諦めないで~想いと絆が人を救う~ (燦々(さっちゃん))
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PT事件編
第1話【想いと絆が産まれた日!!】


目が覚めたら知らない女性に抱かれてた。

寝ぼけた頭で俺は、この人すげー大きいなぁ。なんて思っていた。

けど、女性のほうから聞こえてきた声で俺は困惑した。

 

「私の娘なのね。初めまして響、お母さんです。産まれてきてくれて有難ね。」

 

娘?俺は、男だったはずだ。

名前は思い出せないけど、それは間違いないはずだ。

オタクだったけど、スポーツもやって仕事を頑張ってきたはず。

それが何で、娘になるんだ?

それに、俺は仕事帰りにトラックに轢かれて死んだはずじゃ。

ドウナッテンノ?

 

もしかして、転生?

けど、神様なんかには出会ってないし、誰かに転生させるとも言われてないし

しかも、ちらっとだけど白い淫獣みたいのが見えたし

ここってまどマギの世界なのか?

状況を知るためにもこの後の会話も聞かないと

 

そして、俺に眠さが襲ってきた。

な、ここで寝るわけには。

そして、俺は寝てしまった。

 

「あらあら、響ったら寝ちゃったのね。これからよろしくね。“立花響(たちばなひびき)”私の可愛い娘」

 

その女性はほほえましい笑顔で呟いたが、眠ってしまっている

響には聞こえることはなかった。

何の因果か、シンフォギアの立花響に憑依転生?をした

 

 

――響のすぐ近くにて――

 

 

「立花響、君のとてつもない魔力には凄く興味があるよ。」

 

白い淫獣は、響のもとに行こうとする。

 

「ん?うん、わかったよ。今行くから何とか頑張るんだ。」

 

独り言を呟いたかと思うと、急に来た道を引き返していく

 

「時期が来たらまた会いに来るよ、立花響。」

 

その言葉を残して淫獣は消えていった。

誰にも気づかれる事も無く

むしろ、見えてすらいないようにすら見える。

ある意味、不幸をまき散らす淫獣はいなくなった。

 

 

――とある場所――

 

 

一人の赤子が産まれた。

看護婦と思われる女性が、赤子を抱きながら母親に笑顔で伝えた。

 

「おめでとうございます。元気な女の子ですよ。」

 

赤子を看護婦から授かると、その母親は笑顔だった。

つらい出産をしたばかりとは、到底思えない笑顔で赤子を見て言った。

 

「初めまして、なのは。私の娘になってくれてありがとう、産まれてきてくれて有難う。」

 

それを聞いて安心したのか、赤子は眠りについた。

それは、この世界を揺るがしかねない出来事に

立ち向かっていく不屈の心“高町なのは”が誕生した時だった。

 

ここは、海鳴市。

魔法が交差する世界そこに、少し違うものが混じるそんな話

二人には、数々の困難に当たるだろう。

しかし、人はいつも一人ではない

助け、助けられて生きていくものだ。

 

だから、二人は乗り越えられるだろう

これから出会う人達と

なので、これだけ願おう

二人の人生に祝福を

 




はい、と言うわけで第1話完

最後のナレーターもどきはいつか登場します。

それまでは待っててくれ

皆が忘れたころに登場するかもね。

いやー今度は、完結を目指して

人がついてくれたら嬉しいなぁ


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第2話【主人公?いいえ幼馴染です】

皆さんどうも響です。

5歳になりました。

もっと前の歳の出来事は黒歴史なんで語りません。

そういえば薄々感づいてきましたが、シンフォギアの

主人公の立花響になったようです。

 

最初は同姓同名の別人だと思ってました。

でもだんだん見た目が響に似てきたことから

覚悟を決めて受け入れました。

でも、受け入れた時

私にとって予想外のことが起きました。

 

近所の子が、未来じゃなくなのはちゃんだったのです。

この世界は、リリなのの世界みたいです。

あと、今更ですが口調はお母さんに強制的に直されました。

俺って言った時のあの恐怖

トラウマです。

 

「響ちゃん遊ぼう」

 

