オセロットがISの世界に転移してしまったら? (火だるま男)
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終わりそして動き出す

脱字があったため修正しました。
注意!!! 作者は初めての小説なので誤字、脱字があるかもしれません。そして作文能力は小学生以下です。それでもよければ楽しんでお読みください。


ーーアウターヘイブン艦橋ーー

 

「 俺はリキッドのドッペルゲンガーだ。お前はあの男のドッペルゲンガーだ。 さすがあの男の息子 いいセンスだ。」

俺はそれを言ったあと全身が痛くなりうめいて死んだ。

俺の夢は叶うことが出来たのだ。だが、最後はBIGBOSSと戦いたかった。

もうそろそろ終わりにしよう。

俺はそう思い痛みをこらえながら目を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー???ーー

 

俺は死んだ。

 

 

なのになぜ俺は、立っているんだ!?

俺は死んだはずなのにこうして足や腕があり、動かせ、そして若返っているんだ!!

 

「すみません‼。オセロットさん、私のミスであなたを転移する事になりました‼」

いきなり後ろから声が聞こえたので振り返ってみると、昔の神みたいな服を着た女性がいた。

 

「あなたは?」

「私はこの世界の神です。」

「神?」

「そうです神です!!」

 

神と名乗った女性はどう見ても20台前半位の女性で服以外は、普通の女性だった。

 

「いま疑いましたでしょ!?」

「いや、疑っていませんよ。そんなことより転移とは、どういうことです?」

「少しこちらの手違いがありまして、その、すいません!」

 

神という女性が急に頭を下げてきた。

 

「大丈夫です。それよりなぜ若返っているんですか!?」

 

俺はすぐにそこが知りたかった。身長や腕や足の大きさからして3~4歳ぐらいなので手足が扱いづらい。

 

「あなたには3歳の状態でISというマルチフォーム・スーツができメタルギアなどの兵器がない世界に転移してもらいます。あと特典と専用機と私からの謝罪としてのプレゼントがあります。」

「ISとはなんですか?」

「篠ノ之束博士が宇宙に行くためのマルチフォーム・スーツを造るのですがこっちの世界でいうなら核の代わりの抑止力という状態になります。」

「それでは、特典とは?」

「身体能力を強くしたり、超能力を使えるようにしたり、お金や物などを望んだだけあげたりすることです。それとオセロットさんの叶えてあげられるのは10回です。」

「何でもですか?」

「はい、いいですよ。あと敬語使わなくていいですよ?」

「なら敬語は使わない、あと俺もオセロットでいい。」

「分かりました。ではどういう特典にしますか?オセロット」

「なら一つ目は俺がいた世界の兵器を全てくれ、二つ目はアウターヘイブンを10隻くれ、三つ目は賢者達の遺産をくれ、四つ目はアウターヘイブンの弾薬とヘリや装甲車などの燃料を無限にしろ、五つ目は、アウターヘイブンの生活空間と住みやすさをよくしてくれ六つ目は、アウターヘイブンの対空兵装と対艦兵装そして対潜兵装を増やせ、七つ目は、アウターヘイブンの食料を無限にしろ、八つ目は、核搭載戦車をいつでも造ることができるようにしてくれ、九つ目は、シングルアクションアーミーを二挺くれ、もちらん予備の弾を無限にくれ。あと俺の親は、そのままにしておいてくれ。」

「え、そのままでいいんですか?」

「ああ、そのままでいい、俺の親は、2人共死んでしまった。」

 

オセロットの親は、伝説のコブラ部隊の兵士で、母はザ・ボスで父はザ・ソローだった。

だが、オセロットは産まれてすぐ賢者達に育てられた。

両親と離れ離れにされてしまったのだ。そして離れ離れにした奴等が賢者達でもあった。

今のオセロットにとって賢者達は、親の仇であった。だが賢者達はもういない。だからもうどうでもいい。

 

「あの...すいません。ご両親については知らなかったもので。」

 

空気が重くなったのを感じた神は、すぐに謝ってきた。

 

「いや、大丈夫だ。心配しなくていい。あと専用機は、どんな武装だ?」

 

俺は、どうにか話を逸らした。そして専用機について聞いた。

 

