ガメラ外伝 ~THE ABSOLUTE A GUARDIAN DEITY OF THE UNIVERSAL~(未完) (アイアンハイド)
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守護神との出逢い
出逢い


どうもアイアンハイドです❗ 今回が初投稿なのでかなり緊張しています。どうか温かい目で見守ってください。

ちなみにタイトルの英文はガメラ3のラストシーンにあった英文を少し変えたもので意味は「宇宙の絶対的な守護神」です❗


「うっ…ここは?」

 

俺は亀龍 玄次(きりゅう げんじ)何処にでもいる大学生だ。毎日を平凡に過ごしていた俺だったが今日は違ったようだった。レンタルビデオ店の帰り道、女子中学生を後ろから刺そうとしていた男がいたのだ。俺はそいつを取り押さえようとしたら逆に刺されてしまって、それから意識が無かったがようやく意識が…

 

「ようやく起きたか。若き青年」

 

 

隣から渋い声が聞こえてきた。体を起こして隣を見てみると

 

「急ですまないが本題にはいりたいのだが…」

 

金色の兜をかぶり、髭を蓄えている男が目の前にいた。

 

「えっ…あの…」

 

どう答えていいかわからずにしていると

 

「すまないまずは自己紹介からだな。我が名はクレイト。アトランティスの神だ」

 

えっ…神ってあの神様…

 

「すっ…すいません自分は亀龍 玄次と言います」

 

「うむっ…ではさっそく亀龍 玄次よ私の話を聞いてくれるか?」

 

「はっ…はい」

 

「いい返事だ…実は君のことはこの空間から見ていたのだが君のあの勇気に感動してな。」

 

勇気?

 

「あぁ…ナイフを持った巨漢に挑んだ時だ」

 

あぁ~そのことか…そうだ

 

「その男はどうなりましたか?」

 

「大丈夫だ。君が離さなかったお陰で警察に捕まった」

 

よかった~ホッ

 

「その優しさも私は気に入ってな。そこでここからが本題なのだが…君は特撮が好きだよな」

 

「はいっ勿論です」

 

小さい頃から大好きで特にガメラが大好きだった。強くて子供に優しく俺の憧れだ。後はウルトラシリーズも好きだ❗

 

「そんな君に頼みがあるんだ」

 

「何でしょうか…?」

 

「着いてきてくれ」

 

そう言うとクレイト様は奥に歩いていく。僕も着いていくとそこには神と書かれた不思議な雰囲気を漂わす扉があった。

 

「何かを感じないか?」

 

クレイト様に聞かれた。確かに何か不思議な力を感じる。

 

「はい…何か不思議な力を感じます」

 

すると

 

「やはり…君にして正解だった」

 

クレイト様は呟いた。そして扉に手をかざすと、ガッチャンと大きな音が響き渡り扉が重々しく開いていった

。扉の中は暗くとてつもなく広いと考えていた…次の瞬間

 

『ゴガアアアアア』

 

凄い大きな鳴き声が響いてきた。この鳴き声は何度も聞いたことがあった。

 

「クレイト様❗ こいつはまさか❗」

 

「そう、こやつはお前も知っている」

 

パチッと指を鳴らすと明かりがつきそこには

 

「ガメラ……」

 

最強の守護神ガメラがいた。

 

 

「ガメラだ……凄い本当に凄い❗」

 

「まあまあ、落ち着け」

 

あっ…しまった

 

「すいません❗ つい興奮してしまって」

 

「いやいや、まぁ…無理もない」

 

クレイト様は呟いた。だが…

 

「あれっ…このガメラ少し色が薄くないですか?」

 

そう、ガメラは何故か色が薄くぼやけていた。それによく見ると身体中は傷だらけだった。

 

「あぁ…それには理由があってな」

 

クレイト様は語り出した

 

「こいつはお前も知っている邪神イリスと戦ったガメラでな。イリスとの戦いの後、ハイパー・ギャオスとの連戦で力を使い果たしてしまったのだ。ギャオスに勝ったはいいんだが…このままだと死んでしまうのだ」

 

「そんな…助かる方法は無いのですか❗」

 

つい声を荒げてしまった。

 

「助けたいか…ガメラを」

 

クレイト様は静かにだが力強く言った。

 

「当たり前です❗ 助かる方法があるのならどんなことだってします。お願いします。ガメラを助けてください。」

 

土下座をしながら本気でお願いをした。

 

「フフフ…やはり君を連れてきたのは正解だったようだ…見てみろガメラは君のことを認めたようだ。」

 

「えっ…」

 

顔を上げてみると

 

『グルルル…』

 

ガメラがこちらを見て鳴いていた。

 

「それじゃあ…」

 

「あぁ…教えよう」

 

………

 

「その方法は君がガメラと一体化するのだ」

 

「はいっ?」(・・;)

 

「詳しく説明すると今のガメラは霊体に近い。そこで君にガメラの力を入れるのだ。そうすればガメラは君の中で生きていけるのだ。このままにしておくとガメラはどんどん弱っていくからな」

 

「なるほど、けど自分はそれに耐えられるのですか?」

 

「それはお前次第だ。そこで今からここで力の制御をする修行をする。」

 

「わかりました。じゃあガメラ、頑張っていこうぜ❗」

 

『ゴガアアアアア』

 

こうして俺の新たな人生がスタートした❗




ついに投稿してしまった。何かグダグダだな。
何か可笑しな点があったら教えて頂きたいです。


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旅立ち

作「2話です❗」

「テンション高いですね」

作「テストが終わったから\(^^)/」

「それはお疲れ様です」

「「それではゆっくり見ていってください。」」


運命的な出逢いから早5年、その5年の間ひたすらガメラの力の修行を行ってきた。修行内容は

 

・ガメラの力のコントロール

・マナのコントロール

・自分自身の身体能力の向上など

 

主にこの3つをひたすら鍛え上げた。今じゃ初めより大幅に力を使いこなせるようになっていた。そこに

 

「どうだ…調子は」

 

クレイト様が部屋に入ってきた。クレイト様は僕の修行に全面的に協力をしてくれた。最初は死ぬかと思ったけど…ってもう死んでるんだけど

 

「はい、絶好調です」

 

「そうか、ではそろそろ転生を行う。良いか?」

 

「いよいよですか…」

 

そう、俺は今から転生をする。不安で仕方ないけど、

ガメラと居られるなら全然、問題じゃないから大丈夫。

 

『グルルルッ』

 

すると、俺の思考を感じたのかガメラが嬉しそうに鳴いた。俺はガメラと一体化したときにガメラの言葉がわかるようになった。かわいいなガメラ

 

「フフフ…」

 

クレイト様もこのやり取りを嬉しそうに見ていた。

 

…数時間後…

 

「さて、準備は良いな」

 

「はい、大丈夫です」

 

「では、お前の転生する世界を教えよう。その世界は…ウルトラシリーズの世界だ。」

 

「Why」!!(゜ロ゜ノ)ノ

 

おっと、つい口調が英語に…じゃなくて

 

「マジですか」

 

「何だ…嬉しくないのか」

 

「いえ、驚いてしまって」

 

ウルトラシリーズ…俺が介入しても大丈夫なのか

 

「お前なら大丈夫だ。なんたって…俺の弟子何だからな」

 

「はっ…はい」

 

「その世界ではお前が介入しても大丈夫だ。ただ力の使い方を誤るなよ」

 

「大丈夫です」

 

『ガアアアア』

 

「フッ…野暮なことを言ってしまったな。安心した❗あと、色んな宇宙に行ける宇宙船も用意した。他に何か必要なものがあるか。」

 

「……ではバトルナイザーで怪獣100体入手可能&怪獣を小さくしたり、大人しくなるような能力つきでお願いします」

 

「うむ、分かった…では、これを」

 

クレイト様が手をかざすとバトルナイザーとは少し違うものが僕の手に装着された

 

「それはハイパーバトルナイザーだ」

 

「ありがとうございます」

 

「では、早速行くがよい」

 

パカッ

 

「へっ…アアアアアアアアアアァァァァァ…」

 

パタン

 

「頑張るのだぞ。我が弟子玄次とガメラよ」

 

 

 

設定

~主人公~

亀龍 玄次(きりゅう げんじ)

 

本作品の主人公。通り魔から女の子を救いにいく勇気をを認められてガメラの力を与えられた。礼儀正しく、自分より周りを優先する優しい性格。特撮好きでガメラやウルトラシリーズが大好きだった。今ではガメラは家族の一員である。この世界では特撮シリーズを楽しむのともうひとつ、野望があるが後に本編で紹介していきます




どうもです❗
次回から本編を始めたいと思います。


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第一章 ウルトラマンティガ
光の巨人と守護神


またガメラ3を見ました❗
やっぱりガメラカッコいいと改めて思いました❗
そして、最後のギャオスの群れは絶望を感じました❗

では本編をどうぞ


21世紀初頭、憎しみや争い事は減り自然は美しさを取り戻そうとしていた。この星に住むものの平和が叶えられようとしていた。しかし大異変が始まった❗

 

 

 

 

主人公side

「アアアーッ」ドシンッ

 

「痛ってー、ここは?」

 

玄次は辺りを見渡した

 

「どうやら着いたようだな」

 

頭の中に直接、響いてきた

 

「ウオッ」(*_*)

 

「そう驚かなくても」

 

「いや、ビックリしますよ。クレイト様」

 

クレイトにつっこむ玄次

 

「いや、すまんな。そんなつもりはなかったんだが」

 

「いえ、大丈夫ですよ。それよりどうしたんですか?」

 

「いや、その世界についてお前にまだ説明していなかったからな」

 

「あっ…なるほど」

 

相槌を打つ

 

「その世界はウルトラマンティガの世界だ」

 

ウルトラマンティガ‼マジか p(^^)q

 

「お前そんなキャラだったか?」

 

ハッ(゜ロ゜)

 

「す…すいません。取り乱しました」

 

「いや、大丈夫だ。まぁ頑張るのだぞ。」

 

「わかりました」

 

さて、どうしますかね

 

 

 

 

その頃TPCでは

『私は地球星警備団団長ユザレ。このタイムカプセルが地球に到達したということは地球に大異変が起こります』

 

そうユザレは言う

 

『大異変から地球を救えるのはティガの巨人だけ』

 

「ティガの巨人?」

 

『我が末裔達よ巨人を蘇らせるのです。巨人を蘇らせる方法はただひとつ…ザザッザー』ブツッ

 

映像はそこで途切れてしまった

 

「どうなんでしょうか?博士」

 

「イタズラにしてはよく出来ていますね」

 

そう博士は言うが

 

「本物ですよ❗ゴルザの予言をピッタリと言い当ててるじゃないですか」

 

ダイゴは反論する。物語は着々と進んでいた

 

 

 

主人公side

「すごいなぁ、これがティガのピラミッド」

 

玄次はティガのピラミッドの近くに来ていた。何故かピラミッド近くに落とされていたのであった

 

「ここでティガが復活するんだものな❗」

 

しばらくしていると

 

キーーーーンと音が聞こえる

 

「GUTSがきたか」

 

『グルルル』

 

「わかってるよ。じゃあ隠れようか」

 

そういい森に身を隠した

 

 

 

ダイゴside

「ダイゴ、お前は正しかった」

 

ムナカタ副隊長が言う。まさか、本当に巨人がいるなんて❗すると通信が入る

 

「ッ…わかりました」

 

「ゴルザとメルバがこちらに向かっている。撤退するぞ」

 

「巨人は巨人を蘇らせる方法は?」

 

「どうしてもノイズ部分が修正できないらしい」

 

「そんな」

 

そんな、いや諦めたらダメだ

 

 

 

主人公side

「うおぁ~ゴルザ、カッケ~」

 

森の中からゴルザを見ていた。するとゴルザにガッツウィングが向かっていた

 

「アレは…ダイゴか。こうしてみると無茶してるな」

 

呑気に呟いているとガッツウィングがメルバによって撃ち落とされる。

 

「ついにきた」

 

呟き見ているとガッツウィングに光が差し込んでいた。すると巨人の中に吸い込まれていった

 

そして

 

「デュア」

 

とゴルザの足を突き飛ばした

 

キターー((o(^∇^)o))

 

ヤベー ティガカッコいい❗

 

『グルル』

 

「おっと感動してる場合じゃないな。じゃあ俺らも行くか」

 

「ガアア」

 

そういい自分の胸に手をおき、力を高めていく

 

「ハアアアアアア」

『ガアアアアアア』

 

互いに雄叫びを上げ、そして

 

『ガアアアアアアアアア』

 

ガメラに変化をする

 

 

 

GUTSside

「見て、あれ」

 

レナが叫ぶ

 

「何や、アレ」

 

「新たな怪獣か?」

 

と次々に言葉を投げ掛ける。しかし

 

「!?見ろ、あの巨人と一緒に戦っている」

 

「本当だ」

 

「味方なのか」

 

そう言いつつ戦いを見守る

 

 

 

主人公side

『さぁ、行こうぜガメラ』

 

『ガアアアア』

 

叫びゴルザに近づく

 

「ゴアアア」

 

ゴルザは俺に向かって一吠えすると突進をしてきた

 

『甘いぜっ』

 

ゴルザの突進をこちらも突進で返す

 

「ゴバァッ」

 

するとゴルザはあっさりと吹っ飛ばされてしまった

 

「ゴアアア」

 

しかし、ゴルザも負けじと起き上がり、超音波光線を放

 

『ガアアアア』

 

しかし、俺はそれを受けきる。だがダメージにはほど遠い。受けきったあと、ゴルザに近づき尾をつかみ、メルバと戦っているティガを見る。するとティガもこちらを見てきた。ティガは何かを悟ったかのように頷く

 

『ガアアアア』

 

ゴルザを持ち上げ振り回し投げる。ティガも同じようにメルバを投げる

 

「ゴバァァ」

 

「ピュァァ」

 

2組はおもいっきりぶつかりその場に倒れた。そして

 

『止めだ』

 

プラズマ火球を放つ

 

ドガアアアァァァァァン

 

轟音と煙が立ち込める。そして、ティガと俺はその場を去った

 

 

 

主人公side

全員が去った後、まだ煙が立ち込ている場に近づく。すると

 

「ゴルルッ」

 

「キュアーッ」

 

弱まってはいたが2匹は生きていた

 

「悪いな。GUTSに見つかったら行けないと思って、プラズマ火球を放ったんだ」

 

実はあの時にプラズマ火球を2匹の手前に放ち、爆発と煙をわざと起こしたのだった

 

「お前らは好きな怪獣だからな。今はこの中に入ってくれ」

 

とバトルナイザーに2匹を回収する

 

「これでお前達も俺の家族だ」

 

俺はこの世界に来たときに決めた事がある。それは怪獣を集め、惑星ジュランに住むことだ。怪獣好きにはたまりませんね。だから普段は凶暴な怪獣もバトルナイザーに入れば大人しくなるようにしたんだ。この野望やこの世界を救うためにこれから頑張っていくぜ




主人公の口調は変えたいと思います。

それとリクエストを募集します。ティガの話数で3、25、26、36、44、51、52、劇場版はたぶんやる予定ではいるんですけど他にやって欲しい話しがありましたらリクエストしてください。

2話のバトルナイザー入手の所も怪獣を大人しくするようにする能力も書き加えました


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悪魔の預言者

ユッキーさん感想&リクエストありがとうございます。
他にもリクエストがあれば何なりと言ってください。
出来るかは分からないですが、頑張っていくのでよろしくお願いします

では本編をどうぞ❗


主人公side

あの戦いから数日後、俺は街に来ていた。その目的は

 

「あ、おじさんたこ焼き一つください」

 

「あいよ、たこ焼きだよ。毎度あり」

 

「ありがとうございます。…アチチッ」

 

理由は見ての通り腹ごしらえだ。クレイト様からハイパー・バトルナイザー以外にもお金や収納可能な調理器具、一番驚いたのは家を貰ったことだけど、兎に角色々な物を頂いたのだ。そして、たこ焼きを食べ終わり歩いていると、電気屋のテレビで…

 

 

 

テレビ

「現在、我々が住む地球では、何故異変が起きているのでしょうか。続出する怪獣、そして巨人の出現。これ等は何を意味しているのでしょうか。今回はGUTSのイルマ隊長にお話を伺っていきます。よろしくお願いします」

 

「よろしくお願いします」

 

「では、突如我々の目の前に現れた巨人を、『ウルトラマンティガ』と呼んでいるということですがこの巨人は我々やあなた方GUTSの脅威になることはないのでしょうか?」

 

「確かにウルトラマンティガは我々の理解できない力を持っているでしょう。何処からやって来たのか、それについてはGUTSの方で調査しています。…しかし彼は私達を守ってくれる存在だと思っています」

 

「なるほど。では、ウルトラマンティガと同時に現れた怪獣についてはどういう対応をしていくのでしょうか」

 

「あの怪獣についてはまだ謎が多いので今後も調査をしていくところです」

 

「なるほど、ではお忙しい中ありがとうございました」

 

 

 

主人公side

「…まぁ、敵として見なしてないなら大丈夫かな」

 

そういい電気屋を去ろうとした時、

 

「ッ…これは」

 

嫌な予感がしテレビを見てみると

 

「地球はもうすぐ生まれ変わる。聖なる炎が汚れを焼き払うだろう」

 

やはり…

 

「キリエル人に従うのだ。今から、その証を見せよう」

 

そう宣言するとキャスターは意識を失った

 

「ヤベェッ…」

 

呟いた瞬間 ドグワアアアアアッン

 

建設中のビルが爆発した

 

「ついにキリエル人か。…はぁ~どうしますかね」

 

玄次は呟くのであった

 

「こんなことして支配とか出来るわけないのに」

 

『ガアアアアアアアアアッ』

 

「だよな。お前が怒る気持ちも分かるぜ。恐怖で支配しようとしやがって」

 

そういい歩きだした

 

 

 

イルマside

(くっ…ダイゴ隊員にはあんな風に私は大丈夫なんて言ったけど体が思うように動かないわ)

 

イルマ隊長は何とか立ち上がり、マンションからの脱出を試みるのだがキリエル人の攻撃を受け、体が思うように動かなかった。すると、そこに

 

「大丈夫ですか?」

 

声が聞こえ、そこを見ると1人の青年がいた

 

 

 

主人公side

いや、まさかイルマ隊長がいるとは、そういえばキリエル人の攻撃を喰らったんだっけ?

 

「貴方、さっきの放送聞いてなかったの、早く逃げなさい」

 

と叫ぶイルマ隊長

 

「いや、今から避難をするところ何ですが、大丈夫ですか。怪我をしているようですが」

 

イルマ隊長に近づく

 

「私は大丈夫だから。早く逃げなさい」

 

「そんな怪我を負った人を見捨てたり出来ないですよ」

 

そういい、俺はイルマ隊長に肩を貸し、歩きだす

 

「❗何を…大丈夫だか…ウッ」

 

イルマ隊長は気絶してしまった。思ってたより怪我は酷いようだ

 

「……仕方ないな」

 

そう呟きイルマ隊長を安全な場所まで運び、そこでイルマ隊長へ手をかざし、マナの力で怪我を直していく。マナはこのような使い方も出来る。すると

 

「キリキリキリ」

 

声がして、見るとキリエロイドがいた

 

「キリエロイドが暴れだしたか。…じゃあ俺も行きますか」

 

そういいその場を去る

 

 

 

Noside

「見ろ、彼処に隊長が」

 

「ホンマや。隊長ーッ」

 

「隊長、しっかりしてください」

 

と声を掛けるとイルマは目を覚ました

 

「ここは…怪我が❗」

 

「えっ?何ですか」

 

「いえ、何でもないわ❗あの人は」

 

「あの人?」

 

「私をここまで運んでくれた人よ」

 

「いえ、見てませんが」

 

「そう…」

 

イルマが考えていると

 

ドガアアアアァァンッと音がし、そこを見るとティガがビルに倒れこんでいた。そこに追い打ちをかけるようにキリエロイドが攻撃をする

 

「グッ」

 

ティガは耐えるが今の攻撃でカラータイマーが点滅をしてしまう

 

「ウルトラマンティガ負けちゃダメ」

 

レナが応援するが

 

「キーリッキリキリ」

 

笑い声のような声をあげキリエロイドはティガに近づこうとするが…次の瞬間

 

ドガッ

 

「ギャリッ」

 

キリエロイドが吹き飛ばされた。そこにはあの黒い怪獣がいた

 

 

 

主人公side

 

『ガアアアアアアアアアッ』

 

と咆哮を放ち、キリエロイドを威嚇する。すると

 

(キサマ、何故あの巨人を助ける)

 

キリエロイドが念話で話してきた

 

(決まってるだろう。お前らが支配した世界なんて嫌だからだよ)

 

(キサマ言わせておけば)

 

素早い攻撃を仕掛けて来るが

 

『無駄だッ』

 

と逆にキリエロイドにラッシュを打ち込んでいく

 

「ギリギリッ」

 

焦るように距離を取るキリエロイド。そこに

 

「私は信じてる。貴方が私達を導いてくれるとお願い立って」

 

イルマ隊長はティガに叫び、何故か俺の方を見て

 

「貴方もティガと同じく私達を導く者なの?だとしたらティガを助けてあげて」

 

(…俺はそんな大したものじゃないんだけどなぁ。けどティガを助けるという願いは…)

 

『ガアアアアアアアアアッ』

 

(引き受けよう…)

 

そして、離れているキリエロイドに近づき、ティガの方に投げ飛ばす。ティガはティガフリーザーでキリエロイドを凍らした。そこにゼペリオン光線とプラズマ火球が当たりキリエロイドを粉々に吹き飛ばす。そして、ティガも俺も空を飛び去っていく

 

「ありがとう」

 

イルマ隊長の声を聞きながら

 

 

 

イルマside

「あの怪獣はホンマに何者なんでしょうね」

 

ホリイ隊員がいう

 

「分からないけど、我々人類の敵ではないでしょうね」

 

と先程の怪獣の咆哮を思い出しながらそう告げるのであった




この話しでは、51話で言った

「初めて、ウルトラマンをこの目で見たとき、私は神に出会えた」

って言葉に繋がって来ますね

次回もよろしくお願いします❗


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閉ざされた遊園地

友達からのリクエストです❗

※ティガは今回は出てきません


主人公side

「たまには、遊園地ってのも良いもんだな」

 

『グルル』

 

そうガメラと会話しながらお化け屋敷に入る。すると

 

「ウバアア」

 

お化けが驚かしてくるが…

 

(まぁ怖くは無いんだけど…)

 

と思いながら歩いていると

 

「ウワアアーッ」

 

聞き覚えのある声が聞こえてきた、見てみるとシンジョウであった

 

(…シンジョウがいるってことは…まさかガギか。だとしたらガギも仲間に加えよう。ガギは大好きな怪獣だし、あのバリアは便利だしな)

 

しばらく、考え

 

「よし、そうと決まれば行動開始だ」

 

『ガアア』

 

 

 

シンジョウside

「痛って~」

 

突如、謎の壁が出現し、遊園地全体を壁が囲んでいた

 

(嫌な予感がするぜ…)

 

と不安を抱き本部に連絡をする

 

 

 

主人公side

まもなくして、巨大なムチが出現し、子供を捕らえていく

 

「クソッ…厄介だな」

 

そのムチから子供を助け出す

 

「ここは、危ないから早く逃げた方がいい」

 

「あっ…ありがとうございます」

 

「ありがとう」

 

その子供の母親と男の子がお礼をいいながらその場を去る

 

「けど…これじゃあ埒が明かないな…仕方ないな」

 

そう呟き、誰もいない所へ行くと、腕だけをガメラに変化させ、バリアに向けてエルボークローを放つ。すると

 

「ギャアリァン」

 

バリアーが人が通れる位程に割れる

 

「よしっ」

 

呟き玄次は逃げている人達に避難誘導をする

 

「皆さん、ここから逃げられますよー」

 

と言う。これでこれ以上被害は出ないだろう。すると、そこにシンジョウとハルキ君が来る

 

「君が避難誘導をしてくれていたのか」

 

「はい、けどまだ沢山の人が…」

 

会話をしていると

 

「ピュアーー」

 

とバリアが割れていることに気づいたのかガギがこちらへ近づいてきた

 

「しまった❗」

 

シンジョウとハルキ君は観覧車の方へ走っていった

 

「危な…って、これじゃあ不味いな…仕方ないな」

 

そう呟き俺も走っていく

 

 

 

シンジョウside

「おーいっ、こっちだ」

 

観覧車には妹とハルキの妹が乗っていて危ない。だから怪獣をこちらへ誘き出す

 

「こっちだ」

 

(怪獣の進行はどうにか変えられたがどうするかな)

 

考えていると

 

「おーいっ、怪獣こっちだー」

 

ハルキが遊園地の乗り物でこちらへ来ていた。急いでそこへ行き

 

「無茶をするな」

 

そう怒ると

 

「だって、兄貴は妹を守らないといけないから」

 

そう言ってきたので

 

「そうだな。じゃあ怪獣を誘き出すぞ」

 

そういい、乗り物に乗ろうとしたがそこムチが当たり乗り物が進めなくなった

 

「ハルキ、怪我はないか」

 

「うん大丈夫」

 

そう、会話をしていると怪獣はこちらに向かい腕のムチを振り下ろそうとしていた。咄嗟にハルキを包み込むようにしゃがみこむ。しかし、ムチは来ないと思い顔を上げるとあの黒い怪獣が俺達を護るように立っていた

 

 

 

主人公side

『間一髪だったぜ』

 

そういいながらもガギのムチを受けきり、弾き返す

 

「ピュアアアッ」

 

と威嚇をしながらガギはムチを振り回す

 

『ガアアアアアアアアアッ』

 

とこちらも威嚇し、ムチを払いながら突進をする

 

「ピュアーーッ」

 

と鳴きながらガギは吹き飛ばされる。しかし、ガギは起き上がり角から赤色光線を放つ

 

『効かないぜ』

 

赤色光線を食らうが、ガギに突っ込み一発殴ると隙が生まれたので尾を掴み投げ飛ばす。ガギは何とか立ち上がるが、既に弱っている

 

『よしっ』

 

そういい俺はプラズマ火球をガギの手前に放ち、爆発を起こす

 

『よしっ、今のうちに回収』

 

といい、ガギを回収する。すると、バリアが消えていった

 

「やったー」

 

ハルキ君がガッツポーズをしていたので

 

『ガアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

勝利の雄叫びをあげ、その場から去る

 

 

 

暫くして

「大丈夫ですか」

 

GUTSが子供たちの救出をしていた。見てみると、ハルキ君も仲直りをしていて良かった良かったと思っていると

 

「おっ、さっきは助かった」

 

シンジョウがお礼を言ってきた

 

「いえ、当然のことをしていただけなので」

 

と返す。すると、ダイゴとレナが近づいてきた

 

「シンジョウさんこの人は」

 

「あぁ、こいつは避難誘導をしてくれていたんだ」

 

「そうだったんですか。助かりました」

 

次々とお礼を言われ、照れ臭くなってきた

 

「いえ、ですから当然の…」

 

と言おうとすると

 

「イヤ、助かったのは事実だ」

 

ムナカタ副隊長が言ってきた

 

「副隊長の言う通りですよ。所で君の名前を教えてもらってもいいかな?」

 

と言われたので

 

(名前ぐらいなら大丈夫か)

と思いながら自己紹介を互いに済ませ、帰ろうとしたときにシンジョウさんが(自己紹介の時にさん付けで呼ぶようにした)今度お礼をさせてくれと言ってきたので断ろうと思ったが外の人達も賛同して、断れなくなったのは言うまでもない




ガギが仲間に加わった❗


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悪魔の審判

主人公side

近頃、テレビなどでよく【空に天使が現れた】【天使が舞い降りた】等のニュースが取り上げられている

 

「また、きたかキリエル人が」

 

テレビに向かい玄次が呟く

 

『グルル』

 

とガメラも不機嫌そうに鳴く

 

「どうしますか…」

 

とまた、テレビに呟きながら身支度を整えていく玄次であった

 

 

 

ダイゴside

イルマ隊長とレナが話をしている時に誰かが僕のことをティガと呼んできた。振り向いてみるとフードを被った女性がいた。女性は森の中へと歩いていったので、僕はその女性を追いかけたが見失ってしまった

 

「何処だ…」

 

すると、後ろから気配を感じて振り向くと女性は空中に浮いていた。手をかざしたと思うと突然、攻撃を仕掛けてきた

 

 

 

主人公side

「クソッ…何処にいやがる」

 

走りながらダイゴを襲っているであろうキリエル人を探していたが気配が多く見つからない

 

(そういえば、キリエル人の大量の霊的ものがいたな)

 

そう街中には目には見えないがキリエル人の霊的ものが多数いるのであった

 

(これじゃあラチがあかないな…)

 

顔をしかめていると

 

『ガアッ』

 

とガメラが鳴く。どうやら見つかったようだ

 

「ナイスだぜ相棒」

 

そう叫びガメラが言う場所まで走る

 

 

 

ダイゴside

(あいつの攻撃を受けながらここまで来たがキツイ…)

 

そう考えていると、今度はダイゴを拘束した

 

「惨めな生き物だわね。人間って悲しい程に愚かで滑稽な程に弱々しい」

 

といい、拘束を解いて笑い始めた。その隙にGUTSハイパーで反撃を試みたが、また攻撃を食らってしまう

 

「撃ってどうなると言うの?私はもう死んでいるのよ」

 

といいながらこちらに近づく

 

「人間は…人間はそんなに弱くない」

 

と反論するがまた容赦なく攻撃をしてくる

 

 

 

イルマside

ダイゴ隊員を探している時、ふとモニターを見てみると

 

「最後の審判の時がきた。本当の悪魔を倒さなければ、地球は滅んでしまう」

 

そう叫んでいるのはあの預言者であった

 

(もう…ウルトラマンティガでも勝てないのかしら)

 

とつい弱気になってしまった

 

ダイゴside

「人間の姿でキリエルの神々に歯向かうだなんて思い上がりも良いところだわ」

 

そういい、踏みつけてくる

 

「人間は…弱くない」

 

と反論していると

 

「ダイゴさんを離せ」

 

とキリエル人に蹴りを放った人がいた。見てみるとこの前出会ったキリュウ君だった

 

 

 

主人公side

(やっと…見つかった)

 

そう思いながらダイゴさんの近くへ行く

 

「キリュウ君どうして…」

 

「話しは後です。とにかく大丈夫ですか」

 

「大丈夫だけど…危ないから逃げるんだ」

 

とダイゴさんはいい、キリエル人の方に視線を移す。俺もキリエル人に視線を移すが既に消えていた

 

「ダイゴさん肩を」

 

といいダイゴさんに肩を貸してトンネルの出口の方に向かうとそこにシャーロックが近づいてきた

 

「ダイゴ❗」

 

「ダイゴ隊員大丈夫?」

 

とレナさんとイルマ隊長が近づく

 

「大丈夫です。キリュウ君ありがとう」

 

そういい、ダイゴさんは俺にお礼をいって自分で歩きだす。すると、

 

「貴方は…」

 

とイルマ隊長が声をかけてきたと同時にトンネルが揺れ始める

 

「とりあえず話しは後で」

 

「そうね。急いでシャーロックに乗って。貴方も途中まで乗せていくわ」

 

そう言うと、シャーロックに乗り込む。俺も乗り込みトンネルを後にした

 

 

 

Noside

「天使を迎え入れるのです。そして門を開くのです」

 

と預言者はいい、地獄の門を開こうとしていた

 

 

 

イルマside

「目を覚ましてください。天使と自称している彼らこそが悪魔なのです」

 

ヤブキ隊員に頼んでテレビの中継をこちらに繋いでもらっている。ティガは絶対に負けない…

 

「お願いします。ティガに光を」

 

と皆にお願いをする

 

(皆…目を覚まして)

 

すると、沢山の人がティガに光を与えてくれていたしかし

 

「ギャリッ」

 

キリエロイドがこちらに気づき光弾を撃ってきた

 

(もう…ダメだ)

 

そう思いながら顔を背けるがが急に視界が暗くなった。どうしたのかと思い、顔を上げると

 

『ガアアアアアアアアアッ』

 

あの黒い怪獣が立っていた

 

 

 

主人公side

『危なかったぜ』

 

そう思い、キリエロイドを見ると

 

「キサマ、マタジャマヲ」

 

といいながらこちらに突っ込んでくる。キリエロイドに向かいプラズマ火球を撃つが避けられる

 

「ギュイギュイ」

 

といいながら腕の鎌で切りつけてくるが

 

『その程度』

 

とキリエロイドの腕を掴み、エルボークローで羽を切り裂く

 

「ギャリッ」

 

キリエロイドは何とか体制を立て直す、すると

 

「デュワ」

 

とティガが起き上がる。そしてマルチタイプへチェンジ

する。

 

「ギャリギャリッ」

 

キリエロイドもタイプチェンジをしてティガに襲いかかるがティガと俺のラッシュ攻撃で倒れこむ。

 

そしてティガはキリエロイドを持ち上げ、地獄の門へと投げ飛ばす

 

「ギャリッ」

 

と苦しそうな声を上げるキリエロイドに向け、ティガはゼペリオン光線、俺はハイ・プラズマを撃ち込むと門は爆発四散し消えていった

 

「「「ワアアアアアアアアアアアッ」」」

 

と沢山の人の声援に包まれながらティガと俺は去っていった

 

 

 

数日後

イルマside

(また、あの怪獣にも救われたわね。本当に何物なのかしら)

 

と考えていたらムナカタ副隊長が声をかけてきた

 

「隊長、このあと隊員達と夕飯でもどうでしょうか」

 

と聞いてきたので

 

「えぇ、ご一緒するわ」

 

と笑いながら返事を返した

 




次回はおそらく、番外編です


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番外編~GUTSとの食事会+おまけ~

主人公side

「498、499、500…」

 

腕立て伏せをしながら数を数える。キリエロイドIIとの戦いから数日後、俺は体を鍛えていた。これからの戦いもこれ以上に厳しくなっていくからである

 

「よし❗腕立て終わり次は…」

 

そういい、行動しようとしたとき

 

プルプルプル…プルプルプル

 

電話が鳴る

 

「誰からかな…?」

 

そういいつつ、タオルで汗を拭きながら電話に手を掛ける

 

「もしもし」

 

「もしもし良かった出てくれた」

 

電話の相手はダイゴさんだった

 

「どうも、お久し振りです。何かあったんですか?」

 

「実は今からGUTSのメンバーで食事をするんだけど一緒に行こうよ。メンバーには言ってあるから」

 

「……」

(えぇーッ、チョッチまってくれ。GUTSのメンバーってイヤ、メッチャ緊張するんですけどー。場違いな気がするから断ろうかな)

 

「あの…すいま…」

 

「隊長も是非、来てほしいって言ってたよ」

 

(あっコレ、断ったらアカンやつや)

 

結局、断れず参加することとなったので準備をするため風呂に入り、着替えをし、荷物を準備する。(バトルナイザーはカバンに入っています)

 

その後、ダイゴさんと待ち合わせをしてダイゴさんの車に乗せてもらう。すると

 

「こんばんは」

 

と助手席の方にはレナさんが乗っていた

 

「こんばんは、今日はありがとうございます」

 

「いいんだよ。この前からお世話になってるし」

 

「そうだよ。お礼を言うのはこっちの方だよ」

 

そう言ってきた。少し照れくさかった

 

数十分すると、お店に到着した。正直に言うと、車の中ではダイゴさんレナさんが甘々な空間に入ったので少し口の中が甘い。すると

 

「おっ、ようやく来おったな。ダイゴ、レナ」

 

「待ってましたよ」

 

「ようやくか」

 

と上からホリイ隊員、ヤズミ隊員そしてシンジョウさんが声をかけてきた

 

「その子が噂の…」

 

とホリイ隊員が俺を見ながら呟いていた

 

「あの噂って何ですか?」

 

とおそるおそる聞く

 

「君のことは最近本部で話題が上がってんねん」

 

ホリイ隊員は言う

 

(メッチャ……恥っ)

 

そう思っていると

 

「遅くなってご免なさい」

 

とイルマ隊長とムナカタさんが到着した。全員揃ったので店に入る

 

各々が机を囲んで座り、もう一度自己紹介を済ませると同時に料理が運ばれてきたので、全員で手を合わせ食事をする

 

「じゃあ、キリュウ君は今、長期休暇中何だ」

 

「はい、そうなんですよ」

 

とイルマさんと会話をする。俺はこの世界では親と一緒に外国で生物の生態調査を行っていることにしている。もちろん親はクレイト様なのだか

 

「へ~そうなんやな」

 

「立派だぜ」

 

などの返答も帰ってきた。それから楽しい時間はあっという間に過ぎていき、それから数時間でお開きとなった

 

「今日はありがとうございました」

 

「こちらこそ楽しかったわ。また、食事しましょう」

 

とイルマさんに言われ、そのまま解散した。俺はまた、ダイゴさんにお世話になった

 

「送って頂いてありがとうございます」

 

「大丈夫だよ。じゃあ、またね」

 

「バイバイ~」

 

とダイゴさんとレナさんは帰っていった

 

「いや~緊張したけど楽しかったな 」

 

そう言うと

 

『グルル』

 

とガメラも嬉しそうに鳴いた

 

「よし❗また、頑張っていくぞ」

 

と改めて自分に活をいれるのであった

 

 

 

おまけ ~怪獣達のトークshow~

主人公がダイゴ達と話しているとき

 

ゴル「ヤベーあいつティガじゃん」

 

メル「確かにそうね。そんなにビビらないの」

 

とメルバはゴルザの背中を叩く。長年コンビを組んでいる夫婦漫才師みたいだ

 

ガギ「そんなにビビってんすか?」

 

と強気で言ってくるガギ

 

メル「確かに強いけど、何もそこまでビビらなくても」

 

ゴル「ビビってねぇよ」

 

とゴルザは言う

 

ガギ「そう言えば、ゴルザさんやメルバさんも主と戦ったんですか」

 

とガギは二人に問う

 

ゴル「あぁ、戦った」

 

ガギ「へぇ~やっぱりですか。けどそれは俺たちを守るためだったんですよね」

 

ゴル「そうらしいな。実際そうじゃないとここにいないしな」

 

メル「感謝してもしきれないね」

 

ガギ「主も優しい奴ですし、強いですもんね憧れますわ」

 

と仲良く会話をするのであった

 

 

 

 

紹介

超古代怪獣ゴルザ

メルバとは長年の相棒で少し気の弱い所もあるが最年長ということもあって、しっかりしている。玄次を信頼している

 

超古代竜メルバ

ゴルザとは長年の相棒。姉さん的オーラを放ち、今のメンバーでは誰も逆らえない。玄次を信頼している

 

バリヤー怪獣ガギ

態度や口調が悪いときもあるが礼儀はしっかりしている。何だかんだで全員を信頼していて玄次(ガメラ)の強さに憧れを抱いている

 




次回、作者が大好きな癒し系怪獣登場


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虹の怪獣魔境

作者大好きあの怪獣登場❗

※今回もティガは出ません


主人公side

今、玄次は獅子鼻樹海に来ていた。最近、この辺りで妙なエネルギーを感知して、来てみたのだがあのシルバゴンとガギIIが登場する樹海だったのだ。その玄次はというと

 

(ヤッター❗シルバゴンキターー((o(^∇^)o))俺の大好きな怪獣キターー❗ティガを圧倒する力とティガのポーズのマネをするお茶目な部分が大好きだぜ。当時ガギvsシルバゴンは燃えたぜ。『ウルトラ怪獣擬人化計画』にも出てほしかったんだがな~(T_T))

 

シルバゴンを熱く思っていたが

 

『グルル』

 

「おっと、すまない相棒」

 

とガメラに叱咤を受け我にかえる

 

「まずは、どうするかな」

 

そう言いながら玄次は木に寄りかかり考える。暫くして

 

「さて、行動しますか」

 

といい行動を開始する

 

 

 

ダイゴside

樹海で虹の中に消えたとされる車を探しに来ていたのだが急に虹が現れ、更にきた場所へ戻るとさっきまで森だった場所に道が現れていた❗

 

「よし、調査するぞ」

 

とムナカタ副隊長の指示でシャーロックに乗り込み、進んでいくと

 

「おーい」

 

という声が聞こえてきた。前を見ると行方不明の家族3人がいた

 

「大丈夫ですか?」

 

とシャーロックを降り声を掛けると男の子が

 

「うん大丈夫。ここに見えない壁があったけど向こうに大きな穴があったからそこから出てきたんだ」

 

といい向こうを指差す

 

「見えない壁…まさか❗」

 

そういい、手を伸ばすと確かに壁があった。すると

 

「ピシャアアアアッ」

 

と怪獣の声が聞こえてきた

 

「ガギだ」

 

とシンジョウさんが言う。すると

 

「皆、無事か」

 

そういい、父親が3人に駆け寄り全員で喜びあっていた

 

「よし、ここを離れるぞ」

 

そういい、離れようとすると

 

「ゴシャアアアアアアアア」

 

「何っ?」

 

とレナがいい、見てみるとガギとは違う怪獣が現れた

 

「急ぐぞ」

 

と急いでその場を離れる

 

 

 

主人公side

(よし、GUTSに助けられて、この場を離れていったな)

 

と玄次は考えていた。勿論バリアに穴を空けたのは玄次である

 

「よし、行くぞ」

 

『ガアアアアアアアアアアアッ』

 

といいガメラに変化していく

 

 

 

ダイゴside

「あれはっ」

 

とレナが振り向くとあの黒い怪獣が現れてあの2体の怪獣と戦っていた

 

「今の内にもっと離れるぞ」

 

ムナカタ副隊長の指示でスピードを上げる

 

 

 

主人公side

『よっしゃー暴れていくぜ』

 

そういい、2体に近づく

 

「ピシャアアアアアアアアッ」

 

「ゴシャアアアアアアアアッ」

 

『ガアアアアアアアアアアッ』

 

互いに牽制しあい、三つ巴の戦いが始まる

 

「ピシャアアアア」

 

まずはガギが俺に向かい突っ込んでくるが

 

『無駄だ』

 

とガギの突進を避けながら体を掴み、突っ込んできた勢いを使いガギを投げる。ガギは転がっていき自分のバリアに突っ込んでしまい

 

「ガラシャアアアアン」

 

と物凄い音をたてながらバリアが割れる

 

そして、次は俺からシルバゴンに突っ込んで行く

 

「ゴシャアアアアアアアア」

 

一吠えするとシルバゴンは振り向きながら尾で攻撃をしてくる。しかし、玄次はその尾を掴み振り回しながらシルバゴンを投げ飛ばす

 

「ピシャアッ」

 

今度はガギがムチを使い攻撃を仕掛けてくるが玄次はムチを払いのけガギにラッシュ攻撃を浴びせる

 

「……ピシャアアッ」

 

ガギも負けじと赤色光線を撃とうとするが

 

『させないぜ』

 

そういい、玄次はガギの頭を掴み腹に蹴りを入れ、怯んだ瞬間に尾を掴みおもいっきり投げ飛ばす。ガギは倒れる

 

続いてシルバゴンに近づき腕を掴むと

 

「ゴシャアアアアアアアア」

 

と自慢の力で逆にガメラを押さえ込もうとする

 

『いい力(パワー)だぜ。流石シルバゴンだ』

 

とシルバゴンを褒める。しかし

 

『ガアアアアアアアアアアアッ』

 

と吠え、そのままの状態で歩きその勢いでシルバゴンを投げ飛ばす。そして、起き上がったシルバゴンに対しプラズマ火球(威力弱め)を放つ

 

「ゴシャアア……」

 

そういいシルバゴンは倒れこむ

 

『威力を低くしたとはいえ、耐えるとは流石だな』

 

と言いつつ、シルバゴンとガギIIをバトルナイザーに回収する

 

『ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

と勝利の雄叫びをあげその場を去っていく

 

「よし、シルバゴンも仲間に出来た」

 

といい家の布団に入りながらバトルナイザーを見つめている玄次であった

 

おまけ

「出てこいシルバゴン」

 

『バトルナイザー❗モンスロード』

 

そういい、バトルナイザーからシルバゴンが出てくるが先程のシルバゴンと違いものすごく小さい

 

「ゴシャア」

 

そう鳴くシルバゴンを見て玄次は

 

(……カワエエ(*´ー`*))

 

和んでいた。すると

 

「ゴシャア」

 

と動いた瞬間に飛びついてきた

 

「ゴフッ」

 

そのまま布団に倒れこむ

 

「…流石のパワーだな」

 

そういい、シルバゴンの目に手をかざすとマナを送り込む。そしてシルバゴンから離れ

 

「こっちだぜ」

 

と動きを止めシルバゴンを呼ぶとシルバゴンはキョロキョロしたあと、俺に向かい飛びついてきた

 

「よし、視力は良くなったな」

 

先程玄次はマナの力を使いシルバゴンの目を直したのだ

 

「グルル」

とシルバゴンは俺に甘えてくるように顔を俺の腹辺りにすりすりとしてくる

 

(やっぱ、カワエエ(*´ー`*))

 

そういい、シルバゴンを1時間くらい愛でるのであった

 

 

 

~怪獣トークshow~主人公が寝ているとき

ゴル「新人が2人も入るとはな……」

 

メル「元気があって、いいね」

 

そういい、新人2人とガギを見てみると

 

ガギ「そうだ。俺のことは兄貴と呼ぶんだ」

 

ガギII「分かりやした。兄貴」

 

とガギIIはガギの子分となっていた

 

一方シルバゴンは

 

シルバ「くわっ……くわっ」

 

と口を開いて何かしようとしていた

 

ゴル「シルバゴン何をしてるんだ」

 

とゴルザが聞くと

 

シルバ「主の技の練習」

 

ゴル「……そうか。出せるといいな」

 

とゴルザはあえて突っ込まずシルバゴンを励ました

 

メル「賑やかになったわね」

 

そう呟きながらメルバはその光景を微笑みながら見ていたのだった

 

 

 

 

怪獣紹介

剛力怪獣シルバゴン

パワーと頑丈さが自慢の怪獣。玄次に目を直されてからは更にヤンチャになった。負けず嫌いな性格。玄次(ガメラ)の強さに強く憧れておりプラズマ火球を出せるように練習をしている

 

バリヤー怪獣ガギII

ガギの同族であり、ガギを兄貴と慕う。ガギより少し背が低い。ガギと同じく礼儀は正しい。玄次を信頼している

 




シルバゴン最高❗

次回も頑張っていくのでよろしくお願いします。感想やリクエストも待っています


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時空をこえた微笑

主人公side

早朝、俺はランニングをしていた

 

(…天気も良くて気持ちがいいな。久しぶりに何処かに出かけようかな)

 

そう思いながら階段を上がり終えると、近くでおじさん

が地面に腰を抜かし、何かに驚いていた

 

「大丈夫ですか」

 

とおじさんに駆け寄り声をかける。すると

 

「あ……あれ」

 

そう口にしておじさんは向こうを指差す。おじさんの指差す方向を見てみると巨大な船がそこにあった

 

「あれは…」

 

そういい玄次は考え込む

 

(……そうだ。この現象は間違いなくゴルドラスの仕業だ)

 

そう結論する

 

(そうなると色々と急がないとな…)

 

とあれこれ考えていると

 

「おい…おいっ大丈夫か」

 

(゜ロ゜;っといけない

 

「あ…すいません。驚いてしまって」

 

「イヤ、無理もない」

 

そういい、おじさんは頭を押さえ

 

「頭が痛ぇ」

 

といい家に入っていった

 

「さて、とりあえず俺も家に戻るか」

 

と全速力で帰っていく

 

 

 

ヤズミside

(さて…どうしようかな)

 

そう思いながら街を歩く。隣には不安そうに僕を見る少女がいる。彼女テヅカ・ユリちゃんは遠い過去から時空を移動し現代へ来てしまったのだ

 

ヤズミはどうやって元気付けようかなと悩みながら

 

「とっ…とりあえず何か食べよう」

 

と店に入り注文をして席に座る。注文したものが来て彼女に食べ方を教えるとようやく食べてくれた。すると

 

「あれ、ヤズミさんじゃないですか」

 

隣から聞き覚えのある声が聞こえ見てみるとキリュウ君がいた

 

 

 

主人公side

(まさか隣にヤズミさんがいるとは…隣の子はゴルドラスの影響で来てしまった子だな)

 

何故、玄次が居るのかというと玄次も腹ごしらえをしようと入った店が偶然、一緒だったのだ

 

「キリュウ君はどうしてここに」

 

「ちょうどお昼だったので何か食べようと思って、ヤズミさんは?」

 

「僕らも同じです」

 

「けど、ヤズミさんGUTSの仕事は?」

 

知ってはいるが知らないふりをして聞いてみる

 

「今はイルマ隊長の指示でここに…」

 

とヤズミさんは言う

 

「色々あったんですね」

 

俺がそう言うと

 

「……はい」

 

と返事が返ってくる。そして、俺がヤズミさんの会話が終わると彼女が食べ終わっていたので

 

「じゃあ、僕たちはこれで」

 

といい店を出た。俺も食べ終わり、ゆっくりしていると

 

「……ッきたか」

 

そういい、急いで店を出てみると

 

(向こうから強力なエネルギーを感じる)

 

その場所に近づくと時空からゴルドラスが出現していた。ガッツウィングが攻撃を仕掛けるがゴルドラスの角のバリアで四方八方に跳ね返る

 

(あのバリアは厄介だな。……どうしたものか)

 

玄次はゴルドラスのバリアをどうするかを考える

 

(やっぱり、あの隙を狙うか)

 

そうこう考えている内にダイゴの乗るガッツウィング1号機が跳ね返ったレーザーに当たり墜落しかけていた

 

(角を壊さずに仲間にしたいからな…行くか)

 

そう思いながらガメラに変化していく

 

 

 

ヤズミside

打つ手がないと焦っていた、その時、ウルトラマンティガとあの黒い怪獣が現れた。そしてあの怪獣と戦い始めた

 

「すごい、あの怪獣を押さえ込んでる」

 

つい、そう呟いてしまった。

 

(あの怪獣を押さえ込めてる内に何か怪獣の弱点を見つけないと)

 

そう思いながら作業を始めた

 

 

 

主人公side

「デュワ」

 

『ガアアアアアアアッ』

 

ゴルドラスを見ながら構えるティガと俺

 

「ジュワ」

 

まずティガが時空へ戻ろうとしているゴルドラスの尾を掴むが払いのけられる

 

『ガアアアア』

 

今度は俺がゴルドラスの尾を掴む。ゴルドラスは必死に振りほどこうとするが、させまいと俺はゴルドラスを投げ飛ばす。すると

 

「ジュワッ」

 

パワータイプになったティガがゴルドラスの背を掴み押さえ込む。そこへ俺が玄武掌を腹にかまして吹き飛ばす

 

更に畳み掛けるようにティガが踵落としを仕掛けるが

 

「グワアアアアアアアアッ」

 

ゴルドラスは角からバリアを出してティガの攻撃を防ぐ

 

『これならどうだ』

 

玄次はプラズマ火球(弱)を放つ…がバリアに跳ね返され

 

『うおっ』

 

とギリギリ避ける

 

(本当に厄介だな)

 

そう思っているとティガが角を掴み、押さえ込もうとするがゴルドラスは角から閃光を放つ

 

「ジュワ」

 

ティガは角から手を放してしまいゴルドラスの蹴りを食らってしまった

 

「グワアアアアッ」

 

ゴルドラスはまた時空の中に戻ろうとするが

 

『させねぇよ』

 

とゴルドラスの背を押さえ、転がすように投げる

 

(やっぱり…あの隙を狙うしかないか)

 

そう思いながら機会を待つ

 

 

 

ヤズミside

あの怪獣は攻撃および防御のあとに0.3秒間のみ隙が出来るという弱点が存在することが分かった。急いで服隊長に連絡しようとしたらティガが必殺技を撃とうとしていた

 

 

 

主人公side

(……きた)

 

ようやくチャンスが巡ってきた。ティガがゴルドラスに対しデラシウム光流を放とうとしていた

 

(チャンスは0.3秒間…)

 

と口にプラズマ火球を撃てるように準備する

 

「ハアアアーッ…ジェアッ」

 

エネルギーを溜め終えたティガはデラシウム光流をゴルドラスに放つが…

 

「グワアアアアッ」

 

またバリアを張り、デラシウム光流を弾き返す。ティガもバリアを張るがゴルドラスは更に光線を放つが

 

『ガアアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

その瞬間を狙い、玄次はゴルドラスにプラズマ火球(弱)を放つ。ゴルドラスはその衝撃でぶっ飛んでしまう。そこにすかさずプラズマ火球をゴルドラスの手前に放ち倒したように見せかける

 

「「「やったー」」」

 

と歓喜が上がるなかゴルドラスを回収し急いで磁場の影響を無くすようにいい、事件は解決したのであった

 

 

 

~怪獣トークshow~

ゴル「何だか一気に増えたな」

 

メル「そうね~」

 

そうしみじみと呟く。ゴルザとメルバその先には

 

ゴルド「よろしくお願いします」

 

ガギ「おう。よろしく」

 

ガギII「よろしく」

 

シル「……」

 

ガギ「どうしたんだ。シルバゴン?」

 

ゴルド「……?あっ❗もしかして…シルバゴンか」

 

シル「ゴルドラスなのか」

 

シル、ゴルド「「おぉ~会いたかったぞ兄弟」」

 

と2匹は抱き合う

 

ゴル、メル、ガギ、ガギII「「「「どう言うこと」」」」

 

暫くして

 

ゴルド「俺らは同族ってこともあって仲が良くて」

 

シル「昔からよく遊んでたんですが」

 

ゴルド「異次元の中でシルバゴンが迷子になって」

 

シル「それ以来、会ってなくて」

 

ゴル「ほぉ~そりゃ凄いな。感動の再会ってやつか」

 

メル「良かったね~」

 

ガギ、ガギII「「うぉ~泣かせるじゃねぇか 」」

 

ゴルド「何はともあれ、これからよろしくお願いします」

 

 

 

 

怪獣紹介

超力怪獣ゴルドラス

超能力を使いこなす怪獣。シルバゴンとは兄弟みたいに仲が良く、昔はよく遊んでいたが異次元の中でシルバゴンが迷子になって以来、会ってなかった。今ではシルバゴンとタッグを組み、『力のシルバゴン、技のゴルドラス』と言われている。玄次(ガメラ)に憧れを抱いておりシルバゴンのプラズマ火球を出すための特訓にも付き合っている

 

 




次回は闇の巨人登場❗


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影を継ぐもの

44話の内容ですが少しだけ43話のシーンもはいります


主人公side

俺は今、熊本へ来ていた。最近、熊本でティガと似た力が段々と強くなっていくのを感じたのだ。そんな中、俺はあの巨人の復活を考えていた。そうイーヴィルティガの復活である

 

(イーヴィルティガか……)

 

そう思いながら熊本の街から離れ、田舎道を通りその途中にあった巨大な橋を渡ろうとすると前方に

 

「ダイゴさん…」

 

そう呟き、確認すると確かにダイゴさんだった。ダイゴさんは何かを探すように辺りを見回しながら歩いていた。俺は隠れながらダイゴさんについていった。するとダイゴさんは古い神社の手前にある草むらに寝そべってしまう

 

(スパークレンスを奪われたあとか)

 

そう考えながら、物語を思い出していると、ダイゴさんに子犬が近づいていた。子犬はダイゴさんの回りをウロチョロし、まるでついてきてと言うように走っていく。

ダイゴさんは子犬の後を追い、熊本の地底遺跡トンカラリンのトンネルに入っていく。

 

(俺も行くか…)

 

俺もダイゴさんの後を追いトンネルを進んでいく

 

 

 

時は少し遡り

イルマside

「アークが無くなっています❗輸送機が無断発進しています」

 

ヤズミ隊員から連絡が入った。輸送機にはタンゴ博士が乗っており、勝手にアークを持ち出していた

 

「タンゴ博士❗何をしているか分かっているの‼」

 

そう彼に叱咤するが

 

「これ以上僕を軽視するのはやめてくれ、耐えられない」

 

そういい一方的に連絡を切ってしまう

 

「不味いことになったな」

 

とサワイ総監が言う

 

「基地が手薄な時を狙っていたのか」

 

「いえ……何かを起こそうとしている者の意志が働いている気がします」

 

何か胸騒ぎがするわ…

 

 

 

ダイゴside

子犬に連れられるようにトンネルに入っていくと、その奥には…そんなっ

 

「巨人が…他にも」

 

そこには巨人と怪獣の像があった。その石像に子犬が近づこうとするが

 

「キャンッ」

 

突然、電磁バリアのようなものに跳ね返されてしまう。子犬に駆け寄ろうとしたその時

 

「ここまでこれたんだねぇ」

 

と声が聞こえ、振り向くと

 

「ようっ」

 

マサキ・ケイゴだった

 

「僕は君と同じで特別な存在って言っただろ~。君だけが特別な存在じゃないんだって」

 

そういいながらマサキは巨人の近くに置かれた機械に近づいていた

 

 

 

主人公side

ダイゴさんについていき隠れながら様子を見ているとマサキは遺伝子の話を始め、スパークレンスを機械に置き

 

「人類という矮小な存在から僕は進化するのだ❗ハッハッハ」

 

と高笑いしながら

 

「古代の力よ。僕を光に変えたまえ」

 

「やめろーっ」

 

とダイゴさんが突っ込むがバリアに跳ね返されてしまう。俺はそこへ駆け寄る

 

「ダイゴさん大丈夫ですか」

 

「えっ…キリュウ君どうして」

 

ダイゴさんは驚いていたが直ぐにマサキへ視線を移す。俺もマサキを見るすると

 

「ひぃぃぃかぁぁぁりぃぃぃよぉぉぉっ…ハアアアアアアアアッ」

 

マサキは光となり巨人と一体化してしまった

 

「そんなっ…そんなバカなこと」

 

ダイゴさんがそう言っていると巨人の真上のゲートが開きそこから巨人は飛び上がっていく

 

「クソーッ」

 

とダイゴさんは機械へ突っ込むがまたもバリアに跳ね返されてしまう。

 

「ダイゴさん…」

 

そういいダイゴさんに近づく。すると、ダイゴさんは子犬に触れ

 

「僕は何でもない…無力な存在だったのか」

 

と絶望していると急に子犬が光だした❗

 

 

 

マサキside

(フハハハハハハッ。遂に私は巨人の力を手にいれたのだ。 私は神に近づいたのだ❗)

 

そう思いながら俺は街へと降り立ちサイテックコーポレーションからタンゴ博士に頼んでおいた予め録音していた俺の演説を流す

 

「愚かしい旧人類は私に導かれることだけが生き残れる道だ」

 

しかし

 

(ぐわっ…何だ体が動かな…グオオオオオッ)

 

そこでマサキは意識を失ってしまう

 

 

 

主人公side

子犬は光となりガーディーと一体化し蘇る

 

「君は……あの巨人の友達だったんだ。…頼むあいつを止めてくれ」

 

「ガウウウウッ」

 

ガーディーは俺らを見つめ、優しく鳴くとその場から脱け出す

 

Noside

「見よ、私の神々しい姿を❗ 私は神に近づいたのだ❗ 私に続くのだ❗」

 

そう演説で話をしている時イーヴィルティガは光弾を放ちながら街を破壊していく。その光景を見ながらサワイ総監は呟く

 

「神々しい姿か…皮肉だな、マサキ君」

 

 

 

主人公side

暫くすると

 

「ダイゴ隊員」

 

とイルマさんが駆け寄ってきた。イルマさんは俺を見ると

 

「キリュウ君何故ここに❗…イヤ今はそれどころじゃないわね…今、何かここから飛び出していかなかった」

 

すると、(ピピッピピッ)と通信が入る

 

「新たな怪獣が熊本市内に現れました」

 

シンジョウさんが報告してきた。するとダイゴさんが

 

「あいつは…間違った心を持ってしまった主人を取り戻しに行ったんです」

 

 

 

レナside

「レナ、あいつは俺が攻撃する」

 

とシンジョウ隊員が言うが

 

「待って」

 

とイルマ隊長が制す。するとあの怪獣は偽のティガに向かっていく

 

「ガウウウウッ」

 

と優しい鳴き声を発しながら偽のティガに近づくが偽のティガはその怪獣に攻撃を仕掛けていく

 

「ウッ…ウッ」

 

それでも尚、あの怪獣は偽のティガを説得しようとするが

 

「ヴアアアアアアアアッ」

 

偽のティガは叫びながら怪獣に光弾を当てようと攻撃をしようとしていた

 

「危ないっ」

 

と叫び偽のティガに攻撃しようとするが

 

『ガアアアアアアアアアアッ』

 

と叫び声が聞こえたかと思うとあの黒い怪獣があの怪獣を庇うように姿を現していた

 

 

 

少し前

主人公side

ダイゴさんと別れた俺とイルマさんはサイテックコーポレーションから出ると

 

「キリュウ君は急いでここを離れなさい」

 

イルマさんはそう言うとシャーロックに戻っていく。それから俺は街へと向かうとガーディーがイーヴィルティガに向かっていた。するとイーヴィルティガがイーヴィルビームを発射しようとしていた

 

「ヤベェ…」

 

そう呟き急いでガメラに変化していく

 

現在

『間に合ったぜ』

 

とガーディーを庇うように現れ、イーヴィルビームをエルボー・クローで弾く。すると

 

「グワアアアアッ」

 

邪魔をされたからかイーヴィルティガは俺に向かい突っ込んでくる

 

『……チッ』

 

舌打ちをし、イーヴィルティガのパンチを受け止め、押さえ込む。すると

 

「ガウウッ」

 

とイーヴィルティガに向かいガーディーは近づくが

 

「ガアッ」

 

俺の拘束を抜け出し、其処らじゅうにイーヴィルビームを連射する。それを俺はまともに食らってしまう。

 

(クソッ…しまった)

 

その隙にイーヴィルティガはガーディーへ近づき馬乗りになり、ガーディーにラッシュ攻撃を仕掛けるがその時、レナの攻撃でイーヴィルティガは怯む。そこへ俺はタックルを噛ましイーヴィルティガを吹っ飛ばす

 

「ガアウウッ」

 

とガーディーが鳴いていたのでそちらを見るとガーディーの目には涙が流れていた

 

「グワアアアアアアアアッ」

 

イーヴィルティガは叫びながらまたもガーディーに攻撃を仕掛けようとする。しかし

 

『させるかっ』

 

と突っ込んでくるイーヴィルティガを投げ飛ばす。そこへシンジョウさんは追撃を書けようとするがイーヴィルビームを食らい墜落していくが

 

「デュワ」

 

とティガがその機体をキャッチし助ける

 

(……よしっ)

 

と俺はガーディーに近づき

 

(お前は頑張った……)

 

そう念話をし、バトルナイザーに回収しその場から姿を消し、近くからティガとイーヴィルティガの戦いを見守る

 

(俺の技ではマサキの本体にもダメージを与えてしまう。ここはウルトラマンティガに任せるしか…)

 

そう思っているとティガとイーヴィルティガの戦いに決着がつきティガが勝利した

 

 

 

その後

イルマさん達に会い先程の質問をされたので

 

「親戚に会いに来ていて、その時に偶然ダイゴさんを発見してついていってしまった」

 

と誤魔化した。その場で注意をされ解放された

 

因みに余談であるが熊本ラーメンをしっかり食べて帰ったのは言うまでもない←

 

家に帰りついてからバトルナイザーが反応していて確認するとガーディーが出てきたがっていたので小さくして出してやると急に俺に飛び付いてきた。驚いてガーディーを見ると泣いているのがわかった。俺は何も言わずそっとガーディーを撫でるのであった

 

 

 

~怪獣トークshow~

ガーディ「……」

 

ゴル「……ガーディー隣いいか」

 

ガーディ「……」

 

ゴル「確かに今は辛いかも知れないが主がお前を助けここに入れたってことはお前は俺らの仲間でもあり家族なんだ。だから頼ってもいいんだぞ」

 

ガーディ「エッ…でも」

 

とガーディーは一瞬顔を上げるがまた顔を下げてしまう

そこに

 

ガギ「ゴルザさんの言う通りだ」

 

ガギII「そうだぜ」

 

シル「お前はもう俺達の家族なんだ」

 

ゴルド「頼ってくれよ」

 

と次々に言ってくる

 

ガーディ「……」

 

メル「私たちも主に助けられた。貴方も同じでしょ。主は優しい方だから大丈夫よ」

 

とメルバはガーディーの頭を撫でる。すると、ガーディーはバトルナイザーの中から玄次を見る。すると、今は亡き主人の昔の優しい姿と重なって見えたのだった。それから

 

ガーディ「ありがとう、ありがとう」

 

とボロボロ泣きながらお礼を言う

 

ゴル「今、家にたどり着いたようだ。今の内に主に甘えておけ」

 

ガーディ「はいっ」

 

そういいガーディーはバトルナイザーで玄次を呼び出してもらう

 

メル「ゴルザ格好いいじゃないか」

 

ゴル「よせ、照れる」

 

とゴルザは頬をかきながらそっぽを向く

 

その光景を見ながらみんな笑顔になるのであった

 

 

 

怪獣紹介

超古代狛犬怪獣ガーディー

優しい性格で皆からの信頼も厚い。自分を助けてくれた玄次が昔の主人と重なって見え、彼を新しい主人と決めた。結構甘えん坊でよく玄次等に甘えてくる

 




気がつけば3000字を過ぎていてビックリです

いよいよティガも最終章に近づいて来ましたのでここでリクエストです。ティガの次はダイナをやっていくのですがもし、ダイナの回でこの回は書いてほしいという希望があれば感想などで書いてください。一応、活動報告の方にも書いておくのでよろしくお願いします❗


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いざ鎌倉❗

予定変更しました


主人公side

俺は今、鎌倉へ来ていた。昨日宇宙から何が地球に来たのを感じていた

 

(…タラバンかな。確か親子怪獣で子供がその途中で鎌倉に落ちてきたんだったかな。あいつは無害な怪獣だからな)

 

そう思いながら鎌倉の街を歩いていると

 

「俺が間違えるか」

 

とGUTSに怒鳴っている人がいた。ガッツ石…もとい星野さんだった。俺は隠れながらその様子を伺う

 

「我々も何十パターンの最新鋭のハイテクセンサーを駆使してくまなく捜査しました。結果には自信があります」

 

「あの…機械は間違えません」

 

そうムナカタさんとホリイさんが言うが

 

「怪獣は絶対いた。今でもこの目にくっきりと焼きついている」

 

と星野さんも譲らなかった。これではもとも子もないと思い、俺はタラバンが目撃された場所まで行く

 

(いるかな?)

 

そう思い辺りを調べるが痕跡すら見つけられなかった

 

(クソッ…擬態能力がここまで凄いとは……今日は断念するか。GUTSの人達には見つかりたくないしホテルに戻ってあいつらを愛でよう⬅)

 

そう思いながらホテルへと戻っていった

 

 

 

ダイゴside

2日かけて怪獣を捜索するも怪獣は発見出来ていないが僕は星野さんを信じている。レナも言っていたがずっと江ノ電を撮り続けてきた星野さんが見間違うはずがないと3日目の朝、街を見回っていると

 

「うわああああああっ」

 

と叫ぶ声が聞こえ近くに行くと。星野さん親子を目だけの怪獣が襲っているように見えた。急いでシャーロックを降り、

 

「二人を」

 

「わかった」

 

レナに二人を離れさせてGUTSライフルで目だけの怪獣を撃つが消えてしまう。すると

 

「プアアアアアアン」

 

と巨大化していた。急いでシャーロックに乗りスクロール砲を発射するが

 

『ガアアアアアアアアアアアッ』

黒い怪獣があの怪獣をスクロール砲から守るように現れた

 

 

 

主人公side

『危ない危ない』

 

そう言いながら俺はタラバンへ正面へ向け、タラバンに念話を送る

 

[君はここにいては危険だ。だから宇宙に帰るんだ]

 

そう念話を送るが

 

[嫌だ。お母さんに会うんだ]

 

と言ってくる。すると

 

「プアーーーーン」

 

と警笛が聞こえてくる

 

[お母さん❗]

 

そう言いながらその場所へと向かう

 

[おいッダメだお母さんはそこにはいないぞ]

 

とタラバンのあとを追う

 

 

 

イルマside

「怪獣は周囲のものに擬態する能力を持っています」

 

レナ隊員から連絡が入る。すると

 

「こちらダイゴ。例の怪獣に攻撃を仕掛けた所、あの黒い怪獣が出現し、あの怪獣を庇っていました」

 

「❗それは本当なの?」

 

「はい。確かです」

 

(一体どういうことなのかしら……)

 

そう思っていると

 

「これや」

 

と映像を見ながらホリイ隊員が呟いていた

 

 

 

主人公side

[タラバン、君のお母さんは宇宙で待っているんだ]

 

[嘘だ。お母さん、お母さん]

 

そういいながらタラバンは警笛の鳴る方へ近づいていく

。すると、またスクロール砲でタラバンに攻撃をしようとしていた。

 

『クソッ』

 

またタラバンを守るためスクロール砲を受けるがタラバンがシャーロックに向かい溶解光線を吐き出す

 

『しまった❗』

 

と思うが時遅くシャーロックは溶けてしまうがダイゴは溶ける寸前でティガに変身していた。ティガはタラバンを押さえ込もうとするが

 

『ガアアアアアアッ』

 

俺がタラバンからティガを剥がし投げ飛ばす

 

『グルルルルルルッ』

 

とタラバンに手を出すなと言うようにティガに唸るが到着したガッツウィング2号機がタラバンを攻撃しようとしていた。

 

『あぁっ次から次へと』

 

とレーザーからタラバンを守る

 

「デュワ」

 

俺に退いてくれと言うようにティガは腕を払うが

 

『グルルルルルルルルッ……』

 

俺は引かないでいた

 

(ホリイさん早く)

 

と思い込んでいたからだった

 

 

 

イルマside

「つまり、怪獣は江ノ電の警笛を自分の親と間違えて」

 

と私は呟いた。ホリイ隊員が怪獣の親の鳴声と江ノ電の警笛の繋がりを見つけていた

 

「急いで止めさせなきゃ」

 

とガッツウィングに連絡を入れようとしているとき

 

(あの黒い怪獣はそれを知っていたのね…けど返す方法がないから私たちを頼ろうとしていたのかしら?)

 

そう思いながらガッツウィングに連絡を入れていく

 

 

 

主人公side

「プアーーーーン」

 

と警笛が鳴りタラバンが大人しくなっていく。するとガッツウィングから声がする

 

「ティガ、怪獣は江ノ電の警笛をお母さんと間違えていたんだ」

 

すると、ティガは俺を見てきたので頷く仕草を見せる

 

「ティガーッ…宇宙に返してあげて」

 

とレナさんがティガに叫ぶ。すると所長さんが江ノ電を持っていけとティガに言う。ティガは江ノ電をウルトラ念力で持ち上げ音を出しながら空を飛ぶ。するとタラバンもそのあとをついてくる

 

(…俺も見に行くか)

 

そういい空を飛ぶ。すると、宇宙へ行くと直ぐに親タラバンが姿を現し息子との再会に喜びながら消えていった。ティガと俺は互いの顔を見ながら頷きその場から去る

 

(あぁ~疲れた。…よし家に帰ったらガーディーと一緒に寝よう⬅)

 

そう思いながら家に帰っていった

 

 

 

ダイゴside

「でも、どうしてダイゴはいつもティガに会えないんだろうね」

 

とレナが思わずビックリする発言をする

 

「……運が悪いんじゃん」

 

そういい誤魔化す

 

「けどあの黒い怪獣、最初から知ってたのかな」

 

とレナが言う。確かに不思議であった

 

「……多分そうなんじゃない」

 

「けど良かった。ただ強いだけじゃなくてあんな優しさもあるなんて」

 

「確かにそうだね」

 

とあの黒い怪獣のことを考えながら歩いていく




次回リクエストでオリジナル篇です


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最悪の出会い(前編)

リクエスト作品です❗


????side

「ここは…一体?」

 

ここは獅子鼻樹海、かつてガメラとシルバゴン、ガギIIが戦いを繰り広げた場所である

 

「どうやら、地球のようですが…私が知っている地球とは少し違うようですね」

 

そういい、????は辺りをうろつき始め

 

「……どうやら調査が必要なようですね」

 

と????の目が不気味に光る

 

 

 

~それから1週間後~

主人公side

今日、俺は地球平和連合TPCの本部つまり、GUTSの基地でもあるダイブハンガーに来ていた。理由はイーヴィルティガの一件でサワイ総監が俺に興味を持ったらしいのだ。それで1回、ゆっくりと話しをしたいと言うことで俺がダイブハンガーに招待されたのだった。今はイルマさんと一緒にサワイ総監が待つ部屋に向かっていた

 

「今日は来てくれてありがとうね」

 

「イイエ、ダイジョウブデスヨ」

 

「フフ、そんなに緊張しなくて大丈夫よ。サワイ総監は今、休憩中で話し相手が欲しいのよ」

 

イルマさんはそういい笑顔になる

 

(……とは言え、やっぱり緊張するな。何せサワイ総監は地球平和連合TPCを設立し、初代総監にまでなった人だからな)

 

そう考えているとサワイ総監の部屋に着く。イルマさんは

 

「失礼します」

 

と部屋に入っていったので俺も

 

「…失礼します」

 

と言って入った

 

「おぉ…よく来てくれたね」

 

サワイ総監は笑顔で俺を迎えてくれた

 

「あっ…今回は僕を誘って頂いてありがとうございます」

 

「いやいや私の方こそ、態々すまなかったね」

 

と俺とサワイ総監が話しをしていると

 

「じゃあ私は司令室に戻ります」

 

そういいイルマさんは戻っていった

 

「じゃあキリュウ君そこに椅子があるからそれに座りなさい」

 

「あっ…ありがとうございます」

 

そういって椅子に座りサワイ総監と話しをする。最初は緊張していた俺も段々と慣れていき、楽しい会話も気がつけば時間は2時間を越えていた。その後

 

「今日は付き合ってくれてありがとう」

 

と廊下を歩きながらサワイさんは言う

 

「いえ、僕も楽しかったです」

 

そう返す。すると

 

「少し司令室に寄らないかね」

 

「はい、他の人達にも挨拶をしておきたいので」

 

そういい司令室へ足を運ぼうとしたとき何かの視線を感じた

 

 

 

????side

(…この地球の防衛軍、確かGUTSだったか。そこに潜入出来たのはいいですが、こいつは下っ端の用ですね。誰かここで権限を持ったやつと…あの男は確か総監だったな。フフフッ)

 

 

 

主人公side

(…何か、怪しい気配が)

 

と視線を感じた方を見ていると

 

「どうしたんだい?」

 

サワイさんに声をかけられる

 

「いや…何でもないです」

 

そういい、歩いていくと前方から何かの部品を持った戦闘員らしき人がこちらに歩いてきていた。その人はサワイさんに

 

「ご苦労様です」

 

とお辞儀をしてきた

 

(考え過ぎか…)

 

とまたサワイさんと歩き出した瞬間、後ろから殺気を感じ振り向くと戦闘員がサワイさんに向かい部品みたいなのを降り下ろしていた

 

「…っ危ない」

 

とサワイさんを押し退ける。そして

 

「グワッ……」

 

後頭部に衝撃が走り、俺は倒れてしまう

 

「クソッ…邪魔を」

 

そう戦闘員は呟く。すると

 

「君は何をしてるんだ❗」

 

とサワイさんは戦闘員を睨むと戦闘員は逃げていってしまう

 

「待てッ…」

 

そういい俺は戦闘員を追いかける

 

「キリュウ君待ちなさい」

 

そう言うサワイさんの言葉も聞こえないぐらい急いで追いかける

 

 

 

サワイ総監side

(これは不味いことになった)

 

そう思いながら私はイルマ隊長にこの事を伝えに行く

 

 

 

主人公side

「待て」

 

そういいながら戦闘員を追いかける。すると前は行き止まりになっていた

 

(……チャンス)

 

そう思い戦闘員を追い詰める

 

「もう逃げられないぞ」

 

とそう言うが

 

「フフフッ…逃げられない。私は別に逃げも隠れもしないですよ。ただ君と話しをしたかったんですよ」

 

と戦闘員の声がエコーがかかったような声になり、更には紫のモヤが噴き出してきた

 

「お前は…何者だ❗」

 

そう声をかけると

 

「フフッ…私はスラン星人クワイラと申します」

 

と姿を現したのはウルトラマンマックスで出てくるスラン星人だった

 

「何故、この基地に」

 

「そんなもの決まっているじゃないですか。この基地を調べるためですよ」

 

「調べるだと」

 

「そうですよ。敵の情報を調べるのは基本ですからね」

 

「……」

 

「そして分かりました。この世界にはウルトラマンティガと言うウルトラマンがいると言うことも……それに」

 

するとスラン星人は俺を見て不敵に笑う

 

「貴方は唯の人間ではありませんね」

 

「❗何を…」

 

「あの一撃、唯の人間なら絶対に気絶するぐらいの力で攻撃しました。けど君はそれどころか私を追うことが出来た。だから貴方は唯の人間では無いと思ったのです」

 

「……」

 

「フフッ…君なのでしょ、あの黒い怪獣の正体」

 

「❗……それを知ってどうするんだ」

「おや、隠さないのですね」

 

「お前をここで倒せば良いことだ」

 

「物騒ですね。私は平和的に解決したいのですが」

 

「…平和的?」

 

「えぇ、そうです。単刀直入に言います。貴方、私と組まないですか?」

 

「はぁっ❗……」

 

「私と貴方が手を組めばこの世界を支配できますよ。悪い話しでは無いは……」

 

「断る」

 

とスラン星人の言葉を遮る

 

「この力は決して悪しきことには使わない。絶対に」

 

「……ハァ…残念です。ならばウルトラマンティガと一緒に死んでもらいますかね。出でよゼットン❗」

 

スラン星人がそう叫ぶと

 

「ゼッーートオオォン」

 

とダイブハンガーの近くにゼットンが出現する

 

 

 

イルマside

突然、衝撃が来たと思っているといきなり、基地の近くに怪獣が出現した

 

「ムタカタ副隊長とシンジョウ隊員は2号機でダイゴ隊員は1号機で出撃して。レナ隊員とホリイ隊員は私と一緒にキリュウ君の救出。ヤズミ隊員はサワイ総監とここに待機。サポートに回って」

 

「「「了解」」」

 

無事でいてねキリュウ君

 

 

 

主人公side

「ゼットン……だと」

 

「フフフッ…知っているんですか。ならその恐ろしさも知っているでしょう」

 

そう言うスラン星人は笑っていた。しかし

 

「❗何だあれは」

 

俺が見たゼットンは背中に機械がついていた

 

「あぁあれですか。あれはゼットンを操るために私が開発した装置ですよ」

 

「何だと」

 

「ゼットン何て凶暴なやつ。あんなものつけないと言うことも聞かない唯のバカだ」

 

「お前、何故操っているんだ」

 

「何故って決まっているじゃないですか。復讐ですよ」

 

「……それだけのためにか」

 

「えぇそうですよ。それだけの為の道具に過ぎない」

 

「てめぇ❗」バキッ

 

「グハッ」

 

俺はスラン星人を殴りつけた

 

「てめぇだけは許さねぇ」

 

「何ですか?あんな道具に同情ですか。哀れですね」

 

とスラン星人は立ち上がり

 

「とりあえず君は私が殺してあげましょう」

 

 

 

ダイゴside

ガッツウィング1号機で出撃して攻撃を続けるが相手はバリアを出して全ての攻撃を防いでしまう

 

(クソッ……どうしたら)

 

と思っていると

 

「ゼットーーオオン」

 

怪獣が顔の黄色い部分から火球を発射してきた

 

「❗」

 

急いで避けるが翼に当たってしまって墜落してしまう

 

(不味い)

そう思いスパークレンスを手に取りティガに変身する

 

 

 

主人公side

「グアッ」

 

と俺はスラン星人の攻撃で吹き飛んでしまう

 

「遅いですよ」

 

そういいスラン星人は残像を作りながら、また迫ってくる

 

「見破れますかね?」

 

そういいながらどんどん迫ってくる

 

(視覚に頼っても駄目だな)

 

と俺は冷静になりながら目をつぶる

 

「諦めましたか」

 

スラン星人はそう嘲笑うと攻撃をしてくる…が

 

「うらっ」

 

俺はスラン星人の本体にパンチを当てる

 

「クッいい気にならないで下さい」

 

スラン星人は素早く近づき、俺の首を締め付けた

 

「ガッ…クソッ」

 

「死になさい」

 

そういいスラン星人は腕の力を強めようとした時

 

ダンッダンダン

 

「グワッ」

 

と銃撃がしスラン星人が食らってしまう

 

「大丈夫」

 

とレナさんが俺に近づく

 

「貴方は何者❗」

 

「ここで好き勝手にはさせんで❗」

 

とイルマさんとホリイさんはスラン星人にGUTSハイパーを向ける

 

「めんどくさいことになりましたねぇ」

 

スラン星人は起き上がり、そう呟く

 

「答えなさい。貴方は何者なの❗」

 

「答える気は無いですよ」

 

すると、スラン星人は行き止まりの壁に光弾を放ち外に飛び出した

 

「待て」

 

とホリイさんがその穴へ近づくが

 

「グアアアアアッ」

 

スラン星人は巨大化をしていた

 

「フフフッ…貴方達はこの場所ごと消し飛びなさい」

 

そういい、光弾を発射

 

「危ないッ」

 

と俺はホリイさんを押し退けてその場に向かい変化をする

 

 

 

イルマside

キリュウ君がホリイ隊員を押し退けて、光弾が当たりそうな場所へ行った

 

「止めなさい、危険よ」

 

と叫び引き留めようとするが、突然彼が光出したと思うと

 

ズガアアアアン

 

爆発音が止む。しかし私とレナ隊員、ホリイ隊員は無事だった

 

(キリュウ君は…)

 

そう思い辺りを見回していると

 

『ガアアアアアアアアアアアアアッ』

 

黒い怪獣が私たちを守るようにその場にいた

 

「まさかっ…貴方がそうだったの」

 

と彼に問うが

 

『……』

 

彼は何も言わずに戦いを始めようとしていた。私は終始その戦いを見つめることしか出来なかった

 

 

 

主人公side

(……ばれたかな、だが仕方ないことだな)

 

そう思いながらスラン星人に目を向ける。さてこのイレギュラーを倒しにいくか




後半へ続きます
ゼットンは機械で操られていることになっています


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最悪の出会い(中編)

前回の続きです❗


主人公side

『ガアアアアアアアアアッ』

 

「フンッ…やっと正体を現しましたね。けどバカなひとと人ですね。本当に私と組めば良かったものを」

 

とスラン星人は捨て台詞を吐く

 

[そんなの死んでもお断りだ]

 

「……じゃあ、本当に死んでもらいますかね」

 

それを合図に戦いが始まる

 

 

 

Noside

「デュア」

 

「ゼッ…トォォン」

 

一方、ティガとゼットンも戦いを始めていた

 

「ハアッ」

 

ティガがゼットンに攻撃を当てていくがゼットンはものともせずにその攻撃を払いのけ、ティガに攻撃を当てる

 

「ジュワ」

 

ティガはゼットンから距離をおき

 

「ンッーー………ハアッ」

 

ティガはマルチタイプからパワータイプにチェンジする

 

「ゼッ…トォン」

 

「デュア」

 

ティガは先程以上に攻撃を仕掛けていく

 

 

 

主人公side

(ゼットンの方もどうにかしないとな…)

 

「戦いの最中に考え事ですか」

 

スラン星人は俺に攻撃をしてくるが

 

『甘ぇっ』

 

そういいスラン星人の腕を掴み、振り回しながらゼットンへ投げ飛ばす

 

「ウッ…グアッ」

 

「ゼッ…」

 

スラン星人とゼットンはぶつかり、倒れてしまう

 

『ガアアアアアアアアアッ』

 

「ジュア」

 

俺とティガはゼットンとスラン星人を見る

 

「おのれ、ゼットンあの黒い怪獣をやってしまえ」

 

とスラン星人が言うとゼットンは俺に向かいメテオ火球を放つ。俺はプラズマ火球で相殺しつつ、ゼットンに近づきエルボークローでゼットンに攻撃をする

 

(……どうだ)

 

「フンッ…その程度の攻撃ではゼットンは倒れん」

 

スラン星人がそう言うとゼットンは俺に更にメテオ火球を放つ

 

『しまっ…』

 

俺はゼットンの近くにいたのでメテオ火球を避けられず直撃してしまう

 

『ゴガァッ』

 

しかし、ゼットンが俺を集中してた時を狙いティガはパワータイプからマルチタイプにチェンジしてゼットンにゼペリオン光線を放とうとしていた

 

『ッ……ヤベェ、ティガ駄目だ。光線を撃っては』

 

だが、俺の叫びは遅かった

 

「ジュワ」

 

ティガはゼペリオン光線をゼットンに放った

 

「ゼッ…トォォン」

 

ゼットンは慌てることなくゼペリオン光線を吸収する

 

「フッ…❗」

 

『不味い❗』

 

と俺とティガは慌てる。するとスラン星人は

 

「ゼットン、そいつらはもう余裕で倒せる。あのダイブハンガーを狙って撃て」

 

「ゼッ…トォォン」

 

ゼットンはダイブハンガーに手を向け反射光線を放つ

 

 

 

イルマside

終始、ティガとキリュウ君…あの黒い怪獣の戦いを見ていたがあの怪獣がこちらに向かい光線を放ってきた

 

(もうダメだわ…)

 

避けられないと思い、顔を背ける

 

ドガアアアアアアアアアアアアッン

 

と爆音が鳴り響くが基地に攻撃は当たっていなかった

 

「何で……ッッ❗」

 

見てみると黒い怪獣…キリュウ君が体をはって基地を守ってくれていた。すると黒い怪獣が基地に倒れこむ瞬間

黒い怪獣の姿が消えていき、先程キリュウ君が飛び出した場所にボロボロになったキリュウ君がいた

 

「「キリュウ君❗」」

 

「キリュウ❗」

 

私と一緒に戦いを見ていたレナ隊員とホリイ隊員もキリュウ君に近づく

 

「大丈夫か?しっかりしろキリュウ」

 

とホリイ隊員はキリュウ君に声をかける。すると

 

「……ッァ大…大丈夫で…す」

 

苦しそうにキリュウ君は声に出す

 

「急いで手当てを」

 

とキリュウ君を運ぼうとするが

 

「僕は……僕は大丈夫です。まだ…まだ戦えます」

 

とヨロヨロとしながらも立ち上がっていく

 

「ダメよっ…そんな傷で、もう無理よ」

 

「けど……僕が行かないと」

 

とキリュウ君は歩を進めるが倒れてしまう

 

「キリュウ君❗」

 

そういい近寄る。すると

 

「大変、ティガが」

 

レナ隊員が向こうを見て叫ぶ。ティガは宇宙人と怪獣に挟まれピンチに陥っていた。すると、キリュウ君が腕につけている籠手の様な物が輝きだした

 

 

 

主人公side

「クソッ…」

 

先程のダメージで体が思うように動かない

 

(クソッ…早くしないとティガが……)

 

ティガを見てみるとスラン星人とゼットンに挟まれ、カラータイマーの点滅も早くなってきている

 

(情けねぇ…頼む動いてくれ)

 

歯ぎしりしながら体を動かそうとしていると急にハイパー・バトルナイザーが輝きだし

 

『バトルナイザー❗モンスロード❗』

 

と3体の怪獣がスラン星人とゼットンの前に立ち塞がる

 

「ゴシャアアアアアアアアッ」

 

「グワアアアアアアアアアッ」

 

「ガウウウウウウウウウウッ」

 

俺のバトルナイザーからシルバゴン、ゴルドラス、ガーディーが姿を現す

 

[お前ら、何を]

 

と念話をすると

 

[主は残ったやつらから力を分けて貰ってください]

 

[それまでは俺らがこいつらを]

 

[主を虐めるやつは許さない]

 

とゴルドラス、シルバゴン、ガーディーの順で俺に話す

 

[お前ら…]

 

するとバトルナイザーからも

 

[主に俺たちの力を]

 

[早く復活してあの宇宙人をぶっ潰しなさい]

 

[[主早く]]

 

とゴルザ、メルバ、ガギコンビが言ってくる

 

「……ッありがとう……皆っ」

 

そういい、バトルナイザーから流れてくるゴルザ達の力を貰う

 

 

 

怪獣達side

シル[よしっ行くぜゴルドラス]

 

ゴルド[あぁ、あの星人と怪獣を全力で止める]

 

ガーディ[けど、怪獣を機械で操るなんて最低だ]

 

そういいながらスラン星人とゼットンに攻撃をしてティガを助ける

 

シル[ガーディー、お前はその巨人にエネルギーを分けてくれ]

 

ガーディ[分かった]

 

そういいガーディーは自分のエネルギーをティガに分け与える

 

「君は…」

 

とティガが聞いてくる

 

[貴方は、前の主を必死に止めてくれた。そのお礼です]

 

ガーディーはティガにそう伝えエネルギーを与えていく

 

[[よっしゃあ、暴れるぞ]]

 

シルバゴンとゴルドラスはスラン星人とゼットンに攻撃を仕掛けていく

 

「何だこいつらは…ゼットン始末しなさい」

 

「ゼッ……トォォン」

 

そういいゼットンはシルバゴンをスラン星人はゴルドバスに向かう

 

「ゼッ……トォォン」

 

ゼットンは力でシルバゴンを押さえ込もうとするが

 

「ゴシャアアアアアアアアッ」

 

シルバゴンも力では負けないと押し返す

 

「「……」」

 

力では五分五分のようだ

 

「食らいなさい」

 

とスラン星人はゴルドラスに光弾を撃つが…

 

「グワアアアアアアアアッ」

 

ゴルドラスはバリアを張り跳ね返す

 

「なっ…グワッ」

 

スラン星人は驚いていたため光弾を避けるのが遅れ、自分の光弾を食らってしまう

 

「クソッ…怪獣ごときが、図にのるな」

 

そういい、高速でゴルドラスの近くを動き、自分の残像でゴルドラスを囲む

 

「グワアアアアアアアアッ」

 

ゴルドラスは光線を放つが当たらない

 

[……めんどくさいな]

 

 

 

イルマside

何が起こっているの?今までティガやキリュウ君が戦ったりした怪獣が急にティガを守るようにキリュウ君の籠手の様な物から現れた。籠手の様な物はまだ光続けている

 

「キリュウ君、あの怪獣は」

 

と聞くと

 

「……戦いが終わったら全て話します」

 

キリュウ君はそう答えた

 

「……必ずよ」

 

そう答え、戦いを見る




次回、後編です❗

また見てくださいね~❗


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最悪の出会い(後編)

主人公side

[主、もう少しだ]

 

玄次はゴルザ達から戦う力を貰っていた

 

「もう少しだ。頑張ってくれシルバゴン、ゴルドラス」

 

 

 

怪獣達side

「ゴシャアアアアアアアアッ」

 

「ゼッ……トォォン」

 

シルバゴンとゼットンは取っ組み合いをしていた

 

「グルルルルッ」

 

「…………」

 

膠着状態が続き……ついに

 

「ゴシャアッ」

 

シルバゴンがゼットンを投げる。更にゼットンに追撃をかけるように尾を使い攻撃しようとするが

 

「ゼッ…トォォン」

 

ゼットンはゼットンシャッターで尾を防ぎ、メテオ火球を放つ

 

「ゴシャッ…」

 

メテオ火球を食らい、膝をつくが

 

[まだまだーーっ]

 

と立ち上がり、更に攻撃をしていく

 

 

「グワアアアアアアアアッ」

 

一方、ゴルドラスは高速移動するスラン星人をとらえなれないでいた

「フフッ…どうするのか見ものですね」

 

そういいスラン星人はゴルドラスを攻めていく。ゴルドラスは光線を撃つが…

 

「無駄です」

 

簡単に避けられてしまい、カウンターで光弾を撃つ。ゴルドラスは何とかバリアで光弾を跳ね返すが、それすらも避けられてしまう

 

「フフッ…これで終わりです」

 

そういい、ゴルドラスを囲むように残像を出しながら高速移動をする

 

「さあ、どうしますか?」

そう言うと、突っ込んでくる

 

「グワアアアアアアアアッ」

 

ゴルドラスは回転しながら光線を放ち、スラン星人に攻撃を当てる

 

「グワッ…クソッ」

 

[まだまだこれからだ]

 

そういいスラン星人に突っ込んでいくが、またしても避けられてしまい、運悪く近くにいたシルバゴンに衝突してしまう

 

「そこです。ゼットン」

 

「ゼッ……トォォン」

 

その隙にスラン星人とゼットンは2体にメテオ火球と光弾を撃ち続ける

 

「ゴシャアッ……」

 

「ゴルッ……」

 

2体はその攻撃をまともに受けてしまう

 

「フフッ…ここまで良く戦いましたがここまでです。ゼットン止めを刺しますよ」

 

スラン星人のその言葉でゼットンはメテオ火球をスラン星人は光弾を撃つ体制をとる

 

[ここまでか…]

 

[クソッ……]

 

シルバゴンとゴルドラスが諦めかけた……その時

 

『ガアアアアアアアアアアアアアッ』

 

「ジュワ」

 

「何ッ…グアッ」

 

「ゼッ…」

 

スラン星人にはハンドスラッシュがゼットンにはプラズマ火球が当たる

 

[待たせたな]

 

そこには主とウルトラマンティガがいた

 

 

 

【少し前】

主人公side

[主、いいぞ。今度こそ勝ってきてくれ]

 

「ありがとう。ゴルザ」

 

漸く回復し、ガメラに変化しようとしたら

 

「行ってしまうの…」

 

イルマさんがそう言ってきた

 

「……」

 

「いくら回復したとは言っても……」

 

「それでも……」

 

俺はイルマさんの言葉を遮った

 

「それでも…僕は戦いにいきます。大事なものを守るために」

 

そう言うとイルマさんは

 

「……分かったわ」

 

そう言った

 

「よしっ❗行くぜ相棒」

 

『ガアアアアアッ』

 

そう言い変化する

 

【現在】

「クソッ…死に損ないの分際でまだ歯向かうか」

 

スラン星人は俺らを睨み付ける

 

『もう、さっきみたいにやられはしない』

 

そう言いながらシルバゴン達へ

 

[ありがとうな。助かったぜ]

 

そう言いバトルナイザーに回収する

 

「黙れ、ゼットン」

 

「ゼッ……トォォン」

 

『ガアアアアアアアアアアアアアッ』

 

「デュア」

 

スラン星人の言葉を合図に戦いが始まる。スラン星人はティガが相手をして、俺はゼットンを相手する

 

「フンッ…私の動きについてこれますか」

 

スラン星人はティガを相手に高速移動し、撹乱しようとするが

 

「ンッーー………ハアッ」

 

ティガはスカイタイプにチェンジしスピード勝負を開始する

 

「ゼッ……トォォン」

 

「ガアアアアアッ」

 

俺とゼットンはパワー勝負をしていく

 

「フンッ…姿が変わったからといって私を見破れ……」

 

そう喋りながら高速移動をしているスラン星人にウルトラかかと落としを食らわせる

 

「グワッ…バカな私についてこれるなど」

 

そう言うスラン星人にティガはラッシュを浴びせ続ける

 

『ガアアアアアッ』

 

俺はゼットンに次々と攻撃をしていく

 

「ゼッ……トォォン」

 

俺の攻撃に後退りながら、ゼットンはメテオ火球を放つが

 

『無駄だ』

 

メテオ火球をエルボークローで叩き落としながら近づきエルボークローで攻撃すると

 

「ゼッ……トォォン」

 

ゼットンはゼットンシャッターでガードする。ゼットンシャッターとエルボー・クローがぶつかる

 

「ゼッ……トォォン」

 

『グルルルルッ』

 

互いに譲らないがここで

 

『これでどうだ❗』

 

そういい、俺はエルボー・クローにプラズマ火球のエネルギーを注ぐ、すると突起が赤くなり威力が上がる

 

『プラズマ・クローだぁっ❗』

 

すると、ゼットンシャッターにヒビが入った瞬間

 

ギャリアアアアン

 

ゼットンシャッターが割れ、俺はゼットンを操っている機械に向かいそのまま、プラズマ・クローを放つと機械は爆発する

 

「……」

 

機械が破壊されるとゼットンは意図が切れたように倒れてしまう

 

『……よし』

 

俺はゼットンをバトルナイザーに回収する

 

「クソッ…ゼットンを……おのれっ」

 

スラン星人はゼットンがいなくなり慌て出すが

 

『お前は許さない』

 

「ジュワ」

 

ティガは動きを止めたスラン星人にティガフリーザーを放ち、動きを止める

 

『これで終わりだ』

 

俺はプラズマ火球、ティガはランバルト光弾を放ち、スラン星人を粉々にする

 

「ジュワ」

 

ティガは空に去っていく。俺はそのまま姿を戻しイルマさん達がいる場所へ戻る

 

「勝ったわね」

 

そういい、イルマさんが迎えてくれた

 

 

 

イルマside

「勝ったわね」

 

そういいキリュウ君を迎えると

 

「はい、何と……か」ドサッ

 

キリュウ君は倒れてしまった

 

「キリュウ君❗」

 

近づくと疲れたのか眠っていた

 

「……お疲れ様」

 

そういい、ホリイ隊員に医務局に連れていくようにお願いした

 

こうしてあるはずのない戦いは幕を閉じた




後編も終了です。長くなってしまってすいません
次回でオリジナル篇終了です


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玄次の正体

主人公side

「……ここは」

 

目が覚めると、そこは見たことのある空間だった

 

「……目を覚ましたか、玄次よ」

 

そこにはクレイト様が立っていた

 

「クレイト様?…僕は何故ここに」

 

「落ち着け、ここは私とお前が出会った場所だ。お前に伝えることがあってな」

 

「伝えること?」

 

「あぁっ…今回、この世界では出るはずのないスラン星人とゼットンのことだ」

 

「……」

 

「今回のような事がもしかしたら、またあるかもしれない。すまん、このような事が起きるとは」

 

「謝らないでくださいクレイト様。例え今回のような事が起ころうと絶対に負けません。また僕とガメラ、僕の仲間達と一緒に戦います」

 

「玄次……そうか、今のお前…いや、お前たちなら心配は要らないな」

 

「はいっ❗」

 

「では、また会おう」

 

そういい、クレイト様が消えていく。そして視界が急に暗くなったと思うと

 

「あれッ……ここは」

 

回りを見てみるとそこはベットの上だった。すると

 

「目覚めたみたいね」

 

声が聞こえたと思うと、そこにはシンジョウ・マユミさんがいた

 

「あの~すいません。僕って、どれくらい寝ていましたか」

 

「えっと~、半日くらいかな」

 

「えっ……そんなに」

 

(まさか、そんなに寝ていたとは)

 

そう考えていると

 

「え~と、キリュウ君だったよね」

 

「はいっ…何でしょうか」

 

「起きたらイルマさんが話しをしたいから司令室に来るようにって言ってたわ」

 

「…分かりました。態々すいません」

 

「いいのよ。じゃあお大事にね」

 

笑顔でそういいながら、マユミさんは医務室を後にした

 

「よしっ…俺も行くか」

 

そういいベットから出て、司令室まで歩いていく

 

 

 

イルマside

「それは本当なんですか隊長」

 

シンジョウ隊員がそういいながら、こちらを見る

 

「本当にキリュウ君が…あの黒い怪獣何ですか」

 

「そうなんですか」

 

ダイゴ隊員とムナカタ副隊長が聞いてくる

 

「本当よ。キリュウ君は実際に私たちの前で……」

 

「そうや……」

 

私と一緒にいたレナ隊員とホリイ隊員もそう言ってくる

 

「……」

 

サワイ総監はその会話を静かに聞いていた。すると司令室のドアが開き

 

「あっ…どうも」

 

今、話しの話題になっていたキリュウ君が入ってきた

 

 

 

主人公side

司令室に入ると、俺の話しをしていたようだ。すると

 

「もう大丈夫なの?」

 

とイルマさんが声をかけてくる

 

「はい、大丈夫です」

 

「そう、じゃあ早速だけど説明して貰うわよ」

 

「はい…」

 

そして俺はガメラについて、そして怪獣の事について話し出す

 

「俺の正体は皆さん知っていますよね」

 

「あの黒い怪獣のこと?」

 

「はい、あの怪獣の名はガメラ」

 

「ガメラ?」

 

「はい、ガメラは古代文明の技術を利用して生み出された生体兵器なんです」

 

「❗じゃあ、ガメラは古代人に作られたとでも言うの」

 

「その通りです」

 

その言葉に全員、言葉を失う

 

「そして、ある戦いで力を失いかけていたガメラに僕が融合したのです」

 

「……成る程、じゃあそのガメラについては分かったわ。次に何故、今まで戦ってきた怪獣達を貴方が…」

 

「……怪獣達にも暴れる理由があるからですよ」

 

「えっ……どういう事なの」

 

「怪獣達にも暴れる理由があるんですよ。例えばタラバンも親とはぐれてしまって慌てて暴れていましたよね」

 

「……」

 

「それを例に怪獣達も生き抜くために何かをしようとしていたんですよ」

 

「成る程ね。けど、怪獣達は大丈夫なの?」

 

「はい、僕が指示しない限りでは無闇に暴れたりはしないですよ」

 

「じゃあ、大丈夫だわ。ありがとうね自分のことを話してくれて」

 

「……あの」

 

「何かしら?」

 

「僕を怖がらないのですか……」

 

「何を言っているの?」

 

「えっ……」

 

「そうだ。君は今まで我々を助けてくれた」

 

「そうだよ」

 

「そうだぜ、俺も遊園地で助けてもらったしな」

 

「せやせや、正体が分かったからって君を嫌ったりはしないからな」

 

「僕もです」

 

「そうだよ。君は僕達の仲間だよ」

 

「皆の言う通りよ」

 

皆がそう言う中、サワイ総監が僕の肩に手を置く

 

「そう、君は私たちの仲間だよ」

 

予想外の言葉が返ってきた

 

「あっ……ありがとうございます」

 

すごく嬉しい気持ちで一杯になっていった

 

「よ~し、今からまた、ご飯食べに行こうぜ」

 

「おっ…ええこと言うやないか」

 

「じゃあ、私が奢ります」

 

「えっ…サワイ総監がですか」

 

と賑やかになる。こんな日が続けばと俺は望むのであった

 

 

 

~怪獣トークshow~

ゼット「助けて頂いて感謝する」

 

ゴルド「気にするな」

 

シルバ「そうだぜ。悪いのはあの宇宙人なんだから」

 

ゴル「しかし、何故操られていたんだ?」

 

ゼット「辺境の惑星で修行をしていたのだが、あの宇宙人に寝ている隙にあの機械をつけられてしまったのだ」

 

ガギ「成る程な。まぁ、主はそんなことはしないから大丈夫だぜ」

 

ゼット「かたじけない」

 

シルバ「堅苦しいのは無しだぜ。……さっき修行っていってたけど一緒にしようぜ」

 

ゼット「承知」

 

 

 

怪獣紹介

宇宙恐竜ゼットン

かつてはウルトラマンをも倒したことがある強豪怪獣の同族。武道家であり、修行により通常のゼットンよりも遥かに強い。シルバゴンやゴルドラスとは修行仲間。モデルはウルトラマン超闘士激伝の闘士ゼットンでしゃべり方は堅苦しい




次回でいよいよ最終回突入❗


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暗黒の支配者

オリジナルも入ります❗


主人公side

スラン星人との戦いから数週間、俺は家でのんびりしていた

 

「う~ん、喉かだな」

 

そういいながら、空をボンヤリ眺めていると

 

「……ッ何だこの巨大な力は」

 

突如、遠くの方でとてつもなく巨大な力を感知した

 

「この寒気さをも感じる力は…まさかルルイエが……」

 

そして、慌てて外へ出る

 

 

 

ダイゴside

ゾイガーとの戦闘が終わり、レナと会話をしようとしたとき

 

ピピッピピッ

 

通信が入ってきた。確認するとイルマ隊長から

 

「早く基地に戻って、日本にゾイガーが…」

 

「そんな…だって今」

 

レナが驚いていると

 

「「「ピィギャアアアアアアアアアアアア」」」

 

複数のゾイガーが空を飛んでいた

 

「レナ戻るよ」

 

そういい急いで基地に戻る

 

 

 

ホリイside

(ヤバイで…あんなに沢山のゾイガーが……)

 

そう考え事をしていると

 

「❗おい、あれは何だ?」

 

シンジョウが指差す方向を見てみると

 

「……」

 

ゾイガーとは違い、赤茶けた体表をしている怪獣がいた

 

「ギャオオオオオオオオッ」

 

怪獣は一吠えすると飛び去ってしまった

 

「アカン、早く連絡せな」

 

そういい通信機に連絡をいれる

 

 

 

主人公side

あれから少したった後、日本に飛来した3体のゾイガーが攻撃を開始していた

 

「……これ以上、好き勝手に暴れさせるか」

 

そういい、ガメラに変化した後にバトルナイザーからゴルザとメルバを出す

 

『行くぞ』

 

「ゴアアアアアアアアアアアッ」

 

「ピュアアアアアアアアアアッ」

 

俺は飛行してゾイガーを2体、人気のない場所へ叩き落とす。その内、1体は俺、もう1体はゴルザが相手をする

 

『ガアアアアアアアアアアアッ』

 

俺はゾイガーに突っ込み、体を押さえ込みながら羽を引きちぎる。ゴルザも俺と同じように羽をむしっていた

 

「ピィギャアアアアアアアアアアッ」

 

ゾイガーは何とか振りほどこうとするが

 

『無駄だ』

 

俺は更に力をいれ、片方の腕でゾイガーを殴り、そのをまま投げ飛ばす

 

「ピィギャアアアア」

 

ゾイガーは投げ飛ばされた後、立ち上がり光弾を発射する

 

『そこだっ』

 

俺はプラズマ火球を発射する。するとゾイガーの光弾は粉砕し、プラズマ火球をもろに食らう

 

「ピィギャアッ」

 

そしてゾイガーは爆発四散する

 

『よしっ、あいつらの加勢に……ッ何だ』

 

空を見てみると、何かがこちらに向かい飛んできていた。良く見てみると

 

(……ッバカな何でアイツが❗)

 

こいつもこの世界にはいない筈の存在だった

 

「ギャオオオオオオオオッ」

 

そうギャオスである

 

 

 

イルマside

ウルトラマンティガ……いやダイゴ隊員と分かれ、アートデッセイ号でダイブハンガーから脱出する。すると

 

「例の赤茶色の怪獣とガメラ…キリュウ君が戦いを始めたそうです」

 

とヤズミ隊員が報告する

 

(……必ず勝ちなさいキリュウ君、ダイゴ隊員)

 

そう思いながら、指示を出していく

 

 

 

怪獣side

「ゴアアアアアアアアアアアッ」

 

「ピィギャアアアアアアアアッ」

 

ゴルザとゾイガーは取っ組み合いをしていた。しかし

「ゴアアアアアアアアアアアッ」

 

ゴルザはゾイガーを押し倒し、ラッシュ攻撃を決める

 

「ピィギャアアアア」

 

そして、ゾイガーに隙が出来ると起き上がり、尾を掴み回転しながら投げ飛ばし追い討ちで超音波光線を放つ。ゾイガーは立ち上がろうとした瞬間に超音波光線をくらい爆発四散するのであった

 

一方、メルバは

「ピュアアアアアアアアアアッ」

 

「ピィギャアアアアアアアアッ」

 

ゾイガーと激しい空中戦を繰り広げていた。しかし、メルバはゾイガーが光弾を撃った瞬間に急上昇し、ゾイガーの後ろに着くとゾイガーを両手で叩き落とす

 

「ピィギャア」

 

ゾイガーは地上に叩き落とされながらも立ち上がり、真上を見るとメルバがメルバニックレイを両目から放っていた。ゾイガーは避けれるはずもなく直撃を受け爆発四散する

 

「ゴアアアアアアアアアアアッ」

 

「ピィギャアアアアアアアアッ」

 

この勝負はゴルザとメルバの勝利である

 

 

 

主人公side

暫くするとゴルザとメルバがバトルナイザーに戻ってくる

 

『あいつら…勝ったか』

 

そういいギャオスを相手する

 

『ガアアアアアアアアアッ』

 

「ギャオオオオオオオオッ」

 

ギャオスは飛び上がり、助走をつけると俺に突っ込んでくる。しかし、俺は突っ込んできたと同時にギャオスの突進を避けながらもギャオスの体を掴み押さえ込む

 

「ギャオオオオオオオオッ」

 

しかし、ギャオスも負けじと顔を上げ超音波メスを放つ

 

『!?』

 

俺は咄嗟に避けるが頬が少し切れてしまった

 

「ギャオオオオオオオオッ」

 

その隙にギャオスは空へ飛び去ってしまう

 

『逃がさんっ』

 

俺もギャオスを追うため、空へ飛び上がる

 

『ガアアアアアアアアアッ』

 

「ギャオオオオオオオオッ」

 

ギャオスが放つ超音波メスを避けながら、ギャオスに突っ込むが避けられてしまう。俺は体制を建て直し、また突っ込んでいく。ギャオスが超音波メスを再び放つ。しかし、その超音波メスを当たる寸前で避ける。そして、避けてギャオスと接触する瞬間にエルボー・クローで羽を切り裂く

 

「ギャオッ」

 

ギャオスはそのまま墜落する。そして、俺も地上に降りギャオスが立ち上がった瞬間にプラズマ火球を放つ

 

「ギャオオッ」

 

もろにプラズマ火球を食らいギャオスは爆発四散する

 

『よしっ…早く最終決……ッッ❗』

 

最終決戦場へ向かおうと飛び上がった瞬間にティガの光の力が消えていったのが確認された

 

『しまった……クソッ』

 

そういいながら、決戦場へと向かう

 

 

 

Noside

「グワッ」

 

ティガはガタノゾーアに向かっていくが触手がティガの首に巻き付いてくる

 

「グウッ……❗」

 

途轍もない力で引っ張られながらも、ティガは力を振り絞って立ちあがり

 

「ンンーーーーッハッ!」

 

「グスオオオオオオオオオン❗」

 

ガタノゾーアが驚く中、ティガはパワータイプにチェンジして

 

ティガ「フウン・・・!」

 

そのまま触手を掴んで力一杯引っ張り

 

バチイイイン!

