食戟の祖 (プリンの職人)
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プロローグ

 初めての投稿なので、文章がおかしいところなどあるかもしれませんが楽しんで読んで頂けるとありがたいです。誤字脱字があったら、言っていただけるとありがたいです。


 

  「はぁ、学校行っても意味ないし今日も修行するかー」

 

 こんな俺をみんなは、ごみなやつとか思っているのだろう。残ねーん、これでも俺は日本一の成績を全国模試で残している。まあ、それもこの脳みそのおかげなんだけどね。

 自己紹介が遅れたね。俺の名前は、沖田 仁(おきた じん)。趣味は、料理、あとは漫画を読むことかな。まあ、いままでいろいろやったんだけどすぐ上手くなってしまって、同世代からちょっといろいろされたんだよね。だから、だいたいのことは何でもできるんだよ。それもこの脳みそのおかげなんだけどね。顔面偏差値も高い。ちなみに、IQは200以上言ってしまえば、天才だね。さっきの修行というのは、料理の修行のことだ。食劇のソーマを読んで、料理にはまってしまったんだよね。料理は奥が深い。

 

 そんなこんなで修行をするために、スーパーに行って自宅に帰る途中、猫が車にひかれそうになっているのを見た。

 どう思ったか知らないが、俺の体が勝手に猫のほうに走っていた。

 

    キキキー  ボン・・・・・・・・

 

 いつの間にか、、俺の意識はブラックアウトいていた。

 

 

 

 

 神side

 「あっ、やっべ。人ひいちゃった。うーーーーーーーん、どうしよう・・・・・ あっ、そうだいいこと思いついちゃった!」

 

 あの人の名前は、沖田仁君。言ってしまえば天才かーーーー。有能な人をやってしまったなー。趣味は料理かーー。よしっ、仁君が助けた猫も一緒に連れていくかー。あの世の世界に、クックッククーーー、面白くなってきたー!

 

 よしまずは、仁君を連れて来ないとね。 よいっと。

 

 

 

 仁side

「んっ、えっと俺どうしたんだっけ・・・(考え中)食材を買って、車にひかれそうな猫がいて、それを助けようとして、走ったら、・・・てかさ、ここってどこさっ!」

 

 ここは、今までの俺の人生で見たこともなく感じたことをない、真っ白で息がしやすく体の中になにかが入っていく変なところだった。何でここにいるのかと、脳みそを全速で回しているときだった。

 

 

 「おーい、そこの君、沖田仁君であってる?」

 

 

 声が聞こえてくるほうを見てみると、そこには某ラノベ、俺の○○ラブコメは間違っているのヒロインの姉に似ている女の人がいた。

 

 

「どなたですか?」

 

 

 とりあえず、失礼のないように女の人に尋ねてみた。

 

 

 「えっと、神ですっ!」

 

 

なんかとても言い方があざといな。

 

 

 「失礼な人ですね。あなたの思ってることは私には、わかりますよ。」

 

 

 うはっ、すごいな。まあ神様だからあり得るな。あの人が神様ということなら、俺は猫を助けて死んじゃったのかなー。もっと料理を極めたかったな。

 

  

 「はいっ。その通り。あなたは死んでしまいました。でも、あなたが死んでしまったのは、私にも責任があるのです。あなたをひいてしまった車を運転していたのは私です。久しぶりに、地球で気分転換したいと思い、大好きな車でドライブを楽しんでいたんですが・・・・。とにかく、私が悪いので謝ります。すみませんでした。」

 

 

 神様にもミスっていうのがあるんだな。終わったことは、どうしようもないので許すことにしよう。でもふつう死んだら、こんなところに来ないと思うから、なんかあるのかな? 聞いてみよう。

 

 

 「えっと、神様は俺になんかようがあるんですか?」

 

 

 「そうそう。あっ忘れてた。あなたが助けた猫連れてきたよ。はいっ。あなたのこと心配してたから連れてきたんさけど、育ててくれない?」

 

 

