海に散りし命 (リバーサクラモード本格的だよ)
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プロローグ 大神の死
私達が愛した隊長へ〜


クロスオーバー物ですが、最初はサクラ大戦のキャラしか出てきません。ご了承ください 。サクラ大戦の設定やキャラ関係がわからない方は先に28話をご覧になる事をお勧めします。


巴里からでた一隻の船の甲板で1人たたずんでいる男がいた

 

『まさか、半年で帝都に帰る事になるとは、良かったのか悪かったのか…』大神は溜息を吐き空を見ていた。

 

この男大神一郎は帝国華撃団の隊長として黒乃巣会、黒鬼会という帝都を脅かす悪との戦いに勝利し、その功績が認められ巴里華撃団の隊長として巴里を脅かす怪人達を倒し、再び帝国華撃団の隊長として帝都に帰ろうとしていた。

 

『帝国華撃団のみんなはどうしているのか…』 大神一郎は呆然と空を見て、かつての仲間、帝国華撃団の事を思い出していた。

 

 

 

 

帝国劇場 玄関前

 

『大神さん、早く帰って来ないかな〜』 さくらはわくわくしながら玄関のドアの階段に座っていた。

 

そう言って、空を見上げていたのは帝国華撃団の真宮寺 さくらであった

彼女は大神が又帝都に帰ってくるとかえでさんから聞かされた時から毎日劇場の玄関で暇な時はいた

 

『大神さん、あなたは誰が一番好きなのか今度こそ‼︎聞かせてもらいますから!もし!エリカさんなんかとくっついていたら…』さくらはそわそわしながら考える。

 

彼女は少し不安だった、大神は隊長として皆に優しくしているのはわかるだが、それが優し過ぎてみんな好きになってしまったのだlikeではLOVEとして、ライバルはたくさんいる。帝都に大神さんが帰ってくるとわかってからそわそわする人も自分以外にもいるのはわかった、その人は隊長が帝国華撃団の中で一番親しかった人

 

ーーソレッタ・織姫ーー

 

大神さんがまだ巴里華撃団の隊長として巴里にいた頃彼女と大神さんがこっそりキネマトロンで連絡していたのを見てしまった。

 

『中尉さーん、一週間に一度話し聞くだーけで、とってもうれしいーでーす。』織姫は笑顔で大神と話していた。キネマトロンは今でいうビデオ通話みたいなものである。

『俺もだよ、織姫くん、でもなんで君がいつも君だけが俺のキネマトロンに出るんだ?』

 

『内緒でーーす』

 

『ハハハ、まあそろそろ俺は寝るねまた一週間後連絡するよ』

 

『はーーい、楽しみにしてまーーす』

 

連絡が終わると織姫はこちらに近づいてきた。

 

『さくらさーんどうしたんでーすかー』さくらは怒りの表情を見せ、織姫を睨む。

 

『織姫さん…なんで大神さんと話をしていたんですか。』怒鳴りがちにさくらは織姫に言った。

 

『米田支配人に聞けばわーかりまーす。それじゃさくらさーん、お休みでーす』

彼女は顔に少し笑みを浮かべて私の横を通り過ぎた。

 

私はその日は眠れなかった。

 

翌朝私はすぐさま支配人室に行き米田支配人に事情を聞いた

 

ー支配人室ー

 

『大神さんと織姫さんのキネマトロン!なんでですか!』

 

『とうとう、バレちまったか織姫の野郎、実はな、皆舞台で頑張ってるから俺は一つ、プレゼントととして大神と話しをさせてやろうと思った。だが!お前達全員と話しをしたら大神が大変になるからな、俺が舞台で一番頑張ってるやつだけに使わせてやるって事にしたんだ。』

 

『…それで織姫さんが選ばれたんですか』

 

状況を察した副司令かえでがさくらに言った

 

『でも、もう少ししたら、貴女たちを大神くんに会わしてあげるから。』

 

え…私は頭が真っ白になった

 

『え、え、えええ〜私巴里に行けるんですか⁉︎』

 

『ああ、キネマトロンは織姫だけ使えたが巴里へは花組全員行かせてやるぞ!』

 

『やったー、支配人ありがとうございます!』

 

『ただし、キネマトロンの事も巴里に行く事も皆に内緒だぞ!言ったらお前だけ行かせねーから』

 

『わ、わかりました。』

 

私は顔にうっすら笑みを迎え支配人室を出て行った。

 

ー別次元ー

ー謎の基地ー

『さあ、みなさん!よく集まってくださいましたー!様々な次元の悪の皆様ー!まずは俺からやらせていただきまーす!大神一郎を殺しを!それぞれで頑張ってくださいねー!』

 

『ふん!大神一郎は任せたぞ!その後はこのナポギストラーに任せてもらおう!』

 

『我々ヒッポリト星人はウルトラマン5兄弟を殺しに行く!』

 

『私ピエールとエタルガーさんは他のウルトラマンを!』

 

『私はある計画を立てるために少しあとにするよ。』

 

『俺は我が子孫を!』

 

『俺達ダークザイドはしばらく動かん!』

 

『皆さん、頑張ってくださいねー!』男は笑みを浮かべ、帝都に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 




初投稿です。不快に感じてしまったらすみません。


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ビックリ!現れた降魔⁈

異世界からデーボスが来たという設定です!
少しスパロボZを意識してみました。
ぜひ読んでください


ーサクラ次元ー

ーある世界ー

ー大帝国劇場ー玄関前

さくらが顔を赤らませ、玄関の階段に座り、独り言を言っていた。

『まああの時は巴里華撃団の隊長だった時あえてうれしかったなあまあ、エリカさんの発言とかにはビックリしたけど、もうそろそろ休憩も終わりね、さあー稽古がんばりますか』さくらは立ち上がり劇場に入ろうとした。

 

ドーン!

 

そう言った瞬間、ものスゴイ音が聞こえた、そして、その音のするを見ると私は驚いた。

 

『あ、あれは降魔⁉︎、そんな筈はないじゃあ、あの化物は!』

 

私はとにかく司令室に迎った。

敵が現れたのかもしれない!

不安に思いつつに劇場に入った。

 

私達は普段は舞台女優、しかし帝都を脅かす敵が現れたら帝国華撃団花組として光武に乗り込み戦うのだ!

 

ー指令室ー

『皆、よく聞いてくれ、あの化物は降魔に似ているが、降魔ではない。』

米田司令官が言った。このお爺さんは米田支配人は普段は支配人だが戦いになれば司令室として私達を指示してくれるのです。日露戦争でもかなりの活躍をなさったようで、陸軍の内部からも人気があるのです。

 

『皆、あの敵は非常に弱っているけど警戒は怠らないでね。』

普段秘書であるかえでも今は副司令である。そしてマリア隊長が言った。

 

『帝国華撃団、出撃せよ!』マリアは大神の代わりの臨時隊長であった。

 

『了解!』

 

そして私達は光武に乗り込みその化物の所へと向かった

 

ー市街地ー

 

『おい、カオスの旦那ここはどこだ、どう見たってさっきまでいた所とは全然違うぜ!』腹を立て周りに雷を落としていた彼は怒りの戦騎 ドゴルド!剣を使い、常にイライラしている赤い鬼のような姿をしている。キョウリュウジャーの世界にいるデーボス軍の幹部である。

 

『まあ、ここにも人間がいる、そいつらから感情を吸収すればデーボス様も更に強くなる!まずは哀しみの感情を吸収するためにデーボス様、街を火の海にしてくださいませ!』ドゴルドをなだめる彼は百面神官カオス、デーボスと呼ばれる化物をコントロールしていた、ドゴルドやカオスはデーボスから生まれた生物であり、デーボスの完全なる復活のために人間共を苦しめているのだ!

 

この二人がここにいる事は絶対にありえない!しかし、来てしまった!

 

『さあて、あのボロボロの化物には、帝国華撃団の強さを知るための実験体になってもらおっかな』

ある男が不敵に笑う。

 

『帝国華撃団、参上!』帝国華撃団は霊子甲冑に乗り込み、緑色のデーボスの前に立ち塞がった。

 

『だ、旦那なんだあの獣電竜は!見たことがないぜ!』ドゴルドが慌てていた。

 

『案ずるなドゴルド、あれは獣電竜ではない、大方前にお前が見つけたロボットみたいなものだ、いくらデーボス様が弱っているからといってあの様なやつに負けるわけがない。デーボス様あいつらにデーボス様の力を見せつけてください!』ドゴルドはかつてロボットを使って自分の体を完全なものにしようとしたが、失敗していた。

 

『皆、敵がなにかしようとしてるわ充分警戒して!』かえでが通信で皆に言った。

 

『了解!』

 

デーボスが腕を振り上げカンナに襲いかかった、だがスピードは遥かにカンナが上だった。

 

『そんなノロマな攻撃に当たるわけねえだろうが!、かえで、体内に爆弾とかはないか!』カンナはかえでに通信した。

 

『ええ、ないわ!気にせず倒せばいいわ!』

 

『じゃあ、いくぜえ、公相君‼︎』カンナはデーボスに向けて、拳を放った!カンナの拳はデーボスの体を貫通した!

 

デーボスは技をまともにくらい崩れようとしていた。

『デーボス様な、何を、お、おおおお』

デーボスは氷結城を捨てカオスの右手に取り憑いた

 

『ああ、デーボス様ありがとうございますこのカオス、必ずや獣電竜を根絶やしにし、貴方様を復活させてみせますそのために、このカオスの体存分に利用してください』

 

『帝国華撃団とやら、今回は見逃してやるぜ!だがなあ、キョウリュウジャーを葬った後はお前達の番だぜ!』

そして二人は空に開いた穴に逃げて行った。

 

『何だったのでーすかーあの化物は楽勝過ぎでーす。』織姫が言った。

 

『あーあ、つまんないなあ、カンナ一人で倒しちゃった。』アイリスはあくびをしながら言った。

 

『皆、あの穴に関してはまだ何も情報がないから、充分注意して劇場に戻って』かえでが笑顔で皆に通信した。

 

『いつものあれはやらんくてもええんか?マリアはん?』隊員の一人李紅蘭は尋ねた。

 

『あんな敵、勝負にすらなっていませーんでーす。それに、それは中尉さんがいなくちゃ、意味ありませーん』織姫が笑いながら皆にいった。

 

『ま、大神はんもあと何日かしたら帰ってくるし、ともかく、戻りましょか。』紅蘭は光武を動かし、劇場へと戻った。

 

ー路地裏ー

『思ったより使えなかったなあ、デーボス、まあ、それほど期待してなかったけどね。おっと、モン、頼んでいた物は仕掛けたか?』

 

『ウキ!』と彼の飼っているペットは応えた!

 

『それじゃあ、行くか、モン、大神一郎の所へ。』男はすごい速さである場所に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ブレイブ23から25の間に起こった出来事になっています。
今回も文章下手くそですみません。
見ていただいてありがとうございました。


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巴里インドラえもんズプラスα

今回の舞台は巴里です。
前回まで説明不足ですみません。
今回は怪盗ドラパンの挑戦状の後におこったパラレルワールドとしておいてください。


 

大正十六年 巴里

ー山ー

ここにあるべきのないものがあった。

”どこでもドア”このドアから誰かが出てきた、ドラえもんズとドラパンと少女ミミミであった。彼らは世界征服を企む悪人Dr.アチモフとの宇宙での戦いに勝利し、22世紀のフランスに帰ろうとしたのだが

 

『あれ、フランスってこんな感じだったっけ?』ドラえもんが言うと

 

『私が地図で見たフランスとは違いますね。』王ドラがいった。

 

ドラえもん達が困っているとある人がドラえもん達に話しかけてきた

 

『あの〜貴方達はいったい誰なんですか?そんな格好して?』その人こそが巴里華撃団隊長エリカ・フォンテーヌであった

 

『お嬢さん、この怪盗ドラパンを知らないのかい?』

『はい、全く知りません!』

 

『そ、そうですか…』

 

『ワシなら知っとるじゃろうドラメット3世じゃ』と言うと

 

『いいえ、知りません、てか貴方達何なんですか?もしかして、神様が私にくれた恋のキューピッドさんですか?』

 

『い、いえ、僕達そういうのじゃなくて、って、えええ!』

 

エリカは急に王ドラに抱きついた

 

『ちょ、ちょっとととお嬢じょじょじょささささんななかかなな何してるんですすさすかかか。ちょちょはははななななしをきいてててくださいいいい』王ドラはエリカから離れ床でゴロゴロしていた。

 

『大丈夫ですか?』とエリカが再び近くに行こうとしたが

 

『いつもの事だから、大丈夫。それよりここどこ?』とドラリーニョが聞いた。

 

『ここは巴里ですけど。』

 

『巴里ってこんな感じだったかな。』ドラパンが呟いた。

 

『わかった、ここは異次元世界の過去のパリなんだ。』ドラえもんは声を荒げた。

 

『確かに電磁波のせいで秘密道具に影響があったと考えると納得がいくな、お嬢さん今は何年だ?』

 

『うーんと、1925年だと思います。』

 

『なるほど、だから、ワシ達の事がわからなかったのか。そういや、お嬢さん名前は?』

 

『ああ、すみません、私はエリカ・フォンティーヌと申します、そこにあるシャノワールという店で踊り子をしているんです。』

 

『へー、そんな店があるのか、ちょっと情報集めるために行ってみようぜ!』

 

『私も少し休みたいので。』と、唯一ロボットではない女の子ミミミが言った。

 

『いや、昼は営業してませんので皆さん一緒にカフェにでも行きますか?』エリカがいうと皆納得してエリカについていった、ただ一人暇で寝ていたエルマタドーラを除いて。

 

『マタドーラどうする?』

『僕が持っていきますよ、まったく暇だからって寝ちゃだめでしょう、まったく僕が楽書きしたくなったじゃありませんか〜』そういって王ドラは満面の笑みでマタドーラの顔に落書きし始めた。

 

少し歩き、道中色んな人に見られたが被り物か何かと思っているらしいのでそこまで困られはしなかっただが、ドラえもんズはエリカがカフェが見えてくるにつれて寂しそうな顔をしているのがわかった。

 

『ここです!ここです!やっと着きました〜。』

 

『へー、結構きれいなんですね、ここならネズミもいないみたいだしよかったあー』ドラえもんがそういった瞬間足元に感覚が伝わってきた。

恐る恐る下を見ると

『チュウ!』

 

『ギャアアアアアアアアアアアアアアアア、ネズミ!ネズミ!ネズミ!』

ドラえもんがそこら中を悲鳴をあげながら走り回り始めた

 

『こらこら、逃げちゃだめじゃないかハミ!あ、エリカどうしたのこんな所で、わかった!また、イチローの部屋に来たんでしょ?』

 

『ち、違いますよ、この人達とお喋りがしたくて、この人達何処からか来たので色々な事教えてあげようと思いまして。』

 

『へー、僕はコクリコ、エリカと同じく夜シャノワールで踊り子をして、昼はサーカスのマジシャンなんだ。今は逃げたネズミを追いかけてきたんだ』

それを聞いたドラえもんは叫んだ

 

『早く!早く!ネズミ捕まえて!ネズミ嫌い!嫌い!』

 

『ワオ』ドラニコフはネズミを捕まえコクリコに渡した。

 

『ゴメンね、世話かけちゃって、あ時間だ、僕はこれから動物達に餌あげなくちゃならないから暇になったらきてね。』

 

『わかりました、それじゃ。』

 

『エリカさん、そういえばイチローって誰なの?』

 

『大神 一郎さんといって日本人で私の…大好きな人なんです、今は日本に帰っている船にいるんです…』

ああ…神様また大神さんに会わせてください。

 

 

エリカの先程見せた元気さは、影も形もなかった。

ビビビビビビビビビ‼︎!

 

『ガオ?』

 

『え、なに、なに、なんなのこの音?』

 

『私の方ですね、ええっとグランマからの緊急通信⁉︎』エリカは腰にあった通信機をとった。

 

『エリカ!大変だよ!ムッシュの乗った船が沈没しちまった!!』モニターにはグラン・マの顔が映しだされていた。グラン・マとはエリカが勤めているシャノワールの支配人である。

 

『ねーねー、ドラパン、ムッシュって誰かな?』ドラリーニョが聞いた。

 

『フランスでは女の人をマドモワゼルといい男の人をムッシュという、だから、エリカさんがさっき言っていた人だろう。』

 

『え…、お、大神さんのキネマトロンには繋がらないんですか⁉︎』

 

『さっきから、何度もやっているよ、でも、繋がらないんだ、最悪の事態も考えといてくれ…』

 

『大神さん…無事でいてください、神よ我が愛すべき人にご加護を』

 

エリカの頬に涙が伝わった。

 

 

 

 

 

 

 

 




次回予告

『はーーい、シーでーす。』
『みんな〜ドラリーニョだよ、最近寒いね、雪ぐ降って大変だけど、頑張ってね、ドラえもんは絶対外に出ないと思うけど、ドラニコフは喜んでると思うよ、シーさんは雪好きなの?』

『私は雪好きですー、でも一番好きなのはコクリコさんだと思いますよー、ベトナム育ちであまり見たこと、なさそうですし、あ、そうそう、次回は大神さんの船の上での話ですー、絶対見てくださいねー』

『次回サクラ大戦4外伝海に散りし命第四話人質になりたい
大正桜にロマンの嵐!みんな〜見てね〜』


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人質になりたい

巴里にドラえもんズが表れる1時間前

 

船の上の甲板で空を見上げていた大神一郎は考え事をしていた。

 

(俺が帝都に戻るにはやはりどう考えても早過ぎる、半年だなんて、確かにパリシィの脅威はさったが、だからといってこんなにも早いとは…)

 

ピピピッ!ピピピッ!

持っていたキネマトロンにかえでから連絡がきた。

 

『かえでさん、どうしたんですか?』

そういうとかえでは

 

『大神くん、聞きたい事があるの、あなた巴里にいた頃こういう単語聞いた事ある。”キョウリュウジャー”って?』大神は何がなんだが、わからなかった。

 

『かえでさんなんですか、そのきょうりゅうじゃーってのは聞いた事ありませんけど。』そう聞くとかえでは画面外からある緑色の物体を見せた。

 

『これは、さっき帝都に現れた化物の破片なんだけど、これって巴里に現れたやつとは違うかしら?』大神はびっくりし.画面に近づいて聞いた

 

『ば、化物?織姫君達は大丈夫なんですか?』

 

『ええ、化物自体はカンナが倒したんだけど、空に穴が開いてしまって、特にその被害はないんだけど、その穴はその化物が来たことによって空いたんだと思ってるわ、しかもその化物から、二人の怪人が出てきてね、すごい早さだったけど、キョウリュウジャーという単語を口にしていたのは聞こえたは。念のため何かあった時は必ず連絡をするのよ。』

 

『わかりました!』

 

『あと、華劇団の皆もは、や、……』

突然映像が乱れ始めた。

 

『かえでさん!何かあったんですか!かえでさん!』完全に通信がきれてしまった。その時!後ろから銃弾の弾が飛んできた、

 

『だ、誰だ!』大神は振り向き剣を抜いた。

 

『ヤッホー、大神一郎さん、ですねー殺しにやってきましたー』男は笑いながら大神に近づき、銃を乱射した。

 

『くっ!』今までの経験が生きて弾を全て紙一重で避けていた。

 

『ふー、やっぱり、こんな物じゃだめか、さすが黒之巣会、サタン、黒鬼会、パリシィ達を倒した部隊の隊長さんだな、だが!この船の上では圧倒的に俺が有利なんだよ。ソリャ!』

その男は持っていた剣を地面に叩きつけ船に穴を開けた。

 

『しまった‼︎、貴様ー!』

 

『直にこの船は沈没しちゃうよ、ま、仕事の為だ、残念だったね〜バーイバーイ』男は空から伸びる鎖にむかって飛び鎖につかまった。

大神も逃がすまいと高く飛び鎖に捕まった。

 

『逃がさないぞ!何故俺の命を狙う!』

 

『それが知りたかったら、その鎖を使って上まで登ってみてね〜俺は先に待っているから〜』男は凄い速さで上に登っていった、大神は負けじと急いで登った。

 

『こ、ここは船の甲板』大神は驚きを隠せなかった、気球船などは聞いた事はあったが、船が空に飛ぶ事は聞いた事がなかったからだ。

 

『実は隊長さんに、見せたい物があるんだよねー』そうすると男は後ろにつけていた今でいう携帯電話の様な物の画面を見せた。

 

『こ、これは!』その画面に映し出されていたのは舞台をしていた帝国歌劇団の皆の姿とそれを見ているお客さんの姿であった。

 

『実はこの劇場に爆弾仕掛けたんだよねー、わかってるよねそれじゃ、取り引きしよっか?』

 

『取引だと⁉︎』

大神は口を噛み締め怒りを我慢していた。

 

『この爆弾を爆破させたくなかったら、素直にあんたの命を差し出しな』笑いながら男は近づいた

 

『俺の命を差し出せば爆発させないんだな‼︎』男は笑みを浮かべ大神の背後に立った。

 

『俺も優しいから遺書ぐらい書かせてあげるよ、』男はそう言って大神に紙とペンを渡した。

 

(マリア、帝都を帝国華劇団を頼んだぞ。)大神は怒りを堪えて書き続けた。5枚の手紙を書きあげた。

 

『約束は守れ!劇場は爆発させるな!』それを聞いた男は大神の持っていた剣の一つをとり、大きく振りかぶり。

 

『じゃあな!あの世で頑張んな!隊長さん!』刀を振り下ろし、大神の首と体を分断した。

 

『は〜ははははっ、こいつも馬鹿だな爆弾を仕掛けさせる様な奴が約束を素直に守るわけないってのがわかんなかったのかな〜』男は下にある傾いている、船を見て、男は雲の中へと入っていった。

 

その後、船に一つのピンク色のドアがあらわれた。

 

 

 

 

 

 

 




次回予告
さくら『大神さん、生きていてください、私大神さんがいない世界なんて、愛してくれなくても、いい、ただ、生きていれば…次回サクラ大戦4外伝海に散りし命第伍話使われない部屋、大正桜に浪漫の嵐』
???『俺からの最高のプレゼント』


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使われない部屋前編

スーパーヒーロー作戦を参考にしておりので特撮物が多くなっております。サクラ大戦1さくらEDサクラ大戦2織姫ED.サクラ大戦3エリカEDとなっております。


帝国劇場

大神の乗った船が沈没したという事が発覚し、皆がサロンに集められた。

そこに集まっている隊員達はかえでが大神に対してキネマトロンで通信を行っているのを心配そうに見ていた。

 

『ピーピー、ガガッ!』だが、いくらかけても通信は繋がらなかった。何度も何度も通信を試みたが側にいた米田はかえでの肩に手を乗せ

 

『やはりだめか、かえでくん。もう、通信は必要ない…』花組は考えたくなかった最悪な事態が起きたとわかった。

 

花組全員が涙を流し、地面に崩れさった。レニやマリアですら、動揺を隠せなかった

『お兄ちゃん、死んじゃったの?』アイリスが涙を流しながらさくらに聞いてきた

『お、大神さんがそんな簡単に死ぬわけないわ、大丈夫よ、大丈夫…』

『大丈夫に決まっていますわ、だって中尉さんはとっても強いお方なのですから』さくらとすみれは涙を流しながらアイリスを励ましていた、そんな中キネマトロンから連絡がきた。かえでが落ち着いて連絡をした

 

『あー、あー、誰か聞こえているかのう、わしはドラメッド3世というのだが。』そこに映し出さたのは持ち主の大神の姿ではなくドラえもんズの一人ドラメッド3世であった、花組全員今何が起こっているのか理解出来なかった。

 

『ドラメッド3世さん。あなたは何でキネマトロンを使って話しかけているの、持ち主はどこにいるの!』かえでは少し声を荒げた。部下の命を第一に考えるのは当然であったが花組のためにも状況を知っておきたかった。

 

『今、この傾いていた船を仲間と共に直しにきたんじゃ、この機械は撃ち抜かれて壊れていたからワシらが秘密道具を使って直したんじゃ。』

 

『今は持ち主がどうなったかを聞いているんです!!』かえで以外のメンバーも画面に目を向ける。

 

『大変言いにくいんじゃが、この船に乗っていた乗客はこの機械の持ち主以外は無事じゃったが、周りを秘密道具を使って調べたんじゃが、誰もどこにもおらんのじゃ…』ドラメッドは目を逸らした。皆の目には再び涙が現れた。だが、そんな中

『緊急事態発生!花やしき支部に謎の人型兵器出現!至急出動されたし!』

 

『今は大神くんの事は後回しよ!ドラメッドさん話はまた後で』かえでは一方的に通信を閉じ、司令室へ向かった

『りょ、了解!』誰もかれも心中複雑であった。

 

 

 

 

 

 

 

地下ー司令室ー

米田司令官はモニターに浅草の様子を出した、皆がみた瞬間驚いた

花やしき支部が完全に崩壊していたのだ。すると隊員の一人レニは

『これは、酷すぎます、いくら不意打ちを食らったとはいえあの花やしき支部がそう簡単にやられるはずはありません。しかも強力な新型バリアkxー58も装備されていたはずです。』と冷静な意見を述べた後かえではレニの方へ目を向けた

 

『だからこそ、危険なの、新型バリアkxー58は降魔の体当たりにも対応できるほどの高度を持っていたわ、それを破るのだから、侮れないわ。』

 

米田が立ち上がり口を開いた

『いいか!相手は降魔よりも遥かに強い充分警戒しろ!マリア出撃だ!』

 

『帝国華撃団、出撃せよ!』

『了解!』だが、『ドォン!』爆音が地上から地下の司令室にまで聞こえ揺れた。

 

『かすみ、何があった!』

 

『米田司令官!大変です!花やしき支部にいた人型兵器がこの劇場の数kmの周りを囲む様に表れたました、一機この劇場に攻撃を仕掛けてきました!ああっ!他の機体も建物を仕掛けてきました!民間人が劇場へと逃げてきました、どうします⁉︎』かすみは半分パニックであった。

 

『仕方ない椿くん、由里くん二人は玄関の鍵を開け、誘導しろ!かすみくんは民間人が入ってきたら放送で避難場所を明確につたえろ!俺とかすみくん以外は敵の討伐に迎え!わかったか!あと、通信は向こうに勘付かれるかもしれん、現場の指揮はマリアに委ねる。わかったな!』

 

『了解‼︎』彼女達は急いで光武二式に乗り込んだ。心の中に大神の事を押し込んで…

 

 

 

 




今回は予告はございません。


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使われない部屋後編

文章構成が酷くてとてもすみません。
今まで出ていた謎の男の正体がついに判明します。


太正十六年

大帝国劇場前

 

青色の巨大人型兵器6機が劇場を囲んでいた。

 

『帝国華撃団、参上!』

 

『みんな、充分気をつけて相手は花やしき支部を数分で壊滅させたのよ、今回は劇場を守るのが優先されるわ、一機につき一人が相手して、アイリスと レニは劇場を守り、1時の方向の敵はさくら、3時の方向はすみれ、5時の方向は織姫、7時の方向はカンナ、9時の方向は紅蘭、11時の方向は私が担当するわ、迅速に各個撃退を勤めて、持久戦はこちらが不利になるわ、わかった?』

 

『了解‼︎』すぐに分かれて撃退に迎った。

 

『避難なさっている帝都の人のためにも、早く倒さないと、破邪剣征・桜花天昇!』

 

『スゴーー』さくらの放った一撃により兵器は爆発した。

 

『あれ?こんなにあっさり、勝てるなんて、おかしい?』さくらは不思議に思った数分で花やしき支部をあんなにしたのにも関わらずここまであっさり勝てるなんて。負けじと他の花組も

 

『熱く!激しく!輝け!オーソレ・ミーオー!』

『常に進化を求める!それが発明や!チビロボ二式!』

『桐島流!最終奥義!公相君!』

 

『神崎風塵流・孔雀之舞!』

 

『静寂が支配する!銀の楽園リディニーク!』織姫、紅蘭、かえで、すみれ、マリアが続けて技を出し、人型兵器を倒した。皆さくらと同じく不思議に思っていた、この程度なのかと?

 

『椿、他に敵の反応は?』マリアが聞いた。

 

『はい、他に兵器の反応はありません。』椿が冷静に言った。

 

『皆、戻るわよ。』そう言い基地へと戻っていった、しかし、次の瞬間⁉︎

 

『ドン‼︎』その音が聞こえたと同時にアイリスの機体から火花が散った。

弾が飛んできた方へ皆目を向けた。

 

『ヤッホー、帝国華撃団の皆さん。こんにちは、バスコ・タ・ジョロキアだよー、皆に俺からの最高のプレゼントを届けにきたぜ。』建物の屋上でこちらに銃を向けているバスコを見た誰もが警戒していた、だが、すぐ、姿が見えなくなったと思ったら、すみれ機が急に火花を散らしていた、

『くっ!いったい何が起こったんですの?』誰も何が起こったのか理解出来なかった。だが、カンナ、織姫、レニ、紅蘭、マリアと続けて火花が散った。

 

『バスコ!ど、どこにいるの?』さくらはそこら中を見回したが、どこにもいなかった。しかし、

『きゃあ‼︎』さくらの機体も攻撃を受けた。

 

そこら中から火花が飛んでいた、『光武動いて!光武!』なんども、動かそうとしたが、動かそうにも動かせなかった。他の光武もそうだった。

 

『まさか、降魔を倒した奴等がこの程度とはね、つまんないなあ、盛り上がらないなあ、モン、もう仕掛けたかい?』表れた猿にバスコが聞くと。

 

『ウキ!』と聞いたバスコが笑い。

 

『はーーい、注目、帝国華撃団の皆さーーん。』そう言うとバスコは尻ポケットからボタンを取り出した。

 

『このボタンを押すと、劇場に仕掛けられた、爆弾が爆発しまーす。』

 

『くっ!なんて事をやめなさい‼︎』マリアが怒りを込めて、言った。するとバスコはマリア機に凄い早さで近づき

 

『普通、そんな事、敵に言ったって聞くわけないでしょ。はい、おしまい。』バスコはボタンを押した。

 

ドッコオーン!

光武は風圧で吹き飛ばされた。

 

『キャアアアア!』全員吹き飛ばされた。

 

 

 

 

 




次回予告
グラン・マ『皆よく聞きな、帝国華撃団の本部、大帝国劇場が敵の襲撃にあって爆破しちまった、帝国華撃団隊員とも、連絡げつかない、状況は最悪だ、敵の正体すら、わかってない、皆警戒をするんだよ、そんな中、シャノワールへある物が投げ込まれた、皆の心を打ち壊す最悪の物が…
次回、サクラ大戦外伝海に散りし命第七話砕かれし希望
ムッシュ、あんた、最低な隊長だよ!


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砕かれし希望

よく、調べてみたらサクラ大戦のたいしょうは大正ではなく太正でした。すみませんでした。

ーシャノワールー
ガシャーン!
シャノワールに何かが投げ込まれた。

『あれ……なんだろう。』シーはガラスの割れた音を聞き、音のした場所に向かった。

『え……この…赤い服…ま、まさか!』


太正十六年

帝国劇場前

『ううっ!』さくらは痛みを我慢し、司令室へ連絡をする。光武二式の内部もバスコの攻撃と爆発によって、ボロボロであったが、辛うじてコックピットの損傷は少なかった。

 

『かえでさん、米田さん、マリアさん、すみれさん、誰でもいいから応えてください!』必死に連絡を試みたが、誰からも応答はなかった。更に光武の内部から、火花が散っていた

 

『光武二式から出ないと。』 さくらは外に出たすると。ドアを強引に開け外に出た。すると

 

『はーい♪待ってたよ!真宮寺さくらさん、プレゼントをしにきたよ♪』目の前にバスコがいた!だが、彼女は恐怖のあまりそこから動けなかった。

 

『はい、これ、開けて見て♪』バスコは大きい箱をさくらに投げた。

 

さくらは恐る恐る箱を開けると、そこには、

『大神さん…』大神の生首が入っていた。さくらはその箱を見て固まった。

 

『実はさ、さっき化物が出たじゃん、あれはこの劇場に爆弾を仕掛けるための囮な、の、こっそりモンが設置したさ、そして、その爆弾をだしに隊長さんを脅したら、すんなり、死んでくれたよ、まったく、馬鹿だなあんたの隊長さんは、どのみち、爆破させんのにねえ。』バスコは高笑いしていた。

 

『そんな、私達のために、大神さんが、大神さんが!大神さんがああああ!』さくらは地面に崩れさり、大泣きした。

 

『まったく、凄いねえ、劇場は守れず、市民も守れず、仲間も守れず、隊長も守れない、素晴らしい部隊だねぇ、帝国華撃団さんよ!じゃあ、俺は帰るよ、バイバーイ♪』バスコは凄い速さで視界から消えた。

 

さくらは大神の生首を抱きしめながら泣いていた。

『私、生きていて、いいのかな…私大神さんの生きていない世界で、生きていく自信がありません、大神さん、すみません、折角大神さんが救ってくれた命無駄にします。』

 

さくらは自分の持っていた剣を首に当て死のうとした、しかしからだが動かなかった、指一本動かせなかった

 

『何してんの、危ないじゃないですか?死んじゃだめでしよ?』ドラえもんは相手ストッパーを使い、さくらの動きを止めた。するとさくらは怒った

 

『わたしの邪魔をしないでください!私は私は!もう生きていけないんです!』さくらは唯一動ける口を動かし叫んだ!しかし、ドラえもんはさくらの持っていた霊剣荒鷹を取り上げスーパー手袋をつけ、さくらを持ち上げどこでもドアを通りシャノワールの司令室に連れて行った。

 

『な、何でこ、ここは巴里な、何で?』さくらは目を疑った巴里に行くにはかなりの時間がかかるのにも関わらず、いきなり、巴里に来たのだこの時代にとってどこでも自由に行けるんなんて夢のまた夢であったからだ。

巴里花組はさくらが左腕に持っている物を見て悟った。

 

『隊長は…死んでしまったんだな…』

グリシーヌは涙をこらえて話した。だが、こらえらないものもいた。

 

『うわわわわ、イチローが!イチローが!嫌だよお、なんで!なんで!』コクリコは大声で泣いていた。ロベリアとドラえもんズ以外は感情を抑えられなかった。さっき、ドラえもんよりも早く帰ってきたドラメッド3世が部屋の隅にドラえもんとエルマタドーラを連れて、きこえないよう小声で話し始めた。

 

【えっ!キッド、ドラパン、ドラリーニョ、ドラニコフ、王ドラが情報収集に出かけたの?】

【ああ、ワシらとミミミ以外は情報収集にでかけておる、この世界の敵の事やあの穴の事、バスコの倒し方、いろいろ調べとるらしい、こうなった以上ワシらドラえもんズも頑張るんじゃ!】

【まあ、俺様がいれば、そんな奴すぐに倒せるぜ!】

【確かに、アチモフには勝てたけどね、バスコはもの凄く強いと思うんだ。僕達より、ずっとデカイロボットを楽に倒したんだから。】そうして話しているうちにどこでもドアが表れてドラニコフが帰ってきた。

 

『ワグ。』ドラニコフが宇宙完全大百科を持っていた。

 

『おお、ドラニコフ調べてくれたか、あの化物とバスコのことを、何かわかったか?』『ワグ。』そういって大百科にバスコのページを開こうとした、だが、ドラえもんが

 

『待って、帝都花組の皆さんにも聞いてもらったほうがいい。さっき、さくらさんと会う前にあのロボットに入っていた人達をスモールライトで小さくして壁紙病院でミニドラたちに怪我を直させてたんだけど、ミニドラから、全員意識が回復したってポケットから聞こえたんだ、だからまずはっと〜』

ドラえもんは壁紙病院をポケットから取り出し側の壁に貼り付けビックライトをあて大きくした。

 

『みなさんそこの扉から出てみてください、大丈夫ですから』さくらがドアに向かってしゃべった。すると、マリア、レニ、カンナ、すみれ、織姫、アイリスが出てきた。皆驚いていたが、ドラえもんの道具である事をさくらは伝えた。バスコに言われた事、劇場にいた人達が見つかっていない事、そして…大神の遺体を見せた……

 

彼女達の目は…輝きを失った…

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回予告
ドラメッド3世『悲しみに満ち溢れている少女達を見るのは辛いものじゃ、ワシらは子守ロボットでもある、だが、今は泣かせてやるしかない。しかし、バスコに連れ去られた人達がとても心配じゃ、だが、ドラニコフの持ってきた情報にバスコを倒した男の事が書かれていた
次回
サクラ大戦4外伝海に散りし命
第八話 バスコを倒した男 哀の身旗のもとに
『どうして!バスコが生きているんですか!』


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第一章 帝国華撃団修行編前半
バスコを倒した男


今回はバスコ・ダ・ジョロキアと海賊戦隊ゴーカイジャーについて知らない人のための解説になっております、話はあまり進みません。


巴里ーシャノワールー

午前10時

地下司令室

 

受け入れられない残酷すぎる現実、大神が死に、支配人達も行方不明、光武二式もボロボロになり、もはや彼女達の精神は打ち砕かれた。

 

『隊長が…私達のために…自らを犠牲に…』マリアは大神の遺体をみながら涙を流し呟いた。他の花組も…

『お兄ちゃーーん、グス、アイリスの事寂しくしないでーーまた、デートしてよーお兄ちゃん,』

『うちらがしっかり検査していれば、爆弾に気づいて、大神はんが死ぬ事はなかったさかい…』

『中尉…』

『クソ!あの野郎!汚ねえ真似しやがってよお!あたいたちもあたいたちだ畜生!隊長…』

『中尉さーん…ごめん…なさい』

『隊長…僕達の為に…』

ドラえもんズは話を切り出せなかった。ひそひそと影で話をすることにした。

 

【今は、静かにしておくしかないね、大切な人を失ったんだ…もう少ししてから話をしよう】

【そうじゃな、ドラニコフワシらはもう一度帝国劇場を見てくるかの。】

【ワグ。】

【わかったぜ。】

 

『あのーグラン・マさん、僕達、帝国劇場の周りに何かないか詳しく調べに行ってきます。ミミミの事よろしくお願いします。資料はここに置いておきます。』そう言って報告書を置きどこでもドアで帝国劇場へと向かった。

 

(こんな様子じゃあ、今日のレビューは無理か、まあ、皆悲しいんだ…だが、この資料は見ておかなくちゃな。)グラン・マは報告書を皆に配った、ドラえもん達はしっかり人数分置いておいたのだ。

 

(へー、並行世界か、信じられない事だがね、こんなにも奇妙な事ばかり起こると妙に説得力があるねえ。なになに、いくつもの可能性があり、色々な分岐があり、その数は可能性の数だけあるか、その並行世界の一つからバスコはきたってわけかい。)

 

バスコ・ダ・ジョロキア

 

2011年頃ペットのサリーを連れ宇宙から地球にきてスーパー戦隊のおおいなる力を集め宇宙最大の宝を手に入れるため、様々な卑劣な作戦を企てました。スーパー戦隊とは悪の組織を倒すべく、戦った戦士達のことです、この世界の華撃団みたいなものです。彼らは特殊スーツなどを体に身にまとい、悪の組織の送りこんでくる当時スーパー戦隊は34戦隊いて、一つの戦隊につき、メンバーは3〜10人程度でした。彼らは様々な敵と戦い地球の平和を守ってきました。しかし、宇宙から来た悪の大帝国宇宙帝国ザンギャックと34のスーパー戦隊との戦い”レジェンド大戦”にてザンギャックの大艦隊を倒すべく、34のスーパー戦隊が力を合わせ、大艦隊を倒しましたが、彼らは変身能力を失い、彼らの力はレンジャーキーとなり、宇宙の彼方へと散ってしまいました。そしてそのレンジャーキーを集め、元34のスーパー戦隊の人からそれぞれの戦隊のおおいなる力をもらい、34戦隊全てのおおいなる力とレンジャーキーを集めたものには宇宙最大の宝が手に入るからバスコは必死で手に入れようとした一部の作戦は成功したが、海賊戦隊ゴーカイジャーの妨害にあい大半の作戦は失敗した。海賊戦隊ゴーカイジャーとは34のスーパー戦隊全てのレンジャーキーを集め、バスコと同じくおおいなる力を手に入れるため地球にきたのだった。だが、その頃ザンギャックが再び地球を責めてきたのだ、レジェンド大戦で失った戦力は彼らにとってはたいした損害ではなく、準備を整え頃合いを見計らっていたのだ、地球には戦える戦士は誰もおらず、地球はザンギャックに侵略されると誰もが怯えた、しかし、ゴーカイジャーの5人のクルーはザンギャックに反旗を翻し、34のスーパー戦隊の力が宿ったレンジャーキーを使いザンギャックに立ち向かったのだ。

当初、一部の戦隊は彼らにおおいなる力を渡すのを拒んだが、彼らは地球に住むにつれ地球が好きになり、地球人を守るために、戦う様になった、その姿に感化され、彼らにおおいなる力を託す戦隊が徐々に増えていった、そんな最中バスコはザンギャックと手を組みスーパー戦隊のおおいなる力を強引に奪っていったのだった。だが、ゴーカイジャーもザンギャックと戦いつつスーパー戦隊のおおいなる力を集めていった、そして、ゴーカイジャーが29個、バスコが5個のおおいなる力を集めた所で彼らは対峙した、だが、彼らは何度も戦ったが、バスコが本気を出すとゴーカイジャーは手も足も出せなかった、だが、ゴーカイジャーはおおいなる力に加え、レンジャーキーを全て持っていたので、バスコが少し不利であった、そのため、バスコはペットのサリーを攻撃し、裏切りで捨てられたと思わせ、彼らはサリーを船に入れて看病した。それにより、サリーがレンジャーキーを盗もうとした、だが、それは偽物であった。作戦とは手当をしなければ死んでしまうくらいの傷を付けられたサリーは優しくしてくれた、ゴーカイジャーへと付くのであったが、バスコはそれを予想しており、彼にお守りとしてもたせた装飾物に爆弾を仕込んでおり、1番厄介な相手ゴーカイジャーのキャプテン・マーベラスにサリーが近づいたと同時に爆破させ、マーベラスに大怪我を負わせたのだった。ちなみにバスコが地球に来たすぐ後にゴーカイジャーには地球人 伊狩 鎧(いかり がい)が仲間に入っていて、6人であった。

今まで一緒にやってきた仲間を平然と捨て駒にした、バスコに対し怒りを爆発させた。大怪我を負ったマーベラスを除いた、ゴーカイジャーの5人がバスコに戦いを挑んだが破れてしまい彼らもレンジャーキー、彼らの船(ゴーカイガレオン)、ナビロボット トリィを奪われたが、5人は船に潜入し、レンジャーキーをとり返し、バスコに再び戦いを挑んだが、結局負けてしまったが、キャプテン・マーベラスはサリーが爆発の瞬間自分の体の空洞化した部分に爆弾を入れ傷を少なくし、なんとか一命は取り留めた。傷だらけの体でマーベラスはバスコに戦いを挑んだ

スピードで劣るマーベラスはバスコの左足を自分の右足で踏みつけそこに自分の剣を刺して動きを止めた。

『正気?めちゃくちゃ、やるねえマーベラス。』

『言ったろ、これが最後だ、絶対にけりをつける!』マーベラスがバスコを斬りつけると同時にバスコは銃をマーベラスの心臓めがけて至近距離でうった。

マーベラス(さん)!側で見ていたゴーカイジャー達が叫んだ。

 

数分間の沈黙の後バスコが目を開け立ち上がった。

『まさか…相打ちになるとはね、もっと早くやっておけばよかったなあ。』

しかし、マーベラスは立ち上がった。バスコは驚いた!

なんと、バスコの撃った弾丸はマーベラスが爆発の際に、サリーの装飾物型の爆弾を投げ捨てようとした際、装飾物の一部がとれ、その装飾物をマーベラスは胸のポケットに入れていたためバスコの弾丸からマーベラスの命を救ったのだった。それを見たバスコは

 

『なるほどね…そういう事か…』

 

『ヤッタア!』ゴーカイジャーの一人ハカセが叫んだ。

 

バスコは『フッ』と笑い膝を崩し前方へ倒れこんだ。バスコは死に遺体は赤い塵となり、空へと飛び散った。

 

以上が僕達がまとめてバスコについてです。

 

『皆、これがあのバスコについてだよ、あいつは一回死んだんだ、倒せない訳じゃないんだ!どんな事をしてくるかわからない!充分警戒しておくんだよ!』グラン・マはそう言って励ました。

 

『生きかえった事を後悔させてやるか!あのバスコって野郎に!』

『僕、イチローを殺したやつ、絶対にやっつけてやる‼︎』

『帝国華撃団!巴里華撃団!ふたつの華撃団が揃った以上私達は負けはせぬ!』

『絶対に仕留めてみせます!』

『大神さん、空の上から見てて下さいね、必ず仇うちますから!』巴里華撃団が気合いを入れた。帝国華撃団花組も大神の死を悲しむ気持ちを胸に無理矢理しまいこみ、打倒バスコを誓った。

 

 

 

ーー別世界の地球ーー

『どうして!バスコが生きているんですか!』伊狩 鎧はある男からバスコが生きている事を聞かされ驚いた。

(大神…これから花組は俺が守ってやる…任せろ。)

 

 

 

 

 

 

 

 




次回予告
カンナ『すごいやつだなあ、アタイ達を子供扱いしたあのバスコを倒すなんて、それに比べてアタイは…』
『サクラ大戦4外伝 海に散りし命 第八話 カンナの涙 太正桜に浪漫の嵐!』
『その涙はなんだ‼︎』


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カンナの涙

今回から帝国華撃団の修業編となります。色々な作品とクロスオーバーをします、まずはカンナ編です。



太正十六年

ー黒潮島ー海岸

帝国華撃団の1人カンナは修行のためこの島に来ていた。以前葵又丹との戦いの時の様に自らの力を上げれば霊力が上がり、光武二式も強くなる、そのため、一旦皆別れてそれぞれ自分が出来る事をやろうと帝劇は約束をした。それぞれにフエルミラーで増やしたビックライトとスモールライト、スモールライトで小さくした光武二式をもち、みちびきエンジェルを使って個々のためになる場所へと向かった。迫水大使に帝都の被害を伝えるのを頼み、巴里華撃団には何かあった時のために残ってもらった。

 

『この島は静かだなあ、なんだか心が休まるなあ、ずっと平和のままで隊長が帰って来て、皆で楽しく過ごせると思ってたのによ…』そんな事を呟いていたら、背後に気配を感じた。

 

『お嬢さん、戦いとは常に虚しい物だ、平和というものは簡単に崩れちまうこの島の様にな。』後ろから編笠を被った僧侶が話しかけてきた。

 

『お、おい坊さん、この島は全然平和じゃねえか、何いってんだよ。』

 

『この島は47年後怪獣が現れ沈没するんだ、俺のいた並行世界では、そうなったんだ。』

 

『ぼ、坊さん?何で並行世界の事を?』

 

『俺はこの世界に間違えてきてしまって、沈む前の島を見に行こうと来たんだ、とてもきれいな島だ、だが、いつかは壊れてしまう、帝都の様にな。』

!カンナは驚いた。

 

『お、おっさん、何でその事を、まさか、行方不明になったお客さんですか?』

 

『違う、新聞で見たんだ、君はそこで戦い敗れたんだろ、修業の風景を見ていてわかった、私も格闘家だからな、姿を見ただけでわかるよ、たぶん、今のままじゃあ、その敵にも勝てないだろう。』

 

『じゃあ!どうしろってんだよ!アタイは大事な人を失ったんだ!おっさんなんかにわかってたまるか!』涙を流しながら訴えた。

 

『わかる。俺も地球を守る部隊にいたんだ、俺のいた部隊も敵の襲撃に遭い……俺以外のメンバーは全滅したんだ…それに、俺と親しかった人達も被害にあって…親しかった人達は1人だけしか、生きていなかったんだ…その後ほとんどの戦いは俺1人で戦い抜いたんだ。だが!君にはまだ頼るべき仲間がいるじゃないか!力を合わせて敵を倒せばいいんじゃないか!』

 

『あんたには!守るべき町があったから戦えたんだ!アタイ達は手も足も出せず、守るべき町を!人を!仲間を!そして愛する人まで!失ったんだ!あんたにはまだ守るべき町があったから守るべき人がいたから戦えたんじゃないか!』涙を流しながらカンナは訴えたそれを見た男は

 

『その涙は何だ!その涙で世界を守れるのか!足掻いてみせろ!生き抜いてみせろ!大神一郎のためにも!』そうすると彼は腕を突き上げ叫んだ!

『レオーーー!』

 

 

 

 

 




次回予告
カンナ『アタイ達が勝つには戦いの本質を知らなければならねえ、おっさんには聞かねえ自分自身で答えを見つけなきゃならねえんだ!』
『次回 サクラ大戦4海に散りし命第九話 獅子の瞳 太正桜に浪漫の嵐!』
『百子さん、タケシ、カオルちゃん。』


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獅子の瞳

ある場面にレオのオマージュを入れております、すぐにわかると思います。それでは、ごゆっくり


彼こそが!光の国から空に開いた穴の調査のために別世界から来た光の巨人!ウルトラマンレオなのだ!

 

『あ、あんた、い、い、い、一体何者なんだ⁉︎』カンナは頭がこんがらがっていた。(もう、ここまでおかしい事が起こると何があっても平気だと思ってたんだが、どうしても驚いちまうなあ、だが、相手がああ言ってるんだ、受けて立つしかないか。)

 

『どうした!桐島カンナ!バスコに負け、そんなに苦しいか!』今の言葉はカンナを腹立たせるのには充分だった。

 

『なんだと!やってやる!相手が誰であろうとな!』カンナはドラえもんから貰っていたビックライトの光をミニサイズにしていた自分の光武二式に照射して、大きくし、乗り込んだ。

 

(君は光武に頼るんだな)

 

『行くぞ!おっさん!はああーてやああああああ!』カンナ機は飛び上がり、レオの右肩を狙い右腕を構えただが、

『ムン!』あっさり、彼女の一撃は避けられ『エヤア‼︎』光武二式の腰にチョップを当て、地面に叩きつけた。

 

『まだまだあ‼︎』彼女はすぐに光武二式を立ち上がらせ、手を掴んだが、力負けし、一歩退いた。

 

(こ、このおっさんアタイなんかより、はるかに強え、アタイはまた負けるのか?)カンナは不安を抱えたまま拳を向けるだが、その程度の拳をレオは軽くはね退け軽く突き飛ばした。そして、レオは飛び上がり必殺技レオキックを当てた。

『やはり、この程度か、貴様は!さっきの特訓は何をしていた!ただ闇雲に怒りを増やしていたに過ぎない!貴様等華撃団は何のために戦ってるんだ!それがわからないのならばおまえはもうすぐ死ぬだろう!』レオはそう言うと、空へと飛び去った。

 

完全敗北をしたカンナは考え事をしていた(アタイらは何のため戦うか、今までアタイは何も考えずただ戦ってきた、ずっと、倒すだけ、それでいい。そう思ってきた、そうすればよかったそれで何も変わらない平和だったから、皆と隊長といれたから、けど、帝都や花やしきがボロボロになり、住んでいる人々が死んで、ドラえもん達のスパイロボットを使って見ちったんだ… 花やしきの被害を受けた人々の様子を…死亡者リストには凄い数の人の名前があった、皆が涙を流していたなあ……

隊長を失ったからわかる。大切な人がいなくなる寂しさ。アタイ達は今までそんな事は気にせずにいた、ただそれを本当に理解するには、充分すぎる事が起きちまったなあ、隊長…誰かがこんな風に落ち込んでると、声をかけて優しくしてくれた、だからこそアタイ達は隊長に惚れたんだ、あの人がいるだけで楽しかったんだ、一緒に飯を食べ、組み手をし、楽しんだなあ、一年間の別れや、巴里に行った時は寂しかった。アタイがこんな事言うのも変なんだが、この世界に隊長がいるだけで、よかった、生きていたら、絶対にまた組み手して、飯を食って、暮らせると思っていたんだ、巴里旅行で会った時安心したんだ、隊長は隊長のままだったなあ、そして、帰ってくると、わかった時どんなに嬉しかったか、でも……隊長)カンナはいつの間にか涙を流していた、どうしても泣いてしまう、涙を止められない、今華撃団の心には悲しみしかない、だが、バスコに勝たなければまた、悲しみが増える!わかりきっていたが、レオの言った事を理解しなければ、絶対にバスコには勝てないのだ!

 

『戦う意味か。』暫く考えていたが、何もわからなかった。

 

『バーン!』突然上空に化物が表れた、その化物こそ、円盤生物シルバーブルーメだったのである。触手を出し、カンナを締め上げる

 

『な、なんだ、こいつてやあああ!』

カンナはすぐ触手を何本か引きちぎり、触手の一本を持ち地面に叩きつけた。シルバーブルーメは民家の方へと凄い速さで逃げていった。

 

『畜生!急がねえとやべえ!』カンナは必死に追いかけた。

 

 

 

シルバーブルーメは村の上空に来て、触手を伸ばした。

 

『させてたまっか‼︎』カンナは触手を自分の体に巻きつけ、村への攻撃を凌いだ。

 

(アタイは何で動いた?人々のため?そうか!隊長はいつも平和のため、人のために戦っていた。勝つだけではなく、守るために、だからこそ隊長は強かったんだ!)すると彼女の体が光を放った、自分の戦う意味が理解し、愛する人を失った悲しみ、そんな悲劇を繰り返さないために戦う彼女に霊力は応えた!

 

『見せてやる!おっさんの技の応用!アタイの新技!桐島流最終奥義改!”光総武拳”』カンナはレオキックの様に二つの拳に全エネルギーを集中させ、飛び上がり、挟み込む様に拳を放った!

 

ドーーン!!シルバーブルーメは爆発した。

 

『ハア、ハア、ハア、アタイは守れたのか?これでこの島の人達に悲しみおとずれないなあ。』カンナは全身の力を使い果たしヘトヘトだった。

 

『流石に疲れたなあ。ん、あ、あれは!』なんとシルバーブルーメの残骸が岩石になったのであった。

 

『いったいどういう事だ!ああなるのか?』

 

『それは俺がお前を試すために見せた幻影だ。』足元からレオが言った。そうシルバーブルーメだと思っていたのはレオがキングブレスレットで岩石をシルバーブルーメにしていたのだ。

 

『この怪獣いや、円盤生物に俺のいたMACを百子さん、タケシ、カオルちゃんを殺されたんだ、俺が忘れちゃあいけない、存在だ、俺はこいつに怒りを覚えた、だが、怒りの感情で戦わなかった、あくまで、人を守るために戦った、だからこそ俺は戦えた、守るために戦う、それを理解出来たならば、お前は大丈夫だ。頑張れ桐島カンナ。』そう言うと彼は森の中へと消えていった。

 

『まかしとけ、もう死なせねえ!地球を守ってみせるぜ!』カンナは応えた、彼女も光武二式の中で笑っていた。

 

『隊長、勝利のポーズはバスコを倒すまでアタイはやらねえ、バスコを倒して地球を守り抜いてやるぜ!だから見ててくれ、空の上から見ててくれ、今でも愛してるぜ、隊長。』カンナは空をに右腕を上げ誓った。

 

 

 

 

 




次回予告
マリア『隊長、私には皆を励ます事は出来ません、今はただ泣かせてください。そんな悲しみに浸っていた私の前に富士宮 ミキという女性が現れた。』
マリア『次回サクラ大戦4外伝 海に散りし命 第十話 人間が作りし魔 太正桜に浪漫の嵐!』
『か〜えせ!か〜えせ!緑を太陽を!か〜え〜せ〜』


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人間が作りし魔

戦争に対する考え方はあくまで個人的な意見です。


昭和五十一年 別世界

駿河湾

隊長、あなたは何故私達を大切にしてくれたんですか、隊長としてだけでなく、大神一郎として優しくしてくれたんですか、あなたは頑張りすぎました。

マリアは海岸を歩いていた、そこにはゴミと呼ばれる物がたくさんあった、それをただただ見ながら足を動かす。ここがどこだろうと何だろうとどうでもよかった。

(隊長……)今の彼女の目には生気がなかった、昔NYにいた頃いや、それよりも酷い心情であった。

 

『私の人生で一番素晴らしかったのは隊長や皆と一緒にいた時なんです、私は不幸な女なんです、私を愛してくれた人は皆死んでいったんです、母に父、ユーリーに隊長…』すでにマリアの精神はボロボロで他の花組を仕切る隊長などは到底無理であった。自分の出来る事をやるといったが、マリアは何もやる気はなかった。感情を押し殺して花組を送りだしたが、一番辛かったのはマリアであった。

 

マリアは疲れて海岸へ座り込んだ

側にあった崩れさったマネキンの頭部を取り、抱きしめた。

 

(もう…私には…)今までの荒んだ人生の中で唯一見つけた光”大神一郎”それを失った彼女は何もかもがどうでもよくなっていた、花組の事も帝都の事もバスコの事でさえ。もう…

 

『鳥も魚もどこへ行ったの〜とんぼも蝶もどこへ〜い〜ったの〜か〜えせ!か〜えせ!緑を!太陽を!か〜え〜せ〜』突然背後から女の歌声が聞こえてきた。

『誰?』マリアは前を見ながら聞いた。

 

『私は富士宮 ミキ、外国人さん汚いでしょうこの海、この海に生物なんてもう存在しないわ人間の自分勝手で死んだわ。私の大事な人も…あなたもなんでしょう?見ててわかったわ。ところであなた名前は?』マリアに向かって歩いていった。

 

『マリアよ…』マリアはつぶやいた。すると、彼女は横にきてポンとマリアの肩に手を置いた。

 

『マリアさんゴジラ、ヘドラって知ってる?』マリアには質問の言っている意味がわからなかった。

 

『ゴジラ?ヘドラ?何なのそれは?』

 

『ゴジラとは水爆実験の時に生まれた人類が作った化物の事よ。しかも核兵器の被害を受けた日本にばかりくるとはとんだ皮肉でしょう。』核兵器⁉︎水爆実験⁉︎マリアは状況が理解出来なかった聞いた事のない単語ばかりであった。

 

『核兵器とは?』マリアが聞くとミキは悲しい顔をしながら話した。

 

『核兵器とは昭和二十年アメリカによって作られた悪魔の爆弾日本の広島、長崎に落とされたの。』昭和⁉︎自分が今までいたのは太正十六年だったはず、まさか!グラン・マが勧めた場所は並行世界だったのか!

 

『な、なんで日本に核兵器が落とされたの?』マリアは恐る恐る聞いた。

 

『あなた、何も知らないのね、昭和十六年 日本がアメリカの真珠湾基地を攻撃し、そこから戦争が始まったの、世界の経済状況が酷く、日本にも影響が少なからずあったみたい、だから戦争をして、資金を貯めようとして、私達一般人が被害を被ったのよ、戦争はもちろん、日本軍が惨敗、イタリア、ドイツとも手を組んだんだけどね、アメリカはフランスやイギリスなどとも組んでて圧倒的に不利、ドイツ、イタリアと次々と降伏したんだけど、日本だけは中々降伏しなかったの、そこでアメリカは核爆弾を日本に落とし、降伏させたの、核兵器には爆弾とは違い威力もさることながら生き残っても一生体に重い後遺症を残す放射能を出す悪魔の兵器なの、その後アメリカは昭和二十八年ビキニ環礁で水爆実験を行ったそれによって海底で眠っていた恐竜が放射能の影響で体が変形し、誕生したのがゴジラなのよ。皮肉にも日本に何回もせめてきたのよ。』

 

『太正という年号ではないのね。』

 

『大正は昭和の前の年号よ、十五年間続いたわ。』そう聞くとマリアは考えた。

 

(やはり、私達の世界と意見が食い違う、でも…そう遠くない未来、戦争や核兵器が作られる可能性がないわけではないわね。ゴジラは人間が作り出した降魔みたいな物ね。隊長が頑張って守った人間は自らの手によって死んでしまうのね…)色々な感情が頭の中で渦巻いていた。

 

『そして、日本は経済を良くするために、産業を発達させた。だが、その代償として、海を汚し、空を汚し、生物を死滅させた、そうして垂れ流しでたまったヘドロを吸収した生物がヘドラよ。ヘドラは全ての生物の敵!へドラが移動する事によって出る有害物質によって、たくさんの人が死んだ!しかもそれを倒したのが人間だけの力では無理でゴジラに手を貸してもらったんだけどね、それを人間が作り出したのよ…お笑い草ね…私の大事な人も死んでしまったわ、彼とは短い付き合いだったけど、とても素晴らしい人だったわ、彼とはもう少し一緒にいたかったわ、今では…叶わない願いだけどね…』マリアは彼女が泣いているのに気がついた。今の彼女には充分すぎるほど気持ちがわかった。

 

『おねーちゃーん』少年が叫びながら近づいてきた、この少年は矢野 研(やの けん)へドラを倒した矢野 徹(やの とおる)博士の息子である。

 

『大変だよ!へドラがまた現れた!前倒したのとは違うやつだってお父さんいってた。』ミキはすぐに立ち上がり。

 

『マリア、あなたも来てくれない、見せてあげる、人が作りし化物を。』マリアに手を伸ばした。

 

『わかったわ。』マリアは考えた(光武二式はかなりのダメージを受けているわ、でも、この命を賭ける!私は人間に絶望しました、隊長、すみません、この命無駄にします!)マリアはミキの手を掴み少年についていった。

 

 

 

 

 

 




次回予告
マリア『人間は愚かだ、なぜ、自らの手で自らの首を絞める様な真似をするのかもう、私には…
次回サクラ大戦4外伝第十一話俺が愛したサイボーグ 昭和の自然が泣いている。
???『悲しい思いをする人間をこれ以上増やさないでくれ。』


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俺が愛したサイボーグ

アートフェスティバルが用事があり、全部行けず、イライラしていて、投稿が遅れました。すみません。


昭和五十一年

工業地帯

『あれは、ヘドラだよ!新しいやつが生まれたんだよ!海があんなに汚いんだ!何体だってうまれるやい!』少年矢野 研(やの けん)は工業地帯で工場排煙を吸っているヘドラを指差した。

 

『確かにあれは、ヘドラだわ。また悲劇が繰り返されるわ!前はゴジラがいたから何とか倒せたけど、今回はそうもいかないわ。ゴジラはもう氷の中で眠りについているから…』ミキが頭を抱えているとマリアは懐から光武二式を取り出した。

 

『お姉ちゃん、どうしたのおもちゃなんか出して?』

 

『これはおもちゃじゃないわ。私は違う世界から来た戦闘部隊の隊員なの、これは光武二式といって、これを大きくして、乗り込むの、危ないから下がってて』マリアは光武二式を地面に置き、ミキ達を下がらせ、ビックライトで大きくして、乗り込んだ。

 

(ヘドラ、降魔よりも遥かに危険そうね。さっき、聞いた話からすると近距離戦はきついわね、かといって、距離をとっても、ビームなどがあるから素早く動きながら戦うしかないわね。)

ヘドラは体が酸で出来ており、触れると金属すら溶かし、動くと人体に有害な煙を撒き散らし、目からビームを出し、体を変えるとスピードがとても早くなる、ゴジラもヘドラの攻撃により、片目にダメージを受け、手を溶かされているためとても危険である。

もし、ここにマリアではなく、カンナかロベリアがきていたら確実に勝てなかったであろう。大神、さくら、すみれ、グリシーヌも接近武器なので相手としてはとても不利だったであろう。

だが、マリアの武器は銃であるため、この手の敵に対しても有効であった。

 

(素早く動きながら戦えば、あの酸に当たらずにすむ!)マリアはヘドラを囲むように動きながら銃を連射した。

 

〈ズキュ!ズキュ!ズキュ!〉だが、弾はヘドラの体内に吸収され、溶かされてしまった。

 

(ヘドラ、中々やるわね、だけど!)

マリアは腰の銃を向けた。だが次の瞬間!

 

〈ポーン.ポーン〉へドラの目からビームが放たれた。『クッ!』マリアは間一髪のところで避けた。だが、ヘドラは自身の危機を察したのか、マリアに攻撃させまいと、ビームを放ち続けた。

 

(なんて、激しい攻撃の嵐、これじゃ、技が撃てないわ、なんとか、隙を見つけて凍らせなければ被害が増えてしまうわ、そうだわ、目。あいつの目にならダメージを与えられるかもしれない)だが、ヘドラの攻撃が休まる事はなく、正確に狙う事すら出来ないままであった。

 

(クッ!)そんな中1人の青年が光武二式の側に寄ってきて。

 

『すみません!これを使ってください!』その青年こそ一之瀬 明(いちのせ あきら)メカゴジラとの戦いに翻弄された青年であった。

 

『民間人は黙っていなさい!ヘドラの周りにいるだけで、危険なのよ!』

 

『僕は海洋学者の一之瀬明です。俺が愛したサイボーグが最後に遺してくれた、怪獣の動きを止める装置です!受け取ってください!悲しい思いをする人間をこれ以上増やさないでくれ!』マリアはすかさず装置を受け取った。

 

(これを使って動きを止めれれば、だけど、ビームが厄介すぎるわ、なんとかしなければ。)そこにどこでもドアが現れ、王ドラが出てきた。

 

『マリアさん!受け取ってください!』王ドラは刀と弾を投げたビックライトで大きくした。とっさに空いていた手で受け取った。

 

『これは隊長の刀!そしてこれは新型の弾!』それは大神が使っていた刀の一つをビックライトで大きくしたものである。

 

『その刀をヘドラの目に当てれば、ビームは止みます!』王ドラは大声で叫んだ。そして、マリアは渡された機械をヘドラへ向かって投げつけ、体につくのを確認すると一之瀬は持っていた装置を動かしヘドラの動きを止めた。

 

(隊長…私を守ってください!)マリアは刀を強く握りしめ、目に向けて刀を投げつけた。

 

〈ブスッ!〉目に刀が喰い込み、ビームが止まった。

 

(今だわ!)マリアは腰の銃をヘドラに向け構えた。

 

『静寂が支配する守るべき銀の楽園!ゼシュセット・リディニーク!』その技によりヘドラを凍らせた。

 

マリアは光武二式から降りた。『隊長、ありがとうございます。私の事を守ってくださって。あなた、ありがとう。あの機械を貸してくれて。』

明に向かって話した。

 

『いえ、僕はこの機械を持ってきただけです。守ってくれたのは、彼女のおかげです。彼女は死んでしまいましたが…』彼は寂しそうに言った。

 

『でも、私達は生きていかなければならないの、死んでしまった人達の為にも。』ミキは近づきながら話した。

 

『ミキさん、明さん、私はありがとう、私はこれからも生きていくわ、隊長のためにも。』

 

 

 

 

 




次回予告
レニ『隊長…まだ帝都に帰るという任務を終えず、まま死ぬなんて……そんな時、僕が訪れた島に輝く化物が現れた。』
レニ『次回サクラ大戦4外伝海に散りし命第12話 約束された死 太正桜に浪漫の嵐!』
???『愛…僕はその言葉の意味を知りたいなあ』


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約束された死

サクラ大戦4をプレイするためだけにドリームキャスト買いましたが、メモリーカードが見つかりません。明日特別休日を使い探しに行ってまいります。


未来ー別世界

竜宮島 海岸

『こ、ここは。』レニ・ミルヒシュトラーセはどこでもドアから出てここがどこなのか理解しようとしたが、見た事がないような場所だった。

 

(こんな所は知らない地形的に見て、明らかに違う。ここがその並行世界というやつか。)レニは海岸から森のある方へと歩こうと思った。すると

 

〈ファーン〉空から黄金に輝く生物が迫ってきた。

 

(なんだあれは、降魔ではない!パリシィとも違うみたいだ、まずは様子を見よう。)レニは念のため懐から光武二式を出して地面に置いておいた

 

 

 

 

ー司令室ー

『また、フェストウムが現れたか!確かにミールは砕いたはず、何故いるのか!クッ!こちらは異変でモーフィングの助けも借りれないばかりか!一騎達は後遺症が激しい、今出れるのは隠れて鍛えてきた第二期パイロットだけか、仕方ない彼らに出てもらう!一』真壁総司令は唇を噛み締め

(また、私は子供達の未来を奪うのだな、紅音すまない)心の中で自分に対して怒りを覚えた。

 

 

格納庫

『いいかみんな!これは実戦だ!覚悟を決めてくれ…俺達が不甲斐ないばかりに…お前達に負担をすまない!』近藤 剣司はマークアハトのモニターから後輩の暉、里奈、斧、広登らに向け頭を下げた。

 

『いいんですよ、私達も覚悟していましたから。』

 

『これ以上、先輩達に負担を掛けるわけにはいきません!俺たちが頑張って戦います!』

 

『……』

 

『暉、行くわよ。』

 

『ファフナー部隊!私に続け!これから相手を呼ぶときは機体で呼べ!』カノンの号令により、ファフナー部隊が出撃した。

 

『素早く…倒す…一騎君や咲良に負担はかけられない…』真矢は出撃のさい呟いた。

 

 

ハッチから出てきたファフナーを見てレニは驚いていた。

 

『あれは何だ!明らかに光武とは違う。この世界の兵器なのか?』レニはビックライトを懐から出そうとしただが、手が止まった。

 

『僕なんかが行ったって…意味は…ない…』あの戦いでは花組は外傷よりも心の方が遥かに傷ついていた。そのため、レニは戦う気迫をなくしていた。

 

 

 

 

ファフナー部隊は威嚇射撃をしつつ、フェストゥムに接近した。

 

『いいか!初めての実戦なんだ!俺達が先陣を切るからお前達は援護を!』(お前らなんかに、もう誰もやらせねえ!咲良みたいにならせるわけにはいかねえんだよ!)

 

『これ以上被害者はいらない!』

 

『倒す…』剣司、カノン、真矢は先行して、フェストゥムへ突っ込んだ。

 

『先輩達に負けていられない。』

 

『……遠見先輩…』

 

『暉がしゃべった⁉︎』

 

『無駄話はやめろ!今は戦闘中だ!』

 

『衛先輩は先陣を切って戦い続けた俺もゴウバインとしてみんなを守るんだ!』後輩も遅れてフェストゥムへ突っ込んだ。

 

『タアア!』カノンが敵を斬りつける。

『ウオオオォ!』『倒す…』剣司、真矢は遠方から射撃をする。次々とフェストゥムが倒されていく。

 

『うおおお!超必殺!ゴウスパァァァーク!』広登も、マークフュンフのみの特別装備イージスを展開させ突っ込んだ。

 

『馬鹿野郎!そんな戦い方じゃ、お前のせいで誰かが死ぬぞ!』剣司は自分のせいで衛を失ったため、怒りを表した。

 

『ねえ、どうしてフェストゥムとは戦わなくちゃいけないの?怖い…怖いよ、乙姫ちゃん…!』芹は戸惑いながらもフェストゥムへ剣を向けた。

 

『父さんと母さんの分まで。』

 

『あたしたちが!』暉、里奈も続けて攻撃に出た。

 

『勝った…勝ったぞ!』イージスをフェストゥムにぶつけた。

 

『…!?』

 

『え、何?』芹が何かを感じた。

 

『どうした、マークツヴォルフ?』カノンが不安に感じて芹にモニター越しに話しかけた。

 

『い、いえ…今、フェストゥムが何か言おとしていたように見えて…』

 

ー町ー

近くから戦闘をみていた元マークザインパイロット真壁 一騎はある声が頭の中から聞こえた。

 

(一騎…。)

 

『!? 総士…!』それは紛れもなく、ル=コボルとの戦いで同化した総士の声であった。

 

 

(これは賭けだ、一騎…)

 

『総士…わかった!』一騎は基地へと向かった。

 

 

 

 

ー海岸 ー

『………』

 

『ここが、竜宮島…』

 

『皆城 総士の、居た場所』少年が竜宮島がレニの目の前に現れた。

 

『君はいったい誰だ?』レニは緊急用の銃を向け話だした。

 

『君は愛を失ったんだね。』少年は笑いながら話した。

 

『え…』レニは体がこわばった。

 

『俺達のミールは痛みを消したいのに君は愛を求めている。』愛。レニはその感情を理解していた。

 

『隊長…』忘れる事は出来なかった、隊長の事を…

 

『愛…僕はその言葉の意味を知りたいなあ』

 




次回予告
レニ『人が死んだ。誰かが死ぬなんてどこにでも起こる事だけど、隊長…死ぬには早すぎます。』
レニ『次回サクラ大戦4 海に散りし命第十三話 ー隊長ーあい 太正桜に浪漫の嵐。』
一騎『俺達は足掻いてみせるさ、総士。』


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ー隊長ーあい

サクラ大戦4クリアしました!さすがにモチーフにする作品をクリアしていないといけませんしね、すみれ対コクリコでプレイしました。すみれは中々好感度を上げるのが困難で、次のプレイで攻略する事にしました。まあ、コクリコは比較的好感度上げやすくて、とても簡単でした。
あと何故か紅蘭が高かった。それではどうぞ


未来ー別世界

竜宮島

『君は俺達と同じく知らなかったんだろ、俺はその感情を知りたい、そうすれば、痛みを消せるかもしれない。』

この少年は来主 繰(らいせ くるず)皆城総士によって生み出された人型のフェストゥムである。

 

『…僕は隊長や皆から…愛をもらった…でも…愛のせいで…僕は痛い。』

 

『俺は痛みを消したい。だから、愛を知ればいいっ思ってた、だけど、愛は痛みを呼ぶんだね、君は愛を消したい?』消したい…隊長、アイリス、花組がくれた愛を消したいのか、僕は…

 

『僕は今確かに苦しくて、痛くて、辛い、でも…』レニは確かに花組の皆に会うまでは感情がない人間兵器だった、誰がどこで死のうがなんだろうが興味はなかった。

(痛みや苦しみは消したい……………でも、皆がくれた大切な気持ちを捨てていいのか?こんな時は……隊長が隣に居たんだよね…答えを一緒に見つけてくれた。)レニは頭を伏せて考えていると、【カサッ】森から誰か来た。

 

『祝福されてるんだよ、おねえちゃん。』レニの元へ来た女の子日野美羽(ひの みう)が表れた。彼女は竜宮島の人間で初めて自然出産で産まれた子供である。

 

『君は…』頭を上げ少女を見た。

 

『おねえちゃんは愛されてるんだよ、皆に、だから、必要なんだよ。痛いのは、あの子達も苦しんでるよ。』

 

『君⁉︎俺達の言葉がわかるの⁉︎』来主は驚いた、自分達の事がわかる人間は少なすぎるからであった。

 

『うん。皆、苦しんでるんだ、ほら、あそこにも。』

 

 

『うおおお!』真壁一騎は戦っていた。彼の同化現象はマークザインに乗る事によって更に加速する。

たとえ、死が早く、約束されていたとしても、誰よりも戦う!島のため総士の導きのもと。

 

 

 

『なんで、痛みを敢えて増やすの、俺達は消したいんだよ!痛みを!』来主はわからなかった、一騎が痛みを自分から望む事を。

 

『僕は…僕は…痛みが必要だ!』レニは涙を拭き来主に言い放った。

 

『君まで⁉︎なんで⁉︎、苦しいんだろ⁉︎、なんで痛みを欲しがる。』来主は苦しもうとする意味がわからなかった。

 

『これは皆や隊長からの祝福なんだ、生きていくために必要なんだ!』レニは叫んだ!

 

『みうにはパパはいないけど、ママとパパが祝福してくれてみうは産まれたんだ、だから、苦しくてもいいんだ。』

 

『…俺は、君たちと話をする。疑問が増えたし、でも、俺は仲間のためになる事をする。』来主の心は少しだけ変わったのかもしれない。

 

『ありがとう、美羽ちゃん。』レニは笑顔で礼を言った。

(隊長、僕は苦しくても、痛くても、隊長がくれた愛を忘れない。)




次回予告
紅蘭『みんなの光武二式大丈夫やろか。ドラえもんはんが外装だけは直してくれたけど心配や、でも、今は大神はんを殺したバスコを倒すためうちはあるロボットを別世界で見つける、そんな中、宇宙からロボットの大軍が現れた。
紅蘭『次回サクラ大戦4 海に散りし命 第十四話 ナポギストラーの大逆襲 太正桜に浪漫の嵐』
???『ハハハ!人間などなんの役にもたたんわ!』


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ナポギストラーの大逆襲

実はサクラ大戦4本編より絵合わせにはまりました。
ロベリア、マリアが異常に強敵でクリアにとても時間がかかりました。それではどうぞ


未来ー別世界

東京

『あ、あっれ〜、ここどこかいな。』紅蘭はある家の前に来ていた。

 

『ここに、バスコを倒せる究極の兵器はあるんか?あのバスコだけは絶対許さへん!米田はんや帝都の人々や大神はんを殺した!絶対見つけるさかい、とは、いってもまず情報やなここは並行世界やうちらの時代から未来かもしれんし、過去かもしれへんけど、まずこの家に入ってみるさかい。すみまへん、ちょっとよろしいでっか。』ドンドンとドアを叩くと、中から若い青年が出てきた。

 

『はい。どなたでしょうか?』彼は中

條 義人(なかじょう よしと)この世界にあるロボット機龍の整備士である。

 

『あのー、うち李 紅蘭といいます、ちょっと聞きたい事があるさかい、入ってよろしいでっか?』だめもとで紅蘭は言った。

 

『あ、はい、どうぞ、僕は中條 義人といいます。』意外にも彼は家に入れてくれた。

 

『あなた、何か機械関係の仕事してるでしょう?』義人が聞いた。

 

『な、なんでわかったさかい。』

 

『自慢になるんですけど、僕はあの機龍の整備士なんですよ。』義人は笑顔で紅蘭に言った。

 

『き、きりゅう?なんやそれ?』

 

『え、知らない!一年前東京でゴジラと互角に戦ったあの機龍ですよ。』

 

『ゴジラ?機龍?東京?なんのこっちゃわかりまへんなあ?』

 

『あ、あなた中国人でしたか、だからわからなかったのか。ゴジラは1954年に一回、1999年に一回日本に攻めてきた怪獣で、1954年にきたゴジラはある科学者の兵器で倒したんですけど、1999年に別のゴジラが現れた時はその科学者が兵器の戦争利用を恐れ設計図を全て燃やし、自らの命を絶ってしまったため、倒せなかったんです、でも、特生自衛隊は1954年に倒されたゴジラの骨を使い、去年2003年対ゴジラ用ロボット機龍を誕生させました。東京は日本の首都で、地図からするとここ。』地図を広げ指で指した。

 

『え…!って事は中條はん。今は2004年っちゅう事かいな⁉︎』並行世界だから当たり前だと紅蘭は知っていたとはいえやはり動揺は隠せなかった。

 

『なに、当たり前の事聞いてるんですか。ところで紅蘭さんは何の機械を担当していたんですか。』

 

『こんな事いっても信じてもらえんかもしれへんが、うちは過去の並行世界から来た光武っちゅうロボットの整備士や。これが証拠や。』紅蘭は懐から光武を出した。

 

『いや、信じますよ、今の世界何が起きてもおかしくないですからね。でも、これ明らかにプラモデルじゃ。』すると義人の甥、瞬が近づき光武を手に取った。

 

『何これ?すげープラモデルじゃん叔母さんが作ったの?』紅蘭に衝撃が走った。

 

『お、叔母さん?』こんな事言われた事は今まで一度もなかったからである。

 

『こら!初めての人になんと事言うんだ。あやまりなさい。』さすがにこれは義人も怒った。

 

『ごめんなさい。だって、この人どことなく暗くて、疲れてて、ちょっと叔母さんに見えたんだ。』どんなに笑っていても内心穏やかではなかった。

 

『ま、まあとにかくこれはプラモデルっちゅうもんやなくて色々な敵と戦う光武二式っちゅうや、うちはこれの整備士兼パイロットやったさかい。外装は綺麗やけど中はボロボロやさかい。今は持ち運びやすいよう小さくしとるんや。』

 

『へー、光武かあ、並行世界では科学が進んでるんですね。機龍は人が乗るのではなくて、遠隔操作式ですし、コントロールが不安定な時もありますし、すごいですね。』

 

『でも、うちは1926年から来たさかい、こっちの世界のほうが未来や。』

 

『へーいってみたいなあ、あなたの世界に、どんな所なんですか?』

 

『うちらの世界やと蒸気が発達した世界になっとるんや、それでうちらは蒸気の力を悪用する敵と帝都すなわちこの世界の東京を守るために作られた組織なんや、でも…バスコという…敵が現れて組織のメンバーの一部と帝都に住む人々を殺し、帝都を破壊し、うちが一番好きやった人を殺し、それの復讐のためにこの世界で情報を集めてるんや、お願い義人はん!うちに機龍の事教えてつかんさい。』紅蘭は頭を下げて、頼んだ。

 

『もうゴジラの骨を返してください!』どこからか声が聞こえた。

 

『何じゃ。どうした?』別の部屋にいた中條 信一(なかじょう しんいち)は大きな声に気づいてこちらに来た。

 

『あれ、君は?』知らないチャイナ服の紅蘭に少し驚きながら質問した。

 

『あ、お邪魔しとります、李紅蘭ともうします。ちなみに、今の大きな声はうちじゃないさかい。でも、どこから聞こえてるさかい?』

 

ガタッ!

 

『今、このロボットの周りで何か動いたよ。』信一は光武を覗いたすると小さな人が出てきた。

 

『あ、あれは⁉︎』信一は声を荒げた。

 

『お願いいたします、ゴジラの骨を自然に返してください。ゴジラや宇宙から来た侵略者ナポギストラーはモスラが倒しますから。』信一は彼女達を見た事があった。遥か昔インファント島を訪れた時に彼女らの仲間にあった事があったからだ。

 

 

 

 

 

宇宙空間

『ついに地球を征服出来るぞ、人間達を滅ぼしてやる!』宇宙船で踏ん反っていたのはかつてチャモチャ星の支配者であったナポギストラー将軍であった。

 

『しかし、将軍人間は奴隷にすべきでは?』部下の1人が質問した。

 

『ハハハ!人間など何の役にもたたんわ!』宇宙に不吉な笑い声が響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 




次回予告
紅蘭『科学ってなんなんや、発明ってなんなんや、どんな事をしてでも人間が進化するためにあるんとちゃうんか、うちはどうしたらいいんや?』
紅蘭『次回サクラ大戦4 海に散りし命第十五話 ゴジラ×モスラ×メカゴジラ×光武二式×ナポギストラー 太正桜に浪漫の嵐』
義人『お前はこれからどうしたい?』


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ゴジラ×モスラ×メカゴジラ×光武二式×ナポギストラー1

今回の帝國華撃団修行編で紅蘭編だけは他とは違いゴジラ×モスラ×メカゴジラの原作に忠実なので、長くなります。改めてご了承ください。それでは最後までご覧ください。


未来ー並行世界

ー東京ー

『私は夢を見ているのか?』

 

『いいえ、夢ではありません。お久しぶりです中條さん。』

 

『おじさん?』義人が不安そうに信一に尋ねた。

 

『心配するな、古い友人だ。』

 

『憶えててくださったんですね。』

 

『忘れるわけがない』

 

『私達一族が中條さんに初めてお会いしてからもう43年がたちます。

 

『私も歳をとった、今じゃ孫もいる。』小美人達は瞬に向かってあいさつをし、瞬も頭を下げた。

 

『今日はお願いがあってきました。』

 

『お願い?』

 

『中條さんならきっと私達の話をわかってくれると信じて!』

 

『私に出来る事なら力になるが。』

 

『さっきも言った通りどうか、ゴジラの骨を返してください。モスラがあのロボットに変わって戦いますから、人間がゴジラの骨から戦いの道具を作ったのは大きな過ちです。』

 

『機龍を作ったのが間違いだったっていうんですか?』義人はこの発言には黙っていられなかった。

 

『せや、何が悪いんや?』紅蘭も技術者としてこの発言は許せなかった。

 

『甥の義人、特殊自衛隊で機龍の整備士をしている、そして、そちらの人は紅蘭さん。』

 

『死者の魂に人間が手を触れてはいけない。』小美人は反論した。

 

『ゴジラの骨は海底に戻し、時の流れの中に葬らねばなりません。』

 

『でも、ゴジラを倒すためには機龍が必要だ。』

 

『もし、またゴジラが来たりそのナポギストラーが来たらどうするの?』瞬が聞いた。

 

『その時はモスラが命を賭けて戦います。』

 

『モスラは43年前、東京を破壊したんですよ!それがどうして人間のために戦ってくれるんですか!』かつてモスラは東京に猛威を振るったため義人は信用できなかった。

 

『それはあの時皆さんが私達の仲間を誘拐したから、モスラが現れたんです。どうか、ゴジラの骨を海に返してください!さもなくばモスラは人間の敵にならねばなりません。私達もそれを望んではいません。もちろんモスラも。』1960年代インファント島にいた小美人を人間が勝手に連れて帰りそのために小美人はモスラを呼び東京が襲われたのだ。

 

ファオワー!

 

何かの大きな鳴き声が聞こえ、信一達は外へ出た。

 

そこには鳴きながら動く巨大な怪獣モスラがいた。信一は昔見た事があり、信一や瞬も資料などで姿を見た事あったかもしれなかったが、それでも間近で見たモスラに体に衝撃が走った。紅蘭は初めて見る化物に対して念のため光武を握っていた。

(こいつがモスラっちゅうわけか、こんな化物がホンマにゴジラっちゅうやつやつや侵略者を倒せるんかいな。)紅蘭は今まで化物と戦ってはきたが味方になった事は今まで一度もなかったので少し不安であった。

 

信一はボーッと見ていて、小美人に詳しく話を聞こうと振り向くと彼女達はいなかった。

 

ファオワー!鳴きながらモスラは帰って行った、たぶん小美人も一緒に帰ったであろう。

 

信一達が部屋に戻ると小美人達がいた机に何かの紋章が描かれた石が置いてあった。

 

『とりあえず私がなんとか頑張ってみるよ、彼女らには昔すまない事をしたからなあ。』信一は考えをまとめた。

 

『待ってくれよ!俺はあの機龍の整備士だ。返したくないんだよ!それにゴジラにせよ、そのナポギストラーにせよ、俺達人類が立ち向かわないといけないじゃないか!それに政府のお偉いさんたちもそう簡単に機龍を手放さないよ。』義人は機龍を手放したくなかったのだ。

 

『まあ、私が出来る限り頑張ってみよう、ゴジラの骨は返せるかどうかはわからんが。』

 

『おじさん!』

 

『彼女達の頼みだ!どうなるかは全くわからんが。』信一は別の部屋へ行った。

 

(俺は機龍の側にもっといたい!あいつの整備士をこれからも続けたいんだ!)唇を噛み締め義人は信一を睨んだ。

 

『義人はん…その…うちも……光武を返せなんて言われたら、怒るわ…でもなあ…彼女達の気持ちも…考えといてくれんか…大切な物を奪われた人の気持ちはうちには痛いほどわかるから。』

 

『はい…とりあえずその話はまた今度で…泊まるところがなかったら、用事が終わるまでは、泊まってってください。』

 

『すまんなあ。あと、歴史本とかないかこの時代の事を知りたいんや。』とりあえず紅蘭は義人から歴史本を借りそれを見ながら夜を過ごした。彼女もまた大神の死に対するショックで眠る気にはなれなかった。

 

(明日、絶対、基地に侵入したるで。)

 

 

 

ー宇宙船ー

『今回の作戦では、地球の地下で眠っているゴジラを起こす、そうすればやつは日本を襲撃するだろう。そして地球の軍隊がゴジラによって混乱しているうちに我々は地球人が作った機龍のコントロールを機龍の内部に侵入し奪う!機龍は遠隔操作型のため内部で我々が作ったプログラムに書き換え、ゴジラに日本壊滅を勝手にさせておき、我々は機龍で紐育を攻める!さあ、行くぞ!』

 

『オオー!』今ここにナポギストラーの地球侵略作戦が始まった。

 




次回予告
紅蘭『人間のために利用される、ゴジラの骨。ウチら人間は本当に正しんかいな。でも…大切な物を奪うのは嫌やな』
紅蘭『次回サクラ大戦4 海に散りし命 第十六話 ゴジラ×モスラ×メカゴジラ×光武二式×ナポギストラー2太桜に浪漫の嵐』
紅蘭『ウチは…どうすれば…』


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ゴジラ×モスラ×メカゴジラ×光武二式×ナポギストラー2

何故か紅蘭編のストーリー組み立てるのに困難しております。ちなみに次の巴里番外編はもう完成しております。


ー並行世界ー平成16年

特生自衛隊基地ー機龍ー

『中條?お前この女の人は誰だ?』

 

『ああ、この人は李紅蘭さん、休暇中に知り合った整備士兼パイロットなんだ。ぜひ機龍の整備をさせてくれと頼んできたから、来てもらったんだ。』

 

『よろしく頼んます。』ペコリと紅蘭は頭を下げた。

 

『あの〜あそこで歩いてるのは?』紅蘭は歩いてる人が整備士の服とは明らかに違ったので、そこにいた整備士に聞いた。

 

『新任の機龍隊員だ。』

 

カツカツカツと歩いてきた隊員のうち唯一女の人が笑顔を義人に向けてした。

 

『よお。』と義人は気さくに答えた。

そしてカツカツカツと歩いていったすると1人の男性隊員がこちらを振り向いた。

 

 

 

ー中條家ー

 

『おお、帰ったか。瞬』信一は幾つかの紙を持っていた。

 

『何しているの?』いつもと違う祖父の様子が気になり質問した。

 

『ん?古い資料の整理をな、別荘であった事をみんなに伝えねばならん。』瞬は側にあった写真を手に取りみた。

 

『それはインファント島の写真だ、43年前おじいちゃんは言語学者として調査団に参加したんだ。そこで彼女達に出会った。』瞬は小美人の写真を見た。そして瓦礫の写真をみつけた。

 

『モスラがこんな風にしちゃったの』

 

『あ、だけどー彼女達も前言ったようにモスラが日本を襲ったのは、悪い奴らが金儲けのために彼女達を連れ去ったからだ、モスラは彼女達を助けるためにやってきただけだ。』そして信一は二枚の写真を瞬に渡した。

 

『これはモスラを意味するインファントの紋章だ。』

 

『彼女達を悪人の手から取り返したおじいちゃん達はこの紋章を空港の滑走路に描いた。』信一はこの間小美人達が置いていった石を机の中からだした。その石にも紋章は描かれていた。

 

『そしてそこにモスラを呼ぶ事に成功したんだ。』

 

 

 

 

ー機龍ー

『機龍、あんさんはどうしたい、もうひっそりと海にいたいんかいな、うちでは機械の気持ちがわからないのかな。』横から義人が歩いてきた。

 

『義人はん、前機龍パイロット達の壮行会はどうしたんや?』

 

『いや、抜け出してきたよ、ああいう場所はあんまり。』義人は機龍のほうを向き小美人の言葉を思い出していた。

 

『お前は間違って作られてきたものなのか?紅蘭さんは…どう思います。』

 

『ウチは……』すると横から女の人が歩いてきたその人物こそが一年前機龍パイロットとしてゴジラと戦った家城茜であった。義人と紅蘭は振り向き挨拶をした。

 

『機龍整備隊の中條義人であります!』

 

『同じく、李紅蘭であります。』義人に向かって話始めた。

 

『壮行会には出なかったの?』

 

『いえ、抜け出してしまいました、申し訳ありません。じぶんはあのような場がどうも苦手でありまして。』

 

『入ったばかりだったので、参加しまへんでした。』

 

『私もよ。』

 

『家城殿は機龍に別れを言いにきたのですが。』

 

『いいのよ。普通の話し方で。』

 

『はっ。し、しかし』

 

『まあ、いいんやないの、家城はんがゆうとるんやし。』家城は機龍のほうを向いた。

 

『機龍を残して日本を離れるのは残念、ゴジラとはまだ決着がついていない、もしかしたら機龍はもう戦いたくないのかもしれない、このまま修復されずにいるほうが幸せなのかもしれない。』義人は茜のほうを向いた。

 

『そんな事はありません!機龍の修復は必ず自分がやり遂げてみせます。』茜は義人へ笑顔を見せ、『機竜をよろしく。』そう言って彼女は立ち去った。

 

『義人はん機龍の事大好きか?』

 

『ああ、勿論。長い間こいつといたからな、それなのに存在が間違ってるなんて言われて、少しショックだったんだよ。』

 

『うちも、この光武が前の戦いの時にボロボロになった時は辛かったんや、それ以上に辛い事もあったんやけど…』

 

『紅蘭さん…』足下で機械が光る。




次回予告
紅蘭『信一さんや瞬くんはモスラを信じきっとるなあでもうちは、町を破壊した化物に命あずけとうない!』
紅蘭『次回サクラ大戦4 海に散りし命 第17話 ゴジラ×モスラ×メカゴジラ×光武二式×ナポギストラー3 太正桜に浪漫の嵐!』
???『会ったぜ、バスコってやつに。』


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ゴジラxモスラxメカゴジラx光武二式xナポギストラー3

更新遅れてすみません!この紅蘭編の後5話くらいは完全に出来上がりました。あと、バトライドウォー創生発売まであと2日、発売日に特別編を投稿いたします。今回も最後までみてください。どうぞ。


ー並行世界ー平成十六年

中條家

{本日午前十時すぎに八丈島周辺に現れたゴジラは海上自衛隊の攻撃をかわしながら東京湾を目指し、なおも北上しています。}TVでアナウンサーが話をしていた。

 

『ねえ、おじいちゃんもし、ゴジラが東京に来てそれで機龍が出撃しちゃったら、モスラはもう助けに来てくれないのかなあ?』TVを見ていた瞬は信一に尋ねた。

 

(五十嵐、お前は総理として国民を何としても守るのは責任を背負って大変だな、だが、彼女達やモスラの頼みも気になるんだ。)信一は石をみながら考えた。

 

数時間前、特生防衛隊基地

義人は機龍の整備を終え歩いていた。

『そんなに機龍を出撃させたくないのか?』機龍オペレーター秋葉恭介は義人に尋ねた。

 

『お前のおじさん五十嵐総理を尋ねたそうじゃないか。機龍プロジェクトを凍結してくれって、機龍を捨てれば、モスラが日本を守ってくれるだと?お前ゴジラと戦う事に怖じ気ずいたのか?』義人はとっかかりそうになり、横にいた隊員が止めた。

『やめろ中條。』

 

『お前に何がわかる!この4年間俺はずっと機龍の面倒見てきたんだ!お前なんかよりもずっと機龍の事をわかっている!』義人は止めていた秋葉の手を振りほどき突っ掛かってきた義人の足をひっかけ転ばせた。

 

『お前が整備のプロなら、こっちは前戦で戦うプロだ!』

 

『機械の気持ちもわからんやつが喋るな!あんさんはただ道具として機龍を使うとるだけや!愛情を込めな意味がないねん!』

 

『へー、じゃあ、その愛情を注いでロボットを整備していた帝国華撃団はたった一人に惨敗したってわけか。』

 

『な、なんであんたがそんな事知っとるんや!』紅蘭は詰め寄った。

 

『会ったぜ、バスコってやつに。』

 

『な、なんやてどこや!どこにいるんや!』

 

『さあな、俺は教えてもらったよお前達の世界では霊力という力で悪の組織から帝都、今の東京を守っていたが、無能な隊長が死んだだけでギャーギャー騒ぐままごと集団だったってわけだ。』

 

『なんやと!発言を撤回せい!ウチらは確かに負け、全てを失った!弱いっていわれても仕方あらへん。だけど大神はんを悪くいうのは許さんで!』殴りかかってきた紅蘭を軽くよけた。

 

『ふっ、女だらけの部隊でたった一人の敵すら勝てない奴等の隊長は無能に決まってるだろう。』

 

(畜生!うちには何もいいかえせへんわ)

 

基地

義人はモスラの紋章を学校の机を使い描いていた二人を確認し、政府上層部にモスラが来るか聞かれた、ゴジラにより危険が迫ってたからだ。

 

『彼らは機龍には反対の人々だ、モスラが機龍の代わりに戦ってくれりゃあいいと思っている。』神崎整備班長は義人の疑問に答えていた。

 

『自分の息子が機龍隊にいるのにどうして?』

 

『そやそや息子の仕事を邪魔するやなんて。』

 

『我が子を危険な前線に送りたくないんだ。』

(米田はんも…そんな気持ちやったんやろか…)

 

東京

モスラを呼ぶ事に成功はゴジラが圧倒的に勝っていた。

 

[ファイウー]モスラは足の一本をゴジラに食いちぎられ、マンションに激突した。そしてモスラは再びゴジラに向かっていき、金粉をゴジラに飛ばし始めた。ゴジラはかなり苦しむ。

 

 

地上

『モスラに死期が迫っているのかもしれない。』学校に紋章を描いた後信一と瞬は危険に関わらず近づき、信一が何かに気づいた。

 

『どうして?』

 

『金粉を使った攻撃はモスラの最後の武器だ。』だが、それもゴジラを倒す決定打にはならず、ゴジラの光線により金粉が消え、モスラはむなしく地面へ落ちた。

 

[ファー]モスラは再び起き上がろとしたが金粉の使いすぎにより飛べなくなっていた。止めを刺そうとゴジラはモスラに近づく。そこに特自の機体が現れた攻撃を始めた。それに続く形で機龍がゴジラと対峙した。

 

『攻撃開始!』隊長の声を聞き操縦者の秋葉はミサイルをゴジラに向かって撃った。身体中からミサイルを撃ちながら機龍はゴジラに向かっていく。

 

[ブァー]続けて腕のミサイルも開放した。

 

特生基地格納庫

『よおし、これで仲間を。』ナポギストラーの兵士が仲間を呼ぼうとしたつぎの瞬間!

 

『呼ぶっちゅうわけか、宇宙から。』紅蘭が物陰から出てきた。

 

『き、貴様は!いったいどうしてわかったんだ。』

 

『ふっ、整備士が自分の現場にある機械の種類を忘れるわきゃないやろ。パーティの時くらいからおったんやろ。どうせ、お前さんは、機龍を奪うのが目的やろ。今機龍はDNAの都合上コントロールが難しい。その時機龍を奪う予定ぽかったが。』ナポギストラーの部下がコントロール用に取り付けた機械を右手に持っていた。

 

『ワグ!』ドラニコフがどこでもドアから出てきた。

 

『それに、あんたらの部隊はドラニコフはんが一人で軽く捻り潰したは。』

 

『くっそー!だが、今回の戦いには念のためにナポギストラー将軍も地球に来ているのだ。将軍は強く巨大になれる!負けるわけがない!』ドラニコフは唐辛子を食べ兵士に炎を浴びせた。

 

『将軍!後は頼みました。ナポギストラー将軍に栄光あれー!』兵士は崩れさった。だが、上空から

 

〈ヌアー‼︎貴様ら!この私が直々に殺してやる!〉ナポギストラーが紅蘭達を潰そうと降ってきた。

 

『もう、誰も殺させわせえへん!誰も!』紅蘭は懐から光武二式を取りだし大きくした。

 

 

 

 




次回予告
紅蘭『謎の巨大ロボ!頼みのモスラが倒れ!機龍もボロボロ!だけどなあ、生きている限り絶対うちはあきらめへんで!』
紅蘭『次回 サクラ大戦4 海に散りし命 第十八話 ゴジラxモスラxメカゴジラx光武二式xナポギストラー4 太正桜に浪漫の嵐!』
義人『待ってろよ!機龍!』


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ゴジラ×モスラ×メカゴジラ×光武二式×ナポギストラー4

紅蘭編完結です。更新遅れてすみません。バトライドウォー創生がめちゃくちゃ面白くて、ちなみにカストラでBGMを激帝、御旗、地上、最終章にしていて、中々テンション上がってます!それでは、どうぞ



ー平成十六年ー

新宿

『ぬー、折角ゴジラを機龍でダメージを与えゴジラをコントロールしようとした、私の計画を邪魔しおって!』

 

『そんな事させへん!絶対に!』光武二式とナポギストラーは睨み合ったまま動かなかった。その間を壊したのはゴジラの熱線であった。

 

『くっ、なんちゅー攻撃や!ゴジラっつのは今までのやつとは一味違うなあ。』

 

『こうなったら、来い!我が部下達よ!』ナポギストラーは右手を掲げビームを放った。

 

『な、なんや、何をしたんや!』

 

『緊急用の部隊を呼んだのだ、圧倒的戦力で貴様との勝負をすぐに終らせてやるわ!』

 

『あ、あかん。さすがに数だされたら、今の光武二式はもたへん!』そんなことは御構い無しとゴジラが紅蘭へ迫る。機龍は整備不足で倒され立ち上がる事すら出来ず、モスラも飛び上がれなかった。

 

『おおー!』もっているミサイルをゴジラに向けて撃ちまくる。

 

(しゃくやけど、あのナポギストラーちゅうのは強いし、頭もよさそうや、だけど負けられへん!)

 

ピピピ!通信が入る

 

『紅蘭さん。すみません、時間を稼いでくれますか、今からナポギストラーがつけた機龍の制御装置の取り外し、機龍を修理します!なんとかナポギストラーとゴジラをお願いします!』

 

『わかった!やってみるわ、念のため行ってこいチビロボ二式!』紅蘭はチビロボ二式1体を義人につけた。

 

その頃産まれたばかりのモスラの幼虫が親に会うために向かっていた。

 

『これで、どうだ。』義人は機龍の整備を中に入り行っただが、さすがに紅蘭一人でゴジラ、ナポギストラーを押さえ込むのは難しかった。

 

『く、熱線によって接続部に異常発生や!ゴジラめ、降魔なんかと比べもんにならへんなあ。』

 

ファァァァァ!

 

『ん?モスラの鳴き声?いや、違う、あ!な、なんやあの二匹の芋虫は?うわっ!ナポギストラーめ!大砲を!』それは親の元に向かっていた双子のモスラの幼虫だった。

 

『あ、あれは本で見たモスラの幼虫や!親の元へ来たっちゅうわけか。』モスラの親と子供が会うそれを見たゴジラは幼虫に向けて熱線を発する。

 

ーファアアアーモスラが子を守るため最後の力を振り絞り飛び上がった。

地面にそのまま落ちた。

 

『モ、モスラ…どけえい!チビロボ二式霊力突撃!』紅蘭は全てのエネルギーをチビロボ二式に託し突っ込ませ、ナポギストラーの体を貫通した。

 

『ぐわああああ!だ、だが私の仲間が必ず地球を…』ナポギストラーは大爆発した。

 

『チ、チビロボ二式!だ、大丈夫か?』先程の突撃はチビロボ二式に負担がありすぎた。紅蘭はチビロボ二式へ向かい拾いあげた。

 

『ごめんな、ろくに整備も出来なくてな、また直してやるさかい。安心してな。』その頃モスラの幼虫は糸攻撃でゴジラを包んでいた。

 

 

ー機龍内部ー

『まだダメなのか!動け機龍!動いてくれ!』義人は何度も直していたが、反応はなかった。

 

ービおおお!ゴジラがモスラの糸に包まれていた鳴き声に機龍は反応し、動き始めた。

 

『機、機龍!な、なんで勝手に動くんだ、指示はなかったはずなのに!』機龍はゴジラの元に向かいモスラの糸で動けないゴジラを抱きかかえ飛び上がった。

『き、機龍?どうした?いう事を聞いてくれ、機龍!』機龍はそのまま日本海へと向かった。

 

避難所

『おじいちゃん…』

 

『機龍はもう眠りたいんじゃ。』

 

 

ー機龍内部ー

『おお、来てくれたんですか、早く機龍をコントロールしてください。』戦闘機が機龍に近づく。

 

『まってえなあ、義人はん。』

 

『紅蘭さん。』

 

『もう…眠らせてやったらどうや…これ以上…この子は…戦いとうないと思うんや…』

 

『で、でも…俺は…』

 

『大事な物を失うっちゅう悲しみは…よくわかる…大事だったからこそ…側にいてほしい…ずっと一緒に…いたいだけど!その子の気持ちを…わかってあげる…愛しているからこそ…』

 

『機龍……』機龍の外部への扉が開き義人は上空へ投げだされる時機龍のモニターに文字が出た。

 

SAYONARAYOSHITO

 

『じゃあな。機龍。』戦闘機によって投げだされた義人は回収された。

 

『大神はん、うち頑張ってみる。大神はんのくれたこの命大事にしていく、そして大神はんがいつ空の上から見ていても大丈夫なよう、次こそはバスコに勝って平和にしてみせるわ!』紅蘭は笑って空を見ていた、亡き思い人を尊んで……

 

 

太正十六年

ー???ー

『じゃあさ、さっそく行こっか!巴里に!』

 

『ふふふ。ありがとうございます。バスコさん我々の計画に手を貸してくれて、それにこんなにも帝都をきれいにしてくれて、問題は賢人機関ですか、あの老人ども、密かに逃げたそうですね。』

 

『大丈夫だよ〜賢人機関の始末はこっちの花組に任せとけって、頼んだよ〜さくら。』

 

 

 

 

 

 

 

 




次回予告
すみれ『中尉………あなたは……なぜ……死んだのですか……あなたが死ぬ事は…私にとっては…自分の…死以上に苦しいんです……』
すみれ『次回 サクラ大戦4 海に散りし命 第二十話 首のとれた人形 太正桜に浪漫の嵐』
???『この世の地獄を見せてやるぞ!』


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首のとれた人形

今回は特別にあるアニメですみれさんの声が聞こえたので早めに投稿しました。後日予告を言います。


昭和48年

ー東京ー

『やはり、寂しいですわね…一人で街を歩くのは…空気もだいぶ悪いようですし。』神崎すみれは工業地帯を歩いていた。だが彼女はそんな事どうでもよかった。ただ何をすればいいのかわならなかった。

 

ピピピッピピピッ!突如工場にヒッポリト星人が現れた!

 

『ファァァァア!』星人が叫ぶ!

 

『あ、ああ、超獣だー!』周りにいたわギャラリーの言葉ですみれは理解した。

 

『この世界は超獣という化物に襲われてるんですのね。』ギャラリーは既に逃げ出しその場にはすみれしかいなかった。

 

『聞けい!地球人共!ウルトラマンエースをよこせ!さもなくば、この世の地獄を見せてやるぞ!我らは宇宙で一番強いヒッポリト星人だぞ!』

 

『ウルトラマンエース?ウルトラマンエースとは何ですの?エースをよこせとは?何かの物でしょうか?』

 

『まずは風地獄だ!』ヒッポリト星人の口から息が噴き出した。

 

『きゃあああ!』様々な建物が倒される中すみれは電柱に掴まった。

 

『な、なんて風ですの、今は耐えるしかありませんわ!』風がなんとかやんだ、とはいえ既に周りはボロボロであった。

 

『今ですわ!』すみれは光武を地面に置きビックライトで大きくして乗り込んだ。

 

 

 

ーTACー日本基地

指令室

『今まで出会った事ないような、恐ろしい敵だ。確かな情報によれば、身長200Mはあるとの事だ、いいか、これだけは忘れるな。無理な行動は一切許さん。』隊長竜 五朗(りゅう ごろう)が隊員に向けて話した。

 

『はい!』

 

『よし!山中、吉村タックスペース1号、北斗、南はタックスペース2号。他の物は私とファルコンに乗る。以上出動だ。』

 

『はい!』TACとは超獣ベロクロンが日本に現れた際、防衛隊が全滅してしまったため、代わりに作られた地球を守るチームである。

 

 

『くっ!こうも風が強くては動けませんわ。』すみれは光武二式に乗ったが全くさっきと状況は変わらなかった。

 

『このままでは!吹き飛ばされてしまいますわ。』するとファルコン。マックスペース1号.2号が上空から現れた。

 

『一斉攻撃開始!』

 

『ハイ!』TACは攻撃を開始した。

 

『あ、あれがこの世界の人間の兵器ですか?まさか飛行機だけですとわ。』

だが、彼等のビーム攻撃は星人の体をすり抜けた。

 

『ここはわたくしが!』すみれも攻撃を仕掛けた。だが、彼女の攻撃もすり抜けた。

 

『な、何故ですの?』調子に乗る星人は頭からビームを出し側にあった、工場を破壊した。

 

『あの、紫色のロボットは今は気にするな、今はあの星人を倒すのが先だ!』だが、いくら撃っても攻撃はすり抜けた。

 

『全機に告ぐ。奴の頭を狙え。』

 

『了解!』TACは頭を狙って撃った、そしてタックスペース1号は星人に近づき、星人のパンチを急速旋回し機体を傾け避けた。

 

『しっかり掴まってろ!』

 

『はい!』

 

『奴の首を焼き切ってやる。』傾けたタックスペース1号を起こした時、星人は風を吹き付けた。

 

『うっ!』風に直接当たり、タックスペース1号はバランスを崩した。

 

『クソォ、覚えてやがれ!脱出!』

 

『脱出!』山中、吉村は脱出し、タックスペース1号は落下し大爆発した。

 

『いったいどうすればいいんだ!』北斗はコックピットで叫んだ!

 

『ハハハハハッ!これが地球で一番強いTAC、それにこのロボットか?次はウルトラマンエースを出せ!俺様がエースをやっつける所を見せてやる!』

 

ータックスペース2号ー

『星司さん!』

 

『なんてやつだ、エースの引き渡しを要求してる。』

 

『このままではTACは全滅してしまうわ!それにあの変なロボットの攻撃も効果ないわ!』

 

『夕子行くぞ!奴に俺達の強さを見せてやるんだ!』タックスペース2号は星人に向かっていった。北斗星司と南夕子は2人のリングを合わせて、ウルトラマンエースに変身するのだ。』

 

『おい、北斗、やめるんだ!やめないか!』ファルコンから隊員が呼びかける。

 

『北斗隊員、やめるのよ!』

 

『南無阿弥陀。』

 

 

《エースになってはいけない。お前達に勝てる相手ではない。》

2人はある声を聞き、リングを見たが光らなかった、リングが光らなければエースになれないのだ。

 

『星司さん!指輪が光らない!』

 

『畜生、どうしたんだ。』

 

『夕子!』 『星司さん!』二人は手を繋いだが変身できなかった。

 

『北斗、南。』だが、彼等のタックスペース2号は星人の体をすり抜けた。

 

『ハハハハハッ!どうだ地球人諸君!君達の科学でこの謎は解けまい!約束をしてもらおう。今度俺が現れる時エースを渡してもらおう!その時こそこうなるのだ‼︎』星人は左手にウルトラマンエースの人形を出し、首を体から分断させた。

 

『ハハハハハッ!ハハハハハッ!』星人は笑いながら足元から青いガスを出し姿を消した。

 

『ああっ!ああああああああ!』すまれの脳裏に大神の生首が浮かび上がった。

 

 

ー地上ー

『悔しいですねえ。』

 

『馬鹿、他人事みたいに言うな!』二人の隊員は星人を見ながら話した。

 

ーファルコンー

『北斗!私の命令が聞けないのか!』

 

『すみません。』

 

『命令違反は絶対許せん!人間の命は一つしかないんだぞ!』

 

『はい!』竜隊長と北斗は通信していた。

 

『隊長。私北斗隊員のおかげで星人の秘密が一つわかったんです。』

 

『そうです。星人の体が雲の様に通り抜けるのがわかったのは北斗のおかげです。』

 

『君達、北斗と南が無事だったから、そう言える。口を慎め。』

 

『はい。』 『はい。』

 

『北斗、君達は北の方を調べろ。私達は南を調べる。あのロボットの方へは私達が向かう。』

 

『はい!』

 

ータックスペース2号ー

『夕子、さっき俺はエースになっていけないという声を聞いた。』

 

『星司さんも、私もその声を聞いたの。』

 

『君もか。』

 

『いったい誰が俺達にあんな事言ったんだ、まさかあのロボットのパイロットか?』

 

『もしかしたら、アタシ達もうエースになれないのかも。』

 

『馬鹿な!じゃあ一体誰が地球のピンチを救うんだ、あの訳のわからないロボットか?』二人は北を調べていると、南は何かを見つけた。

 

『星司さん、あれを。』南が指差した方には燃えた車があった。

 

『事故かな。』

 

『人の影が見えるわ。』二人は側に機体を着陸させた。

 

『しっかり!』

 

『運転手さん!』二人は倒れている人に声をかけた。

 

『ちょ、超獣が…ぶつかって』

 

『何ですって!もっと詳しく!もっと!』北斗は運転手の体を激しく揺する。

 

『星司さん!あまり動かさないで。』

 

『はぁっ、超獣が谷間に立っていた。』運転手は必死に話す。

 

『超獣が?』

 

『これを子供に。ひろしに渡してください。誕生日の土産です。ウゥ,』それはさっき星人が持っていた首が分断されたエースの人形であった。

 

『ふぅ。星司さん』南が見ている先にはエースの人形の首が置いてあった。

 

『ちょ、超獣が首をもいでしまった。あっ!』運転手は力をなくした

 

『運転手さん、しっかり、しっかりするんだ。』

 

『運転手さん。』

 

『これを子供に届けてください。アゥ!ウッウ。』夕子は脈を触ったが、反応はなかった。二人は運転手さんを地面にねかせた。

 

『きっと、人形は届けてあげますよ。畜生!超獣の奴め!待てよ、さっきの超獣と星人は同じ物じゃないかな。』

 

『でも、証拠も何にもないのよ。』

 

『エースの首が切れたのは偶然なんかじゃない、この運転手さんの証言を信じる。』

 

『じゃあ、証拠を探さなくちゃ。』

 

『超獣にぶつかったと言ったな、それたら自動車のどこかに印があるはずだ。二人は車を調べたすると北斗は

『あっ!あったぞ!』

その部分の鉄は溶けていた。

 

 

 




次回予告
すみれ『中尉…愛する人を失った少年、あの子の気持ち…とてもわかります。』
すみれ『次回サクラ大戦4 海に散りし命 第二十一話 側にいない太正桜に浪漫の嵐』
???『さっさとエースを渡せばよかったんだ!』


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側にいない

久しぶりに帝国華撃団修行編を出します、明日は特別編の後書きに書いた通り並行世界シリーズ ”オーク巨樹編”、”ウルトラ10勇士編”をそれぞれ前半部分を投稿させていただきます。


ー昭和48年ーエースの世界ー

ーTAC基地ー

 

『お待たせしました、北斗隊員が持ってきた肉片は超獣の細胞だとわかりました。』

 

『やはり!』

 

『運転手さんが言った事は本当だったんだわ。』

 

『それと、あの紫色のロボットを調べましたが、地球中どこを探しても見つからない物質を使っており、乗っていた神崎すみれさんは並行世界から来たと話しております。』すみれがドアから出てきた。

 

『はい、私は神崎すみれともうします、並行世界から来ました、私達の世界の化物を倒す部隊帝国華撃団の隊員で、あのロボットに乗り込み戦うんでございます。』

 

『彼女の言う事に不可解な事はあるが、彼女のロボットが地球上にない物を使っている以上信じる価値はある。』

 

『はい、私はある敵を倒すためをこの世界に来ました、私は太正十六年から来たため多少驚いておりますが、大丈夫ですわ。あの敵を倒すのに協力させていただきますわ。』

 

『話を戻しますが、さっきの細胞は必ずしも超獣の物だと断定できかねます。』

 

『待ってください。この人形を見てください。』北斗は首が分断されたエースの人形を見せた、すみれの脳裏に大神の首が浮かび上がる。

 

『いやああああ!』すみれは大声で地面に崩れさった、夕子が側による。

 

『ど、どうしたんですか?』

 

『に、人形を見せないでく、くださいませ。』

 

『南、すみれさんを医務室へ連れてってくれ。』

 

 

医務室

『すみれさん、あなたエースに何か嫌な事でもあるの?』

 

『いえ、あのエースの人形に対しては何もないのですが…切りはなされた首…私がいた帝国華撃団の隊長が敵に首を切り落とされて死んでしまったんです…ですからあの人形を見て思い出してしまったんです…隊長は…私の想い人だったんです…』

 

『すみれさん…』

 

『夕子俺と隊長は運転手さんの子供にちゃんとしたエースの人形を買って届けてくる。』

 

『すみません、私も連れてってくれませんか。』

 

『君、もう大丈夫なのか?』

 

『はい、もう大丈夫です。連れて行ってください私もあの超獣を倒せませんでしたし、あとあの首のとれた人形はもう見せないでもらえますか。』

 

『わかった。じゃあ行こう。』

 

葬式場

『君のお父さんにこれを渡してくれと頼まれたんだ、誕生日だったんだね。』北斗はパッケージに入ったエースの人形を運転手の息子に渡した。

 

『えい』少年は取り出したエースの人形を投げ捨てた。

 

『ひろしちゃん。』横にいたお姉さんが言った。

 

『エースなんて僕らの味方じゃないやい!エースが父ちゃんを助けてくれなかったじゃないかい!』北斗の心に傷をつけるには充分過ぎる言葉だった。

 

『ひろしくん、すまん。TACがもっと早く超獣を見つけていればよかったんだ、許してくれ。』

 

『私も早くあの超獣を見つけらませんでしたわ、すみません。』

 

『TACやあのロボットじゃだめだよ、あんなエースを早く星人に渡しちまえばいいんだ!星人もおとなしくなるのに。』すみれは体を乗り上げひろしの頬を思いっきり叩いた。

 

『何すんだい!』

 

『あなた!自分達さえよければ!いいと思っているんですの!誰かが誰かのために犠牲になるなんて、ふざけた考えもいいかげんになさい!』ひろしは立ち去った。

 

『ごめんなさい…つい感情的になってしまって…』

 

『いえ…こちらこそ…ごめんなさい…去年母を亡くして…今度は父まで…今ひろしは混乱してるんです!』

 

『今は…静かにしてあげてください…そう簡単に立ち上がれるわけはありません…』

 

(エースはもう人間に必要とされないのか。)

 

ーTAC基地ー

『どうした、皆。休んでおけと言ったはずだ。』他の隊員が必死に仕事をしているのを見て隊長が言った。

 

『それどころじゃないですよ、市民からエースを星人に引き渡せってじゃんじゃん電話が来て。』

 

『隊長!いっそのことエースを星人に引き渡しましょう。』

 

ーバン!ーすみれは怒りのあまり机を激しく叩いた。

 

『いいかげんになさい……何でエースに全てを押し付けるんですの!私は見た事ありませんが、あの人は今まで人間のために命をかけて戦ってくださったんですよ、それを都合が悪くなったら、すぐに星人に引き渡すですって!どれだけ自分の命が大切なんですか!何で誰かを犠牲にしてまで生きようとするんですの!エースを大切にしている人間だっているんですのよ!エースを失って悲しむ人だっているんですのよ…その悲しむ人達の気持ちも考えてください!』すみれは涙を浮かべ怒りをぶつけた。

 

『あんたにはわからないだろ!あんなロボットを持っているんだからなあ!』

 

『バカモン!君達はそれでもTACの隊員か、星人の作戦にウカウカと乗ってしまう馬鹿なのか!エースを渡した後次はどうなる。星人は地球を乗っ取る君達にそれがわからないのか!それに確かに彼女のロボットは我々にはない。だが、彼女は我々と同じような部隊の隊員だ、それなのにこんなにもたくましい!誰かのために誰かが犠牲になるなんて絶対にあってはいけないんだ!我々は戦う!エースもすみれさんも戦うんだ!』

 

ーパァアァァンー電話がなり隊員が電話をとる

 

『え…はい!町に星人が現れました。』

 

『とうとう来たか、よし北斗、南はタックスペース、私と美川、今野はファルコンに乗る、すみれさんは光武二式で出動だ!』

 

『隊長!』 『隊長!』傷ついた隊員が隊長に駆け寄る。

 

『我々は…』

 

『君達は基地に残れ。』

 

『そんなあ。』 『我々もいかしてください。』 『戦いくらい何ともありませんよ!』

 

『山中は今野と一緒にスペースに乗れ、西村は私達と一緒だ。』

 

『はい‼︎』二人の隊員は笑顔で答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回予告
すみれ『現れた星人に私は立ち向かっています、そんな中ウルトラマンAが現れ、え、山奥?』
すみれ編次回 サクラ大戦4 海に散りし命 第二十二話 星人陽動作戦開始せよ!太正桜に浪漫の嵐!』
すみれ『私にはこれくらいしか……』


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星人陽動作戦開始せよ!

最近、更新がまばらになっております。並行世界シリーズも勿論投稿します。どうぞ、


ー昭和48年ー

ウルトラ次元ーエースの世界

ピピピと音を出しながらヒッポリト星人は現れた。

『地球人に告ぐ!これが最後の通告だ。ウルトラマンエースを渡せ!今度は火炎地獄を見せてやる!』ヒッポリト星人は口から火を噴き周りのビルを焼き壊し始めた。だがTACが現場に現れた。

 

『総攻撃開始!』隊長の指示の元TACはミサイルを星人に向け放ったが当たり前のように攻撃が当たらない。

 

『細胞破壊ミサイル発射用意。』(これがだめならかなりきついぞ。)

 

『はい!』隊員はレバーを引きハッチを開けた。

『発射用意完了。』

 

『準備完了!』 『準備完了。』山中、南も続いて答えた。星人をロックオンし

 

『発射!』全機いっせいにミサイルを星人に向けて発射したが、まったく当たらず効果はなかった。

 

『TACよ、俺の攻撃を受けよ。』ヒッポリト星人は両手を合わせミサイルをファルコンに向けて発射しファルコンは大爆発を起こした。

 

『脱出!』隊長の指示によりファルコンにいた隊員は脱出した。

 

『このままではTACは全滅してしまう!ウルトラマンエースは最後の最後まで人間の味方だという事を見せてやる。行くぞ!』北斗はあえて星人に突撃し攻撃を受け墜落していく。

 

『北斗、南。』隊長が地上から不安そうに見る。(死ぬなよ二人とも)

 

『光った。』北斗、南両方の指輪が光る二人はあえて攻撃を受け、エースへ変身するきっかけを作った。

 

『ウルトラタッチ!』北斗と南のエースの指輪が光る時互いの指輪を合わせるとエースへ変身する事が出来る!

落ちた場所から現れたエースは星人の方へ向かわず別方向へ飛んで行った。

 

ー地上ー

『あ、あれがウルトラマンエース。この星の守護者、でもなぜ別方向に?』

すみれは車を使って現場まで来ていた。車の運転は多少知っていた。

 

上空

『おい、見ろ、エースが逃げたぞ、こうなりゃ俺たちで戦うっきゃない。』だが、エースは北斗が考えていた山での立体投影が正しいか確認のため山中へと向かっていたのだ。

 

 

ー山ー

北斗の案は正しかった星人がカプセルの中に入っていて怪しい電波を出していたのだ!エースはすぐさま星人に向かってビームを当てカプセルを破壊した。それにより街で暴れていた星人は消え去った。

 

ー街ー

『どうしたんだ?』『エースが何かしたのかしら?』『北斗の言ってた事は当たっていたのかもしれない。行ってみよう。』星人が急に消え、TACの隊員達は驚いていた、そして別の場所では

 

『星人が消えた、エース…さっき山へ行きましたわね、私も行ってみましょう。』(もしかしたら星人とエースは戦っているのでは)そう思った彼女はすぐさま車を山へと走らせた。

 

ー山中ー

エースはガスや火炎、ミサイルを使うヒッポリト星人に対して肉弾戦で対抗し、かなり優勢に戦いをすすめていたエースだったが、突如星人が消え、エースは横から表れた2つの半分だけのカプセルに挟みこまれてカプセルに閉じ込められてしまった。

 

『はっはっは、ははははははは!残念だな、エース自分で自分の最後は見られないだろう、俺は貴様の最後をゆっくりと見させてもらうぞ!』星人はカプセルの中にヒッポリトタールという相手をブロンズ像にして殺す物体をカプセルの中に流し込んだ。なんとかカプセルからエースは出ようとするがカプセルはとても頑丈でどこからも脱出は出来ずエースのエネルギーが減りカラータイマーも赤色へと変わってしまった。

 

『へっへっ、苦しめ、苦しめ!だんだん死んでゆくのだ!』そしてエースは脱出しようと今まで動かしていた手を力なくおろしたが、最後の力を振り絞り額からウルトラサインを出し、ウルトラ兄弟へメッセージを届け、エースの瞳から輝きがなくなった。

 

『ばかな、ウルトラサインが出たな。』ヒッポリト星人はエースの体に緑色のブロンズをガスで加え、エースはカプセルから開放されブロンズ像へとなってしまった。

 

『次はウルトラ4兄弟に死んでもらう番だ。』

 

『そうはいきませんわ!』笑っていた星人の隙をつきすみれは光武の薙刀で星人を攻撃した。

 

『くっ、例のロボットか…だが!あの世界の貴様に用はない!』ヒッポリト星人は両腕を合わせミサイルを放つ。

 

『甘い!』すみれは軽くミサイルを叩き斬る。

 

『ほう、さすがに別世界ではカオスヘッターとの戦いで死ななかっただけの事はあるが、だが、所詮貴様らはウルトラマンの力を借りなければ勝てない人間ごときに私が倒されるか!』

 

『何をごちゃごちゃと!エースを殺した罪償わせますわ!』すみれはヒッポリト星人に向かい接近戦で勝負をいどんだが、駆動系の問題で動きも鈍く星人のパンチにより肩の部分を破壊され、火炎攻撃により、光武二式の内部気温は異常な数値を出していた。

 

『こ、このままでは…』また私は守れないんですの、人々の命を…

 

『はっはっは!貴様用のカプセルはないんでな、消えろ!』ヒッポリト星人はミサイルを光武二式に当て、姿を消した。光武二式はそこら中から火花を散らしていた。

 

『し、仕方ありませんわ、応急修理ではやはり…一時撤退しますわ。』すみれは光武二式から出て地上に降りてすばやくスモールライトに当て小さくした光武二式を懐にしまった。

 

(中尉…なぜ今…私の…側に…あなたは…)すみれの目から涙が流れる。

 

(ふっふっふっ、そろそろウルトラ4兄弟が来る頃か…にしてもなぜバスコはあのロボットのパイロットを殺すななどと…カオスヘッターが現れた世界での出来事と何か関係があるのか?)ヒッポリト星人は姿を隠してウルトラ4兄弟を待った。

 

 

 

 

 




次回予告
ヒッポリト星人『はっはっはっ!愚かな地球人ども!我らヒッポリトの力の前にはウルトラ兄弟だろうと!あのロボットだろうとかないわしないわ!地獄を見せてやる!』
ヒッポリト星人『次回サクラ大戦4 海に散りし命第二十三話 全滅!ウルトラ5兄弟、地獄星人の力見せてくれるわ。』
すみれ『人間は…どこまでも…』


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全滅!ウルトラ5兄弟

章によってまばらに投稿してしまい申し訳ありません。とても見づらくてすみません。それでは、どうぞ。


ー昭和48年ー

ウルトラ次元ーエースの世界

上空からウルトラ4兄弟(マン、セブン、2世、ジャック)は地球へと降り立ち、エースのブロンズ像を見つけ側により嘆き悲しんだ。

 

ー地上ー

『また…悲劇が…』すみれは死について今まで深くは考えずにいたのだが、大神の死により、残された者の悲しみを充分すぎるほど理解できたのだ。

(エース…あなたは確かに地球人を守るために命を落とした…立派です、立派ですが…あなたには残された者の悲しみはわからないのですか!どんな状況だったとしても生きて帰ってきてほしいのです!あなたは中尉と同じく誰かのために自分の命を賭けるのですね…誰かを犠牲にしてまでも生きようとする人もばかりなのに…あなた達は素晴らしいようで愚かでもあります。)

 

『はっはっはっは!はっはっはは!フフフフフフ!はっはっはっは!』4兄弟の前に星人が現れ、星人は上空から

さっきと同じカプセルを出しウルトラマンとゾフィーが閉じこめられ、セブンは星人に挑みかかった。ウルトラマン2世はなんとかウルトラマンとゾフィーを助け様とブレスレットを使おうとしたがブレスレットをかまえた瞬間上からカプセルが降ってきて閉じこめられタールを流しこまれ苦しむ。セブンはパンチや星人の頭を地面に叩きつけるなどの肉体戦で善戦したものの、途中星人は自分の手を炎でまといセブンを攻撃し、セブンの体を回し投げ、目からビームを出し、セブンを倒し、カプセルへと入れた。ウルトラ4兄弟は悶え苦しみ、彼らはブロンズ像になってしまった。勝利をえた星人をその場所から姿を消した。

 

ー地上ー

『あ、隊長。』『ウルトラ5兄弟が。』側にきたTACの隊員は目の前の現実に衝撃を受けていた。竜隊長はじっとウルトラ5兄弟のブロンズ像を見つめていた。夕陽に輝く彼らの肉体がこの世界の滅亡を証明しているようであった。

 

(中尉…この世界でも…悲劇が…私の力では…ウルトラ5兄弟…あなた方に頼りっぱなしだったために…あなた達の死は無駄にしませんわ!きっとあの星人を倒してみせますわ!たとえ光武二式が壊れていても、勝ってみせますわ!)すみれは夕陽に輝くウルトラ5兄弟のブロンズ像に誓った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーサクラ次元ーバスコが来た世界ー

ー地下ー秘密の部屋ー

『おお、田沼さん、無事でしたか。あやうく死ぬ所だった、他の皆さんは?』花小路伯爵達賢人機関はひそかに秘密通路から帝都東京を脱出しており、この部屋で落ち合う予定をしていたのだったが、そこには田沼晴義ただ一人しかいなかった。

 

『あ〜花小路さん、そんな心配する必要ないんですよ。だって…皆さん…地獄で楽しく暮らしていますから!』天井から黒い影が現れた。

 

『な、何を!』

 

『もう華撃団は必要ない…これからはヤフキエルが日本を支配する。私が日本の王になる!そのために他の賢人機関の皆さんには死んでもらいましたよ、さあ、次は貴様だ!やれ!さくら!』花小路伯爵の体を日本刀が貫いた!

 

『が、がは…』花小路伯爵はその場に倒れこんだ。胸から血が流れ出ている致命所であるため多分助からないだろう。

 

『私にとってはこっちの花組のほうが好きなんだがね、なあ…』

 

(ん、会話しているぞ…あ、あの集団の名は…)花小路伯爵は最後の力を振り絞って胸ポケットから紙を出して血で名前を書いた。聞こえてきた名前を聞いた。

 

『ま、まさか…』

そのメモには”さくら”、”あやめ”、

”すみれ”、”ゆり”、”らん”と書かれていた。

 

 




次回予告
隊長『我々は戦うわなければならない!たとえどんな強い相手だろうと負けを認めてはいけない!』
隊長『次回 サクラ大戦4 海に散りし命 第二十四話自分達が 太正桜に浪漫の嵐!』
バスコ『創世王…一応使えたか…』


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自分達が

章の分類分けはなんとか改善していきます。それではどうぞ


ー昭和48年ー

ウルトラ次元ーエースの世界ー

ーウルトラ5兄弟ブロンズ像周辺ー

『隊長?』『違うわ、これは夢だわ、私達悪い夢を見てるのよ、こんな事があるもんですか。』『残念だが、これは夢でもなんでもない、非情な現実だ。ウルトラ5兄弟はもう…我々の前に帰ってくる事はないだろう。』『エ…エースが負けるなんて…そんな…』『エース、すまない、俺達がピンチになった時、エースがきっと助けに来てくれると思っていたんだ。それでスペースがやられた時、エースを星人に渡せなんていっちまって。』TACの隊員達はウルトラ5兄弟のブロンズ像を見て絶望していた。

 

『非情な現実…希望すらも…抱けない…乗り越えなくてはいけないんですよ…』

 

『すみれさん…あなたは…』すみれが話しながらTACへと近づいていった。

 

『私の想い人の死体も…頭と体を分断され…生きているという希望すら抱けなかったんです…夢と思いたいんですが……夢だったのならばどんなにうれしかっただろう…』すみれはまた泣いていた。泣いてはいけないのに、涙が溢れる、止められない。大神の死を乗り越えるのは彼女には無理なのだろうか?

 

『地球人よ!TACよ!降伏しろ。地球を我々に渡せ、無駄な抵抗をやめろ!さもなくば、地球は地獄と化し、地球人は我々ヒッポリトの奴隷になるのだ、TACよ返事をしろ、地球を我らに引き渡すか。』ヒッポリト星人は巨大な映像を山に投影し、TACに降伏を迫った!

 

『断る!君達の要求を聞きいれる事は出来ない!この地球は我々人間の物だ、TACは自分達の土地を死んでも守る!』竜隊長は完全と星人の聞き入れを断った!

 

『馬鹿者めが!もう一度考えるのだ!いい答えを出せるまで待ってやろう!』ヒッポリト星人の映像は消えた。

 

『隊長、あんな返事をしていいんですか?』吉村隊員は隊長に近づき尋ねた、ウルトラ5兄弟ですら勝てなかった相手にさずかにビビっているのだろう。

 

『馬鹿野郎!ウルトラ5兄弟を見ろ!彼らは自分の星でもない地球のために死んだんだ!我々も戦うんだ!』山中は吉村を怒鳴りつけた。

 

『でも、勝てるかどうか。』

 

『勝つんだ‼︎』

 

『本部へ引き上げる。』竜隊長の指示に従いすみれは自分の車に、他の隊員は別の車に乗った。

 

ー街ー

『なんだ、あれは?』『どうしたのかしら?』なにやら人が集まっていた。

 

『止まれーー』人々がTACの車を止めさせた。

 

『星人を攻撃するのは、やめろ!』車から降りたTAC隊員達に向かい人々は叫んだ。

 

『馬鹿な事言わないでください。』山中は人々に反論した。

 

『俺たちの街を焼かれるのはもう嫌だ!』さっきの攻撃によって被害を受けた街の住民の人々であった。

 

『考えてみてください、地球を渡したら、我々は奴隷になってしまうんです!』

 

『地球を渡す事と、我々が奴隷になる事とは別の事だ。』『第1、ウルトラ5兄弟ですら勝てない相手にかなうわけないじゃないか。』人々の意見に対して山中が混乱してた時竜隊長が人々の前にきた。

 

『みなさん、我々にもう一度チャンスをください。』

 

『TACは星人に勝てるのか!』

 

『TACでは、ありません、これは地球と宇宙人との戦いです。もし私達が負けたら、人間は宇宙人の支配を受けなければなりません、地球を渡すだけでなく、やがては心まで宇宙人に渡す事になるでしょう、皆さん、我々を信じてください。今度の星人との戦いには必ず勝ちます、我々6人、6つの魂を失なっても、地球に住む36億の魂を星人に渡さなければ、それはTACの勝利です。』隊員は基地へと帰っていった。

 

(中尉…自分の命がなくなったとしても私達が死ななければ我々花組の勝利という事なのですね、やって私は気づけました、私はTACと協力して星人を倒しますわ、それが私の今回の修業ですわ。)すみれは心の中で誓った。

 

ーサクラ次元ーバスコが来た世界

DS社

『いやー、おじさんきっまえいいーこんなにもバナナくれるなんてー、モン良かったなー』

 

『バスコさん、あなたの方はどうですか、蛮野さんからの協力は。』

 

『もっちろん、協力してもらったよーあの世界を使えば俺の一番欲しい物が手に入りますから。大半の仮面ライダーは気づいていない、創世王…一応…使えたか』

 




次回予告
梶田『我々、地球人が勝てる確率はかなり低い。だが、今回の戦い勝たなければならない、未来のために。』
梶田『次回 サクラ大戦4 海に散りし命 第二十五話 TACの意地太正桜に浪漫の嵐!』
梶田『すみれさん、あなたの機体直せるかもしれません。』


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TACの意地

サクラ大戦熱き血潮の特典DVD内容めっちゃよかったが、古いためか映像がすごいあれて残念だー!どうぞ


ー昭和48年ー

ウルトラ次元ーエースの世界

TAC本部ではヒッポリト星人の秘密を検討し、星人をやっつける方法を発見するため、深夜まで会議が続けられた。神崎すみれの持ってきた黒乃巣会黒鬼会、パリシィの資料を参考に街に出たヒッポリト星人は投影映像だとし、本物の星人を探しだし、細胞破壊ミサイルを当てるという作戦に決定した。それぞれの隊員は準備に戻りすみれは梶から修理道具を借り、自ら光武二式を修理し始めた。光武はすみれの実家神崎重工が作っているため設計図は何回も見た事あったし、緊急時のために紅蘭から応急修理の仕方も教えてもらっていたが、ここは別次元交換するパーツはない。精々装甲を直すくらいしかできなかった。

 

『わたくし、タックスペースやファルコンには乗れませんから、なんとか光武を動かさなければ、今のままでは動くことすら。』すみれは必死に光武を修理をしていると、横から梶隊員が声を掛けてきた。

 

『すみれさん、あなたの光武修理出来るかもしれません。』

 

『えっ、梶さんそれは本当ですか!』すみれは梶に詰め寄った。

 

『ええ、なんとか蒸気についてわかりましたが、完全に修理は無理でしょう、かなり内部にダメージが蓄積されていますね、それにパーツもないに等しい。ですが、あと一回動かす事は出来そうです。我々人間が勝つにはこれくらい抵抗しなければなりません。』梶は昔の資料を元に蒸気が出る機械をすみれに渡した。別次元のせいかかなり違うが、これで我慢するほかなかった。

 

『この光武には今までかなり無理をさせてきましたから、仕方ないかもしれません、あと一回、星人を倒すために使わせていただきますわ。早速隊長さんと相談させてもらいますわ。』すみれは指令室へと向かおうとしたが、外に出ようとする竜隊長へ声をかけた。

 

『隊長さん、どちらへ。』

 

『ええ、ちょっと散歩に。』

 

『隊長さん、嘘はよくないですわね、私も行きますわ、光武の修理は大体終わりましたので。』

 

『はは…するどいな、じゃあ行こう。』すみれは竜隊長が死亡した運転手の家に行くことがわかったようだ。

 

ー運転手の家ー

竜隊長とすみれは運転手の娘と父親の死の話をしていたら、運転手の息子が現れ、話かけてきた。

 

『エースもやられちゃつたんだ、TACやおねえちゃんが星人と戦ったからいけないんだぞ、星人の言う事を始めから聞いていれば、父ちゃんもエースも死ななくてすんだんだよ。』

 

『ヒロシ君、君の言う事はよくわかる、だが地球は君だけのものじゃない、みんなのものなんだ。沢山の人間が住んでるんだ。それなのに何の理由もなしに、地球も自分のものにしようとしている星人は許すことができないんだ。…ヒロシ君…誰かが君の大切にしている物を黙って持って行こうとしたら、君は怒るだろう。今、星人は人間達の宝物である地球を黙って自分のものにしようとしているんだ。私達は怒らなければいけない。』

 

『でも、星人は強いんだよ。』ヒロシはたじろぎつつ反論した。

 

『ですがね、星人にも命はございますわ、倒せない事はありませんわ。』

 

『私にも命はある。命と命を交換すれば………君のお父さんの仇は必ずとってあげる。』竜隊長は握手するための手をヒロシにだしたが、ヒロシはその手を握ろうとはしなかった。

 

『ヒロシ君、約束はやぶりませんわ、絶対に。』すみれは自信に溢れた顔でヒロシの方を見た。

 

『さあ、帰る時間だ、すみれさん、行きましょう。それじゃ失礼します。』竜隊長は部屋から出ようとしたが。

 

『隊長さん!ちょっと待ってください。』娘さんはタンスの上にあるお守りを隊長に見せた。

 

『お守りです。父はこのお守りを持って20年間無事故ですごしてきたんです。ところが、あの日、このお守りを忘れて出掛けてったんです!…これを持ってってください!命のお守りです!』

 

『隊長さん…私は物には魂がこもっていると、だから大切な物には魂が宿っているから助けてくれるんです。』すみれは舞台女優として様々な小道具を持ってきていたので、物の暖かさや物魂などを理解していたのだ。

 

『ありがとう。』竜隊長は笑顔で娘に礼を言った。

 




次回予告
ナレーション『さあ、次回のサクラ大戦4 海に散りし命第二十六話奮闘せよ竜隊長!ではなんとTACによる星人撃退作戦が展開されるんだよ、さあ竜隊長は星人を見つけらるのでしょうか?さあ明日もみんなでみよう。』


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奮闘せよ竜隊長!

蛮野編はなんとなく順調にかけていますが、少し話がややこしくなるかもしれません。それではどうぞ


ー昭和48年ー

ーウルトラ次元ーエースの世界ー

ー街ー

TACは街に現れた偽物の宇宙人と戦い星人が街に気を取られているうちに山にいる星人を竜隊長とすみれが狙う作戦を実行しようとしていた。

 

『TACも降参したと見えたな、ウルトラ5兄弟は死んだ!もうお前達地球人を守ってくれるものはだれもいないのだ!』星人はビルを焼き、風を吹かせ街をぐちゃぐちゃにしていた。

 

『現れたな、今回の我々の作戦はあくまで星人の注意を引き離す事だ。無茶な事はするな!』『了解!』臨時指揮官山中はファルコンとスペースに攻撃を開始させた。もちろん、今までと同じようにミサイルなどを星人に向けて撃ってもすり抜けてしまった。

 

『TACよ、無駄な抵抗はやめたほうがいい。潔く我々の奴隷になるがいい!』星人は余裕をかましていたが既に竜隊長とすみれは山中の星人の本体のすぐそばまで来ていたのだ。

 

ー山中ー

竜隊長が細胞破壊ミサイルをセットし、星人に向かって撃ち、続けざまにすみれが光武二式を巨大化するために準備していた。星人に見つからないように竜隊長は身を潜めながら星人に近づいた。

 

『地球人よ、我々の奴隷になるのだ!』星人はカプセルの中にいた。

 

『やっぱりそうか、星人はこの谷からスモッグを利用して自分を空に映しだしていたんだ。TACは幻と戦わされていたんだ。』竜隊長は星人に近づき星人がいるカプセルに向けてミサイルを撃ち、カプセルは大爆発した。それにより街の星人の映像は消えた。それを見たすみれはすぐに光武二式を巨大化し、乗り込み星人に向かった。

 

『今ですわ、神崎風塵流 鳳凰の舞!』すみれは光武二式のエネルギーを全て使い、星人にぶつけた!

 

『ギャアあああ!』星人の体は炎に包まていた。星人はかなりもがき苦しんでいた。

 

『も、もう光武二式は動けませんわ、ろくに修理なんて出来ませんでしたから、仕方ないといえば仕方ないのですが…でもこれで星人を倒せましたわ。まあ、帝劇のトップスターたるわたくしに倒されるとはなんて運がいい星人なのでしょう。』だが、星人は口から風を吹き体を回転させる事により自分を包んでいた炎を消した。

 

『何ですって!』

 

『甘いな、この程度の炎では俺を焼く事は出来んぞ!本気の炎を味あわせてやる!啖え!』星人は光武二式に向かい炎を放つ。

 

『きゃああーあ、熱い、気温調節機も壊れています…今、光武から出たら直接燃やされてしまいますわ……ど、どうすれば…す、すこしでも光武が動かせさえすれば。』

 

『おい、すみれさんの機体が危ない!援護するぞ!』『了解!』街から戻ってきた隊員達はファルコン、スペースで星人を攻撃し、星人の注意を離した。

 

『あ、ありがたいですわ。』すみれはなんとかそのすきに光武二式から出て光武二式を小さくし、すぐさま応急修理を始めた。

 

(なんとか……もう一度……)すみれはなんとか光武二式を再び動かすために修理していた。そのころ、ファルコン、スペースはなんとか星人を撃退しようと奮闘したが、星人のミサイルにあたり二機とも墜落し、TACは地上の竜隊長と合流しての銃を撃ちはじめたが、あたりを火で囲まれてしまった。

 

『隊長ー!一体どうすれば!』山中達の周りをすぐさま火が囲んだ。

 

『はっはっはっはっ!まあ地球人がここまでやるとは思わなかったぞ、たが、貴様らは所詮、我々の奴隷になるしかないのだ!』(このままではTACは負けてしまう!すみれさんの奮闘が無駄になってしまう、一体どうすれば)

 

『くそ…お、なんだあれは⁉︎』上空から緑色の玉が降りてきた。その中からウルトラの父が現れた。




次回予告
ナレーション『さあ、次回のサクラ大戦4 海に散りし命第二十七話奇跡ウルトラの父ではなんとウルトラマン達の父親ウルトラの父が現れ、星人と戦い始めたんだ、だが、長旅により父のエネルギーはほとんど残されていなかったんだ。さあ明日もみんなで見よう。』


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奇跡!ウルトラの父

今回のすみれ編で第一章を終了とし、同時に第ニ章巴里華撃団編も終了させていただきます。織姫、アイリス、さくら修行編は第四章とし、巴里華撃団とブレーメンの音楽隊との戦いは第五章とさせていただきます。明日からは第三章を重点的に投稿させていただきます。融合編
????????編、蛮野編を投稿する予定です。それではどうぞ


ー昭和48年ー

ーウルトラ次元ーエースの世界

ー山中ー

なんと遠くウルトラの星からウルトラ兄弟達の父親ウルトラの父が現れた。

 

『ダァッ!』ウルトラの父はまず持ってきたウルトラアレイのフラッシュにより星人を目をくらまし、炎に包まれている隊員達を手から風を出し消化し、側にあったエースの像の緑のブロンズをとり元の赤銀色のエースの姿へと戻した。

 

『ファエェェ!』星人は父に向かって突っ込んできたが、逆にチョップを食らわされ、地面に叩きつけられ、円形のビームカッターを頭にぶつけられ、星人の頭が爆発した。

 

『シュウワ!』父は続けて星人に向かい地面に叩きつけ、フライングキックを食らわせ、ウルトラアレイで目を眩ました。

 

『ファエェェ!』星人は地面に床をつけたが、それは父を油断させるための罠であり、すぐさま自分の頭の触角を点滅させ、逆に父に目くらましをし、父の足元にビームを放ち、父は膝をついた。

 

『ファエェェ!』このチャンスを逃すかと星人が父に襲いかかりさっきのおかえしといわんばかりに地面に叩きつけた。

 

【ファウン、ファウン、ファウン】父の胸にあるカラータイマーが青から赤に変わり点滅し始めた。なんとか父は立ち上がるが、星人に何回も打撃を食らわされ、もうもうヘトヘトであった。

遥かM78星雲から息子達を救いにやってきたウルトラの父は今まさに力つきようとしていた。長い長い旅の間にすっかりエネルギーを使い果たしてしまったのだ、頑張れウルトラの父負けるな。

自分の死を悟ったウルトラの父はなんとか立ち上がり自分のカラータイマーを投げ、エースにエネルギーを与え、エースの目に明かりがともりエースは復活し、父の目から明かりが消え父は死んだ。

 

『ダァァァァ!』復活したエースは飛び上がりフライングキックを星人に食らわせた。

 

『エースが生き返ったわ。』『よし、エースを援護するぞ!』『了解!』TACは銃を構え、星人の周りへと向かった。

 

『あと一撃……中尉……私に力を…』すみれはボロボロになった光武二式と大神に渡すつもりだったネクタイをぎゅっと抱きしめ、ビックライトをあて光武二式を巨大化させた。

 

『テェェェ!』エース、そこだ!パンチ、それキックだ!後ろに投げつけろ!地面に叩きつけてやれ!そこだ!パンチレーザー!エースの猛攻により、星人はたじろぐ、父との戦闘の疲れにより星人は疲れていた、だが、負けじと星人もエースのキックを避け、エースを地面に叩きつけ、エースに向かって走ったが、その力を利用され、後ろに投げつけられた。そしてエースからまたもフライングキックを食らわせられ、倒れこんだ星人をエースをつかみTACのいる方へ向けた。

 

『星人の頭に向かって、一斉攻撃だ!』TACの隊員は星人めがけて銃を放ち、星人に当てた。

 

『エースさん、私にも協力させてくださいまし。』すみれは巨大化した光武二式から出てエースに呼びかけた。それに応じるかのごとく、エースは星人をすみれの側に送った。

 

『中尉……行きますわ!神崎風塵流!天馬の舞!』すみれは霊力を振り絞り背中の翼を広げ周りを燃やしつくし、星人の体を薙刀で、貫いて空中へと放り投げ、エースは放り投げた、瞬間星人に向かってメタリウム光線を放ち、星人の体は大爆発した。

 

『もう、あなたとは本当にお別れですわね。お休みなさい…光武…ありがとう…』すみれが光武二式から降り少し離れた所で光武二式は大爆発した。

 

『エエェェ!』エースはカラータイマーを投げ兄弟達にエネルギーを分け与え、ウルトラ兄弟は蘇った。兄弟達は再開を喜んだ、だが同時に父の死に悲しんだ。兄弟達は父のもとへと向かった。

ウルトラの父は死んだ。5人の子供達を助けるために死んだ。さようなら、ウルトラの父あなたは夜空の星になるのです。

兄弟達は父の体を持ち、エースを除いたウルトラ兄弟達はウルトラの星へと帰っていった。

 

『さあ、帰ろう。』竜隊長達は基地へと帰ろうとした、その時声が聞こえた。

 

『たーいちょうー』なんと高い岩かげから北斗と南が現れた。

 

『北斗ー』『南隊員も』TACのメンバーは再開を喜んだ。

 

ー夜ー

ー運転手の家ー

北斗と竜隊長とすみれは星人を倒した報告をするために運転手の家に来ていた。

 

『ああ、これお守りありがとう。これおかえしします。』竜隊長は運転手の娘にお守りを返そうとした。

 

『いえ、ずっと持ってらしてください、父の変わりに。』

 

『ありがとう、しかしこのお守りはヒロシ君が持つべきです。君のお父さんが生きていたら、きっと私と同じ事をするだろう、いつか君にもお父さんの気持ちがわかる日が来る。その時もう一度このお守りを見るといい。』

 

『きっとわかりますわ、その人の事をずっと忘れなければ…』

 

『うん!』

 

『さあ。』竜隊長はヒロシにお守りを渡した。

 

『あら、一番星!』空を見上げると満開の夜空の中に輝く一番星があった。

 

『おお、綺麗な星だなあ。』

 

『星のお父さんみたいだなあ。』

 

『あれはウルトラの父の星だよ』

 

『僕のお父さんの星は?』

 

『お父さんの星も同じさ。』

 

『ふーん。お父さーーーん!』ヒロシは叫んだ星になった父に聞こえるようにと。

 

『あ、あそこの星は。』別方向に小さな星がたくさんあり、その中で一番星が堂々と輝いていた。

 

『お姉さん、多分あの星はお姉さんの大切な人の星だよ。』

 

『中尉の?』

 

『だって、あんだけたくさんある星の真ん中で光輝いて、みんなをリードしてくれるような星なんだぜ、きっとそうだよ。』

 

『そうですわね、中尉、これからもよろしくお願いします。』すみれは涙を頬に伝わせ笑顔で星を見続けた。(二人の距離はだいぶ離れてしまいましたね、しかし、あなたはそこにいます、それだけでわたくしは心強いですわ、神崎すみれのこれからの人生という名の舞台、星になって見続けてくださいまし、中尉、愛していますわ。)

今宵の星も光輝く。

 




次回予告
エリカ『大神さん…みんな…泣いています、辛いです、悲しいです、なんであなたは来てくれないんですか…』
エリカ『次回サクラ大戦4 海に散りし命 第二十八話 聞けなかった答え 愛の御旗のもとに…』
エリカ『私…隊長失格ですね…』


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プロローグ、第一章のあらすじと登場人物紹介

巴里華撃団の紹介はまた後日投稿します。


登場人物

サクラ次元ーバスコが来た世界

ープロローグー大神の死

第一章帝国華撃団修行編

 

大神一郎…帝国華撃団隊長として帝都を2回救い、巴里華撃団隊長として巴里を救った。巴里から帝都に帰る船にてバスコの罠にかかり死亡。希望の種所持者、登場回…第一話、第四話

 

真宮寺さくら…帝国華撃団花組の一人、破邪の力という不思議な力を持っている。只今別次元へと大神一郎の死を乗り越える修行に行っている。必殺技は《破邪剣征桜花天昇》登場回…第一話、第ニ話、第五話、第六話、第七話、第八話

 

神崎すみれ…帝国華撃団花組の一人、帝劇のトップスターであり、神崎財閥のご令嬢。修行のためウルトラ次元のエースの世界にてウルトラマンエース、TACと協力してヒッポリト星人を倒した。必殺技は《神崎風塵流鳳凰の舞、神崎風塵流天馬の舞》登場回…第ニ話、第五話、第六話第八話、第二十話〜第二十七話

 

マリア・タチバナ…帝国華撃団花組の現隊長。大神の代わりに隊長を務めた。修行のためゴジラ次元のヘドラの世界にてヘドラを倒した。必殺技《リディニーク、ゼシュセット・リディニーク》登場回…第ニ話、第五話、第六話、第八話、第十一話、第十二話

 

イリス・シャートブリアン…帝国華撃団花組の一人。超能力を使える。修行のため現在別次元に行っている。必殺技は《イリス・プロディジュー・ジャンポール》登場回…………第ニ話、第五話、第六話、第八話

 

李 紅蘭…帝国華撃団花組の一人。発明が得意で、光武の整備士でもある。ゴジラ次元の機龍の世界にてGフォースと協力し、ゴジラとナポギストラーを倒した。必殺技は《チビロボ二式》、登場回……第ニ話、第五話、第六話、第八話、第十五話〜第十九話

 

桐島カンナ…帝国華撃団花組の一人。桐島流という琉球空手を使える。サクラ次元のバスコが来た世界にてウルトラマンレオに戦いの意味を教えられた。必殺技は《公相君、光総武拳》登場回……第ニ話、第五話、第六話、第八話、第九話、第十話

 

ソレッタ・織姫…帝国華撃団花組の一人。大神一郎と帝国華撃団花組の中で一番心通わせていた。必殺技は《オーソーレ・ミーオ》只今、別次元にて修行中。登場回………第一話、第ニ話、第五話、第六話、第八話

 

レニ・ミルヒシュトラーセ…帝国華撃団花組の一人。寡黙な少女ファフナー次元のK世界にて来世繰、日野美羽と出会い心の大切さを知った。必殺技《ブラウアーフォーゲル》登場回…………第二話、第五話、第六話、第七話、第八話、第十三話、第十四話

 

ー米田司令ー

帝国華撃団総司令および帝国歌劇団支配人。大神一郎を巴里から帝都に戻る指示をした。帝国劇場の爆発に巻き込まれ死亡。登場回…第二話、第五話

 

ー藤枝副司令ー

帝国華撃団副司令および帝国歌劇団支配人秘書。誰にも聞こえなかった音を聞きとるなど勘はとても鋭い。帝国劇場の爆発に巻き込まれ死亡。登場回…第二話、第四話、第五話

 

ー高村椿ー

帝国華撃団風組の一人。帝国劇場の売店の売り子だった。帝国劇場の爆発に巻き込まれ死亡。登場回……第五話、第六話

 

ー榊原由里ー

帝都華撃団風組の一人。帝国劇場の事務員だった。帝国劇場の爆発に巻き込まれ死亡。登場回…第六話

 

ー藤井かすみー

帝国華撃団風組の一人。帝国劇場の事務係だった。帝国劇場の爆発に巻き込まれ死亡。登場回…第六話

 

ー清流院琴音、太田斧彦、丘菊之丞ー

帝国華撃団薔薇組の三人。帝国劇場の爆発に巻き込まれ死亡。本編未登場

 

ー加山雄一

帝国華撃団月組の隊長。帝国劇場の爆発に別任務に参加していたため巻き込まれず、一部の月組隊員は爆発に巻き込まれ、加山と同じく別任務へと着いていたため無事だった。現在は別次元にて情報を集めている。鎧をスーパー戦隊次元から呼んだのは加山である。登場回……第八話

 

ードラえもんズー

メンバーはドラえもん、ドラメッド3世、ドラリーニョ、ドラ・ザ・キッドドラニコフ,王ドラ、エルマタドーラこの七人は友情テレカという古代遺跡で協力して見つけた宝によって繋がっている。ドラパンと協力してアチモフを倒した後どこでもドアの不調で間違ってこの次元にきてしまった。

登場回……第三話、第五話、第七話、第八話、第十二話

 

ー現れた敵ー

スーパー戦隊次元

ーキョウリュウジャーの世界

ー百面神官カオスー

キョウリュウジャーとの戦いにて復活したデーボスとともに技のエネルギーによりこのサクラ次元へと来た、デーボスの意思を自分の右手に移らせた。

つい最近まではDS社にて”怒りの戦騎ドゴルド”、”悲しみの戦騎アイガロン”とともに体を休ませていたが、再びスーパー戦隊次元のキョウリュウジャーの世界へと戻った。殺戮革命連合のトップとデーボスを創り出した創造主デビウスと繋がりがある。

登場回第二話

 

ーバスコ・タ・ジョロキアー

かつてゴーカイジャーによって倒されたが、殺戮革命連合のボスの力により復活、殺戮革命連合のナンバー2で大神一郎を殺し、帝国華撃団を一瞬で全滅させ、帝国劇場を爆破させ帝都を壊滅させ、巴里華撃団を圧倒した。目的はデーボス復活のための感情を集めるために華撃団を苦しめている。ちなみにモンというサリーに似た猿をペットにしている。登場回…第二話、第四話

第七話、第八話、第十九話

 

用語紹介

ー殺戮革命連合ー

様々な組織が集合し結託した組織である。主に活動を始めたのは第二章からである。トップはデビウスと繋がりがあるようだ。かつて創世王や他の仮面ライダーに倒された敵を復活させた。

今はトップは眠っているため、NO.2であるバスコが連合を率いている。

 

ー帝国華撃団ー

かつて降魔とよばれる怪物およびそれらを使い人々を脅かす存在を量子甲冑を使って撃退するために作られた部隊である。普段は帝国劇場にて帝国歌劇団として舞台活動をしている。主に隊員は女性である理由は量子甲冑は霊力の高い人間しか操る事が出来ないためであり霊力が高いのは女性しかいないからである。ちなみに光組が現在8兆ほどあるサクラ次元の並行世界を回った所霊力が高い男性は大神一郎以外見つかっておらず、例外としてある世界群に属する10個くらいの世界では大神一郎を超える霊力を持つ男性が存在し花組に入っている。

 

花組

霊子甲冑に乗り敵と戦う。

 

風組

花組のサポートをする

 

薔薇組

魔神器と呼ばれるものを守る部隊。

 

光組

大神一郎の意志を継いだドラパンが数名の有志を集って作った。

 

ー希望の種ー

地球人5人が所持している不思議な力人間の心の中にある光を集める力がある。現在持っているとわかっているのはウルトラマン次元”マドカ・ダイゴ”

”春野ムサシ”、サクラ次元”大神一郎”

残りの2人はスーパー戦隊次元にいるとされている。

 

ーカンナ編ー第九話カンナの涙、第十話獅子の瞳

場所 サクラ次元ーバスコが来た世界

黒潮島

ー登場人物ー

ウルトラマンレオ

ウルトラ次元M78星雲から調査のためたきたウルトラマン。格闘戦を得意としている。カンナに戦う意味を教えた。

 

ーマリア編ー第十一話人間が作りし魔第十二話俺が愛したサイボーグ

場所 ゴジラ次元ー昭和の世界

駿河湾

ー登場人物ー

富士宮ミキ

海岸にいたマリアに声をかけた、自身の恋人を亡くした辛い経験や戦争、怪獣について教えた。

 

矢野研

ミキの死んだ恋人の弟。ヘドラが工場地帯に現れた事を教えた。

 

一之瀬明

死んだサイボーグの恋人の遺した怪獣の動きを操る装置を使いヘドラの動きを止めた。

 

 

ーレニ編ー第十三話約束された死。 第十四話ー隊長ーあい

場所 ファフナー次元 K世界

ー竜宮島ー

ー登場人物ー

真壁一騎、遠見真矢、近藤剣司、羽佐間カノン、西尾里奈、西尾暉、立上芹

堂馬広登。ファフナーパイロットとして島を襲うフェストゥムと戦う。

ちなみにかつて要咲良という女性もいたがフェストゥムによる同化という攻撃により意識をなくして、前線を離脱した。

 

日野美羽

竜宮島で出会ったフェストゥムの気持ちがわかる人間の一人。

 

来世繰

フェストゥムが人間との会話のために送り込んだ人間型フェストゥム、レニに感情の大切さを尋ねた。

 

皆城総士

かつてミストというパイロットを救って死亡したと思われてたが奇跡的にフェストゥムの側にいた。一騎と連絡をした。

 

ー紅蘭編ー

第十五話ナポギストラーの大逆襲

第十六話第十七話第十八話第十九話、ゴジラ×メカゴジラ×モスラ×光武二式×ナポギストラー1〜4

 

中条義人

機龍と呼ばれるゴジラに対抗するために昔現れたゴジラの骨を使ったロボットの整備士、紅蘭に協力していて現在ある量子甲冑の改良をしている。

 

中条瞬

義人の甥。モスラを呼ぶために学校の校庭にモスラの紋章を机を並べて描いた。

 

中条信一

かつてインファント島と呼ばれる島に言語学者として行った。その時に体の小さな女二人組小美人と出会った。小美人が悪人に連れさられモスラに東京が襲撃された時悪人から小美人を取り返した。

 

秋葉恭介

機龍のパイロット。バスコから帝劇について聞かされていた。理由はバスコがナポギストラーの監視ロボットを機龍の側に入れるため。

 

ナポギストラー

かつてドラえもん次元にて独立国家を作った機械。復活してゴジラをコントロールしようと機龍をコントロールしようとした。

 

ーすみれ編ー

第二十話首のとれた人形

第二十一話側にいない

第二十二話星人陽動作戦開始せよ!

