夜咲夜さんで~っす!

侑「完全に悪意しかない紹介だったが気にしない、侑だ」

咲「私はPADじゃありません、十六夜咲夜です」

本当ですか?

侑「本当だ」

ちょっと何で知ってるんですかそこのところを詳しく

咲「第一の質問よ、私がここに出演させられた理由は?」

おおう安定のスルー。理由ですか?楽だったからです

ドスザクグサッ!

侑「天丼だな」

私の好きな東方のおにゃのこは六人いまして、
フランちゃん、妹紅さん、文さん、早苗さん、ぬえさん、そして咲夜さん
大体理由分かったでしょ?

咲「確かに楽ね」

侑「楽だな」

分からない人向けに言いますと、咲夜さん以外の五人は登場させづらいんですよね...
能力的に

咲「まぁ、壊す、死なない、風を操る、奇跡を起こす、正体不明だものね...」

まぁ文さんは出てきますが

侑「出てくるんかい!」

登場させづらいとは言った、登場させないとは言ってない

咲「で、何で私が先に出たのかしら?」

話の腰を粉砕骨折していくスタイル。作品順的に...ねぇ?

咲「ちょっとその話はやめましょうか」

それもありますが咲夜さんはロマンですしおすし

侑「ロマン?」

だって考えてみて下さい、自分の家にメイドがいるとか夢でしょう?
それもただのメイドじゃなくて、自分と同年代もしくは少し年上のメイドですよ?
普通の仕事やお世話だけじゃなく夜のお世話という名のサービスシーン突入ですよ?
後キリデレ!キリデレ咲夜さんでやりたかったし!皆の前では完璧で瀟洒なメイドの
咲夜さんが二人になった途端...これだけでご飯三杯行けそうですね...
咲夜さんがPADじゃない理由?そんなの私がおっぱいが好きだからという理由以外ない!

侑「よし、分からないことが分かった」

えー

咲「次、重要な質問よ」

侑「何だ?わざわざそういうなんて珍しいな...」

作品の今後とかは答えられませんよ?

咲「そんな事聞かないわよ」

そんな事って、そんな事って...

咲「侑は誰と結ばれるのかしら?」

侑「ブフゥッ!」

はいテンプレな反応ありがとうございます。
それと咲夜さん話聞いてました?

咲「?」

うわぁキョトン顔可愛い!じゃなくて先の事は答えられないんですって!

咲「あら、そうなの?」

侑さん!何この子!?ものすごいポンコツなんだけど!

侑「お前がそう望んだからじゃないか?」

ええ...まぁどうなるかは皆さん次第ですよ

侑「皆さん?俺たちのこt」

そんなわけないじゃないですか、何なんですかバカなんですか学習能力ゼロなんですか?

侑「よし、今日はここで終了だな」

咲「そうね、さっさと後片付けをしましょう」

どうしたんですか二人とも?持ってるものが物騒ですよ?

侑・咲「「言い残すことはあるか(かしら)?」」

今回は閑話休題というか隙間話です!次回から本編に戻ります!

それでは!

三人「「「次回もゆっくりしていってね!」」」

---------------お見せできません------------------


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閑話 皆のお昼事情

何で今日は前書きと後書きがないかって?
簡単な事さ!書いてたら閑話もどきになったからさ!


side侑

 

銀時と話し合った後、何やかんやあって屋上に来た。

何やかんやとは何だとは言われそうだが、何やかんやは何やかんやです!

春という事もあり、屋上は暖かく桜が散りご飯より

昼寝の方がしたい気分だった、しかし春、春か---

 

侑「春の陽射し、花の乱舞」

 

明「皐月の風は頬を撫で、祝福は(ステラ)の彼方まで」

 

銀「開け!ヌプティアエ・ドムス・アウレアよ!」

 

3人「謳え!星馳せる終幕の薔薇(ファクス・カエレスティス)!」

 

パァン!

 

凄い一体感を感じる、今までにない(ry)

 

姫「ぬぷてぃ...?」

 

島「ステラ...?」

 

秀「何かの舞台かのう?」

 

流石秀吉、演技の事だと何でも食いつくな。さすひで

 

侑「今の呟いただけなのに良く分かったな!」

 

明「同じ事考えてたからね!銀時も噛まずに言えたなんて凄いよ!」

 

銀「覚えたというか覚えさせられたからな!誰かさん達に!」

 

侑「そりゃ嫁王可愛いし...あと邪ンヌ」

 

明「僕は玉藻とか師匠かな~」

 

銀「俺は誰でも良いんだがな...あいつら以外なら」

 

侑「クレパト当てといて何を」

 

明「ノッブ可愛い...可愛くない?」

 

銀「いや、何て言うか飯関連で碌な目に遭いそうな予感がしない」

 

侑「そもそも出ないはずなんだがなぁ...」

 

明「出るなら沖田さんなんだよねぇ...」

 

3人「むむむ...」

 

雄「あー、いいか」

 

侑「ああ、何だっけ?」

 

雄「何だっけ?じゃねぇよ!今日の作戦会議するって言っただろうが!」

 

明「あの雄二がまともだなんて...さてはDクラスのスパイだな!」

 

雄「お前等がボケるから俺が弄る暇がないんだろうが!」

 

銀「木下は?」

 

雄「お前らを止めれるほどの力は無い!」

 

銀「じゃあ康太だ!康太がいるだろう?」

 

雄「風でスカートが見えそうなのにあいつがまともで居れると思うか?」

 

銀「ああ...」

 

雄「お前にまでボケられたらまともなのが居ないんだからしっかりしてくれ...」

 

ん、待てよ...