「は、はいそれでは武装について説明します。主要兵装は、高周波ブレード、大型レールガン、レールガン型シングルアクションアーミー、高周波ナイフ、36連中型多目的ミサイルポット、対地対艦用3連ミサイル、パトリオット、自由電子レーザー、水圧カッター、クラスターミサイル、火炎放射器、それと火力支援思考行動兵器アウターヘブン、そして予備の兵装が、30㎜バルカン、大型アサルトライフル、スティンガーミサイル、大型アンチマテリアルライフル、40㎝砲、15.5㎝2連装ガトリングガン、他に弾頭の種類は核弾頭、炸裂弾、貫通弾、榴弾、散弾がありますが銃や砲塔の種類によりますが使えないものもあります。センサーにはハイパーセンサーが使われています。火器システムも最新です。」

「すまないが、その俺の専用機は本当にパイロットの事考えて造られているのか?」

「いや...まあ大丈夫なはずです‼。 それに絶対防御がありますから安心して相手をぶちのめして大丈夫ですよ。」

「絶対防御?なんだそれは?」

「ISにはシールドエネルギーによるバリアーと絶対防御がありそれが尽きない限り操縦士の生命は守られます。なのですがオセロット、あなたの専用機の武装はリミッターを解除するとシールドエネルギーによるバリアーと絶対防御を貫通して相手を殺せます。あと言い忘れてましたがあなたの機体は、最新の全身装甲《フルスキン》とフルフェイスを使用しています。

そしてあなたの機体の名前は、

《キング・オブ・ザ・パトリオット》

そしてワンオフ・アビリティーも

《キング・オブ・ザ・パトリオット》です。

能力は世界にあるID認証、システム、センサー、レーダーを操れます。ISは乗っ取ることもできます。ワンオフについては一種の機体の能力だと思ってください。

そしてある条件で他の能力が使えます。それは、

《時間停止能力》

という能力があります。ですがこの能力を使い過ぎると内臓のダメージになります。なので、十分以上の使用はしないようにしてください。あ、時間みたいですね。ではプレゼントをですどうぞ。」

 

神から謎の預金通帳と山猫と蛇の紋章が刻み込まれたシングルアクションアーミーと普通のシングルアクションアーミー二挺、合わせて三挺と剣術の極意と書かれた本とサバイバルナイフ5本渡された。

 

「その紋章が刻まれているシングルアクションアーミーは待機形態です。」

「ああ、ありがとう。また会おう。」

 

俺は、光り輝く扉を開け中に入った。そこで俺の意識は途絶えた。



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山猫と少女

注意‼︎オセロットが強すぎて子供になっても最強
警報‼︎オセロット、誰に対しても容赦なし‼︎
オセロットはロリコンではありません。


ーー???ーー

 

神は、オセロットが扉の中に入ったのを確認してこう言った

 

「あなたの中にある憎しみ、恨み、怒りそして悲しみは、あっちの世界でもあなたを苦しめることでしょう。それを知ったあなたは、どう生きていくのでしょうね?」

 

神はそう言って狂ったように笑った。

 

 

 

ーーオセロットsideーー

 

俺は意識を取り戻し周りを見渡してみると、まるで高級ホテルみたいな内装の部屋だった。

 

「どこだここは?」

 

俺はすぐ立ってみると机の上にシングルアクションアーミー二挺と紋章入りのシングルアクションアーミー一挺そして本が二冊置いてあった。

 

一冊は神から貰った本だがもう一冊には見覚えがなかった。その本のタイトルは【IS入門】と、書いてあった。

俺は今、本よりもこの部屋がどこのホテルの部屋なのか知りたかった。そう思った瞬間

 

『おはようございます。オセロット様、私はアウターヘイブンのAIでございます。』

 

アウターヘイブンに搭載してあるAIが自己紹介してきた。

オセロットは神からのプレゼントがまだあるとは知らなかった。

 

「アウターヘイブンの中にこんな部屋は無いはずだ。」

 

『確かにありませんでした。ですがあなたが住みやすさと生活空間を良くしろと、おっしゃったため改善させていただきました。他に質問はありませんか?』

 

「なら他のアウターヘイブンと今いる場所はどこだ。」

 

『私を含めた10隻は、大西洋の真ん中を潜水中でございます。』

 

「分かった。三十分になったらおしえろ。」

 

『了解』

 

オセロットはすぐにもう一冊の知らない本を読み始めた。

 

 

 

ーー三十分後ーー

 

オセロットは本を読み終わったあと紋章入りのシングルアクションアーミーとサバイバルナイフを持ってアウターヘイブンに浮上するよう命じた。

 

「アウターヘイブン、この場所から近い国を教えろ。」

 

