東方幻想外 ~旅行編~ (鮎川純太)
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お嬢さま達!南の世界に行く!
第1話 旅行!?


どうもはじめまして!鮎川です!


今回は、初投稿というわけで、自分が好きな東方projectのメンバーが

旅行をするという話を書いてみました!


小説を書くということも初めてでなにもかもが低レベルですがたのしんでもらえれば
幸いです。それではどうぞ!!





「たまには旅行をしましょ?」

 

 

 

 

ここは、幻想郷にある紅魔館。

 

 

 

その紅魔館の主である、レミリア・スカーレットはある日の夕食の時間に

 

藪から棒にそんなことを言い出した

 

 

今日は、お正月ということもあり、大広間には

 

 

紅魔館の門番を務めている紅美鈴(ほんめいりん)

 

 

紅魔館地下にある大図書館に住んでいるパチュリー・ノーレッジ

 

 

レミリアの妹、通称悪魔の妹のフランドール・スカーレット

 

 

このメンバーでお正月の夜を楽しんでいた。

 

 

 

「旅行ですか・・・」

 

この紅魔館のメイド長を務めている十六夜咲夜(いざよいさくや)

 

が少し考えるような素振りをしている

 

 

 

「咲夜、貴方今までに旅行何回くらいしたの?」

 

 

「大体・・・数回くらいー」

 

 

「アウトオオオオオオオ!!」

 

 

と、いきなり耳に穴が開くであろうでっかい声を出してきた。

 

 

「どうかなさいましたか?お嬢様?」

 

 

「いえ・・・なんでも・・・」

 

流石は咲夜、ここまで冷静に対処するとは

 

 

「それにしてもいきなりどうしたのレミィ、旅行しようだなんて」

 

伊達巻を少し頬張って食べてるパチュリーが訊ねた

 

 

 

「それに、私なんだか最近喘息が酷くなり始めたし、行きたくても行けないわよ」

 

 

「フフフ・・・それがねパチェ。つい最近すごいものを見つけてきたのよ、

咲夜、例のあのすごいものを」

 

 

「はい、あれですね?お嬢様」

 

 

咲夜は風の如く去っていき、風の如く戻ってきてパチュリーにあるものを渡した

 

「・・なに?これ?」

 

 

それは、形はおよそソフトボール程度の大きさで紫色の

アドエアと書かれていた。

 

 

「これは、私が人間の里の薬屋で買ってまいりました。アドエアでございます」

 

 

 

「いや、それは分かるんだけど・・・大体これどうやって使うのよ?」

 

 

 

「あ、それはですね」

 

 

咲夜がパチュリーに(レミリア曰く)すごいものを説明していたら、「あの」と門番の美鈴が

首かしげていた

 

 

「どうしたのよ、美鈴。アンタは旅行に行きたくないの?」

 

 

「いえ・・そういうわけではないのですが・・・」

 

なにか言いたそうだ

 

 

「旅行はとても好きなのですが・・どこに行くのですか?」

 

 

少し後ろめいた事を言うように美鈴は訊ねた。しかしレミリアは

上機嫌に

 

 

「美鈴、いい質問をありがとう。褒めてあげるわ。私たちが行く所、

そこは・・・」

 

 

 

「・・・・そこは?」

 

 

 

 

 

 

 

「表日本に行くことにしたのよ!!!」

 

 

「「「表日本!?」」」

 

 

いつのまにか聞いてきた、咲夜達もそれに反応した。やはり困惑と戸惑いが表れていた。

 

 

 

「表の日本に行くって、本当ですか!?お嬢様!?」

 

 

「ええ、本当よ」

 

 

「でもでも」とデザートのケーキを食べ終えていたフランドールが

 

 

「お姉さま、表の日本ってかなりこの幻想郷から近いところですわよね?

そんなところにわざわざなんで行くの?」

 

 

「おほほほほ、分かってないわねフラン、ズバリここから表の日本は

幻想郷から近いだけじゃないのよ?」

 

 

「そうなの?お姉さま?」

 

 

「咲夜、説明してあげて」

 

 

「あ、はい。」

 

すると、どこからか、表日本地図が付いてある黒板が現れた

 

 

「この表の日本は、確かにこの幻想郷から近いところにあります

しかし、この場所はこの世界の中で神秘的なものが至るところにある

よのです。たとえばー」

 

 

「咲夜、それ言い出したら止まらなくなるから、省略しなさい・・」

 

 

「つまり、この表の日本という国は由緒正しい場所なのでございます」

 

 

「そして、そこの表の日本で新しいことに触れるのよ」

 

 

「なるほどお、いいですねえ。私はすごく行きたくなりました!」

 

 

美鈴も興味深そうに目を輝かせ咲夜の話を聞いて納得してくれた。

あと残りは・・・

 

 

「パチュリーアンタは?」

 

 

「喘息なら、あのアドエアでなんとかなると思うから・・・

私も行こうかな?」

 

 

パチュリーも若干の笑みを表しながら答えた

 

「フランは?」

 

 

「私も行きたいですわ!久しぶりに紅魔館の外にも出られるのだもの!