 

侑・明「まるで僕(俺)がまともじゃないみたいな言い草だね(だな)!」

 

明久も同じ事を考えていたらしい。流石マイフレンド

 

雄「なら少しは静かにしてくれ」

 

侑「じゃあ寝る」

 

雄「作戦会議するって言っただろうが!」

 

侑「静かにしろって言ったから静かにするつもりだったんだが...」

 

明「侑、漏れてる漏れてる」

 

侑「デジマ?」

 

危ない危ない、ラノベの主人公みたいに思った事が口から出る所だった

いや、実際には口から出てたんだが

 

姫「あの...」

 

侑「どうした?瑞樹」

 

島「どうしたじゃないわよ、お昼よ!お昼!」

 

侑「え?ああ」

 

気付けば、昼休みが始まって少し時間が経っていた

 

雄「お前達が訳分からん事してたから時間がないな...先に飯にしよう」

 

昼飯の用意をすると秀吉が「そんなに頼りないかのう...」とかいじけてる

隣で明久が「可愛い」とか言ったのは気のせいだろう。秀吉は男なのだから!可愛いけど

 

雄「お前ら2人はまともな物を食べろよ?」

 

侑・明「食べてる!」

 

姫「え?2人ってお昼食べない人なんですか?」

 

いや、食べてるが

 

秀「...あれは食べていると言えるかの?」

 

明「何が言いたいのさ」

 

当然の質問を明久がする

 

雄「ならお前らの昼飯を見せろ」

 

明「はい」

 

明久のごはん 水と塩と砂糖

 

姫「あの...それは食べるとは言わないと思いますよ?」

 

秀「正しくは舐める、じゃろうな」

 

明「ふふふ、それは僕一人だったらね!」

 

雄「次、侑」

 

侑「俺は食べてるんだが」

 

銀「いいから---よっと!」

 

島「普通の、食パンね」

 

秀「じゃな、どこにでも売ってある普通の」

 

姫「坂本君、吉井君と比べると普通だと思いますけど...」

 

雄「今はな、他には?」

 

侑「ほい」

 

島「また食パンね」

 

侑「へい」

 

姫「よっぽど好きなんですね」

 

侑「そらよっと」

 

秀「いや、流石にこれは---」

 

雄「分かったか?こいつは食パン以外何も食べない。

しかもジャムやらバターやら塗るんなら分かるがそのままだ」

 

侑「何かおかしいか?食パンは何かで言っていたがブドウ糖やらで総合的に見ればカロ〇ーメイトより優れた食品なんだぞ?」

 

秀「で、この異常な量の食パンと明久がどう繋がるんじゃ?」

 

明「よく気が付いたね秀吉。食パンでも何でも一杯食べると飽きる!そこでこの塩と砂糖の出番さ!」

 

侑「味が変われば飽きないからな。俺は食パンと交換してるってわけだ」

 

銀「お前等若いのにしっかり食わなきゃ体力つかねえぞ?」

 

侑「お前にだけは言われたくない。何だこのスイーツの量は、また悪化するぞ?」

 

雄「まともに飯を食べてないのは3人だったか...」

 




というわけで、書くはずのなかった閑話回です。
続いては、ついに始まる試召戦争!果たして勝敗は!
まぁ決まってるんですけどねー
3日以内に本編に戻ります!


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第八話 ひとまず何でもやってみようか!と言われてやってみるけど上手くできなかったら叱られる理不尽

コソコソ

侑「はい確保」

銀「〇時〇分!容疑者確保!いや現行犯逮捕か?」

何で!?何もしてないですよ!?後時間ばれるんでやめて下さい!

銀「犯人は大体そう言うんだよ...早く楽になっちまえ、な?」

くそっ!こんな時間に飯テロアニメを見せながらカツ丼食ってるなんて!

侑「その発言で大体時間ばれてるぞ」

ハッ!?これが誘導尋問...恐るべし

侑「お前が自爆しただけだろう」

で?結局何なんですか?

銀「お前、世界改変したろ?」

ギクゥ!

侑「まぁ世界改変と言っても大した事じゃない」

へ、へぇ?僕が何をしたっていうんですか?

銀「お前の犯した罪...」

侑「それは...」

銀・侑「小規模の世界改変(前書きと後書きの追加)だ!」

しょうがなかった、しょうがなかったんや

侑「何故にいきなり関西弁?」

あの時は本編を書くのが精いっぱいで両方とも書く余裕がなかったんや...

銀「何、だと...そんな深い事情があったとは...」

侑「いやそんなに深くないからな?」

刑事さん、ぼかぁやり直せるでしょうか?

侑「サイコロの旅をしそうだな」

銀「何度だってやり直せるさ。やり直しに早いも遅いもねーんだから」

うっ、ううっ...

侑「何これ」

はい!お付き合いありがとうございました!さてさてそれではー?

三人「「「第九話、どうぞ!」」」



side銀時

 

ついに試召戦争とやらが始まった

戦争というからには血生臭い物を予想していたのだが

 

銀「何というか、ゆるいな」

 

侑「いや、見てみろ」

 

侑の言った方向を見ると悶え打っている明久の姿がある

 

侑「な?」

 

銀「いやあいつだけ別の戦争に参加してんじゃねーかってぐらいもんどり打ってるんだが」

 

侑「まぁフィードバックがあるからな」

 

銀「物理的に攻撃されてるような気がするんだが」

 

侑「過激な愛情表現だ、気にするな」

 

銀「朝会ったゴリラが他の奴らを誘拐してるんだが」

 

侑「戦争では当たり前の事だ、慣れろ」

 

明「島田さん、中堅部隊全員に通達」

 

銀「明久が指揮官らしく何かやってるな」

 

侑「実際に部隊を任されてる隊長だからな」

 

銀「と思ったら目つぶしされたぁ!?」

 

侑「トップのミスで他の奴らが戦死するからな、よほど間違っていたんだろう」

 

何故俺がこんなに突っ込みしてるのかというと---

時間は少し遡る

 

銀「雄二、作戦は分かったんだが」

 

雄「だが、どうした?」

 

銀「これは普通の戦争じゃねーんだろ?」

 

雄「まぁ、そうなるな」

 

銀「いまいち勝手がわかんねーんだけどよ」

 

雄「大丈夫だ、侑と一緒に見学して来い」

 

銀「だが、途中で襲われねーか?」

 

雄「大丈夫だ、問題無い」

 

というわけである。不思議な事に何故か襲われない、寧ろ避けられてる気さえしてくる。

 

銀「しっかし不思議な事に誰も襲ってこねぇな...」

 

侑「全くだ、不思議過ぎて知恵熱が出そうだ」

 

今更だが、侑は嘘をつく時知ってか知らずか頭を掻く癖がある。

襲われない理由を気付いてはいるのだろうが知らない振りをする、何故だ?