第二十三話全滅!ウルトラ5兄弟

第二十四話自分達が

第二十五話TACの意地

第二十六話奮闘せよ竜隊長!

第二十七話奇跡!ウルトラの父

ウルトラ次元ーエースの世界

 

竜隊長

超獣の襲来により全滅した地球防衛軍の代わりに作られた組織TACの隊長。ヒッポリト星人に対してすみれと協力し、助けられなかった家族の家へ行くなど責任感ある隊長である。

 

山中、今野、美川、吉村、梶隊員

星人に対して戦闘機タックファルコンタックスペースに乗り込み星人と戦かった。

 

北斗、南隊員

二人のリングが光った時互いのリングを合わせるとウルトラマンAに変身できる。星人の罠にかかり一度死ぬが、ウルトラの父に命を救われ、すみれとTACと協力して星人を倒した。

 

ウルトラ兄弟

ウルトラマン、ウルトラセブン、ゾフィー、ウルトラマン2世がメンバー。

エースが出した救難信号を見て地球に駆けつけるが、星人の罠にかかり命を落とすが、ウルトラの父からエネルギーをもらい復活した。

 

ウルトラの父

ウルトラマン達のピンチに現れたが長い長い地球への旅でエネルギーを使い果してしまい残ったエネルギーでエースを復活させ死亡した。

 

ひろし

ヒッポリト星人により父を殺された少年、すみれには彼の気持ちがよくわかったようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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第二章 巴里華撃団対殺戮革命連合軍編
聞けなかった答え


今回から巴里華撃団編です。すみれ編の続きはこのシリーズが終わったら投稿させていただきます。それでは、どうぞ


太正十六年巴里

ーシャノワールー支配人室

そこには椅子に座ったグラン・マとドラえもんが話していた。

『で、ムッシュの死体は一時的に大帝國劇場跡のミカサ格納庫よりも地下深くに埋めたんだね。』

 

『はい。一時的にそこに埋めて置きます、はまぐりパックで腐敗しないようにしておきました、今回の戦いが終わってからしっかり墓に埋めてあげるのが一番いいと思うんです。それに…ずっとここに大神さんの死体があっては辛くなるだけだと思うんです。』ドラえもんはグラン・マと話をしていた。

 

『すまないね、ムッシュドラえもん、確かに彼女達が悲しむのはよくわかるんだよ、踊りにキレがなくなってるんだよ、彼女達は笑えてないんだよ心の中ではずっと泣いているんだよ、見ているこっちも辛くなるんだよ、特にエリカは深刻だね。客にも何かあったのかって苦情が来るぐらい酷いね、まあ、今は悲しいだけだろう。』ドラえもんは秘密道具で機嫌を良くする事は出来るのだが、あえて道具は使わなかった。

(キツイ選択かもしれないけど、乗り越えなくちゃいけないよ、頑張ってください、皆さん。)

 

 

ー屋根裏部屋ー

エリカは泣いていた。大神の死体を見て一週間ずっと1人でいる時は泣いていた。

(大神さん…)彼女は大神と別れた最後の日の事を思い出していた。

 

 

 

 

太正十五年

ー巴里ー

『エリカ君、帝都に帰る機関車が来るまでは君といたいんだ。』大神はエリカを最終日前日の夜にデートへと誘った。

 

『はい。この限られた時間は私とずっと一緒にいてください。…大神さん…あの…帝都に帰ったら私なんかの事は…きれいさっぱり忘れてください。あなたには織姫さんがいるんですから…』エリカは大神が自分よりも織姫に恋心を抱いていたのはわかっていた、この機会に大神に自分の事なんか忘れて欲しくかった……でも、この時間で私は大神さんときっぱり別れる気であった。

 

『エリカ君!』大神はエリカを両腕で強く抱きしめた。

 

『お、大神さん、あなたには織姫さんがいます!やめてください!私はあなたの事なんて!もう…もう…』

 

『エリカ君!すまない!俺はエリカ君と織姫君両方愛してしまった。どちらと結婚するか未だに悩んでいるんだ!だからこそ!君の事を副隊長に任命したんだ!だからこそ!こんなにも君と別れるのが…辛いんだ。』大神は強く抱きしめながら、目から涙を流していた。

 

『だから、帝都に帰ったら君か織姫君どちらかにプロポーズするか決める。もしかしたら、俺は織姫君を選ぶかもしれない…でも俺は君を選ぶかもしれない。こんな俺でも愛して待っていてくれないか。』

 

『大神さん…ありがとうございます!エリカ!待っています!だから巴里華撃団の事任せてください!』エリカは涙を拭き、笑顔で答えた。

 

『エリカ君…』

 

『大神さん…』

 

 

 

 

 

(大神さん……結局…答え……聞いて…いませんね…エリカ…巴里華撃団…副隊長…失格ですね…)エリカは大神との写真を手に取り、強く抱きしめた。

 

ブーッ!ブーッ!シャノワールに警報が鳴った。エリカは急いで、司令室へ向かった。

 

『巨大な3体の怪人がブルーメールさまの家の上空から現れました!敵の狙いはわかりませんが、既に家の一部が壊されています、怪我人は今の所いませんが!グリシーヌさんや花火さんは家の中に閉じ込めらています。迅速に救助を!』シーが詳しく状況を説明していた。

 

『今回の作戦の最重要目的はグリシーヌ達の救助だよ、怪人の足留めはロベリア、エリカ。救助はコクリコが担当するよ、エリカ、号令を出しな!』グラン・マがエリカを見た。

 

『……………』エリカは呆然と立っていた。

 

『エリカ!聞いているのかい!エリカ!』

 

『あ、はい、巴里華撃団!出撃せよ!』

 

『了解!』5人は光武F2に乗り込み、現場へ急いだ。

 

 

 

 

 

 

ー並行世界ー

『慈愛の戦士ウルトラマンコスモス、貴様の生っちょろい攻撃では私を倒す事は出来んぞ!』

 

『ほっほっほ!この世界も使えそうですね、バスコさんに会う前に彼に会っておきましょう。』眼鏡を掛けた謎の奇術師は不気味に笑う。

 

 

 

 

 

 

 

 




次回予告
花火『封鎖されたグリシーヌの家で私達を待ち構えていたのは私達が見た事がない禍々しい怪人であった。』
花火『次回 サクラ大戦4 海に散りし命 第二十九話 襲来5人の悪魔前編 崩壊!ブルーメール邸 愛のみはたのもとに。』
???『隊長が無能なら隊員も無能だなぁ』


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崩壊!ブルーメール邸

今年のサクライベントが楽しみすぎます!ちなみに私最近睡眠障害になってると思います。まあ、どうぞ!


太正十六年

ーブルーメール邸ー内部

『クッ!出口を塞がれたか、皆のもの怪我はないか?』グリシーヌは屋敷の使用人達に問いかけた。

 

『多少怪我人はいますが、大きな怪我を負った物はおりませぬ、それに花火殿が手当てしてくれているので、大丈夫ですぞ。』この屋敷のメイド長であるタレブーはしっかりと状況判断ができていた。

 

『はい、これで大丈夫です。』花火は怪我人の処置をすぐに終わらせた。

 

『ハハハ!ここにいたか!人間ども!』二つの影が暗闇から出てくる。

 

『貴様らか!よくも!皆に傷を負わせたな!このグリシーヌ・ブルーメルが直々に成敗してくれる!』

 

『俺たちは邪念戦隊ネジレンジャー!お前達巴里華撃団を倒すため、並行世界からやってきた。』そこにはネジレブルーとネジレピンクが歩いてきた。

 

『並行世界?という事は貴様らバスコの仲間か⁉︎』

 

『ああ、そうさお前ら巴里華撃団隊長大神一郎を殺したバスコの仲間さ。』グリシーヌは明らかに敵が自分達を挑発しているのがわかった。わざわざ大神の名を出したのは不自然だ、だが、今のグリシーヌや花火を怒らせるには十分な言葉だった。

 

『貴様あ!』グリシーヌは斧を手に取り襲いかかった。

 

『甘い‼︎』ネジレブルーはグリシーヌの一撃を軽くかわし、斧を掴んだ。

 

『クッ!離せ!』だがいっこうに斧は動かなかった。

 

『ハハハ!光武とかやらに頼らなければ貴様ら華撃団は何の役にもたたないのだな!』軽くグリシーヌを投げ飛ばした。

 

『落ち着いてグリシーヌ、エリカさん達が来るからそれまでタレブーさん達を守るのよ。』花火は弓を後ろに隠し持っていた。

 

『どうした、隊長が無能なら隊員も無能なのだなぁ。』

 

『クッ!』 『グリシーヌ!我慢して!』『だが、花火!お前の頼みとはいえこれ以上私は、が』グリシーヌは花火が唇を噛み締め我慢している顔を見て手の力を抜いた。

 

『わかった…私が悪かった今は皆が来るまで耐えるしかないな。』

 

『ああ、ほかの隊員か。残念だったなあネジレンジャーは私達二人だけではないのだ!』そう!彼ら邪念戦隊ネジレンジャーは5人なのである!

 

 

ーグリシーヌ邸ー

『あそこにいるのが、敵なんだね、ひどい、建物がめちゃくちゃだ。』

 

『たく、お嬢様達の尻拭いとはね、折角の仮出所に戦いとはね。』

 

『まず、私が機関銃で相手の動きを止めてロベリアさんが一気に止めを刺してください!その間にコクリコがグリシーヌさん達を救出してください。』

まずはエリカが機関銃を3人に向かって放った。

 

ババババ!だが彼らにはまったく効かなかった。

 

『なんだ、この攻撃は俺たちを馬鹿にしているのか?』虚しく弾が地面に落ちる。

 

ー司令室ー

『全弾命中しました、だけど、まったく効いていません!』

 

『クッ!これが帝國華撃団を瞬殺したバスコの仲間かい、確かにこいつ等を倒すには光武F2ではキツイねえ。とりあえずはコクリコがグリシーヌ達を救出するため時間を稼いどくれ、コクリコ、屋敷にも敵はいるかもしれない、気をつけな。』グラン・マは内心考えた。

 

(相手は光武F2の武装ではあまり意味がないねえ、第一エリカは本気が出せてないねえ、コクリコやロベリアもそうだ。霊力は持ち主の感情に左右されるからね、両華撃団の司令塔であり、心の支えでもあったムッシュを真っ先に殺す、確かに華撃団を弱体化するにはいい作戦だね。)一方、その頃コクリコは新開発された敵に発見されないよう機体の姿を周りの景色と同化するkxー61を作動させながら瓦礫をかき分けていた。

 

『グリシーヌ、花火ー、どこ⁉︎どこにいるの⁉︎』コクリコは瓦礫をかき分け、グリシーヌ達を探す。

 

『おいおい、俺達に背中を向けるとはなあ』ネジレイエローが何かしようとしたのを察知して、ロベリアはネジレイエローの前に立ちはだかった。

 

『アタシがあんたら全員倒すからさあお子様には積み木遊びさせてんだよ、いいからかかってきっ、グワァ!チッ!』ネジレブラックがロベリア機を片手で突き飛ばし、ロベリア機はコクリコ機のほうに飛んだ。

 

『ロベリア!ぼ、僕が!』コクリコはロベリア機を受け止めようと構えた、だが、『甘いわねえ』ロベリア機に気をとられ背後から来るネジレイエローに気づかなかった。

 

『ほらよ!』コクリコ機を片手で突きとばし、両機はぶつかった。

 

『ははは、何だ弱いなあ、華撃団このまま俺が全滅させてやる。』

 

『いや、こいつ等は俺にやらせろ、俺が先に攻撃したんだ。』

 

『いや、アタシだ!アタシが背後をとったからだ!』

 

『なんだと!よし!今ここで3人のうち誰が強いかはっきりさせてやる!』3人は構えた。

 

 

 

 

ーグリシーヌ邸内部ー

『あいつ等なかなかやる。隙を突くのは難しい、なんとか、光武に乗れれば。』グリシーヌは敵からの攻撃に花火が弓で弾き返すのをただただ見ている事しか出来なかった。

 

『いいかげん、飽きたなあ、さあそろそろ止めを刺すか。』ネジレブルーが大きな球体を出現させた。

 

『あ、あんなの私の弓では弾き返せません。』ここまでか、そう思った…その時!ピンク色のドアから銀色に輝く戦士が敵の攻撃を断ち切った。

 

『ネジレンジャー!これ以上の破壊活動は俺が許さない!』現れた銀色の戦士は海賊戦隊ゴーカイジャーの伊狩 鎧(いかり がい)が変身したゴーカイシルバーであった。

 

 




次回予告
グリシーヌ『強すぎるネジレンジャー!だが我々にもまだ救いはあった。』
グリシーヌ『次回 サクラ大戦4 海に散りし命 第三十話逆転!シルバーただいま参上!愛のみはたのもとに。』
鎧『話は加山さんから聞きました。』


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逆転!シルバーただいま参上!

今回はいつもと比べて少なめです。どうぞ


太正十六年

ブルーメール邸ー内部ー

『き、貴公がゴーカイジャーか?』

 

『はい、話は加山さんから聞きました。バスコは確かにマーベラスさんが倒したんですが、ネジレンジャーもメガレンジャーさんが倒したはずなんです。どうやって生き返った!』

 

『俺達がどうやって生き返ったかしりたいのならば俺達に勝つんだな!ハッ!』ビームが飛んできたがゴーカイスピアでガードをする。

 

『ゴーカイスピアガンモード!』ビームで瓦礫が崩れ、コクリコの光武F2が見えた。

 

『グリシーヌ、花火やっと見つけた大丈夫だった?』

 

『とりあえず、僕の持っている帽子の中に入って!安全な場所まで送り届ける。』コクリコはkxー61をつけその場から立ち去った。

 

『ゴーカイチェンジ!』

【メーガ!レンジャー】こちらではゴーカイシルバーがネジレブルーとネジレピンクと戦っていた

『メガシルバー、オートスライダー。』鎧は二対一でも戦えるよう、彼等の弱点であるチームワークの悪さをつくために、彼等の側を飛び回った。

 

『ええい、邪魔だ、ピンク!こいつは俺の獲物だ!お前はさっさと逃げた奴らを追え!』ブルーがピンクを突き飛ばした。

 

『嫌よ、あんたが行けば!アタシがこいつやるからさあ!』ピンクが負けじとブルーを殴った。

 

『なんだと!今ここで貴様から殺してやろうか。』

 

『上等じゃない!かかってきなさいよ!』二人は睨みあったまま固まっていた。

 

『今だ!』鎧は空高く飛びメガシルバーの変身を解除し、ゴーカイスピアにレンジャーキーを挿しこんだ。

 

【ファーイナルーウェイーブ!】

『ゴーカイシューティングスター!』

 

『何⁉︎グアァァァァァア!』いがみあっていた二人は上空からの鎧の攻撃に対応出来ず、爆発した。

 

『決め!』鎧は爆発の前でポーズをとった。

 

 

 

『チッ!ブルーとピンクがやられた、厄介な奴がいるらしい、一旦引くぞ!』ネジレッド、ネジイエロー、ネジブラックは姿を消した。

 

『ハアハアハア、撤退したか、いや、見逃してもらったってところか。畜生!』ロベリアは怒りのあまり、モニターを叩き割った。

 

『私…もう』エリカはなんともいえない無力感に陥っていた。

 

(なんで!なんで!なんで!私達は倒せなかったの!そんなに私達は弱いの!…………大神さん…………助けてください………)

 

『エリカ、ロベリア、聞こえてるかい?そこら辺にゴーカイシルバーがいるから連れてきてくれないかい、バスコの事や今襲ってきたネジレンジャーの事について調べたいからね。』数分後エリカは鎧を見つけ司令室へと連れて行った。

 

 

 

 

『オーク巨樹、ピエール、イチローどれが使えるんだか?』バスコの顔に笑みがある。

 

 




次回予告
コクリコ『すごいよ!ゴーカイジャー!僕達以外にも5人組のチームが戦っていたんだ、だけど……バスコは…………強すぎる……』
コクリコ『次回 サクラ大戦4 海に散りし命 第三十一話バスコの恐ろしさ。愛のみはたのもとに。』
鎧『記録し〜〜たものだ。』


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バスコの恐ろしさ

今回は8話と同じくゴーカイジャーの説明となります。次回からストーリーが進みます。


ー大正十六年ー

シャノワールー司令室

『海賊戦隊ゴーカイジャーのゴーーカイシルバーの伊狩鎧だ。よろしく。』

 

『凄いよ、さっきの奴らをすぐに全滅させちゃうなんて。』

 

『はい、さっきの奴ら邪念戦隊ネジレンジャーは自分の手柄ばかり求めるからチームワークが非常に悪いんです。そこを突けば、楽勝ですよ。』

 

『そうだ。ゴーカイジャーといえばバスコを倒したんでしょう。弱点を教えてください!』エリカは鎧に詰め寄った。

 

『そうだよ、イチローの仇を絶対うつんだ!』

 

『…話は全て加山雄一という人から聞きました、バスコは確かにマーベラスさんが倒しました。どうやって蘇ったのかも俺にはわかりません。バスコには弱点と呼べる物はありません、パワーも充分あり、素早く、とても強いんです。』

 

『じゃあ、なぜ、キャプテンマーベラスさんは勝てたんですか?』

 

『マーベラスさんはバスコに比べてスピードもパワーも負けていましたでも、バスコには命を大事にするという感情はなく、ただひたすら自らの欲望を満たすのに対しマーベラスさんは自分達の星でもない地球を命をかけて戦うマーベラスさんとの心の差だと思います唯一バスコの仲間だった、サリーをバスコはマーベラスさんを倒すために殺しました、でも、マーベラスさんは必死にサリーを守ろうとしました、その後の決闘でバスコの撃った弾丸からサリーの形見がマーベラスさんを守ったんです。だからチームワークが重要だと思うんです。』

 

『チームワークか、あのバカにも同じ様な事いわれたな…』

 

『大神さん…私達本当に巴里を守り抜けるでしょうか…帝都もボロボロになって…私達も手も足も出せず、やられてしまって…』

 

『……ムッシュ鎧、頼む。巴里華撃団に力を貸してくれないかい?この娘達は今、精神的に辛い状況なんだ。』

 

『ハイ…わかりました。マーベラスさんにも連絡を入れて置きました。すぐにはこれませんが、必ず来ます!まずは俺の事について知ってもらうためにドラえもんさんの秘密道具を使ってビデオを作ってきました。かなり長いビデオです。見てください。』司令室にあるモニターにドラえもんに手伝ってもらい、モニターに映した。

 

伊狩 鎧(ゴーカイシルバー)

『俺は!海賊戦隊!ゴ〜〜カイジャーのゴ〜〜カイシルバー!地球の平和を脅かす悪の宇宙帝国ザンギャックを仲間と一緒に壊滅させたんだ!これはその戦いを記録し〜〜たものだ!』

 

『な、何ですか?このふざけた始まり方は?』メルは鎧に聞いた。

 

『ちょ、ちょっと調子に乗っちゃて

ちゃんと次から始まりますよ!』

そこにはゴーカイジャーの戦いの全てがドラえもんの道具により編集されていた。

 

『別世界ではこんな敵がいるんですね。』

 

『うむ、確かに参考になる、様々な戦士の力を借りて戦うとは。』

 

『うわー色んなロボットが味方してくれてるんだ。』

 

『ザンギャックって奴らはパリシィの奴等より遥かに数が多いな。』

 

『普通の人達も頑張って戦っています、あんなに町がボロボロになってでも。』

 

『そしてここからがバスコとの戦いの記録です。』花組は映像をみながら怒りを覚えた。

 

『バスコ。大神さんを殺した…悪魔!』

 

『くっ!あやつは化物か?姿を変え、あんなに素早く動くとは。』

 

『ひどい、子供の命を盾にしてまで、自分の目的を果たすの?』

 

『けっ!ここまでやる奴とは圧倒的じゃねえか!』

 

『あっ!共にいた仲間を…なんて事を…』

 

『ここからが重要です。マーベラスさんとバスコとの最後の戦いです。』花組は必死に映像を見た。

熾烈なる戦い!互いに一歩も譲らない戦い!帝国華撃団とバスコとの戦いとは遥かにレベルが違った!そしてバスコとマーベラスが勝負を決めた!

互いに倒れたが、マーベラスは奇跡的に生きていて、バスコが敗れた。

 

『以上が俺達ゴーカイジャーの戦いの記録です。』

 

『私達……勝てるんでしょうか?バスコに…』

 

『何を弱気になっているエリカ!私達が華撃団が隊長の仇を討つのだ!』

 

『でも!バスコは今まで出てきた怪人よりも遥かに強いんですよ!私達はネジレンジャーにさっき負けたばかりじゃないですか!』

 

『忘れてました、邪念戦隊ネジレンジャー、俺達ゴーカイジャーの先輩電磁戦隊メガレンジャーと戦った悪の戦隊で、俺達がバスコと戦った時にはすでにメガレンジャーさんに倒されていました。』

 

『はあ、死人ばっかり蘇りやがって一体誰がそんな事を…』

 

『あの…鎧さん。死人を蘇えらせる敵はいないんですか?その敵を倒さなければ、何度も復活してしまいます。』

 

『それは……敵には死人を復活する力を持つ奴がたくさんいるんですよ。あと、疑問に思った事があって。』

 

『なんだい、ムッシュ鎧?』

 

『はい、何故、帝国華撃団を倒した後何故バスコは巴里に来ずに、ネジレンジャーが来たのか。』

 

『確かに…イチローがいない僕達はどう考えでも力不足だよ…あいつの力ならすぐに巴里を壊滅させられるのに!』

 

ブー!ブー!ブー!

 

『メル!どうしたんだい!』

 

『大変です!謎の機械がコンコルド広場に現れ暴れております!避難がまだ完全に終わっておらず、パニックになっています。』

 

『おい、てめえあの敵は何だ!』ロベリアは鎧に尋ねた

 

『僕も知りません!見た事ないです。』

 

『みんな、すぐに出撃だよ!』

 

『で、でも…私達の光武ボロボロじゃあ…』

 

『大丈夫です!俺もロボットに乗って戦いますから。』

 

『ロボット?鎧も霊力があるの?』

 

『いや、俺は霊力はないから光武には乗れない。でも、俺専用ロボットを持っているのだ〜〜』鎧は変身して、シャノワールの格納庫にタイムファイヤーのレンジャーキーをモバイレーツに入れ、豪獣ドリルを呼び出した。

 

『これが俺のロボット。豪ー獣神!』

 

『並行世界には色んなロボットがあるのだな、霊力がなくても動かせるとは

。』

 

『ムッシュ鎧。あの娘達を頼むよ。』

 

『わかりました!』

 

『みなさん、行きますよ。巴里華撃団出撃せよ!』

 

『了解!』




次回予告
ロベリア『ったく!こちとら酒でも飲みたいのそんな気分にすらなんねえ!そんな中金属獣とかいうやつがコンコルド広場に現れた。』
ロベリア『次回 サクラ大戦4海に散りし命 第三十二話 謎の金属獣 愛のみはたのもとに』
???『さあ!いい音を奏でましょう!』


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謎の金属獣

現在、2つ並行世界編を作っていて、1ヶ月以内に出したいと思います。どうぞ


太正十六年

ーコンコルド広場ー

『巴里華撃団、参上‼︎』『ゴーカイシルバー!』

 

ー金属獣 ポーリー

 

『まず、俺が住民の方の避難誘導をします。マジレンジャーさんの力を使えばすぐに終わります。周りの建物は多少壊れてもドラえもんさんが直しますから気にせず闘ってください。』

 

『わかりました、まずは、各個撃破を目指しましょう。』

 

『了解!』

 

『うりゃあああ!』エリカのマシンガンが当たり、ポーリーは対抗して自分の腕を変形させマシンガンとした。

 

『えっ!』マシンガンが当たり、エリカ機はダメージを受けた

 

『うっ!な、なんで同じ武器が?』

 

『こちらもだ!腕が斧に変わっている!くっ!』ポーリーがガンガン攻める!

 

『じゃあ僕達の真似をする相手なの?』

 

『ちっ!面倒だ!さっさと片付けさせてもらうよ!』ロベリア機が爪を相手に突き立てる。だが、

 

『ガキィン!んん〜!いいね!この音最高!』横から謎の機械の攻撃が妨害した。

 

ー金属獣アマワナヤー

 

『っ!誰だてめえ!』

 

『私は殺戮革命連合参謀 ガナヤー・テヌヘ.今後よろしく。さあ、いい音を奏でましょう!さあ、互いの武器を合わせましょう!』ガナヤーはピッコロを吹き始めた。そのピッコロの音は騒音にしかならなかった。

 

『なんて音なんですの?まともに立ってられません、きゃっ!』花火機にポーリーの矢が刺さり、バランスを崩す。

 

『花火さん⁉︎てやああ!』花火のフォローに入るエリカだが背中を見せたその隙をテヌヘはのがさなかった。

 

『機会で音を!弾ませよう!』エリカ機に何本も矢が刺さった。

 

『うわあああ!』エリカ機は前へ倒れ込んだ。

 

『なんて強さだ!一撃一撃が重い…』

 

『だめだ、僕達の攻撃を真似している!このままじゃ。』

 

『くそっ!また負けるのかよ!』

 

『このままでは。』

 

『ふん、ふーん!さて、そろそろ客人が来ますか。』空に穴が開き

 

『ハーイ!どうも〜初めて会うねえ、巴里華撃団さん。』現れたのはバスコとモンであった。

 

『あ、あいつは!バ、バスコ‼︎………消えされ!』エリカはバスコに対して怒りを抑えきれなかった。銃を乱射するが、全て避けられてしまう。

 

『ざ〜ん〜ね〜ん!当たらないよー』バスコは余裕にモンとともに舌を出して馬鹿にした。

 

『エリカ……くっ!我々ではあやつに勝てないのか!』

 

『あれれ〜きていいよ。今、俺暇だからさあ?ほらほら、こちら♪』

 

『いいかげんにしろ!みんなを苦しめて!えやああ!』コクリコは飛び上がりバスコへ向かっていっただが!

 

『フッフッフッ!私にあなたの〜おと〜〜きか〜〜せ、て〜〜』背後から指揮棒でコクリコ機の右胸を貫く!

 

『うわああああ!』

 

『コクリコ!おい!まだくたばってねえよな!おい!』ロベリア機が近寄り、通信をした!

 

『バァン!いい音ですね〜〜さあて次はあなた?ですか?いい音聞かせてくださいねえ〜〜!』

 

『ちっ!』ギリギリカナリーの指揮棒攻撃をクローで防いだ。

 

『カチン!あまり好きな音ではないですね!』何回も指揮棒をクローに叩きつける。

 

『う、ううう…』そしてロベリア機の右腕が壊れた。

 

『なぜ!なぜ!勝てないのだ!我々は無力すぎる!』

 

『ふ〜ん、じゃあ。殺っときます?』

 

『ああ、頼むぞ。裏切りの巴里市民共の呻き声を聞かせてくれ。』バスコは懐からボタンを取り出す。

 

『このボタンは巴里市民が避難している場所に設置した毒ガスの始動ボ、タ、ン。これでみんな地獄へ、連れてくよーー』

 

『や、やめろ!はあああ!』バスコに斧を構え突き進む!だが、すぐ側で止まりグリシーヌは動けなかった。

 

『はっ、その程度。俺に勝つのは無、理、だね♪』バスコはグリシーヌ機を不思議な力で吹き飛ばす。

 

『じゃあ、ほい。』

 

ピッ

 

ボダンのスイッチは押された…

 

 

 

 

 

 

 

 




次回予告
鎧『負けた悔しさ、勝てない未熟さ、愛すべき男への思い俺ではそれを解決できない。それを解決する鍵を見つけた。
鎧『次回 サクラ大戦4 海に散りし命第三十三話 最後のわがまま 愛のみはたのもとに。』
???『みんな、愛しているよ。』


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最後のわがまま

もうすぐ旅行に出かけてきます、個人的には巴里行ってみたいんです、まあ場所は違うんですけど。どうぞ


ー太正十六年ー

ーコンコルド広場ー

『ど、毒ガスが…私達…』悔しかったエリカは涙を流し自分達の力のなさを恨んだ。

 

『じゃあ、あんたらも行こうか。』ポーリーが巴里華撃団に迫る。

 

『愚かなる人間が唯一奏でる素晴らしい音、断末魔さあ私に聞かせて…えっ!き、貴様!ボタンを押してないな!』

 

『そんなはずは。』

 

ギュン!

 

『豪獣鋭断‼︎』凄まじい速さで豪獣神はポーリーを全滅させ、バスコに攻撃を当て、バスコは何かを落とした。

 

『へへー、バスコ!スーパー戦隊の皆さんの力をなめるなよ!あのガスは圧縮冷凍したぞ!』

 

『ちっ!邪魔が入ったか。行くぞ!』傷をおさえバスコに逃げた。

 

『次は貴様の断末魔を聞いてやる!覚悟しろ!』バスコ達は退いた。

 

『ん、これは手紙。』足下を見るとそこには5枚の手紙が落ちていた。

 

『私達…もういる意味ない…ですね…』

 

『ここまで…力の差があるとは…』

 

『悔しいよお………………』

 

『もう、ダメだね…』

 

『…大神さん……』彼女達の瞳には生気はなかった。

 

『この手紙は。』さっき落とした手紙を鎧は豪獣神から降りて拾いあげた。

 

 

 

ー司令室ー

『みんな…大変だったね…』グラン・マは彼女達の顔をまともに見ることはできなかった。今彼女達を励ませる事が出来るのは大神一郎だけだろう。だが大神一郎はもういない。

 

『みなさん、バスコを攻撃した時にバスコからある手紙を見つけました。』

 

『手紙ですか?』ミミミが鎧に聞いた。

 

『はい。大神一郎さんの遺書です。』戦慄が走る。

 

『お!大神さんの遺書!ど、どれですか?』彼らは鎧に飛び交かった。

 

『み、みなさん。落ち着いてください。ミミミちゃんこれ読んでくれるかな。』鎧はフランス語はあまりわかっていなかった。エリカ達と話が出来るのはほんやくコンニャクを食べたからである。

 

『じゃあ、読みます。

巴里華撃団へ

みんながこの手紙を見ている時俺は死んでいるだろう。これから巴里はこの男の手によって甚大な被害を受けるだろう。辛い事もたくさんあるだろうけど、君達なら大丈夫。花火君は冷静に、落ち着いて行動が出来る。ロベリアは素早い行動が出来る。コクリコは巧みな技術で敵を翻弄できる。グリシーヌは何ごとにも恐れず、立ち向かう事が出来る。エリカ君は隊長として皆を引っ張る事が出来る。みんな自分に自信を持って欲しい。平和を守り続けてくれ、押し付けがましいかもしれないが帝国華撃団に危機が迫ったら助けてくれ、頼む俺の最後のわがままだ。みんな愛しているよ。いつまでも。

大神一郎』

 

『イ、イチロー…僕、イチローの願い叶えてみせる!これから強くなって!絶対バスコを倒してやる!』

 

『大神さんの最後の願い叶えてみせます!』

 

『バカだからか。平和が最後の願いとはね…それを叶えてみせますか!』

 

『隊長!見ていろ!憎くきバスコと謎の敵を倒し!平和を掴みとってみせるぞ!』

 

『大神さん、空の上から見ていてください!平和実現させてみます!愛しています。』

 

『これが大神一郎さんの力ですか。素晴らしいですね。』

 

『す、すごいです。』

 

『そうだよ、ミミミ、ムッシュ鎧、手紙だけで彼女達を元気にしちまう、大神一郎ってのはそういう男なのさ。』

 

(よし、これから俺もがんばるぞー)鎧も張り切った。

 

 

 

 

 

 

 

 

ー並行世界の1つー

『さてと、会ってみますか、宇宙ゴロツキに、今後、お前には必要になるだろう。じゃあ、始めるぞ!帝国華撃団光組の仕事をよお!』

 

 




次回予告
ジャン『な、なんて事だ。こんなにも光武に傷がすぐ直してやる!ん、なんだ、なに、なんだと!光武が直せない!どういう事だ!え…金がないだと!』
ジャン『次回 サクラ大戦4 海に散りし命 第三十四話 崩壊!巴里華撃団、愛のみはたのもとに。』
男『これからはDS社のヤフキエルを使わせてもらう!』


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崩壊!巴里華撃団前編

予定を変更して巴里華撃団編を投稿します。それではどうぞ


ー太正十六年ー

巴里緊急会議

『なんだあのざまは!グリシーヌ邸、コンコルド広場は壊滅!巴里華撃団は一人として手も足もだせず敗れた!グラン・マ!あの敵についてわかった事は何だ!』男はグラン・マを睨みつけた。これは先日現れたバスコおよび金属獣、ネジレンジャーについての対策を練る場であった。

 

『あいつらのボスはバスコ・ダ・ジョロキア、そして現れた5人の化物の名はネジレンジャー、自由に形を変える銀色の物体は金属獣という事がわかっている、特に危険なのはバスコ・ダ・ジョロキア、あいつは帝国華撃団、巴里華撃団を圧倒し、帝都東京を壊滅させた最悪の敵なんだよ、私達の光武では勝つ事は出来ないだろうねえ。』こんな会議した所で何の意味もないどうせ、あいつはまた現れる、私達に対抗する力はない、今までは負けたとしても相手との力の差は大きくなかった。だが、今回の場合、力の差は誰でもわかった、加えて彼女達の精神も霊力に関係しており、ムッシュがいるからいつでも全力で頑張る。たとえ側にいなくてもこの世界に生きているんだと感じたからこそ頑張っていけたが、そこにつけ込まれてしまった…指揮能力も高く花組から愛されていた…だからこそ…

 

『あの化物達に対抗出来るのはゴーカイシルバーだけとはな、我々の技術では彼の事を調べられない、彼にすがるしか人類は生きていけないかもしれない。』ゴーカイシルバー、伊狩鎧、彼の力は素晴らしい。多分彼がいなかったら巴里は帝都東京のように壊滅させられただろう。助かったと同時に自分達の力の無さに絶望した。あの娘達はムッシュからの手紙で元気を貰ったとはいえ、やはりどうしても苦しんでいるのはわかった…ムッシュ…あんた頑張りすぎ…た…んだよ…

 

『ゴーカイシルバーがいる以上華撃団は必要ない!巴里華撃団は解散すべきだ!』男は立ち上がり皆に訴えかけた

 

『ちょいとお待ち!まだバスコ達を倒すためには華撃団が必要だよ!』今華撃団がなくなったら彼女達居場所を失ってしまう。それだけはなんとしても避けなくては。

 

『帝国華撃団および巴里華撃団は不要なんだよ、それに君達の光武F2はボロボロなんだろう。ちょうどいいではないか、もう光武F2の修理費を出す余裕はないよ、しかもゴーカイシルバーでさえも怪しい。これからはDS社の兵器を使わせてもらう!』扉が開き男が出てきた。

 

『いやー、ありがとうございます。折角、帝都で我が兵器を販売しようとしたのですが壊滅してしまいましてね、そこで、無能な華撃団に変わって我がDS社が作ったこのヤフキエルをみてください!』巨大なモニターにヤフキエルの図面が出ていたが、グラン・マは怒りに耐えるのに必死でモニターを見ず下を向いていた。

(無能だってあの娘達が無能だって!こいつらはあの娘達がどんな思いで戦っているのかもしらずに、あの娘達は一番好きだった人を殺された!精神的には彼女達はほとんど死んでいた!ただただ上から気取って命令するだけの奴らに彼女達の悪口を言う資格はない!………だが、私もその一人なんだけどね…)

ピピピ!グラン・マが持っていたキネマトロンが鳴りグラン・マはすぐに画面を開いた。

 

『オーナー!大変です、神崎家、ソレッタ家、北王路家、シャートブートランド家にネジレンジャーおよびカナヤー・テヌヘが現れました!どうしたの!メル。えっ…全ての家が大爆発を起こしました……』現れた途端に爆弾を仕掛けて撤退、ゴーカイシルバーを警戒しての行動だねえ、現在あいつらは私達を社会的に潰そうとしている、華撃団に家族がいる家を狙っているそして資金援助をする家からまず狙った次はどこだ!どこを狙う。

 

『あ、オーナー!仙台に謎の黒い騎士ベトナムに金色の戦士が!フランスにも別の黒い騎士が!今光武は完全に使えません!リボルバーカノンもオーク巨樹のダメージが酷く状態は完全ではありません。どうすれば!』どう考えてもフランスにゴーカイシルバーに行ってもらうしかない。すまない、さくら、コクリコあんた達の家族は……

さくらの家は仙台の真宮寺家

コクリコの母親は再婚してベトナムで別の家族と暮らしている(父親は死んでいる)

エリカは捨て子だがフランスのフォンティーヌ家の養子である。

 

(バスコ…あいつは花組の家族を全員殺す気だ!どこまで私達を苦しませれば気がすむ‼︎)

 

『いいタイミングですねえ、ヤフキエル全機出撃!』

 

ギャオオオ!ヤフキエルは仙台、ベトナムへと飛んで行った。

 

 

ー別次元ー

『マドモワゼル、サキ、もう慣れたかいその体には。』

 

『ええ、さすがに慣れたわよ、それに今更平和の為に戦う事になるとはね、不思議よね。』

 

『ふっ、生き返ったんだろ、君から花組にも恩を返すタイミングがありそうだしな。』

 

『まあ、頑張るわよ私は帝国華撃団光組の隊員だからねえ、それになんだかあなたの言葉は落ち着くのよ。』

 

『そうか、彼女達のために持っていこうかあの怪獣を!』




次回予告
メル『いなくなる…愛する人も…家族も…街も…自分の居場所でさえも…もう…』
メル『次回 サクラ大戦4 海に散りし命第三十五話壊滅!巴里華撃団後編愛のみはたのもとに。』
エリカ『…もうないんですから…』


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壊滅!巴里華撃団後編

ー太正十五年ー

ー巴里ーシャノワールー地下指令室ー

『私達はただ見ているだけしか出来ないんですか……』エリカは落ちこんでいた自分を拾ってくれたばかりにフォンティーヌ夫妻が危険な目にあっている…それが一番心苦しかった。

何が巴里華撃団ですか!

何が花組ですか!

大切な人も守れない!

あの人の最後の願いすら叶えられない

 

『くっ………』グリシーヌの父親と母親は花大路家に行っていて、爆弾に巻きこまれていた、生存は………

父上、母上、私は一人になってしまったな………何も出来ない馬鹿なんだな………いつもは貴族などといばっているくせに………いい笑い者だな………隊長……貴公は……こんな私を……みっともないと思うだろう………空の上から…笑ってくれ……………会いたい……そばにいてくれ!私を支えてくれ!!励ましてくれ!……みっともないな…もう貴公には絶対に会えないというのにな…………

 

『マ、マ………』やっと再会できたばかりの母親を救えない歯がゆさは我々には想像も及ばない苦しみである。

また……僕は…一人ぼっちに……ママ…僕はいつも一人だったんだ、大丈夫、大丈夫!大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫………じゃない……一人は嫌だよ……大切な人と一緒にいたい!側に誰かがいてほしい!助けて……イチロー……

 

『あーあ、暇だな、何も出来やしねえ、退屈だな…』ロベリアは初めて残される者の悲しみを知った。自分の力の無さを知った。

ははははっ!世紀の悪党ともあろうものがたった一人の人間の願いすら叶えられないとはね…情けないなあ、情けない。あの馬鹿め!隊員のために死ねて満足だなんて思っているのか?ふざけるな!隊長として考えたら確かに正しい行動だ。だが!人間として考えたら最低だ!こんなにも……大勢の人間を悲しませやがって!

 

 

『私は…とうとう…ひとりきりに……』花火は以前フィリップという

婚約者を事故で亡くし無気力に過ごしていたが、大神一郎の手によって立ち直る事ができたが、その彼すら失い家族さえも失った彼女の心は悲しみに満ち溢れていた。

人はひとりでは生きていけない

悲しみを乗り越えなければならない

死んだ人は帰ってこない

亡くなった人の事を忘れてはいけない

大神さん。あなたはエリカさんの事を愛していらっしゃった…それでも好きにあなたや友人の幸せのために我慢はできた、が、あなたはフィリップと同じく死んでしまった…残された人の気持ちも考えてください!こんなにも…こんなにも…辛い…駄目なのはわかってる!乗り越えなきゃいけないのもわかってる!でも!でも!あなたの願いすらまともに叶える事が出来ない私は………

 

『ふ、二人の黒い騎士がヤフキエルによって倒され、金色の戦士も逃げたようですが、ヤフキエルの暴走により、民間人の避難施設が……』シーは入ってきた情報を読むのが辛かった…実はフォンティーヌ夫妻が住んでいる場所の近くにはシーとメルの実家があったからであり、彼女達にとってもこの事実は受け入れたくなかったようだ。

 

『え!そんな…シー、鎧さんは?』メルはすぐに鎧に連絡をとった。

 

『すみません!途中、ビルゲニアという怪人に襲われてしまい時間がかかってしまいました、敵は倒したようですが…周りの被害が…』鎧はかつて次元の壁が壊れた時に仮面ライダー達に会っており、怪人の姿や名前はたいだい記憶していた。

 

『ビルゲニアとは俺達スーパー戦隊とは違う次元から来た正義の戦士仮面ライダーという悪の組織と戦う者達が倒した敵でその中の一人仮面ライダーBLACKという人が昔倒したはずなんですが…何かの影響で復活してしまい、フォンティーヌ家に行く俺を邪魔してきたんです、確かあいつは戦闘中『今、ここで貴様を倒し手柄を立てれば、殺戮革命連合軍に入れる!あの方から力を頂ける!俺は今度こそ創世王になれる!今はもう昔の創世王やシャドームーンはいない!そのために…まずは死んで貰おうか!』といいはなち挑んできましたが、少々手こずりましたが、なんとか勝てましたが…そのせいで…殺戮革命連合軍…やつらは何が目的なんだ!まずは、戻ります!』鎧はシュリケンジャーに変身し、ものすごい速さでシャノワールへと戻っていった。

 

『そんな、そんな!ママ!パパ!うわああああああ!』

 

『嫌だよ!ママ!ママ!なんで!なんで!ママ達が死ななきゃならないんだよ!』エリカとコクリコは自分の感情を抑えきれなかった。

 

『じゃあ、自分と関係ない奴が死ねばいいのか!』ロベリアが叫んだ。イライラから来た発言だったかもしれないが、皆の心を深く傷つけた。

 

『ロベリア!そういう事ではない!大切な人との思い出があるからこそ苦しいんだ!貴様にはわからんのか!隊長と過ごした記憶はなんの意味もなかったのか!』グリシーヌはロベリアの胸ぐらを掴み叫んだ!

 

『ちっ…つい頭に血がのぼっちまったよ…今、イラついてるのは自分の力の無さに対してなんだよ!あの馬鹿との約束すら破っちまうぐらい情けない自分によ!』華撃団の運営には人々からの多額の税金や財閥からの支援によって活動できるのだが、数々の失敗、代わりになる格安の機械の登場により支援財閥からの援助がなくなり、光武の修理も出来なくなってしまった…華撃団は事実上壊滅させられてしまったのだ。

 

『シャノワールも…閉店しちゃうのかな…』コクリコの指摘通りシャノワールは閉店させられるだろう。

 

『あたしも…また、刑務所か…』ロベリアは巴里華撃団のために一時的に出所していたのだが、華撃団の解散によりまた刑務所へと戻されるだろう。彼女は懲役千年の犯罪者であったが、巴里華撃団として活動するかわりに懲役を減らしてもらっていたのだが、まだ2年残っており、それだけの期間刑務所にいれば罪はなくなったのだが、巴里華撃団の解散により、懲役千年は元に戻ってしまうかもしれない。

 

『どうして……どうしてこんなにも苦しい思いをしなければならないんですか…神様…あなたなんて大嫌いです!』エリカはシャノワールを飛び出し、外に出ていった。

 

『エリカ!』コクリコは追いかけようとしたが、足を止めた。

 

『私達…これからどうすれば…』家族もいなくなり、巴里華撃団も解散してしまう以上彼女達の居場所はなくなってしまうだろう…

 

ーテルトル広場ー

『また…雨だ…嫌だな…この雨がやんでも…私の心の雨は…降り続ける…でしょう…雨が止んだ時の太陽が…もうないんですから…』エリカは空を見上げ激しく泣いた。雨は激しく降り続いた、この世界の不幸を嘆くように……

 




次回予告
ミミミ『ああ…皆さん落ち込んでいます。悪夢を見て苦しんでるんです、助けて、えっ!来てくれたんですね。』
ミミミ『次回サクラ大戦4 海に散りし命 第三十六話 怪盗からの届け物、愛のみはたのもとに。』
ドラパン『これが光武F3の設計図です!』


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怪盗からの届け物

謝罪
ある方に大変失礼をかけてしまいました。
運営から注意を受けました。
しばらく自重するため、新たな並行世界シリーズ歴史編の執筆を一旦中止し、融合編で終わらせる予定にさせていただきます。もし、要望がありましたら、多少設定を変えて投稿させていただきます。


太正十五年

ーシャノワールー楽屋

『えええー!シャノワールが閉店!』エリカ達以外の華撃団とは関係ないダンサー達にグラン・マが話をしていた。

 

『お、オーナーどうしてですか!お客さんが減っているわけでもないのに何故です。』ダンサー達にはまったくもって潰れる理由がわからなかった。

 

『すまないが…それは言えない…あと4日後には店が取り壊されるから全員荷物をまとめておくんだよ…』グラン・マは楽屋から出て行った。

(一体…どうすれば…ムッシュ迫水は今…日本に行ってるし…支援の見通しがまったく立たない…エリカ達も全員部屋に篭っちまった…華撃団はもうだめだね…)支配人室までの道のりがとても長く感じた。

 

ーテルトル広場ー

『ぐわっ‼︎』 『ぎゃああ!』『ああああ!』『きゃああ!』『え、エリ…カ…』

 

『み、皆さん!お、大神さん、助けに来てくれたんですね、皆さんが…』

 

『お前なんかを副隊長にするんじゃなかったよ!みんな死んじゃつたじゃないか。』

 

『えっ…だ、誰…ば、化物…た、助けてー』がばっ、エリカは起き上がった、今までの戦闘は夢であったのだ。

その夢は金属獣によって自分以外の隊員が倒されシャノワールも破壊され、助けに来た大神すらも別人で顔が見た事ない化物であり、そこから現れたバスコ達によって襲われる瞬間目が覚めたのだ。何故か他の華撃団のメンバーも同じ様な夢を見ていたが、彼女が知るよしもなかった。

 

『ゆ、夢…いや、もうすぐ…こうなるかもしれないですね…』エリカは側に立て掛けてあった大神の写真を抱きしめた。

約束を守りたい

あなたとの手紙で誓った

笑顔で巴里を守る。

その誓いを叶える事が出来ない。

コンコルド広場がパパやママ…

神様…私はあなたの事嫌いです…

だって……あなたは私達から大神さんを奪った……それは私達にとって……死ぬ事よりも辛い事なんです…………

 

彼女達に戦いをさせるのはもう無理だろう…だが!彼女達にはもうシャノワール以外、居場所がない!彼女達にはもう家族がいない、頼れる人間が存在しないのだ。グラン・マは華撃団の失態の全責任を負わされ、他のメンバーはコンコルド広場で華撃団は金属獣に敗北したにもかかわらず、ヤフキエルは勝利したため。コンコルド広場での戦いで死亡した人々の遺族は”華撃団のせいで私達の大切な人は死んだ”と思い込んでしまっているため、どのみち巴里にはもう長くはいられない。華撃団は”役立たずの金喰い虫”というレッテルを貼られてしまっていた。

 

ーシャノワールー秘書室ー

『シー…これから…どこに行く?』

 

『わからない……巴里、フランスを離れるのは始めてだけど、なんとか生きていくわ…あては…ないけど…』彼女達は巴里やフランスに留まるわけにはいかなかった。帝国華撃団月組から巴里市民によるシャノワール襲撃計画が企てられていると知らされたためである。月組の大半のメンバーはバスコ襲撃の時帝都にいたのだが、一部のメンバーは別の事件を調査して、帝都を離れたため無事だったのだ。そして加山は別次元に行き、無事だったメンバーに花組を任せていたのだ。

 

『使わなくなったおもちゃは捨てられる。新しいおもちゃがきたら古いおもちゃは捨てられる。当然といえば当然よ、古いおもちゃの気持ちも考えず!いらないから!必要ないから!ただ邪魔なだけだから!どんな大変な遊びにも付き合ってきたのに!』

 

『シー!なんて事を!』

 

『メル…やっぱり無理…大神さんがいない、世界で生きるのは本当に辛いのよ、一緒にお茶したい!カジノ行きたいのよ!…悪夢を見るの…大神さんが目の前で…首を切り落とされる夢を…』

 

『シー、もう……それは無理…な、のよ…』

 

『メルさん、シーさん。』ミミミはただ嘆き悲しむ華撃団の様子を見ているだけしかできなかった。

(ドラパンさん…)

ピピピ!ミミミが持っていた小型テレビ付き通信機に連絡が入った。

 

『ミミミ!久しぶりだね、ドラパンだ。』その画面に映し出されたのはドラパンであった。

 

『ドラパンさん、今までどこに。』

 

『ミミミ、もう大丈夫だ、素晴らしいプレゼントを持ってきた、今からそっちに行く。』

 

『ドラパン?ドラえもんさんの友達でしたね、今更プレゼントなんて。』

『ええ…今更何を…』どのみちシャノワールは閉鎖される、今更何をしても無意味シー、メルはそう思っていたが、ミミミはドラパンをとても信用していた、大丈夫!あの人ならこの状況をなんとかしてくれると信じて。

 

ー支配人室ー

『こ、この金塊は!ムッシュドラパン!これを、どうやって。』ドラパンはグラン・マに大量の金塊を見せていた。

 

『これは別次元にいる怪獣ゴルドンの体から少し頂いた黄金です。これを使えばシャノワールは閉鎖しずにすみますし、光武も直せます。』

 

『ムッシュドラパン、あんた達はいったいどうしてここまでしてくれるんだい…』

 

『私は船の中で大神一郎の遺書を見つけた、”もし華撃団がどうしようもない危機に陥った時、もし君にその悪に立向う勇気があるならこの刀を使って戦ってほしい”と書いてありました、そして私は数名の有志を募り帝国華撃団光組を作りました、光組の目的は時には近く、時には離れて人類を照らし続ける光になる。つまり今回の様なサポートをしていきたいと思っております、あいにく他の隊員の名前とメンバー数は秘密にしております。あと、悪いニュースが乙女学園が爆破させられ、生存者は見つかっていません。』ちなみに王ドラがマリアに渡した刀がそれである。

 

『そうか……でも、今更光武F2を修理したとしても…』グラン・マは自信がなかった、このままの戦力ではバスコに勝てない、戦力の増強のためには様々な技術者が力を合わせる必要があるが、今世間はヤフキエルに依存しているため、そんな事は不可能だった。

 

『安心してください!私は別次元の人に頼んで作成してもらったものがあります、光武F3の設計図です!』なんとドラパンは光武F3と呼ばれる新たな霊子甲冑の設計図を律に頼んで作ってもらったのだ。

 

『こ、これは…すごい…早速ジャンに見せてくるよ、ありがとうムッシュドラパン!』(そしてありがとうムッシュ…あんたが遺した物は素晴らしすぎる…彼女達の事は任せておきな!帝国華撃団、巴里華撃団花組の皆をあたしはまとめてみせるさ、ムッシュあんたの願いは、叶えてみせるさ!)

 

『ドラパンさん、ありがとう。』

 

『なに、これも私達ドラえもんズの使命だ、それにミミミ、君もよく頑張ってくれた。』

 

『はい!』ミミミは笑顔で答えた。

 

ーサクラ次元ー並行世界ー

『さあて、そろそろか、頼むぞブラキウム、感謝してるよ創世王、君は厄介な仮面ライダー達に倒されてくれて、おかげでこっちは順調だ、あとはデーボス軍だ、キョウリュウジャーを倒せるかどうかだ。』

 

 

 

 




次回予告
ドラパン『さあ、乙女達よ、巴里の未来は君達に任せる私達光組からの願いだ、頑張ってくれたまえ!』
ドラパン『次回 サクラ大戦4 海に散りし命 第三十七話雷は暗闇を示した。愛のみはたのもとに。』
???『な、なぜだ!なぜ、最強怪獣インパルスが!』


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雷は暗闇を示した

蛮野編の投稿の前にキャラクター紹介を投稿します。キャラクターが増えたのでしっかりとあらすじを書くよていであります。それではどうぞ


ー太正十五年ーサクラ次元

ーバスコが来た世界ー

シャノワールー格納庫ー

『こ、これは…こ、光武なのか!』グリシーヌや他の華撃団隊員も驚愕していた。今までただボロボロの鉄屑が集まっていたふうに見えた光武F2が今見ているかぎりではピカピカの新品そのものでりりしく立っていた。

 

『これがあんた達の新しい光武、光武F3、別次元の世界の技術も加わって今までの光武F2の出力の50倍はでるだろう。』さすが最新鋭の学習機能を持った律というべきだろうか。

 

『ご、50倍…これさえあれば、バスコや殺戮革命連合にも勝てるかも…でもどうしてこれを?』つい昨日までシャノワールが閉店するなんて話があったのになぜこんなにもすごい光武が?彼女達は不思議でしかたなかった。

 

『ムッシュだよ、ムッシュは最後まであんた達の事を考えて光組という組織を作っていて、その光組から大量の金塊が届けられたんだよ!』

 

『イ、イチローが僕らのために…イチロー僕、頑張る!この光武F3を使って絶対バスコや殺戮革命連合を倒すよ!』側からロベリアが近寄りコクリコの頭の上にポンと手を置く。

 

『何言ってるんだコクリコ。私達がだろ、なあ、副隊長さん。』ロベリアは唖然としていたエリカに視線を向けた。

 

『もっちろんです!大神さんにここまでしてもらったら、絶対バスコを倒せます!皆さん、頑張りましょう!』彼女の顔はかつてのやる気に満ち溢れていた頃の顔に戻っていた。

 

『おおーー!』彼女達の背後から笑顔で鎧が近づいた?

 

『これで、皆さん、大丈夫ですね、これからを一緒に頑張りましょう。』ビービービー!警報が鳴り響いた。敵が現れた。彼女達はすぐさま指令室に向かった。

 

 

ー地下指令室ー

『メル、敵は!』メルはモニターに敵の映像を出した。

 

『銀色の体をした化物が、おそらく金属獣です!あと、側にはグリーンの機体があります、おそろくガナヤーテヌヘと同じように誰かが乗っているのでしょう。場所はタンプル塔跡です。』

 

『ようし、早速きたね、返り討ちにしてやんな!ヤフキエルなんか必要ないって事を証明してやるんだよ!』

 

『了解‼︎』彼女達は格納庫へ向かった。

 

ースーパー戦隊次元ー

キョウリュウジャーの世界

『はあはあ!どうしよう。』楽しみの密偵ラッキューロは自分で作ったデーボモンスター、デーボアックムーンをキョウリュウジャーに倒され、キョウリュウジャーから逃げていた。

 

”獣電戦隊キョウリュウジャー”

デーボス軍と呼ばれる組織が何百年の眠りから覚め再び地球侵略およびデーボス復活のために人間の感情集めを始めた。賢人トリンはかつて恐竜時代、ともに戦った獣電竜と選んだ人間を戦わせ勝利した人間に”強き竜の者”キョウリュウジャーに変身できる力を与えた。

キョウリュウレッド(桐生ダイゴ)

キョウリュウブラック(イアン・ヨークランド)

キョウリュウブルー(有働ノブハル)

キョウリュウグリーン(立風館ソウジ)

キョウリュウピンク(アミィ結月)

キョウリュウゴールド(空蝉丸)彼ら6人が主にデーボス軍と戦い。

キョウリュウシアン(ラミレス)

キョウリュウグレー(鉄砕)

キョウリュウバイオレット(弥生ウルシェード)の3人は世界中に散らばった獣電竜を探しながら、時には他の6人と協力してデーボス軍と戦うのだ。

 

『ここまでだ。降参しろ、ラッキューロ。』崖へとラッキューロを追い詰めた。

 

『ははは、もうだめだ。』ラッキューロが諦めかけたその瞬間黒雲が空に出現し、緑色の雷が出て、キョウリュウジャーにダメージを与え、黒雲からカオス、ドゴルド、アイガロン、キャンデリラが崖の上に現れた。

 

『ラッキューロ、よくやった。君の奮闘のおかげでキョウリュウジャー打倒の糸口が見えた。』カオスはラッキューロを褒めた。

 

『やったあ、初めてカオス様に褒められたーラッキュー♪』ラッキューロは初めて褒めら、その場で喜んでダンスをした。

 

『お前ら、生きてたのか!』キョウリュウジャーは少し前に幹部達を倒したと思っていたのだが。

 

『そうなのよ、私もびーっくり!』なんとデーボス軍の幹部たちはサクラ次元のバスコが来た世界でDS社に潜んでいたのだ。それはトリンにはデーボス軍が地上に現れたらわかるのだ。そのため復活には時間がかかるため別次元で復活する時間を過ごしていたのだ。

 

『やはり、氷結城は復活していたのだな。』トリンは少し嫌な予感をしていたようだ。

 

『いかにも……』カオスは右手をキョウリュウジャー達に見せる。その右手には倒したデーボスが宿っていて、キョウリュウジャーは驚いた。

 

『まさか……デーボス‼︎』レッドの推測は当たっていた。

 

『お前達にとどめをさされる瞬間、私達は別次元へと渡り、デーボス様は私の体に移し、死を逃れたのだ。』

 

『何?別次元だと!』キョウリュウゴールドは別次元について何も知らず驚いていた。

 

『カオスの旦那は氷結城を別次元で復元した。お前達に気付かれないためにもな!』

 

『俺様も爆発の瞬間、別次元に飛んで助かったんだよ、しみるわー。』アイガロンは目から涙を飛ばす。

 

『なんてしぶてえ野郎だ、アイガロン!』キョウリュウブラックはかつてアイガロンによって友を殺されており仇をうてたと思っていた。

 

『デーボス様は今度こそ対人類のための最終進化をする。待っていろ………獣電戦隊…我が因縁の敵トリンよ!はははははっ、ははははは!』カオス達は姿を消した。

 

(別次元……コスモス……希望の種は……ここにもある……君達は勝てた私にも勝てる……ある部隊の様に希望の種を捨てたりはしない…)トリンは考えこんでいた。

 

『トリン、別次元って何なの?』ピンクはトリンに聞いた。

 

『まずはみんな、空を見てくれ、そしてあそこに穴が開いてるだろう。』

 

『ほ、本当に穴が開いてるー』なんとデーボス達は今まで何かの力で別次元への穴を隠していたのだ、トリンに気付かれないように。

 

『あの穴から別次元へとデーボス達は逃げたんだ、別次元からだとさすがに私にはわからなかった。』

 

『じゃあ、トリン、別次元って何だ?』

 

『そのことについては、スピリットベースで話す。とても重要な事だからな。』スピリットベースとはキョウリュウジャー達の基地である。キョウリュウジャー達はスピリットベースへと帰っていった。

 

ーサクラ次元ー数時間前

ーバスコが来た世界ー

ーDS社ー巴里支部

『な、何故最強怪獣インパルスが…ここに……』

 

『いやさあ、そろそろいい感じに感情も集まったし、もう花組に利用価値はないからさあ、消えてもらおうってねだからさあ、手っ取り早く倒してもらおうと思ってね。』

 

『おお、素晴らしいこれで私の地位は安泰だ!さあ、行くぞ、巴里華撃団!私の人生薔薇色だー!』最強怪獣インパルスを模した金属獣が出撃していった。




次回予告
花火『大神さん、私達とともにいきましょう、巴里の平和のために。』
花火『次回 サクラ大戦4 海に散りし命 第三十八話 『ふたりは今も.愛のみはたのもとに…』
バスコ『まだまだ必要だねー霊力はデーボスを完全復活させるためにはね。』


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二人は今も

ー太正十五年ーサクラ次元

ーバスコが来た世界ー

巴里ータンプル塔跡ー

『ははははっ!まだかまだかと待ち遠しいなあ、我々が勝っても負けてもどのみち人間は苦しみ、俺のポジションは変わらない!それどころかこの国の奴らのヤフキエル予算が俺の懐に入ってくる。自分達を苦しめてる奴らのためにせっせと金を出すとは笑い草だぜ、あはははは!』(実はヤフキエルが避難所にいた市民を殺したというニュースは報道されておらず、ヤフキエルは正義の機械というイメージがついてしまっていたのだ。だからこそ市民はこぞって増税に賛成し、そこからDS社と契約している賢人機関の唯一の生き残り田沼が殺戮革命連合に税金を流していたのだ。無知な民衆はただ権力ある者に操られているだけ、 みせかけの戦いの勝ちに喜び、自分達を苦しめている連中のために金を渡す。まったくもって滑稽である。

 

『このフサハナキヌー様の未来は輝いているなーギャハハハハハハハハハハハハハハハハ!』だが、次の瞬間空から光が降り注ぎ、金属獣を全滅させた。

 

『な、なんだこの光は⁉︎』フサハナスキーは空を見上げた。そこには建物の上に5体の光武F3があった。

 

『巴里華撃団、参上!』彼女達は飛び降り地上に降り立った。

 

『ぱ、巴里華撃団だと!お前らの光武はガナヤーやバスコがボロボロにしたはず、それに資金もないのに、それに金属獣を…』

 

『ふ、貴様らごときに遅れをとる我らではない、人々を増税で苦しめ、命を弄ぶお前らに容赦はしない。はあああ!』

 

『き、金属獣インパルス達、行けー』(あの金属獣は怪獣インパルスを模したものだ、そう簡単にやられるものか!)金属獣は一度しかコピー出来ないという欠点があるが、相手の力や速度など全てを完璧にコピーでき、絶対に忘れないという良点がある。怪獣インパルスとは別次元の地球でキングフラッシャー軍団がヒューマン1号、2号という正義の戦士打倒のために送り込んだ怪獣でヒューマン1号を一度倒した実力がある怪獣であるため、フサハナキヌーは自信があった。

 

『はあああ!でゃあ!』グリシーヌは斧を振りかざし向かってくる金属獣インパルス達を倒した。

 

『な、な、なんだと、一瞬で全滅だと、ならば!金属獣、奴らをコピーしろ!』5体の金属獣は前身し光武F3をコピーし、エリカ達に襲いかかるが。

 

『そこ!』『甘い!』『逃がさないよ!』『消えろ!』『はっ!』エリカ、グリシーヌ、コクリコ、ロベリア、花火は襲ってきた金属獣光武F3の攻撃を避けすぐさま攻撃し、倒した。

 

『な、何故だ、なぜ貴様らは、金属獣は完全に貴様らの力や速度をコピーした筈だ!』フサハナスキーはたじろぎながら質問していた。

 

『愚かな…見た目ばかりを取り繕った所で私達には勝てませんわ。』

 

『何を言う!金属獣のコピーは完全だ、貴様らに勝機など!』

 

『完全にコピーだって笑わせるなよ?私達の機体にはなあ、隊長がいるんだよ、隊長はみんなといつも一緒にいるんだ!てめえらの猿真似とは違うんだよ!ザコは消えな!フィアーマウンギャア!!』ロベリアの必殺技によりフサハナスキーの機体は大爆発をした。

 

『みなさん…やりましたね!』鎧は背後から豪獣神で見ていただけであった。自分と同じくらい強くならなければ、負けてしまう、そして大神の死を乗り越えられた、彼女達なら俺がいなくなっても大丈夫になった。そう鎧は心の中で思った。

 

『じゃあ、あれやりましょう。鎧さんも一緒に。』

 

『あ、あれって?』

 

『まあ、まずは降りてきてくださいよー。』鎧は豪獣神から降りてエリカ達のほうへ向かった。

 

『じゃあ、いきますよー勝利のポーズ決め!』エリカ、グリシーヌ、コクリコ、ロベリア、花火、鎧は笑顔でポーズを決めた。

 

(あなたと私…)(わたくと貴公…)(イチローと僕…)(隊長…とあたし…)(わたくしと大神さん…)二人は今でも一緒です。

 

 

ーDS社ー

『これで喜びの感情も回収できた、さあてと次はブレーメンの音楽隊でもぶつけますか。まさか俺がいた次元とこの次元が昔から重要な繋がりを持っていたとはねえ、パリシィの血は次元を超えたってわけね。まーでもデーボスを甦らせるにはまだ霊力と感情が必要だからねえ。』




次回予告
織姫『中尉さーん!あなたとあなたと一緒にいたいです!ノートルダム寺院の戦いの時にもっと話したかったです…次回サクラ大戦4海に散りし命 第三十九話 虹を出す機械太正桜に浪漫の嵐!』
ジョナサン『母親の事をこれからどう思えばいいんだよ!』


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第二章のあらすじと登場人物紹介

わたしはだあれ編の更新は不安定になります。申し訳ありません。蛮野編は元々あるユーザーさんとのコラボでしたが私の態度が悪かったために内容を変更して投稿させています。


登場人物

サクラ次元ーバスコが来た世界

巴里華撃団

エリカ・フォンティーヌ

巴里華撃団の隊長でシスター。大神が巴里で最も愛していた女性である約束をしたがその前に大神が死んでしまったため、しばらく部屋に引きこもっていた。捨て子でありフォンティーヌ夫妻に拾われたが自分の霊力の強さにより迷惑をかけると思い自ら修道院に入った。フォンティーヌ夫妻はヤフキエルに食い殺され死亡した。

必殺技は《エヴァンジップ》

登場回…第一章第三話、第七話

第二章、第二十八話、第二十九話、第三十話、第三十一話、第三十二話、第三十三話、第三十四話、第三十七話、第三十八話

 

グリシーヌ・ブルーメール

巴里華撃団の隊員。フランスの有名貴族ブルーメール家の1人娘。ブルーメール家を殺戮革命連合のネジレンジャーに襲撃されるが、伊狩鎧に助けられた。家族が北大路家に行っていた時爆弾の爆発に巻き込まれ死亡した。

登場回…第一章…第七話

第二章……第二十九話、第三十話、第三十一話、第三十二話、第三十三話、第三十四話、第三十七話、第三十八話

 

コクリコ

巴里華撃団の隊員。サーカスの動物使い。父親は欧州大戦で死亡しており、母親は再婚して新たな家族と暮らして いたがヤフキエルに食い殺された。

必殺技は《マルシュ・シャトン》

登場回…第一章…第三話、第七話

第二章…第二十八話、第二十九話、第三十話、第三十一話、第三十二話、第三十三話、第三十四話、第三十七話、第三十八話

 

ロベリア・カルリーニ

巴里華撃団の隊員。かつて巴里の悪魔と呼ばれた懲役千年の犯罪者だった。

必殺技は《カルド・プリジオーネ、フィアーマ・ウンギャア》

登場回…第二十八話、第二十九話、第三十一話、第三十二話、第三十三話、第三十四話、第三十五話、第三十七話、第三十八話

 

北大路花火

巴里華撃団の隊員。フィリップという男性との結婚式の船上パーティで死別した悲しみで黒い喪服ばかり着ていたが大神の説得により彼の死を乗り越えた。家族の北大路家が殺戮革命連合の爆弾の爆発に巻き込まれ死亡した。

必殺技は《三の舞 雪月風花》

第一章…第七話

第二章…第二十九話、第三十話、第三十一話、第三十二話、第三十三話、第三十四話、第三十五話、第三十七話、第三十八話

 

グラン・マ

巴里華撃団の隠れ場所テアトル・シャノワール、巴里華撃団のオーナー。

テルトル広場での敗北の責任を取らされるようだ。

登場回…第一章…第三話、第七話、第八話

第二章…第二十八話、第二十九話、第三十話、第三十一話、第三十三話、第三十四話、第三十六話、第三十七話

 

メル・レゾン

巴里華撃団を支援するいわゆる帝国華撃団の風組のような立場にいる。家族はヤフキエルにより食い殺された。

第一章…第七話

第二章…第二十八話、第二十九話、第三十一話、第三十四話、第三十五話、第三十六話

 

シー・カプリス

メルと同じくサポートを行う。家族をヤフキエルに食い殺された。

第一章…第七話

第二章…第二十八話、第二十九話、第三十話、第三十一話、第三十四話、第三十五話、第三十六話

 

ジャン

光武の整備責任者

第三十四話の予告のみ登場。

 

伊狩鎧(ゴーカイシルバー)

海賊戦隊ゴーカイジャーの六人目の戦士で凄い銀色の男、歴代のスーパー戦隊の力がこもったレンジャーキーを一時的に預かっている。豪獣神というロボットを操る。バスコと実力は互角である。

登場回…第一章、第八話

第二章…第三十話、第三十一話、第三十二話、第三十三話、第三十五話、第三十八話

 

ー現れた敵ー

邪念戦隊ネジレンジャー

1997年頃スーパー戦隊次元にて電磁戦隊メガレンジャーと戦うために作られた5人の戦士ネジレッド、ネジレブルー、ネジレイエロー、ネジレブラック、ネジレピンク。

ネジレブルー、ネジレピンクはゴーカイシルバーに倒されたがネジレッド、ネジレブラック、ネジレイエローは華撃団の家族の家に爆弾を仕掛けた。

登場回…第二十九話、第三十話

 

 

 

ガナヤー・テヌヘ

金属獣ポーリーを操りテルトル広場を襲撃した人間が殺される音が好き。殺戮革命連合の幹部の一人。金属獣アマワナヤに乗る。

登場回…第三十二話、第三十三話

 

フサハナキヌー

金属獣インパルスを操りタンプル塔跡に現れた。機体ごとロベリアに殺された。

登場回…第三十八話

 

第二十八話 聞けなかった答え

第二十九話崩壊!ブルーメール邸

第三十話逆転!シルバーただいま参上

第三十一話バスコの恐ろしさ

第三十二話謎の金属獣

第三十三話最後のわがまま

第三十四話崩壊!巴里華撃団前編

第三十五話壊滅!巴里華撃団後編

第三十六話怪盗からの届け物

第三十七話雷は暗闇を示した

第三十八話二人は今も

 

用語紹介

巴里華撃団

帝国華撃団を参考に巴里に作られた部隊でメンバーは5人。

 

光武F3

破壊された光武F2に変わってドラパンが律に頼んで作ってもらった設計図から作った新たな量子甲冑、光武F2の50倍の力が出るが、希望の種の力とどこかしら関係があるようだ。

 

テアトル・シャノワール

歌と踊りと食事でお客に楽しんでもらう場所。地下に巴里華撃団の本部があり敵の目を欺くため作られた。巴里華撃団の隊員はダンサーとして舞台に立っている。他にも巴里華撃団とは無関係なダンサーもいる。

 

乙女学園

米田中将が作った華撃団隊員養成学校。殺戮革命連合により爆破され、生存者は確認されていない。

 

DS社(ダグラス・スチャワート社)

バスコと手を組み田沼を操る。ヤフキエルを作るためにピエールの力を利用し、降魔培養機を作った。

 

ヤフキエル

降魔に制御装置をつけ自由に操る。人間を食べる。ちなみにこの事は公表されていない。

 

金属獣

銀色の意思を持たない生命体。姿をコピーしコピーした相手以上の力を出す。

 

ヒューマン次元

 

ヒューマン1号、ヒューマン2号

ヒューマン次元にて悪の組織と戦う正義の兄弟戦士

本編未登場

 

怪獣インパルス

ヒューマン次元にて一度ヒューマン1号を倒した怪獣。

金属獣がコピーした。



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第三章 サクラ次元の並行世界編
並行世界シリーズ”ウルトラ10勇士編”現れた怪人


明日から旅行に4日ほど行ってきますので更新は4日間しません。そのかわりたくさん投稿させていただきます。


昭和ニ年

ーマリアの世界ー

大帝国劇場

『フゥ。やっと眠ったわね、あんなにはしゃいだ後だからかしら。』マリア・タチバナは2歳になる息子イチロー・タチバナが遊び疲れていたのを寝かしつけ終わったところだ。ちなみに大神一郎が死んだすぐに太正天皇が死に、昭和になった。

 

『マリア、ちょっといい?』

 

『かえでさん、何でしょうか?』

 

『私の部屋に来てくれない、ちょっと重要な話があるから。ここだとイチロー君起きちゃうし。』

 

『はい。』マリアはかえでの部屋に向かった。

 

『実はね、ここ数日前から帝都に正体不明の怪人が現れているらしいの。』

 

『怪人?パリシィの生き残りですかねえ?』

 

『確かにそう考えるのが妥当よね、でもさっきレニと話をしたら、パリシィの怪人はもう存在しないと言っていて、何か別の敵が来たんじゃないかって、レーダーに反応しなかったし。』

 

『レーダーに反応しなかった?それは相手がこちらの情報をかく乱させるために行なっているのでは。』

 

『その考えかたもあり得るけどね…何故今頃になって、現れたのかも不思議よね。常に警戒はしておいてね。』マリアは絶対に帝都を守りたかった、それが死んだ大神一郎の願いであったから。

 

(隊長…帝都は私が必ず守ります!)

 

 

下町

『さーってと、足りなくなった食料はもう買ったし、アイリス帰りましょう。』

 

『さくら…あっちに嫌な物がいる…』アイリスは裏道を指差した。

 

『アイリス、何もないじゃない、気のせいじゃないの。』

 

『前、お兄ちゃんと一緒に能を見に行った時に長安の影を見たんだ、その時と同じ様な嫌な感じがしたんだ。』

 

『…ちゃんと、確認はしておいた方がいいのかもしれないわね。アイリスあなたは先に劇場に戻っていて、私はちょっと見てくるわ。』さくらはアイリスが指差したほうへ向かった。

 

『さくら、無事でいてね…』

 

『…確かに怪しい雰囲気があるわね、でも、姿は確認できないわ、長安はもう3年前に倒したし、降魔でもないわね。』さくらは裏道へと足を進めて行ったすると。

 

『おいつめたぜ!ピエール!』男と怪人が睨みあっているのを、見てさくらは姿を消した。

 

『お、おのれえ!せっかく生き返ったんだ、そう簡単に倒させてたまるか。逃げます!』ピエールは姿を消した。

 

『ちっ!だが、あいつはこの世界からはでられない。バスコがこの事に気付く前にケリつけなきゃな。』振り向いた男の顔を見てさくらは固まった。

 

『大神さん…』さくらは男へとかけよった。

 

『大神さん!大神さん何でしょ!』

 

『ち、違う俺は釋原 真弘(すはら まさひろ)大神ってやつは知らないぜ。』

 

『すみません。私、勘違いをしてしまいました、あまりに似ていたので…』さくらは彼から僅かだが霊力を感じた。が、大神の霊力よりも遥かに弱かった。

 

『ところで、お嬢さん、俺はあの怪人について帝国華撃団に教えなきゃならない。どこに行けばいいんですか?』

 

『わ、私が帝国華撃団の隊員です、ではついてきてください。連絡をしておきます。』

 

支配人室

『どうもこんにちは米田支配人私は釋原真弘と申します。』

 

『おめえ、本当に大神じゃないんだな、今更…生きてるわけないのにな…ところで、お前さんが何故帝国劇場に来たんだ。怪人と関係あるみたいだな。』

 

『はい、ここ数日帝都に現れている怪人はピエールといって死者を復活させる能力を持っています、多分帝都で死んだ降魔を復活させるのが目的だと思われます。』

 

『な、なんだと!降魔の復活だと!そんな事になってみろ、今までの苦労が全て水の泡だ!かえで君!至急花組、月組に連絡を!』

 

 

司令室

『いい、聞いた通りピエールを全員で地区を分断して探し出すのよ!手掛かりは僅かながら邪悪な霊力を出してるわ、それをこの霊力探知機を使って探し出して、これはシャノワールで使っていたのを紅蘭が小型化したものよ。』

 

『もう…こんなもん使う事ないって思うとったんやけど…』

 

『やっと平和になったんだ、すぐにとっ捕まえてやる。』

 

『ですが、やつはとても危険です、見つけても深追いはせずすぐに応援を呼んでください。二人ペアで行動してください。』

 

『わかったわね、イチローちゃんいい子でいてね、帝国華撃団出撃せよ!』マリアはイチローをかえでに託した。

 

『了解!』

 

 



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並行世界シリーズ”ウルトラ10勇士編”2降魔戦争の裏側

ー昭和二年ーマリアの世界

帝国華撃団はアイリス・さくら、カンナ・マリア、紅蘭・レニ、織姫・釋原にわかれてピエールを探し始めた。

アイリス・さくら

『さくら…また戦うの…降魔と…』

 

『そんな事は絶対に許すわけにはいかない!さ、アイリス急いで見つけましょう。』

 

『うん。』

 

カンナ・マリア

『にしても、本当に釋原雅彦ってのは隊長に似てるな。』

 

『あの人は隊長ではない…でもどうしても釋原さんが隊長に見えてしまう……』

 

『まあ……あの人は釋原だ。ただそれでいいじゃねえか。』

 

紅蘭・レニ

『なあ、レニ、ほんまにあの人隊長はんやないんやろうか?』

 

『顔は99%隊長だ、でも…声は全然違う…』

 

『聞き慣れた大神はんの声間違えるわけはないわ…3年たった今帰ってくるわけないのにな…』

 

織姫・釋原

『ピエールってのは降魔何ですか?』

 

『違う、あいつは災魔っていうやつだ。』

 

『サイマ?そいつが何故降魔の復活を?』

 

『…多分、帝都の滅亡だと思う。』

 

『何ですって!またですか!折角この3年間ずっと平和だったのに!』

 

『ところで、大神一郎とはどんなやつだったんだ。』

 

『…………中尉さんは、私達帝国華撃団の隊長として、4回帝都を、巴里華撃団の隊長として、巴里を悪の組織から守った人でーす。でも、最後の戦いの時に死んでしまったんです。』

 

『どうして死んでしまったんだ?』

 

『…………………………………………………中尉さんはミカサという戦艦を帝都から遠ざけ、東京湾に落とすためにマリアさんと一緒にブリッジに残り、落下した際の衝撃で…』

 

『おかしいな。』

 

『笑い話じゃありません!』

 

『違う。何故ミカサが落下した時大神一郎だけが死にマリア・タチバナは生き残ったんだ。』

 

『運が悪かったんでしょう…』釋原は考えた。

 

(運が悪かった。だが不自然だ。そんな単純なわけなのか?他の世界群とは何か違うな。でも、まずはピエールを探さなきゃオヤジの苦労が無駄になっちまう。)

 

 

 

司令室

『まさか、降魔戦争の時に、俺達が戦った奴等はほんの一部に過ぎなかったとはな…』感慨にふけっている米田の所にかえでが大量の資料を持ってきた。

 

『米田司令、降魔戦争の記録を調べた結果、釋原君がいっていた事は本当のようです。』

 

『俺達は…あいつの親父に…ウルトラセブンに助けられていたんだな。』

 

 

数時間前

『おめえ、並行世界から来たんだよな、だったら別の世界で俺が長安との戦いの後どうしたか知ってるんだな?』

 

『はい、その世界では貴方は大神一郎に支配人の座を譲りました。』

 

『んで、大神は支配人になり、マリアと結婚したんだな。』

 

『いいえ、その世界では大神一郎は李紅蘭さんと双武に乗り、支配人になり、李紅蘭さんと結婚して4人の子供の父親になっています。』

 

『へー、紅蘭とね、てっきり、マリアかロベリアとくっつくかと思ってたがよ。ところで、降魔とピエールの関係は何なんだ?』

 

『ピエールは災魔つまりこの世界の降魔みたいなもので、ピエールの術により、18年前の降魔戦争の時からこの世界が他の世界に比べて降魔の数が多いんです。』

 

『じゃあ、俺らは降魔戦争の時に他の世界の俺達に比べて多くの降魔を倒していたのか。』

 

『いえ、その時は親父が増えた降魔を倒し、ピエールを追い払ったんです。』

 

『親父?おめぇ山崎の息子か?』

 

『違います、俺の親父の名前はウルトラセブン。巨大な赤い戦士です。』

 

『あ、赤い巨人は!あれは夢じゃなかったのか⁉︎かえでくん、至急資料を集めてくれ。』

 

『わかりました。』

 

『では、俺はこれから織姫さんと一緒に行ってきます。』

 

『わかった、頼んだぞ。』

 

 



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並行世界シリーズ”ウルトラ10勇士編”3帝国華撃団VS怪獣軍団

昭和ニ年

ーマリアの世界ー

レニ・紅蘭

『ん、なんやこの反応?まさか、』

 

『フォフォフォ!さすがですねえ、帝国華撃団さん、どうもピエールと申します。前の世界ではお世話になりましたねえ、大神紅蘭さん。』ピエールが頭上から現れた。

 

『な、なななに、言うとるんや!う、うううちは李紅蘭や!間違えすぎや!』

 

『ああ、そうか、この世界では違うんですね。』

 

『紅蘭落ち着いて、もう連絡したから、あまり無闇な行動はしないほうがいい。』

 

『ま、まあこれでおまえさんもお終いや!降魔の復活なんてさせるわけないやろが!』

 

『もうこっちの狙いに気がついていたとはさすがですねえ、ただ私はそう簡単に倒せませんよ。』

 

『ふっ、こんな事もあろうと、持ってきたもんがあるんや。これ見て驚き!』それはDVリフレイザーであった。

 

『な、なぜそれを貴様が!』

 

『紅蘭?その銃は?』

 

『この銃はす原はんが持ってきたもんでな、ピエールを倒した人から借りてきたもんらしいんや。』

 

『こんな銃、見た事がない。』

 

『くっ!だが、それをあなたが使えますか?』

 

『ほんまは、マリアはんに渡そうか思うとったんやが、急いどったからなあ、まあ、まず撃ってみるか?』紅蘭はピエールに向けて銃を構える。だが

引けなかった。

 

『ん、ダメか?なんも起きへん。』

 

『未確認の武器を使ったから仕方ない。』

 

『………ま、まあそうやな。』

 

『んーーーー、そうだ!あの世界だ!ビガンザビガンザバギュドンバー!時空よ開け!』時空に穴が開いた。そこには、謎の巨大な物体が空を飛んでいた。

 

『異常事態発生!皆、まだか。』

 

『ごめん、レニ遅くなったわ、あれは何なの?あれはピエールの武器?』

 

『あの人はいませんか、久しぶりですねえ帝国華撃団のみなさん。』

 

『久しぶり?何いってんだ、あたいたちはてめえとあうのは始めてだぜ。』モニターに通信が入る。

 

『違うぜ、ピエールは並行世界でお前達帝国華撃団と二回あっているんだ、まあその世界は大神紅蘭夫妻、大神カンナ夫妻のいる世界で、大神一郎は死んでいないんだ。』

 

『えええー!』花組は光武二式の中で叫んだ。

 

『じゃ、じゃあさっき言っとった大神紅蘭ってのは…』

 

『ああ、その世界では長安との戦いの後、大神一郎は死なず、李紅蘭と結婚し、4人の子供が出来ている。』

 

『うちが大神はんと……』

 

『じゃあ、あたいも、隊長と。』

 

『そう、別世界でもさっきと同じく2人の子供がいる。』

 

『じゃ、じゃああたしと大神さんが結婚した未来も。』

 

『並行世界には様々な可能性があるからな、ちなみに俺が行った世界ではピエールがいった世界以外で確認のため他の世界にいったら、大神・メル・レゾン、大神コクリコという人物にあったぞ、時間がなくてそれだけしかいけなかったがな。』

 

『まだ、だめですねえ、あの世界では成功しましたが、まずは行けえ!怪獣軍団!帝国華撃団を叩き潰せえ!』巨大な物体から怪獣軍団が現れた。

 

『あの怪獣は!ダンカン!チロチロス!アリンドウ!ズラスイマー!ボクラグ!ゲロンガ!デキサドル!ブラキウム!復活したのか!気をつけろ!そいつらは危険だ、充分注意して戦え!』

 

『10体か、確かに危険そうだなだが、こいつらを野放しにしちゃあおけねえ。』

 

『気をつけるのよ、了解!』

 

 

 

ーUPG基地ー

 

『怪獣10体出現、スパークドールズではないもよう。側にあるロボット確認不能。』

 

『あのロボットは?ムサシさんの世界から?』

 

『あんなロボットは見た事はない、今はゼロとも連絡がとれない、作戦はまずあのロボットと怪獣を倒してからだ。死んだ怪獣を無理矢理蘇えらせるとは。』

 

『いくぜ、ショウ』

 

『ああ。』

 

 



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並行世界シリーズ”ウルトラ10勇士編”4囚われた大天使

ー昭和ニ年ー

ーギンガの世界ーマリアの世界ー

ビル街

『くっ!こいつらやるなあ、だけどあたい達の敵じゃないぜ!』カンナはバクラグを地面に叩きつけた。

 

『おい、あのロボット凄いなあ、俺達が戦う必要ないんじゃないの。』ヒカルはウルトラマンギンガ、ショウはウルトラマンビクトリーとして今までこの世界の地球を怪獣と戦い守ってきた。

ピピピ!通信機に連絡が入りヒカルは確認した。

 

『ヒカル。』

 

『どうした、マナ。』

 

『あのロボットには人間が乗って戦っている今隊長とそのロボット達の司令官が話をつけている。』

 

ーUPG基地ー

『米田さん、我々としても今の状況は好ましくない、協力してください。』

 

『ああ、まずは我々が怪獣と戦う、怪獣のデータを送ってくれ。』

 

『まだ、ウルトラマンに変身しなくてもいい、わかったなヒカル、ショウ』

 

『大丈夫か、怪獣相手に。』

 

『もしもの事を考えておいたほうがいいな。』2人はそのまま怪獣達を見た。

 

『はあああああ!あとは一体!』既に怪獣達は

 

『くっ!今あの怪獣を失うわけには!

エタルガーさんお願いします!私は彼を連れて逃げます!』黒い物体から謎の虚栄が地上に降り立つ。

 

『ピエールさん、あなたには感謝していますから、雑魚退治くらいは手伝いますよ。それにこいつらを倒せばウルトラマンギンガやビクトリーが出てきますからねえ。』ピエールは笑いながらブラキウムと共に闇へ姿を消した.

 

『ウルトラマン?ってなに?』アイリスはモニターに映し出されたマナに聞いた。

 

『ウルトラマンとは私達の世界にいる怪獣と戦う光の巨人のことをいう。』

 

『へー、あたい達の世界にはいないなあ、まあともかくあたいから行くぜ!』カンナは走りエタルガーにパンチを繰り出し、腹に入った。だが、

 

『どうしたんですか?もっと本気できてくださいよ?』余裕の表情でカンナ機を睨みつけ、カンナは一旦退いた。

 

『ま、間違いなく当たったはずなのにどうして?ア、アイリス?あれは亡霊?』

 

『さくら、違う…あいつは…亡霊じゃない…』

 

『案外、つまらなさそうですね、とっとと全滅させますか。』

 

(そろそろ行くか!)釋原は作戦指令室を抜け出した。

 

『釋原!おめえも、そうなのか。』

 

『ええ、あとあのエタルガーは俺がピエールと一緒に追いかけてきたやつなんです!それに奴等に大天使ミカエルが捕まっていますから。』釋原は急いで地上へ向かった。

 

『だ、大天使ミカエル……あやめ君…』

 

『ね、姉さんが……』大天使ミカエル藤木かえでの死んだ姉、藤木あやめの真の姿である。

 

『デヤッ!』釋原はウルトラゼロアイを使いウルトラマンゼロとなった。彼はウルトラの星からきたウルトラマンであった。

 

 

 

 

ー並行世界ータイムテレビー

『こっちの世界はゼロに任せておくか、じゃあこっちは監視しておく、頼んだぜ!さて勝てるかな、まあ中学生でもあのクラスは触手になれてるからな、それに8人のライダーもいるようだし。』

 

 

 

 

 



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並行世界シリーズ”ウルトラ10勇士編”5エタルガーの脅威

ー昭和二年ー

ーギンガの世界ーマリアの世界ー

『やはり、こんなもんですか、少々手こずりましたが、おおアレーナ様!今ですウルトラマンギンガを封印するのです!』外にヒカルと他のUPGの隊員を見つけたエタルガーがアレーナに手を伸ばそうとした。だが!上空からウルティメィトイージスをつけたウルトラマンゼロのキックが決まりエタルガーの邪魔をした。

 

『久しぶりだな、ムサシ。エタルガー決着をつけてやる。』

 

『ゼロ、いいだろう、ここでくたばれ』

 

『デヤッ』互いの拳や蹴りを避けながら何度も何度も攻める!ゼロはイージスの槍を使い、エタルガーはマフラーを使いながらお互い一歩も譲らない戦いを繰り広げる。

 

『うちらとはレベルが違いすぎる、今は見てるだけしかなさそうやな。』

 

『今は彼に任せたほうがいい。』

 

『ヒカル、今の内にアレーナを。おい!そこのロボット達まだ動けるなら、この基地をまもってくれないか。』ショウは指図した。

 

『え、ええそれくらいなら。』さくら機を筆頭に4機ほど基地の周りに移動した。

 

帝国劇場ー司令室ー

『太平洋戦争…怪獣…ウルトラマン…未来はこんな風に…』

 

『米田司令…正直…驚いています…でも…一番驚いているのは…姉が…今囚われているという事です。』

 

『ああ、あのエタルガーとかいうやつ、中々やる、確かに帝国華撃団は大神、すみれがいなくなり、光武二式もお世辞にも機能は悪い。メンテナンスもあまりしていなかったとしても強い。』

 

『残念ながら今はウルトラマンに頼るしかなさそうです。』

 

『ウルトラマン……俺らの世界には存在しない地球を守る戦士か…』(なぜウルトラマンゼロは大神に姿を変えたんだ、気になる……)米田は考えた顔を変えるなら別に大神でなくても。

 

ーUPG基地ー

ヒカルとアレーナは基地の通路を走り内部へと移動していた。

『大丈夫、大丈夫だよ。君には笑顔のほうが似合っている。』ヒカルはアレーナを励ます。アレーナは惑星ザントという星の王女であったが、エタルガーにウルトラマンギンガによって惑星ザントが滅ぼされたというイメージを植え付けられ(実際には惑星ザントは滅んでいない)、彼女の持っている魔境を使いウルトラマンを封印していった。エタルガーは邪魔なウルトラマンを倒すため彼女を利用している。

 

ー地上ー

今なおエタルガーとゼロとの互角の戦いは続いている中、エタルガーは一旦ゼロを押さえつけた。

『アレーナ様!その男はあなたの故郷を奪った宿敵ウルトラマンギンガ』エタルガーは邪悪な光をアレーナへ向けて放ち、彼女の恐怖を増幅させた。

 

ーUPG基地ー

『ああああああ‼︎‼︎』アレーナはエタルガーの邪悪な光により頭を抱え苦しんだ。

 

『アレーナ!アレーナ!しっかりしろ!』ヒカルが彼女を揺さぶっていると側にあった鏡が割れた、その鏡には彼女の笑顔が映し出されていた。それは彼女の心が邪悪になったという事なのであろう。ヒカルが鏡を見た後に見たアレーナの顔は先程とは明らかに違っていた。

 

『フッ!』アレーナはヒカルを蹴り走り去った。

 

 

ー地上ー

『はああ!』ビームをエタルガーはゼロに向けて放つ!

 

『ウルティメイトイージス!』胸のイメージを展開しビームを防ぎ、そのままイージスを弓の形へと姿を変えゼロはエタルガーに向け構えた。

 

『ファイナルウルティメイトゼロ!』

 

『ぐああああああ!』

ー大帝国劇場ー

『ふっ、その子供を貰っていくぞ!』その頃、アレーナは劇場の地下司令室に来ていた。かえでを軽く突き飛ばしイチローを奪った。

 

『かえでくん!しまった、エタルガーとの戦いに集中するあまり、こちらを気にしていなかった、やらせるか!おりゃああ!』米田は刀を抜きアレーナに向かった。だが!

 

『はああ!』突然背後から現れたピエールの攻撃に対応出来なかった。

 

『ピ、ピエール……ちっくしょう、背後からの敵に気づけないとは…老いには…勝てねえな…』米田は虚しく地面へと崩れ落ちた。

 

『さあてとやっと手に入れました、3年間の苦労が今!報われる。じゃあ行きましょうか!』

 

ムハハハ!アハハハハハ!奇妙な笑いが響く。



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並行世界シリーズ”ウルトラ10勇士編”6真犯人

ー昭和ニ年ー

ギンガの世界ーマリアの世界

『エタルガーさん、ありがとうございました。これで私の目的は達成される。』ピエールが上空から現れた。

 

『うおお!』エタルガーはゼロの技によりかなりのダメージを受け、つけていた赤い仮面が壊れ、マフラーが焼けこげ、さっきまでの凛々しさは消え荒々しさだけがあった。

 

『アレーナ!なぜあの建物から?あ、あの子供は⁉︎』ムサシは確かに基地に入っていくアレーナを見たのにもかかわらず大帝国劇場から出てきて驚いていた。

 

『い、イチロー君だわ!は!かえでさん!かえでさん!だめだわ…返事が…』

 

『やられた、エタルガーに気が回りすぎて帝国劇場を厳かにしてしまった。

マリア、アレーナに向けて威嚇射撃を!マリア!』マリアは銃を構えた。

 

『う、撃てない……』引き金は引けなかった。

 

『マリアの腕なら大丈夫。当たらないよ。』

 

『で、でも……』マリアは怖かった。もし自分が外してイチローに当たってしまったらと考えると恐ろしくて仕方なかった。

 

『アレーナさん、早くこちらに。』ピエールはアレーナの側によった。

 

『わかっている、ほら。』アレーナはピエールにイチローを渡した。

 

『さあ、準備は整いました。死ねえ!』ピエールは短剣をイチローに突き刺し、血が噴き出す!

 

『あああああああ!』イチローが大きな声で叫んだ、そしてピエールは禍々しい形の壺にイチローの血を入れた。

 

『イチローオオオオオオオオオオオオ!』マリアは気が動転してあたりかまわず銃を撃ちまくった。

 

『まて、エタルガー!うわっ!…….…わかったよ、決着はお預けか。』

 

『マリア!やめろ!落ち着け。』カンナが取り押えた。

 

『離して!イチローが!イチローが!』

 

『ふふ、無駄ですよ。これでやっと3年前から続けた苦労が報われます。ありがとうございます。』

 

『3年前…ま、まさかー』

 

『そう!あのミカサ陥落の時、大神一郎を殺したのは私なんですよ!』それは花組を怒らせるには充分すぎる言葉であった。

 

『な、なんですって‼︎』

 

『あいつがお兄ちゃんを!』

 

『許さない…絶対に許せませーん!』

 

『ピエールが…隊長を…』

 

『許さへん!大神はんを殺すやなんて!』

 

『あいつが!っ!マ、マリア!やめろ!』

 

『死ね!死ね!死ね!死ね!死ねえええ!』マリアはありったけの弾をピエールに向けて乱射した。

 

『ホイ、ホイ、ホイどうしました、まあこのままいけば大量の降魔が復活して私もあの世界にっ!ギャァアア!』背後から謎の銃弾がピエールの背中に当たり、イチローを落とした。

 

『今だ!』【ウルトライブ!EXレッドキング!】ショウはビクトリーランサーというウルトラマンビクトリーへ変身するための道具を使い、ピエールを当てた。

 

『よし!ありがとうショウ。この子まだ息はありはが危険な状態だ、すぐに輸血を!』落ちてきたイチローをムサシはしっかり受け止めた。

 

『今、帝劇とは通信がつかないそちらの基地で手当てしてくれませんか。』

 

『わかった、レニ君、帝国劇場にはゴウキとアリサも連れて行ってくれ、もしもの時には私達の世界の武器が有効なはずだ。』

 

『わかりました、紅蘭、織姫はUPG基地にカンナ、さくらは劇場に向かって、僕とアイリスはマリアを…』

 

『わかったわ、行きましょうカンナさん。』

 

 

 

 

ービル街ー

『確かターゲットは大神一郎とかだったきがするが何かいい事をした気がするぞ、今日のスコープには悪魔の悔しみが映っていたか、怪物を殺そうとして失敗した俺にも悪魔に少しの反抗は出来たかな。』彼の上空には次元の穴が開いていた。



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並行世界シリーズ”オーク巨樹編”8人の仮面ライダー

太正十五年
オーク巨樹に支配され、巴里華撃団がパリシィに降り、人々が悲しみに溢れていた巴里に8人の熱い男達が現れた!
彼らはこの巴里を世界を救えるのか!
オーク巨樹編スタート!


太正十五年 パリシィの世界

ー巴里跡ー

『ん、痛ってて、ここはどこだ?』彼らは8人ライダー(1号、2号、V3、ライダーマン、X、アマゾン、ストロンガー、スカイライダー)ネオショッカー首領との戦いの後偶然この世界へとたどり着いたのだ。

 

『な、なんだここは日本ではないなあ、衝撃で外国にでも…あっ!おいみんなあれを!』1号が指差した先にあったのは木の枝に蝕まれた無惨なエッフェル塔であった。

 

『あ、あれは間違いなく、エッフェル塔だ!だが、あんなにも、ネオショッカーの残党の仕業か!』

 

『きゃああああ!』

 

『女性の悲鳴!みんな行くぞ!』

『おう‼︎』

 

『あ、ああああ、た、助けて…』そこにはロベリアが手から火を出し女性に迫っていた。

 

『おいおい?怖がんなよ、大丈夫だよ、オーク巨樹のゆうことに従えば、みんな幸せになれるんだからさあ。』

 

『ひっ、ひいいい!』

 

『ふっ、こいつは駄目か。愚かな巴里の市民が助かる唯一の策なのによ、なら死ね!』ロベリアは火を彼女に向かってはなった。だが、

 

『V3バリアー!』V3がギリギリの所で女性を火から守った。

 

『お嬢さん!今はあいつに任せてくれ、逃げるぞ!』隼人(2号)は女性を抱えその場を立ち去った。

 

『なんだてめえら、邪魔すんじゃねえ!』ロベリアは手当たり次第火をV3に放ったが、彼のバリアは破れなかった。

 

『ふざけるな!どんな魔術を使っているか知らないが、人に害を与えるのなら私が相手になろう。』

 

『我々パリシィの邪魔をするのか!おまえは日本人だな、だが、巴里市民の味方をするなら我々の敵だ!こい!光武F2!』地面から禍々しい形の光武F2が出てきた。

 

『そんなものがあろうとがなかろうが俺は負けん!』V3は光武F2に対して完全と立ち向かった!

 

ー凱旋門ー

『ロ、ロベリアさんの機体が…』

 

『無駄だよ……あの娘達は……パリシィの奴隷になっちまった…』

 

『違います!圧倒的に負けています!

謎の服装をした人がロベリアさんに勝っています!』

 

『!なんだって、誰だい?そんな事できるわけ…』

 

『こっちにも、エリカさん!グリシーヌさま!コクリコさん!花火さん!が謎の服装をした人に圧倒されています。』

 

『あたし達はまだ助かるのか…勝てるのか…ムッシュあんた…早く帰ってきな!死んでないんだろ!』

 

ー教会前ー

『くっ‼︎何故、私がこんなにも…変な奴に…』エリカ機は既にボロボロになっていた。

 

『スカイライダーは弱いものの味方だ!負けるわけにはいかないのだ!』

 

ーブルーメール邸ー

『花火、大丈夫か!何故パリシィである我々が人間ごときに!』

 

『つ、強い!こんなにも力の差が…』花火機とグリシーヌ機は機体から火花が散っていた。

 

『茂、決めるか!』

 

『ああ、行くぜ、神さん!チャージアップ!』

 

『Xキック!』Xライダーとストロンガーのキックが光武F2に決まる!

 

ーサーカス前ー

『くっ‼︎なんて暴れるやつなんだ!』

 

『アマゾン!おまえの機械、壊す!大切断!』

 

ー凱旋門支部ー

『全機爆発!中にいた皆さんはオーク巨樹に隠れていきました。』

 

『ひとまずは、退いてくれたか、なんとか彼らに彼女達を倒してくれるようにしてみるか、シー!彼らにあってきな。』

 

『ウィ、オーナー』シーは一文字隼人と接触し、この世界の状況を相談するために、指令室へと向かいいれた。

 

 

 

 



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並行世界シリーズ”オーク巨樹編”2裏切りの巴里華撃団

ー太正十五年ー パリシィの世界ー

ー凱旋門支部ー

『んで、あんた達は偶然この世界にやってきた。』グラン・マは司令室で仮面ライダー1号(本郷猛)らと会話をしていた。

 

『ええ、俺達は、ネオショッカー首領の爆発によって世界の壁が崩れ、我々が来てしまったというわけです。』

 

『改造人間…1979年……ネオショッカー…別世界の未来だとこんな事が起きてるとはね…まあ、ここも地獄なんだけどさ……』

『オーク巨樹…それがこの世界を支配する平和を害する敵か!』

 

『……私達には巴里華撃団という平和を守る部隊がいたんだ、私が司令、シー、メルが状況確認、そしてエリカ、グリシーヌ、コクリコ、ロベリア、花火、そして唯一の男性隊長大神一郎が光武F2に乗って怪人と戦っていた、だが!怪人の正体はパリシィと呼ばれる古代の民族で、昔フランス人に迫害された子孫で、彼女達もそうだったのさ!そして彼女達は我々を裏切り!巴里をこんなにしてしまったんだ!さらに巴里市民を洗脳してしまい、拒んだ者は殺そうとした!実際彼女達を拒んだ者はあまりいなかった。だが!ある一人の女性が拒んだその時、大神一郎はその女性を助けた、多分彼は今どこかで戦っているだろう。今の所死亡者はいない、だけど!大神一郎は彼女達が裏切ってから今日2日間連絡がつかないんだ、それで彼女達が現れた時はもうだめだと思った。だが!あんた達がやってきてくれた!こんなにも頼もしい事はない、頼む!勝手だとは思うが!あのオーク巨樹を倒してくれ!』グラン・マは頭を下げ頼んだ。

 

『俺達仮面ライダーは人間の自由の為に戦います!任せてください!』風見志郎は(V3)は力強く答えた。

 

『オーナーが大変な事がわかりました!』メルは巨大モニターに上空の様子を映し出した。

 

『あれは……穴…』それは8人ライダーが現れた穴とは違う穴だった。

 

『あれは2日前からあったようで、どうやら、本郷さん達が光武F2を全滅させて穴を隠していた力がなくなったんでしょう。』

 

『じゃあ、あの穴から私達以外の人間が…』

 

『あ、あれは!オーナー!大神さんを見つけました!あっ!う、撃たれて負傷しています、あ!また撃たれて!』

 

『俺たち2人が行きます!行くぞ!本郷!』

 

『ああ、一文字!』本郷、一文字は走って出て行った。

 

『風見、あまりにおかしくないか。』結城(ライダーマン)は空に空いた穴を見ながら風見に話しかけた。

 

『この穴が開いたのは大首領の爆発エネルギーだけではないという事か?』

 

『ああ、大首領の爆発エネルギーだけなら俺達の世界とこの世界だけが繋がるのならわかる…だが、問題はあの穴がどうして空いたかだ。』

 

『そんなもん、その世界でも何か大きな衝撃でも起こったとか。』

 

『風見、問題はどうしてこの世界ばかりに辿り着く事だ。偶然で片付けるには話が出来すぎている。それにここが並行世界とは思えないんだ。』

 

『結城、ここはどうみたって俺達がいた時代とは違うぞ、まさか過去にタイムスリップしたなんて言うなよ。』

 

『違う、並行世界とはもしもの可能性が幾重にも分裂した世界であって、俺達がいた世界にとても良く似ていて、時代もそんなに変わらないだ。』

 

『ふむ、あの穴を監視して置く必要があるな、ホッパーを飛ばしておく。』

 

『ああ、そうしておいてくれ、俺達は一旦休むぞ。』

 

『ああ。』彼らにはネオショッカー首領によるダメージを完全に回復出来ていなかった。

 

 

 

 

 

 

 

ー刑務所前ー

『今日も元気だ!銃がうめえ!』弾丸が大神一郎の肩に当たる!

 

『グワッ!こんなやつがいたとは。』

 

『おおーっとサムライ!まだ死んでねえよなあ、まだまだ遊び足りねえからさあ。それに俺は苦しませて殺せって言われてるからさあ。』敵は銃を加え、大神を挑発した。

『くっ!こんなにも似てるとは、世界には色んなやつがいるなあ!』大神は刀を敵に向けた。



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並行世界シリーズ”オーク巨樹編”3触手の時間

太正十五年

ーパリシィの世界ー

刑務所前

『てやああああ!』傷ついた大神一郎は銃を持った敵に対して対抗手段が刀しかなく、肩や右腰、脛に弾丸を打ち込まれており、ふらふらであった。

 

『サムライの刀もそんなもんか、じゃあさ、死んどくか。』銃は大神の心臓を狙う。

 

『ろ、浪虎滅却!古今無双!』バランスを崩しつつ、走りかかり流れきった。

 

『な、何?峰打ちで……俺を…』そのまま地面に倒れこんだ。大神は警戒しながら男の側に近づき、銃を拾いあげた。

 

『こんな銃見たことはない、それに加山と声がとても似ていた。気になるなあ、くっ!なんとか…』彼の体はすでにボロボロで立っているのがやっとだった。

 

『大丈夫か、君は大神一郎だな。』

 

『あ、あなたは…』

 

『俺は一文字隼人グラン・マから君を保護する様頼まれているんだ、さあ行くぞ。』一文字は大神に肩を貸した。

 

『おい!あの触手はなんだ!』本郷はオーク巨樹とは明らかに違った黄色の触手が銃使いを穴へと引っ張っているのがわかった。

 

『本郷さん!その触手に警戒してください!オーク巨樹ではありませんが、気をつけてください。』

 

『ヌルフフフフ、すみませんねえ、私達の次元の人がご迷惑をおかけいたしまして。』

 

『き、貴様は何者だ!』

 

『私ですか?私は殺せんせー椚ヶ丘学園の3年E組の担任です。あなた達とは別次元から来ました。こちらに戦闘の意思はありません。』そう言って殺せんせーは穴の中にさっきの男を入れ降りてきた。

 

『別次元、やはり並行世界ではなかったか。』結城はさすがに元デストロンの科学者だけあって頭の回転が早い。

 

『おや、やはりわかっていましたか、あの殺し屋については私達の次元でなんとかしますから。まずは話し合いましょう。』

 

『一文字さん、彼は信用しても大丈夫そうですよ。』

 

『お、大神、わかった。ちなみに殺せんせーとやら目的は何だ?』

 

『実はあの巨大な樹あれについて知りたいのです。』指差した先にはオーク巨樹があった。

 

『わかった、まずは凱旋門支部に来てくれないか。』

 

『さすがは別次元、凱旋門に秘密基地とはわくわくしますねえ。』

 

ー凱旋門支部ー

『ふむふむ、なるほど…大変だったようですね、大神一郎さん。』ベットで横たわる大神に向け、殺せんせーは問いかける。

 

『あの、殺せんせー、なぜあなたはオーク巨樹に興味があるんですか?』殺せんせーは少し暗い風に話し始めた。

 

『私は、本郷さん達と同じように無理矢理こんな体に改造させられたんです。』

 

『なんだって‼︎いったいどの組織に?』

 

『…私は人間だった頃、殺し屋だったんです、”死神”と呼ばれていて、たくさんの人を殺しました、そして私には弟子がいました、私が殺したターゲットの息子だったのです。その彼に裏切らて、ある組織に連れていかれ、このような体に改造されたと言うわけです。…そしてこの体になってから異常な力を手に入れたのですが、私の体は反物質を体内生成するために改造されていたのですが、手や足がこのように変化してしまった…それに私がこの触手に”弱くなりたい”と願ったら改造直後の異常な姿ではなく、今の姿になれた……その組織がこのオーク巨樹を私の細胞に使っている可能性が高いと考えたんです。』

 

『……あのオーク巨樹はパリシィの怨念によって生まれた…それにその触手はあの樹の枝にとても似ている……あながち嘘じゃないかもね……』グラン・マは大神から大体の話は聞いていた。

 

『だが、奴等の光武F2は大破している…戦力的にこちらが圧倒的に有利だ、とっとと行こうぜ!本郷さん!』

 

『まて、茂‼︎…確かに俺達は光武F2に勝てたがまだネオショッカー首領から受けた傷は完治していない。まだ待つんだ!』

 

『だけど!そうしている間にまた奴等人をさらっていくぜ!』

 

『おまえのいい分はわかる、それにオーク巨樹にはまだ囚われている人がいる…その人達だって仕方なくついていったんだ……』

 

『確かに…ネオショッカーの基地を襲撃するのとはわけが違う…じゃあどうすればいいんですか!』茂は本郷に詰め寄った。

 

『待ってください…人質の救出なら私の教え子達にやってください、私やあなた方では彼女達を殺してしまいます。』

 

『さっき言っていたE組か、だが中学生だぞ!無謀すぎる!』

 

『大神一郎さん。彼らには私を殺すための訓練を受けているんです。』

 

『な、なんだって!どうして!』

 

『私が改造されている時、いつも側にいた組織の人がいたんです。その人は前任のE組の担任だった人です、彼女は教師とその組織の研究員として生活して、とても仲良くしていましたが、私の体が暴走した時、私は彼女を殺してしまった、更に私の体にある反物質の影響で来年の3月になると私の次元の地球を破壊してしまうんです。だからE組に私を殺してほしいんです。それは死んだ彼女との生徒を教えてくれという願いを叶えると同時に私を殺す事が出来る生徒を私自身で教えれるからです。私の生徒は危険なミッションなら何回もクリアしています。』

 

『ふむ、わかった。』

 

『じゃあ私は生徒達を連れて来ます。あ、ちなみに今の話は生徒に話さないでくださいまだ秘密にしていますから。』

 

『わかった。』啓介がうなづいたのをしかと見て次元の穴へと入っていった。

 

 

 

 

 

 

 



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番外編ー突然カラ松が帝國華撃団の隊長代理になりました。

今回はウェンディさんの設定を使って書いてみました。
あまり上手くかけてないかもしれません。
おそ松さん本編のカラ松のセリフをかなり引用しております。


大帝国劇場ー司令室ー

『よおく、集まってくれたカラ松ガールズ。隊長代理を勤める事になった、松野 カラ松だよろしく。』

 

『何いってるんでございますの?誰がカラ松ガールズですって?まあ、それはともかく黒乃巣会に対する作戦はたててありますわよね。』

 

『作戦の事は…ノープランだ!』

 

『な、何を言ってるんですか!隊長代理!しっかりしてください!』

 

『静寂と孤独。己との試練。やがて君達は悪に立ち向かっ

バン!マリアは怒りのあまり司令室をの机を思いっきり叩いた!

 

『はい。いや、おいおい、怒るなよ子猫ちゃん、楽しくやろうぜ』

 

『ふざけないでください!あなたは隊長失格です!』

 

『褒め言葉だ。バーン!』

 

『………さくらはん!ほんまにこの人が大神はんの変わりでっか?』

 

『た、確かに東京駅にいたんですけど…』

 

 

ー東京駅ー

『東京駅で風を感じる俺。そしてギンギラギンに輝く太陽を浴びている俺。』するとカラ松はウロウロしていたさくらを見つけた。

 

『どうしたんだい、ガール?なんか困ってるねえ、もしかして俺を探しに来たのかい?』

 

『あ、あの〜あなたが代理の隊長さんですか?』

 

(ど、どういう状況だ、これは。俺女の子に声かけられるのすげー久しぶりなんだが、まあ、ここは俺が隊長代理としておこう)カラ松はこの場をなんとか収めようとした。

 

『ああ、そうさ。俺が隊長の松野 カラ松だ。』

 

『…そ、そうですか。で、では参りましょう。』

 

 

『支配人やあやめさんがいないんじゃ確認のしようもないしな、ま、まあ、とりあえずは頑張ってもらうか。ところで、隊長にしても変な格好してるんだ?』カンナは誰もが気になっていた事を聞いてきた。

 

『ああ、この服は俺が選んだんじゃあない、服が俺を選んだんだ。わかるかい?』

 

『……何言ってっかさっぱりわかんねえな。』

 

『ちなみに大神一郎は華撃団の隊長を辞める事になった。』

 

『えー!』

 

『と、いう事でこれからは新華撃団カラ松オブラブ 回り始めた恋の歯車になるぜ、よろしく。』

 

『何いってるの?お兄ちゃんが辞めるわけないよ、アイリスとずっと一緒にいるのー』

 

『枯れかけている花が側にいるから。』枯れかけている花?

 

ー病院ー

『ギャァーー』大神は病院で叫んでいた。それはカラ松が送り込んだ花の妖精?

 

『カラ松に頼まれたけど、中々かわいいじゃない、チューしてあげよっか。』

 

『い、いやいお、おお落ち着いてください。ってうわー』大神はベットから飛び上がり走った。

 

はあはあはあはあはあはああああ

 

 

 

『と、いう事で大神が行方不明になったから自動的に俺が隊長になったってわけだ、よろしく。』

 

『お兄ちゃんーアイリスが迎えに行ってくる。』

 

『あ、アイリス⁉︎』アイリスはテレポートで大神のもとへ向かった。

 

『ところで、大神が寝言ですみれ君愛しているぞ!すみれ君愛しているぞ!とか言っていたがどういう意味だ?』一瞬時が止まった。

 

『え、うう嘘ですよね!大神さんに限ってそんな事!あるわけがないです!』さくらは物凄く焦った。

 

『少尉、やっと自分の気持ちに素直になられましたか、それでは私は未来の旦那様の所へ向かいますわね。』すみれは上機嫌で走って行った。

 

『少尉ー今、神崎すみれが向かいますわーオホホホホホホ!』

 

『もう一度言うが自動的に俺が花組の隊長になるというわけだ、いや今から花組はカラ松ガールズ 回り始めた恋の歯車というわけになった、それじゃあ、よろしく。』振り返るとそこには誰もいなかった。

 

『あれ?………』

静寂と孤独…

 

 

 

 

ータイムテレビー

『この世界かー間違えてカラ松なんてやつが来た世界は.まあ、後で元の世界に返してやるかの。』ドラメッド3世は光武がある平行世界を見て、何か異変ないか探していた。

 

『ここら辺にある5つくらいの世界はあまり干渉しないほうが良いのかもしれんな、元々色々な部分が他の世界と比べて異質じゃなしな、直哉兄妹とかいうのはどこかにまあ、大丈夫じゃろそれにあの世界群にはある重要な特徴があるしな。』

 

 

 

 

 

 

 




チョロ松『大変だよーカラ松兄さんがもう2日も帰ってこないよ。』
一松『カラ松って誰?』
チョロ松『鬼かお前。兄弟一人いなくなってるんだぞ。』
一松『ヤバイヤバイヤバヤバヤバ〜イ』
チョロ松『舞うな一松』するとジリリーン電話が鳴るなんと一松が受話器をとった。』
一松『はい、一松ですけど。』
マリア『あのー松野カラ松さんのご家族さんですよね、こちらに来て…』
一松『知りません、そんなゴミ、なんならそちらにあげます、それじゃ。』
チョロ松『何やってんのーーカラ松兄さんいたんだけど!何切ってんの。』
一松『これで…いいのだ。』
チョロ松『ま…カラ松だしな。』
一松・チョロ松『ハハハ、ハハハ』




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ー番外編ー突然カラ松が帝国華撃団の隊長になりました2

バトライドウォー創生発売記念!関係ないけど番外編を投稿させていただきます。


太正十二年

『はあはあはあはあ、こ、ここまでくればさすがに大丈夫だろう。』大神一郎は怪我の中無理して病院から抜け出して山の中にいた。

 

『お兄ちゃーん♪』空からアイリスがテレポートでやってきた。

 

『アア、アイリス?どうしてここに?』

 

『やっぱり帝国華撃団の隊長はお兄ちゃんじゃなきゃダメなの!』

 

『ま、まあ俺の傷も良くなったし隊長に戻るよ。』

 

『やったあ♪じゃあ行こうか。』だが草むらから花の妖精が現れた。

 

『ガキ!一郎から離れな!アタシのもんだ!』

 

『ダメ!お兄ちゃんはアイリスのものなの!』二人は睨みあう。

 

『や、やばいなあ』不思議な力を持つアイリスと巨大な花の妖精?

 

さあ戦いだ!どこかりともなくそんな声が聞こえるように。

 

 

『ぎゃああああ!!!!』側にいた大神の事など気にもとめず、二人の力は暴走する。相手を浮かせようとアイリスが奮闘するが、負けじと妖精?謎の花の触手を伸ばし、アイリスを吹き飛ばした。

 

『な、なんだあの触手は?』それは花の妖精?の本体であった。

 

『じゃあ、あの汚い花はどっかいっちゃえーー』アイリスはテレポートで花を別の場所へと移動した。

 

『じゃあ、お兄ちゃん行こ♪』アイリスは大神の手をひき山を降りた。

 

『少尉…』すみれが山を降りた先で待っていた。

 

『す、すみれ君じ、実は君にこれを…』あるケースを差し出した。それは指輪が入ったケースであった。

『唐突にこんな事言って悪いんだが神崎すみれさん僕と結婚してください。』

 

『しょ、少尉。』すみれは嬉しさのあまり涙を流し地面に崩れた。

 

『す、すみれさん大丈夫ですか?』

 

『しょ、少尉。いや、大神一郎さんこれから二人で頑張りましょう。いや、二人では寂しいですわ、もっとたくさんの人と。』すみれはお腹をさすった。

 

『すみれさん…』

 

『一郎さん…』

 

『そ、そんなお兄ちゃんが!お兄ちゃんが!』アイリスが泣いていると後ろからカラ松が近づいた。

 

『やっと来たぜカラ松ガールズ。俺を一人にしちゃ危険だぜ!オー大丈夫か〜泣かないで〜』

 

『うるさい〜〜!』アイリスは振り向きカラ松ん浮かせた。

 

『や、やめるんだ!まままま、待ってえ、うわあああ!』カラ松は山へ吹き飛ばされた。

 

山中

『大神さん!大神さん!大神さん!大神さん!大神さん!大神さん!』

さくらはものすごい形相で必死に山を降りていた、すみれは使用人に頼み人力車で山を降りたのに対しさくらは走りであるため遥かに遅かった。ちなみにカラ松は転がり落ちていたのではやく降りていた。

 

『あ、あれは』頭上からカラ松が落ちてきた。

 

『何やってるんですか!邪魔しないでください!』

 

『ふっ!自分磨きさ、そしてこういう事になるのは運命で決まっていた、そうだろ。』

 

『…どっかいってください!』さくらはカラ松を突き飛ばし降りていった。

 

『えあああああ!』

 

数時間後下町

『はあはあはあ…大神さんやっと見つけましたよ。』

 

『さくらさん、大神さんなどもういません、これからは神崎さんといいなさい。』すみれは指輪を見せつけた。

 

『ああ、これからは神崎一郎として生きていくんだ。』さくらは霊剣荒鷹を引き抜いた。

 

『いいえ!大神さんはこれから真宮寺一郎として生きていくのです!こんな卑しい高慢ちき成金女に渡してたまるもんですか‼︎』

 

『さくらさん、田舎娘がしゃしゃりでるんじゃありませんことよ、私に喧嘩を売るなど、1000年早いですわ。あなた待っててくださいまし、すぐにこの人を倒しますので!』

 

『す、すみれ、さ、さくらくんやめるんだ!』

 

『いや、君なんかつけず呼び捨てにしてください。』

 

『オーッホホホ!呼び捨てにしてください?私の亭主に意見などとは許しません事よ!』

 

『私の!亭主です!神崎すみれ!覚悟!破邪剣征!』

 

『神崎風塵流!』

 

(あ、俺のランキング2位さくらくんだった。)

 

傷だらけのカラ松はその光景を見て涙を流し叫んだ。

 

『扱いが全然違ーーーーう!!』

 

『おい、カラ松‼︎』

 

『ん?ないだい?誰か俺を呼んだ…ってぎゃー‼︎』次元の穴から触手が出てきてカラ松を引っ張った。

 

『ん、誰かおい!誰か助けてー』

 

 

タイムテレビ

ドラメッドはその場で区切りその後は資料をみた。『んで、その後神崎すみれと真宮寺さくらとの戦いは熾烈を極め、真宮寺さくらが神崎一郎の養子縁組として神崎さくらとなり決着した、神崎すみれは23人、神崎さくらは5人、神崎一郎との子供を出産。霊力が高かった女性が霊力が落ちた場合、出産能力が格段に上がり、更に相手の霊力が高かった場合出産能力が更に上がると立証された。そして帝都を襲う悪の組織などを次々倒し、すみれと一郎の第一子神崎賢治は国際交流、軍備削減を積極的に進め、地球を一つにまとめ、戦争を完全に排除し、核の作られない世界を作ったか、これは奇跡じゃな、カラ松とかいう奴には感謝しないとな。ん、そういえばあの花は……えっ!せ、世界を救った⁉︎あの地獄の世界群の一つを救ったのか⁉︎カラ松は英雄なのかもしれん。まあ、そろそろ元の世界に帰してやるかの。』ドラメッドはどこでもドアを潜った。

 




トド松『やっほートド松だよ、ねえみんな最近大丈夫風邪とかインフルになってない?増えてるから心配だねー僕もなるかもしんないなあ、そうだ!困ったらうちに来なよ人に移すのが一番効果的だよ、僕のお兄さんにうつせばいいよ。大丈夫!みんな強いからさあ、ま、僕にはうつさないでね。』


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ー特別編ー世界を救った痛男

今回はサクラ大戦のある同人誌さんの作品のリスペクトとして書きました。それではどうぞ


ー太正十六年ー 戦争の世界ー

ーブルーメール邸ー

ここに今新たなる命が生まれようとしていた。

『お嬢様、頑張ってください、このタレブーめがついております。』そうグリシーヌ・ブルーメールは大神一郎との子供を出産しようとしていた。

 

『ぎゃああああああ!』グリシーヌは出産に成功した、だが!

 

『ぎゃああああああああ!』

 

『お、お嬢様!は、ははははやく!血を止めるのです!』グリシーヌの体は出産に耐え切れず、腹から大量の血が噴き出していた。

 

『タレブーさん!ダメです!グリシーヌ様の血は希少すぎてこの屋敷の使用人誰とも適合しません!』

 

『ぱ、巴里の市民からの輸血は!』

 

『だめです!誰とも適合しません!』

 

『そ、そんなお嬢様が!何故だ!折角大神との子供が生まれたというのに。』そのままグリシーヌは大量出血により、命を落とした……………………のがこの世界の正しい歴史だったが!

 

 

 

 

えああああ!上空から人が落ちてきて屋根を破壊した。

『っててて、どこだここは、え、ええええ!』それはあの世界からまた来てしまったカラ松であった。

 

『誰ざますか!こんな忙しい時に!』

 

『ふっ…俺の名は松野 カラ松恵まれた才能を持った 天才だ…』かっこつけたが帰ってタレブー達の怒りを生んだ。

 

『っ!そいつをとりおさえてやりなさい!』メイド達はカラ松をすぐに取り押さえた。

 

『ま、待ってくれ!お、俺は怪しいものじゃない!』

 

『充分怪しいざます!さあ、帰りなさい!あっ!お、お嬢様!そ、そうだ!こやつの血を確認なさい!』メイド達はカラ松から血を抜きとり、検査した、すると、

 

『て、適合します!』

 

『今すぐ輸血するざます!お嬢様助かるざます!』

 

『た、隊長……』グリシーヌはそう呟き意識を失った。

 

『助かったざます、まあこれでも持っていって、とっと帰るざます。』タレブーはカラ松に金貨1枚を渡し屋敷くら追い出した。

 

ー屋敷前ー

『はー、これから俺はどうすりゃいいんだ、まあ世界は俺を必要とするからなあ。』

 

『あ、いたいたおーい!』ドラリーニョが手を振りながら近づいてきた。

 

『見つけた!君ってカラ松だよねだよねだよね。』

 

『ああ…松野カラ松だ……。よろしく!』血を抜かれていたので少しぐったりしていた。

 

『帰ろっか!連れてくよ!君の家さあさあ行こう!』

 

『って、またか.苦労はかかるなー』(にしてもあいつテンションが十四松によく似てるなあ。)

 

 

ー別次元ーおそ松さんの世界ー

おでん屋

『てやんでい!またカラ松いねえじゃねえか、まだ帰ってきてねえのか。』そこにはチビ太のおでんを食べる5人がいた。

 

『大丈夫だって、チビ太、ふらっと帰ってくるって。』

 

『いや、おそ松兄さん、2週間たっても帰らないのはいくらなんでもおかしいよ。』

 

『ははは、もしかして、パチンコに凄い勝ったから帰らないんじゃないのーー前パチンコに勝ってたし。』

 

『ああ、だからあのクソ松、帰ってこねえのか。』

 

『一松兄さん、十四松兄さんやめて、そんなわけないでしょ、カラ松兄さんがパチンコで勝ったとしてもすぐ僕達が気づくのわかってるんだし。』

 

『まあ、そうだな…ってあれ!カラ松兄さんだよ!』チョロ松が振り向いたらカラ松がドラリーニョとともに歩いていた。

 

『ああ、いたいた、ゴメンよー間違えて連れていってて。』

 

『やったー猫型ロボットだー、一松兄さん、触ってみてよ。』恐る恐る一松が近寄り頭を撫でる。

 

『ニャオーン!』十四松が叫ぶ!

 

『ってお前がいうんかい!』

 

『いいね、ニャオーン』つづけてドラリーニョが叫ぶ!

 

『何この人も乗ってんの!てか、十四松とキャラ被ってるんですけど!』

 

『それはあかんよチョロ松君。キャラ被るのはねー昔は良かったけど今はだめだよ。』

 

『まあ、僕達みんな個性ついてるけど今やるとおそ松くんみたいになるからさあ。』

 

『おい、カラ坊、おめえ、手にコイン持っているなあ。』チビ太はさっきタレブーからもらった金のコインを見つけた。

 

『あ!こ、これは…』

 

『おやおやカラ松君、いかんよ…そういうのはみんなにちゃんと言わなきゃ、ねえ…チョロ松君』

 

『もちろん、カラ松兄さん、ありがとう、じゃあ今から寿司とろっか。』

 

『おいおいおいちょっと待て、これは俺が頑張って手に入れた金だ、素直に渡せるわけが…グヘェ!』横からトド松が椅子を投げ、当たったようだ。

 

『カラ松兄さん、ありがとう、みんなー寿司ー頼もー』

 

『おーー!』カラ松を引きずり5人の兄弟は帰って行った。

 

『カラ坊…もう、おいらは店仕舞いでえい。』チビ太はすぐにその場から立ち去った。

 

『ドラメッド、作戦完了、ふうー疲れたー』タイムテレビを四次元ポケットから取り出した。

 

ーシャノワールー

バスコが現れた世界

『よくやってくれたのう、これでこの世界の地獄の様な歴史は綺麗さっぱりなくなった、それにあの巨大な花あれが、過激思想の連中と政府の重鎮が帝国華撃団を襲撃する計画を練っている現場に落ち、彼らは全滅。それにより帝国華撃団のメンバーは全員無事、天皇はそれにより自分の補佐に米田を置いた、だから戦争は起きずにすんだ。それに有名貴族の婿として大神一郎がなった事により日本が外国と国交をよりよくするようになった、本来ならグリシーヌが死んでしまったため、グリシーヌの両親は大神一郎とグリシーヌの子供を捨てたが…カラ松が来た事によりグリシーヌは一命を取り留め、彼らの存在は日本とフランスは互いに手を取り合うようきっかけになった…すまんな、カラ松を元の世界に戻すのはわしがやるべきじゃつたのに、ドラリーニョ面倒な事押し付けてしまったかのう。』

 

『いいよいいよ、それにさあ、わかったんでしょ、バスコと手を組んだ企業の事が!』

 

『ああ!ダグラス・スチュワート社!そいつが帝国華撃団壊滅を目論んでおるんじゃ!そのために次元に穴を開け、他の並行世界で戦いの準備をしようとしているんじゃ!』

 

『え、た、大変じゃないか!ってあれ…ここって並行世界じゃなかったっけ?』

 

『どうやら、ワシらが来たのは並行世界ではなく別次元、この次元、あ〜まあサクラ次元という名前にしておこう、ワシらがいた次元、ドラえもんズ次元という名前にしておこう、アチモフとの戦いの時に電磁波によりどこでもドアが別次元と繋がるようになり、ワシらは偶然この次元にきたと思いこんどったが、ワシらは意図的にこの次元に来させられたようじゃな。それにサクラ次元の並行世界でも次元の穴が開き大変な事がおこってるようじゃ。』

 

『ふ〜ん、まあでもこの間カラ松君がいた世界は何か違った感じがしたんだけど。』

 

『あの世界についてはまだ調べている途中じゃ、それはおいといて…その次元の穴が開いた並行世界については帝国華撃団光組に任せておこう。』

 

 




次回から始まる並行世界シリーズ”オーク巨樹編”.”ウルトラ10勇士編”それぞれ明日前半部分を投稿させていただきます。


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並行世界シリーズ”融合編”破れた壁

昨日旅行から帰ってきました。いい取材になりました。それではどうぞ


平成二十七年

ー殺次元ー殺せんせーの世界

ー椚ヶ丘学園E組校舎ー通学路

ここには名門校椚ヶ丘学園の中で落ちこぼれになった生徒が山の中にある隔離校舎で勉強する場所であった。

『殺せんせーどこに行ったんだろー折角冬休みにしか出来ない暗殺をしようと思ったのにさー』喋っていたのは”茅野カエデ”緑色の髪をしたツインテールの少女である。

 

『まあね、弱点も沢山あるし、気温差を使った暗殺も出来るのにね、確か烏間先生と昨日なにか話をしていたの見たんだけどね。』そして一緒に話をしているのは”潮田渚”青色の髪をした少年である。

 

『今日、烏間先生に聞いてみるしかないね。ねえ、渚、気温差を使った暗殺もう計画立ててる?』カエデは渚の前に立ち聞いた。

 

(そうだな…茅野にも教えておいたほうがいいな)

『まず暖炉がある部屋に先生を誘いこんで先生の目の前で暖炉の中にエロ本を入れる、多分先生が突っ込んでくる、その瞬間冷凍ガスを足下に噴射して動きを止める、そして実はエロ本の中身は先生の恥ずかしい写真集なんだよ、それを見たのを確認したら硬化光線を浴びせて一気に頭を狙う。』これなら勝てる!自信はある。

 

『凄いねー渚、でもその本とかはどうやっ,あっ、そうか。』よく考えたらわかる事だ。

 

『もちろん、岡野君に頼むよ、そういう系は僕は難しいからね。』

 

『た、確かに…あ、皆もう集まってる急ご、渚。』教室の内部を見た茅野は渚の手を引き走り出した。

 

『ま、待ってよ、茅野。』彼らは教室へと入っていった。

 

ーサクラ次元ー

ーギンガの世界ーマリアの世界ー

ーUPG基地ー

『イチロー……………』マリアはただただ必死で呼吸するイチローを見ていた。(私には…何も…できない。)

 

『マリアさん…イチロー君につきっきりですね…』さくらとレニは様子を見るために医療室に来ていた。

 

『仕方ない…ピエール、あいつは降魔を復活させてしまった…この時の為に隊長は…マリアの身体的ダメージはかなり酷い……』レニは自分達の愚かさや甘さを悔いた。

僕がしっかりしなければ

僕がなんとかしないと。

今は僕が隊長なんだ。

 

『いいにくい事があるんだ…実は俺はミカサ陥落の時に来ていたんだ、その時、俺はミカサを受け止められなかった…少し時間が遅れてしまったんだ…ピエールは俺が前にいった紅蘭の世界に自分の分身を送り込んだ、ピエールは自分の魔術を使って大神一郎を間接的に殺すために。他の並行世界では長安の霊力がミカサ陥落の時に大神と大神が選んだパートナーを救ったが、ピエールの魔術によりそれを妨害したんだ。その企みに気づいた俺は大神紅蘭の世界の魔術をうちはらっただが…お前達の世界は……すまなかったな。』澤原(ウルトラマンゼロ)が話ながら歩いてきた。

 

『どちらに転んでも…降魔は復活してしまう。』レニは下を向いた。

 

『……ピエール!あいつは許さない!』さくらは霊剣荒鷹を強く握りしめた。

 

『………すまないが、マリア・タチバナに頼みがあるんだが。』

 

『今はマリアさんを一人に……』

 

『酷い事を言わせてもらうがイチロー・タチバナは助からない!』マリアは振り向き銃を構えた。

 

『冗談でも……許さないわよ………』助からない…あの人との大切な子供が…また…私は…ひ、と、り…

 

『だが、助ける方法はある!』澤原は手につけているブレスレットからモニターを出した。

 

『これは……あの巨大な物体…これがどうかしたんですか。』澤原はモニターに手を触れ屋上部分を拡大した。

 

『この巨大な物体の最上階に、ある部屋があるその部屋にイチローの血があるその血には霊力が含まれている、それを輸血すればイチローは助かる。』まだ助けられる、イチローはまだ助かる!マリアは飛び出そうとしたがレニは腕をがっちり掴んだ。

 

『マリア…イチローを助けたいのはわかる…でも耐えてくれ…まだ僕達の光武の修理は完全じゃない。』

 

『わかったわ…』マリアは唇を噛み我慢していた。

 

『だが、その前にウルトラマン達の救出が先だタイムリミットが近い、彼らを助けられれば大きな戦力になる。あの巨大な物体あれは時空城だとわかった、どれだけの罠があるかわからない、まずはウルトラマン達の救出にUPG隊員、ムサシ、帝国華撃団が時空城へと潜入する。ただし光武のメンテナンスが終わるのに時間がかかるため光武は使えないし、李紅蘭は出撃できない、そしてマリア・タチバナおまえにもやってもらいたい事がある。』

 

『何やってもらいたい事とは?』タイムリミットとは一時間前アレーナから全世界へ日没までに囚えたウルトラマン達を処刑すると宣言されたからである。

 

『エタルガー、あいつに勝つためにはヒカルとショウの力を一つにする必要がある、だから双武に乗ったお前があいつらにアドバイスしてやってくれ。』双武の力を使うには二人の力が同調しなければならない。マリアは適任である。

 

『確かに、マリアさんしかコツはわかりませんね、エタルガーに勝つためにヒカルさんとショウさんにアドバイスしてあげてください。それにピエールによって大きな傷をつけられた支配人達の為にも。』さくらは笑顔でマリアに接していたが、劇場で深手を負わされた支配人達の姿を見て怒りがこみ上げていた。

支配人達をあんな目に…

 

『ゼロ!緊急事態だ!時空城に変な枝が巻きついている、次元の穴から出ているようだ!』時空城の出現やピエールの魔術によって次元の壁が不安定になっているためおかしいことではなかった。

 

『ムサシ、わかった!みんな司令室に行くぞ!』澤原達は司令室へと向かった。

 

サクラ次元ーパリシィの世界

ー凱旋門支部ー

『にゅや!枝がまったく違う所に穴開けてます!』時空城に伸びていた枝はオーク巨樹であった!

 

『あれは!また別次元からか!』結城は風見からホッパーに反応があったと通信が来てすぐさま次元の壁の近くまで来た。

 

バリーン‼︎ふたつの次元の壁は破れ今一つとなった。

 

 

 



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並行世界シリーズ”融合編”2ファースト

話し言葉多めですみません。それではどうぞ


ー太正十五年ー

サクラ次元ーウルトラ次元

時空城とオーク巨樹が融合し始めた。

『ま、また次元の壁が開きました、あの巨大な黒い物体とオーク巨樹が融合し始めました、いったい何をする気なんでしょう。』彼らは唖然としていた

 

『次元の壁がこう何度も破壊するとは…あの巨大な物体それにあの建物は…何かの基地…それにもう一つは大正時代の東京駅によく似ているが。』

だがその施設を知っている人物がいた

 

『あ、あれは大帝国劇場!あの隣にある建物は知らないが!あの煉瓦造は間違いなく大帝国劇場だ!』

 

『おい!何言ってんだ!あの穴からは別次元からしかこねえ!別次元にはまったく違う建物や人物がいるんだ!並行世界とは違うんだぞ!しっかりしろ!』茂はキネマトロンを使い大神と話をした、今凱旋門支部の中にはシー、メル、大神、殺せんせーがいて、他のメンバーは外に出ていた。

 

『いや、茂さん、今、確認しました所あの世界は仮面ライダー次元とも殺次元とも違うまったく別次元の世界と私達が今いる次元の並行世界が融合した世界でしょう。あ、わかりやすく名前をつけたんですよ。』まあ、こうすればわかりやすいですし、それに先生の名前が次元名とはうれしいですからねえ。

 

『とりあえず俺が大帝国劇場に行こう、シー君通信出来るか?』大神はシーに近づき顔を掴み、シーの唇を奪った!

 

『ん、んんんん……』あまりに唐突にキスをしてきたのに対してシーは何も抵抗が出来なかった。

 

(ごめんね、みんなを苦しませて、大丈夫、俺は…)大神は気づいていた皆が自分を愛していた事、自分が彼女達の気持ちに応えてあげられなかった事そこにつけこまれて悪に染まってしまった事、シー、メルがスパイである事さえも。

 

『シー!何をっ、か、体が!』いつもの間にかメルの体はガムテープで縛られていた。

 

『間に合いましたか、カルマ君、烏間先生にちゃんと指示が伝わったか心配でしたけど、他の皆さんはどこに?』

彼女の体をガムテープで目一杯縛った赤髪の青年は赤羽業(あかばね かるま)殺せんせーが教える3年E組の生徒の一人である。

 

『みんなは下にいるよー、殺せんせーがいるか確認するために、あの煉瓦造の建物には寺坂がいったからさあ。じゃあさー、殺せんせー、俺みんなの所に行ってくるわー。』彼は窓から素早く潜入したため誰も気付かなかった。それにメルの注意が大神に向いていたのも理由である。彼女達がスパイだとは全員気づいていたが、なんとか彼女達の心を救う事は出来ないか考えていたが、まさかこんな方法とは。カルマはすぐさま殺せんせー下へ降りた。

 

『メル君…』大神はシーから離れメルに近づきキスをした。

 

『大神さん……』メルの目から涙が溢れる。

 

『ごめん…見てたんだね…あの時…』

 

『はい…』彼女は静かに眠りについた。ちなみにオーク巨樹は彼女達の腹の中に種を植え込んでいて、もし裏切ったら腹の中から引き裂くつもりだったのでV3アイを使って見たライダー達は迂闊に手が出せなかったが、皆が外に出た時こっそり大神に触手を渡していた。

 

《いいですか、彼女達に体にどんな方法でもいいからこの触手を入れてください、そうすればオーク巨樹の種はなくなりますから。》大神は口の中に触手を入れ口うつしで触手を体に侵入させオーク巨樹の種を倒したのだ。

 

ー外ー

『君達が殺せんせーの教え子達か、大丈夫なのかね、あの巨大な樹木に勝てるかね。』

 

『どう見ても普通の中学生だな、みんなどうする。』本郷達は正直、普通

の中学生が来て案の条困っていた。

(危険すぎる、大丈夫か。)

 

 

『大丈夫ですよー私達、あのマッハ20の殺せんせーの暗殺成功しかけてるんだし。』生徒の一人倉橋は明るく答える。

 

『こっちの世界の金属類の修理も簡単だ、あの巨大な大砲の部品も交換出来る、内部データは律が今修理している。俺達は化物相手にも慣れている。これくらい簡単だ。』イトナはスマホを見せ本郷達に説明した。

 

『し、しかし…』

 

『案ずるな、彼らなら大丈夫だ。もしもの時は俺が責任をとる!』歩いてきたのは3年E組の副担任である烏間先生であった。彼は防衛省から殺せんせーを殺すためにE組の生徒を訓練しているため自信があった。

 

『わかった、アマゾン、君達信じる。』アマゾンはE組を歓迎した。

 

『す、凄い人もいるんだな、そういえば寺坂から電話は?』磯貝はアマゾンの態度に少し引いていた。

 

『まだ、きてねえよ、あいつがヘマするわけねえしな。まあ、危険な所は筋肉バカの寺坂専門とか言ってたから心配になるんだが。』村松は寺坂といつも一緒にいるから大抵の事はわかっているが、調査とかはあまり行った事はないので不安もあった。

 

『わかりました、俺達仮面ライダーも全力でサポートします。』(この人は凄く体を鍛えているな)啓介は烏間の体つきを見て確信した、この人なら大丈夫だろうと。

 

『ああ、よろしく頼む、俺も勿論戦わせてもらう。』互いに握手をした。

 

ーUPG基地ー玄関

『君は…』ムサシは外に出ていて寺坂と出会った。

 

『あーあ、俺は寺坂竜馬っていうんだ、あのデッカい建物について知りたいんだ、この次元の未来に関わる事なんだが。』

 

『君は、別次元から来たんだね、わかった。』

 

『じゃあ、まず俺が携帯を掛けるからその電話の相手にこの次元について教えてくれ。』寺坂は指示通り携帯に電話し、ムサシに渡した。

 

『もしもし』

 

『もしもし、私は殺せんせーといいます、そこにいるのは私の生徒ですあなたは。』

 

『僕の名前は春野ムサシ、君達の次元について教えてほしいんだ、一回合ってくれませんか、情報がこちらは乏しいんです。』

 

『わかりました、私達が今からその場に向かいます、少しだけ待っててください。』殺せんせーは電話を切ると本郷達や大神、シー、メルを抱え寺坂がいる場所までマッハで飛んだ。

 

『あんま、驚くなよ、うちの担任化物だからさあ、ほうら、来た。』

 

『あ、た、タコ⁉︎怪獣か?』

 

『違いますよ、ムサシさん、私は殺せんせーこの次元の情報を教えにきました。』

 

『わ、わかりました、では皆さん、さっそく基地の中へ。』ムサシは基地の中へと殺せんせー達誘導した。

 

 

 

 

 



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並行世界シリーズ”融合編”3危険な中学生

今回は話し言葉多めです。ちなみに最後のネタわかりました?