 「まあ、いいですけど。俺死んでいるから、育てることできないですよ。」

 

 

 「あれっ、言ってなかったっけ、あなたを特別に転生させるから、あなたと一緒に連れて行ってくれないかしら?」

 

  

 転生って、現実にあったんだ。まあ、猫飼いたかったし、うん連れて行こう。

 

 

 「いいですよ。わかりました。転生って。どんな世界にするんですか?なるべく平和な世界がいいんですけど。」

 

「わかっていますよ。あなたが好きな漫画の世界です。これ以上は、転生してからのお楽しみです。ちなみに好き勝手やってかまいません。転生特典も付けてあげます。凄いのを。それ以外は、今のあなたと同じスペック体に転生させます。それ以外にもいろいろ楽しみにしといてください。」

 

   

  あなたが好きな漫画の世界?まじかーーー!テンション上がってきたーーーーーー!食戟のソーマの世界だよね、たぶん。とりあえず。お礼しないと。

 

 

 「神様ありがとうございます。この恩は一生忘れません!」

 

 

 「どういたしまして。さあ転生させますよ。この猫も大事にしてくださいね。ではっ」

 

  

 猫の名前も決めないとね。うーーん。とりあえずあっちについてからでいいか。

 

 

 「はい。今までありがとうございました。」

 

 

 「準備ができましたので。あなたを転生させます。沖田仁君。あなたの来生に幸せがあらんことを。」

 

 

 神様が俺の名前を呼ぶと、意識が遠のいていった。

 

 

 

 神side

 

 沖田仁君。今までで一番いい人間でしたね。この私が気に入るとは。えーーーと、転生特典はこれとこれで、体はこれ。いつの時代に転生させましょう。原作の主人公達が、遠月学園第92期生だから、この特典付けたから130年前にするか。よし。

 沖田仁君、君は君の人生を楽しみたまえ。

 

 

 

 

 




 こんな感じでやっていくと思うので、よろしくお願いします。アドバイスなどもしていただけるとありっがたいです。


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出会いそして修行
第1話 旅立ち。


 原作より130年前に転生。食戟のソーマの原作開始がたぶん21世紀の文化レベルなのは確実なので、オリ主が転生したのは、20世紀初頭の文化レベルということにします。
 ちなみに、現時点でのオリ主の料理の腕前は、薙切えりなと同じくらいです。オリ主の年齢は、17歳とします。


 

  「んんー。えっとー。そっか俺転生したんだった」

 

 俺はちょっと古めかしい洋風な家にで目を覚ましたした。隣には、助けてあげた猫がいた。猫の名前も決めないとなーと思いながらきれいな毛並みの猫を撫でていると、そこに一枚の紙と封筒が入っていた。手紙を開けて読んでみると、神様からの手紙だったようだ。

 そこには、

 

 

 沖田仁君へ

 

 えっと、この手紙を見ているということは転生に成功したってことだね。まず、転生した世界について言おうかな。この世界は、君が期待していた通り食戟のソーマの世界だよ。まあ、それだけじゃあ私がつまらないし、君もつまらないと思うから、なんとっ原作の130年前に転生させてあげたよ!原作始まる前に死ぬじゃんとか思ってる君っ!そこは大丈夫!なんと君、普通の人より老けにくくしたからっ!数字でいうと普通の人の10年でやっと1歳年を取るって感じでね。ついでにそれ以外の特典を言おう!

 

ーー転生特典ーー

 

1、老けにくい・・・普通の人の10倍老けにくい。(数字でいうと普通の人の10年でやっと1歳年を取る)

2、神王の五感・・・五感が普通の人の100倍くらいいい。

  神王の舌・・・薙切えりなの20倍、味覚が優れている。

  神王の鼻・・・葉山アキラの20倍、嗅覚が優れている。

  神王の目・・・食材のオーラの量や質、オーラの色がわかる。色の判別もすごく細かくできる。

  神王の耳・・・食材の声が聞こえる。

  神王の感覚・・・いろいろな感覚が常人の100倍ある。いろいろなことを感じれる。

3、神特製黒白包丁セット・・・私が沖田君のために作った包丁。黒包丁、白包丁5セットずつ。多めに作りました。弟子ができたら弟子にあげてあげてもけっこうです。

 