だけど・・・」

 

 

「「「だけど?」」」

 

 

声が揃った

 

そしてフランは待ってましたのような無邪気な笑顔でこう聞いた

 

 

 

 

 

「お姉さま、旅行って何ですの?」

 

 

「アンタはなんで表の日本を知っていて、旅行の意味はわからないのよ・・・」

 

 

レミリアのちょっとした苦痛のようなつぶやきがなぜか紅魔館に響いた

 

 

こうして、紅魔館御一行による旅行が始まったのであった




いかがでしたか?

本当に素人みたいで申し訳ないですw

なにか感想みたいなのがあれば

ぜひアドバイスをください!!


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第2話 移動!?

どうも!鮎川です!


今回は移動編です。


どうぞ!


そして旅行出発の日がやってきた。

 

 

表の日本、つまりは表の世界に行くためには白麗霊夢(金の亡者)が巫女を

している博麗神社がこの幻想郷との境目なのだからまずは博麗神社へ

行かなければならない

 

 

それで、博麗神社到着

 

 

 

「いらっしゃらい!いらっしゃい!なんか買っていかない?」

 

 

どこかで聞いたことがあるような台詞で霊夢はなんだか入口でなにか売って

いるようだ。

流石に金の亡者とは言われてはいるが一応博麗霊夢の巫女ではある。

それなりにお正月なのだから巫女として最低限度の事はやろうとはしていて。

一同それなりに胸を撫で下ろした

 

 

果たして、何を売っているのだろうかと紅魔館の皆さん一同は売っているのを見て

みた。すると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

波魔矢・・・10000円

 

博麗神社御守り・・・有り金と保険金全部よこせ

 

博麗印のおみくじ・・・貴方の財産まるごとよこせ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「普通にガチのぼったくりじゃないかああああ」」」

 

前言撤回、やはり霊夢はただの金の亡者であった。

 

 

 

「なによ!レミリア!・・ってあたしの商売に文句あるわけ!?ていうか

なんで、あんた達ここにいるのよ!」

 

 

 

「普通にぼったくりじゃない!どれだけ金の亡者なのよ!それと、

有り金と保険金全部よこせって、アンタは鬼か!」

 

 

 

「吸血鬼に鬼なんて言われたくないわよ!!」

 

 

 

「ねえ、咲夜、わたしもあの乱闘に混ざってもいいのかしら?お姉さまの

手助けもしたいし」

 

 

 

「いけませんよ、フラン様。とりあえず、レミリア様を暖かく見守るのが

一番なのですよ?」

 

 

 

「まったく・・・レミィったら・・・」

 

 

 

パチュリーが深い溜め息をついた

 

 

 

―――――――――――しばらくおまちください―――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で?何の用よ?」

 

 

とりあえず、途中から見守るのが絶えなくなり、咲夜は仲裁に入ったらなんとか

騒ぎが大きくならずに済んだ。

 

 

 

「私たち今から表の日本に旅行しに行くのよ」

 

 

 

「はあ?旅行?」

 

 

 

「そうなのです、今回はレミリアお嬢様がたまには表の世界に行って新しいことに

触れてくるのです・・」

 

 

普段はチャイナドレスのようなものを着ている美鈴なのだが、今日は珍しく

カジュアルな服を着ている。これはこれで新鮮なのだが一体いつ買ったので

あろうか・・・

 

 

 

「まあ・・・別に、構わないけど・・・パチュリーとか喘息はいいの?」

 

 

 

「まあわたしは・・・咲夜からこれもらったから大丈夫だけど・・・」

 

 

 

「これって・・・アドエア?確か喘息とかの薬を持ち歩かなくてもいつでも

薬が服用できるやつ?」

 

 

 

「これで、パチェは喘息の心配はないのよ」

 

 

 

「なるほどねえ・・・まあ、そういうことなら別にいいんだけど・・・」

 

 

だが、しかし霊夢は少し不服そうな顔をしている「どうかしたのですか?」

と咲夜は聞いたのだが「いや、なんでもないわ」となんだか隠している

様子なのだがレミリアさほど気にしなかった。

 

 

 

「まあ、とにかく正月とはいえ程々にしてよ?そうじゃないと、アンタ達が表の

世界に行っている時に異変とかが起きたらシャレにならないからね?」

 

 

 

「分かってるわよ、とにかく大結界を解いてくれる?」

 

 

 

「はいはい、まあとにかく程々にね」

 

 

霊夢がそういうと、次の瞬間パリンとガラスが壊れたような音が聞こえて

この幻想郷とは思えない空気というのか・・・気配というのか・・・

そのような「気」が流れ込んできた

 

 

 

「これが・・・外の世界・・・」

 

 

博麗神社の鳥居をくぐると次の瞬間、激しい日差しがレミリア達を襲った!!