ー太正十五年ー

サクラ次元ーウルトラ次元

ーUPG基地ー会議室

『こんにちは、別次元から来ました殺せんせーともうします、それぞれの次元の事情はだいたい理解しました。』この場所には殺せんせー、本郷猛、グラン・マ、春野ムサシ、マリア・タチバナ、陣野義昭が集まり今後の対策について話し合いを始めました。まずそれぞれの世界で起こった事について話し始めました。

 

『まず、俺達、仮面ライダーは1980年の世界制服を企むネオショッカー首領との戦いの時首領を倒したら、首領は大爆発をしたんです、だが、我々はあまりダメージを受けなかった。多分爆発の衝撃で次元の壁が壊れたからでしょう。そしてグラン・マがいるオーク巨樹に支配された世界に来てしまったというわけです。』

 

『あたしたちの世界はマリアと同じ次元の並行世界でオーク巨樹侵入作戦に失敗し、巴里華撃団がムッシュを除いて裏切り、巴里市民にパリシィに降るよう脅迫を始めた。次々に人々はパリシィに降っていった。そんなおりムッシュ本郷達仮面ライダーが来たってわけさ。』

 

『僕は陣野隊長と同じ次元にある並行世界にいて、惑星ジュランという怪獣とともに暮らす星にてエタルガーと戦っているコスモスと融合し、エタルガーを倒そうとしたが、失敗し、他のウルトラマンと同じようにコスモスは捕らえられてしまった、そして並行世界の壁が割れ陣野隊長のいる世界にやってきた。』

 

『私はグラン・マと同じ次元の並行世界の人間で違う点はオーク巨樹は巴里華撃団が既に倒している事、そして…大神一郎が3年前に亡くなっている事…です…そして数日前にピエールが現れ、時空城が現れ、私の息子を…』

 

『私はウルトラマンギンガに変身する礼堂ヒカル、ウルトラマンビクトリーに変身する地底の民ビクトリアンのショウと協力してビクトリアンの命の源ビクトリウムを狙う宇宙人達と戦い、敵の親玉ダークルギエルを倒し世界を救ったのが1年前で、時空城が現れ、ムサシ君が現れたわけである。』

 

『何も質問しないでくださいね、私は椚ヶ丘中学3年E組の担任をやっています理由は私は1年後地球を破壊するつもりなんです、でも人類にチャンスを与えるために彼らに勉強を教えながら生活していたんですが、グラン・マさんの世界のシー、メルがそれぞれ私達の世界の殺し屋を雇って大神一郎さんを殺そうとしたんですが、一人は大神一郎さんにダメージを与えたんですが逆に彼に倒されてしまい。もう一人は間違ってマリアさんの世界にいってしまい、ピエールを撃ちました、私と間違えたのかもしれません。二人とももちろん私達の世界に連れて帰りましから。そして私はこの機会にこの触手の事を調べるためグラン・マさんの世界に来ました。』そして陣野隊長が指示をした。

 

『まず、我々には時間がないムサシ君が言っていた、捕らえたウルトラマンの処刑が夜明けまでなんだ、ゼロとマリア君が協力してヒカルとショウを鍛えれば、エタルガーを倒せる!捕らえられたウルトラマンの救出するためオーク時空巨樹城に潜入する、協力していただけませんか。』

 

『僕とUPGの隊員、帝国華撃団以外にも念のため何人か来てくれませんか、ウルトラマンを解放した後にオーク時空巨樹城を攻略し、大天使ミカエルを救出し、ピエールおよびエタルガーを倒します。』

 

『そういう事なら、私のクラスの速見さん、カルマ君、不和さんを連れていってください。他のメンバーは待機させておきます。心配はいりません。』

 

『残念ながら、ムッシュは傷ついていて協力は出来ない、足手まといになるだけだ、でも決戦の時までには体を直しておく。』

 

『私達、仮面ライダーもまだ完全にダメージが回復していない、決戦まで体を休ませておきたい。』

 

『決まりましたね、ではマリアさん、ゼロさんとともにヒカル君、ショウ君を鍛えてあげてくださいねー、後の皆さんはそれぞれ準備してください。』

 

ーUPG基地ー

ー司令室ー

『並行世界、世の中は不思議なもんですねえ、カンナさんは考えた事あった?』

 

『まあな、確かに隊長が生きていたらなって夢みたいな事は考えた事はあったよ、でもいきなりこんな事言われてもなー。』さくらとカンナが話をしてる時に後ろから倉橋が近づいてきた。

 

『ねえねえ、お姉さん達って、劇団の女優さんなんでしょ?私達のお芝居の映像見て審査してくれませんかー、素人だけど一応頑張ったんですよー。』

 

『わかったわ、ちょっと未来の芝居とか見てみたいしね。』

 

『退屈しのぎくらいにはなるか。』倉橋はさくらとカンナに劇の映像を見せた。

 

ーUPG基地ー

ー食堂ー

『ほらほらおじさん、もっと頑張って食ってねー。』

 

『ほらほら頑張るでーす!折角こんなにラーメンとやらがあるから食べるでーす。』中村と織姫、カルマはゴウキに村松が作ったラーメンを振舞っていたのだが、カルマ達は異様な笑顔であった、ラーメンの中身は………想像にお任せいたします……

 

『村松は最高の料理人すから大丈夫だよねー、もしかしてちょっと辛いの苦手だったかなー?』

 

『そ……そんな事は……ないぞ、まだまだ食えるぞ‼︎』ゴウキは汗だくになりながらラーメンを貪る。

 

『あれって大丈夫なんですか?かなりヤバそうに見えるんですけど。』神崎やE組の生徒は作戦があるまで基地の探索に行っていて、食堂の少し離れた所からカルマ達を見ていた。

 

『大丈夫よ、ゴウキったら結構セクハラするし、たまにはいい薬よ。』同じUPGの隊員であるアリサにとってはあほらしいとしか思ってなさそうだ。

 

『あの人……わかってるな。』岡島は、ゴウキの気持ちが何故か理解できていた。

 

『アイリスにはわかんないなー。』幼い少女にとって彼らの思考はまったく理解出来ないであろう。

 

ー山中ー

『くだらん!こんな事して何になるってんだ!』ヒカルとショウはウルトラマンゼロに鍛えてもらっていたが、ヒカルとショウは手錠をつけられ、一心同体であった。

 

『俺を信じろ!』そう言ってゼロはやまを軽くたたき地面を揺らし、ヒカルとショウは倒れこんだ。

 

『いっててて、今言ったのこいつでしょ!』ヒカルはさすがに自分が被害を受けるのはおかしいと思い反論した。

 

『ここはお前らの星でしょ、お前らがやらなきゃ誰がこの星を守るんだ!他の次元からも敵が来てるんだぞ!』そう言ってゼロは側にあった岩山を崩しヒカルとショウに向けて岩を落とした。

 

『うぉぉぉっと』ヒカルとショウはギリギリで岩をよけた。

 

『何すんだ。』ショウもこれには反論した。

 

『二人で息を合わせて逃げないとやばいぞ〜それに俺以外にも山の中には〜いっぱい〜お前ら狙ってるから〜』

 

『こんなの無茶苦茶だー!』ヒカルとショウは岩石を避けつつ横から飛んできたナイフも避け続けた。

 

『この程度で!すむと思うな!まだまだいっぱい山には試練があるぞ!』烏間にとっては二人は素人にしか見えていなかった。

 

『うおおお!』ヒカルとショウは必死に逃げていた。

 

 

ー別次元ー

医療室

『こ、ここは何故わたしは…』

 

『元黒鬼会五行衆影山サキ、我々に力を貸してくれないか?』

 

『あなたは、誰?』

 

『わたしか、わたしは怪盗ドラパン、大神一郎が万が一のために作っておいた秘密部隊帝国華撃団光組に所属している、君にもこの部隊に入ってほしいんだ。』

 

『……まあ、今の私にとっては一番いい部隊かもしれないわね、それにあなたの声は何故か落ち着くわ。』

(こっちは私に任せておけ、お前はパリシィと獣マンについて調べてくれよ)

 

 

 

 

 

 



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並行世界シリーズ”融合編”4夢の時間

ー平成二十七年ー

ーサクラ次元ーウルトラ次元ー

凱旋門支部

『イトナさん、内部の修理および改造完了いたしました、別次元の技術の情報が不足して時間がかかってしまいましたが、もう大体の技術は理解しました。』律は自律固定型砲台として殺せんせー暗殺のために転校してきた。学者する人工知能のため大抵の情報を理解できていた。

 

『へー、別次元の未来ではこんな機械が作られとるんか。蒸気とはまったく違うなあ、電気に人工知能か…まったく時代の進化は素晴らしいなあ。』紅蘭は今まで蒸気による機械しか見た事がなかったため律やイトナの技術に唖然としていた。

 

『これぐらいなら俺が教えてやる。大丈夫だ、簡単だ誰にでも出来る。』(寺坂以外はな。)

 

ー大帝国劇場ー

ー舞台ー

『へくし!何だ風邪か。』うわさをすればなんとやら。

 

『おいおい、寺坂誰かにうわさされてるんじゃねえか?』

 

『ふっふっふっ、あの樹木からの呪いかも…』

 

『あながち嘘じゃないあれは怨みの塊だから。』レニは冷静に判断した、

 

『縁起でもない事いうな!』(ったく、俺達は何すりゃあいいんだよ、たくよ、待つだけなんてよー、たくカルマはともかく不破、速水はなんでだ。)寺坂はイライラしていた、まったく意味がわからずこの場所に連れてこられたのだから、そして潜入作戦に自分が参加できなかった事に対して。

 

ーオーク時空巨樹城ー

ー周辺ー車ー

ゴウキ、アリサ、サクヤ、さくら、カルマ、不破、速水、ムサシは車に乗ってオーク時空巨樹城に潜入しようとしていたが、外部からの侵入を防ぐ、ビームにより苦戦していた。

『やべー、すんげえ、面白そうなんだけど。』カルマはヒーロー映画がとても好きなので本当にこんな事が出来ていてとても満足していた。暗殺教室は確かに彼にとっては素晴らしい場所なのだがヒーローになれるこの体験はとても嬉しいはずだ。

 

『仲間を救うために、皆で力をあわせる!さあ、ウルトラマンさん達を助けましょう!』不破は漫画好きなために今漫画のようにヒーローになっているのに興奮していた。

 

『す、すごい気合だわ…』

 

『ま、まあ、頑張りはいいわね。』

サクヤとさくらは不破のあまりの熱気にたじろいでいた。

 

『大丈夫、いつも通り…殺せんせーと比べるとスピードははるかに遅いはず。』

ーUPG基地ー

『日没まで一時間です。』マナが状況を報告していた。

 

『総員!オーク時空巨樹城に突入せよ!』陣野隊長が指示を出した。この合図が突入の合図だ。

 

『ガレット』ゴウキが答えた。

 

『いいですか、速水さん。相手には魔術を使うピエールがいるんですから、常識で考えず行動してください。ですが、射撃はいつも通りに。』殺せんせーが話すと速水は支給されたレーザー銃を使い、オーク時空巨樹城の内部へと繋がる道を開け突入した。

 

ーオーク時空巨樹城ー内部ー

ウルトラマン達が囚われている部屋

石だらけの場所になりゴウキ達は車を降りてムサシが知っているウルトラマン達が囚われている場所へと辿り着いた。

 

『あ、あれがウルトラマン…まじにヒーロー映画に出てくるヒーローじゃん…かっこええ。』

 

『でも、鏡に閉じこめられてる…あれを助け出すんですか…』

 

『うーん…』ムサシ達は考えた、いったいどうすればいいのかと。

 

ーオーク時空巨樹城ーアレーナの部屋

『チッ!邪魔な奴らがきたか。』

 

『たっぷりと恐怖を味わってやりましょう。ピエールお前も力を貸せ。』

 

『わかりました。人間共に闇の恐怖をトロンゴ・トロンゴ・トロンゴゴウ!恐怖増幅‼︎』と呪文を唱え闇をゴウキ達に向かって放った。

 

ーオーク時空巨樹城ー内部ー

ウルトラマン達が囚われている部屋

『気をつけろ、あの光を見るな‼︎』ムサシが叫んだが、時すでに遅く彼ら全員光を浴びてしまった。

 

ーアリサの夢ー中国作りの建物

『ここ、どこ?ゴウキ、サクヤ!みんなどこ?』アリサはさっきまで着ていた隊員服から変わっていて、中華の雰囲気漂う建物にいた。

 

『ムウ!』『はっ!』背後からの謎の声に気付きアリサが振り向くとそこには3体のキョンシーがいた。

 

『あれは…ま、ま、まさか!キョンシー!おばけだーー!』

 

『ううー!』キョンシーが徐々にアリサに近づく。

 

『おばけ嫌ーい!』襲いかかるキョンシーに恐怖のあまりアリサは攻撃を避け、逃げはじめた。

 

『こないでー』

 

ーゴウキの夢ー街の中

ゴウキもアリサと同じく夢を見ていた。隊員服とは違った服になっていたアリサが着てた服とも違っていた。

 

『うわあう!』ゴウキが目を開けると前方から巨大なトマトが転がってきた。

 

『うっ…トマト!俺…トマトだけわぁ嫌なんだあ‼︎うわぁ、うわぁ…』転がってきたトマトから必死にゴウキは逃げる。

 

ーサクヤの夢ー野原

サクヤも同じく、いつも着ていた服で、隊員服ではなかった。

『えっ…えっ…何がどうなったの?……あっ…』サクヤが前方を見たらそこには巨大なカブトムシがいた。

 

『むーしー!あたし虫大嫌いなの!うわあああ!』サクヤもカブトムシから逃げだした。

 

ーさくらの夢ー帝都

『ここは…えっ、あの雨雲…まさか』さくらの服も変わっていた、多分夢を見た人全員服が変わるのだろう。

 

《ゴロゴロ!ビシャーン!》さくらの側に雷が落ちた。

 

『やっぱりー!きゃー!おへそとられちゃうー!』さくらも雷から逃げ出した。

 

ー不破の夢ー自宅

『あ、あれここは…ってええ!GAMEOVERー!またここやるの、やだー!』不破は自分が嫌いなステージをクリアできなかったのがとても嫌だったのだ。

 

ー速水の夢ー

『ここは…ん?』速水が振り向くとオタクがいた。

 

『速水たん、セリフお願いしまーす』速水はオタクが嫌いだった、自分の性格を好きになる人物が多すぎたからである。

 

『い、嫌だー!』速水はオタクから全力で逃げ始めた。

 

ーオーク時空巨樹城ー

ウルトラマン達が囚われている部屋

『おい、しっかりしろ。しまった、目を覚ますんだ、それは幻だ。おい、しっかりしろ、おい。えっ、君は大丈夫なのかい?』ムサシがゴウキ達の体を揺するが誰も起きなかったが、カルマは悪夢を見ていなかった。

 

『なんか、知らないけど…俺大丈夫みたい。』カルマは何故大丈夫なのか自分でもよくわからなかった。

 

ーUPG基地ー

『どうした!何があったんだ!』陣野隊長はゴウキ達に通信をしたが通じなかった。

 

『各隊員の脳波に大きなエプネフリン反応があります。相当な恐怖を感じているという事です。』智也は冷静に判断した。

 

『彼らが最も恐れる幻を見せられているんでしょう。』マナも続いて答えた。

 

『陣野隊長…大丈夫ですよ…カルマ君がいますから…ヌルフフフ。』殺せんせーには何か考えがあるようだ。

 

ー別次元ー

『よし、これてもう大丈夫だ。ん!お、乙女学園が消滅!わかった。すぐに行く』

 



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並行世界シリーズ”融合編”5激突!アレーナ、ピエール

サクラ大戦の光武のフィギュアとかブックオフとかでは全然見つからないですね。それでは、どうぞ


ー平成二十七年ー

サクラ次元ーウルトラ次元

『おらおら、どうしたのお兄さん?これくらいも避けれないの。』木村正義はE組の中でも機動力に優れており、

 

『おい、ヒカル右に避けろ。』

 

『いや、ショウここは左だ、っておい!あいて!』互いに手錠で繋がれているためお互いに同じ方向に避けなければならないのにも関わらず意見がぶつかりペイント弾があたる。

 

『おい!なぜ右に避けなかった。』

 

『左の方が良かったからだ、たく、いったいいつまでこんな事を。』ヒカルとショウのいい争いを見てゼロは思った。

(いい感じに喧嘩してやがるこれなら大丈夫だろう、まあ、お前はよく見た事あるみたいだしな。)

 

『二人でこの崖を登れ、登りきった頂上にエタルガーを倒す力がある。それを取りに行け。』ゼロは側にある崖を指し示した。

 

『よおし、右から攻めて行くぞ!』

 

『左のが効率的だ。』

 

『お、おおい、無理に引っ張るな。』

 

『おい!おあああ!』ヒカルとショウは後ろに倒れこんだ。

 

ーオーク時空巨樹城ー

ウルトラマン達が囚われている部屋

コツコツコツとアレーナの足音が聞こえてきた。

『お前達は怖いものがないのか?』

 

『不思議ですねえ、人間怖いものくらい、あったって不思議じゃないんですがねえ。』アレーナとピエールが近くまできた。

 

『私達が、教えてやろうか。』アレーナとピエールは不気味な笑みを浮かべる。

 

『目を覚まさなきゃいけないのがもう一人いたか。』

 

『ムサシさん、あっちのじいさんは俺にやらせてよ、ああいう偉そうに踏ん反りかえるやつ見てると…イライラするんだよ。』アレーナはムサシに襲いかかり、カルマはピエールに襲いかかった。

 

『ふっ!はっ!』アレーナは身体能力が高かかったが、ムサシはアレーナからのパンチや蹴りを避けつつ、足を狙い攻撃しようとしたが見抜かれ一旦ムサシが下がるとアレーナは腰に持ってた鏡を使ってムサシに光弾を放った。

 

『くっ、はっ!』ムサシは光弾を弾き、他の光弾も見事に避ける。

 

『はあああ!』ピエールは持っていた杖を銃へと姿を変えて銃をカルマに向けて放った、ピエールの武器は銃だけだと

 

『へえ、さすがにやるねえ、でもさあ…』カルマは素早く全ての銃弾を避けて、ピエールに近付いた。

 

『あの、音速タコのスピードほどじゃないねえ、それにおじいちゃん、あんたさあ、戦闘経験ほとんどないんでしょ、すぐわかった、こんな程度で戦場で出てくるなんてさあ……なめんなよ。』

 

『な、生意気な!アレーナさん!』アレーナの光弾がカルマにも向かってきた。

 

『ちっ!お姉さんに頼るとはねえ、情けないよ、俺ならさあ……』カルマはピエールの背後にすっと回りこみ

 

『殺すよ!』カルマはピエールを後ろからナイフで刺した、それは本物のナイフであった、人間相手ではなかったため烏間から借りてきていたのだ。

 

『ぐわっ!バ、バスコさん…そんな…畜生、うわああああ!』ピエールの体は闇の粒子となり風に消えた。

 

『カルマ君、すごいじゃないか!』

 

『ふん、どうせ、そいつの人間の恐怖を増幅させる力はもうエタルガーが使える、そいつがやられても何も困りはしない。』ムサシとアレーナは一瞬、ピエールがカルマにやられて驚いていた。

 

『すごーい、お姉さん。まんまヒーロー映画の悪役じゃん、俺が殺したいけど、操られてるだけだから、ダメなんだよね。』カルマはムサシとアレーナの戦いを側で観戦していた。

 

『すまない、彼女の心はなんとかして取り返す!』

 

『わかったよ、んじゃ俺はそこにいる、女の人の相手をするよ、出てきなよ、わかってるよ。ロベリア・カルリーニさん。』樹木の壁からロベリアが現れた。

 

『ちっ!わかっていたのか。』

 

『だって、お姉さん、殺気隠しきれてないじゃん。…じいちゃん、死んだからさあ…相手になってよ…退屈してるしさあ?』

 

『ふっ、あたしは懲役千年の大悪党と呼ばれたんだ、良い子は家に帰んな。』

 

『お姉さーん、それは無理ーーだって俺、すげえ悪い子だからさあ!』カルマはロベリアに向かって走りだした。

 

 

ー凱旋門支部ー

『貴重なデータありがとうございます。』

 

『いやいや、私も助かったよ、設計図ありがとう。これで花組にいい報告ができる。』

 

『はい、その光武F3の設計図は私の自信の作品です、頑張ってください。』

 

『ああ!』

 



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並行世界シリーズ”融合編”6ロベリアの時間

今年のサクラ大戦イベントはどんな風になるんでしょう。すごく気になって何回も公式サイトを見てもそういうのがありません、どうしてでしょう、どうぞ


ー平成二十七年ー

サクラ次元ーウルトラ次元

大帝国劇場ー大神の部屋

『大神さん、さっき、メルさんに言っていた”あの時”、何があったんですか?』殺せんせーは大神一郎と話をしていた、巴里華撃団の裏切りの真相を知るために。

 

『……俺はエクレール・フォルトでの戦いの時に”巴里華撃団を愛していない”と言ってしまったんだ……』エクレール・フォルトの戦いとはオーク巨樹にシャノワールが襲われた時にエクレール・フォルトという汽車の上で戦った時の事である。

 

『…何故そんな事を言ったんですか……』殺せんせーの顔は怒りを示す赤色であった。

 

『たとえ、どんな理由があろうとも戦いから逃げる彼女達に腹が立ちつい…言ってしまったんだ…』

 

『違いますね。あなたは、まだ藤枝あやめの事を引きずっていますね。』

 

『な、何故それを?』大神はびっくりした。

 

『あなたはエクレール・フォルトでの戦いの時に自分の死を覚悟した、自分が死んでしまったら、遺された彼女達は悲しんでしまう、藤枝あやめを失ったあなたにはその気持ちがよくわかったはずだ、だからこそ自分が嫌われれば彼女達は悲しみにくれずにすむと思ったんでしょう?違いますか?』

 

『………………全部お見通しか…』

 

『あなたは自分を犠牲にする事しか考えていない、自分勝手な考えを他人に押し付けた、その点は大変に悪い!他人の気持ちを理解したと勝手に思っているだけです。もっと真剣に彼女達と向き合ってください。マリアさんを見てください、あの人は別世界のあなたを失っても必死に生きています、母親としても花組としても…悲しみを乗り超えさせるためにあえて悲しみを与えるのです、そして時にはあなたの愛を彼女達に与えてあげてください。彼女達はまだあなたを愛しているのですから、巴里華撃団の隊長としてではなく、人間”大神一郎”として。』

 

『…行ってくる。』大神一郎は大帝国劇場の側にあった車に乗りこみオーク時空巨樹城に向かっていった。

 

『カルマ君…殺さないでくださいね。今そちらに救援を送りましたから。』殺せんせーはスマホでカルマと電話で話をした。

 

ーオーク時空巨樹城ー

ウルトラマン達が囚われている部屋

『わかったよ、なんとか軽ーいダメージにしとくからさあ、なんか後でおごってよ、殺せんせー。』カルマの身体能力は高く、オーク巨樹の枝を避けながらロベリアの炎を避け、電話をする、さすがはE組でもトップクラスの洞察力のあるカルマだ。

 

『戦い中にお喋りとは…なめられたもんだねえ!』ロベリアは必至に炎をカルマに向け放ったがどれもカルマは軽く避ける。

 

『だって、お姉さん、弱いもん。』

 

『何だと……あたしをなめてんのか。』

 

『薄っぺらい感情で戦ってるやつあんたなんかに負けるかよ……こっちは命張ってんだ…くだらいな理由で人間を支配すんなよ……そっちこそ…舐めんな…』カルマはロベリアを睨みつけた、カルマはわかっていた、数々の殺し屋、人間の目を見てきた彼にはロベリアの目には何かを成し遂げようとする意志がないことを。

 

『ちっ!』ロベリアは枝を伸ばしカルマを捕まえようとするが、ムサシはラウンダーショットですべて撃ち墜とした。

 

『サンキュームサシさん。全然気づかなかったーそっちのお姉さんは大丈夫なの?』

 

『いや、こっちもキツイ、なんとか彼らが起き上がってウルトラマン達を助けられれば、アレーナは救えるかもしれない、ロベリアはどうする?』

 

『俺じゃ、そういうのは無理だが、おっと来たか白馬の王子様が。』現れたのは白い戦闘服姿の大神一郎であった。

 

『一郎!君はどうして?』

 

『ロベリア!俺は君を愛する!何があってもだ、うおおおお!』大神はロベリアに向かって走った。

 

『今さらそんな言葉言われたってなあ…遅いんだよ!』ロベリアは炎を大神に向けて放った。

 

『ぐわっ!』大神の体が炎に包まれる。

 

『えっ!な、何やってんの?』カルマは思った。あんなのろい炎、あんたくらいの身体能力なら避けれたはずなのに何故?

 

『一郎!ちっ、アレーナの攻撃が激しすぎる。』アレーナはムサシに狙いを集中させ光弾を連発させていた。

 

『あいつは馬鹿か、死にきたのか?』

 

『違う、彼にも何か策があるはずだ、僕は彼を信じる。』

 

『ロ、ロベリア、どうだ、気は晴れたか、俺を苦しめる事が出来てよかったか。』大神は炎に包まれながらロベリアと話す。

 

『な、何を、い、いってやがる。』炎で燃え続ける大神の姿にロベリアはたじろいだ?

 

『今までの君達巴里華撃団を苦しめた大神一郎は死ぬ。これからは君達の事を愛する大神一郎になる!だから帰ってこいロベリアー』

 

『あ、あたしは、あたしはパリシィじゃない!巴里華撃団隊長大神一郎を愛する者だー!』ロベリアは大神の体を覆っていた炎を移動させ、周りの枝を焼いた。

 

『隊長!』ロベリアは大神に近づき力強く抱きしめた。

 

『あ、ありがとう…ロベリア…』大神はロベリアに抱かれながら気を失った。

 

『こんな…バカ…どうして愛しちまったんだろう…』ロベリアの目には涙が溜まっていた。

 

 

 

 

 

 



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並行世界シリーズ”融合編”7二人の力を

並行世界シリーズは融合編のあと、ある話をやった後、歴史編の設定を大幅変更した蛮野編をおおくりさせていただきます。


ー平成二十七年ー

サクラ次元ーウルトラ次元

ー崖ー

ヒカルとショウは二人で力を合わせて特訓をしていた、あえてゼロは千葉とマリアにショウの足がかかっている石を壊せと頼み、二人は何回も石を射撃で壊し、そのたびにヒカルとショウはバランスを崩したが、互いに支え合い落下するのを防いだ。

 

『いいか、上から岩石を落とす、しっかり避けろ!これをクリアしなければ死ぬ可能性だってある!力を合わせろ‼︎』

 

『1.2.3で飛ぼう。ショウ、二人の呼吸を合わせるぞ、せえの‼︎』ヒカルとショウは呼吸を合わせ、烏間からの岩石を飛んで避け、岩石を足場にし、ジャンプしながら崖の頂上へと向かって行った。

 

(俺達は一心同体だ!お前がいなきゃだめなんだ!)その瞬間ヒカルとショウは心の中で互いの拳を合わせた。それにより現実でも互いのパンチが合わさり岩石を打ち砕き、崖の頂上へとたどり着いた。一人で何かを達成するよりも二人で苦しみながら何かを達成できるととてもうれしい。二人は自然と笑顔になっていた。

 

『よし、合格だ。』ゼロは拍手を送り両手でグッとした。

 

『まあ、俺としては25点赤点なのだが、始めたこいつが合格といった以上君達は合格だ。』烏間は戦闘のプロとして少し不満が残っていたが、開催者がいいと言った以上合格にせざる終えなかった。

 

『どこにあるんだ、究極の力ってのは?』ヒカルはゼロに質問した。

 

『お前達はもう持ってるぜ。』

 

『え?』ヒカルとショウがつけていた手錠が変化し、ヒカルの右腕に装飾物がついた。

 

『て、手錠がこれはいったい?』烏間は殺せんせーが関係しない事以外の特殊現象に少しびびった。

 

『これは?』ヒカルはゼロに質問した。

 

『ウルトラフュージョンブレス、キングからじいさんからの贈り物だ。』

 

『キング?』ヒカルはゼロに質問した。

 

『キング…その人も名前で…』木村正義の正義はまさよしと呼ぶのではなくジャスティスと呼ぶのである。どうすても自分の名前にコンプレックスがあったため、キングに対して少し森の中から話を聞いて同情していた。

 

『ウルトラマンキング、俺の故郷M78星雲に住む伝説の超人だ、今のお前達ならそれを使えこなせそうだぜ。』

 

『なんとか、二人の力を合わせる事は出来たみたいね。』マリアは森の中からヒカル達の元に現れた。

 

『ヒカル、やったな。』

 

『ショウ。』ヒカルは通信機を腰からとり突入隊に通信を送り始めた。

 

 

(二人の力を合わせて…久しぶりに聞きましたね…あなたと私が力を合わせたから長安との戦いに勝てた。その事によって、あなたがいなければ弱くなってしまうと考えてました。でも、違いました、あなたは死んでなんかいない、肉体はないけど、魂も見当たらないけど、あなたは私が思う限り側にいる。あなたが側にずっといる。二人で力をいつも合わせている。あの二人を見てやっと理解出来ました。別世界のあなたが何を考えて、巴里華撃団に裏切られたのかはよくわかりませんが、あなたはいつも優しかった、優しすぎたのが原因じゃないんでしょうか。いつもあなたは結婚を拒んでましたね、あれはあなたが優柔不断だと思ってましたが、選ばれなかった花組が泣く姿を見たくなかったからなんですよね、そんな優しさに気付けた。これからも共に生きましょう。)マリアはヒカルとショウを見て大神と自分を重ねた。

 

ーオーク時空巨樹城ー

『希望の種を持つ5人のうち3人がいるとは、やはり厄介だったか…いや、実質4人か。』

 




サクラ大戦3のブラックジャック、ディーラー強すぎると思ってるの俺だけじゃないはずだ!


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並行世界シリーズ”融合編”8克服の時間

今更ながら融合編を投稿します!じつは一つ入れわすれてましたー!すみません、今日中にマリアの世界の登場人物紹介と27を投稿しますので!どうぞ


ー平成二十七年ー

サクラ次元ーウルトラ次元

ーオーク時空巨樹城ー

『みんな聞いてくれ、こちらヒカルとショウ、俺達は試練を乗り越えたみんな頑張るんだ。』通信機からヒカルが皆に呼びかける。

 

『二人とも、やったな。』ムサシは通信機の遠くから激励の言葉を送った。

 

『ま、烏間先生はまだまだとか言ってそうなレベルだと思うけど、まあいいと思うよ、等身大で考えたら俺が一番だけどね。』カルマは余裕で光弾を交わしながら話す。

 

『誰にでも、向き合いたくないものがある、怖いものだったり…辛い事だったり…でもそれから逃げてはいけないんだ、みんなも立ち向かってそれを乗り越えてくれ、そして頼む烏間先生。』ヒカルは烏間に通信機を渡す。

 

『ヒカル…』『ヒカルさん…』カルマヒカルの野郎…』夢の中にいるUPGの隊員達にヒカルの声が届いた。

 

『君達は確かに未熟で経験浅く弱いだが君達には若さがある、何にでも立ち向かう力がある。恐怖など、乗り越えてしまえ!』

 

『みんなー、わかってる、このままだとこんなノロマな奴らに殺されちゃうんだよー、あの音速タコに馬鹿にされちゃうよー、ヌルフフフフ皆さんまだたまだ〜子供ですねー、とか言われちゃうよ。』

 

『そ、それは嫌だ。』『殺せんせーなら…絶対言うわ。』彼らにも声は届いた。

 

『さくら、前にあなたは恐怖を乗り越えたはずよ、京極圭吾からお父さんの心を取り替えたのよ、乗り越えられるわ、あなたは一人じゃない、いつも仲間と絆で繋がっているわ!あやめさんを救い出して。』

 

『そうだわ…あやめさん。』夢の中でさくらは立ち上がる。

 

ーUPG基地ー

『それぞれの脈拍が安定、エプネフリン反応が消えていきます。』智也は突入チームに生体検査用メカを渡しており、精神状態がわかっていたのだ。

 

『彼らは恐怖を克服しようとしています。』

 

『カルマ君にも恐怖はあります。ですが彼はそれを乗り越えた、あなたの教え子達も乗り越えられます、そしてさくらさんも。』殺せんせーは陣野隊長の肩に手を置く。

 

『よおし、総員、反撃開始!』陣野隊長は通信機から隊員に命じた。

 

ーアリサの夢の中ー

『ガレット!』アリサは黄色の封印札を出し、3体のキョンシーに貼り付け彼らを倒した。

 

ーサクヤの夢の中ー

『ガレット!』サクヤは自分の体を大きくして昆虫を掴んだ。

 

ーゴウキの夢の中ー

『ガレット!』ゴウキは籠の中に入った大量のトマトを貪り食べた。

 

ー不破の夢の中ー

『ガレット!よし、私は正義の隊員よーてえい!』不破は打ち切りになった小説の続編を自分で書いた。

 

ー速見の夢の中ー

『ガレット…今はそう言うわ。』速見は手に麻酔銃を持ち周りを囲む人間達に向かい放つ。

 

ーさくらの夢の中ー

『おへそは、隠してある、大丈夫、はあああ!』さくらは雷を避けながら前に必死に走った。

 

『あ、あれ…』眠っていたメンバーが全員目を覚ました。

 

『ったく、遅いよー、みんなー。』

 

『やったな、みんな。』恐怖を乗り越えた事により皆、眠りから覚めた。

 

『おのれえ、ふん!』サクヤはアレーナが放った光弾をシェパードンのスパークドールズに集め、持っていたビクトリアンのお守りと擦り合わせ超音波を発生させた。

 

『うっ、あああっ!』洗脳されているアレーナにとってこの超音波はとても苦しかった。そして、余ったシェパードンのエネルギーをウルトラマン達を閉じ込めている鏡に向け放ち鏡が破壊され、ウルトラマン達は解放され、ムサシはコスモスと一体となり、ウルトラマン達はゼロの元へと飛んでいった。

 

『さあ、さっさとここからトンズラするよ、はあああ!』ロベリアはアレーナの周りを炎で囲み、傷ついた大神はロベリアがおぶり、彼らはオーク時空巨樹城から抜け出した。



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並行世界シリーズ”融合編”9究極の戦士

サクラ大戦、ツイッターの重大発表やべえ、みなさんはもう見ましたか、もう本当に衝撃でした。それではどうぞ


ー平成二十七年ー

ーサクラ次元ーウルトラ次元

『さあ、僕らの力を受け取ってくれ。』

 

『共に戦おう!』8人のウルトラマン達(ティガ、ダイナ、ガイア、コスモス、ネクサス、マックス、メビウス、ゼロ)はヒカルのフュージョンブレスに自分達の力を与えた。

 

『ありがとうみんな、俺達のために。』

 

『へへ、水臭いぜ、同じウルトラマンだろ!』

 

『ああ!』ヒカルとショウはゼロ達に対して二人声を合わせ反応した。

 

『すげえー、壮観だな。』

 

『この世界に来て驚かせる事ばかりだな。』木村、烏間はその光景を見て笑顔が出た。

 

ーオーク時空巨樹城ー頂上

『おのれえ、小賢しい真似を、はあっ‼︎』エタルガーはさっきゴウキ達に対して放った悪の光線を空から降り注いだ。

 

『現れよ、それぞれの次元の人間が最も恐れる宿敵達よ…ダークルギエル、岩石大首領、空中戦艦ミカサ』それぞれの次元の人間の恐怖の感情によって彼らを復活させた。

 

ー街ー

逃げ惑う人々を避けながらダークルギエル達の方へヒカルとショウは向かう。

 

『ヒカルはん、ショウはん、あの空中戦艦ミカサ、および岩石大首領は危険や、なんとか光武二式の修理とリボルバーカノンの修理がもうすぐ終わるさかい、待っとってくれへんか。』通信機に映る不安そうな顔の紅蘭に向けヒカルは笑顔を見せた。

 

『大丈夫だ、こっからは俺達の出番だ。』

 

『で、でも…』紅蘭は大神を失ったトラウマがあるため、どうしても不安であった。

 

『任せておけ、『本当の戦いはこれからだ!』【ウルトラタッチ‼︎】『ギンガー』『ビクトリー』【ギンガビクトリー‼︎』ヒカルとショウはウルトラフュージョンブレスとビクトリーランサーを合わせた。今この地上にウルトラマンギンガとビクトリーのすがたが合わさった戦士”ウルトラマンギンガビクトリー”誕生した。

 

ー地上ー

『ヒカルとショウの力が…』『ひとつになりやがった。』『ギンガ、ビクトリー…』UPG隊員達の顔には自然と笑顔になっていた。

 

『ロベリア……二人で力を合わせるか、忘れていたな、俺は君達が弱かったと勝手に思ってたんだ、君達は弱くなんかなかったんだ、一番弱かったのは、俺だったんだ…何もかも全部背負うなんて傲慢だったんだな…』

 

『そうだよ、やっと気付けたかよ…ったくよ、でも、あたし達もあんたと同じく弱いけど、あんたの荷物を少し持つくらいあたし達にだって出来るんだよ。』大神はロベリアにおぶられながら自分の愚かさを再度見直した。

 

ー街ー

ダークルギエル、空中戦艦ミカサ、岩石大首領、どれも人間の強い恐怖の感情によってギンガビクトリーよりもはるかに大きかった。ダークルギエルは闇を、岩石大首領は火を、空中戦艦ミカサは砲台をギンガビクトリーに向けて放ったが、当たらず、ギンガビクトリーは敵に向かって前進して行った。

 

ー地上ー

『行けーウルトラマンギンガビクトリー!悪を倒しちゃつてえー!行け行け行けー!』『すごい…』『まさしく、ヒーローかあ…かっこいいじゃねえか。』『も、モノホンのヒーロー!』E組の生徒たちは皆見惚れていた。

 

『しょおら!』そうギンガビクトリーが叫び空高く飛び上がり、ダークルギエル、ネオショッカー首領、空中戦艦ミカサに向かい猛スピードで突っ込んだ。光弾や火、大砲にもびくともせずギンガビクトリーが彼らの体を貫通し、彼らの体は崩れさった。

 

ーUPG基地ー

『みなさん、とうとうやってきましたよ、ヒカルさんやショウさんに負けてられません。全員でオーク時空巨樹城に乗り越んで、大天使ミカエルおよび巴里華撃団を救出し、各フロアで待ち構える敵を協力して倒しましょう。華撃団のみなさんはリボルバーカノンを使ってください突入用スペースを開けてください。他のみなさんは私が迎えに行きます。では、みなさん、がんばりましょう!』殺せんせーはスピーカーで呼びかけた後それぞれがいるところへと向かった。

 

 

 



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並行世界シリーズ”融合編”10融合怪獣

今回からはしばらく第三章の更新のみとなります。あと話数と予告も順番通りになるよう変更する予定です。どうぞ


ー平成二十七年ー

サクラ次元ーウルトラ次元

ー街ー

9人のウルトラマン達がオーク時空巨樹城に向かい歩く、それに続くように紅蘭の発明品でウルトラマン達と光武二式が側に降りたった。

 

ーアレーナの部屋ー

『貴様らの相手は俺ではない、貴様らの最も恐れる敵だ。』エタルガーは体から赤黒い煙を出した。その煙は相手の恐れる者を実体化させるものだった。

ー街ー

『ファイブキング!十面鬼!京極圭吾!』3体の巨大な敵がウルトラマン達の前に現れた。

 

『オレ達の戦った怪獣が合体してんのか、本当の戦いはこれからだぜ!』

 

『ヒカル、ショウ、君達の地球は君達自身で守るんだ!』

 

『ここは僕達に任せて、みんな早く行って!』

 

『死人が蘇るなんて許されませーん、すぐに地獄に戻してあげまーす。』

 

『みんな、行け、アマゾンあいつ嫌い!』

 

『よおし、んじゃ、行きますか。』

 

『頼みましたよ、先輩!』

 

『行け!』

ファイブキング、京極圭吾、十面鬼との戦いはティガ、ダイナ、ガイア、レニ、織姫、V3、スカイライダー、アマゾンが戦い、残りのメンバーはオーク時空巨樹城へと向かった。

 

ティガ達は肉弾戦に持ち込むため怪獣達に向かっていった。ティガのキックダイナのパンチ、ガイアのチョップが織姫のパンチ、レニの突き、V3の電気チョップ、スカイライダーのドリルパンチ、アマゾンの切り裂きが決まる!

 

『キュアアああ!』怪獣達も負けじと抵抗し、掴みかかったティガ達を振り払い3体は合体し、ファイブキングの足は京極慶悟新皇のカタツムリのような足、翼には十面鬼の顔が埋め込まれ、上空へ飛び上がり、翼や腕、足からビームを出し、ティガ達にあぶせた。なんとかみな避けたが、織姫の反応が遅れたが、スカイライダーが織姫を抱え救った。

 

『きゃつ、あ、スカイライダーさーん、すみません。』

 

『みんな、力を合わせるぞ!』

 

『わかった、皆行くぞ!』ティガ達はもう一度ビームを放とうとしたファイブキング達の集合体に向かいそれぞれのビームを合わせ、ファイブキングの頭部を攻撃し、敵のビームの発射を防いだ瞬間。

 

『V3キック!』『スカイキック!』

『大切断!』『ブラウアー.フォーゲル!』V3.スカイライダー、アマゾンは翼を破壊し、レニは胸に十ある顔を突き潰した。ファイブキングは地面に墜落した。

 

『たたみかけまーす!オーソーレ、ミーオー!』織姫は必殺技を使いファイブキングの右手のガンQの目を潰し、その間にティガはパワータイプとなりファイブキングにパンチをくらわせ、ダイナはミラクルタイプになり蹴りをくらわせ、ガイアはスプリームヴァージョンとなりボディブローをくらわせ、ファイブキングはフラフラになった。

 

『皆!技を合わせるぞ!』

 

『大・回・転、ミーオ!』『スーパーデラシウム大切断!』『フォトンフォーゲル!』『レボリウムドリルパンチ!』V3のキックに織姫のビームのパワーを与え、ティガのデラシウム光流のパワーをアマゾンの腕に与え、ガイアのフォトンストリームのパワーをレニの槍に与え、ダイナのレボリウムウェーブの力をスカイライダーに与えた。そして力を集合させ、ファイブキングにぶつけ、ファイブキングは大爆発した。

 

『みなさーん、さあ頑張るでーす!』織姫はオーク巨樹城に向かって叫んだ。

 

ー別次元ー

『こんな化物にも…利用価値があるのね……さあ私のもう一度の人生が始まる…このベルトともに。』

 



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並行世界シリーズ”融合編”11グリシーヌの時間

やべえ日高さんと井上さんのトークイベントチケット買ったのにメール来ねえ、しかも間違えて二枚注文したかも、普通に今おかしく執筆が雑になっておりますご注意ください。どうぞ


ー平成二十七年ー

サクラ次元ーウルトラ次元

ー第一階層ー

『ダークファウスト、神威、ザリガーナ融合!』現れた敵は集合し、ファウストの仮面、神威の鎧、ザリガーナの両腕となった。それをグリシーヌは纏った。

 

『さあ、ここで何人か巨大になって戦ってもらいますメンバーは烏間先生、不破さん、杉野君、前原君、三村君、奥田さん、倉橋さん、頑張ってください!』

 

『大丈夫よ!こういう場合どんなに苦しくても帰ってこれるわ!』

 

『光は絆だ。誰かに受け継がれ再び輝く、絆を思い出せ!』

 

『黙れ!』グリシーヌは4人に分身し、ネクサス達に迫った。

 

『目をさますのは俺達の役目じゃないが、多少のアドバイスはする必要がある。』

 

『まあー、先輩達に教えてあっげよー、私達の絆をー!』倉橋の号令で指揮があがる。

 

『皆、気をつけろ、スピードで勝負だ!』

 

『おい、早くいけ、子供の命が危ないんだろ!』

 

『またんかい!うちらも一緒に戦わせてもらうさかい。』

 

『やっぱりー不安かなー皆だけじゃねー。』紅蘭、アイリスも残る。

 

『わかった、行くぞ!』残りのメンバーは上階へと向かった。

 

『シュワッ!』ネクサスはパンチをグリシーヌに当てるが、装甲が硬くあまりダメージはなかった。神威の力で空から落下し、ネクサスは突進してきた相手の力を利用し、後ろに投げとばし、顔の仮面の一部をパンチで吹き飛ばした。分身はシンクロしており、どれか一つでもダメージを受けると他の分身も乱れるようだ。

 

『はああ!大いなる荒波よ!フューリ・ネプチューン!』グリシーヌの必殺技を烏間は体を張り受け止めた。

 

『今だ…行け!』一応霊力バリアを持ってダメージをかなり減らせたが、少しえらそうであった。

 

『作戦、触手!』磯貝達が上からグリシーヌを抑えつけグリシーヌの仮面を外し、烏間の手頭で眠らせた。

 

『まだだあ!』装甲達がグリシーヌから離れ、体と足が神威、両腕がザリガーナ、頭がダークメフィストとなり、4体で襲いかかる。

 

『これで存分に戦える!マシンガンアーム!』ライダーマンは右腕をマシンガンに変え胸部を破壊し、ロープアームで引っ張りあげた。

 

 

『行けえ!チビロボ二式!』紅蘭はチビロボを展開し、攻撃を仕掛けた。

 

『落とすよー、それ!』ダークファウストを叩き落とし、ネクサスが遠くからジャンプキックを放ち、ジュネッスへと変わった。

 

『あ、あの両腕の関節部の辺りがもの凄く他の部分に比べて弱いです。』奥田が紅蘭から送られた画像から見て確認した。

 

『じゃあ、俺がうおおおお!』前原は倒れこんでいたメフィストの両腕の関節部分を持っていたナイフで刺した。

 

『決めるぞ!アローレイ、シュトローム。』ネクサスの光線が決まり、相手は大爆発した。

 

(私は本当は貴公と…一緒に…)

 

(ごめんね、グリシーヌ、君は本当は強かった、俺が守るんじゃなくて俺と一緒に俺と肩を合わせて頑張りたかったんだろ。あんな事言ってしまったが、俺は君に体を引き裂かれたとしても今度こそ俺は君を愛する。それが大神一郎としてのケジメだ。)

 

(…ふっ…わかった…貴公の事を許してやろう…私の実力を理解出来たからなあ)

 

(グリシーヌ、ありがとう。)夢の中でドラパンからもらった道具で大神はグリシーヌと会話した。

 



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並行世界シリーズ”融合編”12コクリコの時間

最近、融合編スランプ気味でかなり駄文です。すみません。どうぞ、


ー平成二十七年ー

サクラ次元ーウルトラ次元

ーオーク時空巨樹城ー第ニ階層ー

『スラン星人、天照、ゾル大佐!』そして棒を持ったコクリコが立っていた。

 

『さてと、さくら、マリア、ここはあたいに任せてくれ、あいつとはサシでやってみたかったんだよ。』カンナはマリアやさくらに上に行くよう、指示した。

 

『地球の未来は人間が自らの手で守るんだ。』マックス

 

『さあてと本郷、啓介、茂、頼むぜ!』一文字

 

『この階はカルマ君、村松君、吉田君岡野さん、堀部君、矢田さん、寺坂君菅谷君に任せましたよ、皆さん行きましょう!』他のメンバーは次の階へと向かっていった。

 

マックスはスラン星人に向かい連続でパンチを食らわせ、それに続くように2号となった一文字も連続パンチを当てる。

 

『えい!』コクリコは猫をカルマ達に向かって放った。

 

『へえーマジック使えるんだー、でもさあ、俺にばっかり構ってていいのかなー』横から隠れていた村松、吉田がコクリコを押さえつけた。

 

『おいおい、すぐに捕まったぞ、案外楽だったなあ。』

 

『どけよ……』コクリコは触手を動かし村松達を弾き飛ばした。

 

『仕方ねーなー、イトナ!お前のドローンに武器つけてあったよなあ!』

 

『ああ、だが時間や資材がなく火炎放射機しかつけられなかった。』

 

『それだけありゃ充分だ、おい、そこの赤いの俺を思いっきりあいつのところまで飛ばしてくれ、周りの枝はあのドローンで燃やす!その眼帯は菅谷の秘密兵器で相手する、頼む、あのガキも強いやつに操られているだけだ、操られるならあの菅谷なみの女たらしの方がいい事教えてやるんだ!』

 

『わかった…行くぜ!といや!』カンナは思いっきり寺坂をコクリコの方へと殴り飛ばし、寺坂はすれ違い様にコクリコの頭へエルボーを食らわせた。

 

『す、すごいわね…』岡野は少し驚いていた。

 

『おい、このおっさん、狼になったよーでもさあこういうのあるんだよねー。』カルマは煙幕玉をゾル大佐の目の前で叩きつけ、あたりを白くした。

 

『狙いを集中させて!』隠れてスナイピングしていた矢田はゾル大佐の頭部に銃弾を当てることに成功し、ゾル大佐は消滅した。

 

『よっしゃ、さあてとあの筆箱野郎だ!遅えぞ、おっさん!』2号とマックスは分身した星人に囲まれていた。

 

『ったく、おっさん呼ばわりとはね、ばりばり現役のお兄さんに向かってねー頼むぜ、マックス、俺が決める。』

 

『ああ。』マックスは頭のマクシウムソードを分身体全てに当て本物を見つけ出したが、当たった瞬間天照とスラン星人は融合し、ビームを当たりに放った。

 

『シュネッ!』マックスはマクシウムソードをビームに全てに当て弾き返した。

 

『よっしゃ、一緒に決めるぜ!2号さん、マックス!』

 

『公相君!』『ライダーパンチ!』『ギャラクシーカノン!』『いっせい射撃!』全ての攻撃があたり天照スラン星人は大爆発した。

 

ー夢ー

『コクリコ、大丈夫かい。』

 

『イ、イチロー……』

 

『俺は君達を苦しめてしまった……自分勝手な事ばかり……パリシィである皆の気持ちも考えず……俺は決心した……もう絶対…誰も悲しませない…たとえ隊長失格だと言われてもいい…体がバラバラになってもいい…目を潰されてもいい…腹を刺されてもいい…何をしてもいい!もう一度君達に愛されるためなら…それが俺の決心だ!』

 

(ありがとう…イチロー…猫ちゃんと後で一緒に世話しよ…)コクリコもグリシーヌと同じく体内の種が消滅した。



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並行世界シリーズ”融合編”13花火の時間

融合編がかなり駄文になってきていますもうしわけございません。最近蛮野編に夢中になり融合編がおろそかになっています。ちなみに明日第一章の説明を投稿させていただきます。


ー平成二十七年ー

サクラ次元ーウルトラ次元

ーオーク時空巨樹城ー第三階層

『エンペラ星人、鬼王、ジェネラルシャドウ!』そして花火が立ち塞がった

 

『おうおうてめえの相手はこの俺以外にあり得ねえよ!』ストロンガー

 

『マリアさん、ここは私が…あれは私の中にある恐怖のイメージ、乗り越えてみせます!』さくら

 

『人の絆は無限大だ!』ウルトラマンメビウスがこのフロアに残るようだ。

 

『竹林君、千葉君、原さん、挟間さん、片岡さん、神崎さん、律さんお願いしますよ!残りのメンバーは私とともに行きますよ!』

 

『眠りなさい……皆ともに…』黒いバリアを張りながら花火は飛び上がり空から弓矢を放つ!

 

『メビウスさん!右3m左7m!次は……』律の指示に従ってメビウスは花火の放った弓矢を弾き返す。

 

『おおっと、フェンシング使いとは…今までいなかったなあ?でもスピードなら殺せんせーに比べて断然遅いそれなら!神崎さん!』片岡の指示を聞いた

 

『今ね!』背後から連続して銃を発射し背中に全発当て、ひるんだ所を千葉がヘルメットを狙い撃った。

 

『すげえなガキどもそんじゃまこっちも決めますか!行くぞ、さくら!ストロンガー破邪剣征桜花電衝!』ストロンガーの電気をさくらの霊剣荒鷹に分け与えさくらは衝撃波を放ちそこから続きストロンガーがキックを食らわせた鬼王は破邪剣征桜花放神を放ったが力を上げていたさくらとストロンガーの力の強さにより押し負けし大爆発した。その隙を狙って衝撃波をエンペラ星人が放とうとしたその瞬間!

 

『あらあ、あなたといいあの女といい私と同じ雰囲気ねえ…似た者同士…やることなす事同じなのね。あの女の闇はかなりヤバそうだけど、まだなんとかなるかもしれないし、ねえ、無粋な真似はさせないわよ。』狭間のナイフがエンペラ星人の体を貫通させた。エンペラ星人はたじろいだ。

 

『今だ!バーニングブレイブ!はああ!』メビウスはたじろいでいるエンペラ星人に抱きつき大爆発し、その時側にいた花火も吹き飛ばしたが、周りの枝を焼いただけですんだようだ。

 

ー花火の夢の中ー

『花火君……俺はフィリップさんを失い悲しみにくれる君を見て……心苦しかった……だから俺は君達から嫌われれば誰も悲しまなくてすむと考えていたんだ…でも君達の心を踏みにじってしまった……でも…たった一つだけわがままを聞いてくれ……血は関係ない……大事なのは思い出……それを忘れないでくれ……この戦いが終わった後俺を殺しても構わないが、皆の笑顔だけは奪わないでくれ…それが俺のわがままだ……』

 

『大神さん……わかりました…でも帰ってきたら皆でどこか食事に行きましょうあなたの奢りで…笑顔で…』花火の顔には昔のような優しい笑みが見えた。

 



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並行世界シリーズ”融合編”14エリカの時間

みたらし団子とごま塩おにぎりを一緒に食べると草餅の味がしたと思ってます!どうぞ!


ー平成二十七年ー

サクラ次元ーウルトラ次元

ーオーク時空巨樹城ー

第四階層

『ウルトラマンベリアル、アポロガイスト、大久保長安』そしてエリカが立ち塞がった。

 

『ショウ、ヒカルこの世界の未来お前らに託したぜ。』ウルトラマンゼロ

 

『隊長、ロベリア!サリュをお願いします!』マリア

 

『本郷さん、あいつは俺が。任せますよ。』神啓介(X)

 

『さあて皆さんおおとりは先生に任せてください。ここは任せましたよ。岡島君、速見さん、渚君、茅野さん、中村さん、磯貝君。』残りのメンバーは最上階へと向かった。

 

『ベリアル…行くぜ!』ゼロとベリアルの戦いが始まった。パンチ!パンチ!パンチ!互いの意地の張り合いによるパンチの押収、ベリアルはギガバトルナイザーを使いゼロに電撃を放ったがゼロは後ろに飛び電撃を避けた。その先には銃を構えたE組とマリアの光武がいた。

 

『さあ!一斉に行くぜ!エメリウムスラッシュ!』

 

『狙って撃てれば!』

 

『そこよ!リディニーク!』全ての弾がクロスしベリアルに向かうがベリアルは光弾を出し弾を消滅させた。ベリアルは光弾を乱射した。

 

『何よあれー、あれじゃ手が出せないよー』茅野達も避けるのに必死だった。

 

『でもあっちで神さんが踏ん張ってるまずはこいつから倒さないと!』E組は別れ枝の影に隠れた。

 

『ライドルスティック!』Xライダーはゼロ達がベリアルを集中狙いで倒しやすいように囮になっていた。敵の猛攻は激しく周りからは枝が前からはアポロガイストの火炎車に乗りながらマシンガンを乱射するエリカ、地中から出る謎の物体を操る長安などかなり苦戦していた。

 

『ストロングコロナ、ゼロ!』ゼロが

光弾を避けながらベリアルに突っ込み体を持ち上げ!

『ウルトラハリケーン』竜巻が起こるほどベリアルを回転させ空へと浮かせた。『今だ!ガキども、これくらい楽勝だろ!』

 

『大丈夫…飛べる。』速見は磯貝に空へと上げられベリアルを狙い撃った。

 

『今…』速見はすぐさま下へ降りた。

 

『わかった!ガルネイトバスター!』ゼロは手から炎を出しベリアルへむけ放ち、すぐさま上空へ上がりルナミラクルゼロへと姿を変えゼロスラッガーを分身させベリアルの体を引き裂いた

それだけでは終わらなかった。

 

『よいしょつと…はああ!一回こういうのやってみたかったのよ。』ゼロスラッガーが離れた瞬間中村がベリアルの隙を突き体を斬り、ベリアルを地面へと落とした。

 

『Xキック!』アポロガイストの火炎車を避け上空からXがXキックを食らわせた、アポロガイストは大爆発した。

 

『そのスピードなら』渚は火炎車に乗ったエリカをクラップスタナーで隙をつくり地面に落ちた瞬間気絶させた。

 

『ふう…あとは』長安は巨大なエネルギー光弾を発生させていた。

 

『マリア、協力しろ!ええやああ!』ゼロはベリアルを持ち上げ技をためている長安にぶつけた。

 

『わかったわ、静寂なる銀の楽園!リディニーク!』長安とベリアルは氷つき動きを止めた。

 

『止めだ。シャイニングエメリウムスラッシュ!』ゼロはシャイニングウルトラマンゼロになり上空から氷ついたベリアルと長安をシャイニングエメリウムスラッシュで下の階層全ての床を貫通させ、ベリアルと長安は大爆発した。

 

『ふう…なんか懐かしいなあ…まあそりゃそうだな。』ゼロがつぶやいてる間エリカと大神は夢の中で語りあった。

 

ーエリカの夢ー

『本当はエリカ…一人になるのが嫌だったんです…ドジばっかりしてるし…こんな血を持ってますから…誰からも見捨てられると思って、だからパリシィについた。パリシィは私を一人にしない!あなたみたいに見捨てたりはしない!』

 

『エリカ君…俺が悪いんだ!俺は臆病になっていたんだ…大切な人を失う気持ちをさせたくないという臆病さからあんな言葉を言ってしまったんだ、すまない…君達をそして自分を信じられなかった…俺が悪かった…だが最後に頼みがある…思い出を消さないでくれ…君達との大切な思い出を…』

 

『最後じゃありません!思い出はこれから作りましょう!私の最も好きな人大神さん!』

 

 

 



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並行世界シリーズ”融合編”15アレーナの時間

次の次からはわたしはだあれ編になります。完全ギャグになっております。楽しみにしててください。


ー平成二十七年ー

サクラ次元ーウルトラ次元

ー最上階ー

『ほう…人間はどこまで醜いんだろうね…僕達の力を勝手に使おうとするなんてね…でも…君はその体を嫌っているね…何故だい…何故…嫌った体にさせられたのに…人間に復讐しようとしなかったんだい…その触手に強くなりたいといえば君は人間を滅ぼせたのに…更に自ら弱くなりたいって願ったそうじゃないか…まったく君はよくわからないなあ…それにそこにいる仮面ライダーもそんな体になってまで…人間を守るなんてね…』サリュはハエ型蒸気獣オバドを使い1号達に襲いかかった。

 

『この触手には温もりがある大事な人を助けられる。約束を守れる力があるそれだけで十分です。』殺せんせーは触手をオバドに巻きつけ1号に向けて投げた。

 

『俺はこの体になったのを何回も辛いと思った。だがこんな体になったからこそ人々の笑顔を救えたんだ!』1号はオバドをライダーキックで粉砕した。

 

『こっちも行くぜ!ウルトラマンティガの力よ!ゼペリオン光線!』ウルトラマンギンガビクトリーは腕を合わせゼペリオン光線を放ち1号の恐怖対象死神博士を打ち破った。

 

『あとはお前だ!エタルガー、アレーナの心を返してもらう!行くぞ!ムサシ君!ロベリア君!』

 

『ロベリア、この力あずけるぞ!』

 

『いらないよ、そんなモノ!』

 

『行くぞ!』

 

『いちいち叫ぶなよ』

 

『食らえ!コンブスティオーネ!』二人の霊力が合わさりオーク巨樹の枝は全て燃え尽き囚われていた巴里市民が解放され、逃げだしていった。

 

『おのれえ!ふん!』アレーナは鏡を使いウルトラマン達を苦しめる。

 

『さ、さすがに効きますね…』

 

『ふんっ』コスモスはなんとか攻撃を抜け出しルナモードからコロナモードにそしてエクリプスモードへとなった。

 

『コズミューム光線!』コズミューム光線がアレーナにあたり憎しみの心が消え去った。

 

『今だ!彼女の心を!』ムサシの指示通りヒカルは心の中でアレーナに説得を始めた。

 

『やはり…希望の種か!邪魔をするな!』エタルガーは上空からデルニエと共に光弾を出した。

 

『はああ!』ムサシ達は説得しているヒカルを庇った。

 

ーアレーナの心の中ー

『アレーナ、君には家族が仲間がみんながいる。そして俺もいる。君は大事な仲間だ大切な人がいる帰る場所もある。帰ろう、君には笑顔が一番だ。』

 

『生物は誰でも罪を犯す苦しむでもそれを止めてくれる大事な場所はあなたにはある。帰ってあげてください、あなたの罪は私達が許します。それが私からあなたに最初で最期の教えです。』

 

アレーナはヒカルと殺せんせーの説得に応じイチローの血の入った壺を持ち出した。殺せんせーはすぐに劇場へと壺を送った。

 

『ヒカル、特訓の力見せてやろうぜ!』『ああ!』エタルガーとギンガは向かいあった。最期の決戦だ!

 

『あのデルニエにあやめさんが!あなたを救いだします!俺が愛する巴里華撃団と共に!』光とともに地面から光武F2が出てきた。

 

『巴里華撃団、参上!』なんと光武F2は密かにドラパンが修理ライトで戻していてリボルバーカノンで打ち出していたのだ。

 

『さあてー大神さん!いきましょう!エリカ、エンジン全開です!』

 

『私が最も愛する仲間と共に貴公を援護する!もう貴公の荷物は私達が持つ!』

 

『荷物もみんなで背負えばすごい楽さ!』

 

『もう、あんな馬鹿みたいな事しないように監視する必要があるしな!』

 

『あいつを倒し、あやめさんを救いだし血と決別する!行きましょう!』

 

『いくぞ!巴里華撃団、最期の試練だ!皆で帰るぞ!巴里に!』

 

『おおー!』エリカ、グリシーヌ、コクリコ、ロベリア、花火が大神の機体から出る光に包まれ神々しく輝く。

 

『これが……神を殺してきた…希望の種の開花か!』エタルガー対ギンガビクトリー、デルニエ対巴里華撃団最期の決戦が始まった!




ちなみに蛮野編ではウルトラマンは一人しか出てきません。


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並行世界シリーズ”融合編”16あやめの時間

融合編最終回です!次回からはわたしはだあれ編です。場合によっては蛮野編を投稿するかもしれません。どうぞ!


ー平成二十七年ー

サクラ次元ーウルトラ次元

ーオーク時空巨樹城ー

最上階

ウルトラマンギンガビクトリーはエタルガーにパンチ!パンチ!パンチ!パンチの押収!多少のエタルガーの蹴りも弾き柱に叩きつける!そこからもパンチ!パンチ!パンチ!エタルガーは少し距離をとりビームをウルトラマンギンガビクトリーと大神達に向けて放ったがあっさり避けられてしまった。

 

【ウルトラランス!ハイパーゼットンシザース!】『行くぞ!皆!ロベリア!預けるぞ!狼虎滅却、放炎乱交!』ウルトラマンギンガビクトリーは右腕をハイパーゼットンと同じに変化させ炎を集め放ち。大神の刀に皆の霊力を集めそれをロベリアととめに炎に変えエタルガーとデルニエに向けて放った。

 

『一気に行くぞ!エリカ君、花火君は遠距離から援護をコクリコは空から!ロベリア、グリシーヌ一緒に来い!』エリカ、花火の攻撃を当て上空からコクリコは猫をぶつけ、グリシーヌの斧でたたききりロベリアが切り裂き大神が刀でぶった切る。

 

『なぜだ…なぜだ!そいつは君達を裏切ったんだぞ!そいつはパリシィの存在を否定したんだぞ!』

 

『パリシィだろうが、なんだろうが仲間です、私達は気づかなかった大神さんの優しさに、だけど今は理解出来る辛さも苦しさも優しさも全て、この人なら信用出来るんです!こんなに酷い事をした私達を受け入れてくれる……私達の希望です!』

 

『残念だったな!俺達ビクトリアンと人間だって仲良く出来たんだ!もうお前の支配なんて必要ないんだ!』【ウルトランス!シェパードン!セイバー!】ウルトラマンギンガビクトリーはシェパードンの剣を召喚し切って!切って!切りまくる!

 

『とどめだ!ウルトラマンメビウスの力よ!メビウムシュート!』ウルトラマンギンガビクトリーは腕をクロスさせビームをエタルガーにぶつけエタルガーは城から落ちた。それをチャンスと見たギンガビクトリーは追いかけた『ウルトラマンゼロの力よ!ワイドゼロショット!』先ほどとは違う構えでビームを放ちエタルガーにぶつけた。

 

『ちいっ!』エタルガーは逃げるため宇宙へと向かった。

 

『逃がすか!頼んだぜ!巴里華撃団!』エタルガーをウルトラマンギンガビクトリーは追いかけた。

 

『うおおぉぉぉ!これで終わりだぁっ!』大神はブースターを展開し猛スピードでデルニエへ刀を構え突っ込み空へと飛んだ!

 

『正義!』『友情!』『勝利!』『平和!』『そして愛!』『消えろぉ!巴里に仇なす敵よ!』大神の刀がデルニエを切り裂きデルニエは光に包まれ消滅した。

 

『やったぞ、ん、な、なんだ!?』大神達は夢へと引きずりこまれた。

 

『パリシィの血を引く者たちよ………どうして君たちはそんなにも安らいだ心でいられるんだいる?一度はパリシィの味方をしてくれたのに。』なんと現れたのはデルニエを操っていたサリュだった。

 

『ああ…確かにアタシ達は一度はパリシィの歴史を見て巴里を憎み人間を憎んだ。でも…自分の体を改造されてまで他人を救うやつや…どんなに嫌な事でもまっすぐ自分の手で成し遂げようとするやつ、愛する人のために必死になるやつを見た。私達は思った過去のしがらみに囚われたアタシ達が常に平和な明日と希望を持つ奴等に勝てるわけがない。人間とウルトラマンの絆によって生まれたギンガビクトリーあれこそが未来に向かう者達の象徴だ。ビクトリアンもパリシィと同じく人間に苦しめられた。だが!人を信じる気持ちを彼らは忘れなかった。だからこそギンガビクトリーは生まれた。そして私達はどんなに苦しめられても彼らのように生きていくと誓った。』

 

『都市は自然を破壊する…自然を壊す都市に対して守り神であるオーク巨樹が怒ったんだ、パリシィのために。』

 

『いいえ、サリュあなたは間違っています、彼女達はもうそんな事望んでなんかいない。そうでしょ、巴里華撃団のみなさん、そして大神君。』なんと現れたのは囚われていた大天使ミカエル(藤枝あやめ)だった。

 

『あ、あやめさん!解放されたんですか!』

 

『ええ…ピエールが倒された事と、あなた達がオーク巨樹やデルニエにダメージを与えたからこそ私は蘇れたわ、ありがとう。あとね、大神君、私からあなたに伝えたい事があるわ。』

 

『は、はい!なんでしょうあやめさん。』

 

『大神君…確かにあなたがとった行動は隊長としては百点満点だわ、でもね人間としては最低よ!』

 

『はい……今でも…後悔しています』

 

『大神君は優しすぎるのよ、優しさが伝わらなくてもいい、皆が幸せになるならいい、もっと自分を大切になさいあなたは一人じゃないんだから。それに私はあなたに感謝してるわ…あなたを残して旅立った私の事をあんなに思ってくれたなんて…うれしかったわ…さていきましょう…サリュ…感じるじゃない彼女達の思いがこれがパリシィの意思よ…』エリカ達は自分達の意思をオーク巨樹へと送った。

 

『これが…パリシィの子供達の意思。数千年前の光の巨人との絆…邪神を打ち消し、創造主が創りし邪悪を光へと変え、宇宙からの使者に希望を伝えた希望の種の力とパリシィの子供達の力合わさった時、種は育ち周りに希望を与える。そうか君達の希望…愛…素晴らしい…』サリュは浄化され消えていった。

 

『さあ、大神君、あなたの開花した希望の種の力でウルトラマン達に力を他の皆の光を集めて、頑張って。』

 

『わかりました、皆の力をウルトラマン達に!』大神達は希望の種の力で皆の光を集めウルトラマン達に渡し、大神達は避難した。

 

『ゼペリオン光線!』『ソルジェント光線!』『クァンタムストリーム!』『ブレージングウェーブ!』『オーバレイシュトローム!』『マクシウムカノン!』『メビュームシュート!』『ワイドゼロショット!』ウルトラマン達の体は光輝きオーク時空巨樹城は光線技により破壊され光となり街へと降り注いだ。

 

ー宇宙空間ー

『エタルガー、お前の最も恐れる者をあててやろう。』ギンガビクトリーはエタルガーを追い詰めていた。

 

『なんだと!』

 

『それは俺達人間とウルトラマンの絆だ!ギンガクロスシュート!』10人のウルトラマンの力を合わせた光線をエタルガーに当てエタルガーは大爆発した。

 

ー地上ー

夕焼けに染まりながらウルトラマン達と巴里華撃団は立っていた彼らの頑張りによって再び巴里に帝都に東京に平和が戻ったのだありがとうウルトラマン、仮面ライダー、E組、華撃団よ!本当にありがとう!

 

『みなさーん!エリカの側にきてくださーい、あれやりましょうよ!折角勝ったんですから!』

 

『よし、ショウ、皆行くか!』凱旋門の前にウルトラマン達は変身解除し全員が集合した。

 

『勝利のポーズ…決め!』彼らの長い長い戦いは終わった。はずだった…

 

 

 

 




おそ松『さあて、とうとう俺達の出番だーカラ松しか出てなかったからなー。』
カラ松『ふ、この俺がまた主役か…いいだろう、何人だろうと俺はいけるぜ』
チョロ松『みなさん、どうも、チョロ松です。次回はとうとう僕の出番!この話でついにトド子ちゃんとフォー!』
一松『一応出るけどさ…主役とかは無理だからね…そういう器じゃないから…』
十四松『いえー!劇団だー!よーしやるぞー!』
トド松『やっほー!あれ、君は僕は誰?』
サクラ大戦4 海に散りし命第三章並行世界シリーズ”わたしはだあれ編”お楽しみに!


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並行世界シリーズ”わたしはだあれ編”1記憶の時間

完全に悪ふざけで作りました。コードネームの相手はわたしはだあれ編の最後に書きます。誰か考えてみてくださいね、マニアックな奴やわかりやすいのもありますのでどうぞ


ー昭和二年ーサクラ次元

ーマリアの世界ー

ー大帝国劇場ー

大道具部屋

『あ、あれ…俺なんで…こんなところにあれ…俺は誰だ?』大帝国劇場にウルトラマンの人間体、E組、UPG、仮面ライダー、花組、六つ子が集まっていた。

 

『だ、誰か俺の事を知らないか!なあ頼むよ!このかっこいいサングラスやるからさあ!』カラ松が焦る

 

『わ、わからないですよ、それになんで僕と同じような顔のやつばっかりどういう事ー』チョロ松も混乱していた

 

『…わかった…もしかして…』一松は考えた。

 

『僕達…クローンなんだよ!きっと!』十四松は十四松のままだった。

 

『そうだよ…多分優秀すぎる僕から君達が生まれたんだよ!実験の失敗によってこんなに馬鹿ばかり生まれてしまった!』なんと六つ子全員記憶を忘れていたのだ!

 

『あ、だ、誰ですかあなた達はぼ、僕の事を知りませんか!僕は自分の事を忘れてしまったんですよ!』現れたのは殺せんせーだったもちろん記憶を忘れていた。

 

『うわーいタコだー!たこ焼きパーティーだー!』十四松は側にあった棒を拾い殺せんせーに投げた。もちろん避けられたが。

 

『絶対そんなの食べたら腹壊すよ、えっとーん確か…十四松?』

 

『あ、あなたは十四松さんというのですか?他の皆さんの名前わかりますか!』

 

『たしかねー、バカ、痛い、シコ松、暗い、十四松、ヘソのしわっティーだったような…よくわからなーい!まあいいや!そういうや他に誰かいるのー!』

 

『とりあえず、皆さん舞台にいますから一緒に行きましょう。』殺せんせーは舞台に六つ子を連れていった。

 

『確かこの用紙に書いてあるとおりにするとあなたはv6、あなたは空飛びます飛びます、あなたはファザコン王女ってことになるわねー私は永遠の0にしてもなんでこんな所にいるのかなー。』そこには男と女がそれぞれ二人倉庫にいた。

 

『記憶がない以上その用紙の名前で呼び合うしかないな、あ、あそこにキング・オブ・ザ・天然とへちまと女ムツゴロウとせがた三四郎がいるぞ、おーいちょっといいかい君達?』

 

『は、はい。ところで私の事、誰か知りませんかあああ!』走り寄ってきたキング・オブ・ザ・天然が盛大にこけた。

 

『な、何やってんのー何もないよないよどうやったらこけられるのー』チョロ松は何故か知らないが本望なのかツッコミを入れた。

 

『おお、そこに誰かいるぞ、すまぬが私達の事を知らないか?』

 

『あなた達もですか、私達もなんですよ、一旦舞台に全員集合しましょう、何かわかるかもしれません。』永遠の0は放送機器を使い全員を舞台に集合させた。

 

ー舞台ー

全員が舞台へとそろい名前を確認した。

 

『確か名前を確認すると緑のおばさん、ひまな旅人、ツンツン、あっち系?、クワガタ・カマキリ・バッタ、日本じゃ二番、クロワッサン、打ち切り、刀フェチ、幼稚園の先生、命!、フランクフルトポリスマン、ネットショッピング、宇宙猿人ゴリ、総天然色、厨二病全開、E組の闇、メガネ(爆)、絶滅危惧種、鷹岡もどき、ヘキサゴン、性別、よくいる天才、ギャル英語、ドレミの歌の人、コロコロ上がり、科学戦隊ダイナマン、貴族(笑)、永遠にともに、隊員服萌え、この漫画がスゴイ!、変態終末期、エセリラッくま、女たらしクソ野郎、すごいサル、ポニーテールと乳、セクハラ先輩、ネットショッピング、堅物、海、キノコディレクター、ヅラ、ゆるふわクワガタ、誤認逮捕、ギャルゲーの主人公、隠れデレ、ホームベース、自家発電機、貧乏委員、パツキン、ツンデレスナイパー、ヘルメット、野球バカ、美術ノッポ、凛として説教、ジャスティス、厨二半、神崎名人、椚ヶ丘の母、毒メガネ、ビッチビチ、ヘチマ、バカなるエロのチキンのタコ、萌え箱、13股隊長、全員意味がまったくわからないけど今はここやって呼び合うしかなさそうですね。』

 

『そういえば…舞台…俺たち6人が集まってF6!だったような!』おそ松達六人が集まる。

 

『違う!確か俺がここで選挙演説を!』自家発電機が前に出る。

 

『いいやここで俺が三匹の動物にエサをやってたような!』貧乏委員が自家発電機をおしのけ前に出る。

 

『違う違う!ここであるアイドルが歌い俺はタンバリンしている人と一緒に!』セクハラ先輩が出る。

 

『いいやここで私が弁護士になって。』凛として説教がセクハラ先輩を避ける。

 

『違いますここで俳優さんが舞台をやってたようなー確か出てるのは。』刀フェチの言っている事は正しかった。

 

『パツキン、ジャスティス、宇宙猿人ゴリ、貴族(笑)、凛として説教、エセリラッくま、性別、ツンツンが俳優だったような。』記憶が曖昧になっているため情報がめちゃくちゃのようだ。

 

『よーしなら、ウチにまかしとき!撮影やー!やるでー!みんな手伝ってーな!』曖昧な記憶を頼りに劇の撮影が始まった。




蛮野編 登場キャラクター

ドラメッド3世


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並行世界シリーズ”蛮野編”1なぜ詩島剛はこの次元に現れたのか?

予告していた蛮野編の一話だけ先に投稿させていただきます。明日からは融合編、????????編を投稿した後に蛮野編を投稿させていただきます。それではどうぞ

昭和七年
巴里の街に新たな闇が現れる!
コクリコと結婚した大神一郎は再び霊子甲冑に乗り込む!
そして一人の男と出会うのであった!


ー昭和七年ーサクラ次元1

コクリコの世界

ー巴里ーアパート

ー8時00分ー

『起きて、イチロー、起きてよー。』大神一郎は長安との戦いの後コクリコと結婚していた。そして、アパートで家族一緒に住んでいて、今日はシャノワールの休みの日であり、大神一郎は寝ていて、コクリコが起こしていた。

 

『も、もうちょっと…』(休みの日だしもう少し…いっ……)大神一郎は布団から出ようとしなかった。

 

『ったくもう!ジロー、マニー、サブロー、セレーナ、カナメ、シロー、サラ、パパに突撃!』霊力が高い人間は出産能力が高く、コクリコは17歳にも関わらず既に7人の子供を産んでいた。

 

『わあああああ⁉︎ぐはっ!ま、またかよ…』大神の上に年長5人が飛び乗り2人はゆっくりと大神へと向かった。

 

『パパ起きてー』寝起きにやられたからたまったもんじゃない。仕方なく起き上がり、食事処に座った。

 

『わかったよ、たまにやられると結構辛いなあ。』観念して起き上がった。

 

『コクリコ、朝ごはんは?』眠い目を擦りベットから出る。

 

『何言っての、今日はイチローが作る日じゃない休みなんだし、早く作ってよ。』少し怒った顔でコクリコが大神に迫った。

 

『あ、そうだった、悪かったな今から作るよ。』大神はエプロンに着替え、キッチンに立ちソーセージ、卵を焼き始めた。

 

『パ、パ、パパー早く早く。』ベットで息子達が飛び跳ねキッチンを見つめる。

 

『ほい、イチロー皿置いておくよ。』

フライパンの側にコクリコは9枚皿を置き、卵とソーセージを乗せ

 

『セレーナ、今日はどこ行きたい?今日はセレーナが決めるばんだからな。』セレーナは4歳だがある程度会話はできる。

 

『車ー』車の博覧会がやっていたので多分それだろう。

 

『わかった。じゃあ朝ごはんを食べた後行こうか。』

『おーー!』彼らはすぐさま着替え外へと出掛けた。

 

 

ー博覧会ー

巴里の博覧会に、一際目立つ白いバイクと白い服を着た青年がいた。

『ふー、まさか別次元に行けるとはねしかも時代はだいたい昭和か、いっぱい車があるなー、まあこの機会に写真をいっぱい撮っておきますか、あいつがいるのかどうかもまだわからないんだしな。』白い服を着た青年がいた。彼は仮面ライダー次元のドライブの世界にて仮面ライダードライブ(泊進ノ介)、仮面ライダーチェイサー(チェイス)と協力し人間社会の支配を企むロイミュードを全滅させた仮面ライダーマッハ(詩島剛)である。彼は創世王との戦いの後、気になる事があり、ディエンドにマッハドライバー炎のデータを渡す代わりにこの世界へと連れてきてもらった。

 

『あーあ!かっこいいバイクだ!行こうパパ!ママ!』丁度会場に来ていたジロー達を大神夫妻は追いかけた。

 

『ねえ、お兄ちゃん、このバイクすげーじゃんお兄ちゃんの?』ジローは無邪気に剛に聞いてきた。

『ああ、この、俺のだ。』剛はカメラマンとして世界中を巡っているため色々な言葉を話せるようだ。

 

『こら、みんな、あまり迷惑かけちゃだめじゃない。あ、イチローと同じ日本人だね。でも…そんなバイク始めて見るなあ…これって蒸気で動いてる風に見えないんだけど。』コクリコはまじまじとバイクを見る、いくら大人といってもコクリコはまだ17歳であり、興味をかなり持っていた。

 

『きっと、アメリカかどっかで作られただよ、ねえママ、しんじろーおじさんからは何かきてない?』しんじろーおじさんとは大河新次郎の事であり紐育華撃団の隊長として紐育に住んでいて数年前ジェミニ・サンライズと結婚しており、1年前双子を授かった時に会いに行ったばかりであった。

 

『そういわれても…新次郎達に会い行った時のNY観光で見たバイクとは全然違うよ。』ジェミニの出産予定日より数日早く来てしまったため車好きなセレーナのために軽く機械関係の場所に行ったようだ。

 

『まあ、ちょっと説明するのは難しいんだけどな…ところであんたがこの子達の母親か?』(いくらなんでもその歳で…母親ってのは…)

 

『うん、そうだよ。イチローっていう君と同じ日本人との間に出来た大切な子供達なんだ。』元々コクリコには家族と呼べる人物が存在せず、幼い頃から奴隷同然に扱われてきたという経験上、愛する大神一郎との間に出来た子供をたいそう可愛いがっていた。

 

『ほー、まあ幸せそうだな、ところであんたの旦那さんは?』(時代は昭和だ、仕方ない)

 

『ん、あ!イチロー、こっちこっち!』コクリコは大神一郎に向かって手を振った。

 

『あ、いたいたやっと見つけたよ、すみません、ウチの子達が迷惑かけませんでしたか?』

 

『いやー、別に。ところで、今は何年だ?』彼はまだこの世界に来たばかりで何年かは理解していなかった。

 

『確か、1933年ですが。』

 

『ふーん、そうか。もう一ついいか、確かこの巴里に巨大ロボットがあると聞いているんだが?詳しく教えてくれないか?』さすがに光武というロボットがある事はディエンドから聞いていた。

 

『あ、ああ…量子甲冑の事か、量子甲冑とは霊力という力によって動く巨大な人型機械だ。かつて帝国華撃団、巴里華撃団という部隊が都市を脅かす敵に対する力として使用したんだ。』(ま…その部隊の隊長が…俺なんだけどな…)

 

『へー、そうなのか。ところで…』華撃団はどこにいるかと剛がいいかけた瞬間、次元の壁から怪獣ブラキウムが現れ、街を破壊し始めた。

 

『コクリコ、みんな、逃げるぞ!あの、剛さん!何を!』剛は腰にマッハドライバー炎を巻いた。

『見せてやりますよ、俺の力を。』

【シグナルバイク!マッハ!】

『レッツ、変身!』剛はマッハへと変身した。

 

『その姿は…』目の前のあまりの衝撃に大神一家はびっくりしていた。

 

『追跡!撲滅!いずれも〜〜〜マッ!ハー!仮面ライダ〜〜マッ!ハー!見せてやりますよ、仮面ライダーの力を!』マッハはバイクにまたがりブラキウムに向かって行った。

 

『仮面ライダー……はっ、今は急ぐぞ!』大神一家はシャノワールの地下指令室に繋がるダストシュートに入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 



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並行世界シリーズ”蛮野編”2様々な仲間はどうして来てしまったのか?

特別に早めに蛮野編を投稿します。


ー昭和七年ーサクラ次元2

ーコクリコの世界ー

シャノワールー地下指令室

『ムッシュ、コクリコ、安心しなあんたらの子供達はちゃんとあたし達が守っておく、行ってきな。』

 

『わかりました、頼みます、ジロー、マニー、サブロー、セレーナ、カナメ、シロー、サラいい子にしてるんだぞ、ちょっとパパは出かけてくるからな。』

 

『さっき、大神さんの言っていた仮面ライダーは本当に私達の味方ですよね?』エリカは今までにあのような姿で敵と戦う一般市民を見た事がなく、不思議に思っていた。

 

『大丈夫だ、俺は彼を信じる。』光武F2をエクレール・フォルトに乗せ発進した。

 

ー自動車博覧会ー

『さあてと、巴里華撃団の量子甲冑はくるかなー。ま、その前に俺が倒しちゃうか。』【カクサーン!】剛(マッハ)は持っていた銃でビームをブラキウムに向け放ったが、ブラキウムは飛んできたビームを腹で吸収してしまった。

 

『まじかよ、ったく身長差だけでなくあんな厄介な能力もあるとは、ん?あれは!』なんと空に穴が開きそこから現れたのは!

 

『うわあああ!』なんと真田鵜(さなだうかい)が乗った氷武Bであったが、パワーがなくなっていたためただむなしく地面に落ちてしまった。

 

『ん、ここはなんだあの化物は!ではないはずだが?助けたいけどパワーがない?どうしたら、あ、あれは!』見た先にいたのは巴里華撃団達であった。

 

『な、なんだあの量子甲冑は?グラン・マ!あれは⁉︎』

 

『あたしもあんな量子甲冑見た事がない、第一紐育華撃団のスターを最後に新たな量子甲冑の製作はされていないはずだ!』

 

『あれが仮面ライダーですか?』

 

『いや、エリカ君、あそこのバイクに乗っている白い姿の彼が仮面ライダーだ。』怪獣の側にいたマッハを大神は指差した。

 

『じゃあ、あそこに倒れている量子甲冑は?』

 

『あ、あれは…うっ!うわああ!っ………あれは氷武Bだ。そして乗っているのは。』大神は氷武Bへと通信をした。

 

『おい鵜君、俺だ、大神だ!』

 

『大神さん、大神さんですか。今、氷武Bが使えないんです!』

 

『なんだと、ここは俺達に任せてくれ、剛君!その量子甲冑にいる子を保護してくれないか、俺達が足止めをしてるうちに、頼む』大神は剛に鵜の救出を頼んだ、相手との体格差を考えたら剛に救いにいってもらうのが適任だろう。

 

『まっ、あの化物にこれ以上近づくのは危なそうだし、任せるとしますか。にしても偶然量子甲冑のパイロットに会ってしまうとはね、運がいいのかなんとやら、ま、あの機体の事も気になるから行くか。』マッハはバイクに乗り氷武Bへと向かった。

 

ー氷武B内部ー

『あ、あれ僕のブレスレットが…ない…あれ…今まで確か…大神さんは……行方不明になって…それから…僕達の世界から…蒸気獣が消え……そ、そこから先は…どうなったんだっけ……』どうやらは記憶の一部を忘れてしまったらしい。

 

『おーい、開けてくれ。大丈夫だー味方だー、開けてくーれー。』剛は変身を解き、倒れていた氷武Bの頭の上にのりコックピットを叩いていた。

 

『は、はい、今開けます。』鵜はコックピットを開け剛と対面した。

 

『あ、あの僕は真田鵜ともうします、あなたは?』真田鵜は詩島剛という男の存在が謎で仕方なかった。

 

『俺の名前は詩島剛。仮面ライダーーーマッ!ハーに変身するんだ。お前と違いお、れ、は隣の世界だけでなく、別次元にもい、け、る、の、並行世界しか行けないき、み、と、は、違うのだからお前は俺の事を知らないが、俺はお前の事をよく知っている。何も不思議がる事はない。』

 

『べ、別次元⁉︎何ですか、それは!』

 

『まーずーは、バイクに乗れ、逃げながら話す、あの化物は巴里華撃団と俺の後輩達に任せて、あとは……おっ!来たか。』

 

『トワアァ!』鵜が現れた場所とは違う場所から空が割れウルトラマンAとドラメッド3世が現れた。

 

『な、ななななんなんだ、この世界はー!』鵜は目の前で起こっている事に驚き叫んだ。

(別次元?大神さん?仮面ライダー?一体どうなってるんだ。そして僕は何故記憶を忘れてしまったのだろう。)

 

 

ー建物の屋上ー

『ありがとう、君のおかげでこの次元の事がよくわかったよ、さあ、お前にとって最も辛い苦しみを与える事により私の復讐は達成される。お前は覚えてないかもしれないがな、ムハハハハハ!アハハハハハハ!』

 

 

ー地上ー

『やべえやべえやべえ畜生…悲劇が、起こっちまったよ…俺はいったいどうすれば…あいつの死の意味は…』




真田鵜…彼に注目してくださいね。


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並行世界シリーズ”蛮野編”3創世王の戦いの謎とは何なのだろうか?

バトライドウォー創世の後の設定です。どうぞ
ちなみにわたしはだあれ編の投稿は遅れそうです。


ー昭和七年ーサクラ次元3

コクリコの世界

『剛殿そのせつはありがとうであーるさあ我輩達も戦うであーる。』ドラメッドはビックライトを使ってエースと同じ大きさになって立った。

 

『あ、あなた達は剛君の知り合いですか?』大神はドラメッドを見上げて尋ねた。

 

『ああ、我輩はドラメッド3世、そして彼はウルトラマンA、この化物いやこの怪獣に関しては彼が追いかけてきたんじゃ、一番よく知っているはずじゃ、まずビームや弾丸は使うな、接近戦で戦うんじゃ!』

 

『ならば!私が!はああ!』グリシーヌは斧を構えブラキウムの腰を斬った。

 

《うぐああ!》怪獣といってもブラキウムは言葉が話せたようだ。

 

『おらあ!』ロベリアが爪を立てブラキウムの体を上から切り裂いた。

 

《ぎゃああ!き、貴様ら》ブラキウムは態勢を崩し膝をついた。

 

『我輩怒ってるであーる、パンチ!』

 

『テェエエ!』ドラメッド、エースは続けてパンチを繰り出した。

 

《くっ、はあはあ…》

 

『とどめだ!狼虎滅却・天地神明!』大神の必殺技が決まり、ブラキウムは大爆発した。

 

『んよし!勝った!さあてと合流しますか!お、タケルー、お前も来たか。ついてこい!』

『ああ、確か俺は間違えてきちゃったんだ、ここはマコト兄ちゃんのいる世界じゃない。』

 

マッハは光武F2の元へとバイクを走らせた。ちなみにゴーストは姿を消してこっそりマッハに近づいていたため鵜は気づかなかったようだ。

 

ーシャノワールー地下指令室ー

『お、鵜君、剛君よく来てくれたね。まずは状況を整理しよう。』そこにいたのは巴里華撃団、北斗星司(A)、ドラメッド3世、天空寺タケル(ゴースト)であった。シー、グラン・マは一旦大神にその場を預け、シロー達と散歩に出掛けていた。メルは状況が理解出来なかったので、念のため秘書室に残っていた。

 

『俺は仮面ライダーマッ!ハー!に変身する、詩島剛、そこにいる天空寺タケルや他の仮面ライダーと呼ばれる正義の戦士達と共に創世王と戦ったんだ。そん時に創世王は俺達の次元の死んだ実力がある怪人を復活させ仮面ライダーを倒そうとし、た、が、俺達はその怪人達をバッタバッタと倒していき、最後創世王とシャドームーンというやつを倒し、怪人の脅威は去ったって…思っていたんだがな…』

 

『だが、どうしたんだ?』ロベリアは剛を睨みつけた。

 

『いくらなんでも、敵の数が少なすぎたんだ、それに…あいつが復活していないわけないんだ…そしてそこにいる真田鵜の事なんだが…』

 

『剛君、君は鵜君の事を知っているのか?』大神一郎はなぜか真田鵜の事を知っていたのだ。

 

『まあな、ディエンドっていう仮面ライダーから話を聞いた程度なんだがな、詳しい事は知らないが、この次元の並行世界の一つで帝国華撃団隊長真田鵜、不思議な力を使う、花組の一人だ。』剛の衝撃発言に花組は言葉を失った。

 

『ええー!イチロー!僕達、その鵜君って子といっしょに戦った覚えなんてないよ!』コクリコ達はどうやら直哉の事は知らないようだ。

 

『貴様!我々の隊長を侮辱しているのか!帝国華撃団隊長は我々の隊長大神一郎だけだ!貴様ごときがなれる様な簡単な役割ではない!』グリシーヌは鵜に向かいすごい剣幕でどなりつけた。

 

『まあまあ、話をよく聞けって、まずはこの宇宙の仕組みについて説明しなきゃいけないんだが、面倒だからドラメッドに任せたよー。』

 

『なんじゃと!まあ、お主よりはよく知っているから仕方ないか。この宇宙は幾つもの次元に分かれていてのう。それぞれの次元には怪獣とよばれる存在がいる次元、悪の組織による侵略が行われている次元など様々な次元がある。そして、この次元はサクラが綺麗だという事でサクラ次元としておこう。次元の中では様々な可能性が生まれ分岐し、それぞれの歴史を進んでいく、それが並行世界とよばれるものじゃ。本来なら別次元へ行く事はおろか、並行世界へ行く事すら不可能なはずなんじゃが…』

 

『僕は並行世界へ行く事が出来ました。』鵜が発言した。

 

『アランみたいな力使えるの?』タケルは驚いていた。

 

『そう、だからさっき言っていた事は本当で別世界で真田鵜は帝国華撃団隊長なんだよ。』剛は鵜の頭を軽くポンポンと叩いた。

 

『じゃあ、なんでこの世界に来たんですか?』エリカ達は特別ピンチだったわけでもなかったし、ブラキウムもそこまで強くはなかった。

 

『……それがわからないんです、ある時から僕の記憶が不明瞭なんです…』

 

『ある時?』大神は鵜に聞いた。

 

『ええ、僕は華撃団の皆さんと一緒に金属獣インパルスと呼ばれる怪物を倒した後記憶が不明瞭になっていて、その記憶さえはっきりすれば、僕がブレスレットをなくした理由がわかるんですけど。』

 

『ブレスレット、何それ?』

 

『はい、確かえーーとー……思い出せません。』

 

『そ、それでは、何をどうすればいいのかわからないのですが。』花火がおどおどしてると剛は鵜の側によった。

 

『真田鵜、お前は確か並行世界へ行く力があるブレスレットを持っていた。が、それを使う事は出来ない、なぜならそのブレスレットはポンコツだったからな!』

 

『な、何ですって!それはどういう意味ですか?』

 

『そのまんまの意味さ、まずそのブレスレットの効果は一度きりだ、それにお前は大神一郎以外の男性隊員がいる世界から来たからな。』

 

『ええー!華撃団の男性隊員は大神さん以外にもいた可能性があるんですか!』

 

『ああ、だが…今ある限りの世界を数えたがその可能性がある世界は10個もないようじゃ。』

 

『大変です!皆さん、テルトル広場に黄金の戦士が化物の軍団を引き連れて現れました。』そこに現れた黄金の戦士はかつてドライブ達を苦しめたゴルドドライブであった。そして後ろには大量の怪獣がいた。

 

『やっぱりあの野郎かくれてやがったか!当たってほしくなかった予感が当たっちまった。怪獣ツインテール軍団は巴里華撃団、真田鵜、星司さんに任せた。ドラメッド、タケル俺達は蛮野達を倒すぞ!』

 

『鵜君、君の氷武Bは直してある。よし、巴里華撃団出撃せよ!』

 

『了解‼︎』剛達は玄関から出て行った。

 

ー刑務所ー屋上

『なあなあなあなあ、あんたさあ、自分達だけが不幸になるのは理不尽だと思ってるだろう…だから大神一郎の幸せを壊したいと思っているんだろ…でもな……あんた達は自らこうなる事を望んだんだ、いまさら大神一郎に苦しみを与えるのはおかしいんじゃないのか…』

 



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並行世界シリーズ”蛮野編”4エリカはなぜ死んでしまったのだろうか?

ー昭和七年ーサクラ次元4

ーコクリコの世界ー

ーテルトル広場ー

『巴里華撃団、参上!』煙とともに華撃団とウルトラマンAがゴルドドライブ率いるツインテール軍団の前に現れた。

 

『蛮野!貴様の目的は何だ!答えろ!』大神は蛮野に質問した。

 

『ふ、そんな事答えるわけないじゃないか、まあ、君達は得意のダンスをこれから私の手のひらで踊ってもらうからなあ。』

 

『これから、何いってやがる?あんたらとは今この瞬間でお別れさ、すぐに終わらせる、手出さないでくれ、フィヤーマ・ウンギャア!』ロベリアは炎を放ちながら技を繰り出しツインテール軍団を全滅させたが、蛮野には当たってなかった。

 

『ふん、この程度か…っで、あいつは⁉︎』ロベリアは瞬時に姿を消した蛮野を周りをみわたし探してたら。

 

『わかってるんだよ、あんたの事だ、ほらよ!』マッハは窓ガラスに向かってビームを放った。【シュート!】

 

『がっ!なっ、き、貴様!』蛮野に攻撃が当たり蛮野は地面に叩きつけられた。

 

『前、俺と戦った時よりも強くなっているな、そしてロイミュードの力の一部を手に入れてるんだろ。』蛮野は頭脳明晰なため前回の死から多少力をつけていた。

 

『くっ…剛!』(さあ…早く…私を殺せ!)

 

『とどめだ…』【必殺!フルスロットル!マッハ!】マッハは自分の体を上空で高速回転させ、ゴルドドライブに体当たりしてゴルドドライブは大爆発した。

 

『いい絵だっただろ。』マッハは爆発を背にポーズを決めた。

 

『さあてと、みなさん、勝利しましたし、お決まりのあれ、みなさん一緒にやりましょう!』

 

『よし、鵜君、わかってるだろ、これは。』

 

『ええ、やりましょう!』大神、グリシーヌ、コクリコ、ロベリア、花火、鵜が機体から出てきたがなぜかエリカは出てこなかった。

 

『エリカ、早くしてよ。』

 

『わ、わかりました、ほいっ…つっ!うっ…!』なんとエリカの背後からベルトだけの状態になった蛮野が出した触手により胸を貫かれた。

 

『ふふふ、甘いな、華撃団、ムハハハハハ!ロベリア・カルリーニありがとう、次は…北王路花火!貴様だ、アハハハハハハ!』蛮野は触手で当たりに砂ぼこりをだして逃げ去った。

 

『エリカ君!しっかりしろ!エリカ君!おい!エリカ君!』

 

『すみません……大神さん……久しぶりすぎて……エリカ…腕…に…ぶっちゃ…って…』

 

『おい、エリカ君!エリカ君!しっかりしろ!エリカ君!』何回も大神はエリカの体を揺さぶったが、エリカの目が開かなかった。

 

 

ー花屋屋上ー

『さあ、起動せよ、歴史変換マシンΣよ、愛という感情を利用させてもらおう、そして君達の情報が私の最高最強のロイミュード”仮面ライダー5号”を作りあげるのだ。剛、北斗星司、天空寺タケル、ドラメッド3世、真田鵜、大神一郎および巴里華撃団、貴様らのおかげで私は最強のロイミュードを完成させる事が出来る!さあ、繰り返せ、繰り返せ、もうすぐ完成する私の最高傑作”仮面ライダー5号”がムハハハハハ!』蛮野の高笑いはこの世界の破滅を意味しているなのだろうか。

 

 

 




仮面ライダー4号一週間記念で書きたかった!仮面ライダーマッハ小説発売記念および仮面ライダーチェイサーOVA発売記念でつい書きたかったんですよ。
マッハはこれからも大活躍していきますよ。


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並行世界シリーズ”蛮野編”5夢は本当に夢なのだろうか?

今回はあまり話は進みません。それではどうぞ


ー昭和七年ーサクラ次元5

ーコクリコの世界ー

ー8時00分ー

『起きて、イチロー、起きてよー。』大神一郎はベットの上で寝ていた。

 

『え、コクリコ、あれ…こ、ここは!』大神はベットから飛び起きた。

 

『な、い、イチロー朝から大声出さないでよ、ったく、ビックリするじゃないか…ここは自分の家でしょ、何寝ぼけてんの。』

 

『あ、夢か…』夢…にしてはおかしな夢だった…エリカ君が死ぬ夢なんて…

 

『そうそう、イチロー、早く朝ごはん作ってよ、今日はイチローが作る日でしょ。』

 

『あ、そうだな…わかった、作るよ、待ってろよ。』大神はベットから起き上がり台所に立ち料理を作り始めた。

 

(あれは本当に夢なのか、確か鵜君、彼と一緒に戦ったような、戦かわなかったような…でも…俺は…巴里華撃団のコクリコと結婚した……あれ…違うか、だ、れ……さくら君……違う!俺はコクリコと結婚したんだ。…じゃあなんでこんな…考えが…え…努力しなければ人間はただのマシーンだ…)大神は色々考えてるうちにあやまって鉄板に触れてしまった。

 

『あっつ!』

 

『ったく、イチロー、いつまで寝ぼけてんの。』コクリコが呆れた目で大神を見た。

 

『ごめん、ごめん。』(そうだ、俺はコクリコと結婚したんだ。そして七人の子供がいるんだ、俺はいったいどうしたんだ。)大神は皿にベーコンとエッグを乗せ食卓に置き朝ごはんを食べ始めた。

 

『セレーナ、もしかして今日、車の博覧会に行きたいんじゃないか。』

 

『うん!パパなんでわかったの。』セレーナは特に誰にも博覧会の事は言ってなかったから不思議であったから質問した。

 

『そりゃ、パパだもん。みんなの考えてる事くらいわかるよ。じゃ、朝ごはんを食べたら行こうか。』

 

『おー!』(やっぱり、という事は、あいつが…詩島剛がいるのか。)

 

ー博覧会ー

大神一郎は博覧会に行くなり、猛ダッシュで詩島剛の所へ向かった。

『おい、君は詩島剛だよな…確かドラメッド3世、天空寺タケル、北斗星司はどこにいるんだ。蛮野天十郎を追いかけてきたんだろ。』大神の質問に剛は驚きの表情を見せた。

 

『えっ…なんであんたその事を…』

 

『君達はこの世界に来た事があるはずだ、そして君は知ってるんだろ、真田鵜の事を、教えてくれ!』大神は剛に詰め寄る。

 

『あ、あんた一体どうやって、って!あ、あれは怪獣…』なんと、ブラキウムが現れた。

 

『あいつ、さっき倒したような…あっ、みんな行くぞ、巴里華撃団出撃だ!』

 

『わ、わかった!』大神一家はすぐさまダストシュートに入った。

 

ー司令室ー

『よし、みんな、集まってるな、相手は怪獣ブラキウム、ビーム系の武器はあいつの腹に吸収される、接近戦を中心に戦う。グリシーヌ、ロベリアと俺が早急に攻撃を仕掛けるぞ!あっ、あいつらだ、俺達も急ぐぞ、巴里華撃団出撃せよ!』(正夢になるのか、ならないのか)

 

『え、い、イチロー、な、なんで、そんな事わかるの!だ、誰だよ、あいつら。』コクリコ達は質問した。

 

『そうですよ、一体どうしたんですか、大神さん。』

 

『ごめん、みんな今は説明できない、まずはあいつを倒すぞ。』(エリカ君が死ぬわけないじゃないか、何考えてるんだ俺は。)

 

『は、はい!』巴里華撃団は戸惑いつつも現場へと向かった。

 



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並行世界シリーズ”蛮野編”6エリカか大神どちらが死ぬのか?

今回は前回に比べて多めにしてあります。どうぞ


ー昭和七年ーサクラ次元6

ーコクリコの世界ー

『トワアア!』エースとドラパンが別次元から現れてエースのバーチカルギロチンによりブラキウムを倒した。

と同時に氷武Bとゴーストが現れた。

『お、あの量子甲冑は…鵜君…みんな鵜君を援護するぞ!』

 

『え、あんな量子甲冑みた事ありません、もしかして大神さん、子育てのストレスで頭がおかしくなったんですか?』

 

『ち、違うよ、エリカ君…よく…思い出せないんだ……確か…』大神の頭がズキズキと痛む。

 

『記憶喪失ですか、そんな時は神…っ!ガハッ……』エリカの体を触手が貫く!その触手を出していたのはゴルドドライブ(蛮野天十郎)であった。

 

『ははははは、ウルトラマンエース、さあてと次は誰の番だ?』

 

『蛮野ーー!貴様ー!』剛は蛮野に向かってビームを放つが、全て避けられてしまった。

 

『剛、私は再び帰ってきた。創造主・デビウス様の手によってな…』

 

『エリカ君!大丈夫か!エリカ君!』大神は光武Fから出てエリカ機のハッチを開けた。

 

『エリカ君!しっかりしろ!』

 

『お…お…が………が…』エリカは静かに瞳を閉じた。

 

『エリカ君!エリカ君!しっかりしろ‼︎エリカ君!エリカ君、なぜだあああ!』

 

 

ーアパートー

ー8時00分ー

『えっ、こ、ここは、アパート、夢じゃない!』大神はベットから飛び起きた。

 

『な、何言ってるの、朝ごはん作っ…』ベットの周りにはコクリコと子供達がいた。

 

『すまない、コクリコ、ちょっとシャノワールに用事があるんだ、あと、エリカ君に何があっても部屋から絶対に出るなと伝えてくれ!頼んだぞ!』大神は服を着替え猛スピードでシャノワールへと向かった。

 

ーシャノワールー

『あ、大神さん、どうしたんですか、今日は休みだったんじゃ?』走りかける大神は足を止めメルに向かった。

 

『メル君か、グラン・マに行っといてくれ、化物がもうすぐ現れるが、誰も出撃させないでくれ!先に俺は出撃する、そして量子甲冑と4人の助っ人が来るって!頼んだよ!』大神はダストシュートへと入っていった。

 

『お、大神さん、な、ど、どうしたんですか、大神さん!』メルの声は大神には届かなかった。

 

ー自動車博覧会ー

『ん、あれは、量子甲冑!どうしたんだ。』剛は突然現れた光武Fに驚いていた。

 

『君は詩島剛君だろ、もうすぐここに蛮野天十郎がどこかから現れる、赤い量子甲冑を狙っているそれを守ってくれないか。』光武Fから出て大神は蛮野に話した。

 

『な、何でその事を、蛮野はやっぱり生きてやがったか、でも、っ!そ、空に穴が!』空に穴が開き怪獣ブラキウムが現れたが!なんと怪獣デマゴーグも現れた!

 

『な……に、二体!怪獣はブラキウムだけじゃ、くそ、蛮野が怪獣軍団を率いてもうすぐ現れる。剛君!君は蛮野が現れたらすぐに完全に止めをさしてくれ、もうすぐ、ドラメッド3世、天空寺タケル、北斗星司が現れる。協力して蛮野を倒すんだ、あの怪獣達は俺だけで倒す!』大神さんは再び光武のコックピットに乗り込み、怪獣と対峙した。

 

『接近戦に持ち込んで、迅速に狼虎滅却 疾風迅雷!』大神は刀を構えブラキウムに突っ込んだが、デマゴーグの巨大な両手により技は阻まれた。

 

『何だと!あの怪獣は……エリカ君が死ぬ……』大神はまた頭を痛めていた。

 

『大神さーーん、助けにきましたー!』エリカ機が手を振りながら大神機に近づいた。

 

『え、エリカ君、何で!メル君!出撃させるなと言っただろう!!』大神は凄い剣幕で通信機ごしにメルを叱る。

 

『っ、す、すみません…』メルは大神の声にビビった。

 

『ムッシュ、メルを責めるんじゃないよ、何がどうなっているんだい?』

 

『事情は後で説明します、みんなこの化物いやこの怪獣を倒すのは俺ともうすぐくる助けっ人に任せて君達は下がるんだ、君達の命が危ないんだ!』そして空に穴が開き、エースとドラメッド3世、ゴーストが現れた。

 

『テェェイ!』エースは上空からデマゴーグめがけてキックを浴びせ、デマゴーグの頭部を破壊し。

 

『頼むぞ!鎧武!』

【アーイ!バッチリミナー!開眼!鎧武!オレンジバナナ!そんなバカナ!鎧武!オメガドライブ!】

 

ゴーストが鎧武ゴーストアイコンを使いデマゴーグめがけて技を放ちそれをドラメッド3世はビックライトで大きくして、デマゴーグを倒した。

 

『今だ!決めるぞ!大神一郎君!』エースは大神がブラキウムに斬りかかりその後エースはサーキュラーギロチンでブラキウムを切り裂いた。

 

『よし、後は蛮野がどこからか来るはずだ、皆さん気をつけてください。』大神は後にいる巴里華撃団、特にエリカを見ていた。すると、蛮野が博覧会の車の一つから出て、剛の前に現れた?

 

『はっはっはっ!久しぶりだなあ剛!私は蘇った、お前に復讐するためになあ!』

 

『やっぱり……蘇っていたか……蛮野!レッツ変身!』【シグナルバイク!ライダー!マッハ!】剛はマッハに変身し、蛮野と対峙した。蛮野(ゴルドドライブ)の能力は相手の武器を奪い自由に使えるためマッハは肉弾戦で勝負を挑んだ。何かの影響か、蛮野はひどく疲れていて、あっという間に地面に倒れこんだ。

 

『これで最後だ!』【必殺!フルスロットル!マッハ!】マッハは飛び上がり大回転しながら蛮野に突っ込んだ。

 

『ふふふ!』蛮野は剛に最後の一矢報いろうと触手をのばしたが!真田鵜の乗る氷武Bが空に別の穴を開け現れ、蛮野にとどめをさした。

 

『おー大神さーん、何かいっぱいいろんな人がいますね、みんなで勝利のポーズとりましょうよ?』

 

『…隊長にあの量子甲冑やあそこにいる奴等の事を聞くのは勝利のポーズの後でもいいだろう。』巴里華撃団は次々と光武Fから出てきた。

 

『……確か……怪獣軍団!エリカ君、間に合え!』大神はすぐに光武Fのブースターを展開し、エリカ機に向かった。

 

『えっ……お、大神さん!一体何を⁉︎』そして保護色になって隠れていた蛮野の怪獣軍団の一体ネロンガが現れ、エリカに向かって放電光線を放った。

 

『エリカ君!危ない!』大神の光武Fはエリカの光武Fを突き飛ばし、放電光線は大神に当たり、大神機は大爆発した。ネロンガはそのまま逃げようとしたが、とっさにエースがメタリウム光線を放ち、倒した。

 

『大神さーーん‼︎』『隊長ーー‼︎』

『イチローー!』『隊長ーーー‼︎』

『大神さーーーん!』巴里華撃団は機体から投げ出された大神の元へ向かった。

 

『大神さん!しっかりしてください!大神さん!大神さん!』エリカは大神を抱きかかえ一心不乱に体を揺さぶる。大神の着ていた白色の戦闘服が真っ赤になるほどの出血をしていた。

 

『え、エリカ君……無……事…だっ…た……か…』大神は静かに瞼を閉じた。

 

『イチローーーーーーーー‼︎』コクリコの悲痛な叫びが巴里に響く前に周りが緑色の光がつつんだ。

 

ーアパートー

ー8時00分ー

『はっ…このヤケド…間違いない、全てわかったぞ…』大神はベットから起き上がり、コクリコ達をシャノワールへと向かわせ、大神は車博覧会に剛達を迎えに行った。

 

 



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並行世界シリーズ”蛮野編”7繰り返される死の仕掛けは何なのだろうか?

それぞれの話の長さはバラバラなので注意してください。どうぞ、


ー昭和七年ーサクラ次元7

ーコクリコの世界ー

『ええー!!同じ時間を繰り返しているーー!』集められたメンバーが大神の時間が繰り返しているという話を聞いて皆驚いた。

 

『大神君!それは本当なのかい!』北斗は大神へと質問した。まさか、そんな事が起こるとは思ってもみなかったからだ。

 

『ええ!俺は何回も同じ戦いを繰り返しました、そのたびに敵が強くなり、みなさんが来るタイミングが早くなっているんです。そしてそのたびに記憶がリセットされている。だから誰も時間の繰り返しに気づかなかった。』確かに時間を繰り返すたび怪獣が増えたり、敵の来るタイミングが違っていた。

 

『でも、同じ時間を繰り返しすたび記憶リセットされるなら何であんただけはわかったんだ?』タケルは大神に質問した。

 

『俺は2回目の時間が繰り返した時に朝飯を作った時火傷をしたんだ、コクリコ、こんな火傷昨日はしてなかっただろう?』大神はコクリコに右腕の火傷を見せた。

 

『うん、確かに昨日、イチローにこんな火傷はなかったよ、それに今日確かにイチローにごはん作ってもうおうと思ってたよ。』

 

『そして、蛮野天十郎が時間を繰り返している。そして時間を繰り返すのは誰かが死んだ時、1.2回目はエリカ君が死に、それを憶えていた俺は3回目エリカ君を庇って死んだ。そして時間が繰り返された、更に蛮野の戦力は増えている。』

 

『…歴史…思い出した!俺は前にもこれと同じ状況に陥ってた。そして俺はエリカさんと同じく本来の歴史では死んでいたんだが、歴史改変マシンによって蘇った。多分クリムのデータから蛮野は歴史改変マシンを作ったんだ。』

 

『じゃあ……エリカ君は……既に死んで……』皆がエリカに視線を向ける。

 

『いや、違う!俺は死んだ時から少しわかるんだ、死人と死んでない人の違いがこの人は死んでなんかいない!』タケルは幽霊であるため、説得力があった。

 

『そうじゃ、この世界ではもう戦いによって誰かが死ぬ可能性なんて無いはずじゃ……しっかり調べておる。詩島剛はずっと戦いの中にいた。だからこそ死ぬという選択肢があった。じゃが、この世界ではそんな事は…』

 

『…そういやさ…なんでこのメンバーが集められたんだ……蛮野の目的は…俺への復讐のはず……なんでわざわざ別次元に……俺は蛮野の手によってあいつに勝った時の記憶を消されている…時間を繰り返して俺への復讐をするなら…わざわざドラメッド3世やタケル、真田鵜、北斗さんを呼んだり…この次元に連れてくる必要性は…』

 

『僕達の共通点は…確か…並行世界へ行けたり、過去や未来にいった事がある人ですかね…この世界の隣にある並行世界に行けば何かわかるかも…』

 

『よし、私がエースになって、並行世界を見てこよう。あいにく、どこでもドアは蛮野の電磁波により使えない。鵜君のブレスレットによる並行世界の移動も出来ない。ならば私が行くしかあるまい。』

 

『じゃあ俺達は自動車博覧会に行くぞ!まずは目先の敵を倒す事が優先だ。少しして現れた出撃だ、それまでに準備していてくれ。』ピピピ!鵜のポケットの携帯キネマトロンに通信が入った。

〔一人で墓場に来て〕

 

(誰だ、僕に通信なんて、まあちょっと行ってみるか、まだ時間はあるんだ。)鵜はこっそりとシャノワールを抜け出した。

 

ー墓場ー

『早く…きて…鵜君……そして二人で…逃げましょう……大神一郎……なぜ…あなただけが……希望の種…を……持っているからなの……』黒いコートを全身に着込んだ人間が墓場でたたずんでいた。

 

 

 



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並行世界シリーズ”蛮野編”8戦争が起こした悲劇は何なのだろうか?

土、日祝日は昼に投稿するかもしれません。どうぞ


ー昭和七年ーサクラ次元8

並行世界の隙間

『くっ、やはり隣の世界に行くのを妨害する電磁波があるな、どこでもドアではやはり無理だな、ならば力づくしかないな!』エースは強引に隣の世界との壁を体当たりで壊し、隣の世界へと移動した。

(ドラメッドから借りた宇宙大百科を使えばすぐにわかる。さあ、行くぞ!隣の世界に)

 

ー地獄の世界群ー

ー戦争の世界ー

巴里ー隠れ家ー

この世界では日本は外国と戦争をしていた。そのために増税による不満による市民からの暴動により帝国華撃団は全滅。量子甲冑を戦争に持ち込んでおりそのため、巴里華撃団のメンバーのロベリア・カルリーニ、北大路花火は戦場で死亡し、グリシーヌ・ブルーメールは大神一郎との子供を出産時に死亡しており、エリカ・フォンティーヌコクリコは戦争参加を拒みある場所で大神一郎とグリシーヌ・ブルーメールの子供と暮らしていたが、巴里市民の中には大神一郎が光武Fのデータを渡したから戦争を長引かせている悪魔と思われていて、その怒りを隠れていたエリカ達にぶつけ、大神一郎とグリシーヌ・ブルーメールの子を殺した。そしてエリカはパリシィの力を使い彼らに復讐しようとしたがコクリコに止められた。だが暴漢の放った銃弾がエリカの体を貫いた。血だらけのエリカをコクリコはかかえる。

 

『しっかり…しっかりしてエリカ…ねえ、イチローが好きだから生きるんでしょ…ねえってば…』コクリコは涙を流しながらエリカを揺さぶる。

 

『あなたも大神さんの事好き?……私……愛しています……今でも。皆……大神さんがいなくなったら…バラバラになっちゃった。もう、あの夢のような時間は……戻らないんですね……コク…リコ……あとは……』エリカは静かに瞳を閉じ、この世を去った。

 

『これが…真実か…』北斗はドラメッドからの資料を見て確認し、すぐさま元の世界へと帰っていった。

 

ーコクリコの世界ー

ー墓場ー

『あなたですか……僕に通信を送ったのは……』鵜は通信にあったとおり墓場にきていた。

 

『この件から手を引いて……お願い…あと何回か繰り返せば……あの次元に行けるようになる…このブレスレットを使って……あなただけが……苦しむ必要はなくなる……』なんと黒コートが持っていたのは鵜の並行世界へと移動する事が出来るブレスレットであった。

 

『そ、それは僕のブレスレット!返してください!』そのブレスレットは間違いなく鵜のブレスレットであった。

 

『だめよ!これを渡すわけには…いかないわ……あと何回かすれば………あの次元に!』

 

『あの次元?』

 

『おうおうおう、楽しそうだねえ、俺も混ぜてよ。』墓の背後から剛が現れた。

 

『詩島……剛!』黒コートは腰にベルトを巻いてポケットから携帯を取り出した。

 

『なんだあ?そのベルトは⁈…うっ……痛え…あんな感じの……ベルト…確かに俺は見た事がある……』黒コートは携帯電話の9.1.3のボタンを押し

携帯を天高くかかげた。

【Standing by】

『変身!』【コンプリート】黒コートの体が光り輝いた。なんと黒コートは仮面ライダーカイザへと変身した。

 

『か、仮面ライダー?な、なんで⁈』鵜は腰を抜かしていた。

 

『よくわからねえが、お前は敵なんだろかかってこいよ!レッツ!変身!』【シグナルバイク!ライダー!マッハ!】今ここにマッハ対カイザの戦いが始まった。

 

 



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並行世界シリーズ”蛮野編”9誰を犠牲にすれば元に戻るのか?

サクラ大戦3の第10話のダンスイベントなかったー!シーの好感度を上げるのを優先させすぎてグラン・マとメルを厳かにしてしまったー!どうぞ


ー昭和七年ーサクラ次元9

ーコクリコの世界ー

ー作戦指令室ー

『えっ……そ、そんな世界が…』北斗は別世界での出来事を皆に話した。

さすがに驚きを隠せなかった。

 

『確かに俺達がいた次元でも同じ様な戦争が起きていた、充分ありえる……じゃあ、なんで別の世界のエリカさんが死亡したらこの世界のエリカさんも死ぬんですか。』

 

『並行世界といっても何もかも違うわけじゃない…すぐそばにある世界だとほんのすこししか変わっていない、ほとんど同じような世界になってるんだ。だが、俺がいまいった世界とこの世界では明らかに状況が違いすぎる、多分蛮野が並行世界の場所を変え無理矢理エリカ君が死んだ事にしたかったのだろう。』次元の中にある並行世界ではいくつかの世界群にわかれている場合がある。例えば大神一郎以外の隊員がいる世界群、エリカと大神一郎が結婚している世界群、降魔戦争にて光武が採用され被害が最小限に抑えられ米田、藤枝、山崎、真宮寺による帝国華撃団が作られている世界群など様々な可能性が存在する。ちなみに別次元とも繋がっている可能性も存在する。この世に絶対というものは存在しないだから様々な可能性があり色々な事があるため、何が起こってもおかしくはなかった。そして側にある世界とほぼ同じ様になるように出来ており、並行世界の場所を変えてしまったために急に誰かが死ぬ歴史にしようとする不可抗力が働いてしまったのだ!

 

『似ているっていう事は……あたしや巴里華撃団のメンバー全員が死ぬ可能性があるってのかい!だったら、すぐにその原因になっているマシンを見つけ出して壊せば!』ロベリアはいきりたって出撃しかけたが、ドラメッドにとめられた。

 

『だめじゃ!そんな事をしたら隣の世界で死んだ人間がこの世界でも死ぬ事になるんじゃ!その世界ではあのあと日本に大量の核爆弾がおとされ、そのれが原因で怪獣が生まれ、世界は大混乱に陥り、怪獣によって土地を奪われた国家がまだ被害にあっていない国家に戦線布告し、核爆弾を使った戦争を始めた…それにより、怪獣が誕生する……まさしく地獄といえる。』

 

『それでは!八方塞がりではないか!一体どうすればよいのだ!このまま蛮野に支配されるしかないのか!』戦ったら必ず誰かが死んでしまい、遺された物の悲しみにより時間が繰り返され敵の戦力が増えてしまう。だが、戦わなければ蛮野に支配されてしまう。原因となっているマシンを壊したら、余計に状況は悪くなる。

 

『だが…なんか妙じゃな……確かわしはあの世界を……うっ!記憶さえ戻ればなんとか出来るかもしれんのに!』ドラメッドは頭を抱え頭痛に苦しんでいた。

 

『前の歴史改変マシンは過去の時間で剛君が死んだ事実のみを書き換えたから、マシンを壊せば剛君が死んだ事になるだけだった。だが今回の歴史改変マシンは並行世界の仕組みを巧みに使った。誰の影響によって、マシンが動いているのかがなんとかわかればよいのだが…』

 

『さっきの世界で見たのはエリカと僕がいたんでしょ、だったら僕が原因なのかな……』コクリコの読みは当たっているかもしれなかった。

 

『……可能性としてはかなり高いが、君が死んだとしても…悲しむ誰かがいる…それによってマシンが動く可能性だってあるんだ。』北斗は励まそうとコクリコに言ったが、コクリコは俯いたままだった。

 

『そうだ!コクリコ、君は今、母親なんだ!母親がいない寂しさをあの子達にもあじあわせるのか!』大神はコクリコに怒った。ふざけるな、死なせてたまるか!と。

 

『そんな事いったってどうすればいいんだよ!僕だって…家族といられる幸せを手放したくなんて、ないんだよ!』コクリコの目から涙が溢れる。

 

『もっと別の方法を考えればいいじゃないか、なんとかして隣りの世界を別の場所に動かすとか。』大神はコクリコを励ますが、あまり意味はなかった。

 

『そんな事は蛮野以外誰もやったことはないし、やり方もわからない!俺の仲間を呼ぶにしても、電磁波がさっきよりも強化されていて、別次元にいくどころか、並行世界に行く事すら不可能になってしまった。』

 

『俺は……家族と世界の平和……どっちを選べばいいんだ!畜生!蛮野!』大神は怒りに任せて指令室の壁を殴り壊した。

 

『大神さん!博覧会に敵が現れました!』モニターには大量の怪獣軍団が会場で暴れまわる姿が映されていた。

 

『今は必死に目の前の敵と戦うしかないってわけか、仕方ない、皆行くぞ、あ、あれ剛君や鵜君はどこに行ったんだ?』周りをみわしたが二人の姿は見当たらない。

 

『そういえば…二人ともさっきから見てませんねえ…無事だとよろしいんですが…』

 

『仕方ない!まずは俺達だけで行くぞ!シー君、通信をしておいてくれ、いくぞ!』大神達は博覧会へと向かった終わりの見えない戦いをするために



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並行世界シリーズ”蛮野編”10マッハとカイザは何故戦ったのか?

ハリケンジャー手裏剣が300円で売られたからつい買っちまったー!それでは、どうぞ


ー昭和七年ーサクラ次元10

ーコクリコの世界ー

ー墓場ー

【ゼンリン!】『はあっ!】マッハはカイザに自分の武器ゼンリンシューターのタイヤ部分を擦り攻撃力を上げ接近戦を挑んだ。

 

『ふ、中々やる…だが!この程度では!』【レディ】カイザはしっかりとマッハの攻撃を自分の武器カイザブレイガンのブレードを展開して攻撃を止めた。

 

『まじやるねえ、おたく。でもさあ、こういうのはどうよ。』【シグナルバイク!シグナル交換!カクサーン!必殺!フルスロットル!カクサーン!】『ほらよ!』マッハはビームを大量に空からカイザに向かって放った。

 

『あまい……はあ!』全てのビームをカイザはひとたちで消し去った。

 

(あの技……どこかで……)鵜は墓の裏からこっそり戦いを覗いていた。

 

『なら、これだ!』【シグナルバイク!シグナル交換!トマーレ!シュート!】マッハはスタン効果のある防御壁をカイザに当てカイザを痺れさせた。

 

『くっ、動けない……っ!』カイザはなんとか銃をマッハに向けて撃ったが、全て避けらてしまった。

 

『さあてと、まずはてめえは誰でどこからきたか話を聞かせてもらおうか』マッハはカイザに銃を構えながら近づいたが。

 

『はあっ!』突如カイザは周りにビームのバリアを張りマッハを吹き飛ばした。

 

『な、なんだこの力は……畜生!こいつなら!』【シグナルバイク!シグナル交換!キケーン!必殺!フルスロットル!キケーン!】マッハは空中で高速回転しながらバリアへと突っ込んだ!

 

『その程度では、破れないわ!うおおおおお!』

 

『たあああああ!』シグナルバイクの力とバリアの力のぶつかり合いによってバリアは壊れ、剛はマッハへの変身が解かれた。

 

『ちっ!なんか俺はまだ力があったはずなんだが…』やはり剛はあまり力が出せないようだ。

 

『都合の悪い記憶は消してある。あと何回かは繰り返してもらうわよ、このブレスレットが完全にチャージするまではね!』カイザは逃げ去った。

 

『逃したか、おい、もう出てきていいぞ、ったく、にしてもお前なにブレスレットとられてるんだよ。』そろりと鵜が

 

『す、すみません…』と頭を下げた。

 

『ん?あ、あれは怪獣!おい、シャノワールに戻るぞ、さあ乗れ!』剛は自分のバイクの後ろに鵜を乗せシャノワールへと向かった。

 

ー車博覧会ー

『はあああつ!後はお前だ!蛮野!』大神達はなんとか怪獣軍団を全滅させ、敵は残すところ蛮野だけであった。

 

『くっははははっ!大神一郎、君が作りあげた華撃団はとてもすばらしい、他の10個くらいの並行世界では別の人間が華撃団の隊長になっている世界があったが、全然利用する価値すらなかったよ、やはり”希望の種”を持っていて有効活用している君だからこそ利用価値があったんだよ。』

 

『希望の種?一体どういう意味だ!』

 

『まあ、教えてやろう。希望の種とは創造主が地球と火星に生命の種を蒔いた時、生まれた生命達をリードする者が必要と考えた創造主は他の人間を惹きつける力を希望の種といい、無作為に選ばれた5人の中の一人が大神一郎君なんだよ、だが希望の種を持っているだけでは意味がない、それを持つ者が努力しなければ、人を惹きつける事が出来ない、だが、君はほぼ全ての世界で希望の種の力を発揮して、君がいなくなった後ですらも君がいたというだけで、仲間同士の絆がとても深い。希望の種の力による仲間との深い絆があるからこそ、この世界で歴史改変マシンΣを作動させる事に成功したのだよ。』

 

『じゃあやはり貴様が今回の事件の原因か、目的はなんだ!』大神は刀を構えた。

 

『私は創世王との戦いを見ていて理解した、仮面ライダーの力は脅威となる力ばかりだった、ならば私が彼らのデータを使って新たなライダーをつくりだせば、よいのだと、だが、それだけでは前に歴史改変マシンを使ったショッカーが作りだした仮面ライダー4号と同じ結果になってしまう。ならば別次元にいる仮面ライダーと同じような戦士のデータを集めて新たな仮面ライダーを作り出せばよいと考えた。まずは情報が必要だ。ヤプールのエースキラーと同じように様々な戦士の能力をコピーできるデータを使い、様々な次元に飛び様々な戦士の力を学習し最強の仮面ライダーを作り出した。他にもドラえもんズの友情テレカの信頼の力のデータを使い歴史改変マシンΣをより強化する事により、歴史の繰り返しが何回も起こり、ようやく完成したのだよ、ロイミュード012いや、仮面ライダー5号よ!』蛮野の背後から仮面ライダー5号は現れた。顔は1号〜4号と若干違いオレンジ色であり、その体にはウルトラマン80のようなラインが入っているが赤色ではなく黒色であり、両腕はドライブのタイプフォーミュラと同じ形状で、黒色ではなく紫色のラインが入っており、胸の装甲は霊子甲冑に使われているシルスウス合金を使い。体の全体的な色はドラえもんズの友情テレカの金色であった。

 

『俺は仮面ライダー5号、人間共恐怖しろ!』【データU.スペシウム光線】5号は腕を十字にクロスし、巨大化しているドラメッド3世に向けて放ち、ドラメッド3世は大爆発を起こした。

 

『ドラメッド!くそ!たああ!』大神はブースターを展開し、5号に向かっていった。

 

『愚かな……』【データK.電パンチ】5号は向かってくる大神に対して拳を構えた。

 

『はああ!狼虎滅却!疾風迅雷!』大神は刀を構える。

 

『うおおおお!』互いにすれ違いざまに攻撃を当てた。互いに一瞬動きが止まった。

 

『うっ、うあああああ!』光武Fがパワー負けし、大爆発した。勝ったのは5号であった。

 

『イ、イチロー‼︎‼︎』時間は繰り返す

 



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並行世界シリーズ”蛮野編”11黒コートは何を教えたのか?

やっちゃった!買い過ぎたー!閉店セールは恐ろしいですね、どうぞ


ー昭和七年ーサクラ次元11

ーコクリコの世界ー

巴里ーアパート

ー8時00分ー

『やはり……時間が、コクリコ…シャノワールに行くぞ!』

 

『うん……行こっかみんな。』大神一家の足取りはとても重かった。

 

ーシャノワールー

ー地下指令室ー

『もう、いるんだな、皆、まずはあの仮面ライダー5号についてだが…』皆集まっていたが表情は険しかった。

 

『蛮野のやつ…ショッカーが作りだした仮面ライダー4号のデータを使ったな、しかも、ここに皆が来たのがそれぞれ意味があったんだな。北斗さんはエースキラーの学習能力とウルトラマンのデータのため、ドラメッドは親友テレカのデータによる歴史改変マシンの起動を絶対にするため、そして俺とタケルはあいつの復讐の対象であるからこの次元へと送りこんだ、そして希望の種による深い絆を持った巴里華撃団をターゲットとしたわけか…用意周到な計画だなあ…気づけなかったとはな!』剛は指令室の机を叩く。

 

『落ち着け、剛君、ところでエリカ君は?』あたりを見回したが、エリカの姿だけ見当たらなかった。

 

『エリカさんなら確か……教会に行ってくると言っていました……』

 

『そうか、念のため俺が迎えに行ってくる。皆は準備をしておいてくれ、いつ敵が来るのかわからないからな。』大神は教会に向かった。

 

ー公園ー

『……エリカが死んじゃうせいで……皆さんに迷惑かけちゃうんですね……なんでかなあ……私は人を幸せにしたかったのに……かえって皆を不幸にしてしまいます……私を想ってくるのはとても…うれしいです……でも………そのために……皆が……エリカ……どうすれば……』公園の池の前でエリカは遠く空を見ていた。

 

『なら、あなたはいなくなればいい』黒コートが背後から声をかけた。

 

『えっ…』後ろにいた黒コートを見てエリカは驚いた。

 

『あなたは消えればいい…ただ一人でどこかの地に行けばいい……誰もいない土地で一人…静かにいれば…楽じゃない。』

 

『………』エリカはどこかへ走り去った。

 

『一人でいる……あなたも味わいなさい…寂しさ…苦しさ…辛さを…』黒コートはニヤリと笑い公園から去った。

 

ー教会ー

『え、エリカ君が来ていない⁈』大神はレノ神父に質問をしていた。

 

『はい……今日は一回も見ておりませんが……』

 

『おかしいな……花火君に嘘をつくなんて、エリカ君らしくない……いったいどこに……』

 

『一郎さん、5号が下水道に現れた、乗って!』詩島剛は大神をバイクに乗せシャノワールへと向かった。

 

ー下水道ー

『ほう、何やら一機足りないなあ。恐れて逃げたか……まあ仕方あるまい、この俺が勝つという絶対事項は変わらないからなあ。』余裕の表情を見せながら5号は大神達の前に立ち塞がる。

 

『ふざけるな!エリカ君はにげたんじゃない!貴様ごとき俺達だけで充分なんだ!』

 

『偉人がいないからって俺が弱いってわけじゃない、行くぜ!』【大目玉!オメガストライク!】ゴーストは技を出し5号に向かっていった。

 

『さあ、繰り返せ。【データR.胡蝶の舞】はあ!』5号は小型の薙刀を上空から召喚し、すみれの必殺技を使い、ゴーストに炎をくらわせた。

 

『ぐわっ!な、なんだこの技は!』ゴーストの判断が早かったおかげかあまりダメージを受けた。

 

『あ、あれはすみれ君の必殺技!貴様俺達の技もコピーしたな。』

 

『それにこんなことも出来るぞ、【データK.クロックアップ、データk.フォ、フォ、フォ、フォーミュラ、データR.公相君ミックス】5号は凄いスピードで味方全員に対して火炎打撃攻撃を行った。なんと5号は集めた技をドライブやフォーゼのように合体させる能力を持っていたのだ!

 

『………な……なんて……力……だ…』時間は繰り返す。

 

ー蛮野の秘密基地ー

『こんな体になったとしても…』黒コートの腕からは砂が溢れ落ちた。

 

 

 

 



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並行世界シリーズ”蛮野編”12天使の決意とは何なのだろうか?

ふざけんなーーー!仮面ライダーマッハの小説がどこにも売っていなーーい!店を3件回ったが鎧武ばかりだーー!どうぞ、


ー昭和七年ーサクラ次元12

ーコクリコの世界ー

ー巴里ーアパートー

ー8時00分ー

『まずは……俺はエリカ君を探すぞ、心配だ、コクリコ達はシャノワールに向かってくれ。』

 

『わかった、エリカの事任せたよ。』大神は教会にコクリコやジロー達はシャノワールへと向かった。

 

ー水辺の橋ー

『また…時間が……いったい……誰が死んだんでしょう…これからどうやって生きていけば……未来がない……明日がない……エリカが原因……エリカが静かに……一人ぼっちで…どこかに行けば…』エリカは船の乗り場へと足を運ばせた。

 

『ふふ、作戦成功、さああと何回時間は繰り返されるんでしょうねえ、ブレスレットを使い。なんとしてもあの次元に行き、あいつを殺さなければ。』

 

ー教会ー

『そうですか……エリカ君は…』

 

『はい…ここには…いませんです。』大神はルノ神父にまた話を聞いていた

 

(エリカ君、どうしたんだいったい、どこにどこにいるんだ…俺はどうすればいいんだ)大神はテルトル広場に向かった。

 

ーテルトル広場ー

『おい、隊長!』噴水の側からロベリアが現れた。

 

『ロベリア、どうしたんだ。』

 

『あんた…今のあんたじゃエリカを見つける事は出来ない。』

 

『どういう事だ、ロベリア』

 

『あんたは5号を倒すため蛮野を倒すための戦力としてしかエリカを見ていないだろ。』

 

『そんな事はない!俺はエリカ君を戦力として考えてるわけではない!巴里華撃団の大事な仲間として俺は見ている!』

 

『ちっ……』ロベリアは暗黒へと走っていった。

 

なんて未練がましい。

なんて情けない。

アタシは本当にダメになっちまったなあ…あのバカ……どこまで…バカ……なんだよ……まだ気づけないとは…

 

『ロベリア……』(わかっている!わかっているんだ!そんな事は!)

 

『大神君。』声を掛けたのは北斗であった。

 

『北斗さん、見つかりましたか。』

 

『まだだ、大神君…彼女達は強がっている、その意味がわかるだろ。』

 

『……………はい………』その言葉の重さは大神が一番わかっていた。

 

『君の優しさは長所であり短所だ…エリカ君は君にとってのなんなのかをよく考えてほしい、それが彼女を強くする鍵だ。さっき、5号が現れた場所は何故下水道だったのかよく考えろ。』大神は水辺の橋へと向かった。

 

ー水辺の橋ー

『あの場所から下水道に……皆さんの幸せのために………うっ………な……なんで……足が……怖い……そんな事は……』水辺の橋からエリカは下水道へと入ろうとしていた、実はエリカは大神達の戦いをこっそり見ていて、下水道に5号が現れたのは側にマシンがあるからと考え、マシンを壊すだけならなんとか出来ると考え、蛮野の隠れ家に潜入しようとしていた。

 

『やめろ!エリカ君!』大神は彼女に飛びかかり下水道に入るのを止めた。

 

『私、さっき見てました、5号が現れたの下水道だって、だから私思ったんです、なんとか蛮野の隠れ家を見つけてこっそりマシンを壊すだけなら、私だけでも出来るって!』

 

『やめろ!そんな事をすれば君は死んでしまうぞ!命を大切にするんだ!』

 

『じゃあ、私以外の知らない誰かが死ぬばいいんですか……』

 

『‼︎』

 

『5号や蛮野の被害によって必ず誰かが死んでいます!私一人死んで、皆さんを幸せに出来るなら私喜んで死にます!』

 

『ふざけるな!巴里華撃団は世界の人々全てを守るのが使命だ!君もその人々の中の一人なんだ!誰も死んでいいわけないだろう!』

 

『巴里華撃団か……そうですよね……大神さんは隊長で……私は隊員………上司と部下なんですよね…そうなんですよね……あなたには……』

 

『エリカ君!』大神はエリカに抱きついた。

 

『お、大神さん!あなたにはコクリコが!』

 

『俺は馬鹿だったよ、何が巴里華撃団だ!何が隊長だ!俺は男大神一郎として君を愛さなければならなかったんだ!すまない…エリカ君』

 

『うっ……うえええん!うえっ…うえええええん』泣きじゃくるエリカを大神は強く抱きしめる。

 

『イ、イチロー……』なんと建物の影からコクリコが覗いていた。すぐさまコクリコはその場から逃げ去った。



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並行世界シリーズ”蛮野編”13剛の狙いとは何か?

今回は少なめです。どうぞ


ー昭和七年ーサクラ次元13

ーコクリコの世界ー

ー市場ー

(イチロー…なんで、なんで…なんでエリカと…どうして僕を裏切ったの!僕はイチローの事を一番愛しているのに!どうして!どうして!)コクリコは泣きながら市場を走っていた、愛する者の裏切りを認めたくなく、走り続けた。

 

(僕はイチローと結婚した!子供も沢山出来た。僕にも大事な家族が出来た!なのに僕達家族を裏切ってエリカを選ぶの、たとえエリカだとしても…僕は許さない!隣の世界で何があったとしても…)コクリコは周りの商品に時折ぶつかり、店主が怒っていたが、そんな声には耳を傾けず、ただ走り去っていった。

 

ー墓地ー

『あなたはいったい何を知っているんですか、教えてくれませんか?』ワラをも掴む思いで鵜は墓地に行って、黒コートと会っていた。

 

『あなたが知って何になる、私はあなたのために蛮野に協力しているのよ。』

 

『蛮野と私の利害が一致しただけ、それにこのブレスレットを使ってあなたは私達を勝利に導いてくれた、大神一郎と違ってね。』

 

『あなたは僕にとって何なんですか、それを僕は知りたい!』

 

『あなたは私にとって最も大切な人私はあなたの幸せを守る者、そして大神一郎の変えられた歴史を正す者!そのために繰り返してもらうわよ、出てきなさい詩島剛!』

 

『やっぱり、前の時間と同じ様な事が起こんのね、今度こそ負けねえ。それにてめえが持っている俺のシグナルバイクを返してもらわなきゃな、前の戦いの時気づいてないと思ったか、いくぜ!レッツ、変身!』【シグナルバイク!ライダー!マッハ!】

 

【スタンディバック】『変身!』【コンプリート!】マッハとカイザは再び対峙した。

 

【シグナルバイク!シグナル交換!キケーン!】『危ないよ〜〜』剛は巨大な銃弾の弾型の機械を出しカイザを襲った!

 

『甘いわね!あなたの武器くらい知っているわ!』【レディ】『とう、はああああ!』カイザは空中高く飛び上がり必殺技のゴルドスマッシュによりマッハの出した機械を破壊した。

 

『やっぱりだめか…』(なら仕方ないあれしかないか…)

 

『早めに決めさせてもらうわ!【イクシードチャージ】カイザはブレードを展開させ構える。

 

【必殺!フルスロットル!マッハ!】マッハは上空へと飛び上がりライダーキックを放ち、カイザと衝突した。

 

『ぐわっ、ち、畜生。』マッハは吹き飛ばされ、体から火花が飛び散る。

 

『ふ、私の勝ちね、もうすぐあなたは死ぬこれでまたブレスレットのエネルギーが、ど、どこだ!あ、き、貴様!』なんとマッハはすれ違い様にシグナルバイクデッドヒートと腕に持っていたブレスレット、秘密道具かばん闘魂ブースト魂を奪ったのだ。

 

『これで俺が死ねば時間が繰り返した時、並行世界で何があったかってわかり、お前の別次元への移動も防げるってわけよ。』

 

『ちっ!だが、ブレスレットの今までのエネルギーは別の場所にある、そのブレスレットでは1回しか並行世界へ行く事が出来ないわ。』

 

『じゃ…また次ね…』マッハは爆発し時間が繰り返された。

 



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並行世界シリーズ”蛮野編”14コクリコは良い母親だったのだろうか?

今回はかなり少なめです。仮面ライダードライブマッハサーガ無事に買えました!!!途中まで見ましたが面白かったです!


ー昭和七年ーサクラ次元14

ーコクリコの世界ー

ー8時00分ー

『あ、あれ…コ、コクリコは?ジロー、マニー、サブロー、セレーナ、カナメ、シロー、サラ、いったいどこに行ったんだ、もしかしてもうシャノワールに、今は行くしかない、エリカ君はシャノワールに来てくれるかな…』大神はシャノワールへと足を運んだ。

 

ー市場ー

『僕……イチローのおよめさんとして悪い事しちゃったのかな……僕がマシンを動かすから……僕が時間を繰り返す原因だから…』コクリコは市場の影に一人隠れてすわっていた。ちなみに子供達はシャノワールに預けてある。

 

『なら僕が死ねばマシンは動かない……それがイチローの望む事……』コクリコはバーへと向かった。

 

ーシャノワールー

『とりかえしたぜ、タケル、闘魂ブースト魂だ、あとこのカバンはあんたのだろ、ほら。』剛は前の時間の時に黒コートから奪ったアイテムを持ち主に渡した。

 

『お、あったあったワスレとんかちこれで失われた記憶が思い出せるかもしれん、タケル頭かしてくれんかのう。』ワスレとんかちとはこの道具で頭を強く叩くと失われた記憶を取り戻してくれるのだ。

 

『あー、はい。』ドラメッド3世はタケルの頭をとんかちでおもいっきり叩いた。

 

『いてー、あ、思い出した…俺は確かショッカーの怪人を倒した後、空に開いた穴に吸い込まれたんだ、その時に英雄の魂をいくつか落としてしまったんだ、でもなぜ記憶が消されていたんだ。』

 

『俺にも頼む。』ドラメッドは北斗の頭を強くとんかちで叩いた。

 

『わかった…確か時空の歪みに引きずりこまれて、ドラメッド達に会ったんだ。そして忘れていた技の使い方もわかった。ウルトラギロチンとかも忘れていたとは、いくつか重要な秘密道具が帰ってきた、さてそろそろ来るか、蛮野達は!』ブーブー!サイレンが鳴る。

 

『シャンゼリゼ通りに怪獣軍団が現れました!至急、現場に向かってください!』

 

『よし、行きましょう、大神さんもいずれきます。隣の世界に行くのは後です。』鵜達はシャンゼリゼ通りに向かった。

 

ー暗黒街ー

『この薬を飲めば死ねる……そうすれば…皆助けられる…イチローがよろこぶ……僕の事を覚えててくれる……』コクリコはバーで商人から毒薬を買っていた。

 

『バイバイ…みんな、ごめんね……駄目なママで…ん。』コクリコは毒薬を飲み込んだ。

 

(く、苦しい……でも……イチロー……のためだもん……ママとして…頑張れたか…な…)コクリコは静かに瞳を閉じた。



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並行世界シリーズ”蛮野編”15巴里の平和よりも大事な物とは?

土日ですので更新早めです。どうぞ


ー昭和七年ーサクラ次元 15

ーコクリコの世界ー

ー7時30分ー

『…あ、あれ……ジロー、みんな……イチロー…そんなそんな……』なんとコクリコが死んでも時間の繰り返しは起こった。

 

『もしかして……死に方に…そうだ……ここから……』なんとコクリコはアパートから窓から身を投げ出した。

 

(これ……で……イチロー…皆を任せたよ……)朦朧とする意識の中コクリコは大神と子供の事を考えながら静かに瞳を閉じた。

 

『ママーー!』子供達は窓から外を見た、そこには……時間は繰り返す。

 

ー7時30分ー

『え、ど、どうして、どうして他のやり方で!』コクリコはアパートを飛び出した。

 

ー公園ー

『このロープを使えば…』

 

『この重りをつければ…』

 

『このナイフで首を……』コクリコは何度も何度も死んだ。公園の木で首をつったり、重りをつけて池に飛びこんだり、ナイフで腕を切ったりと何回も死んだ、だが何度も時間が繰り返した。

 

ー7時30分ー

『なんで!なんで繰り返すの!僕はイチローの願いのために死にたいのに!そうすれば僕の事を愛してくれる!裏切られない!大切に思ってくれる!どうやって死ねば……』

 

『コクリコ……』大神は起きていた。

 

『イチロー…………』

 

『コクリコ………すまない……見てたんだろ。』

 

『…………』

 

『実はあれは……』

 

『あれは……いったいどんな言い訳を思いついたの。』

 

『違う!俺の話を聞いてくれ!』

 

『僕よりもエリカを愛しているって事なんでしょ…自分で言ってたじゃないか!なんなの!僕があのマシンを動かしている原因だから!僕が皆を苦しめている!そんな迷惑なやつはいらないって事でしょ!』

 

『違う…あのマシンを作った蛮野が悪いんだ!』

 

『でも……僕は結果的に…蛮野の計画に協力している…僕も……巴里の平和を脅かす悪なんだよ!』

 

『違う!君は大神コクリコ!俺の奥さんで、7人の子供の母親だ!』

 

『だからこそ!僕が犠牲になるんだ!イチローだって昔パリシィとの戦いの時、いつも自分の命をかえりみず、戦ってたんでしょ!それと同じ事をするんだよ!イチローに僕を叱る権利があるとでも思ってるの!』

 

『確かに俺は自分の命をかえりみず戦っていた。だが、ある時気付いたんだ、自分の命も守れないやつが誰かを助けるなんておこがましすぎた。それを気付かせてくれたのは君なんだよ…コクリコ。』

 

『……イ、イチロー……』

 

『確かに俺は大神一郎としてエリカ君を愛している。だが、君も愛しているんだ、俺の前からいなくならないでくれ…死んでもいいなんて考えるな……例えそれで時間の繰り返しがなくなるよりも君がいるこの時間を繰り返す方が俺はいい!君はもう一人じゃないんだ……生きてくれ……この子達の為にも…俺のためにも……華撃団の隊長としては最低だが言わせてもらう………巴里の平和よりも家族が大事なんだ……頑張ろう……これからも……一緒に……』

 

『うん……ジロー、カナメ、サブロー、マニー、シロー、セレーナ、サラおいで…どんなに苦しくても頑張ろうね………一緒に…』家族で強く抱きあった。その温もりを忘れないように、もう離れないように。

 

ーシャノワールー

『何か引っかかるなあ?何故鵜には記憶が戻らないんだ?』一番記憶を喪失していたのは鵜で、何度も何度もとんかちで頭を叩いたたが、記憶は戻らなかった。

 

『はい…どうしてなんでしょう…』鵜の頭には幾つものタンコブができていた。

 

『手はまだある。そのブレスレットで隣の世界へ行ってきてくれないか、しかもエリカ君が殺される数分前に戻ってきてくれないか?確かめたい事があるんだ。』

 

『わかりました、行ってきます。』鵜は隣の世界へと移動した。

 

 

 

 

 

 

 

 




ちなみにマッハはドライブマッハサーガの後の設定です。


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並行世界シリーズ”わたしはだあれ編”2悪ふざけの時間

今回久しぶりにわたしはだあれ編を投稿します。注意!!悪ふざけで書いたので、かーなーりー駄文です。意味不明です。それでもよい方はどうぞ


ー昭和ニ年ーサクラ次元

ーマリアの世界ー

ー大帝国劇場ー

ー舞台ー

『むかしむかしある所におばあさんaとおばあさんbとおばあさんcとおばあさんdがいました。おばあさんaは川に洗濯におばあさんbは山へと豚狩りにおばあさんc鬼退治をしに出かけおばあさんdはネイルアートをしに出かけました。おばあさんaは川を洗濯をしていたら血みどろになった鬼がどんぶらこ〜どんぶらこと〜と。』

 

『いやいや!チョット待って!絶対違うよね!絶対違うよね!だって川で洗濯したらさあ来るのは決まってるよね!それに昔々って言ってたけどさ、ネイルアート出来たの最近!』

 

『そんなのどうでもいいじゃないですか〜〜なんとなくやればあああ!』キング・オブ・ザ・天然が何もないところでずっこけた。

 

『また!笑えばいいの!笑わかしたいの!』

 

『ふっ…歩くたびにこける…あなたも中々損してるわねえ…』

 

『に、にしても僕って男なんだけど…』

 

『いやいや、全然いけるって!あっちに比べたらさあ…』視線の先には女装するセクハラ先輩と変態終末期がいた

 

『これなら!』

 

『客にも示しがつく!』ネグリジェを着た二人の姿はおぞましいとしかいえなかったそれを見ていたネコが近づく

 

『消えろ…飯食えなくなる。』

 

『あ、でも性別ってさあなんとなく大丈夫だよー!』

 

『な、何故かわかりませんが腹立ちますね、この私こそが舞台に!』幼稚園の先生が舞台に上がろうとした時、緑のおばさんが足を引っ張った。

 

『うるせえ、てめえはネギでもかじってな!』

 

『な、なんですってー!ちょつと、そこの六人さん!私と緑のおばさんと性別誰が一番綺麗ですか、決めなさい!』

 

『俺は、ドレミの歌の一人勝ち!』ネットショピングは叫んだ。

 

『そういう事じゃない気がするんだが

……』ギャルゲーの主人公はこっそりその場から逃げ出した。

 

『そりゃあもちろん、せーの、』

 

『『『『『『性別ちゃーーーーーん!』』』』』』六人が口を合わせる。

 

『あ、アタシがこいつに負けた……燃やすぞ!…えっ……燃やす?…負ける…なんか記憶が……そうだ!アタシは隣のおばさんの金持って逃げ出したんだ!』

 

『え、あ、あなた犯罪者だったんですの!』

 

『ようし、なら親父に…ん?親父…どういう事だ……』正義は何故かロベリアに飛び交っていた。

 

『違いますよ!隣のおばさんから金借りたんですよね、緑のおばさん!』総天然色が側による。

 

『や、やめろ!な、なんかお前の雰囲気私はなんか嫌いなんだが…』緑のおばさんは手で総天然色を振り払う。

 

『ほれほれ、ほれほれ!』日本じゃ二番が鞭を振り回し、タライで帝国劇場の模型を作る。

 

『すげー!でもここが、少し壊れてたような…だからこれをこうしてっと!あれ?な、なんで俺こんな事やれんだ!』美術ノッポと日本じゃ二番は悩んでいた。

 

ブーブーブー!

 

『なになになにー!ピザ屋!』十四松がキネマトロンを適当に触ると画面に地上の様子が映し出された。そこには怪獣ミケ・タマ・クロがいた。

 

『へー!人間のピザ屋は変わっているなー!』しみじみとあっち系は、モニターを見る。

 

『かわいいー!あれは?ウサギか?』

 

『すげー!ニャンニャンメイドだー!』

 

『違う!あれはネコ男だ。』貴族(笑)鷹岡もどき、せがた三四郎の言ってる事は間違いだ。

 

『とにかくなんとかしないと、えっ!今回これで終わり!じ、次回をお楽しみにー!』シコ松はなんとか間をつないだ。




こんな駄文見てくださって、ありがとうございます。わたしはだあれ編3はいつ出すかわかりませんが、かなり駄文になると思われます。蛮野編なるべく期待してくださいね、それではまた明日昼に投稿させていただきます。


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並行世界シリーズ”蛮野編”16鵜は地獄の世界で何を見たのか?

なんと!昨日昼投稿後、巴里花組15周年チケットがとどきましたー!超絶楽しみ!どうぞ、


ー昭和七年ーサクラ次元16

ー地獄の世界ー

ー隠れ家ー

『ここが隣の世界か、あ、あの子はグリシーヌさんなんかと似ていない?どちらかというとメルさん……え、ま、まさか!』なんとそこで見た子供はグリシーヌと大神の子ではなく、メルと大神の子であったのだ。理由は髪の色が鮮やかな青で目が黒々した色であったからだ。

 

『急いでこの事を知らせなくちゃ、大変だ、大変だ。』鵜はすぐにブレスレットを使い空に別世界との穴を開けたが、

 

『行かせないわ。』黒コートが空に開けた穴から出て鵜の前に立ち塞がった。

 

『あなたは何を知っているんですか?』

 

『教えてあげるわ、この世界はあなた達が知っている地獄の世界群の一つ、今まであなた達の勘違いしていた世界のすぐそばにある世界よ、この世界ではグリシーヌ・ブルーメールと大神一郎との間に子供が生まれた世界じゃない、メル・レゾンと大神一郎との間に子供が生まれ、戦争が起こった世界なのよ。地獄の世界群といっても今はここ一つだけだけどね…』

 

『え、そ、そんな…』

 

『でもねえ、あなたはこれから私と来てそうすれば時間の繰り返しから解放してあげるわ、私と一緒に地獄の世界群の歴史を取り戻すために……私達だけが不幸になるなんて、おかしすぎるわ!大神一郎だけが幸せになるなんておかしすぎる!だから地獄の』

 

『そんなやつの言う事を聞くな!』空に開いた穴から大声が聞こえ二つの影が見えた。

 

『あ、あなた達は一体…』そこにいたのは青年とドラメッドに似た姿があった。

 

『僕、ドラリーニョ、ドラメッドからのSOSでこの世界に来たんだ、そしてこの人は神啓介さん仮面ライダーXに変身するんだ。まずは逃げて!ドラメッドにこの情報をちゃんと流したから。』

 

『あいつらの時間の繰り返しを止めろ!こいつは俺が相手する大・変・身!』神啓介は仮面ライダーXへと変身した。

 

『あくまで、邪魔するのね…【スタンディンバック】『変身!』【コンプリート】黒コートはカイザへと変身した。

 

『ありがとうございます。といや!』穴に鵜は飛び込んだ!

 

ー9時00分ー

ーコクリコの世界ー

『戻ってきまし、うっ、うわああ!』背後から鵜にビームが当たった。

 

『やっと帰ってきたか…てめえを殺す!てめえが死ねば全てが!』【シグナルバイク!ライダー!マッハ!】なんと鵜へとビームを放ったのは剛だった。

 

『な、何故あなたは僕を……』

 

『黙れよ!全てはてめえが現れたせいなんだよ!家族の汚点は家族が消すものなんだよ、乗れよ!氷武Bに!』

 

『ぼ、僕はこの世界を救うために並行世界から来たんだ!死ぬわけにはいかない!記憶がなくても僕は、僕は負けるわけにはいかない!』氷武Bへと鵜は乗った。

 

(たとえ記憶がなかろうとてめえはよ……)




鵜の正体はある作品と関係がある人です。ある作品とコラボです。ある作品と作者の名前とかは明日の投稿で発表させていただきます。


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並行世界シリーズ”蛮野編”18メルは何故自ら死を選ぶのか?

一昨日鯉のぼりとクレーン車を間違えてしまった。視力がやべー、どうぞ、


ー昭和七年ーサクラ次元18

ーコクリコの世界ー

ー水辺の橋ー

『メルさん…ここにいらしたんですね……』

 

『花火さん……色々と考えてました…私のせいで皆を苦しめている…私の愛した人の願いを妨げている…私が死ねばいいとか考えてました…あの人の役に立てるのなら…命なんて!』《パン!》花火はメルの頬を思いっきりひっぱたいた。

 

『花……火……さん…』

 

『あなたはわかっているはずです……そんな事をしても大神さんはまったく喜ばない…それどころか……あなたを死なせてしまったという後悔してしまうと……』

 

『それでも……それでも……私も巴里華撃団の一員です。それで死ねるなら私は本望です。』メルは涙を浮かべながら暗黒街へと向かっていった。

 

ー墓地ー

『そういやさあ、確かそのベルトを使うのって簡単じゃなかったよな、真田さくらあんたは一回死んだが、死の瞬間蛮野の手によって俺達の次元のある世界に行きオルフェノクになっただからこそ使えるはずだそのベルトが!』

 

『やっぱり全部お見通しってわけね、そうよ!私はこの新たな体とこのベルトを使って地獄の世界群の歴史を元に戻すため別次元へ行き松野カラ松を殺し、歴史を戻す!大神一郎だけを幸せになんてさせない!』【スタンディンバック】『変身!』【コンプリート】さくらはカイザへと変身した。

 

『黙れよ…てめえなんかに…蛮野の味方をするてめえなんかに一郎じいちゃんの幸せを壊させるかよ!てめえも残っていてるロイミュードも俺がつぶす!』【シグナルバイク!シグナル交換!マガール!シューター!】マッハは鵜に向かって撃つがカイザがそれを全てはじく。

 

(やっぱりまだもやもやする!なんだこの感情はよ!)剛はダチとの記憶を消されてしまっているようだ。

 

ーバー

『この毒薬を飲んであの人のために…』メルが毒薬を飲み込もうとした瞬間。

 

『だめだ!』大神がメルの持っていた毒薬を弾きとばし地面に毒薬が落ちる。

 

『返してください!私は私は死ぬんです!これは巴里華撃団の一員として死なせてください!』地面に溢れ落ちた毒薬にメルは手を伸ばそうとしたがその手を大神はがっしり掴んだ。

 

『メル君、君も巴里華撃団の使命を知っているはずだ。全ての人々の幸せを守る事それが巴里華撃団の使命だ、君も守るべき人々の一人だ。それに君は平和のためじゃなく、俺のためにやってくれているんだろ、ごめん!』大神はメルを強く抱きしめた。

 

『大神さ……ん…』

 

『多分隣の世界の俺は君のそんな所が好きで結婚したんだと思う…ごめん君や他人の気持ちも考えず勝手に結婚してしまって……今でも俺の事を愛してくれていたなんて。』

 

『当たり前…です…よ……私はあなたがあなたが幸せであれば良いって思ったんですよ…でも…でも……あなたに愛されたい!あなたの側にいたい!こんなわがまま許されませんよね……それでも!』

 

『自分のわがままに生きるのは人間として当たり前だ!俺もみんなの気持ちを考えずわがままでコクリコと結婚したんだから。』

 

『ぐすっ、ぐすっ…ひっく……』メルは大神の胸で泣いた!ただ泣いた!諦めきれぬ思いを涙とともに流すように。(俺が結婚したのは間違いだったのかもしれないな…)

 

『ムッシュ!大変だよ!シャノワールに怪獣が現れた!剛や鵜もいない、すぐに戻ってきな!』

 

『わかりました!メル君、大丈夫だ、今度こそ俺達は勝つ!未来を取り替えして見せる。』

 

『はい……』二人は見つめ合い唇を重ねシャノワールへと走って行った。

 

 



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並行世界シリーズ”蛮野編”17衝撃すぎる真実とは何なのか?

私と同じくサクラ大戦の作品を書いているウェンディさんとのコラボであります。ウェンディさんとのキャラクターと関係あるので、ぜひウェンディさんの作品もご覧になってください。どうぞ


ー昭和七年ーサクラ次元17

ーコクリコの世界ー

ーシャノワールー地下指令室

ー8時30分ー

『今はっきりわかった…マシンを起動させているのはメル・レゾンだったんじゃ。』ドラリーニョから送られてきたデータをドラメッド達は見た。

 

『ええー!メ、メルさんが!』全員が視線をメルに向けた。

 

『え!確かあの場所には僕とエリカしかいなかったでしょ、なんでメルが?』

 

『実はな、今までワシらは勘違いをしておったんじゃ、あの世界は地獄の世界群の一つなのだが、地獄の世界群というのは数日前ワシらが平和したばかりだったのじゃ。』

 

『えっ、ドラメッドさん!地獄の世界を救ったんですか!』

 

『ああ…忘れててな、前に渡していたデータ通りの事が二つの世界で起こっていたんだが、偶然にもある一人の男を見つけた事により、歴史が変わったんじゃ。』

 

『えっ、たっ、たった一人で戦争を止めるなんて、どんな人なんですか!』

 

『元々その二つの世界では日本が外国に対して戦線布告した事により戦争が始まったんじゃ、理由は日本の軍部が政治の実権を握っていたことや、領土を欲しがったり、量子甲冑の技術が他の国と比べてかなり進んでいたため戦争が起こった。そのためにまず政府は戦争参加を必ず拒み、金ばかりかかる帝国華撃団を、増税で苦しませている奴等と民衆に信じ込ませ、帝国華撃団を壊滅させ、メンバーは一人を残して死亡。巴里華撃団はエリカやコクリコは戦争参加を拒み、花火とロベリアは戦争に参加し、花火、ロベリアは戦場で死亡。エリカも日本のスパイの疑いをかけられ暴徒により殺され、コクリコのみが生き残った。そしてここが一番肝心なのがグリシーヌ・ブルーメール、君の死についてだ。』

 

『私の死……』グリシーヌの眼差しが真剣になる。

 

『お主は大神一郎との間に出来た子供を出産した時に出血多量で死亡した…君の血は珍しく巴里にいる誰とも輸血が不可能だった、適合した血液があれば君は助かったが、残念ながら世界中探しても君に適合した血液を持つものはいなかった…じゃが奇跡が起きたんじゃ、適合した血液を持つ男が別次元から現れたその男の名は{松野カラ松}別次元からきたそいつはグリシーヌが出産していて大量出血により死亡しかけていた所に現れたんじゃ。なんとそいつとグリシーヌの血液が適合し、輸血が成功し、グリシーヌは生き延び、大神一郎がグリシーヌ家の婿となり日本とフランスおよびその他の外国と仲良くなり、戦争はおきず、帝国華撃団を襲撃する作戦は計画をしていた場所にカラ松が連れてきた化物がその場所に落ち計画をたてていた政府上層部は全員死亡し、その化物を倒した事により帝国華撃団が人々から必要とされ暴動は起こらなかったばかりか天皇の側近に米田がついたことにより外国との交流が深まり世界は武力を放棄し、貧困や差別、戦争が完全になくなった世界を創り出したんじゃ、記憶を忘れていたのと状況がとても似ていたので完全に間違えていたようじゃ…』

 

『そ、そうだったのか、だが、ドラメッド、何故メル君の世界と勘違いしていたんだ?』

 

『大神一郎と結婚しているのが、メル・レゾンかグリシーヌ・ブルーメールかぐらいしか違わなかったからじゃ、多分メル・レゾンが花組の皆や自分の子供に死んでほしくないという強い思いがマシンを動かしているというわけじゃ、メル・レゾンは今まで一度も死んでいない、そう考えたら全てが納得いくってわけじゃ……』

 

『わ、私のせいで…』メルは指令室を走り飛び出した。

 

『メル君!』追いかけようとした大神

 

『大神さん…ここは私に任せてください、なんとか連れて帰ります。大丈夫です、私達もちゃんと知っていますから…』

 

『え……』

 

『本来歴史改変マシンで時間を繰り返した時アタシ達は死ぬ瞬間を夢で見る筈だったんが、その夢を見なかったのだが、記憶を取り戻した事によりその世界のアタシ達の死ぬ瞬間を見た…』

 

『私は……やはり……大神さんの事が………』

 

『でもやはり少しひっかかるのお、同じ世界群なら似ているはずだ、一つの世界の歴史が変わったら変わるはずなのに…(やはり鍵は真田鵜……やつか…確か大神一郎以外の華撃団隊員がいる世界から来ただけなのか…)

 

ー9時00分ー

ー墓地ー

『ぐわっ!』スモールライトを使ってマッハと氷武Bは同じサイズで戦っていたが圧倒的にマッハが有利になっていた。

 

『これでおしまいだ!【必殺!フルスロットル!バースト!】マッハは空中に飛び上がり高速回転しながら氷武Bに突っ込んだ!

 

『だめえええ!きゃあああ!』空間の穴からボロボロになった量子甲冑が出てきて鵜を突き飛ばしマッハの必殺技をかばい、量子甲冑の爆発の瞬間パイロットは飛び出た。

 

『はあはあ、危なかったわ…』出てきたのはXライダーから逃げてきた黒コートであった。

 

『てめえも来たか…真宮寺さくら…いや!真田さくら!てめえもそいつを庇うなら俺の敵だ!』なんと黒コートの正体は並行世界の真宮寺さくらであったのだ。そして

 

『そうよ!私の正体は真田さくらあなたの奥さんよ!並行世界からあなたを救うために来たのよ、蛮野の作戦もあなたの仲間を救うためなのよ。あなたの正体はロイミュード100、仮面ライダードライブ、マッハ、チェイサーに倒された機械生命体の生き残りなのよ、これを!』さくらは鵜にバイラルコアを飲ませた。

 

『あ…あああ!僕は僕は並行世界にいける力を持っていた霊力が高く不思議な力を持つ人間真宮寺直哉をコピーして霊力と並行世界への移動能力を手に入れた、ロイミュード100だ!』

 

『まさか、クリムが奪われた時に暴走プログラムまでじゃなく、洗脳電波まで出して108以外に眠っていたロイミュード011.012.066.077.100を破壊したと思い込ませていたんだな!てめえらロイミュードは俺が全滅する!』(なんなんだまだ俺に記憶が足りないのかよ!いったいなんだよ!)剛は迷いつつ鵜に向かっていった。



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並行世界シリーズ”蛮野編”19海堂は何のために止めるのか?