『了解、ここから近い場所はフランスです。それと神からの伝言です。〔時間停止能力は待機状態でも使えます。ですが専用機と同じで1日に十分しか使えません。なので気をつけてください。〕以上のようです。』

 

「分かった。あとアウターヘイブン俺が命じるまで大西洋を潜水して誰にもばれないようにしろ。」

 

『了解』

 

オセロットは《キング・オブ・ザ・パトリオット》を展開した。

機体のカラーは黒色で兵装がまだ付いていなかった。

だが時間停止能力を使用してマッハ23で飛行しフランスに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

ーーフランス上空ーー

 

オセロットは三万フィート上空にいた。能力を使用してから三分が経過

 

「近くにある公園に降りるか。」

 

俺は、木やしげみが生えていて降りてもばれなさそうな公園に降り《キング・オブ・ザ・パトリオット》を待機状態にした。やはりあの本に書いてある通りにやればすぐに上達していく。

俺はすぐに能力を解除した。そしたら周りに賑やかな声や音がした。俺はしげみから出た。そして近くにあるベンチに座って周りを見渡すとブランコや滑り台などで遊んでいる子供たちがいた。もし俺が賢者たちに育てられていなかったら、俺もこんな風に遊んでいたのかもしれない。そう思っていると、

 

「ねぇ、一緒に遊ぼ?」

 

声のした方を見るとそこには、蜂蜜色をした髪でアメジストの瞳をした少女がいた。

 

「いいですよ。あと出来れば名前はなんていうのか教えてください。」

 

オセロットはこの子の名前を尋ねた。

 

「私の名前はね、シャルロット、シャルロット・デュノアだよ。」

 

「そうですか、なら何して遊びます。」

 

「追いかけっこしよ!」

 

彼女の名前も分かったので、遊んであげることにした。

 

そして夕方になるまで遊んであげると、彼女の母親なのかこっちに来た。

 

「シャルロット、帰りましょ?」

 

「やだ‼︎まだ遊びたい。」

 

「もう、帰りにアイスでも買ってあげようと思ったのに。」

 

「やったー!」

 

シャルロットは大喜びしていた。

オセロットも泊まるところを探すため公園から出ようとした

 

「待って君 、お母さんはここにいる?」

 

「いやいません。」

 

「ならお父さんは?」

 

「私には両親がいません。」

 

「え?」

 

「私の両親は私が1歳の時2人共交通事故で死んでしまいました。」

 

オセロットはさすがに親が交通事故で死んだことにした。さすがに戦死しました。なんて言えない。

 

「かわいそうにまだ、子供なのに。...ねぇ君の名前は?」

 

俺は名前を聞かれるとは思っていなかったため俺は

 

「オセロット」

 

「オセロット、それが君の名前?」

 

俺は仕方なくそうしておくことにした。

 

「ええ、それが私の名前です。」

 

「そう、オセロット君、うちに来る?」

 

「え? どうしてですか?」

 

「オセロット君の両親の代わりに私が育てていこうと思ったの、それに一人だと寂しいでしょ?」

 

オセロットはここまで優しい人がいるとは、思っていなかった。

 

「いいんですか?」

 

「いいのよ。」

 

オセロットは少し考えてから、

 

「なら、よろしくお願いします。」

 

「ええ、よろしくオセロット君。」

 

オセロットは少しやりきれない気持ちだったが、どうにか住むところが確保できたと思った。

 

「オセロット君早くおうちに帰って遊ぼ?」

 

シャルロットは嬉しそうだったので良しとしておこう。

 

「いいですよ。おうちに帰ったら遊びましょう。」

 

俺はそう言ったあとシャルロットの母親の事をつけているネズミがいることに気がついた。だが俺以外は気がついていないようだ。

 

 

 

 

 

ーー人気が無い道ーー

 

今はシャルロットとその母と一緒に歩いている。

 

「おい、そこのお姉さん。俺たちといいことしない。」

 

俺はこいつらがさっきからついてくるネズミ共だとすぐにわかった。

ガタイのいい四人の男共だがネズミだと思ったがクズ共だった。男共はシャルロットとその母を囲んだ。

 

「お母さん怖いよ。」

 

シャルロットが泣きそうになっていた。

 

「やめてください‼︎」

 

シャルロットの母親はそう言ったが男共はやめる気はなかったのか、

 

「いいじゃ、少しぐらい。」

 

そう言ってシャルロットと母親に触ろうとした。だがその男は触ることができなかった。オセロットが邪魔したのだ。

 