 

 

 

「お嬢様!!フラン様!!」 「レミィ!!フラン!!」

 

 

それと同時に咲夜は素早くレミリア達がいつも使っている傘を広げて

レミリアとフランに日差しが当たらないようにした。

あと、少し遅れたらレミリアとフランは死んでいたのかもしれない

 

 

 

「咲夜・・・ありがとう・・・」

 

 

 

「いえいえ、フラン様は大丈夫ですか?」

 

 

 

「こ、怖かった・・・」

 

 

少し、フランは少し涙目になりながら震えている

 

 

 

「申し訳ありません、フラン様・・・」

 

 

 

「んーん、大丈夫。でも流石は外の世界ね、幻想郷とは全然違うわ」

 

 

 

「やっぱり、幻想郷とこの外世界では太陽は同じく出ているのですね・・・」

 

 

美鈴も自分が思っていたよりも、遥かに違うようだったようだ・・・

 

 

 

「・・・そうみたいね、お嬢様方、その傘をいつ、いかなる時でも手から

外さぬようにしてくださいよ!」

 

 

 

「そ・・・そうね・・・」

 

 

 

「そういえば、ここはどこなの?」

 

 

パチュリーはそう言いながらあたりを見回した。

すると近くにあった看板にこう書かれてあった。

 

 

 

「沖縄へようこそ!!」

 

 

 

 




いかがでしたでしょうか?



これから、レミリア達はどのような旅をするんでしょうね?←ぇ



なにか感じたことがあれば、よろしくお願いします!


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第3話 到着!?

どうも!!鮎川です!!


いやあ、今回はなんだか酷い!!いろいろ酷い(笑)


中2病にかかってしまうと、ここまで酷くなるとは思わなかったです(笑)


そんなわけで今回はちょっと、長編です。(でもあまり物語は進んでないとは
言えない)←


「お、沖縄?」

 

 

幻想郷で、霊夢に大結界を解いてもって、鳥居をくぐり

いざ!旅行が始まる…!!

…と思われたがいきなりこの沖縄という所に来てしまった。

ここは本当に表の世界…日本なのであろうか…

 

 

「ねえ咲夜…ここが表の世界なの?なんだか私が知っていたよりも

随分と違う感じがするわ…

 

 

「いえ…表の世界だという事は間違いないと思うのですが…

私も表の世界の事の大体の事は知っているのですが…こんな所があるとは

分からなかったです・・なんだかここはものすごく暑いですねここは…」

 

 

そう、とにかく暑いのである。ただでさえ汗が溢れてくるのに、この暑いのに

上着やマフラーなどを身につけていると、本当に気持ち悪くなってしまう…

 

 

「咲夜、表の世界の地図を見せなさい」

 

「はい・・・こちらです」

 

「…この沖縄って所…私が知っているよりも文明とかが随分と

発達しているみたいね…しかも見た感じここだけ文明が発達してるとは

考えにくいし…」

 

「そうですね…」

 

「本当に、見たことないものばかりありますねぇ、あの…皆さんとりあえず

少し遠いですけどあそこに家があるみたいなので行ってみませんか?ここで考え

ていても仕方ないと思いますし…」

 

 

美鈴が、額に汗をかきながらそう言った。大体500Mくらいだろうか

確かにこうしてただ考えているよりここの住民に聞けばなにかわかるかも

しれない

 

 

「そうね・・・とりあえず、こうしているよりはいいかもしれないわよね・

・・移動しましょうか・・・」

 

「……っ!????」

 

 

突然、パチュリーが警戒でもするかのように目つきが変わった

どうかした?とパチュリーに聞こうとしたら、シッ!!と口をふさがれた

 

 

「何かが・・・来るわ・・・」

 

「あれ?お姉さま、あのでかい鉄の塊はなんでしょう?」

 

 

フランが指を差したその先には、なにやら大体高さは2~3mくらいだろうか

正面からはガラスだろうか・・・そのガラスのその奥には誰かがいる

するとなにやら、近づいてきてきた。ものすごいスピードで

 

 

「きゃぁああああ!?さ、咲夜!?なんなんのよ!あれ!この表の世界にも

異変でも起きているの!?」

 

「わ、私も分かりません!!でもあそこのガラスの奥にいるのは、おそらく人間

の者に違いありません!」

 

「じゃあ、この世界の人間の者は幻想郷内最速と言われている、天狗と協力して

あんなよくわかない兵器でも作ったのですかねぇ?」

 

「この世界でも、弾幕勝負みたいに戦争はあるみたいね…レミィ!どうするの?」

 

「しかたないわね…この幻想郷一のカリスマ、レミリア・スカーレット様に勝負

を挑んだ事を存分に後悔させてあげるわ!!!」

 

 

レミリアは、そう言い放って。その謎の兵器を向かい討つかのように

で道に立った。すると

 

 

「ねえ、ねえお姉さま、あの兵器みたいなの私が壊したいわ!!」

 

フランが、そんなことを言い出した。これには流石に咲夜は慌てて

 

 

「フラン様!相手は人間といえど私達には分からない兵器を持っているのですよ!?

迂闊に勝負をするのは危険です!!」

 

「何よ咲夜私が信用できないの?あんなわけのわからない兵器なんて、

私がこの手でバラバラにしてあげるわ!」

 

 

そういうと、フランはその兵器を向かい討つかのようにして道の真ん中に立った。

その兵器はスピードをどんどん上げていき近づいてきている

 

すると、その兵器はいきなり、ビー!!という音を出してきてフランは

ビクっ!とした。あの人間は威嚇攻撃でもしているのであろうか?