東京にグッズを買いに行くか、六月のラジオまで金を貯めるか凄く悩んでおります!どうぞ、


ー昭和七年ーサクラ次元19

ーコクリコの世界ー

ーテルトル広場ー

『ははは!面白いなあ無駄な事をするやつらを眺めるのは最高だ!』5号はボロボロになりながら怪獣軍団と戦っているグリシーヌ達を嘲笑っていた。

 

『黙れ!私達は決して諦めはしない何度時間を繰り返しても無意味だ!』グリシーヌはボロボロの光武Fを斧を使って無理矢理立ち上がり5号へと向かって行った。

 

『ふふふ、それでこそ人間だ!こいつを食らいな!【データU.シネラマショットデータRリディニークミックス】5号は右腕を立て左腕を右腕のひじに当て氷結光線を広範囲に放った。

 

『ならこっちも技を合わせるだけだ!行くぜ、幽霊!フィアンマ・ウンギア!』

 

『酷いっすね、ロベリアさん、まあやりましょう。【一発闘魂!開眼!おれがブースト!奮い立つゴースト!ゴーファイト!ゴーファイト!ゴーゴースト!大開眼!オメガドライブ!】ロベリアの火炎攻撃とゴーストの剣の衝撃波を放ったが、パワー負けし多少威力は防げたが相手の攻撃を食らい体が氷ついた。

 

『う、動かない…くそ!』グリシーヌ達はなんとか体を動かそうとしたがまったく動けなかった。

 

『そうだなあ…丁度いい、貴様らの相手は怪獣に任せて俺はシャノワールを潰してくるか、任せたぞブラキウム。』5号は単身シャノワールへと向かった。

 

『わかった、さあて貴様らどう料理してやろうか!』身動きが取れない彼女達に怪獣軍団は迫っていった。

 

『大神さん…大丈夫でしょうか…』

 

『今はここに集中しろ、大丈夫だ、剛もいる。はああ!』エースはバリアを張り怪獣軍団から皆を守った。

 

『イチロー……頼んだよ。』

 

ー墓地ー

『はあはあはあ…』Xとの戦いでボロボロになった体でなおカイザ(さくら)はカイザとなり戦う。

 

『てめえが邪魔するってんなら俺は容赦しねえ、ロイミュードに力を貸すってなんらな!』【ズッート!マッハ!】マッハはスピードを上げカイザを撹乱させる。

 

【シグナルバイク!シグナル交換!マガール!ゼンリン!シューター!】あらゆる場所からマッハはビームを撃ちカイザに当たる。

 

(ぼ、僕の力を使えば…さくらさんを助けられる…隣の世界になんとかして移動すれば!)鵜はさくらが持っていたブレスレットを拾い上げ飛び込みさくらを掴み空に穴を開けた。

 

『行かせるかよ!』【シグナルバイク!シグナル交換!カクサーン!シューター!】マッハは空に大量のビームを放った。

 

『させないよー』別方向から飛んできた攻撃によりビームが弾かれ鵜達は穴へと入っていった。

 

『何しやがる!他に生き残っていたロイミュードか!』攻撃が出た方向にマッハは武器を向ける。

 

『いやー、絆ってすごいよねー、でもさああんた忘れてるよ。』なんと攻撃を放ったのはスネークオルフェノク(海堂直也)だった。

 

『その忘れたものを取り返すために俺はロイミュードを殲滅する!一郎じいちゃんを侮辱したあいつを生かしてはおけねえんだ!たとえコピーした直哉とかいう人格のせいだろうが何だろうが関係ねえ!愛なんてもんはロイミュードに存在しねえ!コピーした人間の性格に忠実なだけなんだよ!だからこそ俺は真宮寺直哉も真田鵜も大嫌いなんだよ!』

 

『あーあ、すっかり忘れてるなこりゃ、んじゃま俺は去るわ。』海堂はすぐさま逃げていった。

 

(やべえこのままだともっと被害は酷くなる。だが事実を言うべきか?言わぬべきか?あーーどうすりゃいいんだよ!)この時剛は知らなかったシャノワールが襲われてる事に。

 

 



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並行世界シリーズ”蛮野編”20セレーナは誰のようになりたかったのか?

ー昭和七年ーサクラ次元20

ーコクリコの世界ー

シャノワール前

『来たか…5号!』シャノワールを破壊しようとする5号の前に立ち塞がった。

 

『ふん……まったく無駄な事を最強のロイミュードの俺に勝てるわけないだろうが!』【データR.聖獣ロボ、データU.ウルトラダイナマイトミックス】炎に包まれた聖獣ロボが大神に向かって突っ込んできた。

 

『狼虎滅却、国土無双!』大神は周りを電気で囲み突進してきた聖獣ロボを爆破した。

 

『さすがにやるか…だがな!』【データKエンドオブワールドデータU.アイスラッガーミックス】5号はマグナギガを地中から出現させ弾が出るところからアイスラッガーを大量に出しシャノワールに向けた。

 

『しまった!うおおお!』さすがの量子甲冑でもウルトラセブンのアイスラッガーを完全に受け止める事は出来ず大神の光武Fをアイスラッガーは突き抜けシャノワールは崩壊し、中にいる皆が無事なのかもわからなかった。

 

『シー君!メル君!返事してくれ!頼む!返事をしてくれ!シー君!メル君!』何度も大神は呼びかけたが、誰も反応しなかった。

 

『確認をしておくか…ん、お前は』5号の視線の先には口から血を出して倒れていたセレーナがいた。

 

『まだ息があるな…丁度いい、大神一郎見るがいい貴様のガキがこの俺の手によって無惨にひき千切られるのを見せてやるわ!』5号はセレーナの頭部を掴んで持ち上げ足を持ちひき千切ろうとする。

 

『パ…パ……私の……夢…聞い…て』

 

『セ…セレーナ!』

 

『わ…私は…』

 

『黙れ…』

 

『やめてええ!』瓦礫からでてきたメルがセレーナを奪い返した。

 

『メル姉ちゃん……私は……メル…姉ちゃんの……ような……メイドに……なりたいんだ………パパ…や…ママ…みたいな…皆を……幸せに…して…くれ…る…メイ…ドに…』セレーナは必死に目を開けメルにすがる。

 

『邪魔をするな!』【データU.タロウパンチ】5号のパンチがメルの体を貫通した。

 

『グハッ!』メルの口から大量の吐血をし。

 

『メル君!セレーナ!くっ、動け!動け!動けえええ!』大神はなんとか光武Fを動かそうとするが反応がない。

 

『……お……お、大神さ……ん……私…さっき…い…わ…れた…ばかり…な…のに……ごめんなさい……こんな…わ…た…し……だったか…ら…コ…クリ…コさ……んに…負けちゃった……ん……ですね…でも……わたし……と……あなた…の子供……たすけ…て…もらった…か…ら……セレーナ…ちゃ…ん…あ…な…た…なら…わ…たしより…も…素晴らしい…メイドに……なれ…る…わ……さよう…な…ら…わ…た…し…の…いち…ばん…愛した…お…お。が…み…さ…ん…』【データK.ハイバイブネイル】《グチュボキボキ!》

 

メルの首は5号の手によって無惨にひき千切られた……

 

ー皇室裏庭ー

『066…頼んだぞ、もうすぐだ!もうすぐ100は超進化する!約束の数が揃えばついに第2のグローバルフリーズを起こせる!そうすれば人間共全てが私の許可なく私がこの次元の支配者だ!フハハハハハハ!』高笑いする蛮野の側に置かれていたのは歴史改変マシンだった。



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並行世界シリーズ”蛮野編”21大神一郎は何故人々から英雄と崇められたのか?

この設定はやりすぎたと思いますが、サクラ大戦は戦隊物を多少モチーフにしてますので、逆の発想です。それでは、どうぞ


ー昭和七年ーサクラ次元21

ー地獄の世界ー

ー皇室ー

『そ、その仮面は…き、君は011』地獄の世界にきた鵜は仲間のロイミュードと再会した。

 

『ああ、まずは記憶を戻す事が優先だ、このデータをお前にインプットする。』鵜のブレスレットにUSBメモリをさした。

『うわああ!そ、そうだ思い出したあの時…確か…真宮寺直哉と邪神との戦いの最中、重加速を起こして真宮寺直哉の真宮寺さくらを愛する想いと姿をコピーした。特殊な力を持っていたようだったがさすがにコピー不可能だったよ。001の能力によって僕達が来た事など忘れてしまっている。最も希望の種を持っている大神一郎がいない事、希望の種によって神と呼ばれる者、神に生み出されし者が倒されたり浄化されてしまったから。それに希望の種の能力を使いこなせていない、実に簡単だった。』

 

『だが、それだと私の記憶改竄能力の効果が薄れ違和感を持つやつが少なからずいる筈だ。そこで確か奴等は邪神に記憶を奪われてしまった。その記憶を思い出し、そうだこの違和感はこの記憶を忘れていたからなんだという安心感を持たせればもうそこまでだ。確かに奴等の能力には危険な可能性があるが、別世界の奴等の記憶もしっかりと消してある。情報改竄も完璧だ。もっとも彼らが私達の存在に気付いた所で彼らは何もできない。』そう彼らにとって仮面ライダー以外は何も恐怖ではなかった。重加速を使われてしまったら何もかもおしまいだからだ。

 

『そして僕は新たに出来た世界で帝国華撃団に入りこみ並行世界への移動能力を使い敵の戦力や倒し方などをみてその通りに戦い敵を倒していった一度も負けずに、嘘がバレぬよう記憶を消して、そして真宮寺さくらと結婚し、黒乃巣会、黒鬼会を滅ぼした。そして巴里に大神一郎が行った後、天皇を殺し自分が天皇だと記憶操作をし天皇となった001が帝国華撃団の大神一郎の記憶を封印させ、希望の種の能力を封じた。巴里華撃団のメンバーを操ろうとしたが、時に既に遅く大神一郎と巴里華撃団には深い絆がありメル・レゾンと大神一郎が結婚していたりして作戦は失敗に終わった、そこで001は帝国華撃団に大神一郎への憎しみ真田鵜に対する愛情を増幅させ巴里華撃団との戦いを行った。巴里華撃団には大神一郎の希望の種の効果によりまったく歯が立たなかった。そこであえて001はカオスヘッダーを過去から帝都に連れてきて帝国華撃団対カオスヘッダーの戦いが始まった。量子甲冑などに取り憑いたカオスヘッダーを倒す事は出来ず、カオスヘッダー対策のために大量の兵器を作った。だが、どれも効果はなかったそのため帝国華撃団は更に強い武器を求めどんどん作りその負担が市民に向かい不満が増大した。そして決定的だったのがカオスヘッダーに人間が取り憑かれそれを帝国華撃団が撃退した事により死んだ人間の家族が怒りその怒りを001は増大させ、増税に困っていた人間の怒りを増大させ帝国華撃団を襲撃させ、生き残ったのはさくらさんだけになった。その時僕はさくらさんを庇い肉体を失った。そして月組の隊員だった077が兵器のデータをフランスの軍の長に化けた011に渡し、001がフランスおよび外国に戦線布告し戦争が起こった。それによりグリシーヌ、花火、ロベリアが戦場で死亡。エリカはスパイ容疑で処刑され、メル・レゾンと大神一郎の間に出来た子供を殺した。グラン・マおよび巴里華撃団もスパイ容疑で全員処刑。そして更なる兵器を世界中で作り始め地球大戦といわれる戦争が起こりその兵器により怪獣が誕生。怪獣被害により幾つもの国が滅び怪獣によって土地を奪われた人達がまだ怪獣被害にあってない領土を奪い合う戦争を始めその戦争で新たな兵器を作りまた怪獣が誕生するまさしく地獄となった。だが……大神一郎は逃げて別次元へと行っていた。それが僕達にとって最悪の計算ミスであり最大の幸運だった。そう…あいつは別世界の真宮寺さくらと結婚し別次元での太平洋戦争に参加し、戦後の欧米諸国との関係をよくしようとした。別世界の自分の息子神崎賢治と協力もあり大変よくする事が出来た。そして黒十字軍という世界征服を企む組織の野望を打ち砕くイーグルという組織の総司令官となった。そのイーグルにいた部隊こそが”秘密戦隊ゴレンジャー”スーパー戦隊の元祖だ。その後黒十字軍が解散したあともクライム、エゴス壊滅のために様々な援助を行い、他のスーパー戦隊にも資金援助を行い、大神一郎は人々から英雄として崇められた。希望の種の能力が起こした奇跡というわけか、だが、この出来事は本来地獄の世界群で起きた出来事であったが、カラ松が来たことによりスーパー戦隊次元も消滅するはずだったが、蛮野はあえて大神一郎をスーパー戦隊次元へと送り戦力が整えられるこの世界を歴史改変マシンΣを使い作った。これで奴等も動けない。もし歴史改変マシンΣを壊してしまったらスーパー戦隊次元の人間が殺されてしまうからな、そしてあの人も…』空間に穴が開き中から剛が現れた。

 

『へえーロイミュードがこんなに丁度いい012以外全員および真田さくらか……すぐさまぶっ壊してやる!』剛はマッハドライバー炎を腰に巻いた。

 

『ほう…よくここがわかったなそれにそのブレスレットを使いこなすとは』001が変身し一応警戒した。

 

『簡単さ、このブレスレットは018の作り出したやつ人間にたやすく使える重加速発生リングとほとんど同じだったからなあ…そしててめえらと一緒に俺も消える…お前らの世界から来た一郎じいちゃんに救ってもらった命だ!一郎じいちゃんを愛する者達のために捧げる!レッツ…………変身!』【シグナルバイク!ライダー!マッハー!】

 

『鵜君…この赤いバイラルコアを使って私と融合進化すれば、チェリーオルフェノクとなっている私とならマッハに勝てるわ、いくわよ。』鵜とさくらは融合しチェリーロイミュードとなりマッハへと戦いを挑んだ。

 



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並行世界シリーズ”蛮野編”22そのベルトは何を語るのか?

焼き鳥が改めてうまいと感じた今日、どうぞ、


ー昭和七年ーサクラ次元22

地獄の世界

ー皇室ー

【ズッートマッハ!】マッハはスピードを出してチェリーロイミュードを翻弄した。

 

『『甘い!はああ!』』自分の回りに刃物のさくらでとり囲みマッハに当てた。

 

『ならこれだ!』【シグナルバイクシフトカー!デッドヒート!】『完全にぶっ壊してやる!』【シグナルバイク!シグナル交換!バースト!カクサーン!必殺!フルスロットル!カクサーン!』周りの花びらをマッハはものすごいスピードで弾丸を放ち撃ち落とした。

 

『『何!はああ!』』すぐさまチェリーロイミュードは刀を構えマッハに向かっていった。

 

『『破邪剣征!桜花放神!』』

 

【必殺!フルスロットル!バースト!】『てやあああああ‼︎』壮絶すぎるぶつかり合い互いの信じるもののために戦う!

 

(鵜君…あなたが何者でも私はあなたを愛するわ…たとえ世界を滅ぼしても!)

 

(さくらさん…あなたを愛する気持ち

例えこれがコピーした真宮寺直哉の物だったとしても…)

 

(一郎じいちゃんに救ってもらった命と家族の愛!人を助ける力が人を陥れる蛮野と組む奴に負けるわけがねえんだよ!)【キュウーニ!デッドヒート!オーバー!】マッハは最後の力といわんばかりに全ての力を込めた。

 

ドカーン‼︎‼︎‼︎

 

『はあはあ…勝った…勝ったぞおおおおお!』勝負に勝ったのはマッハだったがすぐさま変身が解けた。しばらく変身は無理だろう。ドライバーの限界以上の力を出したからであろう。

 

『そ…そんな…はっ!…かっ…体が……そんな嫌!私は鵜君のために……』さくらのオルフェノクの体は度重なるカイザへの変身によりもう限界寸前だった。

 

『さくらさん…僕は僕は!』鵜君は真宮寺直哉の事を思い出していた。

 

ー別世界ー

『ああ、ワシは嘘はつかん。ただしお主が封印されれば、お前の姉は地獄を見るがな。』

 

『なっどういう事だ!!。うわああああああ。お姉ちゃんーー』

 

『今だ!行け!100』001が超重加速を起こし石化の進行を一時的におさえすぐさま100は真宮寺直哉のもとへ向かい直哉の記憶と思いをコピーした。

 

『真宮寺さくらを守りたい…愛する気持ち理解した、引き返す。』鵜はその場をさり、ヒミコと直哉とさくらに001が首筋に針を刺しロイミュードの記憶を消し別次元へと戻っていった。

 

 

ー皇室ー

『負けられない!守りたい!はああああ!』鵜の体が光り輝いたなんと真宮寺直哉のさくらを愛する者を守りたい!愛したい!という気持ちが鵜を超進化へと導いたのだ!

 

『しまった!蛮野、001、100、012、約束の数がやはり蛮野は諦めてなかったのか!第ニのグローバルフリーズを!そして俺たちの次元の特防センタービル、グローバルフリーズが起こった場所は大帝国劇場!今やつをやっとかねえと!でも、もうマッハには…』マッハのデッドヒートは装着者のフルパワーを出す代わりに装着者の体を限界まで酷使してしまい変身がしばらく出来なくなってしまう。

 

(君はあいつを殺したいんだろう…)誰かの声が聞こえる。

 

『だ、誰だ!べ、ベルト!』なんとその声がベルトから聞こえているように剛は感じた。

 

(ロイミュードを滅ぼしたいんだろうあいつらは君の父親が作った人類に仇なす奴等だ!だったらさあ…滅ぼさなきゃなあ。気持ちはよくわかるよ、力を貸してやるよ。さあ!このベルトを巻いて使え変身コードは913だ!)

 

『ロイミュード……蛮野が作りだした最低最悪の機械!』剛がカイザのベルトを手にしようとした瞬間!

 

ガン!何かが剛の手に当たりカイザのベルトを取るのを防いだ。

 

『っつ!…何だ…シフトカー…わかったよ!今は引けってんだろ!』剛は別世界へと逃げていった。そのシフトカーは黒色であった。

 

『おお…素晴らしいこれで約束の数が揃い、邪魔な剛も逃げた、さあ、始めるか、歴史改変マシンΣにエネルギーを!』蛮野および5号が帰ってきて、001、100、5号、蛮野は歴史改変マシンΣにエネルギーを送りこんだ。第ニのグローバルフリーズを起こす機械をシグマサーキュラーから歴史改変マシンへと変えていて、約束の儀式の場所もこの皇室だったのだ。

 

『ぐっ!ぐわあああ!』なんと歴史改変マシンΣからのエネルギーが011に向けられた。4人のロイミュードの超進化体のエネルギーの余りが011に向くように蛮野は細工していたのだ。そして077は爆発した。

 

『すまない…077…』鵜は涙を流し仲間の死を悔やんだ。

 

『さあて、行くか!大帝国劇場に!』蛮野達は大帝国劇場へと足を進めた。

 




途中の別世界の場面を詳しく知りたい場合はウェンディさんの七人目の隊員の第10章を御覧になる事をお勧めします。


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並行世界シリーズ”蛮野編”23何故剛は大神一郎をじいちゃんと呼ぶのか?

スペアリブっていう肉、美味いですけど、食べる箇所少ないですよね〜どうぞ、


ー昭和七年ーサクラ次元23

ーコクリコの世界ー

ーカフェー6時00分

そこには剛と早くから起きていた大神が同じテーブルについて話を始めた。

『…そういう事か、それで君はこの世界に来たのか…』剛の持っていた資料に目を通し終わっていた。

 

『父親や母親が側にいなかった俺にとって姉ちゃんとじいちゃんは唯一の家族だったんだ。それにじいちゃんは蛮野の手によって奥さんを殺されていたのを知っていたにもかかわらず俺と姉ちゃんを育ててくれた、一緒に飯を食ったり、映画に連れてってくれたり、学校に行かせてくれたりしてくれたんだ。俺にとってとても幸せだったんだ。だが!ある世界群では一郎じいちゃんの気持ちを理解しようとしねえ!一方的に一郎じいちゃんを悪者にしている!それが俺はどうしても許せねえんだ!そしてそのうちの世界の一つが蛮野によって作られたんならよ!ぶっ潰しかねえんだ!』

 

『君は…昔の俺みたいだ。』

 

『…どういう意味だよ……』

 

『俺は昔…自分が誰かの代わりになればいい誰かが幸せになるなら自分なんてどうなってもいい自分一人でもなんでも背負うって思って君も思っているんだろう。』

 

『ああ、そうだよ!俺は責任をとらなければならないんだ!じいちゃんにあんなにも大切にしてもらったのにもかかわらず俺の父親によって様々な人の命を奪われ、苦しんだんだ…俺が責任をとらなきゃなんねえんだ!』興奮する剛の肩に大神はポンと手を置く。

 

『じいちゃん……』

 

『君は一人でどうにかしようとしているが一人で背負ってどうにかなる事なんてほとんどないんだよ。多分他の世界の俺はそれに気づいていないだけだと思うんだ。心の何処かでまだ完全に彼女達を信じきれていなかったり、自分の力なら大丈夫だろうという傲慢さがあったのかもしれない…それに俺は本当に今結婚してよかったかと思っているんだ…』

 

『ありがとうじいちゃん、あとそれどういう意味?』

 

『俺は確かにコクリコを愛していたから結婚した。だが、花組の皆が俺を愛していてくれた事もよく知っている。俺も皆の事を愛していた、愛していたからこそ選ばれなかった皆が悲しむ姿は見たくなかったんだ。でも皆は結婚してほしかった、誰を選んだとしても大丈夫なんて強がりをいっているが選ばれなかったら悲しむに決まっている!そして俺はコクリコを選んだ。結局、皆を悲しませてしまった…結婚してよかったのか?悪かったのか⁉︎』

 

『じいちゃん、それはどちらとも間違っている。』

 

『えっ!』

 

『確かに花組の皆が悲しまないようにするためにはじいちゃん自身が鈍感だと思わせれば悲しまない。だが彼女達はじいちゃんに自分だけ愛してほしい!側で手を取り合いたい!じいちゃんとの子供が欲しいという願いを踏みにじる事になるんだ。それわかっていってんの…』

 

『剛君…』

 

『でも、俺はじいちゃんが選んだ方が正しいと思うよ。』

 

『えっ!』

 

『確かにどちらを選んだとしても間違っている。でもじいちゃんは結婚したほうがいいと思ったから結婚した。ならその信じた通り自分の信念を曲げずに生きていけばいいんだよ。でも、たまには他の考えをして、迷えばいい。迷えなかったから俺は大事な者を失っちまったんだ……そいつの事やっと思い出せたよ。ありがとうじいちゃん。わかった!じゃあ皆にも伝える、そうすれば勝てるさ、でもこの会話は秘密にしていてくれよ。じゃあ俺は先にシャノワールに行ってるから奥さん連れて来なよ!』剛はバイクに乗りシャノワールへと向かい。大神は自分のアパートに戻った。

 

ー地獄の世界ー

『さてさてさてさて!いっちょ取りに行くか草加…いやあの呪われたベルトを………お前がここにいたらどうするんだろうな…なあ乾…』海堂はトランクを持ち皇室へと向かった。

 

 



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並行世界シリーズ”蛮野編”24愛しあう二人が望む事はどんな事か?

GWの休みを使い、サクラ大戦ミュージアム2に行ってまいります!買いまくるぞーーー!どうぞ、


ー昭和七年ーサクラ次元24

ーコクリコの世界ー

ーアパートー

ー8時00分ー

『メルじゃなかった……いったい誰が、行こ、イチロー!』大神一家はシャノワールへと向かった。

 

ーシャノワールー

『皆、聞いてくれこの事件全てわかった。マシンを動かしているのは鵜だ!』

 

『な、なんじゃと!』剛の衝撃発言に皆が驚いた。

 

『あいつは人間をコピーして成長する機械生命体ロイミュードある世界群にいる真宮寺直哉というやつをコピーして地獄の世界群へとやってきた。』

 

『真宮寺…さくら君の名字じゃないか!いったいどういう事だ!』

 

『真宮寺直哉…この次元にある特殊な世界に存在する帝国華撃団総司令をやっている。真宮寺さくらの義理の弟で婚約者だ。』

 

『えっ!…総司令ってムッシュ米田か大神さんじゃないんですか?』エリカ達の記憶には鵜との記憶がないからよくわかっていなかった。

 

『ああ…確かに現在8兆ほどある並行世界の中でかなり異質な世界でな男性隊員が一郎じいちゃん以外にもいる世界は10個ほどしかない世界の一つではそういう事も起こっている。』

 

『ん、い、今…剛君!大神さんの事じいちゃんって、言いましたか!』エリカはたじろぎながら剛に質問する。

 

『ちょ、その話は後でするから、そしてその世界には特殊な敵がいて真宮寺直哉に危機が迫った時ロイミュード100が真宮寺直哉をコピーして、新たに出来た世界を地獄の世界群へと移動させ、その世界に隊員として入り天皇に化けた001というロイミュードによって帝国華撃団の大神との記憶を奪い、巴里華撃団と戦ったが、希望の種の力を存分に発揮したため巴里華撃団の圧勝だった。それに一郎じいちゃんとメル・レゾンも結婚していたしな、だが001はカオスヘッダーをその世界に連れてきて帝国華撃団と戦わせた。戦いが長引くに連れ戦力増加のために国民の事を考えず増税をしたりして帝国華撃団はクーデターにあい帝国華撃団メンバーは真田さくらを除いて全員死亡。真田鵜ももう一度コアと呼ばれる魂を失い死んだ。更に帝国華撃団の武器の技術を月組の隊員だった011が巴里の軍隊の司令官だった066に渡し、001が戦争を始めだし、戦争を食い止めるため一郎じいちゃんとメル・レゾンは帝国華撃団のデータを奪おうとしたが、日本軍に襲われ一郎じいちゃんは間一髪、別次元へと逃げのび、死亡した事とされメル・レゾンは死亡。その事実を知った巴里華撃団は一郎じいちゃんとメル・レゾンの間に出来た子供をエリカとコクリコがかばいグリシーヌ、ロベリア、花火は戦場に向かった。夢で見た事あっただろ。』

 

『ああ…アタシは戦場で死んだ、隊長を殺した奴等に復讐しようと思ってな。』

『私もだ…』『はい…』彼女達は完全に夢の内容を把握していたようだ。

 

『私はスパイと疑われ大神さんの子供を殺され…その時に怒りに任せパリシィの力を使った時に撃たれて……』

 

『そして僕は…誰もいない中一人ぼっちで……』

 

『だが、奴等のマシンを壊し、ロイミュード達を破壊すれば、俺達が既に倒したロイミュード100は消え、戦争はなくなるだが……ある次元が滅んじまう。』

 

『次元が滅ぶ!?どういう事なんだ!剛君!』

 

『別次元へと逃げた一郎じいちゃんは並行世界にいる真宮寺さくらと結婚し、太平洋戦争に参加し、戦後並行世界の神崎賢治と協力し世界との国交を樹立し、黒十字軍に対抗するためのイーグルという組織の総司令官となりゴレンジャーと呼ばれる部隊を作り出す資金援助を行ったんだ。黒十字軍にゴレンジャーが勝利した。その後様々な悪の組織に対抗するための戦士をアシストする足がかりとなった、その戦士達を人々はスーパー戦隊と呼んだ。もし、地獄の世界を平和にするとスーパー戦隊は現れる事もなくなり黒十字軍に滅ぼされてしまうんだ。本来なら地獄の世界群の一つから一郎じいちゃんが来たんだが…平和になり別次元に行く事はなくなってしまったんだ。皮肉にも蛮野のおかげで俺はここにいる…一郎じいちゃんは救急戦隊ゴーゴーファイブが災魔一族を滅ぼした後、スーパー戦隊次元から俺たちがいる仮面ライダー次元に来てくれた。スーパー戦隊次元と仮面ライダー次元は昔から繋がっていて、その二つの次元の移動だけなら楽に出来た。母親が死んだ後、親戚の家に預けられた俺たち兄弟を親戚の人は疎ましくされていた時じいちゃんが俺たちを引き取ってくれた。俺や姉ちゃんを助けてくれたり、一緒にご飯を食べたり、小学校の授業参観に来たりしてくれたり、俺に空手を教えてくれた、一郎じいちゃんがいたから俺はここにいるんだ。』

 

『もし…地獄の世界を平和にした後、大神さんをその次元に送りこめたら、スーパー戦隊は出来るんですね。ならマシンを破壊した後大神さんを別次元へと送りこんでください。』

 

『…メルばあちゃん…あんた子供どうするんだよ!子供にとって父親は大切なんだよ!あんたは一人でその子を育てられるのか!それに一郎じいちゃんはメルばあちゃんの事を本気で愛していた、部屋にはあんたの写真が飾ってあったよ!勝手な事…た、タケル』メルへ歩みよろうとした剛をタケルが肩に触れ止める。

 

『メルさんはそんな事わかっているんだ。でも大神さんの全ての人に優しくする気持ちもわかっている、そしてそれを大神さんののぞんでいる平和を手に入れるために彼女も望んでいるんだ。』

 

『はい……残酷ですが……受け入れます……大神さんは…すごい人ですね…自分を殺そうとした相手と結婚するなんて……私には…あなた…以外………』下に俯くメルに対して剛が側による。

 

『……写真を撮らねえか?撮るんだろ勝利のポーズってやつ撮ろうぜ、勝つのは絶対俺たちだからさ』皆がシャノワール前へと向かった。

 

『行くぞ!勝利のポ〜ズ、決め!』大神の号令のもと皆がポーズをとる。

 

 

ースーパー戦隊次元

ーキョウリョウジャーの世界

ースピリットベースー

『キング、ありがとう、残る秘石も頼んだぞ。』そこには桐生ダンテツから秘石を受け取ったトリンがいた。トリンはダンテツをキングと呼んでいる。

 

『別次元……不安だな、トリン、デーボス軍がかなり力をつけてきた、しかも大地の闇にデーボス軍以外の敵が浸入したそうだ。』

 

『なんだって!今のダイゴ達では未熟すぎる。もし、大地の闇が地上と繋がってしまったら……』

 

『そうかもしれん、実際、俺と同じ希望の種を持つ大神一郎が殺された。奴等俺を殺そうとしているが、返り討ちにしてやっている。』

 

『そうか、だが、デーボス軍やカオスそして殺戮革命連合は君の持つ希望の種に対してかなりの警戒をしている、地獄の世界では大神一郎よりも鵜を信じてしまったため、支配されてしまった、十分注意してくれ。』

 

『わかった。』ダンテツはそのまま旅へと出て行った。

 

 

 



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並行世界シリーズ”蛮野編”25正義は何故ぶつかるのか?

とうとう最終決戦が始まりますよ〜どうぞ、


ー昭和七年ーサクラ次元25

ー地獄の世界ー

ー大帝国劇場ー

ザッザッザッ!今ここに二つの勢力が揃った。

巴里華撃団、ウルトラマンA(北斗星司

仮面ライダーマッハ(詩島剛).ドラメッド3世。

 

チェリーオルフェノク、ロイミュード012(仮面ライダー5号)011.100、蛮野

 

『やはりわかったか…剛。さすがは私の元研究材料だ。』

 

『やっぱりな…蛮野!てめえの目的は第2のグローバルフリーズを起こし、サクラ次元全ての人間をデータ化し、肉体や精神を管理するつもりだったんだな!そのために歴史改変マシンを使い鵜を送り込み約束の数を揃えていた。てめえ、001、012、100四体の超進化体ロイミュードが力を集める儀式の場それがこの世界の皇室だった、そして約束の場所グローバルフリーズが起こった特防センタービルがあったのはこの世界の大帝国劇場だったってなんとなくだがわかったよ。さあてと行くぜ!レッツ…変身!』【シグナルバイク!ライダー!マッハ!】

『行くぞ‼︎ふんっ!』剛と北斗は変身した。

 

『鵜君、君のやっている事も俺がやっている事どちらも間違いでどちらも正しいと思う。だから俺は何も言わない。互いの正義のために行くぞ!』互いの信じるもののために戦いが始まった!

 

ー皇室ー

『やはり君が来たか…天空寺タケル』そこには幽霊となり被害をださないタケルが001の前に現れた。

 

『ああ、正面から来たら誰かが死んでしまう。お前は絶対に許さない、人の命をおもちゃのようにして!』

 

『ふっ…死人が命を語るとは笑わせないでくれたまえ、それに私がやったのは元々あった世界の再現をしているだけだ、私達が何もしなくてもそういう世界はあったんだ。そんな人間よりも私達ロイミュードが支配したほうが地球のためにいいに決まっている。』

 

『確かに人間は愚かで傲慢で嘘をついたり卑怯な真似をする、だけど、それを直してよりよくしようとする人間もいるんだ。俺はそんな人間をたくさん救うためにこの体になれたんだと思うだから、お前を倒す!』【イッパツトウコン!アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!バッチリミナー!バッチリミナー!】『変身!』【開眼!オレがブースト!奮い立つゴースト!ゴーファイ!ゴーファイ!ゴー!ゴー!ゴーゴー!』ゴーストと001の戦いが始まった。

 

ー皇室前ー

『さあてさあて〜お前まだ未練があるのかこの世界にったくよ〜』そこには海堂とカイザのベルトが置いてあった。

 

(ああ!俺はこんな姿になったとしても生きてみせる!何回もこのベルトを巻かせ生命エネルギーを奪い、蘇えってみせる!たとえ他人の命を奪おうとな!)カイザのベルトにはなんと草加の意識が残っていてさくらをたぶらかし剛をも被害に合わせようとしたのであった。

 

『もう…消えろよ!草加!フン!』海堂はスパイダーオルフェノクとなりカイザのベルトを粉砕した。

 

『さて…人間が勝つかロイミュードが勝つか…』海堂はバイクに乗り大帝国劇場へと向かった。バイクの後ろにはトランクが積まれていた。

 

ー大帝国劇場前ー

『『はあっ!』』100の進化体は周りにガードを張り全ての攻撃を受けつかせなかった。

 

『乱戦になると、きつい!皆分担をする!剛君は蛮野を、ドラメッド3世、ドラリーニョはさくら君、鵜君を。グリシーヌは011を!俺とコクリコは5号だ!後の皆は怪獣軍団を頼んだぞ!場所を変えて戦おう!特に鵜君のバリアや攻撃の射程が広すぎる!頼んだぞ!』それぞれの場所に敵をなんとか向かわせた。

 

『はははっ!その程度か!戦力としては中々有効的に使えていたのだがな…命を無駄にする囮作戦なんかに猛反対していたな、まあ特に日本兵に対しては怒りを剥き出しにして突っ込んでいたなあ。』グリシーヌと011が斧と斧でぶつかりあっていた。

 

『確かに私達が見た夢では隊長を殺した奴等に対して怒りをぶつけていた。手も人を殺した血まみれの手だ、だが!今は違う!私達が愛する者の愛する人達を救うための力だ!もう負けはしない!』グリシーヌの攻撃により011のつけていた仮面が破壊された。

 

『!そ、その顔は…』なんと011の姿がコピーしたのは欧州大戦で死んだグリシーヌの叔父であったのだ!

 

『そいつのコピー元の能力は高かったそれにそいつの誇りは素晴らしかった。そして貴様らのくだらない愛を利用するには充分な相手だろ。』蛮野が挑発まじりにグリシーヌの顔を覗き込む。

 

『蛮野!貴様!』大神は刀を構えて蛮野に向かうが攻撃を避けられてしまった。

 

『ははは!さあ殺しあうがいい!血を分かち合った者同士どちらかが倒れるまでなあ。ははははは!』

 



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並行世界シリーズ”蛮野編”26タケルは七つの魂から何を引き継いだか?

SUPERCOMICSITY25にいますが、全く動きませーーーん女性の方の参加率99.9%です。どうぞ、


ー昭和七年ーサクラ次元26

ー地獄の世界ー

ー皇室ー

『くっ!やはり強い。だったらこれで』【アーイ!開眼!ウィザード!指輪の魔法!最後の希望!大開眼!ウィザード!オメガドライブ!】ゴーストはウィザード魂にチェンジし、上空から炎を帯びたキックを001に当てる。

 

『ふふふ。その程度の炎では私の氷を溶かす事など不可能だ!フン!』

 

『うわああ!』001は氷のバリアを張りゴーストを弾き飛ばす。

 

『貴様ら人間に勝ち目はない!ただ意味なく、我らに利用され死ぬがいい!』001は右手にエネルギーを集めゴーストに向ける。

 

『ふざけるな…たとえお前達がそうしたほうが良いと思ってこんな事をしたとしても俺はお前達を絶対許さない!』

 

『ふっ…私達に利用されるだけされたこの世界の人間どもの命ですら貴様は意味があったと思っているのか?ただ消えただけではないか。』

 

『消えてなんかいない!たとえ肉体は滅んだとしても死んでいった者達の魂は今でもここにある!死んでいった者達の意思を俺が引き継ぎお前を倒す!諦めなければ、お前に勝てる!』

 

『最後まで笑わせてくれてありがとう。消滅するがいい、はああ!』氷のビームがゴースト向かって飛んできたが!

 

『よくいいましたわ!』謎の魂達が氷のビームを弾き返した!

 

『な、なんだあれは!くっ!くっ!』7つの魂が001を攻撃し、ゴーストの周りに集まる。

 

『あ、あなた達が…俺を…ここに呼んでくれたんですか⁈』なんと死んだ帝国華撃団(すみれ、カンナ、アイリス紅蘭、マリア、織姫、レニ)の魂であった。

 

『ええ…大変な事をさせて申し訳ありませんでした…ですが!私達はあなたに助けてほしかった。』紫色の魂

 

『あたい達は隊長を信じきれなかった…一人を愛せないやつが皆を愛する事なんて出来やしねぇよ。』赤の魂

 

『でも、アイリス達は最後にわかったんだよ。お兄ちゃんの優しさと素晴らしさ。』黄色の魂

 

『たとえ誰かに記憶を操作されとてしもうちらは大神はんを裏切った罪や皆を苦しめた罪は消えへんけど!』緑の魂

 

『私達にだって遺せる者はある!』黒色の魂

 

『苦しみを与えたやつを倒すチカラにならーなれーまーす!』桃色の魂

 

『天空寺タケル!僕達の力、死んでしまった者達の意思を君に与える!』青の魂、七つの魂が集まり巨大な魂(アイコン)となりタケルは受け取り腰に巻いた。

 

『帝国華撃団…戦争によって死んだあなた達の思い俺が引き継ぐ!』【アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!】『変身!』【全開眼!華撃団!ハシレ!ハシレ!帝国!華!撃!団ーーー!】両足にはレニ、織姫のマーク両腕にはアイリス、紅蘭のマーク、そして背中にカンナのマーク、頭にマリアのマーク、胸にはすみれのマークが描かれた仮面ライダーゴースト帝国華撃団魂が今ここに生誕した。

 

『な、なんだと!そ、そんな姿はどの世界にもなかった。それにどうやって貴様は、どういう事だ!』

 

『人の可能性は無限大、信頼、愛!様々な思いで繋がっている。高い霊力と思いで自らの力でこの人達は眼魂になった。この力でお前に勝つ!』【全開眼!帝国華撃団!オメガドライブ!】『はああああ!』ドライバーから出た七つの魂が中心となり戦争の被害にあった人々の魂が集合し、それをタケルが自分の足に集め、001に向けてキックを放つ!

 

『や、やる…そんな…人間が…ここまで…すまない……永遠の静寂を……私達だけの世界をおおお!』ゴーストのキックが炸裂し!001は大爆発した。

 

『ありがとう…帝国華撃団の皆さん』

 

『いえ、こちらこそ、ですがまだやるべき事が残っております…鵜さん……さくらさんの目を覚まさせたいのです、お願いいたしますわ!』

 

『わかりました、行きますよ!』タケルは帝国華撃団魂を持ち帝国劇場へと向かった。




投稿中に動き出しましたー!サクラ大戦ミュージアム2にも行きまーす!


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第三章サクラ次元の並行世界”ウルトラ10勇士編”登場人物紹介

簡単なあらすじとキャラが出る話、わたしはだあれ編のコードネームを書いておきました。どうぞ、


登場人物

ウルトラ10勇士編、融合編、わたしはだあれ編

 

ーサクラ次元ーマリアの世界

マリア・タチバナ(パツキン)

帝国華撃団隊長。大久保長安との戦いにて大神一郎とともに双武に乗り込み戦いに勝利したが、大神一郎はミカサ落下の時に死亡した。だがマリアの腹には大神一郎との子供がおり、無事男の子を授かる。名前に一郎(小説では大神と区別するためイチローと書いてあります。)と名付けた。融合編ではゼロや烏間、E組の生徒と協力しヒカルとショウを鍛え、彼らをウルトラマンギンガビクトリーにした。

ウルトラ10勇士編…1.2.3.4.5.6

融合編…1.3.7.14

 

一郎・タチバナ(ガキ)

死亡した大神一郎とマリアの間に出来た男の子。ピエールにより血を抜かれ死の淵を彷徨ったが血を取り戻し助かった。

ウルトラ10勇士編…1.5.6

融合編…1.15

 

 

真宮寺さくら(刀フェチ)

帝国華撃団の隊員で、帝国劇場の女優買い出しの途中、大神一郎そっくりの男性澤原と出会う。

ウルトラ10勇士編…1.2.3.4.5.6

融合編…1.3.4.8.13

 

イリス・シャートブリアン

(エセリラッくま)

帝国華撃団の隊員で、帝国劇場の女優さくらと買い出しの途中、妙な妖力を持つピエールに気づいた。

ウルトラ10勇士編…1.2,34.5.6

融合編…3.11

 

桐島カンナ(宇宙猿人ゴリ)

帝国華撃団の隊員で、帝国劇場の女優マリアと一番付き合いが長く、悩むマリアをサポートする。

ウルトラ10勇士編…1.2.3.4.5.6

融合編…3.12

 

神崎すみれ(幼稚園の先生)

ウルトラ10勇士編、融合編未登場

 

李紅蘭(科学戦隊ダイナマン)

帝国華撃団の隊員で、帝国劇場の女優澤原が持っていたDVリフレイザーを使おうとしたが、使えなかった。別世界の彼女と大神一郎の間に4人の子供がいる。

ウルトラ10勇士編…1.2,3.4.5.6

融合編…4.8.11

 

ソレッタ・織姫(ファザコン王女)

帝国華撃団の隊員で、帝国劇場の女優イタリアに帰国していたが、舞台に参加するために一時的に帰ってきた。

ウルトラ10勇士編…1.2.3.4.5.6

融合編…3.10

 

レニ(フランクフルトポリスマン)

帝国華撃団副隊長で、帝国劇場の女優

マリアが子育てで忙しいため、変わりに舞台の指導や戦闘の指揮をとる。

ウルトラ10勇士編…1.2.3.4.5.6

融合編…1.4.10

 

大神一郎

元帝国、巴里、大神華撃団の隊長現在は死亡。死亡した理由はミカサ落下の衝撃によるものだが、不思議な事にマリアは大丈夫だった。本編未登場

 

米田一基(酔っ払い)

帝国華撃団総司令。降魔戦争にて幻の赤い巨人を一度だけ見た事があったが幻覚だと思っていたが、澤原の口から幻の赤い巨人の存在がウルトラセブンだと気付いた。

ウルトラ10勇士編…1.2.4.5

 

藤枝かえで(ねえちゃん)

帝国華撃団副司令。アレーナ、ピエールが帝国劇場に浸入した際、米田と共に大けがを負う。

ウルトラ10勇士編…1.2.4.5

 

ーウルトラマン次元ーギンガの世界

澤原真弘(ウルトラマンゼロ)(厨二病全開)

路上にてピエールを追い詰めたが、逃げられ、帝国華撃団に助けを求めた。理由はわからないが、DVリフレイザーを所持していて、人間の時は大神と顔がよく似ている。エタルガーと互角に戦うが、逃げられてしまい、代わりにヒカルとショウにエタルガーを任せた。

ウルトラ10勇士編…1.2.3.4.5.6

融合編…1.3.7.8.9.14.16

 

 

春野ムサシ(ウルトラマンコスモス)(誤認逮捕)

ウルトラマン次元のコスモスペース(コスモスの世界)から来た青年。かつてカオスヘッダーという敵に立ち向かうためウルトラマンコスモスと一体化し戦い抜いた。別れたウルトラマンコスモスのピンチを聞き、彼と再び一体化し、エタルガーと戦ったが、歯が立たず、コスモスは囚われたが、なんとかムサシは逃げ出し、鏡には囚われなかった。そしてUPGに出すを求めた融合編では時空城浸入作戦にてカルマと協力し、アレーナ、ピエールと戦った。

ウルトラ10勇士編…4.5.6

融合編…1.2.3.4.5.6.8.9.10.15.16

 

ティガ(V6)、ダイナ(ヘキサゴン)、ガイア(よくいる天才)コスモス(誤認逮捕)ネクサス(打ち切り)、マックス(命!)、メビウス(総天然色)

鏡に閉じ込められていたが、融合編にて救出され、帝国華撃団、仮面ライダーと協力し、最終決戦に挑む。

融合編…8.9.10.11.12.13.15.16

 

 

礼堂ヒカル(ウルトラマンギンガ)(ひまな旅人)

UPGの隊員で、アレーナの洗脳を解こうと頑張る。融合編の特訓により、ウルトラマンギンガビクトリーになった。

ウルトラ10勇士編…3.4.5.6

融合編…3.5.7.8.9.10.15.16

 

ショウ(ウルトラマンビクトリー)(あっち系?)

地下に住む人々ビクトリアンの青年。一年前、ビクトリアンの命の源ビクトリウムという鉱物を狙う宇宙人からビクトリウムを守るためにヒカルと協力して戦った。今はUPGの隊員だ。

ウルトラ10勇士編…3.4.5.6

融合編…3.5.7.8.9.10.15.16

 

サクヤ(クワガタ・カマキリ・バッタ)

ショウと同じビクトリアンの少女、UPGの隊員の一人。

融合編…4.8

 

ゴウキ(セクハラ先輩)

UPGの隊員で、軽いセクハラをする

ウルトラ10勇士編…6

融合編…3.4.8

 

アリサ(ツンツン)

UPGの隊員で、射撃の腕前は素晴らしい。

ウルトラ10勇士編…6

融合編…3.4.8

 

陣野隊長(永遠にともに)

UPGの隊長で、冷静な判断をして、帝国華撃団と共同作戦をとる。

ウルトラ10勇士編…3.4.5.6

融合編…3.4.8

 

智也(二代目イトナ)

UPGの隊員で、情報分析などを行い前線では戦わない。

ウルトラ10勇士編…3

融合編…4.8

 

マナ(隊員服萌え)

かつてビクトリウムを狙った宇宙人の一人チブル星人エクセラーが作ったアンドロイドだが、今はUPGの隊員の一人で、智也と同じく情報分析を行なう。

ウルトラ10勇士編…3.4

融合編…4.8

 

ー敵ー

ピエール

不思議な魔術を使う。災魔一族の執事であったが、救急戦隊ゴーゴーファイブとの戦いにて災魔一族が全滅し、唯一彼だけ生き残り、1年後ロンダーズファミリーと協力し、救急戦隊ゴーゴーファイブと未来戦隊タイムレンジャーを倒そうとしたが、失敗し肉体を失ったが、幽霊となり、3年前サクラ次元に来てある事を行い、降魔復活のためにイチローをアレーナの手で奪いさり、降魔を魔術で復活させ、バスコが来た世界に降魔と降魔培養器を送りこんだ。

ウルトラ10勇士編…1.2.3.4.5.6

融合編…4.5

 

エタルガー

アレーナを洗脳し、アレーナの力を使いウルトラマン達を封印して回っていて、ティガ、ダイナ、ガイア、コスモス、ネクサス、マックス、メビウスが鏡の中に囚われている。かなり強く帝国華撃団をすぐさまに全滅させ、ウルトラマンゼロと互角の戦いをするほど強い。

ウルトラ10勇士編…4.5.6

融合編…4.7.10

アレーナ

惑星ザントの王女で、魔鏡と呼ばれるアイテムでウルトラマン達を封印している。エタルガーによって洗脳され、ウルトラマン達に激しい怒りと憎しみを持っている。身体能力が高く、カルマ、ムサシとの戦いでも一歩もひけをとらなかった。

ウルトラ10勇士編…5.6

融合編…4.5.6.8

 

用語紹介

UPG

地球を宇宙人や怪獣から救うために作られた組織。

 

DVリフレイザー

かつてタイムファイヤーが使っていた銃でなぜか澤原が持っていた。

 

災魔一族

スーパー戦隊次元のゴーゴーファイブの世界に現れた敵で、ゴーゴーファイブに倒された。

 

惑星ザント

鏡の力を使う人間型の生命体が住む星アレーナが王女である。

 

チブル星人エクセラー

ビクトリウムという地球の地下にある資源を狙い、スパークドールズの力で怪獣になり、ビクトリウムを奪おうとする宇宙人の一人で、頭が鋭く、マナを作るが、彼女を失敗作と見限るが、実はこれまでの彼の行動全てがダークルギエルが復活するために必要なものであった。

 

第三章サクラ次元の並行世界編

並行世界シリーズ

ウルトラ10勇士編

1現れた怪人

2降魔戦争の裏側

3帝国華撃団VS怪獣軍団

4囚われた大天使

5エタルガーの脅威

6真犯人

 

 

 



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並行世界シリーズ”蛮野編”27.011は何を守ったのか?

メガネ忘れて電話してますが追加入力がわからず苦戦してまーす。どうぞ、


ー昭和七年ーサクラ次元27

ー地獄の世界ー

ー帝国劇場ー中庭ー

『無駄だ!グリシーヌ・ブルーメール!貴様の事はコピー元の記憶からわかりきっている!勝つ事など出来ぬ!』011とグリシーヌは中庭にて二人だけで戦っていて、少しグリシーヌが押されていた。

 

『くっ、だがな!貴様が記憶しているだけの力しか出せないと思うなよ!』

 

『ふっ、甘くみるな、私も貴様の成長速度や戦闘スタイルをデータとして記憶している!アッシュ・ダンス・サウベージ!』ものすごい斧攻撃の嵐にグリシーヌの乗った光武は吹き飛ばされた!

 

『さ、さすがにコピーとはいえ叔父は叔父だ!だが!私には強い意思がある!巴里を守る強い意思がある限り負けはしない!』

 

『違うな…貴様は貴様の想いを踏みにじった大神一郎への未練苦しい愛のために…戦っているな!』

 

『そ…そんな事は…』

 

『貴様は見たはずだ!元地獄の世界で大神一郎と結婚し子を授かり共に生きていっている別世界の自分に憧れを持ったはずだ!』

 

『違う!』

 

『自分も大神一郎に愛してほしい』

 

『違う!違う!』

 

『隊員と隊長としてではなく女と男として愛してほしい』

 

『違う!違う!違う!』

 

『子を宿し側にいたい他の誰よりも一番に自分を愛してほしいそう思っているんだ。』

 

『黙れええええ!』グリシーヌは斧を構え011に突撃する

 

『隙あり、てやああ!』大きく振りかぶったグリシーヌの斧を避けグリシーヌの光武の両足を切断し、帝国劇場の壁に叩きつけた。

 

『た、確かに私はまだ隊長に愛してほしいとおもっている!だが!私は諦めない!信じていれば私の愛は必ず届く!方法がどうとか、周りがどうとかは関係ない!これが私の覚悟の表れだ!アムール・オーダリー!』

 

『うわあああ!』グリシーヌの斧から放たれた一撃は黄金に輝いており、011の体を貫通し、011はその場に倒れこんだ。

 

『ふ、さ、さすがに子供の頃の記憶だけでは…情報不足か…強くなったな。』グリシーヌは光武から降り倒れた011の側へと向かった。

 

『……聞きたい事がある…貴様は私の叔父をコピーした時に叔父を殺したのか。』

 

『違うな…欧州大戦の時、貴様の叔父を過去に行った私がコピーした時、シェルショックという状態になっていてな、お前達家族に迷惑がかかる。ブルーメール家の名に泥を塗る事になる。ならば家族のためと考え敵に特攻していったよ、私達ロイミュードはコピーした相手の記憶や考えがよくわかるからな。』

 

『……あと貴様は何故先程私の斧を掴んだ時、操縦席を攻撃しなかった、あそこを攻撃していれば貴様は必ず勝てていたのに。』

 

『ふふふふ、なんだろうな…自分自身の誇りを守るためかな……貴様が大神一郎や仲間を守る誇りと同じく私にも死んでいった仲間のロイミュードの願いを叶えたいという誇りのぶつかり合いの戦いで弱点を狙わず自分自身の力で勝たなければ、意味がないからな。』

 

『………』(同じだ…叔父と同じだ。)グリシーヌは何故かわからないが涙が止まらなかった。

 

『ふははははは、何故泣く、グリシーヌ・ブルーメール!貴様は自分の叔父を貴様の目標としたコピーである俺を自分の誇りを守り戦い勝利したんだ!誇りを守れ!グリシーヌ!さらばだ!』

 

『011…ありがとう…叔父に会わせてくれて…私は頑張るぞ!だから見ていてくれ!空から…』グリシーヌの光武はボロボロになりながら凛々しく立ち尽くしていた。



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並行世界シリーズ”蛮野編”28怪獣は何故誕生したのか?

ー昭和七年ーサクラ次元28

ー地獄の世界ー

ー帝都ー

『負けるわけにはいかん!どんどん吸収されてしまえ!』怪獣軍団対エリカロベリア、花火、エースの戦いでは残る怪獣はブラキウムのみとなりブラキウムは全てを吸い込もうとした。

 

『やらせまん!北大路花火、四の舞、鶴羽舞風!』花火はブラキウムの吸収腹の周りに弓を放ち吸引を止めた。

 

『し、しまった、だが!まだだ、行け!パズズ!』ブラキウムの背後から隠れていた怪獣パズズが現れ花火に向け電撃を放とうとしたが、

 

『もう、電気は嫌です!うりゃああああああ!』エリカが上空から銃弾を 放ちパズズの電撃を出す角を破壊した。

 

『今です!はあ!』花火は弓を放ち、ブラキウムの胸を貫通した。

 

『ち、畜生!貴様ら人間にま、負けるわけにはいかんのだ!貴様らの勝手で…』

 

『ブラキウム…いったいどういう事だはなしてくれないか。』エースはボロボロになったブラキウムに近づいた。

 

『お、俺達は…遥か昔に生きていた生物だ、氷河期に寒さと飢えに倒れ、静かに眠っていたのだが、貴様ら人間が作った兵器により俺達を蘇えらせた!こんな歪な姿にな!』

 

『確かに量子甲冑を作る技術があればそんな兵器が出来てしまう。』

 

『それどころか貴様ら人間は森を破壊し、血で血を洗う戦いをただ繰り返し他の生物の住処を!食べ物を!仲間を!奪い!そして地球を破滅させようとしている!そんな世界より蛮野が作りだすグローバルフリーズによってこの次元全ての生命体が管理された世界ならばもう仲間が眠りから覚める事は絶対にない!誰も何も失わない!』

 

『それは蛮野によって仕組まれた世界だったからだろ!だったらアタシ達に協力して蛮野を倒せばいいじゃないか!』

 

『いいや、たとえこの世界をよくしたとしても人間は所詮また別世界で兵器を作り、同じ人間を殺し始め、俺達のような奴等が生まれるのさ!ならその可能性を完全に断ち切るには蛮野の計画を成功させる必要があるのだ!』

 

『そんな事は!……』

 

『ないと言えるのか…地獄の世界群での戦争は元は貴様らが始めた事なのだぞ、俺達のしている事は間違っていない!』

 

『ああ、確かに君達怪獣が生まれたのは俺達人間のせいだ、すまない、静かな眠りを妨げ、歪な姿で復活させまた人間の都合で殺してしまう…本当にすまない!だが、少しずつだが直していってみせる!』エースはブラキウムの手を強く握る。

 

『私達は少しずつ、自分が出来る事を焦らず着実に進めていきます。』花火が歩み寄る。

 

『絶対に戦争を起こさせやしない、とはいえない…だが!そう言える日まで私達は戦う!』

 

『巴里を…世界を…別次元を…全てをあなた達のような犠牲がいらない世界にするために戦い続けます!それが力を授かった私達の使命です!』

 

『そうか…俺達の犠牲…無駄にしないでくれ…』ブラキウムは空高く飛び上がり大爆発した。

 

『何かを犠牲にしなければならない今の世の中変えていきます。何年かかるがわかりませんが、頑張ります。』エリカは空から降り注ぐ爆発したブラキウムの破片に向かい祈った。

 




ー別次元ー
ーノバショッカー基地ー
『僕の役目はあの蛮野が失敗した場合、真宮寺直哉の処刑および、大神一郎の魂の回収が目的なんだね。』

『ああ…アレクサンダー魂と同じように使いこなせればにっくき仮面ライダーに復讐できる!』

『希望の種の所有者の魂が人々を絶望させるために使われるとは最高じゃないか、あははは!あははは!』


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並行世界シリーズ”蛮野編”29乾巧は何に未練があったのか?

軽いファイズの紹介が混じっています!ちなみに私はファイズをあまりよく知りません。どうぞ、


ー昭和七年ーサクラ次元29

ー地獄の世界ー

ー帝国劇場ーロビー

そこでは仮面ライダー5号(012)と大神コクリコが戦っていた。

【データU.バーニングプラズマ、データK.ライダーシューティング、データR.破邪剣征桜花天昇ミックス】『くだばれ!』電気を帯びた凄まじい斬撃がすごいスピードで迫り

 

『うわっ!』『きゃっ!』二人の乗っている光武Fはボロボロで既に避ける事すらも大変であった。

 

『や、やはり……僕達じゃ一矢報いる事すら出来ない。』

 

『諦めるな、コクリコ!必ず勝利できる!』

 

『貴様らに勝機などはありはしない。この俺の体には大量のデータが詰まっているのだ、勿論貴様らの技もな。』【データR.狼虎滅却刀光剣影データK.ファイヤースイッチミックス】炎を帯びた剣を5号は手に取り大神に向かい技を放つ!

 

『負けない!絶対に俺は負けない!家族を…コクリコをジロー、マニー、セレーナ、カナメ、サブロー、シロー、サラを守りきる!』大神は周りにバリアを張り、5号を弾き飛ばす。

 

『ま、まさか!き、希望の種の力か!だ、だが貴様にはあれがない!光武F程度では限界のはずだ!』

 

『ところがところが、違うのよ〜ほらよ!』なんと海堂がバイクに乗って現れ!双武を渡したのだ!

 

『あれは…双武!コクリコ、行くぞ!』大神とコクリコは双武に乗り込むため光武Fから海堂は格納庫へと向かった。

 

『だからどうした機体を変える暇を与えるほど俺は甘くない!』【データR.グロース・ヴァーグ、データK.ウォータードラゴンミックス】すさまじい津波が大神達に迫る。

 

『し、しまった!くっ!』

 

『イ、イチロー!』大神はコクリコを庇おうと強く抱きしめ体をつつんだ。

 

(まだ死ぬわけにはいかない)

空間に穴が開いた!

 

『ライドルスティック!X斬り!』なんと開いた穴からXライダーが出てきた津波を切り裂いた!

 

『あ、あなたも…仮面ライダー』

 

『ああ、俺は仮面ライダーX、あいつの作り出した平和を壊させるわけにはいかんからな、行くぞ‼︎』

 

『はい!おおお!』大神、コクリコ、Xは同時に連続して斬りつけ5号に技を放つ隙を与えなかった。

 

『そ、そうだ!神啓介!貴様に父親や恋人がいたはずだ!そいつらを蘇えらせたくないか!歴史改変マシンΣがあれば、それも可能だ、我々に力を貸せ貴様らの次元はグローバルフリーズの被害にはあわない!それでどうだ!』

 

『断る!俺は死んだ者への未練はない!いつまでも死んだ者の事を考えて立ち止まるよりも俺は何があっても歩み続けたい!だから俺はお前達がやろうとしているグローバルフリーズを、人間の可能性全てを取り上げる計画に賛同する気はない!止めだ真空地獄車!』Xは5号へ向かいダイブし、体を掴み頭を地面に何度も叩きつけ、空中から振り落とした。

 

『今だ!決めろ!』空中にいる5号の隙を狙うため双武は構え黄金色に輝いていた。

 

『俺は何があっても歩き続ける!人々の笑顔と平和のために!裏切られても俺は自分が愛する者達のために戦う!狼虎滅却!アムール・ソシエール!』

 

『うぎゃあああ!あ、あとは頼んだぞ!066、100!俺達ロイミュードの夢を!グローバルフリーズをおおおおおおおおおお‼︎‼︎‼︎』5号は希望の種の力を完全に使いこなした大神達の前に敗れさった。

 

『仮面ライダーX、神啓介さん、ありがとうございました。』

 

『いや、別にいいんだよ、俺はある男が守り抜いた空を守りたかっからさ。』

 

『ある男…誰なのその人?』

 

『乾巧…そいつは一度死にオルフェノクという人間の進化体として蘇った。だがオルフェノクは人間から忌み嫌われる存在だった。奴は間違えて人間を傷つけないよう、人間から嫌われないよう普通に生きてきた。だが、オルフェノクの中には人間によって殺され、夢も希望も奪われ人間を殺そうとするやつまで現れた、大抵のオルフェノクは人間と共存は不可能と考え、人間を大量殺戮をしようとする奴もいた。それを止めるため奴は偶然手にしたファイズのベルトを使って仮面ライダーファイズへと変身し次々とオルフェノクを殺していった。話を聞いたからな。』

 

『そ、そんな仲間なんでしよ、どうして!』

 

『俺達人間が国境や宗教、考え方の違いだけで争う様に、戦ったんだ、あいつはオルフェノクをとことん憎み人間として生きていたかったためたくさんオルフェノクを殺したんだ。だが奴の仲間はたくさん死んでいった、命の重さをよく知った、だが奴は、オルフェノクは人間から急激に進化したため肉体の寿命は長くなかった、それにも関わらず奴は自分の寿命を人類を守るために使い死んでいった。自分自身全てを捨ててまで、世界を救ったんだ。』

 

『あなたは乾巧さんと会った事があるんですか?』

 

『ああ、あいつは命を大切にしすぎていたため、死人を蘇らせ生きている人間を殺すという計画に加担しようとしたんだ。生きる意味が夢がない空っぽの自分なんか死ねばいいと思ったようだ、俺がなんとか説得したがな。』

 

『確かに…エリカ、イチロー、皆僕の前からいなくなって、僕だけが一人、取り残されて……辛かった……僕なんかよりも…イチローに生きてて…欲しかったんだ…僕はずっと……生きてから…ずっと…迷子だったんだ…パパは…土にいた…ママは…いたけど…』

 

『コクリコ…』

 

『奴は戦いが終わってすぐに死んじまった、俺と会う前にな、だがあいつは蛮野が使っている歴史改変マシンΣのもととなった歴史改変マシンによって蘇った自分の死にすら未練があったようだったが、あいつはその未練を自ら断ち切り歴史改変マシンを壊し剛が死なない未来を作り出したんだ、あいつが命を捨ててまで未来を守った!その未来全てを取り上げる蛮野を俺は許さない!舞台に行くぞ、100、チェリーオルフェノクを倒すぞ!』

 

『わかりました!行くぞ!』

 

『うん、わかった!』大神達は舞台へと向かった。

 

 

 



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並行世界シリーズ”蛮野編”30正義は誰にあるのか?

蛮野編も残すところあと、これを入れて5話です。どうぞ、


ー昭和七年ーサクラ次元30

ー地獄の世界ー

ー格納庫ー

【シグナルバイクシフトカー!ライダー!デッドヒート!シグナル交換!マガール!バースト!シューター】『はああ!』格納庫ではマッハ対ゴルドドライブ(蛮野)が戦っていて、マッハはデッドヒートになり蛮野に射撃を繰り返すが全て無意味なようだ。

 

『てめえは!死んだロイミュードを復活させてまで、記憶を消して思い通りに操りやがって!ハートや077、001、066、勝手なことしてんじゃねえ‼︎』マッハはゼンリンシューターで蛮野を何度も何度も殴りつけていた。

 

『私の物を自由に使ってなにが悪い!自分のおもちゃで遊んでるだけだ……人類の支配者になるという遊びにな』

 

『遊びだと!てめぇ!』【シューター!】マッハは蛮野にビームを放つが蛮野は前にバリアを貼り攻撃を防ぐ。

 

『ふはははは‼︎甘いぞ、剛‼︎私自身何もしてないとでも思ったか‼︎しっかりと強化してある!貴様に二度もやられる私ではないわ‼︎』

 

『黙れよ!てめえのせいで何人の人間が死んだと思ってるんだよ!』

 

『ふははははは‼︎確かに私が地獄の世界を再現した事によってたくさん人間が死んだよ、だがそれによって生まれた命だってあったではないか?』

 

『!』

 

『男と女の出会いなんて本当に偶然さ、私とお前の母に会わなければお前は生まれなかった、私も私の父と母が出会わなければ生まれなかった、それと同じように戦争が起きた事により出会いが生まれ、新たな命が生まれた。歴史改変マシンΣを壊す事はグローバルフリーズを止め、鵜のいない戦争のない歴史を創るだけではなく、新たな命さえも奪う事にもなるなあ。』

 

『そ、それは…』

 

『なら問うお前は何のために戦う?』

 

『お、俺は!人間のために戦う!仮面ライダーとして!』

 

『人間のためぇ、ふははははは!笑わせないでくれ、お前が歴史を直す事でせっかく生まれた命を消す事になるんだぞ、それでもいいのか?』

 

『ああ俺は新たに生まれた命を殺す事になったとしても歴史改変マシンΣを壊す!』

 

『なんだと!』

 

『確かにお前によって新たに生まれた命も大切だ、だがその命を消してでも俺は世界を元に戻す!』

 

『そうか、お前もようやく理解できたか偉大な目的を達成するためには多少の犠牲は仕方ないという事に、こんなに憎んでいた私と何にも変わらないなあ、剛。』

 

『ああ、だがな!お前みたいに死んだ人間の事を忘れたりしない!俺は人間を殺した記憶を忘れたりしない!命を消してしまったという罪を俺は背負っていく!罪を背負って戦う者が正義なんだよ!てめえみたいな化物には絶対に理解出来ねえ!』

 

『黙れ‼︎貴様はやはり私の作品の中で最も不出来なものだ!消えろおぉ!』

蛮野はエネルギーを右腕に集中させ始めた。

 

『メルばあちゃんの想いを利用し……コクリコばあちゃんの淋しさを利用し続けた!そして最も許せねえ事は……人間……怪獣……そしてロイミュードの命を踏み躙った事だ!』

 

『そんな物に価値などない!この私の頭脳こそが最も価値ある物なのだよ!それに剛、お前に私を倒せる力は持ち合わせていないなぁ、死ねぇ!』蛮野はマッハに向けてエネルギー波を放ったがなんとチェイスのシグナルバイクが攻撃を弾き返し、シグナルバイクをマッハの手元へと来た。

 

『チェイス…

命を…

愛を…

平和を…

俺の信じる正義のために

一緒に戦ってくれ!』

【シグナルバイク!ライダー!チェイサー!】マッハの白いボディの下半分が仮面ライダーチェイサーと同じ姿へと変身した。

 

『まさか……何故だああ!何故それがここにある!いったい誰だ、そのシグナルバイクを持ってきたのはあああ!まさか…貴様か!海堂直也‼︎』なんとそこには海堂直也がいた!

 

『当たり!やっと気づけたか、絆を…どんな奴でも受け入れる思いを。』海堂はそう言い放つと舞台へと向かっていった。

 

『ああ、創世王との戦いの時、記憶を忘れてたとはいえお前に悪い事しちまったな、それに俺が力ばかり求めた時誰かが止めてくれた、だから俺は息子としてあんたを止める!それが俺が出来る精一杯だ!はああああああ!』【必殺!フルスロットル!チェイサー!】マッハは力を込める!紫色のエネルギーが周りに漂う。

 

『はああああああああ!』蛮野も力を込め金色のエネルギーが周りに漂い、互いに飛び上がりキックを放ち力がぶつかり合う!

 

『な、何故だあ、何故また負けるのかだ!ゴルドドライブの性能は完全にマッハやチェイサーを上回っているのはずだあああ!負けるはずが!』

 

『黙れよ!たとえあんたのやってる事が正しくても!たった一人で罪も背負わないお前なんかに俺達が負けるわけがないだろうが!行くぜ!チェイス!はああああああ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎』この戦いに勝ったのは最後の最後でダチとの、チェイスの事を思った剛が勝ったのだ!ゴルドドライブは大爆発し、蛮野のベルトだけのこった。

 

『ま、まだだ…再生プログラムを今度こそ!』

 

『また……同じか…』

 

『ご、剛!ま、待て、そうだ!私の力で000のコアをプロトゼロを復活させてやる。どうだ?悪くない話だろ…005のコアの復活やアニマシステム…私の頭脳があればそんな事容易いはずだ、頼む!剛!』

 

『だめだね…あんたはまた同じ事を繰り返す…だから今度こそ…完全に!』

【必殺!フルスロットル!マッテローヨ!】剛はシンゴウアックスにシグナルバイクを入れる。

 

『や、やめろ!も、もう一度壊してしまったら!私はもう復活させてもらえないのだぞ!この私の頭脳が失われる事は人類の歴史にかなりのダメージを与えてしまう!』

 

『うるせぇ!ロイミュードはあんなにも誰かを思って、誰かのために…命賭けてんのによ……てめえは自分の事ばかり!』

 

『ふははははは!だが、私を殺したとしても私の呪いは貴様の大事な大事な家族大神一郎達を苦しめ続ける!いずれ知るだろう…怨み…忘れさられた3と18……感情…魔剣……歌…神官………全てを知った時…貴様は…最高に苦しむだろう…わははははわははは!』

 

『さらばだ……父さん‼︎』

【イッテイーヨ】剛はシンゴウアックスを振り下ろし蛮野のドライバーを完全な破壊した。

 

『父さん…たとえ悪人だとしても、俺は殺しちまった、すまない…あんたを殺したという罪…俺は背負って生きていく、じゃあな。』剛は地下指令室へと向かっていった。

 



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並行世界シリーズ”蛮野編”31間違いを止める魂達は誰なのか?

ゴーストの設定を上手く使ったフォームがいっぱいです。どうぞ、


ー昭和七年ーサクラ次元31

ー地獄の世界ー

ー舞台ー

『や、やはり名刀電光丸でもこの二人の相手はきついようじゃな…』

 

『やっぱりキツイね…ミニドラまだかな…』(この二人に勝つのは僕達の力じゃ無理だ。愛の力は素晴らしいからね。)

 

舞台ではドラメッド3世、ドラリーニョ対チェリーロイミュード、超進化体100が戦っていた。

 

『僕は武器マニアだ!大抵の武器の使い方は理解している!こんなもの!それに今の僕は超進化体ハート以上の力と技術がある!戦いに負けるはすがない!』ドラメッドの名刀電光丸を自分の右腕の剣で弾き飛ばした。

 

『今よ!はああ!』さくらがドラリーニョに猛然と斬りかかる!

 

『空気砲、ドカン!』咄嗟にドラリーニョは空気砲をポケットから取り出しさくらに当てる。

 

『くっ、この程度…まだまだ!倒れるわけにはいかないわ、鵜君との未来のためにあなたなんかに!』さくらは立ち上がり剣を構える。

 

『もうよさんか、グローバルフリーズなんて人々を不幸にするだけじゃ!お主達は華撃団じゃろ!人々を幸せにするのが使命じゃろうが!』

 

『そうだよ、目的は僕達と同じのはずだよ、どうしてさ!』

 

『黙りなさい!私達は今まで何度も何度も人々を守ってきたわ!でも最後は守ってきた人々に殺されたわ!人々の役に立つ事をするあなた達ドラえもんズにはわからない事だわ!』

 

『人々の役に立つのは簡単な事じゃない、命の危機にあったりキンキンにされたり、宇宙に投げ出されたり、大変なんじゃ!』

 

『でも、その度に仲間がいた友情があった、だから大丈夫だったんだ、あっ間に合った!』ドラリーニョが見つめる先にどこでもドアが出現し、中からゴーストとミニドラが出てきた。

 

『ドラドラドラ〜〜』

 

『道案内してくれて、ありがとう、真田さくら、真田鵜、あんた達を止めてみせる!』ゴーストはさくら達を見る。

 

『001を敗るとはね、でも私達は負けはしないわ!』

(負けるわけにはいかないわ!たとえ別次元の移動が出来なくても大神一郎の幸せは砕いてみせる!)

 

『グローバルフリーズのために!』(ロイミュードとして…)

 

『いや、俺はあんた達を止める、力での戦いなら俺達は絶対に勝てない。だが!違う方法なら、止めるだけなら!』ゴーストはすみれの魂(アイコン)を取り出した。

 

(さくらさん、鵜さん、あなたは私達帝国華撃団が止めてみせます。)上空に浮きたつすみれ魂は魂(アイコン)となりタケルは魂(アイコン)を掴みドライバーに入れる【アーイバッチリミナー開眼!すみれ!舞台に降り立つ!トップスター!】右手に薙刀を持った仮面ライダーゴーストすみれ魂となった。

 

『す、すみれさん⁈いったいどうして?』

 

(さくらさん、私達は間違っていたのです…だからこれ以上罪は重ねさせない……仲間として…あなたを私達が止めます!)『行くぜ!』【大開眼!すみれ!オメガドライブ!】『神崎風塵流不死鳥の舞だああああ!』さくら達を薙刀から出る技で燃やし尽くす。

 

『え、な、何故か熱くない…あ、頭の中に思い出が…』(あっ、とっ、どっ、とー)『こ、これは舞台を壊した時の…』

 

(次はあたいの番だ!)

【アーイ!バッチリミナー!開眼!カンナ!チェスト!チェスト!桐島流!】『格闘スタイルか、行くぜ!』【大開眼!カンナ!オメガドライブ!】『三進天掌!なんとかやるか、はあああ!』ゴーストの打撃が決まる

 

『こ、これはあの時の』(まだまだ、いきますよ!)それは夏休みでの山越え競争したカンナと鵜の思い出であった。

 

(さくらはん、鵜はん、止めなきゃなあ仲間やから)

【アーイ!バッチリミナー!開眼!紅蘭!発明!爆発!ボン!ボン!ボン!】『おおお…すごい武装だな……撃ちまくるか!』【大開眼!紅蘭!オメガドライブ!】『チビロボ!』完全武装したゴーストのミサイル発射口からチビロボが出て爆弾を持ちながらさくら達に体当たりをかけた!

 

『か、格納庫…で…』(仕方無いなーまた壊したんかいな…しゃあないウチに任しときやー花札で負けた分サービスしてくわー)格納庫での会話を思い出す。

 

(アイリス…仲間だもん!)

【アーイ!バッチリミナー!開眼!ズッと!友達!ジャンポール!】『く、熊?ま、まあいいか。』【大開眼!アイリス!オメガドライブ!】『イリス・プロディデュージャンポール!は、恥ずいなーー』熊の着ぐるみをきたようなゴーストが不思議な光を放ち鵜達の体をジャンポールが包む。

 

『遊んだ時…』(わーい、鵜お兄ちゃんサイコーまだまだ付き合ってー)それは舞台練習をした時の記憶であった。

 

(私が止める…)

【アーイ!バッチリミナー!開眼!マリア!クワッサリー!銃は外さねー!バン!バン!バン!】『おおロビンフッドとは違うな…』【大開眼!マリア!オメガドライブ!】『狙うのか、スネグラーチカ!』銃を持ったゴーストはさくら達の肩をピンポイントで撃ち貫いた。

 

『舞台…懐かしい…あのとき…』(さくら、動きが鈍いわよ!)それは舞台で組む練習の様子を思い出していた。

 

(次は私でーーす)

【アーイ!バッチリミナー!開眼!織姫!地中海!トマトかい!レッド!レッード!】『ビームか…腕を上げてするのか。』【大開眼!織姫!オメガドライブ!】『暑く!激しく!カンツォーネ!おおりゃあああ!』ゴーストの指から出たビームが拡散し、鵜達に大量のビームが当たる。

 

『花火…きれいだったなあ…』(キレイでーすねー)中庭での花火の光景を思い出していた。

 

(僕が間違えた時、皆が止めてくれただから今度は僕が止める。)

【アーイ!バッチリミナー!開眼!レニ!青い鳥!見つけ鳥ー!】『槍かあよっしゃ。』【大開眼!レニ!オメガドライブ!】『ブラウワーフォーゲル突きだああ。』ゴーストの突きはさくら達の腹をかすめる。

 

『あの誕生日パーティー…楽しかったなあ…』(みんな…ありがとう)思い出したのはクリスマス公演での思い出であった。

 

『な、懐かしい……素敵な笑顔…』

もうあの時には戻れないのね。

舞台女優として

真宮寺さくらとして

素敵な笑顔を…

 

『さくらさん……皆…』ふたりはその場で崩れ落ちた。

 

『そ、それでも私は…』

 

 

 

 

 



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並行世界シリーズ”蛮野編”32帝国華撃団に何が足りなかったのだろうか?

残り二話ですが、追加で地獄の世界のその後を描くことにしました。それではどうぞ、


ー昭和七年ーサクラ次元32

ー地獄の世界ー

ー舞台ー

そこには仮面ライダーゴースト、ドラメッド3世、ドラリーニョ対チェリーオルフェノク、チェリーロイミュード超進化体が戦っていた。

『まだわからないのか!あんたらがやろうとしているグローバルフリーズはこれから子供達が作り出そうとしている未来を夢を笑顔を全て奪い去る行為だ!そしてあんた達の思い出を全てを否定する事にもなるんだぞ!』タケルの放つ言葉には重みがあった、命を奪われたタケルだからこそ怒りあるこの言葉が言えたのだ。

 

『わ、私は……』

確かに私は華撃団

確かに私は人々を救ってきた

でもなんで私達は幸せになってはいけないの…

私のやってる事は間違いなの?

あ…もう…だめ…な…の

 

『体がもう限界のようじゃな。』ドラメッドのいうとおりさくらの体はたび重なるカイザへの変身によりとうに限界を超えていたが、ついに崩壊の時がきたのだ。

 

『さくらさん…僕、わかりました、僕達に足りなかったのは、誰かの気持ちを考える事…それが出来なかったんです、帝都に住む人々、大神さんの気持ちを考えられなかったから、だめだったんですね。』

 

『……そういう事だったのね……………勝手に敵を倒す事だけが正義だと思い込んでいた…自分勝手な考えだったから…帝劇は襲われた…いくら001が操ってたとはいえ…元々は私達のせい…何かできた…はずな…の…に…鵜君…私を殺して……せめて…あなたの手で……』体が砂となりながらさくらは必死に鵜にすがりついた。

 

『で、でも……僕にはオルフェノクを殺す力は……』

最後の願いくらい叶えてあげたい!

愛する人の願いを!

 

『ほらよ、こいつを使いな!』なんと海堂が舞台裏からファイズのベルトを鵜に投げつけた。

 

『こ、これはファイズのベルト⁉︎で、でもこれはオルフェノクやオルフェノクの記号を持つものにしか…』さくらはオルフェノクの体になったからこそカイザに変身する事が出来ていたが、鵜はオルフェノクではない。

 

『いや、大丈夫だ、ロイミュードはオルフェノクと同じく人間の進化体だ、それにお前には愛する人の願いを叶えたい、仲間達が守り抜いた人々の幸せを夢を守りたいという気持ちによりあいつが変身させてくれるさ!』ロビーから神啓介と大神一郎、コクリコが現れた。

 

『鵜君…きみはもう気づいたはずだ、グローバルフリーズがどれほど愚かだという事、そして華撃団、花組の使命も。』

 

『そして君には仲間がいた、肉体が死んでも、間違いを止めようとする仲間がいたんだね、君はどうしたいの、君はこれからどうしたいの?』コクリコは羨ましかった、仲間に死んでもなお救ってもらう鵜に対して、そして感動もしていたのだ。

(誰かがいる、誰かが自分の事を信じてくれている。僕が地獄の世界で一番欲しかった…)

 

『大丈夫だ、お前なら変身できる…俺と同じ願いがあるならな、夢や願いを守る手伝いをさせてくれ、555と打ち込みな。』ファイズのベルトから声が聞こえてきた、その声は乾巧のものであった。

 

『話に聞いていた…乾巧さん……僕に願いを叶える力を』【Standing by】『変身!』【コンプリート】鵜の体は赤く包まれ仮面ライダーファイズへとなった。

 

【レディ】『僕はもう決めた!歴史改変マシンを壊し、地獄の世界を平和にしてみせる!だから安らかに眠ってください!』鵜は高く飛び上がりクリムゾンスマッシュをさくらに決め、さくらの体は青い炎に包まれる。

 

『ありがとう……さようなら……』そしてさくらの体は青い炎に完全に包まれ、砂となった。

 

『さくらさん…皆さん、歴史改変マシンΣは地下指令室にあります、行きましょう。』鵜達は地下指令室へと向かった。

 



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並行世界シリーズ”蛮野編”33最後に出来た友情とは誰となのか?

蛮野編、ついに決着です!明日、さらにわたしはだあれ編最終回も投稿します。お楽しみに。


ー昭和七年ーサクラ次元33

ー地獄の世界ー

ー帝国劇場ー地下指令室ー

そこには一人の男が待ち構えていた。

『ようやくわかったよ、何故真田鵜の愛によりマシンが動いていたのかを、なあ歴史改変マシンΣ、いやロイミュード066、ナオヤ!』剛達は慎重にロイミュード066に向かっていった。

 

『やっぱりばれていたか、そうさ俺は大神一郎に殺されかけた時に出てきた真宮寺直哉の裏人格ナオヤをコピーしたんだ、これにより100の真宮寺直哉の想いと俺の中の人格の真宮寺直哉の想いがリンクしたからこそ俺は歴史を繰り返せた。』

 

『なら、僕はお前を止める…止めてみせる!』鵜はファイズのベルトを腰に巻き、変身した。

 

『止めろ!貴様は折角、蘇れたのにその命を誰かのために捨てるのか!それに貴様の存在自体誰からも忘れてしまう!別世界の大神一郎はお前のコピー元真宮寺直哉を殺そうとしたのだぞ、だから俺は存在するんだ!』

 

『そ、そんな事を…俺は…』大神は下を向いた。

(俺はそんな事を…だから…さくら君……あんなにも俺の事を…)

 

『いいや!俺は一郎じいちゃんは正しい事をしたと思ってる!』剛は強く叫んだ!

 

『なんだと!』

 

『俺はどんな悪いやつだろうとそいつの気持ちを考えるようになった、一方的な決めつけではなく、様々な考えをした、だから俺は一郎じいちゃんがした事、全てに何かしらの意味がある!間違ってたとしても、誰かが止める!俺はじいちゃんを信じる家族だからさ…』剛は大神に向け笑顔を見せる。

 

『剛君…ありがとう。』大神は涙を瞳に浮かべていた。

 

『ちっ、ぱ、巴里華撃団!き、貴様らはこんな世界でいいのか!例え貴様らを愛しているとはいっても所詮はコクリコの次だ、俺の歴史改変能力を使えば、パリシィの戦いから始められるぞ!』

 

『いえ!もうそんな事する必要はありません!』

 

『わたくしたちはただ隊長を愛するだけ!』

 

『二番だろうが、三番だろうが!』

 

『それを受け入れます!』エリカ、グリシーヌ、ロベリア、花火の決意は既に固まっていた。

 

『ん、あ、あれは?!』なんとタケルの上空にピンク色のさくらの魂が現れた。

 

『天空寺タケルさん、鵜君、私にも歴史改変マシンを壊す手伝いをさせて、私は花組の真宮寺さくらだもん、子供の未来と夢…守らせて。』さくらの魂は魂(アイコン)となりタケルはドライバーに入れた。

 

【アーイ!バッチリミナー!開眼!さくら!邪を断ち切れ!破邪剣征!】今ここに右手に剣を持ち、体が綺麗な桜に包まれた仮面ライダーゴーストさくら魂が現れ、歴史改変マシンΣに剣を向けた。

『はああ!破邪剣征!桜回天満!』066の周りを花びらが舞い066の動きを封じる。

 

『そして、これを!剛さん!』鵜は剛に向かいUSBメモリとシフトバイラルコアを投げつけた。

 

『こ、これは、なんで、おめえが⁈』

 

『それには前の005のコア復活のさいのデータがあります、そしてシフトバイラルコアは蛮野が僕に預けてました。その二つを使えばチェイスさんは蘇れるかもしれません、コアのデータはあなたの持つシグナルチェイサーにあるはずです、それを使えば、チェイスさんは復活するはずです。』

 

『鵜…すまねぇ!ロイミュード、お前達はただの被害者だったんだな…俺達人間が互いに憎みあい、互いに傷つけあう事ばかりしちまったせいでお前達は憎しみばかり知ってしまった。俺達人間が互いに愛しあう気持ちがあればロイミュードも人間と仲良くできたはずなんだよ!それを信兄さんや姉ちゃんはハートとの戦いの後に気づいた、コアが破壊される寸前にしか気付けなかった…だが、まだお前にはまだコアが残っている、だからまだ、お前には助かる道があるはずだ…それを一緒に…探そう。』

 

『いえ……歴史改変マシンΣは……壊します、別世界のためにも…この力を悪用されてしまった、真宮寺直哉さんのためにも……チェイスさん、072さん、ハートさんの様に人間を愛する事が出来たロイミュードだっていました。だから僕はチェイスさんに蘇ってほしいんです。僕もチェイスさんの様にあなたの…人間のダチになりたかったのかもしれません。』

 

『な……何言ってんだよ…あんなに何回も自分を殺そうとした相手を………ダチだなんて……俺にそんな資格ねえよ!』

 

『いや!あなたは知ったはずだ!ロイミュードの思い、人間の思い全てを背負って仮面ライダーになったあなたとならダチになりたいんです。でも…僕はもう休みたい…お願いします…最後に皆さんと一緒に…帝国華撃団として全員で行きましょう!』

 

『わかりました…みなさん、お願いします!8つの魂を愛で…繋げる!』タケルはポケットから7つの華撃団の魂を取り出しさくら魂をベルトから出し力を込めて巨大な眼魂ドライバーになった!001との戦いでは、さくらの魂が抜けており、巨大な眼魂となっていたが、さくらが加わり、鵜と帝国華撃団のメンバーの思いが一つになりこのドライバーを生み出したのだ!

【バッチリミーナ!コッチニキナーバッチリミーナ!コッチニキナー!】

 

『変身!』

 

【ゼンカイガン!帝国華撃団!薙刀、空手に、氷弾、念力、爆発、聖剣、薔薇とヤリ!カーゲーキーダーン!】

 

仮面ライダーゴースト帝国華撃団魂その姿は帝国劇場のレンガのようなオレンジ色に包まれ、腰にはさくらのマークが追加されていた。

 

『……ありがとう…鵜…もう俺とお前はダチだよ、最後に俺も……やるぜ…お前とともに』【超デッドヒート!】マッハはシフトバイラルコアを使い仮面ライダーマッハ超デッドヒートとなった。

 

【必殺!フルスロットル!】

 

【大開眼!グレイトフル帝国華撃団!オメガドライブ】

 

【イクシードチャージ】マッハとファイズが飛び上がりゴーストは絶対正義帝国華撃団!(衝撃波)を放ちその隙にマッハとファイズはキックを決めた!066は大爆発し、周りが光に包まれる。

 

『さらば……みなさん…元気で…』静かに鵜は消えていった…記憶は全部…消えてしまう……だが…鵜は最後にある物を剛に投げつけた…全ての願いをその物に託して…剛に託して…

 

 

 

 

 

ー地獄の世界ー

『さてと、俺がやるのか…今は俺様の活躍する、タイミングじゃないんだがな、でも使わなきゃな、この秘密道具には夢がある、希望の種を持つものにのみ与えられる、夢が。』

 




ー仮面ライダー次元ー
『き、貴様は!ダークキバ!も、目的は何だ!』

『仮面ライダーメテオ、お前にはわかるまい、消えろぉ!』

『ぐわああ!』


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並行世界シリーズ”わたしはだあれ編”3キャラ崩壊の時間

今回擲り書きで書いたため、かなり駄文です、次回のエピローグはちゃんと真面目に書きますので、キャラ紹介も近いうちにだします。お楽しみに、どうぞ



ー昭和ニ年ーサクラ次元

ーマリアの世界ー

ー大帝国劇場ー

『とおぉー!』何を思ったか今は使われていないすみれ専用の光武登場口に十四松が入ってしまった。

 

『あれー、ボタンがいっぱい、どれか押せばなんとかなるかなー、おりゃあおりゃあおりゃあおりゃあおりゃあおりゃあおりゃあおりゃあおりゃあおりゃあおりゃあおりゃあ!』手当たりに次第に十四松はボタンを押しまくる。

 

『ま、負けてられませーん!うりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃありゃありゃありゃありゃありゃありゃありゃありゃありゃありゃありゃありゃありゃありゃありゃありゃありゃありゃありゃありゃあ』キング・オブ・ザ・天然も負けじとボタンを押しまくる、当然周りは爆発しまくり、皆がテンパる。

 

『何やってるんですか、確か…そうだ…この……これ……何でしたっけ?』総天然色は右手に出現したメビウスブレスに対しての記憶がなかった。

 

『ふ……それは多分!メンコさ…手に貼りつけて遊ぶほど、好きなんだな』

 

『そうか!ん、なあんだ!』イタイに諭された総天然色は落ちついた。

 

『まてぇ、はあはあこれは…何だ?教えてくれ!誰か教えてくれ!誰か!誰か!』あっち系はビクトランスを振り回しながら階段を降りたり上ったりしていた!

 

『それは確か、ポテチを砕いて、食べるやつだ、皆!ポテチと米を探せー!』貧乏委員の号令のもと、大半のメンバーが食堂に向かった。

 

『おい、こっちに、プリンが以上に作ってあったぞ!食べるか。』鷹岡もどきやネットショピング達がプリンを食いあさっていたら、地面から大量の弾丸が突き抜け、シコ松の息子は死亡した。

 

『いやーー何してんのー!ヤバイやばいやばいやばい!』シコ松は激痛のあまり周りを転げ、ロビーに向かった。

 

『ようするにやな!大抵のものには火薬を入れときゃええんや!あとは表現とかの影響でそんなに被害は出えへんだから、とりあえずそこにある水筒の水をセクハラ先輩に飲ませれば大丈夫や!』そう言って科学戦隊ダイナマンの指示どおり毒メガネは水筒をセクハラ先輩に渡す。

 

『これはなんだ、まあ、いい、飲むか!』

 

『あ、あれは私の……』永遠にともにが側からかけよる。

 

『あ、あの永遠にともにさん、あれは?な、なんなんですか?』

 

『ああ、あれはただの大さじ二杯の塩と大さじ三杯の砂糖を入れたキッチンクリーナーだよ。』

 

『うおえ!』セクハラ先輩はすぐさま吐き出した。

 

ーサロンー

『これは一体……』コスモプラックを置き考えてる誤認逮捕の側にバカが近寄る。

 

『それはペロペロキャンディーなんじゃない、なめればいいさ、なめれば。』バカはコスモプラックを猛烈に舐める。

 

『あ、あれは……な、なんだったけ……なあ……』必死に思い出そうとV6はスパークレンスを壁に何度も叩きつけていた。

 

『や、やばいなあ…そうだ、落ち着いてこのヘルメットにキムチを大量に入れて食べれば大丈夫だ。』そう言ってヘルメット男は自分のヘルメットにキムチを大量に突っ込んだ。

 

『違いますー、キムチに会うのはーやっぱりーホイップクリームと納豆とーバルサミコ酢を入れればー大丈夫ですよねー。』

 

『理論上問題はありませんよ。』そういってクロワッサンとメガネ(爆)はヘルメットにホイップクリーム、納豆、バルサミコ酢を入れ、そこから出た汁を集めた。

 

『これを誰にーあ、丁度いい所に、こっちに来て下ーい。』クロワッサンが声をかけた先には痛い松がいた。

 

『ふっ….何だい?ガール?』

 

『これー飲んでくださーい。』

 

『わかったぜ……ん、ん!うぉええ!』すぐさま痛い松は汁を吐き出しその場で気絶した。

 

ー地下指令室ー

『ういー、酒持っていこいやー!』酔っ払いはただ酒を飲んでいた。

 

ぎゃああああああ

 

『ん、モニター、あ、あれは猫だな、コクリコったら、勝手にあんな君悪い猫だしやがって、でも、消えてくなーー。』モニターには現れたタマ・ミケ・クロが謎の触手によって貫かれていて、花組達の記憶も徐々に戻っていった。

 

 

ー外ー

(あーあ、馬鹿みたいだねー、私が結局始末しなきゃならなくなったじゃない、まあ、いっかこの感覚で先生を殺せば……お姉ちゃんの仇を……)カエデは不気味に笑い劇場に戻っていった。

 

 

 



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並行世界シリーズ”蛮野編”34剛のカメラは何を映すのか?

残り一話です、お楽しみに、それでは、どうぞ、


ー昭和七年ーサクラ次元34

ーコクリコの世界ー

ー12時00分ー

ーアパート

『あ、あれ涙が…そういえば…あっ!し、しまった!今日は車博覧会の最終日だ!コクリコ!ジロー、カナメ、マニー、サブロー、セレーナ、シロー、サラ、起きろ!もう昼だぞ!』大神はベットから飛び起きコクリコ達を起こし急いで玄関のドアを開けると、そこにはカメラを向けた剛がいた。

 

『おはよー、イチローじいちゃん、パシャ!いい顔だよ。』大神一家の写真を撮った。

 

『あ、君は昨日あった俺の孫か!はんぶんこ刀を貸してくれてありがとう!そうだ昨日君から不思議な話を聞いたんだった、確か旅に出たんじや?』

 

『いやさ、記念に写真が欲しくてさ、ほら二枚あるから一枚あげるよ、じゃあ、また!』

 

ー教会ー

『大神さん…夢じゃないんですね………』

 

『ああ……』大神とエリカは教会にて永遠の誓いをしようとしていた、

 

『ちょい待ち、あ、いて!お、悪い悪い。ありがとな、色んな事きづかせてくれて。』剛は教会に入る時海堂とぶつかった。

 

『いいや、今回の戦い力になったのは俺じゃない。乾と鵜だ…あいつらの思いがこんな幸せを作ったんだ、まあ…草加が迷惑かけちまったしな…』

 

『よし、あんたも一緒に写真に映らねえか、記念によ。』

 

『ああ。』パシャ!

 

ープライベートビーチー

『もう…離さないぞ…』

 

『ああ…離れる気なんて毛頭ないさ』

大神とグリシーヌはブルーメール家専用のビーチに来ていた。

 

『っづ!』グリシーヌの足に貝殻が刺さる。

 

『だ、大丈夫か!グリシーヌ!』

 

『あ、ああ…貝が刺さっただけのようだが。』

 

『すぐに医者に連れて行く。俺が抱いて行くよ。』大神はグリシーヌを抱きかかえる。

 

『きゃっ!貴公も……大胆だな。私にこんなことをするなんて……』

 

『でも……仕方ないだろ……歩けないんだから。』

 

『もう……よい、わかっていっているのだ。』

 

『確か、あのコテージには昨日会った神さんがいるはずだ。』

 

『隊長……神啓介に会いに行く前に言っておく……私にとって……最も価値のあるもの……本当に…手に入れられず…激しく……後悔したもの……それは貴公なのだぞ…私を愛する……想いが……貴公の体を…分けたんだな……もう…私には貴公のことしか。考えられぬ……』

 

『グリシーヌ……分身する前はごめんね……でも俺は君を愛する大神一郎だ…他の皆を気にする必要はない…』

 

『ああ…貴公は…もう…私だけのものなのだろ?』

 

『ああ…ずっと側にいるよ。』二人はコテージに向かった。

 

ーコテージー

『神さん、今回はありがとうございました、あなたが来てくんなかったら、かなりやばかったですよ。』大神とグリシーヌが来る前に剛が神のもとへと来ていた。

 

『俺はただ…伝えただけさ…戦いの意味を……命を賭けたあいつの事を…』

 

『お、キタキタ、神さん一緒に撮ってみない、皆で。』パシャ!

 

ー裏道ー

『ロベリア……』大神とロベリアは見つめ合っていた。

 

『まさか…こんな方法があったとは思わなかったよ、もうこの鎖を断ち切るものは何もないからよ…』ロベリアはがっちりと大神に鎖を付ける。

 

『ああ…ん、ド、ドラリーニョ!』ふっとロベリアが横を向くとドラリーニョがサッカーボールを蹴っていた。

 

『あれ?こんな所で何やってるの?もしかしてーーサッカーでしょ、一緒にやろう。』

 

『そ、そのノリはなんか嫌だー!に、逃げるぞ、隊長!』ドラリーニョはエリカにどことなく似ていたためロベリアは大神につけた鎖を引っ張り逃げだした。

 

『ろ、ロベリアー、ちょつ、ご、剛君!』パシャ!

 

『ほら、写真あげるよ!じゃあね、一郎じいちゃん、ロベリアばあちゃん!』大神に写真を渡し剛は別の場所へ向かった。

 

ーレストランー

『花火君…君は遠慮していたんだね…俺を愛していたのに…俺や…皆に気をつかっていたんだね。』大神と花火は見つめ合いながらレストランの席についていた。

 

『はい…でも…もうその必要はありません…これからはあなたとともに…過ごします…』花火は大神の手を強く握った。

 

『おー、大神君、花火君!来てくれたんだな。』そこのレストランは北斗の友人が働いており、北斗は数日手伝いに

 

『はい。ぜひ北斗さんの料理を食べてみたくて、それにあなた達が来てくれたからこそ、皆が幸せになっています。』

 

『よおー、一郎じいちゃん、花火ばあちゃん、北斗さん。いい笑顔だねー、写真撮らせてよ?』レストランの入口から剛が入ってきた。

 

『ああ、一緒に撮ろうか!』パシャ!

 

ー花屋ー

『あら、大神さん、シーさん、え!そ、その指輪!ま、まさか!』花屋の店員のコレットさんは大神とシーが肩を組んで歩いていたので、声をかけた。

 

『はいーこれからは大神シーと呼んでくださいね〜〜ダーリン♩』

 

『おー、二人とも幸せそうじゃな。』

 

『お、ドラメッド!ありがとう、君が持ってきた秘密道具のおかげで俺は幸せになれた。』

 

『いやいや、御主の思いがはんぶんこ刀の力を最大に発揮したんじゃ。』

 

『やっぱりここかー、一郎じいちゃん

シーばあちゃん、ドラメッド、記念に写真撮ってもいい?そこのお嬢さんも一緒に。』

 

『ああ、我輩を綺麗に撮るんじゃぞ。』パシャ!

 

ー高台ー

『メル君……これから俺とともに生きていこう。』大神はかつてコクリコと話をした高台で巴里の街を眺めていた。

 

『はい……私…今すごい幸せです。』メルは大神に寄り添う。

 

『大神さん、メルさん。』横からタケルが走ってきた。

 

『タケル君か、君達のおかけで俺は幸せになれた、ありがとう。』

 

『いや、俺はただ側にいただけだ、本当に役に立ったのは俺じゃない。』

 

『お、タケル、一郎じいちゃん、メルばあちゃん、丁度いい、写真撮らない?二人の永遠の幸せを願って。』

 

『ああ、頼むよ、剛。』パシャ!

 

ードライブピットー

『やった 成功よ、クリムのおかげだわ!』ドライブピットでは沢神りんなとクリムが剛からおくられてきたコア復旧プログラムを使いチェイスのコアを復活させる事に成功したのだ!そして新たな体を与えられ、起動しようとしていた。

 

『俺は…蘇えったのか……』チェイスはまじまじと自分の体を見る。

 

『そうよーただ要望どおり、あなたの体はあと70年ほどしたら壊れるようにしてあるわ。本当にそれでいいの?』

 

『ああ、人間は…短い命だからこそ…輝いている…俺も…そうありたい…』

 

『だが…チェイス…これから君には戦ってもらわなくてはならない…すまない…』

 

『いいんだ、クリム、俺が出来ることならなんでもやる…』

 

『じゃあ、早速お願ーい、道案内してきて、はいこれ、他の仮面ライダーにも渡してあるわ、大量に作ったシフトスライド、これを使えば、別次元にも 並行世界にも簡単に行けちゃうのよ。』りんなはチェイスに数枚の資料とシフトスライドを渡した。

 

『このシフトスライドを使えば剛君のいる次元に行けるわ、頼んだわよ。』

 

『わかった…』チェイスはバイクに乗り別次元へと向かっていった。

『俺が戦い以外に役に立てる…悪くない…』

 



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並行世界シリーズ”わたしはだあれ編”4未来の束縛

今回は真面目です。明日、蛮野編、わたしはだあれ編最終回お楽しみに、どうぞ、


ー太正十五年ーサクラ次元

ーパリシィの世界→ロベリアの世界ー

ーシャノワール支配人室ー

大神達6人はあの記憶騒動の後、皆、それぞれの次元へと帰っていった、そして大神達はグラン・マに呼ばれていた。

 

『グラン・マ、失礼します。』

 

『皆、揃ってるようだね…話がある。』

 

『話って……何ですか?』

 

『ムッシュ…あんたは今すぐ、帝都に帰ってくれという命令が出ている。』

 

『えっ……グ、グラン・マ……何冗談言ってるんですかー。』

 

『……こいつは冗談なんかじゃない…正式な要請さ……』グラン・マは下を向く。

 

『グ、グラン・マ!グラン・マも知ってるじゃないですか!大神さんが帝都にいった未来をあなたもみたはずですよ!つまりグラン・マは大神さんに死ねっていっているんですか!』エリカは机をバン!と叩いた。

 

『まあ……あの世界は平和になっていた……そういうことさ……』

 

『グラン・マ!いくらグラン・マといえどこればかりは聞けぬ!』グリシーヌはグラン・マに斧を向ける。

 

『わかりました…』大神は支配人室を出て行った。

 

 

ーロビー

『イ、イチロー!な、なんで!なんで!帝都に行ったらイチロー死んじゃうんだよ!ねえ!ねえ!』ロビーにて花組は大神を問い詰めていた。

 

『ああ…』

 

『大神さん、気付いたんじゃなかったんですか、自分一人が死ねばいいだなんて思う事がどれだけ愚かであるという事を。』花火は怒りの顔を大神に見せる。

 

『だが、俺が行かなければたくさんの人が死んでしまう、誰かの笑顔が奪われてしまう、そんな未来になるくらいなら!』

 

『……だが、じゃねぇ!あんた自分の命は自分だけのものと勘違いしてんじゃねえよ!また寝ぼけちまったのか!』ロベリアは大神の襟をつかむ。

 

『わかっているさ…わかっている…だけど…だけど…未来がそれを許さない…俺に戦えて命令してきているんだだったら俺は戦うさ。』

 

『それで大神さんはいいんですか!本当にそれでいいんですか!』エリカは涙を流し大神を見つめる。

 

『いいわけはない…だが、わかるだろ俺の気持ちは…俺には帝都を君達を守る義務がある……だから俺は帝都に行く。』

 

『わかったよ……行きな…』ロベリアは大神の襟を離した。

 

『だが…もし俺がピンチになった時は情けないかもしれないが君達に助けてほしいと思っている。こんな勝手なお願い、聞いてくれるかい?』

 

『なーに言ってるんですか、私達はどんな所にいっても仲間ですよ、だからいつでも助けに行きます!』エリカはボンと胸を叩き、涙を拭い払った。

 

『ふっ…受け取りな。』ロベリアは大神に手紙を渡した。

 

『これは……』

 

『じゃあな、しっかり見とけよ、元気でな。』

 

『また、会う日までさよーならー。』

 

『さらばだ…』

 

『バイバイーまた、会いに行くから』

 

『さようなら…またいつか。』エリカ、グリシーヌ、コクリコ、花火も大神に別れをいい、大神は自分のアパートに向かい、準備をして、帝都へと帰っていった。

 




次回予告
イヤミ『どーも、イヤミざんす、え、知らない?シェー!ミーを知らないだなんて、どういう事ざんすか!そー、言えばこの作品じゃーミーまったく知られてない、ざんすね、しかもカラ松だけが主役の回もあるなんて、許せないざんす!今度こそ、今度こそ目立つためにミーは再度主役争奪レースを開始ざんす!優勝者には並行世界シリーズの主役になれるざんすー、開催日は未定ざんす、お楽しみにざんすー。』


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並行世界シリーズ”わたしはだあれ編”最終回三人の家族

今夜7時に蛮野編最終回投稿しまーす!明日からは織姫編までーす、お楽しみに、それではどうぞ。


ー昭和二年ー

ーサクラ次元ーマリアの世界ー

ー大帝国劇場ー

マリアはテラスにて夜空を見ながら酒を飲んでいた。

『隊長……別世界のあなたも……やはり隊長のままでしたね……うれしかったです……』

あなたはいつものまま

私が愛した大神一郎さん

誰かを自分の命をかけて守り

自分が犠牲になればって考えている

確かにこの世界は平和になった…

でも……子供にとって父親がいないだなんて…あまりに不幸じゃないですか

子供は父親の背中を見て育つといいます

それはあなたなんです。

父親大神一郎なんです。

なんででしょう…もうわりきっていた

はずなのに……ついつい……未練がましく…

空の上から心配かけてすみません…

でも……私はこの子とあなたと三人でどこかに行きたかった。

食事でも…遊園地でも…巴里でも…

どこでもいいから私は行きたかった…

家族三人で……

……………すみません………あなたは…今、空の上でしたね………

……迷惑でしたね……

……イチロー………ごめんね……

ママがちゃんとパパを守っていたら…

 

マリアは側にいたイチローの頭をそっと撫でた。

 

『エァッ!』なんと急に目の前の建物と建物の間にウルトラマンゼロが降り立った。

 

『ぇ!あ、あなたはウルトラマンゼロ!う、宇宙に帰ったんじゃ?』

 

『忘れ物を返す時がきたようだぜ…』

 

『忘れ物?どういう意味?』

 

『実はな、俺は大神一郎の肉体をコピーしていたんじゃない、借りていたんだ、今まで、ずっと、だから心はウルトラマンゼロで、体は大神一郎なんだぜ。』

 

『え……』(ど、どういう事……)

 

『ミカサ落下の時に大神一郎が死亡する瞬間、俺は即座に肉体に乗り移り、代わりに大神一郎そっくりに出来た人形を置いてきたんだ。あまりに傷が酷くてな、直せないかもしれなかったんだ。だから念のために死亡させていた、だが、あいつは強い精神力により生き残り、やっと傷が完治し、意識が蘇った、だからもう俺の役目は終わりだ、ほらよ。』ゼロのカラータイマーから大神一郎がテラスに飛びうつった。

 

『よっと、ありがとう、ゼロ!また会おうな!』

 

『ああ!奥さんと子供大切にしろよ!デェアッ!』ウルトラマンゼロはそのまま次元の穴へと入っていった、そして次元の穴は消えた。

 

『ほ……本当に……た…隊長おお!』マリアは号泣しながら大神に飛びついた。

 

『マリア…約束しただろ…帰ってくるって…少し遅くなっちゃったけど。』

 

『遅すぎです…どれだけ!どれだけ!私はあなたに会いたかったと思っているんですか!』

 

『マリア…これから俺は不器用ながら俺は君と共に歩む。父親としてそして君を愛するものとして…マリア・タチバナさんぼくと結婚してください。』大神は指輪を見せた。

 

『一郎さん……はい。』マリアは指輪をはめた。

 

『綺麗………』指輪が月の光により輝く。

 

『君もだよ……マリア…』二人は抱きしめ合う、強く強く。

 

『一郎さん……』二人を別つものは何もないだろう互いを愛しあい手を取りあい。失う辛さを知った二人ならばもう大丈夫だろう。

 

(大神一郎、意識がなくても仲間のためにちょくちょく俺様にアドバイスしやがってよ、たくーまあ、あいつといた数年も悪くはなかったがな、じゃあ行きますか、幸せにな。)ゼロは自分の次元へと帰っていった。



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並行世界シリーズ”蛮野編”最終回愛の約束を叶える二人の神は誰なのか?

最終回です、次回織姫編です。どうぞ、


ー昭和十七年ーサクラ次元35

ー地獄の世界ー

ー巴里ー

『世界の平和は保たれた!東洋の侵略者は全滅だ!フランスの正義に栄光あれ!』

そこには戦争の勝利に喜ぶ巴里市民がさわいでいたが、一人の女性は物陰から寂しくその様子を見ていた。

 

なにが平和だ……

なにが勝利だ……

なにが正義だ……

だれが好きこのんで戦争なんか……

大切な人を失った人はどうするんだよ……

イチロー………ねえ……イチロー………エリカ……グリシーヌ…ロベリア……花火……楽しくやってる?……僕は…なんとか頑張って生きてるよ……たとえ…一人でも……頑張ってるよ…みんな…お空の上から僕の事見ててくれるから寂しくなんかないよ…………しばらくそっちにはいけないみたい…もうすこし生きていこうと思うんだ、だから僕は笑うんだ。一人で…………………………………………………………………………………………………………いやだよ………やっぱり…一人は…寂しいよお……涙がまた出てきちゃった…何度も何度も泣いたのに……まだ出てきちゃう…わがままでごめんね…神様…もし…いるなら…お願い…が…あるんだ……僕に…約束を…叶えさせて………イチロー…昔…ある……約束…したよね…

 

 

イチロー

ボクはいつかきっとトーキョーに行く

約束だよ

そしたら

そしたらさ…

ボクをイチローの…

 

『その約束なら叶えられる。俺の仲間のおかげでな。』コクリコの前にチェイスが現れた!なんと創世王との戦いで復活していたクリムの力と鵜のデータによりチェイスは生きかえり、シフトスライドというシフトカーを使い、この世界へと現れたのだ!

 

『だ、誰!な、なんで僕の考えが!』

 

『もうこの偽りの時間は消え去りお前の願いは叶う。』周りが光に包まれコクリコは目を瞑る。

 

ー地獄の世界→平和の世界ー

ー太正十六年ー

ー教会ー

『え…こ、ここは教会!…ぼ、僕の格好、ウェディングドレス⁉︎ど、どういう事!』なんと歴史が変わり教会にて今日ここで大神一郎とコクリコが結婚しようとしていたのだ。

 

『これが真実だ。』目の前にはチェイスがいた。

 

『えっ、ど、どういう事!』

 

『つまりお前はもう一人じゃないという事だ、家族ができるようだ、俺の役目はここまでだ…さらばだ……』チェイスは後ろに振り向き歩いていった。(あの人間は剛や霧子、進ノ介にとって大事な家族だ、俺はそんな家族を守れた、悪くない…)

 

『コクリコ、こんな所にいたのか、もう始まるぞ、式。』横から聞こえてき男の声、それはコクリコにとって一番聞きたかった声、最愛の人間大神一郎の声であった。

 

『えっ……イ、イチロー……な、なんで?ど、どうして…うっ…うっ…』コクリコは大神を強く強く抱きしめた。

 

『コクリコ、もう大丈夫だ、俺はどこにもいかない、ずっと一緒だ、さあ、行こうか、未来に、俺と一緒に、皆と一緒に!』目の前には笑顔で二人を迎える花組の仲間がいた!もうコクリコは一人ではない!戦争はなくなった!もう地獄の世界は存在しないのだ!

そしてはんぶんこ刀により大神は別れそれぞれの花組と結婚したため、愛による憎しみもなくなったのだ!

 

『うん!』コクリコは大神の手を強く握りしめた、互いの手の温もりを忘れないように…もう離れないように…

 

ーコクリコの世界ー

『まさか…こんな方法があったとはね花組の誰もが納得する…22世紀の技術と一郎じいちゃんの希望の種の奇跡か……チェイスも蘇った…今度こそダチとしてお前に会う、話をしてやるよ、真田鵜というダチの話を……』はんぶんこ刀は使ったら5時間ほどの効果しかなく、一度使ったら同じ人間は二度と使えないのだが、希望の種の力により完全に分離し、効果がきれることはないのだ!しかも大神の中にある花組を愛する気持ちが分離するため、未練がなくなるのだ!

 

『真宮寺直哉か…俺はあいつに今は会わねえが……真宮寺さくらの力になるかもしれない……行くか!あの次元に、だってお前のコピー元だしな、』剛のかばんの中にはあるはずのない物があった、赤いバイラルコア、それは剛が唯一記憶を忘れなかったのがその赤いバイラルコアを持ったからである。そして、花組以外のメンバーは鵜がいた事のみ忘れていたのだった。

 

『殺戮革命連合…光組…一郎じいちゃんがお前が託してくれたものを守りぬくために戦う!どんな方法を使ってでも、家族として…ダチとして…』

 

剛は撮った7枚の写真を財布に入れ、次元を超えた。新しい明日のために

自分の家族のために

 




俺達はつながっている
今を生きる俺やお前の笑顔は
今はもう誰かもわからないどこかの
誰かが…
それぞれの時代を生き抜き流した
血と…汗と…
ちょっぴりの笑顔で
紡がれているということを
忘れないでくれ…
あいつらの事を…
記憶がなくても…
いたという事実だけでも…
覚えていてくれ…
ロイミュードという……
人間の心に翻弄された…
犠牲者の事を……
悲しき生命体の事を……
それが俺の永遠の願いだ…
詩島 剛


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第四章帝国華撃団修業編後半
暴れるグランチャー


久しぶりに本編投稿です!織姫が修業に向かった次元はなんとグランチャー、ブレンパワードと呼ばれる生きた機械がある次元でありました!それでは、どうぞ、


ー平成十二年ー

ーブレンパワード次元ー

ー山中ー

『中尉さん……なんで…ですか…』

なんで私を一人にしたんですか!

なんで中尉さんは死ななければならないんですか!

なんで愛し合った二人が引き裂かれなければならないんですか!

なんで…どうして…

 

織姫は嘆いていた、大神に対する思いで頭の中がいっぱいであった。それもそのはず大神が帝国劇場を離れた日…最後までともにいた仲であるからだ。

 

『これから…何をしろというのですか…どうせ……中尉さん…パパ…』織姫の父親も帝都に住んでいたために大爆発に巻き込まれていて……

 

ドーン!謎の爆発音が聞こえ織姫が見た先には村で暴れる

 

『な、なんですか!ん、あ、あれは⁈り、霊子甲冑じゃありませーん!この世界の兵器でーすか!仕方あーりませーん、私が…』織姫は懐ろから光武を取り出そうとしたが、手が止まった。

 

(今、わたしなんかに…何が…でも…やるしかありません。)織姫は懐ろから光武を取り出し、地面に置き、ビックライトで大きくし、乗り込んだ。

 

ー村ー

『こんな村!こんな村!こんな村ーーーー!』グランチャーのパイロットは叫びながら村を破壊しつくしていた、家を踏み潰し、小屋を叩き潰し、銃を乱射していた。グランチャーとはプレートと呼ばれるものから生まれた生きた機械である。そしてブレンパワードと呼ばれる存在と敵対している。ブレンパワードもプレートから生まれるが、何故か敵対しあっている。

 

『やめるでーす!』織姫の光武はグランチャーに飛びかかり飛んでいたグランチャーを地面へと引きずり降ろした。

 

『なんだ、それは‼︎新しいブレンパワードか!グランチャーか!反応がない…何か別の機械…まあそんな事はどうでもいい!邪魔する者は全て壊してやらあああ!』グランチャーは銃を構え織姫の光武二式に向けてビームを放つ。

 

『ん、に、虹色のビーム!なら、こっちもでーす!』織姫も対抗して指からビームを放ち、互いのビームがぶつかり合い消滅した。

 

『なに!あのビームは、黄色……ブレンパワードでもグランチャーでもない…まさか!アメリカ軍か…だったらあああ!』グランチャーは剣を取り出し、高速スピードで光武二式の両足を切り落とした。

 

『きゃあ!な、なんて…スピードですか!…そ、それに…バスコとの戦いでもう…ボロボロでーす…』織姫はなんとか光武二式の右の人差し指でグランチャーの顔らしき部分にビームを当てた。

 

『ちっ!だが、あの機体はもう、動かない。聴きだすか、今のアメリカ軍の事を…そして…あの野郎の子供を!』パイロットはグランチャーから降り銃を構え織姫の光武二式のコックピットを強引に開けた。

 

『…とっとー殺すでーす…どうせ……あなたは私を殺しにきたんですねーーバスコの命令でーすか!』

 

『バスコ‼︎誰だ、そりゃ、て、てめぇアメリカ人というよりはイタリア人だな…って事は……てめぇ!アメリカ軍じゃねえのか!』

 

『ア、アメリカ軍!違いまーす!わ、私はソレッタ・織姫、帝国華撃団所属のイタリア人と日本人のハーフでーす!アメリカ軍なんて知りませーん。』

 

『帝国華撃団?なんだ、そりゃ、それにそいつ…グランチャーでもブレンパワードでもない…そりゃ、何だ?』

 

『グ、グランチャー⁇ブレンパワード⁇こ、これは光武でーす!いったい何の話ですか?』

 

『互いの意見が複雑だな、いったん話し合おう、ほら、銃はそこに捨てておく、おめえがアメリカ軍でない以上、すぐに殺したりはしねえよ。』グランチャーのパイロットはその場に銃を捨て織姫も光武から出た。

 

(今は、話し合うだけでーす…私はあのロボットやこの世界についてまだ何も知りませんから。)

 




ー仮面ライダー次元ー
ーウィザードの世界ー
今ここではウルトラセブン、仮面ライダービースト対仮面ライダーダークキバの戦いが繰り広げられていた。
【バッファ!シックス!セーバーストライク!】『おりゃあ!』ビーストはダークキバに向け、技を放つが弾かれてしまった。
『仁藤君、やはり君の魔力は、ヘルヘイムの実を奴等に奪われたばかりに…』
『おおっと…皆まで言うな、大丈夫だ、なんとかなる、こいつを倒せばな!それにあんたが倒れたら、ノバショッカーの思うツボだ。』
『わかっている、だから、やられはしない。ダァッ!』セブンはダークキバに向け、エメリウム光線を放つ!
『甘い!はぁっ!』セブンのエメリウム光線を消し去るビームが降り注ぎ、セブンは変身を解除されてしまった。
『今だ!』グレムリンは超スピードで移動し、ウルトラセブンのカプセルを一つ奪っていった。
『グレムリン!てめぇも生き返ったのか!とっととキマイラに食われやがれ!』【ファルコン!ゴー!ファ、ファ、ファルコン!】『おりゃあ!』ビーストはグレムリンに突進するが、グレムリンは素早く避け、別次元の穴を開け、ダークキバ達と共に逃げてしまった。

『ちくしょう!だが、ヤベェな……真宮寺一馬が奪われちまった、晴人頼んだぞ。』


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裏切りの家族

少なめです。どうぞ、


ー平成十ニ年ーブレンパワード次元ー

ー山ー

そこには二人で話をする、男女がいた。

『俺の名前はトナカ・サッシ。グランチャーと呼ばれる機械を操るパイロットで、元アメリカ軍だ。』

 

『私は別世界から来たソレッタ・織姫帝国華撃団花組の一人でーす。この世界に偶然きたんでーす、そうしたら、暴れ回るあなたを咄嗟に止めたでーす。』

 

『俺はな!オルファンという組織との協力のためにアメリカ軍は、ノヴィスノアという組織との戦いの最中、核ミサイルの作戦を立てた、だが、一部のメンバーが裏切り核ミサイルは全て撃ち落とされた…その作戦の失敗の責任を敵部隊の足止めに失敗した部隊の隊長である俺に全責任を押し付けやがった!そして俺はアメリカ軍を脱走し、アメリカ軍から追われる身になったのさ!』

 

『それで…あんなにも…』

 

『それによ……俺に責任を擦りつけたのは、おふくろなんだぜ!』

 

『お、お母さんが……』

 

『だから俺はおふくろが俺を育てたこの村を…ぶち壊したかった!お前にわかるか…血を分けた家族に裏切られた…俺の苦しみが!』

 

『ちょっとだけ……わかりまーす。』

 

『何?』

 

『私のパパもママと私を捨てたからなんでーす。』

 

『そうか……』

 

『でも……違ったんでーす。パパは私やママのために……止む無く…私達の元を去りました……その事を私は知らず…私もあなたのようにパパを恨みました…でも!私はその事に気付いた!あなたのママもきっと!あなたのためを思って、無理矢理……』

 

『そんなわけねぇよ!おふくろは本気で俺を殺そうとしていた!ただ自分の地位が危ないから俺を犠牲にしただけだ!だから俺はおふくろの記憶を否定するために村を破壊した!俺の親父は俺が産まれてすぐに事故死してよ!たった一人おふくろしかいなかった!お前と違って頼るべき奴が生きてすらいねえんだよ!』

 

『で、でも……』

 

『うるせぇ!おれは否定する!この村全てをグランチャーで破壊し尽くしてやる!』

 

『やめるでーす‼︎』織姫はトナカの足をひっかけ、グランチャーに乗り込んだ。

 

『これを動かせばー村への被害は…』

織姫は無理矢理グランチャーを動かそうと霊力を振り絞るが!

 

『きゃあああああ!』グランチャーから織姫の意識に記憶が流れ込む!

 

『ほらな!グランチャーを制御できやしない!暴走しちまうのがおちさ!ん、あ、あれは!バロンズゥ‼︎ジョナサン・グレーかあああ!ちくしょう!待っていろ、貴様は!貴様は!グランチャーがなくても!』

 

『あいつも……囚われているのか……親への誤解と…知らない事を……』

 



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過去のトナカ

オトナハイチュウいざ、食べてみます!どうぞ、


ー平成十二年ー

ーブレンパワード次元ー

ー山ー

『あ、あたまが…あ、あなたは…生きてるん…で…お願いでーす…教えて…ください…あなたは…何故…そんなに暴れて…』織姫はグランチャーのコクピットの中でグランチャーの精神を読み取ろうとして、頭にある映像が流れた。

 

『ん…こ、これは!パパ!ママ!』そこにいたのは織姫の父親と母親が別れようとしていた風景が映しだされた。

 

『すまない……』泣きじゃくる女性は若き日の織姫の母を抱きしめる織姫の父親は軽くつぶやいた。

 

『なんで……なんで……』涙ながらに織姫の母は父から離れていった。

 

『これは……パパ、ママの若い時の…まだ私はママのお腹の中にいた…』それは織姫が知るはずのない母と父の別れの場面であった。

 

『あ、あなたは私にこれを見せて何をさせたいんですかー!あなたは生きているんでしょ、だったら、なんであの男なんかに力を貸すんでーすか!反抗したって、いいはずでーす、ああっ!こ、こんどは、な、何を……』グランチャーは織姫に新たな映像を脳に送り込んだ。

 

ー過去ー

ーオルファンー指令室ー

『あなたのせいよ!あなたの部隊がしっかりとノヴィスノアの連中を足止めしていれば、核ミサイル攻撃は成功していたのよ!この出来損ないが!』そこには司令官らしき女性と頭をさげるトナカがいた。

 

『す、すまねえ!おふくろ、こ、こんなミスは二度としねえ、頼むよ、なあ、俺を見捨てないでくれよ、なあ!なあ!』トナカは必死に頭をさげる。

 

『黙りなさい!あなたをもう息子だなんて思わないわ!潔く私の元から消えなさい!目障りだわ!連れて行きなさい!』側にいた二人の男がトナカをがっしりと掴み部屋から追い出した。

 

『おふくろおお!おふくろおお!』トナカは必死に扉を叩くが扉は開かなかった。

 

ー現在ー

ーグランチャーのコックピットー

『こ、これが、トナカさんの…過去、そうですか、あなたはトナカさんの悲しみを知った、だからなんとかしてあげたくて力を貸していたんですね……あなたがトナカさんの過去を知れたなら、私の過去を…知ってください…』織姫は自分の過去を思い出し、グランチャーに伝えた。

 

ー山ー

『ジョナサン・グレー!貴様のせいで!貴様のせいで!俺は!俺は!』トナカはバロンズゥから降りてきたジョナサンに銃を向ける。

 

『お前がトナカ・サッシュか、俺を怨んでいるみたいだな。』

 

『ああ、そうさ!お前がノヴィスノアに味方したせいでな!』トナカは銃口から放たれた弾丸をジョナサンは軽く首を横に動かし、避ける。

 

『あの核ミサイル攻撃は命令なしで行われた、お前に罪はない!』

 

『いいや!てめえらオルファンと違ってアメリカ軍はそこんとこはしっかりしててな、部隊長である俺の責任にしやがった!しかもな俺に責任を擦りつけたのは、俺のおふくろなんだよ!お前にわかるか……父親が俺が生まれてすぐ死んだ俺にとって、たった一人の家族であるおふくろに裏切られた気持ちがてめえにわかるかよ!』

 

『それは俺が一番よく知ってるんだよ!』

 

『なんだと!』

 

『俺には父親がいなく、母親しかいなかった、それはお前と同じさ、だがな、お前はいつも側に母親がいたじゃねえか、俺のママンはいつも帰ってこなかった!クリスマスプレゼントさえくれなかった、ママンだったよ!でもなあ、最後に最後に、俺のママンは最後に自分の生命を削ってまでも、俺のわがままを許してくれた、それに俺は気付けなかった、お前のママンにだって…』

 

『黙れ!貴様のおふくろはそうかもしれないが、俺のおふくらはそんないい奴じゃねえんだよ!』

 

『そんな事ありませーーん!』なんとグランチャーが飛び上がった、織姫の過去を読み取ったグランチャーが織姫のしじに従ったのだ。

 

『ま、まさか、な、何故だ!何故お前はそいつの言うことを。お前も俺を見捨てるのか!』

 

『違いまーす、乗ってくださーい、今からあなたをある場所へと連れていきまーす、そこであなたは真実を知りまーす。』グランチャーはトナカの側に着陸した。

 

『わかった。』トナカはグランチャーに乗った。

 

『おい、そこの嬢ちゃん、俺もついていく、いいか?』

 

『いいでーす、しっかりついてきてくださーいね。』グランチャーは光を出しながらある場所へと向かった。

 



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墓と母

今日は余裕があったので、特別に昼に投稿しました!どうぞ、


ー平成十二年ー

ーブレンパワード次元ー

ー墓場ー

グランチャーとバロンズゥは墓場の側に降りたち、織姫達はジョナサンの案内通りある墓に向かった、そこにあった墓には名前が彫られていた。

 

『サチ・サッシュ……ど、どういう事だ…この名前は…お、おふくろ……これはどういう事だああああ‼︎‼︎』トナカはジョナサンに掴みかかる。

 

『実はな、あの後お前は殺されるはずだったんだよ。』

 

『な……な…』

 

『お前らアメリカ軍にとって禁じ手である核をオルファンは勝手に使いやがった、それが成功しているならまだしも、失敗しちまった以上この事をもみ消そうとし、お前を処刑しようとした、だが、お前の母親はお前を追放した。それにより、お前の母親はお前の代わりに責任を負わされ殺された。ただそれだけだ。』

 

『そ、そんな……そんなあああ!すまねえ!おふくろ!』

 

『気付くのが遅すぎたんだ、俺もお前も、相手の隠された心を知った時、初めて相手の幸せに気づけた、わかりずらいかもしれねえが、気付けなかった自分に腹が立っている…』

 

『ジョナサンさーん……ん、グランチャー?どうしましたかー?え、乗りこめって?』グランチャーの声が聞こえた織姫はグランチャーに乗りこみ、グランチャーが流した映像を見た。

 

ー過去ー

『織姫君……俺は君が好きだ…だが…花組の皆の事も愛している……俺は全員に笑顔でいてほしい……君の喜ぶ顔が見たいと同時に皆の悲しみ顔をみたくないんだ……すまない……ふっ…情けないなあ、俺、花組の隊長なのに、君を愛しているのに…な……悪口言ってもいいさ……こんな男には……』

 

ーグランチャー内部ー

『ちゅ……中尉さーん……あなたは…優しすぎまーす……それが私は大好きだったーんですが………そんな事を今更気付くなんて…遅すぎまーした…』涙を流す織姫を側にいたジョナサンは諭した。

 

『でも、遅かったとしても、気付けた、気付かないよりはましだったろ、ならわかっているだろう。これから何をすればいいか、ぐらいは。』ジョナサンにトナカは近寄る。

 

『ああ……これから助けてもらった命を大切にする…それがおふくろに対する最大の幸福だから。』

 

『はい…わたしもわかりまーした。中尉さーんがくれたこの命を大切にしていきまーす。ありがとうございまーす、ジョナサンさーん、トナカさーん、そしてグランチャーさーん。』織姫は涙を拭き取り空を見上げたこれからの未来を信じるように。

 

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

ーゆりの噴水広場ー

『お前か!メテオを襲ったのは、一体何が目的だ!』仮面ライダーバースの変身者である後藤は別世界から来た紅音也に向け銃を構えた。

 

『俺の目的……力さ、やつをディケイドを倒す力を。』

 

『そうか、だからメテオ達国際警察を襲ったわけか、だが、刑事として仮面ライダーとしても後輩の進ノ介に負けるわけには、いかないからな…変身!』後藤はバースに変身した。

 

『ガブッ!』『変身!』音也もダークキバへと変身した。

今、ここで戦いが始まろうとしていた!



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フトゥーロ・クルーデレ

織姫編最終回、どうぞ、


ー平成十二年ー

ーブレンパワード次元ー

ー墓地ー

『おーい、待てぇ!』織姫達の後ろから誰かが大声を叫んだ。

 

『誰だ!まさか、またアメリカ軍が、おふくろの仇め!』トナカは振り返り銃を構えた。

 

『いいえ、トナカさん。ちがいまーす、確か…エルマタドーラさんでしたーよね?』なんと後ろにいたのはエルマタドーラであった。

 

『おう!そうだぜ、ちょっとあんたらにプレゼントがあるんだよ。』

 

『プレゼントだあ?』

 

『ほらよっと!』エルマタドーラの後ろから黒崎レイジが現れた。

 

『どうだ…会ってみたくはないか、自分の親に……大切な……人に……』

 

『えっ!』

 

『で、出来るのか!もう一度おふくろと会う事が出来るのか!』

 

『ああ…どうしてもお前達の事が他人の事と考えられなくてな、俺も昔はおふくろを睨んでいたんだ。』黒崎レイジとは仮面ライダー次元の電王の世界の時間警察という時間改変をする悪人を捕らえる組織の一人で、時間改変をしようとした、海東大樹(仮面ライダーディエンド)およびモモタロス達4人のイマジンを逮捕した。黒崎はかつて母親に捨てられ、海東によって自分の家の家宝の銃を盗まれたりなどして、他人を誰も信用しようとしなかったが、捕らわれた海東達が脱走し、家宝の銃を盗まれた日に海東達が時を超える列車デンライナーに乗り逃げ出した。海東は黒崎の家の家宝の銃が入った箱を盗んだはいいが、銃以外にも何か手紙が入っていて、それを確認している時に現れた警官が海東に向け、発泡し、箱を手紙と一緒に川に落とし、銃は傷がつき、銃は結局盗めなかった。それを悔やんだ海東はデンライナーを乗っ取り、過去の自分のせいで宝が傷ついてしまうという失態を消そうとしたために海東は捕まった。そして脱走した海東達はファインプレーにより銃を傷つかずに手に入れ、そして箱の中にあった手紙が飛び散り、黒崎はそれを見て衝撃をうけた。それはなんと自分を捨てた母親からの手紙であった。黒崎家は有名な家であり、レイジの父と庶民である母が一緒になっているなどは、だめと考えた黒崎家はレイジの母親を追放した。その事によりレイジはずっと自分は母親に捨てられていたと考えていたが、手紙を見て、母の自分に対する考えを新ため、人を信じることが出来るようになったのだ。

 

『そうなんでーすか。』(私とまったく同じでーす。一方的な決めつけはなんて愚かなんでーすか。私もパパと再会した時にわかったはずでーしたのに……)織姫は自分の境遇と黒崎の境遇を照らし合わせていた。

 

『だが、わかったんだ、おふくろに対する俺への愛情があったという事を、宝を見つけられたから、俺は知る事が出来たんだ。だから、最後に会ってみないか?』

 

『ああ、一目だけでも。』トナカが返事に答えたと同様にジョナサンと織姫もうなづいた。

 

『わかった、行くぞ。』黒崎は三人をそれぞれの時間へと向かわせた。

 

ー過去ー

ー村ー

『ここが……昔の……俺の家…』トナカは村の自分の家の前にいた。

 

『あら、どなた。』トナカが振り返った先には、腹を膨らませた母がいた?

 

『あっ、いえ、ちょっと、近くまで、来てて。』(おふくろだ、間違いない、あの腹の中にいるのは俺だ。)

 

『あなた、名前はなんて言うの?』

 

『お、俺はトナカだ。あんたの名前は?』

 

『私はサチ・サッシュ、にしても奇遇ねえ実はこのお腹の中にいる子の名前トナカにしようと思っていたのよ。』

 

『そうなんです…か…頑張ってください。』トナカは後ろに振り向いた。

 

『はい…頑張ってみます、何があっても、どんな事をしてでも、たとえこの子から恨まれようともこの子を守ってみせます。』

 

『そうですか……』(ありがとう……ありがとう……ありがとう…おふくろ…)トナカは涙を流しながら、自分の時間へと帰って行った。

 

ー公園ー

『あ、あれが、おふくろか…』ジョナサンは公園にて腹を膨らませ、ベンチに腰掛けていた、自分の母を見つけた。

 

『こんにちは。』

 

『こんにちは、あれ…あなたどこかで会わなかったかしら?』

 

『い、いえ。』(まさか…な…知ってるわけないのにな…)

 

『この子はね、実は精子バンクからの子供なんだけどね、私は出来る限り愛していくわ、ちょっと不器用だけど、この子のためならなんでもする…わがままも少しは聞いてあげたいな。』

 

『ありがとうございました。それでは。』(わがままを聞いてくれるか……ありがとな…)ジョナサンは現在へと帰って行った。

 

『急に消えてしまったわね、不思議な人、また会えるかしら…』ジョナサンの母は腹をさすった。

 

ーサクラ次元ー

ーバスコが来る前の世界ー

ーシャノワールー

『こ、ここが…ん、あ、あれは!』シャノワールの中になんと織姫の両親が入っていったのだ。

 

(パパ…ママ…どういうことですか…)織姫は隠れながら両親をおった。

 

『ありがとうございます、わざわざこんな所まで御足労していただいて。』

 

『いえいえ、織姫から大神さんの話をはよく聞いておられますわ、非常に素晴らしい男性だって。』

 

『いやー照れますなあ。……でも僕は……織姫君を……』

 

『大神さん、別に伝わらなくてもいいじゃないですか、その人の為になるなら、たとえ嫌われても…』

 

『…なぜわかったんです……』

 

『あなたが織姫以外の女性から好かれているのはなんとなくわかりました。そして、もし織姫だけを愛してしまったら彼女達が苦しんでしまう、そんな苦しみを味わせたくない事ぐらいわかりますよ。私も誰かのために苦しんだ事ありますから。』

 

『これからもがんばってください、それでは。』織姫の両親は帰って行った。

 

『さあーてと、仕事に、ん、お、織姫君!もしかして君さっきの話を…』

 

『はい……聞いて…聞いて…いましたああああああ!』織姫は大神に飛びつき、激しく抱きしめた。

 

『織姫君…』

 

『気づけなくてごめんなさーい、鈍感なんかっていってしまって…』

 

『いいんだよ、俺は、嫌われてもいいだよ。わかってもらえなくていいんだよ、そういう性格なんだ。俺…ごめん。』

 

『中尉さーん…中尉さーん。』織姫は泣いた。ただ泣いた!だが、織姫は離れなければならなかった、過去を変えることは犯罪なのだ!

 

『じゃあ、行きますね、中尉さん。』織姫は振り向き歩いて行った。

 

『織姫君!また、会おう!』大神の声に織姫は涙を再び流しだした、もうそんな事はない!もう会えないのだ!約束をしたところで絶対に織姫と大神が会う事はないのだ!織姫はその場を走りさった。まだ一緒にいたかった!船に乗らないでほしかった!死んでほしくなかった!織姫の願いは消え去り決められた残酷な時間通りにしか動かないのだ!

 

(さようなら………中尉さーん…さようなら…パパ……)織姫は自分の世界へと帰っていった。

 

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

『これで終わりだ!』【セルバースト!】バースとダークキバの戦いは決まりかけていた。ブレストキャノンがダークキバに当たる!

 

『くっ…こんな所で…終われるかあああああ!』そのとき、ダークキバの周りに謎のオーラが纏い、ブレストキャノンを弾き飛ばした。

 

『な、何だあのオーラは!』バースは構える。

 

『これがオルグの邪気!くたばれえええ!』ダークキバは衝撃波で、バースを吹き飛ばす!

 

『うっ、うわああああ!』バースはビルに叩きつけられた!

 

『す、すまない…あ、後はた、頼んだぞ…火野……泊……』バースの変身が解けた後藤は呟き、気を失った。



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桜海賊

さくら編開始です。それではどうぞ、


ー平成二十三年ー

ースーパー戦隊次元ー

ーゴーカイジャーの世界ー

ー神社ー

『……………』桜風吹が散りゆくなか、そこにはただ何の理由もなく瞳に涙を浮かべた和服を着た女性が歩いていた。

 

『何も……守れなかった…』

私の力は破邪の力は…

なんで……あるのですか……

大好きな……大好きな…

大神さんを……守れず……

なんであなたに…

私は…思いを……

あなたが大好きだと言えなかったんでしょう……

 

さくらは苦しんでいた、大神を失った事、自分の思いを伝えられなかった事全てを後悔し、ただ漠然とさくらを見つめていた。

 

さくら……その花を咲かせるには…

土が必要…私にとってお母様…………お父様…お祖母様……お爺様…………

水が必要…私にとって…花組……

空気が必要…私にとって米田支配人…かえでさん……風組…お客様……

光が必要…それは…私にとって、私にとって…大神さん…

 

『はあ!ふっ、はあ!』さくらが落ち込んでいたら、遠くから声が聞こえてきたので、とりあえず、近くによってみると、そこには特訓をするジョーとそれを見守るハカセとルカであった。彼ら3人は海賊戦隊ゴーカイジャーのメンバーでジョーがゴーカイブルー、アイムがゴーカイピンク、ハカセがゴーカイグリーンであった。ジョーは剣使いで、肉体の鍛錬を怠らず、今日も神社にて剣の特訓をしていた。ハカセとアイムはそれを見に来ていた。

 

『すごいよ、ジョー、おっ!わあああああ!』ジョーのすごい剣さばきに驚いたハカセがジョーに近寄ろうとした時、謝って石につまづきそうになる。

 

『ふっ!』不安定な体勢からジョーはハカセの側に持っていた二本の剣のうち一本を投げさし、それに乗りかかる事によりハカセは倒れなかった、それは側にあった花が踏まれない様守るためだった。

 

『この花を守るために、すごいファインプレー。』

 

『ジョーさんは怖そうに見えて、とっても優しいんですね。』ハカセとアイムは笑顔でジョーを見る。

 

『普通だ、ん!』

ジョーは持っていた一本の剣をさくらの側に投げた。

 

『誰だ、出てこい。そこにいるのはわかってる。』ジョーはさくらの方向を睨みつける。

 

『す、すみません……』さくらは掠れた様な声でジョー達の側によった。

 

『一般人……にしては、変な格好してますね?』アイムがまじまじとさくらを見てると、ハカセがアイムの肩をトントン叩いた。

 

『何ですか、ハカセさん?』

 

『あの人、この星の侍って人だよ、ジョーと同じ剣士だよ。』ハカセはジョーとアイムをさくらから離れたところでこそこそ話だした。

 

『へえーサムライさんですか?』ルカは興味が少しあったようだ。

 

『面白い、おい!お前侍なんだろ、俺と剣の勝負をしてみないか?』ジョーは剣をさくらに向ける。

 

『どうせ…私なんかと戦っても意味ありませんよ、あなたの圧勝ですから』さくらは自分の刀を抜かず、その場からすぐさま逃げ去った。

 

『え、あ、に、逃げちゃった、ジョー驚かせたんじゃないの?』ハカセはジョーに近く付く。

 

『おかしいな、確か噂だと侍は凛々しくどんな相手でも決して逃げずに勇猛果敢に立ち向かうと聞いてきたんだがな。』ジョーは渋々剣を収めると、モバイレーツが鳴った。

 

『ザンギャックのデッカいのに出くわしちゃつた。』ゴーカイガレオンから鳥型ロボットナビィがジョー達に向けて連絡した。

 

『すぐ行く。』ジョー達はゴーカイガレオンへと向かった。

 

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

ー橋ー

『おい、大丈夫か!おい!』気絶していた後藤を未来から来た黒崎は起こした。黒崎が来たのは、ある時間犯罪者の逮捕のためだったのだ!

 

『す……すまない…やつに……奪われてしまった……』

 

『な、何を奪われたんだ…』

 

『かつて……白い魔法使いが使っていた武器が、ハーメルケインが盗まれた!』

 

『やはりか!あとは俺達に任してお前は休め。』

 

『わかった。』後藤は起き上がり病院まで歩いてむかった。

 

(となると……奴等の狙いは何だ……ダークキバ。)

 



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侍注意

ガストで堂々とデニーズの方がいいとか抜かす奴がいたー店員さん困ってましたよーどうぞ、


ー平成二十三年ー

ースーパー戦隊次元ー

ーゴーカイジャーの世界ー

ギガントホース

『おのれおのれおのれおのれおのれおのれ!』ギガントホースとはザンギャックの地球侵略作戦の基地であり、宇宙船であり、先程さくらと別れたジョー達がゴーカイガレオンをゴーカイオーという名のロボに変形させ、ザンギャックの巨大化した戦闘員達を楽に倒したため、ザンギャックの地球侵略作戦の責任者で、ザンギャック帝国皇帝アクドス・ギル陛下の実の息子ワルズ・ギルは腹を立て、戦闘員であるゴーミン達に八つ当たりをしていた。

 

『この役立たずが!この!この!おのれ!おのれ!おのれ!』ゴーミン達の頭を叩いたり蹴り飛ばししているのを見て、さすがに副官のダマラスがワルズ・ギルを止めた。

 

『殿下!冷静に…』ダマラスはなんとかワルズ・ギルを抑えるが、ワルズ・ギルはダマラスを振りほどいた。

 

『離せ!一体何度やられれば、気がすむのか!』

 

『地球に来てからの敗北を全て数えたら……』

 

『真面目に、数えるな、お前!』

 

『イエス、ボス。』

 

バリゾーグは真面目な機械であり冷静に質問に答えようとしたが、ワルズ・ギルに注意された。

 

『せっかくの作戦も行動隊長がことごとく潰されては…』技術士官インサーンはザンギャックの戦士を巨大化させるレーザーを作るなど、頭は良かった。

 

『え〜い、次だ!次の作戦だ!』

 

ーゴーカイガレオンー

『さてと、鳥、さっさとはじめろ』ゴーカイレッドのキャプテンマーベラスは椅子に座りナビィにお宝ナビゲートをするように、諭した。彼らは宇宙最大のお宝を手に入れるため、スーパー戦隊の大いなる力を集めていたのたわだ。

 

『鳥じゃないって!まあ、やるよ、レッツ!お宝ナビゲート!』ナビィはゴーカイガレオンの内部にぶつかり落下しかけるが、アイムがしっかりと、ナビィを受け止めた。

 

『サムラーイに注意ーすべしーこんなん出ましたー』ナビィは占いの内容を伝えた、この占いはスーパー戦隊の大いなる力を探すためのヒントを教えてもらうのだが、大抵内容が遠回りで、わかりずらく、探すのがとても苦労するのだ、ちなみにこの問題はのちに、スーパー戦隊知識が豊富な伊狩鎧がゴーカイジャーの仲間に参加した事により、かなり探すのは楽になるが、今はまだ鎧はいないため、ただ街に出て適当に探すしかなかった。

 

『サムラーイってええええ!それって、和服着て刀持ってる人でしょ、って事は…』

 

『あの方なのかもしれませんね。』

 

『逃げていったのは、街中だったな。』

 

『今回は楽勝だな、行くぞ!』

 

『サムライか……』ジョーはふと過去の事を思い出していた。

 

ー過去ー

ーザンギャック部隊ー

『はあ!』ジョーはかつてザンギャックの兵士になるためにある惑星で訓練を受けていた。

 

『何をしている!その程度ではザンギャックの兵士にはなれんぞ!気合が足りん!やれやれ!もっと激しくやれ!』そこではゴーミンとよばれる兵士の指導を受け、少しでも休むと持っている武器で殴られる、蹴られるなどの暴力を皆受けていた。

 

『うっ…うっ…』ジョーは気合が足りないという理由で壁に強く叩きつけられ、倒れこんだ。

 

『こいつはほっておけ!行くぞ!』ゴーミン達は傷ついたジョーを気にせず、ただただ別の場所へと向かっていった。そしてある男がジョーのそばに向かった。

 

『大丈夫か、ジョー?』その男の名はシド、ザンギャックの兵士で、ジョーの先輩で、仲間に優しかった。

 

『シド…先輩…』薄れかかる意識の中ジョーは答えた。

 

ーその後ー

『はあっ!ふうっ!ふん!』ジョーはシドからの訓練を受けていて、刀さばきを覚えていた。

 

『見てろよ、俺があみ出した技を。』シドは少し離れ剣を構え、剣を円を描くように動かし、光輝かせ衝撃波を十字にクロスさせ、放った。これがシドの技である。

 

ー現在ー

『…』ジョーは過去の事を思い出し佇んでいた。

 

『ジョーさん、どうしたのですか?』

心配そうにアイムが呼びかける。

 

『昔の事を…思い出していた…』

 

『えっ…』アイムはルカとの会話を思い出した。

(剣を教えてくれた人との辛い記憶のせいじゃないかな。)ルカのその言葉からジョーの思いを考えていた。

 

『気にするな。』ジョーはアイムに心配させまいと気楽に答えた。

 

ースーパー戦隊次元ー

ーブラジルー

ー農園ー

『わかりました、行きましょう!チェイスさん!』

 

『頼んだぞ…こっちは忙しくてな、すまない、マジグリーン。』

 



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桜薫海賊

ー平成二十三年ー

ースーパー戦隊次元ー

ーゴーカイジャーの世界ー

ー街ー

ドン!ドン!ドン!ドン!という太鼓の音が聞こえ、謎の紋章が描かれた白旗を何人もの黒子がもち、マーベラス達から少し離れた所に現れた。そして、白旗の向こう側には和服を着た二人の人物が立っていた。

 

『何だありゃ?』マーベラス達は不思議そうに見つめる。

 

『海賊衆共よーく聞け!こちらにおらす方はこの世を守る侍として先のシンケンレッド、志葉薫様にあらせられるぞ!』そう説明したのは丹波という年老いた男性であり薫のお目付け役であり、そして志葉薫とはシンケンレッドとして、レジェンド大戦で戦った、志葉家の十八代目当主であったのだ!

 

『サムラーイで、シンケンレッド?』

 

『ってことは?』ルカとハカセは嬉しそうに薫を見る。

 

『ええい、姫の御前である、頭が高い、控えおろう!』あまりにも無礼な態度をとるマーベラス達に丹波は注意する。

 

『丹波!もういい。海賊衆にそのようなセリフが通用するものか、退がれ。』薫に注意され、しぶしぶ後ろに丹波は下がる。

 

『単刀直入に言おう、シンケンジャーのレンジャーキーを返せ。』薫はマーベラス達にいいはなった。

 

『ふっ…単刀直入に言うぜ……ふざけんな。』マーベラスは挑発するかの如く薫を睨みつける。

 

『貴様あ…姫に向かって…おおー!』マーベラス達に近寄る丹波に対し、薫は扇子で頭を軽くたたき、やめさせた。

 

『退がれ。止むを得ぬ。』黒子の一人が刀を薫に渡した。

 

『腕尽くで取り返す。』薫は刀を構え、マーベラスに斬りかかってきた。

 

ービルの裏側ー

ゴーカイジャーと薫の様子をさくらはビルの裏側に隠れて見ていた。

『な、何?あの家紋、それにあの刀……えっ!あの人、急がなきゃ!』さくらはおもわずビルの裏側とは飛び出た。

 

『ふっ!はあっ!』薫の刀の蓮撃をマーベラスは刀を止めたり、かわしたりして、距離を置き、ポッケの銃に手をつけた。

 

『ほお……よく避けたな…』薫はマーベラスの方に向け、再度剣を構える。

マーベラスも銃を構える。

 

『破邪剣征桜花天昇!やめてください!あなた達何やってるんですか!』さくらがマーベラスと薫の中心に向け技を放ち、二人の間に割り込んだ。

 

(今の技…まさか…あれが…真宮寺…の……)薫は少し驚いた。

 

『あ、あの人!ルカ!あの人だよ!さっき神社であった和服の人ってのは!』ハカセはルカに説明した。

 

『何だ……怖じけずいて仲間でもよんだか……』マーベラスはさくらに銃身を向ける。

 

『貴様、人の決闘に割り込むな!』薫はさくらを睨みつける。

 

『やめてください!理由はよくわかりませんが、殺しあいなんてよくありません!』さくらは刀を構える。

 

『そうです、お二方とも落ち着いてください、関係ない人まで巻き込んで。』アイムはさくらの側に近寄った。

 

『そうだよ、その人はシンケンジャーの大いなる力の秘密を知っているかもしれないんだよ。』ハカセもマーベラスを止めた。

 

『いきなり斬りかかってきたのはあいつだぞ。』

 

『なかなかいい太刀筋だ。』ジョーはマーベラスの銃を握り、しまうようさとした。

 

『しょうがねぇ。』マーベラスは銃をしまった。

 

『俺と勝負で決めないか?』

 

『何?』

 

『それなら、あんたも納得するだろう、正々堂々と戦うからな。』ジョーはさくらの方を向いた。

 

『し、しかし……』さくらは一歩下がる。

 

『いいから、外野は黙ってなさいよ!こっちだって大事な用事ってもんがあるんだから!』ルカはさくらに向かい言い放つ。

 

『わかった。決闘を受けよう。だが、審判はそちらの方に任せよう。』薫はさくらに頼んだ。

 

『わかった。』ジョーも了承し、決闘の場所へと向かった。




ー仮面ライダー次元ー
ーゴーストの世界ー
ー森ー
『流星!大丈夫か!』

『弦太郎…すまない。ダークキバにやられてな…奴等は…黄昏の三騎士を復活させた頼む!ダークキバと黄昏の三騎士を止めてくれ…頼む…』

『わかった!ダチをこんなめに合わせやがって!絶対許せねえ!』


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真剣大騒動

最後の方に、エックス2さんとのコラボにつながる内容があります。どうぞ、


ー平成二十三年ー

ースーパー戦隊次元ー

ーゴーカイジャーの世界ー

ーギガントホースー

ギガントホースに一隻の小型戦艦が取り付いた。

『な、なんだ!何事だ!』取り付いた時の衝撃にワルズ・ギルはびびっていた。

 

ウーウーウー!サイレンが鳴る!

 

『邪魔だ!どけぇ!』一隻の戦艦から出てきた青い怪人が兵士であるゴーミンを斬りつけ、ワルズ・ギル達がいる指令室に乗り込んできた!

 

『ふんっ。』ゴーミン達が何体もやられてるのにしびれをきらしたバリゾーグが青い怪人の体を抑えつけた!

 

『お、お前はデラツェイガー!』

 

『皇帝陛下直属の親衛隊長のお前が何故?』ワルズ・ギルは父親のアクドス・ギルの親衛隊長であるデラツェイガーの顔をしっかり見て思い出し、ダマラスは少し驚いていた。

 

『陛下から殿下のお役に立てとの命を受けてな。ダマラス、貴様がついていながら今だに地球ごときを征服出来んとは情けないぞ。』ダマラスは悔しがる表情を見せた。

 

『そーか、そーか、父上が。デラツェイガーがいれば何も恐れるものはない!ただちに出撃準備だ!』

 

『はっ!』

 

『今度こそ一気に地球を征服して父上に見せつけてやる。そうだ…俺もいくぞ!』

 

『ワルズ・ギル様直々に?』インサーンは疑問に感じた。

 

『いや…殿下に万が一の事が起こっては、帝国の一大事!』補佐であるダマラスはワルズ・ギルを止めた。

 

『余計な心配はするな。バリゾーグ!お前も来い!』だが、ダマラスの言葉などワルズ・ギルは気にしなかった。

 

『イエス、ボス。』バリゾーグは冷静に答える。

 

『ハハハハハハハハッ!』ワルズ・ギルの不気味な笑いが聞こえる。

 

ー志葉家ー

ー庭ー

『なんか、ここらへんどこか懐かしい感じがあるような。』さくらは志葉家の庭を何故か懐かしんでいた。

 

(やはり…感じていたか、破邪の血は争えんな、師匠。)薫は考えつつ、ジョーと薫が剣を構え距離を置く。

 

『何故船長ではなくお前が?』薫は質問した。

 

『あんたやそこにいるさくらの腕も本物だ、マーベラスとやらせたら怪我じゃすまなくなる。』

 

『ずいぶん舐められたものだ。そこの女はともかく、私までとは。まあいい、私が勝ったらシンケンジャーのレンジャーキーを返してもらう。』

 

『俺が勝ったらシンケンジャーの大いなる力を教えてもらうぞ。』

 

『今回の勝負、両者とも一対一で、邪魔は私が絶対に許しません。』さくらは腰の刀を握りしめる。

 

『正直俺はあんたの剣をもっと見てみたいが、まずはこの勝負が先だ。』互いに黙り込みジョーと薫は動かなかった。

 

『なんで、なんで二人とも動かないの?』ルカは不思議に思った。

 

『動かないんじゃありません。動けないんです。』さくらは呟いた。

 

『え?』ルカはよくわかっていなかった。

 

『本当に強いもの同士の戦いって、そういうもんだ。』マーベラスは冷静に答えた。そして二人は睨みあい、二人同時に動いた!今ここに剣と剣の真剣勝負が始まった!

 

ーケロン次元ー

ーケロン軍基地ー

『侵入者だー!ただちに捕らえろー!』ケロン軍に黄昏の三騎士(蝶、鹿、猪)が霊子甲冑に乗り暴れ始めた。

 

『見つけたわ…キロロの増殖データ。そしてケロン軍が秘密に作っていたエネルギー変換装置、これで又丹様に!どきなさい!』蝶はケロン軍兵士を蹴散らす!

 

『おい、蝶!とっととずらかるぜ、こいつらうっとしいからなあ。』

 

『まずは逃げだす事だけ、考えろ!』

 

『猪、鹿、わかっているわよ。向かうわよ…地球に!』

 

『逃げられたか……地球だと…ならばケロロ小隊に奪われたデータとエネルギー変換装置の破壊を命じる!奴等が持っているガンダムとかなら、あの妙なロボットに勝てるはずだ!』

 



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白仮面走者

今回、出てくるマッハは蛮野編のあとのマッハであります。どうぞ、


ー平成二十三年ー

ースーパー戦隊次元ー

ーゴーカイジャーの世界ー

ー志葉家ー庭ー

ジョーと薫は互いに走り込み、剣を交えた!互いに斬りつけようとするたびに攻撃を剣で止める!ジャキン!ジャキン!と金属音が鳴り続ける。足をとろとしたら、ジャンプでかわされ、後ろから斬りかかっても、手を後ろに回し剣を止めた。

 

(ジョーさんの剣、荒技だけど中々すごいわ…でも、何故かあの薫さんとかいう人の剣…どこか懐かしいような。)さくらは薫を見ていたが、そんな時!

 

ズギュン!ズギュン!少し離れた場所の上空からザンギャックの艦隊が現れ街を破壊し始めた!

 

『いかん…勝負は預ける。』薫は颯爽とザンギャック艦隊の真下に走って向かった。

 

『な、なんなの、あれ…か、薫さん!私も行きます!』

 

『姫!さ、さくら殿!』丹波と黒子達もさくら達に続いた。

 

『あれを片付けねえと勝負は再開出来ねぇなあ。』マーベラスは腕をくみザンギャック艦隊を見つめる。

 

『行きましょう。』ルカにそくされ、マーベラス達は艦隊に向かっていった。

 

『待て、真宮寺さくら。一般人のお前を連れていくわけにはいかない、避難していろ。』

 

『いえ、私にだって刀の心得ぐらいあります!連れていってください!』さくらはじっと薫を見つめる。

 

『………』(この目…間違いなく師匠の真宮寺一馬の目だ!ならば絶対に死なせるわけには…それに…もしかしたら…奴に…外道に落ちた真宮寺針右衛門が…いるやもしれん…だが…)薫はさくらの目を逸らす。どうしようか悩んでいたそんな時!

 

ブロロロロロロロ!凄まじいバイク音が鳴り響いた!白い仮面ライダーがさくら達の目の前に現れた!