 

侑「お前の性格的に考えて、言ったらお前は突っ込んで戦死するだろう?」

 

銀「だから心を読むなよ...」

 

侑「短い付き合いだが、お前が考えそうな事ぐらい分かる」

 

銀「一週間も経ってないからな、短いってレベルじゃねーぞ?」

 

侑「冗談はさて置き、傍目から見ればヤンキーと昨日の残虐男だ。報復が怖いんだろ」

 

銀「俺の評価最悪だな...そろそろ参加しますかね」

 

侑「もういいのか?」

 

銀「見学してる間に負けました、なんて笑い話にもなんねぇよ」

 

侑「それもそうか、やり方は分かるな?」

 

銀「ああ、試獣召喚(サモン)!」

 

side侑

 

侑「試獣召喚(サモン)!」

 

その掛け声と共に召喚獣が召喚される

銀時の召喚獣が姿を見せる、『デフォルメされた銀時』といった感じで何だか---

 

侑「だらしない!」

 

銀「言ったね!親父にも言われた事無いのに!!」

 

目は死んでいる、武器は洞爺湖って書いてある木刀、右肩を出した着物、何というか---

 

侑「だらしない!」

 

銀「二度も言ったね!」

 

侑「全体的にだらしないんだよ!」

 

銀「こっちはこの格好で長年やって来てんだよ!人の正装に文句言うな!」

 

侑「正装ならピシッとしろよ!」

 

銀「格好についてはお前に言われたくねーんだよ!なんだその恰好!」

 

真っ黒のコートに、左右三本ずつの合計六本の刀

 

侑「何がおかしい?」

 

銀「糞ダサいわ!なんだ厨二病真っ盛りか!?「Let's party!」って言ってみろ!

それとも「スターバースト(ry」の方が良いか?」

 

侑「格好いいだろうが!」

 

銀「何?お宅ノートとか書いちゃってる口?エターナルフォースブリザードとか?」

 

「あのー...」

 

侑・銀「あ”?」

 

「ヒッ!?は、始めてもいいでしょうか?」

 

侑「ああ、始めてくれ」

 

「で、では試獣召喚(サモン)!」

 

何だかんだ銀時に言っていたが初めての戦闘だ、初めてにしては

 

試獣召喚(サモン)!」×8

 

少し多い気がするんだが!?

 

Fクラス 坂田銀時 Fクラス 山路侑

国語   372点  国語  426点

         VS

Dクラス(被害者)×8人

平均点   130点 

 

「ちょっと待って」

 

侑「時間が無いんだが」

 

「それは分かってる、でもちょっと待って」

 

銀「なんかおかしいか?」

 

「おかしくないとでも?」

 

侑「何が?」(イライラ)

 

「お前等Fクラスだよな?待ってイライラしないで怖いから」

 

銀「上に書いてあるだろう」

 

「そうなんだけどね?点数おかしくない?桁間違ってない?」

 

侑・銀「日本人なんだから国語出来て当たり前だろう」

 

「全く参考にならない意見どうも!くそっ!特攻だ!」

 

戦闘が始まる、落ち着いて召喚獣を動かすイメージをする

だが

 

侑「銀時、刀が多くて邪魔臭い」

 

銀「だろうな!そんなにあればさぞ邪魔だろうよ!」

 

どうしたものか、そういえば腕輪があったな...使ってみるか

 

「おい、あいつ腕輪持ってるぞ」

 

「俺らが勝てるはずないだろう!?」

 

「早くどっちかでも仕留めるんだ!」

 

腕輪の力が発動する、すると---

 

銀「俺が、2人?」

 

えーーと?

 

「な、何が起こったんだ?」

 

「俺たちは何ともないし」

 

「あいつの姿が変わったぐらいだな...」

 

「あいつの腕輪、クソ性能なんじゃ?」

 

言われた、一番考えたくない事を言われた

 

銀「点数、減ってるぞ」

 

侑「知ってる、いくらだ?」

 

銀「あー、80点ぐらい?」

 

クソだこれ!点数消費しただけで効果は見た目変わるだけとか!戦いやすくはなったけど!

 

銀「おい、来るぞ!」

 

侑「あーもー知るか!やるぞ!」

 

敵が突っ込んでくる、体を逸らし相手の顔に木刀を置いておく。

すると敵は急には止まれず木刀が頭部を貫く。まず1人。             

 

楽しい

 

残った三人が武器を振り下ろす、召喚獣の頭を掴み前に置いて盾にする。これで2人目。                               

 

愉快

 

0点になっても召喚獣はすぐに消えないので投げつける。相手が戸惑っている間に頭蓋骨を砕く。

3人目、あと1人。

 

楽しい時間が終わっちゃう、楽しい、楽しい楽しい

 

残った一人の剣を弾く、剣が地面に突き刺さる。剣のある方へ相手を投げ、切り裂く。

4人目、終わり。

 

終わっちゃった。まだ遊べそうな相手(オモチャ)は居ないかな?

銀時の方を見る。まだ戦闘に慣れていないみたいで複数人相手している。

少しくらい貰ったって良いよね?

 

銀「俺の事は良い、お前は戻ってろ」

 

侑「銀時、この装備意外と使いやすいね。手こずってるようだから手伝うよ」

 

銀「余計なお世話だ。それにお前の助けは要らねーよ」

 

侑「そうみたいだね、もう終わったみたいだし」

 

鉄「戦死者は補習!」

 

銀「さ、行くぞ侑」

 

侑「ああ、行こう」

 

移動中

 

銀「お前なぁ」

 

侑「分かってる」

 

ゴイン!