噂をすればなのはちゃんが来ましたよ。

まぁ会うために私も公園に来ましたから。

 

「うん、いいよなのはちゃん。何して遊ぶ~?」

 

「じゃあブランコしようよ」

 

こんな感じでいつも遊んでいます。

最初になのはちゃんに出会ったのは、去年ぐらいの時

一人公園のブランコに座っていたから

気になり声をかけてしまったのです。

最初は顔が見えなかったのでなのはちゃんとは思いませんでしたよ。

 

でも、今は話してよかったと思ってますよ。

話を聞くと、父親が怪我をして入院していて

皆病院に行ったりと忙しいから自分はおとなしく、いい子で居ないといけない

そんなことを言われて私は

 

「駄目だよ。いい子で居ることはいいことだと思う。けど、それは

 自分の想いを消してまでやることじゃないと思うんだ。

 私にはもう両親がいないし、なのはちゃんじゃないから

 なのはちゃんの想いは分からないけど我儘を言ってもいいと思うんだ

 我儘は子供の特権だよ。」

 

私の両親は3歳の時に亡くなった。

だから、両親に迷惑を掛けないとかは分からないけど

自分を殺してまでいい子にして親が喜ぶとは思えない。

私は、言いたい気持ちをはっきり伝えた。

 

「響ちゃん、有難う私話してみるね。」

 

その後、家族に話したところ

家族は、なのはちゃんの気持ちに気づけなくて

謝ってきたそうです。

これからは、甘えてきて我儘も言ってほしいと

話してくれたみたいです。

 

それから、頻繁に遊ぶようになりました。

私には、親戚とかも居なかった為

なのはちゃんと出会う前は

親の遺産で過ごしてきました。

なのはちゃんに出会ってからは、高町家にお世話になってます。

 

家は両親と過ごした家のため一緒に暮らしてはいませんが

ご飯等はお世話になってます。

あと、謎があるのですが遺産の中にロストロギア指定されたデバイスがありました。

何の聖遺物かは分かりませんけど、シンフォギアで登場するギアが

ロストロギアって書かれた封筒の中にあったので、ロストロギアなのは

間違いないらしいです。

 

「今日は楽しかったね響ちゃん!」

 

どうやらご飯の時間のようです。

これからなのはちゃんと一緒に帰ってご飯を頂きます。

 

「そうだねぇ、明日は何する?なのはちゃん」

 

私は、これからもこの楽しい幸せの時間を過ごしていきます。

私は、主人公ではないその幼馴染なのだから

これから始まる原作には、関わってなのはちゃんの力になろう

そう決意した響であった。

 




やっと第2話完

仕事が忙しいので不定期ですが許してください


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第3話【びっくり!家族?日常】

どうも、響です。

前回から4年経ちました。

現在9歳です。

原作が始まりますねー

ドキドキします。

 

そういえば、デバイス起動しました。

名前は、ガングニールでした(笑)

でも、驚きの事実が!

これ、聖遺物結晶体っていう名前らしく

ユニゾンデバイスとして(かなで)さんが出てきました。

 

他にも、守護者として

翼さん、クリスちゃん、マリアさん、調(しらべ)ちゃん、切歌(きりか)ちゃん

このシンフォギアメンバーが出てきたよ~

この時ばかりは、びっくりしたなー

でも、あの時のやり取りは楽しかった。

 

――――――――回想――――――――

 

響は、聖遺物のギアと思わしきものを眺めていた。

いまだに、何の聖遺物なのかわかっていない。

 

「うーん、聖遺物のギアでは間違いないと思うけど、デバイスになってるのかなぁ?」

 

ぶっちゃけ、ロストロギアって分かってるだけに起動させるのが怖い

でも、起動しないと変わらない気がする。

 

「試しに、ガングニールのを歌ってみようかなぁ」

 

善は急げっていうし、やってみることにした響

 

「―― Balwisyall nescell gungnir tron ――」

 

半分冗談のつもりだったのだが、歌った瞬間聖遺物が光った。

 

「え?...きゃぁ」

 

