友人「ミラフォは対象とんないから通用するぞ」
謎空間
真っ白の部屋で俺は目を覚ました。
ここはどこだ?もしかしなくともテンプレ神様転生かな?
それに俺はタッグフォースでインフェルニティトリシューラやってワンキルしてた筈なんだけどな。
「…誰か居ませんか?」
そう声を出しても、返事は返ってこない。まあ当然だけどさ。
そんなことを考えていると、部屋の隅にモニターが現れた。
「…あー、あー。マイクテストマイクテスト」
モニターに女性の姿が映し出され…マイクテストするのか。
「…あっーと…誰?」
返事は返ってこない。見えてるけど聞こえていない…って感じなのかな。
「聞こえてますね、良かった良かった。えー、単刀直入に言うと貴方は私…厳密には私の上司のミスで死にました」
うーん、まあ大体分かってたかな。
「…驚かないんですね。普通の方だったらここで驚くのに」
「あー、それで原因は何なんですか」
まずはそこを聞きたいね。
「…居眠りをしていて飲み物を零し、何を思ったのか貴方のこれからの人生が書いてある紙でそれを拭きました」
うわぁ…流石に無いわぁ。
「それで尻拭いをさせられているわけですが、貴方には他の世界に転生する権利が与えられました」
ふむふむ、テンプレだね。
「それで、転生先の世界は、《遊戯王 ARCーV》の世界です」
遊戯王か…転生特典で何かカードもらえたりしないかな。
「考えている通り、貴方が前世で使っていたデッキを差し上げましょう」
…マジ?あのデッキ、ただの紙束なんだけどな」
「さて、話が纏まった所で、そろそろ転生して貰いましょうか」
神様がそういうと部屋の真ん中にベッドが出てきた。
うわ、すげえフワフワして柔らかいなコレ。
やみつきになるね。
…なんだか眠くなってきた…。
…zzz…。
「おやすみなさい」
神様の声を聞いて、俺は意識をベッドに預けた。
「うーん、うーん、あるぇ、ここは…」
目が覚めるとそこは自分の部屋だった。
夢にしてはリアルだったな、と思いつつテレビを付ける。
そこには見慣れためざ⚪︎しテレビ…ではなく遊戯王TVとか言うのがやっていて、ちょうど…ストロング石島とかいう奴がインタビューを…待て、ツッコミどころあり過ぎだろオイ。
「夢じゃなかった…だと」
一人でボケつつ俺はテレビを消しリビングに降りていき、テーブルの上に封筒が置いてあった。
開けて見ると、どうやら神様からの置き手紙らしい。
なになに…『貴方のカードを送りました。PS.遊勝塾という所に貴方が遊勝塾の体験入学したいという定で書類を送っておきました。8時ごろにくると思うので原作介入頑張ってください』って…おお、俺のデッキだ。
その時、インターホンの音がした。
よくあるプロローグ
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