 

「グスオオオオオオオオオン❗」

 

触手を引きちぎりながら、ガタノゾーアに近づき

 

「テアッ!ハアッ!」

 

ガタノゾーアへ攻め込んでいく

 

「フッ…」

 

その時、海中からガタノゾーアの巨爪がティガに迫る

 

「ハッ!」

 

ビィ

 

巨爪にハンドスラッシュを放ち、巨爪を防ぐ

 

「グスオオオオオオオオオン」

 

「フッ…ハアアアアアアアッ ハアッ❗」

 

これ以上は近づくと危ないと思ってたティガはデラシウム光流を放つ

 

「やったか」

 

とムナカタ副隊長が言うが

 

「グスオオオオオオオオオン!」

 

「フッ…」

 

デラシウム光流が直撃して全く効いていなかった

 

「フッーーー…テアッ❗」

 

ティガはパワータイプ版ゼぺリオン光線を放つ……が

 

「グスオオオオオオオオオン」

 

ガタノゾーアは全くの無傷であった

 

ピコン ピコン ピコン ピコン……

 

そして、遂にティガのカラータイマーが点滅を始めてしまう

 

 

 

レナside

(もう……やめてこれ以上は無理よ)

 

そう思いながら戦いを見つめていたが

 

ティガの腕が巨爪と触手に押さえられてしまい、カラータイマーの点滅も早くなっていく

 

(もう……逃げて)

 

そう思った瞬間

 

「グスオオオオオオオオオン」

 

「!?」

 

邪神の光線がティガのカラータイマーを貫く

 

「ダイゴーーーーッ」

 

そう思わず叫んでしまう

 

「「「「!?」」」」

 

私の言葉に皆が驚くなか

 

「負けない、ティガは負けない」

 

イルマ隊長は諦めていなかった……しかし

 

「……」

 

ティガは石像にされてしまい邪神の触手で海に沈んでしまう

 

「ダイゴーーーーッ」

 

そう叫ぶ私の声も、もうダイゴには聞こえなかった




やっぱガタノゾーアはヤバイと思いながら書いてました
次回もよろしくお願いします❗


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輝けるものたちへ

最終回です❗


主人公side

(クソッ……間に合わなかったか)

 

そう思いながら玄次は空を飛んでいた

 

『……今はイルマさんに話しを聞いとくか』

 

そう言ってアートデッセイ号が止まっている場所まで急ぐ

 

 

 

イルマside

「ヤオ博士の作ったマキシマオーバードライブの力で、光のエネルギーを石像に照射したら如何かと思うんです」

 

ヤズミ隊員がそう提案してきた。私ちは今、ティガ……ダイゴ隊員をどうやって復活させるかを話し合っていた

 

「単に物理的な、光の粒子を当てればいいと言うものでは無いだろう」

 

とヤオ博士は否定的だったが

 

「私達に出来る事をしないといけないんです…じゃないとダイゴは……」

 

レナ隊員はそういい、顔を背ける

 

「石像はまだ解明させてなかったからな」

 

サワイ総監がそう言うと

 

「いえ、石像を光によって変換するメカニズムを、解明した人間が一人だけ居ます……悔しいけど」

 

ヤズミ隊員がそう口にする

 

「マサキ・ケイゴか……」

 

ムナカタ副隊長が腕を組ながら呟く。その時

 

「失礼します」

 

と戦闘員の人が部屋に入ってきた

 

「どうしたの?」

 

そう私が尋ねる

 

「はいっ…アートデッセイ号の外から中に入れてくれと頼んでいる青年がいるのですが」

 

そう報告をしてきた。……もしかして

 

「ヤズミ隊員、外の映像は出せる?」

 

そう言うと

 

「はい…少し待ってください」

 

そういい機械をいじると

 

「……まだかな」

 

そこにはキリュウ君がいた

 

「今すぐ、彼をここへ連れてきて」

 

私がそう言うと

 

「イルマ隊長、何を❗」

 

ヨシオカ・テツジ警務局長官はそう言うが

 

「私も認める。早く連れてきなさい」

 

サワイ総監もそういい、連れてくることになった

 

 

 

主人公side

「どうぞ、こちらです」

 

そういいながら、俺をアートデッセイ号の中へと案内される

 

(良かった…入れてもらえて)

 

暫くアートデッセイ号の中を歩いていくとイルマさん達がいる司令室につき、中へ入る

 

「キリュウ君……無事だったのね」

 

「はい…ところで現状はどうなっていますか?」

 

「今はティガを蘇らせる作戦の準備中よ」

 

すると、扉が開く

 

「よう」

 

「ハヤテ❗」

 

(……確かハヤテ・シンさんだよな)

 

そう考えていると

 

「こいつらを連れてきた……入れ」

 

ハヤテさんがそう言うとまた扉が開き、そこにはマサキ・ケイゴがいた

 

「君が熊本の洞窟で組み立てたマシン…」

 

「光遺伝子コンバーター…」

 

「その原理を知りたい。石像になってしまったティガを、蘇らせたいんだ」

 

ヤオ博士とマサキ・ケイゴが会話していると

 

「おい、何でここに一般人がいるんだ?」

 

ハヤテさんが俺を見てそう言う

 

「彼も私達の仲間よ」

 

イルマさんがそう言う

 

「仲間?」

 

「いずれ、分かります」

 

俺はそう言った。その後、作戦が決まりそれぞれが自分のやるべきことをする。俺はガッツウイングEX-Jに乗っていくイルマさん達に

 

「気をつけてください」

 

一声かける

 

「キリュウ君もね」

 

「無事を祈る」

 

「頑張りましょう」

 

「キリュウ君……頼んだわよ」

 

そういいイルマさん達はガッツウイングEX-Jに乗り込む

 

「よし…」

 

俺も気合いを入れて、外に出る

 

「この世界を滅ぼさせはしないぜ」

 

そういいガメラへと変化していく

 

『ガアアアアアアアアアアアッ』

 

一吠えして、ガタノゾーアがいるルルイエまで飛んでいく

 

 

 

イルマside

「……おい、さっきのやつはあの噂の黒い怪獣だったのか」

 

通信が入り、ハヤテが言ってくる

 

「そうよ。彼も私たちと共に戦ってきた仲間よ」

 

「成る程な」

 

そう会話しながら戦いの場へ向かう

 

 

 

主人公side

「グスオオオオオオオオオン」

 

『ガタノゾーア……』

 

ルルイエに着き、ガタノゾーアを見る……なんて巨大な闇の力だ。一瞬、身震ってしまったが

 

『そんな暇も無いんでね』

 

そういいガタノゾーアに向かっていく。今回俺はティガを復活させる作戦を行っている間に時間稼ぎをすることである

 

『ガアアアアアアアアアアアッ』

 

「グスオオオオオオオオオオン」

 

俺が近づくとガタノゾーアが俺に向かい触手を伸ばす

 

『無駄だ』

 

俺はプラズマ・クローで触手を焼き切っていく

 

「グスオオオオオオオオオオン❗」

 

ガタノゾーアが驚いている間にガタノゾーアにプラズマ・クローで攻撃をするが余りダメージにはならない

 

「グスオオオオオオオオオオン」

 

ガタノゾーアはシャドウ・ミストを放つが俺は飛んで後ろに回避しているとゾイガーをガッツウイングEX-Jとが援護射撃をしてくれた

 

『ガアアアアアアアアアアアアッ』

 

続いて俺はホーミング・プラズマを放ち全方向へ攻撃をする

 

「グスオオオオッ」

 

怯みはしたがまだまだダメージは余りない

 

『クソッ……』

 

俺がそう呟くと、海面の光が見えてしまったのかガタノゾーアが暴れだす

 

「グスオオオオオオオオオオン」

 

『ヤバイッ』

 

俺はガタノゾーアに近づき押さえ込もうとするが

 

「グスオオオオオオオオオオン」

 

ガタノゾーアの力は凄まじく逆に押され返し、巨爪で海面に叩きつけられてしまう

 

 

 

Noside

「ウアッ…」

 

「ヤバイ…」

 

その頃ドルファー202に乗っているホリイとシンジョウはガタノゾーアが暴れているため操縦に悪戦苦闘していた

 

「ひぃぃぃかぁぁぁりぃぃぃよぉぉぉ」

 

マサキ・ケイゴもそう叫びながらティガに光を与えようとする

 

「クッ……」

 

ティガの中にいるダイゴも何とか光に向かい手を伸ばすが

 

ブツッ

 

マサキの乗るポッドのケーブルが切れてしまい光が与えられなくなってしまう

 

 

 

レナside

「ケーブルが切れてしまいました」

 

その報告を受けて、もうダメなのかなと思ったその時、沢山の光がティガへと向かってきていた

 

 

 

主人公side

突然、無数の光がティガに集まってきていた

 

『やっとか』

 

俺は内心、良かったと思いながら光が集まった所を見てみると光の中からティガ……いやグリッターティガが姿を現した

 

『スゲーー力だ』

 

と感心しているとグリッターティガはグリッター・ボンバーでガタノゾーアをぶっ飛ばす

 

「ジュア」

 

続いてグリッター・バニッシュ放つと、ファイティングポーズをとり、グリッターゼぺリオン光線の構えをして発射しようとする

 

「グスオオオオオオオオオオン」

 

ガタノゾーアはそうはさせまいと触手と巨爪をティガに攻撃をしようとする。しかし

 

『させるわけないだろがーーッ』

 

俺はプラズマ・クローですべて切り刻む。その隙にティガはグリッターゼぺリオン光線を発射する。ガタノゾーアに直撃し火花が飛び散る

 

「ジュア」

 

更にティガはタイマーフラッシュスペシャルを俺はハイ・プラズマをガタノゾーアに放つ

 

『いっけぇぇーーーー』

 

ガタノゾーアはまともに食らってしまい悲鳴のような声をあげながら爆発四散する

 

『終わった……』

 

そういいながらティガと一緒にその場から消え、ダイゴさんと話しをする

 

「キリュウ君お疲れ様、そしてありがとう」

 

「何、言ってるんですか。それはこっちのセリフですよ」

 

そう話しているとGUTSのメンバーもやって来た

 

「キリュウ君、本当にありがとう」

 

「いや、僕よりもダイゴさんを」

 

「いや、キリュウ君も頑張ったで」

 

そう、GUTSのメンバーと話しているとダイゴさんのスパークレンスが消えていた

 

「もう、ウルトラマンにはなれないね」

 

そうレナさんが呟くが

 

「人間は……自分自身で光になれるんだ。レナもなれただろう」

 

そうダイゴさんも言っていた。すると

 

「皆で記念写真を撮りましょう」

 

とヤズミさんが言い

 

「僕がシャッター押します」

 

そういい、俺がカメラを持ち

 

「じゃあ、いきますよ~。1+1は?」

 

「「「2~」」」

 

そう、言った瞬間を撮影する。これでウルトラマンティガの戦いは……まだ終わらないのだがこれで一件落着なのである

 

そして俺はまた起こる戦いに備え修行を開始した




遅くなってすいません
次回は劇場版です❗


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劇場版 THE FINAL ODYSSEY(前編)

劇場版です❗


Noside

ガメラ・グリッターティガが最強の敵ガタノゾーアの戦いに勝利してから2年の月日が流れてた。しかし、更なる闇の魔の手が迫っていることをただ一人を除いて、気づいていなかった

 

 

 

イルマside

私は今、超古代都市ルルイエへ向かう調査船に乗っていた。超古代都市ルルイエ……かつてティガとガメラが邪神ガタノゾーアに最後の戦いを挑んだ場所である

 

「どうしました?…顔色が優れませんね」

 

声を掛けられ隣を見るとこのルルイエ調査隊隊長のサエキ隊長がいた

 

「えぇっ…少し目眩が」

 

「私も調査で何度も訪れていますが、今だに慣れることがない……本当に嫌な場所ですよ、ここは…」

 

そう会話しているとルルイエにつき上陸する

 

「先発隊これより遺跡に入る」

 

そう連絡して、どんどん先へと進んで行くと古代文字が書かれた壁があり、その壁を見ていると

 

(頭が……)

 

頭に何か映像が流れ込んできた。そうしている間にその壁を爆薬を使い壁を破壊しようとしていた

 

「ここを…ここを開けてはいけない」

 

そう伝えるが

 

「下がってください…セットしろ」

 

サエキ隊長に邪魔をされてしまい

 

「点火」

 

ドグアアアン

 

壁が破壊され中に入ると

 

「ウルトラマンの石像だ…それも3体も」

 

「……違うわ」

 

「違う?」

 

「これは、もっと恐ろしい存在……闇の巨人」

 

これが全ての始まりだった……

 

 

暫くして

「サエキ隊長…私は石像を運び出すとは聞いていませんが」

 

そうサエキ隊長に詰め寄るが

 

「私は上からそう指示されている……失礼」

 

そう言うとサエキ隊長は無線に応じている間に爆薬の起爆装置を奪うが

 

「その起爆装置を離せ…F計画は既に動き出している」

 

そう言われた後、顔を殴られた隙に起爆装置を奪われてしまう

 

「貴方達も知っているはずよ。人がウルトラマンの力を手にするとどうなるのか」

 

「確かにマサキ・ケイゴは失敗した…だが、それは十分な準備が整っていなかったからだ」

 

そう会話している最中に巨人に目をやると…

 

「貴女もGUTSの隊長なら、もっと信頼すべきですよ」

 

「…ニゲテ」

 

「TPCの科学力と人間の叡知…」

 

「逃げて❗」

 

3体の闇の巨人が復活していた

 

「ウオオオオオッ」

 

「ヒャアアアアッ」

 

「…………………」

 

「そんなバカなッ」

 

サエキ隊長が信じられないと言う顔をしていると巨人達は施設を破壊し始めた

 

「「「うあああっ逃げろ」」」

 

叫び声と銃声が飛び交うなか、巨人の攻撃の風圧で体を地面に叩きつけられてしまい意識が朦朧とするなか巨人達は壁に穴を開け始めるとそこから大量の鳥のような怪獣が次々と現れる。大きさは3m位で顔は赤色をしていたしかし、そこで意識が…

 

 

 

主人公side

「zzz…zzッ」

 

バッ

 

俺は凄い勢いでベットから飛び上がる

 

「…ついに来たか」

 

そう思いながら、急いで出かける準備をする

 

 

 

ホリイside

隊長が消息を絶ってから2日、俺らは今、ルルイエの調査船の内部を捜索していた。そして機械室に入り

 

「シンジョウ…そっちはどうや?」

 

そう通信をするのだが

 

「ガッ…ガガガッ」

 

ノイズが入り通信が出来なかった

 

「何や?電波状態が最悪や」

 

そう呟いていると

 

「本当に嫌な場所ですよ、ここは…」

 

「誰や❗」

 

と上の方から声が聞こえGUTSハイパーを向けると階段の所に人がいた。するとそいつは急に喋りだす

 

「人間の怨念とは凄いものだ。死んでから3千万年前も過ぎて、今も呪いの声を上げ続けている」

 

「一体、何言うてんねん」

 

「貴方もその仲間入りしませんか…この私みたいに」

 

そう言うとそいつは巨大な鳥のような怪獣に変化して襲い掛かってきた

 

「グウウウウウッ」

 

何とか振りほどこうとするが中々離れない。もうアカンと思った瞬間

 

ダンッ

 

GUTSハイパーの銃声が聞こえたと思うとその鳥が吹き飛ばされる。銃声が聞こえた方を見るとシンジョウがいた

 

「シンジョウ…危機一髪だったわ」

 

そう感謝し、その鳥に近づくと

 

「こいつは…」

 

「前にキリュウ君から聞いたギャオスって怪獣の顔に似てるな」

 

そうキリュウ君から聞いた話しでガタノゾーアとの戦い前に戦ったギャオスの顔をしていた。すると、そいつの腹から顔が浮かび

 

「滅亡の闇が…甦った」

 

そう言うと顔は消えていった。一体何が起こっとんねん

 

 

 

主人公side

「よしっ…行くか」

 

そういい、颯爽とガメラに変化してルルイエまで向かう

 

『……あれはっ』

 

俺の視線の先にはアートデッセイ号が何かと交戦していた

 

『シビトゾイ…いや違う❗何だアイツら』

 

見てみると体はシビトゾイガーで顔はギャオスと異形の奴等がアートデッセイ号を襲撃していた

 

『シビトギャオスと言うべきか…取り合えず加勢を』

 

アートデッセイ号に加勢しようとすると

 

「キリュウ君❗」

 

アートデッセイ号から声を掛けられる

 

「キリュウ君、ここは大丈夫だから❗先に行って」

 

[けどっ……]

 

俺は念話で会話をする

 

「そうや、ワイらは大丈夫や」

 

「そうだぜ」

 

「ダイゴを頼む❗」

 

と声を掛けられたので

 

[分かりました。ここはお願いします]

 

そういいシビトギャオスが出てくる所へプラズマ火球を放ち、ルルイエの中へ入っていく




シビトギャオスは後々にもう出てくる予定です❗

【挿絵表示】

超古代怨霊遺伝子翼獣シビトギャオス
全長:300センチ
体重:150キログラム
シビトギャオスのイメージです❗


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劇場版 THE FINAL ODYSSEY(中編)

Noside

ルルイエ内部、そこでは三千万年前の戦いが現在行われていた

「ハアアアアッ」

 

「ヴアアアアッ」

 

ルルイエの地底湖、そこでティガダークと剛力戦士ダーラムが戦いを繰り広げていた

 

「ハアアッ」

 

ティガはダーラムに向かっていくが

 

「ハッ」

 

ダーラムはティガを簡単に押さえつけ、背負い投げをし遺跡に叩きつける

 

「闇の力を半端にしか使えぬ憐れなやつ」

 

首を回しながらティガにいい放つ

 

「デュア」

 

ティガはダーラムから離れ、そこから勢いを付けダーラムに迫っていくが

 

「ムンッ」

 

またしても簡単に止められ、そのままジャイアントスイングでティガを投げ飛ばす

 

「ジュア」

 

しかし、ティガは諦めずに突っ込んでいくが交わされてしまい背中に攻撃を食らってしまう。それでもティガはダーラムに近づいて攻撃をしようとしたときスクイッダーで体が沈んでしまい身動きがとれなくなってしまい更なるダーラムの攻撃で頭以外が沈んでしまう

 

「……Goodbye」

 

そう呟きティガに背を向けながら歩き、振り向くと

 

「Dear My Friend」

 

そういいながら地を走る炎の衝撃波ファイアマグナムをティガに放つ。ファイアマグナムはティガに迫り大爆発したと思うと

 

「……」

 

ティガは無傷で立っていた。更に

 

「闇の力を…光に変えただと…❗ 3000万年前と同じ…だが俺は負けない」

 

そういいティガに近づくが

 

「ハアアアアアアアッ……ハアッ❗」

 

ティガはデラシウム光球を放つ

 

「……」

 

デラシウム光流がダーラムに迫ってきて、もうすぐで当たってしまう瞬間、ダーラムはかつての友の顔をしっかりと見ていた。そして

「Good Bye……My Friend……」

 

そう呟き大爆発が起きる。ティガは地底湖を後にした

 

 

 

主人公side

『ふぅ…行ったか』

 

そういいティガが地底湖を出たのを確認する玄次。その後ろには

 

「お前……何故俺を……」

 

先程までティガと戦っていたダーラムの姿があった。先程のデラシウム光流は俺のプラズマ火球でギリギリの所で相殺できた

 

[ん?]

 

「何故俺を助けた」

 

[誰かを助けるのに理由がいるのか]

 

「……だが俺は闇の巨人だぞ」

 

[だから……あ~面倒くさいな]

 

そういいながらダーラムの顔を見て

 

[俺が助けたかったから助けた…それでいいだろ]

 

「……グッ」

 

ダーラムは立ち上がろうとするが膝をついてしまう。ギリギリの相殺だったため多少ダメージを受けていた

 

[大丈夫か]

 

俺はダーラムに近づいて、新技グローブ・ジェントレスを放つ。グローブ・ジェントレスはマナの力を使い、相手の傷を直し、心を大人しくさせる技である

 

「これは……」

 

ダーラムは自分の体を見て驚く

 

[ダーラム…1つ聞いていいか]

 

「何だ……」

 

[お前にとってティガは何だ]

 

「何を」

 

[いいからお前はティガを本当に怨んでいたのか]

 

「……」

 

俺はティガの劇場版を見ていて、思っていたことがあった。本当にティガを心の底から怨んでいたのか。本当はこいつらは……

 

 

 

ダーラムside

(俺がティガを怨んでいたのかだと……そんなこと…)

 

馬鹿馬鹿しいと思っていたが、心の底から考えるとそう言えなかった

 

(何故だ…何故なんだ。俺はアイツが憎いはずなのに)

 

そう悩んでいると

 

[お前ら、本当は寂しかったんじゃないのか]

 

アイツが頭の中に直接語りかけてきた……悲しかった

 

[ティガがお前らと対峙して…仲間だったやつが突然敵になって寂しかったんじゃないか]

 

(寂しかった……確かに)

 

三千万年前に一緒にいた仲間が急に敵になった。アイツだけが光になった…アイツだけ俺達を置いていってしまったそれが寂しかった……それが長い間アイツの闇の力で寂しさから怨みに変わっていっていたのかもしれないな

 

[どうだ……怨んでいたのか]

 

再度ヤツが聞いてきた

 

「答えは……NOだ」

 

 

 

主人公side

[そうか…]

 

やはりそうだったか。恐らく闇の力で憎しみが増大していたのかもしれない

 

「お前…名前は」

 

[…キリュウ・ゲンジだ]

 

「キリュウ・ゲンジ……」

 

ダーラムはそう呟き、少ししてから

 

「My Friend…頼みがある」

 

そういい、俺に話しをしてきた

 

 

 

カミーラside

ルルイエ遺跡の都市部崩壊した街を笑みを浮かべて眺めている1人の女性 どことなく儚げで、悲しげな雰囲気でいる愛憎戦士カミーラだ

 

「もうすぐよ…もうすぐ貴方に会える…私が愛している貴方に…」

そう呟きながら金色のスパークレンスを見つめる

 

「この時をずっと待っていたの三千万年前、ずっと…」

 

カミーラはそういいながら、急に後ろを振り向く

 

「お前は……」

 

そこにはガメラ(キリュウ)がいた

 

[カミーラ、お前を止めに来たぜ]

 

 

 

主人公side

[カミーラ、お前を止めに来たぜ]

 

俺はダーラムから頼まれカミーラを止めに来た。ダーラムから

 

 

少し前

「頼む…My Friend…カミーラを止めてくれ。アイツも俺達と…いや、それ以上にアイツのことを……」

 

[……分かった。お前は]

 

「ヒュドラを助けにいく」

 

[分かった…じゃあ気を付けろよ]

 

 

現在

そういうことがあり、俺はここに来た

 

「止める……ハハハハッ」

 

カミーラは突然、笑いだし金色のスパークレンスで変身をする

 

「私の何を止めるのかは知らないけど…お前はここで」

 

カミーラウィップを出し

 

「死んでもらう」

 

そういい、俺に向かい鞭を降り下ろす

 

「ハアアアアァァァァアッ!!」

 

何度も何度もカミーラウィップを振るう

 

俺はその攻撃を受け止めたり、避けたりと怒涛の攻撃を全て捌く

 

「さっさと死になさい」

 

カミーラはそういい攻撃を続ける。外した攻撃は次々と遺跡の建造物を砕いていく

 

暫くするとカミーラは一旦攻撃の手を止め

 

「ハァ…ハァ…」

 

荒い息を吐く

 

[気はすんだか]

 

俺はカミーラに言う

 

「冗談じゃないわ…私の邪魔をするヤツはズタズタにするまで気が済むことはないわ」

 

そういい、今度はアイゾードで攻撃をする。しかし、俺は慌てず、避けて続けると

「貴方、なぜ反撃しないの」

 

攻撃を続けながらカミーラは俺に訪ねてきた

 

「私の攻撃を避けて…反撃する機会は幾らでもあったはずよ」

 

[だから、俺はお前を止めに来ただけで]

 

「私は貴方を殺す気でかかってるのよ」

 

[関係ないな❗]

 

「はぁっ❗……」

 

[俺はダーラムにお前を助けてほしいと頼まれたんだ戦うつもりなんて毛頭ないんだよ]

 

「ダーラム……」

 

そう口にするカミーラ……

 

[ダーラムはお前にも気づいてほしいんだ]

 

「何を……」

 

[……お前もダーラムと同じように寂しかったんじゃないか]

 

「❗ 何を」

 

[お前はティガに一緒にいてほしかった…そうじゃないのか]

 

 

 

カミーラside

「私は……私は」

 

アイツの言葉で戸惑いが生まれてしまう

 

「私は……」

 

頭のなかで考える

 

(私達は一緒だった…それがすごく幸せだった。けど、ある日彼は変わってしまった……私はそれが……)

 

そこで私は憎かったと言おうとしたが何故か言えなかった

 

(……そうか、私は寂しかったんだ。私は貴方に…私を愛してくれる貴方に、もう1度会いたかった。只、一緒に居たかっただけなんだ)

 

そう思うと私はその場に座り込んでしまう

 

 

 

主人公side

カミーラはその場に座り込み、ギュッと手を握りしめ、覚悟を決めた表情で顔を上げた。その顔は先ほどまで哀愁と憎悪に満ちたものとは違う

 

「闇の私達は光を認められない。だから私たちは分かり合えなかった…だから私は彼を闇に…」

 

[その逆は出来なかったのか?]

 

「何を……」

 

[だから、お前たちが光に慣れなかっのか]

 

「私達が光に……」

 

[そうだ。ティガが光に慣れたんだ…お前らも絶対に光に慣れたはずだ]

 

「……」

 

カミーラは暫く無言になると

 

「私は……ウウッ❗」

 

カミーラが突然うめき声をあげたと思った瞬間、巨大な鞭が俺を吹き飛ばした

 

「貴方っ……ウワッ」

 

その鞭はカミーラを捕らえた

 

『何だ❗』

 

そう思い、上を見ると闇黒魔超獣デモンゾーアがカミーラを捕まえていた




次回、クライマックス❗


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劇場版 THE FINAL ODYSSEY(後編)

最終決戦開幕❗


Noside

「デュア」

 

「ムンッ」

 

「ヒュア」

 

幻想空間ではティガとダーラム、ヒュドラが対決をしていた。ティガはこの戦いでヒュドラの闇の力を光に変え

ティガ・ブラストに変化するがそこへダーラムが加わり2対1で戦っていた。しかし

 

「どういうつもりだ」

 

ティガはその2体の巨人に声をかける

 

「アァッ」

 

「……」

 

「お前たちと戦っていて分かった。お前たちは本気では戦っていない」

 

「チッ…気づきやがったか」

 

ヒュドラは舌打ちをして呟く

 

「……お前には関係ない」

 

そういいダーラムは構えだす

 

「何を企んでいる」

 

「へっ…てめぇには関係ないって言ってんだろ」

 

「そうか……なら力ずくで言ってもらうぞ」

 

「悪いなMy Friend そうはいかないぞ」

 

そういい3人が構えだす。すると

 

ゴワッ

 

「「「!?」」」

 

3人とも巨大な闇の力を感じとる

 

「この力は……」

 

ティガはそう呟く

 

「まさか……カミーラが」

 

「ヤバイぜ……こりゃ」

 

ダーラムとヒュドラはその場から離れ、カミーラの場所へと急ぐ

 

「❗ 待て」

 

ティガも慌てて2人を追いかける

 

 

 

主人公side

急に鞭みたいなものが俺を吹き飛ばしたと思うと、今度はカミーラを捕まえた。上空を見てみると

 

『こいつは❗』

 

闇黒魔超獣デモンゾーアがいた

 

「グスオオオアアアアアアアアアアアアッ」

 

デモンゾーアの鳴き声が遺跡内に響き渡る

 

『クソッ…カミーラを返せ』

 

そういい飛んで気絶しているカミーラへと迫るが鞭攻撃でまたも吹き飛ばされてしまう。すると

 

「カエセダト…コイツハワタシノドウグダ」

 

耳に残るような恐ろしい声を放つデモンゾーア

 

『道具だと』

 

「ソウダ…コイツハワタシノチカラヲアゲルドウグニスギナイ」

 

そう会話をしていると

 

「ウゥッ…」

 

カミーラが意識を取り戻す

 

「私は…私はもう…光に……」

 

カミーラはデモンゾーアにそう呟く

 

『……カミーラ』

 

しかし、その言葉を聞き

 

「フフフッ…フフフハハハハハハハハハッ」

 

デモンゾーアは笑いだす

 

『何が可笑しい』

 

「ナニガ…オカシイカッテ…コイツガヒカリニナレルワケガナイダロ…オカシナハナシダ」

 

「嫌…やめて…私は光に」

 

「マダ…イウカ…キサマノヨウナオロカナヤツガヒカリダト……ワラワセル」

 

『笑ってんじゃねぇ』

 

また、俺が突っ込んでいくが、また弾かれる

 

「サテ…ワタシノチカラトナレ」

 

デモンゾーアはカミーラを自分に取り込む

 

「ハハハハハハハハハッ」

 

『クソッ……カミーラを返せ』

 

「ムダダ」

 

デモンゾーアは口からデモンジャバーを放つ。俺はプラズマ火球で相殺していくがデモンゾーアに近づけないでいた。すると

 

「ファイアマグナム」

 

「バルテスター」

 

デモンゾーアの顔に炎と風の攻撃が当たり、デモンジャバーが止む

 

「大丈夫か❗ My Friend」

 

「おい、しっかりしやがれ」

 

ダーラムとヒュドラは俺に近づく

 

[すまん、助かった]

 

「気にするな…それよりも」

 

「カミーラはどうした?」

 

[アイツが取り込んでしまった]

 

「「なっ!?」」

 

2人はデモンゾーアを見ていると

 

「キリュウ君❗」

 

ティガがこちらへと近づいてきた

 

「これは一体、お前たちは何を」

 

[ダイゴさん、今はあのデモンゾーアを……]

 

ティガはデモンゾーアを見て

 

「確かにアイツをどうにかしないと」

 

「そうだ…My Friend」

 

「俺達も今は手を貸してやる」

 

ダーラムとヒュドラはティガにそう言う

 

「……」

 

ティガは2人を見つめる

 

[ダイゴさん、その2人を信じてください❗]

 

「…闇に力は貸さない。けどキリュウ君、君がこの2人を信じるなら僕も信じるよ」

 

俺はその言葉に安心し、ダーラムとヒュドラ、ティガの3人にグローブ・ジェントレスを放つ。これで体力や力も回復するだろう。するとティガが突然、光だしマルチタイプへと変化する

 

「これは」

 

ダイゴさんも驚いていたが、直ぐにデモンゾーアへと構える

 

「ムンッ」

 

「ヒィア」

 

「ジュア」

 

『ガアアアアアアアアアアアッ』

 

デモンゾーアは俺らへとデモンジャバーを放つ。それぞれデモンジャバーを何とか回避して、デモンゾーアへと攻撃をするが……

 

「クソッ……何てやつだ」

 

「俺らの攻撃が通用しないとは……」

 

ダーラムとヒュドラはそう呟く

 

[しかし、勝たないとカミーラを救えないぞ]

 

俺はダーラムとヒュドラに叱咤する

 

「けっ…分かってら」

 

「無論だ」

 

ダーラムとヒュドラはそういい、攻撃を再開する

 

「ジュア」

 

ティガもデモンゾーアへと攻撃をしていく、すると…

 

キィィーーーン

 

そこへレナさんが操縦するガッツウィングがこちらへと近づく

 

「❗ レナ駄目だ」

 

ティガがそう言うがデモンゾーアはガッツウィングへとデモンジャバーを放つ

 

「グワッ」

 

ティガはガッツウィングを守るためデモンジャバーを食らってしまう

 

[ダイゴさん❗]

 

「My Friend❗」

 

「クソッ…余所見してんじゃねぇよ」

 

俺らがティガに近づくがデモンゾーアはデモンジャバーを再び放ち俺やダーラム、ヒュドラは吹っ飛んでしまう

 

『クソッ……このままじゃ』

 

俺は立ち上がりデモンゾーアへと再度、近づきプラズマ火球を放とうとするが

 

「クククッ…コレデモコウゲキスルカ」

 

デモンゾーアは顔の所へカミーラを浮かばせる

 

『!?』

 

俺は攻撃を中止するがそこへデモンジャバーを食らってしまう

 

『グウウウッ』

 

それでも何とか立ち上がろうとしていると

 

「ダイゴ、立ち上がって…お願い」

 

レナさんがティガに叫ぶとティガが起き上がりデモンゾーアへと正面を向く

 

「僕にも守るモノがある…沢山の仲間がそして…何よりも大切な人が」

 

「フンッ…クダラン」

 

デモンゾーアはそういい、ジャブラッシュを放つ。ティガはゼペリオン光線を放ち、お互いの攻撃がぶつかるがジャブラッシュがゼペリオン光線を押し退けティガにジャブラッシュが直撃する

 

「グワッ」

 

「ティガ❗」

 

レナさんが叫ぶなか、ティガのカラータイマーの点滅が止まってしまう

 

『ダイゴさんッ…』

 

俺はティガに近づこうとするがダメージが大きく立ち上がるのもままならない

 

「フハハッ…ヤミノチカラニサカラウカラダ」

 

デモンゾーアは笑いながらそう言う

 

『クソッ……』

 

しかし、その時

 

『!? これは』

 

周りの石像の巨人達が一斉に光だし、上空に光が集まっていく

 

「ナンダト……」

 

デモンゾーアが驚いていると、その光がティガに降り注ぎ

 

「デュワ」

 

ティガが復活する

 

「グリッター……ティガ」

 

レナさんがそう呟く中、ティガは俺に力を分け与えてくれた

 

[ありがとうございます]

 

「お礼は後で…今は」

 

そういいデモンゾーアを見つめる

 

[俺も行きます]

 

「でも…君はまだ……」

 

[僕には救いたいやつがいるんです。あの闇の中から聞こえてきます。「助けて…」って]

 

「……」

 

[だから行きます]

 

「……分かった」

 

そういい、俺とダイゴさんはデモンゾーアへと突っ込んでいく、

 

「グスオオオアアアアアアアアアアアアッ」

 

デモンゾーアは額からデモンフィーラーを2本出し攻撃してこようとするが

 

「ファイアマグナムウウウゥゥゥゥゥゥゥ」

 

「バルテスターアアアァァァァァァァ」

 

デモンフィーラーが弾かれる

 

「今のうちだ」

 

「ビシッと決めやがれ」

 

ダーラムとヒュドラがそういい、攻撃を続けていた

 

「ありがとう」

 

[助かったぜ]

 

そういい俺とティガはデモンゾーアの中へと入っていく

 

「ここがやつの……」

 

[何て闇の力だ……]

 

そういいながら、カミーラを探していると

 

(ここよ……)

 

カミーラの声が聞こえた。その方向へ行くと

 

[カミーラ]

 

カミーラが両手をデモンゾーアの力で封じられていた

 

[こんなもの]

 

俺はプラズマ・クローでそれを切りカミーラを助け出す

 

「よしっ…キリュウ君」

 

[はいっ…]

 

俺はカミーラを抱え、外へ出る

 

「よっしゃあ❗」

 

「よしっ❗」

 

ダーラムとヒュドラはカミーラを抱える俺を見て、そう言う

 

[ダーラム、ヒュドラ…カミーラを頼む]

 

「分かった」

 

「ささっと蹴りつけろよ」

 

[もちろんだ…]

 

そういい、ティガとデモンゾーアへと近づく

 

「キサマラ、オレノジャマヲ」

 

デモンゾーアはそういいジャブラッシュを放つが

 

「無駄だ」

 

そういいティガはグリッターゼペリオン光線、俺はハイ・プラズマを放つ。ジャブラッシュは消え去りデモンゾーアに俺らの攻撃が直撃する

 

「グスオオオアアアアアッ」

 

「これで」

 

[終わりだ]

 

そういい、ティガはゼラデスビームを放つ…そして俺は

 

(この光の力を使えば……)

 

そう考え

 

[食らえ、グリッター・ウルティメイト・プラズマ]

 

そういい、腹部から光るウルティメイト・プラズマを放つ

 

「グスオオオアアアアアッ」

 

「[消え去れ、闇よ]」

 

俺とティガの攻撃を食らいデモンゾーアは悲鳴のような声を出しながら消え去っていった。しかし、それと同時に遺跡が崩れ始める

 

「ヤベェ…」

 

「不味い…」

 

[ここを離れるぞ❗]

 

そういい、俺とダーラム、ヒュドラそしてティガはガッツウィングと一緒に急いで遺跡を後にする

 

 

 

カミーラside

恐ろしい闇の力に捕らわれ、もう駄目だと諦めていた…だけどそこへ、温かい何かが私を助けてくれた

 

(誰なの……私を…私を助けてくれたのは)

 

私はその温かい何かへと手を伸ばす

 

「「カミーラ」」

 

するとそこからダーラムとヒュドラの声が聞こえてきた

 

「ダーラム、ヒュドラ」

 

そして、私は手を伸ばすだけでなくそこへと歩いていく

 

「「カミーラ」」

 

もう一度、声が聞こえたと思うと目の前にダーラムとヒュドラがいた

 

「カミーラ、大丈夫か❗」

 

「心配させぇンな❗」

 

そういいダーラムとヒュドラが私にそう言ってくると

 

「よう、大丈夫そうだな」

 

もう一人の男が近づいてきた

 

 

 

主人公side

遺跡が崩れ始め、ダーラムとヒュドラそして、カミーラを連れてルルイエの外へ出てからカミーラへグローブ・ジェントレスを浴びせる。暫くしてカミーラが起き上がった

 

「よう、大丈夫そうだな」

 

そう声をかけると

 

「貴方は?」

 

そう言ってきた

 

(そうか、俺の姿を知らなかったな)

 

そう思っていると

 

「カミーラ、そいつは敵じゃない」

 

「そうだ……俺達を救ってくれたんだ」

 

ヒュドラとダーラムが順番にそう言う

 

「お前が……あの黒い怪獣か」

 

「そうだ…名前はキリュウ・ゲンジだ」

 

そう紹介する

 

「そうか…」

 

カミーラはそう呟くと

 

「ありがとう、キリュウ」

 

笑顔でそう言ってくる

 

「気にするな…俺が救いたかったから救ったんだ」

 

そういい俺も笑顔になる

 

「せっかく、まだ生きられるから私たちは光に慣れるように生きていくわ……」

 

「…………」

 

俺はそれを黙って聞く

 

「いつか……必ず……だからまた会いましょう」

 

そう言うとカミーラは立ち上がり

 

「ダーラム、ヒュドラ行きましょう」

 

そういい俺から去ろうとするが

 

「待てよ…」

 

俺はそうカミーラ達に言う

 

「……」

 

カミーラ達は俺を見つめる

 

「俺と……俺と一緒に来ないか」

 

「えっ……」

 

カミーラは俺の言葉に驚いている

 

「俺と一緒に光の道を辿っていこうぜ。俺だって自分自身、完璧な光とは言えねぇんだ」

 

「……」

 

「俺はガメラでもあり人間でもある。人間は光でもあり闇でもある。だから……一緒に行こうぜ」

 

そういい手を差し伸べる

 

「……」

 

ここまで沈黙していたカミーラ達は

 

「フフッ…可笑しな人」

 

そういいカミーラは俺の手に自分の手を差し出すとダーラムとヒュドラは顔を見合せ

 

「へへっ…同感だな」

 

「確かにな…」

 

そういいながらも手を差し出す

 

「ダーラム、ヒュドラ……」

 

「何だ…」

 

「どうした…」

 

「もう1度、進んでみましょうか……光への道をキリュウと一緒に……」

 

「……フッ…いいかもな」

 

「へへっ……退屈しのぎにはなるかもな」

 

そういい俺達は一緒に帰っていった

 

 

 

それから俺達は一緒に暮らし始めた。怪獣達とも仲良くなり、毎日幸せに過ごしている。カミーラやダーラム、ヒュドラも最初は慣れない感じだったが今では笑顔が増えてきた。少しずつだが一歩一歩進んでいく感じだった

 

それからダイゴさんとレナさんの結婚式にも参加をしたカミーラ達は遠くからダイゴさんを見ていた。その顔は親友を祝うような優しい表情だった

 

 

 

そして、2年後

色々な事があったが今、俺はGUTSのメンバーと一緒に火星に行くダイゴさんとレナさんを見送りにきた。すると

 

「キリュウ君、ちょっといいかな」

 

ダイゴさんに呼ばれ、そこまで行くと

 

「あの3人は元気にしてる?」

 

「!?」

 

ダイゴさんはそう言ってきた

 

「気づいていたんですか……僕があいつらと一緒にいること」

 

「うん……2年前からずっと」

 

「そうでしたか……あいつらなら大丈夫です」

 

「…………」

 

「僕と一緒に光の道へ進むと約束しましたから」

 

「そう……ならあいつらと元気でね❗」

 

「はいっ❗」

 

そういいダイゴさんと俺は皆が待つ場所まで向かう

 

「ダイゴ、キリュウ君何処に行ってたの?」

 

「へへっ…内緒です」

 

「何だよ…教えてくれてもいいだろ」

 

そういいながら会話していると発射時間が迫る

 

「ダイゴ、レナ幸せにね」

 

イルマさんがそういい2人は行ってしまう

 

こうして俺とティガ、GUTSの戦いは幕を閉じる。しかし、これからまた戦いは始まっていくのだった




遂にティガ篇完結❗
ここまで見ていただいてありがとうございます❗
次回からはダイナ篇に入ろうと思うので、またよろしくお願いします❗

突然ですがカミーラとダーラム、ヒュドラの人間の姿の名前を考えています❗どういった名前がいいか悩んでいますので是非とも一緒に考えて頂きたいです


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亀龍一家の紹介

ティガ編での亀龍の仲間を紹介❗


亀龍 玄次(きりゅう げんじ)

 

本作品の主人公。通り魔から女の子を救いにいく勇気をを認められてガメラの力を与えられた。礼儀正しく、自分より周りを優先する優しい性格。ガメラは相棒であり自分自身。特撮好きでウルトラシリーズの怪獣が特に大好きで、この世界では惑星ジュランに好きな怪獣や宇宙人と住むことである。ガメラの影響で年を取らない

 

好きなもの

家族(怪獣、宇宙人を含む)、仲間、甘いもの

 

嫌いなもの

家族や仲間に危害を加えるやつ

 

趣味

修行、料理、漫画・アニメ観賞、筋トレ、スポーツ

 

必殺技

プラズマ火球、ハイ・プラズマ、ホーミング・プラズマ

エルボー・クロー

 

新技

プラズマ・クロー

エルボー・クローにプラズマ火球の力を加えて威力を上げる技

 

グローブ・ジェントレス

意味は地球の優しさ。マナの力を使い、相手の傷を直し、心を大人しくさせたり怪獣などに取り憑いたものを引き離す技である。コスモスのフルムーンレクトとルナエキストラクトを合わせた技

 

グリッター・ウルティメイト・プラズマ

グリッターティガの光のエネルギーだけをすべてウルティメイト・プラズマに乗せて放つ究極技。マナは一切使わない

 

 

 

ガメラ

玄次の相棒であり自分自身。イリスとギャオスハイパーとの戦闘で命を落としかけたが玄次と一体化することで助かる

 

 

 

クレイト様

玄次の勇気を認め瀕死の状態のガメラの力を与えてウルトラマンの世界に転生をさせるアトランティスの神様。少々お茶目で豪快な性格である。お酒が大好きである人と毎週飲み会をしているらしいが…

 

 

 

~巨人紹介~

カミーラ

 

元闇の巨人で今は玄次の家に住んでいる。光の道へ進むための努力をしている。性格は大人しいが怒ると怖い。現在では家事などを担当している

 

趣味

ガーデニング、修行、料理

 

必殺技

カミーラウィップ、アイゾード、プロケアテクト

 

 

 

ダーラム

元闇の巨人で今は玄次の家に住んでいる。光の道へ進むための努力をしている。性格は少し無口だが心優しい。力担当で結構不器用である。たまに英語で話す

 

趣味

筋トレ、修行、格闘技観賞

 

必殺技

ダーラムホイップ、スクイッダー、ラムースキック、ダーラメッタ、ダーラメッタ、ファイアマグナム

 

 

 

ヒュドラ

元闇の巨人で今は玄次の家に住んでいる。光の道へ進むための努力をしている。性格は面倒くさがり屋ではあるが優しい。手先が器用で大抵のことはこなせる

 

趣味

修行、ダーツ、楽器演奏

 

必殺技

ジャノック、バルテスター、ヒューガスト

 

 

 

~怪獣紹介~

超古代怪獣ゴルザ

怪獣達のリーダーでメルバの長年の相棒。性格は気が弱い所もあるがしっかりしていて心優しい。玄次を信頼している

 

必殺技

超音波光線

 

 

 

超古代竜メルバ

怪獣達の副リーダーでゴルザとは長年の相棒。性格は気が強く今のメンバーでは誰も逆らえない。玄次を信頼している

 

必殺技

メルバニックレイ

 

 

 

バリヤー怪獣ガギ

態度や口調が悪いときもあるが礼儀はしっかりしておりゴルザ、メルバを支え、ガギIIを可愛がる。他のメンバーと便乗して騒ぎメルバに怒られることもしばしばある玄次を信頼している

 

必殺技

バリヤー、赤色光線

 

 

 

剛力怪獣シルバゴン

性格は負けず嫌いであり、ヤンチャで脳筋な場面もしばしば。パワーと頑丈さが自慢。玄次の強さに強く憧れておりプラズマ火球を出せるように練習をしているが出来ずに悩んでいる。ゼットンとは修行仲間でありゴルドラスとタッグを組み『力のシルバゴン、技のゴルドラス』と言われている

 

必殺技

ジャイアンスイング、背負い投げ

 

 

 

バリヤー怪獣ガギII

ガギの同族であり、ガギを兄貴と慕う。ガギより少し背が低い。ガギと同じく礼儀は正しい。玄次を信頼している。ガギ同様便乗して騒ぐ所がしばしば

 

必殺技

バリヤー、赤色光線

 

 

 

超力怪獣ゴルドラス

頑張り屋で超能力を使いこなす怪獣。シルバゴンとは兄弟みたいに仲が良く、昔はよく遊んでいたが異次元の中でシルバゴンが迷子になって以来、会ってなかった。今ではシルバゴンとタッグを組み、『力のシルバゴン、技のゴルドラス』と言われている。玄次に憧れを抱いておりシルバゴンのプラズマ火球を出すための特訓にも付き合っていてゼットンとは修行仲間

 

必殺技

角からの光線、閃光、バリア

 

 

 

超古代狛犬怪獣ガーディー

優しい性格で皆からの信頼も厚い。自分を助けてくれた玄次が昔の主人と重なって見え、彼を新しい主人と決めた。結構甘えん坊でよく玄次等に甘えてくる

 

必殺技

噛みつき

 

 

 

宇宙恐竜ゼットン

かつてはウルトラマンをも倒したことがある強豪怪獣の同族。熱い闘志と冷静沈着な判断能力をもつ武道家であり、修行により通常のゼットンよりも遥かに強い。シルバゴンやゴルドラスとは修行仲間でしゃべり方は堅苦しい。玄次に憧れを抱いており更なる修行を積み重ねる。モデルはウルトラマン超闘士激伝の闘士ゼットン

 

必殺技

メテオ火球、反射光線、ゼットンシャッター



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第ニ章 ウルトラマンダイナ
新たなる光


ダイナ編突入❗

カミーラ達のアイディアを考えて頂いたユッキーさん、銀色の怪獣さん本当にありがとうございます❗どちらのアイディアも素晴らしかったので両方の案を採用させて頂きます❗



21世紀人類は大いなる試練を乗り越え、今さまざまな未知なる世界へと進出していた。純粋な憧れと探究心に満ちた地球人類の旅立ち、人々はそれをネオフロンティア時代と呼んだ。だが、それは同時に新たな恐怖の目覚めでもあった

 

 

 

主人公side

 

「はぁ~もう5年か。早いもんだな」

 

ルルイエでの最終決戦から早くも5年の月日が流れた。その間に色々なことがあった。まずカミーラ達に一緒に住んでいく際に名前をつけてあげた

 

カミーラ→女神 華未来(めがみ かみら)

 

ダーラム→深淵 大羅夢(ふかふち だらむ)

 

ヒュドラ→九頭 氷努羅(くず ひどら)

 

と決定致しました❗

 

3人とも名前をすごく気に入ってくれていました。そして俺のこと(ガメラ)について話しをした。そんな話しをちゃんと聞いてくれて信じてくれた。すごく嬉しかった

。その後、クレイト様に頼み、家の地下に特訓場を用意してもらい4人一緒に修行を行った。そして出来ることからと言うことで地域のゴミ拾いや募金活動等に積極的に参加をしていった。出来ることから地道に進んでいった

 

一方、俺の存在(ガメラについて)を知っているのはサワイ総監と当時のGUTSメンバーとガタノゾーアの戦いでアートデッセイ号の司令室にいた人達のみでこの事は極秘とされガメラは地球の守護神とされた。一時期はテレビ等でも放映されていた。まぁ、現在では当時のメンバーは今では宇宙で活躍されたりしていてスーパーGUTSで俺のことを知っているのはいないだろう

 

「どうしたの? 玄次」

 

華未来がボーッとしていた俺に声をかけてきた

 

「いや、この5年間のことを思い出してたんだ」

 

「そうか…もう5年たったのか」

 

そういい華未来は花に水を与えていく。すると

 

「茶が入ったぞ~」

 

「……お菓子もある」

 

そういい氷努羅と大羅夢が庭へとやって来た

 

「よしお茶にするか」

 

そういい俺はテーブルと椅子を用意して4人でお茶会を始めた。しかし、この後に始まる戦いをまだ俺は知らなかった

 

 

 

アスカside

今日は訓練学校ZEROの訓練生の最終試験でスーパーGUTSのメンバーと大気圏外で戦闘中に突如白い物体が俺らを襲い始めてきやがった

 

「見たか、俺の超ファインプレー❗」

 

そう言って調子良く撃墜していたが白い物体の攻撃を受けてその場から脱出出来たが

 

(…静かだな…俺…ここで死ぬのかよ…)

 

そう思っていると昔の父さんとの記憶が頭の中に流れる

 

「父さん…俺も光が見たいぜ……それまでは死ねるかーーーッ」

 

そう叫んで手を伸ばしているとと急に光が現れて、俺を包れたかと思うと意識が……

 

 

 

主人公side

「…………ッ」

 

今、宇宙の方から何かが感じ取れた

 

「今のは…」

 

「何だ…」

 

「………」

 

他の3人も異変に気づいたようだ

 

(……どうやら始まったか)

 

そう思いながら戦いへの準備をしていく

 

 

 

アスカside

あの事件から直ぐのこと、スーパーGUTSに入隊して早々に火星に未知の怪獣が現れたらしい

 

「怪獣ーっ…本当ですか…入隊早々なんてこったー」

 

「馬鹿かお前は浮かれてどうするんだよ。新米野郎」

 

ヒビキ隊長に叱咤されてしまう

 

「スーパーGUTS出動…いいか総監には指一本触れさせるなよ…いいなっ」

 

「「「ラジャー」」」

 

よしゃーっ…活躍してやるぜ

 

 

 

主人公side

「じゃあ…ちょっくら行ってくる」

 

そういい家を出る

 

「玄次が行くほどのことなの?」

 

「ご苦労なこった」

 

「気をつけろよ」

 

3人はそれぞれ俺に言ってくる

 

「あぁ、確かめたいことがあるからな…行ってくるぜ」

 

そういい家を出て、人のいない小高い丘に行き

 

『ガアアアアアアッ』

 

ガメラに変化して飛んでいく

 

 

 

アスカside

ガッツイーグルαが怪獣の攻撃で撃ち落とされてしまい何とかしようと銃で怪獣を撃つが効かずに怪獣の攻撃で吹き飛ばされてしまう。それでも何とか立ち上がりガッツブラスターを手に攻撃をしていると……突如俺の体が光だした

 

「何だこれ…」

 

驚いていると光が体全体を包みだしていき

 

「うああああーーーっ」

 

 

 

ヒビキside

 

白い物体から基地を防衛していると怪獣がいる付近が光だした

 

「あれは…」

 

そういい見ていると

 

「キュウーーーーッ」

 

怪獣が光によってバラバラになってしまった

 

「一体…何が起きてんだ」

 

「あれは…」

 

「まさか…」

 

ナカジマ隊員とカリヤ隊員が言ってきたので再度見てみるとそこには光の巨人が姿を現していた。すると巨人は白い物体を一撃で撃墜させた……すると

 

「あれは…」

 

巨人が吹っ飛ばした怪獣の破片が回りに有るものを吸収し始めた。顔の部分は火星の発電所を吸収してしてしまう。すると怪獣は1ヶ所に集まり始め……先程よりもデカイ怪獣になってしまう

 

「敵もただもんでは無いってことか」

 

怪獣を見てみると、目が5つに増え胸に器官が発生していて腕の指が5本にあり、背中に4本の大きなコイルのようなものが発生していた……すると

 

ドゴオオオン

 

急に地鳴りのような音がした

 

「何なんだ……」

 

そう言いながら怪獣の近くを見てみると黒い怪獣が現れていた

 

「何だ? 新手か」

 

そう言うとカリヤ隊員が

 

「ヒビキ隊長…アイツは敵じゃないです」

 

「何❗ じゃあアイツは……」

 

「7年前、ウルトラマンティガと共に邪神を倒した地球の守護神と言われてるガメラですよ」

 

興奮しながらそう言ってきた

 

「アイツが…」

 

そういいながら巨人と怪獣…そしてガメラの戦いを見ていく

 

 

 

主人公side

『妙な胸騒ぎがすると思ったら、何でサンダーダランビアが出てくるんだよ』

 

そういいながらサンダーダランビアを見つめる

 

「ピシャアアアガアアア」

 

「ジュア」

 

ダイナはサンダーダランビアに攻撃をしていく

 

「ジュワ」

 

ダイナはサンダーダランビアに蹴りを数発入れて怯んだ所を持ち上げようとするが……

 

「ピシャアアアガアアア」

サンダーダランビアは電撃を放つ

 

「グワッ」

 

ダイナはそれを食らいサンダーダランビアを離してしまう

 

『よしっ……俺も行くか』

 

そういいサンダーダランビアに迫る

 

「ピシャアアアガアアア」

 

サンダーダランビアは俺にも電撃を放つが

 

『効かねぇよ』

 

食らいながらも突っ込み顔を掴みながらサンダーダランビアを投げ飛ばす

 

「ジュア」

 

ダイナはその隙にジャンプからのフラッシュキックを浴びせようとするが亜空間バリアでガードされてしまうが

 

「ジュア」

 

ビームスライサーとフラッシュサイクラーの連続攻撃で亜空間バリアを破壊する

 

『ガアアアアアアアアアアアッ』

 

亜空間バリアが破壊された時にサンダーダランビアに近づきラッシュ攻撃を浴びせ、投げ飛ばす。そしてプラズマ火球をサンダーダランビアの手前に放ち大爆発を起こす

 

『ガアアアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

そして、直ぐ様サンダーダランビアを回収して火星を去っていく

 

 

 

ヒビキside

怪獣との戦いが終わりガメラは火星を去っていき、巨人も光の中に消えていった

 

「どちらとも…何て強さだ」

 

しかし、これからまた現れるかもな

 

 

 

主人公side

「ただいま~」

 

そういい家に入っていく

 

「お帰りなさい」

 

「……お帰り」

 

「よぉ…」

 

3人とも出迎えてくれた

 

「あっ…ちょっと部屋に来て」

 

そういい3人を部屋に集める

 

「また、この地球で戦いが始まる」

 

そう3人に告げる

 

「ヒャハハ…じゃあ俺たちも」

 

「駄目よ、氷努羅…貴方も感じたでしょ」

 

華未来がそう言う

 

「……やはり感じていたか」

 

「えぇ…光の巨人が現れたんでしょ」

 

「そうだ」

 

そういいながら先程起きた会話をしていき

 

「あぁ…家族がまた増えたぜ」

 

そういいハイパーバトルナイザーを取りだし

 

『バトルナイザー❗モンスロード❗』

 

そして小さくなったサンダーダランビアを出す

 

「サンダーダランビアだ」

 

そう言って3人に紹介をする

 

(また賑やかになっていきそうだ)

 

そう思いながらもまた、新たな戦いが始っていくと決心を決めるのであった

 

 

 

~怪獣トークshow~

ゴル「君が…」

 

サンダラ「はいっ…どうもサンダーダランビアです」

 

メル「元気があって良いわね」

 

サンダラ「ありがとうございますッス」

 

ゴルド「……」

 

シル「どうした?」

 

ゴルド「いや、あいつも鍛えればもっとバリアが強化出来るかもなって思って」

 

シル「……そうかもな」

 

ガギ(ドンマイ……ダラちゃん)

 

サンダラ「ビクッ」

 

ゴル「どうした?」

 

サンダラ「イエ、何でもないッス」

 

ゴル「そうか…まぁ、よろしく」

 

サンダラ「チェケラッス」

 

 

 

怪獣紹介

超合成獣 サンダーダランビア

ネオダランビアの亜種であり発電所の電気エネルギーを使い電撃を放つネオダランビア同様亜空間バリアを展開出来る。お笑い芸人のような調子で「…ッス」「チェケラッス」が口癖である。ゴルドラスと修行しており亜空間バリア等の強化等に力をいれている




遂にダイナ編に突入❗
今後も応援よろしくお願いします❗


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ウイニングショット

主人公side

天気のいい休日、俺を含めた四人で運動場へ行き野球をすることになった。野球中継を見ていたら急にやりたくなったので体を動かす

 

「俺は野球のすべてを極める」

 

「何言ってんだ?」

 

いや…久々に野球やるからテンションが上がっちゃってね

 

因みに

投手 玄次

 

打者 氷努羅

 

捕手 大羅夢

審判 華未来

 

こんな感じで始めていく

 

「行くぜ❗ 氷努羅」

 

「ホームランにしてやるよ❗」

 

ムッ…生意気だな

 

「フッフッフ❗ 俺の黄金伝説が今、始まる」

 

そういいながら振りかぶり…投げた❗

 

「決まった……」

 

ドグッ

 

「痛ぇっーーー❗」

 

「……デッドボールだけど」

 

あれっ

 

「何しやがる❗」

 

「あぁ…悪い悪い」

 

(おっかしいな~)

 

そう思いながら投げていくが

 

「ボール」

 

「ボール」

 

「ボール」

 

ううっ(´;ω;`)

 

「ありゃりゃ……」

 

「気にするなMy Friend」

 

「誰にでも得意不得意はあるわ」

 

「……ありがとう」

 

慰められてしまった。すると…

 

「…………」

 

こちらを見ている人がいた

 

「どうしたんですか?」

 

「あっ……いや楽しそうな声が聞こえたもので」

 

「成程、あれっ…貴方はヒムロ・ユウサクさんですか」

 

「あっ…はい」

 

「うわっ…嬉しいです❗」

 

そういい握手をする

 

「野球をしてたんですか?」

 

「はい……けど真っ直ぐ投げられなくて」

 

「…………」

 

俺の言葉を聞いてヒムロさんは

 

「ちょっと…投げてみて」

 

「えっ……はい」

 

再度投げてみたがやはりボールになる

 

「う~ん…もう少しこう投げてみたらいいかも」

 

「はいっ…分かりました」

 

投げてみると少しだが真っ直ぐ投げられた

 

「や…やったーー❗」

 

「そんな感じだよ❗」

 

「あの…もう一度お願いします」

 

「OK…良いよ」

 

そういい少しの間だったけど投げ方を教わった

 

「あの…ありがとうございます」

 

「いや…俺も楽しかったよ」

 

そういいヒムロさんは笑顔になった

 

「ヒムロさん…これからも頑張って下さい❗」

 

「…………」

 

するとヒムロさんは自信が無さそうに

 

「キリュウ君…聞いてくれるかい」

 

「はい?」

 

ヒムロさんは自分のことを話し出した。メジャーで自信を無くしてしまったことを

 

「俺はどうしたらいいんだろう?」

 

「…………」

 

その話しを聞いた俺は

 

「野球してない俺が言うのも何なんですけど」

 

「…………」

 

「やっぱり好きなことは諦めない方がいいですよ」

 

そう言った後に

 

「僕、ヒムロさんが野球やってる姿…とても好きですよ」

 

「!?」

 

ヒムロさんは僕の言葉に驚いたのかビックリしていた。すると…

 

「お~い、ゲンジ帰るぞ」

 

氷努羅達がこちらに帰る準備をしていた

 

「じゃあ…僕はこれで」

 

「あぁ…キリュウ君ありがとう」

 

「いえいえ…僕は何もしてないですよ」

 

そういい俺は帰っていく

 

 

 

ヒムロside

キリュウ君と出会った次の日、アスカと久しぶりに会うことが出来た

 

「そう言いば、お前スーパーGUTSに」

 

「俺に自分自身と戦えと教えてくれたのはお前だったよな」

 

そう言いった後にアスカは

 

「ヒムロ、チャンスがあるうちは諦めちゃ駄目だ」

 

そういいボールを渡して行ってしまった。俺は暫くボールを見つめてからボールを投げると見事にストライクに入る

 

 

 

主人公side

「ありゃ~これは不味いね」

 

俺が見る先には

 

「キシュイイイイイイイイイイ」

 

シルドロンが高純度エネルギーを求めてさ迷っていた。スーパーGUTSが攻撃をするもはさみ状の両腕でスーパーGUTSの攻撃を次々と跳ね返しているとアスカ隊員の乗るα号に当たってしまう

 

(ヤバイな…)

 

暫くしてから

 

「ジュワ」

 

ダイナが登場した

 

「よし……俺も行くぜ❗」

 

そういいガメラに変化していく

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

そしてダイナと共に戦っていく

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

先ずは俺がシルドロンに近づき玄武掌を入れてから投げ飛ばす

 

「ジュア」

 

ダイナもラッシュ攻撃をしていきシルドロンに蹴りを連続で入れていくがガードされてしまう。すると

 

「ウルトラマンダイナ…」

 

ヒムロさんが高い位置からボールを見せてくる。ダイナはそれに頷くと、俺を向いてくる。まるでアイツは俺が倒すと言わんばかりだ

 

『グルルッ』

 

俺はその場から去り、様子を見る。ダイナは自身の手にボール状の光球を作ると

 

「ジュワ」

 

投げるがこれはシルドロンに弾かれる

 

「そうだ…一球目は見せ球でいい…次が勝負だ」

 

ヒムロさんがダイナにそう言う。そしてダイナは2球目を投げる

 

「キシュイイイイイイイイイイ」

 

シルドロンはガードするが

 

カクンッ

 

ダイナの光球はフォークボールのように落ちていきシルドロンに辺り大爆発を起こす。ウルトラフォークが決まる

 

「ストライク❗」

 

ヒムロさんはダイナ見て嬉しそうにしていた

 

その後、野球場でスーパーGUTSと楽しそうに野球をしているヒムロさんがいた

 

「良かった良かった」

 

そういい家に帰っていく




ウルトラフォーク最高❗


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箱の中のともだち

リクエストです❗


主人公side

その日の夜、俺は森の中にいた。この森で異質な力を感じたからである

 

(……確かこの辺りからだが)

 

そう思いながら散策をしていると

 

ドガアアアアーーン

 

何か銃のような音が聞こえてきたので見に行ってみると特別捜査官ダイス星人がそこにいた

 

「!?」

 

ダイス星人は俺に気づいたのか銃を向けてきた

 

「!? 待ってくれ…僕は貴方に危害は加えるつもりはないから。話しを聞かせてほしい」

 

「…………」

 

「取り合えず、僕の家に行こう」

 

するとダイス星人は腕にある装置を使い

 

「……分かった」

 

翻訳機を使い会話をしながら家に移動する。暫くして家に着いてから話し合っていく

 

「…成程、そのギャビッシュを追ってこの地球までやって来たのか」

 

「あぁっ…アイツは危険な生物だ。檻に入っている内にヤツを排除しなければならない」

 

「話しは分かった…俺も探すのを手伝うぜ」

 

「何故だ❗ 危険だぞ」

 

「こんな話しを聞いて黙って見てられないぜ」

 

「…………」

 

「玄次」

 

「うん?」

 

「私達はどうすればいい?」

 

「いや、今回は俺が動く…だから」

 

「分かったわ……無茶はしないでね」

 

華未来はそう言ってきた

 

「もちろんだぜ❗」

そういいギャビッシュ捜索を開始した

 

 

 

アスカside

俺達は今、カトレア学園に来ていた。子供たちと一緒に遊んでいる途中に吉村由香が部屋に入っていったのを追いかけると2人の見慣れない男がいた

 

 

 

主人公side

ギャビッシュがいるカトレア学園に来ていた。ダイス星人のテレポーテーションを使い部屋に入ると1人の女の子がギャビッシュが入った小型のカプセルを持っていた

すると…

 

スチャッ

 

ダイス星人は銃を構えだしたので

 

「駄目だ…この子を怖がらしてはいけない」

 

(……本当は嫌だったけど、スーパーGUTSの手を借りずにするにはこうするしかないしな……はぁ)

 

そういい確か……吉村由香ちゃんだったか。しゃがみこんで由香ちゃんに話しかける

 

「その生き物を僕に渡してくれないかな?」

 

由香ちゃんに優しく言うが首を振るばかりだ。さっきの

ダイス星人の銃のせいで怯えていた…どうし……

 

「何してる❗」

 

するとアスカ隊員とリョウ隊員が部屋に入ってきた……最悪だ(T-T)

 

「……」

 

するとダイス星人が2人と格闘を始め、アスカ隊員を壁に吹っ飛ばしてしまう

 

「おいっ…駄目だぜ平和的に解決しなければいけないのに」

 

そういいダイス星人に近づき腕を押さえていると

 

「うりゃっ」

 

アスカ隊員が椅子でダイス星人を殴ろうとしていた

 

「危ねぇ」

 

ドンッ

 

ダイス星人を押し、俺が……

 

ガンッ

 

流石に生身では痛ぇっ

 

ドサッ

 

そこで俺は気絶してしまう

 

 

 

ダイス星人side

キリュウが殴られてから俺と少女そして…気絶したキリュウはこの星の防衛機関に連れていかれ少女は別の場所へ私は事情調査を受けることになった

 

「私はバース星雲ダイス星から来た特別捜査官だ」

 

自己紹介をしてから説明をする

 

「成程つまり、そのギャビッシュを追ってきたと言うわけか」

 

「そうだ…ヤツは凶暴だ。だから早く始末しなければならない」

 

「成程……今、気絶しているやつは仲間なのか」

 

「彼は私の話しを聞き協力してくれている地球人だ」

 

「「「!?」」」

 

「私の話しを真剣に聞いてくれた」

 

「ヤベェ…後で謝っとこ」

 

「……では」

 

ドガアァァーーン

 

するとキリュウと少女部屋から大きな音が聞こえてきたので向かっていくとキリュウと少女が居なくなっていた

 

 

 

主人公side

「う~んっ」

 

目を覚ますと見覚えのない部屋にいた

 

「……ここはスーパーGUTSの基地か」

 

そういい部屋を見ると由香ちゃんがいた

 

「さっきはごめんね」

 

そういい由香ちゃんと話そうとすると

 

ガシャアアァァン

 

けたたましい音がしたと思っていると扉が壊されギャビッシュが入ってきて由香ちゃんに近づきテレポーテーションをし始める

 

「させるか」

 

そういい近づくが間に合わず俺ごとテレポーテーションされてしまい廃墟に到着する

 

「由香ちゃん大丈夫だった」

 

「大丈夫……この子は由香を助けてくれたんだよ」

 

そういいギャビッシュを見てみるとギャビッシュは震えながら巨大化していた

 

すると…

 

「大丈夫か」

 

アスカ隊員達が近づいてくるとギャビッシュは目から赤い光線をだしてきた

 

「危ない」

 

そういい由香ちゃんを助けたが俺がギャビッシュの目に吸い込まれてしまった

 

 

 

ダイス星人side

「しまった❗」

 

映像を見てそう思った

 

「アイツの目の中に彼が……」

 

「ギャビッシュは人質をとるのは常套手段なんだ」

 

そういい俺は隊長さんが乗る戦闘機に一緒に乗っていく

 

「ギャビッシュの目に近づいてくれ、それから俺がテレポーテーションでキリュウを助ける」

 

そう隊長さんに言う

 

「……分かった」

 

隊長さんは了承してくれた

 

待っていてくれ……

 

 

 

主人公side

「さて、どうしたものか」

 

ギャビッシュの目に閉じ込められてしまいどうしようかと悩む

 

「ガメラになってしまったらバレちゃうしな」

 

そう、考えているとダイス星人がテレポーテーションを使いギャビッシュの目の中に来てくれた

 

「すまない助かった」

 

「気にするな…早くここを出るぞ」

 

そういいダイス星人の腕を掴み一緒にテレポーテーションで脱出して近くの廃墟に着地する

 

「よしっ…離れるぞ」

 

ダイス星人がそういいギャビッシュから離れようとするが

 

「ギィシャオオオオオッ」

 

ギャビッシュは口から光の針を吐きダイス星人の足へ当てる

 

「グワッ」

 

ダイス星人は転倒してしまう

 

「大丈夫か❗」

 

そういいダイス星人に肩を貸して安全な場所へ移動していると

 

「ジュア」

 

ウルトラマンダイナが姿を現していた

「グッ……」

 

足を押さえて痛そうな表情を浮かべるダイス星人の足に

グローブ・ジェントレスを放ち足の怪我を直す

 

「これは……君は一体」

 

「……今から起こることは内緒な」

 

そういいダイス星人から離れるガメラに変化する

 

『ガアアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

 

 

ダイス星人side

(彼は…一体っ)

 

そういい俺は彼を見つめ

 

(…無事で帰ってきてくれ)

 

そう祈るのであった

 

 

 

主人公side

『よしっ…いくぜ』

 

そういいギャビッシュに近づいていく

 

「ギィシャオオオオオッ」

 

ギャビッシュは尻尾から破壊光線を放つが俺は関係ないとばかりに突っ込んでいき

 

『ガアアアアアアアアアアッ』

 

その尻尾を掴み投げ飛ばす

 

「ジュア」

 

ダイナも倒れているギャビッシュに攻撃をしていく

 

「ギィシャオオオオオッ」

 

ギャビッシュはテレポーテーションでダイナの攻撃から脱出するが

 

『ガアアアアアアアアアアッ』

 

そこに俺が追撃をかけてギャビッシュを再度投げ飛ばしてからそこへ

 

『ガアアアアアアアアアアッ』

 

「ジュア」

 

プラズマ火球とソルジェント光線で攻撃してギャビッシュを倒しその場を去る

 

暫くしてダイス星人の場所へ戻る

 

「大丈夫か❗」

 

ダイス星人は心配していてくれた

 

「あぁっ…大丈夫だぜ」

 

そう言うとホッとした表情になっていた。するとスーパーGUTSのメンバーが駆け寄ってくる

 

「すいませんでした」

 

アスカ隊員が俺に謝ってきたが

 

「いやいや、僕も悪かったので」

 

そういいダイス星人の方を見てみるとダイス星人は光に包まれていた

 

「……帰るんだな」

 

「あぁ…キリュウ最後にこのペンダントをあの少女に」

 

そういいダイス星人は首にしていたペンダントを俺に渡してきた

 

「この子はよく似ていた。私の娘に…強く生きてくれとそう伝えてくれ……さらば友よ」

 

そう言うとダイス星人は消えていった

 

「また会おう……友よ」

 

そして暫くしてからカトレア学園にスーパーGUTSのメンバーと一緒に行き由香ちゃんにペンダントを渡す

 

「ダイス星人が言ってたよ…強く生きてくれって」

 

「ユカ、一人でも大丈夫。このままずっと一人で生きて行く。そうすれば悲しい思いもしなくて良いもん」

 

そう言う由香ちゃんにアスカ隊員が

 

「ユカちゃん、それは違うよ。ウルトラマンダイナだって一人で戦っている訳じゃない。あの時ガメラやスーパーGUTSが助けてくれたから戦えるんだ。あの時だって負けそうだったけど、ユカちゃんや皆が応援してくれたりガメラが手伝ったからこそ怪獣を倒す事が出来たんだ」

 

そう由香ちゃんに言うと由香ちゃんは笑顔になる

 

「しかし…君も宇宙人に協力するとは中々無茶なことしたね」

 

「まるでどっかの誰かさんみたい」

 

そういいながら皆で笑い会う




これでスーパーGUTSのメンバーとは顔見知りになったので激闘❗ 怪獣島を少し編集しました


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遥かなるバオーン

主人公side

俺は今、ふるべ村に向かっていた。ついさっき隕石が落下したからである

 

(確か…催眠怪獣バオーンだったかな)

 

そう考えながら歩いていると、釣りをしながら倒れているおじさんがいた

 

「マジか❗ おじさん大丈夫ですか❗」

 

おじさんに近より、声を掛けると

 

「おっ…ありゃ…俺は」

 

「大丈夫ですか❗」

 

起きたおじさんにもう一度声を掛けると

 

「あ……あぁ」

 

少し寝ぼけているのかはっきりとしない返事をする。すると…

 

「あっー❗ ゲンジじゃん」

 

振り向くとアスカさんがいた

 

「あっ…アスカさんじゃないですか」

 

「どうしてここにいるんだ?」

 

そう、アスカさんが俺に尋ねた瞬間

 

ピピッピピッ

 

アスカさんの通信機の音がなる

 

「こちらアスカ」

 

アスカさんは通信に対応する

 

「分かりました」

 

そういい通信機を切る

 

「通信なんだったんですか?」

 

「1回集合だとさ」

 

アスカさんはそう言うと

 

「玄次も一緒に来いよ。一応、倒れてる人を見てるからな」

 

「はい…分かりました❗」

 

そう会話しながら集合場所へと移動する。すると…コウダ隊員とナカジマ隊員、そしてふるべ村の人達が集まっていた

 

「あれっ…君はキリュウ君❗」

 

コウダさんが俺を見て驚きの声をあげた

 

「ご無沙汰してます」

 

そういいながら頭を下げる

 

「キリュウ君はどうしてこの村に?」

 

「そう言えばゲンジはどうしてここに?」

 

ナカジマさんとアスカさんが聞いてくる

 

「それはですね……」

 

そういいここへ来た訳を話す

 

「ここら辺の生物の生態調査を行うんでまず、視察に来たんですよ」

 

「生物の生態調査?」

 

「はい…それが僕のやっている仕事です」

 

まぁ…それは嘘なんだけど

 

「成程…キリュウ君は何か変な音を聞かなかった?」

 

「いや…何も聞いてないですね」

 

そうやり取りしていると

 

「スーパーGUTSさ~ん」

 

そう叫びながら村人が近づいてきた

 

「見た人がおります」

 

「誰が見たんですか?」

 

「乙吉じいさんが見たと言うて」

 

「何を見たんですか?」

 

「怪獣」

 

スーパーGUTSと俺はその乙吉さんの家に向い話しを聞く

 

「儂が一仕事を終えてここに立っておりますとな」

 

「えぇ…」

 

乙吉さんの話しによると怪獣が山の向こうにいたらしい

 

「その怪獣は何かしませんでしたか? こう何か妙な音を出すとか」

 

そうアスカさんが聞くと

 

「はい82になります」

 

乙吉さんはそう答えた

 

「いや、そうじゃなくて」

 

ナカジマ隊員がそう言おうとすると

 

「ちょっと失礼」

 

駐在さんがそう言い

 

「特殊な音をださなんだかのぉ」

 

乙吉さんの耳の近くでそう叫ぶ

 

「儂が?」

 

ありゃりゃ~

 

「怪獣」

 

再度駐在さんが叫ぶ

 

「いんや…ただ大きなあくびを…おぉ、ほらあの通り」

 

乙吉さんが指差した先を見てみると

 

「バ~オ~ン」

 

バオーンが鼻息を出しながら……あれ……zzz

 

 

 

Noside

「何❗ 眠らせ怪獣バオーン?」

 

「はい…私もナカジマもそれとα号と一緒に村に残してきたアスカも身を持って体験しました。バオーンの声を聞くと皆一発で眠ってしまうんです」

 

そうコウダ隊員がヒビキ隊長に伝える

 

「じゃあ、村の人たちが聞いたラッパみたいな音っていうのはバオーンの鳴き声だったんですね」

 

マイ隊員がそう告げる

 

「ああ、バオーンはまだ落下の衝撃でぼんやりしているらしく今のところはおとなしくしてるんです」

 

「う~ん、ひょっとするとそいつはぁ……史上最強の怪獣かもしれんな」

 

ヒビキ隊長はそう豪語する

 

「え…なぜですか?」

 

「眠ってしまえば誰も攻撃できないからな…うん」

 

「はぁ……」

 

ヒビキ隊長の言葉にリョウ隊員は呆れた返事を返す

 

「まずはバオーンを鳴かせないようにすることだが…」

 

「出来た❗ 新発明っすよ、自動音声変換調整機…名付けて……声変わり」

 

バオーンの対策を考えていたヒビキ隊長にナカジマ隊員が自動音声変換調整機を持ってきて実際に使い説明する

 

「集音声が変換されて違う声に聞こえるんです」

 

ナカジマ隊員の声に一同が笑う

 

「まあ…これさえありゃ、バオーンの鳴き声聞いても

眠る心配ありませんて」

 

そうナカジマ隊員が説明していると

 

「んん、素晴らしい❗」

 

そういいながら司令室にフカミ総監と天才動物学者のアリ博士が入室してきた

 

「動物学者としての彼の研究が今回の怪獣対策に大きく貢献していることは、皆も知っての通りそこで、彼の経っての希望もあり今回君たちの作戦行動に同行することになった」

 

そうフカミ総監は告げる

 

「私はバオーンを、アラスカに運びたいんです。そして、そこで友達なります。研究します❗」

 

「総監❗」

 

「ということだ❗」

 

こうして、スーパーGUTS始まって以来の怪獣捕獲作戦が開始されることになった

 

一方その頃

「鳴くなよ」

 

「シーッ」

 

アスカ隊員と玄次は一緒にバオーンを見張っていた

 

 

 

主人公side

現在、バオーン捕獲の為にスーパーGUTSが色々な準備をしていた。ちなみにバオーンはグッスリと寝ている隙に

コウダ隊員は、赤、黄色、青の3色の巨大な旗を持ってきた

 

(……もしもの時は)

 

そう考えているとバオーンが起きてスーパーGUTSの作戦が始まる

 

「黄色」

 

そうアリ博士が言うとコウダさんが黄色の旗を振るが反応がない

 

「ダメね…青プリーズ」

 

続いて青色の旗を振るがまたしても反応がない

 

「青もダメね…次、赤プリーズ」

 

次に赤色の旗を振るとバオーンの目がカッと開き反応する

 

「赤です、赤に反応しました」

 

「チェックワイヤー作戦開始、赤色」

 

コウダさんが通信するとアスカさんが乗った車に赤色のバルーンがつけられバオーンを誘導する

 

「早くしてくれ❗」

 

そうアスカさんが叫ぶと同時にワイヤー状のものがバオーンの足に掛かる

 

「次はジャイアントマスク作戦」

 

コウダさんが続いての作戦へと移る。するとα号とγ号がマスクのようなものをぶら下げバオーンに近づく

 

(…よしっ、離れるか)

 

そう思いながら俺はその場を離れる。そして観察をしているとバオーンがマスクを口に含み吐き出していた

 

「そろそろか…」

 

そう言ってるとバオーンが鳴きそうになる。俺は鞄に予め用意していたあるものを取り出す。さっきは使う前にバオーンが鳴いてしまって使えなかった

 

(致し方ないな)

 

それは渋柿である。そしてバオーンが口を開けた瞬間

 

「天誅」

 

そう呟きながら渋柿をかじる

 

「バ~オ~ン」

 

「¥%#&%ym@?γ&¥#α」

 

只今、悶絶中……

 

「よしっ…眠らなきゃこっちのもんだ…行くぜガメラ」

 

そういいガメラに変化してバオーンに近づく。バオーンは寝ている為、楽勝かと思いきや急に目を開けたかと思うと口を開けた

 

『ヤベェ…』

 

そう思うい先程の渋柿を口に入れる

 

「バ~オ~ン」

 

『¥%#&%ym@?γ&¥#α』

 

再度、悶絶中……

 

バオーンは鳴くと再び寝始めた

 

『寝ぼけて鳴くとか最悪…ウォェ』

 

気分が悪くなりながらもバオーンの足のワイヤーを外してバオーンを持ち上げ空へ飛んでいく。スーパーGUTSは突然の出来事に驚いていた

 

『ここまで来れば……』

 

そういいバオーンをバトルナイザーに回収して戻る

 

 

 

アスカside

「何だったんだ? 一体」

 

バオーンがガメラに連れていかれてからスーパーGUTSの全員でふるべ村に向かい寝てしまった人達を起こしていると

 

「お~い」

 

ゲンジがこちらに手を振りながら近づいてきた

 

「お前…大丈夫だったのか」

 

「はい……何とか」

 

「どうしてだ?」

 

するとゲンジは渋柿を見せてきた

 

「お前まさか……」

 

「はい……そのまさかです」

 

「お前勇気あるな❗」

 

そういいながら一緒に笑う。その後、ふるべ村の人達のもてなしがあり全員でご馳走になり全員で一緒に笑いあった

 

 

 

~怪獣トークshow~

ゴル「新しい家族になった……」

 

バオ「ふぁ~バオーンです」

 

ガギ「眠そうだな」

 

バオ「眠いですね……ふぁ」

 

サンダラ「ん?」

 

バオ「バ~オ~ン」

 

全員「「「「「zzz……zzz」」」」」

 

 

 

怪獣紹介

催眠怪獣バオーン

隕石と共に飛来した怪獣。鳴き声を聞くと聞いたものは眠ってしまうので皆からマスクを着けろと言われ着けている。赤色に強く反応する。玄次はこの怪獣ほど怪獣を落ち着かせる怪獣はいないだろうと評価している




バオーンは仲間にしてみました❗


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幻の遊星

皆大好きハネジロー登場❗


主人公side

「どうだ…ガメラ」

 

『グルルッ』

 

現在、ガメラと会話をしていた。宇宙からまた未知の力を感じられたのだ

 

「…メラニー遊星かな」

 

(確かメラニー遊星は来た者を襲うようプログラムされている…………ハッ)

 

メラニー遊星について思い出しているとある重要なことを思い出した

 

(そうだよ…ハネジローじゃん❗ ハネジローが出てくるじゃん。ヤベェ…生ハネジロー超見たい((o(^∇^)o)))

 

「どうした? My Friend」

 

ハッ…(゜ロ゜;

 

「い…いや、何でもない。大丈夫」

 

そういい急ぎながら、その場を離れる

 

「そうとなれば…早速行くかな 」

 

家を急いで出て、小高い丘に行きガメラになり急いでメラニー遊星へと向かう

 

 

 

アスカside

今、先月発見されたメラニー遊星への話を聞いていた

 

「これはメラニー遊星を上空から撮影した映像…」

 

「そんなバカな…移動を続けている遊星にこんな自然環境が整っている筈がない」

 

そう言った会話を続けていると

 

ピピッピピッ

 

「メラニー遊星に何かが近づいています」

 

「何❗」

 

「こいつはガメラじゃないですか❗」

 

ガメラ…確か火星で一緒に戦った怪獣だったよな……

 

「何でメラニー遊星へ…」

 

「分からん…まぁ、敵ではないだろうし…あそこに何かがあるんだろ」

 

そう話し合いが行われてメラニー遊星への調査に向かうことになった

 

 

 

主人公side

「着いたぜ~メラニー遊星❗」

 

メラニー遊星へ到着する

 

「さ~て❗ ハネジローはどこかな~?」

 

そういいながらハネジローを探す

 

「しかし、この植物が全部幻覚何だもんな」

 

確か…メラニー遊星の自然環境はホログラム発生装置と幻覚ガス発生装置によって作り出されたまやかしであり、虫や鳥類は鳴き声だけで一匹たりとも姿を見せず、摘んだ花も手の中で消える。それらに惹かれてやってきた異星人をモンスアーガーによって殲滅する仕組みになっていたはず……それでハネジローの飼い主であったファビラス星人をはじめとする多くの宇宙人が犠牲になったんだよな

 

そう考えていると

 

「パムー」

 

「……」

 

目の前をハネジローが飛んでいた

 

「…ハッ……お~い待ってくれ」

 

そういいハネジローに声をかけながら追いかける。すると洞窟に到着する

 

「お~い…何処だ~」

 

そういいつつ洞窟内へ足を運ぶ…すると

 

「パムー」

 

いきなり現れた

 

「うおっ…ビックリした~」

 

そういいながらハネジローを見てみると

 

「おいっ…怪我してるじゃないか」

 

そういいハネジローに手を近づけるが

 

「パムッ」

 

噛みつかれそうになった

 

「……大丈夫だぜ…俺はお前の敵じゃないから…怖くないよ」

 

そういい再度手を近づけるが

 

「パムッ」

 

ガブッ

 

噛まれてしまうが

 

「ほら…大丈夫だ…お前には何も危害は加えないぜ」

 

「……」

 

「なっ…」

 

そういい笑いかけると

 

「パム~」

 

ゆっくりと口を離してくれた

 

「よしっ…いい子だ」

 

そういいながらハネジローの怪我にグローブ・ジェントレスを放ち怪我を直す

 

「パムー」

 

するとハネジローが噛んだ場所をスリスリし始めた

 

「ハハハッ…これぐらい大丈夫だよ」

 

そういいハネジローの頭を撫でる

 

「パームー」

 

嬉しそうに目を細めていた

 

ハネジローかわいいよ(*´ー`*)

 

『グルルッ』

 

「んっ…どうした? あぁ…スーパーGUTSが到着したようだな……」

 

(クソッ…名残惜しいがここを出ないとな……ここで見つかる訳にもいかないしな)

 

そう思いながら洞窟を出ようとすると

 

「パムー」

 

ハネジローはこちらを見つめてきた

 

「暫くお別れだな」

 

そう言うと

 

「パーー」

 

ションボリとした顔になった

 

「大丈夫だよ…また会いに来るからな」

 

「パム~」

 

「今からここに人が来るがその人達も優しい人達だからな」

 

「パムパム」

 

「おうっ…またな」

 

そういい洞窟を後にした

 

 

 

アスカside

メラニー遊星へ到着しナカジマ隊員と一緒にメラニー遊星を探索していると

 

「パムー」

 

何か生物が俺達の目の前を通り過ぎていった。俺達はその生物を追いかけると洞窟を見つけて中へ入っていくと

 

「パムー」

 

さっきの生物が奥へと飛んでいっていた

 

「いたぞー」

 

そういい奥へと進んでいくと奥には機械が沢山ある部屋へとたどり着いた。暫く調べていると

 

「そうかそうかそうか…分かったぞ」

 

ナカジマ隊員がここの機械がホログラムを造り出す装置と幻覚ガスを出す装置、ここの怪獣が生物兵器であることをそう告げると

 

「パムー」

 

アイツがこの怪獣の映像を見せてくれた

 

「そうか…お前の主人もこの怪獣に」

 

そう言うと

 

「パーー」

 

ションボリとしていたので頭を撫でていると

 

ガラガラガラッ

 

急にこの場が崩れ始めたので脱出しようとすると

 

「パムパム」

 

アイツが岩に当たり倒れてしまったので助けたが俺自身が岩に挟まってしまった

 

 

 

主人公side

「出やがったな」

 

そう言うと地面からカプセル状のものが出てきてその中からモンスアーガーが現れた

 

「行くぜ…ガメラ」

 

そういいガメラへと変化してモンスアーガーへと戦いを挑んだ

 

 

 

アスカside

(クソッ…どうすれば)

 

落石の影響でリーフラッシャーが手の届かない場所へといってしまった……その時

 

「パムー」

 

アイツがリーフラッシャーの近くにいた

 

「パムー」

 

「そうだ…それが必要なんだ」

 

するとアイツは顔でリーフラッシャーを近づけてくれた

 

「もう少しだ…頑張れ」

 

「パム…パム」

 

そして……

 

「よくやった」

 

リーフラッシャーが届きダイナに変身をする

 

 

 

主人公side

『ガアアアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

「グワアアアアアアアアアアアアアアアアッ」

 

俺とモンスアーガーが組み合っていると

 

「ジュア」

 

ダイナが現れる

 

『ガアアアアアアッ』

 

俺は取っ組みあっていたモンスアーガーを投げ飛ばす

 

「ジュア」

 

ダイナはビームスライサーを放つが跳ね返されてしまうがそれを交わし

 

「…フゥーーージュアッ」

 

ストロングタイプへとチェンジして攻撃をしようとしたとき

 

「パムパム」

 

ハネジローがモンスアーガーの弱点を教えてくれた

 

『ガアアアアアアアアアアアッ』

 

俺はモンスアーガーを押さえ込みながらダイナを見る…

すると理解したのかジャンプしてモンスアーガーの頭頂部の青い皿をストロングボムで破壊され、そして俺がモンスアーガーを投げ飛ばすと…星の崩壊が始まり

 

『ヤベェ…』

 

そういいながら俺はその場を去り、ダイナはハネジローと一緒にガッツイーグルに戻っていった

 

 

 

アスカside

「あっ……そうだ助かったのは俺だけじゃないですよ」

 

ガッツイーグルに戻ってから皆にアイツのことを紹介して地球へと帰っていく

 

「怪獣の弱点を教えてくれてありがとうな…助かったぜ」

 

「パムー」

 

「……そうだ…お前名前つけなきゃな」

 

「パムー」

 

そういい悩む…そして

 

「そうか……羽が生えてるからハネジローでいいか」

 

「パーー」

 

「なっ…何だよ不満かよ」

 

そう言うと

 

「パムパム」

 

そういい首を振る

 

「よしっ…今日からお前はハネジローだ」

 

「パムー」

 

「それと…俺がウルトラマンダイナってことは内緒だぞ……約束だぞ」

 

「パムー」

 

そう会話しながら地球へと帰っていく

 

 

 

主人公side

その後、勝手に出掛けたことを華未来に説教されたのは言うまでもない

 

「まったく貴方はねーー」

 

「堪忍してください(T-T)」




ハネジロー登場回でした❗
ハネジロー可愛い過ぎだぜ❗


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激闘❗ 怪獣島

怪獣大決戦❗
オリジナルを含みます
※ダイナは出ません


Noside

ザリーナ地帯、そこではとある2体の怪獣が眠っていたことをまだ誰も知らない

 

 

 

主人公side

俺は今、ザリーナ地帯の無人島に侵入していた。理由はもちろん、ハネジローを助けるためでありガメラになり海から侵入した

 

「さて…とりあえずまだ、オオトモ博士も来ていないしあの装置を破壊してから森の中に隠れておきますか」

 

そういい研究所を目指す

 

 

 

オオトモside

(クソッ…生物工学研究委員会の奴等め…目にもの見してくれる)

 

そう思いながらザリーナ地帯の無人島へ向かっていた

 

(何が…神をもおそれぬ行為だ。私は今後の人類のために考えてやっているというのに)

 

そう考えた後

 

「クククッ…見とけよ生物工学研究委員会の奴等め…私の怪獣の標的はまず貴様らだ」

 

そういい研究所へと急ぐのであった

 

 

 

アスカside

「ハネジローはどうだったんだ」

 

「もうね…元気でしたよ~」

 

総合本部基地グランドームで和やかに会話をしていると

 

「生物工学研究所のオオトモ博士が数名の助手と一緒に専用機で出走した」

 

そういいながらヒビキ隊長が司令室に入ってきた

 

「「えぇっ」」

 

「そんな❗ だ…だってオオトモ博士とは」

 

「昨日会ったばかりですよ」

 

そう言っていると

 

「専用機が消息をたったポイントは……この付近と推測されます」

 

ザリーナ地帯……磁場の影響で船や飛行機も近づくことを禁止されている場所だった

 

「更にだ…オオトモ博士は生物工学研究所で飼育されているハネジローをも連れ出している」

 

「「えぇっ❗」」

 

「ハネジローを…」

 

「うん…ザリーナ地帯の磁場は非常に強力だ…くれぐれも呑み込まれないように慎重に捜査にあたってくれ」

 

無事で居てくれよハネジロー……

 

 

 

オオトモside

「これは……一体何が」

 

研究所にあった装置は全部破壊されていた

 

「これでは…アイツらの実験が」

 

「オオトモ博士…どうしますか」

 

「もしかしたら…この島にスーパーGUTSが侵入している可能性がある…私はできる限り、この装置を直す…君は侵入者がいるかを見に行ってくれ…」

 

「分かりました」

 

「クソッ…時間がないというのに」

 

 

 

 

主人公side

装置を破壊してから研究所から少し離れた場所を歩いていると

 

「キシュイイイイイイイイイイ」

 

クローンシルドロンが島を徘徊していた。見渡したがクローンシルバゴンは居なかった。恐らく俺がシルバゴンを回収しているのでシルバゴンの遺伝子が手に入らなかったのだろうと考えていると…

 

『グルルッ』

 

「あぁっ…スーパーGUTSも到着したようだな」

 

ガメラと会話をしていた

 

(……さて、行動開始)

 

そう思いながら研究所へと再度向かう

 

 

 

コウダside

先程、森の中でオオトモ博士の助手ヤマザキを捕まえ、オオトモ博士の研究所へと向かっていた

 

中に入るとオオトモ博士が何かの装置を直していた

 

「クソッ…貴様らかこの装置を破壊したのは」

 

オオトモ博士は凄い剣幕でこちらへ詰め寄ってくる

 

「何の事だ」

 

「しらばっくれるな」

 

「それよりオオトモ博士この装置は…」

 

ナカジマがオオトモ博士に問うと

 

「ナカジマ君、怪獣と人間が共存できる関係になれたとしたらどう思うかね?」

 

そうオオトモ博士は答える

 

「怪獣と人間の共存?」

 

「もしもだよ、人間の言う事を素直に聞く巨大怪獣がいたとしたら、人間にとって危険な環境で作業させたり、侵略者を撃退したり、君達の任務も少しは楽になるだろう。私は、ネオフロンティアに役立つ様にと、遺伝子操作によって怪獣のクローンを作る事を研究して来た。そして、その研究が実りかけた矢先に……」

 

「生物工学委員会に研究の中止を言い渡された」

 

「その通りだ❗ 頭の固い連中は、私の研究は神をも畏れぬ行為だと罵った❗」

 

「当たり前だ❗ 怪獣を勝手に作り出すなんて」

 

そう俺が言うがオオトモ博士は無視して話しを続ける

 

「数年前にこの島を発見した私は、この島の地底に2匹の怪獣が眠っている事を発見し、捕獲した」

 

そういい映像を見せてくる

 

「まずは…私が発見し改良を重ねたハイパークローン怪獣ネオザルスだ❗」

 

そう言うと、次の映像を見せてきた

 

「そして…こいつは私が改良しようとしたが危険すぎて扱う事が難しかった怪獣ゴモラザウルスだ」

 

今度の怪獣は全身茶色で顔と頭の角が特徴の怪獣だった

 

「私は、ネオザルスには様々な怪獣の遺伝子を組み込み、最強の怪獣に仕上げる事に成功した。そしてゴモラザウルスはそのままでも充分過ぎる力が合ったのだ…しかしネオザルスとゴモラザウルスにはまだ知性が無い」

 

「それで、ハネジローが必要だったと言うんですか?」

 

「ふっ…その通りだ。ハネジローの遺伝子を組み込めば、私の命令に完全に従う究極の怪獣として完成する筈だったのに装置を破壊されてしまったのだ」

 

そういい装置に自分の手を叩きつける

 

「オオトモ博士、TPC職務規定違反により、身柄を拘束します」

 

そう言った瞬間…

 

「ゴシャアアアアアアアアッ」

 

怪獣の鳴き声が聞こえた

 

「大変です。オオトモ博士…島内にシルバゴンが出現しました」

 

「何だと❗」

 

オオトモ博士が驚いていると

 

「そこまでだ…オオトモ博士」

 

そういい部屋に青年が入ってきた

 

 

 

主人公side

【少し前】

「頼むぞ…」

 

そういいハイパー・バトルナイザーを取りだし

 

『バトルナイザー❗モンスロード❗』

 

シルバゴンを召喚する

 

「ゴシャアアアアアアアアッ」

 

[シルバゴン…クローンシルドロンを倒しておいてくれ…くれぐれも殺さないようにな]

 

[合点承知]

 

そういいシルバゴンはクローンシルドロンに向かっていった

 

「よしっ…俺も研究所内に」

 

そういい研究所へ入っていった

 

【現在】

 

「そこまでだ…オオトモ博士」

 

そういいオオトモ博士に近づく

 

「お前は誰だ…」

 

「俺は生物工学研究委員会の関係者だ」

 

俺はそう答えた。ぶっちゃけるとこれはマジだ…前に言ったが俺は親(クレイト様)と生物の生態調査をしていると言うことで生物工学研究委員会に入っていたらしい。クレイト様がこの前、態々伝えに来てくれた。クレイト様流石です

 

「キリュウ君❗」

 

コウダさんが俺を見て驚いていた

 

「クソッ…貴様だったか。この装置を破壊したのは」

 

「そう言うこ…「バンっ」うおっ」

 

突如オオトモ博士の助手が銃を俺に放ち、俺はギリギリ避けるがオオトモ博士は助手と一緒に逃げてしまう

 

「ヤッベェ…コウダさんオオトモ博士達を追いましょう」

 

「よしっ…分かった」

 

そういいオオトモ博士らを追いかけた

 

 

 

Noside

「ゴシャアアアアアアアアッ」

 

「キシュイイイイイイイイッ」

 

一方その頃、シルバゴンはクローンシルドロンと牽制しあっていた

 

「ゴシャアアアアアアアアッ」

 

シルバゴンは中々こないクローンシルドロンに突っ込んでいって攻撃させた仕掛ける

 

「キシュイイイイイイイイッ」

 

クローンシルドロンはガードするもシルバゴンの攻撃をガードしきれず諸に食らってしまう

 

「ゴシャアアアアアアアアッ」

 

そこからはシルバゴンが一方的に攻撃を行っていった

 

「キシュッ」

 

攻撃を食らいグロッキー状態のクローンシルドロンをシルバゴンは投げ飛ばす。クローンシルドロンは気絶してしまった

 

「ゴシャアアアアアアアアッ」

 

シルバゴンは勝利のドラミングを行う

 

 

 

オオトモside

「オオトモ博士…クローンシルドロンが」

 

ヤマザキ助手がシルバゴンの方を指差して言う

 

(クソッ…何故シルバゴンが急に……このままだとマズイ)

 

そう思い腕の装置を使い

 

「ネオザルス出動だ…」

 

 

 

主人公side

研究所を出てオオトモ博士を探していると急に地鳴りが起きたかと思うとネオザルスが出現した

 

[シルバゴン…まだ行けるか?]