 

 以上です。

 

あとは、お金をちょっとだけ封筒の中に入れておきました。これらの特典を、完璧に扱うことができるようになれたら私があなたの夢の中に出てくるでしょう。あとその体は、ちゃんと前の体と同じスペックのものを使っているので、IQも当然前と同じです。容姿はその部屋にある鏡でチェックしてね!戸籍の名前は、遠月 仁(とおつき じん)になってるからこれからその名前を名乗ってね。家はあなたのなので、好きにしていいよっ!

 では、これからのあなたの人生はあなたのものです。好き勝手やってください。では、あなたに会える日を楽しみに待っています。

 

                                                                     神より

 

 「おいおいおい、神様はっちゃけすぎだよ。神王の五感かー。絶対苦労するだろうけど、この俺にできないことはないっ!」

 

この他にもいろいろ書いてあったが大したことではなかったので、流し読みして終わった。

 

 手紙と一緒に入っていた、封筒を開けてみると2万円が入っていた。少なくないかっ?そういえば原作から130年前・・・・。2万円って大金じゃん!

 と、とりあえず猫の名前は、リーザたぶんメスだしね。

 

 「よろしく。リーザ」

  

 「にゃーーー。にゃーー」

 

 自分の容姿も気になるから、鏡で見てみるか。うわっ、なにこのイケメンやっば。(某アニメの司馬 ○也みたいな感じ)とりあえず原作の130年前だから料理を極めて世界の料理界の皇帝みたいになってみるかーーー。

 

 今日はもう寝るか、外も暗くなってるし。

 

 「リーザ、お休み。明日からも一緒に頑張ろうね。」

 

 「みゃみゃー。」

 

 リーザも俺と一緒にいたいみたいだし。

 そして俺の転生初日は終わった。

 

 

リーザside

 

「仁君助けてくれてありがとうにゃ。神様のおけげで仁君と同じような体質になったにゃ。仁君は私のご主人様にゃ、これこらよろしくにゃっ!あっご主人様眠ってしまったにゃ。私も眠いみゃ。」(猫語)

 

 そして私はご主人様のおなかの上で夢の世界に入っていった。

 

 

ーー次の日の朝ーー

 

 コケコッココー      チュンチュン

 

 

仁side

「さすがだなこの時代は。鶏の鳴き声なんかで目が覚めるとは。ねむっ。今日からどうしようかー」

 

 

 とりあえず、この家の中には卵と米があったから安定のTKGでいくか。

 ご飯が炊き終わり、俺とリーザは同じ朝ご飯を食べていた。でも、神の五感のせいで雑味を感じてしまうため、おいしくは感じない薙切えりなに気持ちがちょっとわかった気がする。神の五感は料理の調理にはいいものだが、食事をするときにはちょっとマイナス面のほうが強い気がした。あっ、でもこれONとOFFができれば超よくね、うん。がんばってみるか・・・・・。できちゃった。IQが高いのって一番チートじゃねって思ったのは、俺だけの秘密だ。

 さぁてと、俺のゴールは世界の料理界の皇帝になることだから、まずは日本の料理界の皇帝になってやるか。まずは、日本の有名店に弟子入りしてみるか。準備することもないし、外に出て町の人にどこが有名店なのか聞いてみるか。

 

 「リーザ。さあ、俺たちは旅立つぞ世界の頂上に向けて!」

 

 「みゃう!にゃあー!」

 

 

リーザside

 

 ついに、ご主人様と私の旅立ちの日が来た。きついこと、厳ししことはあるかもしれないがご主人様を支えていかないとにゃ。よしがんばるにゃ。ご主人様のごはんおいしいし。

 

 

 

  仁の料理のために頑張る一匹の猫がいることはここだけの秘密だ。

 

 

 

ーーー町ーーーー

 

 

