IS   家族思いの復讐者 (闇風)
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プロローグ

にじファンから避難してきましたよろしくお願いします!


 

ここはいったい何処だ?

 

俺は確か、家族と一緒に旅行に行ってそれから・・・

 

「目が覚めたかい?」

 

「ん、誰だ?」

 

俺の目の前にいつの間にか白い服を着た女の人がいた。

 

「いきなりだけど、あなたは死んだのよ」

 

・・・・は?

 

「死んだ?俺が?何で?」

 

「あなた覚えてないの?」

 

何が覚えてないって?何でだよ、なんで俺死んでるんだよ。

だって俺は父さん、母さん、妹の朱理の4人でバスに乗っていてそれから・・・・・あ

 

「思い出したようね」

 

「・・・・あぁ今ハッキリとな。そうだよ、家族4人で乗っていたバスが急に横に倒れて・・・それで俺は母さんに朱理は父さんに抱きかかえられて・・・いや俺は抱きかかえられる前にバスが横に倒れた衝撃で」

 

あぁ、あれで俺死んだのか。

あれ?待てよ、じゃあ父さんと母さんと朱理は?

 

「大丈夫よ、あの事故で死んだのはあなたと本来死ぬはずだった男の二人だけだから。あなたの家族は軽い怪我はしているけど、いたって健康よ」

 

「そっかぁ、よかった。あれ、俺声に出してたっけ?」

 

「いいえ、あなたの心を読んだからね」

 

あぁ、ってお前誰だよ!!!

 

「あ、そっか。まだ自己紹介してなかったわね、私はへーラーまぁ一般的にヘラと呼ばれている、神よ」

 

あぁ、やっぱり神様でしたか、しかも最高神でゼウスの奥さん・・・納得です。

 

「あら、あまり驚かないのね。あと、最高神ではあるけど奥さんではないわ、まだ独身よ」

 

「えぇ、まぁ結構本とか読むのが好きだったのでその本にこういうシチュがよく出てたのでね・・・ええ!独身なの!?」

 

「ええ」

 

「そうだったのか、何か新しい発見だなぁ~」

 

まぁでも、この流れだと「間違えて殺してしまったのでごめんなさい、かわりに願いをいくつか叶えた後、どこか別の世界に転生させます」とかがテンプレだったりしますよね。

 

「・・・」

 

「あれ?急に黙ってどうしたんですか?」

 

まぁ、最高神のヘラさんだったらそんな事にはならないだろうし大丈夫ですよね、もしそうだったら絶対にゆるさないよ。

 

「・・・・・・」

 

「何か汗流してますけど大丈夫ですか?まぁ、もしそうだった場合」

 

足と指の爪の間に針を刺していきその後、足の指から一本ずつハンマーで潰していってその後そこにアルコール度数の高いお酒をかけて焼けるような痛みを味わってもらった後に筋肉を熱したハサミでジョキジョキと切っていった後にノコギリでゆっくりと上半身と下半身をオサラバさせますけどね。

 

「・・・・・・・・・・みませ・・・・・すみ」

 

「はい?」

 

「すいませんでした!!」

 

「何が?」

 

「私の部下のミスであなたを殺してしまいました。もともとは、ここにあなたを呼んだのは部下のやった事の謝罪とあなたがさっき言ったように願いを叶えてどこか別の世界に転生させるためです!」

 

「じゃあその部下のところに案内させて下さいますか?」

 

「・・・・何をしに行くの?」

 

「何ってそりゃあさっき言った事を実現させるためですよ」

 

ここって、お酒とかあるのかなぁ~?できれば90度ぐらいのやつ、それと長さ5センチぐらいの針と刃渡り8cmのハサミとガスバーナーとハンマーとノコギリと拘束道具とかあったらいいのになぁ~♪

 

「ま・・・・まって、いや。まって下さいお願いします!」

 

「何ですか?」

 

「いや、本当にごめんなさい。願い5個でも叶えますからそれだけはやめて下さいお願いします」

 

「う~んどうしよっかなぁ~」

 

5個だけ?部下の所行っちゃうよ?