 

侑「っだ!?」

 

何かで殴られた!?鉄パイプ?バット?

むしろそっちの方が痛くない気がするほどの激痛が頭に走った

 

銀「分かってないだろーが」

 

侑「次は気を付ける」

 

ガッ

 

侑「二度もぶったね!?」

 

銀「やかましい、餓鬼にはこれで充分だ」

 

侑「ガキって...そんな年齢じゃないが?」

 

銀「餓鬼だよ、大人に憧れる内は餓鬼だ、子供に戻りたいと思うようになったら立派な大人だ」

 

侑「俺は」

 

銀「餓鬼じゃないなら自分のケツぐらい自分で拭け。自分の制御ぐらいしっかりしろ。

幼稚園児じゃあるめーし」

 

侑「やっぱりおっさんには敵わないな」

 

銀「うっせ、まだピチピチの20代だ」

 

Dクラス代表 平賀源治 討死

 

侑「終わったみたいだな」

 

銀「じゃ、帰りますかね」

 

~Fクラス~

 

侑「ただいま」

 

明「おかえり!今回姫路さんが凄かったんだよ!」

 

姫「そんな、恥ずかしいです...」

 

島「そういえば、吉井?ウチを見捨てたわね?」

 

明「記憶にございません」

 

康「...(パシャッパシャッ)」

 

雄「ムッツリーニ、二人のスカートの中を撮ろうとするんじゃない」

 

「二人ともお疲れ!」

 

「今回の俺の活躍を見せたかったぜ!」

 

「お前最初に戦死してなかったっけ?」

 

「前の晩彼女が寝かせてくれなくてな」

 

「この流れ知ってる」

 

クラスはまるでお祭り騒ぎだ。上位クラスに勝ったのだから無理もないが。

 

銀「侑、この景色をよく覚えておけ。お前がこの光景をずっと見てたいなら負けるな。

戦いっていうのはいくら敵をぶっ倒そうが守れるもん守れなきゃそれで終わりだ」

 

侑「...ああ、肝に銘じる」

 

銀「いい返事だ、何でも素直なのは良い事だぜ?真面目な話はここまでにして今を楽しもうじゃねーか!」

 

侑「お前の話を真面目に聞くのがバカらしくなってくるよ」

 

side?

 

?「うーん...やっぱり邪魔だなぁ」

 

?「ここまでされると寛容な僕でもイラっとしちゃうんだよね~」

 

?「じゃあ次は...皆の前で出て見るか!上手く行けばあいつを殺せるし、駄目でもスムーズに進んでくれるしね!」

 

?「おおかた、俺はこの景色を守る(キリッ)とか思ってんだろーなー。あーうざいうざい」

 

?「正義より悪が強いなんてことは一万と二千年前から自分がよーく分かってるはずなのにね」




はいはい、後足しですから第九話どうぞって言った直後ですよー

侑「その話はやめろ」

はい!というわけでいつもニコニコ以下省略のフラスカですっ!
今回はー?毎回出てきてゲストと言っていいの?山路侑さんと
天パで糖尿な侍、坂田銀時さんでーす!

侑「そんな事俺に言うな、侑だ」

銀「かっこ良さげな紹介だと思ったが悪口しかなかった、銀時だ」

侑「質問良いか?」

おや、珍しい

侑「お前何やってんの?」

小説書いてますが

侑「うわぁ、腹立つ」

銀「まぁまぁ、苺牛乳飲むか?」

あ、下さい

侑「飲むなよ、というか前回の話の事だ」

知ってますよ、書いてるの私ですもの

銀「おっと、そろそろ危ない臭いが...」

FGOネタ入れたらああなっちゃいました

侑「お前何やってんの?」

ちょっとで終わらすつもりだったんですけど予想以上に長くなって
「あ、これ本編無理だな」ってなってああなりました

侑「お前何やってんの!?」

まぁまぁ落ち着いて、コーヒー牛乳飲みます?

銀「ああ、くれ」

侑「お前たち本当にマイペースだな」

銀「俺からも良いか?」

どうぞ

銀「今回は何でああなったんだ?」

大体こいつ(侑)のせいです

侑「うぉい」

だって戦闘してて敵倒してたらテンション上がってああなったって
完璧に貴方の責任でしょ?

侑「それをお前が」

あーっとここでお時間となりました!
短いですが今回はここまでです!

銀「落ち着け、大体の事はカルシウム摂っときゃ何とかなんだから」

牛乳飲みます?

侑「貰う」

主・銀「牛乳なら飲むんかい!」

それではー?

三人「「「次回もゆっくりしていってね!」」」


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閑話 咲夜さんの恋心

閑話だよっ

侑「本編書け」

本編のつもりだが筆が滑った

侑「本当にお前って奴は...」

咲「...今回私は必要なのかしら?」

当たり前です

侑「まぁ今回の主役だからな」

咲「...その」

どうしました?

咲「...少し、恥ずかしいわ」

ぐっふぁ!

侑「主が死んだ!」

何この子、何この子(2回目)

侑「珍しい、お前でも恥ずかしい事が」

ドスドスドスッ

咲「何か仰いましたか?」

今のは侑さんが悪い

侑「ああ、今のは悪かった」

咲「...私だって、一応女なんですから恥ずかしい事もあります」

ぐふぁっ!(2回目)

侑「また死んだ!」

咲「さて、そろそろ始めましょう?」

侑「そして咲夜はマイペースだな!」

咲「それでは、本編をお楽しみ下さい」


いつも通りの時間に起床。いつもと少し違う所といえば、お客様がいる事。

何でも祝勝会らしい。侑が友達と楽しそうにしてるのを見てると嬉しく思う。

その気持ちとは逆に寂しく感じてしまう事もあるのだけれど―――

 

咲「ふぅ...駄目ね、このままじゃ」

 

そんな気持ちを払拭するように、侑達を起こしに行く。

 

侑「うう...」

 

明「何だろうこの覚えがある痛み...」

 

銀「あだだ!無理!裂ける!」

 

雄「そっちには曲がらん!」

 

康「...激痛」

 

と、かなり苦しそうな寝言が聞こえる。

それはそうだろう、お互いに関節技を極めながら輪になっているのだから。

確か似たようなのがいたわね、ウロボロスだったかしら?

