ハイスクールD×D ~愛され少年の日常~ (ライトくん)
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プロローグ
ハイスクールD×Dのあべこべものを作ってみました。
ハイスクールD×Dって女性キャラが多めですし、TSキャラが出る作品も多いので思い付きで作りました。
最初に謝罪をm(_ _)m
最初は少し胸糞展開を含みますが、批判や苦情などはしないでいただけるとありがたいです。
不定期更新です。
ある夜、一人の少年が公園に倒れていた。
その少年はボロボロだった、体のいたる所には打撲のあとがあり、服は汚れ所々破れていた。
(何で僕はこんな体なんだろう…)
少年は生まれつき体が弱かった。
運動もろくにできず、病弱であったため学校も休みがちだった。
(何で僕は生きているんだろ…)
少年には年の離れた姉がいた。
姉は運動も勉強も得意で成績はいつもトップで皆から頼りにされていた。
だが少年は運動は出来ないが成績は決して悪くはなかった、運動が出来ない分勉強を頑張り結果、姉よりは低いが、体育以外の成績はいつも高かった。
けれど周りがそれを認めなかった。
努力していた少年にかけられる言葉は、いつも「もっと努力しろ」「それでもお前はあの人の弟なのか?」「所詮はでき損ないのお荷物だな」と言う罵声ばかりだった。
挙げ句の果てには少年の親まで罵声をあびせるようになった。
「何でお前みたいなでき損ないが生まれてきたんだ!」「なんなのこの成績は!?もっと努力しなさい!!」「お前は我が家の恥だ!!」「あなたなんて生まれてこなければよかったのに!」学校の子供達や教師…挙げ句の果てには親まで少年の努力を否定した。
『何で誰も認めてくれないの?』『こんなに頑張ってるのに…』『何で誰も誉めてくれないの?』
だが、姉だけは少年の努力を認めていた。
少年が寝る間も惜しんで勉強をしていることも知っていた。
姉だけは少年を誉めていた。
「よく頑張ったね」「すごいじゃない♪」「成績こんなに上がったの?おめでとう♪」姉だけは少年の努力を認め誉めていた。
でも少年にとっては、姉の言葉は煩わしいだけだった。
普通に勉強してもトップが取れ、少年と違い健康な体で運動も得意だった。
姉は少年が持っていないものをすべて持っていた。
少年にとっては姉の言葉などただの情けから出た言葉としか思えなかった、そのため少年は姉を嫌っていた。
暫くした後、姉が海外留学のために家を出ていた時、少年は学校でいじめを受けていた。
最初は悪口やイタズラなどだったが、次第にエスカレートしていき暴力を振るうようになった。
教師は少年がいじめられているところを目撃しても、なにも言わずに見て見ぬふりをしていた。
姉がいなくなった後から少年の親も少年に暴力を振るうようになった。
親は少年にご飯を与えないこともしばしばあった。
そして少年は逃げ出した。
走っている内に公園にたどり着き、疲れはて倒れてしまった。
(僕は何のために生まれてきたんだろう…)
次第に意識が朦朧としてきた。
(もしも…生まれ変われるのなら…)
(誰でもいいから…愛してほしい…)
そして少年の意識は完全に闇に沈み、少年の人生は終わった。
だが…
《その願い、叶えましょう》
何処からか声が聞こえてきた。
「……ん?」
少年が次に目を覚ました場所は何もない真っ白な場所だった。
「ここは…何処?」
少年が疑問を口にすると
「ここは転生の間と言うところです」
後ろから女性の声がした。少年が後ろを向くと
「初めまして、私はあなたたちが神と崇めるものです」
“絶世の美女”と言っても過言ではないほど美しい女性が笑顔で少年の事を見ていた。
「本物の神様なの?」
「はい、そうですよ」
女性は笑顔で頷いた。
「何で神様が僕なんかに会いに来たんですか?」
そう少年が言うと神は悲痛な表情になり、少年に会いに来た理由を教えた。
「あなたの人生を私は見ていました。誰にも認められず、孤独に死んでいったあなたの人生を…」
「……」
神がそう言うと少年は顔を歪めた…少年にとっては思い出したくないことだからだ。
「あなたの人生はあまりにも悲惨だった…なのであなたに転生する権利を与えました」
「転生する権利?」
「ええ、あなたのように悲惨な人生を歩むものは少なくありません…なので別の世界に転生し新たな人生を歩んでもらおうと思ったのです」
「別の世界?」
「はい、アニメなどの二次元の世界です。行き先はくじで決めてもらいます」