 

「うぅぅ、わかったじゃあ7個でどう?」

 

「まぁ冗談ですけど。」

 

「・・・・・はい?」

 

「いやだから冗談ですって。」

 

「冗談?」

 

はい、だって神様にそんな事出来るわけないじゃないですか。

 

「・・・そうよね。神様にそんな事出来るわけないわよね!」

 

「そうですよ」

 

まぁ、僕が願えばできると思いますけど。

 

「調子に乗ってすいませんでした」

 

おぉ、神が土下座してるww

 

「あぁそっか、俺の心読めるんでしたね」

 

「はい」

 

そっかそっかぁ、部下の所にいけないんだったらヘラにでもやろうかな?

 

「まじで、ごめんなさい!!ホントに勘弁してください!!!」

 

「だから、冗談って言ってるじゃないですか」

 

「・・・だってあなたの顔が本気と言ってるから」

 

「・・・・・・まぁいっか」

 

「よくないです!」

 

うるさいなぁ~マジでやろうか?

 

「すいませんでした」

 

「いちいち大変ですね」

 

 

「あなたの責任でしょ」

 

「え?あなたの部下が俺を殺したんじゃないんですか?」

 

やっぱり、行こう。Leat's goだね。

 

「ホントすいません」

 

「まぁいいでしょう」

 

そろそろ遊ぶの疲れた。

 

「遊び!ひどくない?」

 

「じゃあ、有言実行しますか?」

 

別に、いいけど。

 

「うん、うんこれは遊びですよね、遊び!!」

 

「そんことより、早く本題に入りましょうよ」

 

早くしないと部下のところに行っちゃいそう。

 

「わかった、早く本題に入りましょう」

 

「はい」

 

最初っからそうすりゃいいのに。

 

「・・・・・はぁ~。まぁいいです」

 

「で?僕は何処に転生するんですか?」

 

「えーと、あなたは確か・・・これらのどれかですね」

 

そう言ってヘラが見せてきたのは。

 

学園黙示録・・・主人公の通う学校の親友

 

IS・・・白騎士事件が起きた場所の近くに住む一夏の友達

 

緋弾のアリア・・・キンジの幼馴染

 

SAO・・・キリトの友達でSAOのプレイヤー

 

の4つでした。

 

正直言って死亡フラグがめっちゃあるのばっかじゃん。

まだ、マシなのはISだね、原作では白騎士事件は被害がゼロと書いてあったし。

 

「じゃあISでお願いしま~す」

 

「・・・ISでいいの?」

 

「何で?」

 

「だってあなた、結構グロい系が好きなんじゃないの?」

 

「なぜ!?」

 

それは、ひどいなぁ~ヘラさん。

 

「だって、さっきのあの・・・」

 

あぁ~さっきのね。

 

「すいません、あれはちょっとね。家族関係のこととかになるとスイッチ入っちゃいますから」

 

あれでも、まだマシな方なのに。

 

「そうなの、家族思いなのね。・・・本当にごめんなさいあなたを死なせてしまって」

 

「大丈夫ですよ、家族が無事なら」

 

「そう、じゃあ次ね。願いはどうするの?」

 

「何個までならOKですか?」

 

「ん~さっきは7個って言ってしまったから7個でいいわよ」

 

「ホントですか!ありがとうございます!!」

 

「/////・・・いいのよ」

 

顔が赤いなぜ?