「邪魔だガキ‼︎」

 

男は邪魔したオセロットを殴ろうとしたがその腕をオセロットは右手と左手で掴んで腕の骨をへし折っていた。だが折り方を間違えてしまったらしく骨が腕の肉から突き破って出てしまっている。

 

「ウグァーーーーッ!?俺の、俺の腕が‼︎」

 

男の一人が泣き出したがオセロットはそいつが痛みでかがんだ瞬間、顔を蹴飛ばした。そしたらどうだ、男は気絶してしまった。残りの三人も子供がここまでするとは思っていなかったらしく逃げ腰になってしまった。

 

「なっなんだよこのガキ!」

 

男たちはシャルロットとその母を強姦しに来た強姦魔だったのだ。だがオセロットはすぐもう三人の男たちを見て。

 

「私は普通の子供ですよ。」

 

オセロットはいまだにこの口調を変えないようにしていた。理由は二人に怪しまれたくなかったためだ。

だが未だにオセロットの目の前にいる男共は次は三人なら勝てると思ったのかオセロットを取り囲んだ。だが結果は一人がオセロットの首を絞めに来たので両手の指を掴んで指が曲がらない方にへし折り右足で蹴ろうとした二人目の足をオセロットは左脇で挟んで固定し膝に肘鉄をくらわして膝を割っていた。だが三人目はいきなりマカロフを取り出してきた。

 

「このガキ‼︎調子に乗りやがって‼︎殺してやる‼︎」

 

引き金を引こうとしたのでオセロットは左手を使っててこの原理で引き金にかかっている指をへし折りそのマカロフのグリップで顔面を三回殴ると男は頭から血を流しながら倒れてしまった。

 

「死んじゃったの?」

 

シャルロットが泣きそうな目で見てきたので、

 

「気絶しただけだよ。死んではいないよ。」

 

そう言っておく、しかし本当に貧弱な男共だった。骨が折れたぐらいで泣き出しやがって!

 

「オセロット君‼︎絶対もうあんなことはしないで‼︎」

 

シャルロットの母親がそう言ったので

 

「もうしません、あと大丈夫でしたか?」

 

俺はシャルロットや母親が怪我をしていないかが一番心配だった。

 

「私とシャルロットは大丈夫よ。」

 

「ならもう行きますか?」

 

「え、ええ、そうしましょう。」

 

シャルロットは怖かったのか泣き出してしまったので落ち着かせた後、家に着くことができた。

 

だがそれがどこまでも愚かな行為だとは誰も気付かなかった。




オセロット 「骨が折れたぐらいで泣くな‼︎」
作者 「腕から骨が出たら泣くのは仕方ないですよ。それとまだ自分、一度も骨を折ったことがないです。」(苦笑)
オセロット「作者?」
作者「何?」
オセロット 「なら作者の腕折らせろ、それで泣いたら認めてやる。」
作者「なんで自分⁉︎他の人にして‼︎」
オセロット「やだ」
作者「ちょっやめ」
ゴキャ ウギャーーー‼︎

作者「オセロットーー‼︎」
オセロット「作者ーー‼︎」

次回、「作者死亡」


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山猫と三万フィート

注意、シャルロットはヤンデレになり時の流れが速くなっています。


あれから半年が過ぎいろいろなことがあった。

まずシャルロットが何時もの主語は私というはずがいつの間にか僕というようになっていた。まあ、それはどうでもいい。だが最近、シャルロットからの目線がおかしい、まるで獲物を見るような目で見てくる。それで声をかけると

 

「なんでもないよ、オセロットお兄ちゃん♪」

 

なぜかしら、シャルロットがお兄ちゃんと言うようになった。その時も顔は笑っているのに目は笑っていないそれどころか目は濁っている。まだ濁っているならいい、だがその二日後ぐらいにオセロットが山猫という意味だよね、とシャルロットがいうのでなぜわかったかを聞くと、なんでも最近友達になった英語のわかる子から教えてもらったという。だがシャルロットの部屋を見ると英語の教科書がずらりと机の上に置かれている。そしてその近くにはいつ取られたのか俺の寝顔が映った写真が20枚ぐらい一緒に!流石に驚いたがそれをすぐに回収した。さすがにこの写真は色々まずいと思ったからだ。それからはあまりシャルロットの部屋を覗かないようにしている。だが喜ぶのは束の間、シャルロットと俺が5歳ぐらいになった時、シャルロットの母親が病気になった。病名を聞こうとしたが話を逸らされてしまった。そして今俺のいるところは高度三万フィート上空にいる。