 

「フラン様!やはり相手は何をやるか分かりません!!危険ですから

こっちに戻ってきてください!フラン様の身になにかあったら

私は…私は…レミリアお嬢さまに顔向けできませんよ!」

 

 

珍しく、咲夜が涙目にしてそう叫んでいる。

まるで…遠くへ行ってしまうわが子を必死で止める母親のように

 

そう…母親のように…

 

 

「ちょっと待って!なんでその台詞はまるで私は死んでしまったみたいな言い方

なのよ!!生きてるわよちゃんと!」

 

そんなふざけたことをやっている内にどんどんと、兵器は迫ってゆく

距離も50Mくらいしかなくなってしまっている

 

 

「ちょっと!フラン!!ホントにアンタ死ぬわよ!?戻ってきなさい!!」

 

「いいから、いいからお姉さま。私…私に任せてよ大丈夫よ、手加減もするし

即死なんて事はさせないわよ?…うふふふ?」

 

 

言ってることが無茶苦茶な感じがしたが、一瞬フランは顔色がまさに吸血鬼、

相手の血を求めている鬼のような表情になった気がした。

そしてフランと兵器の差が30Mくらいになった時

 

 

「フラン(様)ああああああ!!!!」

 

いろいろな人の叫び声が、沖縄の空に響いていくなか、フランは

 

 

「スペルカード…禁忌 レーヴァテイン!!!」

 

 

フランのスペルカード、レーヴァテインの漆黒の炎の剣がその兵器を切り裂いた!!!

 

そして兵器は炎を上げて大炎上した。

 

 

「あら?意外とあっけなかったわね」

 

得意げな表情をして、フランは言った。

 

確かに呆気ない、こんなに簡単にやられるとは逆に怪しい…

 

「でも…ちょっとやり過ぎじゃない?」

 

パチュリーがその人間に同情するかのように言った

 

「あら、パチェ。貴女が人間に同情するなんて珍しいわね」

 

「いや…あれは、誰でも同情すると思うんだけど…ん?」

 

 

その兵器の中からノコノコと人間が出てきた。見た所男のようだ。

 

『ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、

ごめんなさい…』

 

「あら?生きてたの?」

 

「レミィ…それはいくらなんでも残酷すぎるわ…」

 

「うるさいわね…あれ?またあの兵器がたくさん来たわ!!」

 

レミリアが指を差したその先にはまたしても、同じような兵器が来た

 

「また来たの!?…あれ?なんだか今度は違うわね…」

 

 

そう違う、その兵器の上にはランプみたいなのが付いている。その時咲夜は

かなり顔を青ざめている

 

「どうしたの?咲夜、顔色が悪いわよ?」

 

「お、お嬢さま!!あれはあの兵器の持ち主は見た事があります!!確か

警察という者達で、この世界の警備隊です!!」

 

「え!?警備隊!?レミィ!!やっぱり、私達あのよくわかんない兵器を

木端微塵にしちゃったから、近くの住民が連絡したのかもしれないわ!!」

 

「フラン!!なんで、木端微塵にしたのよ!!あなた手加減するって言ったわ

よね!?」

 

「なは~♪その男ちゃんと生きてるじゃない、手加減したわよ?」

 

「あなたの手加減はほとんど、本気よ!!もう少し手加減しなさいよ!!」

 

「何よお姉さま、貴女もあの兵器を壊そうとしたじゃない」

 

「私は(たぶん)手加減して(きっと)死傷をさせないようにしたのよ!!」

 

「お嬢さま…本音が混ざっていますよ?…」

 

 

そんなことをしている内に、警備隊の兵器が近くに止まりから見たことのない格好

をした人間達がこちらに向かって歩いてきた。

その落ち着きぶりが逆におそろしい…

 

 

『あなた達ですか?その男を気絶させたのは?』

 

その警備の一人が気絶している男を指差してそう言った

 

「しかたないわね…お嬢さま方、私が答えますわ」

 

咲夜は前に出てきた。

 

「は、はい…私達です…」

 

ここで、嘘をついたらなんだか罪がもっと重くなるであろう。と悟った咲夜は

正直に答えた

 

 

 

『そうですか…貴女、名前は?』

 

その警備の者は続いてこんなことを言った

 

「十六夜…咲夜です…」

 

これにも、正直に答えた。その後ろでは心配そうに見守っている

 

「咲夜さん…大丈夫ですかね…」

 

「咲夜を信じましょ…」

 

『十六夜さんですか…わかりました。』

 

 

そして、警備の者は大きく息を吸い込みこう言った

 

そして、全員が息を呑んだところで…

 

 

 

 

 

 

『十六夜様方!!!ご協力!!!逮捕協力を感謝いたします!!!!』

 

 

「「「「……え?」」」」

 

 

なにか処罰が来るのかと思ったが、逆に感謝されたのであった

 




今回も、お付き合いいただきありがとうございます!!


さあ…フランちゃんは、車が来るとこのような破壊行動
をしてしまうようですね←ぇ

という主の妄想です←


さて、レミリア達はなぜ感謝されたのでしょうか?次の話も
楽しみにしていただけると嬉しいです!



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第4話 お手柄!?

どうも!!鮎川です!


なんだか、だんだんと妄想が酷くなってきているのは自分
の気のせいでしょうか?

そして、小説の書き方もさらに混乱もしてきました。
あれ?この話なんでしたっけ?


「ま、待ってください!!私達、その兵器を木端微塵にしてしまいましたよね!?