仁side

 

 「おー、なんか空気がきれいだな。それにしてもここ日本なの?」

 

と外に出てみるとそこには、きれいなレンガ造りの街並みが並んでいた。確か手紙に書いてあった通りならここは銀座の近くだよね。そうして周辺を1~2時間うろうろ散歩していると、近くを歩いてる高そうな服を着ている人がハンカチをおとした。

 俺はそのハンカチを拾い急いでどの人を追った。

 

仁「すみません。あのーこのハンカチあなた落としましたよ。」

 

 

 

 

  この一言が後に俺の第二の人生に大きく影響を与えるとは、誰も気づかなかっただろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 誤字脱字がありましたら、言ってくれるとありがたいです。では、これからも楽しみにしていただけるとありがたいです。


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第2話 出会い

一話一話の話が短いかもしれませんが、だんだんと慣れてきたら長くしていこうと思ってます。


 

仁「すみません。あのーこのハンカチあなた落としましたよ。」

 

通行人A「あっ、そうそうこれさっき失くしたんだよね。ありがとう。このハンカチ嫁に作ってもらったやつだから、大切なものなんだよね。俺にとって。なんかお礼したいんだけど、何がいい?」

 

仁「じゃあ、ここらへんで有名なレストランを教えて下さい。」

 

通行人A「えっ、そんなのでいいの?じゃあ、そこでおごってあげるよ。(なんで有名なレストランなんてこと聞いてきたのかな?)」

 

仁「え、悪いですよ。店までの道教えてもらえれば十分なんですけど。」

 

通行人A「まあ、俺一応お金持ちだし。さっさと行くぞ。」

 

 そうして俺、遠月仁は無理やり連れていかれたのだった。

 

 

 

 仁side

 

 あのハンカチ落とした人についてきたが、あの人自分のことお金持ちって言ってたから結構偉い人なのかな?まあ、いいや。でも、もし偉い人だったら話し方が一般人と同じとかなんかおかしいと思わない?まあ、店に着いたらいろいろと聞いてみるか?

 

 通行人A side

 

 あの青年には、感謝だね。ハンカチを失くしたって嫁に言ったら怒られるだけじゃ絶対許されないだろうな。一緒にいた猫はかわいかったなー。まあ、それは置いといてあの青年そこらへんの町人より全然いいものを着ていたな。しかも、容姿は美少年、言葉遣いも奇麗なほう。そういえば、普通の庶民じゃ有名なレストラン教えてくださいなんていうこと聞くかな?もしや、料理人だったり、うん十分可能性はあるな。まあ、上手いご飯でもたらふく食べさせてあげるか。

 

 

ーーー店ーーーー

 

ウェイター「い・い・いらっしゃいませ、ひ氷室様。こっこちらへどうぞ。ではいつも通り料理長を呼んできますので。」

 

通行人A(氷室)「ああ、いつもの品2人前。おねがいね。」

 

ウェイター「はい、わかりました。では、失礼します。」

 

  そんな感じでウェイターさんがどこかへ行ってしまった。

 

仁side

 

この店は、なんかお金持ちの人がたくさんいるなー。入口のところに、確か三橋屋って書いてあったな。どんな料理が出てくるか楽しみだな。てか、ハンカチ落とした人にいろいろ質問しないとな。てか、なんかみんなハンカチ落とした人のこと見てるなー。しかもウェイターの人が焦ってたし。ちなみにリーザは散歩中。

 

 

仁「えっと、まずお互い自己紹介しましょう。俺の名前は、遠月仁です。しがない庶民です。こんな有名店で食事を頂けるなんて、ありがとうございます。」

 

通行人A(氷室)「どういたしまして。じゃあ、俺の自己紹介をしよう。俺の名前は氷室 洋輔(ひむろ ようすけ)よろしく。まあ、言ってしまえばちょっと家がお金持ちだ。あっそんな気にしなくていいぞ。肩ぐるしいのは嫌いなんでな。」

 