理由?理由は簡単だ。病室でシャルロット母がうなされながらある名前を言っていたのだそいつの名前はアラン・デュノア、俺はアランのことについて調べさるよう、アウターヘイブンに無線で伝えた。伝え終わった後が大変だった。シャルロット母が寝込でしまってからずっとシャルロットは夜に泣くようになった。なので何時ものように慰めてやり、そして二人分の料理を作る。冷戦時代のスキルがこのような場所で役に立つとは思ってもいなかったことだ。食べ終わった後、シャルロットを風呂に入るようにと言っておく。まあシャルロットが最初に入り後は俺といった感じだ。

シャルロットが風呂に入っている時にアウターヘイブンから無線が入った。そして携帯にデータを送ってもらった。見てみると面白いことにデュノア社という会社の社長だった。だが他のデータを見るとシャルロット母の名前とアランとの結婚証明書が載っていた。シャルロット母の名前はクロエだという。いつもはおばさんと呼んでいたので名前は知らなかった。そんなことよりもまずはアランについての結果、今の妻がアランを会社の一部屋に監禁していた。その夫人の名前はニーナ・デュノアというらしいがデータによると政府からの援助金を私欲のために使ったり、恐喝、人種差別、犯罪にいたってはなんでもござれだ。データを見終わった後はアウターヘイブンに無線でニーナ・デュノアと繋がってる奴とその証拠、そして侵入経路を頼んだ。繋がってる奴と証拠はすぐに用意ができたが侵入経路はなかった。そこでアウターヘイブンが上空から落下傘をするという提案だ。だが航空機はどうするのかを聞くと搭載機があるとのことだ。それ以外の心配はない。対空レーダーは『キング・オブ・ザ・パトリオット』のワンオフでどうにかなるからだ。俺は無線を切って風呂を待つことにした。

 

風呂を出た後、シャルロットが寝たのを音で確認し家の近くにある銀行に行った。

五億ドル近くのユーロを引き出しアタッシュケースに詰めた。詰め終わったあと、クロエおばさんのいる病院に行った。そして医師から帰るように言われたがお見舞いだと言ったておいた。その近くに、前にクロエおばさんを診断した医師がいたのでクロエおばさんの病名を簡単に教えてもらった。教えて貰うまで帰らないと言ったからだ。病名は簡単に言うと<癌>でその腫瘍が大腸にあるとのことだ。手術費は三百万ユーロはすると言っていた。俺はすぐにアタッシュケースの中身を見せた。医師はどうせロクでもないものを見るような目だったが、医師は見た途端に驚いていた。俺はすぐに手術をする手続きをした。手続きをし終わった頃には日が昇っていたので残りの二億をアタッシュケースの入れて帰った。そして夜までにいろいろな準備をし、シャルロットに食事を食わせ寝たのを見計らって出た。

時間停止能力を使いアウターヘイブンの武器庫に行きバックパックとサバイバルナイフ12本と待機状態のキング・オブ・ザ・パトリオットとシングルアクションアーミー、そしてガバメント(サイレンサー取り付け可能)を持ち出した。航空機はMCー130EコンバットタロンIだ。だが問題はどうやって飛ばして着艦させるかだったが後部のハッチが開いた。そしてカタパルトも開くのと一緒に出てきた。着艦はコンピューター制御で、ハッチが開いた状態で格納庫に減速しながら入り空母のように入ったところにワイヤーが張られているのだという。そして今は三万フィートの上空にいる。彼女達の幸せを取り戻すために、山猫は飛ぶのだ。




久しぶりの投稿になってしまいましたがそれには理由があり、いろいろとやっていたので投稿する時間がなかったのです。


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山猫と戦争音楽

誤字報告がありましたので直しておきました。


昔ある所に若い山猫がいました。山猫は自分は誰よりも優れていると思っていました。ですがある時に蛇と出会いその思いをズタズタにされました。ですが山猫はその蛇に興味を持ちました。山猫はその蛇と出会って変わり始めました。なら異世界にとばされてしまった山猫は変わらずにいられるのでしょうか?