そう言い、神は箱を少年の目の前に出現させた。
「この箱に手を入れてくじを引いてください」
少年は言われた通りに箱の中に手を入れ、くじを引いた。
「これでいいんですか?」
「はい、では引いたくじを開いてみてください」
パラ
くじには『ハイスクールD×D』と、書いてあった。
「はい、ハイスクールD×Dですね。では、3つ願いをいってください。その願いを得点としてあなたに授けます」
「じゃあ
一つ目は幸せになりたい
二つ目は大切な人たちを守れる力がほしい
三つ目は…愛されたい」
「…わかりました、ではあなたにこの3つの特典を授けます」
神はそう言い、少年に向けて両手を向けた。
すると、神の手のひらから3つの光の玉が出てきて少年の体に入っていった。
「これであなたに特典を授けました。では今から転生させますね」
「はい、お願いします」
少年がそう言うと、少年の体が徐々に光だした。
「ではよい人生を、
「ありがとう神様」
少年…隼人は笑顔で神に礼を言い、そして消えた。
神は隼人が消えた後、涙を流していた。
「苦しみ、助けを求めているのに、手をさしのべることができず…ただ見ているだけしか出来ないなんて…神は一体何のためにいるのでしょう…」
神しかいない空間で神は涙を流し続けていた…
誤字・脱字などがありましたら、ご報告ください。
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第一話
あべこべ物は初チャレンジなので、うまくできているかわかりません。
活動報告でアンケートを取っているので、希望を教えてくださると嬉しいです。
苦情や批判などはしないで頂けると、ありがたいです。
~ハヤトside~
初めまして、僕の名前はハヤト・グレモリーです。
名前でわかった人もいると思いますが、僕はグレモリー家に転生しました。
僕が転生してからすでに5年がたち、この世界について色々と教えてもらいました。
この世界には空想のものとされていた、天使、堕天使、悪魔や、他にもドラゴンや妖精に、神話の神々が実在しているそうです。
グレモリー家は悪魔の名家なので僕も悪魔です。
ちなみに僕が今いる場所は、堕天使や悪魔が住んでいる冥界のグレモリー邸にある自分の部屋にいます。
空想の存在が実在している時点でビックリですけど、もっとビックリすることがありました。
それは・・・
男が極端に少ないのです!!
ん?何?男が少ないだけじゃ驚かない?
僕が驚いたのは何も男が少ないということだけではありません。
この世界は僕が前にいた世界とは男女の違いがあるんです。
男性は見た目が皆、中性的な顔立ちになっていて、性欲も低いらしくそれに、力も弱いんです。
逆に女性は性欲が強く、力も男性よりも強いんです。
アイドルなんかも女性のアイドルは殆どいなくて、男性のアイドルが多いみたいです。
男性と女性の比率は女性8:男性2という感じでかなり少ないです。
しかもその男性の大部分がすでに成人し結婚した男性で、子供は殆どいないそうです。
昔はもっといたらしいんですが、天使、堕天使、悪魔の三大勢力が戦争して、途中で二天竜と呼ばれるドラゴンが乱入してきてそれを何とか封印したものの、各勢力は大きな被害を受けてしまったので戦争は終戦となりました。
この戦争で男性の悪魔もかなりの数が死んでしまいました。
戦争でたくさんの悪魔が死んでしまったので、現四大魔王の一人アジュカさんが作った『
ですが悪魔だけでなく他の種族も男性が少なく、そのため男性の転生悪魔は殆どいないそうです。
しかも悪魔は出生率が低いので、子供ができにくく大体が女の子で、男の子は滅多に生まれないそうです。
ちなみに四大魔王の一人に僕の兄であるサーゼクス兄様がいます、弟として誇らしいです。
回想はここまでにしてそろそろ朝食の時間になるので、食堂に向かわないと。
コンコン
あっメイドが起こしに来ました。
「ハヤト様失礼いたします」
「どうぞ」
ドアを開けてメイドが入ってきました。
「おはよう、グレイフィア」
「おはようございます、ハヤト様」
この銀髪の美人さんは僕の専属メイドであるグレイフィア・ルキフグスさんです。
グレイフィアさんは、サーゼクス兄様の妻のレイナ・ルキフグスさんの妹です。
「ハヤト様、朝食の用意が整いました」
「うん、わかったよ」
僕はそう言い食堂に向かう。
部屋につき、ドアを開けると
「ハ~ヤ~ト~!」バッ
ダキッ!