聖遺物の光が強くなったかと思うと、すぐに光が収まった。

そして、そこにはなんと5人の女性と、妖精みたいな女性が1人立っていた。

それには見覚えがあった

それは

 

「防人が一人、翼だ。」

 

シンフォギアの風鳴翼が

 

「お前が、アタシを呼んだのか?」

 

クリス先輩が

 

「貴方が、主になるのかしら?」

 

2期登場キャラクターマリアが

 

「主のために、頑張る」

 

マリアの仲間の調ちゃんが

 

「調と頑張るデース」

 

調の彼女?の切歌ちゃんが

 

「なんて顔してるんだい、あんたが起動させたんだろ」

 

なにより、妖精姿の奏さんが

シンフォギアのキャラクター達がそこに立っていた。

ちなみに、響は目を見開いて口をアホらしく開けて驚いていた。

確かに、起動すればいいかなぁ、なんて思って歌ったけどさ

本当に起動するなんて思わなかった。

 

「えっと、初めましてかな?私は立花響、8歳!

誕生日は9月の13日で血液型はO型!身長はこの間の測定では126.2cm!

体重は…もう少し仲良くなったらで!趣味は人助けで、

好きなものはごはん&ごはん…後は、彼氏いない歴は年齢と同じです!!」

 

「ぷっ」

 

挨拶して自己紹介したら、笑われた。

何か、おかしいかなぁ

 

「いいぜ、気に入ったよ。ずっと、こいつらと辛気臭いところに入ってたからな

 アタシ達を宜しくな。」

 

「こら、クリス。主に失礼であろう」

 

「だから、お前は固いって言われるんだよ」

 

「それは、今関係ないだろ」

 

翼さんとクリスちゃんが口喧嘩を始めてしまった。

ど、どうしよう

私に止められるかな

 

「主、そこの馬鹿二人は置いといて、親御さんに挨拶したいんだけど」

 

マリアさんが、翼さんとクリスちゃんを呆れた感じに見ながら

私に尋ねてきた

うーん

 

「私のことは、響って呼んでください。で、親ですけど居ないです」

 

やっぱり、主とか言われるのは嫌だから、名前で呼んでほしい

 

「分かったわ、響。で、親御さんはいつ頃帰ってくるのかしら?」

 

「あ、私の両親は結構前に亡くなっちゃって、今は一人なんです。」

 

そう私が答えた瞬間、空気が重くなった気がした。

っていうか、完璧に重くなった。

どうしよう、私のせいだ。

 

「響は、寂しくないの?」

 

「響大丈夫デース?」

 

「ごめんなさい、気分悪くしたわよね。」

 

上から調ちゃん、切歌ちゃん、マリアさんが心配そうに、申し訳なさそうに言ってくれた。

いつの間にか翼さんとクリスちゃんが喧嘩をやめていた。

空気重い

 

「何辛気臭くしてんだよ。これからは、私たちが一緒にいて家族になればいいだろ?」

 

奏さんが、軽い感じで言ってくれた言葉

“家族”この言葉がこの場の空気を軽くした

 

「それでも良いか?響」

 

翼さんが恐る恐る聞いてきた。

他の皆も緊張してる感じがわかる。

拒絶されたらどうしようって、考えてるのが分かる。

 

「フフ、こっちから頼みたいぐらいですよ。宜しくお願いします。」

 

――――――――回想終了――――――――

 

「ご飯で来たわよ。翼たちを呼んできてくれるかしら?」

 

「お前たち、皿運べ~」

 

ご飯は、マリアさんとクリスちゃんと私で作ってます。

最初に作ってもらった時は、おいしくてびっくりした。

翼さんと奏さんと切歌ちゃんは、料理させたらダメってことが分かった。

 

「今、運ぶデース」

 

「キリちゃん走ったら駄目だよ。私は翼たちを呼んでくるね。」

 

そして、みんなで一緒に食事をとる

これが、いつもの日常です。

こんな日が続けばいいなぁ

そのためにも、まずはPT事件を解決するんだ。

 