 

「じゃあ1つ目は、もとの世界の家族を幸せにしてやって下さい。」

 

きっと、悲しんでるだろうから。

 

「わかったわ、まかせて。他の6個は?」

 

「2つ目の願いは努力の上限をなくしてください。簡単に言えば、努力をしたらしただけ伸びて、終わりが無いということです」

 

「わかったわ、でも最初っから身体能力上げてなくていいの?」

 

「はい、自分の力で次の家族を守りたいですからね」

 

「そう、じゃあ他の5個の願いは?」

 

「ん~他にはあまりないんですよね、今は」

 

「え?そうなの、何か能力とか欲しくないの?他の転生者はやってるわよ」

 

「はい、俺は普通に家族と幸せ生きたいですから。というか他にも転生者っているんですね。」

 

「ええ、まぁそれでも願いが7個なんて今までになかったのよ」

 

「すいません、スイッチが入るとどうにも」

 

「まぁいいのよ、それだけ家族を大事にしているんだから。願いで家族を幸せにする人なんて居なかったのよ」

 

とヘラは笑った。

 

可愛いなぁ~。

 

「ふえ!///」

 

「あっそうか、心読めるんでしたね。すいません」

 

「い・・いいのよ、別に」

 

「そうですか、じゃあ俺が転生する世界には転生者いるんですか?」

 

「今の所は3人ぐらいかしらちなみに全員女の子よ」

 

「結構少ないんですね」

 

「そりゃそうよ、転生なんてめったにしないんだから。それにもっと過激な世界を望む人が多いいから」

 

「そうですか。まぁ僕は普通に生きていきますよ」

 

「そう、頑張ってね。じゃぁ他の願いは決まったら頭の中で私を呼びなさい」

 

「わかりました。あ、3つ目と4つ目の願いですけど、俺の容姿などはこのままで、あと原作知識は消しておいて下さい」

 

「それぐらいは、こっちでサービスするわよ。・・・容姿は絶対に変えないつもりだったし///」

 

「ありがとうございます。最後の方何か言いましたか?」

 

「いいえ、何でもないわ。じゃあもう行く?」

 

「はい、ありがとうございました、ヘラさん」

 

「ヘラでいいわよ、あと敬語もなしでお願い」

 

「わかったよ、ヘラ」

 

「じゃあ頑張って家族を守りながら幸せに生きるのよ。そこの扉から行けるわ」

 

「うん、ありがとね」

 

俺はそう言いながら歩きだした。

 

「あ、そうそう。あなたの記憶は3才ぐらいになったら戻るようにしてあるからね」

 

「わかった、本当にいろいろありがとう。じゃぁまたね~」

 

僕は扉を開けて中に入った。

 

ギィィ

 

「ええ、また」

 

最後にヘラのそんな声が聞こえた。

  

   sideout

 

   ヘラside

 

はぁ~行っちゃた、でもまたすぐに話せるし、それまで頑張ろっと。

その前に部下に罰をあたえないと、あれ試してみようかしら。

 

   sideout

 

そのあと、しばらくして天界にある男の絶叫が響いたとか。

 

 

 




どうでしたか?

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白騎士事件とは別の事

疲れましたww


     

やっほー俺の名前は霧島朱雀(きりしますざく)3才、転生者です。

 

いや~今記憶が戻ったんだけど・・・マジで頭が痛かった。

痛すぎて大声を上げてしまって親が飛んできたよww

 

まぁ、記憶を取り戻して思ったんだけど・・・

 

この三年間俺は、記憶が3才で戻るようになっていて本当によかったと思っている。

 

だって何?あの、羞恥プレイふざけてんの?もし記憶があったらとっくの昔に発狂してるよ!!

まぁ、それはいいとして俺は今とっても満足している。

 

なんたって、両親が二人とも優しいから。

俺は改めてこの二人を守ろうと決意した。

 

 