仁「よろしくお願いします。そういえば店のお客さんからの視線が半端なくあるんですけど、あなた何者なんですか?」

 

氷室「はあ、まったく迷惑だよな、この視線。俺の名前は氷室洋輔。つまり、日本で一番の財閥の家柄なんだよね。しかも時期トップ。この視線もそのせいであろう。すまないな。」

 

仁「日本でトップの財閥の跡継ぎか。あるいみラッキーだな。」

 

氷室「ラッキーーとかwww。お前さんの反応が意外と薄いのに俺は驚きだ!まあいい。お前さん料理人だろ。しかもかなりの。」

 

仁「っ、なんでわかったんですか?まあ確かに料理人ですけどそこまで凄いわけだはありません。」

 

氷室「なんでわかったって、それは雰囲気がそんな感じだったからな。あと手が男にしてはきれいだったし。それと謙遜すんなよ。お前、この店で働くつもりだろ?」

 

仁「そこまでわかりますか。はいっ、ここで働くつもりです。けど俺を満足させられたらですけど。」

 

氷室「満足させられた?お前なんかあれだな。けっこうプライド高い?」

 

仁「プライドが高いのではなくて、俺の五感がいろいろと特別なんですよ。」

 

氷室「特別?」

 

仁「はいっ。普通の人よりも100倍くらい良いんですよ。そのおかげでちょっと苦労しました。」

 

氷室「ひゃ、100倍!!凄すぎんなー。確かにそんなに優れていたらいろいろと苦労するだろう。例えば普通のごはんがまずく感じるとか?」

 

仁「その通りです。他にもあるんですがね。まあそういうことです。今はもうON OFFの切り替えができるようになりましたけど・・」

 

氷室「お前を満足させたらそれはもの凄い料理人ってことか。まあ楽しみにいといてくれ。ここのご飯は絶品だ。」

 

氷室「お前がそういうことだったら、ここの店の紹介でもしてあげようか。ここの店の名前は、三橋屋(みはしや)だ。料理長は、三橋 信太郎(みはし しんたろう)。日本で最高峰の料理人だ。そのためか、厨房にいる料理人も普通だったら料理長クラスしかいない。まあ、遠月君、お前には劣るかもしれないが、凄い奴らしかいない。メニューはそれはそれは幅が広い。日本料理はもちろんのことイタリアン、フレンチ、中華その他もろもろだ。まあとにかく、ここには日本のお偉いさんが多く来る場所だ。ここで働くのだったら、覚悟しろよ!」

 

仁「解説ありがとうございます。じゃあ、ここの料理長は日本料理界のドンてことですか?あと、俺のゴールはさっきみたいの言い方うをするならば世界の料理界のドンです。だから、覚悟なんてものはとっくにできてます。」

 

氷室「ははっ。お前はやっぱり面白い。これから仲よくしようぜ。困ったことができたらここにこいよ。」

 

 

 そして仁と氷室さんは料理長が料理を持ってくるまでいろいろな会話をした。

 

 

 

                           そして15分後・・・・・

 

仁「そういえば、いつもの品って何ですか?」

 

氷室「そう、あせるな。もうそろそろ来るから。」

 

 

 すると、一人のおじさんが俺たちのテーブルに来た。

 

料理長(三橋)「失礼します。氷室さま、お久しぶりです。いつも品を持ってきました。」

 

氷室「だからー、俺のほうが年下なんだから敬語いらないってー!」

 

料理長(三橋)「大事なお客様なのでそんな無下にはできません。では、当店自慢のカレーライスです。」

 

料理長がそういうと俺のもとに料理がサーブされた。

 

仁side

 

この時代にはカレーライスがあったんだな。まあ、当たり前か。海軍カレーなんて言うのもあったって気がするし。しかし、このカレーは、イギリス風のカレーなんだな。見た目とこの香りでわかる。それにしても、このカレー俺が作ったやつと比べ物にならないぞ。俺はこのカレーが気になり、神王の五感を解放した。神王の五感を解放すると同時に再度驚いた。