 

咲「ひとまず全部外しましょうか」

 

このままでは5人とも松葉杖で学校へ行く事になりそうなので外す事にした

 

5人「折れる!!」

 

非常に困った事になった。あっちを動かせればこっちが、こっちを動かせればあっちが、と

複雑に絡み合って上手く外せない。外せない事は無いけれど時間が掛かってしまう。

かくなる上は―――

 

咲「解体した方が楽かしら?」

 

そんな冗談を呟いた、すると

 

侑「起きた!」

 

明「痛さで起きた!」

 

銀「解体されたくないので起きた!」

 

雄「早く外せ!腕がなくなるぞ!」

 

康「...それは困る」

 

全員が飛び起きた。実際にやりそうに見えるのかしら?

 

咲「冗談です、流石にそんな事はしません。後処理が面倒ですし」

 

侑「後処理が面倒じゃなかったらしてたのか!?」

 

...はぁ、さっきまで真面目に悩んでたのが馬鹿らしくなってくる

 

咲「そんな事より、少し急いだ方が良いと思いますが?」

 

明「え?今何時?」

 

銀「一大事だな」

 

雄「誰が上手い事を言えと」

 

康「...懐かしい」

 

咲「現在の時間は7:00です」

 

銀「あれ?早くね?」

 

明「もう少し寝れそうだね」

 

咲「そういえば、今日は点数補充のテストがあるようですが」

 

そういった後、テーブルを見る。テーブルの上にはゲーム機、ペットボトル

お菓子の袋等が散らばっている

この様子だと、私が寝た後勉強せずにゲーム大会でもしたのだろう。

 

咲「随分楽しんだみたいですね?」

 

5人(ギクリ)

 

咲「...今から後片付けをします。それまでにすべての支度を済ませておいて下さい」

 

5人「リョウカイデス」

 

咲「その後、小テストをしますのでそこで一定点数取れなかった場合は、分かりますね?」

 

5人「アッハイ」

 

そんな事を言いながら、テーブルの上の物を片付ける。どんなに落ち込んでいても

この人達を見ていると

不思議と気分が明るくなっていく。

私がどう頑張っても出来ない事で、侑にしてあげられない事。

 

―――私を見て欲しい。でも、彼の笑顔が消えてしまうのなら、この気持ちは殺してしまおう

 

侑「さくやー」

 

不意に、侑が私の名前を呼ぶ

 

咲「はい、何でしょう?」

 

侑「今何を考えてるが知らんが」

 

何故か、昔の事を思い出した。侑と初めて会ったあの時の事を

 

侑「アホな事は考えるなよ?そんな顔せずにひとまず笑っとけ、せっかくの美人が台無しだ」

 

―――全く、この人はこういう人だった。口が悪く不器用でぶっきらぼうで

困ってる人を見ると放っておけない。

どんな状況でも一生懸命抗って、見捨てる事が出来ない優しい人。

そのくせ誰からも理解されず、理解されようとしないのに一人が嫌いな面倒臭い人。

 

だから、私だけは理解しよう。彼の傍に居てあげよう。

彼に何があろうとも、彼が何をしようとも、

私に出来る全てで、支え、肯定し、彼の味方であろう。

彼を守るために敵になるしかないのなら、私は喜んでなろう

 

明「うわー...」

 

銀「お前ああいう事恥ずかしげも無くよく言えるもんだな!」

 

雄「昨日の今日で二人目か...またネタが増えたな」

 

康「...浮気性」

 

4人「お前(ムッツリーニ)にだけは言われたくない(よ)!」

 

康「...心外、訂正を要求する」

 

4人「だってお前(ムッツリーニ)誰でも写真撮るだろ(でしょ)?」

 

康「...気のせい」

 

侑「よし、カメラを奪い取れ!」

 

銀「明久、雄二!ジェットストリームアタックをかけるぞ!」

 

明「雄二!お先にどうぞ!」

 

雄「ああ、いいのか?」

 

康「...カメラは渡さない」

 

銀「思ったより素早いぞ、いいな!」

 

雄・明「おう!」

 

康「...受けて立つ」

 

侑(カリカリ)

 

咲「止めなくていいの?」

 

侑「いつもと同じならすぐに終わる、それよりもやっと普段通りになったな」

 

咲「それは...今なら誰にも聞かれないし」

 

侑「普段からそれで良いと思うぞ?Aクラスの男子も喜ぶだろう」

 

銀「いけるぞ、もう一度ジェットストリームアタックをかける!」

 

康「...同じ手は食わない」

 

銀「俺を踏み台にしたぁっ!?」

 

雄「ぐふぁ!」

 

明「あともう少しって所で!」

 

ゴン!

 

康「...強打」

 

銀「ちょっと待て雄二!」

 

明「ムッツリーニ!?」

 

咲「それはそれ、これはこれよ。それに」

 

侑「それに?」

 

咲「こういう所は、特別な人にしか見せないもの」

 

ゴガシャアン!

 

侑「...えーと、何だって?」

 

4人「いたたた...」

 

咲「いえ、何でもないわ。それはそうと顔が赤いわよ?」

 

侑「さて、知恵熱でも出たかな」

 

明「あれ?咲夜口調が...」

 

咲「どうかされましたか?」

 

明「いや、気のせいだったみたい」

 

咲「さて、それでは皆様。そろそろ小テストを始めますよ?」

 

4人「ハッ!ちょっと待っ」

 

侑「よし、俺の方は終わったからいいぞ」

 

4人「この裏切り者!」

 

咲「それでは、テストを始めます!」

 

結果は、散々だった。侑が範囲を間違えるというミスを犯し

目も当てられない事になっていた。

 

咲「それでは、罰の方は放課後発表しますので、お逃げなさらないで下さいね?