      

~~~~4年後~~~~

 

はい、小学1年生になった霧島朱雀だよ~~ww

 

いや~ここまででいろんな事があったよな~。

 

あの、記憶が戻った後急に俺が「ぱぱ、まま」と言ったから両親がめっちゃ喜んでた。

俺も、嬉しかった。

 

ついでに、「ヘラ」と頭の中で呼びかけたら何かこっちも喜んでいた、何で?

 

ちなみに、容姿は変わっていなかったけど(ヘラに頼んでおいた、前の親にもらった大事な顔だからね)髪が銀髪だった。

何か、母さんの曽祖父が銀髪の外人だったらしい。

こんなことってあるの?

 

まぁそれから、俺は少しずつ外に遊びに行くようになって(遊びという名の修行)家族を守るための力を付けていった。

 

「おーい、朱雀~早く来いよ~」

 

「ああ!待ってよ一夏~」

 

そうだった、今俺を呼んだのは織斑一夏ヘラが友達になると言っていた人物だ。

なぜ一夏なのか?と疑問に思ったけどいい奴だから結果オーライ。

きっとヘラが俺が友達に困らないように配慮してくれたのだろう。

 

「なぁ、今日は何する?」

 

「そうだなぁ~、競争でもするか?」

 

俺提案

 

「いいね、どこでやる?」

 

一夏乗り気

 

「じゃあ、ここからあの電柱までな」

 

「いいよ」

 

「じゃあ、よーい・・・ドン!」

 

俺の合図で一夏がけだす、それに俺がついていく。

 

ちなみに、俺の身体能力は結構上がっている、そこら辺の大人になら腕力、脚力、スタミナ、どれをとっても負ける気がしない。

 

そんな、俺に一夏が勝てるわけもなく。

 

「タッチ~、俺の勝ちだね一夏」

 

すぐに追い越して俺の勝ち。

 

「くっそ~、やっぱ朱雀お前速くないか?」

 

「まぁ、鍛えてるしね」

 

小学校一年生の言うセリフじゃありませんww

 

「はぁ~、俺も鍛よっかな?」

 

「ん?じゃあ一緒にやる?」

 

やった、ここで一緒に鍛えれる人がいるとこっちも嬉しい。

 

「ホントか!!」

 

一夏凄い反応だな。

 

「うん、俺も一人でやるのそろそろ飽きてきたしね」

 

「やったー!!」

 

そんなに、嬉しいのか?

 

「じゃあ、明日からね」

 

「わかった」

 

さて、メニューを変えるかな。

 

「なぁ、朱雀」

 

「何?一夏」

 

「今日、久しぶりに俺の家来ない?」

 

「え、いいの?」

 

久しぶりだな~一夏の家。

 

「うん、千冬ねぇと束ねぇも会いたいって言ってたし」

 

そうそう、後一つあったっけ、束ねぇが作ったISという機械の発表。

 

「じゃあ行こっか」

 

「うん、じゃあ走って行かない?明日からって言ったけどちょっとしたトレーニングって事で」

 

「いいよ!じゃあ行こっか」

 

そう言って俺と一夏は走って一夏の家に行った。

 

 

「ハァハァハァハァ・・・」

 

「大丈夫?一夏」

 

はい、現在一夏の家の前です。

ちなみに一夏は息もゼーゼー状態に比べ俺は余裕の状態です。

 

「な・・ハァハァ・・なんとか」

 

うん、辛そうだね」

 

「早く家に入って休もっか」

 

「う・ハァハァ・・うん」

 

そう言って俺と一夏は家に入って行った。

 

「ただいまぁ~、千冬ねぇいる~?」

 

「おじゃましまーす」

 

「あぁ、居るぞ一夏お帰り・・・ん?そっちの子は朱雀か?」

 

おお!懐かしの千冬ねぇさん。

 

「久しぶりです、千冬ねぇさん」

 

「あぁ!久しぶりだな朱雀」

 

と言って抱きついて来る。

なぜか、千冬ねぇさんは俺が来ると抱きついて来る。

 

「うう、俺、汗臭いですよ千冬ねぇさん」

 

「そうか?私は気にしないぞ」

 

何か、変態だ~!!

 

「一夏シャワー浴びない?」

 

これは、早く脱出しなければ。

 

「そうだね、シャワー浴びるか」

 

「じゃあ、早く行こ!」

 

よし、これでこの拘束から抜け出せる。

 

「じゃあ、私もシャワー浴びるぞ」

 

何言っとんじゃぁ~この人わぁぁぁ!!

 

「ダメです、もし浴びるんだったら一人でどうぞ」

 

「やだ!私はお前達と浴びたいんだ!!」

 

くそっ、この人は本当に年上か?

 

「一夏助けて!」

 

ここは、戦友にhelpを

 

「ん~いいんじゃない?」

 

一夏ぁぁぁぁぁ!!

 

「だろう!ほら朱雀早く行こう!!」

 

めちゃくちゃ笑顔じゃん。

もう、諦めるしかないか・・・はぁ~。

 

「わかった、降参です」

 

俺は、千冬ねぇさんに一夏と共に風呂場に連行された。

 