 何だこの、完成度は!俺の五感が感じたのは、食材がリズミカルに歌いそして食材のオーラが大きくそして真っ赤に、香りはいつまでもかぎたくなるカレーにあったスパイスの香りがした。何よりそのカレーが出す雰囲気に圧倒された。そのカレーを食べてみると俺の舌、つまり神王の舌でもとてもおいしく感じた。俺がカレーを勢いよく食べていると、氷室さんが話しかけてきた。

 

氷室「どうだ、このカレーライスは君の五感が納得したかね?遠月君?」

 

仁「はい。今までの人生の中で食べてきた料理の中で一番おいしいです。それに、俺よりも確実に上の世界にいますね、この料理長は。」

 

氷室「凄いんだよ。この人は」

 

料理長(三橋)「君確か、遠月君っていったね。さっきの、俺よりも確実に上の世界にいるってどういうことかな?」

 

仁「俺の名前は、遠月仁です。俺も料理人なんでそのままのことを言っただけですよ。」

 

氷室「三橋さん、こいつ人よりも五感が100倍くらい良いらしいんだよ。それを生かして料理磨いてきたらしいけど、たぶん実力は10年前の三橋さんぐらいかな。それでさ、こいつここに置いてくれないかな?こいつ、日本の料理界のトップつまり三橋さんを超えたいみたいなんだよ。それでさ、ここの副料理長にでもしてくれないか?それにこの店副料理長がいないしね、普通じゃありえないよ。俺こいつのこと気に入ってるんだよ。」

 

三橋「そうですか、わかりました。氷室様が気に入るとは・・・。しかし、遠月君、君の料理の実力を正確に知りたい。カレーライスを食べ終わったら、ウェイターを呼んでください。そして、君の実力を確かめたい。それでいいかい?」

 

仁「それでいいです。俺はいずれ世界の料理界のトップに男だからね。」

 

そして、だんだんと遠月仁は己のゴールに近づくのであった。

 

三橋信太郎side

 

久しぶりに氷室君がこの店にやってきた。いつもは、家柄のせいで縛られるのが嫌で一人で来ているが、今日は違った。一緒に連れてきたのがまだ20歳にも満たない青年だった。その青年を見たときは驚いた。私は神の目をもっている。それでその青年を見たときは、ぞっとした。なんだ、あのオーラ量、質、色どれも今まで見てきた料理人よりも凄かった。この私よりも凄かった。才能の塊だと思った。氷室さんから聞くところによると、常人よりも100倍五感がいいらしい。そのことで、改めて驚いた。この店には、副料理長がいない。彼なら任せてもいいかもしれない、と思った。同時に彼なら私の技術を吸収してくれるだろうと、ひそかに思っていたのは私だけの秘密だ。

 

 

 

 後にこの店:三橋屋、この料理長:三橋信太郎、そして副料理長:遠月仁などのおかげで世界的に有名になったことは、だれも予想しなかっただろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




誤字脱字がありましたら、言ってください。
そろそろ設定も詳しく書いていこうと思います。


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第3話 副料理長

 更新が滞ってしまってすみませんでした。私も多忙なので土日を中心に更新していきたいと思います。


仁side

 

食事が終わり、ウェイターを呼んだ。ウェイターに食事が終わったことを伝えるとウェーターは俺をレストランの厨房に案内してくれた。すると厨房の様子が少し変だった。モブ料理人数名が僕のほうを見て、あんな奴が副料理長になれるわけがないとなんか言っていた。少しすると、料理長の三橋さんが俺のほうに来て話しかけてきた。

 

三橋「じゃあ、君の実力試験をやろうか。ちなみに店は閉めたよ。氷室さんはいるけどね。あと、うちの料理人がすまないね。君のことが気に食わないみたいだからさ、君の実力で黙らしていいですよ。」

 

仁「はい。わかりました。でも知りませんよ。数人、自信がなくなってここの店出ていくかもしれませんけど。」

 

三橋「いいですよ。そんな奴はこの店にはいらないので。本気でやってください!」

 