なんで、お礼を言われるのですか?」

 

フランはある人間の男が乗っていた兵器を木端微塵にしてしまい

この世界の警備隊の者がぞろぞろとやってきて誰もがレミリア達に処罰が来ると

思っていたのだが、処罰を与えるどころかレミリア達は警備隊に感謝の言葉を

言われたのであった。

 

 

『え?兵器?兵器ってなんですか?まさか…この男はなにか爆弾でも持って

いたのですか!?』

 

「いやいやいや!!!そうではなくてですね!!!」

 

『ん?では、十六夜さんが言った兵器とは何のことなのですか?』

 

 

その警備隊の一人は頭の上に疑問符を浮かべて首を傾げている。どうやら自分達

言いたい兵器という物が分かっていないらしい。

 

「いや…ですから…その乗り物のことなんですけど…」

 

 

その、木端微塵になっている兵器を指さしてそう言った。近くにはその兵器の

持ち主であろう男はフランのスペカ、レーヴァテインぼこぼこにされて倒れている

 

『…………………………………』

 

その男はもう、心もぼろぼろのようだ

 

『あー!もしかしてあの車のことですか?大丈夫ですよ!今回は犯人逮捕のご協力を

いただいたので、立派な正当防衛になるのであなた達にはなにも罪などはありませんよ!』

 

「は、はあ…」

 

 

咲夜は、分からない単語を連発されてポカーンとしている。

犯人逮捕?正当防衛?初めて聞く単語ばかりだ。

 

「咲夜さん…大丈夫ですかぁ?」

 

「お姉さま!お姉さま!あの兵器は車っていうのですねお姉さま!!

勉強になりますわ!!」

 

フランはそんなことを言いながらいつのまにか用意してあった

クッキー(チョコ味)を食べている。

 

「アンタねえ…もう少し反省しなさいよ…」

 

「なんでよ、お姉さま。あの警備隊の人だってお礼をしてるじゃない(モグモグ)」

 

「だからね…ハア…もういいわよ…」

 

「レミィ、もういいんじゃない?あの警備方達もなんだか喜んでいるみたいだし、

それに、もうこれ以上言っても疲れるだけよ…」

 

「そ、そうかもね…」

 

『おや?十六夜さん、この娘達はあなたのお知り合いですか?それとも家族ですか?』

 

「え?えぇ…まあそんな感じです…」

 

 

ちょっと戸惑いが出たが、なんとかそんな感じでお茶を濁すことにした。

 

「そ、それにしても、最初に戻りますけど、なんで私達感謝されているのですか?」

 

 

すると、警備員はまさに鳩に豆鉄砲をくらったように驚愕し、咲夜達をみた

 

『え?えええええ!?貴女達ここ最近ここらへんで起きている連続強盗事件

を知らないのですか!?』

 

「「「「連続強盗事件!?」」」」

 

 

強盗事件とは、流石に聞いたことはある。確か、脅迫や脅しをして金銭などを

奪うことである。幻想郷の人間の里でも同じような事が以前にもあったからだ

 

「その、連続強盗事件の犯人はその男っていうことなのですか?」

 

『えぇ、この近くでまた強盗があったのですよ、それで私達はギリギリまで犯人を

見つけることは出来たのですが。気づかれて逃げられたのですが、私達はこれ以上

逃がしてやるものかとの思いで追いかけていたら…』

 

『そこに、いる赤い服を着た金髪のお嬢ちゃんに止めていただいたのですよ?

お嬢ちゃん、ありがとね?怖くなかった?』

 

「大丈夫よ!!こんな男にフランは負けないわ!!なにせお姉さまの妹ですもの!」

 

フランは警備員の前で胸を張ってそう答えた。なんだかフランも嬉しそうだ

 

「なんだか、すみませんね…この娘がとんだ変な事をやってしまって…」

 

『ハッハッハッハ、とても元気なお嬢さんでいいじゃないですか。それに

あんな手品みたいに仕留めるなんて、誰だってできませんよ!』

 

 

そりゃ、そうであろう。フランしかできないのだから(色んな意味で)

 

『おっと!話し込んでしまいましたね、私はこれからこの男を連行するので、

これにて失礼いたします!!』

 

そして、礼をした。なんだかすごく首をツッコンでなんだかこの世界の住民は

礼儀がキチンとしている。

この辺りは幻想郷の住民問わず、学ぶべきところなのかもしれない。

 

「さて、フランの車爆破事件はなんとかその男が、強盗の犯人だって事で、丸く

治まったからなんとかなったからよかったわ…咲夜、なんだかお腹がすいてない?」

 

レミリアは、少し疲れていてそう言った。確かにこの世界に来てから何も食べて

いなかった。ちょうど昼食の時間でもあった。

 

「そうですね…ちょうどお昼になったので、なにか食べましょうか!それに折角

この沖縄に来たので、ここならではの物を食べたくないでしょうか?」

 

「あー!!それはいいアイデアね咲夜!私も最近紅茶ばかりで、飽きてきた頃合い

なのよ!!」

 

「それはいいわね。私もあの大図書館にあったレシピ以外の物も食べてみたいし」

 

「私も、できればたくさんいろいろなものを食べてみたいので、賛成ですねえ」

 

「なは~♪お腹すいた~お腹すいた~♪」

 

一同がそう決まった時、

 

『あ!ここに旅行にでも来たのですか?!』

 