 

 

 

 

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~3万フィート上空~

 

 

MC-130EコンバットタロンIの貨物室には一人の少年と20体程のAIロボットが乗っている。

AIロボット達は護衛目標である少年を守るためにアウターヘイブンが用意したのだ。

 

彼ら、いやロボット達は護衛目標である少年を守るため、M63、M37イサカ、サプレッサー付きガバメント、

もしくは、RPG-7などで武装している。援護はアウターヘイブンのレールガンとREXだ。弾頭は核ではなくアウターヘイブン謹製の徹甲弾だ。最早これ等で大規模なテロどころかその気になれば戦争が出来るくらいだ。だが今回はテロや戦争をするのではない。デュノア社にいる屑共を殺しにいくのだ。

 

『降下開始まで、後30秒』

 

普通なら上空から降下するのであればパラシュートが使われる。だが今回使われる物は武装ポッドだ。

武装ポッドは見た目はシャーペンに人が一人だけ乗れる大きさに拡大したような物で上部にはパラシュートが格納、下部に20ミリ機関銃4挺が取り付けられている。

 

「素晴らしい!」

 

オセロットは感動していた。この兵器が実戦投入されれば作戦の成功率はさらに上がるからだ。

 

「『降下開始まであと十、カウントダウン始めます。十、九、八、七、六、五、四、三、二、一、投下』」

 

ポッドは固定フックが外れ重力により落ちていく。オセロットもすぐにISを起動し落下する。

 

「ははは、スネーク!俺もあんたみたいに大切な物を守りたいらしい。」

 

オセロットの目から涙がこぼれた。今までこんな感覚がなかったのだ。

 

『敵三人、排除開始』

 

ポッドパラシュートと共に下部に設置された機関銃が一斉に発射、周りの敵を一掃した。周りにはグチャグチャになった。警備員の死骸があった。

オセロットは屋上に着くと、すぐにISを待機モードに移行、そのまま下に降りていく。社内には警備員がいるがどう見ても完全武装の兵士だ。ロボット達は一人一人静かにナイフで殺していく。

屋上の警備員を全て殺したあと、デュノア社長が監禁されている部屋に着いた。ロボット達は全員階段で戦闘中だ。周りから銃声の音若干聞こえたが気づかないと聞こえないぐらいの音だ。

オセロットは静かにドアを少し開ける。中には一人の男が立っていた。

 

「デュノア社長だな?」

 

オセロットは瞬時にドアを開け中に入り男に銃を向ける。もちろん銃はシングルアクションアーミーだ。

 

「き、君は」

 

「手を上げろ。」

 

デュノア社長とおもしき人物はすぐに両手を上げた。

 

「ま、まだ子供じゃないか!?」

 

「それがどうした?普通だろ?それよりもデュノア社長だな?」

 

再度確認を取る。

 

「あ、ああ、私がデュノア社長だ。君は?」

 

「俺か?俺はリボルバーオセロットだ。お前をここから出してやる。」

 

オセロットは銃をガンスピンさせながらホルスターに突っ込む。

 

「リボルバーオセロット?少女ではないのか?」

 

「何?」

 

オセロットはもちろん女ではない。それにこっちではあまり有名になる事はしていない。

 

「どういうことだ!」

 

オセロットは取り乱してしまい口調が荒々しくなった。

 

「に、二年前にテロがあったんだ。その主犯格がリボルバーオセロットと名乗る十五歳ぐらいの少女だったんだ。今はどこにいるかも。」

 

「もういい、ここから逃げるぞ。」

 

オセロットは諦めることにした。ここは自分のいた所とは違う、と無理やり自分に言い聞かせた。

 

「逃げると言っても、逃走手段は?」

 

「屋上につけば分かる。」

 

オセロットとデュノア社長は屋上に向かうため階段に向かった。その時、いきなり爆発音が轟いた。

 

「ヒィ!?」

 

デュノア社長は腰を抜かしたみたいだがオセロットは驚いてすらいなかった。

 

「な、なんだい、さっきのは、」

 

「手榴弾かRPGだ。階段付近でロボット達が戦っているみたいだな。」

 

「ろ、ロボット!?ロボットってあの!」

 

「あ、ああそうだ。それよりもここから逃げるぞ。」

 

屋上に出たオセロットはすぐにヘリを向かわせるようにした。

五分もしないうちにヘリは到着した。

 

「さあ、デュノア社長、お前を歓迎しよう。」

 

デュノア社長とオセロットが乗ったヘリはすぐに上空に避難した。次の瞬間最上階と屋上が吹っ飛んだのだ。

 

デュノア社を守っていた警備員は死者百二十七名、重傷者三名であった。



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