 

『ちょっち待ってくんない。』その白い仮面ライダーはさくらの側にバイクを止めた。

 

『誰だ!』薫は腰の剣に手をかける。

 

『俺は仮面ライダーマッハ。そこにいる真宮寺さくらさんに話があるんだ、あんたは先にザンギャックの所に行きな。』

 

『わかった。』薫はそのまま走り去っていった。

 

『あなたは誰なの?』さくらはマッハを見つめる。

 

『俺はドラえもんズの仲間だ。あんたに合わせたい人がいてな、その人と会ってほしいんだ。』

 

『会わせたい人?』

 

『別世界にいる、あんたのいる世界にはいない存在あんたの義理の弟、真宮寺直哉そいつに会って欲しいんだ。』

 

『別世界にいる、私の弟!!!』

 

『ああ、急にこんな話を聞かされて驚いてるかもしれないがな…別世界には色々な可能性がある、そう考えればおかしな話ではない。』

 

『あ、あなた本当にドラえもんズさん達の仲間なの!まさかバスコの!』さくらは霊剣荒鷹を抜いた。

 

『わかった、わかった。変身を解くよ。』【オツカーレ】『ほら、これならいいだろ。ほら、これを預かっていたんだ、ほれ。』マッハは変身を解き、スモールライトをさくらに投げた。

 

『これは……スモールライト…私が忘れていった。あなた本当にドラえもんズの仲間なのね。』

 

『ああ、頼む信じてくれ、俺はあんたの助けになりたい、それにあんたらの世界では巴里華撃団が壊滅させられてしまったんだ。』

 

『そうなの…わかったわ、あなたを信じてみるわ、じゃあ早速その別世界の私の弟の所に連れて行ってくれない?』

 

『いや…残念ながら俺は真宮寺直哉の事が大嫌いだから会いたくねえんだ!理由があってな…聞かないでくれ…』(少し前にあいつの世界を見た時、全員直哉派だった…気にいらねぇ。)

 

『じゃあ、私はどうやって彼に会えば?』

 

『連れて行くのは俺じゃない、そろそろ来るはずだ、お、キタキタ!おーい!ここだぜ本願寺さん!』パトカーがすぐそばで止まった。

 

『はーい、どうもー本願寺純ともうしますーよろしくー。』パトカーから出てきた。

 

『その人に連れて行ってもらってよ、じゃあ俺はやる事があるから、じゃあな。』マッハはバイクに乗ってその場を走りさった。

 

『本願寺さん…連れて行ってください。別世界の私の弟の元へ。』

 

『わかってますよー、ほらほら車に乗って、占いでもやって待ってくださいよー。』本願寺はさくらをパトカーに乗せある場所に向かった。

 

(真宮寺…外道に落ちた一族ですか…でも私は信じていますよ。だってあなたは英雄大神一郎の妻で…剛君のおばあちゃんなんですから…)




ー仮面ライダー次元ー
ーゴーストの世界ー
ー月面ー
黄昏の三騎士は宇宙空間を魔装機兵を使いケロン軍から奪ったデータを持ち帰るため地球へと向かっていた。
『ふっふっふっ…あと少しで地球だわ。これで又丹様に良い報告が…ぐわっ!』蝶は謎のミサイルに当たり、月面に叩きつけられた。

『誰だっ!』『姿を現しやがれぇ!』鹿と猪は月面に降り立ち回りを見回す、そこには白い仮面ライダーがいた。

『てめぇら!よくも流星を酷い目にあわせてくれたなあ!この借りはきっちり返す!仮面ライダーフォーぜ!タイマン張らせてもらうぜ!』

『タイマンなんてするわけないでしょ!それにあんたみたいなチビが私を落とすとは…猪、鹿こいつを片付けるよ!仮面ライダーメテオのようにね!』仮面ライダーフォーぜ対黄昏の三騎士の戦いが幕を開けた!


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再開姉弟

今回は少し多めにかきました。どうぞ、


ー平成二十三年ー

ースーパー戦隊次元ー

ーゴーカイジャーの世界ー

ー森ー

本願寺とさくらは森の中を歩いていた。その森の中に彼が現れたというマッハの情報を元にきていた。本願寺純は警視庁特殊状況課を作り、ロイミュード事件を解決するために仮面ライダーをサポートした。その責任者でもある本願寺はクリム・スタイン・ベルトと協力し、ロイミュード事件解決後、創生王との戦いで復活したクリム・スタイン・ベルトと協力しつつ特状課のメンバーを集め、沢上りんなと剛のデータによりチェイスを復活させる事に成功した。剛に直哉とさくらの事を頼まれ、快く引き受けた。

 

『本願寺さん、もうすぐ…別世界の私の弟とあえるんですね。』

 

『私も会った事はないんですけどねーなんか強い霊力を持っているらしいんですよねー、あ、いたいた!あの子ですよ、あそこにいる子があなたの弟ですよ。』本願寺が指差した先に周りをキョロキョロする真宮寺直哉がいた。

 

『お、お姉ちゃん、いや違う…別世界のお姉ちゃん…』直哉は駆け寄るが自分の姉とは違う雰囲気を感じとった。

 

『あ、あなたが別世界の私の弟なの?』

 

『ぼ、僕は真宮寺直哉といいます。あなたは別世界のお姉ちゃんなんですよね。』

 

『ええ。でも驚いたわ、私に弟がいるうえに、まさか大神さん以外に男性隊員がいるなんて。』

 

『え、大神さん以外に男性隊員がいない世界ですって!』

 

『いやいやどちらかというと大神一郎さん以外の男性隊員がいる世界のほうが珍しいんですよ〜〜。』

 

『そ、そうなんですか!と、ところで〜あなたは?』

 

『私ですか、私は本願寺純。ちょっと用事があって君を迎えに来たんだよ。』

 

『僕を……ですか?』

 

『君が来ているのは実は並行世界じゃないんですよー。』

 

『ええええー!じゃあここはどこなんですか!』

 

『ここはよくはわからないんですが…霊力がなくて、霊子甲冑がないまったく違った場所って事なんですよねー。』

 

『だ、だからお姉ちゃんも一緒にいなかったんだ!』

 

『そうなんですよー、わかりましたよね、本当はこのまま元の世界に連れて行くはずだったんですけど、ちょっと事情が変わっちゃいましてね〜この場所であなた達にやって欲しい事があるんですよー。』

 

『本願寺さん、やって欲しい事とは?』

 

『遡る事江戸時代…外道衆と呼ばれる怪物…つまりあなた達の世界の降魔みたいなものでしてね、人間と戦いを始めたんですがね…一部の人間は外道に堕ち、外道衆の仲間になってしまったんですよー、そのうちの一人が真宮寺針右衛門…つまりはあなた方のご先祖様ですねー。』外道衆とは江戸時代から人間を襲う化け物で現れるたびに侍戦隊シンケンジャーと

 

『『ええー!ご先祖様が降魔みたいな存在に堕ちたんですかー!!』』

 

『ええ…ですからここにあなた達を呼んだのは破邪の力に対抗するに破邪の力しかないと考え、あなた達を呼びました。』

 

『じゃ、じゃあなんでわざわざ別世界のお姉ちゃんを?僕達の世界のお姉ちゃんと僕が力を合わせたほうがいいんじゃ?』

 

『私もそう思ったんですがねー、この世界のさくらさん、今修業していてですねー、あなた達に教わればと思い連れてきましたよー。』

 

『修業?なんで?』

 

『………』さくらは悔しそうに唇を噛み締める。

 

『…実はですね、さくらさん達帝国華撃団はバスコ・ダ・ジョロキアによって敗北し、大神一郎さんを除いた花組隊員以外の帝都にいた人が殺され、巴里華撃団も社会的に壊滅させられたんです。たった一人の生身の男の手によって……』

 

『たった一人の生身の男に?花組が負けたんですか!大神さんは何をしていたんですか!肝心な時に何をしていたんですか!』

 

『大神さんの悪口を言わないで!あの人は……あの人は……』さくらは目から涙を流す。

 

『お姉ちゃん⁉︎な、なんで泣くの?』

 

『大神一郎さんは巴里から帝都に帰る船の中でバスコと取引をしたんです…あいつはある巨大生物と帝国華撃団と戦わせ、その隙に大帝国劇場に部下に爆弾を仕掛けさせ、その爆弾を爆破させたくなければ、素直に殺されろという取引をして、大神一郎さんは命を落とした…』

 

『そ、そうだったんですか…』

 

『全部…私達が悪いのよ…戦いに集中しすぎて……大神さんを殺したのは…私達なのよ。』さくらは涙を流しているのを見られないよう、直哉達に背中を向ける。

 

『ですから…それを乗り越えるために彼女達はそれぞれ別世界に行ったりして、互いに大神一郎さんとの死に向き合うために修業しに行きました。修業が完了していないのはあなたとアイリスちゃんだけのようですよ〜。』

 

『え!そうだったんですか!皆さん…凄いですね…』(アイリスと私だけか…乗り越えなくちゃ…大神さんは…死んだんだから…)さくらは下を向き悲しそうな顔をする。

 

『お姉ちゃん…』直哉は不安そうにさくらを見る。

 

『ですが、まずは真宮寺針右衛門をお願いします。大丈夫です!あなたの今日のラッキーカラーはピンクなんですから〜連れていきますから。』

 

『わかりました。頑張ります、行きましょう直哉君でいいかしら?』

 

『はい、お姉ちゃん!』さくら達はパトカーに乗り、真宮寺針右衛門が現れるやもしれん場所に向かった。

 

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

ー月面ー

ケロロ小隊はケロン軍から要請を受け、黄昏の三騎士を追っていった。

 

『まさか、ケロン軍からデータを奪うとは…しかも極秘のキルル量産化計画だなんて…もし、悪用されてしまったら、やばいであります!てか、なんで我輩達にそんな重要な任務押し付けちゃうわけ!イカ娘殿やモア殿にも内緒なんてさー。ギロロのお兄さんとかに任せときゃいいのにさー。』ケロロは文句をいいつつ、ガンダムに乗り込み、月面に向かった。

 

『俺達ケロロ小隊は過去にキルルとの戦闘経験が多く、モビルスーツを持っているからだろう。妥当な判断だろう。ん、なんだあの小さい白いやつは…黄昏の三騎士のロボットと戦っているようだが……』ギロロは何かに気づいた。

 

『あ、あれって!前、軍曹さんが見ていた仮面ライダーフォーゼです!ってことはここは…』タママは指をさし、驚いていた。

 

『ああ、ここは仮面ライダー次元のゴーストの世界だぜ、あいつら別世界とかにもいく技術を持っているのかもしれねぇなあ。』クルル曹長の分析はとても正しかった。

 

『目的は我々と同じかもしれん。黄昏の三騎士の力はまだ我々にもわかっていないでこざる。隊長殿ここは彼と協力すべきでござる。』ドロロは敵対するよりはよいと考えたのだろう。

 

『わかったであります。ちょっとそこの君いいですかー。』ケロロが乗るガンダムが月面に降り立ち、フォーゼと話をし始めた。

 

『ん、わあああ!なんだあんたら、黄昏の三騎士の仲間か。』フォーゼは少しびっくりしていた。

 

『違うであります、我々はケロロ小隊そこにいる黄昏の三騎士を追ってきたのであります!ぜひ協力してほしいであります。』ケロロはガンダムを動かし、頭を下げて頼んだ。

 

『あ、ああ…俺のダチはあいつらによって酷い怪我を負わされた、絶対に許せねぇ!』

 

『な、なんですとー!ゆ、許せないであります!友達を傷つけられた怒り我輩にもよくわかるであります!クルル曹長、フォーゼ殿にあれを。』

 

『びっくりデカくなっちゃいましたー水だ、これをかけるとー!』クルルの乗ったウイングガンダムゼロは水をフォーゼにかけた。

 

『うわっ、な、なんだか、体がデカくなってきたーー!よし、これでサイズは互角だ、覚悟しやがれ!黄昏の三騎士!一緒に行くぜ、ケロロ小隊!』フォーゼは大きくなり、黄昏の三騎士が乗る魔装機兵と同じサイズになった。

 

『ケロロ小隊、フォーゼ殿と協力し、黄昏の三騎士のロボットを撃退するであります!』

 

『了解!』巨大化したフォーゼとケロロ小隊が乗るモビルスーツ達は黄昏の三騎士に向かっていった。



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司令官降臨

最後のあたりがわからない人はエックス2さんの話をみてみてください。どうぞ、


ー平成二十三年ー

ースーパー戦隊次元ー

ーゴーカイジャーの世界ー

ー工場地帯ー

そこには暴れまわるザンギャックの兵士ゴーミン達がいた。逃げ惑う人々をかき分け薫はゴーミン達を斬り捨てる!

 

『んっ…あ、あれは…』薫の側に一隻の艦から数名が現れたのを薫は隠れて見る。そこにいたのゴーミンより優れた青い体の兵士スゴーミン達、行動隊長デラツェイガー、バリゾーグそして総司令官ワルズ・ギルが地球に降り立った。そしてワルズ・ギルが前に出て演説を始めた。

 

『聞け、地球人共!この俺こそが宇宙帝国ザンギャックの総司令官、ワルズ・ギル様だ!この俺が直々に降り立ったからにはもはやこの星の征服も時間の問題…命が惜しい奴等俺の足元に跪けぇ!』

 

ドン!ワルズ・ギルに向けて謎のビームが放たれ、回りいたバリゾーグとデラツェイガーは剣でビームを弾いた。

 

『ふざけたあいさつはそれくらいにしとけや。』ビームを撃ったのはマーベラスだった。

 

『あんたが親玉ね!』

 

『皇帝の馬鹿息子か!』ルカ、ジョーが続けて挑発する!

 

『なんだと、この賞金首の海賊どもめ!偉そうにしていられるのも今のうちだー!』(こっちにはな…生き残った外道衆を無理矢理呼び出す装置を作ってあるのからなあ、ゴーミン共に時間稼ぎをさせておけばなあ。)ワルズ・ギルは怒りつつも余裕があった。

 

『それはこっちのセリフだ!』

 

『そうです。あなた達のような最悪の存在に私達は負けません!』ハカセ、アイムも挑発をし、構えた。

 

『ゴーミン共!やってしまぇい!』ゴーミン達はゴーカイジャーに向け武器を構えて駆け出していった。(インサーン!今のうちだ、早く外道衆を復活させろ!)通信機のボタンを押しインサーンに指示をした。

 

『派手に行くぜ‼︎』マーベラス達5人もゴーミン達に向け、走りだした。マーベラスはパンチを主体的に戦い、相手の武器を使うジョー、パンチと蹴りを交互に使い分けるルカ、どのように行動するかまったく予想出来ないハカセ、優雅に舞うように敵を倒していくアイム、各々は楽にゴーミン達を片付け、ゴーカイジャーに変身し、敵の数も減ってきている。

 

『ぬー!何をしているのだ、早く倒せぇ!』スゴーミン達も戦いに参加し、ゴーカイジャーを倒そうとするが、彼らは状況に応じて武器を交換するなどして、ゴーミン、スゴーミン達をまたたくまに片付けてしまった。

 

『な、なんだと…こうなったらインサーン、どうだ?見つかったか。』ワルズ・ギルは小声でインサーンに通信をする。

 

ー庭園ー

『ワ、ワルズ・ギル様成功です!これにより外道衆が復活します。賞金首の海賊にこいつらの相手をさせましょう。ワルズ・ギル様は時期尚早を狙い撤退してください。』インサーンの不思議な装置により外道衆が現れてしまった!インサーンはすぐさま姿を消した。

 

ー工場地帯ー

『よくやったインサーン!外道衆はスーパー戦隊のひとつと戦っていたから、恨みのために必ず賞金首の海賊どもの所に来るはずだ!デラツェイガー!もし、あいつらを始末してしまったら、外道衆もお前に任せるぞ!』

 

『わかりました、殿下!』ワルズ・ギルの指示に従うデラツェイガーは不気味にゴーカイジャーを見つめる。

 

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界一

ー月面ー

『行くぜ、赤いの!』【ランチャーオン】

 

『しっかり狙えば、貴様らのロボットなど!』フォーゼとギロロの乗るガンダムEz8のミサイルが猪の魔装騎兵に同時に当たった!

 

『な、何、うわああああ!又丹様あああああああ!』猪の魔装騎兵は大爆発した!

 

『やったぜ!次はおい、影が薄い青い人行くぜ!』【エレキ】『ライダー100億ボルトブレイク!』

 

『くううう…大丈夫!はあっ!』ドロロはトラウマスイッチが入りかけるが、我慢しつつ、ドロロはZガンダムからビームコンフューズをだし、にフォーゼは電気エネルギーをビームコンフューズに向けて集めた。

 

『お、俺がさ、最強のはずだ!ま、間違いだー!さ、又丹様ー!』ビームコンフューズが鹿の魔装騎兵を貫通し、撃破した!

 

『くうぅぅ!だ、だがデータはもう那家紗凪に渡したわ!もうデータは広がったわ!残念だったわね!』

 

『黙るであります!友達を傷つけるやからなどやっつけちゃうであります。友達とは一緒にいて、楽しむ大事な存在であります!絶対に許せないであります!』

 

『ああ!行くぜ!ケロロ軍曹!』【チェーンアレイオン!】

 

『いいや、カモーンイカ娘殿!』イカ娘がターンAに乗り突然現れた!

 

『三人でハンマーアタックするでゲソ!』ターンAガンダムはガンダムハンマーを2つ引きずりつつ、月面に降り立った!

 

『『『フォースハンマーアターック!』』』四人のハンマーが蝶の魔装騎兵を叩き潰す!

 

『さ、又丹様バンザーーイ!』蝶の魔装騎兵は大爆発した!

 

『やばいよ!やばいよ!もうデータ渡っちゃって!どうしよー!』ケロロは焦りまくる。

 

『ったく、面倒だが行くしかねえよ!データを探すのなら簡単だ。今回の極秘任務がイカ娘やフォーゼにバレてしまった以上、ほっとくわけにはいかねえしな。』クルルは別次元への穴を開けた。

 

『じゃあ、行くぜ!別次元に!』ケロロ小隊、イカ娘、仮面ライダーフォーゼは別次元へと向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 



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外道先祖

水曜日のダウンタウン最高ですねー、毎日見ています、どうぞ、


ー平成二十三年ー

ースーパー戦隊次元ー

ーゴーカイジャーの世界ー

ー工場地帯ー

今まさにザンギャックのデラツェイガー対ゴーカイジャーが変身したギンガマンが激しく戦っていた。それはジョーをワルズ・ギルとの戦闘に集中するためであった。

 

『俺がワルズ・ギルを落とす、トップを落とせばこっちのもんだ。』ジョーはワルズ・ギルに襲いかかる!

 

『あれまあっ……まずは様子を見ておきましょう。』本願寺、直哉、さくらはパトカーから降り、ジョーのすぐ側の影に隠れた。

 

『そうはさせん!』側にいたバリゾーグがジョーの刀を止めた。

 

『ジャマをするな!』ジョーはギンガマンの武器を持ち、バリゾーグに向かった。

 

『私はワルズ・ギル様の忠実なる右腕バリゾーグ、ボスには指一本触れさせない。』互いに斬りかかった!激しく刀を弾きあうが、バリゾーグのほうが上手で、ジョーを軽くあしらう。

 

『貴様の相手をしている暇はない!とっとと、片づけられろ!』

 

『甘いな…まだまだ甘い!』バリゾーグは肘打ちでジョーを軽く後ろに飛ばす。

 

『はあああっっっ。』バリゾーグは刀を構え円形にエネルギーをため刀を白色に輝かせた。

 

『はっ!』ジョーはその構えに見覚えがあった!その技は忘れもしない、シド先輩が使っていた技だったのである!『あの構え…まさか…』バリゾーグはジョーに向け、白色の刀をクロスさせその衝撃波を放ち、ジョーに当たった!ジョーは変身が解除され、やっとの思いで立ち上がった。

 

『シド先輩…シド先輩なのか!』

 

『シド……そんな名は知らない。』

 

『嘘だ!この俺が見間違えるはずがない!その独特の太刀筋シド先輩のだ!』

 

『その通り!バリゾーグは我が帝国から脱走したシド・バミックを改造したのだ!』ワルズ・ギルが前に出て語りだした。

 

『なんですって!あの人も…』

 

『お姉ちゃん……』真宮寺兄弟はかつて京極圭吾の策により、自分達の父親である真宮寺一馬と戦わされたため、ジョーの気持ちがわかっていた。

 

『なんだと…』ジョーは驚いた、まさかシド先輩と再会できるとは思っていなかったのだ。

 

『生意気で気に入らない奴だったが、剣の技だけは使えそうだったからこうして利用してやったのさ。』ワルズ・ギルはバリゾーグの肩に手を置く。

 

『シド先輩…』ジョーは唖然として立ち尽くす。

 

『生き別れの先輩と感動の再会だな、涙にむせんで死ぬ…うっ、わああ!』我慢できずに、さくらや直哉達はワルズ・ギルに襲いかかるが、バリゾーグに弾き返された。

 

『あんたら…』ジョーは近づいてきた二人に気づき、我に返った。

 

『貴様らあ!ん、そうだ…丁度いい…もうすぐくるぞ…バリゾーグ、こいつらの足止めをしておけ、俺はもう戻る!』ワルズ・ギルは戦艦へと帰って行った。そして、隙間から外道衆が現れた。

 

『おうおう、人様を甦らせといてこんな扱いとはな。ほお〜おめぇらか、俺の子孫ってのは。』真宮寺針右衛門は真宮寺姉弟を睨みつける。

 

『あ、あなたが…真宮寺針右衛門、ご先祖様なぜ、外道衆なんかに!』

 

『そうですよ、なんでそんな事を…』

 

『お前らにはわかるまい…力がないものがどれだけ力を欲しがるのかを。』

 

『だからといって!』

 

『御託はいい…とっとと消え去れぇ!破邪剣征外道落胆!』真宮寺針右衛門は真宮寺姉弟に向け、赤雲色の衝撃波を放った!

 

『きゃあっ!』真宮寺姉弟は身を防ぐ!だが!

 

『危ない!』突如現れた男が衝撃波を消し去った。

 

『貴様は…ウルトラマンレオ!そうか…貴様もこの次元に来ていたなあ、桐島カンナと一緒ではないのか。』

 

『え、か、カンナさんの知り合いなんですか?』さくらは驚き、レオに聞いた。

 

『ああ、彼女はすでに別の場所に向かった、貴様など俺一人で十分だ。それにな、ここにいる真宮寺姉弟は強い…互いに違った力を持っているからな!』(だが…欠点は……それは剛に任せておくか…)レオは構える。

 

『ちっ…確かに貴様は厄介だ、だが!貴様にはこいつの相手をしてもらう!真宮寺姉弟、俺は貴様達に見せつけてやる、無力さと弱さをな…ついてこい!』

 

ヌヒューー!突如、空間が割れ、超獣カナブギランが現れ、回転しながらビルを破壊し始めた。

 

『超獣か……仕方ない、俺が相手になってやる!真宮寺姉弟、大丈夫だ。貴様達ならできるはずだ、俺の仲間もそっちに行く、待っててくれ。』レオは巨大化し、超獣に向かっていった。

 

『二人とも、行きますよ。』本願寺はパトカーで二人のもとにきた。

 

『『はい!』』二人はパトカーに乗り込み、次元の穴へ入っていった。

 

『殿下!私にお任せを!』デラツェイガーは次元の穴に走りながら入っていった。

 

『おい、ジョー行くぞ、何かわからねえが面白そうじゃねえか!』マーベラスはジョーの肩を叩く。

 

『ああ。』(シド先輩…!)ゴーカイジャーも穴に入っていった。

 

『我々も行くぞ、師匠を助けるためにも!』(頼むぞ…泥棒ライダー…)

 

『はっ!』薫、丹波、黒子達も次元の穴に入っていった。

 

ー仮面ライダー次元ー

ー国家安全局0課ー

ー木崎の部屋ー

『大門凛子、至急このポイントに向かってくれ、ここに宇宙人が現れる。我々の世界を救う宇宙人がな。』木崎は大門凛子を呼び出し話をしていた。国家安全局0課とはかつてファントム退治をするために政府が作った組織であり、魔法石の秘密や魔法使いの事を探っていた組織である。

 

『は?う、宇宙人!いったい何を…』

 

『何を驚く、ファントムやドーパント、グリード、ホロスコープス、インベス、ロイミュード、眼魔なんて非科学的なものを見てきた我々にとっておおいにあり得る話だろう。』

 

『は、はあ…ところで、私は何をすればよろしいのでしょうか?』

 

『貴様の任務はその宇宙人と接触している如月弦太郎と合流し、奴らの情報を集めることだ、頼んだぞ。』

 

『わかりました!行ってきます、あ、あとこれ差し入れです。』凛子は袋を木崎に渡す。

 

『な、なんだこれは…』袋を開けて木崎はびっくりした。

 

『新作イカ焼きドーナツです、それでは!』凛子は部屋から出て行った。

 

『イカ焼きドーナツ……怖いな…』そういいつつも木崎はドーナツを食べる。

 

 



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次元移動

今日かなりイライラしているため、駄文ぎみです。すみません。どうぞ、


ー太正八年ー

ーサクラ次元ー降魔の世界ー

ー廃墟ー

今、この場では陸軍降魔部隊の4人(米田一基、真宮寺一馬、藤枝あやめ、山崎真之介)が現れた降魔と戦っていた。

 

『てやああ!』米田は剣を構え、小型の降魔を次々と斬り裂いていく、他の三人も米田に続き、次々と空から現れる降魔を斬り裂いていった。

 

『あ、あれは!お、お父様!な、なんで?』

 

『わかったよお姉ちゃん、多分ご先祖様は降魔と一緒に僕達や米田さん達を殺すきだよ。』

 

『ご名答、さすがは我が子孫よくわかったじゃねぇか。』

 

『この世界に来た理由はそれだけじゃないだろ、真宮寺針右衛門。』

 

『ああ、貴様はわかったか。そうだよ!この世界こそお前の師匠真宮寺一馬がいた世界なんだよ!』

 

『『ええー!し、師匠ー!?』』

 

『ああ…外道に堕ちた真宮寺針右衛門を倒すためには真宮寺の力が必要と考え、京極慶悟の反魂の術で蘇えったこの世界の真宮寺一馬を私達の世界に来てもらったのだ。私に剣を教えるために来てくれた…だが、モヂカラの力で無理矢理使った反魂の術で蘇えった師匠の寿命は短かった。たった三年だったが、素晴らしい剣を教えてくれたのだ。』

 

『て、ことはこの世界でもお父様は…』

 

『そ…そんなあ…』

 

『ははは!だが優しい俺は今貴様らにチャンスを与えてやっている!じきにこの世界は降魔がはびこる素晴らしき世界に変わる!それを変えてみせるがいい!』

 

『そんな!降魔はお父様や支配人が倒したはずなのに、何故!』

 

『ふふふ…それはな……あれを見てみろ。』

 

『な、なんだ!貴様は⁈』そこにいたのは直哉がよく知っている相手であった。

 

『あなたがいると少し面倒なんですよ…それにこれは何かの役に立つかもしれませんしね……』

 

『うわぁっ!そ、それを返せぇええ!』ネウロは一馬から魔神器を奪いさった。

 

『あ、あいつは!ネウロ!お姉ちゃんあいつは別世界にいる僕達の敵だよ!』

 

『そうさ!さあ、止められるかな、奴の死を、まあ俺が貴様らを殺してしまうがなあ!破邪剣征!赤花散乱!』

 

『そうはいかないわ!『破邪剣征!百花繚乱!』』二つの斬撃の衝撃波はぶつかりあった!

 

『ほう…二人がかりでやっとか…だが、もう遅い……ほらもう奴は…別世界に渡るぞ!自分の無力さを思いしるがいい!』ネウロは別世界へと空に穴を開け逃げようとした。

 

『さらばです…あとはこれを…っ!ぎゃあっ!』ネウロに銃弾が当たり、穴は閉じた!

 

『おい!てめぇもザンギャックか!』撃ったのはマーベラスだった。

 

『お、俺はザンギャックでは…』ネウロは慌てる!

 

『うっさい、バーカ!』ルカは剣を構える。

 

『人を傷つけるあなたなんかの言葉は信じませんわ!』アイムも銃を構える。

 

『シド先輩を探すためにもとっとと片付けてやる!ゴーカイチェンジ!』マーベラス達はゴーカイジャーに姿を変え、ネウロに向かっていった。

 

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

ー街ー

『ふーいー行きますか、助けに、こっちはあの先生に任せるか。』一人の青年はバイクに乗り、次元の穴を超えた。その手には指輪があった。その男は絶望を希望に変える。

 



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七人侍

ー太正八年ー

ーサクラ次元ー降魔の世界ー

ー廃墟ー

そこではゴーカイジャー対ネウロの戦いが行われていた。

『みんな、護星天使でいくよ!ゴーカイチェンジ!』【ゴーセイジャー!】ゴーカイジャーはレンジャーキーを使い、34のスーパー戦隊の姿と技と力を使う事が出来る。ただ本人達が使うよりは劣るがすごい力には変わりないのである。彼らはゴセイジャーと呼ばれる戦士へと姿を変えた。

 

『こいつで行くぜ!ミラクルゴセイダイナミック!』ゴセイジャーになった5人は持っている5つの武器を合わせて、ネウロに向け放った。

 

『護星天使…不思議な力ですね…』ネウロは構える、ゴセイダイナミックは向かってくる!

 

『手伝ってやる!はああっ!』なんとゴセイダイナミックを突然現れたデラツェイガーが斬撃で吹き飛ばした!

 

『なんだと!どういうつもりだ!』ゴセイジャーは変身を解かれ、ゴーカイジャーの姿へと変わった。レンジャーキーを使った変身の場合一定のダメージを受けると変身は強制解除されてしまうのだ。

 

『どうしてあなたは俺を?』ネウロは不思議そうにデラツェイガーに質問した。

 

『俺の任務は賞金首の海賊を始末するだけだ!あいつらを始末するのなら協力してやる!』

 

『まあいいでしょう…あいつらを倒しておいたほうがかなり得になるはずですし。』デラツェイガーとネウロは手を組んだ。

 

『ジョーさん、皆さんよろしくお願いします。』

 

『こちらも大丈夫なようだ…丹波。』

 

『はい、こら御前達早くしろ!』

 

『すみません、丹波さん!例え力がなくても奴を倒します、あ、殿!』

 

『わかっているいくぞ!』

 

『真宮寺さくら、すまぬが一緒にきてもらう。タケル!そこにいる真宮寺直哉と共に戦うのだ、大丈夫だ!モヂカラなら直哉にもある。』

 

『わかりました、行くぞ、真宮寺直哉霊子甲冑はないが大丈夫か。』

 

『当たり前です!僕がお姉ちゃんを守ってみせますから。』

 

『さすがだな…あの海賊衆よりは見所あるみたいだな。』

 

『あれが…元シンケンジャー…なんか僕達より派手なんだけど。』ハカセは唖然としていた。

 

『なら、こっちはもっとド派手に行くぜ!』マーベラスは気合を入れた。

 

『すまん、マーベラス、バリゾーグの姿が見えない…ここを任せてもいいか、あいつとは話がある!』

 

『ああ…わかった、行ってきな!』

 

『すまない!』

 

『ぬうう!ゴーミンやってしまえい!』

 

『行くぞ、みんな!』

 

『おりゃああ!』デラツェイガー、ネウロ対ゴーカイジャー、シンケンジャー直哉達の戦いが始まった。

 

『ふっ!はっ!とりゃあ!破邪剣征、桜花乱舞!』直哉がいきなり技出し、現れたゴーミンの90%を倒してしまった。

 

『さすがは姫の師匠の息子!やりおりますな!』

 

『タケル!こいつならいいんじゃねえか!』

 

『殿様、そうですよ。』

 

『タケル、私はこの子はとても強い大丈夫。』

 

『じゃあ、七人目のシンケンジャーってことになるなあ。』タケル以外のシンケンジャーは直哉に何かを見出した。

 

『直哉!受け取れ!』タケルはショドウフォンとシンケンディスクを直哉に投げた。

 

『こ、これは?』

 

『そいつを使えばシンケンシルバーになれる。お前の霊力ならば大丈夫だ。』

 

『わかりました。はあ!』直哉はショドウフォンを使い、銀色に輝く新たなシンケンジャーシンケンシルバーになった。

 

『これが僕…』直哉は自分の姿をまじまじとみる。

 

『そうだ!その剣と力を振り絞れ、霊力甲冑を操るのと変わりはない!』

 

『わかりました。』

 

『こっちも負けてらんねぇな!豪快!チェンジ!』【ガーオレンジャー!】ゴーカイジャーはガオレンジャーに姿を変えた。

 

『こしゃくなー!俺が全員相手してくれるー!』デラツェイガーは残ったゴーミンを連れ、直哉達に向かっていった。

 

ー仮面ライダー次元ー

ーど〜なつ屋はんぐり〜ー

大門凛子は仮面ライダーフォーぜ(如月弦太郎)とこの店で合流した。

 

『久しぶりだなー!俺の新たなダチ!ケロロ小隊だ!』

 

『よろしくであります、早速でありますがこの次元では大変な事が…』

 

『凛子さーん、さっきは買ってくれてありがとうございますー!新作のイカ焼きドーナツ、おいしかったですか?』

 

『い、イカ焼きドーナツ!!!』イカ娘はびっくりして気絶してしまった。

 

『あーら、どうしたのかしらその子、あー、あと新しいドーナツ作りたいんですが、何かいいアイデアありませんか?』店長は凛子に質問した。

 

『だったら…まだ大丈夫そうだし…ケロロ小隊!新作ドーナツを個々で作り上げるであります!』

 

『わーいわーい、ラッキーですー。』(ふ、今までありとあらゆる甘い物を食べてきた僕にとって新たな味のドーナツを開発するくらい楽勝だ。それに比べてあの女はただ破壊するしか能がない、ならばこのチャンスを逃すてはないですー!)タママは薄らに笑顔を見せた。

 



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斬救仲間

ー太正八年ー

ーサクラ次元ー降魔の世界ー

ー廃墟ー

カチカチカチカチ

不気味な機械の足音を立てながら歩くバリゾーグをジョーは見つけ出した、前に立ち塞がった。

 

『シド先輩!思い出してください!俺です!ジョーです!思い出してください!シド先輩!』ジョーはバリゾーグを掴み説得をした。

 

『あいにく私はシドなどではない!今すぐここから消えろ!海賊衆!』シドはジョーを突き飛ばし、斬撃を放った。

 

『シド先輩!』ジョーは斬撃を弾きかえそうとするが力及ばす斬撃に吹き飛ばされてしまった。

 

『死ね!賞金首の海賊!』

 

『はあっ!』バリゾーグにさくらが斬りかかった。

 

『貴様は真宮寺さくら!私になんのようだ!』バリゾーグはさくらを弾き飛ばす。

 

『あなたがたとえ改造されたとしてもジョーさんの仲間だったなら私はあなたを救いたい。そのために私はあなたを斬ります!』

 

『おまえ……』ジョーは戸惑っていた。大事な先輩であるシドと戦えるのかどうかと。

 

『海賊衆、貴様は味方だった奴とは戦えないのか?』薫は戸惑うジョーに問いかけた。

 

『それは……』

 

『かつてこの真宮寺さくらは自分の父親と戦った。』

 

『なんだと⁈あいつも…』

 

『さくらはお前と同じように最初は父親と戦う事を拒んだようだ、だがさくらは戦った!父親のためにこれ以上父親に酷い行いをしてほしくないという一心で戦い倒し、父親の心を取り戻したのだ。』

 

『……』(今の俺と同じ…)

 

『貴様がやつの事を本気で斬れるか?』

 

『ああ…もう迷わない!俺は俺はシド先輩…いやバリゾーグを斬る!たとえ今は戦うしかないにしろ…必ずシド先輩を救ってみせる!この俺が!』

 

『そうだ…それでいい。受け取れ。』薫はジョーに向けてシンケンディスクを渡した。

 

『これは…』ジョーは薫から双と書かれたシンケンディスクを受け取った。

 

『シンケンジャーの大いなる力託したぞ…』

 

『ああ…やってやるさ。ゴーカイチェンジ!』【シンケンジャー!』『俺があなたを救う!』ジョーはシンケンブルーに変身し、シンケンディスクを使い刀を二本に増やし、二刀流でバリゾーグに向かった。

 

『ジョーさん、あなたも決意を固めましたか。』

 

『ああ、あんたほど上手くやれるかわからないがな。』

 

『いいえ、頑張れば必ず。』

 

『そうか、手を貸せ。』

 

『わかりました。破邪剣征桜花双斬!』ジョーとさくらは同時に衝撃波をバリゾーグに向けて放った。

 

『くうぅぅぅぅ!』バリゾーグは衝撃で吹き飛ばされた。

 

『ここは引くしかない。ワルズ・ギル様申し訳ありません。次こそ貴様らを倒す。』

 

『そういえば、お父様!』

 

『安心しろ、丹波や本願寺がついている。私達はタケル達の元へ向かうぞ。』

 

『はい!』さくら達はタケル達の元へと向かった。

 

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

ーど〜なつ屋〜はんぐり〜

ケロロ小隊は各々が作ったドーナツを発表していた。

 

『俺が作るのはもちろん赤汁ドーナツだ!ちゃらちゃらした感じで食うやつなど知らん!』真赤な赤汁ドーナツでありドーナツを赤汁に浸した後揚げた赤汁ドーナツであった。

 

『ちょっとーこれじゃあお客様こないわよー。』店長はギロロにクレームをつけた。

 

『だったら、他の店に行けばいい!赤汁のまずさは最高だー!』ギロロは店長に向けて銃を構える。

 

『女性向けではないわね…』凛子の分析は正しい。

 

『な、何ー!』ギロロは驚いてドーナツを食べる。

 

『どうりで真面目なギロロがこんな事するわけであります、夏美殿と同じ凛子殿にダメっていわれたらねー。』ケロロの言葉がかなりぐさっとギロロにきた。

 

(ふっ…所詮なっちーに食べさせたいがために作ったんですねー、でも、こうやってまずそうなの作ってくれた方が僕が軍曹さんに褒められるですー)タママは笑顔でドーナツを作っていた。



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父針右衛門

ー太正八年ー

ーサクラ次元ー降魔の世界ー

ー廃墟ー

本願寺、真宮寺一馬、丹波、黒子達が真宮寺針右衛門から逃げていた。

 

『やばいですよー、そろそろやばそうですねー仕方ありませんねー。丹波さん後は任せましたよ。へんーーーーーへんしん♩へんしん♩変身!』本願寺はドライバーを使い仮面ライダー純へと姿を変えた。

 

『ライダーキーック!』本願寺は上空から高くとびあがり真宮寺針右衛門に向けキックをする。

 

『雑魚が。』真宮寺針右衛門は軽く斬撃を放ち本願寺を吹き飛ばした。

 

『本願寺殿!』丹波は本願寺を抱える

 

『ご先祖様!なぜあなたは私達を襲うのです!それになぜ降魔の味方をするのですか!我々破邪の力を持つものは人間のために戦うはずでは!』

 

『……俺はな…江戸時代…領主のため…民のために必死に剣を振るってきた……友を失おうと…どんなに苦しくても家族を守るために人間だろうと降魔だろうと外道衆だろうと斬ったさ…だがある時…俺は一体の降魔を斬り損ねてしまいすぐにその後降魔を倒したんだが、降魔が領主の一人息子に怪我をさせてしまった。それに腹を立てた領主が降魔を全滅するために魔神器を俺じゃなく娘にやらせたんだ!まだ言葉すら話せなかったんだぞ。』

 

『そ、そんな…』

 

『俺は必死に拒んださ、妻や息子も頑張って娘を取り返そうとした。だが、結局は娘は魔神器を使い降魔を全滅させ死んだ。それだけでは飽き足らずあいつは俺の家族を迫害した。もう降魔はいないからお前達に利用価値はないといってきやがった!あんなにも尽くしたのに!それで人間に失望した俺は降魔と同じような存在の外道衆になるため外道に堕ちた……貴様にも娘があるから気持ちはわかるだろう…』

 

『確かに俺も娘を犠牲にしろなんて言われて平気なわけがありません…ですが、もっと他に方法なかったんですか!』

 

『ならば貴様に問う…天皇の命令のためなら娘を殺すか?』

 

『そ、それは……』

 

『そういう立場にならないうちは否定が出来るんだ。』

 

『あなたと…同じく…娘を助けます…』

 

『そうだ!だから娘を殺されたから俺は外道衆になった。お前もそうするだろ?』

 

『……否定は……』真宮寺一馬は戸惑っていた。どうしてもそうなってしまうと考えたからだ!

 

『なりませんぞ!!真宮寺一馬どのなら絶対に!』丹波は真宮寺一馬に向かい言った。

 

『え、あなたは…』真宮寺一馬は驚いていた。

 

『娘も持たぬ貴様がよくそんな戯言を言えたもんだな!』

 

『確かに私には娘がいません…ですが、姫がいる。姫のためならなんでもしますぞ!ですが、姫を犠牲にしろと言われたらなんとかする方法を命懸けで探しますぞ!』

 

『それでだめだったらどうするのだ!』

 

『姫が死んだ場合……もし姫自身が人間を怨むのであれば私も一緒になって外道に堕ちます!だが姫自身がそれを望まないのであれば私は姫が犠牲になって守ったものを守り続けたい!』丹波は強くいい放った!

 

『詭弁を抜かすな!』真宮寺針右衛門は剣を床に突き刺し、怒りを見せる。

 

『確かにあなたにとっては詭弁かもしれません…ですが…私にも娘がいます理解はできます。だからこそもし私があなたと同じ状況になったら、娘が命を落としてまで、守った人間を守りぬきたい!』本願寺は変身解除し、立ち上がった。

 

『黙れ黙れ!真宮寺一馬!貴様は死ぬ運命だ!貴様達は知っているはずだ!決まっているのだ!』

 

『ええ…確かに決まっています。過去を変える事は出来ません…ですがこの時間にとってここは過去じゃない……未来だ…未来ならば変えられます!』本願寺は大声で真宮寺針右衛門を否定した!

 

『何をいっている…ほら、あそこに数羽、それにじき巨大な大量の降魔が現れた。いくらスーパー戦隊や俺の子孫がいるとはいえ、不可能だ。』本願寺達の上空には巨大な降魔がとんでいた。

 

『ならば魔神器を取り返し、俺は命を捨てる!』真宮寺一馬は剣を構える。

 

『あなたは死んだらだめですよ…本当に出来ない事があった場合には誰かに頼っていいんですよ…ほら…来ましたよ……』本願寺は空高く指を向けると次元の穴からアイスラッガーが飛んできて上空にいた降魔を全て斬り裂いた。

 

『ダァーッ!』ウルトラセブンは本願寺達の側に降りたった。

 

『な、なんだと!貴様は!ウルトラセブン!』真宮寺針右衛門

 

『ここまで誘導してくれてありがとうございます。黒崎さん…』本願寺は事前に時間警察の黒崎にウルトラセブンの誘導を頼んでいたのだ。

 

『ここまでだ!真宮寺針右衛門!決まっている未来など存在しない!』ウルトラセブンはアイスラッガーを構える。

 

『ならば…ならばああああ!』真宮寺針右衛門は鬼のような姿になり、巨大化し、ウルトラセブンに立ち向かった。

 

 

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

ーど〜なつ屋はんぐり〜ー

『さあてと、俺様のは勿論カレードーナツだ超超激辛だぜークーックックックックッ。』ドロドロの黄色のカレーにそまったドーナツがあった。

 

『激辛カレー味……ある意味冒険かもしんないわね…』店長は手にとった。

 

『でも、ドーナツ屋のメインターゲットって若い女性よね…これじゃあ。』凛子は頭を傾ける。

 

『大丈夫だぜーちゃんと甘くするように砂糖を入れといたからよー。』

 

『じゃあ食べちゃいまーす。あーん…ぎゃああああああ辛いーー!』店長の口からヒーヒーヒーヒー!

 

『一粒だけだけどな!クーックックッ!』クルルはいつも通りの不気味な笑い声を上げた。

 

(危なかったでーす。つい食べちゃいそうになっちゃったですーますます評価は上がるですー!)

 



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譲託力

ー太正八年ー

ーサクラ次元ー降魔の世界ー

ー廃墟ー

タケル達と合流したさくら達の活躍によりザンギャックのデラツェイガーとネウロ以外は全部やられてしまった。

 

『賞金首の海賊め!覚えていろ!』デラツェイガーはそのまま姿を消した。

 

『だ、だが!魔神器はこちらの手にある!このまま帰ればこちらのもんだ!』ネウロの手には3つの魔神器があった。

 

『待て、よし海賊衆、素直にレンジャーキーを返してくれないか。』タケルはネウロを追うために再度ゴーカイジャーにレンジャーキーを返すよう頼んだ。

 

『ふざけんな、こいつは宇宙最大のお宝を手に入れるために必要なもんだ、絶対に渡せねぇ!』マーベラスは威嚇で銃を放った。

 

『正直言って今のあんた達は強いだけの人間、私達に勝てやしないよ。』ルカは剣をタケル達に向ける。

 

『僕がいます!返してくれなきゃ僕が相手です!』直哉は剣を構える。

 

『面白え!だったらこれだ!』マーベラスはシンケンジャーのレンジャーキーを出した。

 

『今だ!行け!』薫の号令のもと青い影がマーベラス達が持っていたシンケンジャーのレンジャーキーを奪った。

 

『れ、レンジャーキーが…盗られてしまいました。』アイムの視線の先にいた青い影は仮面ライダーディエンドだった。

 

『ふっ、これでいいんだろ。ほら約束通りこれを渡すから、渡してくれないかな8つ目のショドウフォン。』

 

『わかった、ほら!どうせこの場では必要ないものだ。』タケルは素直にディエンドにショドウフォンを渡し、ディエンドは5本のレンジャーキーを渡した。

 

『これで、はあっ!』タケル、龍之介、ことは、千明、マコの五人はレンジャーキーを使いシンケンレッド、シンケンブルー、シンケンイエロー、シンケングリーン、シンケンピンクに変身した。

 

『この泥棒!ただですむと思ってんの!』ルカは銃を放つが、ディエンドは軽く避けた。

 

『ばいばい。』【アタックライドインビジブル】ディエンドは姿を消していった。

 

『くそっ!この泥棒侍!』マーベラスはタケル達を睨みつける。

 

『おい!海賊衆!そんな事より俺や姫さんのレンジャーキーを出しやがれ!』源太は声を張り上げマーベラス達に質問した。

 

『何いってんだ、その5本だけしか俺達は持ってねぇよ。』

 

『なんだってぇ!そんな嘘を聞きたくねぇ!ん、あ、あったー!』なんと源太の足元にはシンケンゴールドと薫用のレンジャーキーがあったのだ。

 

(マーベラスさんはまだこの時バスコと戦ってなかったら持ってないんだよな〜あの真宮寺直哉君の事もよくわかんないし、意見のすれ違いで戦い合う可能性が高いから、渡しておいたほうが良かったですよね。)なんとその場所にレンジャーキーを置いたのは巴里にいた未来のゴーカイシルバーだったのだ。

 

『さあ、皆、針右衛門を止めるぞ!』変身した源太、薫の指示のもとタケル達は折紙を使い針右衛門に向かっていった。

 

『シンケンオー、天下統一。』

 

『ダイカイオー!天下一品!』シンケンジャー5人はシンケンオーにシンケンゴールドはダイカイオーに乗り、針右衛門に斬りかかった。

 

『甘いな!モヂカラなど!破邪剣征!錯乱道中!』針右衛門はシンケンオー、ダイカイオー、そしてウルトラセブンを斬撃で大ダメージを与えた。

 

『この隙に…』ネウロは次元に穴を開けにげようとしていたが!

 

ドキュン!『うわぁあ!』マーベラス達の銃弾がネウロにあたり、ネウロは魔神器を落としてしまった。

 

『ちっ!ここまでのようですね!』ネウロは魔神器を諦めて、次元の穴に逃げ込んでいった。

 

『なんだこいつ?』マーベラス達は魔神器を拾いあげた。

 

『た、頼む、それがあれば!』真宮寺一馬が走りながらゴーカイジャーの側に近づいた。

 

『あんたが真宮寺一馬か。』

 

『このままでは俺の娘や息子がご先祖様によって倒されてしまう。だからその魔神器で俺がご先祖様を封印する。頼むその魔神器を譲ってくれ!』三人がかりで戦っていても真宮寺針右衛門は強かった。

 

『くだばれぇ!未熟者!』真宮寺針右衛門はシンケンオーを突き刺し、シンケンジャーの五人はゴーカイジャーの側に落下した。

 

『頼む!家族を守らせてくれ!お願いだ!』

 

『残念ながらこいつは渡せないな。』

 

『何!』

 

『あんたの息子や娘はあんたに死んでほしくないと思っている。だったらその願いに答えてやれ。』

 

『お父様…』真宮寺姉弟は一馬を見つめる。

 

『それでも俺は!』

 

『残念ながら俺達は海賊だ。自分がやりたいようにするだけだ。俺はこいつを渡したくはない。』

 

『ジョーさん。』

 

『……そうか、ならば!』タケルは変身を解除し、シンケンジャーのレンジャーキーをマーベラス達に投げた。

 

『これは…お前ら!』なんとシンケンジャーのレンジャーキーが光り輝いた。

 

『だったらやりたいようにやってみろ!俺達の力を使ってな!』

 

『好きにしろ!』

 

『頑張りぃや!』

 

『父親は大事だからな。』

 

『海賊衆、私達の力しっかり使ってよね。』五人は彼らゴーカイジャーに大いなる力を託したのだ。

 

『ふ、舐めるなよ!行くぜ!』【発進!ゴーカイガレオン!】マーベラス達はゴーカイガレオンを呼び乗り込んだ。

 

『さくら、それを。』

 

『は、はい。』一馬はさくらに自分の光武を出させた。

 

『こんなに酷いダメージが…これじゃあ戦えないよ。』

 

『だから…はあっ!』一馬はモヂカラを光武に込めた。

 

『直哉…お前もだ。』

 

『わかりました…はあっ!』直哉も光武にモヂカラを与え、さくらの光武は輝き始め、さくらの光武の傷が完全に直りオーラが滲み出ていた。

 

『これなら大丈夫だ、行ってくれ、私達の思いを乗せて。』

 

『わかりました!お父様、直哉君、頑張ってきます!』さくらはビックライトで光武を大きくし、針右衛門に立ち向かっていった。

 

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

ーど〜なつ屋はんぐり〜ー

『さあて、次は拙者の…』ドロロがドーナツを出そうとした瞬間

 

『次は俺のだ!宇宙ドーナツだ!』弦太郎がドロロを押しのけ、青色のドーナツを出した。

 

『これって…』凛子は頭を傾げ、ドーナツをみる。

 

『クルルに言われた通り、鍋にドーナツを浸しておいたぜ、俺のじいちゃんの宇宙鍋の中にな!』

 

『待ってよー次は拙者のばん!』ドロロは涙ながらに弦太郎に詰め寄る。

 

『あ、ごめん。』弦太郎は素直に謝った。

 

『大丈夫でありますよ、弦太郎殿、ドロロって影薄いから気付きにくいんだよねー。』ケロロは弦太郎に言い放った。

 

『影が…薄い!』トラウマスイッチオン!

 

『そうだよねぇ…僕って影薄いからねーそうだよねぇそうだよねぇ!ケロロ君!』

 

(ふっ…これでまた一歩!さあてとあと数名…いける!いけるですー。ふひっ!ふひひひっ!ふひひひ)タママはほくそ笑んだ。

 



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極付派手侍

さくら修業編最終回です!次回アイリス編お楽しみに!


ー太正八年ー

ーサクラ次元ー降魔の世界ー

ー廃墟ー

そこではダイカイオー、さくらの光武二式、ガオゴーカイオー、ウルトラセブンが協力して、真宮寺針右衛門と戦っていて、一斉に向かっていった。

 

『何人束になろうとも、俺には勝てんぞお!』針右衛門は衝撃波を浴びせ周りを紅いオーラで包み込んだ。

 

『やっぱり手強いな…さくら君、これを使ってくれないか?』セブンは自分のアイスラッガーをさくらに渡した。

 

『あなたは…ウルトラセブン…アイスラッガー…わかりました!』さくらはアイスラッガーを空高く飛ばし剣を構え、力を溜めた。アイスラッガーが落下してきた瞬間!

 

『破邪剣征双花剣刃!』タイミングぴったりにさくらは技を放ち、さくらの技によりパワーをあげたアイスラッガーが針右衛門の紅いオーラを斬り裂き、針右衛門の体にダメージを与えた。

 

『くっ!なんだその力は!』

 

『この力や技はお父様や直哉君から託された物…ご先祖様にはわからない事です。』

 

『強がりを抜かすなあ!』針右衛門はさくらに向け斬撃を放った。

 

『危ねぇ!ダイカイオー、西!』ダイカイオーは防御形態になりさくらへの斬撃を止めた。

 

『源太さん!ありがとうございます!』

 

『俺達も負けてらんねぇな!』ガオゴーカイオーを立ち上がらせる。

 

『ゴーカイジャー!俺達の大いなる力を使え!必ず勝てるはずだ!』タケル達が地上から叫んだ。

 

『よおし、いっちょやって見るか!レンジャーキーセット!』ゴーカイジャーはレンジャーキーをゴーカイオーのコックピットに差し込み、ガオゴーカイオーは変形した。

 

『完成シンケンゴーカイオー!』その姿はまるでシンケンオーを模したようなものであった。

 

『一気に決めるぞ、烈火大斬刀、さくら、ウルトラセブン、侍!』シンケンゴーカイオーはシンケンレッドが使っていた烈火大斬刀を出し、全員が飛び上がり、構えた!

 

『破邪剣征ゴーカイエメリウムおろし!』

 

『ぎゃああああ!』互いの技を同時に頭に浴びせた、針右衛門は大爆発した!

 

『これにて一件落着、せーの…ほい!』シンケンゴールドは締めに一本締めをし、ウルトラセブンは帰っていった。他のメンバーはロボから降り、地上へと降りた。

 

『私達も帰りますか…鎧君…お疲れ様。』

 

『いやー本願寺さん、参りましたよーまた戦いになるかと思いましたよーじゃあ行きましょう。』本願寺と鎧は帰っていった。

 

『真宮寺さくら!受け取れ!』薫はさくらにシンケンディスクを投げた。

 

『は、はい、これは……』さくらはまじまじとディスクを見る。

 

『そこにいる真宮寺直哉の世界に行け!そうすればそれを使える、お前の父の力もある。』

 

『わかりました。お姉ちゃん行くよ。』さくらと直哉は直哉の世界へと移動していった。

 

『海賊衆、すまんが一時的にレンジャーキーを返してくれないか?』

 

『はああ?何いってんの?今更どうしてそんな事いうわけーもう私達のもんよ、渡すわけないじゃない!』

 

『必ず返す、それに次の大いなる力が何戦隊のかを教えてやる。』

 

『ほんと!でも…』

 

『わかったよ、ほらよ!必ず返せよ!』マーベラス達はタケル達に向かってレンジャーキーを投げた。

 

『今だ!』皆の視線がレンジャーキーに集中していた時ディエンドが現れ、薫の懐から折紙を抜き差った。

 

『泥棒ライダー!てめぇ!』源太は怒り叫ぶ!

 

『僕をなめないでよ…隠された折紙いただくよ!じゃあね。』【アタックライド、インビジブル】ディエンドは姿を消してしまった。

 

『はあー、まあ帰るか。』怒る源太をなだめつつ、タケル達は別次元への穴に入っていった。

 

『じゃあ、私達も帰りますか。』

 

『ありがとうございます。』一馬は海賊達に頭を下げた。

 

『いいんだ。俺達は海賊だ、それに俺達五人は自分達の邪魔な物を倒しただけにすぎない。お前達親子がどうなろうが知ったことではない、さらばだ。』ジョーは一馬にいい放ち、別次元への穴へとゴーカイジャーは帰っていった。

 

ー宇宙空間ー

『セブン、超獣は倒しておいたぞ。』

 

『すまんなレオ、俺はどうしても真宮寺一馬を救いたかったんだ。ピエールがきた世界でも救えなかった。反魂の術で蘇った真宮寺一馬ではなく、普通の人間としての真宮寺一馬を。それに俺は反魂の術で蘇った真宮寺一馬を殺戮革命連合に奪われてしまった。』

 

『大丈夫ですよ、あの姉弟なら。』ウルトラセブンとレオはウルトラの星に帰っていった。

 

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

ーど〜なつ屋はんぐり〜ー

『我輩は宇宙デコポンジュースであります!これならがっぽり儲けれるでありますよー!』

 

『この味…いいわ!採用よ!』店長はケロロのドーナツを採用した。

 

『いいよねぇ…ケロロ君は採用されて僕なんて紹介すらされなかったからねぇ!そうだよねぇ!昔ケロロ君が粘土の発表会の時ないから僕の奪ったよねぇ!ねぇ!ケロロ君!』

 

『やべ……逃げるでありまーす!』

 

『軍曹さーん!僕もついていくですーー!』ケロロは逃げ、タママとドロロはケロロを追いかけていった。

 

 

 

 

 




この後のさくら達の行方はウェンディさんの七人目の隊員の特別編 不思議な出会いと別れ…前編を見てください。


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孤独な少女達

アイリス編スタートです!そして原作は特機獣サツキ!わからないでしょ〜どうぞ、


ー平成十三年ー

ー特機獣次元ー

ー街ー

大雨が降っていた。

ザーザーと音を立て雨粒がアスファルトに当たる。大雨だという事は昨日からニュースでわかっていたようで、傘をさすものや、慌ててカバンを頭の上に置き走る者がいた。当たり前の光景だ。傘という事前にそういう準備をしておけば濡れずに済むのだ。だが傘を忘れた者は知っていて忘れていたまたは降らないだろうという思い込みから持ってこなかったのであろう。知っていたのに、わかっていたのにもかかわらず、いざなくなると困るのだ。そう…それは…傘でなくても別の者でも…例えば……恋人でも……

 

『……』雨の中ドレスを着て、熊のぬいぐるみを持った黄髪の少女は下を向き、顔を真っ赤にしながら歩いていた。彼女はイリス・シャートブリアン帝国華撃団隊員であり、超能力が使え、自分の両親が死んだという事実も超能力で知ったのだ。

 

パパ……ママ……お兄ちゃん…

アイリス……もう何もいらない…

わがまま何もいわない!

何もいらない!

だから!お願い!

パパをママをお兄ちゃんを!

ねえ!ねえ!

お願い!お願い!

今までアイリス悪い子だった!

だから直すから!

お願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いお願いだからあ!

 

アイリスの胸の叫びは届かないのであろう……届かないとわかっていても…一人になるのが嫌だったから…………

 

アイリス……もういい………

失うなら……もう…

ジャンポール…バイバイ…

 

アイリスはその場に自分が持っていた熊のぬいぐるみジャンポールを捨て歩いていった。すると

 

『ねえ……これ、落としたよ。』傘をさした少女がジャンポールを拾いあげた。

 

『もう……それ…いらない……どうせ…いなくなる……パパやママ、お兄ちゃんみたいに…』

 

『あなたも……一人なんだ……私は西村サツキ…私もなの……私の家に…来ない?……行くあてがないなら……いてもいいよ………こんな事言ってるけど…私も家に帰っても誰もいなくて淋しいから…』少女の提案にのり、アイリスは少女の家に向かった。

 

ー西村家ー

『これを見て。』サツキはアイリスに行方不明者の写真が載った新聞を渡した。

 

『この三人は誰なの?』そこには髭を生やした男性、サツキに似た女性、眼鏡をつけた若い男性が映っていた。

 

『私のパパ、お姉ちゃん、そして……私の好きな人…行方不明になったの…帰ってくるって……思いたいけど…』

 

『お姉ちゃんも………寂しいんだ…』

 

『でもね……なんか、違う気がするの…最近…パパ達に遭った気がするんだ…そして……あなたに何かを感じたの……だからあなたを……』

 

『そうなんだ……お姉ちゃん……辛い…淋しい?』

 

『うん……すごく辛くて淋しい……夢だと思いたい……でも……でも………』サツキは下を向いて涙を流す。

 

ピンポーン ミツキの家のインターホンが鳴った。誰か来たようだ。

 

『あ……誰だろう。』サツキは涙を拭き家の扉を開けた。

 

『あなたは…誰なんですか?』

 

『警視庁捜査一課警部 追田源八郎です。実はあなたの家族がある組織に襲われた可能性があるんです。少し話を聞いてもらえませんか?』追田源八郎とは仮面ライダー次元にて仮面ライダードライブと特状課と協力し、ロイミュードを撃滅した一人である。彼は剛に頼まれこの次元にやってきた。

 

『は、はい…わかりました。』サツキは追田を家に入れた。

 

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

ーど〜なつ屋はんぐり〜ー

『ふぁーあ、いっぱいねたでげそー』

 

『おお、やっと起きたか、大変だったんだぞ。』ギロロはイカ娘にいった。

 

『ん、あれは何をしてるんでげそ?』イカ娘の側にはたいそう座りでボソボソと呟くドロロがいた。

 

『気にするな、ほおっておけばすぐなおる。ところで、クルル、敵の正体はわかったか。』クルルがギロロに速されパソコンをギロロに見せる。

 

『ああ、モチコース!敵は殺戮革命連合こいつらは主に歴史改変や時間改変を行っている奴等で黄昏の三騎士を復活させ俺達ケロン軍のデータを盗んだ、そして盗んだキルルのデータを使いロイミュードという機械生命体を増やすのが目的のようだぜー。』

 

『ロイミュード?なんだそれは?』

 

『私達の世界にいた機械の体を持って人間の感情や姿をコピーし、人間を支配しようとした存在なの、私達国家安全局0課は敵のリーダーに記憶を操られて、何もできなかったの。だけど特状課という警視庁の組織がロイミュードを全滅させたの。』凛子はスマホにあったロイミュードの写真をギロロに見せた。

 

『そのロイミュードとキルル…いったい何をする気なんだ?』

 

『わからねぇ、今言えんのは相当やべぇって事だけだ。ガンダムが使えるには使えるがここでは目立ちすぎる。アンチバリアを張っててもキツイだろうぜ、クッークックッ!』

 

『まあ…あの二人はほっといて俺は準備をしておく、あとは任せたぞ。』

 

『ほんじゃまそういう事でー。』ギロロとクルルはその場をイカ娘に預け、基地にフライングボートに乗り帰っていった。

 

『あ、あのー君もドーナツ作ってみる?』凛子は寝ぼけていたイカ娘に尋ねた。

 

『ドーナツ!やってみるでゲソ!』

 



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別次元の刑事と喋るバックル

懐かしのリュウケンドーですよー。どうぞ、


ー平成十三年ー

ー特機獣次元ー

ー西村家ー

リビングに座った追田がサツキと話をしていて、アイリスも側で話を聞いていた。

『あんたの身内三人がいなくなったのには殺戮革命連合が関係しているかもしれねぇんだ。』追田は三人の写真をテーブルに乗せる。

 

『殺戮革命連合……?なんですかその組織は?』サツキは追田に涙を見せつつ問いかける。

 

『殺戮革命連合はかつて地球を襲った化け物達が復活し、手を組んで作り上げた組織だ。リーダーはそこにいる嬢ちゃんにも関係あるんだ…』

 

『だ、誰なの?リーダーは?』アイリスは追田を見つめた。

 

『バスコ・ダ・ジョロキア、あいつがリーダーとなり色々な次元を襲っていやがる。そして嬢ちゃん…あんた超能力が使えるから…わかるだろ。嬢ちゃんの家族が殺された事を…』

 

『うん……わかるんだ。』アイリスはうつむき、涙目で追田を見る。

 

ピンポーン!

 

『だ、誰だおい!とりあえず俺が出る。嬢ちゃん達は隠れているんだ。』追田はアイリスとサツキを机の下に隠し、銃を構えつつ、ドアを開けた。

 

『な、なんだよあんた急に銃なんか持って!』そこには青い服を着た青年がいた。

 

『お前…誰だ!殺戮革命レンそーだな!』追田は銃を青年に向ける。

 

『それって……殺戮革命連合だろ……それに俺はな刑事だ!』青年は警察手帳を見せた。そこには鳴神剣二と書かれていて、青年の写真があった。鳴神剣二とは魔弾次元にてゲキリュウケンと呼ばれるバックルの力を借り、リュウケンドーという魔弾戦士となり、刑事としてあけばの町に行き、SHOTという組織に所属して他の魔弾戦士二人と協力して魔物を倒した戦士である。

 

『鳴神剣二だあ?そんな刑事は知らなねぇ、てかこの次元の刑事だったか…』

 

『この次元の刑事?そうか!あんたも別次元から殺戮革命連合を追ってきたのかよ。』

 

『お、おめぇも別次元からきたのか!』

 

『ああ、そうなんだ。実はヤコブの左手というものが光のカノン書に記されていてな、知らないか?』鳴神のバックルのゲキリュウケンから声が聞こえた。

 

『バ、バックルが喋ったーー!あ、あんたもクリムと同じようなやつなのか?』追田は腰を抜かし、たじろいだ。

 

『クリムと同じ、ゲキリュウケン何か知っているか?』鳴神は不思議そうにゲキリュウケンに話しかけた。ゲキリュウケンとは意志を持ったバックルであり鳴神がリュウケンドーに変身するために必要なのである。仮面ライダードライブに変身する泊進之介とクリムスタインベルトみたいなものである。

 

『あなたの世界にいるクリムスタインベルトの事だな、彼は自分が殺された時自分の命をベルトにデータを移し、ロイミュードと呼ばれる機械生命体を倒すためにベルトとなり、人間にはに巻きついて戦ったのだ。』

 

『俺達と似てるなあ。』鳴神はゲキリュウケンを手に持ち話しかけた。

 

『なんでそんな事知ってるんだ、誰に教えてもらったんだ。』追田は再び銃を構える。

 

『確か…チェイスとか言ってたか。』

 

『えええーー!』

 

鳴神の言葉に追田は更に驚いた。

 

『ヤコブの左手……きゃあああ!』サツキは大声をあげながら頭を抱えて苦しんだ。

 

『おい、君大丈夫か。』鳴神は倒れたサツキを抱えあげた。

 

『彼女の左手には不思議な力があるような気がする。』ゲキリュウケンはサツキの体をサーチし、サツキの左手に何かあるとにらんだようだ。そしてアイリスがサツキの左手に触れた。

 

『お姉ちゃん……違う…これは…お兄ちゃん……』

 

ファウーン!サツキの左手から穴が開いた。

 

『な、なんだうわあああ!』その場にいた皆が不思議な穴に吸い込まれていった。

 

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

ーど〜なつ屋はんぐり〜

『やったでげそー!海老ドーナツでげそー!どうぞでげそー!』イカ娘の作った海老ドーナツを凛子が食べる。

 

『これは……天ぷらね。』凛子の意見は正しく海老ドーナツはただの天ぷらであった。

 

『へ?』イカ娘はキョトンとした。

 

『イカ娘ちゃん、うろ覚えでこれ作ったでしょ、これただの甘い海老の天ぷらよ。』

 

『そ、そうなんでげそかー!』イカ娘は衝撃のあまり大声で叫んだ。

 

『たくもー砂糖かけて揚げただけてドーナツにはならないですよー。』(にしても軍曹さんどこに行ったんですかーま、まさか!)タママは冷や汗をかき、すぐさまはんぐり〜の前から飛び出していった。

 

 

 

 



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アイリスは何を頼まれたのか?

すいません!ミツキではなくサツキで時代は平成十三年に変更しました。どうぞ、


ー???ー

アイリスの前に一人の女性が現れた。

『すべてが終わってしまったはずなのに…あなたなら…』話しかけてきた女性は行方不明になった三人のうちの一人西村サツキの姉西村良子であった。

 

『お、お姉ちゃん…サツキお姉ちゃん……違う……いなくなった……一人……サツキお姉ちゃんの…お姉ちゃん…』

 

『あれは触れてはいけないものだった…でも……あなたになら……』

 

『な、何をしてほしいの……』

 

『お願い……あなたに全てを託します…彼と彼女を…救って……』

 

『サツキお姉ちゃんを……』

 

『これを渡しておくわ。』良子はアイリスに本を渡した。

 

『この本は?』

 

『それでわかるはずよ………お願い…あなたにならわかるはずよ……………愛すべき家族と別れた者…遺された者の悲しみを……』

 

『うん…すごくわかる。』

 

『お願い…彼女達にはそんな力はないの…でもあなたにはある…彼女達を…妹を助ける力がある…だから…身勝手かもしれないけど…頼んだわよ…』女性は歩き去って行った。

 

『ま、待って!』

 

 

ー過去の遺跡ー

『おい!嬢ちゃん、大丈夫か!おい!』追田がアイリスを揺さぶり起こした。

 

『おじちゃん……ここは…』目覚めたアイリスの周りには追田、鳴神、サツキがいた。

 

『嬢ちゃんは今まで夢を見ていたんだな…ここがどこなのか今、ゲキリュウケンが調べているから安心しな。』

 

『調べた所ここは遺跡らしい……南アフリカあたりのようだ。だが、不思議な場所だ…』その遺跡の周りには不思議な機械が埋め込まれていた。

 

コツコツコツコツ!

 

『ん?足音、誰か来る、隠れろ。』足音を聞き追田達は遺跡に身を隠した。するとサツキは別の場所にてある男を見つけた。

 

『え、あ、あれは!』サツキの視線の先には行方不明になった一人日高であった。

 

『こ…これは……え!サツキちゃん!なんで!』日高に向かってサツキは抱きついた。

 

『馬鹿!あんたどこに行ってたのよ!え、そ、その左手……』

 

『ヤコブの左手!どうしてそれを!』ゲキリュウケンは驚いていた。

 

『何だろ……すごく…怖い…』アイリスはヤコブの左手に触れその不気味さを感じた。

 

『この不気味なのがヤコブの左手ってやつか、でもこれ完全にこいつとくっついちまってるぞ、切り落とすか?』追田はナイフを取り出した。

 

『だめだ、追田!彼の組織とこの左手は完全に融合している。そんな事をしたら彼は死んでしまうぞ。』

 

『じゃあどうすりゃいいんだよ!この左手相当やばそうだぜ。』追田がイライラしていると遠くから光が見えてきた。

 

『あ、あれは!』サツキの視線の先には行方不明になった西村良子とサツキと良子の父と現地のガイド数名がいた。

 

『何をバカなこと言っているの⁉︎もう21世紀なのよ!タタリも呪いもないわ!これは世紀の大発見よ!人類の起源に異星人がかかわった確かな証拠をつかんだねよ‼︎さあ先に進むわよ‼︎』良子に急かされ調査隊は進んだ。

 

『や、やばいこのままだと。』日高の顔は真っ青だった。

 

『このままだとどうなるんだよ?』追田は不安そうに日高を見た。

 

ブオオオ!側にあった機械が動き始めた。

 

『ま、まただ…』日高は頭を抱えた。

 

『また?どういう事なの?』サツキは頭を抱えた日高に質問した。

 

『僕はこの時間を繰り返しているんだ。確かに僕が命を落としてこの時間の繰り返しを止めたはずなんです。あ、また!』調査隊がトラップにかかった。

 

『時間の繰り返しだと!し、しまった!彼女らが!』良子は不思議な鎧を身につけられ、良子やサツキの父親は不思議な触手に頭を突きさされ、操られてしまった。

 

『お姉ちゃん!お父さん!』サツキが飛び出しかけたが、アイリスが止めた。

 

『いっちゃ…だめ!』ミツキはアイリスに止められ仕方なく止まった。

 

『そこだ‼︎そこに神の力を持つヤコブの左手がある‼︎良子!それは幻影だ‼︎ここにヒダカ君やサツキや他の日本人がいるはずはなかろう‼︎奪え‼︎ヤツを‼︎』

 

『やめてください!僕はもう‼︎』日高はたじろぐ。

 

『黙れ!この鎧がお前を殺せとうめいているのよ‼︎』良子は日高を睨みつけた。

 

『彼女達の意識は既に何かに支配されてしまっている。戦うしかない!剣二!』剣二はバックルを取り出した。

 

『リュウケンキー!セット!はあっ!』リュウケンドーに変身した剣二対不思議な鎧に身につけた良子の戦いが始まった!

 

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

ー街ー

『はーい、おじさま。モアこっそり来ちゃいましたーそれにおじさまが気にいるスターフルーツドーナツ作ってみました、あーん。ーてゆーか意思疎通。』走り疲れたケロロをモアが膝枕をし、ドーナツを食べさせていた。

 

『美味でありまーす!モアどのありがとー!』ケロロは美味そうに寛ぎドーナツを食べる。そんな姿を奴は見逃さなかった。

 

(あの女あぁ!僕の目を盗みんで軍曹さんに膝枕アンドアーンだとぉ!しかもあの軍曹さんの笑顔、あのアマただで済まさないぞこらぁ!)タママは静かに負のオーラを貯め始めた。



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勝手すぎる恋人達

リュウケンドーの時代設定はアクアリュウケンドー入手からジャークムーン接触前です。どうぞ、


ー平成十三年ー

ー特機獣次元ー

ー遺跡ー

不思議な穴を通って過去の世界に来てしまった四人は日高と合流し、化け物と化していた行方不明の西村良子とその父親と戦っていた。

 

『はあっ!ゲキリュウケン、こいつら結構やるなあ。』

 

『俺も助太刀するぜぇ、変身!』追田はマッハドライバーを腰に巻き、りんなから預かっていた量産型マッハに変身し、良子に向かっていった。

 

『お姉ちゃん!お父さん!どうして!ねえどうして!どうして日高の命を狙うの!』

 

『それはね!奴の左手がヤコブの手だからだよ!』良子は追田を殴りつけ、日高に向かっていった。

 

『良子さん!だっ!だめだああ!』日高のヤコブの左手が良子に反応して針となり良子の体を貫いた。

 

『ぐはあっ!』良子の体から針が抜け、良子は地面に崩れ落ちた。

 

『お姉ちゃあああん!』サツキは良子に駆け寄った。

 

『今なら奴を!』良子の父親は尖った触手をサツキに向かわせた。

 

『やばい!ファイヤーキー、発動!』【チェンジ!ファイヤーリュウケンドー!】『火炎武装、ファイヤーリュウケンドー来陣!ファイナルキー発動!』【ファイナルブレイク!】『はあっ!ゲキリュウケン!火炎斬り!』剣二はすぐさまファイヤーリュウケンドーとなり、高く飛び必殺の炎を貯めて、良子の父親を斬り裂いたが!

 

『きゃああ!』すでに伸びていた触手は燃えながらもサツキに迫った。

 

『危ない!』日高はサツキを庇い、燃えた胸を触手に貫通させられた!

 

『日高!日高!きゃあっ!』サツキは日高を抱きかかえた瞬間、不思議な機械から触手が伸び、日高とサツキを引き離した。

 

『な、なんだぁ!』触手は追田達をも捕まえた。

 

『見事なお仕事でした。』遺跡の別の場所から黒いコートに身をつつんだ年老いた男性達が日高を抱きあげた。

 

『誰だあんたら!』剣二は怒鳴り声で黒いコート達に向かって尋ねた。

 

『神から命を受けこの神殿を守っている一族です。この男性にはもうひとつ仕事をやりとげなくてはなりません。』黒いコートの一人は錆び付いた剣を日高に渡し、不思議な紋様が書かれた場所に座らせれた。

 

『こ、この左手をまた斬れば…』日高は必死になり剣を構えた。

 

『お願い!私を一人にしないで!お願い!お願い!』

 

『サツキちゃん…勝手だけど…僕は…君を救うために…犠牲になる…ふん!』日高は左手を斬り落とし、無惨に倒れこんだ。

 

『日高あああ!』サツキは大粒の涙を流した。

 

『うわああああ!』アイリスは日高の倒れこんだ瞬間自分の能力故に知ってしまった。大神の死の状況が頭をよぎった!

 

『お兄ちゃーーん!』アイリスが涙を流し日高を見ていたらヤコブの左手を持っていた黒いコート達が倒れた。

 

『ついに手に入れたぞ!ヤコブの左手!』黒いコート達を倒したのはなんと、リュウケンドー達の敵、ジャマンガのドクターウォームと紫色の体をした使い魔達だった。

 

『あいつは…この間おっさんが会ったドクターウォーム!』剣二はドクターウォームを睨みつけた。

 

『はっはっはっ!このヤコブの左手があれば貴様やリュウガンオーなど楽に捻り潰せるわ!』ドクターウォームがヤコブの左手を掲げた瞬間、次元の穴が再び開いた。

 

『し、しまった!うわああ!』またもそこにいた黒いコートが穴に吸い込まれていった。

 

(アイリス……わかった…あのお兄ちゃん…お兄ちゃんと同じなんだ…そしてサツキお姉ちゃんとアイリスは同じなを…アイリスにもわかる…だから…今なら…アイリスの力なら…)アイリスは決心した。

 

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

ー街ー

ドドド!そこには大量のロイミュード072が街を破壊しまくっていた。

 

『この状況はまさしく俺達がキルルと戦った時の様ではないか!だが、それならば前と同じように!』ギロロとクルルがそれぞれのガンダムに乗り込み072を倒していった。すると072の一人から映像が流れた。

 

『そんな事したって無駄無駄。』その映像には黒いコートに黒い帽子をかぶった男がいた。

 

『貴様は何者だ!』

 

『俺の名はスカンク、殺戮革命連合No.3になった男だ、よろしく。』モニターに映る男はスカンクといい、ロボット工学が発達した別次元にてロボットを使った犯罪を行い金儲けをしてアトムに懲らしめられている犯罪者である。

 

『スカンクだと!貴様かぁ!キルルのデータを黄昏の三騎士に奪わせたのは!』ギロロは戦いつつもモニターに目を向ける。

 

『その通り、そしてご覧の通りの綺麗な光景になれたったわけだ感謝してるぜ。』

 

『まさかお前…これがあの時のキルル騒動と同じって事は…』

 

『そう。制御キーがあるんだよ。しかも今回はオリジナルの072の体内に隠してあるのさ。』

 

『なんだと!クルル!』ギロロはクルルに解析を頼んだ。

 

『ちょい待ち!確かに制御キーは072の体内に埋め込まれているが、見つけ出す方法がない。』

 

『何故だ、前みたいにどこかに鍵が?』

 

『072のオリジナルが本体と変わりがないから見分けがつかないから、いくつかある集団の中にオリジナルがいるかいないかぐらいの違いはわかるが何故か特定の072本体を見つけだすのが無理なんだよ、強力な磁力が072本体を見つけ出すのを妨害しているようだぜーこの集団の中にはいないが、もしオリジナルがいたら072のコピー体は止まらねぇ!』

 

『そういう事、頑張りなー!』映像はそこで終了した。

 

『くっ!この数!多過ぎる!』ギロロの乗るガンダムEZ8は072自体は楽に倒せてるがあまりに数が多過ぎて、そろそろ弾丸がきれかけてるようだ。

 

『最悪だぜぇ!まだまだ072は増えてるらしいぜぇ〜』クルルはウィングガンダムゼロに乗り、バスターライフルで072を簡単に倒していってるが、エネルギー切れ寸前らしい。

 

『くそっ!何やってるんだケロロ!早くこい!』ギロロが不満を垂れていると横から銃弾が飛んできた。

 

『ん?誰だ?』ギロロが後ろを向くとそこには紫色の姿をした仮面ライダーがいた。

 

『俺は仮面ライダーチェイサー、フォーゼの仲間だここは引け…救援を呼んである。しっかり作戦を立てるべきだ…』【ガン】チェイスはギロロ達の周りにいた072を倒した。

 

『その姿まさしく仮面ライダー!わかったひくぞ!』ギロロ達は撤退していった。



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ここにいる意味

少しストーリー急がせてみました。どうぞ。


ー平成十三年ー

ー特機獣次元ー

ー遺跡ー

不思議な穴の出入口はさっきと同じ時間であり、時間が巻き戻ったのだ。

 

『これは…また時間が繰り返したんだ!僕が死んだから…僕がヤコブの左手が収められる前です死んだから。』日高は残念そうに皆を見た。

 

『じゃ…じゃあ…ゲキリュウケンどうすれば元に戻るんだよ?』

 

『剣二…残念ながらヤコブの左手は…カノンの書に書いてある通り…受け継がれなければならない…使用者の命と引き換えにな。』

 

『ふざけないでよ!なんで日高が死ななければならないのよ!何がカノンの書よ!ゲキリュウケンあんた何とかしなさいよ!』サツキはゲキリュウケンに怒鳴りかけた。

 

『そもそもカノンの書に記されている予言の言葉はこうなんだ。』

《ヤコブの左手太陽が緑に輝く時東方にいたりて少女に宿る邪神と戦う唯一の武器となり死と破壊をもたらずであろうそして少女を喰らい成長したヤコブの左手は放たれこの世に永遠の地獄をもたらすであろう》

 

『え!』サツキは床に崩れ落ちた。

 

『じゃ…じゃあ…この嬢ちゃんが死ぬはずだったってのか?』追田はサツキを指差した。

 

『ああ、そうだ。』ゲキリュウケンは冷たく追田に返事した。

 

『そんな…そんなぁ!』サツキは涙を流す。

 

『そしてそのヤコブの左手には時間を巻き戻す機能があるんだ。日高君、君は時間が繰り返す前、サツキ君の左手にあったヤコブの左手が偶然君の左手にかわり時間を巻き戻した。それは、遺跡調査にきてトラップにかかり化け物になったあの二人を倒すために、あの二人がトラップにかかった瞬間に倒すために。』日高は立ち上がり、再び儀式の場所に行こうとしたが、アイリスは止めた。

 

『だからアイリス、わかったんだ。お姉ちゃんの左手がおかしいんだって。でも、なんであの二人を倒そうとしたの。』

 

『それは、サツキちゃんの家にヤコブの左手が届き、サツキちゃんの左手になってしまった。それを追ってトラップにより化け物と化していた教授と良子さんは日本にやってきてしまい、サツキちゃんの友人に被害が及び、サツキちゃん自身がヤコブの左手を使いこなせず、ヤコブの左手が暴走してしまった。サツキちゃんを助けるために僕は時間を繰り返し、トラップにかかったばかりの教授と良子さんを殺し、僕はヤコブの左手を正しく収めるために死ぬ…それだったのに、何故!』日高は怒りながらヤコブの左手を見る。

 

『それはこの子がきたから。』突如アイリスが持っていた本から声が聞こえてきた。

 

『えっ!』剣ニは驚き本に近づいた。

 

『お、お姉ちゃん?』サツキは剣ニの横から本を見た。そしてその声は姉にそっくりだと気づいたのだ。

 

『アイリス…この子には希望がある…皆を救う力がある…』

 

『力…この嬢ちゃんに力があんのか?まさか…剛が言っていた霊力ってやつか?』追田は事前に花組の事を剛から聞いていたのだ。

 

『うん…そして………わかったの……アイリスがどうして…この世界に来たのかを…それは……サツキお姉ちゃんやサツキお姉ちゃんの大事な人を守るために……来たんだと思う。アイリスと同じような思い……愛する家族を亡くしたアイリスと同じ思いをして欲しくないから来たんだと思う。皆もそうなんでしょう。』

 

『ああ、俺は市民を守るために来た、それが俺のデカ魂だ!』追田はある場所に向かって走っていった。

 

『追田のおっさん!俺もあんたのデカ魂を持っている!市民を守る刑事だからなあ!俺に出来る事をやる!行くぜ変身だ、ゲキリュウケン!はああ!』剣ニはリュウケンドーに変身し、周りの壁を壊し始めた。

 

『うわああ!』壁に隠れていたドクターウォームとその部下達が現れた。

 

『見つけたぜ、ドクターウォーム!とっとと消えやがれ!』リュウケンドーは剣を構えた。

 

『さ、作戦失敗か!覚えておれ!』ドクターウォームは姿を消した。

 

『うおおお!待ちやがれぇ!』追田が向かったのは探検隊の所であり、探検隊の前に立ち塞がった。

 

『だ、誰なんですか?あなたは!』

 

『刑事の追田源八郎です。ここは危険区域に指定されましたので直ちに立ち去ってください。』

 

『ちょっ、ちょっと!ちょっとおお!』追田は探検隊を遺跡から追い出していった。

 

『早く出て来い守り人!いるんだろ!行ってやるよ!』日高は叫び守り人を呼んだ。

 

『わかりました…まあいいでしょう。』守り人達は日高を儀式の場所に連れていった。

 

(出来る…アイリスなら…アイリスの力なら…日高お兄ちゃんの儀式で斬り落とした左手の傷を治せる!お兄ちゃん…アイリスが側にいたら…もしかしたら治せてたかもしれない…でも……アイリスはいなかった…でも今はアイリスがいる!治してみせる!)アイリス達は日高についていった。

 

ー仮面ライダー次元ー

ー秘密基地ー

そこにはチェイスとギロロとクルルがいた。ここは緊急用にケロロ小隊が作った基地でガンダムもここに置いてあった。

 

『もうすぐ来るはずだ…救援が。』チェイスがそういうと次元の穴が開き六人の少女が出てきた。

 

『まさかカンナさんと同じく赤い巨人を見ることになりますとはね。』

 

『あたいもびっくりしたよーあのおっさん強かったしなー。』

 

『マリアはんの言っているゴジラやモスラはうちは直接見たけどへドラは知らへんなあ。』

 

『機龍…不思議な兵器があるのね…死んだ生物から作るなんて…』

 

『レニもロボット見たですかー、私も不思議なロボット見たでーす。』

 

『織姫の言っているロボットとは…何か違ったようだよ。』すみれ、カンナ、マリア、紅蘭、織姫、レニが現れた。

 

『こ、これが救援!ふざけるな!こんな女ばかり集めてどうなる!』ギロロはチェイスに強く反論した。

 

『確かにこいつらは女で、ある敵に負けたばかりだ…でもそれにより修業し心を強くしたのだ。大丈夫だ。』

 

『そうかい、だったらこっちからは何も言う事はねぇぜ!』クルルは磁力の謎を解明すべくパソコンを触っていた。

 

『わかった…で、メンバーはこれだけなのか?』

 

『あと二人いる…真宮寺さくらは剛がイリス・シャトーブリアンは追田が迎えに行く、少し待ってろ。』

 

『ところで、あなたは一体誰なんですの、人をこんな所に連れてきて!』すみれは怒りを見せながらチェイスを見た。

 

『未来から来た大神一郎の孫のダチだ。』

 

『はああああ!』全員が大声で叫んだ!



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Last Stage 日本に帰れ

アイリス編、最終回です。どうぞ、


ー平成十三年ー

ー特機獣次元ー

ー遺跡ー儀式の場ー

日高は数十名の黒いフードに囲まれ、ヤコブの左手を斬り落とそうとしていた。

 

『頼むぜ、アイリスの嬢ちゃん。にしてもなんで不思議な左手とはいえ、それを斬り落としただけで、人間って死ぬもんかねー。』追田は不思議そうに儀式を見ていた。

 

『確かに怪しいっすねー、そうだ!ゲキリュウケン…あの黒いコートの中に一人だけ違うやつとかいねぇのか?お前が言っていた予言の言葉に。』

 

『剣二、黒いコートの中にいるのか?……それに予言の言葉通りに少女喰らい成長と書いてあるが…』

 

『確かに…待てよ、前にあった少女に緑に輝き?…宿りし邪神……そうか!見えた、あいつか!』剣二は黒いコートの一人に向けて拳銃を放った。

 

『ぐわっ……なぜ!何故だああ!』その黒いコートの顔は少し緑色であったため剣二が気づいたのだ。

 

『剣二!ん!あ、あいつは!』ゲキリュウケンは黒いコートの一人の姿が変わっていくのを見た。

 

『愚かな人類が我々キリエル人に気付くとは!』

 

『き、キゥイ一人!な、何だそりゃあ!』追田はまた驚いていた。

 

『追田さん、キリエル人ですよ。こいつらは俺達とは違う次元から来た奴ですよ。こいつらは神の力を持つと言われているヤコブの左手を利用するためにわざわざこの次元の過去に来て、予言書に”少女喰らい成長”なんて書かせたんだな!そして、予言書にあった邪神という言葉の意味がわかったよ!この邪神とは鎧を付けさせられ襲ってきた良子さんの事じゃあなかった!お前達の世界の邪神ガタノゾーアの事だったんだな!』

 

『そうさ、私達の世界で邪神ガタノゾーアを倒すためにはこのヤコブの左手が必要だったんだよ!だが、ここは引くしかない!ただ私が横から力を加えて日高とかいう人間を殺すのは確かだが、そんな事をしなくても、左手を斬り落とした時に大量出血で死ぬだろうなあ。』キリエル人は薄ら笑みを浮かべた。

 

『た、確かに…それでも。』日高は決意し、錆び付いた剣で左手を斬り落とした。

 

『今だ!イリス・ジャルダン!』(アイリスは日高が左手を斬り落とした瞬間に技を放ち、日高を回復しようとした!だが!)

 

『ぎゃあああ!』回復は出来たが、日高の左手の斬り落とした傷からすぐにまた血が噴き出してきた。

 

『日高ああああ!』サツキは泣きながら叫んだ!

 

『サツキちゃん…』日高は痛みを抑えつつ、サツキを見る。

 

『やっとやっと!パパとお姉ちゃんが助かったのに日高がいなきゃ台無しじゃない!ねぇ!もうわがままいわない!あんたのわがままだって聞いてあげる!私は日高の事が好きなのだからお願い!生きて!頑張って!』

 

『サ、サツキちゃん……』日高は血液不足で意識が不安定な中、必死でサツキを見た。

 

『はっはっはっ!無駄だ無駄だ!』キリエル人は高笑いをし、日高を蔑む。

 

『このままじゃ!お兄ちゃん!お願い!アイリスに力を頂戴!助けたいの!あの二人を幸せにしてあげたいのね!ねぇお願い!お兄ちゃああああああああん!』アイリスの体は黄金色に輝いた!

 

『あ、あの輝きは!まさか!貴様も希望の種を!』

 

『少し違うな、彼女は大神一郎を愛していて、大神一郎も彼女を愛していた。それにより互いを信じあった事により希望の種の力を分け与えられ、自分の力を信じる気持ち、誰かを愛する気持ちを知ったからこそ、その力を完全に使いこなす事が出来たのだ。』

 

『奴と…ウルトラマンティガ!マドカ・ダイゴと同じ力がある…光の輝き人間の希望……に、逃げるしかない!』キリエル人は慌てて、別次元の穴に逃げ込んでいった。

 

『イリス・アンサンブル・ジャンポール!』アイリスは全ての霊力を振り絞り、日高の左手を再生させ、出血を止めた。

 

『日高あああ!』

 

『サツキちゃあああん!』サツキと日高は互いの名前を呼びながら互いの体を強く抱きしめあった。

 

『良かったな…さあてと、帰りますか!』剣二とゲキリュウケンは次元に穴を開け、帰っていった。

 

『サツキちゃん…行こう、未来に。』

 

『うん…ありがとう…さようなら、アイリスちゃん。』二人は手を強く握りしめ、不思議な穴の中に入り未来の変わった時間に帰っていった。家族四人が笑顔でいられる時間に。

 

『バイバイ…お姉ちゃん。』アイリスは霊力の使い過ぎによりアイリスは気絶して倒れた。

 

『嬢ちゃん…こんな小さいのに…よく頑張ったなあ…だが…まだ…戦いをさせるのか…すまねえなあ…よいしょっと。』追田はアイリスを担ぎ、シフトスライドで別次元の穴を開け、その穴を使い仮面ライダー次元へと向かった。

 

『……お兄ちゃん…ありがとう……』アイリスは寝言を言いながら、笑みを浮かべた。

 

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

ー秘密基地ー

『よう、連れて来たぜ、チェイス。』追田はチェイス達がいた仮面ライダー次元の秘密基地にきたのだ。

 

『アイリス、無事だったのね。』

 

『ああ、今、不思議な力を使い果たして眠っている…しばらく寝かしといてやったほうがいい。』追田は部屋にあったベットにアイリスを降ろした。

 

『後は…さくらさんだけですわね……チェイスさん…ちゃんと来るんでしょうね。』すみれは不安そうにチェイスを見た。

 

『ああ…大丈夫だ…大神一郎の孫がいっているんだからな。』

 

『私達と同じような人間がいて、少し違う歴史を歩んでいる…不思議ですわね。』すみれ達はただ静かに待っていた。

 

ーサクラ次元ー

ーバスコが来た世界ー

ー大帝国劇場跡ー

さくらは別世界の花組と共闘後この世界に帰ってきていたのだ。

 

『長官…かえでさん…皆…大神さん…さくら強くなって帰ってきました…』さくらが手を合わせ拝んでいるとバイクの大きな音が聞こえてきた。

 

『こ、このバイクの音…剛君!』そう呼ぶと剛はさくらの側にバイクを置き、話しかけた。

 

『やあ、久しぶり!どうだった、自分の強さを手に入れた?』

 

『ええ、私は強くなったわこれなら…』

 

『まあ、このままこの世界で戦ってもらうはずだったんだが、ちょっと事情が変わってな。』

 

『事情が変わった?どういう意味?』

 

『別次元にてある化け物が現れた!その化け物を蘇らせたのは、復活した黄昏の三騎士なんだよ。』

 

『た、黄昏の三騎士!前に私達花組が倒した奴らね。』

 

『そして、ここから先はバイクに乗りながら話す、乗ってくれ、さくらばあちゃん。』

 

『えええー!』さくらは驚きつつ、バイクに乗った。

 

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

ー路地裏ー

そこではケロロとモアと嫉妬に溢れたタママがいた。

 

『おうおう!甘いスターフルーツドーナツで軍曹さんのハートをゲット出来たなんて思ってんじゃねぇだろぅなあ!ゴラァ!』タママは嫉妬のオーラを貯めつつモアを睨んだ。

 

『タ、タママさん落ちついて。』

 

『落ちつけるわきゃねぇだろぉが!軍曹さん、僕が作った砂糖濃度90%、生地以外全部砂糖の究極のドーナツ”タママドーナツ!食べてくださぁい!』タママはドーナツをケロロの口に向けて投げた。

 

『あっめええええ!』ケロロはあまりの甘さに倒れた。

 

『おじさまああ!ん!な、何?』突如地面が割れ、ガンダムタイプの機体が現れた!モアはケロロを持ち、タママと共に割れた地面から離れていて無傷だった。

 

『赤と青のガ、ガンダム!?み、見た事ないですぅ!』タママは見た事がないガンダムに唖然としていた。

 

『よお、ケロロ小隊の隊長とその数名の部下さん達にあいさつに来たぜ。』ガンダムに乗っていたのはスカンクだった。

 

『そ、そのガンダムはなん何です!』モアはスカンクに向けて言い放った。

 

『このガンダムはケロン軍のデータベースにあったあんたらのガンダムのデータを使って殺戮革命連合の科学者に作ってもらったガンダム、名付けて”マグネットガンダム”だ!名前の通りこいつは磁力を操るんだぜ、まあ今日はあいさつだけだ!じゃあな!』マグネットガンダムは空高く飛び上がり消えていった。

 

『タママさん、今はクルルさんが作ってくれた秘密基地に行きましょう。』

 

『わかったです。』モアに促され、タママはクルルの秘密基地に向かった。

 



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第五章 異世界からの仲間編
本物をどうやって見つけるのか?


ー平成二十九年ー

仮面ライダー次元ーゴーストの世界ー

ードライブピットー

『すまねえな、さくらばあちゃん、あんたに迷惑かけちまってよ。』剛とさくらはドライブピットにいた。

 

『いいのよ、にしても驚いたわ、あなたが大神さんの孫で私達帝国華撃団光組の隊長とはね。』

 

『俺は助けたかったんだ……あんなに大事に育ててくれた…じいちゃんが守りたかった命を。』

 

『剛君…ありがとう。』

 

『いやあ、こっちこそ面倒に付き合わせてごめん…今回の敵は敵であって、敵じゃない。』

 

『剛…どういう事?』

 

『ロイミュードとよばれる機械の体を持った生命体がいたんだ、そいつらは人間の感情や姿をコピーし、人間を憎み敵対していたんだ。だが、奴等の中にも一部は人間と仲良くしようとしたんだ。』

 

『機械の体を持ったロイミュードねえで、それで仲良くなれたの?』

 

『ああ、ほんの数体…だけだが…仲良くなれた。だが奴等を全滅してしまった、人間が人間を憎みあうように人間が人間を殺しあうようにロイミュードも人間を憎み、人間を殺した。だけどそんなくだらない事よりも誰かと手を取り合うという事が出来たやつがいたんだよ。そいつが復活して暴れている。名前は072っていうんだ。』

 

『072……』

 

『072は記憶を消されて、大量のコピーを引き連れて、集団でこの世界に攻めてきた。目的は人間をアニマシステムと呼ばれるシステムにより人間をデータ化し、人間をネットに封印し、自分達だけの楽園を作りあげる事なんだ。』

 

『そ、そんな、ならなんとかして、止めないと…でも、記憶がないとはいえ殺すのは、ちょつと……』

 

『だからこそ俺はばあちゃん達に頼んでんだ、頼む、一緒にあいつの記憶を戻すのを手伝ってくれ。』

 

『いいわよ、あなたが大神さんの孫なら私や花組の皆はあなたを信じるわ。』

 

『ありがとうばあちゃん、他のばあちゃんの達ももうすぐここにくる、そしてドラえもんズの仲間も来る。』

 

『誰なの、それは。』

 

『ドラえもんズの仲間、ケロロ小隊およびイカ娘、実はなあいつらの世界に黄昏の三騎士現れたんだよ。』

 

『えっ!な、なんですって!』

 

『実は別世界で葵又丹、黄昏の三騎士、降魔を復活させ、さくらばあちゃん、エリカばあちゃん、ジェミニさんを別次元へ送り込み倒そうとした。そして時を同じく黄昏の三騎士はケロン軍から新型生体兵器キルルのデータを盗み、ケロロ小隊が黄昏の三騎士討伐のために駆り出された。ケロロ小隊、およびイカ娘はガンダムと呼ばれる霊子甲冑とは全く違うコンセプトで作られた機械を使い黄昏の三騎士を倒し、別次元にいったさくらばあちゃん達は別次元の人間と協力し、葵又丹は倒された。だが、黄昏の三騎士から既にデータを受け取っていたイガアナ博士によりキルルを量産され、キルルが072に化けているんだ。殺戮革命連合の奴等、わざわざ072を使うとはいい趣味してやがるぜ‼︎』

 

『キルル?な、何それ?』

 

『さっきもいったとおりキルルとはケロン軍が作りだした、生体兵器あいつらは人間の怒り、憎しみなどのネガティブな感情を吸収し成長分裂増殖を繰り返す。止めるには鍵が必要なんだが、残念ながらその鍵は本物の072の体の中にしかないんだ。』

 

『じゃ、じゃあどうやって本物を見つけ出すんですの?』

 

『最上究、072と心を通わせた人間で072のコピー元なんだ、この人なら本物の072の記憶を呼び戻せるはずだ!この人を守りつつ、アニマシステムおよびそれを邪魔するスカンクのマグネットガンダムを破壊し、072の記憶を取り戻す!もう、全員集まっている!』

 

『一緒に頑張りましょう、剛!』

 

『ああ!』二人は秘密基地に向かった。

 



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生き返る事は罪なのか?

ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

ーケロロ小隊秘密格納庫ー

この場所はケロロ小隊がキルル対策のために秘密道具のポップ地下室を使い作った秘密基地にてケロロ小隊、イカ娘、三人の仮面ライダー、帝国華撃団が集まっていた。

 

『剛…久しぶりだな。』

 

『チェイス!本当に生きかえったんだな…良かった。すまねぇ!チェイス!』

 

『剛や鵜、別世界の巴里華撃団のおかげで生きかえる事が出来た。だが、俺は生きかえってよかったのか?』

 

『チ、チェイス、な、何言ってんだよ!』

 

『失った物は元に戻す事は出来ない、だから俺達仮面ライダーが失わないように守る。それがルールではないのか?』

 

『そ、それは…』チェイスの発言を聞き剛は俯く。

 

『アイリス、そうは思わない!』アイリスはチェイスの発言を否定した。

 

『何?』チェイスはアイリスの方を向いた。

 

『確かに今までは失われた物を元に戻したり、死んだ人間を復活させるのは

悪いと思うルールがあった。ルールは守るもんや、でもなあそのルールを破ってでも守りたいものはあるんや!ウチは今回の別世界への移動で、それをよく知ったんや!』

 

『紅蘭ばあちゃん…』

 

『そんなルールは誰かが勝手に決めたもの、僕達は僕達なりの考えをすればいいんだよ。』

 

『レニばあちゃん…』

 

『今あなたは生きかえれたんでーす。運が良かった、それでいいんでーす!』

 

『織姫ばあちゃん…』

 

『お前達の大事な家族が死んでいて、俺だけ生きかえったんだぞ…それでもいいのか?』チェイスはすみれに質問した。

 

『確かに私達の大事な家族は死にました、でもだからといって、剛の友達であるあなたには死んでほしくありません。』

 

『すみればあちゃん…』

 

『そりゃあ…あたいだってもし親父やおふくろ、隊長が生きかえるためになんだって努力する。剛がお前を生きかかえらせたいという努力が実を結んだんだよ。』

 

『カンナばあちゃん…』

 

『甘えればいいじゃない……生き返れた事を。』

 

『マリアばあちゃん……』

 

『本当にいいんだな。』

 

『チェイス君、あなたは剛君から必要とされて生き返れたのよ、あなたにとって剛君は何なの?』

 

『俺にとって…』

 

『俺はチェイスのダチだ!ダチに生きかえってほしかったんだ。』

 

『剛…俺とお前はダチではない…お前がずっと言ってきたはずだ。』

 

『んなわけあるか!チェイス!お前と剛はとっくの昔にダチだ!一緒に色んな敵と戦い、苦難を乗り越えてきた!それでもうダチなんだよ!それにそういうのが恥ずかしくて言えなかったんだな!』

 

『そうなんだよ…ずっと言えば良かったと思ってたお前は既に俺のダチだって事を。』剛は泣きながらチェイスに言った。

 

『それでいいでゲソー。』イカ娘は緩くチェイスに言った。

 

『もうそれでいいでありますよ。我輩だって冬樹殿に始めであって友達だよと言われたのが嬉しかったであります。』ケロロが剛に近付き笑顔を見せた。

 

『よし、じゃあ友情の証だ、ほら』フォーゼは剛とチェイスの自分がよくやる友情の証の行動をさせ、友情を確認した。

 

『じゃあ作戦について説明があるであります、クルル曹長!』

 

『まず、本物の072を見極めるのは現状では不可能だ。スカンクの使っているマグネットガンダムにより磁力により本物の一体だけを見つけ出すのは無理だぜぇ、だからまずは花組の霊子甲冑と俺達のガンダム、三人の仮面ライダーでマグネットガンダムを倒し、磁力の妨害を打ち消して、本物の072を見つけ出し、心を通わせていた最上究に説得を頼み、072の体内にあるスイッチを使い、キルルの増殖を抑えるこれが作戦だ!』

 

『本物の最上究や特状課は今ガンダムの周りを見ていて…俺達が代表で来たんだ。』チェイスが丁寧にケロロに答えた。

 

『ですが、私達花組の光武二式を使えるのは私、レニ、アイリスのみで、他のメンバーの光武二式は破壊されていて使えないんです。』マリアはケロロに告げた。

 

『ケロロ小隊、帝国華撃団の皆様、特状課の皆様、仮面ライダー諸君!我輩が及ばずながら指揮をとらせてもらうであります!』ケロロが皆に堂々と宣言した。

 

『おじ様!巨大な072の軍団が市街地に現れました!』モアがレーダーで確認した。

 

『モア殿、特状課、光武二式が使えないメンバーは待機、残りのメンバーは全員出撃であります!』皆がケロロの指揮に従い072軍団に向かっていった。

 



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格納庫で何が出来るだろうか?

君あるがためが面白すぎる!どうぞ、


ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

秘密基地ー格納庫ー

この格納庫にはケロロ小隊やイカ娘が使っているガンダムがあり、特状課のメンバーはそこで出撃しようとしていたガンダムを見ていた。

 

『す、すごい技術だああああ、僕達の世界とは全然違うロボットを作りあげているとはーー究極のロボットきたー。』最上究は物凄い速さでガンダムの周りを

 

『ドライブの技術と比較しても、これはすごいなあ。』早瀬は関心しながらガンダムを見ていた。早瀬とはグローバルフリーズと呼ばれる事件にて進ノ介の誤射にて足に大怪我を負ったがリハビリにより完全に完治し、特状課で仕事をしているのだ。

 

『なんだっけぇ〜名前はたしか〜〜〜ナムナムだ!』追田は強く叫んだが全然名前は違った。

 

『はあっ…ガンダムよぉ、源八!どんな間違いしてんの…』りんなは追田は発言にがっくりしていた。

 

『まあいいじゃないですか…今、特状課には霧子ちゃんと泊ちゃんはいませんが、この秘密基地にて我々がやる事はロイミュード事件の経験を生かして072の本体を見つけ出してみましょう。りんなさん。』本願寺課長はマイクを使い皆に言った。

 

『課長〜もう、本物の072を探す装置は出来てるですけどーやっぱりマグネットガンダムの磁力の妨害が強くて、全然使えませーん!モアさん、あのガンダムについて何か出ました?』

 

『はい…あのガンダムが強い磁力を発している事、ケロン軍から盗んだデータを使っている事で、ガンダムタイプである事はわかっているんです。』

 

『やっぱりマグネットガンダムか〜〜フォーゼのマグネットステイツでなんとか出来るかな〜』

 

『まだ未知数なのでよくはわかりませんが、大丈夫ですよーてゆうか楽勝楽勝。』

 

『そんなもんかねー、確かにこのガンダム達は強いんだけどねー、ん?花組の皆さん、どうしたのこんな所に、何か用?』りんなが声をかけた先にはさくら、すみれ、紅蘭、織姫、カンナがいた。

 

『いや、私達は072の軍団がもしここに来た時のために待機していてくれと頼まれて来ました。私達5人の光武二式は壊れてしまいましたから。』さくら達は俯いた。

 

『報告書見たけど仕方ないわよ、円盤生物、怪獣に星人、ロボットに外道衆こんなわけわからない奴等が敵ならねー。』

 

『はい、ですが私達にも何かできる事ないか探しているんです。殺戮革命連合を倒すためにも私達が愛した大神さんのためにも。』

 

『愛する人、それは心を照らす太陽だ!かけがえのないサンシャイン!それを奪われた時、世界は闇に包まれ!凍りつくう!それをした殺戮革命連合に完全と立ち向かうあんた達すげえぜ!』追田は怒りに燃え、叫んだ!

 

『そんな褒められる事はしてませんよ、ただ頑張りたくて。』さくらは笑顔で追田に言った。

 

『ところで紅蘭さん、光武について何か教えてくれませんか、あの残っている霊子甲冑の修理を手伝いたくってガンダムの方はモアさんに言われたマグネットガンダム用のマグネットコーティングはすんでるですけどね。』

 

『わかったわ、教えますわ、この子達もすごい傷ついとる…バスコ襲撃の時のダメージろくに直しとらんかったしな……それにマリアはんのには酸で溶けた痕まである。りんなはん、皆手伝ってつかんさい。』

 

『わかりました、出撃までまだ少し時間があるので頑張りましょう。』ケロロ達が出撃するまでの少しの時間を使い、紅蘭達は光武二式の整備を始めた。

 

『どうすれば奴の…072の記憶を取り戻せるんだろう。』最上究が悩んでいると側に織姫がきた。

 

『最上さん、普通にあなたがあなたらしくやればいいじゃないでーすか、そうすればー072の記憶も戻りまーす。誰かを想うという気持ちはとても大切なんでーす。さあ、私達も整備手伝うでーす。』

 

『僕らしく…そうか!』最上と織姫は光武の整備に向かった。



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マグネットガンダムの脅威

エックス2さんとのコラボで、設定を一部使っています!どうぞ、


ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

ー街ー

出撃したケロロ小隊達が見たのは溢れんばかりの巨大な072の軍団がいた。

 

『やはり前回のキルル戦と同じように大量に出てきたか!』ギロロはガンダムEz8を慎重に動かしながら手榴弾を構える。

 

『皆様、まずはマグネットガンダムに警戒しつつ各個に072軍団を撃破するであります!』ケロロは皆に指示をしそれぞれが巨大化した072に向かっていった。三人の仮面ライダーはドラえもんから借りているビックライトを使い大きくなり、戦う!

 

『ここは様子を見つつ敵を潰す!』ギロロは手榴弾のみを使い、マグネットガンダムとのために弾丸をためているようだ。

 

『行くですぅ!おりゃああ!』タママは格闘技とバルカンを使い楽々に072軍団を倒していった。

 

『いちいち面倒だ、ポチッと。』クルルはウイングガンダムゼロのツインバスターライフルを使い、敵を一掃した。

 

『アサシンマジック!鑑定眼力!』ドロロはこっそりゼータガンダムからアサシンマジックを使い、マグネットガンダムの位置を調べた。

 

『隊長殿!あの赤いビルが怪しいでござる!』

 

『だったら私がやるでゲソー!』イカ娘はターンAのビームライフルで赤いビルを撃った。

 

『ちっ!どうしてわかったあっ!』赤いビルからスカンクが乗る背中に巨大な羽を付け腰にはマリアの光武の様な赤と青の大砲を付け顔はガンダムに似ている紫色のマグネットガンダムが現れた。

 

『吾輩達、ケロロ小隊を舐めるなあ!データを盗まれたりするだけじゃないであります!』ケロロはガンダムのビームサーベルでマグネットガンダムに斬りかかるが、マグネットガンダムもビームサーベルを出しガンダムのビームサーベルを防いだ。

 

『やるねぇおたく、でーもー。』マグネットガンダムは腰から強い光を出した!

 

『や、やばい視界が!』ケロロの目は光にやられてしまった。

 

『おしめぇだよ!』マグネットガンダムのビームサーベルがケロロがいるガンダムのコックピットに向かってささろうしとした!だが!

 

『目を封じるだけでは無駄だ。』そのビームサーベルをレニが操るボロボロの光武二式が封じた。

 

『甘いわ、そこ!』マグネットガンダムの隙をつきマリアはマグネットガンダムは頭部に向け弾丸を撃った。

 

『へー、帝国華撃団の霊子甲冑…まだ大丈夫なのがあったってわけかーでもさーそんなボロボロじゃーねー。』どう頑張っても霊子甲冑のダメージは直らなかったようだ。

 

『確かにアイリス達の光武二式はもうボロボロ…でも!ドロロ!』

 

『といや!はああっ!』ドロロの乗るゼータガンダムはマグネットガンダムの赤と青のラインの中心をロックオンし、メガバズーカランチャーのチャージし始めた!マグネットガンダムは防御の体勢に入った。

 

『なっ、し、しまったあっ!なんてな。』

 

『うわっ!』ドロロのゼータガンダムが地下からのビームで動きを止められてしまった。

 

『甘いなあ…ありがとうよ、イガアナ博士…さすがだ…カエルを捕らえるにはヘビってわけかい。』地下からビームを撃ったのはかつてデスダークとよばれる組織にいた科学者イガアナ博士であった。

 

『そういう事だ…今だやれ…スカンク、あれを。』マグネットガンダムは腰の大砲をゼータガンダムに向けた。

 

『あいよ、アニマキャノン!発射!』腰から黄色のビームがゼータガンダムに向けて放たれた!

 

『危ない!』アイリスがテレポートでゼータガンダムを庇おうと側によった!だが!

 

『『うわあああっ!』』少し遅れてしまい、ゼータガンダムとアイリスの光武は消えてしまった。

 

『ド、ドロロ!アイリス殿!く、クルル!一体何が!』ケロロは慌てつつクルルに聞いた。

 

『あのマグネットガンダムには強力な磁力を発生させるだけじゃねぇ、あの腰の大砲に撃たれるとアニマシステムによりデータ化させれちまうってわけだ!』

 

『二人…まあ上々か…いくぞ、スカンク!』ヘビ型の機械は地下に潜った。

 

『待てえええ!』【シグナルバイク!シグナル交換!トマーレ!ゼンリン!シューター!】マッハが相手の動きを止めるビームをマグネットガンダムに向けて放った。

 

『無駄なんだよ!磁力バリア!』スカンクはマグネットガンダムの巨大な羽を展開させ、周りにバリアを張り、マッハの攻撃を防いだ。

 

『な、何!』

 

『じゃあな!はっはっはっ!』マグネットガンダムと巨大なヘビ型の機械は消えていった。

 

『ま、まさか…ドロロを倒すとは……ケロン軍最強のアサシンのドロロを倒すなど!』

 

『まずは一回基地に戻るであります、対策をじっくる練るためにも。』ケロロ達は基地に帰っていった。

 



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さくら データ化への決意であります

君あるがためのモンスターハウス鬼すぎる。どうぞ、


ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

ー秘密基地ー

先程逃げ出してきたケロロ達が作戦を立てていた。

 

『まさか…ドロロを倒す奴がいるとは…敵がそれほど強いって事でありますか。』ケロロは信頼していたドロロがあまりに容易くやられて驚いていた。

 

『ん?何だこれ……おーい隊長、どうやら奴さんやってるみたいだなークーックックックッ。』クルルはパソコンに送られてきたメールを見たようだ。

 

『おい、クルル、どういう事だ。』ギロロはクルルに質問した。

 

『ドロロ先輩、あえて捕まったんだな。』

 

『あえて捕まっただと?』

 

『自らをデータ化する事により072を見つけるための情報を見つけるようだぜー』クルルはパソコンを見せた。

 

『ちょっと待てよ、アニマシステムによってデータ化した人間が帰ってこれなかった場合だってあったってあんたら知ってただろ、なんで!』剛は驚きながらクルルのパソコンを見た。

 

『か、帰ってこれない!どういう事よ!剛君!』さくら達はデータ化されたアイリスの事が心配になり剛に質問した。

 

『前にアニマシステムによってデータ化した人間が一人帰ってこなかったんだ、原因はデータ化した機械を壊してしまった事なんだ。』

 

『って事はつまり、マグネットガンダムがアイリスやドロロをデータ化しちまったから…マグネットガンダムを奪い返さなけりゃいけねぇって事かよ、でもあの磁力をどうするんだよ。』

 

『カンナ殿の言う通りマグネットガンダムの名の通り磁力は強く、危険でありますから…でも…敵の力によってデータ化されてしまったからして……戻ってこれるかどうか…』

 

『…危険な賭けかもしれないが、アニマシステムならここにあるぞ。』チェイスは皆に向かって言った。

 

『なんですとー!』ケロロは驚いていた。

 

『剛君、君の戦闘データにあったあのアニマシステムを念のために持ってきていたんだよ、ロイミュードの事が少しはわかるかと思って。』

 

『よっし、なら俺が行く!俺がマッハで行ってきてやる!』

 

『ダメだ…これはロイミュードである俺が行くべきだ。西堀光也という人間が帰ってこれなくなったのを見ただろう。それにお前は興奮していて冷静な判断がとれていない…』

 

『…そんな事はねぇ!』剛は机を強く蹴った。

 

『剛君、あなた冷静な判断が出来なかったためにチェイス君を失ったんじゃなかったんですか…』

 

『ほ、本願寺さん…わかりました。』

 

『確かに剛君は今興奮している…だったら私達五人を連れて行って!』

 

『…これは俺一人で十分だ。』

 

『ダメよ!危険だというのはわかっているでも!あなたを死なせるわけにはいかないのよ!あなたは剛のダチなんでしょ、私達が剛の変わりにますあなたを守るわ、お願い!』さくらは頭を下げ頼んだ。

 

『わかった……頼むぞ…』チェイスは根負けした。

『アニマシステム、起動!データ化開始!』

 

『アイリス…今行くから!』さくら達5人はアイリスとドロロのもとに向かった。



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ドロロ 仕掛けられた罠であります。

ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

ーデーター

そこにはデータとなりながらもケロロ達にメッセージを伝えたドロロとアイリスがいた。

『しっかりと隊長殿は拙者のメッセージ見てくれたようでござるな。』ドロロは見慣れないネット内部でも素早く考え行動出来ていたのであった。

 

『これから、どうするの?』アイリスは不安そうな顔でドロロを見た。当たり前で肉体をデータ化されたなどという知らない不安がアイリスを襲っていた。

 

『拙者はわざと捕まるはずだったんでござるが、アイリス殿を巻き混んでしまって、すまないでござる。』ドロロはわざと捕まる事をしっかりと伝えるべきだと後悔しながらドロロはアイリスに頭を下げた。

 

『アイリス、もう絶対に誰にも死んでほしくないと思ってドロロの事を庇ったんだけど……間に合わなかった……お兄ちゃんはいつもさくらや紅蘭を庇っていた……それなのにアイリスは…』

 

『いいんでござるよ、アイリス殿、拙者はその行動が嬉しいんでござる。誰かを守ろとする行動、よく頑張ったでござる。』

 

『アイリスは見たから…誰かを守ろうとする人を…でも……自分の身を大事に出来ない人に他人を守る資格はなんてあるの?』

 

『世の中には…矛盾する事はいっぱいある…地球環境保護のために木を切らない様にしたら…逆に環境に悪くなる場合があるのでござる。それと同じように世の中には矛盾する事はいっぱいある…それをいちいち考えていたら…大変でござる。でも自分が正しいって思うんだったら、それをやればいいのでござる、さあ本物の072のデータを一緒集めるでござる。』ドロロはその場から歩きだそうとした。だが、アイリスは動かなかった。アイリスは何かを感じとっていたのだ。

 

『…待って!…何かくる?』大きな叫び声を響かせながら、銀色の体に両腕に鎌を持った怪獣がアイリスとドロロの前に現れた。

 

『あれは……怪獣⁉︎』ドロロは腰にある刀を抜き、かまえた。

 

『金属獣バギラだよ、ドロロさんにアイリスさん。』モニターに映ったスカンクがデータ化したドロロとアイリスに向けていった。

 

『お主がスカンクか!』ドロロは手裏剣をスカンクに向けて放つが結局はモニターにあるイメージ映像だった。

 

『残念俺はここにはいない、その金属獣は別次元にあるコンピュータウイルスをコピーさせたものだ、こいつは俺の忠実な僕…こいつに俺から降した命令はただ一つ…データ化した人間の削除だ!やれ!金属獣バギラ!』バギラは刃物を構え、ドロロに向かっていった。

 

『くうっ!アイリス殿!早く、ロイミュードのコンピュータに逃げて072の本体に関するデータを集めるでござる!』

 

『わ、わかった!』アイリスは自分の能力を使いロイミュードのコンピュータへと向かった。

 

『ドロロ忍法!流星切り!』ドロロは刀から三日月の斬撃をバギラに向けて放ったが、軽く彈き返されてしまった。

 

『な、何!うわあっ!』ドロロはバギラに斬りつけられたが、間一髪酷いダメージにはならなかった。

 

『あっーはっはっ!無駄なの、無駄無駄。データ化する際、身体能力を十分の一になる様に細工しておいたの、そしてあのお嬢ちゃんが行ったロイミュードのコンピュータ…あそこにも別の金属獣がいるんだよねー。』

 

『な、何⁉︎ぐわっ!なんとか早くこいつを倒さなければ!』ドロロはバギラに防戦一方になってきた。

 

『そ・れ・に、あんたらの仲間にもアニマシステムがあるみたいだなー多分お前達を助けるために自らデータ化されるやつがいるだろう、そこを一網打尽にしてやるのさ!はぁーつはっはっはっ!』スカンクの高笑いは大きく響いた。

 



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弦太郎 友情の大連撃であります。

すみませーーん。投稿を七時にする予定でしたが、野球観戦のため遅くなりました。あと、さくらの活躍は次回にして今回は弦太郎メインにしてみました。エックス2さんのキャラや技が出ます!どうぞ、


ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

ー市街地ー

現れた大量の072に対抗するためケロロ達は出撃していた。

 

『多い…でも、被害を抑えないと。』レニはボロボロの霊子甲冑を必死に動かし072を倒して行った。

 

『まだこんなに!モア!ドロロから何か報告はないのか!』ギロロはモアに通信した。

 

『何も来ていません、えっ…』モアはギロロと通信しつつ、慌てていた。

 

『どうしたんでありますか!モア殿!』ケロロもモアの異変に気付き、通信をした。

 

『基地のメインシステム、オールダウン!コントロールがききません!きゃあっ!』モアの側の機械が爆発した。

 

『モアさん!大変だ、アニマシステムが壊された!』早瀬は格納庫からモアに向けて叫んだ。

 

『早瀬さん!さくら達は無事なの!』マリアは通信で早瀬に質問した。

 

『なんとかデータ化には成功したが…もう戻ってこられない…』早瀬は残念そうにマリアに言った。

 

『ち…畜生!チェイス、頼んだぞ!まずはこいつらを食い止めねぇと!』【ゼンリン!】マッハは次々と現れる072を倒していった。

 

『こうなってしまったら…なんとかマグネットガンダムを奪ってアニマシステムを使った武器のシステムを逆にすれば皆さん帰ってこられる…でも、そのためには…』本願寺は悔しそうにケロロ達に通信した。

 

『マグネットガンダムを奪う…きついでありますが、やるしかないであります。』ケロロはガンダムのビームサーベルを構え、072軍団を斬り捨てていった。

 

『でも軍曹さん、あいつどこにいるかわからないですー。』タママはゴッドガンダムの運動性を生かし次々と072軍団を倒していった。

 

『クルル、マグネットガンダムの反応とかわからないんでありますか?』

 

『無茶いうな隊長、こっちだって今データ不足だ、それに先輩からの連絡がこねぇ!さくら達からもだ!』

 

『大丈夫だ!俺が引っ張り上げてやる!』【NSマグフォン】『抜いて、さす!』【マグネットオン】『出てきやがれー!』【リミットブレイク!】『これなら…やつも引っ張り上げれる!ライダー超電磁ボンバー!』弦太郎はフォーゼマグネットステイツの必殺技を使い強力な磁力を発生させた。

 

『うわああっ!て、てめぇっ!』マグネットガンダムは強い磁力を出しているため簡単にフォーゼマグネットステイツの技で引っ張り上げられた。

 

『やったぜ!さあ、そのガンダム!渡してもらおうか!』フォーゼはビームをマグネットガンダムに向けてあてた。

 

『やなこった!喰らえ、アニマキャノン発射!』スカンクはアニマキャノンをフォーゼに向けて放った。

 

『うおっと、お前の攻撃にあたるわけにはいかねぇ!さくら達のためにもな!』

 

『真宮寺さくら達か…そうだな………もうすぐついてるはずだぞ…072の巣に。』

 

『ど、どういう意味だ!』

 

『本物の072を見つけるためにわざとデータ化したドロロは俺様が用意していた金属獣に苦戦中だ、そして072のデータがある場所にも別の金属獣がいる、お前の知っている奴をコピーした金属獣がな。』

 

『だったら、なおさら急いでお前を倒す!ギロロ行くぞ!』【ガトリング、オン!】

 

『結局は大量の火器での制圧かそういう武装は俺好みだ!一、二、三、撃て!』ギロロのEz8は一斉にマグネットガンダムの右手向けて弾丸を放った。

 

『ぐわっ、ぐわっ!ぐわっ!』マグネットガンダムの右手は取れた。

 

『次はクルル!頼むぜ!』【エレキ、エレキオン!チェーンソーオン!】

 

『そのガンダムが削れる音…良さそうだなあくっークックック!』クルルはウィングガンダムゼロのビームサーベルを構え、フォーゼと同時に攻撃し、マグネットガンダムの左手を斬り裂いた!

 

『次はイカ娘、頼むぜ!』【ランチャーランチャーオン】『同時攻撃だ!』

 

『ビームライフル!撃って撃って撃ちまくるでゲソー!』フォーゼとイカ娘の大量撃ちは、偶然にもマグネットガンダムの腹に与った!

 

『タママ!俺の熱さ!託す!』【ファイヤー!ファイヤーオン!】『ほらよ!』フォーゼはタママの乗るゴッドガンダムの全身を炎で包んだ。

 

『受け取ったです!これなら!レニ!頼むです!』

 

『わかった…はあっ!』レニは霊力で炎に包まれたゴッドガンダムをマグネットガンダムに向けて押し出した。

 

『し、しまったあああっ!』炎に包まれたゴッドガンダムはマグネットガンダムの体を貫通し、マグネットガンダムの腹に大きな穴を開けた。

 

『危ねぇ!』【マジックハンドオン】『よいしょっと。』

 

『ず、ずらかるしかねぇか!だが……072の本体はデータ化してある…それを上手く使いこなせても…どうせ助かりはしない!残念だったなあ!じゃあな!』

 

『さあて、これを調べるであります。クルル解析を頼むであります。』

 

『ちっ!人使い荒いなーたくー、お、発見ーこれをこうして、ポチッと!』

 

ギャオオオオオオ!

銀色に輝く怪獣が現れた。

 

『な、何じゃこりゃあー!クルル!ふざけてないで、ちゃんとやってよー!』

 

『わかんねぇ、だが!やるしかねぇぜ!』ケロロ達は銀色に輝く怪獣に向かっていった。



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アイリス 最悪の再会であります。

エックス2さんとのコラボでーす。どうぞ、


ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

ーロイミュードネット内部ー

ここにはデータ化されたさくら達6人がアイリスを探しに来ていた。

 

『よおわからへんが、早瀬はん達と通信が出来へん、何とか直してみせるわ。』紅蘭は念のためキネマトロンを持ってきていた。データ化出来るのは生物だけでなく、物質もデータ化出来るようだ。

 

『アイリース!アイリース!どこにいるのかしら、アイリース!』さくらはなれない体ながらアイリスを探す。

 

『アイリース!本物の072は見つけ出せまーしたか!アイリース!』織姫が大声を出しながら探すが一向に現れない。

 

『返事がありませんわね…いったいどこに、ん、あれは!』すみれがあたりを見回しているとあるものを見つけ、拾い上げた。

 

『何だ…何を見つけた。』チェイスがすみれに近づき、すみれが持っている物を見た。

 

『そいつは…アイリスのジャンポール!ま、まさか……そんなわけねぇよ!アイリスがアイリスが!』カンナは動揺して、周りをウロウロしていた。

 

『ん…何だこれは……』チェイスは側に落ちていた青い欠片を見つけた。

 

『青い欠片…皿の欠片か…』

 

『青い皿の欠片…アイリスは皿なんて持っていないし、そもそもこんな皿の欠片始めてみたわ。』

 

『ん、おーケロロはん、みんなーやっと通信繋がったでー。』

 

『こ、紅蘭殿!大変であります!き、金属獣がそっちから出たんであります!』ケロロがモニターに映し出され、さくら達は焦って金属獣バギラと戦うケロロ達が見えた。

 

『はあ⁉︎き、金属獣って、確かエリカはん達がいる巴里に現れた敵だったはずやろ、まさかスカンクが持っていたとは。』

 

『でもなんでこっちから出たのですか?金属獣なら金属獣で出せばいいのに。』さくらが不思議だと考えていたら、背後から足音が聞こえてきた。

 

『ん、現れたか!072!』チェイスが向かってきた072軍団を見ていった。

 

『やっぱり邪魔しにきやがったか!さあて何体でもかかってきな!』カンナが拳を構える。

 

『ん…待て!あの真ん中にいるやつ…少し様子がおかしいぞ!』チェイスが先頭の真ん中にいる072に違和感を感じたようだ。

 

『え……そ…そんな…ま、まさか!』紅蘭は固まった。

 

『ど、どうしたの!紅蘭!』固まった紅蘭を見てさくらが尋ねた。

 

『あの真ん中にいるのが、本物の072や!やけど……やけども……中から…アイリスの霊力が感じられるんや…』紅蘭はキネマトロンを見ながら皆に伝えた。

 

『た、確かに…言われてみれば……って事は、ま、まさか?』カンナが考えた。

 

『アイリスが本物の072と融合したんでーすか!』織姫は紅蘭に聞いた。

 

『それだけじゃない!』突如巨大なモニターが現れ、最上が映し出された。

 

『さ、最上はん!ま、まだ何かあるんか!』紅蘭がモニターに映し出された最上に質問した。

 

『あの本体の072のコアとケロロ小隊が言っていたキルルの鍵…そしてアイリスちゃんの心臓が融合しているんだよ!』最上はパソコンをいじりながら説明する。

 

『えっ!て、てぇ事は!』カンナは最上に質問した。

 

『アイリスちゃんやあいつを…本物の072の体内から鍵を抜き出して鍵を使えば、072の増殖は止められる。』最上は悲しそうに通信を送った。

 

『最上さん!それはアイリスを犠牲にしろというのですか!そんなふざけた選択肢私達にはありませんわ!』すみれは最上に向かって怒鳴りつけた。

 

『今はあの偽物と戦うしかない!構えろ!』【シグナルバイク!ライダー!チェイサー!】チェイスは仮面ライダーチェイサーとなり072軍団に向かっていった。

 



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バギラ 衝撃の事実であります。

ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

ー街ー

ここでは大量発生し、ビームを出しながら暴れる072軍団と武器の刀を振り回し暴れ回る金属獣バギラがいた。

 

『おらおらおらおらおらあ!軍曹さん、多すぎです!』タママは必死に072軍団を倒しまくるが、数があまりに多かった。

 

『ク、クルル!分析出来たでありますか!』ケロロはガンダムのビームを撃ちまくりながらクルルに通信した。

 

『ああ!一番信じたくなかったんだが

あの銀色に輝く化物、あん中にはドロロ先輩が吸収されているみたいだぜぇ〜』クルルはパソコンを触り、ケロロ達に伝えた。

 

『な、なんですと〜〜は、早く助けに行くであります!』ケロロのガンダムはビームサーベルを構え、バギラに向かおうとしたがクルルのウィングガンダムゼロに止められた。

 

『ちょいと、待ってくれ、あの化物名前は金属獣…相手のすがたをコピーし、自分の体と融合出来る…だが、今現在融合した物体と金属獣を分離させる技術はここにはねぇんだよ!』

 

『そ、そんな……ど、どうすれば!』

 

『戦場では傷ついた仲間は見捨てる。これが基本だ!』

 

『確かに…そうだ…そうしなければ部隊は全滅する…』レニは泣きながら通信した。

 

『ふざけんな!!ダチを見捨てるなんて選択肢!俺には存在しねぇ!ドロロ絶対助けてやる!うおおお!』【ロケットオン】フォーゼは右腕をロケットにして、バギラに突っ込んだ!

 

ギャアアアア!フォーゼに向けてバギラが刃物を飛ばした。

 

『危ないでゲソ!』イカ娘は弦太郎をターンエーガンダムのハンマーで突き飛ばし、バギラの刃物投げを回避させた。

 

『ほんじゃま、こいつで行きますか!』【シグナルバイク!シグナル交換!トマーレ!】マッハはバギラの動きを止めた。

 

『よし!クルル!今のうちにバギラから細胞をとり、助ける方法を調べるであります!』ケロロはビームサーベルでバギラの体の一部を剥ぎ取りクルルに投げた。

 

『ああ、ん……と。』クルルの操縦席の電気が急に落ちた、

『さあて!どんどんこいです!テェイ!ん?あれ?おかしいな、あれ?』タママの機体は動かなくなった。

 

『タママ、どったの?』ケロロは動かなくなったゴッドガンダムを不思議に思いタママに通信した。

 

『な、なんかおかしいです…機体が動かなくなってるんですー』

 

『こ、こっちもだ…』

 

『だめでゲソー!』タママ、ギロロ、イカ娘、ケロロのガンダムは動かなくなった。

 

『た、確かに…く、クルルい、一体これはどうしたんでありますか!』

 

『スカンクの野郎…マグネットガンダムが置いていったそのアニマキャノンから強い磁力を発生させ、現れたバギラがその磁力を増幅させて、俺たちのガンダムだけを磁力で動けなくしたようだぜー、俺たちが使っているガンダムは最新式だからな、色々な回路があるんだ。それに比べて花組の霊子甲冑は蒸気のみで動いているから大丈夫なんだ。』

 

『だから私達の霊子甲冑には何も変化がないのね、ならば、剛、弦太郎さん!レニ!私達が頑張るわよ!きっと、さくら達がなんとかするわ!頑張るわよ!』

 

『任せときな!マリアばあちゃん!』

 

『おお、いくぜ!俺はダチを信じる!』

 

『了解!大丈夫、頼むよみんな。』剛達は増え続ける072軍団に敢然に立ち向かっていった。

 

(ん…なんだこのプログラム…別次元からのようだな…AYOKOR…なんだこりゃ?)クルルはさくら達のいるプログラムに何か入っていったのを確認した。

 



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072 青い欠片の謎であります。

ちょっと早めに投稿しましたー!どうぞ、


ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

ーロイミュードネット内部ー

ここではさくら達が072軍団と戦っていた。

 

『破邪剣征、桜花放神!!はあっ…はあっ…チ、チェイス君…一体…いつまでこんなことを……』さくらの顔には疲れが出ていた。

 

『なんとかクルルが調べるはずだ!通信が出来るまで戦うんだ!』チェイスは072軍団を斧で斬りまくっていた。

 

『そ、そうはいわれましてもーきついものはきついでーす。』織姫は息を切らしていた。

 

『はあっ!はあっ!はああっ!織姫さん!まだまだこの程度!私にとっては楽勝ですわ!相手がまだ自分と同じ大きさですから、大丈夫ですわ!』すみれは大量の汗を流しながら072軍団を倒していった。

 

『私だって、ジョークであんな事スピークしただけで、まだまだでーす。』織姫は強気になりながら、072軍団を倒していった。

 

『なんとか!なんとか、アイリスの動きだけでも止められたら、なんやわかるかもしれへん!でもこんなに072軍団がいたら…ん…な、何や!』突如、紅蘭のキネマトロンに文字が映された。

 

『どうしたんだ、紅蘭!』カンナが072軍団を殴りつけながら、紅蘭のほうを向いた。

 

『KITAYOKORAN…ま、まさか!』上空から白い機械が降ってきた。

 

キュイーン

なんと上空から現れた白い機械は機龍だった!

 

『き、機龍!あ、あんたのデータはネットに残っとったんか!う、うちのために…ありがとう…機龍。』紅蘭は泣きながら機龍を見た。

 

『あれは…紅蘭から聞いていた機龍…助かるわ!』さくらが機龍を見て喜んだ。

 

『機龍、頼むで!アイリスはんに向かってアブソリュートゼロや!』機龍に向けてアブソリュートゼロを放ち、アイリスと072の融合体の動きを止めた。

 

『よし…動きが止まった…機龍…俺達は周りの偽物の072共と戦うぞ!』 チェイスと機龍は072軍団に向かっていった。

 

『アイリス!アイリス!お願い!目を覚まして!帰るわよ!アイリス!』さくらが必死に呼びかけるがアイリスの返事はなかった。

 

『アイリス!早く帰るですわよ!劇場に!』

 

『……』すみれが呼びかけるがアイリスから返事はない

 

『アイリス!…紅蘭!何かわかりましたか?』すみれが尋ねた。

 

『だめや…すみれはん、あまりにデータ不足や…なんか…なんかないんか!異世界の蒸気の応用術とか!』紅蘭がキネマトロンを調べるが一向にわからなかった。それを見たすみれが紅蘭に話しかけた。

 

『!紅蘭、確か基地には通信が出来たんでしたわね!』すみれは紅蘭に尋ねた。

 

『そ、そうやけど…』

 

『キネマトロン借りますわ!りんなさん!聞こえてますか!りんなさん!』すみれは紅蘭からキネマトロンを借り、基地にいたりんなに通信した。

 

『すみれさん、どうしたの一体ーこっちは今、大変な状況でー』りんなはそこら中の荷物を整理していた。

 

『りんなさん、私の持ってきていた荷物の中にディスクがあります!そこには梶さんから貰った蒸気の応用術のデータがあるんです!それを紅蘭のキネマトロンに送ってください!』さくらがキネマトロンに映るりんなに向かっていった。

 

『どこよー!あ、あった!オーケー!はい!』りんなはパソコンからキネマトロンにデータを送った。

 

『りんなはん…すみれはん…サンキューや!えーと、蒸気関係のものと霊子甲冑とロイミュードの情報から………わかったで!心や!アイリスと072の心が一体化していて、それに反応して金属獣が融合したんや!二人は気を失ってる。もし…アイリスと本物の072の心がそれぞれ別の事を考えられたら!何か手掛かりがあれば!』こうらがキネマトロンを調べていると通信がきた。

 

『わかったあああっ!』最上からキネマトロンに突如通信がきた。

 

『さ、最上さん!いったい、どうなさいましたの?』

 

『わかったんだよおお!アイリスちゃんのジャンポールの側にあったあの青い欠片の正体が!』キネマトロンに最上の顔が映し出された。

 

『な、なんですって!あ、あの青い欠片は一体、なになんですの?』すみれは最上に質問した。

 

『あの青い欠片はマーマーマンションの放送記念に作られた世界に5枚しかない記念皿の欠片だったんだよー!』最上は花組に向けて叫んだ。

 

『マーマーマンション?なんでーすかそれは?』織姫は最上に質問した。

 

『マーマーマンションとは、この世界の娯楽アニメの一つで、僕が大好きなアニメなんだ。僕をコピーした072もこのアニメが大好きなんだ。だからこのアニメ関係のものが大好きで、死ぬ前にあいつが持っていたんだ。だから、多分あそこにあったのはその人物が好きなものだったんだ。それを使えば二人の心を取り戻せるかもしれない!待ってて、今からあるデータを072に流す!君達もアイリスちゃんに関係あるものを持っていないかい?』最上は花組に質問した。

 

『アイリスに関係あるもの……モアさん!マリアさんの荷物の中に刀があるはずです!それをなんとかアニマキャノンで送ってくれませんか!』さくらが叫んだ。

 

『わかりました!私もガンダムに乗って、おじさまの所に向かいます!最上さん!そっちも頼みましたよ!』モアはZZガンダムに乗り、ケロロの元に向かって行った



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ケロロ 友がいるここにいるであります。

ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

ー市街地ー

ここではバギラ、072軍団対マッハ、フォーゼが戦っていて、ケロロ小隊やイカ娘はガンダムを使用できなく、肉弾戦で戦っていた。

 

『てゃあっ!はあっ!まだまだだあ!』マッハはデッドヒートのパワーを解放し、072軍団を倒しまくっていた。

 

『ドロロさん!返事をして!』マリアが必死に072を撃ちまくりながら、バギラを見ていった。

 

『へ、返事がないでゲソー、もうドロロは…』止まっているバギラの側にいたイカ娘は残念そうにしていた。

 

『そんなわけないであります!ドロロは昔から危険な事はお得意なはずであります!』ケロロはバギラを殴りつけ、大声で叫んだ。

 

『ふっ、そうだったな……いつもお前がドロロを振り回していたな。』

 

『だからさあ、ドロロ…帰ってくるであります!今はそこにドロロがいるってわかってるからさ。』

 

『ちゃんと影もありみたいだしな。』

 

『青は海の色だから、必要でゲソー。』

 

『君はここにいる…苦しくても…辛くてもここにいる…だったら帰るべきだ。』

 

ブイーン

空に穴が開いた。そこから黒色のロボットが現れた!

 

『あ…あれは…僕が見た…』あれはレニが見たファフナーだった。

 

『君は…俺達とは違う…ふん!』黒色のファフナーから出てきた少年が金属獣とドロロの体を分け、ドロロは空高く飛ばされた。

 

【ロケットオン】『キャッチ!』フォーゼは右手にロケットを出現させ飛び上がりドロロをキャッチした。

 

『ドロロ!ドロロ!無事でありましたか!』ケロロがほっとしていた。

 

『貴様あ!余計な事をを!』突如地上からイガアナ博士の乗った蛇型の機械がファフナーを襲った!

 

『君か…俺達と同じような生物を生み出したのは…』乗っていたのは、レニがあった少年、来世繰だった。ファフナーは剣を出し蛇型の機械を弾き飛ばした。

 

『そうだ!我々殺戮革命連合は貴様らフェストゥムの力の一部を利用し、金属獣を作ったのだ!』

 

『許さない…よくもそんな事を!』繰は怒っていた。

 

『黙れい!バギラ!イケェい!』イガアナ博士は蛇型機械をバギラに取り付け、ファフナーに向け、刃物を飛ばした。

 

『危ない!』レニがファフナーに向かってきた刃物を自分の槍で弾き落とした。

 

『ありがとう…また、会えたね。』繰はレニに笑顔を見せた。

 

『ああ…あとは僕達に任せて。』レニはファフナーに帰るよう促した。

 

『わかった…君から教えてもらった事大切にするよ、俺は帰る…じゃあね。』ファフナーは次元の穴に入り帰っていった。

 

『逃がすか!』バギラはファフナーが入っていった穴めがけて刃物を飛ばした。

 

『そこぉ!』マリアが銃で刃物を弾き落とした。

 

『こうなったら…貴様らを!潰しつくしてやるわああ!』バギラは刃物を構えた。だが、マリア達に集中しすぎて、イガアナ博士は背後からの気配に気付けなかった。

 

『ハイメガキャノン発射!』後ろにはモアが乗るZZガンダムがハイメガキャノンを蛇型機械向けて放った!

 

『ぎゃああああああああ!』蛇型機械はハイメガキャノンによりちりひとつなくなった。

 

『モア殿!ナイスであります!』ケロロが笑顔でモアを見た。

 

『あとは、さくらさん達に任せて私達は戦いましょう。』モアはビームサーベルを構え、072軍団を切り刻んでいった。

 

『皆様、終わりが見えてきたであります!頑張るであります!』皆が072との戦闘を続けた、さくら達がこの増殖を止めてくれると信じて。

 



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最上 072のやった事であります。

ー平成二十九年ー

ーゴーストの世界ー

ーシステム内部ー

ここではデータ化されたさくら達が増殖しつづける072軍団と戦っていった。

 

『データ転送完了!おーい!072聞こえるか、僕だよ。最上だよ。』モニター越しに最上は072と通話した。

 

『さい…じょう?』

 

『そうだよ…お前忘れないでいてくれたんだな…マーマーマンションの記念皿…だからあんな所に欠片があったんだろ。』

 

『うん…わかってくれたんだ。』

 

『当たり前だろ…忘れるわけないじゃないか、そして君が言った暴れたなんていう嘘、すぐにわかったし。』

 

『さすがだね、でもごめんね…こんな姿で再会だなんて…』

 

『大丈夫だ…それに君が楽しみにしていたマーマーマンションの映画が君の頑張りがあったためか、セリフが字幕になったよ、だから一緒に見よ!お前がいなくて見る気になれなかったんだ!だから帰ってこいよ!』

 

『うん!はああっ!』072は別れようとしたが、アイリスの心が戻っていなくて、だめだったようだ。

 

『後は、アイリスだけだわ、アイリス帰るわよ!アイリス!』さくらが大声でアイリスに呼びかけた。

 

『嫌だよ…もう…眠らせて…お兄ちゃんと一緒に…』

 

『死んだとしても大神さんには会えないのよ!』

 

『えっ!』

 

『アイリス、あなたは大神さんは今どこにいると思うの?』

 

『お空…』

 

『ええ…確かにそうかもしれないでも…ほらこれ。』さくらはアイリスに刀を渡した。

 

『お兄ちゃんの…』

 

『刀にはね、人の魂が宿ってるっていわれているのよ、だからここにも大神さんがいると私は思うの。』

 

『お兄ちゃん……ありがとう…アイリス、さくら達の所に行くね。』二人は心を取り戻した。

 

『今です!早瀬さん!りんなさん!最上さん!』データを送り、アイリスと072と制御キーを分けた、アイリスと072の体は別れた。

 

『よし、あれか。ふん!』チェイスが制御キーをロイミュードネットに接続し、072の増殖を止めた。

 

『お、終わったの…やっと…』さくらはその場に崩れ落ちた。

 

『ま、まだだ…残っている分がある…ぐうっ!』チェイスと機龍は疲労のため倒れこんだ。

 

『せ、折角ここまで来たのよ!負けるわけにはいかないわ!』さくら達は構え、残った072軍団に向かった、瞬間!

 

『うりゃああああ!』上空からマシンガンが降ってきて、072軍団を蹴散らした。

 

『ま、まさか…エリカさん!』白い翼を広げエリカが上空からさくら達の前に現れた。

 

『はい、お久しぶりですね、実は黒崎さんから連絡が来たんですよ。』

 

『く、黒崎さーん、ありがとうございまーす。』織姫は涙を流した。

 

『あとは、地上だけです。戻りましょう。』

 

『まっかせてーはい!』

 

エリカ達はりんなの手により人間へと戻っていった。

 



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スカンクは何負けたのだろうか?

エックス2さんとのコラボでーす!どうぞ、


ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

ー市街地ー

ここではケロロ小隊や仮面ライダーが072軍団と戦っていた。

 

『みんなー!成功よ!072の増殖が止まって、皆帰ってきたわ!あとはそこにいる奴らだけよー!』りんなが通信でケロロに伝えた。

 

『よっし!あとはこいつらを…』ギロロは武装を構え、ミサイルを撃ちまくっていた、すると倒された072の一体から映像が空に投影された。

 

『残念!ちっがうんだよなー』映像には笑いながら椅子に座るスカンクが映し出されていた。

 

『スカンク!今更何を強がっているでありますか!もう072の増殖は止まったであります!』ケロロは颯爽とモニターに顔を近づけた。

 

『甘いねぇ…こういう時のために…これを見てみな!』スカンクは別のモニターを出した、そこには宇宙、地下に潜む072、別世界に進行していっている072を見せた。

 

『あ、あれは!072軍団!もう増殖は止まったはずじゃねぇのか!』マッハは向かってきた072軍団を潰していった。

 

『どうやら、スカンクの野郎、保険として宇宙や地下に予め作っておいた072軍団を隠していたようだぜー!』クルルは自分の周りにバリアをはり、072軍団を寄せ付けなくしていた。

 

『精々頑張んな、じゃあな。』スカンクがモニターから離れようとした瞬間!

 

『おお〜っと、やっと見つけたぞ、スカンク!』突如モニターに現れた追田がスカンクを投げ飛ばした。

 

『な、なんだとてめぇ!一体どうやって!』スカンクは追田に捕らえられた。

 

『な、追田殿!何故、スカンクの居場所がわかったのでありますか!』

 

『こいつは常に072から出たモニター映像として現れていた!だったら、072軍団がいて、お前達が戦っているのがわかる場所、それは地下だ!イガアナの野郎が使っていたんなら、スカンクだって使うはずだってね、アニマシステム爆破の際にこっそり俺は基地から脱出し、地下を探しまくったんだ!』

 

『大量の072軍団がいる中でどうやってそれを見つけた!』

 

『刑事の勘だ!』

 

『くそっ!だがなあ!既に大量の軍団が作ってあるといっただろう!宇宙にも地下にも別世界にも作ってあるのがいるんだよ!うわっはっはっはっ!』スカンクは笑う。

 

『や、ヤベェすぐに!俺が…』フォーゼが宇宙に向かおうとした瞬間!空に穴が開き、中から砕かれた072が出てきた!

 

『甘いな!それぐらい読んでいるんだよ!』穴の先にはリュウケンドーがいた!

 

『あ、刑事の!』アイリスがリュウケンドーを指差した。

 

『剣二!よく来てくれた!サンキュー!』追田は叫ぶ!

 

『かっこよかったぜ!追田のおっさん!別世界の072軍団は俺達がぶっ潰した!安心しな!』リュウケンドーはピースした。

 

『だがまだ!宇宙に地下に072はいるんだよ!お前らの戦いに終わりはない!はっはっはっ!』スカンクは高笑いをする。

 

『それはどうかな!宇宙は大丈夫だ!あれを見てみな!』剣二は映像を出した。

 

『な、ま…まさか!あれは!』スカンクはモニターの先に目を追いやった。



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ケロロ 最後はあっさりであります。

あと、一話ありますよー!エックス2さんとのコラボです!どうぞ、


ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

ー宇宙ー

モニターには、宇宙空間で光武F3に乗った巴里華撃団とTACにより、072軍団が倒されていた。

 

『グリシーヌ君!右から4、左から9、コクリコ君!前から5、花火君!下から10、ロベリア君!上から12、頼むぞ!』竜隊長はファルコンに乗り、072軍団を蹴散らしながら、巴里華撃団に指示した。

 

『任せておけ!はあっ!アムール・オーダリー!』グリシーヌは後ろに下がり技を放ち、両側から来た敵を一掃した。

 

『ほいっ!』コクリコは前から来た敵に対し、猛スピードで通りすがり、猫を出現させ、倒した。

 

『ふっ!はっ!』花火は即座に機体の向きを変え、敵を矢で一体ずつ倒した。

 

『ふんっ、雑魚があっ!』ロベリアは両手を上にあげ、炎を放ち、072を燃やした。

 

『負けてらんねえー、紅葉落とし戦法ー!』今野はタックスペースを回転させながら、072軍団を蹴散らしていった。

 

ー秘密基地ー

アニマシステムから戻ってきたエリカはグリシーヌと通信した。

『エリカ、宇宙は大丈夫だ!既に我々とTACにより偽物の072軍団は倒した!』

 

『すみれさん、久しぶりですね、この前の恩返しに来ました。』同じ隊員の美川が通信をした。

 

『TACの皆さん……ありがとうございます!でも…タックスペースやファルコンは宇宙に行けないんじゃなかったんですか?』

 

『それはですね……一ノ瀬明という青年が我々に宇宙用のデータを送ってくれたんですよ。』梶隊員が説明した。

 

『一ノ瀬さん!ありがとうございます。私達のために。彼はどこに?』マリアはモニターをよく見た。

 

『さあ…よくわかりませんが、あなたに感謝してましたよ。ありがとうって。』

 

『一ノ瀬さん…』

 

『だがなあ!まだ安心するのは早いぜ!この地下には既にできている072軍団がいるんだよ!はっはっはっ!』

 

『黙っていろ!スカンク!てめぇは殺さずに楽しい楽しい牢獄生活を味あわせてやるよ、お前の次元に送りつけてやる!』追田はシフトスライドを使い、別次元への穴を開け、スカンクを連行していった。

 

『た、確かに…うっ!もう…だめか…』レニとマリアの光武二式から火花が飛んでいた。どうやら、072軍団との戦闘時に072のビームやら、マグネットガンダムの磁力によりダメージが蓄積され、限界が来ていたようだ。

 

『やっぱり…もう無理やな…二人とも機体から降りてきてーな…中心部が完全に限界きとる…直せへん…』紅蘭は涙を流し、二人に通信した。

 

『もう限界の様ね…ありがとう。』マリアとレニは光武二式から降りた。

 

『で、でーも、これからどうするんでーすか!まだ目覚めてないとはいえー072軍団がいっぱい地下にいるんでーすよ!もうガンダームも光武二式もないんでーすよ!いくら、エリカさん達のでもエネルギーが。』織姫は不安そうにケロロ達を見た。

 

『ふっふっふっ…織姫殿!その心配は無用であります!もう敵が増えないとわかった以上!楽勝であります!モーアー殿!やっちゃうでありまーす!我々は早く基地に!』

 

『わ、わかりました。』マリア達はケロロがドラえもんズから借りていたどこでもドアを使い、別に作っていた宇宙にある基地に向かった。

 

ー宇宙基地ー

そこには巴里華撃団、TAC、帝国華撃団が集められていた。

『な、なんでこんなとこにきたんですの、教えてくれませんか。』すみれはケロロに質問した。

 

『まあ…見ていればわかるであります。』モニターには地球の様子が映し出されていた。

 

ー地球ー

『わっかりましたー!』モアは携帯を使い、女子高生の制服姿だった以上は

紫色の服になっていて、右手にはルシファースピアと呼ばれる先端に三日月と満月がついた棒を持った。その姿とはかつて地球を滅ぼすために遣わされた恐怖の大王アンゴルモアの姿であった!