まだいたんだ…この人…

一同そう思った。この世界の人間はこう人の事情に食い付いてくるみたいだ…

 

『いやあ、旅行の日にこんな出来事と遭遇するだなんて、波乱万丈な旅行なのですねえ

これから何処に行かれるのですか』

 

「いや…その、まだ決まってなくて…それに、私達ここがどこだか分らなくて

それでちょっと迷っていた所なのですよ…どこか、食堂などはないのですか?」

 

 

ちょっと言いにくそうに咲夜は答えた。まあ確かに間違ってはいない。

 

『あららら、そうですか。大変ですねえ、あ、食堂ならこの家のご飯がとても

美味しいですよ?沖縄ではゴーヤチャンプルーを食べてみてはどうでしょうか?』

 

ゴーヤ…チャンプルー?なんだろう?それは。見たことも聞いたこともないことを

言われた

 

「なによ?ゴーヤチャ―」

 

『おーーーと!!』

 

 

この警備員は対応に疲れるのは私達だけであろうか。

 

『またしても、長話してしまいましたねえ!この男を署まで連行しなければならないので

これにて、失礼いたします!!それではよい旅を!!』

 

ついさっきも同じような事を言ったような気がしたが、自分達だけだ。と信じよう

 

 

そして自分の額に垂直にチョップをやって。ぼろぼろになった、男を「こっちにこい!」

強い言葉で強引にランプ付きの車に乗せて警備達は去っていったのであった

 

波乱万丈な旅行でよい旅は中々ないであろうと思うのだが…

 

 

 

 

 

 

ようやく、騒ぎが終わった所で最初に口を開いたのはパチュリーであった。

 

「はあ…なんだかここの秩序はいいんだか悪いんだかわからないわ…なんなのよ

あの警備員はなんだか気が抜けているような感じがするし…よくそれで、文明が

発達したわよね…」

 

「まあまあ、パチェいいじゃない。それほど、この世界もいいって事なんじゃ

ない?」

 

「そうですよパチュリーさま、この世界はやはり平和なのではないですか?

こんなに楽しい事二度とないと思いますよ」

 

なぜかものすごい、咲夜スマイルを見せた。なんだか逆に怖いくらいだ…

 

「なんで、車を破壊したりして楽しいとか、平和って言えるのよ…」

 

 

溜め息をつくパチュリーであったが、こんなやり取りが逆にこんな風にありのまま

であると言えるのかも知れない

 

 

「そういえば……」

 

 

レミリアはさっき言った警備員が言った事を思い出した。

(沖縄ではゴーヤチャンプルーを食べてみてはどうでしょうか?)

ゴーヤチャンプルーとは一体なんなのであろうか…

 

 

「どうかされましたか?お嬢さま?」

 

「ねえ咲夜、貴女ゴーヤチャンプルーってなんだか分かる?」

 

「あ、そういえばさっきの方が言っておりましたね」

 

おそらく、美味しいと言っているのだから食べ物という事は間違いないであろう

でもなんだろう…ゴーヤ…チャンプルー…

 

 

「私、ゴーヤは聞いた事はあるわよ?確か…どんなのだかは分からないけど野菜だったと

思うわ」

 

「ええ?それは本当ですか?野菜関係のサラダでしょうか?」

 

「そんじゃあ♪…チャンプルーは?」

 

「さあ…でもとにかく、あそこの家に行けばいいんじゃないかしら?とにかく

私お腹ペコペコよ…」

 

「そうですね私達もお腹は空いているので、ではその家でなにか食べましょうか。」

 

 

その食堂は、レミリア達が最初に、行って道を聞こうという事にしていた

あの家であった。なかなかいい感じのお店である。ここなら流石にゆっくり

できるかもしれない一同が気を緩めようとしていた。

 

そして、食堂の玄関の引き戸を開けた時、奇妙は事を耳にした

 

 

 

『メンソ――――レ!!!!!!!』

 

 

 

 

「「「「…………はああ!?」」」」

 

またしても唖然と驚きが隠せなかったのであった。

 




閲覧ありがとうございます。

まさかの警察の方に感謝されてしまいました。
ちなみにこういう警察の方がいてほしいです(笑)

そんな感じでゆっくり投稿していきたいと思います


評価などもよろしくお願いします。


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第5話 一服!?

お久しぶりです!!!鮎川です!!!


なかなか小説が進めなくて申し訳ありません!!

またしても長めです。

最後までお付き合いくださいませ。


どんな世界でも言葉というものがあるのは当たり前である。

だがしかし、その当たり前のような事は時には当たり前のように感じない時があったりするのである、それはまさにこの時であろう。

 

前回のとりあえずフランが起こした車大破事件はその車の持ち主が連続強盗事件の犯人の者という訳であって、駆けつけた警備隊の者(こっちの世界では警察というらしい)が感謝してくださり、今回はこれで丸く治まって近くの食堂でご飯を食べようとしていた紅魔館御一行様達であったのだが……。

 

 

『メンソーレ!!!!』

 

 

「はあああ!?」

 

その食堂に入った途端、60代くらいの男性が奇妙な声が聞えてきたのだ……。

今度はメ……メンソーレ?またしても分からない言葉が出てきた。

この辺りの言葉はホントに訳が分からないのばかりである。

 

「ちょっと……そこのおじさん?」

 