 

[大丈夫ですぜ]

 

[ネオザルスも任せた]

 

[合点承知]

 

そしてオオトモ博士を探しているとネオザルスに踏まれそうになっていた

 

「うおお…ネオザルス…どうした❗」

 

オオトモ博士と助手はその場に倒れてしまう

 

「危ねぇーーっ」

 

「あっ…キリュウ君❗」

 

「私は、お前の生みの親だぞー❗ うああぁぁ」

 

オオトモ博士達が踏まれるギリギリで何とか助け出す

 

「あぁっ…助かった」

 

俺はそう言うオオトモ博士を殴る

 

「グアッ…何を」

 

「あんたたちがやって来たことはすべて間違いだ」

 

「何を…私は人類のために」

 

そう言うオオトモ博士をもう一回殴る

 

「あんたはあのネオザルスを怪獣兵器として扱ってるじゃねぇかよ。そしてお前はネオザルスに殺されるところだった」

 

「…………」

 

「普通はそれでも良かっただろうけど……俺は違うぞ」

 

そういいオオトモ博士の胸ぐらを掴む

 

「人間死んじまったら何もできないからな。お前に自分が犯した罪の重さを分からせてやる❗」

 

そう言うとオオトモ博士は項垂れてしまった。これで反省してくれるといいんだけどな……そうだ

 

「オオトモ博士…ハネジローは」

 

そう聞くと

 

「……研究所の中だ」

 

ポツリとそう答えた

 

「クソッ…すいませんがこの2人をお願いします」

 

そういい俺は研究所へと行こうとすると

 

「待て、キリュウ君それは危険だ」

 

そうコウダさんが言ってくるが

 

「僕は大丈夫なので……」

 

そういい走っていく

 

 

 

Noside

「ゴシャアアアアアアアアッ」

 

「ギィヤアオオオオオオオッ」

 

シルバゴンはネオザウルスと激しい戦闘を開始していた

 

「ギィヤアオオオオオオオッ」

 

ネオザウルスはシルバゴンに取っ組みあうが

 

「ゴシャアアアアアアアアッ」

 

シルバゴンはそれを許さずに地面に叩き落とし、ネオザウルスを掴み投げ飛ばす

 

「ギィヤアオオオオオオオッ」

 

ネオザウルスは負けじと起き上がると尾を振り回す

 

「ゴシャアアアアアアアアッ」

 

シルバゴンも同じように尾を振り回すとお互いの尾が絡み合い綱引きならぬ尾っぽ引きが始まるが…

 

「ゴシャアアアアアアアアッ」

 

直ぐにシルバゴンがネオザウルスを尾で投げ飛ばす

 

「ギ…ギィヤアオオオオオオオッ」

 

ネオザウルスはそれでも諦めずに胸の前で腕を動かしてホーミングビームを放つが

 

「ゴシャアアアアアアアアッ」

 

シルバゴンはそれを受けながらもネオザウルスに突っ込みネオザウルスの腹を殴る

 

「ギ…ギィヤア」

 

その一撃によりネオザウルスは倒れ混んでしまう

 

「ゴシャアアアアアアアアッ」

 

シルバゴンは再びドラミングを行う

 

 

 

Noside

ネオザウルスが倒れ混んでしまったとき

 

ズズーーン

 

「うわっ…」

 

衝撃によりオオトモ博士が倒れてしまい

 

バッチィ

 

腕の機械が壊れてしまい

 

「ギャウオオオオオオオオオオッ」

 

ゴモラが目覚めてしまう

 

 

 

主人公side

俺は研究所でようやくハネジローが入っているケースを見つける事ができた

 

「ハネジロー大丈夫か」

 

「パムパム」

 

ハネジローは元気よく俺にくっついてきた

 

「よしっ…ここから」

 

そう言うと研究所が揺れ始めた

 

「何だ❗」

 

研究所を飛び出し見てみると

 

「ギャウオオオオオオオオオオッ」

 

ゴモラが暴れていた

 

「アイツがオオトモ博士の言っていたゴモラザウルスかまさかとは思ったけど本物のゴモラかよ」

 

そう思いながらゴモラを見ていると

 

「アイツそうとう怒っているな」

 

アイツの感情は怒りに満ちていた

 

「……ハネジロー先にスーパーGUTSと合流するんだ」

 

「パムー」

 

「俺なら大丈夫だ…俺はコイツを救ってから直ぐ行くからよ」

 

「パムー」

 

そうするとハネジローは飛んでいった

 

「よしっ…行くぜガメラ」

 

『ガアアアッ』

 

そういいガメラに変化していき

 

「ギャウオオオオオオオオオオッ」

 

『ガアアアアアアアアアアアアッ』

 

ゴモラと対決していく

 

『さて…』

 

そういいゴモラに攻撃をしていく

 

「ギャウオオオオオオオオオオッ」

 

ゴモラも負けじと突進するが

 

『無駄だ』

 

角を押さえ込んで蹴りを入れる

 

「ギャウオオオオオオオオオオッ」

 

続いては尾を使ってくるが、尾を掴み投げ飛ばす

 

「ギャウオオオオオオオオオオッ」

 

それでも突進をしてくるゴモラを押さえ込むと

 

「ギャウオオオオオオオオオオッ」

 

ゴモラはそこへ超振動波を放つ

 

『グオッ』

 

超振動波が直撃してしまう

 

『中々やるな……けど大人しくなってもらうぜ』

 

そういいゴモラの手前にプラズマ火球を放つ

 

「ギャウオオオオ」

 

驚いてるゴモラに向かいグローブ・ジェントレスを放ち大人しくさせる

 

「グルルッ」

 

『よしっ……』

 

そしてゴモラを回収してからネオザウルスとクローンシルドロンとシルバゴンを回収する

 

[シルバゴンお疲れ様]

 

[大丈夫ですぜ]

 

そういいシルバゴンはバトルナイザーに帰っていく

 

そして暫くして

 

「遅くなってすいません」

 

スーパーGUTSのメンバーと合流する

 

「キリュウ君、大丈夫だったか」

 

「はい…大丈夫です」

 

そう会話してザリーナ地帯の無人島から脱出する。ハネジローはスーパーGUTSのメンバーが預かることになり一件落着

 

 

 

~怪獣トークshow~

ゴル「また…一気に増えたな」

 

メル「そうね……ジュル」

 

ゴル「……お前目付きが恐」

 

メル「何か言った^-^」

 

ゴル「イエ ナニモ」

 

シルド「ビクッ」

 

ギガ「どうした…シルドロン」

 

シルド「いや……メルバの姉さんの目線が……」

 

シルバ「お前しつこいぞ」

 

ネオ「勝負しましょうよ…シルバゴンさん」

 

ゴル「あぁっ……メルバ恐かった」

 

ゴモ「メルバ姉さんって恐いですね」

 

ゴル「だろ……アッ」

 

メル「全部聞こえてるわよ^-^」

 

ゴル ゴモ「「ギィヤアアアアアアアアッ」」

 

 

 

怪獣紹介

古代怪獣ゴモラ

ザリーナ地帯の無人島で眠っていた怪獣。オオトモ博士が実験を行おうとした結果怒りだした。古代繋がりでゴルザと仲が良くなった

 

 

ハイパークローン怪獣ネオザルス

ザリーナ地帯の無人島で眠っていた怪獣。オオトモ博士が実験を行い強い力を手に入れた。シルバゴンに負けてからはシルバゴンをさん付けで呼び勝負を挑み続けている

 

 

 

変異昆虫クローンシルドロン

ザリーナ地帯の無人島でオオトモ博士が実験で蘇ったクローン怪獣。最近はメルバの視線が恐いらしい




ゴモラを出して見ました❗


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少年宇宙人

リクエストです❗


Noside

その夜、太陽系を離れた無人探査船テトが偶然にも1つの星の最期を記録した。消えた氷の星その名は惑星ラセスタ、この夢のように静かな惑星ラセスタの最期が地球に住む3人の少年の未来を大きく変えることになる

 

 

 

主人公side

「ふぅ~、ただいま」

 

早朝、朝早くに目が覚めたのでランニングをして、家に帰りつく

 

「お帰り、そしておはよう」

 

今日の食事当番である華未来が朝食で準備をしていた

 

「あぁ、おはよう」

 

そういいながら、リモコンに手を伸ばしテレビをつけると…

 

「それでは、その珍しい映像をご覧頂きましょう。ケリガン星系の惑星ラセスタが同星系の惑星ビビドラに吸収され消滅しました……」

 

「これは……」

 

俺はそのニュースに釘付けしていた

 

 

 

悟side

親友のたっちゃんとみのっちに僕がラセスタ星人であることを教えたら、2人とも驚いて帰っちゃた……

 

「そうだよな……」

 

これからどうしようか、考えていると

 

「どうしたんだい? こんなとこに一人で」

 

僕に声を掛けてきた人がいた

 

 

 

主人公side

今日のニュースの事を考えながら、近くを散歩していると公園に一人、寂しそうな顔をして座っている少年がいた。確か、この少年は……

 

「どうしたんだい? こんなとこに一人で」

 

取り合えず、声を掛けてみると

 

「うぅん…何でもないよ」

 

首を振り、否定をする

 

「そうか……」

 

そういい少年の隣に座る。それから無言が続き暫くすると

 

「ねぇ」

 

少年が声を掛けてきた

 

「ん? どうした」

 

「もしだよ、もしお兄ちゃんの友達……一番仲の良い親友が宇宙人だったらお兄ちゃんはどうする?」

 

少年はそう質問してきた

 

「そうだね……」

 

そういい、夕暮れの空を見ながら

 

「怖いだろうなあ……だって、自分が宇宙人だってバレたら大変なことになるだろうし、もちろん人には言えないだろうし、そりゃあ恐ろしく怖くて、そう…寂しいだろうな」

 

俺はそう答えると

 

「…じゃっ……じゃあ、もしだよ僕が宇宙人だったら僕の親友はお兄ちゃんと一緒で寂しいのかな…」

 

「……そうだろうな、寂しいと思うよ」

 

そう言うと

 

「へへッ…」

 

寂しいそうな顔から嬉しそうな顔になっていた

 

(良かった……)

 

俺は内心、ホッとする

 

「漸く笑顔になったな」

 

そう言うと

 

「うん…ありがとうね、お兄ちゃん」

 

「俺は何もしてないよ」

 

そういい、その場でその少年とは別れた

 

 

 

悟の母親side

その夜、悟の友達が家に来てくれた。その内の一人が…

 

「大丈夫です、おばさん…絶対誰にも言いません❗ 悟がラセスタ星人だってこと」

 

そう言ってきた

 

(悟……いい友達を持ったわね)

 

 

 

悟side

僕はたっちゃんとみのっちにラセスタ星人について話した。ラセスタ星人は母星を離れるときに、二つの約束をしたこと。いつか氷が溶けたときにラセスタ星へ戻ること。ラセスタ星が消滅したときに、その年にラセスタ周期5歳地球では10歳の子が、約束の場所に集まり、新しい母星を探しに行くということを…

 

「悟は地球生まれの代表なんだね❗」

 

そう会話しながら、仲間に地球の事を教えようとしていると…

 

キラララン

 

「どうした?」

 

「スーパーGUTSの人が来た」

 

「えっ❗」

 

「何で分かるんだよ」

 

どうしよう(;゜0゜)

 

 

 

アスカside

俺達は異生命体反応が合った場所に行くと、そこは何てことない普通の家であった。家に入ろうとすると…

 

「あれ、どうしたんですか?」

 

そう声を掛けられて振り向くと

 

「ゲンジ❗」

 

ゲンジがいた

 

 

 

主人公side

俺はあれから少年の事が心配で、夜になり家の近くにいるとアスカさんとスーパーGUTSの2人、ナカジマさんとカリヤさんがいた

 

「あれ、どうしたんですか?」

 

何でここに居るのかは知っていたが怪しまれないようにそういいながら声を掛ける

 

「ゲンジ❗」

 

アスカさんが驚きながら、俺に駆け寄る

 

「キリュウ君はどうしてここに?」

 

カリヤさんが質問をしてきたので

 

「いや、歯磨き粉が切れていたので近くのコンビニに買いに行ってたんですよ」

 

そういい袋を見せる

 

「ところで、何か合ったんですか?」

 

「おぉっ、実はよ……」

 

そういいアスカさんが勝手に喋り出す

 

「おい、アスカ❗ 勝手に喋るな」

 

カリヤさんがそう言うと

 

「いや、近くに居たんですから何か知ってるんじゃないかって」

 

アスカさんがそう言うと

 

「キリュウ君は何か知らないか?」

 

ナカジマさんがそう聞いてくるが

 

「いえ、知らないですね」

 

俺はそう言うと

 

「そうか…やっぱり家に入って確かめるしかないな」

 

そう言うナカジマさんに

 

「ナカジマさん…ここの子とは知り合いですけどそんな感じはないですよ」

 

そう言うが

 

「いや、反応が合ったしやっぱり確認する。アスカ、カリヤ入るぞ❗」

 

そういい家に入る

 

「あっ…ちょっと」

 

俺も追いかけるように家に入る。するとアスカさん達は2階に向かっていた。追いかけるとガッツブラスターを構えていた。その部屋を見てみると、少年と少年の友達が囲碁をしていた

 

「ほらナカジマさん、言った通りでしょ。違うって…」

 

ナカジマさんにそう言ってると

 

「あっ、お兄ちゃん❗」

 

少年が近づいてきた

 

「おい、悟知り合いか?」

 

少年…いや悟君の友達が俺を見て、そう言ってくる

 

「うん❗ とってもいい人だよ」

 

悟君は友達達にそう説明する

 

「いや、さっきまで反応が合ったんだけどな」

 

ナカジマさんはアスカさんとカリヤさんに睨まれながらばつが悪そうにそう言う。すると…

 

「ごめんね、びっくりしちゃったね❗ このおじさんが間違えたんだからね」

 

そういいながらナカジマさんと一緒に外へ出た。アスカさんは……

 

「…………………………」

 

悟君の方を見ながら、外に出ていった

 

「「「ふぅ~」」」

 

悟君と友達2人は力が抜けたかのように、その場に座り込んだ

 

「驚いたね」

 

そういいながら俺は3人に声を掛ける。すると…

 

「あっ…」

 

悟君を見てみると気を抜いたからかラセスタ星人の姿になっていた

 

「「おい、悟❗」」

 

「あっ…」

 

悟君達はヤバイという顔になっていたが

 

「大丈夫だよ、誰にも言わないから」

 

そう言うと

 

「「「ほ、本当に」」」

 

「うん、約束するよ」

 

俺は3人と指切りをしつ部屋を出た

 

 

 

悟side

あれから1日経って、いよいよ旅立ちの日が来た。出掛ける準備をしていると母さんが

 

「悟、お前はどんな時もお母さんの誇りよ」

 

そう言ってくれた。更に外に出るとたっちゃんとみのっちが見送りに来てくれた。それから出発する場所まで一緒に行く

 

「たっちゃん、みのっち…ありがとう」

 

そういい2人に言い歩いていく……けど1回、2人の前に戻り握手をする

 

「頑張ってね」

 

「…忘れないでね」

 

「忘れないよ」

 

そう会話して、僕は走っていきラセスタ星人になって空を飛ぼうとするが中々、飛べないでいた。そしたらガッツイーグルがやって来た。ガッツイーグルは攻撃をしてきた。すると…

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

ガメラが現れて、僕を守ってくれた。すると…

 

[大丈夫かい、悟君]

 

(……えっ❗)

 

「お兄ちゃん?」

 

[そうだよ…内緒にしてね]

 

そう言ってきた

 

 

 

主人公side

悟君をスーパーGUTSの攻撃から守り、悟君に声を掛ける

 

[ほら、手を…]

 

そういい手を差し伸べるが

 

「うん……うわっ」

 

悟君は攻撃されたからか足がふらついていて超伝導研究所に倒れそうになる

 

『危ない❗』

 

するとダイナが姿を現し、悟君を押して、何とか助け出す

 

『ホッ……』

 

安心して悟君を見ると

 

「ダイナ、ガメラ、地球を出たらもうたっちゃんもみのっちもいない、それに母さんも。僕は怖いんだ。新しい星は見つかる? 新しい仲間と友達になれる? 僕は、僕はどうなってしまうの?」

 

するとダイナが…

 

「君の未来は誰にも分からない、何故だか分かるかい?それは、君が作って行くからなんだ」

 

「作る?」

 

[そうだ、どこへ行ってもどんな時も、君の未来は君が君の手で作って行くんだ❗]

 

俺も声を変えながら悟君と話す

 

「ダイナ、ガメラ……」

 

「[出発だ]」

 

そういい俺とダイナが飛び上がると悟君は大きな羽を生やし、漸く飛んできた。そして宇宙まで見送ると悟君は羽ばたいて行く。そして俺も帰っていく

 

 

 

Noside

「行っちゃたね」

 

「うん…行っちゃた」

 

「新しい星、見つかるかな……」

 

たっちゃんもみのっちは悟との思いでの場所である公園にいた。すると…

 

「決めた、俺の未来は宇宙飛行士❗ 宇宙飛行士になって悟に会いに行く❗」

 

「それじゃ、僕は科学者になる❗それで、たっちゃんの乗る宇宙船を造る❗」

 

「会いに行こうな、二人で❗」

 

「うん❗」

 

2人の少年が将来の未来が決まった瞬間だった




ヤバイ……久しぶりに見たら、目からソルジェント光線が……(T-T)


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夢のとりで

リクエストです❗


Noside

「海」身近な世界でありながら宇宙と同じぐらいの謎と不思議に包まれた世界。TPC海洋開発センターはネオフロンティア計画の一環として太平洋の大陸棚に巨大な研究基地トライトンJ2を建設していた

 

 

 

コウダside

俺は今、親友のフジクラに会いにトライトンJ2に来ていた。しかし楽しい時間はあっという間に過ぎていき帰る時間になってしまう

 

「じゃあな❗」

 

「直ぐミーティングがあるから見送れないけど…」

 

「別にいいよ、また来るさ…招待されて嬉しかったよ。お前の夢を現実に見れたんだからな」

 

「ありがとう。正直俺も信じられない気分なんだ…現実にこうやって俺の設計した施設が海の底にあるなんてさ」

 

「何言ってんだよ❗ 昔からの口癖忘れちゃいないぜ」

 

「やり抜く意志があれば…か」

 

「そうさ❗ やり抜く意志があれば…こうして」

 

「夢は叶う❗」

 

そういいフジクラと握手をして、その場を去るがこの後最悪の事態になることを俺はまだ知らなかった

 

 

 

主人公side

『この辺りだよな』

 

俺はガメラになり太平洋で感じた力を追っていた

 

(確かトライトンJ2の話だよな)

 

そう考えながら海の中を泳いでいく

 

 

 

アスカside

俺は今、コウダ隊員と一緒にガッツマリンに同乗しトライトンJ2にいるスタッフを助けに向かう

 

「フジクラさんには本部で1度お会いしたことがあります。トライトンのことを夢中で話してくれて、本当に海底基地はあの人の夢だったんですね」

 

「2番目のな……最初の夢は叶えられなかったが」

 

コウダ隊員はフジクラさんの事を話してくれた。最初の夢は潜水艇で世界の海を駆け巡ることだったこと。それでも諦めず夢に向かい努力したことを…

 

「強い人だったんですね」

 

ピピッピピッピピッ

 

するとガッツマリンの前に巨大な反応がキャッチされた

 

「ギシャアアアアアアアアアアアアアア」

 

「恐らく例のやつだ❗ アスカ、コースを変えろ。このままだと奴に遭遇する」

 

「どうして❗ 怪獣を倒す絶好のチャンスですよ」

 

「生存者の救出が先だ」

 

「でも……」

 

「アスカ❗」

 

すると怪獣は目の前に現れていた

 

「ぶつかる」

 

そう言った瞬間

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

海蛇みたいな怪獣が何かに吹き飛ばされた

 

「「ガメラだ❗」」

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

 

 

主人公side

『間に合った』

 

そういいディプラスを見ると

 

「ギシャアアアアアアアアアアアアアアアア」

 

水の中なので吹き飛ばしても大したダメージにはなっていないようだ

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

俺はディプラスに攻撃を仕掛ける

 

「ギシャアアアアアアアアアアアアアア」

 

ディプラスは体をくねらせて攻撃を交わし、俺に巻きつこうとする

 

『させるか❗』

 

そういいディプラスの頭を掴み、蹴りを入れる

 

「ギシャアアアアアアアアアアアアアア」

 

ディプラスが突っ込んできたので押さえつけていると

 

「ガメラ❗ ソイツを今から押さえ込む。協力を頼む」

 

俺は頷きディプラスを叩きつけるとガッツマリンからブレイクシャークが発射されディプラスは岩の下敷きになってしまった。その後、ガッツマリンはトライトンJ2へ行き俺はその近くで待機するのであった

 

 

 

アスカside

海蛇の怪獣を閉じ込めた後、トライトンJ2へ急ぎ何とか

耐圧シールドを作動させるが…

 

「ギシャアアアアアアアアアアアアアアア」

 

先程の怪獣が耐圧シールドに反応してトライトンJ2に近づいていた。すると…

 

「アスカ❗ ガッツマリンで劣りになってアイツを引き離す。後は頼むぞ」

 

コウダ隊員がそういい部屋を出ようとする

 

「無茶な」

 

俺はコウダ隊員の前に出て止める

 

「どけっ❗」

 

そう言うコウダ隊員の腹を殴る

 

「うっ…」

 

「すいません、無茶は俺の専売特許なもんで」

 

「待て❗ アスカ❗」

 

そして俺はトライトンJ2から怪獣を引き離すため照明弾

を放ちながらガッツマリンを操作する

 

「さぁ、来い❗ デートしようぜ」

 

そういい暫く怪獣を引き離すが

 

「ギシャアアアアアアアアアアアアアアア」

 

怪獣が速度を上げガッツマリンを食うみたいに口を大きく開けてきた

 

「ヤベェッ…」

 

すると怪獣が急に追ってこなくなった。後ろを見てみると

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

ガメラが怪獣の胴体を掴んでいた

 

 

 

主人公side

『アスカさん、本当に無茶するなっ❗』

 

そういいながらディプラスを岩の壁に叩きつける

 

「ギシャアアアアアアアアアアアアアアア」

 

すると、アスカさんがガッツマリンのハイパワーブルーレーザーで援護するが

 

「ギシャアアアアアアアアアアアアアアア」

 

ディプラスはハイパワーブルーレーザーを吸収し触角からの光線を強化して俺に撃ってきた

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

それをプラズマ火球で相殺し、ディプラスに近づき触覚をへし折る。すると…

 

「夢のとりでなんだ、あれは俺達の❗」

 

そういいコウダさんが乗るガッツマリンが近づいてきた

 

「俺達の夢を……夢を壊すなああああ❗」

 

ガッツマリンからブレイクシャークが発射されディプラスの顔に直撃する

 

「ギシャ…ギシャアアアアアアアアアアア」

 

ディプラスが怯んだ隙に胴体を掴み回転しながら投げ飛ばしプラズマ火球でディプラスを爆発四散させる

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

戦いを終えて、俺はその場を去る

 

 

 

アスカside

ガメラが去った後、コウダ隊員とリョウが乗るガッツマリンと連絡をとる

 

「俺は、誰かさんみたいに無茶はしませんから」

 

「無茶はどっちだ❗」

 

コウダ隊員とそう言い合っていると

 

「どっちもどっちだ❗ 早く帰って来い❗ 嫌って程説教してやる。どうしてこうも、熱い奴ばかりで……」

 

隊長がそう言うと

 

「君の部下だからな。だがそれも良いんじゃないか?」

 

ミヤタ参謀が隊長にそう言っていた。それから基地に戻ってから隊長の説教があり、今はコウダ隊員と外で星を眺めている

 

「昔はよくこうやって星を見てた。忘れかけてたよ、俺だってまだ夢の途中だって事を」

 

「そうですよね、ネオフロンティアったって、まだ宇宙のほんの入り口ですからね」

 

「だから、やり抜かなきゃ。やり抜く意志があれば、きっと夢はかなう」

 

そう会話して2人で笑い合うのであった




他のリクエストも今、書いているので暫くお待ちください❗


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移動要塞浮上せず❗

スヒュームマジ小さい頃のトラウマです❗


主人公side

「TPCが推進する人工太陽計画NSPカンパネラ、その第1号試験機の始動まであと2週間と迫りました」

 

テレビのニュースを見てみると人工太陽の計画のことを取り上げていた

 

(……遂に来たか)

 

俺はそう考えながら出掛ける準備をしていた

 

(スヒューム…厄介だな)

 

「行くのね……」

 

スヒュームに付いて考えていると華未来が声をかけてくる

 

「あぁ…行ってくるぜ」

 

そう行って家を出る

 

 

 

Noside

南極の海底基地アイスキャッスル、そこで現在、何者かが侵入していた

 

「ギャオオオ」

 

「「「うわあああぁぁぁっ」」」

 

半魚人兵士ディゴンがアイスキャッスルの職員達を襲っていた

 

「コミヤお前たちは早く脱出艇で逃げろ」

 

「主任こそ待ってる家族が」

 

そうハラシマ主任達はディゴンから見つからないように身を隠しながら会話していると……

 

「誰~よりも~何~よりも~…どう? 凄く上手に歌えるでしょ」

 

「…サオリ?」

 

「でもガッカリ…人間って想像してたよりも下等な生き物。宇宙に出ていこうなんて身の程知らずもいいとこね」

 

「貴様誰だ❗ 何が目的で」

 

「この施設、私の計画に凄く邪魔なの……あれっ邪魔が入ったわ」

 

 

 

主人公side

『あれだな……』

 

ガメラになり南極の海を移動していると目的のアイスキャッスルが見えてきた

 

『早速、中に……』

 

そう思っていると

 

「私の邪魔をしないで」

 

幼い女の子の声を発して俺に喋りかけてくる奴がいた。よく見てみるとアイスキャッスルに取り付くスヒュームがいた

 

「私の邪魔をすると酷い目を見るわよ」

 

『生憎だがそうはいかないぜ』

 

そういいスヒュームに近づくがスヒュームはアイスキャッスルから離れる

 

「フフッ…もうその基地には用は無いわ」

 

するとアイスキャッスルが爆発し始めた

 

『ヤバイッ』

 

そう思い離れようとすると潜水艇がアイスキャッスルから出てきた

 

『危ない』

 

そういい潜水艇を抱えるが爆発に巻き込まれてしまう

 

 

 

アスカside

今、何者かの手によってクラーコフNF-3000が海底に沈んでしまっている。さらに謎の怪獣がクラーコフに侵入してきていて、そいつらをカリヤ隊員と倒していたがカリヤ隊員と分断されてしまう

 

「クソッーー」

 

暫くはガッツブラスターを使い戦っていたがエネルギーが切れてしまい怪獣達に押さえられてしまう

 

「散々動いたわりに呆気ないね」

 

クラーコフを乗っ取ったやつからバカにするような言葉がくる

 

「本当の戦いはこれからだぜ❗」

 

そういいリーフラッシャーを掲げてウルトラマンダイナに変身して怪獣達を倒していき

 

「フゥッ」

 

クラーコフ内部から外へテレポートしてクラーコフを乗っ取った奴を見つけ構える

 

 

 

コウダside

「ダイナ❗」

 

クラーコフの近くにダイナが現れて喜んでいると

 

「ヒーローのお出ましね。でも邪魔はさせない」

 

クラーコフを乗っ取っている奴がそう言った時にダイナが近づきジャンプした瞬間

 

「ギシャアアアアアアアアア」

 

海底の地の底から怪獣が現れて腕のハサミでダイナの足を挟む

 

「もう1匹隠れていたのか❗」

 

クソッ…どうすればいいんだ?

 

 

 

リョウside

私とマイはガッツマリンでアイスキャッスルにいた。そこで潜水艇を発見して中にいた人を救助することが出来た。しかも意外にも意識がハッキリとしていた。すると

 

「私を助けてくれた…奴が潜水艇の…近くにいるはずだ」

 

そう言っていたのでガッツマリンで辺りを照していると黒い亀のような甲羅があった

 

「ガメラだわ❗」

 

そういいガメラが気づくようにライトを照らし続けた

 

 

 

ヒビキside

「まだ人工太陽の軌道のコースを変えられないのか❗」

 

グランドームから映像を見ながら、そう声をかける

 

「コマンドが全て拒否されています」

 

「諦めるな…何としても南極到達前に止めるんだ❗」

 

フカミ総監がそう言うと

 

「何をしようと無駄ですよ。ここに太陽が到達するまで一緒に楽しいshowでも見物しませんか?」

 

敵がそう言うと同時に

 

「ジュワ」

 

ダイナと怪獣が現れた

 

 

 

コウダside

「最もどっちが勝つかは決まってますけどね」

 

敵がそう言ってくる

 

「勿論だ…絶対にダイナが勝つ」

 

絶対にダイナは勝ってくれる

 

 

 

ヒビキside

ダイナは怪獣の火球を避けながら次々と攻撃を決めていく

 

「よしっ…いいぞダイナ」

 

フカミ総監と喜んでいると

 

「レイキュバスの攻撃が熱いだけだと思ったら大間違いよ」

 

敵がそう言ってきた

 

 

 

Noside

ダイナはレイキュバスの攻撃を避け掴んでいるとレイキュバスの目の色が赤から青に変わるがダイナは気づかずにレイキュバスを投げ飛ばす

 

「ジュワ」

 

ダイナは再度レイキュバスに近づくが

 

「ギシャアアアアアアアアア」

 

レイキュバスは口から冷凍ガスを吐き出す

 

「グワァァッ」

 

ダイナは冷凍ガスを浴びてしまいカラータイマーが点滅するなか氷漬けにされ戦闘不能になってしまう

 

 

 

コウダside

「ダイナが氷漬いた」

 

そう呟いていると

 

「人間ども、薄汚れた文明と共に、海の底へと沈みなさい。そして、地球は完全なる水の惑星として生まれ変わる。偉大なるスヒュームの美しき楽園としてね」

 

スヒュームがそう言ってきた。

 

(クソッ…どうすれば)

 

 

 

リョウside

現在マイとガッツマリンに搭載されている誘導ミサイルの中に入り、それでクラーコフに入る計画を立てていると

 

グラッ

 

ガッツマリンが揺れたと思い外を見てみるとガメラが起き上がっていた

 

 

 

主人公side

『痛っ~…スヒューム許さん』

 

そういいながら、起き上がっていると

 

「ガメラーーッ」

 

俺の名前を叫ぶ声が聞こえ、辺りを見渡すとガッツマリンがあった

 

(……と言うことは今から、クラーコフを助けに行くとこかな)

 

そう考えていると

 

「ガメラ…今から仲間を助けに行くから手を貸して欲しいの……お願い」

 

マイさんが泣きそうな声でそう言ってきた。その言葉に対して俺は…

 

[承知した]

 

テレパシーを送り

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

ガッツマリンと一緒にクラーコフに向かう

 

 

 

マイside

「ガメラ…今から仲間を助けに行くから手を貸して欲しいの……お願い」

 

そうお願いをすると

 

[承知した]

 

そういいながら吠えて私達と一緒にクラーコフに向かってくれた。凄く頼もしかった。暫くしてクラーコフに到着するとクラーコフにクラゲみたいなのが取り付いていた。そして

 

「頼んだわよ」

 

リョウ先輩がそう言ってきた

 

「ラジャー」

 

そして誘導ミサイルが発射される

 

 

 

主人公side

誘導ミサイルが発射され、スヒュームが邪魔しようと触手を近づけるが

 

『無駄だぜ❗』

 

エルボー・クローで触手を切り裂いていくとクラーコフの配管の中に誘導ミサイルが入っていった

 

『よしっ…次は』

 

それを見届けてから俺はダイナが戦っている場所へ浮上する

 

 

 

ヒビキside

「ダイナー❗ いつまでそうやって寝てる気だ❗」

 

そう言いながら怪獣に攻撃をする

 

「地球がピンチなんだ❗ 聞こえるか、ダイナー❗ お前が何者で、何故俺達の為に戦うのか知らねえ❗ でも、この星の事が好きなら…人間を…俺達の仲間を嫌いじゃなかったら…もう一度立ち上がってくれー❗」

 

ダイナにそう告げていると怪獣の攻撃を食らってしまい墜落しそうになった時に急に怪獣の下らへんの氷が割れ始め何がそここら飛び出し俺の乗る機体を支えてくれていた。そいつは

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

ガメラだった❗

 

 

 

主人公side

『おっ…丁度良い場所だったか❗』

 

ヒビキ隊長の乗るガッツイーグルβを安全な場所に置きダイナにプラズマ火球(弱)を放ち氷を溶かす。そして

 

「ジュワ」

 

ダイナも復活する

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

「ジュワ」

 

ダイナと2人でレイキュバスに戦いを挑む

 

「ギシャアアアアアアアアアッ」

 

 

『ゴアアアアアアアアアアアッ』

 

先ずは俺がレイキュバスのハサミを掴みダイナの方へ投げ飛ばす

 

「ジュア」

 

ダイナもレイキュバスに攻撃をしていくがエネルギーが少ないせいかレイキュバスに圧倒されてしまう

 

『ゴアアアアアアアアアアアッ』

 

そこで俺がレイキュバスを押さえ込み、再度レイキュバスを投げ飛ばす。その間にダイナはミラクルタイプへと変化して人工太陽に向かう

 

「ギシャアアアアアアアアアッ」

 

レイキュバスは逃がすまいと火球を放とうとするが、その隙にレイキュバスにプラズマ火球(弱)を放つ

 

「ギシャアッ」

 

レイキュバスはまともに食らい倒れてしまう。その間にバトルナイザーに回収する。そしてダイナも戻ってきたと同時に

 

「これで終わるなんて思わないで」

 

そういいスヒュームが海から出てきた。ダイナがスヒュームを追い宇宙にテレポートをする

 

(ダイナに任せるか……)

 

そう思い帰っていく

 

 

 

アスカside

「約束通り、報告しに来ました。貴方の部下達と同行し、感じた事を率直に言わせて貰います。」

 

「何でしょうか?」

 

「…とても素晴らしいチームでした!」

 

「光栄です!」

 

エジリ博士から激励の言葉を受けて外に出ようとしたとき

 

「あぁ…聞いて聞いて私、ガメラと喋ったんだよ」

 

マイが急にそんなことを言ってきた

 

「へぇ~…何を会話したんだ?」

 

コウダ隊員がそう聞くと

 

「私がですね…ガメラ…今から仲間を助けに行くから手を貸して欲しいの……お願いってお願いしたら承知したって返してくれたんですよ」

 

そう言いながらはしゃいでいた

 

「そうか❗ 俺も助けられたしな」

 

ヒビキ隊長もそう言ってきた

 

「確かに今回も助けてもらいましたね」

 

そういい会話しながらカラオケに向かっていると

 

「あっ…お~いゲンジ❗」

 

俺達が歩いている先に見知らぬ3人と一緒に歩くゲンジがいた

 

 

 

主人公side

「あっ…アスカさんにスーパーGUTSの皆さん。どうしたんですか今日は全員で?」

 

そう言うと

 

「今からカラオケに行くんだけどキリュウ君もどう?」

 

マイさんがカラオケに誘ってきた

 

「カラオケですか。良いですね~…けど俺らも一緒に行って良いんですか?」

 

そう聞くと

 

「遠慮はしない」

 

そうリョウさんが言ってきたので

 

「じゃあ…ご一緒させて貰います」

 

そう言うと

 

「う~ん」

 

マイさんが俺を見て何かを考えていた

 

「どうしたんですか?」

 

「いやキリュウ君の声がガメラの声に似てるな~って思ってね」

 

ギクッ(;゜0゜)

 

「う~ん……まさかね」

 

「そうですよ。単に似ていただけですよ」

 

ホッ

 

(危なかった)

 

内心そう思いながら皆に華未来達を紹介してからカラオケで盛上がった

 

 

 

~怪獣トークshow~

レイ「レイキュバスです。宜しく」

 

全員「「「宜しく~」」」

 

シルド「けど凄いな。炎と冷気を使い分けながら攻撃するなんて」

 

レイ「試してみる?」

 

シルド「えっ…ちょっ…まっ…俺虫だからどっちもお断りし……ギャアーー」

 

ゴル「あんまり激しくはするなよ」

 

メル(あっ…香ばしい匂いがジュル)

 

 

 

怪獣紹介

宇宙海獣レイキュバス

ダイナが苦戦した程の強力な海獣。スヒュームが操っていたがスヒュームが倒されてからは洗脳が解かれた。ダイナを氷漬けにするほどの冷気と宇宙まで射程が出来る火球が武器である




レイキュバスは凄いですよね。射程距離ヤバすぎでしょ


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怪獣ゲーム

オリジナルにしてみました❗


タイチside

「よーし、良いぞ」

 

タイチは必死にゲームをやっていた。ある怪獣を怪獣トーナメントに出場させるために

 

 

 

????side

夜…ある2人の男達が話し合っていた

 

「お前の計画は、進んでいるのか?」

 

「うん、順調に進んでいるよ」

 

「では例の賭けを始めようか。俺は貴様の様な面倒な手は使わん」

 

「ほう、それは楽しみだな」

 

そういい片方が薄ら笑う

 

 

 

アスカside

「腹へったな~…もう早く昼飯買ってきてくれよ」

 

パトロール終了後昼飯を買いに行ったリョウを待っていた…その時、1人の男が近づいてきた

 

「アスカ・シンだな。」

俺の名前を呼んできた

 

「はい、貴方はどなた?」

 

そういいながら近づくと

 

「フンッ」

 

「うわあぁぁぁ」

 

急に腕を掴まれ投げられてしまう

 

「お前人間じゃねぇなっ」

 

「フッ」

 

笑いながら次々と攻撃をしてきた。何とか反撃しようとするがまた投げられてしまう。すると…

 

「はあーーっ……はぁ」

 

そいつは正体を現し、更にはガッツブラスターが効かなかった

 

(ヤベェ……)

 

そう考えているとヤツがまた攻撃を仕掛けてくる

 

(避けられない)

 

考え事をしていたからヤツの攻撃が避けられない。咄嗟にガードしようとした…その時

 

「危ない❗」

 

その宇宙人に誰かがぶつかり吹っ飛んでオイルタンクにぶつかっていった

 

「大丈夫ですか? アスカさん」

 

「ゲンジ❗」

 

俺を助けてくれたのはゲンジだった

 

 

 

主人公side

昼間、昼飯の食材を買って帰るときアスカさんがチェーン星人に襲われていた。ガードするアスカさんに攻撃をしようとしていた時、チェーン星人に体当たりを食らわす

 

ガシャーーーン

 

チェーン星人はオイルタンクに突っ込んでいった

 

「大丈夫ですか? アスカさん」

 

アスカさんに近づく

 

「ゲンジ❗」

 

アスカさんは俺に驚いていたが…

 

「クソッ…邪魔を…だが逃がさんぞ」

起き上がってきたチェーン星人を見て

 

「ゲンジ❗ 下がってくれ」

 

そう言ってきたのでアスカさんの後ろへ行くとオイルタンクから漏れたオイルを狙いガッツブラスターを放つ

 

ドガアアアァァァーーン

 

大爆発が起きてチェーン星人は恐らく……巻き込まれたであろう。すると…

 

「どうしたの❗ アスカ、キリュウ君」

 

リョウさんが到着する

 

「危なかったぜ……ゲンジ助かったぜ」

 

「いえ、無事で何よりです」

 

その場でアスカさんとリョウさんは帰っていき、俺も家に帰っていく

 

 

 

アスカside

「あ、そちらの方、何かご質問は?」

 

「ああ、昨日の昼飯どこで食いました?」

 

俺は今、俺を襲ったヤツに似ていたキッズ・コミュニティの社長明智ってヤツを今、リョウと記者に成り済まして取材をしていた

 

「ハハハハ、これは変わった質問だ」

 

「あの社長は、どんな豪華な昼飯を食べるのかなと思いまして」

 

「昨日の昼は、出張で飛行機に乗っていました。ですから食事もそこです。豪華じゃないですよ」

 

そこで取材は終わったけど納得いかねぇぜ

 

 

 

明智side

フッ…あれで変装したつもりだったのか。それにしても

 

「お前の手には負えなかった様だな」

 

「あと一歩の所だった……❗」

 

「今度は俺の番だ、黙って見ていてくれ」

 

俺の作戦に狂いわない

 

 

 

アスカside

「怪獣コロシアム? へぇ~こんなの貰ってきたんだ」

 

グランドームで貰ってきた怪獣コロシアムについて話をしていた。すると…

 

「あ~…これ知ってる」

 

そういいマイがゲームの説明していく。何が楽しいのだろうか?

 

 

 

タイチside

いよいよ怪獣トーナメントの決勝が始まった

 

「よしっ…イケイケ」

 

そして…

 

「地球最強守護神ガメラ、改造怪獣 グロッシーナIIを破り怪獣トーナメント優勝❗」

 

 

 

アスカside

あれから1週間何も起きないまま過ぎていき、もう何も起きないのかと思っていると公園に誰も乗っていない車が現れた

 

「乗たまえ、アスカ・シンいやウルトラマンダイナ」

 

「待ちくたびれたぜ❗」

 

そういい車に乗り込むとキッズ・コミュニティの社長明智が部屋に待っていた

 

「待っていたよ…ウルトラマンダイナ」

 

「お前…何を企んでる❗」

 

すると本性を現し…自分の

 

「そんなことはさせない❗」

 

「フッフッフ」

 

 

 

Noside

「なあっ…怪獣トーナメントの決勝見たか」

 

子供たちは怪獣トーナメントの話をしていると

 

「ゴアアアアアアアアアアアアアアッ」

 

偽ガメラが街を破壊し始めた。スーパーGUTSが挑むが偽ガメラはプラズマ火球でガッツイーグルを撃ち落とす

 

 

 

アスカside

「見たかね?私と子供達の最高傑作を❗ 君はあの怪獣に勝てるかな?」

 

「てめぇ~❗」

 

そして俺はダイナに変身してガメラに戦いを挑む

 

 

 

主人公side

「………………」

 

俺は今、キッズ・コミュニティの真下にいた。どうやらキッズ・コミュニティにはチェーン星人しかいないらしいので……

 

「ガメラで悪事するとは許さん❗」

 

俺はガメラに変化する

 

 

 

チェーン星人side

「ハッハッハ、上手くいきそうだな」

 

「フンッ…」

 

そう言ってダイナと偽ガメラの戦いを見ていると

 

「何だ?」

 

急にビルが暗くなったのでよく見てみると口を開けたガメラが……

 

 

 

主人公side

ガメラになってキッズ・コミュニティのチェーン星人がいる部屋をプラズマ火球で吹き飛ばしダイナを助けにいく

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

ダイナと戦っていた偽ガメラにプラズマ火球を放ち吹き飛ばす

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

「ゴアアアアアアアアアアアアアアッ」

 

偽ガメラと取っ組み合うが偽ガメラに蹴りをいれて手を離した隙に玄武掌を偽ガメラに入れていく

 

『ゴアアアアアアアアアアアッ』

 

「ゴ…ゴアアアアアッ」

 

すると偽ガメラはプラズマ火球を放ち俺もプラズマ火球を放つと偽ガメラのプラズマ火球を破り俺のプラズマ火球が偽ガメラに直撃して爆発四散する

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

そしてその場を去る。それから数日後、アスカさんに電話で呼ばれてグラウンドに行くとアスカさんがユニフォーム姿で待っていた

 

「アスカさん今日はどうしたんですか?」

 

「子供達に、すぐに友達を作れる方法を教えてやろうと思って❗」

 

アスカさんは笑いながらそう言う

 

「それってもしかして…❗」

 

「そう❗ 皆で元気よく、野球をしようー❗」

 

すると子供たちが集って来て

 

「「「オー❗」」」

 

その後、外のスーパーGUTSのメンバーと一緒に野球をして楽しんでいった❗




偽ガメラ出してみました❗


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運命の光の中で

リクエストです❗


主人公side

「どうだ~お前ら」

 

「ガウウウウウウ」

 

「キシャアアアア」

 

「ギシャアアアア」

 

今、ガーディーとレッドキング、レイキュバスと水浴びをしていた

 

「そうか、気持ちいいか」

 

そういい怪獣達の頭を撫でてやる

 

 

 

アスカside

「月面基地に出向❗」

 

隊長から月面基地に出向しろと言われた

 

「そ…それって首ですか❗」

 

「フハハハッ、だといいんだが……実はテストパイロットにお前が欲しいと言われた。力を貸してやってくれ」

 

「何~だ、俺が優秀なパイロットって認められたってことじゃないですか」

 

「いいか、お前の上官になるのはな鬼のダイモンと異名をとる人だ。そのにやけた顔を引き締めて貰ってこい」

 

「分かりました。アスカ・シン、早速ガロワに行ってきます」

 

「うむ」

 

そういい司令室を出た

 

 

 

ヒビキside

司令室を出るアスカを眺めていると

 

「隊長、どうしてアスカ何ですか?」

 

リョウが聞いてきた

 

「……今回だけはどうしてもアスカが行く必要があるんだ」

 

 

 

アスカside

「あれだな」

 

そういい月面基地ガロワにα号で着陸し、基地の司令室に入る

 

「アスカ・シン、ただいま到着いたしました」

 

「元気そうだね」

 

「!? ミシナ教官」

 

「久しぶりだな、紹介しよう。こちらガロワ技術班長ダイモンさんだ」

 

「貴方が……初めましてアスカ・シンです」

 

「……お前とは随分前に会ったことがあるんだがな」

 

「……えっ?」

 

それからミシナ教官に案内され、ある機体の前に連れてこられた

 

「何ですこれ?」

 

「これはプラズマ百式、君のお父さんアスカ・カズマが乗ったまま行方不明になったテスト機だ」

 

「!?」

 

「半年前、冥王星付近で発見された」

 

「じゃあ、親父も……」

 

「……残念ながらカズマの姿は無かった」

 

「………………」

 

「シン、君は『ゼロドライブ計画』と言う名前は聞いたことがあるか?」

 

「えぇ、以前自分なりに親父の行方を調べたことがあるんです。でも分かったのは名前だけで内容は全て極秘扱いでした」

 

「では、教えてやろう」

 

そこでダイモンさんが近づいてきた

 

「ゼロドライブとは現在、スーパーGUTSで使われているネオマキシマオーバードライブを遥かに超える宇宙航法だ。秒速30万キロで宇宙を進む」

 

「秒速30万キロって、光の速度じゃ…!?」

 

「そうだ。ゼロドライブは人類が光に挑む前人未到の計画だったが、カズマとプラズマ百式を失い、凍結された…」

 

「親父は、そんな壮大な計画に…親父の成し遂げられなかったことを、俺がやる……」

 

「そうだ、君とプラズマ百式でゼロドライブ計画は復活する」

 

 

 

ミシナside

俺とダイモンさんはゼロドライブ最初のテストについて話をしていた

 

15年前

俺はカズマの機体を観測するため一緒に飛んでいた。すると……

 

「何だ❗ あの光は」

 

「おい何のことだ。こっちのレーダーには何も見えねぇぞ❗」

 

「カズマ実験を中止しろ」

 

「…もう遅い、臨海速度に達した。それにどうやらあの光は俺を呼んでいるようだ」

 

「カズマ…カズマーッ」

 

そうしてカズマは光の中に消えた

 

 

「………………」

 

「それで奴の息子を……」

 

「勘違いするな。私がシンを選んだのは彼のパイロットとしての実力を認めたからだ。鍛えがいのある若者だよシンは……」

 

 

 

アスカside

暫く、ゼロドライブを眺めていると

 

「言っておくがな……上層部はお前をパイロットに選んだが俺はお前を認めたわけではない」

 

ダイモンが近づいてきた

 

「やっても居ないのにどうして分かるんです」

 

「乗ってみりゃわかる。コイツの凄さがな……」

 

それからゼロドライブに乗るが余りの速さに気絶してしまう

 

「約束したのに…明日の試合は僕が投げるんだよ」

 

「シン、お前が明日の試合に行かなければ皆が困るように、父さんが行くのを皆待ってる。分かるな?」

 

「うん…その代わり、帰ってきたら野球で勝負して」

 

「勝負?」

 

「父さんが負けたら、一日僕の言う事を聞くんだ。仕事もみんな休んで」

 

「ああ、男の約束だ…父さんはすぐに帰ってくる」

 

「うん❗」

 

過去の記憶を見て目を覚ました。そしてまた、ゼロドライブを見に行くと

 

「気にすることはない。コイツの性能なら誰でもああなる。カズマが特別だっただけだ」

 

ガロワ技術班の副長トクガワさんが話をしてきた

 

「ここでは実力しか通用しない。悔しいと思うんなら、早くこいつを乗りこなすんだな」

 

「あぁ……やってやるぜ、親父になんか負けてたまるか」

 

それから何日もゼロドライブで飛行するが気絶を繰り返す日が続き、今日も乗ろうとするとダイモンが足をかけてきた

 

「てめぇ……何すんだよ」

 

「何度やっても無駄だ❗ さっさと帰ってくれた方が、余計な手間が省けて助かるんだ、こっちも❗」

 

「そんな事は、誰にも言わせねぇ❗」

 

俺はダイモンに殴り掛かるが、逆に殴り返され、その場に崩れ落ちてしまう

 

「今のお前にこいつは乗りこなせん、何故か分かるか❗体力も限界では精神力が物を言う…なのにお前は、親父に勝つだの負けるだの、そんなちっぽけな事に拘っている❗ 親父はなあ❗❗ カズマは、もっと大きなものの為に飛んでいた!!俺達の夢も託せるようなデッカイものの為に❗❗ 空を飛ぶ意味を、もう一度考えろ❗」

 

俺は、今にも崩れそうな体を引きずって再びプラズマ百式に乗ってテストを再開するが、また機体を制御しきれずにゼロドライブは失速していく

 

(シン、お前は何の為に飛んでいる?)

 

「俺は…俺は…前に進む為だああああああああっ」

 

そこで機体を保ち成功させる

 

「見たか…ダイモン…」

 

そこで俺は15年前、自分の父が行方不明になった事を伝えに来た人物の事、ダイモンの事を思い出す。すると…

 

「俺は、シンをパイロットから降ろそうと思う…」

 

ダイモンがそう呟く

 

「何故です!? 俺の親父が戻ってこなかったからですかあなたは臆病者だ❗」

 

「そうだ❗ 俺はお前がこいつを乗りこなしたときゾッとした…もう一度、本当にゼロドライブをやるのかと

な…」

 

そう会話していると警報が鳴り響く

 

直径二百キロもの巨大彗星が太陽系外から地球へ向かっているという報告が入る

 

 

 

主人公side

「!? これは……」

 

宇宙から何かが飛来してきていた

 

「これは不味い」

 

そういいガメラになり宇宙へと向かう

 

 

 

アスカside

「プラズマ百式の発進準備をして下さい」

 

「駄目だ!ゼロドライブは必ず成功するとは限らん❗」

 

「じゃあ、貸してください!俺が勝手に行きます」

 

「馬鹿を言うな❗」

 

頑なになるダイモンさんに俺は……

 

「嫌だなあ、班長が言ったんじゃないですか。 もっと大きなもの為に飛べって。 今がその時です」

 

「……シン❗」

 

「俺は帰ってきます、班長を殴り返す為にもね…」

 

それからファイナルメガランチャーを備えたプラズマ百式で太陽系の外へ向かっていると

 

「アスカが単独で太陽系の外へ❗ 何故そんな無茶な任務を命じたんですか❗ 私は、そんなつもりでアスカを行かせたんじゃないんだ❗」

 

隊長がダイモンさんにそう言っていたので

 

「えへへ…隊長、ダイモンさんを怒らないであげて下さい。俺、正直嬉しいんです。ダイモンさんには怒鳴られるかもしれないけど、 俺、やっぱり親父と勝負がしたい。きっとこれが、親父と勝負できる最初で最後のチャンスだと思うんです…心配しないで下さい、 俺、必ず帰ってきます❗」

 

そういい向かっていると

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

ガメラが来てくれた

 

「光よ、頼む。俺を導いてくれ❗」

 

 

 

主人公side

今、アスカさんが乗る、プラズマ百式を追いかけていると更にスピードを上げて行ってしまった

 

『速い❗』

 

何とか追い付くと彗星が近づいてきていた。その彗星に

アスカさんはファイナルメガランチャーを俺はプラズマ火球を放ち、彗星を破壊するが……

 

「ギュアアアアアアアアアアアアアアア」

 

彗星の中からガイガレードが姿を現し、飛行形態でプラズマ百式に突進をしていくが……

 

『させるかよ❗』

 

そういい両手を合わしガイガレードの頭に拳を降り下ろし、近くの小惑星に叩き落とす

 

「ギュアアアアアアアアアアアアアアア」

 

俺も小惑星に降り立つと

 

「ジュア」

 

ダイナも現れ、一緒にガイガレードに向かっていく

 

「ギュアアアアアアアアアアアアア」

 

ガイガレードは飛行形態で突進を再度行ってくるが

 

「ジュア」

 

ダイナがビームスライサーで攻撃する

 

「ギュアアアアアアアアアアアアア」

 

ガイガレードは地に降り立ち格闘戦を仕掛けてくる

 

「ジェア」

 

ダイナが挑むがガイガレードの両腕の鉤爪に首を挟まれてしまう

 

「グッ……」

 

「ギュアアアアアアアアアアアアア」

 

するとガイガレードは口から光球を放とうとしていた

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアア』

 

俺はガイガレードを殴り付け、阻止する

 

「ギュアアアアアアアアアアアアア」

 

するとガイガレードは腹部から隕石弾を飛ばして攻撃をしてくる。俺とダイナはそれを交わし、次にガイガレードが腹を開いた瞬間にソルジェント光線とプラズマ火球で攻撃し、ガイガレードは爆発四散する。そして、俺は帰っていく

 

 

 

アスカside

ガメラと一緒に戦いを終えてコックピットに戻った瞬間に昔の記憶が頭に流れる

 

「父さん、父さんは宇宙を飛んでて怖くないの?」

 

「怖いさ、とても怖い。でもな、父さんは必ず帰ってくる」

 

「うん…」

 

「次に空を飛ぶ為に。その次に空を飛ぶ為に…」

 

「父さん……」

 

「親父…俺、生きてるぜ❗」

 

西暦2018年、アスカ隊員の活躍により、

 

ゼロドライブ航法は飛躍的に進んだと言われている



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滅びの微笑(前編)

個人的に一番、好きな話です❗


Noside

ネオフロンティア時代…太陽系の惑星間はコスモネットと呼ばれる巨大ネットワークで結ばれようとしていた。民間企業PWIとTPC科学局が共同開発をする、この計画の実用化は人工太陽計画と合わせ人類に更なる遥か宇宙への挑戦を可能とした

 

 

 

シンジョウside

俺は今、ロムスル3世号で冥王星に行き、人類で初めて冥王星に着陸しようとしていた。すると…冥王星で微笑む「ミス・スマイル」を確認することが出来た

 

「ミス・スマイル…やはり実在したのか。写真で見るのよりずっと美しいぜ❗」

 

そして俺はこの事を旧友に急いで伝えるため急ぐ

 

 

 

ホリイside

儂は今、大阪にあるPWI中央研究所に来ていた。コンピューター室に急いで入ると

 

「君の旧友、遂にやったね」

 

ヒノダ所長が笑顔で迎えてくれた

 

「はいっ…誰よりも遠くまで飛ぶ。それがあいつの夢でしたから」

 

「冥王星初の有人着陸…その第一報が君宛に届いている。我々の開発したコスモネットを通じてね。出してくれ」

 

ヒノダ所長が研究員にそう命じると画面に旧友のシンジョウが映っていた

 

「よぉ…ホリイ何だ、またダイエット失敗か」

 

シンジョウが冗談ぽく茶化してくる

 

「俺はお前との約束をキッチリ守ったぜ。見てみ」

 

すると画面に女性の笑顔みたいな物が映る

 

「これは……」

 

「ミス・スマイルだ。実験衛星が偶然撮影した氷の微笑は光の悪戯などでは無いことが証明されたわけだ」

 

 

 

主人公side

今日のテレビでは冥王星初の有人着陸の事とミス・スマイルのニュースや特番等をやっていた。皆は微笑ましくニュースを見ているのだろうが俺は違った

 

(……確かこの2ヶ月後に)

 

今から起きる大事件の幕開けを予感していた

 

 

 

それから2ヶ月後……

ホリイside

今日は娘のミライの誕生日

 

(プレゼント喜んでくれるかな~)

 

微笑ましくそう考えているとコンピューター室に研究員が慌てて入ってきた

 

「ホリイ技官、ロムスル3世号が突然消息を絶ったようです」

 

「……何やて」

 

 

 

アスカside

俺達は今、クラーコフで消息を絶ったロムスル3世号の行方を追っていた

 

「ロムスル3世号は木星を通過後、コスモネットの通信が途絶えたんだ」

 

絶対俺達が見つけ出してやる❗

 

 

 

ホリイside

儂は今、消息を絶ったシンジョウをコスモネットで必死に探す❗ 絶対に儂が……するとヒノダ所長が

 

「ホリイ君、君はもう帰っていいぞ……確か今日はミライちゃんの……」

 

「ヒノダさん……シンジョウのやつが居らんかったら、今の自分は無いんです。もう少しだけ…」

 

(すまん……ミライもう少しやからな)

 

暫くすると…また研究員からロムスル3世号発見したとの報告があった……よっ…良かった

 

 

 

アスカside

少し前にリョウと元GUTSのシンジョウさんの部屋へと来ていたのだが

 

(気にくわないな……)

 

そう思いながら過ごしていると急にクラーコフが揺れ始めた

 

「何なんだ❗ 一体❗」

 

「第3格納庫に巨大な異性物確認」

 

ナカジマ隊員がそういい映像を出すと

 

「いつの間に……」

 

見てみると第3格納庫のロムスル3世号に妙な物体がへばりついていた。するとリョウが

 

「落下点は神戸六甲山❗」

 

そういい落下点の場所を告げる

 

 

 

主人公side

俺は今、神戸に着くことが出来た

 

(急いで六甲山に急がないと…)

 

暫くして…六甲山に着くと異性物が着いた物体が落下していた。すると…

 

「宇宙船が落下したんや」

 

「2人とも待ちなさい」

 

まだ避難できてない人達がいた

 

「ヤバイ…」

 

そういいながら3人の後を追いかける

 

 

 

シンジョウside

今、俺はロムスル3世号に寄生した宇宙生物を撃墜に行くところに参加させて貰えるよう頼んでいた

 

「宇宙へ広がる人間の夢を食い潰す……そんなやつらを許す訳にはいかない」

 

「私達に遅れをとらない自信があるのなら」

 

「勿論だ」

 

そして俺も参加することが出来た。待っていやがれ❗

 

 

 

Noside

暫くしてロムスル3世号に寄生した物体は岩盤を吸収して宇宙合成獣ジオモスとなる。亜空間バリアを展開してヒビキ隊長の乗るガッツイーグルの最大の武器トルネードサンダーで攻撃をも防ぎ破壊電磁波で反撃しガッツイーグルを撃ち落としてしまう。そこにアスカ、リョウ、そしてシンジョウの3人が到着する

 

 

 

アスカside

「地上に人がいる。怪獣を後退させるわよ❗」

 

「ラジャー」

 

そういい怪獣に向かっているとシンジョウさんが急に怪獣に突っ込んでいった

 

「ちょっと…勝手な先攻は」

 

「坊や…俺には俺の戦いかたがある」

 

そういいシンジョウさんは怪獣の攻撃を避けながら上手く攻撃をしていく

 

「やるじゃん…今度は俺が……」

 

そう言った瞬間に怪獣の攻撃で3機とも攻撃を食らってしまう

 

「クッソォォォーーッ」

 

リーフラッシャーを出してダイナに変身する❗

 

 

 

主人公side

あの3人を探しているが未だに見つからないでいた。するとジオモスの前にダイナが現れる❗

 

「ダイナ、もう少し待っていてくれ…」

 

そういい3人の捜索を再開する

 

 

 

Noside

「ジュワ」

 

「ギシャアオオオオオオオオオオオオン」

 

ダイナはジオモスの破壊電磁波を避けながら蹴りを入れていく

 

「ギシャアオオオオオオオオオオオオン」

 

ジオモスは怯みながらも破壊電磁波を放ち続けると……遂にダイナに当たってしまう

 

「ウワッ」

 

ダイナは攻撃を食らい倒れるが直ぐに起き上がり

 

「フゥーーージュアッ…」

 

ミラクルタイプへと変化してジオモスに対してレボリウムウェーブを撃とうとする

 

「ギシャアオオオオオオオオオオオオン」

 

それに対してジオモスは亜空間バリアを張る

 

「ハァァーー…デュワ」

 

ダイナがレボリウムウェーブを放つ。それを食らいジオモスが吸い込まれる

 

「よしっ…」

 

コウダ隊員がその光景を見て勝利を確信した……その時

 

「ギシャアオオオオオオオオオオオオン」

 

何とジオモスは亜空間バリアでレボリウムウェーブさえも防いでしまった

 

 

 

主人公side

森の中を探し続けているとようやく3人を見つけることが出来た

 

「おーいっ❗ ここは危険なので早く逃げましょう」

 

そういい3人を連れて安全な場所まで移動しようとした。その時

 

「グワアアアアッ」

 

タイプチェンジとソルジェント光線2発でエネルギーがないダイナに向かいジオモスが突進を噛ますとダイナが消えてしまいジオモスは地中に逃げてしまう…すると

 

「お父ちゃん❗」

 

男の子がそう叫ぶ。見てみるとホリイさんがいた

 

「ホリイさん❗」

 

「キリュウ君❗」

 

お互いに驚いていたが俺は

 

「ホリイさんの家族でしたか……ホリイさん後を宜しくお願いします」

 

そういい走っていく

 

「キリュウ君何処に❗」

 

「僕にはまだしなければならないことが有るんです」

 

そういい走り去っていく

 

 

 

ホリイside

「皆、怪我はないか?」

 

家族皆にそう言っていると

 

「ダイナが……負けてしもうた」

 

ツグムが泣きそうな顔で言ってきた。儂はツグムに笑顔で

 

「大丈夫や、ウルトラマンは死んだりせえへん❗」

 

そういい車に向かう

 

(キリュウ君……無事を祈る)

 

 

 

主人公side

森の中を走り続けていると川が見えてきた。そこには…

 

「アスカさん❗」

 

アスカさんが気絶していた。俺は肩を貸して川から上がりアスカさんに声をかけ続けると

 

「……ッゲンジ」

 

ようやく起き上がった。そのまま大阪に向かうためまだ充分に動けないアスカさんに肩を貸しながら歩いていく

 

 

 

ホリイside

「そんなアホなこと信じられないです❗」

 

儂は家族を大阪まで送った後にPWI中央研究所で信じられない話を聞く

 

「俺も信じられないよ…冥王星のミス・スマイルは突如跡形もなく消えてしまった」

 

そう言うヒノダ所長が映像を出すと確かにミス・スマイルが消えていた

 

「例の怪獣が神戸に落下した直後にだ。恐らくあの遺跡は我々を惹き付けるための罠だったんだよ」

 

「罠…せやけど何のために」

 

「それは俺も分からん。とにかく、ちょっとこれを聞いてみてくれ」

 

そういいヒノダ所長が音声を流す

 

「警告する。この宇宙は、その者達の意志により存在している。それに背く文明には、必ずや滅亡の制裁が下るであろう」

 

その警告を聞いた後にシンジョウとスーパーGUTSが待機している部屋に行くと

 

「すまん…俺がもっと注意していれば」

 

「アホ…いつかは誰かが罠にかかっとったんや」

 

シンジョウにそう言っていると

 

「確かにそうかもしれません。だが我々は一方的な警告や脅しに屈することはありません」

 

そうスーパーGUTSの隊長が話していると

 

「「その通りっすよ(ですよ)」」

 

「「キリュウ君❗」」

 

部屋の扉が開きもう1人のスーパーGUTSの隊員とキリュウ君が入ってきた

 

 

 

主人公side

シンジョウさんとの久しぶりの再会もつかの間でスーパーGUTSと共に大阪に現れたジオモスを倒しに向かった

 

「よしっ…俺も❗」

 

そういい研究所を飛び出す

 

 

 

Noside

大阪の町を破壊するスフィア合成獣ジオモス。その威力に敗れ、リーフラッシャーを失ったアスカ。そしてスーパーGUTSは、この恐るべき敵を、キリュウ達は倒す事が出来るのか❗




ジオモスって強いですよね❗
ダイナのチート技を破るとかヤバイです


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滅びの微笑(後編)

後編突入❗
あと後書きにお知らせがあります


Noside

冥王星探査船に寄生し、地球に侵入した宇宙合成獣ジオモス。その力はウルトラマンダイナをも上回り、今大阪の地へと、その姿を現した❗

 

 

 

主人公side

研究所の外へ出るとアスカさんがジオモスの破壊電磁波を食らいそうになっていた

 

「危ぇっ❗」

 

俺は急いでガメラへと変化する

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

 

 

ホリイside

「駄目だ~…手も足も出ない」

 

「諦めたらあかん❗ 今、倒せへんでもきっとチャンスがあるはずや❗」

 

そういいながらモンスターキャチャーをセットして高い場所から怪獣を狙うが…

 

「あかん❗ もうちょっと距離詰めな」

 

そう言うとスーパーGUTSのナカジマ隊員がガッツイーグル隊に指示を出して怪獣へ一斉攻撃を行うが怪獣は亜空間バリアで攻撃を防ぎ、全く後退しないでいた。すると

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

怪獣の正面にキリュウ君……いやガメラが現れた❗

 

 

 

主人公side

ジオモスの正面に現れてどう攻撃するか考えていると

 

「ガメラーーッ」

 

俺のことを呼ぶ声が聞こえて辺りを見渡すと近くのタワーにホリイさんがいた

 

「その怪獣に発信器を打ち込むから怪獣を後退させてくれ❗」

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

それに答えるように鳴きジオモスに近づく

 

「ギシャアオオオオオオオオオオオオン」

 

ジオモスは俺を近づけさせまいと言わんばかりに破壊電磁波を放ってくるが近づきながらジオモスの攻撃を避けていき遂にジオモスを掴む

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアッ』

 

そしてジオモスを押し、ホリイさんの方を向く

 

 

 

ホリイside

「ホリイさん重いです…まだですか?」

 

「やかましわ、辛抱せぇよ❗」

 

そう会話しているとガメラがあの怪獣を押していき、こちらを見てきた

 

「頼んまっせ……今や」

 

そして怪獣の背に発信器を撃ち込むことに成功した

 

「よっしゃぁ……あららーー」

 

急に体制が崩れてしまった

 

「あららら~」

 

見るとナカジマ隊員が俺を離していた

 

「何しとんねん❗」

 

そういい突っ込みを入れる

 

 

 

主人公side

『よしっ……』

 

発信器が撃ち込まれたジオモスに玄武掌を叩き込む。すると…

 

「ギシャアオオオオオオオオオオオオン」

 

ジオモスが破壊電磁波を辺りに放ち始めた。すると……ホリイさんがいるタワーに攻撃が当たりそうになっていた

 

『危ねぇっ』

 

タワーに近づき何とかホリイさん達は守ることは出来たが

 

「ギシャアオオオオオオオオオオオオン」

 

ジオモスはその隙に地中に潜り逃げてしまった。俺はその場から去り、ホリイさん達がいたタワーの近くに向かうと

 

「!? アスカさん❗」

 

アスカさんが倒れていたので肩を貸して歩いていると

 

「アスカ❗」

 

ナカジマさんとホリイさんが近づきアスカさんを一緒に治療出来る場所まで移動する

 

 

 

Noside

グランドームでは今、TPCの幹部による会議が行われていた

 

「今回何故ダイナは現れなかったのか…そして我々の前に姿を現す、守護神ガメラ。我々は、もっと光の巨人やガメラについて多くを知るべきです。あの未知なる力を制御できれば、TPCの防衛力は盤石となるはず❗」

 

TPC総合本部の参謀であり警務局所属のゴンドウ・キハチ参謀はそう豪語していた

 

「確かに人類はダイナやガメラを必要としているが…」

 

TPC総合本部のフカミ総監の側近的参謀であるミヤタ・セイジ参謀が歯切れ悪く言っていると

 

「だが今は、その議論をしとる時じゃ無い❗」

 

TPCの二代目総監フカミ・コウキ総監はゴンドウ参謀にそう告げるとゴンドウ参謀は少し驚きながら

 

「そうでしょうか? シイナ参謀❗ 情報局はウルトラマンやガメラに対し、かなりの情報を隠蔽しているそうだな」

 

TPC総合本部の参謀であり情報局のシイナ・サエコ参謀にそう告げてくる

 

「ゴンドウ参謀❗ 言葉には……」

 

シイナ参謀はゴンドウ参謀に対して反論しようと言葉を返そうとすると…

 

「貴方の直属の部下、イルマ参謀はダイナやガメラに対し確信的な秘密をつかんでいる❗ もし、その噂が真実なら…」

 

ゴンドウ参謀は更にそう言いながらシイナ参謀に詰め寄ってくる。すると…

 

「待って下さい❗」

 

そういい会議室にイルマ参謀が入ってくる

 

「確かに人類は今、未知なる悪意にさらされています」

 

「だから今こそ確実な戦力として…」

 

そう言ってくるイルマ参謀に対してゴンドウ参謀はイルマ参謀にも詰め寄るが…

 

 

「でもこれは、人間である私達自身が立ち向かうべき問題です。人が人である誇りと勇気を失えば、光は二度と私達を照らさない。人類はまた、闇の力に滅ぼされるでしょう。超古代の文明の様に…」

 

会議はイルマ参謀の発言から少したった後に終了した

 

 

 

主人公side

「しかし、本当に久しぶりだな」

 

現在、歩きながらシンジョウさんと話をしていた

 

「本当ですね❗ 4年ぶりですかね」

 

そういいながら歩いていると外にアスカさんがいた。すると…シンジョウさんが

 

「アイツ元気がないな」

 

そういい途中で飲み物を買ってアスカさんに近づく

 

「ホラよ」

 

シンジョウさんはアスカさんに飲み物を渡しながら

 

「どうした坊や? 昨日までの勢いは」

 

冗談を交えてそう言うと

 

「その坊やって言うの止めてくれないですか」

 

アスカさんがそう言ってきた

 

「俺もルーキーの頃、よく同じことを言ったよ。がむしゃらな奴見るとつい自分のことを思い出してな…悪かったな」

 

そういいシンジョウさんはアスカさんの肩に手を置く。すると…アスカさんが

 

「俺もよくリョウに叱られます。あんたはまるで周りが見えてないって」

 

そう言ってきた

 

「自分1人で戦ってちゃ勝てない相手もいるからな……お互い肩の力を抜いていくか」

 

そういいシンジョウさんはアスカさんに手を差し出すとアスカさんも手を差し出して握手をする。良い光景であるが

 

(俺空気ェ…)

 

 

 

イルマside

「ごめんなさい…貴方ばかりに辛い役回りさせて」

 

シイナ参謀がそう言ってきた

 

「私が自ら選んだ立場ですから…」

 

そう…私が決めたことなのだから

 

「ところで今回の作戦、昔の貴女の元部下たちも参加しているようね」

 

シイナ参謀は話題を変えて今回の作戦について話し出す

 

「出来れば、今すぐ前線に行って彼等の役に立ちたいのですが……」

 

私がそう言うとシイナ参謀が

 

「貴女の代わりに出来る人間が他にいるでしょう」

 

そう言ってきた

 

 

 

????side

「突然だが、すぐ日本へと行ってくれ」

 

「はあ?」

 

俺は今、ナハラ・マサユキ参謀に呼ばれ何事かと思えば今すぐ日本に向かえと言うことだった。すると資料を渡され確認する

 

「どうやら君の力が必要らしい…」

 

 

 

Noside

その頃、ジオモスは地下で新たな身体に成りつつあった

 

 

 

シンジョウside

ホリイに連れられて、格納庫に向かうと…

 

「ガッツウィング❗」

 

「思いでの品や❗」

 

そういいホリイはロッカーから俺の隊服を出して俺に渡す

 

「これは、俺がお前に預けた隊服…」

 

「正直言うて、二度と袖を通す事は無いと思っとったけどな…ええかシンジョウ、簡単に落としたら承知せえへんぞ❗」

 

「ガチOK❗」

 

そういいながらガッツウィングに乗り込む

 

 

 

Noside

スーパーGUTSは今すぐ現れそうなジオモスに対して攻撃の準備をしていた。すると…

 

「ギシャアオオオオオオオオオオオオン」

 

地下から土が巻き上がり、ジオモスが出現してきた

 

「反マキシマエネルギー発射❗」

 

ヒビキ隊長の指示でガッツイーグルとガッツウィングから反マキシマエネルギーが発射されジオモスの亜空間バリアが壊される

 

「攻撃開始❗」

 

今度はコウダ副隊長の指示で地上の部隊とガッツイーグルとガッツウィングの攻撃を集中してジオモスに浴びせると

 

「ギシャアオオオオオオオオオオオオン」

 

ジオモスは爆発四散した

 

「やったぜ❗」

 

アスカ隊員は喜んでいたが

 

「意外なほど呆気ないな」

 

コウダ副隊長はアッサリと破れたジオモスに疑念を抱いていた

 

 

 

主人公side

俺は大阪城の近くでジオモスの力を感知していた。するとジオモス…いやネオジオモスが出現した

 

「好き勝手にはさせないぜ❗」

 

そういいガメラへと変化する

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

ガメラに変化してネオジオモスに向かい攻撃するが以前よりも強力になった亜空間バリアが厄介になっていた

 

『やりづらいな…』

 

 

 

ホリイside

怪獣にしてやられた儂らは大阪城付近に向かうとガメラと怪獣が戦闘を繰り広げていた

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

「ギシャアオオオオオオオオオオオオン」

 

怪獣の進行方向を確認すると…

 

「隊長❗ 怪獣はビジネスパークに向かっています」

 

「あそこには、PWIの研究施設が…」

 

「コスモネット計画の破壊、これが奴の目的や…」

 

「その為に、俺の船に寄生しやがったのか❗」

 

各々がそういいながらガメラの援護で反マキシマエネルギーを放つが以前よりも強力になっている亜空間バリアを破壊できなかった

 

「もっと強力な反エネルギーをぶつけるしかない……せやけどネオマキシマを備えた兵器は…」

 

そう悔やんでいると

 

「西アジア支部に配属された…この戦闘機もそうだ❗」

 

急に通信が入ったと思うとリーダーの声が聞こえた

 

 

 

ムナカタside

「西アジア支部に配属された…この戦闘機もその一つだ❗」

 

そういいガッツウィングへと近づく

 

「リーダー❗」

 

ホリイが俺に驚きながらもこちらを見ていたので合図を送りながらスーパーGUTSのヒビキ隊長に通信を入れる

 

「こちらGUTS元副隊長ムナカタ…参謀本部からの特別召喚でこの戦闘に参加します❗」

 

「サポート感謝します❗」

 

そして怪獣と戦うガメラを援護するため向かう

 

 

 

主人公side

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

「ギシャアオオオオオオオオオオオオン」

 

ネオジオモスと戦っているとムナカタさんを新たに反マキシマエネルギーが発射されネオジオモスの亜空間バリアが破られた

 

『よしっ❗』

 

亜空間バリアが破られたネオジオモスにラッシュ攻撃を叩き込んでいると

 

「ジュア」

 

ウルトラマンダイナが現れる❗

 

 

 

アスカside

怪獣と戦うガメラや皆を見ながら

 

「俺は一人で戦っているんじゃないんだ❗」

 

そういいながら怪獣に近づこうとすると子供が2人こちらに走ってきていた

 

「君たち、ここは危険だ❗」

 

俺がそう注意すると

 

「スーパーGUTSや❗」

 

「これダイナに渡して、きっと大事なもんなんや❗」

 

そういい男の子がリーフラッシャーを渡してきた

 

「…分かった。これはお兄ちゃんが絶対ダイナに渡す…約束する。君たちは安全な場所に」

 

そういい子供たちをこの場所から離れさす

 

「ありがとな❗」

 

そして俺はウルトラマンダイナに変身する

 

 

 

ムナカタside

ガメラと一緒に怪獣を攻撃しているとウルトラマンダイナが現れた❗

 

「ダイナ…彼もまた、光の巨人……」

 

 

 

主人公side

ダイナも参戦してネオジオモスを更に攻めていく

 

「ジュア」

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

まずダイナがネオジオモスの頭を掴み蹴りを入れ、投げ転がし、こちらへ来たネオジオモスを更に俺が尾を掴みながら回転して投げ飛ばす

 

「ギシャアオオオオオオオオオオオオン」

 

ネオジオモスは立ち上がり破壊電磁波をダイナと俺に放つが俺は普通に避けていき、ダイナはジャンプして避けながら

 

「ジュア」

 

ネオジオモスにビームスライサーを放つが

 

「ギシャアオオオオオオオオオオオオン」

 

またも亜空間バリアを張り、ビームスライサーを防ぐがガッツ隊の反マキシマエネルギーを再度食らいバリアが消えてしまう

 

「フゥッ」

 

そこへダイナはソルジェント光線を放ちネオジオモスにダメージを与え、更に俺がホーミング・プラズマを放ちネオジオモスは倒れこむが…

 

「ギシャアオオオオオオオオオオオオン」

 

今度はしっちゃかめっちゃかに破壊電磁波を放ち、それを避けるダイナの体に尾を巻き付けるが

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

俺が尾をプラズマ・クローで切ってからネオジオモスに

玄武掌を放ち吹き飛ばす。その隙にダイナは…

 

「ハァァーー…デュワ」

 

ストロングタイプにチェンジしてネオジオモスを掴みあげ空を飛ぶ。俺とガッツ隊はそれを追う

 

「ジュワ」

 

ダイナはネオジオモスを高く投げガルネイトボンバーを俺はプラズマ火球、ガッツ隊もビーム攻撃でネオジオモスを攻撃し、ネオジオモスは爆発四散する❗

 

「ジュワ」

 

ダイナが決めポーズをしていたので

 

『ゴアッ』

 

俺も親指を立ててポーズをして去っていく。暫くしてスーパーGUTSと元GUTSのメンバーが一緒に歩いてきた❗

 

(……格好いい❗)

 

そう思っていると

 

「久しぶりだな❗ キリュウ君」

 

ムナカタさんが声を掛けてきた

 

「はい❗ お久しぶりですムナカタさん」

 

するとムナカタさんは小さい声で

 

「君の活躍も耳にしているよ」

 

そう言ってくる。すると…

 

「キリュウ君、ムナカタさんを知ってるの?」

 

コウダさんが聞いてきた。するとムナカタさんが

 

「我々もGUTS時代に何度も彼に助けて貰いました」

 

ムナカタさんはそう言っていた

 

「確かにアスカも今回は助けられていたしな❗」

 

ナカジマさんの一言で皆が笑顔になり笑い出すのであった❗




後半からULTRA HIGHを聞きながら書いていました。是非皆さんも是非聞けたらULTRA HIGHを聞きながら読んでみ
て下さい❗
お知らせなんですが明日からインターンシップで本編が書けなくなるので明日からもし書けたらオリジナル編の方を書いていこうと思います、よろしくお願いします❗
あとオリジナルのリクエスト話で怪獣を5体出すのですが何を出そうか悩んでいるのですが何を出すか皆さんに既望があれば1体だけ書いてください❗ 数が多くなる場合は僕の方でアミダくじかなにかで決めていくので既望があるかたはお早めにどうぞ。締めきりは後程にお知らせします❗


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熔鉄怪獣現る❗

リクエストです❗


Noside

ここは霧門岳。本来の歴史を辿ればゴルザ(強化)が現れてティガとの死闘が行われる場所であったが、玄次によりそれは無くなったのである……しかし、この霧門岳で新たなる怪獣が現れようとしていた

 

 

 

主人公side

「あ~…いい天気だな~ 」

 

「ガウッ 」

 

俺は庭で一番大きい木に腰を掛けながらガーディーの頭を撫でていた。ここ最近は天気が良くて、ちょうどいい感じに温かい日が続いていた

 

「少し昼寝でもするかな」

 

そう言った数分後……

 

「「zzz」」

 

玄次はら眠っていた。ガーディーも玄次に寄りかかって

眠っていた。微笑ましい光景である

 

 

 

アスカside

「いや~平和だね~」

 

「本当、最近は事件も無いわね」

 

グランドームのスーパーGUTSの司令室、そこでは全員ノンビリムードで過ごしていた

 

「けど、何もないってのも暇だぜ」

 

俺がそう言うと

 

「パムー」

 

「おっ…ハネジローもそう思うよな❗」

 

ハネジローもそうだと言いながら俺に近づいてくる

 

「うむ…確かにそうかもしれないが何もないってことは平和なことだからな、とても良いことだぞ❗」

 

ヒビキ隊長が俺にそう告げる

 

「そうですけど……」

 

そう言った瞬間…

 

ビーッビーッ

 

警報が鳴り響く。マイが確認すると

 

「霧門岳付近一帯の温度が急激に上昇しています」

 

そう報告してくる

 

「よしっ…スーパーGUTSの出番だ」

 

「待ってました❗」

 

「うむ…まずは霧門岳付近の調査を行う。かなり温度が上がっているようだから、気を付けろよ…スーパーGUTS出動❗」

 

「「「ラジャー」」」

 

 

 

主人公side

「う~んっ」

 

何かの力を感じ起き上がろうとすると

 

「zzz」

 

俺の腕の中でガーディーが寝ていたので静かにバトルナイザーに戻す

 

「何か嫌な予感するな」

 

そういいながら起き上がり力を感じた場所へと急ぐ

 

 

 

アスカside

ガッツイーグルで霧門岳付近に行き、調査をするために地上へと降りる

 

「確かに熱いわね」

 

「そうだな…一体何が?」

 

リョウとそう話ながら付近を調査していると川の水が沸騰していた。その事を報告していると…

 

グラグラグラッ

 

地震かと思うぐらいに地面が揺れ始めた

 

「なっ……何なんだ」

 

すると…

 

ドグワアアアアアアアアアアン

 

「ギシャアゴガアアアアアアアアアアッ」

 

霧門岳の麓から怪獣が出現していた。頭部には黄色い角があり、見た目は恐竜みたいな姿をしていた

 

「アスカーッ、ガッツイーグルに戻るわよ❗」

 

リョウがそう言ってきたので急いでガッツイーグルへと戻る

 

 

 

ヒビキside

「怪獣出現❗」

 

マイの言葉に気を引きしめる

 

「怪獣は体の約8割が溶けた鉄で構成されていて、頭部にある黄色い角には神経と熱源が集中しています」

 

「成程、その怪獣が付近の温度が上昇していた理由か」

 

そう納得していると…

 

ビーッビーッ

 

またも警報が鳴り響く

 

「今度は何だ❗」

 

マイに聞くと

 

「これはっ…宇宙よりスフィアが襲来❗」

 

「何だとっ❗」

 

 

 

アスカside

「攻撃開始」

 

コウダ副隊長の合図で怪獣に攻撃を開始する

 

「ギシャアゴガアアアアアアアアアアッ」

 

怪獣は攻撃を受けると口から火炎弾を放ってくるが分離して更に攻撃を加えていく

 

「ギシャアゴガアアアアアアアアアアッ」

 

怪獣は攻撃を受けて、体制を崩しその場に倒れてしまう

 

「よっしゃあっ❗」

 

喜んでいると突如、スフィアが現れ怪獣に取り付き始めた

 

 

 

主人公side

「あれは…デマーガだったかな」

 

デマーガとスーパーGUTSの戦闘を見ながらそう呟いていると突如、スフィアが現れてデマーガに取り付き始めた

 

「ギシャアゴガアアアアアアアアアアッ」

 

デマーガは苦しみ始めたと思うと…目が鋭くなり、体もゴツゴツし始め、体格も大きくなる

 

「スフィアめっ…許さん❗」

 

俺はガメラに変化してデマーガ……いや今はネオデマーガに立ち向かう

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

「ギシャアゴガアアアアアアアアアアッ」

 

ネオデマーガと俺はお互いに体を掴み合って押し合いを始める

 

『クソッ…負けねぇぞ❗』

 

気合いを入れ直しネオデマーガに蹴りを入れ、怯んだ隙に体当たりをする

 

「ギシャアゴガアアアアアアアアアアッ」

 

ネオデマーガは吹き飛ばされるが立ち上がると背の皮膚や喉などを赤く発光させて熔鉄光線を放ってくるがそれを交わしてからプラズマ火球を放つが亜空間バリアで防ぎきり、そこへ火炎弾を連射して更に攻撃をしてくる

 

『グッ…どうすれば』

 

そう考えながらネオデマーガをよく見ていると、ネオデマーガの背にスフィアの塊みたいなのがくっついていた

 

『…そうだ』

 

ある作戦を思いついてネオデマーガに走っていく

 

「ギシャアゴガアアアアアアアアアアッ」

 

ネオデマーガは近づいてくる俺へ、もう一度熔鉄光線を放つが俺は光線と同時に飛び上がりネオデマーガの後ろへと行くと

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

スフィアが取り付いている場所を掴み、プラズマ火球のエネルギーを直接スフィアに送り込む。

 

「ギシャアゴガアアアアアアアアアアッ」

 

ネオデマーガは苦しみ始めるとスフィアの塊が燃え上がりデマーガの体から剥がれ落ちると燃えきってしまう

 

「ギシャアゴガアアッ」

 

スフィアから解放され倒れ混んだデマーガの手前にプラズマ火球を放ち爆発に紛れてデマーガを回収してその場を去る

 

事件解決後に家に帰り、デマーガにグローブ・ジェントレスを放ってデマーガを回復させ、怪獣達と全員一緒に昼寝をし直した

 

 

 

~怪獣トークshow~

ゴル「大丈夫だったか」

 

デマ「はい❗ 主に助けて貰ったので」

 

ゼット「俺も酷い目にあったからな」

 

デマ「そうだったんですか❗」

 

ガギ「まぁ、これから宜しくな」

 

デマ「はい❗」

 

 

 

怪獣紹介

熔鉄怪獣デマーガ

霧門岳に眠っていた怪獣。スフィアに取りつかれネオデマーガになってしまうが玄次に助けられる。見た目の割には優しく大人しい




次回もリクエスト話です❗


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極悪の復讐(前編)

リクエストです❗
皆さん、怪獣のリクエストにご協力ありがとうございます❗ 結構リクエストがあったので平等にアミダくじで決めましたので見ていって下さい❗


Noside

ここは無限に広がる大宇宙。しかし、その宇宙は今、ガメラやダイナが活躍している宇宙ではなく、かつてウルトラ兄弟が活躍していた宇宙である。これからこの宇宙で不思議なことが起こることをまだ、誰も知らない

 

 

 

????side

「グハハハハッ、遂に時は来たぞ❗」

 

宇宙で漂っている宇宙船。そこからは高笑いしながら叫んでいる宇宙人がいた

 

「この俺が同族の復讐を果し、この俺の名を宇宙全土に轟かしてやる❗」

 

そう言いながら野望に燃え上がっていた

 

「手駒の怪獣達も手に入ったことだし、そろそろ地球に向かうぞ❗」

 

そういい宇宙船を操作していると

 

ビーッビーッ

 

突如、警報が鳴り響く

 

「なっ…何事だ」

 

????は急いで確認してみると

 

「これは……」

 

宇宙船が宇宙に出来ていた亀裂みたいなものに吸い込まれていた

 

「クソッ…グワァァァーッ」

 

????は謎の亀裂に吸い込まれてしまった。それが後にとんでもないことになっていくのである

 

 

 

主人公side

「さぁ、着いたぜ❗」

 

俺は自分の家の近くにある山の開けた広い場所に来ていた。何故かと言うと…

 

「さぁ、出てこい❗」

 

そういいハイパー・バトルナイザーを取り出す

 

『バトルナイザー❗ モンスロード❗』

 

そしてバトルナイザーにいる怪獣達を全員、小さくして外に出す。こうして一月に2、3回バトルナイザーから出して自然の中に出してあげているのだ。バトルナイザーの中も広いらしいけど…(ゴルザに念話で聞いた)こうして外で思いっきり体を動かすのも良いことだしな

 

「グワアアア」

 

「キシュイイ」

 

「ギャウオオ」

 

「ゴアアアア」

 

それぞれ楽しそうに過ごしていた。さて、何をしているのか見てみるか

 

 

 

怪獣達side

シルド「さて、何しますかね?」

 

サンダラ「そうっすね」

 

そういいクローンシルドロンとサンダーダランビアは何をするか迷っていると…

 

ガギ「お~い❗ お前らもこっちに来いよ」

 

ガギII「楽しいぜ」

 

ガギ兄弟が楽しそうに2匹を呼ぶので行ってみると

 

シルド「これは❗」

 

そこではガギ兄弟が凍っている大きな水溜まりでスケートをしていた

 

サンダラ「これって…」

 

レイ「俺が凍らせた❗」

 

そういい目を青くしたレイキュバスが自慢気にそう言いながらレイキュバスも氷の上を滑る

 

シルド「折角だし…」

 

サンダラ「俺らもしますか」

 

そういい皆で一緒に滑り出す

 

 

 

ゴルド「はっけよい…のこった」

 

ゴルドラスの合図によりシルバゴンとゼットンの相撲が始まる

 

シルバ「グヌヌヌッ」

 

ゼット「ヌオオオッ」

 

シルバゴンとゼットンの互いに譲らない戦いが続くが…

 

シルバ「グヌッ…ウオリャアア」

 

ゼット「ウオッ」

 

シルバゴンがゼットンに上手投げを決め勝利する

 

シルバ「フゥ…いい試合だったぜ」

 

ゼット「こちらこそ」

 

ネオ「凄かったぜ❗」

 

ゴルド「白熱の試合だったぜ❗」

 

4匹はそういいながら、次々に試合をしていく

 

 

 

メル「うわぁ、綺麗な花」

 

メルバは咲いていた赤い花に近づいていた。それを見ていたゴルザとゴモラは

 

ゴル・ゴモ「「……………………」」

 

メル「何よ、何か可笑しいの?」

 

ゴル・ゴモ「「いや、そうじゃなくてさ」」

 

メル「何よ?」

 

ゴル・ゴモ「「花を摘んだりするのが、こんなに似合わない女もいるもんだなって思って……」」

 

メル「(^-^)」

 

その後、謎の悲鳴が聞こえていたらしい

 

 

 

ガーディー「zzz…」

 

バオ「zzz…」

 

デマ「zzz…」

 

お昼寝中……zzz

 

 

 

主人公side

(皆、楽しそうで良かった…)

 

そう思いながら見ていると…

 

キィーーーーンッ

 

何かが着陸する音がして、上空を見てみると宇宙船が着陸しようとしていた

 

 

 

????side

「ーーーッ…ここは」

 

妙な亀裂に吸い込まれてから数時間たち、ようやく意識が戻った

 

「ヌオッ…何だ地球についているじゃないか」

 

確認してみると目の前には青く輝いている地球があった

 

「フハハッ、では早速」

 

そういい地球に降り立つ

 

 

 

アスカside

ビーッビーッ

 

司令室に警報が鳴り響く

 

「宇宙船が地球に侵入してきました❗」

 

マイがそう報告してきた。何と地球に堂々と侵入してきた宇宙人がいたようだ。度胸があるのか馬鹿なのか……

 

「よしっ…スーパーGUTS出動❗」

 

「「「ラジャー」」」

 

 

 

主人公side

俺は皆をバトルナイザーに回収してから、謎の宇宙船へと近づいていた

 

(…また、嫌な予感がする)

 

そう思いながら、近づき続けると宇宙船が森の中に堂々と着陸していた。暫くすると宇宙船のハッチが開く

 

「着いたぞーーーーッ❗」

 

宇宙船の中から勢いよく飛び出してきたのは……!?

 

「フハハッ、待っていろウルトラ兄弟❗」

 

極悪宇宙人テンペラー星人だった

 

 

 

アスカside

ガッツイーグルで出撃して上空から確認すると確かに宇宙船が山の中にあった

 

「よしっ…着陸するぞ」

 

コウダ副隊長の指示で着陸しようとすると

 

ドガアアアアアアンッ

 

突如、地面が揺れ始め地割れが発生する

 

「クッ…浮上❗」

 

ガッツイーグルを急遽浮上させると地割れした部分から……

 

「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアッ」

 

怪獣が出現した❗

 

 

 

テンペラーside

「おっ、やっと地球防衛軍のお出ましか」

 

上空を見てみると地球防衛軍の戦闘機が着陸しようとしていた

 

「フンッ、着陸はさせんぞ。貴様らを倒せばウルトラ兄弟も直ぐに駆けつけるだろうからな」

 

そういいながら、腕に装着した装置を作動させる

 

「いでよ、暴君怪獣タイラント❗ 奴等を蹴散らしてしまえ❗」

 

 

 

主人公side

テンペラー星人が腕の装置を作動させると地割れが起き

、地中からタイラントが出現した

 

「うわぁっ」

 

地割れの影響でバランスを崩し、倒れてしまうと

 

「うんっ? 貴様地球人だな❗」

 

テンペラー星人に見つかってしまい、首を捕まれてしまう

 

「グウッ……」

 

「貴様を人質にすれば更に早くウルトラ兄弟が駆けつけるだろう」

 

「……ちょっと待て」

 

先程から気になったのでテンペラー星人に声をかける

 

「何だ地球人?」

 

「この地球にはウルトラ兄弟は現れないぞ」

 

「……何だと、どういうことだ」

 

「この宇宙はお前がいた宇宙とは違う」

 

「…………❗ もしやあの亀裂は」

 

「何のことかは分からないがウルトラ兄弟は現れんぞ」

 

「おのれっ」

 

テンペラー星人の腕の力が弱まった❗

 

「食らえっ」

 

そう呟き、テンペラー星人の首に蹴りを放つ

 

「!? グヌッ……」

 

テンペラー星人は油断していたので蹴りを直接食らうがダメージは余り無いだろう

 

「貴様、唯の人間では無いな」

 

「そうだぜ❗」

 

そういいガメラに変化する

 

 

 

アスカside

突如、現れた怪獣とガッツイーグルを分離させ攻撃し続けるが

 

「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアッ」

 

怪獣の口からの火炎攻撃で3機とも食らってしまう

 

「クソッーーーッ」

 

俺はリーフラッシャーを掲げダイナに変身する

 

「『本当の戦いはこれからだぜ❗』」

 

 

 

Noside

突如、飛来したテンペラー星人にダイナとガメラが戦いを挑む。果たしてテンペラー星人&怪獣軍団に勝つことが出来るのか




今回はアミダくじで決まったユッキー(メタルダイナス)さんのリクエストでタイラントです❗
次回には残る4体の怪獣も出てきますので楽しみにしていてください❗


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極悪の復讐(後編)

やっとインターンシップが終わりました❗


主人公side

『本当の戦いはこれからだぜ❗』

 

そういいテンペラー星人を見下ろすが…

 

「ほう唯の人間では無いと思っていたが、まさか怪獣だったとはな」

 

テンペラー星人は驚くどころか、喜んでいるように見えた

 

「俺が相手してもいいが、俺の相手に相応しいかテストしてやる❗」

 

そういいテンペラー星人が腕の装置を作動させる

 

「残りの怪獣軍団、あの怪獣の相手をしろ❗」

 

テンペラー星人がそう叫ぶとまたも地割れが起き怪獣達が姿を現す

 

 

 

Noside

「ギュイイイイイイイイイイイイイイイイッ」

 

円盤生物ノーバ

 

「クアアアアアアアアアアアアアアアアアッ」

 

変形怪獣ガゾート

 

「ゴァバラララララララララララララララッ」

 

蛾超獣ドラゴリー

 

「キシャアアアアウオオオオオオオオオオッ」

 

どくろ怪獣レッドキング出現❗

 

 

 

主人公side

『こいつらが相手か』

 

そういいながら構える

 

「キシャアアアアウオオオオオオッ」

 

まずはレッドキングが突っ込んできたので避けて首を掴んで頭に攻撃をしてから投げ飛ばす

 

「ギュイイイイイイイイイイイイッ」

 

続いてノーバが腕の鞭を振り回し向かってきた

 

『無駄だ❗』

 

そういい鞭を掴み振り回しノーバを投げ飛ばすが

 

「クアアアアアアアアアアアアアッ」

 

「ゴァバラララララララララララッ」

 

ガゾートは口からのプラズマ光弾をドラゴリーは腕からミサイルを発射して攻撃をしてくる

 

『グヌッ……クソッ』

 

その攻撃を耐えつつ更に攻撃を仕掛けていく

 

 

 

Noside

「ジュワ」

 

「ギャアアアアアアアアアアアアアッ」

 

一方、怪獣軍団と戦闘をしている玄次から離れた場所ではダイナとタイラントが戦っていた

 

「ジュワ」

 

ダイナが攻撃を加えていくがタイラントはその攻撃を簡単に弾く

 

「ギャアアアアアアアアアアアアアッ」

 

タイラントは腕の鎌で攻撃をする

 

「ジュワ」

 

ダイナはそれを受け止めるがタイラントはその隙に鉄球の先端を発射してダイナの両腕を縛り振り回して地面に叩きつける

 

「グワァッ」

 

「ギャアアアアアアアアアアアアアッ」

 

タイラントはもう一度、振り回そうとするがダイナはハンドスラッシュで鞭を切る

 

「ギャアアアアアアアアアアアアアッ」

 

鞭を切られ、怯んだタイラントにダイナはソルジェント光線を放つが…

 

「ギャアアアアアアアアアアアアアッ」

 

タイラントはべムスターの腹でソルジェント光線を吸収してしまう

 

「フゥッ…」

 

ダイナが驚いているとタイラントは腹から冷気ガスを噴射してダイナに攻撃をする

 

「グワァッ」

 

ダイナはマトモに攻撃を食らってしまいカラータイマーが点滅を開始してしまう

 

 

 

???side

「おい、見てみろダイナがピンチだぞ」

 

ダイナ達が戦っている場所から少し離れた場所にある3人組がいた

 

「これはチャンス…いや大チャンスよ」

 

「今、ここでダイナを倒せば…」

 

「この地球は我々???星人のものだ。よしっ、早速準備するぞ❗」

 

そういい3人は走っていった

 

 

 

主人公side

『食らえっ』

 

そういいプラズマ火球を放つ

 

「クアアアアアアアアアアアアアッ」

 

「ゴァバラララララララララララッ」

 

ガゾートとドラゴリーがプラズマ火球を何とか相殺するがその隙を狙い怪獣達に突っ込み、まずはノーバに玄武掌を放ち吹っ飛ばす

 

「クアアアアアアアアアアアアアッ」

 

するとガゾートが上空からプラズマ光弾を放ってくる

 

ドガアアアアアアン

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

その攻撃をバックして回避してからホーミング・プラズマでガゾートを墜落させる。すると…

 

「キシャアアアアウオオオオオオッ」

 

「ゴァバラララララララララララッ」

 

レッドキングとドラゴリーが俺に向かい突進してきた

 

『無駄だぜ❗』

 

俺は飛んで交わすと……

 

ゴッチーンッ

 

「「グギャッ」」

 

レッドキングとドラゴリーは急に止まることが出来ず頭を思いっきりぶつけ合う。そこにプラズマ火球(弱)を放つ

 

『ガアアアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

戦いに勝利して気絶している怪獣達をハイパー・バトルナイザーに回収する

 

 

 

Noside

タイラントはダイナに対して爆炎放射を放つがダイナは

バグ転で交わし

 

「…ンゥーーージュアッ」

 

ミラクルタイプにチェンジして

 

「…ハァーーージェアッ」

 

「ギャアアアアアアッ!?」

 

タイラントにレボリウムウェーブを放ち次元の隙間に送り込む

 

 

 

テンペラーside

「中々、やるじゃねぇか❗」

 

俺が連れた怪獣軍団が全滅してしまった

 

「ならばこの俺が直々に相手になってやる」

 

そういい巨大化する

 

 

 

主人公side

俺はダイナと合流すると巨大化したテンペラー星人が現れた

 

「フハハッ、俺に勝てるかな❗」

 

そういいテンペラー星人はビームウィップを叩きつけてくる

 

「ジュワ」

 

『危ねぇっ』

 

俺とダイナはビームウィップを交わすが

 

「遅いわ❗」

 

そういい超光熱ビームを放ち俺とダイナを撃ち落とす

 

『グアッ』

 

「グワァッ」

 

超光熱ビームを食らい地に落ちる俺とダイナ、すると

 

「「「ちょっと、待てーッ❗((待ちなさい❗))」」」

 

声がしたかと思うと上空から三面ロボ頭獣ガラオンが降りてくる。確かミジー星人だったか……

 

「何だ貴様らは?」

 

テンペラー星人が質問すると

 

「ダイナを倒すのは我々だ…邪魔はさせん❗」

 

そういいテンペラー星人に赤い光線を放つが…

 

「フンッ」

 

赤い光線を素手で弾く

 

「クソーッ、もっと攻撃だ❗」

 

そういい次々に赤い光線と青い光線を交互に放つが全部弾かれてしまう

 

「小賢しいわ❗」

 

テンペラー星人はガラオンに向かい超光熱ビームを放つ

 

「か、回避」

 

ガラオンは何とか空中へと避けるが、ビームウィップでガラオンを縛り上げる

 

「これでも食らいやがれ❗」

 

そういいテンペラー星人は腕に片腕に力を溜め込む

 

「何だか、ヤバイ…脱出だ」

 

そういいミジー星人達はガラオンから脱出する

 

「食らえ、新ウルトラ兄弟必殺光線❗」

 

片腕から発射されガラオンが跡形もなく爆発四散する

 

「貴様らも食らうといい」

 

そういい新ウルトラ兄弟必殺光線を放ってくる

 

『ダイナ危ない❗』

 

エネルギーが残り少ないダイナが食らうと不味いと思い咄嗟に防ぐが

 

『ゴワッ』

 

想像以上の威力に倒れ混んでしまう。ダイナもカラータイマーの点滅が早まり膝をついてしまう

 

「フフッ、限界のようだな。なら止めだ❗」

 

そういいテンペラー星人が両腕を上げ、エネルギーを溜め込む

 

(…不味い)

 

そう思うがもう間に合わない

 

「木っ端微塵となれ❗」

 

そういい腕を降り下ろそうとしたとき

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バーーーッ

 

ドゴガアアアアアンッ

 

テンペラー星人のエネルギーが誰かの光線で爆発する

 

「ヌウッ、誰だ❗」

 

テンペラー星人も上空を見てみると、そこには……

 

『貴方は!?』

 

そこには宇宙警備隊隊長ウルトラマンゾフィーがいた

 

「まさかゾフィーが来るとは❗」

 

そういいながら超光熱ビームを放つ

 

「ヘアッ」

 

ゾフィーはウルトラクロスガードでガードしてから勢いをつけテンペラー星人に蹴りを入れる

 

「グオッ」

 

テンペラー星人はその勢いで吹き飛ばされる

 

「大丈夫か」

 

ゾフィーがそう問いかける

 

[貴方は……]

 

俺がテレパシーで話しかけると

 

「私は宇宙警備隊隊長のゾフィーだ。テンペラー星人を追ってこの地球まで来た❗」

 

そういいゾフィーはダイナに

 

「ムンッ……ハァァッ」

 

ウルトラチャージをカラータイマーに放ち、エネルギー

を回復させる。すると…

 

「玄次❗ 大丈夫❗」

 

俺の名前が聞こえ下を見ると華未来、大羅夢、氷努羅が来ていた

 

「今、私達の力を分け与えるわ」

 

そういい3人は俺にエネルギーを送る

 

[すまねぇっ]

 

そういい立ち上がる。すると…

 

「私達も一緒に戦うわ❗」

 

華未来がそう言ってくる

 

[!? だが……]

 

「危険とは言わせないぞ、My Friend」

 

「そうだ、お前だっていつも危険なことに首突っ込んでんじゃねぇか❗」

 

「そう言うことよ」

 

[……分かった]

 

そう言うと3人はカミーラ、ダーラム、ヒュドラに変身する

 

「…ンゥーーージュアッ」

 

回復したダイナもフラッシュタイプにチェンジする。すると

 

「グッ、クソッ……」

 

先程、吹き飛ばされたテンペラー星人が戻ってくる。そのテンペラー星人に対し

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

「ジュワ」

 

「シュワ」

 

「ハアッ」

 

「ムンッ」

 

「ヒィアッ」

 

6戦士がテンペラー星人に戦いを挑む❗ すると……

 

「フッ…フハハハハ」

 

テンペラー星人は俺らを見て笑いだす

 

「フッフッフ、かつて我が同族もウルトラ6兄弟に敗れたからな。血が騒ぐわ❗」

 

その言葉を合図に戦いが始まる

 

「ムンッ」

 

「デアッ」

 

まずはダーラムとヒュドラがテンペラー星人に突っ込んでいく

 

「オラッ」

 

テンペラー星人がビームウィップを降り下ろそうとするが

 

「ハァッ」

 

カミーラがカミーラウィップでテンペラー星人の腕を縛る

 

「ヌッ…」

 

その隙にダーラムとヒュドラがテンペラー星人にパンチやキックを浴びせるが

 

「小賢しいわ❗」

 

そういいダーラムとヒュドラを両手で弾き、カミーラウィップを引っ張りカミーラを近づけさせ地面に叩きつける

 

「ウアッ」

 

『カミーラ❗ ダーラム❗ ヒュドラ❗』

 

俺は飛んでテンペラー星人に突っ込む

 

「!? グオッ」

 

テンペラー星人は俺の突進を食らい吹っ飛びながらも何とか体制を立て直す

 

『ガアアアアアアアアアアアッ』

 

「ジュワ」

 

俺とダイナはテンペラー星人にホーミング・プラズマとフラッシュサイクラーを放つ

 

「舐めるな❗」

 

そういい超光熱ビームで相殺する

 

「ヘアッ」

 

ゾフィーが突っ込んでいきテンペラー星人の腕を掴み投げる

 

「ヌウッ…」

 

テンペラー星人は怯みはしたが何とかゾフィーを押し返す

 

「ならば、これでどうだ」

 

そういい両腕に力を溜め込み…

 

「食らいやがれ、新ウルトラ兄弟必殺光線❗」

 

そういい新ウルトラ兄弟必殺光線を放つ

 

ドガアアアアアアン

 

「フハハハッ」

 

テンペラー星人は直撃したと笑いだすが…

 

「デュワ」

 

「シュア」

 

ダイナとゾフィーがウルトラバリアで防ぎ

 

「ファイアマグナム」

 

「バルテスター」

 

ダーラムとヒュドラの技をテンペラー星人に当てる

 

「グアアアッ」

 

テンペラー星人は技を食らい吹き飛ぶ

 

[カミーラ❗]

 

俺はカミーラに指示を出す

 

「ゾフィー、ダイナ❗」

 

その隙に俺の指示でカミーラがゾフィーとダイナに声をかける

 

「おのれっ」

 

テンペラー星人はまた両腕に力を溜める

 

[カミーラ、ダーラム、ヒュドラいいな❗]

 

カミーラ達にそう告げる

 

「任せて❗」

 

「了解だ❗」

 

「任せろ❗」

 

そういい3人の後ろにいく

 

そしてテンペラー星人は新ウルトラ兄弟必殺光線を再度放つ

 

「ファイアマグナムウウウゥゥゥゥゥ」

 

「バルテスターアアアァァァァァァァ」

 

新ウルトラ兄弟必殺光線に対しダーラムとヒュドラが相殺する

 

「クソッ……!?」

 

「ハアアアアッ」

 

爆発に怯んでいるテンペラー星人にカミーラが近づきアイゾードで腕を切り落とす

 

「グッ…クソッ、コイツ」

 

そういいカミーラをもう片方の腕で殴り飛ばす

 

「アアッ」

 

カミーラは吹き飛ぶがダーラムとヒュドラが受け止める

そして…

 

『待たせたな❗』

 

そういい俺とダイナとゾフィーが並び、技を撃つ体制をとる

 

「!? クソッ…俺は負けん❗」

 

片腕に最大限の力を溜め込み出すテンペラー星人

 

「今度こそ木っ端微塵だ❗」

 

そういい再度、名一杯の新ウルトラ兄弟必殺光線を放つ

 

『俺達の力を食らえ❗』

 

「ジュワ」

 

「シュア」

 

俺達もダイナのソルジェント光線とゾフィーのM87光線そして俺のプラズマ火球が合わさり一筋の光線になり新ウルトラ兄弟必殺光線を破りながらテンペラー星人に直撃する

 

「グアアアッ…バカな、偉大なるテンペラー星人がまたもウルトラ戦士と怪獣に負けると言うのか…グワラアアアアッ」

 

そういいテンペラー星人は爆発四散する

 

『ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

勝利の雄叫びを上げ、ゾフィーを見る

 

[ありがとうございました❗ お陰で助かりました]

 

「私の方こそ一人では倒せなかったであろうテンペラー星人を倒す手助けをしてくれてありがとう」

 

そういい握手をする

 

「それに君とは、また何処かで会いそうだ」

 

そういい空に飛び上がる

 

「去らばだ、誇り高い戦士達よ」

 

そういいゾフィーは自分の宇宙へと帰っていく

 

[俺らも帰るか❗]

 

そういいカミーラ達を連れ、その場を去る

 

 

 

暫くして

「皆、お疲れ様だ❗」

 

そういい皆で乾杯する

 

「いや玄次もお疲れ様」

 

華未来が笑顔でそう言ってくる

 

「同感だ」

 

「全くだぜ」

 

大羅夢と氷努羅もそう言ってくる

 

「そうかな?」

 

そういいながら

 

「まぁ、今日はパアーッとやるぜ」

 

そういい4人で楽しく過ごしていく

 

 

 

~怪獣トークshow~

シルバ「今日から宜しくな❗」

 

レッド「宜しくでごわす❗」

 

そういい握手をする。すると……

 

レッド「中々の力でごわすな」

 

レッドキングはシルバゴンの力を誉める

 

シルバ「そうか?」

 

レッド「ちょっと力、比べをしようじゃないかでごわす」

 

シルバ「望むところだ❗」

 

 

 

ドラゴ「こうすれば魚を解体出来るであります」

 

ゴル「おぉ~」

 

メル「お見事❗」

 

そういいドラゴリーは解体した魚をガゾートに与えると

 

ガゾ「うめぇ、人間より旨いかも」

 

そういい魚をかじる

 

ガーディー「いいガゾート。友達は食べちゃいけないんだよ」

 

ガゾ「うん、友達は食べない。食べるのは魚♪」

 

魚の骨を噛み砕きながら言う

 

ガーディー「……まぁ、分かってくれたのならいいかな」

 

 

 

ノーバ「………………」フラフラ

 

ガギ「ププッ、何やってるの?」

 

ノーバ「…………踊り」

 

ガギ「プッ、ハッハッハ」

 

ガギII「ギャハハハハハ」

 

ガギ兄弟は笑いだす

 

ガギ「ハハハッ、最高だぜノーバ兄さん」

 

ガギII「プフフ、本当だぜノーバ兄さん」

 

ノーバ「……………………」

 

 

 

怪獣紹介

どくろ怪獣レッドキング

テンペラー星人に連れられた怪獣軍団の1体。「~ごわす」と鹿児島弁で話す。力比べが好きでよくシルバゴン達と力比べをする。性格は血気盛んであり、やはり頭は弱い

 

 

 

蛾超獣ドラゴリー

テンペラー星人に連れられた怪獣軍団の1体。軍人のような話し方をし、語尾に「~あります」とつけ話す。魚の解体が得意でよくガゾートに与えているためか面倒見も良いと見られる。ミサイルに火炎攻撃、目からレーザー、怪力が武器でいかにも超獣らしい。レッドキングと同じで力比べが好きでシルバゴン達とよくやっている。性格は優しいが好戦的でもある

 

 

 

変形怪獣ガゾート

テンペラー星人に連れられた怪獣軍団の1体。ティガの時代に宇宙へ出ていったクリッターが何らかの影響でガゾートになり、テンペラー星人と一緒で宇宙の亀裂により向こうの宇宙へ行ったと考えられる。魚の旨さに感激し魚が大好きになる。ガーディーに友達は食べ物ではないことを教わっている。性格は食いしん坊で噛み癖がある

 

 

 

円盤生物ノーバ

テンペラー星人に連れられた怪獣軍団の1体。赤いてるてる坊主みたいな見た目であり不気味であるが無口な性格の割にユニークな場面がありガギ兄弟や一部の仲間からはノーバ兄さんの愛称で慕われている




インターンシップが終わったので次回からはお待たせしました劇場版に入っていきます❗


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劇場版 ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち(前編)

劇場版突入❗
「こんどの敵は、デカスゴだ❗」


Noside

宇宙空間、地球が青く綺麗に見えていた。しかし、そこでは激しい戦いが繰り広げられていた

 

「ガピュィアアアアアアアアアアアッ」

 

突如、現れた宇宙有翼骨獣ゲランダをスーパーGUTSが撃退に向かうが…

 

バシュッ バシュッ

 

ゲランダはガッツイーグルのα号とβ号のビーム攻撃をものともせず宇宙空間を自在に飛び回る

 

「クッソーッ、ビームが効かない」

 

ゲランダを見てコウダ副隊長がそう嘆く

 

「ガピュィアアアアッ」

 

するとゲランダは旋回するとガッツイーグルに向かいジービームを放つ。α号とβ号は避けようとするがα号に

ジービームが被弾してしまう

 

「「ウアアアッ」」

 

何とか機体を保ちリョウ隊員が前方を見るとゲランダが迫ってきていた

 

「ハァッ」

 

「もうぶつかる」そう思った瞬間、突如ゲランダが下から攻撃を食らう

 

「ジュア」

 

「ダイナ❗」

 

そうダイナがゲランダをα号から遠ざけた。更に

 

『ガアアアアアアアアアアアッ』

 

ゲランダは叩きつけられて月へと落下してしまう

 

「ガメラだ❗」

 

ガメラも姿を現した

 

 

 

主人公side

(まさか、ゲランダだったとは……)

 

そう考えながら月へ降り立つ

 

「キィィィィィィィィィィィッ」

 

ゲランダも立ち上がりながら羽を畳む

 

「ジュワ」

 

「ガピュィアアアアアアアアッ」

 

まずはダイナがゲランダと取っ組みあう。ダイナはゲランダに押し腹に蹴りを入れる

 

『ガアアアアアアアアアアアッ』

 

そこへ俺がゲランダの頭を掴み投げ飛ばす

 

「ガピュィアアアアアアアアッ」

 

ゲランダは立ち上がるとジービームを連射してくる。ダイナはバクテン、俺は飛び上がり回避する

 

『ガアアアアアアアアアアアッ』

 

俺はホーミング・プラズマを放ち、ジービームを相殺しゲランダに当て攻撃を止めさせる

 

「ガピュィアアアアアアアアッ」

 

「ジュア」

 

ダイナは攻撃が止まった瞬間、ソルジェント光線でゲランダを攻撃する

 

ドガアアアアアアン

 

爆炎が上がり、スーパーGUTSの面々とダイナは安心していたが……

 

「ガピュィアアアアアアアアッ」

 

炎を纏いゲランダがダイナに突っ込んでいくが

 

『ガアアアアアアアアアアアアアッ』

 

俺がゲランダを掴み、地面に叩きつけてから投げ飛ばす

 

「ガピュィアアアアアアアアッ」

 

それでも負けじとダイナと俺に突っ込んでくるゲランダ

、そのゲランダに対し俺とダイナが技を撃とうとした瞬間……

 

ドグシャアアアアアアアアッ

 

俺とダイナの後方から、凄まじいエネルギー波がゲランダに直撃する

 

「キィィィィィィィィィィィッ」

 

断末魔のような声をあげ、ゲランダは跡形もなくなってしまう

 

(遂にお出ましか……)

 

そう思いながら後方を見てみると巨大な戦艦があった。そこにはTPCのマークがあった。そうこれこそがTPCが建造した電脳巨艦プロメテウスであった

 

 

 

ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ

光の星の戦士たち

 

 

 

アスカside

俺達は今、上からの命令でかつてサワイ前総監が初の世界平和会議を開いたクリオモス島に来ていた

 

「平和維持の名目でTPCの軍備はまた増強された……皮肉なものだな」

 

「けど、俺達にまで秘密にすること無いんじゃないですか。だいたいあんな化け物みたいな戦艦にしたってまるで説明が無いなんていくらなんでも馬鹿にし過ぎだ」

 

そう会話しながら広い場所につき、歩いていくとTPC総合本部の参謀であり警務局所属のゴンドウ・キハチ参謀がにこやかな顔で出迎えていた

 

「ようこそ、南の島へ。生憎歓迎の礼は用意していないがね」

 

「…早速ですが参謀、我々をここへ呼んだ訳をお教え願いませんかね。生憎何も聞かされておりませんが…」

 

隊長がそう話していると

 

「事前に説明しなかったことは謝ります」

 

そういいこちらへ歩いてくる人がいた

 

「なにぶん、慎重な準備を要する計画だったものですから」

 

「失礼ですが、貴女は?」

 

「キサラギ・ルイ博士だ。等計画の最高責任者であり新造艦プロメテウスの生みの親でもある」

 

隊長がそう聞くとゴンドウ参謀が答える

 

「プロメテウスって……まさか」

 

俺がそう呟くとゴンドウ参謀が指を鳴らす。すると明かりがつき、俺達が見た戦艦が姿を現した。それからプロメテウスについての説明をし始める

 

「エネルギーを最大レベルで撃ち込めば小惑星程度なら完全に破壊できる」

 

「その力はウルトラマンダイナやガメラをも凌駕するでしょう」

 

なっ!?