 

『な、何をするんですか、ケロロさん!』さくらは心配そうにケロロを見た。

 

『よーし、クルル曹長!全生物の避難は終わっているで、ありますな!』

 

『ああ…終わっているぜー!』

 

『わっかりましたー!モア、頑張っちゃいます!アンゴル族!究極奥義!黙示録撃(ハルマゲドン)!1分の1!』モアはルシファースピアを地面を叩きつけ、地球を割った。

 

『すっきりー!はああっ!やっぱりいいー!おじ様ー!戻りますねー!』モアは自分のルシファースピアに乗り、ケロロ達の元に向かった。

 

『はああああああ!???』ケロロ小隊以外は全員驚いていた。

 

『モア殿は元々地球を壊すためにきたのであります。072軍団が来る前から避難も完璧に出来てたしー、地球も元に戻せるし、偽物も消えたし、一件落着であります。』モアがそうこう言っているうちに基地に帰ってきた。

 

『ありがとうございまーす!おじ様!久しぶりにすっきりしましたよー!』モアは普通の女子高生の制服姿に戻った。

 

『と、いうことで!やりましょう!』エリカはノリノリで皆を集めた。

 

『お、あれね。』剛はカメラをセットし、タイマーをセットした。

 

『剛、あれとはなんだ?』チェイスは不思議そうに剛に聞いた。

 

『一郎じいちゃん達、華撃団は戦いが終わった後にポーズを決めるんだよ!そんじゃ、撮るぜ!』

 

『勝利のポーズ……決め!』皆がっしりとポーズを決めた。

 

 



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ケロロ小隊 我輩達にとっての侵略であります。

異世界から友人編最終回です!次回!第6章からは並行世界シリーズ!!どうぞ、


ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

ー街ー

そこには、アンチバリアを張ったケロロ小隊が花組と一緒に街を歩き回っていた。

 

『すっかり…元通りですね。』さくらが歩きながら話した。

 

『秘密道具ってのは本当に便利だぜー!クーックックッ!』パソコンを触りながらクルルは歩いていた。

 

『にしても綺麗でーす…未来の街はこんな感じになっているんでーすね、素晴らしいでーす。』織姫は嬉しそうに街を歩く。

 

『我輩達、本来は侵略のためにここに来たはずだったんでありますが、どうしてか、また救っちゃったなー!』ケロロはスキップを踏む。

 

『まあ…今回は軍の尻拭いという大義名分があったからこそ出来たでござる。』ドロロは冷静に言った。

 

『あなた達は変わっていますね…本当は侵略なんて起こす気ほとんどないんじゃないですか?』

 

『いーや、マリア殿。我々は既にこの地球を侵略しているのでありますよ。』

 

『どういう意味なの?』アイリスはケロロに尋ねた。

 

『花組の皆さん…侵略とは……無理矢理…誰を支配するという考え方が一般的でありますが、我々は違うであります。』

 

『違う?どういう意味なんだい?』

 

『我々にとっての侵略とは…地球人と仲良くすること…誰かと協力すること…それが我輩達にとって侵略なのでありますよ、変わっているでありましょう。』ケロロはカンナの質問に笑いながら答えた。

 

『そんな事ないよ、皆、一般的な考えに囚われすぎているんだ…だから、ちょっとでもその考えが違うと否定してしまう…でも…それは個性だから。ケロロ小隊の個性だから。そして自分にとって都合が悪い考え方も個性として受け入れられる事が出来たら…皆が幸せになれると思うんだ…』

 

『でもでもー!ゴミを捨てて、海を汚す人間の考え方も受け入れるのは無理でゲソー!』イカ娘がレニに反論した。

 

『だったらさ…僕達が変わりにゴミを拾えばいいじゃないか…その行動がたとえ誰からもわかってもらえなくても…きっと…わかってもらえる事を信じて….』

 

『それが皆さーんから私達が教えてもらった事でーす!』織姫は笑いながら答えた。

 

『ふっ…甘く馬鹿馬鹿しく現実味がない考え方だが、俺はそういうのは嫌いじゃないぜ。』ギロロは軽く笑みを浮かべた。

 

『あっ!叔父様。はんぐり〜で叔父様のドーナツ売られていますよ、それにあそこには弦太郎さんや剛さんがいますよ。』ケロロ達の視線の先にははんぐりーでドーナツを食べていた、二人であった。

 

『おーい!お前らも食べようぜー!』弦太郎が皆に手を振った。

 

『行くでありまーす!』ケロロ達ははんぐり〜に向かった。

 

『弦太郎さーん!30個以上もドーナツ買ってどうするんでーすか!』織姫は大量のドーナツを持った弦太郎に質問した。

 

『これは俺の生徒の分だ!先生としてこれを届けに行くぜ!』弦太郎は思い荷物を買って抱え、走り去った。

 

『はーい、どうぞ。』皆が出されたドーナツを食べた。

 

『結構おいしいですねー。あれ、剛君何してるの?』さくらは色々と準備をしている剛に話しかけた。

 

『ああ…さくらばあちゃん…これからある世界に野暮用があってな…別世界いるさくらばあちゃんの弟真宮寺直哉、あいつに会いに行くんだ。』

 

『じゃあ、私も。』

 

『いいや、ダメだ!これは俺の問題だ、それにさくらばあちゃんにはやってもらいたい事があるんだ。これを見てくれ。』剛はさくらに冊子を渡した。

 

『新型霊子甲冑……開発計画!』

 

『そう!りんなさんが様々な世界の技術を組み合わせて霊子甲冑を作ろうとしているんだ。それに協力してやってくんねぇかな。』

 

『わかったわ…でも、気をつけてね、悪い予感がするの。』

 

『大丈夫だ、じゃあな!』剛はシフトスライドを使い、別世界に向かった。

 

『大丈夫かしら…剛君に直哉君…』

 

『やはり、心配なようだな。』チェイスは後ろからさくらに近づいた。

 

『チェイス君、それはシフトスライド!』

 

『さくら、りんなの新型霊子甲冑開発のデータ採集の協力は数日で終わる。それが終わったらお前もその世界に行ってくれ…頼んだぞ。』

 

『わかったわ、まあドーナツも食べ終わったし、私は帝国劇場に戻って自分の部屋で休むわ。』さくら達は劇場に戻っていった。

 

ーケロロ小隊基地ー

『こ、こりは……あ、あ…早速行くでありまーす!』ケロロは別世界に向かったようだ。そこにはパソコンがあった、そのパソコンに表示されていた物がケロロ達を幸せにするか不幸にするかはまた…別の話…



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第六章 サクラ次元の並行世界編2
並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”1異世界から来たピッチャー


久しぶりの並行世界シリーズでーす!今回の主役はE組の杉野君です!どうぞ、


ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー花やしき支部ー

ー住宅街ー

ここは花やしき遊園地の中にある住宅街、華撃団の花やしき支部は遊園地になっているが、家庭を持つ隊員のために住宅街が作られているのだ。

 

ドタドタドタ!騒がしい足音が鳴り響く。

 

『母ちゃん!ただいま!』ある少年が泥んこになりやながら、玄関で靴を脱ぎ、台所に向かった。

 

『こんな時間まで何やってんのよ、斜大!』そういって少年を叱りつけた、彼女の名前は榊原由里。この少年の名前は榊原斜大、由里の息子で、今年7歳になった。

 

『いやさ、学校が早く終わったしさ、皆で空き地で集まって野球してたんだよ〜母ちゃん腹減ったよ〜〜ご飯は〜〜。』

 

『はいはい、わかっているわよ。』

 

『そういやさ、こんなもの拾ったんだけどさ、母ちゃん何か知らない?』斜大は由里に青い液体が入った容器を見せた。

 

『!!し、知らないわよ…』由里は顔を隠した。

 

『そうかー!なーんか、面白い事に使えると思ったのになー。』斜大は持っていたバットとグローブを置き、ちゃぶ台の前に座った。

 

『はあ…あんたなんでそんなに元気なのよー。』

 

『まあまあ…俺、子供だからさ!』

 

『そんな言葉ばかり覚えて!はい、ご飯よ。』由里はテーブルにカツ丼を置いた。

 

『いっただきまーす!』斜大は飯にかぶりついた。

 

『ちょっと、さっきあんたが持っていた青いやつ、貸してくれない、やっぱりお母さんもちょっとそれに興味あるわ。』

 

『うーん、いいよ、はい。』斜大は由里に向かって、青い液体が入った容器を投げた。

 

『ありがとう。』(これは霊子水晶……調べてみますか。)由里が立ち上がった時、

 

ピンポーン!玄関のチャイムが鳴った。

 

『はーい、今、開けまーす。』由里は駆け出し、玄関を開けた。

 

『すみませーん、ここってどこなんでしょうか?』そこには制服姿の高校生がいた。

 

『ここは花やしき遊園地の関係者用の住宅街、あなた、もしかして迷子なの?』

 

『はあ…恥ずかしながら、俺は杉野友人っていいます……』(やっべー、この建物の感じ……まさか…)彼は杉野友人かつて起こった、オーク時空巨樹城の戦いにて、別世界の花組と協力し、敵を倒したE組の一人であった。彼らE組はその後、殺せんせーを殺し、無事に卒業をしたはずだったのだが…なんの因果か、偶然、別世界への穴を見つけた杉野はその穴に面白半分で入り、ここに辿り着いてしまったのだ。

 

『へぇー杉野さん、いったいあなたはどこから来たの?』

 

『なんといいますかねーーて、帝国劇場で劇を見に来たんですよー』(別世界の未来から来たなんて言ってもわからねぇだろうなあ。)杉野は異世界から来たなんて事は誰も信じないと思ったからであろう。

 

『あら、なるほどね、それで道に迷ってこんなところまで来たわけね、わかったわ、連れてってあげるわ。でも、今日はもう遅いからここに泊まりなさい、明日の朝送り出すから。』

 

『えっ!いいんですか?』

 

『いいのよー別に、この家には私と息子の二人で暮らしているから、遠慮なんていらないから。』

 

『ありがとうございます!』杉野は家に入っていった。

 

『ん、母ちゃん、誰、その人?』斜大は飯にかぶりつきながら、話かけた。

 

『食べながら、話をしない!この人は杉野さん。帝国劇場に向かおうとして迷子になったそうよ、今日はここに泊まるから。』由里が斜大に杉野を紹介した。

 

『よろしくー兄ちゃん!』斜大は杉野に手を振った。

 

『ああ、よろしく、ん?君、野球やってんの?』

 

『うん!俺はピッチャーでスンゲェー球投げるんだぜ!』斜大は持っていた器を置き、立ち上がりボールを投げる構えをした。

 

『そうか!奇遇だな、俺もピッチャーなんだよ、よし!明日、時間があったらボールの投げ方、兄ちゃんが教えてやるよ。』

 

『マジ!やったーー!ありがとう!兄ちゃーん!』

 

『ふふ…元気ね、よかった。』(さくら達に連絡しますか……にしても……あの霊子水晶…いったい誰の……)由里は考えつつ、食べ終わった皿を片付けた。



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”2霊子水晶

今回は本編より、後の作品の前日談のほうが多めです。どうぞ、


ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー由里家ー

ー寝室ー

ここでは、斜大が杉野にこの世界の歴史を教えてくれていた。

 

『俺が生まれる数年前…この東京にはー化け物がいたんだよー。』

 

『化け物?それってオーク巨樹の事か?』

 

『違うよ、兄ちゃん。オーク巨樹は巴里に現れただけでこの東京には現れてないんだよ。この東京には降魔って呼ばれる化け物とかが現れてなーーそれに対抗するために作られたのが、帝国華撃団でな、母ちゃんがその部隊のサポートとして、頑張ってたらしいんだよ。』

 

『へーーそうだったのか。』(俺や皆が来た世界とやはり違う……由里さんはいなかった……別世界か……)

 

『太正十六年に、現れた謎の茶色の敵の事件が終わり、東京は守られたんだー。』

 

『謎の茶色の敵?なんだそいつは?』

 

『なんでも、人間サイズの体で茶色の姿をしていて、不思議な剣を使って、帝都をめちゃくちゃにしたようなんだ。だけど、その時、帝国華撃団の光武二式っていう霊子甲冑の一体のうち、白いのが敵と取っ組み合いになって、どこかへ消えちまってさ、それから街は平和になったんだ。』

 

『し、白い⁉︎』(白い霊子甲冑って……大神さんのか?あの人、この世界でも死んでんのか。)

 

『あとさー俺はこの白い霊子甲冑が消えた日に生まれたらしいんだー。』

 

『そ、そうなんだ。』(あれ…でも…この顔…どこかで見たような…)

 

『じゃあ、兄ちゃん、そろそろ寝ようぜ、明日はピッチャーの特訓つけてくれよな!』

 

『わかった。』二人は眠った。

 

ー由里の部屋ー

ここは由里の部屋で、一人斜大が持ってきていた霊子水晶をキネマトロンを使って調べていた。

 

『うーーん…全然だめね、霊子水晶は光武二式、光武F2改、スター、問題なくあるわ。となると、新たな霊子水晶を誰かが作ったか…最悪、あの人のかも…大神さん…あなた、今、どこにいるんですか?』由里はキネマトロンの片付け、布団に入り、睡眠をとった。

 

(斜大……私は…)

 

ーバスコが来た世界ー

ー殺戮革命連合基地ー

『よおーハムエッグさん!準備は万端かい?』

 

『あったりまえだぜ!こんなに金が儲けられる機会はそうそうねぇ!』

 

(ふふ…計画は順調だな…まあ、勝っても負けても、俺達殺戮革命連合の目的は達成されるのだからな。)バスコは不気味に笑う。

 

ー??世界ー

ー集落ー

『な、なんだよ…』剛はある異世界の集落にて飢饉に倒れた大量の人間がいた。道のいたる所に人々の体は痩せこけて、体が冷たくなっているものすらいた。

 

『華撃団問題………被害者は貧乏人…帝都…巴里…防衛のための…犠牲……仕方ないのか…仕方ないのか!』剛は怒りを現していた。

 

(こんなにも人が死んでいるのか!貧乏人は死ぬ定めなのか!”何かを得るには何かを捨てなきゃ”バスコの言葉通りじゃないか!帝都や巴里を守る理由なんて…所詮、華撃団がいる理由なんて!お偉い様が自分の身を守るため、そして、華撃団を帝都や巴里を脅かす魔と戦わせ、霊子甲冑の技術を進歩させ、武力を高め、戦争をして、領土を手に入れ、この世界を支配し、日本を強くするため!畜生!畜生!)剛は涙を出し、嘆いていた。敵を倒すために死んでいる人がいる事を、何故人を救う華撃団が人を殺しているのかを!

 

『だ…だれ…か…た…助けて…』一人、女の子の声が聞こえきた、剛はすぐさま抱き抱え、体を揺さぶった。

 

『わかった!すぐに治してやる………マッドドクター!』剛はマッドドクターを出し、女の子を見せた。マッドドクターとは医療用のシフトカーで、たちまちにどんな病気も治せる優れたシフトカーなのだ。

 

『はあ…はあ…はあっ…』女の子は、なんとか一命は取り留めたが、苦しそうにしていた。

 

『なんだよこれは!なんなんだよこれは一体何があった!』

 

『お兄ちゃん…私達は……平和に暮らしていたの…でも………華撃団の運営資金を払うのが…限界に…なって……そうしたら……陸軍の人が…変な……ウイルスを撒いて……皆が……』

 

『この世界の華撃団…のせいか……』

 

『ゲホッ!ゲホッ!』女の子が咳こみ、血反吐を吐いた。

 

『ちっ…大丈夫だ!絶対大丈夫だからな!絶対に救ってやるからな!』(どうすれば……どうすれば………)剛が頭を抱え嘆いていた!瞬間!

 

フォーン!突如、次元の穴が開き、ゼロライナーが現れた!ゼロライナーとは仮面ライダーゼロノスが乗る、時間移動を楽に行う電車であった。

 

『剛!これを使え!』ゼロライナーから櫻井侑斗は剛に向けて、USBを投げた。

 

『ゆ、侑斗!なんだよこれは?』

 

『そこにいる人々を救うにはそのUSBをお前が持っている鵜の赤いバイラルコアに差し込め!そうすれば時間はかかるが助かる!そして、お前は帝国劇場に行け、ここはこいつに任せときな!』侑斗の背後から女性が現れ、ゼロライナーから飛び降りた。

 

『はっ!久しぶりね、剛。』女性は綺麗に着地した。彼女の名は酒井玲子かつて集団意識不明事件をロイミュード051と融合をし、引き起こした犯人であったが、剛と心を通わせ、今は構成したようだ。

 

『玲子!どうしてここに。』

 

『あなたの力になりたくて、ここは私に任せて、なんとかしてみせる。』

 

『わかった!大丈夫だからな!ひとまずはここで待っててくれ、そんな女の人の言う事聞いててくれ。』

 

『わかった。あと、私の名前は崋 はな子、いい子にして待っているから。』

 

『わかった!行くか!』剛はバイクに乗り帝国劇場に向かった。

 

(本当はやりたかねぇけど……仕方ないか…).



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”3暴走賃賃電車

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー帝都ー

休みを取った由里は斜大を連れて、杉野を大帝国劇場へと案内していた。

 

『あーー水飴だ!母ちゃん!買って買って!』斜大は由里を止め、水飴を買ってとせがんだ。

 

『何言ってんの、杉野君を大帝国劇場まで案内するのが私達の役目でしょう。』由里はそのまま歩いた。

 

『ちぇーーわかったよ、まあ我慢するか。』斜大は顔を膨らませ、杉野を見た。

 

『にしても遠いですねー。』杉野達は歩いて既に15分ほどたっていたからであろう。

 

『まあ、後もう少しだから。』由里は斜大の手を引いた。

(久しぶりに会いますか…まあ、紅蘭達はまだ恨んでいるの…大神さんの事を……)スタスタと由里達は歩く、不安に陥りながらも、すると…

 

ガッタン!ガッタン!突如、賃賃電車が揺れた。

 

『な、何?あ、あれは?』由里は異様な賃賃電車の揺れに違和感を感じた。

 

『すげーー新しい見世物かなー!』斜大は賃賃電車に近づこうと走り出した。

 

『やめとけ、斜大!あれは見世物じゃなさそうだ!』杉野が斜大を止めた。だが、賃賃電車は一向に揺れ続いていた。

 

『あの暴走……まさか!金粉!いや、そんな事あるはずがない!大久保長安は何年も前にいない!じゃあ、なんで?』由里は賃賃電車の暴走に見覚えがあったのだ!それはかつて大久保長安によって引き起こされた、蒸気機械暴走事件と似ていたからだ!その事件を起こしていた原因が大久保長安が作り出した金粉だったのだ!

 

『や、やばそうだ!おい、斜大!お前はここにいろ!由里さん!どこかにナイフか、銃はないか!俺があの車輪を狙い撃つ!』

 

『そ、そんなものあるわけないわ!大丈夫!帝国華撃団がもうすぐ来るわ!』由里は心配そうに電車を追いかけた。

 

『でも、あの賃賃電車もうすぐ、倒れるぞ!そ、そうだ、これだ!えいっ!』杉野はかつて使っていた、せんせー用のボールを構える。

 

(焦るな………あの賃賃電車の速度を考えたら……そこだ!)杉野はボールを投げた、見事車輪と地面の間にボールが挟まり、賃賃電車を倒した。

 

『すげーー本物のプロピッチャーみたいだったよ!』

 

『な、なんてことを……杉野君!』

 

『すみません…でも、今回の場合…こうするしか…』

 

『確かに賃賃電車があのまま不安定なまま揺れて走り続けるよりも倒した方がいい…だけどね…』

 

『まあいいじゃん、母ちゃん。』

 

『わかったわよ…にしても、なんで紅蘭や皆はこないのかしら、別に旅行中ってわけでもないのに…いやいやそんな事より早く中にいる人を…』由里が賃賃電車に近づこうとした瞬間!

 

『はっ!』由里に向けて、建物の屋上から衝撃波が放たれた!

 

『きゃあああああっ!』衝撃波は由里の体にあたり、由里はその場に倒れこんだ。

 

『母ちゃん!!』

 

『由里さん!』斜大と杉野はボロボロになった由里に近づいて体を揺さぶるが、由里の意識はなかった。

 

『やばい…早く!手当てを!』杉野は近くの建物に入ろうとした。

 

『させないわ!』だが、建物の屋上から衝撃波を放った人物が現れ、杉野に刀を構えて斬りかかった!

 

『うわっ!』杉野は悪意を感じすぐに後ろに下がったため、斬撃を避けた。

 

『あなたは…さくらさん!』杉野はその顔に見覚えがあった!

 

『殺してあげるわ!』さくらは杉野達に斬りかかってきた。

 



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”4さくら強襲

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー街ー

そこでは、傷ついた由里を庇う杉野と斜大が、さくらを睨みつけていた。

 

『母ちゃんを……よくも!許さねぇっ!』

 

『やめて……斜大……さくら…どうしてこんな…事を…』

 

『…黙りなさい…その子を殺すわ!』さくらは剣を構えて向かってきた!

 

『し、仕方ない!えいっ!』杉野は側にあった石をさくらの手に当て、さくらの霊剣荒鷹を奪った。

 

『返しなさい!』さくらは霊力を解放し、杉野を吹き飛ばした。

 

『相手の戦力を奪った!次はえーと、そうだ!』杉野は剣を遠くに投げとばし、飛び上がり、さくらの背後をとった。

 

『甘いわ!』さくらは背後にきた杉野に気づき、エルボーを食らわせた。

 

『ぐわっ!はっ……捕まえました。』なんと杉野はあえてさくらのエルボーを食らい、さくらの隙をついて右肘を掴み動きを止めたのだ。

 

『何のつもり、あなたは一体誰なの?私はあなたなんかにようはないわ!荒鷹!』さくらは荒鷹を近くに呼び、剣をとった。

 

『な、そんな武器ありかよ!』杉野はさくらの右肘を離し、距離をとった。

 

『お前は見逃してやる、失せなさい!覚悟しなさい!斜大!あなたを殺す!あなたは生まれてきてはいけなかったのよ!』さくらは霊力のバリアを張り、杉野を入れないようにした。

 

『な…何で、何で!』斜大は泣いた!自分の存在意義を否定され!泣いた!

 

『おい、さくらさん!ふざけんなよ!あんたこの子は何もやってないだろう!なのに、生まれてきてはいけなかっただって、かわいそうじゃないか!』杉野は何とかバリアを破ろうとバリアを殴るが一向にバリアは破れなかった。

 

『生まれてきた事自体がだめなのよ…ねぇ、由里さん、あなたもそうは思わない?』さくらは由里に剣を構える。

 

『…母ちゃん……ひっ…おれは…』斜大は自分の存在意義を否定され、由里に泣きついた。

 

『安心しなさい…あなたは生まれてくるべきだった…生まれてくる事がだめなわけが…ない。』由里は斜大の頭を撫でた。

 

『黙りなさい!そんな綺麗事!聞きたくないわ!そうだ…斜大、あなた2歳の時の事を覚えているかしら…』

 

『え、お、覚えてない!』斜大はさくらの質問に対して首を振る。

 

『そうか…知らないのね、由里さん!あなた、霊力でこの子の記憶を封印しているようね…なら、私の力で封印を解いてあげるわ…』さくらは斜大に近づいた。

 

『…やめなさい!そんなことをしたら!』

 

『はあっ!閉ざされし記憶の封印よ、解き放たれよ!破邪剣征…霊憶解放』さくらは斜大の頭を掴んだ。

 

『うわああああっ!』(記憶…2歳の記憶……) 斜大は苦しみながら頭に何かイメージが浮かんできた。

 

『斜だーーい!』杉野は強く叫んだ!

 

ー??の世界ー

ー街ー

『陸軍内部の不正の証拠……こんなもんかな……』剛はバイクにまたがり走り去った。

 



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”5二度ある事は三度ある

ハンガリーの場所覚えずらいですねーどうぞ、


ー昭和ニ年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー屋敷ー

ー寝室ー

そこにはベットで眠る幼児と青い髪の女性の姿が見えた。

 

『斜大……あなたを…私は……』そこにいた子供は斜大だった。女性は斜大の頭を優しく撫でた。

 

『あー。』斜大は起き、青い髪の女性を見た。

 

『ごめん…私、あなたの事…愛せなくなっちゃった……だから、私は。』青い髪の女性はベットから起き上がり、服を着替え始めた。

 

『うっ……うっ…うわあああんーうわああああーん。』斜大はその光景を見て泣いた。

 

『もうすぐ、新しいママが来るから、ごめんね、斜大、せめて記憶しないように。』青い髪の女性は斜大に霊力を与えた、そして、寝室のドアが開き、中に五、六人のスーツ姿の男が現れた。

 

『ようやく私の奥さんに我がクリエ家の一人になる決意をしてくれましたか。遅かったですね、メル・レゾンさん、いいえこれからはメル・クリエです。』青い髪の女性、それはメル・レゾンだった。メルはスーツ姿の男達について行った。寝室に一人斜大を残して。

 

ー昭和七年ー

ー街ー

『メル…レゾン……』斜大が思い出していたのは、2歳の時の記憶、メルによって封印されていた2歳の時の記憶だった。

 

『な、なんて事を……さくら!』由里はさくらを睨む。

 

『思い出させてあげただけじゃない、斜大の過去をもう一人の母親の事を。』

 

『母ちゃん!俺の本当の母親はメル・レゾンって人なのか?』斜大は由里の体を揺さぶる。

 

『あなたは…うっ!』由里の頭に弾丸が撃ち込まれた。

 

『母ちゃん!おい、しっかりしてくれぇ!母ちゃん!母ちゃん!』斜大が必死に由里の体を揺さぶるが、返事はなかった。杉野は由里の脈絡を触った。

 

『由里さん……完全に心臓を貫いている…脈もない……斜大…』

 

『うわあああん!母ちゃあああん!』斜大は由里に泣きついた!泣いた!泣いた!ただ一人の家族を奪われた斜大は泣いた!そして杉野が由里の頭から弾丸の弾を抜き出し、驚いた。

 

『この弾丸、俺達の世界にしかないはずなのに、何でここに。』すると、右側からスタスタと足音がしてきた。

 

『理由を教えてやろうか、可愛い可愛い俺の息子よ。』杉野が右側を見たら見覚えのある顔の人物がいた。

 

『!た、鷹岡先生!あんたどうしてここに!』鷹岡…かつてE組の臨時教師として配属されたが、あまりに酷いやり方に生徒達からの不満が溜まり、潮田渚という生徒と鷹岡が戦闘をし、敗北し、E組を去った。だが、その後、夏休みの無人島にてE組の生徒に毒を飲ましたり、殺し屋を雇い殺そうとしたが、またもや潮田渚との戦いに負け、刑務所に入った。はずだった…

 

『簡単な話さぁ…優しい優しい父ちゃんが卒業したお前達のために進路先を選んでやろうと思ってな、あの世という就職先にな。でも、俺はさっきも言った通り優しい…だから、こうして、お前が寂しくないように先に一人連れて行ったんだぜ、感謝しろよ。』

 

『ふざけんな!あんた、まだそんな事を…渚にやられたのをまだ根に持っているのか⁉︎』

 

『当たり前だぁ!あんな弱っちいチビに2回も負けた!そのくせ、お前達はあの怪物の暗殺に成功し、烏間は怪物暗殺に成功したお前達の指導者として世界的に讃えられ、大出世しやがった!それに比べて俺は作戦に失敗し、上層部から馬鹿にされ、犯罪者となった!一番気に食わねえ展開になっちまったじゃねぇか!だが、俺はそのまま犯罪者として終わる男じゃない!俺は脱走をし、殺戮革命連合という組織に入った。』

 

『殺戮革命連合……何なんだその組織は!』

 

『こういえばわかるか、ピエールやエタルガーがいた組織。』

 

『っ!な、何て事を…あんた、最低だな!恥ずかしいと思わないのか!』

 

『思わないな!そんな事!まあ、仕事もあるし、今回の父さんからの進路指導はこれでお終いだ、次回はそこにいるガキも一緒に面倒見てやるから待ってろよ、ちなみに俺の雇い主はクリエ家だ、そのガキは聞いた事あるかもしれないな、じゃあな、行こうぜ、さくらちゃん。』

 

『ふん、いい事を教えてあげる。私達帝国華撃団、巴里華撃団はあなた達を全力で殺しにかかるわ…覚悟しなさい!あなたなんて、生まれてこなければよかったのよ!』鷹岡とさくらはそのまま背を向けて歩き出した。

 

ー平成二十八年ー

ースーパー戦隊次元ー

ーニンニンジャーの世界ー

ー市街地ー

ここでは、トッキュウ7号に変身した鉄道警察隊隊長と謎の仮面を被り、黒いコートを着た敵が戦っていた。

 

『はあっ!ふん!』トッキュウ7号は体技で仮面の男は防ぐ。

 

『つまらんな…はあっ!』仮面の男は7号を殴り飛ばした。

 

『ぐわああっ!あ!』7号の変身が解けてしまい、変身アイテムアプリチェンジャーを仮面の男は広い上げた。

 

『こいつは頂いておく、復讐のために、そしてシャドーのための忍者退治のためにもな。』仮面の男はマントを全身にかけ、姿を消した。

 

『ま、まさか…シャドーの生き残り?忍者…となると、やばい、ニンニンジャーだ!奴等の狙いはニンニンジャーだあっ!早くライト君達に知らせなければ!』隊長はすぐさま走り去っていった。

 

 

 

 



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”6伝えておけば

見知らぬ子供が車内から顔を出し、道路にいた俺に何かを語りかけた。意味がわからなかった…どうぞ、


ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー由里の家ー

杉野と斜大は鷹岡達が去った後、由里の遺体を担ぎ、由里の家に帰っていたのだ。二人の顔に笑顔はなかった。

 

『母ちゃん…』斜大の顔には涙の跡がたくさん残っていた。

 

母ちゃん…

俺は母ちゃんといられて幸せだった…

なんでだろうな…なんでいまさら…

こんな事を…遅いよな……

本当はこんな事…早くに…もっと早くに…伝えておけば……よかったな…

今まで…学校が…終わって…友達と…野球して……家に帰ったら…

いつも…母ちゃんがいた………

ご飯…が…美味しい……

これも…言うの……遅いよね…

時には…宿題忘れて……

怒られたっけ………

その時は嫌だったけど……今…では…

母ちゃん…………会いたい!

会いたい!会いたい!会いたい!

会いたいよ……また…一緒に…

 

斜大が由里の遺体の前で泣いている時、杉野は由里が使っていた蒸気演算機を調べていた。

 

『…さっき、襲ってきた女の人は……真宮寺さくら…由里さんの元の帝国華撃団で一緒に働いてことのある女優さんみたいだな…』(まさか…鷹岡とつるんでいたとは…なぜ、斜大の命を狙う…)杉野はもくもくと演算機を調べた。

 

『なんで…なんで…母ちゃんよ…あんなにも傷つけやがったぁ!』斜大は壁を殴りつけた。

 

『たしか…帝都や巴里の華撃団もきっと…ここに来て、お前の命を奪いにくるだろう……』

 

『クリエ家を……俺は知っている。』

 

『さっき、鷹岡先生が言っていたクリエ家、一体何なんだ?』

 

『クリエ家…メル・レゾンって人が…俺のもう一人の母ちゃんじゃないかもしれない人が…いるんだ。』

 

『鷹岡先生が雇われている場所か…しかし、なんでそのクリエ家はお前を襲うんだ?』

 

『もしかして…俺が、メル・レゾンって人の子供だから。』

 

『……お前の記憶から推定したら…その可能性も否定出来ない…でも………不自然じゃないか?』

 

『えっ?』

 

『お前を殺すだけだったら、お前が2歳の時に殺せばよかったし、わざわざ由里さんを殺すのも不自然だし、しかも俺や鷹岡がこの世界にきて、すぐにやるだなんて…いったい何の意味が…ん、なんだこれ?』杉野は蒸気演算機の側に落ちていた青い水晶を拾いあげた。

 

『それは俺が拾った奴だ、母ちゃんが預かっていたんだ。』

 

『これは…えーと…これは霊子水晶!霊子甲冑を動かす動力源みたいなものだと!なんでこんなものがここに…』

 

『…霊子甲冑って、あの華撃団が使っていた!じゃあ、何で落ちてたんだ。』

 

『…もしかして…斜大、お前に霊力があるのかもしれない。』

 

『れ、霊力ったって俺、男だし…それに由里母ちゃんやメル・レゾンには霊力がそんなにないから…』

 

『……この霊子水晶がお前の手にあるのは…偶然じゃない気がする…もし、お前に霊力があるならば…この霊子水晶を霊子甲冑に入れて、戦えって事なのかもしれない…』

 

『俺に……霊力が…霊子甲冑に乗れるのかな…』

 

『ただ、由里さんが持っていたデータによると…光武二式、光武F2改、スター…現状使えるどの霊子甲冑にも問題なく、霊子水晶は入っている…となると、現在使われていない霊子甲冑……大神一郎さんの光武二式だ!』

 

『でも…俺に霊力があるかどうか…』

 

『しかし、また誰か来るかもしれない…確か、ここは華撃団の基地だ……この家の裏口から基地に行ける…霊子甲冑があるかもしれない…一か八かだ!』杉野は霊子水晶を斜大に渡した!

 

ドカァン!!!爆音とともに、突然!由里の家に穴が開いた!

 

『そうはさせまーせん!』穴から女性が二人を見つめた。

 

『だ、誰だっ!』斜大は腰がすくんでいた。

 

『あ、あなたは…織姫さん!』杉野は覚えていた、かつてオーク時空巨樹城戦に参加した彼女の顔を。

 

『あなたが鷹岡さんの言っていた杉野って人ですか、あなたにようはありまーせん!斜大!あなたを殺しまーす!恨むなら、自分の運命を恨んでくださーい!ええぃ!』織姫は光武二式からビームを放った!だが、杉野は側にあった鏡でビームを弾いた。

 

『ちっ!斜大!隠れていろ、俺が織姫さんの相手をする!お前はこの基地の格納庫に行け、霊子甲冑があるかもしれない、早く行け!』杉野は斜大を裏口に投げとばした。

 

『杉野兄ちゃん…でも…』

 

『いいから、行け!敵の狙いはお前なんだぞ!』

 

『わかった…頼んだ!』斜大は裏口に向かっていった。



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”7織姫

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー由里の家ー

ここでは光武二式に乗った織姫が家の中にいる杉野を潰そうと家を光武二式で壊そうとしていた。

 

『面倒でーす!このままあなたを潰しまーす!』(あなたは邪魔でーす!早く!斜大を殺すためでーす!)織姫の光武二式は右腕を振り落とし、玄関部分を壊した。

 

『やばい!巨大ロボットとの戦闘シュミレーションなんて今までやったことないなあ!ちっ!こんなんだったら、もう少しアニメとか見ておくべきだったな!』

 

『はあっ!』織姫の光武二式は指からビームを由里の家中に向けて放ちまくった!

 

ビュン!ビュン!ビームが飛んできた

 

『うわあっ!ったく、そういやそうだっな、あの人はビームを出して相手を攻撃するんだよな…ビームは光武二式の指から出している…あのビームはエネルギーを溜めて指から放出している…なら…あの指にエネルギーが溜まり、ビームを放つ、一秒前にあの指を破壊すれば、エネルギーが暴発し、機体に不調が出る!その隙に俺がコックピットに入れば!だが…どうやってやるか…あまり時間は無さそうだ、何かないか…何か!』杉野はビームを避けつつ、家のタンスを書き漁る!

 

(何かないか!何か!何か!あ、そうだ!)杉野は鏡を手に取り、台所に向かい、引き出しから包丁を取り出した。

 

『大丈夫だ…要領はいつも通り…』杉野は台所から出て、ビームを避けつつ、穴が開いた由里の遺体がある部屋に飛び込んだ!

 

『よしっ!』杉野は部屋を飛びだし、外にあった織姫の光武二式にしがみついた。

 

『は、離すでーす!』織姫は光武二式を必死に動かすが、杉野はしがみついた。

 

『カメラは…あそこか!』杉野は鏡を太陽に当て、太陽の光を操縦席のカメラに向けてあてた。

 

『ま、まぶしいでーす。』織姫の光武二式の動きが止まった!

 

(よっし……今だっ!)杉野はその隙を逃さなかった!光武二式のコックピットを無理矢理包丁でこじ開けた!乗り込んだ!

 

『し、しまったでーす!』織姫は右手で銃を取ろうとした。

 

『ほい!』杉野は鏡を織姫の右手に当て、織姫の腕を捕らえた。

 

『くっ…は、離しなさい!』織姫の両手を縛りあげた。

 

『どうしました…早く殺しなさーい!さもないと、私は斜大を殺しまーす。』(斜大…あなたは絶対に何がなんでも殺しまーす!)織姫は杉野をギラリと睨みつけた。

 

『まあ、待ってくれよ。まずはあんたから話を聞く、命をとるきはない、俺はもう、誰も殺したかないんだよね、例え由里さんを殺した鷹岡先生の部下だとしてもだ。命は一度なくなったらそれで終わりなんだ。だからさ、人殺しはもうやめろよな。』杉野は織姫を縛り付け、光武二式から降りた。

 



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”8闘武という名の霊子甲冑

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー花やしきー格納庫ー

斜大は織姫から逃げ、格納庫に来ていた。ここには霊子甲冑の残骸が置かれていて、斜大は汗だくになりながら、辺りを見回した。

 

『霊子甲冑の残骸…そこら中にあるが、どれも使えるかどうかわかんないなーー霊子水晶だけあってもなー』誰もいない格納庫を斜大は歩いていると帽子を被り、派手な服を着た一人の男がいた。

 

『ようやく来たか、坊主。』男が斜大を見てニンマリと笑った。

 

『だ、誰?』声が聞こえた先を斜大は振り返った。

 

『俺の名はハムエッグ、お前さんを助けるために紐育華撃団から来た日本人だ、だいたいの事はわかっている。』ハムエッグは斜大に近づき、肩に手をおいた。

 

『俺を助ける?』(なんだこいつ……明らかに整備士の人じゃない……だが…今は!)斜大は警戒をやめなかった。

 

『こいつに乗んな。』ハムエッグは指パッチンをした、すると。

 

ガッコォーン!格納庫の地下から紅蓮の霊子甲冑が現れた。

 

『この霊子甲冑は……』斜大は霊子甲冑に近づいた。

 

『新型霊子甲冑、闘武だ。闘武は搭乗者の闘争心によって動く…お前の闘う意志が重要だ…お前の闘う理由はなんだ?』

 

『お、俺はただ巻き込まれただけで!』

 

『そんなんじゃ、いけないなあ。お前さん、お母さん殺されたようじゃないか?』

 

『な、なんでそれを?』

 

『このままだと、お前さんも殺されるし、あの杉野ってガキも殺される。だったら、殺される前に殺してみな!』

 

『えっ……』

 

『命を奪われている以上、降りかかる火の粉を振り払うだけじゃだめだぜ。まずは、その火の元を断たたなきゃだめだ!』

 

『し、しかし……』(人殺し……僕は人殺しをしなきゃいけないのか……だけど…殺さなきゃ…)

 

『あのなあ、お前さん……人は人生で必ず何かを犠牲にしなきゃいけないんだよ!』

 

『そ…そんな、僕は!』

 

『お前さん、その体はどうして今ここにあるか知っているか、お前さんが殺した動物の肉を食っているからだ!生きている植物を食って栄養にしているからだ!』

 

『そ、それは…仕方なく…』

 

『そうだよ、わかってんじゃねぇか、そうなんだよ!仕方ないんだよ!相手がお前さんを殺そうとしている以上、相手を殺す事は仕方ないんだよ!』

 

『…』(た、確かに…)斜大は頭を抱える。

 

『それにな、お前さん、母ちゃんの仇とりたくないのか?』

 

『仇…』

 

『そうだよ、仇をとれよ!大切な母ちゃんだったんだろ!あの鷹岡ってやつを殺せよ!殺せよ!殺せよ!』

 

『そのために…闘武に、乗れと。』

 

『そうだ、多分花組が攻めて来る。紐育星組は残念ながら、来ないぞ。』

 

『な、なんで…』

 

『今、紐育に化物が出ているらしい、だからこっちに人員を回す余裕はないようだ。だから、お前さんしかいないんだよ!闘え!母ちゃんの仇をとりな!』

 

『わかったー行く!』

 

『背中に操縦席がある階段に昇ったら、すぐだ!操縦席にある空洞にお前さんの持っている霊子水晶を入れな、そうすれば闘武は動く!』ハムエッグの指示通り動き、斜大は闘武を動かした。

 

『ありがとうございます!』(杉野兄ちゃん、今いくよ!)闘武は格納庫を壊し、由里の家に向かった。

 

『よし、おい、こっちは作戦成功だ。そっちの準備はどおだ?』ハムエッグは携帯を取り出し鷹岡からの電話に出た。そう、彼はハムエッグは紐育華撃団の一人ではない!鷹岡とつるんでいたのだ!

 

『ああ…もちろん出来てるぜ!パーティーの準備は万全だ!』ドンドン音を立て鷹岡は笑っていた。

 

『まさか、こんなおいしい話があるとは思わなかったぜ、今からそっちに行く。』(やっとか…太正十四年からの努力がついに報われる…ありがとな!さて、あっちは変わらないかな、元気かなーあの三人、いや、四人か、ふっはっはっはっ!)ハムエッグはたかわらをあげながら格納庫を出た。



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”9想いは届かず

やべーー書きだめしていた分のデータが全て消え去ったーので更新ペースがどうなるかわかりません。申し訳ありません!なんかしらないが、いきなりデータが消えちゃったんですよ!どうぞ、


ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー由里の家ー

ガタンガタン

壊れた瓦礫を掃除し、足の踏み場を作り杉野は捕らえた織姫と話を始めた。鷹岡やクリエ家について聞こうとしていた。

 

『織姫さん、あんた何で斜大の命を狙う、まだあんな子供じゃないか。』

 

『あなたには関係ありませーん、それにあなたがそれを知ったところで、意味はありませんし、話す気もありませーん。』織姫は杉野の質問にまったく答えようとはせず、ただただ凛々しく座っていた。

 

『じゃあ…この質問だけでも答えてくれませんか……あなたにとって大神一郎とは何なんですか?』

 

『…あ、あなたには関係ありませーん!』

 

『こういう事なんでしょう?斜大は大神一郎さんの子供なんでしょう!』

 

『!!』織姫の表情が変わったのを杉野は見逃さなかった!

 

『斜大は由里さんと大神一郎さんとの子供だったんですよね!あなたは大神一郎さんを愛していたから!大神一郎さんと由里さんの間に出来た子供が疎ましかった!自分も愛されたかった!自分が一番でありたかった!子供が欲しかった!だから、斜大を!』織姫は振り向き杉野を睨みつけた!

 

『違いまーす!…斜大は由里さんと中尉さーんとの間に出来た子供じゃありませーん!斜大は……メルさーんと中尉さーんとの間に出来た子でーす!あなたの言う通り…確かに私達は恨んでいる…斜大も…メルさーんも…中尉さーんを愛してしまったばかりに悲劇が起きてしまいまーした。でも!でも!愛して欲しいんでーす!』

 

『俺もその気持ちはわかります。』

 

『あなたにはそんな事わかるわけがないでーす!』

 

『いいや、わかります!俺にだって好きな人はいるんですよ…でも、必死に想いを伝えたとしても…届かない時もあるんですよ……諦めずに何回も挑戦すればいいんですよ!』杉野はかつて3年E組にいた時に神崎という名の女子生徒にもうアタックしたが、結局、想いは伝わらず…卒業を迎えたのだ。だから、想いを伝えても気付いてもらえない織姫の気持ちを杉野は少しはわかっていた。

 

『……そんなこといっても…あの事件の時から中尉さーんは……』

 

『あの事件…何ですか、それは?』

 

『あれは……太正十六年…大久保長安と呼ばれる敵を倒し、中尉さーんが巴里に行った…三ヶ月後くらいに帝都に不思議な茶色のワニの顔を象った電車が現れたんでーす!』

 

『茶色のワニの顔を象った電車?』

 

『その電車にはある一人の男が乗っていたんでーす。』

 

『一人の男?』

 

『名前はわかりませんが、その男は電車から出てきて、不思議なベルトを巻いて、ゴツゴツした茶色の姿になり、持っていた剣みたいなもので帝都を襲ったんでーす!』

 

『茶色の姿…ベルト!(ま、まさか…本郷さん達の知り合いか…いや!そんなはずはない!)』杉野は本郷達の仲間ではないかと考えこんだ。

 

『確か…そのあとは……』織姫は事件を語り出した。

 

ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ー

ードライブの世界ー

ードライブピットー

ここ、ドライブピットに一人のスーツ姿の男性が現れた。彼は泊進ノ介、かつては仮面ライダードライブとなり、ロイミュードを全滅させた警察官であった。そんな彼はドライブピットにいた。ロイミュードを全滅させた後……ドライブやロイミュードの力は危険すぎると考えたベルトさんは自らのデータが入ったベルトとともに、ドライブのシステムを封印したはずだったのだが!

『ドライブピットといい…あのロイミュード騒ぎといい…トライドロンといい、いたんだろ、ベルトさん。』進ノ介は机の上にあった荷物をどかして、ベルトさんを拾い上げた。

 

『どうやら、君にはわかっていたようだね。私の秘密主義を考えた行動、素晴らしいね、さすが私のバディだ。』

 

『ああ…あんたの秘密主義にはうんざりしていたからな、ベルトさん。』

 

『久しぶりだね〜進ノ介、また会えて嬉しいよ、だが、反面悲しい…』

 

『ベルトさん…あんたが蘇った以上…何かやばい事が起きているんだな…』

 

『ああ…だから頼む!私に力を貸してくれ、再び一緒に戦ってくれ!』

 

『ああ!フルスロットルで再スタートだ!』進ノ介はベルトさんを腰に巻いた。

 

『じゃあ、行きますか、霧子を迎えに。』進ノ介はトライドロンに乗り込んだ。

 

『ああ…』ドライブピットからトライドロンが出し、進ノ介達は出かけた。



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”10牙王降臨

昨日はすみません!書きだめはまたやり直します!そのため、更新ペースは変わるかもしれませんが、お願いいたします。どうぞ、


 

織姫の回想

ー太正十六年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ドッガアーン!様々な建て物が崩れ落ちる。

街も人も築くのには時間がかかるが、壊すのは簡単であった。それを行っていたのは茶色の姿をした仮面の男!仮面ライダー牙王であったのだ!かつて、時間改変を行い、仮面ライダー電王と互角以上の戦いをし、敗北した男であった!その牙王が電車の前で、剣の先を飛ばし、全てを破壊していたのだ。

 

『さあ、出てきな…花組!』男は踏ん反っていると、帝国華撃団が現れた!

 

『帝国華撃団、参上!』すみれと大神を除いた7人が光武二式に乗り、仮面の戦士の前に立ち塞がった!

 

『な、なんてひどい…あなた!一体何ものなの!』さくらは震えつつ、仮面の騎士に向けて剣を構える。花組全員怯えていたのだ。それもそのはず、見た目は普通の人とはは違えど身長はそんなに変わらなかった。それなのにたった一人で街を破壊してしまったから、自然であろう。

 

『ああ?一応言っておく、俺は牙王…来たか…俺のエサども、ふんっ!』牙王は剣の先をレニに向けて放った。

 

『何っ!?はっ……ぐわああっ!』レニは自分の槍で防ごうとしたが、攻撃は防ぎきれず、槍は折れ、レニは吹き飛ばされた。

 

『レニ!牙王なんて強さなの、霊子甲冑の武器を壊すなんて……』マリアはレニ機を回収しようとするが、牙王視線の先にはレニがいた。

 

(レニが危ない!マリア、あたいに任しときな!)『だったら、至近距離ならどうだあっ!』カンナはレニを救うため、囮となり、牙王に向けて拳を構え突っ込んでいった。

 

『甘いな……はあっ!』牙王はとばしていた剣先を剣に戻し、カンナの拳を避け、空高く飛び、カンナの霊子甲冑の頭部を剣で斬り裂き、破壊した!

 

『ああっ!前が見えねぇ!』カンナの霊子甲冑の上に牙王は乗った。

 

『カンナはん!だったらこれなんかどうや!』紅蘭はミサイルを無数に牙王向けて飛ばした!

 

『まだ…食わねえといけねぇか。』牙のは剣先を飛ばし、全てのミサイルを破壊した。

 

『あなたは…何でこんなことを!許さないわ!平和に暮らす人々の命を無差別に奪うあなたを私達は絶対に許さない!破邪剣征、桜花乱舞!』さくらは剣を構え、衝撃波をがおに向けて、放った!牙王は構える。

 

『そうか……苦しんで死にたいか、なら付きあってやるよ…』【フルチャージ!】『ええいっ!』牙王が剣を飛ばし、さくらの衝撃波を打ち消した!

 

『そ…そんな…!』さくらが驚いた。その隙を牙王は見逃さなかった。

 

『さあてと…まあ、死んでおくか!』牙王は剣の先を飛ばし、さくらの霊子甲冑をバラバラにした。

 

『た…助けて…助けて…助けて…助けて!』さくらは霊子甲冑から降り、泣き叫んだ。

 

『はっはっはっはっ!いいねえ、逃げろ!逃げろ!さあて、残りもやっとくか。』【フルチャージ!】牙王は剣先の先を飛ばし、エネルギーをため、さくら以外の機体を斬り裂き、破壊した。

 

『ち、中尉さん!中尉さん!助けて!助けて!助けて!』織姫達は叫んだ!だが!大神一郎は来ない!来るはずがないのにもかかわらず、叫んだ!無駄だとわかっていても……叫んだ!

 

『さてと、行きますか…ノルウェーに、はあーっはっはっ!』牙王は列車に乗り込んだ。

 



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”11斜大と織姫、織姫と杉野

 

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー由里の家ー

涙を流しながら過去を語った織姫の身体は震えていた。その時のことを語り、恐怖が蘇ったのであろう。

『牙王…そんなやつが……でも、何でそのことと、大神さんが関係しているんですか?』杉野は落ち着いて織姫に聞いた。

 

『私達が牙王と戦っていた日………その時、中尉さーんは帝都にいたんでーす…霊子甲冑も持っていまーした。』

 

『大神さんが…あなたたちを見捨てた……』

 

『そう…その日は斜大が産まれた日なんでーす、奥さんと一緒に巴里から帝都に帰ってきていたんでーす。斜大を産むためにそしてその日以降中尉さーんと中尉さーんの光武二式は行方不明になったんでーす……』

 

『自分達より斜大を選んだ大神さんを恨んだわけか……子供が産まれるから仕方ないとはいえないなあ……』

 

『牙王はあの後すぐいなくなりましたが!私達は死にかけたんでーす!助けにぐらい……来たっていいじゃないで……す…か』織姫は疼くまり、涙を流した。

 

『織姫さん…だからといって、斜大を殺していいわけがない!人の命を勝手に奪っていいわけがない!人間みんな一緒懸命生きてるんですよ!斜大だって本当は父親がいなくて寂しいんですよ!隠しているだけで、会いたいんですよ!』杉野は織姫の耳元で叫んだ。

 

『そんなこと…一番私が理解しているんでーす!私は斜大と同じく、パパが子供のときからいなくて、寂しかったんでーす。』織姫の父親は織姫が子供の時に離れて暮らしていて、織姫は寂しかった。斜大と状況は同じであった。

 

杉野は織姫の言葉を聞き、織姫の顔を見た『あなたも同じ思いをしたんですね…だったら!だったら!一番斜大の気持ち理解できるだろうが‼︎一番わかってあげられるだろうが!そのくせ、鷹岡と一緒になって、由里さんを…母親を奪いやがって!お前が直接やってないとはいえなあ!知ってて、止めなかったんだろ!なんで、止めなかった!』

 

『頭ではわかっているんでーす…でも!でも!私には由里さんの気持ちがわからないんでーす!斜大は由里さんの子供じゃないのにも、由里さんも中尉さーんを愛していました、愛していた中尉さーんが、別の女と作った子供を育てるなんて、私には……私達には出来なかったんでーす!そして、だんだん恨めしくなった…中尉さーんが行方不明である以上この恨みを晴らすために……由里さんと斜大を……』

 

『ふざけんな!あんた、人の命を何だと思っていやがる!世の中には大切な人を殺さなければならない人だっているんだよ!あんたには人を殺さないという選択が、人を殺そうとしている人を止める選択が出来るのに!あんたみたいに自分勝手な欲望に従って!俺はあんたみたいなやつ許さない!』

 

『じゃあ…あなたは…あなたは自分の好きな女性が別の男と子供を作ったら許せるんでーすか…』

 

『そ…それは……』(神崎さんか俺以外の男と子供を作ったら……)杉野は好きな人神崎のことを考えた。

 

『そして愛しあう二人が作った子供を育てろといわれたら育てられるんでーすか!』

 

『だ、だからと言って…人殺しは!』

 

『話を変えないでくださーい!答えてくださーい!さあ!育てられるんでーすか!育てられないんでーすか!』織姫は杉野に迫る、

 

(神崎が俺より別の男を選び…その間に出来た子供を俺は育てられるのか……俺は…)杉野は黙りこんでしまった……



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”12選択の自由

 

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー由里の家ー

杉野が織姫からの質問に対して、答えることが出来ず、だまっていた。

 

『答えてくださーい!答えられないんでーすか!』織姫は杉野に詰め寄る。

 

『俺には………』(本当に俺はベストの答えを出せるのか…俺は俺は…)

 

『あんな口を言ったくせして、なんて自分勝手なーんですか!』だが、杉野は閉じていた口を開けた。

 

『俺だって、あんたみたいな状況になった場合、由里さんみたいに出来る自信がない。』

 

『わかってるじゃないでーすか。』

 

『…ああ、そうだ。でも、俺はあんたと同じ状況になっても、愛する人が自分以外の男との間に産まれた子供は…斜大は殺したりなんかしない…命はたった一つしか…ないんです。』

 

『……杉野君……あなたは人の命をうばうことに対して過敏に反応しまーすね。』

 

『ああ…俺はかつて…殺し屋みたいなものだったから…』

 

『殺し屋!あなた、人を殺したことが…』

 

『ちょっと……違いますけどね…標的は俺の先生、その人は俺や俺の友達に大事なことを教えてくれた。社会の辛さと現実、仲間と協力することの大事さ、努力することの意味。これからの人生の歩み方などいーっぱい俺達に教えてくれた大事な先生を俺達は殺した。殺さなければならなかったんだ!』

 

『先生…あなたやあなたの友達とに大切なことを教えてくーれた人をなんであなた達は殺したんでーすか?』

 

『その先生は人間じゃない…化け物だ。あんたらの世界で表わすなら降魔かな。』

 

『そ、そんな化け物があなた達に色々教えてくーれたんでーすか?』

 

『化け物といっても、降魔とは違う。その先生は元々人間の殺し屋だったんだ。』

 

『な、なーんで、人間の殺し屋が降魔なーんかになったんでーすか?』

 

『その先生は自分の教え子に裏切られ、人体を改造されてしまった。何十日にもおよぶ改造の日々を過ごしたらしく、だんだん体が化け物に変わっていったそうだ、だが、その改造の日々の最中ある人と約束をした。俺達の学校の担任、名は雪村あぐり。先生とあぐり先生は心を通じあわせていたが、先生は体を完全に化け物とした際に、あやまってあぐり先生を殺してしまった。その時に、あぐりさんは先生に俺達のことを任せた、そしてその化け物は俺達の担任に、俺達の先生になった。』

 

『そ、そんな!意味がまーったく、わかりませーん。それに、化け物といっても、元々人間だったんじゃないでーすか!あなた達はなんでそんな大切な人を殺したーんでーすか?』

 

『先生は化け物になった時点で、世界から暗殺対象として狙われるようになり、それに先生の体は1年たつと、爆発されると言われていて、先生自体も自分を死なせたかった。だから先生はあぐり先生との約束のために俺達に標的として現れ、一年過ごし、俺達は先生を殺した。殺さなくても大丈夫な方法を探したけど、だめだった。』杉野の落ち込む顔を織姫は目を逸らした。

 

『そ、そんな過去が…』

 

『だから、俺はあんたに対して怒った。殺さなくてもいいのに、奪わなくてもいいのにもかかわらず、自分の都合ばっか押し通したあんたや鷹岡が許せなかったんだ!あんたが直接やってなくてもな!止められたのに、仲間を見殺しにしたあんたに怒った!』杉野が叫んだ瞬間!上空から青い光武二式が側に降ってきた。それはレニが乗った霊子甲冑光武二式だった。

 

『杉野君…ん、あ、あれは!レニ!』織姫は縄で結ばれながら、立ち上がり叫んだ。

 

『杉野…君を殺す!』レニの槍が振り下ろされた!

 

『ちっ!まだ武器はある…さあ、巨大戦第二回戦の始まり!』(斜大は、大丈夫かな…いや!あいつは大丈夫だ!)杉野は織姫を連れ、崩れた家の物陰に隠れた。

 



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”13レニ対杉野

最近、スパロボαにはまり、少し更新遅らせてすみません。どうぞ、


 

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー由里の家ー

ここでは青い光武二式に乗ったレニが杉野と織姫を探していた。

 

『そこか…』レニは槍を構え、壊れた由里の家を何度も貫いた。

 

『やばいな…武器はえーと…ナイフだけか……白兵戦ならともかく、こうも乱暴にあんな、巨大ロボの相手とはなあ。』杉野がナイフを取り出した隙を織姫は見逃さなかった。織姫は素早く立ち上がった!

 

『レニー!ここでーす!早ーくわーたしたーすけてくーださい!』織姫はレニの光武二式に向かって大声で叫んだ!レニの光武二式が近づいて来た!

 

『織姫さん!ちっ!あんた、次は俺を殺すんだな!』杉野は織姫をその場に縛り付け別の瓦礫に走った!

 

『逃がさない!』レニは杉野に向かって、何度も何度も槍を突き刺す!杉野はギリギリ避け続けた。

 

『危ねぇ!危ねぇ!』【山中やビル街なら様々な場所に隠れたり、素早く動けるんだが、瓦礫だらけで、相手が巨大ロボときた。逃げ場もないが、一か八かやってみるか。)杉野は瓦礫をよじ登り、レニの光武二式に飛び乗った。

 

『よっし!後は織姫さんと同じく。』杉野はコックピットに向かう。

 

『甘いね…電気作動!』レニは光武二式の外装に電気を流した。

 

『ぐわあああっ!』(で、電気か!し、仕方ない!)杉野は電気の危険さに気付き、地面に飛び降りた。

 

(や、やばいな…体が…)杉野の体は電気により痺れていて、立つことすらかなわなかった。杉野の側にレニの光武二式が近付き槍を構える。

 

『同じミスを何度もするわけがないだろう。死ね!』槍が杉野を襲う。杉野は思わず目を閉じた、杉野は考えていた。

 

(ちくしょう!まだ有名なピッチャーにすらなれず、人の命すら守れなかった…殺せんせー、雪村先生…すみません。)自虐といったところだろう。

 

ガキーン!鈍い金属音がした。

 

『ん…俺は……えっ!り、霊子甲冑!』杉野の上には闘武がレニの槍を防いだ。

 

『あ、あれは!あの紅蓮色の霊子甲冑は!闘争心を利用して、動く、闘武!一体だーれが乗っているんでーすか?』織姫は闘武をしっかりと見た。

 

『あれを使えるのは誰もいないはず…まさか!』レニは驚きつつ、闘武から離れた。

 

『大丈夫か…杉野兄ちゃん…』闘武は杉野を軽く掴み、レニから遠ざけた。闘武から声が聞こえた、斜大の声だ。

 

『斜大!お前なのか、その霊子甲冑に乗っているのはお前なのか!』杉野はなんとか身体を立たせた。

 

『待ってて、今、こいつ倒すから!』斜大は杉野を遠い場所に置いた。

 

『素人…舐めないで。』斜大はレニに向かっていった。



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”14殺すしかない

自転車に乗っていたら、前の車が割り箸、窓ガラスから投げていてびっくりしました。どうぞ、


 

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー由里の家ー

瓦礫だらけの由里の家の前で斜大が乗った闘武とレニが乗った光武二式が戦っていた。

 

『そこ。』レニは闘武に何度も何度もやりを刺した。

 

『ぐわっ!ぐわっ!ぐわっ!』闘武は何度も槍が当たり、地面に倒れこんだ。

 

『斜大!まだ、あの霊子甲冑の操作に慣れていないのか。』杉野は不安そうに闘武を見た。

 

『それだけじゃあーりませーん。レニは私と違って実戦経験が多く、冷静な判断をしやすくて、素人の斜大なんて一捻りでーす。』織姫は笑う。

 

『俺はここで見ていることしか出来ないか…頑張れ!斜大!』杉野は織姫を連れ、物陰に隠れた。

 

『任しときな!杉野お兄ちゃん!といいたいんだけど…やっぱり強いなあ、由里母ちゃんがいったとおりやっぱり強いなあ、でも、負けられないんだ!あんたは俺が殺す!母ちゃんの仇!うおお!』斜大は闘武の肩からブーメランを取り出し、レニに向けて投げた。

 

『こんな武器!』光武二式は向かってきたブーメランを軽く槍で地面に叩き落とした。その瞬間、闘武が光武二式にタックルした!

 

『隙だらけだね!おりゃあ!おりゃあ!母ちゃんの仇!』闘武は続けてパンチを何度も何度も頭に叩きこんだ。

 

『調子に乗らないで。』光武二式は空高く槍を投げ隠し持っていた小刀を闘武のカメラに突き刺し、後ろに下がった。

 

『あ、ま、前が!』闘武は手探りでさっき落としたブーメランを探す。その間に光武二式は大勢を直し、飛ばしていた槍を掴み、闘武の右腕の関節部を突き刺した!

 

『や、やばい!右腕が…だったらああ!』闘武は右腕を自ら引き千切り、床に落ちたブーメランを広いあげ、そのブーメランを使い、光武二式の足をひっかけ、光武二式を倒した。

 

『やばい、体制が!』光武二式は起き上がろうとする。

 

『仇!死ねぇ!』

 

俺がやらなきゃ!

俺がやらなきゃ!

俺がやらなきゃ、杉野兄ちゃんも俺も死んでしまう!

仕方ない!

仕方ない!

殺さなきゃ、殺される!

仕方ないんだ!正当防衛だ!

人殺しをする!

 

『絶対人殺!』

斜大は悩みながらもブーメランの先端を刃に変え、光武二式の操縦席に突き刺した!

 

『ぐわあああああああっ!た…隊長…なんで…僕を……』光武二式は大爆発した。

 

『レ、レニーーー!うわああーん。』織姫はその場に崩れ落ち、激しく泣いた。

 

『織姫さん…ようやくわかっただろ、大切な人を殺され、遺された人の悲しみが…なんでだよ…なんで、同じ立場にならなきゃわからないんだよ!』

 

『す、杉野兄ちゃん……』斜大が通信をした、すすり泣くような声で、話し始めた。

 

『し、斜大…』

そ、そんな…殺すしかないのかよ!

なんでだよ!なんで又救えない!

人の命は一つしかないのに!

殺されないために人を殺すしかないのか!

自分が生きるためには誰かを殺すしかないのか!

人類が生きるために殺せんせーを殺すしかなかったように!

殺せんせーが言っていたようにこの世は理不尽だよ…それに文句を言ってもさあ…

無駄だとわかってんだよ!

でも!でも!なんで!

なんで7歳の斜大が人殺しなんかしなきゃならないんだ!

殺しの後には…罪悪感が残るだけだ…

 

杉野は声をかけられず、その場に立ち尽くした。

 

『俺、人を殺したよ……これで、母ちゃんの仇とれたかな?母ちゃん喜ぶかな?母ちゃん俺を褒めてくれるかなあ……いやあ…褒めてくれないなあ…ははははっ、ははははっ!』斜大は涙を流しながら、激しく笑った!罪悪感によるものだろう。当たり前だ、人を殺してはいけないというのは子供でさえ知っていることなのだから。

 

『斜大…織姫さん!これが、あんたらの望んだことか!7歳の子供に人殺しをさせて、あんな風にして!ふざけんな!』杉野は織姫を睨みつけ、叫んだ!どうしようもない怒りを織姫にぶつけた。

 

ー物陰ー

『ありがとう、斜大!レニ!おかけでいい戦いが撮れた!斜大!これから頼むぞ〜〜〜俺様の私腹を肥やすために殺せぇ!あーっはっはっはっ!』なんてハムエッグは斜大とレニの戦いを陰で撮影していたのだ!

 

『さっすが、霊力を化け物同士の戦いだあ、これを使えばうわっはっはっはっ!』ハムエッグは静かに闇に消えていった。



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”15人間と化け物

 

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー由里の家ー

光武二式を倒し、レニを殺した斜大が満身創痍の中、闘武から出てきた。

 

『杉野兄ちゃん…俺…』涙を流しながら出てきた斜大の側に杉野は近づいた。

 

『俺…人を…』杉野は斜大の頭を優しく撫でた。

 

『仕方なかったんだろ!何も言うな。』斜大はそのまま座り込んだ。

 

『なんでだ…くっ!』杉野は唇を強く噛み締めた。悔しかった!自分達の関係者により、苦しむ人がいたのが苦しかったのだ。

(殺そうとする相手は殺すしかないのか。)

 

『はーっはっはっはっ!』突如として高い笑い声をあげながら顔に傷をし、黒いインナーが筋肉がはちきれるように着た男が斜大と杉野の前に現れた。

 

『よー良くやったなあ、斜大君、俺は嬉しいよお、君が俺の息子だったらよかったのになあ、そうおもわんか?杉野?』その男は鷹岡であった!杉野は鷹岡を睨みつけた。

 

『鷹岡!あんた…楽しいか…』低い声で杉野は鷹岡に言った。

 

『あ、なんだぁ。何て言ったー?』鷹岡は笑いながら杉野のほうに耳を傾けた。

 

『こんな子供に人殺しさせて楽しいのか!鷹岡!答えろ!』

 

『そりゃあ…楽しいよ』

 

『なんだと!』

 

『つい、二、三日前までは普通に学校行っていたガキがよお、立派に人殺ししているんだぜ、見ていて楽しかったぜぇ、斜大!』

 

『人殺し…』斜大はその場に倒れこんだ。

 

『あんたは…あんたは…正真正銘の化け物だ!』杉野は鷹岡に向け石を投げた。

 

『化け物かあ…言ってくれるねぇ…化け物はお前達の先生だろ。』鷹岡は石を掴み、その場に落とした。

 

『殺せんせーはなあ…俺達のために色々教えてくれた大切な先生で!人間だ!容姿は化け物みたいでもなあ、殺せんせーの触手は暖かかった!あんな姿になっていても殺せんせーは人間だった。それなのに、あんたは姿は人間だが……心は化け物だ!』杉野は鷹岡に飛びかかったが、避けられ、杉野は鷹岡に首を締め上げられてしまった。鷹岡は元々、特殊部隊の教官であり、腕力もかなりのもので、杉野は逃げ出せなかった。

 

『確かにそうかもなあ……だが、なあ!』

 

『がっ…』

鷹岡は杉野の首おもいっきり締め上げ、杉野を気絶させ、肩に担いだ。

 

『俺はそれで結構。一度道を外れたやつは何をしても何も苦しくないからなあ!おい!斜大!』鷹岡は斜大に近づき、斜大の頭を踏んづけた。

 

『な…なんだよ!』涙を流しながら斜大は鷹岡を睨みつけた。

 

『俺は今から大帝国劇場に向かう。お前が闘武に乗り込み、花組と戦うんだ!明日の夕方までに来い!さもなくば、こいつを殺すぞ!』鷹岡は杉野の首すじにナイフを突き立てた。

 

『や、やめろ!がっ…』斜大は起き上がろうとしたが、起き上がれなかった。

 

『霊力を使いすぎたみたいだなあ。じゃあな、あーあとー織姫、ほら!』鷹岡はナイフを織姫に投げ渡した。

 

『今なら斜大を楽に殺せるぞーお前が今、殺してもいいって、クリエ家に言ってるしなー任せたぞ。』鷹岡は杉野を担いで、消えていった。

 

『斜大…』織姫はナイフを拾い振り上げた。



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”16俺のママ

ウルトラマンオーブめちゃくちゃ面白かったので、特別に書いてみました!更新遅れて、すみません!あまりにBSプレミアムのウルトラマンスペシャルがあまりに面白くて…どうぞ、


 

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー由里の家跡ー

その場ではナイフを持った織姫が霊力を使いすぎ地面に寝ていて動けない斜大を刺そうとしていた。

 

『斜大…』織姫はナイフを振り下ろした。

 

『うわあっ!』斜大はとっさに目を瞑った。

(ここまでか…)

 

『…あれ…生きている…』なんと織姫の振り下ろしたナイフは斜大を刺さず、側にあった紙を刺していた。

 

『斜大……ごめんなさい…あなたは何も…何も悪くないんでーす……私達が…勝手に巻きこませてしまったんでーす…』織姫は泣きながら頭を下げた。

 

『でも、俺はあんたの大事な人を殺した奴だろ、なんで殺さない?』

 

『殺されたから殺す。殺したから殺す。自分にとって都合の悪いやつは殺す。殺す!殺す!殺す!もうそんなのはウンザリなんでーす!私は気付きまーした……杉野君から……教えてもらいまーした…人を殺すことの愚かさと…大事な人を失った…辛さを…』

 

『織姫さん……ごめんなさい……』斜大は涙を流しながら織姫に謝った。

 

『あなたは謝らなくていいーんでーす…私達が悪いんでーす……』

 

『あなたは…俺に……父さんと織姫さんとの間の…子供として…産まれてきて欲しかったんですか?』

 

『はい…何で…何で…何であなたは私のお腹の中から産まれてこなかったんでーすか……何で私をママにしてくれなかったんでーすか。』

 

『織姫さん……ママって呼んでもいいですか?』

 

『えっ!し、斜大!』

 

『なんかな……寂しいんです…だから…ママに俺のママになってくれませんか?イヤですか?』

 

『し、斜大…うわあああん!』

 

『ママ…』

 

『ありがとう!ありがとう!』織姫と斜大は互いに強く抱きしめあった。寂しさと嬉しさが感じられた。

 

ー紐育ー

ーセントラルパークー

同じ頃、ここ紐育では、紐育華撃団が現れた体が紫色で触手を自由に伸ばす巨大な化け物と戦っていた。紐育華撃団とは紐育に作られた華撃団で、スターという霊子甲冑に乗り込み、紐育を脅かす敵と日々戦っているのだ!そして、今まさにスターに乗り込んだ6人の隊員(大河新次郎、ジェミニ、サジータ、昴、ダイアナ、リカ)が化け物が戦っているのだ。

 

『バン!バン!バン!うわあっ!』拳銃使いのリカは弾丸を撃ちまくるが化け物の体にまったくダメージはつかず、リカは化け物が伸ばした触手に弾き飛ばされた。

 

『リカ!くっ……なんだこいつは…厄介だな!だが、負けるわけにはいかない!僕が頭を狙うため、相手に突進します!ジェミニ!僕についてきて、向かってくる触手を全部切り落としてくれ!行くぞ!』大河は刀を構え、化け物に突っ込んで行った!

 

『わかった!』刀使いのジェミニは大河の後ろについて行った。

 

『はあっ!』

 

『てぇい!』大河とジェミニは向かってきた触手を次々と切り落としていき、化け物の至近距離に入った。

 

『今だ!ジェミニ!飛べええ!』ジェミニは高くを踏み台に飛び上がった!

 

『ふんっ!』扇子型の武器を使い昴は風邪を吹かせ、ジェミニを更に高く上げた。

 

『とおっ!』ジェミニは空高く飛びあがり、剣を構え、化け物の頭部に刀を突き刺した!

 

『狼虎滅却!天地神!』大河は剣を化け物の腹武に突き刺し、化け物の体に衝撃波を食らわせた。

 

グォォーン!だが、化け物は動きを止めず!大河のスターに食らいついた。

 

『ぐわああっ!』大河のスターは左肩を貫かれ、左手をもぎとられた!

 

『新次郎!はっ!はっ!触手が多すぎて近づけない!』チェーン型の武器を使うサジータが大河を救うため化け物を倒そうとしたが、触手により近づけなかった。

 

『きゃあっ、ハッ!大河さん!』ダイアナも近づこうとしたが、触手により動きづらかった。

 

『魔王獣……いや、違う…大丈夫か。』

地上から帽子を被った青年が化け物と華撃団を見ていた。

 

『うわあああっ!』大河の操縦席に触手が迫った。地上から見ていた青年はトイレに入っていった。

 

『やばい、ウルトラマンさん!【ウルトラマン!】ティガさん!【ウルトラマンティガ!】光の力、お借りします!』【フュージョンアップ!ウルトラマンオーブ・スペシウムゼペリオン!】青年は姿を変え、紫色の光を放ちながら、巨大な戦士ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオンとして化け物と華撃団の前に現れた!

 

『な、なんだ…いったい…』華撃団の5人は唖然として、オーブを見ていた。

 

『とぉっ!』オーブは走り、大河につかまっていた触手を引き千切り、化け物を殴り飛ばした!

 

『あ、あなたは一体…』大河はオーブを見て驚きながら質問した。

 

『俺は…オーブ…ウルトラマンオーブ!行くぞ!』オーブは大河のスターに手を差し伸べた。

 

『ウルトラマンオーブ……わかりました!皆さん!行きますよ!』華撃団とオーブは化け物に向かっていった。



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”17対決!マガキングマイラ

オリジナル魔王獣が現れますよ〜モデルはマニアック作品から参考にしました!どうぞ、


 

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー壊れた由里の家ー

壊れた由里の家で、斜大と織姫は作戦を話し合っていた。

 

『いいですか、斜大。あなたは闘武に乗らなければ、みんなに勝つ事は出来ませーん。ですが、何も殺す必要はありませーん。闘武の右肩についているブーメランで光武二式の頭部にあるカメラ、体にある霊子水晶を壊せば、光武二式は動きを止めまーす。あとは私が操縦席からみんなを引きずり出しまーす。』織姫が光武二式の設計図を指差しながら、斜大に教えていた。すると、斜大は不安げな顔で織姫を見つめた。

 

『ママ…大丈夫かな…俺…上手く闘武を扱えないし…ブーメランだって…そんなにやったことないし…』不安げな顔の斜大の頭を織姫は優しく撫でた。

 

『大丈夫でーす!ママが後ろからビームでみんなの光武二式の関節部分を壊し、動きを鈍らせまーす!だから、あなたは安心してしっかりとカメラと霊子水晶を狙って壊してくーださい!』

 

『わかった…じゃあ、今すぐに!』斜大はすぐにでも助けに行きたかった!杉野を助けたかった!自分のせいで捕まったという責任感にかられているようだ。

 

『……』(やはり、中尉さーんの子供でーすね。責任感が強い…………大丈夫ですよ、中尉さーん。)織姫は斜大に笑いかけた。

 

『そうですねー明日の早朝ですかねー仕方ありませーんあなたの体はボロボロでーす、でーすが、杉野君のこともあーりまーす。少ない時間ですがしっかり休めてくーださーい。』

 

『わかった…じゃあ、お休みなさい。』斜大が布団を探しだそうと歩き出したが、織姫は斜大を止めた。

 

『ちょっと待ってーくださーい…ご飯たーべましょーう!』

 

『そんなこといったってこんな瓦礫の中じゃあ…』

 

『ママにまっかせなさーい!』織姫は光武二式からパスタの麺を取り出した。

 

『パ、パスタの麺!でも…瓦礫だらけで…』

 

『だから、光武二式の中でパスタを茹でて、作るんでーす、肉とかなんかそこらへんにないでーすか?』斜大は瓦礫を探る。

 

『そんなこと…出来るんだ…えーと…あ、あった!』斜大は瓦礫の中から肉を取り出した。

 

『トマトとかもありまーすし、ミートスパゲティ作りまーす!待っててくーださーい!』

 

『頼むぜ、ママ!』

 

『まっかせなさーい!』織姫は狭い光武二式の中で料理を作り始めた。

(息子のために…ご飯を作る…楽しいでーす。中尉さーん…ありがとうございまーす。そして、杉野君…必ず助けまーす。)

 

ー紐育ー

ここでは、ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオンと紐育華撃団が協力して、紫色の触手を伸ばす、化け物と戦っていた。

 

『貴様…あの紫色の化け物のことを知っているのか?』昴は疑いつつ、オーブを見た。

 

『あいつは魔王獣マガキングマイラ!あいつはかなり厄介だ!早く倒さないと大変なことになります!』

 

『大変なこと…それは一体?』大河はオーブに近づき、質問した。

 

『あのマガキングマイラは時間が経つにつれてどんどんと成長していき、いずれは地球よりも大きくなります!それにだんだんと強くなっていくんです!』

 

『でも…リカ達の攻撃…あいつに通じない…』リカは落ち込む。

 

『大丈夫です!任せてください!俺に方法があります、待っててください!はあっ!』オーブはマガキングマイラに飛び蹴りを食らわせ、体を掴み、マガキングマイラの口を開けた。

 

『今です!銃を!』オーブはマガキングマイラの口をリカに向けた。

 

『わかったー!モアモア…ショットー!』リカの弾丸はマガキングマイラの口に入り、牙を削げ落とした。

 

『よし…あと、少しです!』オーブはマガキングマイラを投げ飛ばした。



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”18オーブと紐育華撃団

今回は斜大達の出番はありません。ちなみに、今日通りすがりのおじいさんがげっぷを側でされて、気分が悪かった〜〜どうぞ、


 

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー紐育ー

ここ紐育では、ウルトラマンオーブと紐育華撃団と協力して、魔王獣マガキングマイラと戦っていた。

 

『やばい…進化が始まった。』オーブの言葉通りマガキングマイラは体を進化させはじめ、体から新たな触手を伸ばし、触手の先を牙が生えた口にし、その口から火を噴きだした。

 

『危ない!狂い咲き!』昴が扇子で竜巻を発生させ、火を吹き飛ばした。

 

『なんか、あいつだんだん不気味になっていくー。』リカが察した通りマガキングマイラの体はいびつに変わり始めた。

 

『ま、また…体が変わっていきます…』ダイアナが心配した通りマガキングマイラは三つに別れた!

 

『さ、三つの体に分かれただと!』サジータは思わず下がってしまった。まだ紐育華撃団は何も知らないままわけもわからず、化け物と戦っているから仕方ないのであろう。

 

『危険ですが…リカ、昴さん右側のマガキングマイラをダイアナさん、サジータさんは左側のを真ん中の奴は僕とジェミニとオーブさんでなんとかします!お願い致します!』それぞれの敵に向かっていった。

 

『わかった…はあっ!』オーブは紫色の円形のビームカッターを投げ、触手を切り落としていった。

 

『あの、紫色の…そうだ!オーブ!その紫色のこっちに投げて!』

 

『はあっ?ジ、ジェミニ?な、何を!』

 

『任しといてよー!』

 

『わかりました!ふっ!』オーブはビームカッターを手に引き戻し、ジェミニに向かって投げつけた。

 

『新ミフネ流剣法カッター返し!』ジェミニは向かってきたオーブのカッターを自分の武器の日本刀でマガキングマイラの頭に向けて思いっきり弾き飛ばした!マガキングマイラの頭部にカッターがめり込み、弱った。

 

『隙が出来た!はあっ!』大河はそのままマガキングマイラの射程に入り、日本刀を使い、めり込んでいたカッターをさらに押し込み、めり込ませた。

 

『今なら、離れててください!トドメをさします!』オーブは右手を上げ、左腕を伸ばし、力を溜め始めた。

 

『任せます…はっ!』大河はカッターから日本刀を外し、すぐさまマガキングマイラから離れた。

 

『スペリオン光線!』オーブは両腕をクロスさせ、青色の光線を放った。

 

ギャアアア!マガキングマイラの一体は爆発し、倒された。

 

『そうか、あいつのあの技なら効くのか!だったら!ダイアナ!』

 

『わかりました!はい!』ダイアナは鳥を出し、マガキングマイラに突っ込ませ、隙を作った。

 

『今だ!バーディーチェーン!』サジータはチェーンを伸ばし、マガキングマイラをがんじがらめにした。

 

『オーブさん。お願い致します。』

 

『ああ。スペリオン光線!』オーブはもう一体のマガキングマイラもスペリオン光線を放ち、倒した。

 

『確かに…しゃくだが、今はそうするしかないみたいだ。ふんっ!』昴は竜巻を発生させ、マガキングマイラを巻き込ませた。

 

『リカも手伝うぞ〜えい!えい!えい!』竜巻に巻き込まれているマガキングマイラに向かって銃を放った。

 

『スペリオン光線!』オーブは力を振り絞り、スペリオン光線をマガキングマイラに向かい放ち、大爆発し、三体の魔王獣を倒した。

 

『ありがとうございました。オーブさん、ところで魔王獣とは一体?それにあなたは何者なんですか?』

 

『魔王獣とは大昔に現れた怪獣で、ウルトラマンと呼ばれる光の巨人さん達が封印した化け物なんです。あなた達の世界の降魔みたいな奴です。それじゃあ!』オーブは変身を解除し、人間体に戻った。

 

『し、しまった、そうだった!皆さん、行きましょう!帝都に!』大河達はリトルシップシアターと呼ばれる彼らの基地に戻っていった。

 

『そうだったんですか、魔王獣が三体に分かれたのはあなた達三人が封印していたからなんですね、スコットさん、チャックさん、ウーマンベスさん。』なんとマガキングマイラは三人のウルトラマンによって封印されたため、三体に分離できたのだ。それを確認した男はそのまま姿を見を消していった。



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”19子供らしく

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー壊れた由里の家ー

ここでは、織姫と斜大の二人が明日のために寝る準備をしていた。

 

『仕方ありませーん。今日はここで寝ましょう。食器とかを片付けてくーださい。』織姫と斜大は光武二式の操縦席から食器を出し、二人は毛布を掛けた。どうやら、敵の突然の襲撃に対応するために光武二式の中で寝るのだろう。

 

『ママ、俺すこし不安なんだ…また、人を殺してしまったら…レニさんみたいに殺してしまったら…ママが…俺のこと見捨てちまうかもしれないって…自分で自分がいやになる!俺はなんのために産まれたのか…花組の皆さんが殺しあいをするきっかけを作るために産まれたのかもしれない。』

 

『斜大…不安ですか…ママもでーす…みんなを殺してしまうかもしれないって…みんな思いは同じ…中尉さんを…あなたのパパを愛する思いは同じ…だったのに…あんなにも中尉さんに……自分を選ばなくてもいいから…中尉さんに選んでほしかったのに……自分が選ばれなかったから…腹いせにその息子を殺そうとする人もいれば…あなたの母親…由里さんのように頑張って育てるようとする…なんだかよくわからなくてなってしまーいました……だから、不安なんでーす…同じ道を歩いていた人が…同じ思いを持っていた人と…こんなにも意見が違うだなんて……』

 

 

『ママ…みんな思いは同じでも考え方ややり方は違う…人の数だけ個性がある…人の数だけやり方がある。その人の個性を敵として決めつけて突き放す…それが俺は一番大嫌いなんだ。だから俺は今、決めた。俺が大神の息子だから恨むやつがいても仕方ない、殺すやつがいても仕方ない。それが人の個性だから。それがその人の道だから、俺は否定しない。だけど、俺も人に自分の命を易々とあげるほどお人好しじゃない…だから…俺が殺しあいのきっかけを作るために産まれたのだとしても…生きる!』

 

『斜大…そうですね…』

この子はまだこんなにも小さい

まだ、学校で友達と遊ぶのが普通のはずなのに

こんなことさせて…

こんな覚悟をさせて…

早すぎまーす……

子供は大人になりたがりますが…

大人は子供になりたがる……

子供はいつの間にか大人になっていて……そしていつの間にか大人は子供になりたがる…

だから…子供は子供らしくいる…

子供らしくいる時間はとても少ないんでーす!

それなのに…争いに巻き込んでしまって…

斜大はもう大人に……

だけど私にはそれを止めることは…

斜大が大人になっていくのを止められない…

なら…私が出来ることは……

 

織姫は斜大の頭を撫でた。

 

『マ、ママ。』斜大は織姫に寄り添い、織姫は斜大に布団を掛けた。やさり寂しいようだ。まだ斜大に子供らしさは残っているようだ。

 

『もう遅いでーす…寝ましょう…ママが子守唄歌いまーす…もしも…誰かを〜』織姫は自分の歌を歌いながら、斜大の頭を優しく撫で、斜大を寝かしつけた。

 

『くーっ…くーっ…』斜大の小さな小さな寝言を聞き、織姫は涙を流した。

 

『まだ…あるんですね…私にママとして我が子に出来ることが…まだ子供らしくいる時間を増やしてあげることが……もし…あなたが花組のみんなを殺しても…私を殺そうとしても…あなたを愛しまーす…おやすみなさいでーす…安らかな眠りを。』織姫はまぶたを閉じた。



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”20復讐と金儲け

 

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー大帝国劇場ー

ー舞台ー

ここには囚われた杉野が鷹岡といた。

 

『おい、鷹岡!あんたこれから何をする気だ!答えろ!』杉野は縛られつつ鷹岡にどなりかけた。

 

『あーーそうだなー杉野君には教えてあげるよーー。』鷹岡はポケットからリモコンを取り出し、ボタンを押した。すると…

 

ウイーン!

舞台が開き、そこには巨大なモニターが設置されていた。そしてモニターから映像が流れ始めた。

 

『巨大なモニター?え!あ、あれは!』流れ始めた映像を見た杉野は声を張り上げ驚いた。

 

『ふっふっふっ…よく撮れてるだろ。いや〜この映像を撮るために面倒くさい小型虫スパイロボットを操作したんだよ。』モニターには闘武と光武二式の戦いが映し出されていた。杉野は鷹岡を睨みつけた。

 

『鷹岡!あんたなんでこんな映像を撮った!なんのために!斜大を花組の皆さんを使って殺そうとするんだ!答えろ!』

 

『それはな…金さ。』

 

『金?一体どういう意味だ!』

 

『なあ?杉野君、今の世の中なあ、君みたいな人殺しが嫌いな連中もいれば大好きな連中もいるんだよなあ…その人殺しが大好きな連中のた!め!に!俺様とある協力者でつるんで人殺しの映像を撮って金儲けをしようとしているんだよ!』

 

『なんだって…じゃあ!斜大は金儲けのために!』

 

『そう!虫も殺したことが無いような少年から母親を奪い!自分の身にあまる力を手に入れ、自分を殺そうとする相手がいるからなすがままに殺す…最高のシチュエーションじゃないか!そんなシチュエーションを見たがる奴等がいるんだよ!人が醜くく血を流し、人が人を剣で…ナイフで…銃で…殺し、目の前にいる人をただの肉の塊にする…最高だろぉ!』

 

『あんたは…』

 

『なんだい?杉野君?』

 

『あんたは金儲けのために!一部の人間のエゴのために斜大を巻き込み…人の命を奪い…花組の皆さんを苦しめる!どこまで腐れば気がすむんだ!鷹岡!』

 

『おいおいおい?失礼なこと言うなや、そもそも花組の奴等が心の底で思っていた《自分を選ばなかった大神一郎の息子斜大を殺したい。》そう思っていた。そう願っていた。だから、その願いを叶えさせてやるために軽〜く支配したんだよ。牙王を差し向けてな。』

 

『牙王…あいつを送り込んだのはあんただったのか!』

 

『まあな、君はよく知っているだろう俺のやり方を、誰かを自分に従わせるには恐怖で支配すればいい。だから、牙王を差し向けて帝国華撃団に恐怖を植え付け、巴里華撃団にも同じように、牙王の部下を差し向け、恐怖を植え付けた。人間は一度恐怖を植え付けられたら最後、死ぬまで支配しやすい人形になるんだよ。恐怖による支配。心の奥底で眠っていた斜大を殺したいという欲望。その両方を巧みに操り、人殺しを行わせる。それが奴等の望みだからなぁ!そして俺様はその戦いの場を提供し、それを撮り、それを欲しがる連中に売りつけ、金を儲ける。実に合理的で素晴らしい計画だとは思わないかぁ?杉野君?』

 

『貴様ぁっ!』

 

『それに!この争いを最初に提案したのは俺じゃない。なあ、ハムエッグ!』後側にある扉からカツカツと一人の男が歩いて、杉野に近づいた。

 

『よう、おまえが杉野か、ありがとな、斜大をおびき寄せる餌になってくれて。』ハムエッグは笑いながら杉野の顔を覗き込んだ。

 

『ハムエッグ!あんたも…最悪だな!』

 

『そんなこと言うなよ…あの闘武を斜大に渡したのは俺様なんだぜぇ。』

 

『な、なんだと!』

 

『あいつの中にある闘争心、それを引き出し、理性のタガを外し、戦う。いい見世物になるしなあ。』

 

『じゃあ…俺も…』

 

『そうさ!斜大の母親には斜大の中にある憎しみを引き出すために使うため、斜大をここにおびき寄せる餌にはならない。だからそのためにお前を別世界から連れてきた。理由は簡単だ。鷹岡の復讐のためだとよ。』

 

『なんだと!復讐だと!』すると鷹岡が杉野を殴りつけ、杉野の胸ぐらを掴み、話し始めた。

 

『そうさ、復讐さ!正確にはお前じゃなくてな、潮田渚!俺があいつへの復讐のためにお前を呼び出した。』

 

『渚への復讐のために俺を呼んだのか!』

 

『ああ、だが俺が味わった屈辱以上の屈辱を与えるためにはあいつを直接殺すのではなく、その周りの大事な大事なクラスメートが自分の救えないところで無惨に殺され、その死体をあいつに見せる。その時のあいつの顔を見てみたいんだよぉ。無人島の時は未遂に終わっちまったからなあ…まだ可能性があったからなあ!もう手遅れだということを書く時に示すには死体が必要なんだよ。斜大の餌と俺の渚の復讐のための道具としてお前を呼んだよ。よろしく頼むよぉ!まだ、生かしておいてやるから、楽しみな!あーっはっはっはっはっ!』鷹岡とハムエッグは笑いながら舞台のある部屋から出て行った。

 



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”21突入!大帝国劇場

いやースパロボα外伝やべぇ!めっちゃ面白ぇーやりすぎて、投稿遅くなっちゃいました。どうぞ、


 

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー大帝国劇場前ー

ここ大帝国劇場に浸入するために、斜大は闘武に織姫は光武二式に乗って上空を飛んでいた。

 

『斜大!このまま急降下して突入しまーす!一・二の三!』織姫と斜大は上空から急降下し、大帝国劇場に突入した!

 

ガンガラガッシャーン!

大帝国劇場に突入した二人は辺りを見渡す。敵がいるかもしれない。敵の罠があるかもしれない。爆弾か何かがあるかもしれない。そんな危険を探していた。

 

『斜大…気をつけてくださーい。ここら辺に杉野君の反応はありませーんね…みんな……どこに…とりあえず、格納庫に行きまーしょう。』織姫が格納庫に向かおうとしたその時!

 

ババババ!

背後から銃弾の音が聞こえてきた。

 

『ん!……ママ!危ない!』斜大は闘武の右肩にあるブーメランを取り外し織姫の光武二式に当て、バランスを崩し、地面に倒れこむことにより、銃弾を回避出来た。

 

『こ、この銃弾は……や、やはり……現れまーしたね…エーリカさん!』織姫は後側を振り返るすると、そこには赤色の光武F2があった。巴里華撃団の機体光武F2で赤色の光武F2を使うのはただ一人。エリカ・フォンティーヌだけだった。

 

『織姫さーん!ひっさしぶりですねーー!あなた達が牙王と戦っている時こっちも大変だったんですよー!牙王の部下が現れてー私達負けちゃったんですよー!大神さんが助けてくれたらどうにかなっのかもしれなかったのにーだから、私達を見捨てた大神さんに復讐したいんですよーでもー大神さんが行方不明である以上ーその責任はー息子の斜大君にとってもらいましょー!その命を捨てることによってね!』エリカは笑いながら、斜大の方を向いた。

 

『エリカさん、いい加減にするでーす!今更中尉さんを恨んだって仕方ありませーん!それに、じゃあは何も悪くありませーん!悪いのは中尉さーんの愛を欲しがりすぎた私達が悪いんでーす!だからもう…だからもうこんなことはやめるでーす!』織姫は立ち上がり、叫んだ!だが、

 

『うるせぇんだょおお!』大きな叫び声とともに、炎が織姫の光武二式を包んだ。

 

『きゃああああっ!』織姫の光武二式は冷却装置を緊急展開させ、ほのかを消したが、体にやけどを負ってしまった。

 

『ママ!大丈夫!だ、誰だ!』斜大の闘武は織姫の光武二式に詰め寄り、周りを見回した。

 

『こ、この…炎は……ロ、ロベリアさーん…ですね…』織姫はなんとか口を開き、光武二式の指でロベリアの場所を差し示した。

 

『織姫、あんたも榊原由里を殺したあたし達と同じ穴のムジナさ、今更斜大をかばってどうなる?今更ママになろうとして何になる?無駄なんだよ!そうやっていつまでも未練がましくいい子ぶってるやつが一番嫌いなんだよ!まあ、いいさ…斜大につく以上あんたも殺すだけだ。』ロベリアは斜大達に近づいた。

 

『それじゃーいきますよー!さあ!レッツゴー!』エリカはマシンガンを乱射し、ロベリアは斜大達に向かって行った。



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”22怪獣融合

遅くなり、すみません。ドライブドライバーが安くて買いに行ってて。どうぞ、


 

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー大帝国劇場ー

ーロビー ー

今、ここロビーでは、斜大の闘武と織姫の光武二式、エリカの光武F2とロベリアの光武Fが戦っていた。

 

『はあっ!はあっ!はあっ!』ロベリアは爪を立て、闘武を斬りつけた!何度も!何度も!

 

『うわっ!うわっ!ブ、ブーメラン!刃展開!』闘武はブーメランの刃を展開し、ロベリアの爪を止めた。

 

『斜大!!今、援護に!わあっ、くっ!エリカさん!』織姫は斜大を救うためにロベリアにビームを放とうとしたが、エリカのマシンガンにより、妨害されてしまった。

 

『織姫さーん。邪魔させませんよー…うわさによると大神さんはー帝都にいた時の一番の想い人はあなただったそうですねー…羨ましいですねえ!』エリカはマシンガンを連射し、織姫に当てる。

 

『エリカさん!動きを封じるしか!』(てっきり花組が一人づつ現れるのかと思いましたが、違うようでーすね!仕方ありまーせん!火傷も痛いでーすが、今はそんなこと言ってる場合じゃあーりません!しかし…なんで、敵はいきなり二人…ま、まさか、私達の作戦がばれていた…あ!花組のみんな…私のことをよく知っているから…なら!)織姫はビームをエリカに向かって放ち、エリカのマシンガンと織姫のビームは相殺した。が、エリカのマシンガンの弾に当たり、織姫の光武二式の動きは少し鈍くなっていた。

 

『まだまだありますよ〜〜えーい!』エリカはただ織姫にマシンガンを乱射した。織姫は動かしにくい光武二式を操り、マシンガンの弾を避けエリカ光武F2のマシンガンを使っていた右腕を狙いビームを放った。

 

『ああっ!やりますねぇ…でもですねぇ…私達強くなったんですよー見ててくださーい、ロベリアさーん、もうやっちゃいましょう!』エリカは織姫から遠ざかった。

 

『わかったよ、こいつを殺すのをあっさりやるのは忍びないしな!』ロベリアは斜大への攻撃を止め、エリカの側に飛び上がり、近づいた。

 

『さあてーほい!怪獣融合!バイオス!』エリカとロベリアは緑色の光に包まれた!

 

『な、なんですかー!い、いったい?』織姫はとっさに目をかくし、伏せた。

 

『マ、ママー!こ、この現象は!』斜大はなんとか織姫に質問した。

 

『わ、わかりませーん。でも、一つだけ心あたりがありまーす!エリカさんとロベリアさんはある一族の末裔で、その一族が神として崇めていたのがオーク巨樹と呼ばれる植物でーす!もしかしたら…』すると、緑色の光が消え、中から体色が赤緑、身体中からツタを伸ばし、いたるところにコンピューターが仕込まれていた。

 

『ご名答!さっすが、花組!やるなあ。そうさ、私達はこの力をパリシィの力を使いこの植物を手なづけた。私達の名前は融合怪獣エバイリアですよ!』エリカとロベリアが融合したため、二人の声が重なって聞こえた。

 

『斜大、もう、諦めるしかなさそうでーすね…あの敵に手を抜いたら負けまーす。本気で殺しにかかりまーすよ!ええい!』織姫はビームを放ち、斜大はブーメランをエリカ達に投げた。



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”23母は強し

昨日の超a&g+!聞きました!日高さんと井上さんのラジオ最高でしたね!どうぞ、


 

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー大帝国劇場ー

ーロビー ー

エリカとロベリアと二人の乗った光武F2が怪獣バイオスと融合した怪獣エバイリアが斜大の乗った闘武と織姫の乗った光武二式が戦っていた。

 

バイオス

かつてウルトラマン次元のグレートの世界で、宇宙から来た植物”宇宙植物バイオス”がサザン大学にある超高性能コンピューターと融合した植物怪獣であった。ウルトラマングレートによって倒されたが、復活したようだ。エリカやロベリアや他の巴里華撃団はパリシィと呼ばれる一族の末裔で、パリシィはオーク巨樹と呼ばれる植物を神として崇めいていたため、バイオスと融合できたのだろう。

 

『甘いですよ〜ふん!』エバイリアは向かってきたビームを自分の周りにバリアを張り、防ぎ、向かってきたブーメランを触手を伸ばし掴んだ。

 

『あ、あれは?れ、霊力のバリア!だったらこれはどーですか!斜大!私を投げるでーす!』光武二式高く飛び、闘武の上に向かった。

 

『わかったぜ!ママ!必殺!クワットロー・ジャンピング!』闘武は拳で光武二式の足をエリバイオスへと殴り飛ばした。

 

『はああっ!』光武二式は自身も霊力でバリアを張りエリバイオスのバリアにぶつかっていった。霊力バリアと霊力バリアのぶつかり合い、光武二式はなんとか突破しようと体を回転させる!

 

『無駄ですよー!そういうのが来ることくらいわかってるんだよ!おりゃあ!』エリバイオスはさっき掴んでいた闘武のブーメランを回転していた光武二式に向けて投げた。

 

『しまったでーす!きゃあっ!』光武二式の胸部に刃が展開したブーメランがめりこみ、光武二式の操縦席にいた織姫を傷つけた。その後、追い打ちをかけるように触手はブーメランを操縦席にめり込ませ、光武二式を倒した。倒れた光武二式の胸部から血が流れ出る。

 

『マ、ママ…まさか…だ、大丈夫だよな…大丈夫だよな!』闘武は側にあった触手からブーメランを取り上げ、光武二式に近づき、起こしあげた。

 

『ママ!ママ!ママ!頼むよ!生きていてくれよ!頼む!ひとりぼっちなんて俺は嫌だ!頼む!ママ!生きてくれ!ママ!ママ!』闘武は光武二式を必死に揺らすが、返事はなかった。

 

『あれーー死んじゃいましたかー?案外簡単でしたねーー斜大君ー君のブーメランすっごい使えるわーありがとーだからーお姉さん達からプレゼント!』エバイリアは体の中心からマシンガンを出し、周りにあったバリアを解除し、油断していた闘武に向かって弾を乱射した。突然の攻撃に回避が出来ず、側に動かない光武二式があったため、闘武は光武二式の上に倒れ込み、マシンガンの弾から光武二式を守るため、マシンガンの弾に当たりまくる。

 

『うっ!うっ!うっ!うっ!』エバイリアのマシンガンにより、闘武のボディは傷つく!

 

『あっれれー斜大君ー早く避けないとーいくら闘武でもーボディが持たないよーだからさあ、織姫さんを見捨てればいいじゃないですかー。早く!早く!早くー!』

 

『出来るわけがねぇ!ママはな!ママはな!あんたらとは違って強いんだ!俺のママになってくれたんだ!だからあんたらより強い!日本にはこんなことわざがあるんだよ、外国人!”母は強し”ってな!』闘武はエバイリアに向かって叫んだ!するとその声を聞いた光武二式が起き上がった。

 

『し…斜大……』織姫はか細い声で斜大に答えた。

 

『な、なんだと!何故だ?何故!立ち上がれる!何故だ!』エバイリアは意外な行動に引き下がる。

 

『ほらみろ!ママは最強だ!』斜大がエバイリアを睨みつける。

 

『マ、ママが息子より遅く起きるなんてだめですねー行きますよ!斜大!はあっ!』光武二式は回りながら飛び上がりビームを乱射しまくった。

 

『”下手な鉄砲も数撃ちゃあたる”ってかー甘いね!』エバイリアは霊力バリアを上空に張り、光武二式のビームを防いだ。だが、織姫は考えていたのだ。この戦いは一人では勝てない。だが、二人なら勝てる。二人だから出来る作戦があった!それは!

 

『そっちが甘いんだよ!大回転!ブーメランカッター!』エバイリアの注意が上空の光武二式に向いている隙に闘武はブーメランを回し、地下に潜り、エバイリアの真下から刀を構え上空に上がった。

 

『ま、間に合わない…うわああっ!』エバイリアの体は真っ二つに割れた。

 



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”24ただそれだけなのに

 

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー大帝国劇場ー

ーロビー ー

斜大の乗る闘武が傷だらけの織姫の乗る光武二式と協力し、エリカとロベリアと光武F2と怪獣と融合したエバイリアを倒したのだった。

 

『ま…まだだ…まだやれます!はあっ!』真っ二つになったエバイリアは触手の先端に爪をつけ、闘武に向かって触手を伸ばした!触手が闘武に近づいた。だが、闘武は振り向き触手の先端の爪を掴んだ。

 

『いつまでも…子供だと思うな!』触手を引き千切り、ブーメランを再び真っ二つになったエバイリアに投げつけた。

 

『ま、負けるわけにはいきませんだよ!』エバイリアは触手を一本伸ばし、ブーメランを掴もうとしたが、エバイリアにあたる直前カーブし、光武二式の方にブーメランは向かってきた

 

『甘いでーす!はあっ!はあ!』光武二式は向かってきたブーメランにビームを当て、ブーメランにビームの力を集めさせ、軌道を再びエバイリアに向けさせ、エバイリアに飛ばした。

 

『な、なんだと!ぎゃああああああっ!』エバイリアの縦に真っ二つになった体はさらに、横に真っ二つに裂かれ、大爆発した!それを見ていた織姫は哀愁のある目だった。悲しみに黄昏ているのだろうか。

 

『なんで…なんで…なんで…』織姫は怒り狂い、操縦席を殴った。

 

『ママ…』斜大は言葉が出なかった。

仲間が

友達が死んだんだ。

悲しいはずだ。

俺にはわからない。

 

『私達は望んでいたはず…中尉さんが誰かを選ぶことを…それで…自分が選ばれなかったから…みんな…同じように中尉さんを愛していただけなのに。』

中尉さんを愛した。

中尉さんを愛した。

みんなが中尉さんを愛した。

ただそれだけなのに。

愛する中尉さんが選んだ相手を讃えるべきなのに。

愛する中尉さんの選んだ相手を尊重するべきなのに。

愛する中尉さんが選んだ相手を認めるべきなのに。

愛する中尉さんに愛されなかったの自分の努力が足りなかったから。

見苦しすぎます。

恥ずかしいです。

でも、生きていてほしい。

直してほしかった。

いや、一緒に直して行くべきだったはずでーす。

性格を

欲望を

直して…中尉さんと

中尉さんと中尉さんが選んだ相手の結婚を心から喜べるようになるまで。

 

織姫は目から大粒の涙を流した。情けなく、みっともなくただただ涙を流していた。仲間の死を泣いていた。僅かであった楽しい日々や辛い日々を思い出し、悲しみ泣いた。

 

『行くしかないよ。もう、俺もママも、この先も殺すのかな?』

 

『答えられませーん。』織姫は光武二式を中庭に動かしていった。斜大は闘武を動かし、光武二式についていった。

 

ー紐育ー

ー瓦礫だらけの町ー

先程の魔王獣との戦闘でボロボロになった場所に一人の黒いスーツ姿の不思議な男がいた。

 

『たく…怪獣を貸してあげたのに…上手く使いこなせないとは…バイオスはともかく、魔王獣マガキングマイラはまだ生きている。分身は3体ではなく、4体だったとはまだ気づいていないだろう…封印していたウルトラマンがもう一人いたことすらも、にしても…気になる…大帝国劇場の格納庫にある不思議な空間…調べてみるか。』男は姿を消していった。

 



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”25死を忘れずにあれ

今回は趣向を変えて斜大視点で書いてみました。どうぞ、


 

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー大帝国劇場ー

ー中庭ー

ロビーから出た俺(斜大)とママ(織姫)は中庭に出ていた。俺は闘武という霊子甲冑を操縦し、ママは光武二式という霊子甲冑を操縦していた。

 

『うーん…誰もいませんねーいないでほしいんでーすが…もう…死なせたくありませーん。』この人が俺のママ…さっき、二人の仲間を殺したばかりだ…罪を感じていた。自分達を殺そうとしたから、仕方なく殺した…そんないいわけや理屈よりも悲しそうで、俺はあまり声がかけられなかった。

 

『斜大……あなたに友達はいるんでーすか?』ママは俺に質問した。こっちから話しかけるのが辛く気まずいのがわかったのだろう。

 

『あ、ああ…よく、学校の帰りに野球やる友達がいてな。俺がピッチャーとして認めてくれててな、みんな優しいんだ。』俺はなんとなく答えた。

 

『そうですか……大切にするんですよ、ずっとずっと辛い時も、悲しい時も、喧嘩して嫌な時も、大切にするんですよ…』ママの言葉に重みを感じた。

 

『ママは…花組の皆さんを恋のライバルとして……パパを取り合うライバルとして…時には、仲間として…時には…劇の評価をしあう友達として…いたんだね……だから…ママは悲しんでいるんだね。』辛かったが、ママに質問をした。聞いておきたかった…

 

『…う…うっ…うわあああああん!ママだって!ママだって!あんなに仲良くしていたみんなを殺したくありません!確かにライバルでした!私以外にいるから!私以外に中尉さんを愛するみんなを邪魔だと何度も思ったのよ!でも!でも!あの仲良く楽しく過ごした日々が…あの友情が…嘘だと思いたくない!殺したくなんかない!そう思っているのよ!うわあああん!だから、だから!斜大!絶対ママ達みたいになってはダメですよ!エリカさんやロベリアさんの死を忘れず!同じことを繰り返さないようにしていって!』ママが光武二式の操縦席で大粒の涙を流していたのがわかった…今はなんともいえなかった…

 

『ママ…うっ!』俺の機体の頭部の後ろに弾丸が当たった。弾丸が向かってきた方向を屋根を見た黒色の光武二式が大帝国劇場の屋根から俺とママを見ていた。

 

『もう話は終わった?さっきからうるさくて仕方がないんだけど?』マリア、マリア・タチバナさんだ。ママと同じ帝国華撃団として戦っていた。だが…今は…

 

『マ、マリアさん……もう…もう…』ママは泣きながら、マリアさんに通信したが、マリアさんは構わず、銃口をこちらに向けた。

 

『黙りなさい…あなたの理想論は私には不似合い…そして…斜大…あなたは不愉快…すぐに消えて!』マリアが銃を乱射しながら、劇場の屋根から中庭に飛び降りてきた。俺は右肩にあるブーメランを外し、弾丸を弾きかえしていたが、ママは自分の霊力を使いビームで攻撃をするのだが、ダメージが酷く弾丸が光武二式に当たりまくった。

 

『ママ!はあっ!』弾丸をブーメランでマリアさんに向けて弾きかえした!

 

『甘いわね!ふんっ!ふんっ!』俺が弾きかえした弾丸をマリアさんは軽く銃で撃ち墜とし、中庭に降りたった。

 

『さあ、行くわよ、あなたは邪魔なの。』マリアさんは銃口を俺達に向けた。

 



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”26過去と明日の戦い

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー大帝国劇場ー

ー中庭ー

ここでは、闘武に乗った斜大と光武二式に乗った織姫が光武二式に乗ったマリアが戦っていた。

 

『終わらせてやるわ…全ての力をこの技にかける…スネグーラチカ!』マリアは斜大達に向けて女神の氷像を模した弾丸を放った!

 

『させるか!ブーメラン!霊力注入!はあっ!』斜大はブーメランに霊力を込め、マリアの向かってきた弾丸に対して投げつけた!どんどんと距離が狭まり弾丸とブーメラン互いがぶつかり合った!

 

『負けんな!俺のブーメラン!』斜大が叫び、更に斜大は霊力をブーメランに送り込み、ぶつかり合っていたブーメランはマリアの氷の弾丸をガリガリと削っていった。

 

『な、なんで!何で私がこんな子供に……こんな子供に…!幾つもの修羅場を潜り抜けた私に!』マリアは怒り口調で荒く叫びながら斜大と同じく霊力を弾丸に送り込んでいたが、氷は削られ続けていた。

 

『マリアさーん…あなたじゃ…あなた達じゃ…私達に勝つことは出来ませーん!』織姫はマリアに通信をした。

 

『勝つことが出来ない…織姫…あなたに!あなたに!あなたに!あなたに何がわかるの!』

 

『わ、わかりまーす…斜大は明日のために友のために未来のために…そして私のために戦ってくれていまーす。ところがマリアさーんやあなた達は…過去の…過去の呪いに…中尉さーんへの叶わなかった愛の呪いに…取り憑かれた亡霊なんでーす…だから…亡霊は…亡霊らしく消えるべきでーす。』

 

『織姫…あなたなんかに…』

 

『マ、マリアさーん…』

 

『私はね、あなたみたいに家族に恵まれていないのよ!あなたは父親と離れていきていたとはいえ生きていたじゃない!でもね!私には父親や母親がもういないの!そして…好きだった…ユーリーも死んだ…だから、あの人に…隊長に愛して欲しかったのよ…家族になりたかった…あの人の妻に…なりたかった…でも、でも…あの人は…私の気持ちを……』

 

『私だって!私だって!中尉さーんの妻になりたかった!でも、負けたんでーす!潔く負けを認めまーしょう!』

 

『マリアさん!俺はあんたらに負けない!絶対にママを守る!あんたらに嫌われようがなんだろうが、俺は生きてやるさ!友達にまた会いたいから!ママと暮らしたいから!負けやしない!はあああっ!』斜大は更にブーメランに霊力を送り込んだ!ブーメランのパワーはまし!ついに!マリアの氷の弾丸を完全に削りおとした。

 

『……私の技を……ふっ…はあーっはっはっ!もう…勝てないわ…あなた達にも寂しさにも…』マリアは涙を流し、操縦席にあった銃を取り出し、眉間に銃口を向けた。

 

『マリアさーん…まさか!だめでーす!マリアさーん!』織姫は光武二式から出て、マリアの元に向かった!

 

『織姫…私は家族の所に行くわ。』だが、織姫の声はマリアには届かなかった。

 

パン!

一発の弾丸がある女性の一生を終えさせた。



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”27続く呪い

 

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー大帝国劇場ー

ー客席ー

誰もいない閑散とした空気の中、俺は客席にて縛られていた。

ここは大帝国劇場の客席、普段は家族連れで来る客が舞台を見てハラハラドキドキ楽しく暮らす場所だが、今はそんな場所には似合わない静かさがあった…

そして今、俺はモニターを見ていた。

 

ブーン!

目の前にあるモニターには映像が流されていた斜大が乗る闘武と織姫さんが乗る光武二式が中庭から出て、衣装室に向かおうとしていた。

 

『あれ…おかしい?』俺は不思議に思っていた。あんな巨大な霊子甲冑が二機で強行突入したらこんな場所すぐさま崩壊して、俺は今頃瓦礫の下敷きになって死んでいるはずだ。なんでこんな簡単なことに気づかなかったのだろうか?なんでこんな簡単なことを斜大と織姫さんは気付けていないのかを?

 

『あっれー杉野君、楽しそうじゃないねーほらほら、しっかり笑顔で見てやれよー。』男が大声で笑いながら俺のもとに寄ってきた。鷹岡だ。俺の様子を嘲笑うかのように側に寄り付きていきた。

 

『鷹岡…お前、何を知っているんだ。』俺は冷静に鷹岡に質問した。

 

『あいつらがここに入ってきた時になーあいつらや花組の連中には小さくなる光線を浴びてもらった。丁度人間と同じサイズくらいになるようにな。』鷹岡は笑いながら俺の足を踏みつけていた。俺の怒りを煽るかの如く。

 

『な、なんでそんなことを?』

 

『それはな、戦いにはリングが必要じゃないか。奴等にとっての戦いのリングが大帝国劇場なんだよ。そしてここを戦いのリングにしたのには理由があってな。』

 

『理由…花組の皆さんがよく知っている場所だからか!』

 

『正解だ!さすがは杉野君だあ。ここは花組全員が会ったことのある場所、戦いの舞台にはふさわしい。だからこそ、織姫のやつにとっては嫌なんだ。皆で仲良く暮らした場所で、その仲良くした花組の皆を殺す……戦うしかない。斜大を守るために互いの欲望のために…うわーっはっはっ!楽しいよなあ、杉野君。』

 

『殺せんせーはな、世の中にはどうしようもないことが教えてもらった…それに対して文句を言っても時間の無駄だということも…だから、こんなことが起こっても仕方なかったんだと思う。死んだ人がいるのもどうしようもないと思う。だけど、まだこの二人なら、この親子ならなんとか出来ると信じている。』

 

『そうか…だが、どのみち次で終わりだ…奴等は勝てん…支配人室にはな…花組が6人いるんだよ。既に怪獣と融合してな。』

 

『な、なんだと!なんでお前らは怪獣と人間を融合出来るんだ!』

 

『まあ、ある一人の男からもらったカードのおかげかな。』

 

『一人の男…誰だそいつは!』俺は声を張り上げて聞いた。

 

『しかも、怪獣と人間が融合出来たのはそのカードだけのおかげじゃない…俺が脱獄した時にあるデータを盗んでいたんだよ。』

 

『あるデータ?』

 

『そう!柳沢という男の研究データをな、奴のデータには触手を無理矢理人間に移植する技術があった。それを応用し、怪獣と人間を融合させたんだよ!そうしたほうがお客様達も喜んでくれるしよお。』

 

『ま、まさか…柳沢のデータをも!それにお客様達って…』杉野は驚いていた!柳沢!その男はオーク巨樹の細胞を参考にし、触手を作り、殺せんせーを人間から触手使いの黄色の姿にした張本人であった。

 

『そう…クリエ家さ、クリエ家の当主はこういうのが好きでな、人間の欲望がぶつかり合い、仲良くしていた奴等が殺し合うのが好きでな、それにモニターに映し出されている映像はな、様々な世界に配信されていてなあ。』

 

『そ、そんな…』

柳沢…あいつの呪いはあいつの恨みはまだ続くのか

 

そうして俺は楽しみながら殺し合いを見て、クリエ家や他のお客様から金を貰い、何も出来ない杉野君、君の顔を拝めるんだからなあ。最高だぜ!それに、どちらが勝っても俺は得するのさ、なあ…現クリエ家当主メル・レゾンさん。』鷹岡の後ろから一人の女性が歩いてきた。



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”28二対六

 

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー大帝国劇場ー

ー廊下ー

闘武に乗っている斜大と光武二式に乗っている織姫は支配人室に向かおうとしていた。

 

『一番…やばそうでーす…』織姫は直感により感じていた。支配人室に膨大な霊力があることを、何かが違うということを。

 

『ママもそう感じたんだ…行こう!せーの!はあっ!』闘武と光武二式はタイミングを合わせ、支配人室の扉をぶち破り、部屋に浸入した!すると、二人は目を疑った!驚いた!あまりの衝撃に声が出なかった!

 

ウオォーン!

部屋を全て埋めつくすほど、巨大な怪獣がいた。今にも襲いかかってくるかのようにこちらを見据えていた。

 

『あ…あれは…カンナさーん!すみれさーん!紅蘭!アイリス!グリシーヌさーん!コクリコ!』そう、顔は怪獣で、融合怪獣の体にはそれぞれの人物が乗っていた光武二式、光武F2が浮き出ていて、体の色も皆の色でバラバラになっていて、赤、紫、緑、黄、青、橙色になっていて、なおかつ叫び声が全員の声が一斉に喋ったように聞こえたのだ!

 

『ま、まさか…怪獣と融合してんのか?しかも…ろくに言葉も話しが出来ていない……ママ…覚悟を決めよう。』闘武は右肩のブーメランを取り外し刃を展開し、融合怪獣の弱点をじっくり探していた。

 

『わかりました……この血だらけの手…もう拭えませーん…斜大…殺しますよ…』織姫は右腕をあげ、融合怪獣の目めがけてビームを放った!

 

ギャウオォーン!

目を潰された融合怪獣は体から触手を伸ばし、あたりを蹴散らし炎で囲み始めた!織姫と斜大はすぐさま炎を避け、炎を風でふきとばし、織姫はビームを乱射し、斜大はブーメランを投げ、融合怪獣の触手を切り刻む!

 

『これなら、行ける!決めるぅぅぅぅ!』斜大はブーメランを再び手に取り、走り距離を詰め、ブーメランの刃を融合怪獣の右足に突き刺し、右足の肉をえぐり取った!

 

『せめて、私が止めをさしまーす…斜大!離れなさーい!あなた達のことは…忘れませーん。あなた達を殺した罪を背負っていきまーす!クワットロ・スタジオーニ!』織姫は霊力を振り絞りビームを放ち、薔薇型の衝撃波を食らわし、融合怪獣がもがき苦しみ、周りを触手で荒らしまわっていた。

 

『もう…人間らしさは…私との友情は…愛が起こした……悪夢ですか…』織姫は俯き、掠れた声で融合怪獣を見ていた。後悔をしていないわけがない。仲間を殺して後悔していないわけがない。織姫は操縦席の中で拳を強く握りしめた。

 

ー玄関ー

一人のスーツ姿の男が玄関にてカプセルを持ってきていた。カプセルには紫色の体色の4足歩行の生物が入っていた。

 

『さあ、行きなさい、マガキングマイラの別身体よ!あの怪獣と融合し、魔王獣を復活せよ!』なんと、紐育で暴れていた魔王獣マガキングマイラの分身体であったのだ!魔王獣マガキングマイラを封印していたのは4人のウルトラマンであり、そのためマガキングマイラは分裂でき、紐育華撃団とウルトラマンオーブはそのうちの三体を倒しただけで、残り一体が逃げていたのだ。そして、その一体は新たな魔王獣を…融合怪獣と融合し、新たな魔王獣を誕生させたるため、素早く動き、支配人室に誰にも気づかれず、入り込み、倒れていた融合怪獣に取り付き、融合怪獣は体を変化させていった。

 

『な、なんですかー…い、一体?』織姫と斜大は構え、融合怪獣の体が変形していくのに恐怖していた。

 

『さあ、誕生しなさい…魔王獣マガマクダター!格納庫の謎は意外でしたね…まあ、悪趣味というかなんというか…苦しむ女と男と時間を食らう男か。』スーツ姿の男はうっすらと笑みを浮かべ大帝国劇場から離れていった。



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”29私が背負う

 

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー大帝国劇場ー

ー支配人室ー

支配人室にて闘武に乗った斜大と光武二式に乗った織姫はすみれ、カンナ、紅蘭、アイリス、グリシーヌ、コクリコが怪獣や魔王獣が融合した魔王獣マガマクダターと戦っていた。

 

ウオォーン!

マガマクダターは唸り声を叫びながら、体からミサイルを出した!

 

『はあっ!ブーメラン!』斜大はマガマクダターの体から出てきたミサイルをブーメランを投げて全て撃ち落とした!

 

『ええい!ええい!ええい!これでどーでーすか!』織姫はビームをマガダターの顔向けて放ち、顔に傷を負わせたが、すぐに傷は閉じてしまった。

 

『な、なんだ…あの再生能力は…』

 

『あれはアイリスの力でーす!』

 

『アイリスさんの力…』

 

『アイリスはダメージを回復する力を持っていまーす。それに、あの火炎攻撃はすみれさーんの力、ミサイルは紅蘭の武器…多分、グリシーヌさーんやコクリコの武器や技も使えるようでーすね…斜大!いいですか!もう!こうなったら、考えることは一つだけでーす!』

 

『一つ?一つって一体…』

 

『あれはもはや完全に私の仲間や花組いや人間じゃありませーん…ただの亡霊…いや、別の生物として…処分するんでーす!わーかりましたか!完全に甘さを捨てて、目の前にあるものを引きちぎる!潰すことだけ考えてくーださーい!わかりまーしたか!ええい!ええい!』織姫はすぐそばにあったミサイルの破片を拾いあげ、マガマクダターの右足に突き刺し、肉をえぐり取り、隙が出来た、瞬間に左足と腰の部分に霊力を込めた破片を突き刺し、腰と左足を切断し、マガマクダターは地面に倒れ込ませ、織姫はマガマクダターの上にまたがり、左足を自分のビームで焼き焦がし、自分の光武二式の装甲を剥がし、火花を起こし光武二式のオイルを敢えて流したものを右足からえぐり取った肉片に火をつけ、火をつけた肉片をマガマクダターの口に放り込み、マガマクダターの口を封じ、更に剥がした光武二式の装甲でマガマクダターの胸を何度も何度も何度も何度も何度も何度も刺した。

 

『死ね…死ね…死ね…死ね…死ね…死ね…死ね…死ね…死ね…死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねえええ!』織姫は何かに取り憑かれたかのごとく何度も胸を刺した。仲間を殺したという恐怖からなのか何度も何度も胸を刺した!

 

(死んでお願い…死んでくーださーい!みんな….ごめんなさーい!)織姫は叫び声のようなものを発しながら、涙を流し、胸を刺す!マガマクダターからは大量の赤い血が噴水状に噴き出し、織姫の光武二式に降り注がれる!

 

『マ、ママ…』斜大はただ遠くから見ていた。近づけなかった!近づきたくなかった!近づくことが出来なかった!恐れていた!戦いの醜さを改めて知ったのだ!例え味方でも!例え相手が人間じゃなくても!例え自身のママでも!戦いをする姿、相手の体を!足を!胸を!まるでライオンがシマウマの肉を食いちぎる風に見えて仕方なかったのだ!

 

『はあっ…とどめでーす…クワットロ…』織姫は右腕を空高く上げ、霊力を右腕に込めている!止めを刺すようだ!

 

『ママ…ん!あ!』斜大は何かに気づき、叫んだ!だが、マガマクダターの止めをさすことで頭がいっぱいで周りの声や気配にまったく気づいていなかった。

 

(斜大に…あの子に…もう…誰も!殺させませーん!すみませーん…助けられなーくて…みんなを殺した罪は…業は…私が背負いまーす…中尉さーんみたいに…最後くらいは!)『スタジオー……うっ!』織姫の右腕に矢が刺さった。どこかから矢が飛んできた!

 

『えっ…こ、この矢は…』織姫の視線が矢に向いた!その隙をマガマクダターは見逃さなかった!

 

ガシッ!マガマクダターはグリシーヌの力で津波を起こし、コクリコのマジックで体勢を変え織姫をがっしりと掴んだ。

『し、しまったでーす!は、離すでーす!』織姫は体を揺らすがマガマクダターの力は強く織姫の光武二式を締め上げた。

 

『ご覚悟を…』掠れた女性の声が聞こえた瞬間!矢が光武二式の操縦席を貫いた。

 

ギャオォーン!

マガマクダターは叫び、炎に包まれた。さっきの織姫の肉片だろう…

 

『さあ…死になさい…自分の策に溺れて…燃え尽きて…ふふふ…』花火は笑いながら斜大の前に現れた!

 

『ママー!あ、あんたは…花組で矢が使えるのは…ただ一人…すっかり忘れていたぜ……北大路花火!よくも!よくも!ママ!』斜大は織姫の元に向かおうとしたが!

 

『行かせません!』花火は斜大の足元に矢を放ち、斜大に向けて矢を構える。

 

『ふざけんなよ…あんたに構ってる暇は!ママが!』

 

『黒焦げの灰になっちゃいますわね…』

 

『速攻で終わらす!はあっ!』斜大は花火に向けてブーメランを投げた!

 



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”30歯向かったから

 

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー大帝国劇場ー

ー支配人室ー

燃え盛る魔王獣マガマクダターに掴まれている織姫を助けようとする斜大の前に花火が立ち塞がっていた。

 

『無駄な…』花火は向かってきたブーメランを軽く避け、ブーメランは斜大の手に戻った。

 

『花火さん!あんたもか!畜生!』斜大は展開したブーメランの刃で弓を構えた花火に向かい走り向かった。

 

『甘いですね…はっ!はっ!』花火は冷静に向かってきた斜大に向けて矢を放つ!

 

『当たるかあ!えい!』斜大はブーメランで風を起こして花火の矢を吹き飛ばした。それを見た花火は一旦下がり、走りこみ、燃え盛る炎の中にいた織姫に矢を向けた。

 

『いいですか?今、私はあなたの母親を殺しますよ…まあ…寿命が縮まるだけですが?動かないでもらえます?武器を捨てていただいて?』

 

『く…くそ!』斜大はブーメランは地面に落とし、花火を睨みつけた。

 

『ご覚悟を…はあっ!』花火は斜大の闘武の操縦席めがけて、矢を放った。矢は一直線に闘武の操縦席にいた斜大に向かってきた。

 

『うっ…うわああ!』斜大は恐怖のあまり、即座に地面のブーメランを取り、矢を弾きかえした。それを見た花火は弓を織姫に向けて構えた。

 

『あら……では!』花火は織姫の光武二式の操縦席に向けて炎の矢を放った。燃え盛る炎が花火によって加えられた炎の矢により更に燃える!燃える!

 

『やめろおおお!』斜大はブーメランを構え再び花火に走り向かった。花火は織姫の光武二式の右腕を引きちぎり、斜大に投げつけ、斜大に隙をつくり闘武の腰と足の接続部に向けて矢を放った!

 

『し…しまった…だがなあ!』斜大は負けじと花火に向けてブーメランを投げるが、花火は飛びブーメランを掴みそのブーメランで織姫の燃え盛る光武二式の操縦席を光武二式から引き裂き、ブーメランで刺し空高く上げた。

 

『これが見えますか?斜大?』空高く上げられた操縦席から血まみれの織姫が飛び出していた。全身血まみれで織姫の意識は遠のいていて、体は軽く燃えていた。

 

『し、斜大…マ……………ママ…は…だ…』織姫は薄れゆく意識の中必死に目を開け斜大に血まみれの手を伸ばす。

 

『な、何をする気だ!』斜大は恐れながら…花火を睨む。

 

『あなたが投げたから…あなたが私の言うことに歯向かったから…あなたのブーメランが来たから…えい!』花火は織姫がいる操縦席を空高く上げた。そしてブーメランの刃の部分を反転させた。

 

『斜だっ…!』織姫の体は操縦席もろとも…二つに裂かれた。

 

『マ…ママ…』斜大の目の前には大きな血まみれの屍が二つあった…彼は二人の目の母親の死を見たのだ!

この数日間で沢山の人間の死を見てきたが!

母親の死を二度も!

しかも自分のせいで!自分の武器で!自分の行動のせいで!

自分への嫌悪感が闘争心になり…さらには…殺意になる!

 

【起動闘争心変換殺意!】その瞬間闘武の画面にこの言葉が映し出されたが、そんなことを気にする暇は斜大にはなかった。



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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”31屍にするだけ

 

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー大帝国劇場ー

ー支配人室ー

今、ここには花火によりママを殺され怒りに燃え、闘武に乗った斜大は花火の乗る光武二式に向かっていった。

 

【起動闘争心変換殺意】斜大の闘武は機体色を紅蓮色から黒色に変わり、闘武からはそこら中の関節部から大量の蒸気が噴き出していた。それを見た光武二式は弓を闘武に向ける。

 

『あら…随分と私に似たような色になりましたわね…わかりました?大切な人を喪う悲しみを…ですから…わたしが織姫さんや由里さんがいるところまで送ってさしあげます…地獄に!三の舞!雪月風花!』光武二式は炎に包まれた鶴状の弓を闘武に放った!

 

『こんなもの…』闘武は向かってきた矢を自分の左腕をもぎ取り、その左腕で矢を叩き落とし、左腕を花火に投げた。

 

『その手はくらいません!はっ!』光武二式は飛んできた左腕を軽くつかみ、闘武に再び投げつけたが、闘武は空高く飛び、向かってきた左腕に霊力を込めて蹴り飛ばした。光武二式は焦って何度も何度も矢を左腕を当てるが、効果はまったくなかった。

 

『はあっ!はあっ!な、何?きゃあ!』ついに光武二式に左腕が当たり、後ろに倒れ込み続けざまに闘武は再び高く飛び上がり、急降下し、キックを光武二式に食らわせた!そのため光武二式からはギシギシと音がし、動けなくなっていった。

 

『動けないよな…これを…止めてみろ!はああああ!あんたを殺す!絶対にこれで!霊力解放!殺棘血噴!』闘武はブーメランの全体から棘をだし、棘棘にしたブーメランを持ちゆっくりと歩き出した。

 

ザッザッ…

ゆっくりとゆっくりと

相手の表情を…殺す相手の今の表情を

楽しみながら…想像しながら…

…ゆっくりと…ゆっくりと…

斜大は闘武を動かす…

その目には涙はなかった。

涙などはなかった。

あるわけがない。

そんなものはもうない。

邪魔なだけ邪魔なだけ

涙などに意味はない。

そんな優しさはいらない。

今、斜大にあるのは花火を殺す殺意のみ。

ただそこにいる人間を…虫けらを殺すみたいに。

屍にするだけ…

 

『はあっ…はあっ…わたしはわたしは!』花火は動かなくなった光武二式から出てきた!それを見た斜大は笑いながら棘棘のブーメランを花火めがけて叩き落とした!

 

『きゃああああ!』花火の体は棘により血まみれになっていた。それを見た斜大は織姫の屍を思い浮かべて一瞬、手が震えたがすぐに止まりブーメランを拾いあげ、刃の部分で花火の体を刺し貫いた。

 

『さっきあんたがやったみたいに…やってやるよ!はあっ!』闘武は刃に刺さっていた花火の体を地面にこすりつけ、更に深くめり込ませ、ついに花火の体を完全に刺し貫いた!

 

『はあっ…はあっ…はあっ…ママやったよ…ママ、ママ、ママ、ママあー!』斜大は闘武から出て織姫の屍を拾いあげて叫んだ!叫んだ!叫んだ!だが、屍はただ血を流すだけであった…斜大は笑いながら何度も屍に同じ言葉を語りかけていた。無駄だけど…寂しさを忘れたかったから、孤独の辛さを忘れたかったからだろう。虚しい叫びは支配人室に響いた。

 

ー客席ー

ここでは、モニターで杉野とさくらと鷹岡、そしてメル・クリエが斜大の様子を見ていた。

 

『よーし!いいぞ!配信は最高潮だとハムエッグから連絡がきたよ。血の噴き出し、血まみれの屍!最高だなあ!ええ!杉野君?君は見たことはなかったなーこんなにも血まみれの殺し合いをーどうだったかなあ?楽しかったよなあ、なあ?なあ?』鷹岡は杉野の怒っている様子をニヤニヤと見ていた。

 

『ふざけんな!何が楽しいんだよ!』杉野は強く強く鷹岡を睨んでいた。

 

『さあて、残り一試合!とどめをさしてこい、さくら!お前の剣であいつを母親達の所に連れて行ってやれ、お前は優しいからなあ。』鷹岡はさくらを指差した。

 

『わかったわ、私は優しいのよ、連れて行ってあげるわ父親と母親のところに。』さくらは殺気を立たせながら、客席から出て行った。

 

『ふん…真宮寺さくらも役に立つか…』

 

『あんた最低だな!メル・レゾン!いや!メル・クリエ!クリエ家の当主になって、力を手に入れて自分の子供を殺すのか!さぞ、素晴らしい神経をお持ちのようで!』皮肉まじりに杉野はメルに言った。

 

『あなた何言ってるの…別に私は斜大の母親じゃない…あれは押し付けられたのよ…最初は大神さんの子供だからと思って育てたけど…結局は赤の他人…血も繋がっていないしね。あの人は今だに…』メルは怒りを表す。

 

『今だに?どういう意味だ!』杉野は叫ぶ。

 

『それは格納庫にいる4人が知っているのさ…』鷹岡はその言葉を残し、客席から出て行った。

 

ー??世界ー

ーある基地ー

『ふっふっふっ……準備は万端だ。さあ、来い!花組!この私の復讐の道具として使ってやるか、あーっはっはっはっ!』男は笑いながら格納庫にある機械を見ていた。

 




ー告知ー
明『みんな、トッキュウジャーのトッキュウ6号虹野明だ。このシリーズが終わった後にある新シリーズの発表にやってきたんだ!新シリーズでは俺達トッキュウジャーが出てくる。楽しみにしておけ、新シリーズは8月からだ。楽しみにしていろ。それじゃあな、すぐには会えないがな。次回はカグラが来るぞ。』


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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”32最初の母親

 

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー大帝国劇場ー

ー廊下ー

黒色になった闘武を斜大は動かし、客席に向かって移動を始めた。斜大の精神はすでに限界を超えていて、周りの物を破壊しながら劇場を歩いていた。

 

『殺す…』斜大はひそひそとその言葉ばかり呟く。今の彼には誰のどんな言葉も届かないだろう。

 

母親、ママ、おっかあ、おふくろ

父親、パパ、おっとお、おやじ

子供の発育や人格形成のためにはサポートが必要であり、愛情を持ってずっと一緒にいて、悪いことをしたら怒りやり直させたり、食事を作って食べさせたり、食事の作り方を教えたり、良いことをしたら誉める。それが子供にとって一番いい。私はそう考えている。もし、いなくても代わりが…同じように愛情を与える存在がいればいいのかもしれない。

誰もいない場合でもしっかり育つ子もいれば

たくさんいても悪く育つ子もいる

決まっておらず、バラバラだ。

だから人間は人間自身でも完全にわかっていないのかもしれない

もしそんな人物と巡り会えたのならば、幸運である。だが、幸運には悲劇もついてくる。そんな人物を理不尽に奪われたり、殺されたりしたら、幸せな分、苦しんでしまう。斜大の今の気持ちを誰も理解できないであろう。

 

『殺す…』斜大はのしのしと客席へと足を進める。

 

ー客席ー

斜大のようすを見ていた杉野は絶望していた。

 

『斜大…それはだめだ……殺すのはもうだめだ…奪った命は…どんな理由があったとしても…殺したら…その人の呪いが…恨みが…憎しみが…おまえの肩にのしかかる……戦いが終わった後にはどんなに取り繕っても殺した相手のことを…考えてしまう…その苦しみを少しでも柔らげるために織姫さんは自らの手を汚したのに…その織姫さんが自分のミスにより死に…余計に苦しんでしまった!』杉野は涙を流し、縛り付けられた手を動かし、騒いでいた。だが、鷹岡やメルは杉野の様子を笑ってみているだけであった。まだあんなこといっているまだあんな抵抗をしている。そんな二人の油断を狙っていたのだ!杉野は今まで暴れていた時に声を張り上げた時に自分を縛り付けている縄を傷つけ、解こうとしていたのだ!そして、今、二人の視線がそれた瞬間!

 

『ほいっ!』杉野は解いたロープを鷹岡に投げつけ、側にいたメルを突き飛ばし、さくらのもとに向かうため、玄関に走り向かう!

 

『な、す、杉野!このガキ!この俺から逃げられると思うなよ!』鷹岡はポケットから銃を取り出し、弾丸を込め、走りさろうとする杉野を背中めがけて撃った!

 

『そんなこったろうと思ったよ!』杉野はすぐさま体をかがめて弾丸を避け、体の向きを変えて鷹岡に走り向かった。

 

『ふん!ふん!』鷹岡は弾丸を何発も杉野めがけて狙うが、杉野は鷹岡以上の速度を持った部隊との戦闘を、殺せんせーを助けるための戦闘で経験していたため、弾丸を避けたりするのは簡単であり、鷹岡の背後をとるのも簡単であったようだ。

 

『なっ…ガキがあ!調子乗ってんじゃねぇぞ!』鷹岡は懐からナイフを取り出し、体を動かし背後に来た杉野を刺そうとしたが、杉野は鷹岡に腕を掴み、ナイフを取り上げ、鷹岡の首もとに軽くナイフを当てる。

 

『形勢逆転だな!鷹岡!お前に質問がある!斜大の父親は大神一郎さんだ、じゃあ母親は誰なんだ!』杉野は鷹岡の銃を取り上げ、脅した。

 

『仕方ないか…教えてやるよ…斜大の母親…その人物はシー・カプリス。メル・レゾンの親友でかつては一緒に巴里華撃団のオペレーターをしていたようだなあ。』鷹岡は軽く笑いメルは怒りながら、鷹岡と杉野を見た。

 

『メル・レゾンいやメル・クリエ!あんたは友人が自分の想い人と結婚して子供を産んだからこんなことやっているのか!ふざけんな!人の命をなんだと思っていやがる!』杉野は怒りをぶつける!

 

『杉野…もう一ついいこと教えてやるよ…こいつは…メル・クリエは元々大神一郎と結婚をするはずだったんだよ、だかなあこいつは子供を産めない体なんだよ…だから結婚を諦めた…だが大神一郎は大事な友人シー・カプリスと結婚して、斜大という息子までもうけて羨ましくて…嫉ましかったんだろうよ…』鷹岡は挑発しながら、メルを見た。

 

『愛そうとする努力はしなかったのかよ!大事な友人の息子だろ!』

 

『愛そうとしたわよ!でもねえ…どうしても…どうしても…その子を愛せなかったのよ!』メルは涙を流し持っていた自分の銃を杉野に向けた。

 




ー告知ー
カグラ『はーいみんなーカグラでーす。もうすぐ始まる新シリーズには最初のほうは私達は出ないんだけど〜スーパー戦隊や仮面ライダー、ウルトラマン、メタルヒーローやスーパーロボットのとある秘密がわかったりしまーす!あとの方で頑張りま〜す!お楽しみに〜次回はヒカリがいろいろと発表しちゃいま〜す!』


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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”33謎まみれの二人

 

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー紐育ー

ーリトルシップシアター

ここ紐育の五番街には、マガキングマイラとの戦闘後、紐育華撃団が作戦を立てていた。実は由里から連絡を受けていて、本来なら既に紐育華撃団は帝都についていたのだが、紐育が魔王獣マガキングマイラの襲撃に遭ってしまい、足止めをくらい、彼らが使っていた霊子甲冑スターも傷つけられたため、紐育の街の防衛問題もあるため、これからどうするべきか相談していた。

 

『ああー、いったいどうしたらいいんだ!一郎叔父の息子斜大をなんとか助けださないと!時間がかかりすぎる。例えエイハブを使ったとしても、ついた時にはもう街はボロボロだ。』大河は隊長としてどうするか、頭を抱えて悩んでいた。

 

『とはいっても、紐育の街を疎かには出来ないよ。シンジローどうだろう、部隊を二つに分けて行動してみるか?』サジータは悩んでいる大河のために案を出した。

 

『普通の場合はそうするのが正しいですけど、今回現れたあの魔王獣マガキングマイラ、あいつの強さは異常でした…僕達とウルトラマンオーブが強力してなんとか倒せましたが、奴がまだここに来るかもしれない。部隊は二つに分けてしまったら…』大河は軽く恐れていた自分達だけでは勝てなかった敵の出現に恐れていたのだ。

 

『酷いかもしれないが、大河君の意見が今はベストだ。帝都のほうはなんとかしてもらうしかない。由里さんや斜大君もいることだし…とりあえず、みんなは今のうちにさっきの魔王獣との戦闘で疲れただろう、体を休めてくれ。ひとまず解散!』サジータ、昴、ジェミニ、リカ、ラチェット、サニーサイドは自分の体を休まる場所に帰っていったが、ダイアナと大河は話をするため、二人残っていた。

 

『しかし……大河さん…ひとつ不安があるんです…』ダイアナが悲しそうな顔をして、大河に尋ねた。

 

『ダイアナさん……何か隠していません……もしかして……斜大のことですか?』大河はダイアナの表情からだいたい察していた。

 

『はい……実は今まで隠していことがあるんですが…私は…大神一郎とシー・カプリスに8年前に会っているんですよ。』

 

『え!な、なんだって!な、なんで、今まで黙っていたんですか!それに一郎叔父なんで僕に会わずに、ダイアナさんとしか会っていないんですか!』

 

『すいません。大神一郎さんから言われていたんです。新次郎には黙っておいてくれと。それにシーは私と同じカプリス家の人で私の母親の姉の子供なんですよ。』

 

『えー!そ、そうだったんですか。わかりました。ダイアナさん…それで、不安なことって何なんですか?』

 

『はい…それはですね……シーはその時に妊娠をしていたんです。』

 

『つまり…そのシーさんが産んだ子供が斜大だと。』

 

『大河さん、違うんです。』

 

『え、違うって?斜大は一郎叔父とシーさんとの間の子供でしょ。』

 

『はい…確かに斜大は大神一郎さんとシーの息子です。でも、違うんです、私が検査した時には……シーのお腹には二人いたんです。』ダイアナは医師であるため、大神一郎やシー・カプリスが訪ねてきたのだ。

 

『二人いた?ど、どういうことなんですか?ダイアナさん⁉︎』

 

『つまり…一卵性双生児なんですよ…斜大には兄妹がいる…妹がいるんですよ。』ダイアナの発言に大河達は驚いていた。

 

『い、妹!妹ですって、由里さんからはそんな話、聞いたことありません!それに、由里さんはほとんど何も知らずに一郎叔父の息子として育てていただけで、メルさんが最初に斜大を育てていて、事情があって由里さんに預けただけで…そんな話は…妹がいただなんて聞いてません。』

 

『それが…妙なんですよ。大神一郎さんとシーがいなくなった日は帝都が牙王に巴里が牙王の部下に襲われた日でもあり、斜大が産まれた日でもある…そして…メルさんが斜大を拾った日でもあるんです…こんなに同じ日に色々なことが起こるなんておかしくありませんか…それに、メルさんはこの日ノルウェーにいたのに、斜大を拾った…この斜大君の妹はもしかしたら…大神一郎さんやシーと一緒にいるのかもしれません…が、今はそうもいってられません…また、あんな敵が…』ダイアナの発言に大河が悩んでいると。

 

ブーブー!

警報が劇場に響きわたる!体を休めていた帰ってきて、自分の指定の場所に座り、状況を確認した。モニターを展開し、紐育の街の様子を見てみると、そこには暴れまわる巨大化した牙王の部下達がいた。

 

『あれは。巴里に現れた、牙王の部下。ちっ!やはり、紐育の街を狙ってきたか…ダイアナ、大河、帝都のことは仕方ない。僕達は紐育華撃団だ。今、やるべきことは何かわかるだろう。』昴の発言に大河は渋々、帝都に行く決意を捨て、身支度を整えた。彼にとっては、会ったことはなかったが、斜大は大切な家族だ。それを見捨てるという決断。辛いかもしれないが、彼にはその決断をした覚悟があったのだ。責任を…家族を見捨てた罪を背負う覚悟があったのだ。

 

『わかりました…みなさん!行きましょう!紐育華撃団!レディーゴー!』紐育華撃団は出撃していった。




ー告知ー
ヒカリ『やあ、ヒカリだ。8月1日から始まる新シリーズには俺達トッキュウジャーが出るんだけど…特に俺が活躍する話があるみたい、まあ、怒るのは仕方ないんだけど。アンチが多めだから、気をつけてね。次回はミオが紹介するからお楽しみに。じゃあ。』


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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”34メルの真実

更新遅くなってすみません。どうぞ、


 

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー大帝国劇場ー

ー廊下ー

斜大は黒色の闘武に乗り、廊下を歩いていると…さくらが桃色の光武二式に乗り、斜大の前に立ち塞がった。

 

『…殺す!』斜大はそう呟き右肩のブーメランを取り外し、棘とブレードを展開して、さくらに向かって投げつけたが、さくらは剣でブーメランを弾き落とした。

 

『そうよ!そうよ!それくらいの闘争心いや殺意がなきゃ殺しがいがないわ!さすが大神さんの息子ね!』

 

『よくも…よくもママを!』斜大は母親を織姫を殺され、怒り狂っていた。

 

『斜大〜あなたにはママがいっぱいいるみたいね〜羨ましい限りね〜でも、今あなたの前にはママはいない。あなたの横にはママはいない。由里さんも!織姫さんももういない!いるのはあなたを殺そうとしているあたしとあなたを捨てたメルさんしかいないわ!』

 

『メルさん…メル・レゾン!俺の本当の母ちゃん!』すると…コツコツコツと怪しい靴の音が聞こえてきた。だんだん近づいてきた、その靴の音を出し、近づいたのはなんとメル・レゾンだった。

 

『冗談よしてよ…なんで、あなたの母親が私なのよ…違うわ!私はあなたの母親じゃない!』メルは銃を構えながら、さくらと斜大の間に割り込んだ。

 

『は!ど、どういうことだよ!あんたが俺の母ちゃんじゃ…俺を産んでくれた母ちゃんじゃないのかよ!』斜大は真実が知りたくなり、メルに質問した。

 

『産む……産む…産む…知らないとはいえ、よくもそんな言葉を私に向けていったわね!死になさい!』メルは銃を構え、闘武の操縦席めがけて弾を乱射するが、勿論、弾は闘武の装甲を貫通せず、無駄に弾は弾かれる。

 

『いったいどうしたのよ。メルさん、いつも冷静なあなたらしくないわね!』さくらが挑発まじりにメルをひかやす。

 

『黙っていなさい!真宮寺さくら、あなたには関係ないわ!』メルはさくらめがけて威嚇射撃をしたが、さくらは剣を抜き弾丸を斬り捨てた。

 

『なんで、そんなに怒るんだよ!あんたは俺の母ちゃんなんだろ。育てくれていたんだろ!俺は覚えている…2歳の時に俺を捨てたのだって理由があるんだろ?』斜大は涙を流しながら、メルに近づいたが、メルは依然銃を構えたままだった。

 

『残念、ただ単純にあなたが嫌いなだけなの、あなたを殺すために鷹岡やハムエッグと協力し、その霊子甲冑闘武に乗せ、杉野君を呼んで敵との経験を積んだ彼の行動を真似て成長し、花組に殺し合いをさせたのはこの私なのよ。』

 

『な、なんでだよ!なんでなんだよ!俺の本当の母ちやんは!ママは!いったいどこにいるんだよ!』

 

『ここにいるわ…この大帝国劇場に…』

 

『え!この大帝国劇場にいる…まさか!格納庫にいるのが!』

 

『そう、格納庫にあなたの母親はいるわ…杉野君と一緒にね!』

 

『な、なんだと!杉野兄ちゃんが格納庫で俺を産んでくれた母ちゃんといるのか!』

 

『そうよ…彼はさっき私と対峙した時に自ら格納庫に向かったわ…あの戒き私の友のところに…あなたの母親のところにね!』

 

『俺を産んでくれた母ちゃんの友達なんだろ!あんたは!』

 

『あなたの母親の名前はシー・カプリス!私と同じ巴里華撃団のオペレーターとして働いていたわ…そして、本当はあなたの父親大神一郎と私が結婚するはずだった。でもね、私はね、太正十四年に事故にあって、子供が産めない体だったのよ。だから、あの人のことを諦めてシーが大神さんと結婚して、あなたが産まれたのよ…そして、もう一つ…あなたには双子の妹がいるわ…でも、その妹には会えないわよ…生きている世界でも、死んだ後の世界でもね!』メルは銃を再び斜大に構える。




ー告知ー
ミオ『みんなー私はミオです。8月から始まる新シリーズの途中から私達が登場しちゃうみたい。確かウルトラマンや仮面ライダー…そして私達トッキュウジャーとニンニンジャーやスーパー戦隊にウルフマークの始末屋まで来ちゃうらしいのよ、敵はある弱点をついて世界を責めてきたみたい。でも、私達は負けないわ!恩返しもしたいし、次回はトカッチが紹介するからお楽しみに。^ ^


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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”35母ちゃんの仇!

 

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー大帝国劇場ー

ー廊下ー

ここでは、霊子甲冑闘武に乗った斜大と光武二式に乗ったさくらと銃を持っているメルが対峙していた。

 

『もうあなたに対しての愛は微塵もないわ!死になさい!斜大!』メルは銃を闘武に向けて連射した。斜大はすぐさま持っていたブーメランで、向かってきた弾丸から身を守る。

 

『効くか!そんな豆鉄砲!うおお!』闘武はブーメランで弾丸から身を守りつつ、メルに向かって走り抜ける。メルは近づかれないように弾丸を至る所に放ったが、弾丸を防がれ続けついには弾丸が0になり、メルは無防備になってしまった。

 

『な、し、斜大!あなたにやられるわけにはいかないのよ!えいっ!』メルは弾丸がなくなった銃を斜大に投げつけたが、斜大はブーメランの刃を展開し、走りながらメルが投げつけた銃を真っ二つに切り裂き、斜大はメルの目の前にきて、メルの蹴りと打撃を避け、メルの左肩にブーメランの刃をめり込ませた!

 

『終わりだあ!あんたは俺の母ちゃんの仇だあっ!』斜大はメルの左肩にブーメランの刃をめり込ませる!力を入れてさらにめり込ませ、メルの左肩からは血が噴き出す!メルは必死になりながら、斜大を殴りつけるが、斜大はブーメランから手を離す様子はなく、力任せにブーメランの刃をメルの左肩にめり込ませる。

 

『ち…畜生!さくら!何している!さくら!』メルは左肩を血塗れにしながら、さくらのいる方を睨みつけた。

 

(確かに怪しい…さっきから…まさか!)斜大もメルの発言を聞き、怪しい気配を感じ取り、斜大は思わずさくらの方を向いた。するとさくらが力を貯めていた。

 

『メルさん…ありがとうございます。そんなにも傷ついてくれて…今なら…破邪剣征…桜花放心!』さくらは剣から霊力を込めた衝撃波を斜大達に放ったが、気づいたのが早かったためか闘武はブーメランをすぐさまメルの左肩から引き抜き、さくらの技をよけたが、メルは直撃し、その場に崩れ倒れた。

 

『はあ…はあ…はあ…避けた…あんなに殺意が剥き出しだった、斜大が…メルさんから手を引いた…ならば!もう一度…破邪剣征…』

 

『時間は与えない!ブーメラン棘展開!おりゃああ!』斜大はブーメランの棘を展開させ、さくらに向けて投げつけるが、さくらはサッと避けた。

 

『あなたが考えていることなんてお見通しだわ…このままブーメランが帰ってきた時に私の体に棘や刃が刺さると思っているんでしょうが、そうはならないわ!』さくらは振り向き方向を変えて帰ってきたブーメランを斬り落とそうと構える。だが!

 

『甘いぜ!最後の切り札はとっておくもんだぜ!霊力開放!棘乱雑!』さくらに向かってきたブーメランについていた棘が取り外され、無数の棘がさくらの光武二式に向かっていった!

 

『さ…さっきの桜花天昇で…力を…きゃあああああっ!』さくらの光武二式に無数の棘が刺さる!さっきの桜花天昇によりさくらの霊力の大半を使い果たしており、さくらは飛んできた無数の棘を弾き返せず、さくらの光武二式の至る所に棘が刺さり、さくらの光武二式からは蒸気が吹き出し、壊れかけていた。ふらふらになる光武二式をチャンスと見た。斜大は帰ってきたブーメランを手に取り、光武二式に向かって走った!

 

『な…う、動け!動け!動いてえ!』さくらは傷だらけの光武二式を動かそうとするが、立たせるのが精一杯だった。

 

『殺刃刃!』斜大はブーメランのブレードの部分でさくらの光武二式の操縦席を貫いた!ブレードには血塗れのさくらが刺さっていた。

 

『お…おおが…』さくらは掠れた声で話す。

 

『死ねぇ!由里母ちゃんの仇!霊力注入!はああっ!』斜大はブレードからさくらに霊力を送りこみ、さくらの体は送られてきた霊力が体に溜め込められず、さくらの霊力と斜大の霊力が混ざり、さくらの体は爆発した!

 

『ふっははは!あなたは十分に人殺しよ!よかったわねぇ!シー!あなたが大神さんとつくった子供は立派な人殺しになったわ!ざまあみろお!あーっはっはっ!』メルは傷だらけの体で使える右手を動かし、懐ろに隠していたナイフを取り出し、奇妙に高笑いしながら、頭に突き刺した。そして…その高笑いは止まり…メルの手は力を失い、地面に倒れた。

 

『死んだのか…俺が殺したのと同じだ…でも!でも!』闘武はブーメランを右肩に取り付けて、格納庫へと向かった。




ー告知ー
トカッチ『どうもみなさま、こんばんはトカッチです。8月から始まる新シリーズでは、一部の会話がわかりづらくなるためこの告知のようにセリフの前にキャラの名前を書く場合があります。あと、車掌さんが変身しちゃいまーす。お楽しみに、次回はライトが告知します。』


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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”36産まれない妹

 

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー大帝国劇場ー

ー格納庫ー

さくらを倒し、メルが自ら命を絶った後、闘武に乗った斜大は格納庫に向かった。

 

『こ…ここが格納庫か、一体何処に杉野兄ちゃんや母ちゃんはいるんだ。』斜大は閑散とし真っ暗な闇の中、格納庫の中をひっそりと歩いていた。何が起きたとしても斜大にとってはもうどうでもよかったのだ。

 

ブイーン!

不思議な音が奥から響き渡る!

 

『な、なんだこの音は!』斜大は音が聞こえてきたほうへと闘武を動かす!

 

母ちゃん!母ちゃん!母ちゃん!

会いたい!会いたい!会いたい!会いたい!

 

 

 

…でも…

俺なんかが会っていいのかなあ。

俺なんかが!俺なんかが!

この血塗れた手が…この血塗られた手を…

母親に見せていいのか…

母ちゃんに見せていいのか…

ママに見せていいのか…

恥だ…俺は恥だ…

俺は人を殺した…

俺の手は人を殺した…

レニさん…花火…さくら…メル

俺の手はその人達の血で染まっている…

そんな手を見せてもいいのか?

こんな俺が会っていいのか?

今の俺の姿を知らせないほうが…

俺が会わないほうがいい…

自分の息子が…自分の息子が…

人殺しだなんて…

会えるわけない!会えるわけない!

会わないほうがいい!

そうだ!会わないほうがいい!

どんな状況だとしても会わないほうがいい!

そうだ!それがいい!

 

斜大は闘武を止めた。

 

これでいいんだ。これで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会いたい

 

ただ会いたい

 

寂しい

 

会いたい

 

会いたい

 

会いたい!

 

頼む…わがままを…恥ずかしい息子だけど、俺…あんたに母ちゃんに会う!

 

斜大は闘武を動かし、音が聞こえた場所に向かった。そこには青色に輝く球体があった!

 

『この青い球体は……入るしかない!おりゃあっ!』闘武を動かし、斜大は青い球体に飛び込んだ!

 

『よう…遅かったな…待ってたぜ、斜大!』そこにはぐったりと倒れた大神一郎、腹を膨らませているシー・カプリスと杉野がいて、不気味な笑みを浮かべる牙王がいた。

 

『杉野兄ちゃん!あ…あんたが牙王か…ママが言っていた…敵か!』杉野は気絶していた。

 

『そうだぜ…この俺が太正十六年帝都に現れ、帝国華撃団を倒し、部下を巴里に送り込んだ牙王だ。』

 

『一体貴様はここで何をしていた!』

 

『今までなあ、遊んでいたんだよ、そこにいる2人と太正十六年からなあ。そしてさっきガキが来たばかりだ。』

 

『な、何だと!今までずっとだと!』

 

『この青い球体の中では時間は進まないんだよ。つまり、ここの時は太正十六年俺が帝都に来た日から変わっていない。』

 

『な、なんだと!』

 

『今から始まる楽しいことに付き合えよ…家族一緒にな。』

 

『家族一緒に…家族一緒に…まさかまさかまさか!ここにいる二人が!』

 

『ああそうだ。お前の父親大神一郎、母親シー・カプリスだ。そして、お前の母親をよく見てみろ、面白いことしているぜ。』斜大は苦しんでいる母親を見た。すると、下腹部に何かを見つけた。

 

『え、か、母ちゃん…あ、あれって…頭?頭が…!!まさか…』

 

『そう!シー・カプリスは出産しているんだよ!お前の妹を!お前の双子の妹を!』

 

『動かない時…進まない時…牙王が来た日……俺が産まれた日…そんな!そんな!』

 

『気付いたか!そう、俺はお前の母親はお前を産んだ瞬間にこの青い球体に閉じ込めたのさ、そして時間が進まないから産まれない…だから、シー・カプリスはつわりをこの七年間苦しみ続けていたようだぜ、いまもなお、苦しみ、気絶することされ許されない。』

 

 




ー告知ー
ライト『やーみんなーライトだ。新シリーズが始まるまであと3日!第七章 次元大戦編はなんとコラボだよ〜〜!びっくりした?びっくりした?そして〜〜コラボするのはウェンディさんのサクラ大戦7人目の隊員だよお!お楽しみに!次回の告知はなんとあの宇宙の始末屋が来るよ〜!それじゃ、また少ししたら会おうね〜!』


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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”37父親と母親

 

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー大帝国劇場ー

ー格納庫ー

ここでは、大神一郎とシー・カプリスと杉野と闘武に乗った斜大が牙王と戦っていた。

 

『よくも!はあっ!』闘武は右肩につけていたブーメランを取り外し、牙王に投げつけた。

 

『折角見逃してやってもよかったのに…苦しみたいようだな…だったら付き合ってやるよ…変身!』【牙王FORM!】牙王は腰にベルトを使い茶色の姿をした仮面ライダー牙王へと変身した。

 

『今更!遅い!いけぇえ!』ブーメランは牙王の目の前まできていた。これは決まる!斜大はそう確信した!だが!

 

『甘いんだよ…お前!』【FULLCHARGE!】

『あ〜あ、とうとうお前も仲間入りか、食い続けてやる。んっ!』牙王を自分の武器のデンガッシャーの先端部分を飛ばし、斜大が投げつけたブーメランを弾きかえした。

 

『お、俺のブーメランが!ま、まだだあ!』斜大は弾きかえされたブーメランを手に取り刃を展開させ、牙王に突っ込んでいった。

 

『それじゃあ勝てやしない。』牙王は腰を下げ、走り向かってきた闘武のブーメランの刃を避けて、戻していたデンガッシャーの先端の剣先で闘武の左足首を刺し抜いた!

 

『あ、足が!足があああ!』斜大はパニックになり、闘武は左足のパーツの一部を外され、左足からは蒸気が噴き出していた。

 

『く、くそっ!このままじゃあ…』闘武は左足の傷を隠すため、一旦距離を置いた。すると、側にいた大神が話しかけた。

 

『し、斜大!斜大!聞こえるか、こっちだ!こっちだ!』大神は闘武の肩を借り、立ち上がった。ハアハア息遣い荒くして疲れきっていた。

 

『あ、あんたは…と、父ちゃん…俺の父ちゃん!』斜大は涙を流し、闘武のハッチを開けて父親の姿をよく見た。

 

父ちゃん

会いたかった

会いたかった

側にいたかった

キャッチボールしたかった

おんぶしてほしかった

だっこしてほしかった

叱ってほしかった

怒ってほしかった

ただ、息子と父親が会っているだけなのに

こんなにも涙が出るなんて…

 

『ああ…会うのはお前が産まれた時ぶりだ。こんな場面で言うべきではないんだが、ありがとう…産まれてきてくれて…俺の息子として産まれてきてくれてありがとう。』

 

『父ちゃん…でも…俺は父ちゃんの仲間をたくさん殺した……こんな俺…恥ずかしいだろう…』斜大はハッチから頭を下げていた。その様子を見た大神は拳を握りしめ、くちびるを噛み締めて、床を殴りつけた。

 

『馬鹿なことを言うな!あれは俺の責任だ!斜大のせいじゃない!俺の行動のせいだ!斜大は何も悪くない!由里君が死んだのも!花組の皆が死んだのも!俺のせいなんだ!俺は花組みんなから愛されていた。でも、そのみんなの気持ちを裏切り、メル君を選びその後メル君の気持ちを裏切り、シー君を選んだ。その責任をとる覚悟はあった。だが…俺がこんな状況になってしまったとはいえ、自分の息子にその責任を負わせてしまった。すまない!俺こそ父親なんて呼ばれる筋合いはない!』

 

『だからといって、メルはなんだよ!自分を捨てた父ちゃんの息子の俺を最初は育てるとかいったくせして結局捨てやがった!そして挙句には俺を殺そうとしたんだ!』

 

『それは違うぞ、斜大!』杉野はなんとか立ち上がり、斜大の闘武に近づいた。

 

『す、杉野兄ちゃん!大丈夫なのか!』

 

『大丈夫ではないがな…いいかよく聞け、メルさんはな、ずっと戦っていたんだよ。お前がが産まれた日からこの八年間、大神さんやシーさんをまもるためにクリエ家に嫁いだんだよ!』杉野が闘武に向かって叫んだ!