 

『ん?なんだ?青髪のお嬢ちゃん。わしなんか変な事言ったのかいな?』

 

その食堂のおじさんはそう言いつつも豪快に(がっはっはっは)と笑っている。

 

 

「だから……さっきおじさんが言ったメンソーレって何よ……それに、その笑い声も……」

 

 

『ん?なんだあんたらメンソーレっつー挨拶も知らねのか?って事はあんま知らねえでこの土地に来た旅行者なんだな?そうなんだな?がっはっはっは!!!』

 

 

「だからねえ……!!」

 

「お嬢様、いいじゃないですか。こうやって幻想郷にない事を体験するのがこの旅行の目的なのでしょう?」

 

 

「うぅ……まあそうだけど……」

 

思わず言葉を詰まってしまう。

しかしこうやって自分の知らない所が実際たくさん出てきているし、これまでにない言葉だって言われた。

学ぶべき所も山ほどある。

 

 

「……まあ、いいわ。こうなったらこの世界の文化を至る所まで調べつくしてやるわ!!そして、この世界は下級な世界だって事をすべての下級なゲスな者達にひれ伏せさせて見下してやるわよ!!この幻想郷一の超カリスマ、レミリア・スカーレット様にね!!!!おーほほほほ!!」

 

 

「あら……今まで以上お嬢様が異様なまでに燃えていますわ。」

 

 

「ホントですね……きっと今までの反応にプライドがなかったから吹っ切れたんじゃないでしょうか?」

 

 

「んにゃー……お姉さまって単純ね。」

 

 

「フラン様、そんなこと言ってはいけませんよ?例えそのように思ったとしても、口には出してはなりませんよ?そんなこと言う人はちょっとばかりお灸を添えなければなりませんね」

 

 

「そうですよ、わたしも頑張ってあの言葉を出したのですから。」

 

 

「ちょっと待って美鈴。それは、遠まわしにレミィがプライドがもともとなかったって言いたいの?」

 

 

「…………え?」

 

 

「…………」

 

すると、なんともいえない空気が食堂に流れ込んだ。

 

 

 

「ちょっと、咲夜さん?なんで黙っているんですか?それになんでナイフを準備しているのですか?えっえっえ?ちょっと待――――――」

 

 

 

 

 

―――――しばらくおまちください―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すいませんでした、すいませんでした。そんなつもりはなかったのです。いや本当に……」

 

「もっと、歯を食いしばりなさい。」

 

「咲夜……もういいわよ……流石に私でも同情してしまうわ……」

 

 

流石に動揺しながら、フォローを入れるレミリア。

 

『がっはっはっは!!!なんだぁ姉ちゃん達元気いっぱいでいいなぁあ!!!』

 

もう少しで人を殺める寸前だったというのに、こんなにも豪快に笑っているおじさんもおじさんである。

 

 

『まあ元気いっぱいは分かったからよ、腹減ってるからここに来たんだろ?』

 

 

おっと、そうだった。

昼ごはんを食べに来たのであった確か……さっきの警備員の人に教えてもらった食べ物は……ゴーヤチャンプルーだっけ?

 

「あ、そうそう。おじさん!!ゴーヤチャンプルーってなんなの?」

 

『おうおう!!おじさんが教えてやろう!!ゴーヤチャンプルーってのはな、ゴーヤを使った野菜炒めみたいなもんだ!!ゴーヤの苦みと野菜の甘みが出てマーサンだぞ?』

 

「野菜炒め……なるほどねえ……え?マーサン?」

 

またしても、わからない単語が出てきた。マーサン?

 

『おっといけない、いけない……あ、いや!!それほど美味しいって事だ!!!がっはっはっは……ところで!!!!レミリアや咲夜達はゴーヤチャンプルーでよろしいですね?かしこまりました!!!!!』

 

まだ、ゴーヤチャンプルーを頼んだわけではないのにそう解釈してさっていく食堂のおじさん。

 

 

ん?

 

 

 

なんで、レミリアの名前が分かったのであろう?

それに、さっきのごまかし方も少し気になる。

たぶん笑いでもとろうかと冗談半分で言ったのであろう。

しかし、少々強引な言い訳をしているような言い方だ……なんだろう……このおじさんは沖縄に住んでいるはずなのに……

 

「なんであのおじさん私の名前分かったのかしら……?」

 

「そういえば……そうね……レミィ、どこかで名前言ったの?」

 

「いいえ?言ってないわ、ていうかこの世界に来てから自己紹介なんてやってないわよ。」

 

適当な椅子に座って、肘をついてそう答えるレミリア。

それに続いて咲夜達も座る。

 

「でもでも、あのおじさんお姉様だけでなく、咲夜の名前も分かっていたわ。」

 

そう、フランの言うとおりレミリアだけでなく、咲夜の名前も分かっていた。

 

「確かに妙よね……なんでしょうね……?どこかで名前が漏れてしまったのでしょうか?」

 

「あ、咲夜さんその荷物になにか書いてありますよ?」

 

え?と反応して咲夜は美鈴が指を差した咲夜の荷物を確認してみた。

すると咲夜が持っていたバックの隅っこにカタカナで「イザヨイ」と書かれていた。

 

「なあんだ、咲夜はそこに名前が書いてあったから分かったんだ~」

 