第3話完

無事に進んでいて、安心しています

「私は立花響、8歳!
誕生日は9月の13日で血液型はO型!身長はこの間の測定では126.2cm!
体重は…もう少し仲良くなったらで!趣味は人助けで、
好きなものはごはん&ごはん…後は、彼氏いない歴は年齢と同じです!!」
「戦姫絶唱シンフォギア」第6話より


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第4話【出会い】

どうも、響です。

そろそろ、原作が始まるみたいです。

なぜかというと、なのはちゃんが夢を見たみたい。

ユーノ君が出てくる夢を

ということは、ユーノ君を拾うイベントが起きるのです。

 

「アリサちゃんは、今日も塾?」

 

「そうよ、響。」

 

「大変だね~」

 

いつものように、4人で帰ってる最中です。

ある、公園の中を歩いていると

 

《―助けて―》

 

来た。ユーノ君の念話

 

「何か言った?」

 

「何も言ってないわよ。どうしたのよ?なのは」

 

《―助けて―》

 

「こっち」

 

「ちょっと、なのは」

 

なのはちゃんが、いきなり走り出しました。

向かう先は恐らくユーノ君の元

って、なのはちゃん速くない!?

どんどん先に行ってしまうなのはちゃん

響達3人は、置いていかれてしまう。

 

やっと追いついた時には、フェレットを抱いているなのはちゃんの姿があった。

近くには、赤い丸い宝石のようなものがついている、ペンダントが落ちている。

それを拾っておく響

なのはちゃん達は、動物病院に連れていくみたい

そして、病院に預けた後は、それぞれ、家に帰ったり

塾に向かったりと、まちまちだった。響は、図書館に本を借りに向かった。

図書館にて、目的の本を見つけた響は

図書館のある一角に車椅子の少女が、上のほうにある本を

取ろうと、頑張って手を伸ばしていた。

しかし、どう頑張っても取れそうにない本

 

響の趣味は、人助けだ。

そんな彼女が、車椅子の子を素通り出来る筈もなかった。

 

「これでいいの?」

 

そういって、響は車椅子の子に本を渡した。

車椅子の子は、驚きながらも受け取ってくれた。

本の種類は、合っていたようだ。

 

「あ、ありがとさん、助かったわぁ、あれその本わたしも呼んだことあるで、おすすめやで」

 

感謝をした後、車椅子の少女は、響の持っている本に気が付いたようで

本を進めてきた。

 

「そうなんだ、私、立花響です。年齢は、9歳で、趣味は人助けです。よろしくね」

 

「わたしは、八神はやて言います。年齢は、同じ9歳や趣味は、本を読むことやなよろしゅう」

 

図書館にいるので、小声ではあるのだが、お互いに挨拶を始めた。

そこから、他愛のない話等をしていた。

 

「え、はやてちゃんも一人なの?」

 

はやてが、現在一人で家で暮らしているのが話題に上がった。

響としては、一人の辛さや、寂しさを知っているため、

放っておく事は、できない

同情や、偽善って言われるかもしれないが

はやての為に、行動を起こしたい響は、

ある提案をする。

 

「ねぇ、はやてちゃん良かったら、うちに来ない?私も最近までは、一人だったんだ。」

 

そう、はやてを響の家に招くこと

同じような環境を経験してる響だからこそ、放って置けなかった

だからこその、この提案である。

はやては、響の提案を聞くと、驚いた状態で固まっていた。

それは、仕方のないことで、誰が好き好んでこんな身の自分を招き入れるだろうと

はやては、そんな風に思っていた。

 

「だめかなぁ?」

 

返事を返して居なかった為か、響が再度聞いてきた。

響の言葉に返事を返していなかったことを思い出して

急いで返事を返そうとする

 

「わたし、こないな身やけど、お邪魔してもええんか?」

 

「うんいいよ。じゃあ、さっそく行こう」

 

そう言って響は、はやての車椅子を押し始めた。

響が本を借り忘れそうになるなどの

ハプニングは、あったが無事に響の家まで着いた。

そして、先に玄関を開けて満面の笑みでこちらを振り向いた。

 

「私の家にようこそ」

 