 

『ど、どういう意味だよ!杉野兄ちゃん!』斜大は杉野に尋ねた。

 

『お前が産まれた日、大神さんとシーさんは帝都にいた。そして、帝国華撃団が負けた後に牙王襲われたシーさんはお前を産み、青い球体に閉じ込められる瞬間にメルさんに預けてもらった。実はな、この時不思議なことがあったんだよ。』

 

『謎?』

 

『メルさんはその日ノルウェーにいた。そして牙王に襲われ、帝都に連れてこられた。メルさんがノルウェーにいたのは、結婚しないかといわれていたんだ。有名な貴族クリエ家とな。だが、メルさんは断り続けていたが、帝都にある青い球体を排除しようと日本政府がなんとかしようとした。だが、この中にいる大神さん達を救うためにクリエ家に嫁ぎ、クリエ家の財力を使い、青い球体を運び、今までこの大帝国劇場に隠していたんだ。』

 

『じゃあ!なんで、俺を…』

 

『多分、クリエ家に嫁ぐと、お前に迷惑がかかると思っていたんだろう。そしてお前を殺そうとしたのは鷹岡が心の奥底にある欲望を刺激したからだろうよ。』

 

『そ、そうだったのか…なら、俺は牙王に勝ち、一緒にいよう!』

 

『でも、あいつは…牙王は倒せない、倒したとしても俺やシー、杉野君は斜大とは一緒にいられない。』

 

『な、なんでだよ!』

 

『この場所では、斜大の妹が産まれないように時間が進まない。つまり、死なないし、産まれない。そして、牙王により俺とシーと杉野君は何回も殺された。だが、時間が進まないから死なない。もし、牙王を倒したらこの空間は消えるが、時間は進み、俺とシーと杉野君は死ぬが、斜大の妹が…俺の娘が産まれる!だから、頼む…俺と杉野君と協力して、牙王を倒そう!』大神の発言を聞いて、闘武のハッチから出て、大神に強く抱きついた。

 

『いやだ!折角会えたのに…折角会えたのに!寂しかったんだよ!ずっとずっとずっとずっとずっと会いたかったんだよ!憧れていたんだよ!家族に!今まで今まで母ちゃんが由里母ちゃんがいたんだよ!いてくれたのは嬉しかった!でも、みんなには父ちゃんがいた…大好きな野球をしていた時にもキャッチボールしてくれたり、審判をしてくれたり、監督をしていたりして羨ましかった。由里母ちゃんによくわがまま言ったんだよ…だからいくら父ちゃんの頼みでもこれだけは聞けない…もし、父ちゃんや母ちゃん、杉野兄ちゃんを殺して、妹だけを助けだしたとしても…寂しいんだよ…辛いんだよ。俺や妹には…父ちゃんや母ちゃんが必要なんだよ!俺の大事な兄ちゃんとして杉野兄ちゃんが必要なんだよ!理由はどうあれ必要なんだよ!頼むよ…頼むよう…パパ…』

 

『…』大神は動かなかった。




ー告知ー
キッド『どーも、みなさん、J9の一人!キッドだ。明後日からついに始まる新章!コラボ編始まり〜まーす!』
お町『暴走する仮面ライダーマッハ!』
ボウィー『散り散りになる花組!』
アイザック『迫り来る圧力!』
キッド『絶対見逃すなよー、それじゃあ、おたのしみに。それじゃあお楽しみに、あとある5人集団とあるブレーカーの一人が来るんだぜ!次回は予告もあるぜ!待ってな!』


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並行世界シリーズ”望まれぬ戦い編”最終回酷い両親

 

ー昭和七年ー

ーサクラ次元ー由里の世界ー

ー大帝国劇場ー

ー格納庫ー

ー青い球体の中ー

青い球体の中には、左足部が故障した闘武に乗る斜大と杉野がいて、シーとその腹にいる斜大の妹を救うために牙王と戦っていた。

 

『どうするんだ、大神一郎…また、誰かの気持ちを踏み躙るのか?』

 

『…頼むよ…頼むよう…頼むよう…』

 

『…斜大……ごめんな。お前やこの娘にはこれから寂しいおもいをさせてしまうな…ごめんな。何もしてやれなくてな。』

 

『頼むよう!もう、何だってする!勉強だって頑張る!わがままも絶対に言わない!だから頼むよ!俺や妹を助けてくれよ…』

 

『斜大!パパの言うことを聞いて…ううっ…』

 

『マ、ママ!だ、大丈夫なのか!』斜大はシーの体を軽く揺らした。

 

『ひーひー……大丈夫ではないわ…でも…この八年間…ずっと陣痛に苦しめられて…慣れたわ…お願い…もう…死なせて…牙王を倒した瞬間…この娘を引き抜けば…私だけ…死んでこの娘は助かるから。』シーは涙目で斜大を見た。

 

『母ちゃん!シー母ちゃん!嫌だよ!絶対に嫌だよ!俺わかんねぇよ…オムツの替え方もミルクの上げ方も…育て方も…何ひとつわからねぇ!知り合いもいない!花やしき支部ももうない!こんな俺達にどう生きろっていうんだよ!お願いだよ…お願いだよおお!』泣き叫ぶ斜大の頬にシーはキスをした。

 

『苦しくなったら、この頬を触って…ママのことを思い出してね…ママ、何にも出来なかった…あなたのためにご飯作ってあげたり…寝かしつかたり…一緖のベットで寝たり…褒めてあげたり…怒ってあげたり…お菓子つくってあげたり…抱きしめてあげたり…頭を撫でることも出来なかった…私があなたにしてあげれたのは…この頬へのおまじないと産んであげたことだけよね……この娘が育ったら教えてあげて…パパとママは酷い両親であったと。』

 

『母ちゃん!』

 

『斜大…もうやめるんだ…』

 

『杉野兄ちゃん…黙れよ!杉野兄ちゃん!兄ちゃんには関係ないだろ!わからないんだよ!いくら杉野兄ちゃんも死ぬからといってもし…やくそくしたのに……キャッチボールしてけれたって…約束したのに…』

 

『だが…斜大……頼む!お前の手で終わらせつやってくれ…俺には君の気持ちを…シーさんの苦しむ、気持ちがわかるか!いいか世の中にはどんなにいやなことでも起こっても仕方ないとをり切れるかどう、よく考えてくれ。意にそぐうわないことがあったとしても、割り切るんだ!それが、必要なんだよ!』

 

『畜生!畜生!わかったよ!はあああっ!』斜大は涙を振り払い、自然に小さくなり、斜大は闘武に乗り込んだ。

 

『斜大!行くぞ!俺の最後の技だ!牙王!これで終わらせる!狼虎滅却…割新羽刃!』大神は二つの剣を両手に持ち、その二つの剣の擦り合わせた際のエネルギーを剣に集めて牙王を斬りつけた。

 

『どうした…この程度か…ならば…』牙のはデンガッシャーを手にとり、大神のほうを向いた瞬間!

 

『今だぁ!斜大!来い!』大神は斜大に向かって叫んだ!

 

『ブーメラン!いけぇ!霊力注入!』斜大はブーメランを投げつけ、牙王に当たった!牙王は新たな技に対応出来ず戸惑っていた。その戸惑いを隠れていた杉野は見逃さなかった!

 

『今なら!はあっ!』杉野は飛んできていた斜大のブーメランを使い、牙王の体を刺し貫いた。

 

『な…なに…』牙王は変身を解除した。

 

『倒れろおおおおお!』杉野は力任せにブーメランの刃を牙王から抜いた。

 

『食われたのは俺だったか…』牙王は倒れ、青い球体は徐々に消え周りが格納庫になっていった。

 

『や、やったあ!で、でも…』斜大は涙目で三人の顔を見た。

 

『ありがとうな、斜大!お前は俺の誇るべき大事な息子だ…妹を任せたぞ、お兄ちゃん。』大神は消えていった。

 

『斜大、大丈夫だ。お前なら大丈夫だ。安心しろ、お前は強い。』杉野は光になっていった。そして、斜大はシーの下腹部から妹を抜き出した。

 

『はあっ!ぐわああっ!…はあっ…はあっ…この娘を頼んだわよ…斜大……』シーは力尽き、同じように光になっていった。

 

『……母ちゃん、父ちゃん、杉野兄ちゃん、俺、妹と一緖に頑張ってみる…だから、安心して天国で見ててくれよ。』

斜大は歩き始めた。

新たな命を自分の家族を妹を大切に抱え

明日に向かって歩き始めた。

 

 

 

パン!

 

『え……』斜大の腹から血が出て、その場に倒れこんだ。

 

『天国から見るんじゃない…お前も行くんだよ、天国に。』

 

『た…鷹岡…』なんと斜大に向かって鷹岡は銃弾を撃ったのだ。

 

『甘いな…俺がいることを忘れていたのか…』

 

『あ、ああ……』鷹岡は倒れこんだ斜大から妹を奪った。

 

『おーおー頑張りたまえ斜大君。君の妹をどーしよーかーな!』

 

『か、返せぇ!』

 

『そうはいかねぇな、ふんっ!』鷹岡は斜大の妹を床に叩きつけて踏んづけた。

 

『やめろよ…やめろよ…やめろよ!俺の妹だぞ!俺の母ちゃんが八年間苦しい思いをして産んだ子供なんだぞ!やめろよおお!』

 

『いいねぇ、その表情、最高だぞー俺はな、人のそういう表情を見るとゾクゾクするんだよ。そして、唯一の希望を打ち砕いた時の顔も見ものだな!』鷹岡は銃を構える。

 

パン!

 

『…うわあああああああああ!』斜大は叫びながら天を見た。

 

『おお、いいぞ、その顔だよ!そんな顔が見たかったんだよ!ありがとうな、そんなお前にプレゼントだ!家族のところに送ってやるよ。父親も母親も妹もそして杉野がいる天国にな!』鷹岡の銃は斜大に向いた。

 

パン!パン!パン!

 

 

 

 

 

 

 

 

ー別次元ー

『パータパタパタ!くぅうー!鷹岡!見てろよ!必ずなんとかしてやるから、待っとけよ!斜大!』




ー次回予告ー
太正十六年 正月一人の男が大帝国劇場に現れた。
彼がもたらすのは幸福か絶望か?
サクラ大戦 7人目の隊員コラボ作品

第七章 お楽しみに!

毎日 朝8時に投稿!


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第七章 次元大戦編
白い仮面ライダーはどこで見ていたのか?


ウェンディさんとのコラボでーす。この話は仮面ライダードライブ13話のシーンをリスペクトしているところがあります。


 

ー太正十六年ー

ーサクラ次元ー7人世界ー

ー帝都ー

 

ブーン!

正月、がやがや騒ぐ人々は白いバイクをかぶりついて見ていた。バイクの音が聞こえてきた。バイクには一人の青年が乗っていた。彼は仮面ライダーマッハ(詩島剛)この世界に来て様々なことを調べていたのだ。剛は突如止まり、目を見張った。その視線の先には花組15人が集まっていた。

 

『もうそろそろのはずなんだがなーん、あ!確かあの人だかり!よーし!』剛はバイクに乗り、花組のもとに向かった。

 

『よお!』剛はバイクから降り、気さくには花組全員に話しかけた。

 

『誰だ、貴様?名を名乗れ。』グリシーヌは気品のある感じで冷静に剛に質問した。

 

『ふっーふん、俺が誰だかわかるよねー。』剛は笑顔で答えた。

 

『あっ!き、きみは剛君!詩島剛君だね!』

 

『詩島…剛?隊長、知り合いですか?』マリアは大神に尋ねた。

 

『ああ…前に来た筑波洋君からもらった写真に写っていた青年、君も仮面ライダーなのかい?』大神は剛に近づいた。

 

『その前に…ちょっと話がある…大帝国劇場で話をしねぇか。先行ってるぜ。』剛はバイクに乗り、凄い速さで大帝国劇場に向かった。

 

『お姉ちゃん…何か…嫌な予感がする。』直哉がさくらの手を強く握り締めた。

 

『ええ、気を付けないと…彼から邪悪な何かが感じられるわ。』直哉とさくらは警戒していた。彼から何かを感じたようだ。花組は大帝国劇場に向かった。

 

ー大帝国劇場前ー

花組全員がついた時には、もちろん剛は大帝国劇場前でバイクにまたがっていた。

 

『よお…早速、中に入れてくんねぇかな、ここだと話しづらいしな。』

 

『わかりました、入ってください。』直哉は鍵を開け、中に入った。

 

(警戒しているな……予定通りだ。)『ここなら好きに話せる。なあ、化け物共!』剛は声を張り上げて花組全員を挑発した。

 

『な、なんだと!貴様!』グリシーヌは斧を剛に向けた。

 

『あなた、洋さんの知り合いとはいえ、なんて事を言うんですか。』さくらも剣を構えた。

 

『何を言ってんだよ、お前達は普通の人間とは違う。霊力なんていうものを持っている以上化け物以外の何物でもない。』

 

『ふざけんな!てめぇ、あたい達を舐めてんのか?あたい達全員がいる前でそんなことを言うだなんてなあ、それにあたい達は化け物からこの帝都を守るために戦ってんだよ!』カンナは剛に掴みかかったが、剛はカンナの手を振りほどいた。

 

『人間ってのは自分達と少しでも違った存在を化け物と呼ぶんだよ。』

 

『あなた、私達が今まで私達がどんな敵と戦ってきたから、そんなことが言えるんだわ。』さくらは剛を睨んだ。

 

『敵って、こいつらだろ。』剛は持っていたカバンから直哉達が今まで戦った敵の写真を床に出し見せた。

 

『えええええー!』花組全員が驚いた。

 

『こ、これって…僕達が今まで戦ってきた敵やみんなの写真…なんでその写真が。』花組が目を見張り床に落ちている写真を拾いあげた。

 

『ふっふーカメラマンなめんなよ。』(俺がシフトスライドを使って過去に行って、写真撮っただけなんだけど。)

 

『いったい、いつの間にえーと…天海や…DS社が来た時か…ヴィヴイオやなのはさん…真電…それとも…』直哉が考えているとそのイメージを剛が叩き落とした。

 

『よっと!違うねぇ!そんな昔からじゃないんだ!よねぇ!』

 

『な、何やってるんですか?』あまりに意味がわからない光景に花組は唖然としていた。

 

『まあね…スクープには飛びつきたい性分でねぇ、とーくーに!化け物関連はね。』

 

『どうやら、本気で私らを敵にまわすみたいだなあ、はあっ!』ロベリアは剛に向かって炎を放ったが、剛は反転をして、避け、玄関に出た。

 

『ここじゃあ、地味すぎる。街に行こうか!先に行ってるね〜霊子甲冑に乗ってきな〜よっと!よっと!』剛は空高く飛び、バイクにまたがり、広い場所に向かっていった。

 

『直哉君、行きましょう。私達になら彼一人だけなら簡単に倒せるわ、行きましょう。』

 

『皆さん!出撃です!』花組は霊子甲冑に乗り込み、剛について行った。

 



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サクラ大戦 年表

サクラ大戦がわからない人やこの小説の時間軸で何があったかをこと細かく書いたものです。第七章の続きはまた明日に。若干ネタバレがあります。あと、ストーリーがなかったので、追加でりんなと究の会話を入れてみました。


ー太正十五年ー

ーサクラ次元ーバスコが来た世界ー

ー大帝国劇場ー

りんな『あーあ、わかっかんないなー!霊子甲冑の技術が古いのか新しいのかよくわかんないわよー!』沢神りんなと最上究は大帝国劇場にて新霊子甲冑開発を行っていた。

 

究『いや〜別世界とは大正時代のものなんでしょう?古いですよ〜』

 

りんな『大正じゃなくて!太正よ!それに太正天皇も死んでいなくて、15年以上続いている、それに、ロボットよ!ロボット!こんな技術から何者どうやって使ったらコア・ドライビアが出来たのかわからないわよ!』

 

究『確かにそうですよね、ですからこんな時のためにレポートを作っておきました〜〜!ジャジャジャーン!』

 

『さっすがー究太郎君!さあ、レッツ!探索!』

 

『ご、剛君の真似なんだ…似てねー。』

 

りんな『何か言った?』

 

究『い、いえいえ…まあ、このデータは一部だけで、まだ未完成な所もあるから気をつけてくださいね。』

 

ーサクラ大戦ー

 

太正三年 欧州大戦という戦争が起きて、グリシーヌの叔父が死亡。

 

太正四年 紅魔戦争と呼ばれる戦いが起こり、帝国陸軍対降魔部隊(米田一基、山崎真之介、藤枝あやめ、真宮寺一馬)の4人が降魔と戦い、太正七年に真宮寺一馬が魔神器を使い、自らの命と引き換えに降魔の大半を倒し、終結した。

 

太正十三年米田率いる帝国華撃団(大神一郎、真宮寺さくら、神崎すみれ、マリア・タチバナ、李紅蘭、桐島カンナ、イリス・シャトーブリアン)が天海率いる黒乃巣会を滅ぼした。(サクラ大戦)

 

太正十四年 葵又丹が降魔を率いて、帝都(東京)転覆を企んだが、帝国華撃団に敗れさる。だが、藤枝あやめが死亡した。(サクラ大戦)

 

太正十五年 陸軍大臣京極圭吾が黒鬼会を率いて、人類抹殺を企むが、ソレッタ・織姫、レニ・ミルヒシュトラーゼを新たに隊員に向かい入れた帝国華撃団に敗れさった。(サクラ大戦2)

 

太正十五年 大神一郎が巴里に渡り、巴里華撃団の隊長として5人のメンバー(エリカ・フォンティーヌ、グリシーヌ・ブルーメール、コクリコ、ロベリア・カルリーニ、北大路花火)を率いて、巴里を襲うパリシィを撃退した。(サクラ大戦3)

 

太正十五年 帝国華撃団がDS社による降魔を使った兵器と、勝利する。(サクラ大戦活動写真)

 

太正十六年 四月 大久保長安による蒸気機械暴走事件を帝国華撃団と巴里華撃団の合同チーム大神華撃団が戦い、勝利した。(サクラ大戦4)

 

太正十九年 大神一郎の甥大河新次郎が紐育華撃団(ジェミニ・サンライズ、サジータ・ワインバーク、九条昴、リカリッタ・アリエス、ダイアナ・カプリス)達5人の隊長となり復活した織田信長を倒す。

 

究『これが大体のサクラ次元の並行世界で起こっているようですよ。』

 

りんな『へぇ〜降魔かーグロいわねー私はあんなの無理ね。にしても、花組の芝居も並行世界で、バラバラなのかな。』

 

究『そうかもしれませんねーこれからはそれぞれの世界で変わってきていますから、注意してくださいね。』

 

 

以降、オリジナル設定

ー並行世界シリーズー

ー蛮野編ー

太正十六年 五月 コクリコが長男(ジロー)を出産し、大神一郎と結婚する。(オリジナル)

 

太正十六年 五月 太正天皇が死に、年号が昭和になった。

 

昭和二年 コクリコが次男(サブロー)、長女(マニー)の双子を出産

 

昭和五年 コクリコが次女(セレーナ)、三女(カナメ)双子を出産

 

昭和六年 コクリコが四男(シロー)、四女(サラ)の双子を出産

 

昭和七年 詩島剛(仮面ライダーマッハ)と展覧会にて会い、ウルトラマンA、ドラメッド3世、ドラリーニョ、鵜が蛮野率いる敵に立ち向かった。

 

究『ウルトラマンAかー…あってみたいなーウルトラマンに。』

 

りんな『案外チャンスがたくさんあるかもしれないわよ。』

 

ーウルトラ10勇士編ーマリアの世界ー

太正十六年の戦いにて、大神一郎ミカサ陥落の際に死亡。

 

太正十六年 十二月 マリア・タチバナが大神一郎との息子(イチロー)を出産する。

 

昭和ニ年 帝都に怪人が現れ、それと同時に大神一郎そっくりの青年澤原が大帝国劇場に現れ、怪獣軍団が現れた。

 

ー望まれぬ戦い編ー由里の世界ー

昭和ニ年 メル・レゾンが斜大という少年を由里に預け、クリエ家に嫁いだ。

 

昭和七年 真宮寺さくらが由里達の前に現れ、別次元から来た杉野とともに花組に戦いを挑んだ。

 

ーオーク巨樹編ーパリシィの世界ー

太正十五年 大神一郎率いる巴里華撃団が大神一郎、グラン・マを除いた主要メンバーが裏切り、パリシィの仲間となり、巴里市民の誘拐を始めた。

 

太正十五年 ネオショッカーの首領の大爆発に巻き込まれた8人の仮面ライダーが偶然、この世界に現れ、巴里華撃団の5人の霊子甲冑を壊し、殺次元から来ていた殺し屋ガスソロをなんとか倒した大神一郎と合流し、オーク巨樹に挑もうとしたが、次元の壁が割れてサクラ次元の並行世界に渡った。

 

ー地獄の世界ー

太正十三年 帝国華撃団に真田鵜が入隊し、隊長として、黒乃巣会、葵又丹率いる降魔軍団、黒鬼会を倒した。

 

太正十四年 巴里華撃団隊長に大神一郎が就任し、パリシィを撃退し、真田鵜率いる帝国華撃団と合同練習し、勝利した。

 

太正十六年 メル・レゾンが大神一郎との間に出来た子を出産、その年の間に太正天皇が病死し、年後が昭和に変わる。

 

昭和元年 ウルトラマン次元のコスモスの世界に行く前に蛮野がカオスヘッダーをこの世界に送り込み、帝国華撃団は戦っていくが、カオスヘッダーは機械、降魔、人間などに取り憑き、帝都を破壊し、その度に帝国華撃団が倒していたが、活動資金として増税をし、国民を苦しめ、帝国華撃団を国民に潰させ、真宮寺さくら以外のメンバーは死亡した。だが、日本は既に霊力がなくても使える霊子甲冑氷武を作っていたため、帝国華撃団を全滅させた。

 

昭和ニ年 日本が外国に戦線布告をしたため、大神一郎とメル・レゾンは欧州大戦のような大戦争になるのを防ぐため、日本軍にて、霊子甲冑のデータを盗みだそうとしたが、失敗し、メル・レゾンは死亡し、大神一郎は大怪我を負いながらも偶然発動した自分の力を使い、スーパー戦隊次元へと逃げ、巴里華撃団のメンバーグリシーヌ、ロベリア、花火は戦争に参加し、戦場で死亡。エリカ、コクリコは大神とメルの子を匿うために隠れていたが、暴徒に襲われて、コクリコ以外死亡した。

 

昭和五年 霊子甲冑の技術がどこよりも進んでいる日本がどんどんと力を付けていき、霊力なしでも使える霊子甲冑を量産していき、外国の領土を奪い続ける。

 

昭和十年 日本軍の霊子甲冑に対応するために日本軍の氷武から木武を作り、新たな兵器の開発に着手し始める。

 

昭和十二年 日本軍が朝鮮を支配した。

 

昭和十六年 日本に核爆弾が大量に落とされ、日本が降伏した。

 

昭和十七年 しばらく平和が続いたが、核爆弾 を使い様々な国が自分達の領土を確保するために別の国を襲い始め、核爆弾の影響により、地下で死んでいた恐竜が進化し、怪獣となり、人間を襲い始めた。

 

昭和十八年 怪獣に対抗するために核爆弾を大量に使うが余計に怪獣が増え、そこら中に戦争が始まった。

 

ー元地獄の世界ー

太正十六年 帝国華撃団が民衆に襲われて真宮寺さくら以外が死亡。

 

太正十七年 グリシーヌ・ブルーメールが大神一郎との息子を出産し、グリシーヌは出血多量で死亡。だったが…特別篇にて

 

ーカラ松が来た世界ー

太正十三年 カラ松がうっかり、帝国華撃団の隊長となるが、大神一郎はすぐに復帰し、神崎すみれにプロポーズし、結婚したが、他の5人のメンバーが神崎家の養子になり、大神一郎との間に子供を設ける。神崎すみれの長男神崎賢治は希望の種の力を上手く使いこなせる才能があった。

 

ー降魔戦争の世界ー

太正七年 真宮寺一馬が歴史通り死ぬはずだっが、歴史が変わり、ウルトラセブンにかくまわれ、傷を癒し、スーパー戦隊次元の志葉薫の師匠として、活躍した。

 

ーバスコが来た世界ー

太正十五年 パリシィとの戦いを終えた大神一郎は汽車に乗り、船で日本に帰っていたところをバスコに襲われて大神一郎は死亡した。

帝都にバスコ率いるスゴーミン部隊が現れ、花やしき支部を壊滅させ、帝都を壊滅させた。邪念戦隊ネジレンジャーが巴里に現れ、ブルーメール家を半壊させ、北大路家、シャトーブリアン家、ソレッタ家、神崎家など華撃団関係者の家を襲い、巴里華撃団は活動停止処分を受けたが、私設部隊として巴里華撃団は活動することになった。

 

ースーパー戦隊次元ー

一億7,000万年前 恐竜と古代人類はバンドーラ一味の襲撃により、全滅に追い込まれるが、バンドーラ一味を壺に封印し、宇宙へと放り込むがこの時の戦いの衝撃により地球が二つに分裂し、地球とアナザーアースに分かれ、アナザーアースでは、敵が現れず、恐竜はどんどん進化していった(爆竜戦隊アバレンジャー)。

 

恐竜時代 蛮機獣ホロンデルタールが恐竜同士を喧嘩させ、恐竜を滅ぼそうとしたが、炎神のキシャモス、ティライン、ケラインが自分達もろとも封印したが、デーボスやカオスによって恐竜が滅亡させられる。ちなみに仮面ライダー次元ではフォッグ・マザー(仮面ライダーJの敵)と呼ばれる巨大生命体が現れ、恐竜を食い尽くした。

 

6000年前 ゴーマ族と呼ばれる敵が世界支配を企むが、ダイ族と呼ばれる戦士達により、倒され、衰退していった。

 

戦国時代 デーボス軍と呼ばれる敵と呼ばれる敵が人間を襲い始めるが、デーボス軍は封印され、なんとか人間は生き延びたが、そのダメージで疲労した武将達が戦を始めたが、もの凄い強さの戦国武将牙鬼幻月が次々と他の武将を倒していったが、伊賀崎一族の忍者達が牙鬼幻月を倒した。だが、牙鬼幻月は444年後蘇ると宣言し、この世を去った。同じ頃に妖怪軍団が現れるが、猿飛佐助などの5人の忍者が力を使い封印の扉に妖怪軍団を封印する。

 

江戸時代 外道衆と呼ばれる組織が現れ、人間と戦い始めるが、真宮寺さくらの別次元の先祖真宮寺針右衛門が外道衆の一人となるが、志葉家は真宮寺針右衛門を倒し、以降はこの志葉家が外道衆と戦い始める。

 

昭和元年 地獄の世界から逃げて来た大神一郎は別世界から来た真宮寺さくらと結婚し、三男二女を設ける。

 

昭和十六年 太平洋戦争が起こり、大神一郎はその戦争に参加し、ある島の攻撃部隊の隊長として終戦まで戦い続けなんとか生還し、戦後帰還する際に島に散らばっている武器を全て集めた。

 

昭和二十八年 大神一郎は集めていた武器を朝鮮戦争にて売りさばき、何かあった時のために資金を集めていた。

 

昭和三十年 集めていた資金を使い政治家に賄賂を渡し、日本の代表となり諸外国への国際交流を深めたが、敗戦国と罵られ上手くいかなかったが、別世界の息子神崎賢治の協力もあり、なんとか様々な条約を結ぶことを成功させ、さらに賢治から資金をもらい、自分の能力希望の種の力の使い方を教えてもらった。ちなみに長男が結婚し、孫娘が産まれ、他の兄弟も結婚し始める。

 

昭和四十一年 ウルトラマン次元に行き、科学特捜隊にひそかに活動資金を送り込み、この次元にて活気的な資金供給方法を確立し、様々な並行世界の防衛隊に資金供給を行い、スーパー戦隊次元でレインボーラインを作り、宇宙に電車や駅などを作り出し、外宇宙に進出する。

 

昭和四十三年 大神一郎は信用出来る青年タケナカに防衛隊の資金供給を頼み、ウルトラマン次元を去った。

 

昭和四十六年 仮面ライダー次元にきた大神一郎は立花藤兵衛や谷源次郎やICPOなどに活動資金を渡す。

 

昭和四十八年 スーパー戦隊次元にてイーグルスという防衛組織を作った。

 

昭和五十年 別次元にて黒十字軍という組織により、日本のイーグルス支部壊滅により、生き残ったメンバーを集めて作られた5人の戦士ゴレンジャーに密かに活動資金や技術を提供し、以降は平和を守る様々な組織やチームに対して、活動資金を供給し始め、そのチームの名を人々はスーパー戦隊と呼んだ。

 

昭和五十四年 ウルトラマンが大神一郎がいる次元に現れ、異星人との交流を持ちかけられ、異星人との対話を始め、異星人の技術と自分の霊子甲冑の技術を合わせて、バトルフィーバーロボを作り出し、巨大な敵との戦いが出来るようにした。孫が結婚し始める。

 

昭和五十五年 異星人の交流の結果、ベーダー一族と呼ばれる様々な惑星を滅ぼしてきた敵が現れると教えられ、地球にある遺産がベーダー一族の侵攻と同時に電子戦隊デンジマンが誕生し、大神一郎は影から資金供給を始める。そして、このベーダー一族の戦いは激しく、多大なる犠牲者を出したことを後悔し、伊賀崎流の伊賀崎好天(ニンニンジャーの5人の祖父)と出会い、牙鬼幻月の復活に備えて、更なる技術進歩を行い、その進化した技術による戦争や異星人に対する異常実験やかつて帝国華撃団に起きた金や権力による妨害行為、暗黒科学デスダークによる大量文明の抹殺などを防ぐため、正義の戦士の行動を妨害させないために地球の代表となる。

 

昭和五十六年 異星人の交流の一環として刑事次元の銀河連邦警察の最高責任者コム(宇宙刑事ギャバンの上司)と出会い、別次元への交流を協力して行い始める。

 

昭和六十年 異星人との交流として、銀河連邦警察を参考にスーパー戦隊次元に宇宙警察をつくるが、地球には反対する人間も多く、ひとまずは異星人の育成や超脳力を持ち、迫害されている人間(エスパー)を保護し、育てスーパー戦隊次元の宇宙を守り始める。

 

平成元年 別次元にて、星間大戦争が起こり、それを知った大神一郎は更に力をつけるために宇宙警察の活動を本格的に行い、太古の昔の様々な文明の発掘を始め、それに合わせて護星界の天使と出会い、天の塔の存在に気づいた。その後、ウルトラマン次元のコスモスの世界での怪獣の行動を見て、怪獣保護の考え方を持つようになり、怪獣保護組織を作り出す。

 

平成三年 ひ孫が謎のウイルスにかかり生死の境になるが、なんとか完治した。犯人は大神一郎への恨みを持った人物。

 

平成五年 ゴーマ族が力を蓄え、地球侵略を企むが、ダイ族の子孫五星戦隊ダイレンジャーによって、倒される。

 

平成六年 封印の扉が開かれ、妖怪軍団が復活するが猿飛佐助達の子孫が忍者戦隊カクレンジャーとなり、自分達の変身道具ドロンチェンジャーを使い再び封印をする。

 

平成七年 次元の歪みにより、様々な異常事態が発生したために、平成七年が平成十一年だと思わせて、マシン帝国バラノイアに対して大昔の文明の力、超力を使う5人の戦士を超力戦隊オーレンジャーとU.A.O.Hの指揮を影で行い、戦いぬいた。

 

平成十一年 仮面ライダー次元に来て、蛮野天十郎から機械生命体(ロイミュード)の活動資金援助を頼まれたが、大神一郎は危険性を感じて、断ったがそれにより真宮寺さくらを殺される。それと同じころスーパー戦隊次元ではある技術施設が開発中のコンピューターウイルスにバグが生じてその技術施設は消滅した。(特命戦隊ゴーバスターズ)

 

平成十二年 蛮野が親友だったクリム・スタインベルトに見限られ、暴走し、ロイミュードに人間の悪意を学習させた結果、制御不能になったロイミュードは蛮野とクリムを殺すが、クリムはベルトに蛮野は電脳空間に意識を移し替えて、生き延びる。そして時同じくして、蛮野の元妻詩島澄子が死に、詩島霧子、詩島剛は親戚に引き取られるが、疎ましく思われ、蛮野の悪事により苦しんでいた親戚は霧子と剛を虐待していたが、大神一郎が助け出し、養子として二人を引き取った。

 

平成十六年 スーパー戦隊次元の宇宙警察の特捜戦隊デカレンジャーが本格的に活動を始め、星間大戦争を引き起こすきっかけを作ったアブレラを倒す。

 

平成二十年 炎神戦隊ゴーオンジャーが別次元を渡れる炎神の手によって集められ、自分に希望の種の能力と同じ炎神興味を持ち、様々なワールドを知る。

 

平成二十ニ年 護星界と繋がる天の塔が壊されて、5人の護星天使が地上に取り残されるがゴセイジャーとなり、天地家という天文学者の家に彼らは住み込みで働きながら、一年間戦い抜いた。

 

平成二十三年 宇宙帝国ザンギャックが地球を侵略するために大艦隊を送り込み、これに対抗するために大神一郎は全スーパー戦隊に声をかけてこれに対抗した。大神一郎は希望の種の力を発揮して、死んだ戦士、ジェットマンのブラックコンドル、ジュウレンジャーのドラゴンレンジャー、タイムレンジャーのタイムファイヤー、アバレンジャーのアバレキラー、ゲキレンジャーのメレと理央を復活させ、更にフラッシュマンの5人の地球にいられないという弱点を技術の進歩により、克服させ、忍者戦隊カクレンジャーの変身道具ドロンチェンジャーの代用品で封印の扉にある本物のドロンチェンジャーと交換して、カクレンジャーを参戦させた。全スーパー戦隊で戦いを挑むが、スーパー戦隊全ての力を合わせ、大神一郎の希望の種の能力を最大限使いスーパー戦隊は変身能力を失い、彼らの力はレンジャーキーという鍵になり、宇宙に飛び散った。その隙を狙って牙鬼幻月が復活するが、伊賀崎好天が忍者として戦い、終わりの手裏剣と呼ばれる物で再び封印した。ザンギャックの大艦隊を壊滅させたが、ザンギャックはまったくダメージを受けておらず、地球時間では数ヶ月後で、宇宙時間では2年後にザンギャックの本隊が現れるが、宇宙に散らばったレンジャーキーを集めた海賊戦隊ゴーカイジャーが成り行きでザンギャックのボスアクドス・ギルを倒し、ザンギャックを滅ぼした。

 

平成二十五年 大神一郎が死に、希望の種の力の影響がなくなり、デーボス軍が人間の感情集めを始めるが、獣電戦隊キョウリュウジャーにより、敗北した。

 

平成二十六年 大神一郎の孫が地球のレインボーラインの総裁として、トッキュウジャーを集めて、シャドウラインを撃退し、仮面ライダー次元では、大神一郎の養子詩島霧子が仮面ライダードライブの協力者として警察官をしながら、ロイミュードと戦う。

 

平成二十七年 伊賀崎好天の孫達が復活した牙鬼軍団と戦い勝利し、仮面ライダー次元では大神一郎の養子詩島剛が仮面ライダーマッハになり、ドライブ達がロイミュードを全滅させる。そして、その裏で、眼魔と呼ばれる怪物が現れ始め、眼魔に殺され幽霊になった青年天空寺タケルは仮面ライダーゴーストとなり、眼魔と戦い始める。

 

平成二十八年 ジューマンと呼ばれる4人と1人の人間が集まり、動物戦隊ジュウオウジャーとなり、人々と戦うデスガリアンと戦い続けている。

 

ー太正十五年ー

ーサクラ次元ーバスコが来た世界ー

りんな『へえ〜〜どうりで、スーパー戦隊の皆さんが生活に困らなかったわけね〜〜』

 

究『ま、まあ、まだまだ未完成な部分もあるけど、ざっとこんなもんですね。』

 

りんな『よーし!燃えてきたー!霊子甲冑!解明してみせる!』

 

究『よ、よかったあ〜〜ま、また…いつか。バイバーイ。』

 

 



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化け物の子孫

 

ー太正十六年ー

ーサクラ次元ー7人世界ー

ー帝都ー

花組は霊子甲冑に乗り込み、剛を探していた。

 

『一体、どこに行ったのかしら?』さくらは周りを探す。すると建物の屋上から声が聞こえてきた。屋上の腕は派手なステージがあり、そこに剛が立っていた。この派手なステージはアメイジングサーカスと呼ばれるシフトカーが出したものであった。

 

『レデイースアーンド!ジェントルマン!イッツ!タイムフォースーパースターアクション!』剛は建物の屋上に舞台をたてていて、後ろには花火や紙風船などが、飛んでいた。

 

『い、いた!あんな場所に。』花組は目を見張った。

 

『あ、あの人、派手ですわ!』すみれは少し悔しがっていた。

 

『あなたも仮面ライダーなんでしょう。あなたはなんのために来たんですか?』さくらは剣を構える。

 

『俺が仮面ライダーだとわかったのは見事だ、だがちょっと違う所があるんだよねぇ、さあてと、この世界での始めての変身だ!行くぜえ!』

【シグナルバイク!】『レッツ…変身。』【ライダー!マッハ!】剛は仮面ライダーマッハに変身し、地上に飛び降り、綺麗に着地した。

 

『やはり仮面ライダーだったんじゃないですか。』直哉は構える。

 

『その前に、帝都市民のみなさーん!俺からのお年玉だっ!』【シューター!カクサーン!】マッハは空高くビームを放ち、帝都にいた人全員の指にビームを当てた。

 

『な、何だあ?こ、これは金だっ!金の指輪だあー!』なんと帝都住民全員の指に金の指輪をプレゼントしたのだ。

 

『ええええええー!』花組全員が驚いていた。

 

『俺からのお年玉だよ!さあ、それやるからさあ、帝都から離れてくれない?ちょっとここで大事なようがあるからさ、安心しな。街は壊さないから。』

 

『わ、わかったぜ、ありがとうよ、えーと…あんた名前は?』市民の一人が聞いた。

 

『追跡!撲滅!いずれも〜〜〜マッーハー!仮ー面ライダーーマッ!ハー!さあ、早く!危ないから。』

 

『仮面ライダーマッハ!!ありがとうよーあんた最高だぜ!』帝都にいた人は帝都を急いで離れていった。

 

『さてと…これで安心だ、さあかかってきな化け物集団。』マッハは花組を挑発する。

 

『みなさん!行きましょう!はああ』直哉を先頭に皆、攻めてきた。

 

『重加速制御装置リミッター解除。』マッハはリミッターを解除し、重加速を起こした。

 

『な、なんですかーか、体が?』織姫や花組もみな、動きづらかった。

 

『まさかさあ、今まで現れた敵みたいに苦労して頑張って全員で戦えば勝てると思っていたの?』【シューター!バイラルコア!】マッハはこっそりと花組にあった耳の裏の傷に向けてビームを放った。

 

『か、体がゆっくりとしか動かないわ、直哉君どうすれば!』さくらは焦る。

 

『落ち着いて、お姉ちゃん。みなさん、動ける人は誰かいませんか?』直哉がなんとか通信をした。

 

『む、無理だ…う、動きづらい。』グリシーヌだけがなんとか答えた。

 

『今のうちに。』【シグナルバイク!シグナル交換!トマーレ!シューター!トマーレ!トマーレ!トマーレ!】マッハは花組全ての霊子甲冑の動きを止め、重加速を解除した。

 

『そんじゃま、まーずーは!』【ズーット!マッハ!】マッハはエリカの双光武の側によった。

 

『あ。』エリカは驚いていた。

 

『エリカ・フォンティーヌ、まずはお前からだ、化け物部隊の副隊長さん。』マッハはエリカを双武から引きずり出した。

 

『あ、あなたは何で私達の事を化け物なんて呼ぶんですか!』

 

『知っているぜ…パリシィとかいう巴里を襲った化け物の子孫らしいなあ、それがなんで人間のふりをしている。』

 

『私達はパリシィ…でも、人間です!』

 

『いいや違うね、お前達はパリシィで巴里に仇なす奴等と同じ化け物だ、いくら取り繕ったとしても無駄だ。』

 

『黙ってください!』

 

『お前達の力はな他の人間から見れば、不気味以外の何物でもないんだよ、わかってんだろ、お前達がいるだけで迷惑なんだよ!』

 

『黙って!』

 

『お前達もあのパリシィの奴等の様に人間に対して脅威になっているんだよ。』

 

『黙って!』

 

『いずれお前達も人間に仇なす敵となるかもしれない。その可能性があるだけでもだめなんだよ。』

 

『黙ってえええ!』

 

『まあ、安心しな。』【ゼンリン!】『俺が倒してやるからさあ!はあっ!』マッハはエリカをゼンリンシューターで殴りつけ、吹き飛ばした、エリカを気絶させた。

 

『うっ!…やりすぎたか…だが、まだだめだ…まだもってくれ…』【チューン!バイラルコア!】『えい!』マッハは苦しみつつ、エリカにビームを撃ち込んだ。

 

『さて…次は!』マッハは加速した。



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謎の乱入者

 

ー太正十六年ー

ーサクラ次元ー7人世界ー

ー帝都ー

そこには動きを止められた花組がマッハと戦っていた。エリカは気絶させられ、マッハは加速し、直哉とさくらの真双焔武に向かった。

 

『あ、あなたよくもエリカさんを!』さくらはマッハを睨みつけた。

 

『真宮寺さくら…次はお前だ。』マッハは操縦席からさくらを引きずり出した。

 

『お姉ちゃん!』直哉は動こうとしたが、体が動かなかった。

 

『真宮寺直哉…お前はまだだ。』(鵜にやっぱり似てるなあ…だが、お前は!)

 

『あなた…私達に恨みでもあるの!』

 

『まあな。お前達には失望しかしていない。』

 

『私達はね、今までずっと帝都のために戦ってきたのよ!』

 

『帝都のためにか…本当にそう思っているのか?』

 

『当たり前じゃない!あなたにはわからないことだわ!』

 

『いいや、俺は見たことあるぜ、お前らの戦い。違うか、ちゃんと全ての戦いを見たんだよ!』

 

『はあっ?あなた一体何ふざけたことを?』

 

『俺はな、カメラマンなんでな、スクープは逃さないんだよねーーそれに証拠もさっき見せたし、帝都の人々はお前達のことを快く思っていないこともな。』

 

『ふざけないで!私達はいつも正義のために戦ってきたの!そして帝都に住む人々はみんな私達帝国華撃団花組が倒してきたのよ!さっきあなた私達の戦いを見たっていったんでしょう?なら、わかるわ!』

 

『そうは言ってもなあ…うっ!うっ!』(私に従え!詩島剛!)マッハは突如苦しみ出し、もがき苦しむが、動きを止めた。

 

『な、なんなの…きゃあっ!』マッハはさくらを操縦席から引きずり出した。

 

【シフトカー!タイヤ交換!シノービ!必殺!フルスロットル!】マッハは姿を三つにわけ、三つの分身がさくらに向けてビームの手裏剣を放った。

 

『お姉ちゃんーー!』さくらは気絶して、大ダメージを受けていて、体から血が出ていた、直哉は体を動かそうとしたが、トマーレの影響で体が動かせなかった。そしてマッハが突如苦しみ出した。

 

『うわあっ!はあっ…はあっ…し、しまっ……だ、だが…まだだ。』マッハは苦しみながら、直哉に近づこうとした!だが!

 

バリーン!空に穴が開き、桃色の体で体中から音符のようなマークがついた化け物が現れた!

 

『あ、あれは?イマジンか!侑斗のやつ、ちゃんとしとけよな!』【シグナルバイクシフトカー!ライダー!デーッドヒート!】マッハは赤い強化形態デッドヒートマッハへと姿を変えた。

 

『詩島剛!貴様を殺す!』イマジンとマッハはぶつかり合った。



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消えた歴史の亡霊

 

ー太正十六年ー

ーサクラ次元ー7人世界ー

ー帝都ー

ここでは、異世界から来たマッハと謎のイマジンが戦っていてた。花組は全員マッハのシグナルバイクトマーレにより、動かなくされていた。

 

『ちっ!イマジン!てめぇはなんで、俺を狙いやがる!理由をいいな!』マッハとイマジンはにらみ合い、マッハはゼンリンシューターを構える。

 

『俺の名前はソングイマジン!理由はな…契約したからだよ、真田さくらとな!契約内容は真田さくら以外の真田鵜を愛する奴等を殺すこと…だが!貴様が歴史を変え、真田さくらを消してしまったため!イマジンはな契約者が死ぬもしくは消えたらなあ死んでしまうんだよ!だが、あるやつが俺を復活させてくれた。そして、真田鵜がいた世界がもう存在しない以上真田鵜のコピー元、真宮寺直哉を愛する真宮寺さくら以外の奴等を殺す!それで契約達成だ!』ソングイマジンはマッハに殴りかかったが、マッハはそれを避け、距離をとり、ゼンリンシューターを放つが、弾かれてしまった。

 

『ふざけんな!そんなこと、俺が許さねぇ!はあっ!はあっ!』マッハはスピードを上げ、ソングイマジンに向かった!

 

『甘いなあ!シング攻撃包囲型!』ソングイマジンはビームを放ち、マッハの周りを防御壁で囲みマッハを閉じこめた。

 

『ぐわあっ!ち、ちくしょう…畜生!』防御壁の中で放たれていたビームが防御壁の中で跳ね返り、マッハは必死にビームから身を守る。

 

『さあてと…まずはマリア・タチバナ!貴様からだ!巨大化!シング攻撃発射型!』ソングイマジンは巨大化し、マリアに向かって音符型のビームを放った。

 

『きゃああああっ!』マリアはビームを直接受けて機体から火花が飛んでいた。

 

『マリア!くっ!動け、動け!体よ動け!頼む!動いてくれよ!動け!動けよお!』大神はなんとか体を動かそうとしたが、体は動かなかった。

 

『はあ…はあ…』マリアはダメージを受け、体がえらそうにみえていた。そしてマリアの側にソングイマジンが近づき、構えていた。

 

『終わらせてやる…シング攻撃直接型!』ソングイマジンは右腕に力を溜めマリアに腕を振り下ろした。

 

『マ、マリア!畜生!動けねぇ!なんでだよ!直哉もだめだし!動けよ!』カンナも動こうとしたが、無駄だった。

 

『やめろおおおお!』大神は力を振り絞った!助けたい!助けたい!仲間を助けたい!その一心で叫んだ!すると!

 

ピカーン!

大神と大神の双光武は黄金に輝いた!

そのまぶしさに驚いたソングイマジンは動きを止め、大神を見た。

 

『な、なんだあの光は…ま、まさか!恐れていたことが…この7つある特殊世界群でも…ならば!』ソングイマジンはマリアから離れ、大神に向かって行った。

 

『こい!はああっ!』大神の体は自由になり、大神は刀を構え、ソングイマジンに向かって行った。

 

『シング攻撃間接型!』ソングイマジンはブローを放つが、大神はそれを避け、刀を円状に回し気をためた。

 

『狼虎滅却!電子満月!』大神はためた気を刀にこめ、ソングイマジンを真っ二つに切り裂いた。

 

『な、何!ぐっわああああっ!』ソングイマジンは大爆発した。

 

『な、なんだこの力は…』(俺にこんな力が…さっきの技…俺はやったこともないし…見たことも聞いたこともない…だが!今は!)大神はその場に立ち尽くした。自分自身の力を恐れていたのだ。



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空に開いた穴

 

ー太正十六年ー

ーサクラ次元ー7人世界ー

ー大帝国劇場前ー

今ここでは、マッハ対花組の戦いが繰り広げられていた。

 

『さあてと…いっちょうやりますか。』【バースト!キュー二!デッドヒート!】ソングイマジンが倒されたことにより、マッハを囲んでいた壁は消え、そのため、マッハは力を最大にし、猛スピードで大神に向かって行った。大神はそれを見て刀を構える。

 

『行くぞ!狼虎滅却!激走烈斬!』大神はマッハとすれ違い様にマッハのパンチを避けた。あるものを斬り捨てた。

 

『な、なに?攻撃を避けただけでなく、俺に直接ダメージを与えず、あっ!』マッハのポケットからトマーレが出てきた、大神はこのトマーレがみんなを止めていたのだとわかったのだ。

 

『う、動けますわ。あ、そうだ。直也さん、さくらさん!』動けるようになったすみれは直哉とさくらに向かって行った。

 

『エリカ!』グリシーヌは気絶していたエリカのもとに向かった。

 

『剛君…君はなんでこんなことを…』大神はマッハの方を向いて話した。

 

『あっ!ま、また俺…そ、それはその…』(また誰かに操られたのか…)剛が戸惑っていると

 

パリーン!

空に穴が開き、中から緑色の化物が現れた!

 

『ほっほっほっ…詩島剛…今更何をする気でおじゃるか?もう遅いでおじゃるよ!』緑色の化物の名前はウラ、かつてスーパー戦隊次元にてガオレンジャーと戦っていたオルグと呼ばれる鬼の集団の幹部で、ガオレンジャーの6人のうち、4人を一度は殺したことのある強敵である。ガオレンジャーに倒されたのだが、復活したのだろう。ウラはマッハに向かって赤い電撃を放った。

 

『なめんなよ!ウラ!』【ゼンリン!】マッハはゼンリンシューターを回し、ウラに当てた。

 

『や、やるでおじゃるな。だが、こんなところで戦っていていいのでおじゃるか?街はボロボロでおじゃるよ。麻呂は一向に構わんがな。』マッハはウラへの攻撃を一瞬止めた。

 

『ち、畜生!シフトスライド移動!』【スライド次元!】『相手してやるよおぉ!ウラ!』マッハはシフトスライドを握り、空にウラが出てきた穴とは別の穴を開け、マッハはウラをその穴に殴り飛ばした。

 

『はぁ…はぁ…はぁ…頼む、今は理由は言えない…だが…俺はあんたらの味方だ!てぇい!』マッハは穴に飛びこんで行った。

 

『剛君!あ…穴はまだ開いている…ならば!みんな、この穴の中に入るぞ!』

 

『大神さん!何言っているんですか?仮面ライダーマッハはお姉ちゃんやエリカさんを酷い目にあわせたんですよ!ほっておけば、いいじゃないですか!』

 

『だが、剛君は辛そうだった。それにこの行動に何か意味があるはずだ。だから、助けに行く!』

 

『隊長!ふざけるな!あんなやつ放っておけばよいのだ!』グリシーヌは怒り叫んだ!

 

『そうか…だが、俺は行く。あいつを剛君を信じてやりたいから、行こう!』大神は皆に問いかけた。

 

『わかったよ…行くよ。』カンナが

 

『何か理由があるかもしれませんし。』マリアが

 

『確認する必要はある。』レニが

 

『あの白いやつ…時折変だったし。』アイリスが

 

『まあ…あの技術をしっかりと確認しとかんとあかんしな。』紅蘭が

 

『何か…不思議と…あの人助けないといけない気がする。』コクリコが

 

『あ〜あ、暇だし、行くか。』ロベリアが

 

『危険ですが、仕方ありません。』花火が大神の側にきた。

 

『大神さん、皆さん、冷静に考えてください!あいつは仮面ライダーマッハはお姉ちゃんを……』直哉は涙を流しながら、さくらを抱えていた。

 

『……すまない、だが、俺は行くぞ!』大神達9人は穴に入っていった。

 

『…う…ううん…』エリカが起きたようだ。

 

『エリカ!大丈夫か!エリカ!』グリシーヌがエリカの体を揺さぶる。

 

『グ、グリシーヌさん…あ…さくらさん…』エリカはグリシーヌを見たあとに、遠くにいた傷ついたさくらとそれを抱える直哉を見た。

 

『ああ!あいつにあの白いやつに!』グリシーヌは怒りのあまり拳を握り締める。

 

『そうですか……』(直哉さん…わたしよりもさくらさんですか…そうですよね…)エリカは悲しそうな目で直哉達を見た。



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華撃団、全滅!!

 

ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ードライブの世界ー

ー池袋駅前ー

大神達9人はマッハを追いかけるために次元の穴に飛び込み、この世界に来てしまったようだ。

 

『こ…ここは一体、そうだあの緑色のやつと剛君は?』大神は周りを見渡すが、ここがどこなのかもわからず、戸惑っていた。だが、とりあえず、周りを見渡し、マッハとウラを探していた。 大神達の双光武に様々な人が遠くから携帯で写真を撮ったり、騒いだりしていた。大神達が周りを見渡していたら!

 

『今でおじゃる!はあっ!』ウラがいきなりマリアの後ろに現れ、マリアの双光武の操縦席を右手の拳で貫いた!油断していたため、誰も気づかなかった。急いで、8人はウラと距離を置いた。

 

『ちくしょう!よくも、マリアをやったなあああ!』カンナは拳を構え、ウラに向かって行った。

 

『死にやがれえ!』ロベリアも同じように爪を立てウラに向かっていった。

 

『行け!カンナ!ロベリア!』大神が二人をはやしたてた。

 

『いけない…!』花火が話しかけたが、その声は二人には届かなかった。

 

『ふん!そちらがな…はあっ!』ウラは右手でロベリアの攻撃を、左手でカンナの攻撃両手を止めた。

 

『マ、マリア!ロベリア!』大神は叫んだ!

 

『お主…隙があるのう。』ウラは感情的になっていたレニは後ろをとった。

 

『後ろに…!』レニは槍を背後にいたウラに刺そうとしたが!

 

『遅いでおじゃるよ、さらば。』ウラに槍の先端を折られ、その槍で操縦席を突き刺されてしまった!

 

『ぐわっ!』レニは体を槍で刺され、操縦席で血を吐き、息絶えた。

 

『レニ!ちくしょう!うおお!』大神は傷だらけの体をおし、ウラに向かっていったが、感情的で隙だらけだった大神はウラに背後を取られてしまった。

 

『しまった!』やられる!そう思った大神は即座に剣を後ろに向けたが、ウラはそれをも読んでいて、すぐに大神から離れ、コクリコの真正面へと移動した。

 

『マジッーク!』コクリコは自分の武器でウラを攻撃しようとしたが、武器を弾き飛ばされてしまった!そしてウラは武器を飛ばされ、動揺したコクリコの隙を突き、ウラは右腕で操縦席を貫通した。

 

『コ、コクリコー!』大神は怒りを露わにし、剣を構え、ウラに斬りかかったが、避けられ突き飛ばされてしまった。

 

『さあ…とどめでおじゃる…はあっ!』ウラは残った4人に向けて電撃を放った!

 

『うわああああ!』4人は爆発に巻き込まれてしまった!それを見たウラは笑いながら逃げ去っていった。

 

『セーフ…あっぶねぇなー』なんと、4人は無事だった。ギリギリのところで、姿を消していた仮面ライダービーストが魔法を使い、4人を死んだようにしたのだ。

 

『き、君は一体…』

 

『まあ…あんたの味方だ…ひとつだけ言っておく、お前は道を一つしか知らない。だが、その道が間違っていたら、どうする?道は一つじゃあない…んじゃなあ。』ビーストは姿を消して行った。

 

『か…彼は一体…』大神はそのままそこで気絶した。



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仲間との離散

 

ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ードライブの世界ー

ー森ー

俺は今…生きているのか…

俺は今何で生きているのか…

わからずに森にいた。

 

『みんな、大丈夫か?』俺は大神一郎、突然現れた仮面ライダーマッハを仲間とともに別世界に来て探していたら、ウラという名の緑色の化物に襲われ、仲間を5人も殺されてしまい、運良く俺、紅蘭、アイリス、花火君が仮面ライダービーストに助けられ、命からがら森にて休んでいた。皆、精神的なショックが強く俯いていた。

 

『大神はんのせいや…』

 

『紅蘭?』

 

『大神はんのせいでマリアはん達5人が殺されてしもうたんや!』

 

『な、何を言うんだ紅蘭!俺はただ…彼のことが…マッハの…剛君のことが気になって。』

 

『そないなこというてもなあ!あいつは!マッハはな!うちらを襲ってきた敵なんや!』

 

『紅蘭…そんなこと言っても…』

 

『直哉お兄ちゃんはほっておけって言っていたよ!それをお兄ちゃんが勝手な指示を出したせいで、こんなことになったんだよ!どうするのよ!だから、いつもお兄ちゃんは自分勝手でみんなの足を引っ張っているんだよ!』

 

『なんだと、俺はな、今まで…』

 

『あなたは今まで自分勝手な指示でみなさんを混乱させ、直哉さんの邪魔ばかりして、恥ずかしくないんですか!』

 

『俺だって…俺だって…隊長として頑張ってきたんだよ!君達にはわからないだろうなあ!』

 

『ああ、わかりたくもあらへん!自分勝手な指示をして、みんなを殺すような大神はんの気持ちなんてわかりたくあらへんわ!』

 

『なんだと!』

 

『聞いたで、大神はんは前に直哉はんを殺そうとしたそうやないかい?さすがは、隊長はんやなあ、みんなのためとかいいながら、自分にとって都合が悪いやつを排除したかったんやろ。』

 

『違う…それは!』

 

『なんでそんなに悪いことばかり、するの!みんなに迷惑ばっかりかけて!ふざけないでよ!』

 

『俺はちゃんと考えて!』

 

『自分のことばかり考えているんですね、それに比べて直哉さんは私達みんなのことを考えてくれています。差は歴然としていますね!それでは、みなさん行きましょう!』

 

『お、おい!どこにいくんだ、紅蘭、アイリス、花火君、待つんだ!』

 

『うちらはうちらのやりたいようにやらせてもらいますわ!大神はんの自分勝手で殺されるのは勘弁やからな!じゃあ!』紅蘭とアイリス、花火は自分の双光武に乗り大神の前から去っていった。

 

『…俺は…どうすれば…よかったんだ…こんな時に決断が出来ずに迷っているなんて、だめだなあ。』大神は近くにあった大きな石に座りこんだ。そして、その様子を影から剛が見ていた。

 

『決断か……』剛は森の中に消えていった。

 

ーサクラ次元ー7人世界ー

ー巴里ー

ーブルーメール家ー

??『おい!開けな!ご主人のお帰りだぞ!』

 

タレブー『お嬢様の声…ですが、なんて下品な!しっかりとしつけねば…』タレブーは屋敷の門を開けた。その時!

 

??『サンキュー!君の声グリシーヌに似てるんだよ。行くよ!』

 

??『財宝は山分けだかんな!』二つの影がグリシーヌ家に入っていった。



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赤い服を着た男

 

ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ードライブの世界ー

ー謎の場所ー

『うっ…ううっ…』私の名前はマリア・タチバナ…今まで眠っていた私はここがどこなのかあたりを見回す。すると側にカンナ、レニ、ロベリア、コクリコが眠っていたのがわかった。

 

マリア『みんな、大丈夫!起きて!』私はみんなの体を揺らし、起こした。

 

ロベリア『あーもう、うるさいなあ。一体なんなんだよー折角ぐっすり眠ってるのによー』

 

マリア『みんな、起きたのねよかった。でも、ここは一体どこなのかしら?』

 

レニ『通信機器の類いを誰も持っていないなんておかしすぎる。それにさっきまで、僕達何をしていたんだ?』

 

カンナ『そ、そうだ!確かあの緑色の化物に襲われたんだ。だが、何でこんな何もないところに来ているんだ。まさか…⁉︎』

 

マリア『ど、どうしたの、レニ?』

 

レニ『脈がない…心臓の音が聞こえない…』

 

カンナ『ま…まさか…あたい達…死んじまった…ってことなのか…』

 

マリア『残念ながら…そうとしか考えられない…あの緑色の化物の攻撃によって…』

 

ロベリア『あーあ、とうとう死んじまったかー死刑を免れたのによーにしても、あのバカは自分勝手にあたし達をはやしたてて、死なせやがった。死んでしまったら、終わりなのによーいったいどんなこと思っているんだか。』

 

ハート『知りたいか、あの男のことを。』マリア達の背後から声が聞こえてきた。

 

マリア『だ、誰!』マリア達は振り向いたするとそこには赤い服をきて座る男の姿が見えた。

 

ハート『俺の名はハート。そしてここはお前達人間の言葉を使ったら天国と呼ばれる場所だ。』(正確には違うんだが…)

ハート

かつて仮面ライダー次元のドライブの世界にて機械生命体ロイミュードの一斉蜂起”グローバルフリーズ”と呼ばれる人類に対するテロ行為を指揮し、仮面ライダードライブ、マッハ、チェイサーを相手に仲間のロイミュードと共に戦いそして最後には泊進ノ介と友になり、死んだ。

 

コクリコ『やっぱり僕達死んじゃったんだ…』

 

ハート『まあ…そんなところだ。』

 

マリア『そういえば、あなた今、私達に隊長のことを知りたいかって聞いたわね?あなたいったい隊長の何を知っているの?』

 

ハート『知っている…少し表現が違うかな…ここから見ているといったほうが正しいな。』

 

ロベリア『見ている?まさか、天国から生の世界を見ているとでもいいたいのか?』

 

ハート『ほーよくわかったな、その通りだ。ここには生の世界の様子を見ることが出来る噴水がある…お前達も見てみるといい。仲間の様子などが見れるぞ、ついて来い。』五人は特に何もやることがなかったので、ハートについていった。

 

ー噴水ー

ハートについていった五人はそこで、噴水を見つけた。五人とハートは噴水を覗き込んだ。噴水の水には生の世界の様子が映し出さていて、五人はじっくりと見ていた。

 

ハート『今、映し出されているのは俺がいた世界…つまり、お前達が死んだ世界の街の様子だ。お前達にとっては並行世界…いや別次元の並行世界というべきかな。』

 

カンナ『別次元の並行世界⁉︎直哉がよく行く並行世界のことじゃねぇのか?』

 

ハート『違う…お前達がいたのは名前をつけるなら…お前達の仲間になぞってサクラ次元、サクラ次元と呼ばれる次元にある無数の並行世界の一つにお前達はいたのだ。』

 

カンナ『別次元…ってことはようするには私達は前にやった世界から世界への移動ではなく、あたい達がいたサクラ次元からこの別次元に来ちまったってことかい。』

 

ハート『ああ…この次元の名は仮面ライダー次元。仮面ライダーと呼ばれる戦士達がこの次元にある無数の並行世界で人間を脅かす敵と戦っている次元だ。お前達は会っただろう、三人の仮面ライダーに。』

 

コクリコ『えーと、スカイライダー、仮面ライダーウィザード、仮面ライダーマッハだよね。』

 

ハート『ああ…彼らはそれぞれの世界にて、人間の自由を守るために戦っている。だが、最近新たなる敵が現れ苦戦しているのだ。』

 

マリア『新たなる敵?』

 

ハート『殺戮革命連合…ある目的を持った者同士が死者を生き返らせて、様々な次元を襲ってきたんだ。その敵が狙ったターゲットがこの次元で剛が来たんだ。』

 

ロベリア『でも、あの仮面ライダーマッハはあたし達のことを化け物とかぬかしやがった!それに、直哉達に危害を加えてきやがった。しかも隊長の道楽に付き合わされてこっちも死んじまったしよお、殺戮革命連合より、あんたが言っている仮面ライダーのほうが脅威なんじゃないのか。』

 

(そうか…氷の針の影響か…ならば。)

ハート『それはこの噴水に映る奴の様子からわかるはずだ。見てみろ、大神一郎が今なにをしているのかを。』5人は噴水から大神一郎の様子を見た。



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不満爆発

ウルトラフュージョンファイト昨日やってきました〜あれ結構面白かったです!しかもいきなりオーブレアのゴモラが出たので、すごいラッキーでした。ウェンディさんとのコラボです。どうぞ、



ー平成二十九年ー 
ー仮面ライダー次元ー
ーゴーストの世界ー
ービル街ー
『ほらほら、怯えるでおじゃる逃げろ!逃げろ!そして我の美しさを理解するでおじゃる!』街には巨大化して暴れ回るウラがいた。

『いいかげんにせい!』紅蘭達三人は光武でウラの前に立ち塞がった。周りの人間はそれを見てまた怯えながら逃げ去っていった?

『ほお、お主達三人如きに何ができるでおじゃるか?』(よいぞ…大神一郎はいないでおじゃるな…)ウラは密かに笑う。

『いーだ!アイリス達だけでお前なんか簡単に倒せるよーだ。』アイリスは怒り口調でウラに言い放った。

『皆さんの仇…ご覚悟を!』花火も弓を構える。

『返り討ちにしてやるでおじゃる!』ウラは右手の爪を展開させ、空高く飛び上がり、アイリスに斬りかかった。

『そんな攻撃当たらないよー!』アイリスはテレポートで別の場所へと逃げた。

『今です!』ウラが着地した瞬間を花火は弓矢を放った。

『ぐわっ!や、やるでおじゃるな…だが!』攻撃を受けたがウラは右手を突き出しビームを花火に向け放った。

『そうはさせへん、イケェー!』紅蘭はミサイルを放ち、ウラのビームを消しさった。

『意外にやるでおじゃるな…だが!いけぇ!ネウロ…お主にもわしの邪気は分けたはずじゃ。』次元の穴からネウロが現れた。

『仕方ない、やりましょう。はあっ!』ネウロは衝撃波で三人を吹き飛ばした。

『な、なんてパワーや!』紅蘭はかすれた声で二人に問いかけた。

『大丈夫か、みんな!』すると、遅れてきた大神の双光武が紅蘭の双光武を抱えようとしたが、紅蘭は振り払った。

『邪魔や!どっかいっときー!』紅蘭の双光武は大神の双光武を突き飛ばした。

『な、何故。』大神は驚いた表情で皆を見つめた。

『お兄ちゃんは直哉お兄ちゃんの予備みたいなものなんだよ。だからさあ、早く直哉お兄ちゃんを呼んできてよ。』

『ア、アイリス。』

『大神さん、あなたは私達の事も信じず、はっきりしていない優柔不断色々と問題があります。ですが、直哉さんは違います、しっかりとしていて、総司令になって頑張っています。それに比べてあなたは、勝手な指示ばかりだから皆さんが死んだんですよ!』

『は、花火君…』

『わかったら、どっかに行き!そんな所でウロチョロされとったら迷惑なんや!決断がしっかりしてないあんたなんかは人をまとめる器じゃないんや!』

『お…俺は!』大神は必死に弁解しようとしたが、彼女達の怒りは止まらない。

『うちらの気持ちも考えない!あんたは総司令、いや隊長にすらなってほしくない!』紅蘭は怒鳴った!激しい怒りを大神にぶつけた!

『どっかに行っちゃえー!』アイリスは大神の側により大神を突き飛ばした。

『さようなら…』花火は弓を構え、大神の側に矢を放った。これは次、邪魔をしたら容赦はしないという警告だろう。

『作戦通りでおじゃるな……消えるでおじゃるう!』ウラとネウロは邪気を合わせビームにして四人に向けて放った。

【必殺!フルスロットル!シューター!】上空から別のビームがウラとネウロの放ったビームを打ち消した。

『今だ!逃げろ!』上空から謎の声が響いた。仮面ライダーマッハだ、マッハは完全とウラを殴りつけ、大神達から注意を逸らさせた。

『わ、わかった。』それを聞いた大神達は逃げ出した。

『まあよい…せいぜいもがくでおじゃる華撃団、ほっほっほっ!』ウラは静かに消えていった。 


 



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動き始める戦い

ウェンディさんとのコラボで、今回敵キャラでまーす。どうぞ、


 

ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ードライブの世界ー

ー洞窟ー

ここでは、マリア達5人を殺したウラが隠れて力を貯めていた。

 

ウラ『ふう…にしても、久しぶりに蘇ってみると人間共も変わっているようでおじゃるなあ。』ウラは清寂が支配する洞窟にひっそりと座っていた。

 

ネウロ『そこにいるのはウラか?』洞窟の暗闇から何者かがウラに問いかけた。

 

ウラ『誰でおじゃるか、人の名を呼ぶのは、花組やスーパー戦隊共ではなさそうでおじゃるが、出てくるでおじゃる。』そういうと、暗闇の中からネウロが現れた。ネウロは佐谷直哉がいる世界に現れた敵であった。

 

ネウロ『あなた方の力は素晴らしい…それにあなたもわかっている通り…時間がありません…もって、後2日ってところですかね。』

 

ウラ『わかっているようでおじゃるな、麻呂に時間がないことを…次元移動…本来ならそんなことが出来るのは限られた者のみ…だが…無理矢理…無理矢理次元を移動することも出来なくはないでおじゃる。そのため、リスクが大きいのでおじゃる。お主もそのことは気付いているようでおじゃるな。』

 

ネウロ『ええ…ですが、それは奴等も同じ……あなたの力でとどめをさしてください。時間制限というリスクがある分、あなた達別次元から来た者の攻撃は華撃団には有効的なんですよ。まあ、あの男を除いてね…』

 

ウラ『そう…だから、ネウロ…御主には大神一郎をなんとかしてほしいのでおじゃる。』

 

ネウロ『わかりました…悪夢を見せて大神一郎の戦う意志を潰してさしあげましょう。ですが、最も確実にするためにウラ、あなたの力をいただきたいのですが?』

 

ウラ『ほっほっほっ…最初から麻呂の力が、邪気が欲しいといえばよいものを。いいでおじゃる。はあっ!』ウラはネウロの肩を掴み電撃を流し、ネウロに邪気を与えた!

 

ネウロ『おお!素晴らしい!この力なら、この力ならば!奴を!大神一郎を!佐谷直哉を殺せるふはっーはっはっ!』(大神一郎なんて所詮雑魚!とっとと片付けてやるよ!問題は真宮寺直哉や紫藤直哉や佐谷直哉どもだな…)ネウロは洞窟から周りを破壊しながら出て行った。

 

ウラ『まあ、頼むでおじゃる。』(何が直哉だ。あんな雑魚はお前達に任しておけばよいからな。問題は大神一郎の仲間か…スーパーロボットとかいう連中が様々な次元で殺戮革命連合を倒しているから大変でおじゃるな。)ウラは力を蓄え続けていた。

 

ー森ー

ここでは、大神一郎が様々な策を一人で練っていた。木の棒を使い土の地面に絵を描き、イメージを固めていた。

 

大神『ウラ……どうすれば…いきなり襲うか…それとも…森におびき寄せるか…うーん…』(どうせみんな来ないんだし俺がなんとかするしかないだろう…どうせ俺は役立たずだからなあ。)そうして大神が考えていると…

 

ブーン!

静かな森にバイクの爆音が響き渡る。

 

大神『な、なんだこの音…まさか!剛君か!』大神が気づいた通り白いバイクに乗った剛が大神の側でバイクから降りた。

 

剛『気づいたか…大神さん、ほらよ!』剛は大神に向かって9台のシフトスライドが入った袋を投げた。

 

大神『な、なんだこれを9台のバイク型の玩具…君がベルトに入れているやつか!い、一体なんの目的でこれを俺に渡すんだ!答えろ!』

 

剛『あんた…ほんとうにこのままでいいのか?』

 

大神『何だと…それはどういう意味だ?』

 

剛『俺はあんたが自分勝手に仲間を動かしたために、死なせたと思っている。』

 

大神『黙れ!元々は君が来たからだろう!それにあれはみんなが冷静に判断出来なかったからだ!』大神は剣を引き抜き構える。

 

剛(確かに…この世界の一郎じいちゃんは悪いなあ…だが…)

『確かにここに連れて来た俺が悪いが仲間を殺したのはあんたの責任だ!』

 

大神『うるさい!うるさい!そうやっていつも俺のやる事なす事全てに対して誰かが文句を言ってきやがる!ふざけるな!俺はこの世界から嫌われているのか!』

 

剛『あながち間違いじゃないのかもしれない…だが、もしあんたが本気でこの世界と向き合い自分が成すべきことを考えて行動すれば自ずとその9台のバイクと自分を信じれば、道は開けるってね!じゃあっ!』剛はバイクに乗り大神から去っていった。

 

大神『このバイクの玩具が…一体何を…うっ!きゅうに眠気が…』大神はその場で倒れ込み気絶してしまった。

 

 



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泊進ノ介との出会い

すみません。て違いで投稿おくれました。


 

ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ードライブの世界ー

ー倉庫ー

大神と別れた三人は目立っていた双光武を隠すために廃工場にいた。

 

紅蘭『にしても…あの敵、ウラとかいっとったなあ…直哉はんに助けを求められたらなあ…』

 

花火『私達だけでは…とても…』

 

アイリス『やっぱり…直哉君のことを信じてあげればよかった…お兄ちゃんは身勝手だし…』

 

紅蘭『まあ、うちらだけでなんとかするしかないんや、まずはこのキネマトロンを改良してみるわ。』紅蘭がキネマトロンを取り出し、工具箱からドライバーを取り出し、様々な部品を分解し始める…すると…

 

ブーン!三人が隠れていた工場に赤い車が進入した!

 

花火『車の音…まさか、この世界の人間がこの場所のことに気付いたんでしょうか?』

 

紅蘭『ひ、ひとまず双光武の中に入るんや!』紅蘭の指示通り花火とアイリスはそれぞれの双光武に入った。

 

進ノ介『よーし、ここか。不思議な機械が隠れている場所というのは。』赤い車から不思議なベルトを巻いた泊進ノ介が出てきて、双光武に近づき、成分を検査し始めた。

 

クリム『あれはやはり霊子甲冑…剛め一体何をしたというのだ。』

 

進ノ介『だが、ベルトさん、剛が怒ったのには理由があるはずだ…一体何なんだ、引っかかるなあ、よほどのことでは剛は怒らないんだけどなーそれを知るには聞くしかないか、なあ!李紅蘭!イリス・シャートブリアン!北大路花火!』進ノ介の大声を聞き、三人は構えながら、双光武から出てくる。

 

紅蘭『…まさか、あんたがマッハの仲間やったとはなあ……あんたもウチらのことを攻撃する気なんやろ。』

 

進ノ介『ああ、剛が迷惑かけたなあ、すまなかった。だが、理由もなしに剛があんたらを襲うわけがないんだよ。何か理由があるはずだ、あんたらになんか落ち度はなかったのか?』

 

紅蘭『いいや、ウチらに落ち度なんてないわ。あんたの知り合いのマッハが勝手にウチらに攻撃してきただけや!そのせいでな、こっちは何人も仲間が死んだんや!』

 

進ノ介『よく、考えてみろよ。今まで現れた敵が何の理由もなしに襲ってきたか?降魔やヤフキエルや憑依獣みたいな化け物ならまだしも、相手は人間だぜ。』

 

紅蘭『じゃあ、あんさんはウチらに落ち度があったっていうんかいな?』

 

進ノ介『ああ…そう思っている。誰にだって何かしろ落ち度はある。』

 

紅蘭『うちはそうは思わんわ、あんさんらが何を知っているかどうかはわからへんけどな、うちらは直哉はんの指揮の元、様々な霊子甲冑を開発し、色んな敵から帝都を守ってきたんや!間違いなんてないわ!』

 

進ノ介『じゃあ、あんたに尋ねる。あんたはバイクを運転する時にたったひとつの道しか通らないのか?』

 

紅蘭『何を言うとるんや、道はいっぱいあってなあ、時には曲がり角を曲がったりして、いろんな道をたくさん選んで進んでいくんや。』

 

進ノ介『そうか…わかってんじゃないか。だが、それは道路だけなのか…考えてみればいいだろう、じゃあな。』進ノ介はトライドロンに乗り、工事から去っていった。

 

アイリス『何だろう…あの人から…不思議な力が感じられた…二人いたように…感じた。』

 

花火『さっき会話で誰かと話しをしていたように聞こえていました…見た限りでは…そんな人はいなかったんですが…』

 

紅蘭『うちらに落ち度があるか…いや、そんなことはない!絶対にあるはずがない!直哉はんやうちらに落ち度なんてないわ!あるなら大神はんや!そうや、大神はんが原因や!大神はんの行動に問題があったんや!』

 

アイリス『そうだよ!絶対そうなんだよ!』

 

花火『だったら…大神さんは…敵です!』

 

紅蘭『よーし!まずは大神はんをなんとかするんや!頑張るで!』三人が気合いを入れていて、双光武に乗り込んだが、その側にはシフトスピードがあった。それを進ノ介はトライドロンの中で聞いていた。

 

進ノ介『あーあ…一番だめな返答をしてきやがったぞこいつら。ったく、もう何にもわかっていないなあ、帝都を守っているんじゃなくて、帝都しか守れていないんだよ。』

 

ベルト『こんな答えをするのならば剛も怒るに決まっている…だが、厄介なことがあるなあ。』

 

進ノ介『ああ…困ったよなあ…一番厄介なことがあるもんなあ…まあ、今は剛の行動と一郎じいさんの行動に期待するしかないか……そうだ…あの三人の英雄の力があれば!あいつらに頼むか。俺達は早速、ウラを探すか!行くぜベルトさん。』

 

クリム『ああ…』(厄介だな…確かにあの三人の英雄がいたとしても彼は……ん!そうだ…彼らに頼むか…)



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見方をかえれば

 

ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ードライブの世界ー

ー夢の中ー

大神『ここは…』

真っ黒な闇の中に俺はいた。俺はここはどこか確認するために歩いた。しばらく歩いていると光が見えてきた。何かが輝いている。近づいてよくみてみると、そこには直哉君達がいた。

 

直哉『大神さん…また自分勝手な行動をしてくれましたね。マリアさん達が死んでしまったじゃないですか。』

 

大神『そんな、俺はただ!剛君を!』

 

直哉『あの人は僕達を傷つけた敵なんですよ。それにあの人は僕達を化物といった。僕達のことを側から見ていただけで、手助けすらしなかった白状の人です。そんな人を助ける気になりません。』

 

大神『剛はな!洋君から紹介された人なんだ!きっと何か理由があってあんなことしたんだと思う。だから…』

 

さくら『大神さん!そんなこと言って本当は私達が負けている姿を見て喜んでいたんじゃないんですか?』

 

大神『な、さ、さくらくん!どうして俺がそんなことで喜ぶんだ!喜ぶわけないじゃないか!ふざけるな!』

 

さくら『そうやって怒るところを見ていると図星のようじゃないんですか!大神さんは前にも直哉君を殺そうとしましたね。あれは私のためとか言っていましたけど、本当は自分のためだけに自分に都合が悪いから殺そうとしたんですね!』

 

大神『あの頃の俺とは違う!』

 

すみれ『いいえ、中尉は何も変わっておりませんわ、あなたは私達の意見に耳を傾けたとしても結局は自分の都合ばかり、恥ずかしくないんですか!』

 

大神『なんだと!』

 

織姫『中尉さーん。あなたのせいでーすよ!あなたのせいでマリアさーん達は死にまーした!あなたの都合で殺されるなーんて!恥ずかしくないんでーすか!』

 

大神『そんなことわかっている!』

 

エリカ『いいや!わかっていません!大神さんはいつも優柔不断で、決断出来ないじゃないですか!直哉さんの足ばかり引っ張って!』

 

大神『そ…それは…』

 

グリシーヌ『認めろ…貴公には…総司令にも…隊長にも…なれない!消え去れ!』

 

大神『グリシーヌ!君まで!』

 

米田『大神…おめぇはもう首だ!とっとと海軍に戻るか、家に帰るかどっちかにしな!お前に期待した俺が馬鹿だったんだよ。』

 

大神『なんだよ…なんだよ!なんだよ!なんで俺ばかり…』

 

一郎『お前は決断力がないからそうなったんだよ!』

 

大神『だ、誰だ!お、俺がもう一人…まさか直哉さんの世界の俺か!』

 

一郎『違うね!俺はお前の心の中にいるもう一人の大神一郎だ!』

 

大神『俺の心の中にいる…もう一人の俺だと。』

 

一郎『ああ、そうさ!お前はわかっているだろう!決断出来ない自分の愚かしさも自分の醜さも自分の弱さも知っているんだろう。だから、もう辞めちまえばいいんだよ。隊長なんてよ。』

 

大神『そんなこと出来るか!』

 

一郎『別にいいじゃねぇかよ、自分は安全な場所にいられるし、危険なこともしなくてもいい、それにお前がいたとしても特に意味はない。今の華撃団に…花組に…お前の居場所はないじゃないか。特に直哉とさくらが別世界にいっていろんな奴と戦っていて、お前は完全に蚊帳の外じゃないか。だからお前はいなくても大丈夫なんだよ。』

 

大神『俺は蚊帳の外…俺は…俺は…』

 

一郎『ほらまた悪い病気が出た。決断することが出来ていない。だからさあ、もう楽になっちまおうぜ、なあ…悪くない話だろ。なあ……なあ…』

 

大神『俺は…俺は!』

 

士『そんなことする必要はないぜ、大神一郎。』

 

大神『き、君は…』

 

士『人間は誰しも違った意見や価値観を持つ、そして俺を嫌いな奴や自分自身の考えを否定するやつや俺を殺そうとする奴がいる。だからこそ素晴らしい…だからお前は決断力がない…それは見方を変えれば様々な意見を受け入れる。触媒という意味では考えたら最高の世界なんじゃないか。だからこそ、お前は必要だ。それにさっきの剛との戦いの時に現れた怪物を倒したじゃないか。お前の心の中では自分は必要ないと考えているかもしれないが、必要なんだよ!人間にとっては!世界にとっては…次元にとってはお前は必要なんだよ!』

 

一郎『おのれぇ…貴様は一体何者だ!』

 

士『通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ!変身!』【仮面ライド!ディケイド!】門矢士はピンク色のカードをベルトに入れて仮面ライダーディケイドになり、もう一人の大神一郎を自分の武器ライドブッカーで斬り裂いた。

 

大神『き、君は…何故俺を…』

 

士『俺は仮面ライダーディケィト、ちょっと用事があってな。よく考えてみろ、何故剛が来たのか、何故襲ってきたのかを、じゃあな。』

 

大神『ま、待ってくれ…待ってくれ!』その瞬間、闇は消え、気が付くと大神は地面に寝そべって寝ていた。つまり夢だったのだ!

 

大神『はっ!ゆ、夢だったのか…だが…やるべきことはわかった!』大神は剛からもらったシフトスライドを強く握りしめ、街に向かった。

 



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直哉の思い

 

ー平成二十九年ー 13

ー仮面ライダー次元ードライブの世界ー

ー洞窟ー

ここにはウラが今まさに街に繰り出そうとしていた。

 

ウラ『さてと……行くでおじゃるか、あ、そうだった…アブレラ!エージェントアブレラ!聞いているでおじゃるか!』ウラは持っていた通信を使いエージェントアブレラに連絡をとった。

 

アブレラ『おい、ウラ!絶対に勝てるんだろうなあ!大神一郎に!あの野郎が作った宇宙警察のせいで俺の稼ぎは最悪だ!だが…お前が大神一郎を殺すもしくはお前が生きていれば全てが上手くいくのだ!いいか!お前は絶対に生き残れ!そうすれば、俺が求める最高の時代になるのだ!黒歴史と呼ぶべき時代にな。』エージェントアブレラ、正確にはこのアブレラはかつて特捜戦隊デカレンジャーと戦っていたアブレラではなく、カイト・レイドリッヒという大神一郎亡き宇宙警察の実権を握り殺人や賄賂を送っていた犯罪者により、密かに復活させられたクローンの一体である。

 

ウラ『ああ…あの件でおじゃるな…まかせておくでおじゃる新ノバショッカー首領アブレラ…ほっほっほっ。』ウラはアブレラからの通信を切り街へと繰り出していった。

 

ーサクラ次元ー7人世界ー

ー大帝国劇場ー

ー会議室ー

ここでは、大神達が空に空いた穴に入った2日たった頃、直哉とグリシーヌ、すみれ、織姫がこれからの計画をたてていた。

 

直哉『お姉ちゃん……大丈夫かな…』

 

すみれ『大丈夫ですわ!さくらさんも、エリカさんも平気ですわ!あんな訳のわからない白い奴から受けたダメージなんてすぐに治るはずですわ!』

 

グリシーヌ『にしても……私達の体や機体が動かなくなる前…なんか変じゃなかったか…』

 

織姫『確かに…一瞬何かどーんとしていて、体の動きが鈍くなーって…それでーあのマッハとかいう奴のビームに当たって、動きが…』

 

直哉『あのビームに当たって動かなくなったり体が一瞬どーんとなったりするのはマッハの技術でしょうね。ですけど…なんか違和感を感じませんでしたか?』

 

グリシーヌ『違和感…なんだそれは?』

 

直哉『今まで僕はお姉ちゃんと一緒に様々な並行世界に行って並行世界の僕やお姉ちゃんや皆さんに会ってきました…ですが、あのマッハといい前に話をしたご先祖様の真宮寺針右衛門や僕達の世界に来た三人の仮面ライダー、シンケンジャーの皆さん…それに僕がいなくてお姉ちゃんだけがいる世界…なんかどうしても不思議に感じて…』

 

グリシーヌ『うむ…確かに…聞いたところによると、我々巴里華撃団や帝国華撃団が壊滅させられたというのだろう…』

 

直哉『いや……そうじゃないんです…なんかもっと別の何かが決定的に違うんです…ですから危険ですので、次にあのマッハについての対策なんですが…危険性を考えて見つけしだい倒すべきだと思います。』

 

すみれ『ですが、あのマッハは帝都に住む人々から人気ですわ、この新聞記事見てくださいまし。』すみれは着物から新聞紙を出し、机に広げた。

 

《追跡!撲滅!いずれもマッハ!仮面ライダーマッハ!どこからともなく現れた謎の白い夢の戦士!私達に希望の黄金の指輪配る!》

 

織姫『マッハが夢の戦士でーすって!この新聞記事を書いた人ふざけてまーすね!』

 

直哉『あの人が行った黄金の指輪配りによる人気集め…厄介ですね。』

 

すみれ『にしても、帝都に住む皆さんがたかが黄金の指輪を貰ったくらいで私達よりあの白い奴を信じるとは思えませんがね。』

 

直哉『そうですよね。今まで正義や帝都や巴里を守ってきた僕達を帝都に住む皆さんが裏切るわけないですよね。』

 

織姫『そうでーす。それに二日前の戦いでは帝都の市民の人々はいなかーったんですかーら次にあいつがきーたら!化けの皮を剥がしてやーるでーす!』

 

直哉『はい!みなさん!頑張りましょう。今はまず部屋で体を休めて下さいね。』直哉の指示に従いグリシーヌ、すみれ、織姫は自分の部屋に戻ったが、直哉は医務室で眠っているさくらとエリカの元に向かった。

 

ー医務室ー

医務室の医務ポッドで眠っているさくらを覗きこんだ。

 

直哉『お姉ちゃん…』(大丈夫だよね…お姉ちゃん…もし次マッハが…剛さんが来たら…絶対に倒してみせる。僕の正義を守るために。)直哉はさくらをずっと見続けていた。そしてその様子を横の医療ポッドにいたエリカはひっそりと見ていた。

 

エリカ(そうですよね…私なんかより…さくらさんですよね…)エリカは薄っすら瞳に涙を浮かべて目を閉じた。

 

ー別次元ー

ー森にある家ー

ここではロラン・セアックと呼ばれる青年がディアナ・ソレルと呼ばれる女性が暮らしていた。この二人はかつてムーンレイスと呼ばれる月に住む人間で、太古の昔環境破壊によって崩壊した地球の自己修復機能のために地球を捨て月に住んでいた人間の子孫が彼らである。だが、ディアナ・ソレルは冷凍睡眠を繰り返しありとあらゆる時代で女王として君臨してきた。そしてある程度地球の環境が改善され、地球に残っていた人間が進化し始めた頃、ムーンレイスは地球に帰還しようとしたが、先に月から帰還してきたイノセントと呼ばれる集団と戦争を起こした。その戦争にてサテライト・キャノンが使われてしまい地球を荒廃させた罪で特殊な力を持ったニュータイプとしてガンダムXに乗り、サテライト・キャノンを使ったジャミル・ニートが冷凍刑にされ、それから数十年後新たにムーンレイスは地球帰還作戦にて数名の人間を送り込み、地球に帰還するためイノセントと和平を結ぼうとするが、戦いが起こり、未来世界から来たプリベンターと呼ばれる集団の仲間にロランはターンAガンダムのパイロットとして、ディアナ・ソレルは女王として参加して、イノセントや恐竜帝国、カーメン・カーメンそして月のディアナ・ソレル暗殺を企むギンガナム家、そしてアースクレイドルを倒したあと、プリベンターと別れてディアナ・ソレルは隠居し、ロランと静かに暮らしていた。(スーパーロボット大戦α外伝)

 

ディアナ『……はっ!』

 

ロラン『ディアナ様、どうかなさいました?』

 

ディアナ『なにか嫌な予感がするのです…あっ!ロ、ロラン!あれを!』不思議な地響きが起きてディアナはロランを連れていく、すると…

 

ゴゴゴゴゴゴ!

地響きを立てながらターンAが地面から出てきたのだ。

 

ロラン『庭から変な音が……!タ、ターンAが復活した!ま、まさかしっかり埋めてあったはずなのに…』

 

ディアナ『これは指し示すことは…ターンXの復活!』

 

ロラン『そんな…そんなまさか!』

 

ディアナ『ですが…前の事例もあります!すぐさまターンAに乗ってくれませんか?もしかしたら本当にターンXが蘇るかもしれません。』

 

ロラン『わかりました!ん…あ、あれは!ディアナ様!あの穴は…』ロランが指差した先には空に開いた穴を指していた。

 

ディアナ『ロラン!あれに入りましょう。私も行きます。危険ですが…ターンAが復活または復活しかけているのかもしれません。』

 

ロラン『行きましょう。』ロランとディアナはターンAに乗り込み穴へと入っていった。

 



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カオスと華撃団

数話このテイストが続きます。あと…フュージョンファイトURでねぇえ!


ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ードライブの世界ー

ー謎の場所ー

ここでは、噴水から大神の様子を6人が見ていた。

 

マリア『隊長…あのように苦しんでいたとは……』

 

ハート『意外と気付くのが遅かったんだな。仲間ごっこを繰り返すというのはわかっていたが、表面的な友情しかなかったようだな。』

 

カンナ『確かに…あたい達は隊長の気持ちをわかっているつもりだったんだが…本当は全然わかっていなかったんだな…』

 

ハート『ああ、まったくもってその通りだ。ただの隊長と部下の関係だ。』

 

レニ『だが、僕達は今まで苦難を共にしてきた仲間だ。』

 

ハート『確かにお前達は大神一郎や他の花組と共に生活してきたが、お前達は大神一郎を阻害し続けた。信用されていないし、信用していない。だから何か都合が悪いと大神一郎のせいばかりにしている。お前達自身にも非があるのにもかかわらず、それを大神一郎になすりつけ、大神一郎の過去に行った罪を反省したのにもかかわらず何度も何度も責めていたなあ。自分達の罪は見逃してくれているからとその甘さに漬け込みどんどんと酷くなっていっている。』

 

コクリコ『何かあるとすぐイチローを悪者にしていた…そうすることで僕達は自分自身の罪や責任から逃げていたんだね。』

 

ハート『人間は弱い。だから自分が傷つくことを恐れて責任を誰かに押し付けて自分が傷つかないように頑張っている。』

 

ロベリア『あんたの言っていることはほぼ正解だ。資料で見ただけとはいえよく分析しているじゃないか。んで、あんたはあたしらのことをどう思っているんだ。』

 

ハート『俺がお前達に対する認識は剛から言われていた通り化け物だ。どんなに取り繕ったとしても化け物だ。人間にはない力を持っているものは必ずしも迫害され忌み嫌われてその生涯を終えるといわれている。どこの次元のどの並行世界にもそのような奴はいっぱいいる。そして孤独に負け、世界を滅ぼそうとする奴などがいる。お前達は知らないだろうがこの世界は確実に滅びに向かっていっている。お前達のせいでな。』

 

マリア『どういうことですか?私達のせいでこの世界が滅亡する?』

 

ハート『そうだ…かつて人間をコピーする機械生命体ロイミュードのうちの一体がお前達の世界にしかいない真宮寺直哉をコピーし、本来真宮寺直哉がいない世界に現れ、自分自身の記憶と人格を消して、真宮寺直哉の記憶と人格のみで帝国華撃団の隊長として戦いを始めた。戦いは順調に進んでいった…だが…』

 

カンナ『だが……?なんだ?』

 

ハート『カオスヘッダーという大量の光の粒子が一つの意思により統一されている生命体が他の生命体に憑依し、その憑依した生命体の体を使い街を破壊する。それがカオスヘッダーそのカオスヘッダーがそのコピー真宮寺直哉のいた世界に現れてな、戦いが始まったんだよ。だが、敵はほぼ不死身で何回倒しても何回倒しても憑依した生命体が死ぬ瞬間に逃げればいいだけだ。それに憑依出来るのが降魔、機械、人間などなど。お前達帝国華撃団にはカオスヘッダーに対する決定打がなくてな、日々研究を重ね霊子甲冑の技術を進化させていった。だが、それにより国民の負担は増え続けていき、あらゆる村や町が人知れず地図から消えていった。巴里も同じようにな。』

 

レニ『村や町が消えていった…まさか!』

 

 

ー異次元ー

??『なんだあの空に開いた穴はいったい…』

 

??『また戦いかよ。折角平和になったのによお…』

 

???『兄さん!どうするだよ!あの穴を放っておくわけにもいかないしよ!』

 

??『そうだ!兄ちゃん!父さんに頼んで行こうよ!』

 

???『みんなを呼ぶ必要もないわね。行きましょう!』謎の5人は行動を開始した。

 

本郷『さてと、俺も行くか残党狩りに。』



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脅かす化け物

スーパーロボット大戦α外伝クリアしたー!ので、結構α外伝のキャラとかのちのち入れるまーす。


 

ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ードライブの世界ー

ー死の世界ー

ここでは、ハートが花組5人と話しをしていた。

 

ハート『そうだ…そこに住む人間は金や作っていた農産物や金品を政府の役人に奪いつくされ、そしてその情報を外国などに知られないためにそこに住む人々を最後には殺す!お前達の世界でもな。』

 

ロベリア『なんだって!そんな話し一度も聞いたことがないぞ!嘘言ってんじゃねぇよ!』

 

ハート『いいや…嘘なんかじゃないないさ…俺の友達がしっかりと調べてわかったことだ。調べれば簡単にわかるはずだろ。だが、お前達は知らなかった何故だかわかるか?』

 

コクリコ『調べなかったから…』

 

ハート『そうだ。お前達の支配人である米田一基やライラック婦人、そして総司令である真宮寺直哉がしっかり調べなかったからだ。』

 

マリア『調べればわかっていたのに…』

 

ハート『だが、その行動をしなければお前達は霊子甲冑を動かしたり、使ったりすることは出来なかった。お前達は仕方ないとでもいうのだろう平和のための仕方ない犠牲だったと。』

 

カンナ『そんなわけねぇだろ!あたい達だって悔いているさ!今、初めて知ったとはいえよ…』

 

ハート『だが、俺の友達の調査で更にわかったことがある…真宮寺直哉と真宮寺さくらはこのことを知っていた。つまり、人々を見殺しにしていたわけだ。』

 

コクリコ『そんな…なんで僕達に言ってくれなかったの…』

 

ハート『お前達に言ったところでどうにかなる問題じゃない…それに、もしやめたらお前達華撃団は活動が出来なくなってしまう。だから言わなかった。』

 

ロベリア『じゃあ何か、あたし達のせいで様々な人間が苦しめられているっていいたいのか?』

 

ハート『ああ。まったくもってその通りだ。だからお前達は剛に化け物と言われたんだ。人間の平和を脅かす化け物としてな。』

 

レニ『でも、帝都防衛や巴里防衛のために…それにもし、税金をしなくなっては…その魔によって、命が奪われてしまう。』

 

ハート『いいや、たんなる言い訳だな。話しは戻るが、そうやって倒せないカオスヘッダー対策のために資金を使い新たな霊子甲冑を作り技術を進歩させ、国民から増税をし続けた。その結果国民は怒りを爆発させ、帝国華撃団は全滅した。そして、金ばかりかかり、対降魔戦に特化しすぎた帝国華撃団に見切りをつけた政府は帝国華撃団を解散させた。霊子甲冑の進んだ技術開発のための実験動物としか思っていなかったんだろう。』

 

コクリコ『そうなんだ…僕達は実験動物だったんだ…でも、僕達はシャノワールでダンスをしたり、帝国歌劇団の劇をして、みんなに喜んでもらっている!だから実験動物なんかじゃない。人々の心から魔を無くすのもやってきたんだよ。』

 

ハート『違うね。帝都や巴里に住む人はお前達が華撃団であることを知らないから楽しんでいるんだ。華撃団の増税の負担は国中どんな地域でもある。お前達が考えなしに霊子甲冑をバンバン作ることにより、負担が増え、払えなくなったら、その払えなかった場所から金を絞りとるだけ絞り全滅させる。人々の心から魔を払うなんてそんな妄言を信じ続けていたとはな…本当はお前達の憂さ晴らしのためなのに…まったくもって滑稽だな。』

 

カンナ『そんな…あたい達は今まで敵に勝てばいいと考えてばかりいた…ひとつの考え方しか見ていなかったんだ…でも!天武を作った時はすみれの家が大量に出してくれたし、支援者だっていっぱいいる。あんたの意見は間違っている。』

 

ーゴーストの世界ー

ー大天空寺ー

ここには17歳の誕生日に殺された天空寺タケルが生き返るために仲間の深海マコト(仮面ライダースペクター)、アラン(仮面ライダーネクロム)とともにガンマイザーを倒すために仮面ライダーゴーストとなり、戦っていた。だが、そんなある日大天空寺の空に謎の穴が開いていて、タケルとマコトとアランは庭にて穴をじっくりと見ていた。

 

アラン『また…異世界へと通じる扉か…』

 

マコト『いや、そんなはずはない。あの穴の開き方は前の時とはかなり違うものだ。』

 

タケル『アラン!マコト兄ちゃん!大変だよ!あの穴は別次元と繋がっているらしいよ!』

 

マコト『何?別次元へ通じる穴だと?だが、タケルなんでお前がそんなこと知っているんだ?』

 

タケル『泊さんからメールが来たんだよ。お前達の世界の空に開いている穴は別次元に繋がっているらしい。そしてその別次元では大変なことが起こっているらしいから泊さんが助けを求めてきたんだ!マコト兄ちゃん、アラン!行こう!』

 

アラン『だがタケル。お前の寿命はどうなる?そんなに期間はないんだぞ?』

 

タケル『それは大丈夫みたい。行くのは別次元だから寿命は関係ないらしい。』

 

アラン『確かに…タケルの寿命はこの次元の問題…だから別次元だと関係ないんだ。』

 

タケル『むこうの次元だととても厄介なことが起こっているらしい。だから俺たちが必要らしい。』

 

マコト『なんだと?俺たちが必要だって?』

 

タケル『それは…ある三人の英雄の力を借りるために俺たちが必要らしいんだ。だから行こう!』

 

アラン『泊進ノ介か…話では聞いていた仮面ライダードライブだな。わかった、行くぞ。』

 

マコト『三人の英雄…つまり俺とアランとタケルで一人づつだな。』

 

タケル『絶対に助けるんだ!』三人は穴に入っていった。

 



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アブレラと陸軍

今回はウェンディさんの話の数話前に出たキャラが出ます!


 

ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ードライブの世界ー

ー死の世界ー

ここでは花組5人とハートが華撃団についての話しをしていた。

 

ハート『違うな、その支援者や神崎重工も資金は市民から集めている。裏で盗みを働いて、金を巻き上げている奴だってたくさんいる。それに、別にお前達が使おうが使わまいが増税による負担はお前達のせいになるんだよ。』

 

ロベリア『何わけわかんないこと言ってやがる。使ってない金をどうしてあたし達のせいになるんだよ?』

 

ハート『お前達は秘密部隊だ…だから、秘密部隊のために金を出せ!というやからはいっぱいいる。だって、メンバーの顔を国民が知っているわけがない。だから、国民は来る奴が秘密部隊の一人と思っているんだよ。』

 

レニ『全部筋が通っている…自分達の私腹を肥やす資金集めを華撃団のせいにして、その資金と僕達の戦闘データを使い、新たな霊子甲冑を作り、外国と戦争をして利益を得る。今の日本政府はそんなことを考えていてもおかしくはない。だが、僕達が華撃団と世間に発表するわけにはいかない。』

 

ハート『なぜ発表するわけにはいけないのかわかるか?』

 

レニ『華撃団のことがばれたら敵に襲われたり、帝都や巴里に住む人々がパニックになるから、外国に情報をバラさないようにするためだ。』

 

ハート『半分くらい正解だな。まだ理由はいくつかある。一つ目、お前達が霊子甲冑を動かせることにより人々が恐怖を感じるから。二つ目大量の増税による恨みをぶつけられるから、だからお前達はバラされたら、殺されてしまう。それにお前達の戦闘中のミスにより壊された建物の持ち主や戦闘に巻き上こまれた人々がお前達を憎むから、つまりお前達がもし華撃団だとばれたら暴徒に殺されてしまうというわけだ。』

 

マリア『……じゃあ、私達はこれからどうすればいいの!敵を倒すためには霊子甲冑が必要不可欠!だけど霊子甲冑には多大な費用が生じてそれにより死ぬ人々が増える。それをやめたら人々が死んでしまう。どのみち、みんな死んでしまう!それに私達はともかく生きているさくら達はどうすればいいのよ!これからも敵は現れその度に敵は強くなっていく。』

 

ハート『更に敵には反魂の術を使う敵がいて、一回倒したはずの敵を復活させている。その度に強くなりお前達は新たな霊子甲冑を作る…そして復活させる奴を倒してもまた別の誰かが復活させる。お前達の戦いは永遠に終わらないかもしれないなあ。』

 

ロベリア『死んでようやく解放されたってわけかい。あーあ死ななきゃあたし達は永遠に戦い続けるしかなかったか…もうどうすりことも出来ないんだ…楽しくここで暮らすしかないじゃないか?』

 

コクリコ『でも…僕まで生きていたかった…みんなと一緒にいたかったのに…』

 

カンナ『遅かれ早かれ死ぬ運命だっとはいえなあ…なんか受け入れづらいなあ…なあ、ハート。もし、あたい達が立ち向かってきた敵を完全に倒せたらあたい達は平和に暮らせたのか?』

 

ハート『いいや…敵が現れなくなった以上華撃団は必要なくなるから、大帝国劇場やシャノワールはなくなり、戦場に送り込まれるんだろうなあ。どのみち、霊子甲冑の技術が進んでいる帝都や巴里が戦争を起こし他の国を圧倒する。お前達は大量虐殺の英雄として称えられ続ける…もしくは政府の秘密部隊にいたという理由で秘密主義により殺される。どちらかだろう。』

 

レニ『僕達には…未来がない…』

 

 

ーサクラ次元ー7人世界ー

ー陸軍本部ー

海藤『貴様…この新型兵器…怪重機…いったいいくらで陸軍に譲ってくれるというのだ。』

 

アブレラ『ざっと百台発注で、三千万円頂こうか。』

 

海藤『ふざけるな!貴様、いくらなんでもそんな金額は出せるか!』

 

アブレラ『ほう…ならあなた方軍人はこのままあんな化け物じみてろくにいうことも聞かない小娘どもにこの国の安全を任せるというわけか…いい歳をした男が媚びへつらい女どもや大量殺戮の化け物に尻尾を振っている。またはいつ暴走するかもしれん異常な兵器を作る会社に頭をさげている。見ている限り滑稽だな。』

 

海藤『黙れ!もうあんな化け物じみていて不気味な小娘どもに頼らんわ!』

 

アブレラ『となると、とうとう活動開始のようですな…新部隊神前組』

 

海藤『!まさか!それは軍のトップシークレットだぞ!どうしてわかった!』

 

アブレラ『私の情報収集技術を舐めてもらっては困るなあ。近藤という男とDS社のことも知っています。あああと、俺以外にもお前達軍を探っていたが、そちらにもバレているぞ、貴方がた陸軍の警備は素晴らしい限りだな。ならば私はじっくりと見させてもらおうかな…そのご自慢の部隊とやらを…』(まずは…神前組を潰すか…マクーに頼めばすぐだしな…帝国華撃団…いや真宮寺直哉…お前が必要なのだよ…次元大戦計画のためにな……いやノバショッカーのためにな!)



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踏みこえながら

 

ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ードライブの世界ー

ー死の世界ー

ここではハートの話しを聞いた花組が絶望していた。

 

マリア『今まで何のために戦ってきたのかしら…折角、楽しく暮らしてきていたのに…命掛けで国民を守るために戦ったのにその守る国民によって殺されるかもしれない…』

 

ハート『これが現実というやつだ。どんなに頑張って現実を見ないようにしても結局は知るんだ。自分達の罪を…自分達の未来を…』

 

カンナ『ちくしょう!悔しい!悔しすぎる!なんでこんなに頑張ってきたのに誰からも評価されないんだよ!そればかりか、あたい達は死ぬか大量虐殺の英雄になるしかない!普通に生きることは出来ないのかよ!』

 

ハート『仮にお前達が普通の人間として暮らそうとしても戦争が始まったら政府の奴隷としていいように使われるだけだ。それに反抗したら、お前達は指名手配犯となり、一生日の当たらないところで暮らすしかなくなる…それにお前達を庇う人間がいたら、その人間はスパイである可能性が高い。そしてスパイじゃなく普通の人間だったら、逆賊として処分されるだろう。』

 

コクリコ『僕達ずっと頑張ってきたんだよ!だからさあ、見捨てないでよ!』

 

ハート『……その叫びや悲しみや苦しみを理解してやれる人間はいない…』

 

ロベリア『もういいかげんにしろよ!私達は死んだんだよ!今更何が出来るんだよ!』

 

ハート『出来ることならまだあるぞ…』

 

マリア『何を言っているの、もう私達は死んだってあなたがいったじゃない?出来ることなんて何も…』

 

ハート『お前達は死んで過酷な運命から逃げられて満足かもしれないが、増税のために死んだ人間はどうなる。平和の犠牲を無駄にしていいのか?お前達は今までその増税やお前達のミスにより戦闘に巻き込まれて死んだ人間の屍を踏み越えながら生きてきたんだぞ、今更逃げるとはな。』ハートの言葉を聞いたカンナは立ち上がりハートの胸ぐらを掴み叫んだ!

 

カンナ『お前に何がわかる!勝手なことぬかすんじゃねぇ!』

 

ハート『何もわからないなあ…いや、わかりたくもないお前達みたいな化け物にことなんてなあ。』

 

カンナ『なんだとー!』カンナはハートを殴ろうとしたが、ハートはカンナの殴りかかってきた拳をはじき、胸ぐらを掴むカンナの腕を振り払った

 

ハート『だってそうだろう。いくら他人が辛い過去があることを知ったとしてもどうこうできる問題ではない、俺は過去を振り返らない主義でな、お前達みたいに変えられない過去に文句ばかり言う奴が嫌いだ。』

 

コクリコ『過去を振り返るのは辛いよ…でも、未来よりは遥かにマシ…』

 

ハート『まあ、お前達の言う通りまだ過去のほうが幸せかもしれない。だが、未来は確実に決まっているのか?』

 

レニ『それは…決まっている。』

 

ハート『違うね…俺がさっきいったのは一つに可能性であるだけだし、お前達の仲間の真宮寺直哉の未来予知ですら、可能性の一つでしかない。お前達は本当にこのままでいいのか?お前達や仲間は俺が言った通りの未来に暮らしてもいいのか?』

 

カンナ『いいわけないだろう!今更何も出来ねぇんだよ!』

 

ハート『もし…生き返れたら…お前達はどうする?』

 

ロベリア『はあぁ?何言ってんだよ?生き返れるわけないだろう?』

 

ハート『ところがあるんだよ…生き返れる方法がな……』

 

ー別次元ー

ーロストマウンテンー

ここはかつてプリベンターと呼ばれるロボット軍団対ギンガナム家が操るロボット軍団が戦った場所であった。(スーパーロボット大戦α外伝第三十八話月光蝶)

 

ブラジラ『ここか……あの機体が…世界を滅ぼした機体ターンXが眠る場所は…だが、今のままでは復活はしないだろう。頼むぞ、ウラ、アブレラ。貴様らの作戦が成功することによってターンXは復活するのだ!しかし、ターンXだけではまた同じ結果を迎えるやもしれない…そうだ…あれだ……あれを使うしかない!くはっはっはっはっ!真宮寺直哉に真宮寺さくら感謝する!次元大戦計画がこんなにも上手く進むのは君達のおかげだ…さあてと、金属獣を持ってくるか、うわっはっはっはっ!』ブラジラは笑いながら別次元に向かった。



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罪を許すこと

サクラ大戦漫画版6巻買ってきました!次の巻出るのが…2018年って…東京オリンピックより後にサクラ大戦漫画版が完結しそう。


 

ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ードライブの世界ー

ー死の世界ー

ここではハートの言葉に驚く花組5人がいた。

 

マリア『な、なんですって!どうすれば生き返れることが出来るの!』

 

ハート『ああ、ある。だが、お前達はいいのか?このまま死んでいたほうが幸せかもしれないぞ。俺が言った通りの未来になるかもしれないんだぞ、それでもいいのか?』

 

カンナ『あんたさっき言ってたのは可能性の一つなんだろ。だったら、違った未来にしてやるよ!だからあたいは生き返れる!』

 

ロベリア『あたしはどうせ嫌われもんだ、だったらとことん嫌われてやるさ!だから、生き返れる!』

 

マリア『……たとえどんなに辛くても…わたしは生き返りたい!』

 

コクリコ『僕は生き返れるよ!苦しい生活なら慣れっこさ!』

 

レニ『みんなといたい…生き返る!』

 

ハート『わかった……それほどまでに覚悟があるなら生き返る方法を教えてやろう。だが、俺やお前達の力ではどうすることも出来ない。大神一郎の力が必要だ。』

 

マリア『な、なんで隊長の!うっ!』マリアが大神一郎のことを考えた瞬間頭に痛みが走った!そして、他の4人も同様に次々と頭に痛みが走った!

 

ロベリア『な、なんだぁ!この痛みは!』

 

レニ『そんな…うわあっ!い、痛い…死んでもなお、痛みはあるのか…』

 

カンナ『な!なんだよこれは!』

 

コクリコ『わからない…痛い…苦しい…』

 

ハート『そうか……まだ駄目か…お前達にはある呪いが…ある針が埋め込まれている…』

 

レニ『針…針だって!そんなものを埋め込まれたことはないはずだ!僕達は今までちゃんと検査をしてきた、そんなものを埋め込まれた痕などはない…』

 

ハート『わからなかった。耳の裏に氷の傷痕があるはずだ。そんなところは誰も気にしていないからな。』それに気付いた5人は互いの耳の裏を見て針の傷痕を確認した。

 

レニ『確かにこんな場所は誰も気付きやしない…誰も耳の裏なんて見る機会なんてほとんどないから…隠し傷にしては絶対ばれない。』

 

ハート『その傷痕から入った針によりお前達と大神一郎の信頼を消し去っていたんだ。だが、その針は効果を倍増するだけであって、その気持ちがなかったら効果を発揮しないが、大神一郎が今までに信頼されない行動をしたからお前達から大神一郎への信頼が薄くなった。』

 

マリア『た、確かに…その通りだわ…でもなんで隊長への信頼だけを薄くしたの?』

 

ハート『それはな…大神一郎にはある力が備わっているからだ。だが本人はそのことを知らないからな、その力の名は”希望の種”誰かの希望を叶えるために使われている。その能力を使えば生き返ることが出来るし、何が出来るのかがまったくわからないだから敵はその力を恐れてお前達と大神一郎の信頼を薄くした。希望の種の力は所有者だけでは効果が発揮しないからなあ。だが、仕方がない。資料でしか見たことがないが、確かにあれだけ酷いことをしてしまった以上信頼されなくなるのは当たり前だ。しかしまだお前達が仲間ならば…お前達がまだ大神一郎への信頼を忘れず、大神一郎が過去にやった罪を許すことが出来るのか?愛することが出来るのか?』

 

マリア『わ、わたしは…隊長を…愛し…信じて…罪を許し…過去はもう振り返らない!未来だけを見て生きていく!』

 

カンナ『確かに…隊長は悪いことをした…だが、それは過去にやった…だからもう何もいわないこれからの隊長を…信じて、愛する。』

 

レニ『どんなに悪いことをしたとしても…最後には良くしてくれた…だから、僕は信じて愛してみるよ…』

 

コクリコ『生き返りたいからじゃない…仲間として…イチローを信じて愛してみるよ…』

 

ロベリア『過去の罪ねぇ…そんなものを気にしていたとは…我ながら恥ずかしいがなあ…もうそんなヒマなことはしねぇ…』5人の気持ちが一つとなり、耳の裏から氷の針が出てきて、氷の針は自然に壊れた。

 

ハート『生き返るから仕方なくそうしたというわけではないようだな…だが…まだ生き返るのは無理だ…』

 

ロベリア『おいおいおい、今更何言ってんだよ。あたし達を騙したのか?』

 

ハート『違う…大神一郎の力が必要だと言っただろう。つまり、大神一郎が自分の罪を認め反省し、お前達を本当に信頼することが出来たら力が発揮されて、生き返れる。だから今は待つしかない…お前達は大神一郎を許した。だから信じて待つしかないんだ。大神一郎がお前達を許してくれるのを、お前達の肉体も大神一郎が持っているからな。』六人は再び噴水を覗きこんだ。

ーサクラ次元ー7人世界ー

ーブルーメール邸ー

ここブルーメール邸には謎の二人が侵入して、金品をかき集めていた。

 

??『最高だね!この家は!金目のものばかりでてきやがる!にしてもあたしが声を出すだけであっさり侵入できるとはね…』

 

??『君とグリシーヌ・ブルーメールの声はとても似ているからね、あとはこの地味な刀三本を持ってお終いだ。』

 

??『なんだい、その古そうな地味な刀は?そんなもの盗ったとしてもあまり価値はなさそうだぜ。』

 

??『いや…この刀には不思議な力を感じるんでね…しかもこの刀はかつて大帝国劇場にあったはずなんだが…なにかしらに使えると思って一応盗っていくだけさ。そんじゃまそろそろこの家ともおさらばしようか。』

 

??『あいよ、ありがとうなあ!また来るぜ!』二人は姿を消して窓を突き破りブルーメール邸から出て行った。

 

 

 



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つまり殺してくれ

 

ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ードライブの世界ー

ー街ー

バーン!バーン!

ビルが崩れ人々はパニックで逃げていた。

奴から……緑色の化け物から…

 

ウラ『麻呂の美貌を理解出来ぬ奴ばかりいるこの世界を滅ぼしつくしてやるわ…はっ!はっ!』奴の名はウラ…ただ単純に街の破壊や人間の殺戮を楽しんでいた。だが…ウラの目の前に三つの双光武が立ち塞がった。

 

紅蘭『ウラ!マリアはん達の仇や!』

 

アイリス『許さない…絶対に許さない!お前なんかけちょんけちょんにしてやるー!』

 

花火『ご覚悟を…』三つの双光武にはそれぞれ紅蘭とアイリスと花火が乗っていた。

紅蘭『まずはうちからや!はあっ!』紅蘭は大量のミサイルをウラに向けて放つがウラは右手から電撃を流して全てを撃ち落とした。

 

アイリス『ええーい!』アイリスは霊力を固め、宝石型にしてウラに投げつけたがウラは両手でその宝石を握りつぶしアイリスに投げつけ、アイリスは地面に倒れこんだ。

 

花火『私が…はっ!』花火はウラに炎を帯びた矢を放ったが、全てを電撃で叩き落とされてしまった。

 

紅蘭『アイリス…大丈夫かあ?直哉はんがいない今ここにいるうちらで敵をなんとかせなあかん……そうや!あれや…あれをするんや!前にやった…』

 

アイリス『あのみんなの霊力を合わせるやつ?でもあれってすごいつらいよ。』

 

花火『こうなった以上それしかありません。やりましょう。』紅蘭とアイリスと花火は近づいて三人の霊力を合わせエネルギーボールを上空に作り出した。

 

ウラ『無駄なことを…!』ウラも電撃を手のひらに集めて大きなエレクトリックボールを空高く浮かびあがらせた。

 

紅蘭『そないなうちらを真似たような技に負けるわけがないやろ!二人ともいくで、えい!』三人はウラに向けてエネルギーボールを飛ばした!

 

ウラ『愚かな…ふん!』ウラも軽くエレクトリックボールを飛ばし、エネルギーボールとエレクトリックボールは相殺し、大爆発を起こし、三人は吹き飛ばされたが、ウラはなにくわぬ顔で立ち尽くしていた。満身創痍の三人は必死に機体を立ち上がらせ、ウラに向いた。

 

紅蘭『な、直哉はんがいない今…うちらがうちらがなんとかしないといかへんのに…ん?』

 

ドシン!ドシン!ドシン!

 

背後から妙な音が聞こえ始める…

 

ドシン!ドシン!ドシン!

 

アイリス『この感じ…まさか!』アイリスが何かを感じ、背後を振り向いたすると!!

 

大神『なんとか間に合ったか…』なんと妙な音は大神が動かしている双光武の足音であった。大神機は紅蘭機とウラの間に割り込んだ。

 

ウラ『お、大神一郎!!き、貴様!一体どうやって悪夢を晴らしたのだというのだ!』(これはまずい…このままだとターンXが復活しない!ネウロめ!所詮別次元の奴に頼んだ麻呂が馬鹿だったというわけでおじゃるか…だが、生き残れれば!)ウラは電撃を放つが、大神にはまったく効かなかった。大神はウラの攻撃を受けた後紅蘭のほうを見た。

 

紅蘭『なんや……今更なんのようや…大神はん!あんたは今まで何も役に立たなかった!並行世界に行ったり魔法の世界にいったりもしてへん!自分勝手な理由で皆を引っ掻き回す!それどころか今回にいたってはマリアはん達5人をあんたのわがままで殺した!許されへん!』

 

大神『ああ…許してもらおうなんて気ははなからない!だから、紅蘭、アイリス、花火君、君達が好きなようにすればいい…』

 

アイリス『え?どういう意味?』

 

大神『俺は今までたくさん自分勝手な行動を起こして皆に迷惑をかけてきた…だからもう仕方ないんだよ。もうどうやっても君達から信じてもらえないかもしれないが…せめて俺が今から言う言葉だけは信じてくれ…俺は君達の言葉通りにする…つまり今、君達は俺に責任を取ってほしいと思っている。だからその通りにすればいい、つまり殺してくれってことだ。』

 

紅蘭『は…な、なに言うとるんや、大神はん!確かにうちらは大神はんに死んでほしい。殺してやりたいと思うとるそれを受け入れるやて!頭おかしくなったんやないか!』

 

大神『君達の言う通りにできるんだぞ?だって責任を取らなきゃならないからな。今まで自分勝手で特に何も出来ず何の不思議な力も使えない俺には最後くらいはな。』

 

アイリス『お…お兄ちゃん…』

 

花火『お、大神さん…』

 

ウラ『やらせるわけにはいかんでおじゃる!』ウラは花火とアイリスの耳の穴に虫を入れた!

 



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必要だから

 

ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ードライブの世界ー

ー街ー

 

アイリスと花火の耳に入れたのはかつてスーパー戦隊次元の平成十三年に起きたウラ率いる人類を憎む鬼オルグ対25番目のスーパー戦隊ガオレンジャーの戦いにてウラは狼鬼と呼ばれるガオレンジャーの関係者をその虫を使い操ろうとした。そして今回はアイリスと花火の耳にて大神との信頼を切り裂くために入れたのだ。

 

大神『俺は俺なりにケジメをつける!そして俺は決めた!誰も選ばないと決めたんだ!だから頼む…俺に力を貸してくれ…みんなああああ!』大神の体は黄金に輝き、大神の双光武も輝いた。

紅蘭『大神はん……えらばない…選ばないかあそうやな…そういう考え方がある…つまり直哉はんには直哉はんの考えて進んでいる道が

ある…互いに互いが素晴らしい…そういうことなんやな…』紅蘭は涙を流し大神に向けていた銃口を下ろし大神に近づいた。

 

大神『ちゃんといえた……これなら…この気持ちならば……自分に正直に!マリア!カンナ!レニ!コクリコ!ロベリア!俺はまだこんな力じゃ…こんなみっともなく情けない俺じゃあこれからどうしようも出来ない!だから頼む!帰ってきてくれ!みんなーー!』大神は握りしめ輝いていた5台のシフトスライドを操縦席から出てその5台をウラに向けて投げつけた!

 

ー死の世界ー

マリア『こ、これは…わ、私は…』

 

カンナ『な、なんだろうな…あ、暖かいなあ…』

 

レニ『懐かしいような…嬉しいような…』

 

コクリコ『イチローの想い…』

 

ロベリア『なんか…こういうのも悪くはないなあ…』

 

ハート『それならば大丈夫だ。大神一郎への愛や気持ちを持った今ならお前達は生き返れる。頼んだぞこれからの未来をお前達に任したぞ、失望はさせないでくれよ…もしお前達が愚かな行いをしようものなら俺が行ってやるさ…どんなものにもブレーキは必要だからな。』

 

マリア『わかっているわ…私達や隊長が………総司令やさくら達のブレーキになり…総司令やさくら達が私達や隊長のブレーキになる…互いが互いに認め合う!それが私達!華撃団!』

 

ハート『俺もそうしておけばよかったなあ…俺は同じようなことで失敗をしたんだ…そんな失敗をした俺だからこそいえるんだ。最もこんなことをいう資格はないかもしれないがな…』マリア達は体から光を放ちながら噴水を通り死の世界から消えていった。

 

ハート『さてと…俺の役目はここまでかな…』ハートは噴水から離れようとした。だが不思議な気配を感じ後ろを振り向くと三つの影があった。

 

ハート『なんだ貴様らは…』

 

?????『かつて仮面ライダー次元にて機械生命体ロイミュード108体のボスとして、人間共を支配していたというのに…友達などというふざけた感情に踊らされて滅んだ虚しき生命体!!』

 

ハート『貴様らは…死んでいるのか?』

 

????『これから蘇るのさ!奴の力をつかってな!』

 

ハート『まさかな…次元を超えてここまで来るとは、なぜ貴様らがつるんでいる。』

 

??????『互いの利益が噛み合ったのだよ。ノバショッカーの計画は我々にとってとても得だ。』

 

ハート『だが…ウラが倒されれば、貴様らの計画は失敗する。あとは泊進ノ介がアブレラを倒せばおしまいだ。』

 

????『それが違うんだよ。なんで剛を操っているのかわかるか?』

 

ハート『何?どういう意味だ。』

 

?????『真宮寺姉弟を利用しているんだよ!あいつらの思考は簡単だからなあ!操りやすいんだよ!剛にあいつらを襲わせたのは真宮寺姉弟に剛を敵として認識させるためなんだよお!』

 

ハート『なんだと…』

 

??????『そしてもうすぐ来るのではないかな…真宮寺姉弟…』

 

ハート『そうだ!あの真宮寺姉弟の性格は…早く来い泊進ノ介、剛!ウラを倒せ!でないとあいつらは…人間は滅亡する!』ハートと謎の三人は噴水を見た。

 

ー生の世界ー

ウラ『こ…このパワーは…それにあれはシグナルバイク!な、何が何が起こるでおじゃるかっ!』ウラは向かってきた5台のシフトスライドに抵抗できず身体にダメージを負い、シフトスライド5台が光輝く!すると……

 

マリア『隊長!』

 

カンナ『隊長!』

 

レニ『隊長!』

 

コクリコ『イチロー!』

 

ロベリア『隊長!』

 

5台のシフトスライドから5人が光を放ちながら、現れた!なんと肉体のデータを剛がひそかに集めていたのだ。かつて蛮野が唐沢ゆかりという少女を救うために使った技術と希望の種の力を合わせて5人を復活させたのだ!

 

大神『みんな……行くぞ!』

 

紅蘭『マリアはん、みんな…わかったで、大神はん!』

 

アイリス『……』

 

花火『……』9人はウラに向かっていった。

 



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11人の戦士

 

ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ードライブの世界ー

ー街ー

ここでは、ウラと花組9人が戦っていた。すると、赤い車と白いバイクが現れた。その赤い車からは泊進ノ介が、白いバイクからは剛が降りウラと戦闘中の花組の側によった。

 

進ノ介『やばいぞ!もう始まってる。急ぐぞご剛!ビックライトで巨大化して変身だ!行くぜベルトさん!』

 

クリム『オーケー!スタート・ユア・エンジン!』【ドライブィングディ、ドライビングドライブ!】

 

剛『なんか急いだほうがよさそうだな!ウラを倒さなかったらターンXが復活しちまう!』【シグナルバイク!】『レッツ…『変身!』 』【ドライブ!ターイプスピード!】【ライダー!マッハ!】進ノ介は仮面ライダードライブに剛は仮面ライダーマッハに変身した。

 

大神『ん…あ、あれは!剛君!』

 

マッハ『ああ…すまねぇ、遅れた!んじゃま早速マッハでウラを倒すぜ!あいつを生かしたら大変なことが起こるんだ!俺も力を貸すぜ…一郎じいちゃん。』

 

大神『はああっ!?俺がじいさんだと!』

 

ドライブ『とりあえず、それは今置いといてくれ、早くウラを倒さないと世界が滅亡する!アイリスさん!力を貸してください!』【タイーヤ交換!ドリームベガス!】『こいつを使ってください!』ドライブは胸のタイヤを交換して胸から大量のコインをウラに投げつけた。

 

ウラ『う、うわああああっ!』大量のコインがウラに当たり、そしてウラに当たり弾き飛んだコインを。

 

アイリス『そうか…ソーレ!』アイリスは弾き飛ばされたコインを操り再びウラにぶつけた。

 

ドライブ『お次はこいつだ!』【ドライブ!ターイプ!テクニック!】『花火さん!俺の指示に従って撃ってくれ!右三!左一!上一!』【チャージ!】ドライブは緑色の姿となりドア銃を使いウラに弾丸を当てた。

 

花火『わかりました!はっはっ!』花火はドライブの指示通り同じ場所に弓矢を当てた。

 

ドライブ『お次はこいつだ!ロベリアさん!力を貸してください!俺がそちらに飛ばしますんで!』【ドライブターイプスピード!ターイヤ交換!マーックス!フレーア!】『うおりゃああああ!』ドライブは高速スピードでウラに近づき炎の拳を何度もウラに叩きつけ、ロベリアのほうへと殴り飛ばした!

 

ロベリア『ちっ!勝手なやつだ。だがあの化け物には恨みがあるし協力してやるよ、おりゃあ!』ロベリアは手から炎を出し燃え盛るウラの体をさらに燃やしウラは地面にて悶えくるしむ。

 

マッハ『さーて俺の番だね、コクリコさん。頼んますよ!マジックお願いしまーす!』【シグナルバイク!シグナル交換!キケーン!】マッハはキケーンの弾をコクリコに投げ渡した。

 

コクリコ『わ、わかった…なんだこれ?』

 

マッハ『それをその猫の口の中に、頼む!この間は悪かった!だが、今は味方だ。』

 

コクリコ『う、うん。今は味方なんだね行くよ、えい!』コクリコはマジックで巨大な猫を出しマッハからもらった弾を口に入れ、ウラの上空に猫を飛ばした。

 

ウラ『も、もうくらいはせぬわ!ふんっ!』ウラは負けじて電撃で猫を当て、猫を爆破させた。

 

マッハ『甘いんだよね…口内にご注意♩』猫が爆破した後に巨大化したキケーンの弾がウラに噛み付いた。

 

ウラ『な、何ー!うわああああ!』何度も何度も噛み付けられ、ウラは空高く飛びあげられた。

 

大神『はあっ!狼虎滅却!波波斬剣!うわああっ!』空高く上がるウラに向けて大神はイメージで衝撃波の波を発生させて、ウラにぶつけ、ウラは地面に叩きつけられる。

 

マッハ『うっ…まだだ。マリアさん!同時に頼むぜ!』【ゼンリン!シューター!】マッハはウラにゼンリンシューターを向け、ビームをはなつ!

 

マリア『ふっ!はっはっ!まだまだ遅いわね。』マリアも同じように弾丸を放つ!

 

ウラ『ま…まだでおじゃる…』(ターンXを復活させ、カーメン=カーメンの遺産を使うために…)ウラはなんとか立ち上がった。

 

ドライブ『レニさん!俺が隙を作ります!その隙に!』【ドラーイブ!ターイプフォーミュラ!】

 

レニ『わかった。たのむ。』

 

ドライブはタイプフォーミュラになり、超高速スピードでウラに攻撃し、ウラがフラフラになった瞬間レニがウラの右肩を槍で攻撃した。

 

紅蘭『うちも行くでー!ほい!ほい!』紅蘭は上空に大量のミサイルを放った。

 

マッハ『なら、こっちも!うわっ!』【シグナルバイク!シグナル交換!カクサーン!】マッハは負けじと大量のビームを放ちウラを攻撃した。

 

マッハ『はぁ…はぁ…はぁ、ぐわああっ!もうだめかもしれない…体力の限界に…』(なんでだ…なんでだ…)

 

大神『ぐはっ!はぁ…はぁ…』(力が出ない…精々力を出して5%程度だな…だが、ウラを倒さなければ!)『剛君!決めるぞ!』大神と剛はフラフラになりながら立ち上がる。

 

『『ウラ覚悟しろ!』』

 

剛『行くぜ…一郎じいちゃん!』

 

大神『あ…ああ』フラフラになりながら二人は衝撃波を放った。

 

二人がウラに攻撃を仕掛けた時、それは飛んできた。

 

ー別次元ー

ブラジラ『ふはははははっ!最高だぞ!真宮寺姉弟…おかげで作戦は成功だ。あと少しだ…あと少しで始まる…次元大戦がふははははっ!』



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動き始める計画

前の話とこの話の間にはウェンディさんの話にあるのでそちらをご確認ください。どうぞ、


 

ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ードライブの世界ー

ー街ー

アイリスと花火とドライブとマッハが直哉に連れられたあと大神はその場に倒れこんだ。

 

大神『はぁ…はぁ…所詮俺の考えは届かないというわけか…そりゃあ…そうだよな…あんなに悪いことしたんだ…仕方ないよな…』

 

紅蘭『……まだうちも不安なんやて…どうすればいいんや…』

 

大神『それでいいよ…しかし…もう…ウラを倒すだけの力は…』大神がその場で倒れこんでいると背後から何者かが現れた。

 

ブラジラ『ご苦労だったなあ!大神一郎!おかげで私の計画は順調に進んでいる感謝する。ウラが生き残った!だが、貴様にはまだ一つだけやってもらいたいことがあるんでな、ウラ!貴様はアブレラの所に向かえ!邪魔な記憶は消させてもらう…ふんっ!』ウラはブラジラが開けた穴に入って逃げた。

 

大神『ま…待て!』大神が立ち上がろうとした時

 

ブラジラ『ふんっ!これで貴様達の記憶を消した…さあ、始まるぞ!次元大戦計画がうわーっはっはっ!』ブラジラは笑いながらその場を去っていった。

 

ー別次元ー

ー秘密基地ー

ここでは、ブラジラがウラと出会っていた。

 

ウラ『これが頼まれていたこの世界の花組の戦闘データと人間の構造と麻呂がさっき目の前で見た破邪の力の塊でおじゃる。』

 

ブラジラ『ご苦労…これでついに始められる…次元大戦計画始動だ!まずはマクーや怪獣軍団、真宮寺針右衛門を真宮寺直哉の世界に送り込め!外道衆は特別な存在だからな。』

 

ウラ『では、麻呂はマーブロの味方でもしてくるでおじゃる…』

 

アブレラ『では、私も行くか…エンペラ星人の所へ。』

 

ー別次元ー

ーJ9基地ー

ここJ9の基地では、キッド、アイザック、ボゥィー、お町、ポンチョが話し合っていた。

 

J9

コズモレンジャーJ9の略称で別名宇宙に始末屋、かつてダイターン3のパイロットにして破嵐財閥のトップ破嵐万丈に雇われて未来世界での戦いにポンチョはマネージャーとして、ほかの四人はブライガーというロボットに乗り込み参加し、マリーメイア、ティターンズとの戦いにも参加し、宿敵のカーメン=カーメンを倒し、万丈から報酬を得た。αナンバーズには参加せず、別の場所にて様々な勢力と戦っていたが……封印戦争、銀河戦争を終えて平和になってしばらくして、突如依頼が現れたのだ。そう、クリム・スタイン・ベルトからの依頼…ノバショッカーの撃退という依頼が…

 

ポンチョ『今回の依頼はお徳でげす。別次元からの依頼ですから報酬も高上がりしていて絶対受けるべきでげす。』

 

お町『あらあら、簡単に信じちゃっていいのかしら?まだまだ世の中穏やかじゃないのに、連合やザフトだってまだ完全に仲良くなったわけじゃないしー木星帝国も怪しいしー。』

 

キッド『おいおい、ビビってんのかよ?らしくないぜ、お町さん。』

 

お町『あら?私がそんなにおしとやかだと思って?』

 

ボゥィー『ですよねー!じゃあま受けようか。』

 

アイザック『それにこの仕事には俺達の過去の不始末の尻拭いもあるからな。』

 

ボゥィー『尻拭いするなら美女に限りたいんだけどねーいったいなんなのさ?』

 

アイザック『今回の敵が様々な技術を使っているらしいがそのうちの一つにカーメン=カーメンの冷凍保存技術があるらしい。俺達が未来世界に来た時にカーメン=カーメンが使っていた冷凍保存技術にな。その冷凍保存技術が伝わっていたらしい。しかもカーメン=カーメンが使っていた冷凍保存技術にはムーンレイスが使っている時間を眠って待つ冷凍保存技術ではなく、眠っている間に身体能力だけ成長させていく技術らしい。』

 

キッド『もしかしてその冷凍保存技術のおかげでカーメン=カーメンは何人にも増えたってわけね?』

 

アイザック『そうだ。人間は環境が変わるたびに進化していく…だから地球に来た衝撃波の影響などにより人間の体が進化したのだろう。』

 

ボゥィー『でもそのノバショッカーってのはいったい何をやらかそうというのよ?』

 

アイザック『冷凍保存技術を何に使うかはまだわからないが…ひとつだけ何をするかはわかっている…ターンXの復活だ。』

 

お町『あらあらあら、そりゃあまたデンジャラスなことをしてくれるじゃないの?』

 

ポンチョ『こんな大仕事は絶対受けるでゲス!報酬もたんまり出そうでゲス!』

 

キッド『危険に大量の報酬にカーメン=カーメン関連…行かない理由が見当たらない!行くぜ!イェイ!』

 

『『『イェーイ!』』』四人は支度を始めた。

 

ーロストマウンテンー

一方その頃ロストマウンテンでは…

 

ベリアル『さあてと…ほらよ!さあ、蘇れ!最強の武人ギム・ギンガナム!ターンX!』ベリアルは霊力の入ったギガバトルナイザーをロストマウンテンに浴びせた!

 

ゴゴゴゴゴ!

 

ロストマウンテンが崩れ出し、地面が割れ始める。

 

ベリアル『さあ…はじまるぞ!次元大戦が…いや…黒歴史の再来とも言えるか!はーっはっはっはっ!残りはあいつらか…紫藤直也とニンニンジャーか。』

 

ー闇忍者ランドー

ここ闇忍者ランドは江戸時代の景観を森の中に作ったものであった。この闇忍者ランドを作ったのは忍者好きのシャドウラインの生き残り闇博士マーブロがいた。

 

シャドウライン

かつて地球を闇で埋め尽くすために活動していたが、トッキュウジャーの活躍により、本拠地は壊滅…幹部も死に、ボスも戻るべき闇に帰っていたため、事実上組織は崩壊したのだが……マーブロはトッキュウジャーとの戦いの時の前に大神一郎の次元移動技術を独学で研究して、ウルトラマン次元にて復活していた暗黒大皇帝エンペラ星人に弟子入りして闇の力の研究をしていたのだ。

 

マーブロ『お師匠…よーこそ、我が忍者ランドへ〜〜どうですかこの施設〜結構凝っているんですよ〜。』

 

エンペラ星人『ほおお…中々やるではないか…早速だが命令する…闇分身を大量によこすがいい!』

 

マーブロ『闇分身ですか〜〜僕が師匠の闇の力を分析し、努力して作った闇分身!もうすでに様々な応用のしかたがありますから、どうぞ持っていってください!』

 

エンペラ星人『そうだ…お前の計画を邪魔するためにトッキュウジャーが現れるぞ……救援を送っておく…好きに使うがよい。』

 

マーブロ『本当ですか!よ〜し!頑張るぞ!』

 

エンペラ星人『頼んだぞ…』(わざわざ貴様のために復活して過去まだ飛んだのだぞ……そういえばあいつはどうしているか…ムーンレイスのウルトラマン…)

 

 



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さくら出る

ウェンディさんとのコラボです。


 

ー太正十五年ー

ーサクラ次元ーバスコが来た世界ー

ー大帝国劇場ー

ー地下格納庫ー

ここ大帝国劇場の地下格納庫ではりんなとさくらがいた。

 

りんな『あーあ…新しい霊子甲冑のテストも空回り〜〜そろそろ行ったらどう?気になるんでしょう?異世界のあなたの弟。』

 

さくら『いいんですか?いくら研究が空回りしているからといって…』

 

りんな『いいのよ!いいのよ!どうせまだまだ時間がかかるみたいだし!シフトスライド使っていってちょうだい。それに…剛君から全然連絡がないのよ。心配した進ノ介君からも連絡がないし……お願い!』

 

さくら『わかりました。剛と進ノ介から連絡がないなんて…クリムさんも一緒にいるのに。』

 

りんな『もしかしたら……剛君また暴走しちゃっているかも!』

 

さくら『暴走!剛が暴走!?』

 

りんな『前にも剛君…暴走しちゃって…大変だったのよ。でもおかしいわね…彼も成長したから自分の意思で感情をコントロール出来てるから…もしかして操られているのかも!』

 

さくら『操られているですって!剛大丈夫かしら…』

 

りんな『確かにねー彼、結構弱点あるみたいだしねー。一番の弱点はあれだなー家族の悪口を言われた時極端にむかつくから。』

 

さくら『家族の悪口…』

 

りんな『ええ、父親が大量殺戮犯で、母親も物心つかないまま病死して、残された姉と一緒に母親の親戚引き取られたけど…父親のこともあいまって虐待されていたらしいよ。でも、その時剛君や霧子ちゃんは何にも出来なかった…ただ毎日殴られて苦しかった…助けも呼べず…周りには誰も二人を助けようとしなかった…』

 

さくら『そうだったの…だから、姉の霧子ちゃんのことを大事に…』

 

りんな『そう…だから剛君は家族のことになると色々と操られやすいのよ…推測だけど、今回の場合は大神一郎さんの場合かな。』

 

さくら『大神さんですか…』

 

りんな『さっきの話の続きなんだけど、虐待され続けていた二人を助けて虐待していた人物を二人の代わりに殴り飛ばした。二人の虐待によるトラウマをなくすためにね、この時大神さんは宇宙警察の総監だった…この地位がなければ、剛君や霧子ちゃんは助からなかった…そして二人を引き取った。』

 

さくら『だから、家族の悪口に過剰に反応をする…』

 

りんな『人間はいくら強くなったと思ってもどこかしこに弱点はあるのよ。そして人間はその弱点を突かれたら簡単に操られる。』

 

さくら『そう考えた方がいいかもしれませんね…でも、直哉君はどうなんだろう?』

 

りんな『私は彼のことは全く知らないわ、ただ私達はあまりいい印象は持っていないわね。あの態度が似てる人物の印象が悪くて』

 

さくら『まあ…仕方ありませんね。ともかく私は行ってきます。』さくらはシフトスライドを使い直哉の世界に向かおうと、空に穴を開け入って行った。

 

りんな『チェイス君も後で行くみたいだから大丈夫よね。』りんなはパソコンを触り始めた。

 

ー7人世界ー

ー上野公園ー

さくらは穴をくぐり直哉のいる世界に辿りついたのだ。

 

さくら『懐かしいわーここも…なくなっちゃったから…人が賑やかね…なんだか…眠くなってきたわ…』さくらは上野公園にてゆっくりと眠りについた。だが!

 

針右衛門『久しぶりだな!我が子孫よ…お前には重要な役目がある。』針右衛門はさくらを抱えて消えていった。

 

ーロストマウンテンー

ギンガナム『ふははっ!我は復活したあああ!待っていろ兄弟!貴様を今度こそ破壊してやるわあ!ふはははっ!』

 

 

 

 

 



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マッハ対チェイサー

ウェンディさんの話で三人が連れ去られた後の話です。


 

ー太正十五年ー

ー仮面ライダー次元ーブラックの世界ー

ー改定洞窟ー

ここはかつて仮面ライダーBLACKがクジラ怪人により復活したばしであった。

 

直哉『ここは一体…な、なんだこの邪気は?』真宮寺針右衛門によって連れられた真宮寺姉弟とさくらがいた。

 

さくら姉『ここは別世界…でも…感じが何か違う…』

 

さくら『前に聞いていた戦い…ゴルゴムとの戦いがあった世界…』

 

直哉『オーク時空巨樹城?オーク巨樹とは違うんですか?』

 

さくら『ええ、確か早瀬さんから聞いた話だと18歳の誕生日に南光太郎という人が秋月信彦という人が秘密結社ゴルゴムによって改造されてこの世界で様々な敵と戦ったらしいですけど…』さくら達が話していると

 

カツカツ…カツカツ…

さくら達の背後からブラジラが現れた。

 

ブラジラ『ほう!さすがに知っているか……ここがふさわしいのだよ…君たちの死に場所には!来い!仮面ライダーマッハ!』ブラジラの声が響き、空に穴が開き仮面ライダーマッハが現れた!マッハは銃を

 

さくら『ご、剛!あなたやっぱり操られていたのね!大丈夫!必ず助けるわ!まずはドライバーを!破邪剣征桜花放神!』さくらがマッハドライバーにめがけて衝撃波を放った!

 

ブラジラ『無駄なことを…』マッハはブラジラが作ったバリアに守られ桜花放神を防いだ。

 

直哉『何やってるんですか!殺す気でかからないと死にますよ!あの人は…剛さんは僕達のことを化け物といった!お姉ちゃんやエリカさんを傷つけた!絶対に殺します!行くよ!お姉ちゃん!『『破邪剣征桜花浪漫!』』マッハに向かって真宮寺姉弟は協力して衝撃波を放った!だが!

 

空に穴が開いた!そしてそこから紫色の仮面ライダーチェイサーが現れた!

 

チェイス『させるか!はあっ!』真宮寺姉弟の二人が放った仮面ライダーチェイサーはシグナルアックスという斧型の武器て衝撃波を消し飛ばした!

 

直哉『あなたは一体誰ですか!あなたも僕の敵なんですか!ならば!』

 

さくら『待って!彼は味方よ!チェイス君!いいところに来てくれたわ!なんとか剛を止めて!』

 

チェイス『任せろ…剛!やめろ!剛!正気に戻れ!剛!』チェイサーはマッハの肩を掴み呼びかけるが返事はなく、チェイサーはマッハに蹴り飛ばされた。

 

さくら姉『やっぱりあいつは危険なんだわ…もう一度直哉君!』真宮寺姉弟が構えようとしたが、チェイサーはブレイクガンナーを二人に向けた。

 

チェイス『黙っていろ!貴様らはそこで大人しくしていろ!これは俺の役目だ!もし剛を殺すというのならば俺はお前達を殺してやる!俺は貴様らと違って人のやり方に文句をいうつもりはないからな。』

 

【必殺!フルスロットル!】マッハがキックの態勢に入る。

 

『仕方ない…荒療治になるが仕方ない…馬鹿は殴らねばわからぬというからな…』【必殺!フルスロットル!】『はあっ!』二人の仮面ライダーは飛び上がりキックがぶつかり合う!

 

チェイス『な…なんだと…うわあああっ!』二人のキックのぶつけ合いはなんと!チェイサーが負けてしまいチェイサーは大爆発してしまった。



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三人の英雄

ー太正十五年ー

ー仮面ライダー次元ーブラックの世界ー

ー海底洞窟ー

ここでは、マッハとチェイサーがぶつかり合いチェイサーが大爆発してしまった。

 

直哉『あの人も馬鹿な人ですよね。剛さんはもう危険すぎるから助けないほうがいいのに。』

 

さくら『……』さくらはただ呆然とチェイサーの爆発した空を見ていた。

 

さくら姉『今度こそ、やるわよ!直哉君!『『破邪剣征桜花浪漫!』』真宮寺姉弟は衝撃波をブラジラとマッハに向けてした!が!

 

パーン!

軽くバリアで弾かれてしまった。

 

ブラジラ『無駄なことを我々がお前達への対策を何も立てずに来るわけがないだろう。今までの敵ならばそうやって必殺技を当てていればなんとかなっていたのだろう。だが、我々はかなりの期間を費やしていたのだ。全てはこの時のために…』

 

さくら『ブラジラ!あなたは一体いつからこんな計画を!?バスコが蘇るよりも前に計画を立てていたのね!』

 

ブラジラ『そうだ。だが、貴様の役目はここで終わりだ…御苦労だった…ふんっ!』ブラジラは胸に小さな水晶を入れて雷をさくらの上に落とした!

 

さくら『きゃあああっ!』さくらはブラジラの攻撃に対して正面を向いて構えていたため、上からの攻撃に対応出来ていなかった。

さくらは無惨にその場に倒れ込んだ。

 

直哉『お姉ちゃん!』直哉がさくらを助けようと側によった瞬間!

 

ブラジラ『ふんっ!』ブラジラは手を前に出して重加速を発生させ、真宮寺姉弟の動きを遅くした。

 

直哉『な、なんだこれは…』

 

さくら姉『か、体が…思うように…動かない…どうすれば…』

 

ブラジラ『どうすることも出来ん…貴様らはここで殺す…だが、その前にいいことを教えてやろう。どうして貴様達の前には相性がいい敵しか現れなかったかを?』

 

直哉『相性がいい敵?どういう意味だ!』そしてその理由をブラジラは話始めた。

 

ーサクラ次元ー

ーロベリアの世界ー

ここでは、仮面ライダーゴースト(天空寺タケル)仮面ライダースペクター(深海マコト)仮面ライダーネクロム(アラン)はある仮面ライダーとここで落ち合う予定だった。

 

タケル『そろそろかなー』タケルが空を見上げると空に穴が開き二人の人影があった。

 

海東『やあ、君かい噂の幽霊ライダーってのは?』

 

タケル『はい!俺天空寺タケルです!あなたが奪った三本の刀、俺達に譲ってくれませんか?』

 

ラグ『冗談抜かすなよ!ブルーメール邸にわざわざ盗みに入った理由はこれかよ!』

 

海東『大丈夫、ところで剛君は一緒じゃないのかい?』

 

マコト『資金面なら安心しろ。剛がいなくてもなんとかしてやる。』

 

海東『じゃあ、契約成立ってことで。』海東は刀をタケルに渡してラグはそのままどこかにきえていった。

 

アラン『本当に私達で出来るのか、三人の英雄…藤枝あやめ、真宮寺一馬、山崎真之介の眼魂を使うことが。』

 

タケル『大丈夫だ、この人達の罪を許し共に歩む。』

 

マコト『俺達ならば出来るな…人の過去の罪を許さない真宮寺直哉と違ってな。やるぞ、俺は真宮寺一馬を。』

 

アラン『私は山崎真之介を。』

 

タケル『俺は藤枝あやめさんを、やるよ、はあっ!』三人はそれぞれの持ち主の刀に祈りを込めた。



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戦いの真実

 

ー平成二十八年ー

ー仮面ライダー次元ーブラックの世界ー

ー街ー

ブラジラと真宮寺姉弟は話しをしていた。

 

ブラジラ『今まで貴様達姉弟の前には自分達ばかり狙う敵ばかり現れて…いつでも必要とされてきた…それが何度も何度も繰り返すうちに自然とそれが普通になっていった…』

 

直哉『それは僕達の破邪の血が…』

 

ブラジラ『ふははははっ!確かに貴様達姉弟の破邪の血の力は普通の人間に比べると強いがそんなに脅威ではないのだよ。そして何度も何度も繰り返すたびに…不自然さは消えいつもの間にかそれが当たり前になってきた。』

 

さくら姉『そうですよ、何もおかしくないじゃないですか。私達が中心となって敵と戦ってきたのよ。』

 

ブラジラ『今まではそうだった。だから大神一郎を狙う敵が現れてないのか?そんな疑問を思わなかった。なんで現れないのかとまったく思わなかった。』

 

直哉『別に大神さんを狙う敵がいないだけなんですよ。』

 

ブラジラ『ふははははっ!お前達の楽観主義で考えた場合はそうかもな、だがなあ実際は違う。この世界にはいない…だが、別次元にはいっぱいいるんだよ…大神一郎を狙うやつは数えれきれないほどにいるのだ!』

 

直哉『べ、別次元!ですって!』

 

ブラジラ『貴様達は別次元のことを知らなかったなあ、貴様達姉弟や並行世界のお前は並行世界に移動出来るがその反面別次元に行った場合は体の負担が大きく二日間ほどしかいられないのだ。だが、大神一郎は並行世界の移動は自分の力だけでは無理だが、別次元への移動は簡単に出来るのだ。』

 

さくら『別次元とはなんなの!』

 

ブラジラ『別次元…こことは全く違った環境になっている場所…例えば異星人や怪獣が戦っていたり…改造された人間が怪物と戦っていたり…宇宙から来た謎の侵略者に対抗するためにロボットを作っていたりと…自分の世界のの同一人物がいない…体の作りや質量、細胞が違うのだよ。』

 

直哉『そ、そんなの知らなかった…じゃあ!何で大神さんを狙う敵がいるんですか!』

 

ブラジラ『ああ、いっぱいいるさ。大神一郎…あいつの力のせいで…わたしは計画を潰された…あいつのせいで世の中から戦争の概念は消えて…兵器もほとんど禁止させた。それにより、兵器を作り戦争を起こして利益を得る輩に恨まれたのだ。』

 

さくら『それは並行世界の大神さんがやったことでしょう!』

 

ブラジラ『ああ…だがそんなことはどうでもいいのだよ…あやつが作ったスーパー戦隊により、地球侵略を企む奴らは全て倒された!私もその一人だった。その恨みを晴らすために私は蘇った!この次元の名前を貴様達に敬意を払いサクラ次元とするならば、このサクラ次元の並行世界の大神一郎が別次元に渡り様々な異星人と交流し技術を得て兵器を管理して戦争を根絶させた…だから私は貴様達を強くすることにした。』

 

さくら『な、なんですって!一体何の目的で私達を強くするの!答えなさい!』

 

ブラジラ『まず…大神一郎の力を抑えるために貴様達姉弟を強くする。そのために様々な敵が貴様達を標的にして襲いかかりそれにより貴様達姉弟は強くなった。現れる敵は全て頭を使わず力で解決しようとする愚か者ばかりだった……こんなにも利用しやすいとは想定外だったよ。貴様達の前に現れる敵はただ単純に自らの力を過信し、破邪の力を持つ貴様達姉弟を最大の敵として見て戦いを挑み敗北する。何度も何度もそれを繰り返して、多少は知恵を使うやつがいたが所詮は力だけ…まったく進歩していなかった。だが、私は違う!蘇った私は過去に飛び貴様達の戦いをずっと見てきた…しっかりとデータを集めてきた…そしてついにわかったのだよ。簡単に人間を滅ぼす方法を…だがそのためには貴様達が邪魔だ…ここで死ぬがいい!はあっ!』ブラジラは胸に水晶を入れて暗雲をよひよせた。

 

ブラジラ『死ね!』ブラジラは二人に向けて暗雲から雷を出して当てた。

 

『『うわああああっ!』』二人の身体は衝撃により燃え尽きた。

 

ブラジラ『さあてと…あとは死んだこいつら姉弟を三途の川から引き上げるとするか…あ、そうだ。貴様はまだいたなあプロト0』ブラジラの視線の先には000という数字が浮かんでいたこれはロイミュードのコアであり、ロイミュードであるチェイスはこのコアを破壊されないかぎり生きているのだ。さっきの戦いで肉体は破壊されたが、コアは破壊されていなかったのだ。

 

チェイス『貴様の目的はなんだ!』

 

ブラジラ『人類の滅亡…それを真宮寺姉弟が叶えてくれる。ひょっとしたらあいつらのおかげでもっと凄いやつが蘇るかもしれん。ああ、あといい忘れていたが、大神一郎を狙う別次元の敵は全てウルトラ警備隊やら宇宙警察や銀河連邦警察やヒーローによって倒されていたのだよ。』

 

チェイス『ブラジラ…貴様は許さん!』

 

ブラジラ『貴様なんぞ、私が手を下さずとも真宮寺姉弟によって殺されるだろう。』

 

チェイス『俺はαナンバーズと共にこの世界を救う。』

 

ブラジラ『ほざくがいい、所詮貴様ら仮面ライダーや正義の味方とは姉弟は違うのだ。さらばだムハハハハ!』ブラジラは消えていった。



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進化のレベル

チェインクロニクルのサクラ大戦コラボなぜか紅蘭だけでねぇー!


 

ー平成二十八年ー

ー仮面ライダー次元ーブラックの世界ー

ーデンライナー

ここ、デンライナーでは、ネガ電王により捕まった進ノ介と剛が一緒にこの光景を見ていた。

 

ネガ電王(ネガタロス)【仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事】

かつて悪の大組織を作ったネガタロスがライナーパスを使い変身した姿で、真宮寺姉弟は剛の敵だと君達の味方だと話と簡単に信じたようだ。

 

ネガ電王『さあてと、これが未来だ。どうだいいだろう?』

 

進ノ介『ふざけるな!剛がこんな簡単に操られるわけないだろう!』

 

剛『ああ!そう簡単に操られるわけないだろう!』

 

ネガ電王『詩島剛…確かに今のままではまだ不完全な洗脳だ…だが、貴様の精神を破壊する…そうすれば簡単に操れる!』

 

進ノ介『精神の破壊……真宮寺直哉の性格…周りの環境…甘やかす……過去の悲劇…繋がった!大神一郎じいさんだ!剛を大神一郎じいさんに怒らせて否定させて精神を破壊するのが目的だな!』

 

ネガ電王『そうだ!真宮寺直哉はとても量しやすいのだ。あの自分が一番で、自分が悪いことをしたら拗ねて謝っているふりをして、反省しているふりをして、罪を償うことをまったくしてきていない自分の正義が何よりも正しいと考えている!最高に利用しがいがあるじゃないか!』

 

剛『ああ、だから俺や別次元の奴等はその性格のせいで大量の人間が死んだ真田鵜の悲劇を繰り返さないために来たのに…お前達がおかしなことをしたせいで!』

 

ネガ電王『そしてお前や別次元の人間達にとって大神一郎は英雄になっている。その強い思いを利用させてもらうぜ。大神一郎が強い立場にいない。それにより戦争が起こさせないための思いを使うほらよ。』ネガ電王は剛の頭にビームを当てた。

 

進ノ介『ご、剛!』

 

ネガ電王『泊進ノ介!お前は出て行け!ここから先にお前は必要ない!』ネガ電王は空を飛んでいるデンライナーから進ノ介を蹴り飛ばした!

 

進ノ介『変身!』【ドライブ!ターイプスピード!】空中で進ノ介は縛っていたロープを解きドライブに変身し、地面に着地した。

 

チェイス『進ノ介!大丈夫か!』

 

進ノ介『ああ、なんとかな。ベルトさんJ9はどうしている?』

 

クリム『今は彼らにノバショッカーの作戦を探ってもらっている。』

 

チェイス『このままだとこの世界は…』

 

進ノ介『ああ!なんとしても世界をノバショッカーの好きにはさせない!俺とベルトさんは特状課の皆を集めてくる!お前はαナンバーズに応援を頼んでくれ!このまま真宮寺直哉が行動すると最悪ケイサル・エフェスまで復活するかもしれない!体はりんなさんの予備があるから、ほら、任せたぞ!……だがあいつは俺達の言葉に耳を貸したりはしない。こんなに思いが伝わらないとは…』

 

クリム『ならば…我々だけでなんとかすればいいのだよ。彼らには彼らなりのやり方があるこれまではそうやってきたのだ。過去に囚われる愚かさをまだ理解出来ていないんだよ。まだその進化のレベルまで…まだ早かったのだよ。人類はそこまで強くなっていなかったのだ。焦ったら駄目だ、静かに見守ることこれが重要だったのだ。』

 

進ノ介『確かにな、焦ったら駄目だそれはある人が証明してくれた、人類全体をニュータイプにしようとして焦ったシャア・アズナブルのようにならば俺達は俺達らしくやるだけだ。ほら!』

 

シャア・アズナブル

封印戦争(第二次スーパーロボット大戦α)にてシャアは隕石を地球に落とそうとした。その目的は人間が地球から離れずに地球環境の破壊を加速させたためにシャアは地球に住み人間に見切りをつけたためであった。シャアは人類の進化を焦りすぎたためにこの戦いは起こったのだと思われる。

 

進ノ介はチェイスに向かってバイラルコアを投げてチェイスの肉体を復活させてトライドロンに乗り別次元に向かった。

 

チェイス『シャア・アズナブル……こうなったらコンバトラーチームに頼むか。』チェイスはバイクに乗り進ノ介とは違う別次元に向かった。



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闇クローンの襲撃

ウェンディさんの紫藤直哉編の続きです!どうぞ、


ー平成二十八年ー

ースーパー戦隊次元ー

ーニンニンジャーの世界ー

ートッキュウレッシャー内部ー

ここトッキュウレッシャーでは、ライト(トッキュウ1号)紫藤直哉、さくら、神崎すみれ、イリス・シャトーブリアンがいた。

 

ライト『さてと…俺達は今からニンニンジャーを助けに行った他の仲間のサポートだ。だからまずはここで待機だ。』

 

紫藤『ライトさん、あなたはどうして僕達に協力を?』

 

ライト『ちょっとあんた達の協力が必要でな、でも…気を付けてほしいことがある。この世界ではあんた達の力は格段に落ちているから気を付けて。』

 

さくら『別にそんなに体に変化はありませんけど。』

 

ライト『まあ正確に言ったら、敵として現れるシャドウラインと牙鬼軍団に対してはあんた達の力は30分の1、キャンベル軍やボアザン軍などのロボットがいる次元の相手には20分の1しか通じない。』

 

すみれ『に、30分の1!そんなに酷いわけありませんわ!何かの間違いじゃございませんこと!』

 

ライト『これは事実なんだ。そしてこれにはある理由があるんだけど残念ながら言えないんだ。車掌さんから口止めされていて。』

 

すみれ『…まあいいですわ!そんなハンデなど軽く弾き返してやりますわ!』

 

紫藤『じゃあなんで僕達に…』

 

ライト『それはな…ここにあんた達の敵がいるんだ…ネウロ…』

 

さくら『ネ、ネウロ!だから私達に。』

 

ライト『そう。佐谷直哉の世界から来たみたいだけど…まさか俺達の世界の敵と内通してたんだからびっくりしたんだ。』

 

アイリス『敵ってネウロ以外に誰がいるの?』

 

ライト『マーブロ、牙鬼軍団、ネウロが手を組んでいるんだ。』

 

紫藤『そんなにも敵がいるんですか…僕達だけでは不安なのでは?それに僕達は真宮寺直哉君を復活させるという役目があるのに。』

 

ライト『だから、マリア達や火野さんに復活用のアイテムを集めてきてもらっているんだろう。』

 

さくら『それはそうですけど…紅蘭は今どこに?』

 

ライト『ああ、紅蘭なら俺の仲間と一緒にいるから大丈夫だ。』

 

ピピピッ!