「あ……これはお恥ずかしいバックで来てしまいましたね……」

 

少し顔を赤らめてバックを隠す、咲夜

 

「でも意外ね、咲夜がいちいちかばんに名前を書いておくなんて。」

 

「そうかもしれませんね……ちゃんと書いておかないとなんだか落ち着かなくて……」

 

「アハハハ、本当に意外ね」

 

一同が笑っていると、食堂のおじさんが5人分の料理を持って戻ってきた。

その料理にはゴーヤが入っている、これがゴーヤチャンプルーという料理なのだろうか。

 

『へい、おまち!!!ゴーヤチャンプルー5人前いっちょあがり!!』

 

「へえ、これがゴーヤチャンプルーっていうのね。」

 

「なんだか、ゴーヤのほかに豚肉やレタスや卵など栄養がキチンとしていて野菜なども補えそうですね。」

 

「図書館で見た本よりも、美味しそうに見えるわ。ほどほどの量だし、ちょうどよくお腹に入りそうだわ」

 

『みなさんのお口に合えばよいのですが……』

 

少し謙遜しているが、本当においしそうだ、においと腹ペコが自分達の食欲を誘っている。

今すぐにでも食べたいくらいだ。

 

「それじゃあ、いただきましょうか、それじゃあいただきますわ!!!」

 

「「「いただきます!!」」」

 

一斉にゴーヤチャンプルーを食べ始める一同。

口に合うかどうか心配するおじさん。その反応は……

 

 

 

「あら、おいしいわね!でも私には苦いわ……でもこの肉うま味が上手く苦みを打ち消してくれてるからそんなに気にはならないわ!!」

 

「ふう……ごちそうさまでした……」

 

「嘘!?美鈴もう食べ終わったの!?」

 

「ええ、とても味付けもしっかりしていて、とても美味しかったですねこの料理また食べてみたいですね。」

 

「まあ……美味しいのは分かるけど。いくらなんでも早すぎよ、もっとゆっくりと食べなさいよ。」

 

「まあ、いいじゃない、人それぞれに食べ物の楽しみ方というものがあると思うわよ?」

 

パチュリーが最後の一口を食べてそういった。パチュリーも完食したみたいだ。

 

「ねえ咲夜ぁ、この料理紅魔でも作ってくれない?」

 

「あ、それはいいわね、咲夜どう?」

 

「それはいいですね、すいませんがこの料理のレシピをもらえませんか?」

 

『ほほう!!そんなに美味かったのかい!!ほれこれがレシピだ!!』

 

 

そう言って紙切れを渡した。

そこには材料や分量もキチンとわかりやすく書かれてあった。この人は本当はこんなに優しい人なんだ……。

 

「あ、そういえば」

 

一同食べ終わり、咲夜は名前が分かった事を尋ねてみた

 

 

『え……?あれですか……実はですね……』

 

やはり、言いにくそうだ。

カバンに名前を書いてあることはこの世界の人達には少し抵抗があるみたいだ。

少し子供っぽく見えるからだろう。

 

「いいんですよ、このかばんに書いてあったから言っただけですよね?」

 

『え?ああ、そうなんですよ実は!!!いやぁ、ちょっとしたを見てみるとイザヨイだなんて書いてあるもんですからびっくりしましたよお、がっはっはっはっは!!!!』

 

少し安堵したように、おじさんも笑う。

よかった、おじさんは分かってくれたようだった。

 

『いやあ、アンタ達本当におもしろい人達だね!!まだ旅行するんだろ?だったら一度は守礼門に言った方がいいぞ!!!』

 

 

「なるほど、守礼門ですか……ありがとうございます!!じゃあ、そろそろ行きましょうか」

 

なぜか猛スピードで会計を終わらして、咲夜達は逃げるようにして店を出た。

 

 

『おや……もう行ってしまいましたか……』

 

残念そうな声が店に残った。

 

 

 

 

 

「ねえ、咲夜。どうしたのよ、急いで店なんか出て」

 

「パチュリー様説明は後で致します。今はただ早くあの主人が言っていた守礼門に行きましょう」

 

「え?どしたの?咲夜」

 

 

そんなやりとりをしている中で、レミリアは名前の事が気になっていた。

咲夜の名前が分かったのはカバンに書いてあったのを見たから分かったのであろう。

だが、なぜレミリアの名前は分かったのであろうか、レミリアにはカバンに名前は書いてないから、ばれることはないはずだ。しかしあのおじさんは分かった。

 

「まさかね……」

 

レミリアの中で一番避けたいのは、この世界で何かが起こることであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

またしても、食堂。

 

『おう、危ない危ないもう少しでばれる所でしたねえ私はやはりこういうのは苦手ですねえ』

 

レミリア達が去っていった後おじさんは口調を突然変わった。

 

 

そういってその主人は顔に手をやり顔のマスクをとったのだ!!!

 

 

 

その正体は……

 

 

 

 

 

 

『しかし、面白い記事になりそうですねこれは☆』

 

 

その正体は伝統の幻想ブン屋、射命丸文であった。

 

彼女はいったい……?




いやあ、主は最近文にハマっております←ぇ


そんなこんなでここから本格的な旅行をしていくレミリア達です。


もっと、いい旅行になっていくでしょう!!たぶん……


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