 俺から見て、三橋さんの第一印象はとても優しそうな感じだったが、今の三橋さんは違う。自分の店の料理人たちの様子を見て、お怒りのようだった。まあいい。さて、何を作ればいいのかわからないので聞いてみることにした。

 

仁「あの~三橋さん、何を作ればいいでしょうか?」

 

三橋「あ、そうだった。じゃあ、何でもいいよ!食材はそこにあるのを自由に使っていいから。」

 

仁「わかりました。じゃあ調理してきます。」

 

 三橋さんがなんでもいいと言ったので俺はシンプルな料理がいいと思い調理に取り掛かった。

 

 

ーーーーー数十分後ーーーーーー

 

やっと完成したか、神王の五感を使ったけど今までよりはうまくなった気がする。俺でもこの神王の五感を完璧に使いこなせるようになるには、10年くらいかかりそうだな。では、三橋さんに審査してもらうか。

 

仁「三橋さん。料理出来上がりました。審査お願いします。」

 

そういい、俺は三橋さんに料理をサーブした。

 

三橋さん「これは・・・ライスオムレツ。最近、出てきた洋食メニューだね。元は賄い料理だよね。随分とシンプルなものを選んだね。」

 

仁「はい。わざとシンプルなものを選びました。俺のことを非難してたやつにわかりやすいように」

 

三橋さん「そう、では食べさしてもらうよ。いただきます。」

 

 

 

 三橋信太郎side

 

遠月君が食べ終わったと聞いて、店を閉め調理場に行ってみると少しだけいつもより騒がしかった。まあ、あの人たちの言っていることもわかるが人の実力すらわからないとクビにするか。そう思っていると。遠月君がいたので話しかけてみた。実力試験のことを話し、料理は何でもいいと伝えると彼の調理が始まった。彼の様子を見ている限り、この店の副料理長につくには申し分ないぐらいの技術を持っていた。彼の料理が気になったのか、私が信頼する数人の料理人たちがじっと彼を見て、そして驚いていた。彼らはさっきクビにすると決めたやつらとは格が違う。日本でトップクラスの料理人だ。クビと決めた人達は、正直言って入った時はよかったがそれから全く成長していない。まあ、遠月君の実力はここにいる料理人と私のちょうど間だ。しかも十代でだ。それか、これからこの店はどうなるのかな~と考えていると、料理ができたみたいだ。まあ彼を副料理にするのは決定ですけどね。では、実食!

 

 

ーーー実食後ーーーー

 

三橋「レシピ通りなライスオムレツをここまで美味にさせるとはさすがだね。調理技術も完璧でも私にはまだぜんぜん届かないね。」

 

仁「レシピ通りに作ったのは、俺の実力をちゃんとわかってほしいからです。しかし、三橋さんにはまだ届いてないですけどね。」

 

三橋「そういうことですか。わかりました。遠月仁君、あなたをこの三橋屋の副料理長に任命します。努力を怠らずその私以上の才能をみかぎ、私を超えなさい。簡単に超えさせませんけど。」

 

仁「はい、わかりました。あなたを超え世界のトップに立ちます。この名前に誓って」

 

 

・・・ザワザワザワ・・・ 

 

クビ予定の料理人たち「三橋料理長!こんな若造を副料理長にするとは何事ですか!ありえません!見失いましたよ!」

 

数人のモブ料理人が料理長に立てついていた。すると三橋さんが口を開いた。

 

三橋「そうですか。私のことを見失いましたか。まさかこんな雑魚にそんなことを言われるとは・・・・」

 

クビ予定の料理人たち「ざ・ざざ雑魚。はあ!俺たちのことなめているんですか。これでもそこの若造よりも絶対上だ!」

 

三橋「あなた達だけですよ。遠月君を副料理長にするのに反対しているのは。そもそも彼のことを見たとき遅くても調理中に君たち以外のシェフたちは遠月君の実力に驚愕し悔しがっている者、彼を認めるもの、対抗心を燃やしているもの様々でしたが、シェフたちそれぞれ自分よりも料理に腕が上だと気が付いていましたよ。君たちは気が付いていないようでしたのでクビにする予定でした。そういうことで、あなたたち3名はクビです。出て行ってください、日本の料理界の王の私の命令です。さっさと出てけゴミが!」