 

「ちょっと待って下さいよ。ただどデカイだけの戦艦がダイナやガメラよりも強いなんて…そんな」

 

反論しようとすると隊長が止めに入る

 

「どちらが強いかなんてこの際問題じゃない。ただ…」

 

「ただ?」

 

「人間が持つにはちょいと危なすぎる玩具じゃないかと」

 

隊長がそう言うと、キサラギ博士は「フッ」と笑い

 

「時代は常に先へと進むのです。プロメテウスは必ずや人類の新しいシンボルとなるでしょう」

 

「………………」

 

隊長は黙ってキサラギ博士を見つめる

 

 

 

主人公side

『やっと…ついたか』

 

俺はクリオモス島付近にいた。流石に近づくとレーダーに引っかかると思ったからだ

 

『暫く待つか』

 

そういい海に身を潜める

 

 

 

アスカside

「私にはこれがネオフロンティア時代を人類が進むために必要なものには……どうも思えないですがね」

 

隊長がキサラギ博士にそう言う。プロメテウスに俺達の記憶を乗せる実験に協力してほしいとのことだ

 

「プロメテウスが完成し量産されれば、スーパーGUTSも危険をおかさずに戦う必要すら無くな……」

 

「人間は自分自身の力で困難に立ち向かうからこそ、正しい道を見失なわずに済むんです。……こんなものに頼りきった日には」

 

「ウルトラマンダイナやガメラ何かに頼る方が、余程危険だと思いますけど?」

 

言わせておけば❗

 

「…何ですって」

 

「月面でも怪獣を倒すのに時間が掛かってましたが」

 

キサラギ博士は淡々と言葉を発していく

 

「あれは…ダイナやガメラも油断して」

 

「この戦艦は油断など一切しません」

 

そういい俺にニコリと不気味に笑いながら

 

「決して…」

 

もう我慢できねぇ❗

 

「隊長、協力しようじゃないですか❗ こんなデジタル幽霊船が本当に強いやつかどうか、この目できっちりと確かめてやろうじゃないですか❗」

 

そして俺が代表で入ることになったがキサラギ博士が近づいてきて

 

「すぐ終わります。貴方の力を全て頂けばね、ダ・イ・ナ」

 

「…えっ?」

 

そこで俺の意識は途切れる

 

 

 

主人公side

暫くするとクリオモス島から激しい爆音が聞こえてきた

 

『始まったか……』

 

見てみるとモネラ星人の宇宙船モネラシードが施設を破壊していた

 

 

 

ヒビキside

宇宙船が現れガッツイーグルで出動するが、分離が出来ず高度が下がり、海に落ちると思った…その時、海から黒いやつが現れてガッツイーグルを支えてくれた

 

『ガアアアアアアアアアアアッ』

 

「ガメラ❗」

 

ガメラは海上にゆっくりと下ろしてくれた。すると……

 

「ジュワ」

 

ダイナも姿を現したが宇宙船の後ろからプロメテウスが発進したと思うとガトリングガンをダイナに向け撃ってきた

 

「シェア」

 

ダイナはガトリングガンを相殺する。するとガッツイーグルのレーダー装置にキサラギ博士が写りだす

 

「只今より本計画の正確な始動を宣言します。人類はその守護者ウルトラマンダイナとガメラの敗北を見ることで自らの無力を思いしる必要があるでしょう」

 

「この女……何言ってやがる」

 

 

 

主人公side

ガッツイーグルを安全な場所に置いているとモネラシードの光線・モルージョンによってプロメテウスが電脳魔神デスフェイサーへと姿を変え、ダイナと戦闘を開始した

 

「ハァッ」

 

ダイナが攻撃をしていくが攻撃をすべて防がれ、更に倒されガトリングガンをダイナに放つ

 

『ガアアアアアアアアアアアッ』

 

その隙にデスフェイサーのガトリングガンを押さえ込むが逆にデスフェイサーは俺をデスシザースで首を挟み伸ばしながら引きずり腕を戻す。ダイナはミラクルタイプにチェンジして上空へといきシャイニングジャッジを放つがジェノミラーで反射して右腕のデスシザースでダイナを掴み、俺へと投げ飛ばす

 

「グワァ」

 

『ゴアッ』

 

何とかダイナをキャッチするがその勢いで後方に下がる

…するとデスフェイサーは胸部を開きネオマキシマ砲のエネルギーを溜めていた

 

『ヤベェッ』

 

そう思い立ち上がるとダイナがソルジェント光線を放とうとするが、やはり撃たない…いや撃てないでいた。するとネオマキシマ砲が発射される

 

『クソッ……』

 

俺はプラズマ火球を放つが、遅く島の近くでプラズマ火球がネオマキシマ砲に当たり大爆発を起こし

 

『ゴアッ』

 

その衝撃で海まで吹っ飛んでしまう

 

 

 

アスカside

起き上がると、またもベッドの上だった。夢かと思ったが腕を怪我していた

 

「違う…やっぱり俺は負けたんだ」

 

そういい部屋を出るとリョウがいた。心配されたが元気に振る舞って誤魔化した。すると…

 

「そうね、貴方はそうかもしれない……でも」

 

そして病室に行くとマイが怪我をしていた。最悪命に別状はないらしい。けど…たまらずにその場を走り去っていった

 

 

 

主人公side

あれから何とか家にたどり着き、手当てをしていた

 

「また、こんな無茶をして❗」

 

華未来にそう怒られてしまった

 

「すまない」

 

そう言うと

 

「……謝んないで」

 

そう言ってきた

 

「もう無茶しないでって言いたいところだけどまた危険なことするだろうし」

 

笑顔でそう言い、最後に

 

「心配してるのは、私だけじゃないんだからね。……困ったら私達を頼ってね」

 

そう言って、華未来は部屋を出た

 

(……ありがとう)

 

そう思いながら、回復のため寝ることにした

 

 

 

アスカside

1人屋上にいると……

 

「何を1人で煮詰まってんだ」

 

そういい隊長が近づいてくる

 

「隊長……」

 

「ヘヘヘッ、まるで滅多打ちになったエースピッチャーって顔だな」

 

そういいながら俺の隣にくる

 

「もっと最悪です。俺のしたことは多分、満塁押し出しのサヨナラ負け……」

 

そう返すと隊長は

 

「よく分かんないが、お前の言ってることはな…自分の力だけで勝とうとしている奴の典型的な負けかただ。要するに自滅だ❗」

 

「自滅?」

 

そう言うと隊長は俺の顔を見て…

 

「アスカ、お前ピッチャーのマンウンドがなぜ高くなっているか考えたことあるか? 」

 

そう言ってきた。そんなこと分からずに俺は顔を伏せてしまう

 

 

「ピッチャーは孤独だって言うが、俺はそうは思わねえ。マウンドの中央が高くなっているのは仲間にその背中がようく見えるようにだ。頑張れ❗ 負けるな❗ そんなみんなの声援が一番届く場所なんだ。だから……」

 

「俺ッ……」

 

隊長の言葉を遮り、話し出す

 

「きっと、ピッチャーには向いていないんです」

 

そういい走り去ろうとすると

 

「明日の正午、TPCの総力を持って敵と決戦に臨む」

 

隊長がそう言ってくる

 

「ダイナやガメラでさえ、勝てなかった相手だ。ハッキリ言って厳しい戦いになるだろう…だが俺は人間の勝利を信じている」

 

その言葉を聞いてから、俺は避難が始まっているK-3

地区の橋の上で考え事をしていると行きなりけつを殴られたと思い、後ろを振り向くとスーパーGUTSの隊服を少年が立っていた

 

「お兄ちゃん、スーパーGUTSの隊員だろ」

 

そう言ってきたので

 

「君だって、そうじゃないか」

 

そう返す

 

「悪い怪獣なんて、きっとやっつけてくれるよね」

 

「あぁっ…でも、どうかな今度の敵は強いから……」

 

「駄目だよ、そんな弱虫でよくスーパーGUTSに入れたね、僕が隊長ならお兄ちゃん首だな」

 

「本当、そうだな……」

 

そう思っていると少年が手に持っていた人形に目がいく

 

「それ、ウルトラマンダイナ?」

 

「違うよ、ウルトラマンティガ」

 

そういいティガの人形を差し出してきたので手にとってよく見てみる

 

「ティガ?」

 

「僕のお兄ちゃんがね、宇宙飛行士の学校に行くときにね、僕にこの人形をくれたんだ。これを持っていればきっと光に慣れるって」

 

「光……」

 

そういい、あることを思いだし少年にお礼を言って走り出す

 

 

 

主人公side

ピンーポーン

 

ドアのチャイムが鳴り、ドアを開ける

 

「はい、どちらさ……」

 

「ゲンジ……」

 

そこには肩で息をしているアスカさんがいた

 

 

 

???side

少し前

「久し振りの地球だなー」

 

そういいながら歩いていると、ニュースで宇宙人との全面対決の事が取り上げられていた

 

「大変な時に帰ってきちゃったな……」

 

そういい再び歩き出す

 

 

 

主人公side

アスカさんを部屋に入れて、お茶を出すと一気に飲み干して

 

「ゲンジ、俺にティガの事を教えてくれ❗」

 

そう言ってきた

 

「何故、僕に?」

 

そう言うと

 

「俺達の前のGUTSの人達が言ってただろ、ゲンジは前のGUTSの人達の手助けをしてたって、だから知ってるだろティガの事を❗」

 

(……成程、そう来たか)

 

暫く考え、あることを思い付く

 

「アスカさん、俺よりティガの事を知っている人に明日会わせますので、それで行きましょう」

 

そういいアスカさんを説得してからあの人に連絡を入れて明日会うようにお願いしてから就寝して明日の最終決戦に備える




果たして最終決戦の運命やいかに❗


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劇場版 ウルトラマンティガ&ウルトラマンダイナ 光の星の戦士たち(後編)

最近、更新が遅れてすいません
ここ最近、学園祭などの準備で忙しくて忙して

それでは後編どうぞ❗


主人公side

朝、俺はアスカさんと一緒にある人と待ち合わせをしていた

 

「ゲンジ、ここでいいのか?」

 

「はい、ここで待ち合わせをしてるので」

 

そういい、しばらく待っていると……1台の車が通ってくる

 

「お待たせ、キリュウ君」

 

「はい、お久しぶりです…イルマさん」

 

イルマさんに挨拶をしてから早速、本題に入る

 

「早速ですいませんがアスカさんをお願いします」

 

「……彼に何をすればいいの?」

 

「アスカさんの話しを聞いて質問に答えてあげて下さい」

 

「私はいい答えは言えないと思うけど?」

 

「大丈夫です❗ 答えはきっと……」

 

そういい、後ろで待つアスカさんを見てから

 

「アスカさんが自分自身で答えを出すと思うので❗」

 

「…分かったわ」

 

そう会話してからアスカさんの元へ行き

 

「アスカさん、後はイルマさんに着いていってください」

 

「ゲンジは行かねぇのか?」

 

「はい、僕にはまだやることがあるので」

 

そうアスカさんに強く答える

 

「そうか…ありがとうなゲンジ❗ ここまで色々、してくれて」

 

「僕は自分が出来ることをしたまでですよ。アスカさん」

 

「うん?」

 

「頑張って下さいね❗」

 

「おう❗ 任せとけ❗」

 

俺とアスカさんは拳を合わせてからその場で別れ、俺は最終決戦の場へと急ぐ

 

 

 

アスカside

俺とイルマさんはグランドームの中にあるイルマさんの部屋に行き、会話を始める

 

「こんな時にスーパーGUTSの隊員が何の用件かしら?」

 

「ティガのこと…俺に教えて貰えませんか?」

 

俺がそう言うと

 

「えっ……」

 

イルマさんが驚いた顔をする

 

 

 

ヒビキside

俺達はモネラ星人との戦いの場となるK3地区にガッツイーグルで出撃していた。辺り一面にTPCの機体で沢山だった

 

「大した眺めだな……正に総力戦だ」

 

そういいながら辺りを旋回する

 

「アスカの奴、等々戻らなかったな」

 

ナカジマがそう呟く

 

「絶対に逃げない…それが奴の口癖だったのに」

 

カリヤもそう呟く

 

「大丈夫だ❗ 奴は必ず戻ってくる❗」

 

そう活を入れる

 

 

 

主人公side

「…………………………」

 

俺は最終決戦の場に来ていた。もう少しで戦いが始まろうとしていた…その時

 

「ワンッ」

 

俺の足辺りから鳴き声が聞こえたと思い、見てみると子犬がいた。子犬は鳴きながら、走っていってしまう

 

「お前、ここは危ねぇぞ」

 

そういいながら子犬を追いかけようとしたとき

 

「コタローッ コタローッ」

 

男の子がこちらに走ってきていた

 

「君、ここは危ないから早く避難を…」

 

そう言うと

 

「でもコタローが❗」

 

そういい先程の子犬を追おうとする

 

「………………」

 

「コタローは僕の大切で大事な家族なんだ❗」

 

それを聞き、俺は…

 

「君、名前は?」

 

「えっ…タイガ・ノゾム」

 

どっかで聞いたことがあるけど、今は考えてる時じゃないな

 

「ノゾム君、お兄ちゃんが必ず…コタローを連れてきてやるから、ノゾム君は避難するんだ」

 

「えっ…お兄ちゃんが?」

 

「うんっ…俺を信じてくれ❗」

 

ノゾム君は暫く考えると

 

「うんっ…分かった。お兄ちゃんを信じるよ」

 

ノゾム君はそう言ってくれた

 

「よしっ…タイガ君、ここを真っ直ぐ行けばTPCの人達が居るからそこまで急ぐんだ」

 

「分かった❗ お兄ちゃんも気を付けてね」

 

そういいタイガ君は手を振りながら走っていく

 

「さて、行くか」

 

頬をバチバチと叩きながらコタローを探しにいく

 

 

 

アスカside

「GUTSは凄く結束の固いチームだったんですよね。今でも時々、集まったりするんですか?」

 

イルマさんの部屋に飾ってあったGUTSの写真を見ながらイルマさんに聞いてみる

 

「皆、今ではそれぞれの夢を目指して頑張ってるし、それに…こうして目を閉じれば、何時でも彼等には会えるから」

 

そういい椅子に腰かける

 

「よく分からないけど、何かいいっすね」

 

そういい俺も椅子に座る

 

「…ところでティガの何を知りたいの?」

 

「……もし出来るなら」

 

そう言ってイルマさんに顔を向ける

 

「俺はティガに会いたい❗ 会って色々と聞きたいんです。何故そんなに無敵だったのか…どうして世界を闇に包み込むような強大な敵を倒せたのか」

 

俺は聞きたいことを全部、イルマさんに聞いてみるが…

 

「残念だけど、私にそんな希望は叶えられないわ。ティガはもう居ないの…だから二度と会えない」

 

「…ティガはもう居ない」

 

「でも、もし会えたなら…きっとこう言うでしょうね。俺は決して無敵なんかじゃないって」

 

「えっ…」

 

「ティガが勝てたのは、その本質が光だったから」

 

「…光?」

 

俺がそう言うとイルマさんは笑顔で頷き

 

「それは誰の中にでも有るの、勿論貴方の中にも」

 

「……………………」

 

「沢山の人達を輝かせる力がティガには合った。だからどんな恐ろしい闇にも立ち向かっていけた」

 

「沢山の人の光…」

 

そこで俺の頭にはスーパーGUTSのメンバーやゲンジの事が頭に浮かんできた。そして居てもたってもいられなくなり

 

「ありがとうございました」

 

そうお礼を言ってから、部屋を出て走っていく

 

(試合はまだ終わっちゃいない。俺は自分だけ勝手にマウンドから降りようとしていたんだ)

 

 

 

ヒビキside

戦いが始まるまで残り1分を切っていた

 

ドクッドクッドクッドクッドクッ

 

全員に緊張が走る中

 

カチッカチッカチッカチッ…ゴーンゴーンゴーン

 

時計が正午の鐘を鳴らす。しかし…

 

「どうした…なぜ来ない?」

 

すると…

 

ピリッピリッピリッ

 

「隊長❗」

 

ナカジマが機械を見ながら声を掛けてきた

 

「どうした?」

 

「真下です❗」

 

「何っ❗」

 

すると陸上部隊の戦車が爆発し地下からプロメテウスのロボットが現れた

 

 

 

主人公side

「コタロー、何処だ❗」

 

走りながらコタローを探していると…

 

「ワンッ」

 

建物の裏にコタローがいた

 

「よしっ…急いでここを……」

 

そう言った瞬間、地下からデスフェイサーが姿を現す

 

「クソッ…こんな時に」

 

そしてデスフェイサーはTPCと戦闘を開始する

 

(まだ駄目だ、まずはコタローを安全な場所に…そうだ)

 

「頼む❗」

 

そういいハイパー・バトルナイザーを取りだし

 

『バトルナイザー❗ モンスロード❗』

 

「ゴァバラララララララララララララララッ」

 

ドラゴリーを出すと

 

「ドラゴリー、暫く時間を稼いでくれ❗」

 

「ゴァバラララララララッ」

 

ドラゴリーは頷くとデスフェイサーに向かっていった

 

「よしっ…今のうちに」

 

俺はコタローを抱えて、安全な場所まで急ぐ

 

 

 

Noside

「ゴァバラララララララララララララララッ」

 

一方、ドラゴリーはデスフェイサーと激しい戦いを繰り広げていた。デスフェイサーは近づいてくるドラゴリーにガトリングガンを放ち牽制しようとする

 

「ゴァバラララララララララララララララッ」

 

ドラゴリーは腕からミサイルを放ち、相殺してデスフェイサーに近づくと

 

「ゴァバラララララララララララララララッ」

 

デスフェイサーを掴み地面に叩きつけ、デスフェイサーの顔を片腕で押さえつけ、顔をもう片方の腕で殴り付ける。しかし、デスフェイサーも負けじとドラゴリーの腹を蹴り押し退ける

 

「ゴァバラララララララララッ」

 

ドラゴリーとデスフェイサーが掴みあっていると

 

バンッバンッ

 

デスフェイサーの顔に向け、ガッツイーグルの援護が入る。しかし、デスフェイサーはガトリングガンでガッツイーグル達を撃ち落とす

 

 

 

ヒビキside

プロメテウスのロボットと戦っている怪獣に援護射撃をするがガトリングガンであっさりと撃ち落とされてしまう

 

「ビルに落とすんじゃないぞ❗」

 

そういい下を見てみると

 

「!? アスカ」

 

ロボットに向かい走ってきているアスカがいた

 

 

 

主人公side

「よしっ…ここらで大丈夫だろ」

 

そういいコタローを降ろし、またもハイパー・バトルナイザーを取りだし

 

『バトルナイザー❗ モンスロード❗』

 

「ガウッ」

 

小さくしたガーディーを出し

 

「ガーディー、コタローとここに居てくれ」

 

「ガウッ」

 

ガーディーは任せろと言うように胸をドンッと叩く

 

「頼むぞ」

 

そして俺は再び走り出す

 

 

 

Noside

「ゴァバラララララララララララララララッ」

 

ドラゴリーとデスフェイサーの戦いをα号に乗るリョウ隊員が援護するがデスフェイサーのガトリングガンでビルに突っ込んでしまう

 

「ゴァバラララララララララララララララッ」

 

ドラゴリーは再度、デスフェイサーに突っ込んでいくがガトリングガンで撃たれ、少し怯んでしまう。その隙にデスフェイサーはデスシザースに取り付けられているデスシザーレイでリョウ隊員がいるビルに狙いを定めエネルギーを溜め込む

 

 

 

アスカside

暫く地上からロボットを攻撃をしていたが、リョウの乗るα号をロボットが攻撃しようとしていた

 

(差せてたまるか❗)

 

そう思いながらリーフラッシャーを掲げ、ダイナに変身する

 

 

 

主人公side

ようやく辿り着くとデスフェイサーがビルを攻撃しようとしていた

 

「ヤバイ」

 

そう思った瞬間、デスフェイサーは攻撃を外してしまう

。するとダイナがデスフェイサーを持ち上げていた

 

「アスカさん、良かった」

 

ホッと一息ついてから

 

「ドラゴリー、お疲れ様❗」

 

そういいドラゴリーを回収してからガメラに変化する

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

「デェア」

 

ダイナはデスフェイサーを投げ飛ばしながら、更に起き上がったデスフェイサーに蹴りを入れ、デスフェイサーの攻撃を側転で避けつつ顔に蹴りを入れてデスフェイサーを倒す

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

俺も負けじとデスフェイサーの足を掴み、回転しながら投げ飛ばす

 

「ジュア」

 

ダイナが更に攻撃を加えようとするがデスシザースで攻撃を受けとめてからダイナの首を締める

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

俺はそこに近づきプラズマ・クローでデスシザースを切り落とすとダイナはガトリングガンを掴みかかと落としで腕を落とす

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

そこへ俺が玄武掌を放ち吹き飛ばす。するとデスフェイサーは胸部分のハッチを開けネオマキシマ砲のエネルギーのエネルギーを溜め始める

 

「ダイナーッ」

 

リョウの声をダイナが聞くとダイナはデスフェイサーに突っ込み……

 

「ジェア❗」

 

バチバチッバチ

 

ダイナの拳がデスフェイサーの胸部分を貫いていた

 

『よしっ❗』

 

そしてダイナがデスフェイサーを上空に放り出すと

 

ドグワアアアアアアアアン

 

大爆発を起こして消滅する

 

 

 

???side

今、避難している場所からキリュウ君……いやガメラと新たな光…ウルトラマンダイナの戦いを見ていた。ダイナが敵の武器を拳で貫き、戦いに勝利した

 

「よしっ……」

 

そう思った瞬間、ダイナの腰に何かの触手みたいなものに絡まれてしまう

 

「………………!?」

 

ふと扉を見てみるとイルマ隊長が映像を見て避難場所から出ていくのが見えた。僕も居てもたってもいられなくなりイルマ隊長の後を追った

 

そう彼こそがかつて強大な闇と戦ったウルトラマンティガ…いやマドカ・ダイゴであった

 

 

 

主人公side

デスフェイサーに勝利し、去ろうとしたダイナの腰に巻き付いてきた

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

俺はそれをプラズマ・クローで切りダイナを助けると地下からモネラ星人の宇宙船が出てきて宇宙船から触手を伸ばしてクイーンモネラへと姿を変える。するとクイーンモネラは再び蔓を伸ばしダイナと俺の両手を縛る

 

「グアッ」

 

『ゴアッ』

 

俺はそのまま、地面へと叩きつけられてしまう。ダイナは腹部の檻に閉じ込めて自由を奪ってしまう

 

 

 

ヒビキside

怪獣は攻撃で周囲3kmをリング状に破壊した後、動かなくなる

 

「もしかして、第2破を撃つつもりじゃ」

 

「だがこれが最後のチャンスかも知れないな」

 

「隊長❗ ダイナを救出しましょう」

 

「うんっ」

 

「次の花火が撃ち上がる前に勝負をかけるぞ…行くぞ❗」

 

「「ラジャー❗」」

 

そういい走り出す。すると一機のガッツウィングゼロが怪獣を攻撃していた

 

「助っ人に遅れをとるな❗」

 

 

 

イルマside

私はガッツの隊服を着てガッツウィングゼロに乗り、捕らわれてしまったダイナを救おうとしていた

 

「負けない、ウルトラマンは負けはしない❗」

 

攻撃をしながら相手の攻撃を救おうと交わす

 

 

 

Noside

グランドームではダイナとガメラ、そしてクイーンモネラの戦いが映し出されていたが皆は諦め始めていた

 

「ダイナ…」

 

ススム少年はティガの人形を握りしめ戦いを見る

 

 

 

主人公side

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

俺は何とかダイナに近づこうとするが触手で捕まれQMバスターを放ちながら、何度も地面に叩きつけてから投げ飛ばされる。すると…

 

「グワアアッ」

 

捕らわれていたダイナのカラータイマーの点滅が止まってしまいダイナの目から光が消えてしまう

 

『クソッ…まだ終わったわけじゃねぇ❗』

 

そういいながらクイーンモネラに突っ込んでいく

 

 

 

ダイゴside

建物の屋上から戦いを見ていると、ダイナもガメラもピンチに陥っていた。僕は拳を握り締めながら

 

「僕にはどうすることも出来ないのか」

 

そういい拳をよりいっそう握り締めた

 

 

 

Noside

避難所ではダイナがやられてしまったことで皆、絶望していた

 

「クソッ…プロメテウスさえ奪われていなければ」

 

「それでも勝てたかどうか」

 

「何…じゃああの化け物を倒せる武器は存在しないと言うのか❗ 我々人間では倒せないとでも」

 

キサラギ博士とゴンドウ参謀がそう話していると

 

「光があるもん❗」

 

その2人にススム少年が話してくる

 

「昔、僕のお兄ちゃんが光になったんだ。そしてティガと一緒に悪い怪獣をやっつけたんだ」

 

「……光?」

 

「しっかりしろ❗」

 

ヒビキ隊長達はクイーンモネラに攻撃されナカジマ隊員が怪我をしてしまい、コウダ隊員と一緒に肩を貸しながら怪獣に向かう

 

「例えウルトラマンが居なくなってもな…俺達が諦めてどうすんだよ❗ 人間が頑張らないでどうすんだ❗」

 

そういいながらクイーンモネラに突っ込んでいく

 

「例え勝ち目がなくたって」

 

リョウ隊員もそういいながら顔を上げ

 

「どんな絶望の中でも、決して諦めない❗」

 

イルマ参謀もそういいながらクイーンモネラに攻撃をする

 

 

 

アスカside

目を覚ますとスーパーGUTSのメンバーやイルマさん、ガメラが諦めずに怪獣に立ち向かっていた

 

「皆…ダイナがいなくても」

 

 

 

Noside

避難所ではススム少年がキサラギ博士に…

 

「お兄ちゃんが言ったんだ、僕もきっと成れるって…最後まで諦めなければ皆が光に成れるって」

 

するとキサラギ博士がススム少年に近づき

 

「私も成れるかな…私も光に成れるかな?」

 

「きっと成れるよ」

 

ススム少年は笑顔でそう答える

 

「馬鹿らしい、何を言ってるんだ」

 

ゴンドウ参謀がそう言うと

 

「人間は不完全な生き物…私にはどうしてもそれが許せなかった」

 

「その通りだ❗ だから人間の無駄な感情を切り捨てた究極兵器を造ろうと……」

 

「でも、それは間違っていた…心を持たない力は結局人間の敵にしかならなかった。大切なものを見失った報いだったのよね」

 

「……………………」

 

「でも諦めちゃいけない❗ 希望を捨てちゃいけない…こんな小さい子だって勝利をまだ信じてるのに何もせずに終わってしまっていいはずがない❗」

 

すると何人かが、この言葉を聞き顔を上げる

 

「まだきっと出来ることがあるはずよ。人間は決して無意味な存在なんかじゃない…自分の力を信じれば、きっとあの怪物を倒せる事が出来る」

 

 

 

アスカside

「これが人の光…」

 

次々と人の光が流れてくる

 

「光…こんな沢山の光がティガを支えていた。皆がウルトラマンと戦っていたのか」

 

 

 

Noside

キサラギ博士の言葉を聞き

 

「私も…私も光に成って戦いたいティガと一緒に」

 

「思い出した…」

 

「あれは夢じゃなかった」

 

「私も光に」

 

「頑張れウルトラマン」

 

皆、立ち上がり声を掛けていく

 

「皆……」

 

「立って、もう一度立ってウルトラマン❗」

 

するとススム少年が持つティガの人形が光だし、皆が光に成っていく

 

「まさか、こんなことが……」

 

「人は光に成れる」

 

キサラギ博士も光と成っていく

 

 

 

アスカside

「光よぉぉぉ❗」

 

 

 

ダイゴside

屋上で何か出来ないか考えていると急に僕の体が光に包み込まれた

 

「この光は……」

 

この光は前にも感じた事があった。苦しかった時に僕を支えてくれた光だった

 

「……皆、ありがとう」

 

すると僕の手に光が集まりスパークレンスが出来上がる

 

「ティガアアアアアアアーッ」

 

 

 

Noside

「あれは❗」

 

ヒビキ隊長が驚くなか…

 

「ティガ❗」

 

イルマ参謀は声を上げる

 

 

 

主人公side

突如、光が集まったかと思うとそこにティガが現れる

 

『ティガ❗』

 

するとティガは俺に近づくと手を当て光の力を送ってくれた

 

「大丈夫かい? キリュウ君」

 

(えっ……)

 

[もしかして……ダイゴさん?]

 

「僕もまた光に成れたよ」

 

[流石です。ダイゴさん]

 

そう会話しているとクイーンモネラが触手を伸ばしてくる

 

[ダイゴさんはダイナをお願いします]

 

そういい飛び上がると

 

『これで…どうだ❗』

 

ローリングアタックをしながらプラズマエネルギーを放ち、次々に触手を切り落とす。その間にティガは蹴りで檻を破り、ダイナにリライブ光線を放つとダイナのカラータイマーの色が青に戻り、目が輝き出す

 

「ジェア」

 

拘束を破り、クイーンモネラの檻から抜け出すとティガと並び、フラッシュタイプになる。更にクイーンモネラの攻撃を避け

 

「ジュワ」

 

「ジェア」

 

ハンドスラッシュで攻撃をしていく

 

 

 

ヒビキside

2人のウルトラマンとガメラを見て

 

「遅れている場合かよ❗ 俺達も一緒に戦うんだ❗」

 

「けど隊長、メカはもう使い物にはなりません」

 

「まだ一番、立派なものが残ってるじゃないか」

 

そういい脚を叩きながら

 

「これ(脚)だ❗」

 

皆、頷きながら

 

「「「「「よぉぉぉしっ❗」」」」」

 

声をあげながら走り出す

 

 

 

主人公side

クイーンモネラは残った触手で俺達に攻撃をしてくる。すると地面から伸ばした触手でティガとダイナの首を締め付けるが…

 

「ビームをクロスさせろ❗」

 

ヒビキ隊長の言葉でビームをクロスさせクイーンモネラの触手を攻撃してティガとダイナを助け出す

 

「ジュワ」

 

「ジェア」

 

そして俺達は飛び上がってクイーンモネラの眉間にパンチを食らわす。クイーンモネラは頭部を開き攻撃をしようとするが、ティガはゼペリオン光線をダイナはCチャージソルジェント光線、俺はハイ・プラズマで攻撃をする。そしてクイーンモネラは光の粒子となり消えてしまう

 

 

 

Noside

避難所は勝利の喜びで大歓声に包まれた

 

「勝てたね❗ 人間の光が❗」

 

 

 

主人公side

そして、ダイナはティガから光を継ぎ光となり消えていった。俺もその場から去る

 

 

 

ヒビキside

「流石に今回はちぃっとばかりしんどい戦いだったな❗」

 

「でも素晴らしい戦いかたでしたよ」

 

そういい近づいてきたイルマさんとお話をしていると

 

「おぉーーいっ」

 

アスカが走ってきたので皆でアスカに近づいていると

 

「……光を継ぐものか」

 

「えっ……」

 

「ヒビキ隊長、素晴らしい部下をお持ちですね」

 

「はいっ」

 

そういいアスカに駆け寄っていく

 

 

 

主人公side

俺はコタローを抱きながら歩いているとタイガ君がいた

 

「タイガ君❗」

 

「あっ、お兄ちゃん❗」

 

そしてタイガ君にコタローを渡す

 

「ありがとうお兄ちゃん❗」

 

「いいってことよ」

 

そういいタイガ君の頭を撫でる。するとタイガ君の保護者がタイガ君を呼んでいた

 

「じゃあね、お兄ちゃん」

 

「おう、また会おうな」

 

そういい別れる。それから暫くして、イルマさんに会いに行くと……

 

「「「「キリュウ君❗」」」」

 

元GUTSのメンバーが集結していた

 

「皆さん、お久しぶりです」

 

「キリュウ君も久しぶり」

 

ダイゴさんが話してくる。それから懐かしい話で盛り上がるのであった



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新・ガメラPV記念 悪魔の合成獣

長らくお待たせしました。学園祭と学校の当番仕事が1週間重なって投稿が遅れてしまいすいません
今回はオリジナルです❗


Noside

先日、TPCの調査班が超古代遺跡ルルイエ付近の島を調査している際、ある巨大な化石を発見した。その化石は化石ながらも、まるで悪魔のような恐ろしい形相をしていた。そして、その化石はTPCが管理する研究施設で研究することが決まった。それが恐ろしい悪魔の復活であった

 

 

 

主人公side

俺は今、生物工学研究委員会の上層部から今回の実験に携わるように指示を受けてTPCが管理する実験施設へと足を運んでいた

 

「何の実験なんだろうな?」

 

そんな事を考えながら施設を歩いていると…

 

「あれは…」

 

外を見てみるとガッツイーグルが施設に着陸をしていた

 

「スーパーGUTSを呼ぶって事はそれほど危険な事なんだろうな……」

 

俺が呟きながら気を引きしめていると

 

「あっ、やっぱりゲンジだ❗」

 

そういいながら、アスカさんとマイさん以外のスーパーGUTSのメンバーがこちらに来る

 

「お久し振りです」

 

そういいお辞儀をする

 

「本当に久し振りだな。けどゲンジはどうしてここにいるんだ?」

 

アスカさんは首を捻り質問してきたので、俺は生物工学研究委員会からの通達について話す

 

「けど、アスカさん達、スーパーGUTSが出動するほどの事をするんでしょうか?」

 

「ふむ、俺達も具体的な事は何も聞かされていないが」

 

ヒビキ隊長がそう言うと

 

「それは、これから説明する」

 

前の方から声が聞こえ、見てみるとゴンドウ参謀が数名の隊員と研究員を連れ、歩いてきた。ゴンドウ参謀は俺を見て

 

「君が生物工学研究委員会から推薦があった子だね。今日は宜しく頼むよ」

 

「……こちらこそ、お役に立つかどうかは分かりませんが宜しくお願いします」

 

それだけ言って、俺はアスカさん達と一緒に歩を進めて研究室に入っていくと……

 

「おいおい…何だこりゃ?」

 

俺とアスカさん達が入った研究室のガラス張りがされている先に巨大な化石が崩れないように固定がしてあった

 

「これは……」

 

その化石を見て驚いた。その化石は頭はやや平たく、翼があり顔は悪魔を彷彿とさせる形相をしている。そうこいつは

 

「ギャオス……」

 

超遺伝子獣ギャオスの化石であった

 

「ほう、こいつを知っていたのか」

 

ゴンドウ参謀は感心と言うように、話しかけてくる

 

「一度、資料で見たことがあります。ゴンドウ参謀…こいつは危険過ぎます」

 

俺がそう言うが

 

「確かに資料によれば危険な生物だろうが、今のこいつは唯の化石に過ぎない」

 

「しかし…」

 

「別にコイツを兵器に利用するわけではない…唯コイツを調べるだけだからな……まぁ、万が一に備えて君達スーパーGUTSを呼んだのだよ」

 

ゴンドウ参謀はそういい、研究員達に指示を出しギャオスの化石に無数の機械を当て機械を操作していく

 

「これは…」

 

研究員の一人が機械からのデータを見て驚いていた

 

「どうした?」

 

ゴンドウ参謀が驚いている研究員に声を掛けると

 

「ギャオスの化石から、凄まじいエネルギーが感知されています」

 

機械を覗いてみると確かに機械の数値が高い数値を表していた

 

「こいつは……」

 

ゴンドウ参謀も驚きを隠せないでいた

 

それから色々な研究が行われた結果、危険と判断されギャオスの化石は処分されることになった

 

 

 

アスカside

「結局、何も起こらなかったな」

 

そういい俺とゲンジは自販機前でジュースを買いながら話をしていた

 

「まぁ、何事もなくて良かったです」

 

ゲンジはジュースを俺に渡しながら、そう言ってくるけど……

 

「退屈だったぜ」

 

そういいジュースを飲もうとしたとき

 

ピリッピリッ

 

通信が入り、出てみると

 

「アスカ、大変だ❗ この施設にスフィアが接近している」

 

隊長が焦りながらそう伝えてきた

 

 

 

主人公side

「アスカ、大変だ❗ この施設にスフィアが接近している」

 

アスカさんへヒビキさんからそう通信が入った

 

(スフィア…………!? まさか)

 

そう思った瞬間、俺は走り出した。先程の研究室へと急ぐが……

 

(しまった…)

 

時すでに遅し、スフィアはギャオスの化石がある研究棟を破壊しギャオスの化石に取りついていた。スフィアはギャオスの化石を覆い尽くしたと思うと形を変化させ、遂に……

 

「ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」

 

ギャオス……いやネオギャオスへとなり、けたたましい鳴き声を放ちながら辺りを見回していた

 

(遅かった……)

 

俺が悔やんでいると

 

「ゲンジ❗」

 

「「「「キリュウ君❗」」」」」

 

アスカさん達が近づいてきた

 

「急に走り出しやがって……っあいつは」

 

アスカさんはネオギャオスを見て驚いていたが、すぐさま通信を入れようとするが

 

「ギャオオオオオオオ」

 

ネオギャオスがこちらに気づき、食べようとするかのように口を開いてきた

 

「危ないっ❗」

 

俺はガメラへと急いで変化する

 

 

 

アスカside

通信を入れようとしたときギャオスがこちらに気づき口を開いて近づいてきた

 

「危ないっ❗」

 

そうゲンジの声が聞こえたと思うと

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

突然、ガメラが現れ俺達を守るようにギャオスの口を押さえていた

 

「まさかっ……」

 

俺がそう呟いたとき

 

『グルルルルッ』

 

ガメラがこちらを見てきた

 

「ゲンジ、お前が……」

 

俺がそう言うとガメラは再び、ギャオスに顔を向けギャオスの顔を殴り付け、戦いを始めた

 

「隊長……」

 

隊長も何かを悟ったかのように戦いを見ていた

 

「……ガメラを援護しに行くぞ❗」

 

「「「ラジャー❗」」」

 

待ってろよゲンジ……

 

 

 

主人公side

アスカさん達が無事なのを確認して、ネオギャオスの顔に玄武掌を放ち、研究棟の外へ出す

 

「ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

ネオギャオスは空中へと飛び上がり、俺へと攻撃を仕掛ける

 

(早いっ)

 

以前、戦ったギャオスよりも素早くなっていた

 

「ギャオオオオオオオオオオオオオ」

 

ネオギャオスはソニックブームを放ちながら接近し俺を蹴りつける

 

『くそっ…舐めるな』

 

そういいプラズマ火球を放つが亜空間バリアで防がれる

 

「ギャオオオオオオオオオオオオオ」

 

ネオギャオスは攻撃をしようと近づいてくるが俺は飛び上がり回避してネオギャオスに突進する

 

「ギャオオオオオオオオオオオオオ」

 

ネオギャオスは体制を立て直し、口から超音波メスを放つ。俺は空中で避けながらネオギャオスの後ろをとる

 

『食らえっ❗』

 

ネオギャオスへプラズマ火球を発射するが……

 

「ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」

 

ネオギャオスは高度を上げ、プラズマ火球を回避して俺の後ろへいき超音波メスを放ってきた

 

『くっ……』

 

何とか回避しようとするが……

 

ブシャアアアアア

 

『ぐわっ……』

 

超音波メスが俺の頬に当たり、深い傷をおってしまい

 

ズゥゥーーーン

 

空中から地上に落ちてしまう

 

『クソッ……』

 

俺が立ち上がろうとしたとき、ネオギャオスが地上へと降り立ち止めと言わんばかりに超音波メスを放とうとしていた

 

『ぐっ……』

 

すると……

 

ジュアーーッ

 

ガッツイーグルが反マキシマエネルギーを放ち、ネオギャオスの亜空間バリアが歪んだ

 

(今だ❗)

 

俺はネオギャオスに近づき、プラズマ・クローで亜空間バリアを切り裂く。すると亜空間バリアが消滅した

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

更にネオギャオスを掴み、肘をネオギャオスの頭に落としネオギャオスを地面に叩きつける

 

「ギャオオオオオオオオオオオオオ」

 

ネオギャオスは苦しむように声を上げる

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

更に追い撃ちでネオギャオスを掴みあげて空中へと投げてからハイ・プラズマを放ち、ネオギャオスを跡形もなく吹き飛ばす

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ』

 

姿を戻すが

 

「ぐっ…」

 

ネオギャオスの超音波メスの攻撃を受けた頬は傷が深く血があふれでてくる。そこへ……

 

「ゲンジ、大丈夫か❗」

 

アスカさん達が近づき、俺の傷を見て驚きながら応急処置をしてくれた

 

「あの、皆さん…話が……」

 

俺は応急処置をしてくれているアスカさん達に話をしようとするが、そこにTPCの医療班が到着して俺を運ぼうとする。すると…

 

「話しは、後だ。今は治療を」

 

ヒビキさんがそういい、俺は治療を受けるため医療班の車に乗り、グランドーム内で治療を受ける

 

 

 

アスカside

あの後、司令室で俺達は待機していた

 

(まさかゲンジが…)

 

そう思っていると司令室の扉が開き、頬に包帯をしたゲンジとゲンジをここまで連れてきたマイが入ってきた

 

 

 

主人公side

俺はマイさんに連れられて司令室に入る。中ではアスカさん達が席に座りながら、こちらを向く。すると…

 

「暫く、ここの立ち入りは禁じておいた」

 

ヒビキさんが俺にそう言ってきた

 

「早速だがキリュウ君、君が……」

 

「はい、俺がガメラです」

 

そういい7年前GUTSに説明したように自分の招待を明かしガメラについて話をする

 

 

暫くして…

「そうだったのか」

 

ヒビキさんは俺の顔を見てそう言う。俺の話にはカリヤさんが質問をしてきた

 

(確か神話とかを調べてしな…)

 

そう思っていると

 

「ありがとう❗」

 

ヒビキさんがそういい握手をしてきた

 

「えっ…」

 

「君はダイナと一緒に今までも幾度となく我々を助けてくれた。だから…ありがとう」

 

そう言ってきた

 

「僕を怖がらないのですか……」

 

俺がそう言うと

 

「そんな分けないだろ❗」

 

「そうだ」

 

皆、そういいヒビキさんは

 

「キリュウ君…君が何者であろうと君は俺達の仲間だ」

 

そう言ってくれた

 

「……ありがとうございます」

 

前と一緒ですごく嬉しい気持ちで一杯になっていった。すると…

 

「パムー」

 

ハネジローがこちらへ来て、俺に抱きついてきた

 

「ハネジロー…」

 

するとハネジローが

 

「ゲンジ、皆の…トモダチ……」

 

そう喋った

 

「「ハネジローが喋った❗」」

 

皆が驚きながら笑顔に包まれた瞬間であった

 

しかし、俺の正体を知ったのはここにいるメンバーだけでは無かった。その人は司令室での会話を盗み聞きし驚きつつもニヤリと微笑みのであった



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発熱怪獣&冷凍怪獣

リクエストです❗


主人公side

(何だか…おかしいな……)

 

ネオギャオスの戦いから数日後、俺はやっと包帯が取れたがネオギャオスの傷は深くデカイ傷跡を残していた。まぁ、それはさておいて俺は地震があった3日前から異常な力を2つ感じていた

 

(2つとも似てるようで似てないな)

 

そう考えながらも体を起こし

 

「調べてみるかな~」

 

そういい家を出る準備をする

 

 

 

アスカside

「暑いな~、アスカ~」

 

コウダ副隊長と俺はタンクトップになりながら机に突っ伏していた

 

「暑いっすね~、コウダ副隊長~」

 

すると…

 

「こっちは寒いわよ」

 

「全くだ…」

 

俺とコウダ副隊長の座る席の反対側に座っているリョウとカリヤ隊員が厚着をしてコロンビアを飲んでいた

 

「一体どうなってやがんだ?」

 

コウダ副隊長が言うようにグランドーム内では反対側では寒く、また反対側では暑いのであった。すると…

 

「こら❗ なんだ、その体たらくは❗ もっとびしっとせんか、びしっと❗」

 

ヒビキ隊長が司令室に入ってきたと思うとダラダラしている俺達を然る

 

「でも隊長、この暑さじゃ。だって、水道からお湯しか出ないんですよ~」

 

「こっちの水道は凍って水も出ないんですよ~」

 

「暑い方は風呂を沸かす手間が省けて良いじゃないか、寒い方は寒いのだから仕方ないだろ。ええ!? 大体お前達はその原因をだな、ナカジマ隊員と調べていたんじゃなかったのか」

 

「いや、それが…」

 

コウダ副隊長が説明をする。暑い寒いと言っていたらナカジマ隊員から追い出されてしまった

 

「はっ、お前達は。昔からな、『心頭滅却すれば火もまた涼し』と言ってな、人間気合いさえ入っていれば多少の暑さぐらい、大体な……」

 

何かを言おうとしていた隊長の前を厚着して耳当てをしているマイと同じく耳当てをしたハネジローが通りすぎリョウ達の方に座るとコロンビアを飲み始めた

 

「あっ、隊長❗ せっかく寒かったり暑かったりするんですから、楽しまないと損ですよ。隊長もそんな格好してないで……」

 

「パム~」

 

すると隊長の顔が強ばり…

 

「……マイ❗」

 

隊長がマイに注意しようとすると

 

「隊長、分かりました!暑さの原因が❗」

 

そう言ってやって来たナカジマ隊員は金太郎の様な格好をしていた。隊長はそれを見て呆れたのか、倒れてしまう

 

「隊長、隊長? 具合でも悪いんですか?」

 

すると隊長が震えだし…

 

「バカもーん❗❗❗」

 

司令室内に怒声が響き渡った

 

 

 

暫くして……

ナカジマ隊員から説明が入る

 

「原因はこれです。本部を支える地下断層に、怪獣が取りついてるんです」

 

そういいグランドームの映像を見せてくる

 

「あっ、そう言えば、3日前に地震がありましたよね?あの時の地殻変動で、地底怪獣が迷子になっちゃったのかな?」

 

ナカジマ隊員とマイがそう会話するなか

 

「怪獣がいる事は分かった。だが、この暑さと寒さの関係は?」

 

隊長がナカジマ隊員に質問する

 

「それなんですけどね、コンピューターがはじき出した256通りの推論の筆頭は、この怪獣達の体温が何と2500度と-50度もあるって言う物だったんですよ❗」

 

「2000!?」

 

「500度!?」

 

「「「-50度!?」」」

 

皆、怪獣の体温に驚く

 

「信じられないんだよな、いくらコンピューターの推論とはいえ、体温がだって……」

 

「ナカジマ隊員、忘れちゃ困るな。怪獣って言うのは、俺達の常識を超えているから怪獣なんだ」

 

「何を真面目な顔してそんな…そりゃそうだけどね❗」

 

ナカジマ隊員とカリヤ隊員がそう議論するなか隊長が対策について聞いてくるがガッツディグが使用不可になっていて、どうするか悩んでいるとフカミ総監とミヤタ参謀、ゴンドウ参謀がモニターに映る

 

「基地に取りついてる怪獣を撃退する方法は?」

 

「いや、我々もいろいろ考えてはみたんですが…」

 

フカミ総監に隊長がそう返す

 

「怪獣は、最下層の排熱溝の近くにいるんだよな?」

 

「ええ…」

 

するとミヤタ参謀から

 

「排熱パイプの接続を切り替えて、そこに冷凍ガスと温ガスを流し込んでみたらどうだ? 怪獣達は逃げるんじゃないか?」

 

提案があるとゴンドウ参謀が

 

「ただし、切り替えは人間の手でやらねばならん。地下13階の動力室は、既に500度と-30度の高熱と冷凍地獄だ。できるか?」

 

そんなもん…

 

「できなくたって、やるっきゃないでしょう❗」

 

「スーパーGUTSのスーパーは、伊達じゃ無いんでね❗」

 

俺とリョウでそう言うと

 

「頼もしいな。さすが、選ばれた戦士達だ」

 

すると…

 

「総監、失礼します」

 

そういい一般隊員がフカミ総監に近づく

 

「うむ、ご苦労」

 

「頑張ってくれ❗」

 

「成功を祈る❗」

 

そして総監達の足元の桶に氷が入る

 

「くぅ~」

 

「おぅ~」

 

「きく~」

 

(総監……)

 

結局、暑い方を俺とリョウ、寒い方をコウダ副隊長とナカジマ隊員で対処することになった

 

 

 

主人公side

「この寒さは異常だな……」

 

そう言いながら力がある方に近づいていくが急に力は弱まっていった。どうやら怪獣は動きを止めたようだ

 

「仕方ないな。一旦出直すか」

 

そういい家に帰る

 

 

 

カリヤside

グランドームの近くが揺れ始めるとグランドームの前後ろに怪獣が出現した

 

「こいつらは……」

 

「ソドムとバルゴン」

 

ナカジマ隊員がそう言う

 

「知ってるのか?」

 

「ソドムは火山の中に住み、火の神に使える。ニューギニアが火山地帯に伝わる伝説の怪獣です。バルゴンはソドムと同じくニューギニアの孤島にあると言われている魔境“虹の谷”に住むと言われている現地では「千年に一度誕生する」と言い伝えられている伝説の怪獣」

 

するとソドムが寝始めたと思うとバルゴンも寝始めてしまった。一旦基地に戻り、作戦を立てるが何とかソドムとバルゴンを攻撃しないで済む方法が無いものか…

 

 

 

主人公side

「何でバルゴンやねん❗」

 

おっと、つい突っ込んでしまった。翌日、グランドームの近くへ行くとソドムとバルゴンへの作戦が結構されていた

 

「あの方法では不味いな……」

 

そう思い、俺はグランドームへと近づく

 

 

 

アスカside

遂に作戦が結構された。ソドムは冷却弾と水を使い冷やす作戦に、バルゴンは火炎弾を使い温める作戦になった。直ぐに作戦が結構される。ソドムの方は上手くいくがバルゴンの方は火炎弾を冷凍液で凍らせてしまう。すると…

 

「コウダ副隊長、あれは」

 

ソドムが更に赤く発光したかと思うとソドムの幻影が浮かび上がった

 

「蜃気楼だ」

 

それを見ているとマイから通信が入り、ソドムの体温が3000度に達したとの報告が入る。ソドムはカリヤ隊員を撃墜させ、こっちに火炎で攻撃をしてきた。するとバルゴンがソドムに近づこうとしていた

 

「ギュアアアアアアアアアアアアアアア」

 

「ギシュアアアアアアアアアアアアアア」

 

バルゴンはソドムを止めようともしているように見えた

 

「ダイナーッ❗」

 

俺はリーフラッシャーを掲げダイナに変身する

 

 

 

主人公side

俺は墜落したカリヤさんを助けに行く

 

「カリヤさん大丈夫ですか?」

 

するとそこへナカジマさんも到着する

 

「キリュウ君!? どうしてここに?」

 

「理由は後で、今はカリヤさんを」

 

そういいカリヤさんを助けに向かう

 

 

 

Noside

「ジュワ」

 

「ギュアアアアアアアアアアアアアアア」

 

「ギシュアアアアアアアアアアアアアア」

 

ダイナはソドムを止めようとしているバルゴンに加勢するようにソドムを掴もうとするが

 

「グワッ」

 

ソドムの体温が熱すぎて、ダイナでも掴めないでいた。するとソドムはダイナに突進をする

 

「ジュア」

 

ダイナはそれを避けながら、ソドムに蹴りを入れる。怯んだ隙にパンチを繰り出すがソドムは口で受け止め、ダイナを投げ飛ばす

 

「グワッ」

 

「ギュアアアアアアアアアアアアアアア」

 

すると運悪くバルゴンに当たり、バルゴンは邪魔するなと言わんばかりにダイナを踏みつける

 

「グゥーッ…ジュワ」

 

ダイナは何とかバルゴンの踏みつけから抜け出すもバルゴンの冷凍液を食らい片腕が凍ってしまう。更に

 

「ギシュアアアアアアアアアアアアアア」

 

ソドムが火炎弾を放ち、ダイナはそれをまとまに食らってしまいカラータイマーが点滅してしまう

 

「ギシュアアアアアアアアアアアアアア」

 

ソドムは追い撃ちをかけるようにダイナに火炎弾を発射しようとするが

 

「グシューッ」

 

ソドムはくしゃみが出始める

 

 

 

主人公side

ソドムの動きが止まったかと思うと…

 

「グシューッ」

 

くしゃみが出始める

「アイツくしゃみが…」

 

「そうです、ソドムは風邪を引いています」

 

カリヤさんと俺が会話しているとナカジマさんがソドムについて語りだす

 

「俺は、とんだ勘違いをしていたのかもしれません。俺は、ソドムを冷やす事ばかり考えていた。でも、風邪をひいてる者に冷たい水をぶっかけたら……」

 

「熱、上がっちゃいますよね……」

 

マイさんが通信からそう言ってくる

 

「あいつは、やっぱり守り神だったんだ。人間だけじゃない、森やそこですむ動物達、様々な自然を、火山の噴火から守っていたんだ。人間の都合だけで、倒していい怪獣じゃない」

 

「どう言う事だ?」

 

「体の組織を調べて分かったんだが、ソドムは火山の中に住み、マグマによって作られた変成岩を食べる為に横穴を掘る。横穴ができれば、そこにマグマが流れ込んで…」

 

「噴火の原因になるマグマの圧力が下がる…そうか❗」

 

「ああ。3日間の地震の震源も調べてみたんだが、案の定基地の真下に向かって変成岩の地層があるんだよ。あいつ、それを食うのに夢中になって、出てはいけない地表の近くに出て来てしまったんだ」

 

そうナカジマさんが説明すると

 

「ソドムについては分かったが、バルゴンは何故出現したんだ?」

 

ヒビキさんがそう質問してきた

 

「それについては僕から答えます」

 

そういい俺がバルゴンについて話す

 

「これは僕の推論なんですがソドムの風邪とソドムがニューギニアを離れたことによってによってニューギニアの生態系のバランスが崩れたんだと思います。それを感じたバルゴンはソドムを追いかけてここまで来てしまったんだと思います」

 

そしてガメラに変化して

 

[ダイナ、コイツらを帰しにいこう]

 

ダイナは頷きミラクルタイプにチェンジしてウルトラサイキックでバルゴンを持ち上げる。俺は腕にプラズマエネルギーを送りながらソドムを持ち上げる。これでソドムは温まり風邪も直ぐに良くなるだろ。そして人のいない火山火口に下ろし、バルゴンもダイナによってバルゴンが一番反応した場所に下ろし、事件は一件落着したがスーパーGUTSの人達は全員風邪を引いてしまった

 

 

 

これからは寒くなるので皆さんも風邪に気を付けてください




バルゴンを出してみました❗


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チュラサの涙

リクエストです❗


ミヤタside

「うっ…」

 

その夜、ミヤタ参謀は酷く魘されていた

 

(これは……)

 

その夢は自分が経験したことであった。すると恐ろしい顔が近づいてきた

 

「ゴワィアアアアアアアアアアアアアアア」

 

「うわあああああああああああ!?」

 

ベットから起き上がるが見渡すと自分の部屋であった

 

(今の夢は……)

 

 

 

主人公side

「さて、今日はどうするかな~」

 

「ゴシャア♪」

 

そういいリムシルバゴンの頭を撫でながら、何をするか考えていると…

 

ゴウウゥゥゥン

 

「んっ?」

 

グランドーム付近の空に妙な雨雲らしきものが現れた

 

「あれはっ……」

 

リムシルバゴンをバトルナイザーに戻し、謎の雨雲の近くまで急ぐ

 

 

 

ミヤタside

今、スーパーGUTSのメンバーとフカミ総監、ゴンドウ参謀から誕生日を祝ってもらっていた

 

「いや~おめでとうございます❗」

 

ヒビキ隊長がそう言い、楽しい時間が続くなか…

 

ビーッビーッビーッ

 

警報が鳴り響いたとかと思うと、突如謎の雲が出現し基地近くの施設を破壊していく

 

「雲の中をサーチしろ❗」

 

「はい…雲の中に生命反応が確認されます」

 

そう言った瞬間

 

「間違いない……宇宙怪獣トロンガーだ」

 

「宇宙怪獣!? あれが」

 

「ギガール星を襲った奴だ❗」

 

「よし、スーパーGUTS出動❗」

 

「「「ラジャー」」」

 

(何故だ、何故この地球に……)

 

その後、ガッツイーグル達はトロンガーに攻撃をしていくがトロンガーは再生を繰り返す

 

「もっと近づくんだ❗」

 

「しかし、これ以上は……」

 

するとトロンガーは手をかざし電撃ビームを放ってガッツイーグルを撃ち落とす。すると…

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

突如ガメラが現れガッツイーグルを支えていた

 

 

 

主人公side

近くまで行くとトロンガーとガッツイーグルが戦闘を始めていた

 

(トロンガーだったか……)

 

そう考えているとガッツイーグルが撃墜してしまう

 

「好きにはさせないぜ❗」

 

そういいガメラに変化する

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

ガッツイーグルを抱え、安全な場所に下ろしトロンガーを向く

 

「ゴワィアアアアアアアアアアアアアアア」

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

トロンガーは走って、こちらに近づいてきた。俺は玄武掌を放つが…

 

「ゴワィアアアアアアアアアアアアアアア」

 

トロンガーはジャンプして交わすと蹴りを連続で入れてくる

 

『舐めるな❗』

 

俺はトロンガーの足を掴み、回転させながら投げ飛ばしトロンガーが立ち上がった瞬間にプラズマ火球を放つ

 

「ゴッ……ゴワィアアアアアアアア」

 

プラズマ火球を食らい、トロンガーは吹き飛びた倒れこみ、また立ち上がるなり不利だと感じたのか体を光らせ消えていった

 

 

 

ミヤタside

「ミヤタ参謀」

 

戦いが終わり、コウダ副隊長が他の隊員を連れてきていた

 

「何だ?」

 

「我々、スーパーGUTSは鉄砲玉ではありませんよ…無茶苦茶です」

 

「何が……」

 

「もっと接近しろ、接近しろって…あれじゃまるで体当りしろって言っているようじゃないですか。もし、あの時ガメラが来ていなかったら、カリヤやアスカは一体どうなってると思うんです」

 

「コウダ副隊長の怒りはもっともだ」

 

そういいゴンドウ参謀がこちらに来た

 

「君は隊員を殺すつもりなのか……10年前に何があったかは知らないがスーパーGUTSを使って個人的な恨みを晴らすような真似はやめるべきだ」

 

「恨み?」

 

「総監がお呼びだ」

 

「総監が……」

 

それから総監達と10年前に起こった事件についての話をした。10年前にギガール星に行っていたこと、ギガール星でトロンガーに遭遇して、そこをギガール星人の勇敢な戦士チュラサに助けて貰ったことを……

 

 

 

暫く一人でいると

 

「10年間もミヤタ参謀の心を捕らえて離さない女性チュラサといいましたね」

 

ヒビキ隊長がそう言ってきた

 

「私は信じます。参謀がギガール星人とコンタクトをとったことを……でも何か確証が欲しい。それがないと皆を説得するには難しい…トロンガーを倒すには一致団結が必要があります」

 

「確証……夢のような出来事でチュラサの事を何もかもが……」

 

それからトロンガーはTPC関連の基地を破壊しながらグランドームへと近づいていた

 

「どうすれば……参謀どうしました?」

 

「怖いんだ……夢を見る…毎晩のように奴の牙が……いつも怯えてる……私は臆病だ」

 

その時 ピロッピロッピロッ

 

「隊長、妙な音波をキャッチしました」

 

「何?」

 

それを見てみると……

 

「これはギガール星人からの……間違いないコンタクトだ❗」

 

それから、その場所まで行き調査していると宇宙船が現れたと思うと宇宙船の中に入っていた。すると…

 

「チュラサ!?」

 

宇宙船の奥の方からチュラサがやって来た

 

「チュラサだね」

 

「これを貴方に…」

 

そういいクリスタルみたいなものを渡された

 

「これは?」

 

「チュラサの涙」

 

「チュラサの…涙?」

 

それからチュラサが消えたと思うとチュラサが使っていたギガール銃が出てきた。それを持って車を走らせた

 

「…………」

 

「私が囮になります」

 

「!? いや、それは危険すぎます」

 

「トロンガーを誘き出すにはそれしか無いんです」

 

そうヒビキ隊長に言い車を降りてギガール銃を持ちながら辺りを歩く

 

「出てこいトロンガー、俺が相手になってやる❗」

 

そういい一晩森の中で過ごす。明け方になる。すると…

 

「ゴワィアアアアアアアアアアアアアアア」

 

トロンガーの鳴き声が聞こえる

 

「待っていたぞトロンガー…貴様の狙いは俺だろ」

 

 

 

主人公side

俺はトロンガーが現れる場所まで向い待機していた。すると森の中で銃撃の音が聞こえた

 

「そっちか❗」

 

そういい走っていくとアスカさんが倒れていた

 

「アスカさん大丈夫ですか?」

 

「ゲンジ❗ 俺は大丈夫だ。トロンガーを…」

 

「分かりました」

 

そういい走っていくとトロンガーは既に巨大化していた

 

「よしっ」

 

そういいガメラに変化しようとすると

 

「ゴァバララララ」

 

ハイパー・バトルナイザーからドラゴリーの鳴き声が聞こえた

 

「どうした? ドラゴリー」

 

「ゴァバラララッ」

 

何かを訴えかけていた

 

「戦いたいのか?」

 

するとドラゴリーは頷いた。俺は暫く考えて

 

「まぁ、相手も超獣だしな……よしっ、ドラゴリーお前の力を見せてやれ❗」

 

そういいハイパー・バトルナイザーを構え

 

『バトルナイザー❗ モンスロード❗』

 

「ゴァバラララララララララララララララ」

 

バトルナイザーからドラゴリーを出し

 

「行けぇ、ドラゴリー」

 

ドラゴリーはトロンガーに向かっていった。トロンガーもいきなり現れたドラゴリーに驚いていたがドラゴリーに向かっていき2匹は取っ組み合う

 

「ゴァバラララララララララララララララ」

 

「ゴワィアアアアアアアアアアアアアアア」

 

だがドラゴリーは直ぐ様にトロンガーを投げ飛ばし倒れこんだトロンガーに乗り掛かり、顔を殴り付ける

 

「ゴワィアアアアアアアアアアアアアアア」

 

しかし、トロンガーも負けじと腕から電撃ビームを放ちドラゴリーの腹に攻撃する

 

「ゴァバラララララララララララララララ」

 

ドラゴリーは一旦、離れるが再度トロンガーに近づき押さえ込む。すると…

 

「ジュア」

 

ダイナが現れ、ドラゴリーが押さえ込んでいるトロンガーにラッシュを浴びせ、ドラゴリーはそのまま地面に叩きつける

 

「ジュア」

 

「ゴァバラララララララララララララララ」

 

その隙にダイナはフラッシュ光弾をドラゴリーはミサイル攻撃で攻撃するが…

 

「ゴワィアアアアアアアアアアアアアアア」

 

トロンガーは再生して腕からら電撃ビームを乱射してダイナとドラゴリーを攻撃する

 

 

 

ミヤタside

ダイナと怪獣が戦っているとき、チュラサから貰ったチュラサの涙をギガール銃にセットしてトロンガーを狙うが、視界がしっかりしない

 

(くっ……)

 

それでもトロンガーを狙っていると

 

キラララーン

 

チュラサの涙が光りだし、トロンガーの心臓部が見えた

 

(チュラサ…ありがとう❗)

 

そう思いながらギガール銃の引き金をひく

 

バアァーンッ

 

「ゴワィアアアアアアアアアアアアアアア」

 

無事トロンガーの心臓を破壊する事が出来た

 

 

 

主人公side

ミヤタ参謀の射ったギガール銃の攻撃はトロンガーに当たりトロンガーは苦しそうにする

 

「ジュア」

 

ダイナはトロンガーに蹴りを入れ

 

「ゴァバラララララララララララララララ」

 

ドラゴリーはトロンガーの後ろに回り込み尾を掴むと力一杯に引っ張り、尾を引きちぎる

 

「ゴワィッ」

 

トロンガーが怯んでいるときにドラゴリーはトロンガーを持ち上げ投げ飛ばす。そして…

 

「ドラゴリー、止めだ❗」

 

そう言うとダイナはソルジェント光線、ドラゴリーは火炎攻撃をトロンガーに浴びせ、トロンガーは爆発四散する。俺はドラゴリーを回収する

 

「ドラゴリー、お疲れさま」

 

そう言うとドラゴリーは手を振っていた

 

「さて帰りますか」

 

そういい森を出る

 

 

 

ミヤタside

トロンガーとの戦いが終わり、現場に来たヒビキ隊長にギガール銃を渡す

 

「これが証拠だ」

 

「承知しています。総監もゴンドウ参謀……それよりも会えましたか?」

 

「あっ……あぁ」

 

「それはよかったです」

 

そう会話しながら本部へ帰るのであった




超獣vs超獣いかがだったでしょうか?


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うたかたの空夢

お待たせいたしました
色々、ヤバくなりました❗


主人公side

「zzz…zzz…zzz」

 

「ゲンジ、起きて朝よ」

 

「ん~っ」

 

朝、華未来に起こされ起きる

 

「おはよう……ふぁ~」

 

「おはよう」

 

挨拶を交わして、ベットから降り、カーテンを開け日を浴びながら体を伸ばす

 

「さて、今日も1日頑張りますか❗」

 

 

 

ヒビキside

(隊長日誌167-0043、火星基地でナカジマの設計によるスペシウム砲の試作品が完成した。火星特産の鉱物スペシウムは、大きなエネルギーを生むことは分かっていたが、これが完成したことで、我々の戦力は大幅に強化される。夜が明けると、アスカとマイがサンプル受領の旅に火星へ向かうことになっている……)

 

 

 

主人公side

現在、11時過ぎ

「すいません、ラーメン4つお願いします」

 

今日の昼飯は月に2、3度行くとんとん亭に華未来、大羅夢、氷努羅を連れ食べに来ていた。すると…

 

「たっだいま~」

 

すると出前を終えたブースカが店に入ってきた

 

「あっ、キリュウさん達、いらっしゃいませ」

 

「ブースカもお疲れ様」

 

そう会話してると

 

「お待たせしました。とんとん亭のラーメン4つです」

 

そういい屯田大作さんと屯田妙実さんがラーメン4つを運んできた

 

「今日もママが居ないもんですからね娘の妙実が作ったんで味はどうか……」

 

「パパ❗」

 

「どうも、すいません。冗談です」

 

「僕もお腹すいちゃった~」

 

その会話を聞いてから

 

「「「「いただきます」」」」

 

ラーメンを食べ始める。やっぱり旨い

 

その頃、スーパーGUTSは…

 

 

 

アスカside

今、司令室ではスペシウム砲の件で話をしていた

 

「隊長、是非真っ先に家への配備をお願いしますよ。スペシウム砲❗」

 

「勿の論だ、あれさえくれば鬼に金棒ってもんだからな」

 

「あぁ~」

 

「って、いいタイミングだなミドリカワ君」

 

「だって今日彼氏と会おうかって言ってたから」

 

「彼氏ってどの?」

 

「内緒、ねぇ…リョウ先輩変わってもらえませんよね」

 

「もらえません」

 

「はい……」

 

「仕事をしろ仕事を、お前らがスペシウム砲をちゃんと持って帰ってくればデートなんか毎日、行けるぞ」

 

「どういう理屈なんだ?」

 

「でも、あんまり凄い武器を持つと文句言いに来る宇宙人とかいますよ」

 

「その通り❗」

 

声が聞こえ、モニターを見ると

 

「私はレギュランのヅウォーカァ将軍。宇宙一の嫌われ者だ❗」

 

チ~ン ピロッピロッピロッピロッピロッ

 

「敵襲か❗」

 

「シャトル打ち上げ中止ですか」

 

「こんなことぐらいで打ち上げを中止できるか❗」

 

「こんなことって、乗るのうちらですよ❗」

 

「クソーッ、俺が奴に……」

 

「アスカーッ、待て。お前らはシャトルに乗れ❗」

 

「なんとしてもシャトルを上げるぞ、俺達の未来のために❗」

 

「「「「「「オゥ❗」」」」」」

 

やってやるぜ

 

 

 

主人公side

「「「「ごちそうさま~」」」」

 

ラーメンを食べ終わり、ゆっくりとしていると

 

ズガーンッズガーンッ

 

外から何か戦闘をしているかのような音が聞こえる

 

「何だ?」

 

3人と外に出ると、ガッツイーグルβ機やガッツウィング2号が謎の球体型の円盤と戦闘をしていた

 

「大変だ❗ 華未来、ちょっくら行ってくるぜ」

 

そういい走っていくと

 

「ゲンジ❗」

 

「何だ?」

 

「ラーメンの代金を……」

 

ズザーッ ←芝生にスライディング

 

「あっ、2000円です」

 

「はい」

 

「また、いらっしゃってください」

 

「また来てくださいね~」

 

ブースカ達に手を振られながら、走っていき人気のない場所でガメラに変化する

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

そしてガッツイーグルβを狙う円盤をプラズマ火球で一掃する

 

「「「「ガメラ❗」」」」

 

ガッツイーグルβに乗るスーパーGUTSのメンバーが歓喜の声を上げる。すると、円盤はロケットを狙うように集まっていく

 

『やらせるか❗』

 

そういい更にプラズマ火球で円盤を撃墜してロケットを護衛しながら宇宙まで行く

 

 

 

Noside

ガメラの助けもあって、アスカ隊員とマイ隊員が乗るロケットは無事に火星までたどり着いた。しかし…

 

「小惑星帯に向かって外宇宙より彗星が接近中」

 

「それで?」

 

「彗星は強力な爆発物である可能性があります」

 

「何っ❗…そんなものが小惑星帯で爆発したら余りよくないんじゃないか?」

「その通り❗」

 

モニターを確認するとレギュランのヅウォーカァ将軍が自分のソフビに風力発電の風車を持たせ風車の如く回しながら映っていた

 

「名付けて『石ぶつけ作戦』だ。どうだ、すばらしいネーミングだろう。私を悪賢いと誉めないでくれたまえ。その……」

 

「よ~し、何とか彗星爆弾を止めるんだ❗」

 

「しかし隊長、今からでは間に合いません」

 

「火星の艦隊が止めてくれんじゃないですか?」

 

「こら、無視するな❗ フンッ、もう遅いわ。我が彗星爆弾は、まもなく爆発する❗」

 

 

 

主人公side

俺はガメラの変化を解いてアスカさん達と火星の基地に一緒にいた。すると…

 

「はるばるご苦労、基地司令のナハラだ」

 

「開発部のホリイや」

 

あれっ…ホリイさん火星に居たっけ?

 

「急かして悪いけど、早速スペシウム砲のサンプルを持ち帰ってくれ。ここは危険や」

 

「逃げても逃げきれるもんじゃありません。小惑星を排除しましょう。手伝います。たかが石ころです」

 

「そうです。戦いましょう」

 

「そうは言うが火星基地の防空能力を超えているんだ」

 

「それこそ、スペシウム砲は使えないのですか?」

 

「威力は十分な筈やけど、なにぶん射程が短い。射程内まで石を引き付けてしまっては危険がある」

 

「じゃあ、外して持っていけばいいじゃないですか?」

 

「だから、誰がやるんだよ?」

 

「…ダイナかガメラかな?」

 

「「かなじゃないですよ(だろ)」」

 

「……分かった。とっておきを出しましょう」

 

「何か使えるものがあるんですか?」

 

「それは何です?」

 

「まぁ、こんなこともあろうかとと思って……」

 

ホリイさんがリモコンを押すと、映像のハッチが開きロボットが現れる

 

「「これは!?」」

 

「マウンテンガリバー5号、略して『MG5』」

 

「いや、誰も名前は聞いてません」

 

そんな中俺は……

 

(かっ……格好いい❗)

 

「これ動くんですか❗ スペシウム砲を持てるんですか?」

 

「今、持っとる」

 

「なら、とっとと倒せばいいじゃないですか❗」

 

「実はコイツには重大な欠陥があってな……コックピットが狭いねん」

 

「どうしてそんな……」

 

「設計ミス」

 

(致命的だ)ガビーン

 

「………………」

 

「せやから、パイロットはこちらのお嬢さんくらいのチビ助でないとあきません」

 

「……えっ!?」

 

その後、マイさんはマウンテンガリバー5号に連れていかれた

 

「実はキリュウ君、君にも乗ってもらいたいねん」

 

「えっ、俺もですか」

 

「そうや」

 

再びリモコンのスイッチを押すと……

 

「あれは……」

 

すると、目の前に全身銀色をしていて目が黄色く、目の下に赤いラインが入ったガメラのようなメカが現れた

 

「Multi-purpose Fighting System - 2 通称、亀竜や」

 

何処かで聞いたような……しかし…

 

「格好いい❗」

 

「気に入ってもらえて嬉しいわ。じゃあ、早速……」

 

「分かりました❗」

 

※ここからダイナのOPのBGMを出来れば聞きながらお楽しみください

 

意気揚々と亀竜に向かう。早速コックピットに乗り

 

「発進❗」

 

宇宙へと向かいマウンテンガリバー5号と共に小惑星帯を向いていると、レギュランの円盤が近づいてきた

 

「何の……これしき」

 

そういい、腕を振るい円盤を次々と破壊する。しかし、数が多く捌ききれない。すると円盤が次々と破壊される

 

「えっ!?」

 

するとガッツウィング1号機に乗り、援護してくれていた

 

「レナさん、感謝します」

 

そういいマウンテンガリバー5号はスペシウム砲を撃つ

 

「良し、ギャラクシープラズマ砲……発射❗」

 

口から極太のレーザーを放ち、小惑星帯を破壊するが一番デカイ、10㎞ぐらいある隕石は破壊できなかった

 

「クソッ……だけど次で決める」

 

そういい、エネルギーを溜める

 

その頃……

 

「あっ……」

 

「どうしたんだいホリイ君?」

 

「……亀竜の燃料を満タンにするの忘れてましたわ」

 

「何……だと……」

 

その頃俺は……

 

「よしっ、発射❗」

 

カチッ……

 

「あれ?」

 

カチッカチッカチッカチッカチッ

 

「ありゃりゃ……」

 

全く反応しない。すると…

 

「ザッ…キリュウ君」

 

「ホリイさん!? 動かないんですが……」

 

「すまない、燃料を入れ忘れてたわ」

 

「ナニッ……」

 

※ここで音楽はストップでお願いします

 

するとレギュランの円盤から攻撃がくる

 

「クソッ……」

 

すると、亀竜の横からエネルギー波が通りレギュラン円盤と隕石に攻撃が当たる

 

「何だ?」

 

すると後ろから船体にドクロを掲げ、海賊旗とTPCの旗、更に◯にムと書かれた旗を掲げるアートデッセイ号……じゃなくて曙丸と書かれた戦艦が近づいてきた

 

「キャプテン・ムナカタ……」

 

「あの伝説の……」

 

「男には負けると分かっていても戦わなければならない時がある」

 

「真っ直ぐ突っ込みますか、親分?」

 

「親分と呼ぶな……キャプテンと呼べ」

 

「へいお頭」

 

そんなやり取りが有りつつ曙丸は隕石に攻撃を続けるが全く攻撃が通用しないうえにレギュラン円盤の攻撃を食らい続ける

 

「最早、これまでか……」

 

すると……

 

「ちょっと待ったーッ」

 

「アスカさん❗」

 

援軍だ。これで勝て……

 

「アスカ見参❗」

 

しかし、アスカさんが乗るα号は凄く遠くにいた

 

「………………」

 

「………………」

 

「………………」

 

俺とムナカタさん、シンジョウさんは見なかったことにした

 

「おいおい、こら無視するな。助太刀に来たんだぞ」

 

すると急に亀竜とα号の回りにレギュラン円盤が集まったかと思うと……!?

 

「生意気な」

 

「この野郎❗」

 

急にレギュラン星人が現れ、俺とアスカさんを蹴りつけ始めた

 

「「クソーッ」」

 

そういいダイナとガメラになり、小惑星とレギュラン円盤を破壊する

 

「おのれ、ウルトラマンダイナにガメラーッ」

 

レギュラン星人は断末魔の叫びを上げる

 

「ダイナにガメラか……よしっ、我々も行くぞ」

 

「了解ですリーダー。曙丸トランスフォーメーション」

 

すると曙丸が変形していき、まるでガオ◯イガーみたいな感じのロボに変形した

 

※ここから君だけを守りたいを流してお楽しみください

 

そして俺とダイナ、曙丸で隕石を押すがビクともしない

すると俺の横に見覚えのある姿が現れた

 

『亀竜❗』

 

何と誰も乗っていない筈の亀竜が隕石を押していた。目は片方潰れ、所々で火花が散っていた

 

『駄目だ亀竜❗ 戻るんだ』

 

しかし亀竜は戻らない。すると一瞬だがこちらを向いて

 

「ガアアアアアアアアアア」

 

そう鳴き声を上げた

 

『亀竜、お前…そこまで……』

 

その頃……

 

「リーダー大変です」

 

「何事だ?」

 

「……燃料が尽きました」

 

「何……だと……」

 

曙丸は落下していき

 

ゴガンッ

 

『グオッ』

 

俺の頭に落ちてきた

 

※ここで音楽はストップでお願いします

 

 

「ハッ……」

 

目が覚め、辺りを見渡すとベットから頭が落ちていた

 

「…………夢か」

 

「おはようゲンジ」

 

「……あぁ、おはよう」

 

さて変な夢を見てしまったが今日も1日元気に頑張っていきますか❗




超豪華コントいかがでしたか?


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さらば? ハネジロー

ハネジローの回です❗
ファビラス星人の設定を変えています


主人公side

「あーっ、ハネジローに会いたいな~」

 

家の布団でゴロしながら、そう呟く

 

「今は何してるかな?」

 

 

 

アスカside

グランドームの内部にある司令室でハネジローの様子を見ていると

 

「パムー」

 

ハネジローはパソコンで自分のホームページ「パムパムネット」に届いている手紙に返事を返していく

 

「パムパム」

 

「ハネジローのホームページ、全国の子供たちに大人気なんですよ」

 

「しかし、まぁ大したものだね❗」

 

「でも、凄いよなぁ。いくら小学生の知能があるからって、あんなに早くコンピュータをマスターしちゃうんだもんな~」

 

「前にも言ったろ、アスカのここ、ここなお前より賢いんだよ」

 

ナカジマ隊員が俺の頭を指しながらそう言うと皆が笑い出す……失礼な

 

すると

 

ウィーン

 

扉が開きマイと男の子が入ってきた。どうやらマイの弟で花束を持ってきてくれたようだ

 

「まぁ、スーパーGUTSの若いエースに憧れるのは当たり前だよ」

 

そういいヒロキ君の前に手を持っていくが…

 

「あれっ?」

 

ヒロキ君は花束をハネジローに持っていく

 

「はい」

 

「パムー…クゥーン」

 

ハネジローは花の良い香りに目を細める

 

「やっぱ、ハネジローか……最近人気拐われてるな」

 

「拐われる程の人気、アスカにあったっけ?」

 

リョウの一言で、またも笑いが起こる

 

「きっつーー」

 

すると…ピロッピロッピロッピロッピロッ

 

突如、司令室に警報が鳴り響く

 

「S地区の森林帯で怪電波をキャッチ」

 

「何っ❗」

 

話し合いの末、コウダ副隊長とカリヤ隊員が現地に調査に向かっていった

 

 

 

主人公side

俺は今、S地区の森林帯に来ていた。ここで謎の力を感じていた

 

(確か…ファビラス星人かな)

 

 

そう考えながら、暫く歩いていると…ゼレットに乗ったコウダさんとカリヤさんが森林を抜ける道を通っていた

 

(遅かったか……いや、今のうちに宇宙船に)

 

そう思い宇宙船を探しにいく

 

 

 

アスカside

調査を終えたコウダ副隊長とカリヤ隊員が基地に戻ってくると同時に基地の通信システムとマザーコンピュータが何者かの手によって破壊されてしまう

 

「ナカジマ、サブコンピュータシステムによるバックアップシステム❗」

 

「ラジャー」

 

「リョウ、アスカ❗」

 

「「ラジャー」」

 

ヒビキ隊長の声で扉に近づくと、カリヤ隊員とコウダ副隊長が入ってくる。すると行きなり、カリヤ隊員が俺とリョウを攻撃してくる。更に司令室の装置を破壊する

 

「貴様ら…何者だ❗」

 

「クソーーッ」

 

そういい突っ込もうとした俺をカリヤ隊員?が俺を攻撃しようと手を向けるがコウダ副隊長?がそれを阻むようにカリヤ隊員?の手をずらし攻撃を別方向にする

 

「何をする?」

 

「出来るだけ無駄な血は流したくない」

 

「チッ…」

 

そう会話しながらコウダ副隊長?が前に出てくる

 

「この基地の存在は私達がこの星に移住する上で大いなる障害となる。よって、その機能を麻痺させて貰った」

 

「移住だと❗」

 

すると……

 

「パムー」

 

ハネジローが鳴くとコウダ副隊長?とカリヤ隊員?が反応する

 

「クゥーン、パムー」

 

「ムーキット……」

 

そういい2人は姿を変え、宇宙人の姿になる

 

「パムー」

 

パタパタパタパタパタ

 

ハネジローは飛びながら2人に近づいていく

 

「ムーキット」

 

一人の宇宙人がハネジローを抱きながら、俺達を見てくると

 

「私達、ファビラス星人は惑星衝突が近づいていたため私とこいつで他の星に移住出来ないか、交渉をする旅に出た」

 

急に自分達のことを語り出す

 

「ところが……私達が旅をしている間に私達の惑星は惑星衝突のため滅んでしまった……間に合わなかったのだ私達は……」

 

そう悲しげに呟く

 

「元々、我々は武力活動を行わない平和な種族だ。交渉の旅を続けていた我々は様々な星、我々を受け入れてくれないものかと交渉を繰り返してきた」

 

「しかし、その都度我々は攻撃を受けた。また在るときは無人の惑星を発見したが……それは生物兵器であり、俺達とは別の調査チームは全滅した❗」

 

「無人の惑星……生物兵器って……」

 

「メラニー遊星か」

 

「俺達の忍耐も限界まできた❗ こうなれば力ずくで星を奪い取り、再び私達の惑星を再構させる❗」

 

「そうは差せるか❗」

 

そういい飛びかかろうとしたが…

 

「アスカ❗」

 

ヒビキ隊長に止められ、相手も俺に攻撃しようとしていた奴がもう一人に止められていた

 

「繰り返し言うが私達は平和的解決を望む。この星の人類が我々の要求を飲めば強引な方法は取らない」

 

「要求?」

 

「俺達が開発した装置によりこの星の全ての生物をミクロ化し、この星を出ていく事だ」

 

「つまりこの星を乗っ取って、私達人類に……」

 

「放浪生活を差せるってのか」

 

「ふざけるな、そんな要求誰が飲むか❗」

 

「フンッ、それならば俺達が開発した戦闘兵器で総攻撃だ……その前に捕獲した2人の隊員を抹殺してからな」

 

「!? コウダとカリヤを」

 

「この星の時間で24時間…それまでに回答がなければ人質を殺害する」

 

「!?………………」

 

すると一人のファビラス星人がハネジローを見て

 

「ムーキット、一緒に来い」

 

「パーーー」

 

「ハネジロー❗」

 

「この生物は私達の星では平和を招く神として珍重されてきた生物だ……しかし、惑星衝突の際に殆どが死滅してしまった」

 

「ハネジロー❗」

 

全員でハネジローを見つめるが

 

「パームー」

 

「ハネジロー行くな❗」

 

「ンゥーー」

 

「………………」

 

「パームー」

 

パタパタパタパタ

 

ハネジローは飛びながら、一瞬俺達の所へ来るがアイツらの方に行ってしまう

 

「フッフッフ、幸運の神はこちらを選択したようだな」

 

そういい姿を消してしまう

 

(ハネジロー……)

 

 

 

主人公side

「見つけた…」

 

何とかファビラス星人の宇宙船を見つけて、宇宙船に侵入すると…

 

「コウダさん❗ カリヤさん❗」

 

「「キリュウ君!?」」

 

「今、助けますね」

 

そういい2人が捕らわれている下の方にある装置を見るが

 

「何れがどうなんだ?」

 

何れを触ればいいか考えていると

 

「!? 貴様、何をしている」

 

ファビラス星人が帰ってきてしまった

 

「侵入者め❗」

 

そういいファビラス星人が俺に向かい手を出す

 

(ヤバイッ)

 

ガードしようとしたとき

 

「パーム」

 

ハネジローが俺とファビラス星人の間に割って入る

 

「!? ムーキット、何故邪魔をする」

 

「パーム」

 

ハネジローは梃子でも動かないと言うように動かないでいた

 

「…仕方ないお前も大人しくして貰うぞ」

 

そう言われ、俺も拘束されてしまう。すると…

 

「おい、殺すんならさっさと殺せ」

 

コウダさんがファビラス星人達にそう言う

 

「ふんっ……どうした?」

 

「いや…………」

 

もう一人のファビラス星人が顔を伏せる

 

「お前まだ躊躇ってるのか…もうすぐこの星が手に入るんだ。苦しかった放浪生活が終わり、俺達に平和が訪れるんだ。我々は同胞のためにも生きなければならないんだぞ」

 

「血を流して勝ち取る平和か……」

 

「やむを得んだろ」

 

「ムザン星でその魔石を手に入れてから、お前は変わった。悪魔のようなあの星の住人のように残忍になった」

 

「では、どうするというのだ?」

 

「………………」

 

「どうすることも出来まい。いいな、今回は俺の作戦に従ってもらう。我々の同胞のためにもな❗」

 

俺はファビラス星人の魔石を見ていた。暫くしてファビラス星人達が奥の方に行っていると……

 

「パムパムパムパムー」

 

「ハネジロー!?」

 

ハネジローが来て、俺達の拘束を解いてくれた

 

「ハネジロー、俺達を助けてくれたのか」

 

「でも、どうしてここに?」

 

「それは……」

 

俺が話そうとすると

 

「んっ!?」

 

一人のファビラス星人が近づいてきた

 

「お前たち❗」

 

コウダさんとカリヤさんは銃を構える

 

「コウダさん、カリヤさん」

 

俺が2人を止めようとすると…

 

「パムパム」

 

ハネジローが俺達とファビラス星人の間に入り止める

 

「ムーキット、お前……」

 

するとハネジローが目から自身の記憶を映像を映し出す

 

「ほらハネジロー、ピーナッツだぞ~」コウダさん

 

「ほらハネジロー、こっちこっち…んぅ~」リョウさん

 

「「止めろよ……」」アスカさん&カリヤさん

 

「おぉ、ハネジロー\(^_^)」俺

 

「可愛いよハネジロー」マイさん

 

「おっ、ハネジローこれ読めるか?」ナカジマさん

 

「んっ、あっパムパムパムー」ヒビキさん

 

それはネオギャオスとの戦いの後の映像であった。するとファビラス星人は手を下ろし…

 

「良い笑顔だ」

 

「パムー」

 

「かつて我々にもこのような笑顔があった。長い放浪生活で荒みきった私達の心は一番大切なものを失いかけてしまっていた」

 

するともう一人のファビラス星人が近づいてきた

 

「何を言っている!?」

 

「こんなことは止めよう」

 

「!?」

 

「武力を使って、この星を奪っても我々にこのような笑顔は戻ってこない。平和とは他者から奪うものではない」

 

しかし…

 

「平和など、どうでもいい」

 

「何っ!?」

 

「多くの血を流せ、この魔石が俺に向かってそう言ってくるんだ。ウオオアアァァァーッ」

 

「駄目だ、その力は」

 

しかし遅くファビラス星人の一人は宇宙船を突き破り外に出ていってしまう

 

「危ねぇ❗」

 

俺はガメラに変化して宇宙船を安全な場所に下ろす

 

 

 

アスカside

コウダ副隊長とカリヤ隊員こら無事との報告があってから俺はゼレットでファビラス星人の近くまで行き攻撃をするが効いていなかった。するとファビラス星人が攻撃をしようとしていた

 

「ヤベェ❗」

 

そういいゼレットを降りて攻撃を交わし、ダイナに変身をする

 

 

 

主人公side

『よしっ…』

 

俺は宇宙船を下ろしデビルファビラスの元に向かう。すると…

 

ゴ~ン

 

ダイナが現れてデビルファビラスの鎧に攻撃をしていた

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

「ジュア」

 

俺とダイナはデビルファビラスに攻撃を与えていくが鎧は固く格闘攻撃では歯が立たない

 

「ジェア」

 

ダイナはソルジェント光線を放つがソルジェント光線すら跳ね返してしまう

 

「ウオオアアッ」

 

デビルファビラスは束縛光線を放つ

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

束縛光線をプラズマ・クローで切る

 

(クソッ…何処を狙えば)

 

そう考えていると

 

「パムー」

 

ハネジローが近づいてデビルファビラスの源である魔石の場所を教えてくれる

 

「パムー、ここ」

 

『サンキュー、ハネジロー❗』

 

俺はプラズマ・クローで鎧だけを切り裂く

 

「グオゥッ」

 

その隙にダイナはミラクルタイプにチェンジしてハンドスラッシュで魔石を破壊してから

 

「ハアァァーッ…デェア」

 

レボリウムウェーブで魔石と鎧を消滅させる。するとファビラス星人に戻っていった。俺は姿を戻し、倒れているファビラス星人を宇宙船がある場所まで連れていく

 

「お前…何故俺を助ける」

 

「んっ?」

 

「俺はお前に酷いことを……」

 

「それは魔石のせいだろ。それに困った時はお互い様だぜ」

 

「………………」

 

そう言いながら宇宙船まで肩を貸す

 

 

 

Noside

その頃、もう一人のファビラス星人はグランドームの司令室に通信を入れていた

 

「この星に大変な迷惑をかけてしまったことをお詫びする。もしもムーキットと出会えなければ我々は間違いを犯し続けていただろう。宇宙船が直りしだい、我々はムーキットの助言を頼りに苦しい放浪生活を乗りきっていこうと思う」

 

「ハネジローを連れていっちゃうの?」

 

「あぁ……」

 

「宇宙船の修理は何れくらいで終わるの?」

 

「今の所、未定だ」

 

「なら手を貸すぜ」

 

「!? いいのか」

 

「困った時はお互い様だよ」

 

「……ありがとう」

 

 

 

主人公side

あれからファビラス星人の宇宙船の修理が行っていたのだが

 

「不味いな……ここが故障しているのか」

 

何でも宇宙船の大事な部分らしく、衝撃を与えなければ一生壊れたりはしないらしいのだがデビルファビラスになった時、宇宙船を飛び出した際に破壊しちゃったらしい

 

「これは無理だ、直らない」

 

どうやら特別な技術が必要らしくファビラス星人の科学者の中でも専門知識がないと直せないらしい

 

「それでは、どうするんだ?」

 

ハネジローを見送りにきたヒビキさん達スーパーGUTSのメンバーは頭を悩ませていた

 

(……そうだ)

 

俺はあることを思い付き提案をする

 

「家で面倒見ましょうか?」

 

「「「えっ……」」」

 

皆、驚きの表情だ

 

「しかし…」

 

「家は広いんで大丈夫ですよ」

 

「そう言う問題じゃなくて」

 

「けど、困っているのにほっとけないです」

 

「………………」

 

「困った時はお互い様です❗」

 

するとヒビキさんが

 

「ファビラス星人の2人はどうする?」

 

「迷惑ではないのか?」

 

「大丈夫大丈夫、賑やかになって楽しいと思うぜ」

 

そういい笑いかける

 

「では我々はゲンジの世話になるとしよう」

 

「重ね重ねすまない」

 

「パムー」

 

こうしてファビラス星人2人とハネジローは家に住むことになった。ヒビキさん達はファビラス星人は宇宙に帰ったと報告をしてくれた

 

「よし歓迎会だ❗」

 

そういい家の近くに案内しているとある3人組を走ってきていた

 

「どうしたんですか?」

 

「すまない、匿ってくれ」

 

そういいリーダー格の男が俺に泣きながら頼んできた

 

「わっ……分かりました」

 

そういい3人組とファビラス星人、ハネジローを家の中に匿うと、TPCの一般兵が走ってきた

 

「すいません、ここら辺りで怪しい3人組を見ませんでしたか?」

 

「いや、見ませんでしたね。何かあったのですか?」

 

「いえ、その3人組は宇宙人であると通報があったものでして……では見かけ次第連絡をください」

 

そういい兵は帰っていった

 

「ふぅ~、もう大丈夫ですよ」

 

すると3人組が俺を囲んで

 

「ありがとう、ありがとう」

 

泣きながらお礼を連呼する

 

「貴方達は?」

 

それから3人組に話を聞いた。彼らはミジー星人であり住んでいたアパートの管理人に宇宙人の姿を見られ、追い出されてしまったとのこと

 

「良かったら、家で住みませんか?」

 

そう提案すると

 

「!? いいのかい」

 

ミジー星人・ドルチェンコは俺の発言に驚いたのでファビラス星人達との自己紹介をさせると

 

「「「お世話になります」」」

 

そういいお辞儀をしてきた。一気に賑やかになったな

 




ファビラス星人、ハネジロー、ミジー星人仲間入り❗


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死闘❗ ダイナVSダイナ

リクエストです❗


主人公side

「えーと、次は……」

 

俺は街で皆から頼まれた物を買い物をしていた。因みに

華未来は紅茶、大羅夢と氷努羅はジャ○プ、ミジー星人達はさきいかを……そう考えていると

 

ヒョコ

「パムー」

 

「おう、分かってるよハネジロー。ファビラス達とお前の分のピーナッツは買うよ」

 

ハネジローがリュック型のバックから顔だけ出してピーナッツもと言うように鳴いてくる。ファビラス星人達もハネジローと一緒でピーナッツが気に入ったらしい

 

「じゃあ、買いにいくか」

 

「パムパム」

 

そういい歩き出すと…

 

ヒューン…グサッグサッ

 

急に空から剣状の4本の柱が降ってきた

 

「これは……」

 

「パーー」

 

するとガッツイーグルが出動するやいなや空からモンスアーガーIIが出現した

 

「アーダーッ」

 

ハネジローはモンスアーガーIIを見て驚いていた。ガッツイーグルがモンスアーガーIIの頭部に攻撃をするも皿のような部分が強化された部分で攻撃を防ぎつつ火球を放ち

 

「ヤバイな、急いでガメラに……」

 

そうして人気のない場所を探していると…

 

「アスカさん?」

 

アスカさんが誰かと睨みあっていた

 

(あの男は……そうだグレゴール人❗)

 

そう思った瞬間、グレゴール人は手を掲げ、光に包まれたかと思うとダイナに姿を変えていた

 

「グワアアアアアアアアアアアアア」

 

「シェア」

 

すると偽ダイナはモンスアーガーIIに挑発をするように指をクイッとさせている

 

「グワアアアアアアアアアアアアア」

 

モンスアーガーIIが突っ込んでいくが偽ダイナは軽く交わし、モンスアーガーIIに攻撃を加えていく

 

(流石は宇宙の格闘士だな……)

 

戦いを見ながら、そう考えていると偽ダイナはあっさりとモンスアーガーIIを倒してしまう

 

「フッフッフ」

 

偽ダイナは町の人達の歓声を聞きながら笑い、アスカさんを一瞬見て

 

「テアッ」

 

空の彼方に去っていった

 

 

 

アスカside

偽者のダイナが去っていった後、謎の男の後を追うといきなり謎の男は攻撃をしてきた。男の蹴りはレンガにヒビを入れていた

 

「フンッ」

 

「グッ…」

 

何とか男の攻撃を受け流しながら攻撃をしようとするが中々、攻撃が出来ないでいた。すると…

 

「うおりゃっ」

 

「!?」

 

誰かの蹴りで謎の男はガードしつつ川の向こう側に着地する

 

「アスカさん大丈夫ですか❗」

 

「パムー」

 

「ゲンジ、ハネジロー❗」

 

そこにはゲンジとハネジローがいた

 

 

 

主人公side

「ふぅーっ」

 

深呼吸をしてグレゴール人を見る。するとアスカさんが

 

「お前は一体何者だ❗」

 

そう聞くと……

 

「私はヘラクレス座M16惑星から来たグレゴール人だ」

 

そう答えた後に

 

「ウルトラマンダイナ、そしてガメラ、私は君達に挑戦するためにやってきた❗」

 

「私は強い戦士との戦いを求め、星々をさすらう宇宙の格闘士だ。地球にはウルトラマンダイナとガメラと言う最強の戦士達がいると聞いて、はるばる対戦を申し込みに来た❗ 今回はウルトラマンダイナ君に挑戦を挑みにきた❗」

 

「何故ダイナに化けた? モンスアーガーを呼び出したのはお前か?」

 

アスカさんが聞く

 

「そうだ❗ 第4メラニー遊星の怪獣を捕獲し、改造して連れてきた。君に化けたのは、関係の無い地球人との争いを避ける為だ」

 

「どう言う意味だ?」

 

「私が本来の姿を現せば、地球人は私を侵略宇宙人と間違え攻撃してくるだろう。私は君との戦いに余計な邪魔者は挟みたくないのだよ」

 

「誰にも邪魔されず、1対1の勝負を望むって訳か❗」

 

「そうだ、私と戦えウルトラマンダイナ❗ 互いの誇りと名誉を懸けて雌雄を決しようではないか❗」

 

「ちょっと待て」

 

俺が止めて

 

「それはアスカさんが了承した時の場合だ。断ったらどうするつもりだ❗」

 

「新たな宇宙怪獣を呼び出し、挑発を続けるまでだ。あの柱に太陽がかかる時を決闘の時刻とする❗ これ以上町を壊されたくなければ私と勝負する事だ、ウルトラマンダイナ❗」

 

そういいグレゴール人は姿を消す。するとアスカさんは俺を見てわたわたし始めた

 

「あっ、アスカさんどうしたんですか?」

 

「いや、俺は、えっと……その」

 

慌てている様子だった

 

(……もしかして)

 

そう思い、アスカさんに声をかける

 

「何を今さら、慌ててるんですか。アスカさんがダイナってことぐらい知ってますよ」

 

「えっ…何で」

 

「今まで何回、一緒に戦ったと思ってるんですか」

 

そう言うと

 

「おぅ、そうか……」

 

急に黙り下を向きながら

 

「なぁ、ゲンジ」

 

「何ですか?」

 

「俺はアイツに勝てるのかな?」

 

「……アスカさん、貴方は貴方らしい戦いをすればきっと勝てますよ」

 

そういい、俺は一旦その場を離れてから

 

「あっ、もしもし華未来か……実はな全員をな」

 

家にいる華未来に電話する

 

 

 

アスカside

ゲンジと別れ、歩いていると…

 

パシャリッ

 

「!? ナツミちゃん」

 

カメラを構えたナツミちゃんが近づいてきた。すると…

 

「どうして皆分からないのかな?あれは本物のウルトラマンダイナじゃないのに…」

 

そう言ってきた

 

「君は本物と偽者が分かるのか?」

 

「だって、戦い方が違うもの。」

 

「戦い方?」

 

「本物のダイナは、あんな強さを自慢する様な戦い方はしない。いつも必死で一生懸命で、何度倒されても諦めずに立ち向かっていく、それがウルトラマンダイナなのに」

 

(そうだ、俺は俺の戦い方をすれば良いんだ……こう言うことだったのかゲンジ……俺にはそれしか無い❗ 当たって砕けろだ❗)

 

ナツミちゃんにお礼を言ってグレゴール人が待つ場所へと急ぐ

 

 

 

主人公side

ハネジローを預けて、一足先にグレゴール人が待つ場所まで行くとグレゴール人は既に待っていた

 

「…………フッ」

 

「何がおかしい?」

 

「楽しみだよ。ダイナがどれくらい強いのかがね」

 

「ダイナはお前には負けねぇよ❗」

 

「ほぉ、ますます楽しみだよ」

 

するとアスカさんがやって来た

 

アスカさんとグレゴール人は無言のままダイナへとなりリングに立つ。すると…

 

「君も退屈だろうから、コイツを相手をしてくれ」

 

偽ダイナが手をかざすと空から何かが降ってくる

 

「ハァブベロオオオオオオオオオオ」

 

「!? ベロクロンだと❗」

 

「ソイツは私が偶然見つけて飼いならしている奴だ」

 

驚きつつも俺はガメラになり、構える

 

「ジュア」

 

「シェア」

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

「ハァブベロオオオオオオオオオオオオ」

 

今、ここで決戦が始まる

 

 

 

Noside

ダイナと偽ダイナは最初にハンドスラッシュを撃ち合うが相殺

 

「ジュア」

 

「シェア」

 

次にソルジェント光線を撃ち合うが偽ダイナの攻撃が勝り、ダイナに攻撃が当たってしまう

 

「グワアアアッ」

 

ダイナが倒れると

 

「ハッハッハ……シェア」

 

偽ダイナは笑いながらジャンプしてダイナの肩に蹴りを入れてつつ、格闘攻撃でダイナを翻弄する

 

「グッ…ジュア」

 

「シェア」

 

ダイナと偽ダイナが同時に飛び上がるが……

 

「フッ❗」

 

「シェア」

 

偽ダイナはダイナに連続で蹴りを入れる

 

「グワッ」

 

吹き飛ばされるとリングの壁の強力な電磁棒を食らってしまい、遂にカラータイマーが点滅をしてしまう

 

 

 

ナツミside

皆、何で本物のダイナが分からないの……よしっ

 

「皆何で分かんないの? あっちが本物なの❗ あっちが本物のウルトラマンダイナだよ。皆、ダイナを応援しようよ。本物のダイナに頑張れって言おうよ❗」

 

 

 

主人公side

『クッソ……しつこいぜ』

 

「ハァブベロオオオオオオオオオオオオ」

 

そういうとベロクロンは全身の砲門からミサイルを発射する

 

『無駄だぜ❗』

 

そういいホーミング・プラズマでミサイルを相殺していきベロクロンに突っ込んでいき、足をかけて倒し、押さえつけ殴り付けるが…

 

「ハァブベロオオオオオオオオオオオオ」

 

今度は口から火炎攻撃をしてくる

 

『グッ……』

 

火炎攻撃で怯み、ベロクロンから身を引く

 

『アチいな……やってくれるぜ』

 

そういい、再度ベロクロンに突っ込んでいくとベロクロンは火炎攻撃をしてくる

 

『食らわんよ』

 

そういい飛び上がり、攻撃を交わすとベロクロンにラッシュ攻撃をし、地面に叩きつける。そしてプラズマ火球(弱)で攻撃し、ベロクロンは直撃を受け倒れてしまう。そのベロクロンを一旦、バトルナイザーに回収する

 

 

 

Noside

偽ダイナことグレゴール人は苛立ちを感じていた。その訳は先程からダイナを圧倒しているにも関わらずダイナは何度も立ち上がるのだ

 

「何故だ、何故私の攻撃を受けてお前は何度も立ち上がる事が出来るのだ?」

 

するとダイナを応援する声が聞こえる

 

「ダイナ、頑張って」

 

「貴方も光の巨人なら勝ってみせなさい」

 

「そうだ負けんじゃねぇ」

 

「…………頑張れ」

 

「我が友よ、頑張れ」

 

「そうだ負けるな頑張れ」

 

「パムー」

 

「我々以外に負けるんじゃない」

 

「そうよ」

 

「頑張りなさいよ」

 

そう言った声が聞こえる

 

「えぇい、うるさい」

 

「フウッ❗ ジェア」

 

偽ダイナが放ったハンドスラッシュを町の人達を守るようにダイナが受ける。すると応援は勢いを増していき

 

「「「「ダイナーッ、ダイナーッ」」」」

 

何人もの人が声を上げて応援する

 

「フゥーーーッ……ジェア」

 

ダイナはストロングタイプへとチェンジして再度、偽ダイナに挑む。ダイナは偽ダイナに次々と攻撃を浴びせていき……

 

「シェア」

 

「ジェア」

 

お互いのパンチが重なり、更にもう一度パンチをすると……

 

「………………」

 

ダイナのパンチが偽ダイナの顔面を捉え偽ダイナは覆面が崩れ、倒れていった

 

 

 

主人公side

「「「「ヤッターッ」」」」

 

歓喜の声が上がるなか、グレゴール人は招待を現す

 

「……殺せ」

 

ダイナは首を振る。そこへ俺は近づく

 

「…お前はいい仲間を持っているな」

 

グレゴール人はそう言う

 

「それがお前の力の秘密か……俺の負けだウルトラマンダイナ」

 

そう言うと俺の方を向く

 

「次はお前と正々堂々戦おう」

 

[おう、いつでも待ってるぜ]

 

そう言いかわし

 

[おい、ベロクロンはどうするよ?]