~~~しばらくして~~~

 

死にたい・・・いろいろ触られた、もうお婿にいけない。

 

まだ、親ならいいんだけど、友達の姉ちゃんに・・・・はぁ~。

その、友達の姉ちゃんの千冬ねぇさんはめちゃくちゃ笑顔だった。

 

それからは、千冬ねぇさんに一夏と共に遊び道具にされた。

しばらくしたら千冬ねぇさんは束ねぇさんが来て一緒にどこかに行ってくれた。

 

束ねぇさんありがとう!!

まぁでも、束ねぇさんにも抱きつかれたけど・・・はぁ。

 

そして現在俺の心境は

 

「ねえ一夏・・・暇だね」

 

そう、暇なのです。

 

「そうだね朱雀。暇だね」

 

一夏も暇らしい。

 

「ねぇ、また外行かない?」

 

「そうだね、行こっか」

 

俺の提案で外に行くことに決定。

 

「さて、外に出たはいいけど、どうする?」

 

と一夏が言った、そうだなぁ~

 

「じゃぁ俺の家来る?」

 

「マジで!やった~~!!」

 

お~一夏なぜにそんなに喜ぶの?

 

「どうした?そんなに喜ぶことか?」

 

まぁ一夏を呼ぶのは久しぶりだけどさ。

 

「当たり前じゃん!だって朱雀の母さんの作るケーキめっちゃ旨いもん!」

 

あぁ~なるほど、ケーキね。

確かに、俺の母さんのケーキは旨い二日に一回は食べてるけど飽きない、いろんな味があるからね。

 

「そいえば、俺もケーキ作れるようになったに」

 

「ホント!!じゃぁ今度作ってよ」

 

「いいよ~、じゃあまぁ行きますか。今度は歩いてな」

 

「そうだね、走るのは勘弁」

 

そう言って、俺と一夏は歩き出した。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「ん?何か今聞こえなかった?」

 

しばらく雑談をしていると急に一夏がそう言ってきた。

 

「何が?」

 

「いや、何かが爆発するような」

 

俺は耳をすました。

 

ドンッ

 

「ホントだ、なんだろうな?」

 

そう一夏に言ったら

 

「おい!朱雀あれ見てみなよ!!」

 

一夏が急に大声を上げて言ってきたので、俺は一夏が指さす方向に目を向けたそこで見たのは

 

「何だよ、あれ?」

 

そこには、白騎士のような物が浮かんでおりそこに向かってミサイルやら何かが沢山飛んできて来ていてそれを、その騎士みたいなのがミサイルを破壊している光景だった。

 

「なぁ、朱雀何か浮かんでる用だけど見える?」

 

「あぁ、何とか。何か白騎士みたいなのが浮かんでいる」

 

これが、ヘラの言っていた白騎士事件というやつか・・・ってあそこ、俺の家の近くじゃん!!