紅い髪の女の子が僕に勢いよく抱きついてきた。
「えへへ~ハヤトは相変わらず可愛いな~」
この紅い髪の女の子はリアス・グレモリー、僕の姉にあたる人物です。
「あうぅ・・・」
「リアス様、ハヤト様が嫌がっています。離れてください」
リアスお姉ちゃんは会うたびに抱きついてくるのだ。そのたびグレイフィアさんに注意されているのだけど・・・
「ハヤトは私のこと嫌いなの?」ウルウル
「そんなことないよ!だから泣かないで!」
「ハァ・・・」
こんな風に泣きそうになるので、拒否できないんです・・・
「こらこら、リアスそのくらいにしておきなさい。ハヤトが困っているだろう」
リアスお姉ちゃんに抱きつかれていると、お父さんとお母さんが近づいてきた。
「えー」
「えーじゃありません。そろそろ朝食にするから早く席につきなさい。」
はーいと不満そうだけど、朝食の用意が終わっているので席につく。
『いただきます』
テーブルの上に並べられた、朝食を食べていると、
「そう言えばリアス、学校の方は順調かい?」
ちなみに冥界にも学校があってリアスお姉ちゃんはそこに通っています。
冥界の学校は6歳から通うことになっていて、12歳になると普通の勉強に加えて、レーティングゲームのことも学びます。
僕はまだ5歳なので来年から学校に通うことになります。
「うん、順調だよ。勉強も平気だしソーナとも仲良くしてるしね」
ソーナとは、リアスお姉ちゃんの親友のソーナ・シトリーと言う女の子のことです。
「もきゅもきゅ」
「「「「・・・・////」」」」
僕が朝食を食べていると皆顔を赤くしています。どうしたんだろ?
《本人は気づいていないが、口の中に食べ物を詰め込んでいるので頬が膨らんでおり、ハヤトの低身長も相まって小動物を彷彿とさせるため》
(可愛い・・・・)
(ハヤト様は相変わらず可愛いな~・・・)
(ジュルリ・・・・)
《ハヤトの様子を見て、メイド達は和んでいた・・・約1名危ない者もいるが・・・》
ここのご飯はとてもおいしいので、はしたないとわかっていても、詰め込んでしまうんですよね。
『ごちそうさまでした』
「それじゃあ、行ってきます!」
「では、行ってくるね」
「ハヤト、あまり外には出ないようにね」
「うん、わかってるよ」
『行ってらっしゃいませ』
朝食を食べ終わり、リアスお姉ちゃんは学校に、お父さんとお母さんは今日はお仕事で出掛けます。そのため僕はお留守番です。
今僕は部屋の中で読書しています。グレイフィアさんはそばにいません。
ちなみにこの世界に転生したときに頭の中に転生特典についての情報が浮かんできました。
1.『幸福』
2.『魔力変換資質』
3.『愛され体質』
この3つが僕の特典らしいです。
『幸福』は文字通り色々な幸福が訪れるらしくて、『魔力変換資質』は特殊能力のようなものみたいで、魔力の属性変化ができるらしいです。
僕とサーゼクス兄様とリアスお姉ちゃんはお母さんがバアル家の出身なのでバアル家特有の『滅びの力』を受け継いでいて、扱うことができます。
本来なら滅びの力を受け継ぐと他の属性の魔法が使えなくなるらしいんですが、この魔力変換資質は全ての属性に滅びの魔力を変化させることができるようになるらしいです。
そのため僕は全ての属性を100%の力で扱うことができます。
『愛され体質』も文字通りで、あらゆるものに愛されるようになるらしいです。
ガチャ
「ハヤト~!ただいま~!」
っと、回想していたらリアスお姉ちゃんが帰ってきたみたいです。
今日はこのくらいにしておきますね。
「ハヤト~どこにいるの~」
「は~い今行くよ~!」
あべこべ感をうまくできているかわからないのでアドバイスなどを頂けると嬉しいです。
学校の設定等は一応オリ設定です。
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