 

すると…

 

「ソイツはお前に譲るよ」

 

そう言うとグレゴール人はマントを翻し

 

「去らばだ」

 

そういい去っていく

 

少ししてから華未来達と合流する

 

「お疲れ様」

 

華未来はそう言ってくる

 

「おう、お疲れさん」

 

「……お疲れ」

 

大羅夢と氷努羅も肩に手を回す

 

「パムー」

 

ハネジローも頭に乗ってくる

 

「よしっ……今日はとんとん亭に行くぞ」

 

そういい俺、華未来、大羅夢、氷努羅、ハネジロー、ミジー三人組とファビラス(コウダさんとカリヤさんに化け、変装している)ととんとん亭に行くことにした

 

「あっ、キリュウさんいらっしゃいませ~」

 

するとちょうど、配達が終わったブースカと鉢合わせた

 

「お疲れ様ブースカ、早速、ラーメンを8人前頼む」

 

「わっかりました」

 

そういい厨房に入っていく。それから皆で笑いながらラーメンを食べた。こんな生活が続くことを祈りながら

 

 

 

久しぶりすぎる

~怪獣トークshow~

ドラゴ「同志よ」

 

ベロク「同志よ」

 

ゴル「やけに仲が良いな」

 

ゴモ「そうだね」

 

メル「超獣同士だしね~」

 

シルバ「まるで俺らみたいだな」

 

ゴルド「だな」

 

 

 

怪獣紹介

ミサイル超獣ベロクロン

グレゴール人によって偶然見つけて飼いならされていた超獣。性格は優しいが一度切れると放火魔ごとくミサイルを乱射する。超獣同士のドラゴリーと仲が良い

 

 

 

 

次回予告

ゴル「何これ?」

 

メル「何でも最近、出番がないから私たちが次の次回予告をしていくらしいわよ」

 

サンダラ「気合い入るっすね」

 

ノーバ「………………」

 

ベロク「では、早速」

 

ガーディ「遂に最終章突入❗」

 

レイ「主の身に危険な事が起こってしまう」

 

シルバ「果たして主の運命やいかに」

 

ガギ「次回、ウルトラマンダイナ……」

 

ゼット「最終章I 新たなる影」

 

全「見てね~」




次回からいよいよ最終章突入です❗
そして更に重大発表……ダイナの次はガイアをやります
もし、ガイアの話でしてほしい話やガイアの怪獣でこいつは玄次達の仲間にしてほしい怪獣がいたら言ってください


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最終章I 新たなる影

最終章突入❗


アスカside

「こちらアスカ、火星基地での任務終了。只今より本部に帰還します」

 

リョウに通信を入れる

 

「大気改造システム、予定通り順調なの?」

 

そんな話をしながら、俺はダイナになったことを思い出していると

 

「ヒカリ……キエロ」

 

突然、声が聞こえてきたかと思うと上空にスフィアが現れた。スフィアの攻撃を避けながらアルファスペリオル

で攻撃しスフィアを撃ち落とす

 

「みたか、久々の超ファインプレー❗」

 

しかし、スフィアは火星の岩石に取り付きネオダランビアIIが現れ、アルファスペリオルに攻撃をしてきた

 

「ダイナァァァ❗」

 

ダイナに変身してネオダランビアIIに構える

 

 

 

Noside

「第二監視衛星、エリア03に光エネルギー反応確認」

 

「各部署データリング急げ。願ってもいないチャンスだ」

 

そしてダイナはソルジェント光線2発撃ちネオダランビアIIを倒し、ダイナは光に包まれ消えていく

 

「ダイナ、消失します❗」

 

「エネルギー収束地点補足❗」

 

これが最悪の事件の始まりに過ぎないのだった

 

 

 

主人公side

「ふぁ~、いい天気だな」

 

「パム~」

 

俺とハネジローは近くの公園を散歩していた(ハネジローは鞄から顔を出している)

 

「今日の晩飯何にするかな?」

 

そんな事を考えながら歩いていると……

 

「……ッ」

 

怪しい視線を感じた。取り合えず公園の東屋に鞄を隠すように置く

 

「ハネジロー、俺が戻るまで動くなよ」

 

「パムー」

 

「大丈夫だ❗ すぐ戻る」

 

そういい鞄から離れ、公園をウロウロしていると

 

ザッザッ

 

いきなりTPCの一般隊員達が俺を逃がさないように囲んでくる

 

「………………」

 

無言で辺りを見渡していると一人の女性隊員が近づいてきた

 

「初めまして、私はブラックバスター隊長のサエキ・レイカよ」

 

そういい、俺の前で立ち止まる

 

「……それでブラックバスター隊長さんが俺に何の用なんですか?」

 

「難しい事じゃないわ」

 

「………………」

 

「貴方の力が必要なのよキリュウ・ゲンジ、いえ……ガメラ」

 

「!?」

 

何故だ……何故ばれている!?

 

「何故ばれているのか」

 

「!?」

 

「気になるんでしょ、見せてあげるわ」

 

そういいサエキ・レイカが指示すると一般隊員がパソコンを繋いで持ってきた。その映像を見ると……

 

「これは、ギャオスの実験を行った場所の監視カメラの映像だ」

 

そこにはネオギャオスに向かいガメラになる俺の映像が映っていた。すると……

 

「フッフッフ、随分と驚いているようだな」

 

すると隊員達の後ろから、見慣れた男が現れる

 

「貴方は……ゴンドウ参謀❗」

 

「久し振りだね……」

 

笑いながら、そう言ってくるゴンドウ参謀

 

「一体何が目的なんですか?」

 

「そうだな……では単刀直入に言おう。キリュウ君、私に力を貸してくれたまえ」

 

「はいっ?」

 

「君の力……ガメラの力が必要でね」

 

「………………」

 

「是非とも力を貸してくれないか」

 

「……断ったら」

 

「フッフッフ……」

 

「何が可笑しいんですか?」

 

「いや、君に断る選択はない」

 

「どういう事ですか?」

 

「君の家……」

 

ピクッ

 

「君は家に宇宙人を住まわしている」

 

「一体何のこ……」

 

「惚けても無駄だよ」

 

ゴンドウ参謀は俺の言葉を遮ってくる

 

「調べれば簡単なことだからね……君が協力しないのであれば、別の手段をとることしかないわけだよ」

 

「クッ……」

 

「改めて、私に協力しろ」

 

「……分かりました」

 

俺は拳をグッと握り

 

「協力するから家の奴らには関わるな」

 

「……約束しよう」

 

そして歩こうとしたとき……

 

バチッバチッバチッ

 

「ガァ……」

 

首や肩辺りに痛みが走る

 

「すまないね、念のために手荒な真似で運ばせてもらうよ」

 

ゴンドウ参謀の声が聞こえる

 

「クッ……」

 

「まだ気絶しないとは……」

 

そう聞こえたと思うと

 

バチッ

 

また衝撃が走り、気絶してしまう

 

 

 

アスカside

部屋のコンピューターに動画メールがあり、

 

「アスカシン、我々はおまえに是非見せたいものがある。自動飛行データを転送した。もしおまえに興味と勇気があればここまで一人で来い」

 

それは見知らぬ女性からのメッセージだった

 

「何だか知らないが行ってやるぜ❗」

 

 

 

ヒビキside

俺はイルマ参謀に呼ばれ、会議室にいた

 

「先日、F計画に関する情報のリークが確認されました」

 

「F計画? 初めて聞きますが」

 

「8年前に永久凍結され、その極秘プロジェクトの存在を知るのはごく限られた人間だけです」

 

「以前、マサキケイゴが解明した分析データを元に石像を復元し、人が制御できるウルトラマンを作る。それがF計画だった」

 

「人がウルトラマンを作る。誰かがその計画を再開しようとしていると?」

 

「データを盗んだのは警務局特殊部隊。首謀者はおそらく……」

 

「ゴンドウ参謀❗ ……そんなバカな❗」

 

すると通信が入り、マイからアスカがアルファスペリオルで無断発進したと報告が入った

 

 

 

アスカside

火星基地に向かうと、ガッツシャドーに捕まってしまい

気がつくとカプセルの中に閉じこめられていた。目の前にはゴンドウ参謀と動画メールの女がいた。更に…

 

「アスカさん……」

 

「ゲンジ❗」

 

俺の隣のカプセルにゲンジがいた

 

 

 

華未来side

「ねぇ大羅夢、氷努羅」

 

「あん?」

 

「何だ?」

 

「ゲンジを見てない?」

 

散歩に出掛けた筈のゲンジとハネジローはまだ戻ってきていなかった

 

「そういや、見てないな?」

 

「……俺も」

 

そう話していると…

 

「何かあったのか?」

 

「何事だ?」

 

ファビラスとミジー星人達が部屋に入ってきた。事情を話して、それぞれチームに分かれて探しにいくことになった

 

(何処に……何処にいるの?)

 

暫く辺りを探し、よくゲンジが散歩する公園に向かうと

 

「おい、ありゃゲンジのリュックじゃねぇか❗」

 

氷努羅が指差した方に確かにゲンジのリュックらしきものがあった。すると……

 

「パムー」

 

リュックからハネジローが出てきた

 

「ハネジロー❗」

 

ハネジローに近づき…

 

「ハネジロー、ゲンジは何処に?」

 

「パム~」

 

するとハネジローは自分が見た記憶から今日起こった出来事を映し出した

 

「……これは」

 

それを見てからゲンジの居場所を感知していると…

 

「ガメラの力を火星で感じた」

 

「何だ? 派手に暴れてるのか」

 

私達は急いで宇宙船に全員乗り込み、火星に行く準備を始めた

 

 

 

華未来達がゲンジを探す少し前

主人公side

アスカさんがカプセルに閉じ込められてから少したちアスカさんが目を覚ます

 

「アスカさん……」

 

「ゲンジ❗」

 

アスカさんは俺を見てから、ゴンドウ参謀を睨み付ける

 

「そんなに睨まないでくれ、約束通りすばらしいものを見せてやる」

 

そういい指をパチンとならすと巨大スクリーンに何かが映し出された。よく見てみるとダイナによく似たウルトラマンの石像が現れる。更にモニターに映し出された怪獣達を見てゴンドウ参謀は……

 

「見ろ❗人間の常識をはるかに越えたこの怪物どもを。

こいつらに対しTPCの現状戦力は無力だ。ダイナやガメラ抜きではまともに戦うこともできん。そんな軟弱な防衛力で地球を守りきれるのか? 正体もわからん巨人や怪獣に地球の未来を任せてもいいのか? 断じてそんなはずはない❗」

 

「それで自分通りに動くウルトラマンが欲しいってことか?気持ちは分かるけど」

 

アスカさんがゴンドウ参謀にそう言うと…

 

「気持ちは分かるけど?……その口のききかたは何だぁ❗ その見下した態度は何だぁ❗」

 

ゴンドウ参謀は叫んだが、少し冷静さを取り戻し落ち着いた口調で俺達にこう言った

 

「なぜ……お前たちなんだ?」

 

「「え?」」

 

「何故、お前たちがウルトラマンとガメラなんだ」

 

モニターの映像を切り替えるとダイナがアスカへと戻る映像が映る。すると…

 

カランッ

 

音がして、そこを見てみると

 

「………………」

 

「リョウ!?」

 

リョウさんがそこにいた。リョウさんはサエキ・レイカに押さえられると俺とアスカさんの力を抜き始めた

 

「「グアアアアアアアッ」」

 

エネルギーをみるみる吸い取られ、そのエネルギーは石像のカラータイマーへと照射されていた

 

「やめて❗ アスカとキリュウ君を殺す気?」

 

「心配するな…普通の人間が今装置に入れば十中八九死ぬが、こいつらは死にはせん」

 

ゴンドウ参謀がそう言っているとエネルギーを照射された石像は全身が光り輝き、そしてついにウルトラマンとなった

 

「見ろ、ついに計画は成功した❗」

 

ゴンドウ参謀がそう言うなかエネルギーを吸われた俺とアスカさんはズルズルと座り込む

 

「アスカ、キリュウ君❗」

 

「こいつはもう抜け殻だ。二度とダイナにはなれん…さあ動け❗ 人類最強の防衛兵器ウルトラマンよ❗」

 

ウルトラマンの目が輝きカラータイマーが青く点灯し、

人造ウルトラマンテラノイドGが動き出した。すると火星の施設をスフィアが襲ってきた

 

「丁度いい、我らがウルトラマンの力を見せてやる❗」

 

ゴンドウ参謀は地上へのゲートを開いた。するとテラノイドGは地上へと出て、ビームスライサー、ソルジェント光線を放ち、スフィア達に攻撃をする

 

「見てみろ、圧倒的だぞ❗」

 

ゴンドウ参謀が喜んでいると……

 

「参謀、巨人のエネルギーが急激にダウンしています」

 

「!? そんなバカな」

 

テラノイドGのカラータイマーは点滅し始め、スフィアに攻撃を受け続け、ついに倒れてしまう

 

「私のウルトラマンが……」

 

ゴンドウ参謀が力なく呟くと同時にスフィアはテラノイドGに取り付き始め……

 

「フゥ……ジェアアアアアアアアアアア」

 

超合成獣人ゼルガノイドGとなり暴れ始める

 

「参謀、早く避難を❗」

 

サエキ・レイカはゴンドウ参謀に声をかけるがゴンドウ参謀はショックで立てなくなっていた。すると俺とアスカの入っているカプセルの扉を開けた後、サエキ・レイカはリョウに

 

「後は頼む」

 

そう言い残し、ガッツシャドーで出撃するがゼルガノイドGに歯が立たなく、撃墜されてしまう

 

「ウルトラマンの力でしか対抗できん。だが、ダイナとガメラはいない。人類は何もかも失った」

 

ゴンドウ参謀が落胆していると

 

「失ったのは参謀、あなたの人間としての誇りよ❗ 私は最後まで諦めない、アスカにそう教わったから」

 

 

リョウさんがそう言うなか

 

「「僕(俺)もまだ諦めちゃいないです(ぜ)ー❗」」

 

そういい俺とアスカさんが立ち上がる

 

「あの化け物は俺達が倒す❗」

 

「無理だ、お前たちにはもうダイナとガメラになる能力はない」

 

「そんなことは、やってみなけりゃわからねぇ❗」

 

アスカさんがはリーフラッシャーを振り上げた。しかし、それは光らなかった

 

「僕が行きます❗」

 

そういいガメラになろうとすると施設が揺らぎ倒れてしまう

 

「アスカとキリュウ君は逃げて❗私がやつをくい止める」

 

そう言うリョウさんに

 

「さっき、リョウが言ってたじゃないか。俺はどんなときだって諦めないし、絶対に逃げやしない❗」

 

「そうです。僕らは決して諦めたり、逃げたりはしません❗」

 

そういい走り出す

 

「「ウォーー❗」」

 

そしてダイナとガメラになり、ゼルガノイドGを吹き飛ばす

 

 

 

Noside

「絶対にありえん。奴等にはもうエネルギーは残っていなかったはず」

 

そう言うゴンドウ参謀にリョウ隊員は

 

「関係ない……アスカには、そんなこと関係ない」

 

そういい戦いを見つめる

 

 

 

主人公side

「ジェア」

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

「ジェアアアアアアアアアアア」

 

一方、ダイナとガメラはゼルガノイドGに戦いを挑む

 

「ジェア」

 

まず、ダイナが突っ込むがゼルガノイドGは意図も容易くダイナを殴り飛ばす

 

『クソッ……』

 

次に俺がゼルガノイドGを押さえ込むが、ゼルガノイドGは俺を持ち上げ、地面に叩きつける

 

「ジェア」

 

ダイナがゼルガノイドGの背中に飛びかかるがゼルガノイドGはハンドスラッシュでダイナを攻撃するとダイナのカラータイマーが点滅を開始する。更にゼルガノイドGはダイナの首を締め上げる

 

『ダイナを離せぇ❗』

 

俺がゼルガノイドGの腕を掴むとゼルガノイドGは俺の腕を振りほどき、ソルジェント光線を放ち、俺はソルジェント光線が直撃し吹き飛ばされてしまう

 

「ジェアアアアアアアアアアア」

 

ゼルガノイドGはこちらに近づき、止めをさそうとする

 

『グッ……』

 

何とか立ち上がろうとする。すると……

 

ダンッダンッ

 

「グワアッ」

 

ゼルガノイドGにレーザーが当たる。見てみると

 

『あれは……』

 

俺がクレイト様に貰った宇宙船だった。すると宇宙船からカミーラ、ダーラム、ヒュドラが姿を現す

 

「ジェアアアアアアアアアアア」

 

ゼルガノイドGは3人に近づくが宇宙船からレーザー攻撃が発射され、ゼルガノイドGは怯む

 

「さぁ、今のうちに」

 

そういいカミーラ達は俺に力を分け与えてくれた

 

 

 

Noside

「ウルトラマンの必要なのが、人間のエネルギーなら」

 

「まさかお前……」

 

ゴンドウ参謀がリョウ隊員を見ると

 

「私の生体エネルギーをダイナに照射すれば……」

 

「無茶はよせ❗ その装置は普通の人間には耐えられん間違えなく死ぬぞ」

 

するとリョウ隊員はゴンドウ参謀に銃を向ける

 

「このままだと、アスカが死ぬわ」

 

そして膝を着いているダイナのカラータイマーに向け光エネルギー照射砲の照準が合わされた

 

「照射準備はできた。だがこんな作戦が成功するはずがない❗ それでもお前……」

 

「私にはアスカのような特別な力はない。でも、人の未来を思う気持ちは負けないつもりよ」

 

「それが……光か?」

 

リョウ隊員の言葉を聞き、ゴンドウ参謀は呟く。すると…

 

施設内で爆発があったのか施設がまた揺れ、よろけた瞬間、ゴンドウ参謀はリョウ隊員の銃を奪い取り、リョウ隊員に向かって銃口を向ける

 

「どうして?」

 

リョウ隊員がそう言うと

 

「私もTPC参謀ゴンドウだ❗ 地球をおびやかす敵を許すわけにはいかん❗」

 

そういいキーボードを打ちながら、アスカ隊員が入っていたカプセルに入る

 

「ゴンドウ参謀❗」

 

「近づくな❗ 装置の出力は最高レベルにセットした」

 

そういい笑顔になると

 

「心配するな。思いの強さなら私も負けはせん」

 

そういい装置に苦しみながらもグーサインをリョウ隊員に見せる

 

「人間に、未来あれぇぇぇぇぇ❗」

 

ドクワァアアアアアン

 

ゴンドウ参謀が叫ぶと同時に装置が爆発する

 

「ゴンドウ参謀ぉぉぉぉ❗」

 

 

 

主人公side

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

カミーラ達から力を分けてもらい、復活する。するとダイナも光エネルギーがカラータイマーに照射され復活する

 

「フゥーーー……ジュアッ」

 

ダイナはストロングタイプにチェンジして、ゼルガノイドGを殴り付ける。更にゼルガノイドGの腕を掴み、俺の方に投げ飛ばす。俺はゼルガノイドGの腕をとり、地面に叩きつけながら玄武掌を顔面に当て放ち吹き飛ばす

 

「ジェアアアアアアアアアアア」

 

それでも立ち上がりゼルガノイドGは俺とダイナに近づいてくる。そこにソルジェント光線とプラズマ火球を放つとゼルガノイドGは粉々に爆発した。そこで俺は倒れ込みガメラから人間の姿に戻る。俺は華未来達が見つけてくれたが……

 

 

 

Noside

リョウ隊員は、リーフラッシャーを見つけるがアスカの姿はなかった……

 

「どこ、どこにいるの? ……アスカァァァァァァ❗」

 

リョウ隊員の声が火星に響き渡る

 

 

 

次回予告

ガギ「今回は凄かったな❗」

 

ガーディ「………………」

 

バオーン「ガーディー大丈夫?」

 

ガーディ「うん……」

 

メル「大丈夫よ」ナデナデ

 

サンダラ「ガーディーさんにとっては複雑っすね」

 

ゴモラ「じゃあ、今回も……」

 

レッド「行くでごわす」

 

ゴル「冥王星を飲み込む、黒い闇が迫る」

 

シルバ「その闇に対し、主とダイナは挑んでいく」

 

ゼット「もう1つの光がアスカに新たな火を灯す」

 

ネオ「次回ウルトラマンダイナ……」

 

ドラゴ「最終章II 太陽系消滅」

 

全員「絶対に勝つ❗」




ゴンドウ参謀はやり方は間違っていたけど、地球を守る意志は凄いなと思いました❗


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最終章II 太陽系消滅

最終章IIに入ります❗


主人公side

「……ッ」

 

ゼルガノイドGとの戦いが終わり、目を覚ますとベットの上だった。辺りを見渡すとクレイト様に貰った宇宙船

ディヴィニータ・カストーデ号の中であった。すると…

 

「起きたのね……」

 

「華未来……」

 

華未来が部屋に入ってきた

 

「ゲンジ、私が言いたいこと分かるよね」

 

華未来は拳を握りながら、そう言ってくる

 

「……ごめん」

 

俺が謝ると

 

「謝るくらいなら無茶しないでよ」

 

そう言うと手を上げていた、俺は顔を反らしていると

 

ギュッ

 

「華未来?」

 

華未来は手を俺の背中に回して俺を抱き締めていた

 

「心配したんだから……」

 

震えながら、華未来はそう告げた

 

「………………」

 

俺は無言で華未来を抱き締めて頭を撫でる

 

「!?」

 

華未来は驚いていたが、更に強く抱き締めてくる

 

「心配掛けてごめんな」

 

「……少しは私達を頼ってよ」

 

「あぁ、分かってるよ」

 

そういい、ふと視線を上げると扉の隙間から氷努羅がこちらをニヤニヤしながら見ていた。俺は恥ずかしくなり華未来に言おうとするが力を緩めないでくる。仕方なしに暫く、抱き締めていた。そして後で氷努羅を1発殴ると心に決めた

 

 

 

コウダside

火星基地内部に入ると、その中は爆発があったように酷い有り様だった

 

「アスカーッ❗」

 

「リョウーッ❗」

 

そして行方知れずの2人を探していくが見つからないでいた

 

「……おい、間に合わなかった。チキショウ❗」

 

ナカジマが壊れたカプセルを殴り、悔しがる

 

「あきらめるな❗ あいつらが、死ぬもんか」

 

カリヤがそう言った瞬間

 

「なぜそう信じられる❗」

 

声が聞こえ、銃を向けるとサエキ・レイカがいた

 

「かけがえのない仲間だからか?」

 

「当たり前だ❗ 2人の居場所を知っているのか?」

 

「ここにはいない、でも……」

 

そう会話していると通信機が鳴る。ディスプレイを見て俺は驚愕した。マイによると

 

「コスモネット監視衛星から緊急連絡❗ 冥王星が……たった今消滅しつつあるそうです」

 

そいつを調べるためガッツイーグルで火星から離れると

コスモアタッカー部隊が闇の中へと消えていくのを目撃する

 

「なんて……なんて強力な重力なんだ。これ以上近づくと我々も危険です❗」

 

「ナカジマ、闇の正体はブラックホールなのか?」

 

闇との距離を保ちつつ、ナカジマに聞くと

 

「いいえ……中心部に強力な生体反応があります」

 

「生きているっていうのか❗ この巨大な闇が❗」

 

俺はつい叫んでしまう

 

「周囲の強大な重力場は惑星をも飲み込んでしまう。今までとはまるで桁違いの怪物です❗」

 

「それじゃ、やつがこのまま進行を続ければ……」

 

最悪の展開を予想しつつナカジマに聞く

 

「おそらく、太陽系すべてが消滅します……」

 

 

 

アスカside

俺は火星の地でうつ伏せになっていた。するとゴンドウ参謀の言葉が甦る

 

(何故、お前たちがウルトラマンとガメラなんだ)

 

「ほんとだよ。なんで俺みたいな人間が……教えくれ…父さん」

 

そう呟き、意識を失う

 

「お父さんはどうして宇宙に行くの?」

 

幼い俺が父さんと座り夜空を見上げ、話をしていた

 

「それが、人間だから」

 

「え?」

 

「アフリカの深い谷で、ある猿達は道具を使い、最初の人間と呼ばれるようになったそうだ」

 

「最初の人間?」

 

「彼等は高くそびえる山を見上げ、こう思ったに違いない。あの山の向こうには何があるのか? 見知らぬ世界を目指し、彼等は、その深い谷を登り切った。おそらく、何度も何度も失敗し、たくさんの仲間を失いながら」

 

「なんでかなぁ?そのまま谷に住んでた方が楽なのに」

 

父さんはゆっくりと、もう一度言った

 

「それが、人間なんだ。だから今、俺やシンがここにいる」

 

(それが人間だから……)

 

それから目を覚ますと女の子が俺を見ていた

 

「ママ、お兄ちゃん起きたよ」

 

「起きたぁ?」

 

すると女の子の母親が近づいてきた

 

「あぁ、よかったぁ。気分はどう?」

 

俺が起き上がると怪我が痛んだ。しかし、手当てがしてあった

 

「そんなに勢いよく起きたら、傷にひびくわよ」

 

「貴女が、俺をここに?」

 

「主人よ。今、仕事でバイオパークへ出かけているけど」

 

「バイオ……パーク?」

 

俺が辺りを見ると見たことのある写真があった。それから暫くして、助けてくれた人に会いに外へ出る

 

 

 

Noside

その頃、グランドームのスーパーGUTS司令室では、闇の解析を行っていた。解析の結果、惑星規模の大きさを持つ、球形生命体スフィアの存在が確認された

 

「闇は、十数時間後には木星圏内へ到達します」

 

マイ隊員がそう言う

 

「我々はそれ以上敵の侵攻を許すわけないはいかん❗」

 

「しかし、現状兵器であの怪物を止めることは……」

 

するとミヤタ参謀が

 

「一つだけ方法がある。過去に封印した、あの兵器を使えば……」

 

するとヒビキ隊長が驚きながら

 

「『ネオマキシマ砲』、ですか?」

 

そう答える

 

 

 

アスカside

俺はバイオパークにいたダイゴさんと話をする

 

「おかげで、命拾いしました」

 

「お互い様だよ。僕たちも、二度もこの星を守ってもらった」

 

ダイゴさんのこの言葉に俺は驚いたが

 

「え?……まぁ。きれいですね、すごく」

 

話をそらすように花を見て言う

 

「ほとんどが地球産だけど、この星で生まれた種子もある。まだ実を結んだのはわずかだけど。いつかこの星を火星生まれの花でいっぱいにできたらなと思ってるんだ」

 

そしてダイゴさんは一緒に来たレナさんとヒカリちゃんを見て

 

「そこであの子達が、またその子供達が遊べたらって」

 

そう言う。俺は、ダイゴさんのその言葉を聞いてからダイゴさんに質問した

 

「あのぉ、ダイゴさんはなぜ前線を離れたんですか?」

 

「守るべき未来は人それぞれにきっとあるはずだから」

 

するとバイオパークの上をガッツシャドーが通る

 

「君の仲間が迎えに来た。さっき連絡が取れたんだ」

 

俺は慌てながら

 

「あのぉ、俺まだいろいろ聞きたいことが……」

 

「僕も……君と同じだったよ」

 

俺はその言葉に驚きつつ、ダイゴさんの言葉を聞く

 

「なぜ戦うのか、自分は何者なのか。誰かにその答えを教えて欲しかった」

 

「ダイゴさん……」

 

「でも最後は、自分で出さなきゃいけない答えもある。人として出来ること。それは、自分自身で決めるしかないんだ」

 

俺はダイゴさんを見つめていた。それから俺はリョウとガッツシャドーに乗る

 

「大事な忘れ物。もうなくさないでよ」

 

俺の手にはリーフラッシャーがある。リョウが拾ってくれていた

 

「サンキュー」

 

「ガニメデでの作戦開始に間に合うといいけど」

 

「なあ……」

 

「ん?」

 

「最初に生まれた人類の話って、知ってるか?」

 

「え?」

 

「彼等は深い谷を離れて、遠い山の向こうに未来を見つけた。」

 

「なに、突然?」

 

「俺の親父は、光の中に何を見つけたのかなって」

 

「私の場合、初めて任務放棄して、火星でアスカを見つけたけど?『スーパーGUTS』クビになったら責任とってよね❗」

 

「責任って……」

 

「普通に家庭を持って、大切な人を『いってらっしゃい❗』なんて送り出すのが、実は子供の頃からの夢なの」

 

「……リョウ」

 

「ウソよ。めずらしく神妙な話をするから、ちょっとからかっただけ」

 

そう会話しながら、ガニメデに向かう

 

 

 

主人公side

あの後、氷努羅を1発殴ってから…

 

「俺達は木星に向かうぞ」

 

そういい全員で木星に向かう

 

 

 

Noside

木星の衛星ガニメデにある、TPCガニメデ基地にスーパーGUTSのメンバーはクラーコフNF-3000でガニメデ基地に到着し、そこでクラーコフにネオマキシマ砲を搭載する作業を行っていた。そこにはネオマキシマ砲の開発者、キサラギ博士がいた

 

「一度は人類を破滅へ追いやろうとした兵器です。ヒビキ隊長がおっしゃったとおり、人間には危険すぎる力なのかも知れません。ただ……力よりも強い心があれば、きっとこの宇宙も守ることもできる。ウルトラマンダイナやガメラが、そうであるように」

 

するとヒビキ隊長が

 

「それを肝に銘じ、使わせていただきます」

 

キサラギ博士にそう言う。するとナカジマ隊員が

 

「あのぉ、搭載は間に合いますか? ここが闇の重力圏にはいるまで、あと3時間しかありません」

 

心配そうに訪ねる

 

「ガニメデにはTPC有数の頭脳と技術者達が集まっています」

 

キサラギは自信ありげにそういうとパソコンを操作中の

一人の技術者へ目を向けた

 

「必ず、間に合わせてみせますよ」

 

その人は、そう言う

 

「あなたは、元GUTSのヤズミさん❗」

 

マイ隊員の言葉にヤズミは頷く。しかし闇の速度は急速になっていた

 

「ここも、あと30分以内には闇の重力場の影響を受けます❗」

 

マイ隊員が叫ぶ

 

「予測より1時間以上も動きが早いぞ❗」

 

「搭載が終了しても、迎撃できなければ意味がない」

 

「ネオマキシマ砲ユニット搭載終了まで、10分弱です」

 

「まさしくギリギリか……」

 

そう話していると装置が反応する

 

「隊長、この基地に急速接近する巨大な飛行物体が❗」

 

「敵か❗」

 

「識別確認……スフィア合成獣です❗」

 

すると、まるでネオマキシマ砲を搭載する作業を邪魔するかのようにネオガイガレードが出現する。ネオガイガレードはガッツイーグルの攻撃をネオジオモス以上の亜空間バリアを張り、防ぐ

 

「ヤズミチーフ、ま…まだですか」

 

ナカジマは間に合うかどうか不安になりながらヤズミチーフに声を掛ける

 

「あと3分…いやあと2分ほどこらえて下さい❗」

 

「そうはいっても……あっ」

 

ナカジマ隊員が外を見てみるとネオガイガレードがこちらに向かい赤色破壊光線を放つ……すると

 

バチッ ドグワアアン

 

クラーコフの前に光の柱と赤い柱が立ちネオガイガレードの放った赤色破壊光線が跳ね返り、更にホーミング・プラズマがネオガイガレードを直撃してネオガイガレードは倒れてしまう

 

「……あれは❗」

 

マイが立ち上がり声を上げるなか、柱からダイナとガメラが現れる

 

「ダイナが死ぬはずはない❗」

 

ダイナを見てコウダ副隊長が叫ぶ

 

 

 

主人公side

木星に到着するとネオガイガレードがクラーコフに攻撃をしようとしていた

 

「させるか❗」

 

そういいガメラになると隣にはダイナが現れる。俺はホーミング・プラズマでネオガイガレードを攻撃する

 

「ジェア」

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

「ジェギアアアアアアアアアアアアアア」

 

ネオガイガレードは立ち上がり、こちらに向かってくる

 

「ジェア」

 

ダイナが格闘攻撃で攻めていくがネオガイガレードはダイナの攻撃を受け止め、逆に格闘攻撃を仕掛けてくる

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

俺はネオガイガレードの右腕を掴み、投げ飛ばす。次にダイナがビームスライサーを放つがネオガイガレードは亜空間バリアを展開し、ダイナの攻撃を防ぐ

 

「ジェギアアアアアアアアアアアアアア」

 

ネオガイガレードは口から赤色破壊光線をダイナに向けて放つが俺がホーミング・プラズマで相殺する

 

バンッバンッバンッ

 

その隙に、ガッツシャドーとディヴィニータ・カストーデ号から援護が入る

 

 

 

リョウside

「こちらユミムラ…ただいまより、前線に復帰します」

 

するとヒビキ隊長から通信が入る

 

「リョウ❗ 待っていたぞ。アスカも一緒だな?」

 

私はダイナを見て一言いう

 

「はい」

 

 

 

Noside

ガメラとダイナが戦っているなかガニメデに闇が迫ってくる。重力場の影響を受け始めるなか…遂に

 

「やったぞ❗」

 

ヤズミチーフがようやくネオマキシマ砲の搭載を終了させる。急いでエネルギーの充填が開始される

 

「どうだ、すぐ飛べるのか?」

 

コウダ副隊長がクラーコフのコックピット来てそう言う

 

「ネオマキシマエネルギー充填完了。問題ありません」

 

そうナカジマ隊員が言う

 

「ダイナとガメラが敵を食い止めてる、急いで発進だ」

 

ヒビキ隊長の指示でクラーコフは離陸を始める

 

 

 

主人公side

クラーコフが離陸し始めるとネオガイガレードがクラーコフに向かい赤色破壊光線を放つが俺がネオガイガレードの攻撃を防ぐ

 

「ジェア」

 

ダイナはネオガイガレードにソルジェント光線を発射する。ネオガイガレードは亜空間バリアで防ぎきる

 

「ジェギアアアアアアアアアアアアアア」

 

するとネオガイガレードは鎌状の右手から追尾光線を放つ、ダイナは飛んで交わすが光線はダイナについてくる

 

「ジェア」

 

ダイナは追尾光線をフラッシュバスターで押しきり、ネオガイガレードに直撃させる。そして俺とダイナはネオガイガレードに止めを指そうとする……しかし

 

「ジェギアアアアアアアアアアアアアア」

 

リョウさんの乗るガッツシャドーを脱着可能な左手の鉤爪で捕らえてしまう。すると……

 

『ッ来やがった』

 

上空にグランスフィアが現れる

 

「ジェギアアアアアアアアアアアアアア」

 

するとネオガイガレードは待ってましたとばかりにグランスフィアに近づいていく

 

「ジェア」

 

『待ちやがれ❗』

 

ネオガイガレードを追おうとするがグランスフィアの雷攻撃で邪魔されてしまう

 

 

 

Noside

グランスフィアの闇は、人工太陽を飲み込んでいった

 

「人工太陽が…カンパネラが消えていく……」

 

ガニメデ基地から空を見上げていたキサラギ博士はそう呟く。基地内に警報音が鳴り響きヤズミチーフが作業員達に撤収命令をだす

 

「キサラギ博士、早く避難を…」

 

ヤズミチーフはキサラギ博士の肩を抱き、呆然と空を見上げるキサラギ博士を避難させる

 

一方、クラーコフでは……

 

「はい船体制御、発射角修正❗」

 

クラーコフの中心部分に装備されたネオマキシマ砲をグランスフィア…闇の中心部へと向けた

 

「敵…中心角に照準入りました」

 

ネオマキシマ砲にエネルギーが充填される

 

「俺達の手で、必ずしとめる❗」

 

発射ボタンを握って座っているカリヤ隊員がそう言った瞬間、ネオガイガレードがリョウの乗るガッツシャドーを持ち、クラーコフ前に現れる

 

「ジェギアアアアアアアアアアアアアア」

 

「リョウを盾に攻撃を阻止するつもりか❗」

 

コウダ副隊長が叫ぶなかクラーコフは、闇の重力圏につかまってしまう

 

「全速で後退❗」

 

ヒビキのかけ声で、クラーコフは後退を試みるが闇の重力はあまりにも強く、どんど闇へと吸い込まれていく。そんななかヒビキ隊長は

 

「……撃て」

 

「え?」

 

カリヤ隊員はヒビキ隊長の言葉に驚く

 

「すべてが闇に飲まれてしまうぞ……この船も……いずれ地球もだ❗」

 

「しかし…弾道上にはリョウが❗」

 

「カリヤ、俺達には人類の未来を守る義務がある❗」

 

すると……

 

「隊長の言う通りよ。あたしにかまわず撃って❗」

 

リョウ隊員がクラーコフに通信を入れる

 

「無理だ……俺には打てません…」

 

カリヤ隊員がそう言うと

 

「どけ❗ 俺が撃つ❗」

 

コウダ副隊長が発射ボタンを握って座っているカリヤ隊員をはね飛ばし、発射ボタンへと手をかけるがコウダも副隊長も躊躇ってしまう

 

「撃って…早く❗」

 

リョウ隊員が叫ぶ

 

「リョウ……」

 

コウダ副隊長の顔が強ばる

 

「撃って❗」

 

リョウ隊員の声が大きくなっていく

 

「撃つのよぉーー❗」

 

するとリョウ隊員に向かい、ダイナが向かっていく

 

「ダイナ❗」

 

 

 

アスカside

雷を避けていると

 

[アスカさん、俺が食い止めます❗]

 

ゲンジがそういい雷にホーミング・プラズマを放ち、雷を止めてくれた

 

[サンキュー、ゲンジ❗]

 

その隙に、リョウの所へ向かう

 

[ウォーーーーーーーー❗]

 

「やめてアスカ❗ ……死ぬ気なの?」

 

リョウが叫ぶなか、敵は亜空間バリアを展開してくる

 

[この卑怯者をぶちのめすまで死にはしねぇ]

 

それに…俺は……

 

[それに俺は……俺は今、君だけを守りたい]

 

「……アスカ」

 

そして俺は思いを込めたその拳で敵の亜空間バリアを破り跳ね飛ばし、リョウが乗るガッツシャドーをキャッチする

 

 

 

Noside

その様子を見ていたヒビキ隊長は

 

「今だ❗」

 

「いけぇーー❗」

 

そしてコウダ副隊長が発射ボタンを押すとネオマキシマ砲がグランスフィアの中心角に発射される

 

 

 

次回予告

ドラゴ「いよいよ、クライマックスであります」

 

サンダラ「緊張するっす」

 

レイ「じゃあ、いきますか❗」

 

ゴルド「地球人類は遂に全面降伏してしまうのか」

 

デマ「今こそ、心を一つに」

 

クロシル「巨大な敵へと立ち向かえ❗」

 

ガゾ「そして驚きの展開へ……」

 

メル「次回ウルトラマンダイナ……」

 

ゴル「最終章III 明日へ…」

 

全員「俺達の運命やいかに❗」

 




この話でアスカ(ダイナ)が人質になっているリョウに言った「それに俺は……俺は今、君だけを守りたい」が最高に格好いい❗


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最終章III 明日へ…

最終回です❗


「今だ❗」

 

「いけぇーー❗」

 

コウダ副隊長が発射ボタンを押すとネオマキシマ砲がグランスフィアの中心角に発射される

 

「ジェギアアアアアアアアアアアアアア」

 

ちょうど、グランスフィアの中心角にいたネオガイガレードにネオマキシマ砲が直撃してネオガイガレードは木っ端微塵に吹き飛び、ネオマキシマ砲はグランスフィアの中心角に当たる……しかし

 

「アッハハハハ」

 

グランスフィアにネオマキシマ砲が通用していなかった

 

「ネオマキシマ砲が…」

 

コウダ副隊長が唖然とするなかクラーコフはグランスフィアの重力により、闇へと引き寄せられていた

 

「まだ終わるわけにはいかねぇ❗」

 

「エンジン全開❗ 何とか、闇の重力圏から脱出しろ」

 

コウダ副隊長がナカジマ隊員に言う

 

「ダメです❗ 全機能、正常に作動しません」

 

するとクラーコフの前に光の柱と赤い柱が現れ、その中からダイナとガメラが現れる

 

 

 

主人公side

ネオマキシマ砲を撃った後、クラーコフがグランスフィアの闇へと引きづりこまれそうなっていた

 

『マズイ❗』

 

そういいながらダイナとクラーコフの前へ行き

 

「ジュア」

 

『ゴアアアアアアアアアアアアア』

 

グランスフィアに向かい、ソルジェント光線とプラズマ火球を放つ

 

「ウオオオォォン」

 

するとグランスフィアの闇の重力が弱まり、クラーコフはネオマキシマを始動して離脱、ダイナもミラクルタイプにチェンジしてガッツシャドーを抱えて離れる。俺もガメラの変化を解いてディヴィニータ・カストーデ号に乗り込み、火星付近まで離脱する

 

 

 

アスカside

クラーコフに追い付き、クラーコフの中へ入りつつリョウを支え、変身を解く

 

「着いたぜ……」

 

そういいリョウを降ろす

 

「[君だけを守りたい]なんて、正義の味方のセリフじゃないわよ……」

 

リョウがそう言ってくる

 

「かもな……でも俺は……俺だから……」

 

そこで俺はフラッと倒れるがリョウが間一髪で受け止め抱きしめてくる

 

「リョウ……」

 

 

 

Noside

その頃、TPC本部上空にグランスフィアが姿を現していた

 

「スフィア……なんて巨大な❗」

 

ミヤタ参謀はグランスフィアの大きさに驚愕していた

 

「地上各都市上空にも、同じ球体が出現しています❗」

 

「なんだと!?」

 

一般隊員からの報告にフカミ総監は驚く。すると……

 

「地球人類よ…その者たちの中へと、同化せよ。その者たちもかつて、お前たちと同じような人間であった。限りある命に怯え、互いに争い、遂には自らの星をも破滅への危機へと追いやった。だが彼らは、克服したのだ❗人を、あらゆる有機物、抜き物を……遂には惑星自体を1つに融合し、完成させた完全無欠の生命体……それが私だ❗」

 

「質量0、あの球体は……実動ではありません❗」

 

スーパーGUTSはクラーコフからグランスフィアを見ていた

 

「まだ間に合う―――知友が滅び去るその前に、私はお前たちを迎え入れようと……私こそ地球の歩むべき、未来だ……」

 

そういいグランスフィアは姿を消す

 

「でたらめだ❗ そんな完璧な世界などあるものか❗」

 

コウダ副隊長がそう叫ぶなか

 

「でも…意味は叶ってます…人間も科学が…全ての生態系を改造できれば…環境破壊による滅亡を回避できる」

 

ナカジマ隊員はグランスフィアの言うことにも理があることを言うと

 

「でもそれは……生きてるっていえるのか」

 

突如、ヒビキ隊長が口を開く

 

「……え?」

 

「死がなくなる代わりに…夢も…ロマンもなくした世界に❗ 本当に俺たちが目指している未来なのか❗」

 

「でも、それは……」

 

「不完全でいいじゃないか。矛盾だけでも構わねぇ❗人の数だけ…夢がある。俺はそんな世界の方が好きだ❗」

 

「それに奴らは多くの人の命を奪った! 今度だってリョウとアスカを❗」

 

ヒビキ隊長に続きカリヤ隊員がそう言うと

 

「俺たちは生きてますよ❗」

 

そういいアスカ隊員とリョウ隊員が入ってくる

 

「お前たち……どうやってここに!?」

 

「忘れたんスか? 俺は不死身のアスカ。うっ……」

 

「危ない❗」

 

アスカ隊員はその場に倒れ込むがヒビキ隊長がアスカ隊員を支える

 

「アスカ❗ 信じていたぜ…こうやってまた…仲間の元に返ってきてくれるってな❗」

 

 

 

主人公side

ディヴィニータ・カストーデ号の操縦席ではグランスフィアへの最後の攻撃について話をする

 

「じゃあ、我々はスーパーGUTSと一緒に攻撃すればいいのだな」

 

ファビラス星人が俺を見て、そう言う

 

「あぁ…けど問題がある」

 

「何がなんだ?」

 

氷努羅が問いかけてくる

 

「この宇宙船にはネオマキシマ砲くらいの武器がないんだ」

 

そう、ディヴィニータ・カストーデ号には強力な武器が今のところ、備わっていなかった。すると…

 

「我々に良いアイディアがある」

 

ミジー・ドルチェンコが手を上げた

 

「そのアイディアって?」

 

 

 

アスカside

「ダイモス消滅、火星が超重力の影響下に入りました」

 

「ネオマキシマ充填まであと1時間❗ 間に合うのか」

 

「この戦いに、俺たちが負ければ……人類全ては闇に消え去る」

 

クラーコフ内部ではグランスフィアにどう攻撃するかを考えていた

 

「しかし…敵のバリヤーを破らない限り、殲滅は不可能です❗」

 

コウダ副隊長がそう言う中、俺が発言する

 

「ストレートでダメなら…ボール玉を食らわせるしかない❗」

 

「ボール球を…食らわせる?」

 

「あの闇から脱出するとき……俺は確かに見たんです。奴がバリアーを張った瞬間……その奥に中心核の姿が❗敵がバリアーを一転に集中したとき、脇ががら空きになる。だから吊り球に……奴の注意がそれた瞬間……勝負球をぶち込みさえすれば……」

 

「ちょっと待った❗ もしそれが事実なら我々にもまだ勝ち目がある……でもアスカ……お前それいつ見たんだ?」

 

……あっ❗

 

「え? いや、だから……」

 

「後がない状況だ。根拠なしで作戦は決められない」

 

「あの……俺……」

 

リョウが心配そうな顔をする。すると隊長が口を開く

 

「奴がクラーコフを庇い…光線を撃ったときだ。そうなんだろう……」

 

えっ!?

 

「隊長……アスカのこと……」

 

隊長はリョウを見て笑顔で頷く

 

「お前は目立ちたがり屋の単細胞野郎だ……そんなお前が…今まで黙ってた。自分が…ダイナってことを…」

 

「「「「!?」」」」

 

この一言にリョウと隊長以外が驚く

 

「何故だ……? なぜ1人で苦労を背負い込んだんだ❗」

 

「俺……確かに目立ちたがり屋だけど……それ以上に照れ屋なんスよ……」

 

リョウは心配そうな顔から笑みへと変わる。すると…

 

「隊長、通信が入っています」

 

マイから報告が入る

 

「スクリーンに出せ」

 

ガガッ

 

「あっ…繋がった」

 

スクリーンにはゲンジが映っていた

 

 

 

Noside

「クラーコフより入電❗ 火星軌道上で闇に対し、最終作戦を決行するとのことです」

 

「ネオマキシマ砲を封じられ……勝算はあるのか!?」

 

フカミ総監がそう言うなか…

 

「部下たちをまだ信用する……それが総監としての役目だ」

 

そういい司令室にサワイ総監とイルマ参謀が入ってきた

 

「サワイ総監……」

 

「彼らは……きっと勝ちます。そしてここへ帰ってきますよ……」

 

 

 

主人公side

「闇は衛星フォボスに接近したとき……ネオマキシマ砲とキリュウ君の宇宙船の攻撃を中心核に発射。敵のバリヤー発生と同時に……」

 

「俺とゲンジのウイニングショットで…確実に決める」

 

現在、グランスフィアへの最終攻撃について話し合っていた

 

「しかし、キリュウ君」

 

「はい?」

 

「君の宇宙船にはネオマキシマ砲ぐらいの攻撃が出来る武器があるのかい?」

 

「それなら大丈夫です。ドルチェンコ説明を」

 

「分かった」

 

そういいミジー・ドルチェンコが映像に顔を映す

 

「お前はミジー星人!?」

 

カリヤ隊員が驚く

 

「今は僕と一緒に行動しています」

 

するとミジー・ドルチェンコは説明を始める

 

「今、ディヴィニータ・カストーデ号に我々の最強兵器を取り付けている」

 

「最強兵器?」

 

「元々は全長400メートルのガラオンに取り付ける筈だったハイパーガラオン砲だ❗」

 

「ハイパーガラオン砲?」

 

「小惑星を消滅させるぐらいの威力があるのだが、1発しか撃てないのだ」

 

「こちらもネオマキシマ砲を撃てるのは後、1発だ」

 

「うむ、では作戦開始は30分後だ…各自準備にかかれ」

 

「「「ラジャー」」」

 

そういい準備に取りかかる。俺と華未来、ハネジローは操縦をし、他のメンバーでハイパーガラオン砲の取り付け作業の最終段階に入る。すると華未来が

 

「もう、無茶だけはしないでね」

 

華未来がそう言うと

 

「パムー、ゲンジ…気を付けて」

 

ハネジローもそう言ってくる

 

「おう、心配してくれてありがとな」

 

そういい華未来とハネジローの頭をワシワシと撫でる。作戦の時間が間近に迫ってくる

 

 

 

Noside

巨大な闇グランスフィアは火星の衛星フォボスへ近づいてきた。火星基地も闇の重力圏内に入り、建物が次々と破壊されていった。そしてダイゴが花を育てている、バイオパークも破壊されていく

 

 

 

アスカside

クラーコフは火星基地を離陸して、巨大な闇へ最後の決戦を挑みに向かう

 

「アスカ、発進準備はいいか?」

 

コウダ副隊長の声がアルファスペリオルのコックピットに聞こえてくる

 

「勇気リンリン❗ いつでも行けます」

 

俺はそう答えた

 

「コンピュータの計算だと、闇の破壊と同時に巨大な重力崩壊が生じる。光すら脱出不能だ。時空のゆがみだ」

 

コウダ副隊長がそう言ってくる

 

「俺が決め球をきめるとき、近づきすぎるなということ

ですよね? それはなんども……」

 

「何度言っても、おまえは無茶をするだろ❗」

 

コウダ副隊長は怒るが気持ちを落ち着かせてこう言う

 

「アスカ、今度ばかりはいつもと違う。時空のゆがみにのまれたら、たとえおまえでも二度と……二度と帰ってこられなくなるぞ」

 

「大丈夫です❗ 俺は帰ってきます。次に空を飛ぶために、次もまた空を飛ぶために」

 

「アスカ……」

 

俺の言葉を聞いてリョウが呟く

 

「俺は必ず帰ってきます❗」

 

俺がそう言うと、隊長はにっこり笑う

 

「時間だ……作戦開始❗」

 

「アスカ、発進します❗」

 

 

 

主人公side

クラーコフからアスカさんが乗るアルファスペリオルが発進してくる

 

「よし…俺らも行くぞ❗」

 

「「「おうっ」」」

 

そういい発進する

 

 

 

Noside

アスカの乗ったアルファスペリオルと玄次の乗るディヴィニータ・カストーデ号が巨大な闇の中心部へと向かっていった。地球では、人々がビルに備え付けてある大型スクリーンで、その模様を見て声援を送っていた。その中にはアスカの恩師であり、また父カズマと親友でもある、ミシナ教官の姿があった。スーパーGUTSの司令室でも、TPCの首脳陣が見守っていた

 

 

 

アスカside

「アスカ、一度聞きたかったんだけど」

 

アルファスペリオルのスクリーンに笑顔のリョウが映し出されていた

 

「どうして、そう前にばかり進もうとするの?」

 

「それが……人間だから」

 

「え?」

 

「親父が教えてくれたんだ。人間は、前に進む力を持っている。だから今、俺達はここにいる」

 

その言葉を聞いたリョウはマイと変わった

 

「アスカ❗」

 

マイは泣きそうな声で喋る

 

「マイ、『ダイナ』なんてかっこいい名前つけてくれてサンキュウ❗ 結構気に入ってたんだぜ」

 

俺はマイに礼を言う

 

「『ダイナミック』なダイナだよ。『ダイナマイト』のダイナ……そして……『大好きな』ダイナ❗」

 

「ありがとな、マイ……」

 

そして俺はリーフラッシャーを手にする

 

「父さん、行くぜ❗」

 

そう言い俺はリーフラッシャーを開く

 

 

 

主人公side

「よし、俺も行くぜ」

 

そういいハッチの前に行く

 

「行くぜ❗ ガメラ❗」

 

『ゴアアアアアアアアアアアアア』

 

そういい赤い光になり宇宙船を出てガメラになる

 

 

 

Noside

スーパーGUTSの仲間達と玄次の仲間達は、巨大な闇へと向かうダイナとガメラの姿を見つめていた

 

「「「ウルトラマンダイナとガメラだ❗」」」

 

地上で見ていた子供達が叫ぶなかミシナ教官はダイナを見て、こう呟く

 

「カズマ、見てるか。お前の息子だ❗」

 

 

 

クラーコフでは

「アスカ…いってらっしゃい」

 

リョウ隊員がアスカに言う

 

「各員……最終砲撃準備」

 

「「「「「ラジャー」❗」」」」

 

ヒビキ隊長の声でスーパーGUTSの隊員達が叫んだ

 

「私達も行くわよ❗」

 

「「「「「おう❗」」」」」

 

「パムー」

 

華未来達も準備に取りかかる

 

「「発射角修正。目標、闇中心核」」

 

マイとミジー・ウドチェンコがそう叫びながら、クラーコフとディヴィニータ・カストーデ号中心部分に装備されたネオマキシマ砲とハイパーガラオン砲を闇の中心部へと向けた

 

 

 

主人公side

俺とガメラがグランスフィアに向かっていくと

 

「お前達は何だ? なぜ私の邪魔をする……消えろ」

 

グランスフィアが雷を発生させ俺とダイナの邪魔をしてくるが、それを交わしながら近づいていく

 

「闇に溶け、地球は正しい進化をする。お前達に何ができる? 闇に溶けろ、私に従え❗」

 

グランスフィアはダイナや俺がこれまでに倒した合成獣や怪獣達の幻影を青白い光を放ちながらばら撒く

 

[[ふざけるな❗]]

 

そういい俺はプラズマ火球、ダイナはフラッシュサイクラーで幻覚を吹き飛ばす

 

 

 

Noside

「アスカ、中心核への有効射程距離に到達しました❗」

 

「こっちもゲンジが到達したわ❗」

 

「「よぉし❗ 華未来『カリヤ』ハイパーガラオン砲『ネオマキシマ砲』発射❗」

 

「了解『ラジャー』❗」

 

そしてハイパーガラオン砲とネオマキシマ砲が同時に発射され、一直線にグランスフィアへと放たれる

 

 

 

主人公side

俺達の後ろからハイパーガラオン砲とネオマキシマ砲がグランスフィアの中心角に当たる

 

「今だ❗ アスカーッ❗」

 

「今よ❗ ゲンジーッ❗」

 

[俺は俺だ❗ ウルトラマンダイナだ❗]

 

[俺はガメラだーッ❗]

 

そういいダイナはソルジェント光線、俺は新技ハイプラズマビームを放つ。ソルジェント光線とハイプラズマビームが合わさり、一直線にグランスフィアへと向かっていく

 

[[とどけえええええええええええ❗❗]]

 

光線はグランスフィアに当たり、大爆発を起こす

 

 

 

Noside

「やった❗」

 

ガメラとダイナの光線がグランスフィアに直撃し大爆発して喜ぶカリヤ隊員

 

「アスカ、キリュウ君❗ すぐそこから離れるんだ❗」

 

コウダ副隊長が声を上げる

 

 

 

主人公side

大爆発してから、すぐ時空の歪みが発生し始めた

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアア』

 

「グウウウウゥゥゥゥゥ」

 

俺とダイナは直ぐにそこを離れようとするが

 

『クッ……ヤバイ』

 

[負けるかあああああ❗]

 

どんどんと引きづりこれていく。すると…

 

「ゲンジ、早く乗って❗」

 

華未来達が乗るディヴィニータ・カストーデ号が近づいてきた

 

『助かる❗』

 

俺はディヴィニータ・カストーデ号に近づき、ガメラの変化を解いて中に入る

 

「よし、次はアスカさんを……」

 

しかしダイナは歪みの中に引きづりこまれていた

 

「アスカさん❗」

 

すると歪みは閉じようとしていた

 

「俺達も行くぞ❗」

 

「「「えぇーっ❗」」」

 

ミジー星人達が驚くなか、歪みの中へと入っていくが

 

ビーッビーッビーッ

 

警報が鳴り響く

 

「どうした!?」

 

操縦しているミジー・ドルチェンコに聞くと

 

「別方向にワームホールが出現❗ そっちに引っ張られてしまっている」

 

「脱出は?」

 

「脱出は……不可能だ」

 

そしてディヴィニータ・カストーデ号は別方向に発生したワームホールに吸い込まれていった

 

「うおおおおおおおぁぁぁぁぁ」

 

 

 

Noside

破壊されたバイオパークにいたダイゴは植物から土を払い除けているとバイオパークに光が差し込む

 

「……光?」

 

そう呟いていると

 

「パパ」

 

娘のヒカリとレナがダイゴに近づいてくる

 

「ヒカリ」

 

ダイゴはヒカリを抱き上げる

 

「いっぱい壊れちゃったね」

 

「大丈夫よ」

 

笑顔で会話をする

 

 

 

その頃

「闇に飲み込まれた全ての惑星は戻った。アスカ隊員とガメラの力が奇跡を起こした❗ 本当に…ご苦労だった…全人類を代表して…礼を…言わせてもらう」

 

そういいフカミ総監達からの通信が途絶える

 

「星が……帰ってきたのか……」

 

「それじゃどうして? どうしてアスカやキリュウ君は帰ってこないんですか」

 

「俺たちは……アスカやキリュウ君達の命を引き換えに❗」

 

「アスカやキリュウ君が死ぬものか」

 

「でも……」

 

「アスカやキリュウ君は帰ってくる❗ いつか必ず…」

 

「リョウ……」

 

「アスカがそう約束したから……アスカは……今でも飛んでるわ……前へ向かって、キリュウ君もきっと」

 

 

 

光の空間

光が溢れる空間をアルファスペリオルに乗るアスカが目を覚ますと……

 

その向こうにはアスカの父であるカズマがプラズマ百式が飛んでいた。そして2機は光の向こうへ飛び立っていくのであった

 

 

 

宇宙の向こうに光るものが見えスーパーGUTSのメンバーはそれを見ていた

 

「あれは……」

 

「星……ウルトラの星!」

 

「ウルトラの星……か…」

 

「俺たちも行こうじゃねぇか……アスカに追いつけるようにな」

 

「隊長……」

 

「ラジャー❗」

 

「「「「ラジャー❗」」」」

 

「夢を信じられる限り……光はここにある❗」

 

 

 

主人公side

「ウッ……」

 

俺は意識を取り戻す

 

「ここは……ッお前ら大丈夫か!?」

 

気絶している皆を起こす

 

「ゲンジ……」

 

「俺達、助かったのか?」

 

「いや、分からん」

 

そして前を見てみるとそこには……

 

「地球だ❗」

 

そう地球が見えていた

 

「じゃあ、俺達は戻ってきたのか?」

 

「いや、恐らく別の地球だな」

 

そういいディヴィニータ・カストーデ号をステルスモードにして地球へと降り立つ

 

「何処の地球なんだ?」

 

早速、パソコンを使い調べてみる

 

「ここの防衛省は……これは!?」

 

そこにはXIGとあった。この世界はウルトラマンガイアの世界のようだ

 

 

 

次回予告

ゴル「遂にダイナ編し……」

 

メル「終了致しました❗」

 

ゴル「セリフ捕らないで!?」

 

ガーディ「ここまで作品を見ていただいてありがとうございます❗」

 

シルバ「そして次は……」

 

ゴルド「ウルトラマンガイア編に突入❗」

 

ガゾ「また、応援してください」

 

ドラゴ「では次回……」

 

デマーガ「光をつかめ❗」

 

全員「宜しくお願いします❗」




次回から、いよいよガイア編です❗
コッヴどうしようかな

新技
ハイプラズマビーム
プラズマ火球を光線状に発射する技。大量のプラズマエネルギーを使用ため、一時間はプラズマ火球を使用できない


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第三章 ウルトラマンガイア
光をつかめ❗


ガイア編スタート❗


主人公side

俺達がガイアの世界に来てから、5年と少しが経過していた。この5年と少しの間で色々な事をやってきた。まずはXIGに入れるように華未来と大羅夢、氷努羅と勉強をしたりして後はガイア編の主人公である高山我夢が通う城南大学4年前に通い始め、我夢と同じ勉強を始めたそして2年前に我夢が通い始めた。そして今「量子物理学研究室」で粒子化測量機と人の意識をシンクロさせる実験を行っていた

 

 

 

我夢side

「僕はどこへ行くんだ?」

光のトンネルの中を僕は進んでいた。光のトンネルを抜けると、赤茶けた大地へと辿り着いた

 

「ここは……」

 

すると蛇のような怪物と光に輝く巨人との戦いに遭遇した

 

「デュワ」

 

「ゴシュアアアアアアアアアアアアア」

 

すると光の巨人は怪物を必殺技?で粉々に吹き飛ばした

 

「ウルトラ……マン?」

 

光の巨人…ウルトラマンは怪物を倒すと僕と見つめてくる。そして……

 

「おい、我夢大丈夫か❗」

 

「我夢❗ 我夢ってば❗」

 

声が聞こえ、我夢は光のトンネルを逆戻りしていった。

僕が光のトンネルを抜けると、そこはあるユニットの中であった。突然胸が苦しくなり、僕は咳き込みながらそのユニットから出てきた

 

「ゲホッゲホッ」

 

「おい大丈夫か? ほら水だ」

 

「ゲホッ、すいません亀龍先輩」

 

そういい僕に水を渡してくれた

 

「どうやら光電子管の容量が足りなかったみたいだな」

 

そう亀龍先輩が呟くと

 

「なぁ我夢……」

 

マコトが口を開く

 

「ウルトラマンって……何だ?」

 

「そんなこと……言った?」

 

「「「「いった」」」」

 

 

 

主人公side

その後は我夢達と一緒に食事をしに大学を出る

 

「いくら我夢の研究でもさ、あんまり失敗してると教授とか文句言うんじゃないの?」

 

「そうか? アルケミースターズのメンバーやXIGの隊員しかも戦闘機チームのリーダーが居るだけで大学も宣伝になるんじゃないか?」

 

「よしてくれ、俺はそんな大した奴じゃないよ」

 

そう俺や華未来達は俺が大学に通って1年くらいしたあとにXIGの隊員と認められたのだ。戦闘機の操縦はネオフロンティアスペースでディヴィニータ・カストーデ号

をステルス機能を使い、練習を繰り返していたため運転技術が認められ、俺をチームリーダーとする四人で結成されたのであった

 

「取り合えず、先輩今日は昼飯を奢ってくださいよ」

 

「はい?」

 

「お願いしますよ」

 

「しょうがないな、いいぜ❗」

 

「やり~」

 

そういい昼飯を食べてから、街の休憩場で色々と会話していると……

 

「……ッ」

 

俺が上空を見上げると巨大な結晶体が上空にあった。暫くすると結晶体は地上に落下する。結晶体が割れたかと思うと

 

「ゴグワアアアアアアアアアアアアア」

 

宇宙戦闘獣コッヴが出現する

 

 

 

Noside

突如、宇宙空間にワームホールが出現し、その中から青く光るた巨大な結晶体が出現する。結晶体の付近では避難勧告がだされていた。ある司令室では、この模様はずっと補足され続けていた。そこは空中母艦基地エリアルベース内にある、XIGの司令室である

 

「付近の避難はまだ、終了していません。被害が広がっています」

 

「ラジャー…アルケミースターズの回線が開きました」

 

オペレーターのジョシー・リーランド隊員は石室章雄コマンダーへと言った。画面に映っているダニエル・マクフィーにコマンダーは聞き始める

 

「これが君たちの言っていた『最悪』なのか?」

 

ダニエルはこう答えた

 

「その前兆なのかも知れません」

 

それを側で聞いていた千葉辰巳参謀は思わず叫ぶ

 

「これが前兆でしかないというのか❗」

 

コマンダーは出撃を決意した。それに対し、ダニエルはこう言ったのであった

 

「僕たちはやれることをやってきた。あとはコマンダー、あなた方の仕事です」

 

すると通信が入る

 

「はい……コマンダー通信が入っています」

 

「……出してくれ」

 

するとスクリーンに玄次が映り出す

 

「こちら『チームストーム』のリーダー亀龍玄次です」

 

「どうした? 亀龍」

 

「現在、怪獣出現地の近くにいるため、避難誘導の手伝いをしようと思います」

 

「そうか、無茶はするな」

 

「了解です❗」

 

そう言うと通信を切れる

 

「彼がチームストームの……」

 

千葉参謀はスクリーンに映った玄次を見て呟く

 

「……アイツは凄い奴ですよ」

 

コマンダーは千葉参謀に返すように言う

 

 

 

主人公side

その頃、俺は避難誘導をしていた

 

「急いでください❗」

 

そういいながら逃げ遅れた人が居ないかを確認しているとコッヴを撮影している人達がいた

 

「皆さん、ここは危険です❗ 今すぐに避難してください」

 

「え~今、撮影中なんだけど」

 

すると一見頼りなさそうなカメラマン井上倫文が呟く

 

「君もここにいちゃ危ないぞ」

 

ディレクターの田端健二から、そう言われる

 

「確かに、そうですが……」

 

すると、空の向こうからチームライトニングがコッヴに向かっていく。見たこともない機体にKCBの面々は驚いていた。順調に攻撃していたがコッヴの攻撃で2機XIGファイターSGが墜落してしまい、残りの1機のXIGファイターSSもピースキャリーに回収される

 

 

 

Noside

「………………」

 

コマンダーは我夢がファイターの説明をしたあと次々と落ちていくファイターの報告を聞いて

 

「器は揃えても……人員はまだか…」

 

そう呟く

 

 

 

我夢side

「間に合わなかったのかよ❗ 僕たちが今までやってきたことは……間に合わなかったのか?」

 

回収されるファイターを見て叫ぶ

 

「どうしたらいいんだーーっ❗」

 

僕が叫んだ瞬間、時間がすべて止まり、我夢のいる場所が突然陥没した

 

「どこに向かってるんだよーー❗」

 

僕が暗い穴から、また光のトンネルへと入り、そして再びウルトラマンと出会う

 

「地球が危ないんだよ、僕は君になりたい。君の光が欲しい、僕に力を❗」

 

するとウルトラマンは僕に両手を向ける

 

「僕を……試しているのか?」

 

僕が両手を出すと僕の中に光が入ってくる

 

「この光…とっても暖かくて、僕を包んで……違う光が僕の中に入ってくる」

 

そして僕の全身が光始める

 

 

 

主人公side

街を破壊するコッヴの前に突如、赤い光が現れる

 

(いよいよ来たか……)

 

すると光の中から……

 

「ドゥアッ」

 

ドゴアアアアアアアン

 

ウルトラマンガイアが姿を現し、コッヴを向き構え始める

 

いよいよ、ウルトラマンガイアの歴史が始まりを告げた

 

 

 

自己紹介

ゴル「とうとう始まりました❗」

 

全員「ウルトラマンガイア編❗」

 

ドラゴ「次回はいよいよ戦闘であります」

 

シルドロ「主も出るよ」

 

サンダラ「楽しみっすわ」

 

メル「じゃあ、予告スタート」

 

レッド「コッヴと地底から現れたギールとの戦闘になるでごわす」

 

シルバ「そして天空の要塞エリアルベースが出てくるぜ」

 

ゴルド「次回ウルトラマンガイア……」

 

ガーディ「勇者立つ」

 

全員「君も立ち向かおう❗」




遂にガイア編突入❗
主人公のチーム『チームストーム』については『嵐』が由来であり、荒く激しい攻撃やテクニックを見せる反面
嵐の前の静けさを例えに冷静な判断等の意味も込めてつけました。基本は他のチームと一緒だが我夢と一緒にアナライザーの仕事を手伝うときもある


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勇者立つ

遅くなってすいません


主人公side

「デュワ」

 

「ゴグワアアアアアアアアアアアアア」

 

ガイアはコッヴと戦闘を開始する。ガコッヴはガイアに近づき押し合いをする…

 

「グワッ」

 

コッヴはガイアを投げ飛ばし、蹴りを数発入れる

 

「俺も行くか……」

 

そう呟き、KCBの面々から離れていく

 

 

 

Noside

ガイアは蹴りを入れられながらも立ち上がる

 

「負けない❗ 僕はウルトラマンなんだ❗❗」

 

そういいコッヴに近づき、コッヴの攻撃を受け止めながら攻撃を加えていく

 

「デュア」

 

「ゴグワアアアアアアアアアアアアア」

 

コッヴも負けじと頭部から光弾を発射してガイアを攻めていく

 

「ドワァッ」

 

光弾が直撃して、ガイアはビルに倒れこんでしまう

 

「ゴグワアアアアアアアアアアアアア」

 

コッヴが更に攻撃をしようとしたその時……

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアア』

 

コッヴが吹き飛ばされてしまう

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアア』

 

ガメラが現れる

 

「コマンダー、またも緊急事態です」

 

堤チーフから連絡があり、モニターを確認すると巨人の他に宇宙から来た怪獣の他に黒い巨大な亀のような怪獣が現れる

 

「一体、この地球で何が起きようとしているのだ!?」

 

千葉参謀が黒い怪獣と宇宙怪獣の戦いを見ながら呟く

 

「………………」

 

コマンダーは静かにその戦いを見つめる

 

 

 

主人公side

『よっしゃ、行くぜ❗』

 

そういいコッヴに迫っていく

 

「ゴグワアアアアアアアアアアアアア」

 

コッヴも立ち上がり、鎌を此方に振りかざす

 

『甘いぜ❗』

 

そういいコッヴの鎌を両手で受け止める。すると…

 

「デュワ」

 

ガイアがコッヴに蹴りを入れる。どうやら一緒に戦ってくれるようだ

 

『ゴアアアアアアアアアアアアア』

 

「ジュア」

 

ガイアがコッヴに突っ込み頭部に蹴りを入れる。そして俺が玄武掌で殴り飛ばす

 

『よし……』

 

そして、俺はプラズマ火球をコッヴの手前に放ち爆発を起こしてその隙にコッヴをバトルナイザーに回収し、その場を去る。それから少し経ってから、我夢がいる場所に行くと我夢は堤チーフと話していた

 

「堤チーフ、我夢」

 

「おぉ、亀龍❗」

 

「亀龍先輩❗」

 

「今からエリアルベースに戻るんですよね。僕もピースキャリーに乗せてください」

 

「分かった」

 

「……すいません」

 

「どうした我夢?」

 

「僕をエリアルベースへ連れてってくれませんか?」

 

「!? 何を」

 

「堤チーフ、僕からもお願いします」

 

俺の言葉を聞いて堤チーフは折れ、ピースキャリーに我夢を乗せる。それから数分後、XIGの活動拠点であり全長600mの巨大空中母艦基地エリアルベースに到着する

 

「でっけぇ❗」

 

我夢は子供のようにはしゃいでいた

 

「おいおい」

 

そんな会話を挟みつつ、エリアルベースの中を歩いていく

 

「あっ…堤チーフ、僕は一旦XIGコンバーツを着てから司令室に顔を出します」

 

「分かった」

 

そういい自室に向かうと

 

「玄次、大丈夫だった?」

 

チームストームのサブリーダーである華未来が話しかけてくる

 

「あぁ、問題なしだぜ」

 

笑顔で答える

 

「これから司令室に行くから、取り合えず大羅夢と氷努羅にも声をかけといてくれ」

「分かったわ」

 

そういい華未来は大羅夢達を呼びにいく

 

「よし…俺も着替えるか」

 

 

 

我夢side

先輩と別れた後、堤さんに連れられ司令室に入る

 

「「お疲れ様です」」

 

オペレーターの女性2人が堤さんに声をかける

 

「只今、帰還しました」

 

「御苦労」

 

堤さんは石室さんに敬礼をして、石室さんも敬礼をする

そして僕の方を見て

 

「君か、リパルサーリフトを開発したのは……」

 

「はい、高山我夢です。いやー、これ実際来てみるとデッカイもんですね」

 

「やっぱし子供だわ~」

 

オペレーターの女性がそう言ったかと思うと

 

「部外者をここに入れていいのかね?」

 

奥から偉そうな人が来た。すると…

 

「すいません、僕が堤チーフに無理を言ったもので」

 

司令室の扉に亀龍先輩と3人組がいた

 

 

 

主人公side

「亀龍先輩❗」

 

そういい我夢が近づいてくる

 

「先輩?」

 

敦子さんが疑問そうに呟く

 

「実は城南大学の後輩でして、それに我夢は……」

 

そういいかけると

 

「彼は、アルケミースターズの一人です……そうだろ」

 

コマンダーがそう言ってくる。流石だな

 

「亀龍も避難誘導、御苦労」

 

「いえ、自分の出来ることをしたまでです」

 

そう言うとコマンダーは我夢の方を向き

 

「ファイターに対するアドバイスは感謝しよう。ありがとう。 後で地上に送らせる」

 

「ベース内を案内しよう」

 

コマンダーと堤チーフがそう言うと我夢は…

 

「僕をXIGに入れてください。僕は、ここに入るべきなんです。いや、入りたいんです」 

 

「おい、君……」 

 

「君は、科学者として、やるべき事があるんじゃないの

かね?」

 

「僕はXIGに入って戦いたいんです❗」

 

それから数分後、我夢と堤チーフとチームストームのメンバーでベース内を歩いていた

 

「このエリアルベースは、赤道軌道上に『リパルサーリフト』によって静止し、地球の防衛を担っている。その原理を君に説明するしつようもないだろうが」 

 

「ここまで現実化させたのは、僕だけの力じゃないですよ」

 

すると先の部屋ではチームライトニングが作戦を立てていた。梶尾さんが話しているときに部屋に入る。するとこちらを向いて敬礼をしてくる。俺達も敬礼で返す

 

「彼は、高山我夢。ファイターの操縦にアドバイスがあるそうだ」

 

堤チーフがそう話すと

 

「民間人が…ですか?」

 

我夢は、頷いた

 

「パイロット経験のない者が、トップガンだった自分らにアドバイスですか?」

 

「梶尾さん、まぁ、話を聞いてみるのもいいのではないでしょうか?」

 

俺がそう言い、全員でシミュレーターまで行くと早速我夢がシミュレーターを楽しそうにやりながら説明をする

 

「ファイターは、3軸のモーメントを持ちます。通常のジェットよりも小回りが利くし、怪獣のような巨大な相手の場合、滞空し、ヘリコプターのような攻撃することも可能なんです」

 

そして我夢はハイスコアを叩き出す

 

(俺……ギリ九百万だったのにな)

 

そう考えていると

 

「うちのチームへもレクチャー願いたいですね」

 

チームファルコンの米田リーダーがシミュレーター室に入ってきた

 

「米田リーダー」

 

「チームファルコン」 

 

「アドバイスは貴重だよ…梶尾リーダー。我々には、未知の領域のマシーンなのだから」

 

ピリピリしたムードが続くなか

 

「フォーッ」

 

我夢が楽しそうにしている。何か胃が痛くなってきた

 

 

 

我夢side

シミュレーターをしていると急に光に包まれると目の前にウルトラマンが現れる

 

「君は今、僕の中に…君は僕なんだね? …破滅を招く者から地球を守る者。だから僕は、XIGに入ったよ。でもウルトラマン、君はどこから来たの? 君は…誰?」

 

「我夢……我夢」

 

すると亀龍先輩が呼び掛けてきていた

 

「大丈夫か?」

 

「ハッハッハハ…」

 

苦笑いをするしかなかった

 

 

 

田端side

「最大なる危機が訪れるとの予測に基づき、各国の連携により人類を防衛する地球防衛連合、『G.U.A.R.D.』が極秘裏に設立され、来る日に備えられていました。国民の皆様に伏せられていましたのは、無用な混乱を防ぐためでございまして…」

 

そう言うところで電源を切る

 

「混乱させてんのは、そっちじゃねーかよ」

 

そう言うところで電源を切り、俺はこの前、倫文が撮ったのを見て一人の青年に目を移す

 

「こいつ、どっかで見たような…」

 

 

 

主人公side

司令室ではダニエルとコマンダーが話をしていた

 

「あの赤い巨人や黒い怪獣についてのデータは、僕たちは持ってませんでした」

 

「敵か味方か分からない訳か」

 

「敵ではないと思いますよ」

 

「それが君たちの光電子コンピュータが出した答えか?」

 

「光電子コンピュータは、予言者ではありません。ただ…あの地球外生体兵器に対する力には、宇宙人だけでないのを感じました」

 

すると司令室に我夢が入ってきて

 

「僕も、そう思うよダニエル。ウルトラマンは、僕らの友達だよ」

 

「ガメラも同じく」

 

「ウルトラマン? ガメラ?」

 

千葉参謀が聞き返す

 

「僕は、すぐ近くで見ていた。だから分かる」

 

「自分も敵には見えませんでした。あと、ガメラって名前はさっきつけました」

 

そう言っていると

 

「君はXIGに参加するつもりなのかい?」

 

「うん…破滅を招く存在が、ついに現れてしまった。僕は、研究室に篭ってるなんて我慢できない」 

 

「そうか、頑張ってくれ」

 

「ありがとう」

 

「どうせだったら、あっちの子がくればよかったのにね。美形だし」

 

「敦子❗」

 

「僕は高山我夢」

 

「もう聞いたわよ」

 

「だったら、そう呼んでください」

 

「私はジョジ―。こちらは敦子。よろしくね」

 

そしてジョージさんと握手をするが敦子さんは我夢を無視して椅子に座ると

 

ビーッビーッビーッ

 

突然警報が鳴り響く

 

「何よ、これ」

 

「どうしたの?」

 

「昨日、地球外生体兵器が現れた付近で不自然な熱分銅を検出、堤チーフ❗」

 

「昨日、怪獣は蒸発した」

 

「違うんです。地下から蒸発してくるみたいな……」

 

「警戒する必要がありそうです」

 

「どういう事なんだ。この地球に驚異を及ぼすものは、宇宙から来るだけではないのか?」

 

千葉参謀がそう呟く

 

それからピースキャリーに乗り込み、発進する

 

 

 

Noside

KCBは取材をしていた

 

「昨日の出来事が生々しく残る現場ですが、通勤する人々は、普段と同じように流れています」

 

「あ、あぁ~?」

 

「何だよ、あぁ~? ってどうしたんだよ?」

 

「なんか、すごいノイズが入るんですよ」

 

「どうしたんだよ、急に?」

 

「さっきまで全然、大丈夫だったんですけど。何でだ?」

 

すると突如、地面が揺れ始め、地底からマグマ怪地底獣 ギールが現れる

 

「何よ~?」

 

「倫文❗」

 

「撮ってます❗」

 

「怪獣~❗」

 

 

 

エリアルベース

「巨大生物が現れました。昨日と同じ地域です」

 

「なぜだ。どうして同じ場所に?」

 

そう言う千葉参謀にコマンダーは

 

「飛来した、この地球外生体兵器。都市を破壊するだけではなく、本来の機能は、別にあったのかも知れません」

 

「どんな機能があるというのだね?」

 

「この地球に最悪をもたらす存在を目覚めさせる」

 

「そんな…」

 

そう言うコマンダーに千葉参謀は絶句する

 

 

 

主人公side

先にチームライトニングが出撃するがギールの硬い体には攻撃が通用していなかった。すると堤チーフが

 

「チームハーキュリーズとチームストームを地上に下ろす。ライトニングは援護に回れ」

 

そう言ってくる。今回は前回の失態を挽回するとチームライトニングが空からの攻撃で俺達チームストームは地上からチームハーキュリーズと一緒に攻撃することになった

 

「吉田さん、宜しくお願いします❗」

 

「おう、宜しくな❗」

 

チームハーキュリーズのメンバーとは良くジムで一緒にトレーニングをすることも多いので仲は良い

 

「チームハーキュリーズ…GO❗」

 

「チームストーム…GO❗」

 

そしていよいよ地上に放たれMLRSバイソンでギール迫る

 

「攻撃開始❗」

 

「了解❗」

 

そしてギールの腹部に集中して攻撃する

 

「ギアアアアアアアアアアアアアア」

 

攻撃を受けてギールは倒れこむ。その隙にチームライトニングが攻撃しようとするがギールが腹を開く

 

「ファイター早く離脱して❗」

 

我夢がそう言うが

 

「素人が何を❗」

 

「梶尾さん、本当に危ない❗」

 

するとギールは腹部からマグマ弾を発射するがチームライトニングはギリギリで避ける

 

「間に合った~」

 

我夢がそう言うがギールは辺りにマグマ弾を連射する。我夢はチームハーキュリーズのバイソンのお陰で怪我なくすむがギールが動き出す

 

「坊や❗ すぐ離れろ❗」

 

そういいギールに攻撃する

 

 

 

我夢side

「僕が今は…ウルトラマンなんだ」

 

そういい僕はウルトラマンに変身する

 

 

 

主人公side

ギールに攻撃しているとウルトラマンガイアが現れる

 

「あれが……この地球のウルトラマン」

 

華未来、大羅夢、氷努羅はガイアを見て各々呟く

 

「すまんがここを頼むぞ❗」

 

そういいガメラになる

 

「デュア」

 

『ゴアアアアアアアアアアアアア』

 

「ギアアアアアアアアアアアアア」

 

ガイアはギールに突進してギールを押さえつける。その間に俺がギールの背から攻撃を加えていく

 

「ギアアアアアアアアアアアアア」

 

ギールは暴れ、ガイアを振りほどきマグマ弾で攻撃をするがガイアは攻撃を避ける。今度は俺がギールを押さえつけガイアがギールの顔に蹴りを入れる

 

『ゴアアアアアアアアアアアアア』

 

そしてギールを持ち上げ、投げ飛ばしプラズマ火球をギールの前で爆発をさせて、その隙にギールをバトルナイザーに回収し飛び去っていく。その後に我夢は堤チーフから御叱りを受けたのは言うまでもない

 

 

 

~怪獣トークshow~

ゴル「新しく家族になった……」

 

コッヴ「コッヴです」

 

ギール「ギールです」

 

「「宜しくお願いします」」

 

ギガ「そんな堅苦しい挨拶は無しだぜ」

 

ノーバ「………………」コクコク

 

ガーディ「ここは君達の家でもあるのだからね」

 

「「はい…ありがとうございます」」

 

ガギII「真面目だな……」

 

 

 

怪獣紹介

宇宙戦闘獣コッヴ

根源的破滅招来体が地球に送り込んできた地球外生体兵器第1号であり、地球怪獣の活動を活性化させる役割を持っていた。性格は少し臆病な面もあるが立派な戦闘力を持つ

 

 

 

マグマ怪地底獣ギール

コッヴが現れた影響で眠りから覚め、街に現れる。腹部からマグマ弾を放つが同時にこの部位が弱点とされる。背中を覆う皮膚は非常に硬くミサイルが通じない。性格はマイペースで動きが少し鈍いのがたまに傷

 

 

 

次回予告

ゼット「では新しい仲間を含めて次回予告だ」

 

ゴル「宇宙から金属生命体が出現❗」

 

コッヴ「その姿はガイアにそっくり」

 

ギール「見よ、これがエスプレンダーだ❗」

 

デマーガ「次回ウルトラマンガイア……」

 

ドラゴリ「その名はガイア」

 

全員「もう一人のウルトラマンも遂に登場❗❗」




コッヴ、ギールが仲間になった❗


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その名はガイア

ウルトラマンアグル登場❗


主人公side

「ふぁ~」

 

夜、アクビをしながらベース内を歩いていると

 

「ありゃ?」

 

我夢がコマンドルームに入っていくのが見えた

 

 

 

我夢side

僕はウルトラマンとガメラの戦いをモニターを使い観察していた

 

「戦い方を…僕は…無意識に知っていた?」

 

モニターを見るとガメラと一緒に怪獣と戦っている。僕がウルトラマンの真似をして格闘のポーズをしていると

 

「そこで何をやっているの?」

 

敦子さんがこちらを見ながら歩を進めていた

 

「ごめん……ちょっと…」

 

敦子さんは階段を下りながら僕に

 

「勝手に計器には触らない❗」

 

強い口調で注意をしてくる。何も言い返せないのでぼりぼりと頭をかいていると

 

「宇宙人なのかなぁ?」

 

ウルトラマンを見ながら不思議そうに言う

 

「違う……」

 

「えっ?」

 

「そう思っただけ……」

 

そういい僕は窓に向かって歩きながら話し出す

 

「根源破滅の危機になって彼は現れた。地球自身が遣わしたんじゃないかって…そう思うんだ」

 

「まるで……地球が生き物みたいな言い方だね」

 

「そういう考え方もある 地球は『ガイア』っていう生き物」

 

「ガイア?」

 

僕は自分で考えたウルトラマンの名前を言う

 

「巨人の名前…ウルトラマンガイアってのはどうかな?」

 

僕は自信満々に言う

 

「ガイアってかっこいいと思わない? ね、いいでしょ?」

 

しかし……

 

「子供の考えそうなことだよ……」

 

そう言い残しコマンドルームを後にしていった

 

「なんだよ、1つしか違わないじゃないか❗ んだよすぐ子ども扱いして❗」

 

僕は光子菅を取り出し眺めながら

 

(ガイアの光……なのかな……)

 

そう考えていると

 

「どうした? こんな遅くに」

 

コマンドルームに亀龍先輩が入ってくる

 

 

 

主人公side

俺は敦子さんと入れ替わるようにコマンドルームに入り我夢に話しかける

 

「どうした? こんな遅くに」

 

「亀龍先輩……」

 

「何かあったのか?」

 

「実は…………」

 

そして先程のやり取りを我夢は話してくる

 

「成る程な……俺はいいと思うぞ『ガイア』って名前」

 

「!?」

 

「格好いいじゃないか」

 

そういいコマンドルームを去っていく

 

「あっ……ありがとうございます」

 

我夢は俺にそう言ってくる

 

「礼を言われる程のことはしてないぜ……まぁ、これからお互い頑張っていこうぜ」

 

そういい自室に戻るためにコマンドルームを出ていく

 

 

 

我夢side

翌朝、ガイアの光を光子菅から別のものに移すために工具箱を借りようとファイターの格納庫に行くと

 

「ちょっと俺のSSを見てほしいんだ。ピッチトルムの補正が強すぎるんで、もっと拳動をリニアになりませんか?」

 

「わかりました、ちょっとじゃあ調整してみます。」

 

チームライトニングの梶尾リーダーと整備士の人が話をしていた

 

「あ、ライトニングの梶尾リーダー❗」

 

そう話しかけると

 

「まだいたのか」

 

不思議そうに僕を見てそう答える

 

「あれ聞いてません? 僕、化学分析担当として正式にXIG入ったんです。よろしくお願いします」

 

すると……

 

「ここは子供の遊び場じゃない」

 

梶尾リーダーはバッサリとそう言ってくる

 

「すいません あの工具類 ちょっと貸してもらえませんか?」

 

「ああ、そこにあるの好きに使っていいよ」

 

「ありがとうございます。」

 

整備士さんにお礼を言ってから梶尾リーダーの方を向いて

 

「僕マジです」

 

「………………」

 

そう言うが梶尾リーダーは無言で立ち去っていった

 

 

 

主人公side

「さて、華未来達と戦闘の時の作戦を……」

 

そういいながら歩いていると、こちらに不機嫌そうに歩いてくる梶尾さんがいた

 

「梶尾さん、どうかしたんですか?」

 

「何でも無い……」

 

そういいまた歩いていく

 

「我夢の事ですか?」

 

そう言うと梶尾さんの足が止まる

 

「梶尾さんが我夢をどう思っているかは知りませんが我夢は僕達の仲間なんですからね」

 

「俺は認めない」

 

「認めないのは勝手ですが……この前の戦闘では我夢の判断が正しいときもありましたし、我夢はこれから絶対にXIGに必要な人材になります」

 

「………………」

 

「偉そうに言ってすいません…」

 

そういい華未来達が待つ部屋へと歩いていく

 

 

 

我夢side

「よし……」

 

ようやく変身道具を作り、ガイアの光をその中に入れる

 

「光を開放するんだから『エスプレンダー』がいいかな」

 

そういいながら手にはめる

 

「これでいつも光と一緒だ」

 

すると……

 

ビーッビーッビーッ

 

ブザー音が鳴り響く

 

 

 

Noside

「どうしたんですか?」

 

「今度は何が来たのかね?」

 

そう話していると

 

「G.U.A.R.D.ヨーロッパから送られてきた映像です」

 

モニターには金属の固まりような飛行物体が映し出されていた。それを見た我夢は…

 

「ちょっとどいて」

 

「なにするの?」

 

「画像からだけでもかなりのデータが取れる。光の屈折で材質、密度、精度……」

 

そういいながら計器を操作していると金属の固まりは細胞のように一つ一つが動いていた

 

「なんだこれ?」

 

「気持ち悪い……」

 

これを見て我夢は

 

「こいつは金属生命体の集合なのか?」

 

金属に対して疑問を持ちかける。するとコマンダーが堤チーフに出撃命令を出す。すると我夢が

 

「僕も連れて行ってください 僕にだって出来ることがあるはずです」

 

そう言うとコマンダーは我夢にむかい敬礼をする

 

「よし、急げ」

 

「はい❗」

 

我夢もコマンダーに敬礼し、堤チーフについていく。すると千葉参謀がコマンダーに話しかける

 

「コマンダー…あの我夢という子をどうするつもりだね。化学分析ならジオベースのラボに依頼すれば…」

 

「この地球を一体……何が襲おうとしているのか、それさえも見極められず、我々は戦いを始めています」

 

「それは……そうなんだが……」

 

「根源的破滅……光量子コンピューターが予測し得たのはここまでです。アルケミースターズの一人がこのエリアルベースにいます。その事は……決して無駄ではありません」

 

そういいながらコマンダーは外を見る

 

 

 

KCB

「巨大生物の出現……そしてウルトラマンと黒い怪獣はどこから来たのでしょう?」

 

収録が終わり吉井玲子が階段を下りていくと

 

「ウルトラマンか……いい名前だ」

 

誰かが後ろから喋りかける

 

「誰?」

 

声のする方に振りむこうとすると……

 

「振り向くな❗」

 

強く言ってくる

 

「テレビの人に言っておきたかったんだ。ウルトラマンの姿……世界を余すことなく伝えてほしいって」

 

そう言うと青年は姿を消した

 

 

 

主人公side

今回はチームストームに出撃命令が下り、待機していると

 

「チームストーム出撃❗」

 

堤チーフから声がかかる

 

「了解…チームストームファイター1 スタンディングバイ❗」

 

「……ファイター2 スタンディングバイ❗」

 

「ファイター3 スタンディングバイ❗」

 

そういいチームストームは移動するアパテーに向かい出撃する。因みに華未来は俺と一緒に乗っている

 

「ターゲット確認……これは?」

 

アパテーから電波を感知する

 

「ターゲットより微弱な電波感知したので転送します」

 

そういい電波を転送する

 

 

 

我夢side

亀龍先輩から送られた電波を解析していると……

 

「これは!?」

 

電波からガイアの映像が映し出されていた

 

 

 

主人公side

「行くぞ❗」

 

「「おうっ」」

 

そういい移動するアパテーをロックして

 

「「「発射❗」」」

 

ミサイルを射つ。ミサイルがアパテーに当たり、アパテーは墜落する

 

「やり~」

 

「油断するな…奴から少し離れながら旋回しろ」

 

そういい旋回していると槍が迫ってくる

 

「クッ……」

 

槍を避けると

 

「パオオオオオオオオオオオオオオオオ」

 

アパテーが鎧を纏ったような姿で現れる

 

 

 

我夢side

(わかったぞ、どうしてこいつが人みたいな姿をしているのか……こいつはウルトラマンの姿を宇宙のどこかで見ていたんだ…だから、東京に向かって……)

 

僕は堤チーフの目を盗み、ベルトを外してハッチへ向かう。そしてハッチを開けて、飛び降りる

 

「この星は、滅びたりしない❗」

 

エスプレンダーを掲げ、ガイアに変身する

 

 

 

Noside

チームストームがアパテーに攻撃しているとガイアが姿を現してアパテーに構える

 

「デュワ」

 

「パオオオオオオオオオオオオオオオオ」

 

するとアパテーも同じ構えをする。そしてお互い走りだし、アパテーがまずパンチをガイアにするがガイアは避けるながらアパテーの腕を掴み、蹴りを入れてから背負い投げをしてアパテーを叩きつける

 

「パオオオオオオオオオオオオオオオオ」

 

するとアパテーは起き上がり、体に装甲を身に着ける。そして走りだしガイアのパンチを交わしながら腕を掴み背負い投げで投げ飛ばす

 

「パオオオオオオオオオオオオオオオオ」

 

アパテーは右腕を槍に変化させてガイアへと迫る

 

 

 

主人公side

「不味いな……華未来、後は頼む」

 

「分かったわ」

 

そういい俺はガメラへと変化する。ガイアは全身を槍に変化させたアパテーに囲まれてしまっていた

 

『ゴアアアアアアアアアアアアア』

 

俺は槍をプラズマ・クローで切り裂く。華未来達も槍に攻撃をする

 

「デュワアアア」

 

ガイアは何とか抜け出すがライフゲージが点滅をし始める。すると槍が再びアパテーの姿になる

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

「パオオオオオオオオオオオオオオオオ」

 

アパテーと取っ組みあうと後ろに倒れながらアパテーを投げ飛ばす。アパテーが立ち上がるが

 

「ジェア……ウワアアアッ」

 

ガイアがアパテーにクァンタムストリームを発射する。アパテーに直撃してアパテーは倒れるが……

 

「パオオオオオオオオオオオオオオオオ」

 

直ぐに立ち上がってしまう

 

「グゥオッ」

 

ガイアはエネルギーの消耗で両手をついてしまう。するとアパテーがガイアへと近づく

 

『させないぜ❗』

 

そういいアパテーの前に行き、再びアパテーと激突していると

 

『!?』

 

アパテーに青い光線が近づいており、俺はアパテーから急いで離れる

 

「パオオオオオオオオオオオ!?」

 

アパテーは青い光線をくらい大爆発を起こす。その光線の先には……

 

『来たか…ウルトラマン……アグル…』

 

青いウルトラマン……ウルトラマンアグルの姿があった




次話、どうするかな~
考え中です❗


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もう一人の巨人

それでは行ってみよう❗


主人公side

俺はファイターの格納庫をある3人組と一緒に歩いていた

 

「どうだ? だいぶ慣れたか?」

 

「毎日、楽しいわよ~」

 

「お陰様でね~」

 

「地球の技術も中々に素晴らしいものだ…」

 

その3人組の正体はミジー星人ドルチェンコ、ウドチェンコ、カマチェンコである。現在は美寺遠琉(ミジー・トオル)、美寺宇渡(ミジー・ウド)、美寺釜子(ミジー・カマコ)と名乗り、XIGでファイター等の整備を行っている。宇宙人の姿を見られるのは不味いので、俺とミジー星人達、ファビラス星人達で特殊な眼鏡を開発してひょんな事から姿がバレないようになっている

 

「それは良かった……ん?」

 

ふと、立ち止まるとファイターの方にいる我夢とジョジーが何かをしていた

 

「何かあったんですか?」

 

俺が声が掛けると

 

「亀龍先輩!?」

 

「亀龍君!?」

 

2人とも俺の顔を見て驚きながら

 

「なっ……何でも無いですよ」

 

「そっ……そうですよ。さぁ、我夢行こう❗」

 

そういい格納庫を出ていく

 

「何だってんだ?」

 

 

 

我夢side

あの後、堤チーフからコマンダーが僕を呼んでいることを聞いて、艦長室に行くとコマンダーはパソコンを操作していた

 

「ちょっと待ってくれな」

 

「あっ……はい」

 

暫く辺りを見渡すと家族の写真が飾ってあった

 

「あの……コマンダーってお子さんいたんですね」

 

僕がそう言うと

 

「君の家族は何処にいるんだ?」

 

間髪入れずにそう言ってくる

 

「実家に居ますよ。千葉なんです」

 

コマンダーはパソコンを閉じるながら質問してくる

 

「ここに居ることは報せてあるのか?」

 

「えっ…と、でも大丈夫です。結構放任なんですよ」

 

「君の命を私が預かっている。本来居てはならぬものを、私の権限で認めさせたんだ」

 

「……ありがとうございます」

 

「ちゃんと話してこい」

 

「じゃあ、適当に電話で……」

 

「ちゃんと顔を見せて話してこい❗」

 

コマンダーは僕の顔を見て強く言う

 

「分かりました……失礼します」

 

そういい艦長室を出る

 

 

 

主人公side

美寺達と別れてから、一人でブラブラしていると我夢が前を歩いていた

 

「どうした我夢、そんな顔してよ」

 

「亀龍先輩……」

 

すると先程あったことを説明し出す。説明が終わると

 

「皆、僕を子ども扱いするんですよ」

 

そう呟く

 

「我夢……コマンダーが言ったことは決して子ども扱いしているわけでは無いぞ」

 

「それは何となくは分かりますけど……」

 

「分かってんなら問題なしだ。久々に顔を見せにいくんだから、そんな顔するな」

 

そういい我夢の背中を叩く

 

「痛っ!?」

 

「気を付けて行けよ」

 

そういいながら自室に戻っていく

 

 

 

Noside

我夢がエリアルベースから離れて、暫くすると

 

ビーッビーッビーッ

 

突然警報が鳴り響く

 

「千葉沖海中に移動物体」

 

「生物か? 大きさは?」

 

堤チーフが聞くと

 

「反応がもうありません」

 

計器には反応が無かった

 

「コマンダー…用心するに超したことはありません」

 

「……チームマーリンを出すか?」

 

「敵が海中で補足できない以上、水際で阻止するしかありません」

 

「……XIG出動」

 

「了解❗」

 

 

 

我夢side

実家でゆっくりしていると……

 

ドグワアアアアアアン

 

「グオグオオオオオオオオオオオ」

 

海中から怪獣が姿を現した。近くまで行くと敦子さんから連絡が入る

 

「今、何処? 怪獣が千葉に上陸したの」

 

「あぁ…今、直ぐそこに来てる。何でここに来る前に止められなかったの?」

 

「分かんないのよ。スキャナーには全然、引っ掛からなかったのよ」

 

「どうしてだ?」

 

「グオグオオオオオオオオオオオ」

 

すると怪獣の体から出ている霧と海が目に入る

 

「僕は地上から調べる」

 

そういい通信機を閉じる

 

「母さん……あの……」

 

「いいよ母さんはちゃんと避難する」

 

そう言う母さんに安心して走り出すが、一旦動きを止め母さんの方を向く

 

「母さん、僕さぁ、この町ってあんまり好きじゃなかった。でも今はすごく帰ってきて良かったと思っている」

 

そういい再び走り出す

 

 

 

主人公side

ピースキャリーからファイターで出撃して大海魔ボクラグに向かっていく

 

「グオグオオオオオオオオオオオ」

 

「攻撃開始❗」

 

「「了解❗」」

 

そういい攻撃していくがボクラグの体にはミサイル等の火器攻撃がボクラグに当たると消えてしまった。すると……

 

「氷努羅さん、怪獣の放つ霧のサンプリングしてください」

 

我夢から通信が入る

 

「氷努羅、サンプリングを頼む」

 

「了解❗」

 

そういい氷努羅はボクラグから霧をサンプリングする

 

「よし、サンプリングデータをXIGに転送するぞ」

 

そう指示を出す

 

 

 

我夢side

サンプリングデータの結果が敦子さんから連絡が入る

 

「我夢、成分は塩化カリウムを含む水分で無害よ」

 

「そうか……」

 

「あれは一体、何を意味すると言うのだ?」

 

コマンダーが問う

 

「あの怪獣の質量の殆どは海水で出来ているんです。体温も高くない。だから海中ではスキャン出来なかったんです。ミサイル程度での火力では水で消されてしまうんです」

 

「では、どういう退行処置が考えられる?」

 

「強烈な熱を一気に与えれば蒸発させられるけど……そんなことしたら町が全滅になってしまうし」

 

そう呟きながら通信機を切る

 

「やっぱり僕が……!?」

 

一瞬誰かの視線を感じて振り向くと

 

「………………」

 

一人の青年が怪獣を見ていた。するとその人はこちらを向くと腕についている機械を動かす。すると青い光がその人を包み……

 

「ゼアアアアアア」

 

砂漠で見た青い巨人が姿を現す

 

 

 

主人公side

(ガメラになるか……)

 

そう考えているとボクラグの前にウルトラマンアグルが姿を現す

 

(ウルトラマンアグル……)

 

アグルはボクラグにアグルスラッシュを放つ

 

「グオグオオオオオオオオオオオ」

 

アグルスラッシュが直撃したボクラグは倒れ込み、アグルはその隙に尾を掴み、叩きつける

 

「ガアアアアアアアアアアア」

 

ボクラグが立ち上がるとアグルは右腕からアグルブレードを出しボクラグを切り裂くが……

 

「グオグオオオオオオオオオオオ」

 

「グオッ」

 

ボクラグは体を再生させ、両手のハサミでアグルの首を掴み電撃を流す

 

「グアアッ」

 

するとアグルのライフゲージが点滅を始める

 

「見ちゃいられない。華未来、後を頼むぞ」

 

そういいガメラに変化する。するとガイアも現れた

 

「デュオ」

 

ガイアはボクラグのハサミにガイアスラッシュを放ちアグルを解放する。ガイアがボクラグに攻撃している間に俺はアグルに近づきハサミを取ってやり、グローブ・ジェントレスを放つ

 

「!?」

 

するとアグルのライフゲージの点滅が止まる。アグルは俺を見てくる。すると……

 

「グアアッ」

 

ガイアがボクラグに捕まり、攻撃されていた

 

『クソッ……』

 

ボクラグに構えだすと……

 

「ハアアアアア……デェア」

 

アグルはガイアが居るにも関わらずボクラグにリキデイターを放つ。ボクラグが蒸発してから少したつと、ガイアがいた。どうやら無事のようだ

 

『全く、ひやひやするぜ』

 

そういい変化を解いてファイターに戻る

 

 

 

我夢side

先程の海岸に戻ると先程の青年……いや藤宮博也君がいた

 

「我夢、君が二番目だったんだ」

 

「藤宮、藤宮博也君だろ? どうして君がウルトラマン……」

 

「根元的破滅将来体を阻止できるのは、アルケミー・スターズなんて仲良しグループじゃない。それが分かったから俺は辞めた。地球にとって人類はガン細胞だよ。増殖し続け、地球を汚すだけの存在❗」

 

「そんな……」

 

僕はつい落胆の声を上げてしまう

 

「ウルトラマンは地球を守るものだ。しかし、存在理由を持たない人間までを救う義務はない❗ XIGなんかやめてしまえ❗ 俺を手伝うことが君のなすべきことだ❗」

 

「違う❗ 絶対に君の考えは間違っているぞ❗」

 

そう言い合いをした

 

 

 

Noside

しかし、これはまだ始まりに過ぎないのであった

 

 

 

次回予告

ゴル「ウルトラマン同士が何をしてるんだ?」

 

ガーディ「…………」

 

デマーガ「大丈夫だよ、ガーディー」

 

サンダラ「そうっすよ」

 

ガーディ「うん……」

 

コッブ「じゃあ、早速行きましょう」

 

ネオザ「不気味な目がXIGを笑う」

 

クロシル「目が我夢を笑う」

 

ギール「目が主を笑う」

 

ノーバ「…………そして、君達を笑うカモシレナイ」キラーン

 

ガギ兄弟「プップップ」

 

メル「次回ウルトラマンガイア……」

 

ゴモラ「あざ笑う眼」

 

全員「君も笑われている」



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あざ笑う眼

皆さんの大好きガンQ登場❗


主人公side

今日はチームストームとチームライトニング、チームファルコンによる空中戦の訓練を行っていた

 

「お前ら、気合い入れろよ❗」

 

「無論だ…My Friend」

 

「分かってら」

 

ファイターSGに乗る大羅夢と氷努羅に通信で声を掛ける。因みに華未来は今回はエリアルベースで待機している。そしてチームファルコンリーダーの米田さんにロックしようとするが中々ロック出来ない

 

「流石は米田さんだ」

 

そういいながらスピードを上げていく

 

「ひゃっは~、決まったぜ❗」

 

氷努羅はライトニングの北田さんを脱落させる

 

「……俺も」

 

大羅夢が攻めようと塚守さんを狙おうとしていると……

 

「!? 大羅夢後ろだ❗」

 

「ムッ!?」

 

時すでに遅し大羅夢は米田さんにロックされ脱落となる

 

「やっぱ、すげえな……氷努羅❗」

 

「おう❗」

 

俺は氷努羅に合図を送る

 

「さて、次はどうするか」

 

そう通信している塚守さんの後ろから氷努羅が迫る

 

「覚悟してください」

 

「おっと」

 

塚守さんは氷努羅の追尾を交わすが

 

「塚守後ろだ❗」

 

米田さんが叫ぶが後ろから俺がロックして塚守さんを脱落させる

 

「よし、この調子で……おっと」

 

氷努羅の後ろから大河原さんが迫ってきていた

 

「ひゃははっ、当たらないぜ」

 

しかし……

 

「そこだ❗」

 

上から梶尾さんにロックされ脱落してしまう

 

「マジか……だが負けないぜ」

 

このあと俺が林さんを米田さんが大河原さんを脱落させ残るはリーダー対決となる

 

 

 

Noside

エリアルベースでは訓練の途中経過が我夢から報告されていた

 

「演習から23分で3チームのリーダー機だけになりました」

 

「結局エース対決か」

 

堤チーフが報告を聞きながら呟く

 

「誰が勝つか、賭けてみない」

 

ジョージが言うと

 

「梶尾リーダー」

 

「私は玄次に」

 

敦子と華未来は即答した

 

「じゃあ米田リーダーにガム一枚」

 

ジョージもそう答えた

 

 

 

主人公side

それから暫く3人で攻防を繰り返していると

 

「梶尾、亀龍訓練中止だ❗」

 

米田さんが急に叫ぶ。前方を見てみると煙が上がっていた。近づいてみると

 

「キャハハハハハハ」

 

巨大な目がこちらを見ていた

 

(こいつは……)

 

 

 

我夢side

亀龍先輩達から送られたきた映像を分析するのだが…

 

「えっ……どういうことだ?」

 

「どうしたん?」

 

「いや……何だこいつ? こいつは熱反応を持たない、つまり生命体では無いんです。しかし……」

 

考えてはいるがこいつの正体が分からない。更に

 

「岩石が浮遊して、こちらに向かってくる。こちらはどう対処すれば」

 

梶尾リーダーから対処方法を聞かれ、焦る一方だ。頭を抱えて考える

 

「フニャハハハハハハ」

 

目はこちらを見て笑ってくる………………考えろ考えるんだ……………………こうなったら

 

「あの目を攻撃してください」

 

僕はちゃんとした判断が出来なくなっていた

 

 

 

主人公side

「あの目を攻撃してください」

 

我夢から指示が出たあとで堤チーフから連絡が入る

 

「梶尾リーダー、米田リーダー、亀龍リーダー各機ポイント752J8の物体を攻撃❗」

 

「「了解❗」」

 

目に近づきミサイルで攻撃を開始するが……眼球にミサイルが吸い込まれていった

 

「ミサイルが吸い込まれてしまった」

 

「この攻撃は本当に効果があるのか?」

 

すると眼球からミサイルが押し戻され、米田さんのファイターめがけて飛んできた

 

「!? 米田さん」

 

俺は米田さんのファイターを追いかけていった。目はその間に姿を消した

 

 

 

我夢side

「米田リーダーは脱出後の着地で足を…………」

 

エリアルベースに米田リーダーの情報が入るが僕はそれが頭の中に入ってこない。すると……

 

「震えてたね。自分が怖いからって攻撃するように言ったの?」

 

敦子がそう言ってきた

 

「アッコ❗」

 

ジョジーも敦子に向かい叫ぶ

 

「分からなかったんです。あいつは存在そのものが不条理の固まりで、姿形は、はっきりしているのに…科学的分析が通用しない。分からないんです僕には……」

 

不安になりながら、そう呟く。すると今度は梶尾リーダーが

 

「どんな相手だろうが敵が出現したら戦い、そして勝つ。それが我々の使命だ。今回の敵が、どんなに不条理な存在か俺にはわからん。しかしこれだけは言っておく。怯える物にここにいる資格はない❗」

 

そう強く言われた。それから僕は廊下を歩いていると杖をつきながら歩く米田リーダーとチームファルコン、そして亀龍先輩とチームストームのメンバーが通りかかる

 

 

 

主人公side

米田さんをメディカルセンターに連れていき治療が終わってから一緒に歩いていると肩を落としている我夢が通りかかる。我夢は米田さんを見て、近づいてくる

 

「足は……骨折だったんですか」

 

我夢が聞くとファルコンのメンバーが我夢につっかかろうとする

 

「駄目ですよ」

 

それを米田さんと僕で止める。すると

 

「自分の判断ミスです。すみませんでした」

 

我夢は頭を下げて謝る。それを見て米田さんが口を開く

 

「いえ、怪我は着地のときですから自分の事ですから自分の責任です」

 

そういい歩いていくが立ち止まり

 

「あいつはいったい何者なんですか? 我々にミサイルを撃ち込ませて、どうするつもりだったんでしょう?」

 

そういい米田さんは歩いていった

 

「我夢……今日は、もうゆっくり休め」

 

肩をポンポンと叩き、俺も自室に戻る

 

 

 

我夢side

目を瞑ると藤宮が笑う姿やXIGの皆が笑う姿が見える

 

「……我……我夢」

 

目を開けるとあの眼が目の前に映る

 

「うわぁーっ」

 

「おい我夢、大丈夫か。魘されてたぞ」

 

目の前にはマコトがいた。そこで思い出した。研究室に「リモートフライングシステム」の設計図をチェックをしてもらいに来たのだった。それからマコトと話していると

 

「でも仮にお化けや幽霊が本当に存在したとして、その存在は物理学的、生物学的には分からないけどその存在理由や行動目的は理解できる」

 

「行動目的……!?」

 

その言葉を聞いて閃き、マコトから車を借りる

 

 

 

Noside

それからエリアルベースに地質研究班から連絡が入り幕田市の地下で強い電磁波を関知したとのことであった。それから直ぐに我夢から通信が入る

 

「地質研究班に調査を依頼したのは僕です。あの眼の存在理由についてのみに気を取られ、疑心暗鬼になっていましたがもっと重要な事を忘れていました。吸収されたミサイルに注目することです。その物体の行方は探知することができます」

 

それからガンQは幕田市の石油コンビナートに出現した

 

 

 

主人公side

ピースキャリーから出撃してガンQを攻撃する

 

「キャハハハハハハ」

 

(ガンQか……やっぱり生で見ると凄いな)

 

そう考えているとガンQがピースキャリーに吸引光線を放ってきた

 

 

 

我夢side

「もう怖くない。おまえを恐れる理由など何もない」

 

僕はエスプレンダーを取り出し、ガイアへと変身した

 

 

 

主人公side

ピースキャリーが引っ張られているとガイアが現れてガンQを殴り飛ばす

 

「デュワ」

 

「キャハハハハハハ」

 

それからガイアはガンQと格闘戦をしていきガイアはガンQの眼に蹴りを入れて倒す

 

「キャハハハハハハ」

 

ガンQも負けじと眼から破壊光線を出してガイアを倒し吸引光線を放ってくる

 

「マジいな」

 

そういいガメラに変化する

 

『ゴアアアアアアアアアアアアア』

 

後ろからガンQを掴み、投げ飛ばす

 

「キャハハハハハハ」

 

ガンQは行きなり現れた俺に驚きながらも眼から破壊光線を放つ

 

『無駄だ』

 

そういいエルボー・クローで弾きながら近づき、ガンQを押さえ込み、蹴りを入れてから腕を掴んで投げ飛ばす

 

『ゴアアアアアアアアアアアアア』

 

そしてガンQの手前でプラズマ火球を放ち、それから去る前にガンQをバトルナイザーで回収する。それからエリアルベース内の食堂でチームストームで食事をしていると……

 

「いいですか?」

 

我夢が食事中の梶尾さんの前の席に座った

 

「ご心配かけしました。もう怯えたりしません」

 

梶尾さんが何か言おうとしたところで米田さんとチームファルコンがやってきて我夢に声をかけた

 

「おい、あいつやっつけたんだってな?」

 

「ええ……大丈夫ですか?」

 

「ああ、来週から訓練開始だ」

 

チームファルコンのメンバーは隣の席に着いた。すると

梶尾さんは我夢に向かって……

 

「勘違いするな。俺はおまえの心配をするほど暇じゃない」

 

「そうですよね」

 

「へらへらすんな」

 

「ハッハッハ、仲良いですね」

 

「ツンデレ……」

 

「ち、違う」

 

俺と華未来がからかうと梶尾さんがそう言ってきた。それを俺は笑いながら見つめるのであった

 

 

 

~怪獣トークshow~

ガン「キャハハハハハハ」

 

ノーバ「……………」←踊っている

 

ゴル「何だアレ?」

 

ガギ「ノーバ兄さんが面白すぎて気に入ったみたいですね」プププッ

 

ネオ「何だか……変わった奴だな」

 

サンダラ「けど賑やかになったすね」

 

ガン「キャハハハハハハ最高ですよ。ノーバ兄さん」

 

 

 

怪獣紹介

奇獣ガンQ

かなり凄い見た目をしているが性格は優しく、笑い上戸である。眼から放つ破壊光線や吸引光線を放ってくる。ノーバ兄さんを気に入っている



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ロック・ファイト

君もロックンロール


主人公side

「ハネジロー元気だったか~」

 

「パムー」

 

俺はファビラス達の部屋を訪れていた。ファビラス達は

光田俊之、狩谷公平と名乗りXIGの中にある食堂で働いていた。因みにハネジローは現在2人の部屋で過ごしている

 

「いや、実に楽しいよ」

 

「あぁ、いつも皆から喜んで貰えるからな」

 

「……それは良かった」

 

それから、少し会話をしていると

 

「玄次、そろそろ」

 

華未来が部屋に入ってくる

 

「そうだな……じゃあ、また来るぜ」

 

「あぁ…」

 

「またな」

 

「パムー」

 

手を振りながら部屋を出る

 

「ファビラス達も元気そうで良かったわね」

 

「あぁ……あれは」

 

暫く歩いていると、チームクロウとチームライトニングが何かを話していた

 

「あちゃー、あれは駄目だ」

 

そういい2チームに近づいていく

 

「私たちは実戦の度に機体を落としたくないから」

 

「未知のターゲットを相手にしてるんです。命はってね…」

 

「安い命ですね」

 

「!?」

 

「私は犬死はしたくないです。勝つために飛ぶ」

 

「立派だな。いつに……」

 

「はいストップです」

 

「亀龍……」

 

「はい、これで終わりです」

 

「………………」

 

チームライトニングは無言で立ち去る

 

「悪いわね、亀龍」

 

「気にしないでください稲城リーダー」

 

すると……ビーッビーッビーッ

 

警報が鳴り響く。話を聞くとワームホールから巨大な物体が出現したらしい

 

 

 

Noside

突然、地上との通信が途絶えてしまい衛星回線も切れてしまう。我夢が調査を行うと電離層に外的干渉が発生したためだった。敦子の前のディスプレイはワームホール発生を知らせていた。そこから800mもの巨大な物体が出現していた

 

「何だって…………」

 

千葉参謀が驚愕するなかコマンダーはファイター迎撃の用意を堤に伝えた。すると……チームクロウから通信が入り、自分達が出撃したいと申し出てきた

 

「いや、チームライトニングが先発だ」

 

堤チーフはそれを認めずチームライトニングが先発することになった。しかし、物体の近くでは、物体が発するパルスで通信不可能となりチームライトニングは一時撤退する

 

 

 

主人公side

「ターゲットはヴァーサイト……惑星破壊機と呼称する」

 

現在、チームライトニングが持ってきたデータをもとにヴァーサイトの装甲の薄いと見られる部分を各ファイターチームにより、波状集中攻撃を行うこととなった

 

「ミッションコードはファイヤーワークス」

 

堤チーフがそう言うと

 

「花火っすね、どーんと咲かせちゃる❗」

 

チームクロウの三島樹莉さんがはしゃいでいると

 

「威勢の良さだけは、ファイターチーム随一だな」

 

チームファルコンの林さんが突っ掛かってくる

 

(いちいち、突っ掛からないといけないのか?)