 

「ごめん、一夏。俺ちょっと急ぐ!」

 

「え、ちょっと待ってよ、どうしたんだよ」

 

俺は、一夏の声を無視して全力で走った。

 

俺は、両親が心配だったもし、あのミサイルが家の近くに当たったらと思うと怖くて仕方がない。

俺は、両親が死なないように、幸せに生きるために努力を今までしてきた。

 

でも、それは俺が両親と一緒にいないと意味がない、力があっても近くにいなければ守りたい人は守れないのだから。

 

そう思いながら走っていると家が見えてきた。

 

よかった、ミサイルは落ちていないようだった。

あの、騎士には感謝しないとな、俺の家族を守ってくれているんだから。

そう思いながら俺は家に入った。

 

しかし、そこで俺が見たのは・・・血だらけになって死んでいる両親の姿だった。

 

「・・・・・え?」

 

何で?何で、死んでるの?

何で母さんと父さんがしんでいるんだよ。

 

「か・・母さん?父さん?・・・・あ・・あぁ・・・何でだよぉぉぉぉ!!」

 

俺は、泣きながら叫んだ。

その声に反応したのか、隣に住んでいる家族がこっちに来た。

 

「どうしたの!?・・・・っっ」

 

どうやら、この光景を見たらしい。

 

「す・・・すぐに救急車を!!」

 

あぁ、俺はなにをやってるんだかな?何が、守るだ、幸せに生きようだ、俺は何もできないじゃないか。

 

「朱雀君!大丈夫かい?」

 

後ろで何か言っているようだが、俺にはそんなことは聞こえていない。

 

俺は、絶対犯人に復讐してやると誓った。

そこで俺の意識は途切れた。

 

 

 

 

 

 




どうでしたか?

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入学前に

朱雀side

 

 

 

「8年ぶりかぁ~一夏と千冬さんに会うのは」

 

今、俺は空港にいる。

ここに、IS学園から迎えが来るらしい。

 

にしても

 

「束さんに見つかるとはなぁ~。まぁあの人はいろいろめっちゃくちゃだから仕方がないか」

 

「なぁ緋香里」

 

俺はそう言って隣の女性に声をかける。

 

「そうね、あの人は私から見ても異常だと思う」

 

ん?この女性は誰かって?

こいつは緋香里、まぁこっちでの名前はだけどな。

 

こっちではない所の名前はヘラ。

 

そう、俺をこの世界に転生させた神だ。

なぜ、こうなっているかというと・・・・

 