ようやく第4話完

意見感想待ってます

シナリオに反映されるかもしれないのでよろしくお願いします


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第5話【新たな家族】

最近忙しく投稿が遅れてしまい申し訳ありません

後書きにて、ちょっとした閑話を入れていきたいと思いますが

NGシーン、ある日の話や日常

どの話を入れてほしいか、コメントくださるとうれしいです


「私の家にようこそ」

 

響の家にきたはやては驚いた。

家が大きいからだ

この街には、月村やバニングスといった有力者住むため

大きい家はあるのだが、有力者でもない響が住んでるには

大きすぎるのだ。

 

しかも、家にはバリアフリー化までされていた。

響のことをあまり知らないはやてにとっては

驚きしかなかった。

 

「さ~、リビングにいこっか~、皆待ってるからさ~」

 

皆?

何のことかわからないはやて

それも仕方ない、響は伝え忘れているのだから

 

「いらっしゃい、貴方が響の言っていたはやてさんかしら?」

 

最初に出迎えてくれたのは、マリアだった。

大人しめのけど、何処か大人っぽい服にエプロンを付けていた。

 

「えっと、響ちゃんこの別嬪なお姉さんは、だれや?同居人が居るなんて聞いとらんけど」

 

何も知らされていないはやてにとっては、当たり前の疑問だった。

伝え忘れていることを思い出した響は、あっとした顔をしていた。

マリアは響を呆れ顔で見ている

 

「響~」

 

「あははは~、ごめんなさい。えっと私の今の家族の一人でマリアお姉ちゃんだよ~」

 

響は、苦笑いしながらだがはやてに今の家族を紹介した。

はやては、響の紹介の仕方に疑問を持った。

“今の家族“なんとなくその意味を分かってはいるが、聞いてしまった。

 

「今の家族?」

 

その疑問を答えたのは、マリアだった。

 

「この子はね、数年間一人だったのよ。両親は、もうね。それを知った私たちが、つい最近こっちに来たのよ。」

 

表向きの理由を説明する。

はやては、納得をし、良かったと思った。

しかし、その反面羨ましさもあった。

自分には、そんな人おらずヘルパーさんがいない時は、常に一人である。

少し重い影が見え隠れしているとき、思いがけない提案をされた。

 

「ねぇ、はやてさん、一緒に暮らさないかしら?」

 

それは、思ってもみなかった提案である。

誰が好き好んで体の不自由な子を、引き取りたがるだろうか

現に今は、厄介がられて、親戚は引き取ろうとしないのだから

同情?そうはやては考えてしまった。

 

「同情とか、そういう風に考えてるなら違うわよ」

 

まるで心を読んでいるかのようなマリアの言葉に

なら、何故?と思うはやてだが、その答えはすぐに返ってきた。

 

「響が気にいるほどの子っていうのと、はやてさんがかわいいからよ」

 

「ほえ?......っぷ、アハハハハハ」

 

いきなり、変なことを言われたせいか、間抜けな声を出してしまったはやてだが、

すぐに、笑ってしまった。

まさか同情ではなく、かわいいからとは、予想もしなかった。

その結果はやてに、笑いが込み上げてきたのだ。

 

「わたし、こないな体やけど、ええん?迷惑かけると思うんよ。それでもええんやったら、嬉しいな」

 

はやては、少し不安になりながら最後の確認をとった。

それに答えてくれたのは、マリアではなく、響だった。

 

「へいきへっちゃら、人って迷惑かけて、掛けられて、支えて、支えられて生きていくものだと思うんだ。私だって、お姉ちゃんたちに迷惑いっぱいかけてるもん」

 

「けどね、代わりに響からいっぱいもらっているのよ。私たちにとって、

貴方たちが笑顔でいることが、何よりも嬉しいことなの。だから、

家族になるんだからいっぱい甘えなさい迷惑なんて思わないんだから。」

 

響の言葉に繋げるようにマリアが続いて答えてくれた。

この言葉を聞いて、はやては涙した。

こうして、はやては響の家族となったのだ。

 

 




第5話完

このまま、無事に完走できるように頑張ります


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第6話【魔法少女】

はやてと一緒に暮らすことが決まった日の夜

響は、外に出かけていた。

目的地は動物病院、ユーノが居る病院である

目的は、なのはが来てちゃんとジュエルシードの封印ができるかを見守るためである

 