 

そう考えていると三島さんと林さんが突っ掛かるのを塚守さんが間に入って制して

 

「ともあれ実戦初参加おめでとう」

 

チームクロウにそう言った。それから全ファイターチームで出撃していく

 

「全ファイターリーダー機に告ぐ。ターゲットポイントをここにリンクせよ」

 

梶尾さんから通信が入る

 

「きた…ファルコン1了解❗」

 

「クロウ1了解❗」

 

「ストーム1了解❗」

 

そういい攻撃を開始していく。しかし近づくにつれ通信が出来なくなる

 

 

 

我夢side

「何だ!? これは……」

 

ヴァーサイトの信号を解読するとヴァーサイトの信号が音楽であることが分かり、映像に出すと

 

「これは……コッヴか」

 

そこには無数のコッヴが映りだす

 

「ヴァーサイトはコッヴを作る工場だったんです。襲う星の環境に合わせた怪獣を生み出す」

 

「これだけのコッヴが地上に降りてきたらどうなる? とてもG.U.A.R.D.の戦力では防ぎきれない」

 

千葉参謀がそう言うと

 

「ファイターチームを信頼します」

 

コマンダーが静かに言う

 

 

 

主人公side

(どうするか……おっ❗)

 

そう考えているとチームクロウが見事なフォーメーションで攻撃を行っていく

 

「流石だな……よし」

 

俺も負けじと念話を用いる

 

[お前ら、行くぞ]

 

[[了解だ(だぜ)❗]]

 

そして俺達もヴァーサイトに攻撃をしていく

 

 

 

我夢side

ヴァーサイトへの攻撃は上手くいったけど落下地点を変えるためにファイターEXで出撃する

 

「我夢、どうした」

 

「我夢!? 何をする気だ」

 

亀龍先輩と梶尾リーダーから通信が入るなか

 

「どうするつもり?」

 

チームクロウの稲城リーダーから声が掛かる

 

「ヴァーサイトの落下軌道を変えたいんです。ヴァーサイトは信号で動いている。それを断ち切る事が出来ればもう一回の攻撃で軌道を変えることが出来る」

 

「信号?」

 

ノイズを送り

 

「ほら、まるで音楽みたいな」

 

「これが音楽?」

 

「音楽ってのはこういうものだよ」

 

すると大音量でロックンロールが流れ出す……そうか

 

「これを逆に送り込めば……」

 

そしてヴァーサイトに送り込むとヴァーサイトの動きが鈍くなる

 

「やったー」

 

そしてチーフファルコンとチームライトニングの攻撃でヴァーサイトの落下軌道が変わる

 

 

 

主人公side

地上に付近に行き、ヴァーサイトを確認するとコッヴIIが産まれていた。しかし、不完全なのか体が白色をしていた。すると……

 

「デュワ」

 

ガイアがコッヴIIの前に出て構える

 

「グワアアアアアアアアア」

 

コッヴIIは光弾をガイアに放つがガイアは光弾を避けてコッヴに蹴りを入れる。コッヴIIもコッヴシッケルを振り回すがガイアは避けてコッヴIIの頭を掴み、投げ飛ばす。すると……

 

「アギャアア」

 

「アギャアア」

 

「グワッ!?」

 

ヴァーサイトからコッヴ幼獣が6匹、産まれる

 

(可愛いな……あっと、いかん)

 

そして俺は華未来に運転を任せて

 

「行くぞ❗ ガメラ❗」

 

ガメラに変化する

 

『ゴアアアアアアアアアアアアア』

 

コッヴIIを一旦、ガイアに任せて俺はコッヴ幼獣へと近づく

 

「アギャアアアア」

 

「アギャアアアア」

 

するとコッヴ幼獣達は一斉に攻撃してくるが威力が低いためダメージはない

 

『大人しくしてくれよ』

 

そういいコッヴ幼獣にグローブ・ジェントレスを放つと

 

「グルル」

 

大人しくなったのでバトルナイザーに素早く回収していると

 

「デュワ」

 

「グワアアアアアアアアアアアアア」

 

ガイアにより、コッヴIIがこちらに投げ飛ばされてきた

 

『よし、次はお前だ❗』

 

そういいコッヴIIを持ち上げ投げ飛ばし、コッヴIIの手前にプラズマ火球を放ち、爆発を起こし、コッヴIIも回収してファイターに戻る

 

「ミッションファイヤーワークス終了。全機エリアルベースに帰投」

 

「「「チームライトニング了解❗」」」

 

「「「チームファルコン了解❗」」」

 

「「「チームクロウ了解❗」」」

 

「「「「チームストーム了解❗」」」」

 

そういい戻っていく。それから暫くすると稲城リーダーが堤チーフに

 

「チーム……見直していただきました?」

 

すると堤チーフは

 

「チームクロウには男性のチームではできない、女性らしい任務があるはずだ……と考えていた。しかしそういう時代でもないようだな。どうも俺は古い人間らしい」

 

そう言ってきた

 

「「「よっしゃあ❗」」」

 

チームクロウは手を合わせて上に上げていた

 

 

 

~怪獣トークshow~

コッヴ「歓迎するよ」

 

コッヴII「ありがとう兄ちゃん❗」

 

コッヴ「……兄ちゃんか……ヘヘッ悪くないな」

 

チビコッヴ「(*´∇`*)わーい♪」

 

メル「可愛いわ、この子達」

 

ゴル「本当だな」

 

シルバ「ほ~ら、高い高い」

 

ドラゴ「待つであります」

 

ガーディ「ほ~ら、捕まえちゃうぞ」

 

チビコッヴ「「わ~❗」」

 

バオーン「zzz」

 

チビコッヴ「zzz」

 

コッヴII「宜しく❗」

 

ガギII「おう、宜しく❗」

 

 

 

怪獣紹介

宇宙戦闘獣コッヴⅡ

ヴァーサイトより産まれたコッヴ。しかし、まだ体は不完全なために体色は白い。何れはコッヴのようになるはずである。コッヴを兄ちゃんと呼び、慕っている。ガギIIとも仲が良い

 

 

 

宇宙戦闘幼獣チビコッヴ6兄弟

ヴァーサイトより産まれたコッヴ。幼体のため、個々ではなく集団で行動する。成長すれば大きくなるはずである。コッヴをコッヴ兄、コッヴIIを兄ちゃんと呼び、慕っている。皆から可愛いがられている

 

 

 

次回予告

コッヴII「それではいきます❗」

 

ギール「大地の怒りはもう収まらない❗」

 

ベロク「都市機能を麻痺させ……」

 

ゴルド「あちらこちらから龍の首が❗」

 

レッド「踏ん張るでごわす。チームハーキュリーズ❗」

 

ゼット「次回ウルトラマンガイア……」

 

ゴル「龍の都」

 

全員「君もパワフルに行こう❗❗」



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龍の都

ミズノエノリュウは仲間にはする予定ですが、それはまあ後になります


主人公side

「おう、亀龍❗」

 

「あっ、チームハーキュリーズの皆さん」

 

廊下を歩いているとチームハーキュリーズの皆さんが後ろから声を掛けてきた

 

「どうか、しましたか?」

 

「実はGBTスティンガーへ荷物の積み込み作業を手伝ってもらいたいんだ」

 

「分かりました。じゃあ大羅夢と氷努羅にも声を掛けてきます」

 

「おう、頼むぜ。俺らも一人連れてくるからな。大羅夢達を連れて先に行っておいてくれ」

 

「分かりました」

 

そういい別れる

 

「さて、アイツらの部屋に行くか」

 

 

 

Noside

コマンドルームでは我夢と敦子、ジョージが断水について話をしていた

 

「東京はまた断水?」

 

「水だけじゃないですよ。電気、ガス、電話 東京のあらゆるライフラインにトラブルが起こっています」

 

「原因は?」

 

「それが、さっぱり……」

 

すると後ろから我夢は肩をガシッと掴まれた

 

「よう❗ チューインガム❗」

 

「あ、志摩さん」

 

「チューインガム?」

 

ジョージは志摩に聞く

 

「我夢はガムだろ~? 別に風船ガムでもいいけどよ」

 

「親父……あんたも何とか言いなさいよ」

 

敦子は我夢に言うが

 

「そのあだ名、子供のころから慣れてますから

それに、ハーキュリーズの皆さんは命の恩人ですし」

 

「そう……俺達」

 

「「「チームハーキュリーズ❗」」」

 

そういいグーサインをする

 

「「ああ❗ あの時の❗」」

 

敦子とジョージは顔を見合う

 

「か……借りはいつか必ず返しますから」

 

すると吉田が我夢の肩に手を置いて

 

「いつかじゃないくて今でいいんだよぉ」

 

「ああ……いや……」

 

そして我夢はハーキュリーズに連れていかれた

 

 

 

主人公side

俺と大羅夢が待機していると

 

「よお、待たせたな❗」

 

吉田さんが声を掛けてきた

 

「えっ❗ 亀龍先輩」

 

我夢が俺を見て驚く

 

「よお、我夢。俺達も手伝うぜ」

 

すると桑原さんが

 

「あれ、氷努羅はどうしたんだ?」

 

「あぁ……アイツは部屋に行ったら、居なかったんですよ」

 

「……いや、恐らく面倒になるから部屋から逃げ出したのかも」

 

「そうかもな、まず先に氷努羅の部屋に行くんだったぜ」

 

そういいながら手伝う準備をする

 

「じゃあ、亀龍と我夢は桑原を手伝ってくれ。大羅夢はこっちを頼むぜ」

 

「「分かりました」」

 

「……了解」

 

それから一時間が経過して……

 

「はぁ、はぁ、これで……最後です……」

 

「おいおい、大丈夫か?」

 

俺が我夢に声を掛けると桑原さんが確認をしてくる

 

「グレネードの装填は?」

 

「終わりましたぁ」

 

すると我夢は頭をぶつける

 

「いてっ❗ 弾倉20…予備30…計50……はぁ」

 

「よく頑張った」

 

「なんで僕がこんなことぉ」

 

「まぁまぁ」

 

「吉田さんも志摩さんも陸戦専門のたたきあげだからな

お前さんみたいなあおっちろいの観てると、つい鍛えたくなるんだろ」

 

すると桑原さんはXIGバルカンを取り出す

 

「XIGバルカンか…こいつはタフな武器だ」

 

「おぉぉぉ……桑原さんの方がタフですよ」

 

「ハッハッハ❗ そうかもしれないな」

 

GBTスティンガーから笑い声が響く。その時……

 

「ギュウウウウウウウウウウウ」

 

「!?」

 

「どうしました?」

 

「いや……何でもない…………」

 

(今の声は一体?)

 

 

 

Noside

一方、神社ではKCBが風水師・黒田恵に取材を行っていた

 

「風水っていうのは 中国では宋の時代に大系化された

土地の吉凶を占う吉相占術なんです。大地が自然に備えているエネルギーを風や、水の流れから読み取ってその土地にふさわしい利用法を指導するのが役割なんです」

 

「その風水で、水不足の原因とか…わかるんですか?」

 

「自信はないんですけど…今回、断水があった地域というのは全て地脈の上にあるんです」

 

「地脈?」

 

「ええ、大地のエネルギーが流れる道筋です。中国ではこれを『龍』に例えるんです」

 

「壬……何て読むの?」

 

「壬龍(ミズノエノリュウ)……壬の方角から走る東京で一番大きな地脈です。これが断ち切られるとその土地が持っている吉相は失われてしまうんです」

 

「断ち切るってどうやって?」

 

「地脈は大地の中を走っていますから何か大きな土木工事とかで地形が変わったりすると…例えば、この辺……とか」

 

そういい恵は地図を指差す

 

「丸ノ内の……都市再開発工事現場❗」

 

「まあ、とりあえずはそこ行ってみましょうか」

 

「ああ、でも自信ないですから」

 

「大丈夫大丈夫 何とかなりますって」

 

「じゃあ……」

 

そういい車で向かう。そして、現場につくと工事現場から龍の首が現れる

 

「ギュウウウウウウウウウウウ」

 

 

 

エリアルベース

「東京都内に未確認巨大生物の反応を検出」

 

「位置は?」

 

「丸ノ内都市再開発工事現場です」

 

「今までの敵は東京を破壊してきたが、奴らは東京を占領した」

 

「ファイターを出撃させますか?」

 

「いや……空からではこの敵を捕らえることはできないだろう。チームハ―キュリーズとチームストームに行かせる」

 

そしてチームハーキュリーズとチームストームが出撃することになる

 

 

 

主人公side

現在、チームハーキュリーズがGBTスティンガーに乗り工事現場に入り込み、チームストームはMLRSバイソンで待機をしているが……

 

(この力は……怒り)

 

先程からミズノエノリュウの怒りが体に伝わってきていた

 

(このままじゃ、ハーキュリーズが危ないかもな)

 

そう思い

 

「華未来、ここを頼む」

 

「分かったわ……気を付けて」

 

「勿論だ❗」

 

そういいMLRSバイソンを降りて工場現場の入口付近で

 

「ガメラ……」

 

『ゴアアアアアアアアア』

 

「分かってる。アイツらを一緒に止めるぞ」

 

『ゴアアアアア❗』

 

そしてガメラに変化して、奥へと進むとミズノエノリュウの本体がいた

 

「ギュウウウウウウウウウウウ」

 

顔が怒りに満ちていた。すると龍玉を発光させて落石を起こしてGBTスティンガーに岩石を落とす

 

(不味い……)

 

急いでGBTスティンガーを抱えて外へ出て、GBTスティンガーを安全な場所に置く

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアア』

 

「ガメラ………この地の守護神………」

 

遠くでは恵がガメラを見て呟く

 

『!? きたか』

 

「ギュウウウウウウウウウウウ」

 

「ギュウウウウウウウウウウウ」

 

すると地下からミズノエノリュウが地上に現れる。俺はミズノエノリュウに自分の意思をミズノエノリュウに伝える

 

[ミズノエノリュウ、怒りを静めてくれ]

 

するとミズノエノリュウはこちらを見て

 

[貴様は人間の味方をするのか❗]

 

そして八頭激衝光を放ち、攻撃してくる

 

『グッ…………』

 

すると……

 

「デュワ」

 

ガイアも姿を現す

 

「大地を守る者…………」

 

構えるはミズノエノリュウに攻撃を仕掛けていく

 

「ギュウウウウウウウウウウウ」

 

「ギュウウウウウウウウウウウ」

 

ミズノエノリュウはガイアをはね飛ばし、八頭激衝光を放つ

 

『ゴアアアアアアアアアアアア』

 

俺は八頭激衝光をホーミング・プラズマで相殺する

 

[落ち着いてくれ、ミズノエノリュウ]

 

[邪魔を……するなっ❗❗]

 

そして八頭激衝光を乱射してくる。ガイアはクァンタムストリームを放つとミズノエノリュウの攻撃が止まる。俺はガイアに声を変えて話し掛ける

 

[ここは俺に任せてくれ]

 

するとガイアは頷いて、場所を離れる

 

[ミズノエノリュウ、話を聞いてくれ❗]

 

「ギュウウウウウウウウウウウ」

 

「ギュウウウウウウウウウウウ」

 

するとミズノエノリュウは念動力で俺を浮かせてくる

 

『グッ……ミズノエノリュウ』

 

 

 

Noside

「ミズノエノリュウは東京という街が生まれる前からここにいたんです。この地を人間から取り戻さないと怒りが収まらないのかも。でも怒りからは何も生まれません」

 

 

するとバトルナイザーが光だし

 

『バトルナイザー❗モンスロード❗』

 

「ギアアアアアアアアアアアアア」

 

ギールが姿を現す

 

[ギール❗]

 

[主、俺も手伝う]

 

するとミズノエノリュウに体を向け

 

[大地を司る守護神様、怒りを静めてください]

 

[何故、お前達は邪魔をする]

 

すると念動力が弱まり、地面に着地をする

 

[ミズノエノリュウ]

 

[何だ?]

 

[人間に怒る気持ちも分かる。だけど人間も馬鹿じゃない。もう暫く人間を見守ってくれないか]

 

[お願いします]

 

[人間を信用しろということか?]

 

俺は静かに頷く。すると……

 

「地に戻って、お願い。貴方の思いはガメラやガイアに伝わったわ」

 

恵さんがそう言ってきた。するとミズノエノリュウは

 

[分かった……もう一度、信じてみよう]

 

そういいは光の玉となって消えていった

 

 

 

Noside

エリアルベース

「何が起きたんだ?」

 

千葉参謀が呟くなか

 

「我々は自然が本来持つ力というものにもっと敬意を祓うべきなのかもしれません」

 

コマンダーが静かに呟く

 

 

 

主人公side

それからエリアルベースに戻ると

 

「勘弁してくださいよ~」

 

我夢がハーキュリーズに連れていかれる姿があった

 

「ハッハッハ……良かったな我夢」

 

すると、吉田さんが肩を回してきた

 

「何、言ってんだ。亀龍も行くぞ❗」

 

「マジ……すか」

 

俺も連行されてしまった

 

 

 

次回予告

デマーガ「暗闇に電話のベルが鳴る」

 

シルバ「その時人間は……」

 

ゴルド「温泉地を襲う……」

 

ゼット「怪事件❗」

 

コッヴ「それは一体何なんだ?」

 

ガギ「次回ウルトラマンガイア……」

 

ゴモラ「マリオネットの夜」

 

全員「君も興味を持たれている」



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マリオネットの夜

超空間波動怪獣サイコメザード登場❗❗❗


Noside

ピロッピロッピロッピロッピロッ

 

城岩町の深夜の温泉街では一人の少年が何かから逃げ回っていた。暗闇の中にいたる所で携帯電話の音が鳴り響いている。突然、目の前に少女が現れた

 

「あっ、おねえちゃん❗」

 

少年が嬉しそうに言うが少年の姉はニタリと笑みを浮かべる

 

「電話だよ……たかし……」

 

少年は驚愕しつつ走り出すが少年の周りを囲むようにゆっくりと沢山の人が近づいてくる。周囲にはけたたましく携帯電話の音が鳴り響いていた

 

 

 

KCB

その頃、KCBの田端は以前に砂漠化した街から救助された人々のVTRを調べていた。救助された人々は口を揃えて……

 

「何かに頭の中を覗かれていたようだった」

 

そう答えていた

 

「怪獣は……街を壊すだけじゃないのか……」

 

そう呟いていると倫文のイビキと寝言が聞こえてきたので近くにあったビデオが入った封筒を投げつける

 

「うるせぇんだよ」

 

そういいながらビデオを拾い上げ、封筒を眺める

 

「城岩町……ね」

 

そこには城岩町と書かれていた

 

 

 

主人公side

「さてさて、何をしますかね~」

 

そういいながら部屋のベットで寛いでいると

 

「………………ッ」

 

何かの力を感じたが一瞬で消えてしまう

 

「何だったんだ?」

 

頭を掻きながら、そう呟く

 

 

 

Noside

KCBの田端は居酒屋から、直ぐにテレビ局に戻り仕事部屋にいった。倫文が言った

 

「城岩温泉の旅番組の取材ですよ❗」

 

その言葉にピンときてビデオを見ていた。すると……

そこには、どこかの外国の街で起こった暴動の様子が映し出されていた。田端は外信部にツテのある倫文に映っていた看板を調べてもらうように指示した

 

 

 

城岩町

我夢の親友のサトウは久しぶりに実家へ帰ってきた。バイクを飛ばしてきたが既に夜になっていたが家の門の前には妹がいた。両親の事を聞くと林の中から両親が現れる。すると……

 

「電話だよ……お兄ちゃん……」

 

彼は不思議がりながらも携帯電話を受け取ってしまう

 

ピロッピロッピロッピロッピロッピロッ

 

 

 

KCB

翌日、KCBの3人組は温泉取材の為、森に囲まれた道を城岩町へと向かっていた。ビデオの件を調べようとする田端に

 

「マジメにやろう」

 

そう言う玲子は車の窓越しに人を見かけた

 

「今の人……なんか、どっかであったみたいな?」

 

走りすぎる車を見つめている一人の男……藤宮だった

 

 

 

主人公side

「昨日のあれは何だったんだ?」

 

そういいながらコマンドルームの近くを通ると

 

「行かせて……くれませんか」

 

我夢がコマンダーと堤チーフにお願いをしていた

 

「どうしたんですか?」

 

そういいながら近づくと

 

「それがな……」

 

堤チーフから、先程のことについて説明が入る。マイクロ波による微量な電波干渉がサトウの実家付近で感知されたらしい

 

(もしかして…………)

 

昨夜、感じた力に何か関係していると考えた。そして

 

「僕も一緒に行っても宜しいですか?」

 

 

 

Noside

町に近づいたKCBの車は突然パンクしてしまい倫文に修理を任せた田端と玲子はやむなく歩いて町を目指す。それを木の影からニヤリと笑いながら見つめる警官がいた

ことも知らずに……倫文がタイヤ交換をしていると突然ラジオが勝手に流れ携帯電話も鳴り出す。不審がる彼にいつの間にか鉄パイプやゴルフクラブを手にした人々が近づいてきた

 

ピロッピロッピロッピロッピロッ

 

それから暫く、田端と玲子が歩いていると佐藤たかし君の家にたどり着いた。門のベルを鳴らすが誰も出てこない。そこにサトウが外から現れる。声を掛けると

 

「電話…これ、とっても気分がいいんだぁ……」

 

「何言ってるわけ、この人」

 

ピロッピロッピロッピロッ

 

「分かんねぇ、けど普通じゃないのは確かだよ」

 

すると沢山の人が出てくる。田端と玲子はバイクに乗り倫文の元に向かうが誰もいない。動揺する玲子に

 

「こんな時こそ冷静になるのが報道ってもんだ」

 

田端は叱咤する。すると突然、携帯電話が鳴る。恐る恐る田端は出るが、そこから聞こえてきたのはKCBの外信部からの連絡だった。外信部によるとビデオに映っていた街はアメリカの小さなリゾート地で1ヶ月前に突然凶暴化した市民の暴動により閉鎖されたのだと言うが、するとなぜか話の途中で切れてしまった。するとカーナビの画面にビデオの映像が勝手に映し出された。動転する二人に今度は今の二人の姿が映し出された。まるで背後から誰かが撮影しているかのような映像が。『それ』は徐々に二人に近寄ってくる。突然、田端が頭を押さえて倒れた込む

 

「頭痛が……まるで何かが頭ん中触わってるみたいだ」

 

するとそこに武器を手にした人々が集まってきた。苦痛に耐えながら田端はカメラを肩に背負い、この状況を局に伝えろと玲子を逃がす

 

「俺は……俺のやり方で……闘ってやる」

 

 

 

主人公side

我夢とファイターで城岩町に近づく

 

「我夢、俺は地上から調べる。お前はファイターから空から調べろ」

 

「分かりました」

 

そういい俺はファイターから降りて、地上を歩いていると……

 

「町の人か…………」

 

町の住民が俺を囲うように集まりだす

 

「どうし……うおっ!?」

 

急に俺を攻撃してきた

 

「何かに……操られてるな」

 

そういいながら避け続ける

 

「攻撃するわけにはいかないし……仕方ない」

 

そういい町の人達から離れ

 

「暫く大人しくしておいてください」

 

そういいガメラの『気』を放ち、気絶させる

 

「……取り合えず、町に向かうか」

 

そういい走り出す

 

 

 

Noside

逃げていた玲子は森の中で警官に会い、助かったと言うように助けを求めた

 

「おまわりさん……!?」

 

しかし、警官はニタリと笑いながら銃口を玲子に向けた。事態が飲み込めず立ちすくむ。すると銃声があたりに響いた

 

「…………!?」

 

玲子は顔を覆った手の間から恐る恐る目の前を見る。すると警官はそこに倒れており、そして、そこには藤宮博也がいた

 

「あなた、いつか砂漠の街で……」

 

玲子がそう呟くと

 

「ヤツらは人に興味を持っている。砂漠化した街も、ここもその実験場所として選ばれた」

 

藤宮が口を開く

 

「ヤツらとか実験って一体なんのこと!?」

 

「君が知る必要はない。命があるうちに逃げるんだな」

 

藤宮は玲子に背を向けながら言う

 

「仲間がまだこの町に居るの❗ お願い、助けて❗」

 

玲子が懇願するが

 

「無駄だよ。『存在理由の無い』人間はいずれ消える」

 

すると玲子は倒れていた警官から銃を奪って藤宮を睨む

 

「もう頼まない!自分で助けるわ!」

 

「せっかく助けてやった命を……」

 

「何様か知らないけど、一つだけ言わせてくれる❗ 人の存在理由って誰が決めるのよ❗」

 

そう言って走り去っていく玲子を藤宮は横目で振り返り見つめていた

 

 

 

その頃、田端は大勢の凶暴化した人々に追われ、追いつめられた田端は隠れるようにホテルへと入り、屋上に向かって階段を上ってゆく間にも、周囲には携帯電話の音が鳴り響いている

 

ピロッピロッピロッピロッピロッ

 

「うるせぇんだよ❗」

 

屋上に出ると転がっていたロープで急いでドアを固定した

 

「くそ!外部にさえ連絡がとれれば!」

 

そう呟いていると不意に山積みされていた荷物の所から物音がした。棒を手に恐る恐る近づき覆っていた青い

シートを取り払うと、そこには震えながらひざを抱えている少年がいた。その少年こそ、田端宛てにビデオを送った佐藤たかし君だった。話を聞くと……

 

「ビデオを送った後、電話が鳴ったらみんな変になったんだ…お父さんもお母さんも、お姉ちゃんまで……」

 

たった一人で何日もそこで震えていたたかし君を田端はひしと抱きしめた。

 

「さぞ、怖かったろうに……!?」

 

ガタガタッ

 

その時、屋上のドアを開けようとする音がした。

「遂に来たか……」

 

田端がドアに近づくとたかし君が……

 

「おじさん、人は死んだらどこにいくの?天国って本当にあるのかな……」

 

たかし君は田端に聞いてきた

 

「どうかな……でも、たかし君もおじさんもまだ死にやしない……天国!?」

 

田端は閃いた。そして破られそうになるドアを必死に押さえながら田端は、たかし君に荷物の中に埋もれていた電球を並べさせ全ての電球を並べ急いでスイッチを入れると、それは『SOS』の形にして明かりを灯す

 

「頼むXIG……これを見つけてくれ❗」

 

夜になった上空を見つめ田端は叫んだ

 

 

 

我夢side

「やっぱり……思い過ごしかな」

 

そう思っていると、ビルの屋上にSOSの文字が目に入る

 

 

 

Noside

玲子が町を走っていると誰かが背後から玲子の首を締め付ける。なんとその男は倫文だった。絶叫する玲子の声を田端は聞いた

 

「なぜ戻ってきたんだ……」

 

そう呟くなか、その玲子の叫びを藤宮も聞いていた。すると突如、空からクラゲ上のメザードが姿を現す。波動生命体のメザードは実体を複数の場所に同時に現しながら目をくらます。しかし我夢は予期していたかのごとく沈着に攻撃を開始し始める

 

「もうその手は通用しないぞ❗ パイロットウェーブ発射❗ サイドワインダー発射❗」

 

すると複数の実体は1つに収束し、我夢の攻撃が見事命中するとメザードは炎につつまれ落下していった。すると炎の中から……

 

「ギシャアアアアアアアアアアア」

 

超空間波動怪獣サイコメザードが姿を現し、蕾状の腹部から時空波を我夢の乗るファイターに放つ。我夢はそれを交わしてガイアに変身する

 

 

 

主人公side

町に着くとサイコメザードとガイアが戦いを始めていた

 

「よし、俺も……ガメラ❗」

 

そういいガメラに変化してサイコメザードの前に立ちふさがる

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアア』

 

「ギシャアアアアアアアアアアアア」

 

サイコメザードは時空波を放ってくるが、俺はエルボー・クローで相殺してサイコメザードに近づき、サイコメザードを掴み投げ飛ばす

 

「デュア」

 

ガイアがサイコメザードに近づくとサイコメザードは伸縮自在の両腕を伸ばしガイアを捕らえる

 

『やらせるか……!?』

 

俺が近づこうとするとサイコメザードは俺の近くに人を集め、近づけないようにする。するとKCBの玲子さんがサイコメザードを銃で撃つ。サイコメザードは撃った玲子さんを睨み付け、時空波を放とうとする

 

『不味い……』

 

そして時空波が発射されると突然、青い光が時空波を空中で相殺させる

 

『ウルトラマンアグル……』

 

「ギシャアアアアアアアアアアア!?」

 

サイコメザードは突然、現れたアグルに驚きつつも、空中を飛び体当たりを仕掛けるがアグルに尾を掴まれ

 

「フアアアアアア❗」

 

回転しながらサイコメザードを投げ飛ばす

 

『今だ❗』

 

そしてサイコメザードの手前にプラズマ火球を放つ。それを見たアグルは飛び去っていった。俺もバトルナイザーにサイコメザードを回収して飛び去る

 

 

 

Noside

田端はたかし君を抱えながら、玲子に近づき、アグルの事を呟く

 

「もう一人の巨人……奴も俺たち人間の味方なのか?」

 

「絶対……そうよ」

 

玲子は静かに答えた

 

 

 

こうして城岩町に平和な朝が訪れるのであった

 

 

 

~怪獣トークshow~

ゴル「じゃあ、自己紹介から」

 

サイメザ「はい…サイコメザードです❗ これから宜しくお願いします」

 

メル「特技はあるの?」

 

サイメザ「特技は……」

 

シルドロ「何だ?」

 

サンダラ「どうしたんすか?」

 

サイメザ「………………」

 

シルドロ「おぉ?」

 

サンダラ「な……?」

 

シルドロ「サイコメザードさん❗ 尊敬してますぜ」

 

サンダラ「サイコメザードさん❗ 最高っす」

 

サイメザ「こういったことも可能です」

 

コッヴ「すげ~」

 

メル「けど2人をちゃんと戻すのよ」

 

サイメザ「勿論です❗」

 

 

 

怪獣紹介

超空間波動怪獣サイコメザード

亀龍の家族のなかでは頭脳派であり、怪獣達も操ることが可能だが仲間には自己紹介の時以外では滅多にしないが喧嘩などを止める際は使用する



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アグル誕生

金属生命体アルギュロス登場❗❗❗


主人公side

「ファイターチーム出撃準備❗」

 

エリアルベースではファイターチームへの出撃準備を要請する放送が流れる

 

(……宇宙から力を感じる)

 

そう考えていると

 

「チームストーム出撃を」

 

そう声が掛かり、出撃の準備をする

 

 

 

Noside

チームストームに声が掛かる前コマンドルームでは警報が鳴り響いていた

 

「どうしたんです?」

 

我夢が慌てて入ってくる

 

「金属反応、更に増大……ポイントX-992に実体化します」

 

「構成物質はアパテーによく似ています」

 

ジョージと敦子が報告をする

 

「アパテー……砂漠で遭遇した」

 

「……金属生命体か」

 

堤チーフとコマンダーが呟く

 

「金属生命体は東経138、北緯36の地点に5分後に落下」

 

敦子の報告を聴いてコマンダーは

 

「中部地方か……チームストーム出撃」

 

コマンダーからチームストームに出撃命令が下る

 

 

 

主人公side

ファイターで出撃すると早速、上空から槍状の金属生命体が迫ってくる

 

「あれか……!?」

 

すると突然、目の前に青い光が現れ、槍を吹っ飛ばす。そして青い光の中からウルトラマンアグルが現れる

 

(アグル……)

 

すると地面に刺さっていた槍が姿を変えて

 

「パオオオオオオオオオオオオオ」

 

金属生命体アルギュロスが姿を現す。するとアグルが高く飛び上がり蹴りを入れる

 

「パオオオオオオオオオオオオオ」

 

アルギュロスは膝をつきながらも両腕のメタモルアームを駆使して左腕を刀にしてアグルに迫るが…

 

「デュオ」

 

受け止められてしまう。しかしアルギュロスはそのままアグルを持ち上げると右腕をキャノン砲に変えてアグルの横腹に突きつけると

 

「フォッフォッフォッ」ニヤ

 

ニ不敵な声を上げて顔をゆがめてニヤリと笑いながらキャノン砲を撃つ

 

「ドワアアアア」

 

アグルはキャノン砲を食らい、吹っ飛んでしまう

 

「ストーム❗ 青いウルトラマンを援護しろ❗」

 

堤チーフから声が掛かる

 

「了解❗」

 

そしてアルギュロス目掛けて攻撃を行っていく。すると……

 

「ドワアアアアアア……」

 

アグルが両手に力を溜め始める

 

「!? 不味い…全員その場から離れろ❗❗」

 

そして、アルギュロスから急いで離れると

 

「ドワァ❗」

 

アグルはリキデイターをアルギュロスに放つ。アルギュロスは爆発を起こすが更にアグルは5発のリキデイターを放ちアルギュロスは大爆発を起こして、その場から姿を消す

 

「危なかった……」

 

そう呟いているとアグルは膝をついたまま光となり姿を消してしまう

 

(アグル……)

 

 

 

我夢side

僕は藤宮がいた場所のすぐ近くにある施設プロノーン・カラモスに向かって飛んでいた

 

(何で、今まで気づかなかったんだ……)

 

3年前国際工学研究所

 

「藤宮君。君に紹介したい男がいるんだ」

 

ダニエルがそう言い僕が藤宮に近寄る

 

「藤宮さん❗ クリシスを開発した、藤宮博也さんですよね❗ 高山我夢です」

 

我夢は藤宮に挨拶をする。しかし藤宮は顔をしかめていた

 

「ダニエル俺の力もここまでだ。俺はアルケミースターズをやめる」

 

「えっ!?」

 

ダニエルを含めてその場にいた全員が驚くなか藤宮が口を開く

 

「プロノーン・カラモスを貸してくれ」

 

「プロノーン・カラモス!?」

 

ダニエルは驚いていた

 

「俺は…残された時間を研究に没頭したいんだ❗」

 

 

(これが、藤宮と僕の出会いだったな)

 

そう思いながら僕はプロノーン・カラモスに着いたので中に入っていく

 

 

 

Noside

その頃、藤宮はプロノーン・カラモス周辺を歩いていた

 

「ハァ…ハァ…クソっ…奴はなぜここを狙ってくるんだ?」

 

そういいながらアグレイターを見つめる

 

 

 

4年前光量子コンピューター「クリシス」

 

「第一段階、第二段階終了。各回路問題なし」

 

「藤宮博士、最終段階スタンバイOKです」

 

それを聞いた藤宮は頷く

 

(頼むぞクリシス。お前の予測は世界を導くんだ)

 

全員は息を飲むそして……

 

「クリシス❗ シィンク…ゴー❗」

 

藤宮の合図でクリシスは起動する

 

「光量子回路、軌道に乗りました」

 

稲森博士の言葉を聞いて全員は喜んだ

 

「藤宮君やった❗ おめでとう❗」

 

「ああ❗」

「成功、おめでとうございます!」

 

「ありがとう。稲森博士のアドバイスも随分参考にさせていただきましたから……」

 

「いえ、クリシスの研究に参加できただけで光栄です」

 

藤宮と稲森博士が喜びに浸っていた中、突然警報が鳴り響く

 

「演算速度…制御不能」

 

藤宮はそれを知って、周りの研究員に指事をする

 

「どうした!? なにが狂ったんだ!?」

 

藤宮がそう言っていると頭痛が走り、そして青い巨人が脳裏に映ってくる

 

(何だ……?)

 

「藤宮君❗」

 

藤宮は稲森博士に起こされる。どうやら気絶していたようだ。藤宮は起き上がるとモニターに書かれていることに驚く

 

「クリシス、翻訳して」

 

稲森博士が命じるとクリシスが翻訳し始める。そしてその結果を藤宮が読み上げる

 

「近未来、地球と人類に破滅をもたらす破滅招来体が襲い来る!?」

 

藤宮はクリシスが翻訳した文字に驚く

 

「破滅招来体とはなんだ!? 異常気象? 天変地異?」

 

藤宮がそう言うとクリシスは

 

『No:地球に破滅をもたらすもの』

 

そう表示する

 

「この答えを導き出した要素を絞り混むんだ❗」

 

ダニエルは研究員に指事をする。研究員たちは必死に理由を探す

 

(本当に地球と人類が滅びてしまうのか!? クリシス答えてくれ❗)

 

しかし、クリシスの予想は変わらないままだった……ところが

 

「どうして❗ どうしてクリシスの予測は変わらないんだ!?」

 

ダニエルはクリシスの予測が信じられないでいた。すると藤宮が

 

「ダニエル、変わったよ……」

 

それを聞いたダニエルや研究員達は驚く

 

「クリシス…結果を……」

 

藤宮がそう言うとモニターに『地球の破滅回避』と現れる

 

「どうやって?」

 

稲森が藤宮に問いかけると

 

「試しに削除してみたんだ……」

 

「何を? 何をだい!?」

 

ダニエルがそう言うと藤宮はパソコンのEnterキーを押す。すると……

 

『削除項目:人類』

 

そう現れたのだ。クリシスの予測に全員が驚く

 

「このままじゃ地球も人類も本当に滅びる……」

 

そう言った藤宮は自室に戻る

 

(一体、俺はどうすれば・・・)

 

藤宮が一人で考えているとパソコンから光が放たれ、そしてパソコンには「AGUL」と書かれていた

 

「ア、グ、ル……アグル…何の事だ?」

 

藤宮がそう言うと光が藤宮を包む。藤宮は謎の空間にいた。そこには青い巨人が立っていた

 

(アグル……お前がアグル!?)

 

アグルはこちらを見てきていた

 

(お前は何を伝えたいんだ?)

 

藤宮はそう思ったのだった

 

 

 

森の中

ギュルルルルル

 

森の中では金属生命体アルギュロスが液体状になり、森の中を進んでいた

 

 

 

プロノーン・カラモス

そこでは我夢と稲森博士が話をしていた

 

「でも本当のところは、真実が知りたいのかな」

 

「真実……」

 

「えぇ…藤宮君が預言した、地球の未来……」

 

「彼はここで、その研究を!?」

 

そう言われると稲森は頷き語り始めた

 

 

 

「よく来てくれました」

 

「どうして私なの? アルケミースターズじゃなくて」

 

稲森博士は藤宮に問いかける

 

「アルケミースターズには僕のやっていることは理解できないからです」

 

「そう……でもあなたが前に言っていたことは考えられないわ。地球内部に新しい粒子が発見されるのはありえないのよ?」

 

稲森博士がそう言うなか藤宮は

 

「自然治癒力。どんな生き物でも病気にかかれば自然と治そうする力が働く」

 

「もし近い将来、地球に破滅が訪れるなら」

 

「それが働く……?」

 

稲森博士がそう言うと藤宮は頷く

 

「僕は本当の気持ちが知りたいんだ……」

 

「えっ?」

 

「本当の地球の意思が」

 

「本当の地球の意思……彼はそう言ったの」

 

「私たちは何ヶ月も渡って、センサーを観測したわ」

 

「でも正直、藤宮君の言っていることに半信半疑だったの」

 

「本当に地球は私たちに語りかけてくれるのか…」

 

「地球の心を、私たちは本当に理解できるのか…」

 

「地球の心?」

 

我夢は稲森博士に問いかける

 

「ええ、でもそれは本当にやって来た」

 

 

「来た……」

 

「なにこの光は?」

 

稲森は不思議に思う

 

「来たんだ❗ 地球の意思が❗」

 

藤宮は喜ぶ

 

「君はこの光を分析してくれ!俺はこの目で確かめて来る❗」

 

そう言うと藤宮は水槽に向かう。藤宮が水槽に着くと激しい頭痛が藤宮を襲う。そして光が現れて、光が藤宮を包み込む

 

「アグル…俺にお前の力をくれ❗ アグルゥゥ❗」

 

「藤宮くん❗」

 

「彼は……その光の中に消えたわ」

 

しかし、その時プロノーン・カラモスの外にはアルギュロスが姿を現していた

 

藤宮が扉を開けると大量の水が入った水槽がある部屋にたどり着く。そして藤宮は水槽に飛び込む

 

(アグルよ……地球の危機が運命なら……人類の危機が運命なら……地球の意思に添っていくことが人類に残された道なのか?)

 

(それを導くのがアグルの力……)

 

そう思うと藤宮は手を伸ばす

 

(アグル❗ 再びお前の力を❗)

 

そう藤宮願うと光が現れる

 

稲森博士は機器の異変に気づく、機器を調べていくうちにあることに気づく

 

「これは❗ あの時と同じだわ!?」

 

そう言うと稲森博士はモニターを見る

 

「藤宮!?」

 

そこには光に手を伸ばす藤宮の姿があった

 

「藤宮君!?」

 

稲森博士は藤宮の元に向かう

 

(そうか❗ ここで藤宮は……)

 

我夢がそう思っていると、地震が発生する。稲森博士は地震によって倒れて来た物に当たり、気絶する

 

「博士!? しっかりしてください❗」

 

我夢が外に出るとアルギュロスがいた

 

「生きていたのか!?」

 

そんななか藤宮は光を放ちながら両手を上げる

 

「アグルゥゥゥ❗」

 

そう叫ぶと藤宮はアグルに変身する

 

 

 

主人公side

堤チーフとピースキャリーでプロノーン・カラモスへ向かっているとアグルとアルギュロスが再び戦闘をしていた

 

「パオオオオオオオオオオオ」

 

「デュワ」

 

お互い格闘戦を繰り広げ、腕と腕が交差した状態になる

しかし突然アルギュロスの腕が光を放ち、アルギュロスの姿はアグルそっくりなった❗ ニセアグルは……

 

「フッフッフ」ニヤリ

 

不気味な笑みを浮かべ、アグルの顔を殴りだし、次々と攻撃をしていく。するとアグルは待てといった合図を出す。恐らく我夢に変身をするなと言っているのであろう

 

「デュワ」

 

「グオオ」

 

ニセアグルが突っ込もうとするとアグルは飛び上がり、ニセアグルに体当たりをする。するとニセアグルはリキデイターを放ち、アグルを倒したと満足していると…煙の中からアグルが姿を現す

 

「!? フアアアアアア」

 

「フォアアアアアアアア」

 

するとアグルもニセアグルもエネルギーを溜めフォトンクラッシャーを撃ち合う。しかしアグルのフォトンクラッシャーが勝り、ニセアグルに当たり、ニセアグルは爆発四散する

 

 

 

我夢side

「パワーアップしたのか……」

 

僕はただただアグルの強さに驚いていた。すると藤宮が現れる

 

「我夢……」

 

「君は僕らのために……」

 

僕は藤宮に問いかける

 

「俺はアグルの聖地を守っただけだ……」

 

「アグル……それが君の力……僕と一緒に戦おう」

 

「お前は地球の意思に逆らっている」

 

「人類を救うのが地球の意思だろ」

 

「今の人類は自然の頂点に立つには自己中心的すぎる」

 

「只、破滅招来体の犠牲になればいいっていうのか」

 

「地球がそれを望むなら」

 

「君は人が死ぬ悲しみから目を反らすのか」

 

すると通信機がなり、堤チーフから声が掛かる

 

「行けよ……お前の仲間の元に……」

 

藤宮は稲森博士を見たあと、去っていってしまう

 

 

 

主人公side

先程から遠くの方で我夢と藤宮がやり取りをしていた

 

(……どうにかならないものか?)

 

俺は終止考え込むのであった

 

 

 

次回予告

ドラゴ「地球絶体絶命であります」

 

サイメザ「宇宙から向かってくる」

 

ノーバ「超天体……」

 

ガーディ「その時アグルは」

 

ガギII「地底から……」

 

コッヴII「ゾンネルを復活させた」

 

ギール「次回ウルトラマンガイア……」

 

ゴルド「天の影 地の光」

 

全員「お楽しみに❗」



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天の影 地の光

超巨大天体生物ディグローブ登場❗❗❗
甲殻怪地底獣ゾンネル登場❗❗❗


Noside

宇宙に1つの天体が現れた。しかしその天体は球体に頭部と尾がついているような姿であった。その天体は青白い煙を出しながら、どこかへと消えた

 

 

 

コマンドルーム

「アリシボ観測センターから未確認天体の追加データが送られてきました」

 

「ガスの構成は。水素、窒素、炭素、ヘリウム。中心部に小惑星規模の質量。その構成元素は不明です」

 

「小惑星規模の質量?」

 

コマンダーと千葉参謀は敦子達に近づく

 

「天体の進路は?」

 

コマンダーは敦子に問いかける

 

「このままの進路でいけば、98時間後には地球の公転軌道を通過します。ただし地球への直接の影響はありません」

 

「そうか……じゃあ特に警戒する必要もなさそうだな。あとは観測センターに任せよう」

 

千葉参謀の一言でその場が収まる。しかし、これが後に大事件が巻き起こすのだった

 

 

 

美宝山

ウルトラマンアグルこと藤宮は美宝山の麓に訪れていた。藤宮は手に機械を持ち、何かを探しているようだった

 

「ここか……」

 

藤宮は探している物が見つかったのか、立ち止まりアグレイターを掲げてウルトラマンアグルに変身し、人間と同じ大きさになると地下を掘り進んでいく。そしてアグルは地下のある場所にたどり着き、変身を解いて再び歩き出す。そこは岩しかなく、あたりにはガスが発生していた。藤宮はそこを歩いていくそして藤宮は……

 

「ゾンネル……」

 

奥の方で眠っているゾンネルを発見する

 

 

 

主人公side

コマンドルームで我夢とコマンダーと話をしているとスクリーンに樋口チーフが映る

 

「樋口さん❗」

 

「高山さん、お久し振りです」

 

樋口さんと我夢は挨拶を交わす

 

「どうした?」

 

「何かあったんですか?」

 

コマンダーと俺は樋口さんに話し掛ける

 

「実は……ご相談したいことがありまして」

 

 

 

Noside

藤宮は銃のような物を取り出し、その銃に何かを入れた

そしてゾンネルに近づき、何かを発射する。発射した物はゾンネルの口上に刺さった。藤宮は刺さったことを確認すると、アグレイターの光エネルギーをゾンネルに与えると……ゾンネルは目を開く

 

「ゾンネル……来い」

 

「グルアアアアアアアアアアアアア」

 

藤宮がそう言うとゾンネルは覚醒し動き出す

 

 

 

主人公side

「最初の怪獣が地球に現れてから、それと呼応するように地球の内側からも怪獣が現れるようになった」

 

樋口さんが説明すると同時に今まで、出現し戦ってきた怪獣が映し出される

 

「我々はもともと地球に存在していた怪獣達が、根源的破滅招来体によって覚醒されたものだと考えているんだ」

 

「やはりコッヴはそのために地球に……」

 

コマンダーがそう呟く

 

「あくまで仮説です…しかし、あれ以来、地球上の様々な場所で、それまで観測されなかった異常が確認されているんだ」

 

樋口さんがそう言うとモニターに地図が現れる

 

「ジオベースでは、それら怪獣の出現の予兆かもしれない異常現象のデータを集めていたんだ」

 

「こんなにたくさん……」

 

(まぁ、同種までいれればこれぐらいいるんだろうな)

 

我夢は絶句し、俺がそう考えていると

 

「このデータはジオベースでも限られた人にしか閲覧を許されていないんだけど……」

 

樋口さん

 

「でも、この数日数回に渡って不正なアクセスを受けた形跡があるんです」

 

「なんだって!?」

 

千葉参謀が驚く

 

「中でも集中的に採取されたデータが……ここです」

 

樋口さんがそう言うとあるエリアが拡大される

 

「美宝山……」

 

(……そうだ❗ 美宝山と言えば……ッ急いで準備を)

 

俺はコマンドルームを静かに抜け出す

 

 

 

Noside

「グルアアアアアアアアアアアアア」

 

地底から地上へと姿を現すゾンネル。そんなゾンネルを見ていた藤宮はゾンネルに取り付けた機械語デコーダー

を操るインカムをつけ…

 

「オープンアップセンブラー」

 

藤宮がそう言うとゾンネルに付いている機械語デコーダーが光る

 

「スターツーコマンド。0200C528、エンター」

 

藤宮がそう言うとゾンネルは動きを止める

 

「コマンド、13C22426。オブジェクトレイヤー01エンター」

 

藤宮がそう言うとゾンネルは動き始める

 

 

 

我夢side

僕はEXで美宝山に向っていた

 

「藤宮……君なのか?」

 

そう呟いていると通信が入る

 

「我夢、美宝山の中腹に熱反応を感知。警戒して」

 

「了解」

 

僕が美宝山に着くと怪獣を発見する

 

「こちら我夢。コマンドルームへ、怪獣を発見❗」

 

 

 

Noside

「何、怪獣!?」

 

千葉参謀が驚く

 

「映像を送ります」

 

我夢がそう言うと映像が送られてきた。そこには、侵攻するゾンネルの姿があった

 

「堤、ファイター」

 

「チームクロウとチームストームが待機しています」

 

「直ちに出撃」

 

「了解」

 

 

 

我夢side

EXはゾンネルの近くを飛行していると僕は藤宮がいることに気づく。EXを降りて藤宮を追おうとしようとしていると

 

「我夢」

 

すぐそこにいた藤宮の声を聞き立ち止まる

 

「藤宮❗ 君はあの怪獣の出現を予測していたのか!?」

 

僕は藤宮に問う

 

「予測? ハッハハハハ」

 

藤宮は突然笑い始めた

 

「何がおかしいんだ!?」

 

僕が怒り口調で問いただすと

 

「我夢、1つだけ言っておく。俺に協力するつもりがないのなら、せめて邪魔だけはするな。もし妨げになるのならその時は❗ お前をこの手で倒す❗」

 

そう言うと藤宮はどこかへと消えてしまう

 

「藤宮……」

 

我夢は呟く。すると上空をチームクロウとチームストームが通過した

 

 

 

主人公side

俺の目の先にはゾンネルが侵攻していた

 

(ゾンネルか……最悪の場合は……)

 

そう考えていると我夢から侵攻を止めてくれと指事が入りファイターの攻撃していると民家が見えてきていた

 

「怪獣が民家に…もっと効果的な攻撃を」

 

「でも、まだ命令が……」

 

「威嚇攻撃じゃ食い止めらないよ」

 

チームクロウにも焦りが見えるなか我夢から通信が入る

 

「怪獣の体内で、熱核融合反応が起きてるんだ。しかも反応が加速度的に増加しています。あの光には強力なガンマ線が含まれています。簡単に言えば、あの甲羅の中に小さな太陽があるってことです。もし怪獣の身体が破壊され、エネルギーが解放されたら……どんな被害が出るか想像出来ません」

 

すると堤チーフから上空に待機するように命令が下るが更に天体ディグローブが地球に接近していると報告が入る

 

「これは不味いな……華未来、後を頼む」

 

そういいガメラに変化する

 

 

 

Noside

「こちら我夢。ディグローブの直撃を回避できるかもしれないよ」

 

「本当なのか!?」

 

「はい」

 

そう言うと映像が変わり、シュミレーション結果が映し出される。そこにはゾンネルのエネルギーがディグローブに向って放たれていた

 

「これは……」

 

「怪獣の体内エネルギーをぶつけようというのか」

 

「怪獣を拘束し、発射角とタイミングを調整して甲羅を破壊すれば可能だと思いますので怪獣のエネルギーをディグローブに当てた場合の被害状況をシュミレーションしてみます」

 

しかし、暫くすると我夢からの通信が切れてしまう

 

(藤宮、君は最初からそのつもりで……)

 

我夢はそう思いながらシュミレーション終わらせる。しかしシュミレーション結果に我夢は言葉を失う

 

「我夢? 応答しろ❗」

 

コマンダーがそう言うも応答しなかった

 

「藤宮…君はどうしてこんな残酷な計算ができるんだ」

 

すると、それと同時に

 

『ゴアアアアアアアアアアアアア』

 

ガメラが姿を現す

 

 

 

主人公side

『ゴアアアアアアアアアアアアア』

 

「グルアアアアアアアアアアアア」

 

俺はガメラに変身してゾンネルを食い止める

 

[ゾンネル……止まるんだ]

 

しかし、ゾンネルは止まらない

 

「グルアアアアアアアアアアアア」

 

するとゾンネルは火球を放ってくる。俺はそれを避けてゾンネルの尾を掴み、投げ飛ばす。すると……

 

「デュア」

 

ガイアも姿を現す

 

「グルアアアアアアアアアアア」

 

「デュア」

 

ガイアはゾンネルに蹴りを入れていく。すると…

 

「ギアッ」

 

「デュアッ」

 

ゾンネルとガイアが見上げる先にはディグローブがいた

 

「デュア」

 

するとガイアはゾンネルを持ち上げようとする。しかしそんな中……

 

ドグアアアアアアアアアアアン

 

ウルトラマンアグルが姿を現す。するとアグルはガイアに攻撃をしていく

 

『ゴアアアアアアアアアアア』

 

俺は、その隙にゾンネルの機械語デコーダーを抜く

 

「デュオア」

 

するとアグルはリキデイターを俺に向かい、連射してくる

 

『クソッ……』

 

するとアグルはゾンネルの背中を無理やり、こじ開けようとしていた

 

『止めろやーーーッ❗』

 

俺はアグルに近づき、アグルを殴り飛ばす

 

「デュオア!?」

 

アグルがゾンネルから離れたことを確認すると、空を飛び上がりディグローブに近づくと

 

『食らいやがれっ❗❗』

 

ディグローブに向かい、ハイプラズマビームを放つ。するとディグローブは破壊された。結構、上空だったため街にも被害は無かった。しかし、その衝撃で俺は地面に叩きつけられた

 

『グウッ……』

 

何とか立ち上がると

 

「………………」

 

アグルは俺を見ながら、飛び上がって去っていった

 

「グルアアアアアアアアアアア」

 

「デュア」

 

ガイアはゾンネルを見ていたが、俺がガイアに近づき声を変えて

 

[ガイア……コイツは俺に任せてくれ]

 

するとガイアは俺を見て頷き、飛び去っていった。俺はゾンネルにグローブ・ジェントレスを放ち、大人しくさせてハイパー・バトルナイザーに回収して、俺もファイターに戻る

 

「クッ……」

 

「玄次、大丈夫」

 

「あぁ……大丈夫だ」

 

そういいチームクロウと一緒にエリアルベースに帰投していった

 

 

 

~怪獣トークshow~

ギール「ゾンネル❗」

 

ゾンネル「ギールじゃないか❗」

 

ゴル「知り合いだったのか?」

 

ゾンネル「はい、結構長く会っていませんでしたが」

 

コッヴ「良かったですね」

 

ギール「あぁ❗」

 

ゾンネル「俺も皆さんと会えて嬉しいです」

 

 

 

怪獣紹介

甲殻怪地底獣ゾンネル

ギールと同じ地球出身の怪獣。背中の殻の中に小型の太陽のような核融合炉を持っている。ギールとも知り合いで他にも知り合いは沢山いるらしい

 

 

 

次回予告

ゼット「酸素が無くなる❗」

 

ゾンネル「皆、窒息してしまうのか?」

 

コッヴ「その時、海は光り」

 

メル「奴が襲ってくる」

 

ガーディ「更にオリジナルが入ります」

 

シルバ「次回ウルトラマンガイア……」

 

ゴル「妖光の海」

 

全員「お楽しみに❗」



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妖光の海

無酸素海獣カンデア登場❗❗❗
オリジナルを含みます


Noside

女性と一緒に早見市の白岩海岸近くへ来ていた、サトウ

は海の近くで車をエンコさせてしまった。彼女はたまりかねて、他の車をつかまえてさっさと乗り込み行ってしまった。サトウが呆れていると、突然海から光る球が飛び出してきた。ロケットかと思ったが、水の中では怪しい物がうようよしていた。更に空から黄色く光る物体が現れたと思うと海にバチバチと電撃が走っていた。そして光の玉は森へと落ちていき、青い光を空へと放っていた…

 

 

 

主人公side

俺は今、我夢と華未来達と一緒に昼食を食べていた。するとニュースで白岩海岸で謎の青い発光現象があったと報道されていた

 

(発光現象……カンデアかな?)

 

そう考えていると我夢に通信が入り、堤チーフから呼ばれていた

 

「我夢、早く行ってこいよ。お盆は俺が片付けとくから」

 

「すいません、お願いします」

 

そういい我夢は食堂を後にした

 

「よし、俺達も自室に戻るぞ」

 

華未来達にそういいながら立ち上がり、お盆を片付けて食堂を後にした

 

 

 

我夢side

ピースキャリーで出撃してから青い球体を攻撃してから、エリアルベースに戻ってからチームマーリンの今井さんと球体の破片を調べていた

 

「確かにレスフェリン・レスフェラーゼ反応で発光している光だよ」

 

「ということは海で光ってる夜光虫やウミホタルと同じものなんですね」

 

やはり、この球体は海から現れたものだった

 

「なるほど、それで僕を呼んだわけか」 

 

「ええ、今井さんなら海のことは」

 

「そりゃあ、同じチームマーリンでも巌さんに聞くよりはね。そして…光と酸素の消失も結び付けて考えていいと思うんだ」

 

「本当ですか❗ それは一体……」

 

すると扉が開き、チームマーリンの巌さんが今井さんに駆け寄り

 

「おい、今なんて言った?ついに海の怪獣が出たのか?

いよいよ、チームマーリンの出動か?うん?そうなんだろう?」

 

「巌さん、落ち着いてください❗」

 

このあと僕は巌さんを何とか宥めた

 

「攻撃兵器? あの球体がか……」

 

僕と今井さんは球体を調べて分かったことをコマンダーと堤チーフに報告した

 

「飛躍した考えかもしれませんが……何者かが、あの球体を使い地球から酸素を消し去ろうとしているんじゃないかと」

 

「何者かとは……」

 

「海底の何処かでひっそりと暮らしていた無酸素生命体が何らかのきっかけで変異して攻撃性をもったものと考えています」

 

「しかし……広い海のなか、一体どうやって探すんだ」

 

堤チーフがそう言ってきた。そこで僕は

 

「僕に時間をくれないですか?」

 

そう言って許可を貰い、早速調べに向かう

 

 

 

主人公side

青い球体が現れた翌日、俺達チームストームはコマンダーからの指示を受けていた

 

「実は、あの青い球体を見た直後に謎の黄色く光る物体を目撃したと言う人がいたらしい。念のために調査をしておいてくれ」

 

「「「「了解❗」」」」

 

そう言うなか俺は……

 

(黄色く光る物体……一体何だ……?)

 

そう考えながら、俺達はファイターで出撃していく

 

 

 

Noside

我夢からの調査報告を受けて、堤チーフがチームマーリンを呼び出す

 

「横谷リーダー」

 

すると扉から横谷リーダーを筆頭にチームマーリンが入ってくる

 

「チームマーリン、出撃します❗」

 

 

 

我夢side

白岩海岸で調査を終えてから僕とサトウ達は大学へと向かった。すると途中怪しい宗教者のような人たちの列に出会った。彼等は車を運転していたサトウにビラを渡してきた。そこには『根源破滅こそ真の救済』と書かれていた

 

「勝手なことばっかりやってきたもんな、オレらっちゅうか人間はさ…」

 

「何かに滅ぼされたって自業自得ってとこか。そうなっちゃったほうが案外、地球のためかもな」

 

「本気で言ってんのか❗」

 

僕はその言葉を聞き怒鳴った。しかし…

 

「何むきになってるんだ?」

 

そう言われ言葉が出なかった

 

 

 

主人公side

指定された白岩海岸の近くの場所に行き、俺と華未来は地上から、大羅夢と氷努羅はファイターに乗り上空から探すことにした

 

「上からは何も見えないか?」

 

「いや、何もない……」

 

大羅夢達に通信しながら探していくがこれといったものは発見できなかった。その時……

 

カサカサッ

 

近くの草むらから音が聞こえた

 

「華未来」ボソッ

 

「分かってるわ」ボソッ

 

そこまでゆっくりと近づくと……

 

「貴女は?」

 

そこには黒いドレスを着ている女性がいた

 

「あ…私は」

 

「貴女は何でこんなところに?」

 

華未来が質問するが

 

「あ…あのですね……」

 

その女性は挙動不審だった

 

(もしかしたら……)

 

そう思い、女性に聞いてみる

 

「すいませんがつい昨日、黄色く光る物体がこの近くで目撃したって情報があるんですが……知りませんか?」

 

「いや…その…えっと」

 

女性は更に挙動不審になった

 

「正直に話してください。僕達は何もしないですから」

 

「…………本当?」

 

「はい、約束します」

 

俺は真剣な顔で女性の顔を見る

 

「……分かりました」

 

すると女性は顔を手で隠した。その直後、正体を現した

 

「私はピット星人。ピット星人のミーナ」

 

「ピット星人!? でも、何でこの地球に」

 

「実は……」

 

話を聞くと、どうやら宇宙船で一人旅をしていたさいに

突然、黒い穴に吸い込まれてしまい、気がついたらこの地球についていたらしい。しかも、その拍子に宇宙船が故障してしまい、海に落ちてしまったらしい。更にミーナは争い事は嫌いらしく、武器を所持していなかったらしい

 

「そうだったんですか……」

 

「はい……あの」

 

「はい?」

 

「私はどうしたらいいのでしょうか?」

 

「…………」

 

「玄次」

 

「分かってる、なぁ…」

 

「はい?」

 

「君が良ければ、俺達と一緒に来ないか?」

 

「えっ❗」

 

そこで俺と華未来は、自分達について説明をした。ハイパー・バトルナイザーからガーディー(小)を見せたら信じてくれた

 

「えっと…じゃあ、これから宜しくお願いしま……あぁ❗」

 

突然、ミーナが慌て始めた

 

「どうしたんだ?」

 

「すいません、お願いがあります❗」

 

 

 

我夢side

「廃棄物の窒素やリンの影響で大量に発生した微生物が酸素を吸収して海底に無酸素空間ができてしまった。彼らを変異させるきっかけを作ったのは、我々、人間の作った環境かもしれません」

 

調べて分かったことをコマンダーに報告していると

 

「人間が自らから招いた災悪……と言うことか」

 

コマンダーがそう呟く

 

 

 

Noside

チームマーリンがポイント216S9を進んでいると

 

「キュイイイイイイイイイイイイ」

 

突然、カンデアが現れた

 

「突然変異ったって……」

 

「信じられない。無酸素バクテリアの集合体? あんな巨大に?」

 

チームマーリンが驚くなか、更に……

 

「キィイイイイイイイイイイイイイ」

 

カンデアの後ろから、尾が長くて、頭の角が回転している巨大な怪獣が現れた。ソイツは宇宙怪獣エレキングであった

 

「!? 何だアイツは」

 

「キュイイイイイイイイイイイ」

 

「キィイイイイイイイイイイイ」

 

そして、2匹は戦いを始めた。エレキングはカンデアの顔に尾を何度も叩きつけてきた

 

「キュイイイイイイイイイイイ」

 

カンデアは赤色破壊光弾をエレキングに放つ

 

「キィイイイイイイイイイイ」

 

エレキングは怯むも、今度は尾を巻きつけて、電撃を流し始めた。しかし、その電撃でセイレーンの機器がショートしてしまい沈んでしまう

 

 

 

我夢side

チームマーリンからの応答がなくなり、急いで大学を出ると目の前に藤宮がいた

 

「あいつが急に現れたのは誰のせいか、お前ももうわかってるだろ?」

 

 「あいつは、あれは進化の方向を間違った、地球の生態系を守るためには仕方のない…」

 

「笑わせるな❗ さんざん生態系を狂わせたのは誰なんだ? 進化の方向を間違えたのは人類だ。お前もそれがわかってるだろ? ただ、認めたくないだけのくせに…行って勝て、我夢。人の愚かさを隠す戦いに。あとで面白いものを見せてやる」

 

そう会話してから、僕は走りながらガイアに変身する

 

 

 

主人公side

「じゃあ、俺も行くか❗」

 

そう言うと

 

「すいませんがお願いします」

 

そう言ってきた。何でも宇宙船の中にはエレキングも居るたらしく、恐らく海の中にいるかもしれないからバトルナイザーに回収してほしいとのことだった

 

「任せとけ❗」

 

そういいガメラに変化して、海の中を進んでいると……

 

「キュイイイイイイイイイイイ」

 

「キッ…キィイイイイイイイイイイ」

 

エレキングとカンデアが戦っていた。しかし、エレキングが押されていた。カンデアは顔面両脇にある突起から毒素をエレキングに放っていた

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

エレキングに向かっていたカンデアに突進してカンデアを吹き飛ばす。そしてエレキングを向いてグローブ・ジェントレスを放ち、バトルナイザーに回収する。すると

 

「デュア」

 

ガイアも現れた。ガイアは埋まっていたセイレーンを地中から出して、カンデアを向く

 

「キュイイイイイイイイイイイ」

 

「デュア」

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

先ずはガイアが蹴りを入れる。その隙に俺がカンデアの後ろから体を掴み投げ飛ばす。カンデアは赤色破壊光弾を放つがプラズマ・クローで弾く。そこにガイアが突っ込み、カンデアを持ち上げて投げ飛ばす

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

「デュアアアアアアアアア」

 

そこへプラズマ火球とフォトンエッジを食らい爆散、青い光の粒子となって消滅する。それを見て、俺は去っていく

 

 

 

我夢side

戦いが終り、再度藤宮と会う

 

「残ったのは悪魔の光だ。地球の資源を奪い、傷付けながら作られた。愚かな光。お前が守りたいのは本当にこんなものなのか?」

 

そういい、藤宮は去っていった

 

「それでも、それでも僕はこの光を守りつづける」

 

僕はそう誓った

 

 

 

主人公side

翌日、食堂へ行くと

 

「お早うございます」

 

そう元気よくミーナが挨拶をしてきた

 

「あぁ…お早う。どうやら無事に入れたようだね」

 

「はい❗」

 

ミーナは人間の姿でエリアルベースの食堂でファビラス達と一緒に働くことになった

 

「改めて宜しくお願いします❗」

 

 

 

~怪獣トークshow~

エレ「宜しくお願いします。メルバ姉さん」

 

メル「えぇ、宜しくね」

 

ゴル「良かったな。メルバ、女子が増えて」

 

メル「えぇ、私以外は皆、男だったしね」

 

エレ「そうなんですか❗」

 

メル「えぇ、そうよ。だから、何かされたら遠慮せずに攻撃しても良いわよ♪」

 

エレ「分かりました♪」

 

ゴル ゴモ(あっ……これアカンやつや)

 

サンダラ「同じ、電撃仲間として宜しくです」バリバリ

 

エレ「宜しく」バリバリ

 

 

 

怪獣紹介

宇宙怪獣エレキング

ピット星人ミーナと一緒に旅をしていた女の子。メルバを姉さんと呼び、自身やメルバに失礼な事をする奴には容赦せず電撃を浴びせる。サンダーダランビアとも仲が良くいつもバリバリしている

 

 

 

次回予告

メル「少年の住む町にある謎の遺跡」

 

エレ「襲来する宇宙雷獣」

 

サンダラ「破滅招来体は人びとの心まで閉ざしてしまったのか」

 

シルバ「次回ウルトラマンガイア……」

 

コッヴ「石の翼」

 

全員「宜しく❗」




投稿が遅れてしまいすいません


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石の翼

宇宙雷獣パズズ登場❗❗❗


Noside

(僕たちの街には、昔、空から落ちてきたと言い伝えられている、不思議な石がある。僕たちはその石を、『石の翼』と呼んで、遠い星から来た宇宙船の翼だったんじゃないかと想像したり、石の翼を持つ船が宇宙へ旅することを考えながら、いつまでも空を眺めていたりして…でも、もうそんな子供の時間は、終わってしまったんだと思う……)

 

「さようなら……」

 

そう言って少年、弘希は、石の翼のそばに何かを埋め、別れを告げ走り去っていった……

 

 

 

主人公side

「誰よりも何よりも君だけを守りたい~いつまでもどこまでも君だけを守りたい~」

 

現在、自室にてギターを弾きながら『君だけを守りたい』を歌っていた。すると……

 

「……これは」

 

外から力を感じた。それを確認するためにコマンドルームに行くと我夢がノイズの原因が季節はずれの雷雲の雷雲によるものであると説明をしていた

 

(……パズズか)

 

そう考えていると

 

「あの~、このところ千葉参謀の姿を見ないんですけど?」

 

「参謀は東京で開かれている各国首脳会議に出席している」

 

我夢の質問にコマンダーが答えていた

 

 

 

Noside

千葉参謀は現在、東京で各国首脳と個別に会談を行っていた。しかしのG.U.A.R.D.活動に首脳は不満を持っていた

 

「G.U.A.R.D.の活動に不満を持つ要人が増えていますね」

 

「彼らも不安なんだよ。根源的破滅招来体が現れて以来、おそらく誰もが、未来の見えない不安を抱え込んでいるんだ」

 

車の運転手と話ながら夜の会合までにはまだ時間があった。千葉は、『ボイジャー2号』を買い、甥っ子の弘希ところへとやってきた。しかし、弘希は天体望遠鏡を入らないと言った

 

「もう、空をみないのか?」

 

弘希は、千葉参謀を見つめこう言う

 

「おじさん、空にはもう恐ろしいものしか現れない。地球を滅ぼそうとするもの。根元的破滅招来体しか現れないじゃないか」

 

千葉参謀は、ただ黙り込むだけだった。そして、弘希は2階の部屋に閉じ籠ってしまう。そして弘希は3年前のことを思い出していた。3年前、千葉参謀と弘希は、石の翼のそばで千葉が買ってきた天体望遠鏡で星を眺めていた。千葉参謀は太陽系を越えて旅立った2機の惑星探査機『ボイジャー』の話をした。その話に感動した弘希は、天体望遠鏡に『ボイジャー1号』と名付けることにした。そして、もう空をみないと決めた弘希は『ボイジャー1号』を石の翼のところに埋めてしまったのであった。すると……

 

「弘希、ちょっと話していいかな?」

 

弘希の部屋のドア越しに、千葉参謀が弘希に話しかけてきた

 

「根元的破滅招来体は、確かに存在する。それが私たちの現実だ」

 

千葉参謀のその言葉を聞いた弘希は悲しそうな顔をする

 

 

 

エリアルベース

「What!?」

 

コマンドルームでジョジーが叫んだ。雷雲が急激に大きくなり、東京へと向かってきたのだ。そして、雲の奥にワームホールが現れた

 

「チームライトニングをファイターでチームストームはMLRSバイソンで出撃」

 

コマンダーからの指示が入り、チームライトニングとチームストームが出撃する

 

 

 

主人公side

ピースキャリーからMLRSバイソンで出撃すると雷雲の中にあるワームホールから宇宙雷獣パズズが姿を現す

 

「ゴルアアアアアアアアアアアアア」

 

パズズは頭部にある電撃ホーンを曲げ、辺りに電撃を放つ

 

「よし、行く……!?」

 

MLRSバイソンで動こうとするが住民の避難が遅れていた

 

(そうか❗ パズズが放つ特殊電波ブレインの影響か)

 

俺達チームストームはMLRSバイソンを降りて、ジオベースの避難誘導部隊に近づく

 

「現在の状況は?」

 

「本部と通信が取れず、住民の避難が間に合っていません」

 

「クッ……どうするか」

 

すると、そこに地図を持った千葉参謀が現れる

 

「千葉参謀!?」

 

すると、千葉参謀は避難誘導部隊に次々と声を掛け、指示を出す

 

「チームストームは避難誘導部隊のサポートを」

 

「「「「了解❗」」」」

 

 

 

Noside

避難していた弘希は母親とはぐれてしまい、転んでしまう。そしてパズズに目をやり、もう助からないと思っていると、向こうから避難誘導部隊に指示を出す千葉参謀の姿が目に映る。そして、先程千葉参謀に言われた事を思い出す

 

「根元的破滅招来体は、確かに存在する。それが私たちの現実だ……そのことを受け入れるために君は空をみるのをやめたのかもしれない。現実を受け入れ、大人になっていこうと考えて……だがな弘希、君が空をみるのをやめたとき、君がなくしたもの、本当に失ったものはなんだ?」

 

そして弘希は立ち上がり、避難する場所とは逆方向に走っていく

 

 

 

主人公side

避難完了の合図である、信号弾が発射された。千葉参謀が撤収しようと車へ乗り込んだ。そのとき、どこかへかけていく少年の姿が見えた

 

「弘希!?」

 

千葉参謀は車を降り弘希を追いかけていった

 

「華未来、お前たちはバイソンでパズズの進行を止めろ」

 

そういい、千葉参謀の後を追いかけようと走り、暫く走ってからハイパー・バトルナイザーを取り出す

 

「頼むぞ❗」

 

『バトルナイザー❗ モンスロード❗』

 

「ピシャアアアガアアアアアア」

 

サンダーダランビアを出す

 

「暫く、パズズの足止めを頼むぞ」

 

サンダーダランビアは頷き、パズズへと向かっていく。それを確認して、再び走り出す

 

 

 

Noside

「ピシャアアアガアアアアアア」

 

「ゴルアアアアアアアアアアア」

 

サンダーダランビアとパズズは向かい合い、両者は激突し合う。サンダーダランビアはパズズを掴み、殴り込む。しかしパズズも負けじと蹴りを放ち、サンダーダランビアとの距離を置き

 

「ゴルアアアアアアアアアアア」

 

電撃ホーンを曲げて、サンダーダランビアに攻撃するが

 

「ピシャアアアガアアアアアア」

 

サンダーダランビアはパズズの電撃をコイルに吸収して撃ち返す

 

「!? ゴルアアアアアアアアアアア」

 

電撃が直撃して、怯むパズズ。しかし、口から火球を放ち反撃を狙うが

 

「ピシャアアアガアアアアアア」

 

サンダーダランビアは亜空間バリアを展開して火球を防ぎ、更にパズズを押さえ込む

 

 

 

弘希と千葉参謀は石の翼のところへ来ていた。早く避難しろと弘希をつかまえたが、弘希は千葉参謀にこう叫んだ

 

「ボイジャー1号を取り戻すんだ❗ 石の翼のところに埋めたんだ。ボイジャー1号が僕に見せてくれたのは空だけじゃなかった。もっと大事なものがあったんだ❗」

 

弘希はそういうと、千葉参謀の手から放れ石の翼の方へと向かった。そのとき、パズズがサンダーダランビアの手から逃れ辺りに電撃を放ち始めた。千葉参謀は慌てて弘希をかばい身を伏せた。パズズが電撃を放った瞬間、突然石の翼が金色に輝き光線を放った❗ 電撃を跳ね返し、弘希たちを救ってくれたのだ。しかし、光線を放った石の翼は崩れ去ってしまった

 

 

 

主人公side

千葉参謀を追いかけているとパズズが電撃を千葉参謀に放とうとしていた

 

「!? ガメラ」

 

そういいガメラに変化してパズズの前に出る

 

『サンダーダランビアお疲れさん』

 

そういい、バトルナイザーに回収する。するとガイアも姿が現す

 

『ゴアアアアアアアアアアア』

 

「デュワ」

 

俺とガイアはパズズに近づき、片手を押さえ玄武掌を放ち、吹き飛ばす

 

「デュワ」

 

ガイアも立ち上がるパズズに連続で蹴りを入れる

 

「ゴルアアアアアアアアアアア」

 

パズズは電撃ホーンを曲げ、電撃を放つ

 

『無駄だ』

 

パズズに向かい走りながら電撃を避け、パズズの体を持ち上げ、投げ飛ばしパズズの手前にプラズマ火球を放ち爆発を起こしてから、パズズを回収して去っていく

 

 

 

Noside

その夜、弘希と千葉参謀は砂となってしまった石の翼のところへと来ていた。弘希は千葉参謀にこう言った

 

「僕、僕が本当になくしかけていたもの、なんだかわかった❗」

 

そして、千葉にもう一度ボイジャーの話をしてもらうようにお願いした。千葉参謀は喜んで話し始めた

 

「1977年、ケープカナベラルから二機の惑星探査機『ボイジャー』が打ち上げられた。ボイジャーには、未知の生命体に向けて地球からのメッセージが載せられていた。風の音や、動物の鳴き声など、地球の声を録音した金メッキのディスク。それから、農夫や子供、宇宙飛行士など、人類を紹介した120枚の写真。今もそのメッセージを載せて、この広い宇宙を旅しているんだ」

 

(そしてあの晩、おじさんは、ボイジャーの夢を継いでいくのは、君たちだと言った。僕はこの空を見つめ続けようと思う。たとえ今は、根元的破滅招来体しか現れないとしても、この空に二機のボイジャーを送り出したのは、人間が未来を夢見る力なんだと思うから)

 

 

 

~怪獣トークshow~

サンダラ「じゃあ…」

 

エレ「行くわよ❗」

 

パズズ「了解です」

 

3匹「バリバリバリバリ」

 

クロシル「何をやってんだ?」

 

パズズ「電撃を発生させて友情を誓いあっています」

 

ゴル「しかし、凄い電撃だな」

 

メル「本当、仲良いわね」

 

シルバ「そうですね❗」

 

3匹「バリバリバリバリ」

 

 

 

怪獣紹介

宇宙雷獣パズズ

ワームホールから現れた宇宙雷獣。電撃ホーンを曲げ、電撃を放ち、口からは火球を放つ。サンダーダランビアとエレキングとは特に仲が良く電撃を放つ合い友情を深め合っている

 

 

 

次回予告

ゴル「怪獣出現❗ しかし……」

 

デマーガ「我夢がXIGから追放された」

 

ゼット「地球は守られるのか」

 

ガギ「次回ウルトラマンガイア……」

 

ガギII「我夢追放」

 

全員「お楽しみに❗」



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我夢追放

剛腕怪地底獣ゴメノス登場❗❗❗


主人公side

現在、俺はジオベースで我夢の持ち帰った機械語デコーダについての説明を稲森博士からされていた。怪獣の闘争本能だけを鎮める改良を加えたものでと博士は俺達に、あくまで怪獣被害の回避と捕獲分析を目的としていることを説明していたが、その時俺は……

 

(…………)

 

これから起こることをどうしていくかを考えていた

 

 

 

我夢side

ジオベースの外に出ると稲森博士が花を添えていた

 

「驚きました。稲森博士がパーセル開発の担当だったなんて」

 

そういい、稲森博士に近づく

 

「不思議なめぐり合わせね……藤宮君が作ったパーセルを私が引き継ぐなんて……」

 

「それはリリーの……」

 

「寿命だったの……情が移ると悲しいものね」

 

「あれから藤宮からの連絡は?」

 

「無いわ……高山君はなぜ地底から次々と怪獣が現れるか考えたことある? 地球の生物たちが人類の自分勝手さに怒ってるんじゃないかって……きっと人間一人一人の意識が変わらない限り、その怒りは鎮められない」

 

「…………」

 

すると

 

「我夢❗」

 

梶尾さんが走ってきた

 

「秩父山中に怪獣が現れた」

 

そして僕は稲森博士に藤宮のことを言い梶尾さんと走り出した

 

 

 

Noside

その後、梶尾リーダーのファイターからゴメノスの頭にPERSELが打ち込まれプログラムを作動させた。ジオベース部隊は眠りについた

 

 

 

車に乗った稲森博士はジオベースを後にしていた。彼女は怪獣搬送の通信を傍受して、それを聴いていると1台の車が彼女の後を追い、パッシングをして停めさせた。追っていたのはKCBの玲子だった

 

「藤宮博也さんを捜しているんです」

 

その言葉に車を降りて稲森博士は玲子に

 

「話すことはないわ。ずいぶん会っていないもの…惹かれているのね…もし彼に会うことがあるなら伝えて、私の『最後の研究』の成果をよく見て欲しいって」

 

そう言い残して去って行った

 

 

 

怪獣が眠る現場に到着した稲森博士。すると数機のXIGフローターが周囲を旋回していた

 

「Start To Command G40100 Enter❗」

 

インカムを装着してからそう言うと眠っていたゴメノスが突如目を覚ましXIGローターは緊急退避をやむなくされ、ゴメノスは地底に逃げてしまう

 

「許してね……」

 

稲森博士はそう呟いた

 

 

 

我夢side

僕は慌ててコマンドルームに入っていった。稲森博士がPERSELに独自の改良を加えた上、全てのデータを持ち去ったことに動揺していたからだ。更には……

 

「君は藤宮博也という男を知っているな」

 

千葉参謀は、エリアルベース事件、ジオベースデータ盗難事件の極秘調査をリザードにさせていた。その捜査線上に青い巨人と何らかの繋がりがある藤宮の存在とその藤宮と僕が接触していた情報を掴んでいた

 

「本当なのか…我夢」

 

コマンダーが厳しい表情で聞いてくる

 

「もし彼が青い巨人と関係があったとしても、彼を説得して……」

 

「我夢❗」

 

コマンダーが名前を呼ぶ

 

「お前からXIGのライセンスを一時、剥奪する」

 

「!?」

 

「お前はXIGのメンバーとして我々の信用を失った。今すぐ、この艦から今すぐ降りろ」

 

そう言われ、僕はエリアルベースを降りていった

 

因みに堤チーフは我夢が無謀な行動を起こさない為に見守るよう指示された梶尾が我夢の後を追っていた。しかし、我夢を人一倍心配していたことは見ていた梶尾リーダーと玄次だけが知っていた

 

 

 

主人公side

我夢がエリアルベースから去ってから、コマンダーに呼ばれた

 

「何でしょうか?」

 

「稲森博士を探しだしてくれ。見つけしだい身柄を拘束してくれ」

 

「了解❗」

 

そう言って、チームストームはファイターで稲森博士を捜索しに向かった

 

 

 

我夢side

藤宮のいた場所に行くと人の気配に気づいたのでわざと争っている風を装い、駆けつけた梶尾さんをからかった

 

「気づいてたのか」

 

梶尾さんは驚き部屋を見て

 

「藤宮はここには戻らないようだな」

 

そう確信した。その時、通信機に敦子から怪獣出現の連絡が密かに入った。稲森博士が居る筈の現場に急行する車の中で、僕は…

 

「稲森博士は怪獣の怒りを見せつけることで人間の意識を変えることができると信じているのだ」

 

そう言った、その時モニターがPERSELをとらえた。梶尾さんに住人の非難を促し、僕は車から飛び出していった

 

 

 

主人公side

現在PERSELをレーダーで捉えて、俺は下に降りて華未来達にファイターを任せていた。すると…稲森博士がいた

 

「もういいのではないですか稲森博士。怪獣の怒りを鎮めてください」

 

そういい近づくと

 

「それは出来ないわ」

 

「何故です?」

 

「人類は急激に進化しすぎたわ。このままなら人間は地球を自らの手で破滅においこんでしまう」

 

「だとしても、怪獣を暴れさせてまで……」

 

「時間がないの…人間が緩やかに意識を変える時間なんて、もう残されていないわ。残酷な事実を目の前に突きつけるしか方法はないの」

 

「それは違いますよ。きっと人は変われるはずです。どうして貴女は人間の可能性から目をそむけるんですか?そして怪獣達だって、俺達と同じこの地球に生きるものです。暴れさせていいわけではありません」

 

そう言うとチームクロウとチームストームが乗るファイターがゴメノスに向かっていった。それを見た博士は走り出した

 

「博士❗」

 

博士は何かを呟いていた。するとゴメノスは俺に向かい

火球を放ってきた

 

「うおっ!?」

 

俺は咄嗟に腕だけをガメラに変化させて火球を防ぐが爆発し、その隙に稲森博士は走っていってしまう

 

 

 

Noside

「誰にも邪魔はさせない」

 

稲森博士はそう言いながら、チームクロウチームストームと戦闘をしているゴメノスに指示を出すがコントロールできない。それどころか、怪獣はじっと稲森博士を睨みつつ頭のPERSELを自ら取ってしまう

 

 

「所詮、人には操れないというの……」

 

呆然と立ち尽くす稲森博士に向かって、ゴメノスは今にも火球を吐こうとしていた

 

「博士❗」

 

すると、先程の彼がこちらに向かって……

 

ドグワアアアアアアン

 

その場で爆発が起こる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主人公side

ゴメノスが火球を稲森博士に放ってきた。俺は急いで稲森博士の前に行きガメラの腕で防ぐ。稲森博士は気絶していた。俺はゴメノスに向かいハイパー・バトルナイザーを出す

 

「頼む❗」

 

『バトルナイザー❗ モンスロード❗』

 

「ゴシャアアアアアアアアアアア」

 

ハイパー・バトルナイザーからシルバゴンを出す

 

「シルバゴン頼むぞ❗」

 

[任せてくれ❗]

 

そういい、ゴメノスに向かっていった。俺は気絶した稲森博士を持ち上げ、その場を去る

 

 

 

Noside

「ゴシャアアアアアアアアアアアア」

 

「ゴワアアアアアアアアアアアアア」

 

シルバゴンとゴメノスは戦闘を開始していた。ゴメノスは突進するがシルバゴンはゴメノスの頭を押さえつけ、ゴメノスを蹴り飛ばす

 

「ゴワアアアアアアアアアアアアア」

 

ゴメノスは立ち上がり、火球を放つ。しかし、シルバゴンは手を使い火球を払う。すると、その隙にゴメノスはシルバゴンへと近づいた。そしてゴメノスはシルバゴンの首を高熱化させた両腕で絞め上げてきた

 

 

 

主人公side

稲森博士を抱えていると…

 

「亀龍先輩❗」

 

我夢が近づいてきた

 

「我夢、稲森博士を頼む。俺はチームストームと合流する」

 

「わ…分かりました」

 

そういい我夢に稲森博士を渡して、走り戻る

 

 

 

我夢side

亀龍先輩かは稲森博士を任せられて、暫くその場にいると

 

「うっ……」

 

「博士❗」

 

博士が目を覚ますと同時に

 

「……博士❗」

 

藤宮がそこに居た。藤宮は稲森博士に近づき

 

「なぜ、こんなことを……?」

 

「もっと……見たかった……あなたの笑顔……」

 

そう言うと稲森博士は再び目を閉じる

 

「博士❗ 博士❗」

 

「大丈夫だ。藤宮、気絶しただけだ」

 

「……………………」

 

藤宮は稲森博士の顔を見て、無言で去っていってしまう

 

 

 

Noside

「ゴワアアアアアアアアアアアアア」

 

ゴメノスはシルバゴンの首を絞めながらニヤッと笑うがシルバゴンはフンッと鼻を鳴らすとゴメノスの両手を掴み、拘束を解いて投げ飛ばす

 

「ゴシャアアアアアアアアアアアア」

 

更にシルバゴンはゴメノスの尾を掴み、回転しながらゴメノスを投げ飛ばすとゴメノスは岩に突っ込み、顔がめり込み動かなくなる

 

「ゴシャアアアアアアアアアアアア」

 

シルバゴンは勝利のドラミングを行う

 

 

 

主人公side

「おっ、終わってたか」

 

俺が着くとシルバゴンがゴメノスに勝っていた

 

「お疲れだ。シルバゴン」

 

そういいシルバゴンとゴメノスをバトルナイザーに回収する

 

 

 

我夢side

「藤宮はデータを持っていかなかったのか?」

 

梶尾さんが聞いてくる。因みに稲森博士は亀龍先輩達がエリアルベースに連れていった

 

「無駄だとわかったんです。怪獣をあやつることで地球を救えはしないって。だから藤宮は……」

 

「博士は捕まったんだ…奴の為にな。なのにまだお前は奴を説得するつもりなのか? おい、我夢❗」

 

梶尾さんの言葉を聴きながら前に歩いていく

 

 

 

~怪獣トークshow~

ゴメノス「久し振りだぜ❗」

 

ギール ゾンネル「「本当だな❗ ゴメノス」」

 

シルバ「知り合いなのか?」

 

ゴメノス「そうですぜ❗ しかし、シルバゴンさんは凄いですね」

 

シルバ「そうか?」

 

ゴメノス「俺、憧れましたわ」

 

シルバ「じゃあ、これから俺達と強くなろうぜ❗」

 

ゴメノス「了解です❗」

 

 

 

怪獣紹介

剛腕怪地底獣ゴメノス

地球の怪獣でヤンチャでパワフルな面を持つ。ギールやゾンネルとも知り合いである。シルバゴンに憧れ、今はシルバゴンやゴルドラス達と一緒に強くなるために毎日手合わせをしている

 

 

 

次回予告

ギール「ウルトラマンアグルは各地で次々と…」

 

ゾンネル「呼び覚ました」

 

ゴメノス「もう誰にも」

 

ゴルド「彼を止められないのか?」

 

シルバ「次回ウルトラマンガイア……」

 

ネオザ「アグルの決意」

 

全員「見逃さないでくれよ❗」



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アグルの決意

甲殻怪地底獣ゾンネルII登場❗❗❗
マグマ怪地底獣ギールII登場❗❗❗


Noside

現在ジオベース内では藤宮が大勢の警備隊員を気絶させ正面から進入していた。進入した彼をとらえた監視カメラの映像を見ていたコマンダー達は

 

「藤宮博也…」

 

進入した彼を見て唖然としていた.それを梶尾リーダーと聴いていた我夢は宣戦布告じゃないかと考えていた。藤宮は全世界の怪獣潜伏地点の極秘データにアクセスするが、その部屋は警備隊員に完全に包囲されていた。少し遅れて来た我夢と梶尾リーダーは共にジオベースの入り口で倒れている警備隊員を見て

 

「これは……」

 

「遅かったか……」

 

そう呟くと突然、夜空に青い閃光と共にアグルが現れそして何処かへ飛び去っていった

 

 

 

エリアルベース

「奴はコンピューターのデータファイルから何を?」

 

コマンダーはジオベースの樋口さんに藤宮が何のデータを盗んだのかを聞いていた

 

「ここには世界各地で確認された異常現象のデータが収集されていました」

 

「美宝山で以前出現したゾンネルも確か…」

 

「はい、破滅招来体の影響で覚醒し、今だ地中に潜伏している地球怪獣達…盗まれたデータには、その正確な位置が印されています」

 

 

 

アメリカ・アリゾナ州

若者達がキャンプファイアーを囲んで踊っているところに、突然、地響きが起こり慌てふためくが、遥か向うに青い巨人の姿を見つけ歓喜の声をあげていた。アグルは右腕を高くかかげると閃光する青い光エネルギーを右拳に集めを地面に叩きつけた。青いエネルギーは地中に吸い込まれていく

 

 

 

主人公side

(さて、どうするかな)

 

俺はアグルによって目覚めてしまう怪獣達をどうするか悩んでいた。すると通信機が鳴り始める

 

「こちら、亀龍」

 

「亀龍」

 

通信は堤チーフからであった

 

「どうしたのですか?」

 

「今からチームストームは藤宮博也の捜索にあたってくれ」

 

(…願ってもないチャンスだ)

 

そう考えながら

 

「分かりました❗」

 

そういいエリアルベースから出撃しながら怪獣達をどうするか悩んでいた

 

(……そうだ❗)

 

案が浮かび、一旦秩父山中に寄ってから藤宮の捜索を開始した

 

 

 

Noside

その頃、我夢と梶尾リーダーは車で移動していると途中でKCBの玲子と出会っていた

 

 

「私、もう一度だけあの人に……」

 

「まさか、貴女も藤宮を?」

 

「私には何もできないかもしれない。でも、でもどうしてももう一度だけ会いたいんです」

 

その夜、藤宮は秩父山中にいた。星空の異変に気づいた

 

「もう時間が無い」

 

そう呟き藤宮は怪獣潜伏地点でアグレイターをかざした

 

 

 

我夢side

「現れたぞ、藤宮もきっとこの近くにいる」

 

アグルが消えた森で車を止めて、僕は玲子さんと一緒に藤宮を探していた

 

「藤宮があなたに近づいたことには何か理由があるはずです」

 

「たぶん、偶然。たまたま私がそこにいたから。でも、人と人との出会いって、そんなもんじゃないんですか?」

 

そう会話しながら歩いているとガサガサと音が聞こえたと思うと藤宮がいた

 

「藤宮…君は人類を消し去ることでしか地球を救えないという、クリシスの回答を信じているのか!?」

 

そこに梶尾リーダーに見つかり銃を向けられるがそこに玲子が出てきて藤宮を庇う

「もうやめて。人間同士が争って一体何になるのよ? 憎しみでしか解決できないなんて、悲しすぎるよ」

 

すると藤宮は倒れてしまう

 

「聞こえる。地球の命の叫びが……」

そう呟き、気を失ってしまう

 

 

 

Noside

その頃、アメリカ・アリゾナ州ではゾンネルIIが出現していた

 

 

 

主人公side

(遂に来たか……)

 

そう考えながら

 

「華未来、後を頼んだ❗」

 

そういいガメラになりアメリカ・アリゾナ州に向かった。するとゾンネルIIはG.U.A.R.D.の戦車部隊を全滅させていた

 

(クッ…これには間に合わなかったか……だが)

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアア』

 

「グルアアアアアアアアアアアアア」

 

ゾンネルIIと戦いを始める

 

 

 

我夢side

藤宮を病院に送り、藤宮が寝ている間、玲子さんに藤宮を見てもらい病院の屋上に行く

 

「藤宮、僕だって、ウルトラマンなんだ❗」

 

そういいガイアに変身してアメリカ・アリゾナ州に向かう

 

 

 

主人公side

『ゴアアアアアアアアアアアアアア』

 

「グルアアアアアアアアアアアアア」

 

ゾンネルIIを押さえつけていると

 

「ディア」

 

ガイアが現れる。ガイアは俺が押さえつけているゾンネルIIに蹴りを入れ、俺が玄武掌で殴り飛ばす

 

「グルアアアアアアアアアアアアア」

 

ゾンネルIIは口から火球を放つ

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアア』

 

それを俺は素手で弾く。そして、グローブ・ジェントレスを放ち、大人しくさせてハイパー・バトルナイザーに回収する。ガイアは驚いてはいたが、その後飛び去っていった。すると……

 

『!? 来たか』

 

日本で怪獣の力を感じて、急いで戻る

 

 

 

Noside

「なぜ、お前は地球の意思に逆らおうとする?」

 

そういいながら、ベットから起きて、立ち上がろうとする藤宮に玲子は

 

「待って❗ これ以上何をするのよ?」

 

「地球を滅びへと導くのは人間の愚かさだ。それを知りながら邪魔する奴を俺は倒さなければならない❗」

 

「そんな愚かな人間をどうして助けたのよ❗」

 

「……俺が救うのはこの地球だけだ」

 

藤宮が叫んだ瞬間、病院の近くの地底からマグマ怪地底獣ギールIIが現れた

 

「ギアアアアアアアアアアアアア」

 

逃げ出す人々。倒れた老婆を無視し、ふらつきながら通り過ぎゆく藤宮に、玲子は怒りの眼差しを向けた。その時……

 

「ウルトラマン❗ 助けて❗」

 

車椅子から落ちた少年の叫びに、思わず立ち止まった藤宮が目にしたものは、『アグルとガイアが手に手をとった』少年の絵があった。その少年に駆けつけた玲子が藤宮に叫ぶ

 

「地球だけを救いたいんでしょ❗ 愚かな人間は関係ないんでしょ❗ 早く行きなさいよ❗」

 

その時、ギールIIの行く手を遮るもの達がいた

 

「ギアアアアアアアアアアアアア」

 

「グルアアアアアアアアアアアア」

 

ギールとゾンネルである。玄次はここに来た際にギールとゾンネルにギールIIを止めるようにとお願いをされていたのだ

 

 

「ギアアアアアアアアアアアアア」

 

「ギアアアアアアアアアアアアア」

 

「グルアアアアアアアアアアアア」

 

2匹はギールIIに突進して、動きを封じていた。すると病院の屋上に藤宮が姿を現す

 

「無駄だとわかっていて…それでも守るのか…人間をそれが……ウルトラマンだというのか❗」

 

そう言ったとき青い閃光が広がり、藤宮はアグルとなって姿を現した。車椅子の少年は

 

「あ❗ お姉ちゃん見て❗」

 

姿を現したアグルを玲子は見ていた

 

 

 

主人公side

『漸く、着いた』

 

秩父に着いた時に調度、ウルトラマンアグルが姿を現していた。しかし、エネルギーを使いすぎていたのかライフゲージが点滅していた。そのアグルの近くに俺も近くに降り立つ

 

「デュオ」

 

アグルはギールとゾンネルを押し退け、ギールIIに攻撃を加えていく

 

『お疲れ様だ❗』

 

俺は取り合えず、ギールとゾンネルをバトルナイザーに回収する。アグルはギールに蹴りを入れた瞬間膝を着いてしまう

 

『おっとヤベェ』

 

そういいながらアグルに近づいてくるギールIIを押さえつけながら持ち上げて投げ飛ばして、ギールIIの手前に

プラズマ火球を放ち爆発を起こす。それを見たアグルは姿を消す。俺もギールIIを回収して飛び去っていく

 

しかし、この時……

G.U.A.R.D.は怪獣潜伏地点に対し、地中貫通ミサイル攻撃の決定を下していたことを俺は知らなかった

 

 

 

~怪獣トークshow~

ギールII「迷惑をかけたな」

 

ギール「しょうがないぜ。光エネルギーの力で暴走気味だったんだからな」

 

ゾンネルII「しかし、久し振りだな」

 

ゾンネル「そうだな」

 

ゴメノス「本当だな❗」

 

ガギII「また、一段と賑やかになりましたね」

 

ゴルド「確かにな」

 

サイメザ「けど楽しいですね❗」

 

ドラゴ「本当でありますな」

 

全員「ハッハッハ」

 

 

 

怪獣紹介

甲殻怪地底獣ゾンネルII

アグルによって覚醒したゾンネルと同種の怪獣。アメリカ・アリゾナ州から姿を現した。ゾンネルよりも少し小さく体色が若干青くなっている。ゾンネルとは兄弟のように仲が良い

 

 

 

マグマ怪地底獣ギールII

アグルによって覚醒したギールと同種の怪獣。秩父山中から姿を現した。ギールに比べ皮膚が赤い。ギールとは兄弟のように仲が良い

 

 

 

次回予告

エレ「勝利するのは」

 

クロシル「ガイアか❗」

 

ゼット「アグルか❗」

 

サイメザ「果たして主はどうするのか?」

 

ガギ「次回ウルトラマンガイア……」

 

バオー「決着の日」

 

全員「大事なものなんて……幾らでもあるじゃないか❗」



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決着の日

巨獣ゾーリム登場❗❗❗
若干ですが明日なき対決の内容も入ります


Noside

我夢は砂漠を歩いていた。突然何かにつまずく。砂を掻き分けると、それは、まるで……恐る恐る視線を向けた我夢は絶叫した。砂に埋もれていたのはガイアだった。

 

「わぁー❗」

 

絶叫と共に我夢は飛び起きた。そこはマコトの部屋だった。そして我夢はマコトから星空の異変を知らされる

 