逃げても、捕まえますが」

 

5人「うーい...」

 

出来る事なら、この素晴らしい日々がいつまでも続くことを信じて―――

 

咲「それでは、皆様。学校へ向かいましょう」

 




今回のゲストは~?

2人「咲夜(私)だろ(でしょ)?」

いやまぁそうなんですけど

侑「それにしても...恥ずかしいな」

咲「あら、聞こえなかったはずだけど?」

はいはい、聞こえたかどうかは私のみぞ知るってことで!

侑「それはそうと咲夜がどんな気持ちだったのかが」

自分の気持ち丸裸ですからねー

咲「別に?恥ずかしくも何ともないわよ?」

本音は?

咲「ナイフと拳、どちらがいいですか?」

おお怖い怖い、早い内に店仕舞いしましょ

侑「今回は、咲夜の素の部分が出たな」

狙いとしては「憧れの女性」なので、少し大人びた物言いですね

咲「憧れの女性が誰にとってなのか詳しく聞きたいわね?」

それはー秘密でっ!さて、挨拶しますよ!

3人「次回もゆっくりしていってね!」


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第九話 バカとお昼とお弁当

side?

 

カタカタカチャカチャ

 

キーボードのような物を打つ音が響く

 

?「えーっと?あれをこーしてここがこうなって...」

 

?「あっ!失敗しちゃった...」

 

バンッ!

ついでに机を叩く音も響く

 

?「大体説明が雑すぎるんだよね...」

 

「大丈夫!適当にやっててもどうにかなるって!それじゃ僕は他の所行ってくるから!」

 

?「少しも説明してないね。よく考えたら」

 

そんな愚痴を誰かに話すでもなく漏らしながら、キーボードを打ち続ける

 

?「ん...あっ出来た!」

 

?「よしよし、それならこの時期にこの子達をっと...」

 

?「「ああ、肝に銘じる」かー、出来たらいいね、僕は肯定も否定もしないよ?けど...」

 

?「話を面白くするために妨害くらいはさせてもらうよっ!と」

 

そういうと彼は近くにあったコーヒーを飲んだ

 

?「何これ苦っが!」

 

side侑

 

侑「んん...ふぅ、やっと終わったな」

 

銀「ソウデスネ」

 

明「終わったよ...色々と」

 

秀「お主達、大丈夫か?」

 

雄「お前達最低限の点数はとれたんだろうな」

 

康「...問題ない」

 

さぁ、そんなこんなで試験が終わってお弁当ターイム

テンションが高いだって?なんだか今日は調子が良いからさっ!

 

姫「あの...皆さん」

 

明「どうしたの?姫路さん」

 

姫「この間3人のお昼を見て、勝手なんですけどお弁当を作ってきたので、皆さん食べませんか?」

 

フラグが!明久にフラグが立った!

 

雄「お、いいのか」

 

銀「女の子がお弁当作ってくれたとあっちゃあ、食わない訳にはいかねーなぁ?」

 

康「...お手並拝見」

 

島「ちょぉぉーっと待ったぁぁぁ!!」

 

バァン!と音を立てて扉が開かれる。誰だっ!いや大体予想は出来るが

 

姫「み、美波ちゃん!?」

 

島「そのお昼...ウチも一緒させてもらってもいい?」

 

銀「俺は別に構わないが...」

 

明「僕も特に...」

 

秀「ワシも構わんのじゃ」

 

康「...問題ない」

 

雄「ムッツリーニ、カメラの手入れをするんじゃない」

 

もちろん俺も異論は無い

 

島「何でそんなにテンション低いのよ!ウチが恥ずかしいじゃない!」

 

銀「なら...イヤッフゥゥゥゥ!!女子が増えるぞぉぉぉぉ!!」

 

明「やったね銀ちゃん!女の子が増えるよ!」

 

雄「おいやめろ」

 

康「...(パシャパシャ)」

 

俺も流れに乗って「イヤッフゥゥゥゥ!!イッツミー、マー〇オー!!」と叫んでおいた

秀吉は乗り切れなかったようで困惑した表情をしている、可愛い。だが男だ

 

島「やめて、そっちの方が恥ずかしいから。さっきの方が数倍マシよ!」

 

銀「というか...お前何だかテンション高くないか?」

 

侑「今日はいつもより体が軽いからかもしれないな。分かりやすく言えば邪魔してた物が無くなったみたいな」

 

明「ふーん...」

 

雄「侑がテンション高いと調子が狂うな」

 

康「...異常」

 

少し調子が良いだけでこれだけである。ひどい。

 

姫「あの...お昼休み終わっちゃいますよ?」

 

雄「お前たちは先に行っててくれ。昨日の礼もかねて飲み物でも買ってくる」

 

島「あ、それならウチも行く!この人数じゃ1人で運ぶのは難しいでしょ?」

 

あんまり話していると昼食の時間が無くなりそうなので移動した

 

side雄二

 

雄「島田、良かったのか?」

 

島「しょうがないでしょ?1人じゃ持ちきれないんだから」

 

雄「そうじゃなくて、明久と一緒に行かなくて良かったのか?」

 

島「な、なななな何言ってんのよ!?ウチは別に吉井の事...」

 

雄「先に言っておくが、明久は超がつくほどの鈍感だぞ?」

 

島「そんな事分かってるわよ...」

 

雄「照れ隠しだとは分かってるが、いくら何でもやり過ぎじゃないか?」

 

島「そうなのよね...言葉よりつい手が出ちゃうのよ...」

 

雄「ほうほう、やっぱり明久の事が好きだったのか」

 

島「あ、アンタねぇ...その内バチが当たるわよ...」

 

他人からは趣味が悪いだとか言われそうだが、明久達を弄るのはやはり面白い。

明久達というより主に明久だが

 

雄「さて、着いたぞ。明久と仲良くな?」

 

島「いつか仕返ししてやるから覚えてなさいよ...」

 

扉を開けると明久達がシートの上で弁当を食べている光景が目に入った

卵焼きに手を伸ばし、口に運ぶ。

次の瞬間―――

 

バタン

 

何だ!?暗殺者に伝説の首トンをされたか!?と考えていたが

すぐに考え直し明久にアイコンタクトで合図を送る

 

「毒を盛ったな」と

 

明久からの返事は...「毒なんか盛ってないよ、姫路さんの実力だよ」だと!?