トッキュウバックルという通信機器から音が聞こえてライトはトッキュウバックルをとった。

 

ライト『誰だ?トカッチか?どうした?』

 

トカッチ『やばいよ!ヒカリとカグラはニンニンジャーのアオニンジャー、キニンジャー、モモニンジャー、スターニンジャーを助け出せたけど、僕とミオは一緒にいたアカニンジャーとシロニンジャーの救助は失敗しちゃった!今列車型の敵の内部にいる!助けて!』

 

ライト『わかった!よ〜し!』ライトがレッドレッシャーのハンドルを握った瞬間!

 

ドン!

 

さくら『きゃああああ!こ、攻撃された一体誰が…』

 

ライト『い、一体誰が…外のモニターを出す。』ライトは外の景色を正面モニターに出したそこには二体のロボットが映し出されていた。

 

ド・ズール『トッキュウ1号!紫藤直哉!貴様らに我らの次元大戦計画の邪魔はさせん!』

 

ダンゲル『ここで死ぬがいい!』

 

アイリス『あ、あのでかいロボットは一体何?』

 

ライト『あの紫色の龍みたいなのはダークロンといってキャンベル軍のダンゲルが載っている!そしてあのデッカい骸骨はスカールーク!キャンベル軍のド・ズールが乗っている!あいつらは俺達の敵マーブロが作り出した闇クローンだ!』

 

さくら『闇クローン?』

 

ライト『車掌さんからもらった情報だとマーブロが作った闇クローンはある暗黒皇帝から教えてもらった技術を応用したもので、闇を使ってクローンを作り出したものらしい。』

 

すみれ『私が出ますわ!あんな敵私がパパッとやっつけてやりますわ!』

 

紫藤『すみれさん!さっき僕達は敵と相性が悪いって聞いたばかりですよ!』

 

すみれ『ですが!直哉さんを助けだすためには仕方ありませんわ!』

 

ライト『わかった…すぐに助けだす!』すみれはトッキュウレッシャーにあった双光武に乗り込み、ダークロンとスカールークに立ち向かっていった。

 

すみれ『さあてと…20分の1しか力が出せないなどというハンデは雑魚に対するせめてのもの情け…いきますわよ!』すみれは薙刀を構えて向かっていった。

 



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内部での死闘

 

ー平成二十八年ー

ースーパー戦隊次元ー

ーニンニンジャーの世界ー

ートッキュウレッシャー内部ー

ここではトカッチ達を助けるため囚われているワニュウドウにトッキュウレッシャーを使い突っ込もうとしていた。

 

ライト『見つけた!ワニュウドウだ!よーし!』ライトはトッキュウレッシャーをワニュウドウの側に寄せた。

 

さくら『ど、どうやって助けるんですか?』

 

ライト『この列車をワニュウドウにぶつけるんだ!おりゃあっ!』

 

ガァン!ガァン!

 

ライトはトッキュウレッシャーを何度も何度もワニュウドウにぶつけた。

 

アイリス『こ、これじゃあ中にみんなも危ないよ〜〜アイリス!みんなを助けに行ってくる?』

 

紫藤『頼んだよ!』紫藤直哉に急かされてアイリスはワニュウドウ内部に向かった。

 

ーワニュウドウ内部ー

ここワニュウドウ内部では、トッキュウ2号、3号、アカニンジャー、シロニンジャーが協力して現れるヒトカラゲとクローズ軍だと戦っていた。最初は4人も簡単に倒していたが、物量は遥かに敵が勝っており、体力の消耗も激しかった。

 

トカッチ『まずい!このままだと闇忍者ランドに向かっちゃうよ!』トカッチは敵を斬り付けながら窓から外を見て確認した。

 

ミオ『そろそろ敵の相手もきついかもしんない!ライトがぶつかっている隙になんとかならない?』ミオはブラスターを撃ち敵の注意を惹きつけながら戦っていた。

 

天晴『ヤベェな。いくら雑魚ばかりとはいえきついなあ。でも、やるっきゃない!行くぞ風花!』

 

風花『うん!』天晴と風花の二人は協力して周りにいた敵を一気に倒した!唖然としていた二人の所にテレポートしてきたアイリスが現れた。

 

アイリス『あ、大丈夫?みんな?』

 

トカッチ『あ、君があの超能力使いの子なんだ?』

 

アイリス『アイリス子供じゃないもん!もう13歳だもん!』

 

ミオ『えっ!うそっ!私達とそんなに変わらないの!やっば〜〜』

 

天晴『は、何言ってんだよ!ともかくここから出るんだろ?』

 

トカッチ『ああ…そうだった!君のテレポートでライトのところまで連れていってほしいんだけど?』

 

アイリス『うん、わかった!アイリスにつかまって…』アイリスが話をしていた時にことは起こった!

 

ズギュ!

 

トカッチ『うわああっ!』五人の背後から弾丸が飛びトカッチの左足を貫いた。トカッチは足を押さえて苦しみ、ミオが庇い三人は弾丸の飛んできた方向を見たそこには一人の男が銃を構えて立っていた。

 

天晴『誰だてめぇ!』

 

ティンプ『俺か?俺の名前はティンプ。お前達忍者を連れてくるために雇われたブレーカーだ。お前達の世界でいう傭兵ってやつだ。』

 

ミオ『あんたアニメの登場人物でしょ!何特撮に出てんのよ!』

 

ティンプ『ふふふふ。お嬢ちゃん、これは小説だ。そんな常識は通用しないぜ。』

 

トカッチ『イッテェ!あ、そ、そういやそうだったね。ともかくここから出て行け!』

 

ティンプ『そういうわけにはいかないんでな、依頼主はお前達トッキュウジャーは招待していないぜ、小さなお嬢ちゃんとっととそこにいる青いのと黄色いのを連れて行きな!』ティンプが話しをしていた隙に天晴はティンプに向かって突っ込んだ!

 

天晴『おりゃあっ!』天晴のタックルにティンプは対応出来ずそのまま倒れこんでしまった。

 

ミオ『みんな行くよ、あのティンプは強い。』ミオは傷ついたトカッチと風花をアイリスの側まで近づけた。

 

風花『まだお兄ちゃんが…』風のは心配そうにティンプを押さえつけている天晴を見た。

 

天晴『俺はいいから早くいけぇ!ここでこいつを押さえつけとかないとやばい!早く!』

 

トカッチ『わかった、頼むよ。』

 

アイリス『そーれ!』アイリスはティンプと天晴以外をテレポートさせた。

 

ティンプ『兄ちゃん、あんただけは連れ帰るぜ。』ティンプは天晴のあたまに銃口を突きつけ、そのまま二人は闇忍者ランドに向かった。

 

 

 



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誘い出された罠

遅れてすみません。


 

ー平成二十八年ー

ースーパー戦隊次元ー

ーニンニンジャーの世界ー

ー闇忍者ランドー

ワニュウドウに連れ去られた天晴は闇忍者ランドについていた。ティンプに縄で縛られ闇忍者ランドの中央に向かっていた。

 

天晴『ここは…まるで時代劇のセットみたいだ…』天晴は中央に向かう間辺りを見回していた。

 

ティンプ『おっと、兄ちゃん変な真似は起こすなよ、こっちだってビジネスでやってんだ。本来は忍者であるお前達ニンニンジャー6人全員を連れ帰るはずだったのによ。因果応報か、トッキュウジャーの奴等に邪魔されてよ。』

 

ワニュウドウ『絶対怒られるであります!』そうやってぶつくさ言っている間に天晴達は中央についた。そしてそこには高台があり一人の男がそこにいた。

 

????『二人ともご苦労さーん!さてと…あれ?一人だけなのかな?』男は高台から下にいた三人を覗き見た。

 

ワニュウドウ『も、申し訳ございません!』ワニュウドウはあわてて頭を下げ、ティンプは帽子を深々と被った。

 

ティンプ『すまねぇなあ…ちょいとミスッチまってよ。』その言葉を聞いた男は高台から飛び降りて、ティンプとワニュウドウを殴り飛ばし、天晴を見た。

 

天晴『お前が今回の黒幕か!』天晴はマーブロを睨みつけた。

 

マーブロ『ピンポーン!その通り!僕がこの闇忍者ランドの支配人でシャドウラインの闇博士マーブロなんだあ。実はね、僕は忍者が大好きなんだよ。だから自分でこんな場所まで作っちゃうくらいなんだ〜〜』

 

天晴『てことは、あの妙な金色の髪の女の子もお前が連れてきたのか!』

 

マーブロ『ああ…イリス・シャトーブリアンのことね、彼女は別次元から来たんだ。ある目的のために来たらしいんだけど…僕が連れてきたわけではないんだよね〜〜それに彼女はあの大神一郎の部下なんだよ。』

天晴『えっ!大神一郎ってあの英雄の!なんで、まさか過去から来たのか!』

 

マーブロ『少し違うんだよね〜〜パラレルワールドって知っているかい?』

 

天晴『パラレルワールドぐらい知っているぜ!この世界とは別のやり方で進んでいる世界のことだろ?』

 

マーブロ『まあ簡単に言ったらそうだね、でもねぇ……泊進ノ介…彼は君達の世界にはいなかったねぇ…』

 

天晴『まさか!過去からじゃなくパラレルワールドでもない場所…進ノ介と同じ場所から来たのか!』

 

マーブロ『少し違うかな♪彼女はサクラ次元と呼ばれる次元から来たんだ。だ♪か♪ら♪僕達の攻撃が効果適面なんだよ〜〜君の戦っている牙鬼軍団の攻撃も君達の攻撃もあの彼女達の30倍の力を出せるんだよ〜〜ある人にね、僕が君達忍者を連れてくるついでにそのサクラ次元のあの金髪の女の子の仲間達を倒してほしいって師匠に言われたんだよ〜あいつら友達を復活させるものがあるからってここにくるんだよ〜本当はそんなものないんだけどねー!』

 

天晴『ようするにお前は悪者だってことはわかった!だったらたおすまでだ!』天晴は縛りつけられたロープを解こうとしたが、背後にいたティンプから頭に拳銃を突きつけられて動けなかった。

 

ティンプ『まだ兄ちゃんには暴れてもらっちゃあこまるんだよ。』天晴は動けなかったが、だが!

 

ズギュン!

 

ティンプ『ぐわっ!』ティンプの拳銃は上空からの狙撃により弾き落とされ狙撃場所をみた!

 

くらら『そういうわけにもいかないのよ。』そこには青い髪の女性が拳銃を構えて、赤い髪の女性が立っていた。

 

葵『今よ!アカニンジャー!早く変身して戦いなよ、ほら早く!』

 

天晴『誰だか知らないが助かったぜ!行くぜ反撃開始だ!』【ザ!変化!ニンニン!ニンニン!『シュリケンチェンジ!』アカ!ニンジャー!】天晴はアカニンジャーに変身した。

 

葵『さてと…アカニンジャー!私達も協力するわ、妹さんのほうもなんとかなってるから!先にお願い!』葵とくららはそのまま姿を消した。

 

 

 

 

 

 



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ハンデを超えて

明日から投稿時間がまばらになります。すみません。


 

ー平成二十八年ー

ースーパー戦隊次元ー

ーニンニンジャーの世界ー

ー街ー

ここでは、すみれが闇クローンで作られたダークロンとスカールークと戦っていた。

 

すみれ『ええい!』すみれは勇猛果敢に空を飛んでいるダークロンとスカールークに向けて薙刀から放たれる火を当てようとするが当たったとしてもほとんどダメージはなく、逆にスカールークのミサイルをすみれは必死に避けていた。

 

ド・ズール『ひっーひっひっひっ!貴様では空に浮かぶ我等に対抗する方法はない!とっとと死んでしまえ!』

 

すみれ『三下如きが随分と意気がりますわね、それに空を飛べないのも20分の一しか攻撃が効かないのもあなた達のレベルには丁度いいはずですわ。』

 

ダンゲル『強がりをいいおって!生意気な小娘め!』ダンゲルはダークロンを動かして炎をすみれに向けてふいた。

 

すみれ『そんな炎など!神崎風塵流胡蝶の舞!』すみれはダークロンから放たれた炎に向けて炎で対抗し炎の力は互いに同じであったが、時間が経つに連れてすみれの霊力は減り続けついに力負けしてすみれの機体は炎に包まれた。

 

ド・ズール『さあて私は闇忍者ランドに向かうダンゲル後は任せたぞ。』スカールークはそのまま闇忍者ランドのトンネルへと凄いスピードで向かっていった。

 

ダンゲル『お前も残念だったなあ!今まで貴様らが勝てていたのはお前らにとって相性がいい敵ばかりだったのだよ!』

 

すみれ『な、なんで…私達の力が20分の一に…』

 

ダンゲル『まあ冥土の土産に教えてやろう。貴様達花組の大神一郎は霊子甲冑をもとに霊力がなくても乗れる機械バトルフィーバーロボを作りそれ以降もロボットを進化させ続けた我々は対応するためにロボットを作っただから貴様ら旧世代の機械に負けるほどやわではないのと、もう一つは貴様ら紫藤直哉達は並行世界に行ってばかりいた…だから並行世界にいる敵に対しては耐性がついてほとんどの敵を倒せているが、逆に別次元の敵など今までいなくて、体が対応できないのだ!』

 

すみれ『そ、そういうことでしたのね!』

そろそろ限界近いですわね…

でも…別世界の直哉さんのためにも無茶を…

だって…仲間ですもの…

並行世界だろうがなんだろうが

関係ありませんわ…

助けるためなら!

 

すみれは機体を急速に右向けて風を起こし、炎を自分の体に更にまとわりつかせた。

 

ダンゲル『ゲハーッ!ハッ!とうとう狂い始めたか!自分から炎を纏うとは!』

 

すみれ『あなた方にはわからないようですわね!はあああっ!』すみれ機は炎を纏い回転して飛び上がり、ダークロンの頭めがけて体当たりをして貫通し、すみれ機は地面についに墜落した。

 

すみれ『はあっ…はあっ…』すみれ機は捨て身の攻撃をしたが機体が燃えつづけて内部にまで炎が包まれていた。

 

ダンゲル『おおっ!おおっ!カ、カメラをやられたうえに熱い!炎がこのダークロンを包んでいるのか!貴様あっ!』

 

すみれ『私本人の力が20分の一ならば…あなたの炎を使えばよろしくて?そんな重要な情報を漏らすとはやはりあなたは三下でしたわね!』

 

ダンゲル『黙れぃ!貴様などカメラがなくともダークロンで踏みつぶしてくれるわ!』ダンゲルはダークロンを動かしてすみれ機を潰そうと迫る!

 

すみれ『生き返らせるの…頑張ってくださいね…』すみれは覚悟を決めて目を瞑り操縦桿から手を離した。

 

 

さようなら…

 

 

ガァン!

 

 

え……

 

生きてる……私

 

すみれ『はっ!』すみれは目を開けて自分の体があるのを手で触れて確認し、聞こえてきたガァンという機械音が何か確かめるためにモニターを見たするとそこには一人の金色の髪をした女性が通信をしてきていた。

 

リューネ『何やってんだよ!神崎すみれ!あんたが死んでどうするんだよハンデ押しのけて痛手食らわしたんだろ!こんな雑魚に負けて死んだら格好悪いだろ!だったら次はあたしがやるよ!』なんと通信をしてきたのはヴァルシオーネRに乗ったリューネであり、さっきの機械音はリューネがダークロンを殴り壊した音だった。

 

リューネ・ゾルダーク

魔装機神からの登場キャラクターで金色の髪の女性で、女性型のロボットヴォルシオーネRに乗りこみ、ラ・ギアスと呼ばれる異世界で戦っていた。バルマー戦役(スーパーロボット大戦α)や未来世界での戦い(スーパーロボット大戦α外伝)に参加した。

 

ダンゲル『な、なんだと!なんだとなんだと!折角闇クローンとして蘇ったのに!貴様らはラ・ギアスという異世界にわたって封印戦争(第2次スーパーロボット大戦α)や銀河戦争(第3次スーパーロボット大戦α)には干渉しなかったのにだ!こうなったら貴様だけでも!』ダンゲルはボロボロで爆発寸前のダークロンでリューネが乗るヴァルシオーネRに特攻していった!するとヴァルシオーネRは剣を取り出して構えた。

 

ダンゲル『うおおっ!』ダンゲルのダークロンがヴァルシオーネRに迫る。

 

リューネ『くらいなっ!ディバインアーム!』ヴァルシオーネRは剣で向かってきたダークロンを木っ端微塵に斬り裂いた。

 

すみれ『あ、あなたは…』すみれは自分の機体から降りてヴァルシオーネRに向けて話しかけた。

 

リューネ『あたしはリューネ・ゾルダークちょっと頼みたいことがあってな、ほらよ!』ヴァルシオーネRはすみれに向けて小さなカプセルを渡した。

 

すみれ『これは?』

 

リューネ『そいつがあんたらの欲しがっていたものだよ。それで真宮寺直哉を復活させな!あんたは忙しそうだからもう直ぐあの闇忍者ランドのトンネルからくるチームDに渡しな、早く!いってきな!』

 

すみれ『わ、わかりましたわ!』すみれは機体から離れて走っていった。

 

リューネ『さあてと…これで作戦第一段階終了!これが後藤さんの作戦か……まさか昭和と平成、ロボットを上手く使おうとするなんてね。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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潰し合い大作戦

ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ードライブの世界ー

ー特状課ー

ここ特状課では特状課メンバー(本願寺、早瀬、追田、泊)と特別ゲスト田中(Z世界)、大河(α世界)、後藤(パトレイバー次元)、アイザック(α世界)、ゼンガー(α世界)、本郷(仮面ライダー次元)を交えた対策会議が開かれていた。

 

本願寺『はい、みなさま今回ここに集まってもらったのは今起こっている次元大戦これをなんとかするために意見を頂戴したい所存です。』特状課のボスである本願寺がスピーチをして対策会議が始まった。

 

本郷『我々仮面ライダーとしてもこの次元大戦の現状はとても苦しい……しかも真宮寺姉弟は邪魔ばかりしてくる…勝手な勘違いを起こして自分の意見を否定する奴を悪と決めつけて、どうすれば…』

 

泊『くそっ!あいつのせいで剛は操られてしまっている!あいつらは自分達が悪いだなんてこれっぽっちも思っちゃいない!自分の罪を認めて償い誰かの罪を許すことが人間らしいのに、あいつはそれをしない!普通500人を事故とは殺したらならばその人達のぶんまで生きようと誰もが考えるんだ!なのに、あいつはそんなことを考えやしない!500人殺したらならばそんなことがないように努力するのに!確かに考え方は人それぞれ違うけれどもだ!あまりに理解に苦しむ。甘やかしすぎている。このままだと俺達は!いや全次元に影響が表れてしまう。』

 

田中『そうですね。真宮寺直哉とズール皇帝の行うとしている次元大戦計画を完全に阻止するためにもなんとしても真宮寺直哉を止めなければいけませんね。』

 

アイザック『だが、真宮寺直哉達は私達のことを警戒している。迂闊に奴に近づくのは難しそういようだ。』

 

早瀬『ならばこうしてみるのはどうでしょう?我々で潰し合いをするというのは。』

 

追田『つ、潰し合い!?は、早瀬お前一体なに考えてるんだ!』

 

本願寺『なるほどね、自分の考えを否定する奴を敵とみなすなら真宮寺直哉か紫藤直哉の考えを理解しているふりをして近づきさらに、考えを否定する我々特状課みたいな存在と敵対させて信用を得る。』

 

早瀬『さすがです、本願寺さんその通りです。』

 

本郷『ならば我々昭和ライダーが紫藤直哉側や真宮寺直哉につきましょう。もしかしたら真宮寺直哉の裏人格が出てきてズール皇帝やブラジラとの会話によりさらなる計画もわかるかもしれん。』

 

田中『それならば我々チームDも使ってやってくれませんか彼らならなんとかしてやりますよ仮にもズール皇帝とつるんだり、別世界の獣戦機隊が頑張って手に入れた平和を壊そうとしている真宮寺直哉を信用する気はありませんよ。まあ紫藤直哉や佐谷直哉、米田健二の方は信用出来そうですしね〜』

 

泊『そして俺達平成ライダーが真宮寺直哉を殺せば次元大戦を止められると思っている。それを奴等に伝えてくれませんか?』

 

田中『わかりました、それもいっときますね。』



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人間

ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ードライブの世界ー

ー特状課ー

ここでは、数名の人間が次元大戦対策のために集まって会議をしていた。

 

後藤『あーあ…こんな面倒なことになっちゃってさー剛君が操られているとはいえねーーお節介が過ぎた罰ですかねー。』

 

ゼンガー『俺からしたらあいつらは悪だ。』

 

後藤『ゼンガー君…みんなそう思っているんだよ。戦争なんて自分が正しいと思ってやっているんだよ。君達の世界で起きた一年戦争だって元々は連邦軍がスペースノイドを迫害したからジオンが出来て戦争が起こったんだよ、それなのに地球連邦軍が事実上勝って連邦軍が正義になってティターンズが出来て、エゥーゴが出来て正義になって、アクシズが出来てネオジオンが出来て連邦がまた正義になっての繰り返しうんざりなんだよ。戦いなんてもんはね、正義なんてものはねどこにもないんだよ、正義ってのは人間が罪悪感を消すために使うための大義名分にすぎないんだよ、強いていうなら勝ったものが正義になる人間を殺すには生物を殺すにはロボットを殺すのは辛い…だから正義にすがる、敵を悪とみなす。それが楽だからさ、それが使いやすいからさ、だから正義なんて言葉はね、どこにもないんだよ。』

 

ゼンガー『ああ……だが…』

 

後藤『自分達がやったことを無駄にしたくはない。バルマー戦役、封印戦争、銀河戦争、ロイミュード事件、レジェンド大戦、それにより死んだ人達の死を犠牲を無駄にしたくはない。そう考えているだろう?』

 

ゼンガー『ああ…あの戦いではあまりに多くの人間が死んだ。だからもう絶対にあんな悲劇を起こさないためにも犠牲をうまないためにも。』

 

後藤『はい、ストップ。そこまででいいよ。よく考えてゼンガー君、僕達は食事をするでじょう。それは栄養をとるために必要だ。そのためには他の生物を殺さなければならない豚や牛、鶏や魚、植物に果実、これら他の生物を犠牲にしていかなければならない。だって生きていけないんだから、必要な犠牲なんだよ。だけどあまり感謝はしないだろ?有り難みを感じる人は少ないだろ?この犠牲を減らそうとは思わないだろう?思えないだろう?この考え方の違いはなんだと思う?人間のエゴだよ!当たり前に考えているんだよ、自分達以外の生物と対話するとか大義名分を掲げてはいるが、しゃべれたり知識があったり文化がある生物とばかり対話して、ロボットは機械として、肉や魚は必要な犠牲として平然と受けいれている。おかしいとは感じないんだよ、なぜかわかるか?みんながそんなことをいわないからだ!一部の人間は魚や肉を食べなかったりする、機械を本当の友達みたいに接する。だけど!多数決に負けるからだ!一部の人間の意見はつまはじきにされて、多数決が多いほうが採用されるんだよ、出前の注文だったり、新メニュー決めだったり、選挙だったり多数決で大抵決まるもんなのよ。だから犠牲が出てもあの真宮寺直哉や並行世界の彼は霊子甲冑開発費用や維持費用なんかのせいで貧しい農民が死んだとしても仕方がない犠牲として考えて、大神さんや剛君の意見だって他の人が横槍をいれて彼ら少数派の意見をまともに聞く気なんてないんだよ、だからカオスヘッダーによって真田鵜の世界はボロボロになったんだよ。それを知っていてもなお新しい霊子甲冑開発を進めて、犠牲を増やしズール皇帝とつるんでさらなる次元大戦計画を進めている。もし悪くなったら泣いたり喚いたり暴走したりするのよ。そうしたら可哀想な僕を見たら同情してくれんだろう僕に悪口を言ったことを後悔するだろう僕に悪口を言ったことを悔やむだろうってでもそれは間違いなわけ、そういうことは全然ないわけ、馬鹿な男の馬鹿な言動が他の次元に知れ渡り世間の笑いものになるばかり、だったらもうやめようよ。そのままにしておこうよ、あの真宮寺直哉の性格はどうしようもない。だからほっとこうよ、こっちで味方送り込んで、ズール皇帝やらブラジラを倒してとっとと帰ろうよ、それが一番なんだよ。真宮寺直哉は自分に都合の良い考え方ばかり決めつけてそして可哀想がってその意見を絶対のものとして並行世界の仲間を集める。だから、今回は敵対しているふうにして、敵の敵は味方理論だから、案外簡単にいくのよ。』

 

ゼンガー『ならば俺は自分の信念のために戦おう!正義はなくても、弱き人を苦しめるものを悪とみなす!』

 

大河『わかった!!αナンバーズのみんなには私から言っておく。全員ここに誓いを立てましょう!』

 

アイザック『ズール皇帝とブラジラそしてノバショッカーを撃破して真宮寺直哉を止めて、この並行世界の融合を止める!これが我々の最終目的だ!』

 

大河『この作戦には我々だけではない!全次元の様々な生物に影響を及ぼすかもしれん!いいか我々は正義のために戦うのではない!我々は人間のために戦うのだ!たとえそれが人間のエゴだとしても!人間のために別の生物を犠牲にして掴んだ未来や平和のためにも!我々は負けられるん!オペレーション・スーパーヒーロー発令!我々は全次元を救うのだ!だが!誰も殺すな!例え真宮寺直哉でもだ!ここに絶対宣言をする!この秘密を真宮寺直哉や紫藤直哉や佐谷直哉や米田健二に気づかれたら最後ケイサル・エフェスが目指す世界に完全になってしまう!では、みなの活躍を期待している!』大河の号令の元、皆がそれぞれのやり方で次元大戦を止めるべく活動を始めた。



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私の考える仲間

なあ、みんな大神一郎って知ってるか?昔、ヒーローを支援したり、正義の組織を作ったりした奴なんだぜ、だが今でも異星人とかが来て世の中荒れ放題!背後からブスリ!なんてこともあるんだぜ、まったくどっちもこっちもどっちもどっちも!

さあて、これは何かわかりますか?結構古めなマニアックな風に紹介をしてみました。どうぞ、


ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ードライブの世界ー

ー特状課ー

ここでは、それぞれに打ち合わせをしていた。

本郷『我々昭和ライダーは真宮寺直哉に裏から接近する。』

 

泊『そして俺達平成ライダーが真宮寺直哉を殺そうとしているとデマを流してくださいね。頼みます。』

 

大河『我々はオービットベースでこれから来る空組に協力をしよう。だか、勇者ロボのみんなは今出かけていていない復活した第三十一原種と宇宙怪獣退治に向かっている。αナンバーズ、ZEUTHやZEXIS、ZーBLUEのほぼ全てのメンバーとともに…だが、奴らも警戒している…気付かれないようにこっそりと行くか。』

 

田中『私は特状課メンバーに氷の針があるという情報を流しますね〜〜彼らの味方になるにはそれしかありません。あなた達が敵でなければならないんですから。彼らは自分達に落ち度があるとは口ではいっても、反省したり直そうとはせずに、ただあちら側も悪いと決めつけて自分達の落ち度を隠そうとするだけですからね〜』

 

ゼンガー『私はしばらく裏で様子を見る。』

 

アイザック『では、我々J9も同じように裏から見守ろう。』

 

本願寺『我々特状課はあの問題に取り掛かりましょうか。』

 

早瀬『華撃団運営資金による農民の大量虐殺ですね。』

 

本願寺『剛君が怒こった理由の一つですね、なんとか努力すればなんとかなるのに…現に大神一郎さんはこの資金問題をある以外な方法で解決させて、市民から愛されるスーパー戦隊を作りましたからね、ですが彼は知っていて努力をせずに知らんぷりを決め込んでいた。それを知らないから他の人や大神一郎さんは剛を批判した。そして真宮寺直哉本人は変なトラウマ起こして自殺未遂して同情を引いて我々を一方的に悪者扱いでしょう。やりづらいったらありゃしないですよ〜大神一郎さんだって同じように、酷い目にあっているのに、まったくおかしな話しですわ。』

 

田中『真宮寺直哉はまだ気づかないんですかな〜〜並行世界のなのはさん達の信頼やら信用を得ているのは君で、別次元のウルトラマン、仮面ライダー、スーパー戦隊、宇宙刑事、スーパーロボットの信頼やら信用を得ているのは大神一郎さん。最近たまにあの世界覗いてみると大神一郎さんは不遇な扱いですが、その分他の次元では、彼は英雄になっていますからね〜〜並行世界の大神一郎さんでもみんな尊敬していますからね〜そういうことなの!真宮寺直哉はヒーロー達からは一番に信頼されなくて、大神一郎は魔法世界の人達からは一番に信頼されない!真宮寺直哉は並行世界のすごい人で大神一郎さんは次元の英雄。出来ないことは誰かに任せる。出来ないことを補いあう、それが私の考える仲間なんですがね〜。』

 

泊『俺達仮面ライダーはロイミュードと人間が手をとりあうことにより完全に完成する。それと同じようにウルトラマンコスモスはカオスヘッダーと手をとりあうことが出来た。人には無限の可能性がある。それを今、タケル達が証明している。7人世界の三人の英雄真宮寺一馬、山崎真之介、藤枝あやめと仲良くしようとしているように。そしてあいつらのいいぶん、確かに生まれたばかりの真宮寺直哉が霊力を上手く使えるわけないから500人殺しても仕方がない、これは事故だ。どうしようもない、このことについては俺達も同情はする。だが!華撃団運営資金問題はなんとか出来たはずだ!それを見て見ぬふりとは…』

 

アイザック『裏直哉はこれから戦いが終わったら自分達は殺されるのではないかと心配しているんた。だから裏直哉は考えた…大神一郎はなぜ殺されなかったのかを考えた。そしてその結果を裏直哉は見つけ出した。スーパー戦隊次元では、毎年様々な敵が現れてスーパー戦隊が必要とされていた、だから常に戦いがあればいい…戦いを生み出し、戦争をすれば他の人間は減り戦う力を失い…自分達を必要としてくれる…スーパー戦隊次元や仮面ライダー次元などは人間は戦う力がなかっただから必要とされていると考えているんだ。』

 

追田『俺達にも落ち度がかなりあったからそんなこと言われても仕方ないかもしれないがな、あいつらも自分達に落ち度があると認めないとなあ…この考えはわかってもらえないかもしれない…こんなことをいう俺達は疎ましいのかもしれないなあ…でも、これを続けることに意味があるんだと思う。伝わらなくても続ける努力が必要なんだよと俺は思う。考えの押し付けかもしれないがな。』各々思いは違うがなすべきことを考えてそれぞれの場所に向かった。

 



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全次元の危機

 

ー平成二十八年ー

ースーパー戦隊次元ー

ーニンニンジャーの世界ー

ートンネル前ー

ここでは、列車からにげたアイリス、トカッチ、ミオ、風花が天晴の心配をしていた。

 

風花『大丈夫かなーーお兄ちゃん。』風花は不安そうにトンネルの中を覗いていると側にいたトカッチは風花の肩に手を置き話しかけた。

 

トカッチ『大丈夫だよ、ライト達がいるんだからさ。』トカッチは不安を和らげさせるために、笑顔を見せる。

 

アイリス『ぜーったい!大丈夫!…ん!な、何だ、誰!』アイリスも励まそうとして近づこうとしたが、上空に不思議な気配を感じてアイリスは上空を見た!するとそこには狐の仮面をかぶった妖怪十六夜九右衛門が現れた!

 

九右衛門『それはどうかな?まだわからないんだろう、そして今、僕達の計画はかなり順調にすすんでいるよ。』

 

ミオ『だ、誰!』ミオは構える。

 

風花『十六夜…九右衛門!』風花は彼に見覚えがあった。

十六夜九右衛門

ニンニンジャーと戦っている牙鬼軍団の一人で、ニンニンジャーに倒された妖怪を復活させて巨大化させている。

 

九右衛門『彼がいったのは闇忍者ランド…闇博士マーブロと呼ばれるヤツがいてね、そいつは大の忍者好きでね、忍者がいた江戸時代そっくりの街並みの建物を作ったりしていたんだよ、そしてこの作戦で紫藤直哉や君達華撃団、ニンニンジャー、トッキュウジャーをおびき出すことに成功したしね。』

 

ミオ『まさか……私たちをおびき出すことが作戦だったの!』

 

九右衛門『正解だよ、トッキュウジャー、僕達がいまやろうとしている次元大戦…その作戦の一つが君達をおびき寄せることだったんだよ。』

 

アイリス『な、なんでそんなことを?』

 

九右衛門『今…君達紫藤直哉がいる世界、真宮寺直哉がいる世界では、人間同士で戦争をしているんだよ。』

 

アイリス『せ、戦争……な、なんで!』

 

九右衛門『なんでかって?今、君達の世界には霊子甲冑というロボットが力があり、様々な国が技術を絞りだし試行錯誤を繰り返していた。だが、霊力がなければ使えないため、ほとんどの男性がこの霊子甲冑という力を手に入れることが出来ずイライラしていた。君達みたいなガキの女にしかその力が手に入らなかった。だが、もし、誰にでも簡単に操ることが出来るロボットがあったら…霊力がない自分達でも操れるロボットがあったら…』

 

ミオ『ま、まさか!』

 

九右衛門『そのまさかだよ…君達の世界にある怪重機!これを真宮寺直哉、紫藤直哉の世界の様々な国々に高値で売りつけたんだよ!この怪重機ならば誰にでも簡単に操ることが出来る!そうしたら軍隊にいる血気さかんな男の軍人どもは…そうだ仮定するならこうだ?君は新しいラジコンを買ってもらったらどうする?』

 

トカッチ『遊びたくなる…使いたくなる…僕も新しいラジコンをもらったときに使いたくなる…となると、この時代だと!』

 

ミオ『世界大戦…』

 

九右衛門『その通り!世界大戦だよ!世界中の国が自分達の威信やら誇りやらとかいう大義名分を掲げて、戦争を始めるんだよ!互いに人間が持て余す力を持ったら使いたくなるじゃないか!だからみんなで戦争をするんだよ!そのためにお前達華撃団やスーパー戦隊は邪魔だったんだよ!だから、真宮寺直哉を殺して、その復活のためのアイテム回収のために君達をおびき寄せるのがこの作戦の意図さ!世界中で戦争が起きると人間は死の恐怖や家族を奪われる恐怖や怯えなど…僕達牙鬼軍団が集めている人間の恐怖が集まり、人間が出すマイナスエネルギーにより怪獣が生まれて、闇クローンのウルトラマンベリアルやエンペラ星人はその生まれた怪獣を集めて、M87星雲光の国を襲い!人間が絶望し、ファントムが生まれて魔力が集まり、笛木は喜び、怪重機が足りなくなり法外な値段で世界中に売り尽くすことによりエージェントアブレラは喜び、時が経つに連れて人間は勝手に滅んでいき…それによりブラジラが喜ぶ。こんなにも都合のいい作戦ないだろう?様々な次元が重なり合い…都合の良い作戦が出来た…これを僕達は次元大戦と呼んでいるんだよ!はっはっはっはっ!そして、最後に黒十字王が過去の世界にて復活して、真宮寺直哉の世界の大神一郎を狙い、僕は君達紫藤直哉の世界の大神一郎を狙うのさ!』

 

アイリス『な、なんで直哉お兄ちゃんじゃないの?お兄ちゃんなんか弱くて、情けなくてみっともないよ!』

 

ミオ『そ、そこまでなんだ…』

 

九右衛門『まあ…大神一郎の男性隊員がいる10あるかないかの世界群では、みっともなくて、頼りなくて情けなくて弱い…だからこそなんだよ!ケイサル・エフェスの魂を真宮寺直哉に入れたんだよ!』

 

ミオ『ケイサル・エフェス!ケイサル・エフェスですって!』

 

トカッチ『前にターミナルで見た本に書いてあった銀河戦争で負の無限力を使って、正の無限力を持つαナンバーズと戦ったあのケイサル・エフェス!』

 

負の無限力

かつてアポカリュプシス(簡単にいうなら運命)に敗れ命を散らしたもの達の霊が集まったものでケイサル・エフェスが手に入れて、正の無限力(伝説巨神イデオンのイデ)を手に入れようとした。

 

九右衛門『その通り…真宮寺直哉をもう一度殺すことによりケイサル・エフェスは復活を果たす!そして、負の無限力を使い、彼は大神一郎を抹殺するのさ!サクラ次元の並行世界全ての大神一郎をだ!』

 

ミオ『並行世界全ての大神一郎さんを殺すですって!そ、そんなこと出来るわけ!』

 

九右衛門『出きるのさ!彼らならばな!真宮寺直哉の並行世界への移動能力…ケイサル・エフェスの負の無限力…これらを組み合わせて因果律を狂わせて並行世界の大神一郎の命を一つにする…そうすると真宮寺直哉の世界にいる大神一郎を殺すだけで、他の並行世界の大神一郎も全員死ぬ…そうすると…』

 

トカッチ『僕達の世界は…黒十字王によって支配される…』

 

ミオ『それだけじゃないわ、大神一郎さんがウルトラマン次元の防衛チームを作ったからウルトラマンは事故を起こしてハヤタって人に出会えたのに…それがなかったらウルトラマンは地球に来ない…仮面ライダー次元でも支援がなければ…刑事次元の宇宙警察も…αナンバーズも…イングラムさんが…』

 

アイリス『そ、そんなわけないよ!お兄ちゃんがそんなに偉いわけがないよ!』

 

九右衛門『信じたくないのはわかる…だって君達の世界群の大神一郎は信じられないくらいダメダメなんだけどね、だけどその分他の並行世界や別次元では英雄になっているんだよ。』

 

トカッチ『バランスよく出来ているんだね。』

 

風花『ってことは…全次元の危機なの!どうしよう!』

 

九右衛門『まあ、君達に次元を超える力はないしね…とりあえずは今起こっている危機をどうにかしたら?じゃあね。』そういいながら九右衛門は空に消えていった。

 

風花『まずは私達の屋敷に行きませんか?』

 

トカッチ『そうしよ。』そういってトカッチ、アイリス、ミオ、風花は伊賀崎の一族が住む、伊賀崎の屋敷に向かった。

 

 

 

 

 

 

 



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ZEUTHハンター

 

ー平成二十八年ー

ー仮面ライダー次元ーゴーストの世界ー

ー沿岸部ー

ここでは、デンライナーに乗ってきたレニ、マリア、織姫、電王がオーメダルの回収をしにこの世界に来ていた。ここは、かつて仮面ライダーオーズと未来から来た仮面ライダーアクアと協力して、仮面ライダーポセイドンを倒した場所であった。そこに、仮面ライダーポセイドンが落としたオーメダルの一枚が残っていて、それを回収するために4人は現れた。

 

マリア『何かが違うわ…体に違和感を感じるわ。』

 

レニ『これが別次元…』

 

織姫『なんかいやでーすね…ともかく早くオーメダルってのを見つけるでーす。』四人は沿岸部の周りを探しはじめるが、中々見つからず……少し離れた場所で織姫がサボり始めた。それを見たマリアが近づき怒り始めた。

 

マリア『織姫!何やってるの!サボっている場合ではないわよ!』

 

織姫『そんなこといっても仕方ありませーん今はシエスタ(お昼寝)の時間でーす!大丈夫でーす!それにみなさんが力を合わせーれば、なんとかなりまーす!』そういって織姫は側にあったスチール缶に寝そべろうと背もたれをしただが、

ガン!

織姫は足を滑らせて頭を地面に叩きつけてしまった。

 

織姫『い、痛いでーす!まったーく!なんですかこの缶!まったくもー!』織姫が八つ当たりをしてスチール缶を蹴り飛ばし、側に詰んであった数台のバイクに当たりバイクが崩れ落ちた。

 

ガンガラガッシャン!

凄まじい土煙を立て周りを見て四人は唖然としていた。

 

織姫『………やっちゃったでーす!』織姫は密かに別の場所に向かおうとするがマリアは織姫の頭を掴む。

 

マリア『織姫!なんてことをしたの!ここは帝国劇場ではないのよ!今すぐ片付けなさい!』

 

織姫『わかったでーす…』織姫は仕方なくスチール缶やバイクを片付け始めたすると…

 

織姫『あれ?この光るものって?』

 

電王『そ、それだ!それがオーメダルだ!これを持ってダンクーガノヴァに会いに行けば真宮寺直哉が蘇るぞ!渡してくる!』(作戦どおりだな…)電王は織姫からオーメダルを受け取りデンライナーに乗った。

 

電王『さて…俺は届けに行くから、三人はアイリス達がいる伊賀崎家に行ってくれ!』

 

織姫『わかったでーす。』

 

レニ『…』(おかしい…こんなに早く簡単に見つかるなんて……おかしい…おかしすぎる…)

 

マリア(怪しいわね…体の違和感といい…こんなにあっさりいくのも…でも、今はこうするしかないようね。)マリアとレニはおかしいと感じながらもデンライナーに乗り込んだ。

 

ーウルトラマン次元ー

ー怪獣墓場ー

ここ怪獣墓場では、ガンダムXディバイダーに乗ったガロード・ランがウルトラマンベリアルと戦っていた。

 

ガロード『てめえっ!ウルトラマンなんだろ!俺はよくは知らないけどウルトラマンはヒーローなんじゃねぇのかよ!正義の味方なんだろ!』ガロードはビームサーベルを展開して、ウルトラマンベリアルに斬りかかるがベリアルはギガバトルナイザーというロッド状の武器を使ってビームサーベルを防ぎ、力を入れるが、ベリアルとガロードの力は同じようだった。

 

ベリアル『正義の味方…ウルトラマン!そんなものとっくの昔に捨てたんだよ!今の俺はただの破壊者だ!いや…今の俺はZEUTHハンターだ!』

 

ガロード『ぜ、ZEUTHハンターだって!』

 

ベリアル『そうさ!ハートに死の世界で出会った俺、ギンガナム、エンペラ星人は蘇り、お前達ZEUTHのランド・トラビス側勢力の一つを潰しているのさ!既にゲッコーステイト、ヤーパンの天井、グローマ、デューク・フリード、ゲッターチーム、アイアン・ギアーの連中は抹殺しておいたぜ…残るはお前達フリーデンの連中とランド・トラビス、ロジャーだけだからな!』ベリアルはギガバトルナイザーをガンダムXディバイダーのコックピット部分に構えた。

 

ベリアル『死にな!』

 

ガロード『ティ!…』

 

ドゴォン!



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復活によって

ちょっと今回は詰め込んでみました。見づらいかもしれません。どうぞ、



ー平成二十八年ー 
ースーパー戦隊次元ー


ーニンニンジャーの世界ー


ー屋敷ー


ここではニンニンジャー、トッキュウジャー、仮面ライダーオーズ、紫藤直哉の花組が集まって会議をしていた。

八雲『早速、天兄を助けに行かなければ!』八雲は外に出かけたがレニに止められた。

ヒカリ『君達が行っては危険だ!なんのために君達を助け出したと思う。』ヒカリが強くニンニンジャーに向かって叫んだ。

トカッチ『そう、危ないんだよ…敵が狙ってのはニンジャだけじゃない……花組の霊力…。』

『ええー!な、なんでですか!』ヒカリの発言に花組は驚いた。

ヒカリ『マーブロの協力者の中に君達の世界の敵…桜花がいる。そして奴等は君達を狙っている。終わりの手裏剣という餌に食らいつくと考えている。君達の情報を既に知られていてる。こちらの世界の技術を使って君達を一網打尽にするのかも知れない。』

マリア『それを知らずに、さくらは行ったの!なら急がなきゃ!』

ヒカリ『だから何度もいうが!あんたらにはこないで欲しい俺達トッキュウジャーと仮面ライダーオーズがなんとかする。それにここに大神一郎さんがいれば絶対安心なんだが。』

織姫『な、なんで中尉さーんが必要なんでーすか?』

ヒカリ『大神一郎さんはこの次元での英雄……大神一郎さんの希望の種…人間の光……希望の種の能力には闇や間違った悪を振り払う力がある…だがこの世界の大神一郎さんはもういない、2013年に死んでしまった。だからシャドウラインによる闇の侵食が始まったり、牙鬼軍団の恐怖集めが簡単になった。今まではそんな事は出来なかったからな、それにこの世界の希望の種の所持者の力は大神一郎さんよりも弱く、その所持者達がその国にいなければならないからな。』ヒカリは残念そうに見た。

カンナ『そ、そうなんだ…ところでさ、紅蘭どこに行ってるんだ?』

トカッチ『ああ…彼女はちょっと用事があるみたいで僕たちの仲間と一緒にいるから大丈夫。』

キンジ『話合っていても仕方ないでありんす。トッキュウジャーのみなさんには申し訳ありやせんが、罠だとわかっていても行くしかないでありんす。』

旋風『駄目だ!行っちゃいけない!』

霞『叔父様!』

楓『天ちゃんが心配じゃないの⁉︎』

旋風『そりゃ心配さ、でも駄目なんだ。』

楓『どういう事?』

旋風『お前達は敵の思い通りにのこのこ出て行って闇に染められたら!花組の皆さんも桜花の思い通りに殺られたら!どうするんだよ!世界が闇に沈まるのが早まるだけだ!大神一郎さんはいないんだぞ!』

『でも、私達は!』

『花組の皆さん、真宮寺姉弟を救いたいのはわかる。だが!相手は殺戮革命連合だ!様々な技術を持っているんだぞ!それに君達の弱点や癖、そして武器や技、全てが研究し尽くされているんだぞ!真宮寺姉弟のように死ぬだけだ!』

『…確かにその通りでごさいやすが。』皆が味を止めた。

ー森ー
『よかったー気づいた。』ライト達が気絶して、起き上がった、天晴を見た。

『君達は?』天晴は質問した。

『俺はライト、そんでこの人達はあの花組。』

『そっか、トッキュウジャーにあの花組、俺は伊賀崎天晴。助けてくれてありがとな。』ライトに触れようとしたが、触れれなかった。

『やばいな…マジで消えてきた。』天晴の体は透けていた。

『ごめんな、俺達がもう少し早く助けにこられればよかった。』ライトは天晴を見た。

『いや、ライト達のおかげで皆が助かって良かった。もうあいつらの心配なんてする必要ないんだ。後は消えてなくなる前に…』

『俺は俺の事をすればいい…って事?』天晴はライトの発言に驚き、ライトを見た。

『なーんか同じような考え方した人知ってるよ、俺……本当にそれでいいの?』



『えっ。』

『直哉、君も仲間の真宮寺姉弟を助けるために来た。でも、その事に対してまだ疑問を持っている。じゃあこのまま死んだままでいいの?』

『ああ、俺はいい。』天晴は答えた。



『僕も…人間が蘇るなんて事をあまりしたくはないんです。酷いかもしれませんが。』紫藤直哉は俯く、友達だけど…仲間だけども…どうすれば…いいんだ!



『そっか、一緒に戦おうぜ、でもそんな心配をする必要はないさ、俺達だけでも十分だ、もう真宮寺直哉を助けるためのアイテムは揃っているから、チームDに合流して、真宮寺直哉を復活させればいいじゃなあ。まあ、人が死ぬより生きてたほうがいいじゃない。』ライトは笑顔で二人を見た。

 

紫藤『……まあ、友達のためですから、さくらさん、ここは任していいですか?』

 

さくら『大丈夫よ!』


 

天晴『行ってこい!』天晴に速されて、紫藤直哉はチームDのところへ向かった。

 

ー別次元ー

ロジャー『残っているのは我々だけか…』

 

ランド『ああ…反エゥーゴ側は俺達二人だけになってしまったみてぇだな…』

 

ロジャー『いや、ホランドの遺体は確認されていない。運が良ければ彼は生きているかもしれない。だが…体は…』

 

ランド『なら、俺達だけでやるしかないな、反連邦を掲げた以上仕方ないんだよ!』

 

ロジャー『まあ待て、まだ我々の仲間はいる…確かにエンペラ星人によって残っていたフリーデンクルーは全滅させられたが、まだいるんだ…J9というやつらがな。』



 



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怪重機戦争

前回あたりに専門用語ばかりにならべてすみません!
αナンバーズはスーパーロボット大戦αシリーズのロボット部隊で
ZEUTHはスーパーロボットZの部隊名です。そしてランドはスーパーロボット大戦Zの男主人公で、ロジャーはTHEビッグオーのキャラです。そして彼らの会話にでてくるのはZEUTHの媒体になっている組織の名称で、途中仲違いがあり、二つに分かれたのです。


 

ー太正十六年ー

ーサクラ次元ー7人世界ー

ー大帝国劇場ー

ここサクラ次元の7人世界では、真宮寺直哉のことを心配しつつ、周りを警戒していた。そのため大神は大帝国劇場の周りをパトロールしながら掃除をしていた。

 

大神『直哉君…ああ!俺はなんてことを!』大神はただ後悔していた。直哉を傷つけたことを裏切ったことを、剛が直哉を傷つけたことを後悔していたのだ。

 

大神『剛!あいつはもう俺達の敵だ!絶対に許しはしない、あんなに傷つく言葉ばかり!直哉君のことを知らないからだ!直哉君の過去を知らないからあんなことを!』大神は頭を抱えながら大帝国劇場の周りをホウキで掃除していると

 

ブルルルルン!

 

大神『バイクの音!まさかまた剛か!』大神は持っていたホウキを構えて待ち構える。

 

ブルルルルン!ブルルルルン!

 

 

大神『い、いつでもこい!』大神は目を閉じてバイクの音を耳でよく聞き、相手の場所を確認し始めた。

 

 

ブルルルルン!ブルルルルン!

 

大神『そこか!』大神はホウキを音のするほうへ投げた!

 

ブロロロ!

 

パンッ!

 

チェイス『……始めましてか…』大神の投げたホウキを手にし、バイクを止めた。

 

チェイス

グローバル・フリーズと呼ばれるロイミュードの一斉蜂起の時にロイミュードでありながらクリム・スタインベルトの力を借り仮面ライダープロトドライブとなり、ロイミュード108体を倒したが、ロイミュードの命の源であるコアを砕くことは出来なかったため、ロイミュード009(メディック)の回復能力のためにロイミュード108体は復活してしまい、復活したロイミュードの一人、進化したロイミュード001(ハート)により、チェイスは魔人チェイサーとなってロイミュードの死神として活躍するが、グローバル・フリーズの時に助けた詩島霧子などの協力により、記憶を取り戻し仮面ライダーチェイサーとなるが、仮面ライダーマッハ(詩島剛)を守るために散るが蛮野事変(蛮野編)の剛の活躍したデータにより復活した。

 

大神『誰だ!まさかこのバイク!貴様…剛の仲間か!ならば…』

 

チェイス『殺すというのか?無関係な市民のように…』

 

大神『無関係な市民を殺す?何馬鹿なことをいっているんだ!俺達花組は帝都を守るために戦っているんだ!そんなわけがないだろう!』

 

チェイス『本気でそう思っているのか…ならばこれを見ろ…』そういってチェイスはいいながらシフトカーカラフルコマーシャルを移動させてある映像を大帝国劇場の壁に投影した。

 

大神『こ、この映像はいったい…』大神は目を見張り始まった映像を見る。

 

ー映像ー

ー国境線戦場ー

ドイツ軍対ソ連軍がエージェント・アブレラから買った多数の怪重機に軍人が乗り込み、戦いを始めた。

ドイツ軍兵士『この怪重機ならば…くらえ!』大砲を持ったドイツ軍の怪重機が剣型の武器を持ったソ連軍の怪重機に向かった砲撃を放っていた。

 

ソ連軍兵士1『うわああっ!た、助けて…』

 

ソ連軍兵士2『おふく…』

 

ソ連軍兵士3『あ、アンナああああっ!』ドイツ軍の砲撃によりソ連軍の大半の怪重機はバラバラになり

 

ドイツ軍兵士2『や、やってやったぞ!やってやったぞ!俺達の攻撃で人が死んだぞ!死んだぞ!さあ!次は!なんた…』

 

バリンァン!

生き残っていたソ連軍の兵士が砲撃の火薬の煙に隠れてドイツ軍の怪重機のコックピットを剣でピンポイントで貫いた。次々とドイツ軍の怪重機はパイロットを殺されて動作を止めていった。

 

ドイツ軍兵士3『くそっ!仲間を何体もやりやがったな!仇打ちだ!くたばりやがれぇい!!』さらなる弾丸を込めて撃ちまくるが機動性においては小回りの効き、隠密戦が得意なソ連軍の怪重機が勝っており、一撃必殺戦のドイツ軍は時間が経つほどソ連軍に負ける可能性が高まるのだ!

 

ソ連軍兵士4『殺してやるよ…殺してやるよ!大量殺戮で英雄になれるなんて!こんなにも清々しい世界は最高だなぁ!死ねぇい!死ねぇい!死んじまぇよお!』

 

ドシュ!ドシュ!ドシュ!

次々とソ連軍兵士は刺し貫かれていく。

 

ドイツ軍兵士3『まだまだなんだよぉ!この怪重機はまだやれんだよ!憎き外国のために!我らが祖国の誇りにかけてぃ!』ドイツ軍の怪重機は負けじと備え付けていた秘密兵器の小銃を放ち、ソ連軍を撃墜していく。

 

ソ連軍兵士4『綺麗事をぬかすんじゃねぇよ!俺は殺すのさ!目の前の物体をオイルと血にまみれた塊にするまでは終わらねぇんだよおおおおお!』

 

ドイツ軍兵士3『そうだったなぁ!俺も目的は同じだ!祖国ドイツも!関係ないなぁ!』

 

ソ連軍兵士4『この剣で!』

 

ドイツ兵軍兵士3『この弾丸で!』

 

『『地獄におくってやるよぉ!』』

 

ガァン!

 

ドォン!

 

 

大神『こ、これは…なんだ!』

 

チェイス『戦争だ…今、この世界で起きている怪重機戦争のな…』

 

大神『か、怪重機…戦争!なんだ、それは!』

 

チェイス『世界中で行われている怪重機による戦争…この戦争を起こしたのは真宮寺直哉だ!』

 

大神『な、なんだってぇ!』

 

 

 



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48時間と覚悟

 

ー太正十六年ー

ーサクラ次元ー7人世界ー

ー大帝国劇場ー

大神はチェイスの見せたこの世界の外国の様子を見せて衝撃していた。

 

大神『う、嘘だ!そんなわけがない!これは活動写真だ!そうでなければお前達が起こした戦争なんだろ!』

 

チェイス『そう思うか……お前達の楽観主義ならばそう考えるだろうがな…』

 

大神『なんだと!』

 

チェイス『その通りではないのか…貴様みたいなお人好しみたいにはわからないか……甘やかししかされてこなかった真宮寺直哉がこうなったのかを…戦争を行ったのかを。』

 

大神『甘やかしだと!なにをいっているんだ!直哉君はな!』

 

チェイス『500人殺しだろ…知っているさ…よく聞いているからな…だから庇えばいいのか?甘やかせばいいのか?自分だけが優遇されて自分が中心の世界ならいいのか?仕方ない…現実という言葉をいいわけに救うべき命を見捨てている…そうだな…貴様らにとっての正義とは上からの命令に従順にペットのように従い自分達の居場所を守り、都合のいい解釈をして間違いを指摘せずに資金問題も放棄して戦争を起こし、人間を殺す…そうなんだろ!』チェイスの言葉を聞いた大神はチェイスの顔をおもいっきりぶん殴った!

 

大神『俺たちだってなあ…俺たちだってなあ!必死に戦っているんだよ!』

 

チェイス『また自分を直哉を甘やかすのか…そうして無関係な市民を見捨てて霊子甲冑を作り敵を倒して何が残る。そして、呪われたプロジェクトCA…虚しさだけだろう。それに今の拳はまったく痛くはない!弱く脆く情けない拳だった!それが貴様の限界だ!』

 

大神『黙れ!俺たちの苦労もわからないくせにいうな!』

 

チェイス『確かに俺はお前達と違い苦労は知らないしわからない…だが俺は少なくとも人間を殺したことはない…資金問題も解決させてな、そのくせまだ自分達を正義という薄っぺらい言葉に頼るんだな…正義という言葉は都合がいいからな…罪悪感を消すのにはな。』

 

大神『いいかげんに…』

 

チェイス『そうやって暴力に全てを任せるのか…そうやって気にくわないやつは悪と決めつける……尊敬するベき行動だな。』

 

大神『ち、違う…それは直哉君を君達が傷つけたから…』

 

チェイス『それについてはあやまる…反省はしている…だから俺達は命は奪わない…止めるだけだ……戦争を…真宮寺直哉を…』

 

大神『嘘だ!それに直哉君は一度も間違えたことはない!』

 

チェイス『そうか…ならば質問する。お前は何故ここにいる?』

 

大神『なんだと!』

 

チェイス『真宮寺直哉が正しくて米田一基や他の花組や異世界のなのはやヴィヴィオ、イヨなどからの信頼もあって、霊力が強くて、強力な霊子甲冑の操縦も得意だ…ならばお前は何が出来る。男でありながら霊力は使えるのは強い真宮寺直哉だけでいいはずだ。それに、お前の正義は真宮寺直哉だ…ならば弱くて信頼もないお前は邪魔なはずだ。何故ここにいるんだ?戦力的には必要もないし敵からの評価も悪く…すぐに操られるお前は必要かどうか…答えろっ!!』

 

大神『黙れ黙れ黙れ!』大神は何発も何発もチェイスを殴りつけるがチェイスは反撃しようとはせずにただただ殴られていた。

 

チェイス『嬉しいか…無抵抗なやつを自分勝手な正義を否定されて、やれアンチが強いなどと、弁解してまったく改善しようとしない…戦争を起こすことが間違いでないと考えている。そしてお前は真宮寺直哉の代用品にもならない…ならば貴様はここにいらん!』チェイスの言葉を聞いた大神はチェイスを殴る拳を抑えこみ、その場で崩れ落ちた。

 

大神『わかってるんだよ…俺には…俺には何も出来ないって…並行世界の人からも花組の皆から信頼されていないって…必要ないって…』

 

チェイス『ならばここで貴様は真宮寺直哉に妄信して人類全てが戦争により死に絶えていくのを黙って見ているがいい……』

 

大神『ちくしょう!ちくしょう!直哉君をもう裏切れない!だが…直哉君のやり方を認めるわけにはいかない……俺の意見は受け入れられない…どうすれば……』愕然とする大神に向けてチェイスは小さな鍵を渡した。

 

大神『これは…なんだ……』

 

チェイス『これを使うには覚悟がいる……これを使えば真宮寺直哉や花組の仲間達からの信頼を失う。だが、戦争を止めて、真宮寺直哉を真田鵜のような死の未来から救うことが出来る……さあ選べ…例え罵倒されようと信頼を失おうと裏切られようがその人のためになることをしようとする覚悟はあるか…』

 

大神『………』

 

チェイス『悩むにしても時間はあまりない…人類が滅亡するまで残すところあと48時間だ。全人類の未来はお前の鍵が握っている。全てを救うか、全てを見捨てるかだ。』チェイスはそのままバイクに乗り大帝国劇場を去っていった。

 

 

 



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真田鵜とカオスヘッダー

久しぶりの投稿です。次回投稿日はまだ未定です。ちなみにエックス2さんとのコラボが始まりましたよー。見てください。忙しくて更新遅れてすみません。あと、次回作の追加参戦作品が決まりました。

恐竜キング Dアドベンチャー
ISーインフィニテット・ストラトス(一部人物のみ)
超電磁マシーンボルテスV(一部人物のみ)
銀河疾風サスライガー


ー太正十六年ー

ーサクラ次元ー7人世界ー

ー空間の穴ー

ここでは、空組が空間の穴にてある人物を待っていた。

 

本当にあの人は来るのだろうか、あの人はあくまで僕達ではなく大神さんやシャアさんを信用している。別世界にいるヴィヴィオちゃんも僕達ではなく、紫藤直哉君を信用しているのと一緒か…まあ、こんな何もない空間にいたほうが安全なのか…にしてもノバショッカーとはいったいどんな組織なんだ。見当がつかないなあ…それにここではどんなことを知るのか…

 

米田健二は不安になりながらも空間の穴に入ってきた謎の戦闘機に向けて通信を送った。

 

健二『あのーーすみません、あなたは?』

 

万丈『僕は破嵐万丈、君達の世界にいた人物とは関係は良好だ。僕は君達がZ世界と呼んでいる場所から来たんだ、まあここは空間の穴、タイムテレビやスパイロボットなんかもいやしない、だから思いっきり話しが話せるんだ、さあ君達空組や紫藤直哉君や佐谷直哉君には今から辛い事実を知ってもらう………彼らには所定の場所にいるから知ることが出来るんだ。』

 

辛い事実…それはなんだ。

そんな僕の不安を横目にイルイさんは僕達の脳内にあるイメージ映像を見せ始めた。

 

ー昭和元年ー

ーサクラ次元ー地獄の世界ー

ー大帝国劇場ー

ー路地裏ー

暗闇しかない大帝国劇場の路地裏で一人の金色姿の男が何かと話をしていた。

 

佐谷『こ、これは一体…』

 

イルイ『今から見るものは真実で実際に起こったことです。しっかりと…目に焼き付けてください。』

 

 

蛮野『さあてと…頼んだぞカオスヘッダー、貴様らの目的が生命体の意思統一ならばこの世界で行うがいい…ここは別次元…ここならば邪魔なウルトラマンコスモスやトリンはいないぞ…存分にやるがいい!』

 

カオスヘッダー『蛮野天十郎…貴様は人間であって人間ではない!だから後回しだ…貴様の目的はなんだ!』

 

蛮野『欲しいものがあるのだよ。そのためにここにいるのだよ…君の力も必要だからなぁ!ここには大量の降魔が眠っている…存分に使うがいい!』

 

カオスヘッダー『わかった…まずは手始めに!』蛮野に促されたカオスヘッダーはすぐさま地下に向かった。

 

ー地下ー

カオスヘッダー『これが降魔か…利用しがいがある!』無数にあったカオスヘッダーはところどころにある降魔に取り憑き町中を襲い始めた。大帝国劇場の地下には霊脈と呼ばれているものが通っていて、そこからパワーを得たカオスヘッダーは側にあった降魔を使い人間を襲い始めた。

 

シャア『これが戦いの始まりか…』

 

マリア『んー……降魔に取り憑くとは…いったい…続きをお願い致します。』

 

さくら『どうしたのマリアさん?さっきまで何もしなかったのに?』

 

マリア『こうなった以上…私達も無関係ではないわ!それに…気になるから…』

 

イルイ『こうして復活した降魔達に真田鵜、つまり真宮寺直哉のコピーが率いる帝国華撃団花組は帝都に甚大な被害を及ぼしながらも降魔を全滅させました…ですが、霊子甲冑は全て壊れました、そしてそのために新たなる霊子甲冑氷武Bを作りました。だけど…帝都の建築物の修理費…新霊子甲冑氷武Bの開発費…それには莫大な資金が必要…それを帝都市民達が支払うには限界がある…だから農民に…負担をかけてしまい…沢山の人々の命が…それにより…農民の怒りは爆発しました…そして…あなたたち帝国華撃団メンバーは…』

 

米田『だからといって僕達はそんな話は知りません。それに僕達には関係ありません。』

 

万丈『その態度だよ…その態度が剛君の怒りをかったのだろう…実は…君達の使っている霊子甲冑もたくさん作っている…そのために同じように…大量の税を課したんだよ!』

 

米田『そんなことは!』

 

万丈『あるんだよ、君達が知らなくて当然かもしれないが大量の税を課して大量の人間が死に続けている。上層部がそういう事実を揉み消しているのさ…最も君達の場合は霊子甲冑の維持費も大量にかかるからね。それにこれを知った場合に君達はどうする?帝都に住むわずかな人間の命を魔から救うために霊子甲冑を動かして貧乏な農民を殺し戦争を起こす兵器開発を進めるか貧乏な農民を救うために霊子甲冑を動かさないか…君達はどちらを選ぶ?』

 

米田『わかっていますよ…確かに僕は百億円持っていた…けれどもそのお金を直接人々に渡したことはないからそうなっているかもしれません。ですが、これからしっかりしていきます!そのために僕は今は戦います!未来のためにも必ず!』

 

万丈『その答えが聞きたかったんだ…よし!僕達も協力は惜しまない!奴らと…ノバショッカーに勝とう!』万丈さんは僕に手をさしのべてきて、僕は握手を交わした。

万丈さんの手はさすがに大きかった…力強くたくましく握ってくれた…

これが信頼の証か…

 

マリア『ちょっと待ってください健二さん!そんなあっさり協力していいんですか?それに私やさくらは戦いますが、佐谷君は…』

 

シャア『わかっている、彼は暴走するのだろう、だからここで見ていてほしい。本当になすべきことを見つけ出してほしい。』

 

さくら『わかりました。直哉君しっかり見ていこうそして見つけ出そう本当になすべきことを。』

 

佐谷『わかりました、頑張ろう。』佐谷直哉達はヤマトに入り込んだ、そしてその間にシャアと万丈は話をしていた。

 

万丈(佐谷直哉に米田健二…彼らは頼もしい。信用に足る人物だ。僕達が苦手なもし真宮寺直哉が佐谷直哉を戦かわせようとしたらどうする?彼を止められるのはザ・ワールドかウルトラマンオーブサンダーブレスターだけだぞ。)

 

シャア(可能性はあるな…なにせ…今真宮寺直哉の世界の華撃団を指揮しているのは復活した三輪長官だからな、ノバショッカーとの協力の条件にもあったようだ。)

 

イルイ『みなさん、聞いてください、今真宮寺直哉君の世界の華撃団を指揮しているのは危険な人間三輪長官です。彼の指揮に真宮寺直哉達は完全に従っています。ですので、佐谷直哉、米田健二、あなた達で彼を説得してください…ノバショッカーと手を切ることを。これはあなた達にしか頼めないのです…お願いします…』イルイは涙を流しながら二人に頼んだ。

 

佐谷『わかりました。』

 

米田『なんとかしてみます。』皆は真宮寺直哉の世界に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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地球人を撃て

遅くなってすみません。最近、忙しいのと中国嫁日記とメルカリとか色々あって次の更新がいつになるかわかりませんが気長にお待ちください。真宮寺さくらさんとらコラボです。それではどうぞ、


 

ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ードライブの世界ー

ー特状課ー

僕、紫藤直哉はここでは、イルイと佐谷直哉や米田健二と同じ映像を見た紫藤直哉がいた。真田鵜の映像は紫藤直哉も特状課にたどり着く前に頭の中に見たのだ。

 

紫藤『こんな……こんなことが…資金面は大丈夫だと思っていたのに!』僕はそのまま特状課に入るドアの前に崩れ落ちた。

 

嘘だ…

嘘だ…こんなことあるわけがない!

絶対に絶対にあり得ない!

真宮寺さんやネウロに支配された佐谷直哉さんの世界ならともかく僕達や米田健二さんの世界までもこんなような事態に!

嘘だ…

 

田中『…嘘でもなんでもないんです。これは事実ですよ。だから私達はこんなにも頑張っているんですよ。真宮寺直哉さんの世界の残された僅かな人間を救うためにも…』

 

紫藤『僕は今まで直哉君のことを信じてきたのに…政府を信じてきたのに…なんで!なんで!なんで!みんなの気持ちがわからない!なんで僕の気持ちを理解してくれない!ただ僕は自分のやっていることを…彼もそんなことを感じながら戦っていたのかもしれません…』

 

田中『どんなに頑張ったことをしたとしてもあなた達は…あなた達のその力は隠されている…だからこそあなた達は大丈夫なんですよ。その力のことを知ってもなお受け入れてくれるのは人はごく僅かのみです…』

 

紫藤『なんで!なんでですかぁ!』

 

田中『……ちょっと聞いてもらってもいいですか…ある時、異星人と異星人が偶然会ってしまったことがあるんです…互いのことを知らない…文化も歴史も考え方も思考も何もかもが違う異星人が巡り合った時に…たった一発…ある一方の異星人が知らないという恐怖にかられて一発のビームを放ちました…それだけで…知らないというだけで起こるはずのない異星人同士の戦争が始まってしまったんです…これを私達は銀河戦争と呼んでいます。知らないという恐怖心は人に過ちを犯させてしまう……他の人にとってあなた達の力は恐怖でしかないのですよ…あなた達の世界の日本政府でさえも真宮寺直哉君の世界と同じように…恐怖に駆り立てられてあなた達を利用しようとしているのです……少なからずそういう輩はいるのです…もし従わなかったら…あなた達は…捨てられる…真田鵜のように罪を押し付けられて殺されるかもしれません。』

 

紫藤『だったら!だったら!僕達が命をかけるのは死ぬために!…そんなものに意味なんて…』

 

田中『そう考えたんですよ…彼は…裏直哉はそんな未来を…自分達の明日を変えるために戦っている……彼は花組のために…立ち上がったんです。自分達の存在を否定するのならば自分達を殺そうとするのならば…人間から力を奪うために人間の数を減らすために利益が欲しいノバショッカーと手を組み日本以外の国を全滅させて、日本のわずかな人間だけを生き残らせるようにしているんです。』

 

紫藤『え…なぜ直哉君は一部の人間を生き残らせようとしているんですか?』



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割り切れないこと

みなさ〜ん、私のことわかる人っていますか〜いたら返事してくださーい。作者は久しぶりに東京に行ってテンションが上がって書いたそうなんですよ〜真宮寺さくらさんとのコラボですよ、どうぞ、


 

ー平成二十九年ー

ー仮面ライダー次元ードライブの世界ー

ー特状課前ー

僕は紫藤直哉…今…ある人と二人きりで特状課という組織の扉の前で話しをしていた。

 

田中『それはですね、大神一郎が作ったスーパー戦隊のようになりたいからですよ。』この人は田中さん…別次元から来た僕の仲間である人だ。

 

紫藤『スーパー戦隊?名前は知っているんですがよくは知らないんですよ。たしかー大神さんが作ったっていう。』

 

田中『そうでしたね、詳しく話をしましょう。スーパー戦隊とは並行世界の大神一郎さんが作った秘密戦隊ゴレンジャーと呼ばれる特殊スーツを身に纏い巨大なマシンに乗り戦う戦士達のことです。彼らはあなた達と同じように霊力とは違う不思議な力を持っていたりスーツで力をつけてその力を駆使して悪…つまり罪のない生物を苦しめる存在と戦う戦士達のことなんです。彼らは自分達の正体を隠すこともなく、ときには人間と協力して戦い、彼らはヒーローとなった、迫害は少しは受けたり、正体を隠す人達もいましたよ。でも最終的に正体を晒しても別に咎められたりもしませんでした。』

 

紫藤『そのスーパー戦隊にどうして直哉君はなりたいんですか?』

 

田中『彼はその過酷な運命を…真田鵜の死を見て思ったんです。なぜ自分達がこんなにも不幸にならなければならないのか…なぜ命を賭けて守った人間に殺されなければならないのか…なぜ僕は死ぬのか…どうして大神一郎はスーパー戦隊を作った英雄とされるのに…そして彼はこう考えました。スーパー戦隊のような存在になればいい…スーパー戦隊は人々の命を脅かす敵から人々を救うことにより人々から崇められた…だから、自分達のうち数人が人々を殺し、別の数人が残った人々を救うことにより…絶対的状況に立たされた人々は自分達を英雄としてくれる…そう考えた真宮寺直哉はノバショッカーの次元大戦計画に賛同したんですよ。』

 

紫藤『あんまりじゃないですか!僕らと真田鵜さんは同じように頑張った!だからこの作戦を行っている直哉君の気持ちもすごくわかる!でも僕は資金面では頑張ったのに…』

 

田中『あなた達では最終的な決定力はないんですよ。どんなにあなた達のやっている事は立派でも最終的にそれを決めるのは政府です。権力の前にはあなた達はあまりに非力だ。例え米田中将だろうがあなたの死んだ両親だらうが…上には敵わないんですよ。それにあなたの世界や佐谷直哉、米田健二の世界の人間は全滅しているんです。ノバショッカー…いやデズモゾーリャによって…バーミヤ兵と呼ばれる怪物に姿を変えられてしまったんですよ!そしてそのバーミヤ兵はファイアバグという傭兵組織に処分されましたよ。』

 

紫藤『そ、そんな、それじゃあ…僕達のいない隙を狙って…く…くっ!なんでですかどうしてこんな事態に…』私は思わずかっとなって田中さんを掴んだ。

 

田中『もしかしたらあなた達は試されているかもしれません…無限力を持つイデと呼ばれる意思生命体によって…』私は冷静になり田中さんから手を離した。

 

紫藤『さっきの話にあったイデですね…異星人との接触による戦争…それを仕組んだのがイデだった…つまり今度は僕達と異世界人を試されているというのですか?』

 

田中『そうかもしれません…イデが私達を試しているのかもしれません…』

 

紫藤『でも今更もう遅いですよ…イデの代わりに直哉君の仲間のデズモゾーリャが僕達の世界の人間をバーミヤ兵にしてしまった以上どうしようもないじゃないですか…』僕は思わず涙を流し悲しみに浸り、床に崩れ落ちた。

 

田中『そんなことはありませんよ。まだあなた達の世界は助けられる…復活させることが出来るんですよ…』田中さんは笑いながら僕に近づき勇気づけた。

 

紫藤『復活!じゃあもしかして僕の両親も復活させることが出来るんですか!』

 

田中『残念ながらそれは不可能です……』

 

は…

ふざけるな

ふざけるな

ふざけるな

 

紫藤『ふざけるな!なんで!なんでですか!なんで僕の両親は助からないんですか!』教えてくれ!頼む!あなたの両親は生き返るといってくれ!

 

田中『いくらあなたが叫ぼうが助からないものは助からないんですよ。歴史には必ず起こらなければならない行動などがあるんですよ。その行動をしなければ世界は崩壊して、あはたも消えるかもしれないんですよ。あなたの両親の死はその起こらなければならない行動となっているんです。』

 

ボカッ!

 

 

私は思わず田中さんを殴ろうと田中さんに飛びかかった。だがその拳は田中さんではない別の青年を殴った。

 

 

紫藤『あなたは…泊進ノ介…』

 

泊『はじめましてかな…紫藤君…君の気持ちや虚しさはわかる…俺の父親の死も起こらなければならない行動ということになり復活出来ないんだよ…でも父さんが死んだから俺はここにいるのかもしれない。君がここにいるのは君の両親が死んだからなんだよ。今の君の全ては君の両親が死んだからなのかもしれない。両親を復活させるということは今の自分の存在意義を否定することなんだよ。』

 

紫藤『じゃあ、あなたは肉親の死を割り切れっていうんですか!そんな簡単に割り切れるわけないでしょう!』口が止まった進ノ介さんの側に追田という先輩刑事が僕に向かって大声で叫びながら来た。

 

追田『そんなわけねぇ!進ノ介だってそんな方法があったならやってたさ、でもそんな風に考えなきゃだめだったんだよ!だからお前も…割り切ってくれよ…そうでもしなければ生きていけないだろ…』追田さんの言葉を僕は僕は…

 

りんな『今、あなたにそれは…割り切ることは無理かもねーでも、今あなたに出来ることは割り切れないあなたを支えてくれる仲間を助けること…それなら出来るんじゃない。』後ろを振り向くとそこにはりんなと呼ばれる白衣の女性がいた。

 

紫藤『救う!どういうことですか!僕の仲間ってまさか!』

 

早瀬『そう、君の仲間は今捕らえらている…闇忍者ランドにて全員…そこには敵がいっぱいいる、皇帝ズール、シャドウライン、闇の皇帝、そして剛がいる。俺達は操られている剛を助ける、その間君には敵を引きつけていてほしい。』横には全員集まった特状課がいつの間にか全員ここにいたのだ。

 

紫藤『僕は…』

 

本願寺『あなたは割り切れないんですね、まだ両親のことを…だったら割り切らなくていいんですよ。そういうことは仲間と考えればいいんですよ。そのためにもまだ救えるあなたの仲間や剛君…いっしょに戦いましょう。』

 

紫藤『いや…僕は…』

 

チェイス『その弱さのままで構わん。協力してくれなくてもいい…だが、あくまで俺達はお前の味方だ…それだけは忘れるな。』私は彼が差し出した手を握り、彼らの作戦に耳を貸した。この戦いがイデに仕組まれたのだろがなんだろうが今は特状課の人を信じてみよう。別次元の人とも信じられるとイデに示すためにも。



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復活の皇帝

皆様!久しぶりです、投稿遅れてすみません。


 

ー平成二十八年ー

ースーパー戦隊次元ー

ーニンニンジャーの世界ー

ー闇忍者ランドー

ー採掘場ー

ここでは捕らえられていたトッキュウジャー、ニンニンジャー、帝国華撃団がいたのだ。貼り付けにされていたメンバー達は闇クローンにより力を奪われて数名を除いて意識を失っていた。そして奪い取っていた

天晴『やばいな…そろそろ…うわっ!』俺の名は伊賀崎天晴、ニンニンジャーのアカニンジャーだ。今、俺は闇博士マーブロってやつによって体のエネルギーを奪われて数時間しなら俺が消えてしまうかもしれないんだ。そんな俺を助けるためにみんなが来てくれたんだが、いきなり吸血降魔にされた人々を人質に取りやがったんだ!そしてみんなは指示に従い、ここで力を吸われていたんだ。何かわからない不思議な機械に力を吸われてみんなの姿がぼやけてきやがった…このままじゃあ…

俺達が苦しむ姿を側で1人の怪人がニタニタと棒を振り回しながら笑っていた。

 

マーブロ『はっはっはっ!最高だよ〜君達を簡単に捕らえられてさ〜〜厄介な紫藤直哉もいなかったことだし、彼の霊力は確かに魅力的だけどね〜君達ニンジャや帝国華撃団、そしてトッキュウジャーの力ならば彼の力に匹敵するしね、まあ…このまま君達が死ぬ分には変わらないしね。』

 

天晴『ふざけんな、俺達が倒れたとしても絶対にお前は野望を達成できやしない!俺達以外にもまだヒーローはいるんだからなあ!』負けない!負けるわけがねぇ!並行世界で様々なヒーロー達がここに来ている。絶対に負けねぇ!

 

俺には自信があるぜ!そんな天晴の希望をマーブロはうち崩すように笑いながら話した。

 

マーブロ『残念ながら君達の仲間はすでにソール遊星11主と宇宙怪獣によって倒されたんだよ〜〜残念ながら 、後は君達だけだよ〜まあ最も君達は消えることが決まっているからね〜僕の邪魔をしても関係なくね 真宮寺直哉の手によってね。』

 

さくら『何を言うと思ったらふざけないで!真宮寺直哉君はあなた達なんかと手を組まないわ!』

 

アイリス『そんなこと絶対ないんだもん!』薄れゆく意識を必死に保っているさくらとアイリスは縛られながらも顔だけはマーブロに向けて叫んだ。

 

マーブロ『ふはははっ!確かに今まではそうだったよねぇ、最後は必ず君達が真宮寺直哉君と協力していたけど彼は人間を見捨てた。そう第六文明人のように君達は滅ぼされたんだよ。もう、君達の知っている並行世界の人間は死んでいるんだからね。』

 

さくら『滅ぼされたですって…?』

 

マーブロ『おおっと、言い過ぎちゃった。知らないまま死んだ方がいいからね〜それにここに地球人が来たら君達のように体が闇クローンになるようにしてあるんだぁ、だから誰も助けには来れないし〜来てくれたら僕の戦力が増えるだけだからね。』

 

 

ちくしょう!俺が…俺が…

俺がしっかりしていればこんなことにはならなかったんだああ!

 

俺は苦しみながら体力的に限界が来て諦めるという最大級の悔しさを味わいながら天晴は気を失った。

その様子を見て安心したマーブロは持っていた杖を上空へと投げ飛ばした。

 

マーブロ『我が全ての闇クローンよ!この杖に力を集めたまえ、いまここに復活せしめせよ!蘇れ!闇の皇帝!』側にいた花組、トッキュウジャー、ニンニンジャーの闇クローンはマーブロの投げた杖に力を与えた。

 

クオオオオオ!!!

 

謎の呼び声と共に力を与えられた杖は上空で爆発し、周りに闇が発生していく。

 

 

!!

 

ドシン!!

 

闇から黒いロボットが出て来る…

 

闇の皇帝『貴様ら…よくやった…よくやってくれたなあ!!』その黒いロボットはまるで”イデオン”の姿によく似ていた。両手にはマジンガーブレード、ブライソードを持ち、両足にはダイターンザンバーを装備していたのだ。

 

マーブロ『復活したようですね、闇の皇帝、私は闇博士マーブロ、ヒーロー達の力や花組の霊力を集めてあなたを復活させました。そしてあなたの姿には第六文明人の巨神イデオンを武器はあなたを苦しめたグレートマジンガー、ブライガー、ダイターン3を真似てみました。お気に召すかどうかわかりませんが?』

 

闇の皇帝『俺の憎悪の形を表したのだろう?確かに正しいなあ…しかも俺の感情はαナンバーズやヒーロー達に対する怒りに満ち溢れているのだ!αナンバーズはどこだ!』怒り狂うイデオンの姿を模した闇の皇帝は周りを破壊しまくる。闇の皇帝の攻撃をマーブロは巧妙に避けた。

 

マーブロ『こ、皇帝!闇の皇帝!お待ちを…あなた様のために作り出した闇スーパー戦隊軍団や、闇の帝国華撃団をお使いください。彼らを倒すにはこれほど最適な相手はいないかと…』

 

闇の皇帝『だが奴等は今…銀河の果てにいるのだろう…わかるぞ…今、機界31原種やズール皇帝と戦っているのだろう…だが、αナンバーズが優勢のようだが…どういうことだ!』

 

マーブロ(ちっ…奴等め!所詮は雑魚か…)『心配なさらなくても大丈夫ですよ!我々には切り札があります!』

 

闇の皇帝『闇クローンとっていても相性が悪い花組や既に手の内がバレている闇クローンスーパー戦隊をぶつけるような貴様に何が出来る?』

 

マーブロ『確かにそうですがね…これから来る宇宙怪獣の大群により傷けられたαナンバーズならば…どうなります?例え闇クローンを倒せたとしてもあなた様が最後に…』

 

闇の皇帝『とどめを刺すというわけか…面白い…だが!一向に宇宙怪獣は現れん!どういうことだ!まさか、貴様…自分の闇忍者ランドのためにαナンバーズやヒーローどもを生かしているのか?』

 

マーブロ『そんなことはありません!私の師匠であるエンペラ星人やウルトラマンベリアルから聞いているでございませんか!スーパー戦隊は黒十字王が、仮面ライダーはロゼ率いるギシン星人達が、ウルトラマンはウルトラマンベリアルや師匠が…』

 

さくら『甘いわね!私達にはね…いるのよ…大切な仲間が!』

 

闇の皇帝『な、何いぃぃ!』闇の皇帝やマーブロがいた周りは辺り一面真っ白になった!

 

 

 

 

 

 

 



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見つけ出されたやり方

久しぶりの更新ですね!
本当に本当に忙しくて更新出来ませんでしたが、今月はペース上げて更新しておきますので、あと新作の参戦作品も増やして生きます!
セイバーマリオネットシリーズは必ず出します!



 

ー平成二十八年ー

ースーパー戦隊次元ー

ーニンニンジャーの世界ー

ー闇忍者ランドー

カッ!

 

目の前が光り輝いた!!

 

闇の帝王『こ、この光は…イデの光か!』その光は辺り一面を放った!!

 

佐谷『えっ!?』

 

タケル『えっ!?』

 

仁藤『えっ!?』

 

海東『ふ〜ん!』

 

マーブロ『えええええ!』

 

光の先にはなんとヤマト、キャプテンゴースト、ビースト、ディエンドがいた!彼らは光によってこの場所へと集まったのだ!

 

さくら『あれは…わたしの知ってる世界の佐谷君の乗り物だけど…あとのは何?』貼り付けにされているさくら達は先程の光により不思議なことに全員目を覚ましたが、頭で整理出来ている人はほとんどいなかった。そんな中海東はゆっくりマーブロ達に向かって歩き始めた。

 

海東『あ〜あ、こんなところにみんな来ちゃったみたいだね。わかるかい?マーブロとかいったっけ君にこの結果は理解出来ないだろう。闇の帝王僕は君がどうなろうが関係ないけどねー僕の邪魔をしているのかい?』海東はドギマギしている周りから抜きん出て巨大なイデオンの形をした闇の帝王に向かって自分の懐から銃を出し乱射した!

 

バキュン!海東の弾は正確に闇の帝王のからに当たってはいるが体はマーブロに作られているためあまり効果はなかった。

 

マリア『あの青い銃の威力は高そうね…でも相手が悪すぎるわ…』

 

アイリス『わかる。なにか…いやだ!』貼り付けにされて力を抜き取られてはいたが無事だった華撃団は徐々に意識を回復して状況を把握しだしていた。それをみていた特状課メンバーは華撃団のほうへと紫藤直哉とともに闇の帝王に意識が集中している間に向かった!

 

タケル『そうか!俺たちもやろう!』

 

追田『今だあああっ!』追田の声を合図に全速力で走り、メンバー全員で手分けをして貼り付けられていたニンニンジャー、トッキュウジャー、花組を助け出した。

 

この人達…

いや…信用出来ない…彼らは。

 

紫藤直哉はまだ考えていた。彼らは仮面ライダーとは何か、本当に信じるべきは何か。真宮寺直哉と真宮寺さくらとどうするべきかこの戦場の中でもまだ迷っていた。無理もない真宮寺直哉と仮面ライダーどちらも間違っていると考えているからだ。今までの行いから真宮寺直哉を信じるのが筋であった。だけどこれは今どうなんだ!

 

海東『はあっ!』

 

タケル『おりゃあっ!』

 

万丈『カムヒア!ダイターン!』海東に負けじとタケルたちは変身して闇の帝王へと向かいかかっていった!だが敵は固く巨大でミサイルを辺りへと乱射し、みなはバリアをはりふせいだ!ニンニンジャーとトッキュウジャーと花組はクリムのベルトの力により防がれた。

 

闇の帝王『効かぬわっ!』闇の帝王は海東を踏む潰そうと足を激しく動かした。

 

朔弥『やらせるかあっ!ブーストノヴァナックルッ!!』いっしょにいたダンクーガノヴァは巨大な闇の帝王に向けて拳を投げ飛ばし海東たちは避けた。

 

さくら『な、直哉君…まだ迷っているのね…確かに私たちはまだ信用出来ない…』

 

紫藤直哉『さくらちゃん…確かに僕達の味方をしてくれている…でも目的がまったく同じわけじゃあない…似ているだけなんだ!だから!だから僕は…』

 

海東『お宝を手に入れるのはまだ終わらせないよ。それが僕の正義だから誰かれ文句言おうがまったく気にしはしない。ただやりたいからやるんだ。理由はあやふやでいいそれが生きているってことだからね。』

 

!

 

生きている…

あやふやでもいい…

理由は自分だけの都合でもいい…

 

 

紫藤直哉『さくらちゃん…疲れているかもしれないけど…体力は闇によって奪われているんかもしれないけど…僕に力を貸して!』

 

さくら『わかったわ…ヤマトに残っている別世界の佐谷直哉君を守るために!』紫藤直哉はヤマトから取り出していた霊子甲冑に乗り込みイデオンの形をした闇の帝王を弾き飛ばした!

 

闇の帝王『うあああえっ!』闇の帝王はすぐさまダイターンザンバーを取り出して斬りつけたが切り払いにより、攻撃は弾き返された!

 

マーブロ『闇クローン軍団こいっ!』マーブロはニンニンジャー、トッキュウジャー、花組から力を奪い取った闇クローン軍団を呼び出したが!

 

タケル『あいつらにならこれが使えるかも頼みます!あやめさん!』

 

マコト『一馬!』

 

アラン『真之介!』三人の仮面ライダーの姿が変わった!だがその姿に違和感を真っ先に感じたのは…

 

佐谷直哉『あ、ああっ…あれは!』ヤマトから外をみていた佐谷直哉であった。

 

イルイ『やったんですね…タケルさん…』

 

佐谷さくら『あれって…ま、まさか!ど、どういう…』

 

イルイ『はい…今からみなさんの頭に映像を流します……それにαナンバーズとギシン軍との戦いも佳境ですし…タケルさんたちのこれまでのことをみてください…』イルイは不思議な力を使いみなに映像を流した。

 

 

 

 

 

 



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正義の違い

悲しい時〜
悲しい時〜〜
職場で次々と人が辞めている時〜〜
悲しい時〜
悲しい時〜〜
職場でお前はくその役にもたたないと言われたとき〜
悲しい時〜
悲しい時〜〜
次の更新がいつできるかわからないとき〜

こんな感じですが、上手くできていません。どうぞ、


 

ー平成二十八年ー

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

ー幻想世界ー

ここでは、天空寺タケル(仮面ライダーゴースト)、深海マコト(仮面ライダースペクター)、アラン(仮面ライダーネクロム)が三人の英雄を説得しようとしていた。

 

天空寺タケルサイド

 

タケル(俺は…真宮寺直哉の世界の藤枝あやめを仲間するためにラグから奪ってもらった刀を使い、話し合いを始めようと考えていた。だけど、藤枝あやめさんは俺との戦いを始めた!)

 

藤枝あやめの精神世界

 

藤枝あやめさんはかつて帝都を滅ぼそうとしたアヤメという黒い姿になり、神威という名の霊子甲冑に乗り込み俺に向かってきた!

 

アヤメ『あらあら…可愛いわねぇ…天空寺タケル君…私を呼び出してくれるなんて…でもね…私はアヤメ…サタン様の優秀な部下よ!ミカエルとして出て来るなんて都合がいいわけないじゃない…あなた達仮面ライダーは真宮寺直哉と敵対しているからといって私はあなたに手を貸さないわよ!』神威の一撃を避けた俺はすぐさまゴーストに変身し、説得を開始した。

 

タケル『俺はただみんなの命を救いたいだけなんだ!だから真宮寺直哉が俺達を嫌おうが俺達の行動によって誰かが救われるならば嫌ってくれてもかまわない!俺達仮面ライダーは人間の自由のために戦うんだ!人間を滅ぼそうとしている真宮寺直哉を止める!そのためにあなたの力を借りたいんだ!!』

 

アヤメ『そう…そうなのね!私も人類に滅んでほしかったのよ!まさかあの真宮寺直哉がねぇ〜〜微笑ましいわねぇ!』

 

タケル『もう真宮寺直哉の世界だけの問題じゃないんだ!紫藤直哉、佐谷直哉、米田健二の世界ではすでに人間はバーミヤ兵と呼ばれる化け物に改造されてしまったんだ!そして真宮寺直哉の世界でも…ノバショッカーによる怪重機と呼ばれる誰でも乗れる機体の流通による日本以外の人間は全滅し、日本でも僅かに帝都に住むものしか生存は確認されていないんだ!この事件の元凶であるノバショッカーと組んだ真宮寺直哉を止めなければならないんだ!』

 

アヤメ『あははは!ならあなたが戦う意味なんてもう何もない?あなたは何を求めるの?私はわかっているわよ…あなたは私と同じく人間ではない…だからもういいじゃない?他人の命を奪わなくてもいいのにも関わらず争うことをやめない人間がどうなろうが関係ないじゃない?それに真宮寺直哉を止める?無理よ!あの子は絶対にあなたの意見を聞いたりはしない!彼もあなたと同じく自分の欲望を叶えようとしている。それは自分の仲間を守ること、仲間を迫害されて殺されないようにするために他人を殺す…あなたもそうでしょう?』

 

タケル『ああ、真宮寺直哉のやっていることを誰も否定しない…否定出来ない!みんな戦うのは誰かのため…自分のために戦っているあなたもサタンのために戦っていた。だから正義はないかもしれない、だけど自分が正しいと思ったことをやり続ける…それが生きている以上生物としてやるしかないんだ!俺は死んでいるけどもまだここに存在しているんだ!』【無限進化!!バッチリミナー!】『はあっ!』【キープゴーイング!ゴーゴーゴーゴーゴーゴーゴットゴースト!】タケルは仮面ライダーゴースト無限魂となり、アヤメに近づいた。

 

アヤメ『こちらの間合いに入ってくれてありがとうねっ!』アヤメはすぐさま剣で斬りかかるがタケルの体は剣を通り抜けてタケルは剣を掴んだ。

 

タケル『まだ…まだ俺は…助けられていないんだ!みんなを!俺を!みんなの命を救うためには…あなたが必要なんです!あなたは誇り高き帝国華撃団の副司令だったんでしょう!いくら闇の使者といってもあなたはこの世界にいる命の一つだ!無下になんで出来やしない!だから俺は守る!あなたも真宮寺直哉も!それが失敗するにしても俺はやるんだ!やることが大事なんだ!あなたになら出来るはずだ!』

 

アヤメ『わ…私は…』

 

タケル『確かにあなたと俺の正義も真宮寺直哉の正義も違う…自分以外の正義の正しいのかもしれない…だけど!俺は自分が信じた正義を貫きたいんだ!みんなを笑顔にする正義それが俺の正義だ!俺は真宮寺直哉を止める!そして救う!恨まれても疎まれても!それが誰かのためになるなら俺はやるんだああああ!』タケルの体は黄金に輝き、アヤメの体についていた邪気を取り払った!

 

アヤメ『この輝きは…』

なんだろう…

心地いい…これが輝き…

闇以外のもの…優しい…

そうか…大神君…君の意思か…

あなたが頑張って守った世界の光…

なら…

アヤメはそのまま輝きに包まれて消えていった…だが

 

ポトッ

 

タケル『あれは…』タケルはアヤメが消えた側に落ちていたものを拾いあげた。

 

タケル『これはゴーストアイコン!あやめさん…ありがとうございます!残りはマコト兄ちゃんとアランか…』

 

ーZ世界ー

時同じくして、残されていたZEUTHと呼ばれるロボット軍団の生き残りのランドとメールの乗るガンレオンとロジャーとドロシーが乗ったビッグオーが宇宙にて宇宙怪獣と戦っていた。

 

ランド『化け物どもがああっ!』ガンレオンはスパナ型の武器を振り回して宇宙怪獣を蹴散らした。

 

ロジャー『ミサイルのシャワーを味わいたまえ!』ビッグオーは腕からミサイルを宇宙怪獣達にぶちまかした!

 

ランド『さあてと残っているのを片付けますか!行くぜ、旦那あっ!』

 

ロジャー『…おかしいとは思わないか?』

 

ランド『は?何いってんだよ!』

 

メール『宇宙怪獣なんて変なものがいる時点でおかしいよー。』

 

ドロシー『そういうことじゃないわ…ただ何か数が少ないと思わない?』周りを見渡してみると宇宙怪獣の数は100ほどしかなく思ったよりは数が少なかったのだ。かつて現れた宇宙怪獣は兆越えは普通だったのにも関わらず。

 

ランド『もしかして宇宙怪獣を操っているズールとかいうのがαナンバーズに倒されたのか?』

 

ロジャー『おそらくそうだろう。だが…今は考えるのはなしだ!すぐにこいつらを始末しよう!』ランドとロジャーは互いのロボを動かしだした。

 

??『そろそろ潮時か……』



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礼儀のあり方

久しぶりですね〜ダンバインが面白いー!F完結編むすがしいー!
ギャラクシーエンジェル面白いー!……まあ忙しくなってぃます。どうぞ。


 

ー平成二十八年ー

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

ー幻想世界ー

ここでは、天空寺タケル(仮面ライダーゴースト)、深海マコト(仮面ライダースペクター)、アラン(仮面ライダーネクロム)が三人の英雄を説得しようとしていた。

 

深海マコトサイド

 

真宮寺一馬の精神世界

 

マコト(俺はラグが盗んだ刀の一本を使い真宮寺一馬の精神世界へと入り込んだが…そこで待っていたのはかつて京極圭吾によって操られていた姿…鬼王として生身で襲いかかってきた!)

 

マコト『はぁ…はぁ…くっ…』やはり強い…さすがは降魔と呼ばれる化け物を相手にしているだけはある…

マコトは鬼王に対して恐怖より…むしろ尊敬しながら戦っていた。

 

鬼王『……貴様…本気でやっていないな…どううつもりだ…俺は貴様を本気で斬るぞ…』鬼王は構えてマコトに向かって走った。鬼王の速度は速く構えた剣の太刀筋に一切の迷いはなくまっすぐマコトに向け振り下ろした!剣が空を斬りマコトの中心を捉えた!

 

マコト『はああっ!』

 

チャァン!!

 

鬼王『なに…』

 

マコト『受け止めたぞ…これでどうだ!鬼王!俺の話を聞いてくれるか!』

 

鬼王『貴様は一体なんだ!貴様は何故俺に関わろうとする!貴様は何のためだ!』

 

マコト『俺は自分が信じる正義のために戦う。そのために、あんたの力を借りたい……俺だけじゃ…俺の力だけじゃどうしようもない…だからあんたに力を借りたいんだ。あんたのことはよくはわからない…だが…少しは知っている…今度の相手は真宮寺直哉なんだ!』

 

鬼王『!!それでいて俺に力を貸せだと!ふざけるのも大概にしろ!』

 

マコト『ふざけるだと…俺は全くふざけてなんていない!じゃあ尋ねるあんたはどう思っているんだ。あんたは真宮寺直哉が真宮寺さくらとともに人類滅亡を望んでいるのを祝福する気持ちがあるとでもいうのか!あんたも人類滅亡を望んでいるのか!』

 

!鬼王は驚いていた!今までの自分の行動を知っている真宮寺姉弟とは思えなかった!当たり前だ。信じていた…信じていた…信じていたのにも関わらず、裏切られた…裏切ったのだった!それにより怒りを奮った!

 

嘘だ嘘だ嘘だ…信じたくない!

 

鬼王『嘘をつくのにもしてももう少しは遥かにましな嘘をつくのだな!!破邪剣征…桜花絢爛!』鬼王は斬撃を空中に大量に放った!

 

シャギン!!シャギン!!シャギン!!斬撃が天井で跳ね返りマコトに降り注ぐ!

 

さあ逃げるがいい!逃げだすがいい!

 

マコト『あああああああっ!俺は救う!人を…人の命を!ああっ!』マコトは攻撃を避けなかった!避けるまたは仮面ライダーに変身はすれば傷を受けなかった…だが、彼は変身もせず避けもせずただ斬撃を受け止めていた!

 

鬼王『何故だ何故だ何故だ!何故変身しないのだ。』

 

マコト『俺はあんたと話にきたんだ…礼儀くらいはみせないとな…相手の都合に合わせるためには自分が傷つくんだ…俺は一人の人間としているんだ。』斬撃はやみ、マコトは体中から出血しながらも鬼王をじっと見つめていた。

 

鬼王『その心意気はよし……だが、貴様の話はどうにも信じられない。』

 

マコト『まあ、信じられなくて当然だ、だからあんたも見て欲しい自分の家族が今どんな状況であるかを見て欲しい…眼魂となれば見れるぞ、鬼王としてではなく、真宮寺姉弟の親としてだ。』

 

鬼王『……わかった…少しは信じてやる…だがもし何かあったら私はお前の体を乗っ取るぞ!いいな!』

 

マコト『構わない…それが筋だ。』鬼王は鬼の仮面を外し真宮寺一馬として眼魂となり、マコトについていった。

 

ー7人世界ー

ー大帝国劇場前ー

別次元にて、ズール皇帝を来たボルテスV(剛健一、峰一平、剛大次郎、剛日吉、岡めぐみ)に乗るボルテスチームが地下に隠れている反帝国華撃団派の町の市民とともに、帝国華撃団に対するクーデターを画策していた。このクーデターに集まった人間以外のほとんどは真宮寺直哉とノバショッカーにより世界中に売り出された怪重機によって起こした戦争により、全滅していたのだ。ここにいる人たちは命を懸けて戦った家族のため…友のため…平和のためになると信じて戦ったもののために立ち上がったのだ!ボルテスチームはその戦いを止めようと出来ず…共に戦うことを選択したのだ!

 

めぐみ『………別に変わっている様子はないわね…』ボルテスチームの一人岡めぐみは忍者の末裔であり、幼い頃から忍者の修行をしてきたため、隠密行動は得意としていたのだ。静か…静かね…並行世界では紫藤直哉や佐谷直哉が、戦っているのにも関わらず…いったい何が…司令である米田にそんな事を考えているわけはない…この世界は真宮寺直哉によって、メチャクチャにされたはずなのに……何かしらの情報は必ず入ってくるはず…どういう?ん、あれは…人…誰かしら?大帝国劇場に入っていくようみたいだけど。

 

タッタッタッ!

 

めぐみ『えっ!』嘘よ!あり得ない!いるわけない。ここにあいつが…あいつが…

 

三輪『あーっはっはっ!』

 

めぐみ『ま、間違いないわ…三輪だわ…な…なんで…まさか……あいつがここを指揮しているの…非戦闘員を容赦構わず殺し……こんな馬鹿げている戦争を仕掛けて世界の人間を殺した…こんなことをできるのは考えてみれば三輪しかいないわ……』めぐみはこっそりと三輪の写真を撮り、反帝国華撃団の基地に帰っていった。

 

 

 

 



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覚悟の表れ

久しぶりの投稿なので、前半に状況を把握できるようにしました。真宮寺さくらさんとのコラボです。どうぞ!ちなみに風邪にはご容赦ください…仕事に行きたいけどーー行けないー!


 

ー平成二十八年ー

ー仮面ライダー次元ー

ーゴーストの世界ー

ー幻想世界ー

ここでは、天空寺タケル(仮面ライダーゴースト)、深海マコト(仮面ライダースペクター)、アラン(仮面ライダーネクロム)が三人の英雄を説得しようとしていた。

 

アランサイド

 

私の名はアラン…私は兄アデルやガンマイザーと呼ばれるものたちとの戦いにタケルやマコトと共に勝利し、兄の手によって崩壊した眼魔の世界で世界を再生しようとしていたのにも関わらず、次元の崩壊によりバランスが崩れてしまった。私達が調査した結果、それはウラと呼ばれるものが次元融合…つまり全ての次元の歴史を統一することだとわかった。その目的は大神一郎の全ての歴史の次元の魂を7人世界と呼ばれる世界の大神一郎の魂に統一して殺すことにより、別次元の大神一郎が作ったスーパー戦隊などを歴史や人々の記憶から消滅させ、スーパー戦隊により倒される悪の組織を繁栄させ、全ての次元を侵略するという目的があるのためだったのだ!大神一郎の魂が統一されたことにより、次元に影響が少しだが出始めていた。そしてそれをふせぐためには、アブレラ率いるノバショッカーを倒すだけ…そう思っていた、だが!この世界にいる真宮寺直哉、つまりサクラ次元と呼ばれる世界にて僅かに存在している大神一郎以外の霊力を持つ者の一人である。アブレラの仲間のブラジラは別次元にあるα世界とZ世界と呼ばれるロボットが溢れる世界からズールと呼ばれる存在と宇宙怪獣と呼ばれる怪物を呼び寄せたのだった。ボルテスチーム、プリペンダー以外のα世界のロボット軍団αナンバーズと、Z世界におけるロボット軍団のガンレオン、ビッグオー、ターミナス以外のZEUTHそしてダンクーガノヴァとゴッドマーズ、宇宙怪獣の盗伐に向かい、ウルトラマンと呼ばれる光の戦士達は闇の勢力に属するウルトラマンベリアルとエンペラ星人をおっていた。そして、数人の仮面ライダーは狙われている並行世界の真宮寺直哉つまり紫藤直哉、佐谷直哉、米田健二と協力して、そして闇の勢力の一角、牙鬼軍団とシャドウラインと戦っているトッキュウジャーとニンニンジャーを助けるために向かった!

私達3人はサクラ次元での戦闘経験も少なく、真宮寺直哉を殺さず説得するためにはどうしても降魔戦争の偉人の力が必要だった。そのため、我々はラグと呼ばれる少女に頼み、偉人のキーアイテムの三本の刀を手に入れ、それぞれの仲間を説得していたんだ。

 

協力勢力

ウルトラマン

仮面ライダー

スーパー戦隊

αナンバーズ

ZEUTH

ダンクーガノヴァ

ゴッドマーズ

特状課

紫藤直哉、佐谷直哉、米田健二の帝国華撃団

 

敵対関係

真宮寺直哉

ノバショッカー

宇宙怪獣

ギシン星

メルク

シャドウライン

牙鬼軍団

ウルトラマンベリアル

エンペラ星人

?????

 

中立関係

真宮寺直哉の帝国華撃団

 

 

話は戻るが…私は剣豪山崎真之介つまり悪魔王サタンとの戦いを始めていた。

 

サタン『ふははははっ!貴様何をしに来た…わざわざこの私を呼び出して…』右腕を構えているサタンに対して私は持っていた武器の銃口を彼に向け威嚇した。

 

アラン『力を貸して欲しい…頼む。』

 

サタン『力を貸せだと…この私にか…この私にお前たちの力になれともうすのか!』

 

アラン『ああ…そのとおりだ。』

 

サタン『私の力を借りにきたのはわかっている…真宮寺直哉とプロジェクトCAとやらのためだろうな。この世界で活動したことがない貴様らは直哉との戦闘経験がある我々に力を借りにきたわけだろう。貴様らの力はこの世界ではとても有効なはずだが。』

 

アラン『ああ、確かにこの世界では帝国華撃団の力や真宮寺直哉の力は弱く、我々の力は20倍になっている…だが、我々は帝国華撃団を全滅させたり、真宮寺直哉を殺したいとも思ってはいない!我々はただ説得しにきただけだ!今まで迫害されてきた彼だから考えた計画プロジェクトCA…自分の世界の人間の大半をノバショッカーや軍隊により、殺害する。それにより人間たちの力を奪う…そして残された人間はノバショッカーに怯える。それを真宮寺直哉たちの花組が救う……そうすれば人間は自分達を讃える…自分達を尊敬してくれる……そんなくだらないことを考えているんだ!!気持ちはわかる…迫害されるのはとても辛く苦しいと聞いているからな…だが、どんな理由だろうと勝手に人の命を奪っていいわけがない!だが、真宮寺直哉を殺してしまったら、俺たちは真宮寺直哉と同じ殺し屋になってしまう。』

 

サタン『殺し屋…殺し屋だって!ははははははっ!お前達は既に殺し屋だよ…自分達が生きるために他の動物を殺して食べる…いままでそうして人間は進化を続けてきた…真宮寺直哉がやろうとしているのは迫害され続けた人々の解放だよ!それを止めることは出来はしない!自分を…仲間を…花組を…姉を守るためなら奴はなんでもするぞ、例えお前達と相見えようともな!私も迫害されてきた身だ。お前にはわからんよ……人に讃えられてきた貴様にはな…』

 

アラン『ああ、確かに私は今まで生きてきた世界で讃えられてきた。だけど、それはそれで辛いものだ…皆の期待を背負い戦わなければならなかったのだ……ひとには人それぞれの悩みや苦しみがある…明確な幸せなんて誰にもわからないのさ…だが、その苦しみに耐えれる人間を私は知っている…苦しみに耐えることから逃げた臆病者のお前や真宮寺直哉と違ってな!人間ども人間どもというがな…お前はなんだ悪魔王だと!笑わせるな!従うだけの意思のない降魔などという化け物をペットにしている貴様なんかな…』

 

サタン『ならば……お前はなんだ…お前も同じように従う兵士がいたではないか…』

 

アラン『ああ…だがな、それは昔の話だ。今は兵士ではない…仲間が!いるんだ。貴様が捨てた仲間にな……米田はお前を悪く思ってはいる。だが、私はお前を信じてはみる。私と少しにているからな…少しは私を信じてはみてくれないか…』

 

サタンは考えた、自分はどうすればいいのか自分には何ができるか…そして彼は答えを出した。

 

サタン『貴様は私に殺される覚悟はあるか。』

 

アラン『もちろんだ。』

 

サタン『貴様の条件を呑もう…ただし、私が考えを変えぬ限り…この戦いが終わったら殺す…』

 

アラン『それぐらいは当たり前だ。簡単に信じてもらったほうが恐ろしいからな。』

 

サタン『遺言は考えておけよ、フン!』サタンは人の形から眼魂となって、アランの手に乗っかった。

 

アランは思った…

私のしていることは真宮寺直哉を犠牲にした正義だ…人々が我々仮面ライダーを正義にした。正義は必要とされる多数のものが多いものの方が正しくなる……すまない…

 

アランは複雑な気持ちの中のサタン(山崎真ノ介)の眼魂を握りしめて、迎えなきたタケル、マコトとともに紫藤直哉たちの帝国華撃団がいる世界へと向かっていった!これが三人の英雄を仲間にしたタケルたちの話であった。

 

ーニンニンジャーの世界ー

ー闇忍者ランドー

ー裏通りー

ここ闇忍者ランドでは、処刑場で戦っていたトッキュウジャーたちとは違い二人の男が相見えていた。

 

海東『君の正体はわかっている。トッキュウ7号なんていうのはやめたらどうだい?ブルー君』トッキュウ7号は変身を解除し、ブルーとなった。彼は真宮寺直哉と敵対しているものであった。

 

ブルー『よくわかったな…だからどうしたというんだ!』ブルーは剣を海東に向ける。だが海東はニヤリと笑うだけだった。

 

海東『どうだい?そのトッキュウ7号に変身するアイテムアプリチェンジャーを渡してくれないかい?そうすれば君のことを見逃してもいいんだけどね?もうメルクとやらはこの世界から撤退したみたいだし、旗色はとても悪いからやめといたら。』

 

ブルー『貴様は仮面ライダーではないのか?』

 

海東『ライダーが全て同じ目的で戦っているなんて思っているなら勘違いも甚だしいな、いいか僕は自分のために戦っている。これから君が何をどうするかなんてすぐにわかるがそんなものは知りたくないし、興味の範囲外だ…最も…僕のお宝集めを邪魔をするならば…容赦はしない…それに君の味方になるべき人間はいると思うがね、シャノワールに行ってみたらどうかな。最もそこにいる男は僕にとっては不快な奴なんだけどね。』ブルーは剣を仕舞い海東にアプリチェンジャーを投げて背を向け歩いて行った。

 

海東『さて、ファイヤバグも撤退して、プリペンダーも帝国華撃団のクーデターに参加するみたいだし…帰るか…士と仮面ライダービーストにあとの全てを任せるか…』海東は別世界に消えて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 



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元に戻せたら

皆さん!ここ数日更新出来ずすみませんでした。
実はやっと一区切りがついたのでまずは久しぶりにこちらを投稿したいと思います。
それではどうぞ、


 

ー平成二十八年ー

ースーパー戦隊次元ー

ーニンニンジャーの世界ー

ここでは最後の決戦が繰り広げられていた!

 

天晴『おりゃああっ!』

俺は伊賀崎天晴…仲間と協力してバッタバッタと敵を倒し、ついに俺たちは敵のボスの闇博士マーブロと闇の帝王と対峙した。

 

キンジ『もう無理でやんすよ!マーブロ!貴様の用意した罠と闇クローンは全部破壊しやしたよ!さあて降参しやすか?』

 

カンナ『おめぇはもう一人だぜ…こちらとら大物逃がしちまったからなぁ…覚悟しやがれってんだ!こちらとらなあまだ殴り足りねぇんだよ!よくあたいたちを馬鹿にしたな!』そうこの人達帝国華撃団、そして米田健二とそな仲間のさくら、桜花、コクリコ、進ノ介達特状課、αナンバーズの万丈、シャアとともに闇の帝王とマーブロを残して全滅させたが、敵の手は激しく様々な攻撃パターンで攻めてきたため、今こうして対峙していた。

 

紅蘭『まだ弾薬はあるんやでぇ!!そりゃそりゃそりゃそりゃあ!』紅蘭さんはひたすらにミサイルを放ったが、やはり敵に攻撃は効かなかった。だが…

 

 

シュウウウウン!

 

マーブロ『あ、あれ?闇の帝王様いったいどちらに?』

 

闇の帝王『もう貴様に用はない…失せろゴミが!!我は復活したウルトラマンベリアル、エンペラ星人と真宮寺直哉と融合を行う…貴様は既に用済みだあっ!てぇいっ!』

闇の帝王が闇のミサイルを去り際に撃ちまくる!俺たちを狙ったのではなく、どうやらマーブロを殺すためだけのもののようだ。

 

マーブロ『そうはいきませんよっ!あなたがそんなことするのはわかっていましたからね…はあっ!』

なんとマーブロはミサイルを素手で掴みミサイルのエネルギーを手から吸い尽くし、こちらと闇帝王に向かって撃ってきやがった!

 

闇の帝王『な、何をこの程度!』

そのミサイルは呆気なく闇の帝王によって破壊された。

だが、ミサイルから謎の気体が出て来て闇の帝王の身体全てを包み込んだ。

それを見ていた俺達はすぐに気づいてしまった。

 

ミオ『何かの薬品?』

 

紅蘭『こっ、この匂いは…そうか!マーブロの狙いはこれやったんや!』

 

さくら『ど、どういうこと紅蘭!』

 

紅蘭『この世界にみんなが集まっておる!仮面ライダーオーズにニンニンジャーにトッキュウジャー!それにすみれはんを除いた帝国華撃団、そして…異世界から来たαナンバーズの数人!これはつまり罠やったというわけや!』

 

織姫『こ、こんな手の込んだことを誰がやったんでーすか!』

 

映司『それは勿論決まっているじゃないか…君たちのことを一番軽快していて、早くどうにかしたいと考えていた人物がいるじゃないか。』

 

ヒカリ『別世界の紫藤直哉…真宮寺直哉だろ。』

トッキュウジャーの一人がいうと皆で驚いたが特に違和感はなかった。

ノバショッカーなんて使うやつだ。

そう思ったら別に可笑しくはない。

 

カンナ『そんな…馬鹿な。』

 

レニ『僕たちを一番警戒しているのは彼だ。そう考えるのが筋だ…でもどうして世界をここまで…』

 

風花『それは多分…愛だと思う。単純に好きな人のためだよ。それでも私達は戦わなければならないの、例えどんなに素晴らしい感情でも…尊敬すべき相手でも互いの守るもののために互いが必死になっているの。なら、私は戦うよ。元に戻せれたら…とは少し思うけどね。』

風花…成長したんだな…よし!

 

天晴『よし、風花!お前行ってこい!ノバショッカーはもう撤退してあるみたいだし、この中にいる誰よりもお前が行ったほうがいい!』

 

風花『え、えええっ!私より万丈さんとかシャアさんとかイルイさんが行ったほうがいいんじゃあないんですか?』

 

万丈『そうしたかったけど…君の決意に感動した。そして…もう僕の仲間は封印されてしまったんだ!』

 

レニ『封印…』

 

シャア『ああ…どうやらウルトラマンベリアルが宇宙怪獣を使いαナンバーズを誘い出して封印したようだ…私とイルイと万丈はその討伐に向かわなければならない。そのためにイルイ。』

 

イルイ『わかりました…はあっ!』

イルイから風花に光が渡された…

この光は…

 

風花『こ、この光はいったい…』

 

イルイ『その光は幸せを呼ぶもの…最後の最後…あなたと剛が使えば奇跡の人が現れるでしょう。ですが、それは戦いに使うものではないといっておきます。』

 

風花『でも…剛さんはあんな風に…』

ああ…そういえば残っているのはマーブロだけじゃなかったな…

天晴の目線の先にはマーブロと剛がいた。

いや、仮面ライダーマッハに変身していて、とてもまがまがしかった。

 

映司『それなら大丈夫…こんな時のために呼んでおいたんだよ、空組のみんな、行くよ!変身!』

【サイ!ゴリラ!ゾウ!サゴーゾー!サゴーゾー!】

 

コクリコ『う、うん。確か…』

 

桜花『聞いていたのは…』

 

健二『連携でシグナルバイクを止めるんだ!映司さんのサゴーゾーによって動きは止まるそのうちにシグナルバイクを取り上げてそこからは特状課に任せればいい!』

 

スキャニングチャージ!!

 

映司『はあっ!』

白い姿サゴーゾーとなった映司さんは重力攻撃によりマッハの動きを止めた。

その隙に空組全員でマッハのシグナルバイクを取り上げた。

この時、マッハの戦闘データには空組の記録がなく、霊子甲冑を使わないという攻撃方法も有効に働いたのだ。

 

さくら『今よ、カンナさん!』

 

カンナ『すこし静かにしてもらうぜ、チェストォ!!』

カンナは拳を振るいマッハの変身を解除させることに成功した。

 

進ノ介『残りはチェイス!俺たちだ。シフトスライド、フルスロットル!!』

 

チェイス『フルスロットル!』

ドライブとチェイスはシフトスライドに力を込めて剛の変身ベルトに投げ入れた!

それは悪を蹴散らし正義を示す…

間違っている悪を自分で決める…

それが今!お前に出来ることなんだ!

 

進ノ介『起きろおおおお!剛!』

 

パァン!!

 

剛の中に入っていた闇が弾け飛んだ!

どうやら剛は催眠を解かれたようだ。

 

りんな『やったあー!大成功よ!大丈夫?剛君?』

特状課の皆は剛に駆け寄り無事を確認した。

 

さくら『こっちは大詰めといきましょう!直哉君!』

 

紫藤『さくらさん!はあっ!』

二人が放った技によりマーブロは倒れてしまった!

ふらふらになりながらもマーブロは立ち上がった。

 

マーブロ『負けるわけにはいかないんだよお!僕の闇忍者ランドをめちゃくちゃにした君達には死しか許されていない。闇ウェーブ発生!』

マーブロは手のひら闇の煙を吐き出した!

どうやら人間に害のある煙で皆がむせていた。

 

カンナ『げほっ!げほっ!きったねぇなぁ…まだあたい達はやられちゃあいないぜ、よし!あれをやってみるか!』

 

トカッチ『あれって何なんですか?』

 

紅蘭『あれって…みんなでやる烈火討走斬か…みんなの霊力とさくらはんや直哉はんの剣技を活かす技なんやけど斬撃にムラがあって中々活かせいんやけど…』

 

カグラ『なら私達と一緒にやろう!』

 

マリア『無茶よ、まだあの技は未完成!それにすみれもいないんじゃあ…』

 

すみれ『私がどうかなさいましたか?』

後ろを向くとそこには紫色の霊子甲冑と人型のロボットが立っていた。

 

マリア『あ、あなたちゃんと付いてきたのね…』

 

ヒカリ『そうか!その巨大な人型のロボットはヴァルシオーネ…ゾルダーク博士は並行世界の研究をしていたからか!』

 

さくら『よくわからないけど…やるしかないわね!!』

 

天晴『色々あったが、もうここにいるやつは仲間だ!いざこざ考える必要はねぇ!!なあ紫藤直哉!お前はどうする!皆の覚悟は決まっている!お前がどうするかがこれからを変えるんだ!!どうするんだ!今だからとかそういうのじゃない!お前はどうしたいんだあー!!』

 

紫藤『直哉さん…ごめんなさい!僕は彼らを信じてみる…あなたの正義を砕いてすすむ!行きましょう!みなさん僕に霊力を…』

許してもらわなくてもいいから…

 

華撃団の皆は霊力をさくらと直哉に力を与えた!むろん、マーブロは邪魔してきた!

 

マーブロ『消えろ消えろ!消えろおお!』

マーブロは闇を更に降りそそいだ!

 

オーズ『やらせない!変身!』

【プテラ!トリケラ!ティラノ!

スキャニングチャージ!】

『セイはー!』

 

リューネ『サイコブラスター!!』

二人の技により闇が食い止められた!

 

紫藤 さくら『烈火討走斬!!』

二人は霊力を身体中にまといマーブロの巨大ロボットに突撃した!

 

マーブロ『ま、まだまだまだまだまだぁ!』

マーブロは必死に闇を放つが…

 

天晴『負けるわけにはいかねぇ!行くぞ!』

 

ライト『俺には見えたみんなの絆が、よし、合体だぁ!』

ニンニンジャーとトッキュウジャーは互いにロボットを合体させた!

 

紫藤『今だあ!』

斬り込みを入れ、思いっきり霊力を注ぎ!

合体ロボットは攻撃を放った!

 

『いっけえええええ!』

 

マーブロ『ま、まあいい…これで…お前達は…滅ぶ…αナンバーズはもう蘇らない…ウルトラマンベリアルの力は師匠のエンペラ星人の力をもらっているからな…それに…真宮寺直哉の世界はあいつ自身の手で滅ぼすからな…はっはっはっ!』

マーブロは大爆発し、闇は消えさった。

 

キンジ『ちょっといいでやすか?』

 

イルイ『何ですか?』

 

キンジ『真宮寺直哉がどうしてノバショッカーなんかと手を組んだんでやんすか…』

 

イルイ『わかりました…よく見せましょう。みなさん、覚悟して見てください。』

 

剛『…わかった、しっかりと見てやるさ、今回は俺と風花とボルテスチームとタケルからもらった英雄達でなんとかする…いやなんとかしてみせるさ。』

頭の中に映像が流れてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 



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決められた決断

久しぶりに書きましたー!
エグゼイド…面白いなー!
キュウレンジャー…惑星ジャグジャグのインパクトつえー!
どうぞ、


 

ー太正十五年ー

ー7人世界ー

ー大帝国劇場ー

ー指令室ー

この指令室にて、二人の人物が話しをしていた。

 

直哉『あなたは一体…僕に何の用があってきたんですか?』

 

アブデラ『教えにきたのだよ、君の未来を…これから起こるであろう華撃団のことをね。』

 

直哉『未来…どういうことですか?』

 

アブデラ『君達華撃団の未来は二つある……まず第一にこの世界には戦争が起こるだろう。なあに生物は争い奪い支配することを絶対に忘れられない存在だ。だが、君達の力は圧倒的だ。この力は世界中のバランスは崩れる。それにより、光武を所有している華撃団がいる日本とフランス、この二か国が世界の全権を握っているようなものだよ。』

 

直哉『確かに日本とフランスの力が使いですね、そういうことはわかっていますが…でも、そんなことは米田さんに任せているので大丈夫だと思います。それが僕たちの未来にどう関係あるというんですか?』

 

アブデラ『ふ、君達は生きた爆弾みたいなものなのだよ?それがわからんわけではないだろう?つまり日本やフランスからは巨大な戦力であると同時にいつ自分たちに刃向かうかわからない存在なのだよ。』

 

直哉『そんなことは!』

 

アブデラ『巴里の悪魔ロベリア・カルリーニ…ドイツの実験動物レニ・ミルフィシュトラーゼ…人とは違う回復能力を持つエリカフォンティーヌ…超能力者イリス・シャトーブリアン…忌むべき存在真宮寺姉弟…どれだけ反抗理由があると思っているんだ。わかるだろう力があるものは誰かから必ず恐れられる。そのうちにそういうものどもは群れて力をつけて君達を滅ぼすだろう?人間は癌があったら取り除くだろ?君だって自分の部屋に埃が溜まっていたら取り除くだろ?この世界にとっての埃や癌は君達なんだよ!』

 

直哉『そ、そんなことはない!僕達には未来があるんだ!変わらない未来!』

 

アブデラ『はっはっはっ、未来は変わらないか…だったら私はここに存在していないな。』

 

直哉『どういう意味だ!』

 

アブデラ『私がいた世界では元々私は死ぬはずだったんだ。”大消滅”という超災害によって死ぬ運命だった…だが、”未来戦隊タイムレンジャー”というお前が知っている大神一郎の作ったスーパー戦隊の一つがその超災害を食い止めたのだよ。だから、君達があったことのある子孫たちも誕生しなくなるかもしれないし、君達も病気になるかもしれない!未来は変わるのだよ、いや変わろうとしているのだよ。正しく性格なる時を刻まなければならなかった。だが!剛が君達のもとに現れただろう?あれにより人々に不信感が現れたのだよ!たったそれだけでも歴史は変わるのだよ!』

(最も剛を操っていたのは我々なのだが。)

 

直哉『あれは仕方なかったんだ…あれは…』

 

アブデラ『ふ、仕方なかったか…そんなことが通るほど人間は優しくないのだよ。このままだとこの世界には君達を亡き者にしようとする勢力の勢いが増すばかりだよ!わからないかね!君達に反抗する勢力は凄まじい!君にはそれに対抗する力がある。だが、他のメンバーはどう思うのかな?』

 

直哉『相手は人間…』

 

アブデラ『予想通りに何も出来ずにただ殺されるだろう。だったら君はどうする?彼女達を守るために君はどうしたい?』

 

ナオヤ『だったら直哉…どうするかわかっているよなあ?どうしたいんだ?愚かな人間どもか、華撃団の仲間か。』

 

直哉『ま、待ってよ!僕達は何のために戦ってきたとおもっているんだよ!僕だって死ぬのは嫌だけど…それに急にこんな話しを信じろと言われても…』

 

ナオヤ『今回の作戦には、オヤジが…ズールが参加している。それにこいつは剛の敵だ!敵の敵は味方だろ!』

 

直哉『僕は…』

 

ナオヤ『選べないのか!情けないぞ!お前は大神一郎みたいな優柔不断じゃないはすだ!答えは決まっているだろう。お前の守る人間にはお前の親みたいなのがいるということを!』

 

直哉『僕はみんなを守りたい…そのために他の人間はいらない!僕は救う価値のある人を助けたい!そのためにあなたは何をしてくれますか!』

 

アブデラ『この世界に戦争を起こして人間のほとんどを滅ぼす。そのためにこの世界に兵器をばら撒く…そして戦争を起こす…そうすれば戦いが起きてほとんどの国が滅びる。そして貴方は巴里華撃団をこの帝国劇場に釘告げにしていてほしい。そうすれば人間は互いに同じ力同士でぶつかるために滅ぼしあう…どうだろうか?あなたにとってもこれはいいビジネスのはずだかね?お二人さん。』

 

ナオヤ『ほー、よく俺のことがわかったなぁ?乗ったぜその提案!俺とこいつは絶対にみんなを守りてぇ!未来を掴みとるためにもなぁ!』

 

アブデラ『本当にいいのかな?』

 

直哉『お願いします。僕は僕自身…いやみんなのために戦います。例えそれが誰かにとっては間違いだったとしてもだ!』

 

イルイ『これが直哉さんの…思いです。』

これを見た剛はバイクにまたがった。

 

剛『やつの言い分がわからないとは言わない…だが、それでも俺はやつを倒す…愚かな人間は確かに多い…だが、それを受け入れてこそ人を愛するべきだ…殺し合いをした相手とだって仲良く出来るやつだっているんだ!それをじいちゃんのスーパー戦隊は証明してくれた!俺は人間を守る…人間の愚かさを一番知っているからこそ…例えこの考えを否定されたとしても…俺は戦う。』

 

タケル『ならば、俺たちの代わりに彼等を頼みます。』

タケルとアランとマコトは三人の英雄の眼魂を渡した。

 

風花『私は悲しいよ…なんで私達スーパー戦隊と同じようにみんなを守っているのに…なんで…私にだって華撃団と同じように不思議な技を持っているのになんで!』

 

さくら『ありがとう…そんなことを言ってくれる人がたくさんいる世界なら良かったのにね…』

 

紫藤『生まれた世界が…生まれた環境が…あなたが生まれた世界には…大神さんが作ってくれた思いやりがあったから…』

 

剛『風花…俺は強制はしない…イルイたちはこれからウルトラマンベリアルのところへ仲間を救いに行くから行けないが、俺だけでも行く…』

 

風花『……』

 

天晴『決めるのは風花…お前だ。』

 

風花『…私は行きたい…そこで何かを見つけたい…私は真宮寺直哉さんを知りたいから!』

 

剛『俺は…お前が見ているだけでもいいからな…行くぞ!』

こうして真宮寺直哉のことを知ってなお剛と風花は7人世界に向かった。



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俺なりの仮面ライダー

とうとう次元大戦編ラストです。
次の章で海に散りし命終わりですよ〜



 

ー太正十五年ー

ー7人世界ー

ー大帝国劇場ー

 

ここ、大帝国劇場ではこの間に起きた戦争の衆望者が真宮寺直哉とわかった人間たちはレジスタンスを作り出し、ボルテスチームと共に戦っていた。

健一『出てこい!真宮寺直哉!』

ボルテスチームの乗る機体ボルテスVがレジスタンスと共に大帝国劇場の周りを囲んだ。

 

直哉『来ましたね…ならば行きましょう!みなさんはどうします…彼等の目的は僕だけですので…お姉ちゃんは…』

 

さくら『私は行くわよ。迷っていないから安心してて大丈夫よ、この新しい霊子甲冑…從武ならばね…』

 

紅蘭『急ごしらえでもらったものやったんやろー!』

 

直哉『ええ、アブデラさんからもらったものです…この機体には…』

 

ナオヤ『オヤジの力が加わっているからなあ…ボルテスVだろと恐ることはない!今やαナンバーズはいなくて、Z世界の人間も変えていった…ならば大丈夫だな。』

直哉、ナオヤ、さくらを乗せた新たな霊子甲冑”暗武”がボルテスVの前に立ち塞がった。

 

健一『どうやらやるしかないみたいだな…利害の違いか…はあっ!』

ボルテスVは天空剣で斬りかかったが暗武は腰に構えていた暗黒に包まれた剣を抜き取りボルテスVの天空剣を弾き飛ばして、胸に剣を突き刺した。

 

直哉『僕たちは負けはしない…僕たちなりの信念がある限り…負けない!』

 

健一『信念か…その信念にお前らは誇りを持っているのか!それが愛だとでも言うのか!家族が大切なのは俺たちが一番わかっている!君達の願いはただのわがままだ!君は子供のままだ!そのわがままを理解している人間も子供だ…力の使い方もわかっちゃいない!』

 

さくら『それでも私はそうしてあげたい…辛かった直哉君のために何かしたい…それを理解してもらいたいとは思っていないわ!私たちは未来に向かう。どんな犠牲を払おうとね!』

大きく剣を抜き振り下ろそうとした時に横からビームが飛んできて、悪武を傷つけた。

 

剛『そうは問屋が卸さないってね!』

なんとバイクに乗った剛がビームで悪武を止めたのだった。

剛は一緒に乗っていた風花をバイクから降ろしてマッハに変身した。

 

『レッツ…変身!』【シグナルバイク!ライダーマッハ!】

 

剛『ケリつけようぜ…周りの奴等は!』

【シグナルバイクトマーレ!】

剛はトマーレの力で全ての霊子甲冑の動きを止めた。

 

エリカ『動けませ〜〜ん!』

 

大神『…』

俺には当てなかったのか…

…まあ、俺はそこにいる女の子みたいに

何もしないことにしよう。

どちらの信念が勝つのか…

 

さくら『悪武にそれは効かないわよ!』

 

剛『ああわかっているさ、そもそも正義という名目で殺しをするやつに対して無抵抗のまま殺すのは気分悪いしな…さあ、行くぜ。』

【シグナルバイクシフトカー!ライダー!デッドヒート!】

剛は自らの姿を赤いデッドヒートマッハにしてドラえもんからもらったビックライトを風花に当ててもらい同じ大きさとなり、武器を構えた。

 

直哉『はあっ!』

先にしかけたのは直哉たちだった。

剣を向けて走り込むと同時に右足で地面を蹴り上げて目くらましのように砂をかけるが、剛はすぐさま砂を振り払って剣を武器で止めた。

 

さくら『さすがにやるわね。けど…直哉君!』

 

直哉『ダイターンザンバー!』

なんと直哉は先程倒した闇の帝王の力を吸収してαナンバーズの武器が使えるようになっていたのだった。

その武器で直哉はマッハの足を刺した。

 

剛『はぐっ…はぁ…はぁ、一筋縄ではいかないかでもさあ、こっちもさあ…大量殺人の犯人は警察官の弟としてはほっとけないからな!』

【バースト!デッドヒート!】

マッハは刺された剣を抜いて剣を蹴り飛ばして悪武の右肩に刺した。

 

さくら『その程度のようね、私は…私達は負けらない!あなたは直哉君の過去を知っているだけ…知ってるから何?同情くらいしかしてないでしょうねぇ!私は共に暮らしていってわかっているのよ!直哉君ことを理解してあげているのよ!』

剣をもう一本持とうとした瞬間!

 

ピリーン!

 

キッド『だったら何で他の人間の愚かしさを理解出来なかったんだよ!』

 

ボウィー『美人と共に暮らしているのは羨ましいんだけどさー愚かな他の人達にも生活あるしさー!』

 

お町『始末屋としてはほっとけないわよー。』

 

アイザック『義理にて助太刀する!大丈夫か、剛!』

なんと空間をさいて彼らはきた!

そう、ブライガーを操るJ9チームが現れた!

 

ナオヤ『なんだよ!また、邪魔者か!』

あまりの大変さにナオヤまでもが出てきた。

 

剛『これが絆だよ…愚かしさを知ってもなお助け合う人間の力だよ…そうしたからこそ俺はこの英雄の力を借りれる。』

剛はタケルたちから預かった三人の英雄の眼魂を取り出した。

 

アイリス『あ、あれに…あやめお姉ちゃんたちを感じる…』

 

大神『!まさか剛は直哉を殺すのが目的じゃないのか!それにサタンや一馬さんの力を感じる…まさか奴は信頼を得たのか!』

 

剛『そんなに簡単に人は仲良くなれねぇ…認め合えねぇ…それは今回の戦いでよ〜くわかった…だが、少しだけでも分かり合えることが出来た!見せてやる…ダヴィンチとの戦いでは使えなかった眼魂の…力…僅かな希望と信頼…それがこの力だ!』

【シグナルバイク!レジェンド!降魔!三英雄!】

マッハは仮面ライダーレジェンドマッハへとなった。

 

剛『使わせてもらうぜ、三英雄の思いが一つとなったこの剣を…』

【レジェンド!ブレーディング!】

マッハは鐔の部分に霊魂が込められた剣を握り悪武へと向かった。

 

さくら『私達は絶対に負けない!』

 

ナオヤ『例えあの人達が敵でもだ!』

 

直哉『僕達が正義だあああっ!桜花剣槍!』

互いの剣は拮抗して数ミリも動かず力勝負になった。

 

直哉『負けない!僕は僕は…』

 

剛『もういいだろ!どこまで愚かになればいいんだ!お前のことを理解することは俺には出来なかったが、お前を理解する人間はここにいっぱいいる!そうだろ!だったらそれでいいじゃねぇか!全ての人間が分かり合えることが出来る時代じゃないんだよ!そんな風に迫害されている奴は探せばいっぱいいるんだ!そいつらのことを理解し分かり合おうとする気持ちを持っていけ!そうすればお前は素晴らしい人間になれるんだ!俺なんかよりずっと素晴らしく逞しく誰からも崇められる存在になれよ!見返せよ!愚かな奴等を見返せる力を手に入れてみろ!はああっ!』

 

風花『剛さん!それがあなたの意思なら私はあなたを助ける!はあっ!』

風花は父親から預かっていた旋風の忍シュリケンを使い風を起こし直哉の剣の威力を弱めた。

 

剛『俺は間違えた…お前も間違えた…すまない…だからこれは我慢してくれ…これで全て終わりにするから!』

【必殺!フルスロットル!レジェンド!】

『大魔討斬り!』

マッハが放った斬撃は悪武を破壊した。

そして乗っていた直哉とさくらは脱出した。

 

剛『これで俺も人の事を…ロイミュードのことを俺の愚かさを知れた…だから俺はこのことを消す…この世界はお前に任せる…人も…生活も…何もかも…時間を戻す!』

 

ある人の掛け声で全てが戻った。

剛は元の時間に戻った。

 

 

そこで剛はある少女に導かれるようにオウストラル島に向かうことにした。

 

剛『色々と悪かったな直哉…だが、お前なりの正義は…人のために使え…それが出来ればお前は救われるはずだ…ま、頑張れ。』

剛はバイクにまたがり世界を超えた。

もうここに自分がいる意味はない。

彼らはもう間違えない。

俺がいたから間違えた。

その罪の意識を抱えながら彼は進む。

仮面ライダーとして…詩島剛として…

大神一郎の孫として…

 

 



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ウォリアーズガンダム

この作品にはエックス2さんとのコラボでIS学園のメンバーが登場しています!どうぞ、


 

ーα世界ー

ー地球ー

ーオウストラル島ー

ここ、オウストラル島では華撃団対バスコ率いる殺戮革命連合の戦いが起ころうとしている中、二つの存在が影から彼等を見つめていた。

 

スタースクリーム『あれだな…向こう側には華撃団全員が揃っているな…』

その二つの存在はデストロン軍団のスタースクリームと新井島素子(あらいしまこ)であった。

彼等は神崎すみれの記憶を頼りにここに現れた!

 

新井『…でも、彼等の中にはIS学園のメンバーがいないわ…』

そう、彼等には仮面ライダーマッハがいたが、IS学園のメンバーはいなかった。

 

スタースクリーム『確か…真宮寺さくらとエリカ・フォンティーヌが連絡をしたと聞いていたはずなんだが…』

 

そう、彼等には並行世界で知り合った頼るべき味方”IS学園”がいたのだった!

かつてこことは違う別世界”サクラ世界”と呼ばれている世界にてバスコ・ダ・ジョロキアと呼ばれた海賊が帝国・巴里華撃団の隊長大神一郎を殺し、帝国華撃団の本部帝国劇場及び首都帝都を落とし、巴里を壊滅寸前にまで追い込めた存在であった。

彼は”殺戮革命連合”と呼ばれる組織を立ち上げて、様々な世界にて部下を送り込み様々な事件を起こした。

オーク時空巨樹城事件、歴史改変事件、マグネットガンダム事件、ミニミニ事件、華撃団反乱事件などの事件に関わっていた。

本当は*次元大戦事件*なるものが存在したが、あるものによってその出来事はなかったことになったのだった!

 

剛『とうとう追い詰めてやったぜ…バスコ・ダ・ジョロキア!!お前を倒してあの世界を解放する!』

あの世界…そうか…確か華撃団反乱事件だけで考えるとバスコは成功していたな。

そう、華撃団反乱事件、この事件は次元大戦事件と同時期に行われていたために、手出しすることが出来ずに華撃団が全滅したためにバスコの作戦は成功してたのだ!

 

バスコ『まあね、他の世界ではウルトラマンやらなんやらの介入によって邪魔したんだけどことごとく失敗しちゃった。でもさあ、華撃団反乱事件にはウルトラマンは関わらないようにしたよ、その結果唯一成功したんだよね。』

 

マリア『その世界は戻すことが出来る…それは剛から聞いたわ、そして私たちの世界の帝都にいた人々を返してもらうわよ!』

 

バスコ『やっぱり知っていたんだね〜そう、あんたらの世界にいた帝都の人々は全て俺が集めて捕らえていたのさ、まあ宇宙を探せばさあ様々な生命体をコレクションしている奴はご満悦といるわけよ、そんな奴らのために俺が帝都を滅ぼし、街をなくした愚かな帝都市民を商品にしたわけよ。』

 

レニ『人間を商品として扱う…奴隷売買のようなものか。』

 

カンナ『ふざけんな!とっととあたいたちの帝都の人々を解放しろ!さもなくば…』

華撃団は構え、バスコを威圧する。

 

バスコ『あらあら〜そんなこと言っても大丈夫なのかな〜俺にコテンパンにやられたこと忘れたの、ん?』

そう、華撃団は初めての戦闘で何も出来ないままやられてしまったのだ。

 

レニ『確かに僕たちはあの時何も出来なかった。だけど僕たちは様々な世界で様々なことを学んだ。生きることを…』

 

アイリス『大切な人への愛…』

 

カンナ『力のあるべき姿…』

 

紅蘭『機械に対する思いやり…』

 

すみれ『仲間のためにすべきこと…』

 

マリア『失った者への弔い…』

 

織姫『家族への感謝…』

 

さくら『そして私たちは一人ではないということを…』

さくらが上に顔を向けると風が強く吹き始めた。

 

ビュドー!

 

バリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!

 

空が裂けて中から複数の影が出てきた!

彼等は一体誰だというのだ!

 

ソニック『よーし、上手くいったなあ。』

なんと現れたのはソニックの乗るダブルオーエンペラーを中心としたガンダム軍団であった。

 

アンジュ『へぇーそこにいるいけ好かない変態頭の男を殺せばいいのよね?』

 

ギロロ『察するに相手は数々の修羅場を繰り広げてきたようだな…』

 

バスコ『数を出してきたかぁ、やるねぇ!マグネットガンダム事件の時に来たガンダムたちを呼び出して!それに今度はペアを連れてIS学園オールスターで来てくれたんだぁ、うれしぃねぇ!』

なんとIS学園の大半のメンバーが対バスコへと向かいさくらの救援のために現れた!

 

エリカ『あぁ!古い皆さんですね〜』

面食らったのも無理はない!

 

ケロロ『ふ、古い!え、エリカどの〜』

 

サリア『よくこんな状況でもふざけていられるわねぇ…』

 

コクリコ『ふざけているわけじゃないよ、いつもこんな感じだから。』

 

サラマンディーネ『!気を付けてください!バスコが何かしようとしています!』

サラマンディーネはバスコの頭上にエネルギーが溜まっているのに気がついたようだ。

 

バスコ『へぇ〜お話ししてるついでにやっておこうと思ったけどよくわかったねぇ。まあいいやもう遅いし、イラッシャイマセー!』

バスコの頭上が輝き二人の人影と大量の銀色の物体がバスコの周りに降り立った。

 

モモカ『あ、あの銀色の物体は何ですか?』

 

グリシーヌ『金属獣ポーリー…あいつにはコピー能力がある…気をつけろ!』

 

クルル『ほう…形状記憶金属の類いか…』

 

ロベリア『あいつのコピー能力は一度しか使えないがコピーした相手以上の能力を引き出す。そして銀色の物体中には形が化け物みたいなやつがいっぱいいるだろう。あいつは怪獣インパルス、かなりの強敵で集団で襲いかかってくるからな舐めてかかると痛い目みるよ。』

 

セシリア『気持ち悪いですわね、それにコピーされると厄介ですね。』

 

花火『相手以上といっても機体の性能を上げるだけですので操縦テクニックがあれば勝てます。』

 

箒『心配無用だ!その事については自信がある!』

 

剛『で、バスコの横にいる二人は俺たちの世界から来た指名手配犯”壇黎斗”、それにバグスターウイルスという病原体の人間タイプの”パラド”か…そうかお前らがバスコに協力していたのか。』

 

壇『そうさ、私が望む最高のゲーム”仮面ライダークロニクル”!そのデータ収集のために私は君の世界でウイルスをばらまいた…だが、それだけでは足りなかった。そこで私は仲間同士のサバイバルゲームのために華撃団反乱事件を別世界で起こした。いいデータが取れたよ…そして私はIS学園のことを知り君達の活躍をよぉく観察させてもらったよ。』

 

なのは『えっ!私達のプライベートまで!?この変態・・・!』

 

はやて『私のプライベートまで見られとるとは・・・。何処で見てたんや!!』

 

パラド『まあ、観察といってもスパイ衛星の画像を見ただけなんだけどさあ…まあ、色々と鈍いんだね。』

 

セシリア『よく見てるんですね。』

 

壇『そしてわたしは君達の世界であるゲームを作りたい…仮面ライダークロニクルとは違ったゲーム…”ウォリアーズガンダム”全ての人間がガンダムに乗り込み殺し合いをするサバイバルゲーム…私達の世界では仮面ライダーが多かったから仮面ライダークロニクル、君達の世界にはガンダムが多かったからウォリアーズガンダムを作ったのだ!そのためにはデータが足りない…君達の機体のデータを収集する。』

 

鈴音『ふざけた話はそれまでよ!観察してたならわかるわよね私達の強さは!』

 

バスコ『いいゃぁ、さあてとやろっか!』

互いに突撃しあっていった。

それをスタースクリームはニヤニヤと笑っていた。

 

スタースクリーム『とうとう来たな…さあてとこちらでゆっくりと見せてもらいましょうか?消耗するまで待っていてやるよ。ハーッハッハッハッ!』

 

 

 

 

 



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脅威のゲーム病

エックス2さんとのコラボでーす。ちなみに今、高速道路にいて中々疲れています。


 

ーα世界ー

ー地球ー

ーオウストラル島ー

ここでは、華撃団、IS学園対殺戮革命連合の戦いが始まっていた。

戦いはガンダムを有しているIS学園側が金属獣インパルスを楽勝で倒し圧倒的有利であったが…

 

ゲンム『そろそろ行うか…おい!ギロロ!』

 

ギロロ『なんだ!貴様俺に殺されることを望んでいるのか…』

 

ゲンム『お前の気持ちは届かない…無駄な気持ちを持って、見ていて滑稽だったよ。ハーッハッハッハッ!』

 

ギロロ『なっ!うっ…』

ギロロが胸を押さえて苦しみ始めた。

いったいどうしたというのか!

 

ゲンム『次は…高町なのは!お前のもどかしさときたら…所詮お前の気持ちを彼は気付かない…馬鹿みたいだな!』

 

なのは『気付かない…馬鹿…私は…うっ!』

 

ゲンム『フェイト・T・ハラウオン…お前もそうなんだろ?だが、未だに気付かないわからない理解しない。それはこれからも続くさ!お前には勇気もない!ただもがくだけの行動をしているお前も馬鹿みたいだったぞ!』

 

フェイト『うっ!』

 

鈴音『フェイト!どういうこと…これは…あいつの言葉が…』

 

ゲンム『お前は彼女たちとは違う…だが、彼女とは違い女らしさがないなぁ…そんなクズみたいな胸は初めてみた!』

 

鈴音『ああっ!』

 

サリア『みんな、耳を塞いで…』

 

ゲンム『無駄だ、貴様もふざけた格好をしているんだろう?笑いが止まらないよ。』

 

サリア『うっ!』

 

箒『しっかりして!』

 

ゲンム『お前もそうなんだろ…お前もあいつに恋焦がれてはいるのももの叶っていない。つまり無駄な努力ご苦労!私は全てを見ていた。そしてわかった彼には君たちよりも愛するべき存在がいるのだよ!そんなことも知らなかったのか?』

 

箒『そんなわけ…そんなわけ…ううっ!』

ゲンムの言葉を聞いたものたちが苦しみ始めている。

 

剛『これはまさか…あいつはスパイ道具で見ていた…まさか、これはゲーム病!』

 

パラド『その通りだよ、ゲンムは密かにIS学園のメンバーの一部にゲーム病を感染させたのさ、感染者にストレスを与えるとゲーム病発症、そして感染者はゲーム病により発生したウイルスバグスターに体を乗っ取られる。つまり、ガンダム同士で戦うをウォリアーズガンダムのデータ収集だよ。こいつらは心に隙間があった…観察してわかったのさ…ストレスに関係するゲーム病…これを利用しないわけないじゃない。』

 

さくら『なんてことを!あなた…人の心を何だと思っているの!はあっ!』

さくらがパラドに向かって斬りかかる!

 

パラド『関係ないね、僕はゲームがやれればいいんだよ。』

【パーフェクトパズル!】

 

パラド『ほいっと!』【スライム化!】

パラドは体をスライムのようにしてさくらの斬撃の攻撃のダメージをなくしたのだ!

 

ゲンム『そもそも彼等は幸福だよ、神であるこの私の作ったゲーム病に感染することが出来たのだからな、感謝されるいわれはあっても恨まれるいわれはない。貴様らは全て!神であるこの私の!モルモットでしかないのだからな!ゲームマスターであり神である私に刃向かうなどとほざく馬鹿な華撃団ども!立場をわきまえろ!』

 

剛『こいつも本気で蛮野と同じように他人を自分の道具と考えていやがる…さすがにバスコとつるむだけはあるな!』

 

バスコ『互いの利益が一致したのよ、わかるかい?所詮人間なんて他人に色々なことを隠して暮らす偽善者どもばかりなんだよ。だからこうやって傷つく、わかる?』

 

すみれ『あなたたち…本当に私たち人間を馬鹿にしてばかり…確かに傷つくのは仕方ありませんがそれを乗り越える勇気を持つものも…』

すみれが走ってきてバスコに薙刀を振り下ろしたがバスコは右によけた。だが、

 

アンジュ『あるのよ!』

横に現れたアンジュのユニコーンガンダムのビームアックスかバスコの右肩にねじり込んだ。

その一瞬の隙を逃すまいとすみれは振り下ろした薙刀を上に振り上げて右胸に突き刺した!

 

バスコ『へぇ…やるじゃない。ナイスコンビネーションだ。』

 

アンジュ『私はかつて皇女だった…!その分やり方が似ているわ。』

 

すみれ『お嬢様なりの…ムカつくやつへの反撃ですわ!』

 

バスコ『だけどさぁ…こんなも…』

 

ビュビュビューン!

 

バスコの左肩にピンク色のビームが飛んできた!

この攻撃はスタースクリームのナルビームだった。

スタースクリームはバスコが衝撃波を出そうとした瞬間の隙を見て撃ったがバスコに効果はあまりなかったようだ。

 

スタースクリーム『やべっ!トンズラこくか!』スタースクリームはすぐさまその場から離れていった。



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最終回 闇敗れし時

エックス2さんの作品のキャラクターも出ています!
最終回それではどうぞ、



ーα世界ー

ー地球ー

ーオウストラル島ー

華撃団、IS学園対殺戮革命連合により戦いは激化を極めていった。

 

島素子『ど、どうしよう…この状況…』

 

私はスタースクリームに無理矢理あることをさせるために連れてきたようだが戦況は混乱していた。

しかもスタースクリームは逃げてしまった…

でもバスコとかいう奴の味方はしたくないから…

 

バスコ『とりあえずまぁ…もう少しだけデータをとったら…』

バスコが辺りを見渡し、戦況を確認する。

すると背後からバスコをフルクロスが襲う!

 

ゾーラ『そこだ!』

 

バスコ『そんなも…

 

あ、だめだ!あのままだと避けられる…

そうだ!私の力で!

 

島素子『時間を早く!』

 

バスコ『 がっ…』

フルクロスのムラサメブラスターの攻撃がバスコの腹を突き刺す。

血がドクドクと出てきている…

どうやら効いているらしい。

 

ゾーラ『よっし!こんなものだろ!』

腹からムラサメブラスターを引き抜きその場から脱出した。

 

バスコ『へーやるじゃない!でもそろそろゲーム病でお仲間がおっちっじまうんじゃないの?』

 

確かに他の皆さんの中にはゲーム病で苦しんでいる人がいる。

どうすれば…そうだ!

霊力だ!

霊力を込めた何かをゲーム病患者に対して使えば…しかしそれをどう伝えれば…

 

エリカ『あれ?そこにいるのは誰ですか?』

 

ソニック『まさかまだ逃げ遅れがいたか…』

 

私が岩陰に隠れていたのを一人の赤いシスターと青年に見つかってしまった。

でも、これはチャンスだ。

 

島素子『あ、あの苦しんでいる人達には霊力を込めた何かを使えば助けられますよ。』

 

いきなりこんなこと言って信じてもらえるわけない…

 

エリカ『わかりました!それではこのマシンガンで…』

 

ソニック『いやいや、それは危な過ぎるぞ。おーい、確か誰か代わりになるものは…』

 

エリカ『ロベリアさーん!その鉤爪で…』

 

島素子『一番殺傷能力のあるやつ選んでどうするですか!』

てか…簡単に信じちゃうんですか!

こんなにお人好しなんて…

羨ましいなぁ…

 

エリカ『それもそーですねぇ…じゃあ…グリシーヌさーんかさくらさーん!武器を…』

 

ソニック『待て待てエリカ!それはまずい!どうだろうか…ここは…』

一人の男がハリセンを持って飛び出してきた!

 

両津『わしはこんなゲームやり尽くしている!ここはわしに任せろ!さくら!ハリセンに霊力を!』

 

さくら『わ、わかりました!はあ…』

さくらは両津の手にあったハリセンに霊力を込めた!

 

両津『これで皆をぶっ叩く!いい加減に目を覚ませ!野郎共!!』

 

両津はともかく片っ端からハリセンで誰かれ構わず叩いていった。

ゲーム病であろうがなかろうが…

 

アイリス『いったーい!おじちゃん!アイリス、ゲーム病じゃないよ!』

 

両津『うるさい!イライラするならあの三人にぶつければいいだろ!』

 

パラド『あらあら…どんどん治っていくなぁ…白けることしてくれちゃって…俺の心を滾らせるな。』

【ノックアウトファイター!!】

パラドクスは体を赤い姿の仮面ライダーパラドクスノックアウトファイターズになった。

 

ゲンム『余計なことをしてくれたな…学園長ごときが…神であるこの私に刃向かうとはな…』

 

両津『うるさい!この盗撮野郎!逮捕してやる!』

 

ゲンム『やれるかな…ゾンビの力を相手に…』

 

両津『わしはゾンビゲームは得意なほうだ!喰らいやがれ!』

ビームサーベルを抜いた両津は片っ端からゲンムが出したゾンビ軍団を蹴散らしていったが、たちが悪いことにゾンビは無限に増え続けていった。

 

ケロロ『や、やばいであります!みんな!このままやられておいて悔しくないでありますか!みんな…さくら殿達に負けないためにもあのゾンビ軍団を倒していくであります!』

 

ギロロ『よくもバラしてくれたな…』

 

シャルロット『この恨みは…』

 

なのは『はたす!』

 

皆がゾンビ軍団を蹴散らして進んでいった。

無限に増え続けていたゾンビだが、雪崩のように増える攻撃に防戦一方だった。

 

パラド『なら俺は…』

【キメ技!ノックアウトファイターズ!クリティカルフィニッシュ!!】

 

パラドがゾンビ軍団を攻撃中のソニックに技を決めようと後ろから殴りかかる!

だが、

 

島素子『時間止め!タママさん!カンナさん!』

 

タママ・カンナ『おりゃあああっ!』

パラドの必殺技のパンチにタママとカンナの二人の必殺技の協力パンチでゲンムのほうへと吹き飛ばしたのだ!

 

ゲンム『なんだと…まさか!』

 

両津『おいバスコ!こんな醜い二体の金属獣なぞにわし等は倒せんぞ!おりゃあっ!』

ガンダム7号機は斬りまくりパラドとゲンムの金属獣を爆発させた!

 

さくら『す、すごい…さあてと…残りは!』

 

エリカ『大神さんの仇!ここは私達に任してください!皆さん霊力を!』

 

ケロロ『我輩とソニックどのもやるでありますよ!』

 

ソニック『ここは合わせ技でいこうか!』

 

さくら・エリカ・ケロロ・ソニック『GN破邪サーベジング!!』

 

バスコ『な、な…がああっ!』

バスコは4人の合体技を受けて大爆発した!

 

グリシーヌ『やったのか…』

 

剛『いや、まだだ…』

 

花火『どういうこと剛。』

 

剛『敵はまだいる…金属獣の類いがある三つの世界に散らばってしまったんだ。これから俺達は金属獣の退治及び行方不明になった人々の救出だ。』

 

アンジュ『私達も手伝おうか?』

 

マリア『いえ、これ以上ご迷惑をかけるわけにはいきません、私達でなんとかします。』

 

ヴィヴィアン『ならまっかせたよー!』

 

ドロロ『では我々はこれで…帰るとするでござる。』

 

ケロロ『さらばであります。』

 

イカ娘『また遊びに来るでゲソ!』

別れの言葉を言いながらIS学園のメンバーは帰っていった。

 

レニ『それじゃあ僕たちも行くとしよう三つの世界に。』

 

チェイス『ならばこの世界から…』

チェイスがシフトスライドで並行世界の移動をしようとした瞬間!

空からビームが降ってきた!

スタースクリームだ!

 

スタースクリーム『こうなりゃやけだ!せっかくここまで来たんだ!何の収穫もなしに帰れるかよ!食らいやがれ!』

スタースクリームのビームにより三つの世界の移動先をぐちゃぐちゃにされてしまった!

 

コクリコ『うわぁ!』

 

ロベリア『チキショー!』

 

織姫『最悪でーす!』

 

華撃団はそれぞれ別世界へとバラバラになってしまった。

 

スタースクリーム『ん?こいつは確か…光武の装甲か…こいつを貰っていくか、あ!島素子がいねぇ!くっそぉ!まあいいさ、さあてと…帰るか。』

スタースクリームは元の世界に戻っていった。

 




彼女たちの戦いは仕組まれた滅亡にてありますよ!
今まで応援してくださって皆さんありがとうございました!
駄文や誤字ばかりで見にくくてすみませんでした!
本当にありがとうございました!


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