 

 

主人公side

俺らチームストームは一旦、エリアルベースへ帰投していた。部屋から上空を見てみると星空に異変があり更には巨大な力を感じられた

 

(何としても……アイツ等を止めなくてはな)

 

そう決意して、取り合えず休むことにした

 

 

 

Noside

「人間は汚い…人間は醜い…人間なんて人間なんて…皆地球から吐き出してやる」

 

酒場に入った藤宮と玲子はチンピラ達にちょっかいを出される。藤宮は無言のまま去ろうとしたが、さらに挑発され藤宮はチンピラを殴り倒した。しかしチンピラ達に逆に袋叩きにされ、店の外に放り出されてしまう

 

玲子は哀しい表情で藤宮を車に乗せ走り出した

 

 

 

主人公side

翌朝、チームストームは藤宮捜索で再び、ファイターで出撃する

 

(確か……海にいたよな)

 

そう考え、海の近くへと急ぐ

 

 

 

Noside

翌朝、玲子と藤宮は砂浜に来ていた

 

「人間は地球のばい菌だ。ばい菌は殺菌しなきゃ、地球は破滅する」

 

「かわいそう」

 

「人間が?」

 

「あなたがよ。地球から選ばれて、選ばれたがために苦しんで。自由をなくしてる」

 

「俺にウルトラマンになるなというのか? 他の人間のように自分勝手に生きろと?」

 

「自分を大切にしてっていってるの。地球のことを思う前にまず自分を大事にしてよ。自分を大事にできない人間に地球を守れるわけないよ」

 

「ない……」

 

そう会話していると

 

「藤宮❗」

 

我夢が藤宮の前に現れる

 

「君はウルトラマンの力の使い方を間違っている❗」

 

「俺が本当のウルトラマンだ❗」

 

「違う❗ 本当のウルトラマンは……」

 

そう言い合い我夢と藤宮は殴りあいをするが玲子によって止められる。そして藤宮と玲子は車で移動しているとリザードの車が後ろをつけてくる

 

 

 

主人公side

「……居たぞ❗」

 

俺は藤宮の乗る車を発見した。すると後ろから藤宮達が乗る車を追いかけている車がいた

 

「リザードか」

 

そう呟き、リザードに通信をする

 

「こちら、チームストームの亀龍だ。後はこちらに任せてくれ」

 

そう通信するが

 

「ここまで来て、それじゃ納得いかない」

 

そういいスピードを上げて車を追う

 

「おい、深追いをするな❗」

 

そういい俺達も空から後を追う

 

 

 

Noside

藤宮は玲子に止まれと言うが

 

「絶対に嫌❗ 守りたいの❗ 私があなたとあなたの夢を守りたいの❗」

 

そういいスピードを上げるが追い越したリザードの車に進路を塞がれ、ハンドルを切った車は、ガードレールを突き破り崖下へと転落していった

 

 

 

主人公side

リザードの妨害で藤宮達が乗る車が転落してしまう

 

「クソッ……だから言ったの!?」

 

そう言おうとした瞬間、青い光とともにウルトラマンアグルが姿を現す。そしてアグルはリザード達にアグルスラッシュを放つ。リザード達が逃げるなか、彼等の車が爆発する。そしてアグルは飛び去っていく

 

「よし、俺達も行くぞ❗」

 

俺は再度、気を引きしめてアグルを追いかける

 

 

 

我夢side

あれから暫くして海を眺めているとアグルが飛んでいた

 

「…藤宮、お前はウルトラマンじゃない❗」

 

しかし砂漠の夢が僕の脳裏を過る。そこには、ガイアの化石と共に砂に埋もれたアグルの化石もあったのだ。迷いを振り払い僕は変身する

 

「僕が本当のウルトラマンだ❗」

 

 

 

Noside

アグルが飛んでいると隣にガイアが現れて、下に降りるように合図をする。アグルは頷き、下に降りて玲子を手から下ろそうとすると

 

「いや、私と一緒にいれば誰もあなたを傷つけられない。藤宮君、連れてってよ、ねぇ❗」

 

しかし、アグルは玲子を手から下ろしてガイアの場所まで飛ぶ

 

 

「どっちが本当のウルトラマンか決着をつける時がきたようだな❗」

 

「望むところだ❗」

 

ガイアがアグルに受けてたつ。遂にガイアとアグルの決戦の火蓋は切られた

 

「デュワ」

 

「デュオ」

 

まず、アグルがアグルスラッシュをガイアに放ち、怯んだ隙にアグルは空中から蹴りを連続でガイアを攻撃する

 

「デュオ」

 

更に蹴りをするアグルの攻撃をガイアは交わしていき、更にアグルの蹴りをガイアは受け止めて

 

「デュワ」

 

足を掴みながら、アグルを投げ飛ばす。更に激しい格闘戦が続いていく

 

 

 

主人公side

「クソッ……始まってやがる」

 

現場に着くとガイアとアグルは戦いを始めていた。しかもお互いにガイア突撃戦法とスピニングクラッシャーが合わさり、そのエネルギーが上空に行く。そしてガイアとアグルは光線技をぶつけようとしていた

 

「!? 不味い。華未来、俺が出たら直ぐにここを離れろよ」

 

「分かったわ。無茶は…程ほどにね」

 

「分かってる❗」

 

因みに大羅夢と氷努羅は玲子さんを安全な場所に避難させるように指示した

 

「行くぞ❗ ガメラ❗」

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

 

 

Noside

「これは巨人同士の闘いだ。我々の行動は、この決着がついた時に決定する。」

 

コマンダーはガイアとアグルの戦いを見て、そう言う。するとそダニエルから連絡が入る

 

「今までよりも遥かに巨大なワームホールで、どこかの宇宙と地球とが直接つながろうとしている」

 

そう通信が入る。今までとは違い、ワームホールが直ぐには開かないのらおかしいということを……コマンダーは何か腑に落ちない顔をして呟く

 

「なぜ、こんな時に……巨人同士が闘っている、この時に…」

 

遂に、ガイアとアグルは必殺技で蹴りをつけようと構えに入った

 

「ワームホールは開かない……もし何かを待っているのだとしたら……!? そういう事だったのか」

 

コマンダーは急ぎ指示をだす

 

「ファイター各機、即刻退避❗ ピースキャリー離脱」

 

 

 

主人公side

俺はガイアとアグルの間に入るとフォトンクラッシャーとフォトンエッジが放たれる

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

俺は両手にプラズマエネルギーを溜めてバニシング・フィストを発動させ、フォトンクラッシャーとフォトンエッジを受け止める

 

『グギギギッ……!?』

 

しかし、そのフォトンクラッシャーとフォトンエッジのエネルギーとバニシング・フィストのプラズマエネルギーをワームホールは吸い込んでしまった

 

『クソッ…駄目だったのか』

 

そう呟いているとガイアとアグルは姿を消していた。俺もピースキャリーが居ないことを確認して、その場で元に戻り

 

「大羅夢、藤宮をファイターに匿っておいてくれ」

 

そう指示を出した

 

 

 

Noside

光の中で、藤宮と我夢が語り合う

 

「強くなったな……我夢」

 

「僕が強いんじゃない。僕は地球の力を借りている。君だってそうなんだ」

 

「そうさ、地球は慈悲深い母などではない。こんな破壊的な力を俺に授けてくれた。俺がしようとしていることは、地球が願っていることだ❗ それを、我夢、お前は❗」

 

2人の意識がはじけるように、現実に引き戻されたが2人共に酷い怪我をしていた。藤宮は大羅夢によってファイターに入れられた

 

 

 

主人公side

姿を戻してから、怪我をしている我夢に近づくと右肩を抑えながら痛みに顔を歪め倒れている我夢がそこに居た

 

「我夢❗」

 

そういい近づく。すると、そこにコマンダーがやって来る

 

「我夢❗ 大丈夫か❗」

 

そう言うコマンダーに俺は

 

「コマンダー、我夢は俺が手当てをしておきます」

 

「……しかし」

 

「今、コマンダーが長い時間、エリアルベースを抜けるのは不味いです。だから我夢は俺に任せてください」

 

「…分かった。また、何かあったら通信をする」

 

「了解❗」

 

そういいコマンダーはピースキャリーに戻っていく。俺は我夢を担ぐ。すると…

 

「亀龍先輩は……僕のことを……」

 

そう呟き、気絶する

 

「………………」

 

そして我夢を氷努羅のファイターに乗せて、工事現場の事務所に連れていく。2人を椅子に寝かせてグローブ・ジェントレスを放ち、怪我を治してから俺は暫く外でワームホールを見詰めていた

 

 

 

Noside

エリアルベース

衛星防御システムがハングアップした報告に驚くXIGのスタッフ。クリシスが暴走して、衛星制御回路を遮断したとの連絡がダニエルから入る

 

「何故だ!? 何故、こんなに一時に事が起きる!?」

 

千葉参謀は動揺を隠せない。すると…

 

「偶然ではないのかもしれません」

 

そういいコマンダーは千葉参謀と顔を見合わせる

 

「我々はやれることをやるまでです」

 

堤チーフの言葉に頷くコマンダー。それからチームストーム以外のファイターチームが召集される。しかし、どんな敵なのかわからない状況に全員戸惑ってしまう。ファルコンが先行しワームホールへ突入するという米田リーダー。そんな煮詰まった状況のなか、梶尾がつぶやく

 

「あいつなら、どう考えるか……」

 

皆の頭に我夢が思い浮かぶ。

 

「あの子なら、直感を信じるわ」

 

敦子とジョジがそう言うなか、コマンダーは決断を下した

 

「今、降りてこようとするものが何であれ、我々は後に引くわけにはいかない❗」

 

各ファイターチームは、ファルコン先行でワームゾー

ンに向けて出撃した

 

 

 

主人公side

事務所に入ると我夢が起きていた

 

「我夢、もう大丈夫か?」

 

「あ、亀龍先輩❗」

 

我夢は俺に近づき

 

「ありがとうございます」

 

礼を言ってきた

 

「気にするな。俺達は仲間じゃないか」

 

そう言うと我夢は照れながらもパソコンを再度、触っていると…

 

「これは……」

 

そういい外に出る

 

「我夢、どうした?」

 

「クリシスが…アイツと呼応している」

 

我夢がそう呟くなか…

 

「我夢、決着はついていない」

 

藤宮がアグレイターを掲げる。すると遂にワームホールから巨獣ゾーリムが顔を出してくる

 

「来たか……」

 

俺がそう呟くなか、俺のことはお構いなしに我夢と藤宮は話しをしていく

 

「まだ分かんないのか。アイツは僕たちのパワーを使ってここまでやって来たんだ」

 

「何?」

 

「今、君が設計した光量子コンピュータが…暴走している」

 

「クリシスが暴走!? そんな馬鹿な❗」

 

我夢は、暴走したクリシスを映し出したXIGナビを藤宮に差し出す

 

「この光のパルスは『アイツ』とシンクロしてるんだ」

 

「あり得ない……どうして…クリシスが……じゃあ、じゃあ、俺の得た結論は……」

 

「根源的な破滅をもたらすもの自身に書き換えられていたんだ」

 

「わぁぁぁぁぁぁーーーー❗」

 

藤宮は頭を抱えて叫び出す。すると我夢は俺を見て

 

「あっ……亀龍先輩……その」

 

そう言ってくる

 

「気にするな……お前の事は分かっている」

 

「えっ? それって…」

 

我夢がそう言うなか

 

「何のためにウルトラマンになったんだ?地球の意思じゃなかったのか?」

 

「分かんない、分かんないけど行くしかないじゃないか。戦うしかないじゃないか。大事なものを守るために」

 

そう言う我夢に俺は

 

「そうだな……我夢」

 

「何ですか?」

 

「俺は先に行って戦ってくるぞ」

 

そういい我夢達の前に出る。そして後ろを振り向き藤宮を見て

 

「………お前の為では無い。余り自分を責めるなよ」

 

「………………」

 

そういいまた、前を向いて

 

「行くぞ❗」

 

俺はガメラになり、ゾーリムに向かって飛んでいく

 

 

 

我夢side

「まさか……亀龍先輩が……」

 

そう呟いていると

 

「我夢…」

 

藤宮がアグレイターから光を出す

 

「その体ではまともに戦えまい……アグルの光を一緒にしろ」

 

そういい僕の顔を真っ直ぐ見て

 

「信じていたものに、大事なものに裏切られた気持ちがお前には分かるか? 俺には、もう守るものなんて何も無い。光をとれ❗ 我夢❗」

 

そういい去っていくとアイツの火炎攻撃で藤宮は姿を消してしまう。そんな中僕は……

 

「大事なものなんて、いくらでもあるじゃないか❗」

 

そういいアグルの光をエスプレンダーに入れ、ガイアに変身する

 

「ガイアーッ❗」

 

 

主人公side

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

「ゴルバアアアアアアアアアアアアアア」

 

俺はゾーリムの火炎を避け、顔にプラズマ火球を当て怯んだところでゾーリムの顔の角をプラズマ・クローで切り裂く。すると光が現れた…

 

『!? 来たか』

 

そこにはガイアV2が姿を現していた。ガイアは自分の変化を確認すると飛び上がり、ゾーリムの顔にクゥアンタムストリームを放つが、逆にゾーリムの吐き出す火炎を受け、地上に落ちてしまう。倒れたガイアに次々と火炎が降り注いでいく

 

『この……』

 

俺はゾーリムに更に攻撃をしていく

 

 

 

Noside

ガイアは何とか立ち上がり、敵を見る

 

「アグルの力をもらったんだ❗ このまま終わるか❗」

 

ガイアは全身にめくらめく光をまとい輝きはじめた。その姿を見守るエリアルベース

 

「ガイアが……ガイアが、変わる❗」

 

光の中から姿を現したガイアは、よりたくましい姿で新しく誕生した。足と腕にアグルの力の印である青と黒のラインが入っている。これぞガイアとアグルの力ウルトラマンガイアSV(スプリームヴァージョン)だ❗

 

 

 

主人公side

ガイアが姿を変えた

 

『来た……ガイアSV』

 

俺が歓喜しているとガイアはゾーリムの口の中に入っていった

 

『じゃあ、俺は……』

 

俺はファイターチームと一緒に螺旋状に続く渦に沿ってワームホールへと入り込み一斉攻撃をする

 

『食らいやがれ❗』

 

そういいハイ・プラズマを放つ

 

 

 

Noside

ガイアはゾーリムの口に入り

 

「ディア、ハアアアアアアア……ディア」

 

フォトンストリームを放ち、ゾーリムは大爆発を起こして粉々に吹き飛んだ。その後、我夢と一緒にエリアルベースに戻り、俺自身の事と俺が何故、怪獣を助けたのかを話した。その話を我夢は信じてくれた。より一層、信頼関係が増したのであった




次回はオリジナル編です❗


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機龍の叫び

遅れてすいません


Noside

今から、およそ2年前…G.U.A.R.D.の調査船が房総半島付近の海底にて巨大な物体を感知した。それから数日後に今度は潜水艇での調査が行われた。すると、その物体は『巨大な生物の骨格』であることが判明した。その生物の骨格は引き上げられアルケミスターズとG.U.A.R.D.によって調査が行われた。この生物は『ゴジラ』と命名され、更に調査の結果、ゴジラの骨格は戦闘に最も適したフォルムであることが分かった。そこでXIG、アルケミスターズ、G.U.A.R.D.の結束により、ゴジラの骨格を用いた『対破滅招来体』ように戦闘兵器の開発が進められていった。そして1年半の歳月をかけて、その兵器は開発された。その名は……

 

「ギィアアアアアアアアアアアアア」

 

機龍である

 

 

 

主人公side

俺は現在、コマンダーに呼ばれていた

 

「俺…何か、不味いことでもしたかな…」

 

そう呟きながら、艦長室に到着する

 

「失礼します」

 

そういい艦長室に入っていく

 

「……来たか」

 

コマンダーがそう呟きながら、こちらを見て口を開く

 

「早速で悪いんだが、お前とチームストームのメンバーには特別任務についてもらう」

 

「特別任務ですか?」

 

「あぁ、今から直ぐにジオベースに向かってくれ。あとお前と仲が良いファイター等の整備士の3人もジオベースに連れていって手伝いをさせるんだ。許可は取ってある」

 

「了解しました」

 

そういい艦長室を出て、華未来達とジオベースに向かう

 

 

 

我夢side

「XIGには慣れたかい我夢?」

 

「大分、慣れたよ」

 

僕は今、ダニエルと話をしていた

 

「そう言えば、君の先輩が特別任務についたよ」

 

「えっ…亀龍先輩が?」

 

「あぁ、君も知っているだろう。2年前に計画された、あのプロジェクトを…」

 

「じゃあ、亀龍先輩はあれの操縦を…」

 

「そうだ」

 

「…けど亀龍先輩なら大丈夫だよ❗」

 

僕はそういい、窓から空を眺める

 

 

 

主人公side

チームストームと美寺達はジオベースに到着すると樋口さんが出迎えてくれた

 

「態々、ありがとうございます」

 

「いや、大丈夫だよ。じゃあ、こちらに」

 

そう言う樋口さんの後に着いていく。暫く歩いていくと格納庫みたいな場所に着き、エレベーターで降りていくと……

 

「!? あれは……」

 

俺の目の前に信じられないものが飛び込んできた。驚く俺に樋口さんが口を開く

 

「あれはMFS(Multi-purpose Fighting System)通称、機龍だ」

 

しかし、その言葉は今の俺には聴こえていなかった

 

(……この世界に何故、機龍が!?)

 

「亀龍君?」

 

「あっ……すいません」

 

「いや、大丈夫だよ。こいつはね……」

 

その後、樋口さんから機龍の説明を聞く

 

 

 

Noside

各国首脳会議では千葉参謀が機龍について各国首脳の要人達の前で話をしていた

 

「この度、G.U.A.R.D.とXIG、そしてアルケミスターズの総力を結集して対破滅招来体兵器『機龍』の完成に至りました。私はこうして世界に向けて完成の報告が出来ることをとても嬉しく思います❗」

 

千葉参謀が力強く発言すると拍手が起こる。そして機龍についての説明をジオベースの研究員が始める

 

「1999年に房総半島付近から引き上げられたゴジラの骨格をメインフレームとして製作されました。操縦は支援航空機『AC-3 しらさぎ』からの遠隔操作によって行われます」

 

「情報伝達システムには二進法のデジタルより優れた4つの因子を利用したDNAコンピュータが利用されています。このDNAコンピュータはゴジラの骨に残留していたゴジラの骨髄間質細胞、通称『ゴジラ細胞』を使用していることにより処理速度の向上に繋がり、これにより生き物に近いスムーズな動きができ、自らの判断により危険回避も出来ます」

 

「武装は機龍の口内に装備された『99式二連装メーサー砲』、両腕部には二連装型レールガンでファイターの攻撃であるマジョット砲を撃つことが出来る『4式レールガン』、右腕は掘削装置(スパイラルクロウ)にすることも可能です。バックユニットには『HEATミサイル』×2と『多目的誘導弾』×8が備わっています。胸部には『4式三連装ビーム・ファイナーズ砲』を備えております。この4式三連装ビーム・ファイナーズ砲は撃てばかなりの破壊力があります」

 

「機龍のパイロットに関してはXIGのチームストームに決まっています。彼等は若いですが、優れた技術を持っております」

 

最後は千葉参謀が説明をして、各国首脳会議は終了した

 

 

 

主人公side

樋口さんの説明が終わり、俺達は機龍をエレベーターに乗りながら、目の前で見る

 

(やっぱり、凄いな……)

 

そう考えながら

 

「俺は亀龍玄次だ。宜しくな、機龍」

 

笑顔でそう言いながら、機龍に触れると……

 

「………………」

 

「うん?」

 

「どうしたの?」

 

「……いや、何でもない」

 

華未来にそういい、機龍の顔を見る

 

(今のは……)

 

先程の事を考えていると……

 

「亀龍君」

 

樋口さんがこちらに来た

 

「どうしましたか?」

 

「早速だけど、機龍の操縦を開始するよ」

 

樋口さんからそう告げられた

 

 

「機龍、リフトアップ開始」

 

それから、ジオベースの格納庫では機龍のスタンバイが着実に進められていた

 

「よし、俺達も行くぞ」

 

「分かったわ」

 

「……了解」

 

「おうっ❗」

 

今回、氷努羅はファイターに搭乗して様子を見ることになった

 

「しらさぎ、発進❗」

 

俺達はしらさぎを発進させて、華未来と大羅夢のしらさぎが機龍の真上と尾にワイヤーを取り付け、持ち上げる

 

「行くぞ❗」

 

そのまま、機龍の最終テストをするためにジオベースから少し離れた場所で人気のない所に移動させる

 

 

 

Noside

エリアルベースでは機龍の映像をコマンダーと千葉参謀、堤チーフ、我夢、敦子、ジョージが見ていた

 

「遂に……機龍を動かすときが」

 

千葉参謀がそう言うなか

 

「………………」

 

コマンダーは何も言わずに映像をジッと見ていた

 

(……このまま、何も起こらなければいいけど)

 

我夢はそう思いながら、映像を見る

 

 

 

主人公side

「よし、ここだ。降下準備に入れ」

 

「「了解」」

 

華未来と大羅夢は機龍を降ろしてワイヤーを取る

 

「機龍の降下、終了しました❗」

 

ジオベースの樋口さんに通信を入れる

 

「亀龍君、先ずは機龍を動かしてみてくれ」

 

「了解……行くぞ❗ 機龍❗」

 

そういい、しらさぎから遠隔操作を行うと機龍は真っ直ぐ歩いていく。それから、暫く機龍でジャンプをしてみたり、脚部のノズル噴射してバックステップをしてみたりと様々な動きをしていく

 

「動きには問題はありません」

 

「よし、次は華未来隊員が乗るしらさぎ2号から録音した『怪獣の鳴き声』を流すから、それに反応するかを見ていてくれ」

 

「分かりました」

 

暫くすると……

 

「グルアアアアアアアアアアアアア」

 

ゾンネルの鳴き声が響く

 

 

 

Noside

「グルアアアアアアアアアアアアア」

 

ゾンネルの鳴き声が響いた瞬間、機龍の奥底にあった記憶が一気に機龍の頭を駆け巡った。巨大なキノコ雲、燃え盛る街、そして自分が吠える瞬間が……

 

「ギャオオオオオアアアアアアアア」

 

 

 

主人公side

俺は沈黙している機龍を動かそうとしらさぎを操作するが反応しない

 

「どうしたんだ?」

 

「亀龍君、どうしたんだい?」

 

樋口さんから通信が入る

 

「機龍が反応しません」

 

すると美寺達から通信が入る

 

「システムに障害が起きているぞ」

 

そう言った瞬間……

 

バシュッバシュッ

 

突如、機龍が4式レールガンで攻撃をしてくる

 

「!?」

 

俺は、その攻撃を何とか避ける

 

「クッ……」

 

避けてから機龍を見てみると機龍の目が赤くなり、目の下には赤いラインが入っている

 

「ギィアアアアアアアアアアアアア」

 

機龍はHEATミサイルや4式レールガンを撃ち続ける

 

(やはり、暴走か……)

 

すると機龍が動き出す。その先にはジオベースがある

 

(クソッ……どうすれば機龍の暴走を止められる)

 

機龍を止める手立てを考える

 

(……❗ そうだ一か八か)

 

俺は美寺達に通信を入れる

 

 

 

Noside

エリアルベースでも暴走する機龍の映像が映っていた

 

「一体何が起こったんだ!?」

 

千葉参謀が驚くなか

 

「コマンダー、ジオベースから通信です」

 

樋口から通信が入る

 

「このままだと機龍はジオベースへ突っ込んできます」

 

樋口から、そう通信が入る。それを聴いたコマンダーは

 

「チームライトニングとチームクロウを出動、直ちに機龍の暴走を……」

 

コマンダーがそう言いかけた瞬間

 

「待ってください」

 

玄次から通信が入る

 

 

 

主人公side

「待ってください」

 

俺は美寺達に通信を入れてからエリアルベースに通信を入れる

 

「どうした亀龍?」

 

「僕に……僕に時間をください❗」

 

「……何?」

 

「機龍の暴走を止めてみます❗」

 

「「「!?」」」

 

俺の言葉を聴いて、皆が驚く

 

「何か考えがあるのか?」

 

「……はい❗」

 

「無茶だ……危険すぎる❗」

 

俺の返事に千葉参謀がそう言う

 

「お願いします……少しだけ時間をください❗」

 

お願いを続けているとコマンダーが口を開く

 

Noside

「敦子、機龍がジオベースまで到達するまでどれくらいかかる?」

 

「およそ、40分です」

 

「……亀龍」

 

「はい」

 

「20分だ……20分だけは時間をやる」

 

「了解❗」

 

「そしてチームライトニング、チームクロウは10分間は機龍本体を狙わずの足止めに専念しろ」

 

コマンダーの指示で全員が動き出す

 

 

 

主人公side

コマンダーから指示が出てから、数分たつ。機龍はチームライトニングとチームクロウ、氷努羅達が機龍の足下や周囲に攻撃をしていき、機龍の動きを止めている。そんななか俺は

 

(クソッ……まだか)

 

ある連絡を待っていた。すると……

 

「遅くなって、すまない」

 

美寺遠琉から通信が入る

 

「できそうか?」

 

「大丈夫だ❗ お前の声を機龍に直接、送ることができるようにした」

 

そう先程、ジオベースで機龍に話し掛けた時に少しだけではあったが機龍が反応していた。なので美寺達に頼んで機龍に直接、話し掛けれるようにしてもらった

 

「そうか、助かった」

 

そういい通信を切る

 

「よし、始めるか❗」

 

そういい、しらさぎに付いていたマイクから言葉を機龍に送る

 

「機龍❗ 機龍❗」

 

「ギィアアアアアアアアアアアアアア」

 

「頼む機龍❗ 止まってくれ」

 

しかし……

 

「ギィアアアアアアアアアアアアアア」

 

機龍は攻撃をしてくる

 

「!?」

 

その攻撃を何とか避ける

 

「頼む❗ 止まらないとお前は…頼むから止まってくれ」

 

「ギィアアアアアアアアアアアアアア」

 

しかし、機龍は止まってはくれない

 

「機龍ッ❗❗」

 

大声で声をかけると機龍の動きが止まる

 

「………………」

 

「機龍?」

 

その時……

 

「ギッ…ギィアアアアアアアアアアアアア」

 

機龍の攻撃が俺の乗るしらさぎに当たる

 

「うおっ……」

 

俺は何とか脱出する

 

「機龍ーーーーッ❗❗❗」

 

そう叫んだ瞬間、しらさぎが再度爆発し、上空に吹き飛ばされて意識を失う

 

 

 

Noside

機龍がしらさぎが攻撃し爆発した瞬間

 

「機龍ーーーーッ❗❗❗」

 

玄次の叫びが機龍に駆け巡る

 

「機龍❗ 機龍❗」

 

「頼む機龍❗ 止まってくれ」

 

「頼む❗ 止まらないとお前は…頼むから止まってくれ」

 

「機龍ッ❗❗」

 

「………………」

 

「機龍?」

 

「機龍ーーーーッ❗❗❗」

 

「俺は亀龍玄次だ。宜しくな、機龍」

 

最後に玄次の顔が映ると

 

[GENJI]

 

機龍の内部の画面に玄次の名前が浮かぶ

 

「ギィアアアアアアアアアアアアア」

 

 

 

主人公side

「うっ……」

 

意識を取り戻し、辺りを確認すると俺が寝ていた場所が銀色である

 

「あれ……ここは?」

 

すると……

 

「ギィアアアアアアアアアアアアア」

 

鳴き声が聞こえ、上を見てみると

 

「機龍❗」

 

そこは機龍の手の上だった。更に機龍の目は普通に戻っていた

 

「俺を助けてくれたのか?」

 

すると機龍は俺を見て頷く

 

「!? 俺の言葉がわかるのか」

 

「ギィアアアアアアアアアアアアアア」

 

それに呼応するように機龍は叫ぶ

 

「ハッハッハ…そうか」

 

そう笑いながら機龍に

 

「宜しくな、機龍❗❗❗」

 

「ギィアアアアアアアアアアアアアア」

 

 

それから機龍と一緒にジオベースに戻り、調べてみると機龍は意識を持ったことが分かった。更に機龍は俺の言葉しか聞かないことも分かった。俺は何もないときでもジオベースに迎い機龍と過ごすのが当たり前になった



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新たなる戦い ヴァージョンアップ・ファイト❗

電子生命体クリシスゴースト登場❗❗❗
金属生命体ミーモス登場❗❗❗


主人公side

機龍の事件から数日後、俺は部屋でのんびりしていた

 

「う~ん、退屈だな……そうだ❗ 体でも動かしてからハネジローを連れて機龍に会いに行くかな」

 

そういいながら、ベットから起き上がりタオルと着替えを持って、部屋を出る

 

 

 

Noside

根源的破滅招来体によって地球の未来を書き換えられて汚染されてしまったクリシスは、全ての接続を解除して凍結された。アルケミースターズのダニエルは、エリアルベースのコマンダーと千葉参謀に今回の不祥事について詫びていた

 

「気にしないでくれダニエル、君達の責任ではない」

 

「所詮コンピュータに人類の運命をゆだねることはできなかったんだよ」

 

コマンダーと千葉参謀はダニエルにそう言うがダニエルは根源的破滅招来体の予測が当たっている事を言うとコマンダーと千葉参謀はダニエルに言う

 

「それは、有益な予測だった、滅びることが人類の…運命ではない」

 

「人間の運命はね、人間が自分で切り開くんだ」

 

千葉参謀の言葉にダニエルは頷く

 

 

 

主人公side

「フンッ……フンッ……ふぅ~」

 

トレーニング室で2時間体を動かしてから、汗を拭いていると

 

「あっ、亀龍先輩」

 

「うん? 我夢か」

 

振り返ってみると我夢が運動する格好で来ていた

 

「お前も体を動かすのか?」

 

「はい……戦うなら体を鍛えようかと」

 

我夢は何かを思い詰めた表情で話す

 

「…………まぁ、無理はするなよ」

 

そういい我夢の肩をポンと叩き、トレーニング室の扉に向かうと

 

「ありがとうございます❗」

 

我夢が頭を下げてきた

 

「俺は何もしてないさ」

 

そういいトレーニング室を後にして、ファビラス達の部屋に行き、ハネジローを鞄に隠れさせてファイターでジオベースに向かう

 

 

 

我夢side

僕は、トレーニング室で体を鍛えていた

 

すると、そこへチームクロウの慧さんと樹莉さんがやってきた

 

「貴方、アナライザーでしょ?」

 

僕の鍛えているのところを見て、アナライザーである僕が何故、筋トレを行っているのか聞いてきた

 

「友達に戦うのなら体を鍛えておけと言われたんです」

 

樹莉さんが友達とはチームハーキュリーズのことかと僕に訪ねたけど、違うと言って、僕は一汗かいたのでと言ってトレーニング室を後にする

 

 

 

Noside

樹莉は、トレーニング室を後にする我夢を見ながら

 

「好きな子でもできたかな?」

 

半ば冷やかす感じで言っているとそこにジムにいたチームクロウの稲城リーダーが現れ、2人にこう言う

 

「そんな感じじゃなかったよ。体を動かすことで、もやもやしているなにかを吹っ切りたい時、貴女達にだってあるでしょ?」

 

「我夢……何かあったのかな?」

 

「さぁ?」

 

しかし、我夢に何があったかは2人には分からなかった

 

「でも彼、自分の中のなにかと必死で戦っているみたいだった」

 

稲城リーダーはそう言って、我夢の去った方を見つめていた

 

 

 

我夢side

僕は自室に戻り、エスプレンダーを見つめウルトラマンアグル……藤宮のことを考えていた

 

「本当にピンチの時はいつも助けてくれた。亀龍先輩と一緒に…あの時も、あの時も。アグルや亀龍先輩がいなければ勝てなかったときもあった。けど藤宮…これからはずっと一人なのか……」

 

その時、パソコンが電子メールの到着を知らせた。メールの宛先人は「高山 重美」僕の母親だった

 

『少しはおまえのことが判るかなと思って、コンピュータを買ってみましたがまだまだです。父さんも母さんも元気です。体に気をつけて、お仕事頑張ってください。母より』

 

僕は母からのそんなメールをとても喜んだ。それから僕は自分から申し出て、休暇をとった

 

 

 

主人公side

俺は今、機龍の内部にいた

 

「どうだ? 元気にしていたか機龍?」

 

すると、画面に

 

『GENKI…GENJI,GENKI』

 

「あぁ、元気だぜ❗ あと今日はな……」

 

俺がそういいながら鞄を開けると

 

「パムー」

 

ハネジローが出てくる

 

「機龍、コイツはハネジローだ。俺の仲間だ」

 

「パムー」

 

すると……

 

『YOROSIKU』

 

画面に『宜しく』と書かれていた。因みに華未来達や美寺達も紹介した。その『YOROSIKU』の文字を見ながらゆっくりしていると

 

「…………ッ、何だ?」

 

何かの力を感じた。すると華未来から通信が入る

 

「華未来どうした?」

 

「大変よ玄次。い……ザザッ」

 

急にノイズが入り、通信が途切れる

 

「……これはまさか!?」

 

そういいながらハネジローに再度、鞄に入ってもらい樋口さんのところに急ぐ

 

 

 

事件発生前

我夢side

休暇を取ったけど当てたが外れてしまい、エリアルベースに戻っていた。すると廊下を歩いていると、チームライトニングのメンバーと出会った

 

「休暇じゃなかったのか」

 

梶尾さんからの言葉に、僕は当てが外れたと答えた。すると梶尾さんは僕の頭を少し休ませた方がいいといいながら去っていった。後を追うように、大河原さんがやってきて、僕の肩をたたき、そして親指を立てて見せた。

僕はその姿に大きく頷いた。コマンドルームに行くとダニエルから緊急連絡が入っていた。ダニエルの話によるとクリシスはシステムダウン直前に放った命令が独立したプログラムとして、ネット上に生き残っていたのだという。そのプログラムによって、G.U.A.R.D.ヨーロッパがシステム停止に追い込まれたというのだった

 

コマンダーはそのプログラムを

 

「亡霊?……クリシスゴースト」

 

そう呼んだ。すると突然、ダニエルとの通信が切れ、コマンドルームのシャッターがすべて下ろされ始めた

 

 

 

Noside

コンピュータにクリシスゴーストが感染され始めた。コンピュータをサブシステムに切り替えたが、完全に遮断されていたはずのサブシステムもクリシスゴーストに汚染されていた。クリシスゴーストは恐ろしい速度で、コンピュータシステムを汚染していった

 

「すべてのシステムを奪われた場合、リパルサーリフトが停止して、エリアルベースは落下してしまいます」

 

我夢がそういいながらキーボードでウイルスを駆除しようと頑張っていたが、キー入力速度が、クリシスゴーストの汚染速度に間に合わず、コンピュータシステムはみるみる汚染されていく。そんななか我夢は……

 

「僕の力が、なんの役にも立たないなんて❗」

 

我夢は机を叩き、悔しがっていた。そんな我夢に敦子は檄を飛ばしていた

 

「我夢、諦めちゃだめ❗」

 

館内の酸素濃度もどんどん低下し、内部通信もできなくなっていき焦っていく。千葉参謀は、乗員の退艦準備を提案する。そして、最悪の場合、エリアルベースの自爆をも辞さないとコマンダーに言う。その時、ジョジーが部屋から、遊びで作ったというジョイスティックを持ってきた。ジョジーはパソコンにそれを取り付け、さっそく敦子がジョイスティックを使って、クリシスゴーストの迎撃を開始し始めた。敦子は凄い速さで、コンピュータシステムの汚染された場所を元通りにしていく。ジョジーはそれを見て

 

「さすが元ゲーセン荒し❗」

 

そう言い興奮していた。そして最後の一カ所を元通りにすると、コンピュータシステムを正常に戻すことに成功したのだった。しかし、喜んでいた瞬間にジオベースから緊急通信が入る

 

 

 

主人公side

「樋口さん」

 

樋口さんの名前を呼びながら近づくと

 

「あぁ、亀龍君。大変だ、コンピュータウイルスが侵入してきた」

 

樋口さんはそう言ってくる

 

(クソッ……クリシスゴーストか)

 

俺はそう考えながら

 

「樋口さん、急いで機龍のいる場所のハッチを開けてください。機龍にまでウイルスが行けば不味いことになります」

 

「分かった❗」

 

そういい樋口さんは職員に指示を出す

 

「後、樋口さんはこの事をエリアルベースに連絡を……僕は機龍と外に出ます」

 

「分かった❗ 機龍を頼んだよ」

 

そういい俺はファイターに乗り、機龍の真上に行く。因みに機龍が俺の言葉で動くことが分かったのでファイターにしらさぎのマイクなどを取り付けてファイターからも機龍と会話できるようになった

 

「機龍、急いで外に出るんだ❗」

 

「ギィアアアアアアアアアアアアア」

 

機龍はノズルを噴射して、ハッチから外に出る。機龍は何とも無いようなので安心した

 

 

 

Noside

「こちらジオベース、コンピュータウィルスの侵入を受け、F4ラボが全機能を奪われました❗」

 

ジオベースの樋口さんから連絡が入る。実は先程、敦子が最後の汚染箇所を修正しようとしたとき、クリシスゴーストはうまく抜け出してジオベースのコンピュータへと入り込んだのであったF4ラボには、金属生命体『アパテー』や『アルギュロス』の破片サンプルを収納していた。クリシスゴーストの本当の狙いは自分の体を得るために金属生命体を獲得することだったのだ。コマンダーはジオベースの全職員の退去を命じ、堤チーフにチームライトニング、チームクロウ、チームストームの出撃を命じた

 

 

 

主人公side

暫くするとチームライトニング、チームクロウ、チームストームのファイターがジオベースに近づく。するとジオベースのラボが赤く輝き出す

 

「来たか……」

 

そして光の中からウルトラマンガイアが現れた

 

 

 

我夢side

「そんな❗」

 

現れたウルトラマンガイアを見て僕は思わず叫んでしまっ

 

「ガイアが……」

 

僕はF4ラボにあったガイアの情報を元に、クリシスゴーストが金属生命体を使ってガイアの姿、能力をコピーしたのだと説明した。そしてコマンダーは、ファイターチームに対し、ウルトラマンガイアへの攻撃の指示を出すなか僕もファイターでジオベースに急ぐ

 

 

 

主人公side

「よし、行くぞ❗ 機龍❗」

 

「ギィアアアアアアアアアアアアアア」

 

コマンダーからの攻撃の指示を聴いて、機龍を偽ガイアに向かわせる

 

「デュア」

 

偽ガイアもこちらに向かってくる

 

「機龍、奴の両手を押さえこむんだ」

 

「ギィアアアアアアアアアアアアアア」

 

機龍は偽ガイアの両手を掴み、押さえ込む

 

「そのまま押さえ込んでおくんだ」

 

機龍は更に力を入れる

 

「今の内に背後を狙いますよ」

 

俺がそう言うと他のチームが攻撃するなか大河原さんが攻撃をしなかった

 

「大河原なぜ攻撃しないんだ?」

 

堤チーフがそう言うと

 

「偽物だと頭ではわかるんですが……俺には撃てません。俺は……ウルトラマンガイアに何度も命を救われました。彼は、ガイアはずっと一緒に戦ってきた仲間なんです」

 

大河原さんが言う。すると偽ガイアが機龍の押さえ込みから抜け出し大河原さんが乗るファイターを捕まえてしまう

 

 

 

我夢side

僕は大河原さんの声をファイターEXの中で聞いていた。

そしてエスプレンダーを見つめ……

 

「分かったよ、藤宮…僕はひとりなんかじゃない」

 

そう呟き、エスプレンダーを掲げる

 

「ガイアーーー❗❗❗」

 

 

 

Noside

ガイアが現れ、本物が勝てるのかと不安がる千葉参謀にコマンダーは力強い口調で

 

「命あるものは、常に前に進みます。昨日までのデータなど……」

 

「成長しているというのか、ウルトラマンガイアも」

 

千葉参謀がそう呟く

 

 

 

主人公side

大河原さんが捕まった直後、ガイアが偽ガイアの前に現れる

 

「デュア」

 

ガイアはガイアスラッシュを放ち、偽ガイアの手から大河原さんが乗るファイターを離させる

 

「よし、機龍❗ こっちも負けてられないぜ」

 

ガイアと偽ガイアが戦っているなか、偽ガイアに4式レールガンでガイアを援護する。すると偽ガイアが怯んだ所にガイアは偽ガイアにフォトンエッジを食らわす。偽ガイアは吹っ飛び、もがき苦しんでいると顔の部分が金属生命体の肌に戻る。そこにファイターの攻撃と機龍の

HEATミサイルを食らわすと煙の中から

 

「グルアアアアアアアアアア」

 

金属生命体ミーモスで姿を現す

 

「デュア」

 

ガイアはミーモスと激しい格闘戦をしていくがミーモスは金属片をブーメラン状に変形させてガイアを攻撃していく。そして腕を変化させて、ガイアの首を地面に拘束して、更にブーメランを変化させてガイアの両手両足をも拘束する。すると……

 

「全機ウルトラマンガイアを援護しろ❗ 心おきなくやれ❗」

 

その言葉に、機龍と各ファイター機はミーモスを一斉攻撃する。その間にガイアは拘束を抜け出して立ち上がり

ガイアはガイアSVになる

 

「デュワ」

 

ガイアはミーモスに向かっていき、一方的な投げ技を何度も食らう。その間にも俺は機龍で援護していく。ミーモスはフラフラになりながらも立ち上がるがガイアの投げ技を食らう

 

(やめてあげて、ミーモスの体力は0よ)

 

ガイアはミーモスを遠くに投げ飛ばすと両手に力を込める

 

「機龍、止めだ❗」

 

そしてガイアのフォトンストリームと機龍の4式三連装ビーム・ファイナーズ砲でミーモスは消滅する。

 

 

 

Noside

エリアルベース

 

「クリシスに宿った破滅招来体は、完全に消えたな」

 

「はい…しかしまた、新たなる戦いが始まります」

 

コマンダーは真剣に答えた。その言葉に千葉参謀は明るい大きな声で答えた

 

「負けませんよー❗ 我々はぁ❗ ハハハ」

 

コマンダーも笑顔で答えた

 

「はい❗」

 

こうしてクリシスゴーストの事件は終了した

 

 

 

おまけ

(やめてあげて、ミーモス[の中の人]の体力は0よ)

 

メタいわ by作者




機龍
全長:80メートル
総重量:6万トン(重装備型) 4万9千トン(高機動型)

ガイアの怪獣はデカイので変えてみました❗


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悪魔のマユ

宇宙怪獣ゴキグモン登場❗❗❗


主人公side

「これ、あげます……違うな……これ、どうぞ」

 

俺がエリアルベースの廊下を歩いていると何やら廊下で我夢がドライフラワーの花束を手にして誰かに渡す時みたいに練習をしていた

 

(確か…敦子さんに頼まれて梶尾さんに渡すんだったけな?)

 

そう考えていると……

 

「なんだ、我夢…俺に何か用か?」

 

そこへ梶尾さんがやって来る

 

「梶尾さん❗ この花…受け取って下さい❗」

 

我夢はお辞儀しながら、手にした花束を梶尾さんに突き出す

 

(バカッ…それじゃあ、駄目だろう❗)

 

俺がそう考えているなか

 

「おま……お前……ウソ……」

 

梶尾さんは我夢を見て引いていた。すると警報が鳴り響く。俺は急いで華未来がいる場所に行く

 

 

 

Noside

少し前、コマンドルームの扉の前で敦子がソワソワしていた

 

「我夢…上手く渡してくれたかな……」

 

そう考えているとコマンダーが近づいてくる

 

「どうした?」

 

コマンダーが敦子に聞くと…

 

「何でもないです」

 

そういい敦子は顔を反らす。コマンダーは下からジロジロと顔を覗き込む。その時、エリアルベースに警報が鳴り響き、コマンダーと敦子は急ぎコマンドルームへと入っていった。その時オペレータは敦子の代りに彩花が入っている

 

「未確認飛行物体です」

 

月の方面から地球へ向かってくる怪獣がメインモニターに映し出された。その怪獣を見た思わず敦子とジョジは

 

「うわぁ…何これ」

 

「気持ち悪い」

 

そう言うなか……

 

「ゴキブリと毒グモが合わさったような……」

 

千葉参謀の言葉に我夢が叫んだ

 

「決めた❗ 怪獣名はゴキグモン」

 

「ちょっと」

 

敦子が嗜めるが、真面目な表情をしていたコマンダーが

 

「…それでいこう」

 

我夢の言葉に便乗した。堤チーフが怪訝そうに

 

「コマンダー」

 

突っ込む

 

 

 

主人公side

「よし、お前らしっかり狙えよ❗」

 

「……無論だ」

 

「任せろ❗」

 

チームストームはゴキグモンを攻撃するため出撃した

 

「…来たぞ」

 

上空から現れたゴキグモンに狙いを定めるがゴキグモンは急に方向転換し各機の間を猛スピードで飛び抜けていった

 

「クッ……中々のソニックブームだな。追い掛けるぞ」

 

2人に指示を出してゴキグモンを追いかけていく

 

 

 

Noside

東京湾岸の公園……一人の女性が哀しげな表情でドライフラワーの花束をおいつ空を見つめていた

 

「あなた……」

 

そう呟いてそこを去っていくと、ビルの下の街路樹に風船が引っかかり少女が泣いていた

 

「お姉ちゃんが一緒に取ってあげる」

 

そういい少女を励ました。するとその時…上空に飛来したゴキグモンが目の前に降り立ち、口から白い泡を吐き出した。あっという間に2人は繭のように包まれてしまいどこかへ引き上げられてしまった。隣のビルも繭のようにされている。夕暮れの中、気がついた2人はそのビルの中にいた。体が繭の中に閉ざされ、身動きがとれない

 

「大丈夫よ、もうすぐXIGの人達が助けに来てくれるから」

 

そう少女を励ました……その時、チームストームと我夢の乗るファイターEX、チームシーガルが到着した

 

 

 

主人公side

「ゴキグモンの中枢神経は触角の間です」

 

我夢から通信が入る

 

「よし、俺達がゴキグモンを引き付けるぞ」

 

「シュイイイイイイイイイイイイイ」

 

そういいチームストームでゴキグモンの足下に攻撃する

なかチームシーガルが麻酔弾をゴキグモンに撃ち込むとゴキグモンは動かなくなる

 

 

 

Noside

下の階に閉じ込められた人々の救助が終り、次は2人が居る7階へ行く。リーダーの神山がフローターからロープで降り、救助に向かった。ヘルメットに取り付けられたカメラが映し出す映像はエリアルベースに繋がっている。それを見た敦子が思わず叫んだ

 

「お姉ちゃん❗」

 

救助に来た神山に敦子の姉は…

 

「私より先に、あの子をお願いします」

 

そう言う。神山がライトで照らし出した先には同じく繭に閉じ込められた少女が居た。その頃、EXで上空に待機している我夢に堤チーフから連絡が入る

 

「何ですって❗ あの人が敦子のお姉さん❗」

 

「そうだ。救助が終わったら、収容先の病院を知らせてやってくれ」

 

「了解❗」

 

しかし、その時、予定よりも早くゴキグモンが目覚めてしまう。敦子の姉、律子の救助がまだ済んでいない

 

「私のことはいいから、その子を連れて早く逃げて下さ

い」

 

「怪獣接近❗」

 

ビルに横づけして飛んでいるフローターから、松尾が叫ぶ。神山はXIGナビを手から外してそれを律子に渡す

 

「これを持っていて下さい。必ず……必ず、後で助け出しますから」

 

そういい少女を担いで、ビルの外に向かう

 

「あと一人だというのに❗」

 

歯噛みながら、フローターから伸びたロープにつかまり退避した

 

それからゴキグモンは尻尾から、管がビルに伸び、卵が次々と産み落とされた。律子の目の前にも卵が産み落とされ怪しくオレンジ色に光っている

 

 

 

主人公side

近くに待避してコマンダーの指示を待っているとチームシーガルのマイケルがドライフラワーを偶然に見つけた。敦子から預かった花が姉のだと知っていた我夢は一目でそれが律子のものだと気づく

 

(何としてでも助け出さなければ……)

 

 

 

Noside

エリアルベースでは繭の分子構造を解析した結果、極めて可燃性が高いことが判明した。一刻を争う状況の中、コマンダーは敦子を見て……

 

「敦子と彩花は交代だ」

 

「コマンダー❗」

 

ジョージが責めるようにが声を上げる

 

「ミッションエリア内に肉親がいる場合、当該担当者はその任から外されるのがXIGの服務規程だ」

 

「分かりました……」

 

了解して席を立った敦子を見ながら、堤チーフがジョージに聞いた

 

「佐々木律子さんの生命反応は?」

 

しかしゴキグモン卵体の生命反応の方が大きく、特定できない。律子が持っている筈のXIGナビからは、依然、連絡がない。あと30分で卵が一斉ふ化してしまう

 

「コマンダー、決断を…もう時間がない」

 

そう言う千葉参謀にコマンダーは苦渋の決断を下す

 

「ファイターにファイヤーBOMを搭載」

 

 

 

主人公side

エリアルベースからの指示を待っていたチームストームとチームシーガルの元に堤チームからコマンダーの指示が通知され二次災害に備えるよう命令が下された。それを聞いてからマイケルさんが叫ぶ

 

「人質モロトモ、焼キハラオウナンテ❗」

 

「突入しましょう❗ 俺達はレスキュー隊です❗ 見殺しには出来ません」

 

憤慨してビルへ向かう松尾さん。マイケル、我夢も続いた。しかし、神山さんが制止する

 

「やめろ❗ 命令に従うんだ。俺達が行ってビルから抜

け出せなくなったらどうする? 民間人だけじゃない梶尾は仲間まで撃ち殺すことになるんだぞ。そんなドロをあいつにかぶせる気か❗」

 

ハッとした表情になる松尾さん達。神山さんの指示で、松尾さんは上空から、マイケルは神山と共に地上から、

二次災害に備えるため向かった

 

(俺も動かなくてはな……)

 

チームストームも行動を開始する

 

 

 

Noside

ミッション遂行の命令を受け、チームライトニングが部屋から出てきた。廊下に居た敦子は力なく声をかけたが梶尾リーダーはそれに応えずにただ前を見つめながら厳しい表情で格納庫へと向かって行った。チームライトニングが出撃してから窓越しに夜空に飛び立って行くファイターを見つめる敦子……

 

一斉ふ化5分前にライトニングが到着。梶尾リーダーは

 

「ファイヤーBOMは俺が撃つ❗」

 

そしてビルの中央にターゲットを固定した。その時……

 

「キシュイイイイイイイイイイイイ」

 

ゴキグモンの前にクローンシルドロンが現れる

 

 

 

主人公side

俺達が近くにいる人達を避難させているとチームライトニングがゴキグモンに近づいていく

 

「……仕方ない」

 

俺は一旦、そこを離れてハイパー・バトルナイザーを翳す

 

『バトルナイザー❗ モンスロード❗』

 

「キシュイイイイイイイイイイイイ」

 

ハイパー・バトルナイザーからクローンシルドロンを出す

 

「シルドロン、少しの間、頼むぞ❗」

 

「キシュイイイイイイイイイイイイ」

 

シルドロンはゴキグモンに向かっていく

 

 

 

Noside

「キシュイイイイイイイイイイイイ」

 

「シュイイイイイイイイイイイイイ」

 

シルドロンがゴキグモンの後ろから腕を上げてゴキグモンの頭に叩きつける

 

「キシュイイイイイイイイイイイイ」

 

更にシルドロンは鋏でゴキグモンの首を掴み、その場から遠ざけるように人のいない場へと投げ飛ばす

 

「シュイイイイイイイイイイイイイ」

 

ゴキグモンは立ち上がり、シルドロンに泡を吐く体制になる

 

「キシュイイイイイイイイイイイイ」

 

そのゴキグモンを見たシルドロンは額の緑の水晶体を点滅させて両腕の盾にする

 

「シュイイイイイイイイイイイイイ」

 

「キシュイイイイイイイイイイイイ」

 

ゴキグモンが吐き出した泡をシルドロンは両腕の盾で泡を防ぐと両腕を振るい両腕についた泡を払う。シルドロンとゴキグモンが戦っている間に梶尾リーダーはファイターからビルへ飛び移り、律子を繭から救い出した

 

「梶尾さん……」

 

「もう大丈夫だ」

 

梶尾リーダーのその言葉に安心したのか律子は梶尾に身を任せ気を失った。梶尾リーダーは律子を助け出すことができた。ファイターに乗せ、緊急発進する

 

 

 

主人公side

避難が完了して俺はシルドロンとゴキグモンに近づく

 

「行くぜ❗ ガメラ」

 

そういいガメラに変化する

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアア』

 

ガメラになり、ゴキグモンにラリアットを食らわしてゴキグモンを投げ飛ばす

 

「シュイイイイイイイイイイイイイ」

 

ゴキグモンは立ち上がるとシルドロンの額が水晶体を点滅させる。俺はシルドロンの後ろに行く

 

「シュイイイイイイイイイイイイイ」

 

ゴキグモンが泡を吐き出すが再び、シルドロンに防がれる。そしてシルドロンが屈む

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアア』

 

シルドロンが屈んでからゴキグモンにプラズマ火球を放つ。そしてプラズマ火球が当たったゴキグモンは大爆発を起こす。その間にチームライトニングによりビルは焼き払われた。そしてシルドロンを回収して、その場を去る

 

 

 

Noside

事件の後、病室で寝ている律子を梶尾リーダーは見つめ立っていると律子が目を覚まし、

 

「梶尾さん……」

 

「何故、ナビで助けを呼ばなかったんですか」

 

「私一人の為に大勢の人が犠牲になる。そう思ったら…それにあそこは主人が死んだ場所だから……何だか、あの人に怒られる気がして……あの人、防衛隊のパイロットでした。あそこで怪獣と戦って亡くなったんです」

 

「……自分は、あなたの居るビルを焼き払おうとしました。言い訳はしません。それが任務ですから」

 

そう言って立ち去ろうとする梶尾リーダーに律子が言った

 

「あの人が、もし生きていたら、きっと同じことをしていたと思います」

 

その言葉を背中で聞きながら、梶尾リーダーは病室から出て行く。廊下で待っていた我夢と敦子の間を、黙って通り過ぎていった

 

 

 

次回予告

ギール「エアロヴァイパー出現」

 

ゴルド「未来が変えられた」

 

シルバ「行け、チームファルコン」

 

ゴルザ「時空を越えた運命との決戦へ❗」

 

ギールII「次回ウルトラマンガイア……」

 

クロシル「いつか見た未来」

 

全員「未来を変えるのは君次第だぜ❗」



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いつか見た未来

時空怪獣エアロヴァイパー登場❗❗❗


主人公side

現在、チームストームとチームファルコン、我夢のEX機で謎の積乱雲に似た雲に向かっていた

 

「あれか……」

 

するとファイターに備わっている時計が突如、狂い始めた

 

「やはり、只の雲じゃないな」

 

そう呟いていると

 

「とうとう来たか」

 

「えぇ、そのようですね」

 

「何時でも死ぬ覚悟は出来ています」

 

「……行くぞ❗」

 

そういいチームファルコンが雲の中に突っ込んでいく

 

「無茶だ」

 

そういい我夢も突っ込んでいく

 

「クソッ……お前らはここで待っていろ❗」

 

氷努羅と大羅夢にそういい、俺も雲の中に突入する

 

 

 

Noside

チームファルコンが雲の中に突入すると雲の中心からエアロヴァイパーが現れ、チームファルコンに近づいてくる

 

「ギシュウウウウウウウウウウウウウ」

 

「現れたか……刺し違えても倒してやる」

 

そう言う米田リーダーの前に

 

「米田リーダー、危険です。引き返してください」

 

我夢の乗るEXがチームファルコンの前に出る

 

「バカヤロー、来るな我夢❗」

 

そう叫ぶ米田リーダー。するとエアロヴァイパーがEXに

当たりそうな距離まで近づいていた

 

 

 

主人公side

雲に入っていくとエアロヴァイパーが我夢の乗るEXに迫っていた

 

「危ねぇ❗」

 

俺はエアロヴァイパーに攻撃するとエアロヴァイパーは向きを変える。そのエアロヴァイパーにチームファルコンと俺の攻撃でエアロヴァイパーから逃げきり、雲の中から脱出する

 

 

 

Noside

エリアルベースではエアロヴァイパーの解析が行われていた。雲であるエネルギー体はその巣であると推測された。 またエリアルベースの時間ではEX機がエネルギー体に居た時間は5秒であったが、EXの時計では3分が経過していた事が判明した。我夢はエアロヴァイパーが時間を歪曲し、過去や未来を飛び回る能力がある事を突き止める。その後、我夢はブリッジでファルコンを呼び止めてエネルギー体の中で助けてもらった事を感謝する。

それに対してチームファルコンは……

 

「助けられたのはこっちです」

 

「お陰で死に損なってしまったよ」

 

そう言うチームファルコンに我夢はどうしていつも死に場所を探すような戦いをするのか尋ねると米田リーダーが口を開く

 

「我夢さん、あなたは運命を信じますか?」

 

「運命?」

 

「私には分かるんです…死ぬべき時が近付いているんだと」

 

そう言う米田リーダーに慧が近づいてくる

 

「命を安売りしないって約束してくれたじゃないですか」

 

そう言うと米田リーダーはそれを否定はしないものの

 

「嘘じゃない。しかし、運命ってのは自分ではどうにもならない力の事なんだ」

 

そう米田リーダーが語るなか一匹の黒猫が横切る

 

「子供の頃可愛がっていた黒猫に似ている…俺を迎えに来たのかもな」

 

そういいチームファルコンは去っていく。その後、慧が米田リーダーが…

 

「長く飛んでるとな、色々要らない事まで考えるんだ」

 

米田リーダーが何故危険なミッションばかりを選ぶのか気になった慧は、米田リーダーの防衛軍時代からの記録を全て調べ、その中から我夢にある記録を見せる。それはチームファルコンのメンバーの機体が訓練中に5分の通信不能状態に陥った間に機体の時計が1時間以上経過していたというものであり、エアロヴァイパーのエネルギー体の中で起きたのと同じ時間のズレが発生していたのであった。米田リーダー達にその5分の間の記憶は無かったというが、我夢は記憶はあるはずだと判断し、その間に彼らを死に駆り立てる何かが起きたのだと推察する。その時再びエネルギー体の発生が確認され、チームファルコンが調査のために出動する。チームファルコンを止めるため、出撃できない慧の想いも背負い、我夢もEXでエネルギー体へ向かう

 

 

 

主人公side

エネルギー体を察知して、俺はEXの後を追うようにファイターに乗る。そしてエネルギー体に突っ込んでいく。すると光が見え、その中を移動すると先程居た時間から3時間後の未来にいた。すると……

 

「エリアルベースが……」

 

そこには墜落したエリアルベース、エアロヴァイパーの死骸、そして無惨に砕け散ったファイターの残骸等の壮絶な光景が広がっていた。それからファイターを降りて我夢と合流して、二手に別れて墜落しているエリアルベースに入っていく

 

 

 

Noside

「エリアルベースは全滅したのか?」

 

そう言っているとまたも時間軸が変動して2つ目の未来へと移り変わる。時間は13時59分。そこにチームファルコンと慧が会話していた。するとそこへエアロヴァイパーが現れてエアロヴァイパーの攻撃によって成す術なくエリアルベースを破壊させられてしまう

 

そしてまた、時間軸が変わる。そこにはすすり泣く声の聞こえるエリアルベースのコマンドルーム。 涙声の敦子とジョジーが、 チームファルコンによるエアロヴァイパー殲滅の成功、そして米田リーダー、林、塚守3隊員の殉職を報告する。 格納庫に3人の遺体が収容され、エリアルベース職員が涙ながらに駆け寄る。米田リーダーの遺体に縋り付く慧と、悲しみを隠せないながらも過酷な運命に勇敢に戦った3人を讃えるコマンダー

 

「チームファルコンが戦死? エアロヴァイパーを倒すために…」

 

3つ目の未来のファルコンの遺体の前に現実の時間のファルコンが現れ、我夢に語り掛ける。

 

「我々が死んで皆が助かる未来だ」

 

「もし俺たちが自分の運命から逃げ出せば未来は変わってしまう。俺たちが死ぬ事で皆が救われるんだ」

 

 

 

主人公side

俺も別の場所からエリアルベースを調べていると

 

「ギシュウウウウウウウウウウウウウ」

 

エアロヴァイパーが飛んで近づいてくる

 

「クソッ……今はチームファルコンを探さないといけないのに……仕方ないか」

 

そういいハイパー・バトルナイザーを手にする

 

『バトルナイザー❗ モンスロード❗』

 

「ギシャアアアアアアアアアアアアア」

 

サイコメザードを出す

 

「頼むぞ❗ サイコメザード」

 

そういいチームファルコンを探しにいく

 

 

 

Noside

「ギシャアアアアアアアアアアアアア」

 

「ギシュウウウウウウウウウウウウウ」

 

サイコメザードとエアロヴァイパーは戦闘を始める。空中戦でサイコメザードとエアロヴァイパーはぶつかり合う。そしてエアロヴァイパーがサイコメザードに近づいた瞬間、サイコメザードは伸縮自在の両腕を伸ばしてエアロヴァイパーを捕まえると電撃を流してからエアロヴァイパーを地面に叩きつける

 

「ギシャアアアアアアアアアアアアア」

 

更に追い討ちをかけるため、エアロヴァイパーに近づくがエアロヴァイパーは時間移動能力を使い、サイコメザードの攻撃を避ける

 

「ギシュウウウウウウウウウウウウウ」

 

そして背後から火球を放つ

 

「ギシャアアアアアアアアアアアアア」

 

サイコメザードも振り向いた瞬間に時空波を放つと火球と時空波がぶつかり爆発が起きる

 

 

 

主人公side

少し前、我夢はこの未来を変えるために、コマンドルームで未来におけるエアロヴァイパーとの戦いの記録を調べ始める。そこへ、4人の前をまた黒猫の影が横切る。猫の姿を見た我夢は『シュレディンガーの猫』を例え話に持ち出す

 

「聞いてください。コップは床に落とすと…割れます」

コップを床に落として割って見せる我夢

 

「でも、それに意思が働けば…」

 

そう言って、今度は落としたコップを手で再び受け止める

 

「つまり、未来は一つじゃない。だから、皆さんも死ぬ事は無いんです」

 

「…選択を誤れば、皆が死ぬ事になる」

 

そこへ俺が皆に近づいていく

 

「あいつは時空を飛び回ってチームファルコンの3人を探している…チームファルコンに滅ぼされる未来を変え、生き延びるためにです」

 

「…どうすればいい? 何が未来を変えるんだ❗」

 

「意思です❗」

 

「意思?」

 

「そうです。死のうとするか、前向きに生きようとするか、どの未来を選ぶかは人間自身の意思なんです❗」

 

それからチームファルコンは未来を変えるべく、ファイターに搭乗し運命との決戦に挑みにいく

 

「我夢、俺達も行くぞ❗」

 

「はい❗」

 

そういいガメラとガイアになる。まず俺は

 

『サイコメザード、お疲れ様だぜ』

 

そういいエアロヴァイパーに戦いを挑む

 

「デュワ」

 

ガイアはエアロヴァイパーに蹴りを入れていく。しかしエアロヴァイパーは時間移動能力を使い、ガイアの攻撃を避けて後ろへいきガイアを殴り飛ばす。その時、俺はエアロヴァイパーに近づき押さえつけるとチームファルコンが触角を集中攻撃していき触角を破壊する。そして俺は玄武掌を放ち、吹き飛ばす

 

「ディア」

 

その隙にガイアはガイアSVになる。そして上空にいきシャイニングブレード、俺はプラズマ火球を放ち、エアロヴァイパーは大爆発を起こす。そして姿を戻してエネルギー体から脱出する

 

現実の14時、ブリッジにてXIGナビで時間を確認する我夢と米田さんと俺。すると14時の10秒前になるとエアロヴァイパーが現れる。エリアルベースに襲い掛かろうとする

 

「やっぱり未来は変えられなかったのか?」

 

しかし、時間が14時ちょうどになるとエアロヴァイパーは消滅、エリアルベースが破壊される事は無かった。抱き合って喜ぶ林さんと塚守さん

 

「俺たちは未来を勝ち取ったのか?」

 

「ええ……決められた未来なんてあるはずない 」

 

米田さんの帰還を迎える慧さんに

 

「何とか約束は守れたよ」

 

そう言う。そこへ、例の黒猫を抱えて入ってくるジョジーさんと敦子さん。暴れる黒猫に手を焼くジョジーを見て皆で笑い合うのであった

 

 

 

次回予告

サイメザ「カナダに飛んだ我夢と主は」

 

バオー「森を荒らす」

 

ガゾー「人間を」

 

ゾンネル「食い殺すと言う魔物と遭遇する」

 

メルバ「次回ウルトラマンガイア……」

 

ガギ「伝説との闘い」

 

全員「次回も宜しくね❗」



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伝説との闘い

伝説魔獣シャザック登場❗❗❗


主人公side

現在、俺とEXに乗っている我夢とジョージはカナダ・アルバータ州の森林地帯を目指していた。そこでは森林伐採による二酸化炭素の増大を抑制させる目的でG.U.A.R.D.アメリカが開発した自然循環補助システムEntoの実用化に向けての最終テストが行われようとしていた。それを開発したのは世界に数百人居るアルケミースターズの一人、20才の女性科学者らしい。Entoの視察の為するためカナダ・アルバータ州を目指す

 

 

 

Noside

カナダ・アルバータ州の森の中を長いひげを蓄えた白髪の老人がゆっくりと歩いていた。すると突然、木々の間から巨大な怪物の姿が現れる

 

「グワアアアアアアアアアアアアアアアア」

 

しかし、老人は落ちついていた

 

「Ah……SHAZAC」

 

その怪獣シャザックは針ねずみを巨大化させたような姿をしていた。背は無数の針状の刺で覆われている。森の中の別の場所では、その怪物にライフルで狙いを定めている金髪の女性の姿があった。その女性は全身を黒い皮のスーツに身を包んでいる。しかしシャザックはすぐにその姿を透明化させ消えてしまう

 

 

 

主人公side

カナダ・アルバータ州の森林地帯に到着して、上空を飛んでいるとレーダーに反応があった

 

(シャザックか……)

 

その後、EX機と反応があった地点まで戻り、ファイターを降りて調査していると目の前に白髪の老人がいた

 

「Stop❗ Leave this place If you enter this

forest SHAZAC will be angry❗」

 

鬼気迫る感じで何かを話している。我夢がジョージに聞くと……

 

「森に入ればシャザックが怒る。早く立ち去れ…って言ってる」

 

そうジョージが言っていると後ろからG.U.A.R.D.アメリカのコマンド部隊が数台のジープで現れた。その彼も老人は止めようとしていた。しかし、老人の制止を無視して森に散らばって行こうとする。そこへジョジーと我夢と俺が、どうしたのか聞きにいく。話によると数日前から森にEntoの開発者が入ってしまい、Entoの実験が出来なくなってしまったらしい。彼らはその人物を探しに来たと言う。すると、その時……

 

「グワアアアアアアアアアアアアアアアア」

 

咆哮と共に森の木々がバキバキと音を立て次々と折れはじめた。シャザックが現れたようだ。するとコマンド部隊が銃を撃ち始めた

 

「やめろ、怪獣を刺激するだけだぞ❗」

 

俺がそう言うなか、シャザックは木を薙ぎ倒していく

 

「我夢、お爺さんを頼むぞ❗ 俺はアイツを引き付ける」

 

「グワアアアアアアアアアアアアアアアア」

 

そういいシャザックのもとへ走っていくとシャザックもこちらにくる。そのまま走っていくと小高い岩山に辿り着く。そして近づいてくるシャザックに俺は

 

[止まってくれ、シャザック]

 

シャザックに話しかける。するとシャザックは動きを止めて姿を現す

 

[何故、暴れているんだ?]

 

理由は知ってはいたがシャザックに念話で聞いてみると

 

[ここ最近、この辺りの自然のバランスが崩れている。だから私は森と自分の子供を守るためにです]

 

そう答えてきた

 

[成る程な……]

 

(やはり自然循環補助システムのエントの故障が原因か)

 

そう考えながら俺は

 

[俺がそれを伝えるから落ち着いてはくれないか]

 

そういい言うが

 

[それでは絶対に止まらない]

 

そういい、また姿を消して何処かに行ってしまった

 

「……取り合えず、シャザックを止めなくてはな」

 

そう呟きながら、俺はシャザックを追うために走っていく

 

 

Noside

我夢はシャザックを追いかけた玄次を探していたが運悪く崖から落ちて川の中に落ちてしまう。そして大きな岩にうつ伏せて倒れていた。気がついた我夢は、奇跡的に助かっている自分に驚いたが握り締めたエスプレンダーの側に、ガイアとアグルの光が見守るように輝いていた。ガイアとアグルの光が我夢を守ってくれたのだ。ジョジーに連絡を取ろうとするが、XIGナビを落としてしまい連絡ができないでいた。その時…川のほとりの岩場に立った黒づくめの金髪の女性が立っていた。すると…

 

「3つ数える間に川から出ろワニに食われるわよ❗」

 

そう声をかけてきた。我夢は慌てて川から出るが女性が笑い出す

 

「バーカねぇ、ワニなんている筈ないじゃない」

 

我夢をからかいながら女性はそう言うと

 

「君、XIGだよね。私の仕事を手伝ってくれないかな?」

 

そう言われ我夢は女性の乗るジープに乗せられて強引にシャザックのねぐらに連れてこられた

 

「XIGって、怪獣退治が専門でしょ」

 

「そう……だけど……」

 

「なら、ごちゃごちゃ言わず協力して」

 

そう言って女性は大きな洞窟の暗がりめがけライフルを発砲した。すると突如、地響きが起こり、シャザックが現れた。女性はジープに乗り込み走り出した。我夢も慌てて後ろから飛び乗る

 

「もう、やること目茶苦茶❗」

 

我夢は女性のあまりの強引さにそう呟いた。しかし、呟いている暇はなかった。後ろからシャザックが姿を現して追いかけてくる。どうやら彼女は、猛スピードでジープを走らせているがシャザックがどんどん迫ってきていた。すると……

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

ガメラがシャザックを押さえていた

 

 

 

主人公side

走っているとシャザックが我夢達の乗るジープを追いかけていた

 

「クソッ……ガメラ行くぜ❗」

 

そういいガメラになるとシャザックを押さえ込んでいると

 

「ガメラ……」

 

我夢がこちらを向いていたので我夢を見ながら念話で話しかける

 

[我夢、アイツを攻撃するなよ]

 

するとキャサリンがジープを止めて俺が押さえているシャザックにライフルを向けていた

 

『駄目だ❗』

 

俺はシャザックを押し飛ばして攻撃を食らわさないようにしたが自分に攻撃が当たる。それを構わずにシャザックを見るとシャザックは再び姿を消していた。俺は更に我夢に念を押してから森を進んでから元に戻り再び走りだす

 

 

 

Noside

その女性は、切り立った崖の壁面に作られた人がなんとか通れる幅の道を、平然と歩きながら、我夢に語りかける。

 

「何でガメラは邪魔をした❗」

 

「でも、どうして君は怪獣を?」

 

彼女の後ろで壁面に眼下に広がる森を見下ろしながら、恐々と歩く我夢が問いかけると

 

「ワタシが子供だった頃、この土地はすごく活気に溢れていた。でも森林伐採の深刻な問題が、ここからそれを奪ったわ」

 

「まさか、君……」

 

「失った活気を取り戻したかった。私の『この才能』を使って……」

 

「Entoの開発者キャサリン・ライアン……」

 

「……君もアルケミースターズならわかる筈よ、ワタシ達が何故、今の地球に生まれてきたのか」

 

「僕達を必要とする人々が居るから、、、その人達を守る為……」

 

「ワタシも守ろうとした。この森に生きる人間達を…」

 

しかし、森に生きる人々は、キャサリンの研究が魔物を怒らせたと避難していった。祖父達までもが……森に再び活気を取り戻そうと考えてキャサリンが開発したEntoは人々に理解されなかったのだ。彼女が森にこだわるのは、科学者だった彼女の両親が、森の研究をしているさ中に不慮の事故で亡くなったこともあるのかもしれない。我夢は、彼女の両親の事故がシャザックによるものと思い込んだキャサリンが、その復讐の為に怪獣を憎み殺したのではないかと疑った

 

「ワタシが怪獣を退治したのは、自分の正当性を皆に認めさせる為だわ❗」

 

いつの間にか雪が静かに降る中、突然、再びシャザックが咆哮をあげて地響きとともに姿を現した。洞窟に隠してあったバズーカ砲を持ち出した

 

「やめろ。余計、奴を刺激するだけだ❗」

 

「邪魔しないで❗ アイツだけは絶対許せない❗」

 

「やっぱり、君はあの怪獣を憎んでいる」

 

厳しい表情でキャサリンを制止する我夢

 

「科学は自然の中で人が生きる為に与えられた素晴らしい力よ。それを伝説なんかに否定させやしない❗」

 

しかし、キャサリンも強情に引き下がろうとはせず、シャザックに対してバズーカ砲を放った……その時

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

ガメラがシャザックの前に姿を現す。そしてガメラはシャザックを押さえ込もうとするがシャザックはガメラに蹴りを入れて我夢達の方を向いて口から突風を吐き出した。我夢とキャサリンはその攻撃を食らってしまい気を失ってしまう。気がついた我夢が、キャサリンを抱き起こして呼び掛けた。うっすらと目を開けたキャサリンは……

 

「私や……私の両親がしてきたこと…間違ってたの?」

 

「そんなことない……そんなこと」

 

「そう……だよね」

 

キャサリンは安心したように笑みを浮かべながら、再び意識を失った

 

「怒りや憎しみで闘うんじゃない。ただ守りたいだけだ……ガイアーーー❗」

 

 

 

主人公side

シャザックを掴んで押さえているとガイアが姿を現す

 

[先輩、退いてください]

 

そういいガイアが迫ってくる

 

[駄目だ❗ シャザックは……]

 

シャザックを押してガイアを止めにはいる

 

俺はガイアの前で両手を伸ばしてシャザックの場所に行かせないようにしていると……

 

「グワアアアアアアアアアアアアアアアア」

 

シャザックが再び暴れだす

 

『頼む❗ シャザック止まってくれ』

 

そう叫ぶと……

 

「グルワアアアアアア」

 

「デュワ!?」

 

『!?』

 

そこにはシャザックの子供が現れた。子供はシャザックの元へと行く

 

[我夢、シャザックはな……]

 

俺がシャザックの事を話してからシャザックにグローブ・ジェントレスを放ち大人しくさせる

 

[シャザック、今回の事はちゃんと人間に言うから、頼む大人しく帰ってくれ❗]

 

するとシャザックは子供を見てから、俺を見て頷いて子供と手を繋ぎながら去っていった

 

 

 

Noside

「Entoのプログラムに欠陥があることが分かったの…もし強引に実験を続けていたら、この森を本当に殺すことになってたかもしれない」

 

「あの怪獣はそれを知っていたんだね」

 

「自然には、まだ知るべきことがたくさんある。シャザックは本当に森の守り神だったかも」

 

その時、我夢を探しに来たジョジーやファルコンメンバーと玄次が集まってきた。森の老人も我夢とキャサリンを見つめている

 

「人と自然を生かす為、その両方をもっと理解する努力が必要ね。See you again Gamu❗」

 

キャサリンは、そっと我夢の頬にキスして去っていった。老人の隣に立ち、我夢達に手を振る。キャサリンに我夢はそっと言った

 

「きっと答は見つかるさ。地球はまだ僕達を見放したわけじゃないんだから……」

 

 

 

次回予告

ドラゴ「夢を掴むため」

 

レッド「プロレスラーになった男」

 

ゼット「だがプロの道は厳しかった」

 

ゴメノ「そして大羅夢さんも大活躍」

 

ゴモラ「次回ウルトラマンガイア……」

 

ネオザ「魂の激突」

 

全員「男達の熱い戦いを見逃すな❗」



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魂の激突

サイボーグ獣人ウルフファイヤー登場❗❗❗


主人公side

俺は現在、大羅夢と我夢、桑原さん、ジョージとプロレスの試合を観に行っていた。試合をしているのは桑原さんの従兄弟であるマンモス大剛という若手レスラーだ

 

「大剛、何やってんだ❗」

 

しかし、相手の吉江豊にあっさりとギブアップ負けをしてしまう

 

「大羅夢どうだった」

 

俺がそう聞くと

 

「……アイツはいいものもってるけどな」

 

そういいながら西郷さんの元に行くと

 

「山にでもこもって根性叩き直してこい。それまで俺の前に現れるな❗」

 

橋本さんにそう言われている大剛さんの姿があった。試合が終わった後のその帰り道……

 

「アイツは夢だったプロレスラーになるために勤めていた大手銀行を辞めたんだ」

 

「さすが従兄弟だけに顔も体型もそっくりだね」

 

ジョージがそう言うと桑原さんは

 

「バカ言え、顔はだんぜん俺の方がいい❗」

 

桑原さんが笑いながらそう言った……その時

 

「ぐあっ……」

 

誰かのうめき声が近くから聞こえてきたので、聞こえてきたところに走っていくと男性がウルフファイヤーに襲われていた

 

「コイツは……」

 

そう言う桑原さんに

 

「その人を安全な場所に❗」

 

そういい大羅夢と一緒にウルフファイヤーの前に出る

 

「大羅夢、いくぞ❗」

 

「…分かった❗」

 

「グワワアアアアアア」

 

鳴き声をあげながら襲いかかるウルフファイヤーの攻撃を避けて、俺はウルフファイヤーの首に蹴りを入れる。ウルフファイヤーが少し怯んだ隙に大羅夢がウルフファイヤーにパンチを入れるとウルフファイヤーは吹っ飛んでいく。ウルフファイヤーはそこから立ち上がり更にスピードを上げて大羅夢に襲いかかる

 

「……ムンッ」

 

大羅夢はウルフファイヤーの迫り来る両手を受け止めてから腹に蹴りを入れる。そこに俺が…

 

「おらっ❗」

 

ウルフファイヤーの顔面に掌底を入れる。そこから立ち上がったウルフファイヤーと睨みあっているとウルフファイヤーが後ろから銃撃されてウルフファイヤーの体が溶けてしまう

 

「貴方は瀬沼さん❗」

 

「このところ、怪物による通り魔的な事件が多発していたので調査をしていました」

 

瀬沼さんの話を聞いていると我夢が何かの小型装置を発見して更にはジョージが指差した方向に光る謎の物体があり、光る物体は凄い勢いで飛んでいってしまった。この事件を報告するために急いでエリアルベースに戻ることになった

 

 

 

Noside

翌朝、大剛さんは山にこもり、一人で特訓を重ねていた。しかし……

 

「レスラーになるために多くのものを失ってきた……それなのに……」

 

大剛さんはなかなか強くなれない自分の状況を嘆いていた。すると……

 

「ウオオーーーーーーン」

 

「うわあああっ」

 

ウルフファイヤーが襲いかかってくる。大剛さんはウルフファイヤーの攻撃を何とか交わしていたが2体目のウルフファイヤーに腕を掴まえてしまう。更にもう一体のウルフファイヤーにも腕を掴まえてしまう。すると後ろから光る物体が現れて大剛さんの首に小型装置を取り付けられてしまう

 

 

 

主人公side

「……玄次、そっちに行った❗」

 

「了解だぜ❗」

 

俺と大羅夢は再び現れたウルフファイヤーを追っていた

 

「グワワアアアアアア」

 

すると後ろからウルフファイヤーが走ってきた

 

「おっと、逃がさないぜ❗」

 

そういいジェクターガンをウルフファイヤーに向けて攻撃する。攻撃が当たり、ウルフファイヤーは溶けていく

 

「ふぅ……」

 

「これで2体目だったな」

 

「あぁ……」

 

それから華未来と氷努羅からもウルフファイヤーを倒したと連絡が入る。一旦エリアルベースに戻ることになった

 

 

 

Noside

それから暫くたち、起き上がった大剛さんは近くにあった巨大な石を持ち上げるとそれを上に投げて拳で割ってしまう。そして大剛は山を降りていく

 

一方、エリアルベースでは小型装置の解析が終了していた。我夢によると身体能力をフルに発揮させる装置だと判明した。更に特殊な信号により装置をつけられた者を凶暴化する効果を持つらしい。それから瀬沼さんの調べにより、若い男性ばかりが狙われていることからコマンダーは侵略者が新たな実験材料として人間を選んだのではないかと推測していた

 

更にその頃、プロレス道場では全員が厳しい練習をしていた。橋本さんはリングで吉江豊さんに稽古をつけていた。そこへ大剛さんが現れて他の選手の制止を振り切ってリングを向くと……

 

「橋本…勝負しろ❗」

 

そう言い放つ。吉江豊さんは制止するが、それを振り切り橋本さんは大剛さんの勝負に応じる。大剛さんは人が変わったように橋本をさん圧倒し挑発され……驚くレスラー達。同手四つの攻防でも橋本さんは押されていく

 

 

 

主人公side

俺と大羅夢はベルマンに乗り、ウルフファイヤーが現れた辺りをパトロールしていた

 

「今の所は以上はないな」

 

「……そうだな」

 

そう会話をしていた……その時

 

ピリッピリッピリッ

 

通信機が鳴る

 

「こちら亀龍」

「亀龍先輩」

 

通信は我夢からだった

 

「どうした我夢?」

 

「今、亀龍先輩がいる場所の近くで例の小型装置の波長が確認されました」

 

「本当か❗ 正確な場所は?」

 

「今から、そっちに正確な場所のデータを送ります」

 

「分かった❗ 今から、直ぐにむかう」

 

そういいベルマンを走らせるとその場所この前試合を見たプロレス道場であった

 

 

 

Noside

一方、プロレス道場では橋本さんと大剛さんの試合が続いていたが……

 

「うらああああ」

 

「ぐっ……」

 

橋本さんが圧されていた。大剛さんは橋本さんにドロップキックを決めていき、どんどん攻めていく。橋本さんも大剛さんが腕を掴み力を入れていくが大剛さんはそれ以上に力を入れて、遂に橋本さんは膝を突いつてしまう

 

 

 

主人公side

プロレス道場について部屋に入っていくと橋本さんと大剛さんが試合をしていた。そこへ……

 

「何だあんた達?」

 

「私達はXIGのものです」

 

俺がそう言っていると……

 

「……玄次、あれだ❗」

 

大羅夢が指差す方には首に小型装置が付いている大剛さんがいた。大羅夢と俺で止めようとすると

 

「試合中だ❗」

 

橋本さんに喝をいれられる

 

「大剛さんは普通じゃないんです。首に付いている小型装置の性でおかしくなっています」

 

「何だと!?」

 

驚く橋本さんの隙を付き、大剛さんは更に橋本さんに攻撃をしていく

 

「橋本ぉぉぉぉ❗」

 

そう叫びながらラリアットをするが橋本さんはその攻撃を避けて大剛さんの背中に蹴りを入れてからブレーンバスターでリングに叩きつける

 

「大剛ぉぉぉぉ❗」

 

叫びながら大剛さんにフライングニールキックを食らわしてからアームロックで大剛さんを押さえ込み

 

「今だ❗」

 

そう言う橋本さんに頷き、俺はリングに上がり大剛さんの首から小型装置を外す。それから大剛さんの話を聞いていると大剛さんは強くなったのが装置の影響であることにショックを受けて更に……

 

「何もかも捨てて、レスラーになったのに…クソ、強く…強くなりてえよ❗」

 

そう嘆いていると

 

「大剛……お前は確かにその装置のおかげでお前は、確かに力は強くなった。だが、俺には勝てなかった。何故だか解るか?それはな、お前が本当に強くなったからじゃないからだ。『本当の強さ』が、今のお前には欠けている。肉体、そして精神。己の持つ全ての物を鍛え上げ、俺たちレスラーは…リングに上がる。力と力、魂と魂をぶつけ合う。自分自身を鍛え上げた者同士がぶつかり合うから…人の心を動かすことが出来る。魂の……激突だ❗」

 

「……魂の激突」

 

すると大羅夢が大剛さんの肩に手を置くと

 

「……俺も昔はそうだった。自分の力ではない力を自分の力だと思い込んで、その力を間違ったことに使っていた」

 

「……そうだったんですか」

 

大剛さんが大羅夢を見て、そう言うと大羅夢は頷く

 

「けど、俺は橋本さんが言った『本当の強さ』を……」

 

そういいながら俺を見て

 

「……玄次のおかげで『本当の強さ』を知ることが出来たんだ❗ だから大剛さんも橋本さんから教わったことを活かしていけば強くなれる❗」

 

それから瀬沼さんと合流して、大羅夢と橋本さん、大剛さんとともに大剛さんがウルフファイヤーに襲われた現場へと行く。上空では華未来と氷努羅のファイターが待機している

 

「……ここか」

 

大羅夢が呟いた瞬間、突然光る物体が現れる。瀬沼さんは光る物体を追いかけていくと同時にウルフファイヤーが橋本さんに襲いかかる

 

「橋本さん❗」

 

俺と大羅夢が助けに向かおうとするが……

 

「「グルアアアアアアア」」

 

更に2体のウルフファイヤーが俺と大羅夢に襲いかかる

 

「邪魔するな❗」

 

俺と大羅夢は一体ずつ相手にする。俺はウルフファイヤーの攻撃を交わしながら、ウルフファイヤーにラリアットを決める。大羅夢もウルフファイヤーにブレーンバスターを決める。すると橋本さんの所へ4体目のウルフファイヤーが襲いかかろうとする……そこへ大剛さんが橋本さんを助けるようにウルフファイヤーに突進する

 

「大剛❗」

 

橋本さんが大剛さんを見て、微笑む。そこへ瀬沼さんが戻り、ジェクターガンで2体のウルフファイヤーを倒す。しかし、もう2体のウルフファイヤーは逃げたかと思うと光る物体の正体……宇宙船の光を浴びて巨大化してしまう。俺と大羅夢はジェクターガンを構えて

 

「瀬沼さん、俺等がウルフファイヤーを引き付けますから2人を安全な場所に……」

 

そういい森の中に走っていく。そして3人が見えなくなった所で

 

「大羅夢……行くぞ❗」

 

「……了解だ。My Friend」

 

そういい変身してガメラとダーラムになり、2体のウルフファイヤーに構える

 

「「グルアアアアアアア」」

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

「ムンッ」

 

襲いかかってくるウルフファイヤーを俺は頭を押さえ込んで受け止め、頭に蹴りを入れて投げ飛ばす。ダーラムはジャンプしてラムースキックをウルフファイヤーに決める

 

「「グルアアアアアアア」」

 

ウルフファイヤーは俺達から距離を取って口から火炎攻撃をしてくる。俺とダーラムは炎に包まれるが……

 

「『無駄だ❗』」

 

そういい炎を消し飛ばすとウルフファイヤーの頭を押さえ込んで……

 

『ダーラム行くぞ❗』

 

[……分かった❗]

 

そういいウルフファイヤーを押さえ込んだまま走り、ダーラムが押さえ込んでいるウルフファイヤーと正面衝突させる。そこにプラズマ火球とファイアマグナムでウルフファイヤーに攻撃してウルフファイヤーは大爆発を起こす。逃げようとした宇宙船も華未来と氷努羅のミサイルで打ち落とされて、この事件は幕を閉じた

 

後日、再び大剛さんの試合を見に行った。しかし、良い試合だったが大剛さんが負けてしまう。悔しそうにする大剛さんに橋本さんが……

 

「そんなに直ぐに強くなる奴はいない❗」

 

そう言う。仲間達も

 

「ナイスファイト❗」

 

声をかける。最後に橋本さんが

 

「魂をぶつけ続けろ❗ そうすれば、いつかは本物になれる。本物になれば…強さは後からついて来る❗」

 

そう言っていた。俺はその言葉に感銘を受けて自分ももっと強くなるために鍛えようと決意するのであった

 

 

 

次回予告

ゴル「南極で発見された」

 

メル「古代怪獣の卵が盗まれた」

 

ゴモラ「テレビ局に送られてきた」

 

ガーディ「宇宙人?の要求とは」

 

ネオ「次回ウルトラマンガイア……」

 

ガゾート「怪獣の身代金」

 

全員「見てくださいね❗」



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怪獣の身代金

古代怪獣アルゴナ登場❗❗❗


Noside

その日、一機のG.U.A.R.D.輸送機が南極の氷の下の湖から発見された古代怪獣アルゴナの卵を乗せて一路日本へと向かっていた

 

「驚きましたね。まさか南極で古代怪獣の卵が見つかるなんて」

 

「見つけたやつが一番、驚いただろうな」

 

「けど、昔の怪獣って小さかったんですね……以外とペンギンの卵だったりして」

 

「そんなわけあるか」

 

パイロット達が会話しているなか、後ろの格納庫では卵から分泌された溶解液していき輸送機ごと卵も墜落してしまう

 

一方、その頃古田鉄工所では社長は昼寝、社員達はバスケをして暇を潰していた

 

「俺達、こんなことしていて大丈夫なんですかね」

 

「……まあ、何とかなるだろう」

 

そんな話をしているなか古田鉄工所の近くをとある3人組が歩いていた

 

「ねぇ、折角休みを貰ったんだから何処かに遊びにいきましょうよ~」

 

「そうだよな」

 

「う~ん、しかし、何処に行くかな?」

 

そんな話をしながら歩いていたのはミジー星人の3人組美寺遠琉、美寺宇渡、美寺釜子であった。すると……

 

ゴオオオオオッ

 

「何の音だ?」

 

美寺遠琉が疑問に思い、空を見ると上空から何かが古田鉄工所に落ちていくのが見えた

 

「あれ、何だったの!?」

 

「とにかく行ってみよう❗」

 

そういい走っていくと古田鉄工所のバスケットゴールに巨大な卵が落ちていた

 

 

 

主人公side

エリアルベースで我夢と話をしていると輸送機のパイロットから連絡が入り、アルゴナの卵が輸送機の墜落とともに行方不明になった

 

「何か、見つかったっていう報告は無いのですか?」

 

「今の所は……」

 

(……無事に見つかれば良いのだがな)

 

 

 

Noside

古田鉄工所の社長と社員の武と幸男、そして偶然居合わせたミジー星人の3人組は薮野医院へ卵を運び込んでいた

 

「これはダチョウの卵だね」

 

うどんを食べながら薮野医院の薮野はそう言う

 

「何だ~ダチョウの卵か」

 

ガッカリしている古田鉄工所の社員達を見ながらミジー星人達は3人こそこそと集まる

 

「ねぇ、あの卵って……」

 

「確か……2日前に南極で発見されたって報告があった」

 

「確か……アルゴアの……」

 

「アルゴナよ❗」

 

「そう、アルゴナの卵だ❗」

 

「どうする? 玄次に報告する」

 

「……そうだな」

 

そういい連絡しようとしたとき……

 

「そうだ❗ この卵でXIGに身代金を要求しよう❗」

 

古田鉄工所の社長がニュースを見ながらそう叫んだ

 

「「「!?」」」

 

ミジー星人達は驚く

 

「あの人間……本気なの?」

 

「そんなこと不可能よね……ねぇ、リーダー」

 

そういい美寺釜子がリーダーである美寺遠琉に聞くと

 

「………………」

 

美寺遠琉は顎に手を当てながら考え事をしていると

 

「フッフッフ……」

 

急に笑い出したかと思うと社長に近づき

 

「その作戦、我々にも手伝わせてください」

 

 

 

主人公side

あれから、アルゴナの卵の発見されたという報告がないまま12時間が経過していた

 

「我夢も玄次も、今はしっかりと食べろ」

 

食堂で考え事をしていると梶尾さんからそう言われた。すると……

 

「何かあったんですか?」

 

そこに机の片付けを終えたピット星人(人間姿)のミーナ

が声をかけてくる

 

「いや、実はな……」

 

俺が説明すると……

 

「それは……大変ですね」

 

そう言ってきた

 

「そうなんだよな……何か嫌な予感がするんだよな」

 

俺がそう言うと

 

「あっ……それって、確か……牛の知らせって言うんだよね❗」

 

そう言ったジョージの言葉に俺と梶尾さん、我夢はずっこける

 

「虫の知らせだ❗ 誰だ、そんな変な日本語を教えたのは?」

 

梶尾さんがそう言うと席を立つ人がいた

 

「敦子❗」

 

敦子さんは名前を呼ばれ、肩がビクッとなるなかミーナは首を傾げていた

 

 

 

Noside

「やっぱり、やめましょうよ」

 

「そうだよ❗ 玄次にバレたら怒られるよ」

 

身代金の要求を考える美寺遠琉に2人が声をかけると

 

「心配するな……身代金さえ頂けば、後はどうにでもなる」

 

「それで大丈夫なの?」

 

「問題ない❗」

 

美寺遠琉がそう言うなか社長が脅迫状が完成したと騒ぐ

 

「社長、ついでに卵の写真や今、録音している卵の音を送ってみるのはどうでしょうか?」

 

「……成る程、君は天才だな❗」

 

「いえいえ、それほどでも……ハッハッハ」

 

((益々、心配になってきたわ))

 

2人が心配するなか美寺宇渡があることに気付く

 

「けど、その脅迫状とかはどうやってXIGに送るの?」

 

「「……そうだ❗ どうしよう?」」

 

美寺遠琉と社長が考え込むなか社員の武がKCBに送れば良いと提案してきた……今、怪獣身代金作戦が実行された

 

 

 

主人公side

KCBからフルータ星人によるアルゴナの卵の脅迫状が届いたという知らせを受けて、俺と我夢、助っ人の志摩さん、極地生物学者の京極博士とKCBに向かい、話し合いをしていると電話でフルータ星人から連絡があり

 

「身代金として金の延べ棒を14本」

 

身代金の要求があった

 

「金は伝導率が高くて、精密機器に理想的であり、宇宙船の部品に使おうとしている」

 

そう判断された。更に……

 

「アルゴナは卵ごと巨大化して、成体となって誕生する獰猛な肉食怪獣である」

 

京極博士の口からアルゴナの真実が語られた。我夢はアルゴナの卵の音の解析を開始し始めた

 

 

 

Noside

一方、古田鉄工所では……

 

「「「「「乾杯❗」」」」」

 

この事件の発端であるフルータ星人こと古田鉄工所の社長と社員達、薮野医院の薮野、そしてミジー星人3人組はジュースでお祝いをしていた

 

 

「いや~こんなに上手くトントン拍子で話が進むとは思いませんでした」

 

「そうだな❗」

 

社長と社員が騒ぐなか……

 

「どうだ❗ 上手くいっているだろう」

 

「本当ね❗」

 

「もしかすると…もしかするんじゃない❗」

 

「そうだろう、そうだろう……ハッハッハ❗」

 

美寺遠琉が高笑いするなか

 

「けど、何でも金の延べ棒にしたの?」

 

美寺宇渡が聞くと……

 

「金はな精密機器に理想的なものなのだ。つまり金を使えば再びガラオンを製作できるのだ」

 

「何でまた、ガラオンを……」

 

「フッフッフ……ガラオンで我々も注目を浴びたいのだ。機龍やウルトラマンのようにな❗」

 

「「それって上手くいく?」」

 

「何とかなるだろう。ハッハッハ❗」

 

再び高笑いをしていると……

 

「大変です❗」

 

急に社員の幸男が慌てて部屋に入ってきた

 

「何事だ?」

 

「卵が……卵が……」

 

「卵がどうしたのだ?」

 

皆で卵がある上の階段を見に行くと……

 

「「「これは!?」」」

 

そこには明らかに先程よりも大きくなっている卵がそこにあった

 

「これって……卵が孵るんじゃ」

 

その一言により、全員逃げようとするが近所に住むお婆さんが足を怪我していることを薮野から聞き、結局卵をトラックに乗せて人のいない場所に捨てることになった

 

 

 

主人公side

我夢から連絡があり、卵から特殊な高周波を感知できることがわかり、我夢から場所を聞きながら志摩さんの運転で向かうが途中で志摩は根源破滅教団の通せんぼを食らってしまう

 

 

「ありがと…分かった…これは貰う。分かった…分かったから早く行って。ね…お願い、早く行って❗」

 

「急いでるんで早く通してください❗」

 

 

 

Noside

山へとトラックを止め、逃げていく4人。その4人とは別の場所へ逃げていき、森の中に身を潜めるミジー星人達

 

「どうするのよ❗」

 

「本当だよ❗」

 

「ぐぬぬぬ」

 

美寺遠琉が考えていると……

 

「グアアアアアアアアアアアアアアアア」

 

卵からアルゴナが産まれる。するとアルゴナは下にいるミジー星人達を見つめるとミジー星人達に迫ってきた

 

「「「もう、駄目だ❗❗❗」」」

 

ミジー星人達が目を瞑っていると……

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

アルゴナがガメラによって投げ飛ばされる

 

「「「玄次❗❗❗」」」

 

 

 

主人公side

目的地につくと早速、アルゴナが産まれていた

 

(ならば……)

 

そう思うと…その場を離れてガメラに変化してアルゴナを投げ飛ばしていると……

 

「「「玄次❗❗❗」」」

 

下の方にミジー星人達がいた

 

『何でアイツ等が……まさか……』

 

そう呟いていると

 

「グアアアアアアアアアアアアアアアア」

 

アルゴナがこちらに向かってきていた。俺は向かってくるアルゴナを押さえつける

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

「グアアアアアアアアアアアアアアアア」

 

そのまま俺はアルゴナに蹴りを入れる。するとアルゴナは黄色破壊光線を放ってくるが……

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

バニシング・フィストで黄色破壊光線を防ぎきり、グローブ・ジェントレスをアルゴナに放つ。するとアルゴナは大人しくなり、俺はアルゴナを持ち上げると、そのまま飛び去り、皆から見えなくなった所でアルゴナをハイパー・バトルナイザーに回収して戻るとミジー星人達がこそこそと逃げようとしていたのでミジー星人達の肩を掴むと……

 

「お前らは何を考えとんじゃーっ❗」

 

ミジー星人達を叱る。その後、ミジー星人達から今回の事件と理由を聞いた後に再び説教をしてから許してやった

 

 

 

~怪獣トークshow~

チビコッヴ「「「「こっちだよ~」」」」

 

アルゴナ「まてまて~」

 

ゴル「あれだけ大きくても…」

 

メル「産まれたばかりだからね~」

 

ゴモ「そうですね❗」

 

アルゴナ「捕まえたぞ♪」

 

チビコッヴ「「「「捕まっちゃた♪」」」」

 

 

 

怪獣紹介

古代怪獣アルゴナ

南極の湖の下から発見された卵が日本の陽気と古田鉄工所のストーブの熱等で産まれた。口からは黄色破壊光線を放つ。産まれたばかりなので大きいが幼さがある

 

 

 

次回予告

コッヴ「怪獣によって多くの部下を失った男」

 

ギール「今、地底に眠る怪獣達に先制攻撃」

 

ゾンネル「次回ウルトラマンガイア……」

 

ギールII「大地裂く牙と暴龍」

 

全員「絶対に見逃さないでね❗」



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大地裂く牙と暴龍

地殻怪地底獣ティグリス(アルブームティグリス)登場❗❗❗

オリジナルを含みます


主人公side

「さて、今日は何処に行くかね?」

 

「パムー」

 

俺は今日、休みだったのでリュックの中にいるハネジローと一緒に出掛けることにした

 

「う~ん……まぁ、まずは街をブラブラしていくか❗」

 

「パムパム」

 

そういい東京の街を歩いていく

 

 

 

Noside

その頃、エリアルベースに一人の男が部下を引き連れやって来た。白いG.U.A.R.D.士官服に身を包み、サングラスをしたその男はコマンドルームに入って来た

 

「G.U.A.R.D.環太平洋部隊の柊です」

 

柊はコマンダーは敬礼する。柊を見てコマンダーも敬礼する

 

「XIGコマンダー、石室です」

 

「久し振りだな……柊君」

 

そこに千葉参謀が来て親しげに柊に挨拶を交わした

 

「噂には聞いてましたが素晴らしい基地です。ここが空の上だとは、まだ信じられません」

 

柊が千葉参謀に応える

 

「早速だが、用件を聞こうか」

 

千葉参謀が柊に聞くとサングラスを外した柊は、直立不動のまま語りだした。津村湖の地下1500mに眠る怪獣(ティグリス)と(アンギラス)に対して地底貫通弾による攻撃を実施すると柊は言う。その言葉を聞いてよく思わない表情の千葉参謀が口を開く

 

「地底貫通弾は、かつて国際条約で戦争での使用を禁止されていた大量破壊兵器だ。例え怪獣相手に使うとしても、それを使うことは私は好まない」

 

「千葉参謀、怪獣はいつ目覚めるか分かりません。地底貫通弾は地下にいる怪獣に致命傷を与える…唯一の兵器です」

 

「しかし、環境汚染や地殻破壊などの悪影響も報告されている」

 

「環境が守られても、そこに住む人間が『安全』でなくては意味が無い」

 

千葉参謀の目を真っ向から見据えて一歩も退く意思のない柊

 

「これは決定事項です。XIGには万が一の時に備えてバックアップをお願いしたい」

 

 

その時、我夢さ津村湖畔にいた

 

「何をしたわけでもない。地底に眠っているだけの怪獣にミサイルを撃ち込む……そんなことが」

 

「許される筈がない」

 

我夢の後ろに藤宮が居た

 

「藤宮❗」

 

「地底に眠っていた怪獣たちを呼び起こし、結果的に、地底貫通弾を使わせたのは、俺だ……」

 

「しかし、それは……」

 

「そうしていなければ、たくさんの人間が死んでいた。俺は救われたと思っていた。

 だが今は違う。地球に向けた刃は、いつか必ず、人間自身にはね返る。」

 

「そうかもしれない……」

 

「俺は腕ずくでも、地底貫通弾の発射を止める」

 

「藤宮……」

 

「俺は…俺のやり方でやる。お前は自分に出来ることを考えろ。アイツ……ガメラも自分に出来ることをしてくるろうからな」

 

エリアルベースでは、コマンダーが柊に地底貫通弾の実行を思い止まるよう進言していた。しかし柊の心は変わらないでいた

 

我夢は湖畔にたたずみ、地形と方角から風水を見ていた黒田恵と出会う。互いに自己紹介する。二人だが恵は何気なく言った

 

「あの…一度、お会いしたことがありませんか?」

 

実は、以前、都心に現れたミズノエノリュウを大地に返してやった時、ガイアとなった我夢は、恵と目を合わせたことがあったのだ。ふと、その時のことを思い出したが、我夢は平静を装い言った

 

「あっ……気のせいだと思います」

 

それから暫く二人で話をしていく

 

 

 

主人公side

ガタンゴトンガタンゴトン

 

「まだかな~」

 

「パム~」

 

現在、電車が通りすぎるのを待っていると……

 

「ギュウウウウウウウウウウウ」

 

「えっ?」

 

そこに川から顔を出していた……

 

「ミズノエノリュウ!?」

 

「パー!?」

 

「ギュウウウウウウウウウウウ」

 

ミズノエノリュウ(俺とハネジロー以外には見えない)がいた

 

 

 

Noside

恵は我夢に話しかける

 

「高山さん、以前、ミズノエノリュウが東京に現れた時、どうされてました?」

 

「……現地に居ました」

 

「ミズノエノリュウは人間が作った街を見ていました。おそらく、私たちにやり直すチャンスをくれたんだと思うんです。人間さえ、その気になれば……でも今、人間は、自らそのチャンスを投げ出そうとしているのかもしれません」

 

そこから我夢はファイターEXに恵を乗せてPALに異常振動を検知したら緊急離陸するよう命じ、地底貫通弾の管制塔へと向かった

 

 

 

主人公side

[久し振りだな……守護神ガメラよ]

 

急に現れたミズノエノリュウに驚いているとミズノエノリュウが念話をしてくる

 

[確かに久し振りだな❗ 守護神ってのは堅苦しいから玄次で良いぜ❗]

 

[良いのか?]

 

[ああ、お前とは友でもあるんだからな❗]

 

[そうか……玄次…実は話があるのだ]

 

[何だ?]

 

[今、人間が新たに怪獣に攻撃しようとしている]

 

[!? 何処でだ]

 

[向こうの方から嫌な力を感じる]

 

[分かった❗ 俺が絶対に助ける❗]

 

そういい俺は走っていく

 

[頼むぞ……我が友、玄次よ]

 

 

 

Noside

地底貫通弾の発射管制塔に入った柊はマイクに向かって呼び掛けをする

 

「予定通り5分後に2発の地底貫通弾を発射する。総員…配置につけ」

 

するとそこへ部下たちを電気ショックで倒した藤宮が柊のいる管制室へ入って来た

 

「あんたが作戦の責任者か」

 

「柊だ。君は確か……」

 

柊は振り返りながらサングラス越しに鋭い眼光を藤宮に向ける

 

「藤宮博也」

 

その柊の言葉を遮り、自ら名乗りをあげる藤宮。柊はサングラスを外して藤宮を見据えた。その柊に藤宮が警告をしていく

 

「これ以上…地球に傷を負わすな。こんなことを繰り返しているうちに世界は滅ぶ」

 

「テロリストに指図される覚えはない」

 

「自分達だけが生き残る為に、他のものを滅ぼすことは、人間の驕りだ❗」

 

「私は沢山の人達が、怪獣の犠牲になって空しく死んでいくのを見てきた。怪獣は滅ぼさなくてはいけない❗」

 

どこか哀しげにそう言うと、柊は地底貫通弾の発射ボタンに手をかけた

 

「その装置から手を放せ❗」

 

飛び掛かって阻止しようとする藤宮の腹に柊の拳が食い込んだ。その一撃を食らい藤宮は倒れてしまう

 

「既にたくさんの人達が、怪獣によって命を失ってるんだ。その人達に対して、お前はどう責任をとる❗ 私はこれ以上の犠牲は出させない。人類の為に……」

 

遂に発射ボタンが押された。2発の地底貫通弾は真っ直ぐに地下に眠る怪獣達めがけて突き進んでゆき、そして命中し大爆発した。すると……

 

ドクワアアアアアアン

 

ドグガアアアアアアン

 

「ゴグルアアアアアアアアアアアアア」

 

「ギィアアアアアアアアアアアアアア」

 

地表を突き破ってオレンジ色の血ヘドを吐きながら、片目となったティグリスと首と額から出血し頭部の角が焼け焦げているアンギラスが現れた

 

「住民の避難状況は❗」

 

この状況を見たコマンダーが厳しい口調で聞く

 

「報告では70%と……」

 

敦子の表情が冴えない

 

「なんとか怪獣を食い止めろ❗」

 

こめかみを押さえながら叫ぶ千葉参謀。しかし……

 

「ライトニングは!?」

 

コマンダーも冷静に状況を確認するが……

 

「間に合いません❗」

 

ジョジーの報告になす術が無い。その時、柊は呆然として一人呟く

 

「馬鹿な……地底貫通弾が効かないなんて……」

 

ティグリスとアンギラスが発射管制塔へ近づく。するとそこへ……

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

ガメラが現れる

 

 

 

我夢side

僕はエスプレンダーを見つめるながら苦悩して言葉を呟く

 

「どうして、こうなってしまったんだ……」

 

するとエスプレンダーが光輝く

 

「それでも、僕には出来ることがあるっていうのか…ガイアァァァ❗」

 

 

 

主人公side

[止まってくれ❗ 止まるんだティグリス、アンギラスこれ以上は動いたら駄目だ❗]

 

ガメラになってティグリスとアンギラスに止まるように言うが……

 

「ゴグルアアアアアアアアアアアアア」

 

「ギィアアアアアアアアアアアアアア」

 

2匹とも満身創痍ではあるが怒りで我を失っている。するとそこへ……

 

「ディア」

 

ガイアが現れる

 

[ガイア……奴等を押さえていてくれ。傷を治す]

 

ガイアに念話すると俺を見て頷き、ティグリスとアンギラスを押さえ込もうとするが

 

「ゴグルアアアアアアアアアアアアア」

 

「ギィアアアアアアアアアアアアアア」

 

「ドワァ」

 

ガイアを撥ね飛ばしながらも発射管制塔と近づこうとするとライトニングが近づいてきた

 

『不味い❗』

 

俺はライトニングの攻撃を自身の体で防ぎつつ、ティグリスとアンギラスを止める

 

 

 

Noside

「人間は、ただオマエ達に、脅えるだけではない」

 

柊はティグリスとアンギラスに対してミサイルを連射させようとする

 

「ゴグルアアアアアアアアアアアアア」

 

「ギィアアアアアアアアアアアアアア」

 

 

叫びをあげながらも、ティグリスとアンギラスはガメラとガイアに止められながらも管制塔めがけ一歩一歩近づいて来る

 

「お前には聞こえないのか❗ あの『大地の叫び』が❗」

 

ふらつきながらも藤宮が言った言葉に一瞬、目を伏せた柊だが再び厳しい目をして……

 

「奴等は……怪獣だ」

 

そういいミサイルの発射ボタンを押す

 

 

 

主人公side

発射管制塔からティグリスとアンギラスに向けてミサイル攻撃が発射される

 

『ッ……どうして分からないんだ❗❗❗』

 

俺はホーミング・プラズマでミサイル発射台だけを全て破壊する

 

『同じ地球に生きる者どうし……どうして』

 

そういいガイアが止めてくれているティグリスとアンギラスに向けてグローブ・ジェントレスを放ち、傷を治して大人しくさせてから、そこで発射管制塔から見えないようにハイパー・バトルナイザーでティグリスとアンギラスを回収する。そして発射管制塔を見て……

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

一吠えしてから、その場を去る

 

 

 

Noside

発射管制室ではガメラが去った場所を見ながら拳を握り締め、必死に己に言い聞かせるかのように柊がいた

 

「怪獣は滅ぼさなくてはならない……人類の為に…」

 

 

 

主人公side

あれから暫くして、俺は再びミズノエノリュウが現れた場所へ向かい、近くにある椅子に腰掛ける

 

「………………」

 

「パム~?」

 

無言な俺を不思議にそうにハネジローが見ていた。すると……

 

[無事のようだな……]

 

再びミズノエノリュウが現れる

 

[あぁ……]

 

[どうした?]