そうか、変人だらけのクラスでまともだと思っていたがそっち系だったか...

それはともかく今の状態は凄く不自然だろう、何か言い訳を考えなければ―――

 

「あ...足が攣ってな...」

 

そんな言い訳しか出てこなかった

 

side侑

 

今日は良い一日だと思ったらこの有様だよ畜生!

ひとまず状況を整理しよう、瑞希の弁当を食べた二人が倒れた、以上

 

銀「侑、俺はあの弁当からなーんか嫌な予感がするんだが...主にダークマター的な」

 

明「奇遇だね、僕も同じ事を考えていたんだ」

 

侑「で、どうする?」

 

明・銀「「雄二に食べさせよう」」

 

こいつら鬼だ!

 

明「別に恨みは無いよ?姫路さんの事とか姫路さんの事とか」

 

銀「康太に食べさせたらあいつ死ぬぞ?それなら雄二の方が耐えられるかもしれねーし...」

 

侑「ちなみに自分で食べるという選択肢は?」

 

明・銀「「ない!」」

 

やっぱりこいつら鬼だ!

 

明「あのお弁当は雄二のために作ったんだから雄二が食べるべきだと思いまーす」

 

銀「いや、あのお弁当は...」

 

侑「よし、俺が行こう」

 

秀吉の声が聞こえないのは気のせいではない

自分が食べると先程から言ってくれているが、俺達が無言で却下しているだけである

 

侑「明久くぅん!僕は今から弁当を食べまぁす!」

 

銀「おう、弁当食わねぇか」

 

明「僕はお見舞いするよぉ、弁当をお見舞いするよぉ」

 

覚悟は決まった...

 

明「ああっ!姫路さんあれは!」

 

今だっ!

 

ガツガツムシャムシャ

 

...あれ?意外と何ともないぞ?

強いて言えば...薬品の味がするぐらいか?

 

銀「お前凄いな...」

 

まぁそれはそれとして

 

侑「瑞希、少しいいか?」

 

バタン

 

侑「選択は二つに一つだ。料理を諦めるか、俺の知り合いに料理を習うかどちらかだ」

 

姫「ふぇっ!?あの、私の料理駄目でしたか...?」

 

侑「いや、切込みが入れてあったり色々工夫されていたのは良かったんだが...何を入れた?」

 

姫「(検閲)とか(Censorship)とかですよ?」

 

アホかお前は!と叫びたい気持ちを抑え、瑞希に続けて質問する

 

侑side?

 

カタカタカチャカチャ

 

キーボードのような物を打つ音が響く

 

?「えーっと?あれをこーしてここがこうなって...」

 

?「あっ!失敗しちゃった...」

 

バンッ!

ついでに机を叩く音も響く

 

?「大体説明が雑すぎるんだよね...」

 

「大丈夫!適当にやっててもどうにかなるって!それじゃ僕は他の所行ってくるから!」

 

?「少しも説明してないね。よく考えたら」

 

そんな愚痴を誰かに話すでもなく漏らしながら、キーボードを打ち続ける

 

?「ん...あっ出来た!」

 

?「よしよし、それならこの時期にこの子達をっと...」

 

?「「ああ、肝に銘じる」かー、出来たらいいね、僕は肯定も否定もしないよ?けど...」

 

?「話を面白くするために妨害くらいはさせてもらうけどねっ!と」

 

そういうと彼は近くにあったコーヒーを飲んだ

 

?「何これ苦っが!」

 

side侑

 

侑「んん...ふぅ、やっと終わったな」

 

銀「ソウデスネ」

 

明「終わったよ...色々と」

 

秀「お主達、大丈夫か?」

 

雄「お前達最低限の点数はとれたんだろうな」

 

康「...問題ない」

 

さぁ、そんなこんなで試験が終わってお弁当ターイム

テンションが高いだって?なんだか今日は調子が良いからさっ!

 

姫「あの...皆さん」

 

明「どうしたの?姫路さん」

 

姫「この間3人のお昼を見て、勝手なんですけどお弁当を作ってきたので、皆さん食べませんか?」

 

フラグが!明久にフラグが立った!

 

雄「お、いいのか」

 

銀「女の子がお弁当作ってくれたとあっちゃあ、食わない訳にはいかねーなぁ?」

 

康「...お手並拝見」

 

島「ちょぉぉーっと待ったぁぁぁ!!」

 

バァン!と音を立てて扉が開かれる。誰だっ!いや大体予想は出来るが

 

姫「み、美波ちゃん!?」

 

島「そのお昼...ウチも一緒させてもらってもいい?」

 

銀「俺は別に構わないが...」

 

明「僕も特に...」

 

秀「ワシも構わんのじゃ」

 

康「...問題ない」

 

雄「ムッツリーニ、カメラの手入れをするんじゃない」

 

もちろん俺も異論は無い

 

島「何でそんなにテンション低いのよ!ウチが恥ずかしいじゃない!」

 

銀「なら...イヤッフゥゥゥゥ!!女子が増えるぞぉぉぉぉ!!」

 

明「やったね銀ちゃん!女の子が増えるよ!」

 

雄「おいやめろ」

 

康「...(パシャパシャ)」

 

俺も流れに乗って「イヤッフゥゥゥゥ!!イッツミー、マー〇オー!!」と叫んでおいた

秀吉は乗り切れなかったようで困惑した表情をしている、可愛い。だが男だ

 