 

クビゴミ三名「すいません、従います。どうかクビにしないで・・・・・」

 

クビになった三人は他のシェフたちにも、見放され、担がれて店の外に捨てられたのだった。

 

 

仁「いいんですか。あんな簡単にクビにしてしまって。」

 

三橋「いいんだよ。努力もしない人間にこの店にいさせたくないんだよ。それでさ、遠月君、シェフ達に自己紹介してくれない?」

 

仁「わかりました。三橋屋のシェフの皆さん、副料理長になることになった遠月仁です。歳は17歳です。目標は世界の料理界のトップになることです。正直ここは、俺にとって通過点なので料理長を超えたら世界を回ろうと思います。これからよろしくお願いします。」

 

すると、俺の前にまさに大和撫子のような女性が前に出てきた。

 

????「ふふふ。ふむふむ。君いい度胸していますねーー。気に入った。私の名前は、青城 菜緒(せいじょう なお)よろしくね。歳は28歳。君が入ってくるまでは、三橋さんの次ぐらいに料理の腕はいいと思います。得意料理は、日本食です。」

 

そしたらまた違う男の人が前に出てきた

 

???「おい!青城!ウソつくな。お前より俺のほうが上だからなー!俺の名前は、佐藤 ケン(さとう けん)こいつより料理の腕はいいぜ!歳は30歳。得意料理は魚介を使った料理。よろしく。ちなみにここのみんなは、ここを通過点としか思ってないからな。副料理長がんばれよ!」

 

そうして、三橋屋のシェフたちと交流を深め、夜に歓迎会をしてくれたのだった。氷室さんは俺におめでとうと言い、住所や困ったとき俺を頼るといいなどいろいろ話してくれ帰っていった。

 

 

ーーー歓迎会が終わりーーー

 

 俺は歓迎会が終わったので家に帰ろうと三橋屋を出てリーザのことをついわすれてしまっていたことに気が付いた。

 

仁「おーーーーい。リーザ家に帰るから来てーーー」

 

すると美しい毛色のリーザがすぐにあらわれとても怒っているようだった。

 

仁「すまない。リーザ。お礼として今日のご飯は豪華にするから許してくれ!」

 

 俺がそういうとリーザは納得したのかとてもうれしそうな鳴き声をした。

 

リーザ「みゃーーう。にゃーにゃー」

 

そうしてリーザと遊んでいると後ろのほうから誰かが俺のほうに近づいてくるのを感じた。後ろを向いてみると

 

菜緒「これはこれは。綺麗なねこちゃんですね。仁君この猫の名前なんていうんですか?」

 

そこに現れたのはさっきまでケンさんと料理勝負をしていた菜緒さんだった。

 

仁「リーザって言います。もしかして猫おすきなんですか?」

 

そう聞いてみると、顔を赤くしながら彼女はこういった。

 

菜緒「はいっ大好きなんです。猫は私をいやしてくれるんです。リーザちゃんはそこら辺の猫ちゃんたちに比べてはいけないぐらいかわいいですね。もうほしくなってきちゃいました」

 

仁「いや。あげませんよ。リーザは俺のパートナーなんです。そんなに気に入ったのなら俺の家にたまに来てもいいですよ。」

 

菜緒「いいんですか!では、近いうちに伺います。では、りーざちゃんと別れたくないですが時間も時間なんで、おやすみなさい」

 

仁「おやすみなさい。」

 

菜緒さんと別れリーザと一緒に家に帰っていく。正直俺は菜緒さんに一目ぼれをした。家についても、菜緒さんが家に来る日がとても待ち遠しく感じるのは、俺にとって初めての感じたことだった。

 

 

 

 

 

 




菜緒さんとオリ主についてはあとで番外編として書いていこうと思います。


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