 

~~~~8年前~~~~

 

俺は病院を抜け出した後すぐに俺はヘラに残りの5個の願いを使った。

 

《ヘラ聞こえるか?》

 

《聞こえてるわよ》

 

《なぁ俺守るって言った家族守れなかったよ》

 

《ええ、・・・見てたわ》

 

《そっか・・・なぁ》

 

《なに?》

 

《俺、ここで願い使うよ》

 

《そう、何がいいの?出来るだけ叶えるわよ》

 

《まず、俺にISを使えるようにして欲しい》

 

《あぁ、それなら大丈夫。最初っから使えるようにしておいたから》

 

《なんでだ?》

 

《それは、あなたの両親があのまま生きていたらISの作成に関わっていたからよ》

 

《どういうこと?》

 

《あなたの両親の仕事知ってた?》

 

《いや知らない》

 

両親は、俺が産まれてからは仕事をやめたと言っていたから。

 

《それはね、科学者よ。それもあなたの両親はかなりの天才だったわ》

 

《それホントか!!》

 

《ええ、でもあなたが産まれてからは仕事をやめていたようだけどね、あなたが危ない目に合わないために。でも、あのISというのが開発されたからきっと政府から仕事が来たはずよ》

 

そうだったのか、ここでも俺は守られていたんだな両親に。

 

《そっかぁ》

 

《じゃあ願いはどうするの?》

 

《じゃあ、一気にいくぞ》

 

《いいわよ》

 

《1つ目・・・この世のあらゆる事に対して選択できる能力を

 2つめ・・・自分の記憶から物を創る能力を

 3つめ・・・重力操作能力を

 4つめ・・・俺の両親を天国に連れて行ってくれ》

 

やっぱ両親には幸せになってほしいね。

 

《いいわ、にしてもやっぱり朱雀って家族思いなのね》

 

《そんな事ないよ、これはせめてものお詫びって訳だよ。守ると誓ったのに守れなかったおれからの》

 

《そう・・・あと一個願い叶えられるけど、どうするの?》

 

《ん~それはまた後でって事で》

 

《そっか、ねぇ朱雀この会話って不便だと思わない?》

 

《ん?まぁこれで会話してると頭が軽く痛くなるけど・・・どうしただ急に?》

 

《そっか、じゃあちょっと待っててね》

 

《あ・・・あぁ》

 

あ、何かが切れた。念話みたいなのかな?

にしても何をする気だ?ヘラの奴。

 

「やっほ~朱雀!」

 

ん?誰だこんな時間にと思って声のした方を向くとそこには

 

綺麗な金髪をストレートに伸ばした中学生ぐらいの美少女がいた。

 

「誰だよお前」

 

「あ~やっぱわかんないか、ヘラだよ」

 

・・・は?

 

「ヘラってさっきまで俺と話していたヘラ?」

 

「そうだよ、まぁこっちでの名前は八神緋香里(やがみひかり)っていうらしいけどね」

 

「え~と、なんで緋香里はここにいるわけ?」

 

「え~とねぇ、どうせ朱雀はこの後一人でどっかに行くんでしょ復讐のために」

 

「あぁ、そのつもりだけど」

 

そう、俺は俺の両親を殺した奴に復讐するために、能力を手に入れたと言っても過言ではない。

まぁそれ以外にも能力は使うけどさぁ~ww

 

「だから、私も一緒に復讐を手伝ってあげる」

 

「いや、何で?神の仕事はどうした」

 

「あ~大丈夫、仕事は分身に任せてあるから」

 

おい!いいのかよ神!!

 

「本当に大丈夫なのか?」

 

「大丈夫よ、だって頭脳以外の能力は全部あっちだから。だから私は今、神ではなく超天才の普通の女の子なんだよ!」

 

「そっか、なら大丈夫なのかな?」

 

「うんうん」

 

「でも、何で俺についてくるんだ?」

 

そこが一番の疑問だよなぁ~。

こんな特にこれといった特徴の無い俺に。

 

「そ・・・それは、気分よ!!///」

 

気分ってそんな事でいいのか?

しかも顔赤いし風邪?まぁ、今夜だから確かに冷えるけど。

 

「・・・だめ?」

 

あぁ~もう!顔下げるなって!!というか小学1年生の前に頭を下げる女子中学生ってなに?

 

「はぁ~、まぁ人が増えるのはありがたいからいいけどね」

 

「だよね!!」

 

うぉ!!いきなり顔上げるなよ恐いから。

 

「はぁ~、それじゃあ行きますか復讐のための世界旅行」

 

「おーー!!」

 

テンション高いね~ww

 

 

~~~~現在~~~~

 

「しかし、まさか束さんも放浪生活していて、俺が抜け出してから5年で見つかるとはね、能力で衛生に見つからないように隠していたのに」

 

ホントあの人オカシイよ海で遊ぶため1時間能力解いていただけなのに、何であそこまで早くこれるんだよ!

 

「でも、実際見つかってよかったんじゃない?朱雀もISの事も勉強出来たし・・・何より復讐の相手が分かっただけでも万々歳じゃない」

 

まぁ確かに。

そのおかげで、もう俺の両親を殺した奴はこの世に居ないけどね。

 

「それにしても、まさか復讐相手の黒幕が日本政府の一部の奴と他国の協力者の仕業だったとはね」

 

「ホントびっくりよね~」

 

「はぁ~、まぁこれからの事を考えるにはIS学園はもってこいの場所なんだけどね。あそこ、どこの国の法律にも縛られないし。ゆっくり時間をかけて組織を大きくしていくか」

 

「そうね・・・・頑張りましょ朱雀」

 

「ああ、緋香里」

 

さてと、まだかな~迎えが来るの・・・ん?迎えが来たようだな。

 

さてさて、行きますかIS学園。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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