 

[けど、俺……間に合わなかった……アイツ等を怪我をさせてしまった]

 

[……しかし、玄次が行かなければ、其奴等は死んでいただろう。だから儂は怪獣達を救ってくれたことを感謝するぞ]

 

[……ありがとう]

 

俺はミズノエノリュウにそういい、人が居ないことを確認してからハイパー・バトルナイザーを取り出して

 

『バトルナイザー❗ モンスロード❗』

 

「ゴグルアア」

 

「ギィアアア」

 

ティグリスとアンギラスを小さくして出す。バトルナイザーの中で傷は完全に癒えたようだった。そして俺はティグリスとアンギラスを抱きしめる

 

「……ごめんな、お前達は悪くないのに……勝手に傷つけてしまって…ごめんな」

 

「ゴグルアア」

 

「ギィアアア」

 

「無理かもしれないが……人間を恨まないでくれ。彼等も生きようと必死なんだ。お前達と一緒なんだ。だけど何で人間がやり方を間違えているからな。人間が悪いんだが……本当にごめんな……」

 

泣きながらティグリスとアンギラスを抱きしめていると

 

「パムー」

 

ハネジローが頬にすりすりとして

 

「ゴグルアア」

 

「ギィアアア」

 

ティグリスとアンギラスも頬に滴る涙を舐めてくる

 

「お前ら……」

 

俺は涙を拭いて

 

「ありがとう……」

 

ハネジローとティグリス、アンギラスを見てお礼を言う。その光景をミズノエノリュウは微笑ましい表情をしながら見つめていた

 

 

 

~怪獣トークshow~

ギール「大丈夫か?」

 

ティグ「あぁ、もう大丈夫だ」

 

ゾンネル「それにしても久し振りだな❗」

 

ギールII「本当だな❗」

 

ティグ「そうだな……また貴公達と会えて嬉しいぞ」

 

ゾンネルII「本当です❗ こちらの方は?」

 

ティグ「数年前に地底で知り合ったアンギラスだ」

 

アンギ「俺はアンギラスだ。宜しく頼むぜ❗」

 

ガギ「おう❗」

 

ゴル「けど、無事でなによりだよ」

 

メル「本当ね」

 

サンダラ「本当っす」

 

サイメザ「また、賑やかになって良いですね」

 

ドラゴ「全くでありますな❗」

 

 

 

怪獣紹介

地殻怪地底獣ティグリス(アルブームティグリス)

津村湖の地下1500メートルに生息していた怪獣で地底で大人しくしていたが地球怪獣を危険視するG.U.A.R.D.の柊准将の手によって地底貫通弾を打ち込まれ右半身を負傷して怒り狂って発射基地付近に出現する。地底でアンギラスと知り合い仲良く過ごしていた。貴公等の古風?の言葉を使う。自分達を救ってくれたガメラとガイアに感謝している

 

 

 

暴龍アンギラス

ティグリスと一緒に地下で過ごしている所に地底貫通弾を発射されて首と額、頭部の角を負傷して怒り狂って発射基地付近に出現する。ティグリスとは地底を掘り進んでいた時に出会った。ティグリスと同じで自分達を救ってくれたガメラとガイアに感謝している

 

 

 

次回予告

ガギII「土沼に近づく者に」

 

クロシル「起こる怪事件」

 

ティグ「妖怪が住むという沼に」

 

アンギ「隠された秘密とは……」

 

シルバ「次回ウルトラマンガイア……」

 

ゴルド「悲しみの沼」

 

全員「この話も見逃せない❗」




大地裂く牙を見て、ボロボロと涙が出てきました。本当にティグリスが可哀想でした

アンギラスは身長70メートルで全長は90メートルです❗


後、リクエストの件でリクエストを書くときは一人3つくらいでお願いします❗


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悲しみの沼

泥怪人ツチケラ登場❗❗❗


Noside

名連村にある沼。そこには古い言い伝えで妖怪が現れると言われていた

 

「案外、上手くいったわね❗」

 

「そうだな❗」

 

名連村の沼にある小屋では現金輸送車襲撃事件の犯人達が金を見て、そう言っていた

 

「しかも、この沼の言い伝えで人は寄ってこないからな」

 

そういい小屋の中で寝る。すると朝早くに沼の方から音楽が聴こえてくる。外を見てみると一人の老人がしゃがんで沼の方にオルゴールを鳴らしていた。それを見た男は銃を鳴らすと……

 

「何だ、お前等は!? さっさとここを立ち去れ」

 

そう言う老人に犯人の男が銃を向ける

 

「見られたからには、この沼の底に沈んでもらわないとな」

 

そういい近づいていくと……

 

グウウウウウウウウウウウウウウウウ

 

沼から呻き声のような音が聴こえたかと思うと沼から茶色の触手が現れ、あっという間に犯人2人を沼に引き釣りこんでしまった

 

「近藤……お前っ……」

 

その老人は沼を見ながら、そう呟いた

 

 

 

主人公side

この日、チームストームと我夢は以前発射された地底貫通弾による土壌汚染を調査していた

 

「何もなければいいんだがな……」

 

一通り調査を終えてから、我夢の進言で最終ブロックであるに名連村を調べることになった。早速、ファイターを着陸して、調べる森に到着して中に入ろうとすると…近くを通った子どもたちが……

 

「沼に近づくと、ツチケラに食べられちゃうよ」

 

何とも意味深な忠告をされる。するとそこに現金輸送車襲撃犯を捜索中の刑事2人から、この沼には昔からツチケラと言う妖怪が潜んでいるという言い伝えがある事を教えられる。するとそこに沼を管理する平野さんと言う老人が俺達の前にくる。刑事達が平野さんに事件について調べていると告げているなか我夢が水質の調査をしていると……

 

「!? あんた、何をしてる」

 

「えっ? 水質を調査しているだけですが……」

 

「ここは何ともない。だから早く立ち去ってくれ❗」

 

いくら説明しても頑なに沼に立ち入らせようとはしない平野さん。その時、沼に大量の札束が浮いているの刑事に発見される。それはまさしく先日奪われた物のようだった

 

「心当たりがあるようですね」

 

「署までご同行してもらいます」

 

そういい刑事達は事情を知っているとして平野さんを連行しようとする

 

「おい、そんなに無理矢理に……」

 

俺が刑事達を止めようとした……その時、突如として沼から茶色の触手が現れて刑事達を襲い始めた。俺と華未来がジュクターガンで応戦しようとすると触手で銃を叩き落され刑事も沼に引きずり込まれそうになったその時……

 

「近藤❗ やめろ、やめるんだ❗」

 

そう叫んだ平野さんがオルゴールを鳴らすと触手は警官たちを解放してそのまま沼に帰って行った

 

「近藤……お前は……どうしちまったんだよ?」

 

沼を見ながら、悲しそうな表情をして平野さんが、そう呟いていた。それから暫くしてからG.U.A.R.D.の調査班が到着して、チームストームも沼の調査を手伝う事になった

 

 

 

我夢side

僕は沼の近くにいた平野さんを見つけて話しかける

 

「話してくれませんか……あの怪物の事」

 

 

 

主人公side

沼を調査するため、歩いていると……

 

グウウウウウウウウウウウ

 

沼から何かが聴こえる

 

「……沼の底から響いている」

 

「不気味な声だな」

 

「本当ね……」

 

3人がその言うなか

 

「そうか……俺には苦しんでいるように聴こえるぞ」

 

グウウウウウウウウウウウ

 

 

 

我夢side

「僕達が力になれるかもしれません」

 

「力になる……武力で全てを解決しようとする連中に儂と近藤の力にはなれん❗」

 

「近藤……やはり、あの怪物は近藤と……」

 

「怪物じゃない❗❗❗」

 

僕が、そう言った瞬間、すごい形相で睨んでくると

 

グウウウウウウウウウウウ

 

沼の方から、うなり声のような声が聴こえてたと思うと平野さんが静かに口を開いた

 

「私と近藤は昔、軍の秘密研究所細菌の研究を進めていた。全ては戦争に勝つため。戦争に勝てば平和が訪れると信じて、細菌研究に没頭していたんだ……」

 

話によるとそんなある日、平野さんと近藤さんは偶然にも恐ろしい人工細菌の作成を成功させてしまった。それは兵士の細胞を増殖させて一気に狂暴化させるという危険なものだった。必死になって細菌の危険性を訴える近藤さんだったのだが軍の上層部は細菌の即時使用を決定する。そして、近藤さんがその実験台第一号に任命されたのだ有効な作戦を批判すること。それすなわち 愛国心に反する。近藤を任命したのはそういった不安因子への見せしめでもあったそうだ。必死に抵抗する近藤さん。そして実験中止を叫ぶ平野さん。だがそれも虚しく近藤に細菌が注入されてしまい、その姿を醜い化け物に変えてしまった

 

怪物となった近藤さんはその苦しみからか、はたまた怒りからなのか、平野さん以外の研究所職員と軍の高官を殺害して、更に全ての細菌を破壊してから、名連村の沼に逃げ込んだのだった。生き残った平野さんは早くに妻を亡くした近藤さんにとって唯一の家族である少女「智恵ちゃん」を引き取って、近藤さんがいる沼によく連れて行った。死ぬことが出来なくなった近藤さんにとって平野さんが連れてくる智恵ちゃんの成長を見守ることだけが唯一の生きがいとなっていった

 

だけど、智恵ちゃんまでもが空襲によって命を落としてしまった。平野さんは智恵ちゃんを死なせてしまったことの償いのため、自分の命が尽きるまで近藤さんに寄り添っていくことを決意した。沼に誰も近づかないように村に噂を流して、智恵ちゃんの形見であるオルゴールを近藤さんに聞かせながら、たった一人でこの沼を守ってきた。近藤さんもそんな平野さんを許して静かに沼で暮らしていっていた

 

 

想像を越えた壮絶な話に言葉を失ってしまう僕。するとその時……沼から近藤さんの唸り声が響き渡る。平野さんが言うには1ヶ月程前から近藤の様子がおかしくなり急に攻撃的になったというのだった

 

 

 

主人公side

突如、沼一帯で地震が発生する

 

「これは不味い……急いで撤退しろ」

 

調査班に指示を出して、沼からの撤退を急がせる。すると沼から、数十メートルの水柱が上がる。すると平野さんが近づいてくる

 

「近藤……どうしたんだ!?」

 

沼を見ながら、そう叫ぶ。すると後ろから

 

「平野さん……今の近藤さんには僕達の声は聴こえていません、今は避難しましょう」

 

そういい、森を出る時に

 

「亀龍先輩❗」

 

「どうした我夢?」

 

「平野さんをお願いします❗」

 

「……いくのか」

 

「はい、近藤さんは僕が……」

 

「分かった……無茶はするなよ」

 

「はい❗」

 

そういい我夢は走っていった

 

 

 

我夢side

「グウウウウウウウウウウウウ」

 

現在、近藤さんが暴れていた

 

「これが…地底貫通弾の…答えなのか❗」

 

そういいガイアに変身する

 

 

主人公side

夕暮れの最中行われる2人の戦い。ガイアが蹴りを入れるとツチケラは自在に伸びる爪を使いガイアを攻撃をしていき、更に爪をガイアに巻き付けてきた

 

「近藤……止めるんだ❗」

 

平野さんが走り出す。俺が後を追いかけると平野さんはいつも鳴らしていた智恵ちゃんのオルゴールをツチケラに聞かせる。するとツチケラが動きを止めた

 

「近藤…昔のお前に戻ってくれ❗ 軍の上層部も智恵ちゃんも殺した私を許してくれた、昔のお前に❗」

 

するとツチケラはガイアから爪を離す

 

「意識が戻ったんだ❗」

 

怪物となっても人間でいられたころの記憶を取り戻したツチケラは静かに呟く

 

「ち…え…」

 

「泣いている……悲しい声で……」

 

「近藤……」

 

しかし……ツチケラは頭から黄色い血を噴出して苦しみだし暴走する

 

「これが地底貫通弾の……」

 

ガイアはガイアSVに変身する。ガイアはツチケラにガイアヒーリングで浄化させる。大人しくなったツチケラ…近藤さんは……

 

「ありがとう、ウルトラマン。ありがとう、平野。俺はお前がいてくれたおかげで、心を失わずにすんだ……これで智恵の元に逝ける」

 

平野さんとガイアに感謝の言葉を贈り近藤さんは智恵ちゃんと奥さんの元へと昇天していく。そしてオルゴールと近藤の写真を手に平野さんは近藤さんへ……

 

「近藤…ありがとう…」

 

そうお礼を言う

 

 

 

『人が人を許さない限り、争いは無くならない』

 

 

 

次回予告

エレ「破滅招来体が送り込んだマシン」

 

コッヴ「その恐るべき目的は?」

 

パズズ「我夢大ピンチ❗」

 

ガギII「次回ウルトラマンガイア……」

 

ガン「アグル復活」

 

全員「目覚めよ藤宮❗❗❗」




現在、劇場版を書くかどうかを考えています
本当にどうしよう(´・ω・`)


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アグル復活

宇宙捕獲メカ獣Σズイグル登場❗❗❗


Noside

海辺の洞窟の中に、ボロボロの服を着て頭を抱えながら横たわっている男が一人がいた。身を震わせながら、その男は絶叫していた。その男は……藤宮であった

 

 

主人公side

現在、空にはワームホールが出現していた。我夢の話によると『ゾーリム』の時と全く同じものだという

 

「よし、何時でも行けるよな❗ 機龍❗」

 

「ギィアアアアアアアアアアアアアア」

 

俺はジオベースでコマンダーの指示を待ちながら、機龍と何時でも、発進出来るように準備をする

 

 

 

Noside

その頃、ワームホールからは金属粉らしきものが一直線に地上に向かって噴出している。その金属粉は地上で次々と形を成していき、Σズイグルとなった❗ チームクロウは一斉攻撃を仕掛けていく。するとΣズイグルは稲城リーダーのファイターをロックして標的とする。そして指から発射された黄色光弾は稲城リーダーのファイターめがけて執拗に追っていく。必死に振り切ろうと全速で逃げる稲城リーダー。その時……

 

「デュア」

 

後方から一条の赤い光が飛来してファイターに命中寸前の光弾を叩き落とした

 

「ガイア……」

 

ガイアは上空からΣズイグルめがけキックを決める。しかし、起き上がったΣズイグルも胸からを捕獲光弾ガイアに向けて放った。ガイアは両腕でガードするがが爆発した際になぜか腕に異様な電光が走る

 

「デュア」

 

両手を見つめるガイアだが気を取り直し手からガイアスラッシュを放つとΣズイグルは呆気なく破壊されバラバラに散ってしまった。それと同時にワームホールも消えてしまった。ガイアは闘いを終えて光に戻ろうとしたときフラフラになって海へと向かって行く藤宮を発見した。藤宮は魂の抜けたような表情で一歩、また一歩と、海の中へと入って行く

 

「藤宮❗」

 

我夢が駆けつけて、海の中へ入っていった藤宮を抱きとめると藤宮は焦点の定まらぬ目で遠くを見つめながら…

 

「海が……呼んでいる……」

 

そう言って藤宮は倒れこんでしまった

 

 

 

病院

点滴を受けながら眠っている藤宮。医師は付き添いできていた我夢に

 

「彼が倒れたのは精神的な問題しか考えられない」

 

そう伝えた。医師からの話を聞いた後、藤宮のいる病室へ入ろうとドアノブに手をかけた我夢は両手の甲にくっきりとついた痣のようなものに驚く

 

「何だこれ?」

 

不可解に思いながら病室へ入ると、そこに藤宮の姿はなかった。探していると海辺の岩の上に座って静かに海を見つめるていた。そっと歩み寄る我夢に藤宮は……

 

「世話になったようだな……」

 

隣に座った我夢に向かって藤宮は静かに語り出した

 

「海は生きている。さまざまな命を生み出し、疲れた魂が戻ってゆく。そんな生命の営みを、俺は見守りたかった。だが、俺のしたことは、結局、アグルの脅威で人を混乱に落し入れただけなんだ。結果、地底貫通弾が…今は償いも出来ない……」

 

「君は間違ってなんかいない。ほんの少し結論を急ぎ過ぎただけだ。人間だって変わらなきゃいけんないんだ」

 

「人類は地球の一部だ。皮肉にもアグルの力を失って初めてそう思った。我夢……お前はウルトラマンの力を失った自分を想像したことがあるか?」

 

「力を失った自分……」

 

「俺はアグルの力を取り戻そうとした。だが、もう力は戻ってこない❗ それは俺の心の底に今でもクリシスの予測と同じものが眠っているからだ。あの時…クリシスの予測を知っていたら、お前だったら同じことをしたか?」

 

「……ああ、結果的には」

 

「嘘だ❗ お前にそんな事は出来ない❗ 俺自身の中に人類を消去しなければ地球を救えないという」

 

「いや、そうじゃない。君が本心で、そう思ってる筈はない。藤宮、君だって、あの予測に疑問を持っていた。だから何人もの人の命を助けたんだ。君はあの時『守るものは何もない』と言った。それはクリシスの予測が奴等に操られていたことを知って『闘う誇り』をズタズタにされたからだ」

 

「闘う誇り……」

 

「それを取り戻すんだ❗ 藤宮❗」

 

するとそこへ、リザードの瀬沼とその部下が近づいてきた。そして我夢に藤宮を保護しにやってきたと告げる。

我夢が止めようとすると……

 

「何故、そこまで彼にこだわる?」

 

問いただす瀬沼に我夢は……

 

「藤宮は……ずっと地球のことを考えてきたんです。矛盾だらけの問題を、真剣に考えているんです。地底貫通弾を阻止しようとしたのだって、地球のことを考えぬいた末でやったことなんです」

 

そう必死に説得する我夢に瀬沼も、もう少し様子を見ようと理解を示す。その時……

 

ガッシャアアアアアアアアアアアン

 

ガイアによって粉砕された筈のΣズイグルが破片から再生し復活した。藤宮に逃げるよう言い、我夢はΣズイグルに走り向かって行く。そしてエスプレンダーを翳すが両手の甲のアザが金属のように変化していき、エスプレンダーが金属片になってしまう。更に両腕を電気的な光が覆い、我夢の両腕は十字架に張りつけられでもするかのように広げられてしまう。その瞬間、我夢の全身を十字架の棺桶のごとき金属体が覆ってしまい、Σズイグルの胸が開くと同じ大きさの十字型の穴が空いていた。そこから光線が照射されて、我夢はΣズイグルの胸に十字架ごと組込まれてしまう

 

 

主人公side

「本当に復活してやがるな……」

 

俺はチームストームで機龍を吊るしながらΣズイグルを見て呟く。すると……

 

(……あれは!?)

 

俺は急いで通信を入れる

 

「堤チーフ、アイツの中心部を見てください❗」

 

そこにはΣズイグルに捕らわれている我夢がいた

 

 

 

Noside

エリアルベースでピースキャリーからの映像をモニターで見たコマンダーは理解して呟いた

 

「対ガイア用の兵器ということか……」

 

 

 

主人公side

(これじゃあ火器による攻撃は厳禁だな……それなら❗)

 

「よし、お前らバックユニットを外して高機動型で行くぞ❗」

 

「「了解❗❗」」

 

そういいバックユニットをワイヤーで支えていた大羅夢と氷努羅がバックユニットを空中で外す。そして俺もワイヤーを外し……

 

「機龍、ノズルを噴射するんだ」

 

「ギィアアアアアアアアアアアアアア」

 

機龍はノズルを噴射させて、Σズイグルの前に降り立つ

 

 

 

Noside

瀬沼達に支えられ逃げていた藤宮は直感的に我夢の危機を察知して瀬沼達を振りほどき引き返していった。しかし、Σズイグルを前に何も出来ない藤宮は逆にΣズイグルから放たれた黄色光弾に吹き飛ばされてしまい砂浜に横たわったまま意識を失う

 

 

 

主人公side

機龍が降り立った瞬間、Σズイグルは十字架型に変形して突然、現れたワームホールに向かって飛び立っていく

 

「クソッ……機龍❗」

 

「ギィアアアアアアアアアアアアアア」

 

機龍はノズルを噴射させてΣズイグルを追いかけていく

 

 

 

Noside

ワームホールへと連れ去らわれている我夢が叫ぶ

 

「藤宮ーーー❗❗❗」

 

その時…藤宮の脳裏には、我夢が…玲子が…稲森博士が…そして彼が救った少女とガイアとアグルが握手する絵に必死にすがりつく車椅子の少年の姿が現れる

 

「彼らを救ったのは君だ……アグルだ……君が居なければ、彼らは……『闘う誇り』を取り戻すんだ…藤宮…」

 

その時……藤宮は叫ぶ

 

「俺には…守るものが……ある…地球よ❗ もう一度、もう一度、俺に力をくれーーー❗❗❗」

 

全身全霊をこめた叫びに呼応するかのように岩に砕かれ飛沫をあげる波や空をはばたく鳥が、全てが動きが止まっていた。すると藤宮に向かって、巨大な波が彼を包み込むように押し寄せてくる

   

「アグルーー❗❗ 俺はもう一度、闘いたい❗」

 

押し寄せる巨大な波の中から、美しく輝く青い光が広がり、そして徐々に輝きを増す光は巨大な波と一緒に藤宮を包み込んでいった

   

青と紫色の美しい空をはさんで上空にも海が広がっていた。すると突如、海が弾けるようにして、真っ二つに割れその中から姿を現したのは……身をかがめた姿で両腕をクロスさせている青き巨人ウルトラマンアグルV2だった❗

   

 

そしてアグルは力強く飛び立っていく

 

 

 

主人公side

「クソッ……間に合え❗」

 

そう言っているとファイターの近くを青い光が通り過ぎていく

 

「あれは……アグル!?」

 

両手を広げ一直線に飛来したアグルはΣズイグル掴むと地上へと自らの体をクッションにして落下させる

 

「デュオ」

 

そのまま対峙するアグルとΣズイグル

 

「機龍、アグルを手助けするぞ」

 

そういいアグルに近づくとアグルは後ろを振り向き、手を前に出す

 

「任せろって事か……」

 

俺の言葉に頷くアグル。そのアグルに俺も頷くとアグルは再びΣズイグルを向く。アグルはΣズイグルを殴ろうとするが胸に閉じ込められた我夢の存在に躊躇し思いとどまる。その隙に再びワームホールへと飛び立とうと

するΣズイグルにアグルは蹴りを食らわせて阻止し、更に青光の剣アグルセイバーを出してフェンシングのような素早い動きで胸から十字架のみを切り取り我夢を救い出した。我夢は駆けつけた瀬沼らに救出された

 

 

 

Σズイグルは必死に黄色光弾の連射を浴びせる。無数の爆発に包まれるアグル。しかし、アグルは身じろぎもしていなかった。手で「来いよ」とでも言うように挑発さえする。Σズイグルが、さらに攻撃を加えようとした時、アグルはフォトンスクリューでΣズイグルの体を一直線に貫いた。そのまま背を向け、ゆっくりと立ち去るアグル。Σズイグルには体にポッカリと大きな風穴を開けられ、身動きもせず突っ立ったまま……数秒後に木っ端微塵に砕け散り爆発する。ワームホールも消え去り、空に青空が戻る

 

(やっぱり格好いいな……)

 

アグルを見ながら、俺は、そう考えていた

 

 

 

我夢side

「我夢、早く戻ってこい」

 

瀬沼さんに助けられてからエリアルベースからコマンダーに言われて飛び立とうとしていると、そこに藤宮がいた。そんな藤宮を見て

 

「やっぱり、君は凄い奴だ」

 

藤宮は僕に向かって、アグレイターをつけた腕をかざした。僕も藤宮にエスプレンダーを向け応えてからEXで飛び去っていった




次回はオリジナルです❗


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我夢VS我夢

巨大異形獣サタンビゾー登場❗❗❗
精神寄生獣ビゾーム登場❗❗❗


我夢side

僕は夜の街を走っている何者かを追って走る。XIGナビでターゲットを確認するとソイツは地下のトンネルへ入って行った。トンネルを進んでいると突然、背後から襲われた。ソイツを振り払って姿を確認すると黒服に身をつつんだ自分自身の姿をした奴がそこにいた。不敵な笑みを浮かべて、その黒服のもう一人の僕は僕に向かい…

 

「僕は君さ…頭脳と直感に秀でたというだけでXIGの隊員になって地球を守る。銃を持って格闘技を習得して、あげくガイアの力を……」

 

「やめろ❗」

 

僕は黒服の僕に向かい叫ぶと…

 

「アルケミースターズがなぜ生まれたと思う」

 

黒服の僕は意外なことを口にする

 

「何故って……」

 

「なぜ僕たちはネットワークで集まらなきゃいけなかった? ……他の子供や大人達が気味悪がったから、じゃないか。他とちょっと違うだけで人間はすぐに異端を排除する。人間なんてその程度の生き物。僕らこそ、生き残るにふさわしい存在❗」

 

「違う❗」

 

僕は黒服の僕の言葉を否定する

 

「本当に、そう思っているのかい? ……我夢」

 

黒服の僕がニヤリと笑う

 

「なんだって……」

 

「僕は君さ、君の心だ」

 

「ふざけるな❗」

 

僕の叫びがこだまする中、黒服の僕は巨大化してサタンビゾーとなって現れる。

 

「ガイア❗」

 

ガイアになるとサタンビゾーは破壊光弾を放ち、ビルを破壊する。走ってくる僕にサタンビゾーは鋭利な爪で攻撃してくる。その攻撃を間一髪避けて、フォトンエッジを放ち、サタンビゾーを消滅させた。しかし、倒した筈のサタンビゾーの不気味な笑い声が夜空にこだまして消えていく

 

 

 

主人公side

(…………大丈夫か)

 

朝から我夢の様子がおかしい……今も外を見ながら、ボーッとしていた

 

(これは……もしかしたら……)

 

そう考えながら、俺は自室に戻っていく

 

 

 

Noside

艦長室では

 

「攻撃は最大の防御と考えているのですかね?」

 

そう問う我夢に、お茶をたてながらコマンダーが言った

 

「その考えは戦略としては誤りであり防御すべき事を尽くさずして攻撃をすれば手痛い結果を招くことになる」

 

しかし、コマンダーとして敵の居場所を知ることは重要な事だとダニエルに賛同を示す

 

「若い時には色々と考えるものだ。考えなくていいことも考えてしまう。考えが袋小路に入っていることも気づかず」

 

「えっ!?」

 

我夢は突然、そう言われ戸惑う

 

「俺自身のことだ……若いとき…そうだった」

 

「コマンダーが……」

 

我夢が驚くなか、コマンダーは言葉を続ける

 

「どうして地球が自分に力を与えてくれたのか。どうしてアルケミースターズが生まれたのか。それを地球に聞いたところで、答えてはくれまい」

 

「分かってます……でも『答』が欲しい時だってあるんです」

 

我夢はコマンダーにそう言う

 

 

 

我夢side

コマンドルームに戻った僕はフランスのアルケミースターズの一人であるミッシェルからエリアルベースのデータをまわして欲しいとの通信を受けた。それには許可が必要だと返す僕に自分が申請をとってあげると敦子が気を利かせてくれた。それから廊下を歩いていると目の前に再び黒服の僕が姿を現す

 

「アルケミースターズが、危ないことを始めたね…」

 

それだけ言うと姿を消えてしまった。その時、僕のXIGナビが鳴る。モニターに敦子が映る

 

「我夢、元気出して❗」

 

「こんなことにナビを使ったら怒られちゃうよ」

 

「私はそんなヘマしないもん」

 

そういって励ましてくれた事をうれしく思いながら僕は自室のドアを開けた。するとそこには黒服の僕を追って入った地下トンネルが広がっていて、同じ光景が繰り返されていた。その時、僕は気づく

 

「これだ❗ こいつのせいだったんだ❗」

 

地下トンネルへ追跡した時も今も直前にXIGナビを使ていたんだ。至急、ジョジーに分析してもらうとナビには発信ダイオードのようなものが仕掛けられていた。僕には心当たりがあった……

 

(あの光弾を受けたときだ……)

 

それはΣズイグルの光弾を受けたときだった。ジョジーの言葉に僕は逆立ちしながら我夢は必死に何かを考え始める

 

「クリシスのシステムは破滅招来体によって書き換えられていた……!? そんなこと絶対ないと思ってた。検索…創立初期メンバー…クリシス開発スタッフ…集積回路開発……」

 

「何探してんの?」

 

僕にそう問う敦子

 

「僕らはみんな、地球と人類の為にって集まった筈じゃないか❗ だけど、そうとしか考えられない。そんな奴がいるだなんて❗」

 

「誰のこと?」

 

ジョジーも問う

 

「裏切り者がいるんだ……アルケミースターズに❗」

 

 

 

「「えっ❗」」

 

するとクリシスのセットアップ直前に脱退した『クラウス・E・カルト』、ドイツメンバーを見つけ僕はコマンドルームから飛び出していった。それを窓越しに見つめるコマンダーの所へ千葉参謀がやって来る

 

「我夢は最近、単独行動が多いな」

 

「彼には、彼にしか出来ないことがあるんです」

 

すると千葉参謀は渋い顔をしながら……

 

「そうじゃないんだ……彼はまだ若い、若すぎるほどに……この地球を見舞う危機に対して、あんな若者に託さなくてはならない……辛いんだ……」

 

そういいコマンダーと千葉参謀は再び、窓の外の景色を見る

 

 

 

主人公side

我夢がエリアルベースを出て直ぐに……コマンダーから呼び出された

 

「どうしましたか?」

 

「すまないが…我夢に付いていって、アシストをしてほしいんだ。頼めるか……」

 

「了解しました❗」

 

そういいエリアルベースを出てドイツへと急ぐ

 

 

 

我夢side

僕はクラウスの住んでいる屋敷へと入って行く。僕は一階二階と探していき、地下室へと降りていくが屋敷の中に人が住んでいる気配はなかった。そこの地下室の床にはサークル状に描かれた絵文字を、不思議そうに我夢は見つめた。 その時、上の階から音が聴こえた。更に足音が聴こえてくる。すると……

 

「クラウスは……もうここには居ない」

 

そこにはアルケミースターズのキャサリンが居た。その後、二人でクラウスの部屋へ行き、互いにクラウスを探しに来た理由を語った。キャサリンは飾ってあった藤宮とダニエルがクラウスを囲んでいる写っている写真を見ながら話をし始める

 

「ダニエル達がやっていること知ってるわよね。ワタシそれに参加したいと思わなくて……破滅を招くものが本当にきたら、人間はそれに逆に攻撃するだろうって、クラウスがずっと前に言ってたの。でも、それは意味が無い……」

 

それから二人で屋敷を出て街を歩いていく

 

「キャサリン……」

 

「あ、皆、私のことキャスって呼ぶの」

 

「えっ……キャスはアルケミースターズのこと、どう思ってる? どうして、僕らみたいな……」

 

「地球の防衛本能が生んだ鬼っ子? 私はそれでもいいと思ってる。どういう理由で生まれたって、私達は私達。一人一人違う人間だわ。だからワタシ達、同じ事考えたり、同じ事する必要も義務もない」

 

「……そうだ❗ そうだよね」

 

僕は笑顔でキャサリンを見る。するとキャサリンは……

 

「ねぇ、こういうのって何ていうか知ってる? 女の子と男の子が二人で歩く……デートじゃない」

 

そう言いながら、キャスに向かって手を差し出した。僕はドギマギしながらもキャスの手をとり、手をつないで歩き出した

 

 

その頃……

「バキッ❗」

 

エリアルベースにいた敦子の手に握られていたペンが真っ二つに折れてしまう……

 

「敦子……どうかしたの?」

 

ジョジーは驚きながら、敦子に問うと……

 

「気にしないで……訳がわかんないけど、超激ムカ❗」

 

 

それから僕はキャスとパン屋に寄る。するとパン屋の看板に書いてある文字が地下室の床に描かれた絵文字に似ていることに気づき、キャスに聞いてみた。するとキャスはあの字をルーム文字…ヨーロッパの古代文字だという。それを聞いた僕はクラウスの屋敷へと急ぎ走り出した。再びキャスの手をとり握り締めて……

 

またまた、その頃……

 

『バキッ❗』

 

再び、敦子のペンが折れたのであった

 

 

 

主人公side

「……妙な力を感じるな」

 

俺もドイツへ到着して、直ぐに我夢が調べていたクラウスの屋敷にある森を歩いていると……

 

「!? 我夢」

 

向こうから、キャサリンの手を握ったまま、走っている我夢がいた

 

「よし、付いていってみるか❗」

 

そういい我夢の後を追う

 

 

 

我夢side

僕とキャスはクラウスが消えた庭園のサークルに辿り着く

 

「クラウスはここで彼の持ち得た情報と肉体を捧げたんだ❗ 破滅招来体が送った精神寄生体に❗」

 

するとサークルの周りは暗闇に包まれて、周りには絵文字が浮き上がる。そして、僕達を囲むように空から無数の人影が降りてくる。その中の一つが僕の姿になって現れた

 

「もう僕の姿なんてやめろ❗ 君はクラウスなんだろ」

 

僕が、そう言うと……

 

「そうだ」

 

そう答えながら姿を変える

 

「だが、僕は君の隠された本当の心さ。才能を得て生まれ、そして強大な力を託された」

 

そういうクラウスにキャスが問いかける

 

「アナタが言ってたことって、破滅を招くものに力で立ち向かうだけじゃいけないって……」

 

「それは君の解釈だ❗ 僕に力を与えてくれたのは破滅ではなく、この地球と人類をより高く進化させる存在なのだ❗」

 

そう言うと巨大化する。サタンビゾーに良く似ているが形はより人間に近い体型をしていた。キャスに逃げろと言う僕に一人では嫌だというキャス

 

「僕にはやることがあるんだ❗」

 

そう言うとキャス離れていく

 

「早く光を開放しろ、我夢。地球の力など遥かなる星の英知にはかなうものじゃない❗」

 

エスプレンダーをかざす僕。するとそこに藤宮の姿が現れる

 

「待て❗ 我夢、あれはお前、それに俺のもう一人の姿それでも闘うのか?」

 

「確かに、あいつはもう一人の僕。心の奥に居る怪物だ。だから、僕が倒さなくちゃいけないんだ❗ ガイア❗」

 

 

 

主人公side

漆黒の闇の中で対峙するビゾームとガイア。互いに光の剣を手にして向かって行く。ガイアのアグルブレードがビゾームの体を幾重にも切り裂いたが切り裂かれた一つ一つの個体が小さなビゾームへと形を変え、8体のビゾームがぞろぞろとガイアに近づいてきて、破壊光線を放ちガイアは倒れてしまう

 

「……いくか❗」

 

そういいガメラになろうとしたとき……

 

カタカタ……

 

ハイパー・バトルナイザーが反応した

 

「何だ?」

 

するとバトルナイザーから、ゼットンの意志が感じとれた

 

「お前が戦いたいのか?」

 

するとゼットンの反応が強くなった

 

「……分かったぜ❗」

 

そういいハイパー・バトルナイザーを掲げる

 

『バトルナイザー❗ モンスロード❗』

 

「ゼッ…トォォン」

 

ハイパー・バトルナイザーからゼットンを出す

 

「ゼットン❗ ガイアを助けるんだ❗」

 

そう言うとゼットンは頷き、ガイアに近づこうとしているビゾームを1体捕まえると地面に叩きつける

 

「ゼッ…トォォン」

 

「「「ムオオオ」」」

 

すると残りのビゾームが一斉に破壊光線を放つ。その攻撃をゼットンはゼットンシャッターで防ぎきるとメテオ火球でビゾーム達を焼き払っていく

 

 

 

Noside

ビルに囲まれた街を歩く藤宮が……ふと足を止める

 

「お前に倒せるか? 我夢…自分の心の奥に巣くっていた怪物に……」

 

 

 

主人公side

ゼットンに指示を出していると倒れているガイアに向かってキャサリンが叫びだす

 

「我夢❗ 立ってよ我夢❗ 我夢なんでしょ❗」

 

その言葉を聞いて立ち上がるガイア。さらに全身を光に包みガイアSVへと変身する。一方、ゼットンが攻撃を止めると再び、ビゾームが一つに戻り、巨大化する

 

「ゼットン、下がってくれ」

 

そう言うと同時に襲いかかってくるビゾームに向かってガイアも真っ向から向かってゆき拳を突き出す。そしてガイアのスプリームクロスカウンターとビゾームのパンチが交錯したまま、どちらも身動き一つしないが、やがてビゾームはその身を粉々に爆発して散っていった

 

「……お疲れ様だ…ゼットン。そして我夢も……」

 

そういいゼットンをバトルナイザーに回収して、先にファイターで帰っていく

 

 

我夢side

ガイアの変身を解いて、キャスの所へといく

 

「アイツは本当に僕の心の奥の怪物だった。僕の心の奥底に、アイツが言うようなことを隠しているなんて思ってもみなかった。思いたくもなかった❗ でも……あったんだ。だから、僕はアイツと闘った。」

 

「クラウスは……」

 

「僕、勝ったぜ……闘って…勝ったんだ」

 

そして、僕はキャスの方を見て

 

「僕は『人』と闘いたくなんてなかった。僕はそんなに強くなんてない…でも今は闘うしかないじゃないか❗」

 

そう言って、走っていく




すいません、オリジナル編の進行がイマイチなため、先に我夢VS我夢を書きました。楽しみにしていた方に申し訳ないです


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ガメラ×ゴジラ×護国三聖獣 大怪獣総撃戦(前編)

オリジナル編(前編)です❗



Noside

ここは自然豊かな島『バース島』。この島には父親の帰りを2年前から待つものがいた。産まれた時から、ずっと自分のそばに居てくれた父親だったが2年前に出掛けたきり、帰ってこなくなった。それからは、ずっと父親の帰りを待っていた。しかし、突如、穏やかだった島で地鳴りが起きたかと思うと島が一瞬で真っ赤な世界へと変わってしまった

 

 

 

主人公side

「まさか……この世界にこんな資料があるとはな」

 

俺は資料室から、ある書物を見つけて、それを借りて資料室を出ると……

 

「あっ、亀龍先輩」

 

そこに我夢が歩いてきていた

 

「我夢か……何処かに出るのか?」

 

我夢はヘルメットを準備していた

 

「ちょっと『ある島』の調査に……」

 

「ある島?」

 

「はい、実は……」

 

 

 

Noside

我夢と玄次が会話する前

 

「バース島ですか?」

 

「そうだ」

 

我夢はコマンダーから、ある調査の指示を受けていた

 

「先程、バース島の消滅が確認されたんだ」

 

堤チーフが我夢に言う

 

「バース島って確か……」

 

「あぁ、南海にある穏やかな孤島であり、島の地下にはウラン鉱脈がある島だった。その島が何故、消滅したのかを調査してきてほしい」

 

「分かりました。EXで直ぐに向かいます」

 

「頼む」

 

 

 

主人公side

「成程な……」

 

「なので僕は調査に行きます」

 

「気を付けろよ」

 

「はい❗」

 

そういい我夢は歩いていく

 

(バース島にこの書物……何も起きなければ良いんだけどな)

 

そう思いながら、自室に戻っていく

 

 

 

Noside

その日の夜……新潟県の妙高山、鹿児島県の池田湖、富士樹海で地震が発生した。その際に付近にあった地蔵のような石像が地震の影響で起きた落石で壊れたり、倒れてしまう

 

「ギョアアアアアアアアアアア」

 

石像が壊れた妙高山で大きな鳴き声が聴こえる。すると山の中から、赤い怪獣が現れた

 

「グルルルッ」

 

怪獣は直ぐ様、地中を潜り去っていった

 

 

 

主人公side

「これは……結構でかい地震だったんだな」

 

現在、チームストームとチームハーキュリーズで昨日、地震があった新潟県の妙高山を調査していた。因みに他の場所でも地震があったのでファイターチーム総動員で調査にあたっていた

 

「しかし……原因は何だったんだ?」

 

ハーキュリーズの志摩さんが顎に手を当てて考え込む。暫く辺りを調べていると……

 

「……!? これは」

 

そこには地面が盛り上がっている場所があった。明らかに何かが通ったように見える。すると……

 

「あぁ……これは」

 

そこに一人の老人と華未来がいた

 

「華未来、その人は?」

 

「実は、昨日起きた地面は『地の神』が原因だって言ってるの……」

 

俺と華未来が会話していると

 

「どうしたんだ? 亀龍」

 

ハーキュリーズのメンバーがこちらに近づいてくる。そんななか、老人は落石が起きていた場所を拝んでいた

 

「すいません、ちょっと宜しいですか?」

 

俺は老人に声をかける

 

「先程から言っていた『地の神』と言うのは、もしかして、『婆羅護吽』という名ではありませんか?」

 

そう言うと老人は驚きながら

 

「お若いの……知っているのか?」

 

そう言ってきた

 

「何だ? その『婆羅護吽』ってのは?」

 

吉田さんが聞いてくる

 

「実は昨日、エリアルベースの資料室から借りた資料に……」

 

そういい、止まっているファイターに行き、一冊の資料を手に取る

 

「この『護国聖獣伝記』に記されている地を護る聖獣の事です」

 

 

 

Noside

一方、エリアルベースではバース島の調査が終わった我夢が調査した内容を報告する

 

「バース消滅の原因は海底火山の噴火によって温度が上がった海水に地下の高純度の天然ウランが反応した結果、爆発して消滅したと考えられます」

 

「成程、自然現象だったか……ご苦労だったな我夢」

 

「いえ❗」

 

我夢がそう言った瞬間、コマンドルームに通信音が鳴る

 

「誰からだ?」

 

「チームストームの亀龍リーダーからです」

 

「あれっ? そういえば亀龍先輩達は何処に?」

 

コマンダーと敦子が話しているとき、我夢は堤チーフに質問する

 

「今は昨日、起きた地面の調査にチームハーキュリーズと行っている」

 

「繋いでくれ」

 

堤チーフが言い終わった後にコマンダーは通信を繋げるように言う

 

 

 

主人公side

「こちらチームストームの亀龍」

 

「どうした亀龍? 何か分かったのか?」

 

XIGナビを繋ぐとコマンダーが出た

 

「はい、実は地震と地震が発生した場所の関連性が分かりました」

 

「それは何だ?」

 

「それは……」

 

そういい、俺は資料を見せる

 

「この『護国聖獣伝記』に関係しているんです」

 

「護国聖獣伝記?」

 

「それは一体なんなんだ?」

 

疑問を抱いた堤チーフが聞いてくる

 

「今回、地震があった新潟県の妙高山、鹿児島県の池田湖、富士樹海には古来より、ある存在が日本各地で伝承されてきたんです」

 

「ある存在?」

 

「それが護国三聖獣と言われる神獣達です」

 

「護国三聖獣?」

 

「古代王朝の時代から日本各地でその存在が伝来されていた、陸海空を司る三匹の怪獣、婆羅護吽、最珠羅、魏怒羅の事です」

 

「……しかし、何故そんな神獣達が今になって蘇ったんだ?」

 

「護国三聖獣は日本というクニを護る存在ですので……恐らくは……」

 

「……!? まさか根源的破滅招来体が」

 

我夢が、そう聞いてくる

 

「否定は出来ないな……我夢」

 

「何ですか?」

 

「バース島に異変は無かったか?」

 

「えっ……は、はい」

 

「……そうか、取り合えず警戒していた方が」

 

「分かった。取り合えず、一旦エリアルベースに帰投してくれ。それからは各ファイターチームは交互にパトロールをしてもらう」

 

「了解❗」

 

そういい、ファイターでエリアルベースに帰投する

 

 

 

Noside

地震が発生してから二日後……

 

鹿児島県の池田湖では湖の中心からゴボゴボと泡が立ち込めていた。暫くすると……

 

「キュアアアア」

 

湖から巨大な芋虫が姿を現す。巨大芋虫は陸に上がると辺り一面に糸を吐き散らし、自身が包まれるぐらいまで糸を出し続ける

 

富士樹海では地震の影響で地面に巨大な穴が出来ていた。その中には氷が張っており、氷の中には金色に輝く龍のような姿をしている怪獣が眠っていた。しかし……氷には徐々にヒビが入り始めていた

 

 

 

主人公side

あれから二日、婆羅護吽の発見出来ずにいた

 

(一体何処に……)

 

コマンドルームでモニターを見ながら、考えていると突然、警報が鳴り響く

 

「どうした?」

 

コマンダーが敦子さんに聞くと

 

「焼津漁港に巨大な怪獣が接近しています」

 

敦子さんが、そう報告すると

 

「チームストームは直ちに向かってくれ」

 

コマンダーから指示が出る

 

「了解❗」

 

そういい、ファイターで出撃する

 

 

 

Noside

静岡県焼津市では避難勧告が出されて、住民が避難を開始していた。すると焼津漁港から巨大な水柱が上がる

 

「うわ~❗」

 

「何だあれは?」

 

逃げ惑う人々は突如、上がった水柱を見ながら叫んでいると水柱から巨大な怪獣が現れた。肌は黒く、背中には棘のような背ビレが無数にある。すると怪獣は上空を見上げると

 

「ギャオオオオオオオアアアアアアアア」

 

一吠えする。怪獣が一吠えしただけで街が揺れ動く。その怪獣の名は……

 

「ギャオオオオオオオアアアアアアアア」

 

怪獣王ゴジラである




次回からバトル要素を入れていきます❗


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ガメラ×ゴジラ×護国三聖獣 大怪獣総撃戦(後編)

オリジナル編(後編)です❗

※このゴジラは白目ではありません


Noside

「ギャオオオオオオオオオアアアアアアアア」

 

焼津漁港に現れたゴジラは何処かを目指すように歩いていく

 

 

 

主人公side

怪獣が出現して数時間後、漸くファイターに乗りながらではあるが、その姿を確認できた。しかし、その怪獣を見て度肝を抜いた

 

「ゴジラ……」

 

「ギャオオオオオオオオオアアアアアアアア」

 

その姿は正しく怪獣王ゴジラであった。サイズは機龍と同じくらいの大きさである。現在ゴジラは山梨県の本栖湖付近を歩いていた

 

(一体……何処へ?)

 

ゴジラが何処を目指しているかを考えているとゴジラが箱根箱根大涌谷付近に近づいたとき…突如、地面が揺れ始め……

 

「ギョアアアアアアアアアアアアアアアアア」

 

地中から『地の神・婆羅護吽』がゴジラの前に現れた

 

「ギャオオオオオオオオオアアアアアアアア」

 

「ギョアアアアアアアアアアアアアアアアア」

 

お互い、鳴き声を発して牽制しあう。婆羅護吽は立ち上がり威嚇していくが相手のゴジラは自分の2倍の大きさがあり、ゴジラには全くの効果が無いのであった

 

「ギョアアアアアアアアアアアアアアアアア」

 

婆羅護吽は不利と見たのか地中へと身を潜める

 

「グルルルルル?」

 

ゴジラは地中に潜った婆羅護吽を探すように辺りをキョロキョロ見渡す。するとゴジラが急にバランスを崩して倒れる。地中の婆羅護吽がゴジラの足元を掘り進めていきゴジラは地中に足が埋まってしまい倒れてしまったようだ

 

「ギョアアアアアアアアアアアアアアアアア」

 

その隙に婆羅護吽は地中から姿を現して、小高い場所まで上がると起き上がったゴジラに体当たりを仕掛ける。婆羅護吽の体当たりを食らいゴジラは再び倒れ込む

 

「ギャオオオオオオオオオアアアアアアアア」

 

ゴジラが起き上がるが婆羅護吽は再び、地中に身を潜めてしまう。すると婆羅護吽は後ろから姿を現す。しかし……

 

「ギャオオオオオオオオオアアアアアアアア」

 

ゴジラは尾を上に上げてから下へと叩きつける。その尾は婆羅護吽の脳天に当たる

 

「!? ギョアアッ」

 

この攻撃で婆羅護吽は一瞬、グラつくがゴジラの尾に噛みついて反撃するが……

 

「ギャオオオオオオオオオアアアアアアアア」

 

ゴジラは体を回転させて尾を振り回すと婆羅護吽は尾から口を離してしまい、宙を舞って先程登っていた場所に

体を激突されてしまう

 

「ギョア……」

 

攻撃を食らいながらも婆羅護吽は上体を起こしてふらつきながらも、また登ろうとする

 

「ギャオオオオオオオオオアアアアアアアア」

 

しかし、ゴジラはさせないとばかりに背びれを青白く発光させ始める

 

「不味い!?」

 

俺はファイターで婆羅護吽の近くまでいき婆羅護吽をハイパー・バトルナイザーに回収して急ぎ、その場を離れる。ゴジラは口の中も青白く発光させると放射熱線を放つ。すると先程まで婆羅護吽がいた場所が跡形もなく吹き飛ばされてしまった

 

「やっぱり……凄い威力だ」

 

ゴジラの放射熱線を見て、そう呟いているとゴジラは再び、歩き出す

 

「追いかけるぞ❗」

 

そういい、ゴジラを追いかけようとすると突如、XIGナビが鳴り出す

 

「こちら亀龍」

 

「亀龍リーダー、そのままジオベースに向かってくれ」

 

「了解❗」

 

堤チーフの指示により、チームストームはジオベースに向かう

 

 

 

Noside

鹿児島県の池田湖

 

ピキピキッ

 

謎の巨大芋虫である最珠羅の幼虫が現れた鹿児島県の池田湖では巨大な繭にヒビのようなものが入る。するとその中から触覚のような長いものが出てくると

 

「キシュウ」

 

繭を破り、最珠羅の成虫の顔が姿を現す

 

 

 

富士樹海

 

富士樹海の巨大な穴にある氷には無数にヒビが入っていた。そんな中、魏怒羅が突如、眼を開いたのであった

 

 

 

主人公side

「こちら亀龍、ジオベースに到着しました❗」

 

「分かった」

 

XIGナビでエリアルベースと通信をする

 

「しかし……何故、2頭目のゴジラが現れたんだ?」

 

コマンダーが考える仕草をする

 

「機龍に使った骨格以来、ゴジラらしき生き物がいたという報告は無いですよね」

 

我夢がそう呟く

 

「……これは俺の予想なんですけど」

 

「何だ?」

 

「恐らく、先日に起こったバース島消滅が原因ではないかと考えています」

 

「バース島消滅とゴジラに関係が?」

 

「はい。仮にゴジラがバース島にいたとしたら、ありえるんです。ゴジラはゾンネルと同じで核を要する怪獣です。バース島に含まれる高純度の天然ウランが熱水の影響で起こした核分裂によって巨大化したと考えられます」

 

「成程……けど、ゴジラは何故日本に……」

 

「……これも予想なんだが、ゴジラは機龍に使用されているゴジラの骨に引き寄せられているんじゃないかと思います」

 

「そうか……ゴジラにとっては仲間だったかもしれないんだよな」

 

「しかし、これ以上の被害を出すわけにはいかない」

 

「………………」

 

「チームストームには今から機龍で出撃して貰う」

 

「……ッ!?」

 

千葉参謀から指示が下る。俺は機龍がいる場所に向かうと……

 

「大変だ❗ 亀龍君」

 

そこに樋口さんがやってくる

 

「どうしたんですか?」

 

「機龍が全く反応しないんだ。ずっと静まったままなんだ」

 

樋口さんからそう聞いて、機龍のハッチを開けて、操縦室に入る

 

「どうしたんだ機龍?」

 

すると目の前にあるモニターに……

 

『アイツとは戦いたくはない』

 

そう書かれていた。因みにミジー星人達によってモニターの文字を日本語になるようにしてもらった

 

「アイツってゴジラか……」

 

俺がそう言うとまた文字が浮かぶ。そこには衝撃の言葉が書かれていた

 

『アイツは俺の息子なんだ……』

 

 

 

Noside

「ギャオオオオオオオオオアアアアアアアア」

 

ゴジラはジオベースに近づきつつあった。街を破壊しながら進んでいると……

 

「キシュウ」

 

空から『海の神・最珠羅』が現れる

 

「ギャオオオオオオオオオアアアアアアアア」

 

「キシュウ」

 

ゴジラと最珠羅の対決が始まる。最珠羅はゴジラの周りを飛びながら脚を使ってゴジラを引っかく

 

「ギャオオオオオオオオオアアアアアアアア」

 

ゴジラが尾を振り回すと、その攻撃が最珠羅に当たるが

最珠羅は空中で体勢を立て直す。続けざまに羽ばたいてゴジラを吹き飛ばす

 

「ギャオオオオオオオオオアアアアアアアア」

 

ゴジラは起き上がると最珠羅に放射熱線を放つが最珠羅は避ける

 

「キシュア」

 

最珠羅はゴジラに向かっていくがゴジラは最珠羅の脚を掴むと地面に叩きつけるとそのまま、空中に放り投げる

と放射熱線を最珠羅に当て吹き飛ばす

 

「ギャオオオオオオオオオアアアアアアアア」

 

 

 

主人公side

「あのゴジラが……息子!?」

 

俺は機龍からの言葉に驚く

 

「それは一体……」

 

俺がそう聞くと

 

『説明する』

 

そう呟き、説明を始める

 

『あれは3年前……俺はバース島で暮らしていた。バース島には俺以外にゴジラ…俺はジュニアと呼んでいた』

 

「ジュニア……」

 

『俺はジュニアを一人立ちさせるまでは育てようと考えて過ごしていた。そして1年後に俺は1年間だけ島を出てジュニアが大丈夫かどうかを調べていた。しかし……その時、俺は……死んでしまった』

 

「何故、死んでしまったんだ?」

 

『何故、死んだかは……俺も記憶が無くて分からない』

 

「そうか……」

 

『……頼む玄次。ジュニアを仲間に迎えてやってくれ』

 

「……分かった」

 

そういい、ジオベースを飛び出す

 

 

 

Noside

「キシュア」

 

最珠羅は再度、飛び上がりゴジラに向かい尾から無数の毒針を飛ばす。しかし……ゴジラには毒針は刺さらなかった。ゴジラは最珠羅へと近づいていくと……

 

グラグラグラッ

 

地面が揺れはじめたかと思うとゴジラの足元から金色の龍『天の神・魏怒羅』が姿を現す

 

「ギルアアアアアアアアアアアアアアアアア」

 

地中から現れた魏怒羅はゴジラを吹き飛ばす

 

「ギャオオオオオオオオオアアアアアアアア」

 

ゴジラは立ち上がろうとするが最珠羅の羽ばたきにより立ち上がれない。そこに魏怒羅は近より、ゴジラに噛みつくとサンダースパークを放ちゴジラに攻撃する

 

「キシュア」

 

最珠羅もゴジラの体を引っ掻いて攻撃していく。しかし……

 

「ギャオオオオオオオオオアアアアアアアア」

 

ゴジラは尾を鞭のように振るい最珠羅を叩き落とすと魏怒羅を自分の体から離すと魏怒羅の腹に蹴りを入れると放射熱線で魏怒羅を吹き飛ばす

 

 

 

我夢side

EXでゴジラ達の戦いを見ていると、ゴジラの攻撃で魏怒羅が吹き飛ばされる。しかし、その先には病院があり、逃げ遅れている人達がいた

 

「ガイアァァ❗」

 

エスプレンダーを取り、ガイアへと変身をする

 

 

 

藤宮side

街から怪獣達の戦いを見ていると怪獣が吹き飛んだ先には病院がある……

 

「アグルゥゥ❗」

 

アグレイターを掲げてアグルへと変身する

 

 

 

Noside

病院に迫る魏怒羅に避難する人々は戸惑っていると赤い光と青い光の柱が現れ、魏怒羅を止める

 

「ウルトラマンだ❗」

 

病院にいた子供が目を輝かせながら言う

 

「ディア」

 

「デュア」

 

「ギャオオオオオオオオオアアアアアアアア」

 

ガイアとアグルはゴジラへと向かっていく

 

 

 

主人公side

ゴジラ達が居る場所へ行くとガイアとアグルがゴジラと戦っていた。ガイアとアグルは連携してゴジラを攻撃していく

 

「ギャオオオオオオオオオアアアアアアアア」

 

対するゴジラも負けじと戦っている

 

「よし❗ 俺も……」

 

俺もガメラになろうとした……その時

 

『バトルナイザー❗ モンスロード❗』

 

「ギョアアアアアアアアアアアアアアアアア」

 

ハイパー・バトルナイザーから婆羅護吽が出てきた

 

「どうした?」

 

すると婆羅護吽は魏怒羅を見つけると魏怒羅へと近づいていった

 

「……おっと、ボーッとしてる場合じゃ無かったぜ」

 

そういいガメラになる

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

そして戦っているゴジラの元へと向かうと……

 

「ギャオオオオオオオオオアアアアアアアア」

 

ゴジラは近づいてくる俺を見るとガイアとアグルを押し退けて、こちらへと放射熱線を放ってくる

 

『行きなりかよ❗』

 

そういいながら俺はプラズマ火球を放ち、放射熱線を相殺する

 

『さて、大人しくして貰うぜ』

 

「ギャオオオオオオオオオアアアアアアアア」

 

そういい、ゴジラと取っ組み合いを始める

 

 

 

Noside

「グキュウウウウウゥゥ……」

 

ゴジラの放射熱線が直撃した魏怒羅は既に満身創痍の状態であった。そこへ……

 

「キシュア」

 

「ギョアアアアアアアアアアアアアアアアア」

 

最珠羅と婆羅護吽が近づいてきた。すると最珠羅と婆羅護吽は体を輝かせると魏怒羅へと覆い被さる

 

 

 

主人公side

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

「ギャオオオオオオオオオアアアアアアアア」

 

ゴジラと俺は激しくぶつかり合うとお互いの体を掴みあう。そして俺は力を入れてゴジラを後退させてからゴジラの腕を掴んで投げ飛ばす

 

「ギャオオオオオオオオオアアアアアアアア」

 

ゴジラも負けじと投げ飛ばされながら体を回転させて尾を俺に当ててくる

 

『やるな……けど、そろそろ大人しくして貰うぜ❗』

 

そういい、再度ゴジラへと近づこうとすると……先程まで暗かった空が突如、輝きだす

 

『これは!?』

 

「グルル」

 

空を見上げると天空から光輝くキングギドラもとい千年竜王が、こちらを睨んでいた

 

「ギルアアアアアアアアアアアアアアアアア」

 

「ギャオオオオオオオオオアアアアアアアア」

 

するとゴジラは千年竜王に放射熱線を放つ。しかし……

千年竜王はゴジラの放射熱線を黄金の粒子で跳ね返すとビッグスパークボールとして撃ち返してくる

 

『不味い❗』

 

そういい、俺はプラズマ火球、ガイアはクァンタムストリーム、アグルはフォトンスクリューを放ち、相殺させる。すると千年竜王は飛翔しながら引力光線を辺りに放ちまくる

 

 

 

Noside

ジオベースではゴジラに供えて職員が避難を開始していた。すると……

 

バリバリッ

 

「ギィアアアアアアアアアアアアアアアアア」

 

機龍が格納庫の屋根を破壊しながらも、何処かへ飛び去っていった

 

 

 

主人公side

『クソッ……千年竜王…どうすれば』

 

引力光線で街を破壊しながらも、俺達に攻撃してくる千年竜王をどうするか考える……すると

 

「ギィアアアアアアアアアアアアアアアアア」

 

そこへ機龍が姿を現す

 

『機龍!?』

 

俺が驚いていると……

 

「ギャオオオオオオオオオアアアアアアアア」

 

ゴジラが急に現れた機龍に放射熱線で攻撃する

 

「ギィアアアアアアアアアアアアアアアアア」

 

機龍は放射熱線を食らいながらもゴジラに叫ぶとゴジラは機龍へと近づきながら放射熱線を再度、浴びせる

 

「ギィアアアアアアアアアアアアアアアアア」

 

故障しながらもゴジラに叫ぶ機龍にゴジラは近づいていく

 

「グルルルルッ」

 

「……………………」

 

近づいてきたゴジラに機龍は放射熱線で故障した手を上げると、その手をゴジラの頭へと乗せる。するとゴジラは徐々に大人しくなっていく。機龍は頭に乗せた手を撫でるように動かしていく。するとゴジラは少し目を細める。その姿は親子のように見えた

 

『機龍の思いが通じたのか❗』

 

その姿に感心していると再度、千年竜王が攻撃を開始してくる。すると……

 

「ギュウウウウウウウウウウウウウウウウ」

 

突如、千年竜王の前にミズノエノリュウが現れる。ミズノエノリュウは千年竜王を見つめながら

 

[静まれぃ]

 

静かに呟くと千年竜王はミズノエノリュウの近くへと降り立つ

 

[ガメラ……いや亀龍は我が友であり、この星を守るものだ。だからこれからはお前達も亀龍とともに行動して手助けしてもらいたい]

 

ミズノエノリュウがそう言うと千年竜王は光輝くと魏怒羅、最珠羅、婆羅護吽へと姿を戻すと代表して魏怒羅が話をしてくる

 

[すまなかった……俺達は敵だと勘違いしてしまった]

 

[気にするな、勘違いは誰にでもあるさ]

 

[そうか……では、これからは共に支えあっていこう]

 

[あぁ、宜しくな]

 

そういい、ハイパー・バトルナイザーに3体とも回収するとミズノエノリュウを向く

 

[ありがとな、助かったぜ❗]

 

[気にするな……魏怒羅達のこと宜しく頼む]

 

[任せてくれ❗]

 

そう言うとミズノエノリュウは光の玉となって消えていった。それから機龍達へと向かう

 

[機龍、良かったな❗]

 

[あぁ……ありがとう]

 

[堅苦しいのは無しだぜ❗]

 

[そうだな……じゃあ、ジュニアを頼む]

 

[了解❗]

 

そういい、ゴジラを向き

 

[これから宜しくな]

 

[宜しくだぜ❗]

 

元気にそう言ったゴジラをハイパー・バトルナイザーに回収して機龍、ガイア、アグルと一緒に飛び去っていく

 

 

~怪獣トークshow~

ゴル「またまた、一気に増えたな~」

 

ゴモラ「そうですね~」

 

ティグ「婆羅護吽様」

 

ゾンネルII「貴方様と出会えて光栄です❗」

 

バラゴ「……俺達は仲間なんだから堅苦しいのは無しにするぞ」

 

ギール「了解しました❗」

 

モスラ「メルバ姉さん、エレキングさん、宜しくお願いします❗」

 

メル「こちらこそね~」

 

エレキ「女子が増えて嬉しいです❗」

 

キンギド「先程は……すまなかったな」

 

ゴジラ「いや……俺こそ、すまなかったな」

 

キンギド「これからはお互い、頑張っていこうな」

 

ゴジラ「おう❗」

 

 

 

怪獣紹介

ゴジラ

言わずと知れた怪獣王。無邪気な性格でシルバゴンや魏怒羅と遊んだり(バトル)する。機龍の息子でありジュニアと呼ばれていた。機龍から頭を撫でられるのが好き。バース島の消滅時のエネルギーで巨大化した

 

全長:80メートル

 

 

 

魏怒羅

護国三聖獣の1体で3体のリーダー格。もとはミズノエノリュウに仕えていた。真面目であり、誰とでも話せるため親しみやすい。最珠羅と婆羅護吽の力を結集することにより、千年竜王へと覚醒する

 

全長:60メートル

 

 

 

最珠羅

護国三聖獣の1体。もとはミズノエノリュウに仕えていた。活発な女の子でメルバとエレキングとよく話をしていて、最近ではシルドロンとも会話をする。魏怒羅に力を渡すことで千年竜王へと覚醒させる

 

全長:45メートル

 

翼長:120メートル

 

 

 

婆羅護吽

護国三聖獣の1体であり、もとはミズノエノリュウに仕えていた。地底怪獣達の兄貴分であり、地底怪獣達からの支持率が高い。魏怒羅に力を渡すことで千年竜王へと覚醒させる

 

全長:40メートル

 

 

 

次回予告

キンギド「こんな姿で蘇る筈じゃ無かった」

 

モスラ「絶滅動物をクローン再生する人類の夢は」

 

バラゴ「無残にも根源的破滅招来体に利用されてしまう」

 

ゴジラ「次回ウルトラマンガイア……」

 

ギール「銀色の眼のイザク」

 

全員「イザクの叫びを聞け❗」



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銀色の眼のイザク

アルテスタイガー怪獣イザク登場❗❗❗


Noside

かつて「地上で最も美しい虎」と呼ばれていた虎がいた。その名をアルテスタイガーと呼び、アルテ平原一帯に棲んでいた地上で最も美しい虎であった。しかし、その美しい毛皮や薬となる骨のために1970年代に人間によって乱獲されてしまい、残り一頭だけになってしまう…夜、藤宮は『ある夢』を見ていた。それは人間に追われて、銃で発砲されている夢だった。そこで藤宮は目を覚ます

 

「何だ? 今の夢は……イザク?」

 

藤宮は何かに気づいたかのようにバイクに乗り、何処かへ走っていく

 

 

 

主人公side

「グギャアアアアアア」

 

その日の夜、俺は夢を見た。そこには多数の人間が銃で何かを狙っていた。そいつは銀色の眼をした美しい毛並みをした、ある一頭の虎だった

 

[……俺は……]

 

その虎が、こちらを見たかと思うと、そこで目を覚ます

 

「ッ……今のは……一体」

 

頭を押さえて、先程の夢について考える

 

「イザク……なのか?」

 

 

 

Noside

藤宮は岩倉財団の研究所へと到着すると突如、ワームホールが出現したかと思うと、ワームホールは研究所の上空から落雷を発生させて、研究所を破壊してしまう。すると……

 

「グギャアアアアアア」

 

ワームホールから虎の鳴き声が聴こえた

 

「……まさか」

 

藤宮が呟くと同時にワームホールは消えていった

 

 

 

主人公side

(あの夢はイザクからの……)

 

朝、夜に見た夢の事を考えていた

 

「どうしたの? 玄次」

 

「朝から、考えことか」

 

「……大丈夫か?」

 

そこに華未来達が来て、声を掛けてきた

 

「あぁ、大丈夫だ」

 

そういい、部屋を出ようとしたとき……

 

ビーッビーッビーッ

 

警報が鳴り響く

 

「お前ら、行くぞ❗」

 

華未来達にそういい、ファイターへと向かう

 

 

 

Noside

「ワームホールから怪獣が出現します❗」

 

「グワアアアアアアアアアアア」

 

敦子の声に合わせるかのようにワームホールからイザクが出現する

 

 

 

主人公side

チームストームとチームライトニングで出撃して石油コンビナートに出現したイザクを確認する

 

「イザク……」

 

するとピースキャリーからイザクをコンビナートから離すように威嚇攻撃をするように指示が入り、ライトニングがイザクの足元に攻撃すると……またも夢で見た映像が頭を流れる

 

「やはり、お前が……」

 

「グギャアアアアアアアアアアア」

 

そう呟いているとイザクは高熱火炎放射を放ってくる

 

「!? クッ……」

 

その攻撃を何とか避けるとピースキャリーから攻撃命令が出される

 

「待ってください❗」

 

俺が、そう叫ぶがライトニングがイザクに攻撃をする。しかし、そこへ青い光の柱が現れ、その光の中からアグルが姿を現す

 

「デュオ」

 

「グギャアアアアアアアアアアア」

 

アグルはライトニングの攻撃を受けきるとイザクに向かって構える。イザクはアグルに飛びかかり、そこから格闘攻撃をアグルに食らわすがアグルは一切反撃をしなかった。イザクはアグルから一旦離れて高熱火炎放射を発射する。その攻撃はアグルのボディーバリヤーを破りアグルは倒れてしまう。イザクはライトニングの攻撃を避けると、そのまま姿を消す

 

 

 

Noside

エリアルベースでは我夢の調べにより、あの怪獣が岩倉財団の絶滅動物を復活させるプロジェクトのテストケース第一号となっていたアルテスタイガー最後の一頭である『銀色の眼のイザク』であることが判明する。それから我夢は藤宮がいる病室に入る

 

「我夢……」

 

「君は知っていたんだね、イザクの事を……」

 

そう会話していると病室の扉からノック音が聴こえる

 

「どうぞ」

 

我夢が、そう言うと

 

「失礼する」

 

そういって入ってきたのは玄次だった

 

 

 

エリアルベース

資料室で神山が資料を読んでいると、そこに梶尾が近づいてくる

 

「それが、アルテの虎だった頃のイザクですか?」

 

「…梶尾さん」

 

「自分が何と戦う事になるのか……知っておきたいのです」

 

「イザク達アルテスタイガーは、かつて地上で最も美しい虎と言われていました……しかし、その毛皮と薬になる骨のために人間によって狩られて絶滅してしまった。イザク達にとっては私たち人間が破滅招来体のような存在だったのかも、しれませんね……」

 

「………………」

 

 

主人公side

「失礼する」

 

そういい、藤宮がいる病室に入る

 

「亀龍先輩❗」

 

病室に入ると我夢は俺を見て驚いていた。藤宮はこちらを静かに見る。俺は藤宮を見て

 

「こうしてちゃんと話すのは初めてだな」

 

「……そうだな」

 

そう会話する。それから藤宮が口を開く

 

「俺は思いあがっていたんだ。イザクに倒されたとき俺にはイザクの声が聴こえた。俺たちと同じ、この地球に生まれたイザクの声が……イザクには憎しみよりも激しい意志がある。イザクは生きようとしている。この星で自分の生まれたこの地球でアルテのトラとして生きようとしているんだ」

 

「俺にもイザクの声が聴こえた。生きたいという声が…その必死さが……だから俺は……」

 

俺が、話そうとした瞬間、XIGナビが鳴り出す

 

「こちら亀龍」

 

「亀龍リーダー、イザクが再び、石油コンビナートに出現しました」

 

「……了解」

 

そういい、XIGナビを切った俺と我夢が病室を出ようとしたとき……

 

「待て……」

 

藤宮が止める

 

「どうした?」

 

「……イザクを頼むぞ」

 

「あぁ、任せろ❗」

そういい、病室を出て急ぎ、ファイターでイザクが居る石油コンビナートへ向かう

 

「グギャアアアアアアアアアアア」

 

イザクは先に来ていたライトニングの攻撃を交わしていた。するとファイターのモニターにコマンダーが映る

 

「亀龍……」

 

「コマンダー……」

 

「破滅招来体が何故、怪獣となったアイツの細胞に地球動物の痕跡を残したか分かるか?」

 

「………………」

 

「俺達に分からせるためだ。あれは俺達人間が絶滅させた動物だと……しかし、もし俺達がイザクを倒すことを躊躇すれば……破滅招来体はまた、絶滅した動物をイザクのように利用する。そんな事を許す訳にはいかない」

 

そういい、モニターからコマンダーは消える

 

「……それは分かっています。けど俺はアイツを救いたい」

 

そういい、ファイターを華未来に任せてガメラになり、イザクの前に降り立つ

 

『ゴアアアアアアアアアアアアア』

 

「グギャアアアアアアアアアアア」

 

燃え盛る炎のなか、俺とイザクは戦いを開始する。イザクが素早く近づき、腕を掴んでくるが俺はイザクの腕を払うと玄武掌をイザクに食らわすとイザクは吹っ飛んでいき、倒れ込むが、直ぐに起き上がると高熱火炎放射を放ってくる

 

『ムンッ』

 

その攻撃を腕をクロスさせて防いでいるとイザクは素早く俺の後ろに回り込むと足払いをして、俺を転ばすと上に乗り掛かり、殴り付けてくる

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

俺は殴りかかるイザクの体に蹴りを入れる。しかし、イザクは空中で回転しながら地面に降り立つ。すると……

 

[俺は生きる❗ ガメラ、俺は生きる❗]

 

イザクの叫びが聞こえてきた。その言葉に対して俺は

 

[じゃあ、俺達と共に生きていこうぜ❗]

 

そう返すとイザクは驚いたような仕草をする。そのイザクにグローブ・ジェントレスを放ち、大人しくさせてからイザクの手前にプラズマ火球を放ち、爆発を起こしてからイザクを回収して飛び去っていく

 

エリアルベースに帰投してから部屋に戻るとハイパー・バトルナイザーを取り出して

 

『バトルナイザー❗ モンスロード❗』

 

バトルナイザーからイザクを小さくして出すとイザクは俺に飛び付いてきた。よく見ると俺を掴んでいる手は震えていた。俺は、そんなイザクの頭を優しく撫でてやる

 

 

 

~怪獣トークshow~

シルバ「よし、自己紹介を頼むぜ❗」

 

イザク「イザクです。宜しくお願いします」

 

ガギ「おう❗ 宜しくだぜ」

 

ネオ「また賑やかになっていくな」

 

コッヴ「その方が良いだろうよ❗」

 

バラゴ「そうだな❗」

 

ギールII「ハッハッハ……」

 

イザク「………………」

 

ガーディ「どうしたの?」

 

イザク「いや、やっぱり仲間って良いなって思いまして」

 

ゴル「…………」

 

イザク「温かいなって……思いまして」

 

ゴル「仲間というか、ここにいる奴等は皆、家族だ。だから、辛いときは頼ってくれよ」

 

イザク「はい❗」

 

 

 

怪獣紹介

アルテスタイガー怪獣イザク

かつて「地上で最も美しい虎」と呼ばれていた虎。しかし毛皮と薬になる骨のために人間によって狩られて絶滅してしまい、一匹だけになってしまう。素早さと格闘攻撃、高熱火炎放射で攻撃するが格闘攻撃と素早さに関してはトップクラスである

 

 

 

次回予告

イザク「アルケミスターズが遂に破滅招来体の星を発見か」

 

ドラゴ「G.U.A.R.D.のワーム・ジャンプ・ミサイルで先制攻撃でするのでありますが……」

 

ベロク「次回ウルトラマンガイア……」

 

バオーン「宇宙怪獣大進撃」

 

全員「史上最大の大バトルだ❗❗❗」



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宇宙怪獣大進撃

宇宙戦闘獣超コッヴ登場❗❗❗
宇宙雷獣超パズズ登場❗❗❗

リクエストにより、オリジナルを含みます


主人公side

密かに進められていたプロジェクト「対破滅招来体プロジェクト」の準備が終了して実行を待つだけとなっていた。ワームホール発生に伴う電荷分布から破滅招来体の母星は地球から44光年離れたM.91恒星系にあると結論が出た。そして空間に強力な電荷を与えることでワームホールを造るシステムがジオベースに完成していた。エリアルベースのコマンドルームではダニエルが、その説明をしていた。すると我夢はダニエルに向かって反論をする

 

「ダニエル、ワームホールに関する研究は無限の宇宙に飛び出して新しい友人に会う為の夢だったんじゃないのか❗」

 

しかし、ダニエルも……

 

「宇宙にいるのは友人だけではない」

 

そう反論する。我夢は再度、ダニエルを見ながら口を開く

 

「クラウスも言ってたそうだ。破滅をもたらすものが現れたら、人類は逆に攻撃するだろうが、それは意味のないことだって。僕もそう思う」

 

我夢がそう言うなか、コマンダーが口を開く

 

「我夢、お前の気持ちはよくわかる。しかし、我々には世界の秩序を取り戻す義務があるんだ」

 

「子供達にもう一度、希望に満ちた目で宇宙を見てもらいたいんだ」

 

千葉参謀も我夢にそう言う。これ以上の反論をすることもできず、我夢はコマンドルームを出た。そこに同席していた稲城リーダーが駆け寄ると……

 

「やはり、あなたは軍人にはなれないのね。狼の群れに迷い込んだ羊……」

 

そう言っていた

 

 

 

我夢side

僕は一人、ディスプレイで今までのガイアとガメラの闘いの映像を見ていた。するとそこへ稲城リーダーがやってきた

 

「さっきはごめんなさい。ちょっと言いすぎたわ」

 

稲城リーダーはそう謝ってきた。僕はそれを許した。それから僕は考え込んで、ふと稲城リーダーに問いかける

 

「自分達は間違ったことをしようとしているのではないんでしょうか? どんな敵であろうと無差別に絶滅させるようなことをしていいんでしょうか?」

 

稲城リーダーは、その問いかけには答えずに別の疑問を投げかけてくる

 

「地球怪獣が暴れるのはそれなりの理由があったが、宇宙怪獣はなぜ暴れるのか? 操られているのか?」

 

それから、稲城リーダーの問いかけについて考えていると……

 

「どうした? そんなに険しい顔をして」

 

「亀龍先輩……」

 

亀龍先輩が歩いてきていた

 

 

 

主人公side

険しい顔をしていた我夢に声を掛けると色々と話始めた

 

「何故、宇宙怪獣達は暴れるんでしょうか? やっぱり対破滅招来体に操られているんでしょうか?」

 

「……いや、操るなんて非効率が悪いことはしない」

 

「じゃあ、何故……」

 

「我夢……もし、お前が宇宙人に誘拐されて見知らぬ星に連れていかれたら、どう思う?」

 

「えっ? ……それは恐ろしく感じます」

 

「そうだ……恐ろしいよな。なら怪獣達も同じだ。怪獣だって生物なんだから、いきなり環境の違う地球へ送り込まれたら、暴れ出すのは当然の事だ。驚いたり、恐怖したり、自分を守る為に新たな地を自分のテリトリーにする為にな……怪獣そのものは根源的破滅招来体なんかじゃなく単に利用されているんだ」

 

「何故❗」

 

その事を理解した我夢に……

 

「よし、コマンダーに話をしに行くぞ」

 

そういい、コマンドルームへと行き、プロジェクトの中止を訴える

 

「我々はコッヴやパズズを根元的破滅招来体と便宜上呼んでいるうちに、とんでもない間違いを犯していたんです。怪獣そのものは破滅招来体じゃない。ただの生物なんです。怪獣たちは破滅招来体に無理矢理テリトリーの外に運ばれたんです」

 

そう説得する我夢にコマンダーは聞き返す

 

「怪獣そのものに悪意はない。環境の変化に適応しようとしているだけだ。そう言いたいのか」

 

「そうです。ですからプロジェクトをち……」

 

俺が中止と言いかけた瞬間、千葉参謀が口を開く

 

「だとしても我々にとって脅威であることに変わりはない」

 

そう言う千葉参謀とそれを聞いていたコマンダーに俺は自分の考えを言う

 

「もしも、このプロジェクトでコッヴの母星を破壊できたとしても破滅招来体は新たに他の生物の住む星と地球をワームホールで結ぶでしょう。地球を完全に平和にする為には全宇宙の大型生物を抹殺するしかなくなるんです。かつて人類が自分達の安全の為と称し、野生生物を絶滅に追い込んだように……」

 

それから俺と我夢は急ぎエリアルベースからEXで飛び立つ我夢。ジオベース作戦基地に乗り込み

 

「人類が宇宙の破壊者になってしまいます❗ 引き返すことのできない泥沼に足を踏み入れることになってしまいます❗」

 

そう作戦の中止を訴える俺と我夢に谷本参謀は激しい叱責をして退去させる。作戦基地の外に放り出された俺と我夢がどうするかを考えていると……

 

「我々は破滅招来体のシナリオ通りに動き始めてしまったのかもしれない……過ちを止められるのはお前達だけだ我夢、亀龍」

 

「「藤宮……」」

 

そこに藤宮がいた

 

「愚かにも人類はこの作戦を唯一の希望としている。人類の希望を打ち砕く勇気があるか❗ ウルトラマン…そしてガメラ❗」

 

「「!?」」

 

その時、ワームホールを作るための照射機が作動し始めた。そのワームホールを利用して敵母星へ撃込まれるワームジャンプミサイルの発射台もスタンバイ状態になっていた

 

「宇宙に夢の道を作るはずが、抹殺兵器を送り込むために使われるとはな……」

 

藤宮は人類の愚かさを冷めた目で皮肉った。

 

「人類は今、テリトリーの壁を壊そうとしている。踏み込んではいけない世界に攻撃を加えようとしている❗」

 

 

 

Noside

エリアルベースではコマンダーが堤チーフと稲城リーダーに対して

 

「プロジェクト実行区域に入ってくるものは何者であっても排除するんだ……敵は破滅招来体だけでは無いかも知れないからな……」

 

そう命令を下した。ピースキャリーとチームクロウは、作戦遂行を護衛するため出撃していった

 

 

 

主人公side

ジオベースの作戦基地では遂にワームホールシステムが作動した。5つの照射機からビームが上空に照射され、次第に上空にワームホールが作り出される。それを見て俺は決心する

 

「ガメラ、行くぞ❗」

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

そういい、ガメラになる。我夢もガイアになると一緒に照射機へと向かう

 

 

Noside

映像を見ながらコマンダーだけが予期したように落ち着き払い状況を見ていた

 

(我夢……亀龍……)

 

その頃、堤チーフは稲城リーダーにターゲットはガイアとガメラで間違いないか確認するが堤チーフは間違いではないとガイアとガメラを攻撃するよう指示を下す。やむをえずチームクロウはガイアに向かって攻撃を加えるが攻撃はガイアとガメラの足元で爆発する

 

「駄目です……撃てません……」

 

更にエリアルベースではダニエルからの緊急通信が入っていた。今作り出されているワームホールに破滅招来体のワームホールが接触するという緊急事態が起こっているという。しかし、今ワームホールを閉じてしまうと、大量のエネルギーが行き場を失い非常に危険な状態に陥ってしまうのであった

 

 

 

主人公side

『あれは……』

 

現在、ワームホールに破滅招来体のワームホールが重なっていた

 

『不味い❗』

 

俺とガイアで止めようと体で受け止めるがエネルギーが強く受け止められずに地上に落下してしまう。するとその時、ワームホールから5体の怪獣が姿を現す

 

「ゴグワアアアアアアアアアアアアア」

 

宇宙戦闘獣超コッヴ

 

「ゴルアアアアアアアアアアアアアア」

 

宇宙雷獣超パズズ

 

「ギアアアアアアアアアアアアアアア」

 

宇宙怪獣ベムラー

 

「ピュアアアアアアアアアアアアアア」

 

宇宙大怪獣べムスター

 

「ガィアアアアアアアアアアアアアア」

 

サイボーグ怪獣ガイガンが姿を現す

 

『クッ……多いな』

 

怪獣達は照射機を破壊し始める。その様子を見てから、そう呟きハイパー・バトルナイザーを掲げる

 

『バトルナイザー❗ モンスロード❗』

 

「ゴァバラララララララララララララ」

 

「ハァブベロオオオオオオオオオオオ」

 

バトルナイザーからドラゴリーとベロクロンの超獣タッグを出す

 

『ドラゴリー、ベロクロン頼む❗』

 

そう言うとドラゴリーはべムスター、ベロクロンはガイガンに向かっていく。俺とガイアは超コッヴ、超パズズ、ベムラーに向かっていく

 

「ゴァバラララララララララララララ」

 

「ピュアアアアアアアアアアアアアア」

 

ドラゴリーは格闘攻撃でべムスターを攻めていくなかべムスターも負けじと腕を振るって攻撃していく。しかしドラゴリーのパワーに一旦、べムスターは距離を置くと頭部の角からレーザー光線を出すとドラゴリーは両腕からミサイルを放って相殺させていく

 

「ハァブベロオオオオオオオオオオオ」

 

「ガィアアアアアアアアアアアアアア」

 

ガイガンはベロクロンにブラッディ・チェーンソーを振り回す。ベロクロンはブラッディ・チェーンソーを交わすとミサイルでガイガンを攻撃する。ガイガンは距離を置き、胸部からブラデッド・スライサーを放つ。ベロクロンはブラデッド・スライサーをミサイルで破壊する

 

『ガアアアアアアアアアアアアアアア』

 

「デュア」

 

「ゴグワアアアアアアアアアアアアア」

 

「ゴルアアアアアアアアアアアアアア」

 

「ギアアアアアアアアアアアアアアア」

 

俺とガイアはミサイルへ突っ込んでくる超コッヴと超パズズ、ベムラーを受け止める。超コッヴが腕を振るってくるが俺が受け止めるとベムラーへと投げ飛ばすと超Xサバーガと超コッヴはぶつかり倒れ込む。ガイアも超パズズに蹴りを入れてから、尾を掴み投げ飛ばす

 

 

 

Noside

「奴等自身は地球破壊の目的意識が無かったとしても、

生物の本能で暴れているだけだとしても……だからこそ厄介なんじゃないか我夢、亀龍……」

 

藤宮は、そう呟くと腕につけたアグレイターをかざしてアグルへと変身する。そして立ち上がったベムラーに蹴りを入れる

 

 

その頃、阿蘇山から巨大な生物が現れ、現在ガメラ達が戦う場所へと飛んでいく姿がエリアルベースのレーダーに映る

 

 

 

主人公side

暫く、戦っているとジオベースから機龍が助けにくる

 

「ギィアアアアアアアアアアアアアア」

 

「ガィアアアアアアアアアアアアアア」

 

機龍はガイガンに0式レールガンで攻撃していくがガイガンは空を飛ぶと機龍とベロクロンにギガリューム・クラスターを放ち、ミサイルへと近づいていく。

 

『不味い❗』

 

ガイガンへ近づこうとした……その時

 

「キショオオオオオオオオオオオオオ」

 

空から衝撃波が放たれ、ガイガンが吹っ飛ばされる

 

『あれは!?』

 

そこにはラドンがいた。ラドンは起き上がるガイガンに更に攻撃をしていく。しかし、ガイガンも負けじとラドンに攻撃を加えていく

 

[機龍、ラドンを手助けするんだ❗ ベロクロンはドラゴリーの方を頼む]

 

俺の念話に2体は頷くと機龍はラドンとガイガンをベロクロンはドラゴリーとべムスターを相手していく。するとガイアがクァンタムストリームを放とうとしていた

 

[ガイア、待ってくれ。宇宙怪獣たちは、ただ無我夢中で生きようとしているだけなんだ……]

 

そう言うとガイアは動きを止める。するとそこへアグルも近づいてきた。そこで俺は……

 

[二人とも怪獣を大人しくさせるのを協力してくれ。怪獣達を助ける]

 

俺の言葉に二人とも頷く

 

[よし、行くぞ❗]

 

そういい、俺達は超コッヴ、超パズズ、ベムラーへと駆け出す

 

 

 

Noside

「ゴァバラララララララララララララ」

 

「ハァブベロオオオオオオオオオオオ」

 

「ピュアアアアアアアアアアアアアア」

 

こちらではドラゴリーとベロクロンの超獣タッグがべムスターに挑んでいた

 

「ハァブベロオオオオオオオオオオオ」

 

ベロクロンがミサイルをべムスターに放つがべムスターは腹部の口で全てのミサイルを吸収する

「キュー」

べムスターは満足そうに腹を擦る。それを見たドラゴリーはベロクロンに話しかけるとベロクロンは頷く

 

「ピュアアアアアアアアアアアアアア」

 

べムスターは腕を羽ばたくと突風が起きる。すると砂煙が舞い上がり、ドラゴリーとベロクロンの姿が見えなくなる

 

「キュー?」

 

べムスターが辺りを見渡していると砂煙の中からベロクロンが現れると再び、ミサイルを放つ。しかし、べムスターは再び、腹を開くとミサイルを吸収してしまう。すると……

 

「ゴァバラララララララララララララ」

 

べムスターの背後からドラゴリーが現れ、べムスターを後ろから殴るとべムスターは前のめりに倒れてしまう。べムスターはもがくがドラゴリーは離さない。すると今度はベロクロンがべムスターに向かい走り出すと空中にジャンプする。ドラゴリーがべムスターから離れるとべムスターの背にベロクロンが乗っかる

 

「ギュウッ」

 

べムスターは背中に衝撃を受けて、気絶してしまう

 

「ゴァバラララララララララララララ」

 

「ハァブベロオオオオオオオオオオオ」

 

ドラゴリーとベロクロンは勝利のハイタッチを行う

 

 

 

 

「ギィアアアアアアアアアアアアアア」

 

「キショオオオオオオオオオオオオオ」

 

「ガィアアアアアアアアアアアアアア」

 

超獣タッグが勝利した頃、こちらでは機龍とラドンがガイガンに挑んでいた

 

「ガィアアアアアアアアアアアアアア」

 

ガイガンはギガリューム・クラスターを放ちながら機龍達に近づいていく。それを見たラドンはガイガンの周りを高速で飛び回る

 

「キショオオオオオオオオオオオオオ」

 

するとラドンはソニックブームをガイガンの周りに発生させる。ガイガンはソニックブームの影響で転んでしまう

 

「ギィアアアアアアアアアアアアアア」

 

機龍は転んでしまったガイガンに口内に装備された99式二連装メーサー砲を威力を押さえて放つ。爆発が起き、ガイガンは立ち上がろうとするがそのまま倒れる

 

 

 

主人公side

[よし、行くぞ❗]

 

そういい、ガイアとアグル達と向かってくる超コッヴ、超パズズ、ベムラーに挑む。ガイアはガイアSVになり超パズズを投げ飛ばす。アグルはベムラーの腹部に蹴りを入れると頭を掴み、殴り付ける。俺は超コッヴの光弾を腕で弾くと超コッヴに玄武掌を食らわして殴り飛ばす。起き上がる超コッヴ達に近づき、尾を掴むと回しながらべムスターやガイガンが気絶している場所に投げ飛ばすと俺が怪獣達の手前にプラズマ火球を放ち、大爆発を起こしてから怪獣達を回収する

 

『ゴアアアアアアアアアアアアアアアア』

 

勝利の咆哮を上げてから超獣タッグを回収して、俺はラドンに近づく

 

[ラドン、助かったぜ]

 

ラドンに念話するとラドンは……

 

[俺は、あのミサイルの爆発で地球が破壊されるのを阻止するために自分は来たのであって、別に人間を助けたわけではない……だが助かった礼を言う]

 

そういい、俺と機龍を見ると飛び去っていく

 

 

 

Noside

コマンドルームの窓から夕焼けを見つめるコマンダーと亀龍と我夢……すると

 

「M.91が根元的破滅招来体の本拠地でなく、COVが生息するだけの惑星であることがわかった。俺達は奴等の思惑通りに動いてたのかもしれん……何れにしても破滅招来体攻撃の手がかりは失われてしまったがな……どうした、人類が1つの希望を失ったというのに二人とも嬉しそうじゃないか」

 

コマンダーがそう言ってきた

 

「いえ、あんまり夕陽がきれいなんで……人類は例え希望を失っても、夜明けとともにまた新しい希望を見つけてくんじゃないでしょうか?」

 

夕陽を見つめる我夢と俺は顔を見合わせ頷き合うとコマンダーが再び、口を開く

 

「そうだな……そうだといいな」

 

三人はそれぞれの思いを抱きながら、夕日見つめる

 

 

 

~怪獣トークshow~

サンダラ「又もや賑やかになったすね~」

 

ガーディ「本当だね❗」

 

コッヴ「すげ~❗」

 

コッヴII「格好いい❗」

 

超コッヴ「そうか? 何だか照れるな~」

 

チビコッヴ「「「格好いいな~」」」

 

超コッヴ「大丈夫だ❗ お前達も大きくなれば俺みたいになるぞ」

 

チビコッヴ「「「本当❗ 楽しみだな」」」

 

パズズ「これで、また一人加わったぜ」

 

エレ「本当ね、これから宜しくね」

 

サンダラ「お願いしまっす」

 

超パズズ「こちらこそ宜しくだ」

 

「「「「バリバリ~」」」」

 

ベムスタ「これ、美味しい」

 

ガゾート「でしょ~」

 

ドラゴ「魚まだありますが食べるでありますか?」

 

「「食べる~」」

 

ガイガン「これから宜しくっす先輩」

 

ベムラー「宜しくっす」

 

ガギ「あぁ、宜しくな」

 

ガギII「宜しくだぜ❗」

 

 

 

怪獣紹介

宇宙戦闘獣超コッヴ

以前出現したコッヴと同種の怪獣が、根源的破滅招来体とG.U.A.R.D.がそれぞれ開いたワームホールが接触した際のエネルギーにより、出現し、パワーアップした。コッヴ達のリーダーになり、非常に面倒見が良い

 

 

 

宇宙雷獣超パズズ

以前出現したコッヴと同種の怪獣が、根源的破滅招来体とG.U.A.R.D.がそれぞれ開いたワームホールが接触した際のエネルギーにより、出現し、パワーアップした。パズズと同様、サンダーダランビアとエレキングと仲が良く電撃を放つ合い友情を深め合っている

 

 

 

宇宙怪獣ベムラー

ワームホールから出現した宇宙怪獣。性格は不良みたいな感じであり、ガイガンやガギ兄弟達と仲が良い。結構ズル賢い

 

 

 

宇宙大怪獣べムスター

ワームホールから出現した宇宙大怪獣。食いしん坊であり、ガゾートと共に食を楽しんでいる。たまにドラゴリーから魚の捌き方を教わっている

 

 

 

サイボーグ怪獣ガイガン

ワームホールから出現したサイボーグ怪獣。不良みたいな感じであり、ベムラーやガギ兄弟と仲が良い。たまにずっこけたりとドジな面が多々ある




今年は本編をここまでにさせていただきます。番外編は書くと思うので宜しくです❗

ガイガン
全長:80メートル


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復活の邪神(前編)

明けましておめでとうございます❗ 今年も宜しくお願い致します❗

投稿が遅れてしまい、すいません。つい最近までハーメルンに入れないほど、忙しかったもので……また投稿が遅れるような事があるかもしれないですが、これからも宜しくお願いします❗

今回は、リクエストによるオリジナル編です❗



Noside

ここは、多次元宇宙(マルチバース)の吹き溜まりの底といえる空間である怪獣墓場。宇宙からの様々な漂着物や怪獣の魂までもが漂着してくる場所である。その怪獣墓場で、ある野望を秘めている宇宙人達がいた

 

「どうだ……見つかったのか、クエル、コルニ?」

 

ある声に反応して、レイビーク星人のクエルとコルニは口を開く

 

「ヘッ…ヘェ、ガリョの旦那。この辺りから中々強い反応が3つ確認できました」

 

「装置には異常は見られませんぜ、ガリョの旦那」

 

「3つか……よし、やれジェロニモン」

 

そういい、ガッツ星人のガリョは自分の隣にいるジェロニモンに声を掛ける

 

「グルウウウウウウウウウウウ」

 

ジェロニモンが唸ると地面からボコボコとマグマのようなものが3ヶ所から溢れだして形を形成していく

 

「ウオオオオオオオオオオオオ」

 

「グヌオオオオオオオオオオオ」

 

「ギャアアアアアアアアアアア」

 

もがき苦しむような声を上げながら、スラン星人、テンペラー星人、タイラントの姿になる

 

「漸くお目覚めか……ジェロニモン」

 

そういい、ガリョはジェロニモンに指示を出す

 

「グルウウウウウウウウウウウ」

 

ジェロニモンが再び唸るとスラン星人達は静まり返る

 

「なぁ……おっかない奴等だな」

 

「だからこそ、奴等の力が必要なんだろう?」

 

クエルとコルニはテンペラー星人やタイラントを見ながら、そう呟いていると…

 

「おい❗ 何をサボっている。コイツら以上に高い数値を見つけだすんだ」

 

「「りょ……了解」」

 

クエルとコルニは慌てて走り出し、再び作業を開始する

 

「フッフッフ……もう少しだ。もう少しで俺の野望である宇宙征服への準備が整うぞ」

 

ガリョは作業に取りかかった二人を見ながら、そう呟く。すると……

 

ビーーッビーーッビーーッ

 

ガリョ達の宇宙船から警報が鳴り響く

 

「何だ❗」

 

「どうしたんだ❗」

 

クエルとコルニが慌てるなか、ガリョが辺りを見渡すと

 

「チッ……来やがったか」

 

真上を見ながら、舌打ちをする。ガリョ達がいる上の方にはウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンジャックがガリョ達を見ていた

 

「ガッツ星人、怪獣墓場で何をしている❗」

 

ウルトラセブンがガリョに問いただす

 

「答えるつもりは無い……ジェロニモン❗」

 

「グルウウウウウウウウウウウ」

 

ガリョがジェロニモンの名を呼ぶとジェロニモンは再び唸り始める。するとジェロニモンの近くから再び何かが蘇る

 

「「「ピィギャアアアアアアアアアア」」」

 

そこからは超古代尖兵怪獣ゾイガーが3体が蘇った

 

「奴等を始末しろ❗」

 

ガリョが、そう叫ぶとジェロニモンが指示を出してゾイガー達はウルトラマン達へと飛び掛かる

 

「シュワ」

 

「デュア」

 

「ジュア」

 

ウルトラマン達はゾイガーの突進を交わし、各々1体ずつを相手していく

 

(だが、ウルトラ兄弟相手では、あの怪獣達も時間稼ぎにしかならん……)

 

「おい、まだか❗」

 

ガリョは、そう考えながら作業をする二人に声を掛ける

 

「ですが……そう簡単には見つからないですよ」

 

クエルがそう嘆く。すると……

 

ビーーッビーーッ……バリンッ

 

「!? これは……」

 

作業を続けていたコルニの装置が突如、感じた大きな反応を捉えてから、直ぐ様壊れてしまう

 

「旦那❗ 見つかりましたぜ」

 

「何!? 本当か?」

 

「間違いありません。装置が壊れてしまいました」

 

「!? この装置がか……よし、ジェロニモン❗」

 

ガリョは直ぐ様、ジェロニモンを呼び、ここにいる怪獣を蘇らせる

 

「シュワ」

 

「デュア」

 

「ジュア」

 

「「「ピィギャアアアアアアアアアア」」」

 

一方、ウルトラマンとセブン、ジャックは空中でゾイガーと戦う。ゾイガー達は突進してくるがウルトラマンとジャックは軽く交わして、格闘攻撃でゾイガーに攻撃をしていく

 

「グルウウウウウウウウウウウ」

 

ジェロニモンが唸るなか、ソイツは蘇った。しかし……

 

「何だ❗ コイツは!?」

 

「キュウー」

 

ガリョ達はソイツを見て驚く。ソイツの姿は体長1メートル程の巨大なカタツムリのような外見をしている生物であった

 

「こんな奴が……」

 

ガリョが驚愕するなか、ソイツはガリョを見つめている

 

「どうしますか旦那?」

 

「やむを得ない、コイツ等を連れて撤退するぞ❗」

 

そういい、復活させた奴等とジェロニモンを宇宙船に乗せると直ぐ様、飛び上がり、逃げていく

 

「シュワ」

 

「ピィギャアアアアアアアアアア」

 

ウルトラマンはゾイガーが放った光弾をスペシウム光線を放ち相殺しながら、ゾイガーに当てて倒す

 

「デュア」

 

「ピィギャアアアアアアアアアア」

 

セブンはアイスラッガーでゾイガーの羽を切り落として落下していくゾイガーにエメリウム光線で止めをさす

 

「ジュア」

 

「ピィギャアアアアアアアアアア」

 

ジャックはゾイガーの光弾をウルトラVバリヤーで防ぎきるとゾイガーに近づき、ゾイガーを持ち上げ、空中に投げるとスライスハンドを使い、ゾイガーの首を落とす

 

各々、ゾイガーを倒したウルトラマン達はガリョの宇宙船を追うために飛び立つ

 

 

「旦那、奴等が追ってきますぜ!?」

 

「このままだと追い付かれてしまいますぜ❗」

 

「クソッ……」

 

ガリョが諦めかけた……その時!?

 

ビーーッビーーッ

 

宇宙船から警報が鳴り響く

 

「何事だ❗」

 

「……これは!? 前方に巨大なワームホールが出現しています。回避は……不可能です❗」

 

そしてガリョ達の乗る宇宙船はワームホールへと姿を消す。そしてワームホールは閉じてしまった

 

「……逃げられてしまった」

 

ワームホールが消えた場所を見ながら、セブンは呟く

 

「それにしても、先程の穴は……」

 

「あぁ、ここ最近、確認されているワームホールだろう」

 

ジャックとウルトラマンはワームホールについて話をする

 

「兎に角、一刻も早く、あのガッツ星人を追わなければな」

 

セブンの言葉にウルトラマンとジャックは頷く

 

 

 

主人公side

「う~む、ここは……こうするのかな?」

 

俺は現在、自室でギターを弾いていた

 

「やっぱり難しいな~。なぁ、ハネジロー」

 

「パムー」

 

現在、SHININ' ON LOVEに挑戦しているのだが難しく、弾けるには時間がかかりそうだ。ハネジローには現段階で弾けるところまでを聞いてもらっていた

 

「…………ッ」

 

「パム?」

 

「いや……何でもないよ……少し寒気がしただけだから」

 

「パム~」

 

「ハハッ、心配してくれてありがとな❗」

 

そういい、ハネジローの頭を撫でる。しかし、あの寒気は何だったのだろうか?

 

 

 

Noside

ガリョの宇宙船内

 

「……ここは?」

 

「何がどうなったんだ?」

 

そう呟きながらレイビーク星人のクエルとコルニは起き上がる

 

「……どうやら俺達がいた宇宙とは別の宇宙に来ちまったようだな……」

 

ガッツ星人のガリョは、念のために宇宙船のモニター映像でウルトラ兄弟達が追ってきていないことを確認する

 

「しかし、安心は出来んぞ。ウルトラ兄弟が俺等を野放しにすることはありえんからな」

 

ガリョの言葉にクエルとコルニは頷いて応える

 

「分かっているならいい。取りあえずは地球を目指すぞ」

 

そういい、宇宙船を透明化して地球へと向かう

 

「ん? おい、あの怪獣は何処にいった? 確か俺達についてきていたよな」

 

ガリョがクエルとコルニに聞くが……

 

「いえ……見てないですね」

 

「宇宙船内にいるのは確かなんですがね……」

 

二人とも知らないようだ

 

「そうか……お前らは宇宙船を操縦してろ。俺が宇宙船内を調べる。地球についたときか、異常があった時には俺を呼べ」

 

「「了解です、旦那」」

 

そういい、ガリョはコックピットを出るとジェロニモン達がいる格納庫へと向かう

 

「ここしか考えられんからな……」

 

そういい、格納庫に入っていくとソイツはいた

 

「やはりか……」

 

ソイツはやはり格納庫にいた。しかし、ソイツを見下ろしながら涎を垂らしている奴がいた

 

「グロオオオオオ」

 

豪力怪獣アロンである。ガリョが偵察用に連れてきていた怪獣である

 

(奴め、餌と勘違いしてやがるな)

 

「グロオオオオオ」

 

「キュー」

 

ソイツは見下ろしているアロンをジィーッと見つめていた

 

(見た目が弱そうな奴とはいえ、強い反応を示していた奴を食わせるわけにはいかねぇな)

 

「おい、アロン。ソイツは餌じゃ……」

 

ガリョはそう考えながら、アロンを止めようとした……しかし、ガリョは一瞬で自分の考えに過ちがあったことに気づく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グシャアッ……グチャグチュッ

 

「!?」

 

それは一瞬の出来事だった。ソイツが伸ばした触手がアロンに突き刺さると手甲の先端部に吸引孔からアロンの

体液を吸い付くしてしまう

 

「グロオッ……カッ…………」ピクピクッ

 

アロンは離れようと試みるが、更に触手が突き刺さっていき、離れることも出来ず体液を吸われていき……

 

ズズゥン……

 

干からびて倒れてしまう。ソイツはジェロニモンから、ある「命令」が下されていた。それは『仲間同士で戦わないことだった』同じく、テンペラー星人やスラン星人も同じ命令を下されていた。しかし、命令をした際にアロンが、その場に居なかったために命令の対象に入っていなかったのだ

 

「…………」

 

その光景を見た、ガリョは言葉を失った。先程の自分の考えが、甘かった事に気づいたからであった。だが同時に自分の顔が笑っていたことに気がついた

 

(コイツを使えば、宇宙征服は間違いなく成功だ❗)

 

その考えが頭を過ったのだ。ガリョがそう考えるなかソイツが震えだす

 

「コオオオ」

 

するとソイツの体が急に膨張していき、殻を逸脱し、触手が増えていく。更には背中にアロンのものと思われる翼に似た突起物が出てきたのだ。ソイツは先程までの姿とは全く異なる姿へと変貌していった

 

(コイツは生物の遺伝子を吸収して自らに組み込み、自在に進化していくのか!?)

 

ガリョはソイツを見ながら、そう考えた。すると……

 

ピリッピリッピリッ

 

通信機が鳴る

 

「どうした?」

 

「旦那、間もなく地球に到着します」

 

クエルから通信が入る

 

「そうか……ならば、宇宙船を出来るだけ、人間が居ない場所へと降ろせ」

 

「了解」

 

そうして、ガリョ達は地球へと降り立った

 

「早速だが、お前達にはやってもらいたい事がある」

 

「「何でしょうか?」」

 

「うむ、まずクエルは人縮小光線銃で人間を捕獲してこい。捕獲した人間は奴の餌にするからな。コルニは偵察用の小型円盤で、この地球の防衛軍等の情報を集めてこい。どちらも3日で済ませろ。良いな?」

 

「「了解しました❗」」

 

そう返事して、二人は走り出した

 

(さて……俺は、ここら辺りの動物でも捕獲して奴に与えるか)

 

そう思い、銃を持ち宇宙船を出ていった……

 

 

 

そうして、3日が過ぎていった

 

「さぁ、宇宙征服の第一歩だ。行くぞ❗」

 

「「おおぅ❗」」




次回、邪神降臨❗


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