(―――まぁ、駄目だったら私が手伝うんだけどね~―――)

 

現在は、響一人である。

マリア達は、家ではやてを迎え入れるための準備をしている。

 

「はやてーこの荷物は、こっちの段ボールでいいんだよなー?」

 

クリスとマリアそして、翼がはやてを連れて、はやての家の荷物の整理をしていた。

切歌と、調は家ではやてを迎え入れる準備をしている。

奏は、大人バージョンに変わって調たちと準備中だ。

料理は、響が戻ってきてからするらしい

因みに台所には、(“翼、奏、切歌台所料理禁止!!”)と張り紙が張ってある。

 

そんな風に準備してる一方響はというと

丁度なのはの変身シーンを見てテンションが上がってたりする。

 

(生のなのはちゃんのセットアップをみたー!テンション上がるよー)

 

苦戦しながらも、無事封印を終え慌てて帰っていったなのはを見て

一安心して響も家に向けて屋根と屋根を飛び移って帰って行った。

家に帰った響は、みんなではやての歓迎会をやった。

クリスが、切歌と言い争いを始めたり、調が潜入美人捜査官メガネを付けて

響が「誰!?調ちゃんどこ行ったの?」なんて言ってはやての「なんでや!普通にわかるやろ!」

 

なんて綺麗な早い突っ込みがさく裂したり

切歌、調、はやてで悪戯をしてマリアの般若を拝んだりと

色々な楽しいことをして、その日は終わった。

 

次の日、学校に向かう途中の公園で不思議なものを見かけた。

半透明な人を見つけたのだ。

響はそれに見覚えがあった。

 

「アリシア・テスタロッサ・・・」

 

そう、アリシアが居たのだ。

まさか、アリシアを見つけることになるとは思わず

響は公園の入り口付近に立ち止まることに

それにより、アリシアに気づかれた。

アリシアのほうを見て口を開けて立ち止まったこと

 

それは、アリシアに感ずかせるには、十分だった。

 

「あのぉ、貴方には私が見えますか?」

 

アリシアが目の前に移動してきて、響に声をかけた。

響は、別方向を向いて見えてない風を装ったが

アリシアが目の前に回ってきて、変顔を披露するもんだから

つい笑ってしまい、アリシアに見えてるのがばれてしまった。

 

「もぉ、見えてるのに何で無視するの?」

 

アリシアは頬を膨らませて、怒ってきた。

 

「いやぁ、幽霊とか私怖くて」

 

苦笑いしながら答える響だが、本当はアリシアに出会うと思わず

つい、見えてないふりをしてしまったのだ。

しかし、見えているからには響が、ほっとくわけないのだ。

 

「あのぉ、貴方の名前は?」

 

響はアリシアを知らないかのように装って名前を聞いた。

まぁ、実際ここでアリシアの名前を出したら警戒されていただろう

響にしては?賢明な判断だった。

 

「私の名前はアリシア。アリシア・テスタロッサ」

 

アリシアが笑顔で自己紹介をする。

死んだ人間っていうのは、自身の事を理解すると絶望するものだが

アリシアは、絶望など知らないかのような綺麗な笑顔を響に向けた。

 

「私の名前は、響。立花響。アリシアちゃんよろしくね。」

 

「ブッキーだね。よろしく~」

 

アリシアの自己紹介を聞いて響も自己紹介をする。

アリシアは、響の自己紹介を聞いて、あだ名で返した。

アリシアの事が見える人が居れば、親友に見えるだろう光景だった。

しかし、忘れるなかれ現在は朝、登校時間なのだ。

ここで、アリシアと会話していた響は、今日も普通に学校なのだ。

 

つまり、ここで時間をとってしまい遅刻なのだが

立花家の人たちから念話が飛んでくるまで、アリシアと話を咲かせてしまうのだった。

 

 




色々リアルで入院したりと忙しくて

全く更新できませんですいません

相変わらずの亀更新になりますが

頑張っていきますので

応援お願いします!


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