島「やめて、そっちの方が恥ずかしいから。さっきの方が数倍マシよ!」

 

銀「というか...お前何だかテンション高くないか?」

 

侑「今日はいつもより体が軽いからかもしれないな。分かりやすく言えば邪魔してた物が無くなったみたいな」

 

明「ふーん...」

 

雄「侑がテンション高いと調子が狂うな」

 

康「...異常」

 

少し調子が良いだけでこれだけである。ひどい。

 

姫「あの...お昼休み終わっちゃいますよ?」

 

雄「お前たちは先に行っててくれ。昨日の礼もかねて飲み物でも買ってくる」

 

島「あ、それならウチも行く!この人数じゃ1人で運ぶのは難しいでしょ?」

 

あんまり話していると昼食の時間が無くなりそうなので移動した

 

side雄二

 

雄「島田、良かったのか?」

 

島「しょうがないでしょ?1人じゃ持ちきれないんだから」

 

雄「そうじゃなくて、明久と一緒に行かなくて良かったのか?」

 

島「な、なななな何言ってんのよ!?ウチは別に吉井の事...」

 

雄「先に言っておくが、明久は超がつくほどの鈍感だぞ?」

 

島「そんな事分かってるわよ...」

 

雄「照れ隠しだとは分かってるが、いくら何でもやり過ぎじゃないか?」

 

島「そうなのよね...言葉よりつい手が出ちゃうのよ...」

 

雄「ほうほう、やっぱり明久の事が好きだったのか」

 

島「あ、アンタねぇ...覚えてなさいよ...」

 

他人からは趣味が悪いだとか言われそうだが、明久達を弄るのはやはり面白い。

というか主に明久だが

 

雄「さて、着いたぞ。明久と仲良くな?」

 

島「いつか仕返ししてやる...」

 

扉を開けると明久達がシートの上で弁当を食べている光景が目に入った

卵焼きに手を伸ばし、口に運ぶ。

次の瞬間―――

 

バタン

 

何だ!?暗殺者に伝説の首トンをされたか!?と考えていたが

すぐに考え直し明久にアイコンタクトで合図を送る

 

「毒を盛ったな」と

 

明久からの返事は...「毒なんか盛ってないよ、姫路さんの実力だよ」だと!?

そうか、変人だらけのクラスでまともだと思っていたがそっち系だったか...

それはともかく今の状態は凄く不自然だろう、何か言い訳を考えなければ―――

 

「あ...足が攣ってな...」

 

そんな言い訳しか出てこなかった

 

side侑

 

今日は良い一日だと思ったらこの有様だよ畜生!

ひとまず状況を整理しよう、瑞希の弁当を食べた二人が倒れた、以上

 

銀「侑、俺はあの弁当からなーんか嫌な予感がするんだが...主にダークマター的な」

 

明「奇遇だね、僕も同じ事を考えていたんだ」

 

侑「で、どうする?」

 

明・銀「「雄二に食べさせよう」」

 

こいつら鬼だ!

 

明「別に恨みは無いよ?姫路さんの事とか姫路さんの事とか」

 

銀「康太に食べさせたらあいつ死ぬぞ?それなら雄二の方が耐えられるかもしれねーし...」

 

侑「ちなみに自分で食べるという選択肢は?」

 

明・銀「「ない!」」

 

やっぱりこいつら鬼だ!

 

明「あのお弁当は雄二のために作ったんだから雄二が食べるべきだと思いまーす」

 

銀「いや、あのお弁当は...」

 

侑「よし、俺が行こう」

 

秀吉の声が聞こえないのは気のせいではない

自分が食べると先程から言ってくれているが、俺達が無言で却下しているだけである

 

侑「明久くぅん!僕は今から弁当を食べまぁす!」

 

銀「おう、弁当食わねぇか」

 

明「僕はお見舞いするよぉ、弁当をお見舞いするよぉ」

 

覚悟は決まった...

 

明「ああっ!姫路さんあれは!」

 

今だっ!

 

ガツガツムシャムシャ

 

...あれ?意外と何ともないぞ?

強いて言えば...薬品の味がするぐらいか?

 

銀「お前凄いな...」

 

まぁそれはそれとして

 

侑「瑞希、少しいいか?」

 

バタン

 

侑「選択は二つに一つだ。料理を諦めるか、俺の知り合いに料理を習うかどちらかだ」

 

姫「ふぇっ!?あの、私の料理駄目でしたか...?」

 

侑「いや、切込みが入れてあったり色々工夫されていたのは良かったんだが...何を入れた?」

 

姫「(検閲)とか(Censorship)とかですよ?」

 

アホかお前は!と叫びたい気持ちを抑え、瑞希に続けて質問する

 

侑「そうかそうか、アホかお前は!」

 

姫「(びくっ)」

 

抑え切れませんでした

しまった、瑞希が委縮してしまっている

 

侑「瑞希?何でそんなものを入れたんだ?」

 

姫「そ、その、料理の隠し味は愛情って書いてあったんです」

 

侑「ああ」

 

姫「いっぱい入れたんですけど、他にも何か一味加えた方が良いかなって...」

 

愛情でそれを選んだとしたら狂気的すぎる愛なわけだが...

 

侑「瑞希、まず何事も基本からだと思うんだ。勉強だっていきなり応用は難しいだろ?」

 

姫「確かに侑君の言う通りですね...すいません」

 

侑「分かってくれたならいいんだ。それと、明久はかなり料理が上手いからな?」

 

姫「ああああの一体何を」

 

侑「さく、じゃなかった俺の知り合いは厳しいから頑張れ」

 

姫「あ、ありがとうございます!それで味の方は―――」

 

その問いには答えず屋上への扉を開けた、正直答える余裕が無かっただけだが

 

銀「大丈夫か?体調悪そうだが」

 

侑「この有様を見て大丈夫だと思うなら鉄拳をプレゼントして」

 

そこまで言ったところで視界がブラックアウトした

 

 



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